蝶の刺青を施した手の甲が、スカートの中へと潜り込んで行く。ラゼルに抵抗の色は見られない。
「 あれれ、どうしたのラゼルちゃん。…諦めちゃった?お兄さんもっと嫌がる顔見たかったのに 」
と、不意に膝蹴りが腹へと打ち込まれる。――しかし咄嗟に身を引いて衝撃を殺すと、バロックヒートはくくっ、と
低く笑った。
「 ラゼルちゃん、ヒキョーだね 」
「 卑怯者はそっちです。強制わいせつは今すぐやめてくださーい。」
「 未成年だものね。でもお兄さん若ければ若いほど燃え上がっちゃうタイプなのよね。」
「 若さを搾取する気ですか。このエロジジイは 」
「 そゆコト 」
ラゼルは今度こそ諦めて、長く美しい睫で飾られた、海色の瞳を閉じる。
睫は戦慄きに細かく揺れて、白い肌の上へ這う、百足のようにも見える。服装と相俟ったゴシックな色彩。
表情の移ろいを見ながら、バロックヒートの指はラゼルの服をゆっくりと脱がしてゆく。釦一つ一つにまで
愛撫するように丁寧に。
「 あーらら、脱いだら脱いだだけ小さなおっぱいさんで。」
小さく未発達で、しかし美しく、誰の手にも染まっていないオフホワイトの肌が、痛々しく男の目に曝される。
これはたまらなく扇情的な、一枚の絵画だ。
僅かに勃起し始めた薄紅色の乳首に、唇を落とす。舌を、蛞蝓が木の肌を撫でるように蠢かす。
「 ふ――ンン・・・・ 」
食いしばる奥歯、あわせた唇の隙間から漏れる吐息が、バロックヒートの頬にかかる。そして初めて自分の体温の
上昇に気付き、少し気恥ずかしくなる。
唾液が肌に染み渡りきらず、乾かずに腹を伝って、粘っこくスカートをかいくぐり、下着までを濡らす。
しどどに塗れた、背伸びした黒い下着は、視覚には分りにくくも、しっとりと濡れて少女の肌に張り付いている。
その隙間から、愛撫もせずに、バロックヒートは膨張した自分自身をあてがい、その堅くなった先端で亀裂をこすり付ける。
「 あったかいな、ラゼルちゃん――このまま入っちゃったら、ゴメンネ 」
「 ひ・・・くっ…やだ、やだやだ、やだようっ・・・あるぜいどぉっ・・・ 」
「 あいつの名前なんか、呼ばないでよ。本当に、入れちまうよ?」
別離を余儀なくされ、切なく込上げる感情が嫉妬に拍車を掛けて。少女に残る面影に嫉妬する。
その感情は、やがて迎える絶頂が恋しくても、このまま永遠に腕の中で甚振り続けたいとも思わせる。
湿った音が響く。近付いては遠ざかる足音に、ラゼルが救いを求める瞳をやるのを、怒りが許さない。
せめて入り口に、溢れてやまない彼女への欲望をたっぷりと注ぎ込んでやろうと、残酷な思いが掠める。
「 やだ、なんか、へん。はなして、ばろっく、ひーとっっ!! 」
「 駄目だよラゼルちゃん、もう、ごめん、止まらない。」
精一杯の力で押し返してくる腕を、ねじ伏せた。手折りそうだ。そして、泣きじゃくる少女の蜜に、精液を絡めて
掻き雑ぜる。どくどく、と、凶暴な熱が自分の体から発射され、離れてゆく。
「 だめ、だめだめだめ、だめーっっ・・・・ ・・・・ 」
其の侭、朝まで震える小さな体を抱いていた。いつか、雨の日に拾ってきた猫が、寒さに震えるのに似ていた。
大きな目の下に出来た隈が、痛々しく青い。
俺の誕生日が翌日だったならば、プレゼントに君を貰っていったのに
end
ありがとう!!貴方は神だ!!!
ブラーヴォ、ブラーヴォオオオオ!!!
挿入は無しですか?
ウヒョオー!バロラゼが読めるとは!!!
最高最高ヒキョー者最高GJ!
だけど贅沢言うなら挿入も欲しかった…
う〜〜〜〜ん、破天荒で、ねぇ…
てーか華が少ないしマイナーだし。
新刊まだかにゃ〜。
俺はラゼルたん総受けで一向に構いませんよ?
