【アンジェ】【遙か】【コルダ】ネオロマンスでエロ萌え8

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1名無しさん@ピンキー
アンジェリーク、ネオアンジェリーク、遙かなる時空の中で、金色のコルダ関連のエロ萌えスレです。
女王候補、オーブハンター、神子、女子高生の皆様。
本業を忘れてあの方とのめくるめく一夜に(*´д`*)ハァハァしまくりましょう〜。

・雑談、なりきり、SSエロ萌え妄想なら何でもOK
(SS職人様ご降臨お待ちしております)

・マターリsage進行でお願いします

・書き手へのお願い
「○○を投下します。××なので、だめな方は**をNGワードにしてください」
との注意書きレスのあとに、即投下をお願いします。

・読み手へのお願い
荒らしが来たと思ったら徹底的にスルー。
「嵐はスルーしろ」「はいはいスルースルー」などの書き込みは、スルー出来ていない証拠です。

書き手は「自分は萌えを吐き出してるだけ。こんな自分の妄想に付き合ってくれてありがとう」
と、読み手>書き手と考え
読み手は「自分はこういう風に妄想なり萌えなりを昇華する事はできん。職人ガンガレ」
と、書き手>読み手と考え
お互いに尊重しあいましょう。

前スレ
【アンジェ】【遙か】【コルダ】ネオロマンスでエロ萌え7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144602369/

過去スレ
【アンジェ】【遙か】【コルダ】ネロマンスでエロ萌え2
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098091822/
【アンジェ】【遥か】【コルダ】ネオロマンスでエロ萌え3 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105293580/
【アンジェ】【遥か】【コルダ】ネオロマンスでエロ萌え4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108300670/
【アンジェ】【遙か】【コルダ】ネオロマンスでエロ萌え5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1121264231/
【アンジェ】【遙か】【コルダ】ネオロマンスでエロ萌え6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1134653168/

絵板&過去ログ
http://kyoto.cool.ne.jp/miko-haruka/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 01:07:28 ID:ZO0Uxcza
>>1
乙です
3名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 02:03:20 ID:74d0gTor
>>1
乙!
このスレにも沢山の神が光臨しますように
4名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 10:37:00 ID:zjNDbsfc
乙です!
5名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 13:46:27 ID:TCGit8E7
>1
オッツ
6名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 15:44:45 ID:69rq1kCU
おつおつー
7名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 16:58:17 ID:k6g53KcZ
ほしゅ
8名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 21:35:52 ID:ILjjNiKk
乙〜
9名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 00:41:47 ID:Q1+fZYzs
1乙〜
とりあえずあげ
10名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 01:49:44 ID:/COc5/y+
壱乙〜。
保守がてらに頼朝×政子。馬鹿なパロネタ含む。
駄目な人は頼朝×政子をNGワードに。
「いざ鎌倉」
「いざ鎌倉」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
政子様のお庭に集う御家人たちが、今日も東夷のようないかつい笑顔で、若宮大路を通り抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の直衣直垂。
袴の折り目は乱さないように、黒い侍烏帽子は傾かせないように、 ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
もちろん、臍だしに陣羽織でうろつくなどといった、はしたない御家人など存在していようはずもない、のだ

が。

「景時、陣羽織の紐がほどけていてよ」

大倉御所の廊下を歩いていた軍奉行・梶原景時は、背後から掛けられた声にびくりと立ち止まった。
直衣直垂の着用が義務付けられているこの大倉御所にて、彼は臍だし陣羽織などという、実に緩い格好をして

いる。
だがしかし、この臍だし服の着用を赦されているのは、御家人の主たる源氏の総大将・頼朝が認めた者のみ。
つまり景時は、頼朝がそれと認めるほどの実力者であり、実際軍奉行を任せられているほどなのであるが、
しかし、今現在の彼の様子からは、とてもそんな風には見えない。
恐る恐る振り返り、そこにいる政子を見るや、がちがちに緊張した面持ちで様子を窺う。
政子、つまりは頼朝の北の方に声を掛けられ、緊張しているだけにはとても見えない。
そう、何か強大な物を怖れているかの如くに――。

「ま、政子様」
「あくまでもここは御所なのですから、最低限の風紀は守っていただかなくては、他の御家人に示しがつきま

せんわ」

景時の強張った様子には気も払わず、政子は無邪気に微笑みながら陣羽織の紐を結びなおす。

「怖れながら、政子さま、その、自分で出来ますから――」
「うふふ、いいではありませんか。きつーく結びなおしてあげなくては、ね?」

鍛え上げられた腹筋の上をついーっと指がなぞって、思わず景時は呻き声をあげる。と、その時。

「……何事だ」

低い、不機嫌そうな声。主たる者を前にして、今度こそ景時は固まってしまった。
代わりに答えたのは政子である。

「景時に、風紀を教え込んでいただけですわ? 他に何も。ねぇ?」
「――は、はい、左様でございますっ……!」

その答えに、面白くなさそうに頼朝は鼻を鳴らし、顎をくいと動かしたのみだ。だがそれだけで景時には十分だった。

「ご、御前を失礼いたします……」

平伏し、足早にその場を去って行く景時を、政子はつまらなそうに目で追った。

「――折角遊んでいましたのに。お人が悪いですわね」
「趣味が悪いぞ、政子。それにあれを食われては困る。あれはなかなか使い勝手の良い犬だからな」
「だって、面白いんですもの、からかうと」

ふふふ、と笑う政子は、ふと思い出したかのように、愁眉をひそませた。

「それに、仰るとおり、お腹も空いていますの。先だって九郎と白龍の神子を呼んだ時『力』を使ったでしょう?」
「――御家人が、三名ほど倒れたらしいが、あれはお前の仕業か」
「わたくし、いつだって鎌倉殿の為なら『力』を使いますわ。でも同じだけ補給もしなくてはなりませんの。
 それはご存知の筈でしょう?」

奥様の名前は政子。そして、だんな様の名前は頼朝。
ごく普通の二人は、ごく普通の駈け落ちをし、ごく普通の祝言をしたはずだった。
でも、ただひとつ違っていた事――奥様は荼吉尼天だったのだ。
その力を十二分に利用し、
頼朝は現在の源氏の棟梁たる地位を築き上げたのだったが、その力を行使するには条件があった。
古来より、英雄色を好むという。そして荼吉尼天は、その男の精を糧として力を発揮するのだった。

「やはりあなたでなくては、わたくし力が出ませんの――くださいますわね?」

艶然と微笑む政子に、頼朝は鷹揚に頷いてみせる。ちょうど執政の間の前に来ていた。

室の中、頼朝が脇息にもたれかかると、政子は嬉しそうに跪き、下帯を解く。
既に猛り立った逸物を取り出し、さもいとおしそうに、ぱく、とその先を口に含んだ。
あくまでも上品に唇で挟み込み、あくまでも優雅に舌先で鈴口を突付く。
滲み出した先走りをそうやって存分に舐め尽すと、あむん、と奥深くまで逸物を飲み込む。
逸物を一気に喉奥まで飲み込むこの技を、
泥婦主漏吐(でぃぷすろうと)と呼ぶ事になるのは、後世の事である。(出典:『淫子真書』民明書房)
それはともかくとして、そうして奥深くまで飲み込んでいるというのに、政子は苦しげな様子もない。
それどころか、逆に喜々として行為を続けている。そう、まるで御馳走を食べているかのような――。

頼朝が、眉をしかめた。矜持の為か、あくまでも声は出さない。が、身体の僅かな揺れに、政子はそれを感じ取った。
盛んに頭を揺らし、陰嚢を優しく撫で擽り――仕上げとばかりに、じゅるんと淫らな音を立てて吸いたてる。

「――っ」

声無き声を頼朝は発し、逸物が政子の口中で爆ぜた。政子は嬉しそうにその粘つく液をごくりと飲み干した。
口に含みきれず零れた分も、指で掬い取り、一滴も余さず舐めしゃぶる。

「ふふ、美味しい」
「そうか」
「ですけど、まだ、もう少しいただきたいのですけど――よろしくて?」

無邪気に愛らしく小首を傾げてみせる妻――否、荼吉尼天に、頼朝は不敵に笑い、言った。

「――好きにせよ」

14名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 01:58:12 ID:/COc5/y+
終わりです。
一レス目、改行なんか変になってすまんかった。
ではロムに戻ります。
15名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 02:15:52 ID:s/BDetBy
パロディ多すぎるだろwww
だけどこういうの大好きだ。GJ!!
頼朝と政子は好きなカプなんで嬉しかった。
それにしても「普通の駆け落ち」ってどんなもんかと気になってしょうがないwww
16名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 02:42:29 ID:KJzo7+0o
友達にも打ち明けず鞄ひとつに故郷の丘に咲いてた野菊の花束を入れて
小雨そぼ降る午前4時に駅で待つのが
「正しい駆け落ち」
17名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 11:16:01 ID:UJ44yq8r
ハゲワロタwwwwwwwGJ!!
18名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 17:44:21 ID:wqmrNQgz
ちょっw職人さん超GJwww
こういうノリ大好きだ!
19名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 05:10:42 ID:+gPWc3zT
全てはネタを引き立たせる為のエロだったという事で…
そうか…そういう事だったのか…

このSSはネタがメインだったんだよ!!
20名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 09:19:07 ID:JfXcS7jp
な、なんだってーー!!?(AA略)

それはそうと、パロの元ネタがマリみて、奥様は魔女、男塾までは分かったんだけど、
他にまだある?
21名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 17:31:43 ID:OH+iynA5
>20
多分それで全部。
1レス1ネタっぽい感じだね。
泥婦主漏吐にワロタw 笛裸痴男とかもありそうだw
22名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 19:03:23 ID:g9NgksZt
束、前スレのヤスSS…後編まだなのだろうか
もう10日以上経ってるが…
23名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:45:30 ID:YbHIs2hL
>奥様の名前は政子。そして、だんな様の名前は頼朝。
北京原人の中の人の声で脳内再生されますた
24名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 13:25:46 ID:tm2Ih6K/
>>22
自分も続きが気になって焦らされプレイ中だが、
早くて10日とあったから、それ以上かかる事もあるだろうさ。
wktkしながらマターリ待とうジャマイカ。

ヤスの続きもだが、他の職人さん達の投下も楽しみに待ってます。
ヤスソング聴きつつ、全裸正座で待機してる。
職人さん達がんがれ。超がんがれ。
このスレほんとに神多くて嬉しいよ。
25名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 19:54:39 ID:IeRjc1n9
肩のフリルは乱さないように、長いポニーテールは翻らせないように、
ゆっくりと正座するのがここでのたしなみ。全裸で。
26名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:43:08 ID:y6vnE9E8
>>25
淑女っぽい九郎、ワロスww
27名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 23:25:17 ID:NRccEfVt
全裸なのになんでフリルがついてるんだよwww
28名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 23:50:52 ID:I3PithwB
>>27
フリルだけ接着剤で直接体に・・・
29名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 00:42:54 ID:ghGD09Qk
>>28
うはwマニアックすぎw
30名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 20:37:38 ID:yTMe49Qm
木綿、一瞬裸エプロンかと・・・
まあ、似たようなもんか
31聖夜前夜  ◆cMeHEXszOQ :2006/07/29(土) 18:59:56 ID:oVAExsqt

泰衡×望美→銀の後編(泰衡視点)を投下します。長さは前編と同じくらいになります。
予告より投下が大幅に遅れてしまってすみません。
NGワードはタイトルの『無双花』です。
注意書きは前編と同じですが、新スレなので一応貼り直させてもらいます。
以下、注意事項。

□全編、殺伐としています。ひどいくらいに愛憎風味。
 いっそ、泰衡×望美→銀ではなく、野の花ED後の
 迷走気味エロ有の泰衡と望美の相互理解話、でも通用するかもしれません。
□神子がシリアスな意味で、『捨てられない女』です。
 打たれ強い反面、若干、思い詰める性質持ち。
□野の花ED後の話なので、銀は死亡しています。よって銀が好きな人はスルー推奨。
□性描写が前後編合わせて複数回あります。
 前編はともかく、後編は泰衡が本格的に鬼畜かつ男性向けの色が顕著なので、
 嫌いor苦手な人はスルー推奨。
 床で優しい泰衡が好きな方も避けた方が無難です。すみません。
□この話の神子と泰衡の間にある感情については読み手に一任します。
□その他、一部の八葉と朔、白龍もちょこっと登場しています。

上記のような内容でも読んでやらぁ!という豪気な人のみ、どうぞ。
少しでも不安要素のある人は、読まない方がいいと本気で思います。
自分一人で多量にレス消費してすみませんが、完全スルーでお願いします。

また、前スレの前編投下時に二カ所文字化けがありました。すみません……。
正しくは半角?→〜となります。
保管庫の管理人様にはお手間を取らせますが、
前編を保管庫に入れる際、半角?を〜に修正していただけると有り難いです。
32『無双花』 後編 1/26:2006/07/29(土) 19:04:04 ID:oVAExsqt


 ────憎まれるために抱く。
 非生産的な行動と言う他ないが、それを甘受している自分もまた正気でないと泰衡は
思っていた。
 最大の敵を壊滅状態に陥らせ、名実ともに国を築く土台を手に入れたとはいえ、鎌倉方
の残党や虎視眈々と機会を窺う他勢力につけ込まれないためにも白龍の逆鱗の力は不可欠であ
る。お人好しの九郎は戦が終わった直後、神子たる少女に向かって「元の世界に戻るのか?」
と帰還を促すような言葉を吐いたが、今手放せばそれこそ元の木阿弥だった。
 何かを守り通すためには力が要る。それも、絶対かつ継続的なものが。
(……許さない、か)
 ほぼ三日おきに泰衡の寝所を訪れていた少女は、行為の前後はもちろん、最中ですら余計な
口は一切きかなかった。交わる度、空虚さを滲ませた双眸に熱が宿り戻っていくのを泰衡は
何度も目にしている。
 口ではなく瞳で、望美は語る。訴えてくる。
 あなたが憎い、許せない、殺したい、と。
 それでも、その唇が泰衡の前で発するのは、あられもなく乱れた喘ぎと苦痛に満ちた悲鳴だ
けなのだ。恨み言の一つも、その中には込められていない。
 だが、瞳の苛烈な光に満足していたのも事実だった。平泉にとって必要不可欠な神子姫
が、憎しみでしか己を保てないと言うなら、それに応じるだけの義務と利得が自分にはある。
 体を繋ぐ程度の事で、自分が少女の感情の置き場になるのならば願ったりだ、と──
──最初はそう思っていたのに。
 ともに過ごす夜を重ねるうち、望美が無自覚に迷い、惑い、その事実に傷つく様を見る
につけ、泰衡の眉間にも皺が増えていく。
 決定打となったのは、件の神子と龍神とが会話を交わしているのを偶然耳にした事だろう。
 実際に手を下した泰衡よりも、銀を助けられなかった自分が、────二度もあの人を
失ってしまった自分が一番許せないのだと、己の龍相手にかすれた声音で告げていたのを
聞いて以来、覚えのない苦い感情が泰衡の胸中を乱していた。
 だから、こそ。





「────あなたを迎えに来た」


 驚愕を面に貼りつけたまま固まっている少女に向かって、泰衡は殊更ゆっくりと近づい
た。自分が姿を現した時点で仕掛けられた罠に気づいたらしく、一瞬怯むように望美の肩が
揺れたが、構わず腕を掴む。
「俺と来てもらおう」
「っ……どう、して。だって、もう……やめるって、」
33『無双花』 後編 2/26:2006/07/29(土) 19:04:45 ID:oVAExsqt
「それはあなたの都合だろう。……これまでそちらの求めに応じてきたのだから、あなた
には俺の誘いに応じる義務があると思うが?」
「そんなのっ────!」
 激昂した望美が言い終えるより早く、掴んだ腕を引き寄せた。顎を取り口づけると、望美
の目が大きく見開かれる。舌を噛み切られないよう相手の舌をも取り込んで絡め、愛撫を
加えていくと、苦しいのか少女の顔に苦悶の色が浮かんだ。
「っ……ふ、ぁ……っは……」
 角度を変える際、もれる声は艶を帯びてはいない。ただ息苦しさに喘いでいるだけの
ものだ。泰衡がようやく唇を離した時には、望美は嫌悪感を滲ませて荒い呼吸を繰り返して
いた。一時的とはいえ、その細い体躯から力が抜けているのは明らかだった。
 一拍おいて、泰衡の腕が望美の体を抱き上げる。予期せぬ行動に彼女は涙目を泰衡に
向け、浅い呼吸の合間に告げた。
「い、や……っ」
 望美の口から拒絶を聞いたのはこれが初めてだが、何より泰衡を驚かせたのは、ひどく
弱々しいその声だった。頼朝との戦の折に見せた強さや荒々しさなど幻だったとでも言うよ
うに、今、腕の中にある少女は怯えている。泰衡と向き合う事に。
 今更ながらに、望美が自分を忌避していた事実を思い返し、泰衡は口元だけで薄く笑った。
「……神子殿が嫌がるのならば、仕方がないな。ここか、俺の邸か。どちらにせよ、やる事
に変わりはない」
 一方的に言い放ち、抱えていた少女の体を床に転がし、のしかかる。見下ろされるその距離
に、泰衡の目的が自分の予想とたがわなかった事を確信したらしく、望美の表情が強張った。
「や、やだ……っ!」
 言葉とともに振り上げられた手を受け止め、泰衡は少女の耳元に顔を近づけた。逆に捕ら
えた手を掴んだまま、低く問う。
「なめられたものだな。……これで、俺を止められるとでも?」
「っ……何を考えてるの? ここは秀衡さんの館だよ。あなたの好きになんて出来ない……
出来るはずない、よ」
「そう思うのなら、声を張り上げてみたらどうだ?」
 喉の奥で笑い、顎を掴んで顔を強引に上向けた。その余裕ある態度をどう取ったのか、
間近にある望美の瞳が徐々に焦りに彩られていく。
「結界……」
 呟いた声は震え、同時に事実を正確に把握していた。同じ戦場を、死線をくぐり抜けた
望美は、泰衡の性質をよく理解しているはずだった。事前に勝機を作ってからでなければ
賭けには出ないその性質を。
34『無双花』 後編 3/26:2006/07/29(土) 19:05:32 ID:oVAExsqt
「さすがは神子殿。……だが、わかったところで無意味だな────」
 無情に告げた後、口中であらかじめ用意していた言葉を唱える。その途端、室内の
空気が一変したのを察したのだろう、望美がびくりと身を竦ませた。
 泰衡が術を紡ぐのが早かった事と、少女にとっては馴染みの薄い単語だったために
聞き取れなかったらしく、見上げてくる双眸は不安げに揺れていた。
「今のは……何?」
「これは異な事を。……白龍の神子殿を強引にお連れしたのだから、こちらももてなす
用意くらいはしている」
「……っ、まさか……!」
「────試してみるか?」
 挑発するように囁いて、大きく開いた首筋を軽く舐め上げると、少女の唇から抑え
きれない喘ぎがもれる。
「あ、……っふ……」
 声は今しがたと異なり、甘く上擦っている。伸ばした指先に触れた頬は随分と熱を
帯びて、潤んだ瞳とともにその体に術の効果が及び始めたのを顕著に表していた。
「神子殿は、この趣向が随分お気に召したと見える」
 嘲りを含んだ声音で言い放ち、押し倒した際に着衣が乱れた下半身へと手を忍ばせ
る。ただでさえ短く露出の高い異世界の着衣から、無防備に少女の白い肌がのぞいて
いた。内股を軽く撫でるように触れてやれば、細い両足は互いを摺り合わせるように
小刻みに震えた。
 力の抜けたと見えるその隙に、肩に引っかかっていた陣羽織と着物を剥ぐ。はだけた
衣服はいとも簡単に少女の細い肩を滑り、ぱさり、と乾いた音を立てて床に落ちた。
「や、……っ」
 見慣れぬ異世界の衣やその下に身につけているものも同じように剥ぎ取り、そうして
両腕を捕まえ、頭上でひとまとめにしてしまえば、望美の肢体を隠すものは何もなくなる。
 さらけ出された肌は、一月前、泰衡が目にしていたものと何ら変わりない。白さも
曲線も、全て見慣れた体だった。
 空いた片手で、つ、と腹から腰へ指先を走らせれば、そんな些細な刺激だけで少女は
息を詰め、目を潤ませる。
「っ……ん、」
 そのまま胸へと手を滑らせ、早くも張り詰めている先端を軽く引っ掻くと、望美は甘く
かすれた声を発して仰け反った。
「あ、あぁ……! や、だ……っ」
 抵抗しようとしてか、捕まえている両手に力がこもる。が、単純な力比べでは泰衡の方に
分がある以上、不必要に身を捩る望美の動作はあらわになった乳房を淫らに揺らすだけだった。
35『無双花』 後編 4/26:2006/07/29(土) 19:06:06 ID:oVAExsqt
「そこまで悦んでもらえるならば、こちらも準備を行った甲斐があるというものだ」
 言い切って、少女が反論するよりも先に唇を重ねた。舌を強引に差し入れて、逃げる望美
のそれを捕らえて絡め、舌ごと口内を侵していく。
 術によって過敏にされた体は、些細な刺激すら絶頂時の快感にすり替わるはずだった。
 現に今、望美の双眸は泰衡の舌の感触だけで蕩け始めている。時折、かすめる理性の色は
新たに愛撫を加えられればすぐさま快楽にまぎれて消えるが、まだ完全に失われてはいない。
「……っん」
 唇を離した途端、舌とともに絡んでいた唾液が銀糸となって二人の間を伝う。口づけ
とともに手を離すと、抵抗する気力すら術による快感に呑まれ、阻まれているらしく、
最初、抵抗を見せていた望美の両手は拘束を解いた後も動こうとはしなかった。
 ようやく手が空いたところで、泰衡は己の身に纏っていた外套と黒衣を外し、完全に
無防備になった望美の肢体に噛みついた。
 最初は肩に、首筋に、胸元に、噛み跡をつけて、ゆるゆると嬲っていく。
「……っぁ、あ」
 歯だけでなく、直に触れ合った肌の感触だけで相当な刺激になるのか、望美は切なげに
睫毛を伏せ、しかし泰衡を拒むように首を振った。
「っや……やめ、て、」
「……今更やめたところで、あなたが辛くなるだけだろうに」
 言葉とともに下肢へと手を伸ばし、入り口の辺りを軽くなぞる。これまで触れていな
かったにも関わらず、秘所はすでに濡れ、異物をさらに奥へと誘い込むようにうごめいていた。
 わずかに膨らみ、赤く色づいた中心を弾き、体の強張りが抜けたところで二本指を
差し入れる。潤んだ内部はあっさりとそれを受け入れて、もっと、とねだるように
数度凝縮した。その動きに応じるように、二本の指を内側で広げ、掻き混ぜて、内壁の
至るところを擦っていく。
「あ、あ、……んっ」
 身を捩る度に揺れる胸の先端を舌の先で転がせば、唇からは甘い嬌声が、指を銜え込んだ
秘所からは絶え間なく蜜が溢れ、逃れようのない悦楽に望美は為す術もなく、ただ震える
ばかりだった。
36『無双花』 後編 5/26:2006/07/29(土) 19:06:49 ID:oVAExsqt
「ふぁっ……ん、あぁ……く、ぅ」
 はしたないほどに濡れている秘所から指を引き抜くと、その刺激だけでたまらないのか、
望美は口を開いて荒い呼吸を繰り返している。足を広げられたまま横たわる体は、今まで
得た愛撫を示すようにぴくぴくと震え、ひどく艶めいていた。
「どうだ────憎い男によがらされる感想は?」
「……っ! こんな事、したって……あなたには……何の、得にもならないのに……あ、ッ!」
 反論を聞き終えるより先に、惜しげもなくさらされている箇所に自身を押し当て、一気
に貫く。潤みきった内部はきつさはさほどなく、熱とともに心地よく泰衡のものに絡みついた。
「ひぁ、アッ、あぁっ、……や、ぁっ!」
 己の下で涙を浮かべ喘ぐ少女は、ひどく小さかった。その姿からは、戦場、あるいは仲間
や民と関わる際に見せる芯の強さや凛々しさなどは微塵も窺えない。ただ、思い通りになら
ない体を嘆き、無力感と嫌悪感に眉をしかめている。意志とは無関係に悦を求める体を、持
て余しながら。
 これまでの冷えた交わりと違い、望美は今確実に快感を覚えているはずだった。憎い男に
貫かれ、それでも喘ぎ、よがり狂う以外に術のないただの女として。
 腕と喉を、それぞれ印をつける意図で強く吸い上げれば、泰衡を内に収めたまま望美の体
が弓なりに跳ねた。
「あ、ぁっ!」
 組み敷いた体は、季節特有の高い湿度と熱気とで汗ばみ、艶を放っている。繋がっている
泰衡の額にも汗の粒が浮かび、腰を引き揺さぶる度、それは望美の上へこぼれ落ちていく。
今の少女にはそれすら甘美な刺激になるらしく、汗が白い肌を細くなぞるように伝うと、内部
はより積極的に泰衡を締めつけた。
「ん、あ……あ、ぁん!」
 少女を押さえつけていた腕をわずかにずらし、ゆるく抱き締めるように密着すれば、結合も
深くなる。最奥に近い箇所を抉られ、望美が高く啼いた。
「俺を殺したいのだろう。ならば、憎めばいい。以前、俺に『許さない』と言い放った時の
ように怒りを向ければいい」
 本来、挑発的に告げるべき言葉のはずなのに、それを囁く声音はどこまでも苦くかすれた。
違いに気づいたのか、蕩けかけていた望美の焦点が結ばれ、視線が泰衡のそれと重なる。
 涙に濡れたその双眸が己を見つめる事が耐えがたく、泰衡は内に収めていた自身で望美の
敏感な箇所を続け様に突き上げた。
37『無双花』 後編 6/26:2006/07/29(土) 19:07:24 ID:oVAExsqt
「あああんっ! あ、あぁっ……ひぁ、っは……ア、アァっ!」
 腰を引く度に接合部からは蜜が溢れ、限界まで開かれた望美の内股を濡らす。息を継ぐのも
必死の様子で喘ぐ望美は、休みなく与えられる快楽に再び表情を蕩けさせていく。
「あん、あっ! や、……っあ、ぁ!」
「……っ、あなたはただ、身を任せていればいい。……簡単な事だ」
 感じる場所など知り尽くしている。
 激しく揺さぶりながら、先刻つけた唾液と汗でぬらつく胸の先端を指先で摘み、弄ると、
望美のあげる声が一層高くなった。それまで泰衡のものを締めつけていた内側が一瞬弛緩し
たかと思えば、望美の足先から全身へと徐々に震えが広がっていく。
「……っは、ぁ」
 荒い息をつき、絶頂を迎えたばかりの体から、泰衡は無造作に自身を引き抜きにかかった。
「ん、……やっ、もう、……やめ、て……っ」
 完全に泰衡のものが引き抜かれた瞬間、やってきた感触に小さく声をあげ、望美はこれ
以上の行為を拒むように弱々しく首を打ち振る。だが、泰衡に止める気など毛頭ない。
 内股が大きく広げられているせいか、ほんのわずか身を引いて眺めれば、蜜を滴らせる
望美の秘所がよく見える。ひどく濡れ、ねだるように動いているそれを目の当たりにして、
泰衡は意地悪く笑った。
「言葉とは違い、体は正直だな」
 内側の熱さを示すように目に映る箇所はめくれ、赤く充血している。あてがうと、それ
だけで望美の体が震えた。
「あなたのここは……随分と物欲しそうだが?」
「っ……いや……っ!」
 言葉を発しながら、殊更にゆっくりと自身を埋めていく。
 くちゅ、と音をたてて先端を埋めた瞬間、触覚だけでなく聴覚をも含めた責めに耐えられ
なくなったらしく、望美が動いた。唯一自由のきく両手で、這うように少しでも後退しようと
するが、所詮は付け焼き刃の抵抗だった。
「嫌っ、やだ……っ」
 腰を引こうとする望美に反して、一度目よりも格段に滑りのよくなった内部は激しく痙攣し
ながら泰衡のものを呑み込んでいく。半分ほど挿入したところで、泰衡はまだ逃れようとする
望美の腰を捕まえた。固定し、ぐいと引き寄せれば繋がりはさらに深くなり、泰衡のものは
完全に望美の内に収まる。
38『無双花』 後編 7/26:2006/07/29(土) 19:07:55 ID:oVAExsqt
「や、ぁっ!」
 構わず、動き出す。ずるりと重そうな水音をたてながら、望美の秘部から泰衡自身が引き
抜かれ、間をおかずにまた埋まる。
「い、やっ……し、ろがね。銀っ!」
 無意識だったのだろう、自分の口から出た名前に望美自身、驚愕したようだった。涙の
溜まった双眸を大きく見開き、動きを止めた泰衡を見上げてくる。
「……どれほど呼んだところで、あの男は来ない。わかっているだろう、神子殿?」
 冷酷に言い放ち、半ばまで引き抜いていた自身を再び穿つと、望美は痛みに耐えるように
頭を振った。その瞳にわずかに残っていたはずの理性の色は揺らぎ、快楽に散りそうになる
思考を必死で繋ぎ止めているようだった。
「っや……や、だ……ん……ぁ、ああっ!」
 拒絶の言葉とは異なり、術の効いた望美の内部は泰衡にしっかりと纏わりつき、きつく
締め上げている。一層きつくなった締めつけに泰衡は眉を寄せ、そのまま勢いに任せて
最奥を突いた。
「あ、アァッ!」
 背筋を大きく仰け反らせて、望美が達する。遅れて、泰衡も痙攣し凝縮を繰り返す奥に
自らの精を放った。余韻を味わう間もなく引き抜けば、泰衡自身とともに白い液体が望美の
秘部からこぼれた。
「…………っあ……」
 自分の内側に放たれた熱を感じたのだろう、望美が呆然と己の秘所を見つめる。それでも
泰衡は容赦せず、抵抗出来ない少女の内股を掴んだ。
 より広げ、よく見えるようにしてから、達したばかりで過敏になっている体、いやらしく
濡れ、膨らんだその中心に先端を擦りつける。
「……っ!」
 唐突にやってきた刺激に望美は大きく息を呑み、数拍押し黙った後、屈辱に顔を歪め
ながら腰を揺らし出した。
 あっさりと屈した少女を、泰衡は蔑むように見下ろした。
「……まさか、あなたがこのようなものを欲しがるとはな」
「っ……ち、が……」
「これだけ、濡らして……淫らに腰を揺らしてなお、違うと?」
 中心に与える刺激はそのままに、節ばった長い指を二本内側に埋め込むと、望美の口から
切羽詰まったような声があがった。第一関節まで指を進め、中をぐるりと掻き混ぜると、動き
に合わせて望美の腰が大きく波打つ。
39『無双花』 後編 8/26:2006/07/29(土) 19:08:44 ID:oVAExsqt
「あ、や、ぁ……ひぁ、あっ!」
 先刻、繋がった際に集中的に責め立てた箇所を指で刺激してやれば、望美は一際大きく啼いて
全身を痙攣させた。達したのだと一目でわかる媚態を泰衡はしばらく眺めていたが、やがて
ぐったりと力を失った少女の体を抱え上げ、うつ伏せにしてその両足に手をかけた。
「んっ……」
 唐突に視界が変わった事に不安を覚えたらしく、望美がわずかに身じろぐ。しかし、気持ち
とは裏腹に、彼女の秘所は泰衡自身を擦りつけただけで物欲しげに蜜を生じていた。先端
だけを軽く挿入してやると、大きく開いた裂け目の凝縮が一層激しくなり、それに従って
泰衡の放ったものが狭い隙間から滲むようにとろとろと溢れ出てくる。
 抱え上げた両足を左右に開き、四つん這いのような格好をさせたまま、泰衡はあてがった
熱を蜜壷に突き立てた。一気に最奥まで収めたところで、今度は強く引く。荒々しく激しい
抽出を繰り返す合間、少女の弱点とも言える箇所だけを狙って責め立てた。
「あああっ! ああんっ、はぁ、……あ、あ、……ぁっ」
 望美が四度目の絶頂を迎えた後も、泰衡は手加減しなかった。
 下肢への責めをゆるめぬまま前に回した手で胸を弄り、背の至る箇所を唇で愛撫し、限界
まで焦らして、術の効力の残る望美自ら動くよう仕向けると、絶え間なく与えられる快感に
理性や思考の大半を奪われた少女は、床に手をついて従順に腰を揺らし出す。
「ぁっ、はぁん、ア、ァ……、っん、ふぁ……あ……あああぁんっ!」
 望美は泰衡の下ですぎる快感に身を捩り、喘ぎ、泣きながら達して────それを最後に
意識を手放した。


 初めて聞く少女の寝息に耳を傾ける。行為後、今更のように敷かれた泰衡の外套の上、
横たわる体には無数の蹂躙の証しと床で擦った傷が、頬には乾いた涙の跡が残り、瞼は
かたく閉ざされていた。
 その姿を見下ろす己の胸中が苦い感情に満たされているのを自覚して、深く息をつく。
40『無双花』 後編 9/26:2006/07/29(土) 19:11:08 ID:oVAExsqt
 これまで幾度となく交わってきたが、望美が眠るのも初めてなら、少女の肌に泰衡が印を
刻んだのも初めてだった。
「しろ、がね………」
 不意に響いた声に泰衡は息を詰めた。目覚めたのか、と若干身構えて見やるものの、しかし
そこに覚醒の色はなく。
 ただ、乞うように────呼ぶ声だけがあった。
「……いかない、で、」
 それまでぴくりともしなかった指先が、敷布を探る。必死の体で伸ばされた手に、応える者
はない。未だ眠りの底にあるはずの少女の手は外套を掻き、呼びかけは反響すら残さず即座に
消え失せる。
 泰衡は黙ってその様子を眺めていたが、一拍のち、自身の手に目を落とした。そのまま、
傍らの少女に向かってゆっくりと手を伸ばしかけ、指先が望美のそれをかすめる寸前で止める。
「…………」
 今更引く事も掴む事も出来ぬ己の手を一瞥し、泰衡は立ち上がろうとした。
 と、その瞬間、
「……ん」
 傍らで動く気配を察したのか、わずかに身じろいだ後、望美の瞼が重たげに開かれる。
今しがたとは一線を画した様子だが、覚醒しきってはいないらしく、焦点はまだ結ばれていない。
「んん……ん、」
 泰衡にとってはひどく長い数秒を経て、少女はやっと現状を把握したようだった。緩慢な
動作で上半身を起こし、次第にはっきりしてきた視線を室内、そして隣の泰衡、自分の体へと
走らせて、押し黙る。
「お目覚めか、神子殿」
 呼びかけながら、数瞬前の躊躇など微塵も感じさせない動作で髪を捉え、口づける。まるで
恋人にするような仕草に、望美は顔を強張らせた。それでも動く気力がないのか、逃げよう
とはしない────泰衡を咎める事も。
「逃げられぬ、か? あれしきの事で、ここまで無力になるとは。……白龍の神子も所詮は
女、という事か」
「仮に体力があったって、今更逃げたところで意味がないよ。ここは伽羅ノ御所で……
秀衡さんがいるんだから」
 散々啼いたせいか、そう告げる望美の声はかなりかすれていた。髪から喉へと指を滑らせ、
さするように喉元に触れた後、泰衡は少女の顎を取り、唐突に話題を変えた。
「二度目、と言ったな。どういう事か説明してもらおうか」
41『無双花』 後編 10/26:2006/07/29(土) 19:12:58 ID:oVAExsqt
「…………何の、話?」
「銀を失うのは二度目だと、あなたは言っていたではないか」
「……っ!? それは……」
「先日、あなたの龍と会話しているのを聞いたが、あの龍は奇妙な事を言っていた
な? 確か────『逆鱗には時空を跳躍する力がある』と」
 望美が大きく息を呑む。動揺していると一目で知れる状態で、それでも少女は泰衡から
瞳を逸らす事をしなかった。揺らぎかける視線を懸命に留めて、見据えてくる。
「……有り得ない話、だね」
「あなたならばやりかねないと思うが」
 嘲笑まじりに告げると、望美の双眸がわずかに見開かれる。唇を強く引き結び、何かを
こらえるようにしばし黙り込んでから、望美は小さく声をもらした。
「……信じるの?」
「世界を統べる龍神の片割れとその寵愛を授かっている神子ならば可能だろう、というだけ
だ。別にあなたを信じているわけではない」
「…………どうして、」
 弱々しく呟きうつむいた少女を見つめながら、泰衡は端的に訊ねた。
「それで、あなたはいつ消える?」
「……え?」
「以前、銀を失い、時空を跳躍したとするならば、再びあの男を助けられなかったあなたが
この平泉に長く留まる理由はない。だが、突然消えられては兵の士気や対外的な抑止力にも
関わる」
「…………」
「それとも────俺を殺した後に消えるつもりか?」
「……だとしたら、どうするの」
「話が簡単になるだけだ。龍神の加護が欲しいのなら、神子を繋ぎ止めておけばいい。
つまりは殺されなければいいのだと」
 言いながら空いていたもう一方の手で望美の太股を掴み、両足を割り開く。まだ体力の
回復していない望美は抵抗する術もなく、未だ潤んでいる秘所を泰衡にさらす羽目となる。
「っや……!」
 悲鳴にも似た制止の声に構わず、泰衡は伸ばした指の腹で中心を弾くように擦った。
二度三度と刺激を与えてから、多量の愛液を溢れさせる箇所、その周辺をなぞりつつ、
身を捩る望美の耳元に唇を寄せる。
「何より、あなたは平泉に情を移しすぎている。俺が警戒せねばならぬ必要など、
どこにもない」
 恬淡と述べた後、泰衡は物欲しげにひくつく裂け目に自身の指を埋めた。
「今日からは俺の邸で休むがいい。……夜にはまた相手をしてやろう」
42『無双花』 後編 11/26:2006/07/29(土) 19:14:15 ID:oVAExsqt
 浅く埋め込んだ指先で、夜の名残を残す内側を引っ掻く。ぐちゅぐちゅとたつ水音に
眉をしかめながら、望美はきつく泰衡を睨みつけた。翠玉を思わせる双眸、薄く張られ
た水の膜はしかし雫になる事を拒むように、瞳に溜まったままだった。
「じき、九郎が伽羅ノ御所へやってくる。助けを呼びたくば呼べ。結界も効力を失った今、
ここから声を張り上げれば、あれの耳には届くだろう」
 告げて、抜き出した指を見せつけるように少女の眼前にかざす。自身の内から生じた
透明な蜜に泰衡の放ったものが混じっているのを目の当たりにして、望美は顔を歪め、
背けようとした。しかし、顎にかけられたもう一方の泰衡の手がそれを許さない。
「もっとも────清らかな神子殿が、このような姿を自らの八葉にさらせるとは思わないが」
 嘲るように言葉を継ぎ、かざした指先を望美の口元へと寄せ、無理矢理その唇を開か
せる。こじ開けるようにして口内に侵入してきた指を望美は必死に舌で押し返そうとした
が、すればするほど逆にその動きが指に付着したものを舐め取る結果となった。
 無造作に突っ込み、動かしていた指を口内から抜き取ると、はしたなくこぼれた唾液と
蜜、そして泰衡の精液とが混ざり合い、白い半濁の糸となって望美の顎を伝っていった。
 涙目で仕打ちに耐える少女の姿は、ひどく淫靡だった。それが尊く汚れなき『龍神の神子』
と言うなら、尚の事、禁忌を犯しているような背徳感も相まって、泰衡の雄としての本能を
後押しする。
「自らの生じた蜜を、自分自身で舐め取るとは。……白龍の神子殿は随分と淫乱だな」
「……もう、いいよ」
 ようやく発せられた声に、泰衡は眉根を寄せて相手を見返す。望美は交わりの時以外、
泰衡に見せた事のない表情で────今にも泣き出しそうな顔つきで、続けた。
「もう、やめて。……憎まれようなんて、してくれなくていい。そんな事、私はもう……
望んでないよ」
「……随分と高く買われたものだ。それとも、自惚れているのか?」
「自惚れてなんかいない。ただ、そうでも考えないと理解出来ないだけだよ。私の言った事が
自惚れや勘違いだって言うなら、どうして、あなたは私に会いに来たの? 憎まれるためじゃ
ないなら、どうして?」
「……憎まれようなどとは思っていない。思いの外、あなたの体の具合がよかった。……そ
れだけの事だ」
43『無双花』 後編 12/26:2006/07/29(土) 19:15:13 ID:oVAExsqt
「それだけで、あんなに痛めつけるなんておかしいよ。最初の時よりずっと、……容赦が
なかったのは? 余裕がなかったわけないよね。そんなの……言い訳にもならない」
「…………」
「もう、いいよ。今回の事で、わかったから。……あなたに、銀の命や平泉、九郎さん達
の事全部────背負うつもりがあるってわかったから」
 やめて、と繰り返し、望美はかたく瞼を閉じた。その拍子に少女の目尻から涙がこぼれ
落ちる。
「……私も、やめる。全部諦めて、」
「再び時空を越える、か?」
「っ……そんな事、しないよ」
「……何だと?」
「気づいたから。どれだけ同じ瞬間を繰り返しても、私は同じ選択をする。同じ運命を選ぶ
んだよ。……平家よりも源氏を、知盛よりも仲間を、銀よりも平泉を選んで、その度に
きっと────片方しか選べなかった事を後悔して死にたくなる」
 だから、と継がれた声が不意に引きつる。泰衡が顎を捉えていた手を、望美の頬に伸ば
したせいだろう。一拍おいて少女の涙を払うように動いた自身の指に、泰衡は怪訝そうな
眼差しを注いだ。己の無意識の行動を訝しみ、厭うように。
 望美はそんな泰衡を顔を歪めて見つめていたが、やがて意を決したように深呼吸してから
言った。
「平泉の事も、途中で放り投げたりしないよ。鎌倉の残党を殲滅させて、他の勢力も
逆らう気が起きなくなるようにして、平泉が完全に平和になるまで……私はここにいる」
 その後どうするのか、と泰衡は訊ねなかった。訊ねたところで、少女自身に答えが
ない事が明白だったからだ。数瞬押し黙り、それから呟くように言葉を発する。
「なるほど。だとしたら、あなたを繋ぎ止めるために俺が労を割く必要はないという事だな」
「…………」
 望美は黙っていた。泰衡から目を逸らすように床に視線を落としたまま、黙っていた。
「……手間がはぶけて何よりだ。あなたの決断に感謝しよう、神子殿」
 一方的に告げ、立ち上がる。未だ気怠さの残る体を強引に動かして衣服を纏い、いつも
通りの『藤原泰衡』の顔で部屋を出た。
 ────室内に残る少女を振り返る事はしなかった。



 夜半、執務を終えた泰衡が自室に戻ると、無人だった。
 伽羅ノ御所から連れ帰るはずだった少女の姿はなく、当然だと思いながらも、ひどく
心がささくれ立つ。秀衡の館の一室はもちろん、唯一あの場に置いてきた外套もすでに
後始末が成され、昨夜の名残は残り香もなく、ともすれば全て夢だったのではないかと
思ってしまうほどだ。
44『無双花』 後編 13/26:2006/07/29(土) 19:16:18 ID:oVAExsqt
 行為の最中以外であの少女が泣いたのは、今朝が二度目だった。崖下へ落ちた男の名を
繰り返し、泰衡に向かって許さないと激昂し、夜明けまで泣きわめいていた時が一度目。
 『この身がどうなろうと構いません』と銀が告げた時、望美は言った。耐えられないと
いうように声を振り絞り、呪詛の種のせいで衰弱していた体を懸命に動かし、少しでも
かの男に近づこうとしながら────声の限りに叫んでいた。
『やめて、馬鹿な事を言わないで! もう……前みたいに消えてしまわないで……っ』
 今思えば、あれは二度目の喪失だったのだろう。だからこそ少女は必死に手を伸ばし、
だが及ばなかった事を悔いている。
 悔いて、悔いて、悔い続けながら。平泉を捨てる事さえ叶わず、再び時空を越える事も
出来ぬまま、神子としての自覚と、泰衡に対する憎しみと殺意だけを糧として、どうにか
立っていた。
 それが、崩れた。初めは彼女が情を移した平泉の民の存在、その平穏によって、そして
今は────おそらく生身の人間として、あるいは同類として泰衡自身を認識したせいで。

『どれだけ同じ瞬間を繰り返しても、私は同じ選択をする。同じ運命を選ぶんだよ』
『その度にきっと────片方しか選べなかった事を後悔して死にたくなる』

 鎌倉へ侵攻する際、あの少女は言った。後悔しているか、という自分の問いに対し、
『後悔なんて勝った後にすればいい』と。そして、望美はそれを実行したのだ。
 鎌倉を下し、ひとまずの平穏を手に入れた時、彼女は己の内に在る感情を直視し、それ故に
泰衡への殺意を抱いた。泰衡への申し出は、情を移した平泉に在ってなお、それを保つ
ための手段だったのだとわかる。
 継続出来る事、屈辱的である事、泰衡に対して殺意を抱くに足る行為。何より────平泉
の平穏に直接関わりのない事柄。
 その思考回路には単純に感心する。と同時に、苛立ちも覚える。あの神子の頭にはいつも、
肝心の『自分』がない。銀の事にしても、平泉の事にしても、望美は常に捨て身だった。
 それなのに、あの少女は折れない。瞳が憎しみに染まろうと狂気よりはいいと、そう
判じた泰衡が手折ろうと手を伸ばしても全て無駄に終わった。
 感情を押し殺す無理を強いれば、いつか望美自身が崩れる。今は大丈夫であっても、
いずれ必ず崩壊に導き、白龍の神子として役立たなくさせる────それだけは、避けるべき
事態だとそう思ったからこそ、泰衡は動いたのである。
45『無双花』 後編 14/26:2006/07/29(土) 19:17:13 ID:oVAExsqt
 だが、諦める、と言った望美は泰衡の危惧した狂気に染まっておらず、同時にその言葉は
泰衡の手間を失くすものだった。受け入れる理由こそあれ、厭う理由などどこにもない。
 今となっては憎ませる意図で無体を強いた事すら馬鹿馬鹿しいほどに、全ては平泉に
とって最善の方向へと動いている。望美は泰衡への殺意を捨て、しかし平泉への執着は
捨てずにここに残ると言う。喜びこそすれ、苛立つ必要もない。
 理性ではそうとわかっているのに、心は乱れているのだ────脳裏をよぎる少女の
泣き顔に、投げられた言葉に、その全てに。

『神子様の御身の安全は、お約束いただけますか』
『泰衡様にお約束いただけるのであれば、この身はどうなろうと構いません』

 真っ直ぐ己を見据えて言い放った従者の姿を思い出し、泰衡は息を詰めた。
「…………っ」
 昨夜、あの男に助けを求めた時は、望美の方がよほど驚いた顔をしていた。有り得ない事
を口走ったとでもいうように、傷ついた色を濡れた瞳に浮かべ、こちらを見上げてきた。
 回数にすればわずか数回しか見ていないはずなのに、思い出す望美の顔は泣き顔ばかりだ。
 鎌倉を攻める際、泰衡が認めた苛烈さや凛々しさは微塵もなく、ただ膿んだ傷口をさらけ
出して泣く少女の姿だけが強く脳裏に焼きついて消えぬまま。
「……馬鹿げた話だ。今更、出来る事など何もないというのに……」
 独白のようにもらした声は、自嘲の色を乗せて低くかすれ、およそ自分の口から発せら
れたものとは思えなかった。


 徐々に近づく喧噪の気配に、泰衡は柳眉をひそめた。覚えのある状況だ。望美が剣を手に押し入ってきた際も室外はざわついていた。
(……来るわけがない)
 心中でもらす声とは裏腹に、泰衡自身、無意識に想定していた訪問者はしかしその
予想────願望に反する人物だった。
「邪魔するぜ」
 戸を蹴立てる勢いで入室した相手の軽い挨拶に、泰衡は今度こそ眉根を寄せる。
「……熊野別当か。一体、何用だ?」
「白龍の神子が臥せってるからさ。あんたにも一応報せておこうと思ってね。望美が一晩
高館を空けてたの、知ってるかい?────それも、傷だらけで」
「…………」
「背中や足に、床で擦ったような傷。首筋や腕なんかにも、鬱血している箇所がいくつも
ある。尋常じゃないだろ?」
 今更ながらに、己の失態に舌打ちしたくなる。私邸に連れ帰るつもりで、望美が隠しき
れない箇所にまで情事の痕跡を残してしまった。
46『無双花』 後編 15/26:2006/07/29(土) 19:18:34 ID:oVAExsqt
「九郎は襲撃かもしれないって深刻ぶってるけどな。まあ、普通に考えてみれば確かにお
かしい。御館を訪ねたはずなのに、御館は会ってない様子だし……他の連中に訊いてみれ
ば、女房の一人が青ざめて?」
 核心を避けるような言葉選びだが、追求をゆるめる気はないらしく、ヒノエはさらに
言い募る。
「ついでにオレの可愛い神子姫様はまだ残暑だってのに、何故か厚着までしてる。……必要
以上に肌を見せたくないみたいにな」
 九郎に気づかれるよりはまだマシとは言え、この男もまた面倒な相手だった。今更取り繕う
気はないが、積極的に肯定する気にもなれず、泰衡は黙ったまま視線を年若い熊野別当へと
向ける。
「最初に言い出したのがどっちなのかはこの場合、問題じゃない。問題は、あんたが
それを────あいつの性質を知りながら承諾した挙げ句、強要したって事だ」
 泰衡の意図すら察しているというように思わせぶりに告げた後、ヒノエは口元を歪ませ、
物騒に笑った。
「うちの神子姫様は優しいからね。何でも背負おうとする……例えば、憎んでも憎んでも
憎み足りない仇、なんかもな」
「…………」
「あんただって、このまま潰れられたら困るだろ? ────平泉を勝利に導いた白龍の
神子様に、さ」
 歌うような口ぶりだが、声音には滴るような毒が滲んでいる。ひやりとした鋭さはある
ものの、老獪さは感じられない。そこがこの熊野別当の若さを表している、と泰衡は思う。
 一応、『忠告』という体裁を取ってきた点では現状を把握していると言っていいが、結局は
この男が動くのも望美のためだ。仲間である少女を慮っての行動だ。それに泰衡が同意する
理由など、どこにもなかった。
「……潰れる? 有り得ぬ話だ。白龍の神子殿が潰れる事などない」
「そっちがそういうつもりなら、オレも遠慮しないぜ。平泉なんか構わず、とっととさらって
行くよ」
「俺が、あれを逃がすとでも?」
「…………」
「本人が言った。『ここにいる』と。一度負った平和が確約されるまで、神子殿はこの地を
動かぬつもりらしい。策士と名高い熊野別当に、これを覆す事が出来ると言うなら、やって
みるがいい」
47『無双花』 後編 16/26:2006/07/29(土) 19:19:39 ID:oVAExsqt
「……平和、ね」
 呟いて、舌打ちする。聡い熊野別当はいち早く察したのだ。望美にとって決して退けない
理由を平泉が────ひいては泰衡が手にしている事に。
「利用出来るものは徹底的に、か。……龍神の加護の下、平泉はどんどん栄えるだろうね。
これは熊野もうかうかしてられない、かな」
「別当殿は元より、源九郎義経一行をこの平泉に導いた熊野の働きは他が及ぶべくもない
もの。……そこまで愚かではないと理解しているつもりだが?」
「そいつはどうも」
 応じる口調は投げやりを通り越して吐き捨てるようだった。
 元より隠そうという気もないのだろう、こちらを見据える男の双眸は今や剣呑さが
浮き彫りになっている。だが、泰衡に対して苛立ちを抱いている事すら癪に障るのか、
ヒノエは短く息をついた後、踵を返した。
「ああ、それから。愛らしい白龍の神子に、迂闊に触れると火傷するぜ?────もう
遅いだろうけどな」
 去り際、斬りつけるような鋭さを込めて放たれた言葉に、泰衡は表情を動かさなかった。



 望美は、熊野別当の言葉通り臥せっていたらしく、十日ほど姿を見せなかったが、体調が
回復してからは今までのように柳ノ御所にも顔を出すようになった。泰衡の方から避ける
必要性が見出せなかったのもあり、時折顔を合わせる事もあったが、泰衡の存在に気づいた
望美が少しだけ表情を強張らせる以外は鎌倉を下した直後と全く同じ様子だった。
 まるで、何もなかったように。望美や泰衡の感情など知らぬ風情で、時間はとどまる事なく
流れ、いつしか季節は秋へと移り変わっていた。日暮れは夏のそれよりも格段に早まり、畑や
山々は民達に豊かな実りをもたらしている。
 季節とともに泰衡の身辺で変わった事と言えば、景時が解放されたために、座敷牢に足を
運ぶ必要がなくなったくらいだろう。


 その日、泰衡がわずかな仕事を残して部屋を出ると、常と違い、随分と明るかった。日没は
まだ遠く、建築物の隙間を縫って差し込む赤味を帯びた光が、辺りをやわらかく照らしている。
「泰衡様、一体どちらへ……」
「散策だ。供はいらぬ」
「承知いたしました。どうぞ、お気をつけて」
 男の声を背に政庁を出た途端、高い鳴き声と地を蹴る足音が聞こえてくる。次いで近づく
気配に構わず、泰衡は歩調をゆるめないまま進んでいく。視線を向けるまでもなく、気配の
主はわかっていた。
48『無双花』 後編 17/26:2006/07/29(土) 19:20:43 ID:oVAExsqt
「ワン、ワンッ」
 すかさず駆け寄り、寄り添うように歩き出したそれは、表に繋いでいた主人の愛馬に近づく
と、挨拶がわりとばかりにくんくんと匂いを嗅いで、一回くしゃみをした。その水気をもろに
被った馬が、抗議するように鼻を鳴らすのを認めてから、泰衡はようやく足元の飼い犬に目を
向けた。
「……供につきたくば、全力で走れ。いいな、金」
「ワンッ!」
 尾を振りながら元気いっぱいに応じて、泰衡が騎乗するのを待たずに走り出す。こういった
際に見せる飼い犬の協調性のなさ、素直とも言える一直線さはどこか拾い主を彷彿とさせた。
 だが、九郎と違い、泰衡が名を与えた金は主人に忠実だった。絶対的に泰衡の意に沿って
働く────思えば、昨年の冬もそうだ。
 報告によれば随分と望美に懐いていたらしい犬は、しかし、あの夜、泰衡の命に従って
迷う事なく少女に牙を剥いた。
 忠犬としての模範を示した行動だが、泰衡は知っている。銀が崖下へ落ちた直後、飼い犬が
泣きわめく少女と主人を、尾を振りもせずに見比べていたのを。
 その無邪気な性質に反して、金は犬ながら感情を殺す術を覚えていた。他ならぬ泰衡が
そう教え込んだのだ。他の何よりも自分に忠実であるように、と────記憶を失った、対の
名を持つあの男と同じように。



 夏を越え、ようやく涼しさの増してきた平泉では、民達は秋の実りを得る事に忙しい。
ちょうどいい気候のおかげで体力の消耗を防げるのもあり、他の季節よりも随分と精力的に
動いていた。
 活気のある声と笑顔と、平泉全体に溢れ返る戦後特有のそれに泰衡は馬上から目を馳せる。
 この地にある風景とこの地に住まう人々────そして、唯一友と認識したあの男とが、
泰衡が『選んだもの』だった。
 他の何を犠牲にしたとしても、泰衡が失いたくないと手を伸ばしたものは、それだけだ。
「……くーん、くーん」
「黙れ、金」
 妙に気遣わしげな飼い犬の鳴き声を一蹴し、愛馬の手綱を引く。
 他でもない泰衡自身が、望んだ光景のはずだ。平泉の平和と九郎の助命。今、この地は
平穏に満ち、九郎もまた命を狙われる危惧なく生きている。
(……何の不服がある)
 望み通りに、事は運んでいる。そのために踏みつけた存在など、いちいち気にしたところで
無意味極まりない。
49『無双花』 後編 18/26:2006/07/29(土) 19:21:27 ID:oVAExsqt
 あの男が────銀が死ぬのは必然だった。その身に宿る呪詛の種に気づいた時、泰衡は
魄(はく)ならばあるいは、と考えたが、神子と逃げる姿を見て、もはや無理だと悟った。
魂(こん)に刻まれた呪詛は消えない。白龍の神子の力をもってしても、触れる事の叶わぬ
ものを浄化出来るわけがなかった。
 泰衡の望みを叶えるためには、あの男は障害であり、殺さなければならぬ相手だった。
理性ではわかっている。咎と呼ぶのならば、呼べ、とも思う。だが、それでも。
 あの少女が、弱々しく従者を呼ぶ声が。涙に濡れた瞳が────頭を巡って、止まない。
「…………」
 ひどく苦い息を吐き出し、泰衡は何かを振り切るように馬腹を勢いよく蹴った。


