バブルス×バターカップの百合ものキヴォンヌっすよ。
2 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 00:59:28 ID:dCthXyKv
2
バターカップvsゲッターロボきぼん
俺は
博士とバブルスが組んでバタカとブロ子調教モノキボンヌ
つケン
バタカに女の子らしい服を着せまくって思いっきり恥ずかしがらせながら犯されるとか
サルに無理やり犯されているのに勇ましく無駄な抵抗をするバタカとか
どうよ
>7
なにその萌えシチュ
>>7 「恥ずかしがらせながら犯 『 さ れ 』 る」
なんてマニアックなんだ!
だ が そ れ が い い
野郎に犯されるバターカップを見るくらいならいっそのこと俺がぁっっ!!
俺が野郎に犯されてやる!!
待て待て、ここで発想の転換だ。
スカート穿いたバターカップに犯されるってのはどうだ?
>>1 バブ×バタを想像すると何故かプリキュアのほのなぎが浮かぶ俺。
なぜかバタカはブロ&バブに玩具にされる情景しか思い浮かばない。
とりあえずバブルスは総攻
バブルスの武器の立派な棒でブロッサムとバターカップを激しく突きます
いややはりあのハンマーの柄で・・・・
ヨーヨーで拘束プレイ
糸細いから食いこんで赤くなりそう
「オナニーってなんですか?」
みやこの唐突な質問に頬張ったウナ玉弁当を噴出し咽るかおる。
その横で真っ赤な顔でタコさんウィンナーを落としそうになってももこ。
「・・・・え、今なんて?」信じられないといった顔つきのももこに
「だからオナ」「わあああああああ!!!!!」かおるがすごい勢いでみやこの口を
塞ぐ。
昼休みの喧騒に包まれた教室がかおるの大声で一瞬静まる。
「みみみみやこ!気分が悪いのかっ!トイレ行こうトイレ!」なぜか周りに聞こえよがしに
言い放ちそのままももこと二人でみやこを小脇に抱えて教室を飛び出していく。
クラスメートたちは一瞬何事かという顔をしていたがいつもの事かと言った感じで
それぞれのお喋りに戻っていく。
「・・・・いきなり何言い出すんだバカッ!」肩で息をしつつ怒鳴るかおる。
「な、なんでそんな事聞くの?」誰もいない屋上に座り込んだももこがみやこに問いただす。
「これに書いてあったんですよ〜」間延びした口調で一通の封筒をポケットから出す。
それはみやこが一日に数通受け取ってるラブレターのひとつだった。そんなものは捨ててしまえば
良いものを彼女はご丁寧にも目を通し「お断り」の返事を出すのが日課だった。そういった所が
男子の人気を更に上昇させているわけだが・・・・
読んでいいの?と言った表情のももこに無言で頷く。
「え〜と・・・親愛なる豪徳寺みやこ様。あなたの事はいつも影ながら見守っております。
いつかその美しい××を××して僕の熱い××××を××××」
真っ赤になりながら読み上げるももこの手からいきなり手紙をむしり取ってビリビリに破いてしまう。
「ちょ、ちょっと何すんのよ!」抗議するももこをよそに
「バカヤロウ!こんな奴呼び出して殴っちまえ!」と怒鳴るかおるに大きな瞳をパチクリさせつつ
「暴力はいけないと思いますぅ〜」と、よく意味が分かってない様子のみやこ。
「・・・・で、その手紙とオナ・・・がどう関係があるの?」
「なんか私のおなにーを見せてくださいって書いてあったんです〜。」ケロリとした顔で言うなよ・・・・
と思いつつかおるは?と見ればなにか大声で叫びながらそこら辺を走り回っている。
「え〜と要するにエロい事よエロい事。」「えろいこと?」
中一にもなってそんな事も知らんのかこのお嬢様は・・・・と半分あきれつつどう説明していいのか
悩むももこ。
そこへブラブラ戻ってきたかおるを見て何か閃いたらしく、いたずらっぽい目付きで
「わ、私もよく知らないんだけど〜、かおるちゃんはよく知ってるみたいよ?」とニヤニヤしながら言う。
もちろんももこはかおるが、つい先日兄貴の部屋で発見したエロ本を熟読してなおかつそこに書かれていた
オナニー方法を実践していたなどと言う事は知る由もない。
「なななななにぃ〜〜!?」
ももこのかけた「かま」に真っ赤になってどもるかおる。
「そそそそそんな事知るわけねえだろバカ!大体みやこはおとこに対してガードが甘すぎなんだよ!
そんな事だからあんな変態手紙を・・・・おおおおひゃあっ!?」
いつも間にか後ろに回りこんだももこが素早くかおるのまだ膨らみかけの青い果実のような
バストを揉みしだきながら熱っぽい口調で囁く。
「あらぁ〜?知らないならなんでそんなに恥ずかしそうにしてるわけぇ〜?」
かおるの背中に小ぶりな胸を押し付けつつ普段見せないかおるの表情にももこの隠れたS属性が
顔を出す。
「な・・・何すんだよぉ・・・やめ、ひっい!」ブラジャーが嫌で付けてなかったのが仇となり
乳首を探り当てられ摘み上げられる。すごい正確さで乳首を攻めるももこの腕を振り払おうとするものの
なぜか力が入らない・・・・・。(自分で触ったときはそうでもなかったのになんで・・・)
ぼ〜っとした頭で自分の体の反応に戸惑っている。
(やっぱりかおるちゃんも女の子よねぇ・・・)男の子のようなショートカットから漂うリンスの香り
を嗅ぎながらももこは思った。後ろから抱えた体は細くやや筋肉質ながらも女の子のそれだった。
目の前でジタバタと絡み合う二人をポカ〜ンとした瞳で眺めていたみやこが、何かわかったように
言い放つ。
「ああ!おなにーってプロレスかなんかの技なんですね!?・・・でもどうしよう。
私プロレスとかよく知らないし・・・」
あまりに頓珍漢な台詞に噴出すももこ。ケラケラ笑いながら「違うわよぉ〜wwwほらほら、みやこが
勘違いしてるじゃない。かおるちゃんが正しい知識を教えてあげないと!このまま間違った知識で
みやこが恥をかいたらかおるちゃんの責任だかんね〜www」と訳の分からない理屈を言う。
「な・・なんなんだよそれ・・・訳わかんな・・・ヒッ」
かおるの体が電気が走ったようにビクリと跳ねる。ももこの右手がいつのまにかハーフパンツの
中に潜り込んでいることに気がついて必死で外そうとするが波のような刺激に力がうまく入らない。
これが男だったらもうとっくにぶっ飛ばされてるとこだが女の子にそんな事をされてるという
初めての状況と女に対して暴力は振るわないというポリシーが邪魔をして乱暴に振り払う事ができない。
「やっぱり実際に見てもらうのが一番よね!かおるちゃんが体を張って教えちゃいま〜す!
ほらみやこ!もっと近くで見て!」ハーフパンツの中でもぞもぞと動く手を好奇心まるだしの
目で見ながら「あの〜・・・なんか動きがよくわからないんですけど。」
「あ、そうね。脱がしちゃってくれる?」「え、でもぉ〜・・・かおるさん、なんだか苦しそう。」
「そうそう、苦しそうな時は脱がすもんでしょ?」
「あ、そうですね!じゃあいきま〜す!」
みやこの手がパンツに掛かって引きおろそうとしたその時
「やっ!やめろおおおお!!!!」大きな声を出して体を跳ねるようにそり返し、勢いよく後ろに
振った後頭部がものの見事にももこの顔面を直撃した!
(目から火花ってほんとに出るんだ・・・)そんな事を考えながらももこの意識は闇に沈んだ・・・。
26 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 21:49:30 ID:3HEacU4q
「・・・・・あっ気がついた!」
目を覚ますとそこは保健室のベッドだった。目の前に心配そうに覗き込む二人の顔。
「ご、ごめんももこ・・・怪我させるつもりじゃなかったんだ・・・。」半べそかいた顔で謝るかおるの
横で「本当によかった〜。一時はどうなる事かと思いましたわ〜。」と緊張感もなくみやこが言う。
鼻に張られた絆創膏をさすりながら身を起こす。
「ううん。私もやりすぎちゃった。ごめんねかおる。」膝の上で握り締めたかおるの手をそっとつつむ。
ホッとした表情のかおるを見ながら(でももしあのまま最後までいったら・・・)と赤くなる二人。
「でもおなにーって本当に危険な技なんですね!私にはとっても無理ですわ〜!」
空気をまったく読まないみやこの発言に思わず噴出す二人の笑い声が廊下にこだまするのだった・・・・。
おわり
GJ!GJ!アンド、GJ!
GJ!!
veryGJ!!
GJですぅ〜!
31 :
21:2006/07/17(月) 21:59:57 ID:JiCpcxv+
ありがとうございます。こういう文章というか小説を書くのが初めてなんで
自分のボキャブラリ不足を痛感しています。たぶん他の人ならもっとうまく
肉付けするんじゃないかと・・・。一応1番手と言う事で軽いHにしておきました。
あとちょっと説明不足なとこがあったので以下補足的エピソード追加しておきます。
32 :
26の続き:2006/07/17(月) 22:00:48 ID:JiCpcxv+
その日の夜
3人はそれぞれの家のベッドで昼間の事を思い出していた。
(まさかあんなに感度がいいとはね・・・)
自分でもちょっと悪乗りしすぎたと思ったが学年一女子に人気のかおるに
あんな反応をさせてしまった事に微妙に興奮していた。
(もしかして私ってあっちの才能もあるって事かしら?もちろんボーイフレンドは
欲しいけど無理ならこれもアリよね!・・・でもそうなったら他の女子に嫉妬される
のかしら?靴に画鋲とか入れられたりして・・・悲劇のヒロインチックでそれも
おいしいかも♪ あ、みやこには後でちゃんと教えておかないとダメよね。それこそ
リーダーの責任ってやつ?やだ私ったらやっぱりリーダーの器だわ〜♪)
などと考えながら今後の計画を練るももこだった。
33 :
26の続き:2006/07/17(月) 22:02:50 ID:JiCpcxv+
(あいつが怪我しなくてよかった・・・)
ホッした表情で胸に手をやるかおる。そこにはまだ昼間のももこの手の
感触が残っていた・・・。自分の身体の反応に戸惑いつつも胸の鼓動は
高まっていた。男子とスポーツでぶつかり合う事ばかりだった彼女にとって
女子とのこういったじゃれあいはかなり新鮮だった。
(もしあいつに怪我でもさせたら俺が嫁にもらわなきゃなんねーじゃねえか。
・・・ってバカ!俺は女だろが!)などと一人乗り突っ込みで自分に芽生えた
微妙な心理を誤魔化そうとするかおる。
ふと手を自分の下半身に伸ばす。そこには・・・
今回ももこをふっとばした原因となるもの。
サン○オのうさぎのキャラクターがプリントされたかわいらしいパンツがあった。
彼女の唯一女の子らしい持ち物だった。
(もしこれを見られたら恥ずかしくて学校に行けなくなるとこだった・・・
・・・・でもあいつらになら見られてもよかったのかも・・・
あ、そうだ。みやこに変態手紙出した奴ボコボコにしてやらないと気が済まねーな。)
そんな事を考えながら眠りにつく・・・。
34 :
26の続き:2006/07/17(月) 22:06:09 ID:JiCpcxv+
(おなにーって大変なのね・・・)
お気に入りのタコのぬいぐるみを抱きながらみやこは思った。
(やっぱりかおるさんぐらい運動が出来ないと無理なのかしら?
そもそも見せるって事は相手に技をかけるのかしら?それとも
ビデオにでも録るのかしら?よくわかりませんわ〜・・・。
明日ちゃんと詳しく教えてもらおう♪なんか楽しみですわ〜。
ね、オクティ♪)今まで彼女はその可愛らしさから嫉妬されることが
多く友達もいなかった。それが学校では教えない性知識に対する情報が
遅れている原因だったのだが・・・
彼女にとってはパワパフZになった事よりも二人と友達になれた事が
ずっと嬉しい事だった。明日はどんな事をお喋りしようかなぁ・・・
タコを抱きつつ無邪気な顔で眠りにつくみやこだった。
おしまい
ほのぼの、いいね。
GJGJ!もっともっと!
>>32-34 妙に耳年増なももこに一番萌えてしまった
そんな俺はかおる派失格ですか?
good job!
かおるモエスw
tugimatiage
3人共かわいすぎる!
ももこに目覚めさせられるかおるってシチュはこの上なくツボのようです。
またこのシチュが見たい!!
すげぇwもっとやれやれ
期待age
あがってないw
すげーw
21 GJ!
書けないんだが、自分が見てみたいシチュを希望してみる。
キャイキャイ騒ぐ3人組が見たい。
体育の時間に更衣室で騒ぐとか。
あと、博士の家でスポーツ番組をいつものように見ているかおる。
最近は学校に行っていて見れない分は録画させたりもしている。
今日も研究室にやってきて、好き勝手に過ごす三人組。
かおるも撮ってもらったビデオを見ようと、置いてあったビデオを
再生する。しかしそれは博士の所有しているAVであった。
驚くかおる。脇からやって来て興味津々に視聴を続行させるももこ。
訳がわからないながらもドキドキと眺めるみやこ。
見ている内に3人は・・・・
みたいな展開キボン
>>46 って書けてるやんwそんな感じで是非トライ汁!
48 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 22:55:35 ID:UrxbARbO
神キボン!
キボンヌ
パート2!
希望シチュ
博士に恋するももこ。料理に掃除に何かとアピールに励むがうまくいかない。
ある日思い切ってエロくアピール。
我慢できなくなった博士と・・
あぶないビデオにご用心!
「うわあっ!」
いきなりのスッ頓狂な声に驚いて、ももこは飲んでいた紅茶を噴いてしまった。
大声の主はかおるだ。
「な、なに。どうしたの」
「うわ、くっ来るな! 来るなっ」
ももこが咳こみながらかおるに近寄ろうとするとホラー映画のモンスターばりの
拒絶っぷりを見せられてしまい、紅茶を噴いた拍子にヒドイ鼻水でも出たのかと
思わず自分の顔をペタペタさわって確かめた。べつに何も出ていない。
あらためてかおるを見ると、異常にあせって目の前のモニターを隠そうとしている。
「なによ〜、なんなのよ〜」
「やっやめろ、見るなっ」
かおるをひっぺがしてモニターを見ると、パンツをはいていない大人の男女が
ベッドの上で何やら声をあげながら組んずほぐれつ、ほぐれつ組んずの映像が。
ももこは言葉を失ってピタリと固まってしまった。
「こ、コレって……」
「う〜ん……アレだよな」
ふたりの間にイヤな沈黙が流れ……画面の中の女の悩ましい声が部屋にひびく。
「かおる……あんたにこんな趣味があったなんて」
「んなわけねーだろ! 昨日録画しといたサッカーのビデオ見ようと思ったらなんか
間違えちゃって、違うのと間違えちゃったんだよ! だから違うんだって!
きっと博士のだよこれ、ったくこんなとこ置いとくなよなースケベオヤジ!」
あたふたと一気にまくしたてると、傍のリモコンを掴んで早いとこ停止させようと
したが、ももこがその手を制した。
「ちょっと待って。……見てみない?」
「はぁ!?」
「いや〜こういうのちょっと興味あるんだよね。みやこーみやこー」
ももこはなんだかウキウキしながら、別のモニターでファッションチェック中の
みやこに声をかけた。はい? と礼儀ただしく返事するみやこ。
「みやこも一緒に見よ、おもしろいよ〜」
「なんですか〜?」
これはいつもの二人のペースに巻き込まれる……かおるは口をとがらせて、
「勝手にしろっ、おれは見ねーからな!」
リモコンを机に叩きつけると離れたソファにどっかと座り、サッカーマガジンを
ひったくって乱暴にめくりはじめた。昨日読んだばかりの雑誌である。
そんなにイヤがらなくてもいいのに……と思うももこの横で、みやこが画面を
眺めながらピタリと固まっていた。
そのビデオはなかなか過激で、モザイクはかかっておらず大事な部分が丸見えだ。
男優がパクパク広げたりしてるところや女優がンパンパ舐めたりしてるところが
アップになるたびキャイキャイ歓声をあげていた二人だったが、事が進むにつれ、
具体的にいうと男優が挿入して腰を動かし始めたあたりから、次第に言葉少なになり
自分の体が熱くなっているのを感じて何やらモジモジするのだった。
「……入っちゃうものね」
「……人体の不思議ですわ」
「なんか私、むずむずしてきちゃった」
みやこはそれに答えず赤い顔でうつむいた。
「ね、さわりっこしようか」
ももこが右手をのばしみやこの太ももにペタリと置くと、
「ひゃ」
感覚が鋭くなっているのか、脚をビクリと震わせてくすぐったいような声をあげた。
その可愛らしい反応にウフフと喜ぶももこ。自分より白くてきれいな脚をうらやむ
ようにムニムニ揉んだりしながら、やがてその手が脚の付け根のほうへ向かう。
「このへん……むずむずしない?」
ゆっくりとスカートのフリフリ部分をもぐって中に侵入し、指が下着を探りあてた。
スカートがめくれ上がったせいでその様子がちらと見え、みやこのイメージ通りの
白くて少し装飾のついたそのカワイイ下着に、ももこの顔が一層ほころんだ。
「気持ちいい?」
ももこに応えるように、顔をほのかに上気させて息を弾ませるみやこ。他人に
敏感なところを触られるという初めての感覚を、彼女なりに楽しめているようだ。
ももこがさらに奥のほうへ手を動かし、人差し指と中指を器用に使って邪魔な布地の
脇から中に入れると、中学生にしては毛の感触がほとんどなくスベスベしており、
ほんのりと汗をかいているのかモチモチ指に吸いついてくる。最も敏感なふくらみに
指先が触れるとみやこの全身がびくんと跳ねた。
「そこ、そこはダメですわ……」
大きく息をついてようやく細い声をしぼり出す。
カワイイなぁ……とまた思って、ももこは、自分も相当にドキドキしていることに
気づくのだった。
「ね、私もさわって……」
「あの〜、でも……」
みやこは口ごもり、ひとり離れて座っているかおるの方に顔を向けた。
かおるは、耳に入ってくるビデオの女のいやらしいあえぎ声にイライラしていた。
なぜ、こんなにも嫌なのか。兄や弟が性的なものに興味を持ちはじめる年頃で
そういうビデオで自慰してるのを見てしまった事があるのも原因のひとつだろうが、
彼女自身にもよくわからない。とにかくイライラするのだ。
胸がもやもやして頭がくらくらして、なんにも考えられなくなってしまうのだ。
「ねぇ、かおる」
「うわあっ!」
だから、ももこにいきなり後ろから抱きつかれてひどく驚いた。
「な……なんだよっ」
「いやぁ、あのね。私たち二人だけで楽しむのも悪いかな〜なんて」
ソファの背もたれをはさんで首から腕を回され、ももこの顔がすぐ横にある。
いたずらっぽくささやくももこの息が耳をくすぐり、かおるは鳥肌をたてながら
激しく頭を振った。
「お、おれはいいっつってんだろ!」
「またまた〜。聞き耳たててたく・せ・に」
「たててねーっ」
「だって、そのサッカーマガジンさっきから全然ページめくってないでしょ」
鋭く図星を突かれたかおるは、
「じゅ、じゅじゅ熟読してんだよ! いい記事だから何回も読んでるの!」
と、苦しく言い訳をしたが、その開いているページがスポーツ用品の広告ページで
あることに気づいて顔を赤くした。
「……かおるもドキドキしてるくせに」
言いながらススと手を胸に這わせるももこ。速まった鼓動が伝わってしまうのが
恥ずかしくてその腕をはねのけようとしたが、今度は目の前に例の、大人の男女が
激しく結合している映像があらわれて思わず力が抜けてしまった。
みやこがわざわざモニターを持ってきたのである。
「そうですよ〜、みんなで見ましょ」
あぁ、やっぱりこの二人のペースだ……かおるはまた、何も考えられなくなった。
ビデオの男女はあれこれと体位を変えて、今は騎乗位で女が腰を振っている。
「ほら〜すごいよ〜見て見て」
ヌチヌチと音をたてながら出し入れされる男性器は、かおるにとって、とても
見ていられるものではなかった。全身が心臓になったみたいにドキドキして、
頭がショートして煙を噴き出して、目がかすんで息が切れ苦しくなるのだった。
その感覚は、マラソンの最後でスパートしてる時にすこし似ていた。
ももこの手が胸のあたりに触れている。もぞもぞと動いて微妙にふくらんでいる
ところを撫でられる。首筋や耳にキスされる。ももこの唇は薄いけれど確かな
存在感があってキスされたところがじんじんと熱くなる。画面ではまた体勢が変わり
男が後ろから突いている。今のももこも、この男の気持ちなのだろうか。攻められ
激しい声をあげている女の姿に自分が重なって、でも、不思議とイヤな気持ちは
しなかった。
みやこが下腹部に手をのばしてくる。いつのまにかズボンがずり下げられていた。
すこし脚を動かすと股にヌルリとした感触がある。なんだろう。ヘソのあたりに
キスされる。みやこの唇はちょっと厚くてムニムニしている。くすぐったい。
そのムニムニが下にきてパンツ越しに一番敏感なところを刺激される。思わず背筋が
のびてしまう。
「ちょっ……そこ、」
汚いって言おうとしたけれど言葉が出てこない。気がつくと自分も画面の女と
似たような声を出していた。ももこにシャツをたくし上げられて直接胸をいじられる。
先っちょが固くなってるのが自分でもわかる。耳たぶに甘噛みされる。ねっとりした
吐息が耳の産毛をくすぐる。みやこがパンツの端をつまんでゆっくり引っ張る。
……脱がされる。全部脱がされてしまう。
「あっ」
――ももこが不意に声を上げたので、みやこも動きを止めてももこを見上げた。
「……終わっちゃった」
ふりむいてモニターを見るみやこ。そこではすでに射精した男が息を切らして、
精液にまみれた女が恍惚の表情を浮かべていた。
一息ついて、場の空気が急速にゆるむのを感じる三人。
「どうしましょう……」
「う〜ん……それじゃあ、巻き戻してもう一度」
ももこがそう言うが早いか、
「ふざけんな! やめやめやめー!」
かおるがあわてて衣服をなおしながら声を張り上げた。
「え〜」
「え〜じゃねぇ! おれはもう帰る!」
キスされたところをゴシゴシやりながら逃げるように部屋を出ていってしまった。
残された二人が顔を見合わせる。
「あんなにイヤがらなくてもいいのにねぇ」
「ね〜」
「んじゃまぁ、続きは次の機会で!」
「楽しみですわ〜」
ウフフと笑うこりない二人であった。
なお、問題のエロビデオはユートニウム博士の仕組んだ巧妙な罠であり、三人の
いけない遊びは室内に仕掛けられた64個の隠しカメラによって余すことなく記録。
博士の秘蔵コレクションに加わる事となるが、そんなこと三人は露ほども知らない。
(おわり)
博士何やってんだwww
(*´Д`)ハァハァ
自分の脳内妄想を萌え小説にしてもらえて感激です!!
聞き耳たてるかおるが可愛かったです!!GJ!
発情ブロッサム&バブルス…(;´Д`)ハァハァ
部屋を出て行ったバタカの行方に期待!!
博士やケンが直接からむより、こういう間接的な関係が好きだ。
ぬおおお!待ってましたー!
うまいうまいw
続きキボンヌです後生ですから
ちょwwwww博士GJwwww
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおこれは神だ!!GJ!!
盛り上がってまいりますた!!
股間がw
おやおや、少々活気づいてきましたね。
おやびん、続編キボン
第二次性徴の現象迎えて悩むかおるで是非おねがいしまつ
おねがいしまつ
おねが(ry
へいへい!
本編で生尻出されたらどんなパロ書いても勝てねえよw
今回の生尻は、以後エロは全開でいきます、という宣言と受け取っていいのだろうか。
しかも二度とも大きなお友達に人気のバタカ。
公式でせっかく生尻認定されたわけだし
丸出し羞恥小説キボン!!
見せたいわけじゃないのに衣装が勝手に変わって
見られてしまう恥ずかしい子。
慣れてきても指摘されるとやっぱり羞恥に頬を染めるかおるタソ。
何故か見られる度に濡れてしまうドMかおるタソ
Lte’s go to the dream world
おそらく、現在進行形で過疎化が
進んでいると思う。
尻は衝撃的だったなぁ・・
ブロッサムに尻をヤられるバターカップというネタが来た。
バタカはガチではいてない
だからスカート履くとすぐ鼻水小僧になるのかっ!
投下投下
二次元板の
>>66から、日曜朝寝坊して腹が空いてるかおる投下しまつ。
エロは一切なしだけど、長くなってしまったのでコッチに。
「ふわぁ〜〜あ」
目が覚めて時計を見たら昼の1時を過ぎていた。
昨日買って帰ったサッカーマガジンを遅くまで
読んでいたせいで、まだ少し寝足りなくも思う。
でも今日は日曜日。ラッキーなことに部活もないし
ノンビリするのもいいのかもしんない。
リビングに降りると、テーブルの上にメモが置いてあった。
<みんなで水族館に行ってま〜〜す♪>
「・・なんで俺も起こしてくれないんだよっ!!」
水族館行きたかった!!俺がペンギン好きだって知ってて
置いて行ったのか!?家族への愛を疑ってしまう瞬間である。
(後日、起こしたけど起きなかったって言われるのだが。)
それから更に愛を疑う出来事が起こる。
冷蔵庫を開けるが・・・・何もない!
お金も、置いてくれてないし、この間新しいユニフォーム買って、
残りのお金も昨日サッカーマガジンに使ってしまって、
詰まる所、お金がない!
ぐ〜〜〜〜きゅるるる〜
それでも容赦なく腹は鳴る。
パワパフZで出動する時もいつも腹が減ってる気がする。
「モジョめっ」
苛立ちを関係のないモジョにぶつけてみたりする。
それでも状況は変わるわけではない・・・
「そうだっ!アイツのとこ行こう!」
俺は隣に住む幼馴染の家に行くことにした。
ガチャガチャ、バターーン!
「かっ かおる!お前なぁ、いっつも人の家に勝手に入ってくるなよ!」
「いいじゃん、まぁ気にすんなって♪」
「お前なぁ・・」
隣の家に行くとおばさん達は出掛けてるみたいだった。
そして奴は少し遅めの昼飯タイムらしい!!
「おい、おまえ何食ってんだ?」
覗き込むとそこには。。。
「う!うなたま丼じゃねぇか!?!?」
俺の大好物のうなたまが目の前にある。
「そうだよ。かおる。悪いかよ。うなたま丼だよ」
「悪くねぇよ!な、なぁなぁ・・・俺にもちょっとくれよ」
「は?やだよ。これは俺の昼飯なんだよ。」
奴は生意気にも拒否りやがった。それでも負ける訳にはいかない。
「なーーー、いいだろ?ちょっとだけだからさぁ・・・
お願いっ 頼む!」
パンっ と手を合わせて目をつぶり神社のお賽銭箱の前で拝むポーズをする。
そしたら・・・
ポスっ
顔に何かが当たった。目を開けて、顔に当たった何かを確認する。
床には、満月ポンが落ちていた。
「てめーはこれでも食ってろやボケ」
奴は幼馴染とは思えない極悪非道なセリフを吐きながら、
更に満月ポンを投げつけて来た。
「何すんだよ!おまえ!こんなもんいるか!!
そっちをよこせっつてんだろ!?」
口で言ってダメな奴には実力行使するしかない。
偉そうに椅子に深くもたれかかって うなたまを食している
奴に向かって突撃した。
「うわっ やめろよ かおる!こしょばすなって!
俺は脇腹弱いの知ってるだろ!?おい!やめろ・・・ひゃはははっ」
「俺にもうなたまを分けるか!?どうだ!?」
「ひひ・ひゃはははは・・わかった、わかったって!!
分けてやるから!!ひゃははは!!」
「それなら良し!!」
望んだ回答を得られて満足した俺は奴の脇腹から手をひっこめた。
「ほれっ 食えよ。」
「せんきゅ!いったらきまーーーす♪」
美味しい♪やっぱうなたま最高♪
その夜、浮かれて帰ってきた家族に怒って飛びかかろうとしたら
親父から何か包みを渡された。
袋の中にはペンギンのぬいぐるみが入っていた。
別に俺はおみやげに釣られて、怒るのを止めたわけじゃないんだからなっ
勘違いすんじゃねぇぞ?
明日からまた、学校だ。ももことみやこに振り回される日々が始まる。
最近そんな生活も悪くないと思ってる自分もいるわけだが。。。
まぁそれは置いといて。
今日はもうおやすみ〜〜
以上です。元は本スレ417だったみたいです。
おおお!まってろ、今読む
ほのぼのしたww
感想ドモです
本スレ353からもネタお借りしますた。
こっちはバブルスで、ちょい暗めです
「おっはよ〜!みやこ!」
いつものように下足室でももこさんに声を掛けられる。
「あ、ももこさん〜。おはようございます〜」
返事をしながら靴箱を開ける。
ガチャッ
ドドドドドドー
手紙がまとめて落ちてきた。
「うひゃ〜相変わらずすっごい量ねぇ☆全部読んでるんだよね」
「はい、折角頂いたものですから〜。」
返事をしながら、かがみこんで床に落ちた手紙達を拾って鞄に詰め始めると、
ももこさんも一緒に座って手伝ってくれた。
ジリリリリ
「いっけない!始業ベルだわ!急いでっみやこ」
「はい〜っ」
ギリギリセーフで駆け込むと教室にはかおるさんがもう座っていた。
「おっす」
最近かおるさんの方からも挨拶したり話しかけてくれるようになって来た。
元々スポーツが苦手な私にとっては憧れの存在。
パワパフZがきっかけで仲良くなれて本当に嬉しいなぁって最近思う。
正直、今、鞄に詰まっている手紙より、ももこさんとかおるさんとお話ししたり
遊んだりすることの方が最近の私の心の中を大きく占めている。
でもせっかく頂いた手紙。ちゃんと読まなくちゃ。
1番後ろの席ってことも手伝って先生から見えないよう、
コソコソ脚の上に広げた。
・・・
<いつも見ています。大好きです。>
<あなたのことが好きだ。>
好意への嬉しさと同時に応えられない申し訳なさを感じる。
それでも読むことが誠意に繋がると信じたい。
何枚か目を通す内に気になる手紙を見つけた。
<あなたのことが好きです。
だからなんでも知っています。
いつも授業を抜け出してどこに何をしているかも。。。
ヒミツにしておきたいなら放課後視聴覚室に来てください。
他の2人には言わないこと。さもないと2人を、
特にかおるさんを、ひどいめに遭わすことになってしまう。
必ず約束は守ってね。待ってるよ。>
「!!」
どうしましょう・・ ヒミツってパワパフZのことですよね。
2人に相談、したいけど、どこで見てるかわからないし。
放課後、結局1人で視聴覚室に向かうことにした。
私の事が好きな人なんだったら、2人には迷惑かけられないもの。
部屋の中は暗くて、まだ誰も来ていないみたいだった。
「一体誰なのかしら・・・」
ガチャッ
その時、後ろのドアが開いて人が入ってきた。振り返ると、
そこには知らない顔の男の子、たぶん上級生?が1人で立っていた。
「やぁ、みやこちゃん、手紙、読んでくれたみたいだね」
「あの、あなたは一体誰ですか?」
「ひっどいなぁ。僕は君に何回か手紙を出したことあるんだよ?
下駄箱に返事見つけた時、嬉しかったなぁ。でも僕の思いに応えられないんだって?
僕の気持ちを甘くみてもらっちゃ困るんだよな〜、うん。」
ベラベラ喋り出した彼。
頭の中で思い当たる手紙を見つけた。
いつも5枚以上にわたって、私への気持ちを綴った文章を送ってくる、あの手紙。
宛名の下駄箱に、お返事はきちんと返していたつもりだったけど、、
全く気持ちが通じてなかったみたいで、背筋がツゥーと凍りついた。
「まぁ過去は過去。コレでも見てもらおうか。」
彼はビデオテープを取り出し、機械にセットし、
再生ボタンを押した。
『・・ザザ・ローリングバブルスっ ・・パワードバターカップ ・・』
「これは!」
そこには屋上で変身していく私達3人の姿が一部始終カメラに収められていた。
「君の事が大好きだから、いっつも見ていてあげられるように、
みやこちゃんの姿をビデオに収めていたんだ。
びっくりしたよ〜。まさか君がパワパフZだったとはねぇ。」
「・・・・・・」
どうしよう完璧にばれてる。でも、市長さんにお願いして、
彼にばれてしまいました、ごめんなさいって謝っちゃったら
大丈夫??かしら。。。とにかく、ももこさん達にも相談しないと。
「あの、ちょっとココで待っててもらえますか・・?すぐ帰ってきますので・・」
その場から走り出そうとしたら、
ガシっ
「おおぉっと、逃がさないよ」
腕を掴まれてしまった。
「まぁ、焦るなって。みやこちゃん。実はもう1本見てもらいたい物があるんだ。」
彼はさっきとは別のビデオテープを取り出し、再生した。
「・・・・!?まさかっ!!?」
目を疑った。
この間のパワパフZの戦闘シーン。
私の様子と、ももこさんと、あと、かおるさんが・・・・
「そんな・・・ これって・・・」
「そう。下から撮ったからよく撮れているだろう?
僕もまさかとは思ったよ。あの松原かおるさんが
ノーパンだったとはね。」
顔から一気に血の気がひくのが自分でも分かる。
「どうする気なんですか!?」
「どうもこうもないさ。僕は別に松原さんをどうにかしたいわけじゃないんだ。
みやこちゃん。好きなのは君なんだよ。
だからね、君が僕の言うことさえ聞けば大丈夫なんだよ。
でも、それが出来ないのなら、あのビデオがどうなるか、分かっているよね?」
「・・・・」
目の前が真っ暗になる。
どうしたらいいのかわからない。
でも、ひとつ確かな事。
かおるさんを傷つけたくない。
グチャグチャになる頭の中で、これだけはハッキリしていた。
「どうすればいいんですか?」
「普段ぼーっとしてるのに物分りが早いねぇ。
やっぱり友達は大切なんだね。
じゃぁまず、大事なお友達、ひとりにだけ
恥をかかすなんてこと、みやこちゃんには出来ないよね?」
なにを言う気なんだろう。この人は。
「今ここで、君もパンツを脱いでもらおうか」
「!?」
「ほら。早く。ちゃんと今日もビデオカメラは
持ってきてるんだから。しっかり撮ってあげるからね。」
ドクッドクッドクッドク・・・
心臓が頭にも、お腹にも、全身にあるみたいに
早鐘が鳴り響いている。
手が震えている。
なんでこの人はこんなことをさせるんだろう。
なんでこの人は笑ってビデオを構えてるんだろう。
眼が潤んで、視界が霞む。
腕を曲げて、手をスカートの中に滑り込ませた。
中の布に手をかけると、腰を曲げて、一気に
下まで降ろした。
「じゃぁそれはもらっておくよ。」
彼はセカセカと私から下着を奪い取った。
「悔しいだろ?ほら。ビンタでもしてみろよ。」
突然頬を差し出してくる。
「どうだ?殴らせてやるんだよ。俺の顔をな。やってみろよ。」
わざと逆撫でさせるような声出してるって私にでもわかる。
「じゃぁ、こうしようか?
バブルスさま〜 どうかビンタして下さいよぉ〜?」
今度は深々と頭をさげてきた。
まったく訳がわからない。本気で腹が立ってきたのと
さっさと止めさせたいのとで、彼が頭を上げてきた時に、
ペチッ
右手で彼の頬を叩いた。
「痛っ〜!!!あ〜〜!!!いってぇよ!おまえ!
なにすんじゃこのボケッ!!」
彼はふざけた瞳と乱暴な言葉遣いとを混じらせながら
こっちに向かってきた。
バンっ
思いっきり肩を押されて、後ろのが壁にぶつかる。
「いたっ・・」
背中が痛い。。
「ははっ ごめんねぇ。大丈夫?みやこちゃん?
ほら、よしよし〜」
無理矢理彼の腕の中に収められる。
締め切った視聴覚室の篭った空気、
目の前には嫌な男の胸。息が苦しくて
窒息してしまうのかもしれない。
蒸し暑いのと、イヤな気持ちとで、皮膚がジトジト湿ってきている。
瞳は水でいっぱいになっている。
もしかしたら 私は、溺れ死ぬんだろうか。
数秒経ったころに、私からスッと離れて彼はこう言った。
「んー。今日はここまでにしとこうか。
みやこちゃんに守ってもらいたいお約束1つ目。
貰った手紙は読まずに捨てること。」
溜まった涙で前がよく見えない。
「それからもう2つ目。
明日からも、この状態で下着を着けずに学校へ来ること。
とりあえずこれだけ。OK?」
NOって言えないのわかってるくせに。
声が出なくて、代わりに顎を下に傾けた時に
溢れ出た水が、瞳から床に落ちた。
以上です。こういうの苦手な人にはごめんなさいです
パワパフ乙!(゚∀゚*)
みやこちゃんいいねいいね
でもノーパンはワロタ
GJGJ!続編キボン〜
106 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 05:57:36 ID:QRU5/D6g
あげてやるぅ
おお、ひさびさ投下されてる!
みやこ乙!男うぜええw
108 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 00:35:47 ID:Z/AwdIX2
ミヤコタソ(*´Д`)=3
無邪気なカオルタソも好きだなぁ
ノーパンバロスw
いやこういうの好物ですぜ?(鬼畜
110 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 22:06:32 ID:0gM7AAJs
期待age
AT−Xで見てるけど、バターカップたまらねぇ
あの性格のまま、じっくり犯したいキャラだ。
君は良くわかってらっしゃる
つかAT−X今何話までいってんだ?
>>112 AT-Xだと、まだ3話をやったとこ。バターカップの色んな表情が見れて良かった。
汗に蒸れたスパッツの上から、恥丘を弄るのを妄想……
パワパフのエロ系スレ見てるとバタ子があんな性格で実はXXXしたらすごいんですみたいに見えてくるな
ネタにしやすさNo1だなw
バタ子みたいな女に限って兄貴に風呂の中で色々いじくられたりされてて
オナニーとかフェラなんてもんが上手なんだよ
何が入ってるんだよう グロサム・・・?
>>118 正解。赤青緑過去作詰め合わせ。
本スレろだがとまっとる。さっきから反応がない。
うわ初めて見た
バブルス少なっ。惨殺された顔出てないし
バタ子は一番ページ数多いからいたぶられ方も酷いなあ・・・目玉・・・・脳みそ・・・
でも絵はめっちゃ上手いね
これパワパフZグロ本とかにして売ったら結構売れそうだよ
俺も初めて見た。
緑への気合の入れ方が違うな。
俺のレベルでは青どまりだorz
きんとき堂の前に、「本日よりきんとき堂はセクハラ喫茶として生まれ変わりました。おさわり自由です」という立て札を立てたい。
そして押し寄せてきた客達にセクハラを受け、何がなんだかわからずに泣きそうになっている桜子さんのところへ颯爽と表れ、かばってあげたい。
しかし数が多い上に野獣と化している客達には敵わず、リンチを受けて瀕死の重傷を負いたい。
その後、駆けつけて客達を追い払ったパワパフZに向かって、「来るのが遅すぎんだよ」と悪態をついて必殺技でトドメを刺されたい。
そして(これだけカッコよく守ってあげたんだ。これで桜子さんの心は永遠に俺のものだぜ・・・・・)などと思いつつ、泣いている桜子さんに見守られながら穏やかな表情で息を引き取りたい。
それから数年。
桜子さんが『妄想に生き妄想に死んだ男、ここに眠る』と刻まれた墓碑の前に立ち、
「あの時あなたが守ってくれなければ、私がこうして総一郎さんと結婚することもなかったかもしれません。ありがとうございます」
と言っているのを聞き、墓の中から声にならない抗議の叫びを上げたい。
学校でみやこさんが日直の日に休み時間の終了5分前に
「みやこさん今日日直ですよ早く黒板消さないと
先生に怒られますよ」
と言って
「まぁたいへん」
とか言いながらみやこさんが黒板を焦って消しに行って
一生懸命黒板を消すみやこさんの隣で
消された部分に文字を書いて
「みやこさんここまだ汚いですよ」
とか言って
「はーい」
とか言いながらみやこさんが黒板を消すたびにまた文字を書いて
「一生懸命消してるのになかなか黒板がきれいになりませんわ」
とか言いながら首を傾げるみやこさんにももことかおるが
「頑張ってみやこ!」
「負けんなみやこ!」
とかエールを送ってみやこさんも頑張るんだけど
全然黒板はきれいにならずその内チャイムが鳴って先生が
「なんでまだ黒板消してないんだ!廊下に立ってなさい!」
とか怒ってみやこさんにビンタして
泣きながら廊下に立つみやこさんを
抱き締めてキスしたい
ブロッサムが
「いちご大福スピン!」
とか言いながらヨーヨーを投げたら後ろから頭をどついて
「お前それはおかしいだろいちご大福スピンなのにヨーヨー投げるとかわけわからんから
いちご大福スピンならいちご大福なげろよ」
とか言っていちご大福を渡してブロッサムがこんどは
「いちご大福スピン!」
とか言いながらいちご大福を投げたらまた後ろから頭をどついて
「食べ物粗末にしてんじゃねーよボケ!世界中には食いたくても食えない奴がいっぱいいるんだぞ
てめーが落としたんだからてめーが食えよ」
って言って地面に落ちたいちご大福を無理矢理食わせて泣かした後
抱き締めてキスしたい
しかし無理矢理食わさせられたはずのいちご大福に満面の笑顔のブロッサム
「おいひい〜♪アリガトホ」と礼まで言う始末
「拾い食いすんじゃねーよ」とツッコミいれようとしたが
さすがに呆れ返ってそんな気になれない
バターカップの思惑は見事に外れてしまったのであった
ももこちゃんにお菓子をいっぱいあげて
「わーいありがとう」
とか言いながら喜んで食べようとするももこちゃんからお菓子をおもむろにとりあげ
「ちょっとあたしのお菓子返してよ!」
とか言いながらお菓子を取り返そうとして伸ばされたももこちゃんの腕を掴んで
そのままどこか遠くへ走り去ってしまいたい
コンピューターの授業の時間にかおるのパソコンだけ電源入れたら勝手にエロサイトが開かれるように事前に細工しておき
何も知らずにパソコンの電源を入れたかおるが
「うおっなんだこりゃ!?」
とか言って驚いたら偶然を装って後ろを通りかかり
「あーかおるさんがいかがわしいサイト見てますよー!」
と大声で叫んで
「ちっ違う!電源つけたら勝手に…」
とか言い訳しようとするかおるの声を遮り
「しかも百合系のサイト見てますよこの人ー!」
と言ってクラス中がかおるのパソコンを見に来て
「こ、こら見に来んなおまえら!」
とか言いながらかおるは必死で画面を隠そうとするが一番前のでっかいテレビにかおるのパソコンの画面が映されて
みやことももこが
「かおるさんってこういう趣味があったんですね〜」
「もうかおるは普通の恋愛は出来ないわね!」
とか面白そうに話してるのを聞いてついに我慢できず泣いちゃったかおるを
抱き締めてキスしたい
ももこが風呂上がりに扇風機の前であ゛〜ってやってるときに
物陰からこっそりリモコンで気付かれないように扇風機の首振りスイッチをオンにして
「扇風機が勝手に動いた!」
とか言いながらももこがびっくりしたら
扇風機の風量を最大にして吹っ飛んできたももこを
抱き締めてキスしたい
キスして、そのあとゆっくり舌を入れたい
びっくりしたブロッサムは驚いて振りほどこうとするけど
ぎゅっと抱きしめて口内をじっくりと犯したい
でもそれ以上の事はしない。
だって本当にブロッサムを愛しているから
ももこに
「おっはよう!」
って言われながら背中叩かれて走り去られ
「いて…元気いいなあいつ」
とつぶやきたい
かおるが六時間目の体育の授業中サッカーしてるときに
思いっきり体当たりしてぶっとばして足を怪我させて
下校中かおるが足を引きずるようにして歩いてるところを
後ろからおもむろに抱っこして
「うおっ!?いっいきなり何すんだ!下ろせよバカ!」
とか言ってるかおるを無視してそのまま歩き出して
「おい!恥ずかしいからやめろってばっ!みんなが見てるだろ…
ったく…だいたいお前なぁ…抱っこするんならもっと優しくしろってんだ…」
とか言いながらかおるに全力で殴り飛ばされ粉々になりたい
日曜朝8時、仮面ライダーカブトを心待ちにしてるももこの
背後からリモコンでテレビやDVDの電源をオフにして
「ちょ、ちょっと!なにしてるのよ!もう始まっちゃうじゃない!」
とリモコンを取り返そうとするももこを嘲りながら
「ほらほら、届くかな〜ww」と8時半までおちょくって
「あ〜〜ん、終わっちゃったよー・・・え〜ん!」と号泣するももこに
そっと「大丈夫だよ。ちゃんと録画してあるから・・」と耳元で囁くと
「もう・・・ばか!」と抱きついてきたももことベッドのうえで一緒に
キャストオフしたい
賞味期限が大幅に切れた生菓子をももこにあげ腹を下しトイレに駆け込むももこ、だがももこより先に俺がトイレに入る
「まだ〜まだなの…はやくしてよー!」と必死に喚くももこ、その時自分はトイレの窓から脱出しももこを抱きしめに走る
力強く抱きしめた瞬間ももこは限界破裂、「漏らしちゃった…」異臭と共に泣きじゃくるももこに「洗ってあげる」とキャストオフ
放課後みんな帰った後にももこの机に
『ももこ死ね!!byかおる』と彫刻刀で掘っておき
次の日の朝かおるが来たときにももこが
「ちょっとかおる!何なのよこれ!」
とか言って
「はぁ?知らねーよそんなもん」
とかかおるが言ったら
「ぼく昨日の放課後かおるさんがももこさんの机に彫刻刀で掘ってるとこ見ました」
「ぼくも見ました」
「鬼のような表情で掘ってたので恐ろしくて止められませんでした」
みたいなことを男子数人で言ってももこが
「ほらやっぱりあんたじゃない!友達と思ってたのに!」
とか言って泣きながらかおるの髪を引っ張ったりして
かおるも怒って殴り合いの喧嘩になって
「喧嘩はやめろ!殴るんなら俺を殴ってくださいお願いします」
と土下座して頼んで二人に強烈なビンタをされて
ももことかおるを仲直りさせたい
その後抱き締めてキスしたい
ももこの好きなヒーローものの格ゲーを買ってきてあげて
「いっちょこいつで一緒に遊ぼうぜ」
と言って
「あっそれわたしが欲しかったやつ!やるやるっ!」
とももこも喜んで一緒に遊んで
最初の内はももこに合わせて負けてあげて
ももこも必殺技や決めゼリフを叫んだり主題歌を歌ったり楽しそうにしてるんだけど
途中から空気読まずに永久コンボやハメで勝ち続けて
「飽きてきたな…」とか「つまんねぇなこれ」とか「てかまずキャラがキモイんだよな…」
とか聞こえるように呟いて
10連勝ぐらいしたあたりでももこが泣きながらコントローラーを顔面に投げてきて
「もうやらないっ!」
とか言って走り去っていくところを
後ろから抱き締めてキスしたい
しかしコントローラーの当たり所が悪かったようで
俺の体は地面に突っ伏したまま永遠に動くことはなかった
監督「次回は縛られてるシーンで、服を着ないで演じてもらう」
バタカ「またかよっ、いい加減にしろ!前回のノーパンも、画面には映さないとか言ってたくせにバッチリ映ってたじゃねえか!!」
監督「おや?そんなこと言っていいのかなぁ。ただの小娘だったお前を、パワパフZに出演できるまでに引き立ててやった恩を忘れたのか」
バタカ「それとこれとは話が別だろっ!」
監督「そうかい?そうかもしれないな。それじゃ、これも別の話になるんだが、もし君がパワパフZの役から降ろされたとしたら、親御さんは怒るだろうねぇ〜。君の家庭は、君の出演料が唯一の収入源だからねぇ」
バタカ「う、うぅ・・・・・そんな・・・・・ひどいよ・・・・もう父ちゃんに殴られるのは嫌だよ・・・・」
監督「わかったらやるんだ。大丈夫、前回のノーパンが映ってたのは単なるミスさ。今回は映らないようにうまくやるから」
そして放送日。
バターカップは、不安を胸に抱えながらテレビのスイッチを付けた。
http://ojamajo.or.tp/ppgzup/srces/ppgz0132.jpg 彼女は、監督の殺害を決意した。
にーにーと鳴く声をキャッチしたバタカ
「なんだぁ?」
自宅近くの茂みからドロまみれのトラぬこが。
目を合わせたが最後、ゴロゴロと喉を鳴らしてバタカの足に擦り寄った。
「わっ、こら!」
どうしよう。周りを見ても自分以外人はいないではないか。
約30秒悩んだ末、ガ!と服の中に詰め込みダッシュで自宅に。
運がイイのか悪いのか兄と弟はまだ帰っていないようだ。
丁度サッカーで汗をかいていたこともあったので風呂場に直行。
大きい洗面器にぬこを入れ適当なシャツになってから勢いよくボディソープをかける。
びっくりしたのか「にー!」と鳴いてじたじたと暴れるぬこ。
「大人しくしろ!」
しかし泡が立ちすぎてバタカは体中泡まみれになってしまった。
その後、ぬこは無事?に松原家に住み着いた。
バタカの良き相棒として妹として今日も今日とてのんびり「にー!」と鳴きじゃれ付くのだった。
ガチャリ
かおる「!!」
かおるパパ「………………」
かおる「………………!!」
かおるパパ「お風呂いっしょに……
………入っても…………」
かおる「えッ!?」
かおるパパ「………いいかなぁ〜〜〜っ?『かおる』!?
パパと久しぶりに……」
バタム
カコォーーーン
かおる「お…おれ もうあがるから…」
ズイィッ
かおるパパ「いいじゃあないか!
親子なんだから〜〜〜〜っ」
かおる「!……………………」
な 何しに来たんだ!? このぬこ見つかったらやばい…
かおるパパ「……………………
すまないがかおる… 桶から手を放してくれないか?
湯をくんで体を洗いたいんだ」
かおる「……………………… ………………」
かおる「お おれが パパの背中…… 洗い流してあげるよ」
かおるパパ「……………… ん―――〜
背中を流す…か! それは…いい考えだな」
かおるパパ「でも まずおまえの背中からだよ」
かおる「え!」
かおるパパ「先に入ってたのはおまえなんだからね…
流してあげるよ カワリ番こだ さあ座って」
ゴシ ゴシ ゴシ ゴシ
かおるパパ「……………………
どうした?ズイブンと汗をたくさんかいてるじゃないか?
のぼせたのかい?」
ゴシ ゴシ ゴシ
かおる「う………うん」
かおるパパ「じゃあッ!ふるえているのはなぜだ!?
のぼせたのなら…… ふるえているのはおかしいんじゃあないか?」
かおる「くすぐったいんだよ!パパ!
おれが『くすぐったがり屋』だって事 昔から知ってるでしょ?」
かおるパパ「ムッ ! そうだった…… な…
『くすぐったがり屋』だったな…… かおるは」
かおる「ま… 前は自分で洗うから」
かおるパパ「そうか 自分で洗うか」
バタカが寝てる間に布団にオレンジジュースを
こぼして朝起きた時にバタカが
「うわっ!中学生にもなっておもらしするなんて最低だ俺…」
とか言いながら自己嫌悪に陥ってるところにおもむろに
部屋に入って
「早く学校行かないと遅刻するぞ。ん?なんだそれ?」
って言って
「な、なんでもねぇよ」
といきなり部屋に入られてびっくりして必死におもらしの後を隠そうとするバタカに
「おい今何隠したんだよ見せろよ」
って言いながら布団をひっぺがして
「本当に何でもねぇったら!あっ…」
とおもらししたことがばれて赤面して泣きそうな顔してるバタカに
「うわぁーみなさんこいつおもらししてますよー!」
と大声で叫んで追い討ちをかけたい。
その後学校の昼休みにブロッサムとバブルスと楽しく
お喋りしながら弁当を食べてる時に全校放送で
「今日の朝松原かおるさんがおもらししました」
と放送して赤ッ恥をかかせたい。
その後抱き締めてキスしたい
駅のホームでバブルスといっしょに電車を待ってるバタカを
背後から近づいて電車がきた時に背中をちょっと押して
脅かしてやりたい
そして気配を察知され素早くかわされ勢い余って
電車に突っ込み粉々の肉片と化して飛び散りたい
「お、俺のせいで人が死んじまった…」
「まぁたいへん」
と目の前で人の死を目撃してしまった思春期の二人の
心にトラウマを植え付けしばらく肉が食べられないようにしたい
そしてその後抱き締めてキスしたい
見たいスポーツ番組が終わって退屈して
椅子の上に足をブラブラさせて座ってるバタカに
「なあなあかおる、なぞなぞしよーぜ」
と声をかけて
「いーぜ」
ってバタカが答えたら
「ケーキ屋さんの娘の名前は『けい子』だ
ようかん屋さんの娘の名前は『よう子』
じゃあまんじゅう屋さんの娘の名前は?」
と問題を出して
「へ?まん子じゃねーの? …あっ!違…」
とエッチな言葉を言ってしまった事に気付き
顔をまっ赤にして手で口を押さえるバタカに
「え?いま何て?」
としらじらしく聞いて
「な何でもねーよ!」
「気のせいかな今一瞬『マンコ』って聞こえたような…」
「い、言ってねーよそんなこと!」
「いや、確かに聞いたぞ」
「そ、そんなことどうでもいいからさっさと正解教えろバカッ!」
みたいなやりとりを数分した後もったいぶって
「しょーがないな〜、正解は『あんゴブファ!」
俺が正解を言い終わる前にバタカの鉄拳が
俺のみぞおちに突き刺さっていた。
辺りに臓物を派手にばら蒔きながらボロ雑巾のように
吹き飛ばされ壁にたたき付けられる俺。
全身の関節がありえない方向に曲がり
身体中のいたるところから血が間欠栓の様に吹き出している。
「で、正解は何だって?」
ゾッとするような笑みを浮かべながら
尋ねてくるバタカに俺は
(正解は…『あん子』…だよ)
そう答えたつもりだったが、喉が固まった血で塞がれ
声を発することが出来なかった。
薄れ行く意識の中で俺は、永遠になぞなぞの答えを知ることが
出来ないであろうバタカがたまらなく可哀想に思えた……
バタカを
「かおるちゃん」
って呼んで
「何だよ普段さんざん呼び捨てにしてるくせに
急にちゃん付けで呼びやがって気色悪いからやめろ」
といってきたバタカをおもむろに抱き締めて耳元で
「好きだよ」
と呟き
「放せよ気色悪い」
とか言いながらバタカに殴られて
逆ギレしてバタカにビンタしたい
そして怒ったバタカの往復ビンタを30分間延々喰らい続けて
気絶したい
バタカが夜寝てる間にこっそりヘッドホンをつけて
暗い日曜日をリピート再生で延々聴かせ続けたい
そして次の日朝から憂鬱な気分で学校へ行くバタカを
ブロッサムとバブルスが心配して
「ももこさん、何だか今日のかおるさん元気がないですわ〜」
「みやこ、女の子にはね、月に一度調子が悪い日があるのよ!」
「え〜そうなんですか〜」
「そんなことよりみやこ、今度の日曜日アレしにいかない?」
「アレってなんですか〜」
「ほら、玉をアレするやつ」
「ボーリングですか〜?」
「違うわ、玉を弾くやつよ。確か…チンコみたいな感じの名前だったような…」
「チンコですか〜?」
「えーっと、なんだったかな〜、チンコチンコ…」
「ひょっとしてパチンコですか〜?」
「それよッ!」
「確かにチンコと似てますよね〜」
「かおるも行くよねッ!?チンコッ!じゃなくてパチンコ」
「おまえら朝っぱらからチンコチンコうるせーよ!
