#痴漢SSを書こう3#

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 00:38:24 ID:5n7+GwjK
2ゲット
3名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 01:11:40 ID:Q9xx3BPn
華麗に3ゲット
4名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 03:16:57 ID:ImygSZp2
4様
5名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 13:02:59 ID:vcQESgJw
5くう
6名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 13:26:07 ID:8w1FWcPE
6クンロール
7名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 16:14:25 ID:aGcGPgwT
ウルトラ7
8名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 16:16:13 ID:I4SSs7SK
みなしご8
9名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 16:39:31 ID:/oeC6MlQ
サイボーグ009
10名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 17:02:17 ID:a6NzaBNm
 じゅう人へのお受験相談というのは真っ赤な嘘だと、私はようやく気づきました。
 でもその時には私の身体は偽の相談員に囲まれていて、ドアへの逃げ道を断たれて
しまっていました。今まで楽しそうに知識を披露してくれていた男の人達がまさかそんな……。
 バスは幼稚園の敷地の一番隅の車庫に停められていますが、それでも子供達が遊んでいる
園庭からは少し離れているだけです。これからお受験で争う事もまだ意識しない幼い子供達が
楽しそうに戯れているのが私の目に映ります。
 偽名無しさんの手に剥き出しにさせられたパンティーストッキングのお尻を撫で回され、私は
後部座席の背もたれにしがみつく手に力を込めました。主人や姑があれ程望んでいた幼稚園です。
こんな場所で問題が起きてしまったら絶対に入学に不利になってしまうでしょう…でも大人しく
男達に弄ばれてしまうべきだとは到底思えません。
「た……助けを呼びます……、やめて下さいっ」
 男達を精一杯威嚇しようとしても、私の声は上擦って震えてバスの運転席にも届かないものに
なっていました。夫以外の男性からこんな仕打ちを受けるなど想像もしていなかった私には
恐ろしくて仕方がありません。
「奥さん、見つかったら困るのはあなただよ」
 滑らかなストッキングを撫で回している手が時折指で摘まむのか、軽く引き攣れる感触が伝わってきます。
「嫌っ、もうやめて下さいっ…今なら…今なら誰にも言いませんから……っ。――嫌ぁっ!」
 涙が滲んでもう今にも泣き出しそうになりながら、私は首を巡らせて男達を見ました。
男の一人があろう事かビデオカメラで私を撮影しているのに気づき、ウエストまで捲り上げられて
しまったタイトスカートを慌てて整えようとした手を、他の男に背もたれに押さえつけられます。
 ストッキングを摘まみあげている男が両手でそれを左右に拡げます。
「いや……やめて、御願いします、もうやめて……」
 しなやかな素材が限界まで引き伸ばされ、そして甲高い音を立てて破れました。
11名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 17:03:52 ID:a6NzaBNm
しまった。7の時に書こうとしていた偽名無しさんの部分を修正し損ねてるー。
12名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 20:54:12 ID:LkuhNsXu
前々スレが読めないんですが(´・ω・`)
13名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 23:18:36 ID:pPMjUtWr
つ ttp://220.254.5.211:8000/2ch/bbspink-sakura03_eroparo/1100/1100592242.html
コピーして頭にh付けてみて。それでいけると思うが。
14名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 10:06:18 ID:oU/QG8xx
シチュエーション14で
15名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 17:34:29 ID:O9oVZdRI
>>13
遅れましたが、ありがとうございます。
16:2006/07/04(火) 00:33:49 ID:VpT9MFpw

瀬尾春樹は、漂ってくる体臭や、化粧臭さから顔を背けるように、目の下の瑞々しい栗色の髪に鼻をつけた。
ふわりとした感触に、鼻先がくすぐられる。シャンプーの香りだろう。芳しい匂いの粒子の一つ一つに、
洗髪したばかりのような、しっとりとした重さがあるようだ。

見飽きた景色が、流れるように過ぎていく
満員の車内には立錐の余地も無く、脚一つ動かせない。
周りに押され、それでなくても密着した身体を、瀬尾はさらに女に押し付ける。

女の腰に右手を回し、ひきつけ、自分の腰に密着させる。
女性らしく、適度に脂肪の付いた、抱き心地のある腰だった。
屹立した男根が、女の腰と、瀬尾の腹に挟まれ、冷たい腹の皮膚に、塊の熱さがまとわり付く。

女が腰を動かすたびに、尻の割れ目に包まれたそれは、生暖い圧力を受ける。
スカートの布を越してさえ、女の羞恥が伝わってくるようだ。
カーブのたびに圧着点はずれ、新たな快感を瀬尾に与える。

空いた左手を女の腿につける。手の甲で、掌で、上下にさする。
女のスカートをつまむ。指の間に、一枚一枚手繰り寄せるように、スカートを引き上げていく。
指に絡みつくスカートの皺が徐々に厚くなる。

たまらない。瀬尾は今日も訪れた幸運に、掌と股間を委ねていた。
17:2006/07/04(火) 00:34:50 ID:VpT9MFpw

数日前のことだった。
小学校の教員の瀬尾は、いつもの時間、いつもの車両に乗っていた。
今の学校に転勤してから、ほぼ三年間、毎日替わらない朝だった。
見たことの無い女性が、そこにいたことを除いては。

電車が揺れた拍子に、瀬尾の手が女の尻に触れ、すし詰めのような乗客に挟まれたまま動かなくなった。
手を除けようと動かすたびに、指先から柔和な感触が伝わってくるのだった。

時折女が横目で覗く。非難と羞恥とが混じっているような視線だ。下唇がきつく噛まれている。
わざとじゃない。瀬尾は女の顔を見ないよう、必死に受け流していた。
けれど、意識とは別に、いや意識すればするほど、瀬尾の股間は固くなっていった。
この変化は密着した体を通して、女にも伝わっているのだろう。

電車が止まり、ドアが開く。人の波に押され車外に出ると、もう女の姿は見えなくなっていた。
瀬尾は呆然としながらも、固くなったままの股間を隠すように歩きだした。
パンツの中が濡れて、若干歩きづらかった。

次の日の朝も女は居た。人の波を縫うように流れてきたという風に、いつの間にか瀬尾の前に現れたのだった。
女は瀬尾の腰に、自らの尻を押し当ててきた。手が知らず、女の臀部に触れる。
女の姿を見て、前日の罪悪感を思い出した瀬尾にとって、それは衝撃だった。

高級そうなスーツの布の感触。指先に触れる、柔らかな肉圧。
頭の中が痺れたように何も考えられない。
しばらく呆然としていた瀬尾は、唾をのみこんだ後、思い出したように掌を動かした。
女の体がぴくりと動く。
もしかして痴女と言うのは本当に存在するのかと、瀬尾は半ば呆れたように指を動かした。

そして、三日目も四日目の今日も、女は居た。
昨日まであった罪悪感は薄れていき、行為はエスカレートしていった。
女が瀬尾の好みだったのもあるのだろうか、女の方も愉しんでいる――。
そう頭の中で言い訳をしていたのかもしれない。
18:2006/07/04(火) 00:35:39 ID:VpT9MFpw


瀬尾はスカートを適当に捲り上げ、ストッキングの中に掌を差し入れた。女の腰が少し落ちる。
女のショーツの上から股間をなぞり、柔らかな感触を愉しんだ後、ショーツの横から指を差し入れる。
ヴァギナは湿っていた。泉に指を浸し、かき回す。
そして、いよいよ奥に差し入れようとした瞬間、右腕に重みを感じた。

右腕に知らない腕が連なっていた。振り向くと、見知らぬ女が瀬尾を凝視していた。
顔に笑みを浮かべているように見える。ピンク色のフレームの眼鏡が印象的だった。

しまった――。高まりきった欲情が、急速に冷えていくのを感じる。
腕を振り解こうにも、力が出なかった。

次の駅で降り、二人の女と共に駅長室で、警察に調べを受けた。
痴漢をした女は、終始泣いていた。もう一人の女は背筋を伸ばし、毅然とした態度だった。
十日間の拘留と罰金五万円。それが瀬尾に与えられた罰だった。

拘置所から出ると、瀬尾は懲戒免職となっていた。
「教育委員会やPTAに責められ、さすがに庇いきれなかった」
と教頭に説明を受けた。抗う気も起きず、瀬尾はそれを淡々と請けた。
同僚の教師たちに、白い目で見られながら、挨拶を済ませ、学校を後にした。

家に戻り、たまっていた新聞をみる。一週間前の社会面に、瀬尾のことが書かれていた。
『――堕落した聖職。教師が痴漢で逮捕』
大きくは無いが、市名と職業、実名とが記されていた。
顔写真が載っていなかったのは、まだ救いだったのだろう。
しばらくして、瀬尾はアパートを、追い出されるように引き払った。
19:2006/07/04(火) 00:36:41 ID:VpT9MFpw

同じ市内で住むところを見つけた瀬尾は、毎日のように町を歩いていた。
職を探していたわけではなく、退屈で、家でじっとしているのが苦痛だっただけだ。

その日は特別暑かった。涼を求め、デミアンという喫茶店に、瀬尾はふと立ち寄った。
客は疎らで、主婦と思しき女が三人固まり、窓際には若い女性が一人いるだけだった。

瀬尾は、窓際の女性に思わず見入った。
短い髪を首の辺りでまとめ、ピンク色のフレームの眼鏡をしている。
制服なのだろう。ベージュのストライプのブラウスと、ベージュのスカートを身に着けていた。

忘れもしない。
痴漢をした女の顔はもう覚えていないが、腕をつかまれたあの女の顔は、なぜかはっきりと覚えている。
瀬尾は、よく見える場所に座り、新聞に目を落しながら、横目で女の様子を伺う。
女は書類に目を落していた。時折、紅茶を口に含んでいる。
暫くして、女が席を立つ。
背筋を伸ばして歩く姿が、彼女のすらりとした身体を凛と見せていた。
女が店から出て行ったのを確認したあと、瀬尾も会計に立った。

「今の女の人、よくみえるんですか」

伝票を渡しながら、何気ないふうに、ウェイトレスに聞いた。

「どうかされましたか」
「前に一度、お世話になった方の制服に似てる気がして。この辺りの人かなと思って。声をかけようか迷ったんですけど」
「ああ、それなら前の会社の方だと思いますよ。たまに接客に使われているようですね」

ウェイターは、そういって向かいのビルを示した。エメラルド・スタッフという人材派遣会社らしい。
我ながら下手な嘘だと思ったが、特に警戒はされなかったようだった。
もっとも、お世話になったというのは、あながち嘘ではないのだが。

「へえ、そうですか。ありがとう」

瀬尾は礼を言い、店を出た。
20:2006/07/04(火) 00:38:06 ID:VpT9MFpw

ビルは、幾つかの会社が入っている雑居ビルのようだ。
看板を見ると、エメラルド・スタッフは3階にあるようだ。
瀬尾は近くの電話ボックスに入り、電話帳を手に取った。

いったい俺は何がしたいのだろう。あの女に会って、どうしたいのだろうか。
分厚い電話帳を繰りながら、瀬尾は考えた。
処分は重すぎると思うけれど、免職になったのは自業自得だ。
けれど、あの女に邪魔をされなければ、そんな結果は無かったに違いない。
見ず知らずの相手に人生が狂わされる。それは事故にあったのと同じだ。
瀬尾は親指の爪を噛んだ。

――話を聞いてみたい。それだけだ。
瀬尾は自分を納得させる。

電話番号を見つけ、一呼吸置いてダイヤルをプッシュした。
二コール程で、快活な女性の声がした。

「あ、すみません。お伺いしたいのですが、そちらにショートカットで、ピンク色の眼鏡の女性はいらっしゃいますか?」
「はい? 恐れ入りますが、どちら様でしょうか」

電話の女性は、明らかに不審な声だった。考えてみれば当然だろう。

「すみません。私、中尾と申します。
 先ほどデミアンという喫茶店で、書類を忘れていかれたものですから。
 困っていらっしゃるかなと思いまして」

確認してみますとの返答の後、電話は保留音に替わった。
1分ほどして、保留音が途切れた。応答にでた声は、先ほどの女性とは違っていた。

「どうもお待たせしました」
「あ、ご本人ですか?」
「はい、桜山といいます」

瀬尾は、首筋の辺りが粟立つのを感じた。受付が、苗字だけでも漏らしてくれれば上出来と思っていたからだ。
本人がでるとは想像だにしなかった。
声が震えそうになるのを抑えつつ、瀬尾は適当に話を会わせ、
三十分後に、デミアンで会うことになった。
21:2006/07/04(火) 00:39:15 ID:VpT9MFpw

再びデミアンに入り、外から見えづらい席に座る。
注文をとりにきたウェイトレスは不審な目だったが、無視することにした。
傍らに、来る前にディーラーでもらってきたパンフレットの封筒を置く。

アイスコーヒーの氷は溶け始め、グラスの周りを水滴で浸し始めたとき、
女が店に入ってくるのが見えた。時計を見ると、時間きっかりだった。
紛れもない。本当に本人だった。余りの無警戒ぶりに、瀬尾は半ば呆れる思いだった。

「すみません。お待たせしました。お手数をかけたようで」

女が瀬尾の正面に周り、深くお辞儀をする。
顔を上げた女を見ると、表情が、微笑から徐々に驚きに変わっていったようだった。
口を少し開き、呆然と瀬尾の顔を見つめている。

「どうかしましたか」

瀬尾が語りかけると、女は目を左右に動かしたあと、椅子に座った。
一呼吸置いて、瀬尾は再度同じ言葉をかけた。「いえ」声は明らかに動揺していた。
桜山といったか。まさかこの女も、覚えている?

「あの、書類は・・・・・・」

女が話し出す。

「そんなもの、ありませんよ」
「え」
「単にお礼がしたかっただけです。あの時の」
22:2006/07/04(火) 00:40:33 ID:VpT9MFpw

瀬尾は笑みを造って見せた。女は眉を顰め、瀬尾を見ている。
女の目の前に、アイスティーが置かれた。ウェイトレスが瀬尾の顔をちらりと見ていった。

「用が無いんでしたら、帰ります。迷惑です」

女が腰を上げようとする。瀬尾は、立ち上がろうとする女の手を掴んだ。
白い手首は、力を込めると折れそうなほどに細かった。

「今度はお宅で会いましょうか。桜山さん。住所なんて、調べれば分かるんだ」
「・・・・・・なんなんですか。あなた。警察を呼びますよ」
「呼べばいい。教師を免職され、アパートも追い出された。俺の人生は終わっているんだ。
 あんたのおかげで」
「そんな、私のせいじゃ・・・・・・」

瀬尾は女を睨みつけた。

「あんたは、そのちっぽけな正義感で満足したかもしれない。けど、確実に二人、不幸にしたんだ」
「え?」

何を言いだしたのか、自分でも分からなかった。
自分の中のもう一人が、醒めた目で見つめている。
胃の辺りがきりきりと傷みだす。けれど、一度出た言葉は止められなかった。

「お互い良い思いをしていたんだ。俺も、彼女も」

さっき居た主婦たちは、とっくに帰ったようで、
客は瀬尾たちだけだった。他に客が居ないのが幸いだった。
ウェイトレスが、ちらりと、そして何度もこちらを見ている。

女は、握られた手を振り解いた。
瀬尾をじっと見据えて、呟く。
23:2006/07/04(火) 00:41:31 ID:VpT9MFpw

「勝手ですね」

目には明らかな侮蔑の色が浮かんでいる。

「彼女が良い思い? 知らない男に触られて、気分が良いわけ無いじゃないですか」
「濡れていたさ。あんたに何が分かる」

瀬尾は女の胸を見た。貧相な胸だった。少なくとも男性経験が豊富のようには見えなかった。

「おめでたい人だわ。――いいわ、教えてあげる」

女は椅子に腰を下ろし、組んだ手に顎を乗せた。
声のトーンが少し低くなったようだった。

「はめられていたのよ。瀬尾さん」
「何だって」

女は、ストローの袋を破り、アイスティーに口をつけた。
瀬尾は言葉の意味が分からず、椅子に崩れ落ちるように座った。

「はめられた?」
「彼女が痴漢され、私が告発の役。依頼者はフリーのライター。今回は、教師なら誰でも良かったの」

今回は? 教師なら? どういうことだ。
背中を大粒の汗がつたう。
首筋に拭きかかるエアコンの風が冷たい。
24:2006/07/04(火) 00:42:43 ID:VpT9MFpw

「・・・・・・どういう、意味ですか?」
「いろんな人が居るもので、いろんな派遣依頼が有るのよ。今回は、さっき言った記者の方ね。
 教師の堕落。そう云う、背徳の図式を、面白がる方もいるみたいで」
「・・・・・・」
「痴漢役の彼女も契約。契約は一週間で二十万円。
 それが高いか安いかは分からないけれど、少なくとも私は、多分、無理ね。
 彼女、アダルトビデオなんかにも、ちょっと出ていたようだけど」

女は口許を上げて言った。
胸が苦しい。胸の奥から冷たいものがこみ上げてくる。

「・・・・・・なんていう女優なんだ」
「さあ、答えられないし、答える必要も無いわ。それに、言ったところで、きっと知らない名前よ」

女はハンカチを取り出すと、そっと鼻の辺りに当て、すぐにバッグに戻した。
淡いグリーンに花柄をあしらったデザインだった。

「あんたは?」
「え?」
「あんたは、なにか、楽しかったのか?」

瀬尾は搾り出すように呟いた。
アイスティーの氷がカラリと音を立てた。グラスの側面にはびっしりと水滴が付いている。
ストローの口にうっすらと、口紅が残っていた。
25:2006/07/04(火) 00:44:02 ID:VpT9MFpw


「仕事ってのもあるけど、あなたがさっき言ったように、ちっぽけな正義感。それだけかしら。
 私は痴漢なんて、この世から消えれば良いと思ってる。
 少しでも抑止力になればと請けたの」

女はストローでグラスをかき回した。

「最初からあなたを狙ったわけじゃないの。痴漢した男が、調べてみたら、たまたま教師だっただけ。
 免職は気の毒で、あなたは運が悪かったと思うけれど、自業自得じゃないかしら。
 もっとも、私に会ってしまって、わざわざ知ってしまったのが、一番不幸だと思うけれど」

そう言って、女は席を立った。

「待ってくれ」

瀬尾は止めようと手を伸ばす。その拍子、瀬尾の手がグラスに当たった。
倒れたグラスからアイスティーがテーブルに零れ、女のスカートを濡らしたようだった。

女は瀬尾をじっと見つめる。
ウェイトレスが駆け寄ってくると、女は奥に歩き出した。洗面所だろう。
女の後ろ姿を目で追う。スカートから覗く、ふくらはぎの細さが目に付いた。

ウェイトレスは手早く片付け、去って行った。
瀬尾は両手を広げ掌を見た。じっとりと汗ばんでいた。

ちっぽけな正義感。そんなもので人生を棒に振ったと思うと、妙に悔しかった。
落ちたのなら、潔く一人で落ちる。けれど落されたのなら、黙って落ちるのは嫌だった。

アイスコーヒーを口に含む。氷がすっかり溶けてしまったようで、水っぽかった。
瀬尾は一気に半分ほど飲み、大きく息をはき、席を立った。女の向かった奥に脚を進める。

洗面所のドアはひとつだけで、男女共用のようだった。
手洗い器が外に無いところを見ると、トイレと同じ部屋にあるのだろう。
この当たりの古臭い感じも、この喫茶店が流行らない要因の一つなのだろう。

瀬尾はノブに手を置いた。出てくる瞬間を狙おうとしたが、意に反してドアの鍵はかかっていなかった。
ここで会ったことといい、案外無防備な女だ。
瀬尾はためらわず、一気にドアを引いた。
26:2006/07/04(火) 00:45:31 ID:VpT9MFpw

女は、鏡に向かい、口紅を引いていた。こちらに気づくと、目を大きく見開いた。
瀬尾は無言で近寄り、女の腕を取った。羽交い絞めにし、置いてあったハンカチで女の口を塞ぐ。
言葉にならない声が、女から漏れる。
紅筆が音を立てて落ちた。
左手で女の頭部を押さえながら、瀬尾はドアをロックした。

女が身体をよじり、腕を振り束縛を解こうとする。
腕が化粧ポーチに当たり、床に落ちて中味が散乱した。
瀬尾は右手で女のブラウスの合わせ目を掴み、力を込めて引いた。

手ごたえが軽くなり、糸の切れる軽い音がした。
瀬尾は大きく開いたブラウスの隙間に右手を突っ込んだ。申し訳程度の膨らみがそこにあった。
瀬尾は、それを強く押しつぶし、捻る。包んでいるブラジャーが崩れ、時折指先に、膨らみが触れる。
柔らかな、なまの肌の感触があった。女から漏れる息が荒く、短くなる。

女が束縛から抜けた。力のバランスが崩れたのだろうか。
女はドアに向かい、勢いよくノブを引いた。
金属音を立てて、ドアが揺れている。瀬尾は背後から、女の腰を抱いた。
ノブにしがみつく女を、力任せに引き剥がした。

洗面台の端に置いてあった一輪挿しが、肘に当たり落ちた。
磁器や陶器ではないようで、割れずにごろりと転がっただけだった。
27:2006/07/04(火) 00:46:59 ID:VpT9MFpw

瀬尾は前に回り、全体重を女に預ける様に、壁に女を押し付ける。
背中を強く打った女は、低く、苦悶の声を上げた。瀬尾は女の顔を両手で掴むと、吐息を漏らす唇に吸い付いた。
生暖い感触の奥に、紅茶の甘い香りがした。
吸い付いたまま両手を放し、女の腰に回す。細い腰だった。
壁のタイルが腕に触れる。妙に冷たい。

尻をまさぐり、女ともみ合っていると、左手にスカートのホックが触れた。
瀬尾は指でホックを外し、ファスナーの首を力任せに引き下げる。
女の腕が左手をつかみ阻害する。瀬尾は右手で女の後頭部を掴み引き付けると、もう一度唇を吸った。
きつく閉じられているが、唇を覆うように、むさぼりつく。
女の眼鏡がずれ、乾いた音を立てて落ちた。

女の左手の抵抗が緩む。スカートのファスナーを限界まで一気に引きおろした。
そして、女を引きずるように押し倒す。
仰向けになった腹にまたがり、両腕を抑え、女を見下ろした。
女の膝が、背中に当たる。
狭い洗面所の室内のせいで、脚が伸ばせないのだろう。

胸元は乱れ、薄い乳房が覗いている。
頬は高潮し、口周りは唾液のためか、鈍く光を反射していた。
瞼の下は赤く腫れ上がっていたが、それでも目は瀬尾を凝視していた。

瀬尾はズボンを下ろし、すっかり硬くなった男根を取り出した。
先端が粘膜で濡れている。瀬尾は赤黒いそれを、女の目の前で扱き出す。
女は目をそばめ、横を向いた。
28:2006/07/04(火) 00:48:40 ID:VpT9MFpw

瀬尾は肉棒を女の頬に当てた。頬の冷たい感触が心地よい。
股間を、指で刺激していると、高揚感とともに白濁した粘液が流れ出した。
油のように粘度を保ちながら、ゆっくりと女の顔を伝い落ちて行く。
瀬尾はそれを指で拭うと、女の唇に差し入れた。

「いいざまだな。カモにした男に、嬲られる気分はどうだい」

女は唾とともに、精液を吐き出した。
小さな唇の周りが、グロスで塗布したように鈍く光っていた。

「・・・・・・最低ね。こんなことして、どうするつもり」
「知らないな。どうせ終わった身だ。このまま死ぬのも悪くない」
「・・・・・・」

瀬尾は後ろに手を伸ばし、女の股間に手を差し入れる。スカートは膝の当たりまでずり落ちてしまっていた。
ざらついたストッキングを摘み、伸ばし、放す。皮膚が叩かれる、乾いた音がした。

「あんた、わざわざ知ったのが、一番不幸だと、さっき言ったな」
「・・・・・・」
「俺もそう思う。けど、それはお互い様だ」

女は瀬尾の目を見据える。短いまつげが小刻みに震えている。

「勝ち誇ったのだか同情だか知らないが、仕掛けたタネをばらすのは馬鹿だ。
 仕留めたら、そのまま逃げていれば良い。
 傷つけた相手に、わざわざ塩を塗りつける真似をするから、巻き添えを食うんだ。
 こんなふうに――」

瀬尾は再度ストッキングを摘み、力任せに引く。伸びきったナイロンに、伸びた爪をこすりつける。
布の裂ける感触がした。ちりちりと乾いた高い音がする。
避けたストッキングの隙間に手を差し入れた。木綿の柔らかい感触が有る。

瀬尾はさらにその下に掌を潜り込ませた。むっとした湿度の中に、茂みがあった。
硬く閉じられた脚の間に、強引に手を入れる。
奥の亀裂をなぞると、女の体が激しく揺れた。
29:2006/07/04(火) 00:53:48 ID:VpT9MFpw


「――馬鹿な男」
「なに?」
「馬鹿だっていったのよ。負け犬らしく、尻尾巻いて隠れていれば良いのに」

甲高い怒声が聞こえた。ドアが激しく叩かれていた。ノブが激しく上下している。
いつの間に?
従業員だろうか。ただならぬ気配に、様子を見に来たのに違いない。

「傷つけた? 自分でガラス踏んで、割れただけじゃない。
 死んでも良い? どうせ、死ぬ覚悟なんてないんでしょ。
 都合が悪くなれば衝動的にレイプ。自分のことだけ。最低の人種だわ」
「な・・・・・・」
「記者の彼、喜ぶかも知れないわね。昨日の今日に、また教師」

返す言葉が見つからなかった。

女は瀬尾を押しのけ、立ち上がる。
破れたストッキングを下ろし、ショーツを脱いだ。
壁を背にして座り、脚を開き、膝を立てた。

呆然としている瀬尾を見ながら、女は言った。

「どうしたの。したいんでしょ?」
「・・・・・・」

瀬尾は起き上がる。突き出された膝に手を置く。内腿は透き通るほどに白かった。
脚の間から女の陰部が覗いている。
瀬尾は、萎え始めた男根を支え、陰部に顔を近づけた。
グロテスクな陰影の、性器を見ているうちに、不覚にも涙がこぼれてきた。

その直後、頭部に強い衝撃がした。
目の前を、水しぶきが、スローモーションのように、ゆっくりと飛び散る。
散りきらないうちに、もう一度、後頭部に重い衝撃が走った。

瀬尾は、女の胸に崩れ落ちた。
床の上に一輪挿しがあった。周りが真っ赤だった。
瀬尾の目の前が同じ色に染まる。
そして、世界がぐらりと揺れて、ゆっくりと昏くなった。
30名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 01:09:32 ID:/i8odSJ6
BAD END.

>>25から再開してください。



とエロゲならなりそうな話ですねw

話としては面白く凄く読ませる文章だと思います。
ただ痴漢ハァハァなスレとしては鬱になる展開でしたorz
31名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 21:54:06 ID:2FGJR8Ov
話としては面白い
だが反応がないというところに
このスレの趣向が見える
32名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 05:24:13 ID:4/WSA5Ve
>>31
別にスレ住人だってエロにしか興味が無いわけでもないだろ
言うほど面白い話でもないし、首を傾げたくなるような比喩表現も多い
文章能力はあるんだろうけど、引き込まれるってほどでもない
大袈裟な文体がなんか自分に酔ってるっぽくて気持ち悪いし
要はわざわざコメントつけるほどでもなかったということ
33名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 07:48:25 ID:Rf36roz5
そんな酷評するもんでもないだろ。良かったよ。
ただ読後感が悪いんで(それが面白いところなんだが)
なんとなく感想を書くよりブラウザを閉じてしまうような話だった。
34名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 20:40:47 ID:nODXbMPW
浴衣待ってるぞー
次は人妻ものだったっけ
35名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 22:05:02 ID:2SkFDhL5
鋭意製作中。ただどんなジャンルになるか分からない。
リクエストのヤツできるかどうか微妙な感じです。
36名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 00:05:05 ID:AIZgTn0z
>>35
待ってますぞ
37名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 01:16:29 ID:x3HMYdST
蚕さん、前に書いた女装の痴漢ものが好きだったなー
今回のもおもしろいけど、エロシーンが途中で終わって欲求不満w
また読ませてください!
38名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 11:42:55 ID:oHMdaTk8
一つの意見として聞き流してもらっても構わないが、蚕のためにも厳しい意見を言わせてもらう。
蚕は自分に酔いすぎな気がする。
高尚気取ってるエロなし文より、表現が愚直で素直なエロ小説のほうがよっぽど良い。
文学性を高めたい気持ちもあるのかもしれんが肝心のエロスが抜けてたら、エロパロスレでは駄作とみなされる確立が高い。他では知らんが。
少なくとも今の書き方じゃ蚕はあまりエロパロスレには向いてない。
自分の作品にプライド持ってそうだが、思い切って文体変えてみたらどうか?
ココでやっていくならな
39名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 11:54:47 ID:hWajY6L7
お前はどこの何様だ。
40名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 15:09:20 ID:amWYQ5or
>>39に一言一句同意だ。

「ココでやっていくならな」とかお前何様?

>>38は「●●の為に」「キツい事書く俺カコイイ!!」自分に酔っちゃってんじゃねーの?w
41名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:34:07 ID:zmKOcj0t
まあまあ、>>38も「一つの意見として聞き流してもらっても構わない」って言ってるんで聞き流そうや。
そういう意見もあるってことで。確かに「何様だよ」って感じだが。

俺も未だに分からないけど、エロパロ板の評価基準ってどうなんだろう。
(1) 「エロが無いと全く評価出来ない」
(2) 「あくまで小説としての見る。エロはその一要素」
(3) 「最終的にエロにつながるのなら他の要素もアリ」

ただ、今回の蚕氏の作品が「自分に酔ってるっぽい」と感じたのは>>32>>38に同意。
42名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 18:05:08 ID:oHMdaTk8
>>40
俺は自分の意見を言っただけ。「聞き流せ」と書いてるだろ?
大体お前に言った言葉でもないし、わざわざお前が反応する必要なし。
ちゃんと文章読んでからレスしような
43名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 20:24:25 ID:UssqZj10
ならばお前は読み流せばいいのに。
名前欄にきっちり「蚕」が入っているんだから専ブラでNG Nameに指定すればいい。

>>41
書き手控え室では「スレの雰囲気次第」で決着がついてたな。
今回のは痴漢が出て痴漢行為描写もあるからスレ違いではないだろ。
44名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 23:09:34 ID:oHMdaTk8
>>43
でもさ、読み手のこういう意見もあるってのを書き手に伝えるのはおかしいことなのか?
俺らは書き手が書いたものに黙ってウンウン頷いてなきゃいけないのか?
色々な意見を言われたほうが作者にとってはプラスじゃないのか?
批評も何もせずに誉めてばかりいたら、そのうち批評がタブーの実力に不相応な神が生まれないか?
45名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 23:20:55 ID:AFcp9APs
そういうのはレスの数見りゃ相対評価で分かるだろ。
このスレには十数レスGJがつく書き手もいることだし。
46名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:10:46 ID:3KUpIrRQ
多分何様?って言ってる奴は「ここでやっていくならな。」でそう思ったんじゃない?
自分も「個人が思う厳しい意見」として読んでたけど自由に書いて投下して自由にレスする場で
「このスレ向きに書き方を変えろ」と言っている様であの一言だけ余計だなと思った。
47名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:23:01 ID:7mKZeqol
>>38-45の流れは、各々感情的になりすぎて、議論が噛みあってない気がする。

ただ、ここで揉めた一番大きな理由は
>>38の批評が「まるで自分の意見がスレの総意であるかのよう」で、かつ「文体が偉そう」だったことにあると思う。

一つのSSに色んな意見が出るのは当然のことだし、どれが正しくてどれが間違っているかとは言えない。
また、「エロくなくても面白いSS」があってもいいし、「エロが無ければマズイ」わけでもない。

みんながみんな思ったことをガンガン意見すればいいし、しなくてもいい。
ただ、他のスレ住人や投下者に不快感を与えるような文にしないようにした方がいいと思う。

>>38の批評も言っていることは分かるけど「エロパロスレに向いてない」とか「ココでやっていくならな」とかは、少し過剰すぎる。
個人的意見ならいいけど、「このスレではエロスが無ければ投下してはならん」とルール付ける権利は無いだろうし。
48名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 13:09:54 ID:rxL0cQi1
ID:oHMdaTk8は他スレでも「エロ無しのSSは投下するな」「俺はオナニーのオカズを求めにエロパレスレにきてて、エロ本は買う勇気はない」とか言っちゃうリアル工房くさいから相手にする必要はないよ。ただ抜きたいだけだから
49名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 21:52:45 ID:q8VvuNRm
こういう議論よりは読み物の方がいいなぁ
50名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 23:19:38 ID:ulAyYf9S
議論すべて読み飛ばしていますが何か?
51名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 00:21:59 ID:fDYJyyVc
議論も良作の糧となる。
だが裏を返せば議論のあるうちは、まだまだ作者が未熟で表現も幼稚レベルということ。
一刻も早く、議論を巻き起こすようなレベルの低い作者がいないハイレベルな作者だけのスレにしたいな
52名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 00:37:49 ID:qTckSrr5
うぜー
53名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 00:40:16 ID:qTckSrr5
>>51
レベル高い投下が来るとバカみたいに「GJ」「GJ」言うだけのくせして何様だよww
「幼稚レベル」って何だよwww
54名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:53:31 ID:VIK915pZ
>>51に構うな。

それよりも理想痴漢シチュについて語ろうぜ。

いつもの掲示板に書き込み…HNは「梨」、いつも唐突に内容は「新作が出来た、満員電車で試作を試したい。」
住人はこぞってレス、「待ってました!!」「さすが職人!!」「仕事早っ!!」
…やがてエモノ探しに長けた住人がエモノを見つけレスする。
「やりがいのあるエモノを知ってる」

それぞれ誘い合わせて日程の調整は済んだ、10人揃った、血が踊る。
さぁ、明日はどんな女を囲んで「梨」新作のバイブの精度を伺おうか楽しみだ…。
55名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 22:17:00 ID:fDYJyyVc
>>53
幼稚レベルとはことばの通り幼稚なレベルだ。そこは突っ込むところではない
私は良作が読みたい。ただそれだけなのだ。駄作、盗作はいらない。職人たるもの、非の打ち所のない作品を投下してほしいものだ
56名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 23:02:32 ID:TWnTVFTR
>>55
自分にとって「非の打ち所のない作品」がすべての人間にとってもそうだとは限らない。

だから、好みでない作品はスルーする。好みの作品は応援レスを入れる。

ただそれだけのことだ。
57名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 23:03:40 ID:pS9QXLyB
そろそろ夏か。

高校野球の応援中に汗で透けブラっちゃった夏服の女子高生が痴漢され、
「嫌ぁ・・・でもここで騒ぐとあの先輩に迷惑がかかっちゃう・・・。」
と考えて騒げない、でも感じてしまう。
とか。
58名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 23:21:59 ID:eAJcPDdw
>>57
むしろ花火の人混みの中で痴漢されるとか。
花火に向かう途中の電車の中で痴漢されるとか。
海やプールの中で水着外されて抵抗できなくなるとか。
59名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:19:33 ID:IY1MhRBj
人混みってのが大事。
60名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:20:58 ID:O5IUdpY7
野外ライブで痴漢されて放っておいたら
だんだん行為がエスカレートしてきて
でも、いつしか目の前の大好きな歌手と
痴漢を重ね合わせて・・・みたいなのは?

いや、自分には書けないけどね
61名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:46:25 ID:Hdkyf3uM
>>55
どうしてこんな尊大になれるもんかね。
良作が読みたいってだけなら黙ってりゃいいのに。
他人の作品の未熟だ幼稚だとさんざん言っておいて、
自分の表現を指摘されて「そこは突っ込むところではない」とかよく言えるよな。
「非の打ち所の無い作品以外は投下するな」って、アンタどんだけ偉いんだよ。
そんなん言われたら誰も投下しにこねえよ。
62名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:57:12 ID:pQGctKPU
女の子3人で遊園地に行って、2人がけのアトラクションに乗るときに
気をつかって一人で座った女の子が隣に乗り込んできた男に痴漢されるのはどうだろ。
前の座席の友達に声を聞かれたくなくて悶え苦しむ。
63名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 02:48:04 ID:GwGLGVHC
>>62
それは人混みとは違ってえろいな。
64名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 05:44:44 ID:U2o4+cRH
>>62
観覧車よりかは幾分リアリティがあるかも知れん
65名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 23:16:31 ID:kaCwWYZM
62 名無しさん@ピンキー sage ジダンを見習っちゃ… 2006/07/12(水) 01:57:12 ID:pQGctKPU
女の子3人で遊園地に行って、2人がけのアトラクションに乗るときに
気をつかって一人で座った女の子が隣に乗り込んできた男に痴漢されるのはどうだろ。
前の座席の友達に声を聞かれたくなくて悶え苦しむ。


63 名無しさん@ピンキー sage >>61 空気嫁。その話題を終わらそうとしてる事に気づけ。 2006/07/12(水) 02:48:04 ID:GwGLGVHC
>>62
それは人混みとは違ってえろいな。


64 名無しさん@ピンキー sage>>63分かってる。ただムカついたからついジダンった 2006/07/12(水) 05:44:44 ID:U2o4+cRH
>>62
観覧車よりかは幾分リアリティがあるかも知れん
66名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 19:16:11 ID:5npFtC5c
誰か浴衣のリンクはってくれ
67名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 20:02:34 ID:sW8HVeBK
68名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 23:35:49 ID:ysT23OIA
小説は上手いのに、コラムの文章ヘタだな浴衣
同一人物が書いてるのか?
69名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 11:23:00 ID:h0HWWaRh
ああっああっあああっあっ
あっああっあっ
あっああっあっ

アミノバリューのCMやってみた
70名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:35:02 ID:SBGuxIdC
>>69
期待しちゃったじゃないかwww
71名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 05:16:37 ID:E8I6Lz5Y
「女性とその子供が、それぞれ別室に居て、お互いの声だけ聞こえる状況で痴漢」
というのを書きたいんだけど、そんなシチュエーション無いんだよなあ。
お母さんが痴漢されながらも、心配させないようにあえて「大丈夫」って子供に向かって言うシーンを書きたい。

何かいいシチュエーション思いついたら教えてください。
それ以外でも「声を出せない状況」で、何かいいの思いついたら教えて。
72名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 08:57:57 ID:zzGIg56f
デパートの試着室とか。
「すぐに出るからまっててね。ここにいなさいよ。声かけるからね」
と言って入った先に男が。
73名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 17:34:24 ID:XKH0b3GV
授業参観の後の保護者面談で鍵を掛けられて「おやこ面談室」で犯られてしまう母親。
あまりにも遅すぎる母親を迎えに来てドア越しに子供がノックして声をかけるが
気丈ながらも息も絶え絶えに答えながらも教師の毒牙にかかって堕ちていく母親…とか。


ちなみに俺んとこの小学校には生徒開閉厳禁の
「開かずの反省室」(「開かずの」は生徒が勝手に呼んでいただけだが)
という部屋がマジであって一度だけ中を見た事があったが
昼間なのにカーテンは締め切られ、4畳あるかないかの部屋は何故か総タタミというものがあってスゲー怖かった。
74名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:13:06 ID:6PAbMjeq
少し違うシチュエーションだが、
ブラックジャックみたいな闇医者に、盲目の娘の治療を依頼。
その代価に娘の前で犯される母親。
最後は手術が成功して最初にみた光景が陵辱されている母親の姿ってのが思いついた。

ついでに、62のネタで書いてみた。
75いいネタだ、少し借りるぞ:2006/07/17(月) 20:14:59 ID:6PAbMjeq
『夏休みの日記』
一年D組 三条柚瑞(さんじょうゆず)

今日は夏休み最初の日。
舞璃依(まりえ)ちゃんと菜野葉(なのは)ちゃんと一緒に遊園地に行きました。
最初に『スクリーミング・ショウ』という乗り物に乗りました。
これは、お化け屋敷とジェットコースターの混ざった乗り物です。
私は怖かったけど、二人が楽しそうなので乗りました。
二人ずつ乗るので、私は菜野葉ちゃんと舞璃依ちゃんの後ろに乗りました。


菜野葉ちゃんが言うには、このアトラクションは前半ライド型のお化け屋敷で後半はジェットコースターなんだそうだ。
どちらも苦手な私には嫌でしかないけれど、二人がとても楽しそうにしてるから断れなかった。

私は最後尾の席に座る。三人一緒が良かったのだけれど、二人掛けだったのであぶれてしまった。
これは普通のジェットコースターよりも間隔が広くて、暗いこの中では前の二人の姿も見えない。話し声は聞こえるからそれほど離れてもいないんだろうけど、姿が見えないのはやっぱり心細い。
「どうしたの?」
76名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:16:23 ID:6PAbMjeq
私の隣に座ろうとしていた人が声をかけてきた。
大学生くらいの男の人で、顔はそこそこカッコイい。
「震えてるみたいだけど大丈夫?」
どうやら私のことを心配してくれてるみたい。
「大丈夫です。あの、こういうのが少し苦手なんです」
「あはは。俺もだよ。手でも握ろうか?誰かに触っていれば怖いのも紛れるよ」
少し考えたけど、悪い人じゃなさそうだし、この人も怖いみたいなので手を繋ぐことにした。

本当だ。手を繋いで相手の体温が伝わってくるだけで発射前の不安がなくなってくる。
「ちっちゃくて可愛い手だね」
「本当ですか?」
男の人に褒められたのは初めてだから少し恥ずかしい。
私も彼も体を固定して動き出すのを待っている。
ほとんど身動きができなくなったけど、隣の彼は手を繋いで笑顔を見せて私の緊張を解いてくれる。

ガタン
ちょっとした揺れがして動き始めた。
また緊張した私に、彼は優しく話しかけてくれた。
「やっぱり怖い?手を繋ぐよりも安心できることがあるんだけど試してみようか?」
77名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:17:31 ID:6PAbMjeq
こくりと頷くと、彼は私を安心させる笑みを浮かべてくれる。
「じゃあ……」
「はわっ!?」
太股を撫でてきた手に思わず悲鳴をあげてしまった。
「あんまり大きな声出すと、お友達に聞こえちゃうよ」
はっと口を閉ざして前の様子を窺ってみたけど気付いた様子はないみたい。
「黙ってなくちゃ駄目でしょ。きみが痴漢にあってたなんて知ったら、雰囲気が気まずくなって楽しくないよ」
そうなのかもしれない。
なら、私が我慢してればいいのかな……。

私が騒がないと確認した彼の手は、次に私の胸を揉んできた。
「へえ、結構大きいんだね。でも少し固いかな?」
クラスで一番大きな胸が形を変える。みんなは羨ましがってるけど、恥ずかしくて好きじゃない。
「んっ……」
触られた所が熱を持って気持ちよくなる。時々クラスの女子に揉まれたりもするけど、その時よりずっと気持ちいい。

「あ、あ、あ……」
「大分感じてるね。乳首の形がはっきり見えるけどノーブラなの?」
そのとおりだ。ママ達は買いなさいとウルサイけど、恥ずかしくて自分じゃ買いに行けなかった。
こんなことになるなら素直に買っておけば良かった……。
78名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:18:44 ID:6PAbMjeq
「じゃあ乳首を摘んじゃおう。もっと気持ちいいからね」
「ひあああっ」
『キャーッ!』
今までよりもずっと強い刺激に声を出してしまった。
前の人の悲鳴で他の人には聞かれなかったみたいだけど……。
「乳首が弱点みたいだね。こっちはどうかな?」
私の胸を触っていた手がゆっくり下ろされスカートの裾を捲っていく。
「こんな短いスカートじゃ痴漢してくれって言ってるもんだよ。それとも、期待してたのかな?」
「違いますぅ……」
普段は穿かないミニスカートだけど、今日は少しオシャレしようと穿いてきたのは失敗だった。
「さ、ぱんつは何色かな〜?」
スカートを腰まで捲り上げ、青い下着が露出した。

「濡れてるね。感じてたんだ」
下着についたシミを見て隣の男が笑う。私は手をギュッと握って恥ずかしさに耐える。
「ココはいじったことはあるかな?」
彼の指が下着の端から中に忍び込む。
「そこは汚いです……やめてください」
「俺の指でキレイにしてあげるよ」
彼の指がアソコの穴に入ってきた。
ゆっくりと出たり入ったりするうちに何だか気持ち良くなってくる……。
79名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:22:04 ID:6PAbMjeq
そして彼はもう一本の指で少し上の突起を押す。
「はうぅっ!もうやめてください。私、変になっちゃう!」
大声を出しちゃったけど、周りからたくさんの悲鳴が響いて聞こえなかったから良かった……。
「危なかったね。でも、お化けは怖くないだろ?」
彼の言葉通り、この人に触られているのに夢中でお化け屋敷が怖くない。
彼が言ったことはホントだったんだ……。

「怖くないようにもっと触ってあげるよ」
彼の指が動くたびにどんどん気持ち良くなって……。
「私、なにか変になっちゃう。キモチイイよぉ……」
「変になっていいんだよ……さあ、あぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
「ふぇ?はわぁぁぁぁぁ」
いきなり彼の指が止まり、悲鳴が聞こえたかと思うと急な加速が始まった。
ジェットコースターとしての機能が働いたとわかった時には私も悲鳴をあげていた。
『きゃぁぁぁぁぁ!』
それから最後まで私達は悲鳴をあげ続けていた。

「柚瑞の隣のお兄さんカッコ悪かったね」
「降りる時泣いてたもんね。よっぽど苦手なんだね」
「う、うん。そうだね」
私は二人に適当に相槌を打ちながら、ずっと彼の指を思い出していました。
また、いじってくれないかな……?


その後は三人でいろんなアトラクションで遊びました。
楽しかったです。
80名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:36:27 ID:kY85+alf
わぁー72と73のシチュ聞いただけで興奮した!
皆想像力あんねー(オレが貧困か・・・)
ひとつ「デパート試着室」か「おやこ面談室」で
息子をきづかいながら犯されてしまう
美人お母さんを書いてくれー

81名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:42:55 ID:EDPdw9E6
>>80
おい、作品に対する感想はなしかよ

優しくされていたらいつの間にか痴漢にあっていて、周りに迷惑かけたくないから我慢するしかない
ていうシチュに興奮しました
暗闇だから、後ろからもバレなそう
冒頭の無邪気な日記との対比もとても良いです 
82名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 16:31:40 ID:JSXBQu7f
お化け屋敷痴漢よかったよ〜
素直な女の子が可愛かった
83名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 21:49:24 ID:1iLB4CgA
お化け屋敷ちょっと中途半端だったかな
続編きぼん
84名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 23:04:10 ID:FTegsAfj
お化け屋敷で痴漢我慢モエス
発育のいいロリっ娘もモエス
85名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 21:15:28 ID:tL8CGwIr
「ママー!どうしたの?」
「ショウ君、何でもないのよ。あ、あぁ・・・や、やめて・・・こ、子供がそこに・・・」
「ママ!ママー!どうしたの!?お腹いたいの!?」
「ショウ君!何でもないの・・何でもないから、そ、そこでじっとしてるのよ。
 いいわね?ママすぐにそっちへい、行くからぁ・・・あ、あぁ・・・あぁぁ!」


86名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 22:06:13 ID:VZmoHhNB
 
87名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:58:46 ID:riZ2+HC1
あげ
88名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 00:28:55 ID:mh5kErom
ほしゅあげ
89名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 21:26:06 ID:5V86aYP/
嵐の前の静けさ・・・・・
90名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 03:39:41 ID:POKg/7II
 
91名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 20:11:04 ID:Myymykj2
フレー フレー ゆ・か・た!
フレー フレー ゆ・か・た!
オレがついてるぞーーーー
92前編1/10:2006/07/31(月) 03:46:37 ID:/diEqn1/
分厚い雲が太陽を閉じ込めている。
にも関わらず、気温が高い日だった。

大気がまるで、誰かの吐息のように湿っていて熱く、
肌にまとわりつくようにうねっている。
道行く人の誰もが、風が無いことを恨めしく思ったことだろう。

綾名雪穂が駅に到着したのは、正午を過ぎたころである。

本来なら家から徒歩二十分で着く距離であったが、
連れてきた息子がいちいち看板を指差したり、しゃがみこんだりと
手間取らせたため、予想より時間をロスしてしまった。

アスファルトの上に滞留する熱気を、掻き分けるようにして、
三十分以上歩いた彼女の額は、汗で鈍く輝いていた。
シャツの襟をつまんでパタパタとあおぐ。
耳の裏から首筋を伝って、汗が鎖骨に流れていく感触がした。

「さ、いっちゃん、電車来ちゃうよ!!」
雪穂は右腕に絡みついている息子を急かした。

次の電車を逃がすと、もう三十分は遅れてしまう。
それでは、ここまで早歩きで来た意味が無い。
93前編2/10:2006/07/31(月) 03:47:27 ID:/diEqn1/
電車はすぐにやって来た。
昼下がりの車内はがらがらで、冷房が火照った身体に心地いい。
首筋から冷気がシャツの中に滑り込んでいくのが分かる。

雪穂は、息子を座席に座らせてからその隣に腰掛けた。
そして買ったばかりの文庫本を開く。

『僕は二十歳だった。
 それが人の一生でいちばん美しい年齢だなどとだれにも言わせまい』

その冒頭の一文を読んで、彼女はふと向かいの窓ガラスに映っている
自分の姿に眼をやった。

長い睫毛と、真っ直ぐな鼻筋のおかげで、パッと見は美人に見えるが
肌のつややかさは二十歳の頃とは比べるべくもない。
もうそこから八年も経っているのだから、それも当然だと自嘲する。

私のいちばん美しい年齢はいくつだったのだろう、などと思った。
隣に座る息子の、くるくると変わる表情を見つめる。
自分を精神的にも肉体的にも大きく老けさせた原因が、
間違いなくこの子であると思うと、ほんの少しだけ憎らしくもある。

もちろん、そんな感情など大抵の場合は無に等しいのであるが。
94前編3/10:2006/07/31(月) 03:48:40 ID:/diEqn1/
突然息子が自分の顔をまじまじと見つめてきたため、
雪穂は驚いてびくんと身体を震わせた。
心を見透かされたかと思ったのだ。

「マッマ、トイレ」
未だ六つの息子は、呆けたように口を開くとそう言った。

「あ、ああ、トイレね、トイレ」
雪穂は少しだけ安堵しつつも、下らないことを考えた自分を恥じる。
そして、周囲にトイレが無いか見回した。
ドア越しに向こうの車両まで見たが、中にトイレは無いようだ。

「いっちゃん、我慢できそう?」と訊くと、彼は苦しそうに首を振った。
次の駅で降りなきゃ。雪穂はそう思って、立ち上がる。
その表情に、さっきまでの女としての感情は残っていない。
母親としての意思だけが双眸に灯っていた。

電車が速度を緩めたのを確認してから、雪穂は息子を席から立たせる。
手を引いて、降りる準備をした。
95前編4/10:2006/07/31(月) 03:49:52 ID:/diEqn1/
扉が左右に開いた瞬間、雪穂は息子の手を引いて飛び出した。
その刹那、どんと何かにぶつかって、彼女の体は一歩分だけ左に弾んだ。

見ると、男が尻餅をついていた。
扉の影から電車に乗ろうとしたのだろう、ちょうど雪穂から死角になっていたのだ。

それにしても、同じ勢いでぶつかったにも関わらず、男が床に尻餅をついているのが解せなかった。
倒れるほどの威力は無かったと雪穂は思う。
現に、彼女は一歩よろめいただけなのだ。

だが、床に座り込んでいる男をよく見ると、その原因が分かった。
左手にギブスをつけているのだ。
恐らく、雪穂にタックルを喰らうようにぶつかってバランスを崩し
とっさに左手で何かにつかまろうとして、失敗したのではないか。

そんな予想を一瞬でした。
男は腹立たしげに雪穂を見上げている。
すぐに立ち上がろうとはしていない。

「ママ」
息子が手を引いたので、雪穂は少しだけ逡巡してから
「すいません」と小さく詫びて、駅の階段を走り降りた。
96前編5/10:2006/07/31(月) 03:50:45 ID:/diEqn1/
二人は駅のコンコースを小走りで駆けた。
ミュールのせいで、雪穂は余り早く走れない。
まして子供を連れているのだから尚更である。

左右に視線を振って、トイレを探す。
普通の駅ならトイレの位置を指す表示くらいはあるものだが、
初めて降りるこの駅は予想以上に古びていて、そのくせ広く
雪穂はなかなか見つけることが出来なかった。

駅員の姿も無い。
我慢に歪めた息子の顔が見上げている。
彼女の焦りはつのった。

タイル張りの古臭い床を蹴りつけるように走ると、
角を曲がったところにトイレを見つけてほっとする。
さすがに古い駅の男子トイレだけに、薄暗くて床が濡れており
用を足す気力を失わせる風情があったが、今は関係ない。

和式トイレの個室に息子を押し込む。
さすがに六つの息子なので一緒に入ってやることはしないが、
恐らくトイレを出ると泣くだろうな、と雪穂は思う。
97前編6/10:2006/07/31(月) 03:51:49 ID:/diEqn1/
雪穂は洗面台の前に立ち、少しだけ化粧を直した。
額に汗が光るほど、必死で走ったのである。
それほど濃いメイクをしない彼女としても、顔がどうなっているか気になった。

さらに湿気が強いせいもあり、薄手のシャーリングスカートが、太股に張り付くようだ。
駅構内は冷房が効いておらず、不快指数が高かった。
ハンカチをカットソーの中に入れて、鎖骨を流れる汗をぬぐう。

その刹那、彼女は悲鳴を上げそうになった。

鏡に驚愕の表情を浮かべた女が映る。
女の背後には、やけに細身の男が映っていた。
雪穂はすぐに振り返る。

駅構内で誰にも出くわさなかったためか、
誰もここに人は来ないと思い込んでいた雪穂は、ひどく驚いてしまった。
そのうえ男子トイレに居ることに対する後ろめたさが彼女を動揺させる。

「あ……すいませ……っ」
思わず頭を下げそうになった彼女は、細身の男の背後を見て言葉を飲み込んだ。
彼の後ろには、さっき突き飛ばした男が居たのである。
98前編7/10:2006/07/31(月) 03:52:56 ID:/diEqn1/
雪穂は即座に身の危険を察知した。
「何故こんなところに居るのだろう?」などと想像する間でもない。

電車に乗ろうとしていた骨折男が、ここに居ること。
骨折男の連れらしい男も来ていること。
そして何より、彼らが雪穂に対して向けている視線。

それら全てが、彼女に対する敵意を示していた。
恐怖にかられ、一瞬走り出してしまいそうになる。
もちろん、それを許さない頚木が、個室の中に居るのだ。

骨折男はギブスをもう片方の右手で掴んでいた。
突き飛ばされた拍子に痛めた、という仕草である。

もちろんそれが本当かは雪穂には判断出来ないが、
骨折してギブスを付けた男を突き飛ばした挙句、
逃げるように走り去ったのは紛れもない事実である。
負い目を感じないわけにはいかなかった。
99前編8/10:2006/07/31(月) 03:53:48 ID:/diEqn1/
「おネエさん、俺、分かるよな?」
骨折男は鷹揚に問うてきた。
眼鏡の奥に、神経質そうな一重まぶたが開いている。
生理的にどこか、危険を感じさせる男である。

「はい……」
雪穂は答えた。
一瞬、悲鳴を上げようか、と思ったが

間違いなく非が自分にある。
悲鳴をあげることで危機が息子にも伝わってしまう可能性がある。
そもそも悲鳴をあげても、駅構内に人気が無いため助けが来てくれそうにない。

といった理由により、ノド元で声は止まった。

骨折男も、細身の男も、それ以上言葉を発しなかった。
怒号や脅迫めいた言葉を予想していた雪穂にとって、その沈黙は余計に恐ろしかった。
そしてそれ以上に個室にいる我が子に危機を知られることが、
さらにそれ以上に個室にいるわが子を危険にさらすことが恐ろしかった。

彼女の瞳を、細身の男の視線が捕らえる。
まるで、雪穂の思考を理解しているが如き眼であった。
100前編9/10:2006/07/31(月) 03:54:22 ID:/diEqn1/
「ママぁ」
か細い声が、個室から聞こえた。

男子トイレの中の不穏な気配を敏感に感じ取ったのか、
それとも人が入ってきたことに単純に緊張したのか、
息子の声は硬かった。

「ママいるよ、いっちゃん。大丈夫だよ」
務めて明るい声を出した。
演技を見破る慧眼が、息子に無いことを願った。

「大丈夫なんだ」
骨折男の方が、笑いを含んだ言葉を発する。
怒りや苛立ち、そしてこれからおとずれるであろうカタルシスに対する期待が滲んでいた。

「くっつきかけてた骨、まぁたオカしくなっちったよ」
どこか冗談めかした口調。

言いがかりかも知れない、と雪穂は僅かに思った。
無論、それを口に出して責められる立場ではない。
また、相手を怒らせることで大きな声を出されることが怖かった。

せめて息子にだけは、この状況を知らせないように。
穏便にことを鎮めたい、そう願った。
101前編10/10:2006/07/31(月) 03:55:34 ID:/diEqn1/
雪穂の願いも虚しく、骨折男はやや声を荒らげた。

「おネエさん、どうしてくれんの」
関西弁に近いイントネーションが、どこか暴力的にトイレに響く。

雪穂は両手を広げて、それから唇に指を当て
「ちょっと待って」や「静かにして」というニュアンスを伝えようとした。
子供が聞いていますから、という懇願である。

骨折男がなおも彼女に食ってかかろうとしたが、
細身の男がそれを制した。
それから、細身の男は雪穂と眼を合わせた。

骨折男とは対照的な、どこか眠たげな童顔が雪穂を見ている。
その視線は少し下にズレた。そのまま唇に突き刺さる。
薄く月のような曲線を描く雪穂の唇に。

その視線はさらに降りていった。
わずかにのぞく鎖骨から、シャツごしにでも分かる胸の隆起へ。
下腹部を凝視されると、縦に一本線を入れたようなへそまで、露出してしまっているような気がした。

さらにへその下に視線が下がると、男の視線は露骨にそこに止まった。
視線が当たる部分が羞恥で、焼かれたように熱くなる。
102前編:2006/07/31(月) 03:57:43 ID:/diEqn1/
後編に続く
103名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 04:02:10 ID:jzizBF0R
>>102
乙 小説うめーな
面白いんで後編楽しみ
ねちっこく頼むwww
104名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 07:42:07 ID:0YEf8/gn
すごいなあ。
突き飛ばした非礼とトイレでリクされた状況を違和感なく作り上げてる。
続き楽しみに待ってます。
105名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 12:21:53 ID:Uf0QehfJ
浴衣GJ!!
雪穂のイメージは仲根かすみか・・なるほどねぇ。
彼女も結婚して子供産む(もう産んだっけ?)し、
今から5年後くらいの綺麗な子持ち若奥様ぶりを想像すると
ピッタリかもね。

「若ママ」といえば無粋なローライズジーンズやパンツに
ギンギン茶髪といったいわゆる「ヤンママ」全盛の時代、
薄手スカートの「清楚可憐」若奥様は絶滅種に近い(笑)だけに
今回の「人妻もの」はすばらしい!

