1 :
名無しさん@ピンキー:
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
3 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 11:44:24 ID:E5HS1bfh
これOPが脳内で大ブレイクだった・・・・
ちなみに俺はあかね萌えですがなにか
4 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 11:46:24 ID:E5HS1bfh
これOPが脳内で大ブレイクだった・・・・
ちなみに俺はあかね萌えですがなにか
俺もあかね萌えだな
赤い・・狐?
なつかひ…前スレ落ちてからどんくらい経ったんだろ…。
8 :
即氏回避:2006/06/16(金) 16:39:26 ID:IofFD372
. ┌─┐
|守|
. |護 |
│天│
. │使│ キコキコ
│だ .|
│よ .| iヘ^-─-.ノヽ
_ -─-_ /⌒"-─-ヾ⌒ヽ.│ !!.│ ノ</ ノノノノヽ |
ノ /ノノヾ ヽ│ /ノノMヽ.) ノ.└─┤ . / 人(レ ゚ワ゚ノlノ
( ヽ^ ヮ^ノ_)ヽ '(l .`ヮ´ノノ ヽ(`ー´)ノ ノ ノ レノつ┐┐
| ̄UU ̄|──| ̄UU ̄|─| ̄ ̄ ̄|───□( ヽ┐Uノ
〜  ̄◎ ̄  ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎−と)┘◎
「覚えていますか?
あの小さな生命たちで、思わず(;´Д`)ハァハァしてしまった
あの遠い日の思い出を・・・。
そんなあの日のぬくもりとハァハァな日々の思い出が忘れられずに・・・
私たち、生まれ変わって帰ってきました!
ご主人さま、この身にかえてもお×××しますっ!」
・・・というわけでぇ、ここは「天使のしっぽ」の18禁おげふぃんネタで
総合的に盛り上がっていくスレッドれすよ。
なりきりあり、ハァハァなSSあり、妄想ありで、要はなんでもありなのれす〜。
世界は一家、人類と動物と守護天使はみな穴兄妹・・・
みんなで仲良くマターリとハァハァしましょうれす!
前スレの保管庫とかあるの?
あっても残ってるかはあやしいな。
一番需要があるのは誰だと思う?
13 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 17:56:02 ID:4/h0EFOq
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 17:57:36 ID:4/h0EFOq
ぴちゃ…れろ…ん…はぁ…
アカネは一生懸命その小さな口を使って、俺のものを嘗めている…。
「ご主人様…気持ち良い?」
アカネは僅かに顔を上気させ、潤んだ瞳で俺の方を見上げる。
俺は無言で頷くと、アカネは嬉しそうに笑い奉仕を続ける。
その周りでは、首輪を付けたぬいぐるみ状態のルル、ナナ、ミカ…首輪を付けアカネの奉仕を見つめるクルミ、タマミ、アユミ
下着を付けられずに縛られ、よく見えるように足を広げられたツバサ
アカネのスカートを捲り上げ興味深そうに、アカネの状態を説明しながら指でアカネの割れ目をなぞるミドリ
俺の両側で恥ずかし乍、俺の指を貪欲に求めているランとモモ
そして服を乱しながら、自分自身を慰めている女神になったユキ
今も俺の部屋はいやらしい饗宴が続いている…
16 :
15:2006/06/18(日) 05:45:33 ID:ASUC7cgg
誰か続きを書いてくださいな
17 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 06:33:50 ID:ogPuOr9x
記念すべき最初のGJ!
18 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 19:51:56 ID:KGQIr2mg
即死回避
GJ
19 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 20:29:26 ID:wUd25471
GJ!天使よスレに祝福を!
アニメの男主人公『むつみ ごろう』って、エロ書き辛い。
まじめすぎて、エロに持って行きにくい。
PETS版ということにすれば、スケベなメガミマガジン読者ってことになって、エロも書きやすいんだろうけど。
でもそういうのって、いわゆるオリキャラになるから、受け入れられにくいんだろうなぁ、と。
21 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 19:03:35 ID:53c+AVxu
>>20 設定をはっきりさせれば自分的には問題なし、がんがん投下!
まぁ、俺はアカネのほうが・・・・・
>>20 ゴローはキャラ薄いから、目無し主人公のエロゲ感覚で
SS書けるとこが利点かなと。
まぁ、オリジナルご主人様(書き手の自我投影)でも問題はないとオモワレW
ゴローちゃんは不幸体質という立派なキャラ付けが…
24 :
名無し@ピンキー:2006/06/20(火) 16:16:56 ID:cHtc7hYj
主人公に犯る気が有ろうが無かろうが問題ない!巻き込まれキャラとして活用
とりあえず、昔、自分用にこっそり書いてたのならあるので、手直ししてみる。
ちょっと時間ください。
いちおう、このスレ的にはアカネ人気一番か?
なきにしもあらず
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 20:46:05 ID:/xD/mVcc
29 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 09:50:15 ID:mUAlXheo
エロけりゃ問題なし
おれもモモが好き。
しかし平野綾、ブレイクしたなぁ。
☆今日はモモのしつけだ。
・モモに愛撫。
指と舌を使って、優しい快楽を教え込もう。
にア・モモに道具責め。
バイブ、ローターなどの電気仕掛けの道具を、リハビリを名目にして。
いじわるなご主人さま(メガミマガジン版)
32 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 20:41:08 ID:m4xMzE9n
★月○日
今日も朝からミカ姉さんとアユミ姉さんが、ご主人様の一番絞りを巡って口喧嘩をしていた…。
二人の様子を、茫然として眺めていたご主人様の一番絞りをちゃっかりご馳走になったのは、私とご主人様との秘密だ…。
昼にご主人様と散歩してたら、いきなり土砂降りになった…。
人気の無いところで雨宿りをしてたら、濡れた服に浮き出た素肌に興奮したご主人様とお互い温もりを求めあった…。
後ろは初めてだったのでまだお尻がひりひりする…。
ちなみに土砂降りになったのは、ルルが大泣きをしたみたいだったらしい…。
夜は、ツバサ姉さんの開通式だった…。
後はルル、モモ、ナナだけが残っている…。
三人とも早くご主人様に愛されたいだろうけど、我慢して貰いたいな…。
今の体じゃ比喩じゃなくて、本当に壊れてしまうから…。
明日の夜は、私の番だ…。その時は狐耳と尻尾を出してみようかな…?。
私もユキさんみたいに早くご主人様の子供を、身籠りたいな…。
パタン…(と閉じる音)
ふぅ〜っと息を吐いたアカネの前には、日記と書かれた一冊の本があった。
【アカネの日記:終】
うわぁ…エロくねぇなぁ…
>>30 キャストは放送当時はそうではなかったが、
今となると豪華だと思う
>>32乙
>エロくねぇ
ドンマイ!
短い行数の間に出来事を詰め込み過ぎるからだ。
書く内容を、朝フェラ、昼アナル、夜のミミプレイのどれかに絞るか、
行数を増やして描写を書き込むかしたほうがいいと思うが、どうか?
ナイスなイマジネーション(エロ妄想)を持ってるんだから、今後も期待してるぜ!!
>>30、
>>33 当時、ちびっ子トリオは三人とも学生だったんだよなぁ。
ちなみにみんなは、
メガミ版
アニメ版
アニメChu版
デザイン的にはどれが良かった?
俺は初期のメガミ版が好きなんだよね、全体的に。
初期の方が好きだ
なんで髪がピンクに…
なんでゲタをはく…
ところでゴロウは後に動物王国を造って、従業員108人中104人が女性(残り4人は四聖獣?)である。
彼はいったいどこまで上り詰めたのか…。
38 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 07:25:40 ID:Chk2hYBO
>>37乙
当時のSSは、四聖獣とその嫁ってのが受け入れられてたんだなぁ。
俺は駄目だ、四聖獣は黒歴史。
>>39 同意。保管庫のSSを読んで、四聖獣×守護天使があるのに驚いた。
俺も四聖獣×守護天使は駄目。
四聖獣でやるなら801しかもう思いつかん。
42 :
32:2006/06/24(土) 19:24:18 ID:GDdEftiM
>>34 一応
>>15を載せたのも俺なんだが、見なおしてもエロくねぇ…orz
ところで皆は好きなキャラは、誰だ?
俺は
一位 アカネ
二位 ツバサ
三位 ナナ
だ
43 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 22:03:51 ID:Chk2hYBO
ツバサ>アカネ>アユミ≧ナナ
44 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 22:37:34 ID:UBQ5TE42
じゃあランは漏れがいただく。
それとミカも。
じゃあ俺はユキさんね。
>>44、
>>45 とりあえず阻止しとく。
ランって、いちおうメインヒロイン相当なのに、いまいち印象が薄いよなぁ。
ランに合うエロシチュって、どんなのがあるだろうか?
ランが風呂に入る
↓
ボイラー壊れててシャワーから水が出る
↓
パニック起こして裸のまま風呂場から飛び出す
48 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 15:06:27 ID:dgdNP3PD
やっぱ、ゴロさんにハァハァして本気汁ドロドロオナヌー。
質問〜。
モモの一人称はモモでよかったっけ?
それでは投下します。
元ネタは
>>31から。
つまり、ご主人様とモモちゃんです。
いちおう、メガミマガジン初期のデザインをイメージしていますので、おサルのしっぽ風ポニーテール(モンキーテールか)です。
ご主人様は、メガミマガジン版ってことで。
注意点
・長文です。
・本番はありません。
上記の理由等で回避される方は、『モモいじめ』 でNG登録を。
タイトルは『モモいじめ』ですが、基本はLOVEです。
あらかじめ言い訳しておきますが、直前に書いていた別スレのSSに文体を引きずられて、えらい回りくどい言い回しの文章になってます。読みにくくてエロくならない。すまん。
……というわけで、エロ度を上昇させるセコイおまじない。
『サルのモモ役の声優は、平野綾さんです。
最近多くなった元気な役とか、クール、シニカルな役でなく、大人しいキャラクターボイスで脳内アフレコをしてください』
当時は現役中学生だったんだよねぇ……。
54 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:14:55 ID:pi8UxbyZ
ちま、と正座する、小さな女の子。
狭い部屋の中、畳の上に敷かれた布団の白さが、安っぽい蛍光灯の光を映えて、やけに眩く見える。
その白い布団の上に、身を小さく縮こまらせて正座する少女の肌は、本来の目映い白をうっすらと朱に染めていた。
女の子は、着衣を纏わぬ全裸で、唯一身につけた布はといえば、長い髪を結わえる黄色のリボンのみである。
正座をしながら前屈み、両肩を内に寄せるようにして、腕で小さな胸を隠す。
その手は揃えて膝の前に並べられ、小さく三つ指をついていた。
「ご・・・、・・・モに・・・い」
ぽそぽそと、掠れるような声を発する少女。音は途切れ、彼女の言葉はその意味を伝えることなくかき消えてしまう。
その、聞こえなかった言葉を問い質す、もう一つの声の主が、この部屋には居た。
「聞こえないなぁ、もう一度言ってごらん?」
優しそうな声色だが、その実、少女をからかうような、意地悪な響きもある。
その青年は、布団の上に正座する少女から少し離れた部屋の壁に、背を預けて座ったまま、そう言った。
「ちゃんと言えないと、始めないからな。さぁ、もう一度」
青年にそう急かされて、少女は覚悟を決めるように、息を吸い込む。
そして目をつむり顔を真っ赤に染めながら、ようやく声を絞り出した。
「ごしゅじんさま、今夜もモモに、エ、エッチな『しつけ』を、して、ください!」
彼女にしては精一杯の、しかしとても大声とは言えない程度の声量で、彼女、モモが言った。
青年と少女の間で行われる、淫らな睦み事の前の、口上。
いつも同じ言葉で、幾夜も繰り返し行われてきたやり取りだが、いつまでたっても彼女は慣れない。
羞恥と緊張のため身体をピンクに染め、震える喉からようやく恥ずかしい言葉を絞り出す。
しかし青年は、むしろその、いつまでも失われない初々しさこそが、モモの大きな魅力の一つなのだろうと思っていた。
#####################################
55 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:16:54 ID:pi8UxbyZ
「さて今夜は、『教材』を使うことにします」
笑みを浮かべた青年が、彼女の前に安手の紙袋を置く。
表情を『?』の形にしたまま首を傾げて見守るモモ。青年は、がさがさと紙袋の中をまさぐり、二つの箱を取り出した。
「なんですか? それ」
疑問をそのまま口にするモモに、青年は黙って箱を開け中身を取り出し、それをよく見せてやった。
「あ!」
その正体を見て、彼女は短い驚きの声を上げ、びくりと縮こまるように両手で顔を隠して羞恥した。
青年が箱から取り出したものは、太いバイブレーターと小さなピンクローターだった。
この道具のことは知らないまでも、男性器に似せた露骨なデザインは、モモを恥ずかしがらせるには充分のようだ。
「この道具のことは、知らないよね?」
青年の問いに、小さく頷いて返答するモモ。
実際、青年は、モモよりも年上の守護天使たち、その何人かには、これらの道具を使ったことがあるのだが、モモには今夜初めて見せることになる。
未成熟な身体故、いまだに処女を奪っていない彼女に対しては、さすがにバイブレータを本来の用途に使うわけにもいかない。
それでも、青年は、あえて彼女のためにこの道具を用意した。
「さ、こっちにおいで、モモ」
青年は、胡座をかいて座る自分の元へ、彼女を手招きする。羞恥のために僅か逡巡したあと、モモは彼の胡座の上におずおずと収まった。
「じゃあ、これを使って、フェラの練習だ。やってごらん」
「・・・はい」
消え入りそうな声で返事すると、モモは青年の手にある作り物のペニスに、小さくキスをした。
そして、これまで教わり、青年のペニスに対して行ってきたことを、今夜は疑似のペニスに披露する。
「ん、ちゅ、・・・・」
キスをした唇を押しつけ、自分の唾で滑らせてから、バイブのサオに沿って動かす。丁寧に、まんべんなく唾液をサオ全体に塗すと、そこに指を絡めてゆっくり扱きだした。
「うん、なかなか上手だね。こないだ教えたことは、ちゃんと出来てる。えらいぞ、モモ」
少女を背中から抱いたまま、青年はそうやって彼女を励ます。
褒められたことで気分を高めたモモは、青年の手にある疑似ペニスを、絡めた指で輪を作るように締め付け、スピードを上げて上下に擦りだした。
そして先端の亀頭に相当する部分を、小さな舌でちろちろとくすぐるように舐め始める。
56 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:18:24 ID:pi8UxbyZ
青年は、少女の奉仕の上達具合に感心していた。
モモは、恥ずかしがり屋で、普段の言動も非常に消極的だ。
そんな彼女だが、こと青年に関わる問題になると、その臆病な性格から勇気を振り絞って彼に尽くそうとする。
それは、青年の性欲に奉仕する、夜の秘め事に関しても同じだった。
いくら彼女が『守護天使』という非日常の存在であっても、その身体は、おそらく見た目相応の人間と変わらないだろう。
人間で言えば、小学校の中頃に通っているであろう年齢の少女が、こんな淫らな性技を仕込まれて、男に奉仕することを望んでいる。
青年は、自分に尽くす守護天使たちの中でも、健気さの光るモモのことを特に気に入っていた。
青年はモモのことを、可愛い、と慈しみ、だからこそ同時に、苛めてみたい、という悪戯心も抱いているのだ。
「よし、じゃあ、今度は俺がモモを気持ちよくしてあげるから、そのまま続けるんだよ、わかった?」
疑似ペニス相手とはいえ、自分が行っている淫らな行為に彼女は息を乱す。
その呼吸の乱れのまま、はい、と返事するモモを確認してから、青年は、余った右手で傍らからつまみとったピンクローターの電源を入れる。
ビィィィーーーーー・・・・・・
「ひッ!」
モモは、その音に身体を大きくビクつかせた。
まだローターはモモに触れていない。彼女が驚いたのは、その音、モーター音。
モモは、電気製品が苦手だった。
その『苦手』とは、扱いがヘタ、好きになれない、といったレベルのものではない。
生前、動物だった頃の死因に起因するトラウマ、つまり死の恐怖なのだ。
「ご、ごしゅじんさま! あ! だめ! でんきっ!」
彼女の股間にある、今にもローターをあてがおうとする青年の手を、両腿で強く挟み込み、抗う。
そして、バイブレーターを持つ彼の左腕にしがみついた。
しかし、そのはずみでバイブレーターについて入るスイッチまで入れてしまった。
ヴィーンヴィーン・・・・・・
「!! いやあああああああっっ!!!」
スイッチの入ったバイブレーターは、細かく震えながら、大きくうねうねと滑稽な動きを始める。
しかしそんな滑稽さも、彼女にとっては恐怖の対象である。しがみついた腕の先のモーター音に畏怖し、その腕を振り払って、モモは青年の胸にしがみついた。
ごとりと畳に落ちたバイブレーターは、それでも唸り続けている。
青年は、右手にもっていたピンクローターも放り捨て、怯えるモモを抱きしめた。そして、ガタガタと震える彼女の耳元に顔を寄せ、甘い声であやした。
57 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:19:09 ID:pi8UxbyZ
「大丈夫だよ、モモ。これは怖くないよ。確かに電池だけど、きもちいい道具なんだ」
「でも! でもっ! でんき! しんじゃうっ!! いやぁぁぁぁぁっ!!!!!」
モモは、身体中を異常とも思える痙攣に包み、ぼろぼろと涙をこぼして青年にしがみつく。
ずきり、と青年の心に大きな罪悪感。
青年は意地悪な笑みを消した。ちょっとした悪戯心からとはいえ、やりすぎた、と後悔した。
「ごめんよ、モモ、さすがに急だったな。やりすぎたよ、ごめん」
そういって青年は、モモを抱きしめたまま片手だけを伸ばして、放り出されたバイブとローターのスイッチを切り、二つをより遠くへ投げ捨てた。
モモは青年の胸に顔を埋め、ずっと固く目を閉じたままだった。
モーター音は消えたものの、一度身体に沸き起こった恐怖はそう簡単に消え去るものではない。
青年は、そんなモモを抱きしめ、背中をさすり、頭を撫でて落ち着かせてやった。
しばらくの時間、震えるモモを抱きしめ、彼女の背中を撫でてやった。長く細いしっぽのように結わえた髪の房を、手櫛で梳くように撫でてやる。
ようやく彼女の震えも収まってきた。時折、ひっくと嗚咽の名残を漏らし鼻をすするものの、涙は止まっているようだ。
そんな頃合いを見計らって、青年がモモに話しかけた。
「でもな、モモ、電気も、いつかは慣れて行かないと」
悪戯で怯えさせておいてこんな台詞は言えたもんじゃない、などと青年は思う。
だが、せめて彼女たち守護天使のトラウマは、その原因に少なからず関わりがある自分の手で取り除いてやりたい、とも考えていた。
それが、自分に傅いてくれる彼女たちへの、主人である自分の責任だ、と。
そんな想いが青年の声に表れ、モモの心を惹き付ける、優しい声になる。
「モモ、俺がそばについてるから、一緒に、少しずつ慣れていこう、な?」
「・・・・・・はい、ごしゅじんさま」
彼女の顔はいまだ涙に濡れていたが、それでもそこには、ほのかな笑顔が浮かんでいた。
58 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:19:53 ID:pi8UxbyZ
######################################
CM
全員「♪しっぽ〜のある天使たち〜」
ルル「ルルたん、しっぽないお?」
全員(ルル以外)「・・・♪しっぽ〜のある天使たち〜」
ルル「ルルたんしっぽないお!?」
毒・天使のしっぽDVD好評発売Chu!
(映像特典:『天使のしっぽ』付き)
######################################
59 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:20:43 ID:pi8UxbyZ
「それじゃあ、今日はこの辺にしようか」
「え?」
青年の言葉に、少女は小さな驚きの声を漏らす。
モモは先程からずっと全裸のままで青年にしがみつき、彼はその背中をさすってあげていた。
彼女の身体から震えは消え、優しい夢見心地で青年の腕の中にいたところを、その言葉で呼び戻された。
「怖がらせて悪かったな、すまん。だから今夜はもうお開きにしような」
彼女にとって、青年が自分を気遣ってくれることは純粋に嬉しい。
しかし、彼女自身は主人である青年に奉仕するのが大好きだ。
だからモモは、こと夜の睦み事において、あまり過保護にされすぎるのも寂しく思えてしまう。
「・・・だめです」
そう言ってモモは、息を吸って覚悟を決めたあと、その小さな手で青年のペニスを掴んだ。
「え、モモ!?」
「ごしゅじんさまは、モモにエッチなしつけをしてくれるって、約束してくれました。
あんな恥ずかしいお願いを言ったのに、なにもしてくれないなんて、ずるいです」
拗ねながら、モモは青年のまだ柔らかいペニスを掌で揉み、じわじわと刺激を送り込んでいく。
「モモは、あんな電気のおもちゃじゃなくて、・・・ごしゅじんさまの、ほ、本物がほしいです」
顔を真っ赤に火照らせ、目を潤ませたモモが、おねだりの言葉をつむぐ。
青年の胸に体を預けたままで顔を彼に向け、それでも両手はペニスから離さない。
この健気な少女が、懸命に淫らなふれあいを求めてきているのだ。ここでそれに応えなければ、彼女ら守護天使のご主人様たる資格がない。
(ああもう!そんな顔でお願いされたら、我慢できないって!!)
青年の鼓動が一気に早くなり、体中を血液が忙しく巡る。そして、モモの触れるペニスにも、どんどんと熱い血液が送り込まれ、熱を帯び始めた。
「あ・・・ごしゅじんさま、・・・・・・うれしいです」
60 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:21:59 ID:pi8UxbyZ
モモは、青年が自分を受け入れてくれたことを、言葉ではなく彼の体の変化で感じ取った。
どんどんと大きくなる肉棒は、ますます硬く、そしてさらに熱くなっていく。
臨戦態勢を整えた青年の剛直は、モモの小さな掌と比較すると、犯罪的な大きさである。
それでもモモは、その大きな男性器を恐れるどころか、慈しむように撫でさすり、その熱を掌で楽しんでいる。
「・・・すごい、あったかい。やっぱりモモは、ごしゅじんさまの、熱いお・・・おちんぽのほうが、好きです・・・」
青年から教えられたはしたない言葉を、恥ずかしがりながらも話すモモは、それが男に媚びる行為だと十分に理解している。
しかし、自分が話している内容には、嘘や誇張が全くないことも、彼女は十分に感じているのだ。
だから彼女は、恥ずかしさを懸命に堪えて、男に媚びる言葉で、自分を愛してくれるように嘆願する。
「ごしゅじんさま・・・どうか、エッチな女の子のモモに、・・・ご奉仕させてください。モモのからだで、気持ちよく楽しんでください・・・」
###########################################
先程の疑似ペニスで見せたテクニックは確かに、彼女のような幼い少女にはそぐわない、円熟したものだった。
だが、今の彼女が青年の男性器に対して行う奉仕は、そんな小手先の技術云々というレベルではない。
「ごしゅじんさまぁ・・・んちゅ、ちゅ、」
モモは、自分の唾液にまみれた青年の陰茎に、頬ずりするように顔を押し付けながら、小さな舌と唇で、懸命に奉仕していた。
青年は胡坐をかいて座ったまま、モモがその股間に顔をうずめている。
彼女は、両手も彼への奉仕に費やし、片手でサオを、残りの掌で玉袋をやわやわと揉みさすっていた。
「はぁ・・・おいしい・・・ごしゅじんさまの、お、おちんぽ、おいしいです・・・」
「俺も、気持ち良いぜ、モモ。次は、俺のを呑み込んでくれ」
「・・・はい、わかりました、ごしゅじんさま。・・・それでは、いただきます」
ちゅるり、と吸い付く音をさせて、モモの唇の中にカリ高に亀頭が呑みこまれた。
少女の拳ほどはあろうかという巨大な亀頭は、その体積だけで少女の口の中をぱんぱんに埋め尽くす。
口の中に余裕がないものだから、どうしても、彼女の歯が青年の敏感な部分にあたってしまう。
それでも彼女は、それすらも甘噛みに変えて、青年に与える快感刺激にしていった。
そして、自由に動かない舌ながらも、奉仕のために利用することは忘れない。
舌の腹を亀頭にべたりと押しつけたまま、自分の頭ごと回すように揺らして亀頭をぐるりと舐め回す。
さらに、サオに添えた指で、しゅこしゅこと強くしごきだした。
61 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:22:45 ID:pi8UxbyZ
「んむ・・・・・・んん・・・・んんんんん」
ちゅ、じゅちゅう、ちゅうぅぅぅぅぅぅ・・・・・
「うあ、すげ。それ、効くなぁ・・・」
青年が快感に唸る。
そして、彼女の頭に手を置き、撫でてやった。
青年は、上手に出来た褒美として、可愛がるように撫でた。
モモは、自分を慈しむように撫でてくる動きに励まされ、さらに奉仕に熱を込めた。
長い時間、口を塞がれる苦しさも、彼女にとっては奉仕の充足感に変わり、より激しく、より濃厚な愛撫へと繋がっていく。
先程の疑似ペニスで見せたテクニックは確かに、彼女のような幼い少女にはそぐわない、円熟したものだった。
だが、今の彼女が青年の男性器に対して行う奉仕は、そんな小手先の技術云々というレベルではない。
彼女の、内に秘めた想いがあふれ出すような奉仕。
まさに、心を込めた奉仕なのだ。
彼女が覚えたテクニックと、彼女が主人である青年に対する想い、その双方が折り重なって生み出される刺激は、青年にとって極上のものであった。
そして、彼女の懸命の奉仕によって、青年の腰に熱く溜まるマグマが、いよいよ制御できなくなってきた。
それを感じ取ったモモは、その射精をせがむように、奉仕の動きをよりいっそう強くしていく。
「モモ、もうすぐ出るからな、ちゃんと飲むんだぞ?」
言葉が出ないかわりに、んん、という、了解の呻き。
サオを扱く指の力を強め、親指の腹でウラスジをきつく抑えるようにして、扱くスピードを上げる。
ちゅうう、と亀頭を吸いながら激しく頭を揺らして、刺激に刺激を重ねていく。
きつく目を閉じて射精を堪えていた青年だったが、モモの濃厚なフェラチオの前に、とうとう陥落の時を迎えた。
「く、出る!!」
青年は、短く呻いて、射精した。
ビュゥッ!! ビュゥーーーーーーーッ!!
モモの口内に、生臭い粘液がぶちまけられた。
陰茎の脈動と共に、びゅくびゅくと何度も噴きだしてくる主人のザーメンを、彼女は躊躇うことなく、こく、こくと飲み干していく。
青年は、強烈な射精のあとに来る開放感に身を委ね、思う存分、少女の口を汚した。
62 :
『モモいじめ』:2006/06/28(水) 05:28:06 ID:pi8UxbyZ
じゅる、と粘つく音を立てて、モモが青年の陰茎から口をはなす。
青年の精液を最後の一滴まで放出させたあと、大量のそれをすべて胃に流し込んだ彼女は、自由になった口から、けふ、と可愛い『げっぷ』をした。
「モモ、良くできました」
心地よい射精の疲労の中、青年はモモの頬を撫でながら、ご褒美の言葉をかけてやる。
その言葉に彼女は、羞恥と酸欠で真っ赤になった顔を荒い息で崩しながら、控えめな笑みを浮かべた。
「・・・ありがとうございます、ごしゅじんさま」
そう言って彼女は、口の端からこぼれた唾液と精液を舌でちろりと舐め拭うと、はぁ、と大きく息を吐いた。
「ごしゅじんさま、せいえき、ごちそうさまでした・・・。おちんぽ、とてもおいしかったです」
そんな淫らで、それでいて奇妙な行儀良さすら感じさせる言葉を恥ずかしそうに紡ぐモモに、青年は彼女の淫らな性質、その片鱗を見いだしていた。
主人への奉仕による充足感を性的快感へと昇華する、守護天使たちの健気な淫らさ。
ユキやランたち年長の守護天使が体得するその性質を、早くも見せ始めたモモ。
青年は、そんなモモを見つめながら、彼女の処女を奪う日が意外に早く訪れそうな予感を感じていた。
END OF TEXT
以上です。
読みにくい文章でごめんなさい。
推敲中、フェラの描写を削らずに、スマタシーンをばっさりカットした俺は、重度なフェラスキー。
64 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 17:13:00 ID:ynYbI4Xh
最高!
