1 :
名無しさん@ピンキー:
乙です。
3 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 07:06:03 ID:DooySOpg
乙!!!
注意事項:カールは正しく使いましょう。カールは大事な資源です。リサャイクルにご協力ください。
お得情報:ただいまカールとサヤをセットでお使いいただくとハジがおまけでついてきます。(〜6/30)
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 14:11:28 ID:SCw+J81G
ハジやソロのような外人の巨●ラに慣れちゃうと、カイの日本人サイズじゃ
太刀打ち出来んだろ(;´Д`)サヤは満足出来ねえだろな〜
硬さは世界有数だぞ。でかいだけのフニャチンなど、ものの数ではない。
仮性率高いけどなー
仮性じゃ駄目じゃんw
真性じゃないなら大丈夫
剥けばイイだけ
仮性は日頃のお手入れが肝心かな。
じゃないと尺八する人が困る…。
13 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 20:45:23 ID:QIQJuWbo
日本は仮性包茎多いからカイもそうかもしれんね。
カールもアジアンだろうからそうかもしれんね。
目を覆わざるを得ない話が…(/ω\)
オニャノコのエロいはなしないんか?
オイ!かうるたんは立派に剥けとるぞ o(`O´)o
・・・・・・・ちょっぴり緑色だけどな
みんなチ●ネタ大好きなんだな…(´∀`)σ)Д`)
漏れもだが
>>14 じゃあ、小夜のバストサイズ、または一人エチーのオカズを答えなさい
大穴でカールww
大穴でカルマン
ジョージで決まり!
ルイスでしょ!
じゃ、本命で恥
>>22 持ってないログがあったらテキスト形式でうpしましょうか?
>>22 乙華麗様ですた!
topのラスカルAAがイイ!!
早速ブクマさせて頂きますた。
乙!!
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 12:36:51 ID:KZhhZyr6
小夜っておっぱいデカくなっちょる?
38話で真央が小夜につっかかるシーンに、真央よか小夜のおぱい大きいのが気になった。
>>28 素晴らしいことじゃないか。尚のこと揉み甲斐があるw
髪と乳だけは時間の経過によって成長したんですね。
>>30 空白の一年間
カイは一緒にいなかったことを考えると
ハジだろうな
小夜「ハジ、お願い」
ハジ「小夜。今日もですか」
小夜「私、負けたくない!謝花さんやジュリアさんに負けたくない!
だからハジ、私のおっぱい大きくして!」
ハジ「貴女がそれを望むなら。」
もみもみもみもみもみもみもみ))
>>32 やらしくなくてワロタ 豊胸マシーンハジって感じ
w
あれ、でも先週まで豊満ってほどじゃなかったやん?
これはもしかすると、瞬間移動できるどこかのシュヴァリエが
ちょくちょく瞬間的にモミモミに北とか…ただの痴漢かよソロモン
ソロモンかよwww
カール亡き今、小夜小夜言うポジションは彼かな
カールであってほしい
(´_`。)グスン
だってカールたん瞬間移動苦手そう。消えるより目立つほうが好きだろ
瞬間移動しててもフル狆だけがひとびとの目にくっきり残ったりして
カイに色目つかわれた小夜が、胸になんか仕込んだに決まってる。
>>39 小夜の乳が詰物だなんて、そんな夢も希望もなくなるようなこと言うなよ〜
小夜の乳は生きた豊胸マシーンのハジかこっそり忍び込んだソロモンが
モミモミして大きくしたことにしておいてよ
死んで幽霊になったカールが揉んでるとか
>>41 「小夜ぁ…レッツ乳モミっ!!」
とか言って?
んで、幽霊カールは小夜の乳をモミモミしつつ緑の巨大おチ○ポをハァハァしながら扱いていると?
そんな死人にチチを打つようなこと言わんといて下さい
死人にチチなし
ディーバ「毛の生えた棒を口に入れて口から出したり入れたりしながら最後に白い液体を口から出す行為ってな〜んだ?」
真央「はみがき」
香里「はみがき」
ムイ「はみがき」
ミン「はみがき」
エリザβ「はみがき」
イレーヌ「はみがき」
小夜「フェ………!!!」
どこかで見た事のあるネタでスマソ
おれんじすたーwwwwwww
最近見てないな
第1話の小夜が一番かわいかった…
やっぱり幸せだったのかな?あのころは…
そりゃ幸せでしょ
辛い過去の記憶を綺麗さっぱり忘れてたんだから
与那嶺センパイ×小夜(記憶無しver)とかほすぃッス
カイ「…ん?なんか聞こえるな…」
小夜「んっ…あぁリク…痛い…」
リク「小夜姉ちゃんもっと力抜いて…」
カイ「!?」
小夜「もうちょっと…優しくして」
リク「ごめん、つい我慢できなくて」
カイ(あ、アイツら…!いや待てよ…いつもこんな感じでゲームだのマッサージだのやってたな…)
小夜「ひぁ!あぁリク…」
カイ(どうせ今回もそんなんだ……も、もう騙されねぇぞ…!)
リク「小夜姉ちゃん、声大きいよ」
小夜「だって…そんな激しくされたら…あはぁ!」
リク「この方が興奮するでしょ?」
小夜「うぁぁ…あん!」
リク「ほら、静かにしないと聞かれちゃうよ」
小夜「あっダメ……ひあぁぁ!」
リク「またイっちゃったの?小夜姉ちゃんて胸弱いよね」
小夜「ふぁ…リク…もう許して…」
リク「まだまだこれからだよ…」
カイ(あぁぁ聞こえねぇぞ、何にも聞こえねぇ!全部、全部気のせいなんだあぁ!)
52 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 05:56:35 ID:sT1yNyx1
騙されすぎて嘘と本番の判別つかなくなったカイカワイソス
もう覗くしかないな
そーっと襖を開けて中を覗いたカイが見たものは!?
衝撃の・・・◎×@△◇※!!
ネイサンて言葉責めとか指技が上手そうだよな
しかもねちっこそう
軟禁された小夜が「花嫁」としてネイサンに調教を受ける
「ほら、ぐちょぐちょにしてあげる」
「ひぁっ…んっ……やぁっ…ああんっ」
やがてネイサンの責めに堪えられなくなり自分から求める小夜
「お…ねが…い、いかせてぇ……」
「フフ。それが花嫁の望みなら」
何日もくり返される責めに、ネイサンの姿を見ただけで
濡れるようになった小夜。そこへ長兄登場。
「花嫁の具合はどうかな」
「いい仕上がりよ。……小夜、今夜はアンシェル兄さんが相手よ」
3Pまっただ中、今度は偶然ソロモンがその場面を見てしまう
「小夜……!!兄さんたち、一体何を……!」
衝撃を受けるも、我慢できなくてソロモンも参戦。
そんなことを考えて(;´Д`)ハァハァしているオイラ
カール…早死にしなかったら混ざれたかもしれないのにな…
しかし血+の設定ってまさにエロパロのために作られたような感じ
>>57 同意!
実にエロ萌えが広がるアニメだよね!
小夜「リク、お醤油とって」
リク「はい」
小夜「ありがと」
カイ「……」
小夜「ご飯まだある?」
リク「またおかわり?もう三杯目だよ」
カイ「……」
小夜「まだ入るよ」
リク「食べ過ぎ、腹八分目て言うでしょ」
小夜「えーリクのケチ」
リク「太るよ」
小夜「うっ…」
カイ「な、なぁ…」
リク「あ、カイ兄ちゃん何?」
カイ「その、お前ら…最近さ」
リク「うん」
カイ「夜中に…へ、変なことして、ないか……?」
リク「変なこと?」
カイ「つ、つ、つまりだなぁ」
小夜「…あっリク、ご飯粒ついてるよ」
リク「え、うそ、どこに?」
小夜「顎のところ」
カイ「つまり……あっ」
小夜「ホラ、取れた」
(パク)
リク「あ…」
カイ(あ、あぁぁあ……)
リク「も…もう、意地汚いからやめなよ」
小夜「えへへ」
カイ「………………」
リク「あ、カイ兄ちゃんごめん、なんだったっけ」
カイ「いや、もう…いい…」
リク「えっでも…」
ジョージ「おーい、早く行かないと学校遅れるぞ」
小夜「あっもうそんな時間?行こ、二人とも」
リク「待ってよ、ほらカイ兄ちゃん」
カイ「お、おう」
小夜「それじゃいってきまーす」
リク「いってきます」
カイ「いって…きまーす…」
>>51を読むとこんな朝の光景が浮かぶ
カイいじりおもしろいな
カイw
61 :
おふろ:2006/07/06(木) 15:24:31 ID:+DGhgtVy
小夜「リク、一緒にお風呂はいろっか」
カイ(……なっ)
リク「えー、ボクもうそんな歳じゃないよ」
カイ(そうだ!断れ断れ断れ断れ……)
小夜「いいからはいろ?リクがどれだけ大きくなったか見てあげる」
リク「もう、小夜ねえちゃん毎晩見てるじゃない」
小夜「あはは、そういえばそうだね」
カイ(あ、あぁぁぁぁ)
小夜「背中ながしっこしようねリク」
リク「うんw」
カイ「は…ははは」
ジョージ「カイ、どこ行くんだ?こんな遅くに」
カイ「ちょっと……バイクで走ってくる」
ナンクルナイサー
>>62 声出して笑った、
>>59にそのネタ使えばよかった
あっちも宮がつく兄妹だもんなぁ
事故るなよカイww
夜道で動揺のあまり事故ったカイは怪我で入院しました。
そこに小夜とリクが見舞いにktkr↓
小夜「カイ、大丈夫?」
カイ「…おう」
リク「でも、足の骨折っただけで良かったね?カイ兄ちゃん」
カイ「…まぁ体中痛いんだけどな」
小夜「でも、いったいどうしたの?まさかカイが事故起こすなんて思いもしなかった」
カイ「……考え事してた」
リク「兄ちゃん…とりあえず、安静にしてなきゃね?」
小夜「うん、身の回りの事は私達に任せて」
カイ「…あぁ、よろしく頼む…あ、あのさ…」
小夜&リク「??」
カイ「…いや、なんでもない。 俺寝るわ」
リク「おやすみなさい」
「ちょ…リク! カイ…起…ちゃ」
「そ…こと言っ…夜姉ちゃ…もうこんな…ってるよ?」
カイ(ん…声?…!!)
小夜「それはリクが!ん…お願い、帰ってから…」
リク「大丈夫だよ。誰も来ないし、カイ兄ちゃんぐっすり寝てるし。それにもう我慢できないでしょ?」
小夜「そんな、ことぉ…あぁ…ダメ、そこダメなのぉ…」
リク「フフ…ほら、声だすとカイ兄ちゃん起きちゃうよ?」
小夜「あぁ…お願い、つらいの…」
リク「どうしたの?ちゃんと言ってくれないと分からないよ?小夜お姉ちゃん?」
小夜「もう…リクのいじわる…んん…」
カイ(……もう、いっそ殺してくれ…)
やっちまった…俺、カイ小夜原理主義者なのになぁ…
カイ×小夜+リク(ショタ系カイまっしぐら)の三兄妹大暴れならむしろ大歓迎なんだが
>>66 リク鬼畜だよリク
カイ×小夜+リク、楽しみに全裸で待ってるよ。
自分もカイ×小夜好き
ワロタw
( ゚д゚)アキタヨ・・・
ママとマザコンが見たいよ
亡霊カールマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
74 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 17:31:52 ID:7UKonuHu
ソロサヤのムリヤリ読みたい〜。
75 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 17:43:34 ID:CoTNxARP
カイと真央の結婚式@銀魂
アナ「それでも新郎新婦どうぞ前へ」
アナ「夫婦初めての共同作業に移らせてもらいます。」
運ばれてきたベットの上に仰向けになる真央
カイ 「え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!?
ちょ・・・ま・・・え゛え゛え゛え゛え゛え゛!?」
カイ 「ケーキ入刀だろコレ普通 バナナ入刀!?」
カイ 「いやいやいやいやいやおかしいよコレ
確かに共同作業だけれどもえ゛え゛え゛え゛え゛え゛」
ちょっ・・・デヴィッドコレ!」
デヴィッド「カイ これは子孫繁栄を重んじるゴルドシュミットに伝わる
婚礼の伝統行事だ 男を見せろ!」
カイ 「なんだァァァ その親指は!!
やれってか?やれっていうのか?
誰かァァァ、あの指折ってくれ!!」
カイよ!花嫁を待たせちゃいかん!
さっさとバナナ入刀シチャイナヨ!!
77 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 18:17:50 ID:vy7ykY3u
意味がわからん。
次はソロモンか、まるで流れ作業のようだ…
ソロモン死なないでよぅ…
次回予告のネイサンえろすwwww
81 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 21:28:08 ID:7UKonuHu
リクーヴァティムポ付×小夜マダー?
83 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:18:12 ID:4jx4t+ng
エロ絵板に小夜絵うpされてるなwww
銀魂読んでない人には何の事かわからんだろう
今回の銀魂ネタはちょっと…
ディーヴァと小夜、ふたりは双子。
顔はおんなじだけど、髪の長さが違うし、服も違う。いろいろ違う。
妹のディーヴァの方は、ちょっとわがままかな。
お姉さんのもっているものを、いつもほしがるみたい。
お姉さんの小夜の方は、ちょっとおとなしすぎかな。
元気いっぱいの妹に振り回されて、自分の気持ちがうまく言えないみたい。
そんなふたりが町にきた。
車が危ないから、お姉さんは妹の手をとって横断歩道をわたります。
EDのチビ小夜とチビディーバ可愛かったなぁ…。
二人で横断歩道を渡るシーンが、TVバラエティーの
はじめてのおつかいを思い出した。
90 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 10:55:03 ID:H9UD+oAm
おまいら銀魂コミックス派への配慮は…orz
知らん
ディーヴァ×小夜って書いちゃ駄目?
百合ものなんだけど…
>>93 あんまり無理やりっぽいのは好きじゃないけど、
ディーヴァ×小夜で和姦ってありえないか…
>>93です
ちょっと無理矢理っぽいシチュになっちゃうんだけど…それでもOKなら投下します。
それと一つ教えて欲しいんだけどデヴィットの戦友でモニークや子供達と一緒に住んでるおじさんの名前分かる?
98 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 20:05:45 ID:IVilqANA
>>93のレスを見ておもったんだけど
百合や801ってエロパロ的には全然OKなの?
嫌がる人とかいそうだけど
嫌がるなんてマナー違反だよ
誰かの需要があるのは投下があったほうがいいだろうし
流石に801はエロパロ的に宜しくないけどw
でも百合とかも見たくない人がいるから名前欄を固定してくれると良いかも
>>98 以前香里×小夜もあったし、百合はありっぽい
でも、確かに苦手な人もいるだろうから、注意書きくらいは必要だろう
801は…エロパロではなしだろうw
正直に言わせて貰うと801は801板のビデオ棚か
エロパロスレ内の801総合スレに投下するのがベストだと思う。
実は自分別スレの住人でもあるんだけど、801スキーが投下させろと頑張ったせいで
数スレに渡って議論になり、スレが荒れ放題になってとうとうスレ内での議論は禁止となった。
勿論801も禁止。そして散々荒れた時期と重なったせいで住人の殆どがいなくなり
今は少数の職人とウィルス厨のみとなってしまった。
あのようなことに、このスレにはなって欲しくない。
801は勿論、百合もだけど専用の板がある意味を考えて欲しい。
それだけ特殊なシチュで受け入れられない人も多いことを理解して欲しいと思うんだ。
>>101 いやいやそんなに心配いらんよ
801自体は話の例えで出ただけであって、そんなに過剰にならんでもその辺はみんな弁えてるよ
103 :
101:2006/07/09(日) 22:03:00 ID:VYvVTa2H
>>102 そうか。それならよかった。
あれは本当に酷かったから。
どうしても過剰反応してしまうんだ。
鬱な話をして申し訳なかった。
104 :
白い玩具ー1:2006/07/10(月) 03:30:49 ID:xTAA9k0G
「早く交替しろよ!後つかえてるんだよ!」
深い穴蔵の奥にカルマンの声が響く。
もう何度交わっただろうか?淫らな饗宴の中心で玩具のように扱われている少女はボッーとそんな事を考えていた。
まだ女性としての魅力を備えていないガリガリの肢体にさえ男達が覆い被さり必死に腰を打ち付けている姿は彼らの厳しい現状を現しているようだった。
穴蔵の奥で交わっている影の正体はシフ。シフとて生物、性欲はある。
ましてやソーンにより明日をも知れぬ身、不安を忘れるべく快楽に身を任せることはままあった。
しかしここ半年の戦闘でディスマス、イレーヌを失い今や、紅一点のルルゥがその負担を引き受けていた。
105 :
白い玩具ー2:2006/07/10(月) 03:57:31 ID:xTAA9k0G
「ッッハッ!」
ぶるると射精を終え、グドリフは自らのモノを引き抜く。
サングラスを掛け直し、ルルゥの性器からドクドクと精子が溢れ出るのを満足げに眺めると、カルマンにタッチし皆が眠る奥の寝所へと去って行った。
「もう今日は終わりでいいかな?あたい眠くて…」
ルルゥは布で精子をかきだしながら上目遣いにカルマンに問う。
「ふざけんなよ!まだ俺に回ってないだろ!三日も我慢してんだぞ!」
後始末をするルルゥの口を塞ぎ、カルマンは強引に詰め寄る。
106 :
白い玩具ー3:2006/07/10(月) 04:24:34 ID:xTAA9k0G
カルマンの舌がルルゥの口内を蹂躙する。
上顎、舌の裏、口から舌を出し首筋も責める。
さらに首の血管に沿い舌を這わせ、時折甘噛みする。
「ンッ!」と嬌声を洩らすルルゥ。さっきまで後始末をしていたのにまた濡れ始めていた。
ラボを脱走した後、乱交を重ねた結果ルルゥの性感帯は全員に知れ渡っていた。
勃起しだした乳首を口に含み、あばら骨の浮かぶ胸部をつんつんと指で圧迫する。
イレーヌのような豊満な肉体では無いが、性欲を吐き出すには十分だった。
何よりまだ幼い体を貪る背徳がカルマンのサドっ気を満足させた。
107 :
白い玩具ー4:2006/07/10(月) 04:53:29 ID:xTAA9k0G
「もう挿れるぞ!なっ!いいよなっ!」
眠気と疲れからルルゥは力無く頷く。
構わずにカルマンは自分のモノをルルゥにあてがい強引に突き入れる。
ニュルン、と抵抗も無く入っていく様にカルマンはいささかの物足りなさを感じた。
「アッー!アッー!」
壁を背に座位で突かれ、ルルゥは涎を垂らしながら快楽に酔っていた。
セックスの時でさえ声を押し殺し恥じらいを持っていたイレーヌや自分と同じ顔の男に突かれて喜んでいたディスマスと比べるとルルゥの反応は良くも悪くも子供なんだな、とまだ冷静なカルマンは突き上げながらパートナーを観察していた。
108 :
白い玩具ー5:2006/07/10(月) 05:18:18 ID:xTAA9k0G
小さな体を突き回しながら強引にキスをする。
ルルゥの唾液は甘い、女の子とはこういうものなのだろうか?
セックスはしても恋人らしい、いや人間らしい恋をしなかった事に今更ながら驚いた。
イレーヌがサヤの仲間と一緒にいた時に怒りを感じたのは、この憧憬によるものだったのかもしれない。
「カルマンの唾液ぃっ、甘いよぉ」
泣いてるような顔をしながらルルゥはより深いキスを求める。
そして互いの口を貪り合いながら、より深く体を重ねる。
ただ寂しさを忘れ、性欲を満たす為だけの行為なのに、この時だけはルルゥを愛しく感じてしまう。
109 :
白い玩具ー6:2006/07/10(月) 05:43:29 ID:xTAA9k0G
「ルルゥのここも甘いぜ」
カルマンは自分の首を抱き締めていたルルゥの左腕を持ち上げ、脇の汗溜まりを舐める。
「ど、どこ舐めてんのさ///」
カルマンの意外な行動に羞恥心を取り戻したルルゥは、さっきまで見つめ合っていた眼を逸らした。
その愛らしさにカルマンも気恥ずかしそうに瞳を逸らす。
ズッズッとその間にも腰を動かし、求め合う二人の体は汗まみれになっていた。
「そろそろ出すぞ!」
いつもと違い心が通じ合えた気がしてカルマンは自分の絶頂が近い事を伝えてた。
「いぃ、いいよ。あたいのナカに!」
110 :
白い玩具ー7:2006/07/10(月) 06:07:44 ID:xTAA9k0G
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ビクッビクンッ!
ルルゥが先に達し、続いてカルマンが中に精を放つ。
事を終え、後始末をするルルゥを手伝いながらカルマンは行為中に考えた事を話していた。
恋の事、ルルゥを愛しく感じた事。(イレーヌとディスマスの事は湿っぽくなるし、失礼だから話さない)
「少し寝ようか」
カルマンは照れながら服を着たルルゥを誘う。
たとえ明日死のうとも、この思い出があるから大丈夫だと思えた。
そしてもう一度見つめ合い唇を重ね、満足そうに寝所に向かった。
終わり
下げ忘れました。すみません。
35話の後、本スレで、ルルゥが寝不足みたいな目なのは、男どもの中に今や女一人だからだよ、ってネタがあったのでつい書いてしまいましたw
>>111 シフ好きの俺としては
たまらん!実にたまらん!朝からハァハァしますた。GJ!
日本中に散らばったルルゥちゃんファンクラブ会員たちがあなたを特定すべく
動いていることをお知らせしておこう
>>111 おまい狙われてるぞw残像移動で逃げろwww
なにはともあれ乙
今書いてるんだけど、ディーヴァ×小夜って乗せてもいいか?
まだ途中でいつ乗せれるかわかんないけど。
ディーヴァはリクの顔してるけど男なの女なの?
もちろんふたなりw
SS書いたけど・・・ふたなりなのか!?
苦手な人いないか?
女であっても男であっても違和感ないように頑張ったけど・・・。
>>119 百合の場合は、カップリングや注意書きをちゃんと明記すれば一応OK…ってことでいいと思うが…
自分は全然OKなのでぜひ投下して欲しい
注意書きっていうか目欄にでも特定の言葉を入れてくれるとありがたい
メ欄よか名前欄のがいいとおも。
勿論、事前に注意書き付けるの前提で。
注意!!この小説はディーヴァ×小夜です。
ディーヴァはリク顔になるときがあります。
でもそのときが男か女かわかりません。(理想は女だけど・・)
自分では女であっても男であっても違和感ないように頑張ったつもりだが、
一様、百合ということにしてください。
上記を覚悟をしている人だけ見る方が良いと思います。ダメ小説なので。
ではどうぞ↓
----------------------------------------------------------------------
「大丈夫か?小夜。しばらくこの部屋で寝てろ。俺、なんか買ってくるわ」
「カイ・・・私は」
「じゃあな」
そういうとカイは部屋から出ていった。
小夜は怪我をしており、そしてこのごろますます戦闘が多くなっていたのでカイなりの心遣いだった。
「休んでなんか・・・いられない・・早く、早くディーヴァを倒さないといけないのに・・・!」
ディーヴァを倒す。
みんなを守るために、犠牲を無くすために。そしてリクの仇を・・・!
小夜はシーツを握り締めた。
そのとき扉の方から声が聞こえた。
「小夜姉さま、そんなに怖い顔をしてどうしたの?」
「ディ、ディーヴァ!?」
小夜は驚いて振り向くとそこにはクスクスと微笑むディーヴァの姿があった。
「小夜姉さま、そんなに力入れると傷口が開いてしまうわ。大丈夫かどうか私が見てあげるv」
そういうとディーヴァは楽しそうに小夜に近寄った。
「こ・・来ないで!」
小夜はテーブルに置いてある剣を取ろうとするが、ディーヴァに阻止される。
「駄目よ姉さま。今戦ったら絶対姉さま死んじゃうわ。」
ディーヴァは小夜の両腕を押さえつけた。
「ディーヴァ・・・!何を・・・」
「心配することはないわ姉さま。人間がやることらしいの。わたし詳しくは知らないけど、少し本で学んだの。だから大丈夫v」
「な・・・なにが大丈夫なのよ・・・って何をするの!?」
ディーヴァが小夜の服に手を掛けようとすると、小夜は先ほどよりも激しく抵抗した。
「くっ・・・やめなさいディーヴァ!!」
―ドンッ―
「・・・・!」
小夜はディ−ヴァの腕を振り解いて突き飛ばした。
「はぁ・・・・はぁ・・・・」
小夜は傷が痛むのか、息切れしながらディーヴァを睨み付けた。
「・・・・・・・!?」
「ほら・・・・・・やっぱり傷、痛いんだよね?小夜姉ちゃん」
小夜の目の前には蒼い瞳をし、黒い髪の・・・リクの姿をし、リクの声をしたディーヴァがいた。
「・・・リ・・・・ク・・・」
リクじゃない リクじゃない リクはもういないの!!
「・・・ふふっ・・・」
小夜が怯んだ隙にディーヴァは小夜を押し倒した。
「・・・っ・・・」
小夜は押し倒された衝撃で傷に触り顔を歪めた。
デーヴァは小逃げられないように肩を抱き寄せて、小夜の唇に口付ける。
「ん・・・んんっ・・・」
最初は抵抗していた小夜だが、だんだん力が抜けてきてディーヴァが唇を離したときにはもう抵抗する気力がなかった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
小夜が呼吸を荒くしていると、ディーヴァの手が小夜の服の中に潜り込んでいった。
「いやっ」
「ダーメ。ここからが面白いんだからv」
姿はリクと同じだが、声はだんだんディーヴァに戻ってきていた。
ディーヴァの手が小夜の服を脱ぎ去り小夜の胸の小さな突起へと触れた。
「ひうっ・・」
「???」
ディーヴァは小夜の反応に少し首を傾げた。
―これぐらいでも反応するものなのかしら・・・?―
疑問に思うことがあったが、ディーヴァは気にせず行為を再開した。
ディーヴァは右手で、胸の突起を弄り、反対側の突起を口に含み吸い上げる。
「あぁっ・・あぁ・・やぁ・・やめ・・・て・・・・」
小夜は顔を赤く染め息を荒くしている。
その様子を見てディーヴァは満足そうに微笑んだ。
「小夜姉さま。今日はゆっくり楽しみましょう?」
―今日は ゆっくり―
その言葉に小夜は、ハッとした。
カイが戻ってくる!!
「だっだめ!やめ・・・ぁああ!!」
小夜が話している最中にディーヴァは小夜の胸を愛撫しながら、小夜の秘部に指を差し入れる。
「ああっ・・ディー・・ヴァ・・もうっ・・・やめ・・」
「フフ・・・駄目vちゃんとしないと小夜姉さまが可愛そう」
ディーヴァはリクの顔でクスクスと笑いながらも行為を続けていた。
「あっあぁんっ・・はぁっ・・」
「小夜姉ちゃん可愛いv」
指を二本に増やし、バラバラに動かしながらリクの声で無邪気に耳元で囁くと、小夜は目尻に涙を浮かべながらこっちを睨み付けてくる。
だから姉さまは可愛くて放っておけないの・・・
ディーヴァ指を二本から三本へ増やし更にかき混ぜる。
クチュ クチュ チュク
「すごいね、小夜姉さまのココ。こんなに濡れて・・・気持ちイイんだ。」
小夜の秘部からは快楽を示す液体が溢れ出した
「あっ・・・はぁっ・・あぁあっ・・も・・だめ・・」
もどかしげな熱にうなされている身体をどうにかしたくて。
小夜はディーヴァを見つめる。
快楽を求める欲求に潤んだ小夜の瞳に、ディーヴァの笑みが深くなる。
ディーヴァは指を奥深くに入れ、小夜の敏感な襞の内側をひっかいた。
「あっ、あぁっ・・・・あああぁっ!」
小夜がイッた瞬間秘部からは暖かい液体が出た。
ディーヴァは指に付いた精液を舐め取ると小夜の耳元で囁いた。
「またやりましょうね、小夜お姉様」
気絶していた小夜にはその言葉は聞こえなかった。
END
どうも、こんなダメSSでも、もし見てくれた人がいたらありがとう
SSでおかしな点があると思うが・・・見逃してくれ・・・
実は自分はめちゃディーヴァが好きなので
また投下するかもしれない(もしこんなんで良いというのなら)。
そのときはよろしく。(ちゃんと注意事項は書くことを心がける)
どうもでした。
北石照代
真実↓
755 :名無し草 :2006/07/11(火) 10:05:20
ジョエルはホモ、大人の事情でモーゼスとも関係がある、別名赤いホモ
ソロモンは両刀と見せかけやっぱホモ、腹黒コマシ、アンシェルの夜のペット、カールとは現地での遊び
ネイサンはカマ、ジェイムズに恋、結構純情、裏切りを許せず殺したことがある犯罪者
アンシェルは性犯罪の前科持ち、もちろんホモ、女に擬態して楽しむ変態
ジョージも残念ながらホモ、妻は人間として愛していた
モーゼスはホモ、でも正直眼鏡には萌えない、ジョエルと援交
デビッドはホモ、発展場でよく見かける、女には童貞
ルイスは昔はビジュアルで売ってたホモ、失恋をきっかけにジムを去る
カイはホモ、タンクトップで男を誘う、戦車も買えるカードで一年間容姿改造に命をかける
ハジはホモ、SMクラブにつけがある、生きるために売春している
岡村はホモ、海外で男漁りに夢中、イエロージャップとバカにされてからクラブには行ってない
飴はホモ、ソロモンに思慕、部下の眼鏡はお気に入り
カールはああ見えてホモ、シュヴァリエになった経緯もソロモンとの関係から
ジェイムズはホモ、ネイサンとはジム通い仲間、タイプモーゼスが家に1体いる
カルマソはホモ、暴力的プレイを好むためモテナイ、頭が弱い
リクもホモ、自分が可愛いのを知ってる腹黒
763 :名無し草 :2006/07/11(火) 10:34:30
(乙女用)
ジョエルは別名赤いやりチン、庇護欲を誘うエロボイス
ソロモンは両刀やりチン、腹黒コマシ、立場利用した現地遊びは星の数
ネイサンは女もいけるやりチン
アンシェルは女に擬態して楽しむやりチン
ジョージも残念ながらやりチン、妻は人間として愛していた
モーゼスはやりチン、ホストクラブでバイト中
デビッドは童貞のフリしたやりチン、ジュリアとはとっくに肉体関係
ルイスは警戒心を抱かせない技を会得している、すぐ食っちまうやりチン
カイは中卒ヤンキー代表やりチン、今もやりチン
ハジは痛みに溺れるやりチン、無口なのはそっちで解消してるから
岡村はやりチン、やれるならどこの高校でも仕事と称して駆けつける
飴はプライドの高いやりチン、飴をなめるごとく女をなめる
カールはやりチン、やりすぎて壊れた、やりすぎて変色した
ジェイムズもやりチン、ママのペンダントで硬派を装う
カルマソは暴力的やりチン、シフの中のブラックリストのトップ
リクは自分が可愛いのを知ってる腹黒なやりチン
今日、職場で上司からナンクルナイサーって言われた…
オレ、死ぬのかなぁ…
寧ろ上司に死亡フラグが(ry
ディーヴァ×小夜いいよ(*´д`)ハァハァ
チビディーヴァ×チビ小夜とかダメ?
全然OK
「ねぇハジ、ハジってどうして私やメイドみたいに胸が膨らんでいないの?」
柔らかな木漏れ日が窓から優しくさす午後のひととき
フランスにある広大な屋敷
通常動物園に小夜とハジはいた
この頃はまだ血まな臭い戦いとはおよそ無縁で毎日をのんびりゆるやかに過ごしていた
美しい漆黒の髪を長く伸ばし貴婦人のように可憐なドレスを纏った小夜
見たところはどこかの貴族の令嬢だが、性格はどちらかと言うとおてんばで好奇心の強い少女だった
そんな小夜からの突然の一言にハジは驚きの色を隠せなかった
「小夜…?なんですかいきなり」
初めて小夜のもとに連れて来られた時はあどけなさの残る少年だったが今ではすっかり成長を遂げ美しい青年となっていたハジ
小夜がわからないことや言いたいことははっきり言う性格なのは知っていたがこんな質問は初めてでハジはなんと返答すべきか悩んだ
「ね…ハジ服脱いで」
「え…」
真剣な眼差しでハジの服に手をかける小夜
ハジが止める間もなくシャツのボタンをはずすと前を大きく開き白いハジの肌に触れた
「やっぱり…私と違う。ハジ、病気なの?」
つつと鎖骨から胸まで小夜は手を滑らせ少し心配そうにハジの身体を見つめた
ハジとソロモンはウホッ
「ここは、私と同じね」そう言って小夜はハジの両の突起に触れた
「っ…!」
その瞬間ハジの身体が少し跳ねた
小夜はその反応が苦しみより生じたものだと思い、ますます不安を募らせた
「ハジ?苦しいの?痛い?そうだ…」
泣きそうな表情でハジの顔を見る小夜だったが、ふと何かを思いつき視線を再び身体へと移した
そして…
「さっ…小夜!?」
「ん…」
小夜はハジの乳首をチュッと吸うと舌を使い優しく愛撫をし始めた
舌だけではなく手のひらでゆっくりと撫で回す等、丹念に時間をかけて繰り返した
そうこうする内にハジからは快感を押し殺す声が漏れ、それだけでは物足りないとでも言うかのように彼自身が熱を帯び始めた
「小夜…っもう…やめて下さい…」
その言葉でようやく口を離す小夜
ハジの胸は午後の日差しを浴び妖しくぬらぬらと光っていた
「あのね、本で読んだの。さっきみたいに苦しい時はこんな風にすればいいって」
舌で唇の端を舐めながら小夜は無邪気に言った
その無邪気さと恥ずかしさからハジは何も言えず黙って小夜を見る事しか出来なかった
「ね…ハジ、下も見せて?」
続きます
読みにくくてすみません
>>140 次から句読点使える?今のままだと文章力的に読みにくいので…
>133
ワロタw
生きろ。
>>142 続きwktkして待ってるよ(*゚∀゚*)
>>142 続きマダァ?(・∀・ )っノシ凵⌒☆チンチン
>>142 眠いの・・・とても・・・・
ダメ・・・もう・・・眼を開けていられない・・・・
今度起きたときに・・・・続きがあったら・・・いい・・な・・・・
>>140>>142 祝・ネ申御降臨!!!
動物園時代のウブいハジー?!反応が可愛くて萌え死ぬww
ご指摘あったように、句読点増やすとさらに読みやすいかもですが、
別になくても問題ナッシングですよ、お好きに書いて下さいましw
マッパでお待ちしてますので、続き頑張って下さいねっww(*´ω`)
割り込みすみませんがモーゼス×ルルゥ投下します。
立ち寄った教会の中は、お世辞にも、いや大嘘としても美しいとは言えぬ有様だった。
亀裂の入った細い木の柱、砕けた椅子の背凭れ、クモの巣を垂らす窓。今にも息絶えそうな廃墟だ。
一体、いつから人間に忘れ去られているのだろう。
くい、と軽く手を引かれて、ルルゥは顔を上げる。夜の色に負けぬ黒髪が目に入り、
エメラルドグリーンの目と視線が絡んだ。
「モーゼス、なんだってこんな所に連れてきたの」
「やってみたい事があるから」
顔色を変えずそう答えて、モーゼスは教会の奥へと歩む。手が繋がっていたために、
自然とルルゥは彼のを足跡を踏むこととなった。
進路はモーゼスに任せ、ルルゥは常人より一回り大きな瞳をぐるりと泳がせて、教会内を見渡す。
窓ガラスは多く有るというのに、そのほとんどが黒ずんで、月明かりを透き通していない。
つと見やった足元に、二人の影はなく、それは教会内が外よりも深い暗闇に包まれている事実を伝えた。
「わぷ」
予告なしにモーゼスの歩みが止まり、ルルゥは反動で彼の背中に顔を埋めた。前髪を手で整えて、モーゼスの隣に回った。
正面に、埃まみれの天使像が建っていた。周りにはワイングラスのようなものが散らばっており、
先には行き止まりを示す木の壁がある。
「ルルゥ、こっちに」
モーゼスが踵を返して、一番近くにある長椅子に向かう。ルルゥの肩に手を回して、
自然な流れで彼女を椅子に座らせた。
訝しげに眉根を動かして、ルルゥは口を開く。
「なん……」
否――開こうとした、という表現が正しいのやもしれない。ルルゥの薄い唇に、
前屈みになったモーゼスが自分のそれを重ね、彼女の言葉を塞いだからだ。
驚いて、ルルゥは目をまんまるに見開く。息を吐こうとしたが、モーゼスの舌に上唇の内側を舐められて、
飲み込んだ。ルルゥの歯列に、つうっとモーゼスの唾液が垂れて、舌の上に落ちる。
思わず歯に隙間を空けると、それを待っていたかのように生ぬるい舌が、ルルゥの口内に侵入した。
ルルゥが目を強く瞑り、舌を喉に引いた。しかし、モーゼスの舌は容易にそれを追う。
モーゼスはルルゥの両肩を抑えるように掴むと、椅子に片方の膝を置いて、口付けに体重を掛けた。
ルルゥの舌先を唇で捕まえ、じゅるりと混ざり合った唾液を吸う。吸いきれず、
口の端からそれが零れていくのを感じると、やっとルルゥを解放した。
はあっと大きく吐息して、肩を上下させるルルゥの顔に付いた唾液を、
モーゼスはぺろりと舐め取った。
「モ、モーゼスッ。いきなり、なにするんだよぉ……あたい窒息死するかと思ったよ」
「本で読んだんだ」
モーゼスはルルゥの耳元に口を運んだ。答えた後、尖った外耳を歯で弱く噛む。
荒っぽい呼吸をしながら、本? と尋ね返したルルゥを彼は正面から見返した。
「人間の男女は教会で愛を近い、より親しくなると書いてあった」
「より、親しく……?」
ごしごしと目元を手の甲で擦って、ルルゥは虚ろだった目蓋をあげて、小さい瞬きをした。
あぁ、と頷くと、モーゼスはルルゥにキスを落とす。先程交わした深いものの余韻で、
互いの唇は湿っていた。眉尻を下げ、困惑の感情を隠さないルルゥを、
モーゼスは優しく包むように抱き締めた。
「今みたいな事や、これからやる事でその儀式が成立するんだ」
「これから?」
嗅ぎ慣れたモーゼスの香りが、黒のマント越しにルルゥの鼻腔をくすぐった。
「そう」
痩せた背に回した腕を少々引いて、モーゼスはルルゥの首元に顔を埋める。喉近くの皮を弱く齧れば、
ルルゥは「ひっ」と小さな悲鳴をあげた。手で彼女が羽織るマントの紐を解き、椅子に落とす。
中の軍服のボタンをゆっくり外しながら、彼女の鎖骨に唇を滑らせた。
「……あ、あのさ、あたい、なんかぞくぞくして……」
モーゼスの唇が首や鎖骨に落ちるたび、ルルゥは肩を縮みあげた。
まるで骨自体に触れられているかのように、静電気が走る。
軍服のボタンを外し終えると、モーゼスは手をその内側に入れる。外見に似合わず、
程よい大きさに膨らんだ乳房の片方を手のひらで包んだ。
「モーゼス!?」
驚愕して、ルルゥは退いたものの、椅子の背凭れに邪魔されて動けはしなかった。
モーゼスの手が、ゆっくりとルルゥの乳房を揉み始める。指で乳房を凹ませたかと思えば、
裏側をなぞって持ち上げるように揉み解した。固くなった突起に触れると、
モーゼスは目線をあげてルルゥの反応を窺った。
色素の薄い顔を赤らめ、ルルゥは伏し目がちになっていた。モーゼスの視線に気づくと、
彼女は頬の赤みを益々鮮やかなものにした。
それに胸を熱くして、モーゼスはもう片方の乳房も揉みしだく。
「は、ぁっ」
ルルゥの吐息に湿り気が帯びたのを察知し、モーゼスは口を開けると、かぷりと乳房に噛み付いた。
ちゅうっと軽く吸い上げて、突起を舌で転がす。
「ひあっ!」
強弱をかけて突起を刺激するモーゼスの舌先に、ルルゥは太ももの内側を熱らせた。
その中間で、湿気の混ざった熱さを自ら感じ取る。モーゼスが突起を噛むと、そこは温度をあげ、
得体の知れない液体を湧かせた。
ルルゥの乳房から、モーゼスは顔を離す。彼の舌先と胸の突起を唾液の糸が繋いだ。
「ルルゥの声、いつもよりキレイだ」
「な、なにいきなり――んっ」
モーゼスが硬くなりきったルルゥの乳首を、指で回転させるように摘む。
「ルルゥを選んでよかったよ」
乳首を弾くと、ルルゥが胸を反った。すーっと指をルルゥの腰まで下げていき、
モーゼスは彼女のズボンを静かに剥ぐ。そのまま下着の中に、手のひらを潜らせた。
「っ!? ま、まってよモーゼス!」
ルルゥの訴えを無視し、モーゼスは女の花びらの中心を人差し指で割る。そこは既に、
モーゼスの水掻きから零れるくらいの愛液で濡れきっていた。
「人間の女よりルルゥの方がずっと好い」
花びらの割れ目を、三本指で撫でる。はぁ、と深く息を吐いて、穴を探り当てると中指を指し入れた。
「んあっ」
中に入ってきた冷たいモーゼスの指に、ルルゥは下唇を噛んだ。少しの痛みと共に、
指が愛液を掻き出すようにして出入りを繰り返す。
「……元々人間の女と親しくなる気もなかったからな」
モーゼスは中指の動きを一度止めて、人差し指を加えて再開する。愛液でぬるぬるしたルルゥの内壁を引っ掻いた。
「ぁあっ! あっ!」
股から頭丁まで走る、電気のような感覚に、ルルゥは大きく喘いだ。
「ルルゥ」
ルルゥの中から指を引き抜いて、モーゼスは顔を上げた。ルルゥに口付けると、
愛液で濡れた手で自分のズボンのジッパーを下げる。彼女の下着を剥ぐと、硬くなった肉棒を花弁に押し当てる。
ルルゥの唇に噛み付くようにキスをしながら、腰を落としていった。
「――ッ!」
ばしいっと、ルルゥの手がモーゼスの横っ面を叩いた。
驚いて腰を引き、目を見開いてモーゼスはルルゥを見る。
「な……! どうしたんだ?」
じんじんと血液の熱くなる痛みをこめかみに感じつつ、モーゼスは問う。
「だって、すんごく痛いから……!」
掠れかけた喉を鳴らし、ルルゥはモーゼスを睨みつけた。
「でもルルゥ、このままじゃ儀式は」
眉の端を下げて、モーゼスは彼女の中にもう一度中指を入れて素早く出し入れした。
ルルゥがびくりと身体を跳ねさせ、首を大きく振る。
「じゃあ、キミが入れてみなよ。キミのペースで出来るだろ?」
「い、いれるって……? わっ!」
モーゼスがルルゥの脇腹を掴み、ひょいと抱き上げる。彼女が今まで座っていた場所に腰を下ろし、
膝の上にルルゥを跨がせた。
「――こんなの入る訳ないじゃん……痛いに決まってる……」
モーゼスの肉棒を目にするや否、ルルゥは口元を手の甲で覆った。太く、低い弧を描いてそそり立っている。
色も肌の色とは言えない。何より先端の突き出た部分が、彼女の不安を煽った。
「ルルゥ、大丈夫だ」
モーゼスがルルゥの頭を優しく撫でた。
ルルゥは深呼吸して、腰を浮かす。震える手を伸ばし、モーゼスの肉棒にそっと触れた。
脈打つ感触が伝わって、思わず躊躇し、指を離すとモーゼスが眉根を寄せた。
「あっ。ごめんよモーゼス! 痛いよね」
「……いいや、痛くはないよ。寒気が走るだけだ」
ルルゥの腰に手を回して、近寄せると、「大丈夫」と微笑した。
こくりと頷くと、ルルゥはモーゼスの指が入ってきた穴を自分の指で少し広げる。
モーゼスの肉棒の先端を穴にあて、ゆっくりと腰を下ろす。
「う……っ!」
肉棒を少し飲み込んだ所で、ルルゥの内壁に激痛が走った。モーゼスの肩に手を伸ばし、しがみつく。
「モーゼスぅ……」
「ルルゥ、大丈夫。ここにいるから。大丈夫」
ルルゥが奥歯を強く噛んで、一気に肉棒を自分の中に入れた。痛みに顔を歪めたが、ふぅふぅと短く息を吐いている内にそれは直ぐ治まる。
「動けるか?」
「どう動くのか分かんないよ……」
「こう」
モーゼスがルルゥの両腰を掴んで、肉棒が半分覗くまで浮かした。
「ひあぁっ!」
内壁を強く擦ったそれに、ルルゥは大きく仰け反った。愛液が肉棒の間から垂れ、彼女の太ももを伝った。
「痛い?」
モーゼスの問いに、ルルゥは首を振る。
それを確認して、モーゼスは彼女の腰を強く引き寄せた。肉棒がルルゥの膣に再び潜る。
「んっあぁああっ!」
モーゼスの肉棒が円を描くような動きをし、半分顔を出しては隠れる。モーゼスは腰に力を入れて、ルルゥの膣を何度も突き上げた。
「あっんああぁあっ! モーゼスッ! やぁっあ」
モーゼスに抱きついて、ルルゥは腰を捻って動かす。出入りするモーゼスの肉棒を膣で締め上げた。
伸縮して刺激を与えてくるルルゥの膣に、モーゼスは目を細めて、突き上げるペースをあげた。
「ふあッ! あッ、あたい、おかしくなっちゃいそうだよぉ! あっ! あんっ!」
最奥を激しく突いてくる肉棒に、ルルゥは逃がすまいと言わんばかりに膣を縮ませて絡める。
「ル、ル……ッ!」
モーゼスは喘ぐルルゥを胸に抱いて、腰を大きくグラインドさせ、肉棒を打ちつけた。
「ひゃ……ッ!!」
モーゼスの肉棒がルルゥの膣に精を放つ。続いて降って来たやさしい口付けに、ルルゥもまた絶頂を迎えた。
肩を上下させ、息を整えるルルゥの花弁を、モーゼスは自分のマントで拭う。
「親しくなったのかなぁ……。なーんか実感ないよ」
「じゃあカルマンとも試してみるか?」
そう問われると、ルルゥは項垂れるようにモーゼスに抱きついた。
「こんなの、あたいはモーゼスだけでいいよ……」
「僕もルルゥだけでいい」
顔を赤らめたルルゥに、モーゼスは笑みを返した。
唇を合わせた二人が「それは結婚式ってやつのことだろ!」とカルマンに突っ込まれるのは30分後の話である。
終わりです。割り込み失礼しました。
ネ申キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJ!!GJ!!!シフいいよシフ
何この俺の需要に対する完璧な供給。
俺の需要に対しても完璧に供給されたな・・・ハァハァ
>>154はネ申っつか救世主っつか私の需要もしっかり満たした。
さらっとしてるのに練りこみも文章力もエロも萌えも素晴らしい。
なんだったら私の花婿にしてやろう。ラスカルより
つづきはまだでつか (´・ω・`)
モーゼス×ルルゥの続きなら俺もwktkフルチソで待ってるよ
>>142は半年後に来てくれ
うおおおおこのスレでまた感動できた!
感動するほどハァハァ(;´Д`)しますた。
>>149-154超超超GJ!
自分はジェイムズ×ディーヴァとデヴィッド×小夜を
それはそれは楽しみに待っています。
激しくマナー違反な発言をする
>>160こそ半年ロムってろよ
ジェイムズ×ディーヴァ降臨祈ってる
>>142です。
一応続きを投下したいのですが…
投下してもよろしいのでしょうか?
待ってました!
お願いします。
>>164 全裸でスタンバってます(*゚∀゚)=3
「さっきからハジのここ、すごく膨らんでる…」そう言って小夜はハジ自身を手のひらで押すように触れた。
「痛い?」
「っ…!」
ただそれだけの行為なのにハジの身体は強く反応してしまう。
小夜はその場に膝を付くと慣れない手つきでベルトをかちゃかちゃと外しすでにはちきれそうハジを露わにした。
「すごい…」
思わず驚きの声が漏れた。
小夜は初めて見る実物の男性器をもっと目に焼き付けるかのようにまじまじと見つめた。
「すごい…すごいね、ハジ。どうしてこんなに大きくなるの?二つくっついてるそれは何?」
ただ単に思った事を口にしているだけなのに、ハジには言葉で責められているのと同じ感覚に等しかった。
幼い頃より密かに恋心を募らせていた相手なので余計にそう感じてしまう。
「ハジ…ここは、こうするといいんでしょう?」
そう言うと小夜はハジの熱く猛ったモノをゆっくりと口に含んだ。
「っあ…」
ハジなんとかして離そうとするものの、もはや抵抗する力なんて無いに等しかった。
それだけ自分が小夜の行為に溺れているのだと知り、その羞恥からかますます自身は熱を帯び大きさを増した。
「ん…むぅ」
辺りにぴちゃぴちゃといやらしい水音が響く。
小さな口一杯にハジを含み、懸命に舌を動かす小夜。裏筋を舌で滑らせたり、口で上下したりと決して上手いとは言い切れないが、それでもじっくりと確実にハジを頂点まで誘う。
「小…夜…もう、く…口を離し…てくださ…っ」
ハジにもそれがわかっているようで必死で小夜に懇願した。
しかし小夜はお構いなしに行為を続けた。
「あ…っ!」
そして一際大きくハジが震えたかと思うと小夜の口の中に熱い白濁の液を放っていた。
絶頂を迎える事を我慢したせいか、勢い良く注がれ、注ぎきれずに小夜の口から零れたモノがポタポタと床に染みを作った。
零れ落ちずに口内に残ったモノを、小夜は何の躊躇いもなく一気に飲み干すと、スッと立ち上がり恥ずかしさで俯くハジの顔面に自分の顔を近づけ唇と唇が触れるだけの軽いキスをした。
「小夜…!?」
「ね、ハジ、これって少し苦いのね。ハジにもお返しよ」
と言って舌をペロッと出しながら子供がイタズラをしたように笑う小夜。口元には先ほど自分が放った白濁の残りがうっすらと光っていた。
それを見たハジは自分の中に僅かながら残っていた理性が、音を立て崩れていくのがわかった。
「ハジ?」
何も言わずに只こちらをじっと見つめるハジに小夜は不思議そうな顔で見つめた。
彼の頬にそっと触れようとした瞬間、突然強い力で腕を掴まれ側にあった大きなベッドへと押し倒された。
「きゃ…っ」
驚きのあまり、ぎゅっと目を瞑りおそるおそる前を見上げると、何時もの穏やかな表情とは違う顔をしたハジが小夜を見下ろしていた。
「貴方が…いけないんです。」
手慣れた動きで小夜のドレスを脱がしていくハジ。
あっと言う間小夜は生まれままの姿になった。
「ハジ…なっ、何するの?」
少し困った表情で小夜が問い掛けた。
裸になるのを困惑しているという訳ではなく、これから起こる行為に不安を抱いていた。
「貴方が私にした事と同じような事ですよ」
そう言うとハジは小夜の白い形の良い胸を揉みしだき始めた。
始めはゆっくりやわやわと揉み、段々力を込め強く揉む。そうすると、小夜の先端の赤い突起が徐々に硬くなり早く触ってくれとでも言うかのようにツンと主張をした。
「あ…っ、ハジ…おねが…っ上も…」
「上が何です?」
ハジには小夜が何を求めているかわかっていた。が、わかっていてわざと小夜に言わせようとしていた。
先程より形勢が逆転した為か、今度はハジが主導権を握っていた。
「小夜?言ってもらわないと、わかりませんよ」「…っだから」
先端に触って欲しいのに、全く触れてくれず、
わかっているくせに
わかってないフリをする。
そんなハジが何時ものハジじゃない、と頭で思うものの小夜もどんどんと快楽に溺れ、そんな考えはあっと言う間に消え去った。
「お願い…ここに、触って…」
真っ赤に顔を染めながら自分の先端の突起を指差し小夜は懇願した。
その言葉を聞くやいなや、ハジは突起を軽く摘んでやった。
「ふぁっ…」
そしてさっき小夜がハジにやったように、甘噛みをしたり舌で転がしたりと散々いじり倒した。
「やぁ…んっ…あ…」
普段からは想像出来ない小夜の甘い声。
剣の稽古の時は凛々しく勝ち気な小夜が今はハジの腕の中で、大人しく一人の女として従順に身を任せていた。
続きます。
長くなって申し訳ないです。
たくさんレス有難うございました(´;ω;`)
>>170 リアルタイムで楽しませて頂きました!
真っ昼間からハァハァしましたよw
続きを楽しみに待ってます(*゚∀゚)ノ
>>170 GJ!GJ!
続きも全裸でお待ちしております(*゚∀゚)=3
>154
超GJ!!!!萌えたよありがd!!!!!!
>>170 GJです!
続きが気になって外出中ソワソワしてました。
待ってます。
>>170 ぐはぁっ!盛大に鼻血吹き上げつつGJ!!
ベルトを首に巻いて続きをお待ちしております、ネ申よ・・・
あ、マッパは当然デフォルトでww(*´Д`)ハァハァ
GJ!
正座して待ってます!!
>>170 GJ!!
続き楽しみでつ!
長いのおk!!
>>175 マッパは兎も角、ベルト首に巻いちゃ駄目でしょうよw
興奮して締めちゃったらどうすんの?ww
>>170 GJ!!続きお待ちしております!!
・・・ところでラスカル×ディーバなんつう鬼畜モノが読みたいのは自分だけ
だろうかw「相手のシュバリエが花婿候補」(つまり自分のシュバリエは対象外)つ〜
事をラスカルよお前は一体どうやって証明したのだと小一時間(ry
「ハ…ジ、私…何かへ…んん…っ」
舌先で乳首を押し潰すように転がし、指で摘んで擦るとこらえきれないようにビクンと腰が跳る。
「どうか、しましたか?」
「ハジ…私…熱い…」
吐息交じりに話す彼女の瞳はうっすらと涙に濡れ、ハジの中で息づく欲情をますます強くした。
そしてようやく胸から口を離すと身体をずらし小夜の足首を掴むと、ゆっくりと開いていく。
「や…っ何するの?」
足を閉じようと力を入れるがその敏感な部分にハジの舌が触れた瞬間、身体が大きく仰け反りその反動から広く開かれてしまう。
「ひぁ…っあ…ん」
秘部の蕾を甘噛みされ、熱い舌で幾度となく舐められ、いやらしい愛液が太股を伝いシーツに染みを作っていた。
「や…っも…ダメぇ…っ!!」
もう絶頂を迎えてしまう。
小夜が声を強めた瞬間、突如ハジの口が秘部から離された。
「え…?どうして…」
まだ絶頂を迎えてはいない。
突然の事に困惑しハジの方を見ると親指で口を拭いながらハジがクスリと笑いながら言った。
「嫌…なんでしょう?嫌がる人に無理矢理する事はできませんから」
「そ…んな」
まだ熱く火照る自分の身体。
何を求めているかわかっている。
けれどそんな事…言えるわけがなかった。
「では、私はそろそろ失礼します」
着衣の乱れを直し、立ち上がり去ろうとするハジ。
小夜に背中を向けてドアの前まで歩い行き出ていこうとした。
「待って…!」
だがそれは小夜の声によって遮られた。
振り返ると切実な顔をした小夜がハジを見つめていた。
「お…お願い、続…き…して?いっ…イヤじゃないから…っ」
シーツの端をギュッと握りしめ必死で言葉を発する小夜にハジはまたクスリと笑うと、踵を返し再び小夜の元へと戻った。
ベッドの上に登って再度小夜を押し倒し行為を再開しようとしたハジがふと小夜を見ると、真っ赤な顔を横に向け涙をぽろぽろと零していた。
よほど恥ずかしかったのだろう。
「は…ハジのばかっ!私、恥ずかしかったんだからっ」
泣きながらハジへの文句を言う小夜に、ハジは苦笑しつつ小夜の髪を撫でこめかみにそっとキスをした。
「すみません…少し、イジワルが過ぎましたね」
続きます
何かハジがソロモンみたいになってきてる気が…
>>175さん
ベルトは叩いくか縛るか腰に巻くか以外はキケンですよ〜
>>180 GJです。続き楽しみに待ってます。他の住人と同じく全裸で。
モーゼスとルルゥのネ申もGJでした。
保管庫が没更新でスンマソン。来週にはどどんとうp予定です。
本日より匿名メルフォ設置してるんで、リンクミスなどあれば教えてください。
>>180 寸止めですか。
続きwktkしながら待ってます。
>>180 焦らしプレイGJ!!
すみません、SS中に出てきたのを無断で拝借いたしました>ベルト
これでマッパ待機もお洒落スタイル・・・(*´∀`)
続きを悶々とお待ちしておりますねwww
>>181 いつも有難うございますwおかげ様で楽しませていただいてますww
>>177 ここだけの話、むしろ締められるのを待(ry
サヤと読者を焦らす、Sな作者・・・たまらん・・・
GJ!
土下座して待ってます
「バカ…もう…ハジなんて嫌いよ」
「…嫌い、ですか?」
相変わらず泣きながら横を向いていた小夜をハジはこちらに向かせ、その大きな瞳から流れる涙を指でそっと拭う。
そして、もう一度聞いた。
「嫌いですか?」
ハジの特徴のあるくせっ毛が小夜の顔に触れる。小夜は思っていた。
少し前まではあんなに小さかったのに、いつのまにか自分を追い越して力も随分強くなって、高かった声もぐっと低くなっている。
昔と変わらないのはこの髪だけ…。
それに…
「嫌いなわけっ…ないじゃない!私…私…ハジの事…嫌いじゃないわ!!」
自分のこの気持ちも昔から変わらない。
どんなにハジの見た目が変わってしまってもこのくせっ毛と同じで気持ちもあの頃と同じままだ。小夜はそう思っていた。
「ありがとうございます…」
優しい笑顔も変わる事なく暖かい気持ちにさせてくれる。
「小夜…そろそろいきます。」
「ん…」
額にキスを落とし、小夜の足を開いてゆくハジ。小夜もそれを受け入れ、力を抜きその手に従った。
「少し…痛いかもしれませんね…」
「大丈夫…こうしてハジにしがみついておくから」
首に腕を回し、まるで子供が親に抱きつくようにぎゅうっとしがみついて不安な気持ちを和らげようとする小夜。
密着する肌に高鳴る胸の鼓動がその気持ちを物語っていた。
「小夜…ちゃんとしがみついていて下さいね」
なるべく痛みを与えないようにゆっくりと挿入する。
それでもやはり痛みはあるようで、小夜の顔が苦痛に歪んでいた。
「…っ…ふ…いっ…ぁぁっ」
小夜自身、これまで感じた事の無い痛みに戸惑いと恐怖を感じずにはいられなかった。
そのせいかハジを締め付ける力も強くこのままでは直ぐに果ててしまいそうだった。
「小夜…力を抜いて…」「も…や…痛…い無理よ…っんん!」
痛みに堪えきれず腰を捻って抜こうとする小夜の唇をハジの唇が塞いだ。小夜がしたような触れるだけのキスと違い舌と舌を絡ませて歯列をなぞる深い深いキス。
「んんっ…ふっ…」
小夜の意識はキスへと向いていた。
挿入の痛みがぼんやりと薄らいできた頃、流石に苦しくなってきたのかようやく口を離す。
二人の口からは名残惜しそうに銀色の糸が引いていた。
続きます。さんざん焦らしてしまいすみません…次くらいが最終になると思います(多分)
>>189 ジラされるのイイ!
悶えまつ(*´д`)
続きもwktkしてハァハァして待ってまつ。
個人的には2度くらいにわけて投下してほしかった鴨。
いちいち切るたびにGJGJって書き込みだらけでブツ切れるから
萌えもいちいちぶった切られるんだもん…でもとてもGJ。
モールル神もGJ!他の神も是非降臨してくれ!!
ベルトを顔に巻いて(;´Д`)待ってますよ
生きてたのか
死なないのか
カールだけカワイソ
窓際で膝立てたまま寝てる小夜タソ…
ハジとカイに間違いなくぱんつ見えてますYO
あれだろ?今日のは絶対ヤったあとだろ?
とにかく今日のが神への燃料になったと信じる。
ヤった後でも今からヤルのでもどっちでもおkです!!
>>188 待望のインサートGJ!!
最終章も楽しみにお待ちしていますねww
もーこの際だから、うんと濃ゆいの期待しちゃう・・・(*´Д`)ハァハァ
>>188 ハジの描写がイマイチ…違和感ないようにS描写するには筆力不足
ハジ小夜はそれだけで萌えるから別にいいけどさ。
もっと上手いハジ小夜ネ申いないの?
またいらんこと言いがあらわれましたー。
人に言う前に自分で書いてみれ。
んーでも
>>192の2回くらいで分割投下は賛成。
ハジ小夜SSはたくさんレスつきやすいから尚更読みにくくなるし。
4,5回分割って焦らしっていうよりもったいぶってる感じがしちゃう。
まあ職人さんそれぞれ、読者それぞれだからいいんだけどね。
スレ汚しスマソ
今日の放送で、ディーバがソロモンに言った「一緒に居たいなら(小夜に)子供でも産ませちゃえば?」みたいな発言に動揺した俺は
おかしいですか?(´・ω・)
>>201 可笑しくない!
安心汁。
自分もだ(´∀`)ハハハ
203 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 22:31:37 ID:Pl4ZTyk+
>>201 自分も反応した。
動揺と言うかワクワク?
アレだよアレ。
前科ありのディーヴァが言うと洒落になんねーよなw
dkwk
ジェイムズ×ディーヴァまだー?
ディーヴァに言われたとおり、サヤと一緒にいたくて子供作るため
夜這いをかけるソロモン小説が読みたい…
「すみません」とか言いながらも、仕込みに容赦ないソロ様(*´Д`)ハァハァ
>>206 お、おまいが書け!(*´Д`*)ハァハァ
違った。一刻も早く書いてくださいどうかおねがいします
ソロ小夜ぜひ読みたい!
ところでアンシェル×ディーヴァなんてのも希望。
長兄、てっきり利用しているんだと思い込んでたんで、あそこまでディーヴァに入れ込んでるとは思わなんだ。
パパがそんなことするわけないだろ
生殖実験はしてるんじゃない?