だいたい俺達はまだ未成年だろ」
みたいに楽しくお喋りしてるところに唐突に間に割って入り
「お〜しおしおし、お〜しおしおしおし」
とムツゴロウさんの真似をしながらバタカに絡み付いて
ほっぺたをペロペロしたい
そして怒ったバタカに噛みつかれて指を数本失いたい
バタカの父親になって夜10時ごろに仕事を終え疲れて帰宅して
玄関で「ただいま」と言うけど誰からも返事されず
廊下で風呂上がりのパジャマ姿のバタカと会い「ただいま」と
声をかけるが無言で通り過ぎられたい
すれ違いざまに舌打ちなどされるとなおよい
その後寝転んでテレビを見ながらガハハと笑い声をあげてる妻に
「何だいあんたもう帰って来たのかい
あんたの分のご飯用意してないから
そのへんにある物適当に作って勝手に食べて」
と言われてそこらへんにあるカップラーメンを作って
部屋の隅で食べてその後風呂も入らず布団を敷いて寝たい
そして次の日の朝6時半ごろにバタカに布団の上に乗っかられて
「なーなー父ちゃん早く起きてくれよ」
と起こされたい
せっかくの日曜日にまだ7時にもなってないのに起こされて
ムカッ腹が立ってビンタしたい衝動に駆られるが
本気で喧嘩したら多分負けるからやめたい
「今日はおこづかいの日だろ、はやくくれよ」
「そうだな、いつもはいくら渡してたかな?」
「いつもは千円だけど、今日は友達と遊びに行くから
いつもより多めに欲しいな〜なんて…」
「じゃあ二千円あげよう」
「え〜それじゃ少ないって、もう一声!」
とおねだりしてくるバタカに
「そうだな、かおるももう中学生になったことだし
今日は出血大サービスだ」
とか言いながら五千円を渡してあげたい
そしてバタカに
「わーい父ちゃんありがとう!大好き!」
って笑顔で抱きつかれてほっぺたにキスされたい
ほんとお金を貰うときと物を買ってもらうときだけは
かわいいんだからこいつは…なんてことを考えながら
「どこに遊びに行くんだ?」
って聞いて
「そんなこと父ちゃんには関係ねーだろ。あと俺のパンツ勝手に
部屋持って帰るのやめろよキモイ」
と邪険に扱われたい
すごい勢いで総集編だなw
このシリーズこんなにたまってたんだ・・・・
>>148 俺が書いた奴が含まれているのを見ると、少なくとも2人以上いるわけだし。
他にもいるかもしれん。
うわー!すごい溜まってる乙w
139ジョジョ
まってろ、こんなにいっぺんに読めんから
読んだ読んだ
しかしバブルス少なすぎないかおい
あとエロパロなんだからもっとこうエロイの求む
学校の席がえでブロッサムの後ろの席になって授業中にブロッサムの髪の毛を引っ張りまくって
泣きながらビンタされたい
その後の学級会で先生に怒られたら
「ももこさんの髪の毛のせいで黒板が見えないんです」
「僕もももこさんが悪いと思います」
「ももこさんが振り向く度に突風が起こってプリントが飛んで行きます」
みたいな感じで男子全員でグルになってブロッサムを泣かしたい
その後抱き締めてキスしたい
朝っぱらからかおるたちと一緒に市民プールに行って
端っこのほうにあるまだ一人も人がいないプールで
「誰もいないしいっちょみんなで向こうまで競争しようぜ」
とか言って
「おっしゃ負けねえぜ!」
とかおるが張り切ってバタバタ泳ぎだすんだけど
俺はスタートせずに
「あっやっぱり向こうの流れるプールで遊ぼうぜ」
と言って必死こいて泳ぐかおるを放置して
みんなで向こうへ行って
そのうち端にたどり着いたかおるが
「どうだっ俺が一番だ!
俺に勝とうなんざ百年早いぜ!」
とか大声ではしゃいで喜ぶんだけど
プールにいるのが自分一人だということと監視員さんの
「なに一人ではしゃいでんだこのバカは?」
みたいな視線に気づいてだんだん恥ずかしくなって
いそいそとプールから上がって
「おーいみんなどこにいるんだよー」
とか言いながら俺たちを探すかおるを
後ろから抱き締めてキスしたい
バブルスに千円渡されて
「これでファッション雑誌買ってきてくれませんか〜?」
って言われて近所の本屋に行ってわざと違う本を買ってきて
「ごめ〜ん間違って月刊ムー買ってきちゃった」
って笑顔で言って
「ひどいですわ〜」
とか言いながら走り去ろうとするバブルスを後ろから抱き締め
「嘘だよ、ほら」
って言ってあらかじめ用意しておいたファッション雑誌を渡して
喜ばせたい
しかしうっかりファッション雑誌と間違えてエロ雑誌を
渡してしまって
「サイテーですわ〜」
って言われてビンタされたい
8月31日の夜ももこに
「夏休みの宿題終わんないから手伝って!」
と涙目で頼まれて、しょうがないから絵日記の絵のところ
全ページにリアルな生殖器の絵をびっしり書いてあげて
始業式の日の朝ももこは学校でかおるたちと
「いっちょ絵日記の見せあいっこしようぜ」
みたいな話になってそのまま見せあいっこして
「ももこさんって毎日こんなものを見てたんですか〜?」
「こんな淫乱な奴だとは思わなかったぜ」
みたいに言われて赤ッ恥をかかせたい
その後抱き締めてキスしたい
ブロッサムが
「あたしにまかせて!」
とか言いながらヨーヨーで攻撃しようとしたところをおもむろに横っ面をひっぱたき
「ヨーヨーは人に向けるもんじゃねぇ!地面に向けるもんだ!」
とか言いながら正座させて説教したい
ブロッサムが反省して
「ごめんなさいもうおもちゃで人を殴ったりしません」
と謝ってきたら
「よしそれじゃあ来週からはこれを使うんだよ」
と言ってモーニングスターをプレゼントしたい
ももこの誕生日にみさこさんとかおるがおこづかいを合わせて誕生日ケーキを買って
みんなで楽しく誕生日パーティーなどやってるときに
全員がよそ見している隙におもむろに誕生日ケーキを地面に叩き付け
「あー今ももこさんがケーキを地面に叩き付けてましたよ!」
とか言って
「ひどいですわ〜」
「最低だなお前」
「常識をわきまえた人だと思ってました」
「軽蔑だワン!」
とか言いながら皆が帰って一人泣きじゃくるももこに
「あ〜あ皆にきらわれちゃったね。」
とか言いながら抱き締めてキスしたい
日曜日にうっかり夜更かししたせいで昼まで寝てしまって
自分以外の家族が全員どっかに遊びに行って夜中まで帰ってこず
家にご飯もお金も置いてなくて腹すかしてるバタカの前で
うなたまを美味しそうに食べたい
バタカがお腹空いて腹をぐぅ〜ってならしながら
「俺にもちょっとくれよ」
とかいってきたら
「てめーはこれでも食ってろやボケ!」
って言ってバタカの顔面に満月ポンを投げつけたい
バブルスに「ビンタしてくださいっ!」と土下座しながら
しつこく頼んで、仕方なくバブルスがビンタしてきたら
オーバーリアクションで痛がって「何すんじゃこのボケっ!」
って言いながらぶっとばして壁にたたき付けて
バウンドしてきたところを抱き締めてキスしたい
ブロッサムに「ケーキ食べたい?」って聞いて
「食べたい!」とか言いながらノコノコ近寄って
来たところを両足でブロッサムの両腕を弾き
「かかったなアホが!」と言いながら十字に組んだ手刀
で襲いかかり気化冷凍法で凍らされて最も残酷な死を贈られたい
その後抱き締めてキスしたい
たぶんこれでほとんどかね。
神よ、この中から萌えエロ小説を作ってくれまいか(*´Д`)
ベッドの上でキャストオフ!
しかしこのシリーズ並べるとw
ブロッサムはいじりがいのあるキャラだよね
ブロッサム・・・いじりがいのあるキャラ
バターカップ・・・いじめがいのあるキャラ
バブルス?もちろん天然暗こ(ry
誰かノーマルなエロをキボンヌ
誰×誰?
ももこ×モジョのノーマルエロスで
モジョXモジョロボのメカフェチで
マニアっクだなおまいらw
青緑が好き
セデューサX桜子、というのはどうだろうか?
精神の中でセデューサに桜子が犯されて、
最終的にセデューサな性格の桜子になるとかさ。
セデューサが化けたみやこがかおるを・・・・
書店にパワパフエロ同人の通販申し込みして今日届きましたよ
なぜだ!なぜどこもバタカさんがももみやコンビに弄られるのばっかしなんだ!
たまにはみやこ総受けも読ませてくれ!
175 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 02:27:45 ID:kBkZHmbz
あげてやるぅ
セデューサ・リターンズ!
寝る前の甘いものタイムはももこにとって、一日いちばんの至福の時間だ。
今夜のメニューはカスタード饅頭。金時堂オリジナル「カスタあん」の
ミスマッチぶりが癖になる、ももこをはじめ固定ファンが多いお菓子だ。
宿題もして風呂も入って歯もみがいて、さぁ満面のえびす顔でかぶりつこうとした
その瞬間にベルトがピコピコいいだしたものだからたまらない。
「夜おそくすまない! 街で洋服や靴が奪われる事件が発生! モンスターだっ」
博士の必死の叫びを軽く無視して饅頭をつめこもうとしたももこだったが、
事件がつい先日のそれと同じ状況であることを不思議に思ってその手を止めた。
「それってもしかして……セデューサ?」
「おそらく……。なぜまたセデューサが……それはわからないが」
セデューサの正体は金時堂の看板娘、桜子である。彼氏との仲がうまくいって
ないのだろうか。そういえば、店に行った時少し元気がなかったような気もする。
「とにかく出動してくれ、パワパフZ!」
話はそれからね……ももこはつぶやいて、手早くリボンをつけるのだった。
かたわらの饅頭をうらめしく見つめながら……。スーパーヒロインはつらいよ。
ガールズたちが出動したのはいつかの洋品店。きらびやかなドレスや装飾品が
所狭しと並んでいる。その中央にバブルスが、ロッドを片手に陣取っていた。
「……というわけで、彼女はきっとまたここに来ます」
「今度こそドレスを奪いにくるってことね」
自然とぐっと引き締まった表情になるブロッサム。の横で、バターカップが
思いきりあくびをした。
「しっかし、なんでまたセデューサが? 桜子さんはアレでめでたしめでたしじゃ
なかったのかよ。どうなってんだまったく」
いらいらと頭をかくバターカップの言葉にふたりもウームとうなる。当然の疑問だ。
「まぁ……女の子にはいろいろあるのよね、こと恋愛に関しては」
「とにかく、捕まえることが先決ですわ」
それには異議なし、と、バターカップが言おうとしたその時だった。
店内の明かりがすべて消え真っ暗になったのである。
「うわっ、なんだなんだ」
おろおろと闇の中を手探りするバターカップ。何か大きくてモフモフしたものに
触れた。すかさずブロッサムの声がする。
「ちょっと、私の髪さわってるの誰」
「あ、おれだ。これ髪の毛かぁすごいな。どれどれ」
「いたたた、ひっぱらないでよ! もう、どうなってるの一体!」
「私、ブレーカーを探してきますわ。ちょっと待ってください」
バブルスがそう言って、あちこちにコツコツ足をぶつけながら部屋を出て行った。
暗闇に似た沈黙がしばらく部屋をつつむ。
残されたふたりの目が闇に慣れ始めたころ、チチチと小さな音をたてて蛍光燈が
次々と復旧し、まぶしくて逆に目を閉じるはめになった。
「ありがと、バブルス……」
ブロッサムが目をシパシパやりながらバブルスをねぎらうと、
「あなた……あなたたちは本当に、ブロッサムとバターカップですか」
という謎の言葉が返ってきて、へ? と思わず間の抜けた声をあげた。
セデューサは変装の達人である。自分が部屋を出て行ってる間に彼女が本物と
スリ替わったのではないか、というのがどうやらバブルスの主張らしい。
すかさずバターカップがくってかかる。
「んなわけねーだろ。おれとブロッサムはふたりでここにいたし、何も変わった事は
なかった。入れ替わるような時間も空間もなかったぜ」
「ブロッサムが入れ替わったのに気づかなかっただけでは? いえ、そもそも、
バターカップでないかもしれないあなたの言うことを鵜呑みにはできませんわ」
「ふざけんな! ……てかさ、その理屈だとバブルス、おまえだってニセモノかも
しれねーじゃねーか。むしろ一人で行動してたおまえの方が……」
「私がニセモノ? ヒドイ、ヒドイですわ。そんなヒドイことを平気で言うなんて、
やっぱりあなたはバターカップではありませんね!」
「なんだって!」
「ちょっと、ちょっとちょっと! 待ちなさいよふたりとも!」
鼻息荒いふたりを見かねてブロッサムが割って入る。
「あのさ、セデューサの変装を見破る大事なポイントがあったでしょ。覚えてる?
それは化粧。セデューサの変装はきつい化粧の匂いがするのよ」
「そうでしたわ」
「そうだよ。するか? 匂い」
そう言ってバターカップがぐっと胸を張ると、
「ちょっと失礼……」
と、バブルスが顔を近づけ匂いをクンクン嗅ぎ始めた。ぬるい鼻息が頬をくすぐり
思わず鳥肌をたてるバターカップ。
「おい。近い、近いって」
と、もじもじするのをよそに、より顔を密着させ一心不乱にスーハーするバブルス。
やがて唇をうすく開きベロを出してゆっくりとバターカップの頬をなぞった。
「わ!? 舐めた! いま舐めたろ!」
「化粧の味がするかどうか見てるんですわ」
「し……したかよ。しねーだろ匂いも味も!」
「ええ……でも……巧妙に隠しているのかも……」
「んなわけねーっての!」
「彼女が、弱点をそのままにしておくとは考えにくいですわ」
耳もとでささやく声は本気で言ってるのか何なのかバターカップには測れない。
ただその吐息は熱く色を帯び、普段のみやこからは想像もつかないほどの強さで
耳の穴から胸の奥に侵入しモヤモヤした部分をつついてくる。
「あ、うん、それは言えてるかも」
ブロッサムが余計な合いの手を入れたが、つっこむのがもう面倒なくらいに、
バブルスの柔らかなベロの感触に酔い始めていたのだった。
バブルスはバターカップの唇にこそ触れなかったものの、頬からおでこ、耳たぶ、
首筋をへて、ぴくり、ぴくりと敏感に反応する胸元をコスチューム越しに愛撫し、
その匂いと味を確かめていった。確認された部分は、バブルスの唾液によって
コスチュームの緑を濃くしていた。
つづいてスカートの中に鼻先をつっこむと、さすがにバターカップは身をよじった。
「こらー! どこまで嗅いでんだ!」
「ここが一番大事なところですわ」
「どっ、どこの世界に股間に化粧する奴がいるんだ!」
正論である。しかしもはや正論など通用しない空気でもあるのだ。
発情した犬みたいにグイグイと、無遠慮に鼻先を押しつけてくるバブルス。
布一枚へだててバターカップの、自分でもよく知らない女子の大事な部分がある。
そのとてつもない恥ずかしさと、どうしようもない心地よさに、バターカップはただ
顔をまっ赤に熱くして唇を結ぶことしかできなかった。
「う……や、あんまり……クンクンすんなって……」
「汗の匂いがしますわ、それと……」
「ひゃっ!」
布地に浮かぶタテ線をなぞるようにバブルスがベロを這わせると、普段のかおる
からは想像もつかないほどの高い声で反応した。
「この匂い、これが……バターカップの匂いなのね」
「そ、そうだ……おれは……セデューサなんかじゃねえっ」
「そうですわね……。私がバカでしたわ。本当にごめんなさい」
涙目でペコリと頭を下げるバブルス。その様子を見守っていたブロッサムが
ここぞとばかりのリーダー面でふたりの肩に手を置いた。
「これでいいわね? バブルス」
「ええ、本当にごめんなさい……」
「よし、じゃ、次はバターカップ! あなたがバブルスを味わう番よ!」
「うるせえよ! 味わうまでもねえっ」
バターカップはそう言い放つとバブルスをギロリ睨んで、
「おまえがセデューサだろ!」
「えっうそ!? バブルスが!?」
「いやおかしいだろ明らかに! 気付けよっ」
うふふふ、とバブルスがいたずらっぽく笑って、クルリとセデューサに変化した。
「おいしかったわバターカップ。ごちそうさま」
「あんたねえ、私を差し置いておいしい思いしないでよ! 饅頭タイム返せ!」
言うが早いかヨーヨーをブン投げるブロッサム、それを軽くかわすセデューサ。
「バブルスは向こうで気絶しているわ……じゃ今夜はこのへんで。ごきげんよう」
「あっ……待てえっ!」
ふたりと十分な間合いをとりセデューサが逃げる体勢に入る。しかし、ふたりと
対峙していたせいで背後に現れたバブルス(本物)に気づくことはできなかった。
「バブルローッド!」
ロッドでしばき倒す、バブルとは名ばかりの大技が炸裂し、勝負ありである。
なお翌日、桜子に探りを入れてみたところ、最近ちょっと元気がなかったのは
彼氏とラブラブすぎて「幸せすぎてこわい」だからだと。だからなんとなく
口紅を手にしてしまったのだと……。ストレス解消に使われちゃったかおるさんに、
どう説明していいのやら悩みに悩むももこでありました。リーダーはつらいよ。
(おわり)
おおおおお!!!!投下きてるー!!!
GJGJ!!かおる可愛い〜!(*´Д`)
おバカなももこもカワユス!
キャラがそれぞれたってて上手い!
GJ!!
上手い上手い!最高に萌えるとか以前にクオリティ高い(゚∀゚*)!
あんた最高だ・・・
つかエロオォォw
プニ山氏最高だ!!!!!
所々のギャグが本気で面白いぜ
えろいな〜いいな〜
184 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 11:54:00 ID:ltl/x2JY
放送日age
バタカもファジーも最高だぜ〜!
コーチかおるの特訓サッカー
あれからも少年にサッカーのコーチをするかおる。
仲良く特訓に励んでいた。
ある日少年から保健体育のコーチを頼まれる。
って展開キボン
「かおるおねえちゃん、僕が大きくなったらお嫁さんになってくれる?」
こんなことをあんな子供に言われてもめちゃめちゃ照れそうなバタカ萌え
少年「かおるおねえちゃん、僕が大きくなったらお嫁さんになってくれる?」
かおる「少年よ!麦じゃ!」
少年「…ぇ?」
かおる「きびしい冬に 青い芽をだし、ふまれて、ふまれて、強くまっすぐにのびて実をつける」
少年「お、おねえちゃん?おねえちゃん?!」
かおる「麦になるんじゃーーーーー!」
少年「おねぇーーーちゃぁーーーーん!!!!」
照れ隠しか
バタコかわいいよバタコ
「かおるおねいちゃん、セックスってなぁに?
なにかのスポーツ?」
「へ?!」
「かおるおねいちゃんもやったことあるの?」
「ちょ・・・おま・・・」
体で教えてあげて
「始めてだったのかい?」
そういいながら煙草に火をつける少年
その傍らで毛布を握り締めたまま小刻みに震えるかおる。
目は血走り、髪は乱れ、涙が情けないほどに流れる
口を強く噛み締めたまま、その無力さに嫉妬していた
「…シラネーヨ…」
ささやかなかおるの抵抗であった。
何そのネタwww
うぉー!不覚にも我が息子が起立をしてしまった!
194 :
名無し:2006/08/31(木) 14:44:03 ID:BzjbMfwQ
「なにこれ」
ももこのげたばこに手紙がはいっていた。
「放課後、教室きてください」とかいてあった。名前はかいてない。
『でも私にはあこがれの先輩が好きだし・・・。ことわろ』
放課後、教室にいったももこ。
『あ・・あれは先輩!?うそ・・・!!』
おそるおそる教室にはいるももこ。
「あ・・・ももこさん。俺ももこさんのこと好きなんだ」
「わ・・・私も・・・」
先輩はももこを抱きしめてキス。
二人はそのままたおれた。そして、先輩がももこの服の中に
手をいれた。
震えるももこ。おかまいなしにももこの服の中をさぐる。
そのとき、わすれものをとりにきたみやこ登場。
「あ・・・・」
次の日、ももことみやこは一言も話さなかった。
とっさに思いついたのでかいた。
スゴスw
この続きが一番重要だ
確かに凄い。
違う意味でな
か「ももこ・・・あ、あのさ・・今アレ持ってない?」
も「モグモグえ?アレってなーに?」
か 「だ、だから・・・アレはアレだよ・・・すっごい急いでんだよ!」
も「アレじゃわかんないわよ何なのか言ってよ、もう!」
か「分かれよ!アレだっつーの早く!」
も「だからアレって何よ」
か「だから・・・!月に一度の・・・あぁ、う、もーいい!みやこに貰う!市ね!!」
も「ち、ちょっと なによ何の事なのよー?」
給料か
生理のことかーーー!!
どうせみやこに聞いても理解してもらえるわけも無くw
つーか縦がワロスw>かもかもかもかも
束縛バタ撮影ネタキボン
束縛バタカビデオみながら一人でしちゃうバブルス
俺もそれに一票
ブロが
>>203なバブ発見
↓
ブロがバブいじめる
↓
それをバタカが発見
↓
バタカも混ざる(いじめるかはいじめられるかは好みで)
みたいな?
自分的には、混ざったバタカはいじめられてたらいいなーと思ったり
ほら、総受けだし
ももこがみやこのオナニーを見つけていじめている。
そこへかおる登場。
かおる「こらー!人の弱みに付け込んでいじめるなんてダメだぞぉ」
ももこ「じゃあワタシがいじめられるね」
みやこ「いやいや私がいじめられますわ」
かおる「ちょ、待ってくれ俺がいじめられるよ」
ももこ&みやこ「どーぞどーぞ」
かおる「ちっくしょぉぉー!!」
はめられたかおるカワユスw
ダチョウ倶楽部wwwwwww
210 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 22:00:09 ID:sPkh1khr
なんじゃそりゃ
帽子を地面に叩きつけるバタカは目に浮かぶな。
日本語ヘタですまん。ポルトガル語勉強してくる。
×バタカは目に浮かぶな
○バタカが目に浮かぶな
213 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 23:06:53 ID:PKy5oSxn
とりあえず、新規登録でもらえる60ポイント内で、メル友は2人できた。
携帯のアド普通に交換できたし、今のところ業者やサクラはいないかな…
残りの40ポイントと定期的にもらえる20ポイントでやっていくつもりです。
今までやった出会い系では一番オススメ♪
これまでやってきたのが最悪だったのかもしれないけどね
http://550909.com/?f7648653
バブ「これが出会い系の宣伝ってやつですわね」
バタ「うぜえな」
ブロ「あ・・・あたしアクセスしちゃった・・・・」
犬「赤堤ももこ(独身)さんとおともだちだワン♪」
ブサ&ブル&バカ「おまえかッ!」
『あたし18歳のおんなのこでぇすお友達になろう♪ヽ(^o^)丿』
赤「博士、何やってるの?」
「!!」
博士www
「そんなだからママに逃げられたんだよ…」
まぁ原作でも女装話あるしな。
バタカと精神が入れ替わっちゃった時のか?
パワパフZ愛してる
授業中にピーチの通信機能を使ってセクハラワードを送りたい
その後抱きしめてキスしたい
ピーチ「ぇ…しかたないワン♪ちょっとだけだワン」
ももこ「な、なによ突然!すけべ!!!」
みやこ「まぁ、たいへん」
かおる「なっ!なっ!なっ!!・・・
ケン!ピーチ!あとで覚えてろよ!!」
ケン「ええっ!?今回、僕は関係ないのに!!」
そしてケンはピーチを抱き締めたまま
涙目で走っていった。
夕日の見える海辺でひとりと一匹は熱くキスを交わしたのであった。
アッー!
カットカットー!www
落ちそうですなぁ
半角スレにいくといい物が見られますよ。
落ちちゃイヤ
神はまだか
最近、抱きしめてキスしたい氏を見ないなぁ
本スレに出現
234 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 09:18:36 ID:PQyQYgdc
age
まけるもんか(涙
ホシュ・・神
237 :
名無し:2006/09/25(月) 13:05:26 ID:/fM0dkh+
三人は有名な温泉宿にやってきた。
み「さっそく温泉に入りましょう」
も「ほら、かおる〜。はやくいくよー」
か「あ・・あぁ・・」
ポイポイ服をぬぐももことみやこ。うつむくかおる。
も「私たちさきに入るからね〜」
ガチャッ。ドアを閉める音がひびいた。
か「たく・・。あいつらは恥ずかしくないのかよ・・。」
と、タオルをまいてはいるかおる。
も「綺麗な景色だね〜」
み「そうですね〜。あっ!」
みやこはかおるに近づいてきた。
み「かおるさんって、胸あるんですね〜」
かおるの胸をもむみやこ。
か「どひやぁぁぁぁ!!」
ひっくりかえるかおる。
も「私はAなのよ〜」
み「私はB。かおるさんは?」
か「・・・C・・・。」
小声でゆうかおる。
も「私のもさわらせてー」
かおるの胸のたにまから手をつっこむももこ。
固まるかおる。
か「お前らな〜・・」
続きはないけど、つくってもいいよ。
238 :
名無し:2006/09/25(月) 13:07:01 ID:/fM0dkh+
まちがえたとこがあったけどスルーで。
ぜひお願いします!
おおお!ww乙!続きやれやれっ
三人は有名な温泉宿にやってきた。
メ「では皆さん、温泉にでも入ってゆっくりとしますかな」
ケ「ほら、パパ…じゃなくて博士。もういきますよ?」
ユ「あ・・あぁ・・」
ポイポイ服をぬぐメイヤーとケン。うつむくユートニウム。
ケ「ボクたちさきに入るからね〜」
ガチャッ。ドアを閉める音がひびいた。
ユ「たく・・。ケンには羞恥心というものが無いのか・・。」
と、タオルをまいてはいるユートニウム。
メ「綺麗な景色ですな〜」
ケ「そうですね市長。…あっ!」
ケンはユートニウムに近づいてきた。
み「パパ…じゃなくて博士、なんですか?コレは」
ユートニウムの股間のタオルをめくるケン。
ユ「う、うわあぁぁ!!」
ひっくりかえるユートニウム。
メ「ほう、意外ですなぁ博士」
ケ「ボクにはそんな凄いの付いてないですよ?」
ユ「…おまえらなぁ〜、あ!市長、すすいません!そんな意味では!」
慌てて修正するユートニウム。
メ「いやいや、せっかくの温泉旅行、無礼講といきましょう」
そういいながらユートニウムの股間を鷲掴みするメイヤー。
血の気が引くユートニウム。
ユ「い、痛いです市長!!ご免なさい!!」
温泉を隔てる垣根の向こうからは、楽しそうな黄色い声が空しくこだましていた…
つぎどうぞw
だが断る
>241
とりあえずごめんなさい
堪忍してください
なんで男湯なんだああああああああああああああああああああ
ぶほwwwおま ありえなw
ベラム「あら、ユートニウムさんの所のえぇ〜…ピーチ、さんですか?」
温泉宿のフロアで温泉卵定食を食べていたベラム。
ベラム「どうしてここに?」
ピーチ「博士達のお供だワン♪ベラムさんは?」
ベラム「私はあの子達の付き添いで…ああ、市長の温泉旅行は今日でしたか」
ちょっと秘書としてどーなのかなー、と思うが言わないピーチ。
宿主「あら皆さん、お集まりのご様子で。」
ピーチの頼んだ温泉おでんを持ってきた宿主。しかし…
ベラム「ええ、ここは有名な温泉旅館だと聞いt」
ピーチ「モンスター反応だワン!その人、モンスターだワン!!」
宿主「ななななに言ってるんですかモジョ」
ベラム「そうですよピーチさん。失礼ではあ…あなたはッ!!」
驚愕するベラム。
ピーチ「急いで連絡だワン!」
ベラム「はい!私はあの子達を!ピーチさんは市長達に連絡を!」
ピーチ「わかったワン!」
男湯に向かうピーチ、女湯に向かうベラム。
そこで見たものは壮絶なものだった…
無理だ…続き…頼む=□○_
プニ山氏のネタパクリ
いつもの様に下駄箱を開けると中には大量の手紙。「うっわぁ〜。相変わらずすごい量ねぇ!」とももこ。けどみやこにはもう慣れっこだった。それどころか、それを一通一通見て、返事を書くのがみやこの日課になっていた。
でも、今日は違った。決まった告白パターンの中に一通、
「秘密をバラされたくなかったら放課後に視聴覚室に来い。」
とだけ書いた手紙がある。白い紙に書いただけの淡泊な手紙である。秘密ってなんだろうと考えてると「み〜やこ〜!授業始まっちゃうよ〜?」とももことかおるの声。気がつけばチャイムの一分前である。「あ、うん。」慌てて教室へと急ぐ。
放課後、手紙のとおりに視聴覚室に行くと、男子が三人立っていた。
「やぁ みやこちゃん。来てくれたんだね。」と言う。何だか気味の悪い感じだ。とにかく「あの、秘密って…」言いかけたところで「まぁとりあえずこれを見てよ。とビデオテープを再生する。
「!!!」
その瞬間、背筋が凍り付いた。なんとみやこ達がパワパフガールズに変身し、モジョと戦うところが映っていた。
生意気なモジョをシめてやるッ!
メイヤー市長が見守る中、制裁は行われた。
既にモジョの口にはユートニウムのサオがねじ込まれている。
「ファジー、コマしてあげなさい」
メイヤーがいうと、ファジー・ラムキンスはオーバーオールの横から一物を取り出した。
ゆうに一尺はあろうかという巨大な業物に、モジョはぶるっと震えた。
しかし、その恐怖とは裏腹に〜いや、モジョにとってはその恐怖こそが
色欲を沸き立たせるものだったのかもしれないが〜モジョの花らっきょうの
ような小振りの一物は痛い程にそそり立っていた。
その「花らっきょう」の皮をケンが唇でちゅるんと器用に剥く。
ケンの口中にアンモニア臭が広がる
そして、ファジーの一尺竿がモジョの菊門にねじり込まれていく・…
四人総体重700kgを越えるド迫力の4Pファック。
まだ、幕が開いたにすぎない。
悦楽は、ここから始まる。夜はまだ終わらない…。
げっ・・・
危うく机の上に口の中のよもぎ餅を撒き散らすとこだったぞ
なんだか妙な流れに便乗して投下
<注意>
多少のグロい描写があります。また、多少のエロい描写があります。
カメラモンスターの逆襲の逆襲!
緊急呼出をうけたももこが研究所に着くと、みやことかおるが緊張の面持ちで
ソファに座っていた。
「……揃いましたね」
ソファの前で、同じく緊張したようすのケンが口を開いた。
「ユートニウム博士から、重大発表があります。博士、どうぞ」
「深刻な事件が発生しました」
ケンにうながされ、重々しく言葉を発する博士。ただならぬ雰囲気に五人の空気が
一気に張り詰めた。
「ここに被害者を呼んでいます。この人です」
博士が階段の方を向き、ももこたちもそれにならった。視線の先には、よろよろと
ミス・ベラムの助けを借りて階段を降りてくるメイヤー市長の姿があった。
「メイヤー市長?」
意外な人物が登場したのと、一見してどこに被害をうけているのかわからなくて、
三人は首をかしげた。
しかし、市長が階段を降りて目の前に立ち、正面を向き直った時、すぐにその姿が
異常であることがわかり、三人は悲鳴をあげた。
向かって左半分――つまり、市長の右半身が、裸になっているのだ。
左半身はいつもの、趣味の悪いスーツと蝶ネクタイ。しかし右半身だけが見事に
削げ落ちて、たるんだ肌があらわになっているのだ。これは相当に異常である。
「パワパフガールズZの諸君、私がなぜこんな姿になってしまったか説明しよう」
部屋中の視線をひとりじめしながら、市長が情けない声を出した。
――しかし、もはや説明は不要である。
ついこの間、自分が捨てたカメラがモンスター化して襲われ、右半身を白黒にした
ばかりなのだ。せっかくモンスターを倒したというのに……
「またカメラ捨てちゃったの?」
ももこが呆れたようすで聞いた。
「だって、やっぱりデジカメのほうが便利なんだもん」
子供のような言い訳をする市長。姿が姿だけにいっそう不気味だ。
場の空気が急速に冷えてきたのを感じて、ケンがひとつ咳ばらいをした。
「おそらく、以前倒したカメラモンスターがパワーアップしたものと思われます」
「被写体を裸にする能力……これはみんなも十分気をつけてくれ」
博士の言葉を、ももこがさえぎった。
「あのーすいません、その前にその、粗末なものを直してほしいんですけど」
言いながら、市長の股間からだらしなくはみ出しているモノを指さした。
流しの三角コーナーを見る時の目でジトリと睨む三人の少女たち。
「おぉ、すまない。直しても直しても出てきてしまうんだ。右曲がりなもので」
あわてて市長は、それを左半身のパンツ部分にごそごそとしまった。
「パワパフガールズZの諸君、たのむ、一刻も早く私の右半身の服を奪ったあいつを
もう一度倒してくれ。このままじゃ、私は次の選挙に勝てないっ」
たしかに、ハミチンしてるオッサンに投票する市民は誰ひとりいないだろう。
「出動してくれパワパフZ!」
市長のことはどうでもいいが、他の被害者が出るのは食い止めなくてはならない。
三人はため息をつきながらピーチの声を聞いた。
「ガシャー! ガシャー!」
街ではすでに、復活したカメラモンスターが所かまわずストロボを炊いていた。
あわれスッ裸にされた市民たちが、悲鳴をあげて散り散りに避難している。
「……あれはやっかいね」
上空で様子をうかがいながら、ブロッサムがつぶやいた。
「むうっ、パワパフZ! また邪魔する気か!」
三人に気づくや否や、カメラモンスターが顔から光線を発射させた。それを間一髪、
かわしたと思った三人だったが、いた場所が悪かった。背後にあったビルの窓に光が
反射して、一瞬のうちにバブルスに襲いかかったのである。
「バブルス!」
ブロッサムとバターカップが同時に叫ぶ。
強い光にくらんでいた視界があかるくなり、二人の目に映ったのは、一糸まとわぬ
姿となってしまったバブルスだった。
「いや〜ん」
まいっちんぐ女教師のごとく、なまめかしい声をあげて身をよじるバブルス。
胸を寄せる格好になって、真ん中にちいさな谷間ができた。
その時である。怒号にも似た歓声が、三人の足の下から一斉に沸きあがった。
「全裸だ!」
「うわっマジ!? マジ全裸!? マジ!?」
「すげえ! 女子中学生のリアル全裸だ!」
「お、俺、生きててよかった……」
パワパフファンとおぼしき市民たちが、この戦いの行方を見守っていたのである。
ちょっと体脂肪率の高い十数人の男衆が、この戦いに「何か」を期待してひそかに
見守っていたのである。すでに自らも全裸となりながら。
しかして彼らの期待通りの展開になったわけである。
「こ、こら! てめーら! なに見てんだよっ」
ヌルリと熱気を帯びた男どもの視線がバブルスの白い肌に無遠慮に突き刺さって
いるのに気づき、バターカップが激しく叫んだ。ブロッサムもそれに続く。
「あっち行きなさーい!」
しかし当然、エロ屈強な猛者たちはそのくらいでひるむものではない。
むしろ全勃起の勢いで、バブルスのあらわな肢体を視姦しつづけるのだった。
「やだあ、どうしましょう……」
バブルスがあわあわと、しかし彼女らしいゆるりとした動きで、なんとか裸体を
隠そうとするものの、片手にロッドを持っているのでどうしても多くを隠せない。
チラと右に動くと、その動きをまばたきもせず網膜に焼き付けている奴らが、
「ちっちくび! 乳首みえたああああ」
左に動くと、
「うわああああ今すじ見えたよ! バブすじ! バブすじ!」
「かわいいよ! バブルスのちっちゃいお尻かわいいよおおおおお」
といちいち絶叫をあげる。何人かは物凄い勢いで男根をこすっているようだ。
「バブルス! とりあえずこれ着ろ!」
醜い男どもの慰み者にされている恥辱に慄然としながら、バターカップが自分の
ジャケットを脱いでバブルスに手渡した。
しかしこれはまったくの逆効果であった。
全裸にジャケットのみ。この絶妙スタイルは、彼らをより喜ばせてしまった。
「素晴らしい、緑のアクセントによりバブルスの真っ白なお肌がより映える!」
「そしてジャケットからチラ見えるピンクの乳首……神々しくすらあるね」
「バタカグッジョブ!」
「バタカグッジョブ!」
「バ・タ・カ! バ・タ・カ!」
期せずして沸きおこるバタカコール。言われたバタカは戸惑って、
「くっそう変態どもめ……うるせーっ! ぶっとばすぞてめーら!」
とドスをきかせて叫ぶものの、これもまた逆効果。
「ぶっとばしてくれーっ」
「もっと罵ってくれーっ」
「バタカになら殺されてもいいよおおおお」
とめどなくヒートアップをつづける男たちの本能を抑えられるはずもない。
「そうだわ、泡で服をつくれば……」
バブルスがロッドからシャボンを出し、それでモコモコと自分の体を覆った。
「……ふう。これでなんとか隠せましたわ」
胸と股間を泡で隠した格好は、お風呂のグラビア写真みたいでじゅうぶん淫猥だが、
とりあえず丸出しよりはマシだ。
眼下の男どもにも、不満そうな顔はしているものの「これはこれで」的な、ある種
納得の空気が流れており、ひとまず安心するバブルスなのであった。
「おまえらぁ! 相手は俺だガシャ!」
しびれを切らしたカメラモンスターが声を張りあげた……と同時に光線の第ニ射が、
うなりをあげてガールズを襲った。
ブロッサムはかわした。バブルスもかわした。バターカップは、いっこうに去る
気配をみせない全裸紳士たちにギャーギャー罵声を浴びせていて、一瞬、それに
気がつくのが遅れてしまった。
「あぶないっ!」
次の瞬間、バターカップに迫りくる光に割って入るブロッサムの姿。
光を浴びたのは、ブロッサムだった。
「ブロッサム!」
バターカップが叫び、下の群集からもどよめきが起こった。
「いやぁ〜ん」
バブルスの真似をして、なまめかしい声をあげて身をよじるブロッサム。
しかし彼女が感じたのは、時が止まったかのように凍りついた周りの空気だった。
「ぎゃああああああああああああ」
目の前のバターカップが、地平線までとどろく悲鳴をあげた。
「え!? なに!? なに!?」
「ちっ近づくな! おれに近づくなああああ」
予想外のリアクションに思わずうろたえるブロッサム。
光線を浴びたブロッサムは、衣服どころか皮膚まで透過させられて、筋肉や内臓が
丸見えの状態になっていた。一口に言うと理科室の人体模型。あれにブロッサムの
髪の毛とリボンがくっついているのだ。たしかに彼女のカラーは赤だが、これは
いくらなんでもクリムゾンすぎる。完全にスプラッタである。
しかし本人は、自らの身に起こった悲劇にまったく気づいていない。
「ちょっ、ちょっとお! 私の裸はそんなにダメなの!?」
あまりに反応のない男どもを見て、ちょっぴりバブルスへの嫉妬心が芽生えた。
「ちちち違うんだ。違うんだ。なんつーか裸のレベルが違うんだ」
あたふたと首を振るバターカップに、ムキ出しの血管をピクピク震わせながら
ブロッサムが詰め寄る。
「そりゃー私はバブルスみたいに美人じゃないですよ。明るいだけが取り柄ですよ。
だけど自分ではさ、けっこう愛嬌あるしそこそこいけるんじゃない? なーんて
思っちゃったりしてたわけ。だってカワイイのは笑顔が一番でしょ?」
まぶたが無いせいで、もともと大きな眼球がありえないほど巨大に見える。今にも
こぼれ落ちそうなその目玉でギロリと睨まれて、バターカップは気絶しそうになった。
「なのにそこまでイヤがられるとさぁ、さすがにちょっと傷ついちゃうのよね」
「……ガハハ、光線がまたパワーアップしたみたいガシャ! この調子でにっくき
この街をバイオハザードにしてやるガシャア!」
落ち込むブロッサムの向こうで、カメラモンスターが勝ち誇るように高笑いをした。
しかし、その時である。
「イヤがってなんかないぞっ!」
群衆の中から叫び声が聞こえて、ブロッサムがハッと顔をあげた。
それは、男たちの魂の叫びだった。
「ビックリしたけど、よく見たら中身もキュートだぜーっ」
「心臓が一生懸命バクバク動いてるのが健気でいい!」
「なんて健康的なピンクの胃袋なんだ! モツ煮込みにして食わしてくれーっ」
「脳ミソが見えねーぞ! ツルツルの脳ミソ見せろーっ」
マニアというものはどんな方向にも対応可能なのだ。性のオールアラウンダーの
実力を垣間見たバターカップは、その凄さと恐ろしさに思わず身を震わせた。
「やーやーどうもどうも。ありがとーありがとー」
その横でブロッサムが能天気に、両手をあげて声援に応えている。
弱りきったバターカップがバブルスのほうを見ると、バブルスは唇に人差し指を
立てて首を振った。「言わないほうがいいですわ」という意味だ。
まぁ、たしかに、こんなに喜んでるんだし真相を告げるのは野暮というものか。
もしかしたら、ただ裸になっていたよりも反響が強いかもしれない。
「あぁーそのヌチヌチしてる小腸の真ん中に突っ込みてえ!」
「俺、生マンコも見た事ないのに生子宮見ちゃったよ……感動だよ」
「かわいいよ、ブロッサムの子宮かわいいよ!」
「そこに俺の子を宿してくれーっ! 卵巣に直接ぶっかけてやるぜーっ」
「ブロッサム! ブロッサム! ブロッサム!」
血管の脈動、筋肉の収縮、内臓の光沢……リアルな「生」を前にしての畏怖の念が、
すべて性的昂奮へと昇華する。人体の不思議展がそのまま動いているようなその姿に、
人々はただ息をのみ、感嘆と敬意をもって賛辞の声をあげる。
皮膚という仮面を取っ払い、すべてをさらけ出したブロッサムの姿が、美しく、
神々しく、圧倒的な存在感をもって見る者を惹きつけるのは、ごく自然なことだった。
「そうよ、やっぱりヒロインはこうでなくっちゃいけないわ! えへへ」
「あのーブロッサム、悪いけどさ……満足したらビルの陰に隠れといてくれ」
しかし、間近で見ているバターカップにとっては、ただのグロッサムなのであった。
「おまえらぁ! 相手は俺だっつってんだろーガシャ!」
バブルスは、身を包む泡がもろいので派手に動けない。ブロッサムは、できれば
あまり動いてほしくない。――動けるのは自分だけだ。
一気に勝負をつけようと、カメラモンスターに突っ込んだのがいけなかった。
ハンマーを振りかぶったその一瞬の隙に、光線の第三射をうけてしまったのである。
「しまったっ!」
「バターカップ!」
バブルスと群衆は固唾をのんでバターカップの姿をうかがった。全裸になるのか、
はたまた内臓モロ出しか。もし、また光線がパワーアップしていたら……?
一方ブロッサムは余裕で、全裸になったであろうバターカップをさてどんなふうに
いじってやろうかな、などと考えていた。
「やっぱ、カワイイって言いまくって照れさせるのが王道かな……」
そんなブロッサムの目の前に突然、ガイコツのバケモノがおどり出たもんだから、
「きゃああああああああああああ」
月までとどろく悲鳴をあげて、逆にガイコツが驚いた。
ガイコツとはもちろん、バターカップの変わり果てた姿である。
光線を浴びたバターカップは、衣服や皮膚どころか肉や内臓まで透過させられて、
骨が残るのみになっていた。一口に言うと理科室の骨格標本。あれにバターカップの
髪の毛がボサボサとくっついているのだ。少女と人体模型と骨格標本の夢のトリオが
今ここに誕生したのである。夢といっても悪夢だが。
「うわっ、やっぱりか!? おれ、やっぱりか!?」
ブロッサムのリアクションに、わたわたと自分の体を確かめるバターカップ。
何か言うたびにアゴ骨がカタカタ鳴ってしまう。
「ええ、見事なホネになっちゃいました……」
ホネホネロックの動きであせりまくるバターカップに、バブルスがため息をついた。
一方の群衆は、またしても大騒ぎである。
「すげー! かっこいいぞーっバタカー!」
「おまえは骨のある女だと思ってたぜ俺はよおー!」
「あぁバタカ、恥骨丸見えだよバタカ!」
「中身なんにもないぞー! 寒くないかーっ」
たしかに胸も腹もスカスカだ。首をさわってみると異様に細い。頭がぐらぐらする。
脚も腕もおそろしく細いし、目もカラッポだから指を入れてみたら鼻から出た。
「でっ、出たわねモンスターっ!」
そんなバターカップに、ブロッサムがヨーヨー片手に飛びかかってきた。
「ち、違う! おれだ! おれおれ!」
「今時オレオレ詐欺なんてひっかからないわよ! 覚悟しなさいモンスター!」
てめーの姿はどうなんだ! というのはとりあえずおいといて、今は同士討ちなど
してる場合ではない。一刻も早く元の姿を取り戻さないとシャレにならない。
「待ってブロッサム! そのモンスターはバターカップなの!」
と、いいタイミングでバブルスがフォローを入れてくれた。言い方が微妙だが。
はてなマークのブロッサムに、バブルスが状況を説明している間、眼下では例に
よって男どもの狂騒がくりひろげられていた。
「うおーバタカー! 骨まで愛してー!」
「無機質であることが逆にエロい。……新たな境地が拓けたぜ」
「橈骨と尺骨の間でハサんでしごいてくれーっ」
「いやいや、そのたくましい大腿骨で俺のケツを突いてくれーっ」
「ダシ取らせてくれーっ! ふたりで行列のできるラーメン屋を開こうーっ」
彼らの強い想いは決してくじけない。
そんな歓声ひびくなか、説明を受けたブロッサムがうなずいた。
「なるほど。光線がパワーアップして、こんな風になっちゃったってことね」
「ええ。とにかく早くカメラモンスターを倒さなきゃ。私、このメンバーでガールズ
やるのはちょっと……」
「同感だぜ」
「そうね、かわいそうなバターカップを元に戻してあげなきゃ!」
三人がキッとカメラモンスターを見据えた。バブルスの瞳には怒りの力が満ち、
ブロッサムの目玉はこぼれ落ちそうで、バターカップには眼球自体なかった。
「ガシャガシャガシャ、いい格好になったガシャ! さぁ仕上げガシャア!」
カメラモンスターから光線の第四射が放たれた。
それは三人に向けてではなく、はるか山手の研究所へまっすぐに進んだ。
「研究所もろとも! この世から消し去ってやるガシャアッ!」
「ケン! 反射板ではねかえしてっ」
通信機に叫ぶブロッサム。しかしケンの悲痛な声が返ってくる。
「だめですっ、光が大きすぎる!」
建物を丸呑みしそうな太さの光線が研究所を襲う。さらにパワーアップした光線
ならば、今度は骨も残るまい。文字通り消え去ってしまうだろう。
研究所のみんなが消えてしまう!
「やめろーっ!」
バターカップが叫んだ、その時である。
研究所の屋上に立っているひとりの男が声を張りあげた。
「やめるんだカメラモンスター!」
市長である。市長が全裸になって、屋上で仁王立ちしているのである。
「そのフラッシュにより、君はにっくき私を消し去ることができるだろう! しかし、
いま研究所を写せば、私のこの姿が永遠に君のフィルムに焼き付くことになるぞ!」
力を限りに市長が叫んだ。股間のモノが、風に揺れるほどの大きさがなかったので、
力を入れるたびにプルプル控えめに震えた。
「い……い……嫌だガシャアー!」
カメラモンスターが思わず身をよじり、光線は軌道を変えて間一髪、研究所の
はしっこをかすめて走り去った。
「今だっ!」
すかさず三人が攻撃をたたみかけて、ついにモンスターを撃破したのであった。
「いやー、ヒドイ目にあったぜ」
すっかり肉付きのよくなったホッペを撫でながらかおるがつぶやいた。
「ほんと、かおるの格好のスゴイことスゴイこと。鏡があればよかったのに」
ニヤニヤしながらからかうももこに、
「あーそうだね」
と、かおるが棒読みで応えた。我関せずのバブルスがウフフと笑う。
三人は研究所のソファで、今回の戦いが無事に済んだことを喜び、くつろいでいた。
「やあ諸君、御苦労だったね」
そこに全裸の市長が現れたもんだから、ももこは思わず紅茶を噴いた。
「なっなっなんで全裸!? またカメラ捨てちゃったの!?」
「違う違う。実は今回の一件で、露出の悦びに目覚めてしまってね」
よく見ると全裸ではあるものの、趣味の悪い蝶ネクタイはつけており、靴下と靴は
履いている。単に服を着ていないだけだ。三人は深いため息をついた。
「市長再選のあかつきには、市民全裸デー条例を出そうと思うんだ」
そう言って満面の笑みを浮かべる市長。
こりゃ落ちるわ……三人が思ったその時、研究所の外からにわかに騒ぎ声がした。
「し・ちょ・お! し・ちょ・お!」
「げえっ!」
外を確かめたかおるが声をあげた。
先の戦いを見守っていた全裸紳士たちが再び集い、市長コールをしているのだった。
(おわり)
スマン。ふざけすぎた。
次はもうすこしまともなのを書きます。
ノリが軽くて本編らしくて面白かったでふよ!
GJ
作画がちょっと胃にチクチクきたが(?)、脚本はいいほうだな!
みやこさんが寝てる間に頭のパンみたいな部分をミサイルに改造して
みやこさんは気付かずそのままベルトがピコーンってなって変身するときに
「ローリングバブルス!」
と言うつもりがうっかり
「ホーミングバブルス!」
と言ってしまい頭のミサイルが発射され
ももことかおるは必死こいて逃げるんだけどホーミングなんで
避けきれず直撃喰らって粉々になり
「どうしましょったらどうしましょ〜」
とうろたえるみやこさんを
「この人殺し!」
と罵りながら
抱き締めてキスしたい
ももこが本屋で何か立ち読みしてる時にいきなり肩を叩いて
「ちょっと奥まできてもらおうか」
とか言いながら奥の狭い部屋まで無理矢理引っ張ってって
パイプ椅子に座らせて
「ちょっと一体何なのよー!」
とか言ってるももこのカバンをひったくって
その中から予め仕込んでおいたエロ本数十冊を取り出し
「やっぱり万引きしてたな」
って言ってももこが
「あ、あたし万引きなんかしてない!」
とか言ってきたら
「だったらお前のカバンから出てきたこれはなんなんだコラアホボケカスゥー!」
とか大声で叫びながら机とか椅子をわざとでかい音がたつよう蹴ったりして
ビビったももこが泣きながら
「うぅっごめんなさいあたしがやりました…」
と罪を認めたら
「このことは親に連絡するからな!」
っと言って親に電話したあと泣きじゃくるももこに
「これに懲りたらもう二度と万引きなんかするんじゃないぞ」
と優しく言ってそっと机の上のエロ本数十冊をそこらへんの
健全な漫画の本一冊と取り替えてあげ
「うぅっごめんなさいごめんなさい…」
と泣きじゃくるももこを
抱き締めてキスしたい
そうよ、あれはスカートではないの
バターカップ本来の力を
私たちが押さえ込むための
拘束具なのよ。
その呪縛が今、自らの力で解かれた今
私たちにはもう、バターカップを止める事は出来ないの。
619 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/20(水) 16:50:39 ID:levT799x
かおるが自室でパソコンやったりネカフェ通ったりする姿は想像できんな
携帯ネットも今ひとつイメージが沸かない
ももこが宿題するぐらい想像できない
みやこは純和風の自宅の地下にショッカーの秘密基地並のネット環境がありそう
相棒のタチコマといっしょにネット俳諧してそう
622 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/20(水) 18:24:00 ID:Wq8mgJG3
>>619 自分的にはネカフェはともかくパソコンの基本的な操作はできそうなイメージかな>かおる
みやこも人並みにはっぽいイメージ
ももこはかおるに「画面のここにあわせてクリックしてみろ」
と言われて画面にマウスを物理的につけてはたかれそうなイメージ
俺のキモイ勝手なイメージはともかく
ももことケンと姫子はどうよ?
623 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/20(水) 18:29:09 ID:lDp41lz0
ケンは基地外クラッカーだといいな。
今のままじゃ空気以下。
624 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/20(水) 18:29:30 ID:cKJxoaGL
ケンのノーパソ勝手にいじってアメフト見てたじゃないすか。
みやこさんもなんか研究用のそれで服のカタログ見てたし。
ネットブラウズくらいはできるでしょ
625 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/20(水) 18:46:23 ID:Wq8mgJG3
ケンのノーパン勝手にいじって見た?
アメフトって何の隠語?
誰が?
と真剣に悩んでしまった。orZ
626 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/20(水) 18:59:08 ID:KukwVCL0
姫子様はPC操作は専任のオペレーターが雇われております。
ネットブラウズからソフトやOSのインストール、周辺機器の増設まで、オペレーターがやりますので姫子様は命令するだけです。
原作…じゃなかった漫画版ではブロが漢前な一面見せてバタカをドキッてさせる立場なのにな。
バタカ→ブロ→イケメン→バタカになりそな雰囲気(←なぜか変換できる
かおると学校の女子人気を二分するスポーツ万能の美少年ナツキ(隠れブロッサムファンだが正体は知らない)ってのが漫画版にはいる。
運動会で、かおる派ではなくナツキ派の女子の中にももこがいたので、かおるが怒ってナツキに対抗心を燃やす
↓
全く互角に勝負するナツキとかおる。そこにモジョ乱入
↓
「俺よりなつきのとこいけよ」とブロにいうスネスネなかおる
↓
「何言ってんのー!!!かおるほっとけるわけないじゃん」と怒ってアップで「友達だもん」と宣言するブロ
↓
アップで赤面するかおる。複雑な照れ顔→笑顔に
↓
事件終結後、かおるに接近するナツキ
↓
あの二人気が合うみたいとみやこ
↓
私も入れてー!とももこ
バレンタイン・イベントで、
バタカからチョコをもらえないか淡い期待を持って案の定裏切られるナツキ。
たくさんのチョコにうんざり顔だったのに、
ナツキにももこがチョコをあげるのを見てナツキに対抗心を燃やすかおる。
バブに「そういうときは自分から行動するといいんですよー」と言われ、
「そんな気持ち悪いことができるか!」と最初は反発するが、
気がつくとみやこと一緒にチョコを作ってるかおる。
そして「勘違いするなよ!これは…友チョコって奴なんだからな」とブロに手作りチョコを渡すバタカ。
素直に喜んで「実は私も作ってきたんだ」と自分も友チョコを出すももこ。
みんなで友チョコ交換。しかし、ブロのチョコは塩と砂糖を間違えていた。
それを見てももこに対抗心を燃やすナツキ。
とかやってくれないかな。
考察してみよう。
・第三話でバブはバタを、ブロはバブを知っていた。・それを受けた上でブロとバブを知っていたバタを
二人は自分達のファンだから知っていたと判断した。
つまりブロはバブの、 バブはバタのファンだったからと推測される。
暫定的に片思いと言う単語をファンと同義と定義する。
また、当初はアニメと同じように二人と距離をおいていた漫画版バブが
ブロに落とされたことを勝手にアニメに持ち込んでみよう。
ブロ→バブ→バタ→ブロという正三角関係が導かれる。
またOPでバブがブロに擦り付いたときバタが対抗するかのように自分も擦りついたことを踏まえると
ブロを挟んだ三角関係を案じしているともとれる。
またEDの絵と歌詞を(ry
変身途中のみやこさんが光の輪っかみたい物でスカート造ってるときに
わざと横から押してスカートがでろんでろんに長くなってフラフラになって
「ひどいですわ〜」とか言ってるときにさらにモジョロボの追い打ちくらって
壁に当たって跳ね返ってきたところを抱きしめてキスしたい。
カップ焼きそばを湯切りしてるときに
「あーっ!間違えてソース先に入れちゃった!」
とか言いながらお湯と一緒に排水口に流れていく
ソースを泣きそうな顔しながら見てるももこを
「かやくも入れ忘れてるぞ」
と言いながら抱き締めてキスしたい
53 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/28(木) 07:28:37 ID:5iZoe8B2
かおるにチンコなんて生えてるわけないだろ!
みやこは生えてそうだが
66 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/28(木) 22:04:16 ID:aNrYo/YT
>>53 じゃ かおるはももこになにを入れりゃいいんだ!
とは言ったもののガールズでエロは想像できないな。
幼すぎる感じ
中学生だから当たり前何だが
67 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/28(木) 22:51:14 ID:C/QR6Emh
>>66 アホ面でポカンと開けた口に、手作りのチョコ入れればいいだろ。
それから、今は女子小学生でも20%が性交経験ありと言う
雑誌アンケート結果がある。(男子は10%くらい)
イヤ、よくある見栄っ張りだとは思うよ?