 そうして休みなく馬を駆けさせた泰衡が平泉の外れである道程に行き着いた時には、日は
すっかり低くなっていた。途中までついてきていたはずの金も、引き離されたのか姿が見えない。
 愛馬の喉を近くを流れる川で潤させた後、泰衡は周囲を見回し、軽く眉をひそめた。
 この辺りは山菜などが豊富な山からもっとも遠いせいか、人気がなかった。普段ならば
少数ながらも一定間隔で配置していた見張りの者がいるはずだが、それも今は立っていない。
 泰衡の周りは不自然なくらいに静まり返っていた。馬を繋いだ場所から、わずか十数歩の
距離だ────だが、ここは常の平泉とは決定的に違う。
 不意に、眼前を枯れ葉が過ぎる。頬を撫で、そよぐ程度の微風が枯れ葉を散らした事が
重なる不自然の裏付けを為したようで、泰衡は一層眉間に皺を寄せた。しばし沈黙したのち、
短く吐き捨てる。
「いいかげん、出て来たらどうだ」
 正面を、再度、枯れ葉が流れていく。それが完全に地につくより前に、黒装束を纏った男
が三人、泰衡の前に現れていた。物音は立たなかった。ただ、葉が一枚落ちただけだ。
「……引き際もわきまえず、徒党を組んで襲撃とは。頼朝も部下に随分な躾をしたものだ」
「…………」
 挑発的にもらしても、相手からの応答はない。先刻感じた気配の消し方といい、どうやら
頭の回らない御家人連中とは違うらしい。
 男の一人が、わずかに動く。横へと移動するその動きは、見ている者に重みを感じさせ
ず、どちらかと言うと武士よりも隠密に近かった。
「藤原泰衡────覚悟」
50『無双花』 後編 19/26:2006/07/29(土) 19:22:14 ID:oVAExsqt
 瞬きほどの間に低い声が発せられ、それを合図としたように、名指しした男とその左右に
佇んでいた二人が一斉に地を蹴る。そろって懐に手を忍ばせた事から、泰衡は相手方の獲物
が暗器である事を悟ったが、自分の立つ場所が障害物のない道である事と術の発動が間に
合わぬ以上、応戦する術は一つしかなかった。
 素早く鞭を取り出し身構えた時、耳慣れた鳴き声が聴覚を刺激した。続いて、有り得ない
声が耳に届く。
「どいてっ!」
 薄紅の陣羽織が横切ったのを視認する間さえなく、平泉において唯一、戦場を駆ける花
が────泰衡目がけて距離を詰めた男達を屠っていた。
 血飛沫があがった、と感じたのは一瞬だった。三人いた男のうち一人は的確に胸の急所を
突かれ、もう一人は首と胴を切り離され、残る一人は返す刃で腹部を切断されて絶命した。
 最強と名高い戦神子の見せた早業とその存在に、泰衡は声を発する事を忘れ、目を見開い
たまま無言で少女を見やる。
 望美自身、信じられないというように硬直していた。強く唇を引き結び、泣くのをこらえ
るような表情を泰衡は知っている。少女にあの表情をさせる感情を知っている。
「……どういうつもりだ?」
 残党の襲撃などよりもずっと、予想だにしない光景が眼前に在った。許せないと激昂し
叫んだ神子が、憎いと殺したいと訴えてきた少女が────「もう、やめて」と泣きながら
告げた望美が泰衡を庇ったのだ。
 泰衡を狙う凶刃を自らの剣で弾き、その者達を逆に殺め、そして今、少女は途方に
暮れたような顔で佇んでいる。
「……わから、ない。けど金に呼ばれて……あなたが死ぬとしたら、それは私の剣じゃ
なきゃ意味がないと思って……それで、」
 諦めるって言ったのに、と小さくもらしてうつむく。自分自身、感情を持て余している
ような声音に、泰衡は足を一歩踏み出しかけ────だが結局はその動作を中断した。
 今更近づいたところで、近づき手を伸ばしたところで、望美にとって何の慰めにもなりは
しない。そもそも、少女に触れる資格すら泰衡にはなかった。
「俺を殺したいのではなかったのか?」
 低く発した問いに抑揚はない。向き合うにはひどく離れた立ち位置から淡白な声を投げ
ると、望美は露骨に言葉に詰まった。
「……っ」
51『無双花』 後編 20/26:2006/07/29(土) 19:22:45 ID:oVAExsqt
 少女が言い淀む理由を泰衡は考えようとはしなかった。望美が見せる躊躇や迷い、その
理由を直視する事を避けていた。おそらく、向こうも────同じなのだろう。
 思考的には似通っている。手段を選ばないところも含め、根本的に二人は同類だった。
ただ、立場が異なっただけ、奪った側と奪われた側に別れただけだ。
「……殺したく、ないよ」
「それは平泉を思ってか? ……神子殿、あなたは甘すぎる」
 告げた声音には、無意識に苦さが滲んだ。哀れんでいるのか嘲っているのか、もはや泰衡に
もわからなかった。わかろうとも思わなかった。
「そうだね。……平泉の事がなければ、私はきっと……もっと早く、あなたを討っていた。
今もずっと殺そうと剣を持っていたかもしれない」
「…………」
「でも、今は殺さない。殺せない……この平泉は私の大切な人と引き換えに在るものだか
ら。────あなたを殺しても、銀が戻って来ないのなら意味がないよ」
 銀、と、かの男の名を呼ぶ際にほんの少しだけ歪められる顔、やわらぐ声音、その全てが
春日望美という少女の意志を示していた。
「なるほど。……あなたにとって、平泉はあの男と引き換えに得たものか」
 常のように、と意識して発した声は、泰衡の意に反してわずかにかすれた。
 どうしようもなく、救われない。自分と全く異なる意味で、目の前の少女は救われない。
他ならぬ────少女自身の意志によって。
「前言を撤回しよう。あなたは恵まれてなどいない」
「…………っ」
 望美が息を詰める。当時の状況を思い出したのだろう、瞳が悲しみで曇りかけたが、
その色は一瞬で消え失せた。
「望むまま多くを背負い、手の内から抜け落ちたものにまで情けをかけているだけだ。
……何一つ、あなたの手には入っていない。……残っていない」
 どれほど望美が守ろうと必死になったところで、それは彼女だけのものには成り得な
い。この平泉にしても仲間にしても、決して少女一人のものには成り得ない。
 全て承知の上で他者のために、何より他者を思う自分のために進んできた神子が、おそ
らく初めて自分自身の意志で望んだのが銀だった。そばにいてほしいと────壇ノ浦で
死んだという平知盛すら至っていなかった領域に、踏み入ったのがあの男だったのだ。
52『無双花』 後編 21/26:2006/07/29(土) 19:24:02 ID:oVAExsqt
「銀を手にかけた俺を守らなくてはならぬほど、あなたはこの平泉に固執している。そう
させているのはあの男自身の死か。……皮肉なものだ」
 呟いた声音は、発した泰衡自身が驚くほど穏やかだった。哀れみからではない。似合わぬ
罪悪感からでもない。
 望美が唇を引き結ぶ。それが、何かをこらえる時に────泣くのをこらえる時にする
仕草だと、今の泰衡は知っていた。
「……ずっと、不思議だった。……あなたは全部が終わった後、平泉や九郎さん達の安全が
保証された後なら、私に殺されてもいいと思ってたんだね」
「…………」
「だから、あの時……私があなたを望んだ時に拒まなかったんだ。憎ませて、役に立つなら
それでいいって……それなのに、どうして?」
 問いかけに、泰衡は眉根を寄せる。続く言葉を拒絶するような険しい表情に、しかし望美は
構わず言い募った。
「私が諦めるって言う度に、どうして苦しそうな顔をしたの? 与えられるものを嫌がらせか
優しさかわからないほど、私は愚かじゃないのに……っ」
 声がひび割れる。憎ませて、と訴えてきた時とは打って変わって、今の望美の声音や言葉は
感情にまみれていた。
 やはり、と心のどこかで思う。やはり自分達は同類だったのだ、と。
 その感情に一切配慮せず、ただ望美を徹底的に利用するはずが、いつしかそう出来なく
なった泰衡と────泰衡を憎み、殺すために身を投げ出し、しかし時が経つうち殺意を
抱けなくなった望美と。
「私はっ……あなたに気遣われる筋合いなんて、ないよ」
「……だろうな。俺にもあなたを気遣う理由は存在しない」
 同意を示し、自嘲の笑みを口元に敷く。
 ここに至って『自嘲』とは。壊れない程度に扱い、うまく利用してその力ごと手駒とし
てしまえばいいと思っていたのが嘘のようだ。
 だが、まだ少女の手にかかって死んでやれないのも事実だった。
「そちらがどう受け取ろうと勝手だが、俺は……鎌倉の郎党や平泉内の反乱勢力の手に
よって朽ちるよりは、あなたの方がいくらか耐えられる、とそう考えただけだ」
 平泉のためにも、と続けると、望美の肩が小さく揺れた。
 驚いたように自分を見据えてくる瞳に、正気の光が宿っているのを確認し、心中で安堵
する。空虚であるよりは憎しみに染まっている方がよほどいい。わずかでも意志が在るな
ら、この神子は決して心身を狂気に染めようとはしない。
53『無双花』 後編 22/26:2006/07/29(土) 19:25:04 ID:oVAExsqt
「……平泉を乱すような真似はしない、と言っていたな。ならば、あなたがその剣を振る
うのは俺がこの地にとって不要となった時だ。状況を把握し実行する分、愚かな他の連中
よりもまだ、こちらも譲歩してやろうという気になる」
「あなたが死んだら……平泉はどうなるの」
「……俺が関与するところではない。あなたが、それを見極めた上で俺を殺すのだろう?」
 息を呑んだ少女の様子に、やはり苦さが込み上げる。そんな自分自身の甘さに苛立ち
ながら、泰衡は望美に歩み寄った。

 触れる資格はない。だが、逃すわけにはいかない。
 それが平泉のためだけかどうかは────もはやわからないが。

 近づき、剣を携えていない方の手首を逃がすまいとするように強く捕らえる。望美は一瞬
身を竦ませたが抵抗はしない。泣き出しそうな顔つきで、しかし計るような眼差しを泰衡に
向けている。
 いつかとはまるで逆だった。あの時は望美が泰衡の衣服を掴み、泰衡はそれを無感情に
見下ろしていた。次に相手がどう出るか、何を言い出すか、冷静に観察しながら。
「俺からも逆に訊ねたい事がある。仮に俺が殺されても構わないと考えていたとして、それ
を聞いた神子殿がそのように顔を歪めるのは理解に苦しむ。あなたは……あの男の仇を取り
たいのではなかったのか?」
「っ……銀を殺したのはあなただけじゃないよ。私だって、銀を……殺したようなものだから」
「……どれほど出来が悪くとも、飼い犬の始末は主人がつける。あの男を殺したのは
俺だ────あなたではない」
 だが、と続けて、泰衡は口元を歪ませる。
「神子殿が悲壮感に浸りたいと言うのなら、止める理由も存在しない。好きなだけ、死んだ
男を想って嘆くがいい」
「悲壮感に浸っているのはあなたの方だよ。……私は、そんなに哀れだった? あなたが、
手を差し伸べたくなるほどに哀れで、弱かった?」
「…………」
 沈黙は肯定となる。そうとわかっていながら、しかし舌は動かない。泰衡に出来たのは、
ただ自身を見据える少女から目を逸らす事だけだった。
54『無双花』 後編 23/26:2006/07/29(土) 19:26:07 ID:oVAExsqt
「そうだね。きっと、弱かった。どうしようもないくらいに弱くて、……ずるかった。
銀の事を全部あなた一人のせいにして、自分の選択もわかっていて見ないようにして
た────でも、」
 不意に望美の手が動く。半ば振り払うように泰衡から逃れたそれが、一瞬存在を確かめ
るように少女の剣、その柄に触れるのを視界の隅で認め、思わず向き直る。
 きらめく新緑のような色が、泰衡を見つめている。今、その瞳に宿っているのは交わりの
度に重ねられていった憎悪の炎ではなく、過去、あの従者が惹かれたはずの強い生命の光
だった。
「そんな弱さを抱えたままじゃ何も守れない。あなたも、平泉も。……さっき、あなたを
助けて、わかった事が一つあるよ。この時空の平泉とあなたの存在は繋がっている。私の
感情も銀の事も全部なかった事にしたって、同じだよ。この地を守りたいのなら、私は──
──藤原泰衡も守らなければいけない。だから、」
 継いだ言葉の先を望美は一瞬言い淀んだが、両手でしがみつくように剣の柄を握り締め
た後、はっきりとそれを口にした。
「あなたがこの平泉を維持する限り、私はそばにいる。逆鱗とこの剣であなたを守って
守って、守り続ける。でも、もしも失敗したら……この平和をほんの少しでも壊すような
真似をしたらその時は────私があなたを殺すよ」
 その手に握られた剣を見る。震えてはいない。それは、彼女の覚悟のほどを示すように、
手の内にしっかりと収まっている。
 強く自身を見据える眼差しに、何故か心地よさすら覚えながら、泰衡は口を開いた。
「……その後、あなたはどうする?」
「……? 何言って……」
「俺を守りたいなら守るがいい。殺したいのならば好きにしろ。だが、そうした後、あなた
はどうするつもりだ? 神子殿────あなた自身はどこへ行く?」
 問いかけられ、初めてそれを意識したのだろう、望美の顔から一気に感情が抜け落ちる。
その様を泰衡は、先刻とは全く違う苦い思いで眺める。しばしの沈黙ののち、望美は声を
絞り出すようにして言った。
「……帰る、よ。九郎さん達と平泉に平和を取り戻してから……元の世界に帰る。あなたを
殺したら、そこで……全部終わりだから」
「白龍の逆鱗は使わぬ、と? 別の時空へ跳べば、再びあの男を手に入れる機会もあるだろうに」
55『無双花』 後編 24/26:2006/07/29(土) 19:27:10 ID:oVAExsqt
「前にも言ったはずだよ。私は同じ場面になったら同じ選択をする。ただ繰り返すだけ
だって。それに……その時空に、今のような平泉はないよ」
 言い切って、唐突に口をつぐむ。躊躇いを滲ませた間を泰衡が怪訝に思うより早く、少女
は言葉を継いだ。
「私を知ってるあなたも────いない」
「…………」
 今度は泰衡が黙り込む番だった。面を走り一瞬で消えた驚愕の色を望美が認めたかどうか
を咄嗟に考えかけて、止める。
(……無意味だな)
 今更そんな言葉で動揺する自分を見たからと言って、決意を固めた望美が前言を撤回する
とは思えない。だから、泰衡は少女の瞳に酷薄に映るような笑みを浮かべて告げた。
「なるほど。では、あなたが元の世界へ戻らぬよう、俺もせいぜい力を尽くすとしよう」
「…………どういう意味?」
 問う硬い声音に応じず、歩を進める。猜疑の目を向ける少女に、泰衡はすれ違いざま
言葉を投げた。
「────仇の死まで背負う覚悟の女に殺されるのはご免被る」
「……っ!」
 息を呑む気配がして、それでも泰衡は立ち止まらず、繋いだ愛馬に向かって歩き続ける。
その歩みを阻んだのは、足元にじゃれつきながらついてくる金の存在ではなく、背後から
伸ばされた指先だった。
「っ、待って!」
 言葉とともに、地に金属の落ちる音が響く。それが少女の剣であると認識した瞬間、
泰衡は場に縫い止められたように動きを止めた。だが、外套の端を掴むわずかな力と
呼びかけに、振り返る事はしない。
「私以外の誰かがあなたを殺した時の事は、……訊かないの?」
「……聞かずともわかっている」
 応じる声は自分でも驚くほど苦味を帯びていた。
 頭の隅でいっそ元いた異世界に帰してしまえばいい、と思う。手放してしまえばいい。
だが、それは出来ないのだ────平泉のために、今の平穏を維持するために、理想の国を
築くために。
(詭弁だ)
 自分でもわかっている。この神子を留めておきたいのは、帰すまいとするのは、平泉の
ためだけではない。おそらくは、望美が時空を跳躍しない理由の一つに泰衡の存在を挙げた
のと同じ感情だ。
 目を閉じる。少女が再度問いかけてくるより先に、この場を去らなければならないと思う
のに、足はどうしても動かなかった。計るような沈黙ののち、泰衡は短く訊いた。
「俺を殺したいのだろう?」
56『無双花』 後編 25/26:2006/07/29(土) 19:28:06 ID:oVAExsqt
「……殺したい、よ」
 返答は震えていた。しかし、真逆を唱えた先刻と違い、声音に迷いは感じられない。泰衡
を引き止めるように外套を掴んでいた望美の手から、わずかに力が抜ける。
「だから、私以外に殺されたりしないで。あなたを殺すのは私だよ。私以外の手で死んだり
したら許さない」
 次いで、後ろから重みがかかる。縋りつくようにしがみつかれ、背にもたれかかる少女の
額は小刻みに揺れていた。
 一拍おいて背中越しに響いてきた嗚咽に混じって、低く囁くような声が聞こえた。
「……死なないで」
 そう告げる己の身勝手さを呪うような声音だった。
 言葉にすれば些細な一言だ。だが、少女が本当にそれを告げたかった相手はもういな
い。他でもない泰衡自身が奪い取り、消した。
 瞼を開く。周囲には少女が片づけた刺客達の屍と血痕が、その先には秋色を深めた平泉の
風景と遠く続く道が在った。泰衡が歩むと決めた、決して浄土へは続かないだろう道が。
 その道の脇、深まる秋の風情に相応しく、ひっそりと咲く花が在る。

 少女を『野の花』をもって形容したのは、銀だった。
 かつて戯れに聞き流し、鎌倉侵攻の際にのみ思い出した言葉が、今は明確な意図をもって
泰衡の脳裏をよぎる。
 己に誤算があったとすれば、ただ一つ。
 最初は無力に見えた花が手折ろうとしてもなお、強さを宿していた事だろう。
 いっそ折れてしまえば楽なのに、いつまでもこらえて踏み止まって、こちらを真っ直ぐ
見据えていた事だろう。
 その強靭さを好ましく思うと同時に、必死な様子が似合わぬ憐憫を誘いもした。
 別の時空にどれだけ平泉が在ろうと、幾人の白龍の神子が存在していようと、今ここに
在る春日望美は────ただ一人だけなのだ。

 少女の縋りついている外套が、布越しながらわずかに濡れた感触をもたらして、泰衡は
一層眉間を絞った。背後から響く嗚咽は未だ止む気配がない。
「……言われるまでもないな。あなたを手放す気は元より、俺は誰にも殺されるつもりなどない」
 手放さず、殺されない、死なない────それはすなわち。
「この地の平和を維持する限り、あなたは俺を殺せず、この世界に、時空に留まるしか術が
なくなる。……違うか?」
57『無双花』 後編 26/26:2006/07/29(土) 19:29:00 ID:oVAExsqt
 泰衡の言葉が終わるより一瞬早く、望美の手が泰衡の外套から外れ、背にかかっていた
重みとあたたかさが遠ざかる。
「それが出来るのなら、本当にずっと平和を保つ事が出来るのなら、……そうなるね」
 出来るわけがないと皮肉を言いたかったのだろうが、渇望を滲ませた口調がそれを封じて
いた。ひび割れながらも気丈さを示す声と湿った外套に、泰衡は疑念を確信に変える。

 初めて泰衡の前で眠った時のように。
 おそらく今宵だけでなくこれからずっと、無意識に求め、泣き、そして呼ぶのだろ
う────少女にとって唯一無二の、あの男の名前を。

 だが、そう悟ったところで、向き直り、慰める事は出来なかった。
 泰衡にその資格がないのはもちろん、望美はすでに選んでいる。唯一自分自身のために
望んだものとして、必死で掴もうとした銀を。だからこそ、時空を跳べぬほどこの平泉に
固執しているのだ。
 幾度運命を繰り返しても、愛しい男を捨ててでもこの地に手を伸ばしてしまう己を知って
いる以上、少女の在る場所はここしかない。もう一度、銀を見捨てるという選択をしない
ためにも、この時空に留まるしかない。泰衡とは異なる意味で、経緯で、望美はもう平泉を
選び取ってしまっていた。
 足元にある血溜まりに向けて、一歩、踏み出す。今度は外套を掴む手はない。それで
いい、と泰衡は思う。金だけが高い鳴き声を発して、いつもと変わらずについてこようと
していた。
「そちらがどれほど厭ったところで、抵抗したところで、平泉が白龍の神子を────俺が
あなたを逃す事などない」
 それをわざわざ口に出させた感情は何なのか、脳裏に浮かびかけた答えを即座に打ち消し、
眉をしかめる。望美の返答はない。嗚咽を懸命にこらえている気配が空気を通して伝わって
くるだけだ。
 振り向けばおそらく、少女は唇を噛み締めているだろう。この数ヶ月で見慣れた、見慣れ
てしまったあの、泣くのを寸前でこらえる表情で、泰衡の背を見つめているのだろう。
 その瞳に滲む感情が、憎しみであるのか、殺意であるのか、それとも────別の何かで
あるのかはわからなかった。
「……あなたはただ、この地にいればいい」
 込み上げてきた感情と衝動を押し殺すように抑揚なくもらし、引き止める声も指もない中、
泰衡はただ一匹の従者とともに血に染まった道を歩き出した。
58聖夜前夜  ◆cMeHEXszOQ :2006/07/29(土) 19:29:57 ID:oVAExsqt


以上です。


二人の間に知盛の存在が横たわっている銀×望と、同じく銀の死を常に認識している泰×望が
好きだというただそれだけの理由でこんな微妙な話が出来上がってしまいましたが、
少しでも楽しんでもらえたら幸いです。

これだけの長文を読んでくれた方と、この作品を書く&泰衡スキーになるきっかけを
作ってくれたカフェ俺氏とスレの皆さん、ありがトン!


最後に。
今回、事情があって長文ながらアプロダを使用する事が出来なかったのですが、
前スレでの個人的かつ下手をすればスレ違いの質問に
丁寧に答えてくれた前スレ>>567さん、本当にトンでした。
59名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 19:39:07 ID:hztShPTp
60名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 19:50:20 ID:NG8EN883
長文、お疲れさまでした!
お互いのやり場のない想いが切ない…。
61名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 22:01:29 ID:PFTm1Fu5
テ、テラセツナス・・・!!!
なんだか泣けてくるよ・・・軽々しくGJと叫べないぐらい考えさせられるよ
お疲れ様、長文大作投下、本当にありがとう!
なんだか色々感情移入しすぎてしばらく頭から離れなさそうだ・・・
同じヤススキーの漏れだが、改めてヤス好きを実感したと共に
なんか新たな境地が拓けた感じがする
じわじわ込みあがってくる何かを感じつつ、もっかい前編と合わせて読んでくるノシ
62名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 22:11:51 ID:6twh1Tq5
乙!!!!
長文まとめられる人ってすごいなと思った
個人サイトとかもそうだが野の花エンドはいろんな解釈と
その後の話が読めて面白い
63名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 22:17:44 ID:zJyawP5Q
面白かったです。この後、二人は一体どうなるのかなぁと思ったり。
64名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 04:00:22 ID:FXlroySf
大作乙です!
凄く読み応えがあったよ
ヤス好きなので、最初注意書き見てビクビクしながら読み始めたけど
読んで良かった
切ないし、泣きそうだけど、悔いはない
65名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 10:39:57 ID:NTUtGyCH
乙でした!!
待ってたかいがあったよ!
66名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 08:47:51 ID:9cQukwCm
長文ほんと乙でした
またの降臨楽しみにしてます

なんか今ふとここで遙か3多いのって
書きやすいから単にプレイヤーが多いからか気になった
67名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 09:03:05 ID:1RlBgJCD
・シリーズ中2番目に新しい作品
・結構売れた(→プレイヤー数多)
・内容がなんかエロい
68名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 10:49:04 ID:Pb+7Q2Mt
遙か3はエロいキャラが増殖してる
ヒノエ、弁慶、知盛、銀(重盛)は確定
69名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 10:59:37 ID:vc4MTh++
3は時代背景や神子のおかれている立場的に
戦に負けて囚われ→無理やりor多人数
とかも出来るしね

望美や朔、政子なんかの女キャラも
なんとなく、他のネオロマ作品より少し男性向けっぽいとこがあると思うし
70名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 23:05:30 ID:9zZ1yeW6
前スレ926GJ!!
ダキニ神子、ちゃんと立ち絵が出てくれてうれしかったな
立ち絵の表情が変わる度に写真撮ったものだ
71名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 23:34:30 ID:/74mQOJm
>銀(重盛)
それを言うなら重衡だろww

ここではあまり重衡SSないなー
やはり√がないからか
重望好きなので神様お願いしますorz
72名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 01:13:15 ID:JtYy9mU0
>>71
ナカーマ(AA略

神様私からもお願いします
73名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 10:19:26 ID:wSfI/1IL
ちょっと気になったんだが
重衡SSを待つ場合って何してればいいんだろう…
やっぱり全裸+正座で月見がデフォ?
74名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 12:52:25 ID:rw0+ER7U
>>73
全裸で月見なんてしたらお腹下しますよ

つ●【セイロガン】
75名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 14:24:20 ID:wQaZNNkL
>>73
オマイさんは何を心配してんだw


御簾越しに正座で月見がデフォだろうな。全裸で。
76名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 15:25:15 ID:uBlSknyu
余計な世話で絡んですまんがセイロガンはやめとけ…
ぐぐるとほんといろいろ出て来るから
77名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 18:25:13 ID:6aElZVX7
縁側で正座しなくちゃいけないかと思ってたw
78名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 02:14:33 ID:w1RuYCpm
御簾越し(しかも縁側)で裸で月と花を愛でながら正座が正しい待ち方か?
79名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 03:38:15 ID:AHcDBg1J
十六夜限定でね
80名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 08:19:39 ID:V89BbBfl
重衡談義の流れを豚切ってスマンが、
神下ろしをかねて前スレ埋め用に書いたのをこちらに投下。
小ネタなので激しく短いです。なお敦神子敦。
一応NGワードは『束縛耐性』で。
81束縛耐性(敦神子敦):2006/08/02(水) 08:21:17 ID:V89BbBfl


『これからの戦いについて相談があるので、今夜時間を貰っていいですか?』

 敦盛が望美からそう告げられたのは、宿での夕食の時。
 皆に隠れて耳打ちするようなその言葉に、思わず反射的に頷いてしまったが…待てど暮らせど、望美が話が切り出すことはなく。
 結局、彼はいつもの通り就寝準備だけを整えて、褥の上で考え込んでいた。

「相談とは何だったのだろうか…」

 人に関わることを恐れる彼を気遣い、彼に割り当てられるのはいつも一人部屋。今日もヒノエに「付き合えよ」と言われたが、丁重に辞退した。だから、独り言をいくら零しても迷惑になることはない。
 考えても判るわけがないのだが、やはり考えずにはいられなかった。
 まさか戦いで自分が足手まといになっているのだろうか、そう思い始めると敦盛の中でどんどんと不安が増していった。

 と、その時。


「…敦盛さん、起きてますか?」


 聞きなれた声に、はっと意識が引き戻される。
 その気配を敏感に感じ取ったのだろう、小さく音を立てて襖を引き開け現れたのは望美。
「よかった、遅い時間だからもう寝ちゃったかなって思ったんです」
「いや……私はあまり眠りを必要としないから…」
 彼女の安堵の表情は、その返答に少しだけ憂色を帯びる。
 だが、すぐにかき消すように明るい笑顔を浮かべると、望美はそろりと敦盛の傍に腰を下ろした。
 反射的に身を引こうとする敦盛を、さりげなく着物の袖を捕まえて逃がさないようにする。

「あの…、夕方言ってた相談のことなんですけど」

 敦盛は「ああ」、と幾分落ち着かない気持ちを抱えながら曖昧に頷いた。
 長い髪が伏せがちの横顔を覆って、望美の表情はよく見えない。先ほどまで感じていた不安が、またじわりと心に広がっていく。
 かける言葉も無く押し黙る敦盛に、彼女は不意にこう続けた。

「敦盛さんも私も、束縛耐性覚えられますよね」

 突然のその台詞に、敦盛は思わず目を瞬かせた。
 何か深い意味でもあるのだろうか、と考えるが、やはり言葉以上の意味は見つからない。
「…? そう……だな。それが、どうかしたのだろうか…?」
 やや間を置いて返答すると、望美は顔を上げてにこりと―――可愛らしいと形容するに相応しい笑顔を敦盛に向けた。
 不意打ちに似たその笑顔に、頬に血が上るのを感じる。
「これからは戦いも厳しくなってくると思うんです。ですから、少しでも耐性をつけておこうと思って」
 望美は彼の様子には構わず、笑顔のまま自分の着物の袖に手を突っ込んで『あるもの』を引っ張り出した。
 小さな明かりに照らされる『それ』に、敦盛の口からは思わず、間の抜けたような声が漏れる。

「…………え」

 それは、細長い形をしていた。
 付け加えるならば、何かをねじって作られたような外見をしていた。そう、……何かを縛るにはもってこいに見える、紐。

 鮮やかな蘇芳色に染められた細長く、丈夫そうな組紐で。
 一見無邪気に、けれどもどこか蟲惑的な微笑みと声音で、望美は囁くように告げた。


「…敦盛さん、この縄で―――……」


82束縛耐性(敦神子敦):2006/08/02(水) 08:22:21 ID:V89BbBfl

 私を縛ってください
 あなたを縛らせてください


小ネタにつきとりあえず切ります。どっちにするか結局決められなかった罠orz
姐さん方はどっちの方が萌えるんだろうか…まあ保管庫見たら敦盛受の方が多いみたいだがww

譲の束縛ネタに触発されて書いてしまった、後悔はしていない
83名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 08:33:35 ID:fU/qcMUe
ユー、両方書いちゃいなyo!

いや、ほんと書いて下さい
お願いします
鎖装備+水牛姿で正座して待ってる!
84名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 13:11:55 ID:NAV8Uisj
でた選択肢w

迷うな…いや正直両方見たいです

>>83
水牛違うw
85名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 13:54:45 ID:V3rUtPBs
>>83
ジ○ニーさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!wwww

同じく両方キボンヌ
86名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 15:01:37 ID:ismfrt/c
これではまるで拷問だ!






というわけで、両方キボン

>>83
水牛ワロスww
87名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 15:38:27 ID:wDNgEuNn
>82
お前の選択(二つとも書く)に間違いは無い。








と先生風に言ってみるテストwww
88名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 20:56:35 ID:Vv2/FAvZ
そうだよ!You、選択肢風にでも二つ描いちゃいなyo!
89名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 23:05:51 ID:xViMrotf
ジャ○ーさん常駐w
90名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 00:08:08 ID:wGCMngmM
漏れは神子を縛ってる最中に我慢しきれなくて
途中で襲っちゃう発情あっつんが見たいですw
91名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 01:54:29 ID:7TpCDy9O
どちらも書く方法としては、片方のシチュを書いた後リベンジ編として残りを書くのも手だなw
神様、wktkしながら待ってます。どちらかしか見れないなんて…拷問だ!!


そんな漏れはどちらのシチュでも本編→リベンジ編が見たい欲張り…うわやめろ何をす(ry
92名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:13:34 ID:X0krY91T
>>90
ソレイイ!(・∀・)
93名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 21:53:33 ID:Ub8B3Cfe
漏れの中のあっつんや銀のイメージって、普段の慎ましさから
想像できないくらいはしたなく神子の身体を舐め回す(音立てて)
という獣系なんだが、どうだろうか
94名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 08:44:15 ID:LeHyJkmN
>93
ワカルワカルww
束平家メンバーってみんな一度執着すると凄そう
あの時代って一夫多妻だが
この人だ!!って心に決めたら意外にも一途っぽい

ああ銀or重衡×望美を書いて下さる神は光臨しないものかorz
95名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 09:21:04 ID:4KxcW3t+
自分、まだ平家ミックスを書いてくれた神の続投をお待ちしてますが、なにか?





続きを妄想しちゃうんだよヽ(`Д´)ノウワァァン!!
切ない……orz
96名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 23:52:23 ID:x0v4VTXG
mixよかったよなw
まだまさおとチモとコレモリとかおいしいキャラが残ってるしw

>>93
獣系ktkr!ww
こう・・・舐め回したり啜ったりするんだよなw
97名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 00:16:44 ID:78zxh2DM
>>93
普段とのギャップがエロス!
言葉攻めでなく音攻め……イイナ、オイ
98名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 19:28:46 ID:FxHeexVQ
獣といえば忘れてはいけないキャラがいるではないか

・・・っつーか最近自分の中で獣系多すぎだが。
もう全員獣でいいよ・・・w
99名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 00:10:53 ID:Xo+rGNlw
それでは常識的にストッパーがおらずやりたい放題では無いか
誰かが獣なら誰かがストッパーになるだろうよ
100名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 00:14:36 ID:ugX14FZC
誰がストッパーに成りうるというんだ!!!!!1!!1!


というのは私の脳内だけか
101名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 09:03:29 ID:rx919L8U
ストリッパーとは何事か、と飛んできますたよ。
102名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 15:47:45 ID:BX2Q5BxM
ストリッパーってww誰が脱ぐかなんて分かりきってるがww
99のやりたい放題という言葉と共にイケナイ妄想爆発ww
八葉たちの前でストリップさせられる神子タン誰か書いてくれ〜
103こんな感じ?:2006/08/12(土) 00:15:40 ID:g656Ah8P
「やはり、まだ熱が下がりませんね」
 望美の前髪をかきあげ、額に手を置いていた弁慶は吐息混じりに、そう呟いた。
 心配そうでもあり、困った風でもあるその声に、望美はきゅっと唇を噛んだ。
 安易な謝罪をよこす事もなく、自分でもままならない身体への憤りを他人にぶつ
けない高潔さに、これから巡らせなくてはならない策を練っていた男の思惑が中断
される。
 鎌倉から追われている今、避難している奥州も絶対に安全な場所とは言えない。
 その中で、源氏の神子が持つ役割は大きかったのだが、ここ最近、望美の体調
は一向によくなりそうもなく、白龍も小さくなったままだった。
 そんな状況下で、考えなくてはならない事は山ほどあると言うのに、と弁慶は目
を奪われた己に小さく苦笑していた。
「望美さん、一つ提案なんですが……」
 そうもちかける彼の顔は、いつもの柔和な笑みであった。



「それでこんな夜更けに、全員を集めて何をするつもりなんだ、弁慶」
 すでに一室に集められていた弁慶を除く面々は、呼び出しておきながら最後に登
場した彼に、口を開いた九郎と同じ気持ちをその視線に込めていた。
 それを軽い笑みでかわしながら、弁慶は小さく笑う。
「そう怖い顔をしないでください。今宵は皆に手伝ってもらおうと思ったんですよ」
「まぁ、なんか知らないけど、さっさと済ませちまおうぜ」
 欠伸をしながら、無責任なほどあっさりと言う将臣を、横にいた譲が小声で咎め
ていたが、その眼鏡越しの瞳も眠そうにぼやけていた。
 ぐるりと見渡せば、彼らだけでなく敦盛やリズヴァーンといった、特例を除く顔ぶ
れは起きてはいるが気だるそうであった。
 しかし、その空気はすぐに吹き飛ぶ。
「では、今から皆には、望美さんの身体を見ていただきます」
「は? 診るってそれはあんたの役割じゃないのかい?」
 尤も訝しげに表情を歪めたのはヒノエで、その声と顔からは、何を企んでいるの
かと暗に問いかけられたが、一々説明するのはこの際、面倒であった。
「いいえ。今回ばかりは僕にもお手上げでして。この地に呪詛があるのは明らかな
のに、その在り処がいくら探してもわからない。ですから、ある仮説をたてたんですよ」
 それは確かに、全員の胸にある疑問であっただけに、その場の空気は急激に緊
張味を帯びた。
「……神子の身体、か」
 ひっそりと、だが、重々しく告げられたリズヴァーンの声に、誰かがそんな、と声
を上げたが、誰も否定は出来なかった。
 彼ら自身が一番、呪詛を見つけられない失望を味わってきていたからだ。
「し、しかし……呪詛は神子が触れれば浄化されるはずではないのか?」
「それは僕も考えました。しかし、今までのは言わば、土地を呪う呪詛しかありませ
んでした。でも、それが彼女自身に向かったなら、触れた途端に、浄化と一緒に呪
詛も発動するはずです。ですから、可能性が高いのではないか、と。八葉は欠け、
五行の力が乱れていますから、僕一人では見逃しかねませんから、こうして集まっ
てもらったんです」
「なるほど、話はわかった。望美のためなんだな」
 ポンと膝を叩いて納得した九郎は、すでにやる気十分といった感じである。
「呪詛さえ見つかれば、あとは泰衡殿の助けを得て、浄化とまでは行かなくても解
除するのは難しくないと思います。ですから、しっかり見てください」
 弁慶が戸を開けた続きの間には、望美がちょこんと正座していた。
「では望美さん、お願いします」
 恥ずかしさに顔を上げられない少女には、普段と変わらない口調が、ひどく意地
悪に聞こえていた。
104こんな感じ?:2006/08/12(土) 00:16:50 ID:g656Ah8P
ストリップって、こんな感じですか?
教えて、エロイ人。
105102:2006/08/12(土) 01:18:54 ID:iA9cqspK
ストリップktkr!GJGJー!!
うはw神降臨ww反応してくれてありがd!!

・・・ってか生殺しだよ神!続き・・・続き投下キボンヌ!!
ストリップしながら正座してるからww
106名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 01:22:40 ID:wr2s+FZC
GJGJ!
自分エロい人じゃないが、こんな感じだとオモ。
っていうか、続き激しくキボン!!

しかしコレ、密かに景時が哀れだな…w
107名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 06:58:57 ID:68BAwr9v
裏切ったりするからこんな美味しいシチュを逃すんだよ……。
そんな景時が大好きなので、へそ出しならぬ全裸で、股関に銃を構えて正座しておきます。
108名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 01:18:21 ID:fwwrSSZq
不粋承知でマジレス

>>100
似たタイプの奴に自分の思ってた考え実行されたら逆に萎えるべ
そして似たタイプは結構いるように思われる
109名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 01:57:48 ID:fr0673Pt
>>102
GJGJ!是非泰衡殿の協力を得て解除するところまでおながいします
とヤススキーの自分はキボンしてみる

裸に下がり藤のマント着て鞭持って正座して待ってるから
110こんな感じ?:2006/08/13(日) 11:14:05 ID:nM77jkFu
 それでも、こんな夜中に集まってもらったのだから、このままじっとしているわけ
にもいかず、覚悟を決めて立ち上がった。
 緊張と熱のせいで足元がふらつくから、ゆっくりとしか動けなかったけれど、最初
の一歩を踏み出した事で、望美は引き返せなくなった。
 元より、弁慶の提案に頷いたのは自分なのだから。
 それでも顔は上げられなかったが、見なくても、皆がこちらを注視しているのは密
閉された空間の中で、嫌と言うほど感じられる。
 ほんの数歩先にいる彼らを南瓜や茄子だと思おうとしたって、見ず知らずの人な
らともかく、生死を共に旅をしてきた仲間では、意識の外へはどうしても追いやれ
ない。
 痛くさえ感じられる胸の早鐘に、小さく喘ぎながら、望美は単衣の上に羽織って
いた衣を、そっと肩から落とした。
 渇いた音が、背後の足元から聞こえ、自分でしたことだと言うのに、ビクリと身体
が震えてしまう。
「ちょ、ちょっと待て」
 と、そこで、うろたえたような声が上がった。
「どうしました、九郎?」
「……まさか、見ると言うのは……その、は、はだ…」
 最後の一文字が言えないまま、口をパクパクとさえながら目で訴える九郎に、
弁慶はええ、と頷いた。
 瞬間、顔を真っ赤にさせた彼は、床を踏み抜く勢いで立ち上がった。
「俺には出来ん!」
「九郎、座ってください。先ほど説明したとおり、これは望美さんのためなんですよ。
いつまでも彼女を呪詛で苦しめていたくはないでしょう?」
 しかし、すぐにでも出て行こうとする背に、やんわりとだが無視できない台詞が
かけられると、戸に向かっていた足が面白いほどぴたりと止まる。
 彼とて、望美が心配なのだ。
 だが、すぐに振り返るには、これから始まるであろう事が道徳に反しすぎていた。
「あの、九郎さん。私、早く皆と一緒に戦えるようになりたいんです。だから……戻って
きてください」
 言うのも恥ずかしいのであろう。
 その声は震えていて、無碍にするにはあまりに不憫であったし、このまま拒否す
れば、さらに少女を追い詰める事になってしまう。
「望美、お前……」
 それでも何とか考え直させようと振り向くと、両脇に立てられた灯火に照らされた
彼女が、今まで見せなかった顔を上げ、真っ直ぐ視線をぶつけてきていた。
 その懸命で揺らぎない信念を踏みにじるなど、実直な彼には出来なかった。
「……わかった」
 取り乱してすまなかった、と頭を下げる九郎と、ほっと肩の力を抜いた望美を見や
りながら、弁慶はもう一度、全員に声をかけた。
「望美さんの覚悟は、わかりましたね?」
 先ほどのやり取りで、九郎だけではなかった浮つきも落ち着き、皆、神妙な顔つき
になっている。
 望美が羞恥をこらえているのがわかるだけに、その気持ちの深さも伝わったのだ。
 それから最後に、心を落ち着けようと胸に手を当てている少女へと、続きを促がす
視線を向けると、聡い彼女はその手をそっと帯へと向けた。
111こんな感じ?:2006/08/13(日) 11:16:54 ID:nM77jkFu
 多人数が詰めているにもかかわらず、妙に静かな部屋の中では、聴きなれてい
るはずの衣擦れが特別な音に変わる。
 男たちの目の前で、少女が自らの衣を剥いでいくという、日常と掛け離れた事態
に、現実味は少しずつ薄れ、淡い明かりの中に浮かぶ姿は、夢幻を思わせた。
 病やつれし憂いを帯びた眼差しは、無邪気なだけのように見えていた少女を艶や
かに彩り、緩慢な動作は舞いの一手のようでさえある。
 誰かが咽喉を鳴らしたのが聞こえた気がしたが、皆、眼を奪われていて確かめる
事も出来ない。
 弁慶が盗み見る彼らの顔には、隠し難い興奮の色がある。
 完全に解かれた帯が、床にたゆたえば、それはいっそう濃くなった。
 帯を解かれても尚、その肌は単衣の下に隠れていて、大きく開いた胸元だけが
膨らみの存在をちらりと垣間見せるだけだ。
 薄い衣だがやはりそれを取り去ってしまうには躊躇があるらしく、望美の手は帯
を落としたまま上がってこない。
「何か、見えましたか?」
 冷静な弁慶の声に、はっと意識を引き戻された者は少なからず、場の空気は
徐々に落ち着きを失っていた。
「オレは駄目だね。先生はどうだい?」
「見えぬな」
「鬼の力、とやらも呪詛には効かないみたいだね。敦盛、お前は?」
「……私にも、何も。すまない」
 ヒノエは、この雰囲気に呑まれまいとわざと皆に話を振っているようだが、成果は
あまりないようだ。
「では望美さん。少しずつ、試してみましょう。そうですね、まずは……背中を見せ
てくれますか? 自分では見えない位置ですし、背後からなら呪詛も仕向けやす
いですから」
「は、はい」
 弁慶の指示に過敏に反応しながらも、ほっとした様子で少し和らいだ表情になり、
望美は言われた通りに背を向けた。
 それによって、部屋を異様な雰囲気にしていた緊張も、わずかな緩みを見せる。
 やがて、だらりと下がっていただけの単衣が動き、位置を確かめるようにゆっくり
と肩から落ちていく。
 それが、腰の辺りで降下をやめた時、皆は一様に息を呑んでいた。
 少女の華奢さはわかっていたはずなのに、徐々に明らかになる肌の白さが、
それをいっそう強く印象づけ、今、目の前に晒された背はいつも先陣を切って駆け
て行くとは、到底思えないほど儚い。
 触れずともわかる皮膚の薄さは、眼で見るだけでもその滑らかさを容易く想像さ
せ、見えそうで見えない腰へと続く曲線が、まるで触られるのを待っているかのよ
うである。
「髪を、上げてもらえますか?」
 背を覆う長い髪を、望美が衣を落とさないように苦労しながら寄せ集めると、身を
よじった事で、それまでとはまた違った一面を見せた。
 しなる背に、集め切れなかった髪が数本影を作り、あたかもそれが、背後から
男に責められ、乱れているかのような、あらぬ想像を掻き立ててしまうのだ。
 誰かが漏らした吐息は熱を孕んでいて、触れてもいない背に、口付けているよう
だった。
112こんな感じ?:2006/08/13(日) 11:19:09 ID:nM77jkFu
続、ストリップってこんな感じ?
113名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 14:45:36 ID:MMTHTYrQ
只今、神降臨中



GJ!GJ!G---------------J!!
>110、サイコー!
でもマジで景時が泣けるほど不憫だな。
そんな漏れは頭部をマチコ巻きにして、片手に錫丈を持ち
片足ついてしゃがみつつ、>110姫君に向けて万歳三唱しながら続きを待ってる
全裸で。
114名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 18:06:10 ID:uz0DlvW/
神降臨キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
(;´Д`)ハァハァ八葉よりもむしろ漏れの方が(;´Д`)ハァハァ
だが神よ、なぜこんなに焦らしプレイ?ww引き続き投下キボン!!これではまるで拷m(ry
銀とヤスの出番もお待ちしておりますww羞恥に耐える神子萌エスw
115名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 22:16:55 ID:uGiUW4VA
神降臨KTKR!
GJですた、神!

そして、みんなの反応にハゲワロタw
いつの間にか全裸で投下待ちがデフォになってるんだなwww
116名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 00:57:07 ID:y+kn71Gi
うわ、GJGJ!
八葉よりもさきに、私のほうが生唾飲み込んだよ……
続き、お待ちしております。
117名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 15:35:57 ID:gmwqdUuH
ちょwなんだコレww
脱いでるだけなのにエロ杉GJ!!

ぜひ続きおながいします
118名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 18:26:01 ID:JM5Ltqj/
ぐじょーぶ
119名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 23:03:59 ID:bK5Gv8pu
こんなに萌えるストリップははじめてだ
グッジョブグッジョブグッジョーーーブ!

できれば続きを……!
120名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 01:27:39 ID:ckbZKKuv
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワックワックテッカテッカ神子チャンガー
 (0゚∪ ∪ +    夜中ニストリップ嬉シイナー    
 と__)__) +
121名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 02:15:09 ID:6IXL4kkb
床を踏み抜く勢いの九郎ワロスww
九郎可愛いよ九郎ww

是非続きを!
122名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 04:04:39 ID:XL1h+aLj
神子ストリップ中に生唾飲み込んだのは譲だと思った奴の数→
123こんな感じ?:2006/08/15(火) 04:45:33 ID:X6VCwk+N
うお、こんなにレスが。
姐さんたちも好きね〜。

続きは思ったより長くなってきたので、投下は来週になりそう。
全裸組はぜひ服を着ててくれw
124名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 03:18:34 ID:D/EqP6tq
だいじょぶ。(*´д`)ハァハァしてれば夏なんだから寒くないw
でも人肌が恋しくなってきたのでクガネでも抱いてるw
125名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 13:44:33 ID:1xcFYO15
>120
ツボった。
歌の続きをぜひw
126名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 13:45:47 ID:1xcFYO15
すまん、ageてしまった。
127名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 15:32:55 ID:l5xCrD6T
>>123
そうか、裸じゃストリップできないもんね。
じゃあとりあえず先生のマントにくるまってるよ。

>>120
ワロタw
128名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 19:06:15 ID:bUVAmkBO
では私は下がり藤マントに(ry
関係ないが前スレの
ヤスに「…風邪をひく」とマントかけてほしい姐さんに爆笑させてもらった
129名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 00:15:45 ID:JNYRqgdb
漏れも弁慶の外套にくるまっとく。
神様よまっています
130名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 02:35:31 ID:CAClU3ZB
>>125よーし任せろ
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワックワックテッカテッカ神子チャンガー
 (0゚∪ ∪ +    夜中ニストリップ嬉シイナー    
 と__)__) +  ピッチャピッチャジュルジュルランランランw



   m n _∩          +      +  ∩_ n m
  ⊂二⌒ __)  +  /\___/ヽ +    ( _⌒二⊃
     \ \    /''''''   '''''':::::::\     / /
       \ \  |(●),   、(●)、.:|  / /
        \ \.|   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| / / ってキモエロソングにしかなんねぇぜ
          \  |   ´トェェェイ` .:::::::|  /   フゥーハハハァー
           \\  |,r-r-| .::::://
             \`ー `ニニ´‐―´/
131名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 02:55:24 ID:CAClU3ZB
連投スマソ

>>128
そのタイーホ寸前の変態は漏れのことだが何か(ry

漏れは文才がないので笑いという分野で姐さんたちを癒したい
神降臨の合間に神子や女王や女子高生たちが和んでくれれば嬉しいな
132名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 03:27:16 ID:zGDPzE9p
>>130
前スレまで行ってもう一度ワロテ来た。
腹がよじれるワライをありがd

神子チャンストリップ会場はこちらでよろしいか?
ベンケ風呂敷マチコ巻きで、ステージ花道横かぶりつきで正座して待ってます……ええ、全裸で。
133名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 16:31:08 ID:CAClU3ZB
>>130
ちょww白濁汁噴いたww
134名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 16:32:40 ID:CAClU3ZB
ヌゲー!!!ID同じwww珍シス
135名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 18:35:51 ID:MtylT43K
白濁、ちゃんとティッシュで拭いておけよ?
136名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 01:11:47 ID:eOwZx1CK
>>130
元の歌は微笑ましいのに、一気にEROソングってどうよw
そういやこれ、どっちもヌコなんだよな・・・豹変振りに泣けてくる

>>133
藻前のレスにこそ噴いた件。
牛の乳だよな?頼むから曖昧にミルクだなどと言わんでk(ry
137名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 16:54:29 ID:i1Mj7+67
短編投下します。
経正が知らない女とやってるのが嫌な神子スルー推奨。
NGワードは「無明の闇」
138名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 16:56:15 ID:i1Mj7+67
父上のかん高い笑いが私の誕生を祝う。
「はははははは!!よう目覚めた!経正!これでわが平家も安泰じゃ」
「父上…」
「そなたは鷲とともに永久の京を築くのじゃ」
「私は死んだのです…何をおっしゃられますか?」
「これ、知盛、重盛を呼ぶがいい!!経正が蘇ったぞ!」
人々の歓声が聞こえる。
「まさか…そんな」
「敦盛もたまには役に立つ。現世への妄執がこんな形で出るとは」
私は再びこの世に生まれた。敦盛と同じ怨霊として。

あれから、私は無明の闇の中にいる。

人であろうと勤めた。だが少しずつ闇は私を蝕む。いつ訪れるか予想がつかない。それが恐ろしい。

女を抱けば、以前と変わりなく、自身が立ち上がり、いやおうなく攻め立てる。だが、今夜も闇が訪れた。じわじわと体が私のものでなくなる。
「これは…」
背中を撫でていた指が止まる。手が勝手に首へと動いていく。両手が女の首に添えられ、鼓動を、呼吸を確かめている。ここが血の通う路。気の通る路。
一気に締め上げれば、佳い声で命が消え行く様を歌うだろう。最後の息が止まるまで。

「ーーーー!!」

手が思うように動かぬ。引き剥がしても、手は白い喉を惜しむように開閉を繰り返した。
余韻に震える体から離れ、後ろを向いた。女と別れるときに使う手。こんなところで役に立つとは思わなかった。

「疾く…疾く、帰るがいい」

まだ自身が猛っている。欲を押さえつけて、冷ややかな声で女の体を冷ます。このような場になれば、女がたまりかねて出て行く。何度繰り返したろう。
女が不思議そうに寄ってきた。その体からじりじりと離れる。
139無明の闇:2006/08/20(日) 16:57:17 ID:i1Mj7+67
「殿?何かお気に触られましたか?」
「もうよい。帰るがいい。お前の命があるうちに」
「異なことを申されますな。このような場所に賊は入れませぬ」
「私に触れるな!!戻れというている!!」
「殿?殿?何を…」
「だれぞ!!この女を戻らせよ!屋敷まで送るがいい!」

当惑する女をずるずると家人が引きずっていく。片手に衣を抱えて。いつもどおり金を余分に包んでくれるだろう。

「戻れ…私の体は誰にも渡せぬ…」
視界が曇る。なんと大きなものを自分は失ったか。将来、この体から追い出されるのは私。
伯父上の術により、恐ろしいモノがこの体の主となった。先ほどのように人を引き裂き、命が消えるのを喜ぶ恐ろしいモノ。
それは私が消えるのを待っている。

「まだ…敦盛を…平家を…守らねば」
これなら、まだ死んだほうがよかった。だが逝けぬ。敦盛がこの世に留まるうちは…平家があるうちは…身を挺して守ろう。
闇に飲み込まれる瞬間まで。
140名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 16:58:34 ID:i1Mj7+67
以上です。一話目、題を入れ忘れた。スマヌ。
141名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 19:33:43 ID:jKooziPC
父上ってもしかして清盛だったりする?
142名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 03:04:00 ID:JGnffEkY
鷲っていうのが気になったけどGJ!
これで勢いつけて今度は経正×神子きぼん・・・!
143名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 15:06:20 ID:l6nBEkM9
経正あっつん兄弟は、いちおう清盛の甥っこな。
つまり重盛兄弟の従兄弟。
細かくてゴメス

しかし経正キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!な気持ちに変わりはない。
144こんな感じ?:2006/08/24(木) 15:08:40 ID:Sy5JRJvP
ストリップ神子続き投下
まだ、未完。スマヌ
せっかくだから>>130の歌を参考にしようと思って、
現在、八葉(−1)での乱交に挑戦中
だから来週につづく






自分がストリップしている事に気づいたw
145こんな感じ?:2006/08/24(木) 15:11:18 ID:Sy5JRJvP
 そのまま、じっと身を固くしていた望美だったが、背中側からは何一つ声が上が
らず、又しても呪詛の気配が見えなかったのだと悟らざるを得なかった。
「……あ、の…次は…」
 どうしたらいいのか肩越しに振り返った弁慶は、その視線にわずかに考えるよう
な仕草を返した。
「そう…ですね」
 外していない視線からは考えがあるのだろうとわかるが、口に出すのを迷ってい
るのか、そこから先をすぐには言葉にしない。
 しかし、それが何を指しているのかは、案ずる瞳から読み取れた。
 そして同時に、ここから先は、もう誰にも助けを求められないのだと、彼女は気づ
いたのだ。
 気遣ってくれる彼にこれ以上言わせるのは、卑怯に他ならない。
「……こう、ですか?」
 責を負うているのだと自覚している望美は、ゆるゆると身体の力を抜き、強張りた
がる腕を叱咤しつつ下ろしていった。
 腰から這うように落ちていく単衣のすべらかな肌触りが、太腿から膝を伝えば、
そこから下を通過するのはあっという間だった。
 あまりにすぐ過ぎて、床に着いた確かな感触を、もう一度確認してしまうほどだった。
 数瞬遅れて、下肢の全てを自ら晒したのだと自覚したが、やはり、皆からの反応
はない。
「何か……ありますか?」
 ぐしゃぐしゃになった単衣を胸元に抱き寄せている姿は、その頼りない衣に縋る
ようでもあった。
 力を抜こうとして、失敗している背が懸命であればあるほど、儚さが憐れを誘う。
 もう、少女はその身を隠す術を自ら放棄したのだから。
 それでも、捨てきれない羞恥と己への厳しさの狭間で足掻くさまは、意図してい
ないからこそ、気高く美しかった。
 誰の蹂躙も許さぬその矜持。
 しかし、それを他ならぬ彼女自身が、自らの強い意志によって崩そうとしている。
 最早、この場に決死にも近い少女の覚悟をとめれる者は、一人もいなかった。
 誰も彼もが、魅入られてしまったのだ。
 神子の堕ち行く姿に。
 咳払いどころか、身じろぎの音もない静かさで、振り向いたら誰もいないのでは
ないかと思うほどなのに、直接触れている外気よりも如実に、幾つもの視線が肌を
這っている。
 戦うようになり、気配を読む鍛錬をしてきた望美だからこそ、それが気のせいや
思い込みではないとわかった。
 普段自分では見れない背後なだけに、見られることに対して少女らしい払い切れ
ない不安が付きまとい、無駄だと知りつつ眼を閉じてしまえば、余計に敏感になった
無防備な肌が、触れているはずもない視線を、ひとつ残らず望美に伝えてしまう。
 それはまるで、無数の柔らかな羽に撫でられているような、ありえない錯覚だった。
 ぞわりと背筋を這う怪しげな感覚に、慌てて目蓋を開くのだが、揺らぐ炎に照らさ
れた己の影が、床や壁一杯にわずかに揺れながら幾重にも重なっているのを見る
と、今立っている場所さえ、あやふやになってくる。
 もしかするとこれは、熱に浮かされ自分が見ている仇夢なのではないかと、そんな
逃避にも似た気持ちが胸を掠めるが、そんな中、燈火のはぜる鈍い音と油の香り
だけが、ひどく現実的だった。
 夢でないなら、少女は動かねばならない。
 目的があるからこその、行動なのだから。
146こんな感じ?:2006/08/24(木) 15:13:44 ID:Sy5JRJvP
 まず、桃花を連想させる丸く、淡く色づいた踵が男たちの前で、ピクリと震えた。
 わずかな動きであったが、少女はそれまで息さえ止めていたようであったから、
すぐにそれは皆の眼にとまったのだ。
 その先を予感して、敦盛だけが眼を伏せた。
 心優しい彼には、痛ましすぎたのかもしれない。
 けれども、それもほんの一瞬であった。
 ゆらりと長い髪が揺れると、その煌きに逆らえぬように、長い睫毛に縁取られた
目蓋があがった。
 戸惑いつつも、捕らわれてしまっているのだ。
 そしてかすかに細めた双眸の先で、スラリと伸びた足がゆっくりと動き、爪先が
向きを変える。
 まず、横へ。
 そして、それから一呼吸おいて、望美は完全に身体を反転させた。
 恥ずかしそうに下を向き、心なしか、単衣を押さえている両手に力が篭ったように
見えたが、胸元に抱いた乱れた単衣では、全てを隠しきれておらず、細い首筋から
眩しいほどに白い胸元に続き、その膨らみを半ばまでも見せていた。
 衣をかき集めている腕の下には、ちょうど頂があるのだろう。
 それは思わず、その色やぷくりと立ち上がって誘う姿を想像してしまうほどで、
際どい隠し方は無闇に男の性を煽る。
 勿論、彼女は彼女なりに最大限の努力をしての結果であるのだが、少女らしい丸み
は背後から見るよりも明らかで、柔らかそうな曲線を描く身体が、よりいっそう艶や
かさを増した。
 片手でまとめられてしまえそうな細い足首から膝。
 いつもの衣装で見慣れているはずの部分さえ、必要以上にぴたりと合わせられ
ては、単衣の下にあるその先を、どうしても考えずにはいられなかった。
 何より、表情が見える事がたまらなくさせるのだ。
 直視出来ないまま、閉じられているのではないかと思うほど伏せられている目蓋
は、時折瞬きをして、ほんのり色づいた頬に影を落とし、浅い呼吸を繰り返す唇は
薄く開いていて、その中の熱さを連想させる。
 呼気にあわせて癖のない髪が、サラサラと肩の上やわき腹のあたりで揺れ、その
度になんとも言えぬ甘い香りが、ふわりと立ちのぼって部屋を満たしていく。
 今や眠気も寒さも室内にはなく、あるのは緊張に押し殺された息と、じわりじわりと
溜まっていく熱、そして羞恥に震える身体を持て余す少女の、躊躇いがちな吐息だ
けである。 
 明かりが近くに置かれている望美からは、暗がりにいる彼らの顔は判別する事は
難しい。
 けれど、凝視と言っても間違いではないほどの強い視線に晒されていては、それ
がもつ毒のような熱さに目眩すら覚えた。
 しかもそれは、一つや二つではないのだ。
 触れられてもいない肌が火照るという、未知の感覚を恐いと思う一方で、単衣を
押さえている腕の下、ドクドクと跳ねる鼓動はいやに甘い。
 自分はどうかしてしまった。
 呪詛と熱のせいでおかしくなったのだと、そう思わなければ望美は両手から力を
抜く事は出来なかっただろう。
 見られる事に、興奮しているだなんて。
 認めるには、彼女は幼く、無邪気でありすぎた。
 けれど、音を立てて床に落ちた単衣に視線を落とした弁慶だけは、そっと唇に
笑みを刷いていた。
 まるで全てを知っているかのように。
147こんな感じ?:2006/08/24(木) 15:15:01 ID:Sy5JRJvP
とりあえず、ここまで
次回からは神子様ご乱心
148名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 15:43:56 ID:EKzPX3bN
ストリップ神子チャンキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
神子様ご乱心に乱交って! 今から続きにwktkしすぎて仕方ねぇ!!
初心に戻って全裸正座で待ってる!!

    ∩
( ゚∀゚)彡 ストリップ!!乱交!! ストリップ!!乱交!!
 ⊂彡
149名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 23:38:50 ID:fAXujpIj
やっべ!
ヘタしたらそこいらのハードエロよりよっぽどエロイよ(*´Д`)ハァハァ
かえって隠微でたまらない。GJ!GJ!!!

wktkしつつ一人ストリップしながら待ってる!
150名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 23:42:56 ID:cGN2CHu+
続きキタキタキタキタぁ!!!神超GJ!!下手なエロSSよりもアツいぜ!!
細かな描写にハァ━━━━´д`;━━━━ン!!!
緊張感が伝わってこっちまでストリップする神子を凝視してる感じ!
ちょっくら退出して朔と白龍気絶させてくるww
乱交パーティーщ(゚Д゚щ)カモーン!!
151名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 23:44:36 ID:cGN2CHu+
>>149
あ、なんかちょい言ってることかぶっててすまん
リロってなかった
152名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 02:37:52 ID:ViSLjVQ0
GJGJ!!エロすぎるよ!
黒弁慶トエェェエイ!!

こんなときに白龍が八葉や神子の気の乱れに反応して「神子〜?」とかやってきたらテラヤバスww

続きを白龍に子守歌うたいながらまってます。裸で。
153名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:41:18 ID:SbCJ/lNz
わー!!GJGJーーーー!!!(*´д`)
続きーーーーーーーーーー!
今マジで全裸でPCの前で座ってまつ
154名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 02:28:20 ID:qBT5tDgX
次回投下wktk
155名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 19:59:57 ID:1j06i3l8
ワクテカ神子たちに
つ虫除けスプレー&蚊取り線香
156名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:54:21 ID:tq33Oa8o
もう秋ですね。
wktkするにも暑くなくてイイ!
157こんな感じ?:2006/09/02(土) 14:07:20 ID:YmmZWJLc
ストリップ神子の続きです。
神子様ご乱心のみ。
また完結しなかったyo!

