【涼宮ハルヒ】谷川流 the 20章【学校を出よう!】
以上。箸休め終了。
引き続き万巻全席をお楽しみください。
こいつは…KOOLだぜ…
これはエロゲだなw
おまえ最高だぜ…
駄目だ、GJと言わなきゃいけない気がしてきたw
エロい描写無いのにエロく感じるのは何故だ
言ってはいけないんだろうがあえて言わせて貰う
これって何てエロゲ?
トリアエズ続き待ってます
ヤるだけがエロじゃないってことかw
続きはまだか!
…これを同人ゲーで作る猛者は居ないか。
居ないだろうな。
(・∀・)=ヤ=ヤ
スレッドランキング(24時間、エロパロ板)
1 【涼宮ハルヒ】谷川流 the 20章【学校を出よう!】 (220)
2 SS書きの控え室 49号室 (55)
3 パワプロのハァハァな小説 (51)
4 【妖怪】人間以外の女の子とのお話19【幽霊】 (42)
5 『ハヤテのごとく!』のエロパロ 7 (42)
6 陰陽大戦記のエロパロ 巻之弐 (34)
7 ポケモンいとなみチャット〜第24夜〜 (31)
8 穴符「東方シリーズエロスレッド37ネチョ」 (31)
9 【FF12】ファイナルファンタジー12でエロパロ2 (31)
10 【むしろアニメが】ブラックラグーンVOL.3【ブラクラ】 (27)
相変わらず圧倒的な勢いだなw
フフ、使い古されたセリフだが…
GJ代わりに言おう。
これなんてエロゲ?
素晴らしい、股ぐらがいきり立ちますね。
色々と(いい意味で)ダメな展開になってる バットを探す時点で、もうダメw
GJ。
ぶっちゃけ初めてみくるに萌えたw
これなんてしsぷr、うわなにをsくぁwせdrftgyふじこlp;
775 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 22:37:00 ID:RjPP319Z
vipが落ちててプリンスレ見れねえ
次はお風呂playですかッ!?どの組み合わせで来るか想像するだけでハァハァ
明日テストな俺をここまで苦しめるとは
2レス程のコネタを投下させていただきます。
というか習作なので、ストーリー性がまるでありません。妹達も出ません。長門は出ます。
>>777 明日テストのお前はここに来ちゃあかんやろ
誰かが「寒い」と言い始めた頃。
私は、自分の挙動が制御できなくなってきた事に気付き始めていた。
私と彼の二人しかいない部室には、静かな雨の音で満たされている。この部屋で起こる事象としては、非常に珍しいケースだ。
落ち着いた雨音の波形は、一定感覚で混じる彼の寝息に揺らされていたが、私にとってそれは不快ではなかった。
手に取った本から視覚を通して情報を取得する際に僅かなノイズが発生しているのも、不快ではない。
そして、それを疑問に思う事も、私はとっくに放棄してしまっていた。
読んでいた本を閉じて、少しだけ目を瞑ってみる。
雨の音は優しい、と誰かが書いた。私が優しいという感情を正しく理解しているのかどうかは未だ不確定だったが、彼の声と近似値を持つ波形を見つけた私は、たしかに優しいのかもしれない、と思った。
彼らと同じものになりたい、と最初に思ったのは、果たしていつのことだっただろう。
こうしてログを探れば確実に存在している記録に思いを馳せるのも、彼らの真似事だ。
時として、彼らが自覚的に自らの記憶や感情を操作するのを、私はよく知っていた。
しかし、何故彼らと同じものになりたいのか、という疑問の答えだけは、記録を探る必要も無いぐらい、常に私の中にあった。
私の知っている事を何も知らないにも関わらず、私の知らない全てを知っている彼らに、私は憧れている。
胸に溜まるエラーと、思考を揺らすノイズの正体を、彼らならきっと知っているから。
最近頻繁に思考域をよぎる考えに自らの不安定さを再確認した私は、すぐに目を開き、現在も睡眠状態にある彼の方に目を向けた。
顔の筋肉が緩まり、身体も弛緩状態にある彼の様子を見るのは、視覚情報としても少しだけ新鮮で、私の思考を安定させた。
しかし私は、いつの間にか立ち上がり、彼の椅子に歩み寄っていた。小さな足音が雨音を乱す。
……まただ。
論理的思考の隙を縫うように、身体を勝手に動かそうとする意識もまた、最近頻繁に発生していた。このままでは、私が世界改変を起こす事象は不可避なものとなるだろう。
しかし、
――それでも、いい。
そんな事を思考してしまうのは、果たしてエラーのせいなのか、それとも私自身の意思であるのか、もう解らなくなっていた。
私が横で観察していると、彼は落ち着かなさそうに身体を揺すり始めた。
彼に咎められた様な気がして窓際に戻ろうとした私は、再び落ち着き始めた息遣いを捉え、ゆっくりと振り返る。
どうやら腕が痺れただけのようで、彼は少しだけ顔の角度を変え、満足そうな顔をして眠り込んでいた。
私は息を潜めて彼の横に戻り、その顔を再び見つめる。