正確な統計出すべきだと言う声はあるけど、実行する人いないから信憑性はない。
ウン、こんなアンケートに信憑性ないんだよ。そうしておこう。
70 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/28(木) 23:17:05 ID:aNrYo/YT
>>67 手作りチョコか。
そういやかおるのお弁当作ってるのひょっとしてお兄ちゃん?
複雑な顔の兄貴に手伝ってもらってつくったり…
73 :71:2006/09/28(木) 23:25:05 ID:lYXPiLCV
勝手に(母親が育ち盛りの3人を食わせるために忙しく働いてる
のでかおると弟の洗濯や弁当作りは兄がひとりでがんがっている)
母子家庭にするなw
と書きたかったがはしょりすぎた
74 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/28(木) 23:44:57 ID:aNrYo/YT
>>73 悪かった。
勝手に(父親が育ち盛りの3人を食わせるために忙しく働いてる
のでかおると弟の洗濯や弁当作りは兄がひとりでがんがっている)
父子家庭にするw
と書けばよかった
キャリアウーマンの母さんの母子家庭のが萌えるけど
マジレスするとみやこは両親一緒には暮らしてないっぽいね
ももこは
76 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2006/09/28(木) 23:49:51 ID:C/QR6Emh
>>72 確かに小学6年生対象らしいが、雑誌アンケートは調査とは言わない。
で、個人的には緑(かおる)の家の教育方針で
「武人たるもの自分の面倒は自分で見なければいけない」で
家族全員で持ちまわり家事とか妄想。
返す返すも赤(ももこ)の洗濯ミス描写が痛いな。
家事全般できるはずなのに・・・
ももこの部屋にノックもせずにいきなり入って
「ちょっと人の部屋に勝手に入ってこないでよ!」
とかももこが言ってきたら
「うわっ汚い部屋だな
全く足の踏み場もないとはこのことじゃ
しゃーねーから俺が掃除してやるよ」
とか言っていきなりももこのプレイ中のファミコンのコンセントをぶち抜いて
「あーっ!二時間セーブしてなかったのに!」
とか言って怒ったももこにビンタされたあと
一週間くらい口を聞いてもらえなくなりたい
ももことかおるがちょっとしたことで口喧嘩になって
頭が弱いももこは口でかおるに勝てないので
そのうち黙ってかおるをじっと睨むようになって
かおるが
「何だよその目は?やるってのか?まっどうせお前は口でも喧嘩でも俺には勝てないけどな」
とか言って挑発するんだけど実際事実なのでももこは
言い返せずにずっと睨んだままでその内耳が赤くなってきて
目に涙が浮かんできてウッてなって泣き出しちゃって
予想外の展開に焦ったかおるが
「おっおい何で泣くんだよ!?これじゃ俺が悪いみたいじゃねーか!
ごっごめんなっごめんなっ!」
とか必死こいて泣きやまそうとしているところに
「あーかおるさんがももこさんを泣かしてますよー!」
と大声で叫んで男子数人でかおるを取り囲み
「なっなんだよおまえらには関係ねーだろ!」
とか言うかおるに
「弱い者いじめとか最低だな」
「ももこさんに謝れよ」
とか言いながら突き飛ばし続け
そのうちバランスを失って転んだ拍子にかおるもウッてなって
泣き出しちゃうんだけど
「泣いたって許してやんねーぞ」
「早くももこさんに謝れよバカ」
とさらに追い討ちをかけ続けてるうちに先生が来て
「やべっ先生が来た!逃げろっ!」
とか言いながら蜘蛛の子を散らすように逃げて
先生がかおるに
「誰にいじめられたの?」とか「何をされたの?」
とか尋ねるんだけど強がって
「うっ…なっ…何でもないです…」
とか泣きじゃくりながら嘘をつくかおるを
抱き締めてキスしたい
夜中会社で残業中にかおるから電話がかかってきて
「あっ、あのさっ明日俺のサッカーの試合があるんだけどさ、見に来てくれるかなっ…?」
とかモジモジしながら言ってきたら
「悪いが明日は仕事でそれどころじゃない」
と言い放ち
「そっか…そっそれじゃ来週の日曜は?」
とか言ってきたら
「来週も再来週も仕事だし今忙しいんだからくだらないことで電話かけてくんなバカ」
と冷たくあしらって電話をガチャリと切って
次の日かおるが
「やっぱり来るわけないよな…」
とか言いながらガックリしながら試合してるところに
試合終了5分前くらいを見計らって颯爽と現れビックリしてるかおるを
抱き締めてキスしたい
バタカの代わりに、少年のサッカーのコーチをしたい。
そして、
「この特訓にはどういう意味があるの?」
と尋ねられても、一週間くらいは真意を明かさないでおきたい。
そして一週間後、
「そろそろ試合前だし、話しておく頃か。お前もこの一週間、商店街を歩く特訓を続けているうちに気づいたと思うが・・・・」
と切り出したい。
そして、子供が固唾を飲んで耳を傾けているところに大声で、
「何の意味もねーよバーーーーーーカ!!」
と言い放って泣かせたい。
そして、少年が特訓の効果でドリブルがうまくなってレギュラー入りした頃に、あらためて会って抱きしめてキスしたい。
恋するファジーに、恋の手ほどきをしたい。
ファジーのなけなしの給料をはたかせてスーツとかを新調させて、目一杯オシャレをさせたい。
それから、普通のデートの作法なんかも教えたい。
お膳立てが全て整ったところでファジーを山で待たせ、ミス・ベラムを連れて来たい。
そして「これからデートってもんだ」と張り切っているファジーの目の前でミス・ベラムを抱きしめてキスして、それまでのセッティングをすべてぶち壊しにしたい。
その後起こったファジーに投げ飛ばされて雪山へ飛んでゆき、雪女を抱きしめてキスしたい。
しかし常人である俺の肉体には、雪山に投げ飛ばされるというゴールドエクスペリエンスはあまりにも過酷すぎた。
かおるが授業中いきなり
「うっ…!」
とか言って急に上向いてももこたちがひそひそと
「あら?かおるさんどうしたんでしょう?」
「あれは鼻血ね!見なさい、かおるの教科書が血まみれだわ!」
「まぁたいへん」
「きっとエッチなこと考えてたのね!なんていやらしい子…!」
とか言ってて、かおるが
「なぁティッシュ持ってねーか?」
とか聞いてきたら
「ティッシュなんてナニに使うつもりだこのド変態が!」
と言いながらビンタして気絶したかおるの鼻の穴に
やさしくティッシュをつめてあげた後
抱き締めてキスしたい
ももこの髪の毛を後ろから思いっきり引っ張って
「いったいわね何すんのよっ!」
とか言いながらビンタされたら
「ぎゃあああ」
とか言いながらわざと大袈裟に吹っ飛んで死んだふりして
「ち、ちょっと大丈夫?」
とか心配そうに聞いてきたらピクリとも動かず
焦ったももこがかおるとみやこさんをよんできて
「どうしよう!この人死んじゃった!」
「まぁたいへん」
「埋めるしかねえなこりゃ」
とか会話して研究所の裏っかわあたりにスコップで埋められて
「やっぱり見つかったら怒られるかな?」
「バレっこねえって。それより腹へったから何か食いにいこうぜ」
「はーい」
とか言いながら三人がどっか行こうとしたら地面から這い出て
「わー死体が動いたー!」
とか叫んで逃げ惑う三人を一人一人確実に追い詰めて
抱き締めてキスしたい
かおるの兄になってかおるに女の子用の服を買ってあげて
「こんな女みたいな服着れねーよ」
とか言ってきたら
「そうは言うがなかおる、お前産まれた時は男の子だったんだぜ
お前が子供の頃『俺兄貴のお嫁さんになる!』とか言って
いきなり自分のチンコをもぎって病院に運ばれて
手術して女の子になったんだよ
ちなみにこれがそのときもぎったお前のチンコだ」
とか言って粘土で作った馬鹿でかいグロテスクなチンコをかおるに見せて
ショックを受けたかおるが
「嘘だぁー!」
とか言いながら走り去ろうとしたら
抱き締めてキスしたい
かき氷機で砕かれて、えらくスプラッターな状態になってモジョに嚥下されたバターカップを、「ノーパン似合ってるぞ」呼びかけて元に戻してやりたい。
そして「あの状態から元に戻るとはすごい根性だぜ!」と褒め称えつつ、殴られながらも抱きしめてキスしたい。
しかし、先に砕かれたブロッサムとバブルスは2度と帰ってはこなかった。
285 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 16:59:47 ID:Oc6VgWsJ
スーパーヒロインでエロネタと言えば、やっぱり敗北→陵辱→晒し者の三段コンボ。
問題は、パワパフZにはそんな気合入った悪役はいないということだ…。
モジョも、チンコちっちゃそうだしな
この前のバタ子とギャングリーンギャングのは、ちょっとそのシチュになりそうではあったけど
カレは悪役としては極悪そうだが、オカマなので陵辱役には失格w
>>286 バタカが強すぎて相手にもならんかったな
プリンセスにはチンコ付いてないし
なんでだよw
プリンセス受けってことだろw
チンコなくたってあんなことやこんなことができる。
お金持ちだから道具も買えるし
あ、そうか
プリンセスが金で男とか雇って、バタ子を輪姦させるとかあるな
んで最後はプリンセスもそいつらに輪姦されると
バタ子を輪姦しようとした男全員病院送り
でもバタカは一度プライドとか強気とかそういうの崩すとかなりモロいと思うぞ。
そうだな。女言葉で「いやーーーーー」とか叫びそうだ
どっちかって言うと「やだぁーーーーー!」じゃないか?幼児退行。
どっちかというと、羞恥にキレて「んごおおおおおお!!!」とか絶叫しながら
抱き締めされてキスされそう
どっちかって言うと、どっちかって言う
どっちつかずのアイウォンチュー
ケース・バイ・ケースじゃない?
んごおおってww
抱き締めてというか、ベアハッグ以外の何物でもないな
でも案外、背中を引掻くとか可愛い仕草をするかもよ。
>>304 あるだろ、あるに決まっている
でも俺、表紙をバブルスで出しちゃったんだ(´・ω・`)
ブロ「んっ、んぐっ、ぐぅぅ…」
?「何やってんだゴラ、もっとしっかり舐めねぇか!」
ブロ「ぶは…や…臭いよぉ…」
?「んだとぉ?このガキがぁ、これでも食らいやがれ!」ブロの口内におもいきり射精
ブロ「んぶっ!?うぐえぇえええ…っ」ブロ、吐き出す
?「てめぇ、ご主人様のものが飲めないって言うのか」
ブロ「だって…げほっ…苦しいし…臭いし…まずいよぉ」
?「うるせぇ!」ドカっと蹴っ飛ばされる
ブロ「きゃぁああっ!」
バタ「!ブロッサム!てめぇ、いい加減に…!」
?「ああ?なんだ?人のこと気にしてる余裕あるのか?」
バタ「うるせぇ、てめぇらなんかにこん…」むき出しの尻を鞭で叩かれる
バタ「ぅあぁっ!」バシッ!「ぁぅ」バシっ!「ぎゃんっ!」バシッ!「あ゛あ゛っ!」
?「おらおら、生意気なガキにゃもっとくれてやるぜ!」
バシっバシッバシッバシっ!
バタ「ぎゃんっっ!!や、やめろ、やめろってば!」
?「ああ?やめろ、だぁ?」バシっ!
バタ「あああっ!やめ、やめ…やめろっ、痛っ…」
?「はぁ?やめろだぁ?ご主人様に向かってその口の聞き方はなんだぁ!」バシッバシッバシッ
バタ「っ!やめて…やめてくださいっ、お願いしますっ、ご主人様ぁっ!もう、もうやだぁあああ!」泣き喚くバタ
?「ハァ…ハァ…よ〜し、このあたりで勘弁してやろう…そのかわり、今度はてめぇがご主人様のチンポを
しゃぶるんだ。いいな。飲めなかったらもっとキツイお仕置きが待ってるからな」
バブルス生えると性格変わるんだ。
?=バブかよ!?
?=ケンじゃない?
いいや、バブだ。
バブルスは腹黒であると俺の感が告げzわsぇfvtybgんhじk
バブは基本的に腹黒だし淫乱だしサドだよ
そして、いつもその被害者はバタ子だよ
バタカはSに見えて実はMっぽい
いやどう見てもMだよ
むしろSなバタ子ってあんま想像がつかん・・・モンスターに対して攻撃的っつーのは別として
姫子にお仕置きするときはSのバタカであって欲しいと強く願う
原作は多分ふだんはSっぽかったけど、Zでは普段からMMしてるもんなぁ・・
オリジナルだとバブが究極的にMだったからなあ・・・
↑
ち が う
SもいないけどMもいないな
ももこはSっぽくて
かおるはMだなー
(本編見てると、ケンカっぱやいけどなんだかんだ
ももこ&みやこのいいなりだしw)
みやこはSよりだけど、雰囲気でMもOK
なキャラだと思うっスススー
蛇ニート乙ww
私もかなり気になる
327 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 16:47:25 ID:40VCXyb5
バターカップ×モジョきぼん
モジョが受けなのか
個人的には、モジョもバタ子も受けだな
神子×プリンセス
やっぱここは王道で博士×ガールズで・・
王道はガールズ×モジョでしょでしょ?
二次元を卒業すると犯罪者になる連中が集うスレはここですか?
卒業しないから大丈夫です
アッー!
かおる総受け伝説…とか
かおる総受けは、王道というより基本
じゃあ…ガールズ×ケンは?
かおる兄も含めて却下
ここってやっぱ、Zで出てないからボーイズ絡みはないんかな。
やつらOPと旧EDにチラッと出てるけど。
まだZ版の性格とかわからんからなぁ。
本編登場前に書かれて、実際のキャラと全然違ったりしたら萎えるし
40 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で :2006/10/24(火) 07:50:39 ID:KAiM/XMQ
今日発売の11月テレビ番組表雑誌立ち読んできた
エピソードタイトルからして
RRBが11月11日、カレが11月25日に登場するみたい
すまん、雑誌名おしえてくれ
アニメディアかなんかには載ってないのかね
RRBには3人がかりでももこにあれやこれやして欲しい
姫子x桜子、大富豪姦
実は雪女は桜子の母、春冬近親相姦
ピーチが変身、メイドロボ姦
以上の三本です
雪女、ゲストキャラにしては惜しい、実に惜しい
園長イラネ。シリノジャンコもイラネ。雪女キボン
パワパフママの長い長い三日間 一日目――朝
ケンの部屋のドアをそっと開けながら、ももこはニマニマと顔をほころばせていた。
みんなで約束した「ケンの一日ママになる」。あの時はこちらの一方的な勢いで
押しきってしまったけれど、母親らしいところを見せればきっとケンも喜んで
くれるだろう。その笑顔を想像すると自然と頬がゆるんでくる。
ママだったらまずはやっぱり、おはようのあいさつだ。
ベッドで布団をかぶって丸くなっている息子にももこは、昨夜練習したとおりの
ママの口調で声をかけた。
「ケンちゃん、朝よ。起きなさい」
しかしケンはウーンと何やらうなり、モソモソ動くだけで目を覚まさない。
「ケンちゃん、起きないとママ怒りますよ」
ちょっと早すぎたかな? ……苦笑いしながら布団をめくってやると、ケンは
8歳らしく気持ちよさそうな顔で寝息をたてていた。
「……ナマイキ言わなきゃかわいいのにね〜」
はやくも母親の心境になってしまったももこだが、ふと、ケンの下半身に目をやり
パジャマをピンと大きく張らせているその部分に釘付けになった。
朝立ちである。
ももこも世間一般に思春期と呼ばれる年頃でありそのくらいの事は知っている。
しかし実際に目にするのはもちろん初めてのことだった。
「け、ケンちゃんったら。ママの知らない間に大人になっちゃって……」
それっぽいセリフをつぶやいてみたものの、昨夜のシミュレーションを一瞬にして
崩壊させられたももこは大混乱。布団のはしを握ったままの右手が宙に浮いている。
8歳でもしちゃうものなのか?
こんな時母親として一体どうすればいいのか?
そんなこと、体育の時間に女子だけ集められたあの時にもサッパリ習っていない。
「あ、あの〜。ケンちゃん。起きて……」
朝立ちを茫然と見つめながら呼びかけるももこ。そこはもう起きている。
「もう! 起きないと……いたずらしちゃうんだからっ」
どうしたものやらという困惑の気持ちは、すぐに、どうなってるんだろうという
興味へとシフトした。性的なことへの欲求にも割とアクティブなももこにとって、
目の前のそれは格好な教材。よく読む雑誌風にいえば……ひと夏のあまい経験!
クラスの友達に差をつけるチャンス! だ。
「やっぱりママとしては、かわいい息子の成長具合を確かめておかないとネ」
ムフフと怪しい笑顔をうかべながら、ケンのパジャマに手をのばすももこ。
出っぱってるのがつっかかってしまうかと思ったが、意外にすんなりパジャマを
下ろすことができた。発見した時はそのインパクトのせいか、霊峰富士を思わせる
はるかな頂がそびえているように見えたが、近づいてみるとそれなりにちんまりと
していて、いかにも男の子って感じの白ブリーフの中央をツンと立ち上げている
若々しい丘といったあんばいだ。
それよりも、すんなりいかないのはももこのほうである。
いよいよ布一枚へだてて男の子の秘密の部分が……というこの状況に、にわかに
心臓がドキドキ激しく鼓動しはじめたのだ。鼻息も荒くブリーフに手をかけ、
しかし慎重に、ケンが起きないのを確認しながら足先のほうへ引っぱっていく。
そしてついにそれが、プルン! と音をたてるように元気よく姿を現した。
「う……うわぁ〜」
ももこは思わず生唾をのみこんだ。
父親のなんてよく覚えていない。小学生の頃見たクラスの男の子のとも違う感じ。
それは小さいんだけれど頑張って上を向いて、生命の息吹というか何というか、
春の大地に芽を出すツクシの姿が頭に浮かんだ。
とりあえずつついてみる。思ったよりプニプニしている。横にぐーっと倒すと
おきあがりこぼしの動きで元に戻ってきてちょっとカワイイ。先っちょの、朝顔の
つぼみみたいになってるとこをつまんだりひっぱったりしてみる。けっこう伸びる。
中はヤマモモの色をしていてエイリアンの口みたいな裂け目がある。そいつが
なにやら透明な液をヌルリと垂らしたものだから思わず手を離した。エイリアンの
ヨダレは強力な溶解液である。
「だ、大丈夫よね……」
賞味期限切れのシュークリームを確かめる時みたいに、眉をしかめて顔を近づけ
クンクンするももこ。そのにおいは独特で決していい香りとは言えないけれど、
なぜかドキドキして、体に力が入らなくなってしまう。脳ミソの奥の奥のほうまで
染み込んでもっともっと求めてしまう。そんなにおいだった。
「これ……男の子のにおいだ」
ももこの中の女の子の部分がごく自然にそれを認め、そのままためらいがちに
唇を寄せてそっとキスをした。吐息は熱をおびて、透明な液で濡れているケンの
先端部分をキラキラと光らせた。ぴくり、ぴくりと跳ねるように反応するそこは
息苦しく張りつめて、ママに甘える子供のように、もっともっと愛撫をねだっていた。
「もう〜、甘えんぼさんなんだからっ」
口を強く押しつけると液でスベって逃げていくので、根元のほうを指でつまむと
皮がひっぱられて赤い亀頭がちょっぴり顔を出す。おどおどしながらそこにも
キスをしてみる。それは、甘党のももこにとっておいしいとはいえないヘンな味。
だけどどんどん体が熱くなるふしぎな味だ。つまんでる指を上げたり下げたりすると
厚い皮から赤いのがピコピコ出たり入ったりしてなんだか笑える。あとからあとから
ヌルヌルがどんどん溢れて指と指の間で糸をひいている。それを舐めてると口の
まわりがベトベトになって、シロップたっぷりのホットケーキを頬張ってる時に
よく似た幸せ感に恍惚としてしまう。
「うびゅ!?」
その時、いきなり先っちょから何かが飛び出したもんだから思わず声が出た。
今までのがシロップとすればそれはミルク。シルクのように白いミルクが突如、
本来ミルクが出るはずのないところから噴き出したのだ。
精液である。
たまたま先端をこちらに向けた時に発射されて、激しく噴出したそれはももこの
頬から唇、鼻先、眉や前髪、頭のリボンまで汚していた。大きくて赤いリボンが
白くコーティングされて、まるでコンデンスミルクをかけたイチゴだ。
「なに、今の……」
それが男の射精であることを理解できず、ももこは、汚された顔をぬぐうことも
せずにぼんやりと右手に包まれたままの肉棒を見つめた。それはまだまだ熱の
冷めやらぬようすで、びくんびくんと断続的に反射しながら尿道に残る精液を
だらしなく垂れこぼしていた。
「な、なんか……とてつもなくやばい事をやっちゃったような気が……」
「なにをやってるんだ!」
突然背後から声がしてももこは飛び上がった。
振り返るとケンの父、ユートニウム博士である。
「……お、おはようございます、パパ……あはは」
博士に厳しい目で見下ろされて、ももこは引きつった笑顔をみせた。
(つづく)
おお!久しぶりに!!続き待ち構えてます!!
355 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 20:31:09 ID:fVBU2Glo
さて、ボーイズとの絡みを書こうと思う…
それぞれ三人ずつだから1人×1人だったらやっぱり同色同士かな
先回りして書いたあと、本設定はこうだったのかー、と悔しがるのも二次創作の常だよな。
夏コミのふうたのマンガみたいに。
>>357 常ではあるが、同時に醍醐味でもある。
かも。
>350-353
新作キター!
GJ!
続きお待ちしとります〜。
360 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 11:06:48 ID:bn4XhEdj
アゲ
ブリックがツバ攻撃をしようとストローくわえた瞬間、その反対側をくわえるブロッサム!
ふたりの口中から放出された粘液が管の中央でぶつかり合う!これがほんとのツバぜりあいだ!
しかし肺活量もハイパーなブロッサムにかなう筈もなく白い塊はブリック側に押しやられる!
「うわぁ、ペッペッ」ブロッサムの完全勝利である!
>>361 なんだよこれ
ほとんどここの転載じゃねえかw
>>361 内容とかどうでもいい
ただおまえの初体験に立ち会えたのが幸せだ
366 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 10:34:14 ID:l5mkMDx2
ほっしゅ
新たな野菜モンスターがあらわれた!
キュウリ・ナスビ・ゴーヤのモンスターだ!こいつらはとってもエロいぞ!
キュウリはほどよい太さでイボイボが膣壁を刺激する!
ナスビは激太!ヘタのところがクリトリスを同時刺激!
ゴーヤはもはや説明不要だ!トラウマものの快感をあなたに!
あやうしパワパフガールズ!処女膜を守れ!
そして今回もナスビを石田彰が演じ、無駄な豪華さも健在です。
カレの精神攻撃かなんかでエロエロ洗脳とかされちゃったバタカが見てぇ…
自分から望んで脱がせたりさ…
RRBが捕まってガールズに犯されるのが見たい。
かおるはものすごい嫌がってるけどみやこに「一人だけやらないのはダメですわ」とか言われて半泣きになりながらやるとか。
とある土曜の朝、公園にて。
ももこ「ほら、かおるもいっしょに遊ぼうよ、ね。」
かおる「うるさい、お前なんか!」
と、かおるに近寄ってきたももこの足をひっかけるみやこ
ももこ「うわぁ〜、転んじゃうぅ〜」
みやこ「危ない!ももこさん!(ニヤッ」
かおる「ちょ、ちょっとこっちに来んなよ、うわぁー」
転んだ勢いでかおるの服下半身破ける
かおる「ぅわぁああ〜。」
みやこ「え?かおるさん・・・それ・・・」
ももこ「あいたたた・・・うわ、かおるっておちんちんついてたんだ。」
ケン「ふしぎふしぎ〜、女の子なのにおちんちん!」
かおる「そうだよ、オレはふたなりだ!これでも仲良くなれるっていうのか!」
みやこ「わぁ〜、すてきなおちんちんですわ・・・じゅるじゅる」
かおる「ちょっ!いきなり咥えるなん・・・んん・・・」
みやこ「だって、こんなおいしそうなおちんちん見たら、ね!」
373 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 15:49:37 ID:9Nq6+KaW
なぁ〜んでふたご姫のシフォンがはいってるんだよ!
まぁいいや。
でもここエロ以外のほうが断然おもしろいな。
ふたなりは邪道!
って言ったらかおる傷つくかな
むしろみやこの方が生えてそう
ももこはアホな子でガチ
>>370 俺も見てぇ。
が、シチュが特殊なだけに…MC好きなんておらんだろこのスレに
>>376 それはもはや疑いようのない事実
ええい神はまだか
>>371 見てみてぇ……ッ!
……っつかボーイズが出てくれりゃそれでいいよ。
くりこと戦隊ごっこしたい
くりこがクリコーピンクでそれにやられる怪人全裸男が俺
バタカ萌え
みやこ萌え
博士萌えモジョ
過疎っているのでage
過疎ってるな
あげ
新OPのボーイズに吹いた。(アホか
っつかバタカ萌え。
ボーイズ達の名前わかる奴いるか?
ブッチブリックブーマーじゃなくて本名
最近朝が辛くてさ
だったらボーイズ回だけ見ろ、1回しか出番ねえんだし
あの回を見逃したとは。
ということは靴下ネタも知らないということだな。かわいそうに。
DVD出るまで待つか、ようつべでも見たら?
自己責任でな!
まさに外道
保守
ってか初チャレンジしてるけど書いても書いても終わらない。
簡潔に上手く収束させられる人は実にジーニアスだぜ。
よし、誰かみやかおの百合ものを書くんだ
誰か書いてくださいおねがいします。無理か過疎ってるし
あらももこさん、なにしてるんですかぁ?
かおるさんにおこられますわよ?
ないしょにしておきますから、それをはやく・・・
あらかおるさん、こんにちわ。
さっきももこさんが、あらないしょでしたわね、うふ。
ももこさんがあれでそんなことしてたなんていえませんわ。
あらかおるさん、しりたそうですわね?
おしえてさしあげてもよろしくてですわよ。
でもそのかわり・・・
はかせチョップみやこバージョンのじっけんだいになっていただきますわ〜
北沢一家の服のデザインは変
>>397 はかせチョップみやこバージョンは、かおるの未発達な乳頭に超低速でやさ〜しく打ち込む卑猥技。
ほしゅ
青緑、バブバタ、みやかお
読みてぇ、書きてぇ、書けねぇ。
過疎ってたから…ついね
妄想の中のみやこさんならかおるに媚薬くらい笑顔で盛れそう
その後はもう……ねぇ?
漏れの妄想の中のみやこさんはスタンド使いでつ
>404 ごめん、スタンド使いってなに
>>405 冥王ハーデス軍一〇八星が一人、天醜星デッドリービートルのスタンドをこき使う人。
プレスリーの事だよ。彼のマイクスタンド捌きは神の領域。カッコ良過ぎて何だかダサい。
本スレがあんな状態だし
こっちにキスしたいの人降臨してくれないかなぁ
オレ達を和ませてくれ・・・orz
例えば投下がくるとしてどんなのがいいと思う?
ケンにガールズが性教育(とは名ばかり)をほどこす
ケンが発狂してピーチを美少年に改造して即解体
シャボンナイト狼男を前に、みやこが服を脱ぎ捨て、猛り狂う怪物チンコに…というのはどうか。
意外と人いたのな
シャボンナイトにケミカル照射→元に戻る→でも、服着てたっけ?
みんなでリレー小説書こうぜ!
いいねー。
バブルスは
シャボンナイトと
楽しい時間を
過ごしました。
終わり。
そんなー
終わったら駄目やないけ、と突っ込んで欲しいのか
ユートニウム博士はケミカルZを使って
絶対に破れない極薄コンドームを開発した!
さぁガールズで実験だ!
だがしかし
肝心のコンドームを付け忘れて
中出ししてしまいました。
ももこ「博士ひどーい」
博士「大丈夫!ケミカルZで作った避妊薬がある!」
かおる「コンドームいらねーじゃん!」
みやこ「博士ったら確信犯ですわね」
糸冬
てかリレー小説って具体的にどうやんの?
よし、ほんの20行くらいで終わるつもりがダラダラ長くなってしまった微エロを投下敢行だ。
かおるが風邪をひいた。高熱に苦しむ余り意識は朦朧とし、ベッドに横たわったまま自力では
起き上がる事も出来ずにいる。
ここで尽力せねばリーダーたる資格無し。かおるの看病を自ら引き受けるにあたってそう
気負ったももこだったが、この場合、ヤル気の大小と事の良し悪しは必ずしも比例はしない。
それが赤堤ももこであれば尚更だ。
「かおる! あたしがきたからにはもう大丈夫! なんで家じゃなくて研究所で看病するのかよく
わからないけど、とにかくあたしの熱愛看護で風邪なんてイチコロよ!」
「うぅ〜…うるさい…」
「え〜と、まずは空気の入れ替えね。いっくら寒いからって閉めっきりじゃ身体に悪いもんね」
そう言って、思い切り良く窓を全開にする。新鮮な、しかし冷え切った冬の外気が一瞬にして
部屋の温度を下げた。
「さ…寒いぃ」
「はいはい、布団ちゃんとかけて!」
時折身悶えるようにする寝返りのせいで、かおるの布団は幾分か乱れていた。それをももこは
やや適当な手つきで首元までしっかりと掛け直す。
「…ももこ、か…?」
布団を直した際に大分近くなったももこの顔を見上げ、かおるが喘ぐように呟いた。
「あれ、今までわかんなかった?」
「うん…なんか、ボーッとしちまって…」
その言葉を裏付けるかのように、見上げる視線は距離の近さにも関わらずももこの目から
僅かに逸れていた。
「すっごい熱だもんねぇ。でも安心して! あたしが責任をもって面倒みるから!」
「でも…いいよ、ももこにまで風邪うつっちまうし…。多分このまま寝てれば大丈夫だから」
「大丈夫だって! ホラ、あたしバカだから!」
そんな事を言って本当に感染しなかったらどうしよう、という一抹の不安を敢えて無視して
ももこは笑って見せた。病人の前では元気に振舞うのも看護の内だ。
「いま一番くるしいのはかおるなんだから、その本人が遠慮しないの。ね?」
「…うん」
高熱の苦しさ、或いは別の何かのせいか、じわりとかおるの目尻に涙が滲む。
「…ゴメンな…世話かけて…。おまえ…いいヤツだよな…」
「でしょ! ホレた? ホレた?」
「うん」
「…うわぁ、すっごい素直…」
日頃と比べて余りにも素直な反応が具合の悪さを物語っている。何となく焦りを感じつつ時計に
目をやると、すでに正午を回っていた。そろそろ薬を飲む頃合だ。
「でも、空きっ腹でおくすり飲むのよくないのよね。なにか食べられそう?」
「…無理」
「でも無理でもなにか食べないと。…あ、アイスクリームなんて食べやすいんじゃない? …いや、
腹持ちを考えるとシュークリームとかいいかもしれない…いやいやクリームつながりでいうなら
クリームチーズタルトなんかも捨てがたい…」
「それより…み、水…飲みたい…」
「え? なに? なんでもいって!」
「水…」
「水ようかんね! わかったわ、すぐに買ってくる!」
「みずぅ〜…」
瞬く間にダッシュで消えるももこ。
「……ももこ…水ぅ…」
騒音の主がいなくなった途端、部屋の中は静まり返った。当然ながら返事も無い。
急に心細くなる。
「……ももこぉ…」
片手を布団から出して中空に迷わせる。それは高熱に浮かされてももこの名を呼ぶうわ言同様
特に意識しての行為では無かったが、不意にそれを優しく包み込むように握る別の手を感じた。
――違う。ももこが戻って来てくれたんじゃない。
更に曖昧になる意識の中で、かおるは朧げにそう思った。
励ましや慈しみ、労わりに加え、それらとは全く異なる別の感触を。
欲して求め、執拗に絡みつくような何かを。
ひやりとした警戒心と共に、己の手を包み込むその手指に感じたような気がしたからだ。
ぼんやりと焦点の合わない瞳で見上げてくるかおるを、みやこはまじまじと覗き込んだ。
「…かおるさん、お具合は如何ですか〜?」
「………みやこ…?」
「はい〜」
「…ももこは?」
「ももこさんなら先程、物凄い勢いで走って出て行きましたわ〜。窓閉めますね〜」
手を放し、開け放たれていた窓を閉める。病人がいる部屋にしては寒過ぎた。
「さ、かおるさん。そろそろお薬を……かおるさん〜?」
返事が無い。力無く目を薄開きにしたまま、ただ息を軽く荒げている。
「かおるさん、お薬飲めますか〜?」
錠剤を一粒摘み、かおるの口元に近付ける。熱のある吐息が直接指にかかるまで近付けても
反応が無い。錠剤を口の中に落とし込むべく、かおるの唇にそっと押し付ける。
すると。その指を。
「…!」
錠剤の在り処を確かめるように、かおるの舌がみやこの細い指に触れた。その指先の冷たさが
火照った舌先に心地良いのか、明確な意識の無いままでみやこの指を這い回る。
びっくりして手を引っ込める。そんな事には気付かず、錠剤を唇に挟んだまま息つくかおる。
「かおるさん〜…」
みやこは何処と無く呆然とした気持ちで呟いた。己の指に目をやると、かおるの舌に触れた
部分がかすかに濡れている。その指先を、そっと口に含んだ。
松原かおる。
まるで冗談のような出来事が元で親しくなる以前も、みやこはこの活発な少女を見かける度に
こっそりと目で追っていた。
体育の授業や昼休み。素早く力強く確固たる確信を持って、跳ねる、駆けるその姿。自分や
同世代の女の子達が追い求めて已まない“女の子らしさ”を、ともすれば何処か醜悪な気配すら
漂う魔女裁判的な競争を、いとも簡単に捨て去った女の子。遠目に見るだけの、憧れの女の子。
だから、知り合う事が出来て間も無い頃、その憧れの気持ちをかおる本人に告げた時は本当に
嬉しかった。何しろ、自分に恋文などを送り付けて来る有象無象のどんな男の子よりも格好良く、
その一方で自分の周囲にいるどんな女の子よりも――ももこに負けないくらい――可愛らしい
女の子と友達になれたのだ。もう遠くから眺めるだけではない。話だってたくさん出来る。
しかし、その気持ちが単なる友情ではない事を、罪の無い憧憬だけでは無い事を自覚した。
もっともっと、近くにいたい。例えば、抱き締めるとか。
もっともっと、触れ合いたい。例えば、抱き締めあうとか。
もし触れられるなら、あの身体の何処がいい。
他の誰にも触れさせられないような、密やかなところがいい。
それらは心の在り処である胸ではなく、もっと薄暗いところ――例えば子宮の辺り――から
粘り気を伴って染み出すような気持ちだ。
だが、今のかおるを形成しているものは“女の子らしさ”への強い抵抗観念だという事を知り、
そして自分はかおるが最も忌避するタイプの“らしさ”を持ってしまっている事に気が付いた。
だから己の劣情は奥深くに閉じ込めた。きっと強く嫌悪されるだろうから。
しかし、今は。
「…あの〜」
声をかけた。眠ってはいないようだが、反応は無い。
「かおるさん〜?」
高熱に苛まれ、力を失い、無抵抗の。
「………ふふっ…」
部屋の入り口、ドアの鍵をしっかりと閉める。
「さあ、かおるさん。お薬飲みましょうね…」
声の響きが普段と違うのが、自分でも解かった。
コップの水を口に含む。風邪薬の錠剤を唇に乗せたまま苦しげに息をつくかおるに、ゆっくり
慎重に覆いかぶさる。
「…ン……」
優しく押し付けた唇を割り開き、口に含んだ水をそっと注ぎ込む。
「ンンッ…?」
不意に口腔内に流れ込んできた水にやや戸惑う気配がしたが、みやこはそのまま唇を離さない。
こくり、こくり、と水を飲み込むかおるの咽喉の動きが唇に伝わって来る。舌を這わせ、熱を
もったかおるの唇を充分に貪ってから、ようやく身体を起こした。
「…かおるさん、お薬ちゃんと飲めました? じゃあ、もう一ついきますね…」
注意書きを確認したところ、この風邪薬は二錠で一回分。錠剤を自らの舌先に乗せ、そのまま
再びかおるに覆いかぶさる。顎先を摘んで軽く押し下げると、かおるは抵抗無く口を開いた。
その口腔に、唇を押し付けるようにして舌を突き入れる。
「…あ…ンン…んッ」
錠剤とは別の異物に反応して、かおるは僅かに肩を竦めるように身じろいだ。やめろ、と
言われたような気がして、みやこは慌てて唇を離した。だが、だらしなく口を半開きにしたまま
動きを見せないかおるの様子に、再び怪しい微笑みを浮かべる。
「…み、みず…」
虚ろな目のまま、かおるが呟いた。
「もっと……のみた…い」
「…そんなに飲みたいですか…?」
「うん…みず…」
「では、いま差し上げますわ」
再度コップに水を注ぎ、口に含む。少し考えてから、そのまま濯ぐように口内で水を転がし
続けた。水が体温で充分に温まってから、ゆっくりとかおるに顔を寄せる。口を開かせ、もはや
何の遠慮も無く唇を塞いだ。
「ンッ…ングッ…ングッ…んぅ…」
みやこの唾液を大量に含んでとろみのついた水を、みやこの体温と同じぬくもりの水を、何の
疑いも無く嚥下するかおる。口の中の水を全て移し終えたみやこがそのまま舌を差し入れると、
少しでも水分を求めての事か、直接舌に吸いつく。己の舌が予想外に強く啜られるそのぬめりと
熱とに、みやこの背筋に寒気にも似た、しかしもっと別の感覚がゾクリゾクリと駆け巡った。
もっと。もっと。かおるさん、もっと。
かおるの顔を両手で抑え、出来る限り奥に舌をねじ込む。それに応えるかのように舌を軽く
噛み啜られ、たまらずかおるの頭をギュッと抱き締めた。
もっと、唾液の最後の一滴まで。いっそ舌ごと噛み切って――。
と、唐突にかおるがみやこの身体を突き放すように口を離し、ごろんと横に身体を傾けた。
小さくげっぷまでしている。
「ん〜…ごちそうさん…」
「……」
「……」
「…あ、あの〜、かおるさん〜?」
「ん〜…?」
「もっとお水、飲みませんか〜?」
「も、いい」
「…そんなぁ〜」
しまった。飲ませ過ぎた。もっと少しずつ、じっくりたっぷりネトネトとやるべきだった。
後悔の余り、幾分か安らいだ感じのかおるを見下ろしながら暫し呆然としていたみやこだったが、
ドアをノックする音で我に返った。
「ちょっとちょっとちょっとぉ〜!? 何でカギ閉まってるのよぉ!」
ももこが帰って来たようだ。いずれにしろ、時間切れである。
「あ、はい〜! ちょっとお待ちをですわ〜!」
唾液混じりの水でベトベトになったかおるの口元を素早く拭い、乱れた布団を整える。
「ももこさん、お帰りなさい〜」
幾分か取り繕うような笑顔になってしまったが、とにかくドアを開けてももこを迎え入れた。
「あ、みやこ。きてたんだ。何してたの?」
「ごめんなさい〜、うっかり鍵を掛けてしまったようですわ〜」
「それより、かおる! ほら、水ようかん買ってきたわよ! えーと、つぶ餡とこし餡と…あれ?」
相変わらず返事が無かったが、それは今までの様子とは違っていた。しっかりと目を瞑り、
やや苦しそうにしながらもスウスウと小さな寝息を立てている。
「…寝てしまったようですわ〜」
「うん。ま、少しはよくなってきたみたいね。これで一安心かな。あ、そうだ。水ようかん、
みやこの分もあるわよ。何味がいい?」
ももこがニッコリと笑いかけてきたので、みやこも微笑を返す。
いつものユルい表情に戻ったみやこのその胸中は、少なくともももこには解からない。
数日後。研究所の同じ部屋、同じベッド。
「…何なんだ、この状況は」
「はいそこ! 病人が文句いわなーい!」
一時は治ったかのように思われた風邪が見事にぶり返し、結局かおるは再びベッドの中にいる。
ただし、異なる点が二つ。比較して今の症状は遥かに軽いという事と、一緒のベッドで寝ている
みやこの存在である。
「まったくねぇ、いくらあたしが頼れる看護人だからって、そうぶり返されてもこまるのよね」
「何言ってやがんだ、ちっとも付いててくんなかったくせに」
「アンタのために水ようかん買いにいってたのよ!」
「知るか。大体何で水ようかんなんだよ。風邪の時はもっと、こう――」
「桃缶とかですか〜?」
「そう、そうだよみやこ! やっぱ風邪には桃缶だよな。何だよ、水ようかんって」
「あぁぁぁッ!? なによそれ!? アンタが買ってこいっていったんじゃなーい!」
「言ってねぇ!」
上体を起こしてももこと言い合うかおるを、みやこは横になったまま見上げる。熱に浮かされ
ぐったりとした姿もゾクゾクする程可愛かったが、やはり元気な方が素敵だ、と思った。
「まあまあかおるさん〜、風邪ひきさん同士、仲良く寝ましょう〜?」
「いやそれなんだけどさ。風邪っぴきが二人並んで寝てるのって、どうなんだ」
「別々のベッドだと、看病してくれるももこさんが大変ですわ〜」
「………そうかぁ?」
手間は変わんねぇと思うけどなぁ、と言いつつかおるも横になる。普通はそう思うだろうが、
二人で寝る事を強く提案したみやこにとって、重要なのはももこの手間などでは無かった。
「みやこ、ごめんな…」
いつまでもブチブチと文句が止まらないももこが部屋を出るのを待つようにして、かおるは
声を落とした。
「やっぱそれ、俺がうつした風邪だよな?」
「そうかも知れませんけど〜、謝る事なんて無いですわ〜」
そもそも、それこそがみやこの狙いだったのだ。かおるの風邪を看病し、そのかおるが治った
頃には自分も風邪にかかるようにする。己の風邪がうつったとなれば、かおるは献身的に看病し
返してくれる事だろう。上手く事が運べば看病にかこつけて精一杯甘えてしまおう、という計画。
食事を「あ〜ん」して貰ったりひざまくらして貰ったり、普段ではまず断られるであろう事でも
してくれるかも知れない。
実際には、己自身が普段では絶対に出来ない事を色々やってしまったわけだが、結果、見事に
風邪を貰い受けた。だがかおる自身も風邪が完治せず、みやこの看病どころでは無くなっている。
「…おれさ、少しだけ覚えてるんだ」
「なな、何をですか〜…!?」
覚えている、と言われれば狼狽せずにいられないのがみやこの立場だ。だが出来るだけ平静を
保ったみやこに、かおるは申し訳無さそうに笑いかけた。
「ももこのバカが行ってすぐさ、みやこが看病しに来てくれただろ? すっごく咽喉が渇いてた
事と、水飲ましてくれた事だけはボンヤリ覚えてるんだ。あれ、みやこだよな?」
「は、はい〜」
「ありがとな。助かったよ」
「い、いえ〜」
少し迷った。“水飲ましてくれた事”のどの部分をどれだけ覚えているのかが気になる。
もし、仮に。濃密な口移しで飲まされた事を覚えており、その上で今のような口ぶりなら。
今後も。何度も。何度でも。
「あの〜、かおるさん〜?」
訊いてみようと思った。が、返って来たのは穏やかな寝息だけ。どうやら早くも眠り込んで
しまったらしい。
起こさないように、そっとにじり寄る。出来る限り身を触れさせると、生地の薄い寝巻きを
通してかおるの体温が伝わってくる。
「んんん〜…」
「ひゃっ!?」
寝入ったままのかおるに、軽く抱き寄せられた。企んでいた以上の密着に、みやこは思わず
身を固くする。が、すぐに身体の力を抜いて身を任せた。肩に手を置かれているのが嬉しい。
吐息が髪にかかるのが気持ちいい。太ももが触れ合うのが温かい。
色々思うところはある。身体の奥底に広がりつつある狂おしい想いを、これから先どのように
扱っていいかも解からない。でも、今は。
これはこれで――満足。
終わり
あ、最後メル欄タイトル忘れた。ちょっとキャラ内面捏造し過ぎの長文雑文恐縮至極〜。
…みやこ主体は難しいな。みやこさんという子はよく解からん。
いつのまにか神が降臨していた件
GJ!やっぱみやかおはいいな!
お願いします結婚してください。むしろ弟子に…!
みやかお大好き神も大好き
なんかこうみやこの愛が感じられて…
いやもうこれ、かおるはみやこの事好きなんじゃないか?こんちくしょう
どうしてこうゆう良い物を書けないんだろ私は……
乙!GJでした!!
うおおお
青緑最強、GJ!
ありがとう。怒られなくて良かった。
むしろ脳内デフォルトである赤緑がちっとも書き進まないこの不思議。
つか何度か読み返してみたけど、やっぱ凄い
ももこのから元気な優しさとか、実は口癖である「ちょっと×3」とか
細かいとこまで研究されてるw
弱々しいかおるは本気で萌えた。
何よりみやこの心情描写はすげぇよ、是非是非また書いてくれ
どうしよう…やっぱりGJ!ぜひまた書いてもらいたい
うんぜひ
436 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 18:24:51 ID:ITQqv7rJ
普段と違って素直なかおるに凄く萌えた
では調子に乗って、ちょっと思いついたやつを投下刊行。
「お、オナニー!?」
うっかり声を上げてしまった己の口を慌てて押さえる。
「いやですわ、そんな大声で〜」
「かおる、やーらしい」
「う、うっせぇな! お前らも言ってただろッ!?」
二人して何を話しているのかと思い訊いてみれば、よりによってそんな話だったとは。
「ったく、ヘンタイかお前ら」
「なによぉ。人のナイショ話に頭突っ込んどいてそんないい方しないでよね」
「そうですわ〜! ヘンタイだなんて、ショックです〜」
いつもの研究所の一室。他に誰もいないのをいい事に、ももことみやこはかなり秘めやかな話題に
興じていたらしい。そんな事なら関わったりするんじゃなかった、とかおるはため息を吐いた。
「わざわざ訊いた俺が馬鹿だったぜ」
「でも〜…」
意味深な、そしてある種の熱を込めた視線でみやこが言いすがる。
「誰でもしている事ですのに〜」
「そうそう、そうやって気取ってるけど、かおるも実はけっこう…」
「やってねぇよ、んな事」
みやこの言葉に無責任に同調するももこから顔を背ける。ももこのいやらしい笑い顔はかおるにとって
見るに耐えないものの一つだ。
「したことないの? ほんとにぃ〜?」
「ねぇっつってんだろが」
「あ、ひょっとしてやり方しらないとか? なんならあたしが教えてあげよっかなぁ?」
「余計なお世話だ」
「いーじゃない、手取り足取りやさしく教えてあげ――」
「触んな! 最近何だかヤラしいんだよお前は!」
わきわきと手を両手を伸ばして来たももこを蹴りで撃退し、じっと見つめて来るみやこを睨み返す。
「何だよ、みやこまで。俺はお前らと違ってそんな暇は無いんだよ。ただでさえ体力使ってんのに」
「いえ〜、わたしはただ、今夜のためにイメージを固めてるだけですわ〜」
「…はぁ?」
そう言って更にこちらの顔を凝視してくるみやこの事は良く解からないが、これ以上ここに留まると
ももこが非常に鬱陶しい。今日のところは一足先に帰宅する事にした。
「してる時に意外な人が思い浮かんだりするとなんだか焦るのよねー」
「でもキモチ良過ぎるのも考えものですわ〜」
尚も続く恥らいつつも楽しげな会話を背で聞き流しながら、かおるは部屋を後にした。
自室のベッドの中。なかなか寝付けず、かおるはただいたずらに寝返りを繰り返していた。
(…ったく、ももこのバカは…)
日中のももこ達の話を思い出す度、身体の何処かがモヤモヤしてしまう。腹立たしいような、
それでいて恥ずかしいような奇妙な感覚。
(何がやさしく教えてあげる、だよ)
下着の中に手を差し入れ、手のひらでそっと押さえてみる。誰でもしている事だと言われた通り、確かに
自分にその経験がまったく無いというわけでもなかった。
(そりゃあ…キモチよくないわけじゃないけどさ…)
自分の身体を自分で弄くって、それで気持ち良かったからといって、それが一体何だというのだろうか。
こんな事で人の気持ちを掻き乱さないで欲しいものだ。
胸中で愚痴りながら、触れている手を太ももで挟み込んだ。その圧力で指先が少しだけ中に潜り込み、
身体全体がビクン、と反応する。
(……ももこは…)
さんざん人をからかってくれたももこ本人は、今頃どうしているだろう。まだ起きているだろうか。
(…ももこの髪って…)
以前。偶然ながら、あの長くて綺麗な髪に顔を撫でられた事があった。何かとてもいい香りがしたのを
今もはっきりと覚えている。
(…ももこの手…何で、あんなに…)
ももこに手を握られる度に思う。どうしてこの手はこんなに暖かいのだろうか。
(…もも…こ…)
今日、“教えてあげる”と言いつつ伸ばして来た手。一体、何処に触れるつもりだったのだろう。
荒く聞こえる息遣いが自分のものである事に気付いた。手を伸ばした先、入浴やトイレ以外では滅多に
触れないそこから、クチュ、と粘り気のある水音が微かに聞こえて来る。
もし、この指が。当たり前の、己のものでは無かったら。
(…も…ももこの……ももこの…ゆび…)
勝手に出そうになる声を抑えるために今きつく抱きしめているものが、枕などでは無かったとしたら。
(ももこ…!)
ももこの声。ももこの息。ももこの匂い。ももこの、ももこの、ももこの――
「…もッ、もも…こ……ぁあッ…!」
実際に口に出してももこの名を呟いた途端、自分でも思いもよらない大声が出そうになった。瞬間、
最大限の忍耐を振り絞り、己の意思を無視して蠢き続けた指を太ももの間から引き抜く。
「あ…くぅッ……ぅ…………はぁッ……は…ぁ…」
何か、とてつもない何かが込み上げる寸前だった。それは何故かおぞましいものだったように感じる。
深呼吸をし、身体が静まるのを待つのにしばらくの間が必要だった。
「…あ〜あっと。シャワーでも浴び直すとすっかなぁ…」
ベッドから起き上がり、独り言を言ってみた。大丈夫、いつもの調子の自分の声だ。
部屋の照明を点け、手を見た。指がぬるぬると濡れている。
「…ももこ、もう寝ちゃったかな…」
薄い粘液を弄びながら、何となく呟く。
気持ち良かった。噂に聞くような“イく”という事は良く解からないが、それでも、信じられない程の
悦楽の残滓が、今もなお身体の奥底を突き回っているようだ。
それ故に。激しい羞恥と自己嫌悪、己の、女の身体に対する呪いのような思いで一杯になる。
頭の中も。胸の中も。
「おっはよー! かおるー!」
通学路の途中、背後からの声にギクリと身が竦む。声の主は解かっている。だからこそ振り向けない。
「……」
「…かおる?」
どう反応して良いやら解からずに固まっていると、不意に背後から抱きつかれた。身体の前に回された
腕の温もりと首筋に当たる息遣いに、かおるは己の体温が急上昇するのを感じた。
「…ひょっとして、昨日のこと…まだ怒ってる?」
「いや、別に怒ってねぇけど?」
「じゃあなんでコッチむいてくんないのよぅ」
「別に理由はねぇって。放せよ!」
拗ねたような声を出すももこの腕を振り払い、かおるは猛然と走り出した。
「あー! やっぱ怒ってるんでしょー!? あやまるから! あやまるから待ってよぉー!」
後を追ってくるももこの声が次第に遠くなる。振り切るまで走るなら、後で謝らなければならないのは
自分の方だろう。だが、今は。
「かおるー! かおるってばーッ! かーおーるーッ!」
お願いだから呼ばないで欲しい。その声で。そんな必死に、求める声で。
思い出してしまう。昨日の夜の、あの感じを。
だから。今の自分の顔だけは。
絶対に、見せられない。
終わり
以上、寸止め雑文恐縮至極〜。
1時には寝る予定だったのに、我ながら何を一人で盛り上がっているのやら。
こんな時間に。
あれか。
みやこ→かおる→ももこの一直線か。
となるとももこは誰だ?博士か?
ともあれGJ
すげー、新作二つも投下されてるww
超乙!
バタカ萌え
ぬおーーー!!!!神キテタ!!!
2作品とも大変萌えました!!!
GJ!
かおる×ももこ派の俺には
たまらんぜ(;´Д`)ハァハァ
み→か→も→みのトライアングルとか見てみたい気がする。
うほ・・・かおるのオナヌー・・・
やべぇ、かおるマジ可愛い
恋愛回のももこは可愛かったが、それだけにちょっとSS書き難くなってしまったような。
桜子、口紅を手にする。
「(これが成功すれば…荘一郎さんにパイズリを…)」
彼女は見たのだ。
彼のコンピューターの中にオカズになっている自分と彼女以外の絵を。
その為、セデューサに変身しようとするのだ。
彼女は口紅をぬった。
「ぐうううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
自分を制御する為に力を入れているのだ。
シュウウウウウ……
「や…やった…」
彼女は今、ダイナマイトバディの桜子になっていた。
ドドッドオッドドオドドドドドドドドドオッドオド
「さささささあくらこさああああああああん!!何がおこったのですか!?!?」
と荘一郎が彼女の部屋に入ってきた。
「えあ…お…あえ…(ちょっむねっデカッ!)」
「荘一郎さん…」
彼女は彼を素早く全裸にして、押し倒した後、彼のペニスをしゃぶり始めた。
続きは誰でもどうぞ!
ドドッドオッドドオドドドドドドドドドオッドオド
一体何が起きたのだろうか
スタンド使いでも現れたんだな。
ちょ…何でみやこたんいつも攻めなんだよ!
神よ受けのみやこたんも書いておくんなませずんどこべろんちょ
受けのみやこは想像つかんなー。みやこ受けの同人誌があったけど激しい違和感が。
でも見てみたい気がする>受けみやこ
いや待てよ、こんな感じ?
「かおるさん〜、ちょっとよろしいですか〜?」
「何だよ?」
「まず目を閉じてください〜」
「え? …こうか?」
「次は両手を前に出して、そのままゆっくり2歩前に歩いてください〜」
「目ぇ瞑ったままでか? えーと…」
ふにっ
「うわっ? な、何だ今の…!」
「きゃあ〜、なにするんですかかおるさん〜(棒読み)」
「え? あ、今の、胸か!?」
「何と言う事でしょう〜! 誰にも触れさせた事の無いこの清らかな胸を、
とうとうかおるさんに揉まれてしまいましたわ〜!」
「いやちょっと待て! 今の俺から触った事になってるのか!?」
「物理的には間違い無くそうですわ〜」
「えぇッ!?」
うわぁ腹黒い
>何と言う事でしょう〜!
うけたwwW
誘い受けとか
シリアスみやこさんなんて受けうけしいったら
あ、妄想だけど
わかったかおるが無邪気攻め(無意識)ればいいんじゃね?
かおるが無意識にみやこを攻める…うーん、難しいな。
眠りこけて意識の無いかおるを利用するみやこさん、しか思い浮かばん。
さすがに自分でも無理あるなって思った
おれの中のみやこさんは無垢で純粋で性の知識なんて全く持ち合わせていないお嬢様なんですが…
なんかみんなのイメージと違う…?
私のなかのみやこさんは二通り
シリアスみやこさん
プチ腹黒みやこさん
純粋で一途が共通点
みやかお前提が共通点
とりあえずさっきの桜子SS書いたヤツ表へ出ろとww
20話観りゃわかる、みやこは淫乱。いや、ガチに
やっぱみやこは襲い受けかもしれんね
だめだみやこは得体が知れない
とりあえず誰かみやこ主体書いてくださいっ(><)
466 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 21:19:48 ID:9UqqFdKf
>>ドドッドオッドドオドドドドドドドドドオッドオド
足音。しかもド勢いでコケても可笑しくない程。
〉〉449 んじゃ、続き。
「あああ…きもちいいよおおお…」
桜子はさっき作ったばかりのチョコローションを
手にいれたばかりの巨乳に塗り漬けてパイズリをしていた。
嬉しそうに荘一郎を見ながら、勢いを増しながら…
そしてしゃぶりながらパイズリした時、彼はもう限界に達していた。
ドピュピュ!!ドプ!ドピュ!!