他の投下がないようなので、毎週してるけど
やっぱりしづらい雰囲気にしちゃってるだろうし
次はちゃんと完結させてからくるよ。
158こんな感じ?:2006/09/02(土) 14:10:33 ID:YmmZWJLc
 焦らしに焦らされた果てに、ようやく眼前に晒された白い肌は、想像を裏切るどこ
ろかそれ以上の魅力をもっていた。
 前をきっちり合わせて着る小袖や分厚い陣羽織は、少女の胸をいくらか押さえて
いたらしく、普段眼にしていた時はさほど気にならなかった膨らみが、今は視線を釘
付けにしている。
 華奢な肩からなだらかに続く曲線を、そのまま引き継ぐようにやんわりと柔らかそ
うな乳房だが、かすかな震えに呼応して揺れる動きはまだ芯の硬さを残していて、
彼女の身体がまだ成熟しきっていないのを教えていた。
 だが、だからこそ。
 漂う危うさがよりいっそう、男たちの眼を離せなくするのである。
 それに、誰に触れられたわけでもないのに、胸の頂はつんと立ち上がっており、口内
に含めばさぞよい舌触りがしそうで、味などしないとわかっていても、淡い色と艶は、
春の果実を思わせる。
 それは、想像の戯れでさえ、飲み下した唾液を甘く感じてしまうほどだった。
 又しても何も言われない沈黙の中、隠したい気持ちを殺そうとするかのように、望美
の両腕は真っ直ぐに下ろされたまま、健気にも小さく拳を握り締めていた。
 そのすぐ横には淡い茂みがあり、細く伸びやかな脚は緊張と疲れのせいで、時折
ふらついては、その茂みの奥をちらりとのぞかせる。
 望美が少しでも動けばそれだけで、見ている彼らの呼吸は乱れ、じっと座っている
だけの身体に汗が滲むのだ。
 己を律するようにきつく顎を引き、自分の咽喉を通る唾液の音にさえ、思わず肩が
揺れてしまうほど敏感になってはいるが、目的がある以上、欲に任せるわけにはい
かない。
 しかし、まったく平気でいられる者ばかりのわけもなく、特に歳の若い譲の身体は、
正直に柔肌を求め張りつめていて、息をするのも苦しいほどだった。
 それに隣にいる将臣やヒノエが気づかないはずもないのだが、指摘されないのは、
誰しもが程度の差はあれ、同じような状況であるからだろう。
 そうしてまた、眼鏡越しの眼差しだけを強く望美に向けては、じわりと上がる熱に
きつく眉を寄せた。
 男の欲に支配されつつある視線は、あからさまな意思を持って望美に届いて、そ
の心を犯していく。
「は、ぁ……」
 身体に渦巻く熱に浮かされ、赤く色づいた唇から漏れた溜息は諦めや恐れでなく、
どこか微笑みさえ乗せていた。
 見られている。
 それも、触れたいと、口付けたいと、貫きたいと、思われながら。
 多分、この絡みつく視線の先々では、思うままに組み敷かれているのだろう。
 そしてそこでとどまれるほど向けられている視線は甘くはなく、どんな格好で、
どんな声を上げさせられているのかまで、想像させられてしまった。
 激しく揺さぶられているのか、それとも、意地悪く焦らされて、ねだる言葉を言わさ
れているのか。
 もしかしたら、複数を相手に言葉さえ無くして、ただ喘いでいるのかもしれない。
 淫らな夢想は、それだけで望美の身体をゆっくりと変化させていき、それが遅々と
しているえばいるほど余計に煽られた。
「……ぁ」
159こんな感じ?:2006/09/02(土) 14:13:25 ID:YmmZWJLc
 ふらっと揺らいだ身体を支えきれなかったのは、脚が力を失っていたからではな
く、気持ちが内に向かいすぎていて完全に油断していたからだ。
 身体の動きに遅れた長い髪が、残影のように望美の後を追えば、薄明かりの中
に淡い花ふわりと咲いた。
 それでも咄嗟に膝を曲げ、ぺたりと床に座り込む事で、背中から倒れこむのだけ
は何とか回避すると、火照った肌に冷たい感触が心地よかった。
 一瞬の開花の後、残されたのはまさに花のような少女で、へたり込んだ姿は手折
られかのように可憐である。
 そして、これまで下から照らされていた事で清冽な白さばかりを強調していた肌は、
上から落ちてくる光によって蝋蜜のような薄い影を持ち、夢や幻でもない生々しさを
まとっていた。
 力を失い、ほのかに色づいた身体からは、体温さえ判じられそうだ。
 それまではただ頭の中で行われていた禁忌が、すぐそこにある。
 どれほど堪えようとしても、吐息が乱れるのはどうしようもなかった。
「大丈夫ですか?」
 懸命に平静を装っている譲の心配そうな声に望美が顎を上げると、それまで見下
ろしていて遠かった彼らの顔が、驚くほど近くに見える。
「うん……平気」
 そうなれば当然。
 身体の方もどんな状態であるかは、一目瞭然であった。
 望美の視線がどこをとらえているのか知った譲は、気まずそうに赤く染まった顔を
反らしたが、それを追うように声がかけられた。
「……見て」
 小さな囁きは、まるですぐ耳元で発せられているかのように錯覚してしまうほど、
艶やかで秘密めいていて、ビクリと震えた広い肩は怯えているようだった。
 何を恐れているかは、他ならぬ自分が一番よくわかっている。
「先、輩」
 だが、その甘さに対抗する術もなく戻った視線は、弱々しくも望美の目の前でゆっく
りと、むき出しの肌を蹂躙していく。
 彼もまた、いけないと思いつつも、欲に翻弄されているのだ。
 それが奇妙な興奮を引き寄せ、また、見つめ合う事でさらにはっきりと感じるように
なった押し殺された息遣いまでが、ますます望美の身体を熱くさせていく。
「まだ、全部……見てもらって、ないよ? ちゃんと、見て」
 羞恥の為に潤んでいた瞳は、今や、逃げようとする幼馴染の身動きを縛り、瞬きす
ら許さぬままで、両膝を胸に抱えた。
「っ…せ、んぱい」
 どうするのか察して、息を止めた彼の前で、まず踵をそっと浮かした。
「ダメだよ……眼、閉じちゃ」
 眼鏡の向こうで可哀想なほど揺らぐ瞳は、底のない淵をのぞいているかのように
暗い。
 けれど、渦巻く熱に溶かされた欲情がその暗さの中で踊り狂っていて、望美の言
葉など無くても、きっと彼は目蓋を閉じられなかったのだろう。
 舞うように剣を振るとき、軽やかな跳躍を生む脚は爪先までもほっそりとしていて、
小さな爪がなめらかに灯りを映している。
 その両足がゆっくりと、ゆっくりと開いていく。
 膝から下が音も無く離れると、その奥を隠す影を薄く、狭くさせた。
160こんな感じ?:2006/09/02(土) 14:15:46 ID:YmmZWJLc
 もう少しで、本当に全てが暴かれる。
「んッ……」
 最後の砦である膝が震えたのは、敏感な秘められた入り口からはしたない滴り
がとろりと溢れ、伝うのを感じたからだ。
 少し開いただけでこれでは、この先どうなるのか、恐ろしくさえあった。
 動悸は益々激しくなり、冷たかった指先までほんのりと熱を持ち、手をついている
背後の床はすでに温かくなっている。
 何かに縋りたい心細さは、カリッと床を掻く音となり、爪が木目に逆らう強さをその
まま膝へと向けた。
 本当に握りたかった物はここには無くて、望美の心に潜む火傷にも似た傷跡が
じくりと息を吹き返すけれど、だからこそ、それがどれだけくだらなくても、指先に
力を込め続けた。
 もう、この手には何もないのだと、確認するように。
 必要以上に強張っていた脚は、一度力を抜くと簡単に離れ離れとなり、いつの間に
か薄っすら汗をかいていた内腿は、外気の冷たさにビクリと跳ねた。
「ぁ…」
 それとは別に、朱に染まった望美の頬が引きつったのは、下肢から響いた音のせい。
 閉じていた秘裂が濡れた音をたてて、花開いたのだ。
 そのいやらしさにはさすがに耐え切れず、咄嗟に目蓋を降ろしたが、ピクリと震え
た脚を閉じはしなかった。
 ここまで来ては、何もかもが無意味。
 すでに望美の中では、呪詛のためと言う理由はただの大義名分と成り下がって
いた。
 今はただ、なぶる熱に身を任せて思うままに振舞いたかった。
 それはあの目がくらむような碧く、深い、無情の海にあの男と一緒に置き去りにし
てきたはずの感情で、自分のしぶとさを咽喉で笑う独特の低い声が聞こえた気が
した。
 その通りなのだろう。
 所詮、自分は神子としてだけでは生きられない。
 この身に眠る荒々しい獣が、男に殉じて心を殺すのを許してはくれないのだから。
 どうしようもなく今も生きているのだと、望美は静かに上げた視線で認めた。
 並んだ仲間の顔は、涙で滲んではっきりは見えなかったけれど、ここにいる彼ら
を、そしてここにはいない、人たちも。
 見えないけれど浮かぶ顔は、誰一人、失いたくはない。
 つつっと床を滑るように爪先同士がどんどん、遠ざかっていき、ついに限界の位
置までたどり着いた。
 自ら脚を開き、見せ付ける行為がどれだけ浅ましいか、淫らかなんて、問題では
なかった。
 少女が求めるのは戒めだ。
 ともすれば、痛みに寄り添っていたくなる弱い心を、萎える足を奮い立たせるほどの。
「……譲くんので、この奥も確かめて」
 細い指がたどり着いたのは、まさに今視線を集めている部分で、名指しされた譲は
信じられないと瞠目しつつ、無意識にゆるく首を振っていた。
 それは否定ではなく、ただただ、本当に理解できなかったのだ。
「ね、お願い」
 くちゅくちゅと淫猥な音と共に抜き差しされる繊細な指は、根元までもねっとりとし
た蜜を絡ませ、甘く誘う香りが往復するたびに強く、濃くなった。
161こんな感じ?:2006/09/02(土) 14:20:14 ID:YmmZWJLc
とりあえず、ここまで。

なぜか書いてるうちに知盛×望美風味になったので
今後、そういう展開が嫌いな人はスルーdeヨロ

自分も神々の降臨を待ちつつ、続きがんばるよ。
162名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 14:54:39 ID:sSkyVyPr
ギャー、ネ申きた!!
エロイよ、望美タン!!
(;´Д`)ハアハア
163名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 16:31:26 ID:xn4b4RUF
ぬおぉ!!
超GJGJGJGJ!!

神子の痴態と八葉の様子にただでさえ悶えまくってたのに
まさか知望風味まで入るとは……ッ!
萌えすぎてマジで呼吸困難、神ありがとう神!!
164名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 16:51:05 ID:O5uSHmm2
GJGJGJ!!
何がすごいって
脱ぐだけでここまで引っ張れる文章力だよ

腕、上げたな〜って、言いたくなるw
165名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 00:22:48 ID:xD4U6R8i
つ、つつつついに来たあぁぁ!!!
土日は人少ないだろうと思ってたら
既にwktkしっぱなしだった神子たちがGJ叫んでたww
最初の文の焦らしに焦らされたってのはもちろん漏れたちも入るよな?w

ネ申マジGJっした!!こんなにじわじわ興奮するパロありがとう!!(*゚д゚)=3ムッハー
166名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 22:48:20 ID:cpRsn8Os
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
神…だ!!!!!!!!!!!!!!!
譲が可愛いな。なんか。
続きが楽しみすぎて仕方ない…待ってる!!!!!!!!!
167名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 01:43:50 ID:4AkPC0+4
>(*゚д゚)=3ムッハー
このAA(顔文字?)見てるとなぜか九郎を思い出す・・・なんでだろう
168名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 02:03:06 ID:jjEplAUh
ξ(*゚д゚)
169名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 04:03:02 ID:m5yJXF42
ξ(*゚д゚)=3ムッハー
こうだろうww
170名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 19:38:07 ID:WdzlAOIi
すごい!読んでてドキドキしたよ
エロ神子萌え!!譲の反応もカワユス!
171名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 21:54:35 ID:aZWGFu1o
>>167-169
バロスw
イイ流れだw
172名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 00:11:29 ID:bDS5EDV+
そうだwwそれだ!思い出したww
アホの子九郎の興奮AAなw
173名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 03:21:17 ID:jrgGMVJ7
金色のコルダの冬海たん強姦でお願いします。
攻略キャラじゃなくて一般生徒とか電車で痴漢とか。
それか百合で。
174名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 14:08:09 ID:Y8z0PEvP
確かにコルダは、少ないよな・・・
はぁ・・・ 、自分のボキャブラリーと、文才の無さが悲しい・・・
175名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 20:33:42 ID:F6U4mo3Z
自分は、コルダは何故か健全な二次で満足できてしまう。
ゲーム自体がサッパリしてるからかなー。
恋愛味が薄いって意味じゃなく……コルダのあの雰囲気が好きなもんで。

皆が書かないのは主人公の個性がないせいか?とも、ふと思ったが。
相手キャラにもよるよねきっと。
176名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 20:56:17 ID:Y8z0PEvP
みんな、音楽バカというか、恋愛は二の次だもんね・・・。
177名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 21:04:09 ID:Y8z0PEvP
月森 > 恋愛に慣れてないせいか、へたれ気質
志水 > 音楽の世界に浸りきってる
火原 > ロマンチストで、健全な恋愛のイメージ・・・
土浦 > 一番、現実的な女の子像を分かっていそうだけど・・・
柚木 > ・・・。

みんな、恋愛には不向きな感じ。
特に、月森・志水は恋愛に発展しても、なかなか先に進まなそう・・・
178名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 21:30:01 ID:oppxaMMy
ほとんど10代だしなぁ…
金やんに期待
179名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 00:01:16 ID:sQPrhwbP
・・・。の柚木にこそ期待。
彼はエロパロ向きだと思うんだが。
主人公もいいが、×冬海ちゃんなんてのもおもしろいかもしれない。
180名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 00:06:59 ID:2Nl+R8pN
やたらと冬海を強調しているのは同じ人?
181名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 05:57:47 ID:GNtAUcfY
乙女ゲーで攻略キャラ×非主人公を書かれてもなぁ。
それが好きキャラだったりしたらブーイング物だろ。
と書いてて思ったんだけど漫画版の遙かで最初の方、鷹通←シリンぽかったような
作者は鷹シリにしたかったけど、上のような理由で出来なかったのかな。
182名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 06:36:10 ID:9qhEFmmG
個人的には、どうせエロパロスレなんだからなんでもありじゃね?派かなー
色んな話読んでみたい。
183名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 08:17:03 ID:SeRymuAy
同意
もし読みたくない組み合わせだったとしても
前書きしてもらえりゃ回避できるし
184名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 08:53:01 ID:OK4YQsNr
譲×朔だってあったんだから、別に×主人公じゃなくてもいいんじゃね?
最初に組み合わせ書いてくれれば、いやな人はスルーすればいいんだし
185名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 12:45:20 ID:EINzrJEc
>>181
そんなこと言ったら、アンジェリークはw
まあ一応、デュエットでプレイヤーキャラにできるけどさ。

私も注意書きあれば何でも桶
186名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 15:37:02 ID:GrF5AThy
あのなあ…シリンは
お館さま一辺倒のチョータカピー鬼女という設定だ罠
最終決戦で「お館さまの命を救ってくれるなら、私の命をあげる」
と嘆願するのが売り
お館さま以外は下僕か屑
(八葉を倒すじゃなく下僕にしてやると何度聞かされたか…)

漫画家が初期設定無視したらまずいって
(でも当の紅玉が一番初期設定を壊してる)
187名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 16:59:54 ID:Chpv3/tj
…?
188名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 17:02:29 ID:sLf8S/VL
>>186
言いたい事はわかるが、言葉足りないよ
だから鷹シリなんてありえないって事でそ?
189名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 18:35:58 ID:+LQh+0D4
鷹シリ鷹シリ言うから鷹通の尻を想像してしまった
190名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 21:13:40 ID:NqF7+FC/
でも恋なんてどこでどう転ぶかわかんないしなぁw

だいたい二次創作なんか全部妄想じゃんw エロパロなんてさらに。
原作では絶対にありえない作品を見れるのが
エロパロの楽しいところだと思ってたけど。

>>186が鷹シリを好きだろうが嫌いだろうがどうでもいいけど
大人なんだし、注意書きがあればスルーできるんだから別にいいジャマイカー
191名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 22:51:43 ID:pND5BGm3
つーか柚木×冬海なら以前あったよね?
途中までで中断してるけど
192名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 23:22:32 ID:0jCakeRt
過去ログの 【遙か】ネオロマンスでエロ萌え【アンジェ】
の後半の 584 あたりにあったよ。

個人的に、月森と香穂子がもっと読みたいです。
できれば、へたれ月森で・・・。
193名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 00:01:19 ID:JTAofm61
くる日もくる日も案のSSを待ちつづけていたが、
プレイしたこともなかった遥か3のSS読んで萌え死にそうになり
ゲーム屋に走ったわたくし。
もうアンジェのSSを待ち続けるさびしさにさようなら…
194名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 08:21:52 ID:6cfeoAZ2
>193
ようこそ遙か3へ!
萌えられる対象が増えるのは生活に潤いができていいよね。
一緒に神の降臨を待ちましょう。

全裸で。
195名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 10:15:48 ID:VQv3gFkO
>193
まさか同じような人がいたなんて
案も大好きだけど潤いがなさすぎてカピカピだった

個人的には、どのssがきっかけになったか知りたいw
196名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 11:08:34 ID:G75kqYhF
や、自分も案SS投下待ち組だよ。
もちろん遙3も大好きだけど案も遙1も遙2も案も金も節操無く好きなんだよ…
全裸で待つには肌寒い季節になって来たな…ハハ…
197名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 12:27:20 ID:m/yjQPhq
>>196
つ【くがね】
198名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 12:42:17 ID:GcMKLbef
つ エルヴィン
199名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 14:30:37 ID:ybSVmWNJ
つ【黒麒麟】
200名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 19:18:15 ID:IU/PmNne
つ【九郎の髪】
201名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 21:03:45 ID:F7BSVT+x
けど本当遙か3強いねこのスレ
コルダとアンジェもお待ちしております
202名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 08:20:24 ID:Ut0bhYRm

大分前(5スレ目くらいだっけ?)に知望を落としてった者です。
コルダのツンデレにやられた勢いで一本書いたので置かせて頂きます。

・ED後の月日
・とにかくイチャついてるだけ
・月森がデレデレ
・あんまエロくない

こんな感じです。ダメな人はNGを「月日ED後話」にしてスルーよろ。

203月日ED後話 1:2006/09/14(木) 08:21:36 ID:Ut0bhYRm
「…はぁ…いい演奏だったね…面白かった」

コンサートホールを出て早々、香穂子はドレスの裾を翻しながらうっとりと溜息を吐き横の恋人を見る。

「気に入って貰えたなら良かった。大きめのコンサートには来たことがないと言っていたから、丁度いいかと思ったんだ」

その恋人とは、昨年行われた学内コンクール――そこでライバルとして出会った相手、月森蓮。
最初あれだけ不穏な空気が流れていた人物とこうした仲になるとは、人生わからないものである。

付き合い始めのころはヴァイオリン・ロマンスの再来だのなんだのと随分騒がれたものだが、それも今は大分落ち着いた。
と言うより、何ヶ月も経った今ではすっかり慣れたものである。

「うん、誘ってくれてありがとう…凄いね、最後の曲なんかまだ耳から離れないよ」
「ああ、確かにあれは特に良かったな…」

満面の笑みで言葉を紡ぐ香穂子につられるように、月森も微笑で応える。
もともと整った容姿を持つ月森だが、今日はスーツ姿と言うせいもあって普段より大人びて見える。
香穂子も合わせてシンプルなドレス姿なのだが、さっきからヒールで躓いてみたり裾が引っかかったりと落ち着きがない。
こういうの、慣れなんだろうか…と、香穂子は喋りながら月森をじっと見詰めてみた。

「どうした?」
「え?あ、何でもない。ね、それよりこの後…」

その立ち姿に見惚れていたのが気恥ずかしくて、香穂子はとっさにある提案を持ちかけてみた。

204月日ED後話 2:2006/09/14(木) 08:22:38 ID:Ut0bhYRm
「……―――うん、今の結構良かった?」
「ああ…そうだな。…今日はあそこで間違えなかったしな」
気分が新鮮なうちに――そう主張する香穂子に従い、部屋に着いて早々、上着だけ脱いでいきなり合わせてみる。



「それにしても、ドレスで弾くなんてセレクションの時以来かな?何か変な感じ」
「そう言えば…そうか。確かに久しぶりに見た」

そう言って窓辺に腰掛ける香穂子の姿をじっくり見ると、月森はある事に気付く。

「…香穂子、その首筋」

月森の指が香穂子の首に触れると、癖でもついたのだろうか、そこは少し硬くなっていた。

「あ、これ?そうなの、ちょっとタコが出来ちゃったみたいで…やっぱり目立つ?」
首筋に添えられた月森の指に自分の指を重ねて、香穂子が呟く。
練習をするうちに癖になってしまったらしく、そこだけ目立つのが気になるらしい。

「君のヴァイオリンの持ち方は独特だからな…まあ、気にする程じゃない」

少しだけ香穂子の顎を持ち上げてみるが、傍目から見てそんなに目立つほどでもない。
だから、余程気をつけて見ない限りは誰も気付かないだろう。
そんな些細な変化に気付いてしまう自分が少し可笑しかったが、そんな事は絶対に口に出さない月森だった。

「そう?なら良かった…って、くすぐったいよ、月森くん」

月森の指が、流れるように香穂子の項へ回る。
いつもは下ろしている髪をアップに結い上げているせいで露わになっているそこに触れられると、何となく照れくさい。

「…この髪型を見るのも久しぶりだな……」
「…ん……」

これもコンクール以来か、と呟くと月森はそのまま香穂子の頭を引き寄せて唇を重ねる。
香穂子もゆっくり目を閉じてそれに応える。迷いも拒絶もない、ごく自然な流れだった。
その反応を見て、月森はゆっくりと溜息を一つ吐いてネクタイを緩めた。

「……いいの?」

月森の意図を読んで、香穂子が問う。

「…こんな時間に部屋に来たがる君が悪い…どうせ誰も居ないんだ、泊まっていけばいい」
「なーんか、いつも悪いなあ………」

やれやれ、とでも言いたげな顔で月森が呟くが、それが彼なりの照れ隠しだと言う事を香穂子は知っている。
そして、悪いなあなんて言いながら嬉しい自分がいる事もまた、知っている。


205月日ED後話 3:2006/09/14(木) 08:23:33 ID:Ut0bhYRm

「……脱がしにくいな…」

いつも通り香穂子をベッドに横たえたはいいが、ドレスと言うのは脱がすのがいちいち面倒な作り。
背中のファスナーを下ろしながら月森は小声でそう呟く。
だが、いくら面倒でもさすがにドレスを着せたまま抱くわけにもいかない。

「あはは、ごめんね。じゃあネクタイ解いてあげる」

脱がせにくいと言う割に手は止まらない月森に苦笑しながら、香穂子も月森のほうに手を伸ばす。
一度やりたかったんだ、と首のネクタイを取ろうとなにやら手を動かしていた、が。

「…香穂子、逆だ。それでは首が絞まる」
「……あれ?」

思いっ切り絞める前に、月森にその手を制止される。

「…ちょっと、大人しくしててくれ」
「はーい…」
えへへ、と照れたように笑いながら、香穂子はおとなしく手を引っ込めた。



「……ん…ぅ……」

先ほどよりも数段深い口付けに、香穂子の唇から艶めいた吐息が漏れる。
もう何度も交わした行為だが、香穂子はどうしてもこれだけの事で頬が紅潮してしまう。
月森はこういう時でもほとんど表情を崩さないが、香穂子の方はどうにも分かり易すぎるのが今でもちょっと悔しい。

「いつもより、熱いな」
「そう、かな」

唇を離した月森の台詞に、香穂子は思わず頬に両手をあててみる。
言われてみれば、確かに熱いかもしれない。
久しぶりにドレスを着たせいで気持ちが昂ぶっているのか、それとも。

「…スーツの月森くんが格好良いから、…かも」
「……なんだって?」

香穂子としては自分の正直な気持ちを告げたまでなのだが、対する月森はいきなり何だ、と驚いた表情。
思わずネクタイを解こうとした手を止めてしまう。

206月日ED後話 4:2006/09/14(木) 08:24:35 ID:Ut0bhYRm
「コンクールの時からずっと思ってたんだけどね、月森くんってやっぱりスーツ似合う」
「…そうか?別に普段とそう変わらないと思うんだが…」
「ううん、変わる。なんていうのかな…いつもより、大人っぽいし」

だから、なんだか照れる…と香穂子は笑う。
もともと少なからず「憧れの人」であった相手なので、深い仲になった今でも不意打ちであの時の気持ちが甦るのだ。
ふとした仕草ひとつを目で追って、いつもと違うところを見つけては小さく嬉しかったあの頃。
ヴァイオリンの先輩として追っていた相手は、いつしか恋する相手になっていた。


「それを言うなら香穂子こそ…」
「え、私?」

すると月森もどこか難しい顔をしてそう呟く。
言いよどむ相手に対して香穂子が問うと、月森はさらに難しい顔をして口を閉ざしてしまう。

「どうかしたの?」
「いや、…香穂子こそ、その、十分綺麗、だと思うんだが」

普段目にする制服とも私服とも違う、華やかなドレス。
派手すぎず、かと言って地味なわけでもなく香穂子は自らに合う服をきちんと選んでいる。
それは、普段あまり感情を動かさない月森の目から見ても十分に魅力的なものだった。

「…………」
「……何だ、その目は」

月森の口から出た意外な言葉に、香穂子は思わず目を丸くして相手の表情を伺う。
伺われた月森の顔は、しまったとでも言うように香穂子の方を見ない。
それが照れたときの彼の癖だと言うことは、香穂子が一番良く知っている。


「月森くん、可愛い」
「……香穂子」


それが可笑しくて香穂子はついついそんな本音を漏らしてしまう。
すると、月森は月森ですぐに表情を戻し―――否、先程より意地の悪い表情を浮かべて。

「……お喋りはこのあたりにさせて貰うからな」

と告げて、もう一度何か言いたげな香穂子の唇を塞ぎにかかった。
207月日ED後話 5:2006/09/14(木) 08:25:23 ID:Ut0bhYRm
「……は、ぁ……」

丁寧に、しかし確実に香穂子の感じるところを狙ってくる月森の指。
唇を塞いで宣戦布告をされたが最後、香穂子の制止は意味を成さずその指で、香穂子の体を狂わせる。
あまり大きな声を出さないようにと唇を噛んでも、熱の篭った吐息が零れればそこがいい、と言っているようなもの。

――防音設備の整った家なんだから声を殺す必要はない。以前そう言われた事がある。
だが、これはそういう問題ではない。いわば個人的なプライドの問題だった。

初めのうちはお互いに遠慮があったおかげで恐る恐るの行為、と言うようなものだった。
しかし、回数を重ねるに連れて月森の愛撫はどんどんその遠慮が消えていく。
触れる指は驚くほど簡単に香穂子の性感帯を探り当て、確実にそこを攻めてくる。

簡単に言えば、月森はそう言う事に対してもとんでもなく覚えが早かった。

「……ひゃっ、そこ、は……」
「…随分大人しいな、香穂子」


秘所を探る手はそのままに、空いた方の手で乳房の先を軽く摘まれると、香穂子の体がぴくんと動く。
それでも頑なに声を抑えようとする恋人の姿を、月森は苦笑しながら眺めている。

「そんなに嫌か?」
「……!い、嫌なわけ、ないから!」

冗談のつもりで言った月森の言葉に、香穂子は全力で反論してくる。
思わず体を起こしてしまうほどの勢いで「嫌じゃないから、全然!」と香穂子は尚も捲し立てる。

嫌なわけはないのだ。好きな人に、好きだと言ってもらって、触れ合う行為が嫌なわけがない。

「わ、悪かった……その、ならそんなに我慢することもないだろう」
「…え?あ…その。あ、あるの……」

「どうして」
「どうしてって、そんな」
208月日ED後話 6:2006/09/14(木) 08:26:02 ID:Ut0bhYRm
どうしても何も、ただ単に恥ずかしいのである。

月森以外の相手を知らない香穂子にとっては比較する相手がいないのだが、それでも思う。
月森の抱き方は、凄く優しい。傷つけないように、無理させないように。
そういう彼の優しさを、とても愛しく思う。

だから、なおさらこんな風に感じすぎてしまう自分が気恥ずかしい。


「だから、月森くんはずるいと思う…」

月森としては、何がだからなんだ?と言いたいところだが、ぐっと我慢する。
頬を赤らめてそんな事を言う香穂子の前に、そんな事を言えるほど大人でもない。


「……俺は、香穂子の方がずっと卑怯だと思う」
「んっ……あ、ぁっ……!」

香穂子のそういう無防備な発言こそ、月森にとってはとんでもない爆弾である。
抑え込んだ理性もなにもかも、簡単にふっ飛ばしてしまうわけだから。

「だから、力を…抜けって…」
「う、うん…やってるんだけ、あ、ぅ…!」

受け入れる準備の出来ていた香穂子の秘所は、何の抵抗もなく月森を受け入れる。
何度となく繰り返した行為、だがしかし挿入の異物感はいつまでも付き纏う。
力を抜いて、息を吐けばいいと分かってはいてもあまり器用でもないので簡単には行かない。

「香穂子、腕」
「……ん、ぅん……は、ありがと……」

それが分からない月森でもないので、こうして背中に腕を回させて体を支える。
シーツを握るくらいなら背中を掴んでろ、と一番最初に言ったことから、気づけばいつもこうなっていた。
こうすることで、香穂子の体は安心感からなのか自然に抵抗を緩めて力が抜ける。

「……ん、ぁ、ああっ……」
「…香穂子、大丈夫か…?」

「うん、平気…っ…もっと強くしても、大丈夫、だから」
「……無理はさせたくない」

「ううん、へいき……だから、お願い」
「…辛かったら言ってくれ」
209月日ED後話 7:2006/09/14(木) 08:26:57 ID:Ut0bhYRm
紡ぐ音の一つ一つにも、意味を成さないものは無い。
互いに互いを労わりながら、求めながら見えない気持ちを探っていく。

二人でヴァイオリンを奏でることも、体を重ねあう事も。
どちらも同じ、簡単だけど二人でしか出来ない、ひとつの感情を表す行為。

誰より美しく旋律を紡ぐその指先が、楽器に触れるように自分の体に触れる。
丁寧に、優しく、それから愛しげに。
ヴァイオリンに捧げられていたその想いが、今は自分の方にも向いている―――
そのことが、香穂子にとってはなによりも嬉しい。
本当は優しい、それでもって少しだけ不器用な月森の気持ちを理解出来ることが嬉しかった。

今でも、時々思い出す。
この出逢いを、この気持ちを与えてくれたのはひとつの楽器と一人の妖精。


「ね、月森くん……」
「どうした?」

涙目で見上げてくる香穂子の頬に触れながら、月森が問い返す。

「なんでもない、ただ、好き……って言いたかっただけ」

勇気を出せ、そう言って背中を押してくれたあの日。
あれからずっと変わらないこの気持ちをいつまでも忘れたくないから、言葉にしてそう伝えた。





「……やっぱり卑怯だな、君は」

蕩けそうなほどの甘い微笑でそう言ってくる香穂子に対し、月森はそう言うしかない。
だがやっぱり、香穂子から見れば卑怯だと言う月森の表情の方が余っ程卑怯に見えるのだった。
210名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 08:30:18 ID:Ut0bhYRm
ここまでです。お粗末さまでした。
うpしてから気づいたけど月森のセレクション服はタキシードだっけ?orz
コルダも大変萌えでした(*´д`)ハァハァ
211名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 15:13:38 ID:bF7YzFh0
>210
たいへん美味しくいただきました。GJ!
メモリアルブックに「燕尾服」とあったので、タキシードでおkだと思う。
…と思ったら

タキシード 3 [tuxedo]
男子の夜間用略礼服。燕尾服の代用として用いる。
黒羅紗(ラシヤ)などで作り、上衣は背広形で襟は綾絹でおおう。
ズボンにも側線に綾絹の飾り縁がつく。黒の蝶ネクタイを着用。
ディナー-コート。タクシード。
〔ニューヨークのタキシード公園のクラブ員がそろって着たことに由来する〕

…とあったので、タキシード=燕尾服じゃないんだな。勉強になった。
212名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 15:48:02 ID:O/O3NWro
燕尾服は後ろがアリとキリギリスみたいなやつだと思う
よく指揮者が着てる
タキシードは普通の裾

月日GJでした!かなやん希望!
213名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 20:49:52 ID:Gn1UBUwV
ブラボー!!!! お疲れ様でした。
ラブラブで甘い素敵な月日小説で、素晴らしいです。

個人的に、月森のネクタイを解こうとして、逆に締める香穂ちゃんと月森の
やりとりに萌え。
214名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 23:53:45 ID:LsL/yrcb
コルダキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
月森いいよ月森デレデレに萌え!
職人さんGJですたw久々にコルダやってこようかな
215名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 05:16:25 ID:c9llOQAD
>>212
素直に燕の尻尾と言わない212になんか萌えた
216名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 19:02:53 ID:INyc3u9b
GJです
コルダやったことないけど禿げ萌えた。
いっつもいい文章書くなあ。
217こんな感じ?:2006/09/18(月) 13:26:06 ID:yVX/cEwq
コルダぶった切って、スマン
遅くなったけど
>>160からの続きです。

乱交って言うほど、乱交にはならなかったyo!!
本番がばっちりあるのはヒノエのみ
さすがに、全員分は無理ポ
218こんな感じ?:2006/09/18(月) 13:27:58 ID:yVX/cEwq
 湧き立つ身体とは裏腹に、凍りついたように動けない譲の横で、立ち上がった人
影がすっと流れるような動作で望美の横に膝を着いた。
「オレじゃだめかい?」
 そして、望美の腕を取ると、ついさっきまで体内をかき乱していた指を味わうよう
に、舌を這わせた。
 赤い色が目にも鮮やかで、知らず、望美はその温もりを口内に感じようとするか
のように、自分の唇をちろりと舐めていた。
「甘いね」
「ヒノエ!」
 咎めるように名を呼んだのは意外な事に敦盛だったが、それもあまり強くはない。
 望美の表情から、何を望んでいるのかわかってしまっていたからだろう。
「ん……いい、よ。ちゃんと、確かめて…ね」
「ああ、勿論」
 小さな笑みを唇に浮かべ、ヒノエは望美の肩に手をかけると、ゆっくりと上体を床
に倒した。
 彼にしては珍しく、そうしてから少女の柔肌が無機質な板間に直接当たっている
と気づいたが、そんな思いやりはここには必要ないのだと、見下ろした瞳から悟った。
 泣きそうな眼をした少女の名を、声に出さぬまま呟き、とっくに準備の出来ていた
物をあてがえば、力など入れずとも呑みこまれそうなほど、そこは蕩け切っていた。
 待ちわびて、待ちわびて、切なそうなひくつきが、敏感な先端を刺激して、それだ
けで十分たまらない心地になる。
 組み敷かれた身体を無防備に男に預け、割り開かれた膝に手を添えれば、素直
に更なる開きにも応えるその心は、恐らく、望美自身にも制御が利かなくなってい
るのだろう。
 道徳や理念、優しさや、敬意だけでは救えない時が、確かにあり、そして、今が
その時だ。
 想いを寄せているだけにやるせなさはあるけれど、優先順位はいつでも少女が一番。
 だからこそ、睦言もなにもないままに、彼はただ願われるままに腰を進めた。
「ん、ぁっ…」
 歪んだ柳眉と、進みほどにしなる背中から、男を迎え入れるのに慣れていないの
を感じさせたが、それは表面だけの事で、肝心の部分は入り口の狭さを越えてしま
えば、後はそのぬめりと柔らかさに、どんどんと咥えこまれる。
 こうして身体を開かれるのは、初めてではないのだ。
「っ、姫君の中は、熱い、ね」
「あ……ん、ふっぁ」
 それどころか、きつさを残しながらも奥深くまで、迎え入れるのを知っている。
 多分、その男に少ない回数のうちで教えられたのだろう。
 深く交わる喜びも、道を作られる快楽も。
 それはどれほど濃密で、激しい宵だったのか、考えるほどに願うように思ってし
まう。
 あんな男のことなど、忘れてしまえばいい。
 恋うて、泣き叫ぶ女を突き放し、ひとり格好をつけて散った男のことなど。
「……塗り替えて、やるよ」
 それはヒノエ自身も驚くほど低い声で、すぐそばにいる少女にすら届きはしな
かった。
 もっとも赤く熟れた唇から、浅い息をするだけで精一杯であれば、何を言ってい
ようと関係はなかっただろうが。
219こんな感じ?:2006/09/18(月) 13:29:44 ID:yVX/cEwq
 けれど他ならぬ自分には、呪いのように耳の奥で何度も木霊する。
 ずっと言いたくて、だが、薄氷の上に立っているような望美にはとても言える筈も
なく、不自然にとどめられた流れは、こんなにも淀んでいたのだ。
「っ…」
 もう進めない所まで進み息を吐くと、それだけで、細い咽喉がひくりと動き、内部の
敏感さを伝えてくる。
 しかし、いくら抵抗がないとはいえ、まだ硬さを残している身体では苦しさもあるら
しく、きつく目蓋を閉ざした望美は全身を固めてしまっていた。
 これでは、ヒノエの身動きもままならない。
 ちらっと事の成り行きを押し黙って見ていた、いや、微かに笑みながら眺めている
性格の悪い血縁者を見ると、薄い色をした瞳がふっと伏せられた。
 笑われた事よりも、予想されていた事の方が腹立たしいが、痛みだけを望美に
与える気は欠片もないのだから、そのあたりには目をつぶるしかない。
 彼女はきっと、ただ、確かな肉での繋がりを現世への楔としようとしているのだろ
うけれど、そんな生易しく終わるつもりはなかった。
 彼岸を見る遠い瞳も、寂しげな笑みも、嗚咽を堪えて泣く夜も、なにもかも、全て
を壊してやりたい。
 その為には、ただの蹂躙ではいけないのだ。
 気の狂うほどの快楽を、身体に、心に、植えつけて芽吹かせなければ。
 そして、その新しい花は、少女の糧となるだろう。
「僕も、お手伝いしますよ。あまり長い時間をかけては、身体に毒ですからね」
「べ、んけいさん?」
 不意に聞こえた声に首をめぐらせば、頭のすぐ横に膝が見えた。
 そちらに気をとられた瞬間、中でずるりと動くものがあって、その感覚に背中が床
から浮き上がる。
「あっ、ぁ…んん」
 見られている興奮で、十分濡れていたからそうされても痛くはない。
 だから、漏れる声は悲鳴ではないけれど、戸惑いの分だけ溜息に近かった。
 自分の身体の中で、他者の意識を持った物が動いている強烈な違和感が、そう
させるのだ。
 なぜかそれが不思議で、見上げればどこか苦しそうな顔をしたヒノエが、視線に
気づいて笑みを浮かべる。
 そうすると中途半端に入り口を広げているものが、さらに熱さを増した気がして、
ああ、今彼に抱かれているのだと、今更ながら納得できた。
 しかもただ組み敷かれているのではなく、大きく開いた脚の向こうからは、絡みつ
く視線は消えていない。
 見られている。
 聞かれている。
 そして、多分、待っている。
 次に貫くのを。
「ヒノ、エ……くん…はっ、ふ…うぅ…」
 引かれたときと同じぐらいゆっくりと戻ってくるから、再度押し開かれる感覚は浅い
呼吸の中で長く続いて、望美はいっそそれが終わらないかの錯覚を覚えてしまい
そうになる。
 ただ一往復されただけで、額にはじわりと汗がにじみはじめ、身体は燃える様に
熱い。
220こんな感じ?:2006/09/18(月) 13:31:54 ID:yVX/cEwq
「もっと、強くしても大丈夫…だよ」
 さっきまでそんな事は考えた事もなかったのに、今は、いくらでも乱暴にされてか
まわない気分だった。
 投げやりになっているわけでも、自暴自棄になっているわけでもないのは、意思を
宿した瞳が何よりの証拠。
「初めからそうしては、辛くなってしまうでしょう。僕らに、任せていてください」
 すると、近くにいるだけで何もしようとしなかった弁慶が、再び望美の不思議そう
な視線を受けると、横たわっている彼女の胸の膨らみへと手を伸ばした。
「ぁ……」
 自分でさえ触っていなかったそこは、恥ずかしくなるほど固く立ち上がっており、
望美が見守る中、くるりと円をかくように指先で撫でられただけで、熟れた唇から
吐息ではない快楽の喘ぎをもたらした。
 弁慶の指は優しくも、乱暴にも動き、その為予測の出来ない望美はますます敏
感になり、息を吹きかけられるだけでも、顎を仰けぞらせて反応を返した。
「あっ、ぅん……ん」
 純粋に気持ちよさだけを与えてくれる場所からの刺激は弱いけれど、確かな信号
として腰を疼かせる。
 そうすれば、意識せずとも咥えている部分が潤みだして、更なる快感を得ようとす
るのだった。
「あ、あ……ぁ…ヒノエ…くん」
 そして、それは。
 どこか望美も望んでいたことで、苦しいだけだったはずの交わりが、気持ちよく
なってくる。
 もう一度。
 もう一度、中の物を動かして欲しい。
 あんな風にじわじわとではなく、もっと、奥深くに何度も届くように。
 先ほど体感していただけに、その飢えはいっそう激しいものとなった。
「ねぇ……お願い」
「ああ、お前の願いなら、なんだって叶えてやるよ」
 潤んだ瞳で男を欲する淫らな神子は、その台詞にほっとしたような、悲しむような
笑みを浮かべた。
 しかしそれも、ヒノエが座位に体勢を変え、乳房を弄んでいた弁慶が背後から抱え
るようにすればもう、誰にも見えなくなる。
「あ、あ、ああぁ!! んっ、ひぁ……んく」
 弁慶に胸と、濡れた音を響かせている入り口の少し上にある敏感な部分をいじら
れ、下からはヒノエの機敏な動きで奥まで突かれては、望美は顔を上げることも
困難だ。
 ただ、自分を抱いている男の肩に額をすりつけ、快楽にすすり泣く事しか出来ない。
「どんどん、溢れてきますね。僕の手まで、ぐっしょりですよ」
「ん……い、やぁ」
「ほら、また……」
 くすくすとうなじにかかる笑い声が、それだけで、火照った肌を犯してきて、きっと
また、彼の手を濡らしてしまったのだろうと思うと、余計にたまらなくなる。
「い……いや…あ、んぁ…」
「嫌だと言う割に、望美のここは、俺のを離そうとしないけどな。もっとって、絡み付
いてくるぜ」
221こんな感じ?:2006/09/18(月) 13:34:52 ID:yVX/cEwq
 確認するようにゆっくりと引き出されて、ヒノエの言う通り、そこが物欲しそうに蠢
くのを嫌でも感じさせられる。
「や…も……だめ…」
 意思など何もないのに閉じた目蓋からは揺らされるたびに涙が零れ、そんな風に
煽られずとも、絶頂を味わおうといつしか望美は自分から腰を振っていた。
「ッん───ああっ!!」
 体内から迫り来る快楽にどれほど首を振ろうと、ヒノエも弁慶も手加減などしてく
れない。
 それどころか、軽く達した望美をさらに責め立てる。
「だめ……だ、め…あっ、そ、こ……ッ───」
「わかるかい? 奥に入ったのが」
「ぁ、ぁ……」
 奥まで犯されて達してしまった望美は、気持ちよさと衝撃で言葉にもならないらし
く、ただ、唇を開いて浅い呼吸を繰り返すだけだ。
「すごいですね。本当に根元までずっぷりと、咥えてますよ」
 熱く猛った肉塊を限界まで開いて受け入れている縁を、弁慶の指がスルリとなで
るものだから、唯でさえ敏感になっている望美は、きゅうっと中のヒノエを締め付け
てしまった。
 それが、自身を追い詰めるとわかりながら。
「あ、あああん! や、だめ。おく、奥に……」
 そこからは、いくら唇を開いても喘ぎとも、嬌声とも取れる泣き濡れた響きが、漏れる
だけで、もう言葉にはならなかった。
 ただ、閉じた目尻から零れた涙が小刻みに震える太腿に落ちる感触だけが、快楽
以外で感じられるもの。
 思考の全ては、気が狂いそうな気持ちよさに染められて、それしか考えられなくな
っていた。
 それが誰からもたらされているのかも、この時、望美の頭の中にはない。
 咥えながら深い到達を迎えた時、確かにヒノエの飛沫を受け止めたのだが、その
感覚が消えもしないうちに、今度はうつ伏せにされて背後から入れられていた。
 耳もとで譲の声が聞こえた気がしたけれど、それさえも望美には定かではない。
 ただ、犯されて喜ぶ身体に、泣きたい気分になったけれど、それも、すでに泣いて
いたのでは、あまりに儚い願いだった。
 快楽だけに縋る愚かしさも、優しさにつけこんでいる後ろめたさも、嵐のような行為
の前にはかすんで消える。
 だから、望美の流した涙は、気持ちよさに溢れただけ。
 それだけで、よかったのだ。
 誰かを想って流す悲しみの涙など、ここにはもう、ありはしないのだから。



 まるで何事もなかったかのように静かに眠る望美の肩に、そっと上掛けをかけな
がら、弁慶は浮かべていた笑みをかき消した。
 その視線の先には、赤くなった目元がある。
 いくら陵辱の後を綺麗に整えても、こればかりは、どうにも出来なかった。
 途切れなく抱かれている間中、泣いて、泣いて。
 まるでその為に、身体を差し出しているかのようだったけれど、それで本当に彼女
が救われたのか、どうか。
 それは、少女に望まれた自分たちでも分からない。
 ただ、だからこそ。
 人は祈る生き物なのだろうと、曖昧な笑みの下。
 男はそっと、呟くだけだった。
「どうか、良い夢を……」
222こんな感じ?:2006/09/18(月) 13:39:37 ID:yVX/cEwq
これにて終了
ストリップから随分離れてしまったが
後悔していないww

途中、ヒノエの一人称を間違えてるのだけは
許してくれ
223名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 15:33:51 ID:yuWoAFOp
GJGJGJGJGJ!!!!
おお神よー!!
224名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 20:10:01 ID:H0LTteV7
譲が不憫だがしかしGJっ!!
やっぱ朱雀組は凄いな、色んな意味でww
225名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 20:26:06 ID:BpSRU1SO
景時が気の毒すぎて涙出そうだ。
GJGJGJGJ!
226名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 21:43:32 ID:f2XmkVkz
GJ! いいもん見た! ありがとう!
227名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 21:53:49 ID:menoZzQO
いいエロだった。GJ!
ただ、ひとつだけ聞かせてくれ。
呪詛は神子の身体の奥にもなかったんだな?
というか、コレは最初からベンケのストリップ劇場のための謀略とみてよろしいか?
ベンケ……いけない人で(ry
228名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:16:51 ID:D/0IKGDG
どうみても弁慶の策略です。本当に(ry

大変よいストリップ劇場(おさわりあり)でした。GJGJGJ!
全員分描写あるかと思ったけど、面白かったー
229名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:31:39 ID:Te3d3PZo
おまいら神に万歳三唱!
脱がせるだけでここまでwktk出来たのもヨカタよーGJ!

>>210タンもごちそうさまでした(*´д`*)ウママー
月森いいよ月森ハアハア
230名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:16:13 ID:vXFAQysL
フラエン投下しようと思うんだけど読みたい人いる?
231名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:17:43 ID:vXFAQysL
あげ
232名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:42:18 ID:LgU6/N29
>>230の話は読みたくない
233名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:11:58 ID:KiWy/Lfw
うわぁ、ぜひ読みたいです、よろしくおねがいしまーす☆ミャハッ

満足しましたか?
234名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 01:29:16 ID:LNfgkHz8
出遅れたがストリップ神GJ!!!そして乙華麗でした!
他の香具師が傍らでハァハァしてたのかと思うと戦奉行不憫ww
235名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:16:01 ID:euNYkSrt
ああ、>>230>>231なんだな
236名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:41:15 ID:7dIqdUXV
えええええ、譲……orz

全員でリンカーンかと思ったのにこれで終わりなんですか……。
期待して損した。
237名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 03:00:32 ID:mDzKZFNQ
>>230>>231>>236

m9(^Д^)
238名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 09:41:18 ID:cB7Cu2J8
わざわざID変わるまで待ってたのか
しかも関係のないストリップ神にからむなんて

逆にそこまで自信満々な>>230の話を読みたくなってきた
当然我々をストリップ神以上のGJ祭にしてくれるんだろうな

239名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 14:41:13 ID:dDN+mTBi
今更ながらストリップ神GJ!
遥か3買ってきます。
240名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:15:41 ID:+azjY6D0
えっ?
>>230>>231>>236ってどうしてわかるの??
メル欄でもないよね
241名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:38:34 ID:euNYkSrt
はいはい、>>240は半年と言わず1年ロムろうね

と、釣られてみるw
242名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:26:30 ID:ZAuPxBFR
梵字のフードとでっかいマントを被って月を愛でながら正座。
全裸で。
最近涼しいから、着込んでもなかなか快適だ。
243名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 09:57:43 ID:4DfkyJco
遙か1の新作やってる神いないのかな?
頼久のエロさにやられたんだがw
244名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 15:04:10 ID:d+9Ju34z
それ遥か1やってないひとにもおすすめ?
245名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 21:30:59 ID:5+5ij2np
>244
それは、3をやってない人に迷宮を勧めるみたいな感じ…?
漫画読んでるならキャラ分かるし面白いかもしれないが
246名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 01:47:15 ID:mzpuqMqq
遥かシリーズをやってみたいんだけど、
順番のわからなさがネックで手を出せないよ
247名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:27:49 ID:YJSlmmj1
>>246
基本はそのまま1→2→3でドゾー
3は無印→十六夜→迷宮
248名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:30:17 ID:YJSlmmj1
連投スマソ
>>243
舞一夜やってるよ!コンボ完成の台詞、みんなエロいよね?w
特に頼久と友雅、まるで初夜…(*´д`*)ハァハァハァアハァ
249名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 03:04:50 ID:tqTEEokv
>246

遙か1(or遙か1八葉妙)→遙か1舞一夜→遙か2
→遙か3→遙か3十六夜(追加ディスク)→遙か3迷宮(続編)

って感じ?
1は八葉妙じゃなくてもだいたいストーリー同じだから
安いのがいいなら初期の方を買えばいいと思う。
でも追加されたスチルやらストーリーやら
アクラムが攻略できるあたり八葉妙の方がいい気もする。

迷宮は十六夜やらなくても分かるけどやるのをおすすめ。
とりあえず1・2・3とストーリーが続いてるわけじゃないから
好きなのからはじめればいいのでは??

ただ3から始めて1に戻るとシステムの違いとかでヘコむので
やはり数字の順番どおりにやる方が・・・
ちなみに2は飛ばしても問題ナシ。

250名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 03:29:43 ID:4atEEeDj
>249
2は飛ばしてもいいとか言うなあああああ!!!
キャラ似てるけと別人だよ! 個性もあるんだ!!
多少は1と繋がってるし世界観は殺伐としてるし何よりベスト出てるから安いしお買い得
2も面白いからさ…逆境神子様が分からず屋な八葉相手に奮闘する姿は涙なくしては語れないよ…
251名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 04:15:01 ID:dEzsRaks
>>250
遙か2いいよな!
特にラムちゃんとか和仁親王とかさ!!
252名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 05:23:56 ID:ptta1Dfe
ラムちゃんて誰かと首傾げたじゃまいかww
和仁読みたいなあ。
ツンデレっぽいし、いじったら色々楽しいと思うんだがww
253名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 06:21:35 ID:jQDFGZ3Z
それだったら時朝がいいなw
我が侭な主に振り回されてる忠実な武士にひとときの癒し
マニアックだろうか?w
254名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 10:45:50 ID:OAldesJW
>>253
それは激しく見たいww
255名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 13:13:15 ID:ttH7RzUA
2はキャラ作りに失敗してる
1のキャラの劣化版というか
4が3の劣化版にならない様
に祈るばかりだ
256名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 13:28:54 ID:tqTEEokv
>246
>250
できればやって欲しいけど・・・
っていうのが抜けてたんだごめorz
面白くないとかそういうんじゃ全然ないんだ!!
ただ1をやったら大体雰囲気が掴めるから、それなら
3に飛んだりしても大丈夫かなとちょっと思っちゃったんだ(´Д`;)
2は2で凄くすきだよ!!!東宮様とか意外性のあるストーリーとか東宮様とか!!!
みんな大好きだww

257名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 15:14:10 ID:V8KIC2xJ
あとはゲースレで
258名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:38:59 ID:J7zMsbUB
>>256
さては貴女東宮好きですねwww
259名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:07:07 ID:KobrHU+u
遙か1舞一夜展開ものも激禿しくお待ちしております
260名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:15:13 ID:0Bv9Fhxe
内裏は出歯亀好き多いだろうから大変だな
261名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 21:41:48 ID:RnNE3flK
>>260
内裏でやんのかよwww
262名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 21:54:37 ID:r8WAeLBZ
つか東宮相手ならほぼ問答無用で内裏じゃん
それとも鳥羽離宮の屋根の上かw
263名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 22:04:37 ID:U6QIHAH5
人払いしてぬりごめ入りゃ問題ないんじゃない?
264名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 22:08:05 ID:RnNE3flK
あ、舞一夜のつもりで言った>内裏
ずっと内裏の中にいるしさ……。
265262:2006/09/24(日) 22:14:24 ID:r8WAeLBZ
実は舞一夜見てなかったんで気が付かなかったスマソ
266名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 22:26:47 ID:LCuzmM8Z
この時期、ネタバレ考慮しながら書くのって難しいね
267名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:10:05 ID:RLwN9lty
>>262
ちょ、屋根の上かよw
268名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 21:33:56 ID:GF5M19rk
他の八葉に丸見えwww
269名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:19:25 ID:8KDKQtaB
タキシなかなか好きだ
全裸で舞いながら神を待ってます
270名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:54:12 ID:wgmbWYOu
タキシを煽る館がGJ。
妄想膨らむ・・・(*´Д`*)
271名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:59:22 ID:eAE1H4PH
>>269
これからの季節、全裸じゃ寒くなりそうだし
タキシ待ちならこれを羽織ってもいいんじゃないかな

つ薄衣
272名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:25:21 ID:oT8TIp7P
舞一夜はネタバレだめだっけ?