ディーヴァは一通り自分のシュバリエとはしてそう
ネイサンだけはビミョーだけど・・・
211 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 01:15:24 ID:jdj9M7sG
自分もソロ小夜読みたいよ〜。
ソロ小夜拙いのでもよければ書いてみようと思います…
ハジ×小夜です。
ニューヨークのホテルの一室…。
小夜は汗と精液に塗れた白い裸体をベッドに投げ出して眠っていた。
不安を紛らわすかのように昼夜繰り返される行為……。
小夜にとって、ハジに抱かれているときだけが、全てを忘れることのできるひとときであった。
「小夜……」
ハジは、着衣を整えると、ベッドの傍らに立ち小夜を見下ろす。
折れてしまいそうな小夜の細い身体は、これから続くであろうディーヴァとの戦いに
耐えられるとは到底思えなかった。
このまま、小夜を連れてどこか遠くに逃げてしまえたら……。
しかし、小夜の願いはディーヴァを倒すことであり、それが小夜の生きる理由……。
自分に今できることは小夜と共にいることだけ……。
だったら、せめて小夜の安らげる居場所となりたい……。それがハジの望みであった。
唇を少し開け、小さな呼吸音を漏らしながら寝ている小夜は、無防備な子供のように見える。
そこからは、ハジに身を絡ませ、何度も求めた小夜の姿は想像さえできなかった。
小夜の瞳の際に溜まった涙の雫を指先で掬い取ると、白い手に自らの手を重ねる。
氷のように冷たい手……。
それは小夜の眠りが近づいていることを示していた。
今、小夜と離れることになったら……果たして耐えることができるだろうか……。
ハジの中に不安が暗雲のように押し寄せてきて、思わず小夜の手を強く握る。
すると、小夜が瞼を震わせながら目を覚ました。
「んぁ……」
ゆっくりと瞬きをすると、白く曇った視界からハジの姿が現れる。
「小夜…大丈夫ですか……」
「平気……ハジは……」
「慣れていますから…」
ハジは微笑むが、小夜の瞳には見る間に涙が溢れてきた。
「ううっ…ハジ…ゴメン…。私最低だね…ハジにいつもこんなことさせて…」
「小夜…どうかしましたか……」
ハジは小夜が何故そのようなことを言うのかわからなかった。
「ハジは私のシュヴァリエだから…だから…私が命令したら…全部聞いてくれるんだよね」
「小夜……それは」
「ごめん…ハジ…私…なんか…変だね…。シャワー浴びてくる」
小夜はハジの答えを待つことなく、シーツを身体に手繰り寄せベッドから離れると、
バスルームへと入っていった。
「小夜……」
ハジは閉じられたバスルームの扉を見つめながら、固くこぶしを握り締めた。
熱いシャワーを全身で受ける。
湯が小夜の柔肌を伝い情事の名残を落としていく。
べとつく身体は次第に清められていくが、ハジが全身に残した愛撫の痕は、
薔薇の花びらを散らしたかのように小夜の身体を彩っていた。
身体についた痕を見ると、ハジとの行為が思い出され、小夜の頬に朱が走る。
思わず「ふぅ」と溜息をついたとき、誰かがバスルームの扉を開け放った。
ひんやりとした空気を肌に感じ振り返ると、扉の前にハジが立っていた。
「え…ハジ……」
ハジはつかつかと小夜の元に歩み寄ると、そのまま後ろから抱きしめる。
熱いシャワーを浴びているのにも関わらず、小夜の肌はひんやりと冷たかった。
「ハジ…服濡れるよ…」
「着替えはまだあります…それより小夜…先程の言葉…私は納得できません」
「何でもないよ…ハジ…気にしないで」
「小夜……私は私の意思で貴女を抱いているのです…」
腕に力を込め、小夜の首元に顔を埋める。
「いやっ…」
小夜はハジの腕を振り払うと、自らの手で肩を抱きうつむく。
「無理しないで…ハジ…私がいやだったら…」
濡れた髪の先端からポタポタと雫が垂れ、バスタブへと落ちていく。
ハジの中に溶け込んだ自らの血が、ハジの心に作用しているに違いない。小夜はそう思っていた。
「何故、そのようなことをっ…」
ハジは思わず声を荒げる。
小夜の心まで手に入れたいとは望まない…だからせめて身体だけでも…それだけなのに。
小夜は顔を上げてハジのほうに向き直る。
いつもの冷静沈着なハジはそこにはおらず、憤る心の内を表すかのように瞳を青く光らせていた。
「貴女は私のことをわかっていないっ…貴女といることが私の望みなのです…どうして貴女は…」
ハジは小夜の腰に手を回すと、覆いかぶさるように唇を合わせた。
何度も何度も角度を変えながら、熱い舌を絡ませていく。
魂までも吸い尽くすような激しい口づけ。
「んんっ………んぁ…ハジ」
「小夜……」
一旦唇を離したハジは、小夜の瞳を射るように見て宣言する。
「小夜…私は…私の意思で貴女を抱きます」
乱暴に手を引くと、小夜の両脚の間に膝を割り込ませるようにして壁際に押しつける。
「きゃっ…」
小夜は冷たいタイルに胸を押しつけられる形となり、思わず悲鳴を上げる。
後ろに立ったハジは脇の下から手を滑り込ませ、柔らかな乳房を揉みしだきながら、
小夜の肌を流れ落ちる湯に吸いつくようにして愛撫を繰り返す。
「んぁっ……」
そのまま、下の方に手を伸ばしていき、秘裂に指を侵入させ掻き混ぜると、
小夜は耐えられずに身悶えした。
崩れ落ちそうになるのを、ハジは片手で抱きとめ行為を続ける。
「あぁんっ」
濡れたハジの髪先や、ふりそそぐシャワーの飛沫さえも、小夜の情欲を刺激する。
「もう……」
小夜が訴えるようにいうと、ハジは中指を小夜の中にぐいと押し入れた。
「ぁあっ…んぁ」
ゆるゆると抜き挿しを繰り返すと、小夜は甘い吐息を漏らす。
ハジの指を伝うようにねっとりとした愛液が溢れ出てきて、湯と混じってバスタブに流れ落ちる。
「小夜…気持ちいいですか」
耳元で囁くように言う。
「ちがっ…そうじゃない…ハジのいじわる…」
「よくないですか……」
「やぁっ…ハジのが…欲しいの…はやくっ」
小夜はハジを求めていた。
ハジもまた限界が近かった。身体に張りついた衣服を脱ぎ捨てながら、小夜に指示を出す。
「では…小夜、少し脚を広げて前のめりになって……そう…そうです」
小夜は壁に両手をつき、眉根をぎゅっと寄せ、ハジを待つ。
白い尻の間からはねっとりとした愛液が零れ落ち、内腿はこれから訪れる官能を期待するか
のようにプルプルと震えていた。
「小夜っ…」
ハジは、灼熱の塊を小夜に突き入れる。
「んんんぁぁああああ!!!」
痛みと共に押し寄せる快感…。小夜は嬌声をバスルームに響かせながら打ち震える。
熱く脈打つハジの怒張は、圧倒的な存在感で小夜を支配していた。
ハジは小夜の細いウエストを掴むと、激しく腰を打ちつけていく。
パンッ…パンッ…パンッ。
二人の間からはいやらしい音が奏でられる。
そのまま達してしまうかと思われたが、小夜は消え入りそうな声でハジに訴える。
「やっ…まっ…待って…。ハジの…ハジの顔…見たい」
ハジは小夜の申し出に応じるため、怒張を抜き取り、正面から抱き合う。
お互いの唇を求め合いながら、湯の溜まったバスタブに身を沈める。
「小夜…」
ハジは小夜の腰を両手で持ち上げると、ふいに手を離した。
すると、小夜のほうからハジの怒張に身を沈める形となる。
「はぅっ…」
ハジは休むことなく激しく腰を突き上げる。浮力も手伝って小夜は容易に上下した。
情欲に囚われた小夜の淫靡な表情に、ハジは堪らなくなる。
より深くつながろうと腰に脚を絡ませてくる小夜が愛しい。
「小夜っ…小夜っ…」
たとえようもない快感の中、小夜の視界はぼやけ、ハジの呼ぶ声が次第に遠くなってくる。
「ぁぁああああ…っ…ハジぃ!!!!」
小夜はハジの名を叫びながら絶頂に達する。
解き放たれたように身体がふわりと軽くなる…と同時に小夜の中に熱い精液が放たれる。
「ハジ……」
気を失う前、小夜はハジにゆったりと笑いかけた。
白い湯気の立ちのぼるバスルームで何度も身体を重ねた後、
ハジはぐったりとした小夜を抱きかかえベッドに運んだ。
熱いシャワーとハジとの行為で冷たかった小夜の身体は熱く火照っていた。
「大丈夫ですか……疲れたでしょう…」
小夜を気遣うようにハジが話しかける。
「ハジはハジなんだよね……冷静沈着なハジも、情熱的なハジも……私どっちも好きだよ」
気だるげに身体を横たえ、小夜は潤んだ瞳をハジのほうに向ける。
ハジはベッドに腰掛け、優しく小夜の前髪を撫でつけていた。
「小夜…私は…貴女がたとえどんな姿に変わっても…貴女だけを求め…貴女のために
生きていきます。それが私の望みなのです」
「ごめんね………ハジ」
「小夜…謝らないでください」
「……ごめん……あっ」
再び謝ってしまった小夜は慌てて唇を押さえる。
そんな小夜の様子が愛しくてハジは優しく微笑む。
「小夜、私は貴女のシュヴァリエになったことを悔やんではいません…だから、私に謝るのはよしてください」
「ハジ…」
「ずっと昔…幼かったころ、孤独だった私を救ってくれたのは小夜でした。私はあの時誓ったのです。
一生貴女の傍にいようと…。貴女のシュヴァリエとなる前から決めていたのです」
「本当……なの」
「私が貴女に嘘をついたことはありましたか」
「……たぶん…ない」
「だったら、私を信じてください……小夜、私は貴女を愛しています」
ハジの告白に小夜の瞳からはとめどなく涙が溢れてくる。
「何故…泣くのですか」
ハジはハンカチを取り出し、小夜の涙を拭う。
「バカ……」
きょとんとした顔のハジがおかしくて、小夜は泣き顔のまま笑った。
<おわり>
>>217 ハジ小夜で史上最大に燃えた。お前のシュヴァリエになりたい
おはようございます。
木漏れ日〜を書いていた者です。
何度も何度も分けて投下してすいませんでした。確かに二度くらいに分けて投下した方がよかったですね…
以後は気をつけます。
まだまだ未熟で描写もイマイチですが、投下後は暫くROM専になってもっとしっかり学びたいと思います。
なにやら長くなってしまいましたが、続きです。
小夜が一息ついた時、ハジはそれを見計らって一気に最奥まで腰を進めた。
「ひぁ…っ!」
その衝撃にを今まで以上に身体を仰け反らせると、綺麗に張られていたシーツに皺が寄った。
「す…少し、動きますよ」
小夜の締め付けにより今すぐにでも果ててしまいそうになる意識を押さえ腰の動きを始めるハジ。
「んぅ…っあ…ぁ」
ゆっくりと動かし、段々と早めてゆく。
動きと共に、痛みより泣き声だった小夜も次第に甘みを帯びた高い声へと変化を遂げる。
ギリギリまで引き抜いてから一気に最奥まで突く。その動作を繰り返しているうちに、ある一点を攻めるとより一層甘い声をあげた。
「あん…っ!」
「ここが…いいんですか?」
小夜の良いところを発見したハジは容赦なく、そこばかりを激しく突き動かす。
結合部からはとめどなく愛液が溢れ、腰を打ちつける度に、グチュグチュといやらしい音が響いた。
「やっ…あっ、あぁんっ!っぁあああぁ!」
何度となく打ち付けられ、どんどん上り詰めてゆく小夜に、今まで以上に強く締め付けられ快楽の波が押し寄せるハジ。
ふいに頭の中が真っ白になり、どくんと自身が脈打ち小夜に熱い飛沫を放っていた。
小夜は身体の中に熱いモノが感じるとそのまま意識を手放した。
小夜と出会う前までは生きていくために身体を売って、沢山の人を抱き抱かれもした。
だが一度たりともその行為で心が満たされる事など無かった。
いつも虚しさだけが残り、心は空っぽのまま。
しかし今は違う、自分が抱いていたのはずっとずっと慕い続けていた愛しき人。
こんな風に触れる日を夢みていた。
念願が叶った今日、心は暖かく幸せな気持ちでいっぱいだった。
そう
ようやく気付いたのだ。愛する人を抱いた時こそ心も身体も満たされて幸せなのだと…。
ハジは小夜に向けて優しく微笑み
すっかり疲れ果てて小さく寝息を立てる小夜にそっとキスをした。
いつまでもこの幸せが永遠に続くように願いを込めて。
終わり
なんだもーこの萌えの嵐はw
職人さんGJ!
お二人とも、ありがとうございました。
これで当分生きていけます。
>>220 GJです。まあ焦らしが楽しい人もいるみたいだからキニスンナ
自分は纏めて萌えがどーんと来てほしい性分なもので
<続く>の続きが10レス後とかだと気分がぷつって来るんで
偉そうなこと書いてすまなかった
225 :
220:2006/07/16(日) 14:38:05 ID:RG6yHqOV
>>224 いえ、これからSSを投下していく上でとても参考になりました
的確なアドバイスありがとうございました
>>217ネ申様
>>220ネ申様
お二方ともGJ!濃厚な二連発で頭クーラクラですよ!(*´Д`)ハァハァ
夏の暑さに負けない、情熱的なハジ小夜SSを有難うございましたw
またのお出ましを心よりお待ちしておりますねww
突然ですみませんが、アンシェル×ディーバで。
アンシェル・ゴールドスミスが扉をひらくと、そこは血の海であった。
床・壁を問わずそこかしこにべったりとした血糊や肉片が飛び散っており、
彼が来るまでにその部屋で行われた惨劇のありさまを物語っている。
「・・・・・おやおや。」
苦笑を浮かべてアンシェルはその部屋に踏み入った。
その硬い靴音に、もがれた侍女の腕を片手に窓の外を見下ろしていた彼の姫君
が熱のない眼でふりかえる。
簡素だが上質な白いドレスが鮮血で紅く染まっていた。
「どうなさったのです?・・・・・ディーバ。」
「アンシェル。」
興味のない玩具を放り出すように、ディーバが腕を投げ捨てた。
アンシェルが愛に耐えないといった表情で微笑いかける。
「なにかご機嫌をそこねるような事でも?――代わりの人間はいくらでも
おりますが、せっかくのお気に入りのドレスが。」
「―――だって雑に拭こうとするんですもの。気に入らないから、千切っ
ちゃった。」
無垢な子供の言い方でディーバが出窓に腰掛けた。その足がアンシェルの
眼前に突き出される。
「―――――なるほど。それはいけませんね。」
子供をあやすような微笑を浮かべて、アンシェルがディーバの足元に
ひざまずいた。
「食後」のディーバを着替えさせるよう侍女に命じたのは彼である。
どうやらディーバは自分に対する人間どもの接し方が気に入らなかったらしい。
アンシェルはひざまずいたままポケットから絹のチーフを取り出した。
ディーバはきゃしゃなあごを反らせ、高慢な表情で彼を見下ろしている。
―――何をしようとこの男に自分が咎められるはずがない。
そう確信している若き女王の顔であった。
両手でそっとディーバの足を支え、絹地でやさしくつまさきを包む。
ディーバの肌は、一度も陽光に当たったことのない隠花植物の白さであった。
チーフが血をふくんで紅く染まる。血で濡れた足をたんねんに拭い取ってゆく。
ゴールドスミス・ホールディングスのCEOである彼が、親子ほども年の違う
少女の足元にひざまずき、汚れるのもかまわずその足を丁寧にぬぐっている。
――この二人の関係を知らぬ者が見たら驚倒しかねないような光景であった。
「・・・・・・アンシェル。」
うたうようなディーバの声に、アンシェルは顔をあげた。
ディーバはからかうような微笑を浮かべていた。かたちのよい片眉をわずかに
上げ、つんと顔をそらす。
冷たく輝く青い瞳はアンシェルの眼に据えられたままだ。
「布が痛いわ。――――――舐めて、きれいにして頂戴。」
最上等の絹が痛いはずはなかったが―――気まぐれに試しているのだ。
アンシェルが苦笑を漏らしつつ答えた。
「――――貴女の仰せのままに。・・・・・・ディーバ。」
窓辺へ座ったままのディーバの足元に片膝を立て、両の掌にそっと捧げ持つ
ように、そのつまさきを乗せたアンシェルが顔を寄せた。
ディーバの素足・・・その桜貝のようなかたちのよい爪や、足指の一本一本に
丹念にアンシェルが舌を這わせてゆく。ほくろ一つない白磁のような皮膚で
あった。その指先を咥え、かるく歯で押さえて、足指の股にまで流れ落ちた
血糊を丁寧に舐めとってゆく。
くすぐったいのかディーバがクスクスと忍び笑いを漏らした。
足の甲からくるぶし、ふくらはぎへとアンシェルの舌が上がってゆくに従い、
その忍び笑いは大きくなる。
「ふふ。―――――おひげが、くすぐったいわ。・・・お父様。」
アンシェルも口の端を血に染めたまま、おかしくてならぬように笑った。
「困った方だ。・・・・今は私だけです。その芝居はなさらなくて結構。」
また顔を落とし、しなやかな足に唇を這わせてゆく。
片足を担ぐように自分の肩に乗せ、手で支えてバランスを取ったアンシェル
がディーバに微笑いかけた。
顔を横向けてその内腿にキスするように唇を押しあてる。
ディーバが切なげにまゆをひそめて、ごくちいさく吐息を漏らした。
アンシェルのキスは徐々に腿を登ってゆく。ディーバの伸ばした腕が、白い
蛇のようにアンシェルの首に巻きついた。一度は頭を抱きしめたその指が、
彼の耳をかすめてふいにその両頬をすくうように包み、顔を上向かせる。
アンシェルが顔をあげると、ディーバの顔がごく間近にあった。
その好奇心にきらきらと濡れたその瞳が、アンシェルの眼を覗きこんだ。
「ね。・・・アンシェル。わたし、人形を千切るのにも飽きちゃった。」
額をこつんとぶつけて楽しげに言うディーバにアンシェルが苦笑を漏らす。
「今度は何がご入用ですかな?――――私の姫君。」
「あの子。・・・・・・小夜ねえさまのところの。」
秘密をうち明けるときのように声をひそめて、ディーバが言う。
「・・・・・ほう・・・。あの少年を?」
口元にたたえた笑みはそのまま、アンシェルの眼がするどい光を帯びた。
「手に入れたいのですか?――――生きた血袋としてではなく?」
「あの子、気に入ったの。・・小夜ねえさまから取り上げて、わたしのものに
したい。」
ディーバがうたうようにつぶやいた。
「・・・・それは素晴らしい。」
科学者だけが持つ奇妙に冷えた情熱に似た光を、その眼にみなぎらせて
アンシェルが答える。
「―――花婿としてはやや幼いようだが・・・。ディーバ。貴女はどうやって
あの少年を手に入れるか、そのやりかたをご存知ですか?」
「しらないの。」
ディーバがあっさりと首をふって悪戯っぽく笑った。
「でもきっとおまえが教えてくれるんでしょう?――動物園の時からそうだ
ったもの。」
「悪いお方だ・・・・貴女は。」
くっくっとアンシェルが声を立てて笑った。
ディーバのつややかな黒髪をいとおしむように撫で、その喉をくすぐるように
指を這わせる。ディーバが眼を閉じてあどけない表情を見せた。
その耳元に唇を寄せ、そっとささやくようにアンシェルが言った。
「よろしいでしょう。私がお教えいたします。・・・楽しいパーティーに備えて、
テーブルマナーを手ほどきするようにね。」
ちょw萌え(*´Д`)
おお、続き気になるw
イイヨイイヨ〜(*´Д`)
超楽しみ!!
ラスカルエロエロ!ディーヴァも綺麗綺麗しちゃってこのアライグマめ(*´Д`)アハァハ
39話後カイ小夜です。
「カイ、小夜、遅いよー!」
「早くー!」
ナハヴィとハヴィアの呼ぶ声が響き、カイが振り返った。
「帰ろうぜ。」
「うん。」
きゃあきゃあと賑やかに騒ぐ幼い声の方向へ向き直ったカイが
歩き始めたのに倣って踏み出した小夜の足音がすぐに途絶える。
すぐさま察知して足を止めたカイは、振り返りざまに眉を顰めた。
「お前…」
「大丈夫。」
遮るように明るい声で言われても、ぐらつく姿を見て鵜呑みにできる筈がない。
と言う前に、ふらりと上体を泳がせた小夜が地面に蹲った。
「おーい、どうした?」
グレイの声が聞こえ、カイは振り返らずに
「なんでもねぇ。悪ぃ、先帰っててくれ。」
と大声を返しながら膝をついて屈んだ。
物分りのいいグレイと、対照的な子供達の声が
「さ、カイは小夜をおぶってゆっくり帰ってくるから先に帰ろうか。」
「小夜ぁーねえ早くー!」
「何やってんだよー?カイののろま!」
「ほら、日が暮れたらナハヴィは迷子になっちまうぞ。」
などと賑やかに、次第に遠ざかっていくのを聞き届けながら
小夜を抱き上げ、カイは手近な木陰へ歩き出した。
木の幹に凭せ掛けるように下ろし、跪いて覗き込むとすぐに小夜の瞼が薄らと開いた。
「あれ?」
か細い声を唇から漏らして瞬いた彼女の様は、午睡から醒めた子供のようだ。
「悪かったな。無理に連れて来ちまって。」
「…え?」
「こんなに疲れてるって気付かなくて、ごめんな。」
青みすら感じられる仄白い顔は、もしかすると貧血のような症状なのだろうかと
顔にかかった前髪を払ってやりながら少し笑いかけると
小夜は目を瞠り、逡巡してから面を伏せた。
「大丈夫。」
「無理すんなって。今日の昼間も寝てただろ?」
「あ…うん。」
「グレイんちで寝てたほうが良かったよな。」
浅慮を悔いるカイは、シャツの裾を引っ張られてはっとした。
まっすぐ見上げてきた小夜が、微笑を浮かべて首を振る。
「そんなことない。来てよかったよ。楽しかった。」
しっかりした言葉でそう言われ、苦いものが端から溶け出していくようで自然に笑むと
「そっか。」
と呟いて、カイは小夜の隣へ腰を下ろした。
「ちょっと休憩してから帰るか。」
「うん。」
夕陽が次第に色味を増して、鮮やかな光を一帯へ投げかけている。
眩しそうに目を細めて顎を引いた小夜の横顔が優しく綻んでいるのを眺め
幸福感を噛み締めるカイへ、唐突に小夜の視線がこちらを向いた。
「カイ…ごめんね。」
今にも泣き出さんという表情にぎくりとしたカイは、小夜の視線の行き場に気付いて息を呑む。
「これ…」
「…ああ。」
カイの胸で、夕陽を受けて輝きを放つ赤い結晶のペンダント。
あの日、爆発した赤い盾の船を後にしたヘリは一度フランス南部へ降り立った。
カイの怪我は深くはなかったが、一時は寝たきりで、回復してからも暫く安静を強いられた時期があった。
その間に誰が取り計らってくれたのか、気付いたときにはペンダントが枕元に在ったのだった。
カイと小夜の間には、葬り去ることのあたわぬ二つの光景がある。
過去の幸福へ思いを馳せるとき、辛い現実を見据えるとき、必ず脳裏にジョージとリクの最期が甦る。
物質的な形見などなくとも決して忘れられるはずがないのだ、
パリで3人で撮った証明写真とペンダントは、確かに彼らと過ごした日々があったこと、
それが幸せだったことを実感させ励ましてくれるようだった。
リクが砕け散り、小夜を残したままヘリが船を後にしたとき
カイは途方もなく大きな喪失感に己が身を食い千切られたような心地がした。
手の届かない記憶、そして彼女の存命を信じて、空っぽになった生きる気力を支えてきたのだ。
「それでもカイは、私を許してくれるんだね。」
カイはいつかリクから伝え聞いたハジの言葉を思い出す。
小夜の抱えた苦しみは他の誰にも背負えない。
「許すとか許さねえとか、そんなのじゃねぇだろ。」
…そしてカイの抱える喪失感を、小夜は己の罪として負っているのだ。
確かに同じものを共有しているのに、それが二人の心のベクトルを別の方向へ向かわせている。
≪続く≫
一旦ここまで。次からエロです。前振り長くてスマソ
カイ小夜好きにはたまらん
こんな深夜にありがたや〜
ディーヴァ×ネイサンだと、
ソロモンが去った日の夜、ネイサンの部屋にリクの姿をしたディーヴァがやって来た。
「喉が乾いた」と言うやいなやネイサンはベッドに組み敷かれ、血を吸われた。
吸血を終えた後、シーツに溢れた血を見たネイサンが
「シーツに血なんて、まるで処女を奪われたみたいだわ」
とシーツの方を向きながら言っていたら、突然長い髪の毛が顔にかかってきた。
そちらを見ると妖艶な笑みを溢す、小夜と瓜二つのディーヴァの顔があった。
「本当の血、見たくない?」
夜は始まったばかりだ。
こんなのしか思いつかないな。誰か文才ある人書いてくれorz
238 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 08:30:42 ID:/NR33KT7
思ったよりアンシェル×ディーヴァもいいなぁ
アンシェルは黙ってれば紳士に見えるしカッコいいよ。
GJ!!!!!
カイサヤもほのぼのしててGJ!!!!!
アンシェル×ディーヴァGJ!!!
カイ小夜も続き期待してる(*´д`)
アンシェル×ディーヴァのエロオヤジっぷりにどきむね
カイ×小夜のシリアスっぷりにどきむね
続き!続き!
アンシェル×ディーヴァ。
なんていうか、雰囲気にやられました…GJ!
カイ小夜萌えっすね〜!
前振りだけでも十分ハァハァ、続き期待してます。
投下してから気づきました・・。「ディーヴァ」っすね・・・orz
間に合いませんが今後から訂正します。
ごめw自分も脱字ハケーンorz
>忘れられるはずがないのだ、 パリで
∧が
今後気をつけます…。
今さらですが、1話以前のカイ小夜とかって需要ありますか?
>>244 ネ申降臨の兆し煤i・д・)?!
期待してまつ。
>>244 どんなものだって需要あるに決まってるじゃん(*´Д`*)
全てを見てもらいに飛び込んでこーい!
「私の膝の上においで。――――ディーヴァ。」
ベッドの上に腰掛けたアンシェルが手を差し伸べた。
その足元に、くすくすと笑いながら毛並みの良い猫のようにディーヴァが
すり寄る。抱きあげて膝に抱いたアンシェルが微笑んでその頬をなで、指を
そっと伸ばした。
ドレスの背にあるリボンの結び目を一つずつほどいてゆく。
体を覆う布地がほぐれてゆく感触に、ディーヴァがほそい首をかしげた。
「着替えるの?」
「いいえ。・・・・・初夜の新床で、花嫁と花婿は衣服を脱ぐものです。」
「そう。―――――おまえは?」
「残念ながら、私は貴女の花婿たる資格がない。」
微笑んでアンシェルが答えた。
「ですから私はこの礼装のままで。・・・貴女に対し礼を失いたくはありません
ので。」
きっちりと着込んだまま、冗談とも本気ともつかぬ口調でアンシェルが
続けた。やがてドレスが床にすべり落ち、一糸まとわぬディーヴァの真珠の
ような裸身が現れる。肩に重たげにかかる黒髪を指で掻きあげ、そのうなじに
アンシェルが唇を這わせた。
あたたかい吐息にくすぐったそうに肩をすくめるディーヴァの眼をアンシェル
がふいに覗きこむ。
「彼が望んで身をゆだねてくれれば、それが一番よろしいのですが・・・・・。
そうでない時は。」
「そうでないときは?」
ディーヴァがにっこりと微笑った。その頭をやさしくかき抱き、そっと
あやすようにおのれの肩にうずめて髪を撫でながら、アンシェルが困った
ように言う。
「・・・・・まあ、その気にさせてしまうことですな。―――――失敬。」
片手でディーヴァを抱きながら、アンシェルがズボンのベルトを寛げた。
首をすこしかしげてディーヴァに眼で笑いかけ、悪戯を告白するときのよう
な表情でアンシェルが眉を上げてみせる。
そのままディーヴァの髪に五指をうずめ、優しく・・・だが抗えない力を込めて
彼女の頭を押し下げてゆく。
ディーヴァが彼の足のあいだで、腰に顔を寄せたまま不思議そうに眼だけで
見上げた。その顔をひき寄せ、アンシェルが諭すように耳打ちする。
「さまざまな手練手管がある、ということです。――――ディーヴァ、唇を
ひらいて。・・・・・ああそれから」
アンシェルがふいにおかしそうに微笑った。
「おなかが空いても、途中で牙を立てたりはなさらないように。
――――せっかくの花婿が逃げてしまいますからな。」
そのまま自分の腰に、両手でディーヴァの顔をうずめてゆく。
「ん・・・ん・・・・・・・・・」
ディーヴァはおとなしくアンシェルに従った。
餌をせがむ雛鳥のように、ふっくらとした桃色の唇をひらき、瞳を閉じて
すこしずつ男を咥え込んでゆく。口腔をゆっくりと犯してゆく肉槍に舌を
からめ、乳飲み子が母の乳をむさぼるようにちいさく音をたてて吸う。
アンシェルが彼女の手をとってしずかに導いた。
「―――指はここです。すこしあごを引いて。・・・・そう、なかなかお上手だ。」
足元に全裸でひざまずき、唇と舌とを使い続けるおのがあるじに対して
アンシェルは優しく声をかけた。愛しくてならない、といった様子で微笑し
ディーヴァの頭をなでてその髪に指を絡ませつづける。
顔を埋めて動き続けるディーヴァに―――腰をかがめてその耳に口を寄せ、
低くささやきかけるアンシェルの声が、ごくわずかに喉にからんだ。
「――――――良い子だ・・・・ディーヴァ。そのままで・・・・・・・・。」
ディーヴァの頬を掌でくるむようにして、アンシェルがそっと彼女の
顔を引き上げた。ちいさな唇から肉槍が現れるにしたがって、こぼれた透明な
唾液が細い糸の橋をかける。
アンシェルが慈愛に満ちたまなざしでディーヴァの唇の端を親指でぬぐった。
顔をあげたディーヴァがあどけない表情で彼を見、甘えるように口をひらく。
「ああ苦しかった。・・・・だってだんだん大きくなるんですもの。」
無邪気な物言いにアンシェルが笑い出し、前を直してディーヴァの額に
かかった髪の毛を指で除けた。
「それは失礼。・・ですがこれはこういう無粋なものでして。どうかご容赦
いただきたい。」
アンシェルがディーヴァをベッドの上に抱きあげた。
その前にひざまづき、ひどくうやうやしい仕草でディーヴァの手を取る。
その白い優しい指へ騎士の礼をとるようにアンシェルがくちづけた。
その手に取ったディーヴァの指をすぐに離さず、先刻足にしたのと同様に
しずかに舌を這わせてゆく。
きゃしゃな小指をとらえそっと指で撫で、口に含み、ごくかるく甘噛みする。
整えられた爪先から指の根元までをアンシェルが丁寧に舐めて濡らしてゆく。
相当に時間をかけてキスの愛撫をほどこした後、つづいて薬指でまた同じ
儀式が、また一番最初から始められる。
すべての指が達せられるまでに、おそろしく時間がかかった。
ほそい手を裏返し―――その手の平から、青白く透けて見えそうな手首まで
アンシェルが唇を進めたとき、ディーヴァの瞳の中にたしかに暗く燃える
埋み火の炎が点っていた。
それを眼で確かめて、アンシェルがディーヴァにうなづくような微笑いを
みせる。ディーヴァが伸びあがってアンシェルの首に抱きついた。
その腕をいなすように数度ごくかるく叩き、アンシェルがディーヴァの体に
腕を廻す。その黒髪を掻きわけてうなじに指をすべらせ、人差し指と中指で
やわらかな耳朶を挟みこむ。
そのまま二本の指でディーヴァの耳をゆっくりと撫でてゆく。
「―――――――んん・・・・・。」
ディーヴァが喉をそらし、吐息とともに甘く鼻にかかった声をあげた。
アンシェルがいとおしそうに顔を傾けてなめらかなその頬にそっとくちづける。
唇が頬からおとがいをかすめて斜めに下がり、耳の下のやわらかい部分に
触れたとき、ディーヴァがそっと熱いため息を漏らした。
悪戯っぽくちらりと視線を送るがとくに逆らわず、アンシェルがすることに
任せたきりである。尖らせた舌がぬるく耳の中を濡らしてゆく感触にディー
ヴァは声を立てずに笑っている。くすぐったそうに小刻みにふるえる肩を
見て、アンシェルも微笑を浮かべた。
ベッドに敷かれた白いシーツを剥ぎ取り、アンシェルがそっとディーヴァの
前を覆った。豊かな乳やなめらかな腹に刻まれたへそ、白い下腹部がシーツに
よって隠される。シーツごとディーヴァを左腕で後ろから抱きしめたアンシェ
ルが、右腕をディーヴァのわき腹からシーツの下へと潜りこませた。
白いシーツの布地の下でアンシェルの右手がうごめいてゆく。
ディーヴァの腹から乳にかけて、触れるか触れぬかぎりぎりの所をすべる
ように撫でてゆく。ディーヴァがじれるように喉をそらせた。何度か官能が
生まれそうになるとアンシェルが何故かその都度、すっ・・・と指をはずすから
である。ディーヴァのうっすらと汗ばんだ額にほつれた髪の毛がかかっていた。
それをかるく首をふって除け、ディーヴァがアンシェルを睨んだ。
「・・・・・・アンシェル。」
「――――――お気づきでしたかな?」
わざと焦らしていたのを看破され、アンシェルが苦笑した。
ディーヴァの反応を楽しむかのようにアンシェルがくっくっと声をたてて笑う。
すねたように顔をそむけるディーヴァに、アンシェルがなだめるように背後
から抱き寄せる。後れ毛を掻きあげ、えりあしにくちづけたままアンシェル
の指がやわらかな乳を蕩かすように愛撫してゆく。
ディーヴァの吐く息がすぐにあさく、せつないものに変わった。
乳を弄う右手の動きはそのまま、アンシェルの左手がディーヴァの膝の裏側
に触れる。清潔に切り揃えられたその象牙色の爪がピアノを弾くように動いた。
ゆるやかに背をそらせ、熱い吐息を漏らしつづけていたディーヴァがそれでも
そのなじみのあるリズムに気づき、ぼんやりと頭をもたげる。
「それ・・・――――あの歌、・・・・ね?」
「―――――そうです。」
ディーヴァの内腿を鍵盤に見立てたアンシェルが、手の動きを止めぬまま
うなずいた。実際のピアノを叩くときよりもずっと繊細にその指が走る。
ディーヴァがそれに合わせてちいさな声でつぶやくように歌いはじめる。
右手の愛撫の動きにところどころメロディが乱れ、声がかすれた。
内腿にごくやわらかく触れつづけるアンシェルの左手の五指は、耳に聞こえぬ
メロディを奏でながらじりじりと奥へ移動してゆく。
――――は、ぁっ・・・!と一瞬、ディーヴァが息を呑み、唇をふるわせる。
アンシェルの指が最奥の秘所に触れたとき、ディーヴァの歌声が初めて止まった。
続きます。すみません。
鯖の重さと戦いながらの投下GJGJGJ!
アンシェル兄さんと激しくセクロスしたいです。はぁはぁ
ディーヴァちゃんと激しくセクロスしたいです。はぁはぁはぁはぁ
>>234-235 GJGJ!!カイ小夜いいよいいよー!
続きwktkして待ってる(´Д`;)ハァハァ
>>244 そんなの決まってるじゃん!迷う必要などないんだよ!
期待ゲージ上昇。wktk!
>>247-249 GJ!!!!萌えてしまった(´Д`;)ハァハァ
この二人中々いいね。素敵な萌えを有難う!
アンシェルエロス(*´Д`)ハァハァ
ディーヴァタンエロス(*´Д`)ハァハァ
血塗られた豪奢な個室に吐息まじりの、熱に浮かされたような声がほそく
流れている。アンシェルの指はディーヴァの体をすこしずつ溶かし、ひらかせ
始めていた。
ディーヴァをベッドに這わせ、後ろから抱きしめるようにのしかかったアン
シェルが撫でるように繊細な愛撫をほどこすたび、ディーヴァの細い眉が
ふっ・・・と官能にひそめられる。熱い声はディーヴァの唇から漏れていた。
やわらかな唇がかすかにひらかれ、かたちのよい歯の間から桃色の舌が
わずかに覗く。せつなげに首を傾けるたびに、うっすらと汗をかいた頬に
幾本かの黒髪が貼りついた。
「・・・・・・・・?」
ふいにディーヴァが物問いたげにアンシェルをかえりみた。
秘所を愛撫していた指が動きを止め、その手が太腿の内側へ置かれたからで
あった。アンシェルが黙って笑みを浮かべる。さぐるような視線でディーヴァ
を眺めながら、芝居じみた口調でアンシェルが言った。
「やはりこれ以上は――――シュヴァリエの分際を超えるかと。」
「アンシェル。」
ディーヴァが体ごと向き直った。
その眼がぞくりとするようなつめたい光を帯びる。
ベッドに腰をかけあごを反らせて、女王がおのれの臣下を見下ろした。
「アンシェル。」
「・・・・・・はい。」
ふいにするどい音が響いた。
ディーヴァがおのれの体を覆うシーツをつかんで、アンシェルに向け鞭の
ように走らせたからであった。跳ねるシーツの端が彼の左眼に当たった。
アンシェルが視線をさえぎるように手の甲で左目を覆いつつ、わずかに笑みを
浮かべる。青白い怒りに満ちたディーヴァの、驕慢な声が響いた。
「・・・・・おまえのあるじはだれ?」
「―――――ディーヴァ、貴女です。」
「おまえの役目は?」
「貴女のすべての望みをかなえること―――ですな。」
ディーヴァがつい、と首をそらせた。
半眼に閉じられた眼が、凄まじいまでの色香を放っている。
おさない子供の無垢さと、すべての屍を踏みにじり養分を吸い上げて咲く
大輪の薔薇のあでやかさがその表情に混在していた。目の前の男の忠誠と
愛情を信じて疑わない、むしろ全てを捧げられて当然とみなしている女王の
おごりがその面を輝かせている。――――それは先刻までの愛撫に応える姿
よりもはるかに鮮烈に美しく、彼には感じられた。
「――――アンシェル。」
ディーヴァが三度目に彼の名を呼んだ。
そのなよやかな腕が伸び、ひざまずいたアンシェルの頬に人差し指と中指が
かかった。そのままディーヴァが彼の顔を引寄せた。まだ生餌を屠り足りない
獅子の仔のような表情で、食事の続きをせがむようにあどけない唇をひらき、
ディーヴァが言う。
「・・・・・・・・・もっと。」
「――――はい。」
ふいにアンシェルが低く笑った。
こらえきれぬように顔をうつむけて、笑いに肩を震わせる。
嬉しげな笑い声が徐々に大きくなった。頬に当てられたディーヴァの手を
取ってかるくくちづける。ややあって笑いを何とか収めたアンシェルが言った。
「・・・・大変失礼を。どうやら悪ふざけがすぎたようですな。勿論、貴女の
仰せのままに。――――――愛しいディーヴァ。」
焦らしプレイか(*´д`*)ハァハァ
イイヨイイヨー(=´д`)GJ!
アンシェルが肩にかけられたシーツをかるく羽織った。
ベッドに仰向けに横たわったディーヴァの顔の横に腕をつき、彼女に覆い
かぶさる。彼の重みでベッドのスプリングがギシッ・・と軋んだ。
物憂げな瞳で彼を見やるディーヴァに顔を寄せ、そっと首筋にくちづける。
―――唇が、さらに下がった。
きゃしゃな鎖骨の影をかすめて、白いゆたかな乳の谷間へとその舌が滑り
おりてゆく。
「――――ん・・・・ッ・・・・・・」
ディーヴァの首がやるせなくのけ反った。
極上の乳酪よりもさらに密度の高い、きめこまやかな皮膚をアンシェルの舌が
濡らしてゆく。ディーヴァのほそい指が、彼の首の付け根にせつなく廻された。
やわらかい乳房にキスの痕をつけられ、敏感な突端を甘く噛まれて、その指が
ビクッと何度も震える。うす紅いキスの痕そのものは、すぐ皮膚に沈殿して
しまう。しかしその色が全身に移ったかのように、ディーヴァの体が桜色に
染まった。――――アンシェルが唇をさらに進めた。
しなやかな腹部に唇を這わせ、のけ反ったディーヴァの腰の下に腕を入れて
胴を浮かせ、小さなへそにくちづける。
アンシェルの頭が下がったため、廻したディーヴァのちいさな両手が首に
届かなくなった。その汗ばんだ指先がよりどころを求めて、肩のシーツの生地
を必死でつかむ。アンシェルが微笑の影を眼に宿しながら、ディーヴァの膝の
内側をつかんだ。そのまま膝を持ち上げて足を大きく折り曲げる。
立てられた足の内腿に、アンシェルがそっと舌を這わせた。
さらに彼の頭が下へさがる。ディーヴァの指が完全に届かなくなった。
その指先に引寄せられたシーツの白い布地が、微笑いをふくんだアンシェルの
顔を完全に隠してしまう。
ディーヴァの両手が、やるせなくおのれの額に乗せられた。
「―――あッ・・・!」
アンシェルの愛撫にディーヴァが声をあげた。
ディーヴァの体が、さなぎから羽化する蝶のようにおおきく反り返った。
枕の下に両手をうずめ、困惑したように二度、三度と頭をふる。
なにかに耐えるように、悩ましくディーヴァの眼がひそめられた。
汗ばんだ喉が反り、桃色の唇が新鮮な呼気を求めてあえぐようにひらかれる。
はぁっ・・はぁっ・・――――と、呼吸が自然に激しくなった。
「ア・・・・・ア・・・・・・・。」
ディーヴァの唇が耐え切れなくなったように大きくひらかれた。
口から漏れ出でるのが官能のあえぎ声なのか、それとも男の名を呼ぼうと
しているのかはさだかではない。
その声に顔を上げシーツをはねのけたアンシェルが、涼しい顔をして惑乱
するディーヴァに顔を寄せた。
「―――――さて・・・・・。」
ディーヴァの上半身を腕で起こし、おもむろに引寄せてその足を押し開く。
ディーヴァの体を抱きしめたアンシェルが、前を弛めながら優しく言った。
「今日のところは私が介添えをいたしますが・・・花婿に対してはそうもゆかぬ
でしょうな。――――なに、何度か経験を積めば御自分でできるようになる
でしょう。」
アンシェルがディーヴァの眼を覗きこんで、秘密をうちあけるように
微笑った。そのまま彼女の背を押さえ、アンシェルがディーヴァの内部に
一気に身を進める。
「!!!」
ディーヴァの眼が固く閉じられた。
衝撃に眉がひそめられ、唇が声なき叫びをかたちづくる。
「・・・・・・・・・・失敬・・・・・。」
アンシェルが背に廻した腕を上げ、巻きこむようにディーヴァの頭を
抱きしめた。その汗にぬれた黒髪を撫でつけ、その額にしずかにくちづける。
だだをこねるように跳ね上げられたほそい腕を取り、アンシェルがそっと
ささやいた。
「私に任せなさい。・・・悪いようにはしない。・・ディーヴァ、足の力を抜いて。」
そのままディーヴァの耳に指をかけ、優しく撫でる。
うっすらと涙ぐんだディーヴァの瞳を唇でなぞり、安心させるように微笑った。
しかし―――その眼は笑ってはいない。
アンシェルの五指がディーヴァの肩を押さえ、さらに深くその体を沈めさせた。
ビクッと体をすくませるディーヴァに眼をやるが、そのまま動きを止めない。
アンシェルの眼にどこか激しい残酷な陰りがふと、差した。
かすかに笑みを浮かべたまま、アンシェルがディーヴァを強く抱き寄せる。
その体の最奥に自らを完全にくさび打つまで、アンシェルが止まることは
なかった。
(・・・なかなか終わらなくてすみません。続きます・・。)
たまらん・・・(*´Д`)ハァハァ
>>257 ディーヴァたん(*´Д`)ハァハァ
続きお待ちしております。
ディーヴァの唇からほそい、かぼそい声がかすれて漏れた。
アンシェルが彼女の膝から腕を廻し、そのまま足を肩に担ぐようにして強く
抱きしめたからであった。きゃしゃな腰が引寄せられ、結合が深くなる。
ディーヴァの裸の腕がアンシェルの背に廻り、その指先が背広の生地を掻き
むしる。桃色の唇からせつない吐息が漏れ、長いまつげがふるえながら眼元
に影を落とした。そのよるべない子供のような表情に、アンシェルの眼が
ふと、ゆるんだ。それ以上は動かずにディーヴァの顔を引寄せ、いとおしげに
そのまま頭を抱き、あやすように髪を撫でる。
破瓜の衝撃が収まり、痛みが癒されるまでそれは続けられた。
「・・・・・・・んん・・・・。」
身の内を深く貫かれたまま、ディーヴァがかすむ眼をひらく。
その桃色の唇ぎりぎりの頬にかるくくちづけて、アンシェルが覗きこむように
微笑った。ディーヴァの肩を抱いて、アンシェルがひどくゆっくりとその体内
からおのれを抜いてゆく。あるところまで来るとディーヴァの額に額を当て、
その顔を覗きこみながら今度は角度を変え、またしずかに押しこんでゆく。
その緩慢な抽迭は途切れることなく続いた。
「―――――あ・・・・・。」
ディーヴァの眼の色がふと、甘くなった。
眉がやるせなくひそめられ、唇がちいさくひらかれる。
それを見逃さず、アンシェルが同じところをまたゆっくりと貫いてゆく。
ディーヴァの体がかすかに色づいた。
アンシェルの肩にあごを乗せ、とまどうように顔を伏せる。
「・・・んん、ん・・・・・」
腰を引く際ディーヴァの内部が、乳をむさぼる赤子の唇のような震えを
みせた。熱に浮かされたような眼でディーヴァが首をそらせ、顔をあげる。
――――は・・・・・ぁッ・・・という甘い呼気がそのやわらかい唇から漏れた。
ふいにアンシェルの抽迭が、その速度を増した。
「!!」
ディーヴァの体がビクビクッとちいさく震える。
男の背に廻されたほそい優しい指が、ネジの切れかけた美しい自動人形の
ようにひどくゆっくりと伸ばされ、宙をつかんだ。
「・・・・・・ア、ア・・・・・」
アンシェルがするどく腰を打ちつける。
「――――あぅッ・・・!」
ディーヴァが喉を反らせる。その眼元が官能に紅く染まった。
「―――――んっ・・・!―――んん・・・・!」
アンシェルの抽迭がしだいに執拗さを加えてゆく。ディーヴァの甘やかな
声がやがて高くなった。
「―――――?!」
ふいにアンシェルがその動きを止めた。
汗ばんだ額をぬぐい、その眼が閉じられた扉の方へちらりと向けられる。
アンシェルが苦笑いを浮かべ、乱れた襟元を整えた。
「・・・・・・・?」
とがめるようにうっすらと眼をひらくディーヴァに、アンシェルがなだめ
るようにその額にくちづける。その身は深くディーヴァに繋がれたままだ。
「・・・・どうやら邪魔が入るようですな。―――申し訳ない。」
その耳ははるか廊下の向こうから、こちらに向かって歩いてくる侍女の
足音をたしかに聞き取っていた。またいつもの手かとディーヴァがすねるよう
にぷいと顔をそらせる。いとおしくてたまらぬようにその眼に微笑いの影を
浮かべながら、アンシェルが言った。
「今度は違います。少しのあいだお待ちください。―――声に出さずに、先程
の歌の続きを思い出していていらっしゃい。・・・それだけの間ですよ。」
そのまま抱き寄せて、むずがる子をあやすようにアンシェルが頭を撫でた。
歌と聞いて、ディーヴァの眼に夢見るような表情が浮かんだ。
つややかな唇がそっとひらかれ、歌詞を追うようにちいさく動く。
廊下を歩く侍女の足音、その衣擦れの音がしばらくして扉の前で止まった。
「失礼いたします。」
その声にディーヴァを貫いたままアンシェルがごく平静な声で答える。
「何かね?」
「あの・・・―――ドレスの替えをお持ちいたしましたが・・・。」
侍女の声が不審そうに言いよどんだ。
アンシェルはふとディーヴァを見おろした。この困ったあるじは、心のなかで
歌を追ううちにいつしか本当に声に出して歌ってしまっていたのであった。
動かずとも腹腔を占めた肉槍の脈打つようなうずきに、その歌声がひどく
甘やかな危なっかしい調べに変貌していた。侍女はこの歌声に不審を抱いた
のであろう。笑いをこらえて、アンシェルは答えた。
「――――今はよろしい。あとで呼ぶ。」
「はぁ。――――ですが・・・・・。」
とまどうような侍女の答えをアンシェルは聞いていなかった。
この愛すべきおのれのあるじを組み伏せ、微笑を浮かべながら体内ふかく穿つ。
ディーヴァの体が反りかえる。歌声が甘いうめきにすりかわった。
そのまま二度、三度とふかく貫く。ベッドが軋みディーヴァの声が高くなる。
「――――――あぁ・・・・ッ!」
せつなげなため息を漏らして、ディーヴァがかるくふるえた。
睫毛がふるえ、眼元がほのあかく情欲に染められる。足の爪先がやるせなく
ベッドを掻いた。アンシェルの腰を挟んだ太腿にちからが込められる。
さらに深く、ディーヴァの体を刺し貫いてゆく。
「・・・・・・・ア・・・・ア・・・・ア・・・・・!!」
「―――――聞こえなかったかね?・・・・あとだ。」
乱れるディーヴァの甘い声に混じってアンシェルの平静な、やや微笑いを
含んだ声が廊下に響いた。侍女があわてて駆け出す気配があった。それを
まったく意に介せずにアンシェルが抽迭を続ける。
人間どもの動向などよりも今はこの―――ごく若い苗の時分から注意ぶかく
育てた青薔薇のつぼみが、香気とともにゆっくりと開花するのを楽しんでいれ
ばよかった。ディーヴァがアンシェルの首を両手で掻き抱いた。
するどく突きあげるたびにその優雅な肢体がゆれ、唇から甘いうずくような
声がもれる。
「・・・・・・・ア・・・・・・・・・」
ディーヴァの夢みるような瞳がふいにせつなく閉じられた。
眉をひそめ、汗にぬれた顔をそらせ、桃色の唇がふるえるようにひらく。
ほそい指先がアンシェルの首筋をちからなく掻き、熱に浮かされたその体が
奥深いところで彼をきつく締めつけたとき――――アンシェルはこの美しい
あるじが絶頂を迎えたことを知った。
数度、ちいさく体を跳ねさせたディーヴァが、夢を見ているような表情で
彼の頭を無意識に引寄せた。
甘えるように顔を寄せ、唇を首筋にそっと這わせる。
桃色の舌のさきがその首を濡らし、ちいさなひんやりとした牙が頚動脈へ
ゆっくりと食い込むのをアンシェルは陶酔とともに感じた。
体内ふかく穿った肉槍がきつく締められる到達感と、首から流れ出すおのれの
体温がもたらす下降感にひくくうめき、アンシェルがディーヴァのなかに精を
放った。腹腔を満たす体液の飛沫に、ディーヴァの唇がひそやかにちいさく
ふるえる。
「・・・・・・あぁ・・・・・。」
幾度かがくがくと足を痙攣させディーヴァが崩れ落ちる。
ゆるやかに脱力するきゃしゃな体を、アンシェルは深い微笑をその口元に
ひそめながらそっと抱きとめた。
ややあって、アンシェルは先程の侍女を呼び寄せた。
扉を開けて迎えいれ、ディーヴァに着せるためのドレスを受け取る。
侍女の死体を柱の影に押しやり、口元を拭き清めたところでベッド上の
ディーヴァが気だるく体を起こした。
ディーヴァは長い黒髪を重たげに掻きあげ、すこし首をかしげて彼を見ている。
その瞳の奥に、先刻までは確かになかった妖艶な輝きがあった。
アンシェルが微笑してディーヴァの元へ歩み寄った。
手を取って立たせ、ドレスの袖を通して、背の留め金をとめてやる。
ほそい首に首飾りを巻いてやると、ディーヴァが不思議そうに彼を見上げた。
「―――このあと米軍首脳との食事会があります。また貴女には退屈極まる
お時間でしょうが・・・なにか良い気晴らしを考えておきましょう。」
正装したディーヴァがつい、と顔をあげてアンシェルをかえりみた。
ひとを寄せつけぬ気品があたりを払っている。
そうしていると先刻までの惑乱が嘘のようであった。かたちのよい唇の端に
彼の血がわずかに残っている。
つんと鼻をそらせ、横目でアンシェルをちらりと見ながらディーヴァが言う。
「・・・・・ジェイムズも来る?」
「もちろん。」
「―――――じゃあ・・・・。」
甘えを含んだ眼で、挑むようにディーヴァが続けた。
「ためしてもいい?」
否とは言わせない横柄な口調である。
「彼にですか?」
アンシェルが思わず微笑した。習い覚えたことをさっそく実践する気
なのだろう。低く口のなかでひとしきり笑った後、いとおしくてならぬように
アンシェルがディーヴァの首飾りの下にかるくくちづける。
「どうぞお望み通りに。―――ただなるべく驚かさないよう、そっと誘うべき
ですな。彼は生真面目な男だ。・・・・・そして貴女を熱烈に慕っている。」
「―――――じゃあ、おまえは?」
ディーヴァが向き直って彼を見上げた。
その唇の端をぬぐってやりながらアンシェルが膝をついた。
ディーヴァの手をうやうやしく取り、そっと唇を押しあてる。愛しげな微笑の
影がその眼をひどくやわらかくした。
「―――――――無論私もです。貴女を崇拝し、お慕いしておりますよ。
・・・・・・私の愛しいディーヴァ。」
〈END〉
GJ!!
文の流れが綺麗でよかったです!
GJ!GJ!グッジョブ!!グッジョブ!!!
禿げ萌えました(*´Д`)アンディヴァハァハァ(*´Д`)
最後にジェイディヴァをも匂わせる憎い演出もよかった。
アンシェル→ジェイムズ→リクの順でテクをみがいたのかw
乙かれさまでした〜!
>264
ジェイムズとリクの間にソロモンやカールは入らないのかw
アンシェルディーヴァ、雰囲気がすごくよかったー!
ジェイディヴァもキボン
266 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 23:42:55 ID:3ns7VoZX
age
品があってエロティックなアン×ディヴァ萌え〜
乙でした!
ハジ×小夜×リク@PARIS です。
時刻は午後九時を回っていて、少し遅い夕食だった。
テーブルの上にはルイス自慢の料理が所狭しと並べられ、おいしそうに湯気を立てている。
カイはパスタをフォークに絡めながら、リクに話しかけるが、リクはカイの問いかけにも答えず、
テーブルに頬杖を付き物思いに耽っていた。
また小夜のことでも考えているのかと思うと、カイは無性に腹立たしくなり、
リクの頭を軽く小突くと、リクは頭を擦りながらカイの方を見てふぅと深いため息をついた。
「…ねぇカイ兄ちゃん、今日小夜姉ちゃん、何だかおかしくなかった?」
「そうか…?」
「ルイスが作ったご飯…ちっとも食べないし…」
「ほっとけ…。あいつにだって、考え事したいときだってあるさ…」
小夜を必要以上に気にするリクにカイはげんなりとした表情を見せるが、リクの頭は小夜のことで
いっぱいで気にとめる様子もない。
シュヴァリエとなってまだ日の浅いリクは、主に対する感情をうまく抑えることができなかった。
常に小夜の様子が気になり、少しでも離れていると理由のない不安が襲ってくる。
それはリクの日常生活に支障を及ぼすことさえあった。
「ボク…何だか心配だ…。ちょっと見てくるー」
「おいっ、リク、待てよっ」
カイの制止を聞かずに、音を立て椅子を引き勢いよく立ち上がると、リクはドアから飛び出て行く。
「ったく、お前ほうが変だぜ……」
開け放たれたドアを見つめながら、カイは寂しげに呟いた。
リクが薄暗い廊下に出ると、ひんやりとした空気が頬をそっと撫でる。
肩を抱き身震いをしながらふと窓の外に目をやると、鈍く光る満月が浮かんでいた。
リクは足早に、何度も訪ねたことのある小夜の部屋へと向かうと、ノックもせずに室内に入る。
「小夜姉ちゃんいる…?」
しかし、そこには小夜はおらず、ハジがドアに背を向けて椅子に腰掛けていた。
チェロを弾いているように思われたが、音は出ていない。
「あれー、ハジ…? 小夜姉ちゃんは?」
リクは小夜の居所をハジに尋ねる。
しかし、ハジは押し黙ったまま置物のようにピクリとも動こうとはしない。
「ハジ…? どうしたの?」
少しの違和感を覚えつつ、訝しげな表情でハジの前に回りこむ。
すると、リクの目に信じられない光景が飛び込んできた。
ーーハジが抱えているのは、チェロではなく小夜だった。
ハジは着衣のままだったが、小夜は一糸まとわぬ姿でハジに身を寄せている。
リクは思わず「うぁっ」っと驚きの声を上げ、その場に呆然と立ちつくす。
目に入るのは、しみ一つない眩しいまでの白い肌。
ふっくらとした胸の膨らみと、その中心にある赤みの強いピンク色の突起。
真っ赤に熟れた唇は半開きで、赤光を帯びた瞳は、リクでもハジでもなくどこか遠くを見ていた。
リクの頭は混乱していた。見てはならないと思いつつも、リクの視線は姉の裸体に釘付けになる。
「あ、あ、あの…ボク…ごめんなさいっ」
少しして我に返り、リクはよたよたと後ずさりしながら部屋から出て行こうとすると、
ハジが静かな声で引き止めた。
「リク…逃げないで…」
「え…?」
ハジの思いがけない言葉にリクは目を丸くする。
「リクも小夜のシュヴァリエ…。覚えておいたほうがいい。おいで…貴方に手ほどきします…」
リクはもじもじと身体を揺らしながらハジの傍に寄ると、不安そうにハジに尋ねた。
「…ハジ…。小夜姉ちゃん…どうかしちゃったの…」
「今宵は満月…。月に一度のことです…」
「どういうこと…?」
「小夜は満月の日に発情します。それを慰めて差し上げるのがシュヴァリエとしての役目…」
ハジは愛しそうに小夜を見つめると、柔らかな黒髪を優しく撫でた。
「役目…?でもそんな…。ボクたち…姉弟だし…」
知識の浅いリクだったが、ハジと小夜の雰囲気からそれが性交を示すことぐらいはわかった。
「たしかに小夜はリクの姉として過ごしてきました。リクが違和を感じるのは仕方のないことでしょう。
しかし、シュヴァリエと人間は違います。小夜は私たちにとって、母であり恋人でもあるのです…」
「恋人…」
「リクもシュヴァリエとなった以上、その役目を果たさねばなりません…」
「ボクも…小夜姉ちゃんの恋人なの?」
「はい…」
ハジは目を瞑り、まるでチェロの弦を押さえるように、なめらかなタッチで小夜の肌を愛撫していく。
小夜はハジの動きに合わせるよう気持ちよさそうに呼吸を繰り返した。
「小夜を感じる部分は……ここ…」
胸の突起を爪弾くと、小夜は身体をビクンと弛緩させ、その小さな唇から甘やかな吐息を漏らした。
普段の小夜からは想像できない色っぽさに、リクは胸がどきどきしてくる。
夢中になって二人の様子を見つめていると、ふいにハジがリクに指示を与えた。
「リクもやってみて…」
リクが躊躇していると、ハジはおもむろにリクの手を取り小夜の胸に押し当てる。
「うぁあっ…」
しっとりと吸い付くような小夜の肌に、リクは思わず声を上げた。
ハジに促されおずおずと堅く尖った場所を突付くと、小夜は「あんっ」と切なげに啼く。
「いいでしょう…。では、今度は乳房をもって、このように揉み込んで下さい」
「こう…かな」
柔らかな小夜の乳房を優しく握りように揉み上げると、小夜の唇は水から出された魚のように動き、
狂おしげな呼吸を繰り返す。
そんな小夜の様子を見ているだけで、リクの身体の奥底がじんわりと熱くなってきた。
「…じゃあ今度は、舌先に唾液を集めて…小夜を舐めてください」
「舐めるの?」
「そう…。首筋から胸にかけて舌を這わせていくのです…」
リクは言われた通りに実行する。小夜の肌は何ともいえない芳香を放っていて鼻腔を刺激した。
「ん…はぁ…これで…いいの…ハジ…」
乳房の間に舌を這わせながらも、リクは不安になって上目遣いでハジに視線を向けると、
ハジは小夜の顎を持ち上げ激しくキスをしているところだった。
小夜のぽってりとした赤い唇とハジの薄い唇が、角度を変えながら何度も何度も重ねられていく。
二人の唇の間からは、どちらのものかわからない唾液が溢れ出て、口角から顎に向かって透明な線を引いた。
ここ最近、小夜の唇が赤く腫れているのは、ハジのせいだったんだ…と、リクはぼんやりと考えていると、
ハジはリクを見下ろし嗜めるように言う。
「リク…止まってますよ…」
リクが慌てて行為を再開すると、いつしか小夜の呼吸のリズムが早まってきた。
「そろそろいいでしょう…」
ハジは独り言のように呟くと、椅子に座ったまま軽々と小夜の膝裏を抱え上げ、
リクの前で左右に大きく広げて見せた。
「うわぁっ」
蜜を湛えた薄紅色の小夜の秘部が露になると、リクは思わず歓声を上げる。
女性の全てを見るのは初めての経験だったため、リクは思わず食い入るように見てしまう。
そんなリクの初々しい様子に、ハジは遠い昔、動物園にいたころのことを思い出す。
小夜との甘い日々…。そして初めての経験…。ハジにとっては忘れえぬ夢のようなひと時だった。
ハジは思い出に浸りながら少し微笑むと、行為を再開した。
「小夜はここを触られるのが一番好きです…」
「ここ?」
リクが人差し指でその部分をつんと突付くと、小夜は狂おしげにハジの上で身悶えした。
そのまま、指の腹でマッサージするように撫で続けると、奥から面白いように愛液が溢れだしてくる。
緊張のあまりリクの指先はプルプルと震えるが、その振動が小夜を更に悦ばすことになった。
「うぁぁあ…小夜姉ちゃん凄い…」
「リクのことを…感じているんですよ…」
「そうなのー…。ボクなんだか嬉しいなー」
リクは嬉しそうに微笑むと、夢中で花弁やその上の膨らみに指を絡めてこねくりまわす。
「いいですよ…リク…じゃあ、今度は舌でやってみて…」
「ここを…舐めるの?」
「そう…できますか…」
少しの逡巡のあと、リクは覚悟を決めると小夜の秘部に小さな顔を埋めた。
「んぁ…あぁ…」
蜜を舐め取るように舌先を這わせると、小夜はうなされたように低く呻きながら身をくねらせる。
「はぁっ…小夜姉ちゃんっ…気持ちいい?」
リクは熱に浮かされたような表情で小夜に囁く。
「奥を…唇で…吸ってみてください…」
ハジの指示に従い弾力のある花弁を舌先で割ると、蜜に濡れたその奥を唇に含みちゅっと
音を立てて吸い上げる。
「ぁあああっ……」
小夜が顔をゆがめ、柔らかそうな内腿をぷるぷると震わせて喘ぐ。
「それでは、舌を細めて深く入れてみてください」
「んっ…」
リクが熱く蠢く小夜の中に舌をそっと挿し入れると、小夜はリクの柔らかな髪をぎゅっと掴む。
小夜の秘部に顔を押し当てるかたちとなり、リクは息苦しくなるが、小夜に応えようと必死に舌を伸ばす。
「あふっ…んっ…あんぁっ…ん!!」
リクの舌先に小夜は官能に塗れた声を上げ、細く白い喉を仰け反らせた。
「あっ…ハジ…なんかっ…ボクっ…変…」
リクの我慢も限界だった。股間は熱く滾っており、息も絶え絶えの様子でハジに訴える。
その口元から鼻にかけては小夜の蜜でてかてかと光っていた。
「リクも感じているのですね…」
ハジはいつもと変わらず冷静沈着な様子だったが、リクはもう余裕がなかった。
ただ行き場のない欲望を解放したくて、そのことだけが頭の中を巡る。
「はぁっ、ボク、ここが、痛いっ…。ハジ…どうすれば…」
「小夜もそれを望んでいるようですよ……リク…わかりますね」
股間を押さえて涙目でハジを見ると、ハジは行為を促すように静かに視線を送った。
(つづく)
わっふるわっふる
272 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 10:14:25 ID:7+Xr6YqB
ぐじょーぶ
GJ!
