659 :
紫色の…:2007/05/02(水) 00:05:04 ID:oik/Gfdg
連日、ずっとこんな生活だ。
好きな読書という趣味ですら、最近は封印していると言うのに…。
「俺は何かやろうとか、してないと思うけど?」
俺は、正体のわからない少女に本気で答えていた。
「そんなことはありません。私は、ずうっと見ておりました…。あなたが、思いとどまっていたこと。」
少女は先程の強い視線ではなく、ふっと微笑むような目をした。
「ですがもう、限界です…。」
いつのまにか、少女に距離を縮められていたことに気づく。
ふんわりと、お香のような香りがする。
「私となら、きっと昨日のような罪悪感など消えてしまいます…」
その言葉に、ハっとなった。
俺が昨日、罪悪感を覚えつつやめたこと。
しばらく、していないのだ。
すれば体力を奪う。翌日の朝の身体が重くなる。仕事がたて込んでいる今、そんなことはできなかった。
だが、この少女は何だと言うのか。
見るのは今日が初めてだ。
おかしなことを言っていたな…俺から、生まれたとか…。
それで俺は思い出した。
聞いたことがある。
何日もそれを我慢していると、限界を超えたあたりで突如あらわれると言う少女の伝説。
いわゆる都市伝説の類いだとタカを括っていた。
それでは、この少女は…その伝説どおりなら、俺好みの少女だと言うことなのか?
この顔、この視線、この着物姿…。
いままで、こんなタイプと付き合ったことはない。
俺はいつも…胸が小さくて茶髪で巻き髪、ピンクの服にハイヒールを履いたような女が多かった。
まるで正反対のような少女。
これは、やはり何かの間違いなのでは…。
660 :
紫色の…:2007/05/02(水) 00:05:44 ID:oik/Gfdg
「君は、その…禁断少女、ということなの?」
恐る恐る聞いたのが、またおかしかったのか、少女がククッと笑う。
「そうです。ようやく分かっていただけたのですね。」
「だけど、俺の好みとは違うと思うんだけど…」
「そうですか?私は、私の外見を自分できめることはできません。きめるのは、あなたの心ですから…」
そういうものなのか。
では、この着物の色まで…?
「で、君はこれから、どうするの?」
「私はこれから、あなたを、その…」
そこまで言って、少女は初めて顔を背けた。耳まで赤くなっているのがわかる。
「そのため」にしか存在しないのに、それを口にして頬を赤くするとは思わなかった。
これも俺の好みなのか…?
「その、何?」
「あの…あなたをきもちよく、したいです…」
聞こえないくらいの小さな声でそういうと、ソファに座る俺のすぐそばに跪いた。
太腿に手を置かれた途端、ぞくっと俺の身体が反応した。
おいおい、こんなことで感じたことなんて一度もなかったじゃないか。
どうしたんだ、俺は。
それにしても少女の黒髪が見事なのには驚く。
まっすぐで漆黒の闇のような髪が美しい。
俺はうつむき加減の少女の頭に手をおいた。
つやつやと、さらさらとして、手のひらに心地よくて…まるで絹糸のようだ。
何度か髪を撫でると、少女が俺を見上げる。
「ずっと、お会いできるのを楽しみにしておりました…。」
「ずっと?」
「えぇ…。」
少女は俺の腰に抱きついたとき、きゅっと衣擦れの音がした。
661 :
紫色の…:2007/05/02(水) 00:06:39 ID:oik/Gfdg
「振袖って、重いんだね…」
俺は膝にかかった振袖の重さを口にした。袖だけでも、ずっしりと重く、あたたかい。
「慣れればそうでもありませんよ」
少女はこともなげにそう言う。
何なんだろう、この感覚。
初対面の少女に、違和感を感じたのは最初だけだ。
静かな口調が俺を落ち着かせたのか、今はこの少女のこと以外は頭から抜けていた。
見れば特に嫌なところもない。
香りも嫌いじゃない。
息遣いも、所作も、引っ掛かるようなところはなかった。
よくわからない、不思議な気持ちだった。
「あの…明かりを落としてもよろしいですか?」
少女が顔を真っ赤にして聞いてくる。
今にも泣きだすんじゃないかと思うくらい、小さな声で。
「いいよ…。」
俺は素直にそう答えた。
すると、明るかった部屋の蛍光灯が、不思議なことにほの暗くなった。
調光機能など付いていないのに…。