「…うふふ…すごい量…」
彼女の胸はローションと精液塗れになった。
「きて…いっしょにお風呂に…」
「ごく…(こんなにエロい桜子さんははじめてだ…)」
続きます。
つまみだせwww
チョコローション
虫が寄ってきそうだ
パワパフガールズZでエロパロ = このアニメのキャラでエロパロ
でも桜子さんは結構怖いお姉さんだよな。互いに相思相愛である事が判明して後も、
自分のものにならないのなら、いっその事…と思いつめる鬼気がある。
現状のままだと荘一郎はいつ刺し殺されても何ら不思議ではない。
>>471 むしろセドゥーサへの変身が、その「最悪の結果」を防いでいるのかもしれん。
セデューサって、料理下手だよね・・・・・・
ポイズンクッキングはマスターしていそうだ
和菓子はうまいのに
料理といえば
みやこさんはハンバーグ以外のまの作れんのかね
みやこかおるは定着してるな
アニメでもプッシュしてるくさいしな
それはそれで嬉しいような、嬉しくないような
複雑な気分だがな
>>473 でもアレだ、あんな化粧のキツイ自意識過剰美人がまっずい料理を嬉しそうに持ってきたらキュンとくるぞ。
>>480 あーあるある
しかも不味いのに気付いてないし
可愛いかも、とかは思うかも。
まぁ食べないけどね
みやこ…どんな料理でも作れる。洋風のものが得意。ハンバーグやシチュー。
かおる…どんな料理でもつくれる。和風のものが得意。刺身や握り、精進料理。
ももこ…どんな料理でも食べれる。中華風のものが得意。和風洋風なんでもこい。
ユートニウム…どんな料理でも作れる機械を作れる。即席料理が得意。カミさん宇宙。
ケン…どんな料理でも文句付けれる。お弁当類などが得意。手作り弁当やコンビニ弁当。
ピーチ…苦手な料理が多い。料理器具の包丁やフライパンは体内に収納されている。未整備。
ミスベラム…どんな料理でもおごらせる。イタリア料理が得意。胃袋無限、アルコールは水。
メイヤー…どんな料理でもおごる。フランス料理が得意。湯水のように市民の血税を使う。
かおるは「俺料理作ったことねーもん」って3話で言っていただろう。
みやこのハンバーグを食うしか出来ないのさ
やたら書き直したのでなんだかチグハグな感じになっちゃったけど
失礼して微エロ投下敢行〜。
「いっただっきまーっす!」
欲と歓喜とに満ちた声が室内に響き渡った。心底嬉しそうな朗らかな笑顔が、朗らか過ぎて逆に
腹立たしい。満面の笑みを保ったままで手と口を忙しそうに動かすその姿に、心持ち皮肉を込めた
視線を送る。
「…なぁに? いっとくけどあげないからね。あげるっていったのに断ったのアンタなんだから」
「いらねーよ」
山と積まれた洋菓子を庇いつつ軽く睨んで来るその顔に、かおるはうんざりと答えた。別に
菓子が欲しくて眺めていたわけでは無い。
最早いつもの事だが、研究所の出費で菓子類を食べまくるももこの食欲には目を見張らざるを得ない。
日々大量摂取されるそれらが全て甘いものばかりとくれば、見ている身としては驚きを通り越して気持ち
悪くなってしまう。研究所の運営がどのようなものかはよく知らないが、パワパフZの主な活動は市街防衛
であり、市長の要請で出撃する事も少なくない事から、研究所には援助金が、それも少なからぬ額が
市から出されている事だろう。つまりは市民の税金であり、たとえ比率で言えば極々僅かなものであっても
その一部がああしてももこの胃に消えて行くのは、一般小市民たるかおるには心寒い光景だ。もっとも
かおる自身もスポーツチャンネル見放題、という恩恵に与っているわけだが、ももこの菓子類食い放題と
違ってわざわざその為にチャンネル契約した様子は無いので、その辺りはまるで気に掛けていないが。
とは言え、当のももこが言うように、先程ももこが自分の分を気前良く分けてくれようとした
のを断ったのは、何も市民の皆様に遠慮したからではない。単にももこの食いっぷりを目の前にすると
食欲が失せる時がある、というだけの事だ。
再び笑顔に戻りケーキの塊を口に押し込むももこを見て、じわりと胃の辺りが重くなった。
もし、何も知らぬ善意の第三者がももこの笑顔を“花が咲いたような”と評したなら、それは貪欲な
食虫植物の花だと教えてやらねばならないだろう。
「なあ、みやこ…」
対面に位置するももこを横目に見つつ、かおるは隣に座ったみやこに耳打ちした。
「あいつのああいうの見てると吐き気がするの、俺だけか?」
「わたしはもう慣れました〜」
耳元で響くかおるの声にくすぐったそうに身を捩って答えながら、みやこは手にしたフォークで自分の
ケーキを突き崩し、一口大の塊をかおるの口元に差し出した。
「はい、あ〜ん」
「え?」
「かおるさん、あ〜〜〜〜ん」
「あ、あ〜…」
何故? と思いつつも勢いに流され口を開いた。程良い大きさのケーキが口の中にそっと押し込まれる。
軽く咥え、フォークが引き抜かれるに任せる。別に甘いものが嫌いなわけではないし、ももこのいない
ところで食べればきっと美味しいだろう、と思った。
そうしてる間にみやこは自分でも一口食べ、次の一口分を再びかおるに差し出した。最近は何となく
みやこに逆らえないでいるので、大人しく口を開ける。
「あ、アンタたち間接キッスじゃない? やーらしい」
どうでもいい事にはよく気付くももこが素早く指摘する。言われてみればそうだが。
「いーだろ別に。缶ジュースの回し飲みすんのと同じだろうが」
ぶっきらぼうに言い返すかおるだったが、その顔が次第に赤く上気し始めた。
「うわ、顔赤くなってる! かおるってまさか、みやこのこと…」
「え〜!? かおるさん、そうなんですか〜!?」
「ちち、違う!」
意地悪く、或いは嬉しそうな、それぞれの笑い顔を手を振って遮る。キス。回し飲み。二つの言葉から
喚起されたとある出来事が、かおるの頬をどうしようもなく染め上げるのだ。
「お、お前があんな事するからだろ…」
恨めしげにももこを睨む。しかしももこは何を言われているのか解からないらしく、フォークを咥えたまま
不思議そうな顔をしている。
「え? なんの話?」
「忘れたのかよ!? お前が、俺に…その、キ…キ…」
「…あたしなにかしたっけ…?」
「……いいよ、もう」
どうやら本気で思い出せないでいるももこから顔を背け、かおるはそっと己の唇に指で触れた。
あの時、確かに。ももこと。
息と息が。唇と唇を。舌と舌で――。
「…どういう事ですか〜?」
「…えっ?」
責めるような声に、ふと我に返る。その手に掲げたフォークの先端にも似た、尖った視線がみやこから
注がれていた。
「かおるさん、ももこさんと何があったんですか〜?」
「…いや、まあ、別に何でもないけどさ」
「でも――」
「あ、そうそう! 聞いて聞いて! 昨日、駅前で――」
詰問するようなみやこの言葉を遮って、ももこが大声で喋り始めた。しかしみやこはそれを無視して
なおも喰い下がる。
「別に何も、何ですか〜?」
「…何でみやこが怒ってんだよ」
「だってお顔が真っ赤で――」
「それでねそれでね! そのイケメンがあたしに――」
「……」
再度みやこの言葉を遮るももこだったが。
「――ん? んん? んんん〜?」
不意に言葉を切って下腹部を押さえながら呻き出し、ややフラつきながらゆっくりと立ち上がった。
顔が少し青ざめている。
「ももこ? どうしたんだよ!?」
「あ、うう、なんだろ、急におなかが…。ちょっと、トイレ…」
微妙な前傾姿勢を保ったまま部屋を後にするももこ。どうやら下痢らしい。
「…はぁ、またかよ。この前も同じ感じで腹壊さなかったっけか?」
かおるは浮かしかけた腰を長椅子に沈め直し、ため息を吐いた。心配するだけ損なのがももこなのだと、
一体何度思った事か。
「ったく、大体アイツは――」
「ももこさんのお腹なんてどうでもいいです。そんな事より、かおるさん〜」
みやこの声にはまだ尖りが残っている。
「さっきのお話がまだです〜。ももこさんと何をしたんですか〜?」
「あ〜、まあ…」
かおるは言い淀んだ。何故みやこがこうも拘るのかが解からないし、そもそも“あんな事”を話して
いいものだろうか。しかし、白状しなければ許されないような雰囲気ではある。
「どうして教えてくれないんですか〜? わたし一人除け者ですか〜?」
拗ねるように、甘えるように、みやこはかおるに身を寄せて迫った。
「そ、そういうわけじゃ…」
「かおるさぁ〜ん…」
ついには自分の肩に胸を押し付けるように密着するみやこの体温に、かおるは激しく動揺する。
ももことみやこ、それにかおる。平時における三人の位置取りは大体決まっている。ももことみやこが
寄り添うような仲良し振りを見せ、そしてやや離れたところにかおるがいる。色々と物議を醸し出しながらも
三人の中心にあるももこが――大抵の場合、かおるには意味も意義も理解出来ない事柄だが――何らか
の流れを作り出し、みやこがそれに同調なり意見なりをし、時折向けられる矛先をかおるが適当に受ける、
という毎日。
ところが今。そこからももこの存在を欠いた途端、みやことかおるの位置関係は大きな変化を見せるように
なった。
声が近い。視線が近い。手を握られたり腕を組まれたり、身体のいずれかの部分を意図的に触れ合わせ
られる。自分の目線より僅かに低い位置から、窺うような甘えるような、熱を持った上目遣いを注がれると、
かおるは気恥ずかしさの余り何処かへ逃げ出したくなる。太ももに手を置かれた時などは驚きの余りつい
妙な声が出た。ももこと二人、何かよく解からない話題で盛り上がっている時などに手を取り合って跳ねたり
軽く抱き合ったりする光景を見て、普通の女の子の付き合いとはああしたものなのか、と思いもしたが、
それらと自分へのみやこの態度がまるで異質なものであるという事はかおるにも解かる。
だから、本当に最近のみやこは何処かおかしい、とかおるは心配になる。この、知らない内に絶対的な
優位に立たれてしまったかのような不安。何か、自分に関する悪質な冗談を一人で楽しんでいるかのような、
不気味な圧力。
しかし解からない事を考えていても仕方が無いし、その辺りをみやこに確認するのも怖い。正直に答えて
今のこのイヤな流れをやり過ごそう、とかおるは諦めにも似た覚悟を決めた。
「ん〜、じゃあ話すけど、結構前に――」
「お、飴だ。…ま、どうせももこのだろ。もーらいッ」
「あ〜ッ!? ちょっとちょっとちょっとぉ〜!? なに勝手に人のキャンディなめてんのよぉ!」
「ああ、いたのか。いーじゃん別に。飴の一個ぐらいでケチくさい事言うなよな」
「それはねぇ! 期間限定生産の超〜レアなキャンディなの! 二時間並んで買ったんだからぁ!」
「飴買うのに二時間かよ? 馬鹿だな。馬鹿の世界だ。…でもまあ、確かに美味ぇなコレ」
「でしょ? なにしろ限定品なんだから! ってなわけで、返して、かおる」
「え?」
「キャンディ!」
「…いやお前、人が一度口に入れたもんを返されたってどうすんだよ」
「返して! 今すぐ! かーえーせー!」
「解かった、俺が悪かった! 今度同じの並んで買って来るから――んむッ!?」
「んむ〜」
「ン〜〜〜ッ!? ンンン〜〜〜〜〜ッ!」
「んぐ…んっ」
「ん、んむ…ンッ……んぁ…ぁ」
「ん、…ん? ぷぁッ! もぉ、ちょっとちっちゃくなっちゃってるじゃないのよぉ」
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
「ん〜? 思ったより大したことない味ねぇ。わざわざ並ぶほどのもんでもなかったかな」
「……な、何、何すんだ!? 何すんだお前ぇぇッ!?」
「なによぉ、もとはといえばアンタがあたしのキャンディを取るからいけないんでしょーが」
「だ、だからって何も、直接、口でッ…!」
「一度口の中に入れたキャンディはなめ尽くすまで口から出さない! 飴道の基本よ、基本」
「………」
「…ちょっと、そんな顔しないでよ。缶ジュース回し飲みするのと同じようなもんでしょ?
女の子同士なんだから」
「………」
「あ、でもあたし、キスするのって初めてだわ。人のベロってなんかヘンな感触ね」
「………」
「いやー、まさかファーストキスの相手がかおるだったなんて予想外だったわー」
「………」
「…なに赤くなってんのよ! やらしいわねー」
「………」
「…かおる?」
「……最低だ、お前」
「――というわけで。まあ、結果的には俺の初キスはももことなわけだ。ま、一応な、一応。どうでも
いいんだ、別に」
とは言うものの、実際には“どうでもいい”どころでは無かった。
あの時、口の中の飴を奪い取っていったももこの舌の感触。
ねっとりと暖かく、柔らかくて。飴の香料と混じり合ったももこの息が甘く香って。
夜毎の夢に幾度と無く繰り返される、あの瞬間。おかげでその感触を覚え込んでしまったらしく、
今この時も、自らの唇と口腔はももこの感触を鮮烈に再現している。
再び顔が熱くなって来た。しかも真っ赤になってしまっているだろう。かおるは誤魔化すように視線を
外したが、その背けた頬をみやこに凝視されているのを感じた。
と、少しの間黙っていたみやこが不意に喚き出した。
「……ズルーい! ももこさんズルいです〜!」
「いやホラ、アイツもう脳に糖分が回りきってておかしく…って、ズルいって何だよ!?」
「ももこさんがそんな、面と向かってキスしたのでしたら〜…」
恨みがましく睨まれる。今日になってよく見る表情だ。
「わたしにだってその権利がありますわ〜!」
「…権利って、それを決めるのはお前じゃないと思うけど」
「わたしだって、ちゃんとしたキスはした事ありませんのにぃ〜!」
まるで“ちゃんとしてないキス”ならばした事があるような言い方に突っ込む前に、更なる接近。みやこの
小ぶりな顔は最早目と鼻の先にある。
「かおるさん…」
「え…?」
「かおる…さん…」
「ままま待て!」
ゆっくりと顔を近付けて来たみやこの、華奢な両肩を掴んでグイッと押し離す。
「おかしいだろ! ももこと俺が、その、そうしたからって、何でみやことまで――」
「…嫌いなんですね」
「え?」
「嫌っているんですわ〜!」
みやこの大きな目が、じわりと涙で潤い出した。目一杯の涙を今にもこぼれ出しそうにして、大声で
喚き始める。
「ももこさんとなら良くてわたしとはダメだなんて、かおるさんはわたしの事を嫌っているんですわ〜ッ!」
「あ〜、いや、そうじゃなくて」
「嫌っているんですわ〜! 憎んでいるんですわ〜! わたしの姿が視界に入っただけで反吐が出るん
ですわ〜ッ!」
「出ない出ない出ない!」
「では〜」
「いや、俺がみやこを嫌いかどうかって事とキスするかどうかは全く別問題だと――」
「嫌っているんですわ〜! 呪っているんですわ〜! 近日中に法廷に訴えて法的処置を執るつもり
なんですわ〜!」
「訴えない訴えない!」
子供をあやすような感じで肩を軽く揺すり、泣き喚くのを止めさせる。少し躊躇い、続いて数秒間
悩んでから、思い切って切り出した。
「解かった、解かったよ! する! するから!」
この状況を収拾するにはそれしか思い付かない。それにももこもあの時――どうしてもそうは思えない
のだが――缶の回し飲み程度の事だ、と言っていた。
「ま、まあ…女同士だし、そんな身構える事でも無い……よな?」
「はい〜、仲良し同士のスキンシップとして当然の事ですわ〜」
「…さっきまで泣いてなかったか?」
「はい〜、大泣きでした〜」
ニコニコと屈託無く微笑むその様子には大いに疑問だ。が、その微笑みは消え入り、両目が閉じられる。
小さな唇を僅かに開いたまま動かずに待っているみやこと、その両肩を掴んだままの己の両手を見るに、
いつの間にか自分から接吻をしなければいけない事になっているらしい。進退窮まるこの状況に、みやこの
両肩を掴む手が微かに震える。
(…でも、え? えぇぇ〜? だって、キス…だろ?)
いいのだろうか。みやこも――あの時のももこも――も、同性同士の他愛無い戯れ事だと本気で思って
いるのだろうか。それとも、女の子同士、友達同士の接吻というものは真実ただのスキンシップに過ぎず、
自分だけが妙に意識してしまっているだけなのだろうか。在り得ない話では無い、とかおるは思った。
一般的な女の子のメンタリティを欠く自分なら、そういう当たり前の事が理解出来ないという事もあるかも
知れない。きっとそうなのだろう。第一、これ以上みやこに泣かれるのは辛い。ただでさえ、最近の自分は
みやこに対して強気に出られないのだ。
じっと待ち続けるその唇に、ゆっくりと近付く。それを察知してか、目を瞑ったままみやこの身体がぴくん、
と動いた。
互いの吐息が混じり合い、そして微かに、ほんの微かに、唇が触れ合った瞬間――。
「ンンッ!?」
まるで対戦相手の致命的な隙を見つけた一流格闘家のグラップルのように、みやこの両腕が稲妻の
速さでかおるの頭部に巻き付いた。吃驚して開いた口に、熱くぬめった舌が蛇のようにくねりながら
にゅるぅ、と滑り込む。同時に上体に体重を掛けられ、かおるは長椅子の上に半ば押し倒された。
「ん〜、んふぅ、ん…んん」
「ンッ! ンッ…ぷぁッ、み、みや…ンッ」
意外な程深く侵入してくる舌に総毛立つ。嫌だというわけではなかったが、それでも本能的な危機を感じて
振り払おうとする。しかし頭と首とにしっかりと回されたみやこの両腕がそれを許さない。大量の暖かい
何かが、口腔内に流れ込んで来る。みやこの唾液だ、と解かったが、嫌悪感は全く湧かなかった。だから、
口に溢れそうに感じるそれを飲み下した時に背筋を巡った感覚は、悪寒ではなく別の何かだ。
にゅるにゅる、くちゅくちゅ、唇と唇がぬめり合う、舌と舌が絡み合う音が聞こえる。身体の力はいつの間にか
抜け切っているのに、それでも時折ぴくんぴくんと波打つのは何故だろう。鼻から抜ける甘ったるい声が、
己のものである事が信じられない。
不意に、ももこの舌の感触が浮かんだ。しかしそれは口の中を蹂躙し続けるみやこの舌で掻き消されて
行く。ももこの舌は口内の飴を奪うだけで去って行ったが、みやこはかおるそのものが狙いだからだ。
並びを確かめるように、一つひとつ、舌が歯の表面を撫でる。それが済むと歯の裏側を。次に歯茎の
隅々まで。
まるで口腔内の全てに己を刻み付けるかのように、執拗に、執拗に、執拗に、執拗に――。
「――ぷぁッ!」
どれくらいの間、貪られていたかは解からない。ゆっくりと身体を起こしたみやこに見下ろされながら、
忘れていた呼吸を整えるべく息を荒げた。口を閉じぬままのみやこの、その薄桃色の舌の先端から、
唾液が糸のように垂れ続けている。同じく舌先でそれを受けながら、呼吸が静まるのを待つ。
「…はぁッ……ぁ……み、や……あぁぁ…ぁ…」
全身が甘く痺れている。みやこの名を呼ぼうとするのだが、舌が縺れてまともな声にならない。
見下ろすみやこが目を細めて――笑う。
初めて見る、その笑みが。獲物の体内に潜り込む鏃のような、その舌先が。
口一杯に残る粘膜の温かさのせいか酷く曖昧になった心の片隅で、かおるは呟いた。
怖い。
「はあぁ〜…とうとうかおるさんに唇を奪われてしまいましたわ〜」
「………………………………いや、その表現はおかしい」
まだドキドキしている。口の中では未だにみやこの舌が蠢いているような感覚があり、頭部はみやこの
細い腕に締め付けられているかのようだ。仰向けに横たわって天井を眺めたまま、“取り憑かれる”のって
こんな感じかな、とかおるはやや外れた事を考えた。
「あの〜、かおるさん…?」
嬉しそうに身を捩じらせていたみやこだったが、ふと真顔に戻り、恐る恐るといった感じでそっと身を
乗り出して来る。
「もう一度…いいですか…?」
確認の呈を取りながらもそれは既に決定事項のようで、みやこが再び覆いかぶさって来た。唇を半開きに
しながらゆっくりと下降するみやこと目が合う。
「み、みやこ――」
待って、と言いかける前に、唇が塞がれた。またあの蹂躙が始まるのかと思い、思わず歯を食いしばる。
だが、今度の接吻はずっとずっと優しかった。
歯の表面に触れたままのみやこの舌は動かない。待っているのだ。多少の躊躇はあったが、かおるは
固く噛み合せていた歯を開いた。最後の防御を抜け、舌先が滑り込んで来る。が、貪欲で暴虐な筈の
その舌先は、またもや動かずにいる。やはり、待っているのだ。
今度は何故か、躊躇は無かった。口の奥に縮こまっていた舌をそっと伸ばし、かおるは自ら、
みやこの舌に触れ――
「ううう〜、デスマッチだったわー…」
やや憔悴した様子で腹を擦りながら、フラフラと部屋に現れたももこ。何事もなく座るみやこと、長椅子の
隅に半ば寝転んだまま赤面しているかおるを交互に見やる。
「……なにしてんの? かおる」
「な、な、何もしてねぇよ!」
「なに怒ってんのよ」
「そ、それより、腹の方はどうなんだよ」
「んー、ま、治まったかな?」
案外ケロリとした様子で歩み寄ってくるももこに、かおるは何故か大きな安堵感を感じた。
しかし危なかった。舌が触れたと思った瞬間みやこが素早く身を離し、そして何事かと思う間も無く
ももこが部屋に戻って来たのだ。器用にも、かおるは赤面しながら冷や汗をかく。自分ではももこの接近に
全く気が付かなかったので、もしみやこが離れなければ何を見られていた事か。
「さて、と。じゃあ、俺帰っから!」
逃げるなら、ももこの帰還で空気が変わった今しかない。かおるは素早く立ち上がった。通路まで出て、
部屋の中を振り返る。今の今まで腹を壊していたにも拘らずに残りの菓子を食べているももこと、その
ももこの無駄話を穏やかに微笑みながら相手するみやこ――の姿がない。
「かおるさん〜?」
「うわっ!?」
背後にいた。
「な、何?」
「その〜、ごめんなさい…」
「あ、うん。まあ…別に嫌ってわけでもないけど」
口の中で渦巻くみやこの感触が未だに残っている。
「でもよ、ももこもそうだったけど、お前も…普段女っぽい事言ってる割には、あんまりキスするのとか
抵抗ないのな」
飴欲しさに人の口に舌を突っ込むももこ。騙まし討ちのように、スキンシップと呼ぶには余りにも苛烈な
接吻をくれたみやこ。二人とも理解の外、かおるの常識の範疇外だ。
「ももこさんもわたしも、自分の欲望に忠実なタイプですから〜。でも…」
ちらり、と室内に目をやる。ももこはまだ一心不乱に菓子を食べている最中だ。そのももこがこちらを気に
かけていない事を確認してか、みやこはかおるに顔を寄せた。
「抵抗がないからではなく、我慢が出来ないだけですわ〜」
チュッ、と頬に優しい感触。軽く触れた唇が離れる時、少しだけ、小さな舌が頬を舐めた。
「したいから、するんです」
そう言って、ニッコリと笑うみやこ。小さく濡れた頬に手をやりながら、かおるは何となく頷いた。それは
友達同士という関係から逸脱してはいないだろうかとも思ったが、それでもみやこがそう言って笑うのなら、
それではそれで良いような、良くないような。
数日後。いつもの研究所の、いつもの三人。
「じゃ〜〜〜んッ! 期間限定スペシャルバージョン!」
何やらロールケーキのようなものを皿に乗せ、嬉しそうに踊るももこ。何がどうなっているからスペシャル
なのか、かおるには何一つ解からない。どう見ても普段ももこがよく食べているものと同じに見える。
「自腹よ、自腹! たまには自分で買わないとね!」
一人で盛り上がりつつ、ケーキナイフを慎重に振るうももこ。目分量で5等分にし、一つひとつ小皿に
分けていく。
「博士のと、ケンとピーチの。こっちはかおるとみやこの分で…って、しまったぁッ!あたしの分がなーいッ!?」
「…だろうと思ったよ。5等分にしてるし」
受け取った小皿をももこに返し、かおるは軽く笑った。
「俺はいいよ。せっかくの自腹なんだろ?」
「……か、かおるぅ……!」
「いや、そんな顔されても」
ケーキ一片で、まるで奇跡の顕現を目の当たりにしたように感動されても困る。
「博士たちなら実験室の方ですわ〜」
「じゃあ、持ってってあげますか! あ、そうだ、かおる!」
運ぼうと手にした盆を一度置き、フォークを手に取るももこ。自分の分のケーキを一片、かおるの口元に
差し出す。
「せめて一口だけ! あ〜ん」
「……えー」
「かおる! あーんってば!」
ももことみやこの共通点。それは、かおるの気持ちをよく無視するという事だ。仕方なく、実に仕方なく、
かおるは口を開いた。みやこと比較してやや雑な手つきで、ケーキが口に突っ込まれる。甘くて美味しい。
が、どうしてスペシャルなのかはやっぱり解からない。
「あ、ちょっと待って。ほっぺについちゃった」
「え?」
頬に手をやるより早く、ももこが唇を寄せて来た。そのまま頬――口の端の近く――に付いたクリームの
欠片をぺろりと舐め取る。
「もッ…!」
余りにも唇に近かったので吃驚した。自分でも異様に感じる程の速度で顔が真っ赤になる。が、文句を
言おうとした時には既にももこの姿は通路の陰に消えていた。実験室で何やら怪しげな作業をしている
博士らの元にケーキを届けに行ってしまったのだろう。
「……ったく!」
己の赤面を誤魔化すかのように、憎々しげに呟く。最近どうもももこの前では赤面してばかりいるような
気がする。
ふと視線を巡らすと、ケーキにフォークを刺したままジッとこちらを凝視しているみやこと目があった。
どうやら今の光景を目撃されていたらしい。じわじわと危機感が込み上げて来る。
「あー、まったくももこのバカにも参るよなぁ。人の顔にくっついたのまで食いたいってんだから、あの
食い意地はもう病気――」
「かおるさん、あ〜ん」
「う…」
来た。来ると思っていた。かおるは苦笑を浮かべる。苦が8で笑が2ぐらいの、苦しい笑顔。
「あー、もう! お前らは仲良しとか言って喜んでやってるけど、これ結構恥ずかしいんだぜ俺――」
べちょ。という嫌な感触に口が止まる。手にしたケーキをかおるの頬に塗りたくりながら、実に嬉しそうな
みやこの笑顔が横目に見えた。
「……あのー。何やってんですか? みやこさん」
「まあ〜、かおるさんのお顔にクリームが付いてしまいました〜! 大変ですわ〜!」
「……ですわ〜じゃないだろ…」
この後の展開は解かっている。抵抗も無駄だという事も良く解かっていた。はあ、と両肩を落として、
腕を首に回してくるみやこの成すがままになる。
べろり。べろり。かおるの左頬一杯に広がったケーキの成れの果てを、陶然と舐め取り始めるみやこ。
既に綺麗に舐め取られた部分も、そうでない部分も、唇と舌とを精一杯駆使して舐られる。
何度も、何度も、繰り返し繰り返し。
今後もずっとこんな感じなんだろうな、とかおるは身体の力を抜いた。それは事態を受け入れる覚悟
ではなく、受け入れざるを得ないという諦観。
だからというわけではないが、かおるは左腕をみやこの細い背中に回した。それは自分でも特に
意識しないままに取った何気ない行動だったが、軽く背中を抱かれた瞬間、みやこは弾かれたように
身を離した。丸く見開いた大きな瞳と目が合う。
「あ…いや、特に何ってわけじゃなかったんだけど…」
おずおずと手を放し、引きつった笑いをみやこに向ける。
「つい、手が、その…ごめん」
暫しの沈黙。驚いたままだったみやこの表情が、ゆっくりと蕩けて行く。
「…か、かおるさぁん…」
ヤバい、今のは不味かった。と、かおるは己の失敗を悟った。みやこのスイッチ、その決定的な何かを、
自らの手で入れてしまったらしい。
「み、みやこ? 待て、落ち着――」
「かおるさぁ〜んッ!」
「うわっ!?」
猛然と飛び掛ってきたみやこに押し倒される。もう頬どころでは済まない。
額、瞼、耳たぶ。鼻先、顎や首筋。あらゆるところを舐められ、吸い付かれ、咥えられ、甘く噛まれる。
頭と首にしっかりと抱きつかれ、薄い胸同士が密着し、両脚の間にはみやこのふとももが割り込んで
来ていた。ほぼ全身に感じる、みやこの体温。柔らかさ。
こうしている間にももこが戻って来たらどうしよう、という考えが一瞬だけ頭を過ぎったが、しかし。
(…まぁ、いいかぁ…どうでも)
今度は半ば意図的に、みやこの背中に両腕を回した。同時に、熱い吐息と共に滑り込んで来たみやこの
舌先を自らの舌で探り当て、そっと絡め合う。
甘い、クリームの味がした。
終わり
以上、これでもなるべく短くした割には長文乱文恐縮至極〜。
好きだの惚れただのを描写しようとすると個人的な好みが災いしてかジメッと陰々滅々な
嫌ァな感じになってしまうので、それを何とか排除しながら書いたので実に迷走しちゃった。
んにゃぁぁあっが
GJGJGJGJ!!!!!!乙です!
みやこさん怖いよみやこさん
流されるかおるがかおるらしいっ!
やっぱりみやかおいいなぁ
次はぜひとも
お付き合い始めの初めて編とか告白ちゅー編とか!
書いてくれたら嬉しいです!
すげぇ、読み終わったらクリームの匂いがした(気がした)
うおー!萌えたー!(゚Д゚;)ありえねえ・・・!ヤバい、GJ過ぎです。
つかみやこのボケ行動が面白すぎてマウス落ちた
凄い文才だな、ファンになったよ・・・
みやかおなのにももこの存在感がちゃんとあるのがいいな。
ありがとう。バレンタインでしかも仕事休み、というエロパロ日和に
頑張って仕上げた甲斐がありました。
おお、GJ
ももかおな俺ですが楽しめたっス、かおるの女の子でありながら
女の子の気持ちがイマイチ解らず、そーいうモノなのか?と
思い(勘違い)して流される所が笑えたw
しかしかおるは本編でも総受けオーラ出まくりですな、
特にももこには強引にお昼を一緒されたり
帽子盗られて誘導されたりw
確かにかおるはすごい流されやすいよな
ももこに秋の海誘われて
気分ノってないのに付き合ってあげたり
、ホントに可愛い子だ。
それにしても「デスマッチだったわ」ワロタ
なんかこのちょいエロな感じがすごくいい・・・
応援してるんで書き続けてください!!
でも謙虚な事言ってるようでかなり自意識過剰な書き手だな。
毎回「今回も俺が書きましたよ」と主張しとる。それが悪いとは言わんがね。
それが自意識過剰にあたるならSS投下以外のカキコすべて封印だな。
どこまで謙虚にならにゃいかんのだ。誰が書いたかくらいは主張させてくれてもええじゃないか。
どこが自意識過剰なのかぜんぜんわからない俺は勝ち組
他のスレのSSと比べても過剰に自己主張してる部分はないしなぁ……
それはそれとして、かおるさんにはこのまま最後まで流されてしまって欲しい所存
>>503のアホの言うことは気にすんな
つか主張っておまえ・・
507 :
505:2007/02/17(土) 17:50:08 ID:uH7RKkAk
む、不快にさせたならスマンカッタ > 506
主張云々の部分はなかったことにしてくれるとうれしい
職人さんにはこれまで通りみやかおを投下して欲しいので
黙って投下を待ってます
>>503はただの嫉妬でしょ
俺はもっとうまく書けると思ってるだけか、
以前どこかに投稿して叩かれたんじゃない?
他人を貶めても自分の価値は上がらないんだよ
>>503
正直俺も嫉妬している
悔しいが、気持ちいい悔しさだ
尊敬している
>>508 むしろ他人をとぼめたら自分の価値が下がりそう
とぼめた?
おとしめる→貶める→乏に似てる→とぼめる
かな?
かわいいな、とぼめる。貶めるよりも悪意薄めな感じ。
いつもハァハァな小説ありがとうなのだが
今週の本編はさらにスゴいことになる予感
やっぱかおる受けはいいな、GJ!
何だか最近ずーっとここでのネタを妄想してるもんだから、本編の放送見てても妙な感じになってきた。
みやこが年上の少年に想いを寄せている回なんて、今見直したら「えー?」とか思っちゃうんだろうなぁ。
か「昔の男のことなんか忘れろ!」
か「オレだけを見てくれ!」
み「わかりました〜。いつでもどこでも、寝てる時もお風呂の時もトイレの時も、
かおるさんだけを見つめていますわ〜」
か「あー、いや、それはちょっと」
みやこ様がみてる〜春〜
>>522 うーん、勉強になるなぁ。よくもこんな考察が出来るもんだ。
それはそれとして、ちょっとした投下敢行。個人的基本にして鬼門なももかおで。
「ねえ、泊まりにこない?」
携帯の向こうからそう訊かれて、時計を見る。そういう話を持ち掛けるには少々遅い時間だったが、
断る理由にはならない。
「いいけど、何かあったのかよ?」
「それがね――」
ももこの両親は妹を連れて親戚宅に出かけているのだが、そこで父親が酒を勧められてしまったらしく、
明日が休日である事もあって、帰宅は明日まで見送りとなったそうだ。深酒していては車で帰って来る事も
出来ない。どこの親もいい加減なのは同じなんだな、とかおるは思った。
「今夜一晩あたし一人っていうのもさびしいし、ちょっとこわいしね。お願い、遊びにきてよ」
こういう時に寂しいだの怖いだのを素直に口に出せるのは、おそらく得な性格なのだろう。これが自分なら
どうだろうかと思えば、結局意地を張って幾許かの寂寥や不安を抱え込む事になるであろう事はかおるの
想像にも難くはない。
「しょーがねぇなぁ、面倒くせぇけど行ってやるよ。何か持って行く物とかあるか?」
「ううん、特になにも。お菓子いーっぱい用意して待ってるから!」
通話を終え、携帯を切った。自然と顔がほころぶ。
娘に如何にも女の子らしい女の子の友達が出来た事を、両親は喜んでいるらしい。事情を話せば承諾して
くれるだろう。問題は何もない。仕方がない、面倒くさい、と呟きながらも、泊り込みの支度をする動作は
跳ねるように速くなる。
ももこの家にお泊り。みやこも呼ばれるだろう。しかも明日は休み、行ってすぐ寝て帰って来るというわけ
でもないのだ。
「んじゃ、行ってくる!」
見送る父親に手を振り、かおるは駆け出した。
楽しい夜になりそうだ。
松原かおる。
顔の造形だけを評するならば美少女と言っても差し支えはない筈だが、その賞賛を先ず否定するのは
当のかおる本人だろう。綺麗。可愛い。女の子らしい。女の子に対する一般的な褒め言葉の大半を、かおる
は強く忌み嫌う。
とは言っても、別に女である事自体を苦にしているのではない。
女である事を押し付けられるから嫌なのだ。
もっと女の子らしい格好をしろ。もっと女の子らしい言葉を遣え。おしとやかになれ。
女の子だから。女の子なのだから。
同性から、異性から、同世代から、大人から。周囲から寄せられる有形無形の圧力。その実、世間が言う
“女の子らしさ”などに大した実体はなく、ただ単に決まり事だからというだけに過ぎないのだ。他の子は皆
そうしているのだから、と。
だから反発する。乱暴な言葉を選ぶ。ガサツに振る舞う。スカートなど穿かない。
女の子らしくない? それが一体何だと言うのだろうか。
当然、目立つ。変な奴だと言われる。松原かおるはあれで当たり前、そう認識されるまでに時間が掛かる。
しかしそれならそれで構わなかったし、別に解って欲しくもなかった。
生まれ持った“女の子らしくない”という資質が周囲の常識に牙を剥いた結果、世間一般の女の子とやら
とは一線を隔てて此処に在る。かおるは己をそう自覚している。
であるから、やれステキだのカワイイだのと互いに褒め合って迎合と牽制を両立させる、あの如何にも
女の子的な友達付き合いを、かおるは好まない。笑いながら嘘を吐くような、何処か不気味な社交辞令。
上辺だけの空虚な関係。かおる自身、周囲の女の子に人気があるように言われてはいるが、それは飽くまで
松原かおるという珍種に対しての好奇に因るものに過ぎない、とかおる当人は捉えている。何らかの芸を持つ
犬や猫がテレビなどで持て囃されたとしてそれに本気で嫉妬する人間などいないように、初めから基準の
異なるものを上位に置いたとて、それで自分の価値が下がるわけでもないのだ。女の子とは、本能的に他の
女の子に価値を認めない生き物なのではないか、とさえ思った。
だから、“その瞬間”はかおるにとって衝撃的に過ぎるものだった。
危うく足元にまで届いてしまいそうな程の、長い髪。陽の光を受けて艶々と輝くその髪が軽やかに跳ね動く
様を初めて目にした時、かおるは激しく動揺した。
綺麗だった。
思わず立ち竦んでしまう程、その女の子の髪は綺麗だった。
我に返ったかおるが先ず取った行動は、その時被っていた帽子を更に深く被り直した事だった。己の
ボサボサと収まりが悪いだけの頭髪が、酷く恥ずかしいものに思えたのだ。ああ、あれが女の子の髪と
いうものなら、あれこそが女の子らしいという事なら、それに比して自分の女の子らしくなさは、それは
みっともないものだろう。その時はそう思った。
ところがその美髪の持ち主、赤堤ももこはと言えば。
大口を開けて笑っていたり。
大口を開けて盛大に居眠りしていたり。
大口を開けて実に下らない事を喚いていたり。
大口を開けて如何にも甘そうな菓子に喰い付いていたり。
同じ学校の、長くて綺麗な髪の女の子、というももこへの評価は、知り合って数日でいとも容易く
“アホな奴だ”という率直な感想に塗り替えられた。
しかしそんな相手だからこそ、かおるにとっては好ましい。毎日毎日飽きもせず共通の友人への陰口で
盛り上がり、その口も乾かぬ内に陰口の相手へ軽やかに挨拶するような輩と、そんなものには目もくれず、
鏡に向かっては真剣な顔で何かの特撮ヒーローのポーズを真似ているバカ、話し相手としてどちらを選ぶか
と問われれば圧倒的に後者なのだ。
だから、ももこといるのは楽しい。明け透けで、率直で、ある種無防備なまでに己に正直なももこを
見ていると、自分も今のままで良いのだ、という気になる。
自信をくれる。心の支えになる。己の側にいる事に何ら違和感のない友達。親友。
しかし、そのももこへの感じ方もそう長くは続かなかった。
あの髪が風に揺れる度に。
あの眼差しが自分を見据える度に。
言葉。体温。匂い。
聞きたい。触れたい。感じたい。
ももこを構成するおよそ全てのものが向けられる度、胸の奥底で蠢き出す怪しい情動。
その酷く執着めいたものを、しかしかおるは“友情”だと解釈した。傍から見ていて怪訝に感じる程の、
ももことみやこの肉体的接触――喜びを分かち合うように手を取り合ったり、互いを慰めあうように抱き
合ったりしている――と同様に、それが女の子同士の付き合い方なのだ、と。
しかし、ならばもう一人、同様の親友であるみやこにも同じ感覚が湧いてくる道理だが、今のところそれは
ない。三人でいる時にはあまり意識しないが、ももこと二人でいる時にどうしようもなく湧き上がるその情動
――もっと近くにいたいという気持ち――を、かおるはあまり正確には理解出来ないでいる。進んで理解しよう
とも思わない。それは何処か空恐ろしい結論に繋がるような気がするからだ。
いずれにしろ、三人一緒がいい。最近のみやこは何やら二人でいるのが怖いような気がするし、ももこと
二人というのも酷く気恥ずかしい。だから。
「え? 俺らだけ?」
「うん。みやこもう寝ちゃってるんだって。さすがに起こしてまではねー」
玄関先で迎えたももこにそう言われた時、かおるは一瞬、心の何処かがゾクリと波立つのを感じた。
ももこと、一晩中。
二人きり。
入浴くらい済ませてくるべきだった。かおるは間近に揺れる水面に視線を落としながらそう思った。しかし、
その水面下で見え隠れするももこの裸体に気付き、慌てて目を逸らす。
乙女二人の長夜は恋話、そう強く主張されて延々繰り出される個人的恋愛譚を聞き流している内に、アンタ
ちょっと汗臭くない? などと指摘され、かおるは入浴を薦められた。お言葉に甘えて浴室に入り、ザッと身を
流した辺りでももこに闖入され慌てて湯船に飛び込み、こうして向かい合わせで湯に身を沈めているに至る。
「ゴメンね、うちのおフロせまいから」
「ああ、まあ…俺んちもこんなもんだけどな」
不自然に顔を背けながら応じる。床、天井、換気窓、タイルの壁面。ももこの裸身を見まいと意識する余り、
かおるの視線は浴室の何処にも定まらない。
「なによ、キョロキョロして。あ、ひょっとして…」
ももこの顔が意地の悪い笑みに歪む。かおるにとって最も歓迎出来ない、ももこの表情。
「恥ずかしい? 恥ずかしいの?」
「だ、だってよー…」
考えてみれば、同年代の女の子と一緒に入浴するのは始めての体験である。しかも、相手は日頃何かと
意識する事の多いももこだ。見てはいけないという畏れがあり、見られたくないという羞恥もある。
「ま、気持ちはわかるけどねー。プロポーションに差がついてると恥ずかしいとか思うし」
「いや、そういう…あ、まあ、そうかな…」
そういう事を気にしているのではない、と指摘するのは止めておいた。ももこの言う事の方が一般的な意識
であり、自分のこの動揺の方が普通ではないのだ、という事はかおるにも自覚出来ている。
裸のももこがすぐそばにいる。兎にも角にも、ただその事が頭から離れない。
「よーし! こうなったら、ももこお姉さんが一肌脱いであげましょう! もう脱いでるけど!」
「え?」
何かわけの解からぬ事を言ったかと思いきや、不意にももこが立ち上がった。水面下に見え隠れしていた
身体が露わになる。
「堂々としてればいいのよ、堂々と! 女の子同士なんだから!」
手は腰に、足は肩幅に開き、かおるを見下ろしながら仁王立ちになる。水滴と下ろした髪とを纏わり
付かせたももこの裸体が、見上げるかおるの目の前にあった。
丸みを帯びた肩。ふくよかな感のある二の腕。申し訳程度に膨らんだ胸に、菓子食い放題の影響だろうか、
今ひとつくびれの目立たない腰周り。それから。
「…!」
先ず目を惹いたのは、緩やかな二つの膨らみのそれぞれに微かに色付いた、小さな乳頭。濡れて艶々と
光って見える。そして自然に――かおる自身、抗えない何かに促されて――下ろした視線の先に、やはり
肉付きよくぷっくりとした――。
「…ゴメン、やっぱりなんだか恥ずかしい」
全てを曝け出していたのは数瞬の事で、ももこはおずおずと座り込んだ。バツの悪そうな笑顔だ。が、
かおるの方は笑顔どころではなかった。
「……うわー、顔真っ赤っか…」
「う、うるせぇな」
「ってゆうかさー…」
かおると同様、ももこも顔を赤らめながら、それでも余裕のある意地悪顔で笑いかける。
「なぁーんかかおる、一部分だけ凝視してたような…? ひょっとしてアンタ――」
ずい、と身を乗り出してかおるを追い詰め、ももこはわざとらしく声をひそめて囁いた。
「あたしのアソコ…見たかったの?」
「バ、バ、バ、バッカじゃねーの!? んなワケねぇだろッ!?」
迫って来たももこを押し退け、わざわざ両腕を組んで顔を背ける。
「お前のなんか見たがってどうすんだよ! 自分にだって同じモン付いてんだからよ」
とは言うものの、かおるの頭は先程の光景が離れないままでいる。
見てしまった。見てしまった。あんな目の前で、足も開き気味で。
ぷっくりと柔らかそうな、ももこの。
今し方口にしたように、それ自体は自分の身体にだってある。なのに何故、あんなにも――。
「じゃ、次はかおるの番ね」
「…はい?」
深い動揺の最中に当たり前のように言われ、一瞬、何の事か本気で解からなかった。
「だからぁ、次はかおるが見せる番。当たり前でしょ?」
「…え、えぇ!? い、嫌だよ! 何で当たり前なんだよ!?」
「だってあたしの、見たじゃない」
「お前が勝手に見せたんだろーが! 何で俺まで見せなきゃなんねぇんだよ!?」
「えー? 見せてよー! あたしのはあんなにヤラしい目で見つめてたくせにィ〜」
「ううう」
痛いところを的確に突かれた。
「……わ、解かったよ! 別にお前に見せたってどうって事ねぇしな! 見たきゃ見ろよ」
思い切り良く立ち上がる。顔を真横に背け、両腕を腰の後ろに組んだ。内股になってしまいそうなのを
耐えるのが精一杯で、ももこのように足を開き気味にする度胸はなかった。
「……へぇ〜…」
「……」
「…ふんふん。ほほぉ…」
「いちいち唸るなよ! 黙って見ろ!」
見られている。一糸纏わぬ身体を、明るいところで。すぐ近くから。
親兄弟は別として、こうまでして人に裸を見られるのは当然ながら初めての事だ。それも、初めて見せる
その相手はももこ。逃げ出したくなる程の羞恥の他、何か熱を帯びた感覚が身体の底から滲み出てくるのが
はっきりと解かる。
(…初めて…俺の…)
ももこの身体を目の前にして、心臓が破裂するのではないかという程にドキドキした。だが、ももこの方は
どうだろうか。自分の身体を見て、同じようにドキドキしてくれているだろうか。硬く閉じた目を開いてももこの
様子を見てみたいが、それ以上に今の状況を目で確かめるのが恥ずかしい。
(今…どこ…どこ見てる…?)
みっともなく赤らめている顔か。最近少し膨らんで来てしまった胸か。或いは、今一番隠したくて隠したくて
気が狂いそうな程の、あの部分。
「……やっぱりかおるってさぁ」
不意に話しかけられ、身体がビクッと震えた。
「カッコイイ身体つきしてるのよねー…」
「カッコイイって――にゃぁッ!?」
何だよ、と言いかけた言葉が妙な鳴き声になった。腹部に何か柔らかいものを押し付けられ、反射的に
目を開ける。
「ほらぁ、腹筋ちゃんと割れてるもん。ほんとスタイルいいわよねー」
「……!」
事もあろうに、腹部に頬擦りしているももこ。目を開けた途端に飛び込んで来た予想外の光景に、身体が
痺れたように動かなくなる。
「それになに? このスベスベお肌。やっぱ運動してると美容にいいのねー。あたしもジョギングくらい
やらなきゃダメかなぁ?」
腹に顎をピッタリと張り付かせたまま見上げてくるももこと目が合う。
「…返事しなさいよー」
「あ、だって、お前、何…」
「だってかおるってば目ぇつぶってんだもん。なにかイタズラしたくなっちゃうじゃない」
「い、イタズラって…」
「たとえば、このまま下に――」
「ひゃぁぅッ!?」
ももこの顔を押し退け、慌てて座り込む。勢いで湯が跳ね、二人の顔にかかった。
「や、やめろよッ!」
「わぷっ!?」
湯の中に深く沈めた身体を、更に手を両腿に挟み込んで守る。
「やめろよぉ…」
腹部に押し付けた顔を下げられたら、その先は。
濡れた前髪から、生温い水滴がポタポタと垂れ続けている。少しの間、気まずい沈黙が浴室に漂う。
「…あー、ごめん、かおる。冗談、冗談だから。ね?」
取り成すように詫びるももこだったが、それで良しというわけには行かない。たとえももこには冗談でも、
かおるにとってこの状況は既に冗談では済まない。顔を上げられないまま、更に漂う沈黙。
「……ねぇ、かおる」
「……」
「かおるってば」
ももこの両手が、かおるの頬を優しく持ち上げた。
「ねぇ、かおる。あんたのことだから、自分じゃ気がついてないと思うけど…」
「な、何だよ…?」
つい今まで心身を翻弄していた羞恥と動揺とが、新たに生じた警戒心によって抑えられた。ももこの
顔つきが、先程までのいやらしい意地悪顔とはまるで違っている。
「かおるってさ…時々すっごいオーラ出てるの…」
ゆっくりと顔を近づけるももこ。気圧されて離れようとしたかおるだったが、狭い湯船の中、元より逃げ場は
何処にもない。
「なんだかこう…好きにして? って感じのオーラがね…」
「ふ、ふざけんなよ、そんなの出てるわけねぇだろ!」
仰け反った後頭部が背後の壁に当たる。ももこの吐息が鼻先にかかった。熱い。
「も…ももこ、や…」
「かおる…ファーストキスのやりなおし、しよっか」
「え…?」
「今度はキャンディなしで…ね…?」
「あ…」
はっきりと意識しての事ではなかった。唇が触れる寸前、かおるは顎の力を抜いて口を僅かに開く。
ももこの唇を間近に感じて取った、条件反射的な反応。
――みやこのせいだ。
かおるはそう思う。
ここ最近、みやこと。
学校で。帰宅路で。研究所で。
説き伏せられ、或いは不意を突かれ、執拗に繰り返される密やかな接吻。ももこの目を盗むように、
二人きりになった瞬間を逃さずに。
舌に、唇に、もはや深く刻み込まれてしまった、接吻という行為。みやこの唇の、吐息と熱とを感じた瞬間、
自分でも気付かない内に受け入れようとしてしまう。
みやこの舌を妨げないように。みやこの唾液を啜れるように。舌先が、一瞬でも早く触れ合えるように。
そう、接吻とは唇を触れ合わせる事ではない。唇と舌を駆使しての、唾液と粘膜の交歓を指し示す
言葉なのだ。かおるはこの時も、いつものように唇を開いた。だから。
「あ……」
湿った唇を軽く押し付けただけで僅かに顔を離したももこに、つい、追いすがるような視線を送る。
どうして。まだももこの舌に触れてないのに。
次の瞬間、自分が何を考えているかを自覚し、それを否定するかのように顔を背けた。
「そうやって…されちゃってから横向くのがいかにもかおるよねぇ…」
「……」
「ね、こっちむいて」
囁かれて、背けていた顔をももこに向ける。距離が近過ぎて視線が合わない。
「あは、こっち向いちゃうんだ?」
「お前が向けって、言ったんだろ…」
「……かおるぅ…」
再び、唇が軽く触れる。そのまま、触れたままの唇で甘く囁かれる。
「あんたさぁ…イヤならいまここで、あたしを殴り倒してでも抵抗するくらいじゃないと…」
軽く反らした背に、ももこの両腕が回される。
「こんな冗談じゃなくって、本当にあんたの事を狙ってる子がきたら…その子にしたい放題されちゃう日が、
いつか絶対にくるんだからね…?」
ゆっくり、しかしきつく抱き締められる。微かに首を傾げるようにして唇が押し開かれ、今度こそももこの
舌が差し入れられた。みやこよりもずっと遠慮げな、優しい接吻。
こうなる事を、まったく予期――ひょっとして、期待――していなかったわけではない。今夜一晩、ももこと
自分しかいないのだと聞かされた時、確かに少しは、こんな事も考えたのだ。だがしかし、こんな風にお互い
裸のままで抱き合って、とまではさすがに想像しなかった。
全身の力が抜け、湯船の底で尻が滑った。そのままずるりと水面に沈むかおるを離さずに、ももこも水中に
身体を沈めて行く。耳の中に入った水を通して轟音のように聞こえるのは、早鐘に鳴り響く胸の音だろうか。
唇でももこと繋がったまま、かおるはようやく、ももこの背中に腕を回す事が出来た。どうせ息が続かなく
なればすぐにでも振り払われてしまうのだから、それまでは抱き締めていても構わない筈だ。
胸に、自分のものよりもずっと柔らかいももこの乳房の感触。薄く目を開けると、ももこの髪が海草のように
揺れて漂っていた。それはいつか、夢で見たかも知れない光景。
しかしかおるは何処か、頭の片隅で冷たく沈んでいる己を感じていた。
嫌なら今ここで、殴り倒してでも。
こんな冗談じゃなくて。
抵抗出来ないのは、嫌ではないから。心の底から、微塵も、嫌ではないから。
待っていたから。
望んでいたから。
好きだから。
なのにももこにとっては、この状況すら偶さか通り過ぎるだけの冗談事でしかないというのなら。
だとしたら、それはあまりに。
あまりにも。
唇を通して。舌先から舌先へ。ほんの少しでも構わないから。
この気持ちが、伝わればいいのに。
「帰る」
「ちょっとちょっと、こんな時間に出歩いたら危ないって!」
「このままお前と一緒の方が危ねぇよ」
「もうヘンなことしないから!」
「信用出来ねぇ」
「あ、ヒドい!? はーい、円滑なチームワークを実現するためにもリーダーの意見には従うべきだと
思いまーす!」
「それより、どこぞの自称リーダーは同性同士でもセクハラ罪は成立するという事実を認識すべきだと
思いまーす」
「いやー、あれはさすがにあんたが悪いわよ」
「何でだよ!? ってかそこでそう言い切る精神力はどこから来るんだよ!」
「だってかおる、カワイイんだもん」
「か…カワイイとか言うなよ」
「しかもエロいんだもん」
「エロいって言うなッ!」
「あ、ねぇねぇ、エロいっていえばさ。あんたが変身した時のスカート、少ぉしおシリがハミ出し気味なのって
知ってた?」
「…えぇッ!?」
という遣り取りの後。浴室での出来事は結局有耶無耶になってしまい、二人ともももこの部屋に落ち着いて
いた。鏡台の前に座るももこの背中を、何となく見つめている。
風呂場ではももこと、一体何をやってしまったのだろうか。そう思うとまたぞろ顔が熱くなって来る。唇を
合わせたまま水中に沈んで行くなどと、まるで不倫カップルの入水心中のようではないか。
「…毎日そんなに手間かけてるのか? その髪の毛」
別に身嗜みに興味はなかったが、それでも一応訊いてみる。先程までの事がまるで嘘だったかのように
平常でいるももこの姿が恨めしく、黙ったままでいると浴室で感じた奇妙な寂しさを思い出しそうになるのだ。
「まあねー、ここまで伸ばすと結構面倒なのよね。特にお風呂上りはキチンとしとかないと痛んじゃうし」
「…大変だなァ。俺なんてザッと拭いたらそのまんまだぞ?」
「あんたすごい癖っ毛だから、いい加減に扱っても変わらないのよね」
ももこの、髪を梳る手馴れた手付き。見ていて飽きない。次第に軽さを取り戻しつつある髪が、まるで
清らかな水流のようだ。指で触れたら、きっとさらさらと気持ちいいだろう。
替わりに、かおるは自分の髪に触れてみる。硬い。
「…っと、こんなもんね」
髪の手入れは終わったらしい。かおるが改めて時計を確認すると、ももこが鏡に向かってから実に
20分以上が経過していた。
「さて、もう寝ちゃおっか」
「そうだな…って、何だそれ?」
髪を手入れするももこを眺めている内に強い眠気を感じ始めていたかおるだったが、ももこが自分の
ベッドから引っ張り出した細長いものに目を丸くする。
「抱き枕。最近買ったの。結構イイよ?」
「あー、これかぁ。実物見るのは初めてだな…」
奇妙な曲線を描いた歪な物体。適度に凹凸が付いていて、確かに抱き付きやすそうだ。抱き枕を引っ張り
出したももこは、しかしそれをベッドの脇に放り投げた。
「…使わないのかよ?」
「だって、ジャマだし」
そう言ってベッドに潜り込み、かおるに向かって布団を捲って見せる。
「ホラ、かおる。ここ、ここ」
「……え? い、一緒に寝るの!?」
「だって、ベッド一つしかないし」
「いや、でも…」
床に転がった抱き枕に視線を落としてから、改めてももこを見る。
「最近、抱き枕使ってるんだろ? だったら…」
一緒のベッドで寝たりしたら、きっと枕の替わりに抱かれてしまう。そう思うと、浴室でのももこの肌の質感が
鮮やかに甦って来た。
「だーいじょうぶよ! ヘンなことしないっていったでしょ!」
自信満々のももこがシーツをポンポンと叩いている。しかし、起きている時ですら信用出来ないというのに、
眠った後の行動など到底信じられる筈がない。
「もぉ! かおるってば意識しすぎ! やらしいわねー」
「…お前はついさっき自分が何やったかも覚えてねぇのかよ」
「だーかーらー! さっきのはかおるがあたしをその気にさせたのが原因であって」
「原因も責任もお前にあるに決まってんだろーが!」
暫し、睨み合う。結局、一つのベッドで一緒に寝る事になった。ただし、防御壁として両者の間に抱き枕を
置くという折中案を採用する。
「じゃ、おやすみー」
「おやすみ。触ってくんなよな」
「ほほーう、それは触ってほしいといってるも同然だってことを知っての発言ですかな?」
「だからそういう事を言うなっての」
「…見せッコまでした仲なのにぃ」
「いいから寝ろ! 殴るぞ!」
それっきり、共に黙り込む。暫らくの間警戒していたが、極あっさりと寝息を立て始めたももこに軽く
拍子抜けする。
(何だよ…寝るの早ぇな…)
寝入りながらに抱き枕を抱き寄せるももこを、半身を起こして眺めた。あまりに無防備な寝顔だ。
期待していたのだろうか。浴室であったような事を。
いざ、事に及ばれれば酷く狼狽するくせに、何事もなければこうして失意とも寂しさとも知れない
気分になる。最近ではもう、自分の気持ちが自分ですらよく解からない。
(抱き枕って、初めてだな…)
反対側から、枕をそっと抱いてみる。まるで枕を介してももこと抱き合っているような形になった。
同じベッドで一緒に寝て。一つの抱き枕を一緒に抱いて。手と足が触れ合って。
ドキドキして眠れないのではないか、とも思ったが、予想に反して深い安らぎが身を包み込んで来る。
すぐ近くから聞こえて来るももこの寝息を聞きながら、何となく呼吸のタイミングを揃えてみる。
(…本当だ…結構イイな…抱き枕…)
せっかくの二人きりの夜なのに、眠るのは勿体ない気もする。しかし、何しろ同じベッドで眠るのだから、
夢の中でも会えるかも知れない。
ゆっくりと眠りに引き込まれながら、かおるは何となく可笑しくなって、一人笑う。
もし、夢の中でももこに会えたとしても。
こんな風に、抱き合いながら眠っていたりして。
終わり
以上、相も変わらずエロ薄で恐縮至極〜。
脳内設定の話ながら、ほんわり腹黒猛禽類なみやこさんと違ってももこは行動原理が曖昧なので、
みやかおと比べてももかおは難しかったりする。
せっかくのお風呂ネタなので、本放送までに間に合わそうとムキになってたらこんな時間に。
おおおおGJ!今から読むww
SSいらねーよ絵を描けバカ
GJすぎるwwwwwwwwww
あんた最高だよ
ももこ×かおる派な俺にはたまらなすぎる
このシリーズは本当に大好きだ
携帯のメモリに保存した
(´д`*)(´д`*)(´д`*)
コレはエロイ
エロイ上にエロイ
大好きだぜ!GJ!