挿入欲しいな次は、キアラゼあたりで。
次は
次は(おねだり)
おねだりsage
こういうスレって、どれくらいカキコミがないと落ちるの?
一週間弱はOK、と。
次は10日くらいか?
保守。
29 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 01:27:47 ID:3OIVqsd8
保守。
アルラゼ保守
ブランオーウェンとかダメなの?
ただいま執筆ちゅう。
書けたらうpしますので保守。
うぎゃー!!!楽しみで死ぬーーー!!!
それじゃうpします。
何か寝苦しい。
そう感じてアルゼイドは目を覚ました。
それと同時に彼の目に飛び込んできたのは青い色だった。
「…。なんだお前か」
寝起きのぼんやりした頭でたっぷり3秒は考えてようやくそれが少女の青い目だと気付く。そして彼は寝苦しい理由にも気が付いた。ラゼルが自分のベッドに入りこんでじっと自分を見つめていたからだった。
「そうか。お前か…」
アルゼイドは納得したらしく、目を閉じる。再び眠りに落ちるまで数秒とかからないだろう。それを見たラゼルはすかさず彼の頬をひっぱる。
「ちょっと!何納得してんのよ!」
「別に…。ねむい」
「この状況に対してツッコミや抗議はなし?」
「ああ。お前も早く寝ろよ。成長ホルモンは睡眠中に分泌され…」
「じゃなくて!」
「何してる?」
「うん…あのね、アルゼイドさん。あたしと、しませんか?」
アルゼイドは「何を」と言いかけて口をつぐむ。顔を真っ赤にしているラゼルとこの状況を見れば、簡単に見当はついたからだ。一気に眠気が引いていくのが分かった。
「なんだ唐突に」
「唐突じゃないわ、さっきからずっとここにいたのに」
「しない。お前は子供だ」
「アルゼイド…」
即答で断るアルゼイドに顔を真っ赤にしたまま懇願するような目を向けるラゼル。その視線を真正面から捉えたままアルゼイドはまたもきっぱり言い放つ。
「阿呆なこと言ってないでさっさと寝ろ」
「…うん。わかった。じゃあね」
ラゼルはすこしきまり悪そうにあっさり退いて、ドアをちいさくパタンといわせて部屋を出て行った。
「あーあ、アル坊。もったいねぇの」
「盗み聞きしてたのか。ていうかいつの間に俺の部屋に」
「俺だったらおいしくいただきますするのに」
「お前と一緒にしないでくれ…」
「しかしラゼルちゃんなんであんなコト言い出したのかな?」
「知るか。眠い。寝かせてくれ」
「じゃあ俺がラゼルちゃん慰めてあげなきゃ。いってきまーす」
「阿呆」
宿の屋上でラゼルは何をするでもない様子で、風に当たっていた。月明かりの下で漆黒の髪が夜風にさらさらとなびく。
バロックヒートはほんの一瞬その黒い髪に見とれて立ち止まった。あの人と同じ、黒い髪。しかし目の前の彼女はまだどこかあどけなく、すぐに現実に引き戻された。
「ラゼルちゃん、何してんの?こんな所で」
「バロックヒート…」
「どしたの?悩み事ならおにーさんが聞いてあげるよ?」
「…。悩みってホドじゃないわ」
「うん?」
「誰でも心の中にどこか埋まらない部分ってあるんだよね、きっと」
珍しく自分が素直だな、とラゼルはぼんやりと思った。なんでこんなこと話してるんだろう。やっぱショックだったかな、あんなにあっさり断られたのは。
「そうだね」
「みんなどうやって埋めてくのかな」
「……。」
「ごめん、なんでもないよ。もう寝るね。おやすみ」
そう言ってにこっと笑い歩き出した彼女の腕をバロックヒートはすかさず引き寄せ、後ろから抱きしめる。そして彼女が動揺するように思いっきり耳許で声をかける。
「ラゼルちゃん、しよっか?」
「…もしかしてアンタ盗み聞きしてた?」
「なんのことカナー?」
「そうよね、特技だものね…。とにかく、もう寝るよ。離して」
ラゼルは軽く抵抗するが、バロックヒートが彼女を離す気配はない。
「やだ。離さない。ねぇ、しよっか?」
またも耳許でささやく。彼女の耳に息がかかるように。
「こらこら。おにーさんセクハラですよ?しつこいですよ?」
ふっ、と笑ってバロックヒートはラゼルを抱き上げる。
「うん、そうだネ。でも離しません」
そしてそのまま階段へと向かって行った。