「私を…一度でいいので…その……」
少女はうつむきながら、遠慮がちに俺の膝に座った。
こんなに内気な女の子は初めてだ。
だが、不思議なことにいらつくような感情は沸いて来ない。
俺は少女を抱き寄せ、唇を少女の唇に軽く重ねた。
ちゅ、と小さな音がした。
662 :
紫色の…:2007/05/02(水) 00:07:14 ID:oik/Gfdg
「うれしい…」
少女はそう言うと、俺の胸に顔を埋めた。
髪がさらりと揺れ、いい香りがする。
やがて少女が俺の服をそろそろと脱がせはじめた。
シャツのボタンを外し、ベルトを外し…ズボンを下ろしていく。
俺は腰を浮かせて仰向けに横たわると、少女がそれを引き抜いていく。
うす暗闇の中で、言葉も交わさずに、ただ相手の呼吸と衣擦れの音だけが部屋に響く。
その音だけなのに、妙に耳がくすぐったい。
俺の分身が固さを増しているのがわかる。
この少女がそれに触れるのを、渇望する自分がいた。
「もうこんなになって…」
少女はそう言って、腹のあたりから手を滑らせてトランクスを剥がしていく。
ひんやりとした空気に触れて、一瞬それが震えた。
「我慢していたのですね…」
独り言のようにそういうと、少女の指が根元を優しく擦る。
ビリ、と電気が走った。
なんせ、随分とためていたのだ。射精したいという気持ちが、むくむくと大きくなっていく。
「はずかしいので…みないで…ください……」
少女はそう言うと、俺に覆いかぶさるように唇を重ねてくる。
少し積極的な口づけ。
だがすぐに唇は離れ、少女は俺のものに手をのばす。
天井を指すように固く張ったそれに顔を近付け、先端に口付ける。
わずかな刺激にさえ、俺のそれは敏感に反応してしまう。
少女は袋にやわやわと触れ、竿を指で固定して先端を口にふくむ。
熱くねっとりとした感触が、俺の中枢を蕩けさせていくのがわかる。
少女の髪が腹や腿あたりまで垂れ、少女の動きに合わせてさらさらと動く。
その一連の動きに、俺のそれは長く耐えることはできなかった。
663 :
紫色の…:2007/05/02(水) 00:08:57 ID:oik/Gfdg
この状況で、我慢することに何の意味がある?
一体何のために我慢すると言うのだろうか…
少女の少し苦しげな呼吸を聞きながら、俺はその黒髪に手をのばした。
するりと指の間を抜けていく。
少女は舌を纏わり付かせながらも、俺が髪を撫でる動きに反応した。
「そろそろ…我慢できなそうなんだ…けど……んッ」
少女が口の動きを強めていく。
「だして…ください……たくさん…」
途切れ途切れに言う少女を制し、俺は口を開いた。
「まって…名前を決めてなかったよな……君の。」
「わたしの…名前?」
「そう…。」
「名前を…つけてくださるのですか?」
「うん…。こんなときに、今さらでわるいけど…。」
少女は口を離して惚けたような顔をした。
指は添えられたまま、むにむにと竿を往復する。
「君の…その振袖の花模様が綺麗だから……その花の名前がいいかな…」
「この花の、名前…」
「そう、なんて言うの…。俺は花がわからないから…」
「あやめです…あやめと言う花…」
少女は自分の着物を見て呟くように答える。
「じゃ、あやめ…かわいい名前だと思うよ。」
「あやめ…」
「あやめ…また、続けてもらえる…?」
俺の言葉に、あやめは素直に舌を絡ませる。
熱くて、とろとろのあやめの口の中。小さな口にこんなにグロテスクなものを押し込んで…
必至に俺をそこへ連れていく。
出したい。もう…もう……。
664 :
紫色の…:2007/05/02(水) 00:10:31 ID:oik/Gfdg
俺は呻くように荒い呼吸を繰り返し、やがて限界を迎えた。
どくん、とあやめの中で大きく痙攣したそれから、大量の液体た放たれた。
何度も、何度も脈打つように射精した後、ようやくそれは力を失った。
少女は少し咳き込んだ後、口を拭って再びそれを手に包み、舌で綺麗に拭いはじめた。
ぺろぺろと、舌が触れる感触が心地いい。
「たくさん、でましたね…」
「気持ちよかったよ…ありがとう、あやめ…」
俺は少女の髪を撫でた。
「なまえ…私の名前…うれしいです。」
あやめはそう言って、俺の横に横たわり、首に抱きついてきた。
「あやめ…」