絵と言えば、絵も文もいける人だとSS書きつつ挿絵も描いてうpする、というケースがままあるな。
でも挿絵だけ先に流れちゃうので後々遣り取りが結構面倒だとか。
あんたプロだろ
>>「かおるってさ…時々すっごいオーラ出てるの…」
禿同すぎだぜ
かおるがみやこに順調に調教されててフイタ
> その子にしたい放題されちゃう日が、いつか絶対にくるんだからね…?」
すでにしたい放題されてますよ!!
>>これはイイ!!
因みにIDがブロッサム
かおるが攻めに転じる日は来るのだろうか。
理論的に無理
では俺のみやこさんはいつ受けに転じるのだろうか
かおるが乗り気の日・・・かな。
み「かおるさぁん襲ってくださぁい!(ガバ」
か「うわああああ」
成立
どうしてこうもかおるは攻めになれないんだ
自分からは抱き締めるのがやっとなへたれ攻めとか萌えるのに
やっぱ上記二つ辺りのパターンしかないか。
みやこ・ももこが嬉々としてバイブ片手にかおるに迫る、は容易に想像がつくのに、
逆はありえんな
ガールズ唯一の常識人だからだな。
いやしかしかおるが黒い粉で発狂してももみやを襲うというパターンg
いやしかしかおるが黒い粉で発狂してももみやを襲うというパターンg
それはイケるだろうが
元に戻った後二人に色々詰られ
「あんなこともしてくれたわよねぇー? かおるぅー?」
「こんな事もしてくれましたわ〜」
「いやッ、ちょっと待て! さすがにそんな事まではしてな…あッ」
しかも襲った時の記憶だけ根こそぎなかったらいい。
「覚えてないなんてひど過ぎですわぁっ」
>>あッ
萌殺す気か
あッ…
アッー
今日はもも(こ)のせっく(す)ですね。
それこそさぞかしエエ匂いなんじゃろうのう(ジュル
>>554 みやこさんが『いつものかおるさんじゃなきゃ嫌ですー』って泣いてるの想像した
そしてベタな少女まんg
エロパロで書くことではないが三人とも大好きだ
なんか、お泊り話観て改めて思ったが
パワパフZって本家みたいにハッキリ性格別れてなくて、なんとなく等身大なキャラなのが良いな
特にももこ、かおるは親近感沸く
みやこは別格・・・
やっぱりみやかおの絡みはおもしろかわいくていいな。
ももこの台詞読んでるだけでもなんか寸止めでも許される雰囲気がある。
ああ違ったももかおね。
>>531 ももこの行動原理は性的好奇心とか初心なかおるをからかってみたいとか
女の子同士のじゃれあいの延長って感じじゃないかね。
いきなり後ろからオッパイ揉むみたいな。
>>いきなり後ろからオ
エロ!
でも寸止めばかりじゃ辛いな。エロパロなんだし。
みやこ「かおるさん、いっしょにかえりましょ」
かおる「え?どうして」
みやこ「きょう、おばあちゃん、いないの」
ツ ギ ノ ヒ ノ ア サ ー
みやこ「すてきでしたわ」
かおる「・・・(シクシク」
み、みやこがコワイ((((゜д゜;))))ガクガク
みやこには様付けがお似合いだぜ
かおるを犬の様に手懐けてやがる
みやこは狼なのよ、気を付けなさい〜
(略)
羊の顔していても心の中は狼が牙をむくそういうものよ〜
そうですわ! どうせ聞こえるなら、聞かせてやりますわ!
かおるさん! 好きですわ〜! かおるさん! 愛していますわ! かおるさーん!
パワパフZになる前から好きだったんです!
好きなんてものじゃありません! かおるさんの事はもっと知りたいんです!
かおるさんの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたいんですわ〜!
かおるさんを抱き締めたいんです〜! 潰してしまうくらい抱き締めたーい!
性別の問題は心の叫びでかき消してやります! かおるさん! 好きですわ〜!
かおるさーーーんっ! 愛しているんです!
わたしのこの心のうちの叫びを聞いてくださーい! かおるさーん!
学校が同じになってから、かおるさんを知ってから、わたしはあなたの虜になってしまったんです!
愛していますってこと! 好きですってこと! わたしに振り向いて!
かおるさんがわたしに振り向いてくだされば、わたしはこんなに苦しまなくってすむんです〜。
優しいかおるさんなら、わたしの心のうちを知ってくれて、わたしに応えてくれるでしょう!
わたしはあなたをわたしのものにしたいんです! その美しい心と美しいすべてを!
誰が邪魔をしようとも奪ってみせます!
恋敵がいるのでしたら、今すぐ出てきなさい! 消してやります!
でもかおるさんがわたしの愛に応えてくだされば人死には出ません。
わたしはかおるさんを抱きしめるだけです〜!
あなたの心の奥底にまでキスをします〜! 力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます〜!
キスだけじゃありません! 心からあなたを掌握します! それがわたしの喜びなんですから〜!
悦びを分かち合えるのなら、もっとエッチなキスを、どこまでも、どこまでも、させてもらいます〜!
かおるさん! あなたが東京CITYに素っ裸で出ろというのなら、かおるさんと一緒でしたらやってもみせます!
↑バカスwwwwwwwwwwww
>>575できゅんっとした私は間違いなくみやかお者
いいじゃんいいじゃん!みやこなら思っていそうだ!
>>575できゅんっとした私は間違いなくみやかお者
あぁ、みやかお分が少し補給された
>>575できゅんっとした私は間違いなくみやかお者
こーゆーどうしようもなく胸に蟠った張り裂けそうな魂の叫びってイイヨイイヨ
未成年の主張とかでみやこさんが叫んだようですな
かおる真っ青
みやこの所まで来て頭ごんっ(力そんなにいれず)→かおる説教→みやこさん涙目→かおる負け→にゃんにゃん
ごんっはあくまでも力いれないのがかおる
>>にゃんにゃん
それはそれは激しそうだな
万能と名高いキンゲコピペ改変だな。
バカスwwwww
みやこのイメージが…www
「みやこッ! なんであたしの体操着にあんなイタズラしたのよぉ! パンツ見られちゃったじゃない!」
「ご、誤解ですわ〜! わたしはただ、かおるさんのパンツを見ようとしたら間違えて〜」
>>585 腹筋が遺体ですwwwwwwwwwwww
かおる、君は女の子らしくしなさい
「突然ですがかおるさん、わたしに柔道教えてくださいませんか〜?」
「柔道? うん、いいぜ。そうだな…やっぱ基本からだな」
「では、わたしに上四方固めをかけてください〜」
「え? いや、だから、まず基本から…まあ、いっか。上四方固めはこう、上半身で覆い被さる感じで――」
「ふあぁ…!」
「あ、ごめん。痛かった?」
「だ、大丈夫です。ちょっと刺激が強すぎて〜。では、次は横四方固めをお願いします〜」
「横四方固めか? 横四方なら腕でこう、ここを押さえて――」
「は、はうぅ〜!」
「お、おい、大丈夫かよ? そんなに強く仕掛けてないつもりなんだけど…」
「だ、だ、大丈夫です〜」
さあ早くオクティに犯されるガールズを書く作業に戻るんだ
590 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 15:04:30 ID:gQDhyhJi
あれ・・・?プロレス・・・?
はて神プニ山様は何処へいってしまわれたのやら
ちょっとだけ叫ばせてくれ
みやかおみやかおっ!
みやかおもいいけどかおみやもよくね?
はぁはぁ
かおみやもドンと来い!だ。
みやこに「お前は俺が守る!あいつ(タカちゃん)なんかよりも俺を見てくれ!」って叫ぶかおるでご飯三杯いける。
うんうん
いいなぁかおみや
たまには男前なかおるもいい(百合的に男前な)
ももことみやこはたまに手合わせてキャピキャピ跳んでるが
心のなかは通じてないんだよ
女の友情なんてそんなもんだ
見てるとみやかお多いな……自分はももみやスキーですが何か?(聞いてねぇよ
あー、アレですか。ももこはおとなしくかおるのことを思いながらブリックにヤられてりゃ良いってコトですか。
まぁ、みやこ様でもイイですけどねッ?!あー…でもやっぱり本命はももかおですよ(聞いてないって
自分ツッコミは寒いから注意な。見てるこっちが甘酸っぱい気持ちになるから。
あとブリックって誰だっけ。FLAT4みたいなやつらの1人か?
ワロw
みやこかおるは甘酸っぱくて
ももこかおるは嬉し恥ずかし
超絶マイナーな姫もも、もも姫好きが登場
マイナー自慢は良いからネタを投下してくれ
最初俺はみやかおは天然と男勝りの組み合わせがいいんだと思っていたがそうではなかった。
おとなしいふりして実は黒っぽいのとツンデレボーイッシュが好きだったんだ。
なんかさ
「私は可愛いものが大好きなんです
だからかおるさん貴女も大好きです」とか
暗黒微笑浮かべながらさじりじり追い詰めるイメージ
個人的には
>>604が好き
ほのぼのバカップルでも夫婦でもなんでも好き
しかしまあ、どうしておっとり穏やかな子ほど暗黒面が垣間見えてしまうのだろうかね。
も少し短くまとめたかったんだけど、とりあえず投下敢行。
例えば、道端で。
「おっはよー! かおる! ンッ」
「うわあぁぁッ!?」
「あーあ、ほっぺにチューしたくらいで真っ赤になっちゃって。そんなに嬉しいの?」
「お、お前なぁ!」
或いは、教室で。
「ほれほれ」
「どわあぁぁッ!?」
「んっふっふ、こうして毎日刺激していれば、かおるもやがては立派な巨乳のおねいさんに…」
「いや、頼むから人前でこういう事をだな」
「え、じゃあ誰も見てないところでならおさわり自由?」
「…うりゃっ」
「痛ぁッ!? ちょっと、蹴ることないでしょ!」
ともなれば、研究所では。
「隙ありっ!」
「ぅわッ…!」
「うくくっ、この引き締まっていつつもやわらかなお尻がお尻がっ」
「わ、バカ、よせって、そんな――あッ!?」
「あ……ご、ごめん。冗談のつもりだったんだけど…」
「ひ、人のパンツの中に手ェ突っ込んで冗談で済むかよッ!?」
「いやあたしもね、そんなトコまで触るつもりはなかったんだけど。いやー、なんか…」
「言うなよ」
「…人のお尻の穴ってヘンな感触ぅ」
「言うなっつってんだろ!」
「あはは、人のを触ったのって初めてだわー」
「俺だって人に触られンのは初めてだよ! バカァッ!」
と、いうように。
以前から日常的かつ気軽に行われて来たももこの接触行為が、最近になってエスカレートしつつある事に、
かおるは深い危惧を覚えている。
触れられる事はまあ、実はそれ程不快ではない。勿論羞恥はあるし、あのももこのいやらしいニタニタ笑い
には純粋に腹も立つが、決して心底から嫌なわけではないという自覚があった。だから、かおるが抱く危惧
とは身体に触れられる事そのものではない。
もしや自分自身、何処か胸の奥底でそれを望んでしまっているのではないか。かおるはそういう疑念を
感じる事がある。何故ならば。
背後を、脇を、目の前を。手の届く範囲の中をももこが通る時、身構えてしまう自分がいる。ももこの手を
避ける為に、ではなく、それは触られる事を前提とした反応だった。そして予期に反して何もされなかった
時に感じる、あの微妙な寂しさ。
「ひょっとして…あたしにさわってほしいの?」
もし、ももこにそんな――如何にもももこの言いそうな――事を言われたら、果たして自分はどんな反論が
出来るだろうか。かおるには、否定の意すら示せずにただ赤くなって俯いてしまうだけの己の姿がありありと
思い浮かぶ。
自身の性に強い反発を抱いているかおるならば、己の身体に対する他者からの干渉には強い防衛意識を
持っていた筈である。しかし、ももことみやこはその防壁を容易く打ち破り、また潜り抜けた。かおる自身、
半ば意図的に解放した部分もあったのかもしれない。
みやこの唇が寄れば、己も唇を開く。
ももこの手指が寄れば、触れられるまで避けようともしない。
以前では考えられなかった事だ。ももことみやことに出逢う以前は。今や自分はあの二人に変えられつつ
あるのだ、とかおるは思う。
その言葉や眼差しで。
触れる手指の温かさで。
舌や唇の柔らかさで。
自覚のあるなしに拘らず、二人はかおるの心身の在り方を捻じ曲げる。
ももこの都合のいいように。
みやこの都合のいいように。
そして、当のかおるにとって何が一番の問題かと言えば。
そうやって二人の形に合わせて歪んで行く事が、決して嫌ではないという事だろう。
いつもの研究所。性懲りもなく、いつもの三人。ももことかおる、少し離れてみやこ。
「ったく、お前の痴漢行為はいい加減どうにかなんねぇのか!?」
「ちょっと! そんな人聞きの悪いこといわないでよ。親密なスキンシップの一環でしょ? それとも、触られて
なにか困ることでもあるっていうの!?」
「触られると困る事があるからじゃなくって、触られるから困ってンだろ!?」
毎度の事だが、かおるの口から出る常識的な繰言は大抵の場合ももこには通用しない。かおるの常識の
遥か範疇外に位置するのが赤堤ももこという女の子である。
「かおるはそうやって自分の被害ばっかり主張してるけど、あたしの都合だって少しは考えてよね!」
「…え?」
ビシィ、と指を鼻先に突きつけられて、かおるは仰け反った。一方的に身体を弄られた者が、弄った側の
一体何を考えてやらねばならないというのだろうか。
「いつの日もいつの日も、惚れてはフラれ! 惚れてはフラれ! あたしの心はもうズタズタなのッ!
優しさがほしいのよ! この手に温もりがほしいのよーッ!」
「…肉まんでも揉んでろよ」
「わかってないわねー! そこは肉まんじゃなくって餡まんの方でしょ!?」
「知るかッ!」
「大体かおるはね、そうやって文句いうわりには――」
長椅子に座るかおるの背後に回り込むももこ。喚き声が耳元の囁きに変わる。
「学習能力がないのよね。あたしがあんたの後ろをとったら、こうなることくらいわからない?」
「わぁッ!?」
肩越しに這い降りたももこの両手に、膨らみかけの胸が捉えられる。こうなる事くらいはかおるにだって
解かっていた。解かってはいたが。
「ちょっ、バカ、やめろ!」
「うりうり、うりうりうり!」
「やめろバカこら、触んな…あっ」
「あれ? なんかココ…」
無造作に這い回るだけのももこの指だったが、両の胸に一点ずつ、感触の異なり始めた箇所を探り当てる。
衣服の上から、中指の先を使って重点的に撫で回す。
「あ、や、ももこ、さ…先っぽ、触んなって…!」
「先っぽ? 先っぽって、やっぱココの事ぉ?」
かおるの視界には入らないが、すぐ後ろでニィィッ、とももこの顔が笑みに歪むのがよく解かった。
「ひょっとしてかおる、感じちゃってる? あたしの指で感じちゃってるの?」
「か、感じてねぇよ!」
「だってかおるの、こんなにツンツン硬くなっちゃって…」
「だ、だから、あ…」
硬く勃起してしまっているのが自分でもはっきり解かる小さな乳頭を、優しく摘まれる。
「…かおるって、女の子にさわられてキモチよくなっちゃう子だったんだ。そっかー。うりうり」
「う、うりうりじゃねぇ! いいからやめ――」
「あれ?」
珍しく、かおるが振り払う前にももこの方から手を放した。振り返ると、己の頭を手で探りながら室内を
キョロキョロと見回している。
「あれ? あたしのリボンは? ちゃんと結んでたのに…あれ? あれ?」
確かに、ついさっきまでいつものように結ばれていた赤いリボンが無い。かおるも連られて周囲に視線を
巡らせた。きっと気付かない内に解けてしまい、どこかその辺の床にでも落ちているのだろう。
「ももこさん、ありました〜」
今まで妙に静かだったみやこが間延びした声を上げた。ただしももこのリボンを手にしてはおらず、
その指は窓の外を指差していた。みやこが指し示す先を見てみると、窓の外の地面にだらしなく広がった
赤い布は確かにももこのリボンだ。
「あー! あたしのリボン! なんで? なんであんなところに!?」
「今日は風が強いですわ〜」
「あ!? あぁぁーッ!?」
研究所の建つ丘の上を駆け抜けるような風が、赤いリボンを攫い上げた。そのまま眼下に広がる街並みの
空へ、小気味良い程にあっさりと舞い上がって行く。
「え、うそ、ちょっとぉ!? まってよあたしのリボン〜ッ!」
そのまま窓から外に飛び出し、リボンを追って駆け出すももこ。変身してから行けばすぐに追い付けそう
ではあったが、どうやらそんな事を思い付く余裕は無いらしい。そのまま猛然と丘を駆け下りて行く。
暫し呆然とした後、かおるは長椅子に座り直した。その隣り、肩を触れ合わせるようにしてみやこが腰を
下ろす。ももこがいない時だけに生じる、ゼロ距離の密着。
「……」
「ももこさん、大丈夫でしょうか〜」
「…なあ」
「はい?」
「…いや、まあ、何でもない」
見なかった事にしようと思った。先程見てしまった光景にどう突っ込んで良いやら解からないからだ。
ももことかおるがリボンを探していた時、確かにリボンは室内の床に落ちていた。だが、かおるがリボンを
見つけたと同時にみやこが拾い上げ、それをそのまま、みやこは窓の外へ放り投げたのだ。そして偶然か
否か一陣の突風が起こり、ももこのリボンは空へと飛んで行ってしまった。
「ひょっとして、見てました〜?」
「え? ああ、うん。まあ」
「かおるさん、お困りのようでしたから〜」
「ああ、えっと…うん、助かったよ」
風のように速やかに。影のようにさり気なく。その手口云々より、それを平然と完遂してみせる精神力が
何処か空恐ろしい。
「あー、その、ももこの事なんだけどさ…」
ももこがいなくなると急に静かになった。
肩に寄りかかるみやこの重みと温もりにも慣れて来たが、まったく平常心でいられるというわけでも無い。
何か話さなきゃ、とかおるは内心焦りを感じたが、その口から出る話題は結局ももこの事だ。
「あいつってさぁ。何て言うかこう、もの凄くスケベなんじゃないかと思う時があるんだよなぁ…」
しかも、この自分に対して。同じ女の子に対してこんな感想を抱く自分ってどうなんだろう、とは思うのだが、
しかし自分にするようなイタズラをみやこ相手にしているのを見た事はないので、やはりかおるとしてはそう
思わざるを得ない。
「そうですね〜、ももこさんは恋多き乙女ですから――」
何気なくかおるの腕を取り、みやこが答える。
「フラれ通しで蓄積した鬱憤が思春期の激しい性衝動と結び付いて、それがかおるさんに対して噴出して
いるのではないかと推測されますわ〜」
「…フラれてばっかりいるからなぁ」
かおるは軽く溜息を吐いた。確かにももこは恋愛方面では連戦連敗だ。
「でもさ、あいつ…そんなにモテないのかな」
実はそこが、かおるには納得が行かない。言動も内面も規格外のももこではあるし、相互の理解が深まる
につれて“コイツはアホだ”という認識も深まるばかりではあるのだが、それでも。
「だってあいつ…可愛いじゃん。すっごく」
バカでアホで騒々しくて、幼稚で下品で意地悪で。
自己主張が激しい割には大して役に立つ事も無く、それでも時折ビックリするくらいに可愛くて。
「この前だって、デートだって言って嬉しそうにしてたのに、結局落ち込んで帰って来たし…」
出撃後即墜落、しかし直ちに再出撃可が基本なももこにしては、その時は珍しく落ち込んでいて、数日間は
笑顔を見せなかった。
「大体さ、これだけフラれ続けてるのに何で懲りないのかね、あいつは」
いつもいつも、やれイケメンだ何だと嬉しそうに。
「いい加減、同じ事の繰り返しだって気付きそうなもんなのにな」
何度も失恋して、その度に次の相手を見つけ出して。
「傍から見てるこっちはたまんねーよな、ホント」
あの人が好きだの、この人が素敵だの、殊更自分の目の前で。
「それでフラれたっつってまた泣くんだもんな。いい加減にしろっての」
フラれたくらいで。男にフラれたくらいで。いちいち泣いて見せて。
「…もし…」
もしも。
「もし…俺なら」
ももこが好きな相手が、この自分であったなら。
あんな顔、させないのに。
ぎゅう、と腕を強く掴まれ唐突に我に返り、かおるは慌てて視線を巡らせた。すぐ近く、真顔で見つめてくる
みやこと目が合う。
「…もしもかおるさんなら、何ですか〜?」
「え? あ…」
みやこが聞いてる脇で、自分は何を言おうとしたのだろうか。日頃胸の奥深くに押し込めていた筈の何か
とても厄介な想いが、今までに無く具体的な形で湧き上がって来たような。
「あ…いや、まあ、毎日男の尻ばっかり追っかけ回して、それでフラれっ放しの不満を俺のところに持って
来られても迷惑だぞ、って話だよ」
愚痴や泣き言なら聞いてやらないわけでもない。だが、男と上手く行かない事で当たられるのは困る。
優しさだか温もりだか知らないが、日頃追い回しているイケメンどもとやらに期待していた何かを、その代用
として自分の身体に求められるのは嫌だ。
もの凄く、嫌だ。
「でも、理由はそれだけではない筈です。女の子に男の子の代わりは出来ませんから〜。原因は多分、
かおるさんにもあるのかもしれませんわ〜」
「俺の何が――わぁッ!?」
思いも寄らない事を言われて身体をみやこに向けたと同時に、蛇のように素早く伸びたみやこの手に胸を
触られた。反射的に身体を離そうとするが、もう一方の手でガッチリと腕を掴まれているので半身を捩る事
しか出来なかった。当然みやこの手はかおるの胸から離れないままだ。
「な、何すんだよいきなり――」
「それです!」
「…え? どれ?」
「そのリアクションがいけないんですわ、かおるさん〜」
微かに膨らんだだけのかおるの乳房をやわやわと弄びながら、みやこは真剣な表情で言い放つ。
「そうやって驚いたり恥ずかしがったりする反応が楽しくて、ももこさんは痴漢行為を繰り返しているんです。
それではももこさんを誘惑しているも同然ですわ〜」
「…いや、だってそれは…」
いくら同性が相手でも――しかも、それがももこであれば尚更――胸や尻などを触られれば驚くし、
恥ずかしい。当然の反応を返しているだけなのに、それが原因だと言われるとは夢にも思わなかった。
「そうに決まってます。嫌がれば嫌がる程、ももこさんを刺激してしまうんです〜。ももこさんを痴漢行為へと
駆り立てているのはかおるさんの方なんですわ〜」
犬の前で走って逃げれば興奮して追いかけてくるのと同じです、とみやこは言い切った。
「……えぇ〜?」
そんな事を言われても。
「じゃあ、何だ。俺あいつに痴漢されても仕方ない、って事?」
「いえ〜、悲観するのはまだ早いです。かおるさんの反応が面白くてやってる事なんですから、そこを何とか
すればいいんですわ〜」
「……あ」
じっ…とみやこに見つめられ、かおるは目を逸らした。
この視線。軽く微笑みながら注がれる、みやこの眼差し。
睨み合いなら誰にも負けない自負のあるかおるだが、この視線には弱い。身体の力が抜けてしまう。
大抵の場合、こんなふうにみやこに見つめられた後に始められる密接で執拗な接吻を、頭に霞がかかる
ようなその翻弄感を、もはや身体が覚え込んでしまっているからだ。だから。
「今から二人で、特訓ですわ〜」
何かとても嫌な予感のするその提案に、逆らう事も出来なかった。
「…なぁ、みやこぉ…。やっぱ、こんな事したってさぁ…」
長椅子の陰、床に敷いたマットレスの上に、脚をやや開き気味に正座している。これから介錯でもされる
ような気分だった。
「遠慮はいりませんわ〜。かおるさんのためですから〜」
背後から、みやこの右手が腋の下を通して前に回された。その手が胸に触れ、思わず腋を締める。
「ダメですよ、かおるさん〜。そういう反応はももこさんを楽しませるだけなんですから〜」
「ううう」
言われて、腕を上げた。腋に挟み込まれていたみやこの腕が解放され、胸の膨らみを這い回る怪しい
動きを再開させる。
「そうそう、その調子ですわ〜。そのままじっと我慢です〜」
「が、我慢ったって…」
ももこの痴漢行為がかおるの羞恥や困惑する様を目的としたものならば、その行為を沈静化するため
には目的そのものを無効化してしまえば良い、とみやこは言う。つまり。
「こうやって触られても無反応でいればいいんですわ〜。ももこさんの場合、抵抗は逆効果ですから〜」
かおるの背後から、右手は右の胸に。左手は左の太ももに。
「触られても無視し続けていれば、ももこさんもその内飽きてしまいますわ〜。でも頭でそうと解かっていても
なかなか上手く行かないでしょうから、今の内にちゃんと練習しておきませんと〜」
「り、理屈は解かるけど…んッ…」
雑に揉み掴むだけのももことは違い、みやこの手付きは何処までも柔らかだった。僅かな曲線に沿って
包み込むように手を広げ、優しく、優しく撫で回す。
「み、みやこ、俺、手はどうしてりゃいいんだ?」
中途半端にバンザイしたような両腕の、持って行き場が解からない。早くも混乱し始めている。
「…じゃあ、わたしの手を掴んでいてください〜」
「え、でも、ジャマしちゃいけないんじゃ…」
「無抵抗でいるための練習ですから、敢えていつでも抵抗出来るように構えておいて、そこを我慢した方が
より効果的かと〜」
「ううっ、難度高ぇなぁ…」
己の胸と太ももとで蠢くみやこの手をそっと掴む。自分の意思で無抵抗でいる、というのは、元から抵抗
出来ない状態よりも恥ずかしいような気がした。
「大体、このマットレス、どこから引っ張り出して来たんだよぉ…」
座っている水色のマットレスに視線を落とす。どうしてこんな物が都合良くあるのだろうか。
「いざという時のために用意しておいたんですわ〜」
「い、いざって、どんな…あッ? お、おいッ!?」
太ももを撫でていたみやこの左手が不意に動き、服の裾に潜り込んだ。そのまま腹部を撫で上げるように、
上へと這い登って来る。
「ちょ、ちょ、直接!? みやこ、ちょっと待っ――」
「ももこさんなら、いずれこれくらいの事はして来るはずです〜」
「で、でもッ…」
左手に力が入り、鳩尾辺りでみやこの手を押さえた。しかし。
「そんなに恥ずかしがっては、ももこさんの思う壺ですわ〜」
「それはそうかもしれないけど…」
「かおるさん――」
ふと、みやこの口調に真剣さが混じり出す。
「お気持ちは解かりますけど〜、今のままではかおるさんはももこさんの思うがままにされてしまいます〜。
そうならないためにも、今ここで頑張らないと〜。わたしも精一杯協力しますから〜」
「そ、そんな事言ったって…」
嘘だ。絶対に嘘だ。そういう話ではなくなって来ている。その証拠に。
首筋に届くみやこの吐息が、今までに感じたどの時よりも――熱い。
「…み、みやこぉ…」
逆らうには遅過ぎる。それ以前に、たとえ頭で拒んだとしても。
みやこからは逃れられないという事を、心が既に知っていた。
「かおるさん…?」
「………うん…」
力が抜けてしまったのか、それとも力を抜いてしまったのかは、解からない。
束縛を逃れたみやこの手が心臓の辺りを目指して、ぞろりと這い上がり始める。
胸の成長が気になり始めたのは、中学に入ってからだ。それ以前に比べると明らかに目立ち始めている
胸部の膨らみは、一時期のかおるを酷く憂鬱にさせた。
先ず態度が変わったのは、兄だった。
例えば風呂上りに楽な格好でいると、早く服を着ろ、などと口出しして来るようになった。今更別に
恥ずかしくないと答えても、そういう問題ではない、と叱られる。最後に一緒に風呂に入ったのは随分前の
事のような気がする。
その他色々、それは殊更よそよそしくなったという程でもないが、その距離感は明らかに離れつつある。
どちらかと言えばお兄ちゃんっ子なかおるにとってそれなりに寂しい事であり、それが時期的には己の胸の
膨らみ具合と一致するともなれば、何でこんな物が付いてるんだ、という気にもならざるを得ない。それに
ブラジャーというのも面倒だ。しかしそれが無ければ無いで、体育の授業などで胸の頂点と体操着とが擦れ
合う感触が気になって仕方がない。
どこまでも鬱陶しい、二つの膨らみ。
その胸の膨らみを。
「……んっ…み、みやこぉ…さ、先っぽばっか、触ん…なよぉ…」
服の上から優しく撫でる右手はとにかく、服の中に潜り込んだみやこの左手は。
「ももこさんにも言ってましたけど〜、胸の先っぽってどこの事なんですか〜?」
色づきの薄い乳輪の縁を撫でるように、指先が小さな円を描く。
「だ、だから…そこ…あッ…!」
親指と中指で軽く押さえられ、張りを増した突起を人差し指で転がすように。
「そこじゃ解かりません〜」
「み、みやこが今…ン…さ、触ってる、とこ…あ、あ、あ、あ」
トントンと指先で軽く叩かれ、電流にも似た痺れが全身に走る。もはや上半身の平衡すら保てなくなり、
背後のみやこに抱き止められていなければそのまま倒れてしまうだろう。
「かおるさん〜、ちゃんと名前で言ってくださらないと解かりませんわ〜」
やたら耳障りに響く自分の吐息と、微かに聞こえるみやこの息遣い。
「あ…その…ンッ…ち、ちく…び…」
「乳首がどうかしたんですか〜?」
「さわ、触られ…んッ」
「誰のがですか〜?」
「お……ぁ、俺、の…あぁ、も、もう…やめろってぇ…!」
「誰が何をやめるんですか〜? 言葉は正しく使わないといけませんわ〜」
「みッ、ん、みやこが、俺の、ち、ちく…び、を…アッ!? それ、やめッ、やめッ、アァッ!」
ピンと張り詰めた乳頭を摘んだままの指先が小刻みに振動し、息が詰まるような感覚に背が仰け反る。
それが終わる頃には首が据わらなくなり、みやこの小さな肩にぐったりと頭を預けた。僅かに頭を起こす
だけの力すら入らず、涙でぼやけた天井を眺める事しか出来ない。
指が。みやこの細い指が。
胸にあるほんの小さな部分に過ぎない乳頭を弄ぶたび、その一点を中心として全身に走り巡る甘い痺れ。
まるでみやこの指が胸部の肉に潜り込み、直接心臓を愛撫されているかのように。
「はぁ、はぁぁ、み、みやこぉ、もう、ダメ……ダメだよぉ…」
「でも〜、ここでやめたら痴漢のももこさんは撃退できませんわ〜」
頬と頬とをすり合せながら、みやこがやや弾んだ声で言った。
そんな事は、もういい。荒く息をつきながら、かおるは思った。
自分で触ってもくすぐったいだけなのに、どうして。
どうしてみやこの指だと、こんなに。
こんなにも。
「みやこぉ…。お願いだから、もう……もう、俺…」
全身は汗で濡れていて、目に溜まった涙は今にも溢れてしまいそうだ。だが。
「まだまだですわ〜。もしこれがももこさんなら、このくらいじゃやめっこありませんから〜」
みやこの、あまりにも楽しそうな声。
「さあ〜、わたしの手をももこさんの手だと思って、頑張って我慢してくださいね〜?」
「え――」
再び動き出そうとする手を、ギュッと握って制した。快感と困惑とで濁りきった頭で、のろのろと
考え出す。
ももこだと思って。この指を、自分をどうしようもなく蹂躙するこの指先を、ももこのものだと思って。
「…かおるさん?」
「…無理だよぉ…」
「でも〜」
「そうじゃなくて…そうじゃなくってさぁ…」
だって、これはみやこだ。
この執拗な指先も。
背中に感じる暖かさも。
密やかに響く息遣いも。
すべて、すべてみやこのものなのだから。
それを。
「…ももこのだって思うのは、無理…っていうか、やだよぉ…」
それはとても。
「やだよ、そんな…。みやこなんだから…ももこだと思うだなんて、ダメだよぉ…」
自分でも何を言っているか解からない。まるで熱に浮かされたうわ言のようだった。しかし、だからこそ、
それは本心なのだろう。理性の及ばないような奥底から浮かび上がった、未整理の気持ち。
かおるは浅い溜息を吐いた。みやこは息を呑む。そのまま、数瞬の沈黙。
「………か」
かすれたような声と共に、かおるを背後から抱き締めるみやこの腕に力が込められた。
「かおるさん…」
「…みやこ?」
両腕に込められた尋常でない力と、呼ぶ声の震え。背筋がゾクゾクと引き攣るのをおぼろげに感じた。
違う。さっきまでのみやこじゃない――。
「かおるさぁん…」
服の上からねっとりと揉み解していた右手が、下へ下へと、腰まで這い降りた。そのまま服の裾を探り
当てると、かおるの肌に直に触れた右手は、服の中をじわじわと撫で進む。
左手と同様、未発達の乳房目指して、ではなく。更に、下方へ。
「やッ――!?」
反射的に、かおるはみやこの手を引き上げようとした。彼我の腕力は本来比べ物にならない筈だが、殆ど
力を込められないかおるの抵抗を、みやこの手は少しずつ引き剥がして行く。
下へ。もっと下へ。
「み、みやこ、やだぁッ…!」
僅かな、しかし出来得る限りの力を込めて、みやこの手を握る。ようやく拮抗し、みやこの指先は下着の
縁を潜った辺りで停止した。
「そっちは、そっちは、だめッ…」
「かおるさん…」
すぐ耳元でみやこの声がした。甘く、柔らかく、しかし地の底から響くような、煮えたぎった声。
「かおるさん………触らせて……」
「や…」
「かおるさん、お願い……。わたし、かおるさんのに触りたい…」
「やだぁぁぁ!」
「どうして…?」
「だって、汚い…から…」
「汚くないです…」
「ほ、ホントに、汚いから……あまり、あまり洗ってない、から…」
自らそう言わねばならない羞恥に、ついに涙が溢れ出した。
この場を凌ぐ嘘、というわけではなかった。事実、最近のかおるは入浴の際にもそこに触れるのを避けて
いる。以前なら何を意識するでもなく、雑に扱えばヒリヒリと痛む事もある、というだけの箇所が、近頃は妙に
恥ずかしいのだ。
洗う、ただそれだけの行為の筈が、そこに触れた途端に。
ももこの吐息の温かさが。
みやこの舌の熱いぬめりが。
鮮明に思い浮かぶそれらの感触が、すべて、己の指が触れているそこから湧き上がって来ているような
気がして、激しく動揺してしまうのだ。
だから、己のその――ぬるぬるといやらしい――部分には指一本触れたくない。時にどうしようもなく我慢が
効かない、あの自慰の真似事に付き纏う罪悪感や自己嫌悪にも似たその懊悩を、入浴する度に感じるのは
あまりにも嫌だった。
「だから…ごめん、だからホントに汚いんだ、そこ…」
気が付けば、みやこの手を握り締めるのをやめていた。しかしみやこの手はそれ以上下着の中へ侵入
しようとはせず、逆に。
「あッ…?」
スッと手が引かれたかと思うと、背中に密着していたみやこの暖かさも消えた。支えを失い、かおるは
自身の体重に引かれて仰向けに倒れ込む。
何が起きたか解からぬままでいる内に、腰の辺りに柔らかな重みを感じた。みやこがかおるを跨ぐように
して、その腰の上に座り込んだのだ。
「みやこ…?」
無言のままのみやこに上から両肩を押さえ込まれ、思わずギュッと目を瞑った。
怒られる。かおるはそう思った。
みやこが本気で触りたがっていたのに、拒んでしまったから。
触らせられないくらいに、汚くしていたから。
だから、みやこはこんなに怒って――。
「かおるさん……」
そっと囁かれ、目を開けた。真上から見下ろすみやこが、微笑んでいる。
怒ってはいない。だが。
「かおるさん……かおるさぁん……」
うっとりと目を細め、しかし瞳から注がれる何かは微塵も和らぎもせず。
かおるが唯一、みやこに恐れを感じる、その微笑。
「み…みやこぉ……」
「かおるさん、カワイイ…」
「か…カワイくないよぉ…」
蕩けきった心に、それでも反感の棘がチクリと突き立つ。
可愛い、だなんて言われたくないのだ。可愛い筈がないのだから。
「カワイイですよぉ…恥ずかしくてしっかり洗えない、だなんて…。ちゃんと洗わないとダメですよ?」
「だって――」
みやこのせいだ。
人の気も知らずに無遠慮なももこと、理由を付けては執拗に迫って来るみやこのせいで。
自分は、心も身体も、こんなに。
かおるはやっとの事で顔を背ける。晒け出されたその首筋に、みやこの視線が焼け付くようだ。
「カワイイ。カワイイです。カワイくて、カワイくて、カワイくて、もう――」
捕食獣の微笑み。
「――残さず食べて尽くしてしまいたいくらい」
「あッ……!」
首筋に、みやこの小さな歯が軽く食い込んだ瞬間。
接吻の高揚とも、胸を愛撫される感覚とも、みやこに感じる微かな恐怖とも異なる、何かが。
かおるの身体を、染めるように、満たすように、引き裂くように。
その奇妙な感覚がどうにも出来ず、かおるは両肩を押さえられているのも構わずに。
みやこを、きつく、きつく抱き締めて――
「たっだいまー!」
リボンを手に揚々と帰還したももこを、しかしかおるは出迎える事が出来なかった。ももこが部屋に現れた
瞬間、自分でも意外な程の反応速度で長椅子の陰に隠れたからだ。
「もー、金時堂の方まで飛んでいくんだもん。でも考えてみれば変身してから探しにいった方が楽だった
わよねぇ。…あれ? 二人とも、どこ?」
室内をキョロキョロと見回すももこ。
「…ど、どうしよう…?」
かおるは慄然と呟いた。みやこと二人、長椅子の陰などではすぐに見つかってしまう。ももこの前に
出て行くにしても、何とかして状況を立て直さなければならない。でないと、詳細はとにかくとして
“二人で人には言えないような事をしていた”という事くらいは感付かれてしまうだろう。何しろ衣服は乱れに
乱れ、顔も涙で濡れたままなのだ。
「かおるさん」
「え?」
みやこの囁き声。
「わたしが時間を稼ぎますから、その間に服装を整えてくださいね〜」
「あ、うん」
見れば己と違って少しも乱れた様子のないみやこに少々得心は付かないが、かおるは素直に頷いた。
タイミングを合わせるべく、みやこの行動に備えて待つ。
ももこの目が長椅子の辺りから離れた瞬間。
「ももこさん、危ないですわ〜! えいっ!」
「え――わぶっ!?」
みやこの身体ごとのスイングで充分な遠心力の乗った水色のマットレスが、ももこを押し包むように
命中した。一呼吸置いてから、ももこに張り付いていたマットレスが床に落ちる。
「……ちょ、ちょっとちょっとちょっとぉ! なにすんのよぉッ!?」
「何と言われても、どうしてマットレスがももこさんに飛んで行ったのか、わたしにはさっぱり〜」
「あんた今、えいっていったでしょ! えいって!」
「そんな事言ってませんわ〜。あ、それよりももこさん、そのリボン、ももこさんのじゃないみたい
ですけど〜」
「え!? …いやいや、あたしのリボンだってば。毎日コレつけてるんだもん、間違えっこないわよ」
「でも〜、色が少し違うような〜」
「…ん? んん〜? そ、そういわれると、確かにちょっと違うような…。え! じゃあコレ誰の!?
あたしのリボンはどこいっちゃったのよぉ!?」
「いや、それももこのだよ。よく見ろって」
服を直し、顔を拭いて、すべて元通りにしてから、かおるはももこに声をかけた。慌てまくるその様子が
少々哀れになったのだ。
「そ、そうよね。どこからどうみてもあたしのよね、コレ。ちょっとみやこ! 適当なこといわないでよぉ!」
「ごめんなさい〜、ちょっと違うような気がしたんですけど〜」
みやこに喚き続けるももこはさて置いて、かおるは長椅子に沈むように座った。触られてもいないのに
下着の中まで濡れた感じがあるのは、きっと汗をかいたから。そう自分に言い聞かせ、今日からはそこも
丹念に洗おう、と決心した。
(…そう言えば、さっきは何であんな事になったんだっけ……)
まだ喚き足らないももこと、何か適当な事を言って受け流しているみやこを眺める。
自分はもう少し、あの二人に対して強気にならないといけないのではないのだろうか。でないと、弱みに
付け込まれて勝手に身体を弄られたり、適当に言い包められて寄り切られてばかりだ。それが心底嫌な
わけではないが、あの二人は限度と言うものをあまり考えてはくれない。それが、怖い。
こんな俺なんかの、何がそんなに面白いのだろうか。
未だ其処彼処の疼きが止まらないような己の身体を抱き締めて、そんな事を考える。
それにしても。
(…食べたいくらいにカワイイ、だなんて…)
実際に言う奴なんてもういないのではないか、という程に陳腐な表現だが、まさか自分が言われる事に
なるとは考えてもみなかった。
むず痒い気がして首筋に手をやると、微かな窪みが列を成している。みやこの咬み跡だ。思いの外強めに
咬まれている辺り、食べたいというのも全くの比喩ではないのかもしれない。
みやこに首筋を咬まれた時の、あの感覚。悪寒とも快感ともつかない、何か。
あれは何だったのだろう。自分の何処から沸いて出たものなのだろうか。
指先が僅かに濡れて光っている。咬み跡に残っていた、みやこの唾液だ。何となく舌で舐め取ると、ふと、
ある情景が脳裏に浮かんだ。
食べてしまいたい、そう言って抱き付いて来るみやこ。
躊躇なく開かれた口には、小さく並んだ歯が白く光っていて。
そして、頭からつま先まで、全部を。一息も付かず、欠片も残さずに。
それは現実的に想像すれば、怖気の立つ光景であるには違いなく。
けれど、満足そうにお腹を撫でながら唇を一舐めするみやこの微笑みすら浮かんで。
それがとても、恐ろしいような。
――嬉しい、ような。
終わり
以上、具体的なエロに踏み込んだ途端に書き難くなった感アリアリで恐縮至極〜。
しかも最初の方、メル欄タイトル間違えちゃった。
はうはうGJGJ!!
なんかもうみやかおとももかおがド、ドッキングしとる!
でもなんかもにょる!
それがいい!
流れるように読みやすい文体が好きだなあ。
徐々に深い部分に進入されて行くかおるがたまらんです
Mに目覚めつつあるしw
うおお待ってました
かおる!かおる!
毎度みやこの理由づけワロス
>あれは何だったのだろう。
M
でもたまには
らぶらぶ甘えろみやかおも読みたい今日この頃
贅沢ですかサーセンwww
明日のアメコミっぽいパワパフzにやられちゃう三人とか
アメバブ×かおる
アメバタ×みやこ
アメブロ×ももこ
GJだ
かおる、可愛すぎるぜ・・
気が付いたら俺がみやこになっていた
もうこれ以上みやこさんのイメージを壊さないでくれえええええええ
純情みやこさん派にはツライかw
俺は黒派だ
白みやこさんも黒みやこさんも大好きだ!
>>622 純情みやこさんを書いてくれる職人を待ちな
むしろ自分で書くという手もあるがw
貴方が落としたのは……
この純情可憐みやこさん?
それともこの暗黒微笑みやこさん(様?)
それとも灰色のみやこさん?
いいえ、もっとキタナイの!
貴方は……どうしましょ
>>627 貴方は嘘をつきました
罰として全員没収です
スーパーひとし君人形よろしくスーパーみやこさん没収された気分
>>606 GJ!!
リボン放り投げるみやこワロタw
633 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 18:40:12 ID:3kBxtKLa
キャラ改変しすぎで苦情がきたか。
しかも他人のレスからネタパクっといて一言も無し
持て囃されて自信ついちゃったんだろうけど
とうとうやっちまったなー。
春厨乙
オレは好きだし何の問題もネエ
自演な気がする。
ss書いた本人が他人のフリして叩いて
周囲の庇って貰って楽しむってのはよくある話だしな。
↑は作者
さぁ、荒れてまいりました
SS投下して自分で貶してそれを自演だと暴露する作者?
>>気がする
ワロタ
やっぱりかおるは受け受けで萌え萌えだな(´д`*)
本放送でもかおるの口に舌入れるくらいの事はしてくれんものかね、みやこさんは。
舌は無理でも間接キスくらいは……え?無理?
かおるが歯磨きで口濯いだ水が流れ込む水道管で泳ぐみやこ
みやこはどこまで変態なんだよw
放送を見る度に日々の妄想がある程度リセットされるのがやや困る。
特に最近の放送はみやかお的描写が足りない。
え、今日なんて朝からみやかおだったのに
つか最近じゃねみやかお描写が濃くなってきたの
妄想はシーンを探してからこそ輝きます
この百合流れは非常にまずい
虎眼流秘剣・百合流れ
かおるとももこアホ喧嘩する時のちぐはぐなあの感じが良いなw
かおるの鼓動は早まり 生温い汗が全身を伝った
己がまんまと策にはまり スカートを穿かされるべく
変身させられた事に気付いたのだ
かおりとみやこが二人で話してる時のゆったりのんびりしたような(?)雰囲気いいな
か「み、みやこオマエ今寝言でかおりって・・かおりってオマエの何だぁぁ」
やっちゃった☆
使えない携帯だ
「むにゃむにゃ・・エヘッ かおりさん ウフフ・・」
ごめんかおる……
おわびにみやこさんアルバムやるから許してな?
「ふあぁ……よく寝ましたわ〜」
「…………みやこ……」
「あら? かおるさん、おはようございます〜。かおるさんの方が先に起きてるなんて、珍しいですわ〜」
「……なぁ、かおり、って誰だよ?」
「はぁ……?」
「お前、寝言で何度もさ。かおりさん、かおりさんって……」
「はぁ……。どうしてそんな事、聞くんですか〜?」
「ど、どうしてって……!」
「かおりさんの事が気になるんですか? それとも私とかおりさんの関係が気になるんですか〜?」
「………わかってるくせに……」
「いいえ、わかりません。はっきり言ってください、かおるさん」
「ど、どうでもいいだろそんなこと! かおりって誰だって聞いてんだよ!」
「かおるさん、質問に質問で返すのはマナー違反って、先生に教わりませんでしたぁ?」
「痛っ、おでこをつっつくなっ! ってか最初に質問したのは俺の方だろぉ!?」
「知りません、聞こえません〜。ほら、なんでかおりさんの事がそんなに気になるんですか、早く答えて下さいっ」
「痛ててっ! お前、ずりぃぞぉ!!」
「ほらほら、早く答えないと他の場所もつっつきますよ〜」
「あっ、ちょ、や、やめっ…アンッ!」
「ほ〜らほら〜っ、素直に白状しないとどんどん強くなりますわ〜」
「やぁ、ンッ、ダメッ、これじゃっ、しゃ、しゃべれなひっ……」
「ね……。そんなに気になりますか? 私が他の人の名前を寝言で言ったコト……」
「そ、れは……っは、あぁッ……ン…」
「うふふ……嫉妬、してくれてるんですね?」
「んんっ、……そ、んな……コト……」
「違うんですか? そう…私の事は遊びだったんですね……ッ」
「それも違っ、アアアッ! つ、強、そんな激し……やああッ」
「私の体だけが目当てだったんですねぇ〜!!」
「体…っは、…弄んでるの、お前ッ……ひ、あうぅッ!」
「かおるさんなんてこうですわ! えいっ! えいっ!」
「ひぐっ、ら、らめっ、こ、んな……は……ぁ…も、らめ……」
「こんなにクチュクチュにしてっ! 私の指がそ、ンムッ!?」
「ン……む……み、やこぉ……」
「あム、ちゅ……ふ、ン……っぷぁ……。か、かおる、さん?」
「はぁ……。そ、うだよ……嫉妬、だよぉ」
「……ッッ」
「お前の口から、俺以外のヤツの名前聞くのなんて、ヤなんだよぉ……ッ」
「かおるさん……ッ」
「んむ!?…ちゅ、…ぷはっ! な、なぁ……かおり、って誰なんだよぉ?」
「うふふ……私、かおりさん、では無く、かおりん、と言ってませんでした?」
「……はぁ?」
「昨日、ももこさんとお話ししていたのですわ。かおるさんのニックネームを考えようって」
「な、なんだそりゃ……?」
「結局、普段どおり呼ぼうって結論になったんですけどぉ、かおりんって愛称は少し気に入っちゃいまして〜」
「おい……ってことはお前……」
「はい。かおりんは、かおるさんの事ですわ〜」
「…………ッ!!」
「うふふッ! 私がかおるさん以外の夢を見るはずがありませんわ〜」
「そ、そんなこと、堂々と言うなっ」
「かおるさんはどうなんですか〜?」
「えぇ!?」
「まさか私を差し置いて、ももこさんの夢なんて見てませんよね〜?」
「そ、それは……その〜……」
「あ〜!! ずるいですわ〜! 私にだけ旦那様一筋でいろって言っといて、自分は浮気するつもりなんですね〜!」
「痛てっ! だからつっつくなっ! 話が飛躍しすぎだろお前〜っ」
「いいえ、亭主の不貞を正すは妻の役目ですわ! えいっ! えいっ!」
「やぁっ、ま、また変なっ、ふぁっ、あぁンッ」
「えいっ♪ えいっ♪」
↑ワロタwwwかおる弱ぇぇ
理想的だ!
あーらぶらぶかラブラブなんだな!
好き合ってるなぁみやかお
みやこさんは毎日ムラムラしながらかおるの尻眺めてる
かおるのタオルや靴下が時々紛失するのはみやこさんのせい
靴下やタオルはみやこさんじゃないよ
だってみやこさんはかおる自身を手に入れてるから
(でも隠し撮りはまだしてる)
そういや10話でガチにビデオ撮影してたな
ロープで縛られてる姿・・・
みやこオフィシャルでなんてことしてやがる
あのビデオはきっと豪徳寺家シアタールームみたいな所で
みやこさんが観てるんだろうな
「かおるさん素敵ですわぁーv」とか言いながら
668 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 14:29:35 ID:UebmH26s
バブ→バタ→ブロもいいけど。ガールズ×ボーイズが見たい俺は少数者?
ガールズ×ケンが見たい俺はさらに少数派
……ももこ姫k…なんでもない!
かおるは受けオーラが股間から出すぎ
>>666 しかも何故か地下室な、ホームシアター。
673 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 07:31:06 ID:CFDn/fGQ
671 みたいな感じの手紙をもらうバタカ
「はぁ……」
「あらかおるさん、どうしたんですか〜? いつもの元気ありませんわ」
「んー。いや、なんか下駄箱に変な手紙が入っててさ」
「まぁ! ラブレターですかぁ!?」
「いや、多分違うってか絶対違う。ただの嫌がらせだろけどさ。ほら、これなんだけど」
「えっと……"かおるは受けオーラが股間から出すぎ"……?」
「な? ワケわかんねーだろ? それに股間って……」
「ゆ、ゆゆゆゆゆ許せませんわー!!」
「うわぁ!? べ、別にそこまで怒ってくれなくても……」
「か、かおるさんを呼び捨てにだなんてー!!」
「そこかよ!!」
さすがみやこさん怒るとこおかしいwww
糞ワロタwww
みやこ→かおる→ももこの図って良いなぁ
かおる→みやこ←ももこ
こういうのは好き
678 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 19:20:38 ID:IcNAivSM
ボーイズはやっぱり攻受もガールズの影響を受け継いでる気がするBLとかじゃ無くて…
そ れ は B L だ
男同士ってBLとか801とかうほっとかアッーとかガチムチとかいろいろ形容詞あるのに
女同士って百合くらいだよな。
百合、GL、ビアン、…百合、ガールズラブ
レディーズラブってのもきいたことある
新作SSチンチンして待ってます
「そう言えば、今日はエイプリルフールですわ」
「ん? ああ、そーいやそんな日もあったなあ」
「せっかくですから何か嘘をつきませんか?」
「いや、同意を求められても……勝手にやってろよ」
「まあ、かおるさんはノリが悪いですわ……。解りました。では一人で勝手にやりますわ」
「はいはい」
「えっと……か、かおるさんなんてだいっ嫌いですわー!」
「はぁ……」
「かおるさんなんてスポーツだけが取り柄の男女ですわー!」
「ちょ、お前それは無いだろ!!」
「あら、ホントはそう思ってませんよ? これも嘘ですよ、嘘」
「いやお前が思ってる思ってないの問題じゃ……」
「かおるさんのえぐれちっぱーい! 寄せて上げても特攻野郎Aチーム−!」
「…………」
「痛たたたたたたっ! 嘘、嘘ですから! 全部嘘ですわー!」
ありがとう、すんごい萌ワロタww
686 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 13:55:28 ID:z67H/+y6
684バロスwww
ももこの例えに、いっしょに「なるほど〜」って言ってるみやかおに萌えました
エイプリールフール萌えて笑たww
今週のパワパフz
「しばらく見ないうちに大きくなって」
「冗談を言ってる場合じゃありませんわ」
ぼけとつっこみが入れ替わったみやかおに萌ました
「なんだかかわいそお」
「しょうがさないさ」
ここらへんを
かおるがみやこをよしよししてる幻覚が見えました
だいぶみやかおに侵されています
>>606 下も、下も集中的におながいします、羞恥プレイマンセー
>>687 俺的にボケたじいさんと娘に見えたw
>>688 下までいったら最終章になりそうでそれはそれで悲しいがな
691 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 20:27:41 ID:GAlqe1yX
俺ノーマルではブリブロが萌え。考えてみたらZではこのカプって種族を超えたカプだよな
一瞬ブリブロってなにかと思ったが、ブリック×ブロッサムか
さすがに接点薄すぎだから萌えんなぁ
ももことかおるって意外と似たもの同士だよな
オバケ屋敷話観て特に思った
動きがシンクロしとる
695 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 19:31:22 ID:VsAdXs7O
だが、決定的な違いがある…受け臭さだ! このアニメは青が攻、緑が受で赤が攻受両方かな?