いつもどこか気だるそうにしている瞳は閉じられ、薄い唇が少しずつ形を変えながら、緩やかな呼吸を続けていた。
胸の中に、処理不能のタスクが増えていく。彼の吐息が、私の作り物の心を揺らしているようだった。
彼とは違う形の心を。
不意に、身体から意識がゆっくりと引き剥がされるような錯覚を覚えた。
雨の音は、遥か遠く。二人しかいない部室には、もう何の音もしない。
自分の指が彼の髪の毛に触れるのを、どこか他人を見るような目で、私は見ている。
もう片方の指は、そっと彼の唇を撫でていた。
私は、何をしようというのだろうか。疑問は思考に上る前に、意識の底に潜んだ何者かに飲まれて消えた。
視界に強烈なノイズが走る。私は思わず目を閉じた。
彼が鼻を啜る音で、私は目を開けた。雨音が戻ってくる。
そしてようやく、自分が床に置かれたストーブを遮っている事に気付いた。
ソックスはすっかり熱くなってしまっており、皮膚にも僅かながら痛みを感じる。火傷による損傷だ。
私は足の構成情報を修正した後、彼の方に近づかせすぎない程度に、ストーブを移動させた。
窓の外は、うっすらとした暗がりに飲まれようとしている。そろそろ3人が帰ってくる時間だ。
私は彼から離れて、少し湿った自分の鞄を掴み上げる。何故か今日に限って、三人を待とうとは思わなかった。
そのまま扉を開けようとした私は、最後に彼の方に目を向けた。
雨が跳ねる音と、少しだけ暖まった空気に満たされている私達の部室に、眠っている彼がたった一人。
私は鞄を下ろして彼の方に近づくと、自分のカーディガンを彼の背中にそっと乗せた。
そして、彼が気を使うといけないと思い、好ましい形の耳元で、私はそっと囁いた。
「私は、寒くないから」
だからどうか、あなたが風邪を引きませんように。
いつもより薄着のままで辿る帰り道は、少しだけ寒かったが、決して冷たくはなかった。
十二月が、近づいている。
>>760 これで1st、しかも次はさっそく風呂イベントかよ…これn(ry
>だからどうか、あなたが風邪を引きませんように。
切なくなった
長門はこういう演出似合うよなあ…
幸せになって欲しい…
情緒溢れる文章が良い。感傷的な長門もかわいいよ長門。
この後のハルヒの所行を考えると更に切ないな
つまんない・・・。 この世の中の全てが。私が。
なんてちっぽけなんだろう。
私に存在意義なんてあるのかしら。 必要としてくれる人なんているの?
「暇しているなら遊ばない?」
三宮付近をぶらぶらしていると大学生風の男から声をかけられた。
・・・別にいいわよ。
「カラオケにでも行こうか?」
私はその大学生風の男に連れられて、駅から少し離れた場所へとやってくる。
カラオケ店は小奇麗であったが、あまり人影がないようだった。
入り口のドアからは店内が見渡せないような作り。
男は店員になにか耳打ちしていた。
「いらっしゃいませ。 広い部屋へご案内いたします。」
「アイツ知り合いでさ、ちょっと頼んで特別にいい部屋用意してもらったんだ。」
「ほら、あそこの突き当たりを右なんだけど、広いパーティールームなんだぜ。」
馬鹿じゃないの? 目的は見え見えじゃない。
部屋に入る。 やはり空気が違うように感じた。
「さ、カラオケでも歌おうか。」
・・・恐らく最初の方は普通に歌うのだろう。 この後は怪しいドリンクが来るはず。
「お飲み物でございます。」
先ほどの店員がお盆の上に二つ、赤い色をした怪しいドリンクを持ってくる。
本当にわかりやすい奴。 とんでもないわね。
ねえ、アンタ。 アンタの目的はわかってんのよ。それって楽しいの?
「もちろんさ」
別にしてもいいけど、ここは嫌。
それと、アンタの携帯はフロントに預けてくるのね。 流石に数人も相手するのは嫌だも
の。
そう言うと男と部屋を出た。
部屋の中ではどこかで聞いたような単調なフレーズが鳴り続けていた
私は男に背を向ける。
ひとつため息をつくと、変なスイッチの沢山ついたベッドに座り込んだ。
つけなさいよ。 振り返りそう言うと男に向かって投げつける。
・・・つまんない、本当につまんない。
それは単調でつまらないものであった。
義務的に手を這わせたところで何も感じない。
「いいかげんこれじゃはいらねえな・・・。」
男はローションを自身に擦り付けると、肩を掴み顔を寄せてくる。
ガツッ
肘で相手の顔を打ちつける。
アンタにはキスなんてさせない。 わかった?
難なくそれは入ってきた。 ローションのおかげでもあるだろう。
痛みと出血はあった。 だけどそんなことはもうどうでも良かった。
男は自分を満足させるためだけのため、単調に腰を打ち付ける。
ただ痛いだけの時間。
つまんない、最低。腰が抜け、起き上がれない。
ただ苛立ちの感情しか思い浮かばない。
男はすっかり伸びてしまったゴムを取ると、自身に何かを塗りつけている。
「まさか始めてだったとはね。 君にも楽しんでもらおうと思ってさ。」
そう言うと男は再び侵入してきた。
ちょっと、つけてないじゃないn・・・!!?