俺は、心地よい疲労感に酔いながらも、あやめがいつ消えるのかと言う不安に気づいた。
伝説によれば、もういつ消えてもおかしくはないだろう。
「あやめ、もう少しだけいてくれないか。」
あやめは少し驚いたような顔をして、だがすぐにこくんと頷いた。
「少しだけなら大丈夫だと思います…」
俺はあやめを組み敷き、少し乱暴なくらいに口付けた。
慌てたようなあやめに構わず、あやめの口に舌を差し入れる。
「ん…ふぁ……っ!」
あやめが明らかに動揺している。
身を捩って切なそうな声をあげて…
「あ、あのっ…わたし…っ!!」
665 :
紫色の…:2007/05/02(水) 00:11:07 ID:oik/Gfdg
「わたし、何?」
「こういうのは、初めてで…あの、何を…なさる…んですか?」
あやめは不安そうな声をあげた。
「なにを、って…あやめを抱きたいんだよ。」
俺は当然そう答えた。
「私を…抱く…?」
あやめは何を言われているのかわからないような、そんな表情を見せた。
「そう。俺は凄く気持ちよかったから、今度は俺があやめを気持ちよくするために抱くんだよ。」
俺はひとまず帯を結んでいる紐に手を掛けた。
「私を気持ちよく…?」
「あやめは、あんなに俺を気持ち良くさせてくれたのに…自分が抱かれることは考えたことがないの?」
「わ、わかりません…はじめに、抱き締めていただきましたもの…。それ以上は…」
あやめが困惑したような顔をして見上げてくる。
「じっとしてて…大丈夫だから…」
俺はなんとか長い帯を引き抜いて、着物の合わせをゆるめると、ちりん、と音を立ててちいさな飾りの付いた鈴が床に転がった。
「ぁ…」
あやめは帯が緩むと、不安そうに自分の手で胸元を押さえる。
「隠さないで、あやめ…」
俺は耳元で囁いてから、何枚も重なる着物を剥いでいく。
やがてあやめは何も纏わぬ姿で俺の腕に抱かれた。
小さく震えているのがわかる。
「恐いの?」
「い、いいえ…なぜだかわからないけど…震えて…止まらない…」
俺はあやめの唇に、髪に、首筋に唇を滑らせた。
「ひゃ…ぁ…」
切ない声が天井へあがっていく。
着物を着ているとわからないのに、あやめは胸が大きかった。
ふにゅ、と柔らかい弾力が俺の指を押し返す。
「はぁ……ん…っ」
少し冷たい胸を撫で上げるようにすると、ぽっとあやめの身体が熱くなっていく。
時折身を捩りながら、あやめは助けを求めるように俺に抱きつく。
「…ぃや……ぁ……」
あやめは初めての感覚に、何を言ったらいいのかわからないようだった。
666 :
紫色の…:2007/05/02(水) 00:13:15 ID:oik/Gfdg
たすけて、と助けを求める相手の指が、あやめをこんなにもこまらせているという事実。
俺は自分のそれが、再び固く、もしかしたらさっきよりも凶暴に立ち上がるのを感じていた。
あやめはうっすら涙を浮かべながら、身を捩って俺の指の動きに喘いでいる。
「あやめ…もうこんなに濡れてるよ…」
俺はクレバスに差し入れた指を引き抜き、あやめの前でくっついた2本の指を離した。
透明に輝く糸が、指の間に渡って伸びる。
あやめは見てはいけないものを見た時のように、くっと目を瞑った。
やわらかなそこは既にぬるりと粘度を増し、身を捩る度に蜜が流れ出る。
いつ挿入しても大丈夫そうだ。
「かわいい…」
俺は恥ずかしそうに顔を伏せるあやめの顎を取り、こちらを向かせた。
「あやめ、かわいいよ…とても。」
唇を吸うと、あやめは細い腕で俺に絡み付いてくる。
「わたし…なんだかへんな感じに…なって……ます…。」
「気持ちよくなってるんだよ。これからもっと気持ちよくなるんだ…」
俺は子どもに言い聞かせるように、あやめに囁いた。
「あなたの望みどおりに……わたしを…抱いてください…」
あやめは俺の脚に自分の脚を絡ませた。
固くなった俺があやめの茂みに触れ、ぴくん、と震える。
「あやめの中に、入るよ…」
俺は自身をあやめに宛てがい、入り口を探して先端を埋め込んだ。
「ひゃ…ぅっ…」
たまらずにあやめが悲鳴をあげる。
思っていたよりも中は狭くて、悲鳴と同時にきゅぅっと絞り上げられる。
「うっ…っ、あ…やめ…!」
俺は予想以上の締め付けに、全力で耐えた。
ぐ……ここで切れるのかっ!?