東宮か弁慶の真っ黒なエロお待ちしてます
273名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:59:46 ID:6ZMxdKVI
発売済みなんだし、投下前に一言あればおkでしょう

という訳で頭に桜を挿して待(ry
274名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 07:21:52 ID:No47Wezx
じゃあ自分は、朝から
全裸にマチコ巻き+マスク+牛の角装備で、月を愛でながら獣のように剣でもふるっとくよノシ
275名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 20:31:47 ID:qkxjbqll
>>271の心遣いに萌えつつワラタ
舞一夜終わったんだがタキシ思ったより良かったな
276名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:50:19 ID:t3RMpdu7
じゃあマチコ巻きでフルート吹きながら待つ事にするよ

アヌメ始まるってのに肥の扱いが(´・ω:;.:...
277名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 23:04:44 ID:pkMWIYfy
>アヌメ始まるってのに

一瞬、アヌスと読んでしまった。穢れすぎだな…
278名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 09:41:12 ID:vyoY9+lH
職人さんは前書き注意でオケだが雑談でネタバレ話はいつからだっけ
279名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 13:56:35 ID:mUgv1ShA
本スレにあわせるってことだったかと<ネタバレ雑談
280名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:38:31 ID:vyoY9+lH
ありがと
じゃまだ舞一夜はネタバレ的なものは身に着けないほうがいいな
281名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 21:31:32 ID:c7E9rbZv
さて、チモリはまだですか( ゚∀゚)づ/∪⌒☆
282 ◆oW7FWFrCjc :2006/09/28(木) 22:53:19 ID:bFd48ror
スマソ
総受け神子(八葉-1)、投下します。

微妙にレイーポ描写あり、弁慶がブラック気味です。

283 ◆oW7FWFrCjc :2006/09/28(木) 22:56:48 ID:bFd48ror
「……んっ、ぅ……」
夜中の浜辺に響きわたるのは、男女が交じり合う音。


「力、抜いたらどうだ…?神子殿…?」
「っふ…。」
男のゆったりした口調と、わざわざ神子と強調までしている事が余計に彼女の背徳感を強くさせて、
体が熱くなる。


「お願い…。やめ、て……。」
「『やめて』…?神子殿のの体はそう言っていないようだが…?」
男はにやりと笑うと、更に強く揺さぶりをかけた。
「いやあああぁああ……っはっ……」

上下に揺れる中、端にちらりと見える幾多の光。
ある二つの光はギラギラと男の欲を宿した炎が揺らめいて。
ある光は好奇心を瞬かせた光。
ある二つの光は絶望にも似た陰りのあるものだった。

それらの光全て、自分と共に、苦境を乗り越えてきた仲間のものだと女は知っていた。
その視線の中で、敵の将に犯された挙句、仲間にも見られてしまっている。

神子である事を捨てて、欲望の赴くままに貫かれている自分に失望されているのかもしれない。


「本当にお願いよ、やめて…知盛。」
「クッ…なら、これで終らせようか…?」
更に攻めたてられて
「あああああ───!!」
女は、頂点へと登りつめた。


284 ◆oW7FWFrCjc :2006/09/28(木) 23:01:45 ID:bFd48ror
「─────っ!!!…はっはあ………」

眩しいくらいの朝の光が、高館の部屋を照らしている。
だらだらと大量に流れる汗を手の甲で拭った。
「ゆ、め……?」



またか、と望美は思った。
ここのところ、同じ夢ばかり見続けている。

知盛に犯され、しかもそれをみんなにずっと見られ続ける──。
「なんて夢……」
何度も繰り返すと言う事は、密かに心の奥で願っていると
いう事なのだろうか、等と思いかけ、すぐに首を振る。
──そんな訳ない!私は白龍の神子なんだし、それに…あの人は敵で──しかももう居ないのだから。


「…どうかしましたか?」
ふと見上げると、そこには鬼にも似た薄い色の髪の青年が望美を覗きこんでいた。


「べっ、弁慶さん!?いつのまにっっ!?」
「いえ、たまたまこの付近を歩いていたところ、君の悲鳴が聞こえてきたので、
急いで駆け付けて来たんですよ。」
穏やかに笑いながらそう言う弁慶には、とても急いで走ってきたような感じが見えなかったが。
それでも、
「大丈夫ですか?」
と額を押さえるその顔は心配に満ちたものである事には間違いなかった。


「大丈夫、です…すみません、心配かけて…」
「また夢、ですか?」
弁慶の言葉に望美は頷いた。
「このところ毎朝ですね。しかも悲鳴をあげる程とは尋常ではない…
あなたを苦しめている夢とはどんな夢なのですか?」
望美はその問いに口を閉ざし、膝の上に置いた手をぎゅっと握りしめる。
その頑な様子に、弁慶は溜め息をついた。
「…望美さん。もしかしたら、その夢は呪詛の影響かもしれませんよ?」
「…え?」
285 ◆oW7FWFrCjc :2006/09/28(木) 23:02:44 ID:bFd48ror

このところ、辺りで呪詛の種が見つかり、それを祓っている最中だった。
呪詛は二度祓ったが、体の調子は良くなるどころか悪くなる一方だった。
あの夢も、呪詛の影響なのだろうか─?
いや、それならばむしろ説明はつくのかもしれない。
「そう…かもしれないですね。」
「呪詛の影響にしろそうでないにしろ、夢の内容がわからなければ対処のしようもありません。
そこまで口を閉ざす程、嫌な夢なのでしょうが…お願いですから、話して頂けませんか?
口外は決してしませんから。」
「…………」
望美は、顔が熱くなるのを感じつつも、夢の内容を話し始めた。




「…そうですか。そんな夢を毎晩見ているんですね?」
「………はい。」
「…もしかしたら、それは呪詛とは別の問題かもしれません。」
「…え?」
「淫交という病気かも……」
「淫…交?」


弁慶の話によると、淫交という病は、その患者とは異なる性別の淫鬼という鬼が取り付いて、
夢に現れては性交を繰り返し、その者の気を奪ってしまうものなのだとか。

「…それが、私の夢の原因ですか?」
「…おそらくは。」
「薬とかでは、治せないんですか!?」
「残念ですが、僕の手元にあるものでは無理です。」
「そうですか…」
望美は、がっくりとうなだれた。
「…けれど、方法が全くない訳でもありません。」
「ホントですか!?」
「ええ。ですが…容易くないのも確かです。」
「…ですが、今の状況でこのままにしておく訳にもいきません。覚悟は出来ています…教えてください。」
「…わかりました。」
「それで、治す方法とは?」
「…男と交わる。それだけです。」
「…………は?」
「ですから、男性と交わるんです…七日七晩。」
「七日…七晩!?」
「ええ。あなたの気も乱れている様子ですし、五行の事も考えて、
僕ら八葉と交代で交わるのが一番いいでしょうね。あなたの心の準備等もあるでしょうし、
日にちや順番はお任せします。」


なおも穏やかな口調でそう告げる弁慶。
望美は、視界が暗くなっていくのを感じた。
286 ◆oW7FWFrCjc :2006/09/28(木) 23:06:12 ID:bFd48ror
今回はここまでです。

次回から八葉ズ(-1)との本番行きます。
287 ◆oW7FWFrCjc :2006/09/28(木) 23:07:32 ID:bFd48ror
連投スマソ
淫鬼に関しての指摘は無しの方向でお願いします。
288名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:10:51 ID:Gd+YYaEB
ウホッ!!
神北!弁慶の罠のにおいがぷんぷんするお
289名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:12:02 ID:PXs2dKiH
ただ神子とだけ書かれても1、2、3のどれか分からないから
それ書いておいてくれると助かる。
290名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:51:24 ID:bAwqb5RC
>>289に同意
自分はどれも好きだが、オンリーワンプレーヤーもいるしね
291名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:51:31 ID:h6igDIrZ
八葉ズ(-1)の-1は景時だよね?
最萌えが外されるのなら読みたくないので
誰だかはっきり書いておいて欲しいです
292名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:00:32 ID:rz0m4Eou
神子に不調があって八葉全員と乱交ってネタ多いな。
293名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:36:04 ID:1/703zFc
それは痴漢小説における満員状態の車内のようなものです。
294名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:44:19 ID:2iwzBR7A
>>293
植草における手鏡だと?
295名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:47:32 ID:EFQi4baz
>>282 職人さん乙!!
296名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:48:44 ID:0HhSYjD9
すべては唯一神タシーロの御心のままに
297名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 03:13:48 ID:Ttusy0Hr
|
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|((((〜〜、
|((((((_ ).
|\)/^~ヽ|
| 《 _  |
|)-(_//_)-|)
|厶、   |
||||||||| /
|~~~_/
|  )
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298名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 06:10:31 ID:+fkIVpwE
ごめ、ちょっと気になったんだが
弁慶は【あなた】とは言わなかったんじゃないか?
299名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 10:22:51 ID:FYTg1XCb
うむ、弁慶はきみだな
300名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 10:29:39 ID:0HhSYjD9
>>297
笑い殺す気かー!!
301名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 12:01:28 ID:hIdWnPwq
>>297
懐かしい…
バカ殿で変なおじさんネタやってたが、香具師がいないと物足りない
302名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 17:30:13 ID:lTkfE997
景時も入れてやって欲しい orz
303名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 17:43:13 ID:kCn9aNCW
望美って女言葉だったっけ?
「〜だよ」とかのイメージが強いんで
「お願いよ」ってトコで(・∀・)?となった
304名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 21:52:06 ID:FYTg1XCb
お願いよ、は自分も違和感ある
お願い、でいいんじゃないかなと思った

でもまあ、そこまで突っ込んだらさすがに可哀相でないか?
ゲームで言ってない台詞は、書く人によって多少違っても
それはそれで。
望美は√によって性格全然違うから、余計にw
305名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:03:35 ID:rztGLaLY
でも一人称や言葉使いがおかしいと途端に萎えるよねw
306名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:19:36 ID:S+HfiSkt
総受神子は途中で終わっちゃう場合が多いからなあ。
頑張れ〜。
307名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:25:19 ID:pogBRII6
本来の口調と違うキャラを書く人は、ゲームやってない事が多いよな
同人とか二次創作からの変な知識で書いてたり
308名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:56:35 ID:JXjMEGqj
まあその


銀も混ぜてくれ
309名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 05:08:33 ID:tjsPlPYP
もちろん全部の人がとは言わないけれど、総受け書いてる人って
キャラ数多ければ多いほど偉いみたいなのりで無理してるのが見え見えで萎える事が多いかな
無理して把握してないキャラなんか書かなくてもいいと思うんだけどね

個人サイトだと、登場キャラ多いだけカテゴリー増やせるから人が来るって思ってるんだろうけど
310名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 06:16:01 ID:FLxCBdfs
自分はストリップ神子を書いてた者だが
総受けに挫折したので、
ぜひ>>282にはがんばって欲しい

まだ序盤なんだし、皆、マターリと待とうじゃないか
311名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 07:39:59 ID:0ckUz2U8
そうだね
マターリマタリ
312名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 17:18:29 ID:URTi7yUZ
総受けが難しくなる一番の理由って何だろう?
313名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 17:36:32 ID:OLNsFaXI
理由づけとキャラ崩壊じゃないかな
神子も八葉もあんまり淫乱すぎると誰だよこれってなるけど、
ゲームに忠実すぎると今度は複数プレイするとは考えづらくなるし

>>302同様、景時不在が悲しい自分は迷宮ネタで神子総受けとか呟いてみる
迷宮内で各八葉のEDの記憶を取り戻す度に、その八葉と…
とかもありじゃないかと思うんだが、どうか
314名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 18:49:36 ID:PTuuaPKT
総受というか、乱交になるとはっきりいって情報量が多すぎるんだよな…

自分は文もマンガも描くんだけが、普通はエロって小説のほうが
細かい情報入れられていいと思ってるんだけど
ところが…乱交になると「誰と誰と誰がどんな表情でなにをしてるか」を
いちいち書かないとわけわかんないことになる。
しかも、ムダに長くなる…(自分の文章力不足もあるけどw)

その点、1コマで場景を表現できるマンガのほうが楽なんだよな…
315名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 19:13:33 ID:RieBkxhi
ただ単に、淫乱尻軽神子が嫌がられてるだけだと思う。
316名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:04:13 ID:0ckUz2U8
>>273
ごめんそれ誰だっけ…
思い浮かばない
317名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:43:37 ID:QhL4GJoq
景時じゃね?
318名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:45:34 ID:cI4WylCy
惟盛じゃね?
319名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:49:52 ID:QhL4GJoq
そっか、景時は梅だった
ゴメンorz
320名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 23:51:42 ID:0ckUz2U8
>>318
おおっありがとうスキーリしたコレモリソだったのか
>>317もありがとう
景時が梅ってのも忘れてたわ
321名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 01:21:44 ID:I4hgU8Fz
景時が梅挿すなら髪じゃなくてえびらだろ
322名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 04:26:03 ID:F2Dvf8NI
しかもそれ、息子の景季の方じゃないのか>えびら
323名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 06:01:46 ID:6VjSUdTN
史実ネタではそうだけどね
まぁ二度駆けも景時イベであるんだしいいじゃない
324名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 06:56:56 ID:fgrr9Iqw
ヲタチェックは厳しいのですよ
325名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 10:17:06 ID:Jyf8+Gsx
厳し過ぎて過疎るのも、本末転倒な気がするが…
あからさまな違和感のある言葉遣いとかは指摘してもいいと思うが
もうちょい温くてもいいような…
326名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 14:43:35 ID:WVuZx3M+
>>325
ドウーイ
書いてくれるだけでありがたいんだから
余り文句付けるのはどうだろと思うよ




というわけで裸にヒョウの着物で神を待ちますね
327名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 17:36:27 ID:NVOv6oB2
頭に左お団子作り
左頬にホクロのつもりでマジックで点打って薄衣羽織って
なおかつ金だっこして時たま兄上ーと叫びつつ正座して待ちます
328名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 17:36:48 ID:akf9Ey2a
んじゃ私は全裸に数珠持ってうじうじしとくよw
329名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 18:06:34 ID:B6HwVSlc
なんだなんだ遙かばっかだな。
じゃあ自分はオカリナとフルート鳴らしつつ職務怠慢しながら待ってるよ。全裸で。
330名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 18:17:46 ID:GnN9v9gA
神光臨までの間、全裸にミカン首飾りで、気を整えに裸足で徘徊して来ます
331名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 22:50:39 ID:EIxiV2hH
>>330
つ 梟
お供にドゾー

自分は咥えタバコで、眼鏡装備、フルートでヴァイオリンをかき鳴らし、もう片方の手でトランペットを持ち、
右足でピアノの鍵盤叩き、左足でチェロを弾いて待機中。
もちろん全裸で。
332名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 23:16:08 ID:+Hzyl7ew
>>331
全員かww

じゃあ自分は将軍服の上着と白衣を羽織って、
ポニーテールで待ってる。正座で。
333名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 00:55:19 ID:aIohhvFk
じゃあ私はタナトスに食われながら待ってる。
アメイジング!!
334名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:15:02 ID:mINDO5Xq
エロスの女王の降臨をタンタン抱いて待ってる。
裸で。
ロマンチックウェイブ〜☆ミ
335名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 00:34:56 ID:lpBUzmIw
タキシ×あかねを斉陵王の面被って待ってるよ。全裸で。
336名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 09:16:47 ID:BQtiW/fe
乗馬鞭握りつつ
チェロ抱いてうとうとしながら
謎の少年とか言うわりにはバレバレな衣装を眺めて全裸で待ってます
337名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 13:21:33 ID:YZDxIGqM
おいお前等、朝夕の冷え込みには気をつけてくださいよ
338名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 16:23:16 ID:lpBUzmIw
づ【リズ先生のマント】
づ【ピザのジャケット】
づ【金やんの白衣】


好きなのドゾ
339名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 16:25:50 ID:Wmn+WHqg
今日は雨だし、裸じゃ足先まで寒くてしかたがないが
ここはひとつ一番寒そうな金やんの白衣をいただこう…

なに、愛でカバーすれば氷もまた火。
340名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 17:45:22 ID:ITJoob4t
リズ先生のマント、あったかそうだよね。一枚もらっておこう。
ついでに、スペアのマスクと
弁慶さんのほっかむりも装着して待機。
341名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 18:18:11 ID:BcUgoRgV
>>331が今頃過労で倒れていないか心配だ
342名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 22:32:51 ID:m8PTdw86
楽器も雨に濡れていないか心配だw
343名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 04:16:17 ID:4SDB/djE
無茶しやがって……>>全裸組
344名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 15:52:43 ID:ZgpwkiRL
283〜285期待ハァハァ
−1は譲か?ハァハァ
345名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 03:13:47 ID:BbaSuk8o
譲外しちゃイヤン
346名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 01:06:33 ID:ykDWN4Rh
ヌコ神様を拝みつつ購買でカツサンド奪取に参戦し、フルート吹いてサンドリヨーンヽ( ゚∀゚)ノ
勿論待つのは全裸で正座だ。
347名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 02:15:23 ID:d15JDT8/
今宵は、泣きボクロを書いてネ申を待つ事にする。
全裸で。
348名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 13:00:51 ID:Eb8IgRdc
では私は、翡翠仕様の矯正でもかけて待つとするか。
全裸で。
349名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 14:50:48 ID:iYaqDWFE
琵琶を奏でたり
琵琶が楽人よりうまい人を琵琶殿って呼んだりしながら
全裸で待ってます
350名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 20:40:51 ID:aL7ZaAWY
それじゃ裸にエプロンでクッキー焼きながら神を待ってますね。
裸エプロンで。
351名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 01:15:36 ID:/wwzXXFy
>>350
ちょw不覚にも萌えた(´Д`*)

神子の裸エプロンシチュが見たいです、先生ww
352名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 00:18:41 ID:7+PUrz5M
そんな>>351に萌えたので
リズヴァーン×神子投下
エロは薄め
NGワードは「先生だって大変です」で
353名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 00:20:58 ID:7+PUrz5M
 玄関で靴を脱ぎながら、リズヴァーンはおかしな光景に不可解そうに双眸を細めた。
「望美、なにをしている?」
「えっと、お出迎えです」
 居間の扉から顔を見せているだけでも、それは成立するのだろうか。
 などと、どうでもいいような事に気をやりながら、少女の奇行への対処を考えてみ
たものの、短い廊下では結局考えはまとまらず、とりあえず帰宅の挨拶を口にして
いた。
「今、戻った」
 目の前に立っているのだからわざわざ告げるまでもないのだが、返って来る笑み
はいつも幸せそうであるから、彼にとってはただの習慣ではないのだ。
「はい。お帰りなさい」
 しかし、今日はその笑みの様子が少し違う。
 真っ直ぐに向けられる瞳は先ほどから一度もリズヴァーンを見ず、扉の縁にかけ
られている指先には不自然なほど力が篭っている。
「どうした?」
 これでなにもないと思うなど、少女を知り尽くしている彼にはありえない。
 気遣う視線と声に、望美は廊下に立ち尽くしている彼を招き入れる為に、そろそろと
扉を開け、ともすれば逃げてしまいたくなる身体を止めておくため、身に纏っている
エプロンの端をきゅっと握り締めた。
 目蓋を閉じて、真っ暗になった視界の中で、唯一クリアに感じる薄いレースの生
地は、頼りない。
 けれど、もっと頼りないのは、バクバクと勝手に全力疾走をはじめた心臓の方だ。
 彼が帰って来る時間とにらみ合いを続けた結果、つい五分前に決めたはずの覚
悟は、あっさりと彼女を裏切っていた。
「その……装いは?」
 完全に困惑しているリズヴァーンの声は、遠まわしにだが見たと言っていて、わ
かっていたことなのにビクリと肩が震えた。
「エ、エプロンです」
 確かにリズヴァーンの記憶によれば、これは将臣が結婚祝いにくれた物のはず
であった。
「それはわかっている。だが、下に何も着ていないようだが」
 しかしその時、なにやら二人でしていたやり取りの末、顔を赤くした望美がたんす
の奥へ片付けた後は、二度と出てくる事はなく、もっと質素で生地の厚いエプロンが
使われる事となったのだ。
 どうしてわざわざ引っ張り出してきたのかもわからないのだが、それよりも重大な
のは、エプロンとは服の上からつける物のはずなのである。
 望美がいくら細い身体だとはいえ、もともとの面積が少ない上に、薄い生地で作ら
れたエプロンでは、全てを隠せるわけもなく、また、目線の位置が高いリズヴァーン
からは、どうしても少女の胸の谷間が見えて仕方がなかった。
 柔らかな布の下に、それ以上に柔らかそうな膨らみが見え、しかもほんのり色づ
いている頂が、白さの中に透けており、どうにもこうにも目のやり場に困ってしまう。
 かと言って下を向けば、ギリギリ太腿にかかっているぐらいの裾が容赦なく、理性
をぐらつかせてくる。
 新手の抗議だろうか、と己の胸に手を当ててみたが、これと言って機嫌を損ねた
覚えはなく、真意を探るには逃げる事は得策ではないと知るしかなかった。
「私にわかるように説明してくれないか?」
354先生だって大変です:2006/10/12(木) 00:23:48 ID:7+PUrz5M
「わ……私、全然まともにお料理作れなくて、いっつも、先生に迷惑かけてるから。
だから……せ、せめて。私を……」
 ここでもっと、堂々と、可愛らしく「私を食べて☆」と言えれば、何とも言えない重苦
しいような空気にはならないのだろうけれど、望美はリズヴァーンに見られている事
実だけで、すでに許容範囲を超えていた。
 目も開けられず、逃げ出したいのに硬直してしまった足は一歩も動かせず、言う
べき台詞も唇から漏れない。
 しかも、明らかにリズヴァーンにしてみれば、おかしな格好であることを考えれば、
情けなすぎて、後悔と恥ずかしさのせめぎあいに、鼻の奥がツンと痛む。
「望美」
 やっぱりやめておけばよかったと、ますます拳を固く握り締めた彼女の濡れた睫毛
に触れたのは、彼の長い指だ。
「先生?」
 呼びかける声と、その仕草に恐る恐る目を開けると、苦笑しつつも青い瞳は優しい
光を灯していて、頬を包んだ手も温かかった。
「お前の心遣いは嬉しいが、私には、お前を食事の代わりにはできない」
 やんわりとした否定に、望美ははい、と添えられた手に擦り寄りながら小さな返事
を返した。
 そうだった。
 彼の想いはいつだって真剣で深くて、こんな風に茶化すのは、やはり似つかわし
くない。
「だが、愛する事は出来よう。他の誰よりも」
 その意味を望美が理解する前に、小さな頭を抱えるように胸に引き寄せたリズ
ヴァーンは、そのままつむじに口付けを落として、紐だけに守られている無防備な
背中に手を這わせていた。
「あ……せんせ、い」
 いつもは仰向けの状態から愛撫を受けるから、背中は後回しになるのに、いきな
り順番を飛ばされて戸惑った身体は、ただ大きな手に撫でられるだけでも、緊張と
興奮で肌の熱を上げていき、それがますます敏感さに拍車を掛けた。
 跳ね上がる肩をなだめるように口付けながら、ゆっくりと手を下ろしていけば、丸い
臀部は面白いほどすんなりと手の中におさまり、細い脚からは微かな震えを指先に
感じる。
 羞恥をこらえる為か、胸元に縋りつく手にも力が篭り、リズヴァーンが抱き寄せて
いる以上に少女との隙間はなくなってしまっていた。
 これではかえって、慣れぬ姿勢にばかり気がいって、快楽を感じ難くなってしまう
だろう。
「ベルトを、外してくれるか?」
 肩から首筋へと這い上がった唇で赤く熟れた耳朶を食み、十指はそのまま動か
さずに待てば、溶け出す氷のようにゆるゆると望美の身体が離れて行った。
「……は、はい」
 ぎこちない手つきで従う姿を見守りながら、視線を合わせられないでいる原因の
赤い頬に口付けて、そのまま驚いたように開いた唇も静かに塞いだ。
 柔らかく熱い口内は、すぐにリズヴァーンの動きに馴染み、知っている感覚は
そのまま少女を甘く溶かしていく。
「っふ、ん…ぁ」
 先ほどまではただ縋りつくだけであった両手は、今や意思をもって首に絡みつき、
深く交わる喜びをもっと感じようとしているようであった。
355先生だって大変です:2006/10/12(木) 00:26:22 ID:7+PUrz5M
 望美が、何度目かわからぬ互いの蜜を嚥下した音に、リズヴァーンの留めてい
た欲もじわりと動き出す。
「あっ……、先生」
 それまで張り付いているようであった手が動いた事に、少なからず怯えたような
顔をしたけれど、口付けに濡れた唇から漏れた声は弱々しく、そしてどこか期待を
孕んでいた。
 暗い寝室でじっくりと時間をかけてから触られるのと違い、まだほとんど理性を残
したままの状態で、そこに触れられるのが恐ろしいのだろうが、身体はもうすでに
先の刺激を求めているのは、緊張を解いた皮膚からもわかった。
 けれど、狭間で揺れる眼差しは、潤みつつも戸惑いを捨て切れていない。
「余計な事は考えずともよい。私は、お前だからこそ、愛したいのだ」
「先生」
「それに、お前も」
 ゆっくりと忍ばせた指は、確かな湿りに迎えられていた。
 リズヴァーンは嬉しそうに双眸を細めるのだが、それがかえって少女の羞恥を
煽り、いたたまれなくさせる。
「あっ、や……だめ、です」
 逃げようと腰をずらそうとしても、完全に抱き込まれている望美は前にも後ろにも
動けず、身をよじり長い髪を躍らせるので精一杯だ。
 しかもそうして出来た隙間に、リズヴァーンが身を折って唇を落としてしまった。
「や、先生。だめ…ぁ、ん……ん…は、ぅ」
 細い腕が空をかき、いっそう乱れた髪があたりを舞うが、本気の拒絶でない限り、
静かな熱情を持った男を止めるには至らない。
 防御力のないエプロンでは尖った乳首を守りきれるわけもなく、生地越しに何度も
舌で擦り上げられ、歯を優しくたてられては、抵抗も削がれていく。
 予想外だったのは、濡れて張り付いた布がわずかな身動きにも摩擦を生み、解放
されたはずの乳房からも快感を感じてしまう事だった。
「あ、や……ゃ…は、入って、くる。せん、せぃ」
 そうして身体が熱くなればなるほどに、女の洞が充足を求めて切なく蠢き出し、そ
の結果、指一本でも、はっきりと感じてしまうのだ。
 ガクガクと震える膝を己の脚で割り開き、落ちそうになる身体を腰に回した腕で支
えつつ、視線を合わせたまま狭い入り口をほぐすように浅く、道をつけて行く。
「せ、んせ……せんせ。も、もぅ……」
 言葉には出来なかったけれど、きゅっと物欲しそうに絡みつく柔らかな壁は、指で
は足りないと訴えてきていて、その素直さとねだる可愛らしさに、唇が綻んだ。
 勿論、断る理由などはなく、もとよりリズヴァーンも早く繋がりたくて仕方がなかった。
 どれほど愛したとて愛し足りず、甘い誘惑に溺れているのは、己の方である。
 さすが立ったままでは苦しいだろうと、ソファに望美を横たえる事は出来たが、寝室
へ移動するだけの余裕はなかった。
 薄いとは言え、衣を纏ったままの少女を組み敷いて、潤った花弁を押し開いていく。
「んあっ、ん、んんっ───!」
 気持ち良さそうな声を上げ、仰け反る背中を強く抱きしめながら、零れた涙を舌で
舐めあげ、震える身体を奥深くまで蹂躙する。
 ともすれば、乱暴とさえ思えるような行動を、よもや自分が彼女に取ることになろ
うとは、あちらの世界にいたときには信じられなかった。
356先生だって大変です:2006/10/12(木) 00:27:35 ID:7+PUrz5M
「望美」
「……せ、ん……せい。あ、あっ……っんん!」
 愛しさとは、時に、恐ろしい一面を見せるものである。
 早く遅く、浅く、深く、すり上げたり、かき回したりするリズヴァーンに、すでに望美
はついていくだけで精一杯で、自分がまだエプロンをつけたままである事はすっか
り忘れてしまっていた。
 白い清楚な布地に包まれていながら、その下の身体は男を呑みこみ喜んでいる。
 その上、ヒラヒラと揺れる生地から見える膨らみの影だとか、擦れて立ち上がりっ
ぱなしの乳首だとか、しなやかな背に絡んでいる紐だとかが、一々扇情的すぎた。
 煽られて突き上げ、そのせいで乱れた姿にまた煽られる。
 果ての見えない狂おしさもまた、その根底に流れているのは愛しさだった。








 
 翌日、足腰が立たなくなった望美が見たのは、代わりに台所に立ったリズヴァーンの
姿だった。
 隣近所が思わず警察を呼ぶほどの悲鳴が上がったのは、間違った知識によって
、彼が裸エプロンになっていたからである。
 一番可愛そうだったのは、通報で駆けつけた警官であったのは間違いない。  
357名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 00:29:30 ID:7+PUrz5M
終了

いきなりNGワード、入れ忘れててスマン。

秋の夜長、全裸組みの姐さん方、お身体に気をつけて!
358名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 00:47:25 ID:745rtVa0
ちょw先生wwww

職人さんGJです
深夜にお茶吹き出しました
359名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 00:47:44 ID:ZmoLJR0C
GJ!
久々に先生の神が光臨して嬉しいよ!
うわぁぁぁぁぁぁ、裸エプロン先生〜〜〜っ!!(*´Д`*)ハァハァ
360名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 01:09:30 ID:f5R6HqnW
新婚萌えGJ!!!!
と思ったらちょwwオチwwww
361名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 01:22:02 ID:2zOG2RrI
GJ!!
エプロン小さいよせんせい!
362名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 01:24:38 ID:p7lJi/5l
そんな先生にテラモエスwwww
詰まってた鼻がスッキリする勢いでイオンウォーター吹いた

職人さんGJ!!!
363名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 01:47:59 ID:OKfbgdWs
先生乳首がエプロンの胸当てに収まらなくて見えてますよハアハア
真面目な先生にモエモエしつつも、最後のオチにやられたwwww
そしてそんなベタなプレゼントするまさおにも萌えたw
とにかく職人さんGJ!
364名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 02:43:26 ID:qr3lrI7n
GJGJ!!萌え萌えだよ(*´∀`)
先生の後姿想像したら、何だか恥ずかしくなってきちゃったw
365名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 11:24:41 ID:+QXSZgbt
ガチムチなおし(ryな先生に禿萌えた。つか確かに警察呼ばれるわそりゃw



その前に譲に射殺されなくてよかった(´д⊂ヽ
366名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 14:42:36 ID:O9q0px8i
裸エプロンで待ってみるもんだ。
367名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 18:36:35 ID:VE+fxD1P
望美で丈がギリギリなエプロン…先生だと腹巻きかw
金太郎みたいになったろうな。

職人殿、GJにございます!
368名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 21:53:11 ID:Ablm+5w/
金太郎状態想像して噴いたww
さらに下がもっこりしてたらテラワロスw
神GJ!!
369名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 22:46:50 ID:+QXSZgbt
下がもっこりというより

( ゚д゚)

  ∩←

丈が足りなくてニョッキリ、それが先生クオリティ
370名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 23:19:03 ID:VE+fxD1P
こんな感じか。

(´∀`)
 /\
 \/
  U
371名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:06:09 ID:BBaPyBA/
体格差からいって完全にコンニチワするでしょうな

  ( ´_ゝ`)
  ( / \
  |\∩ ミ  
  |  ωつ,゙  ブンブン
  し ⌒J
372名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:19:12 ID:ADRR5FCD
GJGJGJGJ!!
ちょうど昨日、久々に十六夜やって先生ED見たあとだから鼻血拭いた
>>369-371
おまいらww
373名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:22:33 ID:Ao+DC2xk
わ、笑い死ぬ…げほっげほっ
最萌えのヤスんとこ逝きます
374名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:51:25 ID:C75mvKwc
GJGJGJ!!
禿げ萌えると同時に大変笑わせてもらったよww


ところで>373は当然裸エプロンでヤスのとこに行くんだよね?
ヤスの場合、一瞬驚いた後に
「……何が狙いだ?」
としかめっ面+警戒心剥き出しで訊いてきそうでワロスw
375名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 03:03:55 ID:6X5cZqaP
>>374
まてまて、あの時代にエプロンはないからそのエプロンはつまるところ
現代組3人のうちのいずれかのお手製と言うことか?w
望美の場合不器用なイメージがあるんだが
それこそ糸のほつれで引っ張る→分解レベルのw
376名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 03:46:21 ID:dxSGjClA
>>374
問答無用で金をけしかけると思います!
377名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 06:48:26 ID:Ao+DC2xk
構いません!問答無用で飛び掛かります!そして斬られて金に噛まれます!!ww

さらにイタいマジレスさせてもらうと
本人とこ逝かせてもらえるならまあ普通に逝かせていただきますw
378名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 07:33:55 ID:CPeADB73
>>377ノリいいのはいいんだけど最後の一行が本音でしょ
痛々しいから無理に合わせなくていいよ
>>373程度のレスで好きキャラんとこ装備してもない裸エプロンで「当然」
行く なんてバカ女に仕立て上げられたくないよ

絡んだほうもあんま悪ノリすんなよ
379名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 11:14:07 ID:mebF2DvR
>>378
ネタの流れにマジレス…プ
380名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 12:27:32 ID:U96pEg73
>>378
( ゚д゚)ポカーン
381名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 17:44:55 ID:Rs9cypD5
メモ帳から見つかったエロ?を
投稿していいか
382名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 18:01:27 ID:m4gyyOjw
つかAo+DC2xkみたいなキャラx自分でエロ妄想してるヤシってネタでも禿げしくキモイ
エロスレにもドリ厨っていたんだ
383名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 18:52:36 ID:z+AoxHu1
まあまあ、またーり全裸でいようよ

>>381
投下おながいします
全裸で待ってます
384名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:25:32 ID:qHaWlpBF
>>382
ここに来てエロパロにハァハァしてる時点で目糞鼻糞と思うが?
385名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:54:06 ID:m4gyyOjw
>>384
そこまで言い出したら、男性向けも女性向けも
全年齢も18禁も、非ヲタから見たらみな目糞鼻糞のヲタだけどね
内側から見れば実際差異があるから溝もあるし、板も分かれてる
普通の二次とドリの間にはNLとBLぐらい壁があるから住み分けてるんだけど
耳から鼻糞が出る384には解らないかもね
386名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 22:42:28 ID:01H6Q1Ik
>>385
( ゚д゚)ポカーン
387名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:04:15 ID:1WhSKpLz
>>385
( ゚д゚)ワォ
388名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:16:20 ID:Na0vBotv
ドリームも女体化やなりきりみたく
受け付けない人はとことん受け付けないからなあ。

まあ、こんなんで荒れるのも何だ。
これからは気を付ければいいんじゃね。

>>381
>>1読んでよろしくおながいします。
ここは注意書きの後即投下がテンプレみたいだよ。
389名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 07:35:51 ID:CUqCnop4
うはww変なのが沸いてるwww
このスレ、定期的に沸くね〜
きっとカルシウムとビタミンが足りてないんだな。

>>381マターリ待ってるよ。
390名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 09:12:57 ID:Op3eLYep
まるっとヌルーしつつ、曼珠沙華のマントと斉陵王の面被って降臨待ってる。全裸で。
391名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 15:09:42 ID:8oaHeWjw
このスレでエロに目覚めますた。友あか言葉攻め書きてえ〜
392名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 16:43:35 ID:pIttj+xb
や、むしろ書いて。書いてくれ。書け。
裸に琵琶と侍従の香をまとって待ってるから。
393名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 16:59:53 ID:MPPJkjJY
このスレで遙かに目覚めてつい最近1やったとこなので書いてくれ!
恋歌をしたためた銀の紙に木蓮を添えつつ全裸で待ってるから。
394名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 23:19:54 ID:oInmQGwD
そういや左目下ホクロの人って漫画映画ゲームでかなり違うよな
どのホクロも待ってます全裸で
395名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 00:01:11 ID:8ZEgtZm8
裸で待ってたら風邪引いたみたいです
396名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 00:13:09 ID:8UV16NJH
そんな395に
そっ… つ【黒麒麟襟巻き】
397名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 00:15:30 ID:bQSvO8at
たまに金だっこしてる人いるが
ヤス待ちなのか
単に金好きなのか
単に防寒対策か
金待ちの猛者なのか
非常に気になっている
398名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 00:44:58 ID:5wDPizr3
ほくろと言っている人がいると、神鳥夢待ちなのか多待ちなのか
気になる時がある。

方天戟を振り回しながらネ申の降臨を待ってる。全裸で。
399名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 08:25:09 ID:uGaOjidV
>>398
りょ、呂布!
400名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 11:29:09 ID:PrUX9exW
うはww同じネタ考えたwwwwww


マジレスすると銀?
401名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 17:20:49 ID:K+haS0KT
青葉の笛と牛を愛でながら待ってるよ。全裸で。
402名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 22:50:08 ID:bBWO3bni
じゃあ自分はアイアンクロー装着して、琵琶と横笛を同時演奏しながら月を愛でてみる。全裸で
403名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:55:23 ID:hy3PhBUj
>>402
性急な…じゃない、せわしないお嬢さんですね
404名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:38:58 ID:sBxnXhAr
笛違いで申し訳ないがw
ゴルァ柚木×日野、ED後の甘口を投下します(・∀・)ノシ
白黒というよりはほとんど白いグレーくらい?
特殊プレイは無いですがw駄目な方は「テスト合宿@柚木家」をNGでヨロ
405テスト合宿@柚木家:2006/10/16(月) 02:41:09 ID:sBxnXhAr
「急な話で悪いけど、明日の晩うちに泊まりにこない?」
週末、金曜の夕方から学校帰りの足でおいで、と唐突に話が出る。
その笑顔は裏のあるようには見えなかった。…だが、
「…本当に大丈夫なんですか?」
思わず香穂子が訝しげに訊く。如何せん相手が相手だ。
断片的に話を聞くだけでも、ただならぬお家事情が伝わってくる。
少なくとも後輩とは言え、年頃の少女が気軽に泊まりに行って良い雰囲気ではない。

いつもの朝の、柚木家のお迎えの車。最初に比べれば緊張は解けたが、
やはりごく普通の一般家庭に育った香穂子にとって高級車での登下校なんて言うのはやはり分不相応で慣れないものである。
―――その車中での話である。
思わず、何を着ていけばいいのか、菓子折りはどうするか?など既に色々考えすぎて
パニックを起こしぐるぐると混乱をする香穂子に柚木が答えた。
「丁度、表立った面々はみんな京都の方に行っていてね、問題は無いよ。
面倒な話は避けたいし、残る者にも伏せておくよう言いつけるさ。気軽においで」
「そ、そうですか」
「…それとも、そんなに俺の家に来たくない訳?」
と、とんでもない!と跳ね上がる。泊まりに行けるのはとても嬉しい。
それも二人きりに近いとなれば、自然と香穂子の顔に笑みが浮かぶ。
「お前も分かりやすい奴だね」
あきれ顔で柚木は一言付け加えた。
「…ノートと参考書、忘れず持ってくるようにね。数学が苦手なんだっけ?」
「え」
お前は一体なんだと思ってたの?とあきれた顔をし、長い指で香穂子の額をツンと突く。
そう言えば一月しない内に期末考査があった事を思い出し、満面の笑みが乾いた笑いへと変わる。
「コンクールの次はテストでもお手並み拝見といこうか。ねぇ?」
お粗末な点数は勘弁願いたいね、と意地悪く笑う。
柚木の笑顔の裏に隠された素顔を香穂子は知っている。
でも、自分に向けられる笑顔が最初とは違うのも知っている。
とにかく嬉しいのには変わりがない。車を降り、エントランスへの分かれ道で柚木と別れても、笑顔が途切れなかった。
406テスト合宿@柚木家:2006/10/16(月) 02:42:35 ID:sBxnXhAr
そして待ちに待った金曜の夜。
店屋物で悪いね、と用意された夕食はよくよく見れば、その手の世界に疎い香穂子でも分かる、
名の通る某高級料亭の仕出しだった。繊細な盛りつけの懐石料理に舌鼓を打ちつつ、
下世話だが一瞬、これはいくらするんだ…と考えてしまう辺り少々情けなさも残る。
なによりいくらヴァイオリンロマンスで結ばれた仲とはいえ、あの親衛隊の手前、
校内で露骨に目立つ接触は避けざるを得ず、結果的に一緒に昼食をとった記憶すらあまり無い。
二人きりでの夕食なんて初めてに近いのではないか、とまたにやけてしまう。
夕食後は風呂だけ済ませ、宣言通り学生よろしく試験勉強に励む。
教えるのが上手いと自称するだけあって、香穂子もいつも以上に熱心に問題集と格闘する。

「さてと。…今日のところはこの辺にしようか」
パタンとノートを閉じ、時計を見遣ると既に日付が変わっていた。香穂子も集中しきっていたのか時間の経過の早さに驚く。
「えっ…やだ、もうこんな時間…通りで眠たいと思った…。じゃあ…そろそろ寝ましょうか?」
そこで思わず呆気にとられた表情で柚木が問う。
「…本当に勉強だけしにきたつもりだったんだ?感心だね」
「…えっ!?だって先輩、私がにやけてたら馬鹿にしたじゃないですかっ!そ、そりゃ勉強のつもりで来ましたよ!」
そんなあからさまに下心見え見えだったら馬鹿にもするさ、と鼻で笑う。
あまりに素直な香穂子がおかしく、何より愛おしい。
クククと笑いを堪えると、少々御機嫌ナナメの香穂子の赤い髪を撫でる。
また乗せられた!とむくれっ面の香穂子も、こうなるとつい笑って許してしまう。

「今日は頑張ったからご褒美」
「んっ…」
そう言うと、香穂子に優しく口づける。
407テスト合宿@柚木家:2006/10/16(月) 02:43:37 ID:sBxnXhAr
そのまま床に敷かれ、頬を抱き口付けられる。今までの学校で人目を忍んでの背徳的な行為も魅力的ではあったが、
人目を心配せず思い切り触れられると思うと、香穂子も自ずと大胆になる。
柔らかい唇を味わうと舌を絡め、柚木を求める。いつもより長めのキスの唾液を飲み下すと、耳元で囁いた。
「…生意気にも上手くなってるじゃないか」
耳にかかる吐息にピクンと反応する。それを見た柚木は満足げに笑い、
うなじへと唇を進めると同時に寝間着をするりと解き、片手で器用にブラのホックを外し、膨らみを露にする。
既に硬くなっている頂を指で摘むと甘い声が漏れる。もう片方を舌先で突くと感じ方が大きくなる。
「んぁっ…やっ、せんぱ…いっ…」
「もっと声上げていいんだよ…聞かせて」
軽く歯を立てたりすると香穂子の体はますます敏感さに反応した。乳首への愛撫で、
薄い下着をずらすと秘部のぬめりがクチュリと音を立てる。
いつもより開放的になっているとはいえ、己の音に気付いた香穂子は恥ずかしさで思わず膝を閉じてしまう。
「遠慮する必要なんて無いんだから…全部見せろよ」
「でも…やっぱり恥ずかしい…」
「…欲しいんだろ?目を逸らしてるような子にはあげないよ」
意地を張ってはみたものの、流れるような誘導尋問と、なにより体に押し寄せる快感には敵わない。
結局柚木のペースに乗せられ、その言葉におずおずと膝の力を緩めるとこくりと頷き、
恐る恐る顔を覆う手を柚木の首に回す。背中で交差した手でぎゅっと背中を掴み、その瞳を見つめた。
「先輩が…欲しいです…」
「よくできました」
満足そうに囁くと再び唇を重ね、露になった肉芽を細く長い指で摘むと快感で背が弓なりに反り、既にぬめりを帯びた秘部はますます濡れ、太腿まで伝った。
408テスト合宿@柚木家:2006/10/16(月) 02:45:53 ID:sBxnXhAr
「んっ…先輩っ…もう、だめぇ…我慢できない…」
「まだ駄目」
意地悪く笑うと濡れる秘部に指が滑り込ませる。探るように少しずつ、香穂子の体内を掻く。
時折中を探る指をきつく締め付けるとそれを逃さず責め立てる。
「あぁっ!んっ…そんな、音立てないで…んっ…はぁ…ぁ」
「…わざと立ててるに決まってるだろ?…楽しませてくれるんだよな?」
そう言うと、香穂子が肩で息をついているのを見ると指を引き抜き、昂った自身を当てがった。
「先輩…」
「いい?」
こくん、と息をするのもやっとの様子で香穂子が頷いた。それを確認すると柚木は香穂子の中に己を埋めて行く。
散々焦らされ、溢れんばかりに濡れた香穂子の秘部も、クチュ…と卑猥な水音を立て、すぐに難なく全てを飲み込んだ。
「…入っ…た?」
「…痛くない?」
香穂子が頷いたのを確認して、動きを早める。香穂子の中のぬめりと熱さ、そして彼女自身の柚木を逃がしたくない、
もっと一つになりたいという彼女の気持ちを表すかのように花芯がいっそう強く柚木自身を締め付ける。
今までに無い快感に香穂子は更に強く柚木の背中に爪を立てる。
「ぁ…うっ…やぁん…ああっ!んんっ…!そこ…っ」
先から執拗に責め立てた秘部からはとろりと密が溢れ、熱く、熱を帯びる。硬くなった物が引いては突き、を繰り返すと香穂子は目尻に涙を浮かべながら甘い声を漏らす。
「っ…んっ…お前の中…締ま…っ」
柚木自身も押し寄せる快感に思わず大きく息を乱す。サラリとした柔らかな髪が香穂子の胸元をなでた。
「んぁっ…先輩っ…来てっ…全部、欲しい…のっ…」
「…香穂子っ」
香穂子が掠れた声で泣くように呟くと柚木は香穂子の中に熱を吐き出す。
朦朧とした意識の中、あまり彼は呼んではくれない名前を確かに聞いた。
それを聞き届けるや否やの瀬戸際で、香穂子は中でドクンと波打つ感触を感じながら意識を手放した。
409テスト合宿@柚木家:2006/10/16(月) 02:47:08 ID:sBxnXhAr
翌朝、小鳥のさえずりで目が覚める。気がつくと腕枕をされていて、至近距離で長い睫毛が覗いた。
昨夜の事を思い出し、思わずハッと体を確かめると寝間着や下着はしっかりしている。
安心したのも束の間、どうやらまだ柚木は意識がないらしく、寝息を立てていた。
「ありがとう…梓馬、先輩」
「ん…」
小声で名前を囁くとうっすらと目を覚ます。聞かれたかな、と少しドキリとしながら笑顔で囁いた。
「おはようございます」
「…お前が俺の事を名前で呼ぶの、珍しいな」
「!」
まさか寝たフリまでされるとは、と朝から度肝を抜かれる。昨晩、意識を手放す直前に聞こえた名前に対してだった、とは言えない。クスリと罰が悪そうに笑う。
「今日は特別です」


帰りの車中、肩を落として香穂子が呟く。
「…結局、試験勉強っていうか…」
「しただろ?それに大体俺が教えて点が取れない訳がないよな」
量より質だ、と自信満々に言い、最後に一言しれっとした顔で付け足した。
「…最初に話を出したとき、何を期待してたんだっけ?」
とからかうように耳元で囁く。
「しっ、知りません!」
「おやおや?」
いろんな意味でいつか見返してやる、と心に誓う。それはまだ遠い先の話かもしれないが。
410テスト合宿@柚木家:2006/10/16(月) 02:47:54 ID:sBxnXhAr
おわり。

勢いで書いて初投下なんだが長々しすぎたかなぁと反省。
ていうか音楽ひとっつも関係neeeeee!!!!orz
エロってムズカチイネ(´・ω・`)お付き合い多謝。
411名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 03:04:52 ID:XS7oNjey
GJGJ!
悶えさせていただいた(*´Д`*)
412名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 07:59:14 ID:puekW5J+
柚木キタ(´д`*)ハァハァ
名前呼びテラカワイス。柚木は黒いときに見せる甘さがたまらんね

最近コルダが増えてきて嬉しいなぁ…職人さん方超GJ。
また是非よろしくおながいします
413名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 15:20:08 ID:uBExhLgr
職人さんGJ!
萌えさせていただいた!柚木かわええです(*´Д`*)
またよかったらお待ちしています〜
414名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:46:57 ID:ogDywe2N
コルダ最萌え柚木いいよ柚木!ヽ(*´∀`)ノ
GJですたwとってもおいしくいただきましたw
コルダ、これからも増えてくるといいな
415名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 18:34:36 ID:ymluPXrP
「…入っ…た?」
入ったことに気づかれないほど柚木のが小(ry

GJでした!また読ませて下さい。
416名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 23:05:04 ID:9BQPO2xZ
ちょw笑わせないでくれwww
417名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:36:32 ID:ZxvRDsxv
おっきしたときに親指くらいの大きさなら
セックルに支障は無いらしいよw
418名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:51:38 ID:jp/NrrO8
だってさ。譲、良かったね。
419名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 04:57:47 ID:Dm4IC5DL
柚木のは流れで笑えるが
譲持ってこられるとちょっと笑えない
ここ乙女ゲー一般板のネタスレじゃないから
あの雰囲気持ってくるのはやめてくれないか
スレ汚しすまん
420名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 18:57:02 ID:ePuNnxyu
チミはスルースキルというものがないのかね…
421名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 19:19:32 ID:tcMUTpa1
いやこれは注意しといたほうがいいでしょ
422名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 19:45:32 ID:3lQQB/+i
注意しとくべきだとおも

じゃないと「注意されないって事は言ってもいいのね☆ミ」と
自分本位に納得するのが湧きそうだし
423名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 20:34:36 ID:voZ1Xfld
遙かスレにここのレスコピペした奴も居ることだし…
ちゃんと住み分けしてくれ
424名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:44:05 ID:lZqWfEtb
その、なんだ。
そろそろマタリとこれでも羽織ったり巻いたりしようか。最近冷えるし

つ【ターバン】【スパッツ】【ファー】【皇帝のマント】【王立派遣軍のマント】
つ【フリル】【金】【黒麒麟】【マント】【マチコ巻き】【包帯】
つ【音楽科ブレザー】【普通科ブレザー】【白衣】【花柄シャツ】

巻いたり被ったりできる物を選んだらコルダ以外に偏りが出てるがw(・ε・)キニシナイ!!
425名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 22:59:23 ID:oz7npjRr
すまん、これだけは言わせてくれ。
私はネオロマ関連のスレはここしか見てないので、他スレの空気は知らない。
今回の流れは、エロ萌えだよな?チンコの話題だぞ?
スレ違いでもないし、咎めるのはお門違いだと思ったんだが…。
426名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 23:03:43 ID:+MARKNAD
>>424
ありがたく音楽科ブレザーをいただいて、職人さんの降臨を待たせていただく。
427名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 23:10:50 ID:Ex+PkaHj
>>425
現状知らないなら何も言わない方が…
428名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 23:14:22 ID:owMfI0B0
>>425
マジレスするけど論点が違うYO
みんなチソコネタであることに文句を言っているわけじゃない

自分はスパッツをいただいてマターリ神の降臨を待つ
429名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 23:15:00 ID:2PqK+3R4
自分も違いが分からん
譲だとリアルすぎるからか?
430名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 00:02:26 ID:s9EzJWpe
431名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 00:37:37 ID:mcFlNCUB
柚木のティンコは小さいと言われても笑えて
譲だとキレる人がいるのがわからない
柚木スキーは大らかで譲スキーはケツの穴が小さく見える
432名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:04:00 ID:KZcIq386
そ、そうか。お尻の穴が小さいからブツも小さくないと入らない……
433名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:08:25 ID:pFSwu9Nj
空気が読めない人がいるようですね
434名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:12:04 ID:H8GBTNey
>>424 に追加して【エルヴィン】
この時期には良いと思う
435名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:14:10 ID:L6UarAiY
………切れてナイデスヨ?

>>431-432
>>427
436名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:15:49 ID:Iarjz7zI
一昨日誕生日を迎えた王崎のために
眼鏡と花柄服着用してケーキ食ってます
寒いけど全裸で
437名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 06:58:05 ID:wfa29QQm
待たれよ、それは全裸ではない。
438名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 11:46:40 ID:V2aqJlHC
背中の罪な傷跡を指先でなぞりながら待ちます

全裸で
439名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 13:42:12 ID:CISpT2x1
>>438
その場合、背中の罪な傷跡を晒している方も全裸ですよね?

かくいう自分は、弓矢の手入れをしながらザネ靴のみ履いて待ってます。
全裸で。
440名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 15:58:07 ID:J0pwoh/B
それでは私は白痴マッチョと名高い彼のセクハラベルトでも締めつつ、斉陵王の面被って待つよ。全裸で。
441名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 18:59:31 ID:50vqFX0l
銀髪弟の場合、何を持てば良いのかが分からん
よって、ぼんやりした表情でただ突っ立っていようと思う

勿論全裸、立ち位置は縁側で
442名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 19:20:17 ID:L6UarAiY
>>441
つ方天戟
443名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 19:26:18 ID:50vqFX0l
>>442
銀だったら全裸で方天戟持つけど
どっちかと言うと重衡希望だから…

でもマリガd!!方天戟構えながら月見するよ
444名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 20:56:24 ID:PVBbyuBm
また呂布が来たぞー!!
445名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:35:45 ID:b+802MuF
>424
今北
よかったまだ【王立派遣軍のマント】が残ってるようでw
いただきます
446名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:44:13 ID:p8I/T3I+
曇る眼鏡だけでラビリンスで待つのはまだ大丈夫ですね?
447名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:48:36 ID:XDw2relt
ここに投下されんのはみんなありがたく読みますが今は特に
全裸で雨に濡れつつ薄衣かぶって待ってます
ところで舞一夜、21日からバレオケでいいんだよね
448名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:16:39 ID:Z+YdjD58
>>424の【皇帝のマント】を頂きたいところなんだが
皇帝廃業後寄りなんで段ボールと新聞紙被るべきかな…?
とりあえずオカリナ持って待ってる。全裸で。
449名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 23:05:38 ID:kftVR8dN
袈裟を着て数珠持って、水仙片手に仏の道に憧れを抱きつつ、
座敷牢に引き籠もって笛を吹いて待ってます

もちろん全裸で
450名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 23:29:17 ID:dd+HEzIW
フリフリエプロンとダウンベストを着つつブラコンと柿を装備して待ってる。
全裸で。
451名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 23:29:24 ID:7A8cFdl4
>>434エルヴィンいただきます。
エルヴィンを首にまいて、ハンドガンをぶっ放しながら待っています。
もちろん全裸で。
452名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 02:17:24 ID:wmiZFI9R
過去ログ読んでたんだが、未完作品も多いんだなぁ……
続きを足が壊死する直前まで正座してまってます、全裸で。
453名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 11:55:21 ID:2utxdtWM
壊死組キターw程々にしとけよw
454名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 12:42:16 ID:8N4ver3p
風邪ひいて寒いので、斉陵王の面に足突っ込んで待ってます。全裸で。
455名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 13:26:11 ID:55VKD5x6
>>454
つ薄衣
456名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 17:35:16 ID:2utxdtWM
なんかタキシ待ち多いね
457名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 17:39:14 ID:2utxdtWM
あっでも一番新しいキャラだし
期待をこめて何度かスレ覗くごとに書き込んでる神子たんもいるよね
余計なことスマソかった
458名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 21:25:36 ID:EVZLQFbS
自分もタキシ待ちだけど別に嫌味には感じなかったからキニスンナ
459名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:56:20 ID:8N4ver3p
>>455
ありがたく…
 / ̄ ̄\
/( ゚д゚ )\ あかね…
460名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 01:24:53 ID:CsRUjYuI
じゃあ私も>451に倣って

ぬこを首に巻き、ハンドガンぶっ放しながら
自分の尻をバンバン叩きながら白目をむき
びっくりするほどアメイジング!びっくりするほどアメイジング!

解脱気分で待ちます。半ケツで。
461名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 09:04:24 ID:f8wMC1/p
舞一夜解禁みたいなんで装備付け足す

全裸で髪真っ白に染めて左頬に赤いペイントし、金色のカラコン入れた上に
腹割れムキムキマッチョマソになれる肉じゅばんを着用
けがれまき散らしながら激しく舞って待ってます
もちろん人様の邪魔にならないよう離れてやりますよ
462名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 17:55:17 ID:gmVzVDYB
解禁ktkr

タキシのエロパロ考えようとしても
こんな愛情に飢えてる子供みたいな人に
性欲など存在するのだろうかとか思ってしまい
中々書けずにいる…
そもそも人間じゃないのもネック
説得力のある話を作るのは難しいね
463名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 18:16:34 ID:1LU5dr3F
性欲は  あ  る  !
464名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 19:56:09 ID:EtY6TZ9Z
>>461
白&マッチョタキシ待ちかよ!ワロスwww
465名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 21:02:09 ID:sVuEf1Ob
>>462
ほら、あれだよ
愛を知らず愛に飢えていた子供のような奴が、愛を知り愛を与えられ大人になり… 
 
え  ろ  え  ろ  化 
そしてそんな自分の衝動やら激情やらに戸惑う訳ですよ
466名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 21:21:39 ID:buWRF3/y
好みとしてはタキシとあかねは
ストイックな関係で終わって欲しい
あの人達って恋愛とは少々異なる気がするし
2人とも寂しかった、みたいな
467名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 23:02:17 ID:f8wMC1/p
そういやこのスレも長いけどまだ出て来てないキャラもいるね
どんなキャラも待ってます
468名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 02:02:34 ID:I0hF5gS4
誰出てないっけ
住人歴短くてわからん…倉庫にいないキャラでおK?
469名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 08:40:38 ID:v5JQI4m1
オケじゃないかな
ウロだが泉水とかまだじゃね?
カモーソ
470名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 10:54:16 ID:McIMAtx8
意外と鷹通とかいないよ。あと泰明。ドジンサイトじゃ人気なのに泰明。天白虎の中唯一ない鷹通。
そういや舞一夜と八葉抄の新録の鷹通はあんまり声出てなかったな(´・ω・`)譲と区別したんかな
471名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 11:53:40 ID:PB4p6SVy
泰明と鷹通もあったような気が……
舞一夜の鷹通、セリフのテンポが早くなってた。
八葉抄の新録は無印に合わせてかゆっくりだったんだが。

1<2<3 だったのが 1≦2<3 ぐらいになった。


今更気づいたが、皆、待ちキャラの格好+全裸だったんだな……足が壊死しそうなのはだれだ
472名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 13:29:34 ID:10YHKZCt
…何故遙か関連のキャラしか名前を羅列しないのか

ネオアン他だって出てないキャラいるだろうと小1時間(ry
473名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:55:09 ID:zw/pAIBt
あっ。
474名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 00:43:09 ID:B5P7sTkD
>472
今旬だからだろ
475名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 03:48:51 ID:EiaWuKto
つか、遙か以外だと出てないキャラなんざ山のようにいる品。
476名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 07:38:40 ID:MOGhYHUV
>>472
遙かしか知らない人とかもいるだろうしそれは仕方ないのでは
というか三人しか名前出てないし羅列ってほどのもんでもないような
477名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 21:41:02 ID:NVqK3m89
つか、遙かは同じ八葉でも毎回キャラが違うから
結果的にアンジェやコルダに比べてキャラが膨大な数になってて
羅列しやすいのでは?

そんな自分はイノリ待ちで、全裸に高下駄履いて正座中ノシ
478名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 23:40:42 ID:/0DqT/Zy
将臣待ちなのだがこの寒い夜に何か被るものは
ないだろうか…とりあえず大太刀構えつつOKと奇声を発し
待つことにする

全裸で
479名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:01:13 ID:6wxmhkvW
>>478
それ、普通に不審者wwww
480名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:05:12 ID:Q6RyifIg
全裸待機の時点で皆不審者だw
ナカーマナカーマ
481名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:59:32 ID:bT3gEPK8
白薔薇と赤薔薇持って誰もいない教会で待ちます。

全裸で
482名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 02:25:05 ID:eI9JcjOH
なら自分はステッキとモノクル持ってエレボスにとりつかれながら待つw

全裸で
483名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 10:55:17 ID:lSs/zNHT
将臣待ちの神子様→スベスベマンジュウガニを頭の上にしながら全裸。が最近の通説
484名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 12:10:40 ID:laaZKgOx
>>482
忘れ物ですよ
つ【ほっぺのぐるぐる渦巻き】
485名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 15:48:35 ID:szsr2Qw8
九郎待ちは何を持って待っていればいいのだろう?
とりあえず、薄雪と大夫黒をブラッシングしてあげながら
職人さんの降臨を待っています。
もちろん全裸で。
486名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 15:58:07 ID:oKl+ZXDQ
雨よけに薄衣かぶって
たまに白くなったりムキムキになったりしながら待ってます
全裸で
487名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 16:34:28 ID:0ifLzWFP
>>485
つ頭に柿
つ金を抱っこ
つ肩にフリルだけ付ける

お好きなものをドゾー
488名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 19:59:58 ID:hV5MPjGh
じゃあお菓子好きキャラ全般好きの欲張りな自分は
メレンゲ泡立てながら正座して待ってる
全裸で
489名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 23:01:33 ID:wC+dymBN
>>487
じゃあ、全裸にフリルだけ付けて金をなでなでしつつ待たせていただく。
490名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 23:11:26 ID:RYMslbCZ
>>483
ありがとうスベスベマンジュウガニいただきます
って、ググッたら有毒って書いてたよ…
毒にやられる前に降臨されるだろうか
491名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 20:11:17 ID:aGgSpMxw
>>443
たしかに重衡待ちの場合何を持っていればいいのだろう?
十六夜の月をながめつつ待ってみる。
もちろん全裸で。
492名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 20:30:34 ID:gKmd1rZF
重衡…御簾?
493名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 22:20:15 ID:bGl2gP1q
>>491
重衡待ちのやり方は>>73-79らへんでも言われてるから参考にしたら良いかも

メモリアルブック表記の『本人は気づいてないが実は情熱的』なヤスに禿萌えた自分は
下がり藤のマントに金抱っこして寒風吹きすさぶ大社に正座待機でもしようかな
もちろん全裸で
494名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 22:38:42 ID:wVCv8e7v
ちょwごめん笑ったww情熱的なのかあの常時眉間にシワwww
495名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 00:22:43 ID:ej2NOoP/
ゴルァプレイしてないけどアニメが面白くてハマったので
過去ログ漁ってきた。金すくないね。
金系も投下お待ちしていますという意を込めて
グランドピアノ背負ってリフティングしながらお待ちしてます。
全裸で。
496名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 01:40:55 ID:J58vJLtS
>>492-493
d!
御簾越しに(しかも縁側)全裸で正座しつつ月見をしながら待たせていただきます。
お腹をこわす前にネ申が降臨してくれる事を期待しています。
497名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 07:50:45 ID:Wis6c2mQ
>>494
情熱的つえば
このスレにはヤスに半端なく情熱的な人が少なくとも二人はいると思う
498名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 07:56:57 ID:LRId111P
ちょ、二人てww
具体的な人数で大変気になるんだがw
499名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 08:19:44 ID:Wis6c2mQ
いやいや大した意味はないんだが
ヤス投下あった時とか正座待ちのときとか見てるとそう思えただけ
なんか気に障ったらすまん
500名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 08:53:50 ID:p2NA4d63
遙か未プレイなんだけど…ここ見てたらやりたくなってしまった
全裸待ちの小物使い、どんなキャラのどんな装備なんだろうか?とww
501名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 13:33:39 ID:ZzvDPRAe
自分は特にそっちの趣味はないのだが、
敦盛待ちなので体に鎖巻き付けて正座しておくよ。


寒空の下でも言わずもがな全裸だ。
鎖が冷えてよけい寒い気もするが根性で待つ。カモーソ
502名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 19:55:11 ID:pQMKcujn
ここのおかげで最近遙か1と3をプレイした私が通りますよっと

別当待ちはどうしたらいいんだろうか
とりあえず全裸に中途半端な三つ編みして上着肩がけで正座して待ってみる
503名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 20:39:34 ID:nfAak31r
>>502
別当が三つ編み…?とオモタが、2してないのね。納得。
504名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 21:42:11 ID:1f0xPj3w
>>503
それ、たまに?と思うよね
3の人は余りそう呼ばれてないからさ

じゃあ自分は眼鏡におかっぱで、高速の事故に巻き込まれながら待ってみる
全裸で
505名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 22:32:35 ID:7PU3mfLM
弓を持って八年前の大火に巻き込まれながら待ってる

全裸で
506502:2006/10/26(木) 23:09:33 ID:pQMKcujn
3のつもりだったが2の人にも別当がいるのね。知らなかったよ紛らわしくてゴメン
公式見てきたけど2の人も大変好みの予感がしたので、いっそ2人まとめて別当を待ってみる
もちろん全裸で
507名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 23:39:09 ID:1CBV2RGu
ブラをうまく外せない月森を妄想しつつ正座して神の降臨を待ってます。
女の服は未知の世界。
508名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 01:29:31 ID:+JZblbvp
507はすぐに服を脱ぐように
509マイナー?:2006/10/27(金) 01:33:14 ID:vhMHcA7h
スミレのリキュールあおりながら、竹槍で槍襖の練習してみる。もちろん全裸で。
510名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 05:33:22 ID:vZpugjDq
誰だか全然ワカランw
511名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 15:44:01 ID:6YDHWCXv
最近自分が年下も余裕で範囲内だということに気づいた。
というわけで自分はチェロ弾きながら「3」Tシャツ着て待ってる
もちろん全裸で(・∀・)
512名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 16:27:54 ID:9Et8dJyZ
Tシャツ着てるのに、全裸とはこれいかにw
513名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 17:46:23 ID:q4gvRynz
全裸のカラダにTシャツの絵が描いてあると想像してみた
514名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 20:09:18 ID:Wk1rqSN2
>>510
ヒュウガでしょ
515511:2006/10/27(金) 21:15:58 ID:6YDHWCXv
Σ(゚Д゚;)ハッ
冷えてきたので半裸に…と咄嗟に思ったが、
Tシャツは脱いでアイピロー+チェロで再チャレンジ。
今度こそ全裸で
516名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 22:20:36 ID:uYm1isrU
ブラって高いのを2、3年使うって人にとっては外し方の分かってない男に
止め具とかダメにされると腹立つよね。
罰として弁償を余儀なくされ女性下着売り場に連れ込まれた月森の
羞恥プレイを想像したのでおチャイコ様聞きながら全裸で座禅してるわ。
517名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:06:19 ID:3sraLq34
女子高生は意外とスゴイ下着っぽいなーとか
女王陛下は仕立ての良いボディスーツやコルセットで
女王候補やエトワールはドロワーズとかはいてそうとか
神子ズは急に別世界に飛ばされて、パンツどうしてるのかなーとか
そういう妄想(心配?)が止まらなくなった
518名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:50:39 ID:0Pda+DPu
たぶん着物時は腰巻き、スカート時は自作ひもぱん…。
…想像したら、神子様いちばんカワイソス
519名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:17:33 ID:yDQ3aRzK
平安に腰巻きなぞない
袴=下着
520名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 02:23:10 ID:1lYFjDCn
>>518
ってことは、歴代ミニスカ神子は、みんな自作ひもぱん?
うはw夢がひろがりんぐwww
521名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 04:02:07 ID:jvwkMjaj
たぶんすっげー雅な柄<紐パン
522名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 05:03:16 ID:HGMf1Uqf
余りに2不足してるんで自給自足した。
幸鷹×花梨。
イメージはキャラソンからです。
NGワードは冬の迷宮で。
523冬の迷宮:2006/10/28(土) 05:04:45 ID:HGMf1Uqf

その日二人きりで散策に出ていた龍神の神子と天の白虎を襲ったのは、
怨霊ではなく冬の雨だった。
暖かな日差しが降り注ぐ良い天気だっただけに、この突然の雨にはなす術も無くて。
近くにあった廃屋に潜り込む事が出来たのは、不幸中の幸いと言えた。
「参りましたね。暫くここで止むのを待つしかなさそうです」
「そう、ですね。……っくしゅん」
幸鷹の言葉に頷いた花梨が、小さく愛らしいくしゃみを漏らす。
彼女の体の線が雨のせいで透けて見えるのに気付き、幸鷹は目を離せなかった。
只でさえ薄着であり、しかも最近の京は冬の訪れにより急激に気温が下がっている。
このままでは風邪を引かせてしまうかもしれない。
龍神の神子としてだけではない、自分の大切な存在をそんな目に
遭わせてはならないと、幸鷹は少女をそっと抱き寄せた。
「こういう時は、お互いの体温を合わせるのがいいと言いますから」
「そ、そうですね」
映画やドラマでよくあるシチュエーションに、花梨が頬を赤くして頷いた。
「もう、頭痛はしないんですよね?」
「ええ、お陰様で。こうしてあなたに触れても大丈夫です。
 ……尤も違う所が大丈夫ではないかもしれませんが」
「え?……」
言葉の意味を聞き返す前に、幸鷹の吐息が花梨の指に掛かる。
口付けられているのだと悟っただけで、花梨の体は寒さを忘れていた。
「ゆ、きたかさん」
「ああ、すっかり冷たくなって。もっと、暖めて差し上げても宜しいですか?」
「……はい」

524冬の迷宮:2006/10/28(土) 05:06:04 ID:HGMf1Uqf
眼鏡を外した幸鷹の唇が、花梨の唇と重ねられる。
始めは只触れ合うだけのものが、次第にお互いの舌を絡めあうものへと変わる。
そのまま幸鷹の手が花梨の衣の下に忍んで行くのに、時間は必要なかった。
雨に濡れた上着を剥ぎ取り、黒いハイネックのシャツの裾に手を掛ける。
未だに熟しきっていない、ほっそりとした少女の素肌が現れる。
狭い腹部から小振りな乳房へ、長い指を滑らせていくと、その冷たさのせいか花梨は小さく身じろいだ。
「あっ……」
かすかに上がった声には、既に甘さが零れていて。
その響きに応えるように、幸鷹は少女の乳房を優しく揉みしだいた。
掌に軽く収まってしまうそれは硬さが残っているが、薄紅色の中心は
刺激に応えるように色付き、尖っていく。
焦ってはいけないと分かっていても、その様にもっと激しく触れたいという衝動が湧き上がる。
指の腹で転がすように尖りを弄ぶと、少女の声は一層甘く切なげになった。
「あ、あっ……」
「嫌、ですか?」
耳元に口付けを落としながら、返事の分かっている質問をする幸鷹に、花梨は潤んだ瞳だけで応える。
幸鷹は小さく頷いて見せると、片手を乳房から離し下肢の付け根へと伸ばした。
花梨のそこは既に濡れており、挿入ってくる指を拒むことは無い。
むしろ与えられる快感を待ち受けているのだが、触れられているという羞恥が
あるせいか、白い太腿は閉じようとする。
それを自らの足で割り開くと、くちゅ、と音を立てて秘所の指を動かした。
人差し指と中指がそれぞれ違う動きをする度に、内側の襞がそれに絡む。
柔らかな花弁の奥はもう溢れるほどに潤っていて、その雫が太腿を伝うほどだ。
少女はいつの間に、こんなに花開いていたのだろうか。
それを知っているのは自分だけだと思うと、幸鷹の欲望は駆り立てられる。
多少性急ではないかと思いはしたが、それを自制する余裕は既に無かった。
「あ、ん、ん……っ」
熱い滾りが体の内へと入ってくる感覚に、花梨の口からは呻きとも喘ぎとも取れる声が漏れる。
「……大丈夫ですか?」
「は、い」
安否を問われる言葉に小さく頷き、花梨の腕が幸鷹の背中に回る。
その応えに幸鷹は僅かに微笑むと、最奥まで飲み込ませた己自身を動かし始めた。
「ん、や、あぁっん……」
幸鷹自身に負けず熱い秘所はすっかりぬめりきっていて、それから与えられるもの
全てを逃すまいと締め付けてくる。
「幸鷹、さ、んっ……っあ!」
少女が快楽に満ちた声で名前を呼び、体を捩る。
「……っ。花、梨っ」
その声に応えるより先に自身が動き、奥へと熱い欲望を吐き出していた。

「……雨、止んだみたいですね」
雨音が聞こえなくなったことに気付いたのは、廃屋に入ってから半刻程後のことだった。
よく見れば外からは陽光も漏れて来ていて、再び穏やかな日和を取り戻している。
「ああ、そのようですね。……もう少し、ここでこうしていてくれませんか」
そう囁かれて再度抱きしめられては、花梨がNOと言える筈も無くて。
二人が再び外へと出て行くのには、未だ時間がかかりそうだった。

525冬の迷宮:2006/10/28(土) 05:09:59 ID:HGMf1Uqf
以上です。
中納言とか別当とか付いてる人はエロい気がするのはなんでだろう。
その割にはぬるい話ですが。
526:2006/10/28(土) 17:22:12 ID:Wye7K/Aa
◆GJ◆
527名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 17:35:02 ID:woa+e/bB
(*´Д`)GJ!!GJ!!