65 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 18:14:12 ID:GAOqkj+g
このスレ最高!!
絶え間ない拍手を送ろう
67 :
保管庫の中の人:2006/06/30(金) 03:10:52 ID:lmIAQQ6p
そーか、その程度か……or2
過疎なんだよ!しかたないだろ!
『モモいじめ』書いたやつです。
保管庫の中の人、乙です。
些細なことですが、日付が変わってませんですw
>>69 スマヌ、さすがに小学4年生に、ご主人様のデカマラをブチ込むのは、道義的に反するなぁ、と思って・・・。
(うーむ、俺個人としては、さっさとモモにブチ込みたい。モモも喜ぶだろうし、メガミマガジン読者もそれを望んでいるはずだ。
・・・だがなぁ、『裂ける』、よなぁ、確実に。処女膜どころじゃなく、膣口裂傷だよ。
小学6年生相当のアカネとやったときも、痛がって大変だったし。傷が治るまで、しばらく安静だったしなぁ・・・)
アカネを苦しめてしまったこともあって、ミドリ以下タマミ、モモたちへの挿入には二の足を踏んでいる青年であった。
「あー、やっぱりこれは、時間をかけるしかないのかなぁ・・・」
「あー、これ、そこいく若いお方、お待ちなさい」
「うーむ、それか、先にアナルから開発していった方がいいかなぁ・・・」
「お待ちなさいったらお待ちなさい、そこの、バイト初日でクビになった貧乏ダメ大学生!」
「うるせえ、余計なお世話だ! ・・・って、あんたは、いつもの占い師」
青年が、呼び止める声に振り返ると、そこには露天の占い師がいた。
よくここで彼を呼び止め、占いだか嫌がらせだがしらないが、青年の不幸を言い当てていた女性である。
「んで、今日は何の用? 今日の晩飯に、と残しておいたコロッケにカビがはえたとか、そんなのか?」
「あなたもたいがい、不幸慣れしてきましたね。確かにコロッケにカビははえてますが、今日の用件はそんなことじゃありません」
「やっぱり生えてるのかよ、カビ・・・」
「あなたにお譲りしたいものがあります。この、『冥土印のロリータ用ローション』です」
「冥土印? アダルトグッズにゃ詳しい俺だが、聞いたことないメーカーだな」
「とにかく、このローションを使えば、小さな女の子を傷つけずに、アソコに挿入することが出来ますよ?」
「ウソくせぇ!!!!」
と、こんな感じで、便利アイテムでも入手できたら、本番もアリ。
って、ゴメン、俺、もしかして変なこと書いた?
>>69,70
空気読めてないのか、俺は・・・。
キニスンナ
ていうか女神さま何やってるのw
76 :
保管庫の中の人:2006/07/04(火) 09:36:52 ID:TGeoiK+G
>>71 Σ(´Д` )
修正しときましたorz
大きさどうのこうのの問題は道具に頼らずとも適当な理由付けで回避だw
徐々に慣らして拡大していくとか(マテ
こんな平日の朝っぱらから何書いてんだろうな俺…
んじゃあ、がんばってブチ込んでみるよ!
俺は通勤時にカキコ
>>71氏
GJ!!
・・・俺も書きたくなった。
こんなに長いのは無理かもですが。
このスレにも自演門が…
いるのか?
神さえ来れば、あとは野となれ山となれ
84 :
:2006/07/08(土) 09:49:09 ID:q4RYcaDG
やっぱ発情期ネタはほしいよなぁ・・・と言ってみる
しかし人間は一年中発情期なのだった。
動物の発情期+人間の発情期=大変なことに!
やはり発情期といえば犬か猫だよな
「猿のようにヤリまくる」という言葉もある。
それは雄猿
獣姦ものはタブーなのかね、やっぱ。
つうても候補は犬くらいしか思い浮かばないが。
四つん這いのナナに覆いかぶさって犯すシェパード犬とか。
そいえば、ゴローさんはあるいみ獣姦してるともいえるか。
一時期出てきたゲスト守護天使ってポニーとペンギンと何だっけ違ったっけ?
イルカ
ウサギって大人になるとずっと発情期じゃなかったか?
気候さえ良ければいつでも子供作って育てるんだよな
(そのせいで小学校の頃、とんでもないスピードで増えて・・・)
やさしいけど、性欲ありまくりで絶倫のご主人とかいいかもしんない。
毎晩失神するまで注ぎまくり。子供もできないし、身体丈夫だからご主人のほうが心配だけど。
あと、胸で言えば牛の守護天使とか・・・そういやポニーって馬だよな?
馬も性欲すごかった気がするが・・・
>>91 そういえば俺、コモドオオトカゲの守護天使とか作って応募したなぁ、読者企画。
コモドドラゴンやシーラカンスにご奉仕されるご主人様って……(笑)
97 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:04:46 ID:G7zTDyWz
そうとうきてるな
なにが?
SSこないなぁ……
やはり今からの復興は無理か・・・・
モモ、ユキ、ラン、アカネの5Pになりました。
もうちょっと時間かかりますわ。
102 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 21:44:12 ID:eqsI+KXS
期待しとくよ
モモいじめの人か?
そんなに人数増やして大丈夫?
まぁ俺はハーレム大好きなんで、大歓迎ですが。
104 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 19:05:24 ID:2NJapLpH
相当な技術が必要になるだろう
ほんとに過疎ってるな〜。
ミドリさんのエロが読みたいな。
変化コンビが変身出来るのは、無機物とコスプレだけだったか?
大人の女とか、他人に変身するのは無理なのかな。
106 :
50:2006/07/22(土) 21:03:13 ID:88J1DpIu
少し長くなってしまったので、ひとまずキリのいい(ご主人様が射精した)ところで投下します。
残りも近日中にはあがるでしょう、と楽観視。
前回の『モモいじめ』のあと、
>>71の続きです。
登場キャストは、モモ、ユキ、ラン、アカネです。
今回はまだ本番までいってませんので注意。
とりあえず謝っておきます。
エロを書く上で、そして自分の趣味で、設定の一部を改変しています。
・アニメだと『守護天使はご主人様に愛の告白をしてはいけない』という掟があり、そのあたりの葛藤がテーマの一つになっています。
告白をしたら動物の姿に戻って、記憶のすべてを無くしてしまう、とかいう。
でも、これだとラブラブセックルものになりませんので、無視しました。
というわけで、『天使のしっぽ』にならなかった『P.E.T.S.』ならば、メガミマガジン読者のリビドーが活かせるんじゃないか、と。
その他、注意点
・長文です。
・ちょっとフェチっぽい感じです。
長文&設定改変と、ウザさの極みですね。スイマセン。
上記の理由等で回避される方は、『続・モモいじめ』 でNG登録を。
(うーむ、俺個人としては、さっさとモモにブチ込みたい。そのことに関しては、モモも喜ぶだろう。
・・・だがなぁ、『裂ける』、よなぁ、確実に。処女膜どころじゃなく、膣口裂傷だよ。
小学6年生相当のアカネとやったときも、痛がって大変だったし。傷が治るまで、しばらく安静だったしなぁ・・・)
アカネを苦しめてしまったこともあって、ミドリ以下タマミ、モモたちへの挿入には二の足を踏んでいる青年であった。
「あー、やっぱりこれは、時間をかけるしかないのかなぁ・・・」
「あー、これ、そこいく若いお方、お待ちなさい」
「うーむ、それか、先にアナルから開発していった方がいいかなぁ・・・」
「お待ちなさいったらお待ちなさい、そこの、バイト初日でクビになった貧乏ダメ大学生!」
「うるせえ、余計なお世話だ! ・・・って、あんたは、いつもの占い師」
青年が、呼び止める声に振り返ると、そこには露店の占い師がいた。
よくここで彼を呼び止め、占いだか嫌がらせだがしらないが、青年の不幸を言い当てていた女性である。
「んで、今日は何の用? 今日の晩飯に、と残しておいたコロッケにカビがはえたとか、そんなのか?」
「あなたもたいがい、不幸慣れしてきましたね。確かにコロッケにカビははえてますが、今日の用件はそんなことじゃありません」
「やっぱり生えてるのかよ、カビ・・・」
「あなたにお譲りしたいものがあります。この、『冥土印のロリータ用ローション』です」
「冥土印? アダルトグッズにゃ詳しい俺だが、聞いたことないメーカーだな」
「とにかく、このローションを使えば、小さな女の子を傷つけずに、アソコに挿入することが出来ますよ?」
「ウソくせぇ!!!!」
###########################################################
「・・・って、結局もらってきちまった。貧乏性だなぁ、俺って・・・」
とある青年が、とぼとぼと夕焼けの町を歩く。その手には、露店の占い師からもらったボトルが一本。
半透明なボトルの中身は、とろりとした粘度のある液体が満たされている。
ボトルに貼られたラベルには、先ほどの占い師が述べたような効能と、その正しい用法が記載されていた。
青年は、そのボトルを揺らして、中の液体をとろとろと攪拌してみる。
「しかし、本当に効き目あるのかね、これ」
ため息混じり、半信半疑といった風につぶやく青年。
すれ違う人々から見れば、シャンプーのボトルを眺めながら歩く、ただのしょぼくれた男に見えるのだけれど。
彼は、12人の『守護天使』から慕われる、彼女らの『ご主人様』なのである。
『P.E.T.S.12 〜〜メガミ様からの贈り物〜〜』
・・・って、なんだかイイ話風のタイトルが付いていますが。
ぶっちゃけ、ボトルに入ってるローションのことなんだよね、贈り物って。
青年がアパートにたどり着いた頃、夏の陽も沈み、すっかり暗くなっていた。
そして彼が自室のドアを開けたとき、じゅわ、という油のはぜる音が聞こえてきた。
「あ、お帰りなさい、ご主人様♪」
菜箸片手に、少女が出迎えた。
玄関のすぐ隣にある小さな台所なので、調理しながらのご挨拶である。
夏物セーラー服に、金魚イラストの泳ぐ涼しげなエプロン。
ちょうどそんなセーラー服が似合う年頃の、優しげな少女。
彼女の名前はラン。
青年が昔飼っていた、金魚の転生した『守護天使』である。
少しクセのある紅い髪が後ろで結わえられ、こぼれる髪と相まって水槽で揺れる金魚の尾のような印象がある。
「あの、・・・お疲れ様でした・・・」
彼女は、青年を気遣うように、そう言った。
帰ってきた青年の『ただいま』の声を聞けば、今日から始めた新しいバイトがうまくいかなかったことぐらい、彼女はわかるようになっていたのだ。
そして、そんな彼を励ますかのように、明るい笑顔を作った。
「今日のお夕飯は、揚げたてのカキアゲ丼ですよ♪」
青年は、そんな彼女の心遣いに笑顔で応えたあと、食事のことで別件を思い出した。
先程会った占い師から嫌な話を聞いてしまったので、その確認だ。夕べ残しておいたコロッケ、まだ大丈夫だよね、と本日の台所を預かるランに尋ねてみた。
「いや、駄目だったよ・・・」
しかし、青年の問いに答えたのは、ランではない別の少女の声。
日が落ちた直後だからだろうか、台所以外の部屋にはまだ電気がついていない。
その、暗い居間の方から現れたのは、明るいブラウンの髪をふさふさの尻尾のように大きく結わえた少女。
少し鋭い眼差しで、少し陰のある表情。
そんな彼女も、青年の元にやってきてしばらく経ち、ずいぶんと雰囲気も柔らかくなった。
青年が昔世話をしたことのある狐の生まれ変わり、守護天使のアカネである。
彼女は少し微笑んで青年に、おかえりなさい、といったあと、また表情を曇らせた。
「カビが生えてた。それでもクルミねえさんが食べようとしてたのを、取り上げた。・・・捨てなきゃね、さすがに」
そういって、ラップのかけられた皿に並べられたコロッケを差し出した。たしかに、その衣には灰黒色のカビが数箇所、蝕んでいる。
「ち、やっぱりか。何となく嫌な予感はしてたんだけどなぁ・・・」
台所で手洗いを済ませた青年はそれを受け取って、カビの生えた衣を剥がし始めた。貧乏性の青年は、そんなコロッケですら捨ててしまうのが惜しい。
幸い、中の具は無事だったんで、簡単に塩コショウしたあと、小さく丸めてかき揚げに使った衣で揚げ直した。
いわゆる貧乏料理である。
「さすがはご主人様。食べ物を大切にするその姿勢は、大変立派ですわ」
青年がフリッター風に揚げ直したコロッケの油を切っていると、部屋の奥から落ち着いた女性の声がした。
袴を穿いた和風の装束に、腰ほどもある長い黒髪。
すす、と衣擦れの音をわずかにさせて、暗い部屋からユキが姿を見せた。
生前は神社の神体にもなっていた白蛇である。
梅雨の終わりの蒸し暑さを感じさせることのない袴姿は、隙のない彼女の立ち居振る舞いにとても似合っていた。
彼女は、青年の元に訪れた守護天使たちの中でも一番の年長で、大人っぽい落ち着いた雰囲気のある少女。
高校3年生相当の年齢ではあるが、おのずとみんなを取り纏める、長女のような立場だった。
・・・母親のようでもあるのだが、本人が気にしているので深く触れないことにする。
青年を出迎えた3人の守護天使たち。
ヘビのユキ、キンギョのラン、キツネのアカネ。
そういえば、もう一人、足りない。
狭い青年の部屋で、彼以外に12人もの女の子が同時に生活することが出来ない、という空間上の理由のため、また、食費がかかりすぎる、という理由のために、
守護天使たちはローテーションを組んで彼の身の回りの世話をしていた。
部屋に飾ってある、女の子の姿をしたぬいぐるみは、それぞれが彼女たちの省エネモードである。
仕事の分量によってお世話する人数を決め、彼女たちの『ご主人様好き好きエナジー』をチャージするメンツを選択し、守護天使の姿に戻るのだ。
そんなわけで、今日は、4人が出てくる日のはずだったのだが。
そう思って青年が暗い部屋の奥を見やったとき。
ちか、ちか、ちか、・・・ぱっ。
居間の蛍光灯が、何度か明滅して、あかりを灯した。
「・・・ご主人様、おかえりなさい」
そして、あかりの灯った部屋には、一人の少女。
震える手で、蛍光灯のスイッチのひもをつまむ女の子、モモが居た。
その手ばかりか、声も緊張で震え、瞳の涙を必死に堪えていた。
「モモ!!」
青年は急ぎ、部屋に駆け込んだ。そして彼女を、がば、と抱きしめる。
「モモ、大丈夫なのか?!」
青年は驚き、心配して彼女を抱きしめる力を強くする。その腕の中の少女は、ひく、と少しだけしゃくり上げたあと、大丈夫です、と答えた。
「ご主人様を、明るいお部屋でお迎えしたかったんです。・・・おかえりなさい、ごしゅじんさま」
彼女は、瞳を潤ませながらも笑顔を作って、そう言った。
普通の人間にとって、部屋の蛍光灯に電気を通わす動作など、なんの支障もあろうはずがない。
だが、彼女、モモにとってはそれが大きなハードルとなる。
自分を苛むトラウマ。生前の死因である『電気』は、モモにとって死を連想させる恐怖である。
蛍光灯のひもを引く、という簡単な動作であっても、その恐ろしさは彼女の中で大きく膨らみ、心を萎縮させるのだ。
だが、彼女は少しずつそれを克服しようと努力している。
大好きなご主人様に尽くしたい、その為にはトラウマも克服していかなければいけない。
蛍光灯のスイッチを入れる、テレビを付ける、掃除機や洗濯機を動かす。
少しずつハードルの高さを上げ、少しずつ克服しようと取り組むモモ。
青年は、彼女のその懸命さをいじらしく思う。健気だと思う。
「よくやったな、モモ!」
そういって彼女を抱きしめた腕を少し上げ、彼女の頭を撫でてやった。
青年に褒められたことでモモの緊張は解け、その代わりに我慢してきた涙があふれ出した。
「は・・・はい、ありがとう、ございます・・・」
彼は、そんな彼女を抱いたまま、その成長を想って感慨に耽っていた。
(この子も、どんどん成長している。おとなになっているんだ・・・)
そんな青年の視線の先には、居間の入口で自分たちを見守る3人の守護天使と、玄関に放り出してきた、あのボトルがあった。
########################################
5人で囲む食卓。
和やかに時が進み、青年の疲れた心も癒されていく。
そして、食事が終わったあと。
青年はTVの電源をつけ、チャンネルを野球中継に切り替えた。
3回裏、彼のひいきチームは負けていた。
そしてしばらく。
9回表、だめ押しの追加点をとられた。
やれやれ、と溜息を吐いてお茶を飲む。
「おかわり、いかがですか?」
湯飲みが空くとすかさずランが声をかけてきた。
青年が野球を見ている間、彼女はずっとお茶のおかわりを用意して控えていたようだ。
しかも、何かを待ちきれずに、そわそわしながら、ただ青年の動きにのみ気にかけている感じである。
他の天使達の様子はどうかというと。
ユキは、野球などに興味があるはずもなく、両目を閉じて姿勢正しく正座しているのだが、時折、ちら、ちらと青年を見る。
彼と目が合うと、こほ、こほん、と不自然な咳払いをして、また目を閉じてしまった。
アカネは、ただじっと青年を見つめていた。頬をほんのりと紅く染め、顔の位置は、青年に真っ直ぐ向けられるでもなく、うつむくでもない、ちょうど中間くらいの位置で、瞳だけが上目遣いに青年を見つめていた。
そして青年と目が合うと、ぷい、と目を逸らしてしまう。そしてしばらくして、彼の視線が別のところを向き始めると、アカネの視線は青年に戻る。
モモは、緊張に肩を強張らせながらうつむいて、じっと自分の膝の上に視線を落としている。
そして時折、そろそろと視線をあげて青年を見ては、また慌てて視線を膝に戻す。それを何度も何度も繰り返していた。
みな一様に、これからのことを考えて、落ち着かない様子だ。
これからのこと、つまり、『夜のご奉仕』である。
彼女ら守護天使は、ご主人様に奉仕できることが嬉しくて仕方がない。
『ご奉仕』自体が自分達の快楽につながる上、さらに大好きなご主人様から『ご褒美』がもらえる。
そんな彼女らの期待ムードを、青年は野球中継に熱中する振りをしながら凌いでいた。
もちろん、彼女らと交わることは嫌いではない、むしろ大好きだ。さらにぶっちゃけてしまうと、超・大好きだ。
ただ、今の彼は逡巡していた。
守護天使として、そして女性として、モモは順調に成長している。
だがそれでも今夜、『おんな』として抱くのは、やはり早すぎるのではないか、と。
(・・・なんたって、小学3年生、だからなぁ。年齢だって、まだヒトケタだぜ?
それにあのローション、信じてもいいものか。あの怪しげな占い師がくれたものだからなぁ。ううむ・・・)
などと悩んでいたところに、青年の携帯電話が鳴った。
この室内は電波状況が悪いらしく、通話がほとんど成り立たないので、青年は一度外に出てから電話を受けた。
『だれが怪しげな占い師ですか』
「・・・アンタだよアンタ。つか、何で俺の心の中が読める!?」
『占いの結果です。細かいこと気にしなーい!』
青年が電話に出ると、相手はなぜか、あの露店の占い師だった。いったいどこで彼の電話番号を知ったのか。
『・・・というわけで、あのローションの効能は本物です。信じなさい』
「信じろって言われてもなぁ、怪しすぎるぜ」
『あれは、めいどの世界から取り寄せたものです。あなたが相手にしている守護天使たち相手にならば、十分効き目があるはずです』
いきなり、街の占い師の口から、青年をぎょっとさせる単語が飛び出した。
見かけは普通の人間である守護天使の存在を見抜いた、街の占い師。
「・・・アンタ、いったい、なにもんだ?」
『とにかく、それを使って、あの子を抱いてあげなさい。私の正体なんて、どうだって良いことですよ』
フフフ、と、敵とも味方ともつかない含み笑いを最後に、電話は切れた。
彼女の正体はおいといて、ローションが本物らしい、と信じることが出来るような気がするようなしないでもなく、そうであったらいいなと想いつつもそれは希望的観測で、
実際には実績があるのやらないのやら不安になってしまうのだが、ええい、もう、わかった、信じるよ、信じるってば、とばかりに半ばやけ気味に信じることにしてみた青年。
単純な性格、と言えるかもしれない。
しかし、こういった人知を越えたアイテムには、どこかしら人の心を掴む働きがあるものだ。
そうして青年は、あのローションを使うことを決意した。
彼が部屋に戻ると、4人の守護天使が先程のまま待っていた。
テレビを見ると、9回裏ツーアウト満塁一打逆転のチャンスであった。
「みんな、待たせたな、始めようか」
青年の言葉に、4人は、声を揃えて返事をした。
ピッチャーの投げた球を打者が打ち、逆転勝利に球場がわき上がったのを確認して、青年はテレビを消した。
青年は、期待に頬を染める天使たちの中、一人の幼い少女を見つめて言う。
「今夜は、最後まで進もう、モモ」
青年の言葉に、驚き、動揺しながらも、こくり、と彼女は肯いた。
#####################################
(ふう、やれやれ、世話の焼ける・・・)
露店の占い師、その正体は、ラン達が所属するめいどの世界を司る、メガミ様だった。
彼女は、先程まで青年と話していた携帯電話をしまって、小さく溜息を吐いた。
(でも、優しいところは、あの人にそっくりですね・・・)
メガミ様、その、もう一つの姿は、ツルのセツナ。
青年の父親に想いを寄せる、守護天使であった。
残念ながら、彼女の想いは彼に届かず、結ばれることはなかった。
そして今、メガミ様へと昇進した彼女は、その想いを託すように、彼の息子である青年を慕う、若い守護天使を見守っていたのだ。
今日、青年にローションを手渡したのも、守護天使たちの望みを叶えてやるためであった。
(さて、今日の『まぐあい』は、一段と激しくなるでしょうねぇ。楽しみだわ♪)
そういって、水晶球にあかりを灯し、青年の部屋を映しだした。
彼女の最近の趣味は、こうして彼らの睦み事を覗くことであった。
####################################
蒸し暑い夏の夜だが、この部屋にクーラーなどはない。
唯一の冷房器具ともいえる扇風機だが、締め切った蒸し暑い部屋の空気を循環させるだけでは大した冷却効果は得られない。
なぜわざわざ窓を閉め切るのかといえば、もちろん理由がある。
窓を開けたまま夜の睦み事を行えば、少女達の嬌声が階下に響き、道行く人たちに丸聞こえという恥ずかしい事態になってしまうからだ。
テーブルは壁に立てかけられ、部屋の真ん中には布団が二組、つなげて敷かれた。
そこに座る青年の少し向こう、布団の端に、服を脱ぎ、全裸になった4人の少女が正座をして待っている。
『6・3・3で12人♪』と歌われるとおり、彼の元に集った守護天使は小学1年生から高校3年生まで、1学年1歳ずつ年齢の異なる女の子達である。
今、青年のそばにいる4人はその中の、高校3年生(ユキ)、中学3年生(ラン)、小学6年生(アカネ)、小学3年生(モモ)という顔ぶれであり、見事に3歳区切りだった。
「ご主人様、『口吸い』しても、よろしいですか?」
ユキが、青年に問いかけるような、おねだりをする。『口吸い』などと古風な言い回しをしているが、要はキスのことである。
青年が断るわけがないことを承知の問いだから、これは彼女なりの、ご奉仕の始めの儀式、といったところか。
「いいよ、ユキ、おいで」
胡座をかいて座る彼に招かれて、ユキがそばに寄り添う。
こういう場面でも、立ち居振る舞いに乱れのない彼女だから、するりと静かに立ち上がり、さらりと滑るように歩を進め、そろりと青年のそばにかしずいた。
その名の通り雪のような白い肌、そしてまろやかな曲線をまとったプロポーション。
12人の中では、肉感的なミカとはまた違った、清楚な大人の色香を備えている。
彼女はそのまま瞼を閉じ、つい、と唇を差し出した。青年は、彼女の頬に手を添えて、唇を重ねた。
「・・・ん・・・・・・」
ユキの、秘めやかな吐息が漏れる。ちゅ、と湿った音がして、青年の舌がユキの唇を割った。出迎えたユキの舌と青年の舌が絡み、唾液を送り合う。
器用に蠢くユキの舌が、青年の舌に絡みついて何度も往復するように擦りあげる。
背筋のぞくぞくするような、深いキス。ユキの白い肌が、ひく、と震えた。
「・・・・・・は、ぁ・・・」
長いキスを終え、青年の唇が離れたあと。
ユキの舌がちろりと自分の唇を舐め、青年の名残を味わった。
「今度は、ランの番だ」
青年がそう言ってくれるのを、そわそわと待っていた彼女は、彼の言葉に控えめだが幸せそうな返事をした。
「・・・はい♪」
そうして青年は、ユキを片腕に抱いたまま、残る片手でランを招く。
そして、期待に頬を染め、目を閉じた彼女の唇に、ちゅっ、と小さく吸い付くだけのフレンチキスをした。
「・・・・・・あ・・・・・・」
先程のユキと同じような、長く深いキスを期待していたランは、落胆の小さな声を上げた。そして目を開けると、少しの意地悪さを含んだ青年の笑顔。彼女は、拗ねて抗議するかのように、唇を押しつけた。
「んむっ・・・・・・ちゅっ、ちゅ・・・」
啄むように何度もキスを繰り返して、青年の閉じられた唇をノックする。そんないじらしい抗議に、青年は小さく苦笑して応えてやった。ランの小さな唇を迎え撃つように捕らえ、強く吸う。
「ん・・・・・・」
唇を絡め合う深いキス。ランは、最初に望んだ通りのキスに、先程の意地悪も忘れて夢中になった。