わっふるわっふるわっふるわっ(ry
続き見てェ・・・
>>234 >>235のカイ小夜続きです。
「お前のせいじゃない。」
長い道程の果てに小夜への思いは確かなものとなっているから迷いなく告げることができた。
カイの確信には一点の曇りもない。
いつか遠回りに突き放すような言葉で彼女を傷付けた、あのような間違いは二度と御免だ。
それでも小夜は無言でかぶりを振って、自身の膝を見詰めるほどに顔を伏せた。
「私はお父さんを死なせた。私はリクを二度死なせた。」
涙も、自嘲の気配も混じらないどこか澄んだ声音に、カイは身を固くした。
自己憐憫に浸って泣く余裕が、もう彼女にはないのだ。
「違う。そんな…」
安易な否定など慰めにならないことなどわかっている。
それでもカイが否定に心を尽くそうとしたのは、小夜のみを慮ったからではない。
彼女の傷が、彼女の罪悪感の原風景が、何重にも重なって彼の心をも蝕むからだ。
小夜のせいだなどと思っていない。それは紛れもない本当の気持ちだ。それなのに。
血の滲むようなか細い叫びがそれを遮った。
「私はカイからお父さんとリクを奪った。カイの人生をめちゃくちゃにした…!」
彼らを亡くした過去は、小夜にとっては自身の罪の記憶でカイへの負い目なのだと
改めて知らされたカイは如何ともしがたい悔しさに歯軋りした。
つい今し方、通い合ったと思えた小夜の心の在処を見失ったような心地にぞっとする。
触れ合うほど近くにいるというのに、見えざる何かが
距離より埋めがたい溝で二人を隔て分かとうとしている。
どれほどひたむきな思いを向けようと、その溝を渡ることができないような
絶望に似た感慨が唐突な甚雨を胸に降らせた。
矢のような雨が感情を穿つ。
「違う…いい加減にしろ!」
向き直り様に細い肩を掴み、引き倒すようにして抱き締めた。
萎縮したように身を縮める小夜が堪らなく愛しい。愛しいあまりに耐え難い。
100年余りを殺戮の記憶と罪悪感を抱えて、そうやって生きてきたのだろうか。
血を流し続ける彼女の心を外界から庇うように、己の煩悶を紛らわせるように
腕に一層力を篭めて渾身の力で抱き締める。
震えの止まない華奢な身体がカイの胸へ縋るように埋められた。
長からぬ沈黙を微かな風の音が軋ませて、漸くカイは口を開いた。
「背負えたらよかったんだけどな…。」
呟くと、ほんの僅かに緩めた腕の中で「何を?」と小夜が首を傾いだ。
「辛いこと、たくさん抱え込んでるだろ。」
労わるように肩を撫でると、玉石の瞳をふっと翳らせて小夜が呟いた。
「それは私以外の誰にも渡せないよ。全部、私の罪だから。」
「…そうか。」
彼女の身内に堆く積み上げられたその重さは推し量ることなどできないし
わかったような口を利く気も起こらない。
その代わりに、願いがある。
「だったらさ。代わりに、せめて俺に甘えろよ。我儘言っていいからさ。」
「そんなの…」
眼を伏せた小夜が静寂に憚るように囁く。
「カイを逃げ道になんてできないよ。」
「逃げるとか後ろ向きなことばかり言うなって。」
「……」
「ま、俺だったら逃げ道なんて小難しい言葉使わねえな。」
逃げ道と思って後ろめたいならば、拠り所とでも言えばいいではないか。
「小夜にとって言いたい放題我儘言っていい奴、くらいに俺のこと思ってればいいよ。」
拠り所と言うならば、カイの方こそ小夜を寄る辺として今を生きている。
寄添って生きるということは、干渉し合い傷付け合って、それでも傍にいるということ
だ。
傍にいたい。彼女のなよやかな心を護りたい。
その心の還る場所になりたい。
「……ばか……ばか!」
声を震わせた小夜が、カイの腕にぎゅっとしがみつく。
先のカイの言葉をどう受けての馬鹿呼ばわりかわからないまま
胸が熱くなったカイは、次に痺れるような痛みに叫んだ。
「っってー!」
今度こそ次からエロで…orz orz
アニメのカイはどうしたって好きになれんが、ここだとそうじゃあなくなるな
>>277-278 神様GJGJGJ!!!!
切ねええええええええええええええええええええ
何この切なさMAX!!二人とも最高だよ
禿萌えたし燃えた
次も期待して待ってるよ
僕のシュヴァリエにしてあげる…?
あぁ、そーゆーことか…
うーん
手を繋がせるだけじゃ物足りないんだろ、リクは
ディーバとシュバリエが交わったみたいなこと
今回ラスカルが女医に言ってなかった?
言ってた・・・
人間とシュバリエと試したけど、子供はできなかったって
だれとやったんだろう
>>277 本番楽しみにフルティンで待機してますよ。
ところで小夜は試してないのかな…?>人間と朱バリエで
アンシェルって探究心があるなら小夜のことも研究しようとしてそうなもんだと思うが。
さんざん実験して効果なかったので用無しってことはないか…
人間時代のハジとやらせてできなかったんじゃないの?
ハジ×小夜×リク@PARIS のつづきです。
性に目覚めたばかりのリクにとって、目の前の誘惑は抗い難いものであった。
震える手でベルトを外すと、もぞもぞと身体を動かしズボンと下着を膝まで下ろす。
やや小ぶりながらも成人男性と変わらぬ機能を備えたリク自身は、堅く膨れ上がり、
上を向いてぴんと立ち上がっていた。
すでに準備は整っていた……。
しかし、リクの脳裏にはカイのことが浮かび二の足を踏んでしまう。
もし、小夜とのことがバレた場合、まだ家族でいられるのだろうか……。
「ボク…やっぱり…」
「大丈夫です…リク…貴方は小夜のシュヴァリエなのです」
躊躇するリクの不安を拭うように、ハジは落ち着いた口調で告げる。
「ボクは…小夜姉ちゃんの…シュヴァリエ…」
リクはハジの言葉を噛み締めるように繰り返すと、深く呼吸をして覚悟を決める。
立ち上がった熱の根元を持つと、とろりとした愛液に満ちた秘裂に切っ先をあてがった。
「ん…んぁぁぁぁ!!」
小夜は我慢できないといった様子で呻きながら、リクを求めるように手を伸ばし引き寄せる。
「あっ」
その勢いでリクの熱はクプクプと音を立て、吸い込まれるように小夜の中に納まっていった。
「んぁっ…小夜…姉ちゃん…あ…んぁっ」
ぬるリと生暖かくヒクつく内部は、リクの熱を奥深くへと誘う。
とろけるような感覚にリクの瞳は涙で潤んでくる。
「…ふぁっ…小夜…ねぇ…ちゃんっ…ふぅっ」
リクは眉間に皺を寄せ、押し寄せる官能と必死に戦いながら、つたない動作で腰を揺らめかし、
小夜の快感を紡ぎだそうとする。
「はぁんっ…んんっ…んんんっ…!!!」
鼻にかかった小夜の喘ぎ声がリクの聴覚を刺激する。リクはもう限界だった。
「あっ…ボク…もう…出ちゃう…ハジ…どうすればっ」
小夜の胸を鷲づかみにして内壁に熱を擦りつけ続けると、さらさらの前髪が律動に合わせて揺れる。
「リク…小夜は貴方を求めています…そのまま続けてください」
ハジは小夜の下から腰を持ち上げるようにして動きを助けた。
「でもっ…、このまま出しちゃ…、ああっ…」
「大丈夫…子は出来ません…そのまま…っ」
「んぁっ…ぁああああああ!!!」
「あっぁっ…小夜ねぇっ…んあぁっ!!!」
叫びながら小夜は達すると、きつい締めつけに耐え切れずリクは最奥に熱い精液を解き放った。
味わったことのない強烈な快感にリクは呆然自失の状態に陥り、小夜に抱きつき余韻に浸る。
少しして我に返り顔を上げると、意識を飛ばした小夜がぐったりとハジに寄りかかっていた。
ぬぷっ…。
腰を引き萎えた自身を小夜から抜き取ると、ぽたぽたと白い精液が床に零れ落ちる。
リクはよろよろと足元をふらつかせながら後ずさりすると、膝下まで下ろしていたズボンに絡まり
ペタンと尻餅をつく。
「いてっ…」
「大丈夫ですか…」
「ん…。わ…ボクなんかグチョグチョだ…」
リクの下半身は自らの精液と小夜の愛液によりべとべとに濡れていた。
ハジは胸ポケットからハンカチを取り出すとリクに手渡す。
リクはそれを使い身体を拭っていると、ハジの上で小夜が意識を取り戻した。
「あっ…あっ…あっ…あっ…!」
小夜は何かを求めるように手を彷徨わせる。焦点の合わない瞳は未だ官能の光を灯していた。
「小夜姉ちゃん…まだ足りないみたい…。やっぱり…ボクじゃだめだったのかなぁ…」
リクはしょんぼりとうなだれる。
「そんなことはありません…リクは頑張りましたよ…。小夜は一度では満足しないのです」
ハジはリクを慰めながら、ズボンの前たてから器用に怒張を取り出すと、小夜の両脇に手を差し入れ、
持ち上げながら身体を回転させた。二人は椅子の上で向かい合う形となる。
ハジは膝の上に跨る小夜の細い腰を持ち上げると、屹立した怒張の位置を確認しながら
小夜の秘裂に照準を合わせ、ふいに腕の力を抜いた
「ぁぁああああっ…」
小夜は自らの体重で沈み込み、ハジの逞しい怒張に貫かれる形となる。
リクとは比べ物にならない太さに、小夜は身体を弓のようにしならせ高い声で啼いた。
「くぅっ…」
小夜の内部は愛液とリクの吐き出した精液で潤っており、柔肉は絶えずヒクヒクと痙攣している。
ハジは唇を噛みしめ射精感をぐっとこらえると、ゆっくりと腰を動かし始めた。
額からふつふつと汗が吹き出してきて、ハジの頬を伝い落ちていく。
「んっ…んふっ…んっ…あんっ…あぁんっ…」
お互いを抱きしめながら、ただただ快楽を追い求める。
ハジは突き殺さんばかりに下から激しく腰を突き上げ、小夜を攻め立て続けると、
小夜は我慢できないといった風に身悶えし、ハジの腰に細い足を巻きつけてくる。
「んふっ…んっ」
絶え間なく喘ぎ声を漏らす小夜の唇に覆いかぶさるようにキスを繰り返すと、
小夜も応えるように口を開きねっとりと舌を絡ませてきた。
「ぁあっ…んぁあ」
小夜が官能に濡れた声でハジを求める。
すると、ハジは小夜を抱きかかえたまま立ち上がり、つながったままベッドに倒れ込むと、
小夜の身体をひっくり返して四つん這いにした。
生まれたままの姿で女豹のように腰を高く突き出す小夜に対して、ハジはいつもと変わらぬ服装
であることが、二人の行為にさらなる淫猥さを与えていた。
ハジはうっとりとした表情で口を少し開けると、長い舌を出して小夜の背骨にそって舐め上げていく。
小夜が堪らず前のめりに崩れ落ちそうになると、ハジは小夜を抱えなおし一旦先端まで怒張を抜き取る。
呼吸を整え再び最奥まで突き刺すと、そのまま胸を揉みあげながら腰を動かし続けた。
焦らすように浅く抜き差しをしたかと思うと 突然大きなストロークで腰を打ち付けていく……。
リクのいる位置からは、小夜の尻から赤黒いハジの怒張が出入りするのがはっきりと見えた。
絶え間なく押し寄せる快感に小夜は追い詰められていく。涙で潤んだ赤い瞳をぎゅっと閉じると、
溢れた涙がぽろぽろとシーツに落ちる。叫び続けたせいかその声は色っぽく掠れていた。
「うぁ…凄い……」
獣じみた格好で行為に耽る二人に、リクは目は奪われる。
物事に動じずいつも冷静で、ややもすると感情を置き忘れてきたかと思われるほど冷淡な印象のハジが、
これほどまでに激しい情熱を内に秘めていたとは……。リクは驚きを隠せなかった。
ぐちゅっ…ギシっ…ぐちゅっ…ギシっ。
室内にはくぐもった淫靡な水音とベッドの軋む音がリズミカルに響きわたり、それに合わせるかの如く、
ハジの押し殺したような呼吸音と小夜の喘ぎ声が入り混じっていく。
激しい動きにハジの髪はほどけ小夜の背にぱらぱらとかかる。
小夜の白い肌はピンク色に色づき、じんわりと溢れ出る汗で艶やかに光っていた。
二人の行為は、リクの視覚と聴覚を陵辱し正常な判断を失わせていく。
無意識のうちにリクの小さな手は股間へと向いていた。
「はっ…小夜っ…小夜っ…っ!!!」
「んあぁぁぁぁああああ!!!!」
ほぼ同時に快楽の頂上に辿り着いた二人の嬌声を聞きつつ、リクもまた自らの手で二度目の絶頂を迎えた。
あれから、何度繰り返されたのだろうか。
リクは気だるげにズボンをずり上げながら、ぼんやりと考えた。
ただ窓の外とみるとすでにパリの街は白んでいて、行為が朝まで続いたことはわかる。
場所や体位を変え飽くことなく身体を重なる二人に、リクは唖然とするばかりだった。
ハジは床の上で泥のように眠り込んでいる小夜を抱きかかえベッドに仰向けに寝かせると、
タオルで汚れた身体で丁寧に拭っていく。先程までの野獣のような姿はすっかりと身をひそめ、
乱れた髪以外はいつもと変わらず落ち着き払った様子だった。
リクは半ば尊敬の眼差しでハジを見ていると、視線に気づいたハジがリクのほうを振り返る。
「どうかしましたか…」
「あ…え…何でもない…」
リクは無性に恥ずかしくなって思わず視線を逸らすと、前から気になっていたハジの
チェロケースに目を止める。断わりもなくチェロケースに手を掛けると蓋を開け中を覗き見る。
「うぁあ…ハジのチェロケースって、いろいろ入っているんだー」
チェロケースには、チェロや刀を収める場所以外にも空間があって、そこには衣類や生活雑貨
などが詰め込まれていた。
「これは…いま小夜が一番気に入っている道具です」
小夜の後処理を済ませたハジは、髪の毛を結わえながらリクの傍に寄り片膝をつくと、
チェロケースの中から雄を模った道具を取り出す。
「何だか…グロテスクだねぇ」
リクは、道具を手に取ると「うへぇ」と呟く。
「…これはもう…必要ないかもしれません」
そんなリクに視線を落としながらハジは呟くように言う。
「へ…? どうして?」
「リクがいるからです…」
「ボク…? だめだよー。ぜんぜん」
リクは頬を赤らめ、否定するように手に持った道具をぶんぶんと振る。
「そんなことはありません。私が初めて小夜と身体を重ねたのは、リクと同じくらいの年でしたが、
そのときは、リクのようにうまくはできず、小夜の機嫌を損ねてしまいました……」
「でも、今は凄いよね。…ボク…何だか自信なくしちゃうな…ハジのは大きいし…上手だし…」
「………」
「あーっ。今ハジ笑った…もぅ…っ」
ハジの口元が緩むのをリクは見逃さなかった。ぷぅと頬を膨らませむくれる。
すると、ハジは静かな口調で語り始めた。
「リクにはリクの役目がある……」
「ボクの…役目?」
「…小夜の傍にずっと居て…小夜を感じさせることができるのは…リクだけだ」
「ハジだって…」
憂いを含んだような言葉が引っかかり、リクは大きな瞳でハジを見上げる。
「私は…」
ハジは言葉を詰まらせ、包帯を巻きつけた右手をじっと見つめた。
「ハジ……」
理由はわからなかったが、リクはハジが抱える心の痛みを感じて少し哀しい気分になる。
そんなリクの様子に気づいたハジは、気遣うように提案する。
「リク…。来月も…ご一緒しましょうか」
「うんっ。わかった…。ハジ、これからもよろしくねっ」
リクが無邪気な笑顔を浮かべると、窓から注がれる朝日がタイミング良くリクの顔を照らした。
ハジは小夜が求めてやまない家族の存在について少しわかったような気がした。
(おわり)
続きキター!
GJです!!
>>276-277 遅レススマンが、グッジョーブ!
カイが男前だわ小夜が切ないわで萌えた。
2人の心情が繊細に描かれてて良かったよ。
続き待ってる。
今日ので、アンジュリがアリかもと思った。
もうちょい本編でこの二人絡んでくれんかな。
>>276グジョーブゴッドジョーブ!
あなたの書くカイの弱さも見せる男前っぷりが大好きです。
前振りだけでどんだけハァハァ(*´Д`*)ハァハァさせる気ですか!
>>292も禿しくGJでした!チェロケース内部にワロタ。リクかわいいよリク。
>>295 俺漏れも アンジュリいいかもな!
>>290-292 スゲー!どんだけグッジョブなんだ!!!
リクも可愛いが、切ないハジ萌!!!!!
これだけ萌えた3Pモノは初めてだ!
ハジ小夜リク、GJ!
チェロケースの中身ワロスvvvvvv
>>290-292 GJGJGJ!!!
ついでに、大人のおもちゃを買いに行くハジの姿も想像できてww
さらにGJGJ!
>>292 ネ申キターーーーー!!!!
リクとハジのシュバリエコンビ本編でもっと見たかったよ
俺は……前衛リク(シュバリエ)、後衛カイ(銃撃でサポート)の兄弟コンビが
見たかったよ……(;;)
俺だけかもしれんがな。
>>301 それはリクが小夜のマンコにカイがアナルにチンコを突っ込むってーことかい?
>>302 違うと思うけど、俺もそれを想像しちまったよ・・・
リクは尿道だろ
>>301 そんなことをエロパロスレに書いたら、普通
>>302の想像に行き着くのだが
おまい狙ったか?狙ってたのか?
>>305 >>301を見て普通に兄弟共闘のカコイイシーンを思い浮かべた24歳童貞が来ましたよ。
ちなみにカイはガンカタ習得済みな_| ̄|○
>>301 >>306 見たいなそれ。
仲のいい兄弟だったから、コンビネーションも抜群そうだ。
…叶わぬ夢だったがorz
俺もシフ襲撃後の会話とかからリクも他のシュバリエみたいに高速戦闘やるのかと楽しみにしてたんだけどね。
時間的にディーヴァに襲われたときに高速で腰を振ってたのは間違いないと思うのだが。
大分前だけど、デヴィジュリ書いてくれた人いたよね?
また書いてくれる人いないかなあ・・・。アンジュリでも嬉しい。
カイ小夜の続きも楽しみに楽しみに待ってますノシ
デヴィジュリとかアンジュリとか、ジェイディヴァもいいなあ。
ハジディヴァ今考えてるので、まとめられたら投下します
ジェイディヴァが見たい
>>312 できればディーヴァにも少しは純なとこ見せて欲しい…
期待、期待
>>312 ∧_∧
( ・∀・)ワクワク
oノ∧つ⊂)
( ( ・∀・)ドキドキ
∪( ∪ ∪
と__)__)
317 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 09:59:10 ID:U8bF7YBX
カイ小夜の続きに期待っ
ディーヴァ×カイです。
「ディーヴァ、ご所望のものをお持ちしました」
ぐったりとしたカイがアンシェルの手により室内に運び込まれると、不機嫌だった
ディーヴァの表情がぱっと明るくなった。
リクの姿に擬態しているディーヴァは子を宿しているとは思えないスレンダーな
肢体に、合唱団の制服のようなセーラー服を身につけている。
いつからか、ディーヴァは異様なまでにカイに執着するようになっていた。
まるで、リクを求めたあの時のように……。
そんなことは露知らず、空軍基地への潜入を試みたカイは、ネイサンに襲われ
あっさりと囚われの身となってしまった。
「やっと手に入ったのね…アンシェル。邪魔が入らないように見張っていて…」
そう言いながら、ディーヴァは瞬時にリクの姿から元の姿へと戻る。
セーラー服は女性の姿となったディーヴァの豊かな胸元をきついぐらいに締め付け、
膨らみのあるボディラインを強調した。
「仰せのままに……」
たおやかな姿で悠然と微笑むディーヴァを満足気に眺めながら、アンシェルは優雅な
仕草でお辞儀をすると、音もなく室内から姿を消す。
薄暗い部屋に残されたのは、ディーヴァと床に横たわるカイの二人だけだった。
「んんっ…」
ようやく意識を取り戻したカイがよろよろと立ち上がろうとしているのを見て、
ディーヴァは両手でカイの肩先を突く。ディーヴァにしてみれば、軽く押したつもり
であったが、カイは側壁まで吹っ飛び全身を強打してしまう。
「うふふ…人間ってもろいわねぇ」
ディーヴァは両手を後ろに組んでゆっくりとカイに近寄り前かがみになると、カイを
覗き込むようにしてクスクスと笑った。
壁にぶつかった拍子にカイの額は大きく切れ、そこからドクドクと血が溢れてくる。
生きる者の証である鮮やかな血を見て、ディーヴァは嬉しそうに破顔するとぺろりと
舌なめずりした。
「おいしそう…」
しっとりとした声でぽつりと呟くなり、カイに顔を近づける。
苦しげに頭を押さえながらカイが顔を上げると、すぐ目の前にはディーヴァがいて、
カイの頬に両手を添えて額から流れ落ちる血を赤い舌先でぺろりと舐め上げていた。
「うっ」
悪寒のようなぞわぞわとする不快感に腕を振り上げて抵抗するが、カイの両手は
ディーヴァに容易に掴まれ、壁に縫いとめられてしまう。
手首が千切れてしまいそうな物凄い力にカイは苦痛の表情を浮かべる。
「ふふふっ」
ディーヴァはカイを押さえつけたまま、額から赤いラインを引く鮮血をなぞるように
瞼から頬を舐めていく。ちろちろと蠢くその舌先が唇に到達すると、噛み付くように
キスをした。
「んんっ…」
カイは苦しげに呻く。口の中は鉄さびのような血の臭いが広がり、唾液と血を美味
しそうに音を立てて吸い上げるディーヴァの唇に塞がれ、呼吸することさえまま
ならなかった。
「うふふふ、私、お前のこと気に入ったわ…」
ディーヴァは真っ赤な血で染まった口元をほころばせると、ふいにカイの手を力任せ
に引っ張り床に押し倒した。
カイが恐る恐る目を開けると、目前にディーヴァの顔があった。
ディーヴァはカイを挟み込むように両手をついて、眼底から鮮やかな青い光を反射
させカイを見つめていた。
その瞳にカイは囚われ、吸い込まれてしまいそうな錯覚に陥る。
まるで、捕食獣を追い詰められた小動物のように身体が硬直し身動きできずにいた。
「ふふっ…お前もあの子と同じ…私のものになるのよ。小夜姉さまのものは私のもの…
うふふふふっあはははははっ」
「くっ……」
カイの脳裏にリクの最期の姿がフラッシュバックする。
小夜のシュヴァリエであったリクは、ディーヴァに犯され…そして無惨にも殺された。
命をつなぐために、やむを得ずシュヴァリエとなったリクだったが、それでも小夜のため
自分にできることを探そうとしていた。その矢先の出来事だった。
リクは皆で沖縄に帰ることを望んでいただけなのに……。
叶わぬまま砕け散った幼い命……。
カイに残されたのは、ディーヴァに対する激しい憎悪と、深い悲しみと共に押し寄せる
罪責と後悔の念だけだった。
胸を締め付けるような寂寥感に夜眠ることもできず、明け方ようやく眠りについても、
リクの最期を映す悪夢に襲われる日々を送った。
そんな生活を抜け出すためには、ただ前を向いて進むしかなかった。
立ち止まってしまうと倒れこみ、二度と起き上がれないように思えたから…。
それがカイのやり方だった。
心の闇を隠すように明るく振舞ってはいたが、重く圧し掛かる不安に何度押しつぶ
されそうになったことか…。
その苦しみから抜け出すためにディーヴァを倒すことだけを本懐とし生きてきた一年。
小夜が戻ってくることを信じ、自分に出来る限りのことをしてきた。
そして小夜と再会することが叶い、ようやくディーヴァを討つ機会を得られた。
それなのに………。
あっさりと捕らえられ、なすすべもなくリクの仇であるディーヴァに身体を差し出している。
圧倒的な力を前にして、あまりにも非力な自分に悔しさのあまり涙が溢れてくる。
「うふふふふっ…」
そんなカイの心の内を酌むことなくをディーヴァは楽しそうに笑う。
おもむろにカイの身体を持ち上げるとジャケットを脱がせ、現れたブルーのシャツの
襟元を掴みそのまま左右に引っ張る。ボタンがプツンプツンと弾け黒いタンクトップが
露になると、首から下げられたリクの形見がカチリと音を立て床のほうへと流れ落ちた。
ディーヴァは楽しむように着衣を引き裂いていく。カイの上半身は殆んど裸の状態となり、
その肌にはリクの形見と衣服の役目を失った布切れだけが絡み付いていた。
ディーヴァは剥き出しになった逞しい腕を撫ぜると、ふいにカイの胸に頬を寄せ心音に
耳を傾けた。
長く美しい黒髪がカイの肌に広がる。
ディーヴァは、まるで飼い主にじゃれる猫のようにカイの上に寝転びながら呟く。
「お楽しみはこれからよ……」
カイは理由のわからない本能的な恐怖を感じて、ぞくりと身を震わせた。
ディーヴァは白くしなやかな手をカイのズボンへと伸ばすと、ベルトを外し前たてを
くつろげた。下着の隙間にするすると手を滑り込ませると、カイの熱をそっと掴む。
しっとりと冷たいディーヴァの手に触られて、カイはビクンと身体を跳ね上げる。
抵抗しようと何度も試みるが、ディーヴァの眼力のせいか身体に力が入らない。
「やめ…ろ…っ」
搾り出すように言葉を発して顔をしかめるカイを余所に、ディーヴァは前たてから、
熱を引っ張り出すと、「まあ」と小さく叫んで顔を近づけた。
「あの子も美味しかったけど…お前のも大きくて良いわ…」
うきうきとした口調で話していると唇から漏れる吐息がカイの熱にあたり、カイは思わず
声を漏らしてしまう。
「ふふふふっ…もう感じているの? せっかちさんねぇ」
性に溺れる暇もなくただ翼手殲滅のため身を挺してきたカイにとって、ディーヴァの行為
は刺激が強すぎた。仕方のないことだったが、カイは屈辱感に打ちのめされる。
「そんなに怖い顔しないで…。楽しみましょう」
ディーヴァは立ち上がりかけている熱を愛しそうに両手で持ち上げ先端に軽くキスをすると、
少しだけ口に含み、柔らかい唇で吸い上げたり舌先で転がしたりする。
そのままカイを潤んだ瞳で見つめながら、執拗に愛撫を施す。その姿は妖艶でもあり、
不思議と少女のような幼さも漂わせていた。
「うふふふふ……気持ちいい?」
身悶えるカイを嬉しそうに見つめながら、今度は深く咥え込み直すと、裏筋に舌を押し当て
小さな顔を上下させ始める。その頬は、興奮のためか上気しにわかにピンク色に色づいてきた。
カイはなす術もなく、理性では制御できない激しい射精感に襲われ身を震わせる。
「くっ……」
堪らず腰を浮かせると、ゾクゾクとした快感が背骨を伝うように広がっていく。
感じてはならない…。頭の中で何度も繰り返すが身体はディーヴァから与えられる官能
を欲していた。
カイの熱は大きく膨れ上がり、ディーヴァの喉奥を突くまでに成長する。
そんなカイを一瞥すると、ディーヴァが唇を狭め根元から吸い上げながら一気に引き抜く。
「うぅっ…」
強烈な刺激に耐え切れず、カイは低く呻きながらディーヴァの口内に熱い精液を爆ぜた。
ディーヴァは、萎えたカイの熱を解放すると、ゆったりと微笑みながらゴクリと喉を鳴らして
白濁液を飲み干す。その唇の端から、飲みきれなかった精液が溢れ零れ落ちると、
赤い舌を伸ばしてペロリと舐め取る。
「ん……とってもおいしかったわ……」
満足げに呟くと、ディーヴァはカイの上に跨ったまま服を脱ぎ始めた。
<つづく>
>>319-321 眠気もふっ飛ぶすんばらしいディヴァ×カイをありがとう!
続き楽しみ(*´Д`)ハァハァ
>>319-321 なんかエロティックだな。
怪しい雰囲気にひきこまれた。
続き気になる…待ってるよ。
>>312 ∧_∧
( ・∀・)デヴィジュリ
oノ∧つ⊂)
( ( ・∀・)デヴィジュリ
∪( ∪ ∪
と__)__)
デヴァィジュリwktk!
カイの前で小夜が強制猥褻行為をされるかと思った。
流石に身内が二人も目の前でそんなことになったらカイが発狂しそうだが。
>>326 ナカーマ…だがさすがにそれはカイが哀れかも
>>325 ディーヴァ×ジュリアいいな。今日見てオモタ
デヴァイってデヴィじゃなくてディーヴァだよね?
329 :
325:2006/07/29(土) 19:36:09 ID:JgAXWaG9
>>328 デヴィッド×ジュリアのつもりだったんだが、タイプミスしたみたいだな…orz
でも、ディーヴァ×ジュリア気になったじゃないかw
>>326 あのままアンシェル×小夜になだれ込むのも(・∀・)イイナ!!
そして「小夜ねえさま気持ち良さそう。
・・・ねえ、ボクたちも楽しもうよ」 とディーヴァ×カイ。
ネイサンとハジは動けずに見てるだけ。カワイソス
>>330 そんなのネイサンにハジが掘られるに決まってるよ。
その部分だけここでは全部割愛ねwwwハジカワイソスwww
ソロ小夜よみたいな。
以前のソロ小夜を何度も読んでガマンしてる。
あのソロ描写が気に入っているよ神。
>>332 以前の神じゃないけど、カイ小夜終わったらソロ小夜落とすので
漏れのでも我慢してもらえるならもーちょっと待っててください。
今ネイサン×小夜とかデヴィジュリとか凄く読みてー。
>>333 カイ小夜の神?ソロ小夜も大好物なのでどっちも
パブロフの犬状態でマテしてますご主人様!
今日の見てると姉サヤもいいな。
335 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 06:53:52 ID:Uv4F1RO2
>>333 ネイサン×小夜良いね。
なんか最初は小夜を綺麗だなんだとおねえ言葉で褒めつつ、
耳元でぼそりとドスの利いた男言葉で誘導しそう。
予告見てで辛抱たまらなくなって書いたソロ×サヤ
ベッドは柔らかい。昼間横になったベンチとは大違いだ。
だがあのときは傍らにハジの存在があった。
覚醒とまどろみの狭間をゆらゆら行き来しながら、小夜はぼんやりと、どうしようもない寒さを感じていた。
何か、誰か、温もりを、手のひらを引き寄せたくて、無意識のうちに身じろぎした。
「……んっ」
目が覚めたのは痛みのせいだ。
素肌に直接触れるシーツは冷たく、小夜の意識をクリアにした。
身を起こすと、自分が裸であることに気づく。同時に、手当てされた腕にも。
包帯を目にした瞬間、爆発的に小夜の記憶が戻ってきた。
ディーヴァとの戦い、アンシェルに腕を捩られたこと、そして――――
キィ、とドアが鳴いた。
本能的に身構えると、そこには小夜をあの場から攫った男が立っていた。
「……ソロモン」
小夜の呟きに、ソロモンはにこりと微笑んだ。
柔らかな面差しには、隠しようもない歓喜が滲んでいる。
彼は静かにドアを閉めると、ベッドの小夜に歩み寄ってきた。その足取りに急いだ様子はない。
「怪我は大丈夫ですか」
「これ、あなたが?」
小夜の声は低く、硬い。
緊張と警戒に身を強張らせ、眼差しはきつくソロモンを刺す。
ソロモンは優位に立つ者の余裕か、小夜のそんな態度もさらりと受け流した。
「ええ」
「……」
睨みつける視線も意に介した風でもなく、ベッド側のテーブルの上に衣服を置いた。
「着替えを持ってきました。どうぞ」
自分の服を脱がせたのが誰であるか今更ながらに思い至り、小夜は身体にかかる布をかき寄せた。
胸元の手は羞恥で握り締められていた。
薄い布がさらさらと肌を撫でる。感情の奔流が襲ってきて眩暈がした。
どうしてこんなことに? どうして?
混乱している小夜をなだめるように腕が伸びてきた。
びくりと反応した肩に構わず、手のひらが頬に触れてくる。ハジとは違う手。
なのになぜ、どこか優しく感じられるのだろう。
彼はゆっくりと小夜の頬を撫でた。
振り払うことも忘れて、小夜はソロモンを見つめ返した。
「恥ずかしがる必要はありませんよ。あなたは僕の花嫁になるんですから」
「花嫁……?」
「ええ」
「どういうこと? 私を殺さないの」
「僕はあなたに生きていて欲しい。一緒に生きていきたいんです。ただ静かに」
穏やかな熱。ソロモンの真摯な目を前にしても、小夜は警戒を解かなかった。
わからないことが多すぎる、彼の言葉をそのまま素直に信じるには、今の状況は特異でありすぎた。
「何が目的なの。私を騙してディーヴァに差し出せば、ディーヴァに誉めてもらえるの?」
「小夜」
小夜は頭を振った。
「だって、あなたはディーヴァのシュヴァリエでしょう!?」
「その前に、あなたを愛する一人の男だ!」
むき出しの両肩を掴まれた。ソロモンが小夜の目を覗き込むようにして言った。
「僕はもうディーヴァのものではない。道を外れたシュヴァリエです。
ソロモン・ゴールドスミスとしての想いが、ディーヴァではなくあなたを求めているんです。小夜、あなたを」
「嘘……」
小夜は力なく目を逸らした。
ハジから引き離されて、どこかわからないところに連れてこられ、身を守る剣も、服すらなく、
敵であったはずの男と二人きりというこの状態が、気丈であるはずの小夜の精神を蝕んでいた。
「信じてはもらえませんか」
小夜は答えられず、気まずい沈黙をもって返した。
ソロモンの手は肩を移動し、小夜の胸の前で握り締められている手に重ねられた。
「心からの言葉を信じてもらえないというのは、なかなか悲しいものですね」
苦笑して、ソロモンは小夜の両手を掴んだまま左右に広げた。
手からはらりと布が落ちる。小夜の白い胸があらわになった。
「なっ……!」
流石にかっとなって視線を上げると、ソロモンの瞳にぶつかった。
唇がふさがれ、そのまま重みが後ろへとかかる。
ベッドへと倒された小夜を、ソロモンが柔らかく繋ぎ止め、責め立てた。
「っは……あっ」
「なら、本気だとわかるまで教えてあげますよ」
ようやく離れた唇が耳元で囁く。ぞくぞくと背中を走る感覚に、小夜はもがいた。
来週楽しみ。
>>338 GJ!!
予告編からそこまで広がる想像力の凄さに拍手。
来週楽しみらー(・∀・)ノ
>>338 GJGJGJ!!!
何事ですか、この上手さと美味さは!!!
寸止めイヤン、ぜひとも続き熱烈キボンヌww
続き楽しみ。
とかマネしてみる。萌えた…ぜ…ソロサヤ…
ガクリ
予告編からよくぞここまで!!!
しかも、予告編のセリフをうまいこと汲み取りながら
ストーリーにしてる・・・
すごいなぁ・・
>「なら、本気だとわかるまで教えてあげますよ」
敬語攻めモエスwwwwwwww
ソロサヤ小夜燃えた…!
続き読みたい!
>334
姉サヤじゃなくて妹サヤでは…?それとも暴走サヤと普通サヤ、とか…?
>>343 姉サヤって姐さん×サヤかとオモタ
自分もネイサヤ読みたい。非常に亀だけど
>>56に禿モエタ
>>338 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
感動をありがとう
続きが待ち遠しい
ディーヴァ×カイの続きです。
両手を高く持ち上げるようにしてセーラー服を脱ぎ捨てると、眩いほどに白く重量感
のある乳房が現れる。
ディーヴァは四つん這いになり、ゆさゆさと揺れる乳房をカイの股間に近づけたかと
思うと、乳房の間にカイの熱を挟み込んだ。その柔らかくも張りのある感触にイった
ばかりで敏感になっているカイの熱は見る間に硬さを取り戻していく。
「う…くっ」
「うふふふっ」
その反応にディーヴァは艶笑を浮かべる。乳房を両手で抱え持つと中央に寄せて
熱を扱くように揉みこんでいく。柔らかな乳房はぐにゃぐにゃと大きく形を変えて、カイを
刺激していった。
とろけるような快感がカイを襲う。
「ぁあっ」
挟んだままいきり立ったその先端をくちゅりと舐め上げると、カイは堪らず声を上げた。
するとディーヴァは支える必要のないほど高ぶったカイの熱の上で、腰を浮かし半ズボン
と下着を脱ぎ始めた。
現れた秘部はたっぷりの蜜液で満たされていた。生まれたままの姿になったことで
零れ落ちた蜜が透明の糸を引きながらカイのズボンにしみを作る。
ディーヴァは自らの秘裂に手を伸ばし、花弁を割り蜜を掻き出すように指を蠢かせると、
とぷりと溢れてくる蜜がその白く細い指を伝った。
「ぁあ…ん」
濡れた瞳をゆっくりと閉じて、長い睫を震わせながら気持ちよさそうに喘ぎ声を漏らす。
その隠微な様子にカイは目を奪われていると、ディーヴァは瞳を開け、その視線の先
にカイを捕らえる。
「うふふふ…。今からお前は私と一つになるのよ…」
そう言うなり、ゆっくりと腰を落として先端を少し含むと、捻り入れるように身体を左右に
揺らし沈み込んでいった。
「はっ……くぅっ」
カイは堪らず喉を仰け反らせ呻いた。
「んっ…あっ…ああぁっ…あんっ」
切ない声を漏らしながらカイの熱を全て納めると、ディーヴァはふぅーっと一旦呼吸を
整えカイにうっとりとした視線を送る。
「ん…ぁ…すごく…いい。ねぇ…私の中は小夜姉さまよりも良いでしょう」
「さ…小夜は、こんなこと、しないっ…んっ」
「まぁ、お前は小夜姉さまと一緒にいて、何もしなかったというの?」
「はぁっ…小夜は…お前とは違うっ」
カイは首を横に振ると、額から噴き出した汗がつつっと流れ落ちていった。
「ふふふっ…。お前はまだ小夜姉さまのものではなかったのね。じゃあ大人しく私の
ものになりなさい」
「…断るっ…お前はリクを…俺の弟を…」
「うふふっ、リクは今は私の中にいる。お前もね……違う?」
温かいディーヴァの中は、カイの熱を奥へと誘い込むかのように吸い付いてくる。
ディーヴァはカイの硬い腹の上に両手をペタンとつけると、やおら身体を揺らし始めた。
じわじわと押し寄せる快感にカイは顔をしかめ、きりと唇を噛む。
ゆるりと腰を持ち上げ、熱を引き抜いていくと、淫らに蠕動する柔らかな内壁は、
熱を逃がすまいといった風に、ぎゅうぎゅうと締め付けてきた。
ディーヴァは先端だけを少し残した状態で深呼吸すると、微笑みを作りながら、抜き取った
ときより早い速度で再び沈み込む。
引き抜き、沈め、また引き抜く。
カイをじりじりと追い詰めるように、それは何度も繰り返された。
結合部は溢れ出る蜜で濡れそぼり、ディーヴァの動きを助けじゅぶじゅぶと音を立てた。
「はぁん……。すっごく気持ちいい…」
自らの最奥を抉るように腰を動かしながら、ディーヴァは感じるままに声を上げる。
「もっと…もっと欲しい…」
より深くつながろうとディーヴァは熱を咥え込んだまま前のめりになり、カイにしがみつくと、
その白く滑らかな内腿でカイの身体を締め付けた。
ディーヴァの豊かな乳房はカイの胸板潰され、その硬く尖った胸の突起はカイの肌を
緩慢に刺激する。
ディーヴァはカイを抱きしめるように密着しぐいぐいと腰をぶつけると、ぷりんとした尻が
いやらしく蠢いた。
容赦なく襲い掛かる官能に、カイの正常な思考は次第に麻痺してきた。
ディーヴァを討ちに来たというのに、一体何をやっているのだろう……。
リクの仇であるディーヴァに抗うこともできず陵辱されている。
それなのに…次々に与えられる悦楽を貪るように思わず腰が動いてしまい、とにかく早く
解放したいという欲求が身をもたげてくる。
カイの背中は床に擦れて血を滲ませていたが、その痛みも感じないほどだった。
「あっ…んぁっ…ぁあんっ…カイ…っ」
ディーヴァもまた限界が近づいていた。
初めてカイの名を呼ぶと、恍惚の表情を浮かべ、熟した唇から甘美な喘ぎ声を漏らし
ながら悦楽の頂点に駆け上る。
「んぁっ……ぁぁああああああああ!!!」
カイにしがみつくディーヴァの手に力がこもる。と同時にディーヴァは達した。
内部のきつい締め付けに耐え切れず、カイもまた喉奥で悲鳴を押し殺したような声を
出しながら二度目の絶頂を迎えた。
「さ…や……」
ディーヴァの中に白濁液を吐き出しながら、カイが喘ぐように漏らしたのは他でもない
小夜の名前だった。
「お前…」
ディーヴァは身を起こして熱を抜き取ると、乱れた髪をかき上げながらカイを睨んだ。
達するときにカイが自分ではなく小夜の名を呼んだことに、ディーヴァは憤っていた。
荒い呼吸を繰り返しながら、魂を抜かれたような表情で、四肢をだらりと床にあずけ
ているカイが憎らしくて仕方ない。ディーヴァはカイに覆いかぶさると唇を塞いだ。
「んっ…」
呼吸を奪うような長い長いキス……。
まるでカイに罰を与えるような口づけだった。
身体を奪い自分のものにしたと思っていたのに…。
官能に狂い、自分を求めたはずの男の心は、未だ別のほうに向いている…。
どうして、小夜姉さまばかり…。
ディーヴァは小夜が憎かった。
暗く冷たい塔に閉じ込められ、愛を得ることなく育ったディーヴァは、自らのシュヴァリエ
の愛さえ疑い、裏切られることを恐れていた。
それなのに……。
小夜は、カールやソロモンの心を奪い、シュヴァリエでもない人間にも愛されている。
ディーヴァの顔は嫉妬に歪んだ。
それは、かつて動物園で小夜とハジの仲睦ましい様子を見せ付けられた時の行き場
のないジリジリとした感情に似ていた。
「んっ…んふっ」
顔を真っ赤にして苦しむカイに気づき、ディーヴァはようやく唇を解放すると、苛立った
様子でカイに尋ねた。
「お前はどうして小夜姉さまが好きなの?シュヴァリエでもないのに…」
「はぁっ…小夜は俺の……たった一人の家族だ…」
カイは胸を大きく上下させ呼吸を継ぎながら断言するが、ディーヴァには家族の意味
が理解できなかった。
「もう…手遅れよ…お前は私のもの。もう戻れないの。それに小夜姉さまがこのことを
知ったらどう思うかしら……」
「くっ……」
カイは答えられずにいると、ディーヴァはあざけるように笑った
「ふふっ…こんなに感じたくせに…今更…ねぇ」
「…小夜は信じてくれる。俺は…小夜と…小夜と一緒に沖縄に帰るって誓ったんだ」
カイの熱いまなざしにディーヴァは言葉を噤む。
ただ小夜のものだからという理由で奪ったカイであったが、ディーヴァはカイを殺して
しまうことが惜しくなっていた。
限られた時しか生きられない人間など翼手からすると他愛もない存在である。
しかし、人間には死を恐れつつ短い時を生き抜くからこそ得られる輝きのようなもの
があった。ディーヴァはカイにそれを感じ、惹かれていた。
心までも自分のものして、つなぎとめておきたいという気持ちが大きくなってくる。
「ねぇ、カイ…。お前、私のシュヴァリエにならない?」
ディーヴァは吐息を漏らしながら、甘えるような表情でカイを誘う。
シュヴァリエになって欲しいとディーヴァ自らがねだるのは初めてのことだった。
しかし、カイはぎゅっと目を閉じ、その魅力的な提案を断固として拒絶する。
「どうして…?」
ディーヴァは理解できないといった風に呟くと、尚もカイを誘惑する。
「小夜姉さまにはソロモンをあげたのだから、お前は私のものよ。シュヴァリエになれば、
死ぬこともないし、今よりずっと幸せになれるわ。それに…小夜姉さまを説得してくれる
のなら…姉さまを好きなだけ抱かせてあげる。子供を作ってもいいわ。急がないとソロモン
に取られちゃうわよ」
「い…やだ」
ディーヴァの悪魔の囁きにカイは頭を何度も振る。あくまで拒絶の意思を貫くカイに、
業を煮やしたディーヴァは、少し微笑むとその姿をリクへと変貌させた。
「ねぇ、カイ兄ちゃん…ボクのシュヴァリエになってよ…」
短髪をさらさらと揺らしながら、あどけない表情でカイを見つめる。
「リク……」
その声にビクンと身体を震わせ、薄く目を開けると、カイの目の前にリクの顔があった。
両手の指の先を合わせ、可愛らしく小首を傾げている。
「……ボク、一人ぼっちでとっても寂しいんだ……お願いっ」
懐かしいリクの声に、カイの瞳が涙で潤む。
目の前にいるのはリクではなく、リクの姿を奪ったディーヴァにすぎない。
頭の中ではわかっていても、その姿や言葉が在りし日のリクと重なり、胸に突き刺さる。
それは、カイにとって一番残酷な方法だった。
「リク…許してくれ…」
カイの心は壊れかけていた。
すると、ディーヴァはカイに抱きつき耳元で囁く。
「…ボク…喉が渇いちゃったよ」
ディーヴァは、カイの首筋にカプリと噛み付くと、ゴクリゴクリと喉を鳴らしカイの血を飲み始めた。
首元にかかる熱を帯びた吐息と、皮膚を切り裂かれる痛み…。喩えようのない感覚……。
カイは苦痛の中、かつてリクに吸血されたときのことを思い出していた。
「…リ…ク…」
ややあってディーヴァは口を離すと、やはりリクの声色を使いカイに話し掛ける。
「カイ兄ちゃんの血…とっても美味しいよ」
ぼんやりとした意識の中、リクの声が頭の中に響く。
「今度はボクの血をあげる……。飲んでよ……ね?」
ディーヴァは左手首を犬歯で掻き切ると、溢れ出す鮮血をカイの口元へと持っていった。
ぽたぽた零れ落ちる血はカイの上に赤い模様を描きながら、胸から首筋、首筋から顎へと
移動していく。
「い…やだ」
ディーヴァの血を飲むことは、人であることの死と共に、仇であるディーヴァのシュヴァリエ
になることを意味していた。
翼手殲滅を望む小夜は、ディーヴァのシュヴァリエとなった自分を許してくれるだろうか。
小夜の苦しむ顔はもう見たくない……それなのに……。
ピチャン……ピチャン。
絶望感に身を竦めるカイの唇にディーヴァの血が触れる。
カイはぎゅっと唇を噤み最後の抵抗を試みる。
しかし、ディーヴァの血は、硬く結んだ唇の間からじわじわと浸透するようにカイの口内に
進入していき、唾液と交じり合いと舌から喉へと伝っていく。
体内に取り込まれた悪魔の血は、カイの身体の中を物凄いスピードで駆け巡り、カイを
侵食していった。
ドクドクと激しく心臓が脈打ち、ゾクリとした悪寒に全身から冷汗が噴き出してくる。
そして……。
「うぁぁぁあああああ!!!!」
カイは両目を限界まで見開き絶叫した。
意思とはかけ離れた力で、身体が激しく弛緩したかと思うと、身体の中からと少しずつ
切り裂かれていくような強烈な痛みが襲い掛かる。
そして、体中の血液が沸騰するかのような喩えようのない苦痛……。
ーーそれは人としての死を意味していた。
意識が翳んでいき、ディーヴァの哄笑がどんどんと遠ざかっていく。
惨苦の中、カイの頭には幸せだった沖縄時代の思い出が蘇ってきた。
どこまでも続く吸い込まれそうな青い空……。
焼け付くような熱い日差しを受けて輝く紺碧の海……。
素足を焦がす白い砂浜……。
懐かしいふるさとの風景。
ジョージとリク……そして、笑顔の小夜……。
小夜…大好きな…小夜…。
再び目を覚ましたとき、自分はまだ自分でいられるのだろうか……。
「小夜……ゴメンな…」
震える唇で一言呟くと、カイの意識は完全に途絶えてしまった。
<おわり>
351 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 09:21:14 ID:JDawIZ/P
GJ!!!
旨すぎて、狂っちまいそうだぜ!
萌えた。ディーヴァカワイソス。地味にカイ小夜気味にきゅんきゅん。
だけど、なんだろうこのもやもや感…死にネタだからかなー
ん?死にネタではないのでは?
これからカイはディーヴァのシュヴァリエになるというオチじゃないか?
しかしここで終わりかあ。
この後カイの苦悩する姿とか、カイを気になりだしたディーヴァは初めて
本気で人を好きになってしまうのか?とか色々想像してしまうだけに残念。
>>346-350パラレル展開でもいいんで、気が向いたら続編書いて下さい。
>>352 >なんだろうこのもやもや感…
知るか。そんなもん思っても言うな。氏ね
>>337-338の一応続き。ソロ×小夜
ソロモンの腕が指先が舌が声が視線が、全てが小夜を甘く絡めとり、動けなくする。
武器を持たない今の自分は非力な小娘でしかないのだと、そう思い知らされ、小夜は唇を噛む。
だがそれもすぐ、ソロモンの舌によってゆるやかにほどかれてしまう。
「……初めて会ったときのことを覚えていますか」
どこか掠れた声で彼が言う。
小夜の脳裏にベトナムでの思い出が浮かぶ。リセのダンスパーティの一夜。つかのまの夢のような時間だった。
手をとり身を委ねて踊った相手が、ディーヴァのシュヴァリエだなんて思いもしなかった。
それどころか、ひと時とはいえ胸をときめかせ、若い少女らしい恥じらい混じりの感情すら抱いた。
ソロモンが指で、小夜の黒い髪を掬う。
「あのときより、髪が伸びましたね」
自分を見下ろす顔は、あの夜のように優しく笑んでいる。
けれど瞳に灯る激しさが、はっきりと小夜に思い知らせる。……彼は男なのだ。
ソロモンが髪に口付けた。
「思えば、リセであなたを一目見た瞬間から、僕はあなたに惹かれていたんでしょう」
今度は瞼に。
小夜は金縛りにあったように身動きが取れずにいた。
彼が嘘をついているようには思えない。けれど信じきることも出来ない。だって私は……。
何か抵抗の言葉を、と声を上げるより早く互いの唇が重なる。
舌がするりと差し込まれた。深く、深く、深く。
「はぁっ……」
大きく息をつく。
忙しなく裸の胸が上下する様をソロモンに見られていると思うと、恥ずかしくて仕方がない。
「……可愛いですよ」
囁かれる声に、嘘だ、と思う。
なのに――――どうして心が揺れるの?
動物園でもそうだった。
一緒に来ませんかと誘われたとき、迷わなかったといえば嘘になる。
それでもいいのかもしれない、と思った。
ハジの声を聞かなかったら、おそらく自分はソロモンの手を取っていただろう。
「愛しています、小夜。僕はあなたが欲しい。僕のものになって」
「私は……」
唇があまりにも愛しげに触れてくるものだから、泣きたくなった。
この人はいつだって小夜を愛することをやめない。
本当に全身全霊をかけて小夜を愛してくれているのだ。
小夜も、リセの夜そうだったように使命もなにもかも忘れて
普通の少女のようになれたなら、こんなにも愛されることを幸せだと思えたかもしれない。
だが、小夜は普通の少女よりも遥かに重いものを背負いすぎていた。
涙がついに目の横を伝った。
「私は、あなたのものにはなれない……」
仲間を捨て、一人だけ幸せになることは出来ない。
たとえソロモンに惹かれてやまない自分がいるとしても、仲間を裏切りたくはなかった。
「僕を選んではくれないのですね」
小夜は目に涙をためたまま頷いた。悲しい肯定だった。
「それほどまでに、彼らが大事ですか?」
「……っ」
「残念です、小夜。彼らよりも……いいえ、誰よりも先にあなたに出会っていたかった」
涙を拭う手も、どこまでも優しい。
「そうすれば……」
だから小夜は、その優しさの陰に隠された彼の本質を見誤ったのだ。
「……こんな風に奪うような真似をせずとも済んだでしょうに」
「っ!? あ!」
怪我をしている手も容赦なくひねりあげられた。
そのままいとも簡単に、両手をネクタイで一つにまとめられてしまう。
「いたっ……」
「本当はあなたを傷つけたくはなかったんですが」
心臓の真上に、ぴたりと手のひらが添えられる。
「あっ」
決して荒々しくはない動きなのに、確実に小夜を押し上げ、追い詰めていく。
どくどく血が脈打ち、小夜は目が潤みそうになっているのを感じた。
自分はきっと、彼以上に物欲しそうな顔をしていることだろう。
数度掠られただけで硬く立ち上がっていくピンク色の先端から、全身に快感が巡っていく。
「あっ……あああっ……あぁっ」
浅ましい身体。受け入れる身体。
今のソロモンが「男」だというなら、小夜は紛れもなく「女」だった。
ソロモンの長い指が芯を捉え、優しく弄ぶ。
「あなたのほうから僕を求めてくれるようになるまで、あなたをここから出しません」
「やっ、あ、はぁ」
「誰の目にも触れぬよう閉じ込めて、僕だけのものになるまで。小夜」
寝室に、歌うような小夜の声が響いた。
またもや寸止めで逃げるけど一応この話はこれで終わり。
思いついて書いた話を読んでくれてありがとう。
予告見返しては萌えている…。
GJ!!!萌えた萌えたよ!!
ソロサヤ大好きだーーーー
禿モエタ。これくらいソロモンにヤル気があったら!
来週楽しみ。
出刃カイ、ソロ小夜禿萌え!!どちらも最高に良かったっす。
次回作にも超期待!
360 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 00:29:12 ID:/NxZrsUG
漏れはデヴィジュリに萌えた。
大人の濡れ場キボンヌ
ソロ小夜非常に良かったです!ハァハァ
362 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 04:34:46 ID:6TmMNAEv
カナリGJ!!!
やっぱりソロ小夜はイイ。
もっといろんなソロ小夜が読みたいVv
職人サンお願いしマス
363 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 07:42:31 ID:bbhUoIXn
GJなんだけど、妊娠中にヤったら胎児に影響とかでないんだろうか
妊娠初期は衝撃を与えないように激しいの禁止。
他は普通にやる分には問題なし。
GJ!!!
楽しませてもらいました!
42話をみてからデヴィジュリ妄想止まりません。
職人さんよろしく〜〜〜!
366 :
シュバリエ共:2006/08/01(火) 16:20:30 ID:11XgCxcF
ネイサン「ソロモン?!ちょっと、貴方17才以下は興味無いんじゃなかったの?」
ソロモン「これが僕の選んだ生き方です。」
カイ「何ぃ!まさか、そんな不埒な理由で小夜を?!こないだのチャイナと言い、一体何々だ!テメェのシュバリエは!」
ディーバ「むぅ!…全部が全部ロリコンな訳じゃ無いよ!」
カイ「うっせぇ!ロリコンに、マザコンに、ホモに…もう沢山だ!まとめて消えろ!」
ドン!!ドン!!
ディーバ「可愛くない…(ヒュンッ!)…そういうカイこそ、シスコンじゃないか!」
カイ「うるせぇ!俺は優しいんだ!俺は親父や、リクの事もずっとずっと忘れねぇ!…大体お前、犯罪まで行ってるじゃねぇか!」
ディーバ「あれは純粋な生殖行為だ!」
カイ「童貞奪って殺しといて、何処が純粋だ!」
小夜「…沖縄に…(あらゆる意味で)帰りたい…」
ハジ「貴方がソレを望むなら…。」
355さん、小夜の処女を奪うソロモンが読みたいです…!
「まさか初めてなのですか?」とソロモンに驚いて欲スィ……!!!
>>355-356 ソロ小夜の続き、とってもGJでした!!!
最後の最後、期待を裏切らない「男」っぷりに萌え炸裂…うはぁ〜…。
もうニヤケ顔が当分直りそうもありませんよ!有難う、ネ申さまw
>>366 ディーバとカイの言い合いが可愛くて爆笑w
こうゆう小ネタ大好きです。GJでした!