668 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 01:04:31 ID:F0FnYor+
すいません、投稿しすぎで書き込め無くなりました。
回避方法を知らない…
今は携帯からです。
スレ容量、まずいですかね。
容量はまだ大丈夫ぽい。
連投規制かの?
しばらく間を置けば大丈夫だと思う。
wktkー
670 :
紫色の…:2007/05/02(水) 01:20:24 ID:oik/Gfdg
こんな締め付けが何度も続いたら…
俺は馬鹿なプライドを保つべく、必至にもたせるように意識を集中した。
あやめの双丘を舌で愛撫しながら、手を太腿へ這わせていく。
あやめはその度にせつなそうな声をあげて、増々腰を捩り、膣中を収縮させた。
「ああっ……!ぃ、いや…ぁ…あぁんっ…!」
まずい…!
そう思ったが、遅かった。
俺のそこは前触れもなくいきなりびゅる、と震えながら精を中へ叩き付けた。
「出して…もっと、出してください…あなたの…」
あやめが脚を絡ませながら懇願する。
「あやめ…」
結合部からは、じゅぶ、と音を立ててふたりの液体が混じりあって溢れ出る。
俺はあやめの唇をむさぼるように奪い、長い間乱暴に口の中を犯した。
あやめは苦しそうな表情をしながらも、身体の奥から新たな蜜を溢れさせ、俺のそれに熱を与えていく。
かつてこんなセックスをしたことがあっただろうか。
俺はすっかり、与えられ、それに応えるセックスに溺れていた。
セックス、という言葉を使うことに、なんのためらいもないと思えるほどの感情。
あやめをどうしても絶頂へ引き上げたい。
そのためだけに俺は、分身が力を増すことを願った。
うっとりとした表情をして、濡れた唇を動かしてあやめが口を開く。
「…あつ…い…」
俺のそれが、あやめのなかでゆっくりと屹立していく。
ぬるぬると摩擦が消えていく中で、腰を動かすと合わせ目から水音が激しく響き出す。
んっちゅ、くちゅ…っ、じゅぷっ…。
「はぁっ…、はぁっ……あんっ…!」
突き上げられる衝撃に、あやめの胸が弾んで揺れる。
その扇情的な光景に、俺は動きを速めた。
ぴたぴたと肌がぶつかる音、互いを呼び合う切なげな声…
高みへ近づいていくことを知らせる嬌声が、段々に高く、間隔を短くして唇から漏れている。
あやめが、体全体で自分に感じている。
671 :
紫色の…:2007/05/02(水) 01:21:03 ID:oik/Gfdg
これほどまでの感覚を与えておきながら、あやめは「現実には存在しない」ものなのか。
俺はあやめの体温を感じながら、そんなことを思った。
身体の中心が、ひどく熱い。
もうそんなに長く持たせることはできなそうだ。
どくん、と分身が大きく痙攣したのが分かった。
「あっ、あっ…ああぁっ…わ、わたし…っ!!ひゃあっっ……!も…ぅ……ひゃあああッん!!」
あやめは大きく弓なりに身を反らせて、ぐったりと脱力した。
額にうっすらと汗が光っている。
俺は最後に腰を深く沈めると、思いきりあやめの奥を目がけて熱く白濁したものを射出した。
あやめがびくん、びくん、と腰を弾ませる。
どくどくっ、どくどくっ…
俺のそれは、最後の一滴まで出し切るかのように、あやめの膣を満たしていく。
あやめの胎内からあふれ出たものが、ふたりの脚を濡らしていく。
「あつい…あつい…です……」
あやめがうわ言のように訴える。