そう言いかける口をふさがれる。 最低。 奴はただ舌を吸い、口の中を蹂躙する。
何かおかしい。 体が熱い。
コイツの自分勝手な前後運動にさえ体が反応する。 嫌。
んぁ、んんっ !
いつしか相手の腰の動きに同調していた。
巷にあふれている安っぽいビートのような、単調な音が鳴り響く。
やがて意識が一瞬遠のく・・・。
シャワーを浴びるときには当然携帯は持っていった。
そこまで馬鹿じゃない。
・・・後に私はジョン・スミスと出会った。
彼の言葉を聞くとわだかまりが溶けていくような気がした。
エロSS書くならもうちょっと原作をちゃんと見ようよ
みなさんGJです。
本当にありがとうございました
投下。
数レス借ります。
五限の授業にハルヒは来ていなかった。
今にして思えば、それは俺の奇妙で長い一日の、最初の兆候だったと言えるかも知れない。
そして、すでにその時、それは密かに始まっていたんだ。
『キョンの長い長い一日』
もちろん、ハルヒが授業をサボるなんてことは、ある意味、日常茶飯事であり、俺はそんなことは全然気にしちゃいなかった。
どーせいつものようになんか疲れることを思い付いたんだろう。
まてよ、ひょっとしたら、朝比奈さんのコスプレの新しいやつが見られるのかもしれん。
そうと決まれば、スタコラサッサだ。俺は授業が終わると教室を出て、部室に向かった。
部室に向かう途中で古泉を見つける。なんだか神妙な面持ちだ。おい、部室に行かないのか?
「おや、あなたは今……なるほど、いや、何でもありません。部室ですか…今日は止めておきましょう。」
いつもの爽やかスマイルがないな。例のバイトか?
「そんなところです。」
ハルヒがいないのはそのせいか…。嫌なことでもあって部室でふててるんだろう。じゃあ、俺は行くぞ。
「待って下さい。」
やけに真剣な声だった。なんだ?
「こんなことをあなたに言っても仕方ないのは分かっています。しかし…
…時々やりきれなくなるんです。自分の無力さにね。」
エスパーの台詞とは思えんな。
「こんな力……何の役にも立ちませんよ。結局のところ、何もかも最後はあなた頼みなんです。
もっとも、これは長門さんや朝比奈さんも同じなのかも知れませんが…。」
そんなことない。おまえはSOS団に不可欠な副団長だ……と、ハルヒなら言うだろうさ。
ようやく古泉は笑って肩をすくめた。
「頼みますよ、涼宮さんと…世界を。」
やれやれ。分かってるさ。せいぜいハルヒの機嫌をとっておくよ。
古泉と別れて部室棟に行く途中、長門に出くわした。よう、長門。
「……。」
いつもの長門だ――と思いきや、いきなり長門は俺を壁に押し付け、ブレザーのボタンを外し始める。お、おい、こら、長門!
長門は俺の胸を露出させるといきなり心臓辺りににキスをした。なんだ、この展開は?
「敵性情報を遮断……崩壊因子を仕込む。」
さっぱりわからん。
「…少し屈んで。」
えーと、こうか?なんか、長門と同じ顔の高さって照れるな…んぐっ!?
長門はいきなり俺にキスをした。
「ぷはっ……長門!一体これは――」
「改変情報の修正因子。……これで完了。」
長門はしばらくぼんやりと俺を見ていたが、おもむろに口を開いた。
「…あなたには感謝している。
あなたの助けがなければ、私は私ではいられなかっただろう。」
…それはこないだの世界改変の時の話か?
長門はわずかに首を振る。否定の仕草。
「あなたのしてくれたこと、全て。
……白雪姫は知ってる?」
ハルヒのことが頭をよぎる。ひょっとして、また―――
「今度は、私が、白雪姫。」
え?
俺が聞き返そうとした時には長門はこちらに背を向けて歩き去っていた。
俺は、長門の小さな背中が角を曲がって消えるまで見続けていた。
>>781 短くても、とても切ない気分になった。
……泣いてもいい?
「おーい、キョン君っ!!」
「おわっ、鶴屋さん!」
いつのまにやら神出鬼没の上級生が俺の後ろに立っていた。いつもの倍は楽しそうだ。
「いやいや、三倍は楽しいにょろよ?いやー、参ったよ。まーさか三つ子とはねっ!皆合わせて可愛さは三百倍だっ!!」
へ、なにがです?
「んー?ははーん、なるほど…そのうちわかるさっ。じゃねっ。」
……なにが何だかわからん。さっきから、皆よくわからないことばかり言う。
まあいい。ハルヒのところに行けば、全部分かるんだろうさ。
俺は部室のドアをノックする。
返事がないな…。朝比奈さんは来てないのか?