青は襲い受け要素もあります!
よって緑はへたれ攻め要素がほんのちょびっとあります!
基本的にはやっぱり
青攻、緑受、赤リバですね
へたれ攻め・・・
「フゥ、フゥ、み、みやこ、大丈夫?痛くない??痛くないのか!?」
「ハァハァ、かおるさん〜そこですわ、そこをもっと右・・!!アーッ!!」
「大丈夫かホントに、痛くないのか?!い、痛かったら痛いってい・・」
「アーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
「みやこぉぉーーーーー!!!」
ヒュルルル~ドパパーン
キモスwwwwww
みやこさんは自分が余裕なくても優しく教えてくれます
苦笑混じりにね!
今月号のりぼん、結局あのかおるのラブレター
差出人がαとβの悪戯でなくて誰だかわからなかったというオチだった
みやこおまえ・・
やっぱりみやこさんか……読んでないけど
702 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 17:25:43 ID:MakDHSJ2
今更ラブレターなんかやぼだと思うが
かおるはラブレターとか貰い慣れてそうなのにな
女の子から
みやこさんはきっと手紙に名前書き忘れたんだな、うん!
そういやαβてなんなんだろ。
位置的にはRRBぽいけど。
奴らは女の子だぜ。
新EDの最後のカット、ほっぺくっつくくらいに顔寄せ合ってるももかおにドキッとした。
新ED最後のカット、ほっぺくっくくらいに、顔寄せあってるももかおにイラっときた
どうみても心狭いです本当にあ(ry
708 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 14:00:52 ID:8kmmBGjJ
え?! もしかしてタカちゃん再登場するの!やべーじゃんバターカップ!!
「かおるさんがわたくしの中にハァハァ」
でも一番今までのEDでみやかお…つーかかおみやっぽかったかも
だってみやこ向かって走ってる最中
かおる一瞬恐い顔したし
ももこ、あんまりかおるに近づくとコロネパンに殺されるぞww
殺されはしないけど
笑顔で注意されるなそれはもう笑顔で
714 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 05:09:09 ID:RrVVljgk
もう入れ替わりネタがありなら性転換ネタもありな気がしてきたぞ
「決めた、オレ、男になる!」
「止めて下さいかおるさん、そのままのかおるさんでいて下さい!私が男になれば済むことですから〜!」
ももこは標準
かおるは包茎
みやこは極太
諸君私はみやかおが好きだ
…続き忘れた
みやこが男になったら、きっとかおるは家に帰してもらえない
719 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:11:05 ID:RrVVljgk
かおるが男だったら 家に招くみやこ→襲う→自分でやっといて「もうお嫁さんにいけませんわ〜!」とか言う→責任をとる事にするかおる→仲人はももこ
そしてももこ不倫を迫ると
みやこが?
かおるが男でも力量関係は変わらないのがみやかおだな。
「だ、ダメだよそんな…だって、口ン中に出ちゃうだろ!?」
「どうぞ遠慮なさらずに、わたしのお口の中で出してくださって構いませんわ〜」
「え…いくら何でも、それはダメだって。そんな、みやこの口の中にだなんて…」
「では出そうになったら言って下さいね〜」
「いや、でもさ――あッ?」
「んむっ…んっ…」
「あ、あ、みやこッ…うぁ…あッ! な、なにコレ…ん、はぁッ…」
「んんっ、ん…」
「うわ、バカッ、そんな…舌、あ…」
「ん〜」
「みやこ、もう、もう俺ッ、出そぉ…」
「……」
「…あ、なあ、みやこ…? だから、もう…出る、出るから…」
「……」
「あ、あ、みやこ、ダメッ、もう出る、出ちゃうから、出ちゃうからぁッ…!」
「……」
「なあ…ホントにッ、ホントにもうダメッ、ダメッ! 出ちゃうッ、出ちゃうッ、出ちゃうぅぅッ!」
「ん…! ん…んッ」
「あ……あぁ……はぁ、はぁ…み、みやこぉ…」
「…ぷぁッ……はぁ〜、かおるさん、すっごくイッパイ…
「……な、何でやめてくれなかったんだよぉ…? ちゃんと出るって言ったのに…」
「でも〜。わたし、やめるだなんて一言も言ってませんわ〜」
「え…? でも、出そうになったら言えって…」
「はい〜、とってもステキな声でした〜」
「……ひょっとして、俺に出るとか出ちゃうとか言わせたかった、だけ…?」
「はい〜。ですから、最初にそう言ったじゃないですか〜」
「……うん、まあ…確かに」
>>722 萌えすぎて…萌えた
どっかみやかおの百合同人誌とかないのかなー
>>722に釣られて書いたもののなんか違う方向にブッ飛んでしまった。
黒すぎるみやこが駄目な方はスルーしてね。
「も、もう……出ない…出ない、からぁ……」
俺の哀願にも似た声も、みやこの耳には届かない。
ただ規則的に頭を前後させるだけの、まるで機械のような動きを続けるだけだ。
幾度その口内に精を吐き出しても、決して止まらない。俺の物から、口を離す事も無い。
「ふっ……グッ、かは……ッ」
これで何度目か……もう、解らない。
思考が定まらない。まるで頭の中が生暖かい靄にでも包まれたかのような感覚。
身体からも、いつしか抵抗する力が失われていた。だらしなく弛緩した口元からはダラダラと
流れ出た涎が糸を引いている。今の俺は、ただベッドに身体を横たえたまま、みやこの愛撫に
身を任せるだけの人形でしかなかった。
───二度とかおるさんがあんな気を起こさないように、全部搾り出してあげますわ。
確かに、みやこはそう言った。その声はいつものように穏やかで、その顔もいつものように、
見ているだけで癒されるような、そんな優しい笑顔。
だけど俺は何故か、その声に、その表情に言い知れぬ恐怖を感じ、すくみあがってしまった。
そこから先は、良く覚えていない。みやこの言われるがままにベッドに身体を預け、みやこに
されるがままに衣服を脱がされ、そして……
「ッ、ハッ、ぐっ、あ………ッ」
何度も、何度も、今この瞬間も、ただみやこの言った通り、俺は身体中の精力を搾り取られ続けていた。
全身が麻痺したように動かない。しかしただ一点、みやこの口内に含まれている部分だけは異常な程に
鋭敏で、その小さな唇の中に隠れた部分の僅かな機微すらも詳細に脳に伝わってくる。
無機質に繰り返されるピストン運動。しかしその動きからは想像も付かないほど、内部の動きは複雑で
粘着質だった。
舌を裏筋に這わせ、頭の動きに合わせ上下に擦り上げながら亀頭の表面を前歯で淡く撫で付ける。
根元までくわえ込み、喉の奥でしごくようにすばやく、小刻みにストロークを繰り返す。
頬の裏側に亀頭の先を押し付け、粘膜同士をすり合わせる。
思い切り口をすぼめ、根元から先まで包皮を手繰りよせ先端の余り皮を舌でめくり、皮の被ったままの
亀頭の内部を舌で舐り回す。
全ての動きが俺にとっては経験した事の無い程の苦痛で、どうしようもなく、甘美だった。
親指よりふた周りほど大きいだけのただの棒に、俺の全身は完全に掌握されていた。
「フッ、ん、あぁッ……ッは……」
もう出ない、絶対に出ない。何度もそう思った。だけどみやこの中へ吐き出される精の勢いは
まるで衰えを知らず、時に失禁をしてしまったのではないか、と不安になる程だった。
みやこは俺の精を一度も飲み込んでいないのだろう。みやこの頬はぷっくりと膨れ上がり、
その口が俺の物を抜き差しする度に、じゅごじゅごと空気混じりの粘液をこね回す音が響く。
精液がその口内を犯す時、まるで暖かい湯船の中でしているかのような妙な心地よさがあった。
……だけど、駄目だ。もう、絶対に駄目だ。これ以上されたら、俺の中の何かが壊れてしまう。
そんなよく解らない、漠然とした不安感がみるみるうちに胸を満たす。
「っぇぐ……も、やだ、よぉ……ごめん、ごめんらさいぃ……」
視界がぼやける。何かが止め処なく頬を濡らす。俺はいつの間にか、小さな子供のように泣きじゃくっていた。
どれだけ目をこすっても、ボロボロと次から次に大粒の涙が零れる。
怖い。怖い。自分がどうにかなってしまうのが怖い。自分がどうにかされてしまうのが怖い。
みやこが、怖い。
助けて。助けて。もう二度とあんな事しないから、ももこと二人っきりになんてならないから。
視界が、いよいよ歪んでいく。そのまま意識さえも消失してしまうかと思った瞬間、俺の身体に何かが
覆い被さって来た。全身を包み込むように、ピッタリと密着している。ふかふかと柔らかく温かい感触。
しっとりと肌に張り付くような心地よい圧迫感。この感覚を、俺はよく知っている。
目の前に、ほんのすぐ傍に何かが見える。いまだ視界はぼやけていたが、そこに何があるのかはすぐに解った。
「みやこ……」
いつの間に俺の物をその口から開放したのか、みやこは俺の身体にその身を重ね真っ直ぐに俺を見つめていた。
下半身の熱がスゥ、と引いていくのが解る。限界まで精を吐き出した俺の物は、情けなく縮み上がっていた。
「みやこ、ごめん……俺……」
ぽつぽつと、震える喉に力を込めて声を絞り出す。しかしみやこは何も言わず、ただ俺の目を見る。
……いや、何も言わないんじゃない。言えないんだ。
みやこはいまだ頬を丸く膨らませたままだった。その口内には満々と俺の精が溜まっているのだろう。
その思惑が図れずただ呆、とその顔を見ていると、みやこは俺の言葉の返事、とでも言いたげにニヤリと
目を細め、小さく、ゆっくりと口を開いた。
「っんんん!?」
途端にボトボトと、大量の精液が俺の顔に降り注ぐ。俺は抵抗する術も無いままに、顔中を白濁液に汚され
目を開く事も出来なくなった。どれほどの量がその小さな口の中に満ちていたのか、髪の毛に至るまでを厚く
覆い尽くしてもなおドロドロと溢れ出た粘液はベッドのシーツにまで垂れ、顔の周囲をぐっしょりと濡らした。
むぅっ、と強烈に生臭いにおいが鼻の奥に侵入する。きゅっと閉じた唇の表面をヌルヌルとした粘液が幾重にも
通り過ぎていく。視界を塞がれたせいか、その感覚一つ一つがやけに敏感に伝わって来た。
いくら顔を拭っても、その粘着質な液体はまるで落ちてくれない。それどころか、まるで自分の精液を自分の顔に
塗りつけているような感覚に襲われる。精液の臭いが周囲に充満し、息を吸うたびにむせ返るような臭気が脳の奥にまで
染み込んで来る。そして、縮こまっていたはずの俺の物に再び熱が灯るのが解る。やめろ、これ以上俺に恥をかかせるな。
なんて主人の命令など聞かず、俺の物はムクムクとあっという間に膨れ上がっていった。
瞬間、クスリと、含み笑いが聞こえた。
間違いない。みやこの声だ。前は見えないが、その声は、その感情はハッキリと俺に伝わってきた。
カァ、と顔中が熱く火照る。羞恥で全身が燃え上がる。ぎゅっと瞑った瞼からまた涙が溢れ出る。
みやこに笑われた。こんな俺を嘲笑われた。
消えてしまいたい。もう、みやこの顔をまともに見る事が出来ない。自分という存在が、今ほど惨めに感じた事は無い。
みやこの視線から逃げるように、俺は両手で顔を覆った。手のひらにべったりと付着した精液がまた俺の顔を汚す。
涙と、涎と、きっと鼻水も混ざっているであろう汚れた混合液。俺はこのまま、この汚水に溺れ死んでしまいたいとすら
思った。
しかしヌチャヌチャと顔中を濡らす粘液の感触に、ますます強くなる生臭い芳香に、俺の身体の熱はむしろいよいよ
高まる一方だった。こんな屈辱感を味わいながら、こんな自己嫌悪に塗れながら、何故こんなにも興奮しているのか。
自分の身体はもう、とっくに壊れてしまっていたのだろうか。
「かおるさん……」
穏やかな声。
久しぶりに、本当に久しぶりに聞いた気がする。その声はやはり、いつものように優しげで温かで、
あの時に感じたような恐怖など微塵も感じさせなかった。
「かおるさんはそれでいいんです。何も心配はいりませんわ」
言いながら、そっと俺の手を握り顔から退かせる。
まるで俺の心を見透かしたような言葉。その声に何故か俺は心の底から安堵を覚えた。
だけど、目を開ける事が出来ない。みやこの顔を見る事は、今の俺には出来ない。
「駄目だよ、みやこぉ……俺、もう、もう……」
「大丈夫、大丈夫ですわ……」
ぴちゃりと、何か生暖かい、湿ったものが頬に触れた。それはそのままピチャピチャと音を立てながら頬を這い回り、
鼻の横から鼻筋を通り額を濡らして行く。そうして、まるで顔中を汚していた粘液を拭い取るように徘徊すると最後に
両瞼の上を撫でるように滑り、そのプルプルとゼリーのような感触はようやく俺の顔を離れた。
それが何だったのかは、考えなくても解る。俺の顔は先ほどまで周囲を包み込んでいた生臭い匂いの代わりに、
みやこの甘い唾液の匂いに包まれていた。俺の鼓動はますます高まり、ハァ、ハァと呼吸すら荒くなっていく。
ぎゅっと瞼をこすり、ゆっくりと目を開ける。そこにはいつもの、聖母のような微笑みを湛えたみやこの顔。
「み、やこ─────、ンっ」
みやこは俺の様子に一瞬クスリと微笑みを向けると、肩に手を回し勢いよく唇を重ねてきた。
俺の腰を跨ぎ、後ろに倒れそうになる俺を支えるように。そしてまるで俺の身体を潰さんばかりに強く、強く抱き締める。
下唇をチュ、と強く吸われ、唇に這わせた舌で歯茎を舐められ、俺は思わず閉じていた口を少しだけ開いてしまう。
途端に口内にみやこの舌が進入した。舌同士がピチャリと密着し、そのまま強く押し込むように俺の舌の上をヌルヌルと滑る。
そのまま何かの生き物のように俺の舌に絡みつき、口内の唾液を直接かき混ぜる。
「ンむ……ッはぁ……」
ちゅぷ、と音を立て唇が離れる。小さくペロリと出したみやこの舌からは、俺の口内へと一直線に唾液が糸を引いていた。
みやこは小さく息を吸うと舌を出したまま、また俺の唇に吸い付く。チュクチュクと唾液のこねる音が、直接脳に響く。
唇はピッタリと密着し、その口内では激しく互いを求め合っていた。今度は俺の方からも、みやこの中に舌を滑り込ませ
その内壁を舐め上げる。そうしてみやこの口内で舌が絡まり合った瞬間、トロリとゼリーのような粘着質な液体が舌を通して
俺の口の中へ流れ込んできた。
唾液ではない。突然の異物の進入に思わず顔を引いたが、みやこの手がしっかりと頭を抑え離してくれない。そうしている
間にも、俺の口内へドロドロとその粘液が止め処なく押し寄せてくる。鼻を抜けるこの生臭い匂い。これは俺の……
「ふむっ!? んうぅ〜!!」
その正体に気づいた時、俺は全力でみやこから逃れようとした。しかし長時間の愛撫で全身の力の抜けた今の俺では
みやこの細腕にすら抵抗できない。
俺の顔に付着したそれを舐め取った後、みやこは飲み込まずに口内に溜めていたのか。
顔に塗りたくられた時のあの匂いが、今度は直接内部から頭の奥まで侵入して来る。まるで直接身体の中を犯されている
ような感覚に、嫌悪感よりも先に強く、大きく湧き上がる熱情が身体を満たしていった。
「ふぐ、ンッ、ちゅ、むぅ……ふンンッ」
もう、何がなんだか解らなかった。
身体の外も中も、いっぱいの精液といっぱいの唾液にまみれて、みやこに犯され続けた身体は焼けるように熱くて、
心臓は誰かにノックされてるくらい昂ぶっていて、みやこが目の前にいて、みやこが可愛くて、みやこが温かくて、
みやこの事を想う度にアソコがどんどん、どんどん勝手に元気になっていって、何もしてないのに、身体中気持ちよくて……
こんなの、こんなの……
「ひ、ぶっ、んんんぉぉッ!」
瞬間、ビクンと身体が大きく跳ね上がった。心臓が飛び出したのかと思った。
これまでにないくらいの大きな快感の波が全身を駆け抜け、一気に体外で放出されたような感覚。
そのあまりの開放感に、全身の力が抜け落ち俺はそのままベッドにバタンと倒れこんでしまう。
さっきの勢いで、みやこの拘束も緩んだようだ。
「あらあら……」
みやこは俺に跨ったまま頭だけ後ろを向き、呆けた声を上げる。
一体何が自分の身体に起きたのか、よくは解らなかったがとにかく、物凄く気持ちよかった……。
それだけはハッキリと身体の芯に残っていた。
その快感の余韻に浸る俺をまじまじと見つめ、みやこは小さく微笑うと俺の身体から降り、
俺の横に並ぶように寝そべる。
「かおるさん、キスでイッちゃったんですかぁ?」
「え………?」
そう言うと、みやこはくすくすと声を上げて微笑った。
何の事だか解らないといった様子の俺を見て、みやこは笑い声もそのままに上体を起こし俺の足元をごそごそと探る。
そうしてしばらくシーツを弄っていた手を今度はそのまま俺の目の前に差し出し、見せ付けるように指を広げた。
「これは何ですか〜?」
大きく広げられたみやこの指と指の間には、白い粘着質な液体がにちゃ、と糸を引いていた。
それが何か、なんて言われるまでも無い。でもなんで俺の足元から……
「そ、んな……うそ……」
ソレは、みやこの口の中に入っていたものじゃない。俺の顔を汚したものでもない。
まだ新しい、さっき放出したばかりのもの……。
「自分の精液の匂いで勃起してぇ、自分の精液の味でイッちゃったんですよね〜?
「ち、違……そんなんじゃ……ッ」
みやこは俺の隣で正座を崩した姿勢で座り、囁く様に俺に呟き掛ける。
「かおるさんってヘンタイだったんですね〜」
「違う! 違うよぉ!!」
俺を追い詰めるのが楽しくて仕方が無い、とでも言いたげに、含み笑いを込めた声を上げる。
「何が違うんですかぁ? ほらぁ、これ見ても違うって言えますぅ?」
「え……ふぁッ!?」
そう言うとみやこは俺の物の先端に強く指を押し付けた。皮の被っていない敏感な先端部分を、ちゅるちゅると
音を立て円を描くように指先を滑らせる。
そこはみやこが触る前から痛いほどに張り詰めていた。さっき、出したばっかりだったのに。みやこの指の間に
粘つく自分の精液を見て、俺はまた興奮してしまっていたのだ。
「や、はンッ! そ……そんなの、ヒッ、嫌、だよぉ……」
でも、それを認めたくない。絶対に認めるワケにはいかない。それを認めてしまったら、俺は本当に変態になる。
「嫌? こんなコトされるのも、嫌ですかぁ?」
「ひああ゛あ゛ッ!!」
おもむろに、みやこは力いっぱい包皮を剥き下ろし皮ごと根元を強く握り締め、外気に晒された亀頭を乾いた手で
強く擦り上げた。
「ほらほらぁ、これでも気持ちいいんですよねー?」
「いはッ! や、か、はぁぁッ!!」
何の躊躇も無く、ただ力任せにゴシゴシと摩擦する。輪を作った指で何度もしごかれる度に、その動きに合わせパクパクと
尿道が開くのが解る。
「いっぱいイッてるのが伝わってきますよ。こんなのがイイなんて、ももこさんが知ったらどう思うかしら〜?」
「や、そん、な…うあぁッ!……や、やら……ひぐッ」
それでも、そんな刺激でも俺は何度も絶頂に達してしまう。しかし根元を強く握られているため、込み上げた精を
吐き出す事が出来ない。
「きっと嫌われちゃいますわ〜」
心底楽しげな、うきうきとした声を上げながらみやこは休む事なく俺の物をいたぶり続ける。
「こんなヘンタイなかおるさんを愛してあげられるのは、私くらいのものですわ〜」
「な、何……言って……ふ、ンあぁぁ!!」
「私に任せてくれたらいいんです。何も考えなくていいんです。あなたは、私の事だけを想ってくれていたら、それでいいんです」
「そ、それ……どう言う……」
「良いからぁ、私だけを、見てくれれば、いいんですよっ。私だけ、私だけでいいんですっ」
「はがッ! はぎッ! わ、わか、わかった、から、やめッひぃぃッ!!」
みやこが、何を言っているのか解らない。
その声は変わらずに穏やかで、その柔和な表情も崩さずに、俺の物を引きちぎらんばかりに締め付け、敏感な先端の
粘膜部分に強烈な刺激を与え続ける。指で作った輪はもはや握りこぶしにしか見えないくらい小さく、それでも強引に
亀頭を押し潰しながらその小さな穴に捻じ込み、摩擦を繰り返した。
そうして強制的に射精をさせられても、精液は根元でせき止められる。もはやそれは根元で破裂してしまっても
おかしくないくらいに大量に蓄えられていた。
「これからももこさんとお話しするのは私の許可を得てからにして下さいね」
みやこが真っ直ぐに俺を見詰める。
「それでも、ももこさんの目を見てお話しするのは絶対禁止ですからね」
しかしその瞳には、何も映ってはいなかった。
「解りましたか?」
目の前にいる少女は本当にみやこなのだろうか。俺の知っている、あの可憐で優しい女の子なのだろうか。
「わ、か、り、ま、し、た、か!?」
「ひぎゃッ!? は、はひ!! わ、わかりまひたぁ!!」
初めて聞くような強い口調で何事か喚きながら、みやこは思い切り俺の亀頭を握り込みぐりぐりと捻った。
みやこが、何を言っているのか解らない。全然、解らない。
だけど、今は一秒でも早くこの責め苦から開放されたかった。ただ、それだけだった。
「宜しい。それじゃ、そろそろスッキリさせてあげますわ」
みやこは俺の答えに満足したように満面の笑みを浮かべると、勢い俺の物の根元を抑えていた手を緩め、
中に溜まった精液を搾り出すように一気に亀頭までしごき上げた。
「ヒッ…………!!」
更に反対の手はこれでトドメ、とばかりに爪の先で亀頭を強く抓み、思い切り捻り回す。
「ギぁ、か、はぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛!!」
根元から我先にと込み上げてくる大量の精液が、最後の絶頂により湧き上がってきた
新しい精液に押し出され、まるで噴水のように一気に噴出した。
身体中の神経がその先端部分一点に集中し、他の回路は全て遮断されたような感覚の中、
ただ射精刺激だけが延々と、断続的に脳に伝わる。
俺の物がびくん、びくんと脈動するたびに、残った精がビュクビュクと勢いよく飛び散る。
尿道を精液が通り雛先で弾け飛ぶ、その快感だけでまた絶頂を迎えてしまいそうだった。
壮絶な絶頂感と重い疲労感に満たされながら、俺の意識は真っ暗な闇へと落ち込んでいく。
視界の全てが黒く染まる中、ただみやこの微笑みだけが闇の中に浮かび続ける。
「私の可愛いかおるさん。今日の約束、絶対に忘れないで下さいね……」
意識が完全に消失する刹那、本当に愉快げな笑い声が頭の中に響いた気がした。
END
以上です。ってかなんだこれw
>>722みたいなのを目指したのに……みやこが俺の中で狂った……orz
うわおう! GJ! 先を越された感じだ!
やっぱみやこさんは妄想を重ねるたびに怖い人になっていくものだなァ。
732 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 13:07:06 ID:OE08J99H
GJ!!
みやこさん怖ぇ。
おーGJ!!
男体とかふたなりとか受け付けなかったけど
みやかおなら何でもイケそうだ
…ええいたまにはかおるもみやこを大好きな甘々はないのか
スルー!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょ、GJww
お仕置きされるかおる不憫過ぎw
みやこさん、素晴らしい調教ぶりですね
色んなものがリアル過ぎる
ももこと何が・・・
かおるは女の子だからいいのに……
むしろ、みやこやももこにチンコが生える方向性で。
みやこになら
「まあ大変。わたしの股間にこんなものが。
わかりましたわー。わたしの性別を超えた恋を成就してくれるために、神様がプレゼントしてくださったんですねー、ありがとうございますー。
かおるさーん、待っていてくださいねー、いますぐ中出し妊娠させていただきますわー」
みやかお小説の共通点はみやこの深く歪んだ愛
異論は認める
>>737 わかってる、みんなわかってるさ。だが女の子の良さがあるからこそ、
フタナリや性別転換ものの良さってものも成り立つわけで。
オレはチンポ→クリに脳内変換した(・ω・)
742 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 17:46:21 ID:xYWooHmy
ブロとバブが何かあったんじゃ無くてバタがバブの前でブロの話ばっかりしてたから今回の事になったのかと妄想
新EDでバタとブロがくっつきすぎてるから今回の事になったのかと妄想
↑ソレダwww
それを言ったらみやこさんなんて
自分からたかあきに抱きついたくせに
「あ、イイ事思いつきました〜! 他の人に抱きついてみせれば、かおるさんも少しは妬いてくれますわ〜」
↓
丁度いいところにタカちん登場、これ見よがしに抱きつくみやこさん
↓
かおる、大して気にもかけずももことほっぺスリスリ
↓
「…わたしが本当のレイプのやり方を教えて差し上げますわ〜」
という流れなんだろうな。
しかしアレだ、妙に白い衣装の三人といい、佇まいが実に儚げなタカちんといい、
まるですべてが終わった後に死後の世界で楽しく遊ぶ一同、みたいな感じだよ新ED。
そうか、全滅エンドの伏線か…………って、
このアニメの世界観に全滅エンドはありえんな
や…何度も言うようだが
かおるはみやこの方へ走ってる最中一瞬恐い表情した
みやこ気付いてないのか…たかっちゅんに抱きついてたから見えなかったのかも
死後の世界ってのが妙にしっくりきてしまった
まあ、あれが死後の世界チックに見えたのは個人的に花畑が怖いから、って事もあるんだが。
み「だーりん浮気は許さないっちゃですわ!」
>電気イス
か「あ、あああ〜!」
このスレ見てるとかおるが不憫に思えてきた
それでもかおるはみやこさんが好きなんだよ
ドMじゃねえかwwwwww
まぁ、かおるは間違いなくMだろうが
ところで俺はどうしてもみやこにさん付けしてしまうw
754 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 23:05:48 ID:thPaNlmK
ももこが蚊帳の外な状態に…
こんな時こそ坂本だ!
「んぐんぐ……ッくぅ〜! やっぱり不死屋のケーキってサイコ〜!」
「それで何個目だよ……お前、ホンッと甘いの好きな〜」
「うん! 大好き!」
「………///」
「……なによ、そんなに物干しそーに見たってあげないからね」
「なっ、だ、誰が物干しそうにしてんだよ! いるか、そんなの!」
「そんなのとは何よぉ、これは不死屋復活祭限定100個の特別な……」
「あ〜はいはいはいはい」
「ぶ〜! いいわ、一口食べたらかおるだってきっと好きになるんだから!」
「そんなたいそーなもんかね……って、な、なんで近づ……んムッ?」
「んっ……ちゅ、く……っぷぁ……」
「な、な、なななななにしやがんだイキナリ!」
「どう、この控えめな甘さの中に隠れた濃厚な生クリームの風味……ちょっとは伝わった?」
「伝わるか! 一口食わせりゃ済む話だろ!」
「一口もあげるなんて、もったいないじゃない。さっき飲み込んだばっかなんだから口の中にちょっとは残ってたでしょ?」
「解るか、そんなのっ! だいたい、お間の口ン中っていつも甘いんだからよっ」
「ふぇ? ちょ、ちょっと、何言ってんのよぉ、かおるったら……」
「あっ、え、いや! その、違う! じゃなくて、違わないけど、その、だから……」
「何テンパってんのよ……こっちまで恥ずかしくなるでしょ。いいわよ、別にかおるが私の味知っててもヘンじゃないし」
「お、お前の味って、その言い方は……」
「知らないとは言わせないわよー?」
「…………なんでそーゆー話になるんだよぉ……」
「かおるから言い出したんでしょ」
「う〜……」
「くふふ。でも、そっかぁ。ふ〜ん、私の口って甘いんだ? じゃあちゃんとケーキの味、わかる様にしないとね〜」
「って、だから何で自分の口に含むんだよ……ちょ、また、ふぐっ」
「んム……っ、くチュ、プ……ンッ」
「……ぷはぁ! ケホッケホッ! お、お前なぁー……」
「これでどう? ね、美味しかったでしょ?」
「だ、だから…普通に食わせろって……」
「だから、もったいないって言ったでしょ。一口を一緒に食べる! 我ながらナイスアイデア!」
「どこがだっ! でも……ン、確かに美味かったな」
「でしょでしょ〜!? でももうあげないからね〜」
「なんだよそれ! もう一口よこせ!」
「わ〜、何期待してんのぉ? かおるったらやらしーんだ」
「は? って、違うっての!! 普通に食わせろつってんだ、ふ・つ・う・に!」
「だーめ。代わりに後で甘〜い私を食べさせてあげるからぁン♪」
「────ッ」
「……な、なんでそこで止まるのよぉ! このエロ!」
「ちょ、おま! エロ言うな!」
「かおるのエロー! エロス人ー!」
「黙れ、黙れー!!」
そんな…オチにみやこさんがいないなんて…
ももこには坂本かケンか博士か姫子かピーチを
「おっはよー!」
「おー……朝から元気いーなお前は」
「そーゆーかおるは元気ないわねー。私が元気注入したげるっ」
「おわっ! 待て待てっ」
「なによ、今更ナーニ恥ずかしがってんのよ。誰も見てないって」
「いや、そーじゃなくてな……」
「んー? だから何よぉ、素直に言わないともう口聞かないわよ」
「ちょ、それは……!」
「嫌でしょ? だったらさっさと白状なさい」
「お前、ほんとずりーよなぁ……。はぁ……だから、その……カレーをな……」
「カレー?」
「昨日、夕飯がカレーだったんだよ。で、その残りだってんで、朝っぱらから、さ」
「はぁ……?」
「食ったあとちゃんと歯磨きしたんだけどよ、まだ口ン中に残ってるかもって思って……」
「ふぅん……それがどうしたの?」
「いや、だ、だから! お前、甘いもん好きじゃねーか!」
「……………」
「だから…………」
「プッ!!」
「へ?」
「あははははははッ!! そっそんな事気にして……くっ…ぷふふふふ!!」
「な、なんだよー! そんなに笑うことねーだろぉ」
「だっ、だってぇ〜! くふふふ! も〜、かおるったら!」
「ちょ、いきなり抱きつくなって!」
「誰も見てないからいーでしょ〜? それに私、甘い物好きだけど別に辛い物が苦手ってこと無いからね」
「え? そーなのか? なんだよ、気ぃ使って損したぜ……」
「……ねえ、私ってそんなに甘い物好きに見える?」
「見えるも何も、甘い物以外受け付けないって勢いを感じるぞ?」
「失礼しちゃうわね〜! 私だって普通にご飯もカレーも食べるわよっ! それに……甘い物より、もっと好きな物もあるんだからね」
「マ、マジで!? そんなもんあんのか!?」
「そ、そこまで驚かれるような事? ちょっとショックかも……」
「っと、ごめんごめん。で、何だよ、その甘い物より好きなのって」
「……………」
「…………?」
「ヒント。今私のすぐ傍にあるものです」
「な、なんだよいきなり? んー、すぐ傍ねえ……弁当の中身かなぁ」
「ぶー。違いますー」
「じゃあオヤツでも持ってきてんのか?」
「ぶっぶー! それは甘い物でしょー。確かに持ってきてるけど」
「んんー……近所になんか店でもあんのか?」
「ぶぶぶー! もっともーっとずっと近くー!!」
「んむ〜〜? ごめん、もう一個ヒント!」
「ホントにわかんないのぉ? じゃあ起死回生の一発逆転スペシャル特別ヒント!」
「はいはい」
「それは私が毎朝おいし〜く味わってるものです」
「…ふむ」
「でも今日はまだそれを頂いてません」
「…ふむ?」
「カレーのせいで頂けませんでした」
「カレー? ……って、まさかその、もしかして……」
「うふふ、わかった? 私が甘いものより好きなもの。世界で一番────」
「お前んちの朝もカレーだったのか?」
「ガクッ ……な、なんでそーなんの……」
「いや、そのせいで大好きな母ちゃんの朝飯が食えなかった、とか……」
「ぶ…………」
「ぶ?」
「ぶっぶー!! ぶー! ぶー! ぶぶぶー!! ハズレ! 大ハズレ!! バッッッッカじゃないのぉ!!?」
「なっ!?」
「もー、知らない! かおるのバカ!」
「な、なんだよぉ!? ワケわかんねえ!」
「うっさい、バカ! バカ! バーカ!!」
「声がでかいって! ってか何度も言うな!!」
「エロバカ!」
「エロは関係ねーだろ!!」
760 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 05:52:34 ID:XySC9c7t
あのドラマ。市長と校長じゃ無くてみやかおでやれば良かったのに>老夫婦 そして桃から産まれるのはももこ…っと
初期OPみやこさんバージョン
すぐに届きそうな理想より もっとずっと欲しいものがあるの
↓ ↓
たかあき かおる
ももかおGJ!!!
も「ねーねーどうすんのかおる〜v」
か「ど、どーもしねーよっ知るかあんな手紙!!」
も「まったまた〜かなり気になってるくせにーv(うふうふ)」
み「かおるさんも女の子ですもんねv」
か「ばっバカじゃねーの!?キョーミないねっ
貰ったからって別にどうも思わねーし
どうもしねーし!!オレはいつもどおr!(ゴッ!)」
も「めちゃめちゃ動揺してるじゃん」
か「んなワケねーっつの!!フツーだよ!!」
も(くすv)
りぼんの台詞そのまま載せてみた
かおるさん・・・
女の子にもてる女の子がラブレター貰った事ないなんて
みやこさんが全て焼却
納得…と言いたいが
みやこさんはそんな事しない
俺もリボン買ったが
赤面可愛かったな・・
ラストのキラキラしてるかおるとか、
それをクスクス後ろで笑う二人とか
もう受けオーラ全開
コミクスまだか
兄者、落ちつけ。
バン
バン ∧_∧
∧_∧ (´<_` )
(#´_ゝ`)/ ⌒i
∩ \ | |
./ /ミ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ |
(二つ/ PPZ /| |_
`\ /_____/_(u⊃
ずれてませんよーに
ずれた…or2
今日で兄貴がいもうと萌えだということが良く分りました
かおる、可愛がれ杉wwwwwww
なんつーか、俺がかおるにやりたいこと全て兄貴がやってくれたww
しかしまさか風呂まで一緒とは、エロすぎやしないか
774 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 09:37:57 ID:HChQPjtG
一緒なんじゃなくて脱衣場で鉢合わせしたんじゃない?俺の間違いか? まぁ兄弟×かおる読みたくなったぜ!
しかし注目すべきは最後の みやこinかおる だと思う
みやこinかおる。
内股になってんのがかわええな、
しかしおしとやかなブロに正直ドキュンと来たぜ
おk ズレ修正
__lヽノヽ、
,{\ヽ /} ヽγ ヾ V 流石だよなももこ
/ >γ´⌒`ヽ ∠oNM/o >
. lん( リ)) ノ) ) <(゚д゚ <ノゞξγ´⌒`Yξ
. | ! iヾパД゚ノ)/  ̄ ̄ ̄ /ヘ)) ソ ; ,_ノ゚^‐、)ソ さるげっちゅー
ノノl lと)」=L!/ PPGZ /_|_|___(ろ ゚ヮ゚ノろ__
 ̄ ̄ ̄`\ /______/ u⊃ ∪ ̄ ̄∪
778 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 21:43:14 ID:HChQPjtG
白金姉妹が結構仲良しだったのでなんか安心した
て事で白金姉妹で…百合か
780 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:47:58 ID:GadwIFzQ
モジョに負けてあんなことやこんなこと・・・
今更予告見て吃驚した。女装少年ネタ!? ドコまで行くんだ、PPGZは。
そうかあれ女装だ
見なおして気付いたんだけどさ、
冒頭かおるが一人っ子になりたい宣言した直後、みやこすげー切ない顔するんだよね。
家族そろっての食事は云々とか、なんか淋しい子に見えてきた。
愛に飢えてないのか
あーかおるがご飯独り占め云々言って笑ってた時とベルトが鳴る前の間の
……かおるへの片思いの表情か
「かおるさんと結婚したら
たくさんお料理覚えなくちゃいけませんわぁ」の表情だと思ってた
そっかみやこさん……
786 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:17:07 ID:37lFaxm1
最後に又別に入れ替わってたけど…みやこさんがかおるの身体に入った後どうなったか見たかったぜ…取りあえずまたプロレスか?
「かおるさんの身体ドゥフフフフフフフ
788 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 09:43:55 ID:gJT6PPoV
みやこはかおるの兄についてどう思ってんだろうか かおる母とは気が合いそう
みやこの異性の好みがタカちゃんであるなら、かおる兄は正反対のタイプだと思う。
入れ替わりのおかげで単発ネタをちょっと思いついたんで、今、慌てて書いてみたのを投下敢行。
バツの悪そうな笑顔の自分が、目の前にいる。別に初めての事ではないが、だからといって慣れている
わけでもない。
「……とりあえず、またこのまま一日やり過ごすしかないわねー」
みやこが――いや、みやこは自分だ。だから自分の姿で苦笑いしているのはももこで、その隣りで凝固
しているももこの中身はかおる。となれば、今自分が収まっているのはかおるの身体。
「…ややこしいですわ〜」
みやこは溜息を吐いたが、その声がかおるのものである事にドキッとする。今日一日、今度はかおるを
演じねばならないようだ。
それならば。
「あ、ももこさん。わたしの部屋から取って来て欲しいものがあるんですけど〜」
「……かおるの格好でそういう話し方、すっごい不気味」
「うふふ〜」
やらなければならない事がある。かおるの身体が、自分のものである内に。
父、兄、弟の技の猛襲を何とか避け、みやこはかおるの部屋に引き上げた。今は自分の部屋だと言える。
「…さて、こうしている時間はありませんわ…」
それぞれの家に帰る前に、ももこに頼んで持って来て貰った小物入れを開ける。その中に。
「良かった、やっぱりこの中にありましたわ〜」
化粧品や香水等、ささやかな小物の中に埋もれて、お目当てのもの――デジタルカメラの丸みを帯びた
角が覗いていた。 本当はビデオで動画が撮れれば良かったのだが、残念ながら持ってない。
「でも…これで…」
震える手でカメラを取り出す。その手にかかる己の息が、吃驚するくらいに熱い。
服も下着も脱ぎ、一糸纏わぬ全裸になる。かおるの部屋の何処を探しても鏡が見あたらないので、仕方
なく、小物入れの中から小さな手鏡を取り出した。
「…かおるさん…ごめんなさい…」
罪悪感はある。あるのだが、それとは比べ物にならない程の大きな情動に突き動かされ、手鏡を大きく
開いた脚の間に差し入れる。
「…か、かおるさんの…!」
小さな手鏡に映し出された、その部分を凝視する。はっきりとは解からないが、どうも自分のものとは形が
僅かに異なるようだ。興奮のあまりブルブルと震える指先で、柔らかい肉の合わさり目をそっと押し開く。
「…はあぁッ…! かおるさんの、カワイイッ…!」
かおるを想っての自慰が習慣づいてしまった自分とは違い、おそらくは己の指で触れる事も滅多にないの
だろう。同年齢の自分のものと比べても明らかに未発達な柔肉が、それでも粘膜をぬらりと光らせている。
「……はぁ…眺めてばかりは…いられませんわ〜…」
もしもかおるの家族に知られたら、という緊張感と、かおるの身体を最も近い距離で視姦する事の罪悪感
とが、極度の興奮を呼び起こす。喘息の発作を起こしたかのような窒息感すら感じながら、みやこはカメラの
メモリーを確かめた。大丈夫、容量は充分にある。
顔も。胸も。かおるが羞恥して已まない“さきっぽ”も。
今や大きく割り開かれた、秘めやかな場所も。尻の谷間に埋もれた、恥ずかしいところも。
かおるが日頃隠している、全てのものを。
やはり興奮し過ぎたのだろう。カメラの容量を使い切る頃には疲れ切っていた。それでも、予備のメモリが
あれば、と惜しく思う。後は――かおるの身体を思うがままに貪ってみたかったが、客観的には自慰であり、
万が一それが家族に知られでもしたら、それはあまりにもかおるに対して申し訳なさ過ぎる。自らの身体に
後ろ髪を引かれる思いに耐えながら、ベッドに潜り込んだ。
全身がかおるの匂いに包まれて、結局、夜明けまで眠れなかった。
「いや〜、やっと自分の身体に戻ったぜ! しっかし何だよお前の妹! もう二度とゴメンだな」
「あたしもみやこの家はもういいわ。あんな静かな部屋に一人っきりって、何か怖いし」
無事に自分の身体に戻れた安堵からか、先程から頻りに不平を漏らすももことかおる。無邪気に騒ぐ二人
を眺めていると、ただただ後ろめたさだけが募る。それでも。
「…何だよ、みやこ。さっきからニヤニヤして。俺ンちで何かあったのか?」
「い、いえ〜、何でもないですわ〜」
これから家に帰って、撮った写真を観賞しよう。そこに何が写されているかを、それ以前に自分の身体の
隅々までも撮られてしまった事を、かおるは知らない。知る由もない。
みやこは一人、笑顔を深めた。その笑みの理由すら、かおるは知り得ないのだ。
その事実が、暗い快感となって、みやこの小さな身体をザワリと波立たせた。
終わり
以上、衝動的な小ネタに1レス容量60行使い切り恐縮至極〜。も少し細かく分けた方が良かったかも。
まあ、みやこさんデジカメなんて持ってないだろうけど。
うおーーwwwGJwww
みやこ幸せすぎだなw
みやこさんったらまったく…可愛いな!
GJだよ!!
795 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 18:25:56 ID:T7Hi87GM
みやこさん家族と楽しく食事したいならやっぱり松原家と一緒になったほうがいいな!かおるだってマンションの部屋より断然広い訳だしあの広さでは2人は広過ぎるしな
皆でかおるん家にお泊りしたら楽しいだろうな。
で、ベッドで二人に板挟み状態で眠れないかおるちゃんでしたとさ
何故かみやこさんが松原家でお夕飯食べてるシーンが簡単に浮かんだ
おかず取り合うかおる達を呆然としながらみてるみやこさんや
かおるママンに「おかわりいる?」って聞かれて「平気ですわぁ」って笑むみやこさんとか
かおるの兄貴はアレだ、妹の友達の女子中学生に惚れられるかなり旨味なポジション。
でもあの兄貴は爽やかさが朴念仁の域にまで達していそうなので、ももこがどれだけ
デレデレ擦り寄っても「子供に懐かれた」くらいの受け取り方しかしないかも。
799 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 23:42:27 ID:lkVfb/rw
GJだったぞ!!
みやこさんの部屋にはパソコンがあった気がするからデジカメの一つや二つ!!
しかもかおるをしばって撮影していたビデオはもちろんマイビデカメ!!
松原一家は素晴らしいな。毎晩プロレスごっこしてんだろうな。もえす。
一番家族の描写多いのは松原さん宅だよな。凄く賑やかでおもろいわw
ももこ母のサバサバ感も良いんだが(喧しい娘共と正反対なのがまたw)
残るはミラノに居るみやこさんの両親だが、登場は無理かな・・・
やっぱりプリ白の両親みたいに甘々なのかな
801 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 07:39:52 ID:L3vOyYQi
何故か急に壮一郎×桜子が読みたくなった…最近出番が無いからかな?
802 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 08:00:28 ID:dY++CAf8
沖縄県の方へ(命に関わる注意事項です)
沖縄県での選挙ですが、どうか民主党だけは避けてください。県民の生命に関わる可能性があります。
民主党の最大の公約は一国二制度(※)ですが、一度「一国二制度 沖縄」等で検索をお願いします。
この際、民主党のHPで調べても良いです。以下の注釈↓と矛盾することは書いてないはずですから…
※一国二制度
簡単に言えば沖縄を中国と日本の共有物にし、そこに3000万人の中国人を入植させます。
(つまり沖縄人口の 96% を中国人にして、実質、沖縄を中国人の居住地とします。)
さらに「自主」の名の下、沖縄で有事が起きても自衛隊は干渉できません。
3000万人の中国人が、少数派となった130万人の日本人に何をしても、です。
そして中国人の反日感情の強さは、ほとんどの日本人の理解を超えるものです。
今回の選挙で民主党が勝った場合、「自主」「発展」を連呼しつつ段階的に進めていくことになります。
自主と言っても、自主を認めるのが「住人の96%が中国人となった」後だということに気をつけてください。
発展と言っても、新沖縄の少数派となった「少数民族日本人」の発展ではないことに気をつけてください。
>>799 あ、言われてみれば思いっきり撮影してたな、みやこさん。忘れてた。
みやこさんはかおるのどこが好きなんですか?
男気
ときどき見せる可愛さ
あと優しさ
かおるさんは後ろから見たときのあのうなじがえろ過ぎるんです〜
じゃあかおるはみやこさんのどこが好きなんですか?
「えっ?あ、えっと・・・匂い?」
810 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 23:52:20 ID:emE9kjE+
みやこはかおると仲良くなる前からファンっぽかたな!
憧れですわ〜
今思うと、女子の間で有名なかおるに憧れを抱いていたのはミーハーなももこでなくて、
みやこだったのは不思議な話だよな
それは…あれだ…ほらねぇ?
みやこはきゃーきゃー騒ぐタイプというより
ひっそり憧れてそうなタイプで百合さも高そう
ももこはいくら男くさくてもメスには興味ないだろうしな
何故かみやこさんからは百合臭…いや百合オーラがみえる
815 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 08:54:28 ID:txwGZJ86
何かもう、みやこ×かおるに萌えるスレになってきてるなー
「で、どんなふうに憧れてたの?」
「いやですわももこさん、真っ昼間からそんな事訊くなんて〜。あんな事やこんな事やそんな事まで
したいくらいに憧れてただなんて、わたし恥ずかしくって話せませんわ〜。うふ、うふふ、うふふふふ〜」
「…え? それって、憧れ…なの?」
>>うふうふふ
きもすwww
―そのとき かおるに悪寒が走った―
―そのとき かおるのオカンが走った―
820 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 01:08:32 ID:eMBYMPrl
みやかおはパワパフZのなかで王道カップリングだな。
ももかお、みやかおはあっても
なぜかももみやは無いな。
みやこの声優の過去の仕事を考えればももことは相性がいいはずなんだがな
少ないがゼロではない
冬コミで、「パワパフ魂」のふうたのマンガが、もも×みや
ももことみやこは恋愛関係とゆうより友達って感じ
自分としてはももみやは友情百合くらいがちょーどいいな
「ももこさんのおっぱい、相変わらず気持ち良いですわ〜」
「ちょ、ちょっとコラ! も〜、アンタ洗いっこする度に触ってくるわねーっ」
「でもほら、人に刺激してもらうと大きくなるって言いますし〜」
「え? ホント!? じゃ、じゃあもうちょっとしてもらおっかな…」
「はぁい。もみもみ〜♪」
「ンッ、ふぁ、な、なんか手つきがヤラシくない?」
「そうですかぁ? ももこさんがエッチなだけなんじゃないですか〜?」
「むっ! じゃあアンタにも同じ事してあげるから比べてみましょーよ!」
「え? い、いえ、私はこの大きさが気に入ってますから〜」
「いーから遠慮しないで、ほらぁ!」
「きゃああ!!」
「わっ!? な、なによいきなり?」
「…………」
「……だ、大丈────」
「憤破!!」
「──ピきゃあ!!」
「ももこさん、成長期のおっぱいは、もっと丁寧に扱わないといけませんよ? ……聞いてます?」
「ア、アンタね……ソコは、反則……」
「大丈夫ですわ、第二間接までしか入れてませんから。破れてませんわ〜」
「そ、そーゆー問題じゃ……」
(な、なんかヘンな雰囲気になってきたな……俺にも被害が及ばねえうちに逃げるか……)
「……どーこ行く気!?」
「ッきょあああ!!」
「うっわわわ!!! ね、根元まで入っちゃった! エンガチョ!!」
「だ、大丈夫ですかあ、かおるさん!?」
「も、ももこぉ〜〜〜〜〜ッッ! ……てめええ……生は、ヤバイだろ……」
「アハハ……私も似たよーなコトされたんだし、おあいこってことで……」
「おめーにやったのはみやこだろぉ〜〜〜!!」
「ねぇ、それより指、まだ臭う?」
「ん〜、まだ少しかおるさんの匂いが……」
「俺の匂いっておまっ! 俺はそんなトコの匂いしねーってのぉ!!」
「まあまあ、あとでお薬塗ってあげますから〜」
「はぁ!? ンなもんいらねーよぉ!」
「ダメですよ、痔になったら大変ですよ。それはもうおトイレに行けないくらいの激痛らしいですよ〜?」
「そ……そーだとしてもよ、自分で塗るから……」
「いえいえ、自分じゃ見えない所ですし、やっぱり私がしてさしあげますわ〜」
「いいってば! だいたいの場所は解ってるんだしよ」
「いえいえいえいえ、しっかり全体に満遍なく、しわの一本一本にきっちりすり込まないと……ハァハァ」
「ちょ!? も、ももこ! 助けろ! 元はと言えばお前が……って、なななななにやってんだおめえー!!」
「ハァ……ふぇ? あ、なんかみやこに揉まれたトコが熱くて……やっぱり人にしてもらうと違うのかなあ……」
「知るかー!!」
「そうだ、かおるにもしてあげよっか?」
「いるかー!!」
「おっぱい〜っ」
「お尻〜っ」
「助けてー!!」
ももみや百合気味ネタのつもりが
いつの間にかどう見てもかおる総受けです。本当にありがとうございました。
これはいいアナル指入れですね
ちょwおまっwwなにこのwwwwwwww
>「おっぱい〜っ」
>「お尻〜っ」
>「助けてー!!」
なんか妖怪化してね?www
829 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 08:10:02 ID:Pt980Z0o
今週もスゲー…
服をマジに誉めるみやこはやっぱ天然だったなw
831 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 17:15:13 ID:Pt980Z0o
今週の話しでバブルスがバターカップ好きなのがわかった気がした
832 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 17:20:43 ID:eMBYMPrl
>>831
どこらへんがか情報を求む!!
833 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 19:05:36 ID:Pt980Z0o
みやこは男がスカート履いてても褒める→男っぽい女が好み(逆かもしれないが)→かおる萌え
そーいうことかww
ショタじゃないのにボーイズが恥ずかしがるシーンで何かを感じた。
かおる「俺なんかよりよっぽど可愛いーぜ!!」
演技とはいえ、なんかすっごく新鮮な台詞だ・・
かおるは自分の容姿とかどう思ってるんだろう
少なくとも、自分が「可愛い」とは思いたくないんだろう
838 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 08:45:06 ID:u5IyyPZr
835
RRB受けも有りかもしれないね 女に犯されるなんて彼等にとってはトラウマ物だな…
>>836 とりあえずももこは「スーパープリティ、ラブリースマイルのあたしの顔をぉ〜!」とか言っていたが
ももこが言うと全然アホに聞こえるのは何でだろう
そりゃもちろん、言ってる本人がアホだからだ。
841 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 19:50:41 ID:u5IyyPZr
あの忍者服もっとあっちこっちにスイッチがあれば面白かったのに
股間にスイッチが!
843 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 03:12:39 ID:PNmqfQ/1
押すと服が脱げるとか?
脱出スイッチを押したんなら、スポーンと忍者服から中身だけスッポ抜けるのが正しいってもんじゃないのかい
845 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 09:19:53 ID:PNmqfQ/1
あの後、みやこ「ボーイズの皆さんも似合ってましたけど、かおるさんが一番ですわ〜」とか言ってればいい
むしろかおるの服を着たいみやこさん。
かおるさんのブラッジャはぁはぁ・・・
848 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 07:58:44 ID:MYJKfdH4
バタカはブラしてない気がする…
1.スポーツブラ派 2.サラシ派 3.ブラジャー?何それ派
俺は1
変身後にたまに胸の膨らみが見られるのはよくあるんだけどさ、
冨田さん作画の日なんか(ガールズ解散)
変身前のかおるのあのボーイッシュな服に僅かに膨らみが見られるのが非常にエロい。
かおるも女の子だぜ
851 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 18:14:46 ID:MYJKfdH4
ブリック「洗いたてだから大丈夫さ!」
そんな事はないだろ!!
ガールズでエロじゃなくて普通の漫画描きたいけどネタが思いつかない
だれか(ry
854 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 10:21:21 ID:ge7aEK21
二人っきりで買い物とかどう?
かおる×ももこ?
生活苦に追われてろくに悪事も働けないモジョの一週間。
みやこの一週間ストーカー記
マジレスするとみやかお甘々漫画が読みたい
ここのみやかおぶりは異常
>>854 かおる×みやこ で軽く思い付いたのが、
かおる「悪いな遠くまで歩かせてしまって」
みやこ「そんなことないですわ」
今日はかおるがサッカーのスパイクを買いにスポーツ用品店に来ていた。
本来なら一人で来る予定だったが、何処でかぎつけたのかももこが、
ももこ「かおる明日買い物にいくんでしょ!?だったら私達もついていく!」
なぜついてくるのかわからないが断る理由もないので承諾をした。
が、今日ももこはいない。
昨日お菓子を食べていたら強烈な腹痛に襲われとても行ける状態ではないそうだ。
なんだその理由は。と思いみやこと二人で買い物にきたわけだ。
みやこ「ももこさん大丈夫でしょうか?」
かおる「あぁ気にすることねぇーよ。どうせ明日には菓子でも食ってるよ」
みやこ「でも〜」
かおる「あっみやこは行きたいとこないのか?」
みやこの言葉を遮る様に言った。
みやこ「えっいいんですか〜?じゃあ…」
み「ラブホでやらないか」
みやこが服を買いたいとのことでみやこ行き着けの店に着いた。
どう見ても‘女の子’向けの店である。
正直入るのにも気が引けるが自分も買い物に付き合ってもらった以上入らないわけにはいかない。
自動ドアが開くと言いたくないが可愛いと言う言葉がよく似合う店だ。
みやこパタパタと先に行って商品の服に隠れ見えなくなってしまった。
当然見てもどうしようもないが只立ってるのもなんなので一応見て周り事にした。
みやこの事もたまに確認しながら。
しかし、この店の商品も雰囲気も周りの客も‘女の子らしさ’がプンプンする。
そんなこと当たり前だが、自分だけ浮いてるのもわかる。
別に腹を立ててるわけじゃないが楽しくない。一刻も早く出たい気持でいっぱいだった。
みやこ「かおるさ〜ん」
ハッと気付くとみやこが服を持って立っていた。
かおる「もういいのか?じゃあ出ようぜ」
急かせる様に言った。
みやこ「実は〜かおるさんにこのスカートが似合うんじゃないかなと思って持ってきたんですよ〜」
かおる「ゲッそんなの持ってくるなよ」
スカートは履かないと知ってるくせにわざわざ持ってくるみやこがよく分からなかった。
みやこ「まぁまぁとりあえず試着してみませんか?絶対似合いますよ〜」
この店の店員じゃないかと思わせるくらい言い寄って来た。
かおる「い、いいって言ってるだろ!」
軽く突き放したつもりだったのに、想像以上にヒョロイみやこの体が軽く飛んでしまい倒れてしまった。
かおる「あっ!みやこ大丈夫か!?」
急いでみやこに駆け寄る。
みやこ「だ大丈夫ですわ」
イタタといった感じで苦笑いの表情で言った。
かおる「ご、ごめんそんなつもりはなかったんだ」
みやこ「私こそすみませんですわ。嫌がってるかおるさんを無理矢理…」
お互い沈黙し気まずい空気が流れる。
みやこ「ここで大丈夫ですわ〜」
かおる「そそうか…?」
かおるはみやこを家の近くまで送っていた。
かおる「…じゃあな」
みやこ「さようならですわ〜」
かおるの声は明らかに低く元気なかったが、みやこはいつもの声だった。
翌日
みやこ・かおる「あっ」
みやこ「あっあの…」
かおる「これみやこにやるよ」
かおるから受けとった紙袋を開けると
みやこ「あっこれ私が欲しかったブーツですわ〜でもどうして?」
かおる「昨日そのブーツ何回も見てたしひょっとしたらと思ってな。それと昨日は…」
みやこ「ごめんなさい。私かおるさんと二人っきりで買い物が出来るのが嬉しくて浮かれ過ぎてしまいましたわ」
中止
ちょっ( ̄口 ̄)ち、中止って…
ちょwwwすげー良い雰囲気だったのにw
そこにももこ乱入ですよ
かおる「えっ?」
みやこの言葉を聞き取れずおもわず聞き返したが、
ももこ「おっはよー!昨日はごめんねーでももう大丈夫よ!リーダーたるものこのくらいじゃあへこたれないわ。あっかおるがみやこに渡したのって何?お菓子?ずる〜い!私にも頂戴よー」
久しぶりに登場したももこはこれでもかと言わんばかりのマシンガントークでかおるとみやこを圧倒する。
かおる「ち違げぇよ!」
その場を離れ教室に向かい、走る
ももこ「あっちょっと〜!私にも頂戴よー!ねぇってば」
遠ざかる二人を見てみやこはかおるにもらったブーツをギュッと抱き締めた。
ももこさんが当日これなかったこと。ももこさんの事も心配だったが、それ以上にかおるさんと二人で買い物すること、歩くこと、話すこと全てが嬉しかった。
お店についてきてもらえて嬉しかった。
でもかおるさんはつまらなさそうで、どことなく悲しい顔もしてた気がした。
スカート履かないってわかってたけど、いつものかおるさんでいてほしかったから。
でも…
ブーツを強く抱いた。
新品の匂いがする。
気のせいかな?一瞬かおるさんの匂いもした。
って言う無茶苦茶な話の漫画を描いてみたい。もちろん自己満だけどqrz
新品のブーツにちょっと足通してみたらかおるの足の匂いが移っちゃったわけだ。
869 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 20:43:04 ID:fBb92iZS
GJ!みやかおに限らずこういうのは良いですね
870 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 06:39:59 ID:Ie+nO7xx
明日は動物コス多そうだな…
ところで、録画したまま放置してた先週分を今更見たんだが。
最後の「ちがーう!」と駆け出すシーン、ももこの服がスジに食い込んでるな。
来週はみやかお修羅場ですね
来週かおるが大変なことに!