後編も期待してます!
106名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 13:56:36 ID:RnsUo9m0
ID:/diEqn1/
IDカコイイ
107名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 17:59:38 ID:Hy7LEu/1
浴衣かねこれは
108名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 06:26:10 ID:Rqs0cc4F
>103
乙?
リロしながら読んで感想書いてその時間になるんか
109103:2006/08/02(水) 19:46:50 ID:lnNRkQ4T
>>108
おいおい、2ちゃんに張り付きっぱなしの無職舐めんなよ
余裕だっつーの
110名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 21:26:58 ID:PgfDHsNw
その割りにそのレス遅いねw
111名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 22:16:43 ID:Hn7wSWgb
>>110
時々は離れるww
ごめんww
112名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 22:58:35 ID:C+Ujs+O7
お前らのやりとりに和んだ
113名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 21:06:23 ID:2caKV9VP
浴衣〜!早く実家から帰ってきて「綾名雪穂・後編」頼むー

今回は「薄く月のような曲線を描く唇」「わずかにのぞく鎖骨」
「シャツごしにでも分かる胸の隆起」「縦に一本線を入れたようなへそ」
「へその下の視線が当たる部分」
ここら辺を集中的に攻められるんじゃろか。
114名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 05:44:38 ID:mOmcH+DO
語りの多い、浴衣浴衣言ってんのは前スレで現れた厨儲なのか
お前さんコテつけてくれると嬉しい>消せるから

大事なのは作品で、中の人が同じかどうかは本人が言わない限り別にどうでもいいよ
115名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 23:25:51 ID:5tPaH+9y
>>114
お前いいこと言うわ
そう、作品が大切なんであって中の人とかどうでもええねん
作家気取りの自己主張とかイランから小説だけ書いとけっつーの
前スレにもなんか勘違いしたヤツおったし
エロ小説書いただけで先生みたいな それに張り付く信者もウザイし
っていうか浴衣って誰やねんっ コテ要らんwww
>>114ナイス

>>102
俺でも書けそうな感じダケド乙
116名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 23:56:37 ID:SumbHSOD
114が言いたいのは崇拝厨がウザイってことだと思うが。
115、読んでる立場でそれなないんじゃないか。
作者本人はそんなに自己主張してるわけでもないんだし、
要は中の人が誰であってもそれには触れずに
美味しく頂けばいいだろ。気に入らない作品はスルー、
気に入ればGJする。それで充分
117名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 00:00:18 ID:Z+E1ADZX
>>115
日本語でおk
118名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 09:32:02 ID:18gIyNTG
ここは韓国ですよ。
119名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 15:33:46 ID:gQo2HFkO
夏だな
120名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 22:10:39 ID:f47MlzyE
前々スレがみれなくなった
121名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 21:19:46 ID:8b4iFeB9
ヰタ・セクスアリスの人、
ボロクソ言われてるのはその支持者であって、
お前さん自身に対してではないよ。
気にすることはない。
122名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 23:56:51 ID:gm8uwFDv
>>115の文を読む限り、こいつは小説以前に
日常会話すら危うそう。
書けるっていうなら投下しろよ
123名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 07:58:57 ID:CNSfDWe6
つーかこの程度の叩きでと言ってみる
ひどい自演だしな明らかに
124名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 16:02:47 ID:G0KbpVgd
そもそも自演(自画自賛)が必要なレベルかどうか
文章読めばわかるのに。
書けそうで書けないよこういう文体は。
他の人はどうか知らないが、オレは素直に興奮する。

でも2chだと、自演じゃないと確信もてるのは
今カキコしてるオレと作者の人だけなんだよな・・・


125名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 11:08:00 ID:99H8rE4N
124=作者?
126名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 15:23:04 ID:BSVN2J00
ウンチ粘着はスルーで、
土日中!土日中!よろ。
127後編:2006/08/13(日) 22:59:52 ID:Y1ewZexw
>>92-101の続き。結構長いです。
128後編1:2006/08/13(日) 23:00:37 ID:Y1ewZexw
雪穂は元来鈍いほうではなかったが、細身男の視線の意味に
気がつくのに時間がかかった。

彼女は二十一歳で結婚してから六年半もの月日、
主婦として生活してきたのである。
家事をこなし、子を育て、夫と喧嘩をしたり和解したり。

幾ら意識して保とうとしても、彼女の中の「女」の部分は
どんどん「母」や「妻」に削り取られてしまう。
最終的には「母」に乗っ取られてしまうことだろう。
それは当然のことで、そうあるべきと彼女自身認識しつつも、
失われつつある己の女性としての性を惜しむ気持ちも残っていた。

そう。
「いっくんのお母さん」や「綾名さんの奥様」に対して、
細身男のような視線を向ける者は居なかった。
だから、その視線の意味になかなか気付かなかった。

視線が下腹部に達し、陰部を焦がすような凝視にさらされて、
ようやく綾名雪穂という一人の「女性」は、
己を性欲の対象物にされていることに気がついたのである。

そのうち、骨折男の視線も怒りとは別のものを滲ませ始めた。
129後編2:2006/08/13(日) 23:01:28 ID:Y1ewZexw
悲鳴をあげそうになったが、それを噛み殺す。
走って逃げ出したくなったが、脚を押さえ込んだ。
下唇を強く噛み締めた。

誰か偶然、ここに来てくれないか、とそう思った。
このままだと、恐ろしいことになる。そんな気がした。

細身男が、雪穂に手を伸ばした。
反射的に彼女は二歩バックステップする。
勿論、後退したところで、窓の無いトイレには逃げ場も無い。

息子が入っている個室に視線をやる。
その刹那、細身男が彼女の肩に触れた。
茶色のカーディガンが掴まれる。

そのまま雪穂の身体は、息子の隣の個室に押し込まれた。
こちらは洋式トイレで、意外にもウォシュレットがついていた。
二人の男は個室になだれ込んできた。

すぐに鍵をかけられる。

「ママぁ?」
隣の個室から呑気な声がした。
130後編3:2006/08/13(日) 23:05:08 ID:Y1ewZexw
「ママ、ママぁ?」
ガタガタ、という物音に不安を感じたのだろう。
ひどくか弱い、今にも泣きそうな声であった。

「ママ居るよー、ママ今隣いるから」
言いながらも、さすがに人の気配を感じ取れないわけはないと思う。

二人の男は、雪穂を挟むように立っていた。
まるで「嬲」という字のように。

細身の男が、便座に座った。もちろん、ズボンは下ろしていない。
用を足すためでないことは明白である。
骨折男に押されるようにして、雪穂は続いて座席に座り込んだ。
つまり、細身の男の膝の上に座り込んだ。

二人の男は、さっきとは打って変わって静かであった。
むしろ、声どころか音さえも出さないようにしているかのようである。
雪穂は、子を気遣う自分を小ばかにされているように感じた。

細身男の膝の上に乗ると、すぐに臀部を突き上げるような物理的刺激に気付く。
いきり立ったそれは、ジーンズとスカート越しであっても男の興奮を良く伝えた。
二対一、という状況は相当の心理的圧迫となる。

そのうえ、トイレの個室に三人居るというのは物理的にも圧迫感があった。
逃げられない、という想いが雪穂の中で膨らんでいく。
131後編4:2006/08/13(日) 23:06:45 ID:Y1ewZexw
細身男がカーディガンを肩から脱がそうとしていた。
慌てて両手でそれを止めようとする。

その刹那、骨折男の指先が無造作に雪穂の胸に刺さった。
それはまるで、砂場を崩す幼児のような手つきである。
男の右手の四本の指が、ぐにゅうと乳房の形を変えた。

「やっ!!」
蝿の飛行音に似た小さな悲鳴が、雪穂の閉じた唇から漏れる。
意図せずして出した声である。

骨折男を見上げる。
眼鏡の奥の目が、三日月形に歪んでいておぞましかった。
怒りや苛立ちの全てを、性欲に換算したかの如き眼光である。

彼はまた彼女の胸元に手を伸ばした。
四肢を振り回して暴れたい衝動がこみ上げたが、それすら雪穂は噛み殺した。
それをするなら、この個室に押し込まれる前にすべきであったのだ。

細身男の手が、ベイズリー柄のスカートをゆっくりとまくり上げていく。
熱を帯びた太股が大気に触れて、涼しかった。
132後編5:2006/08/13(日) 23:09:08 ID:Y1ewZexw
骨折男がいきなり屈みこんだ。
狭い個室の中なので、まるで雪穂の股間を覗き込むような格好になる。

「やめて」とか「嫌」という言葉が出そうになるのを、雪穂はなんとか押し殺している。
そんなことを言ってもやめてくれるわけがないだろうし、
それで息子にも危機が知られてしまうのは最悪である。
子供には見せたくも知られたくも無い世界だと、雪穂は強く思う。

雪穂の尻に押し潰されているジーンズの隆起が、びくんびくんと躍動しているのが分かる。
細身男の両手が彼女のわき腹に触れた。
それと同時に、骨折男の手が膝の頭をつかむ。

二人の男の三枚の掌が、彼女の体表を這い回る。
まるで五本指の蜘蛛が三匹、歩いているように雪穂には感じられた。

彼女は左わき腹を触っている手を、右手で押さえて
膝を掴んでいる手を、左手で払った。
両腕を交差させるような姿勢である。

しかし、ただでさえ男二人相手であるうえに
声も音も出さないように抵抗する彼女は非力であった。

そんな絶望的な状況にあっても、彼女は
人の足音が近づかないか、耳をそばだててチャンスをうかがった。
133後編6:2006/08/13(日) 23:11:03 ID:Y1ewZexw
黒のカットソーごしに、細身男の指がへそに触れた。
そこからゆっくりと上に這って行く。

骨折男はなんとかして雪穂の脚を広げようとしている。
彼は片腕のため、力づくで広げることが出来なかった。

「ひぃあぁっ!!」

狭いトイレの中に、甲高い女の声が反響した。
誰が聞いても明らかに悲鳴と分かる響きである。

自分が出した声だと分かって、雪穂は慌てて口を手で押さえる。
彼女は顔は二十度ほど右に傾いていた。

細身男が、首筋に吸い付いたのだ、とすぐに理解する。
唾液に満ち溢れた口の中の、ぬるぬるとした温かさが、まるで軟体生物を思わせる。
舌先が雪穂の白い頚を這い回る。汗の味を確かめるように、執拗に。

同じような感触が、今度は膝に吸い付く。
骨折男も、雪穂の膝に唇を当てていた。

くすぐったさと気持ち悪さが混じりあった、鳥肌の立つような感覚。
99%の不快感と、1%の快感。
生ゴミの中から感じるフルーツの香りのような、甘さ。
134後編7:2006/08/13(日) 23:13:22 ID:Y1ewZexw
「ママぁ」

呆けたような子供の声。

「出たぁ」

息子の声は、演技などでなく、本当に全く
母親の危機に気付いていない様子であった。
朝食でトーストを出したとき「レタスが嫌い」と訴えるときと同じ、
平穏で無邪気な「ママぁ」である。

「一人で大っ、丈夫?」
雪穂は隣の個室に向かって声をかける。
一人で尻を拭けるか、という意味である。

細身男の舌が、首筋から頬に上がってくる。
膝をなめている舌は、ぬらぬらと唾液の道をつくりながら
スカートの中に入り込んでくる。

唾液まみれの舌と唇が、雪穂の白い肌を汚していく音は
狭い個室に「びちゃびちゃ」と汚らしく響いた。

「むー……」
息子の返事は、肯定とも否定ともいえない曖昧なものだった。
135後編8:2006/08/13(日) 23:15:11 ID:Y1ewZexw
細身の男が、服の上から雪穂の胸元に触れた。
掌で乳房を覆うと、中指の先をさぐるように押し込んでいく。
それから人差し指で、膨らみの頂点部分を探す。

「やっ!!」
雪穂の口から、舌打ちのように小さく鋭い静止の声が漏れる。

「イヤなの?」
吐息のような細身男の声が、舌先と共に雪穂の耳たぶに触れた。
勿論、彼女の胸をまさぐりながらである。

「イヤならイヤって言えばいいじゃんか、オネエさん」
骨折男が言う。彼の顔は、雪穂からは見えない。
彼女の長いスカートの中にもぐりこんでいるからだ。

雪穂の口からは、言葉は一切出なかった。
何を言っても、自分のメリットにはならないだろうという確信があった。

鼻息が首筋に当たってくすぐったい。
太股の外側を舐める骨折男の舌が疎ましい。
乳房をオモチャと勘違いしたような、細身男の指先が苛立たしい。
尻を突き上げる、ジーンズごしの剛直が恐ろしい。
136後編9:2006/08/13(日) 23:15:44 ID:Y1ewZexw
「Eカップ? Fカップ?」
細身男が、まるで血液型を訊くかのように囁いてくる。
勿論、耳たぶにそっとかかる程度の声で。
その問いの答えを、雪穂は当然知っていたが答える気にはならなかった。

「無視しないでよ」
そう言うと、細身男は雪穂の頭を掴んで、ぐるりと右に回転させた。
そのまま、耳元を舐めていた舌で、彼女の唇に触れようとする。

「うぐ……ぇっ!!」
今度の悲鳴は大きかった。

体の表面を指で撫でられるのとは比べ物にならない、この強烈な不快感。
彼女にとって、そしてほとんどの女性にとって
咥内は聖域であり、唇は聖域を守る羅生門である。

入ることを許されるのは本当に一部。世界でも数名しか居ない。
少なくとも雪穂にとってはそういう認識であった。

細身男の無作法な舌先が、ちろちろと蛇のように迫ってきたとき
雪穂は一瞬我を忘れた。生理的嫌悪や不安さえ忘れた。
ただ、踏み入られることを怖れた。
137後編10:2006/08/13(日) 23:17:55 ID:Y1ewZexw
「ママー、ママぁ? ママ?」
息子が、三連続で雪穂を呼んだ。
その声には少なからず当惑が含まれている。

「どうしたの? いっくん、何?」
雪穂はすぐに返事をする。

「終わったぁ」
と同時に、水が流れる音がした。

その瞬間、細身男がシャツのすそから手を入れた。
同時に、骨折男が腕とあごを使って、彼女の股を開かせた。

「ママ、も、すぐ……出るから、ちょっと、待って、まっ、てて」
抵抗しながら、それでも雪穂は息子に指示を出す。

それを聞いた細身男が意味深に、小さく笑った。

「すぐには、出られないよ、ママ」
そう言って、彼女の下着のホックを外した。
138後編:2006/08/13(日) 23:18:31 ID:Y1ewZexw
ちょっと休憩。あと10レスくらいで終わります。30分くらいにまた。
139後編11:2006/08/13(日) 23:34:00 ID:Y1ewZexw
ぱら、と雪穂の下着が外された。
飾り気の無い白の布が、濡れたトイレの床に落ちる。

そして、覆うものの無くなった彼女の乳房に、細身男の指先がせまった。
雪穂のシャツが、男の指の形に歪む。
五本指の蜘蛛が二匹、シャツの中で暴れているように見えるだろう。

柔らかく温かく、それでいて指を押し返す強い弾力。
たっぷりと熱い液体が詰まった風船のような雪穂の乳房を、
細身の男は奏でるように、くにくにと撫で回した。

隣の個室の扉が開く音がした。
息子が出たのだ、と雪穂は思う。

「クニ、ちょっと起きろ」
細身男がぽつりと呟いた。

雪穂は一瞬、何のことだか分からず戸惑ったが、
すぐに骨折男のことだと気付いた。
骨折男は雪穂のスカートの中から顔を出すと、立ち上がった。
140後編12:2006/08/13(日) 23:35:38 ID:Y1ewZexw
「!! ……!! ……!!」
雪穂の困惑は、声にはならなかった。

突如、細身男の舌が、べろりと彼女の右頬を舐めたのである。

雪穂は声にならない悲鳴を上げながら左を向く。
それを見ていた骨折男は、なるほど、とばかりににやりと笑って、彼女の左側に立った。

骨折男も舌を出して、雪穂の唇に迫った。

両側から、キスをしようとしているのだ、と雪穂は理解する。
否、キスなんて綺麗な表現では、この獣じみた男たちの表情にそぐわない。

舌で彼女の唇や咥内の感触を楽しもうという、その考えは
綾名雪穂という一個人の人間性などまるで考慮していない。
それはキスではなく、陵辱としか言いようが無かった。

骨折男の舌が迫ると、右に顔を逃がす。
逃がした先に細身男の顔があって、そこで唇を重ねられた。

「うぶっ、えっ」とうめき声をもらしながら左に顔を逃がすと、
当然、そこには骨折男の肉欲に満ちた表情があって、ついには舌を捻じ込まれた。
141後編13:2006/08/13(日) 23:37:34 ID:Y1ewZexw
骨折男の煙草の匂いがする舌が、雪穂の歯の裏を舐めていた。
相変わらず、細身男が乳房を弄ぶ。

雪穂はまた唾を飛ばしながら、首を捻った。
そこで今度は細身男の舌を突き入れられて悶絶する。
それを二往復ほど繰り返した。

「や」
荒い息と共に、雪穂はうつむいて、声を漏らした。

「やめて……」
思考能力をほとんど奪われたような状態で、ようやく出てきた懇願の声である。

息子が聞いているのではないか、ということも考えられない。
とにかく、やめて欲しかった。

「やめて、じゃなくて、やめて下さい、でしょ、ママ」
細身男が小声で言った。
骨折男がにやにやと笑っている。

「やめて……本当に……やめて下さい……」
眼が熱くて、視界が滲んだので、自分が泣いているのだと気付いた。
それはぼろぼろと溢れてきて、頬を伝って顎から床に落ちた。
142後編14:2006/08/13(日) 23:38:32 ID:Y1ewZexw
「どうする? クニ、やめてだって。気が済んだ?」
細身男が、骨折男に尋ねた。

クニと呼ばれた男は、片腕のギブスを撫でながら、少しだけ穏やかな表情になる。
獣じみた欲求で澱んだ瞳の奥に、ほんの少しだけ人間らしい光が見える。

「うーん」
そういいながら、雪穂の表情を見る。
それから、細身男と顔を見合わせた。

トイレの洗面台の方から、ばしゃばしゃと不器用に手を洗う音が聞こえる。
雪穂はその音に気付いて、はっと顔を上げた。

「よし、決めた」
骨折男はそう言うと、ぱんと音を立てて両手を合わせる。

そして疲れたようにしゃがみこんだ。
143後編15:2006/08/13(日) 23:41:13 ID:Y1ewZexw
骨折男はしゃがみこむと、そのまま再び雪穂のスカートをまくり上げた。
脚の付け根まで全て見えるくらいに。

驚いて雪穂は両脚を閉じようとしたが、細身男がそれを防いだ。
二人がかりで彼女の股を開かせる。

そして、両脚の間に骨折男が身体を入れた。

「オネエさん、これからだよ」
雪穂の白い下着をなぞるように触れながら、骨折男は言う。

「男にとって、気が済む、っていうのはどういうことか分かる?」
細身男が心底楽しそうな声で囁きかけた。

「やだぁ!! ……やぁ〜……ぁぁ」
もはや、問いに答える気力は無かった。

骨折男が、今度は別の口にキスをしようと、白い下着に口を寄せた。
144後編16:2006/08/13(日) 23:42:37 ID:Y1ewZexw
「大丈夫だって……子供生むのに比べたら大したこと無いって」
細身男が、胸元の脂肪をマッサージしながら、粘着質に言う。

「子供生むのが、鼻の穴から林檎を出すようなもんなら……、
 俺たちのなんて、鼻の穴にエンピツ入れるような大きさだよ」
骨折男がそう付け足す。

そして、彼女のその「鼻の穴」に当たる部分に骨折男は近づく。

「ママ、まだぁ?」
あくまでも呑気な息子の声が、扉の前から聞こえて来る。
本当に、何も知らない、何も気付いていない声。

「うるさいなぁ……お子さんも部屋の中に入れてやろうか?」
骨折男が苛立たしげにそう言った。

雪穂は驚きに眼を広げ、骨折男の肩を手でついた。
それだけは絶対にダメ、というサインである。

「いっくん、ちょっと外に、外出てて!!」
145後編17:2006/08/13(日) 23:45:10 ID:Y1ewZexw
唾液で湿らせた骨折男の中指が、陰核の上を滑った。
それからその指は、雪穂の肉の陥穽に押し込まれていく。

指先が、くぽ、と音を立てて雪穂の中に飲み込まれた。

「や……」
苦悶の声が吐息に溶けた。
それは雪穂当人以外の眼には、快楽の喘ぎと誤解されてもおかしくない。

骨折男は、指を押し込みつつ、唇を陰核に寄せた。
女性の赤く膨らんだ、文字通りの核に、キスをして舌を這わせる。
同時に、細身男の舌は彼女の耳の中に入っていく。

二人の男性に同時に肉体を責められる状況は、雪穂にとって始めての経験であった。
そもそも、夫以外の人間に陰部を触れられること自体が十年近く無かった。

強烈な恐怖と不安、不快感と絶望感。
それでいて、強く抵抗したり大声を出すことを許されない抑圧。
雪穂の体に、力はもうほとんど残っていなかった。

そして、その脱力がきっかけになったのか、
長く長く閉ざしていた扉から僅かに染み出す不思議な感覚に雪穂は気付いた。
清楚な妻として、貞淑な母として、押し殺してきた感情。

二人の男に、身を任せてしまえばいい、というような捨て鉢な思考が頭を過ぎった。
146後編18:2006/08/13(日) 23:45:51 ID:Y1ewZexw
肉と粘膜の間を、わずかな水分が摩擦する「くぱ、くぽ」という淫靡な擬音は、
やがて液体に溢れる肉壁をかき回す「ぐちぇ、ちゃぐ」という音に変わる。

雪穂の下腹部で固まっていた何かが、たがが外れたように溶け始めたのである。

骨折男が「おほー」と歓喜の声を上げた。
どろりと、雪穂のなかの淫靡な部分が溢れている。

骨折男の指が二本、根元まで入っていても、それを抵抗無く受け入れていく。
同時に撫で回される陰核から、痺れるような悦が脳に駆け上がる。

綾名雪穂は、このとき、妻でも母でもなかった。

「あ……ひ、ぁ……っ……ん、んぁ」
猫の鳴き声のような、呻き声がトイレの個室に響き渡る。

細身男がまたキスをしてきたけれど、半開きの唇はもう抵抗すら出来なかった。
その中も、複数の人間の唾液に溢れて、もはや聖域ではない。

骨折男が、スラックスを下ろして、下着も脱ぎ去った。
屹立した性器が、天を向いている。

「俺、骨折して以来だな」
そう言いながら、雪穂の体を起こした。
147後編19:2006/08/13(日) 23:47:14 ID:Y1ewZexw
雪穂のスカートが床に落ちた。
美しく凹凸を描く脚が露になる。

彼女は、便座に座っている細身男の太股に手をついて立っていた。
飲みすぎて嘔吐するときのような姿勢である。

突き出した腰の後ろには、骨折男が自分の性器の根元を掴んでいる。

そして、雪穂の目の前に顔がある細身男は、彼女の胸に手を添えている。
露出させられた乳房は、丁度半球形になっており、尖った先端が唾液で光っていた。
彼女が体を動かすと、ふるふると果実の如くに蠢く。

「いくよ〜オネエさん」
そう言うと、骨折男は自分の性器を、子宮口にあてがった。

狭苦しい肉の坑道に、ねっとりとして熱い蜜が溢れている。
そこに、神経がもっとも集まった男性の先端が滑り込む。

――入ってきた。

雪穂はそう思った。そして「う、ぅ」と呻いた。
148後編20:2006/08/13(日) 23:49:16 ID:Y1ewZexw
良く女性を果物にたとえることがある。
熟している、だとか青い、だとかである。

青い果実は硬く、甘さもまだ持ち得ない反面、
新鮮で取れたての香りがする。

一方、熟した果実は掴むと溶けそうに柔らかく、
汁気に満ちていて果実の甘みに満ちている。

その比喩で言えば、綾名雪穂は腐り始めていない、まさに完熟の状態である。

骨折男は自分のものを根元まで押し込んで、それを数センチ前後させただけで
「うあぁ」と声を漏らしてしまった。
熟しきった果実の甘さと、果汁。雪穂の中にはそれが満ち溢れていた。

膣の中に一本性器を入れられたまま、さらに雪穂は
陰核をこする細身男の指先にも襲われた。

「はあ、っ、あ、ぁ」
そこにはもはやはっきりとした悦が混じっていた。

そのとき。
149後編21:2006/08/13(日) 23:50:18 ID:Y1ewZexw
「マーマぁ、まだ?」
息子の声がした。

「マ、マッ、あっ、いっちゃん、ぁ、外、に……」
雪穂が何かを言おうとするたびに、骨折男は腰を突きあげた。
粘膜がこすれあうたびに、雪穂の言葉はかすれて途切れる。

「いっちゃ、いっちゃん、外に、外ぁいっ、いっ、あ、ぁ、っい」
一秒に一往復、男の腰は動く。

細身男の人差し指と中指が、交互に陰核の脇をすべる。

「マーマぁ?」

「あっ、いっ、待っ……て。動かっさないでっ、ぁいっ、いっ、く」

ぱんぱんぱんとリズミカルな音。
ハンドボール大の乳房が縦にぶるぶると揺れている。
細身男の舌がそれを口に銜えて止める。

「出すぞ!!」と骨折男が唸った。

雪穂はすでに、何も考えていなかった。
150後編22:2006/08/13(日) 23:52:25 ID:Y1ewZexw
骨折男の性器が、雪穂の中で六回ほど痙攣した。
雪穂の口の端から、唾液が垂れて、細身男の上に落ちた。

骨折男が性器を抜いて離れると、雪穂の体はがくんと崩れ落ちる。

「マァマ……」
すねたような、息子の声に、雪穂はわずかに反応した。

「いっちゃん……ごめんね、すぐ、出る、から、外に出て待ってて頂戴」
かろうじて出した声。

息子がトイレから出て行く足音。きっとむくれているのだろう。

「ちょっと待って……すぐ出るってダメだよ」
細身男が雪穂の頬に触れた。

「もう一本、あるだろ?」
そう言って、彼はジーンズのチャックを降ろした。
そこからむくりと現れた、骨折男より更に一回りは大きいそれを見て、雪穂は思わず眼を逸らす。

細身男は起き上がると、雪穂の体を無理矢理起こした。
そして再び便座に座ると、向き合って抱き合うように彼女の中に押し込んだのである。
151後編:2006/08/13(日) 23:55:04 ID:Y1ewZexw
終。
152名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 23:57:21 ID:c4nu8bWa

人妻属性無かったけど目覚めそうになった
153名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 10:22:47 ID:s+sB9K2O
天才。よかったよ
シチュエーションの設定がうまくいっていたと思います
154名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 21:20:16 ID:pnWYRnCM
シチュエーション・リクエストを再び募集。
155名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 01:34:51 ID:trdL0FNd
・女子高生 
・通学中
・満員電車の中
・声が出そうになり耐えるが、少し漏れる
・感じてしまう

自分的に一番萌えるシチュですm(__)m
156名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 21:58:31 ID:l/e1t+i6
・魔女っ娘のコスしたヲタ女が痴漢される。

ヲタ女=女子高生。可愛い顔立ちをしている。発育もよく、胸はEカップ。対人恐怖症なのか触られても文句がいえない。

痴漢=クラスメイトの男子。ヲタ女の死角から痴漢をはたらく不届きもの。尻を触るのが大好き。
157浴衣さんファン:2006/08/15(火) 22:00:47 ID:k/k9GVwZ
ご無沙汰してます。
浴衣さん(以下、ヰタ・セクさん)!
「綾名雪穂」本当有難うございました!
先ほど帰省先から帰ってまいりました。GJ!GJ!GJ!

ホント注文が多くてすいませんでした!
でも注文一つ一つが作品内に全て網羅されており、
簡潔な表現、想像力を刺激する比喩に暗喩、
どれをとってもリビドー直撃しまくり早くも夏痩せ状態です(笑)!

「痴漢もの」というと「女子学生制服属性」や「ロリ属性」が殆どで、
私のような「人妻属性」は肩身が狭い思いをしてました。

これからも「人妻もの」はマンネリとか言わずに、
(毎回とは勿論言いません・・前回の「万引き脅迫物」も最高でしたよ!)
清楚貞淑な若妻が(幼い息子がいるのにもかかわらず)
やられてしまう作品を描いてください!

なお、スレの雰囲気的にヰタ・セクさんに迷惑がかかるかもしれないので、
このカキコを最後にします。
当スレの一層の発展を祈念します。
ヰタ・セクさん、今後も創作活動頑張ってください!!


158名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:40:14 ID:B606p5lz
>>157
褒めてくれて有難うございます。長い小説を読んでくれてうれしいです。
ですが以後、私の作品に感想を抱くことがあれば、ヰタ・セクのメールアドレスの方にお願いします。

多分叩かれると思うから先に言っておくけれど
「敬語やめろ」「長文ウザイ」「信者的持ち上げ」「コテつけるな」という前スレでされた指摘を
完全に無視していることは自覚してください。
私と貴方だけのチャットであれば結構ですが、不特定多数の人間が存在するコミュニティである以上、
ルールは守らなければ敵意をかう一方です。結果的に私も巻き添えになりかねません。

「スレの雰囲気的にヰタ・セクさんに迷惑がかかるかも知れない」という発言がありますが、
現時点ですでに私に迷惑がかかっているということも知っておいて下さい。
以後、別のスレに行く際にも、ある程度空気を読んで、節度ある書き込みをお願いします。

応援してくれて、褒めてくれて、ファンと言ってくれている人に対して、こんな言い方をしなくてはならないのが悲しいです。
このレスを読んで、何か思うところがあったり、反論や異論があれば、ヰタ・セクスアリスのメールアドレスにまでお送り下さい。
こちらも長文になってしまい、住人の方にご迷惑をかけたことをお詫びします。
159名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 05:06:41 ID:gKMQIvCH
まあ、色々あるよね。にんげんだもの。
160名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 08:50:45 ID:ZuqN4NXY
ここはサラッと流すが吉。
161名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 10:37:45 ID:gu3SxK0h
こういう時はエロ妄想でもしようじゃまいか。

なんらかの状況でノーパンになってしまう娘さんが好きだ。
羞恥に耐えつつも頑張っていたら痴漢されて気付かれちゃったりと
162名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 11:46:59 ID:iaHOvPO3
エレガが痴漢に遭うのを読みたい、と思ったが
・エレベーターは停止までの間隔が狭い
・乗り降りが激しい
・人目につく
だとかで難しそうだな
163名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 12:03:25 ID:flHPqiTz
>>162
一個目は超高層ビルだとある程度上層階までは止まらないエレベーターもあるし
そこで何とかならんかのう。
164名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 13:00:32 ID:25Kexxlu
エレベータが故障して止まったとかどうだろう。
165名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 14:20:05 ID:1h2EQLxu
電車の座席で右から左からおマタに向けて痴漢の指が、
駅で誰かが降りて一つ座席が開けば痴漢の膝に乗っけられてそのまま痴漢。

電車の吊り革に拘束したまま女子高生に痴漢。

セーラー女子高生のスカーフを後ろからスルッと取って後ろ手に縛っていい様に痴漢。

女子高生モノならいくらでも…だ、ネタだけならな。

浴衣、計らずも名前になったであろうネタ元としては色々あるだろうがいつも見守ってるぞ。
166名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 21:19:59 ID:8I63tpRN
SSじゃなくて実話だけど、高校生の頃の修学旅行で
なんか四畳半くらいのデカさのエレベータに乗った記憶がある。
一クラス分くらいの人数が押し合いへし合い乗り込んだ。

そこにピンクの帽子と制服が良くマッチした、
結構カワイイ顔のエレベータガールが乗っていて、
ちょっと悪めの男子生徒に囲まれてケツを触られまくっていた。

俺も近くで見てたんだけど、
すんごい眉を寄せて顔を歪めてて、もう明らかにマジギレ寸前なのに
「○○階でございます」と掌を上に向けて強気に言ったりして、
その間ももう尻の肉をつかむように触られてて、
なんとかそこから逃げようとして腰を振るんだけど
六人くらいが手を伸ばしていたから逃げ切れなくて
段々表情が泣きそうになっていくさまは、メチャメチャエロかった。

「幾らなんでもやりすぎだろ、かわいそうに」と思いつつ力いっぱい勃起してた。
あの建物がどこのどんな建物でどんなものを見たのかはひとつも思い出せないのに、
触られて怒りの表情を浮かべながら我慢するエレガの姿だけは克明に覚えている。
167名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 23:44:48 ID:gu3SxK0h
>>166死ぬ程羨まシス
168名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 07:46:45 ID:wXS5mVe6
こういう自分のした犯罪報告は警察でやってくれ
フィクションとノンフィクションの区別つかない奴は出てって欲しいよ
ただでさえ肩身の狭い嗜好なのに
169名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 08:11:39 ID:BxFrPn/Z
全てフィクションフィクション、体験談であってもフィクション
大人の対応しようぜ
170名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 18:35:13 ID:R4uWKFMv
>>168
>自分のした犯罪報告

>>166自身が痴漢したわけではない。目撃談。


171名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 21:34:01 ID:w5d9BXNm
ヰタ・セクの人、
BBS作って紅かな?
172名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 00:36:26 ID:zt85Gyv0
今ふと思いついた
強制キスオンリーの痴漢SSと、胸触りのみの痴漢SS
いや、つまらなそうだ……。

>>165の女子高生か、>>162のエレガ痴漢のどちらかを書くかも知れない。
173名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 00:45:00 ID:Wj8O2t2f
>170
アホか
実行犯か、手ぇ出さずに楽しんだ共犯かの違い
常識があったら分かる

奥さんとか娘さんがレイプされて、現場にいた奴に「えー犯してないから俺犯罪者じゃないですよ、
抜きましたけど視姦させてもらっただけで、幾らなんでもやりすぎだろ、かわいそうにって
思いましたし。でも段々表情が泣きそうになっていくのはメチャメチャエロかったし
力いっぱい勃起してました」と言われも平気なんだろ、166や170は
174名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 00:57:34 ID:ER19/AqF
夏夏夏
175名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 05:01:02 ID:r2nTubzq
今日も暑くなりそうだねー。
こんな日はプールだよねプール。
176名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 06:40:47 ID:IkbQv3ri
夏といえばプール、プールといえばシャワー室、シャワー室といえばシャワーの音に隠れてこっそり痴漢だね!
人手もまばらなプールのシャワーを浴びていたビキニ女をいきなり襲って痴漢、やがて駅弁、
いつまでも戻って来ない友達を探しに来た女友達からは
一つ残ったシャワー室からは男の足元しか見えず他を探しに行ってしまう…
豪雨の様なシャワーの中、子供やらオヤジやらがシャワー室に隣り合わせるが
声を殺すのがやっとの女、衝動のままにシャワー室を強襲した男、
果たして誰にも悟られずに解放される事が出来るのか!?

なーんてな。
177名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 07:40:49 ID:a8G1z140
>>176
GJ。
178名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 12:48:56 ID:xxO5O6y1
ま、なんにしても、このスレにおいては
議論はスレ違いっつーこったな。
179名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 21:38:58 ID:KVp9quiW
実際にやったことをもとに☆ミャハSSを落としてるかもしれんということか・・・
180名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 22:56:12 ID:2EClnH/Y
ネガティヴムード到来!!
181名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 05:55:36 ID:rLjUV+eB
>>179そんな想像はネットの向こうを越えて誰のみぞ知る、だ。
匿名性の高いとこでレスしても仕方あるまい、
だが妄想するだけなら無害無実だ、そんな俺は>>176だったりする。

少し塩素の匂い絶つシャワー室のうなじハアハァ。
182名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 05:45:47 ID:2oL0ZXPr
(´・ω・`)
1831/4:2006/08/22(火) 22:48:43 ID:ZtLgaiB8
帰宅ラッシュ時の埼京線の混み具合をご存知だろうか。
特に先頭車両では、小さい女の人は身動きどころか足が床に着かない状態になってしまう。
冗談じゃなく声も出せないほどぎゅうぎゅうに押し込まれた車内では、逃げ出す事も叶わない。

さらに言うなら彼氏や友達と一緒にいても痴漢は躊躇しない。
せめて彼氏といるときはやめてくださいと言いたい。
その他なら触らせてあげてもいいといつも思う。

藍香はいつもは埼京線なんて使った事はなかった。
とりあえず乗換えがたやすい先頭車両を選んだのは無理もないことであった。

「うぁっ…」
電車が到着し、降りる人たちに流されそうになって、思わず悲鳴をあげた。
背の小さい藍香にとって、大勢の人の流れに逆らうのは大変なことだった。
(やばっ…電車が出発しちゃう…)

そのとき、今度は電車に乗る人に囲まれ、いとも簡単に車内に押し込められてしまった。
人の波に流され、足が床につかない。
いわば持ち上げられてる状態であった。
それでも電車に乗れたことに、ひとまず安堵した。

扉が閉まり、電車が動き出す。
その瞬間だった。
(えっ…??)

いきなりお尻をつかまれた。
ぎゅっと。

(えっ、なになに??)
まさかこんな唐突に、しかも明らかに触られるなんて、誰が予想できようか。
あまりの事に、藍香は頭が真っ白になってしまった。

不意に耳元に生暖かい息が吹きかけられた。
ぞっとして、思わず顔を上げた。
そこで、藍香は自分の目を疑った。

そこには、自分の方を凝視する男たちがいた。
かなり太っており、汗のにおいがきつい。
そして手入れをしていないだろう髪と肌。
とてもじゃないがお近づきになりたくないタイプ。
不潔で醜く、生理的嫌悪感をもよおしてしまう。
そんな男たちがみな一様に自分を見ている。
息も荒い。
前だけではない。
左右にも、そしてどうやら後ろにも。

藍香は状況が理解できなかったが、今のこの状況が以上であると言う事だけは分かった。
1842/4:2006/08/22(火) 22:49:25 ID:ZtLgaiB8
(やっ!)
今度は胸をつかまれた。
薄いキャミソールの上から、胸を持ち上げるように。
「…やっめ…っ」
うまく声にならない。
抵抗しようにも、この混み具合では体が動かない。

しかし男たちは遠慮することなく、更なる行動に出た。
キャミをめくり上げ、白いレースのブラを下にずらした。
(いやぁあっ!)
男たちの視線が一気に胸の先端に集まる。
藍香はたまらず眼を閉じた。

一人がその先端の突起を口に含んだ。
(ゃぁあっ?!)
びくっと藍香の体が跳ねた。
男は優しく舌で乳首を舐めあげる。
時折ちゅぅっと吸い、舌先で乳首の先端を転がす。
「やっぁ…」
別の男がもう片方の乳首に吸い付いた。
執拗に、ころころと舐める。

この異常な光景に、藍香は涙がこぼれてきた。
(何で…?これは夢だよね…?)
いつの間にか下着の中にも手は忍び込んでいた。
最初は陰毛を触っているだけだったが、少しずつ割れ目をなぞるような動きになってきた。
「はっうぅん…!」
男の指がぷっくりと膨らんだ淫核を捉えたのだ。
優しく上下に指を動かし、その度に藍香の体がびくっとなる。

別の手が、花びらの中央に侵入しようと動いていた。
「やっ…やだぁ…っ…!」
藍香の懇願は届くはずもなく、ぷちゅっと淫らな音を立て、指が入ってきた。
二本ほど入ってるだろうか、くちゅくちゅと音を立てかき混ぜている。
(やだよぉ…助けてぇ…!)

あごをつかまれた。
そのまま顔を上に上げさせられ、頬や唇を舐められる。
その度に生臭い男の息がかかり、涙がぽろぽろとこぼれる。
その愛らしい唇は汚く醜い男に吸い付かれ、口腔を舌で犯された。
顔を離そうとしてもあごを押さえられ、逃れる事ができない。
ぴちゃぴちゃと舌を無理やり絡ませられていた。

口だけではない。
可憐な耳たぶにもしゃぶりついてきた。
唾液の混じる音とハァハァというと息が耳を付く。
藍香は気が狂いそうになっていた。
1853/4:2006/08/22(火) 22:49:59 ID:ZtLgaiB8
下半身では更なる攻めが続いていた。
たっぷりと濡れそぼる愛液をすくい取り、後方の菊の蕾に侵入を試みていたのだ。
「んぅー!んっ…!!」
味わった事のない感覚に恐怖を覚え、できる限り抵抗する。
しかし顔も動かせず声も出せず、体の自由も利かないとなっては徒労に終わるだけ。
徐々に菊門に指が挿入されていった。

「んんんん…!」
ゆっくりと指が出入りを繰り返す。
その度に入り口がきゅっと痙攣する。
こんなに同時に責められる事はまずないだろう。
もう藍香は何も考えられなくなっていた。

膣をかき混ぜていた指が抜かれた。
その代わり、太く熱く脈打つものが押し当てられた。
藍香ははっと我に返った。
(まさか嘘でしょ!?こんなところで…いやいやそれだけは…!)
精一杯の力を振り絞って逃れようとする。
そんなこと意にも介せず、亀頭を埋め込んでいく。
(やめて、やめて!助けて!!)

ぐちゅっ

とうとう陰茎が収まってしまった。
「ふっ…ぅぅん…」
挿入された陰茎は、これまで藍香が受け入れてきたどれよりも太く、大きかった。
少し動いただけで壊れそうなほどの圧迫感を感じていた。

しかし男は藍香の不安をよそに、腰を動かし始めた。
「んっんぅ…!んんぅ…!!」
声を出せれば少しは楽だったかもしれない。
だが唇は相変わらず男の舌に絡め取られ、息さえまともにつけない。
1864/4:2006/08/22(火) 22:51:00 ID:ZtLgaiB8
「ふぅんっんっ…ふぅ…んんっ…!」
もう藍香は限界だった。
そんな藍香の気配を察してか、男たちの指と腰の動きが早くなった。
子宮口は激しく突かれ、菊門にある指は二本に増え、別々の動きでかき混ぜていた。
クリトリスをいじる指の動きはさながらバイブレーターのように小刻みに動き、
乳首を転がす男たちの舌の動きも激しくなってきた。

「んんんんぅんんーーー!!」
ぷしゃっと音を立て、透明な液体をほとばしらせたと同時に、藍香の体が痙攣した。
絶頂を迎えたのだ。
痙攣は何度か続き、全身から力が抜けた。

(これで…終わる…)
ぼんやりとそんなことを考えたが、陰茎は一向に抜かれる気配はない。

(えっ…?まさかまだ…)
不安は的中した。
さらに激しく腰を動かしだした。
「んんんんーーーー!!!」
もちろんクリトリスや乳首への責めも続行される。
唇すら開放されない。
動きは激しさを増すばかりで、藍香が二度三度と絶頂を迎えてもやめる気配はない。

男の腰がぶるっと震えた。
膣内にたたきつける熱い痙攣を感じた時、藍香は意識を手放した。
1875/4:2006/08/22(火) 22:52:15 ID:ZtLgaiB8
中途半端だけど終わり。

きっちりとした終わりは私の妄想に虚しさを介入させてしまうので。
ごめんね。
188名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 01:21:03 ID:MBOmVswx
おお!GJ!
189名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 20:27:23 ID:XMAWEmWy
GJ!
そういえば浴衣以外の投下は久しぶりだ
190名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:17:48 ID:nIMphIef
埼京線の先頭車両って今でも無法地帯なの?
4,5年前にたtまたま乗ったとき、一人の女の人の周りに凄い勢いでいかにもな人たちが群がって痴漢し始めたの見て、
とんでもない電車だと思ったが(止めなかったけどw)
191名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 21:39:03 ID:sR7VxBUl
>>190
このスレで実際に痴漢を見た話をすると>>166の二の舞になるのでやめとけ
埼京線は相変わらず痴漢率が高いらしい
192名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 22:19:29 ID:sR7VxBUl

女子高生が   電車の中で        強制キスの嵐
人妻が      エレベータの中で    千手観音状態にされる
女子大生が   観覧車の中で      中に出される
OLが       夜道で           顔にかけられる
看護婦が    バスで           無理矢理イカされる
ギャルが    人ごみで          乳を揉まれまくる

正しい組み合わせはどれか
193名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 09:41:40 ID:x2Q/mRc9
女子大生が エレベータの中で 乳を揉まれまくる
俺的にはこれ
194名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 10:00:43 ID:dncm/mbI
OLが 夜道で 無理やりイカされる
これしかない

こんな場所でこんなことまで?!
という羞恥に身悶えてとうとう最後のプライドまで崩される、
それが痴漢の醍醐味だと勝手に思ってる
195名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:32:03 ID:65ONsJsO
人妻が 電車の中で 浣腸される
結城彩雨よ永遠なれ!
196名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 13:49:16 ID:BWsXzANa
俺が サウナの中で 男たちにいいようにいたぶられる

これが一番!!
197名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 16:17:11 ID:pevaw2tR
1 女子高生が   電車の中で        強制キスの嵐
2 人妻が      エレベータの中で    千手観音状態にされる
3 女子大生が   観覧車の中で      中に出される
4 OLが       夜道で           顔にかけられる
5 看護婦が    バスで           無理矢理イカされる
6 ギャルが    人ごみで          乳を揉まれまくる
7 女教師が    映画館で          全裸にされる

足りないと思われるファクターを足しといた
198名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 21:26:54 ID:z83ee2RA
女子大生が 講義室で 無理矢理フェラさせられる

カップルだったが、学生時分に実際にあったもんです
199名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 00:08:46 ID:I2GnAnrT
>>193>>194で書きたいなあ。
10レスに収まる長さで。
200名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 01:26:37 ID:tR8DYTDk
女子大生が 電車の中で 強制キスの嵐
キスが一番好き
201名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 18:53:19 ID:hGtiSU53
看護婦が 観覧車の中で 千手観音状態にされる

できる限り無理な組み合わせを選んでみた
202名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:13:02 ID:d6Y6tBeV
少女が父親にエレベーターで痴漢される。
203名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:53:15 ID:NRo1RXaY
人妻が映画館で無理やりイカされる

暗闇でというのがなんか好きなので…
204名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 00:00:58 ID:38+6qurR
無理矢理イカされる描写ってすっげー難しい。
っていうか、よくよく考えると女性が感じている描写がすでに難しい。
あと、強制キスって、実際にしたら舌噛まれそうだよなあ。
205名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:18:54 ID:TIPSxYnx
…知り合いの女性によると、イク時はほんとに下半身から痺れるようにぞくぞくっとくるんだそうな
その瞬間はマジで何も考えられんとか。

まあ、人それぞれだとはおもうがな
206名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:19:48 ID:0x/gR5cz
中でイク時と、前でイク時では全然感覚が違うとも言うよなあ。
前でイクのは男と同感覚(亀頭がクリに変わっただけ)で、中はまた別とか。
よう分からんわな。SS書くヤツも、想像で書くしかねーよな。
207名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:22:15 ID:JiF3Gf2y
確かに女性が書く痴漢小説なんてのを一度読んでみたいもんだな
そんな作家いねーだろうけど
208名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 01:06:46 ID:1HubwG59
>>207実はスレ1に投下した事がある。






どれかは内緒。
209名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 09:16:52 ID:vEdpJG3r
釣りの可能性を度外視してだが、
女性作家の存在以前に、
女性住人が居たことの方がびっくりだ。

ナニを求めてこの悪趣味なスレに来たのだろう。
210名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 09:36:13 ID:PdpEaTxL
おまいが思ってる以上に女性住人は多いのかもしれないぞ。
けけけけけけけけけけけけ。
211名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 15:38:54 ID:eFP9+3Yk
女性住人がいるのは全然構わないが、あまり前に出てくると
叩かれることをお忘れなく。気をつけてくれよ
212名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:08:53 ID:9l5dddDE
なんか投下しにくい空気だな…。
「この話はひょっとして●●」とか
「この話書いてんのはひょっとして●●」みたいな事思われてんのかな的な。
213名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:20:55 ID:Vmv5cTfc
このスレって投下しづらいふいんきだよな。
214名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:55:51 ID:sZRKhQWH
>>213
終始荒れ気味というか、なんか雰囲気が悪いのは頷ける。
雑談すると必ず誰かしら嫌な感じに絡み付いてくるし。
住人みんなやたらとピリピリしてるんだよなあ。
投下者には尋常じゃなく厳しいし。
痴漢SSというものを作ったり読んだりすることに、
みんな無意識に後ろめたさを感じているのだろうか。
215名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 04:00:11 ID:bz4PzfJQ
なんかそれえろい書き方だな
216名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 08:20:39 ID:UgdtIiwN
ここでリクエスト

「田舎の映画館で集団に痴漢される人妻」
217名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 18:55:32 ID:qPMLVeZ7
地方の小都市に住む美人若妻、夫は単身赴任中。
夏休みも残り少なくなった平日の午後、
幼い一人息子にせがまれて、
封切り後だいぶ経ちあまり評判にもならなかった
子供向け映画をやっている場末の映画館にやってきた。

館内はほとんどが空席・・・
館内が暗くなり映画が始まって、
やがて若妻を待ち受けていたのは・・・

誰かこんな感じで書いてくれーー

218名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 19:12:25 ID:5gpKFiDn
>>217
書いてみるかなぁ。でもまた子連れの人妻かー……。

それと、基本的に妄想と現実の区別が付けられないSS職人なんて
そうそう居ないと思う。多分。
219名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 01:31:59 ID:xCkoYsTi
>>214
しかしレイプ鬼畜スレは割と雰囲気いいぞ
220名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 04:53:19 ID:vmzq+b0I
痴漢もええが脅迫小説が書きたいなあ。
脅迫専門のスレ立てるか。
221名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 13:44:11 ID:ayXR8t8/
「雰囲気のいいレイプ鬼畜スレ」って良く考えると怖いものがあるな
222名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 15:41:52 ID:RtjSJHyT
ほのぼのレイ(ry
223名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 15:42:08 ID:1HPHLhWW
前スレ読みたいお
224名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 23:44:09 ID:8ozh1+sd
痴漢SSまとめてる職人とかおれへんのかいな
225名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 07:55:59 ID:xRlu7dyl
久々に浴衣でぬいた
226名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 21:35:19 ID:vO8MZvFK
浴衣はロッカーのやつと、一番最初のやつが良かったな

職人減る一方だなしかし
227名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 23:19:28 ID:dpcdlhMp
228名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 01:36:36 ID:gDzFIzu9
人妻トイレも気に入ってるけどなあ。
229名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:09:49 ID:FWgRLp9+
植草、レベルアップして逮捕
230名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 15:50:42 ID:pn8LJcuM
綾名雪穂の続編求む!

