練習用殴り書きスレッド2

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647名無しさん@ピンキー

【107号室 田島 玲美(たじま たまみ)】


三郎が玲美を見舞いに病室を訪れると、彼女は笑顔で出迎えてくれた。




「三郎さんの、あんな大きなのが入った割には、それほど酷いことにはなってませんでした」

ベッド脇の椅子に腰掛ける三郎に、昨日の上皇を思いだしたのか、頬を朱に染めた玲美が話しかけ
た。こうして二人が病室にいると娘を見舞う父親に見えなくもない。しかし二人には、肌を許し身体を
重ね、共に絶頂を迎えた気安さがあった。
そして三郎は、ふとベッド脇のテーブルに飾られた花を見た。

「誰か、お見舞いに来たの?」

三郎が持参した花よりも先に、先客による花が花瓶に生けられていた。

「はい、『先生』が来てくれました」

先生、と聞いて三郎は、昨日のことを再び思い出す。この少女を抱き、深いアクメに導いた際に
彼女が叫んだ言葉の中に出てきた人物のことだろうか。
そのときは確か、もう先生ではイケなくなってしまう、というようなことを、この小学6年生の少女は
叫び、壮絶に果てた。
気になった三郎は、そのことを彼女に聞いてみた。野暮なことは重々承知だが、それで気まずく
なって後々困るほどの深い関係でもない。
648名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 03:42:44 ID:O+L2/ySf

「わたしの好きな人なんです、先生って」

聞けば、彼女が恋した、学校の担任教師だそうだ。
小学校5年生のころ、彼女は真剣にその教師に告白し、恋を実らせた。相手の教師も誠実な男だっ
たようで、彼女が結婚可能になる数年後に、きちんとプロポーズする約束をしてくれたのだそうな。

「それで私、結婚資金を貯めようと思って、一回だけ番組に出たんです」

もちろん、相手の教師は反対した。自分のフィアンセが身体を売って結婚資金を貯めるなど、まとも
な男なら許すはずがない。
だから、彼女は諦めたフリをしてこのことを内緒にしていたのだが、直前になってばれてしまい、収
録を見られてしまったのだという。

「あー、なんか、悪いことしちゃった・・・かな?」

ばつが悪い、とはまさにこのこと。彼女を抱いたことは、言ってみれば彼女が望んだことなワケだか
ら、三郎が肩身を狭く思う必要はない。だが、自分の行いが他人の不幸に結ばれるとあれば、いい
気持ちにはなれない。
しかし、玲美はそんな三郎を見て、クスリと微笑んだ後、

「だいじょうぶですよ」

といって彼の手をぎゅ、と握った。

「わたしと先生はラブラブなんですから。三郎さんは気に病む必要はありませんよ」

彼女が言うに、先ほどちゃんと仲直りしたらしい。


女の子は強いな、と三郎は思った。


【玲美エピローグフラグ】