369 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 19:23:51 ID:6TmMNAEv
371 :
質問:2006/08/01(火) 20:36:09 ID:11XgCxcF
Q.どぉんな運命がぁーー♪待ぁって居たのさぁー♪
A.リク「ショタ専門の童貞狩りにあい、戦死。」
A.ジョエル「実質的、女性化。」
A.「科学者・警備員・、パーティーへの付き添い人等多数のコスプレと、潜入捜査。他エプロンも着用。」
A.小夜「謎のチャイナによる襲来と、ストキーング。従者の執拗な監視。マザコンや、おっさん達による襲撃。」
ハジ「オカマによるヘッドロックと、小夜、の処女喪失の危機。」
ルイス「……で…これについて俺達は、どうコメントしたら良いんだ?」
カイ「ナンクルナイサー。」
ネイサン×小夜(+ハジ)です。
ハジが小夜に何も告げずに姿を消して、一週間が経ったある日。
小夜の元に一通の封書が届いた……。
上質の紙で作られた紫色の封筒の中には、二つ折りになった濃いピンク
色のカードが一枚入っていた。
カードからは甘ったるい香りが漂い、小夜の鼻腔をくすぐる。
「誰からだろう…」
居所を知る者は殆んどいないはずなのに……。
小夜は訝しげな表情を浮かべカードを開くと、その送り主はディーヴァの
シュヴァリエ、ネイサン・マーラーであった。
流れるような美しい筆跡で書かれているそのカードは、小夜へ宛てた
招待状だった。
−−−−−−−−−−−−−−−−
小夜、ごきげんいかが。
ハジは私の所にいるわよ。
是非貴女もご招待したいのだけど。
来てもらえるかしら(ハート)
も・ち・ろ・ん、貴女一人でよ。
ネイサン・マーラー より
−−−−−−−−−−−−−−−−
カードの裏には、ご丁寧にネイサンの自宅への地図と住所が載っている。
「ハジ……」
小夜は顔を曇らせる。
てっきりソロモンのことで、腹を立てて拗ねているとばかり思っていたのに。
まさか、ネイサンの手に落ちていたとは……。
小夜は焦った。
とにかく…ハジを助けに行こう……。
小夜は慌てて身支度を整えると、単身ネイサンの元へと向かった。
それから二日後……。
ネイサン邸に辿り着いた小夜は、ドアを蹴破りエントランスに侵入すると、
屋敷中に響き渡るような声でハジの名を呼んだ。
「ハジっ!!!!」
すると、それに呼応するかのように頭上からパンパンと小気味よい拍手の音
が聞こえてくる。
見上げるとディーヴァのシュヴァリエ、ネイサンがいた。長い足を組み階段
の手すりに腰掛けている。
「小夜…パーフェクトよ」
意味がわからず小夜がきょとんとしていると、ネイサンはうっとりとした表情
で小夜を見下ろす。
「囚われの姫君を助けにくる王子様ってやっぱりステキだわぁ。私、古典的
な演出って好きなのよねぇ…。あら、ちょっと待って、貴女とハジじゃあ、
姫と王子が逆じゃない…。ま、斬新でいいかも…。ねぇ…小夜」
「ハジはどこっ!!!」
小夜がネイサンの言葉を切るように叫ぶと、ネイサンは口の端を少し上げて、
階段の手すりを伝って階下へするすると降りてきた。
「んもぅ。せっかちさんねぇ。大丈夫、ハジなら私のベッドルームにいるわよ」
ネイサンは階上を指差すと、眉を少し持ち上げ呆れたように言う。
とたんに小夜は階段を駆け昇り、階上の部屋を一つずつ調べ始めた。
一番奥の部屋に入ろうとしたところで、後ろからやってきたネイサンに制止される。
「ちょっと待ちなさいよ、小夜、勝手に人の部屋に入らないで頂戴っ」
立ち塞がるネイサンを押しのけて、小夜がベッドルームに足を踏み入れると、
脱ぎ散らかされたハジの衣服が散乱していた。
その先にはベッドにうつぶせに横たわるハジの姿があった。
薄いシーツを掛けられているが、全裸であることが見てとれた。
「ハジに…何を…したの」
小夜はぐっと押し殺した声で尋ねる。怒りのあまり肩先はぷるぷると震え、
その瞳は赤光を放っていた。
「やだぁ、小夜ったら怒っているの?そんな大したことはしていないわよ。
ハジったら、少し張り切り過ぎちゃったから、疲れて寝ているだーけ。
ゆっくり休ませてあげましょうよ」
小夜はネイサンの方を振り返ると、鋭い眼光を向け「許さない」と吐き捨てる
ように言う。
ネイサンを睨んだまま鞘から刀を抜き正面に構えると、絶叫しながら突進
していった。
「てやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
小夜の振り上げた刃が空を切り裂く。
「やっ、何するのよぉっ、危ないわねぇ。こんな狭いところで刀なんて振り
回さないでぇー」
ネイサンは薄笑いを浮かべながら、ひょいひょいと身体をくねらせ、小夜の
攻撃をかわしていく。
小夜が怒りにまかせて振り回す刃先は、家具や壁に大きな傷をつけて、
高級そうな厚手のカーテンをびりびりに引き裂いた。
しかし、ただ力任せに刀を振り回すだけの攻撃は、ネイサンには通用せず、
その身体を掠りもしない。
「どこっ!」
すばやいネイサンの動きに付いて行けず、小夜は姿を見失ってしまう。
背後に気配を感じ振り向くと、ネイサンが困ったような表情で腕組みをして、
ドアに寄り掛かっていた。
「小夜…おイタはいけないわよぉ、せっかくコーディネイトした私の部屋を
破壊するなんてひどいわぁ。大人しく私の言うことを聞かないと……」
そこで一旦言葉を切るとネイサンは瞬時に小夜の後方に回り込んで、
「殺すぞ…」
と耳元で囁く。そのどすの利いた声に小夜は思わずビクリと身を震わせる。
ネイサンからは、凄まじいまでの殺気が感じられた。
「あら…白くて綺麗な首筋ねぇ…」
小夜の背後に立ったネイサンは、細い首筋にぬめぬめと赤い舌を這わせていく。
「やっ…」
小夜は逃れようとするが、ネイサンは長い腕を絡めるようにして小夜を
抱きしめているため、身動き一つできなかった。
「怒りに染まる瞳は何て美しいのかしら…。小夜…私…貴女のこと断然
気に入っちゃったわぁ」
ネイサンは小夜を拘束したまま、小夜の上着のジッパーを下げていく。
「この衣装…。ちっともエレガントじゃないから、実はあまり好きじゃなか
ったのよねぇ…。小夜にはピンク色が似合うと思うんだけど…。さぁ、
こんな服、さっさと脱いじゃいましょうねぇ」
そう言いながら、ネイサンは小夜の上着を慣れた手つきで剥ぎ取っていった。
スカートとキャミソール姿になった小夜を背後から抱きしめたまま、ネイサン
は小夜の肩口にちょこんと顎を乗せて、胸元に視線を落とす。
「小夜…貴女の胸って…少し…」
ぽつりと呟くと、くくっと押し殺したように笑う。
リクに擬態したディーヴァほどではないが、血を分けた姉妹であるはずの
小夜の胸がディーヴァに比べあまりにも小さいことにネイサンは疑問を持った。
「小夜って、あまりやってないのぉ?」
唖然とした表情の小夜を尻目に、ネイサンはハジのほうをちらりと見ると、
「あの堅物さんじゃねぇ」と独り言ち、納得したかのようにウンウンと頷いた。
「うふふっ貴女たちって始終一緒にいるのに、二人ともネンネさんなのねぇ。
まぁ、そういうのも悪くはないけれど…」
にやにやと笑みを浮かべながら、胸のラインを指先でそっと撫で上げる。
「でも…形は良いし…これはこれで良いわねぇ。触り心地はどうかしら」
そう言いながら、薄いキャミソールの下から大きな手を差し入れると、
すっぽりと手の内に入る大きさの胸をぐいと握った。
「あら、ボリューム不足かと思ったけど、柔らかくって気持ちいいわぁ…」
ネイサンはその心地よさに夢中になって乳房を揉みしだいていく。
すると、小夜の胸の飾りは硬さを増し、ネイサンの手のひらを刺激する
までになった。
「いやらしいわねぇ…こんなに固くしちゃって」
ネイサンは胸の突起を摘むと、指先で転がし弄ぶ。
小夜はネイサンの悪戯に瞳をぎゅっと閉じ耐えようとするが、つい声を
漏らしてしまう。
「んぁっ…」
「小夜…気持ちいいみたいねぇ。今度はどうしてほ・し・い?」
「いやっ…」
小夜はネイサンを振り切ろうと身体をよじるが、ネイサンは首元を腕で押さえ
付け逃さない。
「のこのこやって来て、今更逃げられると思ってんのかっ、このアマがっ」
声を低め小夜を一喝すると、ネイサンは小夜のスカートを捲り上げ、
ショーツの間にゴツゴツとした手を忍び込ませた。
<つづく>
ネイ小夜GJ!
これからハジも絡んでくる展開を期待しつつ続き待つ。
あのスレのネタ参考にしたのかな?w
ともかくgj!
桃色さんすげぇな
やっぱりハジは掘ら(ry
でもGJ!
ネイ小夜待ってましたーーーーー!!!
GJGJ!!!!
微妙に続きなようなそうでないような…
ソロ×小夜です。
手首に巻きついたネクタイははずれない。まるで鉄の鎖のようにすら思える。
二人とも裸で、唯一小夜が身に着けているものが彼のネクタイとは。笑えない、悪夢。
両手の自由を奪われ組み伏せられては、小夜の力でソロモンを跳ね除けることは出来ない。
圧し掛かる重みは恐怖だった。
「ああっ……は……!」
唇は頬の線から顎の尖りに辿り着き、首筋に押し当てられる。血の通う場所。
ひっ、と意図せず小夜の喉から息が零れ落ちる。
ソロモンが、血管の上の薄い皮膚を舐めたのだ。
鎖骨にキスを落とし、その下へ。もっと下へ。
彼は左手で小夜の腕を押さえつけると、もう片方の手で膨らみに触れ、
始めは壊れ物を扱うかのような手つきで、だんだんと強く撫でては揉んだ。
「柔らかいですね、小夜は……どこも」
「んっ……ふぅ」
小夜はきゅっと肩を縮こまらせる。
ひじを曲げソロモンの拘束から逃れようとするが、さしたる抵抗にもならず、
彼にしてみればほんの少しなのであろう力を加えられただけで動けなくなってしまう。
ベッドに縫い止められた小夜の背はしなり、ソロモンの手のひらに胸を強く押し付ける結果になった。
ソロモンは薄く笑うと、触れていなかった右の膨らみに舌を這わせ、一気に口に含んだ。
「やぁっ!」
舌で尖りを探り、転がす。つつき、吸う。
同時に、ぷっくりと立ち上がった左の胸の先を指で挟みこむ。
ソロモンの金髪がさらさらと肌をくすぐる。小夜は喉をのけぞらせた。
「……!」
翻弄されている。摘ままれるたびに、ぴりぴりと微弱な電流が駆け抜ける感じがする。
「あ……あっ……」
小夜はぎゅっと目を瞑った。
耳に入ってくるのは互いの息と脈と湿った音だ。
不安になってまたすぐに目を開けると、息を呑むほど綺麗な顔が間近にあった。
「僕が……嫌いですか?」
そんなこと訊かないで欲しい。問われれば、小夜は何も言えなくなってしまう。
嫌いにはなれないからこそ、余計につらいのだということを、彼はわかっているのだろうか。
短い息の間に次第に嬌声が織り込まれていく。
じんわりと体温を上げ身体を蝕む快感に、流されそうになる。
ハジよりも熱い手のひらが肌を撫でる。胸から腹へ移動し、太ももへ。
「やめっ……」
何度も撫で上げ、小夜の反応を楽しんでいるかに思えた。
「んっ!」
ソロモンの肌は容易く小夜を乱し、声を上げさせる。もうどのくらい啼いただろう?
触れ合う皮膚から、彼の熱が伝わってくるようだった。
行き場のない熱を持て余しているのは小夜だけではないのだ。
「……小夜」
「あ……っ」
明らかな快感を伴って身体が震える。
ソロモンは小夜の左膝を立たせ、下着をつけていない足と足の間に指先を滑らせた。
反射的に小夜の身体が跳ねる。
自分の身体の変化をまざまざと思い知らされ、顔に朱がさした。
……濡れている。
「感じてくれているんですね」
「ちがっ……」
否定の言葉もむなしく響いた。自分でも、説得力がないことくらいわかる。
膨れた陰核を優しくこねられると、足が浮いた。
「はぁっ……あっ……んんっ」
そのまま刺激を送られ続け、いつしか小夜は自分から足を開きかけていることに気づいた。
心では拒むのに、身体がそれを裏切る。もっと触れて欲しいとねだっている。
ソロモンが親指の腹を花芯に当てたまま、人差し指で入り口を探った。
確かめるように数回なぞった後、つぷりと内側に侵入してくる。
自分の領域に他人が入るのを許してしまった恐ろしさが、小夜を暴れさせる。
それをやすやすと押さえ込み、ソロモンはさらに奥へと指を進めた。
滴がソロモンの指を濡らし、内部をいやらしく蠢かしながらまた溢れた。
指は肉壁を時折押して感触を楽しみながら、くちゅくちゅと音を立てる。
「ああっ!?」
「ここが、いいですか?」
小夜の声が一際高くなった箇所を、彼は重点的に責めることにしたらしい。
「ひあっ……あ、あ、んぅっ……っはぁっ……!」
小夜は身を捩ったが、かえって強く締め付けることになってしまい、より彼の指を意識してしまった。
かき混ぜられると、頭の中が白くなる。
とろとろと零れる蜜が指の動きを助け、シーツに流れ落ちた。
「はぁんっ!」
はしたない水音が呼吸と混じりあい、小夜を耳から犯していく。
ぐるりとかき回して指が一旦出て行くと、今度は本数を増やして入ってくる。
二本の指を巧みに動かしながら、小夜の弱いところを突き止める。
全てを知り尽くそうとするソロモンの容赦のなさが怖かった。
「やめ、こ……んな……いやぁ」
ソロモンは指を引き抜き、小夜の目じりに残った涙を吸うと、柔らかな両の太腿をぐいと押し開いた。
低い声で告げる、
「あなたは僕のものだ」
「――――!!」
縛めるネクタイがピンと伸び、手首に食い込んだ。
秘裂は十分に熱く濡れそぼっていたが、それでも貫かれることにかなりの衝撃を覚えた。
「……は……っ」
「……」
先端が狭い場所を広げながらぐ、ぐ、と奥へ。
「はっ、はぁっ、はっ……」
小夜は途切れ途切れの呼吸をして、なんとか感覚を和らげようと試みる。
「んんぅっ……」
つらさに目を細めると、彼の手が頬を包んだ。触れるだけのキスを落とされる。
「……小夜。僕を見て」
「あ……」
「あなたを抱いているのは……僕です」
底知れぬ想いを宿したソロモンの瞳があった。
呑みこんだ部分が熱を持って、小夜の頭の中を焼く。
小夜の意思に反してひくり、と痙攣のように肉ひだがざわめき、より一層男を中へと導いた。
「あ……あ、あ……」
繋がった部分からぐちゅぐちゅという卑猥な音が伝わる。
ソロモンは強張りそうになる小夜の足を丹念に撫で、緊張をほぐすためか額にキスをする。
「ふぅっ……ソ……ロモ……」
肉茎を咥え、小夜の「翼手の雌」が歓喜に震えて蜜を滴らせる。
腰を打ち付けられるたびに快感が生じ、小夜は揺さぶられながらひたすら喘いだ。
「はぁっ……あああっ……ん……く、ふぅ」
熱量が、ぐう、と一番深い部分まで到達したかと思うと、周囲を擦りながら浅いところまで戻る。
自分の中がいっぱいに満たされる充足感と、それが失われる喪失感と。
何度も味わい、がくがくと全身を震わせた。
「あぁぁっ……!」
小夜は喉を反らして、絶頂がすぐそこであることを知らせた。
と、ふいにソロモンが動くのをやめた。
突然放り出された小夜が引っ掛かりを感じてソロモンを見上げると、
彼は小夜の耳に唇を近づけて言った。
「ディーヴァが……あなたを手に入れたければ、子供でも産ませてしまえばいい……と」
告げられた言葉の意味に、小夜は蒼白になった。
「……!!」
「僕はもう躊躇わないことにしました」
ソロモンは逃げようとする腰を許さず、一気に昂ぶりを突き入れた。
「いやああああ……っ!!」
悲鳴を上げる小夜の最奥で、小夜にとっての絶望が注ぎ込まれる。
それでも、身体は翼手の女王の本能としてか、
一滴残らず精を飲み込もうと肉茎を絞り、貪欲にわななく。
ソプラノの絶叫で達した小夜の目から、また涙が零れ落ちる。
それは小夜の顔に線を引き、髪とシーツの間に溶けていった。
終わり。
おつきあいいただきありがとうございました。
385 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 09:18:47 ID:eFDBJJ2r
GJGJGJGJ!!!
小夜を妊娠させるソロモンイイネ!!!
ありがとうございました!
巧いなぁ
GJ!
GJーーーーーーー!!!
最高です!!!
ハァハァハァ……
また機会があれば投下よろしくお願いします。
それにしても文章旨すぎ!すごい!!!ハァハァハァ
ぞくぞくしました!!!
ソロサヤ孕ませ最高ー!!
「あなたは僕のものだ」 が好きです。
GJ!!
その文章の上手さに引き込まれました!
BLOOD+の世界観を壊さないソロサヤの性格セリフまじGJです!!!
390 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 21:06:51 ID:CUr41ShQ
ソロ鞘スバラスィ////今日は萌えすぎて眠れない!!!!
続編禿求ム!
>全てを知り尽くそうとするソロモンの容赦のなさが怖かった。
ここ素晴らしい(゜∀゜)!!
文章力すごいです。ほんと引き込まれました。すごい!!
投下されていると聞き、ソロスレから飛んできますた!
GJGJGJ!!!!!!神!!!
ソロ小夜孕ませ願望がこんなところで叶うとは・・・(超涙)
ネイサン×小夜(+ハジ)のつづきです。
「んっ…随分と狭いわねっ」
まだ解かされていない膣口は、ネイサンの太い指先の侵入を阻んだ。
ネイサンは指先を振動させるように動かしながら、ゆっくりと秘部全体を愛撫
していく。もう片方向の手は、小夜を押さえつけながらも胸元をやわやわと揉み
解していた。
「んぁっ…はぁ…ん」
その微妙な指の動きに、小夜は堪らず声を上げる。
「小夜…気持ちいいのぉ?」
ネイサンの問いに答えるように、小夜の中からトロリと粘り気のある蜜液が流れ
落ち大腿を伝った。
「あら…そろそろいいかしら」
中指を立て、小夜の膣口に挿し込んでいく。こわばっていた小夜の内部は蜜で
潤っており、するするとネイサンの中指を取り込んでいった。
何度か抜き差しを繰り返すと、一度抜き取り、指に付いた蜜を口に含んで、
ちゅぱちゅぱと音を立てて美味しそうに味わった。
「んっ、とってもいい感じよ…小夜。じゃあ今度はもう1本増やしてみましょうねぇ」
少し広がった膣口に今度は中指と人差し指を穿つと、鉤状にして蜜を掻き出す
ように指を蠢かした。
「はうっ…」
じわじわと責め続けられ、小夜は内股を擦り合わせたくなるような衝動に駆られる。
艶やかな赤い唇は少し開かれ、絶えず甘い吐息を漏らしていた。
「さすがディーヴァと姉妹だけあるわねぇ。やるじゃない小夜。もう三本も
入っているわよっ」
挿入する指の本数を増やしながら、ネイサンは楽しそうに笑うと、小夜の中を
掻き混ぜていった。
「あぁん……もう」
我慢できず小夜が訴えると、ネイサンは嬉しそうに顔を綻ばせた。
「あら小夜…どうしたの?」
「はぁっ…もう…ダメ」
「もうギブアップなのぉ、うふふっ…じゃあ、行くわよぉっ」
そう言ってネイサンは、指を素早く抜き差しする。
「はぁんっ……んぁ!」
三本の指をばらばらに動かし始めると、小夜の腰は砕け、もう立ってはいられ
なかった。ネイサンは片膝に小夜の尻を乗せるようにして、尚も小夜を陵辱する。
「ああんっ…!!」
小夜は身震いするようにして達し、ネイサンの厚い胸板に身を預けた。
「ステキ、ステキよぉ、小夜っ!官能によがるその顔、とっても魅・力・的!」
小夜を静かに床に横たえると、ネイサンは両手を合わせハジの方をちらりと見た。
「さぁてと…リハーサルは充分ねぇ」
お尻を左右に振りながらベッドへと近づくと、ぐったりとしたハジの髪の毛を掴み
顔を持ち上げ、両頬をと交互に打った。
「さ、ハジ、起きて起きて、アンタは私と小夜のステージの唯一の観客なんだから。
これを見逃したら一生後悔するわよぉ」
「んん……っ」
掠れた呻き声を漏らしながら、ハジは二三度瞬きをすると、目前に現れた
ネイサンに憎悪に満ちた表情を向けた。
「もうっハジったら、怖い顔しないのぉ…。小夜が怖がるわよん」
「小…夜……」
ネイサンの肩越しに小夜の姿を見つけ、目を見開き慌てて身を起こそうとする。
しかしすぐに力尽き、シーツの上にばったりと倒れ臥してしまう。
「ちゃんと、見てなさいよぉ…」
ハジに念を押しながら、小夜の所に戻ると、その目の前で仁王立ちになる。
小夜はうつろな表情で荒い呼吸を繰り返していた。
そのまま小夜を見下ろしながら、ブーツと上着を脱ぎ捨て、腰をくねくね揺らし
ながらピンク色のズボンをずり下ろしていく。
現れた巨大な怒張に、小夜は「ひっ」と喉の奥を鳴らすと、不安を湛えた瞳で
仰ぎ見るが、ネイサンは気に留める様子もない。
「だいじょうぶよぉ」とウィンクして、小夜の着衣を脱がし始める。
生まれたままの姿になった小夜にねっとりとした視線を送ったかと思うと、がばっ
と覆いかぶさり首元に吸い付いた。そのまま胸元のほうに向かって愛撫を施して
いくと、朱が点々と小夜の滑らかな肌を彩る。
世話しなく胸を揉み上げながら、その先端を舌先で転がしていくと、小夜は上気
した顔を左右振り、身悶えた。
「さっ、小夜っ、いくわよーっ!」
ネイサンは身を起こし、小夜の細い足首を握り左右に開いていく。
一度イった小夜の秘部は、まるでネイサンを誘惑するかのように、パクパクと
収縮を繰り返していた。
「うふふっ…。準備万端ね。もっと気持ちよくさせてあげるわ、小ー夜っ」
ネイサンは小夜の両脚を肩先に乗せると、前のめりになりながら、反り返った
怒張を捻り込むように挿入し始めた。
「ぁあっ……いた…っ」
指とは比べ物にならないサイズの怒張に小夜は顔を歪める。
「くぅっ!」
さすがのネイサンも、小夜の内部のきつい締め付けにイッてしまいそうになるが、
呻き声一つで耐え、一呼吸置いてから、淫猥な腰つきでピストン運動を始めた。
小夜のか細い身体はくの字に折れ曲がり、ネイサンの激しい動きにされるが
ままになる。
「ん…はぁっ…はぁんっ」
痛みの中、じわじわと侵食するように官能が生まれてきて、小夜は嬌声を漏らす。
その瞳は少し潤み悦楽の虜となりつつあった。
小夜の内部でネイサンの怒張は次第に質量を増していき、小夜を追い詰めていく。
「んはっ…いいわ…小夜っ…その締め付けっ…たまんなぁーーい!!」
グイグイと腰を打ち付けながら、ネイサンは叫ぶ。
「あぁっ…んぁぁああ!!!」
ほどなく小夜は高みに昇り詰めると二度目の絶頂を迎えた。
「…やだ、小夜ったら、またイってしまったのぉ?私はまだなのにぃっ」
ネイサンはずるりと怒張を抜き取りながら、小夜の身体を引っくり返す。
小ぶりながらも丸みのある尻をペチペチと叩くと、頬に顔を寄せ、凄みの
ある声で命じる。「さっさと腰を突き出せ、このメス豚がっ」
小夜がびくっと身を震わせると、ネイサンは腰を高く持ち上げ、背筋に舌を
滑らせながら、再び怒張を穿つ。
尻の間から滑り込むように深々と刺さったネイサンの怒張は、小夜の中で
ビクンと暴れる。別の角度からの挿入は先程とはまた違った感覚を与え、
小夜は艶めいた喘ぎ声を止め処なく漏らした。
「あぁん、小夜の中…とってもざらざらしていて、ほんっと気持ちいいわぁ」
ネイサンは腰を強く掴み、小夜の中を抉っていく。
「ハジぃ…。御覧なさいよ。貴女の主はこんなに感じているわよぉ」
ネイサンは小夜に尻にパンパンと腰をぶつけながら、ハジに向かって叫ぶ。
激しい抜き差しに小夜の尻は見る間に赤く染まっていく。
「あぁんっ…あんっ…はぁぅ…ああんっ…」
小夜はネイサンに突き上げられるたびに、官能によがる。
「小夜……いけない」
ハジは小夜のほうに手を伸ばす。
ネイサンへの怒りでその瞳は次第に青みを帯びてくる。
「あーいいわ、小夜、何て気持ちがいいんでしょ。私もういっちゃいそうだわぁ」
「はぁんっ…んっ…あんっ」
「貴女の中に全部だしちゃおっかしらっ。ねぇいい?小夜?できちゃうかもしれ
ないけど、いいわよねぇ?」
「やっ…中はいや……や…めて…」
「中出しは禁止なのぉ…。どうしてぇ。赤ちゃんができたら私とハジが責任を
持って育ててあげるからぁん。ねぇ、いいでしょ小夜」
「ダメっ…んぁっ」
「はぁっ…どうしよっかなぁ…、んはっ…でももう私も限界っ…ハジ、悪いけど
小夜の中にぶちまけちゃうわよぉっ」
そう言いながら、ネイサンは腰の動きを早めた。
「あっ…いいわっ…小夜っ…小夜ぁーーー!!!」
「あっぁあっ…もうぅっ……」
ネイサンがラストスパートを掛け、小夜もまた悦楽の頂上に駆け昇ろうとした
とき、耳をつんざく破壊音が部屋に響いた。
小夜の背後で腰を振りたくっていたネイサンが忽然と消え、支えを失った小夜
は床にばったり倒れ込む。
小夜は翳む目で音がした方向を見ると、壁に全身をぶつけ、上下逆の珍妙な
格好で呻き声を上げているネイサンがいた。
「小夜……小夜」
朦朧とした意識の中、頭の中にハジの声が響いた。
頬に触れるしっとりとした冷たい手が気持ちいい。
気づくと小夜はハジの腕に抱きかかえられていた。
「んぁ……ハジ…」
青白く光る瞳で小夜を見つめるハジの背中からは、蝙蝠のような黒い翼が
生えていた。それは、小夜も初めて目にする姿であった。
翼を広げばさばさと羽ばたかせると、旋風が巻き起こり、部屋にある様々な
物が宙に舞う。
何かが窓にぶつかった瞬間、音を立ててガラスが割れ、外気が室内に
びゅぅっと流れ込んで来た。
そのとき既に室内にはハジと小夜の姿はなく、ネイサンただ一人が残されていた。
濃厚な精液に濡れた自らの下半身を見て、ネイサンは深いため息を付き、
ペタリと床にへたり込む。
「あと少しだったのにぃ…ハジったらひどいわぁ……ばかぁああああ!!」
ネイサンの絶叫を後ろに聞きながら、ハジは小夜を抱きかかえたまま、
風に乗り上空まで一気に舞い上がると、漆黒の夜空に消えていった。
<つづく?>
超GJ!
ネイサンまんぐり返しワロタWWW
GJwwwwwww
ちょww二人とも全裸で飛び去ったわけですかwwwwwwwwwwww
GJGJ!!!
続き禿げしく気になる(´Д`*)
いよいよハジ小夜ですかい?
仕方ないのでハジは、後ろの処女を頂くとw
アンシェル×小夜の生殖行為が読みたいです。
超GJ!
鬼畜ネイサン(;´Д`)ハァハァ
ネイ小夜GJ
>>401 アンシェルは小夜に対しても紳士的に扱うんだろうなーとか思うと萌える。
>>403 いやアンシェルはサヤに対して非道だと思う
サヤが暴れれば腕の一本や二本顔色一つ変えないで潰しそうだ
サヤに惚れたとかじゃなく、あくまでも生殖目的で事務的な行為
サヤがイク時に耳元で「美しい瞳・・・」とか言ってほしす
そゆの読みたい(;´д`)ハァハァ
てゆか先週の拘束絞めは禿萌えた
おまけ
ネイサン×小夜(+ハジ)のつづきです。
ネイサン邸を後にし、ハジはどこまでも続くと思われる闇夜を飛んでいた。
胸に抱くのは愛しき主…小夜…。
すれ違う夜風が心地よかった。
「ごめん……。私、ハジを助けに来たのに」
「もう、いいのです。小夜……」
あの屋敷であったことは全て忘れてしまいたかった……。
小夜を抱く手に力を込め、柔らかな黒髪に顔を埋める。
「ハジの身体…冷たくって…気持ちいい」
先ほどまでの行為で、身体が火照っているから余計冷たく感じるのであろう。
薄っすらと汗を掻いた滑らかな肌にはネイサンに付けられた愛撫の痕が
花びらのように散っている。
その美しくも淫猥な裸体を見ていると、ネイサン邸で繰り広げられた陵辱
シーンがまざまざと思い起こされ、ハジの身体の奥が熱くたぎってくる。
頭がおかしくなってしまいそうだった。
「んっ…ハジ…なんかお尻に当たってるんだけど」
小夜はハジを仰ぎ見る。
その純粋な眼差しからは、ネイサンの怒張を咥え官能によがっていたときの
様子は微塵も感じられず、そのことが余計にハジの情欲を誘った。
「小夜……っ」
ハジの我慢も限界だった。
小夜を抱く手を細いウエストに持ち替え、ふわりと宙に浮かすと、そのまま
反り立った怒張の上に沈める。
「うぁっハジ何をっ……あんっ」
いきなりの行為に小夜はビクリと身体を痙攣させた。
内部は熱くじっとりと湿っており、ヒクヒクと蠢いて怒張を締め付け、ハジの理性を
簡単に奪っていく。
「はぁっ…小夜っ」
切なげに吐息を漏らす小夜の柔らかい唇にキスをすると、ハジは本能に導かれ
るまま腰を突き上げた。
慣れない体勢、しかも飛行中の行為は無謀としかいえない。
ハジはじわじわと押し寄せてくる快感に、時に羽ばたきを忘れ落下しそうになり
慌てて上昇する。
その度に小夜はハジの怒張に深く突かれて、高い声で啼いた。
「はぁっ…小夜……もう」
ハジは小夜を強く抱き締め、許しを請う。
すると小夜はハジの腰にしなやかな脚を絡め、昇り詰めていく。
「んあっ…んっ…ぁああああ…ハジ!!」
「くっ…小夜っ!」
二人は同時に達すると、互いの肌をぴったりと寄せ余韻に浸った。
「ハジ…気持ち良かったよ…」
叱られるとばかり思っていたハジの予想に反して、小夜はうっとりとした表情で
ハジを見上げにっこりと笑った。
この笑顔だけで、後百年は生きていけるとハジは思う。
頬が緩むのを止められなかった。
このまま、二人でこうしていられたら……どんなに幸せだろうか。
しかし、無常にも前方には摩天楼の光が見えてくる。
「小夜…もうすぐ到着しますよ」
「うん……あっ…!」
「どうか…しましたか」
「ねぇハジ、私たち裸だよ……。さすがにこのまま戻るのはまずいよね」
小夜の脳裏にはカイや真央やデヴィットたちの驚く顔が浮かんだ。
「……そうですか?」
「この姿でいるところを誰かに見つかったら……」
小夜は手を口元に持っていき暫く考えていたが、何かひらめいたように瞳を
輝かせると、ハジに微笑みかける。
「ソロモンのペントハウスに行こう…。いつでも来ていいって言ってたし、
あそこのバルコニーだったら、誰にも気づかれずに行けるよ。服も借りられるし…」
「いけません…小夜」
ハジは眉根をひそめる。
「でも、このままじゃ…。どうするのよ」
「カイに…頼みましょう」
「どうやって連絡するの?」
「………」
「ハジ…お願い」
小夜が上目遣いで見つめてくる。
ソロモンのところなど行きたくはなかった…。しかし他に方法が思いつかず
小夜の希望を叶えることにした。
「貴女がそれを…望むならば…」
ハジは二三度翼を羽ばたかせると、上昇気流をとらえ一気に舞い上がる。
大きな翼で風を受けながら、目的地に向け滑空を始めた。
小夜の記憶を辿り、人目の届かない上空からソロモンの所有するペントハウス
の場所を確認すると、ハジは頭から急降下し、バルコニーに着く直前で姿勢を
戻し、翼をゆっくりと動かしながらふわりと舞い降りた。
室内は暗く誰もいないようだったが、部屋とバルコニーを分かつガラス戸は施錠
されていなかった。
小夜は躊躇なく室内に入ると、慣れた様子で寝室に向かいワードローブの扉を
開ける。
「ハジ…どれにしよっか」
「……女性物ばかりですね」
ハジは小夜の後ろから覗き込み、少し顔をしかめる。
「んぁっ…ホントだ…。しかもドレスばかり…」
小夜はふとハジがドレスを着ている姿を想像してしまい、噴き出してしまう。
「小夜…私の顔に何かついていますか」
なんともいえない表情を浮かべるハジがおかしくてクスクスと笑いながら、
ワードローブの中を物色していくと、奥のほうから男性物と思われる黒服を
見つけて引っ張り出した。
「うわっ…これ…ハジの服とそっくり」
「彼が着るつもりだったのでしょうか…」
「ソロモン…私のシュヴァリエになるつもりなのかしら」
二人で顔を見合わせていると、入り口のほうでドアが開く音がした。
寝室のドアの隙間から明かりが差し込む。
「まずっ…ハジ隠れてっ」
ハジといるところを見られたくなかった。
小夜はハジをワードローブに無理やり押し込めようとする。
しかし、翼が邪魔してなかなか入らない。
「小夜…今気づいたのですが…私この翼の仕舞い方がわかりません」
「と、とにかく、そこに入っていて、出てきちゃだめよっ!」
何とかワードローブにハジを隠し終えると、小夜は自らが未だ裸であること
に気づく。
「誰かいるのですかー?」
柔らかいソロモンの声が近づいてくる。
小夜は慌ててベッドに飛び込むとシーツで身体を隠した。
ガチャリ…。
寝室のドアが開き、ソロモンが入ってきた。
>>43話予告へ続く
<終わり>
>この笑顔だけで、後百年は生きていけるとハジは思う。
>「小夜…今気づいたのですが…私この翼の仕舞い方がわかりません」
ハジ、可愛いよー!!!GJ!!!
アン小夜でなくてすみません。ラスカル×女医です。
「・・・異常ありません。胎児の発育はすこぶる順調です。」
検査数値を目で追いながら、やや固い声でジュリアが言った。
空調のよく効いた無機質な診察室である。
デスク脇の診療台から起き上がったディーヴァが、セーラー襟の上着を着なが
らあどけない唇をとがらせた。
「胎児じゃなくて。・・・・・赤ちゃん、だよ?」
ディーヴァが伸びあがってジュリアの目を覗きこんだ。
その屈託ない綺麗な笑顔をまっすぐ向けられて思わずたじろぎ、ジュリアは
目をそらした。理由は自分でもわからない。ディーヴァがほそい指をそっと
自分の下腹部に当て、ひとりごとのようにささやいた。
「―――――ぼくの赤ちゃん。」
眼を閉じて微笑を浮かべながら、うたうようにディーヴァが続ける。
「生まれてくるのが楽しみだな。ぼくの・・・・家族だ。――そうだね?アンシェル」
「ええ・・・・・ディーヴァ。貴女の―――二人の娘たちです。」
診療台を勢いよく飛び降りようとしたディーヴァを制し、そっと抱きおろ
しながらアンシェルが答えた。ディーヴァがアンシェルを見上げ、ニッコリと
笑う。その様子はわが子の誕生を待ち望む、しあわせな若き母親以外の何者に
も見えない。だが彼女は人間の生き血を糧とする翼手の女王であり、その胎内
の子らは次世代の女王だった。ホモ・サピエンスを駆逐しやがては生態系の
頂点へと君臨する、まぎれもない人類の天敵の繁殖に・・・自分は今手を貸して
いるのだ。―――――ジュリアは口の中がたまらなく渇くのを感じた。
「もう、いい?――――じゃ、ネイサンの家に帰ろ?」
あどけなく口をひらくディーヴァをごくやわらかい眼で眺め、アンシェル
が頷いてみせた。跳ねるように歩き出したディーヴァの肩を掌で抱き、丁重な
仕草でアンシェルが出口へといざなう。
二人の姿が扉へと消えるやいなや―――無意識にジュリアの汗ばんだ手は、
デスクの引き出しを開けて中身を掻きまわした。砂漠で水に飢えた旅人のよう
に煙草をつかみだし、あわただしくライターで火をつける。
肺の奥深くまでその煙を吸い込み、ため息とともに吐き出すと――ジュリアは
ようやく人心地がついた気がした。
ディーヴァの担当医になってから、あきらかに煙草の本数が増えている。
パソコンのモニタ画面を気もそぞろに眺めながら、ジュリアは苦く思った。
・・・・・担当医として、未知なる生物・翼手の出産に立ち会う―――。
この―――研究者として目眩を起こしかねないほど、魅惑的な題材。
アンシェルの指摘はまったく的を射ていた。科学者としての興味が根深い
ところでジュリアの心をとらえて放さない。それとは別に先刻のディーヴァ
の笑顔が目の裏にちらついた。振りはらうように目を閉じるが、どうしても
消すことができない。おのれの子の誕生を待ち望む翼手の女王。そしてその
血を受けた種族が世界に満ち満ちてゆくことを望み、そのためにはあらゆる
手段を惜しまぬ彼女のシュヴァリエ。
――――彼らは純粋だ。
複雑な思いでふたたび煙を吸い込みながら、ジュリアは考えた。
―――それはまぎれもない生物の本能だ。その点で彼らは迷いがない。
・・だが・・・・・このわたしは?
「――――人間とはまったく・・・・酔狂な生物だ。」
ふいに耳元で低い声が響き、ぎくりとジュリアが身を固くした。
とっさに振りかえるとすぐ後ろにアンシェルが立っていた。腕を組み片眉を
わずかに上げ、からかうような表情でジュリアを眺めている。
ジュリアの動揺と怯えを楽しむように微笑を浮かべると、アンシェルが荘重な
声で、古詩を詠ずるように続けた。
「人間はみな、みずから好んで・・ただでさえ短い命を縮めたがる。―――増え
すぎた挙句、大海に次々と飛びこむレミングの群れのように。あるいは大繁栄
を経て展望も脈絡もない進化形態をとげたのち、ある時期を境に一斉に滅んだ
アンモナイトの系統のように。――――――おのれの種としての限界を悟り、
足掻いているのかもしれぬな。・・・・無意識のうちに。」
ちょっwwwwwww
GJGJGJGJGJGJGJワロタw
43話に続くのね。
素っ裸で忍びこんでたらソロモンその気になっちゃうよ
えっと、割り込みでしょうか……?モーゼス×ルルゥ投下します。
モーゼスは物言わぬ顔でしゃがみ込み、シャワーの蛇口と向かい合っていた。
頭と羽織ったマントが重く、冷たい。普段より一点五倍はストレートになった黒髪に水滴が伝い、シャワールームの床に落ちた。
「あ、あたい壊しちゃったのかと思ったよ……!」
モーゼスがエメラルドグリーンの目を後ろにやると、タオル一枚を裸体に巻いたルルゥが尻餅をついている。
ルルゥの二つに結った髪からも水が落ち、巻いたタオルは彼女の裸体を透かしていた。
ぽたりぽたりと、ゆっくり、シャワーの噴出口から零れる水音がシャワールームに響く。
モーゼスとルルゥがずぶ濡れになった経緯を、改めて物語っているようだった。
――つまりは、片っ端からシャワーの蛇口『と思われる部分』をいじった結果、
二人は土砂降りのごとき冷水を浴びるはめになってしまったのだ。
「人間は複雑なものを作るな」
モーゼスは馳せる。教会の外にあった水道など、蛇口を一捻りすれば簡単に水が流れ出たというのに。
だが、カイ辺りに使用方法を聞いておかなかったのは、此方のミスだ。
不意につん、と服を引かれ、モーゼスは振り返る。
「ごめんよモーゼス。あたいがシャワー使いたいなんて、言い出したばっかりに……」
タオルを羽織ったままの胸元に片手を置いたルルゥが、何処か消沈気味に顔を覗き込んでくる。
浮き出た鎖骨と、へばりついたタオル越しに見える肌の膨らみに、モーゼスは無意識に下唇の裏を舐めた。
「気にするな」
口の端を上げて、モーゼスは濡れた紫の髪を後ろに撫でた。細い肩を掴んで、きょとんとしているルルゥの目元に唇を近づける。
ルルゥが驚きを隠さずに、一度肩を大きく上げた。その素直な反応の中にある愛らしさと、鼻に好い色香に、モーゼスは鼓動を早めた。
「モーゼス?」
自ら近づいたとはいえ、僅かな吐息を連れて外耳に届いたルルゥの呼名は、彼を次の行動に駆り立てるには充分なきっかけとなった。
モーゼスは一旦顔を離し、ルルゥの顎に垂れている水滴を、舌に乗せるようにして舐める。
「モ」、と恐らく放って置いたら浴室に木魂したであろう、ルルゥの声を唇で塞いだ。
一息に深く口内に潜ってきた舌に、ルルゥは軽く咳き込む。だが重なった唇に隙間はなく、
喉が痞えて苦しい。モーゼスのマントを、ルルゥは強く引っ張った。
モーゼスはキスの角度を変えて、口の片端に隙間を作る。ルルゥの喉から吐かれた息のかたまりが、
ぷすー、と風船が萎むような音を出して抜けた。
「も……っ」
ずりずりと、踵を使って、ルルゥが引きずるように後退していく。
つと、モーゼスは呆気なく唇を重ねるのを止めた。
思いがけずルルゥが力を抜くと、背中にひんやりとした浴室の壁を感じた。モーゼスを見上げれば、
目線の代わりに唇が近づき、重なる一ミリ前で止まった。
「あまり声を出しちゃダメだ。ここは音の跳ね返りが強い。……誰かに聞かれるぞ」
モーゼスは呟いて、ルルゥの裸体に巻かれたタオルを剥いだ。頭を沈めて、
女の滑らかな首筋に止まった水滴を舐め取った。
「ちょ――……モーゼスッ。やだよぅ」
行為の制止を紡ぎながらも、ルルゥの声は掠れていた。誰かに聞かれる可能性があることを知ってしまった以上、
行き場の無い羞恥心は意識に纏わり付く。――肌が完全に離れるまで。
「あたい――っ」
「誰かに聞かれてもいいのか?」
モーゼスは舌を鎖骨に下ろし、大きく動かして水滴を拭う。ルルゥの顔に赤みが差し、その唇がきゅっと強く結ばれた。
「それでいい」
乳房を下から掴んで、彼はその突起を口に含む。
「うっ」
ルルゥが眉根を寄せて、歯を食いしばった。
棒付きのキャンディーを味わうように、モーゼスは口内で突起を弄る。ルルゥの口に自分の親指を割り入れると、突起を強く吸い上げた。
「ひゅ……っ」
親指に、ルルゥの歯が深く食い込む。その歯から指の水掻きまで垂れてくる唾液に、モーゼスは寒気を覚えて目元を細めた。
口内の上壁に微かな痛みが走るまで、ルルゥの乳房の突起を吸い切る。放すと、舌先で出来る限り弱く、短く愛撫した。
「や、……んっ」
ルルゥの股が強く閉じられ、脚がくねる。モーゼスは手を、まだ触れていなかった、もう片方の乳房に伸ばした。
硬くなり、ぴんと立った突起を指で摘むと、優しく潰した。次の一瞬だけ、親指の皮が切れた痛みを感じた。
片手で乳房を揉みつつ、モーゼスは顔をルルゥの腹に埋める。へそにたまった水滴を吸って、キスをし、舐めた。
「モーゼ、ス……?」
ルルゥがモーゼスの親指から歯を外した。さきほどから彼の舌は降下の一手だ。へそを過ぎても、更に降下していく。
安易に浮かんだ予想に、ルルゥは驚愕した。自分でも、目を見開いたのが分かったくらいに。
モーゼスは呼びかけに無言のまま、乳房を離して、細くてやわらかい太ももの間を広げていく。
「――……や、」
震えた声を出すルルゥの口を、モーゼスは手のひらで優しく覆う。脚を広げる手には力を入れて、
彼女の太ももを大きく開かせた。
初めて間近で見る女の秘所に、モーゼスは大きく瞬いた。花びらが少し割れ、
白の混じるとろりとした液体が浴室の床にしたたり始めた。モーゼスは人差し指を一本、花びらの割れ目に当ててみる。
ひゅう、とルルゥの湿った息が、手のひらにかかった。
顔を上げてルルゥを窺うと、目が合った途端に彼女は首を横に振った。
「痛くないから、大丈夫だ」
笑みを返し、太ももの表面を撫でる。
「ち、ちが……――!」
ルルゥの言い分を遮るように、モーゼスは顔の位置を戻して、花びらを一舐めした。
産毛のような柔らかい芝生と、花びらの間を割り、舌を奥に入れる。妙な音を立てて湧く、
愛液の出所を探るように、舌を這わせた。
「ふっ。あ、ぁ……っ」
ぬるぬるとした舌で、モーゼスは丁寧に花びらを舐める。
一舐め終わる度、微かに残るざらつきが、ルルゥの身体に電流を走らせていた。
不意にモーゼスは割った花びらの上に、浮き出た物を見つける。周りの軟い皮の奥から顔を出した蕾のようなそれを、同じように舌で触れた。
「ひっ!」
びくり、とルルゥの身体が大きく跳ねた。感度の大きさを知り、モーゼスは蕾にちゅっと音を立ててキスをした。
ルルゥが歯を浮かして、息苦しそうに呼吸する。それを聞きながら、モーゼスは蕾を集中的に舌先で攻める。
小さな蕾の周りを一周させて、下部から中央まで舐め上げた。
「っは……っ、あっ」
モーゼスが愛でている直ぐ下から、愛液が我先にと急ぐように外に溢れ、浴室の床を染める。
蕾から来る刺激に、ルルゥの脳みそは何度も機能停止しそうになる。抵抗しようにも、
彼女の脚はしびれ、手は力を無くしており、不可能だった。
モーゼスは蕾を指で挟み、こりこりと回転させる。ちらりとルルゥの方を様子見すれば、顔を歪め、
潤んだ目で「やめて」と訴えていた。
そんな顔をされるとますます弄ってみたくなる。そんな気に駆られつつ、モーゼスは頭を起こしてルルゥに口付けた。
彼女の震えた手が、肩の後ろに回り、黒のマントを握り締めた。
かたん、と浴室の外で、物音がした。部屋に来訪者――いや、帰宅してきた仲間か。
モーゼスはルルゥを抱き止めたまま、シャワーの蛇口に手を伸ばす。蛇口を上向けて、
シャワーの水を流した。雨の音が浴室を包んだ。
「ん……モーゼ……ス……」
「心配はいらない。ドアを蹴破ってまで入ってくる奴じゃないだろう?」
ルルゥの耳元で囁くと、小さい耳たぶを唇でさすった。
モーゼスは指で花びらを割り、膣の入り口に中指を入れる。愛液の助けもあり、ぬるりと簡単に奥まで滑った。
膣の内壁は大きく伸縮しており、中指を圧迫する。ならす必要もないだろうと判断して中指を抜くと、ルルゥの肩が震えた。
モーゼスはマントを剥いで、手で硬くなった肉棒を取り出し、花びらの中へと挿入させる。
「やっ」
中に入ってきた肉棒の先端に、ルルゥの膣は直ぐ反応して縮む。ぐ、とモーゼスは前歯を噛み締めた。
「ル、ルゥ……っ、少し」
奥まで入れる途中でも、内壁は肉棒を容赦なく刺激する。肉棒を進めれば強く締めて、止めればふやけるように緩まるのだ。
「あぁっ、はぁ……っ」
「く……っ」
モーゼスはルルゥの上半身を優しく倒し、丸めたマントの上に頭を寝かせる。
自分は中腰を保ち、ルルゥの腰を掴むと、ぐっと引き寄せて一気に最奥まで肉棒を潜らせた。
「んっ! あ」
ルルゥが歯を食いしばって、身体の奥から湧き出る熱に耐える。モーゼスの肉棒が、
痛みに近いものが生まれるくらい、彼女の中を強く擦った。
ずるずると肉棒が抜け出ていく感触に、はーっとルルゥは枯れた喉で呼吸する。
だが直ぐ戻ってくるそれに、今度は逆方向に擦られて、小さい喘ぎを混ぜて吐息した。
「く……っ」
肉棒全体を圧すルルゥの膣に、モーゼスは深い挿入を繰り返した。ぐちゅっ、と愛液が、
結合部分から押し出される音が聞こえる。伸縮の間が短くなった膣に、モーゼスも又肉棒を強く突きつけた。
肉棒の脈打つ音が早まった事を察知し、モーゼスは上半身を屈める。ルルゥの腰を持ち上げ、
自らも肉棒を力の限り前に押し出した。
大きく喘がれるのを防ぐため、ルルゥに口付ける。再度最奥を突き上げると、絶頂に達したのか、彼女の背が反った。
ルルゥの柔らかな舌と自分のそれを絡ませながら、モーゼスは膣の内部に熱を放った。
「ふ……」
唇が離れると、ルルゥが虚ろな瞳でモーゼスを見上げる。音は無いが、「モーゼスのバカ」という
文句をゆっくり、はっきりと、口の動きで伝えて彼女は頬をむっと膨らませた。
モーゼスはふっと目元を細めて、膨れた頬にキスをする。
「……声、我慢してくれてありがとう。ルルゥ」
それに瞬いて、少し笑んで、慌てて膨れ顔を作り直したルルゥに、
モーゼスは自分が再度満たされてゆくのを憶えた。
2が二つありました。失礼致しました。
アンシェルが手を伸ばした。
その指が優雅な挙措でジュリアの唇にゆっくりと伸びる。
綺麗に切り揃えられた清潔な爪先が、咥えられた煙草をそっと取りあげた。
「吸いすぎのようですな。・・煙草は毒だ。ミズ・ジュリア=シルバーシュタイン」
灰皿で火を捻り消し、眼を細めて微笑するアンシェルにジュリアは成す
すべなく立ち尽くした。アンシェルの指が、煙草の紙箱を握りしめたままの
ジュリアの手にそっと触れる。そのつめたく汗ばんだ指を一本ずつふりほど
くように外し、アンシェルが紙箱をもジュリアから取りあげた。
それを半分ひらかれたままの引き出しに投げ込んでしずかに閉じる。
「・・・・・失礼致しました。てっきり、ご一緒にお帰りになったものとばかり。」
なんとか動揺を収め、平静な声をつくろってジュリアが言う。
「これまでのデータを改めて見せて貰おう。」
「―――――はい・・・。」
キーボードに指を走らせて、ディーヴァの母体としての経過や胎児の発育
過程を次々と乞われるまま画面に呼び出す。身を傾けて楽しげにその内容を
吟味するアンシェルに、ジュリアは迷いながら唇をひらいた。
「・・・・ミスター・アンシェル=ゴールドスミス。」
ジュリアのその言葉が、皮肉気に先程自分が呼んだ口調を真似ていること
に気づき、アンシェルがかるく眉を上げた。
「なにかね?」
「貴方はご存知なのでしょう?・・・・『ジョエルの日記』に書かれた以上の・・・
翼手の秘密を。」
「・・・・・・・・・。」
アンシェルは微笑したまま答えない。
その微笑いに引き込まれるようにジュリアが早口で続けた。
「未知の生命・翼手の生態はいまだ謎に満ちている。シュヴァリエとして
長く生き、その手にディーヴァをいだいた貴方が科学者としてそれを追求しな
いはずがないわ。ごく最近までハジ一人きりだった小夜に対して、確認された
だけでもディーヴァのシュヴァリエは明らかに数が多い。・・・貴方の差し金?
それになにより、過去繰り返されたというディーヴァの受胎実験――あるいは
それも、もしかしたら貴方自身が・・・・・?」
語ってゆくうち、徐々にジュリアの口調が問い詰めるように激しくなった。
「―――――科学者の本能、それは真理を求める飽くなき探究心だ。・・・君は
じつに、見事な科学者だよ。ミズ・シルバーシュタイン。」
口元に微笑を溜めたまま、アンシェルがうたうようにつぶやいた。
そのままパソコンの画面を手馴れた動作で落とし、アンシェルが首を傾げて
ジュリアの顔を覗きこんだ。
数々の問いを強い視線にこめてぶつけてくるジュリアの目を、アンシェルの
底知れぬ小暗い深さを湛えた青い眼が受けとめる。
「だが・・・・たとえ私が君の問いにすべて答えたところで―――。」
ひそやかに声を殺してアンシェルが優しくささやいた。
その口元が、人生に飽いた老学者を破滅へ誘う悪魔の笑みのように吊り上げ
られる。
「君はその言葉の真偽をどうやって測るつもりかね?・・・私がすべて真実を
語るという保証は一体どこに?―――科学者ならば証言を鵜呑みにせずに、
みずから検証するべきだ。ミズ・ジュリア=シルバーシュタイン。真理の海は
まさに今、君の目の前にある。溺れる危険を冒さずに沈んだ財宝を引き上げ
られはしないよ。―――――さあ・・・・・どうするね?」
アンシェルが手を差し伸べた。
――――いけない。ジュリアの中で、なにかがそう叫ぶ。
アンシェルは掌を上に向けて微笑を湛えたまま、決してそれ以上は踏み込んで
来ない。こちらに来るも来ないのも君の自由だ。・・・その手がそう告げていた。
ごく幼い頃本で読んだ古い吸血鬼の伝承が、なぜかジュリアの脳裏をよぎった。
吸血鬼の犠牲者は―――その眼に魅入られて自分から護符を外し、窓を開け
放ってその訪れを待ちわびるという。
くだらない迷信と一笑に付したその言い伝えが、まざまざとジュリアの中で
暗いおののきとともに甦った。乾く唇を舐め、ふるえながら無意識に足を踏み
出す。涼しい顔で自分を見つめるアンシェルの眼から、なにかに取りつかれた
ように目が離せなかった。数歩あゆみ寄り、崩れるように膝が落ちる。
その体を静かに支え、小刻みに震えながら差し伸べられたジュリアのつめたく
汗で冷えた手を、ワルツの申し込みを受けるようにそっと取りながら――――
アンシェルが低く、優しくつぶやいた。
「――――ようこそ。・・・・ミズ・ジュリア=シルバーシュタイン。」
・・・・すみません続きます。
文章ウマ!!アンシェルのセリフとかすげー。
続き待ってます!
>>411-415 照れながらも拒絶しないルルゥたんテラモエス!!
水滴の滴るモーゼス…もう堪らなく卑猥です。
もうGJとしかいえない。GJ!
>アライグマとおっぱい
心理描写ウマー( ゚д゚ )!!!
そのまま公式から抜け出てきたかのようなリアリティ。
読んだことないカプなんで今後どう展開するのかwktk!続き楽しみにしてます。
モーゼス×ルルゥ、ルルゥの幼い感じが出ていて萌え!
乙でした!
アンシェル×ジュリア、アンシェルの言い回しとか凄すぎ!
初めての大人カプでドキドキします。頑張って下さい!
ソロモン×小夜です。
目を覚ますとベッドの上だった。
身体が鉛のように重く、頭はずきずきと痛い……。
潔癖なまでにしみ一つない天井は、小夜がいつも目にしているものとは違っていた。
ゆっくりと起き上がると、シーツがするりと肌を伝い白い肌が剥き出しになる。
うつむくと下着を残して全ての着衣が取り去られていた。
小夜は混乱した。頭の中は霞がかかったようになっていて、どうしてここにいるのか、
思い出せない。
「ハジっ……」
不安が込み上げてきてハジの名を呼ぶと、ガチャリとドアが開く。
しかし、姿を見せたのはハジではなく、柔らかな微笑みを浮かべたソロモンだった。
「随分と眠っていましたね」
「ソロモン…どうして」
シーツを引き寄せ身を硬くする小夜を見て、ソロモンは背を向ける。
小夜の声は低く掠れており、その瞳には警戒心を宿していた。
「寒くはないですか…。怪我の治療のため服を脱がせたのですが……」
「貴方が…服を」
さらりと言ってのけるソロモンに、小夜の顔は見る間に紅潮してくる。
「それは誤解です。酷い怪我をしていたので僕がメイドに頼んだんです。治療中も
シーツで隠していたので、僕は見ていませんよ」
確かに右手には丁寧に包帯が巻かれている。しかし、敵であるソロモンの言葉を
そのまま素直に信じることはできなかった。
「……私を騙してディーヴァの元に連れて行く気?」
小夜は押し殺した声でソロモンの背に向かって問いただすが、ソロモンは否定する。
「そのつもりなら貴女が眠っている間にしています。貴女に危害を加えるつもりは
ありません……僕を信じてもらえませんか」
「でも…」
「小夜…もっとお話をしたいのですが…このままでは僕が落ち着きません。あちらの部屋
で待っていますので、その…服を着てもらえますか。ワードローブに用意してあります
ので、お好きなものを選んでください」
ソロモンはそれだけ言って部屋から出て行った。
シーツを引きずりながらベッドから降り、ワードローブと開けると高級そうなドレスが
所狭しと並んでいた。どれも白色で小夜のサイズだった。
「なんで…ドレスなんだろ」
躊躇しながらも、他に着替えるものがないため、仕方なくその中で一番シンプルな
ドレスに着替える。
寝室を出ると、革張りのソファでソロモンがワインを飲んでいた。
ソロモンは、ドレスを身に纏った小夜の姿を見て息を呑む。
押し黙ったまま小夜をじっと見つめ、吐息を漏らすかのように「綺麗だ…」と呟いた。
その丹精な顔には見る間に微笑みが広がっていく。
「あの……」戸惑いながら小夜は室内を見回す。「ここはどこ?」
「……NYにある僕の隠れ家の一つです。小夜…こちらへ」
ソロモンはいつの間にか小夜の背後に回り込むと、肩をそっと抱きバルコニーへと誘った。
目に飛び込んでくるのは摩天楼の美しい夜景…。
小夜の瞳がわずかに輝くのを見つけ、ソロモンは嬉しそうに微笑んだ。
しかし、小夜はすぐに表情を引き締めソロモンのほうに向き直ると、矢継ぎ早に尋ねる。
「……私は何故ここに?貴方が連れて来たの?」
ソロモンは長い腕を手すりにあずけ、遠くの景色を眺めながら答えた。
「貴女がアンシェル兄さんに殺されるのを、黙って見ていることができなかったのです」
小夜の中に記憶が蘇る。ネイサンに捕らえられたハジ…。ディーヴァに狙われるカイ…。
翼手化した人々…。
あれからどうなったのだろう。不安が胸をよぎり、小夜は居ても立ってもいられなかった。
「私…帰らなきゃ」
小夜は独り言のように呟くと、ドレスの裾をひるがえし、入り口のドアへと向かう。
小夜の名を呼ぶソロモンの声を振り切り、外に出るためノブに手をかけようとした瞬間、
ドアの前にソロモンが立ちはだかった。
「小夜…待ってください」
「どいてっ」
押しのけようと伸ばされた手を掴まれ、小夜はソロモンを見上げる。するとソロモンは
両手をドアに縫いとめるようにして小夜に顔を寄せたかと思うと、いきなりキスをした。
「んっ…ぁ」
ソロモンの唇は柔らかく、温かかった。
氷のように冷たかった小夜の唇はソロモンの甘い口づけにより徐々に溶かされていく。
ただ、唇を合わせるだけの軽いものであったが、ソロモンのキスは心までも解きほぐす
ような不思議な魅力があった。振り解こうと抵抗を試みていた手からは次第に力が抜け、
されるがままの状態となる。
頭の中では許されないこととわかっていても、拒むことができない。
合わせられた唇からは、ジンと痺れる快感が生まれ全身に広がっていく。
初めて交わした口づけというのに……小夜はもう何も考えられなくなっていた。
ソロモンが一旦唇を離すと、小夜は訴えるような眼差しで見上げる。
その潤んだ薄茶色の瞳にはソロモンの姿が映っており、ソロモンは思わず笑みを浮かべる
が、すぐに真剣な表情に戻ると小夜の耳元でそっと囁く。
「小夜…いかないで」
強く抱き締めると、今度は覆いかぶさるようにして小夜の唇を奪う。
息もできないほどの激しい口づけだった。
小夜は甘い吐息を漏らしながら、なす術もなくソロモンに身を任せる。
ソロモンは柔らかな黒髪を掻き混ぜながら小夜の下唇を甘噛みすると、緩んだ歯列を
舌先で割り小夜の口内を丹念になぞった。
小夜が堪らず舌先を少し伸ばすと、ソロモンは素早く小夜の舌を絡めとり強く吸い上げる。
二人の舌は別の生き物のように蠢き、お互いを味わう。
狂おしく甘美なキス……それは、小夜がかつて経験したことのないものだった。
家族のこと、ディーヴァとの戦いのこと、そして人類の未来のこと……。
全てを忘れて、理性さえ脱ぎ捨てて、ただ一人の音無小夜としてソロモンとのキスに
溺れていった。
「大丈夫ですか…」
耳元で囁かれ小夜は我に返る。そして、ソロモンの胸にしがみついている自分に気づき、
頬を赤らめぱっと手を離した。
「あ……ゴメン……」
何だか恥ずかしくて、それだけ言うのが精一杯だった。
「僕はキスでこんなに夢中になったのは…正直初めてです」
ソロモンは小夜の肩に手を置き、小夜の顔の前で花が咲くようにふんわりと微笑む。
自らの心の内を包み隠さずに話すソロモンに小夜は戸惑いを覚えた。
「僕は幸せ者ですね…。貴女とこうしていられるなんて」
「ソロモン…どうして私なの…貴方はディーヴァの…」
「ええ…僕はディーヴァのシュヴァリエでした」
「私の血は貴方を殺す……」
「もちろんそれはわかっています。僕はシュヴァリエとしてではなく、一人の男として
貴方を愛してしまったのです」
「でも……」
「僕は貴女と共に生きることを選びました…道を外れたシュヴァリエに貴女を愛する資格
はないのでしょうか……」
瞳に影を落としながら、ソロモンは哀しげに小夜を見つめた。
「わからない…私…わからない…何故貴方がそこまで私を思ってくれるのか」
「小夜……」
ソロモンは小夜の頬に手をそっと当てる。吸い込まれそうな薄灰色の瞳に小夜は心を奪わ
れてしまいそうになる。
「小夜…。確かに僕はディーヴァのシュヴァリエとして彼女を慕ってきました。
それは否定しません。しかし、ディーヴァに対する感情は、この身体の中に流れる血に
よるものだった。僕はそのことを疑いすらせず、ディーヴァだけを見て生きてきました。
しかし、あのリセのダンスパーティで、貴女と出会った……」
ソロモンは一旦言葉を切ると、小夜の柔らかな頬を撫でた。
「あの時の貴女の姿を僕は一生忘れないでしょう…。頬を薔薇色に染め、恥ずかしそうに
僕を見つめる貴女は、とても美しかった……。僕はアンシェル兄さんから敵だと聞かさ
れていたあの小夜だと気づかず、貴女に恋をしたんです。そして…動物園でディーヴァ
に刺し殺されそうになっている貴女を見て…僕は自分の心にようやく気づいた。貴女を
失いたくないと思ったんです。主であるディーヴァに刃を向けることになっても……。
小夜…長い時を生きてきてこれほどまでに僕の心を揺さぶったのは貴女だけなんです。
…だから僕と共に生きてはくれませんか」
「ソロモン……」
ソロモンは小夜の前にひざまずくと、おもむろに小夜の左手を取り唇を落とした。
驚く小夜の指先を握ったままもう一方の手で胸ポケットを探ると、銀色に輝く指輪を取り
出し小夜の薬指にそっとはめる。指輪はあつらえたかのように小夜の指にぴったりと合った。
「僕の母の形見なのでとても古いものなのですが……」
ソロモンは小夜を眩しそうに見上げるとプロポーズをした。
「小夜…僕の花嫁になって」
小夜は信じられないといった表情で、指輪をじっと見つめていたが、ソロモンの
熱い視線にいたたまれなくなり顔を背ける。
「……ごめん」
小夜は震える手で指輪を外すと、ソロモンに突き返した。
ソロモンは指輪をぎゅっと握り締めたまま、小夜を仰ぎ見る。
「僕はディーヴァではなく、貴女を選びました…僕にはもう貴女しかいないのです」
射止めるように見据えられて、小夜は眩暈がした。
「できない…。私の望みはディーヴァを討つこと。今更貴方と生きるなんて」
うつむき首を横に振ることしかできなかった。
「小夜、僕を見て…」
ソロモンが小夜の二の腕を掴み、もう一方の手で小夜の顎先をぐいと持ち上げると、
涙に濡れた小夜の顔があった。それを見てソロモンは哀しげに微笑む。
「すみません。貴女を困らせてしまったようですね。…ただこれだけは聞いてください。
僕は貴女のために生きたいだけなのです…。貴女が望むならば僕は死も厭いません」
「そん…な」
小夜は目を見開きソロモンを見つめる。
「貴女の血は、僕を殺す……。しかし、貴女の手で死ねるのならば、僕は本望です」
そう言いながら、ソロモンは懐から短刀を取り出すと、小夜に無理やり握らせた。
「さあ…小夜…僕を…その手で…」
ソロモンは本気だった。薄灰色の瞳は熱を帯びて輝き、真っ直ぐと小夜を捕らえていた。
リセのダンスパーティで見た時の華やかさも、動物園での悠然とした態度もそこには
なく、切羽詰ったような焦りを滲ませていた。
「だめ…できない…」
小夜は黒髪を揺すって首を横に振った。
自らを死の淵に追い込んでまで、小夜を求めるソロモンの気持ちが痛いほど伝わって
くるのか、小夜の身体は小刻みに震える。手元から短刀が零れ音を立てて床に落ちた。
「私……」
翼手殲滅を旨に生きてきた小夜だったが、ディーヴァのシュヴァリエであり、翼手でも
あるソロモンを殺すことができなかった。それがどのような意味を持つのか、今の小夜に
は考えられなかった。
そのまま崩れ落ちるように倒れこむ小夜を、ソロモンは抱きとめ胸に引き寄せる。
「小夜…貴女を愛している…ただそれだけなのです。貴女の共に生きていけるのならば
地獄の業火に焼かれてもいい」
ソロモンの放った言葉は、揺れ動く小夜の心に深く突き刺さり、呼吸を止めた。
張り付いたようにソロモンを見つめたまま身動きができなかった。そんな小夜の唇に
キスを落とすと、ソロモンは小夜を抱きかかえベッドへと運んだ。
<つづく>
GJ!!!!