「あのー、ひとつよろしいですか?ひーたんさん」
「はーい」
「このカッコで宿の中歩くの恥ずかしいんですけどー」
「なんでよ、いいじゃん、お姫様だっこ」
「まぁ…夜中だから誰も会わないだろうけど」
「ラゼルちゃんは賢いからすぐに解ると思うけど、先に教えといてあげる。誰かと肌を合わせるくらいじゃ心のスキマなんて埋まらないよ」
「それなのに離してくれないんだ?」
「いーえ?ラゼルちゃん逃げようと思えば逃げられるくせに」
「ばれちゃった?」
「おにーさんにはお見通しデス。さて、俺の部屋よりラゼルちゃんの部屋に行こうね」
「なんで?」
「そりゃーもちろん、女のコの部屋の方がいー匂いで好きだもん」
部屋に入った二人はすぐにベッドで熟睡しているらしい人影に気が付いた。
「あれ?アルゼイド?…って!なんであたしの部屋で寝てんのよっ!」
ゆっくり目を開け、しばらく考えてからアルゼイドが口を開く。
「あぁ、ラゼル。お前が部屋に戻ってないみたいだったから心配したぞ?さっきは変なこと口走ってたしな。それで念の為にバロックヒートの部屋に行ってもいないし」
「で、あたしの部屋に戻って待ってる間に寝ちまったと?」
「ああ」
「せっかくラゼルちゃんとイイコトしようと思って来たのに。俺の部屋に来る?」
「ちょっ…バロックヒートっ!」
「ラゼル」
まだベッドで上半身を起こした状態でいるアルゼイドがラゼルをに険しい視線を向ける。やばい、機嫌が悪そうだ、とラゼルは構えた。
「えーと、アルゼイド、さん?」
「そんなに男に抱かれたいか?」
「えっ、やだ違っ」
ラゼルは耳まで真っ赤にして否定する。
「そーよ、アル坊。ラゼルちゃんは淋しくてぬくもりが欲しいだけよ?」
「バロックヒートも何言って…!!」
「来い、ラゼル」
ラゼルはアルゼイドの叱責を覚悟してベッドへ渋々近付いた。が、彼女の予想に反してアルゼイドは側まで来た彼女を引き寄せ、唇を自らの唇で塞いだ。
「!!」
驚いて固まっている少女にくちづけたまま、アルゼイドの手は彼女の首筋に伸び、ゆっくりと撫で回す。
「やだな。俺の目の前でそんなコトしないでよ。嫉妬しちゃうよ?本気で」
そんなバロックヒートの台詞もおかまいなしに、アルゼイドは唇を離すとラゼルをベッドに押し倒し、耳に、うなじに舌を這わせる。
「やっ…!ねぇ、何っ?!んんッ」
ラゼルの喉からくぐもった声が漏れる。
「ちょっと、アル坊ホントに始める気?」
その声にアルゼイドはバロックヒートを振り返りにやりと笑って言う。
「バロックヒート。ラゼルがもうあんな阿呆なコト言い出さんように教育してやりたいんだが手伝ってくれ」
「いーね。そーゆーの好き。ラゼルちゃん、おにーさん達があんなコトやこんなコト教えてあげるからね」
「何よそれっ…」
起き上がろうとしたラゼルの左腕をアルゼイドが、右腕をバロックヒートが押さえつける。
「最初にしたいって言ったのラゼルちゃんデショ?」
「無し!やっぱ無し!」
「駄目だな」
「駄目でーす」
「うわーん父さん助けてー!」
(つづく)
原作のふいんきっぽくてかなりいいね。続き期待。
38 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 21:57:12 ID:9s0CFB0U
続き待ちage
神が降臨なされた……
続きはいつ頃でしょう?ワクワク
お待たせしました。続きです。
二人の腕の下でもがくラゼルにはお構いなしに二人はラゼルを愛撫し始める。
顔、耳、首、手を幾度となく舐められ、服の上からではあるがふとももや胸を撫でさすられる。
ラゼルはもう既に誰にどこを触られているのかすら分からなくなってきていた。ただ、快感の波が襲ってきて意識が朦朧としてくる。だんだんとラゼルの頬は上気して赤くなり、抵抗する力は弱くなっていき、ついには全く抗わなくなった。
「よしよし、いい子だ」
アルゼイドが声をかけると弱々しい声が返ってきた。
「ね…なんかすごく変」
「どんな風に?」
そう言いながらアルゼイドは服の上から胸の中心を摘む。
「ええと…あんッッ!!」
答えを探そうとしたその瞬間、ラゼルは強い刺激に思わず声をあげてしまった。
―なに、今のあたしの声?!