俺はドアを開けた。
そこにはハルヒがいた。椅子に座って、すやすやと寝息をたてている。やれやれ。
「おい、起きろハルヒ。」
わからん。
ハルヒは起きた途端に泣き出した。キョン、そこにいるの、本当に?なんて言うから、頭を撫でて言ってやった。ちゃんとここにいるさ、夢でも見てたのか?
ハルヒはしゃっくり上げながら言う。うん、嫌な夢を見てた。嫌な嫌な夢を…。すごく怖かった…。
子供みたいな奴だな。俺はハルヒが泣きやむまでハルヒの震える体をを抱いていた。
閉鎖空間の原因はハルヒの夢か。だったら、なんで古泉はあんなに落ち込んでたんだ?
長門の行動も意味不明だし、鶴屋さんの発言も訳がわからん。
ハルヒに会えばつじつまが合うんだと思っていたのだがな。
その夜のことだ。天使が伏線の回収に降臨した。
『キョン君、いますぐ部室に来てくれませんか。』
へ、朝比奈さん?こんな時間に電話なんてどうしたんです。今から学校に忍び込むんですか?もう九時ですが…。
『お願い、世界が改変されてしまうかも知れないんです。』
世界の改変?
俺は家を飛び出した。
少なくとも、ひとつのピースがはまろうとしている。
おそらく、そのピースには、『長門』と書いてある筈だ。
部室に到着した俺を、ひどく真剣な顔をした朝比奈さんが出迎えた。
「長門が…また世界改変をするんですね。」
朝比奈さんはコクリと頷いた。
「長門さんは…今度は緊急脱出プログラムを組んでくれませんでした。」
なぜですか?
「彼女が…最初にやったのが、自分の能力を消すことだったからです。」
それじゃあ…長門だけが変わったんですか?だったら世界は改変できないんじゃ…
「長門さんも、そのつもりだったと思います。だから、これは彼女の誤算でした…。
長門さんが無力化したとき、緊急バックアップ・プログラムが働いたんです。
このことは、長門さんも知らなかったはずです。」
バックアップ・プログラム。
「朝倉、涼子です…。」
俺は朝比奈さんと一緒に今日の昼休みに時間遡行した。
朝比奈さん、俺が長門のところに行く間、何処にいるつもりですか?
「鶴屋さんに…書道部の部室でかくまってもらいます。」
なるほど。
「鶴屋さん、こちらは朝比奈みちるさんです。」
「あーっ、いつぞやのみくるの双子ちゃんだなっ!久しぶりっ、元気にしてたにょろか?」
「ふぇ、は、はぁい。」
俺が、朝比奈さんには秘密にして、みちるをあずかっていて欲しいと伝えると、鶴屋さんはあっさり頷いた。
「だれしも事情ってやつはあるさっ。」
感謝しますよ、鶴屋さん。
俺は書道部を出て、我がSOS団の部室に急ぐ。
長門に会うために。
今度こそ、長門に辛い思いはさせたくないからな。
俺は文芸部室に飛び込んだ。本を読んでいた長門が驚いて椅子から立ち上がる。
だが、その白い顔には―
眼鏡がかかっていた。
宇宙人でもアンドロイドでもない、無口で恥ずかしがりの文芸部員。
ハルヒが消えたあの世界の、長門有希がそこにいた。
「…長門。」
俺の言葉に、はっきり分かるほどに長門は肩を震わせた。
怯えているのだろうか。
「おまえを責めようなんて、これっぽっちも思っていないんだ。」
だけどな。
「おまえが普通になりたいって思った気持ちも、よくわかる。」
ほんとだ。
「だが――」
そう俺が言いかけた時だ。二つのことが同時に起きた。
ドアを開ける音。
俺の胸に突き当たる、冷たい金属の感触。
膝から力が抜けた。俺は部室の床に倒れ込む。その一瞬、ちらりとドアが見えた。スカートの下に伸びる足。
――誰だ?
胸にナイフを突き立てられ倒れる俺を見て、長門が声にならない悲鳴を上げた。
そして――
薄く笑いを浮かべた朝倉涼子が、俺を見下ろしていた。
「凄いわ…、彼を殺せば情報爆発が起きるものだとばかり思ってた。
限定された空間で情報密度が飛躍的に増大するなんて…いま、正に世界を創り直しているのね。ふふ。」
朝倉涼子は、その冷たい笑顔を、言葉を失った長門に向ける。
「大丈夫よ。あなたの大事なキョン君は、ちゃんと再構成してあなたに忠実なペットにしてあげるから。
そのまえに、二、三回ほど殺させて、ね?