ハァハァしますた
なんじゃこらーーーー!?
神 降臨しすぎだろ!?
ハジサヤ無謀な行為にバロスwwwwwww
アンジュリ グッジョブ!!!!
モールル テラ萌えスwwwwwww
ソロサヤ 切なス!!!!
428 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 23:24:17 ID:xBZgetD0
キャーーーーーーーーvvvvvv
萌え殺す気ですかーーーーー!!!
GJ杉ますっ
うはっwwwwww
ソロモン策士wwwwwww言葉巧みw
サヤを上手いこと誘導してますね。何でこんなに上手いんですかwww
GJ!
明日の本編ソロタンはどうなるのかなぁ・・・
ネ申様の作品で萌え補給(つ∀`)b
GJGJGJGJ!!!!
いつもありがとう…!
神大豊作!
ところで保管庫の更新がぱったり止まってるけど大丈夫かな。
もう更新しないなんてことないよな・・・
体に力がまったく入らない。
気がつくとジュリアは、立ったままアンシェルの背広の胸に顔をうずめていた。
このわずかの時間にびっしょりと滝のように冷や汗をかいている。
顔をあげるとじっと自分を注視していたアンシェルのしずかな眼と目が合った。
ジュリアの瞳を見て、アンシェルがわざとからかうように眉を上げてみせる。
彼は現在、ジュリアの雇い主である。――いま、自分は一体何をしていたのか。
おのれの状況に気づき、思わず体を離そうとして・・・だが、ジュリアの頭は再び
有無を言わさずアンシェルの胸へと押しつけられた。
アンシェルの優雅な象牙色の指が、ジュリアの汗で濡れた髪をやわらかく撫で
続ける。指輪の嵌められた右手がうなじの後れ毛を優しくくしけずり、左手が
おびえる幼子をあやすように、ジュリアの背をごくかるく叩いた。
その両手指にゆっくりと力がこめられ――――頭上にあるアンシェルの頭が
しずかに降りてくる。唇がジュリアの頬をかすめ、赤いピアスをした耳のすぐ
下へ触れた。首すじのごくやわらかい皮膚にあたたかいアンシェルの吐息を
感じて、ジュリアがびくッと身をすくませる。
―――――首すじ。
ジュリアのからだの芯から自然にがたがたと震えが這いのぼってくる。
アンシェルの唇が、おそろしくゆっくりと首すじを撫でてゆく。
口髭の当たるちりちりとした感触が頚動脈の上で止まったとき、ジュリアは
思わずアンシェルの胸に置かれた自分の手を握りしめた。その爪先で彼の首に
締められたアスコット・タイの生地がよじられ、しわを寄せる。
硬く目を閉じて再びつめたい汗をかき始めたジュリアの様子に、アンシェルが
ふ・・・・っと微笑を漏らした。
「――――――こわいのかね?・・・・・この私が・・・。」
アンシェルが顔を伏せてジュリアのえりあしにくちづけた。
ぬるい温度を持った舌が、ジュリアの首をゆっくりと濡らしてゆく。
ジュリアの震えは止まらない。視線さえ上げられない。文字通り、歯の根が
合わなかった。
「・・・・・・ジュリア。」
ふいに聞き覚えのあるやわらかなトーンの女の声に、ジュリアは思わず
目をひらいた。顔をあげるとそこに背の高い女がいる。
くすくすと笑いを押し殺し、ジュリアを見おろしている。
その姿はまぎれもなく赤い盾の一員・エリザベータ。通称リーザであった。
声も姿も、かつてシベリア鉄道で同行した彼女そのものである。
だが・・・列車に乗りこむ時や旅行中の学生に見せた温かいあの笑顔ではない。
どこかぞくりと肌を粟立たせるような、ほの暗い妖艶な微笑み――――。
それは明らかに、人ならぬ者の笑顔であった。
「・・・・なにを恐れることがあるの?あなたは一体何を迷っているのかしら?」
リーザがジュリアの体を優しく抱きしめながら歌うようにつぶやいた。
リーザの長くほそい指が、ジュリアの頬をなでるように上向ける。
「翼手は人類の敵?滅ぼすべきものだとあなたも思う?―――本当は違うんで
しょう?あなたには解っているはずだわ。人間はありとあらゆる生物を殺して
いる。食べるために。あるときは娯楽のためだけに。・・・それに比べれば翼手
が生きるために摂取する生物はただ一種類だけ。―――つつましいものだわ。
地上の生態系の輪の中で、人間だけが逸脱している。科学者であるあなたは
それに気がついているはずよ。気がつかないフリをしているのは・・・それは
単に今、あなたが人間であるからに過ぎない・・・・。」
「―――――!!」
リーザの紅い唇がジュリアの唇をふさいだ。
リーザがジュリアの動揺を楽しむような眼で、すぐにそっと唇を離す。
そのままジュリアの下唇を甘く噛み、尖らせた舌のさきでその輪郭をなぞる
ように濡らしてゆく。リーザの指がジュリアの喉をつたい降りた。
そのマニキュアを塗った爪先が鎖骨のあいだを抜けて、ゆるやかに胸の谷間へ
と滑り降りてゆく。
あたたかい桃色の舌がジュリアの唇を割った。
そのまま歯列をなぞられ、やわらかく舌を絡めとられる。
リーザのキスは、血で育てた甘い花の香りがした。
ジュリアの唇の奥でおそろしく巧みな技巧がかさねられる。はねつけようと
する意思も、抵抗しようとする力も何もかもが・・・甘美な舌の技術によって
あいまいに蕩かされてゆく。
「――――――うぅっ・・・・・。」
ジュリアはうめいた。
リーザの爪先が白衣を割りその下の衣服を引きさげて、やわらかな乳房を
弄ったからであった。長い指先が優しく揉みほぐすような動きをみせるたび、
ジュリアの唇から―――はぁっ・・―――はぁっ・・・・と浅くやるせない吐息が
漏れる。
「・・・・ぅ、あっ・・・・・――――あぁあッ・・・・!!」
リーザがジュリアの体を診療台へ押しつけた。
その両手を台の上に這わせ、背後からリーザが抱きしめる。
剥き出しになったジュリアの乳の先が、白衣の合わせにこすられて硬く尖った。
「――――それとも迷っているのは・・・あなたが赤い盾の一員だったから?」
乳を弄う左手の動きはそのまま、リーザの右手がジュリアの内腿に伸びる。
「翼手は家族の・・あるいは仲間の仇だから?だから滅ぼさなくてはならない?」
指がジュリアのスカートをたくしあげ――ストッキングを吊ったガーター
を撫であげて、ちいさな下着の奥へと忍びこんだ。
「ひ・・・・あッ!!―――ああ、あぁああッ!!!」
ひややかな指を埋められて、ジュリアがたまらず声を放った。
「――――でも、殺されたのはあなたじゃないでしょう?死んだ者はもう何も
望まないわ。それでもあえて仇を・・・というのは言わば人間の義理ね。そんな
ものより、本当のあなたは他に欲するものがあるんじゃなくて?例えば―――
研究者として、翼手の行く末を見届けたい・・・。」
おそろしく背徳的なリーザの誘惑の言葉に、ジュリアは答えられなかった。
「あっ・・・――んんッ!・・・ぅあ・・・っ!―――ああ・・・・・」
秘所をゆっくりと刺しつらぬくほそく長い指の感触に思考を溶かされる。
リーザが指を抜く時、嵌められた指輪がジュリアの体内でかるく引っ掛かった。
「!!!―――――う、ぁあッ!!――――あ・・・・・・」
その抽迭がもたらす快楽に、ジュリアは涙を浮かべて震えた。リーザが
耳元で甘くささやくように口をひらく。
「そして今は――――もっと続けて欲しい。そうでしょう?・・・体は正直ね。」
秘所を覆う下着をおろされたこともジュリアは気がつかなかった。
体の芯がどうしようもなく燃えている。ただ一刻も早く埋めてほしい。それ
以外はもうなにも考えられない。診療台に手をついたジュリアの乳の先を、
リーザの指が挟みこみ、こすりあげた。
ただそれだけで甘い声が自然に唇から漏れてしまう。
リーザが体内からゆっくりと指を抜いてゆく。
その喪失感に、ジュリアはせつない声をあげた。
「―――――言ってご覧なさい。・・・・どうして欲しいの?」
体を蕩かす官能に目元が桜色に染まる。唇をひらくとすすり泣くような
吐息が漏れた。なにも考えられない。――欲求はただひとつしかなかった。
「・・・・・ぅあっ・・・や、ぁあッ・・・―――お、ねがい・・つ・づけて・・・」
「ふふ。――――可愛いひと。・・・・じゃあ、ひとつだけ質問に答えて?」
リーザがいとおしげに背後からジュリアを抱きしめた。
首をかしげたリーザが紅潮したジュリアの耳元にそっと唇を寄せる。
その紅く濡れた唇からぞくりとするような笑いを含んだ男の声が、低く響いた。
「―――まだ大切に隠し持っているのかね?パーティーの席上で・・君があの男
から受け取ったボールペンは?」
「―――――――!!!」
終わりませんでしたすみません・・まだ続きます orz
アンシェル×ジュリアすげー!!
プロの人ですか?
萌え以上にあまりの文章の上手さにちびりそうになってるよ、自分
こんな緊張感タップリの演出本編にも欲しいな
おつかれさま。楽しませてもらってます。
でも投下する時は最初にレス数を指定するとか名前欄に番号を入れる事で
続いている事を明記するか、あるいは間を空けず一気に投下する等の方法で
途中に割り込みがおこらないようにした方が良いと思うよ。
ハァハァハァ・・・
官能のオンパレードハァハァハァ・・・
ネ申の皆さんお疲れ様です
ソロ×小夜です。381とは違う話。
眼下に望む街並みに、明かりはもう殆ど灯っていない。
窓から見上げた空は薄い雲がところどころ流れていくのが見え、緋色の月がはっきりと輝いていた。
一人で考えたい、何かあったら呼ぶから、それまで絶対に部屋には来ないでと、ハジにはきちんと言い含めてある。
小夜は窓ガラスに額を当て、そっと目を閉じた。
ひんやりとした冷たい感触に深い息を吐く。
肩にかかった白いキャミソールの紐が、夜の色を吸って染まる。
――――後ろから声が聞こえた。
「こんばんは」
小夜は窓から身体を離し、ゆっくりと振り返った。
「驚きませんね」
そう言った金髪の青年のほうが驚いている風に見えたので、小夜は笑った。
「そんな気がしていたから」
こんなに月が赤くて、空気がざわめく夜には、何が起こっても不思議ではないと思えた。
夢を見るには御誂え向きの月夜だった。
ソロモンは面食らったように緑の目を丸くすると、すぐにいつもの穏やかな微笑を浮かべる。
「僕を待っていてくれたのなら、光栄です」
音を立てずに一歩一歩床を踏みしめながら自分へと近づいてくるソロモンを、小夜は黙って見つめていた。
どこかで猫の鳴く声がする。ハジのチェロは、今夜は聴こえない。
ソロモンが小夜の前で立ち止まった。
青年の柔和な面に殺意など欠片も見つけられないくせをして、小夜は問いかけた。
「私を殺しに来たの?」
「いいえ」
簡潔な否定が返ってくる。両腕が伸ばされ、小夜の頬を包み込んだ。
小夜は抵抗もせず、目を開けたままキスを受け入れる。
ソロモンはワルツのアドバイスをしたときとよく似た声で言った。
「こういうときは目を閉じるものですよ」
「なんとなく瞑りたくなかったから……でも嫌なら、次からはそうする」
小夜は言うと、ソロモンの唇を追った。今度は目を閉じて。
唇が離れ、ソロモンはにこりと笑って、小夜の髪をかきあげた。
「小夜は物覚えがいいですね」
「子ども扱いしないで」
小夜がむっとすると、彼はそれすらも見越したようにすぐに小夜の顎をとる。
「僕は子どもにこういうことはしませんよ」
今度のキスは先程までの戯れるような物とは一転して荒々しかった。
油断すれば翻弄されてしまう。甘やかな感覚にそう容易くは流されまいと、小夜の精神は抗った。
そんな小夜に気づいているのか、食べ尽くすような、けれど苦しくなる前には止めてくれる彼の唇。
随分と手馴れている気がする。
「……あなたはどこで覚えたのよ」
「僕も男ですから」
答えになっていない答えに、小夜は眉を軽く顰めることで抗議を示した。
ソロモンは微笑んで、小夜をぐっと抱き寄せた。
「小夜、食事はきちんととっていますか? 少し痩せましたね」
「どうしてわかるの」
「以前踊ったときと、抱き心地が違うので」
恥ずかしげもなくそう言ってのける。小夜は赤面した。
「なんか……やらしい」
「それはそうでしょう。今夜は下心があって来ましたし」
当然とばかりに言い、細い腰に手を回したままベッドを見る。その視線につられて、小夜も部屋の隅を見た。
ベッドは壁際に据えられていて、シーツも掛布もきちんと整えてあった。
ただ、安部屋の一人用のベッドなので、広いとは言い難い。
二人で使うには少し狭いだろう……そこまで考えて、自分もソロモンのことを言えないのに気づく。いやらしい。
頬を紅潮させた小夜を、乙女らしい恥じらいのためと受け取ったのか、ソロモンは安心させるように笑った。
「大丈夫ですよ、優しくしますから。それともやめますか?」
小夜は俯いた顔を横に振った。
いやらしかろうがはしたなかろうが、小夜はソロモンに抱かれたかった。
今夜だけでいい。明日からはまた血と苦痛にまみれて戦う日々に戻ろう。
つかの間全てを忘れて好意を持つ男の腕に抱かれ、普通の少女のような幸福な夢を見たかった。
それだけ。ただ、それだけだったのだ。
次回のエロで終わります。
ソロ小夜のネ申キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
続き楽しみにしてます(*´Д`)ハァハァ
ネ申のオンパレードだな・・・。
とくにソロ小夜なんて本編で満足できるかどうかくらいの良作じゃないか。
どうしてくれる。
モールルもアンジュリも全部まるっとテラモエス!
ネ申たちGJGJGJGJ!!!!!!!!
443 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 19:51:50 ID:eQFs282M
ネ申様どうかお願いします!
今日のパロを投下してクダサイ!
ソロ小夜でおねがいしますた。
「命じてくださいその唇で」
きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーvvvv
ハジは腕と翼は別なんだな。
単なる個体差か、それともサヤの血で翼手になったからディーヴァのそれとは違うのか。
コウモリの羽なのに腕とは別って変だよな。
たぶん誤爆なのにレスしてスマソ、すごく気になったもんで。
スレチ失礼しました。
バラバラと投下してすみません。今日で終わらせます。ちなみに1〜6は
それぞれ
>>409 >>416 >>417 >>432 >>433 >>434になってます。まさか
皆様の作品がこれほど集中するとは・・・・w
思いもよらぬその言葉に、ジュリアが快楽にかすんでいた目をぎくりと
見開く。背後からジュリアの体を掻き抱いたアンシェルの背広の両腕が、ベル
ベットの暗幕の布地を優しく引き絞るようにジュリアの肩と腰を締めつけた。
あわてて振り返ろうとするが、そのきつい抱擁に身動きすらとれない。
恋人に秘密をそっとうちあけるような仕草で、悪戯っぽくアンシェルがジュリ
アの耳に唇を寄せる。微笑いをにじませた低いささやきが、吐息とともに
ひそやかに吹き込まれた。
「―――愛しい人との逢瀬は秘めておくものだよ、ミズ・ジュリア=シルバー
シュタイン。あの席上で・・・・たとえ一瞬でもこの私がゴルトシュミットの
当主とその護衛から眼を離すとでも思ったかね?それに先立つヴァン・アル
ジャーノの不手際もすでに別口から報告を受けている。ロミオとジュリエット
を演じるには―――あの舞台はいささか照明が明るすぎるのではないかね?」
押しあてられたアンシェルの唇が、ジュリアの耳を容赦なく濡らしてゆく。
耳朶を甘く噛まれ、舌でくすぐられるうちに―――ジュリアの理性がまた、
どうしようもなく狂わされてゆく。
「ぅあ・・・・・あっ・・・―――――い、やぁあ・・・・っ!」
アンシェルの掌がジュリアの膝の裏に優しくあてられた。
支那のふるい陶器―――それもごく上質な白磁の触感を撫でて楽しむように
アンシェルの掌が白衣の裾を捲り上げながら、ジュリアの内腿を上へ上へと
滑ってゆく。
「や――――やめ・・・・っ―――ん、あッ!――――うぁ・・・・っ!」
「君が誰に恋焦がれようと・・・それは君の自由だ。ミズ・シルバーシュタイン」
白衣をジュリアの腰の上まで巻き上げ、アンシェルがひどく優しい声で
ささやいた。そのままジュリアを前に這わせ、台に突っ張られた彼女の左手に
アンシェルがそっと指を絡ませる。ジュリアの背にアンシェルの体重が次第に
乗せられてゆく。その間もアンシェルの右手指が、花を愛でるようにジュリア
の体をひらかせてゆく。
「はぅう・・・・ッ!――――あッ!―――ぅあぁあ、あ・・・・」
ひそやかな声で、ふるい物語を口にするようにアンシェルがつぶやいた。
「君の迷いの原因はあの男の存在かね?・・・君はどこかで我らを滅ぼし、
あの男と平和に添い遂げる未来を切望しているのか?復仇の怨念に凝り固まっ
た眼をした、赤い盾のあの男と。―――だが、そんな未来が訪れたとして・・・
むろん、そんな事はこの私がさせないし、赤い盾にそんな力が残っているとは
とても思えんがね。―――――小夜がおとなしく長き眠りにつき、君たちは
戦いを忘れ、やがて子が生まれ、ともに年老い、日々の生活に生ぬるく埋没
してゆき・・・――だが・・・科学者としての君は、そんな日常に満足できるのかね?」
アンシェルの言葉は、あやしく小暗い響きで容赦なくジュリアを鞭打つ。
「―――みなが寝静まった深夜に、ひとり目が覚めるのではないかね?身の内
を焦がす狂おしい真理への欲求に。・・・だが時すでに遅く、存在するのは
人間に飼い慣らされて、翼手の本能を自ら否定するあの小夜のみだ。そのとき
君は科学者として本能の命ずるままに、小夜の繭をメスで切り裂くのかな?
あるいはこの戦いで小夜すらも滅んでいるのかもしれない。そうなったとき
君は――――そのやり場のない熱望を・・・いったいどこへ向けるのかね?」
ジュリアの体を指と言葉で犯しながら、アンシェルの左手の五指が猛禽
の爪のようにやわらかな肩を鷲掴んだ。秘所を責め抜いていた指がゆっくりと
ジュリアの体内から離れてゆく。続くかすかな衣擦れの音を聞いている余裕は
ジュリアにはなかった。アンシェルが暗い情熱を込めて、うたうようにささや
きかける。
「・・・・私はかつて君に言ったはずだ。君は、私と同じ真実の探求者であると。
ミズ・ジュリア=シルバーシュタイン。」
アンシェルがジュリアに優しくのしかかった。
その腕が優雅にジュリアを抱きしめ―――ジュリアの右膝が診療台の上へと
引き上げられた。白いつまさきからパンプスが片方脱げて落ち、小さな乾いた
音をたてる。指とは比べ物にならない質量がジュリアの体を刺し貫いた。
「ひぃッ!!ひ・・・あぁああ、あぁ―――――ッ!!!」
喉をそらせ、ジュリアがあらんかぎりの声を放つ。
前へずりあがろうとするジュリアの体を、アンシェルが強く抱きしめて引き
ずりおろした。そのまま深く、ふかくおのれをその体内にくさび打ってゆく。
「――――ひぃ・・ッ!――ぅあッ!―――ひッ!――――あぁ・・・・・」
うつむいたジュリアの眼鏡のレンズに透明な涙のしずくがいくつも珠を
成し、こぼれていった。心とは裏腹に、からだは甘く溶け崩れてゆく。
腰のつがいが強く打ちつけられ、するどく刺し貫かれるたびにわななくジュリ
アの唇から熱くせつない声が漏れる。
呼吸が徐々に浅く切迫したものとなってゆく。
ジュリアの全身が甘い薔薇色に染まった。
理性が。意思が。そして秘めた思いの何もかもが、快楽の渦に飲み込まれ
容赦なく漂白されてゆく。
「あ・・・・・あ、ぁ・・・・・・・っ」
ジュリアの体がアンシェルに深く貫かれたまま、幾度かちからなく跳ねた。
絶頂を迎えた快美感にもはや声も出ず、がくがくとちいさく顎を震わせる。
目尻ににじんだ涙がひとすじ、やわらかな頬を流れてつたい落ちる。
アンシェルの両腕がふいに、手の中の小鳥を握り潰すように無慈悲な力を
こめてジュリアを抱きすくめた。ジュリアの腹腔に熱を持った奔流があふれて
満ちる。その温度にジュリアの体がわなないた。それが快楽によるものか、
未知なるものの不安によるものかはジュリア自身にもわからない。
そのまま数秒―――――完全な無音の時間が流れる。
アンシェルの腕がしずかにゆるめられ・・・ジュリアのからだは壊れた人形の
ように床に崩れ落ちた。何事もなかったかのようにアンシェルが身なりを
整える。襟を正し、額にかかった髪を振り払う。
アンシェルが優雅な挙措できびすを返し、ジュリアに微笑いかけた。
身動き一つしないジュリアに向け、その唇から優しげに・・・だがひどく残酷な
響きをこめた言葉が流れ出でる。
「君と私は同じものだよ。・・・・覚えておく事だ、ミズ・ジュリア=シルバー
シュタイン。どこへ行こうと、誰を愛そうと、それは変わることはない。
――――魂がすでに、そのように染められているからな。」
カイマオシーンだけエンドレスで流してる。どうしようハマったwwwww
カイ真央投下キボン!
* * *
「―――ここにいらしたのですか。お捜し致しました。・・・アンシェル様」
執務室へ入ってきたヴァン・アルジャーノに、アンシェルは眼を向けた。
「何かね?」
「空軍基地での感謝祭におけるヘリの調達、コープスコーズの調整・・・すべて
整っております。あとは、ご確認いただくだけで。」
そこまで言って、ヴァン・アルジャーノは恐縮したように頭を下げた。
「これは・・・・申し訳ございません。―――おくつろぎの最中でしたか。」
「いや・・・構わぬ。」
アンシェルはワイングラスを傾けていた。血の色の液体がグラスの中で
ゆらめいている。さきほどジュリアの血への欲求を差し控えたために、ひどく
喉が渇いていた。
「のちほど現場へ向かう。――――まだ・・・何かあるのかね?」
口ごもった彼の表情に、アンシェルが眉をひそめた。
「いえ・・・あの、マドモァゼル・シルバーシュタインの件ですが―――。」
あまり乗り気でなさそうに、ヴァン・アルジャーノが口をひらく。
「あまり彼女をご信任されるのは・・・いかがなものかと。いえ、女性蔑視
をするつもりは毛頭ございませんが、彼女は出自が出自でございますし――。
なによりそのぅ、重要な役職につくには、あまりにも若すぎるのでは・・と。」
「―――ディーヴァの担当医に抜擢した事を言っているのかね?」
ワインに眼を落としながら、アンシェルが口をひらいた。
コリンズを実質的に格下げした事について言っているのだろう。
ヴァン・アルジャーノはもとより他人の身の上を気遣うような男ではない。
あるいはコリンズ本人にとりなしを求められたのかも知れず、なんにせよ
それなりに自分の思惑が絡んでの発言に違いなかった。
ごく事務的な声で、アンシェルがつめたく続ける。
「私が求めているのは役職にふさわしい頭脳だ。必要に応じて適した人材を
配置したまでの事。――――それがなにか?」
「い、いえ。―――失礼致しました。では、わたくしはお先に・・・・。」
ヴァン・アルジャーノが一礼した。そのまま慌てたように部屋を出てゆく。
ふたたび静寂を取り戻した部屋で、アンシェルはひとりグラスをかるく掲げた。
「・・・・今のところ、彼女はディーヴァにとって必要な人材だ。」
そのままグラスを透かし見ながら、うたうようにアンシェルが続ける。
「だが―――このままであろうと裏切ろうと、私はどちらでも構わない。
海を渡る水鳥は、新大陸がどれほど魅惑に満ちていようとも・・・いつかは故国へ
帰ってゆくものだ。」
アンシェルの口元が笑いにゆがめられた。
泉に墨滴を垂らしたように、見る間にその表情に酷薄な色が広がってゆく。
しずかな低い声が小暗い執務室の壁にぶつかり、吸い込まれていった。
「・・・・たとえその翼が、知らぬうちに処女地の風土病に冒され――やがては
故国の大地を枯らす災厄をもたらすとしても・・・・・な。」
〈END〉
450さん、お願いだから二次創作サイトを持っておくれっ…!
そしたら毎日通うヨ!
アンシェルの酷薄さとエロが混じった雰囲気が、すばらし〜!
>>439-440の続き。ソロ×小夜です。
自分達以外の全ての生き物が息を潜めてしまったような夜。
仄暗い闇の中に、互いの姿だけが浮かび上がっている。
相手と自分がいればいい。それ以外は必要ない。
綺麗言も、これから先の未来のことも、本来なら敵である二人の関係も必要ない。
今宵この小さな部屋で起こることは、現実を離れた夢なのだから。
ここは窓の外の世界とは隔たった異質な空間だ。
感覚を狂わせる甘い毒に浸って、溺れて、目の前の相手だけを求めても許される気がした。
ソロモンはダンスのパートナーをエスコートするかのごとく小夜の手と腰を取ると、そっとベッドのほうへと促した。
「僕が脱がしましょうか。自分で脱ぎたいですか」
小夜は少し考えて、脱がせて貰うことに決めた。
ソロモンの瞳を見返すと、彼は小夜の肩に唇を寄せて紐を咥えた。
器用に肩紐を落とすと、キャミソールを脱がせる。
するりと脱げた服を、椅子の上に置く。
男所帯だと気が利かないんだから、寝るときはこういう締め付けない服を着なさい、と真央に貰った服だった。
ブラジャーを身に着けていなかったため、乳房が直接外気(と、彼の視線)に晒される。
ソロモンが吐息を漏らし、小夜は恥ずかしくなって両腕を胸の前で交叉させた。
先程の意趣返しとばかりに言ってやる。
「こういうときは、あんまりじろじろ見ない」
「……すみません。とても綺麗だったものですから」
本気でそう言っているのがわかっては、それ以上責めるのも躊躇われた。
仕方ないので許してあげることにする。だが、下着は自分で脱いだ。
それからソロモンのスーツの上着を脱がし椅子の背にかける。
そして、ネクタイに手をやったところで止まってしまった。
男性のネクタイを解いたことなどなかったので、どうすればいいのかよくわからない。
戸惑っていると、そんな小夜を察して、ソロモンは自分の指を首とネクタイの間に差し込み緩める。
その仕草が妙に男っぽい気がして、なんだかどきどきしてしまう。
今更ながらに、自分達がしようとしているのが「そういう種類のこと」なんだと思い知る。だが後悔はない。
彼の身体は思っていたよりも逞しく均整が取れていて、見とれてしまうほどの魅力があった。
顔も美しいが身体も美しい。
誘われるように思わず腕を伸ばしてしまった小夜のその手を取って、ソロモンは指先に口付けた。
そのまま少しずつ唇をずらし腕を辿り、肘関節の上あたりで顔を上げる。
絡みつく視線は言葉から存在意義を奪う。想いは同じだ。
柔らかく負荷がかかり、小夜は身体をベッドに横たえた。
覆いかぶさってくる青年の、先程は触らせてもらえなかった胸板に手を伸ばす。
確かな感触が伝わってきて、何故だろう、胸が締め付けられるように思うのは。
この皮膚の下を流れる血はディーヴァの恩恵を受けた、小夜とは異なるものだ。
だとしても、小夜は彼の肌を覚えておこうと思った。
彼の声も、手も、唇も、小夜に触れ、小夜が触れた部分を全部覚えていたい。
「ソロモン……」
ソロモンは小夜の首筋に顔を埋め、薄い皮膚に唇と舌を押し当て強く吸い上げた。
柔らかな金髪が少しくすぐったい。
ぴたりと触れ合った身体の心地よい重みは、小夜を安心させた。
熱を分かち合うようなキス。
離れ際、彼の唇を舌でちろりと舐めると、彼は驚いた顔をした。
「本当に……覚えがいい」
彼の手は「優しくする」と言った言葉通りとても優しい。
上を向いた小夜の胸を円く撫で、強弱のリズムをつけて揉みしだく。
「んっ……」
小夜は鼻にかかった声を漏らし、全身を侵し始めた快感に耐えた。
ふ、ふ、と切なく息は零れ、男はキスによって小夜からその呼吸までも奪う。
数え切れないくらいのキスを与えられて、それが途絶えるとなんとなく寂しくなる。
ソロモンが赤くふっくらとした唇を指でなぞると、舌が彼の指先に触れた。
唾液で濡れた唇を無意識のうちに舐めていたらしい。
小夜はそのまま構わずに彼の指をちろちろと舐めた。
ソロモンの差し出した手をとり、猫がミルクを舐めるようにぴちゃぴちゃ音を立て、かと思うとそっと丹念に這わせる。
口に含んで舐めしゃぶり、指を濡らしていく。
「ん、んっ」
最後に舌を撫でて指が出て行った。それを追って、唇の間から赤い舌先が僅かに覗く。
ソロモンは小夜を愛しげに見やって、その指を下肢に触れさせた。
「ふぅっ……」
じんわり湿った秘部をなぞり、小夜の両膝を立たせて大きく広げる。
「! や……」
制止も聞かず、ソロモンは自分の身体の位置を変えると、息づき始め熱く潤んだ花を目に捉えた。
小夜は足を閉じようとしたが、それより早く腿を掴まれて固定されてしまう。
最初から力では敵うはずがないのだ。
小夜はソロモンの前に何もかもを曝け出すしかなかった。
肉の粒をぞろりと舐め上げられると、未知の快感に腰が跳ねた。
「あっ……!」
舌はとろけそうなほど柔らかな弾力を持ち、蜜を吸う。
ぬめり責め立てる舌と小夜自身の蜜のせいで、秘裂はたちまちぐっしょりと濡れた。
淫らに震え、物欲しそうにひくつく。
ソロモンは溢れる蜜をすすり、小夜に泣き声に似た喘ぎを上げさせた。
「ひぁっ……あ、やっ、あっ……ふ……」
シーツを握り締めて耐えるが、圧倒的な快楽の前に、理性が持っていかれそうになる。
――――狂う。
「いやぁっ……!」
思わず喉から声が零れてしまった。と、与えられていた刺激が消えた。
戸惑ってソロモンを見ると、悪戯っぽく光る緑の目とぶつかった。
「嫌ですか? 本当に?」
「……意地悪」
軽く睨んでも、潤んだ目と紅潮した頬では迫力など出ようはずもない。
ソロモンはくすくす笑うと、小夜の膣内に人差し指を含ませた。
なんなく呑みこみ、小夜は確かな質量にようやく安堵した。だがすぐに物足りなさがこみ上げてくる。
こんなものでは足りない。
甘い疼きが幾度も押し寄せるが、決定的な快楽には程遠い。
「ソ……ロモン……っ、もうっ……おねが……」
息も絶え絶えに懇願する。
これ以上焦らされたら、おかしくなりそうだった。
中途半端に目覚めさせられた身体が開放を求めて叫んでいるのに、本当に欲しいものがいつまで経っても訪れない。
こんなにつらいなんて知らなかった。
……小夜にとっては全部が初めて知ることだったけれど。
ソロモンは身体を起こし、「すみません」と謝った。
「あなたがあまりに可愛らしいので、つい調子に乗ってしまいました」
「……っ」
小夜はソロモンの首に腕を回して引き寄せた。
ソロモンはその腕を背中に回させると、
「つらかったら、思い切り爪を立ててくださって構いませんから」
小夜はこくりと頷いた。
大きく開いた足の間にソロモンの身体が入りこみ、湿った肉と肉が擦りあう。
花弁をこじ開けて先端が押し入る。
小夜は知らず知らずのうちに息を止めていたらしい。
「……息をして。力を抜いて」
欲情で掠れた声でソロモンが言う。
その声の響きですら、小夜にとっては火種になる。
新たに生じた快楽の火がそこかしこで燃え、小夜の肌を舐めるように広がった。
「あ……んんっ……」
熱い。
互いの体液が混ざり合ってそこから溶けていくような気がした。
内壁を肉茎でこすり上げられて、たまらずに小夜は喘いだ。
まるで、全身が神経になって刺激を拾い上げているようだ。
上手く息が出来なくて苦しいのに、気持ちいい。
「はっ……はっ……く……ふぅ、あ、……ん」
繋がった部分がくちゅくちゅと粘着質な音を立てたが、小夜には耳を塞ぐ余裕も、
否、それを気にする余裕すらすでに失われていた。
ただひたすら快感を貪るのみ。
「ん……ああ……っ!!」
少し動かされただけで激しい波が襲う。
小夜は抱きしめる腕に力をこめた。
彼の指が結合部をなぞると、最も敏感な突起を優しくさすった。
小夜の頭の中で、白い光が爆発した。
「あ――――……!!」
かは、と空気の塊が肺から押し出され、小夜は真っ白な限界を見た。
つま先までぴんと伸びた足からようやく力が抜けると同時に、一瞬気を失っていたのかもしれない。
自分の中に確かに入っていたものが無くなってしまった寂しさを感じていると、ソロモンが身体を寄せてきた。
ぴったりと密着した肌が心地よかった。
ソロモンには、小夜が欲しいものがわかるのだろうか。
剣(つるぎ)ではなく腕(かいな)を、憎しみではなく愛を、傷つき流れる血ではなく想いゆえの涙を。
彼の腕に抱かれていると、不思議と叶う気がした。
錯覚でもいい。目が覚めるまではそれを信じていよう。
小夜は思い、自分が寝ている間に帰ってしまうであろう王子様に、最後の口づけをした。
これで終わりです。
おつきあいいただきありがとうございました。
>>234-235,
>>276-277続きのカイ×小夜です。
抱擁を穏便に解くべく、ぴりぴりと痛む腕を脱力させたのだが
驚いたらしい小夜が、同じタイミングで竦ませた上体を前傾させる。
それを意識したせいでバランスを崩したカイは地面に横倒しという憂き目を見た。
「カイ!」
うーと呻きながら仰向いた途端、小夜の瞳の近さに硬直する。
肩の両脇に手を突いて覗き込んでくる少女に、まるで組み伏せられたような錯覚。
崩して折られた両膝が脇腹に当たっているのがわかる。
「大丈夫だ。っつ…ああくそっ。」
心拍の頻度が跳ね上がって、自身の声より大きな音で体中に反響している。
その音波が縦揺れを齎し、自ずと平衡感覚を危ぶんだ。
顔を顰めると、次の瞬間つられたように小夜の不安げな瞳が明らかに揺らいで、
まるで自分の神経が彼女に繋がってるみたいだとぼんやりカイは笑い、
反射のように小夜も泣き出しそうな顔を笑む形に歪める。
と、頬に冷えた手が宛がわれ、ゆっくりと肘をついた小夜が上体だけを覆い被せてくる。
両頬を掌に挟み込まれて放心したように見上げると、
何かを訴えかけるような眼差しを眇めた小夜が、見えざる引力に引き寄せられるかのように
更に身を倒してきて視界を覆い尽くし、至極当然のようにカイも目を閉じた。
んっ、と小さく息を吸う音が間近に聞こえたかと思うと、唇に柔らかな感触が降って来た。
ぎこちなく重ねられた触れるだけの口づけ。
浮き上がったと思いきや、離れる寸前の距離から角度を変えて
羽毛に沈み込むようなふわりとした動作で唇が重ねられる。
指に少し力が篭もって頬骨にぎゅっと当たり、しがみつかれているように感じる。
離れ難い思いを持て余しながらも、脱力したまま、されるがままだったカイは
何度目かの浮上にふと瞼を押し開けた。
身を寄せたときと同じく緩慢な動作で顔を離しゆらりと上体を浮かせた小夜が
薄く開いた唇から細く吐息を漏らし、恥じらうように伏せていた視線を上向けた。
こちらを見詰める瞳の水面が波立って、漣の飛沫が弾けて睫毛に光る水滴を散らす。
その何もかもが夢のように儚く感じられる。
堪えられなくなったカイは、介在していた甘い沈黙ごと抱き潰すように小夜を引き寄せた。
「…っ!」
小夜が目を瞠ったときには、彼女の身体はカイの胸の上へ崩れ臥していた。
鎖骨の下に胸の膨らみが当たり、柔らかく潰れて形を変える。
抱き締めた身体ごと自身を転がして上下の体勢を入れ替えると
息を弾ませている少女へ今度はカイからキスを降らせる。
柔らかな唇を甘噛みし、隙間から差し入れた舌で彼女を捉えると
悶えるように身震いした後、おずおずと背に抱きつかれた。
鼻にかかった甘い声を食い殺すように、尚も深く口付けるその間にも
カイは己の身体が愛情を帯電して過熱するのを自覚した。
不意に解放すると、喉を仰け反らせて艶かしく喘ぐ小夜の唇の端に唾液の雫が零れる。
それを吸い取り、そのまま喉元へ唇を寄せてふと違和感を感じたカイは陶酔から覚めた。
「小夜…やっぱお前体調悪いだろ。」
「え…?」
蕩けた双眸に翳した手を、前髪に潜らせるように額に当てる。
熱はない。…寧ろ、冷たい。
頬、顎、剥き出しの腕にもぺたぺたと触れるが何処も同じだった。
真冬の外気に晒した磁器のように、滑らかな肌がひどく冷えているのだ。
夜や早朝ならともかく、この季節でこの気候で、一体何故…と思いを巡らせるカイの下で
ふるりと身を震わせた小夜が小首を傾げた。
「平気。…少し、寒いけど。」
「そうか。」
茫漠とした不安を拭いきれぬまま額を撫でると小夜が微笑を零して目を伏せた。
「カイは温かいね。」
「そうか?」
頷いた小夜のしなやかな腕がカイの首に回る。
小夜が溜息を漏らしうっとりと頷いて、その幸福そうな様にカイも笑う。
暫く静かに笑い合って、どちらともなくすり合わせるように再び唇を重ねた。
キスと愛撫を繰り返す合間に半ば抱き起こして上半身の衣服を剥ぎ取り、
脱いだシャツとタンクトップを放った上に半裸の小夜を押し倒した。
やはりひんやりとした柔らかい乳房を手繰るように嬲りながら耳朶を啄ばみ
閉じた瞼に、そして頬にも慈しむように口付ける。
白い膨らみは、カイの指から零れるかと思えば吸い付いて掌の動きのまま形を変えていく。
鎖骨を吸い上げ、そして胸の固く尖った赤い果実を口に含むと、小夜の身が跳ねた。
「はっ、やあ…ん」
肩にしがみついて愉悦に震えながら、小夜の唇が甘く上擦った喘ぎを紡ぐ。
ふわふわとしたスカートの布地に手を差し入れて下肢から下着を取り去ると
さすがに秘処は穏やかな熱を帯びていた。
濡れた入り口を軽くなぞるように触れると、折り曲げた細い両足がもじもじと震え
とろりとした蜜が溢れて陰唇を潤し、カイの指をも濡らす。
探るように指を一本差し入れ、余る指で膨らみかけの陰核をやんわりと捏ねると
潤んだ内部が収縮して、益々蜜を溢れさせながら咥え込んだ指を締めた。
「あ…んっ、あ…」
逃げるようにくねる肢体と裏腹に、内壁は指に吸い付き、深部へ招くように心地よく絡みつく。
甘い呻きを押し殺そうと必死に身を固くする小夜に心昏い独占欲を刺激されて
もう一本の指を潜り込ませて、それぞれを鉤型に折り曲げる。
「やあっ!あ…あん…っ」
快楽と羞恥に追い詰められて、悩ましく身悶えて啼く小夜が愛しくて仕方なくて
蜜を掻き混ぜるように動かした指で内壁を嬲り、退路を塞ぐ。
「っ、だめ…ってば…!」
指をばらばらに広げるように動かして、蠢く襞を擦りながら抜き差しすると
小夜の喘ぎ声が艶を増して、切迫を隠せなくなっていった。
指で押し広げているクレバスに舌を浅く突き入れ
粒立ってきた陰核を吸い上げると、か細い身体ががくがくと小刻みに痙攣を始める。
そのまま軽く達する寸前で不意に指の動きを静めて身を起こすと
寒がるように身を震わせた小夜が、快楽にけぶる瞳でカイを見上げた。
抜き去り際の指の摩擦さえ彼女には愛撫の役目を果たすらしく、
「んっ…ふあ…」
と、もどかしげに吐息を零した小夜が咎めるような視線を上向けた。
―瞳は潤み、瞼は薄桃に色づき、挙句唇を震わせていて一片たりと迫力を感じないのだが。
しかし。
「ん…いじわる…」
ふいと視線を横向けていじけたように肢体を捩り、甘えたような響きを帯びた呟きが
とっくに火の点いていたカイの情欲を爆発させた。
「意地悪、かよ。…そりゃあ悪かったな。」
「え…ああぁっ!」
言うが早いか、綻んでひくひくと収縮する秘処へ陰茎を宛がって、ぐっと腰を沈み込ませると
柳眉を顰め逼迫した悲鳴をあげた小夜の肢体が戦慄く。
一息に突き入れるというわけでも、じわじわと焦らすというわけでもなく
ずぶりと水音を立て、みちみちと絡みつく肉襞を掻き分け擦り上げながら貫いてゆく。
奥まで滾る己を収めて溜息をつくと、身体の下の少女も同じタイミングで深く瞑目し息を吐いた。
労わるように頬を撫でると、蕩けきった淫靡な微笑を向けた小夜が、うっとりと呟く。
「んっ…も、カイのばかぁ…あっ…動い、ちゃ、やあっ」
「無茶言うなよ…。」
苦笑交じりに返答はしても、律儀に動き出さずに愉悦の荒波をやり過ごしてから
カイは集中力を総動員して、穿つ深度を変えずに身体を落とす。
肘と膝の計三点の支点のバランスをなんとか保ったまま、腕の位置を慎重にずらし
密着するように掻き抱いてやると、くぐもった吐息を漏らした少女が身を震わせた。
「…動くぞ。」
囁きにすら快楽を得るのか、呼吸のリズムを乱す小夜の了解を得ずに一息に引き下がり、
完全に抜ける手前で押し止まると、間を置かずに無造作に埋め込む。
「ああ…あ!ああん」
「くっ……。」
抉じ開けるように貫いて、後ろへ退く動作が生み出す焦慮が胸を締め付け、
それを振り払うようにまた挿し入れて、そんな引き揺さぶる激しい動きを繰り返す。
ぬめる膣奥はカイを抱き込むように受け入れ、そして小夜の繊手がたおやかに彼を包んでいく。
抉るように深々と楔を穿ち、奥まったところで束の間の静止をする度に充足感に飲み込まれる。
それはまるで小夜と繋がるところから融け合うような錯覚。
束の間とはいえ、悲痛な記憶を眩しく塗り潰す純然たる幸福が
すぐに引き潮のように手の届かぬところまで遠退いてしまう。
―交わる行為が言外に告げる。どれだけ繋げても一つにはなれないのだと。
その満ち足りた眩惑は一息に長く続くことがない故に、一層胸苦しいほどの渇望を誘い、
忍耐の枯渇を自覚するより他になく、角度をつけてまた貫く。
「ああっああん…やっ…う、ふう…」
貫けば苦しげに、引き抜けば切なげな表情を浮かべている小夜も
同じ思いを抱いていればいいと、苛み苛まれながらカイは密かに思った。
<つづく><次でおわる><保管庫更新要請くれたヤシddorz>
見ろ!神の団体が押し寄せてきた!幸せだー皆様方乙乙乙!
二日連続で神々降臨って
本当に有難う御座います萌えました。
自分的最萌えカプの神が沢山いらして
ここは素敵な場所だな。ネズミーよりも夢の国ですよ。
モー×ルル 照れるルルゥがテラカワユスv 初々しくて好きだ〜!
>>425ソロ小夜 ソロモンが誠実な感じでイイ!古風に形見の指輪でプロポーズ
するとこなんかが・・・。そういや百年前の人でしたねソロモンw
>>439ソロ小夜 甘く官能的な展開にクラクラしました・・・・。GJ!!
カイ小夜 格調高い地の文にウットリ・・。色っぽいのになんだか切ない
ですね・・・!!(保管庫管理人様ですか・・。その・・なんつ〜か
・・・ガンガッテ下さいwww)
皆様乙&GJ!!・・あと余談ですが、昨日の放送でラスカルがいつになくやつれて
ボーッとしていたのを見て、さては傷心のディヴァちゃんに残業で帰りが遅くなっ
たのを責められ、寝かしつけるまでにこりゃ相当搾られたな(何を?)・・と
バカなことを勘ぐるラスカル萌えの自分がいますw
>>458-461 ネ申様超GJGJGJGJGJ!!!!
禿萌えたよ(;´Д`)ハァハァ
心理表現や文章力の高さにもうっとり。
切なげな雰囲気が漂ってこっちまでしんみりな上、
二人にもハァハァで良い意味で大変だった。
続きも超wktk。
ネ申!ネ申!!ネ申!!!
(;´Д`)ハァハァ ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
一体ここには何人神がいるんだw
皆さんそれぞれに凄いわ萌えるわで嬉しい。
>>458-461 カイ小夜続き気になる…本気で待ってます。
ネ申が咲き乱れて凄すぎる。正直勃ちました。
どの神もそれぞれ文章マジウマーだしエロいし最高。やらないか 今すぐ
とりあえず今、唯一続きが残ってる
>>461の落としどころに禿期待。
そしていつかジェイディヴァ来ないか密かに期待。
そんな漏れはデヴィジュリ期待
ここでアン小夜期待と言ってみる。
漏れもジェイディヴァとかデヴィジュリ期待の全裸待ち。
デヴィジュリ、今回はジュリアがフェラしてたもんなw
たくさんのソロ小夜を満喫できたし、アンジュリも凄いエロスな神文章だった。
カイ小夜も深い描写がいいな。おまいら俺の嫁になってもいいぜ
そういえば鳥氏はお元気だろうか・・・
カイ真央誰か投下してくれー!
リクきぼんぬ
モゼルルキボンヌ
小夜号館キボンヌ
ソロサヤがネ申すぎる(;´Д`)ハァハァ (;´ Д`)ハァハァ (;´ Д `)ハァハァハァハァ :.` ;:.・∵ ゚ д:.`
>>479みたいな単一カプ厨は消えろ。ここは21禁。
どの神も最高ですよほんと(;´Д`)ハァハァハァハァ/ \ァ/ \ァ
>>480 おいおいお前がここは21禁('A`)
純情ジェイムズ×ディーヴァキボン!
皆様GJ!!
(*´д`*)ハァハァさせていただいてます。
>>473 申し訳ない…。
オフが多忙で中々仕上がりませぬ。
もう暫しお待ちくださいませ。
>>422-425 ソロモン×小夜のつづきです。
小夜が涙で潤んだ瞳を開けると、目の前で緩やかなウェーブを描いた金髪が
揺らめいた。その隙間から見え隠れする碧がかった薄灰色の瞳は切なく煌く。
ベッドの上で、言葉を交わすことなく、ただお互いの瞳を飽くことなく見つめ合う。
先に口を開いたのは、ソロモンだった。
「小夜……いいですか」
形の良い唇を震わせるようにして小夜に許しを請う。
小夜は怖かった……このままソロモンに身をゆだねることで、自分がどうなってしまうか
わからなかった。
キスだけであれほど夢中になったというのに……。
しかし、小夜もソロモンも、もう後戻りできないところまで踏み込んでしまっていた。
小夜が頬を赤く染め小さく頷くと、ソロモンの顔に華やかな微笑みが広がり、小夜の
艶やかな唇にキスを落とす。
初めは啄ばむような優しい口づけだったが、次第に激しさを増していく。
その眩暈がするほど悩ましいキスは、小夜の思考を溶かし身体を潤ませていった。
「んぁ……」
名残惜しむような透明な糸を引きながら一度唇を離すと、ソロモンは小夜に尋ねる。
「どうして欲しいですか…」
「いじわる……」
「小夜……僕は貴女のしもべ…。命じてください…この唇で…」
ソロモンは小夜の頬に手をあて、柔らかな唇を親指の腹でなぞると、小さく笑う。
小夜は熱に浮かされたようにソロモンを見つめると、掠れた声で訴えた。
「……ソロモン…私を…私を抱いて……」
その言葉にもう迷いはなかった。
「貴女がそれを望むのでしたら…」
噛みしめるように言うと、ソロモンは小夜の背中に長い腕を回し、ドレスのファスナー
を下げ、少し肌蹴た胸元を掴んでゆっくりとドレスを引き下ろしていった。
形の良い白い乳房が弾むように零れだす。
激しい戦いを何度となく繰り返しているというのに、小夜の肌は傷一つなく絹のように
滑らかだった。
「小夜…とても綺麗だ……」
感じ入ったようにソロモンが呟くと、小夜は恥ずかしさのあまり目を固く閉じた。
真っ暗な闇の中、聞こえてくるのは、ドレスを脱がせる衣擦れの音、ソロモンの呼吸音、
そして壊れてしまいそうな自らの心臓の鼓動……。
瞼の向こうの光景が小夜の頭の中にまざまざと浮かんできて、小夜は羞恥に長い睫を
震わせた。
「小夜……」
ソロモンは小夜の瞼にやんわりと口づけると、小夜をなぞるように愛撫を開始する。
しっとりとした唇は首筋から鎖骨を辿り、胸へと向かう。ソロモンが小夜の乳房の間に
顔を埋めて胸を揉み解し始めると、小夜はうっとりとした表情を浮かべ、甘い吐息を
漏らした。
ソロモンの唇は尚も小夜の肌の奥に眠る快感を掻きたてるように扇情的に動いていく。
「あっ…んっ」
その唇が胸の突起を捕らえると、小夜は堪らず小さな悲鳴をあげた。
ソロモンは小夜の反応を窺いながら、乳房を揉み上げ、赤い飾りを舌先で転がし、
時折きつく吸う。
「はぁっ……ん」
あまりの心地良さに小夜の柔らかく開いた唇から喘ぎ声が漏れる。
少しだけ瞼を持ち上げると、胸の上に寝そべるようにして、乳房を貪るソロモンがいた。
小夜は一糸まとわぬ姿であるのに、ソロモンはネクタイを少し弛めているだけで、普段
と少しも変わらない服装であった。小夜はそのことが無性に恥ずかしくて、手を伸ばし
ソロモンの袖口を引っ張る。
「どうか……しましたか」
動きを止めたソロモンが顔を上げると、小夜は小さく「服を…」と呟く。
「服…ですか?」
ソロモンは少し眉をひそめるが、自らの格好を見て、すぐに小夜の言わんとしていること
を理解する。
「すみません…貴女だけを脱がして僕は服を着たままでしたね…少しお待ちください」
小夜の可愛らしい願いに頬を緩めながら、身を起こすと、ソロモンは着衣を脱ぎ始めた。
黒いジャケットを脱ぎ捨て、シュルシュルと音を立てネクタイを取り去る。
長い指を器用に動かしてボタンを外し、仕立の良いシャツを脱ぐと、程よく筋肉の付いた
肢体が露になった。引き締まった身体のラインが美しい。
小夜がつい見とれていると、ソロモンがその視線に気づく。
「そんなに見ないでください…」
全てを脱ぎ終え再び小夜の上に戻ると、ソロモンは苦笑しながら小夜に告げた。
「あ……ゴメン」
小夜が慌てて視線を逸らすと、ソロモンは小夜の顎を掬い正面へと向けた。
「冗談ですよ…小夜…貴女には僕の全てを見てもらいたい…」
「ソロモン……」
口づけを交わしながら、固く抱き合い肌と肌を合わせる。
「ソロモンの肌…温かくて…気持ちいい」
「小夜……貴女もじきにそうなりますよ…」
小夜は再びソロモンの身体の下に組み敷かれ、情熱的な愛撫を全身で受けながら、
その柔らかな金髪を引き寄せるように混ぜた。
ソロモンはそのままゆっくりと下の方へと降りていき、切なげに震える小夜の柔らかな
内腿を両手で押し広げ、その中に頭を差し入れた。
「やっ…」
小夜は恥ずかしがるが、ソロモンは意に介さず舌を少し出すと、小夜の秘部を舐め始めた。
次第に小夜の中から、粘り気のある透明な蜜が次から次へと溢れてくる。
すると、ソロモンは舌先で花弁を割り、蜜つぼから零れ出す愛液を音を立てて吸った。
「あぁ……ん」
舌を窄めて膣口に少し挿し込むと、その刺激に小夜は堪らず大きく身体をしならせる。
いやらしく蠢く舌、熱い吐息、内腿に触れる柔らかい髪……。
ソロモン全てが小夜を追い詰めていく。
「もうっ…」
狂おしいほど丹念なソロモンの舌使いに、小夜は身悶えし、より深い官能の世界へと
導かれていった。
「小夜…貴女が欲しい…」
ソロモンが顔を上げて尋ねると、小夜は訴えかけるような潤んだ瞳で見つめ返した。
二人の想いは同じだった……。
膝裏を抱え込むようにして、前のめりになり、熱く滾った自身を小夜の秘裂に宛がう。
先端を含んだだけで、求めるように締め付けてくる膣口に、ソロモンは眉根を寄せながらも、
小夜を傷つけないように時間を掛けて身体を進めていった。
「あぁっ……んっ」
苦痛に顔を歪める小夜を紛らわすかのように、ソロモンは顔を傾けキスをする。
全部入ったところで、小夜の呼吸が整うのを待った。
挿入の痛みにより、小夜の瞳から生理的な涙が溢れて出て、頬のカーブを流れ落ちる。
ソロモンが唇で涙を吸いとると、小夜のうつろな視線とぶつかった。
「小夜……」
切なげに小夜を見つめると、ソロモンは緩やかに腰を動かし始めた。
「はぁぅ……ん」
次第に痛みは薄れ、小夜の中に未知の快感がじわじわと押し寄せてくる。
二人の身体は甘く溶け合い、まるで初めから一つであったかのような錯覚を覚える。
分かたれた身体がただ元に戻っただけ…そう思えるような心地よく満ち足りた感覚だった。
小夜はソロモンによって初めて教えられる快楽に恍惚とした表情を浮かべる。
「そんな目で…見ないでください…抑えが利かなくなる」
熱を帯びたソロモンの声が耳朶を掠めると、ゾクリした快感が背筋を這い上がってくる。
小夜は堪らず身体を揺らす。
「んっ…あぁっ…」
求めるような小夜の声にソロモンは腰の動きを早める。
小夜はその激しさに甘い吐息を漏らしながら、皺になるほどシーツを握り締めた。
「あっ…ソロモンっ…私っ…へんっ」
視線を彷徨わせてソロモンを見る。
「くっ…変では…ありませんっ…感じている…だけです」
突かれる度にビクンと跳ね上がる小夜の身体を押さえつけるようにして、ソロモンは腰を
打ち付けていく。小夜の上でしなやかに動くその姿は、まるで野生の獣のようだった。
「あっ…もう…っ」
小夜がシーツを掴む手に力を込めると、ソロモンは小夜の手をとり、自らの背に回させる。
小夜の指先がソロモンの白い背中に食い込む。
「はっ…小夜っ…僕と一緒に…っ」
身動きできないほど強く抱き締めながら、ソロモンは小夜の奥深くにほとばしる情熱を放つ。
小夜もまたその熱情を受け、満ち足りた表情を浮かべるのであった。
はぁっ、はぁっ、はぁっ……。
甘く疲れた身体をうつ伏せにして小夜が荒い呼吸を繰り返していると、ソロモンが身を寄せ
肩先にそっと口づけた。
「小夜………」
ねだるように甘く耳元で囁くと、小夜はビクンと身を震わす。
するとソロモンは、しっとりと汗を掻いた小夜の背中に愛撫を施し始めた。
「あんっ…」
後ろから覆いかぶさり、片手で乳房を愛おしみながら、背筋を舌先で舐め上げると、達した
ばかりで敏感になっている小夜の柔肌はすぐに反応を返した。
ぞわぞわとした感覚に小夜は声を上げる。
「小夜…もう一度…いいですか」
ソロモンは切羽詰った様子で小夜に尋ねる。ソロモンの熱は既に固く張り詰めており、
小夜の大腿を押していた。
「小夜っ…」
許しを待つことなくソロモンは小夜の腰を高く持ち上げると、再び小夜を貫く。
「はぁあん!!」
じんわりとした官能を宿したままの内部にいきなり挿入され、小夜は部屋中に響き渡る
ような嬌声を上げた。
「んっ…小夜っ…小夜っ…はぁっ」
狂おしいほどに何度何度も小夜の名を繰り返しながら、ソロモンは腰を突き上げる。
まるで、内に秘めていた情熱全てをぶつけるような激しさだった。
少し腰を引くと、すがるように内壁が絡み付いてくる。その期待に応えるようにソロモンは
さらに深く穿つ。その度に小夜の中はビクリと痙攣し、ソロモンの射精感を高めた。
「はぅ…あぁん…ソロっ…はやっ…」
その動きについていけず、小夜がベッドにへたり込みそうになると、ソロモンは乳房を握り
ながら引き起こし、小夜に背にべったりと抱きつくようにして深く腰を打ち付けていく。
ソロモンの動きに合わせるかのように、小夜の腰も自然に揺れ始めた。
その淫靡な腰つきはソロモンを煽り、欲望が一気に跳ね上がる。
「はぁっ…小夜っ…んっ…はっ」
肌と肌のぶつかる音が激しくなる。
普段の柔らかな物腰から想像できないソロモンの性に小夜は引きずり込まれ、その唇から
止め処なく歓喜の声を漏らした。
「ああああぁんっ!!!」
小夜が快楽の頂点に昇り詰めると、ソロモンは腰を突き出すようにして一気に熱情を爆ぜた。
あまりの悦楽に意識を失った小夜は、ベッドにぐったりと倒れ伏す。
「小夜……」
ソロモンは小夜を抱き起こすと、愛おしそうに見つめながら、その顔を包み隠す黒髪に
指を差し入れゆっくりと梳いていく。現れた白い額に唇を落とすと、小夜を抱き上げ、
身を清めるためバスルームへと向かった。
小夜が意識を取り戻すと、ソロモンと二人ベッドの上にいた。
頬を寄せるソロモンの逞しい腕が心地良い。
「すみません……少し度が過ぎてしまいました」
目を覚ました小夜に気づくと、ソロモンは柔らかな金髪を掻きながら、上を向いたまま
恥ずかしそうに微笑む。
小夜がソロモンのほうをちらりと盗み見ると、丹精な横顔は薄っすらと上気し、
そこはかとない色気を漂わせていた。
「小夜……貴女を目の前にすると僕の理性は失われてしまうようです」
ソロモンは腕枕をしている方の手で小夜の肩を抱くと、向き直り少しはにかんだ表情を
見せる。それはまるで少年のような表情で、行為のときに見せた荒々しさはみじんも
感じられなかった。
あれだけ身体を合わせたというのに、小夜に羞恥に駆られソロモンを見ていられなかった。
頬を赤らめ両手で顔を覆い隠す。
すると、ソロモンはその手を優しく払い、額にそっと唇を落とすと、包帯に包まれた
小夜の右手を撫でながら自らの過去について語り始めた。
「貴女をここに連れて来て、傷の手当てをしているときに、ずっと昔、僕がまだ人で
あったころのことを思い出しました。僕はこう見えて医師を志していたんですよ。
あの頃は伝染病などで多くの人々が亡くなっていましたから、少しでも助けとなりたい
と病気や治療薬の研究に日々忙しい生活を送っていたんです。
ーーしかし戦争が起こり、状況は一変しました。
軍医として戦場に赴き、その悲惨な状況を目の当たりにして、僕は衝撃を受けました。
手足をもがれ殺してくれと訴える者。爆撃により全身を焼かれ痛みのあまり気が狂う者。
医師として手の施しようない患者ばかりでした。
僕の力など微力で…ただその場から逃げ出すことしかできなかったんです。何故これ程
に人が人を傷つけることができるのか……僕は理解できませんでした。
そして僕は世の中に絶望し、生きる希望も失い、ただ死ぬことばかりを考えるように
なったんです…。そんな時、アンシェル兄さんにディーヴァのシュヴァリエになること
を勧められました。僕は拒みませんでした。同じ種族でありながら、互いを傷つけ合う
人間に深く失望していましたから。人でなくなれば争いごとから解き放たれ、心の平安
を取り戻すことができると思ったのです」
そこまで話すと、ソロモンは天を仰ぎ手の甲を額に当て、ふぅと深いため息をつく。
「しかし、翼手の間にも争いはあった…。そう、貴女とディーヴァの戦いです。
長い時を生きていくことで、僕は人としての感情を少しずつ失っていき、それにすら
気づかず、アンシェル兄さんに言われるがまま、ディーヴァの望むまま、多くの人々
や仲間であるシュヴァリエさえも、この手に掛けました。僕はただ争い事から逃れよう
としてシュヴァリエとなったはずなのに、より深い争いに巻き込まれていったのです。
…そんな僕を解放してくれたのは小夜…貴女でした」
「私は…何もしていない…」
「いえ、貴女は僕の心を取り戻してくれた。ディーヴァから離れる決心がついたのは、
貴女という存在があったからです」
「ソロモン…」
「小夜…争いなど忘れて、僕と共に生きてはくれませんか…貴女の笑顔を取り戻す
ためなら、僕は貴女に全てを捧げます」
「…でも…私…ディーヴァとの戦いは止められない」
できることならそうしたい。全てを忘れソロモンの胸に飛び込みたかった。しかし小夜
の背負うものは大きすぎた。
「小夜……僕と共に…」
「……ゴメン…私…できない」
ソロモンの熱い眼差しを避けるように小夜はうつむくと、その申し出を断わる。
自分のせいで、ソロモンを再び戦いの渦中に巻き込むことは避けたかった。
ーーもう、誰にも傷ついてほしくなかった。
小夜はソロモンの胸に顔を埋めると、静かに泣いた。
そんな小夜を慰めるようにソロモンは小夜の背中をそっと撫でる。
「いいんです…小夜。だから泣かないでください。それが貴女の望みならば、僕は無理
強いはしません…ただ…」
一旦言葉を切ると、ソロモンは身体を反転させ小夜に覆いかぶさった。
「今だけは戦いを忘れ、僕だけを見てもらえませんか……」
射るような眼差しで小夜に訴える。
「ソロモン…」
「小夜……愛している」
小夜の顔を両手で包み込むようにして顔を近づけていくと、ベッドのスプリングが小さく
音を立てて軋む。
視線が溶け合い、その瞬間に唇が合わさる。
二人は全てを忘れ、再び快楽に身を投じるのであった。
<終わり>
ネ申様願いを聞いて下さってありがとーーーーー!!!