ざらりと擦れ合う舌の刺激が電気のように身体を振るわせ、全身を支配するキスの幸福感が彼女を高めていく。彼女は、口を塞がれながらも、おもねるように喉を震わせて歓喜した。
「・・・ん、んん・・・・・・んん・・・・・・ん、んん、んんんんん!」
キスだけで小さな絶頂を迎えてしまったラン。
青年から唇を解放されると、とろりと脱力したまま、はぁ、と幸せそうな息を吐いた。
そんな風にしなだれかかってくる彼女を腕の中に収めたまま、次に青年はアカネを呼んだ。
「おいで、アカネ」
青年の誘いに、アカネは小さく肯いて、ん、と返事をした。
戸惑うように、ゆっくりと、四つん這いで、・・・そして視線は青年から外さないまま、アカネが近寄ってくる。
その距離など布団の端から端、普通に数歩の間隔なのだが、それを、じわりじわりと詰めていく。
身長の伸びに対して、まだ全身の肉付きが追いついていない、ほっそりとした思春期の身体。
その細い手足を着いて動物のように這いながら、アカネが恐る恐る近付いてきた。
そして最後、二人の顔と顔が近付いたとき、アカネが一気にその距離を詰めた。
背を反らすように伸ばして、獲物に飛び付くようなキス。
開いた唇を×印のように交差させて、まるで獣が噛みつき合うように、深く口を密着させた。
先程までの慎重さとはうって変わった、せわしなくじゃれ付くような動き。
両手を青年の胸において、身体を預けるようにしてキスに熱中する。
「ん!んん!んは!んん〜、んはぁ、あん、ん!ん!ん!」
キスの唇から漏れる、彼女の吐息。
可愛らしい囁きにも聞こえるそれは、青年に甘えるアカネの気持ちが溢れ出したものだ。
まるで、喉を鳴らして親愛の情を飼い主に向ける、動物の子供のように。
ちゅ、ちゅう、ちゅぱ、と吸い付く音、唾液のはじける音をさせ、アカネは青年の唇を貪る。
そして、それまではアカネのしたいように、好きにさせていた青年だったが、ようやく彼自身が動いた。
青年が彼女の舌を捕らえ、逃がさないようにして強く吸い付いてやる。その強い刺激に、アカネは震えるようにして動きを止めた。
「ふぁ!・・・・・・んんん!!」
青年の、僅か一動作で捕らえられてしまった子狐は、力尽きて彼の胸に寄りかかる。
離れたお互いの唇には細い唾液の橋が架かり、儚く途切れた。
そしてアカネは、甘えるようにして頬を青年の胸にすりつけた。
青年は、ふうと一息ついて、自分の袂にいる3人の女の子を見た。
それぞれがキスの快感に恍惚として、夢見心地のまま青年に身を預けている。
そして彼は、最後に残る少女に笑みを向けた。
「よし、おいで、モモ」
モモは緊張していた。
自分にとっては姉のような、3人の先輩達がそれぞれ青年と交わした濃厚なキスに当てられ、苦しいくらいに動悸を高めていたのだ。
そしてようやく自分の名を呼ばれたとき、危うくそれだけで意識を失ってしまうところだった。
辛うじてとどめた意識で声を振り絞り、はい、と消えそうな返事をした。
ふらりと立ち上がった彼女は、ふらふらと青年のそばまで近付いて、そこにぺたりと座り込んだ。
彼女はそこから、その小さな身体を、青年の胸に寄り添うアカネとユキの隙間に割り込ませるようにして、寄りかかってきた。
さすがに4人同時に青年の胸に抱かれる、というようなことが出来るはずもなく、ユキとランが両脇から青年の腕に抱かれ、
体の小さいモモとアカネが青年の胸を分け合う形になった。
恥ずかしがり屋なモモは、自分から青年の唇を吸うことなど出来ない。
だから彼女は、唇以外の、青年の鼻や頬、瞼、耳たぶ、首筋、おでこや顎と言ったあちこちに、小さなキスを繰り返した。
もちろん、その行為ですら充分に彼女を羞恥させているのだが。
それでも懸命に啄む、彼女のくすぐったいキスに、青年は暖かな心地よさを感じていた。
青年は、モモ、と彼女の名を呼んで行為を止めさせ、その無防備な唇を奪った。
あどけない唇の隙間から差し込まれた青年の舌が、少女の短めな舌に絡みつく。
口を限界まで密着させた青年は、モモの口内粘膜を丹念に舌で擦りたてた。
「ンン!ン!ン!ンンンンンンンッ!!ンンーーーーーーーーッ!!」
両の手を二人の少女を抱くことにあてがっているため、青年は自ら、モモの頭を引き寄せることが出来ない。
しかし、モモ自身がお互いの密着を望み、懸命に唇を押しつけてきている。
青年は思う存分、少女の甘い舌を吸い上げた。
「ぷは、は、はっ、はぁっ、はぁぁっ・・・」
ようやく解放された彼女は、キスで達した小さな絶頂に朦朧としながらも、必死に呼吸を繰り返した。
幼さと体力不足から、彼女の呼吸は浅い。激しい呼吸が必要となるセックスに耐えることが出来るのか、まだまだ不安は拭えない。
しかし、今の彼女が見せる幸せそうな表情。それをより深く満たしてやるためにも、避けては通れない行為なのだ、と青年は自分に強く言い聞かせた。
###########################################
男としては非常に贅沢な、女4人の同時キス比べを堪能した青年。しかし、そろそろ次の刺激がほしくなってくる。
4人の女を懐に抱いていた青年は、彼女らをそのままに、自分だけが立ち上がった。
「あ・・・」
彼女らが口を揃えて、小さく驚嘆した。
ちょうど彼女らの目線位置に、青年の屹立が現れたからだ。
「次はコイツを、4人で仲良くしゃぶってくれ」
青年の指示に、彼女らは嬉々として従う。
ユキとランに後押しされるように、まずはアカネとモモが青年のペニスに手を添えた。
「それじゃあ、わたしたち4人で、一生懸命ご奉仕するからさ、いっぱい気持ちよくなってよ、ご主人様・・・」
アカネがそういって、青年のペニスに絡めた指で表面を、しゅ、しゅ、とさすりだした。
そこはすでに十分充血しており、彼女の手の支えが無くても高々と鎌首を持ち上げられるほど、硬度を維持している。
彼女はそのペニス先端に、ちゅ、と、愛おしそうにキスをしたあと、ペロペロと舐め始めた。
「ごしゅじんさま、モモたちに、おいしいせいえき、たくさん飲ませてください・・・」
モモの言葉にも、青年に対する媚を含んだ、いやらしい単語が多く含まれている。
普段の彼女ならばとても口に出さない、出せないような単語ばかりだが、それでも彼女は睦み事の中でそんな言葉を好んで使うようになった。
そんな淫らな言葉が、自分の主人である青年を喜ばせる、と理解しているからだ。
そしてそのことは他の天使たちも同じである。
モモもアカネと同様に始めのキスをしたあと、小さな舌を懸命に動かせて、ペニスに自分の唾を塗りたくる。
そして二人で交互に亀頭を口に含み、もごもごと口内粘膜で擦りたてたり、かり、と優しく歯を立てたりと、青年と、その分身である肉棒に対する愛情をいっぱいに発揮して奉仕した。
「く、」
幼い少女二人の淫らな舌による奉仕を受け、青年は快感に呻く。
彼の眼下には、肉の槍にちゅうちゅうと濃厚なキスを繰り返す二人の少女がおり、それぞれ結わえた髪が彼女らの頭の動きに合わせて、ひょこ、ひょこと揺れる。
細く長いサルのしっぽと、ふさふさしたキツネのしっぽ。
その姿は、何とも微笑ましくあり、それでいてその幼さに反して淫靡であった。
そして、ちゅばちゅば、ぺちゃぺちゃと浅ましい音を立ててペニスに吸い付いていた二人の少女は、フェラチオ奉仕の淫靡さに自分たちの興奮をも高めていく。
「・・・はぁ、はぁ、・・・ん、んちゅ、んはっ、ふぁああ、んんん・・・・・」
二人の吐息は混ざり合い、心地よいハーモニーを奏でる。
そして奉仕による陶酔の中、二人は互いに目配せをしたあと、青年のペニスを挟んで左右に向かい合った。
モモとアカネは同時に大きく口を開けて、はむ、とサオの側面に吸い付いた。
唇を尖らせるように吸い立てて、舌でくすぐることも忘れない。
さらに、二人は息を合わせて、同時にハーモニカを吹き始めた。
側面に吸い付いたまま、舌でくすぐり、それをサオ側面に添って根本から先端へ、先端から根本へと、何度も扱くように往復した。
サオに直接与えられる刺激もさることながら、視覚として送られてくる、二人の少女の淫らな姿も強烈な刺激である。
「く〜っ、すげえ、気持ち良いぜ、それ」
青年は二人の息のあったコンビプレーに、危うく陥落しそうになった。
その青年の声に自信を持ったのか、アカネとモモはさらにスピードを上げた。
二人は、青年のペニスを左右から唇だけで支えて扱いている。
しかし、それだけの単調な動きではない。
片方がそのタイミングをわざと遅らせたりするテクニックも織り交ぜ、ペニスを曲げるように扱く動きもする。
「ふふ、どうですか? 気持ちいいですか? 今朝、みんなでこれ、練習したんですよ?」
ランが、青年の足の間に潜り込んで、そう声をかけた。
そして彼女もまた、青年のペニスにキスの挨拶を済ませてから奉仕に加わってくる。
ランは、アカネとモモの顔が密集するペニスの下方から、陰嚢を重点的に攻め始めた。
尖らせた舌を突き出すようにしてくすぐり、しわをなぞるようにして愛撫する。
「ご主人様のきんたま、ランがいただきますね?」
青年の視界から外れたランの、そんな言葉だけが聞こえてきたあと、上品な美少女の口が大きく開かれ、青年の陰嚢がもごもごと呑み込まれた。
口に含んだそれをくすぐるように、ランが舌をくちゅくちゅと動かすと、袋の中の睾丸にぞくぞくする刺激が送られる。
三人の美少女が、青年のいびつで長大なペニスに顔を寄せ合い、ぬめぬめと奉仕をする。
顔が唾液で汚れることもいとわず懸命に奉仕する姿は、ある種の尊さすら感じさせる。
「ご主人様、いつでもお好きなときに、イってくださってもよろしいのですよ?」
ユキが青年にそういって、三人の上から覆い被さるように、亀頭先端にキスをした。
それを合図に、左右のアカネ、モモはいったん肉棒から離れ、ユキの行為を見守った。
彼女は、口を大きく開け、青年の亀頭をぱくりと含むと、そのまま、ずずず・・・と深く呑み込んでいった。
まるでヘビが、獲物を丸飲みする姿のようだ。
そして、頬をへこませて強烈に吸い上げる。
ず、ず、ずるずる、ずずずず、ずちゅううう、ずるる、ずちゅううううううう・・・・
喉奥までペニスを呑み込んだユキだったが、それでもまだ彼のペニス全部を呑み込めたわけではない。
しかしそれでも、彼女の限界まで呑み込んで、強烈に吸い上げるテクニックは、充分青年の射精を早めていった。
ユキのディープバキュームフェラに、青年の射精が間近になっていることを天使達は感じ取った。
ユキの喉が悲鳴を上げ、ディープスロートは中断したものの、亀頭を吸引するバキュームはやめたわけではない。
再び露出したサオの部分を、左右からアカネとモモがダブルハーモニカを開始する。
四人が同時に青年の股間に顔を寄せ、押しつけるように密着させる様は、女に奉仕させる男としての独占欲を、大いに満足させた。
「おおっ、やべぇ、もうすぐイきそうだ!」
青年の声に、彼女たちの奉仕もピッチを上げる。
ちゅく、ちゅく、ぴちゃ、くちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅうううう、じゅちゅうううううう!!
そして、より強くなる刺激に、とうとう青年も限界を迎えた。
ビクン、と大きく震え、女達の口唇から逃れたペニスを青年は自分の手で、ぎゅ、と掴み、尿道を駆け上がろうとする精液を強引に押しとどめる。
天使達は、青年の射精の瞬間にすばやく反応し、顔を寄せ合った。
「くっ!!」
ビュウッ!!ビュクゥッ!!ビュウウッ!!!
その、4人の美少女が顔を揃えたところをめがけて、青年は堰き止められていたザーメンを思い切りぶちまけた。
ホースの口を絞ると水がよく飛ぶ原理で、勢いよく射精されたザーメンは、次々とユキ、ラン、アカネ、モモの顔に降りかかり、その面差しを汚していった。
ユキの面差し、その白い肌はおろか、自慢の黒髪にまで男の精液が飛び散り、恍惚とした彼女の表情を淫らに彩る。
浅ましく口を大きく開けて待っていたランの舌に、こってりとした白濁が降り掛かる。
どろどろの粘液に顔中を犯されたアカネは、被虐感と強烈な牡の匂いに、まだ幼い子宮を疼かせた。
目を瞑って受け入れたザーメンのシャワー、その牡の匂いを肺いっぱいに吸い込み、発情した牝の表情をするモモ。
彼女は、青年の手ずからしごきだされた最後の一滴を、柔らかな頬を亀頭に擦り付けて塗りたくった。
「・・・・・・ああ」「・・・すごいです、ご主人様・・・」「こんなにいっぱい、」「うれしい・・・」
四人が口々につぶやいた言葉が奇妙な具合に繋がって、青年にはまるで一人の言葉のように聞こえた。
彼女らは、それぞれの顔をベトベトに汚す牡の種汁を、お互い舐めあって味わいながら嚥下していく。
そんな、まさに四匹の牝ともいえる彼女らの痴態を、青年は満足げに眺めていた。
###########################################
青年は、ローションの裏ラベルを、詳しく読んでみた。
(えーっと、使用方法は・・・っと)
1.このローションを、ロリっ娘のオマ○コにたっぷりと塗りたくってください!
2.マン肉にローションがじっくり染み込むように、よ〜くモミモミしちゃってください!
3.30分くらいモニモニし続けてください。ついでにオナニーしちゃえば一石二鳥で効果抜群☆
4.1〜3を、2回ほどしっかり繰り返してください。それでも心配だったら、もう1回追加で都合3回90分(笑)
5.これでロリっ娘の膣肉も伸縮性が大幅アップ! あなたのデカマラをハメこんでも、しっかり咥え込みますwww
6.ついでに強力な媚薬も配合しといたから、初めてのロリっ娘でもアヘアヘよん☆
(・・・・・・・・・・・・・・・はぁ?)
青年は、☆とかwとか(笑)を無駄に盛り込んで信頼性を放棄した説明文を読んで、軽く眩暈を起こした。
おまけに、よくよく見てみればこのラベル、手書きである。
(これ、本当に信じていいんだろうな?!)
青年は、改めて襲い来る不信感に苛まれながらも、ちらりとモモを見る。
「これでモモさんも、一人前の『おんな』の仲間入りですねぇ」
などと持ち前の母性を発揮して、まるで娘の赤飯を祝う母親のような表情のユキ。
「モモちゃん、『初めて』はすこし痛いと思うけど、ご主人様に任せておけば大丈夫だから」
などとモモの手を優しく握って励ます、気配り全開のラン。
「でも、その『痛み』はご主人様から貰った『痛み』だから、きっとモモの大切な思い出になるよ」
などとモモの肩に手をかけ、妹分の少女を落ち着かせるアカネ。
そして、
「・・・・・・この日が来るのを、モモはずっと待ってました・・・」
などといって、嬉しそうに顔を赤らめるモモ。
(・・・・・・あー、後には引けないなぁ、こりゃ・・・)
青年は、もはや覚悟を決めるしかなく、モモには幸福な初体験を与えてやらねばと、決意を新たにしたのだった。
(つづく!)
121 :
50:2006/07/22(土) 21:21:19 ID:88J1DpIu
とりあえず今回の投下は、以上です。
エロ以外の部分が無駄に長いのは仕様です。スイマセン。
おいおい、またフェラ止まりかよ、とか思われた方、スイマセン。
俺、フェラシーンがないと、エロ書いた気にならないんです。
いやいやフェラ最高ですよ
50氏GJ。
エロ無し部分も面白かったですよ。
人数増えて心配したけど、杞憂だったようで。いい感じのハーレム具合ですた。
あと、アカネのキスが個人的にはツボでした。
続き楽しみにしてます。
124 :
ホエイ~jr ◆w9mCCFcaAQ :2006/07/23(日) 18:33:31 ID:pUz7rbH9
ルルたんが好きなんだが、もしよろしければ小説投下してくらさい
いきなりコテトリ付きで現れたかと思えば、颯爽とリクエストするだけ。
なに考えてんだか。
ルルでエロを書くなら、やっぱアナルだよなぁ。
小学生だし。
カエルだし。
ルルタソの小説みたい
ナナはバックからだろ?
携帯からパピコ
保管庫に新作分をうpしてあります
131 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 05:45:26 ID:zPi/e1zj
乙です
保管庫の中の人、乙です。
仕事に疲れた時はPS版のしっぽを立ち上げて、
セーブしてある特定キャラのバレンタインイベントを見て癒される。
さすがに3日間レス無しはヤバイだろ
134 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 19:20:31 ID:10MWLmS1
べつに。
135 :
ホエイ~jr ◆w9mCCFcaAQ :2006/08/06(日) 01:18:33 ID:fKQd+eJ3
いきなりコテトリ付きで現れたかと思えば、
無関係のドラゴンボールの話をするだけ。
なに考えてんだか。
「モモいじめ」の続きチン☆⌒ 凵\(\・∀・)マダー
今日やっとコミック2巻が見つかった
ずいぶんsagaったね
じゃここでage
ところで、いまこのスレ、どれくらい住民いるのだろうか。
5〜6人?
わ た し は こ こ に い る
見てるだけなら俺ガイル
145 :
ホエイ~jr ◆w9mCCFcaAQ :2006/08/10(木) 22:43:42 ID:8C6QCMDg
いる
見ているだけの俺ガイル
続きを書いてる俺ガイル。
期待している俺モイル
149 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 15:30:08 ID:AQFRC4ZI
優しく見守る俺ハイル
さぁ、キリがないのでこの話題終了
151 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 02:30:14 ID:TpqazcYX
出遅れた俺ガイル
久しぶりに本スレを見に行ったら、なんかむこうでは二次創作イラネの雰囲気みたいだな。
その雰囲気はともかく、くれぐれもこのスレに誘導しにいったりしないようにな?
向こうは未成年もいる板だということを忘れずに。
ところで、いままでエロ方面で脚光を浴びてないキャラって誰だろうな?
やっぱりタマちゃん?
154 :
シャチョー:2006/08/14(月) 23:35:37 ID:MCuw4iXS
ルルタソ…
おそらくタマでいいのでは
156 :
ホエイ~jr ◆w9mCCFcaAQ :2006/08/16(水) 10:03:42 ID:yryrP2kI
ペッツの時の天使たちがカワゆかった
いやいや全部カワゆいよ
158 :
ホエイ~jr ◆w9mCCFcaAQ :2006/08/17(木) 12:42:59 ID:LIHZM01q
ルルタソは?
>>158 コテトリつけてるくらいならおまいが書いてよ
>>159 自己主張が強いコテトリは
クレクレばかりで基本的に自分では何もしないから無駄。
ぐぅ・・・・コミック三巻は何処だ
162 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:59:47 ID:5Mi8JUXN
俺の手元
>>161 ブックオフで探してみるしかないでしょうね。
それも全国津々浦々、ブックオフめぐりで。
164 :
50:2006/08/20(日) 22:31:09 ID:Bdh5K3+n
それでは『続・モモいじめ』の続きを投下します。
先に謝っておきます。
・当初、適当にすますつもりだった後半部分が異常に長くなってしまったため、今回は4Pまでで区切りました。
モモのロストバージンは次回に持ち越しです。次回完結。すいません。
・だらだらと書き連ね、あまり推敲をしていません。短くなるように努力はしましたが、無理でした。スイマセン。
他にも色々とありますが、あまり言い訳ばかりだとみっともない(今でも充分だが)ので、こんなところで。
相変わらずの長文ですので、スルーされる方はタイトルの モモいじめ でNG登録を。
「うむ、絶景かな絶景かな」
青年はその光景を、冗談めかして呟いた。
しかし、その光景が絶景である点に異を唱える男はいないだろう。
仰向けのランと抱き合うように重なったアカネ。
そしてその二人に覆い被さって四つん這いとなったユキ。
尻や腿など、女としての魅力を誇るパーツも、それぞれ三者三様に素晴らしい。
そんな三人の肉体が折り重なり、自分の無防備な秘所を、愛する主人に対してあけすけに曝している。
青年からは、美少女3人の女性器が、縦に三つ重なって自分に捧げられているように見えた。
「うふふ、早く私のおまんこ、ご主人様のおちんぽでえぐってくださいな」
一番上にいるユキが、振り返って背中越しの青年を誘った。
ゆらゆらと尻を揺らし、男を待つ彼女。その性器は、少し濃いめの陰毛を茂らせた、大人のものだ。
普段は清楚なユキが男に媚びる姿は、すでに成熟した大人の艶をもっている。
守護天使達12人の中では一番の年長者、というだけでなく、大和撫子らしい気品のある艶気、といえるだろう。
18歳の肉体は、本来の真っ白な肌をほんのりと桜色に染めて、愛しい男とのまぐわいの瞬間を待ちわびていた。
「最初の一突きは、ランのアソコにください、ご主人様ぁ・・・・・・。ランのアソコ、もう待ち切れなくって、ウズウズしてるんです・・・」
一番下にいるランが、甘える声で青年に媚びた。
子供と大人の、ちょうど中間にいる15歳の肉体。
しかし、くびれた腰、肉の付き始めた尻などは、早くも女としての色香を纏い、みずみずしさと相まって強烈な魅力となっている。
ユキとアカネ、二人の下になりながら大きく足を広げ、ランは股間を突き出すように曝す。
彼女自身が言うとおり、その性器はすでに充分な湿りを持ち、ひくひくと男を誘っていた。
「あ、あの、ご主人様・・・。わたしのキ、キツキツマンコ穴に、ご主人様のオチンポが欲しいんだ・・・」
二つの性器に挟まれた真ん中の性器は、アカネのものだ。
まだ肉の少ない身体、そしてシンプルな割れ目。産毛のように生えたライトブラウンの陰毛は、発育し始めたばかりの青さを感じさせた。
しかし12歳の少女は、本来まだ早すぎる肉の交わりを望み、まだ少し固い尻を突き出して男を求めている。
その、これから成熟を始めるであろう未熟なスリットは、それでも充分に蜜を潤ませている。
見た目の幼さと異なり、すでに充分な『女』であることを、自分の主人にアピールしているのだ。
「うん、三人とも、いやらしくなったなぁ・・・。さて誰から入れようか、迷う迷う♪」
3人がそれぞれに男を誘い、青年はそれに迷う。
先ほどから続けられた青年の愛撫に、どの性器も充分に潤い、すぐにでも男を迎える準備が出来ていた。
青年はそんな彼女らの秘部を存分に眺め、指で弄り、言葉で嬲ってみる。
そして、限界まで膨張したペニスをそれぞれの性器に順番にあてがいながら、ど・れ・に・し・よ・う・か・な♪、などと贅沢な選択を楽しんでいた。
そして彼はちらりと、自分たちの布団から離れた部屋の隅にいる、今夜の主役を覗き見る。
主役にしては扱いの悪い、まるで一人つまはじきにされたような少女。
モモは、大好きなご主人様と、彼に寵(ちょう)されて嬌声をあげる三人の先輩守護天使達を見ながら、一人で寂しく自慰をしていた。
「・・・・・・あ、・・・ん、んん・・・・んはぁ・・・ご、ごしゅじんさまぁ・・・」
くちゅ、・・・ちゅ、にゅちゅ、ちゅぷ・・・・・・・
自分を相手にしてくれない、それでも愛しい主(あるじ)の名を切なく呼びながら、少女は両の手を股間に当てて、湿った音を立てていた。
モモは、自分が主人にしょっちゅう意地悪されていることを知っている。
おどおどとした自分の挙動が彼の嗜虐心を刺激しているのであろうことも、何となく理解している。
でもそれは、決して彼が自分に向けるネガティブな感情からの行為でないことは、よく分かっている。
少しの意地悪のあとに、たくさん甘えさせてくれる優しい青年のことが、モモは大好きだった。
だから、今、自分が彼に置いてけぼりにされているのも、その後のご褒美の為なのだと分かっているから、モモは寂しさに耐えることが出来る。
彼の言いつけ通り、しばらくこうやってみんなから外れて一人だけでオナニーするのも、我慢できるのだ。
(もうちょっとの辛抱だからな、モモ。準備が出来たら、たっぷりと可愛がってやるから)
青年がモモにオナニーを命じたのは、あのローションに書いてある説明文に従ったからだ。
あの説明によると、ローションの成分をじっくりと染みこませる必要があるらしい。
だから、青年は彼女の性器にたっぷりと液体をまぶしたあと、念入りに揉みこむようなオナニーをさせているのだ。
もちろん、自分が彼女に直接そうしてやっても良いのだが、その間に他の天使達がヒマをもてあますことになってしまう。
青年は、それならばいっそと思い切って、モモ抜きで4Pをしている間に彼女一人だけでオナニーさせる手段をとったのだ。
この決断に関して、モモを焦らして苛めるのが楽しいとか、そういった個人の性的嗜好が含まれていることも、もちろん彼は否定しない。
「ご主人様ぁっ! これ以上焦らされたら、私、気が触れてしまいますっ・・・」
ユキの艶めかしい哀願に、青年はふと我に返った。
自分のペニスは、その先端を僅かにユキの膣へと進入させているところで止まっていた。
それも、自分で挿入したのではなく、我慢できなくなったユキが尻を押しつけるようにして挿入を求めた結果だった。
「悪い悪い、ちょっと焦らしすぎたかな?」