あなたの記憶も消しておくから安心して…。ふふ、それとも、一度殺して再構成してあげようかしら。」
そこまでが、俺の我慢の限界だった。
俺は起き上がると、胸に刺さったナイフを引き抜く。傷は一瞬で塞がり、ナイフは光る砂に変わった。
朝倉涼子は驚愕の表情で俺を見ている。
「なんで…確かに心臓を…」
説明する義理はないな。だが、これだけは言っておくぞ。
「バックアップ・プログラムなのに、長門を殺すだって?」
朝倉の足元が砂になって崩れ始める。
「うそ…崩壊因子を仕込んでいたの!?いつ、どうやって…。」
構わずに続けた。
「とんだ欠陥プログラムだよ、お前は。」
朝倉は目を閉じ、怒りに肩を震わせたが、その肩も消え―
朝倉涼子は光る砂になって崩れ、消滅した。
俺は長門に向き直る。長門は青ざめ、唇からは血の気が引いている。
小柄で眼鏡をかけた内気な少女はただ震えていた。目の前で起きたことが全く理解出来ないのだろう。
俺は長門を抱き寄せる。長門は抵抗しない。俺の胸の中でしゃくりあげ始めた。
ずっと、抱きしめていたいと思った。
だが――
俺は、長門の言葉を思い出していた。
白雪姫。
「長門。」
長門が顔をあげる。うるんだ瞳から、涙がこぼれている。
俺は長門にキスした。
顔を離すと、長門の眼鏡は消えていた。
おまえなんだな、長門?
「…そう。修正プログラムが発動した。」
これで…良かったのか?
長門は微かに頷いた。
「朝比奈みくるの異時間同位体があなたを待っている。…行ってあげて。」
ああ、行かなきゃな。
「ごめんなさい。」
俺は首を振った。
「おまえが謝ることなんて、何もないさ。」
そうだろ?
俺は書道部に向かい、ドアの前で待っていた朝比奈さんと合流した。
彼が出て行ってから、しばし長門有希は部室に一人立っていた。
――口唇部および体温の温度上昇を確認。冷却を…
やめた。長門有希は暫く熱くなった唇をそのままにしておいた。
部室を出て、少し歩くと彼が近づいてくる。「よお、長門。」
彼に口付ける。私の口唇部の熱は彼に伝わるだろうか、と考えると、心臓の拍動頻度が増した。
「…白雪姫は知ってる?」
「おい、それって――」
「今度は、私が、白雪姫。」
私は、あなたの口付けで、目を覚ますから。
俺と朝比奈さんは、夜の部室に戻って来た。さて、そろそろ全部話して下さい。
「これで終わりじゃないでしょう?俺には、まだ分からないことが残っている。古泉と、ハルヒです。
始めは、ハルヒが嫌な夢を見て、そのイライラで閉鎖空間を作ったんだと思ってました。違うんですね?」
「…ええ。涼宮さんは、あなたが朝倉涼子に刺されるところを偶然に見てしまったんです。」
ドアを開ける音、スカートの下に伸びる足。朝倉涼子の言葉。
やはり、あれがハルヒだったのか。
「あなたが死んでしまったと思った涼宮さんは、この世界から消えたんです。…いつかの時のように。」
俺とハルヒが初めてキスをした時。確か、古泉はあの中にはうまく入れなかった…。
俺の中でピースがつながっていく。
「行きましょう、朝比奈さん!」
ハルヒは一人きりで待っているんだ。
おそらく、俺のことを。
朝比奈さんを書道部に届ける。朝比奈さんの生き別れた三つ子の妹で、朝比奈みはるさんだと紹介すると、鶴屋さんは目を丸くしてから爆笑した。
「まっさか三つ子とはねっ!まいったよ!!」
まったくです。
俺は文芸部室に向かった。
SOS団と書かれたプレートが見えたとき、ハルヒの後ろ姿が見えた。
「ハルヒ――」
そう俺が叫ぶ一瞬前にハルヒはドアを開け、目を見開き、
消えた。
俺は絶句する。今、部室の中には、長門とナイフを突きたてられた俺がいる。
そして、朝倉涼子も。
再び怒りがわいた俺は、部室に入りかけたが立ち止まった。
今俺がすべきことは、部室に行くことじゃない。
俺がすべきことは――
超能力者の力を借りることだ。
そうだな、古泉?
一年九組、古泉のクラスへ行かなきゃならない。
「どうしたんです?息を切らせて。はて、僕に何か御用事でしょうか。」
閉鎖空間の発生が分かるか?
古泉は驚いた顔になって、眉をひそめる。
「…確かに、閉鎖空間が発生しています。なぜ、あなたに言われるまで気が付かなかったのか…。
ここではなく、人気のないところに行きましょう。」
俺と古泉は屋上に向かった。
「…侵入できません。ただの閉鎖空間ではありませんね。これは――」
古泉が真剣な顔で俺を見つめる。
「中には涼宮さんがいるのですね?」
そうだ。
「とすれば、今、僕たちがいるこの世界は、崩壊直前ですね…。こんな時に、閉鎖空間に入れないとは。」
僕の力も役立たずですね、と自嘲するように古泉は呟く。
そんなことはないさ。
俺は古泉の肩をつかんだ。
「古泉、俺を閉鎖空間の中に送ってくれ。俺がハルヒをこの世界に連れ戻してくる。」
古泉はしばし呆気にとられていたが、意を決したように頷いた。
「お願いします。」
屋上の古泉樹は、ぼんやりと下の景色を眺めていた。
機関から連絡がひっきりなしに入るが、さっきから無視している。
いずれにせよ、もう自分に出来ることはない。
彼は閉鎖空間に行った。だが――
自分が閉鎖空間に入れないのは、涼宮ハルヒの意志の現れだろう。
涼宮ハルヒは拒絶しているのだ。彼以外のもの全てを。
時々、やりきれない気持ちになる。
そんなとき、彼の口癖をそっと真似してみる。
「…やれやれ。」
世界と涼宮さんを頼みますよ。
灰色の空。遠くで破壊の限りを尽くす青く光る巨人たち。
俺は閉鎖空間にいる。
ハルヒはどこだ?屋上であたりを見回す。
――と、息を飲んだ。
手すりの前に、そいつは膝を抱えて座っていた。
「ハルヒ。」
ハルヒはゆっくりとこちらを振り返る。
「キョン…。」
こっちを見るうつろな目。ぜんぜん似合わない。こいつの目は、もっと強烈な光を放っているべきなのに。
「待ってた。ここなら、あんたが来ると思ってた。」
俺はハルヒの隣に腰を下ろした。
なあ、ハルヒ…元の世界に帰らないか?