この時期2モノを読めるとは思わなかったよー
528名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 18:28:30 ID:kWVkTeW6
漏れの「違う所」も大丈夫じゃなくなりますた。
GJ!
529名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 19:12:54 ID:Mi4pZf7b
おかっぱ眼鏡キター!!!!!GJ!
530名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 19:57:12 ID:nbqH7Tcq
別当の下ネタオヤジギャグにワロタw
お笑いセンスなさそうな堅物の幸鷹らしくてGJ!
531名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 21:48:50 ID:XSd8K0SG
幸鷹GJ!

ネオロマは基本アニメから入ってる不埒な者ですが、コルダアニメで土浦と月森と香穂子萌え中。
グランドピアノを抱え、手でヴァイオリンを捧げ持って神を待ちます。半裸で。
532名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:42:59 ID:Zm7RqUoS
>>531
全裸じゃない恥じらいのあるモマイに惚れたw

じゃあ私もヌコ様と白衣羽織って待つ事にする。半裸で。
533名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 08:54:55 ID:RGve08Li
>522GJ!
2スキーなんで、読めて嬉しい!

半裸って、この場合、上半身裸なのか下半身裸なのか気になりつつ、
チェロを構えて正座で待つ。
半裸の謎が解けるまでは全裸で。
534名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 09:32:58 ID:LIOrJ/9j
意表をついて右半身裸左半身着込みwww
535名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 10:16:47 ID:0+pjeYBb
裸エプロンみたいなもんじゃね?
前から見ると服着てるけど、後ろから見たら全裸
536名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 10:49:10 ID:ag/1qsDa
びんぼっちゃま…
このスレに知ってる人がいるかどうか
537名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 11:55:54 ID:6gsq6JpB
>>536
ここにいますが、何か。
大好きだったよ、主題歌がw

スレ違いネタ反応だけではなんなので、コルダの水日を熱望してみる。
カルテットについて考えながら、全裸で。
538名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 12:57:57 ID:CDKeBH8h
それ、端から見たらただの全裸ww

私は懐剣手に持って蛇に噛まれながら「僕の天女〜」を連呼して待ってる。
もちろん全裸で。
539名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 20:17:24 ID:lUDZUxJa
>>532
すみませんすみません。
半裸じゃ待機の気合が足りない気がするので、
やっぱり全裸になります。蹲って真赤になってぷるぷるしながら。

ちなみに半裸は、上下脱ぎかけ(脱がされかけでもおk)のつもりでしたが
恥ずかしいから裸エプロンってことにしといてくださいね。
540名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:27:07 ID:ozgjDC3l
脱ぎかけ…脱がせかけ…エローイ
新ジャンルキタコレ!誰が脱がせてる途中なのかkwsk頼むw
541名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 00:25:04 ID:EGcvQ0/6
>>538
ちょ
全裸じゃあんたしぬっww
懐剣ですぐ戦って

542名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 00:25:22 ID:RUCEMK1T
ここで原点回帰し
全裸+靴下で九望将望待ち
543名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 00:37:47 ID:lFrHTzS4
全裸に横笛でポニーテールに埋もれながら待ってます
544名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:00:04 ID:fCBRCiGW
全裸姐さんたちの期待に添えるものではありませんが、小ネタ投下します。

コルダ志水×香穂子です。
エロなしギャグです。ごめんなさい。
香穂子の誕生日を勝手に春に設定してます。
「ああ勘違い」をNGワードで。
545ああ勘違い 1/5:2006/10/31(火) 01:00:39 ID:fCBRCiGW
 何でそんなことを言ってしまったのか、香穂子には自分でもよくわからなかった。
 昼間、友人たちに「志水君とはどこまでいってるの!?」と追求されたことが、やはり意
識のどこかに残っていたのかもしれない。
(ちなみに『コンサートに数回行った』という香穂子のお約束のボケに、友人たちからは
総ツッコミが入った)
 きっかけは志水への誕生日プレゼントだった。
 学校帰りに寄った公園のベンチで、それを受け取った志水は、香穂子の大好きな天使の
ような笑顔を見せて、とても喜んでくれた。何日も悩み抜いて決めたプレゼントだっただ
けに、その志水の様子に香穂子もとても幸せな気持ちになった。
(もっとも香穂子が何を贈っても志水は喜ぶだろうというのは、プレゼントを買いに行くのをつきあってくれた天羽の談だ)
 その幸せな気分のまま、ベンチでほのぼのと楽しく会話していたのだが、話が香穂子の
誕生日のことに転がってから雲行きがおかしくなった。
「すみません、僕……香穂先輩の誕生日に何も……」
「えっ、やだ、そんなの気にしなくていいんだよ」
 香穂子はあわてて手を振った。
 香穂子の誕生日は春。コンクールも序盤で、二人はまだ親しくなってなかった頃だ。志
水は香穂子の名前すら、知っていたのかどうか。
「今からでも……いいですか? 何かほしいものとかあったら……」
「いいよー、本当に気にしないで」
「でも……」
546ああ勘違い 2/5:2006/10/31(火) 01:01:05 ID:fCBRCiGW
 志水は、一度言い出したら意外に頑固で譲らない部分がある。
「僕が、香穂先輩に何かあげたいんです。……だめですか?」
 小首を傾げ、悲しそうな瞳でじっと見つめられて香穂子は降参した。
 だが、何が欲しいかと聞かれても、すぐには出てこない。
(CDはこの間買ったばかりだし、お化粧品とかはまさか志水君に頼めないし)
「何でもいいですよ。欲しいものじゃなくても、して欲しいこと、とか……」
「じゃあ、今度合奏して?」
「……でも、それは、今日もしましたし。もう少し、特別なことで、何か……。僕、何で
も聞きますから」
 そう言われて、つるっと出てきてしまったのが
「じゃあ、キス……して欲しいな、なんて」
 だった。 
 言ってしまってから慌てたけれども、もう言葉は元に戻らない。
 大きく目を見開いた志水の頬に、ぱっと朱が散る。たぶん、自分の顔も赤くなっている。
「ご、ごめん、今のじょう――」
「…いいですよ」
 今の冗談だから、と香穂子がごまかそうとするより早く、志水が答えた。そうなれば、
もう後には引けない。
「うっ……い、いいの?」
「はい。……そんな、僕が嬉しいプレゼントでいいのかなって思いますけど」
547ああ勘違い 3/5:2006/10/31(火) 01:01:32 ID:fCBRCiGW
「や、あの、私も……」
 嬉しいから、と口の中でもごもご呟く。
 顔が熱い。
 恥ずかしくてまともに志水の顔を見られない。
 いたたまれない気持ちをごまかすように、早口で喋る。
「あ、あのね、フレンチキスでいいのよ。軽いので。ほっぺたにとかね」
 香穂子がそう言うと、志水は困惑した顔をした。
「フレンチキスで、軽い……」
「うん、そう。フレンチキス」
 こくこくと香穂子は頷く。その真っ赤な顔をしばらく見つめていた志水は、やがてふわ
りと笑った。
「……わかりました」
 そのまま柔らかな笑顔がゆっくりと近づいてきて、香穂子は慌てて目を閉じた。
 唇に温かな感触。
(わ…くちびる、に……)
 カーッと全身が熱くなった。心臓の音が志水に聞こえてしまわないだろうか?
 香穂子の体がかすかに震える。それをなだめるように、志水が香穂子の肩に手を置く。
引き寄せられて、抱きしめられる。
「ん……」
(……あ、あれ……?)
548ああ勘違い 4/5:2006/10/31(火) 01:02:00 ID:fCBRCiGW
 軽く吸われて、香穂子の唇が薄く開く。そこに志水の舌がするりと入り込んだ。
(ち、ちょ……っ)
 香穂子が内心でパニックに陥っている間にも、志水は香穂子を煽っていく。探るような
動きから、舌先でくすぐり、奥で怯える香穂子の舌を優しく解いて絡ませ。
「……っ、ふ……ぅ……」
 顔が熱い。体が熱い。頭の中が真っ白になっていく。
 香穂子は何も考えられぬまま、ただ志水についていくことしかできなかった。
 ……どれぐらい時間が経ったのか。
 やがて、志水がゆっくりと身を離した。
 香穂子はへなへなと力が抜けて、そのまま志水の肩にもたれかかってしまう。
「歌穂先輩……? 大丈夫ですか」
 少し慌てたような志水の声と、香穂子の顔をのぞき込もうとする気配。だが、彼女は志
水の肩にしがみついて顔を上げようとはしなかった。
(だって、どんな顔をしたらいいのよ〜!)
「先輩……いやでしたか?」
 志水の声が不安に曇る。顔を伏せたまま、香穂子は急いで首を振った。
 いやなわけはない。好きな人に初めて口づけされて、心地よくてどこかにいってしまい
そうで――もう少し、触れていて欲しかったなんて思ってしまった。
 だから、困る。その自分の気持ちが……欲望が、顔に出てしまっている気がして。せめ
て、この火照りが収まるまで、顔をあげたくない。
549ああ勘違い 5/5:2006/10/31(火) 01:03:03 ID:fCBRCiGW
「怒って……ますか?」
「そうじゃないよ。でも……」
 つい、拗ねた口調になってしまう。
「……フレンチキスって、言ったのに」
「はい、だから……」
「え?」
 香穂子は少しだけ顔を浮かせて、志水を見た。天使の笑顔で彼が答える。
「フレンチキス、です」
「……ええっ?」
 思わず顔を上げる。
 いやだって、フレンチキスって軽く触れるだけの……待って待って。もしかして、私が思ってるのと意味が違う……?
 ぐるぐる混乱している香穂子を見て、くすりと志水は笑う。
「歌穂先輩……好きです」
 そして今度こそ、軽く、頬にキスを送ったのだった。
                          
<蛇足>
フレンチ‐キス【French kiss】
舌と舌とをからめ合う熱烈なキス。ディープキス。
大辞泉より。

お粗末様でした。
550名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:44:57 ID:YJjS/Yov
フレンチキスGJです!!…自分も勘違いのクチのようでorz
551名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:53:22 ID:qfG4nJYO
多いよね、勘違いしてる人w
GJだけど、香穂子の名前ところどころ違ってるよ〜
香穂タン萌えなので気になった、ゴメン

あとは激しくGJ!
552名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 02:27:14 ID:fCBRCiGW
読んでくれてありがdです

名前間違っちまってすみません!!
金色の弦で首釣ってきます。全裸で。
553名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 03:38:40 ID:B+vGCzXd
GJ!!でした
なんだかカワイイ話しだった。フレンチキス、自分も勘違いしてた…
554名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 06:57:39 ID:8oI5oP96
投稿初心者ですけど・・・将×望を投下しようと思ってるんですけど連続で書けないかもなんで迷ってます。
全裸待ちの方々に意見聞きたいです(゜_゜)
555名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 08:45:14 ID:VU5Pni2k
日本だけだっけ
そういう風に間違って広がっちゃったの>フレンチキスは軽いキス
556名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 10:06:48 ID:UzzY/k4P
>>554

>・書き手へのお願い
「○○を投下します。××なので、だめな方は**をNGワードにしてください」
との注意書きレスのあとに、即投下をお願いします。

あなたの書き込みは誘い受けという、住人に非常に嫌われる行為に
受け取られる可能性がある。
注意書きしたら即投下、が激しく推奨なのがこの板ではほぼデフォ。
ある程度書きためたら投下すればいいんじゃないかと思われ。
続きはまたたまったら投下しにくればいい。
557名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 17:21:49 ID:D6po9A3u
2chでの顔文字の使い方も慣れてないようなので
とりあえず2ch内を半年ほどあちこちROMるのをオススメ
558名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 22:00:54 ID:P3aaeRLf
てか投下前にスレを読み直せ
それもできないなら黙ってROMれ
559名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 22:45:17 ID:1pYIG1x6
>>554
わからなかったら、ひとつ前のコルダ創作をよく見てみて。
>>544で投下します宣言とカプ説明、NGワードの設定を書き込んだら、
すぐに>>545-549で本文投下してますね。3分間の間に。
この人は多分終わりまでメモ帳に書いておいてから小分けに投下してるので
よほど手際がよい人だと思うのですが、
ここまで手際よくなくても、全部書いてからか、あるいは
キリのよいところまでは書き溜めておいてから投下するといいでしょうね。

まずは短編から書いてみるのもいいかも。がんがってくだされ。
560名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:55:02 ID:Ub2P41NG
>>559
なんつーか
……親切すぎじゃね?
561名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 02:20:42 ID:LESYhtqE
>544
GJ!
水日スキーなんで読めて嬉しい。ラストのくすりと笑う志水に萌える。
香穂子誤字見てたら、演劇板の住人かと思ったよ。
562名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 02:25:01 ID:Vh96EYfg
>>554
とりあえず全裸にスベスベマンジュウガニでOKと奇声
上げながら待っているのでがんがれ。
563名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 03:40:18 ID:nF/Qz356
>>562
違うんだ!将臣神を呼ぶには、ただの「OK」じゃ駄目なんだ!!
さぁご一緒に



 オ ゥ ケ イ !!




↑反省しているのでちょっと鉄鼠に齧られてくるww
でも将臣神以外の職人もwktkしつつ降臨期待。
564冬海陵辱・前編 0/12:2006/11/01(水) 06:16:08 ID:9OlkVPRQ
流れぶったぎって投下させていただきます。

コルダ冬海ですが、タイトルの通りガチ陵辱です。
ラブラブ描写はありません。
お相手は音楽科生徒複数でほぼオリジナルです。
(漫画のエピをちょっとだけ使ってますが、漫画のキャラとは違います。
てか、漫画のキャラはここまで悪人じゃないと……)

エロゲファンタジーな展開やもあり、知識が浅いので
練習室は半防音だぞとか音楽科的な突っ込み所も満載です。
苦手な方はスルーをよろしくお願いいたします。

NGワードは「冬海陵辱」
565冬海陵辱・前編 1/12:2006/11/01(水) 06:17:14 ID:9OlkVPRQ
 冬海笙子が予約した練習室へと向かう途中、偶然、その声は耳に入った。
「……普通科から参加なんて……」
「あの生意気な女……」
 思わず立ち止まって、周囲を見回す。
 現在、星奏学院では学内コンクールが行われている最中だ。その参加者の中に普通科の
少女が入っていることは、学内でも話題になっている。
(今の……香穂子先輩のこと……?)
 不穏な声の調子に、嫌な予感がして発信源を探す。どうやら、階段の上――屋上へと続
く踊り場あたりから聞こえてくるようだ。
 普通科からコンクールに参加した少女――日野香穂子への音楽科生徒の風当たりは強
い。冬海自身、音楽科とはいえ一年生から選ばれたということで、いろいろとやっかみも
受けたのだが、香穂子はもっと苦労していたことを彼女は知っている。
 それでもコンクールが進むに連れ、香穂子自身の音の魅力もあって、そういった不満は
少しずつ薄れてきていたのだが――。
 こくりと喉を鳴らして、冬海は静かに階段をのぼった。やがて、手すりの向こう、踊り
場の少し上のところに、男たちの頭が見えてきた。3人だ。おそらく階段にでも腰掛けて
いるのだろう。一人だけ、妙に高い位置に頭が見える。
 その、高い位置にあった頭がいらだたしげに振られた。
「月森の件でも邪魔しやがって」
「コンクールの成績いいからって、調子に乗ってるんじゃないのか?」
「何とかして、あの女にひと泡吹かせてやりたいよな」
「――だったらさ、ヤッちゃう?」
566冬海陵辱・前編 2/12:2006/11/01(水) 06:17:59 ID:9OlkVPRQ
 ガタン!
 クラリネットケースが階段の手すりにぶつかって音を立てる。冬海は息を呑んだ。
「誰だ!」
 男たちが一斉に立ち上がって、こちらを振り向いた。黒いタイ――3年だ。
「……ぁ、……」
 声が出ない。
 かたかたと震える冬海を男たちが取り囲む。
「一年か。ふん、今の話聞いてたのか?」
「黙っておけよ、いいな!」
 恫喝され、びくんっと冬海は飛び上がる。
 怖い……だけど……だけど、どうしても聞かなくてはならない。
「…ぁ、の……」
「ああ!?」
「あの、……さっきの……香穂子先輩……日野香穂子先輩のことですか?」
「だったらどーだってんだよ」
 正面に立っていた男が、腕組みをして睨み付けてくる。
(やっぱり……)
 ヤるという言葉の意味を冬海は把握していなかったが、彼らが香穂子に何か――たぶん
月森にしたのと同じような妨害を――するつもりなのは、はっきりとわかった。
 怖い。震えが止まらない。
567冬海陵辱・前編 2/12:2006/11/01(水) 06:18:39 ID:9OlkVPRQ
 それでも、冬海は勇気を振り絞って声を上げた。――喉から漏れたその声は、自分でも
情けないほどに小さく、かすれていたけれど。
「か……香穂子先輩に、ひどいことをしないでください……っ」
「なんだとお?」
 ちょっと脅せば簡単に言いなりになりそうな、気弱な少女からの思いも寄らない言葉に、
男は少し鼻白んだようだった。
「待てよ、大木。こいつもコンクール参加者じゃないか?」
「あ、そうだ。確か、冬海とかいう……」
「へえ……」
 大木と呼ばれた正面の男が、じろじろと冬海を眺める。
 真っ青になって震えながら、冬海はその視線に耐えた。
「……それで、その冬海ちゃんが、俺たちにどうして欲しいって?」
 嫌な笑いを口元に浮かべ、大木は冬海の方へと一歩、近づいた。
「お……お願いします。香穂子先輩に……何もしないでください……」
 後じさりたくなるのを必死にこらえて、冬海は言い募った。
 以前――柚木親衛隊に嫌みをいわれていた冬海を、香穂子が助けてくれたことがある。
そのせいで、逆に彼女が親衛隊から恨みをかってしまい、衆目の前で演奏をする羽目にな
ってしまったのだ。
(今度は、わたしの番……)
「お願いします!」
「ふーん……」
 深く頭を下げる冬海を、大木は冷たい目で見下ろした。
568冬海陵辱・前編 4/12(↑は3の間違い):2006/11/01(水) 06:20:30 ID:9OlkVPRQ
「ま、別に止めてやってもいいけど」
「……本当ですか?」
 ぱっと冬海の顔が明るくなる。
「それで、もしも俺たちが何もしなかったら、冬海ちゃんは何をしてくれるってわけ?」
「え……」
 ふたたび冬海の顔から笑顔が消える。
「何、って……」
「あの女には、俺たち、いろいろ酷い目に遭わされてるんだよな〜」
「そうそう、水かけられたりさあ」
「ただで止めるってのはねえ」
 にやにや笑いを浮かべて、男たちが冬海を見る。彼女を困らせて楽しんでいるのだ。
「……わ、わたし……」
 冬海の声が小さくなる。男たちの視線に耐えきれずに、目を伏せてしまう。
 その脳裏に、妖精の像の前でヴァイオリンを弾く香穂子の姿が浮かび上がった。
(……香穂子先輩……)
 自分をかばって、親衛隊に絡まれてしまった香穂子先輩。なのに、先輩は「気にするこ
とないよ」って笑ってくれた。
 普通科からの参加で、先輩の方こそ大変なのに、わたしのことを気遣ってくれる。
 わたしのくだらない話を聞いてくれて。励ましてくれたり……時には、叱ってくれる。
 明るくて、強くて、優しい先輩。
 香穂子先輩のためなら――。
 ぐっと腕の中のクラリネットケースを抱きしめて、冬海は顔を上げた。
「わたしにできることでしたら――何でも、します」
569冬海陵辱・前編 5/12:2006/11/01(水) 06:21:49 ID:9OlkVPRQ
「へえ……なんでも、ねえ」 
 きっぱりとした冬海の言葉に驚いたように、大木は眉を上げた。てっきり前言撤回して
逃げていくかと思っていたのだ。
 こんな青い顔をして、震えているくせに――。その様子に、妙に加虐心を煽られ、ぺろ
りと大木は唇を舐めた。
 ふと、冬海が胸に抱えているケースに目を止める。
「お前、クラリネット専攻か」
 コンとケースを軽く叩かれて、冬海が慌ててケースを抱えなおした。
「こ、こ、これは……!」
「安心しろよ。別にクラリネットを寄越せとはいわないよ。……そうだな。練習室で、俺
たちに演奏を聴かせてもらおうか」
「え……」
 緊張しきっていた冬海の顔から力が抜ける。もっと無理難題をふっかけられるかと思っ
ていたのに。
「俺たちが納得行く演奏ができたら、あの女には何もしないでいてやるよ。コンクール参
加者さまなら、簡単だろ?」
「それ、は……」
 冬海は唇を噛みしめる。この人たちを、演奏で納得させる? 自分に、そんなことが出
来るんだろうか。
570冬海陵辱・前編 6/12:2006/11/01(水) 06:22:31 ID:9OlkVPRQ
 ……香穂子先輩は、もっと大勢の前で演奏しなきゃいけなかったんだもの。それを思え
ば、こんなことぐらい――。
「わ、わかりました」
 青ざめながらも決意の表情で頷くと、冬海は練習室へと大木達を招いた。
(おい、どうすんだよ)
(こいつの演奏なんか聴いたってさあ)
(いいからいいから。ちょっとからかってやろうぜ)
 背後の男たちのささやきは、冬海には届かなかった……。


 演奏室に入ると、冬海は緊張した面もちでケースを開け、クラリネットを組み立てた。
 そんな冬海の様子を見ながら、大木はごく静かに扉に鍵をかける。――かちりという小
さな音は、冬海がクラリネットを組み立てる音に紛れて、彼女には聞こえなかった。
「え、と……」
 準備を整え、冬海が男たちの方を向く。
「曲は、何を……」
「そうだな……まずは軽くクラリネットポルカ、ってのはどうかな。もちろんコンクール
みたいに編曲したんじゃなくて、フルでな」
 冬海は目を見張った。
 まずは、ということは……何曲か演奏しなくてはならないのだろうか。
571冬海陵辱・前編 8/12:2006/11/01(水) 06:23:34 ID:9OlkVPRQ
「何だ!?」
「い、いえ……」
 大木にじろりと睨まれて、何も言えずに冬海は俯いた。
 目を閉じて息を整えると、ゆっくりとクラリネットを唇に持っていく。指が、震える。
(香穂子先輩……)
 香穂子の笑顔を脳裏に浮かべる。
 大きく息を吸うと、冬海は演奏を始めた。

 クラリネットポルカ、クラリネットのための歌曲、ロマンス……と、言われるままに吹
いているうちに、少しずつ、冬海の緊張もほぐれていった。
 もともとクラリネットを吹くことは好きだ。どんな状況にあっても、やはり演奏してい
ると心が落ち着く。
 それに演奏が終わるたび、男たちはお義理でも拍手をしてくれたり、短くても誉めてく
れたりもした。
(そんなに悪い人たちではないのかも……)
 冬海が、そんな安心を覚えた頃だった。
 男たちの一人――大木が、演奏を終えた冬海に近づいた。
「?」
「あ、そのまま。そのままな」
 おびえを含んだ表情で、大木を見上げる冬海。大木は安心させるように冬海の頭を撫でた。
572冬海陵辱・前編 8/12(↑は7の間違い):2006/11/01(水) 06:24:43 ID:9OlkVPRQ
「お前、よくやったよ。感心した」
「あ……ありがとうございます」
 冬海は驚いたように瞬いて、それから嬉しそうに微笑みを浮かべた。
「じゃあ……」
「次が最後の曲だ」
 これで終わりかと思った、冬海のその期待をうち砕くように、大木が宣告する。
「この曲をちゃんと最後まで吹けたら、解放してやる。あの女――日野香穂子にも、何もしないって約束してやるよ」
 まだ終わらないとわかり、一瞬、失望の色を浮かべた冬海だったが、大木の言葉を聞いて表情を改めた。
「……はい」
「んじゃ、モーツァルトのクラリネット協奏曲な」
 生真面目な顔で頷くと、冬海は演奏を始めた。
 ――だが。
(……え?)
 演奏を初めてすぐに、冬海は戸惑った顔になる。
 自分の頭に置かれていた大木の手がゆっくりと下に降りていき……首筋をゆるりと撫で
始めたのだ。
573冬海陵辱・前編 9/12:2006/11/01(水) 06:25:55 ID:9OlkVPRQ
「……!?」
「だめだよ、冬海ちゃん。最後までちゃんと吹くって約束したでしょ」
「どんなことがあっても、ね」
 ニヤニヤと笑いながら、もう一人の男――斉藤が近づいてくる。残りの男・平井は、扉
の覗き窓を隠すようにして立っている。
 冬海は後退ろうとしたが、大木が素早く後ろに立った。
「……やっ」
 思わず、冬海はクラリネットを口から離し、声を上げてしまう。
 この人たちは、自分の演奏を邪魔するつもりなのだ――。
『ちゃんと最後まで』なんて言って、吹かせる気なんか最初からなかったのだ。
 邪魔をして……そして、香穂子先輩を――。
「駄目だよ。冬海ちゃん。ちゃんと吹いてくれないと」
「冬海ちゃんがちゃんと演奏してくれたら、日野香穂子は助かるんだよ?」
 大木が猫なで声で囁く。
「……本当、ですか?」
「ああ、もちろん」
 ――男の言葉を、信用できると思ったわけではない。
 けれど、今の冬海には他の選択肢はなかった。
(香穂子、先輩……)
 冬海はぎゅっとクラリネットを握りしめると、そろそろと口元へ持っていった。
574冬海陵辱・前編 10/12:2006/11/01(水) 06:26:41 ID:9OlkVPRQ
 2人の男に挟まれる形で、冬海はクラリネットを演奏した。
 ―――――……―――――…――――……――
 震える唇から紡ぎ出されるクラリネットの旋律は、それまでの軽やかさとは打ってかわ
って、とぎれがちの無惨なものになった。
 それでも、冬海は必死に演奏を続けた。
「なんだあ、冬海ちゃん。途端にヘタになっちゃったねえ」
「これでコンクール参加者なんてなあ」
 男たちが笑い声をあげる。その手は、好き勝手に冬海の体に触れている。
 首筋に、頬に、肩に、脚に、手に。その度、冬海は大きく体を震わせた。
 やがて、軽くつつく程度だった男たちの手が、撫でまわすように動き始めた。体をよじ
って、逃れようとする冬海。だが、演奏しながらではしょせん無理がある。
 肩から腕へ、そして――。
 背後の大木の手が、冬海の胸に伸びた。
「!!」
 ピィっと音程の外れた高い音がクラリネットから漏れる。
 大きく身をひねって抵抗する冬海を押さえつけて、大木が囁く。
「ちょっとだけ。服の上からちょっと触るだけだよ」
「で、でも……!」
 冬海は激しく首を振った。演奏を邪魔されることは覚悟していても、彼女はこんなこと
までされるとは思ってもいなかったのだ。知識がないわけではなかったが、性的に無垢だ
った彼女は、男性に対しての警戒心が薄すぎた。
575冬海陵辱・前編 11/12:2006/11/01(水) 06:27:38 ID:9OlkVPRQ
「お前が1曲吹く間、これに耐えられたら、俺たちも日野を勘弁してやろうってことさ」
「そ、んな……」
「お前、何でもするって言ったよな? それともあれは嘘だったのか?」
 冬海の瞳が大きく見開かれた。
 それから、ゆっくりと瞳を閉じる。眦から一筋、涙がこぼれ落ちた。
(せんぱい……香穂子先輩…………)
 ふたたび演奏を始めた冬海を見て、大木たちはニヤリと笑う。しかし、冬海はそれを見
ていなかった。固く瞳を閉じて、とにかく曲を終わらせることに全力を傾ける。
 彼女が抵抗しなくなったのをいいことに、男たちの手はより大胆になった。
 ジャケットの上から両掌で冬海の胸をつかみ、荒々しく揉みしだく。
 もう一人の男は、ぴたりと冬海の腿に手を当てて、滑らかな感触を楽しむように撫でて
いる。
「やー、冬海ちゃんの胸は小さいなあ。ま、まだ一年だし。これからだよな」
「すべすべで綺麗な足だねえ」
 男たちのいやらしいセリフを思考から閉め出して、ひたすらに冬海は演奏を続ける。第
一楽章……第二楽章……。
 その演奏がふたたび止まったのは、男の手がジャケットのホックを外し、ブラウスの上
から胸に触れてきたからだ。
「ふ、服の上からって……」
「これも服だろ?」
 大木はぎゅっと手に力を入れた。ジャケットの上からとは違う、掌の体温すら感じられ
るほど“近い”その感触に、冬海は肌を泡立たせる。
576冬海陵辱・前編 12/12:2006/11/01(水) 06:30:56 ID:9OlkVPRQ
「だめだなあ、冬海ちゃん。そんなに何度も演奏止めちゃ。しょうがないから、頭からも
う一回ね」
「そ、そんな……」
「嫌ならいいんだよ? 俺たちは別に困らないし」
 冬海の瞳からポロポロと涙がこぼれる。いやいやをするように首を振って、けれども男
たちが許してくれないのだと知ると、冬海は諦めたようにクラリネットを口にした。
 クラリネット協奏曲の旋律が最初から流れだすのを聞きながら、大木はいたずらを再開
する。
 本当を言えば、ここまでするつもりではなかった。
 しかし、怯えて震えながら、一生懸命に演奏する冬海を見るうちに止まらなくなってし
まった。
 嗜虐心をそそる――というのだろうか。
 この少女には、どうしようもなく男の攻撃性を煽るところがあった。
(だから、お前が悪いんだよ)
 勝手な理屈で大木たちは行為をエスカレートさせていった。

                                                (続く)

後編は近日中に。
あと、前書きに書き忘れてしまったのですが、ゲームのモブに
もしも同じ名字の人がいたとしても、まったく何ら関係ありません。
星奏学院にはこんな悪いヤツはいないよね……。
577名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 08:33:30 ID:uaTT8g0U
陵辱(*´Д`*)
GJ〜!
578名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 12:12:01 ID:mjeKDyaO
冬海ちゃん、健気過ぎる(⊃Д`)
でもGJ!!w

関係ないけど、>>563に惚れたw
579名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 13:09:39 ID:eIH116kK
>>563

>↑反省しているのでちょっと鉄鼠に齧られてくるww
ちょwオマイに惚れるwww
580名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 15:45:44 ID:qQxz5ETa
同じくコルダで土浦×日野←月森長文投下します。
コンクール終了後、三年生の夏休み。
香穂子は非処女ですがレイプで鬼畜度高め。甘さも救いもありません。
苦手な方は「残酷な神が支配する」をNGワードにしてください。
捏造設定がいくつかありますがご勘弁を。
では、投下します。
581残酷な神が支配する 前 1/4:2006/11/01(水) 15:46:27 ID:qQxz5ETa
俺がそれを見かけたのは、本当に偶然だった。
 ドイツへの留学が本決まりになって出立を明々後日に控えた日、
俺は多くの所用で学校に行った。二年と少しの間通って、コンクールにも出場した。
それなりに思い出がある校舎を見納めにするつもりで、校内を一通り回る。この時間なら、
日野はまだ練習室にいるだろうか。それとも屋上にいるだろうか。いや、それはないだろう。
今は七月も終わりで、日焼けするのは嫌だと笑っていたのだから。
 練習室に行けば会えるだろうかと足を向ける。流石にこの暑さではどの個室もエアコンを
全開にしているらしく、窓もカーテンもぴったりと閉め切られていて、中を伺うことは出来
ない。日野も同じ理由なのだろうか。付属大の音楽学部の特別入試を受けると言っていたから、
夏休み中は練習室に籠もりっきりだと言っていた。我ながら、単純なものだ。
―無駄だと分かっていても、会わずにはいられないのだから。
 練習室の窓をいくつかそうして確認していく中に、一つだけ窓が開いている部屋を見つける。
窓枠の下に、使い込まれたスパイクシューズが無造作に転がっていた。まさか、と思う隙を
与えてくれなかったのは、誰なのか。ふわりとカーテンが揺れて、一瞬中の光景を曝け出す。
 西日の差す部屋の中、普通化の制服を着た女子とサッカー部のユニフォームを着た男子が
床に座って唇を重ねていた。他の誰か?そんな筈が無い。この時期は毎年音大を受験する生徒の予約で
一杯で、普通科の生徒が割入って利用することはまず無い。そうしてその例外は校内でも二人だけで、
練習室を利用する普通科の生徒、といえばそれ自体が代名詞になる程だった。
 それ以前に、それ以上に。俺が日野を他の誰かと見違える筈が無い。
 その後、どこをどう歩いて家に帰ったのか憶えていない。ただ憶えているのは、二人の後姿だけ。
俺に背を向けて、俺の存在に気付かないまま愛おしむ様に唇を重ねていた二人の姿が、脳裏に焼き付いて
離れなかった。
 今更土浦に対する感情が変わる理由は何も無い。音楽表現も生まれ育った環境も才能も何もかもが違う。
相容れないのも反りが合わないのもこの先も変わらない。それでもたった一つの共通点―日野に関しては、
俺たちはおそらく全く同じ感情を抱いていて、そうしてそれをお互いに正しく認識していた。
 次の日、昨日よりは少し早く、俺は学校に向かっていた。目的はたった一つ、日野に会うためだけに。
582残酷な神が支配する 前 2/4:2006/11/01(水) 15:46:57 ID:qQxz5ETa
あ〜、肩痛っ」ヴァイオリンを降ろして、時計を見る。もう四時を差していた。ここ最近は毎日そう。
午前中は普通科の課題をこなして、十二時から六時までヴァイオリンの練習をする。家に帰ってまた課題をやって、
の繰り返し。付属大の特別入試を受けるからって言っても、課題の量が変わるわけじゃない。普通科に残ったとき
から覚悟はしていたけれど、他の子たちが受験まっしぐらなこのときに遊んでいていい筈が無いし、
遊んでいるのでもない。何より梁くんだって部活と受験勉強とピアノと全部ちゃんとやってるんだから、
私一人が弱音吐いてなんかいられないもんね。
 六時を過ぎれば、部活を終えた梁くんが来る。これも、いつものこと。今年の県大会はかなりいい線まで
勝ち残っていて、あと二つ勝てば国立競技場だって言ってたっけ。昔はサッカーのポジションどころか
何も知らなかったけど、今は結構詳しいんだ。梁くんのMFはチームの司令塔で、中心で。私と付き合い始める前から
そうだったらしいけど、やっぱり好きな人がそういう重要なポジションにいるっていうだけで、意識も変わってくるもので。
・・・一瞬だらしなく緩んだ口元を直すのと、ドアのスリットをノックする音とは殆ど同時だった。
「日野、いるだろうか」
「月森くん?」
 彼の姿を見るのは、久しぶりのような気がした。月森くんは今年、ドイツの高校に留学が決まった。そのまま
向こうの高校を卒業して、ドイツ語圏の音大に行くらしいことを真奈美ちゃん(作者注・森真奈美。ゲーム中で
主人公の伴奏をしてくれるキャラ。漫画では後付で音楽科二年、月森と同じクラス)から聞いていたから、
別段驚きはしなかった。そもそも私はドイツ語とフランス語の区別さえつかないんだから、それだけでも
十分尊敬する理由にはなる。
「留学決まったんだって?おめでとう」
「ああ。君は付属第に進学すると聞いたが」
「まだ本決まりじゃないの。科目がどうしても足りないから。普通科から初めての受験者だから、特別に
減らしてくれるって言われたんだけど、出来る限りちゃんとやっておこうと思って」
 いまだに楽理なんか全然分からないし、皆が持っているような絶対音感も私には無い。あるとしたら、練習量だけ。
それは肩を並べられる。
583残酷な神が支配する 前 3/4:2006/11/01(水) 15:47:39 ID:qQxz5ETa
「君は頑張っているようだが、土浦は?」
 純粋に想っているだけなら、それだけでいられたらどれだけ幸せだっただろう。そうして
もし彼女が、自分が向けている感情の半分でも返してくれていたら。けれどそうはならなかった。
彼女は俺が一番嫌っている男と付き合い始め、そうしてそれはコンクール特有のロマンスと持て囃された。
あいつが日野を「香穂子」と何の躊躇いも無く呼ぶ時、そうしてそれが俺の耳に届く時。どれだけ嫉妬させられたか、
胸の掻き毟りたくなるような思いをさせられたか。分かるはずがない。
「梁くんは、まだ結局決めてないんだって。ほら、あの性格でしょう?まだ一つに決めたくないみたい。
受験したいところ全部受験して、合格してから決めるんだって。今だって理系クラスだし、この間は
数学で三位だったかな?かなり良かったんだよ」
 潰してやりたい、と内心に思った。残酷なくらい無邪気に俺を信頼しきって、日野は必要のあることもないことも
躊躇い無く口にする。言の葉にすること自体が愛しい、というように。
「ぜいたくだよね、どうせ受験するなら芸大のピアノ科受ける、なんて。そりゃあ梁くん上手いけど」
このままずっと幸せな日々が続くと信じて疑わない日野も。他の誰かが努力しても手に入らないものを、まるでそれが
当たり前のように何食わぬ顔で掴み取っていく土浦も。全て。
「珍しいね、梁くんのこと訊いてくるなんて」
 土浦のことなら何でも知っている。言葉より、表情がそれを物語っている。
「ああ。・・・最後だろうし」
「あ、そっか。もう行っちゃうんだ。いつ発つの?」
「明後日だ」
 平然と、何も疑う事もないまま―疑うという選択肢自体が存在しないまま、友人を笑って送り出すつもりでいる。
「ね、ドイツに行っても頑張ってね」
「・・・ああ」
 扉のスリットのカーテンを閉め、鍵を掛ける。彼女は気付かない。花のように笑う。その手を一気に掴んで、引き寄せた。
584残酷な神が支配する 前 4/4:2006/11/01(水) 15:48:20 ID:qQxz5ETa
「どうしたの?」
 いきなり引っ張られて、抱き寄せられる。何だろう。胸騒ぎがする。月森くんはこんな顔をしてただろうか。
手が動かない。
「月森くん?」
 押し黙ったまま、手だけが痛い。不意に、顎を引っ張られた。顔が一気に近づく。何かを考える間もなく、唇を塞がれる。
一瞬、頭が白くなった。私が今キスをしているのは、誰だろう。
「・・・っ!」動けない。遮二無二唇が割られる。ざらりとした舌が、無理やり入ってくる。
太腿をざわりとしたものが這い上がって来る。イヤだ。梁くんじゃない。
「月森、く」
 体が壁に押し付けられる。背中が悲鳴を上げた。
「君のそういうところが本当に嫌いだ」
何が起こったのか、わからなかった。ただ自分が、何か危害を加えられそうな状態にあること以外は。

585残酷な神が支配する:2006/11/01(水) 15:50:23 ID:qQxz5ETa
続きはまた後ほど(今日中には・・・)。
586名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 17:08:08 ID:JDYR6pbv
あげないほうがいいと思う
作品はgj
587名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 17:35:06 ID:QUFbu+wH
前編のラスト
いきなり香穂子視点に切り替わっててちょと驚いた
でも、作品は激しくGJ
588残酷な神が支配する:2006/11/01(水) 18:01:48 ID:qQxz5ETa
先ほどは失礼しました。sageつつ後半投下します。
前半以上に視点がころころ変わります。
苦手な方は「残酷な神が支配する」をNGワードで。
589残酷な神が支配する 後 1:2006/11/01(水) 18:03:03 ID:qQxz5ETa
押し付けられているのが壁なのか床なのか、それさえ分からなかった。セーラー服の中に手が入ってくる。ひどく冷たい。
「やあ・・・っ」
涙が出る。こんなの月森くんじゃない。私の知ってる彼のすることじゃない。制服をたくし上げられて、胸がエアコンの
冷たい空気に曝される。鳥肌が立つ。さむい。力任せに、ブラのホックを千切る音がした。
「っ、やだ」
男の手が探る。何か抵抗する間もあらばこそ、容赦なく掴まれる。よく、無理矢理されても感じる、なんて言う人がいる。
あんなの嘘だ。痛い。本当に気持ちいいなんて感じるのは、自分から求めて相手に求められる、幸せなセックスの時だけだ。

日野の体は、それでも女の身体をしていた。男を知る女だけが持つ、匂い立つような女の身体。心が沸騰する。冷静さが
かき消される。押さえつける身体に容赦なく体重を掛けた。誰かに―その誰かはたった一人しか該当しない―とうにゆるされた
身体。一番奥まであいつの侵入を許したことのある体。あいつはいつもそうだ。コンクールの優勝も、日野も、俺が
手に入れたいと思ったものを、そのために惜しみない努力をしてきたものを、目の前で平然と奪い取った。

「やだあ・・・っ!」
熱い息に、力を奪われる。首筋を鎖骨を、色素の薄い髪が弄る。制服から見えるのが嫌で、梁くんにも一度も許したことが
無い場所を土足で踏み荒らされる。怖い。嫌だ。嫌だ。嫌だ。この先身体がどうなるかより、今目の前にしている現実だけで
心が潰れそうだった。胸を掴んでいた冷たい手が、足に伸びる。身体が竦む。
「こんなの、やだ」
視界が滲む。防音の練習室の声が余程のことが無い限り外には届かないことを、ここ一年の練習でいやというほど知っている。
自分の身体なのに、思い通りにならない。助けて。怖い。誰か。梁くん。助けて。白い天井が見えて、それで自分が床に
押し倒されているんだと分かった。下着が強制的に降ろされて、指先が身体の中を犯してきたとき、圧迫感で息が止まった。
「どうして、こん、な」
「君自身と土浦に聞いてみればいい」
いつもと違う、殺気すら混じった言葉。耳が残酷な事実を伝えてくる。歯が鳴る。身体の奥を無遠慮に暴れまわる存在に、
頭が考えることを拒否する。考えられない。考えたくない。
590残酷な神が支配する 後 2:2006/11/01(水) 18:03:53 ID:qQxz5ETa
一番大切なものが踏みにじられた、と知ったら、あいつはどんな顔をするだろう。短い爪が頬を引っ掻く。押しのけようと
抗う腕がYシャツを掴む。儚い抵抗さえ、自分が招かれざる客であることを思い知らされる。こんな手荒な真似をしたかった
んじゃない。ただ君が―他の誰でも良かった、土浦さえ選ばなければ。
 今更何を言っても、遅い。生じた亀裂を修復する気はさらさら無かった。限界を感じて、ベルトに手を掛ける。ただ一度
だけ、赦しを請うように口付けた。

 金属の音が嫌に耳に響く。現実を見たくなくて目を閉じた。冷たい手が、太腿を掴んだ。
「いやだ」
 身動き一つ出来ないほど、体重がかかる。身体が震える。お互いの息遣いまで聞こえるほど近いのに、どうして
わからないの。
「お願い、やだ、月森くん、やめ―」
 言葉は途中で途切れた。濡れてもいないところに、熱の塊が容赦なく侵入してくる。痛い、と思った。身体じゃない。
今まで築いてきた関係が、音を立てて壊れていく。音楽の先輩への憧れも、同じヴァイオリニストとしての気安さも、
何もかも。

 悲鳴を無視して、組み敷いたまま身体の最奥を犯した。思ったよりたやすく侵入を許したそこはひどく熱い。
「・・・つきもり、くん」
 ぱたりと日野の抵抗が止む。絶望的に見開かれた瞳を、直視するだけの勇気は無かった。今更遅い。やめたところで、
彼女は永遠に俺を赦さないだろう。それでもいい。これで彼女は俺を忘れない。優しくて無邪気で、残酷な日野。
それでも、一緒に過ごした時間は幸せでもあった。土浦に向けられている感情の何分の一かでも、俺に向けられて
いるのだと幻想を見ていた。君が知らなくて俺だけが知っていた土浦のたった一つ、それが俺の君への感情だとは、
最後まで気付かなかった。
591残酷な神が支配する 後 3:2006/11/01(水) 18:04:24 ID:qQxz5ETa
いつ、から?
「どうして」
 身体の中を抉り削られていくようだった。いつからこんな風に憎しみをぶつけられるほど、憎まれていたんだろう?
いつ私は、憎まれるようなことを言ったんだろう。そんなことをしていたんだろう。いつだって呆れながら、小言を
言いながら、それでも教えてくれた人。
 痛みに気が遠くなる。自分の身体が今どんな状態か、知りたくない。信じたくない。床に押し付けられた背中が痛い。
子宮の感覚がなくなりそうだった。このまま壊れてしまえたら、一生思い出さずにいられたら、どれだけ楽になれるだろう。
「・・・っ!」
 そう思った一瞬、気が遠くなる。慣らされた体が、熱を思い出す。

 打ち捨てられたように呻き声さえ忘れていた日野の身体が、一瞬大きく揺れる。弱いところを探り当てたらしい。
受け入れるに任せていた秘所が喰らい付くようにぐっと締まる。達することを教え込まれている身体が、意思に反して
限界を迎えようとしている。
「っ、あ、ああ」
 拒否する声に、甘さが混じる。土浦がおそらく聞き慣れて、他の誰も聞くことはないと信じきっていた声を、初めて
聞いた。男の欲情を煽る、甘い啼き声。暗い悦を覚えた。これで、共犯だ。

 慣れた感覚に押し戻されるように、身体が達することを要求してくる。このひとじゃない、と叫ぶ理性を、目を閉じて
彼の顔を否定することで打ち消した。
「や、お願い、梁くん、苦し」
 耐えられなくなった手が、Yシャツに縋る。今更この状況を変えられないんだったら、何もかもどうでもいい。汗が
胸と頬を伝って落ちる。脳の奥が、白く染まる。押し戻されて、揺り動かされて、最後にいつもそうしてるようにいちばん
大切な人の名前を呼んだ。
592残酷な神が支配する 後 4:2006/11/01(水) 18:05:26 ID:qQxz5ETa
「・・・あ」
 私、今、誰の名前を呼んだ?
 途切れた意識が、緩やかに戻ってくる。そうして、ある瞬間一気に血の気が引いた。私をいまだに組み敷いている身体の
持ち主と、身体の奥に居座ったままの異物とを正しく認識した。そうしてもうひとつ理解した。彼は避妊してない。
「ーーーーーーーーーっ!」
 目の前が真っ暗になる。身体の奥から抜け出さないそれが、獰猛な硬さを取り戻していくのが襞越しに分かる。

「梁くん・・・っ」
 達する前に、恍惚といった表情で呼んだ名前が、達した意識を一気に引っ張り戻した。それほどにあいつが大事か。
犯されても憎まれても、あいつが大事なのか。今度こそ容赦する理由を全て失う。意識を取り戻して抵抗を始める手首を、
襟元のタイを引き毟って縛り上げ、先ほど探り当てた急所を力任せに抉った。
「いや、梁くん、助けて、お願い、いや!」
 来ないと知りながらそれでもあいつの名前を呼ぶ唇を片手で制する。もうどんな言葉も聞きたくなかった。
「ーーーーーーーーっ」 
 狂っていたのは、どちらだったか。
593残酷な神が支配する 後 5:2006/11/01(水) 18:06:00 ID:qQxz5ETa
おい!」
 誰かの声が聞こえる。肩が揺さぶられる。頭が痛い。頭だけじゃない、どうして全身が痛いんだろう?
「香穂子!」
 うるさいほど耳鳴りがする。視界に色が無い。白と青と黒の色をしている。私を覗き込んでるのは、誰?
「・・・あ」
 おなかがいたい。手首を掴まれる。
「わた、し」
 両手首を、タイが縛っていた。視界に赤が無いのに、それは鮮やかな赤だと理由も無いのに分かった。
「香穂子?」
「・・・っいや!」
 分かった瞬間、全ての記憶が一気に引っ張り出される。きもちわるい。さわらないで。誰も触らないで。
 肩に触れてきた手を振り払った。涙が溢れた。いやだっていったのに。やめてっていったのに。
くりかえし、くりかえし。
「落ち着け、もう終わったから」
 目の前にいるのが梁くんだと、そこでやっと気が付いた。手にタイは結ばれてなかった。体中が痛い。
そうして、一番知られたくなかったことを、よりによって本人に最初に知られたことに、気が付いた。
でも、梁くんは何も言わなかった。
「・・・立てるか?」
 肩に腕を回されて、立たされる。何かが壊れる音がした。身体の奥底を、生理のときのように伝い落ちていく
何かがある。
「・・・あ」
 腿を伝って膝まで滑ったそれは、白く濁っていた。気が遠くなった。名前を呼ばれた気がする。私の名前。
でも、聞こえない。視界が、黒くなった。
594残酷な神が支配する :2006/11/01(水) 18:07:22 ID:qQxz5ETa
以上です。
土浦被害者・・・!
595名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 18:09:44 ID:iNZtWj2m
ハードなホモ描写の漫画を思い出すタイトルだ・・・
作品はGJ
596名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 18:16:58 ID:nJK2h4lh
暗い、でもGJ!
次回からは投下の際は落ち着いてな。
597名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 18:21:11 ID:QUFbu+wH
>>595
仮面つけて義理の息子に鞭ふるわないとなw
598名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 18:35:19 ID:qQxz5ETa
お察しのとおりタイトルはそこからお借りしました。
お付き合い多謝!
599名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 19:04:38 ID:uDBye/rX
>>544
>>564
>>580
ブラボー!
つ【BP150】

アニメ化・廉価版で職人さん増えたのかな?
コルダ全裸待機組にはうれしい限り。

>>580
盛大な誤爆には気をつけてw
600名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:35:11 ID:DQYceBRR
さて、一眼レフカメラを首から下げ、ヒールのついたローファーを履いて全裸で待つとしますか。
601名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 02:20:45 ID:5T0BMVzX
一瞬日野×天羽かと思ったことは内緒だ
602名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 02:39:41 ID:tLjhK4Op
>>563
なるほど!では!


 オゥケイ!!