骨折男細身男の痴漢二人は実は変態痴漢プレイ嗜好者だった!
トイレ内での雪穂の痴態をデジカメにおさめた二人は、
言うなりにならなければ画像を世間にばら撒くと脅迫。
夫と息子を守るため泣く泣く二人の意のままになる雪穂・・・

屋内プールや映画館、
デパートのおもちゃ屋、白昼の電車内のボックスシートなどで
痴漢プレイの餌食になる雪穂の美しい肢体・・・
231名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 06:27:24 ID:PeatHTUR
浴衣は文学性に全く走らないのがすごいとこだわ
あれだけ文章が書けるなら、普通もうちょっと自分に酔ったような描写入れたり、
文学っぽくしたり思想を入れたりしそうなもんだが、浴衣はもてる力の全てをエロにだけつぎこんでる
プロ意識なのかドスケベなのかは知らんが

>>230
そこまでいくと痴漢SSとは呼べないかもな
232名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 07:49:55 ID:EvILvZ3o
>>230は脅迫プレイであっても痴漢プレイでは無いと思うんだが。

俺はやっぱ電車プレイが最高だな。
構想はあるけど文才がなー。
233名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 12:19:59 ID:ADPn1m78
ノーパン羞恥でゴ〜!! Part 2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1151416684/
234名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 17:24:37 ID:AXLmcGwY
>>232
とりあえず構想だけ書いて、後は誰かに代筆してもらえば?
235名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:21:04 ID:36DsilcV
230だけど、書いた設定場所4箇所は
あくまで例示的列挙だからね、念のため。
もし続編SS書いてくれるなら1箇所限定でモチオケー
236名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:07:56 ID:a3Es3PPT
>もし続編SS書いてくれるなら1箇所限定でモチオケー
浴衣氏の作品なのに230との共有財産で他の人間は指図するなと言ってるみたいでモニョる。
237名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 04:00:23 ID:xj4rnpcO
>>235この職人へのねちっこいレスはいつもの奴だろ。

結局こいつは自分が良けりゃれば何でもいーんだろ。
職人はお前の為にSS書いてんじゃねーんだよ。
スレの空気も人の心も読めないならせめて半世紀ROMってくれないか。
238名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 11:19:34 ID:kzATun6x
とりあえずまぁ落ち着け。
239名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 02:38:08 ID:fmc0o/r7
エロゲー並みにご都合主義的な痴漢モノが読んでみたいと言ってみる。
240名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 09:07:39 ID:4h9UcJtV
漏れも同意。
241名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 10:25:33 ID:fV+dm/cb
>エロゲー並みにご都合主義
インタネ小説の痴漢電車物の大半が物凄いご都合主義だと思うが。
合意の上でないのに車内立位セックスとか、いつの間にか床で乱交とか、
小柄な子の胸を寿司詰め状態で舐めたり、しゃがまないと確実に無理なのに膣内指入れまくりとか。
エロゲーはもっと無茶な事してるのか?
242名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 15:17:28 ID:KLd/rnzG
ここの定義からはちょっと外れたらスルーしてくれ。
クール&ビューティな大人の女捜査官(超有能・何ヶ国語もペラペラ・男には淡白)が、
華麗に人質の男を取り返したあと、敵地内で逃げている途中に見つかりそうになり、
奪還した男とともに狭い場所(クローゼットの中など)に逃げ込むが、前々からその女捜査官
に好意を持っていた男は我慢できずに女の体に手を伸ばす…
女捜査官は、狭い場所で、敵に見つかるまいと必死に声を押し殺す、抵抗することもできない
状況で…っていうのキボンヌ
243名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 17:29:42 ID:q3Rtdlnx
シチュエーション的にはアリだけど、さすがにスレ違いかな

「本当はイヤだけど抵抗もできず声も出せなくて我慢するしか無い状況」は
確かに痴漢と共有するけど、やはりジャンルとしては別じゃないかな
脅迫ものとかも。 分からんけど。
244名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 18:04:55 ID:Q7zM78Te
>>242
そういうシチュエーションは、こっちの方がいいのでは?
【女刑事・捜査官】エロSSスレッド その1【婦警】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144811981/
245名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:01:57 ID:4v0Tujgb
保守
246名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:02:45 ID:aMEr/j3q
【痴漢】○○線はオパイもみ放題【天国】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/tanka/1159429432/
247名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:05:21 ID:UN3L8p52
スポーツクラブのプールで泳いでいる女性を
男が前後から挟んで痴漢というのはどうだろう。
第二ラウンドはジャグジーで。
248名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:08:40 ID:bpq1Y7q5
>>247
ナチュのAVでそんなの見たぞw
249名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:15:01 ID:G/eg6Dpr
>>246
カテゴリ雑談 [五七五・短歌]
250名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:45:00 ID:dnxlLdtW
浴衣最新作の降臨を待つ!
251名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:56:56 ID:xKcX1g8u
浴衣のコクのある濃厚なSSも
1スレ目にあった様なライトでご都合的なSSもキャモンだぜ。
252名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 09:14:40 ID:b5tHIZR1
初代スレに比べてハードルが高くなった気がちょっとする
投下が叩かれる度合も増す一方だし
253名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 14:31:48 ID:w5C7Fmu8
投下されたSSの叩きなんてあったか?
2541/3:2006/10/04(水) 21:14:13 ID:hGxEpq3T
 俺が今年の春から通っている高校は、最寄り駅から急行列車で15分のところにある。
 たった15分とはいえ、ラッシュアワーの満員電車は苦痛以外の何物でもない。ぎゅう
ぎゅう詰の車内は汗と化粧の匂いが充満し、腋臭や防虫剤、口臭までもが漂っている。
 クーラーなどほとんど意味を為さないほどの人口密度に、じわじわと汗がにじむ。
 目の前にいたのは、全体的に細身で華奢な少女だった。
 背はそれほど低いわけではないが、ひょろりとしていて弱弱しく、俯いていて長い
前髪と分厚い眼鏡で顔は隠されてよく見えない。だが、どことなく意志の弱そうな印象
を受けた。
 彼女は震えている──ように見えた。
 彼女の背後、俺の左斜め前には、小太りの男がぴたりと張り付いている。
 もちろんこの満員だ、それだけの理由で断ずるわけには行かないが、しかし──
──これって、もしかして……。
 痴漢だろうか。
 このセーラー服は、うちの学校の女子の制服だ。襟に巻かれたスカーフの色からすれば、
どうやら同学年のようだ。
 見憶えの無い顔だった。
 いや、顔はよく判らない。だが、見知った雰囲気でもない。別のクラスなのだろう。
──この子……痴漢されてるのか?
 鼓動が高まる。
 彼女が印象どおりの性格だとすると、大声を上げて助けを呼ぶ事も、手を掴んで糾弾
する事もできないのかもしれない。
 鮨詰めの車内では逃げる事も許されず、ただ身を縮めて時間が経つのを待つしかでき
ないのだろう。
 俺が降りる駅まであと少し。ほんの数分だろう。彼女もそこで降りるはずだ。
 それまで彼女は耐えるしかないのだろうか。
──このおっさんが……。
 四十代ぐらいだろうか。四角い眼鏡をかけた、いかにも中年太りといったサラリーマン
風の男だった。
 抵抗されないのをいい事に、この中年は彼女をもてあそんでいるのだろうか。
 判らない。
 気取られぬよう首をめぐらしても、俺の位置からでは状況が把握できない。
 男の右腕は、だらりと下げられ黒い革の鞄を握っている。左腕は俺の位置からでは見え
ない。
 ただ目の前に、俺と同じ学校に通う俺と同じ一年生の女の子がいて、その背後に中年の
男がぴたりと張り付いているというだけだ。
 だが、彼女の肩が列車の揺れと違うタイミングでぴくぴくと震えているのも、真っ黒な
髪から覗く小さな耳が真っ赤になっているのも事実だった。
 男は左手で、彼女のお尻にでも触れているのだろうか。
 それとも、スカートの中に侵入しているのだろうか。
 下着越しにお尻を撫でているのかもしれない。
 もしかしたら、下着の中にまで潜り込み、彼女の秘処を掻き乱しているのかもしれない。
 不謹慎だが、そんな想像をめぐらすと、男としての自然な反応が湧き起こってしまう。
 俺の股間は膨張し始めていた。
 それと意識すると、ぴくぴくと脈打ちながらそそり立ってゆく。
──あー、俺って最低だな……。
 目の前で痴漢されている少女の姿を妄想し、股間を滾らせているなんて──
2552/3:2006/10/04(水) 21:14:48 ID:hGxEpq3T
「やっ……!」
 声が聞こえた。
 それは、急行電車の走行音に掻き消されてしまうほどの小さなものだった。
 だが、確かに聞こえた。
 彼女の声だ。
 彼女の肩が震えている。
──どうしよう。
 やはり、痴漢なのだろう。
 どうすればいい?
 どうすれば──
「やだっ──」
 か細い声だった。
 身を竦ませて耐えている。
 彼女を助けなければ──そう思うものの、何をすればいいのかさっぱり思いつかない。
 援助交際なんかをやっていそうな、脂ぎった中年男。同じクラスにも、そういう事をして
いるという噂のある女子生徒はいた。金をもらえるとはいえ、こんな奴とする気になるもの
なのだろうか。
 いや、そんな事はどうでもいい。今は目の前の彼女をどう助けるのかだ。
 しかし──
 仮に間違っていたら、俺はどうなるのだろう?
 この中年男が痴漢だという確証は何一つ無い。
 冤罪だとどうなるのだろう。名誉毀損で訴えられるのか?
 その時──
 車両が大きく揺れた。
──あッ!
 刹那、彼女と中年の間に、ほんのわずかの空間ができ──
 見えた。
 男の左手が、彼女のスカートの下に入り込んでいた。
──やっぱりッ!
 空想がめぐる。
 同級生の女の子が中年のおっさんに、秘処を掻き回されている。
 奥手な彼女は誰にもそこを触れられた事が無い。
 それなのに、見ず知らずの中年男に通学途中の満員電車で責め立てられる。
 彼女は恥ずかしさと恐怖で声が出せず、誰にも助けを求められない。
 心は拒絶しているのに、身体は刺激に反応して快楽に蝕まれる。
 濡れた秘処を撫でまわされ、蕾を指で弾かれる。
 脂ぎったオヤジの硬くなった股間が押し付けられる。
──って、なに考えてんだ俺はッ!
 助けなければ。
 だが、俺は逡巡した。
 揺れた時、たまたま手が入っただけじゃないのか?
 いや、そんな都合のいい事が──
2563/3:2006/10/04(水) 21:15:51 ID:hGxEpq3T
 迷っている場合じゃない。
 彼女は今も男の指に──こいつは痴漢だ。
 痴漢なんだ。
「ち──」
「おいっ!」
 俺が言うと同時に、彼女を挟んで反対側から怒声が上がった。
 そこにいた大学生ぐらいの男が、男の左腕を掴み上げていた。
「痴漢だッ!」
「ば、ばかなッ──なにを」
「うっせぇ痴漢! 黙れよッ!」
「ひッ──」
 中年男は、若い男に怒鳴られて身を竦ませた。
 彼女は解放された。
 先を越された脱力感に、俺は放心していた。
──なんだ、俺がやる必要なんてなかったじゃん。
 それは、安堵とも徒労感ともつかない複雑な気分だった。
 ざわめきはじめる車内。
 痴漢だって──変態──やだぁ!──女子高生──サラリーマン?──中年のおっさん
──気持ち悪い──かわいそう──頭おかしい──
 様々な言葉が飛び交っていた。
 列車はすぐに駅へと到着した。さっきの大きな揺れは、運転士が操作を誤ってブレーキ
を強くかけすぎたためのものだったのかもしれない。
 ドアが開き、人が吐き出される。
 彼女と二人の男も、人の波に飲まれるようにホームへと押し出された。
 そして俺もホームへと降り立った。
 大学生の男と、何人かの親切な人が大声を上げて駅員を呼んでいた。
 中年の男は大学生に腕を掴まれたまま項垂れていた。暴れもせず、四角い眼鏡の奥で、
小さな眼をしばたかせていた。
 そして俺は、被害者の同級生の少女の顔を、初めて見る事ができた。
──なんて名前だっけ。
 彼女の顔は、テレビでよく見る芸能人にそっくりだった。
 確か──
 きっと彼らは駅の事務室かどこかへ連れられて行き、取り調べが始まるのだろう。
 俺も目撃者の一人ではあるし、同行すべきなのかもしれない。だが、俺がそれを見ている
のだと、誰も知らないだろう。
 俺は、眼鏡をずらしてハンカチで涙を拭いている彼女を横目で見て、誰にも何も言わずに
階段へと歩いていった。
 階段を下りながら、名前を思い出した。
──ああ。
 久本雅美だ。
257名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 21:17:33 ID:hGxEpq3T
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
258名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 21:24:29 ID:ka7mV7sz
 
259名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 21:53:59 ID:A6V2ViY4
柴田理恵じゃないだけ許すw
260名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 23:34:55 ID:Ku3oRQFY
てめぇ!ww
261名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:46:00 ID:vBR66x6b
これは新しいw
262名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 08:36:19 ID:4W+OTgpN
感動したw
263名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 10:31:44 ID:EnXg2trk
orz
264名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 19:12:55 ID:6pl3PBL+
オチでワロタ
265名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 19:41:38 ID:xkvEp1Z4
勃起してやがてダメージ
266名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 22:36:49 ID:w5VfK6kC
>>265
グルグル乙
267名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 13:57:28 ID:C+gNOFtO
>>257
オチだけが唐突過ぎて、そこだけで笑いを取ろうってのはちょっと
安易すぎやしないか? 最後までエロ話と見せかけてつまらない
オチで締めるってのも目新しい感じはしないが。
268名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 22:16:20 ID:r04Gx0Q6
>>267
必死だなw
269名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 17:10:21 ID:srcotMEG
つまらない返しだな
270名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 17:59:48 ID:H/UM06K8
盛り上がったかに見せて
また荒みだしたな
271名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:48:48 ID:D5q+86GV
ほしゅ
272名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 20:52:18 ID:0xnFXVhD
浴衣最新作の降臨を辛抱強く待つ!
273名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 23:40:59 ID:c6DMlVX/
サイト見る限りでは
失踪ってこともなさそうだが
274名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 21:08:30 ID:QhnQ0w9r
新作の前にそろそろ三部作完結してくれよ
275名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 09:12:54 ID:1BfSzxDU
嫌なトリロジーだな
276名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 19:10:29 ID:HHba/JK2
浴衣といえばサイト(ヰタ=セク)の中でちょっと前まで
綾名雪穂続編検討中って書いてあったけど、
検討結果どうだったのかな?
277名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 20:51:05 ID:QzvV6eo7
知らね。
ここじゃなくてサイトで聞いてみたら?
278名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:17:35 ID:lvs8zqsW
つーか痴漢シチュのネタが切れた……
279名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 15:24:33 ID:uimy5KvY
結局のところ、

「声を出したいのに出せない」とか
「抵抗したいのにできない」という
精神と肉体の相反するシチュエーションが
あれば大体成り立つんだよな。

さらに「嫌なのに感じる」というスパイスがあれば尚良い。

だからといって「集団で力づくで押さえ込まれたから抵抗できない」
みたいな理由だと単なるレイプになると。
280名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 00:14:52 ID:os2GiHeG
自分は
>集団で力づくで押さえ込まれたから抵抗できない
みたいなのも好きだけど。
281名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:54:52 ID:rlGdGgV/
シチュとしてはいいが、それは痴漢スレではなく陵辱スレの範囲になるんじゃないか?
282名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:34:06 ID:bsnkaA+H
今までにも何度もあったけど、
そういった枝葉末節のスレ範囲の議論を繰り返してると
ほんと過疎スレになっちゃうよ(もう半分なってるか)。
小異を捨て大同に付いて、このスレをもっと盛り上げようよ。
283名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:53:58 ID:MHEz3Hh6
1板に500以上もスレ立てられるんだから、細分化歓迎の方向で。
284名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 09:10:27 ID:rAFaGXV0
個人的には、これだけ投下が少ない以上、
細分化するよりは受け入れを広くした方がいいような気ガス

あまり「痴漢SSとは?」みたいな概念を明確化することもないだろうし。
285名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 11:00:17 ID:ObWQLrLQ
圧縮が一月に一度のペースにまでなってるのに、無駄な細分化でスレを増やすのは反対
286名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 15:52:01 ID:ZL5EGyKJ
おいおい、金土日と3日も書き込みなしかよ。
ほんとやべえんじゃないの?
スレタイに「痴漢」がつく
内容的には面白くもない(興奮しない)もう一つの方は順調に
数をのばしているのに・・・
やっぱ包容性の違いかなこれは
287名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 19:33:36 ID:oMVBDBZY

痴漢野郎のせいで冤罪がなくならない  



ガチで死ねよ
288名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 01:07:00 ID:u1eiBMmz
頼む……なんかお題くれ……
お題くれたら何か書くから……

もう痴漢とかレイプとかの境界線もどうでもいいから
何かお題くれ
289名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 01:12:46 ID:n6JdZsCW
>>288
大人しい初心な人妻が、夫の書類を届ける為通勤ラッシュで混みあう車内に飛び乗る。
しかしそこで以前からその人妻を狙っていた夫の同僚に体を弄ばれ夫との夜の生活では味わった事がないほどかんじてしまう。
290名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 05:51:22 ID:Rw4+/9L5
291名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 08:06:00 ID:qSO1dEUL
>>289
夫の書類を届けるため、ってやつは
前にもなんかあったな。
292名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 21:26:04 ID:PnuvIvNW
>>288
16歳になったお嬢様。愛しの許婚との初デートへ出掛けるため初めて電車に乗ることになるが、
車両に乗り込み発車した途端周りから幾本もの腕がお嬢様の身体へ伸び(ry
293名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 21:50:45 ID:4IsATDxi
されば、リクエシトさせてくれ
これからの季節柄(笑)、和服物『七五三・人妻痴漢』なんてどうだろ。
オレも人妻痴漢物に目がないもんで・・・

・ターゲットは五歳くらいの男の子を持つ美人ママ。
・夫と息子3人で神社へと出かける。
・途中の道路渋滞を嫌いあえて電車で出かける。
・それが裏目に出て、事故のため大幅にダイヤが乱れた結果、
 乗っている電車がすし詰め状態になってしまう。
・その車内で、艶やかに着飾った美しい肢体を縄張徘徊中(?)の
 痴漢集団に狙われる。
・身動きできない超満員の車内で気づかぬうちに巧妙に囲まれ、
 愛する夫や息子と徐々に引き離されていく美人妻・・・

こんな線で書いてくれたらうれしいです。
結末は、「途中の無人駅で口をふさがれながら無理やり降ろされ、
トイレの中で中出し」なんてのがいいけど、
実現性に問題ありかもしれんので、まぁ作者の人にまかせます。
294名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 23:46:40 ID:CDWWuXP3
>ターゲットは五歳くらいの男の子を持つ美人ママ。
>夫と息子3人で神社へと出かける。
>途中の道路渋滞を嫌いあえて電車で出かける。
>それが裏目に出て、事故のため大幅にダイヤが乱れた結果、
>乗っている電車がすし詰め状態になってしまう。

ここまで書くのに30レス分くらいかかりそうだ。
295名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:12:31 ID:IHL5oun/
あらすじ
>ターゲットは五歳くらいの男の子を持つ美人ママ。
>夫と息子3人で神社へと出かける。
>途中の道路渋滞を嫌いあえて電車で出かける。
>それが裏目に出て、事故のため大幅にダイヤが乱れた結果、
>乗っている電車がすし詰め状態になってしまう。

1レスで終わる。
296名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:46:15 ID:BgiNCjHv
しかしやたら人妻好きが増えてないかこのスレ
同じ奴が何回も書いてるのかも知れんが

297名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 22:13:50 ID:8OZ+Qdor
最近ジワジワと過疎化が進行中だな。

たしかに何書き込んでも個人の自由だが、
他のエロスレにくらべると
ここって他人の意見・感想・要望・投下作品等に対して、
ネガティブな書き込みの方が多すぎはしまいか?
298名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 22:18:08 ID:Srk4+8Ai
さて、他人の批評を批評する輩が出現するあたり、
もう末期症状ですね。
299名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 19:56:53 ID:1RxnMK5n
>>298
オマエモナー
300名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 20:24:36 ID:sdOsgVCY
300

まだまだこれからよ!
301名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 23:56:36 ID:nxz/STU/
>>298もそうだけど
何を書き込んでも絡みつくようにネガティブなレスがつくんだよな
302名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 07:51:53 ID:OSDq9uRB
とっくに終わってる話を蒸し返して、
何とか荒らそうと哀れな努力をする301‥
303名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 08:15:39 ID:qrAOxpHH
いや、301は憂いてんじゃない?
304名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 15:33:42 ID:ZFo6gVdS
馬鹿みたいに釣られるほうもどうかと思うがな
あんな低質な煽りはスルーだろ
305名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 21:28:07 ID:MNeDWFEM
それはそうと皆の衆、
スレタイが「痴漢SSを書こう」であるにもかかわらず、
今のところの最新作品投下から、かれこれ
1ヶ月近くになりまんなぁ。
306名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 21:49:23 ID:zIbPKzjz
それを憂いた>>305がSSを執筆してくれるってさ。
307名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 22:18:29 ID:MNeDWFEM
憂いてるだけで、
さっぱり才能の方はない小市民だす。
308名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 20:10:41 ID:uJYvkLxy
浴衣、293の「七五三痴漢」書いてくれー!
309名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 21:07:52 ID:8uaJDYoP
>>308
書くのはいいけどシチュエーションが複雑すぎてスゲー時間かかるかも。
ってか、ゴメン新作も三部作も全然進まねー。
310名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 21:49:02 ID:aILmdncy
>>309
俺はどっちかーちゅうと雪穂さんのつづきが読みてーよ
311名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 22:38:28 ID:58PLXQER
ああ、オレも雪穂さんの続編キボンヌ
キャラ設定は決まってるので新作より書きやすくない?
312名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 22:16:23 ID:lPhlPW8H
ここって保管庫無いの?
313名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 08:39:45 ID:VdiyM/Gh
ないよ
314sage:2006/11/04(土) 12:09:52 ID:ZZ/vmP8p
コテが作ったサイトがあるだけだな
315名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 12:24:23 ID:N922pDVF
どうでもいいけど、痴漢つながりで
他スレで「痴漢総合スレ ○両目」てのがあるけど、
こことくらべると数が段違いに伸びてる。
個人的には自己満足臭ぷんぷんでちっとも面白くない(興奮しない)。
(ツボに入ったときの、ここのSSに比ぶべくもない)
「スレ主が盛り上ってひとりで書込みし続けてるんじゃねえの」
と思うくらいだが、
ただひとつ言えることは、否定的な書き込みがあまりない
(皆無ではないが)ってことかな。
ひとりで書いてるとすりゃ当り前か・・笑
316名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 16:26:11 ID:rzsW4Rtp
どこか笑える所あった?
317名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:27:01 ID:+wQ8tagx
一作書いたけど、完全に痴漢じゃなくてレイプものになっちゃった。
しかも30レス分も。
3181:2006/11/06(月) 00:11:40 ID:rpuPSLFo
佐野麻紀はカラオケボックスの階段を降りながら、
「ゴメン彰浩、今何時だっけー?」と訊ねた。

帽子を深く被ったヒゲ面が振り返り、
「二時間半歌ったから今は午前三時くらいじゃね?」と言い返す。

「っつーかお前、超ノド嗄れてんだけど」
そう言うと、彰浩は自分のノドを指差して笑った。

「やっぱもうトシだし、浜崎はキツイ、みたいな?」

「ひーどーくなーい、それ?」
麻紀は笑窪を作りながら非難する。

「ウソウソ、若いって麻紀は」
「あーでもさすがにオールはもうキツイかも」
「高校生の頃とか超余裕だったよね……朝とかでも超元気だったしさ」

二人ともまだ二十代になったばかりである。
言葉とは裏腹に、その表情には余裕と自信が溢れていた。
3192:2006/11/06(月) 00:12:44 ID:rpuPSLFo
一定間隔で並んだ外灯が、曖昧な光で闇を削り取っている。
その下を、麻紀と彰浩は並んで歩いた。

指先を絡ませて、たまに眼が合うと、どちらからともなくキスをした。
カラオケボックスの中で交わしたものと比べれば軽い、触れるだけのキスを。

唇を離してから、麻紀はふと月が出ていないか気になり、視線を彰浩から更に上にずらした。
空は深夜から早朝に変わることにまだ躊躇いをみせている。

倒れたポリバケツや生ゴミに群がるカラス、そして地面に広がる吐瀉物を避けながら
しばらく歩くと、コンビニの光が見えた。

「あ、俺カネ下ろしてくるわ」
彰浩はそう言うと、少しだけ歩を早める。

「悪り、麻紀、先に駐車場行ってくんね?」
小走りでついてくる麻紀の手のひらに、彼はクラウンの鍵を握らせた。

「えー、待つ」
「すぐ行くからさ」
「駐車場の料金払うのメンドいんでしょ」
「頼む、後で払う」
「……分かった」

麻紀は少し拗ねた表情で、彼氏の後ろ姿を見ていたが、
彰浩がコンビニの中に入っていくと諦めたように歩き出した。
3203:2006/11/06(月) 00:13:44 ID:rpuPSLFo
コンビニから離れると、また道は宵闇に包まれる。
「かんかんかん」とか「ドドド」といった音が聞こえてきた。夜間工事だろうか。

麻紀は突然肌寒さを感じて、二の腕を反対側の手で抱くようにつかんだ。
首に三つ巻いたネックレスさえ、冷たく感じる。

少しだけ鳥肌が立っていた。
いくらなんでも十月にこの格好は張り切りすぎたな、と彼女は後悔した。
彰浩と一緒に居るときは(なにしろ彼を喜ばせるためだったから)さほど気にならなかったが、
やはりワンピースは無謀だったと感じる。

ラメできらきら光る黄色のワンピースの胸襟はざっくりと開いていて、
麻紀の脂でも塗ったように光る胸を四分の一近く露出している。

胸元に滑り込む風が、わき腹を冷やしている。
更に、膝や太股にもまともに外気が当たっていて、一層体温が奪われる。

「カゼ引いちゃう〜」
彼女はそう独り言をもらしながら、無人の街を早歩きで進んだ。
アスファルトを蹴るヒールの音が、こつこつと規則的に響く。

それと重なるように、ひたひたともう一つの足音。
3214:2006/11/06(月) 00:17:22 ID:rpuPSLFo
「どっちだっけ……?」
そう呟いて、彼女はしばし立ち止まる。

駐車場からカラオケボックスまでの道のりは覚えているが、
カラオケボックスから駐車場への道になると自信が無くなる。

振り返って、彰浩が来るのを待とうかと思ったが、
早く車に戻って温まりたい、という気持ちが勝った。

「わっかんない」と言いながらも、彼女は閉店している居酒屋と時計屋の間の路地に入り、
恐ろしく栄えていない商店街を抜けて、更に角を右に曲がった。

そこに四台ほど車を止められる小さな駐車場がある。
彼女は少し小走りで車に駆け寄りながら、鍵についているボタンを押した。

本来なら、車のライトが光って鍵が開くはずである。
しかし、白い車体はまるで主人の存在を忘れた飼い犬のように動かない。

ややあって彼女はその車が彰浩のクラウンでないことに気付いた。

「あれ? この駐車場じゃなくない?」
麻紀は少しずつ、自分が迷子になったことを自覚し始める。
3225:2006/11/06(月) 00:19:37 ID:rpuPSLFo
「電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、かかりません。
 おかけになった電話番号は、電波の届かない……」

電子音声に同じセリフを三回言われて、ようやく麻紀は電話を切った。

「なにしてんのアイツ、バッカ!!」
携帯電話の電源を切りっぱなしにしている彰浩に怒りを炸裂させる。

彼女は半ばヤケクソで「多分こっち方面」という方角に歩き出した。
左右をきょろきょろ見渡しながら歩くと、見覚えのある道があった。

灰色の壁にクラックが幾つも入っている雑居ビルと、
高さ2mほどの白い壁が四方を囲う工事現場の間に、
乗用車では入られないような幅1メートルほどの狭い道がある。

「ここは通った覚えがある」と彼女は判断した。

工事現場の白い壁には、施工業者と施工日程が張り出され
定番の「ご迷惑をお掛けしております」のプレートもある。

こんな時間だというのに中からは「ガラガラ」と音がする。
この辺りは住居が少ないため、地域住民にクレームをつけられる心配がないのだろう。

彼女はその道へ入り込んだ。
3236:2006/11/06(月) 00:23:25 ID:rpuPSLFo
バッグに入れていた携帯電話からいきなりトランス調の曲が流れ出したので、
麻紀は思わず「きゃ」と短い悲鳴を上げた。

それからすぐに取り出して、電話に出る。

「あ、麻紀、ゴメン、さっき電話した?」
「したよー……つーか出ろって感じなんだけど」
「ゴーメン、マジでゴメン。今どこ? もう着いた?」
「もうすぐ着くトコー」
「じゃあ追っかけるわ、今から」
「ダッシュでね」

彼女は電話を切って、再び携帯電話をバッグの中に落とした。
左腕を持ち上げて、腕時計を見る。それからなんとなく人差し指のペアリングを見た。

その瞬間、麻紀は思いも寄らないタイミングで、
思いも寄らない場所に、温度と感触を覚えた。

「ひゃっわっ!!」
普段はハスキーな声を出す麻紀の口から、甲高く大きな悲鳴が出た。

そしてすぐに振り返り「彰浩!!」と怒鳴る。
ごくたまに、麻紀を驚かすために彼は、背後から肩や尻を触ることがあるのだ。

本来なら謝罪するべきところを、逆に悪戯されてしまった麻紀は
冗談ではなく、少し本当に怒っていた。
3247:2006/11/06(月) 00:31:24 ID:rpuPSLFo
麻紀は大きく眼を見開いた。
時間をかけて丁寧にカールさせた睫毛が、こまかく震えている。

彼女の瞳に、予想していなかった絵が映っていた。

麻紀は目の前の男に「何ですか……?」と声をかけた。
言いながら、さっき自分の尻を撫でたのがこの男だと気付いて、彼女は一歩後ずさる。

頭の中に警戒信号がなっていた。

身長160センチの麻紀より、恐らく五センチほど背の低い男が、
やや前傾姿勢で立っていた。
三日月形に歪んだ目が、麻紀を捉えている。

左手に、透明の液体が入った透明の瓶を持っている。
右手は、さっき味わった柔らかな肉の感触を反芻するかのように、
うねうねと蠢いている。空気を揉んでいるみたいだ。

「や、っだ、何、怖い……」
彼女の口から思ったことが率直に漏れた。
カラオケで嗄れているところに、連続で叫んだのでノドが痛い。

ヒールで走って逃げられるだろうか、と一瞬思考が奔る。
3258:2006/11/06(月) 00:36:29 ID:rpuPSLFo
薄い水色の作業着の胸ポケットに、蛍光ペンが入っている。
少し白髪の混じった頭の下に、どこかしまりの無い表情。

男は一歩近づくと、まるで獲物に喰らいつく蛇のように
麻紀の下腹部に手を伸ばした。

一瞬でワンピースをめくりあげて、彼女の股間に男は触れた。
下着越しに陰毛を触られたのが分かって、麻紀は悲鳴を上げる。

「ぅ、きゃあっ!!」

彼女はすぐに走り出した。
恐怖心が腹から声を絞り出そうとする。

だが、ようやく出た声はどこか弱々しく、
工事現場から出る騒音にかき消された。

駐車場まで逃げなきゃ!!

彼女はヒールのままで懸命に駆けた。
くるぶしと足の親指に鈍い痛みが走る。

だが少しでも速度を緩めると、
男の手がまた麻紀のワンピースをめくろうとして触れてくる。
3269:2006/11/06(月) 00:37:43 ID:rpuPSLFo
麻紀は全力で走っているつもりなのに、男は彼女の三十センチ後ろに
ぴたりとくっついて来た。

「……おい……逃げんなよお嬢ちゃん」

低く、まとわりつくような声。

左足のヒールが脱げて転がっていく。
麻紀はバランスを崩して、あやうく転びそうになり、
「きゃぁあっ」と悲鳴を上げながら前傾姿勢になった。

すかさずワンピースの裾を掴まれたため、彼女はそれでも走らざるを得ない。
額から、脇から、首筋から汗が噴き出していた。

「お嬢ちゃん……いじらせろよ……逃げねえでいじらせろって」

まるで耳元で囁くような声。
火照った身体に、鋭い寒気が走る。

数百メートル走っただろうか。
彼女はそこで有り得ない光景を見た。
32710:2006/11/06(月) 00:40:00 ID:rpuPSLFo
工事現場と雑居ビルの間を抜けた麻紀は、そこにもう一つの
工事現場があることに気付いた。

鉄柵と、白くて高い壁。

右側に小さな水道が備え付けられている。
恐らく工事業者が使用するために仮設したものだろう。

行き止まり。

彼女はその恐ろしい事態を瞬時に理解する。

工事現場を囲む白い壁に、ドアが付いているが
南京錠がかかっていて入られないのは明らかだ。

男はここが行き止まりだと分かって、麻紀を追い込んだのだろう。
ひょっとしたら、ここの工事業者だろうか。
彼はすぐに追いついてきた。その距離は2メートルほど。

「……大っきな声だすよ!!」
麻紀は威嚇するように言って、それからバッグを投げつける仕草をした。
32811:2006/11/06(月) 00:49:43 ID:rpuPSLFo
「……デッカいオッパイしてんなぁ、お嬢ちゃん……」

男の視線が、麻紀の露出した胸の谷間にそそがれている。
その欲求剥き出しの眼が恐ろしくなり、彼女は両腕で胸を隠した。

「警察っ、呼っ、やだっ!! 来ないでっ!! 来るな!!」
何を言うべきか、麻紀の頭は混乱した。

「こんな一人でケツ振って歩きやがって……」
男は麻紀の稚拙な恫喝に全く怯む素振りが無い。

ここならば誰も来ない、そして二人きりなら負けない。
そう確信しているような余裕ある態度だった。

「やだ……誰かーっ!! 誰か来て下さーい!!」
かすれた声は、自分でも恐ろしくなるほど、遠くに届きそうに無かった。

「まんこいじらせろよ……どうせ良く触らせてんだろ、俺にもいじらせろ」
男は唾を飛ばしながらそう言うと、唇の隙間からにゅるっと舌を出した。

唾液が糸を引いているのが分かる。
煙草のせいか、男の舌は青く不気味な色をしていた。
32912:2006/11/06(月) 00:50:23 ID:rpuPSLFo
「ぎゃあっ!!」
男がこちらに近づいたので、麻紀は恐怖に駆られて、思わず背を向けた。

そして2メートル近い高さの白い壁に向かってジャンプする。
そのまま壁の上に手をかけた。

足を引っ掛けるところを探して、彼女は壁を見たが、
白い壁はまるで脱獄を阻止する収容所のように、滑らかな表面をしていた。

結局、ただ白い壁にぶらさがった状態になってしまった。
すとんと、彼女の体は地面に落ちる。

男は片手に持っていた透明のビンを一口飲んだ。

「女にもう何年も触ってねえんだよ……なぁ触らせろよ」

ズボンのファスナー部分が、ずぐりと持ち上がっていて
その中にある性器の怒張が一目で分かる。

彼女は「嫌っ」と叫んで、バッグを投げつけた。
33013:2006/11/06(月) 00:51:25 ID:rpuPSLFo
全力で投げたつもりのバッグだったが、その投擲軌道は弧を描いて、
いとも簡単に男にキャッチされた。

そのバッグをゴミのように地面に放り投げると、
男は再び麻紀に迫った。
にやにやと、こみ上げる喜悦を抑えきれないといった表情である。

「今、流行りの、アレか、エロ、エロカッコイイか、ええ?」

男の視線は、彼女の顔と胸元と下腹部を行ったり来たりしている。

今まで何度も、性欲に満ちた視線を向けられたことはあったが、
ここまで露骨で無遠慮なものは麻紀にとっても初めてである。

「こないで……」
肩で息をしながら、麻紀は言う。
呼吸が全然整わない。寒気がする。全身が熱い。
足の親指が痛い。ふくらはぎが痛い。腰も痛い。
頭がふらふらとしていて、倒れそうだ。

その時、大きな音がした。
33114:2006/11/06(月) 00:52:57 ID:rpuPSLFo
聴きなれた、トランス調の音楽。
携帯電話の着信音だとすぐに分かる。

男は屈みこむとバッグから麻紀の携帯電話を取り出した。

「……着信、久保彰浩。……カレシかなぁ?」
粘着質な言葉が男の口から漏れる。
麻紀はバッグを投げたことを心底後悔した。

「やめて!!」と大声で静止しようとしたが、彼女の口からは
まるで老婆のようなかすれ声しか出なかった。

「はい、モシモシ」
男は電話に出る。

「……へぇ、この娘、マキって言うんだ」
にやにや笑い。陰湿な眼。

工事現場からのカーンカーンという音。

「お前の彼女、いーぃカラダしてるなぁ……」
男が彰浩と会話しているのは間違いなかった。
33215:2006/11/06(月) 00:54:18 ID:rpuPSLFo
「今夜はお前の代わりに俺がマキちゃん可愛がってやるよ」
男がそう言うと、携帯電話からかすかに彰浩の怒鳴り声が漏れた。

「デカイ声出すなって。いいじゃねえか、別に取って食いやしねえよ。
 可愛がってやるだけだからよ」
そこまで言い切ってから、いきなり男は携帯電話をばちんと畳んだ。

「マキちゃん……いいカレシだなぁ……スゴイ心配してくれて」
男は上唇をべろりと舌で湿らせた。
口元が唾液で、てらてらと輝いている。

麻紀は周囲を見回す。
何か武器になりそうなものを探した。

水道。赤いカラーコーン。黄色と黒のロープ。
鈍く光る仮設ランプ。麻紀の腕と同じくらいの太さの鉄棒。

麻紀はとっさに、壁に立てかけてあった鉄棒に手を伸ばした。
来たらこれで殴ってやる!!
彼女の瞳に、怒りが満ち溢れた。

こんな男にナメられるわけにはいかない。
33316:2006/11/06(月) 00:55:33 ID:rpuPSLFo
「近付かないでよ!! 変態!! バカ!! 浮浪者!!」
そう叫んで、彼女は鉄棒を持ち上げた。

そしてそれをそのまま振ろうとして、意外な重さにバランスを崩す。
どすん、と棒の先が地面に落ちた。

「痛っ」
呻いて、麻紀は棒から手を離した。

「……それはな嬢ちゃん、電気の配線に使うE管っつってな……。
 女の子が振り回せるもんじゃないんだよ」
男が呆れたように言う。

そしていよいよ麻紀に一歩接近して、彼女に手を伸ばす。

その瞬間、彼女は自分でも驚くほどの俊敏さを見せた。
彼女は少し前傾した姿勢から、いきなり全力で男の脇を通り抜けた。

男にとってもこの動きは予想外であり、しかも右手を伸ばした瞬間に
左手側に突っ込まれたため、対応が一瞬遅れた。

それはこの状況において、奇跡的なことだったのかも知れない。
麻紀は男の横をすれ違って、逃げることに成功したのだ。

「誰かぁ!!」
そう叫びながら、彼女は裸足で、夢中で走った。
33417:2006/11/06(月) 00:56:39 ID:rpuPSLFo
男は当然追ってきたが、今度は麻紀もヒールで無い分早かった。

後はこの細い道を抜ければ、幾らなんでも助けを呼べるはずだ。
ワンピースの裾がまくれ上がって、脚の付け根近くまで露出していたが
羞恥すら感じなかった。こちらの方が走りやすい。

彼女は一瞬振り返り、男を見た。
男は先ほどより明らかに疲労していた。

当然ながら、長い時間の体力勝負になれば、若い麻紀に分がある。
大丈夫だ。追いつかれない。

麻紀は、一刻も早く安全な場所に行きたかった。
彰浩の胸の中でも、警察のパトカーの中でも。

出来れば、誰かにあの男をボコボコにして欲しいと走りながら思う。

もう少しで細い道を出られる。
というまさにそのタイミングで、彼女にとって予想外なことが起きた。
33518:2006/11/06(月) 00:57:42 ID:rpuPSLFo
ずきぃ、と左足の土踏まずに痛みが走った。

右脚の動きに、左脚がついてこれず遅れる。
全力疾走中にそうなのだから、当然、麻紀は転んだ。

右ひざをアスファルトについて、地面に両手をつく。

久しぶりに走ったから足がもつれたのか、と一瞬思う。
だが、左足の裏の痛みから、そうではないことに気付いた。

何か、踏んだのか?

彼女はそう思い、左足の裏を見た。

出血している。
そしてそばに、工事で使うような釘がばらばらと落ちていた。
釘を入れていたであろう紙の箱もある。

これを踏んだのか、と理解するより早く男が追いついてきた。

釘を踏んだ右足と、アスファルトについた左ひざが同時に痛む。
それでも麻紀は立ち上がろうとした。

その身体を、男が羽交い絞めにするように捕まえる。
33619:2006/11/06(月) 00:59:22 ID:rpuPSLFo
「ヘタに走るからこうなんだ……お嬢ちゃん。……な?
 血が出たとこ、すぐに洗わないとバイキン入るから、
 あっちの水飲み場で洗おうか」
男はそう言いながら、彼女の身体を引きずった。

両脚が痛くて自由に動けない状態で、更に羽交い絞めにされた彼女は、
それでもなお必死でもがいたが、男の予想以上に強い腕力に逆らうことが出来なかった。

ものの数分で、二人はさっきまでいた行き止まりにまで戻ってきた。

「あんなところに釘があるなんてなぁ……普段の行いが悪いのかね」
麻紀の身体を地面に転がして、男は笑った。

麻紀は上半身だけを起こして、ぜいぜいと荒い息をはく。
体力的にもう限界が近かった。

またバッグの中で携帯電話が鳴っていた。

そちらに気を取られた麻紀の胸元に、背後から手が伸びる。
太くて短い指が、ざっくりと開いた襟から入って、彼女のブラジャーに触れた。

「嫌」という言葉すら、音にならなかった。
33720:2006/11/06(月) 01:00:12 ID:rpuPSLFo
麻紀の両腕を左手でロックしながら、男は右手で下着を外した。

「ガキのくせに、オッパイだけは立派だなぁ……」
言いながら、彼女の乳房を鷲づかみにする。

「いーたーいっ!!」
涙声で麻紀は抵抗する。

「脳味噌に行かずに胸に栄養が行ってんだろぅ。
 それとも色んな男に揉まれて、こんなデカパイになったのか?」
男の耳障りな声が、麻紀の神経を逆なでする。

「うっるっさいっ!!」
殺気に近いものが麻紀の中にみなぎっていた。

「俺らみたいのが汗水たらして働いているのによ、
 お前らみたいなバカなガキが朝までちゃらちゃら遊んでやがって……、
 冗談じゃねえってんだよ」
男の手のひらに力がこもる。

ストレスや怒りが、性欲を燃え滾らせることがあるのだ。
33821:2006/11/06(月) 01:01:13 ID:rpuPSLFo
男は麻紀の耳から鼻にかけてのラインを舌でべろべろと舐めまわした。

「う、ぅぅぅぁわぃぁ……キモイ!! 臭い!!」
「お前さっき俺のこと浮浪者って言っただろ」

男はそう言って、ぎゅう、と麻紀の乳房を握った。
まだとろけるような柔らかさを持たない彼女の胸は、
乱暴な圧力も強い弾力で押しかえす若さがあった。

そのゴムボールにも似たエネルギッシュな感触を
堪能するように、男は麻紀の乳房を弄んだ。

「いたい、痛いってば!! バカ!!」
「誰が浮浪者だこのガキ、ほら脚広げろ」

左手で、男は麻紀の脚の付け根をつかんだ。

「ホラ、まんこ、いじらせろよ、ホラ……触らせろ」
言いながら、右手でワンピースを引っ張る。
33922:2006/11/06(月) 01:03:15 ID:rpuPSLFo
男は引きちぎるような強さでワンピースを引っ張って、
麻紀の上半身を全て露出させた。

それから立ち上がり、さらに強く、脚の方向に引っ張る。
簡単に言えば、ワンピースを脱がせようとしているのである。

「オラァ」という掛け声一閃、麻紀のラメ入りワンピースは
彼女の体から引き剥がされた。
22000円もしたのに、と彼女は状況にそぐわないことを考える。

男は剥ぎ取った衣服を、白い壁の上に放り投げた。

「なにするのよォッ!!」と麻紀は言ったが、ワンピースは弧を描いて
工事現場の中に投げ込まれた。

「パンツ一丁で駅まで帰るんだよ、お前は」
男がそう言った時、また携帯電話が鳴った。
34023:2006/11/06(月) 01:07:38 ID:rpuPSLFo
男はすぐさま電話を引っつかむと、乱暴にその電源を切った。
そして両腕で乳房と下腹部を隠している麻紀に覆いかぶさる。

彼女の両腕を押さえ込んで、男は麻紀の乳房に顔を寄せた。
オアシスにたどり着いた砂漠の旅人のように、むしゃぶりつく。

あまりに強い吸引に麻紀は「いたぃって言ってるでしょぅ」としか言えなかった。
それを聞いて男は一層、乳首を音立てて吸い付く。

男は麻紀のへそについているピアスを少し撫でてから、
さらに手を下に向かってすすめた。
荒々しい指先が下着の上から亀裂をなぞっていく。

「あぁ、ホラおまんこだおまんこホラおまんこ気持ちいいだろ」
呪詛の言葉のように男がささやいていた。

麻紀は強く強く歯を食いしばる。
ぼろぼろと溢れた涙が化粧を溶かして、彼女の顔を汚していく。
汗と鼻水が混じって、麻紀の顔はカラオケボックスを出たときとは
比べ物にならないほど原始的なものになっていた。
34124:2006/11/06(月) 01:09:54 ID:rpuPSLFo
陰核を男の指がぐいぐいと押している。
当然ながら、見知らぬ男の乱暴な愛撫で感じる女は居ない。
麻紀の体は恐怖と悲しみで固まっていた。

男は唾液で濡らした中指を下着の中に滑り込ませると、
乾ききった彼女の陰部の裂け目を指で弄ぶ。

「いやぁだぁ……彰浩ぉ」
思いもよらず、恋人の名前が口から出た。

「ホラ、お嬢ちゃん、まんこ気持ちいいか? まんこ」
男は卑猥な言葉を耳元で連呼し、泣きじゃくる麻紀を責めた。

時間にして十分ほど、悲惨な愛撫が続いたころ
男の体が突如麻紀から離れた。

麻紀は地面に両手をついて、涙をぽたぽたと落としていた。

男は立ち上がり、麻紀を見た。
「そろそろ可哀想だな……」
34225:2006/11/06(月) 01:11:25 ID:rpuPSLFo
男はファスナーを降ろして、自分の性器を露出した。
「そろそろ可哀想だから、口で俺のを舐めたら許してやるよ」

男の言葉の意味を瞬時に理解して、麻紀は顔を逸らした。
「やだ!! 汚い!! 無理、出来るわけないじゃない」

工事現場からドリルを使う「どどどど」という音が響いて、
麻紀の言葉の後半をかき消した。

「いいから、ソフトクリームみたいにべろべろ舐めろ、俺のをよ。
 得意だろ、男の舐めるの。なあ。もうたまんねえんだよ」
男は「たまんねえ」という言葉通りの恍惚とした表情で麻紀を見ている。

「早くしろよ、飲ませてやるから。口の中に目一杯出してやるからよ」

「やだ!! やだぁ!! やぁーだ!!」
まるでオモチャコーナーを離れたくない子供のように、麻紀は頭を抱えて泣きじゃくった。

「しょうがねえなあ……仕方ねえ」
男も、子供に呆れる父親のような目で麻紀を見て、

「口は一つじゃないからな」
と言った。
34326:2006/11/06(月) 01:12:25 ID:rpuPSLFo
麻紀の口に、脱がされた下着が押し込まれた。

それを吐き出そうとして、舌を動かしたが、口から下着を出すより早く
男の手のひらが麻紀の唇を押さえ込んだ。

「むぐぅー……ふぐっ、えふっ……うひぃあ……もぐっ」と
ひたすら不細工なうめき声をあげるしか、麻紀に出来ることは無かった。

男は麻紀の腰を持ち上げ、四つん這いにすると、
膣の経口に向かって「ぺっ」と唾を二回吐いた。

そしてその唾液を膣内に指で押し込む。
それから、彼女の亀裂を押し広げた。

まさか、挿れる気か?

自分の性器が大して湿っていないことを、麻紀は分かっていたから
それが信じられなかった。

男は少しだけ、彼女の性器を舌や唇で弄ぶと、
今度は自分の性器を経口に当てた。
34427:2006/11/06(月) 01:13:11 ID:rpuPSLFo
男はまるで仕事を始めるみたいに、自分の手のひらに唾液をはきつけた。

そしてそれを性器の先端に塗りつける。

麻紀が「むぐぅわあわぁ」と奇声を上げるなか、
彼女の膣内に、男の性器が捻りこまれた。

さすがに滑りが悪く、男も手こずっていたが
一度抜いてから、さらに唾液をつけてなんとか押し込んだ。

もちろんそんな状態で、しかも後背位で挿入された麻紀は
下腹部から押し上げるような異物感と痛みに耐えなくてはならなかった。

男は背後から乳房を両手で揉みまわす。
そうしながら、腰は勿論前後に激しく動いている。

麻紀の顔が、いよいよ涙と唾液と汗と鼻水でぐちゃぐちゃになっていく。
口の中からようやく下着を吐き出すと、
「いひゃぃー……嫌ぁだぁ……」と声を漏らした。

男が何を思ったか、そばに転がっている携帯電話をつかんだ。
34528:2006/11/06(月) 01:14:38 ID:rpuPSLFo
腰の動きを止めて、男は携帯電話を操作していた。

十秒ほど操作すると、男は麻紀の耳にそれを押し当てる。

呼び出し音の後に、いきなり声が聞こえた。
「麻紀、麻紀か!? 大丈夫か!?」

「あぁ……ぁー……あき……」
うめき声しか出せない。

「カレシに伝えてやれよ、今何されてるか」
男はリズミカルに腰を動かし、麻紀の膣内に性欲の塊をこすり付けている。

「ゴム無しで犯されてますって教えてやれよ」
そう言うと、男は麻紀のまたぐらに手を伸ばして、陰核をつまむ。

「彰浩……助けて……助けて」
彼女がそこまで言った瞬間、男は携帯電話をさっと閉じた。

「そろそろ……お楽しみも終わりだ」
そう言った。
34629:2006/11/06(月) 01:16:36 ID:rpuPSLFo
男の体が、麻紀の背中に密着した。
乳房をぷよぷよと持ち上げて、乳首に指をそえる。
陰核を指でなぞる。

そして、男性器を何度も何度も麻紀の中にこすりつける。
快楽神経が集まった亀頭を、麻紀の粘膜に押し付ける強烈な快楽に
男は白目を剥きながら無我夢中で腰を動かした。

「ぁ……おう、そろそろ、出るぞ!!」
男が大きな声で呼びかける。

「そのカワイイ顔に精子かけてやろうかぁ」
「イ、ぃっ、ぃっ、いやっ、はっ」

「そうか、顔は嫌かぁ……じゃあしょうがないな」
そう言って、男はそれまでより1.5倍の早さで性器を動かす。

自分の膣の中で果てようとしている、と麻紀が気付いて
「ダメっ、ダメっ、ダメっ、ダメだって、ダメって言ってるでしょっ」と
怒鳴り散らした瞬間、

男の性器がぶくん、と一回り膨らんだ。
34730:2006/11/06(月) 01:17:22 ID:rpuPSLFo
男の性器が六度、痙攣した。

それから二人の荒い息と、工事現場の騒音だけが残る。

「……口ですればこんなことにならなかったのになぁ」
麻紀の子宮に大量の体液を放った男は、先ほどまでの怒りや憎しみから
開放されたかのように清々しい顔をしていた。

「お前らガキも、親の金で遊んでないで、ちゃんと働け。
 そうしないと、こんな目にあうんだからな」
男は自分が犯した女に向かってそう説教じみたことを言うと、
犯罪者となった自分が恐ろしくなったのか、
麻紀の憎悪に満ちた視線が怖かったのか、
全力疾走でその場を立ち去った。

麻紀は荒い息を吐いている。

アスファルトの冷たさと、開け始めた空。

着る服が無い。

彼女がそれから、携帯電話を手にとって
彰浩に電話をかけるまでたっぷり二十分はかかった。
348名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 01:17:57 ID:rpuPSLFo
以上。次回は綾名雪穂の続編を書く予定です。
349名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 09:04:55 ID:cWnlIzsA
もう痴漢ですらないじゃん

350名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 11:33:29 ID:ToiPJs4b
ここまでくると強姦物でスレ違い
シリーズとかもいいけど、痴漢にならない脱線なら自分のサイトでやってほしい
351名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 13:02:10 ID:Z48wNyD9
まぁ過去作品もみんな強姦っちゃ強姦だったけどな。
今回の場合、痴漢と言えるのは最初の追跡だけだもんな。

浴衣もういいよ、スレからいなくなっても。
自分のサイトで書いてりゃいい。

痴漢小説家としてはもうダメだろ。上のレスがいい証拠。
称賛レスつかなくて残念でしたね。
352名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 13:35:38 ID:FOZEFVdz
これが噂の浴衣氏か。
>>317で前置きしてるけど、自分でレイプモノって解かってたなら、
レイプスレが別にあるんだし、ここに投下しなくてもよかったのでは?
353名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 05:21:13 ID:C+Vg/Nwi
俺たちは、各々がもつ特殊な趣味・嗜好によって各スレに分かれて棲んでる。
つまり俺たちは、ある特定のシチュエーションのエロパロに興奮する人で、そんなエロパロを読みたい人の集まりなわけだ。


でも裏を返すと、限られた自分の趣味以外の、別の特殊なシチュエーションものを読んでも、あまり興味を持てないことが多い。
もしシチュエーションを選ばずに興奮出来るのなら、シチュエーションの種類毎にスレを分ける必要はない。

だから、痴漢モノが好きな人の集まりのスレに強姦モノを投下しても、喜ぶ人はほとんどいない。
痴漢モノと強姦モノ、どちらも好きな人がそんなにいるとは思えないし。





でも>>351は言い過ぎだな−。
ごく一部の書き手以外は、ただのクレクレと傍観者に過ぎないわけで


ってことだけど浴衣さん、あんまり気を悪くしないで
よければまたそのうちに投下して下さいなm(__)m
354名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 07:38:24 ID:Z5V3VE5g
確かに、351は何様のつもりなんだかな。
まぁでも確かに痴漢好きはむしろ強姦を嫌う傾向があるからな
355名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 12:05:56 ID:Y2xTkd9H
349-352とかがこのスレのネガティブな雰囲気とレス数伸び悩みを
促進してるんだろうなぁ。
ここで繰り返されるネガティブ書込みみてると、
「健康を維持するためなら死んでもいい」とか
「戦争に勝つためなら国民が全滅してもいい」みたいな
表現を思い出すよ。
いいじゃん、多くの作品が生まれる中で
自分の趣味嗜好にあう作品に出会えれば。
何も満員電車の中で指をコネコネするだけが痴漢じゃないと思うよ。
程度の問題はあるけど、門戸を広くしプラス思考の批評をしあうことで
すばらしいエロ作品(笑)に出会える確度も高まる。
351がなぜそれほど噛み付くのかワケわからん。
(特定の作者が持ち上げられるのが気に食わんのかな)
創作能力皆無のオレは浴衣に素直に感謝してる。

浴衣気にするな 雪穂続編よろしく!楽しみに待ってるよ!

356名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 13:01:07 ID:Z5V3VE5g
あまりの空気の悪さに、
前スレまで居たはずの良コテが
軒並み愛想を尽かして出ていったくらいだからな。

「痴漢SSを叩くスレ」だわ。
357名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 14:03:38 ID:YxOqpMwe
>>355>>356
痴漢モノなら文句なしで過疎化スレの救世主みたいに誉められただろう
でも投下したの強姦モノなら、それは痴漢スレへの荒らしだろう?
コテハン常連になるとスレ違いを投下しても受けいれられるとカン違いする奴がいる
痴 漢 で な い S S を 投 下 さ れ た か ら 該 当 ス レ を 薦 め て 何 が 悪 い
エロけりゃスレ違いおかまいなしの乞食かお前ら

一度wikiの
>ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%B4%E6%BC%A2
の概要を見てこい
358名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 20:26:06 ID:sxz4cCQq
薦めるのと批判するのは違うよ。(´・ω・`)
特に過疎ってるんだからちょっとは空気嫁よ。
359名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 03:30:27 ID:ImKmoWNq
まぁ、要するに>>358だよな。
360名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 13:48:59 ID:TdG40Gq1
新しい投下先見つけるのが大変そうなので、ここはどう?