「嫌よ。」
ハルヒは膝に顔を埋める。
「あっちのあんたは死んじゃったもの…。そんなとこに居たくないわ。ここなら、あんたに会える。
……見てよ。」
ハルヒは神人のほうにあごをしゃくった。
「あの変なの、前も二人で見たよね。夢でだけど…。今、ここにいるのも夢ね、きっと。」
ハルヒは俺の肩に頭をもたせた。
「でもいいの。」
ハルヒが続ける。
「ここに居たい。夢なら覚めたくない。…萌えキャラも無口キャラも謎の転校生も要らない。あんたがいればそれでいい。あんたと、あの変なやつを眺めていればいい。」
「ハルヒ、前から言おうと思ってたけど、おまえの事が好きだ。」
「あたしも。キョンの事が大好き。」
愛してる、とハルヒは付け加えた。
「だから、ずっとここに居たい。ここであんたと二人で。他は何にも要らないから。」
だめ?とハルヒは聞いた。
俺は溜息をついた。ハルヒ、おまえはそんな風に何かを諦めたり、満足しちまうような人間じゃないんだよ。俺は知っているさ。
「ハルヒ、夢はいつか覚めるもんだ。
それにな、俺は死んでない。ちゃんと生きてる。
あっちの世界でおまえを待っている。求めている。愛している。
俺だけじゃない。古泉も、朝比奈さんも、長門も、みんなそうだ。」
帰ろう、ハルヒ。
俺はハルヒを抱きしめる。
「ハルヒ、俺は生きてる。信じてくれ。
だから、帰ろう。」
ハルヒは小さな声で言った。
「もう一度――愛してるって言って…。そしたら、信じてあげてもいいわよ。」
俺はその言葉を囁いた。
「信じるわ。キョン。」
俺はハルヒに口付けをした。
瞬間、世界がハルヒに飲み込まれていくような気がした。周りの風景がハルヒの体に流れ込んでくる。
俺は固く目を閉じ、ハルヒの体を抱きしめた。
そして―
俺達はいつもの部室に居た。
長門は…もういないみたいだ。
俺はハルヒの顔を覗きこむ。
やれやれ。
ハルヒはすやすやと寝ていた。
寝ているハルヒを椅子に座らせる。こいつ、全然起きないな。
後のことは、過去の俺に任すさ。長門にキスされたり、鶴屋さんに話しかけられたりしながらこっちに向かっているはずだ。
そろそろ行かなきゃな。俺はドアを開け、振り返ってハルヒを見た。
無防備なハルヒの寝顔に向かって呟く。
「ハルヒ…、また明日な。」
俺はドアを閉めた。
俺はドアを開けた。
なんだ、ハルヒのやつ、五限をサボったと思ったら部室で寝ていやがった。
やれやれ。
俺はハルヒの頬を軽く叩く。
「おい、起きろハルヒ。」
「んんん…。」
ハルヒが目を覚ます。
「キョン、キョンなの!?」
そうだ、悪いか?――と言いかけて、俺はギョッとした。ハルヒが涙をぽろぽろこぼしている。冗談じゃない、こいつが泣くとこなんて見たことないぜ。
「キョン、そこに居るの?生きてるの、ホントに?」
ああ、生きてるさ。当たり前だろ、大丈夫か?
俺はハルヒの頭をくしゃくしゃと撫でてやった。ハルヒがしゃっくりあげる。
と、いきなり俺の胸に飛び込んできた。とたんにハルヒはわんわん泣き出す。
慌てて俺はハルヒを抱きしめた。
怖い夢でも見たのか?