うん、スマンかった。一緒に鉄鼠に齧られてくるよ
603冬海陵辱・後編 0/16:2006/11/02(木) 05:53:35 ID:sAd7LL90
鉄鼠に齧られ続けている姐さん方の心配をしつつ、後編投下させていただきます。

>>564にもあります通り↓な内容です。
・ガチ陵辱、ラブラブなし
・オリジナル(音楽科生徒3人)×冬海
・エロゲファンタジーな展開
・音楽知識はとっても浅く、いろいろと間違ってたり都合良く設定作ってたり
・漫画のキャラやらゲームのモブやらとは一切関係ございません

苦手な方はなにとぞスルーよろしくお願いいたします。
NGワードは「冬海陵辱」
604冬海陵辱・後編 1/16:2006/11/02(木) 05:54:13 ID:sAd7LL90
 冬海の体が大きく震えた。
 もう一人の男――斉藤の手が、スカートの中に入り込んだのだ。
「下着だって服だよ、ふ・く」
 冬海が騒ぎ立てる前に、大木は先手を打って言い訳する。悲しそうに冬海の瞳が伏せら
れる。
(や……いやぁ……)
 下半身を動き回る斉藤の手を避けるように、体をよじらせる。しかし、それはまるで腰
を振っているかのようで、逆に男たちのエロティックな欲望をかき立てた。
「だめじゃん、冬海ちゃん。演奏の時は軽く足を開いて。こんな風に膝を閉じちゃいけま
せんよって習ったでしょ?」
 固く閉じた膝の間に斉藤の足が割りこみ、無理矢理に広げさせる。
(いや……助けて………だれか……)
「音がかすれてるよ、冬海ちゃん。しっかり吹かないと〜」
 冬海のタイを解いて、大木はさらにブラウスのボタンに手を掛けた。
 クラリネットの旋律が一瞬途切れる。
「おや〜、降参かな?」
 斉藤がからかうように声を掛けると、すぐに冬海は演奏を続けだした。
(……香穂子……先輩………)
 ただひたすらに香穂子の笑顔を思い浮かべて。
 彼女のためだけに演奏しようと思うのに、どうしてこんなに笑顔が遠いんだろう。
605冬海陵辱・後編 2/16:2006/11/02(木) 05:54:39 ID:sAd7LL90
「か〜わいい下着だね」
「……!!」
 ブラジャーを撫でていた大木が、胸の先端で引っ掻くように指を動かした途端、ぴりっ
と冬海の背中を何かが走り抜けた。
(な……何……今の……?)
「……あれ?」
 大木の手が重点的にそこを弄りだす。途端に冬海の体が震えだした。ビリビリとした感
覚が、どんどん強くなっていく。
 本当は、少し前から覚えていた奇妙な疼き。あえて考えまい、意識すまいとしてきたそ
の感覚が、薄いレース越しに先端に触れられることで、一気に高まってしまったかのよう
だった。
「もしかして、ちょっと感じちゃってる?」
(ち、違…う……)
「ほら、レースの上からでもハッキリとわかるよ。乳首がこ〜んなに尖っちゃって」
「こっちも」
 お尻を撫でていた斉藤の手が、すっと前に回った。
「すごく熱くなってる。敏感なんだねえ、冬海ちゃん」
「いやあっ!!」
 下着の上からとはいえ、秘部を触られて、とうとう冬海は悲鳴を上げた。
「や……もう、やめてください……っ」
「あれ、もう降参しちゃうんだ?」
 こくこくと冬海は頷いた。
606冬海陵辱・後編 3/16:2006/11/02(木) 05:55:28 ID:sAd7LL90
「日野のことはいいの?」
「…………っ」
 冬海の手から、クラリネットが滑り落ちる。両手で顔を覆って、冬海は嗚咽を漏らした。
「黙ってちゃわからないよ、冬海ちゃん」
 大木がレース越しに胸の頂を引っ張った。
「ゃ……っ」
「はっきり言わないと。『私はもう日野香穂子のことはどうでもいいです』って」
 冬海は答えない。ただ首を激しく左右に振るだけだ。
「言えないんだ。じゃあ、俺たちも止めるわけにはいかないな」
「……ゃ…いやっ」
 大木の手が、斉藤の手が、冬海に体に絡みつく。
「いや……!!!」
 彼らの手から逃れようと冬海は暴れたが、男二人の力にかなうはずもなかった。
 上着をはぎ取られ、ブラウスも半ば脱がされた状態で床に押し倒される。ショートカッ
トの髪が乱れて、髪留めがはじけ飛ぶ。
「…やめ……やめてっ、お願いです……」
「騒いでも無駄だ。ここは防音されてるんだから」
 大木がブラジャーをずりあげる。まだ未熟ながらも形の良い真っ白な乳房、その中で先
端だけは鮮やかに色づいている。
「やっぱり感じてるんじゃん」
「ち、違います……」
607冬海陵辱・後編 4/16:2006/11/02(木) 05:55:59 ID:sAd7LL90
 冬海は消え入るような声で否定する。震えるその体を組み敷いて、大木は嘲笑した。
「嘘ついても無駄だよ。体が本当のことバラしてる」
 大木の指が固くしこった先端を弾く。
「…ぁっ! や、やめてください……っ」
「そんなに怯えなくてもいいじゃん。もっと気持ちよくしてやるからさ」
 大木の横で、斉藤もいやらしい笑いを浮かべる。
「ここも……ほら、ちょっと湿ってきてることだし」
 冬海の下肢に伸びた斉藤の手が、下着の中心を強く擦った。
「ああっ!」
 電流のようなあの感覚が、ふたたび冬海の全身を貫いた。
(う、そ……。わたし……ほんとうに?)
 最初は気持ち悪いとしか思えなかったのに。いいえ、今だって気持ち悪いと、嫌だと心
では叫んでいるのに。
 怖い。
 電流はどんどん強くなっていく。
 このままでは、自分はどうなってしまうのだろう。
 男たちが与え続ける感覚から逃げたくて、精一杯もがいてみても、2人がかりで押さえ
つけられていては手を少し動かすのがやっとだった。
「……ち、うぜえな」
 煩わしそうに顔をしかめた大木がふと床に目を止める。
「……ふん、これでいいか」
 さきほど外した冬海の青いタイを手に取ると、大木は冬海の両手首をつかんで上にあげ、
まとめて縛った。
608冬海陵辱・後編 5/16:2006/11/02(木) 05:56:40 ID:sAd7LL90
「…や……」
 涙に濡れた目で、冬海は男たちを見上げる。それが、彼らをさらに煽ることになるとも
知らずに。
 大木が冬海の胸にむしゃぶりついた。斉藤が下肢から下着を抜きさる。
 冬海の悲鳴は、練習室の外には届かない。
 敏感になった先を温かくぬめる舌が包む。それだけでもう、ぞくぞくとした戦慄が冬海
の背筋を這い上がる。
 形を変えるほど乱暴に乳房を揉みしだかれても、乳首をきつく吸い上げられても、痛み
すら甘い電流に変わってしまうようだった。
「ああっ」
 冬海の背がしなる。
 斉藤の指が茂みの中に潜り込み、冬海の秘められた芽に触れたのだ。
(いまの……)
 冬海が何かを考えるよりも早く、ふたたび斉藤が芽をつまんだ。女性のもっとも敏感な
場所に与えられた愛撫に、冬海は惑乱した。快楽――それが快楽であることを、もはや冬
海は認めていた――が、冬海の神経をビリビリと灼く。
「うわ……冬海ちゃん、濡れ濡れじゃん」
 親指で芽を弄りつつ、斉藤が中指で内部を擦る。一瞬、鈍い痛みを感じたが、すぐにそ
れも痺れるような快感の中に紛れていった。
609冬海陵辱・後編 6/16:2006/11/02(木) 05:57:18 ID:sAd7LL90
 くちゅ、くぷ、ちゅ……
 やがて、冬海の耳に湿った水音が届いた。
「聞こえる、この音? 冬海ちゃんの中からどんどんあふれてる……」
(いや……違う、違うっ)
 冬海は何度も何度も首を振る。しかし、どれほど否定したくても、いやらしい水音は耳
に入ってくる。縛られた両手では耳を塞ぐこともできず、残酷な現実に冬海は打ちのめさ
れた。
(……香穂子先輩、助け…て)
 涙があふれて冬海の頬を濡らす。
 犯されているという事実より、自分が感じてしまっているというそのことに、冬海はシ
ョックを受けていた。
「んぁっ」
 かりっと胸の頂に歯を立てられて、冬海の体が跳ねる。もうひとつの頂は、指の腹でく
にくにと転がされる。
「やめて……おねがい、お願いしま……や、あ……んんっ……ぁ……」
 悲痛な哀願の声。しかし、それは甘さを含んで、練習室の中に響いた。恐怖に青ざめて
いた顔は今や熱く火照り、乱れた衣服から覗く無垢な体は、淡く桜色に染まってきている。
「冬海ちゃん、見てごらん」
 不意に体を持ち上げられる。
 目を開けた先には、鏡があった。演奏しているときの姿勢をチェックするため、練習室
には大きな姿見が壁にかけられているのだ。
「――いやっ」
 後ろから膝の下を抱えられ、大きくM字に脚を開いた自分の浅ましい姿をまざまざと見
せつけられ、冬海は目をそらす。
610冬海陵辱・後編 7/16:2006/11/02(木) 05:57:54 ID:sAd7LL90
 しかし、すぐに斉藤の指が冬海の中をかき回し、彼女をふたたび快楽の中へと追い込ん
でいった。
「ほら、ほら、見てごらんって。すごく気持ちよさそうだよ、冬海ちゃん」
「ぁあっん、あ……やめて、くださ……ぁぁ……」
 鏡の中で、ほっそりとした肢体が身悶える。大きくはだけたブラウスから覗くみずみず
しい乳房は、後ろから伸びる男の手によって揉みくちゃにされている。常には腰を覆うス
カートが今は大きくまくれあがって、すべてをさらけ出している。固く隠されてきた場所
は、紅くほころび、悦びの蜜を滴らせながら別の男の指を受け入れていた。
 やがて、冬海の体が小刻みに震えだした。
「あれ? もしかしてイクのかな?」
 冬海は自慰をしたことがない。もちろんこれまで男性経験もない……いや、なかった。
だから、絶頂の感覚というものを知らない。
 だが、それでも……それだからこそ、体の奥から急速にふくれあがってくる感覚に怯え
た。ソレを知ってしまったら、もう戻れない――そんな気がした。
「いや、いや……や、いや、んぅっ、いや、やぁ……あっ」
 半ば意識を快感に支配されながら、冬海はうわごとのように拒絶の言葉を口にした。首
を振り、体をよじって、快感を逃そうとする。しかし、男たちは容赦なく冬海を追いつめ
ていく。そして、固く尖った芽を男の指がぐるりとひねった刹那。
 ソレが爆発した。
「やぁっ、あ、あ、あ、ああぁぁぁぁあああ……っ」
 大きくのけぞった喉から、空気を裂くような細く高い声があがる。甘い痺れが体全体に
拡がり、意識すらも侵されて、白く白く溶けていく。びくん、びくんと脚が跳ね上がる。
611冬海陵辱・後編 8/16:2006/11/02(木) 05:58:35 ID:sAd7LL90
(あ……あ…………せ、んぱ……い……)
 香穂子の笑顔が、遠く、遠く、かすんでいく。
(わた、し……もう……)
「おほー、イイ声出しちゃって。激しいねえ、冬海ちゃん」
「冬海ちゃんの中、俺の指をきゅうきゅう締めつけてるよ。本当にエッチなんだから」
 羞恥に震える体を打つ、男たちの嘲笑。
「あー、ちくしょう。俺もう我慢できねえよ」
 扉の前に立ち、目隠しの役をしていた男――平井が冬海の体に手をかけた。慌てて大木
が制止する。
「ばかっ、お前は見張りをしてろよ! 後でやらせてやるから」
「だーって、こんなもん見せられちゃ、たまんないって。大丈夫だよ。鍵はかかってるん
だし、窓から死角でやってりゃ」
「ちっ……しょうがねえな」
 力の抜けた冬海の体を、扉のある方の壁際に運んで、平井は冬海の体を抱え込んだ。
「おいっ、平井」
「い、いいだろ。お前らは、今までさんざん楽しんだんだから」
「大目に見てやれよ、大木。なんなら、お前はお口でしてもらえば?」
「……ふん。じゃ、俺は冬海ちゃんにフェラチオしてもらうか。斉藤、お前は?」
「俺は下のお口でさんざん遊ばせてもらったからね。後でいいよ」
「そっか。……おい、口開けろよ」
612冬海陵辱・後編 9/16:2006/11/02(木) 05:59:18 ID:sAd7LL90
 ゆるゆると冬海は首を振る。その顔からは生気が失せ、まるで表情というものが抜け落
ちてしまったかのように見えた。
 そんな冬海の様子には頓着せず、大木は彼女の顎をつかんで、無理矢理に仰向かせた。
耐えきれずに開いた唇の中に、自分のモノをねじ込む。
「う゛、げほっ」
 いきなり奥まで入れられて、苦しそうに冬海がえづく。大木は意に介さず、自分勝手に
腰を使い出した。フェラチオというよりイラマチオといった方がふさわしい乱暴なやり口
に、冬海は苦しそうにうめき声を上げることしかできない。
 大木と競争するかのように、平井も慌ただしくズボンを降ろし、冬海の脚を抱え上げた。
 冬海は抵抗しない。
 濡れそぼった冬海のそこへ、固く張りつめたモノを押し当て、平井は一気に腰を進める。
 破瓜の痛みに、びくんと冬海の脚があがり、大木のモノで塞がれた喉から苦悶の声がこ
ぼれ落ちる。
 しかし、それでも冬海は抵抗をしない。涙すら流さない。まるですべてを諦めてしまっ
たように――。
「うおー、処女はキツイって本当だな」
「平井、これでお前も素人童貞卒業じゃん」
 男たちが下品な笑い声を立てる。ほどなく2人は終わりを迎えた。
「おー、すっきりした」
 身支度を整える大木に、平井が耳打ちする。
「おい……なんかさあ、こいつ、変じゃね?」
「……そういえば」
613冬海陵辱・後編 10/16:2006/11/02(木) 06:00:08 ID:sAd7LL90
 ようやく彼らは冬海の様子がおかしいことに気がついたのだった。
 涙を流しながら、怯えながら、それでも、か弱い力で精一杯の抵抗を繰り返してきた少
女。――なのに、今は何一つ抗おうとはしない。
「おい、お前……おいっ!」
 大木は冬海を揺さぶった。だが、彼女はがくがくと揺すられるまま反応を返さない。そ
の瞳はうつろにひらかれ、目の前の大木を素通りして宙を見ている。
「まさか、おかしくなっちまったんじゃないだろうな」
「どうするよ……?」
「どうするったって……」
 顔を見合わせる大木と平井。面倒ごとの予感に、早くも腰が引けている。
「大丈夫だ、俺に任せておけよ」
 2人の肩を叩いて、斉藤が冬海の側にしゃがみ込んだ。
「あーあ、好き勝手やっちゃって。後の人間のこと考えろよな。……うーん、と、これで
いいか」
 落ちていた冬海のジャケットを拾うと、斉藤は精にまみれた少女の顔を簡単にぬぐう。
それから少し考えて、「ま、いっか」とひとりごちると、少女の両腕を縛っていたタイを
解く。その後、無造作に冬海の足首をつかんで広げ、血と体液の混じり合った場所をおな
じように拭いた。
 その間も、冬海は一切、無反応のままだった。
 それに構わず、斉藤はいきり立ったものを秘所に近づける。
「ま、ショック療法ってコトで」
614冬海陵辱・後編 11/16:2006/11/02(木) 06:00:43 ID:sAd7LL90
 斉藤は平井のように性急に押し進めたりはしなかった。少し進めては戻り、じっくりと
冬海の狭道に自分のモノを馴染ませていく。そのうちに、冷え切っていた冬海の中が、ふ
たたび蜜をにじませてきた。
「………ぁ…」
「……濡れてきたね」
 それは異物を受け入れるための、女性の体の自然な仕組みだ。だが、それをさもいけな
いこと、いやらしいことのように、斉藤は囁いた。
「やっぱりね。冬海ちゃんは淫乱なんだよ。犯されて感じて、ぐちょぐちょに濡れちゃう
んだもんね」
 冬海の瞳が揺れる。ガラス玉のようだった瞳に、かすかに感情の光が灯る。
「でも、安心して? 俺たちはエッチな子はだ〜い好きだよ」
「……や……」
「いや、じゃないでしょ。イイ、でしょ?」
 斉藤が、弱いながらも反応を示しはじめた冬海の顔をのぞき込んで、ニヤリと笑う。
「嘘だと思いたい? これは、全部夢だって? でも、残念だったね。これは現実。冬海
ちゃんが俺たちに触られて気持ちよくなっちゃって、可愛い声をあげてあんあん喘いで、
こうやって――」
 斉藤は強く腰を押しつけ、冬海を突き上げた。
「俺を嬉しそうに呑みこんでるのは、現実」
 冬海の瞳にじわりと涙がにじんだ。
615冬海陵辱・後編 12/16:2006/11/02(木) 06:01:25 ID:sAd7LL90
「い、や……」
 逃げたかった。
 体が逃げられないのなら、せめて心だけでも。
 なのに――自分には、それすらも許されないというのだろうか。
 じわじわと、冬海の体にもどかしいような疼きが広がっていく。
(いや…いや……)
 無理矢理に散らされた痛みは今も残っているのに、体の奥がちりちりと切ない熱に炙ら
れているようで。
(わたし……どうして?)
「俺さあ、女の子を気持ちよくさせるの好きなんだよね。だから大丈夫。俺のモノで、ち
ゃ〜んとイカせてあげる」
 ぐいっと腰を密着させると、斉藤は敏感な突起も刺激するよう、深くゆっくりと腰を廻
した。
「……ぁ、…ん……っ」
 びりびりと走った痺れに、意志に反して冬海の腰が浮いた。
「ふふっ、冬海ちゃんは本当にココが好きだよね」
 斉藤は茂みに指を潜り込ませると、充血してふくらんでいる粒をぐりぐりと弄った。
「んぁああ……っ」
 冬海が仰け反る。全身を貫く快感。体の奥の熱が一気に広がり、目の前がちかちかと瞬
いた。
616冬海陵辱・後編 13/16:2006/11/02(木) 06:01:58 ID:sAd7LL90
 冬海の高まりを察し、斉藤は大きく腰を動かした。狭い内部をえぐられるように突かれ
て、かと思うと小刻みな律動を繰り返され、否応なしに体がうねる。体の中心から間断な
く送りこまれる快楽の波に冬海は翻弄された。
「…あ、あっ、あうっ……ゃ、あぁっ、ひ、っ……」
「んー、イイ声。ほら、ほら、冬海ちゃんの中もいい感じに濡れてきたよ」
「いやぁ……」
 ぐちゅぐちゅと、ふたたび冬海の中から淫らな水音が聞こえだしていた。かき混ぜるよ
うに腰を動かして、斉藤はより大きく音を響かせる。羞恥に頬を染めて、冬海は力なく首
を振った。
 苦悩する心と相反するように、快感はより高まっていく。水音を意識すればするほど、
中心から甘い痺れが沸き立って、どうしようもなく体が火照る。
「冬海ちゃんの、中、熱くて気持ちいい、よ。俺のに、絡みついてくる」
 斉藤もそろそろ余裕がなくなってきていた。冬海の膝裏を抱え上げ、より激しく律動を
開始する。
「ああぁっ、あ、や……いや、です…、ふ……んぅっ……も、やめてくださ……っ」
 快楽に押し流されそうな意識を必死に留めながら、冬海は哀願した。
「おねが……っ、も……許して……」
「だ・め」
 最奥を突かれて、ぐんっと冬海が背を反らした。強烈な快感がさざ波のように全身に広
がっていく。頭の中が白くかすむ。
617冬海陵辱・後編 14/16:2006/11/02(木) 06:02:33 ID:sAd7LL90
(いやっ、ああ……)
 来る。また来てしまう。あの感覚が。
「や……ひ、あ、あ、あ、あ……!」
 冬海の声がせっぱ詰まった響きを帯びてきた。最後を迎えるために、斉藤がめちゃくち
ゃに腰を叩きつけてくる。
「あ、あ、…………――――――――!!」
 背筋を駆けのぼる快感にこらえきれずに冬海は最後の理性を手放した。意識が真っ白に
弾けとんで、全身が痙攣する。少し遅れて、何かが自分の中に流れ込む。最奥を灼く熱に
冬海は切なく悶えた。
「う、お……っ、気持ちいいー……」
 満足したような呟きを漏らして、斉藤は冬海の上に倒れ込んできた。
(え……いまの…………)
 陶然としていた冬海の表情に、急速に理性が戻ってくる。
 今、体内に流れこんできたものが何だったのか、彼女は正確に理解した。
 絶望が冬海の心を染め上げる。
 すでに一度、汚された身ではあったが、今回は違う。自分は――快楽に浮かされた自分
の体は、男の精を受け入れることに確かに悦びを感じていた。
 斉藤がゆっくりと身を離す。硬さを失ったモノが引き抜かれていく感触に、ぶるりと冬
海は体を震わせた。
(……赤ちゃん……できちゃうのかな…………)
 感情の麻痺してしまった頭で、ぼんやりと思う。
618冬海陵辱・後編 15/16:2006/11/02(木) 06:03:17 ID:sAd7LL90
「ふふっ、冬海ちゃん、惚けちゃって。そんなによかった?」
 斉藤が冬海の胸の先端を人差し指でピンッと弾いた。
「あぅっ」
「ほーんと、敏感だよね。冬海ちゃんは」
 クッと笑って、斉藤は冬海の滑らかな体を指先でたどっていく。いまだ絶頂の余韻が抜
けず、薄紅色にほんのりと上気した肢体が小刻みに揺れた。
「あ……あぁ……」
「ほらほら、冬海ちゃん見てごらん」
 大木が携帯を冬海の目の前に突き出す。
「……っ」
 冬海は大きく目を見開いた。携帯の画面には、愉悦に染まった顔で男を受け入れている
冬海の姿が写し取られていた。
「よく撮れてるだろ。これ、プリントして掲示板に貼りだしたらどうなるかな? あ、ネ
ットに流すのもいいな」
 冬海の顔が青ざめる。快感ではなく恐怖で震えだした彼女を見て、ケタケタと大木は笑
った。
「冗談だよ。ジョーダン。もったいなくて、人に見せたりできないよ。これは、俺たちと
冬海ちゃんだけの秘密」
「だからさ、これからも仲良くしようよ、ね?」
 平井が冬海の体を抱え起こし、そのまま胸に吸いついた。ちゅうちゅうと、わざと大きな
音を立てて吸い上げる。
619冬海陵辱・後編 16/16:2006/11/02(木) 06:05:18 ID:sAd7LL90
「や、ぁああっ」
「俺たちさ、冬海ちゃんのこと気に入っちゃったんだ」
 ぺろりと首筋を舐めあげられる。脚を持ち上げられ、内股に口づけられる。
「こんなエッチな子、他にいないもんな」
「んっ、ぁ、あふっ、うくっ」
「怖がらなくていいんだよ。冬海ちゃんのこと、たっぷりと悦ばせてあげるから」
「っっ、そこ……っ、ひぃあっ、……や、いやぁ……」
「俺たちなしじゃいられない体にしてあげる。だから――」
 斉藤が冬海の顎を持ち上げ、熱い吐息を漏らす唇を奪う。それが、少女の初めてのキス
だった。
「これからも、よろしくね。冬海ちゃん」
                                                 (終)



ムラムラしてやった。心の底から反省している。
でもまたやるかもしれん。
お粗末様でした。
620名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 06:41:10 ID:gVA/W2hv
萌えちゃったよ・・・ごめんね冬海ちゃん・・・・
でもGJ!>>619
621名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 10:51:39 ID:GKHZTzGQ
冬海ちゃんには悪いがGJ
622名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 13:06:34 ID:xMsV7mqJ
ごめん冬海ちゃん私も萌えちゃったよ_| ̄|○
職人さんGJ
623名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 14:57:33 ID:Eq80B29n
なんだこの冬海ちゃんへの土下座会場はw
職人さんGJ!
624名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 16:09:38 ID:05JmkQIe
乙女ゲーなのになんて男性向けなんだw
心からGJ!
625名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 16:12:41 ID:gcYrNYGG
私も冬海ちゃんへの土下座会場に参加させていただく。
職人さんGJでした。

全裸に蝶紋の旗をかぶって正座でネ申の降臨を待っています。
もうオゥケイ!! でも知でも重でもあっつんでもあっつん兄でも良いです。
626名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 17:26:18 ID:T4CTLhqk
冬海ちゃん…ごめん!GJ!
627名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 21:50:01 ID:ffboi6r7
冬海ちゃん、正直すまんかった…_| ̄|○モエタ、モエツキタヨ

一体何人の人間が心の中で謝罪したのやら。
で、その後の冬海ちゃんと約束破った男連中に捕まる香穂子を
靴下だけ履いて待ってます。
628名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 01:01:24 ID:/r+2SJ8m
萌えた……
冬海ちゃん誕生日なのにごめんよorz
629名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 08:05:34 ID:XS7l/Ar9
誕生日なのか…心底すまんかったorz
でもGJ!
630名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:53:25 ID:b8Yj5R3W
エローい
冬海ちゃんには悪いが示申すぎる…

コルダが増えてきて嬉しいね。アニメ効果かな
案も増えるといいな
もちろん遙かも待ってます

ターバン巻いて弓持って眼鏡掛けて全裸で
631名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 18:11:55 ID:CVCNIWzm
望美たんに乳ガンの危険性はないのかね?
自分の住んでいる地域では20歳以上から婦人系の成人病の
検査の案内来るよー。
遙か3世界の鎌倉市でも20歳以上から来るのだろうか。
632名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 18:15:12 ID:HnX0wLtK
望美タンは永遠の17歳。
…あれ16だったっけ?
633名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 18:46:47 ID:SO2HQHzk
>>631
なんだ、いきなりw
望美にマンモグラフィープレイでもして欲しいのか
634名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 18:55:58 ID:CVCNIWzm
>633
うん。それか弁慶の明らかに別の目的の触診キボンヌ。
「僕が診てあげましょう」
635名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 22:19:47 ID:MiM2fxlu
いっその事頭のてっぺんから足の爪先まで全検診制覇とか
636名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 23:10:19 ID:9Cevt/jV
マンモってすげー痛いよ
無い乳でも無理矢理機械で押しつぶされるんだよ
637名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 23:32:04 ID:2UffrNzb
噂に違わず痛いよアレは。ものすごく痛い
638名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 00:08:42 ID:EtZ/WJWu
あれは乳のある人じゃないときついそうですね…
望美なら大丈夫かもしれんが
639名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 00:20:01 ID:0+41Cr8h
あってもなくても痛いってw 押しつぶされる想像してみ。
640名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 00:33:05 ID:7SI4SfoF
おっぱいも急所らしいしな
成長期だともっと痛いだろうね
641名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 00:37:12 ID:BzDpBVPu
押しつぶすっても →|⊂ じゃねーぞ

_
⊂ こーだからな、そらおもいっくそ痛い。



望美も良いがむしろシリンでやりたいかもだが。
642名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 01:29:44 ID:DKISSnOo
押しつぶし&ギュウギュウに挟まれるからねー
これをプレイと言うならSMだよ
643名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 01:36:21 ID:5a1JsWSf
しかし、コルダ世界でならあり得るかも知れないが、
遙や案世界では無理なシチュだな>マンモプレイ

いや、案世界なら下界設定ならあり得るのかな。
聖地は病気ないけど。
644名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 01:44:58 ID:C+PfdNRI
ちょ、なんで乳がん検診の話になってんのwww

>>643
ヒント:迷宮

お医者さんごっこなネ申щ(゚д゚щ)カモーン 全裸にマチコ巻きで待ってる。
645名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 02:20:57 ID:5a1JsWSf
>>644
それがあったか。

よく考えれば遙かの他のシリーズでも、現代お持ち帰り
ED後と考えればできないこともないな。
つーことで、案遙金どれでもカモーン(*´Д`)
646名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 02:30:22 ID:elfr05Yw
いいねぇマンモプレイ。それじゃあ仮面付けて白衣をはおり、ハーブティをすすりつつ
ヴァイオリン抱えてお慕(ryと呟きながら屋根の上で待ってます。全裸で。
647名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 06:13:58 ID:zRlFxgIL
案見たいなあ…。

来ないなら自分で書こうと思うんだけど
神鳥鋼攻めのSMと聖獣闇受けのSMなら
どっちがいい?
648名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 06:56:01 ID:DXWmEWRZ
闇受け見たいお ノシ
…投下お待ちしてます
649名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 10:40:38 ID:Ze7YbVPG
エロではないが遙か3頼朝×政子たんの痴話げんかって見てみたいな。
頼朝は史実では浮気しまくりだったから
あのビジュアルの2人がバンコラン×マライヒや
あたる×ラムみたいな一方的な痴話げんかをするのかと思うとおかしい。
「あれは知り合いの娘さんで…!」
「殿の浮気者ー!」
ダキニの力を借りた壮大な夫婦喧嘩に発展する。
650名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 13:22:02 ID:JqIuLphW
そんなんあったらヒゲとダキニにちょっと萌えるw
651名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:00:56 ID:ewt9tGWV
殿、命懸けだなw
652名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:43:43 ID:QcMNfp8S
遙は食傷気味
653名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:03:25 ID:DKISSnOo
>>652
じゃあ、遙か以外おまいが書いて投下しる
654名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:19:55 ID:cW1OF38/
妖怪夫婦厨はオヴァなんだな
喩えがイチイチ懐かしの昭和アニメでワロタww
655名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:43:32 ID:zpRmH7+9
じゃあ啓太×ようこみたいな、とでも言えばいいのか?
656名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:47:03 ID:DyLQi2H+
別に喩えが古かろうがどうでもいいんだが、631とその後の流れにはポカーンだった。
657名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 01:26:20 ID:nSQiS1aU
みんなで合宿でのハーモニー
〜1〜
土浦「だめだ、だめだ、なんか全然合わないぞ・・・」
月森「そうだな、これは問題だな」
火原「くそおおおお、なんか違うぞおおおお」
桂一「なんか、うまく、ハーモニーが〜」
冬海「そうですね・・・」
香穂子「なんでだろう・・・」

音楽を一緒にあわせてみても、なぜか音があわない6人。
「くそ、どうすればいいんだ・・・」「そうだなぁ」「うーん」
「やっぱりみんながお互いをよく知らないからかな」
「それだ!みんなでお互いのことを知ればいいんだ!」
ところがその方法が思いつかない。ゲームしてみたり、お互いに楽器を交換したり、
みんなで共同作業しても、なぜかいまいちだった。
香穂子「うーん、どうすれば・・・」
リリ「いい解決方法があるよ〜」
香穂子「なになに?教えて!なんかこう魔法とか、いいやつ?」
リリ「みんなでSEXすればいいんだ!」
香穂子「え!? ええ〜!!!」
リリ「しかも男性同士・女性同士・男女でもみんなでやりまくればいいよ!」
香穂子「そう・・・なんだ・・・。じゃあ頑張ってやってみる・・・。」

〜2〜
香穂子「ねえ、みんな、提案があるの」
658名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 01:42:19 ID:nSQiS1aU
(中略。みんなでやりまくりんぐ)
桂一「すごく、気持ちよかったかも、知れないけど、考え事していて、わかんない」
香穂子「え、えぇ!?」
桂一「もう一度、すれば、わかる、かも〜」
香穂子「そんなぁ〜〜〜!!! でも良かったから、もう一回しちゃおうかな!?」

結局彼らはコンクールを、腰痛、肛門がぢ、などの理由で
仲良く全員で欠席しましたとさ。
終わり。

もういいや、途中でやめておく。めんどう。
659名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:16:32 ID:yWaOl+mz
年下も範囲内だがそれにも増して年上バッチコーイなことに気づいた。
つまりは年の差萌え(*´Д`)ハァハァ

そんな自分はアイピローをして白衣にアイロンかけながら待つ。
もちろん全裸で。
660名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:25:57 ID:3O8I8zg2
マイナーだっていいじゃないか。視点を変えるだけで新鮮に映るし
古いというだけで噛み付く奴は明らかに厨

>>656には全身全霊で胴衣だが
661名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:48:37 ID:cW1OF38/
と指摘されたオヴァ厨が言い訳しております
662名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 04:36:06 ID:WiHO9wNC
sageられないアフォには言われたくないだろうな
663名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 06:35:57 ID:cW1OF38/
オヴァ乙
664名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 08:07:37 ID:3Fac1Kd8
空気読まずに

包帯巻き付けて、横笛+梔子のマント+フリル装備して
「いけない人ですね」と呟きつつも柿を食べながら、一差し舞ってる。
半裸で
665名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 14:26:00 ID:ei+KOXlo
沈香焚きながら寝てまってます
666名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 00:51:32 ID:SckgG72F
んじゃハードスケジュールだけど、
オーブンに料理突っ込んで髪の毛いちごゴムで結わえながら茶香炉焚いて
襟元のリボン縦結びにしつつくわえ煙草でリフティングに出かけてくるついでに
露店でアイス買ってきて待つ。半裸で。
667名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 01:01:00 ID:zjFkriVh
>>666
つ 栄養ドリンク差し入れ。
668名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 03:43:19 ID:Zi0QDZ1J
>>663
オヴァと言えば黙ると思っているハッタリ厨乙
おまいの言い分は道理が欠片も通ってない
669雨降って地固まる 0:2006/11/07(火) 12:51:23 ID:SI3ZjnlS
流れ蓋切ってコルダ投下します。
火原×香穂子でED後。

■火原の一人称で、甘めで描写ぬるめです
■やってるこたやってますがかなり健全な部類かと
■NGワードは「雨降って地固まる」で。
670雨降って地固まる 1:2006/11/07(火) 12:52:09 ID:SI3ZjnlS
―まずい、よなあ。
 胡坐をかきながら、俺は数えることも忘れるくらいため息をつく。
今俺は香穂ちゃん家の香穂ちゃんの部屋にいて、香穂ちゃんのお兄さんのTシャツとGパンを借りて、
香穂ちゃんがシャワーを終えて出てくるのを待ってる。
その上、バッグにはお節介な兄貴が無理矢理突っ込んでくれた―それも一ダースで!―銀の個装に包まれた
アレもある。
 試練、ってことかなあ。それとも上げ膳食わぬは男の恥ってやつ?マズいよなあ。息子が痛いくらい疼きだしてる。
正直、香穂ちゃんを泣かせるのは怖い。けどそれと同じくらい、先に進みたいって気持ちもある。
付き合ってもうすぐ半年経つから、もうそろそろいいんじゃないかって思うときもある。
 事の成り行きは、すごい単純で。いつものデートの帰り道、いつもみたいに家まで送り届けようと
二人で歩いてたところで、急に大粒の雨が降り出した。朝家を出たときはピーカンだったから、トーゼン
傘なんて持ってない。大急ぎで香穂ちゃん家まで避難した。それはとっても正しい判断だったと思う。
問題はその後。傘だけ借りて帰ろうとした俺を(だって俺雨くらいで風邪引くほどヤワじゃないし)香穂ちゃんが
引き止めた。
「そのままじゃ風邪引きますから!」
「大丈夫だってこれくらい!」
「ダメです!センパイが良くても私が心配するんです!」
押し問答を繰り返すまでもなく、お風呂場に押し込められて。でもって、今に至る、と。
おまけに―何てタイミングなんだろう―香穂ちゃんの家族は全員留守。これって、何、そーゆー事?

「センパイお待たせー」
 香穂ちゃんが入ってくる。正直、俺は噴き出しそうになった。身の丈より大きなTシャツに、足なんか全然
隠してないキュロット。その上お約束の白いTシャツだから、ばっちりブラジャーのレースだとか背中の
ホックだとかが透けて見える。落ち着け、俺!
 香穂ちゃんはそんな俺の本能には無頓着で。
「ホットミルク入れてきますねー」
なんて笑って出て行く。・・・ホットミルク、飲んだら落ち着くかな。いや、ソレ無理だし!
671雨降って地固まる 2:2006/11/07(火) 12:52:51 ID:SI3ZjnlS
「はー、すごい雨」
「急に降って来たもんね」
 窓の外では、まだまだ音を立てて大粒の雨が降ってる。
「わ、寒っ」
「ここんとこ暖かかったから余計寒いのかな」
「それは言えてますよね」
 香穂ちゃんは俺のすぐ横で、足をぺたんと床に付けて座ってる。
なんて無防備な・・・!今俺の耳にオオカミの耳が、香穂ちゃんの頭に羊の角が見えても誰も驚かないだろうなあ。
襲ってくれって言ってるようなもんだ。
「だから和樹センパイ、雨宿りしてけって言ったじゃないですか。服濡れてると風邪引きやすくなるんですから」
「分かった分かった」
 濡れた髪から、ふわっとシャンプーの香りがする。つやつやしてて、綺麗な髪。
・・・ダメ、限界。
 まだ水滴の垂れるそれに触る。
「和樹センパイ?」
 身体を引き寄せて、キス。
「ん・・・」
 抱きしめて、舌で唇を割った。俺にされるまま、香穂ちゃんは嫌がらない。手がTシャツの上から胸に触ると、
身体が震えた。
「・・・っ、センパイ」
「ダメ?」
 柔らかくて小さい身体。
「ヤなら止めるよ?」
「ヤじゃない、ですけど」
「怖い?」
「じゃなくて、カーテン開いてるし、まだ明るいし」
カーテンを閉めて、窓の鍵を掛ける。ついでに明かりも落とした。その間、香穂ちゃんは床に座ったまま。
ガチガチに緊張してんのが分かる。正直、俺も緊張してる。キスをして、傍のベッドに降ろした。
組み敷くと、今まで以上に甘い匂いがした。
672雨降って地固まる 3:2006/11/07(火) 12:53:21 ID:SI3ZjnlS
 お互い初めてだってことは分かってたつもりだった。けどこうして本当にコトになると、歯止めなんて効かなくなる。
「ん・・・っ」
 香穂ちゃんの身体に、溺れてくみたいだ。滑らかな肌のあちこちに、口付けて痕を付ける。
「センパイ、苦し」
 首筋にも、所有の証。ブラのホックを外して、膨らみに触れた。
「ずっとこうしたいって思ってたって言ったら、怒る?」
「センパイ、・・・っ、だって」
 組み敷いた身体が、赤く火照る。
「でも俺は」
 答えを聞かないで、乳首に歯を立てた。
「や、ダメッ」
「もっと香穂ちゃんのこと、知りたいって思ってた」
「んん・・・っ」
 甘い声は俺を拒否しない。殆ど用無しになってたTシャツを脱がして、下もまるむきに剥いだ。
「―っ、センパイ」
 恥ずかしいって言わんばかりに、香穂ちゃんが俺の頭を掴んで髪に手を入れてくる。
「あんまり見ないで」
「ヤダ」
 まだ足りない。もっと俺だけの君を見せて。俺も知らない君を教えて。
「あ、ダメ、やあん」
 動けないほど抱きすくめて、胸を舌で舐め上げて、形が変わるほど強く揉みしだいた。おずおずと手が背中に回る。
そこで初めて、Tシャツが借り物だったことを思い出した。皺が出来たり伸びたりする前に脱ぐと、香穂ちゃんが
驚いたみたいに俺を見る。
「どうしたの?」
「センパイの身体、はじめてちゃんと見た」
「音楽科ってカンジじゃないよね」
「運動部、でも通じそう」
「土浦にバスケして勝ったこともあるよ」
 小学校ん時から毎日走ってるから、体力と筋肉には自信ある。でも。
「・・・・」
「今、何考えた?」
「え!?」
 一瞬押し黙った香穂ちゃんが顔を赤くした。
「今何かやらしいこと考えてたでしょ。すごいじーっと見てた」
 勿論やらしいことしてる自覚はあるけど。
「だってそれはセンパイが、・・・っ!」
 続きは言葉にさせなかった。キスを繰り返して、肌に肌を埋める。
「や、センパイっ」
 内腿を抱えて舐め上げて、きつく印を刻んだ。綺麗でまっさらな身体。俺だけにゆるされた身体。
「ぅ、ああ」
 熱く濡れたそこに、指の腹で初めて触った。香穂ちゃんが俺の肩に顔を埋めた。
「痛い?」
「痛くない、けど、何か、ヘン」
 指先を沈めて、中を探った。蕩けそうに熱い。
「や、センパイ、だめ、あんま、動かさ・・・あんっ」
 耳元で喘ぐ声も、メチャメチャになる息も。俺がそうさせていて、香穂ちゃんがそれを受け入れてくれている。
入り込んだ指が、弱いところを探り当てたらしい。恥ずかしそうに伏せてた瞳が開かれて。
濡れた芽をくっといじると、
「ああああっ」
 一瞬そこが俺の指を千切りそうなくらい締まって、香穂ちゃんの身体からくったりと力が抜けた。
「よかった?」
「・・・センパイのH!信じらんない」
 真っ赤になる香穂ちゃんをまた組み敷いて、ジーンズを脱ぐ。
「・・・いい?」
 ごめん、もうダメ。
「・・・うん」
673雨降って地固まる 4:2006/11/07(火) 12:53:58 ID:SI3ZjnlS

 まさか使うなんて思わなかった兄貴のアレに心底感謝しながら、ゆっくりと身体を沈めた。細い腕が縋り付いてくる。
「痛い?」
「イタイ」
 正直、俺も息ができないくらい苦しい。そこは火傷しそうなくらい熱くて、中に入ろうとする俺をきつく締め上げてくる。
お互いの額に珠みたいな汗が浮かんで、泣きそうに歪んだ香穂ちゃんの汗を舐め取った。
「和樹センパイ・・・」
 それでも俺を受け入れようとしてくれる愛おしさに、理性のほうが負けた。
「ああ・・・っ、あ・・・っ」
固い何かに動きが止まって、身体のオクまでたどり着いたのが分かる。半分くらい衝動に任せてナカを動いた。
「やだ、センパイ、苦し、ダメ・・・っ」
「香穂・・・っ」
 出来るだけ痛みを感じないように理性を振り絞ってゆっくり擦り上げて、イイ所を探しながら首筋に舌を這わせて
耳を甘く噛んだ。舌で触れるたび、甘いと思う。そうだ。全部知りたかった。コンクールで知り合ってから今まで、ずっと。
汗とシャワーで濡れた髪に触って、手を入れて、強く深く口付けた。舌を入れると絡み付いてくる。
「センパイ、や、そこ」
 甘さの混じった声に、探り当てたそこを殆ど容赦することなんか考えないで攻めた。背中に、痛いほど爪が立てられる。
もう、制御なんて出来ない。
「ひあっ、や、ああ」
「も、ダメ」
 頭の中がしろくなった。
674雨降って地固まる 5:2006/11/07(火) 12:54:50 ID:SI3ZjnlS
 二人して外に出ると、とうに雨は止んでいて。
「晴れちゃいましたね」
 俺を見送る、という香穂ちゃんに甘えて、駅まで手を繋いで帰る。
前よりも愛おしさを感じながら。



以上です。
「上げ膳」は正確には「据え膳」です。
675名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 13:29:32 ID:2h9GHIIb
おお。かわええ。
こういうの好き。つか、この二人ならこういう展開になりそうだ。ホントに。
676名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 15:39:21 ID:w4LtjyI2
>>669
ハァ━━━━━━ *´Д`* ━━━━━━ン!!!
この二人ほんと可愛い。ごっさ萌えた!激しくGJ!
ついでにしっかり火原をアホの子設定してる>>669が好きだw
677名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 17:44:09 ID:Hovf01U9
>>669GJGJマリガdマリガd(*´д`*)ハァハァ
とても萌えました。ありがとうございます!!
678名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 23:08:57 ID:SckgG72F
>>669
アンマ━━━━(゚∀゚*)━━━━イ!!
高校生らしくて甘くていいなぁ。ごちそうさまです。GJでした!
679名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 00:48:03 ID:qy3cohH8
>>669
GJGJ!!!
しょっぱなの『上げ膳〜』にワロタwww
ゲームの『袖振り合うのも〜』を思い出した
それを言うなら『据え膳』だろとw
680名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 02:48:13 ID:qy3cohH8
遙か1:イノリ現代ED後
住まいは天真の家居候設定で投下。
取りあえず途中まで…
【イノリ独りP】
【ヘタレ天真&イノリ】
【温い描写】
【微妙なギャグ要素】

以上が苦手な方は
【初めての…】
を、NGワードでよろ。
681初めての… :2006/11/08(水) 02:52:18 ID:qy3cohH8
『(こんなのがあるなんて…この世界って一体どうなってんだ?!)』

今、イノリの目の前にあるものはというと…いわゆる【エロ本】というものだ。
この世界に来て初めて目にしたらしい。
しかもあかねとのデートの帰り道、たまたま通り抜けた人気の無い公園のベンチの上。
そういう事には無頓着。
かと言って見たくないのかと言うと、それも語弊がある。

―ごくんっ―

イノリは思わず生唾を飲んだ。

人気の無い公園。
夕暮れの暗がり。

見たい
見てはいけない
見たい
見ては…
見てみたい
見たい
見たい

好奇心と興味が勝った。

『(や…やっぱ止めとくかι)』

先程あっさり崩れた理性の塊が、襲われた羞恥心に再構築されかけ、ベンチに置こうとした…次の瞬間。
カラスの去った街灯がパッと灯った。
まるで自分一人が照らされように感じ、イノリは慌ててその場から走り去った。
が、肝心なエロ本は腕に抱えたままだ。
その事に気づいたのは、居候先である天真の家に着いてからだった。
玄関まで家人が出迎える気配を感じると、素早く懐に隠す。

お腹が痛いからと夕飯を断ると、天真の部屋がある二階へと駆け上がった。
幸い、天真は出かけているらしく、部屋にはいなかった。
机には遅くなるとの書き置きだけある。
イノリは胸をなでおろし、懐からエロ本を出した。

『結局持って来ちまったけど…どうすっかなぁコレι』

…………

表紙とにらめっこする事、数分。
イノリは最初の1ページを開いていた。

―ごくんっ―

本日2回目の生唾を飲んだ。
目の前には、身に纏う物もないあられもない女性達の姿。
どれ程に作りごとめいていても、イノリにとっては余りに刺激的な光景に他ならない。
ページが進む毎に行為の描写など、過激な内容が展開されている。
それに煽られるようにイノリの頬は上気し、息も荒くなりそして…体の中心に熱が集まるのを感じた。
気がつけばページをめくるのとは反対の手で、自らの熱塊に触れていた。



続く
682名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 02:56:46 ID:qy3cohH8
取りあえず続きます。
あとは後日…
稚拙な文章&描写でお目汚しスマソorz

取りあえず他のネ甲降臨を待ちつつ、紫の男用舞扇で申し訳程度に片乳隠しつつ、正座で雨宿りしながら寝に入ります…


全裸で。
683名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 03:11:38 ID:qy3cohH8
マジごめ…誤爆ってたので、投下し直します…orz

設定、NGは前レスで確認願う。

では…投下後に簀巻きになって月を眺めつつ桜に酔って夢の世界に逝ってきます…



全裸で。
684初めての…:2006/11/08(水) 03:21:16 ID:qy3cohH8
『(こんなのがあるなんて…この世界って一体どうなってんだ?!)』

今、イノリの目の前にあるものはというと…いわゆる【エロ本】というものだ。
この世界に来て初めて目にしたらしい。
しかもあかねとのデートの帰り道、たまたま通り抜けた人気の無い公園のベンチの上。
そういう事には無頓着。
かと言って見たくないのかと言うと、それも語弊がある。

―ごくんっ―

イノリは思わず生唾を飲んだ。

人気の無い公園。
夕暮れの暗がり。

見たい
見てはいけない
見たい
見ては…
見てみたい
見たい
見たい

好奇心と興味が勝った。
あかねへの裏切りなのではと純粋に悩んだ。
それでも少しぐらいならと自分を納得させるように呟くと、辺りを見回してサッと手に取る。
瞬間、街灯にとまっていたカラスが羽ばたき、その音にイノリの肩は強張った。
…もし誰かに見つかったら?
ふと頭をよぎった。

『(や…やっぱ止めとくかι)』

先程あっさり崩れた理性の塊が、襲われた羞恥心に再構築されかけ、ベンチに置こうとした…次の瞬間。
カラスの去った街灯がパッと灯った。
まるで自分一人が照らされように感じ、イノリは慌ててその場から走り去った。
が、肝心なエロ本は腕に抱えたままだ。
その事に気づいたのは、居候先である天真の家に着いてからだった。
玄関まで家人が出迎える気配を感じると、素早く懐に隠す。

お腹が痛いからと夕飯を断ると、天真の部屋がある二階へと駆け上がった。
幸い、天真は出かけているらしく、部屋にはいなかった。
机には遅くなるとの書き置きだけある。
イノリは胸をなでおろし、懐からエロ本を出した。

『結局持って来ちまったけど…どうすっかなぁコレι』
…………
表紙とにらめっこする事、数分。
イノリは最初の1ページを開いていた。

―ごくんっ―

本日2回目の生唾をのんだ。
目の前には身に纏う物の無い、あられもない女性達の姿。
どれ程に作りごとめいていても、イノリにとっては余りに刺激的な光景に他ならない。
ページが進む毎に行為の描写など、過激な内容が展開されている。
それに煽られるようにイノリの頬は上気し、息も荒くなりそして…体の中心に熱が集まるのを感じた。
気がつけばページをめくるのとは反対の手で、自らの熱塊に触れていた。

続く
685名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 06:41:12 ID:Zw5yBIyD
出たよ厨必殺「ι」
ファンサイトでやっててくれ
686名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 07:51:41 ID:TPuaFOQ6
完結してない上に二重投稿はウザいな
687名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 08:01:00 ID:R4IOc6mQ
せっかくきてくれる職人さんたちには悪いが
最近確かにちょいひどいのがあるな・・・>>657とか本当チラシの裏に頼むよ
688名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 08:01:49 ID:oJ+VlNTQ
('A`) …
689名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 08:23:05 ID:vT3Hf93E
顔文字だけじゃ同意か反対かわかりませんよ
690名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 08:42:55 ID:B5iH6Z8p
二重投稿と「ι」は確かにイタイが続きは気になるよ
691名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 09:28:19 ID:No64LQ5+
692名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 13:31:03 ID:E4NLrTSH
厨ってどこにでも湧くんだな…
ここに来てもいい年齢なのか激しく疑問だ
693名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 13:38:23 ID:6zJT/Z5I
悪意のないものは黙ってスルーが大人の対応
694名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 16:52:49 ID:qy3cohH8
680たが、一連のイタタはホント申し訳ないorz
一応続きを投下。
NGワードは【初めての…】で。

来世こそは精進すると誓いつつ、九郎の髪で編んだ綱で首吊って逝ってきまつ…


全裸で。
695初めての…:2006/11/08(水) 16:56:18 ID:qy3cohH8
始めこそ服の上からだったが、それすらももどかしく、チャックを下ろし自身を取り出した。
先の割れ目からは、既にてらてらと光る先走りが溢れている。
剥きだした先端は赤々と膨れていながら、まだ完全ではない。
軽く扱くと、襞が捲れてはまた覆い被さり、僅かな水音がいやに部屋に響く気がしてしまう。
その先端を握り、裏筋をなぞるように力を入れてみると、背筋に甘い痺れを感じて一瞬手を止めた。
自身を握る手は汗ばみ、先走りと混ざってリアルな程に生暖かく感じる。
より一層に、自身は熱さを求めて扱く手を早める。
こんな時に頭に浮かぶのが大好きなあかねだなんて、自分が情けない。
なのに、いつしか頭の中で聞こえてくる声は、まだ知らぬあかねの矯声であり、甘い吐息だ。
本の中の人物達の顔でさえ、いつしかあかねにすり替わって見えていた。

『…かね……あかね…っ』

ゆるゆると手を上下しながら、うわごとの様に何度もあかねの名を呼んだ。
手の中でむくむくとそそり勃つそれは、明らかに熱い体内や纏わりつく内壁を求めて、物欲しげに淫らな液を先端へと送り出す。

自らを口に含み、丁寧に舐めとられる感覚も、想像するだけでゾクゾクする。
そして何より、あかねの中に入りたい。
あかねが自分を受け入れ、熱い吐息と喘ぎを漏らす姿が見たい。

自分があかねを組み敷いて、欲しがるままに与える様を思い浮かべて、僅かな罪悪感と大きな支配欲を交互に感じながら、イノリは自身を扱き続けた。
696初めての…:2006/11/08(水) 16:58:40 ID:qy3cohH8
先端、裏筋、亀頭の付け根…自分が感じるポイントが分かり始めたのか、手は様々な動きをし出す。
一旦は、あがる息を整えようと息を吐くが、裏腹に手は上下を繰り返し、寧ろ行為は激しくなるばかり。

『っ……はぁ……あか…ね…!』

既に本は役目を果たさず、キツく目を閉じて頭の中で繰り広げられる出来事で、行為に没頭した。
膝立ちになり、両手を使って、袋や後ろの穴近くまであらゆる箇所を愛撫し、快楽を貪った。
余りの心地よさに、いつまでも味わっていたい気持ちと、天真が帰ってくるのではという焦りがせめぎ合い、それが扱きに緩急をつけたせいか、思ったよりも早く…突如として意識が朦朧としてきた。
手の中の自身がはち切れんばかりに膨張し、浮き出た血管に触れるだけで、熱はそこに止まった。
何かが弾けるように頭に痺れが走って、肌が泡立つのを感じた。

『(…っ……出る…!)』

そう感じた瞬間、慌てて側のティッシュ箱に手をかけた。
自身を握ったままの片手が、激しい脈打ちを筋から指先に感じて、思わず全身から力が抜けた。

寸前のところでティッシュは間に合わず、白濁が本に散る。
荒い息を繰り返し、イノリは力無くその場にへたり込んだ。

『(……俺……なんでこんな……)』

苦しくなった息をなんとか整え、虚しさと心地よさの波間を漂いながら、イノリは後処理をした。
本に付いてしまった物も拭き取り、何事もなかったかのように閉じた。
697初めての…:2006/11/08(水) 17:01:43 ID:qy3cohH8
暫くして呼吸が落ち着くと、ふっと我に返り、この本があってはまずいと捨てようとする。
しかし、冷静に考えると【分別】と言うものもあるし、この家で捨てるのわけにもいかない。
後処理に使ったティッシュだけくるんでポケットにねじ込み、天真が帰って来るまでに本共々、さっきの公園のゴミ箱にでも捨てて来よう…そう思っていた。
丁度その時、玄関から扉を開閉する音と家人の声、そして天真の声が聞こえた。

『(帰ってきた…!)』

慌ててエロ本をどうにかしようとするが、とっさの事に思いつかない。
懐へ入れようと考えたが、この部屋でそれはあからさまに怪しい。
階段を上る音は確実に近づいてきている。
どうしたらいい…
いっそ平然と持っていようか?
否。そんな恥ずかしい真似、できるわけがない。
窓から外へ投げて、後で捨てに行くか?
否々。音でバレるし外の誰かに見られたらどうするのか。
考えるに考えた末…

―ガチャ―

部屋の扉が開いた。
天真が部屋に入ると、机の上を隠すように、イノリが立っていた。
顔は多少の引きつりを感じさせつつも、にやにやと狙ったような笑みを見せている。

「イノリ…お前、そんなとこで何やってんだ?」

疑問符を頭上に浮かべながら、天真はイノリに近づく。
普段なら雑誌なんかを流し見しながら、この世界についてまだ知らない事を聞いてくるのが、今日はやけに大人しい。
というか、行動が不審だ。

『お、おう。実は良いもん見つけたから…その…お前にやろうと思ってさ!』

そう言って勿体ぶる素振りを見せて、まだ隠している。

「あ?なんだよ、いきなり」

益々もって不審に感じつつ、イノリが出すのを待ってみる。
暗に、イノリの意図が読み切れない為に、出方を見ているのだが。
するとイノリは机の上に置いた本を手に取り、からかうようにさっきのエロ本を天真の前にちらつかせた。
それを見て、天真は思わず絶句する。
そして数秒の後、素朴な疑問を投げかけた。
698初めての…:2006/11/08(水) 17:03:29 ID:qy3cohH8
「お前…それ、自分で買ってきたのか…?」

よりにもよって、なんでそんな話題なんだよ?とでも言いたげな顔で、素知らぬ風にぶっきらぼうな口調だ。
内心、いろんな意味で動揺しているものの、イノリが相手なせいか何となく意地で表に出せない。

『ばーっか。よく見ろよ。表紙とか汚ねぇじゃん。お前ならこういうの興味あんじゃねぇかって、余所から持ってきてやったんだぜ』

さも自分には興味が無いように言って、本を摘むように持ち、ぷらぷらとさせた。

天真が何となく目のやり場に困っていると、イノリはどかりとベッドの上に座り、その下に本を投げ込んだ。

『(へへっ。うまくごまかせたぜ)』

そう思ったイノリは妙に清々しい顔で、『ま、俺のいない時にでも好きに使えよ!』と言い放つと、風呂の支度をして、部屋から出ていった。
天真はベッドの下にあるエロ本が気になりつつも、「あんなもの……」と強がり、その日のうちには手を出さなかった。

数日後。
イノリはすっかり騙せたと思っていたのだが…
イノリが外出中、ふと思い出したように天真はベッドの下に手を伸ばし入れた。

「(こういうのが見たいわけじゃないんだ…別に。ただ折角イノリが…)」

誰も聞いていない言い訳を心の中で繰り返しつつ、何ページか開いてみた、が。

―ペリペリッ―

妙に張り付き、ふやけたように波打って硬くなっている箇所があった。
天真は自嘲するかのように笑うと、どこか遠くを見つめて思った。

「(……使用済みってわけか)」



そのあと、イノリを見る天真の目が暖かいものになったのは、言うまでもない。


699名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 17:07:42 ID:qy3cohH8
終わりです。

お目汚し、大変失礼致しました。
完了を告げる為だけに黄泉還って来たので、ROM墓に戻ります。



イノリのターバンを被って下駄履きつつ、全裸で。
700名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 17:15:11 ID:E4NLrTSH
全裸で。

…は免罪符にはならないよ
701名無し@ピンキー:2006/11/08(水) 17:49:02 ID:Rq03DN8m
ちょっwおまいら容赦ないのなwwww
最近あまりに神過ぎるの読んでるから麻痺してんだよ
適当にヌルー汁w
702名無し@ピンキー:2006/11/08(水) 18:13:11 ID:Rq03DN8m
おっといけね
ウザさは否めないがとりあえず職人乙
個人的には天真と絡んでもう一悶着欲しかった
無理矢理な感もあったし
まあこんなもんかw
703名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 18:55:00 ID:X2lhWlc9
乙。次からは投下の時は落ち着いてな!それから記号や///は嫌いな人が多いから気をつけてな。
まーあまりしょぼくれんなよ。
704名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 19:14:37 ID:vT3Hf93E
乙!作品はGJだよ
また来てくれよな
705名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 12:08:16 ID:10YipA3n
コルダ投下します。金澤×香穂子でED後。

■卒業後で香穂子は大学生です。
■ラブ要素多め、金澤がエロオヤジ化してます。
■NGワードは「狼さんの休日」で。
706狼さんの休日 1:2006/11/09(木) 12:08:48 ID:10YipA3n
 最初に気付いたのは、いつものごとく目ざとい天羽だった。
同じ付属大に進学して最初の休日(とはいえ学部は違うが)、二人揃ってショッピングに出かけて、
天羽は妙なことに気付いた。春先だというのに、髪を上げた香穂子の首周りに妙なものが目立つのだ。
虫刺されのような鬱血のような、赤かったり青かったりする大小いくつもの痣のような物。
虫にしてはは季節がずれている。ヴァイオリンを弾く時に出来る痕は、その構造上一箇所にしか付かない。
となると。
「香穂、キスマーク付いてる」
 金澤と親友との間にある関係は、二人が「付き合い」始めたときから承知している。
「え、ウソ!」
「首筋」
「!」
「それから項」
 香穂子は大急ぎで髪留めを外して、上げた髪を下ろす。とりあえず殆どのそれはナリを潜めた。
「隠れた?」
「まーさっきよりはマシだと思うよ」
 にやにやと緩む口元を天羽は止められない。いつもの特ダネを掴んだ目に、香穂子は身を固くする。
とはいえとうに引退して卒業した身だから、まかり間違っても記事にはならないのだけど。
「金やん、ついに手ぇ出したか」
「菜美っ」
「そーだよねえ、卒業したもんねえ。やっぱり金やんもオトコだし。しっかし激しいねえ、結構あるよ?」
「・・・」
 香穂子にも思い当たる節はある。ここのところ、卒業して晴れて公認、もといお日様の下で付き合えるように
なってからこっち、それに逆行するように金澤は身体を求めてくるようになってきたのだ。
(・・・普通、逆だよねえ)
 正直、普通にデートしてるだけで十分だと思う。まだ身体を合わせるのに抵抗がなくなったわけでもない。
けれど同時に、求められるコト自体が嬉しいとも思うのだから、末期だ。何せ二年間、金澤は第三者に
すっぱ抜かれることを警戒してキス一つしてこなかったのだから。
「明日も金やん家行くんでしょ?気をつけなよ?特に避妊」
「菜美!」
「ジョーダンジョーダン」
天羽はけらけらと笑った。
707狼さんの休日 2:2006/11/09(木) 12:09:21 ID:10YipA3n
 金澤が料理好きなことを知識としては知っていても実践で味わう機会がなかっただけに、最近の解禁は嬉しい。
頼まれた材料をいくつか買い込んで、インターフォンを押した。
「お、来たか」

「ご馳走様でした」
 料理担当は金澤で、洗い物を香穂子が行うのがいつの間にか暗黙の了解になっていた。料理が趣味の相手とはいえ、
上げ膳据え膳では気が引ける。洗いあがった皿を拭きながら、ぼんやりと部屋を見渡した。ここ暫くで見慣れた部屋は
相変わらず雑然としている。見慣れた、という事実が示すことに至って、香穂子は顔を赤くした。それだけここに
入り浸っている、ということである。今更気兼ねするような関係でもないのだけれど。
目敏く金澤が反応した。
「何、お前さん何を想像した?」
「・・・ばっ」
 赤かった程度の香穂子の顔が一気に沸騰する。何を想像したかなんて今更分かっている。ここ一月この部屋で頻繁に
行われていることなど、一つしかない。
「こういうことか?」
「ひゃあっ」
 後ろから抱きしめて、服の隙間から手を入れた。知り尽くした急所を攻めながら片手でブラのホックを外す。
「や、センセ」
 服の中を自由自在に動き回る腕を捕らえようとして、逆に胸の支えがなくなったことにうろたえた。
「今から「先生」禁止な」
「ーーーーーっ!」
 耳元で囁かれると弱いことも、了解済み。
「っあ」
 胸から臍に至るラインを爪でつっと撫でると、香穂子の身体が面白いように反応した。
「んもう先生のバカ!H!変態!」
「そりゃどーも」
 勿論金澤にも言い分はある。約二年もの間、鼻先に人参を吊り下げられた馬のごとき状態に耐えて、清い関係のまま
(天羽含む一部を除けば)ばれずに卒業までこぎつけたのだ。今更気兼ねする必要も背後に気をつける必要もない。
(分かってねーなあ)
 金澤は思う。
(俺がどんだけ我慢してきたと思ってんの?)
 人畜無害なメリーさんの仮面を被る気も、もうない。
708狼さんの休日 3:2006/11/09(木) 12:10:25 ID:10YipA3n
 金澤の家は横浜市内に数限りなくあるワンルームマンションの一室である。昔取った杵柄と今の職業のせいで、とにかく
AV(オーディオヴィジュアル・・・アダルトビデオにあらず)が多い。そういう理由で防音設備を優先させたせいか、
部屋のほうはたいして広くもないのに家賃が張る。とはいえ別に貧乏もしていないのだし、一人暮らしなんざこんなもんだ、
というのが金澤の本音だ。
(ま、今んなっちゃ都合いいけどな)
 おかげで、有難いことに香穂子を連れ込んでナニをしても、隣近所に文句を言われることもない。
「ん、やあ」
 ベッドに押し倒して口付ける。白いタートルネックのセーターはとうに丸まって部屋の隅に転がり、役目を果たしていない
ブラがキャミソールの中で不安定に動いた。
「紘人さ・・っ」
 鎖骨に口付けると、熱の籠もった声が返ってくる。それでも拒んでいるのではないことを、声の甘さが証明している。
キャミソールの下に手を入れ柔らかい膨らみを頂の突起ごと掴むと、耐えられないと言ったように背が反った。
「先生、や」
「「先生」禁止つったろ?」
「っ、ずるい!」
 今更初めて抱くわけでもないのに、反応はいちいちひどく敏感で瑞々しい。だからこそ余計溺れさせたくなる。溺れさせて、
何も分からないほど、いっそ自分なしでは昼も夜も明けなくなるほど狂わせてみたい。キャミソールをブラごとひん剥いて、
既にぴんと固く立った頂を殊更に舌と指で弄んだ。
「んんっ」
 あえかな反抗は教え込まれた快感の中にすぐに沈み込んで消えてしまう。
「せ、紘人さ、あ」
 香穂子が金澤の背に縋る。組み敷く手が胸を背を腹を撫でる。身体の奥底までいいように溶かされ煽られて、
膝なんかとうに割られている。認めたくなくても身体は正直に、十分蕩かされた疼きを痛いほど教えてくる。
手付かずだったスカートに手が掛けられて下着一枚にされると、金澤がにやりと笑った。
「さっき二回「先生」って呼んだよな」
「や、なに・・・」
 金澤はがっちりと太腿を押さえて離さない。そのまま下着の両端をまとめる紐に手ならぬ口をかけた。しゅる、と
布地の擦れる音がして、急に腰のあたりが心許なくなる。
「お仕置き」
「や、あ」
 十二分に濡れた秘所が解放されて、抱え込んでいた熱を主張するように腿を濡らす。それを丁寧に舐め上げて、
遠慮なく泉に舌を這わせた。
「先生、そんなとこ、したら」
「三回目」
「ああんっ」
 先ほどより大きな音を立てて、愛液を吸い上げる。足を押さえるだけでは片手が無沙汰で、もう片手で乳房を強く
捏ね回す。
「ああ・・・っ、ひあっ」
 二箇所からの容赦ない快感に、どうにかなりそうだ。いや、この人はそうなることを求めている。
709狼さんの休日 4:2006/11/09(木) 12:11:28 ID:10YipA3n
 初めて抱いてから一月程度で、香穂子の身体は確実にオンナに変わりつつある。自分が初めてであることを身を以って
知っている分、自分が仕込んだということでもある。半分面白くもあり、半分年の差からの背徳感もあった、面白いように
感じて乱れてイく香穂子を、この先二度と手放せなくなりそうだ。だとしたら、溺れているのは自分のほうだろうか。
いや、今更どうでもいい。
「や、も、ダメ」
 芽に歯を立てると、ぐっと香穂子の背が反る。間髪入れずに中指を第一関節まで埋め込んで中を抉る。イイ所なんかとうに
熟知している。あとは香穂子の抵抗一つだ。
「ダメ、そこ、やなの、いっちゃ、あぁっ」
 秘所が痛いほど食らい付いて、一度は舐め取った愛液がこれでもかと溢れてくる。ぼんやりと達した香穂子は余韻に浸って
いて、組み敷かれても気付かない。荒い息が、金澤の身体の下で力を失っていく。
「お前も敏感になったな」
『誰のせいだと思ってるんですか」
「ふうん、じゃあその自覚はあるわけだ」
「・・・っ、だって」
 ここのところ、会う度に身体を求めてきたのは誰ですか、と視線と赤くなる頬が言っている。
「分かった、分かったよ」
 火照った身体を抱え込んで。
「あ」
 一気に貫いた。
「あああっ」
  打ち込まれた楔に押し出されるように、甘ったるい悲鳴が上がる。一気に身体の奥まで踏み込んできた熱い塊に息が止まる。
押し開かれた違和感はいつものように、すぐに狂おしいほどの快感に取って代わる。
「あぁん、ひああっ」
 先ほど一度イっただけあって身体は遮二無二再びの絶頂を求めて金澤を飲み込み、収縮し、強請るように縋りつく。
思うさま揺さぶられて擦り上げられて知り尽くされた身体の弱点を内側から攻められて、何も考えられなくなる。
不意に、再び達する寸前で金澤が香穂子を抱え上げた。
「センセイ・・・?んぁっ」
 一気に深くなった結合に悲鳴を上げたのもつかの間。
「ああああ、あ」
 自分の体重による沈み込みと加速する下からの突き上げに、全身を珠のような汗が滑り落ちる。今はまだ四月のはずなのに、
部屋の中はひどく暑い。二つの身体がぶつかり合い溶け合い絡み合う水音が耳を打つ。
「やぁ、あん、ああっ」
 意識を手放す前に見た金澤の表情はひどく満足げだった。
710狼さんの休日 5:2006/11/09(木) 12:12:34 ID:10YipA3n
「・・・あ」
 熱が引いて、視界に色が戻ってくる。香穂子は自分がまだ金澤に抱かれたままであることを認識した。
身体の内側にはまだ溶け合ったままのそれがある。押し開かれた秘所はそれを拒まない。
肩だの胸だの好き放題刻印を付けて楽しんでいる金澤の頬に触れて。
「紘人、さん」
「ん〜?」
 自分から口付けた。
「・・・って、ドコ触って・・・やあんっ」
 大きな手が、背を撫でる。撫でるというよりがっちり拘束するような動きと連動するように、身体の中で金澤が熱と
勢いを取り戻していく。
「さっき何つった?」
 そういえば、溺れそうになりながら先生と呼んだかもしれない。
「・・・っ!」
 墓穴を掘ったことに気付いて赤くなる香穂子に構わず、金澤は香穂子の手首を掴んで耳朶を甘く噛んだ。
「や、もう紘人さんのケダモノ〜!」
 香穂子が解放されるのは、もう少し先のようである。

以上です。
金澤は一線越えたら速いと思います。
711名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 13:35:17 ID:CWZHHQhm
>710
ちょwww真っ昼間からなんつーもんを(*´д`*)ハァハァ
GJ!!
712名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 13:39:32 ID:qjLz8zxX
昼間から金やんキター!!
職人さんGJです。美味しくいただきました
713名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 18:41:40 ID:l/tQq07n
金やん楽しみ過ぎだよ金やん
GJGJ!!
箍が外れた金やんはこうでないとw
714名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 19:37:37 ID:Gw3OKzm/
ケダモノ金やんいいよいいよ〜GJ!