その声のなまめかしさに彼女自身も驚き、羞恥心をあおられる。
「イイ声だね、もっと聞かせて?」
バロックヒートも嬉しそうにラゼルの胸を攻める。
「ひゃっ!やっ…やだッ!…あっ!」
「ラゼルちゃんおっぱい好きなのカナ?じゃあいっぱいしてあげる」
そう言うとバロックヒートはラゼルの着ていたシャツを胸元までたくし上げ、そして濃紺のレースの下着に手を入れ、直接胸に触れる。柔らかい肉を指で押し、ピンク色の突起を舌で舐めあげ、少女の白い乳房をこねまわす。
「いやあぁッ!」
「かわいい、もっといじめたくなるよ」
アルゼイドはというと、スカートを脚の付け根までまくり上げていた。
レースのガーターベルトとストッキングがあり、ブラとお揃いの濃紺が白い肌によく映えている。
「ほう。お前下着もこういうゴテゴテしたのが好みなんだな」
「アル坊、それガーターベルトって言うの」
「まぁ、似合ってるな。肌が白いから濃い色がよく合う」
ひとしきり鑑賞したアルゼイドがストッキングとショーツのすきまの部分、すべすべした腿に舌をすべらせる。
「だめ!恥ずかしいよ」
「お前がしたかったのはこういうコトだぞ?」
「だって…思ってたより恥ずかし…ぁんッ」
触れられる度に未だに自分の声とは思えない甘い鳴き声が室内に響く。胸と腿だけが刺激を受けているはずなのに、他の部分が熱くなってきているのがラゼルにも分かった。―や、なんかジンジンする。
まだその部分は触れられてすらいないのに。
と、不意にバロックヒートがラゼルの右手の指を口に含み、軽く歯を立てる。
「あッ…!」
「なーにラゼルちゃん?手だけでも感じちゃうの?やらしー」
「違うっ…そんなコトっ…」
言葉では否定しながらも、下着を湿らせる熱いものが次々と溢れ出すのが彼女自身にもはっきりと分かった。
「ふぅん?」
「こっちはまだ下着にすら触っていないぞ?なにをそんなにわめいている?」
「やだっ」
「じゃあラゼルちゃんがどれくらいやらしーか見てイイ?」
その声と共に、さっきから熱いまさにその場所に指で触れられる。
布の上からとはいえ、その中がぬるぬるしているのは明らかだった。
「きゃッ!!」
「スゴイね。なんでこんなに濡らしてんの?」
「まだ触ってないのにな」
バロックヒートの指がその部分を上下にさすり始めた。と、急にラゼルの声が一段大きくなる。
「いやぁッ!!駄目、だめッ…!だめぇーッ!やめてっ…バロックヒート、やめてっ!」
「やだ、やめないー。ホラわかる?びしょびしょなの」
「だ、から…あうッ…駄目ってばぁ…!」
「こら、静かにしろっ」
「ん…うぅんっ…」
アルゼイドがすかさずラゼルの口を自分の口で塞ぎ、更に舌を彼女の口内に侵入させ絡ませる。
その間も彼女の下半身への刺激は続く。
アルゼイドが唇をはなして見ると、いつの間にか彼女の目はとろんとして、声もあからさまなまでの喘ぎ声に変化していた。
「あッ…あんッ…あッ…!」
次第に声のトーンとペースが上がってくる。
その嬌声につられてバロックヒートの指が速度を増す。
「ん、ラゼルちゃんきもちい?」
「んんッ……あッ!!!」
「どしたの?」
手を止めたバロックヒートが悪戯っぽい笑顔で訊ねる。
「…えっと…」
「なーに?正直に言って?」
「えっと…たぶんイっちゃった…」
気恥ずかしそうに目を逸らしながらも正直に答えるラゼルの頭をバロックヒートは笑顔のままよしよしと撫でる。
それを見たアルゼイドは面白くなさそうに無言のままいきなりラゼルにくちづける。
「んっ…」
そして彼女の舌を貪る。最初はされるがままだったラゼルは少しずつ自分から舌を動かし始めた。
と、その時
「んーっ!!」
「??」
口を塞がれたまま突然ラゼルが声をあげたので、アルゼイドは驚いて唇を離す。
「どうした?」
「…っはぁ…」
アルゼイドを涙目で見上げながらラゼルは肩で息をしている。
アルゼイドはフッ、と困ったような笑いを漏らす。
「お前…キスしてる間もちゃんと息してろよ?」
「う、うるさいわね…」
「あはは、ラゼルちゃんおバカー」
「もー、うるさいってば!」
「そんなこと言っていいのかナ?」
「え?」
「まだイジメ足りないらしいな」
まだ続きます。とりあえず今日はここまで。
な…生殺しですよ!!!