>>ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1150733838/
>私のSSを評価してください★801版★その11
>「BL投稿鍛錬場」
>http://maro290.hp.infoseek.co.jp/
>※お題を使ったSSは「お題投稿」と明記、それ以外は「一般投稿」。

確かにホモ可みたいに書いてあっても、基本的に成人アダルト状態のここではホモは
嫌悪されると思うし、実際毛嫌いしている人が複数意思表示をしてる
それなら拒絶反応のない所で書込みをする方が書き手も読み手も荒れないですむ
361360:2006/11/08(水) 13:50:44 ID:TdG40Gq1
おおっと小説スレと間違えた
362名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 18:46:09 ID:Y0oeH9Zj
こんなに嫌な誤爆は初めてだ。
363名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 19:12:20 ID:eAK3Incy
誤爆で少しなごんだ
(´‐`)絶妙なタイミングだなぁ
364名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 08:45:19 ID:UNuXEZLi
今回の投下は浴衣なのか?
文体は浴衣そのものなんだが浴衣は人妻の続き書かないっていってなかったっけ?
365名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 09:11:41 ID:ImoZ0q22
浴衣のサイトで本人が
「レイプもの投下して叩かれた」と述懐してるから確実

なによりあのねちねちした描写や
一度逃げた獲物が捕まったりする展開は
浴衣のお家芸だしな
366名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:12:58 ID:ylKCkSPX
書込みがあるのは3〜4日に一度、
作品投下は1ヶ月に1度あるかないか、
そんなレスのままで何が楽しいんだよ。
367名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:46:28 ID:Nvo6BZIS
>>366
それなら痴漢でしかも完結するのをおまいが書け
俺は一ヶ月だろうがどうだろうが完結する痴漢作品をのんびり待つ
368名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:52:44 ID:ylKCkSPX
どこの世界にも
原理主義者というのはいるもんだって。
369名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 21:21:49 ID:kKYcj55b
雪穂さんの解凍を望む
370名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 01:37:46 ID:oh7TwZCs
なんにしても、結果的に浴衣を追放する形になっちゃったわけで、
このスレはこれから更に過疎るのは間違いないな
371名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 08:10:26 ID:bfZfxJ0c
浴衣氏のサイトの場所知らないから影で何言ってるのか知らないけど
別にこのスレから追放はしてないんじゃないか?
痴漢モノを書かなくなったからここには投下しないって話なら、
浴衣氏自身がここに投下する作品を書かなくなっただけだろ

>>368
原理主義とか言うけどさ、ここまで多様化して専用スレが山程あるのに
痴漢スレが何でもOKのくれくれ乞食である必要ってある?
372名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 08:24:44 ID:XACTGUIv
乞食スレであれとは言わないが、投下する人を無意味に叩く必要はない。

投下

叩き

擁護

議論

空気悪くなり投下しづらくなる

このループでどんどん過疎化している。
今回の場合も、浴衣を叩くほどのことでは無く、
「今回のSSはスレ違い気味でしたね。次は痴漢物の完結を期待してます。」
と誰かが書き込んで後はスルーしておけば済んだだけの話。

要するに>>351は空気読めるようになるまで書き込むなと。
373名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 17:20:40 ID:SfZKYqj5
↑372よう言うた、そのとおり!
このスレにもようやく中道穏健路線(笑)の意見が出るようになった。

「痴漢」の意味を改めて辞書で引いてみてはないけど、
舞台を終始、電車内や映画館等に限定する必要はないと思う。
前にも誰か言ってたけど、「痴漢」の定義を極端に限定することなく、
様々な作品を楽しめる方がいいってこと。

念のため言っとくけど、だからといって「痴漢」の定義を著しく
逸脱する作品でもOK、エロ作品なら千客万来、てわけではないよ。
要は「痴漢」の定義を極端に限定し、それから少しでもはずれた
作品作者を叩きに叩いて、本末転倒的に過疎化が助長されていくのでは、
このスレの住人としてあまりに悲しいってこと。
374名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:05:29 ID:a7cuD1mT
どんなに過疎っても俺のように数日に一度見に来る人間がいる限りは
落ちはしないだろう
375名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 08:12:46 ID:8MUv+lBE
過激派・穏健派・中立派
浴衣信者・アンチ浴衣
スレ定義明確化・手広く内包すべき
荒らし・煽り・それに素直に反応する者

色んな人が居たけれど、
結局投下者がいないとスレが成り立たないのは事実。

新しい英雄は現れるのだろうか。
376名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 08:43:39 ID:fY/moQB+
@閉鎖された、もしくは身動きできない空間
@犯行に気付いていない第三者の存在
@直接的な暴力に拠らない、威圧・脅迫等による制圧

自分的には痴漢モノの定義はこんな感じ。
377名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 10:18:13 ID:aGVRj18M
威圧・脅迫もちょっと微妙だなあ(漏れ的には)
378名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 12:50:51 ID:dxNtZ7vw
>>376の定義で想像するのは

ドラッグストアで化粧品万引きする有名私立の女子高生→
万引きなんかちょろいと鼻で笑いながら帰宅ラッシュの満員電車へ→
痴漢に気付き強気に抵抗するも万引きの事実を通報すると脅され痴漢のいい様にされてしまう→
やっと開放されて電車を降りるとコートのポケットに忍ばせたはずの化粧品が抜かれていた→
恐る恐る昨日のドラッグストアに行くとそこには昨日自分が万引きしたはずの化粧品が…。
痴漢をしたのは店員か、それとも万引き専用の警備員か、
トラウマになってそれ以来万引きが出来なくなってEND
379名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 14:28:03 ID:DXMiW4QW
>>378
ハッピーエンドだな。万引きしなくなるのは良い事だ。
380名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 14:34:42 ID:+x6tz+Ip
>>378
自分の盗んだ化粧品ってわかるものかなw
381名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 17:58:28 ID:jg8k32Iv
>>378
惜しい、一工程抜けてる
【撮影やら生徒手帳取り上げなどをたてに、明日万引きをした店に来るように別れ際に脅される】
がないと、ミジンコよりマシな頭をしている女なら犯行現場に翌日行かない
382名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 21:09:58 ID:tBwnLkPf
電車の中で通報すると言われても実証は難しいんじゃない?
やってないと言い張られたら駄目だろ

もう少しだな
痴漢と万引き、黄金パターンは個別にやったほうがよい
383名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 09:08:29 ID:Y5OV9vtZ
はじめまして、初心者ですが一つ書いてみました。
 至らない点も多々あると思いますが、宜しくお願いいたします。
384結衣:2006/11/15(水) 09:40:02 ID:Y5OV9vtZ
(うわっ・・・すっごい混んでる・・・)
純はバスに乗り込むとため息をついた。
 ターミナル駅に向かうバスは、夜中から降り続く雨のためいつもより混雑が激しかった。
(だから雨の日はイヤなんだよ・・・)
小学校6年生の純は、普段からこの7時40分のバスに乗り、駅へ向かうのだが
普段のこのバスはこんなにひどい混雑はしない。
 この近くの通勤、通学の人々の大半は渋滞する大通りを走るバスを避け
徒歩や自転車で駅へ向かうのだ。
 だが、雨が降ると普段自転車を使っている人々がバスを使うため、いつもよりずっと
混雑がひどくなるのである。
 (よいしょっと・・・)
純はひしめき合って立っている人々の中にようやく体を潜り込ませると、そっと目を閉じた。
(駅までのガマンっと・・・)
すると扉が閉まる瞬間「ごめんなさい・・・」小さな声と共に誰かがステップを
昇り、純の向かいに体を潜り込ませてきた。
 (ん・・・?)
ぐいっと体を押し付けられ、純は思わず舌打ちをした。
(誰だよ・・・まったく・・・)
目を開けると、そこには純の近所に住んでいる結衣の姿があった。
385結衣:2006/11/15(水) 09:59:31 ID:Y5OV9vtZ
「あっ・・・結衣姉ちゃん」
「あら、純くんおはよう。純くんもこのバスだったんだ」
「う、うん・・・いつもこのバスに乗ってる・・・」
はにかみながら純が答えた。
 「そうなんだ・・・私いつも自転車だから」
私立の女子校に通う結衣は純より2つ年上の中学2年生。一人っ子の純が小さい頃から
遊んでもらっていたやさしいお姉さんだった。
 「すっごい混んでるね・・・いつもこうなの?」
「ううん、今日は雨だから・・・」
「あっ、そうか・・・私みたいに今日はバス・・・っていう人が一杯いるんだ」
しばらく純と結衣はたわいも無い会話をしていたが、駅に近づくにつれどんどんと人が増え
会話もままならなくなった。
 (しょうがないな・・・)
再び純は目を閉じた。
しばらくすると純の耳元に小さな声が聞こえてきた。
 「あっ・・・い、いや・・・やめてください・・・」
(えっ・・・?)
純はそっと目を開けると目の前の光景に目を丸くした。
(ゆ、結衣姉ちゃん!) 
386結衣:2006/11/15(水) 10:21:43 ID:Y5OV9vtZ
結衣が制服のスカートの中に手を入れられ、チェックのミニスカートが
その手の動きにあわせて、もこもこと動いている。
 結衣は唇をかみ締め、じっと耐えている。
その結衣の後ろにぴったりと張り付く様にスーツ姿の男が立っている。
 男はニヤニヤと笑いながら結衣のスカートの中に手を入れ、もぞもぞと動かしている。
(チ、チカン・・・!)
純は思わず息を呑んだ。
 「んっ・・・・うんっ・・・」
結衣の口から小さく声が漏れている。
 (ど、どうしよう・・・)
(た、助けなきゃ・・・)
ぐっとこぶしを握り男を睨みつける純。
 すると結衣のスカートの中をまさぐっていた男がちらりと純の方に目を向けた。
(うっ・・・)
思わず純は目をそらし、うつむいた。
 男は小さく笑うと純に向かってささやいた。
「ほら、よく見なよ・・・」
男はゆっくりと結衣のチェックのミニスカートを捲くりはじめた。
 「あっ・・・いや、やめて・・・」
結衣がスカートを押さえようと手を動かすが、男に手を押さえられてしまった。

387結衣:2006/11/15(水) 10:40:23 ID:Y5OV9vtZ
「そら・・・」
男がニヤッと笑って純を見た。
「あっ・・・」
思わず純が声を漏らした。
 (ゆ、結衣姉ちゃんのパンツ・・・)
純の目の前に結衣のミントブルーのショーツがあらわになった。
 白い太ももがまぶしく映る。
「ほら、どうだ年上の女のパンティは・・・」
男がニタニタと笑いながら純にささやく。
 「や、やめろ・・・結衣姉ちゃんから離れろ・・・」
純が体を震わせながら男に言った。
 だが男は小さく笑い、結衣の小さなショーツに手を入れると、ゆっくりと結衣の股間をまさぐり始めた。
「あっ、そこは・・・」
体を震わせ、結衣が小さな声でつぶやいた。
 くにゅっ・・・くにゅっ・・・
男の手が結衣のショーツの中で動き回る。
「あっ・・・んん・・・くっ・・・」
男の手が動き回るたびに結衣の口から吐息が漏れる。
 (あぁ・・・結衣姉ちゃん・・・)
唇をかみ締める純。
388結衣:2006/11/15(水) 11:04:57 ID:Y5OV9vtZ
「顔に似合わず結構ヘアが濃いんだな・・・」
男が結衣の耳元でささやく。
 真っ赤になってうつむく結衣。
体を震わせ涙ぐむ結衣に男がささやいた。
「あいつはお前の知り合いか?」
「えっ・・・?」
結衣が顔を上げると、目の前で顔を赤くしてうつむいている純の姿があった。
 「あいつ、お前の事助けてくれって言ってたぜ、お前の事好きなんだな・・・」
男はクスリと笑うと結衣にささやいた。
 「お前さんのパンティ見て、チ○ポ立てちゃってるぜ・・・」
(えっ・・・)
結衣が純に目をやると、うつむいている純のズボンの股間がむくりと膨らんでいる。
 (あっ・・・じ、純くん・・・)
弟のように思っていた純が自分の恥ずかしい姿を見て興奮しているという事に結衣は戸惑った。
 「ふん・・・アレがどういうことか知ってるらしいな・・・」
男の言葉に真っ赤になってうつむく結衣。
 「ふっ・・・まあいい。せっかくだ、俺だけ楽しむのも悪いからあいつも楽しませてやれよ」
男はそういうと、結衣のショーツを両手でぐいっと上に引っ張った。
 「きゃっ!」
結衣の小さな悲鳴が上がると同時に、結衣の小さなミントブルーのショーツが結衣の股間に食い込んだ。
 「いやぁ・・・」
ぽろぽろと涙を流す結衣。
 「おい、見てみろよ・・・」
男の声に純が顔を上げると「あっ!」と声を上げた。




389結衣:2006/11/15(水) 11:21:38 ID:Y5OV9vtZ
スカートを腰の上まで捲り上げられ、あらわになった結衣の小さなショーツが
ヒモのように結衣の割れ目に食い込み、黒々としたヘアがはみ出している。
 (ゆ、結衣姉ちゃん・・・!)
初めて見る結衣のみだらな姿に純はごくりとつばを飲んだ。
 (あっ・・・)
純は自分のアソコがズボンの中で固く膨らんできたのを感じ、思わず股間を押さえた。
 「ふっ・・・ガキでも男は男だな・・・」
クスリと笑うと男は結衣の耳元でささやいた。
 「だいぶ喜んでるようだぜ、もっと喜ばしてやれよ・・・」
男はささやくと、するりと結衣のショーツをひき下ろした。
 「あっ!」
「ほら、どうだ・・・」
「えっ・・・」
純は思わず目を丸くした。
 純の目の前に結衣の大事な部分があらわになった。
(あ、あれが結衣姉ちゃんの・・・)
純は憧れの女性のあらわになったその部分を見て、ごくりとつばを飲んだ。
 「どうだ、好きな女のま○こは・・・」
男がニタリと笑って純にささやく。
 「・・・・・・」
黙ったまま立ち尽くす純。しかしその目は結衣の黒々と生い茂ったヘアをじっと見つめている。
 
390結衣:2006/11/15(水) 11:44:58 ID:Y5OV9vtZ
「ふっ、正直な奴だ。まあいい、俺はこれでもやさしいんだ。
もっと良いことしてやるよ」
純の耳元でささやくと結衣に言った。
 「おい、あいつのチ○ポしごいてやんな」
「えっ・・・?」
男が何をいっているのかわからず戸惑っている結衣に男がささやく。
 「あいつのチ○ポを引っ張り出して手でしごくんだ」
「そっ、そんな・・・」
うつむく結衣に男が言った。「早くしろ、どうせこんな格好見られてるんだ
いまさら恥ずかしくなんか無いだろ」
「う、ううっ・・・」
結衣はぽろぽろと涙を流しながら、ゆっくりと純のズボンに手を伸ばすとジッパーに手をかけた。
 「ゆ、結衣姉ちゃん・・・」
「だ、ダメだよ・・・」
純は小さな声でつぶやくと、ぎゅっと目をつぶった。
 「あっ・・・」
ジッパーが下ろされ、結衣の指がもぞもぞと純の白いパンツをまさぐると
純の小さな肉棒をつまみ出した。
 「うぅっ・・」
純のうめき声と共にピンと固くなった肉棒が飛び出した。
 (じ、純くん・・・)
結衣は初めて見る固くなった純の肉棒に思わず目を丸くした。
 純の固くなった肉棒をつまんだまま、立ちすくんでいる結衣に男がささやいた。
  「ほら、しごいてやんな・・・」
391結衣:2006/11/15(水) 12:01:20 ID:Y5OV9vtZ
「う、ううっ・・・」
結衣は目に涙を浮かべ体を震わせていたが、やがてぎゅっと目を閉じると
ゆっくりと純の肉棒を握り締め、こすり始めた。
 「あっ・・・ううっ・・・」
純が体を震わせ、うめき声を上げる。
「もっと早く!」男の声がする。
「は、はい・・・」
結衣がびくりと体を震わせると、勢い良く手を動かし始めた。
「あっ!だ、だめだよ結衣姉ちゃん・・・」
純の呼吸が荒くなる。
 「はぁっ・・・はぁっ・・はぁっ・・・」
純の荒い息遣いが結衣の耳にも聞こえてくる。
 「あっ・・・」
結衣は握り締めている純の肉棒がさらに固くなってきたのを感じ、思わず声を漏らした。
 (そろそろだな・・・)
純の様子を眺めていた男がニヤリと笑った。
 「うっ・・・!」
純が叫んだ。
 その瞬間-
ぶしゅっ!ぶしゅしゅっしゅっ!
結衣の手の中で純が激しく射精した。
 「きゃっ!」
思わず悲鳴を上げる結衣。



392結衣:2006/11/15(水) 12:17:19 ID:Y5OV9vtZ
「あぁっ・・・」
結衣のむき出しになった下半身に純の熱い精液が降り注いだ。
 「いやぁ・・・」
顔を伏せ、泣きじゃくる結衣。
 結衣の生い茂ったヘアにべっとりとついた純の精液がぽたぽたと床に落ちる。
「ふっ・・・イッたか・・・」
結衣のブラウスに手を突っ込み、小さな乳房を揉みしだきながら
片手で結衣の割れ目に指を突っ込んでいた男がニヤリと笑った。
 バスがゆっくりと駅前広場に入っていく。
ゆっくりとバスが停車し、乗客が降りはじめる。
 呆然と立ちすくんでいる純の耳元で男がささやいた。

「この姉ちゃん、まだ処女みたいだぜ・・・俺の後でお前にも味あわせてやる、楽しみにしてな」
  ニヤリと笑うと男はゆっくりとバスを降りていった。




393名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 12:18:43 ID:Y5OV9vtZ
以上で「結衣」終了です。
 どうもありがとうございました。
394名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 19:28:20 ID:+1Xb7Oi2
乙です
395名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:47:52 ID:2BuO72MV
久しぶりに普通の投下を見て癒された
乙です。
396名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 23:24:12 ID:8XgyVGUm
そんな引きをされると続きが気になるじゃないか!
ともあれ痴漢とショタをダブルでとはGJ
397393:2006/11/16(木) 13:02:39 ID:3fxhR17B
読んでいただいて有難うございます。
 続きが気になるとまで言ってくださる方もいて・・・感謝です。
自分も書いていて「結衣」が気に入ってきたので、彼女でまた書いてみたくなって
きています。
 ストーリーが出来次第、またお邪魔させていただきたいと思っています。
宜しくお願いいたします。
398397:2006/11/17(金) 15:02:20 ID:NBj1cpKb
こんにちは、「結衣」の続編が浮かびましたので書いてみます。
 よろしくお願いいたします。
399名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 15:10:25 ID:vKZgNa7P
期待してるよ
400未来(結衣U):2006/11/17(金) 15:29:14 ID:NBj1cpKb
あの雨の日の出来事から三日が過ぎ、結衣は部屋に閉じこもったまま時を過ごしていた。
 結衣は一人ベッドの上でひざを抱えてぼんやりと座っていた。
(まさかあんな事が・・・)
ポツリとつぶやき目に涙を浮かべるとベッドに顔をうずめ、泣きじゃくった。

 あの日-見知らぬ男に汚された結衣は呆然と立ち尽くしている純を車内に残し
雨のバスターミナルに飛び出した。
 それからどうやって戻ったか覚えてはいないが、結衣は自宅のバスルームにいた。
結衣の両親は共働きで今、自宅にはいない。
 誰もいない静かな家の中に結衣のすすり泣く声が響いている。
結衣はぺたりと床にへたり込み泣きじゃくっていたが、ゆっくりと立ち上がると
ぐっしょりと濡れた制服を脱ぎ始めた。
 濡れたブラウスが肌にぴったりと張り付いてミントブルーのブラが透けている。
結衣は震える手で一つ一つボタンを外していく。
 ぱさっ・・・・・・
小さな音を立ててブラウスが床に落ちた。
 ミントブルーのブラに包まれた小さな乳房があらわになる。
結衣が鏡に映った自分の姿を見てつぶやいた。
 (この中にあの男の手が・・・)
結衣はぐっと唇をかみ締め、涙をこらえるとゆっくりとファスナーに手をかけスカートを脱いだ。




401未来(結衣U):2006/11/17(金) 15:53:46 ID:NBj1cpKb
ブラとお揃いのミントブルーのショーツがあらわになる。
 (うぅっ・・・)
結衣は鏡に映った自分の姿を見て小さな嗚咽をもらした。
 鏡に映った結衣のショーツは、男にまさぐられ続けたせいでシワだらけになり
フロントについている小さなリボンは無残にほつれている。
 そのショーツの真ん中に小さな染みが出来ている。
(純くん・・・)
結衣はあの日以来顔を見ていない純の顔を思い浮かべ、小さくため息をついた。
 結衣はゆっくりとショーツを下ろし足から抜き取ると、ランドリーバッグに放り込み
シャワールームの扉を開けた。
 (うっ・・・)
温かいシャワーを浴びながら結衣は思わずポロリと涙を流した。
 (何でこんなことに・・・)
結衣はスポンジを手に取ると、忌まわしい記憶を消し去るように体を洗い始めた。
 首から腕へ、そして白い小さな乳房へ・・・
くにゅっ・・・くにゅっ・・・
結衣の手の動きにあわせて柔らかな乳房が形を変える。
 小さな膨らみの先のピンクの小さな乳首がぷるぷると震えている。
やがて結衣の手がそっと動き、股間へと伸びていく。
 (ここに純の・・・)
結衣はギュッと目をつぶり純の精液で汚れたヘアをこすり始めた。
結衣の口から嗚咽が漏れる。
402未来(結衣U):2006/11/17(金) 16:22:41 ID:NBj1cpKb
長い時間を掛け全身を洗うと、結衣はバスタオルを体に巻き部屋へと戻った。
 
ベッドに座り三日前の出来事を思い出していた結衣は突然鳴り響いた携帯の着信音に
びくりと体を震わせた。
 「も、もしもし・・・」
おそるおそる机の上の携帯を手に取ると、電話の向こうからクラスメートの未来の声がした。
 「もしもし結衣?」
「あっ・・・未来」
「どうしたの三日も学校休んで・・・」
「う、うんちょっと・・・」
口ごもる結衣。
 「どうしたの・・・なんか変だよ?」
「べ、別に・・・」
「・・・ねえ何があったの?何でも言ってよ、私たち親友でしょ?」
 「・・・・・・」
じっと黙っていた結衣が小さな声でつぶやいた。
 「・・・ちょっと相談があるの」
「わかった・・・今から結衣の所にいっていい?」
未来はすぐさま答えると結衣の返事を待たずに電話を切った。
 一時間後、制服姿の未来が結衣の部屋にやってきた。
結衣と並んでベッドに腰かけると未来は結衣の目を見つめていった。
 「ねえ・・・何があったの?」
 


403未来(結衣U):2006/11/17(金) 16:42:46 ID:NBj1cpKb
「じ、実はね・・・」
結衣が目に涙を浮かべ、顔を伏せた。
 「そ、そんな事が・・・」
結衣の告白を聞いた未来がそっと結衣の肩を抱いた。
 「苦しかったでしょ・・・もう大丈夫、私が守ってあげる・・・」

翌日-あのバス停に未来の姿があった。
(許せない・・・結衣をあんな目にあわせるなんて・・・)
唇をかみ締めると未来は7時40分のバスに乗り込んだ。
 (絶対捕まえてやる・・・)
未来はステップを昇り、混雑する車内へと足を踏み入れた。
 今日は晴天のためか、それほどの混雑はなく、未来はほっとため息をつくと
きょろきょろと車内を見回した。
(それらしい男はいないみたい・・・)
結衣から聞いていた男の顔を思い出しながら未来がつぶやいた。
 しばらく走るとだんだんと乗客が増え車内の混雑がひどくなってきた。
(ちょっと混んで来たな・・・)
未来はつり革につかまりながら外を見ていた。
 「きゃっ!」
未来は思わず声を上げた。
404未来(結衣U):2006/11/17(金) 17:09:45 ID:NBj1cpKb
制服姿の未来のスカートの中に誰かの手が入り込んでくる。
 (い、いや・・・やめて・・・)
スカートの中の手は、未来の太ももを撫で回しながらゆっくりと上へ昇ってくる。
 (んんっ!)
ぴくんと未来の体が震える。
 大きな手がゆっくりと未来の小さなヒップを撫で回している。
「あっ・・・!」
後ろを振り返った未来は思わず声を上げた。
 (こ、この男・・・)
自分の体を触っている男が結衣を汚した男だと気づいて未来は驚いた。
 いきなりヒップを触られ、驚いた未来だったが顔を上げ、男をキッと睨みつけた。
だが男はそ知らぬ顔で未来のヒップを撫で続けている。
 (い、いや、やめて・・・)
未来は必死に手を伸ばし男の手を押さえるが、男ががっちりと未来の手首を掴んだ。
 「気の強いガキだ・・・まあいい・・・どこまでがんばれるかな・・・?」
男はニヤリと笑うと未来の手を引き寄せた。
 「きゃぁっ!」
いきなり未来が悲鳴を上げた。
 男が未来に何かを握らせた。
おそるおそる後ろを振り返り未来は息を呑んだ。
 (い、いやぁ・・・)
未来の手にいきり立った男の肉棒が握らされている。

 
405未来(結衣U):2006/11/17(金) 17:26:33 ID:NBj1cpKb
男はニタニタと笑いながら未来に肉棒をこすらせている。
 (い、いや、やめて・・・)
涙を浮かべてうつむく未来。
 「ほら、どうした、何とか言ってみな」
「や、やめて・・・」
消え入りそうな声で未来がつぶやく。
 「ふん・・・聞こえないな・・・」
男はニヤリと笑うと肉棒を握らせた未来の手を掴み、激しく動かしはじめた。
 「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
未来の耳に男の荒い息遣いが聞こえてくる。
 未来の手の中で男の肉棒がだんだんと固く、大きくなってきた。
「あっ・・・」
未来の体がぴくんと震えた。
男がもう一方の手でスカートを捲り上げ、あらわになった未来のピンクのショーツを
引き下ろそうとしている。
 (や、やめて・・・)
未来は体を揺すり、必死に男の手を離そうとするが男はショーツの縁に指を掛けると
一気に引き下ろした。
 「あっ!」
未来の小さな悲鳴が上がるのと同時にピンクのショーツが未来の太ももまで
引き下ろされ、白い小さなヒップがむき出しになった。
406未来(結衣U):2006/11/17(金) 17:43:52 ID:NBj1cpKb
「いいケツしてんじゃん・・・」
男が未来の小さなヒップを揉みしだきながら男がささやく。
「・・・・・・」
真っ赤になってうつむく未来。
 男は肉棒を握らせた手を激しく動かし始める。
「そろそろいくぜ・・・」
男がつぶやく。
 未来の手の中で男の肉棒がぴくぴくと震え始めた。
「あ・・・・」
未来が何かを言おうとした瞬間-
ぶしゅっ!ぶしゅしゅしゅ!
男が未来の手の中で激しく射精した。
 「いやーっ!」
男の熱い精液が未来の小さなヒップに降りそそいだ。
「あぁ・・・いやぁ・・・」
ぽろぽろと涙を流す未来。
 小さなヒップにべっとりとついた精液が太ももを伝って床に落ちる。
「ほら、こっち向け・・・」
未来の下半身を眺めていた男がニタリと笑う。
 「なんだお前、まだ毛生えてないのか・・・?」
「見ないでぇ・・・」
未来が体を震わせてうつむいている。

407未来(結衣U):2006/11/17(金) 18:03:26 ID:NBj1cpKb
あらわになった未来の大事な部分は、まだほとんどヘアが生えておらず
固く口を閉じた小さな割れ目がむき出しになっている。
 「まあ、まだガキだとは思っていたが・・・こっちもぺったんこだもんな」
男はつぶやくと未来の制服のブラウスに手を突っ込んで、まだほとんど膨らんでいない
小さな乳房を揉み始めた。
 「あっ・・・いや・・・やめて・・・」
くにゅ・・・くにゅ・・・くにゅ・・・
まだつぼみの様な膨らみを揉みしだきながら男がつぶやく。
 「ふっ・・・まだブラもしてないのか・・・」
薄いキャミソールを身に着けただけの未来の小さな膨らみが男の手の中で形を変えている。
 「あんっ・・・うんっ・・・」
小さな乳房を揉み上げられるたびに、未来の口から吐息が漏れる。
 「あうんっ!」
男の指が未来の小さな乳首を弾いた瞬間、未来がびくんと体を震わせ、小さな悲鳴を上げた。
 「こっちはどうだ・・・」
男は肉棒を掴むと未来の太ももに挟み込み、ゆっくりとこすり始めた。
 「あっ・・・あっ・・・助けて・・・」
男は荒い息を吐きながら太ももに挟んだ肉棒を未来の股間にこすり付けている。
 くちゅっ・・・くちゅっ・・・くちゅっ・・・
精液で汚れた男の肉棒が未来の股間でみだらな音を立てている。
 

 
408未来(結衣U):2006/11/17(金) 18:22:50 ID:NBj1cpKb
「・・・・・・」
未来は目に涙を浮かべたまま、呆然と立ちすくみ、男のなすがままになっている。
 男は小刻みに腰を動かしながら未来の小さな乳房を揉みしだいている。

その時、男は近くで震えている少女の姿に気がついた。
 「おっ・・・お前・・・」
男の声に未来が顔を上げると声を上げた。
 「ゆ、結衣!」
そこには唇をかみ締め、立ちすくんでいる結衣の姿があった。
 「な、なんでここに・・・」
「未来、私が何とかするって言ってたから・・・もしかしたらって・・・
心配できてみたの・・・そうしたら・・・」
 ちらりと未来のほうを見て目を伏せた。
「ふん・・・お前ら友達だったのか・・・そういや同じ制服だな・・・」
「ちょうどいい、友達によく見せてやれ・・・」
男が未来のスカートを腰まで捲り上げると未来の股間にこすりつけた肉棒を
見せ付けるように動かし始めた。
 「あっ・・・あっ・・・やめて・・・ゆ、結衣、見ないで、見ちゃいや・・・」
息も絶え絶えに涙を流しながらつぶやく未来。
 「み、未来・・・」
目に涙を浮かべ、体を震わせる結衣。
 「どうだ、お友達は気持ちいいってよ・・・」
未来の腰を抱き寄せ、小さな割れ目に肉棒をこすりつけながらニヤリと笑う男。



409名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 18:27:17 ID:Y1KuPf5P
もしかして要支援?
410未来(結衣U):2006/11/17(金) 18:38:49 ID:NBj1cpKb
「あっ・・・んっ・・・くんっ・・・」
体をぴくぴくと震わせ、切ない声を漏らす未来。
 「そろそろいいか・・・」
男はさらに激しく腰を振りはじめる。
 ぐちゅっ!・・・ぐちゅっ!・・・ぐちゅっ!
未来の股間から漏れるみだらな音が結衣にも聞こえる。
 「いやぁ・・・未来ぃ・・・」
思わず耳をふさぐ結衣。
 
次の瞬間-

ぶしゅっ!ぶしゅしゅっ!
男が未来の股間で激しく射精した。
 「いやーっ!」
未来の悲鳴が上がる。
未来の股間に男の精液が降りそそぐ。
 まだ薄っすらとしかヘアの生えていない未来の割れ目にべっとりと男の精液が
着いている。
 ぽたぽたと床に垂れた精液が床に染みを作っている。
バスがゆっくりとロータリーに入る。
 男は汚れた肉棒を未来のスカートでぬぐいズボンにしまうとゆっくりと出口に向かった。
そして2人の方を振り返り呆然としている未来と結衣に向かってニヤリと笑った。

 「今度は二人揃って来るんだ、もう逃げられないぜ・・・」

411名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 18:48:43 ID:NBj1cpKb
以上で「未来」終了です。
有難うございました。
412名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 18:52:29 ID:Zktol8Ot
GJすぎる
413名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 19:16:13 ID:B2qHzYl4
浴衣、続編続行表明ありがとう。楽しみにしてるよ。
こちらも新鋭登場で活気づき始めたし、
アンチばかりじゃないこともわかってきたから、
よかったらこちらの方にも投下してみてくれ。
414名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 07:51:49 ID:OyyQJlOj
>>410
乙乙
次は3P?
415名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 07:54:38 ID:f6RtFvkI
他の乗客の反応も描写してくれえええ
その方がハァハァするwww

これだけされて周りが全く気づかないわけがない。
気づいても素知らぬ振りをしているとか、ちらちらと
覗き見ているとか、じっくりと視姦しているとか
(*´д`*)ハァハァ
416411:2006/11/19(日) 09:20:56 ID:gi+n+R5Z
皆さん、読んでくださって有難うございます。
 「結衣」の続編も考えて行きたいと思っています。
今後は周りの人々の反応も描き込んでいくようにしてみます。
 今、考えている話が在り、それは「結衣」とは別の話にするつもりです。
「結衣」の話が続くのも飽きてしまうかなと思ったもので・・・
ただ私も「結衣」が気に入っているので、また新しい展開を考えて書いてみたいと
思っています。
 その時は宜しくお願いいたします。

417名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 09:57:31 ID:/cgsPhAz
GJ
418名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 01:55:40 ID:EPjSrU5Y
よかたよ〜!
純もまた見たいでつ
419416:2006/11/20(月) 14:33:48 ID:SmG8aH0d
いつも読んでいただいて有難うございます。
 とりあえず一つ出来たので書いてみます。
ただ話は完成しているのですが、書き込みが夕方までしか出来ないので
明日以降にずれ込むかも知れません、宜しくお願いいたします。

420沙織:2006/11/20(月) 15:06:24 ID:SmG8aH0d
「ふぅ・・・だいぶ日焼けしちゃったな・・・」
沙織は水着のブラをずらし、赤く日焼けした肩や腕と水着に隠された白い小さな乳房を見比べると
蛇口をひねり、全身に冷たいシャワーを浴びた。
 「ふーっ・・・気持ちいい・・・」
火照った体をシャワーで冷やし、タオルで髪を拭きながら沙織は着替えを抱え、隣にある更衣室に入った。
 ホルターネックのブラを外し、体を拭いていく。
ふっくらと膨らんだ小さな乳房が沙織の手の動きにあわせてぷるぷると震えている。
 冷たいシャワーを浴びたピンク色の小さな乳首がぴんと立っている。
「よいしょっ・・・」水に濡れ、沙織の小さなヒップに張り付いているショーツを足から引き抜いた。
 沙織はゆっくりとタオルを動かし体を拭いていく。
「修学旅行の時、どうしよう・・・」
沙織は下半身にちらりと目をやると、黒々と生い茂るヘアを見つめ、ポツリとつぶやいた。
 (恥ずかしいな、こんなになってると・・・)
エスカレーター式の女子校に通う沙織は受験も無く、中学生最後の夏休みを家族で旅行に来ていた。
 その時、扉の外から妹の優の声がした。
「ねぇお姉ちゃん、まだぁ・・・先行っちゃうよ」
「あっ・・・ご、ごめん・・・先行っててすぐ行くから」
沙織が答えると「じゃあ先行ってるよ。パパとママはもう先にホテル帰っちゃったから」
 「うん、わかった」
沙織は急いで着替えを済ませると海の家を出てホテルへの道を歩き始めた。



421沙織:2006/11/20(月) 15:26:48 ID:SmG8aH0d
(あれ・・・優、どこ行っちゃったんだろ?そろそろ追いついてもいいはずなんだけどな・・・)
 人気の無い夕暮れの小道を歩いていると、不意に後ろから男の声がした。
「沙織ちゃん?」
びくりと体を震わせ、後ろを振り返ると一人の男がニヤニヤと笑いながら立っている。
 「な、なんですか・・・?」
「いやね・・・ちょっと沙織ちゃんに一緒に来てもらいたいんだよ・・・」
  「えっ・・・い、いやです・・・」
後ずさりしながら沙織が答えると男が言った。
 「一緒に来ないと優ちゃんがどうなっても知らないよ・・・」
「えっ!ゆ、優に何をしたの・・・?」
「一緒に来ればわかるよ・・・」
男はニヤリと笑うと、すたすたと歩き始めた。
 おずおずと男の後ろについて歩き始める沙織。
「こっちだ・・・」
男が小道をはずれ、薄暗い松林の中に入っていく。
 沙織は不安げな表情を浮かべつつ、男について松林の奥に進んでいった。
「あっ!ゆ、優!」林の中にぽっかりと開いた空間に足を踏み入れた瞬間、沙織が叫んだ。
 「な、何してるの・・・」
優が男に羽交い絞めにされて立ちすくんでいる。

 
422沙織:2006/11/20(月) 15:49:17 ID:SmG8aH0d
男の手が優のスカートの中に差し込まれ、もぞもぞと動き回っている。
 「いやぁぁ・・・助けてぇ・・・」
優がぽろぽろと涙を流しながら、小さな声でつぶやいている。
「この子小5なんだって?中3の姉ちゃんがいるっていうからさぁ・・・ちょっと来てもらったってワケ」
沙織の後ろにいる男がニヤニヤと笑いながら言った。
 「や、やめてください・・・優を離して・・・」
「そうだなぁ・・・沙織ちゃんが言う事聞いてくれるんなら妹は助けてやってもいいぜ・・・」
 「ど、どうすれば・・・」
「とりあえず・・・パンティ見せてもらおうかな」
「えっ・・・そ、そんな事・・・できません・・・」
「ふん・・・妹がどうなってもいいのか?」
男がちらりと横を見る。
 「あっ!ゆ、優!」
優を羽交い絞めにしていた男が優のスカートを捲り上げ、あらわになった白いショーツの中に手を差込み、優の股間をまさぐっている。
 「い、いやぁ・・・助けてぇ・・・」
ぽろぽろと涙を流しながら優が体を震わせている。
 「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
男が荒い息を吐きながら激しく手を動かしている。
 ピンクのリボンのついた白いショーツの前がもっこりと膨らんで
その中で男の手が動いているのが沙織の目に映った。






423沙織:2006/11/20(月) 16:18:48 ID:SmG8aH0d
「も、もうやめて・・・優を離してあげて、何でもやりますから・・・」
「ふん・・・最初からそういやいいんだ、ほら、パンティ見せろや」
「は、はい・・・」
沙織は目に涙を浮かべ、そっと顔を伏せると白いフレアースカートの裾をそっと摘み、ゆっくりと持ち上げた。
 「ひゅーっ!かわいいパンティ履いてんじゃん・・・」
沙織の顔が真っ赤に染まる。
 あらわになったクリーム色のショーツを眺めながら男がささやく。
「そのかわいいパンティの下はどうなってるのかな・・・?」
スカートを持ち上げたまま立ちすくんでいた沙織の体がびくんと震えた。
 「パンティ脱げよ・・・」
「そ、そんな事・・・」
「・・・・・出来ないのか?妹がどうなってもいいのか・・・」
男がアゴで横を示す。
 「あっ!」
思わず沙織が叫んだ。
 そこには地面に四つんばいになり、スカートを腰まで捲り上げられ
白いショーツを引き下ろされ、むき出しにされた小さなヒップを男に舐め上げられている優の姿があった。
 「ゆ、優!」
「あぁん・・・助けてぇ・・・」
男は優の小さなヒップの割れ目に顔をうずめ、ぺろぺろと舌を動かしている。
 

424沙織:2006/11/20(月) 16:38:09 ID:SmG8aH0d
「あうぅ・・・いやだぁ・・・助けて、お姉ちゃん・・・・」
優がぽろぽろと涙を流しながら体を震わせている。
 「や、やめて・・・優にひどいことしないで・・・やります、やりますから・・・」
沙織は小さな声でつぶやくと、ぎゅっと目をつぶり、スカートの中に手を入れ
するすると小さなショーツをひざまで下ろした。
 「よし、スカートを持ち上げろ」
「は、はい・・・」
沙織がゆっくりとスカートを持ち上げる。
 「うおっ!顔に似合わずボーボーじゃん」
男の大きな声に沙織が真っ赤になってうつむいた。
 男は目の前の黒々と生い茂った沙織のヘアを眺め、沙織の耳元でささやいた。
「すごいな・・・手入れした事ないのか?」
「そ、それは・・・」
 「彼氏に見せた事無いのか?」
「い、いませんそんな人・・・」
小さな声で沙織がつぶやく。
 「ふん・・・じゃあ、こんなことされた事無いのか?」
男が沙織の股間に顔を近づけ、ぺろりとヘアを舐め上げた。
 「きゃあっ!」
沙織の体がびくんと飛び上がった。

425沙織:2006/11/20(月) 17:00:10 ID:SmG8aH0d
「ふっ・・・」
男はがっちりと沙織の小さなヒップを掴むと、ぐいっと引き寄せ自分の顔に押しつけた。
 「あっ!・・・んんっ・・・くうっ・・・」
男の舌がヘアを掻き分け、固く口を閉じた割れ目を舐め上げる。
 「や、やめて・・・」
沙織がぴくぴくと体を震わせ、小さな声でつぶやく。
 だが男はかまわず、ひたすら舌を動かし続ける。
「あっ・・・んっ・・・くんっ・・・」
男の舌の動きにあわせ、沙織が切ない声を上げる。
 「あっ!・・・はっ・・・うんっ・・・!」
沙織の横で別の声が上がり始めた。
 「んっ!・・・はぁっ・・・んんっ!」
四つんばいのまま、後ろから小さな割れ目を舐め上げられている優が
ぴくんぴくんと体を震わせながら切ない声を上げている。
 「ふん・・・ガキのくせにいい声で鳴きやがる」
男がニヤリと笑う。
 「あ、あんっ・・・!」「う、うんっ・・・!」
薄暗い林の中に沙織と優の切ない声が響く。
 しばらくすると沙織の割れ目を舐め上げていた男がすっと顔を離した。
(あ・・・終わったの・・・?)
ほっと息を吐く沙織。

426沙織:2006/11/20(月) 17:30:33 ID:SmG8aH0d
「今度は上を脱げ・・・」
「も、もう助けてください。誰にも言いませんから・・・」
目に涙を浮かべ、沙織が言った。
 だが男は黙って横に目をやった。
「きゃーっ!」
思わず沙織が悲鳴を上げた。
 ズボンを下ろした男が優の淡いピンクのキャミソールの中に手を突っ込み
まだほとんど膨らんでいない胸元をまさぐりながら、いきり立った肉棒を
優のまだ産毛しか生えていない小さな割れ目にこすり付けている。
 「痛いよぉ・・・痛いよぉ・・・」
まだ膨らみかけの乳房を荒々しく揉みしだかれ、優が泣き叫ぶ。
 「助けてぇ、お姉ちゃん・・・」
優が目に涙を浮かべ、沙織を見つめる。
「わ、わかりましたから・・・」
沙織が震える指で一つ一つブラウスのボタンを外していく。
 ぱらり・・・・
ブラウスが地面に落ち、ピンクの小さなリボンがついたクリーム色のブラがあらわになった。
 「ふっ・・・毛は濃いくせにおっぱいは小っちぇな・・・」
男がニヤニヤと笑う。
 「い、いやぁ・・・」
沙織が手で胸元を押さえる。
 「隠すんじゃねぇ!」
男の怒鳴り声にびくりと体を震わせ、沙織がゆっくりと手を下ろす。



 
427沙織:2006/11/20(月) 17:55:50 ID:SmG8aH0d
「そうだ、じっとしてろ・・・」
男が沙織の小さな乳房を揉みはじめた。
 「あっ・・・はっ・・・んっ・・・」
男の手が小さなブラの中で動くたび、沙織の口から小さな声が漏れる。
「きゃあ!」
突然、沙織が悲鳴を上げた。
 ぷるっ・・・
小さく震えながら沙織の小ぶりな乳房があらわになった。
 小さなピンク色の乳首が小刻みに震えている。
めくり上げたブラを掴んだまま沙織の乳房をじろじろと眺めていた男が沙織の耳元でささやいた。
 「全部脱げ・・・」
「・・・・・・」
沙織は唇をかみ締め、ブラのホックを外すと腕から抜き取り、スカートのファスナーを下ろしはじめた。
 シュルッ・・・・
衣擦れの音がしてスカートが足元に落ちた。
 ブラとお揃いのピンクのリボンのついたショーツがあらわになる。
「ううっ・・・」
ぽろぽろと涙を流しながら沙織がショーツを引き下ろし、足から抜き取った。
 「ほおっ・・・」
男が思わずため息を漏らした。
 男の目の前に一糸纏わぬ生まれたままの姿で沙織がたたずんでいる。
赤く日焼けした手足と真っ白な乳房やヒップの周りが見事なコントラストを見せている。

 
428名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 18:02:23 ID:8b/oxNXj
支援
429沙織:2006/11/21(火) 09:26:33 ID:4xDz0Vp5
目に涙を浮かべ、うつむいている沙織の姿はまるで白い水着を着ているかの様だった。
 その中心には白い肌と対照的に黒々としたヘアがあらわになっている。
舐めまわすように沙織の姿を眺めていた男がささやいた。
 「そこの木に手をついてケツをこっちに突き出すんだ」
「そ、そんな格好できません・・・」
「じゃあ、妹がどうなってもいいんだな・・・」
沙織の脳裏に男に肉棒をこすり付けられている優の姿が浮かんだ。
 「わ、わかりました・・・」
沙織はゆっくりと木に手をつき、小さなヒップを突き出した。
「いい眺めだ・・・」
男がニヤリと笑う。
 男がカチャカチャと音をさせ、ズボンを下ろした。
「ひっ!」
沙織の目にいきり立った男の肉棒が映った。
 「い、いやぁ・・・助けてぇ・・・」
赤黒い肉棒をぶらつかせ、男が沙織に近づいてくる。
 「ふっ・・・ぶち込みてぇところだが、もうちょい楽しまないとな・・・」
男はニタリと笑うと小さなヒップを突き出して震えている沙織の後ろに立った。
   (今日はこっちだ・・・・)
430沙織:2006/11/21(火) 09:45:44 ID:4xDz0Vp5
男はぺろりと人差し指を舐めると、いきなり沙織の小さなアナルに指を突き刺した。
  「ぐはっ!」
沙織の悲鳴が響いた。
 (よし、入ったぁ・・・)
男は第一関節まで入った指先を見つめ、ニヤリと笑うとズブズブと抜き差し始めた。
 「あうぅっ!・・・い、痛いぃ・・・や、やめてぇ・・・」
涙を流しながら沙織が叫ぶ。
(さすがにキツイな・・・)
男は激しく指を出し入れしながら男がつぶやく。
 「あっ!・・・はっ・・・くぅっ・・・」
男の指がアナルを出入りするたびに沙織が首をガクガクと揺らし、切ない声を上げる。
 「くっ・・・ふっ・・・ふっ・・・」
男が自分の肉棒をしごきながら荒い息を吐いている。
 アナルに指を入れながら、手のひらで沙織の小さなヒップを揉みしだく。
(柔らけぇ・・・いいケツしてやがる・・・)
しっとりと吸いつくような沙織の肌の質感に、思わず男はため息を漏らした。
 男がさらに激しく肉棒をしごき始める。
「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
男の呼吸が激しくなる。

   次の瞬間−

431沙織:2006/11/21(火) 10:11:56 ID:4xDz0Vp5
ぶしゅっ!ぶしゅしゅしゅっ!
男の肉棒が爆発し、熱い精液が沙織の小さなヒップに降りそそいだ。
 「いやーっ!」
沙織の悲鳴が暗闇に響く。
 べっとりと白いヒップに降りそそいだ精液が沙織の太ももを伝って流れ落ちていく。
その頃優の小さなヒップを抱きかかえ、割れ目に肉棒をこすり付けていた男も限界を迎えようとしていた。
 「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」
荒い息を吐きながら優のヒップに激しく腰を打ち付ける男。
 「くあーっ!」
男の叫び声と共に熱い精液が優の小さな割れ目に降りそそぐ。
 「うう・・・ん・・・」
優ががっくりと倒れた。
 「妹も気持ちよかったみたいだぜ・・・」
呆然とへたり込んでいる沙織の耳元で男はささやくと、沙織の腕を掴んで立たせる。
 「ゆ、優・・・」
小さなヒップをむき出しにしたまま地面に倒れている優の無残な姿に息を呑む沙織。
 ニヤリと笑って男が言った。
「お前ら仲いいんだろ、お姉ちゃんだけ素っ裸じゃ不公平だろ?妹も同じようにしてやれよ・・・」
 「えっ・・・」
戸惑う沙織。
「妹を裸にしろっていってるんだよ!」
「そ、そんな事できません・・・」
涙を浮かべ、沙織が首を振る。
 「じゃあ、俺らが剥いちまうぜ・・・」
男がニヤリと笑う。


432名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 10:14:57 ID:fhOXxBtd
いつ痴漢展開になるのか……と思いつつ
433沙織:2006/11/21(火) 10:33:12 ID:4xDz0Vp5
「わ、わかりました・・・私がやりますから・・・」
(こんな男たちに辱められるくらいなら・・・)
沙織はゆっくりと倒れている優に近づいていった。
 「・・・・・あっ、お姉ちゃん・・・」
沙織に気づいた優が顔を上げた。
 「お、お姉ちゃん、助けて!」
優の声を聞きながら沙織はゆっくりと手を伸ばした。
 「・・・・・・お、お姉ちゃん?」
優が不安げな表情を浮かべ、沙織の顔を見つめる。
 「あっ!・・・い、いや・・・なにするの、お姉ちゃん!」
優がバタバタと手足を動かし、逃げようとする。
 「ゆ、優!ガマンして!しょうがないの、こうしないと優が・・・」
目に涙を浮かべた沙織が優の淡いピンクのキャミソールを脱がした。
 「いやーっ!」
優の叫び声と共に優の胸元があらわになった。
 小さなピンク色の乳首のまわりがわずかに膨らんでいるだけの胸が静かに上下している。
「いやだよぉ・・・やめてよぉ・・・」
泣きじゃくる優を押さえつけ、スカートをひき下ろす。
 「ごめんね・・・ごめんね・・・」
沙織は泣きながらスカートを足から引き抜き、白いショーツを抜き取った。



434沙織:2006/11/21(火) 10:49:02 ID:4xDz0Vp5
「いやぁ・・・」
まだ産毛しか生えていない小さな割れ目があらわになる。
 生まれたままの姿になった優の幼い裸体を男たちが舐めるように見つめている。
ワンピースの水着の跡がくっきりと白く体に残っている。
 「お姉ちゃん、やめてよぉ・・・」
震える声で優がつぶやく。
 「もっと可愛がってやれよ・・・」
男が沙織の耳元でささやいた。
 「えっ・・・?」
戸惑っている沙織に男が言った。
 「お互いのま○こを舐めるんだ」
「そ、そんな事できません・・・」
真っ赤になってうつむく沙織。
 「お前がやらないなら俺らがやるだけだ・・・」
男が笑う。
 「うっ・・・・・」
絶句する沙織。
 「妹の顔をまたいで、頭を妹のま○この上に向けるんだ」
「は、はい・・・」
おそるおそる沙織は倒れている優の上にまたがると、股間を優の顔に押し付けた。

435名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 10:52:26 ID:UFim3iHT
きっとこのまま強姦展開(ノ∀`)アチャー
436沙織:2006/11/21(火) 11:13:39 ID:4xDz0Vp5
「んふっ!お、お姉ちゃん・・・」
いきなり口元に股間を押し付けられ、優は苦しげに息を吐いた。
 (あっ・・・お姉ちゃんのここってすごい・・・)
 そっと目を開いた優は、黒々と生い茂るヘアを目の前にして目を丸くした。
じっと体を固くしている優に男が言った。
 「ほら、姉ちゃんのま○こ舐めるんだ」
「ゆ、優ガマンしてあの人たちの言う事を聞いて・・・でないと私たち・・・」
沙織の小さな声がした。
 優はぎゅっと目をつぶり、おずおずと沙織のヘアに舌を這わせ始めた。
同時に沙織も優の股間に顔を近づけるとそっと舌を出し、まだほとんど産毛しか生えていない
割れ目に舌を這わせた。
 ぴちゃっ・・・ぴちゃっ・・・ぴちゃっ・・・
沙織と優がお互いの股間を舐めあう音が静かな林に響く。
 
「あっ・・・うんっ・・・んっ・・・」「はぁっ・・・んんっ・・・くんっ・・・」

しばらくすると2人の口から切ない吐息が漏れ始めた。
 「あっ!・・・はぁっ・・・んんっ・・!」「んんっ!・・・くっ・・・」
沙織と優がピクピクと体を震わせながら、切ない声を上げている。
 「たまんねぇ・・・姉妹同士のクンニかよ・・・」「すげえな、感じてんじゃねえか?」
男たちがごくりとつばを飲み、舐めるように2人の姿を見つめている。
 



437沙織:2006/11/21(火) 11:34:40 ID:4xDz0Vp5
「おっ・・・そろそろか?」
ぴくぴくと背中を震わせている沙織の姿を見て男たちがニヤリと笑う。
 「あうっ!・・・はぁっ・・・うんっ!・・んんっ!」
沙織の声がはっきりと男たちの耳に聞こえ始めた。
 (いよいよだぜ・・・)
男たちののどがごくりと鳴った。
 その時、優の舌がヘアを掻き分け沙織の割れ目に入り込み、沙織の中の
敏感な部分を舐め上げた。
   
  「くあーっ!!」

沙織が叫び声を上げ、大きく体をのけぞらせた。
「ぐふっ!」
優はいきなり力いっぱい沙織の足に顔を挟まれ、息が出来なくなった。
 「あふっ・・・・・」
沙織は小さく息を漏らすと、ぱたりと優の上に倒れた。
 「はははっ!イッちまいやがった」
男たちが笑う。
 しばらくして沙織は目を覚ますと、慌てて優の上から離れた。
男たちがニヤニヤと笑いながら汚れた肉棒を2人のショーツでぬぐっている。
 精液まみれのショーツを地面に投げ捨てると肉棒をズボンにしまいながら
沙織と優にささやいた。

 「明日もここに来い。二人揃ってな・・・」

男たちはニヤリと笑うと暗闇の中に消えていった。



438名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 11:42:58 ID:4xDz0Vp5
以上で「沙織」終了です。
 リアルタイムで読んでいただいた方もいらっしゃったみたいで・・・
有難うございます。
 今回はちょっと「痴漢」ぽく無くなってしまいました・・・
申し訳ありませんでした。
 次回書くときは気をつけます。
有難うございました。
439名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 11:52:36 ID:W6y3T+Nl
おおっ、強姦しなかった!
失礼な事を言ってしまってもうしわけない(435)

でも3作品読んでいて違和感が正直ある

>「この姉ちゃん、まだ処女みたいだぜ・・・俺の後でお前にも味あわせてやる、楽しみにしてな」
>ニヤリと笑うと男はゆっくりとバスを降りていった。 (結衣)
>「今度は二人揃って来るんだ、もう逃げられないぜ・・・」 (未来(結衣U))
> 「明日もここに来い。二人揃ってな・・・」
>男たちはニヤリと笑うと暗闇の中に消えていった。 (沙織)

まだ続くぜの様式美の世界なのかもしれんが、3つともヘタレ男にしか見えない
だからと強姦しろとは言えないけど、3連続エスカレート発言ヘタレ男は不自然に思えた
バス痴漢の結衣と未来はバス痴漢らしからぬ大騒ぎだし、
沙織は痴漢というより強姦未遂だし
もう少し痴漢ならではの緊迫感が欲しかった。無理に痴漢レベルで打ち切ってる印象

でも精力的な書込みはとてもGJ!
440438:2006/11/21(火) 12:21:04 ID:4xDz0Vp5
>>438さん、ご意見有難うございます。
確かにラストのワンパターン化と無理に挿入無しにしてる感は否めません。
 今後の課題といたします。
又、よろしくお願いいたします。
441名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 12:21:31 ID:vTMa+RMj
これだけの長さのSSを連続投下できるのは非常に力強いな。
ちょっと痴漢が喋りすぎかな?
でもクオリティ的には悪くない。
さすがにねちっこさや表現では一歩譲るが
正統派っつーか、昔ながらの痴漢SSって感じ。
442438:2006/11/21(火) 12:22:32 ID:4xDz0Vp5
すいません・・>>439さんです・・・恥ずかしい・・・
443名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 07:32:07 ID:A0fBLTHN
連日乙です!