おれはだらりと力を失った自身を引き抜くと、手を添えて先端をあやめのちいさなそこの上へ擦りあげた。
わずかに、こり、とした感触を確かめると、自身の先端でそれを刺激した。
「ひゃあああ!」
敏感になっていたあやめが、悲鳴のような嬌声をあげる。
「ごめんあやめ…」
俺は涙をうっすら浮かべたあやめに口付けた。
「い、いいんです……ただ、どうしようもなくて…わたし…」
「いいんだ。あやめが気持ちよくなってくれれば…」
俺はそう囁いて、あやめのさらさらとした髪を撫でる。
「はい…とっても…気持ちよかったです……ありが…とう…ございます……」
あやめは消え入るような声でそう言ってから、胸に顔を埋めた。
やわらかな胸に押しつぶされる感触に、俺は少し目眩がした。
俺がつくり出した少女が、俺をここまでにさせるとは…。
禁断少女、都市伝説といわれるような、不思議な存在。
その少女を確かに抱き締めながら、俺は眠りに落ちていった。
672 :
紫色の…:2007/05/02(水) 01:23:16 ID:oik/Gfdg
翌朝、けたたましい目覚まし時計の音で目が覚めた。
いつもどおり起きる時間だ。
だが、驚くほど身体が軽い。
普段は作らない朝食を作り、洗濯までした。
あれはそれでも夢だったんだろうか、それともやはり幻…。
俺は昨日の一部始終を覚えていた。あやめと名付けた少女の香りや、体温まで。
一つ一つ服を身に付けながら、俺はベッドに腰を掛けた。
ぼんやりと部屋を見渡す。
いつもと同じ、朝日が眩しい東向きの部屋。
すると…。
俺は目を疑った。
朝日を透過して輝くものを見つけたのだ。
「これは…」
紫色のガラス玉が付いたそれを拾い上げると、ちりん、と小さな音がした。
おしまい。
おかげさまで書き込めました。
ありがとうございます!
あやめー!
切ないねぇ…
いやいやGJですよ!
>>673 感想レストン切って次スレ立てて失礼しました。
これでゆっくり感想レス等も書き込めます
ではドゾー
↓
埋め
GJ!!!
俺のところにも禁断少女こねーかな?
679 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 12:25:41 ID:me7KA28y
>>673 携帯投下乙&GJ!
表現が細かくていいなー。
でも、もうちょっと前フリが欲しかったです。
あやめ、ウチにも来て!
禁!
オ!
禁断の埋め
ぷにゅ
ふと君の頬を、そんな擬音が聞こるような柔らかさが包みこんだ。
禁
断
庄
内
平
蔵
誰なんだ庄内平蔵
それほどに、それほどまでに禁断だというのか
うさんくさいお米農家のあととりみたいな名前をしてその実体は夜な夜な周辺農家の男を漁る神出鬼没のプロコスプレイヤーか
「やめろぉっ!やめてくれ!」
んちゅ
「うぁ」
ん…んちゅじゅる
「ふあぁぁぁ上手い、ああ、」
じゅっぷじゅっぷ、んちゅじゅる…
「ああ!だめだ…こんな…こんなのだめだ!やめて、…やめてください平蔵さん!
いやぁん、その名前で呼ばないでぇ!
こんなかW
>>695 平蔵さんだってわかる、ってことは容姿そのままなんだよな…
いろんな意味で禁断だw
>>696 だが待ってほしい。
旧家の庄屋で代々当主の名前を世襲していて、先代が早く亡くなったため、後を継いだのが一人娘の美少女。
受け継いだ永く古い血は、毎夜々々その若い男を求め狂う…
と言うのはお嫌いか?