続きーー!
アルゼイド、キスばっかり(W
ラゼルたんはもっと苛められるといい
男二人も我を失ってしまえ!
3P……(*´Д`)/
お待たせしました。続きです。筆が遅くて申し訳ないです。
えっ、ちょっと…とラゼルが反論の言葉を言い終わる前に、アルゼイドの手が彼女の秘所に伸び、
下着のすきまから熱いとろとろした液の溢れるそこへ指をそっとつき立てた。
「んうっ…」
「痛かったら言え」
そう言ってアルゼイドはラゼルの顔を覗き込む。
「うん…」
指は少しずつゆっくり、しかし確実に彼女の奥へと進んでいく。
彼女自身の潤滑液によって滑りながらゆっくりと。
「んんっ…」
「大丈夫か?」
「うん…」
そのまま、アルゼイドは指を侵入させながらもう片方の手でその部分を覆う下着を脱がせていく。
「やっ!!」
咄嗟に抵抗しようと起きあがりかけたラゼルの肩をバロックヒートが押さえた。
「ゴメンね。もうちょっとじっとしてて」
その言葉に覚悟を決めたのか、ラゼルは抵抗をやめてぎゅっと目をつむった。
長いまつげが小さく震えて、白い肌に黒い影を落とす。
ガーターベルトとストッキングは未だ脱がされずに彼女の肌の上にあり、
下着の布が取り去られてあらわになった部分は充血して赤く、淫靡な液でてらてらと光り、
その中に男の指を飲み込んでいる。
「……」
それを見たアルゼイドとバロックヒートは自分の中の欲望のメーターが一気に上昇するのを実感した。二人してごくりと唾を飲みこむ。
「ちょっと…俺ヤバイかも」
「ああ…」
「アル坊、ラゼルちゃんとしちゃっていい?」
「何故俺に訊く。ラゼルに訊け」
「えー、きっとヤキモチ焼くくせに。ラゼルちゃん、挿れていい?」
ラゼルは目を閉じたまま、コクンとうなずいた。
今までに身体中に与えられた刺激が全部腰へと、いや、腰の奥のほう、下腹部のほうへと集まってきている、と彼女はぼんやりした頭で考える。
―すごくキモチイイのにこのままじゃ何か足りない、そんな変な感じ…。
バロックヒートは小さく震える少女の額にキスをし、自分のベルトに手をかける。
「ラゼルちゃん、かわいい」
「…ばか」
そして、すでに固くなっているモノをラゼルの湿った入り口に押し当て、上下にこすりはじめた。
お互いの分泌液のせいでぴちゃぴちゃという音と少女の荒い息遣いが部屋に響く。
「…あ…」
「力入れないで、ゆっくり息吐いてみて」
その言葉と共にバロックヒートはゆっくりと腰を沈める。
途端、ラゼルの表情に苦悶の色が浮かんだ。
「…っ!痛っ…」
しかしその拒絶の声は余計にバロックヒートの中の何かをかき立てただけで、まったく聞き入れられない。
「やだっ、やだよう」
少女の目に浮かんできた涙を見て、バロックヒートは背筋が一瞬ぞくりとする位の快感を覚えた。
―俺が、この俺が、この少女を汚して、泣かせている…。
「いいね、泣いてる顔も最高。もっと泣いてよ」
普段の雰囲気ではないバロックヒートの一言にラゼルは怯える。
―怖い。なんだろう、この感じ。強いから怖い、とかそんなんじゃない、自分に向けられる情欲が怖い。
と、バロックヒートはぐっと腰を沈め、更に強い力で奥へと侵入する。
「んうぅッ…!」
「奥まで入ったよ。わかる?」
「うん…」
額に汗をにじませたラゼルは目をつむったまま返事をする。
その彼女の頬をアルゼイドがぺちぺちと軽く叩く。
「ん…なに?」
「ラゼル」
そう言いながらアルゼイドはラゼルの片手を自分の股間へ持っていき、自身に触れさせた。
「ラゼル、口でして欲しい」
「えっ…」
アルゼイドは彼女の答を待つ気など毛頭なかった様子で、彼女の唇に自身を滑り込ませ、
彼女は膣内と口内に同時に男のモノを入れられる形となった。
そんなことをされて感じずにはいられない被虐感が、ラゼルを快感へと導き、彼女の中から次々と淫靡な液を滴らせる。
バロックヒートが腰を動かす度に、くちゅくちゅと淫らな音が響き、熱い液が内股とシーツを濡らす。
ラゼルの喉から漏れ出る声は口に入れられたモノのせいで、より切ないうめき声へと変わるのだった。
「っはぁ…気持ちイイよ…ラゼルちゃん」
「ん…あっ…!」
バロックヒートの動きが激しくなり、ラゼルの呼吸もそれに合わせて荒くなる。
「あっ…んっ…あ…!!」
「もうイキそう…出すよ」
「…っ!」
あとちょっと続きます。しばしお待ちを。
今度は頑張ってもっと早く続きうpするぞ!!