てか誰ーー!!
来週の結果如何では我が心のみやこさんが魔王と化す。
876 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 11:16:57 ID:Rnhio4Ba
心配ないさ…あれ多分覆面取ったお父さんだから
みやこさんったらめちゃ冷ややかな目でみてたな
みやこを怒らせるか泣かせるかおまいらならどっち
どっちにしろかおるに待ってるのは歪んだ愛の制裁であることは間違いない
来週がほんとに待ち遠しいな・・
しかしどうやったらあんなに更生するんだかおる!
ボーイズが女装したかと思ったら、続いてかおるまで女装か。
女装っていうなー!
882 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 00:05:10 ID:cqQs06Iw
あのかおるの洋服チョイスはみやこが選んだんだろうな。
みやこなかなか萌所をつついている。
かおるのあの爆発頭毛からどうやったらあんなに綺麗になるとですか
実はきちんと手入れしたらああなるってことかな
だとしたら萌える。
職人さんはどこ行ったんだ?
職人さんだってお仕事があるからな
887 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 00:15:01 ID:JU7qmVES
エロくないし、ブリブロでいいなら書いてみたい話がありますけど…
カモーンщ(゚Д゚щ)
>>887 その話、詳しく聞かせてもらおうじゃないか!
890 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 00:54:52 ID:fwZHupjo
887です
「嘘つきももこの災難」の後の話って設定でブリブロを書こうかと考えています…でも反応してくれて凄く嬉しいです頑張ります!
絵のうpは無し?
894 :
うそつき:2007/05/05(土) 06:51:15 ID:VSUmhTQT
890です。ブリック×ブロッサム(ブリック→ブロッサムかも)が書けたので乗せます。
エロくない上にラブラブでもないです。
おまけにブリック宇宙飛んでたり、ボーイズにアジトがあったりむちゃくちゃです
それでもいいと言うひとだけ読んでください
895 :
うそつき:2007/05/05(土) 07:19:47 ID:VSUmhTQT
「嘘なんかつくんじゃなっかった・・・・」
そんな事を呟きながらブロッサムはもう泣くしかなっかた。
彼女は今日とんでもない嘘をついたのだ。
それは口を開くほどに簡単に大きくなり仕舞には地球はおろか宇宙中を騒がせるほどにまでなった・・・・・
皆に叱られるのを恐れた彼女は今、宇宙に浮かんでいる隕石に膝を抱えて座っていた
「はあぁ・・・・・・・・ん?」ブロッサムは後ろに何かの気配を感じ取った。まさか仲間二人がもう自分を見つけたのかと思いブロッサムは
顔についた涙を急いでぬぐった。だが後ろにいたのはまったく予想外の人物である事はその第一声でわかってしまった。
「よおぉ・・・バカ女!」その品のない生意気な声、今・・・自分が一番会いたくない人物だった。
「ラウディラフ・・・ボーイズ・・・!」ブロッサムの後ろにはラウディラフボーイズ・・・・のブリックが立っていた(宇宙なので正確には浮いていた)
「何しに・・・・来たのよ・・・・」ブロッサムは振り返らずにそのままの体制で話しかける。
「はあぁ!?何しに来ただ!!?」ブリックはなにやら腹を立てているようだ。
「何よ・・・どうせ私の事笑いにでも来たんでしょ?!」
自然と声が大きくなる、あたりまえだコイツは私達をバカにすることしか
考えてないんだから。
「お前に文句言いに来たんだよ!!」「ほら、やっぱり・・・・・へ?!」
自分の予想とは違う答えが帰ってきてブロッサムは驚き、後ろを振り返ってしまった。
896 :
うそつき:2007/05/05(土) 07:42:29 ID:VSUmhTQT
ブリックがいっきに喋り出す。
「いいか!オレはだな!お前があんなバカな嘘ついたせいでで!
俺達が暴れるの我慢して前々から考えてた
『大嘘で世界をハチャメチャ大作戦』が出来なくなっちまったじゃねーか!!
どうしてくれるんだよ!!」
・・・・・・・・・・・どうやらブリックは他の人達とは違う意味でブロッサム腹を立ててるらしい。
「な・・・・なによ!!その理由!!私だって好きで嘘ついたわけじゃないわよ!!」
相手がブリックだからなのか・・・謝る気にはならなっかった(まぁ理由も理由だが・・・)
「うるせーよ!いいか!!もうあんな嘘つくんじゃねーぞ!!嘘は俺達の専売特許だからな!!」
全く訳がわからないなんでそんな事をコイツに言われなければならないのか・・・・・やっぱり腹が立つ。
「うるさいわね!!アンタなんかに言われなくたって二度と嘘なんかつかないわよ!!」
ブロッサムはつい大声で叫んでしまった。
「ほ!本当だな?本当にもうつかねーんだな!?」念を押して聞いて来る。
「もう!・・・頼まれたってつかないわよ!そのせいで帰れないんだから!!」
「ん!!・・・・へーそうなのか・・・」「な・・・なによ・・・」
目の前の少年がニヤリと笑う・・・いやな予感がする・・・・。
897 :
うそつき:2007/05/05(土) 07:53:39 ID:VSUmhTQT
「じゃあ今は地球は暴れ放題なわけか・・・・」そういいながらブリックは怪しげな笑みを浮かべる。
「なっ・・・そんなことさせないわよ!!」突然の発言にブロッサムはつい立ち上がった。
「へへーん!じゃあ追いかけて止めてみろよ!お前は男の事なんかじゃなくて
オレみたいな悪者を追いかけてりゃーいいんだからな!!」そう言ってブリックは地球に向かって飛び立った。
「あ!!ま・・・・・待ちなさい!!!」ブロッサムもその場を飛び立った。
それから数時間で今日とんでもない嘘をついた少女は地球に帰ってきた。
途中敵を見失った彼女は今回の件で自分を探していた仲間達に捕まり
たっぷりお灸を喰らったのだと言う。
898 :
うそつき:2007/05/05(土) 08:14:46 ID:VSUmhTQT
数日後
「はあぁ・・・」
ここは東京シティーの外れの林の中。その中でも一番大きな木の上に
何やら見張り台のようなものがある、そこに帽子を逆に被り
赤が目立つ服を着た少年が座ってため息をついていた。
「ブリックーー!!」後ろから別の少年の声がする、こちらは青と緑が目立つ服を着ている。
「ねーねー!ついに暴れるのを我慢して作った
ぼくちゃん達の秘密基地が完成したんだからさー仕上げに
旗を作ろうと思うんだけどーブリックはどんなのがいいー?
ぼくちゃんはやっぱり海賊旗みたいなのがいいもんねー!・・・・
・・ねぇきてる?」頭は金髪で服は青が目立つ少年がべらべらと喋る。
「うるせーな・・・今それどころじゃ無いんだよ!」赤い少年・・・ブリックが怒鳴った。
「えーなんだよその言い方!旗があったほうがかっこいいはずだもん!ブッチもなんか言ってやってよう!!」
金髪の少年は隣の前髪が長い緑の目立つ服の少年に話をふった。
899 :
うそつき:2007/05/05(土) 08:39:48 ID:VSUmhTQT
「・・・・・わかったオイラが説得すからブーマーは旗の材料をあつめてこい」
そう言われ金髪少年・・・ブーマーはにっこりと笑う「わかった!じゃあ行ってくるもん!」
ブーマーは急いで大木に固定されているハシゴを降りていった。
仲間が離れたのを確認した緑の少年・・・ブッチはブリックの横に近付き座った。
「良かったのかよ・・・本当のこと言ってないんだろう?」
ブリックの方は見ずに前を見ながらブッチは話しかける。
「な!・・・何のことだよ・・・!!」突然の問い掛けにブックは驚く。
「誤魔化すなよ・・・他の奴らは騙せてもオイラは騙されないぜ?・・・・好きなんだろあいつの事が」
突然の発言にブリックは顔がいっきに赤くなり相手のほうを向いた。
「な!!何言ってんだ!!オレがあんな菓子食ってばっかで発情しまくってるバカ女好きなわけねだろーが!!!」
「何だ?オイラはブーマーの事言ってんだぜ?」「なぁ!!?」カマをかけられた・・・恥ずかしくて溜まらない
トレードマークの帽子を深く被り下を向いてしまう。「・・・・・・・もんく・・・・・あんのかよ・・・・・」
普段とは違う小さい声でブリックが喋った。
900 :
うそつき:2007/05/05(土) 09:03:52 ID:VSUmhTQT
その問いにブッチは上を見上げながら答えた
「別に文句なんか無いぜ、ただオイラたちの間で隠し事は無しにして欲しいだけだ
、オイラ達は兄弟・・・いや、家族みたいなもんだからよ」
ブッチが喋り終わって少し時間がたった頃ブリックは帽子を直し顔を上げて話し出した。
「いいんだよ・・・本当のこと言ったってあのバカ女は信じるわけねーし。それに・・・」
「それに?」
「今はよ・・・オレが悪でアイツが正義って関係がけっこう気に入ってんだ!」
そう言うとブリックは普段とは少し違う明るい笑顔を見せた。
「そうか・・・まあ別にいいけどよ、先に彼氏できっちまったらどうすんだよ」
「へん!そん時は徹底的に邪魔してやるまでだよ!」さっきとは違う企んだ笑みを浮かべてブリックは言った。
「フン」あまりにも彼らしいからなのかブッチはつい笑ってしまった「な!バカ何笑ってんだよ!お前!!」
「おーーい!ブッチーブリック−!降りてきてよー!」下からさっき降りていった少年の声がする。
「おう!なんだブーマー!」「あ!!オイ!!待て!!」
呼び出しを聞きブッチは秘密基地から降りていく、ブリックもそれを追いかけていった・・・・。
終わり
901 :
うそつき:2007/05/05(土) 09:08:37 ID:VSUmhTQT
以上です。キャラが違いすぎでキモくて御免なさい。
ボーイズは出番が無いからどうも・・・・・・。
今度はもっとラブラブを書けるよう精進します!
そんな悪いもんでもなかったよ。
でもsageて欲しかった。
いいね! 特にブッチが男前で。 さすがボーイズきっての美少年だ。
うむ乙!
本編でもボーイズはもっと出番欲しいよね。
そして今週のかおるオシャレ拒否反応→ノリノリな流れワロタw
ほんとにコイツ乗りやすい性格してんなぁ
今気付いたけど
ブーマーって可愛いなぁ
かおるがあんな簡単に?きゃぴきゃぴするとは…
さすが乗せられやすい子かおる
本家のブーマーも、他の二人と比べて頭がお花畑気味でカワイイ、なんて言われて
国内人気もそれなりにあったような。
Zのブーマーもそれに準じる気配がある。
しかし最近のかおる恋文貰ったり彼氏欲しがったり、割と素で女の子なのね。
カワイイっちゃあカワイイんだが、おかげで脳内妄想かおるはもはや別人と化してしまった。
プリキュアのなぎさに似てきたな。>かおる
最近かおるのキャラがわからなくなってきたよ……
みやこさんはどんどん健気な子になってきた
健気かアレ?ww
910 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 12:41:23 ID:7lFHdjsW
何で誰も控室から出てきたらかおるについて話さないんですか!
本放送とかおると妄想内のそれとの乖離が激しくなってきてしまってるけど、恐れずみやかおを。
好き勝手書いたらダラダラと長くなっちゃったので、上下に分ける事にした。余計な部分を
ゴッソリ削ればもう少し何とかなるんだけど、ここはスレの皆様に甘えさせて頂いて投下敢行。
――ももこさんが、死んでしまう。
ゆっくりと移り変わるその光景を前に、みやこはぼんやりと思った。当のももこは恐怖でも驚愕でもない、
呆気にとられたような曖昧な表情のまま、恐ろしい勢いで己に迫り来るものを見上げている。
幾つかの大型建築物が繋がりあって動き出した、その人型。鉄筋とコンクリートの歪な巨人。腕のように
振り上げられたビル一つ分の塊が、路面に立ち竦むももこを叩き潰さんとしていた。
助けなければ。助けなければ。ももこさんが。
凍り付いたように動かない身体に力を込めながら、みやこはその堂々巡りの呟きを続けた。巨人の腕は
見ていてじれったくなる程の速度で、ノロノロとももこに迫りつつある。まだ間に合う。今なら間に合うのだ。
ももこを潰そうとしているあの巨大な腕はあんなに遅いのだから、間に合わぬ筈がない。泡を飛ばして
クッションにする。或いは直接ももこに泡球を当てて弾き飛ばす。どんな方法でもいい、今すぐにももこを、
あの死地から救い出す。でないと。
しかし思考だけが奔流のように過ぎ去って行くばかりで、ロッドを振り上げようとする腕は一向に持ち
上がらず、踏み出そうとする足はまるで地面に張り付いてしまったかのようだ。
本当は解かっていた。目に映る全てがゆっくりに見えるのは極度の緊張が生んだ一種の覚醒状態で、
実際にはほんの一瞬の出来事でしかない事を。だから自分はこうして微塵も動けず、同様にももこも
逃げられずにいる。みやこは己の胸の内が急速に冷えて行くのを感じた。
変身している今、その身体能力は常時とは比べ物にもならない程に強化されている。データの蓄積が
充分でなく、今の自分達の身体がどれだけの衝撃や圧力に耐え得るものかも解かってはいない。しかし、
この巨人の質量から生み出される圧倒的な力は既知のモンスターのどれよりも凄まじく、その威力が
ももこ一人の小さな身体に向けられ、叩き込まれるとあっては。
助けなければ。そうなる前に。
ももこは反射的に腕を上げ、頭部を守ろうとするのが精一杯のようだ。見ているみやこは動けない。
いや、動くための一瞬の猶予もない。
だが。
「おおおォォォォォッ!!」
怒号が聞こえた。いや、それは悲鳴のようでもあったかもしれない。このスローモーションな世界の中、
ただ一つ、何よりも速く動くもの。凍りついたみやこを追い越して宙を疾走する緑色の光。
次の瞬間、大型のダンプカー同士が最高速度で正面衝突したかのような、重くひしゃげた轟音が鳴り響く。
バターカップ――かおるは突進の勢いのまま、ももこを押し潰しつつある巨腕を蹴り上げたのだ。破片を
散らしながら跳ね上る腕に引っ張られ、大きく仰け反る巨人。
「も――ブロッサム!」
呪縛が解け、みやこは跳ねるようにももこに駆け寄った。倒れたままでいるその身体を抱き起こす。
「だ、大丈夫ですか〜!?」
「あ、うん、大丈夫。あ〜、死んじゃうかとおもった。あはは」
「笑い事じゃないです〜」
ももこの背を支え持つ腕の震えが止まらない。寸前でかおるが巨人の腕を蹴り上げなければ、きっと
今頃、ももこは。
視界の端で、巨人が体勢を立て直すのが見えた。慌ててももこを立たせようとしたが、カクンと脚の力が
抜け、ももこに寄り添うようにして座り込んでしまった。ももこ――心から愛する大事な親友の死を見出して
しまった一瞬の、あの衝撃から未だに回復出来ていない。
どうする。どうしよう。身体の震えが止まってくれない――。
混乱していたのだろう。だからみやこは、再びこちらに迫り来るモンスターと自分達との間を遮るように
現れたものが何なのか、即座には解からなかった。一瞬の間をおいて、路面に小さなクレーターを穿つ
勢いで着地したかおるの後ろ姿だという事に気付く。四足獣のように低く構えた四つ這いのままぶるりと
背中を震わせるかおるの、緑色の生地に包まれた艶やかな尻。その見慣れたものを目の前に突き出され、
恐慌に陥っていたみやこは瞬時に平静さを取り戻した。
「バターカップ――」
どう戦う。或いは、どう凌ぐ。何かを問おうとした事は間違いないが、肩を震わせてゆっくり立ち上がる
かおるの背姿に、結局みやこは黙り込んだ。敵を前に、自分とももことを守らんと立ち塞がるその姿が、
何故か――。
「バブルス」
激昂している筈のその声は、しかし奇妙なまでに平坦に響いた。
「バブルス」
「は、はい!」
重ねて呼ばれ、みやこはようやく返事を搾り出した。激しい呼吸に大きく上下していたかおるの肩は既に
静止していた。肩越しに寄越す視線が、その瞳が、まるで何も写していないかのように澄んでいる。
静かに。とても静かに。
静か過ぎる程に。
「バ、バターカップ…」
身体に力が戻って来た。萎えかけていた心が、かおるの呼び掛けに応じるかのように盛り返すのを感じる。
どうしてかおるはあんなに静かでいられるのか、その疑念が胸に突き立っていたが、今は先ず、戦わねば
ならない。みやこはかおるの背を見上げながらも、まだ僅かに震えの残る脚で立ち上がろうとする。だが。
「…いい。それより――」
ズシズシと足を進め来る巨人に向き直ったかおるに、後ろ手で制される。その時、みやこは恐ろしい事に
気付いた。
脚が。かおるの脚が。先程ももこを救うべく蹴り上げた左脚の形が、ほんの少しだが――。
「ブロッサムを、頼む」
バチバチと爆ぜるような音を立てて、まるで稲妻のように、かおるの身体から白いオーラが立ち昇る。
そして身体を軽く沈み込ませた次の瞬間、その姿が掻き消えた。かおるの足元の路面からアスファルトの
破片が飛び散ったのを見てようやく、敵に向かって跳躍したのだと気付く。みやこは顔を跳ね上げ、ビルの
巨体に突進するかおるの姿を追った。
みやこが予期したような雄々しい怒声は聞こえなかった。微かな声も発さぬまま、かおるは中空を
突っ切って行く。空気を蹴りつけ、敵に向かって、加速、加速、加速――。
ドゴォン! と、重い轟音が鳴り響いた。光速の飛礫と化したかおるの右拳を受けた敵の胴部――歪な
四肢のあるビルの塊を人体に見立てるなら、鳩尾の辺り――の中心から、その巨体に放射状の亀裂が
走る。そのまま粉々に打ち砕かれながら、敵の巨体は港湾へ向かって吹き飛ばされた。あの勢いなら、
破片は一つ残らず視界の及ばぬ海の沖合いにまで届くだろう。
「…はぁ〜…やるわねー…」
すぐ隣り、ももこの呟きが聞こえた。無邪気に呆けた顔をしている。その表情を眺めながら、自分は
もっと別な表情を浮かべているだろう、とみやこは思う。
あの時。特攻を仕掛けるかの如く飛び上がる前に見た、かおるの左脚。
そしてかおるの右拳が敵を粉砕する瞬間。轟音の最中に確かに聞こえた、何か、もっと別なものが
潰れ砕ける、生々しい音。
それらがどういう事を意味するのかは明確だった。だからこそみやこは、二人の側にゆっくりと着地
したかおるに目を向けられないでいる。
かおるの身に、何が起こったのか。
確認する事によって、それが現実のものとなってしまうのが、怖い。
しかし。
「すっごーい! さっすがバターカッ――」
嬉々とした賞賛の声を上げかけたももこの表情が凍り付いた。己の口から悲鳴が漏れ出すのを防ごうと
したのか、或いはただ反射的にそうしただけなのか、両手で自分の口を塞いでいる。
「――か、かおる…!」
大きく、これ以上ない程に大きく見開かれたももこの目から、大粒の涙がこぼれ出す。
「うそ、やだ…!? かおる、かおる…!」
掠れた涙声のももこ。みやこはどうしても、その視線の先を確かめられない。だが、立ち尽くしていた
かおるがふらりと揺れて崩れ落ちるように座り込み、反射的にそちらを見てしまった。
「……あ、か、かおるさん…!」
「…二人とも、名前、名前。今はバターカップだろ?」
そう言って力なく笑うかおるの左脚の、関節が一つ多い。脛の辺りで直角に折れ曲がっている。右拳は
歪に潰れており、指がそれぞれあらぬ方向に向いていた。赤く爆ぜた拳の所々に白く覗くものは、表皮を
突き破った指の骨の断面だろうか。
「…あー、やっちまったな。道理で痛ェと思った」
左脚と右拳を一瞥し、かおるは呟いた。ゆっくりと空を仰ぎ、何処かへ飛び去って行く黒い粉のような
ものを睨み上げる。
「……あのヤロウ」
憎々しげに吐き捨て、疲れ果てたように目を閉じると、そのままパッタリと倒れ込んだ。
「あ…」
みやこは震える手を伸ばした。が、無残に折れ曲がった脚が目に入り、その手が止まる。
「…かおるさん……」
ギラギラと照り付ける日差しが熱い。
博士、博士、とももこが叫ぶように通信しているのが聞こえる。
「……あの、かおるさん……?」
もう一度、呼んでみた。返事はない。
「……かおる…さん……」
かおるは動かない。
「……あ〜、まあ、何だ。その……迷惑かけちまって、ごめん」
笑っていいのか、それとも神妙にしていた方がいいのか解からないのだろう、苦笑とも恥じらいともつかぬ
曖昧な表情でかおるは微笑んだ。その左脚は膝から下を、右手は指先から手首までを覆うように、それぞれ
石膏のギブスで固められている。ベッドに座るその姿は、さながら重傷人だ。
「なにいってんのよぉ! かおるが謝ることなんて全然ないじゃない!」
涙混じりの声を上げるももこ。無事な左拳を両手で握られ、かおるの頬がほんのりと赤くなる。
博士によれば、たとえあの時ももこがあのままビルの巨碗に叩き潰されていても、結果として大事には
至らなかった可能性が極めて高いそうだ。せいぜいが“めちゃくちゃ痛い”という程度、怪我の度合いは
打ち身がやっと、擦り傷少々。それもケミカルZの影響下においては即時に完治してしまうらしい。もっとも、
超音速の飛行や大気圏外での活動にも耐えうる事など、単に頑強さや驚異的な治癒力では説明が
付かぬ点も多々あるが、ケミカルZのおかげで変身中は取りあえず大丈夫、という事らしい。
モンスターとの戦闘後も自分達の身体に傷跡一つ残らないのはそういう理由だったのか、とみやこは
納得しないでもないが、しかし何事にも例外はある。
「あ、あたしのせいでこんな大ケガ…!」
「だけどなー、あのままでもお前大丈夫だったみたいだし。俺が焦って勝手にケガしたわけだしさぁ」
「そういう問題じゃないわよー! あたしがもっとしっかりしてればあんなの避けられたはずだし、
そうすればかおるだってあんなムチャしなかったでしょ…?」
そうなのだ。例えばボクサーがそのパンチ力で己自身の拳を傷めてしまう事があるように、かおるの手足を
破壊したのはかおる自身の力だったのだろう。自分の肉体が耐え得る限界越えた力を発揮させてしまった
事の、その結果。
「大体、何で素手で殴りにいったんだろ、俺。ハンマー喰らわしときゃ良かったんだよな」
気が付いたらハンマーを手放していた、とかおるは言う。慌てて取り落としたのか、それとも速度を優先
させる戦術的な判断を無意識の内に働かせたのか。きっと後者だろう、とみやこは思う。
「それはそれとして、ここで何日もジッとしてなきゃなんないってのがなぁ。ヒマだぜ」
「それであんな骨折が治るんだからすごいわよね。普通なら三ヶ月くらいはかかるんじゃないの?」
詳しい専門的講釈はどうせ理解出来ないので聞き流したが、博士の説明によれば、この超常的な治癒も
変身中の負傷であるからだそうだ。変身解除後もそうした影響があるなら日頃の負傷に対してはどうなのか、
または負傷してから変身したらどうなるか、等々の仮説推論に及んではみやこは一切記憶していない。
おそらくはももこも、当のケガ人のかおるも同様だろう。
「とにかく! ここでギブスとれるまでおとなしくしててね。ちょっとだけの辛抱なんだから。学校とかおウチの
人には市長と校長先生が上手い事説明しといてくれるってさ」
「あー、そっか。俺達もう普通の病院とか入れないんだよなぁ…」
普通に入院してしまっては変身も儘ならないし、万が一、精密検査などで常人との差異が検出されても
困ってしまう。市長の息のかかった病院などで対応も可能だろうが、専門的なケア等、この研究所で
治療するのが一番無難なのだろう。不便な事だ、とみやこは思った。現状はとにかく、いずれはPPGZの
活動を管理運営するための組織だったものが必要になってくるのだろうか。
「でもこんなの付けたまんまじゃ鬱陶しいぜ。痒くなったらどうすりゃいいんだよ。そんなに簡単に
治るんならさ、ひょっとしてもうギブス取っちゃっても――」
「ダメッ! お願いだからムリしないで! ちゃんと治るまで…ね?」
「お、おう。解かった…」
ぐい、とももこに涙ぐんだ顔を寄せられて、再び赤面するかおる。
「…なあ、ももこ。本当にさ、あんま気にすんなよ? 結果的に大した事なかったんだしさ」
「だって〜」
「じゃあ…さ、もし俺が本当に危ない時があったら。その時はももこに助けてもらうから。な?」
「うん! 絶対! ……あ! アンタね、もしその時になって“俺にかまわず逃げろー”とかいったら、
あたし本ッ気で怒るんだからね!?」
「…うん」
そのまま暫し、無言で見つめ合うももことかおる。その光景を、少し離れてみやこは黙って眺めた。
今ここに自分の存在する余地などはない、そんな気分になる。
「…じゃ、あたし帰らなきゃ。ホントは泊り込みでついてたいんだけど。ね、ごはんとかトイレとか大丈夫?」
「大丈夫だよ。片手片足は無事なんだし、自分の面倒は自分でみれるって」
「そうね…じゃあ、また明日」
幾分名残惜しそうにしながらも、ももこは部屋を出て行った。暫らくの間、ももこの姿が消えた戸口を
眺め続けるかおる。その視線がようやく、ようやくの事で返って来る。
「……何だよ、みやこまで大人しくなっちまって。コレは俺のミスなんだから、もしみやこが責任感じて
るんなら――」
「いえ、そういう事ではありませんわ〜」
とは言ったものの、自分でも説明が付かない。この、妙に塞いだ気分は何なのだろう。
「…あの、かおるさ――」
俯いていた顔を見上げて、みやこは己の言葉を呑み込んだ。
いつの間にか、かおるが泣き出していた。ジッと俯いて堪えながらも涙をこぼしている。
「ど、どうしたんですか? 傷が痛むなら――」
「いや、大丈夫、大丈夫だよ。そうじゃなくてさ…」
「かおるさん…?」
少し迷ってから、かおるに寄り添うようにベッドに座った。肩に触れると、微かな震えが伝わって来る。
「ごめん、何か急に…今更、怖くなっちまって……。は、ははっ」
無理に笑って見せようとしているようだが、その表情は笑顔とは程遠い。
「俺さ……あの時、ももこが死んじゃうかと思って……俺、間に合わないと思ったから……一瞬だけ、
間に合わないんだって思っちまった、から……」
左手で己の顔を掴むようにして、嗚咽を漏らし始める。初めて耳にする、かおるの悲痛な呻き声。
「良かった……ももこ、何ともなくって……良かったよぉッ……」
やはりかおるも、緊張の極みにあったのだろう。結果的には全くの杞憂だったとはいえ、あの時の
“ももこの死”という可能性は三人にとって現実のものだったのだ。しかも、思考停止や茫然自失に
陥っていたももことみやこに比べ、判断し行動するだけの意思を保っていたかおるは、起こり得たかも
しれない一瞬先の結末を最も色濃く見取ってしまった。結果、実はそれ程深刻な話でもなかった、という
気の抜ける顛末を迎えてなお、かおるは平常には戻り切れないでいたのだ。その緊張が今、解けた。
だが、そんなかおるの心情が解かっていても、みやこは宥める言葉一つかけられない。それどころか。
「……では、わたしもこれで失礼しますわ〜」
「え…?」
かおるが泣き止むのも待たず、抑揚に欠ける声で言った。虚を突かれて顔を上げるかおるに微笑みかけ、
早々に立ち去ろうとする。
「では、また明日」
「…うん、また明日…」
部屋を出る一瞬、少しだけ振り向く。呆然と見送るかおるの視線を遮るように、ドアを閉じた。
研究所を出ると、既に日が傾いていた。夕日色に染まり始めた丘を、少し背を丸めて降りる。
部屋を後にする時の、かおるの意外そうな顔を思い出した。それはそうだろう。こんなにあっさりと帰って
しまう事が、自分自身でも意外に思う。しかしその一方で、かおるから離れたくなった理由も解からない
わけではなかった。
胸が。
胸が痛む。
それはかおる一人を大ケガさせてしまった事への後悔でもなければ、嗚咽を漏らして泣くかおるへの
悲哀でもない。もっと別の、棘のある感情。
丘を降り切ると、アスファルトの硬さが足に痛むように感じた。僅かにふらつきながら、家に向かう。
ももこを救った時の、かおる。あの凄惨さを思い出し、みやこは足を止めた。
キレる、という言葉がある。感情の振幅が激し過ぎて常識や思慮が歯止めにならぬまま、ただ感情の
奔流に任せて動く。結果、言動は極めて荒れたものとなり、時には支離滅裂な行動を取ったりもする。
しかしみやこの思うところでは、それは違う。キレた、と自ら声高らかに宣言して暴れ出す者などは、
キレるという概念を口実に、単に鬱憤を吐き散らしているだけなのではないのか。
本当にキレてしまったのなら。本当に理性と感性とが切り離されてしまったのなら。
ならば、もはや思考と感情の衝突や葛藤は起こり得ない。そしてその時、己の目的が明確なものである
ならば、人は荒れ狂うよりもむしろ、静かに狂うのではないのだろうか。
何がどうなろうと構わないのだ。たとえ、決して行うべきではない行動を取ったとしても。
やってはいけない事だと冷静に判断しながら、それを気にかける事はない。
やってはならない事をやる、その矛盾を押し切るために感情を解き放ち、勢いに任せる必要もない。
感じた事と考えた結論とを結び付ける糸は、もう切れてしまっているのだから。
だから迷わない。
だから惑わない。
理性も判断も寄せ付けず、微塵も揺れる事のない――純粋な情動。
錯乱して暴れるわけでなく。あらゆる代償を覚悟しての事でもなく。
如何なる心の欲求であれ、ただ、従う。
それが“キレる”という事だと、みやこは思う。
あの時のかおるもそうだったのだろう。
ももこの死を予見した、恐怖。
間に合わぬと諦めた、絶望。
間一髪でももこを救えた、安堵。
そしてこの世で一番大事なものを奪わんとした敵への、憤怒。
それらの感情が暴風となって、かおるは一種の自我崩壊に達し――キレた。
だからあの時、みやこを振り向いたかおるの瞳には何も映っておらず、己を鼓舞するように声を張り
上げる事もなかったのだ。
ただ、敵を。ももこを殺そうとした、敵を。
壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す殺す。
――しかし実際はどうだろう。かおるの心中がどのようなものであったのか。それはかおる自身にしか
解からない事だ。“キレる”という概念への考察も含め、それらは勝手な想像でしかない事はみやこも
充分に自覚している。
ただ、あの時のかおるを思い出すと、震えが止まらない。
怖かった。あんなかおるは見た事がなかった。
あんなかおるなど、知らない。
それにあの、己の身体をも破壊する程の――自己を守らんとする生物の本能をも凌駕した――打撃。
ももこのために、己を捨てて。
ももこのために、本能という人間の枠組みをも打ち壊して。
ももこの喪失という衝撃が、たとえ一時とはいえ、かおるをああも崩壊させたのなら。
ならばかおるという存在は、ももこに依って出来ていると言っていい。
かおるをかおるたらしめているのは、ももこだ。
ももこだったのだ。自分では、なく。
ドクンッ、と、唐突に胸の鼓動が跳ね上がった。みやこは己の胸を押さえ、弱々しい足取りで歩き出す。
目の前の街並みの風景が消え去り、数日前に見た、とある光景が網膜に浮かび上がり始めた。
嫌な予感がした。
その日の放課後、済ませなければならない用事があったみやこは、二人にその旨を告げて家に帰った
のだが、しかし、どうにも落ち着かない。
――かおるさん。
思考は乱れて定まらず、身体はそわそわと浮ついた。常日頃かおるを想う時に訪れる、胸を締め付ける
ような思慕の情でもなく、胸を蕩かすような淫靡な夢想でもない、胸の内を掻き乱す焦燥感。結局用事も
そこそこに切り上げて、みやこは研究所に向かって駆け出した。
何かが起ころうとしている。
何かが失われようとしている。
かおるの身に襲い来る、取り返しのつかないような何か。
研究所に足を踏み入れた途端、予感は確信に変わった。湿ったような、熱のような、微かな気配が空気を
満たしているのを感じる。
かおるの汗。かおるの吐息。嗅覚よりも皮膚で感じる、嗅ぎ慣れたかおるの匂い。
足音を殺して、そこに近付く。普段はあまり足を踏み入れる事のない、狭く込み入った区画。かおるの
匂いが次第に濃くなって――みやこはそっと、通路の角を覗き込んだ。
かおるがいた。ももこも一緒だ。半ば、こちらに背中を向けている。
かおるは身体をくの字に折り曲げるようにして腰を引き、じっと立っている。その背中や腰にぴったりと
張り付くももこの手が、かおるの脚の付け根辺りに深く差し込まれているようだ。
二人とも動かない。いや、ももこの手元だけが妖しく動いているように見える。狭い通路の壁面に反響して、
二人の密やかな声がよく聞こえて来る。
「――ねぇ、抵抗しないの? いつもはすぐ怒るのに、なんで抵抗しないの?」
「だ、だって…あッ、やめ…」
ぴくん、とかおるが顎を仰け反らせた。まるで力のない、涙の混じった声。
細部はよく見えないが、それでも事は明確だった。ももこがかおるを触っているのだ。みやこが未だ
触れられずにいる、奥深く秘められた部分に。
「だって、お前が俺に触るのって…ぁ……俺が怒ったり嫌がったりするのが、ン、ンッ! …お、面白いから
なんだろ…? だから…」
それはみやこが言った事だ。かおるの身体に対するももこの悪戯を止めさせるには、という口実で
かおるに触れるための戯れ言。かおるに自覚があるかどうかは解からないが、今こうして、それはかおる
自身がももこに身体を許す口実ともなり得た。
「…だから今日は無抵抗だったの? …あのねぇ、あたしそんなにイジワルじゃないわよ。こうやって
かおるにさわりたいから、そうしてるだけだもん」
ももこの声が湿った響きを増す。
「アンタがあたしをエッチなキモチにさせるから、こうなるの。責任とりなさいよね?」
「そんなの、ンッ…んあっ…や、やめろよぉ…」
今すぐ飛び出してやめさせたい、という気持ちはある。逆に、困惑のあまりここから逃げ出したいような
気もする。その上、あんなに気持ちよさそうなかおるの声を聞くに、ももことの秘め事を妨げてはならない
ような迷いも加わって、結局みやこはどうすることも出来ずにいた。
「あッ…なぁ、もういいだろぉ…? 大体お前、いっつも男にデレデレしてんのに…あ、あぁッ! お、お、
女の身体触って、楽しいのかよぉッ…」
「まあまあ、気楽に気楽に。男の子はどうだかしらないけど、女の子の間じゃこんな遊びも別に珍しい
事じゃ――あ、でも安心して? スケベ心と恋心は別腹なんだから。女の子同士で恋愛だとかなんだとか、
そういうキモチわるいことはいわないから、かおるもそう構えなくっていいのよ?」
無邪気な笑いを含んだその言葉が、毒を伴って胸に突き刺さったような気がした。隠れ覗いて聞いた
自分ですらそうなのだから、かおるは今の言葉をどう受け止めたのだろうか。みやこは少しだけ身を
乗り出して、かおるの表情を窺った。すると。
「…………気持ち…悪い…?」
ぽろぽろと。充分に潤っていたその目から、ついに幾筋もの涙が溢れ出す。だが、あれは己の身体の
中心を――きっと、他の誰よりも望んでいた者の指先で――愛撫された悦びゆえの涙ではない筈だ。
「……ははっ、そうだよな。やっぱ、普通はそうだよな……」
「…え? なに?」
「……放せ」
涙に震える声で、甘い響きを失った声で、かおるが唸る。
「放せよ……もういいだろ、放せよぉッ!」
「わ、ちょっ…なによ、急に…」
肘を突っ張って、ももこを自分の背中から押し剥がそうとするかおる。だが。
「放せ! 触んな! はな――あァッ!?」
びくんッ、と背を仰け反らせたっきり、かおるの動きが止まった。思わず駆け寄りそうになるのを、みやこは
通路の角を掴んで耐える。
「あ……あぁ…も、ももこ……な、何…して…?」
「…ダメよ、いまさら抵抗したって。だって――」
ねっとりと、ももこの囁き。あんなに淫猥に響くももこの声を、みやこは初めて聞いた。
「もう、こんなに奥まで入っちゃってるんだもん……」
ガクガクと、かおるの脚が震えている。その背中をしっかりと抱きかかえるももこ。
「ね? ほら…わかる? いま、かおるの中で動いてるの……あたしの指よ…?」
「あ、はあぁッ……や、え…? うそぉ……?」
すっかり蕩けてしまった声で己の困惑を告げるかおる。その動揺が、みやこにも感染した。
やめて。そんな中まで触らないで。わたしだってまだ、そこには触ってないのに。
今まで幾度となく手を伸ばし、届かずにいる場所。唇を開き、乳房を預け、それでも未だに許しては
くれない秘部。なのにももこの指は、優しく、しかし無遠慮に潜り込んでいる。
「ほら、ね? 動かしてるの、わかるでしょ? ね?」
「だッ、だめぇッ…」
「指一本ぜぇ〜んぶ入っちゃった。 ね、ね、痛くない? 痛くないよね? かおるのココってあたしのより少し
入り口広いみたいだし。やっぱアレかな? 普段からしっかり運動してる子のは自然に広がっちゃうって、
ホントなのかなぁ…?」
「あ、やだ、やだよ、ももこぉ…!」
頭を下げ、腹と膝がくっつく程に身体を縮めるかおる。だが、ももこの言う通り、そんな抵抗は既に何の
意味も持たなかった。どれだけ身を折り、脚をきつく閉じても、ももこの腕を抱え込むばかりだ。
「あは、すごい…かおるの中、なんか動いてる…」
「あ、あ、やッ、やめッ」
「ほらぁ、ここ。ここがね、キュウッて。あたしの指、キュウ〜ッて…」
「やぁッ、やぁだぁぁぁッ…!」
最早、かおるの抵抗は口だけだ。みやこが身を潜める通路の角からでも、かおるの身体の力が抜けて
いくのがよく解かる。縮こまったかおると、それに覆い被さるように抱くももこ。びくん、びくんとかおるが
身を震わせる他に動きは無いように見えるが、見えないところ――かおるの中――ではももこの貪欲な
指先が間断無く蠢いているのだろう。
どうしよう。どうしたらいい。みやこはまだ、何も出来ずにいる。
崩れ落ちるように、かおるが座り込んだ。それを逃がさず、ももこも自ら腰を下ろす。その指先は未だに
かおるを解放してはいない。それどころか、ももこの背に遮られてよくは見えないが、先程まできつく
閉じられていたかおるの脚が座り込んだ拍子でやや開いてしまっている。そして。
「ね、いいの? 足閉じなくていいの?」
「あ、ああぁッ…?」
音が。くちゅ、ぷちゅ、と、粘り気のある音が、離れたみやこの耳にまで届いて来る。脚の締め付けでの
束縛を逃れたももこの手が妖しく前後し、充分に潤った柔肉の内壁を掻き鳴らす音だ。
怖気のような小波が、みやこの身体の中心を走り抜けた。少しずつ慣らし、最近ようやく中指が入る
ようになったばかりの自分には未だ快く感じられない感覚――膣の内部への愛撫――に、かおるが
あんなにも気持ちよさそうに喘いでいる。
「あ…あァ……ンッ……は、はぁ…ぁ…」
「かおる……キモチいい…? キモチいいよね…? ねぇ、かおるぅ……」
「あン…も、ももこぉ…」
荒い息遣いと、その合間に呼び合う声。途切れる事のない粘液質の音。脚の力が抜けそうになるのを
必死で堪えながら、みやこは固まったようにその光景を覗き見ていた。
「あァ…う、ンッ…あ…? あ、あッ……あぁあッ、やぁッ…!?」
唐突に、かおるの喘ぎ声に切迫したものが混ざり始めた。
「あ、あ、や、やだッ…!? 何か、何か変ッ! へ、変だよォッ!?」
蛙のように這った姿勢のまま完全に弛緩していた身体が、それでもももこの下から逃れようとする。
「あ…! ひょっとしてかおる……イッた事、ないの?」
ももこの声。角の陰でみやこもギクリと身を竦めた。
そうだ。かおるはまだ、“あの感じ”を体験した事がないのだ。だったら。
「なッ、ない…! あ、あ、ない、よォッ!」
「……そっか」
ぺろり、とかおるの首筋に舌を這わせてから、ももこが囁く。
「じゃあ、かおるは――」
くちゅくちゅと音を立てるペースが早まった。かおるの喘ぎも、やだ、やだ、と悲鳴のように昂る。
「かおるは、あたしの指が……はじめて、なのね……」
そのももこの囁きを、慈愛すら含む程に優しく響いた声を耳にして、みやこの頭の中で何かが弾けた。
だめだ。それだけは。いくらももこでも、絶対に――!
急速に力を取り戻した身体。それでも僅かに冷静さが残っていたようで、みやこはそのまま飛び出す事
だけは避けた。足音を立てぬように小走りで通路を戻り、さもたった今この場に現れたかのように、普通の
歩みで角に向かう。
角の向こうで、バタバタと慌てふためくような気配。深呼吸しながら角を曲がると、壁に張り付くようにして
立つももこと、こちらに背中を向けたまま傾くように座り込むかおるの姿が見えた。
「……何か声がすると思ったら、こんなところにいたんですね〜」
「あ、あはは、あれ? みやこ今日は用事があったんじゃ……」
引き攣った笑顔でももこが答えた。いつもなら自分が見ている前でも平気でかおるに触れているのに、
今はこんなに慌てているのなら、今日のこれはももこにとっても悪戯ではなく“秘め事”だったのだろう。
みやこは微笑み顔を保つのに努力を要した。
「……ええ、思ったより早く済みまして〜。こんなところで何してたんですか〜?」
「え、ええとね、その、くすぐりっこしてたら、ちょっと熱中しちゃって。ねえ?」
真っ赤になりながら弁解するももこ。同意を求められたであろうかおるは、じっと俯いたまま答えない。
「あ〜あ、なんかノド渇いちゃった。あっちでお茶にしよっか。ね?」
なおも取り成すように明るい声を出すももこ。しかし、かおるは無言のままだ。
「ね、かおる…? ゴメンね、やりすぎちゃった。ゆるして? ね?」
「………」
「ねー、おいしい紅茶煎れてあげるから、機嫌直してよぉ。お砂糖、いれる?」
「………」
「ねぇ、かおる………お砂糖…」
「………………砂糖は、いいよ」
「あ、うん! みやこはお砂糖いるよね? じゃあ先にいって用意してるから!」
やっとの事で返事を貰い、ももこは慌しく走り去って行った。その姿が消えるまで見送ってから、
かおるの背後に腰を下ろす。
「かおるさん…?」
そっと肩に手を置く。それだけで、かおるの身体がぴくん、と跳ねた。
「大丈夫ですか? かおるさん」
「……見てたのか?」
「あ……はい。ごめんなさい…」
「いや、いいよ。何か、その……助かった」
かおるの身体が、断続的に小さく跳ね続けている。やはり、寸前だったのだ。
あと数瞬後には達する筈であった、絶頂。あのどうしようもない程に激しい昂りが、その解放を求め、
発達し始めたばかりのかおるの身体の中を未だに渦巻いているのだろう。
「かおるさん…」
肩に置いた手を、僅かに滑らせる。その微かな刺激にさえ、あ、と声を上げるかおる。このまま背中を
抱き締めただけで、危うく踏み止まった残りの一歩を昇りつめてしまうのではないのだろうか。
ふぅっ、と生々しい香りが鼻に届く。穿いている衣服に染み出す程に滴り出た、かおるの愛液の匂い。
この厄介な状況をどう整理しようか、という意識よりも強く、ムクムクと鎌首をもたげる衝動。
抱き締めてしまおうか。
いや。それよりも、もっと別の。
もっと別のところに触れたら、どうだろう。
この震える身体を押さえ付けて。力の抜け切った脚の間に手を入れて。
つい先程までももこが弄していたように、あの、熱く甘く潤ったところを。
今なら。この指で――。
「――みやこ」
「は、はいっ!?」
今にも背後から組み伏せんとした瞬間、かおるの重々しい声に制された。
「ももこが、俺の事…気持ち悪いって……」
「あ……」
同性同士での恋愛は気持ちが悪い。先程、ももこが言った事だ。
「ち、違いますわ! それは……その、ももこさんはかおるさんの気持ちを知らないから……それに、
ももこさんだって、そういう気持ちがあるからこそ、ああいう……」
取り成すように言ったが、果たして実際はどうであろう。ももこはこうも言ったではないか。劣情と
恋愛感情は全くの別物だと。そういう気持ちはかおるに対しては無い、と。ああもかおるの身体を蹂躙して
おきながら、ましてやその最中に、口に出来る台詞ではない。しかし、だからこそ、あの言葉はももこの
嘘偽らざる本心だったのではないのか。
おそらくは今日、生まれて初めて。かおるの最も奥深いところに、他者の指が触れた。
他の誰でもない、ももこの指が。
抵抗はあるだろう。己の性に対する反発も強い。罪悪感だってあるに違いない。
それでもかおるは望んでいた筈なのだ。たった今、ここであったような出来事を。
羞恥。恐怖。女性の身体、その感覚への嫌悪。
それを上回る、歓喜と悦楽。
ももこへの想い。
複雑に錯綜するそれらに翻弄され無防備となった心と身体に、楔のように打ち込まれた一つの事実。
かおるがももこを想うようには、ももこはかおるを想ってはいない。
ももこはかおるを、“好き”ではない。恋愛の対象には、成り得ない。
“そういう想い”は、気持ちが悪いのだ。
「……大丈夫、大丈夫です、かおるさん……」
ぶるり、と身を震わせ、俄かに湧き上がった熱が冷めていくのをみやこは感じた。あんな状況の最中、
最も言われてはならない事を、最も言われてはならない相手に、かおるは言われてしまったのだ。
「大丈夫ですわ、かおるさん。ももこさんは何も、そんなつもりで言ったのでは――」
「…俺、何か……もう……」
かおるの上体がふらりと揺れる。
「ももこの事とか、お前との事とか、もう……どうしていいか解かんない……」
「え……?」
「解かんないよぉ……」
「………」
パタリ、と床に横たわったまま動こうとしないかおるに。
触れる事も、言葉をかける事も、出来なかった。
ドクンッ! と再び跳ね上がる鼓動に叩き起こされるように、みやこは長い回想から我に返った。
いつの間にか、家の近くにまで歩き着いている。悪夢から覚めた瞬間のような湿った緊張感が、生温い
汗と共に身を苛んでいる。
あの日、かおるは泣いていた。ももこのせいで。
そして今日、かおるは泣いた。ももこのために。
――かおるさんはももこさんが好き。
解かっていた。それでもいいと思っていた。
かおるの想い人が自分ではなくとも、それがももこならば許せた。
かおるがももこの事を好きならば、ももこと結ばれるべきなのだ。
かおるの隣りにいるのがももこでも、その反対側にだって“隣り”は残されている。そこが自分の
居場所であればそれでいい。かおるは好きな相手と一緒にいられて、自分はそのかおるの側にいて。
それが一番良い事だと思った。
なぜなら。
――かおるさんはももこさんが好き。
けれど、ももこの方はどうだ。
好きでもないくせに、いつもいつも思わせぶりな態度で。
好きでもないくせに、その身体に自由に触れて。
好きでもないくせに、かおるに想いを寄せられて。
ももこのせいで傷付き、ももこのために壊れて、それはかおるにとって苦痛の日々でしかない筈だ。
なのに。
――かおるさんはももこさんが好き。
――かおるさんはももこさんが好き。
――かおるさんはももこさんが好き。
――かおるさんは。
ドクンッ! と、三度の叩きつけるような鼓動に、たまらず立ち竦む。道行く人々の怪訝そうな視線を
気に掛ける余裕もない。
かおるがももこを好きなら、それでいい。
本気でそう思っていた。
だが、“思う事”と“想い”は違う。
かおるとももこと己とについて、今まで随分と慎ましい事を思考していた。しかしその裏で、自分は
一体何を想っていたのか。先程から、いや、ずっと前から胸の内側で渦を巻く、この情動は何なのか。
熱く、冷たく。
棘があって、粘ついて。
泥のように重く、呪いのように黒い。
――ああ、これが。
みやこはようやく、気が付いた。
これが――嫉妬。
気が付けば既に日は沈みかけていて、夜空が夕闇を駆逐しつつある。どれ程の間、こうして立ち尽くし
ていたのだろうか。
帰ろう。家に帰って、夕食を済ませ、ゆっくりと入浴して。祖母と少し話が出来たら落ち着けるかも
しれない。その後はもう、早めに寝よう。かおるの事もももこの事も考えず、ただ、眠ろう。
そうして、この今日という一日を終わらせてしまおう。明日の放課後にはももこと一緒に研究所に行き、
学校であった事をかおるに話そう。そうやって、いつもと変わりない日々を送ろう。
今日、感じた事が、たとえ何であれ。今日と共に過ぎ去ってしまえば、それで何でもなくなるのだ。
しかし。
今日をこのまま、終わらせてしまって良いものだろうか。
――かおるさんは。
かおるの心は、既にももこのものだ。
――だったら。
だったら、それでもいい。そのかわりに、自分にも欲しいものがある。
家まであと少しというところで、みやこは踵を返した。
俯いて一人、笑う。
心を、とは言わない。けれど、それ以外のものは自分のものにしたい。
かおるの状況と、自分の心情。それらが重なった今日ならば、出来る。
卑劣な事だと、そう思う。きっとかおるを傷付けるだろう。
それでも、ももこに譲り渡さねばならないものの、その大きさに比べたら。
せめて、それくらい――許されたって、いい筈だから。
つづく
以上、とりあえず上半分、何だかみやこさんがブツブツ呟くスッキリしない話で恐縮至極〜。
残り半分は明後日に投下予定。
マジ泣き
あぁなんか悔しくて涙がとまんねぇ…
>――かおるさんはももこさんが好き。
俺も涙が出てきますた・・・・・・・・・・・・
925 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 02:53:29 ID:oKfNZF8P
早くかおるが幸せになる事を祈っています。。
続き楽しみにしています。
みやこも幸せになることを祈ります
あぁまた込み上げてきた…っ
キレる云々の解説は要らないだろ、どう考えても。
自分個人の主義主張をキャラに喋らせてお楽しみの所
悪いんだが、エロパロやるんならキャラの私物化は
避けた方がいいとアドバイスしておく。
でないと単なるオナニーなっちゃうからな。
話はいいけど、文章がちょっと重いよな
もっと肩の力を抜いた方がいいと思う
正直感動した。
序盤のハードな戦闘描写も素晴らしい。
>>927何かと何も書かずに人の作品ケチ付ける輩が前からいるけど
職人の人は気にしないでな・・
「マヨイちゃんもそんなコトを言うトシゴロになったか・・・・」
「マヨイちゃんも夫婦を語るようになったか・・・・」
「キリオさん、また変な男に引っかかったな・・・・。マヨイちゃんは気をつけるんだよ」
なるほどくんテラ過保護
イエス!物凄い勢いで誤爆したw
申し訳ないorz
おおお、色々ご意見ありがとうございます。
軽妙洒脱な文章が書ければなァと自分でも思ってるんだけど、どうも表現力の限界が
その辺りにあるらしく、乗れば乗る程文体が重くなっちゃう欠点が。
では、様々な問題を抱えつつ、下半分を投下敢行。前回はタイトルがまた一字間違ってるのを
気付かずに丸々投下してしまって、今更直すのもなんなのでそのまま行く事に。
かおるは油断している。みやこは最近、そう思う。
確かにみやこも、かおるが本気で嫌がるような事をしようとは思わない。それは服を脱がしたり、
脚の間に隠された密やかな部分に触れる事だ。もう一つ、足の匂いを嗅がれる、というのもあるが、
これは足の匂いそのものより、初めてじっくり嗅がせてもらった時に勢い余って指の間に舌を這わせて
しまった事が原因らしいが。
いずれにせよ、それらの行為はかおるが頑として許容しない一線であり、みやこもそれに従った。
脱がそうとして拒否、触ろうとして阻止を繰り返した末に設けられた、“禁じ手”という共通認識。
とは言っても、みやこはそれらの境界線に全く抵触しなくなったわけではない。
背中から抱き締めた時に前に回した手で服の裾を掴み、そっと捲り上げてみたり。
唇を合わせると妙に無抵抗になるかおるの、その太ももを撫でる手を危うい所まで這わせてみたり。
そうやってみやこは越えざる一線を踏み越えようかという意思を意図的に伝え、それを受けたかおるも
やんわりと抵抗してみせる。時には半ば本気で成し遂げようとしてしまう事もあるが、そういう時に
返って来る強い抵抗と嘆願とを押し切った事は今まで一度もない。
だからきっと、かおるは自分を信じてくれている。みやこはそう確信している。禁じられた領域に足を
踏み入れる素振りを見せない限り、かおるも全くの無抵抗でいるというのがその根拠だ。
例えば、接吻の時。珍しくかおるの両腕が遠慮気に背中に回されたりした時に、ふと思う。
今ここで、前置きもなしに指を下着の中にまで差し入れてしまったら――どうなるだろうか?
或いは、数十分もの間舌を交え続けた後。完全に脱力して横たわるかおるを見下ろして、考える。
今ここで、不意を突いて衣服を下着ごと引き下ろそうとしたら――脱がせてしまえるだろうか?