そういって、さらなる挿入を求めて押しつけられるユキの尻を掴んで動きを止めた。
「ユキは一番の先輩だからね、もうちょっと我慢だよ」
ぬちゅり、と粘っこい愛液の糸を引きながら、青年のペニスはユキの花芯から離れてしまった。
「ご主人様の、意地悪ぅ〜っ!!」
いやいやと駄々をこねるように揺れる白い尻を、青年は撫でて宥めてやる。
そしてそのまま、ぎんぎんにいきり立った巨根を、明らかにスケール違いなアカネの小さな女陰へとあてがった。
「あ・・・ご主人様・・・」
自分の秘粘膜に触れる熱い感触に、アカネは青年の、挿入の意志を感じ取る。
そして彼女は、まだまだ未成熟な自分の性器で青年を受け入れるために、ひゅっ、と息を吸い、挿入に備えた。
ず、ず、ずぶ、ずぶ、ずぶずぶ、ずぶずぶずぶ・・・・・・
「ふわあああああああああっっっ・・・・・・!!!!」
吸い込んだ息ごと、肺の中の空気をすべて絞り出すような嬌声。
同時に、背と顎を反り返らせ、大きくのけぞる。
アカネは、先程まで肌を重ねていたランから上体を離し、今度は背中側のユキへと身体を密着させた。
アカネのバックから挿入する形になった青年は、まだまだ経験の少ない膣の感触を味わいながら、ずぶ・・・ずぶ・・・と、野太いペニスをじっくり押し込んでいく。
「・・・・・・・・・・・・!!!!」
肺の空気を出し切り、声が出ないアカネは、それでもかぶりを振って全身を貫く快感に打ち震える。
そして肉槍の前進はアカネの子宮口によって阻まれるが、それでもまだ青年は最後の一押しをした。
「ンく!!!」
ぐん、と子宮を揺さぶられる衝撃にアカネは、びくり、とひとつ大きく痙攣したあと、はぁあっ・・・、と大きな恍惚の吐息を吐いた。
すでに牝の官能を知っている小学六年生相当の肉体は、青年の肉棒を自分の最奥まで咥え込み、至福の瞬間を味わっているのだ。
(・・・・・・あぁ・・・やっぱりすごい、ご主人様の・・・。わたしのなか、ご主人様ので、ぴっちり埋まってる・・・)
快感に表情を恍惚とさせ、全身をわなわなと震わせながら、彼女は『女の幸せ』を満喫していた。
12歳の少女、アカネは、男の肉栓によって自分の狭穴を隙間なく埋められ、痺れるような恍惚感が全身を支配していくのを感じていたのだ。
そして青年はその位置で動きを止め、アカネの膣肉が自分の肉茎に馴染むのを待った。
こりこりとした硬さの残る、まだ使い慣れていない少女の膣なので、あまり無理はできない。
確かに、この青く硬い膣肉の感触を荒々しく存分に味わってみたい衝動にも駆られるが、青年はそこをぐっとこらえたのだ。
そして、硬い肉をほぐすように、ゆっくり、じんわりと、腰を回し攪拌するように挿抜を開始する。
「ふぁ!! ああっああああっあああああああああッッッ!!!!」
その、少女の膣を労わるようなゆっくりとした動きでも、それを行う男の肉棒が大きければ、十分強烈な刺激になる。
アカネは、断続的な喘ぎ声をあげながら自由になる上半身をうねらせ、身悶えた。
最初は大きく、深い呼吸だったのが、青年のペニスの動きにあしらわれる内にだんだんと浅く短い、切なげな吐息に変わっていく。
「あ! ああっ! んあっ!! あっあっああっ!! あうっ、んんっ!! ごしゅ、じん、さまぁ!!!」
焦がれた主人のペニスで膣をえぐられる快感に、アカネの身体は激しく揺さぶられる。
そして彼女の上半身の動きは、青年の肉棒を深くくわえ込む下半身にも、当然のごとく伝わっていく。
その、痙攣にも似た震えは、アカネの固い膣に悩ましい収縮運動を与え、青年のペニスを、きゅ、きゅう、と絞り込んだ。
「アカネ、いいよ、気持ち良いぜ、それ。アカネのキツいマンコ、凄く気持ちいよ」
青年はだんだんと、スピードを抑えた動きを維持するのがつらくなってきた。
アカネの性器は、未だ発展途上ながらも、男を狂わせる魔性を秘めているのだ。
彼は、自身の中から沸き上がる荒々しい衝動を抑え、労るような動きで彼女を愛する。
その為に、青年はペニスの動きを時折休止させて、ゆっくり、じっくりとその未成熟な肉体を堪能した。
「ご主人・・・さま、も・・・と、もっと、つよく動いても、いいよ・・・」
青年の僅かな休止を自分への労りだと読みとったアカネは、彼の欲望を受け入れる従順さとも、さらなる快楽をねだる強欲さとも、どちらともとれる言葉で、男を誘った。
その肉体はまだ幼くとも、アカネの官能は女として成熟しつつあるのだ。
うわずり、荒い呼吸に言葉を途切れさせながらも吐いたそのアカネの言葉に、青年は唇を薄く持ち上げ、応えた。
「んじゃあ、お言葉に甘えて」
青年は、ピッチも、力強さも、さっきとは倍も大きくして、12歳の膣を蹂躙した。
ちゅぐ、ちゅぐ、ちゅぐぐ、ぐちゅう
「やあっ!! や、やっぱり、だ、だめぇっ!!!」
急激に力を増した攻めに、アカネの性感も一気にペースをあげた。
子宮を突き上げるほど深く押し込んだペニスを、カリが外に出るくらいまで引き抜き、そしてまたゆっくりと押し込む。
その、少女の膣の隅々まで擦りたてる刺激は、アカネの性感をいともあっさりと絶頂へと導いていく。
しかし青年は、そんな彼女を一気にアクメの八合目まで押し上げたまま、突然ペニスを抜き去った。
「あああああああああああっっっっ!!! っあん! あ、いや、いや、いやぁあっ!!」
あと一息で高みへと上り詰めようとしていたアカネは、男から急に放り出されて駄々をこねる。
青年は、どんどん自分の抑えが効かなくなりアカネに無理を強いることになると危惧し、いったんそこで彼女への攻めは中断したのだ。
成熟しつつあるアカネの『女としての官能』に対して、青年は慎重だった。
彼女の破瓜の際に、無理をさせてしまったことが未だ尾を引いているのだろう。
しかし、むしろ青年は、慎重になりすぎて彼女の本当の気持ちを見失いがちになってしまう現状を、自覚しなければいけない。
「ご主人様・・・こんなところでやめられたら、わたし、狂っちゃうよ・・・。おねがいだから、ちゃんと、さいごまで・・・」
こちらを振り返って、アカネが哀願する。
アカネの言葉に青年はしばし葛藤し、逡巡のあとようやく、そうだな、と肯いた。
いつかは進むべきステップなのだから、
彼は再び彼女の狭穴に挿入し、突き上げるピッチを少しずつ上げていった。本格的に、彼女を絶頂へと導く行為を開始したのだ。
「あ・・・・、あっ、ごしゅじんさま、すごい・・・。わたし、いたくないよ、きもちいい・・・」
アカネは、青年が自分を気遣うあまり手加減してしまわないように、その身に起こっていることを正直に伝える。
言葉と身体で、自分がすでに大人の女になり始めていることをアピールする。
「ああ・・・あん、あふぅ、ンンっ、きもちいい、ご主人様、きもちいい、すごいよ・・・」
青年のピストンが、だんだんと容赦のないスピードへと変わり、荒く、力強いものへと変化していく。
彼は、先程は理性を働かせて抑制した、12歳の少女が持つ固めの膣を存分に楽しむという禁忌に、あっという間に夢中になった。
青年が腰を打ち付けるたび、アカネが上げる呻き声が、少しずつ甘くなっていく。
「んん、くぅ、だめ、きちゃう、きちゃうよ、ご主人様、もう、きちゃう・・・」
「アカネ、いきそうなのか?」
彼女は、これまでペニスの挿入による絶頂を経験したことがない。
それは青年の慎重さからくる歯止めのためだ。
特に今までは、膣奥を強く突きすぎるとまだまだ痛むようだで、青年の攻めによって彼女が性感を高めていっても、その時折に表情を痛みにしかめていた。
そして彼も、アカネのそんな表情を見ると、そこを押して無理をしようという気が萎えてしまっていた。
だが本日の交合は、随分とアカネの感度もよく、彼女の言うとおり痛みもないようだ。
その反応に安心し、青年は思うがままにアカネの膣粘膜をこすり上げる。
「うあああんっ、これ、きちゃう、きちゃうよぉっ!! はじめて、ご主人様のオチンポで、きちゃうよッ!!」
「ああ、アカネ、イって、いいよ」
青年はそういって、彼女に絶頂を与えるべく彼女を突き上げるピッチを上げた。
脂肪の少ない少女の尻に青年が腰を打ち付け、太い剛直がその長さを生かした最大限のストロークで何度も何度も責め立てると、いよいよアカネのクライマックスが訪れた。
「ご主人様ぁっ!! うん、んん、んああっ、きちゃう、だめぇっ! いやぁぁっっっっっ!!!!」
アカネは、初めて男のペニスを胎内に受け入れたまま絶頂した。
身体を小刻みに痙攣させ、その秘所は男の精液を求めて震え、肉棒をくわえ込んだ膣穴をきゅきゅと締め上げる。
しかし青年は、男の情を求めて悩ましく蠢く誘惑に抗い、ここで精を漏らすことはなかった。
歯を食いしばって射精の欲求を堪え、彼女がアクメに放心している内にゆっくりとペニスお引き抜いた。
いつもならば、青年は守護天使の子宮に精液を流し込むことに躊躇などせず、思うがまま射精し、そして続けてセックス可能な恐ろしいほどのタフネスさを見せるのだが、本日は少々趣旨が違う。
今夜の主役はあくまでもモモで、今この時間は彼女の準備のために当てている時間だ。
アカネやラン、ユキを満足させるのは男としての意地のようなものがあるのだが、あまりここで張り切るわけにはいかなかった。
その後に控えるモモを抱く体力のバランスを考えるならば、ここでの連射は避けたいところだ。
そして今度は、まだアカネの愛液にテラテラと光るペニスを、休む間もなくアカネ以外の性器にあてがった。
「ああっ、ご主人様、嬉しい!」
自分の秘所に男の感触を感じて、ランは歓喜の声を上げる。
三段重ねの一番下にいるランの性器を、青年は一気に貫いた。
「ひああああっ!!」
先程のアカネの時に比べると、随分と乱暴な挿入だ。しかしそれはもちろん、ランに対して愛情がないから、というような理由ではない。むしろその逆。
青年が守護天使たちの中から最初に抱いたのはランであり、それ以降今まで、何度も何度も身体を重ねあってきた。お互いの身体を知り尽くした、一番馴染みのある関係とも言える。
だからこそ青年は、ランがなにを待ち望むのか、手に取るように分かる。
そしてランは、自分に気を向けてくれた彼が、間違いなく自分を気持ちよくしてくれることを知っている。
そんな阿吽の呼吸から生まれる青年の動き、そしてランの蠢きが、それぞれお互いの性感を確実に高めていった。
「ラン、おまえの膣内(なか)、気持ちいいよ」
「は・・・い、ラン、も、・・・ランも気持ち良いです、ご主人様のお・・・おちんぽで、いっぱい突かれるの、だい好きですぅ・・・」
そんな言葉も、二人が交わるたびに何度も繰り返されてきた。二人にとってそれは、当たり前のようなこと。
だが、そんなあたりまえの言葉を掛け合う行為も含めて、二人はセックスを楽しんでいた。
ずんずんと力強くランの膣をえぐり、子宮口に激しいノックを繰り返す。
深く突いたかと思えば、今度は浅い入口あたりを捏ねるように擦る。
そして彼女が好きなGスポットへの攻めも、巧みに織り交ぜてやる。
例え馴染んだ相手とはいえ、青年は攻めを単調にしたりしない。
ピッチを変え、強弱を付け、腰を回し膣を混ぜ、掻き回すような動きでランを責め立てる。
「あっ!あっ!あん!あっ!ああん!はぁあん!ああっ、ごしゅじんさまっ、ごしゅじんさまぁっ!!」
ランは、青年の動きに翻弄されながらも、彼が与えてくれる快美感を、幸せそうに享受していた。
もちろん、自分だけが満足するのではなく、最愛の主を喜ばせることにも懸命だった。
彼女は、悩ましく吐息を漏らしながら自分の膣を締め、膣内の襞を絡みつかせるように腰をうねらせて、青年を迎えた。
自分の肉体体で青年が気持ちよくなることがランにとっての幸せだったから、おのずと奉仕することにも貪欲になる。
「うあああっ!! やだ、だめぇ! ごしゅじんさまぁ、もう、だめぇっ!! ラン、おかしくなっちゃいますっ!!」
今の彼女は、二人の少女の下になり、その身を青年と密着させることが出来ない。
そんなもどかしさを、青年に呼びかけることで紛らわせようとする。
自分の肉体が青年によって感じ、心が満たされていることを、強い声で伝えようとしているのだ。
青年はそんな彼女の高まりを充分に感じ取り、ペニスによる攻めで応じてやる。
「・・・ラン、そろそろ・・・」
青年が、ランの締め付けに呻きながら、声をかけた。
確かに、青年も順調に射精に向けて高まってきている。だが、今の彼が言う『そろそろ』は、自分の射精を告げるものではない。
その言葉を正しく理解したランは、少しだけ寂しげな笑みを浮かべたあと、応えた。
「はい・・・。でも次は、ランの膣内(なか)で、いってくださいね・・・」
今、青年を自分が独り占めしているわけではないことを、ランは十分に理解している。
自分の上に重なっているユキが、自分と青年のまぐわいを切なそうな瞳で見ていることを知っているからだ。
そうやってお預けにされて居るのはとても辛いことだとも体験しているから、自分だけが愛されているのも、申し訳なく思う。
だから、青年には、自分たちを均等に愛して欲しいと思っている。
「わかった、次はランの子宮にたっぷり注いでやるからな、覚悟してろよ?」
そういって青年は、彼女の中の名残を惜しむように、思いっきりピストンを開始した。
「ひあ!あむぐっ!!」
ランの嬌声が封じられた。
青年の猛烈な攻めに、再び大きな嬌声をあげそうになったランの唇は、彼女に覆い被さっていたアカネの唇によって塞がれた。
先程青年によって幸せを与えられたアカネは、ぐったりと身体の力を失い、ランに身体を預けていたのだが、自分の下で揺れるランの身体にようやく意識を回復した
そして、自分に引き続いて青年に愛されるランの痴態を見て、普段のクールさを取り戻したアカネは、ランに少しの意地悪をしてみたくなったのだ。
やや無理矢理に差し込まれたアカネの舌がランの舌を捕らえ、少し乱暴に絡みついていく。
青年とするキスとは違った女同士のキス、そして自分を突き上げる青年の肉棒。
同時の刺激にランの精神は混乱し、その快感は次第に混ざりつつあった。
ランとアカネ、姉妹のような二人のキスを上から眺めながら、青年は荒々しく腰を打ち付ける。
パンパンと肉を打つ音をさせて、強い動きで彼女の膣内を貪る。
彼女の膣奥からあふれ出した白く泡立つ愛汁が、青年の激しい動きによってはしたなく飛び散った。
「んんんんんんんんーーーーーーーーーっ!!!!!」
そして、青年の激しいピストンにより、それまで充分に高まってきていたランはあっさりと陥落した。
唇を塞がれて言葉を出せず、喉を震わせる音だけが次第に強くなり、押さえつけられた身体を大きく痙攣させて、ランはアクメを迎えたのだ。
「ずるいよ、ランねえさん。次はわたしの膣内(なか)に出してもらう番だったのに・・・」
荒い息を吐きながら唇を解放したアカネは、少し意地悪な笑みを浮かべてランに言った。
未練がましく締め付けて放そうとしないランの膣から、ようやくペニスを抜き取った青年は、仲のいい(?)姉妹のような二人を満足げに眺めていた。
「もう、あんまり焦らさないでくださいまし!」
そして、最後に残されたユキが抗議の声を上げた。
一番最初に挿入寸前まで弄られていた彼女だが、『年上だから』などという理由のためにお預けを喰わされていた。
三段重ねの一番上にいる彼女は先程まで、主人に愛されて幸せな嬌声をあげる妹分たちを見せつけられ、身体が疼いてしまうのを必死に堪えていたのだ。
「いやぁ、スマンなァ・・・」
そういって悪びれもしない青年は、限界まで膨張したペニスをユキの花芯にあてがうのだが、膣口周辺を嬲るだけでまだ挿入する気配がない。
実は、先程アカネ、ランを立て続けに絶頂させた際、彼自身もかなりきわどいところまで性感が高まってしまっている。
このまま続けてユキの膣内に挿入しても、ものの三こすりもすれば射精してしまうだろう。
さんざん焦らせておきながら入れてすぐに果ててしまうようでは、男としての面目もないし、なにより彼女が可哀想だ。
だから彼は、この期に及んでまだ彼女を焦らすフリをしつつ、呼吸を整え、少しでも射精を遠ざけようとしていた。
「もう、もう! ご主人様ァ!! 早くお情けをッ!!」
ユキの声にはいつもの清楚な淑やかさは残っていない。男に焦らされ、不完全燃焼の性欲だけがどんどん高まりその身を焦がす、浅ましい女の性(さが)が露わになっていた。
青年も、さすがに少し焦らしすぎたことを反省したようで、一呼吸おいて射精感の落ち着いたペニスをユキの濡れそぼる秘所に、ずぶりと差し込んだ。
「アアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
ユキは、青年に押し込まれるまま大きく背を反らして、声の裏返った甲高い嬌声をあげた。
焦らしに焦らされて燻っていた官能の火種が、一気に燃え上がりユキを焼きつくす情の炎となる。
彼女は、待ちわびた青年の深い一突きだけで、強烈に気をやってしまったのだ。
「本当に、待ちきれなかったみたいだねぇ」
青年はそうやって声をかけつつも、ぐん、ぐん、とリズミカルに子宮を押して、彼女のアクメがより深く爆発するように舵を取ってやった。
そして、彼女を燃やしたアクメが収束し始めたのを読みとると、青年は、それを許さないとばかりにピストンを開始した。
絶頂の忘我に身を沈めかけていたユキの精神は、力強く自分の肉体を突いてくる青年のペニスに追い立てられるように、再び新しいアクメへと昇り始めた。
「・・・・・・・ん、んん、んあぁっ、ああっ、はぁんっ、だめ、いけませんご主人様、私、今、果てたばかりでッ・・・」
ユキが、辛うじて動く唇で言葉を紡ぐ。
しかし、彼女が伝えようとした意図は、青年にしてみれば最初から承知の上で、狙って行ったことでもある。
彼女の哀願も、予定通りで心地よい。
「待たせた分、たっぷりと、ね」
青年はそういって微笑む。彼女たち守護天使達が知るいくつかの笑顔、その中でも、少し意地悪な笑み。
この笑顔をしたときの主人は、彼女たちを簡単に解放したりしない。
彼は、ユキを攻める腰の動きを、どんどん容赦ないものにしていく。
そして、彼の眼下にいる、三重重ねの一番下、ランに目配せして、彼女にも手伝わせた。
「ユキさん、ランもお手伝いしますね?」
そういってランは、自由になる両手をユキの白く柔らかな乳房に伸ばし、掴むようにこね回した。
「ら、ランさん! 胸は、胸は許してくださいっ!!」
ランは、いつもの青年の見よう見まねでユキの、つきたての餅のような乳房を揉み、尖った乳首を指先でこりこりと転がした。
そうしている間にも、青年の強くねちっこい腰遣いが、ユキの官能を休み無く責め立てている。
「はあうっ!! んああんん、だめ、だめです、また、またッ、また果ててしまいますぅっ!!」
彼女の体内奥深くまで咥え込まされた肉棒が、青年の荒々しい動きによって引き戻され、また深く埋め込まれる。
大きく開いた亀頭の傘が、彼女の奥からあふれる愛液を掻き出し、泡立ちしぶかせた。
ぱぁん、ぱぁんと肉打つ音を響かせて青年の腰が強く打ち付けられるたびに、飛び散り漏れる愛液が、ユキの下にいるアカネとランを濡らしていく。
「すごいな・・・ユキねえさん、びしょびしょに濡れてるよ? ふふっ、ずいぶんと、はしたないね・・・」
「あ、アカネさん、言わないでぇ、そんなことっ!!」
俯せの状態からアカネが振り返って、ユキをからかう。
普段は上品なユキのあられもない乱れようは、確かにアカネでなくともからかいたい気持ちにさせる。
「いいよ、ユキ。いっぱい乱れて、イキまくってもいいんだ」
「あああああうんんんッッ!! あはあッ! そんなッ!! だめッ!! いく、また、いきます、いっちゃいますぅっ!!!」
彼女の声に合わせて、青年はピストンを早めた。長いストロークを、強く、早く、何度も擦りたてる。
そして、青年に導かれ、またもユキが絶頂する。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!」
ぷしゅ、とまた新たな愛液を噴きだして、ユキが果てた。
唇をわなわなと震わせて、焦点の定まらない瞳をとろりと恍惚に揺らす。
しかしまだ、青年はユキを解放しない。
彼女が浸る絶頂の浮遊感を持続させるべく、青年は巧みな腰遣いを続ける。
「だめ、だめ、や、やああっ!!」
絶頂に身を漂わせるいとまを与えず、青年はペニスの出し入れを続けていく。
しかし、さすがに彼にも余裕が無くなってきているのか、しだいに動きも単調になってきた。
「ユキねえさん、もっとイきたいよね? わたしも手伝うよ」
そんなタイミングで、今度はアカネがユキの愛撫を手伝いだした。
アカネは、自分の背中側、尻の上にあるユキの性器に手を伸ばし、青年の激しいピストンの邪魔にならないよう、ユキのクリトリスを探し当てた。
「いやッ! ダメっ!! アカネさん、そこだめぇっ!!!」
きゅ、
「ひぐっ!!!!」
アカネによる肉芽への急な刺激に、ユキは悲鳴を詰まらせた。
そして今度は、同時に別の部分に刺激が加えられた。
きゅ、きゅ、
「ひいっ!!」
ランがアカネを真似て、乳首を強くつまんだ。
二人の後輩守護天使たちによって、ユキはいとも簡単に、新たな絶頂に近付いていった。
ずぐっ、ずぐっ、ずぶっ、
「ひぃぃぃぃっっ!!!」
そして、それらの愛撫を踏み台にして、青年の激しい突きがユキにとどめを刺す。
ユキは、三人掛かりで攻められ、身も世もなく快感に狂い、そして声を引きつらせて叫んだ。
「いく! いく! いきます! いく! い、いくぅーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!」
盛大に叫びながら、ユキが何度目かの絶頂を迎える。
その瞬間、ぎゅ、ぎゅ、と締め付け、びく、びく、と激しい痙攣を起こしたかのような膣襞の動きに、いよいよ青年も限界を突破した。
「ユキッ、俺もいくぞ、膣内に出すぞッ!」
「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッッッッ!!!!!!」
ビュク!ビュウウッ!ブビュウウッッッ!!!
未だ絶頂に打ち震えるユキの膣奥、子宮の中に、青年はどくどくと熱いマグマのような精液を放出した。
「・・・・・・ああ・・・あつい・・・」
身体の内側から焼き尽くされるような激しい熱液を受けながら、ユキはようやく自由なアクメの海に放り出され、恍惚に身を沈めることを許された。
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ずるり、と青年がユキの膣穴からペニスを抜き取った。
どさり、と力尽きたユキが、アカネの背中から滑り落ちた。
それが合図になって、下になっていたランとアカネが身を起こし、起きあがった。
「ふう、気持ちよかったよ、みんな」
青年の言葉に、はにかんだ笑顔を見せたアカネとランは、いまだその身に快楽の火を燻らせながら、それぞれが後始末を行った。
ランは、ユキの性器へ顔を寄せ、ごぽりとあふれ出してくる愛しい主人の精液を、ずじゅるとはしたない音を立てて啜った。
アカネは、ペニスを濡らす自分たち三人分の愛液と、先端から伝う精液を、舌で舐めしゃぶりながら清め、尿道に残った精液もストローの要領で綺麗に吸い出していく。
事後の奉仕を受けながら青年はそんな光景を眺め、心地よい脱力感に身を任せていた。
そしてふと、時計を見たあと、部屋の隅にいるであろう、モモを見た。
相変わらず、切ない表情をこちらに向けて、それでも懸命に言いつけを護って秘部をまさぐっている。
モモに課した自慰の時間は、彼女自身のマッサージの時間である。
それを開始してからユキ達との4Pをこなしたが、まだまだもう少し時間を割かねばならないようだ。
(そうだな、このあともう一回ラン達とやるくらいの時間が、ちょうど良い頃合いかな?)
そんな算段を立てた青年は、次はどんな体位でユキ、ラン、アカネの三人を愛してあげようか、などという思索に耽り始めた。
#############################################
177 :
50:2006/08/20(日) 22:41:32 ID:Bdh5K3+n
以上です。
計画性無く書き進めるとひどい状態になる、という問題点を、また思い知りました。
なんか横道にそれまくっているような。
>>177 GJ!!待ってましたよ!
これは次回完結できるのか・・・?
GJ!!この流れは次回でいよいよモモが・・・・
180 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 21:43:53 ID:4DAl5ncO
GJ
おお、GJ〜。
4Pなのに、最初のアカネで我慢できなくなった俺は早漏ですか、そうですか。
続きも楽しみにしてます。
ご馳走さm…え、何?メインディッシュがまだですと?
こんな作品を無料で楽しめて幸せを感じる平日の夜
続きも楽しみにしてますよ〜><b
(゚∀゚≡゚∀゚)新作キターかな?
(゚Д゚)
・゚・(ノД`)・゚・誰もいない…
確かに、もっとSSが読みたい。
ラブラブなのがいいなぁ。
ミカさんの、エロエロで、それでいてご主人様一途な可愛らしさの溢れるSS、読みたいなぁ。
ちなみに『劇場版モモいじめ』、進捗度70%。頑張ってます。
いやぁ、ホントに過疎スレだ。
俺もコミックス読み返そうと押し入れの奥を探してみたら、1巻しかみつからんかった。
あと、読者参加企画の、モモからの返事ハガキがあったはずなんだが、見付からん。
モモいじめマダカナ〜?