命じてください、そのクチビルで....GJGJGJGJ×∞!!
萌え死ぬーーーーーーーーーーーーーーーー
>>488超GJ!!本編台詞の織り込み方が上手い
だけど、俺もちょっと気になってる。
ソロスレで聞いて飛んできたなんてカキコが上にあったが
なんだかソロ小夜カプの書き込みがそろそろウゼーーーー
ソロ小夜ばっかクレクレして神降臨阻むなんて池沼さえ現れなければ
実際にソロ小夜の神も全体的にハイレベルだから構わないんだけど。
ソロ出刃がもう一度読みたいお
ジェイ出刃とアン小夜にも期待期待
ソロ小夜のときは何故か「vvv」みたいな絵文字とか
「きゃー」みたいな厨房工房の低レベルカキコが増加する件について
>>491 マジでリアが増えてるよ。
理由はソロモンスレだかソロ小夜スレだかでエロパロスレのこと書いた奴がいるから。
他にはカプ萌えスレとカイ小夜スレでカイ小夜書いた奴が投下したと言い、
ハジ小夜スレでもここのことが話題に出たことがあったから、
そっちからもリアが入り込んでる。
リア厨はマジで氏んでください(・∀・)
せめてここでだけはリアだとバレないような書き込みすればいいのに
バレバレな文体で書き込むかよwwwww
ここはお前らのキャラ萌え用の巣じゃねーんだよ(^^)
さ、神々はリア厨なんぞお気になさらずどんどん投下してくださいな
ソロサヤ神乙!!ハァハァハァハァ…
ぶっちゃけエロければなんでもいいけど、
いろんなカプが見たいのはわかる。
コッソリネイディヴァキボン
来ちゃ悪いの分かってて来る奴が悪いお。そいつらは自重しろ。
ってことで神様方の作品wktkしてまー
ラスカル話相手は誰でもいいですんで
投下キボンヌ。
神、しくよろ。
今までに常駐してた他のエロパロスレで
・ウマーと絶賛したら、神が
「今後はこっちで書きます」と自サイトURL載せて消え、総員もにょり
・投下したヤシがなんと本スレでエロパロに投下したと宣伝
・投下したヤシが「2ちゃんのエロパロに投下中」と同人サイトで宣伝
・単一カプしか投下されず、上手いが飽きる
・勘違いリア厨のクレクレ語り場と化し、投下は全くない
・801を投下しやがった 注意されて逆ギレ
みたいな経験をした漏れには、ここの状況なんて天国天国
神様方を愛する一人の男です。どんなカプでもばっちこい
そして来ちゃいけない奴らは、せめて書き込みを気をつけろ
>>497 お前さんの常駐スレはまだましだ。
自分の常駐スレなんかゲーム系なんだが新作がブレイクしちゃったもんだから
キャラスレからリア厨が大挙として押し寄せ気に入らない職人は叩き出す始末。
それと合わせて801スキーが強引に投下した挙句、スレ違いを指摘されたら板のローカルルールまで持ち出して大暴れ。
結果、住人は殆んどいなくなり、スレは荒廃してウィルス厨の書き込みで埋め尽されつつある日々。
リア厨がスレに入り込むと最悪このような未来が待ってるぞ。
だからリア厨は大人しくキャラスレに帰れ。
どんどん空気悪くなるからそのテの書き込みも止めようぜ
カモーンラスカル!!
意外と言葉責めが似合うことをアンジュリで知った
ぜひ小夜を追いつめて欲スイ
自分語りも特定カプマンセーも空気が悪くなるからやめようぜ!
みんなでハァハァしながら神たちの投下を待っていればそれでいいじゃないか
特定カプマンセーしてるつもりはありませんが、個人的に
苦手な特定カプは拝読及び個別感想はひっそりとスルーさせてもらってます。
↑そういうこともいちいち言わなくていいんだよ。
デヴィ小夜wktk
神キタ━(゚∀゚)━!!
ジェイディヴァマダー?ヽ(*´Д`)ノ
>>483 キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!ww
文書ウマーー
細かいところまで、配慮して書かれていて
すごいと思った。
あの・・以前アンジュリ投下した者ですが・・・。
ジェイディヴァに挑戦してみようかと思うのですが、ジェイムズって本編で直接
「ママ」と呼んだ事ありましたっけ?録画もなく、aii見られない環境のため
確認がしたくても取れず・・・(その状況で挑戦というのもいい加減無謀だがorz)
しょ〜がねぇな、という心の広い方、もしいらっしゃいましたら教えていた
だけると助かります。
>>509神キタコレ!!
直接言った事はなかったとオモ。
38話で初めて言った。
気分が高揚したら言うのか…??
ともあれジェイディヴァちょう期待!!ティッシュ一箱用意して待ってる。
>>509神!!
本人に直接はなかったはず。
しかしここは自由な発想で呼ぶ呼ばない決めてくだされ。
ワクテカ
>>510 >>511 ご返答ありがとうございます。38話「決戦の島」―――。
見事に録画できなかった回のひとつだ・・・・。 orz
見切り発車で挑戦してみます。いろいろ妙な事になるかもしれませんが
その・・・投下の際は生あたたかい目でスルーしてやってください・・。
誰もこんな事考えないだろうし、状況的に無理だけど。
ソロ小夜ハジの3Pもんプリーズ
でも書きながら投下はやめてね
できれば1レスごとの間は開けないで欲しい
>>512 ベッドのシーツ換えてお待ちしてます…悶々とw
>>513 その3Pなら確か前スレにあったよ?
>516
513じゃないけどありがとう、見てきた。
>512 重なってすいません orz
ジェイムズ×ディーヴァです。
ソロモン・ゴールドスミス……貴様だけは許すことはできない。
もともと胡散臭いやつだと思っていたが、我が愛しきママに仇なす不忠者とは思いも
しなかった。ディーヴァのシュヴァリエであるにも関わらず、その敵である小夜に魂を
奪われてしまったというのか……。
アンシェルの血縁であるからと油断したのが、一生の不覚。
我が堅牢な肉体を切り落とし、小夜を助けるとは……断じて許せん。
ディーヴァのため、小夜を地獄への道連れとするはずだったのに……。
私はソロモンへの激しい憎悪を抱きながら、一人奈落の底へと落ちていった。
最後に見たのは翼手化したソロモンが、小夜と共に月夜の空に舞い上がる姿……。
ーーそれからの記憶はない。
意識を取り戻すと、消毒薬の臭い漂う病室だった。私はやや硬めのベッドで、
清潔な白いシーツに上に横たわっていた。身体を覆うかのように電極が貼り付き、
そのコードの先は無骨な機械につながっている。耳障りな電子音が規則的に室内に
響いていた。
特に痛みは感じない。私は少し身体を持ち上げると損傷の具合を確認した。
「何故だ……」
私は目を疑った。小夜の刃を受け結晶化したとばかり思っていた手足はクリスチーナ島
へ向かう前と寸分も違わなかった。
が、手足を動かすと微妙に違和を感じる。良く出来てはいるが、自らのものではないこと
がわかった。
「これもアンシェルの研究によるものなのか……」
遺伝子操作により人工的に作り上げたシフやコープスコーズの研究とは別に、アンシェル
がシュヴァリエの肉体再生について研究していることは知っていた。
しかし、我が肉体でそれが試されることになるとは夢にも思わなかった。
カールと同じ被研体とされたことに一抹の不安を覚えながらも、もともと失いかけた命、
もう一度機会を与えてくれたアンシェルに感謝することにしよう。
私は周りを見渡し詳細を観察する。こういった状況において現状把握は欠かせない。
病室のように思えたが、やや華美な内装から病院ではないことがわかる。
窓の外の景色に記憶があった。
ここはネイサン・マーラーの屋敷であると私は判断した。
身体を覆う電極をはがすと、機械からけたたましい音が鳴り響いた。
すると、その音に反応したかのように、視界の隅で何かが動いた。
「誰だっ」
身を硬く緊張させ、まだ使い慣れない脚でふらつきながらベッドから飛び降りると、
機械のスイッチを切る。静まり返った部屋の中央に立ち、周囲を見回していると、
目前に突然白い影が現れ、強い力で胸を突かれた。
「うっ……」
不意を突かれた私は、為す術もなく再びベッドに倒れ込む。
目を開けると、直ぐ前にディーヴァの顔があった。
どこまでも白い肌に浮かび上がる美しいサファイアブルーの瞳……。
ディーヴァへの想いが作り出した幻か……私は何度も瞬きをした。
すると、その幻は白い腕を蛇のようにくねらせ、私の首に巻きついてくる。
「ジェイムズ…僕…とっても寂しかったんだ」
耳元で囁かれる懐かしい声、鼻をくすぐる甘美な香りは、我が愛しきディーヴァ
その人だった。
「んぅ…っ」
声を出そうとするが、私の唇はすでに塞がれていた。
しっとりと柔らかいディーヴァの唇が、何度も角度を変えながら合わせられていく。
その感触に私は堪らず舌を出し求めるように歯列をなぞると、ディーヴァは甘く弾力の
ある舌を伸ばしてきた。唾液に濡れたお互いの舌を絡めるようにしてキスを交わすと、
私の身体は歓喜に打ち震え、熱く火照ってくる。
「お前が戻ってくれて…とっても嬉しいよ…僕ずっとここで待っていたんだからね」
長い口づけの後、ディーヴァは私の胸の上で肘を付くと、短い髪を揺らし微笑んだ。
この笑顔を得るためには、私はどんな苦境も乗り越えられる気がした。
「ディーヴァ…我が愛しきママ…。許してください。私は小夜を仕損じた…」
「もういいよ…。小夜のことはアンシェルたちなんとかしてくれるから…それよりも」
そう言いながらディーヴァは妖艶に微笑むと、少年の姿から元の姿へと戻った。
「やりましょうよ…」
その言葉に私は息を呑んだ。
ディーヴァはベッドの上に立ち上げると、腰を揺らしながら半ズボンを脱ぎ始めた。
その淫らな腰つきに私の目は釘付けになる。白色の下着を脱ぎ終わると、ディーヴァは
クスクスと笑いながら、私にそれを手渡した。
「ディーヴァ…」
未だディーヴァの温もりを宿した下着に顔を埋める。愛おしいママの香り…。喩えよう
のない安堵感が心を満たす。
「ジェイムズ…私のここ…何だか変なのよ」
ディーヴァは、白く細い指先で恥丘の下のあたりを撫でる。
「……失礼」
堪らず手を伸ばし、ディーヴァの内腿の間に手を差し入れると、そこはすでに温かい
蜜を湛えていた。
「どのように…おかしいのですか」
私は手に付着した蜜液をすり合わせながら、生唾をゴクリと飲み込む。
「なんだか、むずむずして堪らないの……。アンシェルはお仕事が忙しいし、ソロモン
はいなくなっちゃうし…。誰も私の願いを叶えてくれないの…」
潤んだ瞳で甘えるように言われて、我が怒張はドクンと脈打つ。
「ね…ジェイムズ…私欲しいの」
「ディーヴァ…っ」
そのあどけなくも淫猥な眼差しに、私の理性は容易に砕け散る。
ディーヴァの手をグイと引くとベッドに押し倒した。
「あんっ」
小さく悲鳴を上げるディーヴァを組み敷き、両脚の間に手を滑り込ませる。
「ディーヴァ…ここが…ここがいいのですかっ」
手の先で蜜を擦り付けるように秘部を揉み解していくと、ディーヴァの口から艶っぽい
吐息が漏れてくる。
私は花びらを掻き分け奥へと指を進める。その先に真珠を少し抓るとディーヴァは
身体をビクンと痙攣させた。その形の良い眉は小刻みに震え、少し開いた唇から喘ぎ
を搾り出す。
「ディーヴァっ」
そのまま中指を膣口に押し入れると、溢れ出る蜜液でするすると取り込まれていった。
さらに人差し指を加え、蜜を掻き出すように指先を激しく動かすと、それに合わせる
かのように、ディーヴァが細かく呼吸を継ぐ。その口角からは透明の唾液が流れた。
「あっ…あぁっ…ん…。はぁんっ…ジェイムズっ…早くっ…早くきてぇ…」
ディーヴァは悩ましげに唇を動かし私を求める。
とうに限界は来ていた……。
天井を向いて屹立した我が怒張の先端は、いやらしくも先走りの液で濡れている。
「ディーヴァ…っ」
しなやかな足を肩先に乗せると、最奥まで一気に貫く。
ディーヴァのぬるぬるとした内壁は私の怒張を緩やかに締め付けてきた。
「あんっ…ジェイムズ……いいっ」
私はゆっくりと腰を動かしながら、ディーヴァの腕を上げさせ上着を剥ぎ取っていく。
零れ落ちた乳房に私は興奮を隠せなかった。
いつみてもディーヴァの胸は美しい。仰向けに寝ているというのにふっくらと盛り上
がった乳房は、蕩けるように柔らかであり、跳ね返すような弾力も秘めている。
私は夢中になって二つの豊満な乳房に交互にしゃぶりついた。
「ママ……ママっ……」
赤く尖った乳首に吸い付き、時折、顔を上げて名を呼ぶ。
私は腰を限界まで振りたくリ、溢れ出る情熱をぶつけると、ディーヴァの秘肉が私の
ものをしごく。灼熱の射精感に突き動かされながら、私はディーヴァを攻め続けた。
「いいっ…いいわっ…ジェイムズっ…はぁっ…」
私はディーヴァを引き起こし自らの上に乗せ、今度は下から揺さぶりをかけると、、
ディーヴァは白い脚を私に巻き付け、より深い接合を望む。その柔らかの内腿
は震えており、私の腰を緩慢に刺激した。
ディーヴァの華奢な腰を掴み、目の前でゆさゆさと揺れる乳房に顔を埋めたまま
私は狂ったようにに腰を突き上げる。
「はぁぅ…ジェイムズっ…あっ…ああっ…いくぅ……」
切なげな嬌声を聞きながら、頭の中は次第に白色の光で満たされスパークする。
ディーヴァの中がきつく締め付けたのと同時に、私は腰を突き上げ一気に白濁液を
放出した。
「コ、コンプリート…」
私は恍惚の表情を浮かべ、ディーヴァと共にベッドに倒れ臥すと、少し汗を掻き
赤く火照ったディーヴァの身体にぴったり身を寄せる。
行為の後は気だるくも心地良い。私はディーヴァの胸の上で至福のひとときを過ごす。
こんなに心安らかになれる存在はディーヴァをおいて他にはいない。
愛しくて、愛しくて、愛しくて、たまらなかった。
胸に顔を埋めたまま、顔を左右に動かすと、ディーヴァはくすぐったそうに笑い、
私の頭を撫でてくれた。
「お前が無事で…本当によかった…」
「ママ…僕もママの元に戻ってこられてよかったよ」
「お前は本当にかわいい子…うふふ…もう一度やる?」
断われるはずはない。それは私も求めていたことだった。
私は再びディーヴァと身体を重ねた。
何度目かの行為の後、がちゃりとドアが開きネイサンが入ってきた。
ネイサンは私が意識を取り戻していることに驚き、そして、妊娠中のディーヴァが
激しいSEXに興じていることを咎めた。
ぶつぶつと文句を言いながら、私からディーヴァを引き剥がすと、ネイサンは
ディーヴァを抱え上げ、バスルームへと向かった。
「あん…ネイサンのいじわる…ジェイムズぅ………」
ネイサンに抱き上げられながら、ディーヴァは私の方を見た。
身体を弓なりにし、私のほうに手を伸ばしてくると、地面に着きそうな程の長い黒髪が
ゆらゆらと揺れた。
「ディーヴァ…」
しかし、ネイサンには逆らえなかった。名残惜しみながら、ドアから出て行くディーヴァ
を見送っていると、ドアが閉まる前にネイサンがこちらのほうに振り返りウィンクしてきた。
「あ・と・で」と口が動いていたように思える。ぞわぞわとした悪寒が襲ってきて私はシーツ
に包まった。
一人ベッドに残された私は、余韻に浸るようにぼんやりと天井を見つめていた。
傍にディーヴァがいないだけで、世界が急に空虚なものに感じる。
私はディーヴァを愛している。この身が朽ちようと、ディーヴァの傍にいたい。
ふと頭に浮かんできたのは、裏切り者の憎きソロモンの姿……。
ディーヴァという素晴らしい存在があるのに、何故貴様は小夜の元に走ったのか。
あの痩せぎす女がママの乳房より魅力的なものを持っているとは到底考えられない。
ソロモン…初めて会ったときから何を考えているかわからない男だったが、やはり
貴様のことは最後まで理解できなかった。
しかし…まあよいだろう。貴様がいなくなれば、実質上ママは私だけのもの。
貴様は小夜とまとめて片付けてくれる。
尖った刃で小夜と共に貫けば、貴様は小夜の血で息絶えよう。
「ふふふふっ、ははははは!!!!」
新しい身体のせいか、何故だか気分が高揚してきた。
私は部屋中に響き渡る哄笑を繰り返した。
私の名はジェイムズ・アイアンサイド。鉄の意思を持つ男。
ディーヴァのシュヴァリエとしてディーヴァと共に生きる者。
ディーヴァこそ我が女神であり至高の存在である。
この身を挺してでもディーヴァを守る…それが私に課せられた最大の任務である。
誰にも邪魔はさせない。
<終わり>
エロいGJwwwww
ただ「コ、コンプリート…」で不覚にも吹いた
ちょww下着に顔を埋めるジェイムズバロスwww
エロと萌えと笑いをありがとう!
連投ゴメソ
読み直してみたらジェイムズすげー可愛いのなw
GJ!やったねマザコン!!
GJ!!!超GJ!!!もう死ねる…
「コ、コンプリート…」に笑い、シーツに包まるとこでかわいく感じた
そしてネイサンには逆らえないんだな(´・ω・) カワイソス
おっきしたよママぁ
コンプリートぉぉぉ
ちょっwwwww烈しくGJ!!!!!
赤ちゃんプレイでどうやってセクースに持ち込むんだ?と思ってたから、
マザコン×出刃がこんなに面白いとは思わんかった。新地開拓だお!!!
カチコチ軍人の語りが言いよねwww
もう一人の神のジェイデバもwktkしてお待ちしておりますぅーー
怖いものみたさで ジェイムズ×小夜 が読んでみたくなりました
小夜を事あるごとにママと比べて蔑むも、同じ顔に萌えてしまうジェイムズ。
お願いします。
コンプリート、テラバロスwwwwwwwwww
しかし相当萌えましたGJ!!!!
ハジソロサヤの3P希望
神様
ジェイディヴァハァハァ(*´Д`)超GJ!
もう一方の神の降臨もお待ちしてます!
俺もソロモン関連カプは好きだけど
あまりにソロ小夜言ってる厨には本当に空気読んで欲しい
神達が書きたい時に書いてもらってるだけでありがたいのに
あんまりな厨がなだれこんでくるのは気分が……
よく見たら、
>>512の神とは別の神だったのか…
二人も神が現れるとは、長い間祈った甲斐があった…!!
これで本編がどうなっても生きていける
>>512です。お待たせしました。特に定めていませんが、内容の時期は
フランス編あたりだと思ってください・・。
約束の刻限きっかりに屋敷に訪問した。
時間厳守―――いついかなるときも。それがジェイムズのモットーである。
応接室の重い扉をひらくと長兄アンシェルが背を向けて腕を後ろ手に組み、
窓の外を眺めていた。軍服を一ミリの弛みもなく身につけたジェイムズが
わずかに顔をあげる。その厳しく統制された冷静なまなざしが、無感情に
アンシェルの背に向けられる。
「・・・・・よく来てくれた。ジェイムズ。」
アンシェルが口をひらいた。
「用件はなんだ。」
手みじかにジェイムズが言う。
その声にアンシェルがゆっくりと振り返った。
窓から洩れる陽光で、その表情は定かには見えない。淡々とアンシェルが
言葉を続ける。
「ディーヴァは今日、人間の主催する宴に姿を見せる。集まるのはいずれ
も欧州の政財界の重鎮だ。そこで・・・お前にディーヴァの護衛を任せたい
のだ、ジェイムズ。」
それを聞いてジェイムズがわずかに眉をしかめた。
「なぜ貴様が行かない?・・・・・・アンシェル。」
「始めは私が同行するはずだったのだ。だが・・予定が変わった。宴自体は
他愛もないものだが、参加者の顔ぶれからむげには断れぬ。今後の計画を
円滑に進めるためにもな。――先方は私が参加できぬならディーヴァだけ
でも是非、と言ってきている。よほどこの私と顔をつないでおきたいよう
だ。利用できるカードは、せいぜい手の内に留めておかねば・・・・な。」
「それは理解できる。たしかに我が身の軍務も非番で空いてはいるが――。
しかし・・・わからんな。」
硬い表情を崩さずにジェイムズが口をひらいた。
「財界の社交ならばソロモンが得手だろう。守り役というならカールでも
いい。ディーヴァの護衛に不服がある訳ではないが・・なぜ私なのだ?」
―――米軍のことならばともかく、自分が欧州財界の宴とは。
不審気にジェイムズがアンシェルを見据えた。
作戦の主題は・・・・・明快かつ単純であるべきだ。
なればこそすみやかに事態に対処できる。
シュヴァリエ五兄弟のなかで、敵である小夜に必要以上に執着している
カールや共存を唱えるソロモンに対し、あくまで小夜の排除を主張する
アンシェルにジェイムズは賛同していた。
ディーヴァのみを頂点とした、翼手の繁栄を目指す世界の構築。
――――明快だ。それについてはまったく異を唱えるつもりはない。
(あと一人の兄弟については―――。彼は意識的にその存在自体を脳裏
に浮かべることすら避けていた。)
だが・・・・いつ会っても考えの読めぬ、はかりごとの多い男だ。
ジェイムズは胸のうちで、眼前の長兄をひそかにそう評した。
その声にならぬ言葉を聞きとったかのように、陰になったアンシェルの
口元が微笑を浮かべる気配があった。
「―――理由は行けばわかる。それになにより・・・ディーヴァがそう
お望みなのだよ。」
「ディーヴァが?」
ふいに背後の扉がひらいた。
「ジェイムズ。」
やわらかな、うつくしい声が彼の耳をくすぐった。
雪のように白いドレスに身を包み、長い黒髪を少女のようにそのまま
後ろにたらしてディーヴァがそこに立っていた。小首をかしげてにっこり
と彼に向かって微笑する。その笑顔に気おくれしたかのように、やや
遅れてジェイムズがまぶしげに視線をはずした。
「・・・・・・ディーヴァ・・・・。」
「―――財界の狸ども相手に愚にもつかぬ話をしてこい、と言っている
訳ではないのだ。ただ顔を出し、戻ってくるまでの間・・・ディーヴァの
守護に徹してくれればそれで良い。それともなにか不都合があるかね?」
「いや・・・・・了解した。」
数歩あゆみ寄って眉をあげるアンシェルをさえぎるように、ジェイ
ムズが制帽を引き下げてつぶやいた。
「容易いことだ。―――――期待にこたえよう、アンシェル。」
自分こそが適任。その理由は行けばわかる。
ほどなくその言葉の意味をジェイムズは知ることとなった。
豪華な邸宅での広い芝生を利用した、立食パーティーである。
ディーヴァの周りには政財界の立役者が取り巻いていた。みな彼女の美を
誉めそやし、覚えを良くしようとつまらない話を持ちかけている。
ディーヴァは何を言われてもしじゅう無言で、ただニコニコとお行儀よく
している。ただその青い瞳がときおり、いらだちと退屈のために物騒な
ひかりを帯びた。そのたびにジェイムズがむっつりと間に割って入り、
彼女を―――正確には、彼女の話相手を―――救い出した。
話を中断された初老の男が、恨めしげにジェイムズをにらむ。
なぜここに米軍人が?といった顔だったがジェイムズは意に介しなかった。
心証を悪くしたところで、どうせあとで困るのはアンシェルである。
その程度の厄介事はこの場にいない以上、長兄自らが負うべきであった。
―――――自分はただ、与えられた任務を遂行するまでだ。
堅固な鋼鉄の護衛艦のように、ジェイムズはひたすらディーヴァのそばを
離れない。
(大丈夫ですか?ディーヴァ。)
そっと腰をかがめ耳うちすると、アンシェルに言い含められている
のか笑顔を絶やさぬまま、ディーヴァが同じくちいさな声でささやき返した。
(あのおじさん、まずそう。・・・・それにつまんない。口をひらいている
あいだに――――このお庭の人間、ぜんぶ殺せたわ。)
(――――・・・ディーヴァ。)
強くたしなめるつもりの言葉が、口にした途端どこか困ったような
響きになった。――なるほど、これは片時もディーヴァから眼を離せない。
カールでは感情に走りすぎ、ソロモンではその容姿と顔の広さから人目を
引寄せすぎる。
戦場で敵影を発見した時のように、ジェイムズは厳しく唇をひきしめた。
今日、彼が護衛する旗艦は――――。優美でたおやかな事このうえないが
その砲塔には周囲を一瞬で殲滅できうる、ぶっそうな核弾頭が装備されて
いるのだ。
ふいに10時の方角――ディーヴァの背後にいる、談笑に夢中になった
中年女の尻が、ディーヴァの背にかるくぶつかった。
ふいをつかれたディーヴァが思わずよろけ、その手のシャンパンが彼女
のドレスにふりかかる。中年女に気づいた様子はない。
ディーヴァの眼のいらだちが、たちまち危険水域まで達した。
―――――まずい。
「あるじが体調を壊したので今日は帰還する。・・・車を呼ぶまでどこか
人のいないところに案内してくれ。」
有無を言わさぬ断固とした口調で、ディーヴァをその手に押さえた
ジェイムズが、脇に立っていた従僕にきびしく命じた。
ジェイムズとディーヴァは、屋内の薄暗い書庫にとおされた。
世話を焼こうと騒ぐ主催者たちを容赦なく追いかえし、迎えがくるまで
完全な人払いを命じる。まったく・・・・わずらわしい。ママ――愛する
ディーヴァのためでなければ、いったい誰がこのような面倒を背負い込む
だろうか。ディーヴァが不満げに唇をとがらせて、上目遣いにジェイムズ
をみつめた。
「―――つまんない。みんな、引きちぎってやろうと思ったのに・・。」
「ディーヴァ。」
―――――勝手な行動を取られては、戦術に狂いが出る。
そう言いきかせようと口をひらいて・・あどけない表情のディーヴァに
ジェイムズは言葉を呑みこんだ。この場でよほど忍耐を強いられている
のは、自分よりもむしろこのうつくしい母であると気づいたのだ。
―――どだい無理があるのだ。・・・・ジェイムズは吐息をついた。
人間どものくだらぬ付き合いに混じらせるには、このひとはあまりに・・
無垢すぎる。
これはアンシェルに一言、言ってやらねばならぬ――――。
そう唇を噛みしめて、次の瞬間ジェイムズはあわてたように眼を見開いた。
ディーヴァが身につけていたドレスを脱ぎ始めたのだ。
白い衣装が床に落ち、長い髪にふちどられた美しい肢体が姿をあらわす。
「ディ・・・・・ディーヴァッ?!」
「この服べとべとしてイヤ。――――もう、いらなァい。」
あっけらかんと放り出された服を拾い、ジェイムズが慌てて彼女の体
を包んだ。
―――アンシェルやソロモンの屋敷でならともかく、こんな他人の邸宅で。
予想外のディーヴァの行動に、普段は眉ひとすじ動かさぬ冷静なジェイムズ
の額にも、たちまちつめたい冷や汗が浮かびあがる。
「と、とにかく着て下さい。―――――早く!」
「気に入らないもの。・・・・イヤったらイヤ。」
押しつけられたドレスを着るどころか・・ワルツの相手をするように
その手に袖と背を掲げたディーヴァが小首をかしげて、ニッコリとジェイ
ムズに笑いかけた。
――――――その様子が、おもわず見とれるほど愛らしい。
「・・・・・・・・!!!」
眉を寄せ、噛みしめた奥歯のあいだから苦しい吐息を漏らしたジェイム
ズが軍服の上着を即座に脱いだ。ディーヴァの肢体を直視せぬよう眼を
そらせながら、軍服でそのやわらかな体を包み、震える指でボタンを留めて
ゆく。
「厄介な行動を取られると、アンシェルの計画に色々と支障が・・・」
ボタンを下まで留めながらディーヴァに機械的に語りかけ、ふいに
思い余ったように、それまでとうって変わった弱々しい様子でジェイムズ
が声を絞り出す。
彼女の前にひざまずき、上着のすそに汗ばんだ両手指をかけたまま――。
ジェイムズの頭がうなだれるように下がった。
「―――いけない、ディーヴァ。・・そんなことをするから、貴女は
誤解を受けるのだ・・・・・!!」
その言葉を小鳥のように首をかしげて聞いていたディーヴァが、
慈母のような微笑を浮かべた。そのまま子供の遊びのように、跪いた
ジェイムズの身体にのしかかる。
体重をふいにあずけられて、ジェイムズの腰が書庫の床に落ちた。
片足を投げ出して呆然と座りこんだジェイムズに―――ディーヴァが
猫科の野生動物のようにすり寄り、悪戯っぽく顔を寄せる。
そのほそく優しい指が、額の制帽をさっと取りあげた。
「――――ジェイムズ・・。」
秘密めかしく彼の眼を覗くディーヴァが、桃色の唇をひらいた。
制帽をななめに被ったディーヴァが妖しくジェイムズに詰め寄る。
彼の軍服の上着は、ディーヴァにはあまりにも大きすぎた。
きゃしゃな肩は落ち、前の合わせはゆたかな乳の谷間を隠しきれては
いない。濃色のすそは下腹部の陰りをかろうじて覆ってはいたが、その
武骨な厚手の生地から伸びる秘めやかな太腿の白さを、眼に痛いほど
ひきたててしまっている。
長すぎる両腕の袖をディーヴァが唇で咥えて引きあげ、折り曲げた。
――――軍服とは一ミリの乱れもなく、正しく着用するものである。
しかしディーヴァの着かたは・・・どこもかしこも、軍服に対して
挑戦的である事このうえなかった。
ディーヴァがそのしなやかな指をつい、と伸ばした。
その指先が彼の頬にかけられる。ジェイムズの唇が苦しげに引き締め
られた。
答えのわかりきっている問いをあえて問うように―――――。
眉をあげて首をかしげたディーヴァが、美しくやわらかな唇をひらいた。
「―――どうしておまえは、わたしと話すとき・・・このわたしの眼を
見ないの?」
「――――――ディーヴァ・・・・・っ」
ジェイムズの頬が震えた。
激情に耐え切れなくなったように一瞬眼をそらし、ややあって苦しく
視線を戻す。すると制帽から覗くいたずらっぽい微笑をひめたディーヴァ
の瞳と眼が合った。相手の忠誠を確信している女王のまなざしで、ディー
ヴァの瞳があやしく彼を誘う。熱病に侵された者のように、ジェイムズの
震えは止まる様子をみせない。
彼の腹のうえをまたぐように腰掛けたディーヴァが、両手指を太い首に
すべらせるようにしてその頭を引寄せた。
寄せられたゆたかな白い乳に、ジェイムズの顔が成すすべなく埋められる。
最上級の子羊のなめし革よりもはるかにきめが細かく、乳酪よりもさらに
まろやかなその感触が、ジェイムズの鉄の理性を徐々に狂わせてゆく。
ディーヴァがほそい指を背にまわし、後ろ手に彼のズボンの留め金を
まさぐった。そのまま生地の下にもぐらせ、しなやかな指で彼をさぐり
あてると指先でゆるやかにしごき、刺激し始める。
「ディ、ディーヴァ・・・・・・ッ!!」
片手で頭を乳に押しつけられたまま、ジェイムズがうわずる声を
あげた。
「―――わ、わきまえてくださいッ!・・・どうか、場所・・をッ!!」
「だぁめ。」
意地悪くうたうように、ディーヴァが答える。
「おまえ、わたしの遊びを邪魔したでしょう?―――だから、だ〜め。」
その会話のあいだも、ディーヴァの指の動きはますます淫らな刺激を
加えてゆく。
「・・・・・うッ・・・・!」
鼻先に押しつけられた白い乳房で、呼吸さえ満足にできない。
こねられてかたちを変えるやわらかな感触と、谷間から香るディーヴァ
の悩ましい肌の匂いが、どうしようもなくジェイムズを急きたててゆく。
ディーヴァの優しい指がジェイムズの肉の舳先をそっと包み、かるく
こじった。
「!!!」
猫がねずみをいたぶるように、そのかたちのよい指先が秘めやかに
彼を責めたててゆく。どれほどの苦境に追いこまれても変わらない彼の
表情が、やるせなくゆがんだ。
「―――ディーヴァ・・!――――我が、いとしい―――・・・ッ!!」
ジェイムズの両腕がディーヴァの背にきつく廻された。
教会の聖母像にぬかずくように、そのまま顔を押しあてたジェイムズが
ディーヴァの乳に激しくキスの雨を降らせてゆく。
甘く噛まれたディーヴァの乳の突端が、唾液にぬれて硬く尖った。
官能に青い眼を燃えあがらせたディーヴァが、口元に微笑を溜めながら
ジェイムズを覗きこんだ。長いすなおな黒髪が彼の頬にしなやかにかかる。
「ジェイムズ。・・・・・・おまえ」
ディーヴァが彼の情熱を煽りたてるように眉をあげた。
つややかな桃色の唇がジェイムズの色を失った震える唇に寄せられる。
秘密を告げるように、ディーヴァが悪戯っぽくそっとささやいた。
「うふふ。好きで好きで、しかたがないのね?・・・・わたしのことが。」
「―――――・・・・ママ・・・・・・・ッ!!!」
唇が重なった。
ジェイムズの噛みつくようなキスを、ディーヴァがいなしてゆく。
舌が絡み、たちまち甘く吸いとられる。長い――ひどく長いキスであった。
その間に立ち膝をするように腰を浮かせたディーヴァが、ジェイムズに
ひどくあどけない表情で誘いかける。
軍服の裾からちらりとのぞく白い内腿がすさまじく扇情的な眺めであった。
そのまま身を起こしてディーヴァを抱きしめたジェイムズが、その腰を
抱きしめて足をひらかせ、おのれの腰に座らせるようにゆっくりとディー
ヴァを沈めてゆく。
ディーヴァのほそい顎のとがりが、ビクビクッと甘いふるえをみせた。
「―――――は・・・・・っ」
やるせない吐息を漏らし、ディーヴァの眉が官能にするどく狭め
られる。頑健な軍人のジェイムズに比べてディーヴァの肢体は少女のよう
に儚かった。そのきゃしゃなからだを押しひらき、ジェイムズがおのれ
を進めてゆく。
「――――・・・んんッ・・・・・!」
背中を抱いたまま、あらん限りの情熱を込めてジェイムズが下から
ディーヴァのからだを突きあげる。
「はぁっ・・・・・・・!!」
肺の中の空気をおしあげられたかのように、ディーヴァがおおきく
吐息をついた。自分のなかのジェイムズの感触を存分に味わうかのよう
に、ディーヴァがゆるく動く。
おのれをあたたかく締めつける、吸いつくような柔襞の感触にジェイムズ
が歯を食いしばった。そのまま渾身の力を込めて、二度三度とディーヴァ
の体内をえぐってゆく。
せつなげなうめきを漏らしてディーヴァがジェイムズの頭を抱きしめた。
かびくさい書庫の中でディーヴァの表情はうっすらと上気し、その青い
瞳は官能にきらきらと妖しいきらめきをみせている。
「あ・・・・・あ。――――ジェイムズ・・・」
ディーヴァの声に、ジェイムズの動きが速められた。
その抽迭に、彼女の髪が跳ねるようにゆれ動く。体を支えふかく揺さぶる
ようにしてジェイムズがなおも動いた。
その刺激に―――くうぅ・・ッと、ディーヴァがせつない声を漏らす。
ディーヴァの息が徐々にせわしく浅いものに変わってゆく。
うつくしいその顔は陶酔の色が濃い。
漆黒の鋼でできた戦艦のようなジェイムズの身体が、何度も激しく
ディーヴァに打ちつけられた。
彼女の体の最奥にジェイムズの男が深くくさび打たれる。
ディーヴァの腿が、白い蛇のようにジェイムズの腰を締めつけた。
やわらかな桃色の唇が官能にほころび、かたちのよい眉がふっ・・・と
ひそめられる。
―――は・・ぁあっ・・・――と、甘い吐息をもらし顔をそらせて
ディーヴァが絶頂を迎えた。
――――ん、ん・・・・・・ッ――――と、声を立てることなく
その肢体を幾度かひそやかにふるわせる。
その蕩かすような体内の蠕動と収縮の感触に、たまらずジェイムズも
うめいた。ディーヴァのからだを深くおのれに引寄せ、その奥へ思う
さま突きたてる。煮えたぎる激情の飛沫をその体内に注ぎ込みながら、
ジェイムズは苦しく眼を閉じた。
閉じた闇の中で―――彼は思慕してやまないうつくしい聖母のひそやか
な指が、そっとおのれの鍛えられた首に巻きつくのを夢うつつに感じて
いた。
「お迎えがいらしたようでございます。ゴールドスミス様。」
扉を叩くかるい音と従僕の声に、ジェイムズはぼんやりと眼を
ひらいた。見ると書庫の床に自分もディーヴァもしどけなく横たわって
いる。なんとなく気恥ずかしい複雑な思いで身だしなみを整える。
横を向くとディーヴァが遊びつかれた子供のような表情で、正体なく
眠りこんでいた。
気に入ったらしく、おのれを抱きしめるように彼の軍服の上着をしっか
りとつかまえている。
脇に転がっていた制帽のほこりを叩きながら、ジェイムズは立上がった。
「あの・・・・ゴールドスミス様・・」
扉の向こうのとまどった従僕の声に、ぶっきらぼうに返事を返す。
「聞こえている。――――すぐ行くと伝えろ。」
ディーヴァはどうやら眠っていても、ドレスを着なおす気はない
らしい。それにそもそも、武骨な彼は女性のドレスをどうやって着せる
のか皆目見当もつかなかった。
このうえなく大切な壊れものを扱うように、ジェイムズがそろそろと
ディーヴァを抱きあげた。
―――ディーヴァのこの格好を・・さて、いったいどう説明したものか。
この邸宅の人間に、迎えの運転手に。・・・・そして屋敷で彼女を待って
いるであろうアンシェルに。
これまでどんな苛烈な戦場でも出なかった種類のため息が、やるせなく
その唇から洩れた。
こういうとき、ジェイムズは歯がゆいほど融通が利かない。
愛する母と、答えの出ぬ難問を抱えたまま―――真面目な彼はいつまでも
その場に立ち尽くしていた。
〈END〉
萌 え 殺 さ れ る
ちょ!神!!!萌える!ハァハァハァハァ(*´Д`)
終始ため息しか出なかった。最高でした。
神すぎ乙!!
神!ごちです!!
情景がいつまでも心に残る・・ハァハァハァ
胸がいっぱいになりました。神、超乙!
アンシェルが小夜を何度も振り返りながら
野生の翼手の群れに帰って行く話キボンヌ。
って、おまっ・・・ラスカルかよw
>>546 血も感動の名場面100レギュラー入り確定か
アンシェル×小夜なんですが、ちょっと変則的ソロ小夜っぽいかも。
なんかソロ小夜ばっか書いててすみません。
あと媚薬と無理矢理がお嫌いな方はスルーしてください。
ん、と呻いて小夜は薄く目を開いた。頭のどこかがずきりと鈍く重く痛む。
治癒が完璧でないのだ。
以前ならたちどころに治っていたはずの怪我も、休眠が近いせいで、
今では思った以上に回復に時間を要するようになっていた。
横たわったままベッドの脇に置いてあるはずの刀を探ろうとして、響いた金属音に身が強張った。
じゃらん、と鉄の擦れ合う音が小夜の手首を噛んだ。
「――――鎖!?」
驚愕して身を起こすと、手首に嵌められた枷とそこから伸びる鎖が、ますます煩くがなりたてた。
青みがかった黒色の鉄の輪が、冷たい金属の光沢を帯びて重たい。
首に触れる冷たさに違和感を覚えて手をやると、そこにも手首同様の枷が嵌められていた。
「なに、これ……」
首輪。気づいた瞬間小夜は打ちのめされた。まるで奴隷か家畜のように繋がれている。
改めて自分の姿を確認すれば、病院の手術着に似た白い簡素な服に着替えさせられている。
服は裾が短く、太腿の辺りまでしかない。
清潔なシーツの敷かれたベッドの、目を刺すような白さも、病院を連想させた。
混乱する頭を押さえ、記憶を辿った。落ち着け。落ち着いて、状況を把握しなくては。
ディーヴァらとの戦闘の最中に、唐突に眠りの発作がやってきたのだ。
おそらくは意識を失っている間に拉致されたのだろう。
だとすれば、ここは敵の手の中ということになる。
鎖はベッドのヘッドボード部分に繋がれており、ある程度の長さを有してはいるが、
部屋の中を自由に歩き回るには足りない。
外そうと試みたが、忌々しい鎖は耳障りな音を立てるばかりで少しも緩むことはなかった。
小夜の力では、到底引きちぎることは無理だ。
刀があれば砕けたかも知れないが、ディーヴァのシュヴァリエたちは捕らえた獲物から
武器を取り上げずにいるような迂闊な真似をするはずがなかった。
小夜は唇を噛み締めた。素早く周囲に視線をやる。
四方を白い壁に囲まれた部屋は閉塞的で生活感がなく、どこか箱を思わせた。
窓がないことがそれに拍車をかけた。
ドアは遠く、また万が一そのノブを回す事が出来ても、確実に鍵がかけられていることは想像がついた。
人の温もりが微塵も感じられないどこまでも無機質な空間が四角い形を取って、
その中に小夜を閉じ込めている。
世界は白く、小夜の精神までをも真っ白に塗りつぶそうとしているかに思えた。
部屋はそれなりの広さがあるのに、置かれているものといえば小夜の座るベッドだけだった。
天井も高いが、何故か息が詰まりそうな圧迫感があった。
その天井にカメラの存在を認めて、小夜は顔を険しくした。
監視されているのだ。
レンズを睨みつけてから、注意深くベッドから降り立った。
素足に感じるリノリウムの床がますます病院めいて思えた。
ベッドから半径2メートルくらいまでなら動けそうだったので、
武器になるようなものはないかとベッドの周りを調べる。
けれども何一つ見つけられず、小夜は途方に暮れて立ち尽くした。
これでは脱出は不可能に近い。
何も出来ない以上、相手の出方を待つ他に選択肢が残されていなかった。
小夜を殺したがっていたはずのディーヴァのシュヴァリエが、
わざわざ小夜を生かして連れてきたのは何故だろう。
何らかの思惑があるからこそこうして捕えているのだろうが、
今の状況から推し量るに碌でもない理由なのは間違いなかった。
不安が足元を這い登ってこようとするのを、小夜は己を叱咤することで追い払った。
弱気になったら駄目、諦めたら駄目だ。きっとここから逃げるチャンスはやってくるはず。
小夜はベッドの端に腰掛け、自分の肩を爪が食い込むほどきつく掴んだ。
その瞬間だった。研ぎ澄まされた神経が、鍵穴に鍵が差し込まれる音を捉えた。
小夜は弾かれたように顔を上げた。
ドアを開けて入ってきた男に、射殺すような視線を向ける。
アンシェルは小夜の視線を受け止め、鷹揚に笑った。獰猛さを秘めた猛禽類の笑みだった。
「お目覚めかな」
アンシェル・ゴールドスミス。ディーヴァのシュヴァリエであり、小夜の敵。
小夜は身構えた。そんな小夜を見下すように、アンシェルは言った。
「どんな抵抗が出来るのというのだ、その状態で?
お前は自分の置かれている立場というものを理解していないのではないか?」
小夜の姿を上から下まで眺めやるその目は、ぞっとするほど冷たい。
細められていても隠し切れない酷薄な色が、小夜に対する彼の感情を雄弁に語っていた。
「小夜。お前は私の掌中で生かされている実験動物に過ぎないのだよ。
いわばモルモットと同じだ――――いつでも握りつぶせるのだということを覚えておけ」
そう言って、アンシェルは自分の右手をぐっと握り締めて見せた。
その動きに気を取られた一瞬のうちに、彼は小夜の横に回りこんでいた。
小夜は咄嗟に手を振り上げたが、やすやすと腕を掴まれてしまった。
鎖のせいで動きが遅れたとか、そんな理由だけではない、もっと単純な
――――圧倒的な、力の差。
ぎりぎりと締め付ける手のひらは冷たい。
それは、小夜に絶望をもたらす死神の手だった。
「うああっ……あっ……!」
痛みに声を上げてもなお、拘束は緩む気配がない。
それどころか一層強い力で握り締められ、もしや腕を折る気なのかと恐怖が
小夜の胸をよぎったとき、唐突に指が離れた。
男の指は手首に付けられた鉄の枷と皮膚との境目を丁寧になぞり、小夜の頬を撫でた。
どこか性的な意図を感じさせる触れ方に、小夜の身体がぎくりと反応した。
「ふふ……理解できたかね?」
耳たぶを唇に含まれ、舌でねぶられた。
「そう、お前が連れてこられたのは、生殖実験……
シュヴァリエと交わり子をなす研究のためだ」
細く尖らせた舌が耳の穴に差し込まれ、小夜は大きく目を見開いた。
アンシェルの指は、小夜の下唇を誘うように撫ぜ、
薄く開いた唇の間にそっと押し入れられた。
小夜は我に返り、上下の歯を噛みあわせようとしたが、
恐ろしく強い力によって阻まれた。
生理的に嘔吐きそうになり、たかが指の一本ですら
噛み切ることも出来ない無力さと相まって目の端に涙が滲んだ。
――――私はこんなにも弱い存在でしかなかったのだろうか。
アンシェルの舌が涙を舐め取り、頬に口付けた。
無理にこじ開けられた口の中に、小さく丸い形をしたものが侵入してきた。
小夜は抵抗したが、舌の上に載せられたそれを結局飲み込むしかなかった。
口の中に何もなくなったのを確認して指は出て行き、小夜の顎を掴んで、ぐい、と顔を上向かせた。
そこにあったのは狂気に満ちた暗い瞳だった。
小夜は精一杯男の顔を睨みつけた。
アンシェルは一度瞬きをすると、手のひらで小夜の目の上を覆った。
「!」
再び視界を取り戻したとき目の前にいたのは、微笑を湛えたソロモンだった。
正確には、アンシェルが擬態した、外見だけ彼の形をとった紛い物のソロモン。
「姫君はこちらのほうがお好みですか」
穏やかな声が耳をくすぐる。
アンシェルもソロモンも、小夜にとって敵であることに代わりはない。
そのはずなのになぜ、こんなにも動揺しているのか。
「ソロモンに……なにを……したの」
小夜の声は震えた。
「お優しいことですね。僕の心配をしてくださるんですか」
「あなたじゃない! 本物のソロモンに、なにをしたの!?」
問い詰める言葉は、ほとんど悲鳴に近かった。
「……どうして、敵であるソロモンのことを気にするのかね?」
「それは……」
口ごもり、答えられない小夜を見て、ソロモンの顔をした男は笑った。
「なるほど、やはりこの姿になったのは正解だったようですね」
ソロモンの声が鼓膜をくすぐる。耳の奥から背中を貫くような快感が走った。
おかしい。
自分の身体に違和感を覚えて身じろぎすると、熱を帯びた息が鼻を抜けた。
「……っ……ん……」
「先ほどの錠剤は経口媚薬なんですよ。ご気分はいかがですか」
「び……やく……?」
堪えようとしても、どうしても声が甘くなるのは抑えられない。
足が震えて、がくがくした。身体から力が抜けていく。
立っているのがつらく、男の胸にすがっていないと崩れ落ちてしまいそうだった。
身体を犯していく疼きに一度気づいてしまえば、もう無視することは不可能だった。
「やっ……は……ぁ……」
ソロモン、の顔をしたアンシェルが、小夜の身体にほんの僅かの力を加えると、
それだけで小夜はベッドへと倒れこんだ。
鎖がじゃら、と鳴った。
「んっ……!」
貪るように唇が重ねられた。
違う、ソロモンは、こんな風に食い荒らすようにしたりしない。
散々蹂躙され、酸欠のためか快楽のためか、小夜の意識は次第に朦朧とし始めた。
肌の内側が燃えるように熱い。なのに肝心な部分の火は燻ぶっている。
「あっ……ひぅっ、やぁ……っ!」
下着が引き下ろされた。べっとりと湿っていることは、見なくてもわかった。
直接外気に晒されたそこは、風に触れる外側は冷たいのに、内側は蕩けるように熱い。
少し肌が擦れるだけでも途方もない快感が生まれるのに、直にそこに触れられたら、
いっぱいに満たされたら、激しく擦りあげられたら、いったいどうなってしまうのだろう?
「んっ……んっ……」
手術着の上から胸を掴まれた。
それだけの刺激で、いとも簡単に尖りは主張を始める。
「っは……! く、ふぅ」
絶え間なく切ない喘ぎが零れ、小夜の視界は潤んだ。
その中で、ソロモンのシルエットがぼんやりと浮かび上がる。
「……小夜」
洪水のようにどろどろと溢れて止まらない蜜の力を借りて、
指は容易に侵入を果たした。
ひゅ、と息が音を立てる。
ぐちゃぐちゃとかき回すような動きに、僅かに残った理性も全部焼ききられていく。
「あっ、あぁっ……」
小夜は両手で顔を覆い、首を左右に振った。艶のある黒髪がシーツを打つ。
力なく投げ出された足の上を、舌が辿った。
太腿の柔らかい部分に吸い付き、思うさま跡を残す。
ひとつ赤い花びらが散るたびに、小夜の足はぴくりと震えた。
「小夜」
「ソロ、モン……」
小夜の目は、こちらを見下ろすソロモンの姿を捉える。
その顔が、愛しげな表情をしているように見えたのは、錯覚だったのだろうか。
両足が抱えられ、硬い肉が、開かれた場所を一気に貫いた。
「ああああっ!」
喉を反らし、小夜は快楽を歌い上げた。
内部に生じた熱は、今までの比ではない。
呼吸困難になりそうなほどのいっそ暴力的な快感に、小夜の意識は屈服した。
「も……やだぁ……や……ぁ」
身体の中を抉られている。動くたびに、卑猥な音が煽るように響く。
肉茎がひだを擦り、ひだは肉茎をさらに奥へ導こうと咥えこんで放さない。
「いやぁ……や……」
息も絶え絶えに、小夜は喘いだ。
「ひっ……あ、あ、――――!!」
男は己を深く穿ち、ときおり焦らすように腰の動きを止めては、
指で足に触れるだけの愛撫をした。
半ばまで引き抜いてはまた奥へと進む。
「……ぅ、ん……っ」
息つく間さえ与えてもらえず、ひっきりなしに快感は襲ってきた。
熱の塊を叩きつけられる。小夜の身体が、小夜の意思とは関係のない反応を返す。
呑み込まされた他人の肉体が、小夜を汚すために中で膨れ上がった。
「あ……あああああああっ……!!」
溶けた鉄のような何かが、絶頂に達した小夜の内臓に滲みていく。
一滴残らず注ぎ込み終わった性器が、ずるりと引き抜かれた。
小夜のまぶたがゆっくりと下りていく。
「お休み……小夜」
泥の中に引きずり込まれるような感覚の中で、アンシェルの声が聞こえた気がした。
「……おかげで貴重なデータが取れそうだよ」
終わり。
おつきあいいただきありがとうございました。
初リアルタイムキターーー(°∀°*)
GJっ!!!GJGJ!!!
拉致レイープキターーーーー(゚∀゚)ーーーーー!!!!
GJ!無理矢理は大好物だおムッハムッハ
ところで、やっぱり擬態ソロモンにもばっちり下睫毛ついてるんだよな?w
三本下睫毛と指輪は当然でしょうwww
>>554 GJ!&乙です!
>>536のジェイディヴァ今読んだよすごい神乙!
エロさに萌え上品さに萌え堅物の生真面目さに禿げ萌えた!
ドレスの着せ方が分からないジェイムズ(・∀・)イイヨイイヨー!!
ネイサンディーバとかカールディーバも読んでみたい!
・リクーバ×小夜
・アンシェル×小夜
・ジェイムズ×小夜
・ネイサン×小夜
・黒ソロモン×小夜
・カール×小夜
小夜総受けで合意無しの鬼畜ものきぼん(;´д`)ハァハァ
小夜りんをとことん虐めて下さいハァハァ
ディーヴァを犯すハジ
キャラクター的に絶対無理でしょう?
相手以前にハジにそんな甲斐性ない。
私を抱かないと小夜を殺すわよ、とか言われたら奮い立つかもw
犯すってニュアンスにはならないけどねー
あ、自分もディーバ×ハジのネタは作ってあって
下書き中かな・・・
陵辱されるハジ好きな人がいたら
これ以上はない一品かもな・・
ハジが犯す方がいいなぁ
強引なハジがみたい。相手は誰でもイイ!
GJ!アンサヤありがトン!
媚薬レイープ萌えました!
あと、下睫ソロモン・・・想像してしまったじゃないかw
569 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 22:16:48 ID:igWHd0wo
ルルウがカイの所から帰って来た時のカルマンとの会話のやりとりを
聞いてて、別の意味でつい笑ってしまった。
完全にここのエロパロにハマってしまった!
カイに嫉妬するカルマン、
激しくルルウを抱くの巻き、爆弾投下お願いします
>>549-554の続き。
ジェイムズ×小夜×ディーヴァっぽいです。
ベッドだけが据えられていたはずの部屋に、豪奢な細工のソファーが持ち込まれた。
ゆったりとしたソファーの上にしどけなく横たわりながら、美貌の少女は残酷に微笑む。
その青い瞳の先、小夜は四つんばいにされ、顔をシーツにこすり付けていた。
「あっ……はぁっ……ああんっ……!」
小夜の華奢な身体を、ジェイムズが後ろから乱暴に貫く。
それは獰猛な獣の本能のままに、ひたすらに力に任せた愚直な動きだったけれども、
行為のたびに媚薬を与えられている小夜には、
一突きごとに暴発した銃で頭を撃ちぬかれるような快感がもたらされる。
赤く濡れた唇のはしから、唾液が伝った。
「ッあ――……」
愉悦に蕩けたうつろな目を力なく瞬いて、とうとう小夜の上半身は崩れ落ちた。
体重を支えきれなかった腕がだらしなく投げ出され、爪がごく弱い力でシーツを引っかいた。
くすくす、と無邪気な笑い声が白い部屋に反響した。
「ふふ……小夜姉さま、かぁわいい……」
鈴の音のようなディーヴァの声に煽られたのか、ジェイムズの腰の動きが早くなる。
余りにも細い少女を無慈悲に踏みにじるように覆いかぶさり、がつがつと飢えを叩きつける。
「っ……んん……んっ……」
乳房を荒々しく揉みしだかれ、普通なら痛みしか感じられないような乱暴さなのに、
小夜の喉からはひっきりなしに甘い声がこぼれた。
ぐずぐずに溶けた膣肉の間に、凶器と言っていいほどのジェイムズの肉棒が突き立てられる。
「ねぇ、小夜姉さま……ジェイムズの、大きくてすごいでしょ?」
うつ伏せに横たわったディーヴァが、小さな足の裏を天井に向けて、膝から先をぶらぶらと揺らす。
「ジェイムズはどう? 小夜姉さまのか・ら・だ」
ジェイムズは小夜に突き入れながら、忌々しげに答えた。
「こんな……貧弱な身体……っ、ディーヴァの足元にも、及びません……っ」
「そう?」
ジェイムズは深く息を吐いて一旦動きを止め、額に流れる汗を拭う。
小夜を見る目とはまるで異なる柔らかな視線をディーヴァに向けた。
「……大輪の薔薇のような貴女と、このような野茨では、比べるまでもないでしょう」
「ふぅん」
ディーヴァは唇の端を吊り上げた。
「じゃあ、お前も楽しめるようにしてあげる。目をつぶってごらんよ」
「はい」
男は恭しく頭を下げ、うって変わって優しさの欠片もない激しさで小夜の身体を引き寄せる。
抵抗する気力すらも奪われた小夜は、なすがままに深々と根元まで飲み込まされるしかない。
首に付けられている鎖が、擦れあって澄んだ金属音を立てた。
「あ、あ、あ……」
「ああん……」
小夜の声にかぶさるように、ディーヴァの口から妖艶な喘ぎが紡ぎ出された。
後ろにいるジェイムズの気配が劇的に変化したのが、小夜にはわかった。
「ひっ……う――――、ん!」
「ああ……ジェイムズ……いいの……もっと……」
ディーヴァの声がジェイムズの欲に火をつけ、
同時に小夜の耳に忍び込んで内側から犯していくようだった。
ぎしぎしとベッドが軋み、小夜の身体は逞しい男の身体と
ベッドとに挟まれて押しつぶされそうになる。
「ねぇ……小夜姉さま、アンシェルから聞いてるよね。僕のおなかには赤ちゃんがいて、
すっごく満たされて幸せな気分なんだ。僕ね、小夜姉さまにも幸せになって欲しいんだよ。
小夜姉さまも僕とおんなじになろうよ。――――ジェイムズ」
その声に呼応するように、ジェイムズが己を小夜の奥深くまで穿った。
流れ出た愛液が太腿を伝い、シーツを濡らす。
乳房の間を汗が流れ、小夜は腰だけを高く掲げたまま、後ろから犯され続けた。
ぶつかり合う肉、擦れる粘膜、絡みつく体液。
押し開かれる肉の壁の隙間を、熱く焼けた塊が溶かしながら進んでいく。
「ん――――、んんぅっ……」
小夜は肩をふるふると震わせた。腕に力が入らない。
腕だけじゃない、身体全部がなにかぐにゃぐにゃした、溶けたゼリーのようになっているような気がした。
「小夜姉さま、とっても気持ちよさそう……」
どこかうっとりと、ディーヴァが言う。
「気持ちいいんでしょう?」
「く……ふ……あぁ」
小夜が必死に息をするその短い一呼吸の間に、ディーヴァの顔が目の前にあった。
たおやかな手が小夜の髪の毛を掴み、顔をぐいと持ち上げた。青い目が覗き込んでくる。
「気持ちいいんだろ、いいって言えよ。……あはは、小夜姉さま、犬みたい!」
楽しげな哄笑が響き渡る。
小夜の四肢から緩慢に力が抜けていき、やがて死のような感覚が小夜の心臓を捕まえた。
白濁する意識の中から、弱弱しい喘ぎでかろうじて反応するだけ。
「……はぁ……っ……あ……」
ジェイムズは最後まで独り善がりな快楽を小夜の中にぶちまけると、
小夜からさっさと身体を離した。
ほとんど意識を喪失して横たわる小夜の身体を冷たく一瞥する。
ディーヴァはぞっとするほど美しい笑みを浮かべると、ジェイムズの硬い胸筋を撫でた。
「ジェイムズ……僕も我慢できなくなっちゃった……。ねぇ、私の寝室まで連れて行って」
言葉の途中で少女の姿に変じ、長い腕をジェイムズの首に回す。
男の肩越しに愛しの姉の姿を見やって、ディーヴァは笑みを深くした。
「うふふふ、次のお相手は誰かしらね、小夜姉さま……?」
また楽しみましょうね、と囁かれた声を、気を失った小夜が知ることはなかった。
終わり。
573 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 00:29:31 ID:RaB9JQL6
超GJ!えろいよジェイ小夜!!
あぁ、ageちまったせいで俺の首にソーンがorz 日光浴してくる
最近、ボーダフォンのCMの黒人がジェイムズに見える
アン小夜もジェイ小夜もGJ!
神ありがとう!
やはり状況的に、ジョエル使用は厳しいのか?
ズボン脱いで、ずっと正座で待っているのだが…
誰かジョエルにフェラを…
監禁生活キターーーー!!!!GJ!GJ
エロいよエロいよイイヨイイヨぉぅ!!!!!!過激だよう!!!!!!!!
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァ(;´д`)
カルマン「…っ…はぁ……うっ…」
そして彼の手は自身の白濁液に塗れていた。
ソーンが現れてもう数日。それは彼の精神に想像以上の負担をかけていた。
彼は2人が出払っているときとなると毎度のように自らを励ましていた。
そうでもしなければまともに生きることができない。
その行為の間だけ、彼は何もかも忘れることができた。
…ガチャリ…
と、不意に扉が開く。
ルルゥ「…あ、カルマン居たんd…!!!」
彼女が驚くのも無理はない。彼の下半身は今は一糸纏わぬ姿だったのだ。
カルマン「どどど、童貞ちゃうわ!」
某空耳か…www
ちょっカルマソwwww
ルルゥがカルマソの童貞を優しく奪ってあげる続きはまだですか?
>>577を見て考えた。小夜がジョエルに血を分けてシュヴァリエ化、
下半身不随が完治して感謝のご奉仕ってのはどうでしょう、神様。
ビフォーアフター、フニャチン剛チンで一粒(一本)で二度美味しいし。
あー・・・えーと、変態でスミマセン・・・
自分を慰めるんじゃなくて励ましてるカルマソにワロス だから禿げるんだよ
ジョエルはシュバリエになったら足が治るのかな?