おそらく、簡単な事だ。しかし、みやこはその簡単な行為を成さない。かおるが本気で嫌がるからだ。
そしてかおるの方でもそれが解かっているのに違いなく、もしみやこがその気になってさえしまえば
抗う間もない、という状況でも、陶然と目を細めていられるのだ。
本当に嫌な事はしない。嫌だと示せば聞き入れてくれる。そう、かおるは信じている。
しかし、みやこは思う。それは油断だ、と。
信頼だと、言えば言える。そしてそれは何よりも嬉しい事だと思う。
それでもやはり、それは油断でしかないのだ。
なぜなら。
「――かおるさん。わたし、もう我慢したくありません」
星が瞬き始めた空を背にした研究所を見上げ、みやこは呟いた。丘を登る道を、境界を越える一歩を、
そっと踏み出した。
今だけは。かおるの信頼を裏切る事に、何の躊躇いもない。
研究所の一室。本来なら客室にでもするつもりだったのだろうか、空き部屋のまま放置されていた部屋に
しては間取りは広い。この部屋にパイプベッドやモニター等、間に合わせの設備を運び込み、取りあえずの
病室に仕立てている。外壁に面しているため壁一面の大きな窓があり、閉塞感は少ない。窓の外には街を
見下ろす夜景が広がっている。
照明を付けっ放しにしたまま、かおるはすっかり寝入っていた。何かの試合中継が放送されている
モニターも点けたままだ。やはり疲れていたのだろう。
「かおるさん……」
気付かずに眠るかおるの前髪を、そっと撫でる。悪い夢でも見ているのだろうか、表情が何処となく
険しいようだ。
「ねぇ、かおるさん……起きて下さい…?」
頬を撫で、その指を顎先に滑らせる。薄めの下唇を指先で摘むと、ようやくうっすらと目が開かれた。
「んが……ん、ん? みやこ…? え、あ、あれ?」
ぼやけた視線のまま起き上がろうとするかおる。やっとの事で己の状況を把握し、そのせいで再度困惑
し直しているようだ。
「うふふ、やっと起きて下さいましたわ〜」
「みやこ、おい、コレ……どういう事だよ!?」
かおるが目を覚まさぬ内に、左手と両足をベッドの角の支柱に縛り付けておいたのだ。右手だけは
元からベッド脇に設置されたスタンドに吊り下げられあり、損傷の酷い右拳をかおる自身の寝相の悪さから
守るための配慮だろう、しっかりと結び付けてあった。
身動きが出来ない程厳重なものではないが、四肢の拘束は既に完了している。最低でも左手の拘束を
解いてやらない限り、自力でベッドから起き上がる事も出来ないだろう。
「かおるさんが眠っている間に、縛り付けさせていただきました〜」
「ンな事ぁ解かってるよ! じゃなくって、どういうつもりで――はぁ、ったくぅ…」
起き抜けにベッドに結び付けられていれば、その驚きは相当なものであろうが、それでもみやこの仕業
ならばと安堵した様子だ。みやこは自分を害さない、そう信じきっている。
「あーもう、ホンット色々やってくれるよなぁ。で、今日のコレは何だよ? 転落防止?」
投げやりに言いながら、拘束の具合を確かめるように左手を軽く引いている。拘束に使った梱包用の
ビニールテープはその左手首に幾重にも巻き付けてあり、引き千切る事はまず無理だろう。ただ、強く
引っ張ってもきつく締まる事のないように結び付けるのには少々苦労した。
「転落防止ではなくて、逃亡防止のためですわ〜」
「はぁ?」
「かおるさん…」
かおるの顔を覗き込むように覆い被さる。ベッドに乗り上げた片膝に体重が掛かり、安物のパイプ
ベッドがギシリと軋んだ。
「今夜はこのまま、かおるさんに…いやらしい事をします」
「……え?」
直接的な物言いに、かおるの表情が引き攣る。
今まで色々と理由を付けて来た。接吻を繰り返すのは仲良しだから。身体を触るのは、ももこへの
対抗策のため。率直なこじ付けから回りくどい説明、様々に理屈を捏ねてはかおるの防壁を引き剥がし、
潜り抜けて来たのだ。
それ程難しい事ではなかった。当然、相手が誰でもというわけではないのだろうし、その自覚の有る無しは
不明だが、何かしらの理由が通りさえすれば、かおるはその身体を許してくれるのだ。
女の身体がゆえの、快楽。己の性を忌み嫌うかおるにとって、最も突き放さなければならないもの。
それを自ら進んで享受するという屈辱を避けるためには、たとえ理不尽なものでも理由が要る。
そんなかおるの心理につけ込むみやこのやり口は、しかしかおるへの優しさでもあった。
いやらしいのは、わたしだけ。
かおるさんは、わたしに騙されて。
いやらしい事を、そうとは知らず。
たとえそれで感じてしまっても。
“そういう事”とは、少し違う。
無論、かおるも心底そう考えているわけではないだろう。しかし、真実を曖昧なものに変えるには言い訳が
必要で、それらは全てみやこが用意してきた。
だが、今は。
「もう言い訳はしません。これからわたしがかおるさんにする事は、いやらしい事です。他の何かのせいでは
なくって、本当にいやらしい気持ちで、する事です」
「……あ、え? あの、ちょっと」
完全に余裕をなくしたかおるに、出来るだけ優しく微笑みかける。
「先に謝らせていただきますわ。かおるさん、ごめんなさい――」
今までにない程に真紅に染まったかおるの、唇めがけて。
「あなたを――犯します」
「ちょっ、ちょっと待て! そんな――」
上ずった抗議の声を、唇で塞いだ。
壁のスイッチを操作して、窓のシャッターを下ろす。家の祖母に帰りが遅くなる旨を告げ、携帯の電源を
切る。ドアの施錠を確認する。スポーツの中継を流したままのモニターは、何となくそのままにしておいた。
一連の作業を終えて振り向くと、首を起こしたかおると目が合った。
「な、なあ、もうすぐ博士が様子見に――」
博士達は何やら怪しげな研究に没頭している。多少騒いだところで様子を見に来たりはしないだろう。
「こ、こうしてる間にも街の平和が――」
街の平和どころか、全宇宙の存亡すらどうでもいい。かおるに比べれば些細な事だ。
「も――」
唇を軽く押さえ、その名前を遮る。いつものようにももこが来ても、今夜だけは絶対にやめない。
「さ、かおるさん。もう観念して下さいね〜?」
仰向けのかおるのを跨ぎ、腰の上に尻を下ろした。そのまま身体を曲げて、何か言いたげなその唇に
舌を這わす。
「ンッ……」
歯はガッチリと閉じられており、口腔内への舌の侵入を許さない。無理もない、とみやこは思う。
弁解済みのちょっと過激なスキンシップと、身を束縛されての強制接吻とでは状況が違う。
まあ、いい。後でどうにでもしてみせる。それより。
「…あ!? ばか、やめろ!」
かおるの服――寝巻き代わりにと博士に借りた、ボタンの付いた丸首のシャツ――に手をかけると、
上体を捩って抵抗する。おかげで手元が覚束ない。
「かおるさん、おとなしくして下さい。ボタンが外せませんわ〜」
「外すなって言ってんだよ!」
涙目で睨んでくるかおる。それはそうだろう、胸はかおるの性的羞恥心が強く集中している箇所だ。
「そんなに恥ずかしいんですか〜?」
「当たり前だろぉッ!」
「でも〜」
少し前、自分の家で三人一緒に風呂に入った日の事を思い出す。
「あの時はそんな様子はありませんでしたわ〜?」
「だ、だってあの時は、こんな……みやこが、その……そうだなんて、思わなかったし……」
同性の目に肌を晒しても羞恥が少ないのは、“同性には性的関心を寄せない”という大前提があるからだ。
もしもそれ以前に今の関係になっていたら、一緒に入浴するなど頑として拒否されただろう。肉欲のこもった
視線に、そうと知って易々と裸身を晒すかおるではない。
しかし、それはみやこの方でも同じ事だ。あの頃かおるに抱いていた好意がどれ程のものであっても、
それは友愛の一言で片付くものでしかなかった筈だ。だから一応のマナーとして、かおるの裸体に注目する
ような事をしようとは思わなかった。それが当たり前だったのだ。
強い憧憬を抱いていた。ある種の執着心だってあっただろう。しかしももこの言を借りるまでもなく、女の子
同士でそれは殊更珍しい事でもない。妖しくも不確かな想いを、それでも胸の内に押し込めていられた
あの頃は、かおるといえども友達の範疇を越えはしなかったのだ。
何かがみやこに火を付けた。多分あの時だ、とみやこは思い至る。
以前、風邪の高熱に倒れたかおるを看病した日。生々しく息を吐くままのかおるを前にして突如湧き
上がった、あの抗し難い情動。
憧憬とも恋とも判じ得ない淡い想いが転じ、まるで暴風雨のように膨れ上がった性衝動。
我慢が出来なかった。前後不覚なままでいるかおるの唇を奪い、舌を擦り合わせ、唾液を啜った。
あの日から、かおるに注ぐ己の視線の意味は劇変したのだ。みやこはそれを否定しない。
邪な欲望とは無縁な思慕の情を純粋な恋と呼ぶのなら、この想いは邪恋で構わない。
かおるが欲しい。
無邪気に遊んで楽しく過ごすのもいい。色んな事を話し合い、気持ちが通じればとても幸せだ。
だが、それ以上に。かおるが欲しいのだ。
あの身体の全てに、指で、唇で、舌で触れたい。あの心の全てを、この胸の中に閉じ込めたい。
しかし、沸々と煮え滾るそんな想いをぶつけるには、かおるは余りにも清々しさに過ぎた。
女として目覚める事を放棄し、思春期の性すらも寄せ付けず、ドロドロと渦を巻くが如き情念とは
無縁であり過ぎた。
だからみやこは慎重になる必要があった。かおるに性愛をもって接する事と、かおるの信頼と友情を
勝ち得る事、その相反する二つのものを手にするために。そうしてかおるの許容の限界に達したなら、
もうそこで満足するしかない。それ以上は、危険だ。
そして辿り着いた現状。言い繕いながら身体を重ねる、欺瞞と諦観の交遊関係。
しかし、ようやく掴んだその足場を、苦もなく飛び越えた者がいた。
そうしたいから、そうする。ただそれだけで、越えて行った者が。
だから、もう。
「……えっ?」
ブチッ、と糸が引き千切られる音に、驚いた顔で見上げるかおる。目を逸らさないまま、みやこは二つ目の
ボタンに手を掛けた。同じように、力任せにもぎ取る。
「……!」
余りにも予想外の行為だったのだろう。次第に胸元の肌が露出していくというのに、かおるは痺れたように
動かなかった。信じられない、という表情で、ただ呆然と見上げるままだ。が、三つ目のボタンを引っ張った
辺りで我に帰る。
「って、おい! これ博士ンだぞ!? どうすんだよッ!」
「かおるさんの服でないのでしたら構いません〜」
「俺が怒られちゃうだろッ!?」
「後の事なんて知りませんわ〜」
そうこうしている内に、残りのボタン全てを取り払った。かおるは泣きそうな顔で押し黙っている。
諦めたのかもしれない。
「かおるさん、わたし考えたんですけど〜」
「え……ちょっ、何だよ?」
「動かないで下さいね〜」
汗拭き用のタオルを手に取り、かおるの目元を覆うようにして頭に結び付けた。目隠しだ。
「……な、何? 何で? 何で見えなくするんだよッ!?」
「見えない方が、恥ずかしさも緩和するかと思いまして〜」
「そんなわけねぇだろッ!?」
露骨に怯えの混じった声を上げるかおるの上から身を退かし、一度ベッドから降りた。事の成果を
確かめるように、身動きの出来ないかおるをじっくりと見下ろす。
ボタンの留めを失い大きくはだけられた服の間から、ブラを着用していない素肌の胸元が露わになって
いる。引き締まった腹筋と形のいい臍、その下には地味な色合いのスポーツショーツが覗く。下着一枚の
上に借り物のシャツを着込んだだけだったので、こうも前を開かれればもうそれで全裸に近い。
ただでさえ手足にケガを負っているというのにその上ベッドに拘束され、視界を閉ざされたまま微かに
震え、なす術もなく耐えるだけのその姿。
どうして自分はこんな酷い事を。でも。
今すぐに飛び掛って、全てを奪ってしまいたい。
己が小さな身体に残った罪悪感と、それを遥かに上回る勢いで駆け巡る衝動に耐えるため、みやこは
己の両肩を掻き抱いた。
じっとしていられない。空腹を抱え、それでも、哀れな獲物を弱りきるまでいたぶり抜く猫の気持ちが
解かるような気がする。
「かおるさん」
指先で頬を突付く。不意を突かれてピクッと反応するかおるの、鼻を軽く摘む。
「ふがっ……よ、よせよ」
「かおるさーん?」
「お、おい、くすぐったいって」
両手で包むように頬を撫でる。遊びの雰囲気が漂い始めた事に少し安心したのか、身を捩じらせ
ながら口元に微かな笑みを浮かべるかおる。目元を覆われたままのその顔に、そっと囁きかける。
「ねえ、かおるさん…?」
「え?」
「そんなに動くから、見えちゃってます」
「……あっ」
かおるの頬が急速に赤く染まる。自らの動きで服をはだけさせ、もはや乳房を隠すものは何もない。
両の手のひらで、そっと押し包む。あ、と小さく声を上げるかおるに構わず、なだらかな膨らみを
優しく撫で回す。
「かおるさん、恥ずかしいですか…?」
つん、と硬くなった乳頭を指先で転がしながら、頬を舐め上げる。それを振り払うように首を振る
かおる。
「べ、別に! そこならもう、お前に散々弄られてるからな。今更……」
「さっきはあんなに嫌がってましたのに〜」
「だって…あッ?」
ベッドの脇に膝立ちになり、かおるの薄い乳房に頬をすり寄せる。唇を滑らせ、ふるふると震える
小さな乳頭に吸い付くと。
「ひゃンッ!?」
小型犬のような鳴き声を上げて、かおるの胸がビクンと跳ねた。それを押さえ付け、唇の中で張り
詰めた乳首をねっとりと舐る。
「あ、あ、みやこ、みやこッ、何やって――あァッ?」
微かに膨れ上がった乳輪に沿って舌を這わせながら、みやこは壁掛けの時計に目をやった。
時間は充分にある。
時計の長針が動く音を聞いた気がした。顔を上げて時刻を確認すると、かおるの胸を唇で弄び始めて
から十数分が経過している。
改めて、かおるの肢体を見下ろした。鋭敏な乳頭へ粘液質の愛撫を受け続け、その感覚に竦み上がる
内に滲み出た汗で、全身が濡れている。
「かおるさん、大丈夫ですか…?」
荒い息遣いの治まらないかおるに、そっと囁きかける。息を呑んだかおるは、返事の代わりに顔を
背けた。順当な反応だろう。みやことて、かおるの身を案じて訊いたというわけでもない。
汗と唾液に塗れたかおるの胸に頭を預け、ぴったりと耳を付けた。早鐘のような心音が直接耳に届く。
そのまま片手で、細かく波打つ腹部を撫で回した。
「…ももこさんも言ってましたけど、かおるさんのお腹ってカッコいいですわ〜」
腹筋がしっかり割れているのが解かる。殆ど鍛えられていない自分や、うっすら脂肪の付いたももこの
腹部では得られない感触だ。
うっとりと優しく撫で回すその手を、少しずつ下腹部に伸ばす。意図を察したかおるが反射的に脚を
閉じようとするが、それを封じた拘束が空しく軋むだけだ。下着の縁に指を潜らせ、更に先へと進む。
「み、みやこ、やめろよぉ…!」
かおるの涙声が耳に心地いい。
硬く締まった下腹部を過ぎ、指先は独特な弾力を持つ微妙な膨らみに達した。俗に言う、恥丘。
「かおるさん、ここ…とっても柔らかいです…」
「……くぅぅッ」
悔しそうな呻きを噛み殺すかおる。指先の侵攻を止め、何とも形容し難い感触を暫し愉しみながら、
みやこはかおるの顔へと頭の向きを変えて囁いた。
「ご存知ですか、かおるさん? ここ、恥丘って言うんですよ。恥ずかしい丘、で恥丘ですわ〜」
「うううるせェな、知ってるよそれくらい!」
「でしたら、この先に何があるかもご存知ですよね…?」
ほんの少し、指先を滑らせる。
「ばか、ばか、やめろ!」
ゆっくり、ゆっくり、先へと。指先に微かな窪みを感じた。
「マジでやめろってぇ! あ、そうだ、ソコすっげぇ汚ぇぞ!? さ、最近全然洗ってねぇし!」
焦ったかおるの物言いに、思わずほくそ笑む。以前、同じところを触れようとした時は、汚いから
触らないで欲しいという哀願が余りにも可愛かったので断念してあげたのだが。
「ダメですわ、かおるさん。同じ言い訳は二度は通じませんわ〜」
中指の先端は、既に柔らかい肉に挟まれている。しかし、ここはまだ表皮だ。この空割れの部分を
通り越し、陰核包皮を越えたその先に、滑らかな粘膜がある。ももこが触れていたところだ。
「ほ、本当にやめろッ! こんなの最低だぞッ!? 俺ケガしてんのに、こんな、縛り付けてまで無理矢理
やらなきゃいけない事かよぉッ!?」
声の感じが変わった。
「かおるさ――」
「うるせぇ! 早く解けッ! 俺は本気で怒ってんだッ!」
「……」
本気で怒らせてしまったようだ。心の何処かで悲鳴を上げる自分を感じる。
かおるさんが、怒ってる。
今すぐ止めて、すぐに謝らないと。
嫌われる。
でも。
「……でも、かおるさん」
一瞬だけ、指に強く力を入れた。かおるの腰がビクン、と跳ねる。
「わたしは……とっくに本気ですわ……」
「やッ――」
指先に、素肌とはまるで異なる感触。キュッと腰を反らして少しでも逃れようとするのを、更に、追う。
「ぁ…や、だぁ……」
妙に押し殺した声で、かおるが呻いた。
濡れている。
奥に隠された小さな合わさり目を優しく掻き分けると、粘液に塗れた窪みに触れた。
入り口だ。ヒクヒクと蠢いている。
またもや時間の感覚が飛んでしまったような気がして、時計を見上げた。案の定、自覚のないまま
数分が経っている。
「かおるさんのここ、もうクチャクチャです。指がふやけてしまいそうですわ〜」
囁いてみたが、反応はない。顔を上げて見ると、かおるは固く歯を喰いしばっていた。ベッドの軋み、
指先で奏でるかおるの愛液の音、ぴったりと耳を付けたかおるの胸からは激しい鼓動が聞こえていたが、
最も聞きたい切なげな喘ぎ声だけは、ああして噛み殺していたらしい。
身動きも出来ず、目も見えず。もはや邪悪な指先に翻弄されるだけの身に残された、唯一の矜持。
悦楽にも苦悶にも声を上げない、最後の抵抗。
「かおるさん……!」
可愛い。
そのいじらしい抵抗が、堪らなく可愛い。
可愛いくて、可愛いくて、可愛い過ぎて。
踏み躙りたくなる。
止まる事なく蠢かしていた指を、かおるの秘部から離した。粘液の跡を引きながら、股間から鳩尾あたり
まで撫で上げる。ぬるぬるに濡れた五指で、拳を握って。
「がはッ――!?」
大して力は入れなかった。仮に本気で力んだとしても、かおるの腹筋には通じなかっただろう。だが、
最も敏感な部分に受け続けていた陵辱が止み、かおるは僅かに身体の力を抜いた。その瞬間の緩んだ
腹部に拳を突き込み、飲み込んでいた息の塊を吐き出させたのだ。
その瞬間を逃さず、大きく開かれた口に指を突き込む。
「ダメですよぉ、かおるさん? ちゃんとお口を開いて、声を聞かせて下さいね〜?」
左手をかおるの口元に絡ませたまま、右手は再び柔肉を狙う。
「あ、あがぁ……!」
やだ、と言ったのだろうか。かおるの歯が、みやこの指に食い込む。軽く顔を顰めて、みやこは両手の
指の動きを止めた。そのまま少し、待つ。
或いは。みやこはかおるに、最後の機会を与えたのかもしれない。
己の口の中に侵入した、二本の指。噛み千切る程に歯を立て、陵辱者を制する唯一のチャンス。
かおるの白い歯が、みやこの人差し指と中指を軽く噛んだ。その力が強まり、一度抜け、思い直した
ように再度、強く噛んで――顎の力が抜けた。
そして、そのまま暫らく待っても。その歯が指に食い込む事はなかった。
――噛み千切ってくれたらよかったのに。
そう呟いて、みやこは右手に集中した。襞の中の膣口を探り出し、指先でくすぐる。
「ん、んやぁ、んぅ……」
口を閉ざす自由すら奪われたかおるが、くぐもった喘ぎ声を上げる。そのまま、小さな入り口を揉み
解すと、乾き始めていた指先が再び粘液塗れになる。
「かおるさん……中、触ってもいいですよね…?」
「ん、んあ…」
許可を求めての事ではない。指を突き入れるという宣言だ。
ももこだってこの中の奥深くに触れた。なら、自分だって。
「じゃあ、挿れますね……」
「ん、んんッ…!」
ぬるり。
強い締め付けはあるものの、無理に突き進むような抵抗はない。ももこの言っていた通り、かおるの
内部へと続くこの道は、自分のものに比べて幾分か広いようだ。
「あ、んッ、ん…」
中指の半ばまで、苦もなく飲み込まれた。まだ、入る。
「ふッ……んゥ…んうううぅぅ…!」
根元まで埋まった。かおるの鼻にかかった切なげな声に浮かされて、くらりと眩暈がする。
「かおるさん…」
入った。ただ締まるだけではなく、膣内壁が細かな収縮を間断なく繰り返している。内部で指先を折り
曲げると、それだけで指全体を包む柔肉が複雑に蠢く。
「あっ……か、かおるさぁん……指、すごく、キモチいいですぅ……」
神経の集中した鋭敏な指に、かおるの温もりとうねりが染み入って来る。まるで全身が飲み込まれて
しまうかのような錯覚に涙を滲ませながら、みやこは煮え滾るような溜息を震わした。
中。かおるの中。とてもきつくて、でも何よりも柔らかくて。
指を締め付ける。押し出そうというのではなく、抱いてくれている。だって、こんなに暖かい。
だから、かおるだって求めてる筈なのだ。そのために、こんなにも濡れている。
「かおるさん…わたしの指……どんな感じですかぁ……?」
指先を軽く曲げたまま、ゆっくりと引き抜く。かおるがびくびくと小さく跳ねる。
指を真っ直ぐにし、優しく根元まで突き入れる。かおるのか細い鳴き声。
抜いて。挿して。
抜いて。挿して。
指先の形を細やかに変えながら、幾度も、幾度も繰り返す。
かおるの口腔に差し入れていた左指をそっと抜いてみたが、もう口を閉じようとはしない。
興奮の余り震えの止まらない指で、それでも、淡く柔らかな膣内を傷つける事のないように、慎重に
掻き回す。甘い響きの混じり始めた泣き声で、かおるもそれに応える。その内に。
「あ、あァ……あんんぅッ……あ…? んッ、んッ、んンッ…!?」
かおるの声が昂ぶって来た。絶頂が近いようだ。
「かおるさん、もうすぐですよ……? あと少し、あと少しですから……」
「や、やだぁ、やぁだあぁぁッ……!」
端から唾液の筋を垂らしたままの、その口から。
「も――」
「――!」
その口から出た声が言葉になる前に、みやこは反射的に指を引き抜く。
「んあァッ…!」
指の届く最深部から一気に引き抜いた刺激に、かおるの背中がギュウゥッ、と反り返る。すぐに身体を
伸ばして脱力するかおるから、みやこは一歩退いた。
今。かおるは何を言おうとしたのか。
もっと? いや、未知なる快感の極みに嫌悪や恐怖を抱いているかおるに、それはあり得ない。
もう嫌だ? もうやめて? それが順当なところだろう。
或いはただの喘ぎ声で、そもそもが言葉ではなかったのかもしれない。
だが。もしも。
ももこ――だったとしたら?
「………ふ」
脳裏を分厚く覆っていた淫蕩の靄が、急速に掻き消えて行く。笑いが込み上げるのは何も可笑しい
からだとは限らない事を、みやこは初めて自覚した。
果てさせられる寸前で放置され、かおるは胸を大きく上下させて息を吐いている。その姿を見下ろし
ながら、暫し立ち尽くす。
「……そんなにわたしが嫌なんですかぁ? かおるさぁん……」
躊躇う気持ちが消えていく。
かおるはもう、自分のものだ。抗う力も奪われて、半裸を晒して。下着だってもうグチャグチャだ。こうも
蹂躙を加えたものが、自分のものでない筈がない。
ならば、何をしたっていい。自分のものをどう扱おうが勝手だ。
そして、奪うべきものはまだまだ残されている。
このまま強制的に絶頂に引っ張り上げられるのは、苦痛だろう。主義も誇りも踏み躙られたその瞬間、
どんなふうに身体を捩り、どんな声で鳴くのだろうか。その恥辱の様を愉しませてもらうのもいい。
それとも。
――指を三本、揃えてみる。
かおるの愛液で、てらてらと光る指先。
まるで刃のようだ。
揃えたままの指を、再び下着の中に潜り込ませる。膜とは名ばかりの、柔肉の狭間に指先が届いた。
しっかりと破ってしまえば、その先、自然に再生する事はないと言う。
こんなものでも、世間では純潔の証として通用する。
――ならば、これも奪ってしまえ。
指先はそのまま、上体を伸ばしてかおるの顔に近付く。“その瞬間”に上げるであろう叫びを、最も間近で
身に浴びたい。
「かおるさん……」
自分でも聞いた事のないような、低い声が出た。震える指先に、力を込める。
これで。
この指で。
一生消えない、疵跡を。
「みやこ……」
「――!」
不意に呼ばれ、ギクリと身が竦む。いつの間にか閉じてしまっていた目を開くと、かおると目が合った。
タオルで手早く覆っただけの目隠しが、自然に解けてしまったようだ。涙に濡れた瞳が、片方だけ
覗いている。
「か――」
呼びかけようとして、声が止まる。恐怖や恥辱と同時に襲い来る途方もない未知の快悦に、かおるは
一時的な意識崩壊を起こしているようだ。視線は重なっていても、ものが見えているようには思えない。
だが、そんな極致にありながら、かおるは。
「みやこぉ……」
「え……?」
微かに。
笑った。
急速に、視界が滲む。瞬く間もなく涙が溢れ、かおるの顔が見えなくなる。
名前を呼んでくれたのは、ただのうわ言なのかもしれない。
笑ってくれたのは、ただそう見えただけかもしれない。
だけど、もし。もしも。
「……かおる…さん…」
だからみやこは、一番優しい方法をとる事にした。
「……大丈夫…大丈夫ですよ……かおるさん」
かおるの首筋に顔を埋める。その重みと温もりに安堵したように、かおるが浅い溜息を吐いた。
「怖い事なんてないです……わたしも、ももこさんも、している事なんですから……」
鉄片のように凝り固まっていた指を解し、一本だけ、そっと潜り込ませた。かおるの内部を、優しく、
優しく、ゆっくりと撫でる。
不安げな響きの消えたかおるの声が、再び昂ぶっていく。それに合わせるように、更に優しい愛撫。
「かおるさん……かおるさん……」
もう聞こえてはいないだろう。それでも、少しでもかおるが安心できるようにと、耳元で呼び続ける。
涙が止まらなくなった目の中に、先程のかおるの笑みが浮かんだ。
辱められ、苛まれ、混濁した意識の中で。
それでも、自分を見て。笑いかけてくれたのなら。
もう、それで。それだけで、いい。
ただ――少しだけ、意地悪を。
「かおるさん……かおるさんは……ももこさんが、好きなんですよね…?」
指の動きを止めずに、囁きかける。
初めて、好きになったのも。
初めて、キスをしたのも。
初めて、裸を見せたのも。
初めて、奥深くに触れたのも。
初めて、感じたのも。
全部、全部ももこさんで。
でも。
「――でも、これだけは、わたしです」
生まれて初めて、かおるを絶頂に導くのは。
「わたしです。わたしが初めて……かおるさんを……」
無意味な意地だ。かおるの耳に届きもしない、無為なだけの独り言。そう思った。
だが。
「…………うん……」
締まりのない喘ぎ声とは異なる、かおるの呟き。
「……うん…は、はじめ…て……」
かおるの背が次第に反り返る。指が痛い程に締め付けられる。
「みやこが…ぁ、はじめ…てッ……」
びくびくと、痙攣が始まる。
「んみッ、みやこがァ…あ、あ、はじめて……お、おれ…おれのッ、はじめてぇぇぇぇぇッ!!」
明確な意思を込められた言葉の最後が、細長い絶叫になった。跳ねる身体を押さえつけ、みやこは
精一杯の力でかおるを抱き締める。
この恐るべき瞬間にも一緒にいる、と安心させるためではなく。
ただ、離されたくなかった。
抱き締めていた身体の痙攣が治まり、呼吸が穏やかなものになって、みやこはようやく顔を上げた。
嵐のような絶頂が身体を突き抜けた後、かおるはそのまま気を失うように寝入っていた。みやこは
暫し立ち尽くし、呆然とその姿を眺める。
右手と左脚のギブスが痛ましい。なのに、その手足は縛り付けられている。
ボタンのないシャツ。如何にもかおるらしい厚手のスポーツショーツ。それから、かおる自身も。
汗と涙と、唾液と愛液とに塗れている。
――これが、かおる。
女の子であるがために自身を悩み、その場所から少しでも離れていたかった少女の、成れの果て。
何と無残な姿だろう。
身体が震えた。再び涙が止まらなくなる。掻き毟るように、みやこは己が目を覆った。
今更嘆いても、もう遅い。
全て自分で――やった事。
今日、かおるが登校を再開する。そう聞いた。
足取りが重い。学校を休んでしまいたかったが、そうもいかない。それは多分、あらゆる選択の中で
最も無意味なものに思えた。だから、歩く。
あの日以来、かおると顔を合わせてはいなかった。どう謝っても許されはしないだろうし、如何なる
理由があっても許されるべきではない事をしたのだ。合わせる顔などあるものか。
だからと言って、それで実際に会って弁解もしないというのは最悪の選択なのだが、どう身を振り
絞っても勇気の欠片も湧いて来ず、結局、ズルズルと機会を失い、今日という日が来てしまった。
俯いていた顔を上げると、少し離れたところに、同じように学校に向かうかおるが見えた。その姿が
振り向きそうになり、みやこは咄嗟に道を外れた。何かの工事予定のまま放置されている、背の高い
雑草の茂った空き地に身を隠す。
――どうしよう。
どうしようもない。こうして雑草の中に身を潜め、かおるに会うのを引き伸ばしてどうする。
結局はこのまま学校に行くしかないのだ。
解かっている。解かっているが、身体が動かない。すると。
「――みやこ?」
「ひっ!?」
背後から声をかけられ、凝固する。声の主が誰か、などと考える余地もない。
「…ああ、よかった。いやー、振り向いたらみやこが隠れたから、戻って来たんだけど……こんな草むらで
しゃがんでるから、ひょっとして声かけちゃいけないタイミングなんじゃないかと思っちまったぞ」
「……わたし、お外でおトイレなんてしませんわ」
ももこさんじゃあるまいし、と膨れた。そうではない、そんな事より、と気ばかりが逸り、立ち上がる事も
振り向く事も出来ない。
「……元気か?」
探るような、かおるの声。
「ほら、お前……あの後一度も来なかったからさ。何かあったのかな、って……」
とんでもない事があった。かおるはその被害者だ。
「あー、そういやさ、あの後結構大変だったんだぞ? お前、紐解いただけで帰っちゃうから。俺もう目が
覚めてから後始末したり誤魔化したりで苦労したぜ。シャツとかさ。あれなら素っ裸にされてた方がまだ
マシだったかもなー」
「…………ごめんなさい」
やっと、それだけ呟いた。
どうしてあんなを事したのか、自分でも解からない。いや、理由も動機もハッキリしているが、今まで
我慢出来ていた事が、何故あの日に限って耐えられなかったのかが解からない。キレてしまった、では
言い訳にもならないだろう。
「なあ、行こうぜ?」
「……でも〜」
「デモもストもあるかよ。ほら、行くぞ?」
「……お先に行って下さい…」
「俺はお前と一緒に行きたいんだよ。立てよ、ほら」
口調は雑だが、声に親しげな笑みが含まれている。それが、かえってみやこの胸に重い。
許さないで欲しい。許されない事をしたのだから、許されてはいけない。
少しの間、そのままでいた。重々しい溜息が聞こえ、くしゃくしゃと髪を掻き毟るような音がした。
そのまま立ち去る、みやこはそう思ったが。
「なあ、みやこ」
肩に手が置かれた。声がずっと近い。どうやらかおるも背後にしゃがみ込んだらしい。
「…なァ〜んか意外だなぁ。俺てっきり、“あら、かおるさん、今日も大変良いお日柄ですわ〜”とか
平気な顔して言って来ると思ってたのに」
自分はそんなに非道な女だろうか。かおるが言うなら、そうなのかもしれないが。
「そんな事、出来ません。出来ないだけの事を、しました」
そうだ。
汚した。
辱めた。
裏切った。
幾らかおる自身が許しても、それで済ませるわけには行かない。
再び、暫しの無言。すぐ側の通学路から、生徒達の無邪気な会話が聞こえて来る。
「……あの日の、事だけどさ…」
かおるが口火を切った。
「そのぉ……ええぃ、言っちまえ!」
もう一方の肩にも、手が置かれた。
「あのな、言うぞ? その――」
来た。ついに。みやこはむしろ、静かな気持ちで言葉の続き待った。どれだけの痛罵をかおるから
浴びせられようとも、それらを全て身に受ける責務がある。
「――そのな、俺……キモチよかった」
「…………えっ?」
一瞬、聞き間違いかと思った。が、その逡巡が治まらない内に、なおもかおるは続ける。
「ほら、あの、なあ? イク…ってのか? アレ凄かったなー。頭ン中真っ白。気絶するよな、そりゃ」
「……え、あの――」
「それにさ、アレから毎日、俺……ほら、なんだっけ? あの、自分で自分の触ったりするヤツ」
「…自慰、ですか?」
「オナ――え? そう、それ。うん。何回もした。って言うか、今までもたま〜にヤッてたし……」
堰が壊れたように、上ずった声で捲くし立てるかおる。何事が起こっているのか、みやこには判断
つかない。かおるの口から出るような台詞ではない筈だ。
「でも、やっぱ違うな。全然違う」
背後からそっと、両腕が回される。耳元で、かおるの囁き声。
「みやこにされた時の方が、ずっと――キモチいいよ」
「……か、かおるさん…」
かおるの顔が離れた。が、手は未だ両肩の上に置かれている。
「だ、だからさ。みやこがもし――もしも、だぞ? この前の事で俺を傷つけたとか、汚したとか、
そういう事を気にしてるンだったら、俺全然平気だし――」
――ああ。
瞬間、泣き出しそうになり、みやこはギュッと目を瞑る。
傷つけられ、汚されて。
怒って。泣いて。
そうして得た結論は、“受け入れる”という事。
その上で更に恥を負い、己を曲げる発言をも厭わず、自分の暴挙を肯定して見せてくれる。
傷付いてないし、汚されたとも思わない。俺は大丈夫だから、気にするな。
そう、言ってくれている。
――もう、ダメだ。この包容力に、逆らえる筈がない。
「かおるさん……」
くるり、と身体の向きを返した。真っ赤な顔をしたかおるを見つめる。
「俺だってその、そういう事するのも別に――」
「かおるさぁん!」
「――って、うあッ!?」
肉食獣のように飛び掛り、勢いを受け止めきれずに転倒したかおるを組み敷いた。草むらに押し倒され
一瞬だけ驚きの表情を見せた後、その顔を緩ませてかおるは苦笑う。
「…た、立ち直り早ぁ〜」
「かおるさん、いいんですか? 本当にいいんですか!?」
この想いは、異常だ。そして今回の事は、かおるを諦める唯一の機会だったのかもしれない。
今ここで、受け入れられたなら。もう二度と、想いを断ち切れない。
かおるが自分の事を嫌いになっても。かおるが他の誰かを愛しても。
いつまでも、付き纏う。
絶対に、絶対に離れない。
「みやここそ、いいのかよ…?」
笑顔を僅かに曇らせて、かおるは目を伏せた。
「俺、多分、諦められないと思う。ももこの――」
「いいんです」
かおるの唇をそっと押さえて、その言葉を遮る。
いつか、今よりもっと。誰かが悲しい思いをするだろう。
三人の内の誰かが。或いは、誰もが。
でも、それはもう関係ない。
かおると一緒にいる。かおるの側で生きる。
その他の事は、どうでもいい。
どうでも、いい。
気が付けば、通学路を歩く人々の声が消えていた。遠く、学校の予鈴らしきチャイムが響く。だが、
かおるは起き上がろうとしない。だからみやこも、そのままでかおるを見つめた。両手でかおるの腕を
なぞり、手指を絡ませ、顔をゆっくりと近づけて――。
「――あ」
不意にある事に気付き、寸前まで迫った接吻を止める。目を薄め、控えめに開いた唇から小さく舌を
覗かせていたかおるが、慌てて取り繕うように口を閉じた。
「かおるさん。わたし、大切な事を言い忘れていました〜」
そうだ。最初に言っておかなければならない事だったのだが。
「聞いて下さい。かおるさん――」
笑顔で告げたかったのだが、上手く笑えない。ドキドキと、息が苦しくなる。
「好きです」
やっと、そう告げた瞬間。悲しくもないのに涙が滲んだ。
「……そっか。そういやぁ、まだ言われてなかったっけ…」
かおるの、呆気にとられたような顔。
「何か……順番メチャクチャだな、俺達」
表情を徐々に改めながら真っ直ぐ見上げるかおるの瞳にも、じわりと涙が浮かぶ。
「うん……俺も」
頬を赤く染めながら目を細め、少しだけ首を傾げるようにして。
「俺もだよ、みやこ」
かおるが。
笑った。
終わり
以上、とりあえずのカップル成立にここまで引っ張ってしまって恐縮至極〜。
実はこのシリーズ気取り、元々は一つのももかお話だったんだけど、一度分解して
再度書き出したら何故かみやかおになってしまった、という経緯がある。
で、書き出し当初の分は今回のでおしまい。これから先の話を投下するとしたら
も少し短いのが出来そう。
>>927 核心突かれた。本来のみやこさんはそんな事考えてないだろうし。
でもアレだ、オナニーになるのは避けられないと思うんだが。
黒みやこ堪能いたしました。
涙がまた出ました
ガチで涙です
カップル成立っちゅー事はお付き合いってことかな?
しかしかおるはまだももこの事引きずってる?
まぁいいよみやかお幸せなら
感想?長くてごめ。乙だよGJでした。
GJです!! 新章も読みたい!
950 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 19:40:06 ID:Z/Yv5023
グッジョブです。 しかしもうすぐ950なんですけど次スレたてなくていいんですか?
やばい、読みふけってしまった
マジで良すぎる
952 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 23:57:22 ID:iSB/erl6
二人とも幸せになれてとっても嬉しいです!!
草むらで笑いあう二人がとっても可愛い!!!
今後も期待してます!!
次スレも必要そうな勢いだな
955 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 21:14:33 ID:ae0e+dwN
以前本スレでも言ってたけど。最終回はどうなっちゃうんでしょうね?まぁ俺は何時までもあの三人組が仲良しならそれでいいけどね…
956 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:02:09 ID:rafM5coH
このスレって
男×女が全然ないよ〜
だから
ガールズ×ケン
の乱交もの書いて〜
自分はくれくればかりいってるがキャラの特性とかわからん。
アニメで勉強してきます
需要があるなら・・・と思うけどここはもうみやかおスレになってるからなあ
ももかおすらほぼスルーだぜ
ももケンなら喜んで反応する
個人的には神子×姫子もいいなぁ、と思いつつ書けない…orz
960 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 21:26:24 ID:cqHkcoGr
ノーマルなら俺はブリック×ブロッサム派。でも話を書くとなると難しいですね…
962 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 20:16:21 ID:cCFihzYI
はい「うそつき」を書いたものです なんかブリブロ書くつもりがRRB中心になっちゃったからやっぱり難しいな〜…って。 やっぱり女に触れないってのがネックになってるのかも… 今週は壮一郎さんは彼氏の鏡だな!の言葉に尽きる気がします
たまには白みやこ受けも思い出してあげてください・・・
ひさびさに来ました
>>350(ママもの)の続きを書こうと思っていたらずいぶんと間が空いてしまい
書く気も減退したので、小ネタでちょっと仕切りなおしさせてください。
ももこ・バカ・カエル・触手・陵辱・アナルあり。嫌な人はスルーで。
それゆけハイパー・フロッサム(FROG-SOM)!
カエル王子。
そう聞いた瞬間、ももこ脳内のハイパー妄想回路が激しくスパークをはじめた。
「今はケロケーロって鳴いてるけど、本当は美しい王子様だったんだ……」
勝手な結論を出しひとり陶酔するももこ。さすがこういう事となると頭の回転が違う。
恋する乙女のキラキラ瞳で、カエルモンスターの手を握った。
「カエル王子様、私のキッスであなたを元の姿に戻してみせますわ!」
「ケロ?」
こうなるともう誰にも止められないからして、みやこもかおるもケンもピーチも
いち早くため息まじりの傍観モードである。
「私の前でそんな事はさせませんっ」
しかし博士だけは本気である。いつだって本気と書いてガチである。
暴走寸前のももこを背後からガチッとホールド。少女と密着できて一挙両得だ。
「ちょっ、ちょっとぉ何とかしてよ、バブルス! バターカップ!」
ふたりがももこの声に応えて、この父親づらしたエロ博士をひっぺがしにかかる。
実をいうとふたりにも、ももことカエルの種を越えたキスシーンというものを
ちょっと見てみたい気持ちがある。鼻息荒い博士の両脇に立ち、
「そーれ、こちょこちょこちょ」
と、勢いよくくすぐると、どうやら博士は脇が性感帯だったようで、大笑いしながら
激しく身をよじってももこの体を放り投げた。
「うわーっ」
ももこはカエルめがけてダイブする形になり、そのまま唇と唇がぶつかってしまった。
なんというピンポイントか、つまりこれがももこのファースト・キスである。
「ふみゅっ!?」
カエルの唇は見た目以上にヌルヌルしていて、すぐにすべって離れてしまったが、
キスをした事実に変わりはない。
今この瞬間、今日という日はももこにとって一生の記念日になったのだ。
「わ、わ、私、やっちゃった……! 王子様と……! きゃーっきゃーっ」
頬を赤らめて幸せそうにニマニマするももこ。しかし周囲はドン引きである。
なにしろ目の前にいる王子様はどう見ても両生類なのだから。
「さあ王子様、元の姿に戻って! そして私をお城に連れてって!」
ミュージカルばりの大仰な声をあげてももこがカエルに迫った。
「ケロっ……!」
カエルの動向に皆が息をのみ、室内は一転、沈黙に包まれた。
……が、カエルの身に何の変化も起こらない。
「な……なんで?」
「やっぱり、ただの思い込みだったようですね」
ケンが無慈悲に言い放つと、みやことかおるもウンウンとうなずく。
「そんな……」
「……ことはないケロ」
涙目のももこに突然、カエルが声をかけた。
「今みたいなちょっとだけのキスでは、元には戻れないんだケロ」
「えっ」
「だからもっとキスするケロ」
「そうだったの!」
すぐにぱっと明るい表情に戻るももこ。
しかし、当然これはカエルのでたらめである。
どうやらももこの唇で、カエルのオス魂というか本能的なものを刺激してしまった
ようなのだ。いくら春とはいえ、人間のメスに欲情するとはこのカエル、変態である。
そしてその変態ガエルを王子様とあがめるももこ、彼女はいったいどのような言葉を
もってすれば形容できるだろうか。いやできない。とりあえず彼女にとって大事なのは
これからの行為よりも、そのさらに先の輝ける未来。お姫様なのである。
「じゃあ……ど、どうぞ」
か細い声で言ってももこは目を閉じた。
カエルがゲロゲロつぶやきながら、ピンクの舌をヌルリと出してももこに近寄った。
「や……やめろーっ」
いっぽう博士は必死に叫ぶ。しかし、かおるに抑えられていてどうにも動けない。
「あのう、止めなくていいんですか」
「正気の沙汰じゃないワン」
ケンとピーチがかおるに声をかけると、困った顔でみやこの方を見た。
「どうする?」
「今いいところなんだから、止めちゃだめです」
みやこにしてはハッキリと自己主張したので、
「……だって。まぁ、いいんじゃねーの。ももこがしたがってるんだし」
と、心配げなふたりをなだめた。
かおるもそうだが、みやこは特にこういうのを面白がるところがあるらしい。
「あっ、はじまりました」
と、ほんのり上気した顔で、面白そうにみやこがつぶやいた。
ももこはぎゅっと目を閉じて、とびきりの美少年王子を思い描いていた。
その姿は彼女が好きな先輩によく似ていた。
王子は優しく微笑みながらももこの腰に手をまわした。レオタードごしのその手は
ちょっと濡れてブヨブヨしていて、汗っかきなんだ、新陳代謝が良いのねとももこは思った。
その手に抱き寄せられて、彼の顔が近づいた。すごく美形なのに泥と水のにおいがする。
田んぼのにおいだ、やっぱり田舎暮らしって素敵よねとももこは思った。
そしてついにその時が。唇が、にゅるんとした肉質感で覆われた。
(うわぁ、キスだ、キスだ、王子様とのキスだ。みやこ、かおる、ゴメン! お先!
ああなんて肉厚なの。唇の厚い人は情も篤いのよね……)
……しかしそれはもちろん王子様の唇などではなく、カエルの舌である。
カエルはそのゴロリと太い舌を出してももこの唇を丹念に味見し、そのまま口の中へ
入れようとした。まるでそれ自体が生き物であるかのように、謎の分泌液を垂らしながら
ピクピク動く舌が、ももこの薄い唇を無遠慮にこじあけてゆく。
「ひゃふ……」
いきなりのベロチューに驚き、さらに高鳴るももこの胸。
侵入してきた舌とそのヨダレはドブのようなにおいで、それが鼻に抜けて思わず
咳こみそうになりながら、これが男の子のにおいなのねとももこは思った。口内の粘膜や
舌を舐めまわすぐちゅ、ぐちゅという音が頭にひびいて何も考えられなくなってくる。
王子のと自分のがまじったヨダレが唇の端からこぼれて顎をつたい、落ちてゆくのを感じる。
彼の荒々しさが心地よく、すべてをゆだねてしまいたくなる。
その思いに応えるように、彼の右手がももこの腰をぐっと抱きしめた。
やがて左手がのびてきて、ももこの小さな胸のふくらみを愛撫しはじめた。
すると右手がのびてきて、スカートをかき分け股間をぞわぞわしはじめた。
さらに左手がのびてきて、背中を……
(って、手が多すぎ!?)
驚いて目を開いたももこは、先輩とは似ても似つかぬカエルが、体中から触手を出す
何か別のモンスターへと進化し自分を犯さんとしている現実を知るのだった。
「はっ、はぶへへ……」
赤なのか青なのかよくわからない色の触手がヌブヌブと鈍く光って、自分の四肢を
拘束しながら愛撫している。思わず悲鳴をあげたももこだが、口にはカエルの舌が
挿入済みのため言葉にならず、なんとか顔を動かしてみやこやかおる達のほうを見るのが
精一杯だった。
(たっ、たすけて……)
「ブロッサムー、ファイトーですわー」
ももこの思いを知ってか知らずか。みやこは笑顔で親友の初体験を応援していた。
かおるはというと、みやこの隣でケンの目隠しをしている。
「子供は見ちゃだめだ」
「だめだワン!」
そのケンとピーチの横で、博士はすでに泡吹いて倒れていた。
(が……ガマンするのよ、ももこ。王子様に戻ったらこっちのもんなんだから……)
ふたたび涙目になりながらなんとか気を持ち直すももこ。健気である。
(でも、どこまでいったら戻るんだろう……)
「さぁどうしたケロ。最後までやるケロ」
ああやっぱり最後まで。あわれももこは見ず知らずのカエルに女の子の一番大切なものを
奪われてしまうのだ。なんという世界一不幸な美少女……
と、また軽い自己陶酔というか現実逃避をおこなうももこに、突然カエルがカエル跳びで
跳びかかってきた。あわててそれをかわそうとするも、触手のせいで身動きがとれない。
「ぎゃっ」
背中にどしんと乗っかられて突っ伏す形になった。
ももこはいよいよ青ざめた……こいつは後ろから犯す気なのだ。
この体勢は理科の教科書か何かで見た、カエルの交尾のそれである。
「髪の毛がジャマだケロ」
あふれんばかりのももこの髪を触手で器用に縛りあげ、そのままついでに引っぱりあげて
上半身を起こす。カエルの交尾体勢すなわちバックである。
(ああ、いよいよ……いよいよなのね。さよならマイバージン……
「ぐえっ!?」
感傷にひたる間もなく、ももこは思わずうめき声をあげた。
挿入された痛みではない。腹を圧迫された苦しさからだ。
背後から抱きついたカエルは、なぜかももこの下腹部に手と触手をのばし、力をこめて
グイグイと押しはじめたのである。
「ぐえっ……な、なにやってんの?」
「どうしたケロ、早くするケロ」
「いやあの、おなか押さないでよ……ぐえっ」
「あ、それがカエルの交尾です」
かおるに目隠しされてても状況を理解したケンが言った。
「抱接といって、そうやってメスに産卵させるんです。そしてすかさず放精して受精です」
「ぐえっ、じゃあ、なに? 私に卵を産ませようとしてんの?」
「体外受精ですから。まず産まないと」
「そうだケロ、早く産むケロ」
「産めないわよーっ!」
悲痛に叫ぶももこをよそに、爆笑するかおる達。
「おーいブロッサムー、産んでやれよー」
「やればできるワン!」
「無茶いうなー! ぐえっ」
「……あのうカエルさん、人間は卵を体から出さずに受精するんですよ」
たまらずみやこが助け船を出したが、これがいけなかった。
「なるほど、そうだったケロか。じゃあこっちから卵のとこまで行けばいいケロ」
「人間の卵はどこにあるケロ?」
そう言うとカエルはドック・オクばりに触手をうごめかせ、ももこの体内に眠る卵を
さがしはじめたのである。
「まずは口あたりからいってみるケロ」
さっきまで舌が入っててベトベトになっている唇にふたたび触手が分け入る。
「うぶっ、うええ」
触手はところどころにシワがあり、ヌルヌルした肉棒といった感じで、口いっぱいに
押し込まれると反射でどうしてもうめき声が出る。腹押しの時とはまた違った声だ。
「ここかケロ?」
「ごふっ、……っ」
喉の奥の奥、声帯近くまで挿入されて、声のかわりに涙が出てきた。
胃カメラってこんな感じかしら? とももこは思ったが胃カメラはそんなに太くない。
なにしろ触手は250ミリリットル缶ほどのゴンぶとサイズなのだから。
「もう、面倒だからかたっぱしから放精していくケロ」
「え!?」
言うが早いか、触手はその最深部で精液を噴き出した。ゴバボブッという、人間が
出せるとは思えない音を出してももこは咳こみ、口から鼻から白濁液を垂れ流した。
「あが、はがががが」
何の言葉を発しているのか自分でもわからないがとにかく声を出さずにはいられない。
「あ、これで鼻も済んだケロ。次は耳かな」
「や、やべで、やめてぇ。こんなの出されたら外耳炎中耳炎内耳炎ぜんぶなっちゃうぅ」
「じゃあ言うケロ、卵はどこにあるんだケロ」
「えっと……」
ももこはもじもじしながらスカートのところを指さした。
「なんだ、そこでいいのかケロ」
ものすごい勢いで触手たちがスカートの下にもぐってきた。パンツごしにグリグリと
先端を押しつけてくる。今にも破ってしまいそうな元気の良さだ。
ここでパンツを破られることは処女膜を破られることとイコールであり、それすなわち
王子様の子を孕むこととイコール。つまりはいよいよ覚悟を決める時である。
「ああ、さよならマイバージン……そしてこんにちは、プリンセスももこ」
「んなわけねーだろっ!!」
いいかげんにしろ、とばかりにかおるがつっこんだ。
「おいカエル、そっちじゃねえ! うしろの方だっ!」
「へ? なに言ってんのかおる」
かおるの言葉にあっけにとられるももこ。その隙をカエルは逃さなかった。
「こっちかケロオっ!」
若干食い込みの激しいパンツの脇から触手がすべりこみ、ももこのうしろの方……
つまり尻穴に思いきりブッ刺さった。
かおるのとっさの機転で、ももこの処女だけは守ろうとしたのである。
「いっぎ!?」
普段よく食べるももこでも、さすがにこのサイズのものが尻穴を通ったことはない。
いくら触手に適度な軟性があり、多量の粘液にまみれているとはいえ、その衝撃は
並大抵のことではなくまったく未知との遭遇であった。
さらにそいつはじっとしてなんかいない。ピストンするのだ。入るだけでとうに
ギュウギュウの限界を越えてギュムルギュムルといった感じなのにそこからピストン。
まるで腸壁が削り取られ肛門自体が出たり入ったりしてるような衝撃なのだ。
「はひ、はひぃっ。だっだめ、うら、裏返っちゃうっ」
息をするのがやっとのももこはもはや目もうつろ、しかしそれでも、これが彼女の
本質だろうか、苦痛にゆがんでいるはずのももこの口元は笑っているように見えた。
「よし今だっ、放精ーっ!」
かおるの合図で、カエルのありったけの精液がももこの腸内へと爆注された。
それ延々数分にわたって行われ、ももこは倒れこんだままそれを受けつづけた。
頭の中では、えも言われぬ痛みと快感とともに、お姫様となって王子様と幸せに暮らす
自分の姿がハッピーエンドとして駆けめぐっていたが……現実は、モンスターに尻を犯され
その痴態をバッチリ親友たちに見せて恍惚としているド変態レジェンドである。
そんな自称リーダーの傍らでホクホクと満足そうに笑うカエル。
「いやー良い受精だった。これで元に戻れるケロ」
そう言うとカエルモンスターは光に包まれ、元の姿……普通のカエルになった。
「まぁ……そうだろうな」
ため息をつくかおるに、みやこが笑顔で言った。
「カエルの子はカエル、ですね」
「わけわからん。ていうか……楽しんでただろ」
「そんなことないですよ」
「ま、一回痛いめ見たほうがいいんだよ、ももこは。これでもう懲りただろ」
「そう……思います?」
みやこはみっともなく横たわるももこに目をやった。口から鼻から尻からだらしなく
精液をあふれさせながら、ももこは夢の中で笑顔だった。
「あははは……待ってえ……あたひのおうじさま〜……」
「……思わない」
それを見たかおるが答えると、みやこがふふふと笑った。
(おわり)
おおおぅ、素晴らしい! ナイスガッツももこ。
しかしまあこのアップテンポな展開と軽妙な文体には憧れるなぁ。
憧れ過ぎて嫉妬しちゃうくらいだ。
972 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 13:23:00 ID:6s9LPLBR
GJ! また凄いのきたな…
ももこ・・・パロですらこの不憫な扱いはw
かおるひでぇww
しかしこれイイ!!文章読みやすいしおもしろいし
GJ!!
975 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 20:48:29 ID:6s9LPLBR
ももこって将来悪い男に騙されなきゃいいけど…
976 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 15:50:59 ID:vNaWsdPr
誰かとっととSS書けや!!ボケ!!
プニ山氏乙です!!!
978 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 19:41:21 ID:/B6sDFFc
976 何か面白い案がりますか? 皆さんはバブバタに合う歌とかありますか?
≫945
うぇっぐぅぁぁぁぁぁぁぁぁ!
かおる超いい子だぁぁぁぁぁぁ!!!
あ、続編楽しみにしてるから頑張ってね!
「ももこのいない間に 骨折編」の人はボキャブラリー、言葉の選択がシブく、痛いほどにキャラクターの心が伝わってくる。
プニ山氏の文体は本当にテンポが良くて楽しい。
本当に、ここのスレは恐ろしい。
これからも続きをよろしく。GJ!
あー、俺も書きたくなってきた…
>>983に期待!
9・8・3!!9・8・3!!
987 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 09:20:51 ID:gXukzK+7
希望したいものがある。
桃子×ケンの激しいやつを希望する。
みやこ受け9・8・3!!
あまりプレッシャーかけるのも如何なものかと。
みやこ×ももこが見たい
991 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 21:18:38 ID:/vXF7J3/
次スレ立てるのが先モジョ!
992 :
名無しさん@ピンキー:
次スレを先にたてたほうがいいと思うやつは俺と
>>991だけではないはず