「えぐっ、うん、嫌な夢を、ひくっ、見た。い、嫌な、嫌な夢。
ひくっ、あんたが、死んじゃう夢だった…。」
怖かった、といってハルヒは震えている。
俺はハルヒを抱く腕に力を込める。なんか言わなきゃいけない、ハルヒを元気付けたい。
「ハルヒ、俺は生きてるさ。ここにいるから、ずっとずっとここにいるから。」
ハルヒが泣き止むまで、俺はそんな言葉を繰り返し繰り返し言い続けた。
そう、俺はここにいる。
涼宮ハルヒのそばに。
終わり
時がたち、行動をするうち、私にも好きな人が出来た。
最初、運命を変えたあの人に似ていたのはビックリした。
やがて、別人とわかったけれども。 彼の言葉もまた、心地よかった。
ある日彼が、三宮に行くと言い出した。
私は嫌がったが、どうしても買いたいものがあったそうだ。
まあ、合う確立なんて万に一つもないわ。
「アレ、・・・ちゃん?」
後ろから不意に声をかけられ、慌てて振り向く。
そこには、あのときの男が居た。
「へえ、君の彼氏?」
私は彼の手を取ると、足早に去ろうとした。
だけど手を後ろに強く引かれ、尻餅をついてしまった。
「冷たいねえ、せっかく兄弟に挨拶しようと思ったのに」
男は下卑た笑いを浮かべながら彼の方を向く。
「・・・おい、この人は兄弟なのか?」
ちがうっ!
「冷たいことを言うなよ、ほら、ここにホクロあるでしょ?」
そう言うと私のスカートをたくし上げる。
「・・・今日は帰る。」
そう言うと彼は踵を返した。
まって!
ガツッ
私が手を伸ばすと彼は反射的に手を払った。 ぶつかった指先が痛い。
「彼にはかわいそうなことをしましたかねえ。 じゃあ今日は俺と遊びますか。」
肩に乗せた手を取ると電柱に投げ飛ばす。 どうやら気絶したようだった。
・・・もう駄目だよね。
私の爪の先にはまだ、痛みが残っていた。
おわり
以上。
あと、796は『キョンの長い一日』「3」です。間違えた。
※バカップル、ウナギプレイ、若干SM
「ちょっとバカキョーン!!こっち来なさーい!!」
どこからかハルヒの怒鳴り声が聞こえる。
・・・しかしながらあいつを好きになってしまうとその怒鳴り声すら子守唄のように聞こえるのだから恐ろしい。
でもここはアパートだ。大声出すな近所に迷惑だ。
俺はハルヒのいるであろう風呂場に行ってみる。
「何だハルヒー」
「ちょっとキョン! ・・・・・・何なのよこれは!」
・・・ああなるほどこの事で怒ってたのか。
「見りゃ判るだろ、ウナギだ」
「だーかーら!!何でウナギがお風呂で気持ち良さそうに泳いでるの!ここ浜名湖じゃないのよ!」
いやこいつは浜名湖産などというそんなシロモノではない。国内産は国内産だが。
「そういう事言ってるんじゃないのバカキョン!! なんでお風呂でウナギが泳いでるかって訊いてるの!!
ここはねえ、あたしとキョンが裸で愛を深め合う神聖な場所なのよ分かってる!?」
それは十二分に承知していますマイスウィートエンジェル。
でも折角俺は生きたウナギを買ってきたんだ。
その時までは生かしておいてやりたいという善良たる消費者の少しばかりの心遣いを解ってくれ。
「だからもう!!なんでそんなにウナギに固執するのよ!! まさかウナギに浮気したっての!?サイテー!!」
「・・・今日は土用の丑の日だぞ」
お解り頂けたであろう。
今日はウナギを食べて英気を養う一年に一度の大切な日なのだ。
決して俺はハルヒ以外の奴を好きになる事は無いから安心してくれ頼む。
「・・・何よもう、カッカして損したわ、そういやそうだったわね」
「スーパーで売ってたんだ、で生きてたからせめて捌く時まで生かしておいたほうが良いだろうかと思ってな」
「そうだったの・・・ で、誰が捌くの」
俺はハルヒを見つめる。
「・・・え? あたし?
―――イヤよ!!何であたしがこんなヌメヌメしたもの触らなきゃいけないのよ!!
料理はあたしがやってあげて良いけど捌くのはキョン、アンタがやりなさい!!」
「でもウナギはお前に捌いて欲しいみたいだぞ」
「な、なんですって・・・?」
ウナギのつぶら・・・なのかどうかは判らないがその瞳はハルヒの方をじっと見つめている。
「ハルヒに捌いてもらった方がこのウナギも幸せだと思うぞ」
「・・・・・・分かったわよ!やれば良いんでしょ!やれば!もう!!」
━━━━━━
「さーて・・・ どうやって捌けば良いのかしら」
「まあとりあえず掴む事が出来なければ話にならんな」
まな板という手術台の上でウナギはその時を待っている。
・・・それにしても元気なウナギだ。おいウナギ、お前ハルヒに捌いて貰えるんだぞ、もう少し静かにしてろ。
「あ、ウナギが」
ハルヒが急いでまな板から落ちそうになっているウナギを掴んだ。
だがその瞬間。ツルリと手からすり抜けた。
「あっ、ちょっと待ちなさい!!」
「おい、床に落ちたぞ」
「分かってるわよ、あっ捕まえた、って!!また抜けた!!」
「おいこら待て!あっ!」
「キョンそっち行った!!」
「捕まえたぞ!!ってああ!!」
「もう何やってるのバカキョン!! あっこっち来た、あ、おっと・・・ ・・・やーっと捕まえたわ」
しかしそれも束の間。
ウナギはハルヒの手をまたもすり抜けジャンプした。
そして飛び込んだのは。
「きゃあ!! キョン!!キョ・・・ ハハ!!ギャアハハハ!!! 助け・・・ 助けなさいよハハハハ!!」
なんとハルヒの胸の谷間だった。
付け加えておくがハルヒは最近家にいる時にはパンツにスケスケのエプロンといういわゆる裸エプロンの状態で過ごしている。
勿論ブラジャーなんて着けてなどいない。
「キョン・・・ 助け・・・ て・・ハハハ!!やめ!動かないで・・・!!ギャハハハ!!! やめなさい動くな・・・!!