SSを一レスごとにタイプしては投稿するより、一回メモ帳なりワードなりに
まとめて書いてそれを一気に投稿した方が、支援が必要なのかと思った人とか
他の書き込みが間に入らなくて、読みやすくなるんでないかな
投稿が途中なのか一旦終わったのか、書き込んでいいものかの判断もしやすいし
444440:2006/11/22(水) 14:00:27 ID:gGe8An8/
皆さん、いろいろご意見有難うございます。
 私の書き込みの最中でもご意見のある方はどんどん書いていただいて結構です。
「つまらん」とか「がんばれ」とか皆さんのレス楽しみにしていますので。
週明けに「結衣」の続編を投下できると思います。
 今回は主人公の年令を少し上げて、自分なりに「痴漢らしさ」を出したつもりですので
「ロリイラネ」とか「痴漢じゃねえじゃん」と言う方も読んでいただけると嬉しいです。
それでは又よろしくお願いいたします。
445名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 15:06:21 ID:WU1Swn83
ロリもありですよ。個人的には人妻より好きかも。

というより年齢容姿などは自分の好みで書くべきだと思う。
446名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:51:17 ID:hxMswsFt
そのとおり。
俺は445と正反対に個人的に「ロリ属性」では全くなく
「子持ち貞淑美人妻属性」なので、
浴衣の人妻続編の投下を心待ちにしてるけど、
だからといって、自分の好みじゃないものが出ると
ケチつけるのはアンフェアだと思う。結局は
「年齢容姿などは自分<注:この場合作者さんね>
の好みで書くべきだ」と思うし、読者として
その傾向にたまたま会えば素直に喜ぶべきことなのだと思うよ。
447名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:34:22 ID:/GUo+4D0
原理主義と言われようがここは痴漢スレだし、
とりあえず作者が痴漢を念頭に入れてるなら問題ないんじゃないか
年齢性別なんてどうでもいい事と、スレ原則の痴漢を一緒に語るなよー

痴漢以外書いた自覚があるなら、今度は痴漢を書く意識を自分で持てばいいだけだろう?
一度嫌悪した読み手に読んでくれと書き手が圧力かけるのはみっともない
読みたい奴は読むていどのスタンスにしておかないと
448名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:36:07 ID:/GUo+4D0
あと、ここテンプレ一切ないけどsage進行の原則ないの?
449テンプレ案:2006/11/23(木) 03:28:34 ID:srAnxMLT
スレタイの通り、痴漢もののSSを投下するスレです。

・注意事項
 基本的にはsage進行推奨(E-mail 欄に半角小文字で sage と入力)。
 ageは保守回避として適当に。
 レス数が970を過ぎた辺りで次スレ立ての方向で。
 何か質問する前に(http://www.google.com/)等で調べておいて下さい。
 荒らし、煽り、広告と判断したら無視で。
【投下する人は】
 人を選ぶ要素がある場合や「スレ違いかな?」と思った場合
 一応投下前に注意書きを入れてください。
 一回の投稿の最大行数は60行、最大バイト数4096バイトです。
 書きながら投下するより、事前にメモ帳などに書いておいて
 一気に投下して、終わったときは「終了です」等とレスすると親切です。
【読む側の人は】
 どんな内容であれ投下をした人間には最低限の敬意を払ったうえで
 アドバイスや意見を述べてください。
 スレ違いや全く嗜好に合わない作品、稚拙な作品であっても
 出来るだけ柔らかい注意をしたほうが荒れずに済みます。
 作者が望んだ場合を除き、感想の範疇を越えた批評・批判は御遠慮ください。
 逆に、特定の作者の持ち上げ過ぎも余り良くは思われないようです。
【痴漢の定義・強姦との違い】
 これが議題にのぼると大抵荒れる原因になります。
 前スレ376の
 @閉鎖された、もしくは身動きできない空間
 @犯行に気付いていない第三者の存在
 @直接的な暴力・凶器に拠らない、威圧・脅迫等による制圧
 という定義で、概ね間違っては無いかと思われます。
【前スレ】
#痴漢SSを書こう2#
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129639889/
【Q&A】
・初代スレが読めない
つ ttp://220.254.5.211:8000/2ch/bbspink-sakura03_eroparo/1100/1100592242.html
・まとめサイトとかないの?
 今のところ無し。浴衣の投下だけならば本人のサイトを参照のこと。
450名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 03:30:36 ID:srAnxMLT
>>449はあった方が便利かなと思って勝手に作っただけなので、
「これに従って」的なニュアンスではないです
451名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 08:24:41 ID:nualdiDv
乙。
【痴漢の定義・強姦との違い】より上は全スレで言えることだな。
総合質問スレにも欲しいテンプレだ。
452名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 13:57:55 ID:ImciAc/n
昨晩書き込んだ446だが、
作者の人たちが投下しにくくなるかもしれんので、
感情的なものには反論してこなかったが、

447の
「一度嫌悪した読み手に読んでくれと書き手が圧力かけるのはみっともない 」

↑これだけはあまりにひどい。
浴衣の名誉のために言っておくが、俺は創作能力皆無の一読者であり、
一読者の発言を身勝手に利用して特定の作者の名誉を傷つけるのは
やめてくれ。
自分の嗜好を周囲に押し通すのはご勝手だが、他人に迷惑をかけるの
だけはやめてくれ。
453名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 20:16:30 ID:NU+T3MvL
>>449
乙!
これいいね。
454名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 22:04:15 ID:GsRu0Lqm
>>452
>>447の「一度嫌悪した読み手に読んでくれと書き手が圧力かけるのはみっともない 」 は
>>444
>今回は主人公の年令を少し上げて、自分なりに「痴漢らしさ」を出したつもりですので
>「ロリイラネ」とか「痴漢じゃねえじゃん」と言う方も読んでいただけると嬉しいです。
の事で浴衣の事じゃないんだけど? 何でそこで浴衣になる?
455名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 22:24:57 ID:wKGTIggL
444の文体に「圧力」のかけらも感じられんし、
そもそも444に対し「嫌悪」を示したレスってあったかね?
あんた、だいぶ複雑な性格してんね、さすが原理主義者。

もっと心を大らかにして、
@閉鎖された、もしくは身動きできない空間
@犯行に気付いていない第三者の存在
@直接的な暴力・凶器に拠らない、威圧・脅迫等による制圧
の世界の中で楽しんで、このスレを盛り上げよう!
456名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 22:47:31 ID:tHRqCjjg
>>454
確かに、>>452の怒りはなんか唐突。
基本的には浴衣の話題ではないんじゃないかと。

>>455
確かにそうだけど、「さすが原理主義者」は煽りだと思う。
457名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:02:18 ID:tHRqCjjg
女教師痴漢ものを書きたいんだが
いいシチュエーションが浮かばん
458名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:11:16 ID:HTbiXoeb
>>457
体育館で全校集会中、生徒たちの後ろで立っているところを、
同僚や教頭に〜とか。
459名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:14:36 ID:+Vwk9wsy
>>457
電車通勤中、痴漢に遭遇するがそれが自分の担任するクラスの生徒だと気づく。
自身の恥ずかしさ、または生徒の将来を気づかい警察、学校には報告せず軽い注意だけで済ます。
通報されなかった事に味をしめた生徒の痴漢行為は次第にエスカレートしていく。
460444:2006/11/24(金) 00:59:56 ID:CayYTqgc
この度は、私の発言により、無用の混乱を招いた事をお詫びいたします。
 私の申し上げたかった事は、「今までの作品とは違うタイプの物が出来ましたので
宜しくお願いします」という意味で、決して「今まで自分の作品を読んでいない奴も読め」
などと言う意味ではありません。
 不愉快な思いをさせて申し訳ありませんでした。
461名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 06:02:14 ID:9fTb2/n5
投下もないし、テンプレ案をちょっといじってみたよ
自分>>1が画面一杯に広がって、スクロールしないと次レスの番号が現れない
スレはあんま好きじゃないんで、2レスに分けてみた
「長くても>>1に全てが書いてある方がいい」という意見があるのも知ってるんで
その辺は他の人の意見を・・・

まとめサイトのところ、「どこ?」って聞く人へのURL晒し牽制と、
他にも収録してる人がいる(出てくる)かもしれないから固有名詞消してみた

あと『人を選ぶ要素がある場合や「スレ違いかな?」と思った場合、一応投下前に
注意書きを入れてください。』、これは本当に投下前の注意があれば投下可でいいんか?
直近で「スレ違いかな?」と思ったらしい注意つき作品で揉めたんで確認

それ以外でも順番変えたり、一文を二文に分けたりしてるんでチェックを頼んます
作品投下があったときや面倒臭い場合は件無視してください
462テンプレ案Ver2 >>1:2006/11/24(金) 06:02:53 ID:9fTb2/n5
スレタイの通り、痴漢もののSSを投下するスレです。 (sage推奨)

このスレでの痴漢シチュとは
 @閉鎖された、もしくは身動きできない空間
 @犯行に気付いていない第三者の存在
 @直接的な暴力・凶器に拠らない、威圧・脅迫等による制圧

【痴漢の定義・強姦との違い】
 これが議題にのぼると荒れる原因になります。

過去ログ等は>>2 マターリいきましょ。
463テンプレ案Ver2 >>2:2006/11/24(金) 06:03:30 ID:9fTb2/n5
【注意事項】
 基本的にはsage進行推奨(E-mail 欄に半角小文字で sage と入力)。
 ageは保守回避として適当に。
 レス数が970を過ぎた辺りで次スレ立ての方向で。
 荒らし、煽り、広告と判断したら無視で。

【投下する人は】
 人を選ぶ要素がある場合や「スレ違いかな?」と思った場合、
 一応投下前に注意書きを入れてください。
 一回の投稿の最大行数は60行、最大バイト数4096バイトです。
 書きながらの投下より、事前にメモ帳などにまとめ一気に投下、
 最後に「続きます」「終了です」等 一言入れると親切です。

【読む側の人は】
 内容に関わらず、作者へは最低限の敬意を。その上でアドバイスや意見をどうぞ。
 ただし作者が望んだ場合を除き、感想の範疇を越えた批評・批判は御遠慮ください。
 また特定の作者の持ち上げ過ぎも、余り良くは思われないようです。
 スレ違いな作品への注意は出来るだけ柔らかく、荒れずに済みます。
 全く嗜好に合わない作品、稚拙な作品へは絡まずスルーしましょう。

【過去スレ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1151248641/      前スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129639889/       二代目
http://220.254.5.211:8000/2ch/bbspink-sakura03_eroparo/1100/1100592242.html 初代

【Q&A】
何か質問する前に(http://www.google.com/)等で調べておいて下さい。
・初代スレが読めない
つ ttp://220.254.5.211:8000/2ch/bbspink-sakura03_eroparo/1100/1100592242.html
・まとめサイトとかないの?
 今のところ無し。サイト持ちの人もいるので、過去ログを自力で参照のこと。
464名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 23:29:35 ID:gSdG1UIH
>>457
ベタかもしれないが
生徒が通学中に電車の中で担任を見つける、が担任は痴漢をされていた
そのまま痴漢に担任がイカされる
生徒もその担任を…みたいな感じ
465読み人知らず:2006/11/26(日) 11:31:20 ID:Ayd6ihGq
名も知らぬ 若き息吹に 焦がされて
羞恥に疼く 我が身悲しや
466名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 20:33:06 ID:IowAsW2Y
むむむ、何だこの緊迫感・・・
嵐の前の静けさ・・・
467名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:35:47 ID:rDR8j6ys
単なる過疎かも
468名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 18:19:06 ID:RibvW2lf
電車で横に座っていた女子高生が、うつらうつらしてて、俺の肩に頭乗せてきた。
ちょっとだけ痴漢な気分になった初冬の午後。
469名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 19:09:05 ID:8Fdb69gm
福岡 ヴィーナス を調べて
470名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:15:05 ID:6EE+/6jP
>>468
三日前に三人座りの真ん中に座ったら
両脇の女(右女子高生、左OL)がもたれかかってきた。
逆にやられた感じした
471名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 23:04:45 ID:CqzfQE8b
そろそろ、
雪穂さん続編投下おながいします。
472名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 21:43:15 ID:Eg7Qprj/
おーい!みんなぁーーーーっ!
どーしちゃったんだよぅーーーーーー!!
473名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 01:12:16 ID:lI0+swbb
>>471
書いてるんだが……
痴漢ものは続編を書くと、痴漢の範疇から外れることが分かった。
このスレには投下しないので、どうしてもという方はサイトのほうへ。
投下用には別の作品を書こうと思う。ちゃんとした「痴漢」の。
474名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 08:34:51 ID:cuZyKUO1
誘導するならサイトのアドレスh抜きで書いてってくれ
475名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 21:20:42 ID:xs6R4dxF
473了解。
両方とも楽しみにしてるよ。
476名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 08:18:18 ID:COegNDTy
よく話題になってるが、
浴衣のサイトが見つからない…
477名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 09:09:08 ID:ocUdKT9m
478名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 13:52:37 ID:0t3ujTrj
さすがにみんなネタ切れかしら。
皆、いいクリスマスを。
479名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 21:19:39 ID:ARrmuIoE
そうだよ浴衣!
早く続編たのむぜ!
480名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 21:46:13 ID:colx+m9b
クリスマスか……
ミニスカサンタを痴漢したいな
481ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:10:03 ID:HCkZSiOS
カーテンの奥から、「なにコレぇ!」という大声が聞こえたので、
二宮高志はタバコを持ったまま立ち上がった。

「どうしたのー?」
鼻から煙を出しながら、二宮は声を掛ける。

黄色いカーテンが軽く揺れて、その隙間からにゅっと女の顔が出てきた。

周囲の人間より一回り小さい顔の上に、はっきりとした目鼻が並んでいる。
アーモンド形の瞳の上で、細い眉毛が「ハ」の字形に歪んで
不服と不安を表現していた。

「いや店長、普通に無理なんですけど」
ぷっくりと厚い唇が割れて、甲高い早口が漏れる。

「無理とかじゃなくて。イケるって美貴ちゃんなら」
二宮はあごひげを指でつまみながら、そう答えた。
実際、似合わないことはないだろうと踏んでいた。

ただ、相当に恥ずかしいだろうな、とも思ったが。
482ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:12:16 ID:HCkZSiOS
十分近く押し問答した末に、ようやく納得したのか
工藤美貴はカーテンの中で着替え始めた。

確かに騙した格好になったとはいえ、給料は先に払っているし
「サンタの服装で仕事をする」という言葉には嘘が無い。

そう思いながらも、二宮の頬は緩んでいた。
工藤美貴のサンタクロースはどんな按配か想像するだけで愉快である。
まして、それを実際に目の当たりに出来るのだから笑みは口元から離れなかった。

更に五分ほどして、黄色いカーテンがおずおずと開く。

美貴は太股を両手で押さえるようにして、不承不承といった表情のまま
カーテンの隙間を潜るようにして出てきた。

「似合うじゃん」
二宮は笑った。

「ありえないんだけど……」
美貴は力の無い笑みを浮かべた。
483ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:13:58 ID:HCkZSiOS
「大丈夫だって、美貴ちゃん脚綺麗だから変じゃないよ」
「そういう問題じゃないんですけど……ていうか寒いし」
美貴は眉をしかめた。

「店の中だから大丈夫だって。四階は元々暑いじゃん」
「コレ絶対お客さんに見られますよ」

「見られるのが目的なんだからさ」
「でもー、いや、見られるっていうか
 あの娘、一人でなんであんなカッコしてんだろ?
 みたいな視線で見られると思うんですけど、絶対そう」
興奮すると、彼女は更に早口になるらしい。

確かに店内に一人、サンタコスチュームが居れば
目立つことは疑いない。
まして彼女の場合は尚更である。

「俺もサンタの格好するから」
「店長がしてても誰も見ませんよ」
唇を尖らせて、美貴はそう言ったが
その顔もなんだか可愛らしかったので二ノ宮は思わず苦笑した。
484ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:14:47 ID:HCkZSiOS
彼女の働く四階はメダルゲームブースである。
ちなみに一階から三階はビデオゲームブース、
五階はビリヤードと卓球場があり、一つの娯楽施設となっている。

美貴と同様に、サンタコスチュームを着させられた女性店員が、
各階に一人ずつ配備されていて、師走の客寄せの役割を勤める。

美貴のこの日の勤務シフトは午後23時〜午前3時。
十八歳未満が立ち入り禁止になる夜の部である。

かくして、茶髪でまつげパーマのサンタクロースは、
大音響が響き渡る薄暗がりの店内に放り出された。

十二月も、半ばに差し掛かった、寒い一日であった。
485ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:15:32 ID:HCkZSiOS
スタッフルームから、店内に入ると
不自然な熱気がむわ、と肌に当たる。

露出した膝や太股が却って心地良いくらいで、
「四階は元々暑い」という言葉通りであった。

しかしどうしても人に見られるのが不安で、
美貴はしばらく自動販売機の前や、スロットマシンの影に
身を隠すようにして立っていた。

所在無げな彼女の様子を、二宮はしばらく見ていたが
やがて用事を思い出して階下に降りていった。

客はそれほど多くない。

えい、と心の中で気合を入れて、美貴は店内を
周回することにした。
頬がやけに熱い。汗が背中に滲んでいるのが自分でも分かった。
486名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 01:17:17 ID:SfSRXKfP
支援
487ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:18:03 ID:HCkZSiOS
最初に美貴を観た客は、コート姿のサラリーマンだった。

彼は、一瞬、美貴の脚を見て、すぐに彼女の顔に目線を移動させ
それから視線を逸らした。

そのまますれ違う。

美貴は振り返らなかったが、恐らく今、彼女の膝の裏に
男の視線が刺さっていることだろう。

両手でちょうど掴めるくらいの太股から、
膝までのゆるりと細くなっていくライン。
そこから、ふくらはぎの柔らかな盛り上がり。
白く光る、摩擦度の低そうな肌。

そして、屈みこめば下着をのぞきこめる赤いスカート。
男が靴ひもを結ぶふりしてしゃがんでいないことを美貴は望んだ。

気温のせいか、熱があるように頭が熱い。
488ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:19:36 ID:HCkZSiOS
数人の客とすれ違って、美貴は自分がはっきりと
「目立っている」もしくは「浮いている」ことを自覚した。

さっきの男のように「大して気にしてない」振りをしながら
すれ違いざまに見る者も居るし、

或いは露骨にじろじろと舐めるように視線をぶつけてくる者も居る。

わざと美貴と何度もすれ違う男も居るし、
なんとかしてスカートの中を自然に見れないか画策しているような者も居た。

本人達が思う以上に、下心というものは相手に伝わりやすいものである。

女性にとって、他人から性欲を向けられることは
敵意を向けられることに良く似ているからだ。

自分にとって害となる意思に対して、人間は敏感なものなのだ。
489ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:25:07 ID:HCkZSiOS
ふと、視界に不自然な光が見えたので、美貴は立ち止まった。

少しきょろきょろして、メダルゲームの座席の上に
シルバーアクセサリーの付いた何かが置いてあることに気付く。

誰かの忘れ物だろうか。
或いは「まだこの席にいます」という意味だろうか。

近づいて、それが財布であることが分かった。
まさか、財布を場所取りに置いていく人間は居ないだろう。
まして、そもそも場所をキープする必要の無い施設である。

美貴は座席に落ちている財布を拾おうとした。
少し前傾して、手を伸ばす。

そして財布を拾った瞬間。
彼女の体に、頭からつま先まで垂直に衝撃が走った。

拾った財布を取り落として、美貴は悲鳴を上げた。
彼女なりに全力の悲鳴だったが、ゲームセンター特有の大音響の中
あまり遠くまで響くことはなかった。
490ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:29:41 ID:HCkZSiOS
振り返ると、さっき最初に美貴をみたサラリーマンが
早歩きよりやや早い程度のスピードで遠ざかっていた。

一瞬、美貴の脳内に様々な思考が溢れる。

追いかける? 捕まえる? 店長を呼ぶ?
財布はどうする? 今周囲は安全? 警察?

そして、下着越しに感じた、手のひらのぬくもり。
多分、時間にすれば一秒間ほどだったろう。

間違って触れた、というものとは絶対に違う、あの指先の動き。
その一瞬に、出来るだけ感触を味わいたい、という願いのこもった
卑猥で、卑怯で、卑近で、情けない男の手。

鳥肌と、冷や汗、悪寒、頭が熱くてふらふらする。

彼女の思考が定まる前に、男の姿は階段から消えてしまった。
きっと全力で駆け下りているのだろう。
491ミニスカサンタ:2006/12/15(金) 01:31:18 ID:HCkZSiOS
ゴメン、ここで終了。
>>480を見てアドリブで書いた。
492名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 01:53:41 ID:D2jorf/w
浴衣乙
特殊な状況の痴漢だが続き期待してるよ。
493名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 08:19:44 ID:Mle/tZGZ
乙。
しかし文体だけで一発で浴衣だと分かるな。
494名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 12:13:44 ID:hm6u6cuy
よいと思うが、今回こそはちゃんと最後まで痴漢で通してくれよ……
495名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 13:17:11 ID:Mle/tZGZ
よく考えると前作に限らず浴衣の作品はほぼすべて最終的に強姦してるけどな
496名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 13:19:25 ID:34pJ7W4h
ロッカー痴漢は痴漢だけだった。あれは良作。
497名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 14:39:54 ID:yQcgzw3T
でも、痴漢だけで終わらすのって難しいんじゃない?
498名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 14:53:54 ID:Q+NK6mRK
その辺は個人の好き好きだからなぁ。
浴衣のページに痴漢ビデオのレビューがあるけど
あれも、本番あり派と本番無し派みたいに意見が分かれてるし。

ぶっちゃけ本番無しで抜けるか抜けないかってことでもある。
499名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 08:50:30 ID:EGEVMm/a
さんざん痴漢して、〆に強姦、くらいなら許容範囲。
最初から強姦オンリーは勘弁。

まあ要するに、痴漢シーンだけでヌけるボリュームがあれば
OKってこと。
500名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 23:11:53 ID:X3PCyrFc
>>491 >>480だけど書いてくれてありがとう。
続きがあるなら期待して待ってるよ。
501名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:38:13 ID:+XMkgsDq
(↑もし浴衣だったら)
綾名雪穂さん続編の方も頼むよーー
502浴衣レビュー:2006/12/18(月) 21:23:08 ID:buVxcNaF
漆戸美穂
集団で粘着質な責めと顔射フィニッシュがクオリティ高い
最初ながら一番バランスが取れてる
及川真理
強姦もののうえにシチュエーションが非現実的
Vシネの香りがする
倉持理子
より一層シチュエーションが奇天烈
責めがやけに味気ない
小山内舞
後半の痴漢描写が驚くほどおざなり
多分、浴衣自身書いてて飽きてきたんじゃないだろうか
綾名雪穂
シチュエーションは極めてすぐれているが
痴漢の範疇からは半歩はみ出ている
比嘉瞳
いくらなんでも長すぎないか
シチュエーションは悪く無いがやはり痴漢ではない
竹本愛理
痴漢の一人称はさすがに感情移入出来ないと思う
変に文学的な口語体が不気味
古都夏美
処女作以来の傑作だと思う
ロッカーというシチュエーションをこの上なく綺麗に料理している
佐野麻紀
過去言われてきたように、完全な強姦もの
そうだと割り切って読めばいいが、痴漢を期待すると萎える
503名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 11:07:40 ID:o34YKynu
なんでいきなりレビューしてんのか分からないけど乙
504名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 21:37:26 ID:gAcbq3Q+
浴衣ありがとう!
「温水プール」編、どんなシチュなんだろね。
今から楽しみだ。年内公開よろしく頼むぜ!

オレは「痴漢」の範疇を比較的ひろく解釈してる派だ。
気にすることなく創造力と表現力の翼をひろげてくれ!
505名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:24:35 ID:cGqZVSFy
そういうのとかしつこいリクはサイトの方でやったら?
アク禁されるかもだけど
嫌がらせじゃないなら、本人のこと少し考えてあげては・・・
506名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 09:55:02 ID:A/S3af6e
浴衣のサイト、掲示板もないからな
まぁでもこのスレで浴衣個人にリクするのはあんまり好ましくはない
507名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 21:48:34 ID:rJTU0abQ
作者の一人に声援送ったり感想・要望言っちゃいけないのかよ?


508名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:16:16 ID:4XwvW6jn
前に厨が湧いたとき「そういうのはスレじゃなく直接メルくれ」みたいなこと言ってたような

>507
おkでしょ。極端なのは厨認定されて住人にウザがられ、スレ内で職人自身を追い込むことにもなるけど
509名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:42:04 ID:rJTU0abQ
おk
要は程度の問題ってわけだよね。
声援・感想・要望を禁じ手にすると、ますます過疎化しちゃうもんね。
510名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 23:22:41 ID:A/S3af6e
めずらしく荒れずに議論が収まってホッとした
511名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 01:40:20 ID:Yb8q+vcM
芋洗いな混雑の海水浴場orプールで痴漢されてビキニの下を脱がされるシチュでお願い。
512名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 05:58:16 ID:ZyeRdlzc
ところで>>509は自演なのか?直前レスへの返事なのか
こんな華麗なのは久々に見るんで自演なら嬉しw
513名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 11:43:32 ID:r0dCnig+
509だが、オレは一読者だっての。

前にもこういうのあったけど(ワザとか?)
オレのような存在に対する誹謗中傷はけっこうだが、
作者氏の創作意欲を減退させるかもしれないレスだけはやめてくれ。
514名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:52:17 ID:XYg3hxCq
たぶん>>521>>509のレス先が>>507だと勘違いしてるんだと思う。
でも>>508あてだよね。
515名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 20:31:43 ID:CPhmLfmF
何だカリカリしてんなぁ
そんなピリピリすんなよお。この手の遣り取りや冗談も通じないのか・・・
>514の言う通り(&>512一行目後半)直前レス>508かなと思ったけど、
>507へなら小さなニヤリで楽しいなと思っただけ
自分>512と>508だが、他スレでも職人を中傷した覚えは無いんでそれは>513の思い込み

空気乱して悪かった。ごめんねー
516名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:39:14 ID:vuUF2Ecb
結局荒れるのであった
517名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 00:24:51 ID:Lp3D8kDQ
このスレを荒らしたり落ち着いたりするレスを
まんま痴漢の葛藤に置き換えるんだ。


指を突っ込んでヌチュヌチュ責めてる可愛いこの娘をイカせてしまおうか
イキそうなところで荒らすのを止めようか罪悪感と征服欲の間で葛藤するような。
518名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 03:30:40 ID:uDDktM/t
女なんですが、昨日の満員電車の中で触られた…。
あんまりにも微妙なおさわりだったので、痴漢なんだかよくわからないまま変な気分。
519名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 10:05:57 ID:Sdkh7zAm
アナル責めに徹底的にこだわったSSキボン
520名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 10:51:34 ID:eatHF+Jg
女の奥手攻め痴女を
521名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 14:15:58 ID:LvR9pBO8
虐められっ子がノーパンノーブラで電車に乗るように命令されるのをキボン
522名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 22:46:32 ID:8gAf3hWS
結局みんないい奴だよ。俺はそう思いたい。

水着痴漢といえば名作「ロッカー」があったけど、
プール痴漢てのは今までなかったな。

大昔ですまんけど、結城彩雨の小説「人妻洋子27歳」の中の
「母と子の水泳教室」とかいうシチュで
美人若妻が変態水泳コーチに水中で嬲られるシーンが
あったような記憶があるな。
523名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 06:35:49 ID:8hDbGGea
動画をupしましたよ
up2394.zip Gメン'75 痴漢のアリバイ
http://www.774.cc:8000/upload-pro/all.html?1166822927
524名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 13:31:18 ID:yye6KxC2
ああ、可愛いなあ。こんでるからってそんなに小さくならなくても。
痛っ、おっさんまだ駅着いてへんやろ動くなや。
あ、真後ろ入ってもた。頭シャンプー?ええにおい。
やばい。スカート尻小さいめっちゃ可愛い。
ごめん。たってもた。押し付けるよ。
柔らかいなあ。ああ気持ちいい。
あかん、胸もませて。ああ気持ちいい。ほどよいなあ。
やべ左手捕まれた。逃げられへん。もうせんから逃がして放して。
え?ちょ、ズボンのチャック下ろした?
ああジュニアこんなとこで。
さすって、ああさすって
左手はあなたの股間でいいの?
ああそれはあかんのか。
いや自分、人のチンポさすっときながら耳真っ赤やないか。
可愛いなあ。
525名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 15:46:59 ID:i2fiBBIe
俺も今夜ひとりだ!
執筆がんばれ!
526名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 21:25:08 ID:092Pl4rC
んなことないおwがんがれw
527名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:35:38 ID:VOd1vXQO
途中までしか書けなかったけど、投下していい?
528名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 10:24:05 ID:RicmW2Vm
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
529名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 12:06:17 ID:ZSxo29C+
痴漢されて喜んじゃうのはかのスレ的にアリなのだらうか?
530名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 12:36:48 ID:U0umkgcV
絶対にナシ、とはいわんがややマイノリティかも
531名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 15:56:27 ID:4MaomRPj
需要が無い訳じゃないんで、最初にその旨書いておけば良いんじゃないかな
532名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 21:43:25 ID:ZzTyMGVF
書いてる途中ならまだしも、途中で放り出した作品を投下しようとする神経がわからない
533名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 01:21:28 ID:KbE9HTHx
あぁ、今日もまた、混んでる…。
ホームに到着した快速電車を見て、少女は溜息をついた。
扉が開くと、数人が降り、そして少女を含んだ大人数が無理矢理に乗込む。
少女にとっては、当たり前の光景だ。
今日のように、前後左右を男性に囲まれることにも、なれてしまっていた。

あれ?ちょっと…。やだ!!
少女は妙な違和感を感じた。お気に入りのフレアスカートが後ろの男性の鞄に引っ掛かっている。
鞄の取っ手部分がスカートの内側にあることを、何となくだが、感じる。
うわ。混んでるからだろうけど、最悪。
そう、混みすぎているために、どちらも全く動けないのだ。
そんな電車内で少しでも安定感を求めようとして、少女が少しだけ足を開いた瞬間だった。
何かが、スカート越しに下着の線に触れた。
か、鞄を握り直しただけだよね?
だが、少女は気付いていない。男が鞄を持っている手は少女の尻の斜め後ろにあることを。
再度、スカート越しに何かが触れる。
やだ!痴漢だ…!!!
身を捩らせて逃げようとするが、目の前に立つ長身の男性の背中をそれを邪魔する。
少女が動かないことをいいことに、太い指がスカート越しに尻の割れ目を擦り出す。
いや…。やめて…っ。
声を出そうにも、胸部を圧迫されているため、息を吐くだけで精一杯だ。
指がスカートをゆっくりと捲りあげ、下着の上から、少女の菊を揉んでくる。
534名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 01:42:26 ID:KbE9HTHx
その時、軽く電車が揺れた。小さな揺れであったが、片足を下げてバランスをとった少女は、結果として自身を痴漢の指に押しつけてしまった。

それを了承と捉えたのか、指が下着の脇から、侵入して来る。
やだぁ…!!
早く、次の駅に停って欲しい。しかし、次の駅につくまではどんなに速くても、あと5分はかかる。
それまでは耐えるしかないのだ。
緊張のためか、秘部に熱が溜っている。その場所に男の長く、太く、そして冷たい指がゆっくりっ這っていく。
ヌルリとした感触に愕然とした。
なんで、濡れてるの…!?
一瞬、足に混めた力が抜ける。そして、それを狙っていたかのように、冷たい指が少女の芯を摘んだ。
……っ!!
自慰の経験もない少女に、あまりにも強すぎる刺激が襲う。
クニクニと芯を揉まれ、次第に抵抗する力が入らなくなる。

も、やめ…。
太股に液体がつたっていく。


その後、約5分間、少女は指に弄ばれ続けた。
電車から降り、改札口を抜けた所で、少女はついに泣き崩れてしまった。
535名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 01:43:09 ID:KbE9HTHx
終わりです。


お目汚し、済みません。
536名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 08:50:03 ID:kwQ7polu
勃起した
537通学バス 1/10:2006/12/27(水) 21:00:44 ID:ETEt8wOE
 山間の田舎町に住む美奈子は、バスの最後尾、右奥を指定席にしていた。
 春から隣街の市街地にある私立女子高校へ通っている美奈子は、五十分以上も
バスに揺られなければならない。
 おかげで早起きをしなければならないのだが、彼女はバスに乗っている時間を、
それなりに気に入っていた。
 本を読む時間にもなるし、予習や復習の時間にもあてられる。
 だが、一番は──うたた寝ができる、というものだった。
 美奈子は黒いセーラー服に身を包み、さらさらの黒髪を肩まで伸ばしている。
 小柄でこじんまりとした、どちらかと言えば地味で内気な彼女は、中学時代も
まるで目立たないタイプだった。
 目立つと言えば、制服の胸の盛り上がり具合──
 華奢でありながら、高校一年生としてはなかなかのものを持っている。
 とはいえ、子供の頃からあまり男の子と親しくなった事も無く、今も女子校に
通っている事もあって、美奈子は男を知らなかった。
 大きな乳房も、未熟な秘処も、まだ誰にも触れられた事は無い。
 男女の事に関して実体験は皆無の彼女だった、それなりの知識は持っているし、
ひとりでする事ならしばしばあった。

──よかった、空いてる。
 彼女の先に、数人ほどが乗っていたが、彼女のいつもの場所は空席だった。
 この町のはずれにある小さな営業所が始発のバスは、いったん町の周辺部──
林と果樹園の間にちらほらと民家が並ぶ区域を回ってから、町の中心部へ戻り、
さらに峠をひとつ超えてから、隣の市へと向かってゆく。
 美奈子の家はその周辺部にあるため、彼女が乗った時には、他に数人ほどの
乗客しかいない。
──昨夜遅くまで起きてたし……寝ようっと。
 美奈子はいつも通りに最後尾の一番右側の席を陣取り、学校指定のバッグを
膝に乗せて瞼を閉じた。

 狭く曲がりくねった道をバスが進む。
 窓の外は、山と畑ばかりで、まばらに人家が散見する程度。
 左右に大きくカーブした山道が続き、美奈子はうとうとしながら右に左に揺ら
れて、時々窓に肩をぶつけていた。
 美奈子が乗って五分ほどで町の中心部に辿り着く。
 バスルートにもなっている国道は、もとは旧街道の裏道で、そこを行き来する
人々が峠越えの前に立ち寄る、小さな宿場から発展した町だった。
 狭い範囲に商店街と住宅街が混在しているのだが、中心部にもなれば乗客も
増えてくる。
 町の住人の多くは隣の市で働いているため、自家用車での出勤が許可されて
いない者はバスを利用する事になるし、美奈子と同じく、いくつかある隣街の
高校へ通う生徒も、このバスに乗り込んでいる。
 そもそも通勤通学の時間帯だというのに、二十分に一本しかないため、平日は
それなりに混雑するのだった。

 美奈子はすっかり眠りの淵に落ち込んでいた。
 毎日、予習と復習を欠かさない彼女は、昨夜も十一時近くまで勉強をしていた。
 さらにそのあと、パソコンを立ち上げてインターネットを覗いていたのだが、
夢中になってしまって一時過ぎまで起きていたのだ。
 彼女が見ていたのは官能小説を載せたアダルトサイトだった。
 美奈子ぐらいの少女が、痴漢に遭い、刺激され、勇気を振り絞って抵抗して
警察に突き出したものの──復讐に燃えた男によってさらに酷い目に遭わされ、
男の性奴と化してしまうという内容だった。
 美奈子は刺激的な展開に身を熱くし、自ら慰めてしまったのだ。
 今朝は六時半に起床し、睡眠時間は五時間程度。彼女がぐっすり眠ってしまう
のもむべなるかな──
538通学バス 2/10:2006/12/27(水) 21:01:55 ID:ETEt8wOE
 彼女が乗ってから、十五分ほどが経過していた。
 その頃になれば、座席はほぼ満席──美奈子が腰掛けていた最後尾のシート
にも三人が腰掛けていたが、さらに二人が来た事で、少し前からその真ん中に
座っていた四十過ぎほどの男性が、美奈子の方へと身体をずらしてきた。
 小太りで、うだつのあがらない風貌の男──
 最近はまるで女に縁の無い彼が、彼が隣で眠りこける少女を意識しないわけが
無かった。
 男は、膝に乗せていた手を、ゆっくりと少女へと伸ばしていった。

 熟睡しかかっていた美奈子は、もぞもぞとした感触を覚えた。
 太腿に違和感──
 乗せていた鞄の他に、何かが触れる感触がある。
──あれ……?
 半分眠ったままの頭では、何が起きているのか理解できない。
 さっきまで自分の左隣にはスペースがあったはずなのに、今は誰かが座って
いる──それは解かる。
 どうやら、自分はその人物にもたれかかるように眠ってしまっていたらしいと
気づき、はっとなって身体を起こす。
 窓の外に眼をやると、見慣れた街並みが広がっていた。
 うららかな晩春の日差しの下、街道沿いに人家と商店が連なっていて、その
向こうには、田畑と小高い丘が広がっている。さらに奥には稜線が続いていて、
澄み切った青空と霞んだ山との境を為している。
 隣街との境にある峠を越えてしばらく行ったところだった。
──まだここかぁ。
 バスを降りるまでには三十分以上も余裕がある。
──もうちょっと寝れるね……。
 腿に触れていた感触の事などすっかり忘れ、彼女は眠りに落ちていった。

 美奈子の隣に座った男は、彼女が再びこっくりこっくりしはじめたのを見て、
もう一度手を伸ばした。
 男は、ゆっくりと少女のスカートを手繰り寄せてゆく。
 スカートが少しずつ捲られて、彼女の白くみずみずしい肌が姿を現す。
 男は反対側に座っている大学生風の男の眼を気にしながらも、美奈子の若い
肌へと手を滑らせた。
539通学バス 3/10:2006/12/27(水) 21:03:06 ID:ETEt8wOE
──やだ……!
 脚を撫でられている──と美奈子が気づいた時には、遅かった。
 彼女のスカートは、太腿のほとんどを晒してしまうほどに捲られていた。
 膝に置いていたバッグが、直接肌に触れている。
 どころか、じっとりと汗ばんだ手が、自分の腿を撫でまわしていたのだ。
──これって、痴漢……?
 美奈子の身体は隣に座る男の方へと傾いており、しかも肩に頭を預けるような
格好になってしまっていた。
──どうしよう、どうしよう?
 身体を起こすのが躊躇われる。
 頭がパニックして、どうすれば良いのか解からなくなってしまう。
 身体を起こせば良い。
 スカートを戻せば良い。
 やめてください、と言えば良い。
 だが──
 美奈子にはそのどれもできない。
 男がいつから乗っているのか解からない。
 いつからこんな事をされているのか解からない。
 どんな男なのかも解からない。
 下手に動こうものなら、何をされるか解からない──
 昨夜遅くまで読み耽っていた小説を思い出していた。
 抵抗すればその場は助かるかもしれない。
 だが、もしあの小説のように、男に復讐されたら──
 身体が硬直して、美奈子は何をする事もできなくなってしまう。
──どうしよう、やだ、やだよぉ……。
 男の手は彼女の肌を味わうように撫でている。
 バッグの下に入り込み、ほっそりした太腿の内側を撫でまわす。
──恥ずかしい……怖いよぉ……。
 美奈子は羞恥と恐怖に支配されてしまう。
 身じろぎもできず、声も上げられず、美奈子はただただ耐えるだけだった。

 バスはそんな美奈子の気も知らず、いつもと変わらぬルートを走り続ける。
 信号や停留所で停まるたび、乗客は前後に揺さ振られる。
 カーブを曲がるたび、左右に揺さ振られる。
 この辺りで一番大きな市の郊外。
 最近は工場や大型ショッピングモールなどの進出もあり、街道沿いの宿場に
連なる古い町から様変わりしつつある区域だった。
 バスは既に満員を通り越し、鮨詰めの状態になっていた。
 ほとんどの吊り革や手摺りは埋まり、美奈子や男が座る最後尾のシート近くに
まで、立っている客が来ていた。
 しかし、美奈子と男の前には二人掛けのシートがあるため、それに隠された
彼女の状況には、誰も気づいていなかった。

 やがて、男の手は美奈子の秘処へと近づいてゆく。
──やだっ、そこは……!
 しかし、震える美奈子は、抗う事もできない。
 自分で触れた事はある──昨夜もしてしまったのだ。
 だが、他の誰かに触れられた事は無い。
 気になる男の子──という程度の存在ならいないではなかったが、恋愛感情と
言うほどのものでもなかった。
 女子校に通う今、異性との接触はほとんど無いに等しい。
 そんな美奈子の清らかな秘処に、脂ぎった中年男の指が伸ばされ──
 純白のショーツに触れた。
540通学バス 4/10:2006/12/27(水) 21:05:47 ID:ETEt8wOE
 以前から眼をつけていた少女だった。
 毎朝見かける女子高生。
 黒いセーラー服は、彼の職場近くの私立女子校の生徒だという証し。
 通勤のバスでいつも眠っている彼女は、最近の少女たちのようなけばけばしい
雰囲気も無く、純粋そうで、男など知りもしないのだろう。
 ひと月ほど前から見るようになったという事は、一年生だろう。時には本を
読んでいる時もある。
 きっとおとなしくて、無防備で、抵抗する勇気も無いのだろう──
 しかも彼女の胸の膨らみは、かなり大きくて──
 触れてみたい。
 揉んでみたい。
 地元で有名な私立女子高一年生の少女を、好きなように弄びたい──
 女房に愛想をつかされ、中学生になった二人の娘たちともほとんど会話の無い
寂しい中年男は、そんな身勝手な想いを、美奈子に抱いていた。
 高校生になったばかりの少女の身体をまさぐる。
 自分の娘と変わらないぐらいの少女を弄ぶ。
 妄想に憑かれた男は、下劣な欲望に支配されていた。
 スーツの下ではグロテスクな欲の塊が肥大している。
 男の指は、下着越しに美奈子の恥丘をまさぐった。
 少女の身体が震える──
 おそらく彼女は眠っていないだろうと男は思っていた。
 何をされているかも解かっているだろうとも思っている。
 なのに、抵抗しないし、声も上げない。
 このまま、何をしてもきっと──
541通学バス 5/10:2006/12/27(水) 21:07:51 ID:ETEt8wOE
──やだ、やだぁっ!
 逃げる事も叫ぶ事もできず、美奈子は必死に耐えていた。
 身体が震える。
 震えてしまえば、相手に自分が起きていると気づかれてしまう。
 気づいていながら抵抗しないのだと、相手に思われてしまう。
 しかし、かといって抵抗しては──
 美奈子はじっと堪えるしかできなかった。
 羞恥と恐怖に震えながら、男の指が下着の上を行き来するのを黙って耐える事
しかできなかった。
 昨夜読んだ小説の主人公の少女と、自分が重なる。
 読んでいる時は、淫らな想いに浸っていた。
 少女が男に蹂躙される姿を思い浮かべ、昂ぶっていた。
 身体を火照らせ、胸を高鳴らせて自慰もしてしまった。
──やっぱり、恥ずかしい……怖い……。
 しかし、いざ自分がそういう目に遭うと、全く違っていた。
 羞恥と恐怖で身動きが取れない。
 抵抗する力も出ず、声を上げる勇気も起きずに、受け入れるだけだった。

 男の指は、いよいよ彼女の股の間へと潜り込んでゆく。
──そこだめ、だめっ!
 ショーツの上から繁みを辿って、柔らかな腿に挟まれた男の手が、美奈子の
一番敏感なところへ伸ばされた。
「んっ……」
 びくんと震えてしまう。
──なんで……? やだぁ、やだよぉ……。
 見知らぬ男に触れられたというのに、美奈子のそこは敏感に反応してしまう。
 小さな突起は、美奈子の身体と心に官能をもたらすスイッチ──
 羞恥と恐怖でいっぱいだったはずなのに、そこに触れられた途端、彼女の中に
もうひとつの感情が湧き出てくる。
──やだっ、気持ちいいって思っちゃう……。
 男の指が下着越しにそれを弾くと、美奈子の身体はぴくぴくと震える。
 無理な角度から差し入れられた男の指はぎこちないが、それでも彼女の身体は、
次第に熱を帯びてゆく。
──どうしよう……こんなのって……。
 自分でも意識できるほどに、美奈子は淫らな気持ちになっていた。
 通学のバスの中、名も知らぬ男の指に身を震わせてしまっている。
 そうと意識すると、さらに昂ぶってしまう。
──嫌なのに……なんで……?
 男の指に責められ、男の肩に頭を乗せたまま、ぴくぴくと全身を震わせている
自分が信じられない。
 美奈子には相手の事が、おそらくは中年のサラリーマンであろうというぐらい
しか解からない。
 自分の親と変わらぬぐらいの歳なのだろうという事しか解からない。
 そんな男に、同意も無しに一方的に責め立てられているというのに、美奈子は
その刺激に溺れ始めていた。
──あたし、どうしちゃったの……?
 周りにはどう見えるのだろうか。
 男のさらに隣に座っている人に気づかれはしないか。
 中年男に弄ばれ、快楽に身を震わせている事を、他の乗客に気づかれてしまう
のではないか──
542通学バス 6/10:2006/12/27(水) 21:09:40 ID:ETEt8wOE
 男は興奮していた。
 少女はなんら抗いもせず、自分の指の動きに合わせ、ぴくぴくと震えている。
 無垢な少女が、自分が与える刺激に快感を覚えている──
 男はますますエスカレートしてしまう。
 いったんそこから指を離し、下腹部へと移す。
 そして──彼女の下着の中へと、指を滑り込ませた。

──入ってきたぁ……!
 美奈子の繁みに触れた指が、もぞもぞと這ってさらに奥へと進んでゆく。
 彼女はさらなる刺激を予想し、身を縮ませた。
 男の指は腿の間へと潜り込み──
 ついに彼女の蕾へと辿り着く。
「んっ」
 思わず吐息が漏れてしまう。
──やだっ、すごい……気持ちいいよぉ……。
 美奈子の予想以上の刺激だった。
 昨夜の自慰の残滓もあるのだろう──彼女の秘処はたっぷりと潤んでいた。
 裂け目に沿ってあてがわれた指に蜜が絡む。
 ぬるりとした指先が、彼女の最も敏感な突起を弾いた。
「んっ、ぁっ……」
──すごいっ、気持ちいいっ。
 弾かれるたび、美奈子はびくんびくんと震えてしまう。
 震えるたび、蜜がとろりとろりと溢れてしまう。
 男の指に刺激され、美奈子の身体は熱く潤み、心までもが侵食されてゆく。
──気持ちいい……気持ちいいよぉ……。
 脚を広げてしまう。
 男がそこを刺激し易くなるように──そう美奈子が意識したわけではない。
 無意識のうちに──彼女の、官能を求める本能とも言うべきものがそうさせて
しまったのだ。

 少女がびくびくと身体を震わせている。
 さっきよりも脚が開かれている。
 巧みとは言い難い男の指遣いだったが、それでも彼女が自分の与える刺激に
身を任せる姿に、男はもっとこの少女を味わいたいと思ってしまう。
 秘処をまさぐる右手だけでなく、左手をも彼女の身体へ伸ばした。
 彼女のふくよかな膨らみ──
 セーラー服の上から触れると、想像以上の手応えがあった。
 少女はびくっと震え、やはり抗う事はしない。
 きっと、羞恥に耐えながら、寝ているふりを続けるのだろう。
 ならば、もっと楽しませてもらおう──
 だが、他の乗客に気づかれては元も子もない。
 他の客からは見え難い場所ではあるが、服の上から手を添えていては、容易く
見つかってしまうかもしれない──
 男は一度胸から手を離し、少女の脇腹から腰に掛けての辺りを探った。
 目指すものはすぐに見つかった。
 男の指がファスナーを抓み、引き上げてゆく。
543通学バス 7/10:2006/12/27(水) 21:11:38 ID:ETEt8wOE
 男の反対側の手が伸びてきて、制服の左脇にあるファスナーを、引き上げて
しまった。
──胸も……されちゃう……。
 開かれたところから、男の手が侵入してくる。
 制服の下には厚手のキャミソールを着ていたが、スカートのベルトに抑えられ
ていたその裾も、ぐいと引き出されてしまう。
 中年男の汗ばんだ手は、美奈子の火照った肌に触れた。
──キャミの中まで……どうしよう……。
 キャミソールの下に潜り込んだ男の手が、美奈子の肌を舐めるように滑る。
 美奈子の肌もまた、うっすらと汗を滲ませていた。
 男の手は、窮屈なブラジャーに覆われた乳房へといとも簡単に到達した。
 その大きさを確かめるかのような男の手の動きが、美奈子を責める。
──おっぱい……触られちゃってるよぉ……。
 右手の指に、ぐっしょりと濡れた秘処を責められ、左の掌で乳房を弄ばれる。
 ブラジャーのカップの下では、刺激される事を待ち望んでいたかのように、
乳首が硬く尖っていた。
 男の指が目敏くそれを見つけると、下着越しに指で撫でまわす。
「んぅっ」
──乳首、されてる……気持ちいい……。
 美奈子は男の為すがままに、刺激を受け入れてしまう。
 秘処を掻き乱され、乳房を揉まれ、乳首を弾かれている。
 羞恥よりも、恐怖よりも、官能を強く覚えてしまっていた。
 刺激のもたらす快楽が、美奈子の心を蝕んでいた。
──気持ちいいよぉ、こんなに……気持ちいいなんて……。

 下着越しにでも、少女の乳房のふくよかさはじゅうぶんに感じられた。
 柔らかく、弾力があって、まだ幼さの目立つ顔立ちとは対照的な、大きすぎる
ほどの乳房だった。
 しかし、ブラジャーの上からだけでは満足できない男は、カップの合わせ目に
指を引っ掛けた。
 そのままゆっくりと浮かしながら、首の方へと引き上げてしまう。
 制服とキャミソールの下で、解放された乳房が、ぷるんと揺れるのが感じられ、
男はすぐさまその感触を堪能しはじめた。
544通学バス 8/10:2006/12/27(水) 21:13:58 ID:ETEt8wOE
──ブラ、ずらされちゃった……おっぱい、出ちゃったよぉ。
 美奈子の乳房がブラジャーの束縛から解放された。
 Dカップでは窮屈な美奈子の膨らみが、男の手に揉みしだかれる。
「んっ……んぅっ、はっ……」
 こねまわすように乳房を揉まれ、指と指とで乳首を挟まれ、美奈子は吐息を
漏らしつづけた。
──声が……出ちゃいそう……。
 他の客にも聞かれてしまう──
 そうなれば、美奈子はどんな眼で見られてしまうのだろうかと考える。
 通学バスの中、中年男に身体を弄ばれ、快楽に溺れるような少女だと思われて
しまうかもしれない。
 見知らぬ男に責められて、身体を震わせ喘ぎを上げる淫らな女子高生なのだと
思われてしまうかもしれない。
──そんなのダメ……恥ずかしいよぉ!
 声を上げるわけにはゆかず、しかし抑える事も容易ではなく──
 美奈子は頭を預けていた男の肩に、口を押し付けてしまう。
 男性特有の臭気が鼻を衝く。
──臭い、けど……しかたないよね……。
 普段なら顔を背けるような男の肩に、口を当てている。
──これも、見られたら……変なふうに思われるのかな……。
 彼女と男の前には二人掛けのシートがあって、周囲からの視線を遮っている。
 眼を閉じたままの美奈子は、周りの状況がまるで判らない。
──もう、見られてるのかな……。
 すでに他の客は気づいているのかもしれない。
──私、感じてるって、ばれてるのかな……。
 男の肩に口を当て、びくびくと震えていれば、それがどういう意味を持つのか、
想像するに難くないだろう。
──私、エッチな眼で見られてるのかな……。
 中年男に秘処と乳房を責められて、喘ぎを堪えて震えている自分──
 周囲の乗客は、そんな自分を淫らな眼で窺っているのかもしれない。
──学校で噂になったら、どうしよう……。
 このバスには、美奈子と同じ高校の生徒も乗っているのだ。
 いつもなら、自分が降りると同時に数人が降りている。
 彼女らに気づかれていたら、校内で噂になるかもしれない──
──どうしよう、エッチな子って思われちゃう……。
 男のもたらす刺激だけでなく、そんな空想までもが美奈子の快楽を刺激して
ゆく。
545通学バス 9/10:2006/12/27(水) 21:17:06 ID:ETEt8wOE
 びくびくと身体を震わせて、美奈子は快楽に飲み込まれてゆく。
 男の指がいっそう激しさを増し、美奈子を責め立てる。
 自分でする時以上の刺激が、彼女の身体を頂点へと導いてゆく。
──気持ちいいっ、私……バスで、痴漢されてるのに……。
 それなのに美奈子は、官能に身を任せ、受け入れてしまっている。
「んっ、ぁっ、んぅっ!」
 男の肩に押し付けていても、声は漏れてしまう。
──聴かれちゃうっ、エッチな声……私のエッチな声、聴かれちゃうよぉ!
 男の指が、美奈子の秘処を掻き乱す。
 ぐしょぐしょの裂け目の中心部をまさぐって、未熟な花弁を指で抉る。
──入れられちゃうっ、指……!
「ひっ……!」
 美奈子の身体がびくんと大きく震えた。
 男の指が襞を割って侵入したのだ。
──ああっ、入ってきたぁ!
 一本の指が、美奈子の幼い膣へと挿入され、内側から彼女を責める。
「んっ、ひっ、はぅっ……」
 自慰の時、何度か指を入れてみた事はあった。
──ぜんぜん、違う……すごいっ、気持ちいいっ!
 女房との夜の営みもほとんど無く、風俗に行くほどの余裕も無い男だが、その
歳相応の経験はもっている。
 女のツボは心得ていた。
──すごいよぉ……中って、こんなにすごかったんだ……。
 クリトリスの刺激とはまた異なる感覚に、美奈子の昂ぶりが一気に膨らむ。
 内側の一番感じるところを刺激され、がくがく震える美奈子は、膝に乗せた
バッグをぎゅっと握り締める。
 胸に伸ばされた男の手が、左右の乳房を交互に揉み、乳首も責め立てている。
 胎内へ挿し入れられた指が、身体の中から刺激する。
 折り曲げられた親指で、蕾も弾き、転がして、男は少女を導いてゆく。
──気持ちいいっ、エッチで、すごいっ!
 美奈子の心は、快楽だけに満たされていた。
 男の刺激に飲み込まれ、敏感なところから湧き上がる快感が、美奈子の全身を
包み込んでゆく。
「ひっ、んッ、はっ、はぁッ!」
 男の肩に押し付けた口からは絶えず喘ぎが漏れ出している。
──もう、私っ……イっちゃいそうだよぉ!
 びくびく震える身体が、いっそう激しさを増す。
 快楽が下腹部に収束し──
──イくっ、イっちゃう──ッ!
 刺激の波が、美奈子を覆い尽くした。
「ひゃぅ──ッ!」
 びくん、びくんと、美奈子の身体が大きく弾んだ。
546通学バス 10/10:2006/12/27(水) 21:20:26 ID:ETEt8wOE
 数度にわたる大波と、さらに打ち寄せる波が、美奈子の意識を襲っていた。
 何度も、何度も身体を震わせて、いつものバスの定位置で、美奈子は絶頂の
余韻に浸っていた。
──すごい……気持ちよかった……。
 荒い息を整えながら、自分の置かれた状況を改めて意識する。
──イっちゃった……知らない人に、イかされちゃった……。
 余韻に疼きながらも、快楽の波の引きはじめた心には、羞恥と恐怖が再び押し
寄せてきた。
──どうしよう……どうしよう……!

 男も、少女が達した事は理解できた。
 女をイかせるのは、いったい何年ぶりだろうか。しかも、年端もゆかぬ自分の
娘と変わらぬほどの少女を──
 しかし、その満足感も長くは続かなかった。
 男もまた、美奈子と同じく、冷静さを取り戻していた。
 男はおもむろに両手を引き、少女の敏感なところから離れた。
 とんでもない事をしていまったという意識が男を襲う。
 隣に座った青年も、どうやら居眠りをしているらしいと気づき、安堵した。
 自分たちの前の席の客も、気づいてはいまい。
 近くにまで来ていた、座る場所の無い客たちも、こちらを意識している様子は
無かった。
 窓の外に眼をやると、周囲はすっかり市街地となっていた。
 車内アナウンスが、彼の降りる停留所のみっつ前である事を告げた。
 隣の少女が降りるのは、さらにそのひとつ先の停留所だろう。
 明日もまた──
 そんな気持ちが男の中に湧き起こって、鎮まりかけていた男の欲望が、再び
鎌首をもたげてきた。

「すいません、すいません降ります」
 そう言いながら、男は人込みを掻き分けてバスを降りていった。
──よかった……。
 美奈子は胸を撫で下ろした。
 男は何も言わなかった。
 何事も無かったかのように、バスを降りていった。
 周りの乗客たちにも自分に好奇の眼を向ける者はいない。
──気づかれてなかった……よかったぁ。
 次の停留所で、美奈子は降りる。
──これ、どうしよう……。
 ぐっしょり濡れたショーツに、乳房の上までずらされたブラジャー。捲られた
スカートと引き上げられたキャミソール。そして、ファスナーを開かれたままの
制服をどうしようかと考えた時──
 中年男が降りて空いた席に、その向こう側に座っていた大学生ぐらいの青年が
詰めてきた。
 恥ずかしい──そう美奈子が思った瞬間だった。
 彼女の剥き出しの腿に、青年の手が触れた。
──えっ!?
 びくっとなって見合わせた青年の眼は、嗜虐的に笑っていた。
 青年は、美奈子にだけ聴こえる、小さな声で言った。
「イかされちゃったんだ?」
「──ッ!?」

                                       おしまい
547名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:46:08 ID:16IYElf1
GJ!
やはり目立つ乳だと目をつけていたのも他にもいるということですな
次々に痴漢をされていくんだろうなぁ
548名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 10:02:20 ID:8Qi4D+Ay
やはり
痴漢対象≒制服JK(もしくはJC)、ロリ系少女
という図式は永遠に不滅なのだろうか?