モモからの手紙かぁ・・・・
が、しかし書いているのは・・・・
メガミ様
過疎だな・・・・
いま書いてる職人さんも、一人だけだし……。
このスレはモモいじめのスレになってるよな。
よし、DVD借りてきて一回見直そう
CHU!がTSUTAYAにない・゚・(ノД`)・゚・
>>194 TSUTAYAは、地域によっては、他の店舗からソフトを取り寄せてレンタルしてくれる店もあるから、一度店員に聞いてみるといい。
「すいません、『天使のしっぽChu!』というアニメを探してるんですが」
「かしこまりました、『天使のしっぽ2』ですね?」
「違います」
「は?」
「『2(ツー)』じゃありません、『Chu!(チュッ!)』です」
「ちゅう、ですか……」
「いえ、ちゅっ!、です」「……」
「……」
羞恥プレイ。
可愛い女の店員を狙え。
つーか、兄か洒落で(ry
ほす
落ちたりしませんように。
投下がないなぁ。
待つか書くかのどちらかだな
201 :
50:2006/09/17(日) 18:23:34 ID:0vKIShLm
それでは、モモいじめの完結編を投下します。
相変わらず、長いです。しかも、エロ以外の部分が。
とりあえず、全体を通して「しっぽ」らしくなるようにしてみたんですが、微妙かも。
壺っぽい改行は、今回も仕様です。
そこのあたりを踏まえつつ、お暇な方は、お付き合いのほどを。
例によってスルーされる方は、『モモいじめ』でNG登録を推奨します。
ぴちゃぴちゃ、ずるずちゅ、と湿った音。
アカネが、青年のペニスに舌を這わせ、四人の体液が混ざり合ったドロドロの液体を舐め清めていく。
ランが、先程青年がユキの子宮に放った大量のザーメンの、ドロリとあふれ出たものを舐め、それでもまだ膣内に収められているものを唇で吸い出した。
今、青年は、モモを部屋の隅で待たせたまま他の三人を満足させるべく同時に抱き、ユキの子宮に本日二度目にしては濃厚な精液を流し込んだところだった。
閉め切った部屋の、夏特有の蒸し暑さが、程良い気怠さとなって青年を包む。
全身の汗腺から吹き出した汗も、先ほどの交わりで守護天使たちの汗と混ざり合い、甘く匂うように感じられた。
情事の後の彼女たちを眺め、他愛ない触れ合いでじゃれ合うのも、青年にのみ許された貴重な時間だ。
そんな幸福な時間に身を置きながら、青年はこの後の行動に思案を巡らす。
彼はモモの準備にかかる時間をかねあい、あともう一回戦が可能だと踏んだ。
先ほど読んだローションの説明書に書いてある内容だと、そこそこの時間が必要ということになっている。
そうなれば次も続けて、ラン、アカネ、ユキをどうやって可愛がってやろうか、などと考え、その趣向に思いを巡らせていた。
・・・・・・のだが、待て、少し様子が変だ、と何かに思い至った。
「・・・・・・やべ、ユキがダウンした!」
先程からしばらく時間がたつものの、ユキが起き上がる気配がない。
普通は、彼女が絶頂して気絶したのか、そのまま疲れて眠ってしまったか、とも考えるべきなのだろう。
しかし青年には、他に重大な、思い当たる節がある。
彼は慌てて立ち上がり、ユキをお姫様だっこで抱えて、風呂場へ急行した。
狭いユニットバスの中に彼女の身体を座らせ、蛇口全開で水を張る。
ユキは、生前のトラウマから、火や熱を嫌う。
クーラーのない真夏の閉め切った部屋、しかもみんなが激しい情交を繰り広げていた場所。
最年長の彼女は、ある程度そのトラウマを克服できているのだが、あの蒸し暑い部屋、激しいセックスの中でその自制が働くとは思えなかった。
それ故のダウンだろう。
「ご主人様、これ・・・」
全裸のままのアカネが、小さな保冷剤をもってきて差し出した。
トラウマに倒れた仲間を気遣って、台所から風呂場へ届けに来てくれたようだ。
冷凍庫の中でカチカチに凍らせた保冷剤のビニールパックを、濡れタオルで包んでユキの額に載せてやる。
わずかに、ユキの呼吸も落ち着いたように思えたので、青年も一安心。
水張りのタイマーを安全な量にセットして、ユキにはしばらくここで安静にしてもらうことにした。
青年が部屋に戻ると、室温が若干下がったように感じられた。
ランが少しの間だけ窓を開け、換気をしてくれたようだ。
部屋の隅で自慰を続けているはずのモモも、この時ばかりは少し休憩。
ちりん、と風鈴の音がして、たいして涼しくもない風が流れ込んできた。
それでもなんのことはない、熱帯夜の外気と同じ温度になっただけなのだが、彼らには大きな違いだった。
先程の室内温度は軽く外気温を超えていたのだから、尋常ではない。
『まるでサウナ室のようだ』といったありがちな表現が、ウンザリするほどよく似合う。
セックスの後に訪れる心地よい気怠さを味わうにはちょうどよい環境なのかもしれないが、それが過ぎてしまえば、ただ蒸し暑いだけの部屋でしかない。
ユキでなくてもダウンするだろうこと請け合いだ。
しばしの休息。
「モモも、少し休め。水分も補給しとかないと、ユキみたいにダウンしちまうからな」
「は・・・はい、ありがとうございます、ごしゅじんさま・・・」
青年は、彼女に冷えた麦茶のグラスを手渡した。
す・・・。
「あっ」
そのときに触れた青年の肌は、先程までずっとお預けを食わされていたモモにとっては、心を蕩けさせる絶妙なコミュニケーションだった。
モモは、そんな他愛のない触れ合いで得られる小さな幸せを感じながら、からからに渇いたのどを麦茶で潤した。
モモに次いで、ラン、アカネにも、冷蔵庫からもってきた冷えた麦茶をコップに注いで配り、青年も一息ついた。
気を利かせたランが、一口ほど麦茶を飲んだあと、うちわで青年をぱたぱたと扇ぐ。
「ご主人様、かぜ、気持ちいいですか?」
ランが作った風は、青年に暖かい空気を運んでくる。
涼しい、といった言葉からはほど遠い温度だが、それでも青年は心地よい。
全裸の美少女が、自身は汗をかきながらも主人に尽くし、うちわで扇いでくれるなどという状況は、中近東の大富豪が持つハーレムを連想させる。
「フフ、ご主人様、いいこと思いついた」
ふと、アカネがこれまた当然全裸のまま、小さな含み笑いと共に呟いた。
彼女は、氷を浮かべた麦茶のグラスを頬に当て、その冷たさを楽しんでいたのだが、その状態からなにやら閃くものがあったらしい。
そのグラスをもったままアカネは青年に寄り添って、やや怪しげな、何かを含んだ笑みを浮かべ、麦茶を飲み干した。
からん、と澄んだ音をさせてグラスの底に残った氷を、アカネはもう一度グラスを傾けて口に頬張る。
そして彼女は、がり、がりがり、と音をさせて氷を噛み砕いた後、その欠片がまだ溶けきる前に急いで、
「あむ!」
青年のペニスを頬張った。
先ほど盛大に射精し、今は大人しくすぼんでしまった青年の局部に、ひんやりと冷たい氷の感触。
突然の刺激に青年は声を上げて呻いた。
アカネは、口の中に含んだペニスと、そして未だ残っている氷の欠片を、舌で撹拌する。
麦茶と氷によって冷やされたアカネの口内は、ひんやりと青年のペニスを冷やす。
しかし、その刺激によって彼のペニスは急激に膨張し、熱を帯び始めた。
ちゅく、ちゅ、ちゅぱ・・・ちゅちゅ・・・
アカネ本来の体温、そして勃起を始めた青年のペニスの熱で、ひんやりとした氷の冷気は早々と失われつつある。
しかしそれでも、彼女は、自分の口内にある男性自身が氷の温度差で引き締まり、普段のフェラチオとはまた違った感触で存在をアピールするのを、新鮮な気分で楽しんでいた。
「・・・・・・んちゅ、ぷは、・・・フフ、どうだった? ご主人様、たまにはこんなのも、いいよね?」
すでに充分な強度で回復したペニスに頬ずりしながら、アカネが青年を窺う。
悪戯を成功させた子供のような、そんな無邪気な笑みと、早くも情欲に燃えだした牝の瞳が、12歳の少女の表情に宿っていた。
その蠱惑的な表情に、青年の胸はムラムラと熱く燃え始める。
青年は、ランやアカネのそばで、ちびちびと麦茶を飲んでいたモモに視線を送った。
「モモ、もうすぐ、お前を抱いてあげるから。だからもう少し、我慢して待ってるんだ。いいね?」
彼の指示にモモは、は、はい、とドモリながら返事をし、性愛の宴が再開されたことに身を固くした。
そして青年がランに視線を送ると、うちわを揺らしていたランがこくりと肯いて応じた。
言葉もなくランは青年の意図を読みとって、部屋の窓を再び閉め切った後、先程アカネがしたように、麦茶を飲み干し、氷を噛み砕いて自分の口中を冷やし、青年の肉棒を深く頬張った。
冷えたランの口内粘膜と舌により、ぞくぞくする絶妙な冷温フェラチオで奉仕され、青年のペニスはいつもよりも固く、引き締まった勃起を果たした。
「よし、ラン、アカネ、次、いこうか」
その勃起を誇らしげに掲げ、青年は再び、二人の守護天使たちを組み敷く宣言をした。
そのとき。
ずる、ずる、・・・・・・ずる、
何かが這いずる音。
青年が、びくりと驚いて、振り返る。
ずる、ずる、と這いずる音は部屋の外から聞こえ、こちらに近付いてきていた。
青年達がいる部屋の外、玄関や台所のあたりから近付くその音には、ぴた、ぴちゃ、と水の滴る音も含まれている。
そしてとうとう、その影が部屋の入口を窺い、白く細い腕が見えた。
水に濡れた、長い髪の女。
こちらに向けられた顔、だがそれは水でずぶぬれに湿って黒髪が張り付き、表情も見えないくらい顔に張り付いている。
ただ唯一、黒髪の隙間から見える二つの目玉だけが、こちらを見ていた。
この光景、まるで、先日みんなで見たジャパニーズホラー映画「リング」の、貞子が這いずり登場する恐怖シーンそのものだ。
・・・・・・だがまぁ、青年をはじめとして、ラン、アカネ、モモは、別に、「見たら死ぬビデオ」を見たわけでもなく。
もちろん「呪怨」のように、ひたすら人を呪い殺す霊が住み着いた部屋で生活しているわけでもなく。
びっくりはしたものの、怖がるわけではない。
「・・・・・・みなさん、私をのけ者にして夜伽を続けようなんて、許しませんからねぇ〜〜〜っ!」
ぜーぜーと苦しげな息をしながら、絞り出すような声でしゃべり出した、貞子モドキの女。
そんな、どう見ても体調の快復していないユキの声を聞いた青年は。
(そんなに無理しないで、ゆっくり休んでればいいのに・・・)
と、ヘビのような執念でセックスに参加しようとするユキを評した。
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そして、ランとアカネに加え、何とか回復したユキの3人を抱いた。
当初青年は、ラン、アカネのどちらかに射精し、あとの一人は本日お預けにする予定だった。
女達を四つん這いにさせて、三人の尻を並べてみる。
ユキの尻、ランの尻、アカネの尻。
その、何とも扇情的なポーズを取らされた三人の尻が並んでいるのを満足げに眺めた後、思いのままにそれを犯す。
それぞれ異なった楽器の音色を楽しむかのように、ユキ、ラン、アカネを抱いて、彼女たちの牝の官能を充分に可愛がってやり、その甘い嬌声をあげさせた。
そして先程の約束通り、最後はランの膣奥深く肉棒を挿入し、彼女の絶頂と共にその子宮の中にたっぷりと射精した。
青年は、腰の奥に溜まっていたマグマをすべてランの胎内に流し込み終え、そのあともしばらく、アクメの幸福感に打ち震えるランの膣内で射精の余韻を味わっていたのだが。
「・・・・・・いいな、ラン姉さん。ユキ姉さんも、ご主人様にいっぱい出してもらったし・・・」
いじけるように二人の姉を羨ましがるアカネは、その表情のまま、つい、と青年に視線を向けた。
ペットの動物が飼い主に向ける、かまってもらえない寂しさを込めた切なげな瞳。
青年は、自分の精力を温存して、この後はいよいよモモのバージンブレイクだな、と覚悟を決めていたのだが、アカネの潤んだ瞳はそんな彼の甘さにすがりついてきた。
モモにはさんざんお預け放置プレイを徹してきた青年だが、それはあくまでも、この後のことを考えてのこと。
苛めた分、それ以上に彼女を可愛がってあげるつもりでいた。
青年は、12人の守護天使たちを、すべて愛している。
だから、アカネ一人だけが、気のない扱いをされた不公平感を感じているというのは、青年にとっても避けたい状態であった。
そして結局、みんな平等になるよう、もう一回戦を行い、最後はアカネに膣内射精して、彼女を満足させてやることになった。
そんなわけで、青年は当初の予定以上にスタミナを使うことになったのだ。
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「あっああっあああっああっ、だめっ、だめぇっ、ご、ごしゅじんさまぁーーーーーーっっ!!!」
アカネのうわずった声が、絶頂に震えた。
正常位で組み敷かれた彼女の絶頂と同時に、青年も堪えきれず、射精する。
ドクン、ドクンと力強く脈打つ青年の肉棒からは、若さあふれる新鮮なザーメンが噴きだし続け、彼女の子宮の中をたっぷりと満たしていった。
「ふう、アカネ、気持ちよかったよ」
成り行きのような感じで再度抱くことになったアカネの身体だったが、それでももとより少女の肉体に不満があるわけではない。
青年は、抱くとなれば手を抜かず、誠心誠意相手を喜ばすことに専念するという、彼自身のポリシーもしくは男のプライドを俄然発揮して、アカネとの性交を堪能した。
アカネも、自分の子宮に愛する主人の精をたっぷりと受けたことで、この上ない満足感を感じていた。
二人でじゃれ合いながら、次第に治まっていく性感の波を惜しむ。
啄むようなキスの後、アカネが青年の頬に両手を添え、言った。
「ご主人様、私のわがまま聞いてくれて、ありがと。・・・あとは、モモを、ちゃんと愛してあげてよ」
アカネの、照れたようなお礼の言葉に、青年は無言で、ただ頷いた。
名残を惜しみながらもアカネの身体から離れた青年は、部屋の隅にいたモモを見た。
青年は、ローション取り扱い説明に書いてある所定の時間が過ぎた頃合いから、彼女の自慰を中断させて、体を休めるように指示していたのだ。
ただでさえ蒸し暑い部屋で一時間以上自慰を続けるのは、小学三年生相当の体力しかないモモにとっては非常に過酷だと判断したからだし、これからの本番に向けて体力の回復が必要と感じたからだ。
「モモ、お待たせ」
青年がモモにようやく声をかけたとき、彼女はユキとランに身体を預け、されるがままソフトな愛撫を受けていた。
愛撫といっても、肌を触れ合い優しくさすり合う、といった程度で、見ようによっては母姉妹のコミュニケーションのようにも見えてしまう。
「ごしゅじんさま・・・・・・」
そんな、ふわふわとした穏やかな心地よさに浸っていたモモが、青年の呼びかけに応じた。
ようやく、自分の番が来たことに、嬉しさがこみ上げてくる。
モモは、青年の元に駆け寄って、思いっきり抱きつきたい衝動を、堪えきれなくなってきた。
「・・・あれ・・・?」
しかしどうにもうまく身体が動かない。
もぞもぞと動くものの、立ち上がることはなく、彼女自身も不思議そうにしている。
その様子を不審に思った青年は、例のローションのボトルをもう一度、よく調べてみた。
(注意:しばらくすると全身が弛緩して、身体から力が抜けちゃうから、気を付けてね♪)
と、そんな注意書きが、隅っこのほうに、虫眼鏡レベルの小ささで書かれていた。
しかもラベルの模様に紛れて、非常に分かりづらい。
どうみても注意させるための文ではなく、後から書き足したいいわけのようなものだ。
やれやれ、と溜息を吐いた後、ぽい、とその用済みの空ボトルを捨て、青年はモモに近寄った。
(あまり動けないなら、それはそれで、やりようがあるか)
そして彼女の身体に手を差し伸べ、ゆっくりゆっくり、その小さな身体を持ち上げた。
繊細華奢な芸術品を扱うような慎重さでモモを抱きかかえた青年は、彼女の小さな身体、その軽さに、改めて衝撃を受けてしまう。
この、儚い身体の少女は、それでも健気な心で自分を慕っている。
そして自分の身体を捧げることで、主人に尽くそうとしている。
青年は、そんなモモを、改めて、強く、愛おしく想った。
・・・うず。
しかし、青年がモモを愛おしく感じるのと同時に、困った性分が頭をもたげた。
うずうず・・・。
彼は、自分の胸に身を預け、幸せそうなモモを見ていると、ほんの少し、彼女を苛めてみたい、という衝動が湧いてくる。
これからの本番を、急に延期する、とか言ったら彼女はショックを受けるだろうなぁ、などとよからぬ事を考えてしまった。
さすがに、さっきまでさんざん焦らしたのだから、これ以上苛めるのは、酷だろう。
ここは素直に抱いてあげるべきだ、とは、青年も充分に分かっている。
うずうずうず・・・
幸せそうな、今の表情の彼女も可愛いが、意地悪されて困った表情の彼女もまた、可愛い。
そんな彼女の表情を、自分が独り占めできる。
そう思うと、我慢できなくなってくる。
そして、つい。
「モモ、今日は、中止にしようか」
などと言ってしまってから。
やべ、と瞬時に青年は後悔した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふぇ・・・」
さっきまでの幸せそうな表情が見る見る曇っていき、瞳が悲しみに潤みだす。
もう、今にも泣き出しそうな、ギリギリのタイミング。
さすがに自分の過ちを後悔した青年は、すぐさま謝った。
「モモ、ごめん! 冗談だよ、冗談!」
「ご主人様! それはあんまりです!」
「モモちゃん、可哀想・・・」
「ひどいよ、ご主人様・・・」
その様子を見守っていた守護天使たちも、青年に非難囂々である。
「ゴメンよ、悪かった。言い訳にもならないけど、あんまりモモが可愛いから、つい、いじめちまうんだ・・・」
青年は、正直に、モモに気持ちを打ち明け、謝罪した。
もちろん、本人が言うとおり、そんなことは言い訳にもならないのだが。
そんな青年に、モモは、彼に抱かれたまま、力のこもらない腕を懸命に動かして、彼の胸を叩く。
「ごしゅじんさまの、・・・いじわる」
ぽか、ぽか、ぽかと、力無く彼女らしい抵抗を示した後、モモは彼を見上げた。
「・・・・・・でも、いいです。モモのこと、可愛いっておもってくれるんだったら・・・」
潤んだ瞳を青年に向けた後、羞恥に顔を真っ赤に染め、彼の胸元に顔を隠して言った。
「・・・・・・ごしゅじんさまだったら、モモのこと、いじめても、いいです・・・」
そして、ちいさな身体で懸命に、青年にしがみついた。
こんなに真摯な気持ちを向けられて、それに応えなければ男じゃない。
青年は、これからも、彼女を大事にしていくことを決心した。
それと同時に、少しの意地悪もしていくだろう。
そのどちらもが、青年の許された資格であり、幸福なのだと、深く理解できたから、彼女を伴って次のステップに進むことが出来る。
しかし、今日、これからのロストバージンくらいは、もう意地悪はしないでいてあげよう、と青年は思った。
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正座をして座るユキの膝に背中を預け、彼女の白いお腹を枕にして、モモが横たわる。
半身を少し起こした姿勢だが、脇から回されたユキの手がモモのお腹にあてがわれ、ごく自然な、リラックスした姿勢になっている。
まさしく、母と娘のスキンシップ、といった感じの光景だが、まだ18歳の若さにして『母』扱いされることにショックを受けるであろうユキを目の前に、青年はその感想を口に出すことはしなかった。
「モモさん、いよいよですね」
「・・・はい、ユキお姉さん」
モモを落ち着かせるように、ユキが優しくお腹をさすってやる。
先程までのローションオナニーの名残か、あるいはユキによる母親のような愛撫によるものか、モモは、とろんと穏やかにとろけた表情をしている。
「怖がらないで、ご主人様のことだけ、考えていればいいから」
「私たち三人も傍にいるから、安心していいよ」
彼女の両脇にいる、ランとアカネが、モモを支え励ますようにその手を握った。
二人の姉のぬくもりを掌から感じたモモは、小さくこくりとうなずいて、自分の身体と、心の準備がすべて整ったことを告げる。
そして、それを合図に、ランとアカネがモモの左右から彼女の足を持ち、大きくMの字に開脚させた。
主人の目の前、少女の大事な部分が大胆にさらけ出された。
細い足、小さな尻、となれば、当然、その性器も小さい。
その、ビラビラとしたはみ出しのない、シンプルな縦筋だけの小さな性器は、さも柔らかそうななりで、まるでふわふわのスポンジ菓子のような感触を想像させる。
先ほどまでの自慰の快感がいまだ身体に残り燻るせいだろう、その少女の縦筋からは、大量の愛液が染み出していた。
そんな淫らで、白く、すべすべとした無毛の恥部を、大きく主人に見せ付けるポーズをとらされているモモは、顔を真っ赤に染めながらも、抵抗はしなかった。
極度の恥ずかしがりやな彼女だったが、おそらくローションの中に含まれている媚薬の効果で、羞恥心よりも男を求める気持ちのほうが強く働いたのだろう。
「さぁ、モモちゃん、ご主人様にお願いしなきゃ」
傍にいるランが、モモを促した。
きゅ、と優しい強さで握られるランの掌、その温かさに勇気付けられたモモは、
「・・・・・・ご、」
と、小さく言葉を途切れさせるものの、それでも今度こそ、
「ご主人様、・・・・・・モモのバージンを、どうか、受け取って、ください・・・・・・」
主人を求める言葉をつむぎだした。
そして、モモの言葉に合わせて、彼女の両足を支えていたランとアカネが、さらにモモのシンプルな秘部に手をあてがい、
くぱ、
と割れ目を開いてやった。
薄いピンク色の粘膜が露出され、部屋のあかりに滑った輝きを見せる。
長時間のオナニーによって十分充血してはいるものの、まだほんの小さな粒でしかない少女の肉芽も一緒に露わにされた。
そして、とろり、と内に篭められていた愛液が大きな雫となって滴り、布団に零れ落ちると、そこにジワリと広がりシミをつくっていく。
その、少女の少女らしからぬ淫靡な光景に、青年は目を奪われ、思わず大きく唾を飲み込んでしまう。
「あぁ・・・ご主人さまぁ・・・・・・」
自分の割れ目を二人の姉の指によって開かれ、秘めた粘膜を外の空気にさらしたモモは、その部分を注視する青年の視線を感じた。
無論、過去今までに行った青年との睦み事において、何度も見られ、触られもしたことのある場所なのだが、今日はその意味が違う。
今夜、たった今から、青年の目にさらしているこの大事な場所を、本当の意味で捧げる事になるのだ。
「恥ずかしいです・・・、見られるの・・・・・・」
だから、その青年の視線は、特別だった。恥ずかしい、それでも青年に見てもらえることが嬉しい、そんな複雑な、奇妙な高揚感を彼女は味わっていた。
そしてようやく、下半身一点に向けられていた青年の視線がモモの瞳に向けられ、先ほどの願いに答える。
「うん、貰うよ、俺が、モモのバージンを」
「・・・あ、ありがとうございます、ご主人様・・・」
モモは、ようやくこの時を迎えられることを、喜んだ。
青年は、自分の前に大きく足を広げて差し出された少女の裸身を前に、大きく深呼吸をした。
それはただ単に、これから少女の身体で味わう性感を前に、みっともない暴発を防ぐための深呼吸、というだけのものではない。
モモのロストバージンを、彼女にとって幸せなものにするためにはどうしてやるべきか、それをもう一度自分の心に言い聞かせるための深呼吸でもある。
そして、モモの広げられた足の間に、正座をするような姿勢で身を寄せた青年は、自分のペニスを、彼女の秘粘膜の上にあてがった。
「あ・・・・・・」
モモは素直に、おおきい、と思った。そして、自分の粘膜に触れる青年の肉棒、その熱が、自分の粘膜を焼くような錯覚すら覚えた。
だが、その大きさも、熱さも、今の彼女にとって不安を煽るものではなかった。
むしろ、その大きさ、硬さ、熱さこそ、青年が自分を想ってくれる証なのだと思うと、嬉しくすら感じてしまう。
「じゃあモモ、入れるぞ?」
「はい、ご主人さま」
青年は、そのまま体をかがめるように倒して、モモの唇を奪った。
最初は唇を合わせるだけのキス。そして次は、舌を絡ませるディープキス。
ちゅ、ちゅう、くちゅ、と、お互いの舌が絡まり、唾をかき混ぜあう音が漏れ出す。
モモは、口をふさがれ呼吸を苦しく思いながらも、その行為に熱中した。
青年が、彼女がキスに夢中になっている隙をついて、腰を僅かに突き出していくと、粘ついた愛液のぬめりが手伝ってモモの膣口が亀頭を受け入れ始めた。
慎重に、慎重に、彼は腰を押しつけるようにしてペニスを狭い穴に埋めようとする。ぐ、ぐ、ぐ、と進入角を合わせて力を込めると、不意に、にゅる、と滑るようにして亀頭の先端が呑み込まれた。
そしてそのまま青年は、亀頭の先に感じる抵抗を突き破るようにして、押し込んだ。
「んんっ!!」
喉を震わせてモモが呻いた。
今、青年のペニスが、モモの処女膜を割り裂いたのだ。
キスで自由にならなかった唇を解放して、呼吸を整えた青年は、改めてモモを見た。
「モモ、大丈夫?」
「はい、・・・だいじょうぶ、です・・・・・・」
彼女は、痛みに顔をしかめてはいるものの、悲鳴も上げずに堪えているようだ。
そして青年の問いに、健気に答えてきた。
しかし、その懸命さが、青年にはかえって痛々しく感じられる。
「モモ、我慢しなくても良いから」
「・・・・・・でも、ご主人様・・・」
痛みにしかめた表情に、不安の色を加えるモモ。
彼女は、ここで強い痛みを訴えると、そこで性交が中断されてしまうのではないかと思ったのだ。
その気持ちをくみ取った青年は、彼女の髪に手を当て、優しく撫でてやりながら言う。
「モモ、我慢しないで、痛かったら声を出していいよ。だいじょうぶだから。
モモが痛がっても、途中でやめたりしない。ちゃんと、モモを最後まで、女にしてあげるよ」
その青年の声に、懸命に強張っていた表情が崩れ、瞳を潤ませていた涙がこぼれた。
「・・・・・ごしゅじんさま、いたいです。いたくて、すごくいたくて、しんじゃいそうです・・・・・・」
そして、ぽろり、ぽろりと、涙を流しながら、痛みを訴える。
しかしそれでも、彼女の表情は、痛みに苦しむ辛さだけに染められているわけではなかった。
「・・・でも、モモは、モモは、すごく嬉しいんです・・・ごしゅじんさま、だいすきです!」
まだ幼い少女が、それでも早く女として愛されたいと願い、それが叶った。
そんな喜びの表情と、痛みを堪える表情が混ざり合って、青年の心に強く響いた。
彼は、モモのそんな気持ちをとても嬉しく思いながら、それに応えるべく、ペニスをさらに膣奥へと突き入れていく。
ず、ず、ずぶ、ずぶ・・・
「うあぁっっ!!!」
処女の、9歳の少女の膣が青年のペニスをぎちぎちと締め付けていく。
明らかにサイズが違う性器の交合は、青年が当初危惧していたような少女のダメージを想像させる。
アカネを抱いたときに負わせてしまった、膣の裂傷。
それでも、今の彼女は、痛みはあるがそこまでの傷を受けているわけではなさそうだった。
あのローションの効能なのか、彼女の膣は充分な弾性を発揮して、裂傷する事もなく巨大な男根を受け入れていた。
全身が弛緩して力が入らないことも、緊張による無理な力みを消すのに役立っているようだ。
「いたい、いたいです、ごしゅじんさまぁ・・・」
モモは、青年に言われたとおり、痛みを内に閉じこめてしまうのではなく、声に出した。
もちろんそれでも、痛いことには変わりはない。
彼女の、力が入らない両手を、二人の姉が強く握り返して励ます。
そして青年のペニスの進入が、モモの最奥まで到達した。
「モモ、モモの中、奥まで、はいったよ」
強い痛みを伴って、自分の中を埋め尽くす青年の巨大な肉棒を感じながら、モモは、自分の初めてを大好きな男に捧げることが出来た喜びを感じていた。
「はい、すごい、モモの中、ご主人様でいっぱいです・・・」
青年は、そこで少しの間動きを止め、じっくりと膣を馴染ませる。
しかし、ただじっとしているだけでも、青年のペニスには強烈な快感が与えられていく。
じゅくじゅくと潤っていた愛液が、ぴっちりと密着した肉壁と肉竿の僅かな隙間でしっかりと潤滑油として働き、粘膜同士の接触を助けていた。
ぎゅう、ぎゅうと強く締め付ける痙攣をともなった少女の膣壁は、何とも形容しがたい極上の感触で青年の射精感をどんどんと高めていく。
そしてしばらくの間、そのままで動かずにいた青年に、モモが声をかけた。
「ごしゅじんさま、その・・・・・・だんだん、痛くなくなってきました、大丈夫です」
青年はその言葉に驚いた。いくら何でも、こんな幼い少女の破瓜が、その程度の痛みで終わるはずがないと覚悟していたからだ。
しかし、モモの表情は確かに彼女の言葉を裏付けるように、苦痛の色を薄めていた。
心当たりはといえば、やはりあのローションの効能。たしか、媚薬も含まれていると書いてあったように思う。
ならば、モモの中で、その苦痛すらも次第に快楽に置き換わり始めたと言うことなのだろうか。
青年は、試しに、ゆっくりと腰を引いてみた。
ずずず・・・
「ひっ! ああああっ!!!」
破瓜によって出来た傷がこすれ、モモが痛みに顔をしかめた。
しかし、それだけだった。
青年が、引き戻した腰を再びモモの膣奥へ埋め直すと、彼女は切なそうに眉を寄せ、甘い息を吐いた。
すでにその表情からは痛みの影は薄れ、早くも艶を含んだ牝の表情へと変わりつつあった。
そうなれば、青年もやり方を変えねばなるまい。
あくまでも彼女の身体に負担をかけすぎない限度を設けながらも、攻めを強くする。ここで遠慮してしまっては、せっかくバージンを捧げてくれた彼女の献身に対して、申し訳ないからだ。
たった9歳の処女に、これほどの感度を与えたローションの効能に感心しつつも、青年は次第に腰を動かす速さを増し、強く、少女の膣をえぐりだした。
そして、少女の子宮を突き上げたまま、ぐりぐりと捏ねるように腰を回したり、小刻みな動きとストロークの大きな動きを不規則に織り交ぜたりと、少女の快楽を導き出すための技巧を駆使していく。
「ひあっんっ! ああっ、あっ、あん、だめ、だめです、ごしゅ、じん、さまぁ、きもち、いいですっ!」
ちゅくちゅくという、愛液が泡立つ音をさせて、青年が少女の幼い膣を突き上げる。
青年のペニスは長大で、その総てがモモの膣内に収められるわけではなかったけれど、それでも青年は、自分が彼女を満たしていることを強く実感するように、深く、強く、彼女を突き上げた。
「すごい、ご主人様のが、モモさんのお腹をズンズン押し上げてきてるのが分かりますよ」
それを、モモを膝に置き彼女のお腹を愛おしそうにさすっていたユキは、掌を押し上げる感触として知ることが出来た。
少女に膣に収められているものがいかに規格外かを、そしてその規格外のもので、どんどんその少女自身の性感が高められていく様を、手元で見ることが出来るのだ。
ユキは、改めて、自分たち守護天使が青年に身を捧げたことの意味を、深く感じていた。
「・・・・・・うん、思ったよりもひどい出血はないよ」
モモと青年の交わる肌の隙間から、股間の結合部を見たアカネが、その状況を観察して報告する。
出血は多いものの、アカネが自分の破瓜の時に経験した、裂傷に伴う出血に比べれば、程度は低いように思われた。
その言葉に安堵した青年は、モモを突き上げる強さをますます強くしていった。
「やっ!あっ、ああっ、やあん! すご、ごしゅじん、さま、すごい、だめぇ!」
モモは、上半身をユキに起こされた仰向けの姿勢から、青年にM字開脚の腰を引き寄せられ、完全に布団からは浮いてしまっている。
そして青年は正座から膝立ちに近い形で身を起こし、自由になった腰を存分にモモにぶつけた。
「やっ、ああっ、ひゅ、ひゅああっ、すご、すごい、ごしゅじんさま、すき、だいすきですっ!!」
モモがどんどんと高みに登り、青年を求める言葉が切なくも紡がれる。
すぐそばでその片手を握っていたランは、モモの気持ちを想う。
自分ならどうしたいか。
そのことに思い至ったランは、力の入らないモモの手を取って、青年の背中に回し、ずり落ちないように支えてやった。
もう片方の手を握っていたアカネも、ランの意図を悟って、彼女に倣った。
そうして、モモが青年を抱き寄せるような姿勢になったとき、青年自らがそれに応じるようにモモを抱き寄せ、肌を密着させながら、モモに声をかけた。
「モモ、俺、もうすぐいきそうだ」
青年の声に、すでに余裕はない。
愛液で滑りながらもきつく締め付ける膣の圧力、その締め付けですら、本人の意識とは別のところで、痙攣や強弱、腰のうねりなどが絡み合い、えもいわれぬ快感を生み出している。
少女の膣を激しくえぐる荒々しい性交は、彼女を高める以上のスピードで、急激に青年を追いつめていたのだ。
青年の言葉に、モモはといえば、彼女もまた快楽の波に追いつめられ、絶頂へ向かって駆け上っているところだった。
短いピッチで繰り返される呼吸で喉が嗄れ、しゃがれた声で、はひ、と返事をする。
その喉を潤すように、青年はキスをし、彼女の口の中を湿らせてあげた。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、
そして、青年がとうとう射精へ向けてのラストスパートに入った。
腰の奥に沸き上がる射精感をぎりぎりまで堪え、しゃにむに腰を突き始める。
「ごしゅじんさまぁっ、モモは、モモは、もう、おかしく、おかしくなっちゃいますっ!!」
モモの声に彼女の絶頂も近いことを悟ると、せめてそれまで耐えられるように、奥歯を割れんばかりにかみしめ、射精を耐えるしかない。
あとの動きは、技巧もなにもなく、ただ荒々しく突き上げるだけのものだ。だがそれでも、その激しい交合は確実に、青年と少女を性の頂点へと加速させる。
そして加速した二人の性感は、ほぼ同時に限界を超えた。
「もうだめ、だめっ、ごしゅじんさま、ごしゅじんさまぁーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!」
びゅう、びゅく、と何度も脈動を繰り返しながら、大量に射精する。青年の熱い精液は、モモのまっさらな子宮にどくどくと流し込まれ、すぐにそれを満たし、あふれ出していく。
モモも、9歳の少女が初めての性交でオルガスムを迎えるという、通常ではあり得ない経験をした。
全身をびくびくと痙攣させ、背を逆エビに反らせて激しい絶頂を迎えた。
その絶頂の中でも、モモは、自分の胎内に注がれ続ける青年の精液を感じて、その幸福感と共に次第に意識を薄れさせていった。
モモが意識を取り戻したときにも、それほどの時間経過があったわけではなく、まだ青年はモモの胎内にいた。
ようやく全身が脱力し、引き始めた絶頂のあとの虚脱感をくすぐるように、青年はモモの肌を撫で、小さな啄むようなキスを何度も繰り返していたようだ。
そして、掠れるような小さな声と共に、モモはうっすらと目を開けた。
「モモ、お疲れさま。すごく気持ちよかったよ」
青年がねぎらうと、彼女は顔を紅く染め、はにかみながら答えた。
「はい、モモに、いっぱい出してくれて、ありがとうございます。モモも、・・・気持ち、よかったです」
モモは、自分が初めて、女として青年の役に立てたことで、一つの自信を得たように思えた。
そしてその達成感と、大好きな主人に愛してもらえた幸福感によって、モモは涙を流した。
青年は彼女のその笑顔と涙の美しさに、胸が締め付けられるような感動を覚えた。
「おめでとうございます、モモさん」
その心中に、かつての自分と同じものを感じたユキが、少女を祝福する。
「おめでとう、モモちゃん」
「よかったね、モモ」
ランとアカネも、ユキと同じ事を感じていたようで、二人してモモにお祝いの言葉を贈った。
そのとき。
ぼむ、と煙を大量に伴う爆発が起こり、部屋中の視界が一時失われた。
そして、あっさりと晴れた煙のあとには、守護天使の残る8名、先程までぬいぐるみの姿に化身して部屋の痴態を静観していた少女たちの姿。
「やったわね!モモ、おッめでとー!」
ウサギのミカが、妹分である少女の幸福な破瓜を、我が事のように喜び、はしゃいだ。
「ほんと、よく我慢されましたわ。立派ですわね」
カメのアユミが、まだ幼い少女の身に起こった痛みや切なさを想って、優しくねぎらった。
「うん、がんばったよ、モモは。えらい!」
インコのツバサは、それでも健気に耐えた妹分の健気ながんばりを、誇りに思った。
「これでクルミたちと一緒に、ご主人様にいっぱいエッチしてもらえるようになったのーっ!」
ハムスターのクルミは、これから起こる未来の楽しい睦み事を、待ち遠しく思った。
「モモさん、おめでとうれす! いやぁ〜、エッチれしたねぇ〜」
「タマちゃんより先に、ってのがナンですけど、おめでとうです!」
「よかったね!モモねーちゃん!」「よかったお!モモねーたん!」
そして、ミドリ、タマミ、ナナ、ルルの4人は、自分たちより先に主人に抱かれた彼女を、心から祝福した。
青年の元に集まった、守護天使達12人。
彼女たちの想いは一つ、自分たちの主人を守り、彼を愛すること。
その為のステップを、懸命に歩んでいく仲間の幸福は、全員の幸福でもある。
だから誰もが素直にこうやって、おめでとう、モモ、と喜べる。
「みんな・・・・・・ありがとう・・・」
モモは、そんな仲間達に囲まれ、励まされ、共に主人に尽くしていけることを、この上なく嬉しいことだと思った。
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オチ その1
そして、とある休日の朝。
青年の元に、荷物が届いた。
差出人は、『愛を届ける、謎の美女』と書いてある。
あからさまに怪しく、嫌な予感を感じながらも、青年がその荷物を開けてみると。
中には、あの占い師からもらったローションと同じものが、半ダースほど詰められていた。
そのとき、青年の背中に、冷たい汗が流れた。
「おぉ〜、これがれいの、モモさんに使ったベトベトのお水れすね?」
いつのまにやら、青年の後ろに来ていた、タヌキのミドリが言った。
「ふむふむ、これだけあれば、タマちゃんたちにも十分行き渡りますね〜」
ひのふのみ、とボトルの本数を数えて、ネコのタマミが言った。
「ということは、こんどはナナたちのばん!? やったーっ♪」
青年の周りをぐるぐると駆け回りながら、イヌのナナが言った。
「これでルルたんも、りっぱな『れでぃー』になれるんらー♪」
ぴょんぴょん飛び跳ねながら、カエルのルルが言った。
「ちょっとまてーーーーーーーーーーーーーーーーーぃ!!」
そうやって青年が叫んだとき、懐の携帯電話に着信音。
何となく、相手に見当を付けながら部屋の外に出て電話を受けると、まさにその通り。
「この期に及んでなんですか、往生際の悪い」
あの占い師だ。
「『謎の美女』さんがせっかく送ってくれたんだから、ありがたく使いなさい」
「そーいう問題じゃねーっつの!」
文句を言ってやりたい相手からちょうど電話がかかってきたわけで、青年はこれ幸いと、言いたいことを吐き出した。
「アカネやモモとやっちまった以上、ミドリとタマミに関しては、まぁそのなんだ、やぶさかでないというか、いけるだろう、と踏んではいるんだがよ。
でも、問題は、ナナとルルだ。
ルルなんてまだ小学一年生相当の7歳、あんまり例えたくはないが、七五三の衣装を着ててもおかしくない年齢の子供だぜ?