千姫みたいだw
精を搾り取られた男は井戸に投げ捨てられるんだな……orz
「お待たせ致しました、当主が御会いになるそうです」
いいかげん待たされてじれってっところにやっと通された奥の間。
旧家らしく広い畳間の奥にいたのは、和装の若い女性、いや少女だった。
「どうぞお座り下さい」
鈴をころがすような声に勧められたまま座ぶとんに座ると彼女は三つ指をついておじぎをし、こう言った
「私が第八十七代目、当代の平蔵にございます」
「え?..あなたが?」
その姿に似つかわしく名前を告げられて驚く僕を、彼女はじいいと見つめていた。
が、やがて口に袖を当ててくすくす笑いだした。
「まだお分かりになりませんか?ほら」
そう言うと彼女長い髪を片手でくるっと纏めて片方の肩に垂らす。
「え?...あ!君はバス停の!?」
そうなのだ、このへき地のバス停から庄内家まで案内してくれた少女、あの時はワンピースに大きな
麦わら帽子ろいうあまりにも田舎ににあっった素朴な姿だったのだが。あの明るそうな少女とさっき
まで凛とした貫禄をもった和装の少女と同じであるとは今の今迄気が付かなかった。
「驚かすつもりは無かったのですが、わざわざわたしに会いに来て下さったと聞いて、身だしなみを
整えてました。すいません、お待たしたみたいで。」
そうしておじぎをする。
そう、僕はこの地に、庄内平蔵に会いにきたのだ。
その名前を知ったのは尊敬する先輩の研究を引き継ぎ、残された資料を整理した時だった。
先輩は民俗学から都市伝説の収集と研究をしていた。彼が採集した最新の都市伝説、それは
便所の落書きと揶揄されるようなネット掲示板からじわじわと広がったものだった。
だが研究がすすみにつれその原形となる伝説は意外な程過去に遡れるが分かっていた、と言うのが
先輩の資料に残っている。
そしてその先輩は去年の夏に突然姿を消した。
そして最近僕は先輩が最期に記したと思われるメモを発見したのだった。
そのメモの最期にはこう書かれ手ていた。
誰なんだ庄内平蔵
それほどに、それほどまでに禁断だというのか
最高に笑ったwww
なんかすげー気になるんだがwwwwwwww
先輩w
初代庄内平蔵。
江戸時代、好色物が禁止された暗黒の時世で蘭学・房中術を隠れみのにひたすら”春”を求めた漢。彼は一般的に好まれた
春画ではなく、その文章力で男女を問わず妄想力を沸き立たせる作品のみを残している。
彼の特徴とは
特徴が気になるだろバーロー
「その特徴というのがね、-まるで理想の女性が表れたかの様な-と言うのだそうだ。」
「はぁ、今一つ意味がわかりかねますが」
「うん、なんでも彼が描く女性の姿や様子が読む人の理想を描いたかの様に感じるそうだよ」
「誰でもですか」
「そうらしいねぇ、残念ながら初代平蔵が書いた物は一つも残ってないからねぇ」
「先程から初代といわれてますが、とすると二代目、三代目がいるのですか?そちらの方が描いたり
書いたりした物は残って無いのでしょうか」
「ああ、いや春画や草紙を描いたり書いたりしたのは初代だけであとは単に子孫というだけだよ。
初代の書物は統べて焚書にされて、彼自身の手鎖の上投獄されたのち追放になってるしね」
「追放とは穏やかじゃないですねぇ、どこかの島にでも流されたとか?」
「ああいやいやN県のYーあたりだよ、追放といっても帰ったみたいなもんでね、彼自身元々関西、
機内の出だったからね。しかもそのあたりの土地までもらってるんだ」
「?おおよそ罰を受けた感じじゃないですね?」
「どうも権力側の方にも彼の贔屓は居たみたいで、手鎖や投獄なんてのも3日ほどのことだったらしい。」
「へぇ、その後はどうなったんですか?」
「うんまぁ土地をもらって悠々自適..といっていいほどの生活だった..らしいんだ。庄内家はその地の
庄屋になったり鎮守の神主になったりしたらしいけどね」
「ふうん.....しかしその家はまだ有るのですか?代々続いているのならなにか初代について残って
いるかもしれませんね」
「まぁ大した話は無いらしいんだが....うん、どうだい会ってみるかい?平蔵に。」
「会うって..今じゃ普通の家ですよね庄内家も。いきなり行って会ってくれますか」
「会うなら紹介状を書いてあげよう」
「え?御存じなんですか?」
「うん86代庄内平蔵は僕の京都時代の友人でね、お兄さんが亡くなったとかで庄内家を継いでいるんだ。
君..よりかは下か、娘さんが一人いてね。あやめちゃんて言う可愛い娘だったよ。」
これはこれで気になるので保守w
誰か庄内平蔵でスレたててよw
初代庄内平蔵…彼こそ日本文学史上、初めて禁断少女を具現化した男だったんだよ!!!(AA略