個人的には(あくまで個人的)
見てよといわんばかりに街中や車内で太股あらわに闊歩する
彼女らを見てると
むしろ当たり前過ぎてかえって興奮せんな・・
痴漢作品というと女子高生ネタが圧倒的に多いことも一因だが。
549名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 20:17:03 ID:Rkxxnkje
個人的には「おとり捜査の美人女刑事が、ターゲットの男のテクに」
がゴールデンパターン。
まあ、女刑事とターゲットの男との「対決」が好きなんすけどね。
550名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 00:57:47 ID:s1Jn/d3o
午前七時二分、駅に滑り込んできたオレンジの車両に、
久保曜子は、走って飛び込んだ。

ドアが閉まる直前に、満員の電車に身体を投げ込んだのだから、
当然車内に居るコート姿のサラリーマンや、陰気な表情の中年女性に
タックルをかます形になる。

「駆け込み乗車はおやめ下さい」というアナウンスが
自分を責めているような気がして、彼女は思わずうつむいてしまった。
ドアが閉まると、車窓風景が動き出し、
電車に乗りそびれた悔しそうな顔が加速度的に遠ざかっていく。

曜子は吊り革に掴まるために右手を伸ばそうとしたが、
余りにも周囲の人間に押し込まれていて、手を上げられなかった。
やむなく鉄の柱に手を添える。

東海道線の退屈な車窓風景に視線を投げると、
曜子は耳にイヤホンを押し込んだ。
流れてくるのは世界と自分を切り離す、大音量のHIPHOP。
551名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 00:58:39 ID:s1Jn/d3o
曜子が見慣れた顔を見つけたのは、電車が動き出してから
数分が経過したころである。

――ミサキ先生だ。

咄嗟に曜子は、彼女に自分の存在をアピールしたい気持ちになったが
冷静に考えると満員電車内でそれは難しいことが分かった。
むしろお互いを認識すると却って気まずいかも知れない。

i-pod nanoのイヤホンを耳に入れて、更に窓の外に意識をやっていた曜子が
国枝美咲の存在に気付いたのには理由があった。

その表情が、あまりにも周囲より歪んでいたからである。

勿論、月曜の朝の――それも満員のだ――通勤電車に乗っている人間は
多かれ少なかれ憂鬱を感じているものである。
ではあるのだが、それを差し引いても国枝美咲の表情は異常といえるものだった。

曜子は、ミサキ先生のこんな表情は見たことがなかった。
552名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:00:35 ID:s1Jn/d3o
顔の両サイドを隠すように下ろされたストレートヘアは、
頭頂部で綺麗にセンターで分けられていて、
生真面目さを強調するかのようである。

露になった額の下には細いふちのメガネがあって、
レンズの奥には、理知的という言葉そのもののように冷めた瞳がある。
真っ直ぐに高い鼻と必要以上には開かない唇がその印象を強めていた。

学校で、英語を教える国枝美咲の表情は常に冷厳としていて
その態度はときとして剣呑な印象を与えることもあった。

しかし、その姿と生き方は女生徒達から羨望を集めていて、
曜子も彼女のようになりたいと思う一人であった。
ミサキ先生、と馴れ馴れしく呼ぶのも、彼女と少しでも距離を近づけて
少しでも彼女と同化したい、という心理の表れだったかも知れない。

曜子には、ミサキ先生のことなら
他の生徒達より知っているという強い自負があった。

それゆえに、このときのミサキ先生の表情に、彼女は驚愕したのである。
553名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:02:20 ID:s1Jn/d3o
何か重たいものを持っているのだろうか、と曜子は思った。

自分の腕力では限界に近いくらい重たいものを、
持ち続けているときの表情。
ミサキ先生の今の顔は、それによく似ていた。

口を閉じていても、頬の歪みで分かるくらいに強く歯を食いしばっている。
眉には深い深いしわが寄っている。
鼻に力が入って、少し赤い。頬も紅潮している。
瞳は潤んでいて、そこには少しだけ「もう無理だ」という弱音が滲んでいる。
体が震えているようにも見える。

今にも怒鳴り散らしそうなほど怒っているようにも、
今にも泣き出しそうなほど困っているようにも見えた。

何か重たいものを持っているのだろうか、という自分の考えを
曜子はすぐに否定した。

なにせ電車の中である。
荷物を持ち続ける必要は無いのは当たり前だ。
それともトイレを我慢しているのだろうか。
554名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:03:12 ID:s1Jn/d3o
時折、ミサキ先生は後ろを振り返った。
首だけを45度回転させて、視線を背後に送る。
まるで誰かに追いかけられているみたいに。

それから前を向いて、またさっきの困った表情。
たまに肩を上下させて、溜め息をつく。
曜子は、こんなに落ち着きの無いミサキ先生を初めて見た。

額に浮かんでいる汗が、数メートル離れた曜子でも確認できる。
下唇を強く噛んでいる歯が見えた。

何かを耐えている。
それは確実だった。

それがトイレであるのか、或いは荷物のせいなのか、
または暑さなのか、匂いなのか、痛みなのか、
それら全てなのか、いずれでもないのか、曜子には全く分からない。

何かに耐えている。苦しんでいる。それだけは分かった。
自分に何か出来ることはないか、と曜子は思った。

ミサキ先生を苦しめている「三本の腕」のことなど、
彼女には想像することすら出来ていなかった。
555名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:03:55 ID:s1Jn/d3o
国枝美咲は、生徒の一人が自分を見つめていることに全く気付いていなかった。

茅ヶ崎駅で車両に乗り込んだときから続く「戦い」に
懸命で、それどころではなかったからである。
もっとも、戦いと呼ぶにはそれは余りにも一方的であった。
彼女は突如、想定しない場所に、想定しない攻撃を受けたのである。

黒のふんわりとしたロングスカートの表面に、
手のひらが三つ、這い回っているのである。

圧力を強めたり、或いは弱めたり、
中指と人差し指を交互に動かしてみたり、
或いは肉をやんわりとつかむ様に力を入れたり、
三つの手のひらは、様々な動きで彼女を翻弄した。

美咲の肉の感触を、出来るだけ濃く味わおうという
強い欲求がそこには感じられた。

太股のつややかさと、伸びやかさを。
尻肉の柔らかさと、温かさを。
指を沈み込ませたり、こすりつけたりすることで堪能しているのである。
556名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:05:20 ID:s1Jn/d3o
最初、手のひらは一つだった。

美咲はそれをつねって妨害しようとしたが、
彼女の爪は短く切りそろえられていたから、余り尖っておらず
攻撃力は大して無かった。

男の手のひらは異様に温かく、その指先の動きには
間違って触れたときとは全く違う意思がこもっていた。

最初は彼女の反応をうかがうように撫でるだけだったが、
美咲が無視を決め込もうとすると、その行動は増長し始めた。
臀部を五本の指で押さえ込むようにつまんでみたり、
ピアノを弾くように指で交互に押してみたり、
ゆっくりとマッサージをするように揉み解してみたり。

それでも放っておくと、その指先は
背骨をなぞるようにしてゆっくりと降下していき、
尻の裂け目をスカート越しに押し迫ってきた。

肛門に指先が当たる感触がした瞬間、美咲は思わず
振り返って、触っている男を睨みつけた。
557名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:06:13 ID:s1Jn/d3o
「この人、痴漢です!!」と大声で糾弾することを何度か考えたが、
静まり返った電車の中で、それをすることは中々勇気が必要だった。

むしろ、ドアが開いた拍子に駅に突き落として、
「こんなことして恥ずかしくないの!?」と怒鳴りつけてやるほうが
まだ楽なような気がした。

どうせ、こういう行為をする人間は姑息で矮小で、
面と向かって糾弾されれば抵抗の出来ない男であるに違いない。

そう表面上では考えていたが、美咲の深層心理の奥に
恐怖や不安が一握も無かったとは言いがたい。

苛立ちや怒り、焦りや不快感。
そういった強い炎のような感情の奥底に、押し殺した彼女の弱さ。
それを美咲自身が自覚するにはまだ危機感が足りなかった。

電車が大船を過ぎる頃、美咲にとって予想だにしなかったことが起きた。

手のひらの数が増えたのである。
それも、さっきから触っている男とは違う手のひらが。
558名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:06:50 ID:s1Jn/d3o
美咲の左右に立っていた男二人が、突如「その他大勢」から
「敵」に切り替わった。

一方向から襲いくる敵を対応しているときに、
突如別方向から敵が現れれば、その対応は難しい。
増して、苦戦しているときならば尚更である。

どんな名将であっても予想しない方向からの増援は恐ろしいものである。
故に、それは古来から戦術の基礎として用いられる。

「伏兵」という言葉そのままの攻撃に、美咲は戸惑いを隠せなかった。
尻に触れる手のひらに意識を集中させて、この相手をどう成敗するか
考えを練っている矢先に、二人敵が増えたのである。

「囲まれている」という状況を認識して、いよいよ美咲の
強固な精神の鎧に亀裂が入り始めた。
「誰かに助けて欲しい」という弱い気持ちが滲み始める。

容赦も遠慮も呵責もなく、三本の手は彼女の下半身を撫で回し始めた。
見ず知らずの女の肉体こそが、この世で一番甘い果実だとでもいうように。
559名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:07:51 ID:s1Jn/d3o
電車が川崎駅に着くころには、三人の男たちは
美咲の下半身の形状と感触、そして彼女の過敏な反応にすっかり虜になっていた。

険しく歪む細い眉毛、小刻みに震えている睫毛、
動揺を隠し切れない瞳、それでもなお毅然としようとする表情、
時折びくんと弾む動き、男たちを睨みつける怒りと懇願の混じった視線。

それら全てが、三人の男の嗜虐を煽りたて
性器の先端にどくどくと力を注ぎこんでいく。

背後の男は、スカート越しに肛門や性器に触れようと
股間に指先を捻じ込む。
左の男は太股の感触を楽しむ。
右の男は恥骨をなぞり、肛門とは逆の方向から股間に触れていく。

その三本の手を払いのけようと、美咲の両手は動いたが
彼らはわざと払いのけられては再び触れてみたり、
彼女の手首を掴んで押さえ込んだりと、
稚拙な抵抗をむしろ楽しむように扱っていた。

もし自分が格闘家ならば、この周囲のニヤニヤと
汚らしい笑みを浮かべる男たちを思い切りぶん殴り、
股間を蹴り上げ、悶絶したところに膝蹴りをしてやるのに。
そう思って美咲は自分の無力を痛感する。
560名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:08:54 ID:s1Jn/d3o
痴漢をされる側の気持ちは、男には俄かに想像し難いものがある。

物理的に、腕力で到底敵わない相手に、複数で狙われる恐怖と絶望感。
初対面の相手に肉体を弄られる嫌悪と不快感。
自分を人間としてでなく、オブジェクトとして見られる憤怒と屈辱。

どう説明したところで、男には理解し難い感覚だろう。
いや、最初の二つまでならなんとか説明できる。

例えば、筋肉質な黒人の同性愛者にトイレの個室で囲まれたシチュエーションを考えれば
男性にも少しは伝わるかも知れない。
マッチョのホモに身体を撫で回されて、キスをされて、肛門から犯されることを想像すれば
その強い恐怖と絶望、嫌悪と不快感、憤怒と屈辱を理解できるだろうか。

いずれにしても「もてあそぶ側」にとっては、被害者のそんな心情は知ったことではないし、
忖度するつもりも無いのだろう。

食事をするときに、食べ物に遠慮する必要が無いように、
睡眠をするときに、ベッドに遠慮する必要が無いように、
排泄をするときに、便座に遠慮する必要が無いように、
彼らは痴漢をしながらも、美咲に遠慮をすることがなかった。
561名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:10:59 ID:s1Jn/d3o
周囲の人間は誰か気付いていないのか、と美咲は思う。

実際、三人の男たちの腕の動きは結構大きく、
それを払いのける美咲の動きも相当なものである。
動きそのものもそうだし「争っている雰囲気」のようなものは
周囲に伝播しないものだろうか。

しかし、月曜の朝の東海道線の中には無関心だけが満ちていた。
痴漢以外の誰もが「今すぐ帰ってベッドで寝たい」とか「会社行きたくない」とかいった
ネガティブな思考に押し潰されかけているようだった。

また、中には明らかに気付いていて、美咲にちらちらと視線を送っている者も居たが
彼らが正義感を露にして、自分を助けてくれるとは到底思えなかった。
スポーツ新聞の上から、美咲の様子を窺っている熟年のサラリーマンも、
ヘッドフォンからシャカシャカと音を漏らしている高校生も、
その視線に好色なものを滲ませていた。

「あの女、触られてるみたいだ」

珍しいものが見られたという喜びなのか、或いは自分も触りたいという欲望なのか、
とかくそこには彼女を助けようという意思が無さそうに見えた。
つまり、周囲はみな敵。そう美咲は思う。

女性は居ないか、と彼女は思い、そしてそこで初めて良く知っている顔に気がついた。
562名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:11:48 ID:s1Jn/d3o
イヤホンを耳に差し込んだ、高校生にしてはやけに童顔の少女が
美咲の方を向いていた。というよりも、美咲を見ていた。

少しだけ色の入ったロングヘアと、生まれてから一回もにきびが出たことのないような肌。
あひるのように反った上唇と、濡れたように輝く下唇。
いつもおどおどとしていて、自分に自信の無さそうな表情。

――久保曜子だ。
美咲はすぐに気付いた。

眼が合った瞬間、少女はどうしていいか分からない、という様子で
一瞬うつむいたが、すぐにまた美咲に視線を投げた。
自分が痴漢に遭っていることを、彼女は知っているだろうか。

生徒に見られていたとしたら、と考えると顔が熱くなる。
強い羞恥が沸き起こった。

久保曜子は笑顔なのか困っているのか戸惑っているのか分からない、
ひどく曖昧な表情のままで美咲を見つめている。
そんな眼で見られても、美咲のほうも困ってしまう。
何しろ、そんな今現在もなお、彼女の股間には太い指が熱を持って這い回っているのである。
563名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:13:06 ID:s1Jn/d3o
美咲の臀部の、ちょうど裂け目にあたる部分に
手のひらとは違う圧力がかかった。
スーツとスカート越しであっても、それが男性器の感触であることが美咲にはすぐ分かる。

尻に押し付けて、そのまま射精しようとしているのだ。
本当ならば美咲の口や膣に挿入して刺激させて達したいところだろうが、
それが出来る時間も状況も存在しない以上、男が選ぶ当然の選択肢ではあった。

熱をもち硬くなった性器が、彼女の柔らかな尻の肉に突き刺さる。
男の吐息が首筋にかかっていた。

「く」と悲鳴をあげそうになる。
思わず、久保曜子の方を見た。

相変わらず曜子はぼんやりと、美咲を見つめている。
恍惚とした表情で美咲の尻にこすり付けている背後の男に、
この生徒は全く気付いていないのだろうか。

背後の男の唇が、ほんの少しだけうなじに触れた。
それは一秒にも満たない時間だったが、美咲の全身に
貫くような不快感を与えるには十分だった。

さらに、それと同時に、また予想外の事態が起こった。
564名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:13:42 ID:s1Jn/d3o
わき腹に指が当たったため、美咲はくすぐったさの余り
「ひぁ」と声を出してしまった。
すぐに歯を食いしばって耐えたものの、間違いなく
久保曜子のところまでは届いたはずである。

背後の男がうなじに軽いキスをしたのとほぼ同時に、
別の手のひらが彼女のわき腹を襲った。

彼女はわき腹に触れている手を見る。
美咲の背後と左右に居る三人の痴漢のものではない。
痴漢と、傍観者の間を縫うように伸ばされた手であった。

黒い衣服はスーツではない。学生服だと、教師である美咲はすぐ分かる。
なんとかその顔を見ようとしたが、背が低い男らしく
ぼらぼらの黒髪とメガネがかろうじて見えるだけであった。

その男の立ち位置は、自然に美咲に触れる位置では絶対に無い。
痴漢行為に「参加したい」という意思を持って伸ばされた手であることは明白であった。

そして、この少年の動きが、美咲の周囲全体の空気を変えてしまった。
565名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:15:09 ID:s1Jn/d3o
「あの女、触られてるぜ」という好奇心。

「今、手を伸ばせば触れる」という状況。

「これだけの男たちが黙認しているうえに、周囲に女が居ない以上、
 そしてこの女が激しく抵抗したり大声を出していない以上、
 触っても大丈夫ではないか」という予断。

そして何より「この生意気そうな女に触りたい」という共通の欲求。

それら全ての感情が、少年の動きによって
「能動的に触りに行っても良いのではないか」という空気となって発動した。

美咲の周囲に居る男たちが、全て傍観者から
痴漢へとその性質を変えていく。

下半身に触れている二本の手のひらと、一本の性器。
そしてわき腹からわきの下を確認するように動く少年の指。
さらに、好色な十数の視線が、物理的な攻撃に変化するのは時間の問題である。

美咲は本当に四面楚歌に追い込まれた。
566名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:15:56 ID:s1Jn/d3o
背後の男の手が、何の前触れもなく美咲の胸に触れた。
「おもむろに」という表現では足りないほどに、その手つきはあっさりとしていて
エレベータの「閉」ボタンを押すような「触るのが当たり前」という動きであった。

美咲自身は当然として、周囲にも少々動揺が広がった。
「いくらなんでもそれはマズイだろう」という感情である。

「尻を掌で触る」ことや「尻に男性器を押し付ける」こと、或いは
「本を読むふりをして胸に触れる」といった痴漢行為は
ある意味で「わざとではない」というエクスキューズを残している、
「ドサクサまぎれ」の延長線上である。

そこには、いざとなったら言い逃れをしようという卑劣な保身が残っている。

しかし、背後から胸に手を回す行為は完全に
胸を触ることを目的としていて、どう考えても言い逃れが出来るものではない。

もっとも、実際には今現在男たちがしている行為はすでに言い逃れが出来るものではないのだが、
それでも「胸を触るため手を伸ばす」という行為をすることには皆抵抗があった。
「それをしちゃったら本当に痴漢じゃないか」というような奇妙な恐れが、
その場の男たちにはあった。(今現在でも明らかに痴漢ではあるが)

そんな周囲の逡巡をものともせずに、背後の男は本能の赴くままに
美咲のたわわな乳房に指を押し込んだ。彼女の手は飽くまでも抵抗をしようとしたが、
もはや襲い来る手の数は六本に増えていた。
567名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:16:35 ID:s1Jn/d3o
「張りがある」と「柔らかい」という言葉は相反しているようで、
実は全くの逆というわけでもない。
つまり、「張りのある柔らかさ」というものが存在している。

例えば空気を一杯に詰めた風船は、ぴんぴんに張り詰めているが
全くもって柔らかさを持っていない。
つかんでも、少しだけ指が沈むだけである。

一方で、例えば低反発クッションなどはゆっくりと指を沈めることが出来るが
弾力は無く、そこにはただ押し込む感触だけが残る。

「張りがある柔らかさ」というものは、クラゲのようにぐにゃぐにゃとしたものでも
風船のように膨らんだものでもない。
ある程度までは抵抗無く指を受け入れつつも、一定までいくと肉の反発が感じられ、
それでいて左右にふるふると果実のように瑞々しく蠢く。

美咲の乳房には、年齢相応の若さと成熟が同居しており
この「張りのある柔らかさ」をきちんと持っていた。
セーターと下着ごしではあったが、背後の男は美咲の乳房と、
乳房を触る男の手を包むように押さえる美咲の掌の温かさと、
性器を押し付けている美咲の尻の肉厚を同時に感じることができた。
568名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:17:48 ID:s1Jn/d3o
もはや、痴漢同士の手と手がぶつかるほど、美咲の肉体には
多数の男が群がっていた。
憂鬱な満員電車の中での、思いもがけない「ひろいもの」に
男たちは蜘蛛の糸を垂らされた罪人のように眼を輝かせる。

一人の女に十数の手が襲い掛かるという、昔見た洋画のワンシーンのような光景が
朝の平凡な電車内で展開されている状況は異様なまでにシュールであるが、
ここを客観的に冷静に傍観している人間が居ないため、それを気にするものは居なかった。

美咲は両手を動かして飽くまでも抵抗してはいたが、
それは一人の人間が雪崩を食い止めようとするような、
無意味に近い行動である。

妨害するものがない今、次第にエスカレートしていく指先は
美咲の唇や、わき腹、乳房、太股、股間、へそ、あらゆる部位に触れていく、
バーゲンセールの中年女性のように、男たちは
「今触らないと損」とばかりに盛っていた。

美咲はこの「日常の中に潜む悪意と極限状況」のすさまじさと、
その渦中に自分が居ることの恐ろしさを叩き込まれるように味わっていた。
569名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:19:38 ID:s1Jn/d3o
触られている。
触られている。
触られている。

それは良く分かっているが、もうどこを触られているのか、
誰が触っているのか、どれに抵抗すればいいのか、
美咲はほとんど判断出来ないような状態になっていた。

尻に、熱い熱いものが押し付けられている、
太股に、脚に、腰に、指が、指先が、
スカートをめくりあげようとしている。
つまみあげられようとしている。
それを抑えようとした手をつかまれて、誘導される。
自分の股間を触らせようとしている男が居る。
めくったスカートから、じかに脚を触ろうと、あぁ、

乳房をまるでマッサージするように触っている手が、
人差し指の先で乳首の位置を探すように動く。
背後の男がうなじに唾を飛ばす。舌が触れる。

「うぅ、あ」と唸って、背後の男が痙攣する。
射精したのだ。恐らくは。
スーツの股間がびくんびくんと。
トランクスの内側が精液でべとべとになっているだろう。

美咲は救いを求めるように、視線を久保曜子に送った。
570名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:20:53 ID:s1Jn/d3o
久保曜子は、失望していた。

少しだけ危機状況に対して鈍感な曜子であっても、
ここにきてミサキ先生が置かれている状況を把握することが出来た。

彼女は今、襲われている。
悪意に囲まれている。

そして、それを目の当たりにして
久保曜子は、失望に近い感情を抱いていた。
「助けよう」とも「逃げよう」とも思わない。
曜子はただ「みっともない」と思っていた。

ミサキ先生に抱いていた崇拝に近い感情が、
男たちに囲まれて脂汗をかいている彼女の姿を見ているうちに
どんどん溶けて無くなっていく。

結局、「ミサキ先生」は自分が作り出した偶像であり、
やはりあの教師は、国枝美咲という一人の単なる女性に過ぎない。

十代の恋愛と同じように、十代の敬愛もやはり、
簡単に霧散するものであったらしい。
久保曜子は、いともあっさりと、国枝美咲を見限った。
571名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:22:18 ID:s1Jn/d3o
この閉じた世界から、自分を連れ出してくれる人を
久保曜子は探していた。

中学校の頃から、クラスメートの男子や、
知的なメガネの理科教師、バレー部の先輩と、
様々な相手をその人だと決めては、
勝手に崇拝して、そして勝手に失望していった。

ミサキ先生も、違ったのか。

そう思って、彼女は車窓風景に視線を送る。
再びi-podから音楽を流し始める。
大音量。

再び外界との通信を曜子は断ち切った。
後は学校に着くまでの間、思索にふけるだけである。
既に国枝美咲のことは忘れてしまっていた。

だが、その一分後、彼女の精神が作り上げた
強固な「殻」はひどく乱暴に突き破られることになる。

物理的な衝撃によって。
572名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:23:35 ID:s1Jn/d3o
続く。
いいお年を。
573名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 02:12:32 ID:cRQ2xZsO
wktk!!
574名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 04:41:19 ID:7vqmrzBk
続きは年明け以降って事かあぁぁぁぁぁぁ
575名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 09:21:20 ID:4bPnyt1m
黒人・・・の流れで完全にガキ使の伝説のドッキリを思い出してしまって
それ以降笑いしかでてこなかった
576名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 10:51:01 ID:ITM+bTgF
浴衣サンクス!
続き楽しみだ。
同時執筆の雪穂ママ続編の方はサイトへ直掲載かな?
577名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 13:13:50 ID:Av5EAOaE
>>575
だよなw
つーか、多分浴衣のアタマの中にも、あの絵面があったんじゃないのか
578名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 23:13:37 ID:Av5EAOaE
名乗らなくても、文体だけで浴衣だって分かるな。
粘着質で無駄に文学的、妙に心理描写が細かい、異様に長い。
579名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 12:24:19 ID:fjq7RSOG
粘着質で無駄に文学的、妙に心理描写が細かい、異様に長い。
↑直接的表現を好むオナニー覚えたての中学生は
 まどろっこしく感じられるんだろなw
 この季節ズボン脱いでから時間かかると風邪ひいちゃう?
 文学的、心理描写が細かい、⇒読者の想像力を掻き立てる描写力
 長い(か?)⇒読者に舞台設定等の説明を適切に行っている
 オレは素晴らしいと思う。
いきなり「おさわりシーン」「喘ぎシーン」じゃ
 わけもわからず却って興ざめしちゃうよ。   一読者より

 
580名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 12:35:09 ID:1kG/ff8S
煽るなよ、もっと平和的に行こうなんだぜ?
581名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 12:44:02 ID:fjq7RSOG
ごめん、
一読者として作品的に気に入ってるもんでつい・・・
オレも和平派で行きたいと常々思ってはいるのさ。
いろんな作者や作風、シチュ傾向を受け入れて
楽しんでいきたいと思ってる。
でも575、とか578、は煽りの範疇には
入らないのかい?
582名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 14:42:26 ID:XFOnP/l9
>>581

入らない。つか、それぐらいスルーしれ…。
583名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 15:35:30 ID:fjq7RSOG
文学的、心理描写が細かい
が何故「無駄」で「妙」なのか
言ってみ。
584名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 17:51:25 ID:QW7cpgzk
お前らそんなに浴衣を困らせたいのか?


はいはい女子高生女子高生。
585名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 22:44:47 ID:q9VFF+NB
女子高生はダメなのか……。
586名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 10:06:40 ID:Y+Dgrca/
不毛な文学談義はスルーで
年内中に続編おながいしますです。
587名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 14:22:44 ID:Y4u6ooIE
あと10時間だけどな
588名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 19:36:55 ID:7edaWM50
↑続編て雪穂さんの方です。
589名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 22:02:08 ID:D5uqXJJh
>>586
>>572

察してやれよなw
590名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 10:53:11 ID:s5hTqkr5
591名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 10:26:24 ID:E2tf9ZaE
>>590
不覚にもワロタ

振袖娘が痴漢されるのを読んでみたいです><
592名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 10:52:16 ID:K1RMa4V5
三連休中完成予定の雪穂続編
期待してるぞー
593名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 01:53:22 ID:p15RKVh7
お初で失礼します。
痴漢ものというのがまだよく分かっていないので、
スレの趣向とは異なるかもしれません。
こんなのもありか?くらいに読んでいただければ幸いです。
数回の連載のつもりですが、続きを書くかはまだ未定です
594ふたりぼっち  1/13:2007/01/06(土) 01:54:18 ID:p15RKVh7
少女は、気がいつになく昂ぶるのを感じていた。
その日は特別な日であったから。
肌着に皺を寄せ、膨らみを包む。
ほっそりとした脚を張り、机の角に秘部をすりつける。
「っ…、……ぅっ…」
淡い唇を噛みしめながら、鼻からは細く息を吐いた。
達する事が目的ではない。悦楽に浸るのも副次的なものにすぎない。
「紗和ちゃん、もう仕度は済むの?早くしないと間に合わないわよ!」
母親が声を張り、階段を上ってくる音がする。
秘め事を隠さなければ。
そう心臓が告げるが、足音が大きくなるほど、血管が打ち震える。
長い息を吐き出しながら、少女の瞼は背徳を噛み締めた。
595ふたりぼっち  2/13:2007/01/06(土) 01:54:56 ID:p15RKVh7

 ――今日の為に頑張ってきたんだ。
ホームに立ち、少女は胸に抱いたお守りを見つめる。
『合格祈願』の字が、初春の白い息でまばらに霞んだ。
 代々名のある大学の出で、将来大成することを義務付けられた日々。
二親が優しくするのも、長女の自分が期待に応えると信じているから。
肺にたまる凍えるような寒さとは別に、彼女は芯から震えていた。

肩をすくめて腕時計を眺める少女は、ふと一つの、強い視線を感じた。
うなじやスカートから覗く太股に、吸い付くような…そんな気がした。
 (不潔…)
嫌悪感に苛まれながらも、振り返って睨む勇気はない。
鞄からそっと手鏡を取り出し、前髪の手直しを装って背後を窺う。
596ふたりぼっち  3/13:2007/01/06(土) 01:56:18 ID:p15RKVh7
 最初に目に入ったのは、辺りに積もる雪のような美肌だった。
きめ細かく、陶器のように滑らかで、寒さに上気しほのかに朱を孕んでいる。
コートを羽織った、すらりと背の高い“彼女”は、女優であっても不思議はなかった。
“女”はやや太めの眉を緩め、愛猫へ微笑むように鏡中の紗和を見つめる。
鏡越しに目があっても、その表情は変わらない。

 紗和は、気味が悪くなった。
相手が美しいのは認めるが、自分がそれほど愛らしいとは思えない。
一つ下の弟は確かに恵まれた容姿だが、彼女はそうではない。
二度告白を受けた程度の愛嬌はある。
しかし最近は、同級の友人にさえ引け目を感じていた。
これほどの美貌の持ち主が、自分などに興味を惹かれるものだろうか?

鏡の中で瞳を彷徨わせる間に、ホームには満員の電車が滑り込んだ。
人波に煽られる衣服と髪を押さえ、少女も群集に潜る。
その混み合った電車に乗る時、きっと自分の心はいつもとは違う。
紗和はわかっていた。
その日は大切な日であったから。
しかし空想には、扉が閉まり、彼女をしかと抱く“女”の姿はなかった。
597ふたりぼっち  4/13:2007/01/06(土) 01:57:28 ID:p15RKVh7

揺れる車両の中、“女”はぴったりと紗和にくっついていた。
窓に面したわずかな空間のなかに、彼女のつけた香水の香りが漂う。
 いいにおい…。
すぅっと息を吸い込んでいると、また車両は大きく軋んだ。
うつぶせになるように窓にしがみつく紗和と、そこに覆いかぶさる女。
窓についた手が重なり、“女”の掌は氷のように冷えていることがわかる。
 しばらくの間、二人はそのままレールに揺さぶられていた。
関係が崩れたのは、一つ目の乗車駅についた後だ。
支えの必要なくなった“女”の手が離れる。
紗和も手を下ろそうとした時、体がぞくっと震えあがった。
スカートから覗く腿の裏に、つららが走るような感触がした。

“女”の息がわずか乱れ、全体重を華奢な紗和の背に預ける。
それは少女の動きを封じるのに、充分な圧迫となった。
「ぅくっ…!」
呻く紗和にのしかかりながら、腿の冷たい指はぴちりと張った腿を這う。
感触を確かめるようにつまんだり、臀部のわずかな丸みをなぞった。
598ふたりぼっち  5/13:2007/01/06(土) 01:58:08 ID:p15RKVh7
「や…ゃめ……!」
壁についた手を思わず握り締め、紗和はかすれた声をあげる。
背筋を生暖かい汗が伝い落ちるのが、妙にはっきりと感じられた。
この女性は、確実に自分を性的な対象として捉えている。
紗和の頭が一瞬で真っ白になった。
恐ろしいのかもしれない。
 “女”はそんな少女の様子を、黒い静かな目で見守っていた。
ちらりと周囲を見やり、辺りが関心を寄せていない事を確認すると、
寒さで赤らむ紗和の耳を唇に挟む。
「……っきゃ…!!」
細部への粘質な刺激に、少女は身をすくませた。
続いて湿った舌がちろちろと耳の頭を舐めると、思わず
それと反対方向に顔を逸らしてしまう。
 ふぅっと“女”の息が耳の穴を撫ぜた。
まるでその反応を褒めるかのように。
599ふたりぼっち  6/13:2007/01/06(土) 01:59:09 ID:p15RKVh7
耳へと注意を向けている間に、太股の指がするりと下着の中へ滑り込んだ。
ピアニストのような、柔らかい指遣いでの侵入だった。
紗和は反射的に脚を内股に閉じたが、長く細いその指は、
蛇が巣穴へ逃げこむように捕らえどころがない。
指がショーツを滑り、茂みを擦るのがわかった。
 (こんなことをしてる場合じゃない…これから受験なのに)
今どのあたりにいるのか。降りるべき駅まであとどれくらいなのか。
急所へ潜り込む冷たさに眉をしかめながら、少女は窓の外を覗いた。
しかし、窓には外との温度差で結露が起きており、何も映らない。
 
そのとき、視界の端から細い手が伸び、窓の露にとまった。
その腕から香るのは、後ろの女と同じものだった。
指が露を集めながら滑る。何かの文字を綴っている。
それを追ううち、紗和は目を見開いた。
600ふたりぼっち  7/13:2007/01/06(土) 01:59:55 ID:p15RKVh7

 も う   ぬ れ て い る の ね  。

窓には、そう書かれている。
後頭部を打たれたように、一瞬、少女の思考が止まった。
それを動かしたのは、下方でわずかな水音を奏でる陰部だ。
血の気が一気に顔へと集まるのがわかる。
その文字が誰かの目に止まる前に、紗和は窓に額を擦り付け、
かぶりを振るように水文字を拭い去った。
 (…なんなのよ。なんなのよ、この女!!)
前髪を溶けた露で濡らしながら、紗和は奥歯を噛みしめる。
濡れているから何だというのか。
他人に何の関係があるのか。

少女にとり、自慰は唯一の憩いだった。
物心つく前からの、親による勉学に傾倒した躾。
まともな思春期ではなかった。
異性との付き合いも、友人との買い物も許されない。
鬱屈した少女らしさは、誰に聞くでもなく、育ちゆく肢体を慰めさせた。
親に知れれば折檻が待っている。
その背徳がたまらなかった。
601ふたりぼっち  8/13:2007/01/06(土) 02:00:54 ID:p15RKVh7
試験の点数が芳しくなく、閉じ込められた物置の中で。
寝静まった親の寝室の、真横に位置するトイレに篭もって。
壁に体を預け、いつ知れるかと心臓を高打たせながら行う自慰は、
いつしか心を安定させるために不可欠となっていた。

考えるうち、紗和の淡みは幾度か女の指を締め付けた。
指はそのたび、あやす様にゆっくりと内壁を撫ぜまわしてみせる。
 (くそ…!なんで、気持ちいいよぉ…っ)
ぴくっ、ぴくっと紗和の締まった足首が痙攣した。
革靴の中にじわりとぬるさが染みた。
やや前屈みの彼女が噴きだす息で、ガラスは再び露に濡れていく。

  き も ち い い の ?

窓には新たな淫文が綴られている。
少女は頬をこすり付けてそれを下した。
602ふたりぼっち  9/13:2007/01/06(土) 02:01:31 ID:p15RKVh7
“女”の手で局所を絶妙にあやされながら、首筋にも舌を這わされる。
自分が多少抗ったところで、この女性の体格には敵わない。
文字を消す時に垣間見えるその目は、まっすぐ紗和だけを見つめている。
同性だというのに、いやそれゆえか、何をされるのか不安だった。
なぜ自分を狙うのかさえわからない。
過保護に育った紗和は、もう他所に助けを求めるしか考えられなかった。
  (( たすけて・・・・ ))
だが声はかすれている。
寒さからか、恐怖からか、脱力からか。それとも別の何かからか。
電車は何度も駅を通り過ぎ、車内には若干の余裕ができはじめていた。
少女は視線を巡らせた。
三人の男が、少なくとも自分の痴態に気付いている風に見える。
新聞の影から、週刊誌の脇から顔を覗いていたからだ。
 (( どうして、助けてくれないの…? ))
顎の下を湿った舌に舐め取られ、紗和はくうぅっと
自分でも艶のあると思える声を上げた。
603ふたりぼっち  10/13:2007/01/06(土) 02:02:18 ID:p15RKVh7
次第に大胆になった女はわかっているだろう。
少女を襲っているのが、その少女自体よりも“女”らしい娘であり、
誰一人として正確に現状把握ができていないこと。
そして何より、被害に遭った少女そのものが、はや艶めいていること。
すらりとした美手麗脚の絡まりに見惚れこそすれ、止める者など居はしない。

先程までひび割れるように冷え切っていた体が、ぽかぽかして暖かい。
その緩みで、考えまでもが単調になっていた。
紗和とてわかっている。
この心地よさは、常日頃自分が求めていた、親に対する不忠の快感。
誰かに見つかり、咎められそうな行為をすること。
それが唯一、『彼女らしさ』を感じさせてくれた。
この電車を降りるのは、逆に一生親の定めたレールを歩む事だ。
少女のこころは、そう建前づけた。
でなければ、公然で醜態を晒しながら、体が蕩けるはずがない、と。
604ふたりぼっち  11/13:2007/01/06(土) 02:04:06 ID:p15RKVh7
女は、吸いつくような少女の若肉を手のひらに感じながら、
どこまでも柔らかく指に絡む潤みに恍惚の表情を浮かべていた。
息を呑むといった様子で細く口を開け放し、
いとおしそうに紗和の黒髪を掻き揚げる。
瞳はまた、なんとも言えず悲しげで、今にも慈愛が零れ落ちそうだった。
その目は、ただ紗和の横顔を臨んでいた。

くちゅり、くちゃり…と水音は鮮やかになり、独自の意思で蠢く指を抜くたびに、
掌に万年雪を溶かすような熱い雫が滴って女の手首を火照らせた。
女は自らの技術を総て披露するかのごとく、
喘ぐように開閉する少女の桜身を割り、すこし奥まったざらつきを擦り、
とろりと蜜をつけた爪で若芽の包みを剥いでみせた。
605ふたりぼっち  12/13:2007/01/06(土) 02:05:23 ID:p15RKVh7
紗和は、寒くもないのに総身が粟立ち、ひどい疼きを吐き出せずにいた。
目の前で、窓の雫がゆっくりとつたい落ちていく。
腿をすぎた蜜が、膝をまわってこそばゆかった。
 (何してるんだろう…わたし)
窓の外には、呑気な別世界が彼方へ流れていく。
冬の晴れ間にみえるような、冷たく照らす太陽に目が細まる。
 「わたし…受験して…いい大学に…入っ……!っ…」
まるでそう喋るのを嫌うように。
うわごとを呟く紗和の唇は、“女”のしっとりとした唇に塞がれた。
かさかさの唇が唾液で湿り、ほのかに鉄の味が染みる。
“女”の唾液は、濃く、甘く感じた。
 脚の付け根の蜜音が、とても濁ったものに聞こえる。
それだけ、そこには成熟と、反応と、本心が混じり合っている。

 ふっと、紗和ははじめて“女”の顔をみた。
美しい顔に、自分とよく似た瞳があった。
606ふたりぼっち  13/13:2007/01/06(土) 02:06:48 ID:p15RKVh7
アナウンスがとても高いところから聞こえる。
目的地であるその駅名は、ずきんと高鳴る胸を打った。
紗和は身を捩り、脚をふらふらとよろめかせる。
下腹部が腐ったようにじくじくと疼き続けていた。
きゅ、きゅっと音がする。上を向くとまた文がみえた。

  い っ て い い よ

いっていい。
それは果たして、どちらの意味であるのか。そして、
(いって…どうするのかな)
気だるげに汗を拭い、紗和はぼんやりと考えた。
電車に乗り込むまで、思いもしなかったことを。
彼女はドアが閉まるのを見ていた。
清浄な空気が断たれ、またむっとした凡庸な熱さがやってくる。

 ふと、紗和は腕を組み、窓に突っ伏した。
その目は虚ろなまま、まだ悲しみは写していなかったが、
窓からはぽろぽろと雫が垂れる。
“女”は体を離し、しずかにその頭を撫でつけた。
 
                          つづく kamo
607名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 02:22:14 ID:dAaPZ64p
レズくさいものは大好物であります!
被害者たんカワエエ
608名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 02:39:09 ID:mAj2U/QU
乙です。続きも楽しみに待っとります!




個人サイトまでストーカーして、それをわざわざ無関係(このスレの派生サイトではない)の
ここに晒し書いてる粘着、名前欄に浴衣厨とでも入れてくれない?>NGワード入れてるため
お前のお陰で、「雪穂」「浴衣」って文字だけでゲンナリするようになったこの頃
そんなに浴衣困らせたいのか
609名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 03:44:27 ID:u5sDVkNj
つ鏡
610名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 09:54:12 ID:O16EKTN/
>>608
やさしい煽り学
------------
文字で何と書いてあるかではなく書いた人間が一体何を狙ってそこにその文章を書いたのかを考える。
文字自体はほとんど読む必要がない。なぜなら彼の本当の狙いは文字としては書かれていない。
狙いが分かったら後はそれを失敗させる。

「狙い」の典型的なパターン
場の雰囲気を悪化させたい。
誰かのやる気を無くさせたい。
誰かと誰かの関係を悪化させたい。
煽りに反応させることで相手の人望を失わせたい。

それらを為すことで自己顕示したい。
611名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 09:55:06 ID:O16EKTN/
煽る人間はその行為によって伺かが変わって欲しいと考えている。
従って煽る人間からしてみれば反論だろうと罵倒だろうととにかく誰かから
何らかの反応を引き出せたら成功であるということに注意しなくてはならない。

最も多くのケースを効果的に解決できる手段は、安易ではあるが、「全員一致での無視」である。
もし不幸にも煽りに対してまともに反応してしまう人間が身内にいるなら、何とかしてその人間を黙らせなくてはならない。
そういった中途半端な味方は煽り本人よりよほど厄介である。

「煽りに反応させることで相手の人望を失わせたい」というのはやや分かりにくい理屈だが、
これが成立するのは、煽りという手法をよく知る人間にとっては煽りに対して
まともに反応している人間というのは極めて無様に写るからである。
もしあなたが既に人望を持つような立場の人間であるなら、全ての煽りに対して常に冷静に対処しなくてはならない。
612名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 11:28:03 ID:INfx/FxH
過疎な板には支援と作品だけを保守で
煽り学も要らない
613名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 15:02:51 ID:98CfV12C
608は今までも何度も繰り返してるみたいだけど
どうにも特定作者(この場合は浴衣)に対するエールが
勘に障るらしい。
「特定作者に対する応援レス(他スレなら当たり前の程度の)」
→「608がそのレスの送り主を罵倒」
→「その作者が困る(だろうということを強調)」
という図式を際立たせたいらしい。
610-611氏の「煽り学」から類推すれば
これも新手の荒らしの手法かもしれない。
やり方が間接的なだけに知能的だね。

いずれにしても
浴衣も作品に対する期待やリクエストがあれば書きたい
と言ってるし、
ブログなどができれば解決する話だけどね。



614名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 18:53:04 ID:V0b9GF+5
いずれなせよ浴衣自身のコメントが無いから
困ってるかどうかも分からんわな。
615名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 00:25:24 ID:nD2Uf89V
>>593
GJ!!!
レズ痴漢ハァハァ
続きに期待
616名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 06:29:53 ID:UhSS1Rl0
SS書きは普通、でも厨儲つき→厨ちゃんスレで暴れる→
厨は厨ゆえ、自分のやってることが厨行為だと気づかない→
住人、SSでなく厨にうんざりし始める→
厨ちゃん、憧れのSS書きにとって投稿しにくい雰囲気をプレゼンツ!→
SS書きに対し「サイトこもってくんない」の声が上がる=厨儲を引き取って自分で面倒みろよ→
結果、厨ちゃん、自分の憧れのSS書きをスレから追い出す

って流れなら見るよ
617名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 12:16:14 ID:WAXuAkYj
まぁそんなにカリカリせず平和的に行こうよ。
職人や他住人を中傷個人攻撃してるわけじゃなし。
やさしい煽り学の言う通り無視スルーしてりゃいいんじゃないか?
608が何故そこまでいきり立つのかちょっとわからん。
ひょっとしてスレ主さん?
618名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 20:23:58 ID:MZlwx61k
スレに萌え話やSS読みに来てる者だと、一個人サイトの
日記への感想みたいなスレチ・チラ裏までは見たくないんでは?
ここ読んでる人全員サイトに行ってるわけじゃないからねえ。
サイト通ってる者にしたら、一訪問者にわざわざここで言われなくても
見て知ってることを何故ここでしつこく晒す?と思うけど。
619593:2007/01/08(月) 22:04:55 ID:rpA++sa5
前回の感想をくださった方、どうもありがとうございます。
続きを投下します。
よく見たら、以前このスレで出ていたネタのようです。
ちょっとびっくり
620ふたりぼっち  1/20:2007/01/08(月) 22:06:10 ID:rpA++sa5
「お前には失望したよ」 
母親は冷たく言い放った。
「力が及ばないどころか、試験を受けすらもしないとは…」 
父親は震える手で煙草をふかし、背を向けた。

『この恩知らず』

机の上で眠りからめざめた紗和は、背を起こし、露を払うように目をこすった。
喧騒がやまない。
こんな授業風景を、かつての少女は信じなかったろう。
最後の親心として、名もない大学へ娘を進め、授業料を払う代わりに
縁を断ち切った親たち。
そこまで態度を変えるとは思わなかった。
今は弟が、少女と同じ轍を踏んでいるのだろうか。
彼らから離れて暮らし始め、はや季節はひと巡りしていた。
621ふたりぼっち  2/20:2007/01/08(月) 22:07:12 ID:rpA++sa5
ホットパンツの後ろを引き上げ、尾骨を隠しながら、
紗和は手の甲で欠伸を殺す。
ちらりちらりと、そこを覗かれているのがわかったから。

この学校では、肩まであるさらりとした黒髪は珍しい。
華奢でいながらも、頬や顎にまろみを残し、少し上背のある彼女は、
どのような格好でも背伸びをした少女に映る。
知り合いのコンパには必ずと言っていいほど呼ばれ、
世間に疎い彼女は、言葉巧みな男のするままになることもあった。
朦朧とした頭で、桜色に染まるシーツを見た朝は、
自宅の番号をかける途中の電話を握り、嗚咽をもらした。
622ふたりぼっち  3/20:2007/01/08(月) 22:07:55 ID:rpA++sa5
講義室の後方からは、室内がよく見渡せた。
木机が柔らかな日差しで真っ白に輝く。
桜の花びらが窓辺の席についている。
携帯で話をする者、ネイルアートに集中する者…。
その中の幾人にも素肌を晒し、唇を許した。
しかし、紗和が愉悦に浸れたのは、ただの一度。
その日を忘れる事はない。

ふと、講義室の扉が静かに開いた。
その扉が紗和以外の手で優しく開くのは、稀なことだった。
部屋の隅の、空気が変わる。
623ふたりぼっち  4/20:2007/01/08(月) 22:08:44 ID:rpA++sa5
小型の液晶から目をはなし、半身をそらせて後ろを振り向き、
彼らの目はそれを追いかけた。
後ろ髪がうなじまでを隠し、横髪は頬に垂れている。
薄緑のブラウスに艶めく髪を遊ばせて、その女性は辺りを見渡した。
凛々しい瞳が何かをみつけ、ふっくらした唇が和らぐ。
ジーンズに包まれた脚が近づくのを見て、紗和は目を見張った。
歩く様は絵になった。
きしっと音がして、“彼女”は紗和の隣に腰をおろす。

なぜ、ここに。…なぜ、わたしに。
紗和は黒目がちな瞳を歪め、女を訝しんだ。
“女”は紗和のノートに、さらりと文を記す。

 ひ さ し ぶ り ね 。
624ふたりぼっち  5/20:2007/01/08(月) 22:09:43 ID:rpA++sa5
心臓の音が、耳の裏で響く。
紗和は横目で女を窺った。
きめの細かい肌に、鼻筋の通った理想的な眉線。
人形か、西洋の美姫を思わせる。
その顔が自分へ向き、わずかに笑窪を作ると、紗和は顔を伏せた。

か わ い く な っ た わ

彼女は左手で文字を綴り、別の手で少女の背中を撫でる。
書道の手本のような、繊細でいながらしっかりとした文字だった。
「ど…どうして」
紗和は自分の脚を見つめながら呟いた。
「わたし、あなたに何かした?」
“女”は静かに首をふる。
625ふたりぼっち  6/20:2007/01/08(月) 22:10:24 ID:rpA++sa5
貴方が可愛いから

また文字が綴られる。
この人は口が利けないのだろうか。紗和は思った。
「わたしは…そんなに可愛くない。あなたくらい綺麗な女の人とは…」

そういった瞬間。 
“女”は確かに息を呑んだ。
そしてふっと破顔し、黙り込んでしまう。
何分が経ったろう。
626ふたりぼっち  7/20:2007/01/08(月) 22:11:06 ID:rpA++sa5
 ―――“女”じゃないわ。
紗和ははじめ、その言葉がどこから発せられたのか分からなかった。
薄桃色の唇と呼応する、女にしては落ち着きすぎた低音。

教授の言葉が、木々のざわめきより遠く聞こえる。
類稀な美貌の持ち主は、細い少女の手首を掴み、下方へと導いた。
すらりとした膨らみの間、ジーンズに手が重ねられる。
あってはならない硬さが、紗和の手のひらを突き上げた。
 美人を見たら男と思え。
そんな言葉が、不意に頭をよぎる。
「貴方を見ている時だけは、男の部分を隠せなくなるの」
“彼女”はそういいながら、ジーンズの留め金を外してみせた。
627ふたりぼっち  8/20:2007/01/08(月) 22:12:12 ID:rpA++sa5
「…ぁ… …あ… ……うそ…!」
紗和は目を覆い、しかし見開き、絶句していた。
自分よりも綺麗で、理知的だというのに。
いいにおいを漂わせて、大和撫子と言うべき物腰なのに。
そこから覗いたものは、今まで見たどんな物よりも激しく猛っている。
「気持ち悪い?…こんな人間」
女が笑いかける紗和は、ひどく狼狽しているようだった。
(な、何考えてるの!こんな所で!!)
周囲に目を巡らせ、机に肘を張って『それ』を隠そうとする。
教授はこちらを向く事がないし、他の生徒も何かに没頭していた。
しかし、いつ見つかるかわからない。
少なくとも二人より後ろの席にいれば、簡単に気付いてしまう。
628ふたりぼっち  9/20:2007/01/08(月) 22:12:53 ID:rpA++sa5
「じゃあ、貴方が隠してみて」
女は紗和の顎に指をかけ、自分の目に向かい合わせた。
つつっと親指をすべらせ、唇の端をなぞる。
「この小さなお口で」
鮮やかな眉はつりあがり、双眸がきつく少女を捉えている。
本気だ、と紗和は理解した。
なぜそこまでするのかはわからないが、自暴自棄と言ってもいい。
どれほど女らしかろうと、この人間も男だ。
逆らえばどうなるか、紗和は薄々わかっていた。
「……っ変態…!」
眉間に皺をよせ、吐き捨てるように呟く。
“男”は開き直ったような溜め息をついた。
629ふたりぼっち  10/20:2007/01/08(月) 22:13:45 ID:rpA++sa5
男は、心臓が張り裂けそうな興奮を覚えていた。
カツラを被り、女の服を着て、香水をつける。
そうした女の振りもその一因ではあった。
人のたまる教室で、春先の寒気の中、下半身をくつろげている事も。
だが、下穿きに隙間を空けると漂う己自信の男臭さ、
それを紗和も嗅いでいると思うと、何より胸が激しく疼く。
ぞくぞくした。
出来るなら、今すぐ少女の下穿きを剥ぎ、羞恥に赤らむ肢体を嬲りたい。
少女の、耳にかかった髪をかき上げる仕草に見とれる。
席ひとつぶん体をずらし、猫のように体をうつぶせる様は、
幼い日に見た朝焼けのように、眼孔の裏に焼き付いた。
これほどまでに心臓が高鳴り、肩の痛いほど耳後ろが脈打つなど、
彼の短い人生では経験がなかった。
630ふたりぼっち  11/20:2007/01/08(月) 22:14:35 ID:rpA++sa5
紗和は頭をもたげ、今一度あたりを確認する。
いっそ止めてほしい…そういった気持ちもなくはなかったが、
幸か不幸か、まだ誰も異変に気付く者はいない。
ちらりと上を見上げると、家畜に芸を仕込むような傲慢な目があった。
仕方なく、腕立てのように体を沈ませる。
髪が机に隠れるまで下がると、すぐ前に血管の浮き出た怒張が見えた。
少女は異臭にくふっと咽る。
急かすように、そっと頭を押さえる手があった。
 (これ…嫌いなのに)
眼前で見る地虫のような異物は、血管を浮き立たせて不気味この上ない。
しかも恐る恐る手で掴んでみると、とんでもなく熱かった。
紗和は自分の体で、これほど熱いものを知らない。
 (こんなの口にいれて…いやだ…)
631ふたりぼっち  12/20:2007/01/08(月) 22:15:15 ID:rpA++sa5
男は椅子の座部に手をつき、ゆっくりと息を吸う。
少女の指は冷たく、また柔らかくて、恐る恐る触れるかどうかの
際どい手つきが絶妙だった。
荒い息がそれに混ざって吹きつけられ、ぬるま湯を注がれているようだ。
血流がさらに細緻に巡りだす。
ちろちろと舌の先だけを出して舐める姿が愛らしい。
だがその視線は定まらず、見えるはずもない周囲を何度も窺おうとする。
罠にはまった子リスが、ハイエナに怯えるように。
息苦しさとは別に、小鼻からもれる少女の息は荒ぶっていく。
等しくそれは、腰を、肺を通り、男の気を詰まらせていった。
薄紫にレースを重ねたキャミソールが揺れる。
隙間から覗く腰は、いつかの日見たよりも造形美にあふれ、
幼児体系ゆえ時に折り重なる柔肉は、逆に少女を大人びてみせた。
632ふたりぼっち  13/20:2007/01/08(月) 22:15:47 ID:rpA++sa5
 どうしてわたし…こんな事してるんだろ…こんな変な男に
堅い幹にそって舌を這わせながら、紗和は鼻頭に皺をよせた。
相手の膝にかけた手に力を込める。
今までに出した事のない粘度の唾液をまぶしながら、
舌でごつごつした岩肌を舐りつづけた。
彼女のふっくらとした頬といい顎といい、至る所が濡れ光り、
今更やめてもどうしようもないのだが、周囲の事ばかり気になった。
「気持ちいいわ。そこの出っ張り、舐めてみて…」
やや顎を上げ気味にしながら、男が優しく語りかける。
その恍惚の表情まで完璧で、紗和は奥歯を噛んだ。
633ふたりぼっち  14/20:2007/01/08(月) 22:16:34 ID:rpA++sa5
 何分が経ったろう。
一きわ大きな唾液が零れ落ち、紗和が慌てて口を閉じたころ。
彼女の下腹部に、突如振動が起こった。
目を白黒させて跳ね起きようとする少女を、男は軽く制する。
紗和がポケットに入れた携帯へ、メールが送られていた。
 『すごい事するんだね。お嬢』
血の気が引く、ということを、紗和は実感した。
背筋が急に冷たくなっていく。
「どうしよう…ばれてる…!」
室内を見回してみても、誰とも目が合わない。
だが、確実に誰かに見られてしまったのだろう。
「舐めてるだけじゃ隠せないもの。もっと深くしないと」

少女は、今さら抵抗しても…と眉を垂れる。
だがその直前にみせた眼は、それだけで男の射精感を煽った。
かわいらしいこと。
男は紗和の頬にかかった髪を撫で上げ、ゆっくりと背を反らす。
634ふたりぼっち  15/20:2007/01/08(月) 22:17:14 ID:rpA++sa5
少女は唇を尖らせ、できる限り口を開いて熱さを飲みこんだ。
並み外れた質量に映るそれは、やはり中ほどで舌の付け根を詰まらせる。
う゛っという声と共に、虚ろな眼が苦渋を取り戻し、きつく閉じられた。

不自然な格好で、すでに紗和の息は上がっている。
口腔の粘膜で怒張を押しくるみ、じっと息を整えた。
 あのメールの主には、自分がどう映っているのか。
隆起を深く咥え込んだまま、少女はかすかに舌を動かしはじめる。
意識を向けなければわからない程。
だがそれは、静電気が起きる前のように、男の表皮よりやや内面を泡立てた。
目立つ抽送が叶わないため、じゅくじゅくと唾液を混ぜて唇と舌を蠢かす。
まるで咀嚼するように。
嫌いな人参を不服そうに食むような表情は、微笑ましく、
羞恥に怯える舌遣いや腰つきは、男を満たした。
635ふたりぼっち  16/20:2007/01/08(月) 22:18:09 ID:rpA++sa5
少女の頭に血が上る。
獣のように腹ばいになり、男の言うままに舌を穢している。
世界が低く、常に他者が上から覗いている錯覚にとらわれた。
  ――わたしはこんな事をする人間じゃない
支えの腕が感覚を失い、ねじった腰が痛む。
口の中がぬるく、どろどろになっていく。鼻も効かない。
中の堅いものがまた大きさを増したようだ。
  ――でも、じゃあどんな人間なの
口を離し、息を吸っても肺の重さがとれない。粘土の様に。
――少なくとも、これよりはましな筈だ。
――こんな、女のふりをする男よりは。
636ふたりぼっち  17/20:2007/01/08(月) 22:18:46 ID:rpA++sa5
男は励ますように紗和の髪をなで、背中をさすった。
汗をかいたか、どちらもぐっしょりと濡れている。
室内には、未だまどろっこしい倦怠感が漂っていた。
少女のねっとりとした口戯を思わせる。
こちらの痴態を密かに愉しんでいる者もいるようだ。
「もっと、動いてみて」
男は震える声で囁く。
粘っこい舐りのため射精には至らないが、腰といい足裏といい、
下半身のすべてが逆毛立つようにこそばゆく、
知らぬうちに消耗していた。
少女が返事代わりに首を起こし、とろんとした視線をよこす。
開いた口から銀色の糸が伸び、千切れてジーンズに泡を作った。
637ふたりぼっち  18/20:2007/01/08(月) 22:19:18 ID:rpA++sa5
顎が疲れて、頭もいたい。
濁った声の出しすぎで喉が渇いた。
恥ずかしくて顔が赤く、熱を持っている。
苦味も不安も不快感も薄れ、ただ言われたとおりにしておきたい。
  ――何も変わっていない。わたしには自我がない
言われたままに、枕へ沈み込むように頭を下げた。
皮を歯に掛けながら、ぐいぐいと喉の奥に迎え入れる。
最奥の粘膜がへこんだ時、急に男が何か小さな悲鳴を上げた。
「…! ごめんなさい」
痛かったのかと急いで引き抜く紗和に、男ははにかむ。
「あ、気持ちいいの。ちょっとびっくりして」
突然勢いよく全体を飲み込まれたため、危うく叫ぶところだった。
紗和が不思議そうな目で見ている。
638ふたりぼっち  19/20:2007/01/08(月) 22:19:52 ID:rpA++sa5
驚いていた、そんな事もあるのか。
相手の人間的な反応に、少し紗和は平静を取り戻す。
先端を舌ですばやく舐めると、彼はまた脚を強張らせた。
唾液にまみれた袋をこねても、口に手を当てて声を殺す。
可愛い所もある、少女は悪戯っぽい笑みを浮かべた。