>>次のお相手は誰かしらね、小夜姉さま……?
正座して待ってまつ
wktk
ありきたりだが、ソロ小夜で、小夜がソロにフェラとかするやつキボン・・・!
587 :
小夜×リク:2006/08/15(火) 17:03:33 ID:7w/bOq91
コンコン。
皆が寝静まった夜、何者かが小夜の部屋をノックする。
「ハジ?」
ドアを開けると、そこに立っていたのはリクだった。
「ハジが…小夜ねえちゃんの所に行けって」
恥ずかしそうに目を合わさない。
「中に入って」
小夜はリクを部屋に招いた。
リクは、ハジからシュヴァリエとしての大切な努めを教わっていた。
それは、激しい戦闘で不安定になっている小夜の精神を安定させる為に、肉体的な欲望を満たす事だ。
「ごめんね、リク。初めてなのに私とするの嫌でしょう?」
「ううん。僕、小夜ねえちゃん大好きだから何でも出来るよ。でも…」
「だいじょうぶだよ。私が教えてあげるから、先にシャワー浴びてきて」
588 :
小夜×リク:2006/08/15(火) 17:04:31 ID:7w/bOq91
リクは熱いシャワーを浴びながら、期待と不安で混乱する頭を落ち着かせようとした。
ガチャ。
突然、一糸纏わぬ小夜が入ってきた。
リクは、あわてて前を隠した。
「私も一緒にいいでしょ?」
「あっ!」
小夜は、リクに後ろから抱きついた。
胸のふくらみを背中に感じる。
「ほら、ゆっくり深呼吸して。心臓の鼓動を私に合わせて。ドキ…ドキ…ドキ」
背中から小夜の鼓動がかすかに伝わってくる気がする。
不思議な事に、あれほど張り裂けそうだった心臓が落ち着いてきた。
「小夜ねえちゃん、もうだいじょうぶだよ」
「じゃあ、リクの身体、洗ってあげる」
小夜は石鹸を手で泡立てると、背後からリクの胸にぬりつけてゆく。
とても気持ち良い。
その指は、胸から腹へ、そして下腹部へと降りてくる。
「うっ!」
熱くなったモノを、ひやりとする冷たい指に握られ、思わず腰が後ろに引ける。
「ふふっ、お尻をそんなふうに動かしたら、アソコがくすぐったいじゃない」
「…小夜ねえちゃん。恥ずかしい」
「今度はリクが私の身体を洗って。そうすれば恥ずかしくなくなるわ」
589 :
小夜×リク:2006/08/15(火) 17:05:17 ID:7w/bOq91
小夜は目を閉じ、立ったまま身体を開いた。
目前で見る裸の姉。
女豹の様なしなやかさと丸みを合わせ持つ体つきは、彫刻のように美しい。
柔らかい胸、引き締まった尻、張りの良い太股。
リクは、その形を確かめるように、ぎこちない両手で小夜の全身を撫で回した。
「あっ…あんっ」
時折、小夜の艶かしい吐息が聞こえる。
感じているのだろうか、リクには、それがとても嬉しかった。
「これでいい?」
「だいじなトコロ、忘れているよ」
小夜は、躊躇するリクの手を取ると自分の股へと導いた。
初めて女性器に触れた。もう、恥ずかしさはどこかへ飛んでいる。
手のひらで溝を撫で、指で突起を転がした。
「ああっ、はあっ、はあっ」
小夜の興奮が高まってゆく。
腰が徐々に沈み、両膝が震えている。
「あっ!はあっ!…リクッ!」
小夜はリクの腕を掴み、哀願する目でうったえた。
「…抱かせて」
590 :
小夜×リク:2006/08/15(火) 17:05:57 ID:7w/bOq91
二人は、濡れた身体を拭くのも忘れベッドに入った。
小夜は、貪るようにリクを抱いた。
体を擦りつけ、舌を這わせる。
薄い胸板を乳房が這い、ふわりとした茂みが股間をくすぐった。
身動きが出来ない程、脚ががっしりと絡み合う。
「あ…あ…」
初めて全身で味わう女の肌の感触に、リクは言葉すら出ない。
激しい絡み合いで、二人の気持ちは頂点に達した。
「リク、奪っていい?」
「うん」
591 :
小夜×リク:2006/08/15(火) 17:06:31 ID:7w/bOq91
小夜はリクにまたがると、先端を淫唇にあてがった。
それは、ぬるりと中に入ってゆく。
暖かく柔らかい膣がリクを優しく包み込む。
小夜の腰がゆっくりと動き出した。
同時に脳天から爪先まで、痺れるような快感が全身を襲う。
「あっ!あっ!小夜ねえちゃん!小夜ねえちゃん!…んっ…んっ…んんんんんっ!!」
耐え切れずに、あっと言うに果ててしまった。
「はあっ、はあっ、ご…ごめんなさい」
リクは、先に達してしまった自分がやるせなかった。
「いいのよ。どお、気持ちよかった?」
「もっと続けて。まだ、小夜ねえちゃんが…」
「…わかったわ」
再び小夜の腰が動き出す。
従者であるリクは、小夜との交わりでは何度達しても萎えることは無い。
「ううっ!ううっ!」
リクは、シーツを引き千切らんばかりに握り締め、津波のように何度も襲い繰る快感に絶えた。
592 :
小夜×リク:2006/08/15(火) 17:07:46 ID:7w/bOq91
小夜の眼は、戦闘時のように紅く染まっていた。
「おおっ!おおっ!」
ケモノのような喘ぎ声で快楽をむさぼる。
リクが「やめて」と言っても、聞かないだろう。
(小夜ねえちゃんを悦ばすまで、やめられないんだ)
ベッドが揺りかごのようにギシギシと軋む。
小夜の動きが激しくなってきた。
「リクッ!リクッ!あっ、あっ、ああああああっーーー!!!」
ぐったりとリクの上に崩れ落ちた。
「はあっ、はあっ、はあっ…ごめんね、リク。くるしかったでしょう?」
「ううん、小夜ねえちゃんに悦んでもらえるのなら」
「ありがとう。すごく良かったよ。もう、汗びっしょり。シャワー浴びよう?」
「もう少しこのままで居させて。小夜ねえちゃんを感じていたいんだ」
二人は口づけをした。それは、小夜の血を受けて以来の甘く切ない口づけだった。
以上、おそまつでした。
GJGJあああぁりっきゅんだぁぁぁああ(;´д`)ハァハァハァハァハァハァ
カワユス
GJ!
やっぱリクの初めては小夜がいい
ほしゅ
続き未投下の神様、待ってます全裸で…
すみません
>>549様とちょっと内容被ってますが・・アン×小夜です。
小夜は灯りひとつない建物の階段を登っていた。
このさきに、この階段の行き着くさきに・・・ディーヴァがいる!
石造りのひんやりとした階段を蹴り、重く閉ざされた扉を肩で破るように
押しひらく。赤く燃えあがる瞳はひたすら前だけを見つめている。
身の内から湧きあがる殺意のために、つき従っていたハジの姿がいつの間
にか消えていることすら気がつかない。
「―――――ディーヴァッ!!」
石段のゆきつく先、最上階のその小部屋はうす暗かった。
ただ鉄格子の嵌められた天窓から差しこむ月の光が、しずかにその内部を
照らしている。石造りのつめたい部屋。家具などは何ひとつ置かれていな
かった。
―――――だれもいない。
ふいに小夜の背後できしんだ音をたてて扉が閉ざされた。
小夜が瞬時に振り返り、手にした刀を油断なく構える。
扉の外側から錠前をおろす硬い金属音。―――しかしその扉を押さえつける
ように腕をあずけた男の影がある。
その姿は部屋の闇にまぎれて、輪郭以外はさだかには見えない。
影が身を起こし、ゆっくりと数歩あゆみ寄った。
「おまえは・・・・・だれッ!」
小夜が構えたまま叫んだ。
―――敵。武器を持ち、翼手を殺せる自分とわざわざ二人きりになる事を
選ぶほど・・・自信に満ちあふれた相手。
「しずかな夜だ。―――こんな穏やかな夜に気ぜわしく殺し合いを求める
とは、いかにも無粋な真似をする。今のお前は・・・なるほど私が今まで
見てきた内で、最も人間らしいよ。小夜」
低い声で詠ずるようにつぶやいて、影がもう一歩足を踏み出した。
頭上から差しこむ弱い月のひかりが、その男の姿をやわらかく照らしだす。
おのれに向けられた小夜の刃に動じる気配もない。
――――ディーヴァを守護するシュヴァリエの長兄・アンシェルである。
「・・・・・シュヴァリエ・・・・ッ!!」
「そうだ。ディーヴァはここにはいない。子犬のように付きまとうハジも
今頃は私の弟の一人が捕らえている。―――君は罠にからめとられた鳥、
という訳だ。」
アンシェルがうすく微笑して語りかけた。
「うおぉおおおおおおッ!!!」
小夜が刀を振りかぶった。
一閃。
刃を返して、さらに一閃。
踏み込んでひらめく刃先を引きつけ、腰だめに渾身の力で突く。
―――――だが、当たらない。
触れさえすれば瞬時に相手を撃滅できる必殺の刃が―――かすりもしない。
「野に生きる鳥はうつくしいが・・・・気性がひどく荒い。」
息ひとつ乱さずに身を寄せたアンシェルが、刀を持つ小夜の右手を
押さえた。そのまま小夜の背にやすやすと逆手にねじりあげる。
「う・・・あッ!―――痛ッ!!」
「――――だから捕らえたときは、まずその鉤爪を抜いておく。
・・・・あるじを万が一にも傷つけぬように。」
「くッ・・・あぁッ!!―――あぁあああああッ!!!」
穏やかに言葉をつむぎながら、アンシェルが小夜の右手を握り潰した。
力なくひらかれた小夜の指から刀が落ちる。片手で彼女をいましめたまま
アンシェルが刀を取り、その刀身に塗られた血を彼女の服地で拭いとった。
そのまま刀をつまみあげ一点に力を込める。
小夜が以前帯びていた刀と同じようにその刀身が折れ、切先が弾け飛んだ。
「爪を抜いたら―――今度はその翼を折る。二度と飛び立てぬように。」
耳に唇を寄せ、恋人の機嫌をそっと取り持つ男のように優しい口調で
教えさとしながら、アンシェルが懐から小さな腕輪を取り出した。その径
はどうみても小夜の手首よりちいさい。その腕輪を握り潰した彼女の手首
に嵌めると、アンシェルが小夜を抱いたままいざなうように、天窓の光の
届かぬ壁の一角に歩を進めた。
眼を凝らしても見えぬ闇に、そっと腕を伸ばす。
じゃらりと重い、不吉な音が響いた。
――――翼手の力を持ってしても切れそうにない、極太の鎖である。
その鎖と嵌められた腕輪を繋ぎながら、アンシェルがやわらかく微笑んだ。
「――かくして野鳥は無害な・・・ただ愛玩されるだけの家畜と成り果てる。
ここが君の、ついの棲家だ。――――気に入ってもらえたかな?小夜」
「な・・・・なにをするつもりッ!?」
痛みにかすむ眼を見開いてにらみつける小夜に、アンシェルは無言で
口元をゆるませた。潰された小夜の手首は、翼手の治癒力によって徐々に
治ってゆく。だがそれによって架せられた腕輪がその肉にいよいよめり込
み、皮肉にも鈍い痛みをもたらしているのだ。
「君の血はディーヴァを殺す。・・・脅威は取り除くべきだという私の持論
は変わらない。だが――彼女はよほど君に執着しているようだ。愛するが
ゆえにいっそう憎む―――。よって私は君をこの部屋に招待した。
・・・・・・小夜。この部屋を見てどこかを思い出さないかね?」
耳元でつぶやくアンシェルの言葉に小夜は辺りを見渡した。
つめたい石と鉄格子でできた部屋。生活を感じさせる物は何ひとつない。
「・・・・・・この部屋は・・・・・。」
「――――そう、動物園だ。塔の上の・・・なつかしき彼女の檻だよ。」
息を呑む小夜に、アンシェルがあやしくささやいた。
アンシェルが手にした小夜の刀をひらめかせ、その折れた刀身を彼女の服
の下にすべりこませた。そのつめたい金属の感触に思わず小夜のからだが
びくッと引きつる。アンシェルがおそろしくゆっくりと刃を横に走らせた。
それにつれて布地が少しずつ切り裂かれ――――闇の中になお。ほの白い
小夜の裸身が浮かび上がってくる。
「あ・・・・・・あ・・・・・・・ッ!」
「檻に飼われた実験体に衣服は不要だよ。・・・これは私の言葉ではない。
かつてジョエル自らが私に語ったものだ。今でもよく覚えている。ジョエル
は君を、私は名すら許されぬ彼女の身辺の世話を焼いた。」
アンシェルの声が、往時をなつかしむように遠く翳った。
「君にとっては慈父のごときジョエル―――。だが君は剣技に興じている
とき、あるいはハジと戯れているとき・・・いつの間にか姿を消したジョエル
の行き先に思いをはせたことはあるかな?」
小夜の身には傷一つつけず、その服が全て足元に切り裂かれて落ちた。
刀を投げ捨てたアンシェルのささやくような小暗い響きをもつ言葉は続く。
「長く一緒に暮らすうち、ジョエルは君に情を移したようだ。あれだけの
事を私のあの子に平然としてのける男が、不思議な話だな。・・・むろん、
ジョエルは君を愛していただろう。凍てついた塔の檻の中―――。私以外
にはすがる者とてない、こごえた獣の子のごとき彼女を私がひそかにこの
腕で暖め、なぐさめに言葉をかけ、口づてに歌を教えて愛しんだように・・」
語りながら、微笑するアンシェルの眼が暗く妖しいひかりを帯びた。
「そんな・・・・・ことッ!!」
「考えた事もなかった、かね?――――ジョエルはまったく大した男だ。
じつに見事に雛の刷りこみに成功している。猛禽におのれは雀だと信じ
こませ、なおかつ百年以上も雀を守り同族を殺すために・・・使役して
いるのだからな。」
アンシェルが繋がれていない小夜の手を優しく取りそっとくちづけた。
「―――運命のいたずらだったな。繭から生まれ出でた時、ジョエルが
抱き上げたのがもし君ではなくディーヴァだったら、君と彼女の立場は
逆転していたよ。ただそれだけの幸運で、君は平穏な日常を手に入れた。
・・・いささか公平を欠いている、そうは思わないかね?」
アンシェルがそのまま、手の中の小夜の指を無慈悲に握り潰した。
小夜が引きつれた悲鳴をちいさくあげる。その声に聞き惚れるように
耳を傾けながら、アンシェルが歌うようにつぶやいた。
小夜の頭を巻き込むように抱きしめ、青ざめた頬にごくかるく唇を押し
あてる。
「だからこそ君をこの塔に閉じ込めたのだ。―――翼手の満ちる新たな
世界で私はディーヴァに何不自由なく贅沢をさせ、唇からあふれ出るまま
に歌わせ、その望むところを全てかなえよう。・・・そして小夜、君には
この檻の中で翼手の繁殖と生態研究のために、終生協力してもらおう。
ディーヴァも聞けばさぞかし喜ぶだろう。血と惨劇の日曜日、ジョエル
72歳の誕生日までの、あの懐かしき日々の再現だ。」
ぞくりとふるえを帯びた小夜のからだを安心させるように優しく
抱きしめ、アンシェルが低い声でそっとささやいた。
「――君とディーヴァの立場を入れ替える。ただそれだけの事だよ?小夜」
アンシェルの唇が小夜のうなじをすべり、肩の付け根にごく柔らかく
押しあてられた。そのまま背のくぼみを撫でるようにぬるい温度を持った
舌が伝わってゆく。そのぞくぞくとした感触に、心ならずも小夜の唇が
ふるえた。
「っ・・・はっ・・!―――あぅ・・!―――ん、んッ・・・・!」
「一見、氷と炎のように対照的だが・・・やはり同じ胎から生まれ出でた
姉妹だな。君たちはよく似ている。――――こんなところも。」
アンシェルが慣れた手つきで小夜のからだを後ろから抱きしめた。
その薬指の先がさぁ・・っと優しくきゃしゃな二の腕を横になで、やわらか
な胸のふくらみをかすめて谷間へとすべり落ちた。
そのまま間を置かず、その指が白い乳の肉を蕩かすように弄ってゆく。
その清潔に切りそろえられた爪先が、繊細な動きで乳の突端をこすりあげる。
アンシェルの愛撫は小夜のからだが溶けてゆく場所がどこなのか、まるで
あらかじめ知っていたかのようにためらいなく進められていた。
洩らすまいと固く噛みしめた小夜の唇から、甘く熱い吐息がどうしようも
なくこぼれてしまう。
「―――っ・・・ふ・・ッ!・・・ぅあぅ・・。――い、いやぁっ・・・・」
「――――――本当に、よく似ている・・・。」
花がひらくのを愛でているような微笑をその口元に溜めて、アンシェル
が独り言のように優しくつぶやいた。
はねつけるように上げられた小夜の手首をつかみ、その手のひらにそっと
唇を押しあてる。涙をためた眼でキッと睨みつける小夜の反応を楽しんで
いるかのようだった。
「その瞳。・・・・美しい瞳だ。この、媚びることのない純粋な瞳のひかり
を奪うのは実に残念だよ、小夜。―――だが、君のためには早くこの環境
を受け入れてしまった方がいい。さもなければ・・・ただいたずらに苦しむ
だけだ。」
あやしくささやくアンシェルの舌が小夜の耳を濡らした。
「ふ・・くぅぅッ・・・!はぅ・・ぅ、ぁあ・・・・っ!」
そのまま尖らせた舌が耳の中をぬるく進んでゆく。
耳朶を甘く噛まれて小夜のほそい顎のとがりがビクッと痙攣するように
震えた。
「あ・・・・あ、あっ・・!や――――やめ・・・・・っ!」
小夜の制止を聞くはずもなく、アンシェルの右手がやわらかな内腿を
すべるように登ってゆく。その指が腿の付け根にまで到達した時、アン
シェルはしばし指の動きを止めた。そのまま眉をかるく上げ、きかん気の
子供をからかうような眼で小夜を見やる。
「―――からだと同様・・・早く心もゆだねてしまう事だよ、小夜。」
歌うように優しくつぶやいたアンシェルの言葉に、小夜はこのうえ
ない羞恥と屈辱で全身をかっと紅く染めた。
心とは裏腹に、からだは燃えるように熱い。
間断なく続けられる愛撫に、腿の内側まで透明な蜜がしたたり落ちていた。
ふたたび秘所を嬲り始めたアンシェルの指の動きに、こんな奴に・・ッ!
と思いながらも、からだの方はみじめに悦んでしまう。
「くぅ・・ぁあっ・・・!ぅあっ・・――や、やだ・・ぁ・・・っ・・!」
ふるえる頬にひとすじ、涙がつたわった。
アンシェルの指は容赦なく何度も何度も小夜の秘所を犯してゆく。
深く挿入されるたび、嵌められた指輪の石が硬くつめたい感触で小夜を
えぐった。
「ひ・・ぃッ!―――あッ!!――――ひぅ・・・ッ!――ひッ!」
小夜の意識とかかわりなく、その腰が動きとともに自然と跳ねて
しまう。
「たしなみを知らないようだ。――――なんとも困った花嫁だな。」
「ちが・・・そんなんじゃ・・・・っ!――ひ!ぁあっ!!あぁあッ!」
苦笑するアンシェルに言い返そうと唇をひらくが、洩れるのはただ
すすり泣きに似た、せつない切迫したあえぎ声のみである。
アンシェルがそっと床に這わすように小夜の腰を両腕で抱いた。
ひどく優雅な仕草で身をかがめ、涙にぬれた小夜の顎をのけ反らせて
その頬にかるくくちづけると、服を寛げてそのまま小夜を強く掻き抱いた。
「!!!――――ひ・・・ひああああああ――――ッッ!!」
秘所を引き裂く質量に、小夜があらんかぎりの悲鳴を放った。
からだが反射的に前へ逃れようとして、じりじりと膝でにじり寄る。
だがアンシェルがそうはさせなかった。
小夜の手首をつないだ重い鎖をつかみあげ、無慈悲に強くひきよせる。
「―――――ぅあッ!!」
拘束された腕がビシッと伸びきり、背をのけぞらせて小夜の前進が
止まる。片手で彼女の腰を引寄せ、抱きあげたアンシェルがそのまま
深く貫いた。
「ひぃ・・・・・ッ!!」
そのまま二度、三度と小夜を容赦なくえぐってゆく。
「うあッ!―――あッ――ひぃ・・・ッ!――くぅう・・・――あっ!」
なすすべない小夜の眼から、大きな涙の粒がいくつもこぼれ落ちた。
足の爪がちからなく冷たい石の床を掻く。おそろしいことに・・これほどの
陵辱をも、小夜のからだは受け入れ始めていた。
「うぁ・・・・あ、あぁあッ・・―――んんッ!ぁ・・やぁあ・・・っ!」
おのれの腹腔をうがつ男の肉を、さらに貪欲にむさぼるかのように
小夜の柔襞がアンシェルを包み締めつけたまま、わなないた。
からだの芯にあたたかな湯に似た快感のさざなみが広がるのを感じて、
小夜が絶望に思わず眼を閉じる。
だがその絶望すらも、重ねられるアンシェルのするどい抽迭にひどく
あいまいなものに蕩けさせられてしまう。
「あっ・・あぁ!んぅ・・・あっあぁ――――あっ!あぁ・・・」
いつの間にか唇から洩れる悲鳴までもが、甘やかなものに変じていた。
頬にかかるすなおな黒髪を跳ねさせて、眼元を染めた小夜があえいだ。
心のどこかで自分を見つめる大切な人々の、哀しげな視線を感じたような
気がしたが―――意識をそちらへ向けようとした刹那から、快楽に脳が
甘くただれてゆく。心のどこかが壊れてしまったかのように麻痺していた。
「―――あぁっ!はぅ・・・あ、んんッ!!―――ぅあうっ・・・」
小夜のまるみのある頬を、あらたな涙がまたひとすじ流れ落ちる。
アンシェルが腰を引くたび、ちゅく・・っと濡れた淫猥な音が小夜の体内
からちいさく響いた。
(・・・すみません続きます。)
「あっ・・・!う、あぅッ!!――ひぃい・・ッ!やぁッ・・・」
激しく動きながら、アンシェルが小夜の前髪を後ろから鷲掴んで
そのからだを引きあげた。そのまま抱き寄せて肩に爪立て、彼女をする
どくおのれに叩きつける。小夜自身の体重がかかり結合がよりいっそう
深くなった。
「ひッ!!やぁああ――――――ッッ!!」
小夜をおのれの腰に幾度も幾度も打ちつけながら、アンシェルが
楽しげに微笑した。小夜が救いをもとめるように両手を前へ伸ばす。
だがその指に触れたのはつめたく無機質な石の壁のみであった。
そのまま秘所をくさび打たれる衝撃に、小夜の体が何度もずりあがる。
伸ばされた指がむなしく壁を掻きむしった。
「んぅッ!・・やぁ、あ――・・いや・・・。ハジ・・カイッ・・・リク・・
おとう、さん・・・・たすけ・・・・て・・・」
なかば朦朧となった小夜の唇からとぎれとぎれに懐かしいひとびとの
名前が洩れた。おのれの内部にぞくぞくと戦慄をもたらしながら生まれて
くる快楽に、ほとんど恐怖にちかい感情を覚えている。
ときどきしゃくりあげながらも、小夜のほそい声は流れ続けた。
「・・んっ・・・ふぅ・・やぁッ・・たす、けて・・カイ・・・ハジ・・・」
「―――――救いは、来ないのだよ。・・・・小夜。」
あやしく小暗い響きをもつ言葉が、アンシェルの唇から洩れた。
残酷なまでに丁重な仕草でアンシェルが小夜の頬にかるくくちづける。
するどい抽迭を続けたまま、アンシェルの指が彼女の背をすべり、やがて
丸みのある白い尻に到達した。
「ひぃ!・・・・・っく、くぅう・・・・・ッ!!」
秘所とは違うもうひとつの穴を責めるつめたい指の感触に、小夜の
からだがおおきくのけ反る。熱い肉をうがたれた腹腔を内側からこすり
あげられるという、かつて味わったことのない感触であった。
ぞわぞわする嫌悪感と恐怖と、それに数倍する異様な快美感に小夜が
たまらず声を放つ。
「ひぃい―――――ッ!!ぃやぁああああ――――ッ!!!」
その状態で、アンシェルが容赦なく小夜のからだを何度も貫いてゆく。
「ぁうッ!――ひぃッ!――お、おね・・がいッ!――もぉ・・ゆるし・・」
ふいに小夜の肛内を責める指が、その質量をおおきく増した。
アンシェルがおのれの手を翼手化させたのだ。
うすい皮膜をへだてておのれを別々に貫く肉の強烈な律動に、小夜が
絶叫した。
「やぁあ・・苦しい・・・や、やめて・・・おねが・・い・・・ッ!!」
アンシェルはいっさい聞き入れようとしない。
もはや苦痛なのか快感なのか、小夜自身にも判別できなかった。
「っく・・!ひぁッ!――ひぃッ!・・・ひぃんッ!――やぁ、あ・・・」
抽迭の動きに小夜のからだがなすすべなく踊る。
自分が涙を流していることすら気がついていない。
「・・・も、・・ゆる、して・・・ッ!こわ・・壊れちゃう、ぅっ!!」
「―――壊れたまえ。狂うことだ、小夜。・・・一度狂気に身をゆだねて
しまえば君にも安息が訪れる。最早つらいことも哀しむこともない。」
アンシェルの無情なまでにしずかな声に、小夜のからだが跳ねた。
「あっ・・・あぁあっ!ぅあ・・・・はぅ、う・・・・・・っ」
小夜の眼が焦点を失ったかのようにかすむ。
だがそのからだはまるで別の生物であるかのように、おのれを穿つ
それぞれの肉を離すまいとしてキュウッときつく収縮する。
アンシェルの動きが速く、より激しくなった。
「んッ!んんッ!!・・・ぅあッ・・・あ、ああ・・・・・ッ」
荒々しい律動に、小夜の足ががくがくとちからなく揺れる。
ひらかれた唇のはしを透明な唾液がこぼれてつたった。
もはや心もからだも、とうてい自分のものとは思えない。
ただ与えられる圧倒的な快楽。それ以外はもうなにも考えられなかった。
「ひっ・・・・ひぃぃぃぃ―――――――ッッ!!」
おおきく幾度かからだを跳ねさせて、小夜が絶頂に達した。
快感の津波に足の爪先がぶるぶると小刻みに震える。
二つの穴が男の肉をきつく締めつけ、わななくように蠕動した。
小夜のからだを強く引寄せ、喉にいくらか絡んだ吐息を残して
アンシェルがその動きをふいに止める。おのれの腹腔にどくどくッと
あふれ満ちる熱い体液の奔流に、小夜の唇がちいさく震えた。
その唇のはしを、一滴のなみだが最後の感情とともに流れてゆく。
アンシェルの腕の拘束がゆるむとともに、小夜のからだがへたりこむ
ように崩れた。横たわった彼女の内腿を白濁した液体がひとすじ、
流れておちる。
衣服を整えたアンシェルが小夜の前に廻りこみ、そっとその顔を
覗きこんだ。小夜はぐったりして身じろぎすらしない。
ただ人形のようにうつろな瞳を見ひらいているばかりである。
アンシェルが微笑して小夜の青ざめたほおに残る涙の跡を、指で
ぬぐった。そのまま小夜の手をうやうやしく取り、その指先に
優しく唇を押しあてる。
指を押しあてたまま、アンシェルがしずかにささやいた。
だが――――愛し子に告げるささやきのようなその言葉は、すでに
心を遠くさまよわせてしまっている小夜に届くことは、なかった。
「よい子だ、小夜。・・・・今は何もかも忘れてゆっくり眠ることだ。
――――――次に私がこのお前の檻を訪れる、そのときまで。」
〈END〉
GJ!GJ!GJ!!
萌えました!イイヨ餡小夜!
羽もぎアンシェルが容赦なくて最高でした
貴方の文章からはラスカルへの愛をヒシヒシ感じる
本当にレイプされたら
気持ち悪くて恐くて何も感じないのではないかな。
濡れるはずもない。
エロパロだからいいんだよ
>>605の人文上手いな・・・
うん。確かに文はうまい。「ひ〜〜」はいただけないけどw
萌えたからひぃ〜〜もおk ちょうどOPもひぃたんだし
>>605GJでした
腕を潰されながらセクースしても快楽が勝るのだろうかと小一時間
しかし、やっぱり……超 エ ロ う ま
アン兄には後背位が似合うねw
>>605様、GJでしたw
か・過激(;´д`)ハァハァハァハァ
何気に自分のリクエストが実現されててハァハァハァ
画面の前で踊り狂ってますたハァハァハァハァ
アン×小夜最高!ネ申様感謝です!!
小夜×香里の百合を投下してもいいですか?やたら長くて文才ないし前スレの小夜×香里より劣るものなんですが…
百合スレあるよ
いや、個人的にはここでもOKだけれど
ここでは百合はやめて欲しいなぁ
別に百合はここでもいいだろ
なんでイヤがってる奴がいるんだ
アルジャーノ×ジュリア
コリンズ×ジュリア
真央×ルイス
ネイサン×真央(真央×ネイサン)
薬害翼手(♀)×アルジャーノ
この組み合わせ面白そうじゃね?
真央×ルイスがイイ!
>>613の名無しですが今日の3時に投下に来ますね。
気分を害する人に一応注意というか、事前に言っておきます
真央×ネイサンは真央コーヒーネタでネイサンが「う゛・・・芸術的な味ね・・古典的な演出、嫌いじゃないわ」
みたいな展開。真央は「このオカマきしょッ!」とコーヒーと毒舌コンボで攻撃
「小娘は圏外よ」とはねつけたネイサンも流石に弱ってきた所ですかさず真央が跨がりホールインワン
画して出刃講演を阻止し、世界の平和は護られたのだった。めでたしめでたし
>>617 一番上が見たいといってみる
キャンディープレイはまだですか?
百合をOKにするとうほっも来そうでちょっとな……。
できればやめて欲しい。
>>622 そうか?
前スレでも百合あったが、そんなことなかったぞw
>>623 そうなんだ。
ウホッも許されるのか。気持ち悪さでは一緒だが。
ウホッは801板だがなにか?
百合板も
では、投下します。
苦手な人はご注意を
沖縄…ー。
朝方にも関わらず、
ジリジリと照り付ける身を貫くような日差しと、
アスファルトからゆらゆらと海草のように陽炎が立ち上がる中、
金城香里は通学路を歩いていた。
少し背が伸び、髪も伸ばし、雰囲気もどこかしか大人びていた。
「ふぅ・・・今日も暑いなぁ・・・」
ふと歩みを止めて、手の平をかざし、針のような光線を放つ太陽を見上げてポツリとつぶやき、再び歩みを進める。
もう、小夜達を見送ってから一年の月日が流れていた。
この一年の月日は少しずつ、しかし確実に香里を大人へと成長させていた。
部活を引退し、本土の大学へ入学するために受験勉強に励む毎日。
これまでの一年間、部活の仲間や友達に囲まれてそれなりにではあったが、幸せな日々を送っていた。
しかしその幸せな日々も、香里が本当に心の奥底から望んでいてやまなかったものではなかった。
バレンタイン
体育祭
学園祭
修学旅行・・・・
共に思い出を共有すべき親友の小夜を、香里は此処にはいないとわかっていながらも、心のどこかで親友の影を探していた・・・。
「・・・今日はさぼっちゃおうかな・・・久しぶりに・・」
連日の茹るような暑さの中で、わざわざ汗をかきながら勉強しにいくのも馬鹿らしくなった香里は踵を回れ右させる。
「別に、今日一日くらいいいよね・・・・」
ザザー…、ザザー…
ザザー……
何も考えずに歩みを進め、気がつくと最後に小夜を見送ったあの砂浜に香里は来ていた。
「わぁ、ここも全然変わってないなぁ…」
平日の朝方だけあって人の姿はなく、閑散とした雰囲気の中、香里だけが佇んでいた。
ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・
足に伝わる、柔らかな砂の感触・・・
頬を撫でる、海風の香り・・・
確かに此処にはいないのだけれど、あの日の思い出がフツフツと
蘇ってくる・・・
「よいしょっ…と」
波打ち際まで来ると、適当に腰掛けて目の前に広がる碧い海の地平線に視線を向ける。
『私、もっと強くなりたい』
(そういえば、小夜もこんなふうに海を眺めながらそんな事言ってたっけ…)
(小夜、今どこにいるのかな……?
元気にしてるかな……?………会いたい…会って、一緒に…)
寄せては返す、波に視線を落としてぼんやりとしていた…
パタッ……ポタッ……
「あっ……」
気がつくと、香里の左右の眼から涙が頬を伝わり、滴り落ちていた…
「あっ、あれ……?
おかしいな、なんで、私…」
いくら拭っても溢れる涙は一向に止まる様子が無い
『本当は、小夜に行ってほしくなかった。みっともなく泣き付いて、懇願して、土下座して、それでもダメなら一緒についていきたかった』
『止められるわけないじゃない!小夜が自分で決めたことなんだから!』
真央に言ったあの言葉…あれは、香里自身にも言い聞かせていたものだった。情けなく泣き崩れた自分を戒めるために
何度も小夜に会いたいという衝動に駆られ、その度にあの言葉を反芻し、
心を縛り、押さえ付けていた。
この思い出の場所に足を踏み入れたことによって、縛りつけていた想いが弛み、涙に溶け、溢れ出た……
「グス……ぅぅ…小夜に会いたい、会いたいよ…」
細い肩を震わせ涙をぼろぼろと零し、本当の自分の気持ちを口にする……
633 :
小夜×香里:2006/08/21(月) 16:39:44 ID:PR78Y7Uj
数分後、子供が泣くようにしゃっくりをしながら、なんとか少しずつ落ち着いてきた香里。
「ずずっ…、はぁ…私ったら、小学生みたい…」
鼻水をすすり、自嘲気味に自分に言い聞かせると、膝を抱えて頭を俯かせる。
(学校、行こうかな…もう大遅刻だけど…)
目を伏せて頭の中をぐるぐるさせていると、セミの鳴き声や車の走り去る音の中にいつしか砂を踏む音が混ざる。
…ッ……ザッ……ッ
(誰か来た?……)
最初は誰かが散歩にでも来たのだろうと思い、僅かに意識しつつも聞き流そうとしていた
ザッ……ザッ……ザッ…
しかし徐々に足音が自分に近付きつつある事を悟ると、伏していた眼を開き、俯いていた頭を徐々に持ち上げるそして……
「………香里?」
続く、かな?
ダラダラと長い駄文を垂れ流してごめんなさい
ちなみにまだエロはないです。エロを入れたらさらに長くなりますが…
みなさんの評判を聞いてから続けるかどうかを決めたいと思います。
前もって予告までしたからには、疾風のごとく投下するのが吉
全部書けてるんなら気を持たせないでおくれ
実はまだ全部書けてません…。
明日の夜に次のを投下しにきます。
Hなのはまだ試行錯誤してます…
>>633砂を踏む音が止まり
自分の名を呼ぶ聞き覚えのある
少女の声に、輝きを失った香里の瞳に
再び光が宿る。
トクントクンと高鳴る胸の鼓動に困惑しつつゆっくり、
ゆっくりと
振り向く……
「小…夜…」
そこに立っていたのは紛れもなく
あの日別れた最愛の親友である音無小夜だった。
肩に僅かに届く程度に切り揃えられた黒髪
ふっくらとした薄紅色の唇
丸い、ブラウンの瞳………
少し大人びて少女らしさが影を潜めていたが、確かにその少女は小夜であった。
立上がり、スカートについた砂など気にも止めず
小夜と向き合う香里。
「本当に、本当に…小夜…?」
「うん…ただいま、香里…」
『ただいま』
ごくごくありふれた
言葉―。
だが小夜の口から放たれたその言葉は香里の心を大きく揺さぶる
ポロ、ポロ…―
香里の眼から再び
涙がこぼれる…
先ほどよりも大粒の涙が…
「さ、小夜…帰ってき…は、
あ、あのね私、嬉し…」
嬉しさのあまり
感極まって言葉が次々と口をついて
溢れ出る。
しかしうまく言葉を選べず
何を言ってるか自分でも判らなくなっていた。
すると、ふいに
涙に震える香里の身体が
小夜の腕の中に包まれた。
「あっ…」
「香里…大丈夫だから、私はここにいるから…」
優しく耳に木霊する
小夜の声と、柔らかな抱擁に徐々に落ち着いいく香里
「……おかえりなさい、小夜…」
小夜に最もかけたかった
心からの言葉を響かせると同時に
ギュッと小夜の服を握り締め、残っていた涙を全て流しつくす
「落ち着いた…?」
「うん…」
しばしの抱擁の後、
日差しを避け、二人は岩場の影に並んで腰かけていた。
「驚かせてごめんね、香里…
前もって連絡しておけば良かったね…」
「ううん、いいの。
またこうして小夜に会えただけで私、すごく嬉しいから…」
心配そうに香里の顔を覗き込む小夜に僅かに頬を赤らめながら
「ねぇ小夜、いつ帰って来たの?今度は、ずっと沖縄にいられるの?」
先ほどとは打って変わって明るい表情と軽い口調で小夜に問い掛ける
「今朝帰って来たんだ。でも、明日また行かなきゃいけないんだ…」
残念そうに眉を八の地に歪ませる小夜。
「えっ…?…そっか、明日また行っちゃうんだね…」
明るさを取り戻した香里の表情に僅かに影が落ちる
「うん…そうなんだけど、ほら、今日はずっと沖縄にいるから、ね?」
香里の様子に慌てて言葉をかける小夜
「本当に?じゃあさ、今から遊びにいかない?」
『今日は』の一言に納得がいかないながらも、気をとりなおす。
「えっ…?でも学校は?」
スッと立上がり、小夜の腕を掴んで立ち上がらせる
「いいからいいから、もう今から行っても3時間目が終わるくらいだし、
授業はいつでも受けられるけど小夜は今日しかいないんだから」
日陰にいながらも小夜の眼には香里の満面の笑みが
太陽の光のように光り輝いているように見えた
「もう…しょうがないな、じゃあどこ行こっか?」
「あのね、お好み焼き食べに行こ?
学校の近くにあるんだけど、小夜はあそこで食べたことないでしょ?
すんごくおいしいからさ、今から行こうよ」
小夜の返事を聞かないまま手を引いて走り出す。
「ちょ、ちょっと香里…っ」
よろけて転びそうになりながらも、体勢を立て直して走り出す。
二人はその後、お互いのいなかった一年分の空白の時間を
パズルのピースを埋めるように過ごした。
小夜の口元についてソースを笑いながら拭き取る香里
顔を赤くして照れながらお礼を言う小夜…
一年の空白を感じさせないほど、2人の表情はあの頃のまま、
褪せることなく輝いていた…
日が暮れ、黄金色の
夕日が西の海に沈み始める頃、
小夜と香里は帰宅の道を歩いていた。
あの後2人は買い物と映画にと、あちこち遊んで回っていた。
楽しい時間ほど残酷なほど時間が経つのが早く感じられる。
二人の足元から伸びる長い影が一つに重なってゆらゆらとうごめいていた。
「香里、今日は楽しかった…こんなに楽しいのは、すごく久しぶり…」
夕日に照らされている香里の横顔を見つめながら小夜は話しかける
「そんなに楽しかったんだ?私も楽しかったよ、小夜ったら食べる時の顔がおかしくって…」
小夜の言葉に冗談めかして返してみる香里。
すると小夜は突然歩みを止めて、遠ざかる香里の背中を見つめている。
「…?…小夜?」
自分と並んで歩かず立ち尽くして見つめる小夜に首を傾げる。
次第に夕日が沈、暗くなる中、しばらくして小夜は重く閉ざしていた口を開く。
「香里、もう一度あの浜辺に行こう?」
一つに重なっていた2人の影が日没と同時に消えて失せた…
続く
稚拙な文章が追加されて駄文さ加減に拍車がかかりましたね…orz
前フリを長くした分、明日投下するエロで巻き返しをはかりたいと思います。
良ければもう少しだけ付き合ってくださいね
643 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 20:43:06 ID:gQklBRBL
ちょっと時間がとれなくて次は金曜日の夜に投下に来ます。
スレの流れをとめてしまってすいません
次からはまとめて投下したほうがいいぞえ
それに続きが書けてなくてもそれを報告しなくてもいい、それが流れを止めてることでもある
まぁとにかく頑張れ
なぜ、仲間に黙ってアパートを抜け出したのか。
なぜ、夜の闇に紛れて、ここへ再びやってきたのか。
小夜はソロモンの所有するペントハウスのテラスに降り立った。
あの日彼女はソロモンが囁いた未来を、ここで振り切ったのだ。
彼の言葉は甘美な槍となって彼女の胸を深く穿った。けれど
あの時自分を追ってきたように、はるか昔から自分の後をひたすらついてきてくれた
ハジの手をどうして放すことができたろう。
翼手である自分を家族と言ってくれるカイや、信頼で結ばれている赤い盾の仲間や
シフ達を、困難な戦いの中に置き去りにする事などできるわけがない。
彼女こそが彼らの最も有効な武器であるのに。
ここに来た理由を小夜はあえて考えないようにしていた。
見てしまえば戻れなくなる答えがそこにあるような気がしたからだ。
テラスから室内を覗くとリビングはブラインドが下ろされ、
照明はついていないようだった。
人の気配はない。
その事にむしろ救われた思いで小夜は踵を返そうとした。
だがその時、ふわりとガラスの扉が開き、はっと顔を上げればそこに
月を背にしたソロモンが立っていたのだった。
月明かりの中の乱れた金髪、はだけたシャツから覗く白々した胸、
顔にはいつもの微笑みはなく驚愕に凍りつき青ざめていた。
「小夜……」
うめくようにその名を呼ばれ、小夜はソロモンの胸に掻き抱かれた。
反射的に逃れようとしたが、男の腕は強く彼女を放さなかった。
早鐘となって伝わる互いの心臓の音。
ソロモンから常の饒舌は失われていた。
会う度に捧げられた多くの優しい言葉の代わりに、ソロモンは激しさをもって
小夜の額に、まぶたに、両の頬に、そして唇に口付けを落とした。
視線が絡み合う。
くいしばるようにして小夜は告げた。
「私は、ディーヴァを殺す。翼手を殺して、そして自分も」
唇が塞がれた。
「何も言わないでください。僕はあなたがいればいい」
「私は……っ」
「言わないで」
碧の目の放つ光の強さに小夜は何も言えなくなる。
再度くちづけると、ソロモンは小夜を抱き上げて屋内へ入った。
小夜を抱いたまま螺旋階段を降り、寝室へと向かう。
月の光と影と沈黙だけが見守る、死せる花嫁と花婿のように。
そっと寝台に横たえられた小夜は、自分に覆いかぶさろうとする男の目の中に、
熱と悲しみと狂気を見た。それはおそらく、彼が見ている自分の目の中にも――。
けれど小夜の中からあの刃が消える事はない。
同属の血と死で作り上げてきた道を外れる事はできない。
朝になれば彼女はこの部屋に彼と、そしてかつて見た夢を今度こそ置いて出て行くだろう。
全てを捨てて共に未来を生きてくれと懇願する男と、失ったものへの贖罪と
今あるものを失わない戦いの間だけ生きている女。
ソロモンはハジの事を「過去しかない」と言ったが、
本当はそれは小夜の事なのだった。
小夜は一滴の涙を流し、ソロモンを迎え入れた。
―終―
647 :
646:2006/08/24(木) 23:11:58 ID:rUgQi4PT
寸止めの上に、暗くてごめんね。
流れるような綺麗な文章。
小夜のソロモンに対する想い。
GJです!!
>>646 切なくて苦しくなった…感動した。ありがとう!
なかなかいいねぇ〜
ソロモンは寝ないから朝になっても逃げられないと思うけどw
>>646 GJ!あの予告の憔悴ソロモンでこんな素敵なSSを…w
ありがとう、ネ申様。これを栄養にして暫く生きていけます…。
>>646 せつない・・・
胸が締め付けられるなぁ。
でもこんだけ上手いんならエロも読みたかった・・・
次回作楽しみにしてるよー
やっぱり職人さんはみんな凄いですね
もっと修行してから出直してきます。
職人さんが素晴らしすぎて自分の駄文を
投下するのが恥ずかしくなってきましたよ…
真央が小夜に買って来てくれと頼んだものは生理用品だったんだよね?
カイが買うの拒んだし。
それとも途中で寄ったドレスか?
最初は自分もそう思った>生理用品
だけどメモをカイに見せてたから違うんじゃ?
パンツとかブラジャーじゃないかな。
なんか今日の放送みたら646さんの話とソロモンがかぶって切なかった・・・
でも今日のあのソロモンの扱いはひどい。作画もひどいが。
657 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 00:13:58 ID:lOVK3GoY
酷すぎるね、あれは。
何のために出したキャラだか・・・逆ハーのためにか
もうラストだし役目も終わったからそろそろこのへんで片付けるかみたいな
印象を受けて脱力したよ
今週のソロは出刃に血液ちゅーちゅーされて動けなくなったんだと
補完させてください神様。
ソロ小夜的には切なかったけど、ソロディヴァ的に萌えました。
ボコられるんじゃなくて血ごと精力吸い取られたと視覚変換しました
ぶっちゃけ次週予告で邪魔するのがどうこうとかジェムが言ってたから生きてると思ってる
それより序盤の着崩し方がエロいと感じたのは自分だけだろうか
ああいう展開なので語りたい気持ちはわかるが、そろそろパロと関係ない話は
該当するスレでしたほうが良さそうだよ。
ディーヴァと狂気に支配されたジェイムズが読みたいですママ。
>>661 キャラスレには未成年もいるし、エロ話に適したスレが他にないんだな
もう最後だし、ここも過疎ってることだし、語らせてくれまいか
頼みますよママ
もちろんエロパロ投下があれば即散ります、蜘蛛の子のように
>【この板の趣旨】
>一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、
>およびオリジナル・パロディを問わないエロ小説創作等を行う板です。
少しくらいならいんじゃね?
しかしネタが投下されるたびに全年齢スレで
「ソロサヤとうかされたよ!」とか言ってる椰子どうにかならんか
>>663 >>665 全年齢スレではできない話題もあるか。
スレ保守程度でエロパロ投下後は雑談を続けない、ということであればいいのかな。
ただあまり1人のキャラ談義ばかりになると反感を買い、スレが荒れることにもなるので
そのへんだけ注意したほうがよさそう。
>>666 前から問題になってたよな
スレ立てする時「全年齢版でこのスレの話題は出さない」って書いとけば良かったなスマソ
今週は
・ルルゥ×ハジ のお風呂プレイ
・デビ×ジュリ の●●にぎにぎ
・出刃×ソロ悶 の去勢プレイ
・カイ×小夜 のナンクルナイサ
フラグがたちますた
出刃によるソロ調教ものが読みたいです神様
あの色ボケ具合をどうにか治してやって下さい(ノд`゚)゚。
イヤな空気だな、久しぶりに来てみたらヒドい有様だ
需要が無いにしても一言もレスが無いとは
過疎の原因も腐臭のせいかやれやれだ
いや、腐のせいというよりそれが喜ぶ今現在の展開のせいかな
とりあえず
>>587GJ
まぁ、リク好きが少ないってのは前々からわかってたが…
>>669 新境地キタ―――(゚∀゚)―――!!
いいね!> ・ルルゥ×ハジ のお風呂プレイ
保管庫の更新マダー?
結構待ってるんだけど…。
次スレ立てたらかな?
とりあえず自分は神の落とした宝物は
そっと保存させていただいてます。
オフでも読みまくりです。
>>672 ?何を言ってるかわからんのだが、リク小夜にならレスついたじゃん
もしレスがついてないとして、そんなこと言ったら逆に辱めになると思うが
職人さんには有難迷惑ってやつだな
小夜に擬態(つか同じ顔なわけですが)出刃×ソロ陵辱ものキボン
しぼりとられるだけしぼりとられて抵抗できずにソロ様バッタリw
「ばかなシュヴァリエだ」(姐さん談)
↑キボンヌキボンヌ(;´д`)ハァハァハァハァ
希望の表現がちょっとうまくないかもしれないけど
内容的にはかなりソロモンの色気が出る作品になると思うよ
うん、むしろソロ好きなんだなーと内容と裏腹に和んだw
そしてカイ×真央×ハジが見たいよ見たいよ!!
モーゼス×イレーヌもキボン(*´Д`)
アンシェル「最近、私のエロ本がいつのまにか数冊なくなっている
そういえばディーヴァも動物園から脱出して、まぁいろいろあるだろう」
私としてもちょっとしたイタズラ心が沸くというものだ
そこで私の部屋の引き出しに無造作に入れてあるエロ本に
【オナニーは結構だが もうちょっと声を抑えろ。聞こえてるぞ】
とメモを挟んでおいた。
風呂から出ると、見事エロ本は無くなっていた。
次の日の朝食時、なぜかカールがチラチラとこちらを見ていた」
アンシェル「何で顔が赤いんだ つーかてめぇかクソ!」
ラスカルのエロ本はマニアックそうだなw
>>682 元ネタなんだっけ?
つうかカールお前かっwwwwwwww
自分では買いに行けないんだねww
カール可愛いよカール
ラスカルのエロ本、めちゃめちゃフェティッシュなんだろうなー
ハジはエロ本なぞいらない
ハジは買われたときに小夜の夜の相手を勤めるべく勉強済み
ジョエルの見てる前で激しくやりまくるデヴィッドとジュリアか
もしくは、同じく目の前で公開オナニーな小夜
ジョエルへ、日頃の敬意を込めて
2番目が見たいとかいってみる
同じく
ジョエルの目の前で公開オナニー
それを見たジョエルは…
激しく見たい
そんな自分はデヴィッドジュリアを激しくキボン
ジョエルに敬愛をこめて
いっその事小夜と真央とジュリアとルルゥが
ジョエルにご奉仕汁
ソロサヤメインで投下してるネ申作品がとあるサイトの文章コピーな気がするんだが・・
43話を見事にエロパロした例の作品とか。
一回さら〜っと流し読みしたサイトだからよく覚えてないけど、マズくね?
もちろんご本人さまならかまわないんだけどさ
>>693 確かにとあるサイトの作者氏本人が投下してるのかも試練から
なんとも言えないが…コピ投下は他のパロスレでもよくある罠
これ以降は
>>693についてはスルーしような
だがしかし。コピペ投下したものは保管庫には入れられない事実。
保管庫は個人サイトになるからコピペ投下したものを保管すると後々問題になる。
文章や表現を
「1部」だけ引用するのもいけないんだよな?
丸々真似るのはいけないけど
1部だけ真似るのもだめなん?
698 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 13:09:35 ID:zuDWi28C
保管庫の問題はあるね
シカシ本人投下も他人投下もどっちも寒い…
>>696 盗作は論外
上は422のことではないですよね
701 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 21:28:00 ID:RJX+Uy1j
盗作は犯罪だぞー。
それ以外のリアルネ申は、気にせずどんどん投下してくださいませ
>>700 422は自分が書いたから、ちょっと気になって…
サイトは持ってません
もしや逆なのでは?
スレからパクってサイトに上げてることも考えられる。
その某サイトがちょうど出来た日からチェックしてるけど、
ここに投下されてからサイトの方にうぷされてるから
2chに投下した人がパクったって事はないと思うよ。
703の言うように逆はどうかわからないけど。
ただサイトの方にここには投下されていない話があり、
文体は同じ人が書いていると思われるので多分同一人物じゃないかと。
どちらにしても盗作はやだね。
興味が出てなんとなく探していた該当サイト。
投下されたのとかなりデジャブったからすぐ判った。
706 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 23:41:18 ID:3pFK3RhB
アド教えてくれ〜
流れぶった切ってこんばんはー ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
大変遅くなりましたがカイ×小夜のラスト投下します。
尚
>>234>>235,
>>276>>277の続きです(自分で書いといてレス番遠すぎてソーン出た)
膨れた焦燥に抽送の勢いを後押しされる。ストロークを大きくしたせいで自然と陰茎が花弁を激しく擦り、クリトリスを押すように動く。
それに応じるように、小夜の反応はどんどん高まっていった。びくびくと身を震わせ、愉悦の涙の水底で蕩けた瞳をぐらりと揺らがせている。遠慮がちだった細い腕が、今や必死に背中へしがみついて、貫く度に戦慄く。
限界間近であることは明らかだった―彼女の躯は勿論、カイ自身も。襞を絡みつかせてくる内壁と蜜を粘らせる花弁に扱かれる度に濃密な快楽の塊に脳髄を圧迫されて、荒げた呼吸のせいで喉が酷く渇いていた。
そしてついに小夜の身体が弓なりに跳ね、息を詰めたかと思いきや糸が切れたように弛緩して、甘い喘ぎを漏らしてくったりと喉頚を仰け反らせた。
「んっ…はぁ、あ、んー…!」
絶頂を迎え脱力する外側と裏腹に、秘所はまるで一気に呑み込もうとするかのようにぎゅっと収縮してカイの肉棒をぎゅっと締め付ける。
「くっ…小夜…!」
抗う試みをあっさり放棄して、射精の衝動に身を任せる。ふっと膝の力が抜けて小夜の上にあられもなく倒れこむと、尚も切なく啼く少女の華奢な躯ががくがくと悶えるように震えた。
官能の残滓に酔い痴れたまま、暫く身体を密着させていたカイは、互いの呼吸の頻度が落ち着いてきたのを見計らって、片腕を突いて身を起こした。蕩けて心地よい熱さを湛えた蜜壺に穿ち込んだままの、殆ど萎えた肉茎を引き抜くべく身体を引き剥がしにかかったそのとき。
「…んあっ、やっ、いや…だめ…!」
瞼を押し開いた小夜が、いきなり逼迫した様子でしがみついてきた。
「ぐっ、おい小夜っ!」
ぬめった水音を立て半ばまで引き抜いていた肉棒が、内壁の凝縮に巻き込まれて途端に硬さを取り戻して再び質量を増してゆく。混じり合い泡立った体液が、繋がった箇所から溢れ出して小夜の腿を流れた。
背中に縋り付かれて絶句したカイを尻目に、小夜は掠れた声で哀願する。
「だめ…あ、まだ、動かないでっ…!」
「おいおい…どうしたんだよ…?」
「あ、やだっ…!ちょっとだけ、待って!」
ぞくぞくするの、と蚊の鳴くような声で呟かれ、続けざまに膣口が切なく締め付けてきて、色々な意味でカイは凍りつく他なかった。
「…ああ…」
甘やかし癖でつい肯いてしまったものの、一体どうすればいいものか。このような状況で平静を保っていられる程の経験や技量の持ち合わせがないカイにとっては甘美なる拷問に等しい事態であった。小夜の意に添って堪え忍ぶべきなのか、それとも…。
「ひゃっ!だめ、だめってば!」
「動いてねーけど。」
「…ああっ…お願いだから、待って…!しゃべっちゃだめ!」
声の振動が身体伝いに響いて、彼女にとっては刺激になる。陰茎が脈打てば尚のこと。そして、苛まれて悶える彼女の動きは当然カイへ跳ね返ってくる。
この状況をどうしろっつーんだ!と眉根を寄せたのは束の間、打開策が他に思いつかなかったカイは、努めて平静な声音で少女の名を呼んだ。
「小夜。」
刺し貫かれたままの小夜が、泣き出しそうな顔を上向ける。快感のせいか寒さのせいか、敷いた体が弱く震えた。
「ん…なあに…?」
振動に揺さぶられたが、なんとか受け流す。
「俺に掴まれ。ほら、首に。」
「え?うん…こう?」
おずおずと、背中に回していた手を首へ持ってきた小夜を見下ろして
「おう、それでいいぜ。」
と低く告げると、カイは彼女の脇へ片手を差し入れて一息にその身体を引き起こした。
「え…ひっ、やあっ!」
繋がったまま躯を動かされたせいで内壁を闇雲に擦るのがわかり、肢体を引き攣らせた小夜の悲鳴を聞きながら、カイも歯を食い縛って堪える。
華奢な身体を己の腿の上へずり上げると、小夜の下肢が自重で沈んできて自ずと深く貫くかたちとなり、亀頭が膣の奥を抉り上げた。
「あ、ぁあ、ああっ……あ、や、ああっ…」
向き合う体勢へ起こされただけで達せんばかりに遣る瀬なく上擦った喘ぎを零した小夜が、カイの首筋へ預けた頬をふるふると震わせて悶える。
呼吸がどんどん浅くなるのを自覚しながら、抱え起こした際に空いた手で引っ掴んでいたシャツを小夜の背中へ掛けると、首に縋る腕の力が抜ける。
袖が肩から垂れ下がって乳房の上で擽るように揺れ、くらくらと仰け反って後ろへ倒れようとした背を支える。
と、すっかり見慣れた昏い美貌を歪めた小夜に見上げられる。反射的に笑ったカイは、伸びてきた彼女の腕が緩やかに己の頭を包むのに―それ以上に彼女の雰囲気の変化に戸惑った。
名を口に上らせようとした無意識を振り払わんとするように柔らかく後頭を掻き抱いた小夜に、されるがままにまま唇を奪われる。
情交の始まりのそれとは異なり、今度は彼女から強引に深く重ねてきた口づけに抗う術などなく、引き摺られるように溺れると、ハレーションが瞑目に映る闇を眩しく染めた。
火花が飛び散るように正気が剥がれ落ちてゆくに任せて、カイは力強く腰を突き上げた。
「っはぁ…ん!」
予告なく訪れた衝撃に揺れた小夜を抱き締める。いつの間にかシャツはその背から滑り落ちていた。
それに構うことなく、もはや遠慮もなく緩急をつけた突き上げで激しく揺さぶると、いつの間にか膝を地についた小夜が上下に左右に、もどかしく腰を揺らめかせ始めた。
根元まで埋まった肉棒が、ごぶりと音を立てる。彼女が身体を寄せてきて、ぶつかって触れる乳頭が擦れる。甘い吐息を聴覚が拾うたびに胸郭が締め上げられる。
淫猥な水音の間隙を縫うように重ねる唇が脳髄を焦がす。全身を快楽が駆け巡り、波涛のように深く、時に錐のように鋭く意識を刺す。
先に頂点に達して内腿を震わせる小夜に引き寄せられるように、程なくカイも限界を迎えた。彼女の名を呟いたつもりでも干上がった喉は音を紡がず、荒い呼吸と同時に白濁を吐き出す。
ぐったりと深く脱力した小夜の、ようやくほんのりと温まった躯を物狂おしく抱き締めようにも、悦楽に酩酊した身体が言うことをきいてくれない。理性を削がれ、思考の中までもが靄に覆われている。
ただ、朦朧とした意識でも、緩く回した腕の中の存在がカイにとって無二の縁であることは確信することができた。
結局、やっと帰路を再び歩き出した頃には太陽は地平に半ば沈んでいた。どこか心地よい倦怠感に包まれたカイに抱えられ、小夜は熟睡している。
穏やかな寝顔をシャツの胸元に摺り寄せ、身じろぎひとつしない小夜を見下ろしてそりゃあ疲れたんだからこれだけぐっすりなのもしょうがないよなあと嘆息した途端、その疲れの原因たる行為の数々を思い出してしまう。
再び体躯が熱を孕んだ気がして、カイはひとり顔を赤らめ視線を泳がせると、グレイ宅にて待ち受けている人々を如何様に誤魔化し切るか、実直な思考回路で悩み始めた。
カイは未だ知る由もない。小夜の異変を―何故これほど眠り、何故ひどく寒がっているのかを。彼女が何故、ディーヴァを一刻も早く仕留めようと躍起になっていたのかを。
そして、再会してからあれほどまでに頑なにカイを拒んだ動機の真実を。
音無小夜に潜む"SAYA"については、彼や人間達は未だ知らぬことの方が多い。忍び寄る運命の足音に気付いているのは、今は小夜とハジだけだ。
カイを彼女と隔てるもの。この世の全ての物質が纏う固有の輪郭のみならず確かに種族という断崖の形をした隔絶が二人には介在している。交わりの只中でカイが感じた寂寥は強ち間違いとはいえないのだ。
―無論、カイがそれに気付くこともない。
ふと、細い指がシャツの裾を掴んでいることに気付いて苦笑したカイの腕の中、こんこんと眠り続ける小夜の眦から一粒の涙が膨れる。
遠い昔に彼女が自ら閉ざした未来とカイが願う穏やかな未来との落差の大きさに傾いた天秤の皿から溢れて零れ出てた雫は、冷えた頬を伝いカイのシャツへと、気付かれることなく吸い込まれて消えた。
<終わり>
いろいろとすみませんでした。ありがとうございました。
神、待ってました!GJ!39話か…懐かしいw
ソロ小夜に続きカイ小夜も切ねぇ〜!! 。・゚・(ノД`)・゚・。
>>711 グッジョブです。エロい、しかも切ない。
46話見た後だと何故だか余計に切ないな〜特に最後が ゚・(ノД`)・゚・
本人じゃないなら盗作だよな…
>>715 そりゃ本人投下じゃないなら盗作だ。
ちなみに欧米の学校機関じゃ、自分の過去の論文を明記せず引用しても
盗作扱いになって罰せられるくらい、盗作について厳しい。
そのサイト、数日中に閉鎖しちまいそうだな…。
誰か知らないが、ここで安易に盗作疑惑とか持ち出す前に、
個人的にサイトにメールするとか、そのサイトをよく読んで
本人投下かどうか見極めてくれるわけにはいかなかったのかな。
そこまでする気がなければスルーするとか。
こういう話題が出ると、422さんのように身に覚えがなくても
気にする人もいるだろうし、投下をためらってしまう人もいるだろう。
流れ豚ぎって悪いけど次のスレって立てる?
アニメがあの調子だと放送が終わったらあちこちの血関連スレが
一気に過疎化しそうなんだけど…
シフスレはそうでもないけど…
スレの容量も400kb越えたし最終回まで持たないかも知れないから立てた方が良いかも。
43話で、Mr,グラントと密談してる時は普通だったのにラスカルお前
なんだってイキナリ帰ったらやつれてるんだwというツッコミから生まれた
ネタです。ラスカルが色々アブノーマルなので苦手な方はどうかスルーを・・。
* * *
空軍基地の喧騒の跡で、グラントとの密談を終えたアンシェルが
帰宅したのはもはや深夜に近かった。照明をおさえた玄関をくぐると
華麗に装飾された柱にもたれてネイサンがひとり腕を組んでいる。
アンシェルの姿を認めて、ネイサンがおどけるように片眉をあげた。
「・・・・・はぁい。お帰ンなさぁい♪」
「なんだ。」
わざわざの出迎えに眉をひそめてアンシェルが口をひらく。
その言葉にネイサンがおおげさに両手を広げ、肩をすくめた。
「ンもう。パパが言う事聞かずに勝手に居残って、残業なんかして
くるものだから・・・女王様がムクレちゃって、もうたぁいへん!