でもマンションの設定だけはちょっと気になった
公式では古い木造アパート住まいなんだ…公式厨でスマソ
715名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:39:47 ID:Jtv/Zcd7
>>714
先生辞めて声楽家復帰したなら
木造アパートでずっと生活……ってのは厳しいんじゃね?
716名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 23:33:42 ID:d+TIzBHU
ED後なんだから住居が変わってても別にいいじゃない
717名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 23:54:58 ID:wgvOQW1a
むしろ香穂子との生活のために引っ越したと思えば萌えるw
718名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:04:45 ID:spFWiqT6
行き来しやすいように、日野家近所or大学の近くとかね
719名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:35:05 ID:OR8PSZfg
>>717
目から金やんに三枚下ろしにされた魚の鱗が落ちた。萌えるじゃねーかそれ…
720名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:38:39 ID:SaNtpmRi
あのさ、怒らないで聞いて欲しいんだけど、コルダはキャラサロンでやったらどうかな。
似たような趣旨のスレが乱立しててもなんだし。
ここのところ、コルダばかりで他の職人さんが投下しづらくなってると思う。
721名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:05:57 ID:oqCW45bf
え?私は遙か1を全裸に黒麒麟で待ってる神子だけど、楽しめたよ。
読了後のちょっとした雑談の範疇かと…
限度はあるけど、その時その時の流れもあるでしょうに。

職人さんの気持ちは職人さんにしかわからないけど(>>720は職人さん?)
基本的にいつもやや過疎ぎみのスレなんだから
気兼ねとかしないで投下すればいいジャマイカ
待ってる人がいっぱいいると思うよ
722名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:23:04 ID:r0T1FROa
私はネオアン待ちな上にコルダはキャラすらよく分からないがそれなりに楽しめてるよ。
つかコルダはアニメ化したばっかりなんだから投下が続いて当然でしょうが。
720はちょっと落ち着きなさい。全裸で。
723名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:27:41 ID:ZF+1OOJ1
別に通常の流れの範囲じゃね?
遙か3が立て続けに投下の時期でも普通に案やコルダの投下もあったし問題ないとオモ
コルダは今アニメ化でアツい職人さん多いだろうしね
投下が多くて喜ばしいことじゃないか

それにその案で行くと三作品すべて別個にスレ立てないといけないんじゃない?


724名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:31:30 ID:2SmAeni8
「ここのところコルダばかり」ってこともないと思う。
そんなこと言ったらちょっと前はこれどころじゃなく遙か3ばかりだったじゃない
でもどの作品が好きな人もこのスレのぞいてると思うし、気兼ねとかは全然
いらないと思うよー

個人的には最近コルダが増えてきてすごく嬉しい
他の作品も好きだけど(というか最萌は別作品だが)コルダ前まで少なめ
だったからさ

純金フルート吹きながら空気椅子しつつチェロかかえて待ってます。全裸で。
725名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:33:16 ID:SaNtpmRi
私は神じゃないよ。読み手。
でも、実際に最近ハルカの投下ないでしょ。前まであんなにあったのに変。
ハルカの萌え話してると嫌味言われるしさ。

コルダは別スレあるんだから、ここでやらなくていいじゃん。
726名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:43:27 ID:kB97dAgh
つスレタイ

まあモチツケw
別にいいジャマイカ
こういう掲示板で他人のパヒコにいちいち過剰反応してたら疲れるだけだしw

…それよかこれ空気化したのか?w>イノリの独りP
あ、3のことか?

どっちにせよあんま細かいこと気にすん粘着と叩かれんぞ
727名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:49:45 ID:Aye95BO5
自己中心的な考えは良くないぞ

自分はコルダ未プレイだけど、ここの作品読んで面白かったから
保管庫行ってコルダ作品読んできたw

書き手が書きたい物を投下するスレなんだから、別にいいんじゃないの?
もっと他の作品(遙か以外を)待ってる人のことも考えようぜ
728名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:50:19 ID:s87dbEZP
>>725はなんか嫌なことでもあったのか?
単に遙かは落ち着いただけじゃないのかねー
一緒にマターリ待とうぜ。全裸で
729名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:00:28 ID:SaNtpmRi
火病ってるのはそっちでしょ。
こんな夜中にレスつきすぎ。それも、全部ID違うから、自演バレバレだよ。
コルダ厨=荒らしがきちゃったから、もうレスしないけど、ハルカの職人さん、
厨にめげずに投下してください。薬草抱えて待ってます。全裸で。
730名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:01:31 ID:1dXwQ9Mb
職人さんにも遙かや案の専門じゃない人だっているだろうに…
ちょっと前は遙かに色々動きがあったから投下が多かった部分もあるし、
今はアニメ化や廉価版でコルダが盛り上がってるとこなんだろうよ。
みんな遙かも案もコルダもまとめて楽しんでしまえば(・∀・)イイ!!
731名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:02:58 ID:oqCW45bf
かわいそうな子…
732名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:03:21 ID:+UrtP7vs
>>725
一応マジレスすると、キャラサロンは香穂子にハアハアするための
スレだから、同じコルダでも香穂子以外のネタは投下できない。

職人さんはコミケとかの原稿で忙しいんじゃないかな?
そうカッカしないで、またーり遙か待ってればいいよ。
733名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:03:48 ID:4gxG+8wV
これは手の込んだ遙かアンチなのか
頭の弱い子なのか悩むところだなw
734名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:05:35 ID:+UrtP7vs
しまった。レスしない方がよかったか……orz
735名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:07:12 ID:1dXwQ9Mb
釣りだったのか?(´・ω・`)
遙か待ちなのはよくわかったけど、これじゃ尚更投下しづらそう…
736名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:07:48 ID:oqCW45bf
複数IDが増える分にはよろしいんでは…w
遙か儲としても迷惑だなこれ
737名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:14:00 ID:2SmAeni8
ここで流れを変える為に小ネタでもいいから何か投下できるだけの文才が
あればなーと思う。

自分は遙か3儲だけどこのスレのお陰もあってコルダに手を出したし
案&ネオ案にも興味出たし遙か1&2への愛がよみがえったりもしたよ
複数作品扱ってるスレって良いよね
738名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:22:45 ID:eCG7Efnd
精神的に18歳未満な子がBBSPINKに来てはいけませんよ(`・ω・´)メッ
739名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:31:09 ID:+UrtP7vs
>複数作品扱ってるスレって良いよね
2323しく同意。
スレ読んでゲームやりたくなって引っ張り出したりする。
740リュミ様で小ネタ:2006/11/10(金) 03:48:50 ID:x9hlE/i7
イヤな人はスルーしてね

「私の胸の鼓動が聞こえますか?アンジェリーク」
そう言って引き寄せる腕が思いのほか力強かった。
穏やかな物腰、中世的で柔和なお顔立ちからは想像出来ないくらいの
逞しい胸板に顔を埋めると、心臓の音が右耳に伝わってきてジンジン熱くなる。
頬にかかるさらさらした髪の感触が冷たくて気持ちいい。
優しい雨の音は、騒がしい毎日に静けさをもたらしてくれる。
しかし時には激しく打ち付け、すべてを破壊し飲み込んでしまう。
リュミエール様、水の守護聖。あなたに溺れてしまっても良いのでしょうか。

リュミ様は脱いだらスゴイ!と信じています
741名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 06:23:31 ID:xkeVUIs3
GJ!
リュミ様はたまに男らしい発言をしてはこっちをドキッとさせるよね
体力はあるとかボート乗るならオールは任せろとか
細身だけどそれなりにいいガタイしてたら嬉しいな
胸筋や腹筋がくっきり割れてても違和感あるがw
742名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 08:03:33 ID:huj0ouc8
>>740
GJですw朝っぱらからドキドキしちゃったww
私もリュミ様に溺れた〜い(*´Д`)
743名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 09:50:32 ID:QwM8DDn0
少々話蒸し返して悪いけど、職人としても>>729みたいなのはあまり
好きじゃない(ちなみに自分は遙か・コルダ職人)。こっちは好きなもの
を書いて投下してるだけだし、それを承知の上で読み手も読んでると思ってる。
それをジャンルをどうこう指定されて「遙かだけ書け!」みたいなことを
言われると正直萎える。それに他の遙か専門の職人さんにも失礼だと思う。

どうせ今コルダ祭り中なだけだし、落ち着けばまた案も遙かも増えるんじゃない?
まあ気長に待ってくれい。
スレ汚し失礼。
744名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 10:30:32 ID:tlDD4vBf
みんなちゃんとスルーしる
でも自分だけは別ね
まで読んだ
745名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 13:32:51 ID:YCyr3cAo
ちょっと聞きたいんだが、何スレも前の、途中で止まってしまったSSの続きを落とすのはOKだろうか
勿論、他の書き手さんの続きを勝手に作るということではなくて
746名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 13:34:37 ID:EfX6sEOq
×投下してる
○投下させてもらってる
×読んでる
○読んでくれてる、読んでもらえてる
書き手の心得

読み手>書き手の恐怖支配の頃はひどかったけど
今は書き手側にもちらほら緩んでるの見られるな
>>1の名言を大事にしてほしい
747名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 13:36:58 ID:9mG5u81O
自分のやつでしょ? だったら全然OK。

748名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 16:17:14 ID:H/M0QgIo
>>740
GJ〜!なんだか雰囲気が良いな。
749名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 18:56:53 ID:IEDn+nIK
>>740激しくGJ!!

ID:SaNtpmRiはもうここには来ないでイイヨ(・∀・)
750名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 21:45:47 ID:OR8PSZfg
>>745
むしろ続きを正座で待ちすぎて足が壊死しかかってる姐さん方も結構居る筈だからw
間が空こうがなんだろうが気にせず遠慮なくドカンと投下してください(*´д`)
751名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 03:22:31 ID:h9UR1IGW
壊死だけじゃすまされん、皆全裸なんだぞwww

ただどっからの続きなのかは分かるように頼む。保管庫なり過去ログ倉庫なりあるから




さてまた潮風に吹かれつつうさぎにおびえながら洗濯物干してから待機するよ、全裸で
752名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 07:07:41 ID:UFgJLmSi
途中の職人さんはもちろんだが
また降臨してほしい職人さんもいっぱいいるお
お待ちしています
753名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 12:30:46 ID:gw2eKI9R
白衣着てタバコを吸いながら保守あげ。
754名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 01:18:50 ID:QJjmH89S
バイオリンの弦で乳首を引かれ、ピアノのように肌を刺激される
「ひあぁ、やめてぇ」
トランペットをアナルにぴったりとつけられ、おおきく吹かれる
「あぁ〜ん、腸がぁ、広がるぅ」
尿意がたまる!!
「金色の黄金水コルダァ」もうだめぱおえいあfがdふぁあf
755名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 06:11:39 ID:GfkYb4xW
続きをわくわくてかてかとお待ちしてます。
756名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 10:04:05 ID:8SwNWs7H
何が投下されても嬉しいですという気持ちを込めて
シンプルに全裸で正座していようと思う
757名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 13:05:33 ID:uoyHpAJ4
初心に戻るんですな!
でも風邪には気をつけて
758名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 17:25:55 ID:LwXybXkf
トランペット腐りそう
759名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 20:23:18 ID:hAyJOYMg
>>754
ワラタw
760名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 20:54:29 ID:EYNkh2qB
>>745
どの作品の続きだろう?すげー楽しみにお待ちしてます。
761名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 13:41:42 ID:34eS5OmY
案も遙かもゴルァも一通りやっているから、足が壊疽する事無くどれも美味しく頂いてます
最近はフルート持ったりメガネと弓構えてたけど、久々のリュミ様をみて自分本来の待機姿勢を思い出した
初心に返って暗い部屋で水晶球磨きながら待ちます。全裸で。
762名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:17:33 ID:mJuscc4e
黒魔術始めそうな待機姿勢だなw
763名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 10:02:04 ID:Mu511GTA
なんかやっぱり不安でつい質問レスしちゃう職人さんいるみたいだから
次テンプレでは即投下をお願いする文の前に
★★★★ 重要 ★★★★
とかつけたらどうかな
764名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 10:31:57 ID:igwIQgt4
なにその並んだ星印('A`)ウヘァ
重要もなにも誘い受けは嫌われるってのはどこでも共通だし、
「〜〜な話を書いてるんですがOKですか?」みたいなレスは
敬遠されるから控えるように、くらいにした方がいいんジャマイカ
765名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 12:40:56 ID:bUciV216
軽い質問レスくらいは自由にすればいーんでないの
そのあと同じ人が延々書く書きたい書けないやっぱやりたいーなんてgdgdしない限りウザいとも思わんよ

実際に書くも書かないも投下するもしないも自由だ
766名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 13:11:14 ID:oTfLwJ2g
私は賛成だな
重要事項を記号で目立たせるテンプレってよく見かけるよ(★かはともかく)
職人さんが1を見て「そうなんだじゃあできたら投下しよう」と思えるような、
質問の必要がない、少しでもわかりやすいテンプレ作りを考えるのはいいと思う

まあ>>763が多分職人さんへの気遣いで言ったんだろうと思うから賛成してみた
767名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 17:17:40 ID:DGdjzKXN
そんなことしても、絶対に聞いてくる人は減らないに一票。
768名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 17:29:41 ID:3gAecN25
誘い受けはヌルーでいいじゃまいか
答えたい人は答えてあげればいいんだし
769名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 18:09:03 ID:bUciV216
大して重要なことでもないしな
770名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 18:17:55 ID:Mu511GTA
だめか

>>766
ありがとう
771名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 00:36:42 ID:YHS+RwlK
私もなかなかいい案かと思うけど>目立たせる
やってみる価値はあるんじゃない
そりゃ聞いてくる書き手が一人もいなくなるなんてのはどんな方法でも無理でしょ

つかこの前書きがさして重要でないなんて言い切る輩がいる方が驚きだわ
772名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 00:50:47 ID:DbPwlNiU
そこまでガチガチにルール決めても・・・・・・・・・・。
773名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:05:17 ID:wZFuVcTv
>>771
私は反対

少なくとも、反対意見言うときに相手のことを輩とか言っちゃうような
沸点の低い人がいる限り、ルール厳しくすればするほど
荒れるのは確実。
1人でも聞く人がいれば「なんで>>1見ないの、この厨! あんなに
目立つようにわざわざ書いたのに」とかキーキー言い出すに決まってる。
774名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:18:30 ID:x5WWCTm8
どっちにしても荒れる時は荒れるんだから
わざわざ警告めいた注意書きをつけなくても
>>1や空気を読む人は読む、読まない人は読まないと割り切って
またーりいけばいいんじゃないかと思う。
775名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:24:10 ID:4iViQBpL
>>1に「即投下して下さい」の前に「伺いは立てずに」的な一言追加して、
今後質問でたら「>>1嫁」でサラッと流していいんジャマイカ?というか現在もそんな感じだよね。
天婦羅なんてどうせ読まないシトは読まないしwぬっちゃけどっちでもいい。

天婦羅より質問への住人の切り返しの問題かも。
776名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:32:12 ID:hpSXoaBn
>>773
輩ワロスw
777名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 02:28:53 ID:J+CwGRkI
さして重要でない、ってのは、過去に何度も同じ話題ループした上で
今の天麩羅があるからじゃないか?

>>775の言うとおり切り返しの問題だと思う
不安で書き込んでしまった人にはさらりとOKといえば
相手もありがとうの一言で済ますだろうし、
それで済まない人が書き込んだのなら
天麩羅を読まないタイプなんだろうし
778名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 07:21:16 ID:PYUNL9MR
全裸で討論会
779名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 20:57:44 ID:WHScpUWe
これから寒くなるだろうから、差し入れおいときますね。
つ [火鉢]

炭はないのであしからず。
780名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:25:23 ID:45VjLFzx
( ゚д゚)つ■
781名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 15:12:11 ID:ufpt2Tfx
では僭越ながら私も差し入れ
つ[練炭]
782名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 15:52:48 ID:zcAZyvfk
隙間風を遮断してもっと暖かくなるように…
つ◎←ガムテープ
783名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 16:54:27 ID:DUZAkl8z
しかし火がつけられないので寒いまま
784名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 17:26:05 ID:u9GVwqkU
恋の炎が翼となるぜ
785名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 17:45:44 ID:tNsq36d2
ヒノエはエコロジーな別当ですね
786名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 21:12:54 ID:tG0cMo0m
つδ ←手榴弾(火付け用)
787名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 22:04:18 ID:SGTM3vvw
そして風の守護聖さまが換気担当w
788名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 23:55:34 ID:42EohkwT
花火が出来るへたれ軍奉行も入れてくれw
789名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 01:26:59 ID:5d1qfOXo
消火担当の水の守護聖さまか敦盛もいるよw
念のためにね。
790名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:15:33 ID:1CHdXnZ1
なぁ…練炭使ってガムテで目張りしたら、
時と場合によっちゃあ死亡フラグ立たないか?ww
791名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:41:44 ID:g5dK0/0+
ていうか自殺なんて色気もクソもねー話を何故延々と…


つ 湿し灰 伽羅香
792名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:41:57 ID:dbX3r+vs
>>789
永泉と泉水も置いときますね、全裸で
793名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 03:11:24 ID:Aj4yqo/U
知盛、将臣→女性上位とかバック(イレギュラー系)
重衡→正常位オンリー
って感じがする
794名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 07:55:13 ID:594OIhp+
ちょっと待って、今>>192がさらっとスゴイ 美 味 し い モノ置いていった!!www
795名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 08:46:45 ID:i6iuabOa
792が全裸で置いていったのか、
全裸な永泉と泉水、を置いていったのかが気になる。
796名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:56:34 ID:594OIhp+
ごめん安価ミス、>>192じゃなくて>>792

吊ってきます全裸で
797名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 15:30:09 ID:fXHXx9WR
>792
全裸な永泉と泉水なら有難くいただきますww
798名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 22:05:26 ID:0FFdVUfV
全裸に袈裟はいかかでしょうか?
799名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 22:26:09 ID:yTC9+nt+
じれったく脱いで
800名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 23:52:09 ID:sJN1oCXF
超久しぶりに来て金やんモエーモエー
801名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 02:54:06 ID:uolC4alt
過去作品を倉庫で漁りながら
フリルエプロンでスベスベマンジュウガニを調理しながら
梅香を楽しみつつ全裸で足が壊死するまで正座して待機します
802名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 08:59:52 ID:zCpHMr8r
じゃあおまいらに(´・ω・)づ

・裸エプロンの九郎 ・裸に陣羽織の将臣 裸に法衣の弁慶 ・裸に腰ポーチのヒノエ
・裸眼鏡の譲 ・裸に梅花の香だけの景時 ・裸に龍ベルトの白龍 ・裸鎧の知盛 ・裸包帯の銀

好きなの持ってけ
803名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 10:23:27 ID:M+NYlsrJ
裸に法衣はいただいた
804名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 11:03:00 ID:DUU7DU2c
裸眼鏡を拉致監禁
805名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 11:11:49 ID:eO9VYtKw
>>802どいつもこいつもヤバ杉www
806名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 11:21:39 ID:zCpHMr8r
忘れてた
(´・ω・)づ・裸に鎖だけの敦盛 ・裸に短剣ホルダーだけのリズてんてー

大放出
807名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 12:32:46 ID:RrQV7MM5
じゃあ早速裸の敦盛をもらっていきますねノシ
808名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 14:56:39 ID:1gLfJ7AF
裸に腰ポーチをいただきます
809名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 15:43:03 ID:bG3rjP7A
持ち帰った者は感想文を書くように
810名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 15:53:20 ID:gpljC6s+
裸に腰ポーチ…狙ってたのに 無念 orz
811名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 15:56:26 ID:eO9VYtKw
大丈夫逆鱗使えばスペアいっぱいいるから
さあ持って行きなされ
812名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 16:59:54 ID:tgd9Mo/a
では裸エプロンの九郎をいただこう。
813名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 19:26:15 ID:VrFVc0gt
あの…忠度殿が欲しいです…
814名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 20:15:06 ID:lXy/sqCK
裸に短剣ホルダーのてんてーを下さいな
815名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 20:22:15 ID:zCpHMr8r
じゃ、じゃあこれも
(;;´・ω・)づ・裸に杓だけの惟盛殿 ・裸に烏帽子の忠度殿 ・裸に琵琶だけの経正殿 ・裸にエリザベスカラーのみの鎌倉殿

あとよろしく
彡サッ
816名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 20:34:52 ID:5tPd1y+X
つ裸に梅花の香だけの景時
いただきます
817名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 21:12:08 ID:ziZ6MD/l
どこのマリリン・モンローですか?
818名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 21:23:54 ID:JRRSLA8m
ありがたく裸包帯の銀を拉致監禁させていただく
819名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 23:51:43 ID:IMvsIywm
じゃあ裸に龍ベルトの白龍(大)はいただきますね^−^
820名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 23:56:27 ID:3SH7HdtE
裸鎧のエロ盛は頂き(*´д`*)ハァハァ

あー…どうりでスベスベしてると思ったら、やっぱり【絵】だったのねw





全裸同士、一晩中剣を交えて温もりを感じたいと思います
>>802dクス!!!
821名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:54:42 ID:tzqGQR1a
そろそろキモいからやめてもらえないか
遙か3だけで盛り上がってんのもどうかだし
822名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:56:46 ID:rUjxYsKu
わかるけどせめて言い方もうちょっとあるでしょ…
そういうムダにケンカ売るような言い方するから荒れるんだよ
823名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 01:06:52 ID:vqVmFS2W
日野ちゃんの手の温もりを思い出し、ついついシュッシュして
自己嫌悪しちゃう月森を妄想しながら今夜は寝る
おまいら、おやすみ
824名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 01:20:22 ID:R0qPgBII
では私は、その翌朝、「月森くん、おはよう!」と日野ちゃんに元気に
挨拶されたものの、恥ずかしさと後ろめたさで顔を合わせられず
普段以上の無愛想さでそそくさと立ち去ってしまい、日野ちゃんに
怪訝そうな顔をされる月森くんを妄想しながら眠ります。
おやすみ。
825名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 02:46:32 ID:t6IPyKva
優しいけどドSなリュミ様の話がよみたすぎる件
826名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 03:01:56 ID:drOeqby6
ネオ案の神よ、心よりご降臨をお待ちしております
827名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 03:31:00 ID:4yJprA9Y
劇場版遥か見た人〜!ハ〜イ(・∀・)/!!
PS2版舞一夜持ってないけど、季史にホネ抜きにされた人〜!ハ〜イ(・∀・)/!!
828名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 09:39:46 ID:aIZPSRNF
無駄にテンション高くてウザ
829名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 10:21:46 ID:I45iM6RJ
キモいウザい言いたい年頃のお子様はここに来ちゃダメだよー
スルーを覚えて大人になってからいらっしゃい
830名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 11:35:47 ID:tzqGQR1a
オマエモナー
831「練習室で…」 志水×日野 0/8:2006/11/21(火) 16:38:52 ID:6FEr+uGQ
コルダ続きで申し訳無いが投下。
志水×日野で、EDから三ヵ月後の話。
最後までしてません。

NGワードは「練習室で…」
832「練習室で…」 志水×日野 1/8:2006/11/21(火) 16:39:32 ID:6FEr+uGQ


 ……み、見てしまった。
 香穂子は熱くなった頬を冷やすように、ぺたぺたと秋の冷気で冷えた手で頬を撫でる。

(そ、そう……だよね。だってふたりは恋人同士だし……しないほうが、おかしいよね)

 忘れ物を取りに教室まで来た香穂子の目に入ってきたのは、
 友人とその彼氏の熱いキスシーンだった。
 香穂子はそっと自分の唇に触れてみた。自分にも彼氏はいるけれど、
 キスなんてものはしたことがない。たまに手を繋ぐくらいのものだ。

(なんか、胸がむずむずする……)

 付き合ったら、キスをするのは当然なのだろう。日にちに差はあれど、
 雑誌の経験談でも、漫画でも、付き合ったらキスをするのが当然――そんな風に書いてある。
 香穂子は急に不安になってきた。コンクールが終わって、三ヶ月。
 それは彼と付き合い始めてからの日数でもある。
 もしかして――自分に魅力がないのでは? と、香穂子は顔を青くする。

(そう、だよ……キスなんて、しない方がおかしい……)

 好きだというのは、もしかしたら音楽に対してだけだったのかもしれない。
 だって、じゃなければおかしい。三ヶ月も経って、まだ手を繋ぐだけだなんて。
 今までのは全部、自分の勘違いだったのだろうか。
 そう思うと恥ずかしくて、不安で、香穂子は忘れ物を取りに来たことも忘れて駆け出した。

 翌日、香穂子の目元に出来たのは、真っ黒なクマだった。
 こんな顔で学校には行きたくない……そう思いつつも、母に行きなさいと言われ、渋々家を出る。
 いつもの通学路を歩いていくと、彼の背中が視界に入って、香穂子はぎゅっと胸が縮まるのを感じた。
 どうしよう。こんなに不安な気持ちで会いたくない。もし変なことを口走ってしまったら――。

「おはようございます、香穂先輩」

 み、見つかってしまった。なんでだろう。後ろにいたのに。
 香穂子は驚いて、目を何度も瞬かせる。

「お、おはよう、志水くん……」

 心臓が変な風に動いて、声も喋り方も、どこかぎこちない。
 そんな香穂子の変化と、目元のクマに気付いた志水が「どうしたんですか」とたずねてきたが、
 香穂子は何もいうことが出来ず、曖昧に笑うことしか出来なかった。
833「練習室で…」 志水×日野 2/8:2006/11/21(火) 16:40:32 ID:6FEr+uGQ


 ――放課後。香穂子は予約を入れていた練習室で、ひとり練習をしていた。
 コンクールが終わってからも、音楽は続けている。
 それは、音楽の楽しさを教えてくれた志水のためかもしれない。
 彼が自分の音楽を好きだと言ってくれたから、だから今までよりもずっと、
 音楽を愛することが出来るようになったのかもしれない。
 香穂子は肩からヴァイオリンを下ろし、ふうっとため息をこぼす。

「まともに音が出ないや……そりゃ、そうだよね」

 こんなに精神的に不安定なのに、ちゃんとした音が出せるはずもない。
 香穂子はピアノの椅子に座り込み、項垂れた。
 志水に会いたい、けど、会いたくない。
 自分のことが好きかと聞きたい、けど、聞きたくない。
 聞いてしまえば、今まで信じていたものが全部崩れてしまうような気がして、怖かった。

「……香穂……先輩?」

 突然聞こえてきた声に、ドキッとして顔をあげる。
 練習室の扉が半分開いて、そこから志水が顔を覗かせていた。

「すいません、練習の邪魔でしたか?」
「う、ううん、そんなことないよ……どうしたの?」
「いえ……なんだか、具合が悪そうだったので、心配で」

 ……なんか、すごく現金だな。
 こんな言葉をかけられたくらいで、舞い上がってしまいそうだ。
 でも、と。脳裏に、昨日から感じていた疑問が過って、香穂子はまた表情を無くした。

「……先輩?」
「ご、ごめんね。あ、志水くん、ここ使う? わたし、もう帰ろうかなって思って」

 慌てて立ち上がり、ヴァイオリンを片付け始めた香穂子を、志水のぼんやりとした瞳が追う。

「先輩、なにか、あったんですか?」
「え? な、なにが? なんにもないよ? ……」

 そうはぐらかす香穂子を、志水の真っ直ぐな瞳が捉える。
 あまりに真っ直ぐ過ぎる瞳に、逸らしたくても――逸らせられない。

「音が……」

 香穂子の目を真っ直ぐ見たまま、志水が呟くように言った。

「音が、どこか不安定で……だから、先輩、何かあったんじゃないかって……」

 そんな小さな変化にも、気付いていてくれていた。
 翳っていた心に日が差したような気持ちになったけれど、また昨日のことを思い出して、翳る。
 聞いて、みようか。少し怖いけど。でも、志水なら、ちゃんと答えてくれるだろう。
 それが香穂子の期待を裏切るような言葉かもしれないけれど。でも、聞かずにはいれなかった。
 誰もいない練習室。今が、最大のチャンスのように思えた。

「志水くん……は、わたしの音楽、好き?」
「はい……好きです」

 即答され、一瞬面食らう。けれど、この言葉はコンクールの時から聞いていた言葉だ。
 香穂子が、本当に知りたいのは――。

「わ……わたしの、ことは……?」
834「練習室で…」 志水×日野 3/8:2006/11/21(火) 16:41:31 ID:6FEr+uGQ


 心臓発作を起こしてしまうのではないかと思う程、心臓がばたばたと暴れまわる。
 どんな言葉が返ってくるだろう? 好き? それとも嫌い? 普通かもしれない。
 思わずぎゅっと目を瞑る香穂子の耳に入って来たのは、胸が躍るような一言だった。

「はい、大好きです」
「え……ほ、本当、に? あの、ヴァイオリンを弾くわたしじゃ、なくて……?」
「……? はい。先輩が、好きです」

 壊れてしまいそうなくらい、ドキドキしている。
 頬が熱く紅潮していくのがわかったけれど、止められない。
 そして、勝手に口からこぼれた言葉も、止められなかった。

「じゃあ、どうしてキスしてくれないの?」

 言ってから、ハッとした。

(な、何を言ったの? ……何を言っちゃったの!?)

 熱湯を頭から浴びた直後に、冷水をかけられたような気分だ。
 頭も体も馬鹿みたいに熱いのに、頭の中だけは妙に冷静で、変な気分。
 俯きながら、恐る恐る志水の顔を盗み見ると、変わらない、いつものぼんやりとした顔。
 香穂子の方が年上なのに、こんな時は彼の方が年上みたいだ。

「キス……先輩、したいんですか?」
「うぇっ!? や、あっ、あの、今のはちがっ……」
「……したくないんですか?」

 したいよ! 本当に好きなのかどうか確かめたい!
 だけど、恥ずかしくて、そんなことは言えるはずもない。

「僕は、したいです。先輩と、キス」

 えっ、と香穂子は目を見開いた。今、なんて?

「でも、先輩は、手を繋いだだけでも真っ赤になるから、いやなのかなって思ってました」
「え、えええええええ?」
「先輩がいやなことはしたくないので、ずっと我慢してたんです」

 何それ。お互いに勘違いしてたってこと?
 ……というか、全面的に自分が悪いような気がする。
 勝手に勘違いして、志水の気持ちを疑って――酷い自己嫌悪が襲ってくる。
835「練習室で…」 志水×日野 4/8:2006/11/21(火) 16:42:19 ID:6FEr+uGQ


「先輩、して、良いですか? キス」

 いつの間にか、志水は練習室の中に入ってきていて、
 練習室の扉の鍵はしっかりと閉められていた。
 香穂子は真っ赤になりながらも、どうにかうなずいてみせる。
 いつも見るだけでドキドキしていた志水の笑顔だけど、今日はその何十倍もドキドキしてしまう。

「先輩、不安にさせてしまいましたか? ごめんなさい――」

 そう言って、そっと唇を押し当ててくる。これが、キス。
 ……と、思っていたら。

「んんっ!?」

 し、舌が!? 舌が入って来た!
 軽くパニックになり、必死に志水の胸を押すが、びくともしない。
 どちらかというと背も低い方で、力もあんまりなさそうなのに――どこにこんな力が!?

「ん、んん〜……っ!」
(な、なんか……変な、気分、に……!?)

 今まで味わったことのない気分に、香穂子は息をすることも忘れ、
 ただ志水の深い深い口付けを受けるしか出来ない。

「んぅ、ふっ……」

 なんだか、凄く変な気分だった。なぜか下半身がむずむずして、胸がはちきれそうなくらいドキドキする。
 ようやく唇が解放された時、香穂子はもう息も絶え絶えになってしまっていた。

「……先輩、すいません。ずっと我慢してたら、押さえきれなくなって……」

 腰が抜けてしまい、へなへなとその場に座り込む。
 キスって、こんなに激しいものだったんだ……。
 とろんとした瞳で、ぼんやりとそんなことを考える。

「先輩……続き、して良いですか?」
「え? つづき?」

 ――って、なに?
836「練習室で…」 志水×日野 5/8:2006/11/21(火) 16:43:07 ID:6FEr+uGQ


「だめ……ですか?」

 いや、だめも何も、続きっていったい……。……まさか?
 「続き」の意味がわからず混乱していたが、ようやく合点が行った。
 ティーン雑誌に良く書いてある一文を思い出したのだ。
 それは――「初体験」。
 今まであまり興味がなかったので気にしていなかったのが仇となったようだ。
 香穂子は赤かった顔をさらに赤く、ゆでだこのように赤くして、どうにかうなずく。

(ええい! こうなりゃままよ!)

 そんな簡単に決断して良いようなことではないが、志水がしたいと言ってくれているのだ。
 断るなんて――出来ない。まして、香穂子には志水を疑ったという前科がある。
 せめて、志水の思う通りにしてあげたい。

「先輩……好きです」

 そう、耳元でささやかれ、もう一度口付けられる。
 同時に、ぷちぷちと制服のボタンが外されていく――途中で、志水が「あ」と声をあげた。

「ここじゃ、見えちゃいますね」

 言うなり、香穂子を抱きかかえる。本当に、いったいどこにそんな力が……と思うが、
 毎日チェロを持って登校している彼にとっては、香穂子くらいは楽に持ち上げられるのかもしれない。

 もう、身に纏うものは下着だけになってしまった。
 冬も近いということで、多少肌寒くはあったが、恥ずかしさによる体温の上昇のため、あまり気にならない。

「先輩、綺麗です――」

 どうして、そういうことを平気で言えるんだろう……。また、体温が上昇した。
 背中に手を回され、ブラのホックが外される。はらり、と胸を覆う存在が消えた。
 恥ずかしさで、志水の顔をまともに見れない。最近はもう、母にだって見せたことがない胸。

「先輩……」
「あっ!」

 胸を触れられ、勝手に漏れ出た嬌声に、香穂子は思わず口を押さえた。
 こんな声は、今まで出したことがない。どこに潜んでいたんだろう。
837「練習室で…」 志水×日野 6/8:2006/11/21(火) 16:43:53 ID:6FEr+uGQ


「先輩、声、出して下さい。防音だから、大丈夫です」
「そ、そういう問題じゃ……あぅっ!」

 はむ、とまるで苺を口に入れるように、志水が胸の突起を口に含む。
 下半身が、とてもおかしい。むずむずして、うずうずして、なんだか気持ち悪い。
 いいや、この表現もおかしい。気持ち悪いんじゃなくて――とにかく、変だ。すごく。

「ひゃっ、あぁ……! 志水くん……っ」

 突起を吸い上げられ、片方の手でもう一方の胸を揉みしだかれる。
 こんな経験は、初めてだ。今まで興味すら湧かなかったのだから、当然だけれど。

「はぁうっ!」

 突然、胸の突起から口を外し、首のあたりを強く吸い上げる。痛いけど、どこか気持ち良い。

「し、志水く……なんか、変だよ……」
「感じてるんですか、先輩……?」
「感じ……?」

 良くわからなかったが、こんな風に変で、気持ち良いようなことを「感じる」というのだろう。そう解釈した。
 志水の手が、ついに下部に伸びる。するり、と外され、露出された秘所は既に濡れていた。

「ああっ!?」

 志水の指が、秘所の入り口にそっと触れられる。まるで電流が全身を駆け抜けたようだ。
 胸を舐められ、揉まれた時よりも強い衝撃に、どうにかなってしまいそうだった。
 志水の愛撫により、多少の主張を始めている芽を、志水が壊れ物を扱うように触れる。
 強い電流が、下腹部を中心に走る。声すらも出ず、香穂子はびくんと身体を震わせた。

「香穂先輩……先輩のここは、凄く、かわいいです」
「やっ、だめっ……志水くん!」

 志水の顔が秘所に近づき、香穂子は慌てて制した。
 が、志水はそんなことはお構いなしに、内部に舌が入り込んできた。
 この衝撃を、どう表現すれば良いのだろう。身体がとろけそうに熱い。
838「練習室で…」 志水×日野 7/8:2006/11/21(火) 16:44:40 ID:6FEr+uGQ


「やあぁっ! だ、めえ……っ! 汚い、よぉ……っ」
「汚くなんて、ないです。凄く綺麗で……」

 志水の言葉は途中で途切れ、代わりに香穂子の嬌声が響き渡る。
 内部を舌で激しく犯され、気がおかしくなってしまいそうだ。
 ぐちゅぐちゅと舌で何度もかき回され、頭がおかしくなってくる。
 下半身からビリビリと電流が駆け巡り、深すぎる快楽におちていく。

「――っ!? あっ、ああああぁぁっ!」

 何が起こったのか、最初は良くわからなかった。
 今までの何倍も凄い電流が全身を駆け抜けて、身体は反り返り、
 口からはどうしてこんな声が? と思ってしまう程甲高い声が出てきた。
 そうして、ようやく秘所から志水の顔が離れ、
 香穂子はほとんど何も考えられなくなりながら、ぼんやりとその顔を見上げた。

「先輩、指、入れますね」

 達したばかりで息も絶え絶えな香穂子を、更なる快感と、多少の痛みが襲う。

「大丈夫ですか? 痛く、ありませんか?」
「んっ……だ、いじょうぶ、だけど……なんか、変な感じなの……」

 舌の時はそこまで感じなかった異物感が、今度は確かにある。
 ぐちゅぐちゅと内部をかき回され、感じながらも、同時に少し怖くもあった。

「先輩……大丈夫です。怖かったら、言ってくださいね」

 そんな香穂子の気持ちを察したかのように出された言葉が、とても嬉しかった。
 繰り返される愛撫に、頭がどうにかなってしまいそうだったけれど、
 志水を想う気持ちだけはしっかりとそこにある。
 だから、大丈夫。何も怖くはない。

「志水くん……大好き……」
「僕も……凄く大好きです、香穂先輩」

 三度目のキスが、降って来る。
839「練習室で…」 志水×日野 8/8:2006/11/21(火) 16:45:24 ID:6FEr+uGQ


「……あ、どうしよう」
「? どうしたの……?」

 志水が困ったような顔をするので、心配になって顔を覗き込む。

「その、なくて。……避妊具が」

 かっ、と顔が赤くなった。
 そ、そうよね、こういう時、必要だもんね……。
 っていうか、なかったら妊娠しちゃうんだよね……。

「ごめんなさい、先輩。ここまでしておいて」
「や……やめちゃう、の?」

 しゅんと項垂れる志水に、恐る恐るたずねてみる。
 ……たずねてみてから、自分がどれだけ大胆なことを口にしたのかを認識した。

「……香穂先輩。続き、しましょう。……帰ってから、になりますけど」
「え……? で、でも」
「僕の家……えっと、おばさんの家なんですけど、今日から旅行で、誰もいないんです。僕は、学校があるか

ら留守番で……」
「で、でも、いいの?」
「はい……。あ、でも、先輩が困りますか? 少し遠いし、泊まることになるから……」

 お、お泊り、かあ。お母さん、説得出来るかな……。
 少し不安に思ったが、いざとなれば友人の家に泊まると嘘をつけば良い。……若干、心は痛むけれど。

「あの、志水くんが迷惑じゃないなら……」
「じゃあ、決まり、ですね。……先輩、すこしだけ、我慢してくださいね」

 その後、香穂子が志水の気持ちを疑うことは二度となかったという……。


840「練習室で…」 志水×日野 8/8:2006/11/21(火) 16:49:57 ID:6FEr+uGQ
以上です。
ほとんど勢いで、一晩で書き上げたので相当酷い文章ですがご容赦を。
841名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 17:44:33 ID:laU43JIj
>>831
ちょ、まじで ネ申 … !!!全力で萌えた(*´д`*)ハァハァ
でも練習室を出た二人がどうなったのか気になるジャマイカ
というわけでネ申の続きを「3」Tシャツ握りしめて待ってますノシ
842名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 17:55:38 ID:yLLgHAkl
GJ!!なんだかほほえましい
自分も続きが激しく気になる
843名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 19:58:52 ID:52MGz5Q7
GJ!!!意外と大胆な桂タソ藻ふぇっ(*´д`*)
844名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 20:54:57 ID:FdBhElcT
水日好きの自分にはたまりません。
ごちそうさまでした。
845名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 21:11:51 ID:2obOzHGx
GJ!
ゴルァ2発売決定もあいまってドキがムネムネだw
846名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 02:51:37 ID:RR3Yx2Po
全裸で空気椅子しながらチェロ弾いてたかいがあった…!
すごいかわいいー!ブラボー!!
つBP∞
847名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 03:13:27 ID:HfIva07k
846が凄すぎる件
848名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 09:23:58 ID:UxG1S8EN
声が聞こえてくるようだった…
GJ!!
849名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 10:58:37 ID:nB8YZ620
えーいこの性少年めwww
GJ!
850名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 20:10:14 ID:dE0q3Idd
何だか冒頭の流れが前に投下されたキス話を思い起こさせたがGJ
851名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 21:20:38 ID:6XtnTxDM
ああ、なんかデジャビュ感じると思ったら、フレンチキスの話に似てたのか。
852名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 10:13:59 ID:w7A6fziC
GJ!!
ありがとう846さん。ネ申。
853名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 13:36:17 ID:ZDFJpMEi
ここってBLおk?
854名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 13:47:05 ID:jCerk05Y
エロパロ板はBLは叩かれがちだと思う。

801板:乙女ゲー801総合スレ 
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1141275944/

こっちにコルダネタなんかもあった。
暖かく迎えてもらえそうな場所の方が良くないかい。
855名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:07:51 ID:UVCl7k62
【オールジャンル】エロパロ板801総合スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1139754709/

こんなのもある
856名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:30:30 ID:F/TevLSo
時期的に金かな?と思いつつ一応紹介、遙ならこちらへ
遙かで八零一【復刻版】五
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1109340969/
857名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 01:06:24 ID:QVY8HnhF
おまいら親切だなぁ……
858名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 03:01:53 ID:xJr7Qel5
別に教えた人じゃないけど、ここにやおい落とされるのは勘弁だからじゃないか?
さすがに自分も見たくないw ネタとしてもキッツイww
859名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 08:06:12 ID:ulBagyMq
正直どっちもOKな自分は正しい場所に投下してもらって楽しみたいので…
860名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:01:09 ID:tzcUlcrA
乙女ゲームのBLは受けつけない人が多いしな。
861名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:14:32 ID:odeScqMd
不思議だなーとは思うけど<乙女ゲーのBL受け付けない
通常のものと違って、男性キャラ→主人公がデフォルトだからかね
それが主体の設定なのに、そっちのけで男同士やられても……って感じ?
自分も駄目なので(BL自体は趣味じゃないけど平気なほう)分析してみた。
862名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:22:42 ID:o0P/odqC
案の出がけの頃ってBL半々どころか結構数あったもんだけどな。
世間のノマブームもあったからだと思うけど、いつからだろう?

まぁとにかく住み分けろってことだな。
>>859の言う通り正しい場所で楽しむのが双方一番だと思う。
863名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 11:44:17 ID:mcWILEDr
じゃ百合も専用スレのがいいかな
864名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 12:11:49 ID:mcWILEDr
すまん誘い受けみたいなレスしてしまった
スルーよろ
865名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 12:30:49 ID:ZNAKHq88
誘い受けってより普通に質問じゃないのかそれは
ロカルルでは禁止してないんだよね、やおいも。

板全体の雰囲気として百合は受け入れられてるけどやおい拒否反応が強い
かといって、やおい排除をロカルルでうたってしまえばじゃあ百合も追い出さないとおかしい>バランスとってロカルルにはいれないという流れがあったと
控え室スレだかでみたな。
各スレごとの雰囲気で、受け入れられるようなら投下したらいいし、そうでないなら別な場所を見つけろってことらしい。


個人的には百合OKだがどうだろう
866名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 14:29:11 ID:binwLaD8
個人的にはやおいより百合のほうが苦手かも
やおいはじわじわと耐性がついてしまったw
…orz
867名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:59:38 ID:mr/iJqIq
世の中やおいBLのほうが多いからねー
わざわざ乙女ゲ恋シュミにきてBLやるなとは思うな正直
868名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 19:40:50 ID:rjLjnrl8
だから分けてるんでしょうが…
自分はどっちも好きだから、分けてどっちも気兼ねなく楽しみたいし。
ていうか、なんでこんな話題で長く続くんだよ。
869名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 19:46:12 ID:ZNAKHq88
ごめん、自分の書き方が悪かったかもしれん
やおいに関しては誘導があったことだしそれで結論でてるけど
じゃあ百合はこのスレとしてはどうする? とこの機会に聞いておきたかったんだ
870名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 20:35:26 ID:1StsJyjb
個人的には乙女ゲではやおいも苦手だが百合も苦手だな
元からやおいゲであるとか百合ゲであるとか
作中に(友情ではない)やおいエンドや百合エンドがあったりする場合は
結構平気なんだけど、本編にノマカプしかないものの同性愛化は苦手
871名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:37:16 ID:gGKC8gj6
個人的には百合はおkだな
乙女ゲはヒロインが絡むものだったら
ノマでも百合でもイケる
872名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:25:26 ID:pk/zjYey
百合は男向けジャンルだから個人的にはここで桶と思う
873名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:36:46 ID:b/Bp9bEn
>男向けジャンルだから

??
理由がよく分からない…。
874名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:37:48 ID:b/Bp9bEn
ちなみにこんなスレもある。

百合カプスレ@エロパロ板 4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108536012/
875名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:53:55 ID:9usA4Q66
百合メインじゃなくて、男メインで途中ちょっとだけ百合っぽくなっちゃうのはOK?
876名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:24:15 ID:ngesqulq
きちんと男キャラメインが決まってて、男キャラで完結してる話だったらおk…かな?
他の読み手はどうだろう
877名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:31:37 ID:ZTGS0+ex
今までどおり、注意書きがあればモーマンタイかな。
878名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 07:56:47 ID:hKS33hVs
百合もちょい百合も注意書きしてあればオケだな
879名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 18:25:16 ID:H87qhHTO
朔×望美とかレイチェル×コレットとかいいなあ
本編でも下手な男女カプよりラブラブしてるし
880名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 00:24:31 ID:bSKnwIWq
この時期になってちょっと投下に間があるとつい
職人さん達も冬祭りの方大変なのかな〜とか思っちゃうが
ログ読み返すと結構投下はあるんだよね
どっちもがんがってください
881名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:17:32 ID:crfrYzCr
保守ついでに投下作はすべて読む雑食正座待ちから
職人さんというサンタさんにお願いしてみる
長編読みたいです安西先生
882名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:48:48 ID:bYop4owL
>>881
正座をやめたらそこで試合終了ですよ…
883名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:59:55 ID:ec6+QCsu
先生…職人さんに、なりたいです…ッ


無理なので大人しく正座しときます
最近寒くなってきたので御簾を体に巻きます
884名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:37:32 ID:keIhIW/s
今夜の京は冷えます…全裸待機はつらいわ…ブルブル
   by京都人
885名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 19:12:28 ID:zXUG2U1I
正直金だしてもいいですってくらいの作品くるからな…
2ちゃんはそういう意味でも怖いよな
886名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:20:47 ID:NhGA+v7g
やっぱりサークル持ちの職人さんって多いのかなー。
それはともかく、迷宮クリスマスネタとか読みたいと呟きつつ
全裸に赤マフラーで正座。
887名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 09:19:47 ID:MiG5L5Ib
静かだ…ほっしゅ
888名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:07:19 ID:Rz0wgcIL
740です。妄想がふくらんだので投下します。
アンジェリーク リュミエール×アンジェリーク・リモージュ
文体がエセ翻訳(「・・・」と○○は言った)調、エロはスポーツ新聞調
ラブラブだけど、ちょっとかわいそうかも
NGワードは「リュミエールとリモージュ」
889リュミエールとリモージュ1:2006/12/06(水) 22:08:49 ID:Rz0wgcIL
 その日は、飛空都市にはめずらしい、雨だった。
 リュミエールは、客間の窓際に腰掛けてハープを弾いていた。いつもであ
れば庭に出て、夜風に音色を乗せたりもするのだが、雨が降っていてはそう
もいかない。さすがにこの時間になると、使用人たちの大半は休息を取り、
館の主人の手すさびに付きあう者は居なかったので、独り思いのまま、故郷
に伝わる歌などをかき鳴らしていた。
 すると窓の外側、噴水の向こうでゆれるピンク色の傘が目に入る。それは
あっという間に近付いてきて、傘の中の人影を明らかにする。
「アンジェリーク」
立ち上がって、テラスに面したはき出し窓を開ける。
「雨の中どうなさったのですか。なにか困ったことでも起こりましたか?」
アンジェリークは悄然として立ち尽くしている。
「…とりあえず中へお入りなさい」
リュミエールはアンジェリークを部屋に通し、布張りの椅子に座らせた。少
し待つように言い残し、自らお茶の用意をしに行った。
「もう遅いですから、カフェインの入った飲み物は止めておきましょう」
ティーポットからカモミール茶を注ぐ。薄い黄金色の液体がコポコポと音を
立ててカップを満たし、甘酸っぱい香りが周囲に立ちこめる。
「お約束はしていませんでしたね」
「ごめんなさい。わたしどうしても、リュミエール様にお会いしたくて」
ずっと黙っていたアンジェリークが、やっと口を開く。うつむき加減で声は
硬く、目は思いつめたように暗い。
「いったいなにがあったのですか?今日のあなたは、なんだかとても沈んで
見えます。あんなことがあっても、やはりわたくしは、あなたの沈んだ顔を
見るのは辛いのですよ」
 リュミエールが『恋人達の湖』でアンジェリークに想いを告げ、拒まれてし
まったのは、つい先日のことだった。
 カップのお茶をひと口飲み込み、アンジェリークは顔を上げた。
「リュミエール様。わたしは、とても我が侭で欲張りです。わたしは、女王
という独りぼっちで、誰とも違う特殊な存在になることに、耐えきれそうに
なくなってしまいました」絞り出すように言う。
「もちろん、守護聖様方や聖地の人々が居て下さって、女王は宇宙の全ての
ものに、責任があって、独りぼっちだと思うなんて、とんでもない間違いな
んですけれど…でもとても怖くって」
890リュミエールとリモージュ2:2006/12/06(水) 22:09:43 ID:Rz0wgcIL
途切れ途切れのアンジェリークの話を、リュミエールはじっと黙って聴いて
いる。
「我が侭なのはわかっています。いまさらこんなこと、本当は言えない事も。
でもわたし、あれからずっと苦しかった。女王にはならないで、リュミエー
ル様と一緒に生きて行きますって言えば良かったのかも知れないって、そう
思い続けて」
雨脚が強くなり、ザアッという音がする。
「それでもやっぱり女王になるって決めたから、あきらめて、リュミエール
様より女王を選んだことを、黙って心におさめて居なくちゃいけないのに、
自分の気持ちをリュミエール様に伝えずには居られなくて、こんな事しても
自己満足で、リュミエール様を困らせるだけなのに、リュミエール様がお優
しいのを知っていて、許してくださると思って、こうやって甘えに来ている
んです」
アンジェリークはスウ、と大きく息を吸う。
「わたしはリュミエール様が好きです。できることならリュミエール様の恋
人になりたかった。――でも、女王になると決めたから、この気持ちは、あ
きらめます。リュミエール様も、どうか今日のことはなかったことにしてく
ださい。…最後まで聞いてくださって、ありがとうございました」

「アンジェリーク」
リュミエールは、席を立とうとしたアンジェリークを呼び止める。
「ひとつお伺いします。あなたはほんとうに、あきらめられるのですか」
「それは」
「あきらめられると言うのなら、どうして今夜、ここにいらしたのですか」
「でも、わたし」
「わたくしにはいまのお話を、なかったことにはできません」
有無を言わせぬ口調だった。
「あなたがこんなに苦しんでいたのも知らずに、申し訳ありませんでした。
守護聖としてあなたを助ける、などと言いながら、あなたの不安に気付くこ
とさえ出来ませんでしたね。わたくしは、あなたが迷わず女王になろうと決
めた時、あなたの心にわたくしは無いのだと、思っていました…」
891リュミエールとリモージュ3:2006/12/06(水) 22:10:38 ID:Rz0wgcIL
すっかり冷めたお茶を一気に飲み干す。
「あなたがわたくしを好きだとおっしゃった。それでもわたくしへの気持ち
を封印して女王になられると。それならば、わたくしもまた、あなたと思い
を通じ合っていることを知りながら、それを封印して守護聖として仕えるこ
とにいたしましょう。あなたの苦悩や恐怖とは、比べるべくもありませんが、
それでもあなたが、独りぼっちだと感じたら、わたくしも同じような思いを
しているのだと思い出して、わずかばかりの慰めとしてほしいのです。です
からわたくしは、あなたの思いを知らなかったことにはしたくありません。
それでもあなたは、あきらめてしまうおつもりですか」
「リュミエール様」
「あなたはご自分を我が侭だ、とおっしゃいましたが、それを言えばわたく
しこそ我が侭です。『思いあっていても結ばれないことを諦められずにいる
こと』をあなたに強要して、せめてもの恋の成就にしようと考えているので
すから」
リュミエールは立ち上がり、アンジェリークの腕を引き寄せる。思いがけな
い言動と意外なまでに強い力に、アンジェリークは驚き戸惑う。
「愛しいアンジェ、あなたはわたくしを、思い続けてはくれないのですか?」
「でも、女王が誰か一人を特別に思っては」
「わたくしはあなたを思い続けます、たとえもう二度とこの手に触れること
ができなくても。ですからどうかあなたも、女王として宇宙に愛を注ぐこと
と、わたくしという男を愛することとを両立させて欲しいのです。あなたな
らばきっとできる。わたくしの愛した人ならば」
アンジェリークが涙を堪え、震えたまま何も言えずにいるのに気付き、リュ
ミエールははっとする。
「申し訳ありません、あなたを困らせてしまいましたね」
「…いいえ!」
「あなたの悲しみ苦しみはわたくしの悲しみ苦しみ。あなたが恐怖で打ちの
めされそうな時も、わたしはいつもあなたのそばに居ると、そう申し上げた
かっただけなのに」
アンジェリークが自分を思ってくれていた!その喜びと、かの女を思うにつ
れて膨らんだ、『女王と守護聖』に対するもやもやしたわだかまりが沸騰し、
一時の衝動で、かの女を追い込んでしまったことに激しく後悔する。