どうして彼は、女のふりなどしているんだろう。
裏筋に舌を這わせながら、紗和は考えた。
 ――ひょっとして、自我が強いって事なのかな。
人の目を気にする自分なら、真似は出来ないだろう。

少女のような声を漏らす“女”を改めて見つめる。
相手が大きく見えた気がした。
639ふたりぼっち 20/20:2007/01/08(月) 22:21:37 ID:rpA++sa5
「さ、紗和ちゃん…も、もういい…い…いかせてちょうだい」
弓のように背をしならせた男が、歯を食いしばって囁く。
いつの間にか立場が逆転してじっとりと焦らされ続け、
先走りの汁がはちきれたように零れて、叫びだしそうだった。
椅子が揺れる。
周囲に気付かれないようにするのも限界だ。
けして上手くはない奉仕だが、反応を窺うのに長けた娘だった。
「そう…じゃ、一ついいかな」
唾液を啜りながら口を離し、紗和が呟いた。
袋ごと根元を握っており、有無を言わせない状態だ。
男は目尻を赤くし、柳眉を寄せて頷く。
「あなたのせいで、わたしはひとりぼっちになったのよ。
だから……」

少女は、お互いの息がかかるほどに身を寄せた。
その腰は、甘たるく露に潤んでいる。
久しぶりだった。

  ――おかしな奴だけど、この人となら…

                 続く
640名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 00:33:15 ID:9JsxtVJD
レズと思ったらそうきたかー
シチュにスゴイ興奮した、続きが楽しみだ
641名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 00:39:10 ID:ePC6Jhbn
うあああああああああああ
エロイ
642名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 01:35:52 ID:53guixUJ
文章の組み立てのクオリティが高いなぁ。
それでいてエロをおざなりにしてない
かなりトリッキーなシチュエーションで、現実味は薄いけど
むしろファンタジックでいいかも
ある意味浴衣の対極だな
643名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 02:26:16 ID:RVRW8MCw
 萌 え 。
644名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 13:35:37 ID:W23t74tg
 ∧_∧
( ;´∀`) ちんこ勃ってきた。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
645名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:56:39 ID:li0PmKpk
すげええ!GJ!続きに超期待
646名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:06:14 ID:vH+3atRl
感想、どうもありがとうございます。
今回の投下で、一応この話は完結となります。
楽しく書くことができるお話でした。
また機会があればよろしくお願いします。
647ふたりぼっち  1/30:2007/01/10(水) 22:07:33 ID:vH+3atRl
 朝焼けが美しかった。
暁の空気は澄み渡り、すさんだ心が洗われる。
山川も薄雲も、見渡す限りを炎のような朱が覆いつくす。
それは言いようもない高揚感と、何物にも囚われぬ開放感を、
少年の心に刻み込んだ。
だが、その瞳がほんとうに美しいと感じたのは、隣に座す少女だった。
朝日に赤らむ、寂しげなその横顔…。
綺麗だねと微笑む彼女には、後に厳しい折檻が待っている。
それでも自分を連れ出してくれた。

少年は それが嬉しかった。
648ふたりぼっち  2/30:2007/01/10(水) 22:08:08 ID:vH+3atRl

仄暗い会場に、かすかに風の渦巻くような音が漏れた。
幕内の熱い吐息だ。
幕開けを待つ客席と布一枚隔て、舞台上にふたつの影がまぐわる。
音は、それらの内なる奔流を顕していた。
「お願い!もっと…ゆっくり、わたし、もう……っ」
切なげなうめきが微かに聞こえる。
澄んだ少女の声だった。
汗のしたたる肉肢が煌めく。
「鳴かせてあげる、って言ったでしょ」
背をしならせる少女に向き合う影が囁いた。
「貴方の躯はこういうときが、いちばん御機嫌なのよ」
女が腰を打ちつけるたび、押し殺した悲鳴と水音が漏れる。
649ふたりぼっち  3/30:2007/01/10(水) 22:08:53 ID:vH+3atRl

自分のライブを観に来てほしい。

男がそういった時、紗和は目を輝かせた。
付き合ってまだ間もない。
終日にでも肌を合わせていたい時期なのに、彼は素っ気なかった。
大半がただ紗和を見つめているだけであり、毎日定時に帰宅してしまう。
紗和は悶々とした頭で、実は遊ばれているのではないかと疑った。
彼は素顔をみせないが、大変な美形だと想像がつく。
自分など、ご馳走の箸休めなのではないかと。
しかし晴れ舞台に招いてくれた。

少女は それが嬉しかった。
650ふたりぼっち  4/30:2007/01/10(水) 22:10:00 ID:vH+3atRl
ライブ前の緊張をほぐしたいと、男は朝早く紗和を舞台に連れ上げた。
板間に少女を寝かせ、スカートを捲る。
紗和は高校の制服を着せられていた。
彼とはじめて会ったときの装いを。

下穿きがずらされ、素肌への風が男の吐息で温まる。
かつてないほど淡みをすみずみまで視られ、弄くられ、
やがてはこの場で交戯を果たすだろう事を、紗和は気恥ずかしんだ。
しかし拒めば、男がまた彼方へ去る気がしてならない。
この舞台に於いても君主は彼であり、他の在否などその気ひとつだった。
651ふたりぼっち  5/30:2007/01/10(水) 22:10:48 ID:vH+3atRl
磨かれた床が濡れた腕で滑る。
ライトの輝く天井が、揺れる前髪が飛沫を上げる。
腰を抱かれたまま、脚を垂らしたまま、華奢な躯は上下した。
濡れたブラウスの皺が深まる。
足先から幾筋かの露が零れていく。
「声を出していいのよ?前座にふさわしい音色だわ」
男が吐息と共に真っ赤な耳へ吹き込むと、
熱い膣内が蠕動し、きゅきゅうっと締まった。
客席の他愛ない話が、はっきりと耳に届く。
まともに喘ぎでもしたら、たちまち彼らに知れるだろう。
652ふたりぼっち  6/30:2007/01/10(水) 22:11:35 ID:vH+3atRl
紗和は指を噛んだまま、しかし相手の腰使いを堪能していた。
少女を乗せる腰は締まりながらも逞しく、
豪放に隙間を満たす熱さには、もう何週もお預けを喰らっていた。
肺が直接揺さぶられるほどの律動。
息が上がっていく。
「やっぱり貴方、本当に…最高、だわ…」
褒められるのが嬉しく、少女は控えめに喉を鳴らし、口づけを返した。

ぴちゃぴちゃと水音がするほど、木の床が汗やとろみで浸されている。
今日だけは、彼の求めは果てしなかった。
対面位、後背位、座位、騎乗位。
あらゆる重ね方で身を繋げた。
火照った小豆を繊細な手つきであやされ、疲労と快感で腰が抜ける。
653ふたりぼっち  7/30:2007/01/10(水) 22:12:22 ID:vH+3atRl
「あっ、あっ…」
もう幾度果てたろう。幾度注ぎ込まれたろう。
猛りは果てても果てても、少女の恍惚の表情を覗き込み、髪に顔をうずめ、
甘酸っぱい香を吸うと、たちまちに狂おしく圧し膨らむ。
今生の別れを惜しむように、男は紗和を貪りつづけた。

彼は、執拗に紗和の嬌声を聞きたがる。
それは彼らの破局を誘うものであるのに。
出会った時と同じ目をした、“女”がそこにいた。
好き。 気持ちいい。
いまは少女もそう返したい。
思うさま喘いだほうが気が晴れるとも思った。
654ふたりぼっち  8/30:2007/01/10(水) 22:12:58 ID:vH+3atRl
だが、やはり声は上げられない。
ふたりぼっちの空間に、他者を踏み込ませないために。
二人の背中が恐ろしいほど震え上がり、今際の時を迎える瞬間。

  あなたに逢えて よかったわ

紗和は、そう呻く声を聞き届けた。
少女はうれしそうに微笑む。

それが“彼女”の、別れの挨拶だとも知らずに…。
655ふたりぼっち  9/30:2007/01/10(水) 22:13:35 ID:vH+3atRl

男は顎に伝う汗を拭いながら、舞台裏へ下がった。
そこにはひとりの少年が待っている。
中学生ぐらいだろうか。
男ほどではないが、健康的に日焼けした中々の美形だ。
目深にニット帽をかぶり、お忍びといった格好をしている。
彼は、男にタオルを渡しながら笑いかけた。
「あんた、真性の変態だねぇ。あそこまでやってるとは思わなかったよ。
 よりによってあの娘、あんたの――― 」
言いかけ、男の指に遮られて押し黙る。
「良いでしょ。もう、 …終わった話だ」
少年は、控え室へ向かうその後ろ姿を、さも面白そうに眺めていた。
656ふたりぼっち  10/30:2007/01/10(水) 22:14:20 ID:vH+3atRl

紗和はちょうど中央に用意された客席につき、ほぅと溜め息を漏らした。
先程の甘い時間が思い起こされ、背筋が心地よく波立つ。

その時、突然周囲の者が一斉に立ち上がった。
何事かと不思議に思う間もなく、今度は耳をつんざく黄色い歓声。
見れば、会場にいるのはほとんどが紗和ぐらいの歳の少女だ。
磨き直されたステージを眩い光が照らし、その中央に人影が現れた。
立ち上がった紗和は息を呑む。
女優よりもきめ細やかな肌、すらりとした体格。
メイクが変わり、髪型も違っていたが、それは紛れもなく“女”。
いや、今そこにいるのは垢抜けた男の姿だったが、
先程まで肌を合わせていた相手には違いない。

しかしそれとは別に、紗和は、なぜかひどく懐かしい想いを抱いていた。
見た事もないほど派手な男であるにも関わらず。
657ふたりぼっち  11/30:2007/01/10(水) 22:15:01 ID:vH+3atRl
「今日は来てくれてありがとう。今回が、日本での最後のライブになる」
男はマイクをとり、いつもの低音で語り始めた。
 ――今回が、日本での最後…?
紗和は状況が呑めず、背伸び気味にじっとステージを見つめる。
そこにはワインレッドの証明が煌々と輝いていた。
紗和はかつて見た、鮮やかな朝焼けを思い出した。

「…だから、今日は密かに、おれの一番大切な女性を呼んでいる」
男の語りに、場内はいよいよ狂熱を帯びる。
自分のことだとはしゃぐ者、カメラを持ち出す者。
男はそんな様子を笑って眺めている。
658ふたりぼっち  12/30:2007/01/10(水) 22:16:41 ID:vH+3atRl
周囲の歓声の中に、聞き覚えのある名がちらついていた。
あの男は名を聞いてもはぐらかして答えないため、彼の名ではない。
その名前は――

「その女性は、賢くて、優しくて、そして、可愛らしい――」

男は、一瞬、ほんの一瞬、確かに紗和の方を見て微笑んだ。
いつか見た、慈愛と悲しみの宿った眼で。


  大 好 き な 、 お れ の 姉 貴 だ 。
659ふたりぼっち  13/30:2007/01/10(水) 22:17:16 ID:vH+3atRl

紗和の一つ下になる弟は、とにかく器量が良かった。
勉学やスポーツにも秀で、長女よりも期待されていた。
ただ、彼は『頑張りすぎる』性質だった。
いい子ぶろうとするあまり、重圧に苦しむ日々。
紗和が深夜、ひそかに彼を連れ出したのはそんな頃だ。
近くの丘に登り、とっておきの朝焼けを見せた。
親からの罰は飯抜きや張り倒しではすまないだろうが、
塞ぎこむ弟を見ていられなかった。
泣き虫な弟が変わったのはそれからだ。

彼は、真紅に染まる少女の顔に、初めての恋をした。
660ふたりぼっち  14/30:2007/01/10(水) 22:18:13 ID:vH+3atRl
紗和は口をうっすらと開け、動揺さえ表せずにいた。

思い出が、覆る。
なるほど、弟なら自分などを追うのも分からなくはない。
なぜ女装していたのかはともかく、
あの日に出会ったのも偶然ではなかった。
弟に人生を変えられ、弟に憧れ、
そして血の繋がった弟に、体を・・・・

「ねぇ、お姉さん…『紗和』さんですよね?」
背後から急に声を掛けられ、紗和は思わず背を伸ばした。
中学生くらいだろうか、なかなか男前な少年が見上げている。
だがその目は何かを画策するようで、好意は持てない。
「やっぱりそうだ…紗和さん」
少年は目は笑わずに、口元を綻ばせた。
661ふたりぼっち  15/30:2007/01/10(水) 22:19:13 ID:vH+3atRl
「あいつもね、けっこう苦労人なんですよ」
彼は紗和の隣に並び、ステージを示して語る。
「家庭が不遇で、思い切って秘密裏にアイドルを目指して。
 バレないメイクで成り上がりましたが、マスコミは怖いですからね。
 普段は女装しなければならなくなったんです」
言いながら、徐々に紗和との距離を詰める。
紗和は訝しげな表情で耳を傾けた。
「でもね。今のあいつの場所には、本来僕がいる筈なんですよ」
少年は、ここではっきりと害意を現す。

「あいつはよく言っていました。自分を培ったのは …貴女だと!」
日焼けした手が紗和の腿を鷲掴みにする。
感情の力か、たちまちそこは変色していく。
「い、いたいっ!」
振りほどこうとする紗和に、少年は言い放つ。
「あまり、取り乱さない方がいいですよ。弟さんが見てます」
662ふたりぼっち  16/30:2007/01/10(水) 22:20:00 ID:vH+3atRl
ステージでは、端整な男が顔にふさわしい美声を披露していた。
少女のような、艶っぽい、頼もしい、無限の音域。
紗和と奏でたそれらの音色が、圧倒的な反響に紛れて響く。
彼は息を継ぐ間、確かに紗和を見ていた。
どこか心細げな目に見えた。
あのような激白をした後だからだろうか。

この騒がしさの中なら、例え叫んでも男にはわからない。
だが、こちらから相手のなびく髪が見えるように、
あちらも紗和の事はしっかりと見えているだろう。
少なくとも、人垣から覗くその表情は。
「彼にあまり心配を掛けないで下さいね、お姉ちゃん」
少年はおどけた様にそういうと、腿を掴んでいた手を離す。
紗和はその手を握る腕を下ろし、悔しそうに少年を睨み据えた。
663ふたりぼっち  17/30:2007/01/10(水) 22:20:45 ID:vH+3atRl
「大体、可愛い子ぶらないで下さい。彼の寵愛を受けたからって…。
 僕の知り合いの女の子は、みんな貴女よりマシですよ。
この会場にいる娘だけでも、貴女は果たして何番目なのか…」
少年は喚起に沸く場内を一瞥した後、そろりと少女の側線を撫でた。
大人らしくない。細すぎる。まだ短すぎる…
膨らみを、くびれを、太股を撫でながら、品評するように蔑む。

少女は手を握り締め、ただ普段の顔を心がけて前を見つめた。
少年が可笑しそうに歯を剥く。
「安心して。一つ、貴女が歳並みに育てた場所もあります」
紗和の座っていた席に、少年は腰を下ろした。
ステージからも後ろからも、お互いの体で隠された部位に手を伸ばす。
 (…や、やめて! やめてよ!!)
ちょうど“弟”と目が合ったため、拒絶の言葉すら出せない。
スカートがたくし上げられ、股布が下ろされ、指がねじ込まれる屈辱を、
少女は引き攣った笑顔で味わうしかなかった。
664ふたりぼっち  18/30:2007/01/10(水) 22:21:43 ID:vH+3atRl
「クラスの女子と大差ない身体の癖に、中身は大人っぽいですね。
 蕩けてるのに、柔らかく指を締め付けてます」
数え切れないほど達した所を指に侵され、紗和の太股が震え始めた。
 (お願いだから…!!)
女の体はいくらでも逝ける。
そう言いたげに、五指は分かれ、容赦なく茂みを覆った。
“彼”とはまるで違う、節くれ立った手が這い回る。

いっそ弟から目を逸らしたい。
紗和は眉をひそめ、腰に手を当てて前屈を堪えた。
とろっと蜜を掻き出しながら、少年は言葉責めを深める。
「弟さんに、ずいぶん可愛がられたようですね?」
少女の顔が後ろを振り向いた。
その顔を見ながら、少年は勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
「ずいぶんと嫌がりますが、実弟相手でないと逝けませんか。」
665ふたりぼっち  19/30:2007/01/10(水) 22:22:23 ID:vH+3atRl
 言われてみればその通り。
少女は、知らなかったとはいえ、実の弟と繋がっていた。
同じ血でできた体液を混ぜ交わし、貪った。
男の、自分を避ける理由も分かる。
「あいつを咥えたんでしょう。どうでした?」
自分に欲情する、弟の怒張に舌を這わせた。口に含んだ。
口づけをし、交際を迫った。
「初めて体を許した時は?」
始まりはあの日の車内。
自分と似た雰囲気の弟に、抗しきれなかった。
今までの人生を捨てていいと、甘い道を選び、痛い目をみた。
666ふたりぼっち  20/30:2007/01/10(水) 22:22:58 ID:vH+3atRl
  ―――姉貴…。
詰まった胸で会場を震わせながら、男は目を閉じた。
姉の様子がおかしいのは分かっている。
後ろにニット帽の少年がいることも。
自分を妬くアイドル崩れは、自分と姉との関係を壊そうとするだろう。
しかし、それでいい。

最初はただ、姉を助けたかった。
いつかの朝焼けのように、彼女に自分の人生を歩ませたかった。
しかし、それ以上に、何よりもあの少女が愛しくて堪らない。
聡明で、優しく、華奢な紗和を自分の物にしたい。
それが余りにも身勝手で、禁忌とされる欲望だとは分かっている。

彼は、この晴れ舞台を最後に、母国を去るつもりだった。
667ふたりぼっち  21/30:2007/01/10(水) 22:23:37 ID:vH+3atRl
少女は前列の椅子をつかみ、上体を揺らして肩で息をしていた。
ブラウスが濡れて背中に纏いつき、前髪はほつれて顔に落ちかかる。
苦しげな脂汗を垂らし、全身を真っ赤に紅潮させていた。
ただ、指で弄くられただけだというのに。

「貴女のように、平凡な女性がする反応など分かっています」
傲慢に笑う少年に偽りはなく、
身体が痙攣してうなだれても、すぐに次の波が襲い掛かり、息を整える間もない。
年上相手にも味わえなかった、意思では抗えない技量。
少女は口を押さえ、嘔吐を堪えた。
 (…つまらない娘だ)
さすがにやり過ぎたかと、少年は手の汁気を拭って椅子に掛けなおす。
668ふたりぼっち  22/30:2007/01/10(水) 22:24:08 ID:vH+3atRl
場の盛り上がりから見ると、催しは最高潮に向かうらしい。
身を寄せていた男が遠く、じわっと紗和の視界が霞んだ。
“彼女”の眼差しを想いだす。
愛しくてたまらないといった、しかしいつも寂しそうで、優しい。
今の少女と同じ瞳。
彼は全てを知りながらも、ずっと演技を続けていたのだろう。
女である自身と、少女とが愛し合う世界を。
紗和は“彼”を慕っていた。
紗和は“彼女”を愛していた。
669ふたりぼっち  23/30:2007/01/10(水) 22:24:46 ID:vH+3atRl
男が紗和に視線をやったのを見て、少年は立ち上がった。
胸を押さえる少女の横に並び、その頬を掴む。
そして自分の方へ強く引き付けた。
「――っ? ん、ゃあっ!!」
その意図を知り、紗和は肘で少年の首元を押し返す。
少年は少し咳き込み、不服そうに睨みすえた。
「誰も貴女なんかに、欲情して迫ってる訳じゃありませんよ。
 貴女の弟さんが消えれば、その後釜は僕だ。
 トップアイドルの彼女にしてあげようというんです」
あまりの物言いに、紗和は少年を睨み返す。
だが、返す言葉が見つからない。
  ―――わたしは…これからどうしたいの…
670ふたりぼっち  24/30:2007/01/10(水) 22:25:49 ID:vH+3atRl
「何をすべきか、分からないんでしょ?
 貴女はもう何の魅力もない。僕の数番目の恋人という立場が上等だ」
少年は今一度、紗和の顔を覗き込んだ。
揺れる瞳を、自信にあふれた目が射通す。


場内にどよめきが走った。
先程までクライマックスに相応しい歌唱を繰り広げていた男が、
急に声を詰まらせたからだ。
「……ご、ごめん。…何か、感無量でさ」
男のマイクを握る手は震え、その視線は定まらなかった。
少年は瞼の震える娘に舌をくぐらせ、ステージに余裕の笑みを向ける。
671ふたりぼっち  25/30:2007/01/10(水) 22:26:46 ID:vH+3atRl
舌が痺れるほど吸いつかれる、唾液が零れるほど唇が擦れる。
こんな愛のない口づけも、これほど汚辱感に塗れるのも初めてだ。
もしも、彼なら。彼女なら。 
………“弟”なら。

ぽろぽろと、ふいに涙が零れた。
「泣くと雰囲気が台無しです。心配しなくても、満足はさせますよ」
少年は糸を引きながら唇を離し、紗和の胸の膨らみに手をかける。

  ―――ああ。わたし、やっぱりあの子がいいんだ。
冷たい頬へ流れる露に、紗和は呟いた。
672ふたりぼっち  26/30:2007/01/10(水) 22:27:18 ID:vH+3atRl
「弟が、ですか?…馬鹿馬鹿しい」
少年はニット帽から蔑みの目を覗かせ、再び紗和の潤みに指をのばす。
「黙って僕に従った方が良い。彼ももう成功はしません。
 貴女の様な半端な人間が、世間の目を忍んで生きる事などできない」

コンサートの熱は冷め、会場には静寂が広がりつつあった。
唇を噛む少女に、少年は優越感に浸って続ける。
「さっき随分と中に出されてもいましたしね。
孕んだとなれば、中絶費用も貴女個人では馬鹿になりませんよ?」
673ふたりぼっち  27/30:2007/01/10(水) 22:27:54 ID:vH+3atRl
どこにでもいる娘だが、あの男の姉と思えば愉しめる。
それにしおらしくしていれば、確かに見れなくはない――。
少年が下卑たことを考え、少女を押し倒そうと手をかけた時だ。
皮が弾ける音がし、彼の視界が揺れた。
頬が熱い。

「いつまでも触ってないで。あんたには興味ないの」
紗和の目は、そのとき、朝焼けのように鮮やかだった。
少年の首筋がぞくりと寒くなる。
「中絶なんてしない。…わたしたちの子を」
彼女はくるりと踵を返し、入り口の光へ歩き出した。
ニット帽の少年は、頬を押さえて立ち尽くす。

「………ぁ、あいつら…姉弟、そろって…っ!」
674ふたりぼっち  28/30:2007/01/10(水) 22:28:30 ID:vH+3atRl

割れそうな歓声の中、男の笑顔は翳っていた。
 (いや…いいんだ。あれでいい)
あの口づけが頭から離れない。
性格の歪んだ子供に姉を渡すのは不服だが、自分よりはましだ。

 男は荷物を押し、搭乗ゲートに向かった。
窓から見える山々には、陽が沈みかけている。
朱色には変わりなかったが、彼は綺麗だと思えなかった。
  ――さよなら、紗和。
目を閉じてその風景を焼き付ける。
気のせいか、辺りが騒がしかった。
675ふたりぼっち  29/30:2007/01/10(水) 22:29:50 ID:vH+3atRl
警備員と取り巻きの怒声が聞こえ、背中に何かがぶつかる。
柔らかな感触、ふわりといい香りが漂う。
駆け寄る警備員を制し、男は囁いた。
  ――帰って、くれ。
細い腕は、しっかりと掴んだまま放さない。
もう一度繰り返す。
返事はない。
男は俯いてささやく。
  ―― 一緒には、いられないの。
感触が離れる。
男は深く溜め息をついた。
しかし、背中を静かに撫でる感触に、目を見張る。

  あ な た が   す き 

男は、ゆっくりと振り返った。
676ふたりぼっち  30/30:2007/01/10(水) 22:30:50 ID:vH+3atRl

やがて消える朱が、隣の華奢な体を染めている。
ほんの一時でも。例え気の迷いでも。
その笑顔は、この世のどんなものより美しかった。

  世界でふたりぼっち。

彼らは手を繋ぎ、夕日の照らす道を歩いていく。
すぐに辺りは闇が覆うが、二人で歩けば、やがて―――。



               おしまい
677名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:13:43 ID:H3pmS+jO
GJ!!
678名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:29:57 ID:9AoWeGgo
GJ!
堪能させていただきました。
リアルタイム投下を固唾を飲んで見守って、一気に纏めて読んだ。
激しくエロくせつなくそして深い。
男の屈折した描写が素晴らしかった。フェラシーンに興奮。
エロもねちっこくてよかったけど、なによりストーリーが秀逸だと思いました。
願わくはふたりぼっちの彼らに幸あれ。
679名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:38:44 ID:CoP5YiPx
実弟の顔がそこまでいかないとわからないってあり?
680名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 13:55:45 ID:4714YF+V
>>679
すみません、説明を忘れていました。
紗和が会ったときは男はきちんと化粧をしていた(した時しか会わなかった)事、
男が、家での両親のいいなりになる弟のイメージとかけ離れていた事、
そして何より、自分に積極的にアプローチする相手がまさか弟だとは思わなかったことが
原因だという設定です。
自分が都会に出たとき、先に都会暮らしをしていた弟が全く分からなかったもので。
声でも判別できませんでした…

毎回の感想、どうもありがとうございました。すごく嬉しかったです。

681名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 15:35:33 ID:gHKEZ+so
ぐっじょーぶ!!!!!!!
まるで展開が読めなかった。
しかもじんわりきたわー
ぐっじょぶ!!
682名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:46:52 ID:MwppuOgj
ちっ、またロリかよ。

少女趣味は安易な性犯罪に走りやすい。

でも痴漢属性者はロリ少女属性者が圧倒的多数派なんだよな。
ションベンくせえ。
683名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:06:50 ID:iSEJe9Y/
高校生もロリかよ?ww
684名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:10:19 ID:MwppuOgj
そうだよ、それがなにか?
制服好き君?
685名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:53:14 ID:gHKEZ+so
まぁ、高校生はロリに含むわな。
海外では未成年は総じてロリ。
13以下はペドぐらいの認識だったはず。
686名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 01:56:24 ID:jJYh+l1N
変なのがわきやすくなっちゃったなぁ
687名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 04:26:04 ID:1O1TQDyE
とりあえず682が物凄く熟女好きだということはわかったよ


ふたりぼっちさんGJ!
姉弟スキ-としてもすげー楽しめた、ありがとう!!
688名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:05:42 ID:rTPnYEwA
熟女スキーには、授業参観で痴漢される人妻なんてネタはどうだろう。
689名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 11:59:38 ID:yBAixRfM
>>688
それイイ!期待wktk
690名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 10:52:47 ID:/SeSN8h0
まあ痴漢って言わないけどな
691名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 21:52:43 ID:wHPjAYgK
まあまあ、痴漢の定義の話を出すと、またスレが止まってしまう。
692名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 16:26:46 ID:gnERJn+W
>>676
ふたりぼっちさんGJ!そして乙でした。
せつなげな話だが希望も見えてよかった。

落ちそうだが、上げなくて大丈夫だろうか?
693名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 22:08:28 ID:XO9LmbJX
ま、落ちたら落ちたで別に。
694名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 22:54:15 ID:MNpkzrxT
別にageなくとも落ちない

って説明した方が良いのかな? かな?
695名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 19:31:30 ID:xwQ7q5kZ
ロリ属性でないと熟女属性。
まぁロリコン君にありがちな
短絡思考だわなw
696名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 21:56:01 ID:VaGRKdSk
しかしこのスレの住人は釣りに異様に過敏だよなあ……。
巧妙な釣りならともかく、>>682みたいなあからさまなのは
大抵の場合スルーされるんだけど、みんな全力で突っかかりにいくもんな。
697名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 03:49:47 ID:iTAW051D
まあ痴漢小説なら何でもマンセー
ふたりぼっちのはストーリーも込みでクオリティ高
698名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:38:11 ID:2kAX1rUm
痴漢しがいのある敏感っ娘が多いスレはここですか?
699名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:54:51 ID:SbDlPi3A
ここですおwww
700名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 00:03:36 ID:aD7fbONZ
>>571
続ききぼん
701名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 11:17:45 ID:QaV9crL5
試験会場で痴漢なんてどうだろう?
702名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 12:50:45 ID:I8klypAm
>>701
そそるわぁww
703名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 02:39:00 ID:wKR2oEom
声を出すことが許されない試験時間中
机の下から股間に迫ってくる手との戦い

時期的にセンター試験ということで
704名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 12:10:12 ID:a42fYluf
ただ現実的に考えて股間を触るのは難しいけどね
試験管は複数人いるし、隣の席とはかなり間が取られてるし
705名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 22:13:05 ID:DcsHUij6
休憩時間に・・・てのもいいな。
706名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 03:10:12 ID:wl/UfvEG
>>704
>試験官は複数人いるし

逆に考えるんだ
試験官が(省略されました。続きを読むにはおまえらの妄想力が必要です)
707名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:28:26 ID:vIwnNbCL
試験官が痴漢されるなんて考えもしなかったぜ
妹の試験を見守ろうと手伝いのアルバイトを申し込んだ姉が他の教授に××
実はその妹も、開始前にトイレで意地悪な友人にローター貼り付けられてお豆が○○
708名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:08:00 ID:u1eyT9Mb
つまんねえよ。
もっと想像力。



709名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:09:51 ID:FJHDLwvk
じゃあ試験管が女子のカンニングを見逃す代わりに色んなコトし放題とかは?
710名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:10:22 ID:FJHDLwvk
管の字間違えたorz
711名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:13:59 ID:u1eyT9Mb
少女とか妹とか女子学生とかで
すでに月並みで↓ww
712名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:34:00 ID:+PXkTXQX
ツンツン娘の ID:u1eyT9Mb がデレになるまで全力で痴漢。
713名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:58:57 ID:wl/UfvEG
とりあえずあれだよな
第3者の男視点で席は後ろから2番目、後ろ(最後列)から何やら声が聞こえるものの試験中なので振り向けず・・・
とここまで妄想した
714名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:52:40 ID:SkOv2ShZ
試験中に声がしたらアウトじゃない?
715名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:22:06 ID:USkQDnCz
試験官がテスト用紙とか配る瞬間にさりげなく乳を触っていく絵を想像したら、
コントみたいでちょっと笑えると同時にちょっとエロいかも知れない。
でも痴漢は難しいよな。

パチンコ屋は無理かな?
あと遊園地。ディズニーランド痴漢とかどうだろうか。
716名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:30:54 ID:jcJviavl
合意だけど声が出せないみたいなのも痴漢スレではありなのだろうか
717名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 08:27:41 ID:WPeZBsRu
ありだと思うよ、個人的には
718んば:2007/01/27(土) 04:14:54 ID:DYsNVCHD
男のモノはさらに熱く膨張して、最後のときが近づいているのを知らせる。
「ハァ……ハァ……このまま尻に出す……ぞ」
(え?まさかここで出すつもりなの!?)
「ん!っ出る!」と低く唸り声を上げ動きが凍りついたように止まる。
純子の手の中で鉄也の肉棒が一際膨張した次の瞬間、腰が、くっくっ、と跳ね上がる。
ビクッビクッと激しく痙
719んば:2007/01/27(土) 04:16:19 ID:DYsNVCHD
うは!手直し中に間違って貼ってしまったw
出直してくる…
720名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 04:45:47 ID:KvZ1Ca9I
期待して待ってるよノシ
721名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 18:33:51 ID:bkefT7Ux
ちょっと執筆中のがあるんだが、どっちがいいかアンケート取るぞ
@成長が早い中学生が体育倉庫で変態先生に痴漢される。
A気が強いメガネ娘が小学生に痴漢される。
どっち!?
722名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 18:37:49 ID:Kq7PxeIi
2に一票
723名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 19:42:28 ID:aweF+E2k
>>721
1だとレイプモノになりそうな予感
だが、1に一票
724名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 19:51:02 ID:Mwr93g37
725名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 21:27:44 ID:6Ihtpw2p
>>721
@を書いてくれ。そしたら俺がAを書く。
726名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 03:17:48 ID:7M3Qd2Bg
>>721
@でよろしく
727名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 03:20:08 ID:7M3Qd2Bg
できれば嫌いな先生なのにネチっこく責められて
嫌なのに身体は反応しちまうってのがいいな
728名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 13:19:01 ID:VJ7sFpVk
>721
A希望。
年下にいいようにされる女の子は良いね。
729んば:2007/01/28(日) 17:08:30 ID:V6MSNFAS
Aで一つよろしく
730名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:35:31 ID:CYGgIl8J
自分もAが読みたい><
731名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 22:17:11 ID:Uk66uxpr
俺は@希望で
732名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:47:42 ID:Mpo81+Ij
1で、是非1で。
733名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 07:18:40 ID:laxA0Mjt
両方書いたらいいんでねーの?
うまけりゃそれでいいよ














でもおれ的には1だな、うん
734名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 07:26:34 ID:ZIdJkM7V
1と2、拮抗してて笑えるな
735名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 09:27:41 ID:5yTC+AeZ
どっちも需要がありそうだからな
俺は1だと他人の目が少なく痴漢っぽくないので2を推すが
736名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 13:36:52 ID:GqLZUNZh
Bの成長の早い気が強いメガネ中学生が変態先生に痴漢される話をキボン
737名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 17:43:21 ID:YF/XCRk2
じゃあ間をとって変態教師♀が小学生に痴漢される話でっ
738んば:2007/01/30(火) 18:04:02 ID:HTBBPntU
ここのスレ的には「痴漢をされてる女性の描写」だけでみんなOKなのか
「痴漢をされつつ男性との本格的な絡み(SEXまではなし、スマタや手コキなど)」までを含めたものがOKなのかどっち?
俺としては後者じゃなきゃ嫌だから書くとしたら後者になるんだが
あと今エレベーターもの書いてるんだけど第三者がいないとNG?
739名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 19:57:09 ID:ic/dLFeE
>>738
前にも言ったけど基本的には自分の好みのシチュエーションで書くべき。
気に入らないと文句言う人もいるけど、そんなのは無視してOK。内容が明らかにスレ違いならまずいけど。
大体自分の好きじゃないSS書いても面白くないでしょ。


でも個人的には誰かにばれると恥ずかしいから抵抗できないという状況に萌える。
740名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:35:23 ID:sdCYsSob
>>716
カウンター越しに接客しながらカウンターの下で年下の恋人にいたずらされるおねえさん

ここまで妄想した。
741んば:2007/01/30(火) 23:03:42 ID:wOUpeva1
>>739
なるほど、とりあえず完成したら投下してみますわ
まぁ、出来は悪いだろうけどw
742名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:00:13 ID:gQJUUhJq
期待age
743名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:25:08 ID:CR+qOuIB
とりあえず>>721さんの設定のAで一本書いてみました。
 季節は夏の設定で。


「ああ・・・結衣姉ちゃぁん・・・結衣姉ちゃぁん・・・」

つぶやきながら涼が固くなった肉棒を激しく擦っている。

「うっ!」

うめき声とともにベッドの上に広げたティッシュの上に精液が飛び散った。
「ふうっ・・・」
涼は息を吐くと精液で汚れた小さな肉棒をティッシュで拭い、ズボンを上げた。

「またしちゃった・・・」

ポツリとつぶやき涼はため息をついた。
 最近、精通を迎えた小学校6年生の涼はえもいわれぬ快感のとりことなり、毎日のように
ベッドの中で近所に住む高校生、結衣の姿を思い浮かべ、自慰に耽っていた。
 「結衣姉ちゃん、僕の事弟みたいにしか思ってないよな・・・」
姉のように慕っていた四つ年上の結衣をいつしか一人の女性として意識し始めていた涼だった。
 
翌日、涼は学校へ行くため、駅に向かうバスの中にいた。
 (相変わらず混んでるよなあ・・・)
人波に押され、バスの奥へと押し込まれた涼がうんざりとした顔でつぶやいた。
 目の前にオフホワイトのワンピースの制服に身を包んだ結衣が背中を向けて立っている。
(あっ!ゆ、結衣姉ちゃん)
思わず顔を赤らめる涼。
 ふっくらと盛り上がった制服のヒップに薄っすらとショーツのラインが浮かんでいる。
 (ゆ、結衣姉ちゃんのパンツ・・・)
瞬きするのも忘れ、結衣のヒップを見つめる涼。
 (結衣姉ちゃん僕が後ろにいること気づいてないよな・・・)
涼はそっと結衣のヒップに手を押し当てた。
744名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:27:30 ID:CR+qOuIB


 くにゅっ・・・

涼の手に柔らかく温かい感触が伝わってきた。
 「はぁっ・・・」
涼は思わずため息を漏らした。

 くにゅっ・・・くにゅっ・・・

バスの揺れに合わせて涼は手の甲を結衣の小さなヒップに押し当てている。
 しかし、結衣はじっと外を眺めている。
(気づいてないのかな・・・?)
涼は結衣の横顔を見つめつぶやいた。
 (よ、よし・・・)
涼はそっと手を裏返し、手のひらを結衣のヒップに押し当てた。
 だが、結衣は黙ったまま窓の外を眺め続けている。
涼はそっと手のひらを動かし始めた。

 ぴくんっ・・・!

結衣の体が小さく震えた。
 結衣の唇が小刻みに震えているのが涼にも分かった。
(結衣姉ちゃん何でなんにも言わないんだろう・・・?)
どちらかと言うと勝気な結衣がこんなことをされて黙っているのが涼は不思議だった。
 (お尻触られてるの気づいてるよな・・・?)

(ああ・・・柔らかい・・・)
涼は手のひらで小さなヒップを撫で回しながらつぶやいた。
 涼の手が小さなヒップを撫でるたび、結衣はぴくんぴくんと体を震わせている。
ふっくらと膨らんだ制服の胸元が小刻みに上下している。
 涼はそっとヒップの割れ目に沿って指を這わせ始めた。
結衣の体がびくんと飛び上がった。
(はぁっ・・・)
 涼は結衣の薄い夏服を通して伝わってくるヒップの割れ目の感触に小さく息を漏らした。
そっと手を前に回し、結衣の下腹部を撫でながらむっくりと膨らんだ股間を結衣のヒップの割れ目に擦りつける涼。
 結衣は涼の固い肉棒の感触に顔を赤らめうつむいた。
涼はバスの揺れに合わせて小刻みに腰を動かしている。

 「うっ!」

突然、涼がうめき声を上げた。
 涼のズボンにじわじわと染みが広がっていく。
涼は結衣のヒップに濡れた股間を押し付けたまま、ひたすら腰を動かし続けている涼。
 結衣は呆然としたまま涼のなすがままになっている。
やがてバスがゆっくりと停車すると涼は慌てて結衣から離れ、逃げるように出口に向かった。
 じっと立ちすくんでいる結衣の制服のヒップの真ん中に小さな染みが広がっている。
目に涙を浮かべ、唇を震わせている結衣をチラチラと見ながら乗客達が急ぎ足で降りていく。
 涙を浮かべ、うつむいている結衣がポツリとつぶやいた。

  「涼くん、なんでこんな事するの・・・」



以上です。お目汚し失礼いたしました。
745名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 14:48:51 ID:4J2+bP1x
萌エロ-イ! てぃむてぃむがボッキンキンですよ
746名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:16:16 ID:P7UYYn9t
人の目のある中で、という状況に心が震えた。
流れぶった斬ってスマンけど、一本書いたので投下、投下、投下!
747名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:17:35 ID:P7UYYn9t
 良く晴れた日曜日。とあるデパートの屋上には多数の親子連れが集まっていた。
 平日は数件の屋台と、簡単な遊戯施設が置いてあるだけの屋上は、だが今日ばかりは中
央に設置された大きな舞台が異彩を放っている。
 子供達は先を争って前の席に陣取り、舞台の幕が上がるのを今か今かと待っている。それを
取り囲むように、若い父親や、赤ん坊を抱いた母親が苦笑しつつも談笑していた。
 やがてピンポンパンと、調子ハズレのチャイムが鳴ると、舞台の袖からサンバイザーをつけて
マイクを持った女性が軽快に飛び出してくる。
「みんなー! 今日は来てくれてアリガトーっ!」
 ヒーローショーは、こんな形で開幕した。

 高野奈緒子は5歳になる息子を連れて、やはりこのショーを見ていた。短大を出て就職した彼女
は、仕事場で出会った男性とその年の内に結婚。退職した後は専業主婦の身であった。今年で
27歳。元気盛りの子供の世話に明け暮れる毎日である。
 幕が上がり、舞台に黒覆面の戦闘員と着ぐるみの怪人が出てくる。脇目も振らずに悪役を凝視
する息子の姿が可愛らしく、奈緒子は1人、クスクスを笑いを噛み締めた。
『この街は我々ヒドー帝国が乗っ取った! これから人質を取ってやるぞう!』
 そんなセリフと共に悪役達が舞台を降りる。子供達はギャーギャーと喚いて、凄い有様だ。無論、
彼らもプロなので安全には配慮してくれている。泣いて転びそうになった女の子を、黒覆面の戦闘
員がさりげなく支えてあげている所など、ある意味微笑ましい。その後、戦闘員は気の強そうな男
の子に蹴飛ばされていたが。
『誰にしようかなー』
 着ぐるみ怪人が辺りを見回す。大抵は、コンパニオンの女性が攫われ、それをヒーローが助ける
のだろうが、その日はやや趣が異なった。
 大人たちの並ぶ観覧席の後ろまで来た1人の戦闘員が、小声で奈緒子に声を掛けたのである。
「すいません。ご協力お願いできますか?」
 驚いた彼女だったが、結局了承し、コクンと頷く。人前に出たがる性格ではなかったが、偶にはこんな
遊びに付き合ってもいい。それに自分が捕まれば、正義感の強い息子が張り切って助けに来てくれる
だろう。その姿は微笑ましくも頼もしいに違いない。
748名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:19:45 ID:P7UYYn9t
 やがて彼女の手首を軽く掴んだ戦闘員が『イーッ!』と叫ぶと、怪人の姿がそちらに向
いた。
『良くやった戦闘員8号! よーし、そいつを連れて引き上げだ!』
『イイーッ!』
 奈緒子を取り囲んだ悪役一堂が、彼女を連れたまま舞台に上がる。観覧席は子供達の
罵声や悲鳴で一杯だ。その中で一際大きな「ママーッ!」という息子の叫びを聞き、奈緒子
はやはりクスクスと笑った。
「あ、奥さん。申し訳ないんですが、この中に入っていただけますか」
 彼女が怪人に連れられて上がった舞台には、幅3メートルほどの幕が張ってあった。客席
からでは見えなかったが、そこには奇妙な装置がある。高さ2メートル程、横幅は3メートル程
のゴテゴテと装飾のついたおどろおどろしい装置だ。と言っても、所詮はショーであるから
ウレタンで出来たハリボテである。
「ああ、これは。怪人を作る機械でしたっけ」
「ご存知でした? 話が早いです」
「はい、息子といつも見てますから。でも、ふふっ、自分が中に入るとは思いませんでした」
 それは奈緒子にも見覚えのあるものだった。悪の組織『ヒドー帝国』が新しい怪人を作るのに
使う装置である。この中に攫ってきた一般人を入れてスイッチを押すと、入れられた人が苦悶の
末に怪人になってしまうのだ。
 苦笑した奈緒子は、戦闘員の手引きで、巨大なウレタンの中に潜り込んだ。テレビで見る本物
は、完全に中に閉じ込められてしまうのだが、コレは舞台ショーという事もあり、中央に空いてい
る穴から肩から上だけを出せるようになっていた。客席からは彼女の胸元から下は見えない。
「用意できましたね? じゃあ、これから前の幕が落ちますんで。そしたら『助けてー』とか叫んで
下さい」
「はい。ちょっと、ワクワクしますね」
「いやあ、どうもです。で、怪人バルゴンが右の方にあるレバーを倒したら、怪人化開始です。ちょっと
舞台が暗くなってブーンという音が鳴りますんで」
「そうしたら、また叫べばいいんですね? キャーって」
「あ、はい。出来れば派手にお願いします。暫くしたら、息子さんが仮面タイガーと一緒に助けに来
ますんで」
「分かりました。ふふっ、楽しみだわ」
 そんな簡単な打ち合わせを終え、戦闘員が持ち場に着く。
 暫くすると舞台上の話も進んだようで、サッと目の前の幕が落ち、奇妙な装置に取り込まれた奈緒子
の顔と両腕が観客の前にあらわになった。
749名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:20:51 ID:P7UYYn9t
 打ち合わせ通りに悲鳴をあげ、助けを求めると、既にコンパニオンに連れられて舞台下
まで来ていた息子が涙混じりに悲鳴を上げた。ちょっと可哀想だが、これも立派な男に
なるための教育よね、と心で呟いた奈緒子は、ワザとらしく「こっちに来ちゃダメよ」などと
叫んだ。
 そしてシナリオどおり話は進み、怪人がレバーに手を掛ける。
 と、同時に照明が変わり、不気味な機械音がスピーカーから流れた。
 彼女の胸に何者かの手が触れたのもこの瞬間からである。
「えッ!?」
 余りの出来事に、彼女は戸惑った。何が起こっているのかと。その間にも、後ろから胸を
揉む誰かの手は止まらない。薄いブラウス越しに、容赦なく乳房をグネグネと捏ね回して
いる。
「ちょ、ちょっと! 何を」
『うわははは! もう直ぐこの女は俺と同じ怪人になるのだーッ!』
 流石に抗議の声を上げる彼女だが、大音響で木霊する怪人の叫びに掻き消された。
 と、謎の手が彼女の胸から離れた。思わずホッとする奈緒子だったが、次の瞬間には愕然
とした。首から下はウレタンの装置に隠れて自分でも見えないが、いやらしく胸元を這い回る
手が、ブラウスのボタンを外しているのだ。
「や、止めて! 何て事するの――ひッ。う、動かないっ!?」
 慌てて装置から体を抜こうとしたが、いつの間にかそれに開いた穴は――圧搾空気でも
流されたのだろうか――キュッと締まって身動きが取れない。
 プチプチと、ついに外れるだけのボタンは全て外されてしまった。
「た、助けてッ! 誰か!」
 青くなる奈緒子は、辺りを見回して叫ぶが、会場はヒートアップするばかり。後ろの大人達
は、熱の篭った演技だと感心して、まさか本当に助けを求められているとは思っていない。
「や、止めて! 何してるのッ――」
 謎の手はブラウスのボタンを外した後、ゆったりと彼女の腹を撫でていた。が、それが背中に
届くと、あろう事かブラジャーのホックを外してしまう。
 そしてついに、直に奈緒子の胸を触りだした。
「な、あ、ぁ……や、止め――ッ!」
 ただ乱暴でない、丹念な愛撫とも言えるその動き。鳥肌が立ち、悪寒が走るが、我を忘れて
叫ぶ事は出来なかった。舞台下の息子と目が合ってしまったからだ。
750名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:21:57 ID:P7UYYn9t
「マ、ママーッ!」
 戦闘員に捕まり、暴れながらも彼女を心配そうに見つめている息子。奈緒子はそれを見
て懸命に表情を作った。
「だ、大丈夫よ。で、でも……早く助けてね」
 悲壮な顔でコクコク頷く息子は、我が子ながら凛々しかったが、それをゆっくり眺めている
余裕は彼女には無かった。
 謎の手がジーンズのベルトを外そうとしているのだ。必死に足を動かして抵抗するが、それ
も空しかった。あっさりとベルトは外され、スススとジーンズが下ろされていく。
「や、ヤダぁ! 止めて……ちょっと、――くッ」
 謎の手の動きはいよいよ活発になり、曝け出された乳房を揉みしだきながら、奈緒子の白い
太ももを撫で回した。
 じっとりと脂汗が流れる。首から下は見えないとは言え、衆人環視に晒されながら、服を脱が
されて体中を触られているのだ。
「ふっ……くッ――」
 後ろから回された手が、丹念に胸を揉み、乳首を擦る。ゾッとするほどの気持ち悪さはそのまま
に、だが女の体は徐々に愛撫に反応していた。
 ここまでされてしまっては、迂闊に助けを求められない。ここには子供だけでなく、若い男性の
視線が多数あるのだ。嘔吐感と共に、喉の奥から沸き起こる性感の声を、奈緒子は必死にかみ
殺した。
 それを嘲笑うように、謎の手は丁寧な愛撫で彼女の体を味わっている。乳房を下から掬い上げ、
そっと包み込むように優しく揉み、かと思うと円を描くように手の平で腹を撫で撫で回す。
「ぅ……あ、――グ」
 吐息が熱くなり出した奈緒子に、だが会場の様子は変わらない。相変わらず和気藹々としており、
そろそろヒーローの登場という場面に沸いている。
「ヒッ――! な、だ、だめ」
 ツツツと捕らわれた彼女の脇腹を撫でていた謎の手がパンティーを掴み、流石に奈緒子は慌て
た。だが両足をバタバタと動かした所で大した抵抗になりはしない。下着は謎の手の思うままに
足首まで下げられてしまった。
「あ、ぁ、止め……お願い。止めてッ」
 小声で懇願する彼女に、謎の手が体から離れる。だが勿論、それで終わりという事ではなかった。
 謎の手の人物は、狭いウレタンの装置を潜り、奈緒子の正面に体ごと移動してきたのだ。
751名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:22:54 ID:P7UYYn9t
「う、うぁぁ……」
 誰とも知れない男に密着され、悪寒と恐怖でうめき声を上げる。ブラウスとブラジャー
を捲られ、ジーンズも下着も下ろされた彼女は全裸に近い。そして彼女にピタリと抱きつ
いてきた男も、やはり服を着ていなかった。
 奈緒子の頭の中はグチャグチャと乱れた。デパートの屋上で、そのヒーローショーの
舞台の上で、衆人環視の中、自分は裸で強制的なペッティングをされている。
「う、ぁ。ぐ、……ぐ」
 泣き喚くわけにはいかなかった。もし、この客席から見えない部分が晒されてしまえば、
奈緒子は二度とこの町を歩けなくなってしまう。それに息子にも酷いトラウマが残ってしま
うかもしれない。夫にも大変な迷惑になるだろう。
 だから彼女は、手だけでなく舌まで使って自分の体を蹂躙する謎の男の暴虐に、ただ
耐えるしかなかった。
「くぁっ――や、やぁ」
 奈緒子を抱き締めた男は、胸といわず尻といわず、彼女の体中を触りまくる。胸を摘み、
その先端を口に含んで乳首を舌先で舐め、転がした。奈緒子の理性は凄まじく気色悪い
と判断していたが、唾液を絡められた乳首は充血して固くなり、本能に快感を訴える。
「あ、んッ! だめ、な、舐めないで……」
 歯を食いしばって耐える奈緒子の口から、ついに官能の声らしきものが漏れてしまった。
男はそれで気を良くしたのか、更に舌で乳首を責め立てる。
 垂らした唾液を擦りつけ、啜りとる。舌先で乳輪をなぞる。固い乳首を甘噛みする。その
執拗なまでの動きは、奈緒子の快楽を体の奥から強制的に引きずり出そうとしていた。
 胸だけではない。謎の男は同時に、彼女の股間にも手を伸ばし、指先で奈緒子の秘裂を
ゆっくりと擦っていた。大小の陰唇の縁をツツツと撫で、時には上昇して陰毛を掻き混ぜ、
クリトリスを軽く押し上げる。
「あ、ぁん……」
 やがてトロトロとした蜜が彼女の股間から溢れるまでになった。
 徐々に頭がぼんやりとしてくる奈緒子。理不尽な状況に悔しくて涙が出そうだが、出たの
は甘い声だった。それに自分でも驚いてハッと目を覚ます。
752名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:23:52 ID:P7UYYn9t
「ママッ! ママッ、大丈夫!?」
 舞台下ではタイガー仮面と合流した息子が、必死に戦闘員を蹴飛ばしていた。
「だ、大丈夫……よ。ぁ、ん」
 無理矢理笑顔を作り、子供の声に答える。現在、タイガー仮面が派手な掛け声と共に
下っ端戦闘員を蹴散らしているところだ。もう暫くで怪人が倒されるだろう。
 だからこそなのか。彼女を好き放題にいたぶる男の動きも、徐々に激しくなってきた。
ウレタンの装置の中で奈緒子の胸にしゃぶりつき、音を立てて乳首を吸う。股間に伸ばさ
れた手は指を2本突き出し、彼女の膣内に侵入してきた。
「い、いやぁああ……うぐッ。あ、あんッ」
 奈緒子は唇を噛む。が、耐え切れない。体の中に潜り込んだ男の指に膣壁を擦られ、
官能の疼きに声を上げてしまう。慌てて見回すが、盛大な音響のお陰で、誰にも聞かれず
に済んだようだ。だが一瞬ホッとしたのが悪かった。男は奈緒子の股間に差し込んだ指を
クイッと曲げ、柔らかい肉襞を掻き分けるように動かしてきたのだ。
「んぁっ、あ、止め! んああッ、か、掻き混ぜ……ないで。ん、――あ」
 太ももを伝う愛液は更に量を増し、彼女は自分の体に完全に火が付いてしまった事を自覚
した。小刻みに揺れる腰を止められない。下腹に熱い渦が巻くように、じっとりと性感が高まっ
てくる。
「ママを返せッ! このーッ!」
『ぐわははは! お前の力はこんな物か。お前のママは、もうすぐ怪人に生まれ変わるぞう』
「このやろーッ!」
 はふはふと甘い吐息をつきながら顔を上げると、息子は――タイガー仮面の持つより一回り
小さな――過剰に装飾されたプラスチックの剣を振り回していた。
 それがどこか遠い世界の光景のように感じる。最早、何処をどう触られても快感しか伝わら
ない体も、やはり自分の物ではないように奈緒子は頭の片隅で思った。
「ん、あッ……」
 謎の男は彼女から手を離し、再び位置を変えようとしていた。ズルズルと動いた男は奈緒子の
足に絡みつくように動き、もう一度彼女の後ろに回った。
 そしてトロトロと蜜を流す股間を二三度触り、その様子を確かめると、おもむろに奈緒子の腰を
抱いた。
753名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:24:46 ID:P7UYYn9t
「あぁッ、や、止め……何す、え? あっ」
 ウレタンの装置に固定された上半身はそのままに、彼女は腰を持ち上げられ、少し下がっ
た所にいつの間にか置かれていた台に足を下ろされたのだ。後ろの男に向けて、腰を突き出
すような恰好である。
 うろんになっていた奈緒子の頭でも、その意図は明白だった。これからされる事を予想して、
彼女の下顎がガクガクと震える。
「や、やめて……それだけは。お、お願い」
 体は疼くが、そればっかりは心底許して欲しい。だが奈緒子の懇願は、佳境に入ったショー
の興奮に、やはり掻き消された。
『さあ、みんな! 声を揃えて、タイガー仮面を応援しよう!』
『タ・イ・ガー! タ・イ・ガー!』
 流石に息子だけは尋常でない彼女の様子に、心配そうに顔を向けていたが、5歳の子供には
それが精一杯だった。
「い、いやあッ!」
 ヌラリと股間に異物を感じ、奈緒子の顔が恐怖に歪む。だがズリズリとその異物が陰唇をスラ
イドすると、冷めかけた性感が否が応でも高まってきた。心臓がバクバクと音を立て、手の平に
溜まった汗が水滴になる。
「ママーッ!」
 と、突然、悪役達の隙を突いた息子が奈緒子の元に駆け寄ってきた。そしてグッタリする彼女の
手を取る。
「ママッ! 大丈夫!?」
「え、ええ。だ、大丈夫よ。それより、早くアイツを――や、やっつけて」
「う、うん」
 歪む顔を必死の思いで笑顔に変え、奈緒子は差し出された息子の手を離した。全身がガタガタと
揺れる。一瞬でも気を抜けば泣き喚きそうだった。息子に腕を捉まれるのと同時に、男のペニスが
彼女の膣口に首を突っ込んだのだ。
 5センチ程のウレタンを境に、母親の顔と女の体が同居する。耐えるには辛すぎる状態だった。
 わーわーというショーの歓声。それすら凌駕するスピーカーからの爆発音。男はショーの展開を
熟知しているようで、場内の音響が最大になった所で挿入を開始した。
754名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:26:06 ID:P7UYYn9t
「う、ぁん! あ、ぁ……っ! あ、あああッ」
 ズブズブと謎の男のペニスが奈緒子の体内に埋められていく。一度半ばまで入ったそれ
を、男は引き抜き、もう一度ゆっくりと挿入した。さわさわと彼女の尻を撫でながら。
 その酷くもどかしい動きに、奈緒子の肉欲が喘ぐように疼く。激しく蠕動する膣壁の襞が、
多量に分泌された愛液と共に男のペニスに纏わりついた。
「ん、あッ。んあっ! そんな……ううっ!」
 早く動いてくれと、思わず口にしそうになる奈緒子。拳を握り締めてゾクゾクと蠢く快感に
耐える。男は、そんな彼女の様子を楽しそうに伺い、殊更ゆっくりとペニスを出し入れしてい
る。ブルブルと震える奈緒子の胸を揉み、乳首を摘みながら。
「あ、あぐッ。くぅぅ」
 やがて彼女の膣の奥の奥、子宮口付近の壁にコツンと男のペニスの先端が当たる。途端、
彼女の背筋に軽い電気ショックのような衝撃が走った。達したのである。が、それは余りに
中途半端で、絶頂というには遠かった。
「あ、ぐ。う……クッ――」
 奈緒子の性感が異様に高ぶる。快楽の波が腰を中心に渦を巻き、それが血液に乗って
全身を駆け巡るような錯覚さえ感じた。
 もう目を明けていられず、まぶたを閉じた彼女は、ついにその体を女の肉欲に支配された。
「う、うぐッ。あ、う、動いて。お願いッ――動いてえええッ!」
 僅かに耳に届いたクククという男の忍び笑いの声も、奈緒子にはどうでもよくなっていた。
勢い良くピストン運動を開始され、半ば意識が飛んでいたのだ。
「あ、あッ! あああッ! んあッ――あ、ぁあッ!」
 男は彼女の腰を強く掴み、微塵の遠慮も無くズンズンとペニスを突き入れる。その摩擦に
耐え切れなくなった愛液が、ウレタンの装置の中で飛び散る。奈緒子は最早、完全に我を忘
れて快楽の衝動に身を委ねていた。悲鳴のような甘い声も全く隠さず、ただひたすら顔も知ら
ない男のペニスを咥え、全身から引きずり出された官能に酔いしれた。
「あんッ! あ、ああッ――いいッ。あ、だ、ダメ。私ッ……」
 固いペニスが乱暴に彼女の膣壁を擦り、奈緒子の高まりは極限に近付いてきた。先ほど中途
半端にいかされたために、快感の暴走は全くと言っていいほど歯止めが利かなかった。
 もう限界だ。そう考えるほどの余裕すらなくなり、ひたすら甘い悲鳴を上げ続ける彼女。男の
方も最後が近いらしく、膣の中をペニスで捏ね回すような小技も無くなり、ただただ激しい抽送を
繰り返す。
755名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:27:03 ID:P7UYYn9t
 ショーの方は、丁度タイガー仮面が奈緒子の息子と共に怪人に斬りかかり、必殺技を繰
り出したところだった。
『こ、この力はー。ぐ、ぐわああ、やられたー』
 派手な音響と照明が舞台を照らし、怪人が倒れたのと同時に、捕らわれた彼女と謎の男も
また絶頂に達した。
「んッ、んッ――あ、あんッ! は、あ、ああああああッ!」
 一際高く奈緒子が鳴き、男のペニスの先から大量の精液があふれ出す。勿論、ペニスは
彼女の中に刺さったままだ。白濁した液が奈緒子の膣内をいっぱいに満たす。
「ん、あ――ぁ……」
 たっぷりと中に出された精液を腰の奥に感じながら、未だ快楽の波が引かない彼女は、うっとり
と余韻に浸り――だが次の瞬間――絶句した。
「ママ?」
 目の前で5歳の息子が、不思議そうに自分を見上げていたのだ。