ただでさえソロモンのことでご機嫌ナナメだっていうのに、ねェ。
家主としては門限破りって――――すッごくメ・イ・ワ・ク。
責任とって早く何とかしてもらわないと・・・ワタシ、いよいよ住む
ところがなくなっちゃうわぁン。」
「―――――接見は予定の行動だ。」
「そういう言い訳は・・・ディーヴァに直接言ってもらえるゥ?」
ネイサンはとぼけた笑みを浮かべていたが、眼の色は乾いていた。
アンシェルの対応をどこか興味深く観察しているかのような、冷えた
ひかりがその中にある。過去にディーヴァが荒れた時も、なだめる為
に最後に呼ばれるのは決まってアンシェルであった。
お守り役―――それは、古くは動物園時代までさかのぼる頃から続く
彼の役割のひとつでもある。
アンシェルはネイサンの顔へ値踏むように冷徹な視線を向けたまま、
それでも口調だけはしずかに口をひらいた。
「行こう。」
「はいはい、お疲れさまン。・・・ア、ちょっとォ。覚悟しといた方が
いいわよォ。――――も、ディーヴァったら、すッごい荒れよう。」
そのまま無言できびすを返し、ディーヴァの部屋のある方へ歩き
はじめたアンシェルの背に、ひらひらと手を振りながらネイサンが意味
ありげにくすんと鼻で笑った。
「そぉそ。――――いい子ねぇ。・・・・・じゃ、あとはよろしく。」
ディーヴァの部屋には、灯りがついていなかった。
カーテンは破られ、調度品は見る影もなく壊されている。ガラスの散乱
した乱雑な部屋のなかで、床に座りこみベッドにもたれて、頭を枕の下
にうずめているちいさな子供の姿があった。―――ディーヴァである。
「ディーヴァ。」
「・・・・・・おそいよ。アンシェル」
アンシェルの声に、顔を突っ伏したまま不機嫌そうにディーヴァが
答えた。アンシェルがすぐ近くまで歩み寄っても、ディーヴァは身動き
ひとつしようとしない。枕の下から彼に向けて、くぐもった声がちいさく
響いた。
「おそすぎる。ぼくはあのとき・・おまえに『帰ろう』って言ったはずだ」
「・・・・はい。」
「言うこと聞かないシュヴァリエなんか、いらないよ」
「・・・・・・・・・。」
「ああ、もう―――・・・・もう、がっかりだ。」
頭上の枕を握りしめるディーヴァのほそい指先がふるえた。
「行きたかったらみんな、姉さまのところに行けばいい。・・・・・どうせ
おまえも。」
アンシェルが固く握りしめられた彼女の指をふりほどき、しずかに
枕を持ちあげた。汗でびっしょりと濡れた黒髪が、ディーヴァの頬に
まとわりついている。濡れているのは汗でだけではなかった。
顔を見られないよう、ディーヴァがアンシェルから首をそむけてシーツに
頭をうずめる。
「どうせおまえも姉さまのところに行きたいんだ。姉さま殺すの残念だ、
って言ってたね?・・・・美しい瞳だ、とも。――いいよ?行けばいい」
「・・・・・・・・・。」
何を言っても答えないどころか、まるで傍観するようなアンシェル
の冷静なまなざしに、ディーヴァがかっとした表情で起き上がった。
「―――おなか空いた。・・・でも人間の血じゃイヤだ。飲みたくない」
つまさきで伸びあがったディーヴァが彼の肩に両腕を廻した。
アンシェルは逆らわず、ただ引寄せられるがままに彼女の背に合わせて
わずかに体を前へかがめる。
父親の首にしがみついて泣くちいさな子供のように、ディーヴァが顔を
アンシェルの首筋へ伏せた。その唇のすきまから覗いた白く小さい牙が
彼の頚動脈へと突き立てられる。アンシェルがごくわずかに眉をひそめ
頬を震わせた。
そのまま数十秒―――――ふたりとも彫像のごとく動かない。
「これ以上吸ったら・・いくらおまえでも、しばらくは起きあがれないね?」
やがてそっと唇を離したディーヴァが、どこか甘えるような口調で
にぽつりと小さくつぶやいた。そのままいじわるな瞳で『どうする?』と
でも言いたげに、アンシェルの顔をちらりと覗きこむ。
対する彼の表情は先刻までとまったく変わらなかった。
だがその顔色はさすがに血の気がうせ、疲労の影が濃い。
ディーヴァの視線を感じてアンシェルが顔を向けた。
その焦点が定まるのにやや時間がかかる。やがて彼女と眼が合い、眉を
あげたアンシェルの口元が挑戦的に苦っぽくゆるめられた。
「―――――どうぞ、どのようにでも。・・・・お望みどおりに。」
いよいよ動じないアンシェルに、ディーヴァがむっとした表情を
見せた。彼の首に廻した腕をふりほどき、怒ったように立ち上がって
脇の安楽椅子にあゆみ寄り、背を向ける。
「・・・・ちぇ。おまえはいつもそうだよ、アンシェル」
「お気に召しませんか。」
「腹が立つよ。すずしい顔して」
ディーヴァが唇をとがらせてぷいっと顔をそむけた。
今夜の彼女の不機嫌は・・・どうやら根深いらしい。
―――――原因はただ単に帰宅が遅れたためだけではあるまい。
アンシェルはあゆみ寄った。数歩進んだところで足がややふらつき、
さりげなく椅子の背に指をのせて体を支える。それを気取らせないよう
アンシェルがごく平静な声で彼女に問うた。
「ディーヴァ。・・・・・本当は、なにを?」
アンシェルの言葉にディーヴァの頭がうなだれた。
「――――――・・・ジェイムズが眠ったままだ」
月の光が射しこむ部屋に、ディーヴァのほそい声だけが流れる。
「カールは死んだ。ソロモン、ソロモンは・・・・・」
ディーヴァの唇が、その言葉の続きをこばむように数度わなないた。
「ネイサンはとっても可愛がってくれるけど。―――でも、もうだれも
ぼくに触れてくれやしないんだ。・・・・・もうずっと長いこと」
「ディーヴァ。」
やや口調を強め、さとすように名を呼ぶ彼にディーヴァが唇を
キュッと引き結んだ。
「わかってるよアンシェル。それはおなかの赤ちゃんに障るって。
―――言われなくても」
ディーヴァのほそい指がおのれの下腹部に愛しげにそっと当てられる。
「わかってるよ・・・・。それでもぼくにはこの子たちがいる」
小さなつぶやきが、その桃色の唇からさびしげに洩れた。
「―――――この子たちだけ、いればいいんだ・・・・・・。」
うつむいて唇をかむディーヴァの肩にアンシェルがそっと掌を置いた。
ディーヴァがその手を叩き落す。ぱん、という乾いた音が響いた。
「やだよ。――――シュヴァリエとしての義務なんかで、ぼくを抱くな。
・・・・そんなつめたい眼をして、眉ひとつ動かさないで。」
感情が相当こじれている。
ディーヴァが安楽椅子の背側へ廻りこんだ。顔だけこちらを向けて、
困らせることだけが目的だと言わんばかりに唇をひらく。
「それに今、ぼくの血のなかにはリクがいる。・・・リクは男の子だから
男の相手はゴメンだってさ」
少年の体・少年の声でディーヴァが投げつけるように言った。
言葉の内容がひどく矛盾していたが、アンシェルは動じる様子を見せない。
ここで、はいそうですかと引き下がればディーヴァがさらに荒れることを
彼は経験上知っていた。安楽椅子に指をかけ、自分も背側へと廻りこむ。
「なるほど。では・・・・・・。」
丈高い安楽椅子に、彼の体が一瞬隠れた。
マニキュアの塗られた長く美しい指がディーヴァの頬をくるみ、そっと
上向ける。背の高いショートカットの美女がそこに立っていた。
体をかがめ顔を寄せてその頬にごく軽くくちづけ、リーザの姿を模した
アンシェルがそっとささやきかける。ディーヴァの耳を、紅い唇から洩れる
やわらかなメゾソプラノの声がくすぐった。
「リク君。――――――お姉さんと一緒に、ベッドに入ろうか?」
あっけにとられて、おおきな瞳を数度ぱちぱちと瞬かせ――――。
次の瞬間、ディーヴァは機嫌の悪かったことも忘れて吹きだした。
リーザの姿のままアンシェルが真面目な顔で不本意そうに眉をしかめる。
澄んだ笑い声をひとしきり立てたところで、ディーヴァが彼に聞いた。
「本気?・・・・おまえ、それ本気で言ってるの?アンシェル」
「―――――まあ、お望みならば。」
自身も苦笑を浮かべながら、彼本来の声でアンシェルが答える。
「これほど長く生きると・・・・・生物学上や社会学上での、個体の
性別の違いなど、実のところ大した問題ではなくなりますな。
シュヴァリエも子を宿すのか、擬態した状況ではどう影響するのか――。
翼手を研究する者としての純粋な興味はあります。それが行為として
楽しいかどうかはともかく、ですが。」
冗談とも本気とも判別しかねるその言葉を聞いて、ディーヴァが
あははは、と、さらに笑い声をあげた。ほそい優しい指先で目尻に
溜まった涙をぬぐう。それが笑いによってにじんだ涙なのかそれとも
なにか他の理由があっての涙なのかまでは、わからない。
「ああもう、いいよ。――――負けたよ、おまえには」
「よろしいのですか?」
「それも面白そうだけど。―――いまはいいや。かなわないよ」
「悪いのはおまえ。―――人間にかまけすぎて、わたしを退屈させた罰。」
指の動きを止めぬまま、ディーヴァがアンシェルの膝からすべり降りた。
そのまま床に座って彼の腰に顔を寄せると、やわらかな桃色の唇をひらいて
じらすように少しずつ口に含んでゆく。秀麗な顔に長い髪がかかった。
アンシェルが苦しげに眉をしかめる。それを見てとったディーヴァがそっと
唇を離し、今度は彼の先端から根元までをその紅い舌のさきでいたぶるよう
に舐めあげてゆく。
おそろしく時間をかけて、その愛撫は続けられた。
「だぁ〜め!」
衝動が高まるたび、ディーヴァは指をきつく巻きつかせて解放させない。
行き場のない焦燥と強烈におそいかかる貧血の目眩に、アンシェルの額に
つめたい汗の珠が浮かんだ。
苦笑を浮かべようとする口元がたちまちこわばる。
妖しく微笑したディーヴァが、舌の先でちろりと舐めあげた。
「だぁめ。ラクになんかさせないもの。・・・・わたしの体にも触れさせて
あげない、絶対。」
愛らしく首をかしげたディーヴァが、意地わるい口調でアンシェルに
語りかける。
「だって、そんなことしておなかの子たちに何かあったらたいへんだもの。
・・・・・・・そうでしょう、『お父様』?」
明らかな当てこすりに、アンシェルの唇の端へにがい笑いがひらめいた。
「無論ですよディーヴァ。・・たいせつなお体を損ねるようなことがあっては
取り返しがつきませんからな。」
そのまま床に座りこんだディーヴァの腰をかかえて膝に抱き上げると、
アンシェルがそのうなじから背に舌を這わせた。両腕を彼女の前へ廻しその
やわらかな乳を、しなやかな足の付け根の陰りを、ときほぐすように愛撫
してゆく。はねつけようとするディーヴァの手首にもキスを与え、ゆっくり
と舐めあげてゆく。
閉じていたディーヴァの腿が、小刻みに震えながらふとゆるんだ。
それを見逃さずアンシェルが彼女の腿を割って、指先をあさく秘所に潜らせる。
「―――――ア・・・・・。」
ディーヴァがせつなく眉根を寄せた。
指は繊細なうごきで彼女のからだを蕩けさせ。徐々に狂わせてゆく。
「んっ・・・・くぅぅっ・・・・・・・」
敏感な芽をいじられ、秘裂をなであげられるたびにディーヴァの
からだがビクビクッとやるせないふるえをみせた。一方、アンシェルの
左手指はなおもなめらかな乳を溶かし、朱鷺色の先端を責めつづけること
をやめない。秘所を愛撫するうごきに、やがてくちゅっ・・くちゅっ・・という
しめった音が混じった。
愛撫を止めぬまま、アンシェルがその濡れた指を後方にすべらせる。
きつく締められた菊花を押し広げられて、ディーヴァが戸惑った声をあげた。
「ア・・・・・アン、シェル?」
アンシェルは凄みのある笑みを浮かべたまま、答えない。
指の潤いを移すように、固いこわばりを内から解きほぐすように
アンシェルの指が動いた。指先をそらせ狭い通路を弄いながらゆっくりと
抜き、また秘所を愛撫してゆく。気の遠くなるほどの時間をかけて、同じ
手順・同じ動作が繰り返された。
その異様な快感に戦慄しながらも、さすがに意図を悟ってディーヴァが
あわてた声をあげる。
「アンシェル・・・・・・まさか、ここで?」
「貴女はこのところ、人間の食事はいっさい召し上がっていらっしゃらない」
――――――好都合ですな、とアンシェルが笑った。
ぞくぞくするような感触に息をつまらせながらも、ディーヴァが懸命に
ほそい声を絞り出す。
「だって・・・・・だって、無理でしょう?」
「私が貴女に、痛い思いをさせるとでも?――数えましょうか。一本・・・」
濡れた指が挿入される感触に、ディーヴァがちいさく声をあげた。
その声のなかに隠しおおせぬ甘い響きがある。
指が幾度かゆるい抽迭を繰り返したのち、アンシェルが小暗い声で
ひそやかにささやいた。
「二本・・・・・・・。」
「ひ・・・・・ッ!」
倍になった圧力に、ディーヴァがからだをすくませる。
充分に愛撫をほどこしたその内部は、締めつけながらも指の侵入を
やすやすと受け入れた。身の内側から優しくなであげられる感触に、
ディーヴァが眼を閉じておおきくふるえる。体内に差し入れられた
アンシェルの指がやがて濡れた。
秘所ほどではないが、ここもわずかに蜜を分泌するのである。
「―――――いま、三本です。・・・痛みを感じますかな?」
医者が患者に問うようなアンシェルの言葉に、ディーヴァはとても
答えられなかった。内腿が小刻みにふるえ、指の動きを感じるたびに
背がやるせなくそりかえる。秘所を埋められるのとは異なり、その快感
には体毛がそそけ立つような異様な焦燥感がともなっていた。
無言でからだをふるわせるディーヴァに微笑を向け、彼女を抱きしめた
アンシェルが耳元で優しくささやきかける。
「ディーヴァ。・・・・力を抜きなさい、おおきく息を吐いて。」
ディーヴァが言われたとおり何とか息を吸い、ふかく吐き出した。
その吐き出す呼気と合わせて、その体にアンシェルがおのれを浅く穿つ。
「あ、あ―――――・・・・!!」
くさび打たれる熱い肉の杭の感触に、彼女の眼の焦点が遠のいた。
呼気とともにきつい抵抗がゆるめられるのに合わせ、アンシェルが
辛抱強く徐々に身を進めてゆく。はぁっ・・はぁっ・・とディーヴァの呼吸
が甘くせわしくなる。秘所に比べ柔襞の蠕動はないがその分締めつけが
きついため、顔色に出さないアンシェルの表情にもかすかな切迫がほの
見えた。
「うぁ・・・・あ、アンシェル・・・・っ!」
ついに深くまで埋められて、ディーヴァがせつない声をあげた。
「なに、か・・・・ヘン・・な・・―――・・・あ、あぁあッ!!」
そのままずるりと抜かれ、ディーヴァが耐え切れぬように高い声を
発する。またゆっくりと身を押し進めながら、アンシェルが彼女のからだ
を抱きとめた。ディーヴァが絶え絶えの声を洩らしながら、彼の名を呼ぶ。
「あっ・・・や、やぁッ!―――・・ア・・・アンシェル・・・ッ!」
「―――――お嫌ならすぐにでも止めますが。」
安楽椅子の揺れに合わせてゆるく彼女をゆすぶるアンシェルの声が、
ごくわずかに喉にからんだ。官能にほの紅く染まったディーヴァの耳に
唇を寄せ、秘密を打ち明けるようにあやしくささやきかける。
「―――ですが・・・本当にやめてしまってもよろしいのですかな?」
「――――――ひどいシュヴァリエね、おまえは!」
くぅっ・・・!とせつない吐息を洩らしながら、涙目でディーヴァが
甘くなじった。
「それはもう・・・お互い様で。」
ゆるく抽迭を繰り返しながら、アンシェルがとぼけるように微笑して
眉をあげる。その指が内腿をつたい、秘所の肉の花弁を優しくかきわける。
丁寧な愛撫をほどこすうち、ディーヴァが官能に狂おしく乱れた。
「んッ・・・・・ぅあ・・・!・・――――ア、ア・・・っ」
汗に濡れたからだがしなり、髪が別の生き物のようにゆれうごく。
秘所を弄うもう一方で、アンシェルがおのれの掌をそっと彼女の下腹部
に当てた。そのままあまり強くせぬよう、充分に気をつけて圧迫する。
同時に体内をうがつ肉の杭で彼女の腹を押し、こするように動かす。
「ひ・・・・あッ!!!」
内と外から圧迫されて、ディーヴァの背筋をズウンと響くような
強烈な快感が駆けぬけた。がくがくと足がふるえ、桃色の唇がわななく。
その絶頂にあわせて深く抱きよせ、低くうめいたアンシェルがおのれの
引金を引いた。熱く満ちてゆく感触にたまらずディーヴァがほそい声を
洩らす。
「ア・・・・・ア、ア・・・・・っ!!」
ディーヴァがアンシェルの首根に顔を寄せた。
そのまま彼の頬に頭をすりつけ、ほそい優しい指をその首に巻きつける。
アンシェルがなだめるようにその二の腕を優しくなでた。
そのまま二人とも――――しばらく口をきかない。
ややあって、アンシェルが後ろ手に椅子にかけられた布をはがし、
汗ばんだディーヴァの体を包んだ。次いでゆっくりとおのれを彼女から
抜き、後始末をすませる。しばし彼のなすがままに任せ、その首を抱き
しめながらディーヴァがわずかに身震いした。
「―――――アンシェル。」
自分を呼ぶ声がいつのまにか少年のものに戻っていることに気づき、
アンシェルがふと手を止めた。見るとディーヴァはじっと彼の眼を見据え
ている。その瞳に、あまり普段は見られないひかりがあった。
「小夜姉さまのたいせつなもの、全部取りあげてやりたかったんだ・・・」
静まりかえった部屋に、ディーヴァのほそい声が流れる。
「姉さまはずるいよ。―――――弱いくせに。」
身をかがめて覗きこむアンシェルの胸にディーヴァが顔をうずめた。
「おまえはぼくのシュヴァリエだ。―――ぼくのシュヴァリエは完璧で、
そのうえすごく強くなくちゃいけないんだ。・・・姉さまたちが何度来ても
蹴散らせるくらいの」
「・・・・・・・・。」
「おまえが姉さまのところに行ったりしたら・・そのときは殺してやる」
指先で下腹部をなでながら、寂しくディーヴァがぽつりとつぶやいた。
「・・・ぼくは平気だ。だってこの子たちがいるもの。この子たちがいれば
他にはもうなんにもいらないんだ。おまえもネイサンも、ぼくを裏切ったり
もしも姉さまたちに倒されちゃったりしたら―――そのときは殺してやる!
でもぜったい、ぜったい楽には死なせてやらないんだ・・・。」
「私は貴女の崇拝者のひとりです。・・そんな事をするとでも?ディーヴァ」
アンシェルが低くつぶやいた。
「・・・・・・・。」
指を握りしめ、取り残された子供のような表情でディーヴァが
うつむく。やがて押しつけられた背広の布地に涙がちいさなしみを作った。
「・・・・・ジェイムズの治療を急ぎましょう。」
アンシェルが真面目な顔でささやいた。
「コープスコーズの技術を転用して、欠損した体を補います。脳は無事
ですから、すぐにでも動けるようになるでしょう。無論おそばに控えて
おりますよ。―――ネイサンも、私も。」
「―――――うん・・・・・・。」
ディーヴァが弱々しくうなずく。
「うん・・・そうだね・・・・・・・。」
しばらくの間があって、ディーヴァの頭がわずかにかたむいた。
アンシェルの背広の胸に顔をうずめたまま、ディーヴァの唇から規則
正しい呼吸の音が洩れる。―――いつのまにか寝入ってしまったらしい。
起こさぬよう充分注意を払って、そっとアンシェルが抱きあげた。
そのまま目眩をこらえてベッドに横たえ、枕をあてがい毛布を被せる。
着崩れた背広を整え、アンシェルが彼女の部屋を後にした。
途中のワインセラーで一本引き抜き、その紅い液体をグラスに次いで
口に含む。そんなことで血への希求がおさまるはずがなかったが、ない
よりはましであった。
暗い廊下のずっと先から、薄明かりと聞きなれたディーヴァの歌声が
洩れてくる。おそらくはネイサンが部屋で今日の公演をチェックして
いるのだろう。
幾度か頭をふって意識を保ちながら、アンシェルは歩み続けた。
〈END〉
すんません1レス分話が飛んでしまいました(しかも消しちゃった)orz
もう一回投下しますスレ汚しすんません・・・。
空軍基地の喧騒の跡で、グラントとの密談を終えたアンシェルが
帰宅したのはもはや深夜に近かった。照明をおさえた玄関をくぐると
華麗に装飾された柱にもたれてネイサンがひとり腕を組んでいる。
アンシェルの姿を認めて、ネイサンがおどけるように片眉をあげた。
「・・・・・はぁい。お帰ンなさぁい♪」
「なんだ。」
わざわざの出迎えに眉をひそめてアンシェルが口をひらく。
その言葉にネイサンがおおげさに両手を広げ、肩をすくめた。
「ンもう。パパが言う事聞かずに勝手に居残って、残業なんかして
くるものだから・・・女王様がムクレちゃって、もうたぁいへん!
ただでさえソロモンのことでご機嫌ナナメだっていうのに、ねェ。
家主としては門限破りって――――すッごくメ・イ・ワ・ク。
責任とって早く何とかしてもらわないと・・・ワタシ、いよいよ住む
ところがなくなっちゃうわぁン。」
「―――――接見は予定の行動だ。」
「そういう言い訳は・・・ディーヴァに直接言ってもらえるゥ?」
ネイサンはとぼけた笑みを浮かべていたが、眼の色は乾いていた。
アンシェルの対応をどこか興味深く観察しているかのような、冷えた
ひかりがその中にある。過去にディーヴァが荒れた時も、なだめる為
に最後に呼ばれるのは決まってアンシェルであった。
お守り役―――それは、古くは動物園時代までさかのぼる頃から続く
彼の役割のひとつでもある。
アンシェルはネイサンの顔へ値踏むように冷徹な視線を向けたまま、
それでも口調だけはしずかに口をひらいた。
「行こう。」
「はいはい、お疲れさまン。・・・ア、ちょっとォ。覚悟しといた方が
いいわよォ。――――も、ディーヴァったら、すッごい荒れよう。」
そのまま無言できびすを返し、ディーヴァの部屋のある方へ歩き
はじめたアンシェルの背に、ひらひらと手を振りながらネイサンが意味
ありげにくすんと鼻で笑った。
「そぉそ。――――いい子ねぇ。・・・・・じゃ、あとはよろしく。」
ディーヴァの部屋には、灯りがついていなかった。
カーテンは破られ、調度品は見る影もなく壊されている。ガラスの散乱
した乱雑な部屋のなかで、床に座りこみベッドにもたれて、頭を枕の下
にうずめているちいさな子供の姿があった。―――ディーヴァである。
「ディーヴァ。」
「・・・・・・おそいよ。アンシェル」
アンシェルの声に、顔を突っ伏したまま不機嫌そうにディーヴァが
答えた。アンシェルがすぐ近くまで歩み寄っても、ディーヴァは身動き
ひとつしようとしない。枕の下から彼に向けて、くぐもった声がちいさく
響いた。
「おそすぎる。ぼくはあのとき・・おまえに『帰ろう』って言ったはずだ」
「・・・・はい。」
「言うこと聞かないシュヴァリエなんか、いらないよ」
「・・・・・・・・・。」
「ああ、もう―――・・・・もう、がっかりだ。」
頭上の枕を握りしめるディーヴァのほそい指先がふるえた。
「行きたかったらみんな、姉さまのところに行けばいい。・・・・・どうせ
おまえも。」
アンシェルが固く握りしめられた彼女の指をふりほどき、しずかに
枕を持ちあげた。汗でびっしょりと濡れた黒髪が、ディーヴァの頬に
まとわりついている。濡れているのは汗でだけではなかった。
顔を見られないよう、ディーヴァがアンシェルから首をそむけてシーツに
頭をうずめる。
「どうせおまえも姉さまのところに行きたいんだ。姉さま殺すの残念だ、
って言ってたね?・・・・美しい瞳だ、とも。――いいよ?行けばいい」
「・・・・・・・・・。」
何を言っても答えないどころか、まるで傍観するようなアンシェル
の冷静なまなざしに、ディーヴァがかっとした表情で起き上がった。
「―――おなか空いた。・・・でも人間の血じゃイヤだ。飲みたくない」
つまさきで伸びあがったディーヴァが彼の肩に両腕を廻した。
アンシェルは逆らわず、ただ引寄せられるがままに彼女の背に合わせて
わずかに体を前へかがめる。
父親の首にしがみついて泣くちいさな子供のように、ディーヴァが顔を
アンシェルの首筋へ伏せた。その唇のすきまから覗いた白く小さい牙が
彼の頚動脈へと突き立てられる。アンシェルがごくわずかに眉をひそめ
頬を震わせた。
そのまま数十秒―――――ふたりとも彫像のごとく動かない。
「これ以上吸ったら・・いくらおまえでも、しばらくは起きあがれないね?」
やがてそっと唇を離したディーヴァが、どこか甘えるような口調で
にぽつりと小さくつぶやいた。そのままいじわるな瞳で『どうする?』と
でも言いたげに、アンシェルの顔をちらりと覗きこむ。
対する彼の表情は先刻までとまったく変わらなかった。
だがその顔色はさすがに血の気がうせ、疲労の影が濃い。
ディーヴァの視線を感じてアンシェルが顔を向けた。
その焦点が定まるのにやや時間がかかる。やがて彼女と眼が合い、眉を
あげたアンシェルの口元が挑戦的に苦っぽくゆるめられた。
「―――――どうぞ、どのようにでも。・・・・お望みどおりに。」
アンシェルの言葉にディーヴァの頭がうなだれた。
「――――――・・・ジェイムズが眠ったままだ」
月の光が射しこむ部屋に、ディーヴァのほそい声だけが流れる。
「カールは死んだ。ソロモン、ソロモンは・・・・・」
ディーヴァの唇が、その言葉の続きをこばむように数度わなないた。
「ネイサンはとっても可愛がってくれるけど。―――でも、もうだれも
ぼくに触れてくれやしないんだ。・・・・・もうずっと長いこと」
「ディーヴァ。」
やや口調を強め、さとすように名を呼ぶ彼にディーヴァが唇を
キュッと引き結んだ。
「わかってるよアンシェル。それはおなかの赤ちゃんに障るって。
―――言われなくても」
ディーヴァのほそい指がおのれの下腹部に愛しげにそっと当てられる。
「わかってるよ・・・・。それでもぼくにはこの子たちがいる」
小さなつぶやきが、その桃色の唇からさびしげに洩れた。
「―――――この子たちだけ、いればいいんだ・・・・・・。」
うつむいて唇をかむディーヴァの肩にアンシェルがそっと掌を置いた。
ディーヴァがその手を叩き落す。ぱん、という乾いた音が響いた。
「やだよ。――――シュヴァリエとしての義務なんかで、ぼくを抱くな。
・・・・そんなつめたい眼をして、眉ひとつ動かさないで。」
感情が相当こじれている。
ディーヴァが安楽椅子の背側へ廻りこんだ。顔だけこちらを向けて、
困らせることだけが目的だと言わんばかりに唇をひらく。
「それに今、ぼくの血のなかにはリクがいる。・・・リクは男の子だから
男の相手はゴメンだってさ」
少年の体・少年の声でディーヴァが投げつけるように言った。
言葉の内容がひどく矛盾していたが、アンシェルは動じる様子を見せない。
ここで、はいそうですかと引き下がればディーヴァがさらに荒れることを
彼は経験上知っていた。安楽椅子に指をかけ、自分も背側へと廻りこむ。
「なるほど。では・・・・・・。」
丈高い安楽椅子に、彼の体が一瞬隠れた。
マニキュアの塗られた長く美しい指がディーヴァの頬をくるみ、そっと
上向ける。背の高いショートカットの美女がそこに立っていた。
体をかがめ顔を寄せてその頬にごく軽くくちづけ、リーザの姿を模した
アンシェルがそっとささやきかける。ディーヴァの耳を、紅い唇から洩れる
やわらかなメゾソプラノの声がくすぐった。
「リク君。――――――お姉さんと一緒に、ベッドに入ろうか?」
あっけにとられて、おおきな瞳を数度ぱちぱちと瞬かせ――――。
次の瞬間、ディーヴァは機嫌の悪かったことも忘れて吹きだした。
リーザの姿のままアンシェルが真面目な顔で不本意そうに眉をしかめる。
澄んだ笑い声をひとしきり立てたところで、ディーヴァが彼に聞いた。
「本気?・・・・おまえ、それ本気で言ってるの?アンシェル」
「―――――まあ、お望みならば。」
自身も苦笑を浮かべながら、彼本来の声でアンシェルが答える。
>>731 またやった・・orz すんませんパニクっているようです・・。
>>730の続き(改定2)から投下します。
いよいよ動じないアンシェルに、ディーヴァがむっとした表情を
見せた。彼の首に廻した腕をふりほどき、怒ったように立ち上がって
脇の安楽椅子にあゆみ寄り、背を向ける。
「・・・・ちぇ。おまえはいつもそうだよ、アンシェル」
「お気に召しませんか。」
「腹が立つよ。すずしい顔して」
ディーヴァが唇をとがらせてぷいっと顔をそむけた。
今夜の彼女の不機嫌は・・・どうやら根深いらしい。
―――――原因はただ単に帰宅が遅れたためだけではあるまい。
アンシェルはあゆみ寄った。数歩進んだところで足がややふらつき、
さりげなく椅子の背に指をのせて体を支える。それを気取らせないよう
アンシェルがごく平静な声で彼女に問うた。
「ディーヴァ。・・・・・本当は、なにを?」
アンシェルの言葉にディーヴァの頭がうなだれた。
「――――――・・・ジェイムズが眠ったままだ」
月の光が射しこむ部屋に、ディーヴァのほそい声だけが流れる。
「カールは死んだ。ソロモン、ソロモンは・・・・・」
ディーヴァの唇が、その言葉の続きをこばむように数度わなないた。
「ネイサンはとっても可愛がってくれるけど。―――でも、もうだれも
ぼくに触れてくれやしないんだ。・・・・・もうずっと長いこと」
「ディーヴァ。」
やや口調を強め、さとすように名を呼ぶ彼にディーヴァが唇を
キュッと引き結んだ。
「わかってるよアンシェル。それはおなかの赤ちゃんに障るって。
―――言われなくても」
ディーヴァのほそい指がおのれの下腹部に愛しげにそっと当てられる。
「わかってるよ・・・・。それでもぼくにはこの子たちがいる」
小さなつぶやきが、その桃色の唇からさびしげに洩れた。
「―――――この子たちだけ、いればいいんだ・・・・・・。」
うつむいて唇をかむディーヴァの肩にアンシェルがそっと掌を置いた。
ディーヴァがその手を叩き落す。ぱん、という乾いた音が響いた。
「やだよ。――――シュヴァリエとしての義務なんかで、ぼくを抱くな。
・・・・そんなつめたい眼をして、眉ひとつ動かさないで。」
感情が相当こじれている。
ディーヴァが安楽椅子の背側へ廻りこんだ。顔だけこちらを向けて、
困らせることだけが目的だと言わんばかりに唇をひらく。
「それに今、ぼくの血のなかにはリクがいる。・・・リクは男の子だから
男の相手はゴメンだってさ」
少年の体・少年の声でディーヴァが投げつけるように言った。
言葉の内容がひどく矛盾していたが、アンシェルは動じる様子を見せない。
ここで、はいそうですかと引き下がればディーヴァがさらに荒れることを
彼は経験上知っていた。安楽椅子に指をかけ、自分も背側へと廻りこむ。
「なるほど。では・・・・・・。」
丈高い安楽椅子に、彼の体が一瞬隠れた。
マニキュアの塗られた長く美しい指がディーヴァの頬をくるみ、そっと
上向ける。背の高いショートカットの美女がそこに立っていた。
体をかがめ顔を寄せてその頬にごく軽くくちづけ、リーザの姿を模した
アンシェルがそっとささやきかける。ディーヴァの耳を、紅い唇から洩れる
やわらかなメゾソプラノの声がくすぐった。
「リク君。――――――お姉さんと一緒に、ベッドに入ろうか?」
あっけにとられて、おおきな瞳を数度ぱちぱちと瞬かせ――――。
次の瞬間、ディーヴァは機嫌の悪かったことも忘れて吹きだした。
リーザの姿のままアンシェルが真面目な顔で不本意そうに眉をしかめる。
澄んだ笑い声をひとしきり立てたところで、ディーヴァが彼に聞いた。
「本気?・・・・おまえ、それ本気で言ってるの?アンシェル」
「―――――まあ、お望みならば。」
自身も苦笑を浮かべながら、彼本来の声でアンシェルが答える。
「これほど長く生きると・・・・・生物学上や社会学上での、個体の
性別の違いなど、実のところ大した問題ではなくなりますな。
シュヴァリエも子を宿すのか、擬態した状況ではどう影響するのか――。
翼手を研究する者としての純粋な興味はあります。それが行為として
楽しいかどうかはともかく、ですが。」
冗談とも本気とも判別しかねるその言葉を聞いて、ディーヴァが
あははは、と、さらに笑い声をあげた。ほそい優しい指先で目尻に
溜まった涙をぬぐう。それが笑いによってにじんだ涙なのかそれとも
なにか他の理由があっての涙なのかまでは、わからない。
「ああもう、いいよ。――――負けたよ、おまえには」
「よろしいのですか?」
「それも面白そうだけど。―――いまはいいや。かなわないよ」
アンシェルが擬態を解いた。
つま先立って背伸びをするように、その首へディーヴァが指を廻す。
急にしがみつかれて、アンシェルが彼女の頭を抱きながら座席へ腰を
おろした。安楽椅子がその衝撃でゆらゆらと揺れる。
ディーヴァの背に廻されたアンシェルの手に、彼女の長い黒髪がしなやか
にかかった。かるく眉をあげ、からかうような表情を浮かべたアンシェル
の顔にディーヴァのちいさな顔が重なる。
長いキスのあいだ、アンシェルの眼は終始しずかに彼女へ据えられていた。
「・・・・やっぱり、お前はおどろかないのね?」
少年から少女に姿を変えたディーヴァがそっと唇を離しながら、残念
そうにつぶやいた。椅子に腰掛けたアンシェルの膝の上に抱かれるように
乗りその首を抱きしめながら、ディーヴァがもう一度覆いかぶさるように
顔を寄せる。
「お仕えしてもう随分になります。・・・この程度で驚いていては―――。」
苦笑を浮かべるアンシェルの皮肉の続きを言わせまいと、ディーヴァが
唇で封じた。ゆるやかに舌をからめる濡れた音が響き―――。彼女の指先
がアンシェルの背広の肩にそっと爪立てられた。
「アンシェル、お前・・・・・。」
唇をふたたび離して、つんと顎をそらせたディーヴァが小さくなにごと
かささやく。耳を傾けたアンシェルがくっくっと忍び笑いを洩らした。
そのまま頭をかき抱き、彼の顎ひげに頬をよせたディーヴァが伸びあがる
ようにして裾に手をかけ、衣装を脱ぎ捨てた。
「―――――ん・・・・・・」
脱ぐ動作につれて、長い黒髪がなめらかに大きく揺れうごく。
その様子を見て椅子に片肘をついたまま、アンシェルが口元をほころばせた。
膝の上の子猫がおおきく伸びをするのを見守るような種類の微笑である。
服が床に落ち、ディーヴァの真珠のように輝く肢体があらわになった。
白い優しい指をアンシェルの顎にかけて、ディーヴァが艶然と微笑む。
どこか気だるいまなざしをアンシェルの眼から離さぬまま、小首をかしげた
ディーヴァが彼の背広の前のボタンを片手ではずしてゆく。
その指がズボンの留め金にかかったところで、アンシェルが悪戯をとがめる
ようにディーヴァの頭を引寄せた。そのままおのれの顎の下に彼女の頭を
指で抱き寄せる。安楽椅子が前後にゆっくりと揺れた。子供をあやすような
その抱き方にズボンの内をまさぐる手の動きを止めぬまま、ディーヴァが
くすくすと声を忍ばせて笑う。
「・・・・・・かなわないな。」
指の動きを速められて、アンシェルが苦笑した。
「だって、悪いのはお前でしょう?――――アンシェル。」
ディーヴァが青くつめたい瞳を嗜虐に燃えあがらせて、かるく眉を
あげた。ほそくきゃしゃな指で彼を責めたて、こじり、指の股ではさみ
しごきあげる。あどけない微笑とは裏腹に、その指の技巧はいっさい容赦
なかった。
「悪いのはおまえ。―――人間にかまけすぎて、わたしを退屈させた罰。」
指の動きを止めぬまま、ディーヴァがアンシェルの膝からすべり降りた。
そのまま床に座って彼の腰に顔を寄せると、やわらかな桃色の唇をひらいて
じらすように少しずつ口に含んでゆく。秀麗な顔に長い髪がかかった。
アンシェルが苦しげに眉をしかめる。それを見てとったディーヴァがそっと
唇を離し、今度は彼の先端から根元までをその紅い舌のさきでいたぶるよう
に舐めあげてゆく。
おそろしく時間をかけて、その愛撫は続けられた。
「だぁ〜め!」
衝動が高まるたび、ディーヴァは指をきつく巻きつかせて解放させない。
行き場のない焦燥と強烈におそいかかる貧血の目眩に、アンシェルの額に
つめたい汗の珠が浮かんだ。
苦笑を浮かべようとする口元がたちまちこわばる。
妖しく微笑したディーヴァが、舌の先でちろりと舐めあげた。
「だぁめ。ラクになんかさせないもの。・・・・わたしの体にも触れさせて
あげない、絶対。」
愛らしく首をかしげたディーヴァが、意地わるい口調でアンシェルに
語りかける。
「だって、そんなことしておなかの子たちに何かあったらたいへんだもの。
・・・・・・・そうでしょう、『お父様』?」
明らかな当てこすりに、アンシェルの唇の端へにがい笑いがひらめいた。
「無論ですよディーヴァ。・・たいせつなお体を損ねるようなことがあっては
取り返しがつきませんからな。」
そのまま床に座りこんだディーヴァの腰をかかえて膝に抱き上げると、
アンシェルがそのうなじから背に舌を這わせた。両腕を彼女の前へ廻しその
やわらかな乳を、しなやかな足の付け根の陰りを、ときほぐすように愛撫
してゆく。はねつけようとするディーヴァの手首にもキスを与え、ゆっくり
と舐めあげてゆく。
閉じていたディーヴァの腿が、小刻みに震えながらふとゆるんだ。
それを見逃さずアンシェルが彼女の腿を割って、指先をあさく秘所に潜らせる。
「―――――ア・・・・・。」
ディーヴァがせつなく眉根を寄せた。
指は繊細なうごきで彼女のからだを蕩けさせ。徐々に狂わせてゆく。
「んっ・・・・くぅぅっ・・・・・・・」
敏感な芽をいじられ、秘裂をなであげられるたびにディーヴァの
からだがビクビクッとやるせないふるえをみせた。一方、アンシェルの
左手指はなおもなめらかな乳を溶かし、朱鷺色の先端を責めつづけること
をやめない。秘所を愛撫するうごきに、やがてくちゅっ・・くちゅっ・・という
しめった音が混じった。
愛撫を止めぬまま、アンシェルがその濡れた指を後方にすべらせる。
きつく締められた菊花を押し広げられて、ディーヴァが戸惑った声をあげた。
「ア・・・・・アン、シェル?」
アンシェルは凄みのある笑みを浮かべたまま、答えない。
指の潤いを移すように、固いこわばりを内から解きほぐすように
アンシェルの指が動いた。指先をそらせ狭い通路を弄いながらゆっくりと
抜き、また秘所を愛撫してゆく。気の遠くなるほどの時間をかけて、同じ
手順・同じ動作が繰り返された。
その異様な快感に戦慄しながらも、さすがに意図を悟ってディーヴァが
あわてた声をあげる。
「アンシェル・・・・・・まさか、ここで?」
「貴女はこのところ、人間の食事はいっさい召し上がっていらっしゃらない」
――――――好都合ですな、とアンシェルが笑った。
ぞくぞくするような感触に息をつまらせながらも、ディーヴァが懸命に
ほそい声を絞り出す。
「だって・・・・・だって、無理でしょう?」
「私が貴女に、痛い思いをさせるとでも?――数えましょうか。一本・・・」
濡れた指が挿入される感触に、ディーヴァがちいさく声をあげた。
その声のなかに隠しおおせぬ甘い響きがある。
指が幾度かゆるい抽迭を繰り返したのち、アンシェルが小暗い声で
ひそやかにささやいた。
「二本・・・・・・・。」
「ひ・・・・・ッ!」
倍になった圧力に、ディーヴァがからだをすくませる。
充分に愛撫をほどこしたその内部は、締めつけながらも指の侵入を
やすやすと受け入れた。身の内側から優しくなであげられる感触に、
ディーヴァが眼を閉じておおきくふるえる。体内に差し入れられた
アンシェルの指がやがて濡れた。
秘所ほどではないが、ここもわずかに蜜を分泌するのである。
「―――――いま、三本です。・・・痛みを感じますかな?」
医者が患者に問うようなアンシェルの言葉に、ディーヴァはとても
答えられなかった。内腿が小刻みにふるえ、指の動きを感じるたびに
背がやるせなくそりかえる。秘所を埋められるのとは異なり、その快感
には体毛がそそけ立つような異様な焦燥感がともなっていた。
無言でからだをふるわせるディーヴァに微笑を向け、彼女を抱きしめた
アンシェルが耳元で優しくささやきかける。
「ディーヴァ。・・・・力を抜きなさい、おおきく息を吐いて。」
ディーヴァが言われたとおり何とか息を吸い、ふかく吐き出した。
その吐き出す呼気と合わせて、その体にアンシェルがおのれを浅く穿つ。
「あ、あ―――――・・・・!!」
くさび打たれる熱い肉の杭の感触に、彼女の眼の焦点が遠のいた。
呼気とともにきつい抵抗がゆるめられるのに合わせ、アンシェルが
辛抱強く徐々に身を進めてゆく。はぁっ・・はぁっ・・とディーヴァの呼吸
が甘くせわしくなる。秘所に比べ柔襞の蠕動はないがその分締めつけが
きついため、顔色に出さないアンシェルの表情にもかすかな切迫がほの
見えた。
「うぁ・・・・あ、アンシェル・・・・っ!」
ついに深くまで埋められて、ディーヴァがせつない声をあげた。
「なに、か・・・・ヘン・・な・・―――・・・あ、あぁあッ!!」
そのままずるりと抜かれ、ディーヴァが耐え切れぬように高い声を
発する。またゆっくりと身を押し進めながら、アンシェルが彼女のからだ
を抱きとめた。ディーヴァが絶え絶えの声を洩らしながら、彼の名を呼ぶ。
「あっ・・・や、やぁッ!―――・・ア・・・アンシェル・・・ッ!」
「―――――お嫌ならすぐにでも止めますが。」
安楽椅子の揺れに合わせてゆるく彼女をゆすぶるアンシェルの声が、
ごくわずかに喉にからんだ。官能にほの紅く染まったディーヴァの耳に
唇を寄せ、秘密を打ち明けるようにあやしくささやきかける。
「―――ですが・・・本当にやめてしまってもよろしいのですかな?」
「――――――ひどいシュヴァリエね、おまえは!」
くぅっ・・・!とせつない吐息を洩らしながら、涙目でディーヴァが
甘くなじった。
「それはもう・・・お互い様で。」
ゆるく抽迭を繰り返しながら、アンシェルがとぼけるように微笑して
眉をあげる。その指が内腿をつたい、秘所の肉の花弁を優しくかきわける。
丁寧な愛撫をほどこすうち、ディーヴァが官能に狂おしく乱れた。
「んッ・・・・・ぅあ・・・!・・――――ア、ア・・・っ」
汗に濡れたからだがしなり、髪が別の生き物のようにゆれうごく。
秘所を弄うもう一方で、アンシェルがおのれの掌をそっと彼女の下腹部
に当てた。そのままあまり強くせぬよう、充分に気をつけて圧迫する。
同時に体内をうがつ肉の杭で彼女の腹を押し、こするように動かす。
「ひ・・・・あッ!!!」
内と外から圧迫されて、ディーヴァの背筋をズウンと響くような
強烈な快感が駆けぬけた。がくがくと足がふるえ、桃色の唇がわななく。
その絶頂にあわせて深く抱きよせ、低くうめいたアンシェルがおのれの
引金を引いた。熱く満ちてゆく感触にたまらずディーヴァがほそい声を
洩らす。
「ア・・・・・ア、ア・・・・・っ!!」
ディーヴァがアンシェルの首根に顔を寄せた。
そのまま彼の頬に頭をすりつけ、ほそい優しい指をその首に巻きつける。
アンシェルがなだめるようにその二の腕を優しくなでた。
そのまま二人とも――――しばらく口をきかない。
ややあって、アンシェルが後ろ手に椅子にかけられた布をはがし、
汗ばんだディーヴァの体を包んだ。次いでゆっくりとおのれを彼女から
抜き、後始末をすませる。しばし彼のなすがままに任せ、その首を抱き
しめながらディーヴァがわずかに身震いした。
「―――――アンシェル。」
自分を呼ぶ声がいつのまにか少年のものに戻っていることに気づき、
アンシェルがふと手を止めた。見るとディーヴァはじっと彼の眼を見据え
ている。その瞳に、あまり普段は見られないひかりがあった。
「小夜姉さまのたいせつなもの、全部取りあげてやりたかったんだ・・・」
静まりかえった部屋に、ディーヴァのほそい声が流れる。
「姉さまはずるいよ。―――――弱いくせに。」
身をかがめて覗きこむアンシェルの胸にディーヴァが顔をうずめた。
「おまえはぼくのシュヴァリエだ。―――ぼくのシュヴァリエは完璧で、
そのうえすごく強くなくちゃいけないんだ。・・・姉さまたちが何度来ても
蹴散らせるくらいの」
「・・・・・・・・。」
「おまえが姉さまのところに行ったりしたら・・そのときは殺してやる」
指先で下腹部をなでながら、寂しくディーヴァがぽつりとつぶやいた。
「・・・ぼくは平気だ。だってこの子たちがいるもの。この子たちがいれば
他にはもうなんにもいらないんだ。おまえもネイサンも、ぼくを裏切ったり
もしも姉さまたちに倒されちゃったりしたら―――そのときは殺してやる!
でもぜったい、ぜったい楽には死なせてやらないんだ・・・。」
「私は貴女の崇拝者のひとりです。・・そんな事をするとでも?ディーヴァ」
アンシェルが低くつぶやいた。
「・・・・・・・。」
指を握りしめ、取り残された子供のような表情でディーヴァが
うつむく。やがて押しつけられた背広の布地に涙がちいさなしみを作った。
「・・・・・ジェイムズの治療を急ぎましょう。」
アンシェルが真面目な顔でささやいた。
「コープスコーズの技術を転用して、欠損した体を補います。脳は無事
ですから、すぐにでも動けるようになるでしょう。無論おそばに控えて
おりますよ。―――ネイサンも、私も。」
「―――――うん・・・・・・。」
ディーヴァが弱々しくうなずく。
「うん・・・そうだね・・・・・・・。」
しばらくの間があって、ディーヴァの頭がわずかにかたむいた。
アンシェルの背広の胸に顔をうずめたまま、ディーヴァの唇から規則
正しい呼吸の音が洩れる。―――いつのまにか寝入ってしまったらしい。
起こさぬよう充分注意を払って、そっとアンシェルが抱きあげた。
そのまま目眩をこらえてベッドに横たえ、枕をあてがい毛布を被せる。
着崩れた背広を整え、アンシェルが彼女の部屋を後にした。
途中のワインセラーで一本引き抜き、その紅い液体をグラスに次いで
口に含む。そんなことで血への希求がおさまるはずがなかったが、ない
よりはましであった。
暗い廊下のずっと先から、薄明かりと聞きなれたディーヴァの歌声が
洩れてくる。おそらくはネイサンが部屋で今日の公演をチェックして
いるのだろう。
幾度か頭をふって意識を保ちながら、アンシェルは歩み続けた。
〈END〉
無駄にスレを消費してしまって申し訳ありませんでした。
>>721-727と
>>731はどうか無かったことに・・・orz
読み辛くてすみません。逝ってきます・・・。
>>739 更新をリアルタイムで見てました。
なんだかディーヴァが可愛い!GJ!
>>739 神!!投下乙でした!萌え転がる(*´Д`)ハァハァ
エロもストーリーもどっちも綺麗で妖艶ですね。
なんだかディーヴァに涙ぐんでしまったよ。
今日は静かだな、まぁ予想はしてたが
エロ妄想を沸き上がらせるネタが少なかったかな
かく言う漏れは今日46と47を纏めて見た。妄想が女医のオパーイ並にむくむくしてるよ。
サロメネタはえぐいですかね?
>>744 自分は嫌いじゃないけど好みが別れそうなネタかも。
スレの容量が470k越えたから新スレ立てた方が良くない?
立てた方いいな。
<<744
サロメとヨカナーンネタ?やべ、想像したら萌えた
限度を越えない程度にだったらいいんじゃない?
サロメってなに?
↑ワカメの双子の妹
有名な戯曲。ジェイムズの口から突然サロメが出てきて驚いた。
個人的にサロメは電波だと思う。
>>746 ちょっと立てて見ていいか?
規制で駄目かもしれんが
立てるの今夜にしないか?
あと、サロメネタは投下するたびに、タイトルにしっかり
NGワード指定できる言葉を頼む。個人的に無理かもしれないので
おいらもグロはきらい。。。
サロメって聞くと罪業の短剣持った
折笠愛声の元人間しか思い浮かばない俺は日本一信者
自分の知っているサロメは、ヨカナーンにふられたサロメが、
エロい踊りで王様を喜ばしてその褒美にヨカナーンの首を求める話
皿の上にのった首にキスするんだよね
王様もその光景にびびってサロメを殺しちゃう
救いのない話だ
ハジ小夜カイの3Pとか需要あるかな?書きかけてるんだが
>>755 禿しく萌える予感…今すぐ投下してくれ。座して待つ。
>>755 エースの漫画でも最新話でちょっと張り合ってたので
そんな感じのが読めると嬉しいかな。
サロメも楽しみ。苦手な人に配慮しつつ、お願いします。
こんばんは。いつもすみません保管庫の糞管理者です。
4日朝までにスレ一本目SS全部収録に向けて
今命懸けでカリカリやってるところです。
スレ容量って上限何KBだったっけ…473KBだっけ?
次スレ立ててくださる方、宜しくお願いします。
アレなら、午前中でよければ自分が立てます。
>>759=保管庫の中の人さん
何時もお世話になってます。
スレの容量上限は500Kbですので、自分立ててきます。
>>761乙。
ちょうど保管庫の中の人氏もお出でなので
URLを勝手に追記しました。
>>759 多忙のところ乙です。お待ちしております。
WOWOWのシュバリエ見忘れたorz
>>763 このスレを読み返して元気になれたはず!
俺はもう録画を見て消してしまったよシュヴァリエw
>>761乙です。保管庫さんも乙です。
保管庫の人です…報告です。
現在、やっつけですがスレ一本目のSS全部上げ終わりました。
(時系列のページから閲覧頼む。カプ別は現在未整備でスマソ)
6日までに、このEpisode-2のSSを収納できればと思ってます。
長い目で見ていただいていつもトンクス
ブラウザ持ってない人には迷惑かけましたorz
>>765 初めて保管庫のほう、見てきました。
乙です!
767 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 03:32:56 ID:VNHvwrJy
思ったんだけどシュヴァリエって
小夜にしろディーヴァにしろ犯っちゃったら死んじゃうんじゃない?
小夜もディーヴァも傷再生するってことは
処女じゃなくても破瓜に毎回なるわけでしょ?
だったら尿道から血が入ってジ・エンドかと・・・
そう思ったのは俺だけかな・・・?
下げられんやつに言うのもあれだが
尿道から入っただけなら死なんと思う
敵の血と小夜の血が混ざって固まる、その為に刀で斬るんだろう
あと個人的な意見だが小夜やディーバでも膜は再生はせんと思う
人間でも希に半端な破り方だと変に再生することはあるが、完全に破れたなら残骸は残るが一般的に再生はしない
作中での小夜の回復能力は一応人間の持ってる再生能力が異常に強化されてるくらい見える
まぁどこまで小夜やディーバが人型なのかはわからんが…
スレ違いだなスマン
>>767 処女が必ず出血するとは限らない。
出血しない人も結構いる。
確かにスレ違いだから詳しく知りたかったらキーワード「処女 出血」でぐぐって。
このスレの初代スレにも同じ話題が出てたからにくちゃんねるで過去ログ見てくるといい。
私、出血しなかったよ。
普通に痛かったけど・・・。
受精する前に相手に死なれては子供が出来ないので
おそらく翼手の女性は皆、血が出ない体質であろうと推測する。
もしかしたら処女膜無いかもね。
血が出るのは弁状の突起がこすれて傷つくのが原因らしいから、翼主は膣内も比較的頑丈なのかもな
弁状の突起=処女膜
>>773の説でいくと翼手の膣口は非常にきついものと思われる。
なんだかチンコ入れるとき痛そうだ。
翼手って傷の治りが早いから人間ほど血が出ないかもね。
あと、血が体内に入らなければいいからチンコを甲殻化させたりし……ないよね。
翼手の生殖器について真面目に議論してるモマイらが好きだ。
777 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:46:31 ID:d3oLFSNz
【ジョエルの奇妙な冒険】
ジョエル「…それで、どうしたんだい?サヤ?こんな夜更けに。」
小夜「いえ…デヴィッドさんに伝言を頼まれて。…その…ジョエルさんは結婚とか…しないんですか?」
ジョエル「(又その話しか…)遠回しに虐めるのは、やめてくれないかな?僕はあの時チャイナの襲撃で、組織と共に男の象徴も死んでしまったんだよ。誇りと共に…」
小夜「(誇ってたのか…)…すいません。それじゃ、あの、失礼します。」
ガチャ……
ジョエル「……僕の誇りをもう一度…」
ジェイムズ「そんなお前に朗報だ!!」
ジョエル「うわ!」
ジェイムズ「これが今回我が社が提供する、人工性器提供装置・『コープスコーズ』だ!!」
ジョエル「せ、性器を…提供?!?」
ジェイムズ「ふっふっふっ、お前のその半身の辛さは、同じ男として十分に理解しているつもりだ。其処で、だ…もう一度男の誇りを取り戻してみないか?」
ジョエル「何ィ?!(グラ!)」
ジェイムズ「この『コープスコーズ』は、人間としての最高のボディバランスを追及すると共に、今なら7日間の保証つき!この最高の肉体に…乗らない手はあるまい?」
ジョエル「ぐ、ぐぅ!!」
カイ「はぁ…又有ったのか。例の男性専門の誘拐事件。」
ルイス「何でも、男性に最高の性器を提供するとか嘘ぶいて、7日だけヤラせた後死体を捨てるらしいな。」
デヴィッド「あぁ…そうらしいな。」
ルイス「長官が心配か…?」
デヴィッド「あぁ…ご自分の体の事で、随分と悩んでらしたからな。」
カイ「安心しろよ。ジョエルは組織と小夜を失っても、自分の意思一つで翼手と闘い続けた男だぜ?」
ルイス「あぁ、カイの言う通りだ。なんせ、あの長官だからな。」
7日後、結晶化した長官の死体が発見された
>>777 犯罪者ジェームスいいね!
ジョエル…やっぱり気にしてたんだねw
ジョエルもジェームスから怪しい商品買わずにバイアグラ使えば良かったのにw
事故のせいでなった勃起不全もバイアグラで勃起させるらしい。
>>775 血が出る、出ないに関らず、性病みたいに感染して死ぬんじゃあ?
ただ直接体内に血が入るワケじゃないから時間がかかると思うけど・・・
>>777 GJ!ジェイムズ、なんて悪なんだww
しかし笑い転げてる私が一番ヒドスwww
ネ申スレ
だいじょぶだろうが一応ホシュ
近日中に投下したいとがんがってます
783 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 02:00:21 ID:qdKeWoDf
捕手させてね
29コマだなんて、思わせぶりに1コマだけ空いているサブストーリーに
あらびっくり隠しボーナスが!…とかは無いですか?
ところで、いつまでも99%ちょっとのままで、なかなか100%にならないんだけど、
誰か100%を達成した人って居る?
すまん、誤爆だ…
>>785 キミがどのスレと間違ったのかわかってしまったw
787 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 22:19:14 ID:inr8HRvn
>>784がすっげー気になりつつ保守!
職人さん、どこ行っちゃったの…?
容量の関係で書けなくなるんじゃないの?ここ。
>>789 埋めなきゃいけないんだけどSS投下するには残容量が少し足りない。
SS投下するならEpisode-3のほうがスレ跨いで投下する危険がなくて安全。
小ネタ程度ならこっちでも大丈夫だよ。
>>790 ごめん。被っちゃった。
今の残容量は18Kb。
あと少しだから頑張って埋めよう!
そういう時こそAA貼りですよ。
794 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 00:29:57 ID:6KoWzXkN
3Pとか飴ss、新スレでいいので全裸に羽つけてお待ちしてますね
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メ;:::ri| 、 fノ::ト
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ゝ、 、 ヽ‐ゝ: . `ヽ . :ノ
< \ゝ ̄` −- / . : . : :`ヽ
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ヽ: : V ソ i>'"^7/i: ィ : : :|:ゝ
____} 人 ´ ヽ" !: : :i: ト、\
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/ : :ハ-―‐- ィ. :, :, ィ: :r_'"二. ̄ \ _
: / _. : : : : L::::::::::/ィ:/i/ !: :と.二二` ヽ\
レ'´: ヽ i : |: : ヽ:::::::ソr= i从: :⊂ニ. 、 V人_
∠.ヽ、l!: :|: : : |::::「 ル'k j: : : >、 }: :i: :ヽ
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ヽ〈⌒ ハ: : ハ:::::{ __ ノ |i: :i: /:/ : く: : : : : : : : :
ヘ ハ:i: :ト、V´ ``‐-\Vム\: ヽ: : : : : : : :
 ̄ ̄\_ V: 、:|__」____ `^ ``ヽ、:\: : : : : :
: : : . :ハ V / . : : :``‐-、_ i ヽ‐----‐'
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ヽ: : ハ 厂\: : : \: : : : : : : :  ̄`` ‐-、__
ヽ: : ∨: : :` ‐- _: \: : : : : : : : : : : :
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:ゝ‐-. ヽ  ̄ `i! ,r''´:::::'::.. / /_
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ニ^---'- 、_ ヽ= i、 ハ : リ `
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: : : : : : : :\ ___ ル ``
: : : : : : : : :丶‐-`ニュ '
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: : : : : : : : : : | 厂 ヽ
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ヽ ヽ 、 ̄ ̄/ - `丶、
、 ヽ. 、 Z:∠ . ヽ.\
.丶. i ゝ: :> i i. i ハ
\ i ニ=‐/. | i: ハ
--ヽ: . 、!: : フ /: : | . . |: .ハ
ヽ: : : 、\. . : . 、Z´i: i!: i: :| | | |: | . 、
i八: : :i: ヽ: 、:、:、ゝ/| jl: i: / i ./ ,!: :j .ト丶
、 iル从/八{`^` ヽVヘ:i: /:/!:i/|∠.}:/ /
、__ヽ ヽtテレ i/tッェ /:ル'
 ̄ ̄ ̄` ‐- 、___ 丶、 , ∠´-‐ュ
. : : : ` ‐- 、_  ̄ > 二.へ
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カイ兄ちゃんって温かいね…
/ィ: : : : : : : : |\ ヽヽ `z_ : : / ⌒ヽ: . /:.:.
 ̄. |: : : : : :|、ト、 ! ヽ|、i ゝソ└、 }: : : . . . .ム:.:.:. /
. i: :、: 、: :|、__ハ! ̄ } ハ、: : : : : ∠:.:i/
. ノイ: i、: i、ヽ rヤ.¨ _/ `Z: : :ハ:.:.:. .:
! ハ ! ヽl} iソ ! ヽゝヽ: :.:./
i/ ` ノ ノ 丶. iイ://
ゝ __ / \'´
ヽ_-‐ . -―――――- 、__ \
`. . イへ: .  ̄`
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ノ: : : \, -‐ . === ‐-
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彳. . :/ . |, ヽi レ'{ i }:ヘ|: : : :、: : : : : : : :
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. i八: ハ|ハ: :|: l: / リ. レ'| /r}:/ /イ j: :イ: : : , -''"´ ̄
\i、tェヘ|/i/`tニ._ i/ /'′ . \ ̄ノイ:/
`'i{ }  ̄i} ..イ__ \/
___>、`___ ii / V 人_ _ __ / . . . .
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. 〈ヽ / ̄`ヽ. // ヽ . : : : : : : : : : : : : : : :
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ト、/ヽ、,∠_\/\
| ∨ \/\ ̄ -、` ̄ヽ
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/ソ _ ヽ ._ 、_,. ' /o| /´ Y´ ヽ
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/ \_,\ 丶{_ `ー ヽ ,-jY´
/ _\ ``ー- _ ノ jヽソ
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i l /ヽ| / ゝ.__,. -ノ-v'  ̄ ー-ァ'‐'′ \
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|! ´} /.::.::.::.::.::! `7 丶. i \/ / ̄`丶、
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. , -‐/ L.} \: || :ハ
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