はや・・・・・・ 早く!!キョン何とかしなさいよ・・・!!! ハハハハ!!!!!」
俺の頭の中では『ウナギよくやったぞ』という賞賛の気持ちと
『俺だけのハルヒに・・・!』という嫉妬と憎悪の気持ちが交錯していた。
早くハルヒからこの憎きウナギを引き剥がしたいと思う反面、
正直の所ウナギに犯されて喘ぐハルヒの姿を見ていたいという気持ちもある。
ウナギは尚も酒に酔ったエロ親父の舌の如くハルヒの美しい体の上を這いずり回っている。
そして次第にエプロンははだけ、純白のパンツも下にずり落ちていった。
そしていよいよハルヒは素っ裸になった。俺は覚悟を決めた。
「ハルヒ、今日はウナギプレイだ」
「・・・ちょっとキョン何言ってるのよ!?」
「折角の土用の丑だ、この生きたウナギを活用しない手はないと思ってだな」
ハルヒの白い腹の上でうごめいていたウナギをハルヒの股の間に払い落とす。
「ちょっと・・・気持ち悪いわよ!!股の間で!!」
「今からこれをお前の胎内に入れてみようと思ったのだが」
「はぁ!?何言ってるのキョン・・・って!ちょっと!!やめて、やめなさい!!!」
ハルヒの下の口を指でこじ開ける。毎晩俺のモノで慣らされているので簡単に開く。
すると待っていたかのようにウナギはハルヒの膣へと侵入していった。
「・・・っんぅ・・・ ぁああ、気持ち悪い・・・よぅ・・・」
「でもお前のここプックリ膨れてるぞ」
「ああ・・・ それは・・・ イヤ・・・・・・」
そうこうしている内にウナギは完全にハルヒの胎内に納まってしまった。
今のハルヒは何も知らない奴が見たら立派な妊婦だ。
「っ・・・ 暴れてる・・・わよ・・・ あたしのお腹の中で・・・ ウナギが・・・ あん・・・ 暴れてる・・・」
「将来俺との子どもが出来た時の訓練にはなると思うぞ」
「ならないわよ・・・!ウナギと人間じゃ勝手が違うわよ!! っあッ・・・ あん・・・ ッ・・・ ふぅ
・・・キョン・・・ 早く中から追い出してよぅ・・・」
「駄目だ」
俺はハルヒの体をうつ伏せになるようにひっくり返す。
「ちょっとキョン!! んぅ・・・今度は何する気・・・ ぃゃっ・・・ っはぁ・・・」
「最近やってなかっただろアナルセックス」
「まさか前と後ろを同時にやるっての?! ・・・っああっ・・・ いきなり挿れないでよ・・・!!!」
後ろの方も散々慣らされているとはいえやはり締まりがきつい。
「駄目・・・ 駄目ぇ・・・!! キョン・・・ 駄目・・・!!」
「ハルヒいつも言ってただろ・・・ たまには変わったプレイがしてみたいって」
「でも・・・・ っあん・・・ ウナギを見てこんなプレイを思いつくなんてこのド変態・・・!! ぁあっ・・・ うぁっ・・・」
「いつも・・・ 裸同然の格好を見せ付けてくるお前に言われたくないな・・・ っ・・・」
「だったら・・・ キョンも裸に・・・ っ・・・ なりなさいよぉ・・・」
「いつだったか・・・ 俺が上半身裸で昼寝していた時に・・・ うっ・・・ 俺の乳首に噛み付いてきたのは誰だった・・・」
「じゃあアンタもあたしのオッパイなっとクリトリスなっと噛み付いてきなさいよ・・・ このヘタレ・・・!!
っ・・・? ・・・っあああ、ああああいやああん!!!」
「どうした・・・ ハルヒ・・・?」
「ウナギが・・・ あたしの・・・ っああ・・・ん」
俺はモノを一旦抜いてハルヒの股を覗いてみた。
・・・・・・何とハルヒのクリトリスにモグラの如く顔だけ出したウナギが喰らいついていた。
「ダメぇ!! ああん・・・!! キョン!!ぃやあああ!!! ああああ!!!」
そしてハルヒは達した。
だがしかし俺は達する事ができなかった。
なのでその後改めて俺とハルヒの2人で続きを楽しんだ。勿論台所で。