 いつの間にか自分を拘束していた装置の穴は緩まり、奈緒子を引き上げようと手を伸ばしたタ
イガー仮面に、ブルブルと首を振って答える。彼女は穴の中に落ち込むように座り込み、己の体
を抱いた。
 既に謎の男の姿はない。ただ、撒き散らされた愛液と、奈緒子の股間から零れる精液だけが
痕跡として残っていた。

   /

 その後、自分を呼ぶ息子の声に気付いた彼女は、顔を伏せて汚れた衣服を着込み、のろのろと
ウレタンの装置を出た。
 最後の方は流石に気付かれていたらしく、ショーの関係者や観客の親達が、顔を合わせて奈緒子
を指差し、ヒソヒソと何かを囁きあっている。
 彼女は能面のように表情を消し、それら全てを無視すると、息子の手を引いて足早にデパートを去った。
 僅かに残る体の疼きと、淫らな体液に濡れた下着が、ひたすら気持ち悪かった。

 奈緒子が声を上げて泣きじゃくったのは、家に帰ってからである。

-*-*-*-

もっとこう、衆人環視と息子を前に耐えるという状況を書きたかったけど、これが
精一杯でした。
中々難しいですなあ。
756名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 19:12:53 ID:dzbsqtya
すげえな


GJ!!!!!!
757名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 22:47:42 ID:fAs/iVo4
やべえ
久々にSS読んで抜いたわwwwwwww


超GJ
758名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 00:29:28 ID:xp1FLY1r
流し読みの筈ダタノニ惹き込まれた。
俺の時間を返せwww
759名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 03:05:34 ID:eEP2HNsS
超GJ!!!
760名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 03:47:05 ID:Q78XrZw/
挿入反対派の俺をここまで萌えさせるとは……
761名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 13:38:52 ID:l2WdSfvm
GJGJGJ
762名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 15:55:05 ID:OkmQWjVF
ケツ穴ぐらいでグダグダいってんじゃねぇよ
ケツの穴の小せぇ野郎だな
763名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:58:31 ID:tK4yByEE
触られる女の一人称で、くどい感じの電車痴漢ものなんだけど投下してみる。
とりあえず18レスくらい。
764名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:59:12 ID:tK4yByEE
いつもの朝、いつもの時間に、いつもの電車に乗る。
いつもの車両、いつもの混雑。それは溜息が出そうなくらいに平凡な日常。

互いに知らない人々が押し合いへし合いしながら、互いに挨拶することもなく、
それどころか視線を合わせることもなく、密着したまま運ばれていく。

考えてみれば妙なことだ。毎日決まった時間の通勤電車に乗り合わせて、
互いに身体を密着させているのに、互いに知り合いになることはない。
見知らぬ他人とこれだけ接近するのは、ラッシュ時の通勤電車くらいなものだろう。

満員電車に乗るときは、人は周りの人を人として見ていないのだ。
そう、わたしの背中をぎゅうぎゅうと押してくるサラリーマン風の人は、ただの人形。
わたしの隣のOL風の女性も、わたしを人形か何かと思っているに違いない。
ありふれた春物ジャケットとタイトスカートを身に付けたボブカットのOL人形。

わたしもそんな状況を受け入れている。
会社勤めをしている限り、たぶん、この苦痛から解放されることはない。
だから、それは仕方がないものとして受け入れるしかないのだ。

そんなことをぼんやりと考えながら、わたしは、つり革に掴まって電車の揺れに
身をゆだねていた。空いてるほうの手で、たすき掛けにしているショルダーバックを
しっかりと身体の前で持つ。子供みたいだって言われるけど、
バックを人込みに持っていかれて騒ぎになるよりはマシだ。

目の前には席に座って居眠りしているオジサン。
その薄くなった頭頂部を視界の片隅に捉えつつ、ぼーっとした視線を車窓の外に向ける。

と、急に電車が減速して、そのはずみで、わたしの左側に立っていたくたびれた背広姿の人が、
こちらに寄りかかってきた。そんな時にわたしだけ踏ん張っても踏ん張りきれないので、
つり革を持つ手に力を入れつつ、右側の人に寄りかかるように少しだけ身体を倒す。
すると、その背広の人は、わたしを支えにできなくなったのか、わたしの背後へ倒れるように
身体を割り込ませてきた。周りの人込みが揺れ、背中をぐいと押される。
両足に力を入れ、おしりを突き出すようにして踏ん張る。誰かの咳払いと溜息。

もう、何なんだろう。むっつりとした視線を左側に投げかけると、そこには先ほどの
背広の人ではなく、別の人が後ろから押し出されたような形で踏ん張っていた。
あの背広の人は、どうもわたしの後方へと移動したらしい。
ぼそぼそと、何かを謝っているような低い呟きが背後から聞こえ、
周りの人たちの動きが収まっていく。

背広の人、満員電車に慣れてないのかな。この春からこの電車に乗るようになったのかも。
そんなことを思いながら、前に押し出されそうになるのを何とか踏ん張っていると、
後ろの人たちが立ち位置を変えたのか、背中に感じる圧力も軽くなった。ほっと一息。

間を置かず、電車がまた加速をはじめて、それに合わせるように周りの人込みが揺れる。
その時、背中に何か不自然な動きを感じた。背中全体に密着されている感じ。
そして髪の後ろに空気の流れを感じる。
765名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:59:52 ID:tK4yByEE
なに? 風? そう思ってすぐ、あることに思い当たった。
これって、もしかして後ろの人の息? うわっ、後ろにぴったり密着されている?

落ち着かない気分になる。
普通、どんなに混雑してても、女性の後ろにぴったりと密着したりはしないもの
なんじゃないだろうか。どんな状況でも多少は身体をずらすはずだ。
実際、いままでこんな感じに密着されたことはなかったし、そんなことしたら、
痴漢と間違われて困ったことになるんじゃないだろうか。

え? ってことは、まさか痴漢? そう思った途端、急に心拍数が上がった。

いやいや、落ち着け。落ち着いて冷静になるんだ。
この人はさっきよろけた背広の人だろうから、そうなら意図的に後ろに回った訳じゃ
ないだろうし、たまたま、密着するような格好で身動きできなくなったのかもしれない。
満員電車に慣れてないならありそうなことだ。
それに、別に触られてるわけでもなく、ただ密着されてるだけだし。

軽く溜息。わたしってちょっと自意識過剰なのかな。
まあ、わたしは胸もおしりもあまり大きくないから、触ったって面白くないだろうし。

しかたがない。気持ち悪いけど、次の停車駅までの辛抱だ。
次の駅に着けば、人の乗り降りでもうちょっとはマシな体勢になるだろう。

そう、満員電車では自分以外はすべて人形なのだ。

そう考え、わたしは視線を目の前の窓に固定し、背中の気配は無視することにした。

少しして、後ろの人がなにやらもぞもぞ動いているのを感じた。
電車の揺れとは違う、何となく不自然な動き。
おしりの辺りに、何かが当たっているのが解る。
先ほどまではそんな感じはなかったのに、何だろう。
何かの膨らみが、もぞもぞと左右に動いている。

何かの膨らみ? そう考えてドキッとした。まさか……。

とっさにおしりに力を入れ、左右に腰をひねる。

これってさっきの背広の人? もう、こんなところで何に興奮してるんだろう。
呆れと少しの怒りを感じながら、そんなことを思う。
自分の興奮したモノを当てている相手が、それに気づいてないとでも思ってるのだろうか。

もう一度、左右に腰を振ってから、バッグでおしりを隠そうとした。
でも後ろに回そうとした手は、後ろの人の身体に当たるだけで、
おしりのとこまで持っていけない。

自分のモノが硬くなっていることを、わたしに知られていると気づけば、
さすがに恥ずかしいと思うだろうし、そうであれば身体の向きを変えてくれるはずだ。

そう思ったんだけど、何度腰を振っても、それの感触は消えなかった。
おしりに回そうとしたバッグが何度か後ろの人の腰の辺りに当たってるから、
後ろの人も、それに気がついてるはず。

なのに、体勢は変わらない。ぴったりと密着されたまま。
というか、ますます強く押しつけられているような。
後頭部に感じる息遣いも、何となく前より早くなってきてるような。
766名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:00:28 ID:tK4yByEE
まさか、本当に痴漢なの? そう思って、一瞬鳥肌が立つ。

わたしだって男性経験がないわけじゃないし、痴漢に遭遇するのも初めてではない。
だから、いまさらちょっと触られたくらいでショックを受けることもない。
けど、男性自身を、それと解るように押し付けられたのは初めてだ。
その生々しい感触には、嫌悪感というか気持ち悪さしか感じない。

見ず知らずの人に触られたり、押しつけられたりするほうの身にもなって欲しい。
気持ち悪いだけなんだから。

嫌悪感から大きく腰を振ろうとして、わたしは腰の両側を押さえられていることに気づいた。
両側から腰骨の辺りをつかまれている。
自分の腰の辺りに視線を落とすと、背広の薄汚れた袖とその袖から覗く白い手が見えた。

あの背広の人だ。そうは見えなかったけど痴漢だったんだ。
わたしの背後に密着して、大きくなったアレをわたしのおしりに押しつけている背広の人。

反射的に持っていたバックを放し、腰に当てられている手首を掴んで振り解こうとする。
でも、向こうの力が強くてうまくいかない。
ごそごそと背広の手を振りほどこうとしていると、右側のOL風の人が身体を揺らして、
軽く咳払いをした。慌てて背広の手首を掴んでいた手を放し、バックを持ち直す。

あまりごそごそ動いていると、周りの人に気づかれる。それは嫌だ。
痴漢に遭ってるんだから、周りの人に気づかれようと何だろうと、声を上げて、
そいつを捕まえてしまえばいいとは思うんだけど、実際にそうするかどうかはまた別の話だ。
捕まえた相手がシラを切ったりすると、面倒なことになるような気がするし、
会社にも遅刻するかもしれない。だから、おしりや胸をちょっと触られるくらいなら、
気づかない振りをしてやり過ごすことにしている。

まあ、服の上からなら、人形の手が触れているのだと思えば、それほど腹も立たない。
痴漢だって捕まりたくはないだろうから、あまり大胆なことはしないはずだ。
服の上から触って、勝手に興奮して勝手に満足して離れていくだけ。
だからアレを押しつけてくるのも、ただ押しつけることで満足するのだろう。
スカートの上からだ。別に直接接触してるわけじゃない。

言い訳気味にそんなことを考え、おしりに感じる感触を無視する努力をしながら、
軽く溜息をついたとき、車両の揺れに合わせたように後ろから腰を強く引き寄せられた。
バランスを崩しそうになって、思わず、つり革を掴む手に力が入る。

ぴったり密着される感覚が消えて、おしりの下の辺りに弾力性のある丸い先端を感じた。

げっ、もしかしてアレの先端を擦りつけてる?
というか、先端を擦りつけてるってことは、ズボンから出してるってこと?

とっさに腰を前に引こうとしたけど、背広の手がわたしの腰をがっちり掴んでいて、
うまく動きが取れない。手を後ろに回そうとして、この擦りつけられてるのが
本当にアレだったら直接触ってしまうかも、と、躊躇してしまう。
何度か後ろのそれを手で払おうと思いながら、結局、あきらめた。
さすがに知らない男のアレには何があっても触れたくない。
767名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:01:01 ID:tK4yByEE
やだなあ、この人、何のつもりなんだろう。スカートに擦りつけて何が嬉しいんだろう。
うんざりとそう思いながら、わたしは、それが何か別のものであると思い込もうとした。
アレが直接、自分のスカートに擦りつけられているなんて情景は、あまりに生々し過ぎる。
鳥肌が立つ。想像もしたくない。

後ろの人は、その硬くなったものをスカートに擦りつけながら、
ゆっくりと腰を動かしているようだ。
おしりに感じる弾力性のあるものが、電車の揺れに合わせるように、
少しずつ上下に動いている。

後ろの髪を揺らす吐息が、だんだん、湿っぽくなってるような気がする。
気持ち悪いから、後頭部に息を吹きかけるのもやめて欲しいんだけど。

と、腰をつかんでいる手に力が入ったのを感じた。
おしりの下辺りに移動したアレを、スカート越しにわたしの股の付け根辺りに
押しつけるようにぐいぐいと突き立ててくる。

膝まであるタイトスカートだから、捲くられたり、スカートごと内腿に割り込んで
くるようなことはないと思うけど、とか思ってると、アレの先がちょうどわたしの
両足の付け根辺りにあてられ、少しだけそこにめり込んでくるような圧迫を感じた。
そのまま、スカート越しに強く押し込んでくる。
思わず息を呑んだ。反射的に太腿に力を入れる。
スカートの表面が張り、大腿にストッキングとスカートの裏地が擦れる感触を感じる。
でも、内腿までは割り込んでこない。少しだけほっとする。

そのまま押しつけて、ぐりぐりと回すような動き。そんなことして痛くないのかな。
薄手のフレアスカートだったら、スカートごと内腿に割り込んできそうなくらいの圧力だ。

まさか、このままスカートに出すつもりなんじゃ……。

そう思いついて、一瞬、冷や汗を感じる。スカートに射精されたりしたら目立ちまくりだ。
そのまま会社に行ったら、同僚たちの好奇の目を引くに違いない。
噂好きな同僚の顔を思い出して、暗い気分になる。
ウェットティッシュで拭いたくらいじゃちゃんと落ちないだろうし、
今更、家まで戻る時間もない。どうしよう。

焦りつつ、そんな心配をしている間も、後ろの股間辺りに感じる圧迫感は、
電車の揺れに合わせるように強弱をつけながら、だんだん強くなっていく。

お願いだからちゃんと始末して、これ以上の迷惑は勘弁して。

暗澹たる気持ちで祈るように思ってると、電車が大きく揺れ、腰を強く引っ張られた。
よろめきそうになり、思わず両足を開き気味にして踏ん張る。
それと同時に、それの先端が滑ったように上がり、棒状のアレの感触をおしりに感じた。
わたしの腰を抑えていた手の一方が、わたしの前に回り、下腹部に当てられる。
その行動に驚きながらも、とっさに、持っていたバックで下腹部のその手を隠した。

目の前の席のオジサンが目を覚ましたら見られてしまう。何のつもりだろう。
768名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:01:57 ID:tK4yByEE
わたしの下腹部に回された手が、そのまま滑るようにスカートの上を股間辺りまで移動し、
そのまま前から指先を押し込むように圧迫してきた。俯いた視界に薄汚れた背広の袖口が映る。
思わず腰を引こうとして、おしりを後ろの人に押し付けるような動きになってしまった。
大きく硬くなったそれの形がはっきりと解る。その気持ち悪い感触に身体が硬直してしまう。
後ろから抱きしめられるように密着されて、わたしはそのまま身動きが取れない。
吐息で後ろの髪が揺れ、タバコと汗の臭いを感じた。

両足を開き気味にしているので前からの手は、ピンと張ったスカートに阻まれ、
内腿までは割り込んでこない。ただ、あそこの前を圧迫される感じ。

その状態で背広の人は、その棒のような硬いものを擦りつけるように、
電車の揺れに合わせるような腰つきで、ソレをぞもぞと動かしている。
と、急に動きが止まって、いきなりアレが跳ねるようにピクつくのを感じた。
ぴくんぴくんと何度か痙攣するように脈動してる。

……射精したんだ。そう思い、無性に怒りを感じた。

こっちのことなんか何も考えずに、ただ自分が満足するための道具のように扱う。
本当にそんなので気持ちがいいんなら、人形相手にすればいいんだ。
痴漢への怒りと、道具のように扱われた自分の情けなさで泣きたいような気分。

背広の人は、しばらくそのままわたしの背後に密着したまま、微かな息遣いで
わたしの髪を揺らしていたが、次の駅が近づき、電車が減速を始めたころ、
ゆっくりと離れていった。

わたしは、呆然としたまま、そのままの体勢を保つ。

駅に到着し、周りの人込みが崩れ始めたころになって、
やっと、わたしはスカートを確認しなければならないことを思い出した。

とっさにスカートの後ろへ手を回そうとして、白濁した粘液がそこに擦りつけられている
情景が頭に浮かんだ。泣き出したい気分になるのを我慢して、急いでティッシュを取り出し、
それでスカートの後ろを探る。

何もついてない。特に湿ってもいなかった。

どういうことなんだろう。
さっきの感触、あれはどう考えても射精したとしか思えなかったけど。
でも、なんともないならそれに越したことはない。

「ふう」

力が抜けた。

小さく溜息をつき、そこで、今のわたしの挙動が、他人の目には奇妙なものに見える
だろうということに気がついた。
胡散臭そうな、冷たい視線に晒されてるような気がして、慌てて、その電車を降りた。

会社の最寄り駅は次の停車駅だ。次の電車を待つしかない。
ホームの時計を見て、始業まではまだ時間があることを確認する。

溜息がでる。まったくついてない。今日は朝から最悪だ。

769名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:02:42 ID:tK4yByEE

会社に着いて、そのまま更衣室に向かう。
ドアをあけると、誰かの話し声が耳に入った。
ちょうど、わたしのロッカーの裏側から聞こえてくる。
聞き覚えのある声。同期入社の二人だ。

「もうサイテー。今日、電車で痴漢に遭っちゃってさあ」

自分のロッカーを開こうとして、思わず身を竦める。彼女も痴漢に遭ったのか。
ボーイッシュな彼女。わたしとは別の課だけど、あっけらかんとしていて、
誰とでもすぐ打ち解けてしまう、同期の中では有名な人だ。
活発そうで、痴漢になんか遭わなさそうな人だと思ってたけど。

もう一人の声は、彼女と同じ課の彼女と仲のいい人のようだ。
セミロングの美人なんだけど、何となく冷たいようなキツイ感じを受ける、
何となく近寄りがたい感じの人。

「へえー。で、どうしたの? 捕まえた?」
「そんなことしても、被害届けやら何やらで面倒なだけじゃん。
だから、ちょっとだけ触らせてやったの」

うんうん。それには同意する。会社にも遅刻しちゃうしね。
彼女たちの話し声を聞きながら、静かにロッカーを開け、音を立てないようにして
制服に着替える。気づかれても構わないんだけど、何となく気づかれたくなかった。
わたしが聞いていると知ったら、彼女たちは話題を替えるような気がするし。
彼女たちの痴漢の話、ちょっと聞いてみたい。

「なにそれ。痴漢なんて犯罪なんだから、毅然とした態度で立ち向かわないとダメよ」
「そんなこと言ったってさあー、実際、相手に否定されたら面倒じゃん?
それに、間違って違う人を捕まえたりするかもしれないしさー」
「そうは言ってもね」
「まあ、別に減るもんでもないし、どうせ服の上からだしね。
それよりさ、中にはうまい人もいるのよ」
「はあ? うまいって何が?」
「痴漢よ痴漢。
なんというか、こう微妙なタッチで何かムラムラしちゃうような感じで触ってくんの」
「服の上から?」
「うーん、まあ、そんときは、パンストの上からだったけどさ」
「パンスト……って、あんたそれ、スカートの中に手、突っ込まれたわけ?」
「えっ? ああ、まあ、ね。ま、直接触られたわけじゃないし。パンストとパンツ越しにだよ。
でさでさっ、こう、なんつーか微妙な感じで触ってくるわけよ」
「微妙な感じって何よ?」
「こう触れるか触れないかくらいの力加減でさ、イライラしちゃうくらいに微妙な感じで
触ってくんだよね。その手つきがイヤラシイのなんの。
最初は無視してたんだけどさ、途中から感じてきちゃって、もう大変だったんだから。
声、出そうになっちゃってさ」
「あんた、変態じゃないの? 電車の中で痴漢に触られて感じるなんて」
「そんくらい凄かったんだって」
「あんたが欲求不満なだけでしょ」
「んー、それもあるかも。でもさ、前に聞いたんだけど、
指だけでイカせちゃう痴漢もいるらしいよ。それも直接タッチなしでさ」
「まさか、本当に? 電車の中で? ちょっと信じられないわね」
「あー、どうせ触られるなら、あたしもそんな人に触られてみたい」
「淫乱」
「なんだよー、淫乱とか言うなー!」

その後、彼女たちは笑いながら話題を変えて、更衣室から出て行った。
770名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:03:17 ID:tK4yByEE
いくらなんでもぶっちゃけすぎだ。彼女の彼氏が聞いたら卒倒するんじゃないかな。

でも指だけで? 指だけでイクなんてちょっと信じられない。
というか、イクって感覚もよく解らないんだけど、そんなこともあるのかな。
確かに、以前、女性誌かなにかでセックスの絶頂感がどうとか読んだこともある。
そうなのかと思ったりもしたけど、わたしは、そんなの感じたことはない。
セックスは、それなりに気持ちがいいとは思うけど、
どっちかっていえば肉体的なものより精神的なもののような気がする。
付き合ってる彼に抱きしめられると安心するし。

イクって感覚には何となく興味もあったから、自分でちょっと試してみたりしたけど、
そんな絶頂感というような感覚なんてなかった。
時間をかけて触ってみても痛くなってくるだけだったし。
自分で自分を慰めるのは、何となく惨めな感じで、気分が乗らないってのもあるけど。
彼に聞くのも変な話だし……。
なので、きっと本当に好きで好きでたまらない相手とセックスしたら、
絶頂というものも感じられるんじゃないかな、と思うことにしてるんだけど。
だから、見ず知らずの他人に触られただけでイクなんてとても信じられない。
触られても、ただ気持ち悪いだけだ。

制服に着替えた後、何となく先ほどの電車の中で感じた感触を思い出して、
タイトスカートのおしりの部分ををマジマジと見てみる。
薄らと何かを擦ったような跡があるけど、よく見ないと解らない。
その部分を軽くブラシで払ってから、ロッカーに仕舞って、更衣室をでた。

勝手に触って勝手に押しつけて勝手に気持ちよくなって勝手に満足する連中なんか、
この世から消えてしまえばいいのに。

771名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:03:49 ID:tK4yByEE

翌朝。駅に向かう途中で、昨日のタイトスカートをクリーニングに出した。
目立つような汚れはなかったけど、でも、やっぱり何かがこびりついているようで気持ち悪い。
それが自分の部屋にあると思うだけで、何となく憂鬱な気分になる。
だから、さっさとクリーニングに出して、すっきりしたかった。

そして、いつもの時間にいつもの電車に乗った。
昨日のことが頭を過ぎり、思わずキョロキョロと車内を見回してしまう。
あの背広姿は見当たらない。

何となくほっとした息を吐きながら、

いやまあ、そうそう痴漢に遭ったりはしないよね。
わたしって狙われやいタイプでもないみたいだし、昨日のようなことが続けてある
とも思えないし。まあ、昨日はたまたま、変なのに出くわしただけだ。

などと、自分に言い聞かせるようなことを考えてしまう。
まったくいらん心配だ。そんなことを心配するほど胸もおしりもないのに。

自分の貧相な体型を思い浮かべて、少し落ち込みそうになる気分を振り払いつつ、
空いているつり革のところまで人を掻き分けるように進む。
つり革を掴み、ほっと一息。たすき掛けにしてるショルダーバッグを身体の前で持ち、
視線を窓の外に向けると同時に、ドアが閉まって電車が発車した。

772名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:04:18 ID:tK4yByEE

目の前の座席には、文庫本を読むOL風の女性。
いいなあ、座れて。そう思った時、いきなりおしりを撫でられる感触を感じた。

えっ? まさか、また痴漢?

顔を上げて周りを見回してしまう。昨日のように後ろに密着されているような感じはない。
左右の人もそんなに密着してきてない。普通につり革を持ってぼーっとしてる。

と、またおしりを撫で回された。思わず身体が硬直してしまう。後ろから?

その後ろから触ってくる掌は、わたしのおしりをスカートの上から撫で回しているようだ。
スカートの表面が引っ張られて、裏地がストッキングと擦れるような感触を感じる。

つり革を握る手に力が入った。

昨日のようなことになったらどうしよう。それに今日はプリーツスカートだ。
あの時みたいに押しつけられたら、内腿まで割り込んでくるかもしれない。

アレを押しつけられた時の感触を思い出し、嫌悪感で身体が強ばった。
とっさにバッグを持った手を後ろに回す、と、ふっと、掌の感触が消えた。
そのままバッグでスカートの上からおしりを抑えるようにして、
後ろから触られないようにする。

これであきらめてくれないかな。
そう思ってると、今度は大腿の裏辺りをスカートの上から摩られるような感触を感じた。
バッグを持つ手で払う。すると今度はおしりのほうを触ってきた。それも払い除ける。

何なんだろう。何だか馬鹿にされてるような気がする。

そんな感じでごそごそしてると、ふっと目の前のOL風の人が頭を上げた。
思わず硬直してしまう。そのOL風の人は、咎めるような視線でわたしを一瞥してから、
すぐにまた手元の文庫本に視線を落とした。

心拍数が上がる。気づかれた? いや、そういうわけではないらしい。
ごそごそしてたから注意のつもりでわたしを見たのかも。

バッグを持った手をおしりにあてたまま硬直したわたしをどう思ったのか、
後ろの掌はスカート越しに太腿の裏をやわやわと撫でるように触っている。

騒ぎは起こしたくない。それにまあ、スカートの上から太腿やおしりを触られるくらいで
あれば我慢できないこともないのだ。そう、昨日のことで少し神経質になってるのかもしれない。
それに、このままおしりのところでバッグを持っていれば、
昨日のような目に遭うこともないだろうし。

しかたがない。わたしは軽く息を吐いて、その感触を無視することにした。
こちらが何の反応しなければ、そのうち飽きるはず。
773名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:05:08 ID:tK4yByEE
しかし、その掌は執拗にわたしの大腿の裏側を摩り続け、
しばらくスカートの裏地とストッキングが擦れる感触が続いた。

いつまで触ってるんだろう。そんなとこ触られてもくすぐったいだけなのに。

いい加減、静電気が心配になりはじめたとき、ふと大腿に熱を感じた。
熱く湿り気を帯びているような掌の感触。
ストッキングの上から、その掌で撫でられる感触。
ギクっとしながら視線を落とすと、スカート前横のプリーツが広がっていた。

一瞬、なにが起こっているのかが解らなかった。穿いてるスカートは膝丈だ。ミニじゃない。
だからストッキングの上から太腿を触ったりはできないはずなのに。

なに? ということは、スカートの中に手を入れられてるってこと?

その熱い掌は、ストッキングの感触を楽しむように、軽く太腿を撫で摩りながら、
少しずつおしりに近づいてくる。その手の動きでスカートの裾がさらに少し持ち上げられ、
スカートの前部分まで不自然によれてくる。
とっさにおしりにあてていたバッグでスカートの前を抑え、よれを戻そうとした。

鼓動が早くなる。

どういうことなんだろう。二日連続で痴漢に、それも大胆な痴漢に遭うなんて。
昨日のようなことも初めてだったけど、今までスカートの中を触られたことだって
なかったのに。なのに、昨日はアレを押しつけられ、今日はスカートの中の太腿を
ストッキング越しに触られている。まさか後ろの人、昨日の背広の人なんだろうか。
もしそうなら、今日はもっと大胆なことをされるかもしれない。
昨日、あんなことされても黙ってたんだし、行為がエスカレートしても不思議じゃない。
声を上げたほうがいいだろうか。
でも、あの背広の人は触ってくるようなことはしなかった。ただ押しつけて満足しただけ。
ということは違う人? でも――。

そんなことを考えて、もじもじしていたのがよくなかったのかもしれない。
わたしの大腿を触っていた掌が、障害物のなくなったおしりの下に滑るように移動し、
ぴったりと閉じている太腿の間に指先を添わせてきた。
じりじりとスカートの後ろが持ち上げられる。
スカートの前側左右にあるボックスプリーツが広がり、引っ張られた裾が膝上を擦る。

この状態で、今、目の前のOL風の人が顔を上げたら、わたしのスカートが
後ろから捲くられてると気づくんじゃないだろうか。そんなことになったら……。

冷や汗が出そうになる。

思わずバッグを持っていた手を放し、後ろからスカートを捲っている腕を掴んだ。
でも、それでどうすればいいんだろう。
このまま声を上げればいいんだ、そう思いながらも、声が出せない。
この状態で声を上げたら、スカートの中に手を入れられている姿を見られてしまう。
それは避けたい。他に何か方法は?
774名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:05:54 ID:tK4yByEE
わたしの閉じている両腿の間に後ろから添われた指先は、そんなわたしの考えを
あざ笑うかのように、ストッキングの上から腿の間を摩ってくる。
そしてその腕でスカートの後ろ側をさらに捲り上げながら、掌がおしりのすぐ下まで
上がってきた。おしりが掌の熱を感じる。
と、すぐに掌全体がおしりにあてられ、その指先がゆっくりと内腿に割り込むように蠢く。
じっとりとした掌と指の感触。

額に冷や汗が滲むのを感じながら、内腿をぴったりと合わせたまま太腿に力を入れた。
でも、そんなのは何の障害にもならないというように、その指先はストッキングの
表面を滑るようにゆっくりと内腿に割り込んでくる。わたしの内腿がその指の形を感じる。
その指先は、微妙に前後に動きながら、その指の太さで内腿を押し分けるようにしながら
徐々に股間に近づいてくる。そして、すっと内腿から指が抜けるような感覚を感じた直後、
股間に指があてられたのを感じた。指先がストッキングのマチ部分に添えられている。

じわっと背中に汗を感じた。

何なのこの人、腕を掴まれてるのに何の躊躇もないなんて、と、そう思ったとき、
急に電車が揺れ、両足を閉じていたわたしは、踏ん張ることもできず、
そのまま大きく身体を振られた。
反射的に右足を斜め前に出し、掴んでいた腕を放して、両手でつり革を掴む。
その瞬間、わたしが体勢を立て直すより早く、
後ろから靴先がわたしの両足の間に割り込んできた。少し足を開いた状態になる。
割り込んだ靴が邪魔で閉じることができない。身体の前にぶら下がったバッグが揺れる。
思わず俯いて目を閉じた。

このままでは好いように触られてしまう。
でも声を上げて、今のわたしの姿を周りの目に晒すのも嫌だ。

おしりにあてられた掌がうねうねと動いて、指先がストッキングの上から股間を弄ってくる。
そこを触られる感触に、わたしは泣き出したい気分になった。

電車の中で、見ず知らずの人に、後ろからスカートの中に手を入れられて、
わたしの大切なところを触られている。
そう思うと、吐き気がしそうなくらいに気持ち悪かった。
何でこんな目に遭わなくちゃならないんだろう。

恥ずかしさと怒り、嫌悪感とやりきれなさが綯い交ぜになって渦巻く。
だめだ。落ち着け、落ち着かないと。
湧き上がる負の感情を振り払うように、きつく両目を閉じる。

ストッキングと下着の上から触れられているだけだ。
直接、触られているわけじゃない。

目を瞑ったまま、静かに深く息を吸い込み、ゆっくりと吐く。
やはりここで騒ぎを起こして、こんな姿を周りの人に見られるのは避けたい。
スカートの中で股間に指を添えられているわたしの姿。
きっと好奇とあざ笑うような視線に晒されるに違いない。それは嫌だ。絶対に嫌だ。
775名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:06:43 ID:tK4yByEE
やり過ごそう。周りに気づかれないようにやり過ごせばいい。
わたしに触れているのは誰かの指などではないと思えばいい。
そして、ただじっとしていればいい。
触られてるほうが無反応なら、きっと触るほうだってつまらないはずだ。
つまらないと思えば、すぐに飽きてやめるだろう。

そう考えて、俯いたまま薄く開いたわたしの視界に、スカートの前側左右にある
二本のプリーツが、一杯に広がっている様子が映った。
わたしはつり革を持つ手に力を入れ、もう一方の手で身体の前で揺れているバッグを掴み、
それでスカートの前を強く抑えた。

そうだ。ただじっと人形のように立っていればいいだけ。

そんなわたしの気持ちを読み取ったように、男の指先が蠢き始める。
指の腹が、わたしの中心線に沿って微かに擦るように、
ストッキングの上をゆっくりと後ろから前へ滑っていく。

鳥肌が立った。いや、意識しないように、感じないようにしないと。

指先は、じれったいほどゆっくりとした動きで、軽く摩るように動いていく。
ストッキングの感触を楽しむように、そこの閉じた唇を上からなぞるように。
そして、わたしの一番敏感な部分近くまでくると、そこを探るように弄ってから、
ゆっくりと後ろに戻っていく。
一本の指先が、微妙な強弱で前後に動きつつ、微妙に押してくるような動き。
電車の揺れと同調するように、そこを軽くやわやわと刺激する指先。

何のつもりなんだろう。何か面白いんだろう。さっさと満足してしまえばいいのに。

擦るように摩るように、本当に微妙な力で、わたしの閉じた襞を沿うようになぞり、
そこを揉み解すように触れながら、少しずつ左右へ広げるように動く指先。
その繰り返される動きで、わたしの下腹部が少しずつ熱くなるような気がした。
そして、前に伸ばされた指先が、わたしの敏感な部分近くを軽く押すように弄るたびに、
じんわりとした疼きのようなものを感じ、額に汗が滲み出てくるような気がする。

その微かな指先の感触は、わたしの頭の中に、スカートの中で蠢く指の動きを情景と
して浮かび上がらせ、そしてその指先に、わたしの全神経を集中させるようだ。

下腹部の奥から何かが湧いてくる。

このまま触られ続けたら、濡れてしまうかもしれない。
下腹部の奥に感じる疼きを意識しないようにしつつも、そう思ってしまう。
そしてそう思うと、恥ずかしさで、眩暈のような感じに襲われる。
そこが濡れることを、わたしの身体がそう反応をするかもしれないことを、
そこを弄ってる指の主に知られたくない。

意識してはだめだ。何か別のことを考えて気を紛らわせないと……。

そんなわたしの気持ちなど無視するように、指先は執拗にそこを責めてくる。
そこを押すように、擦りつけるようにしながら、蠢く指先。
でも、強く力が加えられることはない。微妙に違う、けど、同じように繰り返す動き。

わたしの中が熱くなる。ぞわぞわとした感覚が奥から広がってくる。
そこ全体が充血して、熱を帯び、張ってきてるような気もする。
776名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:07:25 ID:tK4yByEE
同じようなことを繰り返していて、飽きないのかな。
わたしは、それと解る反応はしていないはずだから、つまんないと思うんだけど。
気持ち悪いだけなんだから、もうやめてくれないかな。

薄目を開けて前に座ってるOL風の人を見る。何事もないように黙って本を読んでいる。
両隣の人にも変わった様子はない。
そう、周りの人にも気づかれていない。気づかれるような反応はしてないんだから。
そんな相手を触って何が面白いのだろう。

そう思ったとき、指先の動きが変わった。
一本の指先を立てるようにして、そこの合わせめに少し押し込みながら前後に擦り、
添えられた二本の指先が、わたしのそれの両側を掻くように摩る。

腰がぴくっと反応してしまった。下腹部の下に、じわっとした熱を感じる。
わたしの中に分泌物が滲みだしてくるような感じ。

薄く唇を開いて、静かに息を吸い込む。吐く息が少し湿り気を帯びているような気がする。
下腹部の奥から湧いてくる疼きが、少しずつ腰のほうにまで広がってくる感じ。
この感じ、何度か感じたことがある。彼に触れられたときに感じた感覚。
それは、彼とのセックスの記憶を呼び起こす。
その甘い感覚を思い出しそうになって、ふと我に返った。顔が熱くなる。

見ず知らずの人に触られて、いや、ストッキングと下着越しに触れられてるだけなのに、
感じそうになるなんて、どうかしてる。
いや違う。そんな指先だけで感じそうになるなんてことはない。気持ち悪いだけだ。

わたしは、つり革を強く握って、腰にまで広がってくる痺れるような感覚を
無視しようとした。……でも。

わたしのそこを押し開くように擦る一本の指先。
そしてそれに添えられた二本の指が、そこを広げるように動く。
その繰り返しの中で、三本の指先が、やわやわとそこ全体をマッサージするように、
微妙な力加減で指先を擦りつけながら前後に動いていく。
その動きの中で、わたしの入り口に添えられた指先が、ストッキング越しに円を描くように、
そこを揉み解すように蠢く。
ストッキングが下着に擦れる感触。わたしの形全体を浮き立たせるような指の動き。
充血した内部の襞が開き、広がっていく感覚。

前に伸ばされた指先は、わたしの敏感な部分を刺激して、鋭く突き上げるような感覚を残し、
後ろに戻った指先は、わたしの入り口を弄って、鈍く湧き上がるような感覚を残す。
そしてまた、そのゆっくりとした一連の動作が繰り返される。

少しずつ指先を立てるようにしながら動く指先で、わたしが開かれていく。
そこから、少しずつ熱いものが滲み出てくるのが解る。
それは下着に滲みこみ、その濡れた下着の感触が、ますますわたしの中に熱い液を滲ませる。

下腹部の奥から徐々に湧き上がってくる抑えがたい疼き。
彼とのセックスでもこんな感じになったことはなかった。どうしちゃったんだろう。
そんなわたしの思考を溶かすように、前後左右にわたしを弄り続ける三本の巧みな指先。
わたしの内側の襞が押し広げられる感触。濡れた襞に纏わりつく下着の感触。
777名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:08:14 ID:tK4yByEE
そこ全体に張り付くような下着の感触がむず痒さを感じさせ、口の中が渇いてくる。
わたしは無意識に閉じた目蓋の裏に、スカートの中の様子を描き出していた。
それを無視することができない。別のことを考えることができない。

指先は、わたしの濡れた襞を掻き分けるようにしながら、尿道口を刺激し、
わたしの敏感な芯の辺りを前後左右に伸ばすように圧迫してから、
また、わたしの入り口辺りに戻っていく。
敏感な芯にストッキングと下着越しの圧力を感じるたびに、大腿に力が入り、
腰の辺りに引きつるような感覚を感じて、汗が滲み出てくる。
何か鋭いものが、そこから背中に突き抜けていくような感覚。
それを感じるたびに、わたしの中から熱い粘液が滲み出し、そこに触れている下着を汚す。
そこは敏感すぎるから直接弄ったことはあまりない。擦ってるとすぐに痛くなってくるから。
でも、今は違う。何度も刺激されてるのに、痛みを感じない。
それどころか刺激されるたびに、甘い、そして鋭利に突き上げるような感覚が、
徐々に強くなっていくような感じ。

下着の上からだから、直接弄られてないから、痛みを感じないのかも。
そんなことを思いつつ、その敏感な芯が、充血して膨らんでいるような気がして、
わたしは眉をしかめた。

開いた襞の内側を弄られるたび、下腹部の疼きが強くなり、膝が震えそうになる。
そのむず痒さと疼きは、そこを直接弄りたい、強く擦りたいという衝動を湧き上がらせる。
スカートをたくし上げ、自分の指先で、下着の中のそこを思い切り弄りたい。
そんな抑えがたい衝動。今まで感じたことのない衝動。

いや、何てことを考えてるんだろう。

わたしは唇を噛むようにして、ひたすらにその甘く広がる衝動を押さえ込もうとした。
気を付けていないと、腰が勝手に揺れ動くような気がする。

何なのだろう、この指先は。このしつこくねっちこく蠢く指先は。
いったい何をするつもり――。

その時、いきなりわたしの中に指先がめり込んでくるのを感じた。
指先がストッキングの上から下着ごと押し込まれて、そこが引きつるような感じ。
下着が強く引っ張られて、わたしの敏感な部分を圧迫し、濡れた下着が中の壁を強く擦る。

「っ!」

思わず息が漏れそうになり、奥歯を噛みしめて、のけぞりそうになるのを堪える。
一瞬の後、その指先は、下着に押し出されるように戻っていく。

下着の上からだ。実際に指先が中に入ってきたわけじゃない。膣口を強く押されただけ。

乱れそうになる呼吸を整えながら、そう自分に言い聞かせる。
奥から溢れだす熱い液体が止まない。脇の下を冷たい汗が伝う。

薄目を開けて前の席の様子を窺う。OL風の人は静かに文庫本を読んでいた。
気づかれていない。そう思い、ほっとする間もなく、また指の動きが繰り返される。
778名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:09:01 ID:tK4yByEE
襞の内側や尿道口を擦るように刺激して、たまらないむず痒さと疼きをわたしに与え、
わたしの芯を弄って、わたしの腰を揺らす。
そして、襞の内側を引っ張るようにしながら入り口に戻った指先が、
その口の周りを揉み解すように擦ってから、またわたしの中に下着ごとめり込んで、
わたしの背中を引きつらせる。

下腹部から全身に広がっていくどうしようもない疼き。全身が汗ばむ。
芯を弄られるたびに、そこから感じる鋭く突き抜けるような感覚が強まり、
入り口に押し込まれるたびに、ぐちょぐちょになった下着が入り口を広げ、
中の壁を擦って、また熱い液体を溢れださせる。

のけぞりそうになる身体を、肩に力を入れて何とか堪える。
つり革を握る手が汗で滑りそうだ。

そこはもう充分に、いや、充分すぎるほど濡れている。
熱い液体が奥から次々と湧き出してきて止まらない。
今まで、こんなに濡れたことはなかった。
その湿った感触は、ストッキングの上からでもはっきりと解るに違いない。

そう思うと、目の前が暗くなるような気がした。
今まで感じたことのない感覚を次々に感じさせられ、どんどん敏感になっていく身体。
わたしの意思と無関係に勝手に反応する身体に、わたしは不安な気持ちになってきた。

このままでは、どうかなってしまう――。

そう思ったとき、そこに感じるむず痒さが耐えられないほど強くなった気がした。
身体が熱くなり、背中が粟立つ。無反応を装うのも限界だ。
わたしは右足を持ち上げ気味にしながら、きつく両足を閉じた。
全身に力が入る。これ以上、そこを弄られたら大声を出してしまいそうだった。
内腿とあそこ全体で、そこに潜り込んでいる指を挟み込む。
股間から、じゅくっ、と音がしたような気がした。

わたしのスカートの中が湿った女の臭いが充満しているような気がして、額を汗が伝う。

わたしの股間に添えられたままの指先は、わたしの内腿で挟まれたまま、股間に密着して
動きを止めていた。股間と内腿がその指の太さを感じる。

電車の揺れと騒音。周りの空気が止まったように感じた。

しばらくそのまま固まっていたように思ったけど、
その指先が止まったのは一瞬だけだったのかもしれない。
その指は、再び、蠢くようにわたしの内側を擦り、その刺激で太腿から力が抜けそうになる。
それに耐えて、もう一度、強くその指を内腿で挟もうとしたとき、
その指先が、わたしの敏感な芯を捉えた。

下腹部が痙攣したようにピクついた。
779名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:09:44 ID:tK4yByEE
わたしの最も敏感な部分を下着越しに圧迫する指先。
そこにくい込むように曲げられた指先が、その芯を押しつぶすように動く。
今までとはまったく違う、強く押し込むような動き。
その鋭い刺激に、思わず奥歯を噛みしめる。

金属質の突き上げてくるような感覚が、そこに感じていたむず痒さを拡散させ、
わたしの腰や背中に響いてくる。
その耐え難く、響くような感覚は、わたしの両足から力を抜き取っていくようだ。
わたしの腰全体を覆っていた疼きが全身に広がっていく。
周りの人の気配が薄れ、車内の騒音が遠くなる。

股間にあたってる指は、わたしの芯を刺激する指先の動きに連動して、
わたしの濡れた襞を強く刺激する。濡れた下着がよれるように強く内側を擦ってくる。
その感触に下腹部から何かがこみ上げてくるようだ。
その強く湧き上がってくる感覚は、初めて感じるものだった。
さっきまでの微妙な触り方ではない、強くそこを擦る指が、
わたしの中から何かを湧き上がらせる。

もっと強く刺激して欲しいと思ってしまう。
ただひたすらにその指の刺激だけに神経を集中してしまう。

腰が勝手に動き出しそうだ。
内腿が痙攣しそうに感じて、上げ気味にしていた右足を下ろして、両手でつり革を掴む。

それで両腿の締め付けから解放された指が、いきなり左右に振動した。
敏感な芯を押し込んでいた指先が、そのまま左右に細かく震えるように動く。

その強い刺激に、思わず目を見開き、またすぐに閉じる。頭が後ろに倒れそうだ。
首筋から汗が胸元へと伝い、つり革を持つ両手に力が入る。

たまらない。わたしの芯から頭のてっぺんに向けて何かが突き抜けていく。
次々と波打つようにツンとした感覚が突き抜けていく。
わたしの奥から湧き出す疼くような感覚も、それを追いかけるように広がっていく。

自然に腰が揺れてしまう。その腰の動きを止めることができない。
その指先の動きを追うように揺れ動く腰。スカートの裾も細かく揺れてるに違いない。
前の席に座っているOL風の人が醒めた視線で、そんなわたしを眺めている様子が
脳裏に浮かんだ。顔から火が出そうだ。
そしてそのイメージは、わたしの股間を弄る指のイメージで塗り潰されていく。

全身にぞわぞわとした感覚が広がって、頭の中心が痺れるような感じになる。
もう耐えられない。こみ上げてくる何かが爆発しそうだ。思わず唾を飲み込む。

後ろから下衆な笑い声が聞こえた気がして、わたしは、きつく目を瞑った。
全身に汗が滲み出てくる。なんてことだろう。
もう周りの人に気づかれているんじゃないだろうか。
わたしの細かく揺れ動くスカートを、わたしから漂う女の臭いを。
そう思うと、恥ずかしさで気が遠くなりそうだ。
吐く息が熱く湿り気を帯びているのが自分でも解る。
780名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:10:26 ID:tK4yByEE
ぐぐっと何かがこみ上げてきた。思わず身体に力が入る。
熱い液体がとめどなく溢れてきて、そこにあてがわれた指を濡らして、
そのまま、内腿を伝い落ちてくるような気さえする。

次の瞬間、指先が捻るように強く芯を押し込み、
感じたことのない鋭く切り裂くような感覚が、一気に突き上げてきた。

これがイクということなのだろうか。
朝の通勤電車の中で、周りに気づかれているかもしれない状態で、
わたしはイカされてしまうのだろうか。
そう思うと、憎悪や嫌悪、少しの恐怖とともに何か言い表せない衝動で訳がわからなくなる。

声が出そうになって、わたしは、唇を噛みしめた。頭の中が真っ白になっていく。
指先がわたしの股間を握るように強く圧迫した。

「ぃ……っ!」

思わずのけぞってしまった。背中や太腿の筋肉が勝手に収縮する感じ。
右足を上げて両腿で股間の指を強く挟みつける。内腿が痙攣したようにピクつく。

何が起きたのか解らない。
きつく閉じてた目蓋の裏にぱっと光が瞬いた気がする。何かがはじけたような感じ。
両足がつっぱり、わたしの中から熱い液体がとくとくと溢れだしてくる。

何なんだろうこれは。初めて感じるこの感じは。全身が引きつるような一瞬。

そのはじけたような感覚は、急速にしぼみ、そのまま足腰から力が抜けそうになった。
つり革を掴んだまま、踏ん張ろうとしても、膝が震えてしまう。
つり革を離したら、ちゃんと立つこともできそうにない。
これが絶頂というものなのだろうか。確かに叫びそうになった。でも、何で……。

背中や胸を伝う汗を感じながら放心状態で固まっていると、股間から手が抜かれた。
ピクっとおしりと太腿が反応する。次いでスカートが下ろされる感触を感じた。
徐々に周りの騒音が蘇ってくる。

終わったんだ。これで、やっと、あのしつこい指先から解放されるんだ。
そんなことをぼんやりと思っていると、前から声が聞こえた。

「だいじょうぶですか?」

その声ではっと我に返る。

「え?」

声の主は、目の前に座って文庫本を読んでいたOL風の人だった。血の気が引く。
見られてた? 混乱する頭でそう思いながらも、平静を装いつつ、応える。

「あ……、ええ、だ、だいじょうぶです。すみません」

声が震えて、瞬間的に全身から汗が噴出すのが解る。

この人はすべてを見ていたのではないだろうか。
電車の中で痴漢に触られて、それを拒絶できずに絶頂を感じてしまったわたしを。
指でイカされてしまったわたしを。
781名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:11:29 ID:tK4yByEE
一瞬、パニックになりそうになる。しかしその人は、心配そうな視線でわたしを見た後、

「そうですか。何か気分が悪そうでしたから」

そういって、視線を手元の文庫本に戻した。何かを勘ぐるような視線ではない。
何かに気づいた様子もない。少しだけほっとする。

と、背中の気配が薄れ、電車が減速をはじめた。駅に近づいたらしい。
時間の感覚もなくなっていた。車内アナウンスが流れ、減速を続けた電車が駅に到着した。

ドアが開く。

周りの人込みが揺れる。でも、わたしは下腹部に感じる違和感で、身動き一つできなかった。

「あの、わたしここで降りますので、ここどうぞ。あの、本当にだいじょうぶですか?」

目の前のOL風の人が立ち上がり、席を指差す。

「あ……、ありがとう、ございます。すみません」

そう震える声で応えて、わたしはそろそろとその席に腰を下ろした。
席に座るとき、わたしの中が引きつるような気がした。
敏感な部分が下着に擦れて下腹部に電流が流れるような感じ。全身の力が抜けそうになる。
濡れて深く食い込んだ下着の感触が気持ち悪い。

わたしは、いったい何をされたのだろう。こんな感覚は感じたことがなかった。
身体が勝手に反応するなんて。涙が出そうになり、わたしは両手で顔を覆った。

――指だけでイカせちゃう痴漢もいるらしいよ

あの明るい同僚の声が蘇る。嫌悪感を感じていたはずなのに、わたしは感じてしまった。
まだ全身に火照りと違和感が残っている。自分の身体が信用できない。
電車の中で、痴漢に指先で触られただけで、今までセックスでも感じたことのなかった
感覚を感じてしまった。そう、あの感じ。初めて感じた、何かが突き上げてくるような、
何かが破裂するような感覚を。

わたしの身体はどうかなってしまったんだろうか。
いや、きっとしつこくねちねちと触られたから、それに身体が反射的に反応しただけだ。
途中で彼とのセックスを思い出してしまったのも悪かったのかもしれない。
実際、わたしは幸福感も満足感も感じなかった。ただ脱力感だけ。

忘れよう。こんなことは忘れてしまうに限る。あんな痴漢に遭うなんて運が悪かっただけだ。
幸い、誰にも気づかれていないようだし、別に、セックスしちゃったわけでもないのだ。
ただ、ストッキングの上から触られただけ。わたしに触れたのは下着だけ。
アレを押しつけられたわけでもない。
わたしが何をどう感じたかなんて、相手にも解るわけがない。
だから、このまま黙って忘れてしまえばいい。

しばらくそのまま座っているうちに、何とか気持ちも落ち着いてきて、
次の駅に着く頃には、なんとか普通に歩けるようになっていた。

途中のコンビニで、ストッキングと下着を買おう。
会社のトイレでストッキングと下着を穿き替えて、そして、さっさと忘れてしまおう。

改札を抜けながら、そんなことを考えていた。
782名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:12:10 ID:tK4yByEE
とりあえず、以上です。
783名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 23:24:46 ID:hx6zrFw2
やべぇ
784名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:11:40 ID:T6kGtONc
まじやべぇ
785名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:25:39 ID:HhusQsWk
ちんこやべぇ
786名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:35:46 ID:+SDLHaq9
ティッシュの残量やべぇ
787名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:02:42 ID:2ysUWCy3
ここんとこ良作続きでええこった
788名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:21:20 ID:WNBxO5VG
まじでやばかったよ、GJ
で、とりあえずってことは続くのか?
789名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 03:41:34 ID:XbDUovsF
かなりやばかった
続き頼む
790名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 17:00:56 ID:kIIapBeR
突然春が来たな
791名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 17:27:45 ID:H0QFl0Rx

 も り あ が っ て ま い り ま し た
792名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 19:01:51 ID:Qc+Ci7gY
痴漢女捜査官と、テクニシャン男の攻防きぼんぬ
793名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 14:52:26 ID:tJqGCq9Y
スマヌ・・・
794名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 15:12:24 ID:cvqf0Tbu
痴漢に手を絡められて自分の胸とか股間を一緒に触らされるのってどうだろう
795名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:47:18 ID:ix6vQ0FR
スマヌ
796名無しさん@ピンキー
>>792-795
この流れワロスww