ゾクゾクきてしまいました。
続き心待ちにしています。
保守
「大丈夫か?」
「ラゼルちゃん?血ィ出ちゃったね。痛くない?大丈夫?」
放心状態で横たわっていたラゼルは二人に声をかけられて、ようやく我に返ったようだった。
「あ…。大丈夫。ありがと」
アルゼイドは何の躊躇もなくラゼルの秘所に手を伸ばした。
そして、鮮血と白濁液がまだ溢れ出る隙間にそっと指をつきたてたので、彼女は不安そうな顔をする。
「えっ…やだ、痛っ」
「ちょっと静かにしてろ」
と、アルゼイドは指をぐいと急に奥まで挿し込んだ。
「きゃっ!」
「ちょっ、そんなにしたらラゼルちゃん痛そーじゃん」
「あれ?…ううん、あんまり痛くない。もしや、傷治してくれるの?」
「ああ。これくらいすぐ治せる」
アルゼイドはそう言うと、そっと手を動かし始める。浅いところから奥深くへと、そしてまた逆に奥から浅いところへと、指を抜き差しする。
彼女の中の襞を舐めつくすようにとてもゆっくりと。
それを続けているうちに、おとなしくしていたラゼルの呼吸が乱れだした。
「…んんっ…はあっ…」
「もう痛みはないか?」
「ん…だいじょぶ…んふぅ…」
「そうか、それは良かったな」
アルゼイドはにやりと笑うと、再び奥から次々と蜜を溢れさせている彼女の中からあっさりと指を引き抜いた。
「えっ…」
「なんだ?」
「あの…、おしまい?」
「もう治っただろう?」
「…う」
恥ずかしそうな表情でラゼルがアルゼイドを見つめる。
「疲れただろう?ゆっくり休めよ」
「えっ…」
ますます恥ずかしそうに、懇願する表情を見せるラゼルに対してアルゼイドは涼しい顔で見つめ返した。
それを見ているバロックヒートはかろうじて笑いをかみ殺している、といった雰囲気でラゼルに話しかける。
「あ、寝る前にお風呂入るよね?沸かしたげる。バスソルト何味にする?」
「うぅ」
「なんだ?」
「…うぅん…」
「どしたの?ラゼルちゃん」
「…ぅぅ…」
「どうした?」
ラゼルは平然としているアルゼイドを見上げた。
彼女のもどかしい気持ちにシンクロするように、自然と切なげな声が漏れる。
「ぅ…おね…がい…」
「うん?」
「おねがい…もっと、して」
アルゼイドはラゼルを四つん這いにさせ、後ろから彼女の中に入っていった。
「ああぁぁっ…!」
アルゼイドのモノが挿入されるのと同時にラゼルが声をあげる。
たっぷり濡れているとはいえ簡単には侵入を許さないきつさに、
アルゼイドは故意にじらすように少しずつ彼女のなかに自分自身を収めていった。
そして、根元まで押し込むと、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「いやぁっ…だめぇ…!」
出し入れされる感覚がはっきりとラゼルにも感じられた。
そして、その度に例えようのない快感が彼女の腰を襲う。
両手でシーツにしがみつき、だめ、と言いつつもラゼルは無意識にお尻を後ろに高く突き出して、なおも快感を貪ろうとしている。
腰からお尻にかけての円いラインの白さが眩しい。
その姿はアルゼイドの予想外に淫らで、余計に彼の腰の動きを加速させた。
―痛みをとったとはいえ、まさかここまでイイ反応するとはな。
「あんっ…あぅぅ…もっとぉ…」
切ない喘ぎ声の合間に懇願するラゼルの痴態に、ただ傍観していたバロックヒートも興奮を覚えた。
―これは…ちょっと、思ってたより全然エロい…
「もっと…してぇ…」
「ラゼルちゃんがこんなにえっちな子だと思わなかったなー」