少女、っつーより、どーみても明らかに幼女だろ。
人間として女の器官なんて出来上がってないって!
それを犯したりしたら、膣口裂傷どころじゃねぇ、へたすりゃ殺人だ!」
そう危惧する青年に対しても、携帯電話の主は迷いがない口調できっぱりと言い切った。
「だいじょうぶ、万事オッケーよ。彼女たちの身体は人間と違って、自分の望む姿に成長できるのです。
だから当然、いくら幼い肉体でも、ちゃんとあなたに愛されることが出来るようになってますから。
それじゃあ、ちゃんとあの子たちを大事に可愛がってあげるんですよ?」
そうして通話を一方的に切られ、それでも文句を言い足りない青年がわめいていると、彼の背後から、期待と哀願を込めて、じっとこちらを見つめる8つの瞳。
「う・・・・・・・・・・・・」
重く呻いた青年は、しばらく心の中で葛藤した後、
「ハラを、くくるしか、・・・ないのか・・・・・・」
キリキリと痛み出した胃を抑えながら、呟いた。
########################################
オチ その2
「そろそろ、次の番組、見たいなぁ」
「はいっ、次は、えと、『水戸黄門』ですね! モモ、がんばります・・・・・・えいっ!」
ぴっ
♪じーんせーい、らーくーあーりゃ くーもあーるーさー。
「やりました、ご主人様っ!」
「よし、よくやったな、モモ!」
青年のリクエストに応じて、モモがテレビのリモコンで、チャンネルを変えた。
ただそれだけのことである。
ただそれだけのことに、がんばります、だの、よくやった、だの、滑稽にもほどがある。
しかし、こんな出来の悪いコント以下のやり取りだが、当の本人たちにとってはとても大事なことなのである。
モモが、震える手で持上げたリモコンを、恐る恐るテレビに向けて、意を決してボタンを押す。
彼女にとって、電気製品を手に取ることは、毒蛇の頭をつかむことと同じような意味を持つ。
もちろん、本物の毒蛇と違って、TVのリモコンは人間を噛んだりしない。
しかし彼女にとって、電気=死のトラウマである。
人が毒蛇に感じる恐怖と同じような感情を持ってしまうのだ。
それでも彼女は、その恐怖を懸命に克服しようと努力し、そして乗り越えてきた。
蛍光灯の紐を引っ張ってスイッチを点けることも出来るようになったし、こうやってTVのリモコンを操作するのも、まずまずの進歩を見せている。
だが、まだまだ先は長い。掃除機や洗濯機を操作する、などと言った、彼女にとっては非常に高いハードルがこのあとに控えているからだ。
そんな風にこれからの障害を考えてみれば、いかにも大変なことばかりだけれど。
青年は、この、気弱で臆病な少女が持つ、意外な芯の強さならば、おのずと解決できそうな気がするのだ。
#################################################
「このままがんばれば、そのうち掃除機も使えるようになるな」
「そっ、掃除機、ですか・・・モモは、まだ、ぜんぜんダメです・・・」
「ん〜、そうか、まだまだかぁ・・・。もしちゃんと出来たらご褒美に、モモの欲しい物をひとつプレゼントしてやろうか、なんて思ってたんだけどな、残念だなぁ〜」
と、意地悪そうに笑ったそのときの彼は、今の懐具合ならば、ちょっと大きめのぬいぐるみぐらいなら買ってやれるな〜、・・・程度に、ずいぶんとお気楽に考えていたのだ。
バイト帰りの道すがら、青年は、昨夜の夜伽でモモが口にした言葉を思い出していた。
彼が思い返すこの言葉、本日だけでいったい何回、脳内でリフレインしたことだろうか。
掃除機を克服することを目標に、それが達成されたときのご褒美として、彼女はこういった。
「・・・え・・・と、モモは、ご、ご主人様の、あ、赤ちゃん、が、産みたいです・・・」
このとき青年は、「血の気が引く」という現象を、おのが身にまざまざと体験してしまった。
(そりゃ、おれだって、モモの望みは叶えてやりたいよ。
がんばってるのは紛れもなくモモ本人なんだから、そのことは何かの形で報いてあげたいからな。
しかし、いくらなんでも、さすがに小学3年生相当の女の子を妊娠させるのは、人間として終わってる気がする。
それに、そうなったら、他の奴らだって子供が欲しいとか言い出すだろうし。
これ以上の扶養家族は、とてもじゃないが養う経済力ないって。
つか、モモって、まだ初潮はきていないよな?
そもそも守護天使って、本当に妊娠するのか?)
「やっぱ、諦めさせる方向でいくしかないかなぁ・・・」
「あー、これ、そこいく若いお方、お待ちなさい」
「うーむ、それか、キャベツ畑人形を買ってきて誤魔化すとか」
「いまどきキャベツ畑人形なんて、見つける方が難しいってば。
つーか、お待ちなさいったらお待ちなさい、そこの、バイト初日でクビになったうえにピンハネされた貧乏ダメ大学生!」
「うるせえ、余計なお世話だ! ・・・って、あんたは、いつもの占い師」
青年が、呼び止める声に振り返ると、そこには例の、露店の占い師がいた。
よくここで彼を呼び止め、占いだか嫌がらせだがしらないが、青年の不幸を言い当てていた女性である。
さらに青年からすれば、守護天使の存在を知り、なおかつ珍妙なアイテムをどこからか調達する謎の存在でもある。
「んで、今日は何の用? 夕べ予約録画してた番組が、特別番組のせいで時間ずれて録画ミスしてるとか、そんなのか?」
「あなたもほんとうに、不幸慣れしてきましたね。確かに録画ミスはしてますが、今日の用件はそんなことじゃありません」
「やっぱり録れてないのか、ビデオ・・・」
「あなたにお譲りしたいものがあります。この、冥土印のローション・バージョン2『子宝天国』・・・」
「ウソくせぇ!!!!」
以下、ループ。
・
・
・
・
・
・
・
さてもまた賑やかなことになってまいりました。
このお話はひとまずここで終わりますが、彼らの生活はこれからも続きます。
ドタバタと騒いで、泣いたり笑ったり、エッチなことをいっぱいしたり。
そうして不幸な青年は、彼を慕う12人の守護天使達と共に、淫らだけれども幸せな毎日を過ごしていくのです。
めでたしめでたし。
・・・・・・と無理矢理締めくくってみる。
END OF TEXT
220 :
50:2006/09/17(日) 18:43:24 ID:0vKIShLm
以上です。
資料のために、と引っ張り出した「天使のしっぽChu!オフィシャルムック」に、
守護天使たちが自分の夢(目標)を手紙で告白するページがありました。
モモの手紙を読むと、
「モモの夢は、お母さんになることです」
なのだそうです。
よし! 公式設定通りのオチになった!!
というわけで、長々と引っ張ってきた「モモいじめ」も、これにて一件落着。
読んでいただいた方、これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
GJです!これで完結とはなんだか寂しいですな
しかし借りてきたDVDを見ていたせいでリアルタイムを逃してしまった・゚・(ノд`)・゚・
GJですた!
また書きたくなったら是非投下してくれ!
223 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:04:28 ID:sOqJzqNm
超艶紙GJ
保管庫に新作2つ分をうpしてあります
更新サボってスマソ
225 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 17:02:56 ID:VRo0PKAf
すまんsage忘れたorz
227 :
50:2006/09/20(水) 06:52:22 ID:PTd7C7pF
保管庫、乙です。
13Pはさすがに書けないだろうなぁ、と思いつつ、なんか次のネタでも練っております。
>>50 GJでした!
あなたなら13Pも夢じゃない気がする。
保守れすよ
保守らお
保守するの〜
書こうかと思ったが漏れには難易度高すぎるorz
難易度て。
もしかして、多人数プレイとかチャレンジしようとしてたのか?
いきなりややこしいSSでなくてもいいんだ。
まずは、誰か一人でもいいから、守護天使にリビドーをぶつけるSSから始めるんだ!!
234 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 18:41:42 ID:fM+Z9Xpo
ここで保守
235 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 02:53:24 ID:kK/f1kEg
保守♪保守♪
保守
保管庫、つながらないな。
>>238 ごめん、借り鯖の期限更新するの忘れてましたorz
2〜3日中には復帰すると思う
以前、長編ラヴラヴSSばかり投下していた者です。
アカネの誕生日に長編SS書きたかったが…
今の漏れには、PC買う金もない oTL
びんぼーツライ(;'A`)
未だにアカネに執着している漏れって一体…w
ちなみに復帰は未定…スマソ
ルルたんの行列が股開く
このルル短は私のオゴリだ
∧_∧
(`・ω・) シュッ
(つ と彡 /
/ /
/ // /
/ 旦 / ツツー
/ /
/ /
∧_∧
(´・ω・)
(つ と彡 /
/ /
/ /
/ /
/ /
`/ /
| ̄ ̄ ̄ ̄|
| _ | ガシャン
|(_();o。|
゚*・:.。 コロコロ
さて、保管庫復活を待ちますか
復活しますた
久しぶりに来てみたら過疎りすぎだろ
モモいじめが終わっちゃったからね。
ほす
モモいじめみたいな、ゴロさんじゃないオリジナルご主人様って、どうなのよ?
1・やはりアニメゴロさんがいいな。
2・オリキャラキモい。
3・アニメ、オリキャラどっちでもオケ。
4・むしろ四聖獣で。
>>249 ヒント:天使のしっぽはアニメだけじゃない
まぁ俺は3
>>249 3でも問題ないけど、男キャラの場合脳内で聞こえてくる声は多分ゴロさんの中の人だな
総入れ歯、前に一度子供の頃のゴロさんとアユミオリジナルとのエロSSを途中まで書いたことがあるけど
エロ導入部でなかなかシチュエーションに最適な資料が見つからなくて挫折した記憶がある。
そして途中まで書いてたSSはPCのクラッシュとともに吹っ飛んだ・・・
そして前スレもdat落ち'`,、'`,、('∀`)'`,、'`,、
いい資料が見っかればまた書けそうな気はするけど・・・書けるだろうか?
ほしゅ
ほ
し
ゅ
う
258 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 22:50:51 ID:ZDHOnVHy
授
ほ
ミカさんだと、どんなエロシチュがいいかねぇ?
俺的には途中でご主人が主導権を奪う感じ?まぁ書き手が書きやすいのが一番いいのでは
262 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 12:38:38 ID:Jt29dbXc
真夏にるるたんのエロネタはありですか?
263 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 01:12:12 ID:s9MwYwzb
↑
あり!期待してます!!
とりあえずミカさんSS、着手しました。
俺も、皆さんの投下を楽しみにしています。
265 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 10:34:09 ID:lIoHGjRh
>>267 応募しようとしても…出来なかったんだよ……時期のせいで……
>>268 設定がしっかりしてればおいしくいただきます
俺も書いてみようかなぁ、コモドオオトカゲ。
なんにせよ、オリキャラを認めない人もいるだろうから、
ちゃんと投下前に断り書きだけは忘れないようにしないとね。
オリキャラいらね
ほしゅー
ほし
まだ人いたのか
ほ
ほしゅ
ほっしゅ
ほっしゅ
今年最後の保守
281 :
悠 ◆oV3ffEV90o :2006/12/29(金) 22:50:23 ID:CyKIPu+K
ふん!
保守のみではキツいな
モモいじめしか投下されなかったしなぁ。
うわ、GJ!
なんつーエロさだ!!
是非とももっといじめてもらいたい。
もう、GJ以外になんと言えばいいのか?!
やっぱいいですよねぇ、モモ。
>>288 実によい年越しでした、ごちそうさまです!
当方もいろいろと準備中・・・。
新年あけまして神キタ━━(゚∀゚)━━!!
モモ(*´Д`)ハァハァ
あげ保守
284氏の3作も、保管庫に収録して欲しいなぁ。
エロではないが『天使のしっぽ』風刺SS…(の、プロット)
「お前の諭吉が泣いている」
第一話『あなたの諭吉が泣いています』
ついてない、鈍臭いといいとこなしの青年、睦悟郎。
そこへ突然やってきた、昔飼っていたペットの生まれ変わりと名乗る『守護天使』の美少女たち。
突然13人の大家族の主となってしまった悟郎。
美少女でハーレムでウハウハ…なのは、外から見ればの話。
現実は…
いくら天使とは言っても、雲や霞を食べては生きていけない。
12人の食費、生活費だけで、給料が消えてしまう。
休日には家族サービスをしなければならない。
そして気がついた時には、300万円の借金!!
睦家の財政は今や、破綻寸前…。
守護天使の高校生組はアルバイトをするが、それでも追いつかない。
悟郎は何とかならないかと金策に走るが、どれも失敗ばかり。
うだつの上がらない彼が、非凡な才能を発揮し、財政を建て直す…わけがない!?
さあ、奇跡を起こすのは、誰だ!?
困り果てていると、あの怪しい女占い師に声をかけられた。
「私が紹介する、伝説の先生に相談しなさい」
半信半疑のまま、『伝説の先生』を呼ぶ悟郎。
そして、伝説の男がやってきた。
彼の名は龍井碧志。(たつい・へきし)通称・ケッペキ。
再建の天才と言われ、いくつもの倒産寸前の会社を立て直した男だ。
手がけた再建は、会社はもちろん、 私立高校、遊園地にまで及ぶ。
美少女たちが守護天使だということはすぐバレてしまうが、ケッペキは別に気にも留めない。
ケッペキは睦家を見て回る。そして、次々と無駄を挙げていく。
「寒かったら服を着ましょう」
「整理された部屋、されてない部屋とでは、掃除の能率は40%も違います」
守護天使たちはケッペキに反感を持つが、『ご主人様』が呼んだ人物なので
どうすることもできない。
一通り見終わった後で、ケッペキは言う。
「この家は潰してしまった方がいいと思います。あまりにも無駄が多すぎる。
しかし、一番無駄なのは、ご主人、あなたです!」
「!?」
「あなたの時給は1400円。その内、あなたの小遣いとしての取り分は100円。
現状を考えると多過ぎます。それを受け取るに見合うだけの仕事を、ご主人はされましたか?
あなたの諭吉が泣いています」
そして…悟郎は3ヶ月小遣いなしとなった。しかし、今は耐える他はない。
この家を、みんなを守るために。
新しい決意を固める悟郎。
果たして、借金を返せるのだろうか?
諭吉が笑う日は来るのだろうか?
そして、次回。
守護天使がリストラされる!?
リストラされるのは、誰だ!?
<つづく>
スレタイ嫁
金に困って守護天使たちが売春、てのもいやだなぁ。
俺は寝とられ、寝とらせ、どっちも嫌いだから。
>>296 売春はありませんので、ご安心を(がっかり?)。
ただし、守護天使たちには試練に耐えてもらう…予定です。
当初は『ドラゴン桜』とのクロスオーバーのつもりでしたが、やめました。
エロではないが『天使のしっぽ』風刺SS…(の、プロット)
「お前の諭吉が泣いている」
第二話『一万円の奇跡』
リストラの計画を持ち出したケッペキ。
これは、守護天使の中で、誰かにめいど界に帰ってもらうということである。
守護天使を一人解雇すれば、一ヶ月5万浮く計算をしていた。
一人では何も決められない悟郎だが、リストラは 守護天使と話し合ってからにしてほしいと頼む。
そして、ケッペキは誰をリストラするか決めるために、 守護天使一人一人に面接をする。
質問はすべて同じ。
「もし今一万円あったら、あなたは何に使いますか?」
ある者は質問がわかっていない。ある者は真剣に答えない。
「お人形を買いまーす!」「お腹いっぱいケーキを食べまーす!」
ある者はとりあえず無難な答えをする。
「将来のために貯金をします」
そして、リストラが決定した。
リストラされるのは…
もっとも経費のかかる中学生組の3人、キンギョのラン、インコのツバサ、ハムスターのクルミだった。
なぜ中学生組なのかと詰め寄る悟郎に、ケッペキは
「中学生組にしかできない仕事、中学生組が辞めると困ることを証明しろ」と言う。
なぜ中学生組がリストラ対象になったのか。
家事労働をお金に変えるのは家政婦の大事な仕事だ。
なのに明らかにかかる経費分の働きになっていない。しかも、この3人は自分のことしか言わない。
いつ何時でも、仕えるべき主人を見ていなくてはならないのに。
そのような人には経費は払えない。
ラン、ツバサ、クルミの諭吉が泣いていたからだった。
怒った守護天使たちも、反論の余地はなく、渋々引き下がるしかなかった。
翌日、学校。
ツバサは、ひきこもりをしている妹のために、 クラスメイトの鞄の中から、
人気アイドルのコンサートチケットを盗もうとしていた 生徒を見つけた。
止めるツバサ。「そんなことをしたら妹さんを悲しませることになる」
しかし生徒は、「私にはお金がない、チケットも買ってあげられない」
代わりに買ってあげようか…しかし、ペアチケットは一万円。とても手が出ない。
一万円あれば、奇跡は起こせるというケッペキ。
ツバサはみんなに相談する。そして、お金を出し合ってチケットを買ってあげることにする。
ペアチケットをプレゼントされた女子生徒は、妹を連れてコンサートに行く。
そして、妹が学校に行ったのは次の日のことだった。
ラン、ツバサ、クルミが睦家を去る日。
「最後に、ご主人様の笑顔を見られて良かった」
その直後、あの姉妹が睦家を訪れる。アルバイトをして金を返しに来たのだった。 利子までつけて。
小さくて大きな奇跡は起こった。
そして…守護天使は一歩成長した。
まずは一段落した。
悟郎も安心して微笑むのだった。
と、思ったら…
ケッペキいわく「これから厳しくする、門限などの細かいルールを作る」
なぜだ!!
<つづく>
ここはエロパロスレ。
エロ無しやるならアニメサロンか自分のブログでやったら?
ケッペキだかゼッペキだかしらんけど。
アユミと旅行いくSSしりません?
2年ぐらい前に見たんだけど
あった〜w
ありがとうございます^^;
保管庫は見てみたんですけど、中身の読み方がわかりませんでした、、
ってクリックしたらすぐに見れましたけど
エロではないが『天使のしっぽ』風刺SS…(の、プロット)
「お前の諭吉が泣いている」
第三話『意識革命を起こせ!』
睦家全員を集めての家族会議が開かれた。
その席上で、ケッペキは告げる。
「これを今日から守ってもらいます。難しいでしょうが、これを守らなければ借金生活からの脱出はできません」
まずは金銭に関するルール。
1.金銭に関する話し合いをしてはならない。
2.金銭に関する交換条件は一切無効とする。
3.小遣いの前借りはどのような理由があっても認めない。
4.小遣い帳を各自でつけさせる。小遣い帳がきちんとできていない場合、その月の小遣いは渡さない。
続いて生活に関するルール。
1.起床は6時。消灯は10時とする。
2.風呂は二日に一回、後の日はシャワーとする。二人以上で入ること。
3.買い食い、外食は禁止する。
4.門限は高校生、中学生は9時、小学生高学年は7時、低学年は6時とする。
5.「おはよう」「おやすみ」「ただいま」「おかえり」など、日常の挨拶はきちんとする。
そして、懲罰に関するルール。
1.ルール違反を犯した場合は、反省室で一晩過ごす。
2.反省文を提出させる。
3.その月の小遣いはカットする。
冗談じゃない、こんな刑務所みたいなルールが守れるものか。守護天使たちは反発する。
しかし、ケッペキの「守れないのなら、私の仕事はこれで終わりです」の言葉に渋々了解する。
さっそく規則違反が多発する睦家。
あっという間に、全員の来月の小遣いはカットとなった。
守護天使たちの不満はついに爆発する。
「いいですよ。あなたたちは私の子供ではないんですから、ご自分の力で借金を返して下さい。これで財政の再建は打ち切りましょう」
ケッペキは出て行ってしまう。
追いかける悟郎。
何とか、明日また来てもらうことでおさまった。
悟郎は守護天使たちを説得する。
今はケッペキ先生に頼むしかないんだ。
このままでは、この家を出て行くしかない。
みんな離ればなれにはなりたくないはずじゃないか。
翌日、ケッペキに必死に謝る守護天使たち。そして、一同土下座して頼み込む。
「助けて下さい、お願いします!」
借金を繰り返す人、それは、借りた金はあとで返せばいいとしか思っていない人だ。
意識の革命ができない限り、借金を全部返し終えたとしても、また同じことを繰り返す。
守護天使たちの諭吉は泣いていた。
そして、守護天使たちは「二度と規則違反をしません」と誓約書を書くのだった。
次回、睦家に第二の男が現れる。
なんと、ケッペキそっくりの男!
双子だ!?
<つづく>
304 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 19:49:01 ID:W+/5t/BT
誰も感想を書いてないということは・・・わかるな?
味気ない『保守』の一言よりはマシだといっておこう。
前菜の前菜
あげ
保守
309 :
#:2007/01/20(土) 23:18:23 ID:RKCVwb/p
エロではないが『天使のしっぽ』風刺SS…(の、プロット)
「お前の諭吉が泣いている」
第四話『うそっ!ケッペキが双子!?』
ケッペキの双子の弟、しかし性格は正反対のおちゃらけた男、ゼッペキこと龍井紅志が睦家を訪れる。
唖然とする一同。
そんな中、あまりに厳しいケッペキのやり方に反感を持ったヘビのユキは、
徹夜して、『睦家再建計画書』を作り上げる。
しかし、ケッペキに見せたところ、「これでは使えません」と、2分で没。
「どのアイデアが使えないんでしょうか?」
「全てです。使えるアイデアは一つもありません。それも先に読み進めば進むほど使えない。
何よりも、心根の卑しさ、利己主義が感じられて、吐き気がします」
「こ、心根が卑しい…!?」
怒りと悲しみからぶち切れてしまい、酒を飲んで荒れるユキ…
それに対し、相変わらずクールなケッペキは、
この家が好きかと問えば「嫌いだ」と言うくせに、水漏れを直したり、
自分には全く関係ないそぶりをしていた。
ベロンベロンに酔ったユキに悟郎はびっくり。
悟郎はユキを問いつめるが、ご主人様がだらしないからこうなったと 開き直るユキ。
悟郎は自分のふがいなさを、ユキに必死に謝る。
なんとか家を、みんなを守りたい。
自分よりもずっと長い間守護天使たちを見てきているはずじゃないか。
誰よりも一番、妹たちのことは知っているはずじゃないかと訴えかけるが…。
そこへ、ゼッペキ登場。
あのおちゃらけぶりから一変して、ユキを激しく叱責する。
「何をやっているんだ、大バカ野郎!!」
ユキは睦家を飛び出してしまう。
ゼッペキは悟郎と守護天使たちに非難されるが、それでも言う。
これだけひどい状況なのに、それでも兄貴がこの家を見限らないのはなぜだと思う?