892リュミエールとリモージュ4:2006/12/06(水) 22:11:16 ID:Rz0wgcIL
長い、ながい沈黙が流れた。
「リュミエール様、わたしを支えてくださいますか」アンジェリークのしっ
かりとした声が響いた。
「わたし、頑張ってみようと思います。だってやっぱり、どちらもあきらめ
られないもの」
俯いていたリュミエールがアンジェリークを見つめる。
「こうやって親しくお話するのは今日で最後かも知れません。でも、だから
って思い出にはしたくない。心密かに思いあうだけでも、忘れるよりはずっ
と幸せですもの」
「アンジェ」
リュミエールはこみ上げる法悦に耐えきれなくなって、アンジェリークを抱
き締めた。「わたくしの胸の鼓動が聞こえますか」そう言って、かの女の顔
を胸板にそっと押し付ける。服の上からでもはっきりとわかる、しっかりと
した骨格と逞しい筋肉。心臓の音が伝わってきて、アンジェリークの右耳は
ジンジン熱くなる。頬にかかるさらさらした髪の感触が冷たくて気持ちが良
かった。
「あなたがわたくしを好きだと言ってくださって、どんなに嬉しかったか。
どんなに心がときめいたか。少しでもあなたの思いに応えられるのなら、わ
たくしは何があっても、あなたを支えます。どんなに時が経っても、どんな
に距離が離れても、いつまでもあなたを支え続けます。愛しています、アン
ジェリーク」

 優しい雨の音は、騒がしい毎日に静けさをもたらしてくれる。しかし時に
は激しく打ち付け、すべてを破壊し飲み込んでしまう。アンジェリークはい
まだけでも、この優しく激しい水の守護聖に溺れてしまいたい、と思った。 
 リュミエールとアンジェリークは、どちらともなく顔を近付け、くちづけ
を交わした。触れ合うだけのくちづけだったが、アンジェリークは初めての
経験に体が宙に浮くような気がした。もっと、この人に触れたい、もっとこ
の人を知りたい。

893リュミエールとリモージュ5:2006/12/06(水) 22:12:17 ID:Rz0wgcIL
「リュミエール様、わたしを抱いてください」アンジェリークは無意識の内
に言葉に出していた。
 リュミエールは目を見張り、アンジェリークをまじまじと見据える。声を
掛けることはできなかった。そうすればいまにも、消えて無くなってしまい
そうだった。黙って頷き、アンジェリークを抱き上げた。
 ほの暗い廊下を抜けて、寝室へ入っていった。柔らかいベッドの上に降ろ
してその縁に座らせ、いくつか置かれた燭台に火を灯す。後ろを向いて身に
着けたものを全て脱ぎ、ひと纏めにして、傍らの椅子の上に置く。
 アンジェリークの衿の詰まった、落ち着いたデザインのワンピースに手を
伸ばす。ボタンをはずして胸元をくつろがせると、アンジェリークの身体か
らお菓子のような甘い匂いが立ちのぼる。袖を引き降ろすと薄い肩が現れ、
そのいきいきとした、しなやかなたたずまいに、リュミエールの手は動きを
速める。コットンのキャミソールとペチコート、レースのブラジャーとショ
ーツをはぎ取ると、ぷるんと乳房がまろび出て、蝋燭の火影が、ひどくあっ
さりした印象のウエストを照らし出す。足下にできあがった布の山を、一枚
ずつ軽く整えて、椅子の背に引っ掛ける。靴下を脱がせてその上に置き、ア
ンジェリークの方へ向き直る。
 それまでアンジェリークは、リュミエールの彫刻のような肉体と、淀みな
い一連の動作に我を忘れて見とれていたが、自分のうえに注がれる熱い視線
に気が付いて、慌てて身体を隠そうとする。しかし嵐のような激しさをたた
えた青い瞳に見竦められて動くことができない。リュミエールは灯火に曝け
出されたアンジェリークの身体をその奥の奥までも見透かすようにじっと見
つめる。「いじわる」と目で訴えるアンジェリークに見て見ぬふりをして、
髪のリボンを紐解き、そうしてお互いすっかり裸になってしまった。
 リュミエールはアンジェリークの前にひざまずき、うやうやしく、かの女
の手の甲にキスする。そして少し照れたような顔になり、
「なかなかオスカーのようにはいきませんね」と言って笑う。余裕綽々とい
う感じだった彼が、実は自分と同じくらい切羽詰まっていたことがわかって
アンジェリークの心がすこし和らぐ。そして一緒になって笑い、寝室の中は
なごんだ空気で満たされた。
894リュミエールとリモージュ6:2006/12/06(水) 22:12:55 ID:Rz0wgcIL
 リュミエールはアンジェリークの隣に座り、手を握り合い、啄むようなく
ちづけをする。腰を引き寄せあごに手を添えて、こんどは深くくちづける。
唇をこじ開け、歯列を辿り、上あごと下あごの間に入り込む。挑発するよう
に舌を捕えるとアンジェリークも、おずおずと舌を捕え返して絡ませる。生
温い粘膜をむさぼり、息もつけないほど激しい交歓をかわす。かと思えばゆ
ったりした安心感に包まれて、ゆるゆると唇を重ねる。そうして深く浅くく
ちづけをくり返したのち、アンジェリークは「少し、苦しい」と言って口を
離した。リュミエールは中指の先でかの女の唇に触れた。

 思いがけぬ硬い感触にアンジェリークは驚き、リュミエールの手を握る。
間近で見ないと気付かなかった、いくつも出来た水ぶくれやマメの潰れた痕。
細長い白い指先には似つかわしくないものの筈なのに、不思議としっくり馴
染んで見える。アンジェリークは理屈ではなく、これこそがリュミエールの
指なのだと思った。慈しむようにキスして、握りしめた手をそっと離した。
 自由になったリュミエールの手は、触り心地を確かめるように少しずつ、
アンジェリークの輪郭をなぞった。おとがいをたどり、鎖骨の間を抜け、ふ
たつのふくらみに到着する。包みこむように内に納め、自分にはない柔らか
な感触を楽しむ。アンジェリークは「ぁ」とちいさな声を立て、ビクリと肩
を震わせる。
 リュミエールのたなごころが何か固いものを発見する。探るように指を滑
らせると、それは爆ぜてしまいそうにツンと尖って、その存在を主張した。
「ん、あん」
 しかるべき場所に触れるたび、アンジェリークが敏感な反応を示すのが嬉
しくて、リュミエールは思わず口元を綻ばせる。
「とても可愛いですよ、アンジェ」
髪を撫でて、キスをする。
ところが、肝心のアンジェリークときたら、恥ずかしそうに俯いて、リュミ
エールを見ようともしない。しばらくそうして黙っていたが、
「あの、リュミエール様はわたしを…」頭を上げて、意を決したように話し
出す。「淫乱、っていうか…いやらしい子だって、思われないんですか」
895リュミエールとリモージュ7:2006/12/06(水) 22:13:55 ID:Rz0wgcIL
顔は真っ赤に上気しているが、まなざしは至極真剣だ。
「どういうことでしょうか?」
「だって、すごく、はしたないんですもの…男の人と、初めてなのに、こん
な…」
 ためらいがちに紡ぎ出された言葉に、リュミエールは手を止めて、声を立
てて笑ってしまった。
「どうして笑うんですか?わたし、何かヘンなこと言っていますか!?」
赤い顔をますます赤くして言いつのるので、リュミエールの心に、いつにな
く、彼らしからぬイタズラ心が芽生える。
「これは失礼しました。笑うことではありませんね」
アンジェリークをまっすぐ見つめて言う。
「おっしゃる通りあなたは『いやらしい』のかもしれません」
「やっぱり…」
「でも、どうしてそれを恥ずかしがるのでしょう?それともいま、わたくし
達がこうしていることを恥ずかしいことだと思っておられるのですか」
「いいえ、そんなことありません!」
予想通りに返ってきたアンジェリークの否定の言葉を聞くと、リュミエール
は悲し気に伏せていたまつげをおおげさに上げて、この上なく優美な笑顔を
つくる。
「それならば良いのです。あなたに恥ずかしい存在だと思われてしまったの
かと心配しました」
「ごめんなさい…そんなつもりじゃなかったんです。ただ」
「ふふ、聞いてくださいアンジェ、感受性豊かなことを『いやらしい』と言
うのならば、『いやらしい子』であるあなたはとても魅力的ですよ。それに
いまわたくしたちは素晴らしいことを分かち合っていて、心に恥じる所など
何一つ無い。ですから気に病むことなど何もありません。…ね、機嫌を直し
て」
リュミエールはそこまで言って、アンジェリークが安らいだ表情になったの
を確かめる。
「それに、わたくしはできることなら」ひときわ声を抑えてささやく。「あ
なたをもっと、乱れさせたいのです…」

896リュミエールとリモージュ8:2006/12/06(水) 22:14:42 ID:Rz0wgcIL
 それ以上の反論は、くちづけで塞がれた。リュミエールは立ち上がり、ア
ンジェリークの肩をつかんで、一気にベッドに押し倒す。さくら色に染まっ
た肌の上を銀青の川が流れ、熟れる前のこけもものような、さんご色の実が
ふたつ、浮き上がった。流れる髪を払いのけ、その実をつまんで拾い上げる。
アンジェリークの身体が大きくしなり、唇からは湿った吐息が漏れる。
 耳たぶを甘噛みし、首筋を吸い、鎖骨に舌を這わせる。平べったい腹を撫
で、かたちの良い縦長のへそを小指で引っ掻く。張り詰めた乳房を掴み、む
にむにと指を食い込ませ、滅茶苦茶に揉みしだく。ふたつのふくらみの、な
だらかな稜線を舐め、弾力を確かめるようにきつく吸い上げる。尖った先端
を口に含む。唾液で濡らして唇ではさみ、舌先で押し込み、舌先で転がす。
「ひゃん、あ、あん!」
 次々と与えられる刺激は神経をめぐって快感となり、アンジェリークの身
体を走り抜けた。胸を大きく上下させ、もどかしそうに身をよじり、蕩けた
ように瞳を潤ませる。いくつも可愛らしい声を立てて、リュミエールの髪を
ひたすらかき上げる。
 リュミエールは好きなようにアンジェリークの左右のふくらみをもてあそ
び、温かく柔らかな感触と、きめ細かくしっとりした肌触り、感じやすい先
端を愉しんでいたが、ふと上体を起こすと前ぶれもなく、かの女の脚の付け
根に顔を埋めた。

「いや、だめ、見ないで!」
はっきりした拒絶の言葉に、リュミエールは驚いて顔をあげる。
「申し訳ありません、調子に乗りすぎましたね」そう言って、アンジェリー
クを抱き寄せる。
「あなたがあまりに…愛らしいので、冷静さを、欠いてしまったようです。
安心してください…あなたの嫌がることは、したくありません」
少しずつ言葉を選びながら話すのは、自分に言い聞かせるためだろうか。
「あの、リュミエール様。わたし、嫌じゃありません。ただちょっと、びっ
くりしちゃって、リュミエール様に見られてるって思ったら、すごく恥ずか
しくて…」
「本当ですか」
897リュミエールとリモージュ9:2006/12/06(水) 22:15:20 ID:Rz0wgcIL
「はい。『いや』と言ってしまったのは、だから照れ隠しみたいなものです。
口が勝手に動いちゃったんです。ホントに本当なんです」
リュミエールの難しい顔がなかなか元に戻らないので、アンジェリークは取
ってつけたような説明をする。「だからやめるなんておっしゃらないでくだ
さい。すごく恥ずかしいけれど、リュミエール様がそうなさりたいのなら、
わたし…」
「わたくしに異存はありませんが…無理をしているのではありませんか」
「わたしはリュミエール様のこと、信じています」
了解。これ以上迷っていても、却ってアンジェリークを傷つけるだけだと、
リュミエールは思った。
「…アンジェ。辛くなったり、嫌になったりしたらすぐにおっしゃって下さ
いね」
 こんどはゆっくりと、秘所に顔を近付けていく。眼前に広がる世にも美し
い景色に、リュミエールのなかの<男>の部分だけではなく、芸術者として
の<絵心>までもがどうしようもなくかき立てられる。金色の草で彩られた
なだらかな丘。その奥、閉ざされた扉の向こうで、ひっそり息づく秘密の花
園。すべてが夢見るようにうっすらと露に濡れ、誰かの訪れを待っている。
 立ちのぼる甘い匂いは招待状がわりなのだろうか。雨上がりの庭にも似た
どこか野性的な趣を持ち、むせてしまいそうなほどに鼻腔を刺激する。
 頭の芯がクラクラしていた。自分でも抑えが効かなくなっていくのがわか
っていたが、いまのリュミエールに理性は必要無かった。ただ、アンジェリ
ークを愛したかった。

「もっと良く見せてください」
 すぐに閉じそうになる膝を両手で押さえながら、唇で扉の隙間を軽くなぞ
ると、それだけでトロトロと蜜が溢れ出す。誘われるまま、濡れそぼった草
をかきわけ、舌を沈めてゆけば、重なりあった花びらが小刻みに震え絡み付
く。
 ジュプ、ジュプ、ジュプ。
 わざと大きな音を立てて花びらを解きほぐし、唾液と愛液の混ざりあった
液体を塗り込めていく。
898リュミエールとリモージュ10:2006/12/06(水) 22:15:52 ID:Rz0wgcIL
「あ、リュミ…ル、さ、ま」
荒い息の下で、アンジェリークは自分を組み敷く男の名を呼ぶ。かの女の下
半身は、絶え間なく這い回る熱い舌に翻弄され、止め処無く蜜を滴らせてい
る。リュミエールの頭が動くたび、零れ落ちた髪の束がアンジェリークの腹
を撫で太ももをくすぐり、汗を含んでしっとりと重くなる。湿り気を帯びた
滝つ瀬は火照った肌に張り付いて、二人分の熱を放射する。
 重なりあった花びらを広げようと差し込まれた、温かくぬめった舌。ざら
ざらしたその先端が花芯の入り口をかすめると、アンジェリークの身体の奥
底から、痺れるような疼きが沸き上がる。粘り気のある水音がこだまして、
鼓膜を震わせる。目のふちに溜った涙が、視界をグニャリとねじ曲げる。
 漂わせた視線の端にリュミエールの姿を認めると、涙は大粒の玉となって
頬を伝う。無意識に放り出された小さな右手が、細長い指を持った大きな左
手に、ぎゅっと握り返される。
 つと見開かれたアンジェリークの瞳に映ったのは、少し狼狽しているリュ
ミエールのバストアップ。上気した顔色とは不釣り合いに、心配そうに眉根
を寄せている。
「痛いのですか?」
あの凹凸のある硬い指先が、静かに、撫でるように、涙を拭ってゆく。
「大丈夫です。…なんだか、ヘンな感じがして、それだけです」アンジェリ
ークは答える。
 その声の素直な響きに、今度はリュミエールが目を見開き、すぐに細めて
これは、という表情をする。
「気持ち、良かった?」耳もとに口を寄せ、問いかけを続ける。
「そんなの…知らない…」
あからさまな物言いに、アンジェリークははにかむ。
「ではもっとわかり易く、気持ち良くして差し上げましょうか」
「…はい…」
かぼそい返事に重なるよう、ひとつ瞼にくちづけて、三たび、しとど濡れた
花園に忍んでいく。いまではすっかりむき出しになったぷっくり膨らんだ花
芽をかるく吸い上げる。
 花芯の入り口がうごめいて、ひくついて、アンジェリークはあっけなく、
達してしまった。

899リュミエールとリモージュ11:2006/12/06(水) 22:16:26 ID:Rz0wgcIL
 全身の血が一点に集まったように腹の奥がドクドク脈打つ音を、アンジェ
リークはぼんやりした意識の中で聞いていた。体じゅうが灼け付くように熱
かった。リュミエールの指が肌を軽く撫でていくだけで、そこからポロポロ
崩れ落ちてしまいそうになる。
 アンジェリークが落ち着くのを待ちながら、リュミエールはかの女の髪を
撫で付け、淡い吐息を聴いていた。そうしているうちにアンジェリークから
クスクスと笑い声が上がるのを聞いた。
 何が起こったのかと顔を覗き込むと、アンジェリークはうっとりしたよう
な面持ちで言う。
「リュミエール様の、すごいカタイんですね」
「え…まあ、…ふふ、わたくしも男ですから」
「本当ですね」アンジェリークは脇腹の辺りをつつきながら「ほら、このへ
んとか」屈託なく笑う。
「筋肉の…話ですか?」
飛び出した声はずいぶんとまぬけだった。
「わたしとはぜんぜん違ってらして、リュミエール様もやっぱり男の人なん
だなって、そう思ったら可笑しくって」
「おかしい?」
「だってリュミエール様ってお綺麗で、女のかたみたいで、あっこれ誉めて
るんですよ、筋肉なんて付いてなさそうなのに実際は逞しくて、なんだかド
キドキしちゃう」
「筋肉でしたら、ほら」そう言って、アンジェリークの手に自分の手を重ね、
肩に触れさせる。上腕、肘の内側、前腕と、少しずつ位置をずらしていく。
てのひらまでたどり着くと、アンジェリークの指には確かに硬い、しかしあ
きらかに骨とは違う感触がある。
「ね、ここが一番でしょう」
「こんなこところまで?」
「ええ、毎日使っているので鍛えられたようです」
楽器の演奏は体を使うものだが、とくに腕や手の筋力を要求される。てのひ
らにだって、筋肉は付くものなのだ。
900リュミエールとリモージュ12:2006/12/06(水) 22:17:11 ID:Rz0wgcIL
「指先が、すごく硬いなって思ったんです」
「わたくしの指先が?」
「初めはちょっと意外でした。でもすぐに、とってもリュミエール様らしい
と思いました。リュミエール様のハープの音色が美しいのは、この指がある
からなんだわ、この指が、音色を支えているんだわって…。ううん、指だけ
じゃない、全身が支えていらっしゃるんだわ。聴いていると、包み込まれる
ような…まるで、リュミエール様みたいな優しい音色を」
「なるほど、そういうことですか。ですが、わたくしの指や体が支えるのは
ハープだけではありません、もっとたくさんのものを支えています。…そし
て、何よりも支えたいのは―わかりますね、アンジェリーク。わたくしはあ
なたを支えたいのです」
「リュミエール様…わたしも、リュミエール様を支えたいです」
そう言って二人は、血豆のできた中指越しにくちづけた。

「ところで、他にも硬くなっている所があるのですが…」
 リュミエールは重ねたままの手を自らの下半身に導いた。「きゃ」とちい
さく叫んだだけで、アンジェリークはすぐにその正体を理解した。
「痛い思いをさせたくはないのですが…それ以上に、わたくしはあなたが欲
しい」
「…優しくしてくださいね、リュミエール様」
微笑んだアンジェリークをリュミエールは抱き締め、前髪の生え際から順番
にキスの雨を降らせる。おでこに、ほっぺに、鼻のてっぺんに。あごの先に、
耳のうら側に、頸動脈のうえに。肩に、二の腕に、手首に。脇腹に、太もも
に、むこうずねに。くるぶしに、小指の爪に、ふくらはぎに。尻たぶに、肩
甲骨に、ぼんのくぼに。すこしずつ、息を吹きかけてキスしながら、うぶ毛
の先をかすめるように手を滑らせる。
 決して激しいとは言えないリュミエールの愛撫に、アンジェリークはじり
じりと追い詰められていた。自分の身体の中心から、汗とは違う液体がつぎ
つぎに溢れてくるのがわかる。
 リュミエールはアンジェリークの脚を抱え込み、濡れて光る秘所に、自ら
の先端でタッチした。裂け目をなぞるように動かし、花芯の入り口を探し出
す。すこしずつ、体重を掛けていく。
901リュミエールとリモージュ13:2006/12/06(水) 22:17:51 ID:Rz0wgcIL
 ところが。
 そこは固く閉じてリュミエールを弾き返し、脚はガチガチにこわばって、
頑に彼の接近を拒む。小奇麗な膝頭は、どんなに押してもびくともしない。
「そんなにかたくならないで、力を抜いてください」
「抜いています、抜いていますけれど」自分でもどうにも出来ない。気持ち
は早く来て欲しいのに体が言うことをきかないのだ。
「あせらないでください。大丈夫、怖くありませんからね」
「はい」
アンジェリークは必死で脚を曲げようとするが、なかなか思う通りにならな
い。
 もう少し頭をひねり時間をかける必要がある、とリュミエールは思った。
それにこれ以上、苦しそうな顔を見るのは耐えられそうになかった。持ち上
げた太ももを降ろすと、寄り添うように横になり、アンジェリークを抱き締
める。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「謝ることなどありません。あなたにはどこにも落ち度などないのですよ」
「でも、でも…」
「アンジェ、どうか自分を責めないでください」
頭をそっと撫でながら、ときおり顔を上向かせ、涙を嘗め取る。背中をポン
ポンとあやすように軽くたたき、こわばったままの太ももを揉みほぐす。
 泣きじゃくっていたアンジェリークがすこしずつ落ち着きを取り戻し、リ
ュミエールの背にそっと腕を廻す。やがて、彼の胸に顔を寄せると猫のよう
に頬擦りしてみせた。
「もうすこし…頑張れそうでしょうか」
「はい」
「少し辛いかも知れません、我慢していただけますか」
「はい」
 リュミエールは背中をさすっていた手を、下へと動かし、尻の終わり、脚
と脚の隙間からそろりと滑り込ませた。いまだぐっしょり濡れたままのそこ
は、軽く触れただけで新しい甘い蜜を滴らせる。アンジェリークの腕をほど
き腰を掴み、ぐるりと体を回転させる。背筋に唇を這わせ、首にかかる髪を
とかし付け、生え際の後れ毛にキスする。さわさわと太ももを撫で上げ、あ
らためて、秘密の場所に前から指を忍ばせる。
902リュミエールとリモージュ14:2006/12/06(水) 22:18:23 ID:Rz0wgcIL
 ぴちゃぴちゃと物欲しげな音が響き、アンジェリークはおもわず耳を塞ぐ。
 花芯は汲めども尽きせぬ泉のように、こんこんと恵みの水を湧きだして、
リュミエールの手首までも濡らしていく。柔らかな肉襞の奥、花芯の入り口
がうねうねとうごめき、ようやくほんの僅かだけ口を開く。中指の先をめり
込ませると驚いたようにきつく締め付け、不埒な侵入者に戒めを与える。
「アンジェリーク、愛しています」
 耳を覆っていたアンジェリークの手をどけて、熱い吐息を交えてささやく。
ほっそりしたうなじに何度もキスする。すこしだけ戒めが緩くなると、もう
一方の手でヒップラインをまさぐり、かと思うとやわやわと乳房を揉む。わ
ずかに柔らかくなった内壁が、ゆっくりと開いていくのに誘われ、すこしず
つすこしずつ、奥へと入ってゆく。
 第二関節まで埋めたところで
「うぅ…」堪えきれなくなったアンジェリークが、苦し気なうめき声を漏ら
す。リュミエールは全身で、ひときわ強くかの女を抱きすくめる。
「アンジェ、どうか、我慢してください」
「大丈夫です、リュミエール様」返す声が震えている。
「落ち着いて。深呼吸して、ゆっくり息を吸って…吐いて」
二人して呼吸を合わせる。
 しばらくそのまま動かずにいたが
「続きを」
アンジェリークの控えめな、しかしはっきりとした声にしじまは破られた。
 指は探るようにゆっくりと中を進む。拡げるように前後させる。軽く曲げ
た指の腹で内壁を引っ掻く。リズムをつけてかき混ぜる。ぴったりと押し付
けて秘所全体を震わせる。
 喉の奥から押し出すような、低い悲鳴ばかりだったアンジェリークの声に
嬌声が混じり始める。内壁が弾力を増し、指に、自由に動きまわる空間を与
える。リュミエールが指を引き抜くと、アンジェリークは「あ」とちいさく
叫び、全身を戦慄かせた。
903リュミエールとリモージュ15:2006/12/06(水) 22:20:08 ID:Rz0wgcIL
 リュミエールは体勢を変え、アンジェリークに向かい合う。アンジェリー
クの目の前で、いままでかの女の中に埋まっていた中指をくわえてペロリと
舐めてみせる。その動作が苦痛の裏側に隠れていた羞恥を引き出したのか、
耐えきれず、耳のふちまで真っ赤に染めて縋り付いてくるアンジェリークの、
蜜壺にもういちど指を入れる。もはや誰の耳にも明らかな、泉の水と指が戯
れる音。無秩序に動きまわる、リュミエールの硬い指先。ハープを爪弾くか
のように、時に優しく時に激しく、アンジェリークの中を行き来する。親指
の腹が、時折思い出したように充血しきった花芽をこねる。
 アンジェリークは押し寄せる快感の波に溺れ、知らず腰をたゆたわせ、狂
ったようにしがみつき、何度も何度もくちづけをねだる。指をリュミエール
の髪に絡ませ、くしゃくしゃと頭をかき混ぜては、絶え間なく可愛い鳴き声
をあげる。
「あ…いや…いや…!!」
 アンジェリークの内側が大きく弛緩と収縮をくり返す。リュミエールは体
をぴったりと密着させ、なだめるように髪を梳く。
「あ、あぁあああああ!!」
湖面に跳ねた魚が拡げる波紋のように、中心から爪先まで、戦慄きが伝わっ
て、かの女は二度目の絶頂を迎えた。
 少しぐったりしたアンジェリークをリュミエールは抱え起こすと、ベッド
の上、半ば投げ出して置かれた自分の脚の上に座らせる。胸板で小づくりな
頭を受け止めると、もたれ掛かるかの女の重みを、やけに心地良く感じる。
 体を近付け抱き締めると、アンジェリークも背中に手を回し、温もりを確
かめるように抱き締め返す。深くくちづけ、腰を掴んですこし持ち上げ、泉
の入り口に昂った自身をあてがう。アンジェリークが唾を飲み込むごくん、
という音が「覚悟はできました」と告げていた。
「許して下さい。わたくしはもう、あなたの痛みを減らす術を持ち合せてい
ないのです」
ぐっと先端を押し込み、アンジェリークが深呼吸するのに合わせ、少しずつ
未到の奥地に踏み込んでいく。
904リュミエールとリモージュ16:2006/12/06(水) 22:21:02 ID:Rz0wgcIL
 アンジェリークは、中指とはあまりに違う大きさと重さを持つ熱の楔を打
ち込まれ、体を裂くような激痛に歯を食いしばって必死で耐えている。
「ここを噛んで構わないのですよ」リュミエールは言って、アンジェリーク
に自らの肩を提供する。
「愛していますアンジェ」
 隙さえあればリュミエールを押し戻そうとする、内壁の締め付けに耐えな
がら、漸く半分ほど埋まったところで一気に下から突き上げる。

 大きく弾むベッド。バラけるアンジェリークの両腕。耳を劈くような悲鳴。
バランスを崩し離れる二人のシルエット…全てが、スローモーションでも捉
えきれないくらいのスピードで、起こった。
 塞いでいたものを無くした孔から鮮血が拡がり、シーツに染みを作ってゆ
く。
 アンジェリークは目をぱちぱち、口をぱくぱくさせ、糸で引っ張られたよ
うにベッドに倒れこんだ。
「アンジェ!」
慌てて近寄り無事を確かめる。どうやら気を失っただけのようで、リュミエ
ールはふうっと安堵のため息をつく。
 よほど緊張していたのだろう。それなのに、あんなに一生懸命、自分に応
えてくれた。それを思うとリュミエールの胸は締め付けられる。蕩けた瞳と
愛らしい声が脳裏によみがえる。
 腕の中のアンジェリークは、これ以上強く抱き締めれば壊れてしまいそう
で、これからかの女の双肩にかかるものの重さを思うと、心臓が握りつぶさ
れたように痛む。自分の降した判断に、ふと疑問が生じる。
――いっそこの腕に抱いたまま、こっそり聖地の門を超えてしまおうか。
そんな事さえ考えながら、再びアンジェリークに視線を落とすと、蒼白だっ
た顔に少しずつ色が戻り、黄金色の、羽根のような、なにかに包まれてゆく。
――あなたがどんな状況に置かれようと、あなたを思い支え続けると決めた
筈だったのに。
欲望の淵から引き戻されたリュミエールに、自嘲の笑いが込み上げる。
905リュミエールとリモージュ17:2006/12/06(水) 22:21:35 ID:Rz0wgcIL
 アンジェリークの唇は元通りの薔薇色に染まり、静かな吐息を立てはじめ
ていた。「ありがとう」低く呟いて、リュミエールはそっとくちづけた。

 明け方の気配に、アンジェリークは目を覚ました。広がる風景は見なれた
寮の自室のものではなかった。ゆったりした衣に身を包み、清潔なベッドの
なかに横たわる自分。きちんと整えられてハンガーに揺れるワンピース。差
し伸べられた腕枕。隣で眠っているリュミエール。胸に刻まれた赤い印のほ
かに、情事の残り香を纏うものはない。
 置かれた状況を確かめ、途切れた記憶とつなぎ合わせる。出した結論は、
全ては彼が始末してくれた、ということだった。
 起こして謝りお礼を言おうかそのまま眠りの邪魔をせずにおこうか、しば
し逡巡していたが、姿を見せ始めた太陽がアンジェリークの思考を遮る。
 早く帰らなければ、誰かに見咎められる前に。この思いは始まったばかり
の、二人だけの秘密だから。
 できるだけ音を立てないで急いで着替えると、テラスに面した窓を出る。
いつも髪に結わえていたリボンにひとこと、走り書きをのこし、リュミエー
ルの中指にこっそり巻き付けて。
「リュミエール様はわたしを、女王を支えたいとおっしゃって下さった。あ
のかたの期待に応えたい。わたしはあのかたのような深い優しさで、宇宙を
守り導いていこうっと。そうしよっと!」
決意を言葉にして確かめれば、いつもの楽天的なかの女に戻る。
 遥か遠くに闇の残る夜明けの道を、アンジェリークは走り出す。身体のあ
ちこちが痛いが足どりは力強い。
 鋼色だった空が太陽の炎に照らされ、夢を見ているような美しいグラデー
ションに彩られる。雨に洗われた緑の梢を二羽の小鳥が飛び回り、落ちた雫
が光に煌めく。朝の匂いが地に満ちて、風が金色の髪をくしけずる。
 遠ざかるアンジェリークの後ろ姿に、彼女の未来に幸多かれとリュミエー
ルは願った。
「続きは、いつかかならず」リボンには、そう書かれていた。
906740:2006/12/06(水) 22:22:38 ID:Rz0wgcIL
以上です。
優しくて漢らしい人を書こうとしたら
『散々奉仕させられたあげくお預けくらっても怒らない男』になってしまった
水様ごめんなさい
余裕綽々だと黒化するし、初々しすぎると地様っぽくなるし、難しいなあ!
SS初めて書いたけれどなかなか楽しかった
読んでくれたかた、どうもありがとうございます
907名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:44:05 ID:ouFk7Qcj
優しいけど強くて、こっそり攫い逃げまで考えてしまう水様と
ラストのそうしよっと&リボンのアンジェと聖地の描写に禿しくときめきますた…
心の底からGJ
908名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:21:03 ID:U4Ha9LWq
リモージュ好きなんだー好きなんだ―職人さんGJGJ!
久々に案やりたくなったよ
全裸にリボンでちょっくら頑張ってくる
909740:2006/12/07(木) 00:02:54 ID:bCKpz+lZ
やっばい間違えた
2の最後のほう
「あなたが迷わず女王になろうと決めた時、」ではなく
「あなたが迷わず女王になろうと決めたのだと、」に訂正して読んでください
失礼しました
910名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 01:00:38 ID:KvzqycJE
“エロはスポーツ新聞調”てw
堪能させてもらいました。GJ!
911名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 14:04:12 ID:kT8666DB
最後の聖地の描写、闇がねえ!と思ったら最初に出てたw
ともかくGJ!
912名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 19:50:54 ID:SOkXTGFE
久々に原点に戻ってリモージュやりたくなってきたよ
水様いいな、指の描写にかなり萌えた
読後感もイイ! 職人さんGJ!
913名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 02:11:10 ID:4SfmsQ6v
脱ぎ散らかさず、さりげなく整える几帳面な水様に萌え
914名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 13:33:21 ID:vdMSPeUY
格好良いリュミ様をありがとう、GJ!
915名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 01:12:37 ID:oVVm7r/n
自分案はやったことなくて全然わからなかったんだけど、
740の小ネタで気になり始めて、今回の投下でもっと興味がわいた。
描写というか言葉の言い回しがとても綺麗だと思う。
案知らない自分でも言っていいのかわからんが、GJでした。
916名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 02:44:46 ID:t4in28c0
案は小学生の頃にSFC版を友達に貸しつけられてひたすら女王目指した(乙女ゲーって
ものの意味がわかってなかった)以来だが、記憶にかすかに残るリュミエールを
攻略したくてたまらなくなった。何か乙女心に訴えられるね。
GJ!!
917名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 21:06:16 ID:XInJhn0Q
>ひたすら女王目指した
あるあるww
漢前なのに麗しいリュミ様に懐かしい気持ちを思いだしますた。GJです。
918初夜デスマッチ 0/3 ◆4dbvlQg7uE :2006/12/11(月) 23:37:35 ID:whQmNQcI
エロに初めて手を出してみました。でも元がギャグ小説書きなのでオバカになってしまいました。

CP九郎×望美。十六夜ED後。
実況なのでエロさ控えめギャグ風味です。そして下品です。
NGワード「初夜デスマッチ」
919初夜デスマッチ 1/3:2006/12/11(月) 23:38:38 ID:whQmNQcI
赤コーナー。五尺九寸、十六貫。挑戦者、源氏の総大将、源九郎義経ぇぇぇ。

青コーナー。五尺二寸、十三貫。王者、白龍の神子、春日望美ぃぃぃ。

初夜デスマッチ。一晩無制限一発勝負。

「司会は私、マスク・ド・マサオミでお送りします。解説は武蔵坊弁慶さん。いやぁ、対にこの日がやって参りました。世紀の対戦ですね、弁慶さん」
「そうですね。鎌倉を脱出しこちらの大陸に渡ってから数週間ヶ月。ふふっ。二人は簡単な祝言を上げたもののお互い忙しくなかなか初夜を迎える事が出来なかった上に、手を取り合った瞬間どこからともなく矢が振ってきますからね」
「この数週間、初夜らしい初夜を迎えた事が無いと言うのも驚きなのですが、その当たりはどうなのでしょう」
「九郎は全くと言って良いほど女性に免疫がありませんので、望美さんに甘い言葉を囁くなどという高等技術は持ち合わせていないでしょう。力勝負に出ては返り討ちに合うと言う事を繰り返してきましたからね」
「なるほど。真っ向勝負では九郎に勝ち目は無いと」
「せいぜい、おい、寝るぞっ、と強引に閨に連れ出しては引っぱたかれるのが落ちでしょうね。ふふふ。だから言ったのに。僕に任せていただければ、媚薬、睡眠薬、感覚を高める薬、そのほか色々と・・・」
「え〜解説の弁慶さんが黒くなってきたところで、挑戦者の様子を見てみましょう。中継の敦盛さん」
「ああ、こちらは挑戦者、九郎を追っている。落ち着きが無くウロウロと歩きながら髪をかきむしっているようだ。どうやら神子の部屋のふすまに手をかけては引っ込めると言う動作をさっきから17回ほど繰り返している」
「ふふっ。九郎もなかなか踏ん切りが付かないようですね」
「おおっと、挑戦者九郎、自分の衣の袖に息を吹きかけ臭った。どうやら口の臭いを確認している。今日の九郎はひと味違うぞ」
「九郎は実はくるくるの髪をさらにくるくるにしていたそうですね。試合前の気合いを聞いてみたところ、馬鹿な事は聞くなっと怒鳴られましたが、この様子、この態度。九郎はこの日をどうやら心待ちにしていたようですね」
「司会の将臣殿。今、九郎はニヤニヤと笑っているぞ」
「中継の敦盛。貴重な情報サンキュー。九郎が笑っている。そんな顔を引き締めるように九郎はぱちんと自分の両頬を手で叩いたぞ。そして望美の部屋のふすまに手をかけたぁ」
「おい、入るぞ、とはいつものぶっきらぼうな言葉ですね。こんな時までおい、とかお前とか九郎らしいと言えば九郎らしいですが」
「そして。ん?きゃー?聞こえてきたのは甲高い望美の悲鳴だぁ。そして部屋から何かが投げられてくる」
「将臣殿。どうやら投げられた物は剣の鞘の様だ」
「剣を抜き身にして閨で待つとは、望美さんも物騒ですね」
920初夜デスマッチ 2/3:2006/12/11(月) 23:43:23 ID:whQmNQcI
「そして望美の怒りの声が聞こえてくる。どうやら返事を待たずして入っていった九郎は、着替え中の望美の裸の背中を見てしまった模様。
怒鳴り声が響き渡り、九郎もその声に答えるように怒鳴り返す。どうやら九郎に謝ると言う選択肢は無い。そのままずかずかと望美の部屋に入っていったぁ」
「将臣殿。今、慌てた神子は着物の前を閉じて愛用の剣の柄に手をかけたぞ」
「ふぅ。なかなか事が進みませんね。これも九郎の子供じみた性格ゆえか。やはり二人に薬を盛った方が良かったかもしれませんね」
「だがしかし九郎も負けてはいない。腰に携えた剣を上段に構えた」
「九郎と望美さんの剣の腕前はほぼ互角ですから。しかし狭い閨の中での上段の構えとはまた面妖ですね」
「素早く構えた望美が一歩踏み込んだ。容赦のない一撃が九郎を襲う。これが初夜だ。これが二人の初夜なのです。ああっ、わずかに身をずらし強烈な一撃をかわした九郎。
なんと飛び込んできた望美の手首に、上段に構えた剣の柄でしたたかと打ち付けたぁ。これはクリーンヒット。顔をしかめた望美は思わず剣を落としたぁ」
「将臣殿。九郎は、そう何度も同じ手を食らうかと笑っている」
「つまり閨に飛び込むたびに今のような打ち合いが繰り広げられていた訳ですね」
「九郎は望美の落とした剣を素早く蹴り、部屋の隅に追いやったぁ。と同時に自分の剣も捨てて望美の手首をつかんだぞ。剣さえ何とかしてしまえばあとは体力勝負となる。それを狙ってか九郎は望美を壁際に追いつめたぁ」
「完全に強姦ですね、九郎・・・。自分の正室に対する態度とはとても思えません」
「追いつめられた望美は何度もイヤイヤと首を振るが、押さえつけられてはさすがに男と女。九郎に反撃する事も出来なくなってしまったか」
「神子っ。ああ神子。九郎に口づけされて・・・」
「試合開始から5分28秒、中継の敦盛がノックアウトぉ。神子強い。チャンピオンは強かったぁ。敦盛サポートサンキュ」
「手が触れる事すら赤くなっていた敦盛君には刺激が強すぎましたか。とりあえず譲君と同じ部屋に閉じこめておきましょう」
「おおっと少し目を離している隙に、九郎のキスがだんだんと濃厚になっていく」
「九郎にとって初めての接吻でしょう。九郎、さすがにがっつきすぎです。息継ぎが出来てませんよ全く」
「望美の声が高くなってきたぁ。色っぽい、色っぽいぞ望美。そして九郎はつかんでいる手首を望美の頭の上でまとめて左手で押さえ込んだ。そして右手が、右手がなんと望美の胸元に伸びたぁ」
「一切の女性に対する配慮もありませんね。あんなに力いっぱいつかんでは、望美さんも痛くてたまらないでしょう。ほらっ、せっかくの口づけでの気分の高揚が一気に下がってきています。もっと女性の身体をいたわってあげないと」
「九郎の手が着物の中に忍び込んでいきます。耳まで真っ赤だ九郎。初めて触る望美の胸はそんなに柔らかいのかぁ。そして九郎の口から感嘆の言葉が漏れている」
「大きさといい、形といい、色の白さといい、九郎にとっては未知との遭遇。ほら見てご覧なさい。九郎は、よし勝ち鬨を上げるぞ、などとつぶやいています」
「おお、なんだ?望美の反撃かぁ。九郎が胸元に夢中の間、いつの間にやら左手からの拘束から逃れた望美が九郎の頬を押しのけた。逃げる。逃げるぞ望美。そう簡単に身体を重ねる訳にはいかないか」
「全くこれだから処女と童貞は」
「身を翻して逃げようとした望美。一瞬九郎の手から逃れる物の、背後から捕まえられた。そして。なんと九郎は背中から手を回して望美の胸を揉みしだいているっ」
「おお、これは幸運なのか偶然の産物なのか。かなりの高等技術ですよ。この体勢になれば望美さん側からは九郎の顔を見る事は出来ませんが、九郎は望美さんを観察し放題ですからね」
「それは良く理解出来るぜ」
「ですが興奮しきった九郎がそこまで楽しめるかどうか。そこで甘い言葉の一つでも囁けば望美さんの力は一瞬にして抜けるのですが、ねぇ。童貞は得てして自分の感情と快感で先走る傾向にありますし、なかなか女性の心を見抜けない物です」
「解説の弁慶さん。なかなか的確ですね。その通り、九郎に一切の余裕は無い。ただ力任せに胸を揉み、望美に対しては暴れるな、おとなしくしろと怒鳴っている。デリカシーのかけらもないぞ九郎」
「耳朶や首筋を舐めたりしてみてはいかがでしょうか、と前に一度話した事があるのですが、すっかり頭から消え去っている様ですね。所でいい加減望美さんも抵抗を止めたら痛くなくなるのに」
921初夜デスマッチ 3/3:2006/12/11(月) 23:44:50 ID:whQmNQcI
「あぁっと、九郎、自分の衣に手をかけた。どうやら今更ながら服を脱ぐようです。一気に下半身だけを露出させた」
「なるほど、望美さんには着物を着せたまま・・・。そそりますね。九郎もなかなかやりますね」
「弁慶さん。九郎にそんな考えはあるのでしょうか」
「ありませんね」
「全くですね。そして九郎の下半身には白いふんどし。伝家の宝刀ふんどしが来ましたぁ。そそり立つ白い布。既に九郎の息子は臨戦態勢の様です。なんのためらいもなく布を取り払ったぁ。いきり立つバズーカーのご開帳だぁ」
「しかしただでさえ緊張している望美さんの準備がまだ整いません。さて九郎、いったいどうしますか」
「九郎の指が下腹部に伸びていきました。どうやらそのまま茂みに突入する様です。体勢は背後からのまま。九郎の息づかいが荒くなっていっております」
「おそらく望美さんは一切の準備が整わない泉よりも、背後から当たる九郎の吐息を受けている首筋に感じている事でしょう。
全く九郎の勘違いも甚だしい。五条坂でぶつかっていた時から思っていたんですが、なんて成長のない人なのでしょう」
「望美の息づかいも高まってきたぞ。いやらしく閨に響く水音と、弓なりに反る背中。腰に回した手、どれも九郎のマシンガンへのMAXボルテージ挑戦への足がかりだぁ」
「あ、九郎。ダメですよ。まだ愛撫が足りませんよ。そのままでは望美さんが痛いだけですよ。仕方がない」
「解説の弁慶さん。一体何を」
「ちょっと望美さんに吹き矢で即効性の媚薬を盛ってきます」
「でました反則技。解説と見せかけ実はセコンド武蔵坊弁慶の媚薬攻撃。決まったか?
弁慶の吹き矢から放たれた媚薬が望美の身体を射抜いたか?クリーンヒットぉ。
媚薬のしみこんだ小さな布が望美の下腹部に着地したぁ。突然飛んできた布きれに望美はわずかに顔をしかめるが、九郎のがっつきの方が重要だ」
「一、二分で効果が現れるはずです」
「九郎止まらない。九郎激しく指を動かす。ぴちゃぴちゃと奏でられる音が強くなっていく。さすが弁慶、さすが腹黒」
「当然です」
「望美の声も悲鳴から喘ぎ声に変わっていくぞ。ガンバレ九郎、男には譲れない物がある。歴史が変わる瞬間だ。行ったぁ。
背後からの鵯越え固めぇ。これには望美もたまらなく悲鳴を上げる。王者春日望美、ついに陥落しましたぁ。ついにやりましたね弁慶さん」
「長かったですね将臣君。九郎が大人になった瞬間です」
「相当たまっていたのか、九郎、動く。ひたすら動く。木気を放て衝天雷光」
「とりあえず九郎にはもう一度教育をし直しましょう。あれだけ望美さんの身体を大切に扱うようにとさんざん言ったのに・・・」
「全くだな。見ていてはらはらするぜ」
「将臣君。これ以上は無粋でしょう。どうやら上手く行きそうですし、ここら辺で失礼しましょうか」
「ああそうだな。以上マスク・ド・マサオミと」
「武蔵坊弁慶がお送りしました」
「九郎と望美の新婚初夜でした」
922名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 23:50:28 ID:Mbued/DF
笑えばいいのか萌えればいいのか分からないよ、ママン(;´Д`)ハァハァ
GJです。
923名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 23:58:14 ID:hmjlUc7w
茶あ吹いたw
GJです!九郎かわいい!
924名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:07:26 ID:i8HRe7qP
マスクドマサオミwww禿燃えますた、GJです
部屋入るまでの九郎がなんか可愛い
925名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:20:53 ID:/CBGNYad
手を取り合った瞬間どこからともなく振ってくる矢と
17回も神子の部屋のふすまに手をかけては引っ込めると言う動作を
繰り返してる童貞九郎と
譲と同じ部屋に閉じこめられた敦盛にハゲワラタwwwGJ!!!
926名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:24:33 ID:wJJzbh6d
ごめん正直タイトル見てちょい引いたんだけど
読んだら超最高爆笑でした
GJ!!!!!!!
927名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:25:18 ID:g6YxaN4G
ワロタwwwナイスwwwww
GJwww

928名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:26:17 ID:VZlVFMr3
おバカなノリ(←褒め言葉ですよ!)に大笑いました。超GJです!
実況と解説のキャスティングも最高です。
もし921様が続編を書いて下さるならリズ先生の(この人も童貞だ)
見当はずれな解説つきで王座奪還編を見てみたいです。
「神子、そんなに強く握りすぎてはいけない」
929名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:37:38 ID:GdhXvieV
面白かったwwww

あとは、適度に改行をしてくれると尚良し
930921:2006/12/12(火) 00:44:27 ID:qtUEfLkd
オマイラこんなオバカで笑ってくれてありがとう。最高のほめ言葉です。
今度は読みやすいようにします。
931名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:46:47 ID:TQJcr4ki
GJ!
爆笑したwwwそして萌えたwww
他キャラも読みたい。ギャクエロ最高だ。
932名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:48:59 ID:ZDlwVt7h
>これが初夜だ。これが二人の初夜なのです。
ここで最初の爆笑
933名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 03:50:38 ID:VxMHODE2
マスクドマサオミとか臭ったとかくるくるにもニヤニヤしまくってたんだけど
>「司会の将臣殿。今、九郎はニヤニヤと笑っているぞ」
最高
この時ほど九郎の笑みがコワイと思った事は無いw
934名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 05:32:48 ID:yG6ZzQJI
ワロスwwGJwww

でも数週間なのか数ヶ月なのかどっちだぜ?
935名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 08:21:10 ID:RmvSpzGB
ちょwwww九郎最萌えだけど全力で笑ったwwwwww
921姐さんGJ!朝から笑いをありがとう!!
936名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 13:52:35 ID:jNEoVL8E
すごい笑ったwwww最萌えとか全部頭から吹き飛んだwwwww
921姐さんGJ! GJ!
937名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 14:08:18 ID:FX/yAe4B
>「完全に強姦ですね、九郎・・・。」

禿ワロタwwww
GJ!

938名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 15:30:03 ID:9k7Hpvwz
超GJ
気絶するあっつんかわいいよあっつん
939名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 16:21:42 ID:wJJzbh6d
全くこれだから処女と童貞はにココアふいた
スレ的に新しいノリだな
940名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 19:10:16 ID:oBSBNjzz
エロパロスレはそれなりに見たがここまで禿しく笑ったのは初めてだWWWWWWW
ともあれGJ
941名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 19:19:03 ID:7yBudo9T
942名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 20:48:38 ID:bePtVuux
GJ.!司会・解説の二人の会話に吹いたw
943名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 02:50:53 ID:OtSQpztE
GJ。マスクを被って次作を待つ
944名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 01:43:42 ID:OZxtZsp7
2人の神に全身全霊でGJ!!
740神の爽やかさにそういえば最萌えキャラはリュミだったと思い出し和んでたら、
919神の弁慶の吹き矢に一瞬にして腹筋引きちぎられたwww
思わず私も投下したくなったぞ
945名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 01:51:09 ID:xRv1VNqD
>>944
投下すれば(・∀・)イイ!!よ
946名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 19:00:37 ID:9G+NiJwY
919神!GJ!!ははは!最高でした!!
次回は敦盛と神子で頼むww
「だめだ、敦盛、怨霊になってはいけない」
「お前、初夜を迎える前に封じられてどうする?」
「怨霊と人間のサイズの違いは判ってると思いますが…
望美さんを壊したら元も子もありませんよ」
947名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 20:32:18 ID:6IJTlybq
このスレのタイトルで気付いたのだが、
ネオロマンス=女性向ハーレム?
948名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:00:51 ID:WuN6MuOs
木気を放て衝天雷光バロスwwww
もうゲームする時、絶対思い出して吹いちゃうだろな
949名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 00:47:28 ID:ggR45oxR
>>947
まあその解釈でいいと思う
男にとってのギャルゲーみたいなもん
950名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 03:15:39 ID:a4TRg1/r
譲と銀も実況したら面白そうだな。。。
951名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 07:14:07 ID:ZG3OkdCi
それ、鎖で椅子に縛り付けないと踏み込みそうだなw
阿鼻叫喚で実況になるのかどうか
952名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 10:29:30 ID:brRwDd1w
矢の雨を降らせていた譲が弁慶に一服盛られて部屋に閉じ込められるまでと
意識を取り戻してからの阿鼻叫喚を921の裏話的に実況中継とか?w
953名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 14:19:15 ID:Ay8rHcK4
>>952
ちょWWW坪った
954921:2006/12/16(土) 15:13:41 ID:mGrRVZrZ
944様の投下を、全裸メガネに指紋ベタベタ付けて待ってるよ。

マヂでありがd。まさかこんなにGJ貰えるとは思ってなかったので、
姐さん方のコメント吹いた。
vs敦盛だったら、やっぱり神子の方が上なのだろうか。

↓オマケ。

「舞い落ちる紅葉を両手に受けて現実逃避したい今日この頃、皆様こんばんわ。ニュース、許嫁の時間がやって参りました。司会進行はおなじみ、私オゥケイ将臣です。

 それではまず一本目のニュースです。昨日行われました九郎と望美の初夜を妨害しようとして逮捕された少年A(天の白虎16歳)ですが、先ほど監禁場所から脱走し、現在行方が分からなくなっております。

 この少年は、過去にも二人に対して『許嫁ってどういうことですかぁぁ』と問いつめた事が発覚。
 また、望美の現れる所に現れては顔を赤くして背後を付きまとうと言う行為も繰り返していたと思われます。

 少年Aの所有していた凶器の弓と矢も既に持ち出されており、本日の王座奪回戦を襲撃すると見られ、厳重な警戒が必要です。

 あ、今臨時ニュースが入って参りました。
 え〜先ほど少年が捕まったようです。
『十六夜ルートへ突入し、自分にエンディングが廻ってこない事を知った為、ついかーっとなってやった、今は反省している』と話しているとのことです。

 皆様、許嫁宣言するときは、背後からの矢に十分にお気を付けください。以上オゥケイ将臣でした」


 今、即興で書いた。エロパロ板なのにエロなくてでゴメソ。
955名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 17:31:28 ID:FJmeksdv
オゥケイwwww
956名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 21:11:48 ID:StjnDpZL
GJwwwww
オゥケイ将臣ってwwww
957名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 21:20:25 ID:vsKeD2Ks
>ニュース、許嫁の時間がやって参りました。

ニュース、許婚ってwwww
958名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 22:57:00 ID:JoB9Qd7Z
オゥケイwwww
GJwwwおまいさんのセンス、すごい好きだwww
959名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 00:07:25 ID:Qbf7s5zX
ウザ……
960名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 02:31:48 ID:A+CHDuRw
>>943
いままでなら、マスクといえば先生だったろうにな……とちょっと思ったwwww
961名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 20:18:11 ID:VfNZazPp
所で次スレどうするよ
962名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:02:35 ID:jF0m1p5p
そういや前回ははスレ容量オーバーで1000より前にスレ移動したんだっけ。
そろそろ次たててもいいと思われ。
963名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:17:00 ID:pu5CU/c5
じゃ970あたりにお願いする?

でも今回まだ430KBだね
このスレ的には珍しいな
964名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 20:20:08 ID:QjvcrDQl
〜〜で待つ、系のレスが多かったからでそ。
965名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 18:31:46 ID:TUTa3bAV
んじゃ久しぶりに、全裸に正座の定番スタイルで待ってみる
966名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:19:17 ID:G3BPxmwy
では全裸で脇差しにフルート抱えて待ってる。もちろん正座。

ここの影響で、ついにコルダに手を出してしまったよ。
967名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 01:38:18 ID:wRRw9xGQ
やっぱり970近くでの投下って難しいね。
長くなるとどうしても次スレになってから、って思うし
968名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 06:18:19 ID:4l5k38C2
誘い受けうざー
969名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 13:50:31 ID:S0kpGgaf
? 誤爆?
970名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:19:48 ID:+MlypU6b
970か
スレ立て逝って来る
971970:2006/12/24(日) 01:22:21 ID:+MlypU6b
972名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 07:41:49 ID:Xnp7LIFs
乙!!
>>969
誤爆じゃないと思う
そんなつもりないのかもだが私もちょっと>>967が誘い受けに感じた
やはりスレたては950が妥当かなあ
973名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 13:49:10 ID:cgFUx9eO
立ったんだから967はさっさと新スレで投下汁w
974名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 14:30:40 ID:fbeMQdkh
>>967タンこっちに投下でも良いよ
多少誘い受けだろうが構わんから投下汁
いや煽るつもりも擁護するつもりもないんだけど
イブだってのに暇だからさ…orz
975名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 15:29:05 ID:zlA/Iz1a
>967はあくまでスレの流れが鈍ったことに対する一般論として言ってるんだと思ってた
色々読みたいけど残念だねみたいな読み手心理かと
976名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 15:45:10 ID:lXTx+Bfb
うーん見方によってはどっちとも取れるけど
確かにちょい誘い受けくさいかもな
というか>>975の通りだとしたら970までどうせ数レスだったんだから
立ててくれてもよかったのに
977967:2006/12/24(日) 18:07:14 ID:aZneK3pA
もめん、書き方が悪かった。

自分は書き手でもあるし勿論読み手でもあるんだが、
いざ落とすとなるとやっぱりスレ移行の時期にはちょっと控えてしまうよなぁ…
…という事を言いたかった。
そして申し訳ないが今投下できるものはないんだw
そうか、立てればいいのかw正直すまんかった
978名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 21:12:24 ID:g38td/ac
>>967
気にするなw
979名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:40:45 ID:ks3DDP7Q
泉水×花梨を投下させて頂きます。
ED後の話で、エロ少な目…というよりはほのぼの路線でキスばっかりしてます。
苦手な方は「似た者夫婦」をNGワードにして下さい。

神子様方へのささやかなクリスマスプレゼントと埋めを兼ねて…
980似た者夫婦/前編:2006/12/25(月) 00:42:03 ID:ks3DDP7Q
褥の上に二人は横たわっていた。
日のぬくもりを感じさせる様な橙色と、淡く繊細な紫色は対照的でありながらも、確かにほんの数刻前までは求め合い、そして緩やかにその髪を揺らしては慈しみ合っていた。
この二人、晴れて夫婦になったものの、体を繋げたのは今回が初めてである。
互いに恥ずかしさと照れが先立ち、敬語も呼び方も初めて会った時から変わっていないのだった。

「っ、くしゅっ」

満ち足りた微睡みの中に居た二人の肩にひやりと冷気が掠めていく。
すると思わず一つくしゃみをしてしまった花梨は、直ぐに、目の前で眼を開いた泉水を見る。

「ごめんなさい、起こしてしまって」
「…いいえ、寒いのですね、可哀想に」

にこと微笑んで、腕の中にいる花梨を更にぐっと抱き締める。

「あなたの髪は、まるで日溜まりの様…暖かくて、美しい」

泉水はもう一度目を閉じて、花梨の髪に顔を埋め呟く。
彼はとりわけ彼女の髪を気に入っていた。
明るく前向きな性格に相応しい、優しい光をたくわえたかの様な髪色は、泉水の憧れそのものだったからだ。

「泉水さん…」

頬を赤らめて名を呼ぶと、返事の代わりに額へ口づけが降りる。
それは額から鼻先、そして唇へと進み、より深いものになる。

するとまた、外から冷たくひんやりとした空気が流れてくる。
花梨はその空気である事に気付き、途端に唇を離した。

「ん、…泉水、さん、あのね」
「どうしました、神子」
「雪が降ってきたんじゃないかな」

ふわりと無邪気な笑顔を見せて、花梨は言った。
口づけを途中で止められた事に全く怒る様子もなく、泉水もつられて笑顔になる。

「庭に出ましょうか」
981似た者夫婦/後編:2006/12/25(月) 00:45:30 ID:ks3DDP7Q
簡単に着物を着て、真夜中に庭先に出てみれば、言った通りに上空から深々と降る雪。

「わあ…綺麗!」
「ええ、本当に」
「ホワイトクリスマスですね!」
「ああ、これがそうなのですね…」

遅れて背後から来た泉水は、花梨の肩にもう一枚着物をかける。

「雪は美しいものですが、ひとたび肌に触れれば体温を吸われてしまいますよ」

派手にはなりすぎず控え目な色合いだが、一つ一つの模様が華々しく、それは花梨にぴったりの生地から出来ていた。

「綺麗な着物…でも、雪に濡れちゃいますよ」
「あなたへの『プレゼント』ですから、どうぞお好きなようにお使い下さい」

泉水は、ホワイトクリスマスの事と一緒に教えて下さったでしょう、と微笑む。

「あんな、ちょっとした話だったのに…覚えててくれたんですか…!?」

嬉しさで声を震わせ泉水の胸に飛び込むと、体がしっかりと抱き締められる。
優しい腕、けれど男の人なのだと感じさせる肩幅や腰、ふわりと香る黒方、花梨はその全てが愛おしかった。

「嬉しいです…!あの、お返しに何か欲しい物はありますか?私ってば、まさか覚えてくれてるなんて思ってなかったから…何にも用意してなくて。ごめんなさい」
「お返しなど…」

泉水は少し驚いた顔をしてそう言ってから、ふと何か思いついた様に笑み、呟いた。

「それでは、…花梨を」

二人の頬は寒さのせいか、いつもより大胆な泉水の言葉のせいか赤く染まって、寒さなど感じる筈もない。
何よりも暖かい、幸せの温度に包まれながら、雪の降る聖なる夜にもう一度口づけをして、心と心を寄り添わせるのだった。

後日、花梨はお返しとして紫色の髪をいっそう引き立てる、髪を結うための紐を送った。
花梨もまた、泉水の髪をとても好いているのだ。


終わります。
細かい所はあまり考えずに読んで下さると嬉しいです…
有難うございました。
982名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:48:53 ID:c/VcUbKb
心温もった(*´∀`*)
GJです!
983名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:55:26 ID:948CL746
ネオロマキャラの髪の色はただゲーム画面で見分けるための記号で
実際は皆黒髪って設定だそうだがな
本当に紫だの緑髪の人間なんかいたら、金髪の鬼なんかよりよほど化け物だし
984979:2006/12/25(月) 01:04:32 ID:ks3DDP7Q
>>983
しまった…言われて思い出したよ、有難う
自分が色髪フェチのせいかその設定すっぽ抜けてた…orz
985名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 01:07:22 ID:tObOaCA2
GJ!
この歳末に泉水×花梨が読めるとは……
素敵なプレゼントを頂きました
ありがとうございます
986名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 02:56:59 ID:m4KJyCE6
GJ!GJ!GJ!(*゚∀゚)=3

いいものをありがとう!
987名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 06:03:03 ID:OOuQKJah
ムッハーGJ!!
公式の発言は知ってるが髪の色は私はしっくりきた画面で実際紫だし
988名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 08:19:28 ID:WvY3X7+E
髪の色なんて瑣細な事ですよ!萌えた!GJ!!
989名無しさん@ピンキー
GJ!!!!!!!!!
良いクリスマスプレゼントになったよ‥!有り難う!