「そっ、そんなことない…ああんっ!」
バロックヒートの言葉に羞恥心を煽られたらしく、ラゼルの膣が一瞬きゅっと締まり、声が一段と高くなった。
アルゼイドの表情が歪む。
「くっ…」
「あああぁぁ…!」
「こーら。あんまり大きい声出しちゃ周りに聞こえるデショ?みんなにラゼルちゃんがやらしー女の子だってバレちゃうよ?」
「いやあぁ…」
ラゼルは涙目になって首を振る。
バロックヒートは再び大きくなっていた自分のモノを取り出し、ラゼルの口許に近付けた。
「ね?静かにしてて」
ラゼルは潤んだ深い蒼の目でバロックヒートの顔をいったん見上げ、それからおそるおそる舌先でそれに触れ、口に含んだ。
「ありがと。いーこいーこ」
「んふぅ…んんっ」
ぎこちない舌の動きの合間合間に喉の奥からくぐもった声が漏れる。
口内でさらに固くなるモノに戸惑いながらも、ラゼルはますます腰を突き出し、熱い蜜を溢れさせている。
「んう…んんっ…あんっ…!」
次第にラゼルの声の間隔が狭まってゆく。
アルゼイドは彼女の細い腰を強く掴んでより奥へと自身を打ち付け、
バロックヒートは彼女の頭を押さえて半ば無理やりに彼女の喉の奥へ自身を押し込む。
「ラゼル、出すぞ」
「俺も…っ」
次の瞬間、少女は膣と口内に同時に注ぎ込まれた。
翌朝。
「アレ?なんか狭いと思ったらアンタ達…」
「んん…オハヨー…ラゼルちゃん早起き。おにーさんまだ眠いよ」
「おはよ。なんでアンタ達あたしのベッドに…あ!」
「思い出した?昨日のコト」
「〜〜!!!今すぐ忘れて!むしろ忘れなさい!!」
「えー、せっかくラゼルちゃんのあんなトコやこんなトコ見れたのに」
「だめなの!」
「安心しろ。3日で忘れる」
「こらアルゼイドっ!カワイコちゃんに向かってそれもどうなの?!」
「…。ならば脳裏に焼き付けておく」
「だめ、それもだめ!」
「ラゼルちゃんわがままー」
(おしまい)
というわけで、ようやく最後までうpできました。
今までにレスくれた人ありがとう!
おつかれさまです!いいもん見させていただきました、
職人さんに感謝!
やっぱりこの三人がみんなで仲良くしてるのが最高だと思うわけです。
57 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 16:36:54 ID:G0SZK+Fb
とても楽しく読ませて頂きました!
いつかまた新作に出会えることを願いつつ、ありがとうございました、お疲れ様でした。
ほしゅ
保守!
職人さん待ちが続いててスレが進まないのも寂しいからさ、
他スレで見かけた妄想エロパロカレンダー遊び
や ら な い か?
例はこんな具合。
1月
【カップル】アル×ラゼル×バロ
【シチュ】姫始め、酒の力も借りて殿方二人調子に乗り乗り。
ラゼルは振袖着用で勿論ノーパンノーブラ、それをネタに
苛められるラゼルたん。
勿論乱れた着物は着せたままが粋というもの。
【理由】 歳の初めだし、これからも3人仲良くとの願いを込めて。
体位やSS,その他の項目も任意で付け足し可。
絵師の降臨もお待ちしています。
…書いてて自分の変態さ加減に少し嫌気がさしたけどね!
62 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 18:04:49 ID:OJe01vKL
保守
保守しときますね。
最近職人さんこねえなー、寂しい
ラゼルかわいいよラゼル
うむ。そんなラゼルがひたすら陵辱されつくす所を見たい。
3Pでも4Pでも構わん。