可能性があるからだ。兄貴は可能性のある再建しか手がけない。
やる気のある者しか相手にしない。
あんたたちは必死だろうが、兄貴はもっと必死なんだ。
あえて厳しくするのもそのためなんだ。
公園で落ち込んでいるユキ。
めいど界へ帰ろう…
その時、ケッペキが現れた。
メガミ様は信じているからこそ、あなたをリーダーにした。
今のまま帰ったとしても、この先また同じことを繰り返す。
「あなたの諭吉が泣いています」
ユキはギリギリの所で、今回はめいど界に帰るのを見送った。
<つづく>
310 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:13:27 ID:7L2ahV08
保守
保守
あげ
はっきりと言います……
モモいじめの続きを希望する〜!!
314 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 09:44:28 ID:He26OIJT
まだだ!まだ終わらんよ!!
定期あげ
316 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 16:29:11 ID:dMyXyJpT
神降臨待ち
317 :
#:2007/02/18(日) 17:29:55 ID:JH/CjLYM
エロではないが『天使のしっぽ』風刺SS…(の、プロット)
「お前の諭吉が泣いている」
第五話『民事再生法ってなあに?』
いよいよ、借金減額のために本格始動が始まった。
裁判所に民事再生法の適用を申請するケッペキ。
民事再生法とは、現在の借金を減額し、残りを3年以内に返済することで債務が免除されるという法律だ。
再生手続きは、『小規模個人再生』を取ることになった。
適用になれば、支払い金額が借金の総額5分の1、もしくは100万円の多いほうへ減額となる。
睦家の借金は300万なので、100万円に減額してもらえることになるのだ。
喜ぶ守護天使たちを、ケッペキはたしなめる。
「ただし、それには条件があります」
・継続して収入があること
・再生計画への債権者の同意が必要
債権者の同意を得られなくては、借金は減らないのだ。
さあ、どうする?
翌日、ウサギのミカは、一人で債権者のもとへ向かった。
ミンジなんとかホー…よくわからないけど、借金がチャラになる法律か…
でも、お金を貸している人が、いいよと言わないとダメらしい…それなら…
「ご主人様のために一肌脱ぎます!」
お色気で債権者を誘惑しようとする。が…
「え!ミカが!?」
警察から知らせを受け、悟郎はミカをもらい下げに行く。
債権者は「うちは悪徳金貸しじゃない」と激怒し、同意はパーになってしまう。
みんなから単独行動を責められるミカ。
そこへ悟郎が、「外に出て頭を冷やしてこい、みんなには僕から良く言っておくから」
助け舟をもらって、ミカはほうほうの体で逃げ出す。
自分なりにがんばったのに、どうして非難されるのか。
ふて腐れているミカのもとへ、ケッペキが現れた。
「あなたは、今回のことで債権者の同意を取り付けたとしても、ご主人に胸を張って言えますか。
良くやったと言われると思いますか。あなたの諭吉が泣いています」
睦家に帰ったミカは、みんなに謝る。
しかし、民事再生手続きはどうするか。
もう一つの方法、『給与所得者等再生』を取ることになった。
債権者の同意がなくても適用されるが、収入の幅が小さくなくてはならない。これが大変なのだ。
ミカは、自分のアルバイトを増やすことにした。みんなも同意した。
一段落した。
と、安心している場合ではない!
次回、守護天使たちの間で大ゲンカが起きてしまう!
とりあえず人がいるのはいいこと
何が「風刺」なんだか分からんし面白くもないけど
スレが落ちないなら、まあいいんじゃね?
CHU!のDVD借りてきた
アニメで初潮ネタははいいのかwwww
322 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:56:04 ID:WRB0aHTp
生理あるってことは子作りできんのかwwww
モモの夢は、お母さんになることです。
公式本にもそう書いてある。
きっと立派な母さんになry
325 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 18:55:48 ID:miBpFIBQ
あげ
326 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 23:53:03 ID:N2mRE3dk
初潮アニメあげ
327 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 19:40:17 ID:6iQ/6+tk
あげ
保守しておく。
329 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:42:02 ID:lxibJ8Nh
浮上
ほ
331 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 19:27:28 ID:XE2rO4yC
あげたる
332 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 22:56:56 ID:T+2fKKB9
あげとく
333 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 20:51:25 ID:I6Xy/4+H
(´つω;`)人がいた
そうしてモモはりっぱなハルヒになりました
めでたしめでたし
335 :
保管庫の(ry:2007/05/03(木) 02:23:33 ID:kZesXZPw
今ネカフェに篭って一本作品を書けないか試行錯誤してる。
今週中に書けなかったらあきらめる。
題材は「メンバーの昔話」。
管理人さんキタ━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━!!!
経過報告。
とりあえず半分まで書いた。
ドラマパートはスイスイ進むけどエロパートが進まないorz
(`・ω・´)bイーンダヨ
d(`・ω・´)グリーンダヨ
絶望した!なかなか話を終わらせられない自分に絶望した!orz
最悪、来週くらいまで引っ張る前後編という形になるかもしれません
○| ̄|_
(`・ω・´)bイーンダヨ
先に謝っておきます
(´Д`;) ゴメンナサイゴメンナサイ
∨)
((
(;´Д`) スミマセンスミマセン
( 八)
〉 〉
(´Д`;)、 コノトオリデス
ノノZ乙
釈明文を書きながら考えていたらうっかり消してしまったorz
終末までに終わりませんでした。スイマセンorz
半分以上書いてしまったので前後編として公開します。
>>252でも書きましたが、以前書いていたけど無くしたSSの基本的骨子から
ドラマパートを半分ほど削除して新しく構成しなおしたものです。
未完成なのにも6〜7割ほどしか書いてないのに36KBもあるよorz
前に途中まで書いてたものだし何とかなるかな、と思ってタカをくくってましたが
昔と比べてモチベーション落ちてる状態では3日そこらじゃキツかったか・・・orz orz
ついでなので参考記録として文章量ベスト3
1:アユミクリスマスデートSS(約102KB)
2:アカネバースデーSS(約41KB)
3:モモいじめ完結編(約40KB)
注意点
・長文です。
・ドラマCDの話とアニメの話がごちゃ混ぜになっています。
特に中盤はほとんどドラマCDそのまんまなので内容知ってる方は読み飛ばし推奨。
・名前の表記に一部ぼかしがありますが仕様です。好きな名前で読み替えてください。
上記の理由等で回避される方は、『あえてタブー(禁忌)を犯せ・前編』 でNG登録を。
ウザさの極みです。スイマセン。
[´Д`;]、 イロイロナイミデモスイマセン
ノノZ乙
夜の帳が下りてすでに数時間。
とある街のとあるホテルの一室にて、情事の真っ最中な一組の男女がいた。
「んっ!んふぅ!ぷ…あっ!」
パチュ、グチャッ、ズッ、ズプブッ!
「は…激しいっ!あっ…は…あんっ!んっ!んふぅ!ぷ…あっ!」
「ふぐ…ん…はむっ…ぶふっ!」
男は腰を使いながら女の濡れた唇をむしゃぶりつくように求める。
女も恍惚の表情を浮かべながらもそれに応える。
ちゅぷっ………にちゅ……ちゅぱっ!
ちゅる………ちゅちゅゅゅっ…!
ゆっくりと交わされる唾液の濃い水音。
パンッ、パンッ、パツッ!プジュッ!
激しくぶつかり合う尻肉と腰が奏でる人間打楽器の調べ。
パチュ!パチュン!ズププッ、ズブッ!
ぶつかり合いから微かに漏れる、肉柱と蜜壷の粘液による擦過音。
リズムの違う3つの濡れた音は淫らなハーモニーを奏でる。
だが、それも一つの水音が止むことでこの演奏の終わりを告げようとしていた。
「…ぷ…はっ、アっ…ユミ…!僕、そろそろっ…」
男は唾液を交わしていた口唇を離し、女に情事の終焉が近いことを告げる。
「んあああっ…私もっ…また…っ!ご、ごしゅじん…さまっ…ひ、ひっしょに…!」
「アユミ…一緒に…いっしょにぃっ…」
グチュ!グチャッ!ズブブッ!ズリュッ!
パン、パン、パン、パン、パンッ!
グチュグチュグチュプジュプジュパチュッ!
女の求めに男は律動のペースを上げていく。
「んあああっ!はああっ……イク……イクぅっ………!」
「アユミぃっ……アユミぃっ……アッ!」
ズブッ!ズンッ!
最後の勢い付けに一度だけ強く肉柱を抜き差しした瞬間、
蜜壷の秘唇が一瞬だけびくっ!と強く痙攣した。
「ぁっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
高く澄んだ小さな嬌声。
女は繋がったままその身を震わせ、やがて性感の頂に達した。
腰はがくがくと震え、絶頂の快楽が女の全身をゆっくりと包み込んでいく。
「っ!!」
びゅぶっ、ぶぴゅっ、ぶぴゅぴゅっ、どくどくっ…!
男はその痙攣が引き金になり、男は蜜壷たる子宮奥へ叩き付けるように白濁液を注ぎ込んだ。
精根尽き果てたかのように、男は女と繋がったまま相手の身体へとゆっくり倒れこむ。
「っはぁ…はぁっ……アユミ…!」
「…ぁぁ…はぁ…はぁ……あふぅ…んふぅ……ごしゅじん…さま…はふ…」
繋がったまあ倒れこんできた男を抱きとめ、女は再び口付けを求めた。
男もそれに応じ、女の口唇をついばむように吸う。
ちゅっ……ちゅっ…ちゅぷっ…!
「んっ…はっ……はふっ…!」
ちゅ…ちゅぷ……にちゅ…ちゅくっ…じゅるるっ!
最初はついばむだけの口付けが、徐々に唾液を絡ませあう濃いものへ移っていく。
男はさらに濃く女の口唇を貪ろうと、姿勢を変えるべく寝転がる。
…ズリュッ!
反動で蜜壷から肉柱が引き抜かれ、快楽が抜けきれない秘唇を刺激する。
「っあっ、んはあっ!」
びくっ!びくぅっ!
彼女にとっては不意打ちだったらしく、快楽の第2波が再び絶頂に達した。
「ぁ……ぁぁ…ぅっ」
二度の絶頂により、女の意識は宙から舞い落ちていくような感覚とともに薄れていった。
「申し訳ございません、ご主人様。私ってばあのような…はしたない姿を…」
「いや、気にすることはないよ。イッたときの顔のアユミもかわいいし」
「えっ!?いえ、あの、その、えっと…」
男はそのしどろもどろの表情を見て、にっこり笑いながら腕枕している手で彼女の頭を撫でた。
「あっ…」
「照れることはないよ。僕は思ったことを素直に言っただけ。それに…」
「?」
小首をかしげる彼女に対し、男は耳元まで口を寄せ、
「アユミに満足してもらえることが、僕の本望なんだ…」
「…ありがとうございます、ご主人様。私はご主人様のおそばに居られれば…」
女は今よりもさらに男に寄り添い、頬に小さく口付けをした。
情事の後、ベッドの上で静かに愛を確かめ合うこの男女。
男の名を睦悟郎、女の名をカメのアユミといった。
アユミはかつて動物のカメだったが、十数年という永い時を経て
守護天使というカタチでご主人様と慕う悟郎の下へと人の姿を持て転生してきた。
他にも彼女と同様に転生してきた動物達がいるのだが、やがて彼女のみを愛するようになる。
心の中で多少なり皆を平等に扱っていないことへの罪悪感があった。
そのため、2人は皆の目をかいくぐるかのような感じで逢瀬を繰り返していた。
そんなある日。
アユミは逢瀬を重ねるたびに膨らんでいく、ある疑問を悟郎に投げかけることにした。
「ご主人様、ひとつ聞いてもよろしいでしょうか?」
「…ん?なんだい」
アユミは腕枕されたままの姿勢で身体の向きを変え、悟郎と顔を向かい合わせる。
「初めてご主人様に愛していただいてから今まで、ずっと気になっていたのですが…」
「気になっていたこと?」
悟郎は話を聞くため、ベッド脇の机に置いたメガネをかける。
「ご主人様に大変失礼なことを申し上げるようですが…」
「僕に失礼?よくわかんないけど…」
「…ええっとですね」
アユミは恥ずかしそうに俯き、両手の人差し指を突き合わせてもじもじと動かす。
数秒ほどそうしていたが、やがて意を決したように再び顔を上げる。
「ご主人様は、どこで女性を悦ばせる方法を学ばれたのでしょうか……?」
「……へっ?」
しーん……。
一瞬の静寂が場を支配する。
「あー…」
アユミの頭を腕からゆっくり降ろし、上体を起こしてポリポリと頬をかく仕草をする悟郎。
視線はアユミを向いていない。
「どうしてそう思ったの?」
やや気まずくなった空気を誤魔化そうとして問いかけたが、内容がこれでは墓穴を掘るようなものだ。
言ったその直後に心の中でアッー!と思った悟郎だが、時すでに遅し。
悟郎と同じく上体を起こし、二人を覆っていたシーツで自らの上半身も隠すアユミ。
そしていつものお説教のように人差し指を立てる仕草をする。
「今はもう心配ございませんが…かつてご主人様はシン様を始めとした
四聖獣の方々の呪いにより、長い間不幸な人生を歩まれました」
言ってアユミは人差し指を立てた手を悟郎に近づけて、
「そのような呪いがあるという特殊な状況下では、とてもではありませんが
普通の人間の女性の方々から好かれるようなことはありえません!」
犯人はお前だと言わんばかりにアユミは悟郎を指差しする。
彼女の背後に、なにやらアホ毛だか耳毛だかが生えたメイドさんのシルエットが見えたような気がする。
閑話休題。
悟郎はアユミの爆弾発言によって、今も触れられたくなかったものと思われる古傷に
熱々に熱せられた豆板醤を塗りこめられたような感じでブルーになり、イジケていた。
アユミに背を向けてひざを抱え、ベッドのシーツの上で「の」の字を書いている。
「いーさいーさ……どうせ僕なんか……ブツブツブツ……」
「あああ…ご主人様がイジケてしまわれてしまいました…」
アユミにうっすらと冷や汗が浮かんだ。
「で、でもご主人様!全くってわけではありませんでしたよ!?ホラ!あのクルミちゃんの一件のことがありましたし…」
アユミが言っているのは、かつてお見合いをすっぽかされたから文句を言いにきたという理由で
悟郎の下を訪れたハムスターのクルミのオリジナルである公星くるみのことである。
子供の頃に同じクラスだった彼女から、言い方は悪いがハムスターのクルミをダシに告白された過去がある。
しかしその後の悲劇となるクルミ失踪事件によりその件はこじれてしまい、ふたりはずっと関係が
ギクシャクしたまま別れ別れになってしまった。
もっとも、再会したことがきっかけで関係は修復されたようだが…?
「とにかくですね!私が気になったのは、女性関係が希薄であるご主人様が
なぜ女性の性感帯とか、身体のことについてそんなに詳しいかということです。
そもそもご主人様の年代における……」
アユミはこのまま5分少々初体験年齢の推移についてウンチクを続けるのだが、描写は省略する。
時間短縮の為にかいつまんで説明すると、悟郎の年代で普通の人間の女性との性交渉が
可能な年齢から逆算すると、少々倫理的に問題がある自体が想定しうるということだ。
「まさか告白されたときのドサクサで上ってはいけない大人への階段を駆け上がったとか…」
少々危険な妄想が走り始めているようだが、無実である(多分)。
この知識が自分で調べたことの賜物なのか誰かの入れ知恵のかはわからないが、要は悟郎の童貞は
自分ではなくほかの誰かが奪ったのではないかということが気になってしょうがないようである。
「なるほど…言いたいことはわかったよ」
先ほどのダメージが残っているのか、それとも先ほどのアユミのウンチクの中に何か追加でダメージを
受けるような内容があったのかはわからないが、悟郎は背中に暗黒のオーラを背負ったままだ。
身体はアユミに背を向けておらず、ちゃんと正面を向いていた。
「…そうだ」
言って悟郎はアユミを手招きする。
アユミはそれに従い、悟郎に近づいていった。
すると悟郎はアユミの肩を寄せ、自分の方に引き寄せる。
「あっ、あのっ、ご主人様っ!?」
急に抱き寄せられたアユミは一瞬あわてるが、
「…今から」
「えっ?」
悟郎の視線はアユミではなく、どこか見上げた遠い向こうを見ている。
「今から僕は独り言を言う。ちょっと昔に起きたとある少年の昔話」
「ご、ご主人様?」
「これは僕の独り言。聞きたくなかったら聞かなくてもいい。
でもこれは独り言だから、僕に話しかけても返事はできないよ」
「………」
それを聞いたアユミはやや間を置くと、
ぽふっ。
自ら悟郎に近づき、身を預ける。
「ご主人様。私はしばらくの間だけご主人様の抱き枕でございます。
抱き枕は何も申し上げませんし、何もして差し上げることはできませんが…」
アユミは目を閉じる。
「私は所詮枕です。ご主人様の全てを受け入れるご用意は整っております。
枕を使った怪しげな自慰でも、憂さを晴らす枕投げでも、どうぞご随意に…」
しぃ……ん…。
喋らなくなったアユミを一瞥すると、悟郎は重そうな口を開いた。
「それじゃあ僕は枕に向かって独り言を呟く寂しい人間か。みんなと再会するちょっと前まで、そうなりかけてたけどね…」
アユミは答えない。
「…そっか。それじゃあ始めようか」
昔々。
あるところに心優しく、動物がとても大好きな一人の少年がいたそうです。
その少年は冬近いある晴れの日、工場建設が決定し埋め立てられることが決まった池の近くに
冬眠しそこなって寒さに震えていた一匹のカメを見つけました。
可哀相にと哀れんだ少年は、冬眠をさせてあげようと場所探しをしてあげました。
やがて少年はある公園で池が近い大きな樹木を見つけ、ここがいいと穴を掘っていましたが…。
「こらーっ!!」
……ったったっざっ!
それを遠くから見ていたとある少女が、ものすごい剣幕で怒鳴り込んできました。
「あなた…いや、キミ!そこでなにしてんのよ!?」
彼が樹にイタズラをしているものと勘違いして飛んできたのです。
冬眠のために穴を掘っていると少年が答えると、
「キミは立派な人間なんでしょう?どうして人間が冬眠する穴を掘るのよ!?」
それを聞いた少年は思わず笑ってしまい、事情を説明するべくカメを差し出しました。
事の経緯を聞かされた少女はやや前屈みになっていた姿勢を正すと、
「よし、わかったわ!それなら私も手伝ってあげる!
ちょっと待っててね、向こうのベンチに置いた荷物を持ってくるから!!」
少女は大慌てで自分がいたベンチに戻っていきます。
たったったっ……!
「変わった人だけど、いい人みたい…」
かなり思い込みの激しい面があるようですが、少年は気にしていないようです。
やがて戻ってきた少女の手には、スケッチブックを含む絵画セットが握られていました。
少年が話を聞くと、彼女はこの公園に一本の樹木の写生に来ていたそうです。
つまりスケッチブックへ写生の最中、不審者として穴を掘る少年を見つけたのでした。
話を聞いた少年は、自分が写生の邪魔したのかと非難するように訊ねました。
少女は話の途中ちょっとイヤミっぽい言い回しで説明していたためですが、少女はそれを聞くと、
「うふふっ♪ 冗談よ、じょーだん!」
少女は悪戯っぽく笑うと、キミのおかげでもっといい絵が描けると言いました。
そしてスケッチブックを軽く抱きしめ、あさっての方向を向いてさらにこう続けます。
「枯葉舞う、樹の根元で、助けたカメの為に、穴を掘る少年…。
いや〜ん♪ まさに芸術!!すばらしいモチーフだわっ!」
少年は途中握りこぶしまで作って力説する彼女に気のない相槌を打ちましたが、
早く穴を掘りましょうと言ってくれる彼女に気を取り直し作業を始めました。
ざっ…ざくっ…さくっ…。
二人で穴を掘っている最中、少女は少年に訊ねました。
「ところで、名前は?」
少年が答えようととき、カメを助けたから浦島太郎なの?という
少女の珍問答に一瞬ズッコケかけた少年ですが、改めて名乗りました。
「悟郎くんかぁ。よし、悟郎くん!一緒にがんばろう!!」
まもなく大人の女性へと変わりつつある少女。
まだあどけない少年真っ盛りの男の子。
遠目から見れば姉弟に見えなくもない二人が公園を出て分かれる頃には
カメの名前を「アユミ」と決め、アユミが冬眠から覚めるのを
二人で一緒に見届けようと約束したのです。
二人が帰宅してしばらく、この公園の数箇所に看板が立てられます。
この看板が後にひとつの悲劇をもたらすような事になることは、誰も思いませんでした。
季節は春。暦は啓蟄。
春はあけぼの。
草木が芽吹き始め、眠っていた動物たちも徐々に目を覚ます季節。
少年は自転車に乗って、家からそこそこ離れたあの公園を目指していると
あの見知った年上の少女が少年に声をかけてきました。
「悟郎くん!」
少年が自転車を止めるのを確認すると、少女は少年のところまで近づきます。
あのカメがきっかけで、二人は時々話をする関係になったのです。
いつもは歩きの場面で出会うことが多いので、自転車に乗っているのは
ちょっと珍しいので問いただすと、少年は口ごもってしまいました。
それを見て、少女は彼の目的地にピンときたようです。
「こらっ!私に隠れて、一人で宝物を掘り出す魂胆でしょ!?」
人差し指を立てて横に振る仕草をしつつ、少女は得意顔になる。
「ふっふ〜ん、お姉さんを誤魔化そうたってそうはいかないわよ?」
少年の抗議を聞き流した少女は自転車の荷乗せに腰掛けて
一緒に公園へ行こうと言い出しました。
荷物を持ったまま二人乗りは危ないと少年の抗議は続きますが、彼女はその様子を見て、
「悟郎くん、女の子と自転車に乗るのが恥ずかしいんでしょう!?ん?どうなのどうなの?」
少女にからかわれ、少年はちょっと不機嫌になりつつも
不承不承自転車を走らせ始めます。
やがて公園が見えてくるところまでやってくると、少年は異変に気づいたようです。
キキィィィィィィィッ!!
「きゃっ」
急ブレーキの反動に、少女は悲鳴を上げました。
「何々?どうしたのよ!?いきなり止まったりして」
少女が自転車から降りて訊ねると、少年は自転車を止めて公園内まで走り出しました。
「工事…えっ?この公園を取り壊す気なの!?」
以前立てられたあの看板、都市計画に基づいた造成工事のお知らせだったのです。
異変に気づいた少女も彼を追いましたが、入り口が封鎖されています。
更地にする工事が始まったので封鎖されたのです。
少年は壁をよじ登ったのでしょう、突破された跡はありませんでした。
この少女はクラスの中でも小柄で身軽、登れなくはないでしょう。
彼女も意を決して壁をよじ登り、少年の後を追いました。
ヴィィィィィィィ……ン!
バキバキバキバキバキバキバキ…!
カメを埋めた場所まで来ると、今まさにチェーンソーで切られた
大きな樹木が少年の身に襲いかかろうとしていた瞬間でした。
「悟郎くん、危ないっ!!」
少女は少年のところまで駆け寄り、一緒に樹木を避けるべく飛び出しました。
ズシィィィィン!!!
木が倒れる大きな音が元公園の敷地内に響きました。
倒木を避けて倒れていた二人だったが、少年はすぐに身を起こしてカメを埋めた場所へ
駆け寄ろうとしましたが、その周辺をブルドーザーやショベルがウロウロしている
光景を目の当たりにし、ひざをついて崩れ落ちてしまいました。
少女はその様子を見守っています。
人間の身勝手が生み出した光景に絶望した少年は、精一杯の声で叫びました。
「くそぉっ!人間なんて…地球で最低の動物なんだぁぁぁっ!!!」
少年の声を公園の工事関係者が聞きつけて、危険だからという理由で
少女は近くにある別の公園のベンチまで少年を連れてきていた。
ひたすら自分を責め続ける悟郎を見かね、少女は慰める意味も込めて
元々渡すつもりだった一冊のスケッチブックを手荷物から取り出した。
がさがさ…!
ビッ!ビリリッ!
「ハイ!これ」
少女から手渡されたスケッチブックのリーフには、カメを抱き上げる少年が描かれていた。
「これって…絵?ボクの絵?」
「うん。前、悟郎くんと二人で…アユミちゃんの冬眠場所を掘っている時に考えて描いたの」
「ボクが…アユミを抱き上げてる」
悟郎が少女に向き直ると、
「春が来て…こういう風になったらいいなって思って…」
もう一度絵を見つめ、やがて悟郎の中で最後まで堪えていた
純粋な悲しみの堰はとうとう崩壊を始めたのだった。
「うっ…うっ…うわぁぁぁぁぁぁん!!!
あああああぁぁぁぁん!アユミぃぃぃぃっ!!!」
「ここまでは、多分アユミも話に聞いていると思う。
何度口にしても、何度思い出しても、消えることのない辛い思い出…」
悟郎の独り語りが止まった。
目を閉じ、私は枕になりたいと言わんばかりに無言を徹すアユミだが
その瞼の間からはうっすらとにじんでいた。
「それでね、この物語には続きがあるんだ。誰にも教えてない話の続きが…」
「うっ…うっ…うわぁぁぁぁぁぁん!!!
あああああぁぁぁぁん!アユミぃぃぃぃっ!!!」
少女は絵を抱きしめながら泣き崩れる悟郎を胸に抱き寄せて
彼の気が済むまで待つことを決めた。
ポツッ…!
ようやく落ち着きそうな雰囲気になった頃、少女の首筋に冷たい何かが当たるのを感じた。
少女が上を見上げると、既に泣き出しそうなくらいの空模様になっている。
まるで悟郎と一緒に失った悲しみを分かち合うかのようだった。
「…降ってくるのかしら」
ポツ…ポツッ…!
…ポツッ、ポツッ、ポツッ、ポツッ!
パラパラパラパラ……!
ザアァァァァ……ァァァァァァァァ…!
少女の呟きを引き金にしたかのように、空は雨を降らせ始めた。
簡単な防水加工が施されているスケッチブックを簡単な傘代わりにするが、
この雨量ではすぐにでも役に立たなくなるだろう。
少女は半ば諦めた表情を見せると、片腕で悟郎を抱き寄せたままベンチから立ち上がる。
「悟郎くん…このままじゃ濡れちゃうし、一度悟郎くんのお家に帰ろうか?」
言って少女は気がつく。
「あ、そういえば私ってば悟郎くんのお家って知らないし、結構遠いんだよね?」
…こく。
少し間が空き、少女の胸の中で頷く悟郎。
「そっかぁ…それじゃあこのままどこかで雨宿りだけしても駄目かなぁ。
身体を拭いて服を乾かさないと、あとでカゼひいちゃうかもね」
「……え?」
この発言に、悟郎は少女に埋めた顔を上げる。
少女の後頭部から伝わってくる雨の雫が悟郎の顔を濡らしていく。
「…お姉さん?」
しとしとしと……。
わずかな沈黙の後、少女は口を開いた。
「悟郎くん、よかったらだけど…ちょっと私の家に雨宿りに来ない?
ここから近いし、私の家にはこういうときのためのいいものがあるんだ」
ゴォォォォォォォォォォォォ……!
白色の正方形冷蔵庫にも似た大きな箱が、機械的なうなりを上げている。
そしてその中では、さっきまで悟郎と少女が着ていたであろう衣類が舞っていた。
悟郎の物に限って言えば、下着もその中に入っていた。
グオングオングオン…!
これは、当時まだ家庭用としては珍かった衣類乾燥機(ガス式)である。
少女の話では、町内で一番早くに設置したという話だ。
家が旅館をやっていることもあり、業務用の大型乾燥機なら見てきている悟郎だったが
小型になった家庭用の乾燥機は初めて見たので珍しがっていたようだ。
閑話休題…の前に、そういや肝心の二人はどこいった?
じゃばっ…!
どぶん!
ちゃぷんちゃぷん…!
程よい温度のお湯を満たした湯桶が床に置かれ、勢いの分だけ水面が揺れる。
「二人そろってお風呂場ですが、何か?」
「…お姉さん、誰に話しかけてるんですか?」
「ううん、なんでもないのよ」
少々危険な問答をそっちのけにして、少女は悟郎を座らせた。
「…ってお姉さん、いったい何を!?」
「なにって…悟郎くんを洗ってあげようと思って」
「って、それくらい自分でできますよっ!」
「大丈夫大丈夫、痛くしないからお姉さんに任せなさいっての」
「そうじゃなくて…」
「ほらほら、男の子でしょ?こういうときはオイシイと思って覚悟を決めなさい」
少女に無理やり諭されるがまま、悟郎は全身を泡だらけにされていく。
コシコシ…ゴシゴシ…!
「〜〜♪」
ひざ立ちの状態で悟郎の身体を洗いながら、ハミングを奏でる少女。
洗われる側の悟郎は顔を真っ赤に染め、半ばなされるがままになっていた。
頬が赤いのは、もう自分でできるのに小さい子供みたいで恥ずかしいというのもある。
しかし、自分は全裸なのに少女はバスタオル一枚という状況にもドキドキしていた。
「ねえ…悟郎くん」
「は、はひっ!」
少女は泡だらけのタオルを動かしながら悟郎に訊ねた。
一方の悟郎は、先ほどから頭の中でピンク色の何かが渦巻いていて
彼女の急な呼びかけに過剰反応し、裏返った悲鳴のような声を上げてしまう。
「うふふっ…ねえ、聞いてもいいかな?」
「は、はいっ…なんですか?」
「悟郎くんはさ…どうしてそんなに動物が好きになったの?」
「えっ?」
「私にもね、飼っていたペットを亡くしたことがある動物好きな友達がいるんだけどね。
今日の悟郎くんのように、あそこまでペットに対して泣いてはいなかったんだ」
「………」
悟郎は沈黙を保っている。
「ましてや、今回は自分が飼っていたわけでもないのに、あそこまでアユミちゃんのために
あんなに悟郎くんは泣いたんだもの。きっと、筋金入りの動物好きなのね。
私も自然や動物は好きな方だって自負してるつもりだけど、悟郎くんにはかなわないなぁ…」
がこっ……!
「お湯、流すよー?」
「あっ…はい…」
ざぱぁぁぁぁぁ………!
床に置いてあった手桶のお湯が、悟郎の全身にまとわりついた泡を流していく。
「ねえ、どうして?」
「え、ええっと…その…ええっと…どうしてって言われても…」
「自分でも…わかんないの?」
ざばっ、ちゃぱぁぁぁぁぁっ………。
続けて2度3度お湯がかけられ、悟郎の身体についていた泡はほぼなくなった。
かけられたお湯が排水溝へ流れていき、全てが出て行った頃、
「…ボク、物心ついたころから、山の中とかで動物と過ごす時間が多かったんです。
お父さんもお母さんも、家の仕事が忙しくてなかなかボクにかまってくれなくて…」
「…うん。それから?」
「なんて言うか、その…うまく言えないんですけど…」
「うんうん」
カコーン…。
少女は空になったプラスチック製の手桶を床に置いてから
悟郎が座っている風呂イスの横へ座り込んだ。
「ボクにとって、山や木々、そして動物たちは…かけがえのない家族なんです。
以前ボクが飼っていたウサギのミカ、遊びに行っていた神社に住んでいたヘビのユキさん。
そして…そして……今日もしかしたら再会できたかもしれない、カメのアユミ…」
俯きだした悟郎の目に少しずつ涙の雫が溜まっていく。
「みんな…ボクの前からいなくなっちゃった…!亡くしたくないのに、いなくなっちゃった…!
ねえ、お姉さん!ボク、もしかして動物と関わっちゃダメなの!?ねえ!」
「…悟郎くん」
「うっ…ひっく…うううっ……」
すっ…。
涙がぶり返してきた悟郎を、少女は正面から抱き寄せる。
「ひっく…ひっく…」
抱き寄せたまま、少女はやがて悟郎の耳元へ小さな声で語りかけ始めた。
「…いい、悟郎くん。男の子が泣いていいのは一生のうちで3回までなんですって。
この世に生まれてきたとき、苦難を乗り越えたとき、愛する者との永遠のお別れのとき…」
少女が悟郎を抱きしめるように引き寄せていく。
「だから、今は男の子が泣いても許される数少ないチャンスだけど、
明日からはもう泣かないようにしよ?今日は泣くだけ精一杯泣いていいからさ。
じゃないと、カメのアユミちゃんもきっと天国に安心していけないと思うんだ…」
「………」
小さく肯く悟郎。
「それに悟郎くんは、自分を動物の死神みたいに思ってるかもしれないけどきっと違うよ?」
ぎゅっ。
少女は抱きしめる力を強くする。
「天寿であれ災難であれ、死ぬことは動物も人間にもいつか平等に訪れる。
悟郎くんは、ちょっとそういう巡り合わせがほかの人たちと比べて悪いだけなのよ」
「巡り合わせ…」
「そう。もし巡り合わせの悪さが宿命なら、それを変えることは多分出来ないわ。
でも死に行くのが運命だとしたら、それは変えることは出来るかも知れない…」
「…どういうこと?」
悟郎が訊ねる。
「んー…悟郎くんにはまだ難しいかもしれないけど…」
少女は前置きをして、
「生命にとって死ぬことは宿命だから逃れられない。
でもその時期が寿命じゃなくて他の何かだったら…?
たとえば…重い病気とかにかかったら、とかね」
「あ…」
少女の話に、悟郎は何か思うものが出てきたらしい。
「そう。生命を助ける力は運命を変えることが出来るかもしれないってこと。
動物が相手なら、獣医さんになってみるとか…ね?」
少女は小さくウィンクをした。
「……うん。わかったよお姉さん、ボクやってみる。すぐには無理だと思うけど、いつかはそうなってみたい…」
悟郎の返事に、少女は顔をほころばせ、
「うん。エライぞ、悟郎くん。お姉さんは嬉しいな」
言って少女は悟郎の頭をゆっくりと撫でた。
なでなで…。
なでなでわしわし…。
「お姉さん…あの…」
「んー?」
なでなでなでなで…かいぐりかいぐり。
「ふふふっ」
「あ、あの…それ、そろそろやめてほしいと言いますか…」
「えー」
「いやあの…えーと言われましても…」
少女の不満そうな声に抗議する悟郎。
「ふふっ…もう、じょーだんだってば。悟郎くんってばかわいい♪」
「…う〜っ、からかわないでくださいよもう!」
「ごめんごめん♪」
少女は悟郎から離れた。
「さて、湯冷めしちゃわないうちに悟郎くんは頭洗って先に湯船に入っちゃって。その間に私も頭と身体を洗っちゃうから」
「ええっ!?」
悟郎の素っ頓狂な声と慌てた表情を見て、少女はにやにやと笑みを浮かべながら、
「んん〜?もしかして悟郎くん、頭も私に洗ってほしいのかなぁ?」
「ちっ、違いますよっ!っていうかお姉さん、ボクがまだ入ったままなのに…」
「もうここまできちゃってるんだし、裸くらいもう今更よ…って言いたいところだけど」
身体を隠すバスタオルを留めている部分を掴み、ちょっと顔を赤らめると、
「流石に私も見られるのはちょーっと恥ずかしいから、あっち向いてて欲しいなぁって…」
ドキッ!
「わっ、わかりましたっ!それじゃあちょっとこれお借りしますっ!」
「う、うん…」
悟郎はシャンプーとリンスのボトルを掴むと、浴室の隅っこを陣取って洗髪を始めた。
「(なんだろう…何だか急にドキドキしちゃった…)」
まだ自分でもよくわからない感覚に戸惑う悟郎。
一方、少女は悟郎の視線がこっちから逸れたのを確認すると、
身体を隠すためのバスタオルを留める部分を外した。
ふわさっ…!
はだけさせたバスタオルを折りたたみ、少女は浴槽ドアの取っ手にそれを引っ掛ける。
そしてさっきまで悟郎が腰掛けていた風呂イスに座ると、もう一枚のタオルと
石鹸ケースから取り出したままの石鹸を拾い上げ、ゆっくりと身体を洗い始めた。
ワシャワシャ…。
コシコシ……ワシャワシャ……。
悟郎を洗っているときに比べて若干弱い力で洗っている。
腕から始まり、お腹、背中、胸の膨らみと続き、一度タオルに付着した汚れを落とす。
タオルにもう一度石鹸をなじませた後、陰部含む腰周り、脚から足へと続いていく。
悟郎は彼女が背中を洗い終える前に頭を洗い終えたので既に湯船の中だが、少女を
自分の視界に入れまいと目をつぶったまま湯船に入ったせいで別の問題が発生していた。
(お姉さん、まだかかるのかな…今どこ洗ってるんだろう?
背中とか腰とか足とか……胸とか……ちょっと覗いてみたいような。
でもそんなことをしたら間違いなくお姉さんに怒られるだろうし…)
まだ肉体的に成長しきれていない悟郎だが、そろそろソッチ方面も気になる年頃。
少女の織り成す柔肌を洗っていくその音だけで、悟郎はムダに想像を逞しくしていた。
身体が洗い終わったのを確認すると、少女は石鹸の泡をシャワーで流し、
そして悟郎がうっかりそのままにしていたシャンプーとリンスの
ボトルを拾い、元の位置に戻してから自分の髪の毛を洗い始めた。
「……♪」
何を思ったのか、少女は頭を左側に傾けた。
すると前頭部のみ長さが違うショートボブが重力に従って垂れ下がる。
そしてその髪の毛に、手を使ってキューティクルの方向にそってシャンプーを馴染ませていく。
「…ラランラン♪ ラランラン♪ ラランラ〜ン♪」
シャンプー液を馴染ませる手が髪の毛がない空中でも動いていることから、
鼻歌の内容は最近発売され大人気になっているシャンプーのCMの音楽だろうか。
だがCMのマネをするにはいかんせん髪の長さがぜんぜん足りない。
やっててだんだん虚しくなってきたのか、頭を垂直に戻して普通に洗い始めた。
指の腹を使って毛穴の皮脂と汚れを浮かせるタイプだ。
わしゃわしゃ…すぅっ、すぅっ…。
悟郎も悟郎で、彼女がいきなり歌をやめてしまったので不審に思ったが、
「ねえ…悟郎くん」
「は、はいっ!」
本日二度目の光景だ。
「悟郎くんは髪の長い娘と短い娘、どっちがタイプなの?」
「え?あの…どっちがって…?」
少女は髪を洗う手を止めると、
「悟郎くんも見ての通り、私ってけっこう髪の毛が短いでしょ?」
洗っていて浮き気味になっていた髪の毛を手で撫で下ろすようにして整える。
「…はい」
もっとも、その姿は目を閉じている悟郎には見えてない。
「私の周りって…昔からよくわかんないけど男子が近くにいなかったの。
本とか雑誌だと、男の子ってどちらかと言えば髪の長い女の子のほうが
好きだって書いてるけど、実際のところはどうなのかなって思ったの。
悟郎くんはどっちなの?生の意見が…聞きたいなぁ」
「ボクは…」
…ちゃぷん。
お湯の水面が揺れた。
悟郎は視線を浴室の壁だけに集中し、まぶたを開ける。
「確かにボクも、長い髪は嫌いなほうじゃないと思いますけど…」
「うん」
「少なくとも…ボクはお姉さんの短い髪の毛は好きですよ」
「…ホントにそう思う?」
「はい。とっても似合ってると思います」
しばしお互い無言になるが、
「…どうもありがとう、悟郎くん。たとえお世辞でも私は嬉しいよ」
「おっ、お世辞だなんて…」
「わかってる。悟郎くんは、こういうことではウソがつけないもんね?」
「うぅぅ…」
少女は悟郎の後頭部に向かってにっこり微笑むと、洗髪の最後の仕上げにかかった。
髪の毛の余分な泡をそぎ落として髪の形を元の状態へと整えていると、
「っと………あっ」
「…どうかしましたか?」
悟郎が少女へ背中越しに訊ねると、
「勢いが付きすぎて、シャンプーの泡が目のところに降りてきちゃったの。
結構たくさんついたみたいだから、ぬぐっても泡が目に入っちゃいそう…」
「大丈夫ですか?お姉さん」
「ごめん、悟郎くん。ちょっとシャワーでお湯かけてくれる?かけ湯だと髪の毛が乱れちゃうから…」
「あっ、はい。わかりましたっ」
「……私が見えてないからって、裸ジロジロ見ないでよね?」
「見ませんってば!」
必死に否定した手前、悟郎は壁しか見ないようにカニ歩きで浴室の端へ移動したが、
シャワーの柄は高い位置に据えられており、悟郎の身長では届きそうもなかった。
「ねぇー悟郎くーん、まーだー?」
「ちょっと待ってお姉さん、シャワーが遠くて…」
言って悟郎は浴槽の縁を足がかりにシャワーの取っ手を掴んでフックを外した。
「よし。後は蛇口を…」
しゃがんで蛇口を握りひねった瞬間だった。
つるっ!
「うわぁぁっと!!」
「えっ?」
プシャァァァァァァ!!!
「きゃわぷっ!!」
ドタァーーーーーーーン!!
「いっ…たたたぁ…!!」
「うぅぅ…何か顔がつめたーい…って悟郎くん、大丈夫!?」
「はい、何とか…」
浴槽の縁で足を滑らせた悟郎はお湯ではなく水の蛇口をひねった状態で
転倒、シャワーから飛び出した冷水が少女に降りかかったのである。
不幸中の幸いか、彼女は無傷なようである。
「ところでお姉さんのほうは……あ」
「私のほうは大丈ぶ……あっ」
思わず目が合う二人。
当たり前だが、お互い生まれたままの格好を相手にさらけ出している。
しーん……。
2〜3秒ほど妙な沈黙が続くが、耐えられなくなった悟郎が口を開く。
「…あの、今のは不幸な事故でして。決して、その…」
どこかで聞いたような弁解をする悟郎。
「……ちょっ」
「えっ?」
少女はすぐに腕で胸と陰部を隠す体勢をとると、
「ちょっといつまでこっち向いてんのよぉ!?あっち向いてよぉっ!!」
顔を真っ赤にして怒鳴る少女。
「すみませんすみませんすみません!!」
「いいから早く!!回れ右っ!!」
「はいぃぃっ!!!!」
あまりの剣幕に悟郎は無意識のうちに飛び上がり、超特急の早さで反対側を向いた。
しぃぃぃぃん…………!
さっきよりも長い沈黙と気まずい雰囲気が浴室内に漂う。
少女はかけてあったバスタオルを勢いよく引ったくって身体に巻きつける。
タオルがズリ落ちないのを確認し、少女は再び口を開いた。
「悟郎くん?目閉じてたからよくわかんなかったけど、今のってもしや…わざと?」
「ちっ、違います違いますっ!」
「ホントかなぁ?ウソついてえっちなコトを考えるのはいけないと思いますよぉ?」
「ウソじゃないです違いますっっ!!!」
「あやしい…」
じぃぃぃーっ……!
悟郎の背中をジト目で見つめる少女。
その痛い視線に冷や汗が出る悟郎。
「じゃあ仮に事故だったとして……悟郎くん」
「は、はいっ」
「…見たでしょ?」
「へっ?!」
「私の裸。胸とか恥ずかしいところとか」
「……いやあのその見えたというか見えなかったといいますかあのその!」
少女の一言に一瞬時が止まり、続けてパニックを起こす悟郎。
「ほほー。この期に及んで見てないと申しますか?」
「いえだって湯煙立ってますしボクメガネかけてないけど近眼でしてそう簡単には見えないものでして」
「へぇぇぇぇ〜…じゃあ悟郎くんについてるコレはどう説明するの?」
少女は悟郎の背後に迫ると、悟郎の股間めがけて手を伸ばす。
その先には、出力全開まであと一歩というところまで硬くなった肉柱と化した男性器があった。
ぴくっ!
「はぅっ!お、お姉さんっ…何触って…?」
「ほーらやっぱり。私の裸見てコーフンして、ここ大きくしちゃったんじゃないの?」
「ち、違いますっ!実はこれはさっきからずっとこんな感じで…っ!!」
悟郎は逃げようと腰を浮かそうとするが、少女に肩を押さえられていて動けなかった。
「むっ。それじゃあさっき見た私の裸は悟郎くんを興奮させられなかったってコト?
なーんかそれって、女としてちょっとショックだなー」
「えっ!?」
「だってそうでしょ?興奮してくれないイコール私に魅力がないってことだもん」
ちょっとふてくされる感じでつぶやく少女。
「そんなこと…ありませんよ。これだってお姉さんの裸を想像しちゃったりとか
なんかしているうちに勝手に大きくなっちゃたんだし、さっきだってよく見てなくて…」
必死になって否定する悟郎を見て、少女はため息を一回つくと、
「…それじゃあこうしましょ?」
「へっ?」
もそもそ…ふわさっ……!
言って少女はバスタオルの留める部位を開放し、再びバスタオルを身体からはだけさせた。
ただし、まだ両腕を使って大事な場所は覆い隠してある。
「今から1分だけ時間をあげる。私は今完全に裸で、時間内は私に何してもいいの。
開始の合図は…悟郎くんがこっちに振り向いたとこからスタートってことで」
前半はここまでです。ドラマパートがかなり長くなりました。
これでも結構はしょったつもりなんですがorz
(執筆期間の設定都合により、はしょった内容はアユミを埋めてから死亡確認までの空白の期間です。
これも含めると文章量がマジでエロゲのシナリオの1キャラ分くらいになりそうなのでやめました)
1回の投稿分量が細かくてスイマセン。
近年のバラエティ番組みたいな区切り方でスイマセン。
ネタだらけだな、と思われた方スイマセン。
エロシーンが中途半端でスイマセン。
濡れ場描写が下手でスイマセン。
各方面にゴメンナサイ
(´Д`;) ゴメンナサイゴメンナサイ
∨)
((
単に引き伸ばすのでは申し訳ないので、後編の次回予告みたいなものを即興で準備しました。
375 :
次回予告:2007/05/07(月) 04:35:10 ID:ftbVE65e
・
・
・
「見てるだけでいいの?まだ大きくなりきれてないけど、間に合うのかな?」
「う…うん」
少女の言葉が引き金になり、悟郎はそのふくらみにそっと触れてみた。
ふにゅ……ふにふに…っ。
「っ……あったかくて、やわらかい」
もっと触ってみたい衝動に駆られ、片手で触っていたのを両手で触ってみる。
ふにゅっ…ふにゅふにゅ…ふににっ…!
むにょん…もみゅ、もみゅ……むにん…。
左右のふくらみをそれぞれ違うリズムで揉みしだいていく。
「……っはぁ……んんっ………んふぅっ…!」
・
・
・
何歳も年下の少年に手により、少女は今までとはまったく異質の快楽を享受していた。
少女は薔薇の首輪と銀の鎖が繋がる禁じられた世界に身をゆだねていく。
そして少年悟郎はこの場をどう乗り切るのか?
次回 『 あえてタブー(禁忌)を犯せ・後編』
官能の世界を待て、しかして希望せよ!
はいオレのバカorz
(;´Д`) スミマセンスミマセン
( 八)
〉 〉
つづきまだあ?
378 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 13:03:00 ID:LUK7ohha
数ヶ月ぶりに神ktkr
GJ!!しか言えなくてスミマセンスミマセン(AA略
GJ!!!!!
380 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 14:20:48 ID:Nbs39blW
ケッペキは出てないの?
亀だがGJ!!
まだ書き手がいた。・゚・(ノД`)・゚・。
382 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 22:37:28 ID:CvJpu6O1
保管庫神様乙
ねえ、ケッペキは?
エロではないが『天使のしっぽ』風刺SS…(の、プロット)
「お前の諭吉が泣いている」
第六話『スト騒動・愛と涙の乱れ打ち』
守護天使の中学生組、高校生組から不満の声が上がった。
「ケッペキ先生は私たちには厳しいのに、ご主人様に甘い」
と言うのだ。
悟郎がそんなことはないと言っても、まるでわかってくれない 。
小学生組は悟郎の弁護に回った。「ご主人様も、ケッペキ先生、必死なのに」
小学生組VS中学生組+高校生組の大ゲンカになってしまった。
「お前らが悪い」と悟郎に叱られた中学生組+高校生組は部屋に立てこもってしまう。
もっと私たちの話を聞いてほしい、聞いてくれるまでは出ないというのだ。
悟郎も怒って、「お前らみたいなダメ天使、こっちから願い下げだ!」
そこへケッペキ。
「ストをしたければ、いくらでもすればいいでしょう。私は絶対に折れません」
両者が譲らないまま、時間だけが過ぎていく。
慣れない家事に戸惑う小学生組だが、高学年の天使たちが先生になってなんとかこなしていく。
ストをしているうちに、天使たちは迷いがわき上がってくる。
「ケッペキ先生もご主人様も何も言わなくなっちゃった……あきらめちゃったのかな、私たちのこと」
5時間が過ぎ、夜になってから、一人、また一人と立てこもりをやめて部屋から出始めた。
次々と投降していく守護天使たち。
結局みんなスト破りをして、残ったのはカメのアユミだけになってしまった。
投降した守護天使たちに、悟郎は一人一人にビンタを張る。
殴りながら、悟郎は泣いていた。
そっと様子をうかがうアユミに、ケッペキが呼びかける。
「見えますか、ご主人の涙に濡れた手の平が」
ツバサが殴られた。ユキが殴られた。ランが殴られた。
「ご主人は、どんな気持ちで殴っているのでしょう。みんなは反抗していません。
殴っている理由があなたにはわかりますか。誰も反抗しない理由がわかりますか。
あなたの諭吉が泣いています」
そして、アユミも投降した。
「覚悟はできてるな、アユミ」
「はい」
悟郎の平手がアユミの頬に飛んだ。
こうして、スト騒動は落着した。
遅い夕食を、全員揃って食べた。
中学生組+高校生組は頬に手の跡を残しながら、それでも笑顔で。
次回、かつての敵だったあの男たちが戻ってくる!
今度は果たして、敵か味方か!
誤)「ご主人様も、ケッペキ先生、必死なのに」
正)「ご主人様も、ケッペキ先生も、必死なのに」
リクエストにお応えして、最新作を書きました。
プロットじゃなくて小説を書いて欲しい
大丈夫だ! お前はやればできる子だ!
あいかわらず面白くないなwww
エロではないが『天使のしっぽ』風刺SS…(の、プロット)
「お前の諭吉が泣いている」
第七話『歌え!守護天使と四聖獣たち』
テレビの音楽番組で、期待の新人アーティスト紹介を見ていて、驚く悟郎と守護天使たち。
見覚えのある顔ぶれが、期待のバンドとして紹介されていた。
GOU、SHIN、REI、GAI…リュシフェルと名乗るそのバンドのメンバー、彼らこそ、かつて悟郎の命を狙い、守護天使たちと戦い、そして和解した四聖獣たちだったのだ。
なぜ人間界でバンドをやっているのか?
事情を探るため、ライブ会場を訪れる守護天使の高校生組。
客席に、ユキ、アユミ、ミカの姿を見て、驚くリュシフェル。
逃げ出そうとする高校生組だが、うっかりアンプを倒して壊してしまう。
ライブはメチャクチャで中止になってしまった。
激怒したレコード会社側から賠償金を請求されるが、そこへケッペキ登場。
実は、潰れかけていた会社を建て直したのがケッペキだったのだ。
ローディー(付き人のこと)をただ働きでやることで決着した。
守護天使たちは、助かったと思ったのも束の間、リュシフェルのメンバー、
先輩ローディーに散々こき使われる。恋仲だったアユミに対して、SHIN=玄武のシンは冷たく当たる。
「あの頃はお前らを甘やかし過ぎた。だが、今はそうはいかないからな。俺たちは厳しいから覚悟しろよ」
ちょっとでもミスがあれば、怒声の雨あられ。
しかし、やめるわけにはいかない……が、徐々にその決意も揺らいでくる。
ある日のライブで、リュシフェルの到着が遅れていた。車の渋滞らしい。
準備を終えた守護天使たちは、まだリュシフェルが来ていないのを知って逃げ出そうとする。
それを、観に来ていた悟郎が止める。「待て、逃げるな!」
たまらずミカが叫ぶ。
「だって、あの時コケにされたから、仕返しに私たちに意地悪するんだもん」
しかし、悟郎にきっぱり否定される。
リュシフェルは決してみんなをいじめているわけじゃない、チャンスを与えたのだ。
でなければ、とっくに見限っている。ここで逃げたら全てが無駄になる。
「ライブが終わるまで仕事を放り出しちゃだめだ、みんな観に来てるぞ」と説得する。
客席には、小学生組も、中学生組もいる。その姿を見て、思いとどまる高校生組。
しかし、待てど暮らせど、リュシフェルは到着しない。観客たちが騒ぎ出す。
その時、舞台に飛び出したのは……守護天使の高校生組3人だった。
「リュシフェルが来るまで、私たちが代わりに歌います!」
セットしたカラオケが、会場内に、流れ出す。
歌い出す守護天使たち……だが、どうしようもないくらいヘタ。客席からは、ブーイングの嵐。
いたたまれなくなった小学生組と中学生組は会場を後にしようとする。
そこへ、ケッペキが登場。
「お姉さん達が歌っているのに、あなたたちは見捨てるのですか」
あれだけのブーイングを浴びているのに、それでも耐えて歌っているのだ。
お姉さんたちがどれだけ辛いかわかるのか。ここで逃げたら裏切りだ。
「裏切りと言う負債は、滅多なことでは返せません。いや、決して返せません。
あなたたちの諭吉が泣いています」
奮起した小学生組と中学生組は、会場に戻り、舞台に上がる。「私たちも歌います!」
全員集合、12人で歌い出す。
歌い終わり、客席は一転して、拍手と歓声の嵐……なんて、そんな都合良くいくわけもなく、
ブーイングはさらにひどくなる。
「リュシフェル出せー!」「引っ込めヘタクソ!」「ここは秋葉原じゃねーぞ!」
ついには帰れコールまで始まってしまった。その時、リュシフェルが舞台に現れた。
「みんな、遅れてごめん!」
GOU=青龍のゴウがファンに謝る。そして、「こいつら追い出せよ」というファンを一喝する。
「こいつらは、俺たちの妹だ! 帰れコールなんて許さないぞ!!」
REI=朱雀のレイが続いて言う。「歌ははっきり言ってヘタ。でも、あんなに思い切って歌えるのは素晴らしい」
GAI=白虎のガイ。「スタンバってる時、歌聞かせてもらったよ。ほんと、ヘタで泣けるぜ」
最後に、SHIN。「みんな、代わりに歌ってくれてありがとう」
感激して泣き出す12人の天使たち。
客席に、GAIの檄が飛ぶ。「何シーンとなってんだ、拍手だよ、拍手!!」
大拍手とまではいかないが、中拍手が起こった。
そして、大歓声の中、リュシフェルのライブが始まった。
リュシフェル=四聖獣たちは、人間界で、『人間』として生活することで、
将来の天界を背負って立つための修業をしていたのだ。
四聖獣たちは、ケッペキに感謝の言葉を伝え、改めて頼む。
「ケッペキ先生、どうか彼女たちをお願いします」
「聖者殿にも、ありがとうと伝えて下さい」
この一件で許してもらった守護天使たちは、初挑戦のテレビのスタジオライブで歌う四聖獣たちに
そっとつぶやく。
「ありがとう、リュシフェル」
悟郎は穏やかな笑顔で見守るのだった。
・・・・(笑)
いや、なんていうか・・・(笑)
天才すぎて僕たちついていけません><
仕事中なんとなくカキコ
SSの続きの内容…というか表現技法やらで激しく煮詰まってて
今にも焦げ付いて炭化しそうですorz
エロを書くというなれない事はするものではない…
>>394 技法なんて気にするな
俺の妄想でカバーするぜ