【男一人】ハーレムな小説を書くスレ【女複数】 3

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934ニヤリ:2006/09/14(木) 03:30:23 ID:eNTWJyNI
自分は『傷痕』や『羽田結花と羽田瑞希の召しませ姉妹丼』の続きが読みたいなー。
宵闇の中、ただひたすらに馬を駆る。辺りに響く剣戟、断末魔、風を切る矢の音。
火も放たれたのだろうか。轟と火炎の音もする。その戦場の中。私は城へと向かい馬を走らせる。
まだ。まだ間に合うはずだ。行く手に炎が轟々と上がっているのを目に捉えながらも、その時は決して希望を捨ててはいなかった。
「父上、母上、阿耳!」
強く、優しく、領地を良く治め、為政者としても、父親としても、尊敬する父。
時に厳しく、されど人として大切なことを教えてくれる、優しい母。
まだ幼く、字も与えれてもいない、自分のことを姉と慕ってくる可愛い弟。
まだ、間に合うと思っていた。業火に包まれる城の中、まだ生きて助けを求めていると思っていた。
城の中をうろつく敵兵を射殺し、時には斬り殺し、行き着いた先に見たものは―――
「……また、あの夢………」
ここに来る前に、自分がいた現実で体験したこと。幾度、この夢を見ただろうか。ただの夢であったなら、どれだけ良かっただろうか。
だが、起こってしまった現実なのだ。もう、変え様もない、現実。自分は、守れなかった。思い出のつまった故郷も。自分たちを慕ってくれた民も。自分に命を預けてくれた兵も。なによりも大切な家族も。
幾度。幾度、自分の無力を見せ付けられただろうか。自分一人だけの武勇で敵を追い返せる程、戦は甘くない。
そんなことは戦う前からわかっていた。この戦には勝てないことも、わかっていた。降伏する間も無く仕掛けられた、一方的な戦。
国の興亡は戦国の常であったとしても、家族を失うことは認めたくなかった。
だから戦って。そして失った。
ここに来た当初。自分をこの場所に連れてきた男の目的を聞いたが、どうでも良かった。
死にたいとすら思っていた。好きにすれば良いと思った。自分には何も残っていなかったから。悲しすぎてつらすぎて、涙さえも失ってしまったから。だから、今更どうでも良かった。
その意を告げたら、男は残念そうな、何かこらえているような変な顔をして去っていった。
後で聞いてみたところ、弱味につけこんでそういう風になるのは好きでは無いと言っていた。その頃には、もう幾らか立ち直っていて、男のことを何度か撃退していたけれど。
目を覚ました私は、汗で濡れた衣服を脱ぎ、体を洗い流す為に湯浴みをする。水もお湯も自在に出てくるというのは便利だ。一人で入浴することも、もう慣れた。
何もない、ただ日々を無気力に過ごす。そこから脱したのは、私と同じ、この世界に連れてこられた一人の女性のおかげだ。私と同じく弓を使う。境遇も、私と似ていたからかもしれない。
ただ、傍にいてくれた。それがどれだけ私の心を癒したか。彼女と時たま交す通信や手合せ。ただ漫然と一緒に過ごす日が待ち遠しくなってる自分に気付いた。
愛や恋とは違う。だが友誼でもない。依存というのが一番近いかもしれない。
そういえば、彼女と最後に話してから少し経つ。時にはこちらから連絡してみようか。そう思い立って、私は湯船から出た。
「隙ありっ!」
シェディが裂帛の気合と共に突きこんでくる。だが、そもそもオレ自身が攻撃を誘発するよう作った隙だ。突きの軌道からわずかに身をかわし、そのまま半身で踏み込む。
え?何をやっているかって?無論、次の攻略への訓練&白兵訓練。白兵の方はシェディの訓練兼ねてるし。
なんでも次の人は接近戦も強いらしいじゃん?訓練して悪いことは無し。シェディの友達らしいし、少しでも癖を再現できるのならやってもらいたい。ちなみにこの白兵訓練の前に速連射された弓対策訓練もやってたりする。大変っすよ?
「いえぇりゃあぁぁっ!」
腕を取り突きの力を利用し、突いてきた右手を取って地面に叩きつけるかのように右腕一本で投げる。重心の配置、力の配分、相手の力の受け流し具合。全て申し分ない。だが、おかしい。やけに軽い。
「まっだまだぁっ!」
ずだんっ!
投げられ地面に叩きつけられるかのように見えたシェディ。だが自分から飛び、地面に足をつけて仰向けで中途半端にブリッジしているような体勢になった。
その状態から蹴りを繰り出してくる。その体の柔らかさに舌を巻きながら、オレは残っていた左の肘で防御しようとする。が。
「それは予測済みだっ!」
!!しまった、蹴りは囮か!本命はオレを地面に引き倒すこと!?クッ、ショートソードもいつの間にか自由な左手に持ち帰られてる!
今のオレは防御に出ようとしてバランスを崩している。このままマウントを取られたらグッサリで終りだ。状況の打開は…ええい、ままよ!
「やらせるかっ!」
「なっ!?」
崩れていたバランスをさらに崩し、力のベクトルを横へと向ける。これなら少なくともマウントを取られる心配はない!だが問題はこの後どういう体勢になるかわからんところだ。力のベクトルが絡み合い、その結果…
「………」
「………」
押し倒した格好になっちゃいました。てへっ。
「し、シンヤ、どいてくれないか?」
シェディがそう言ってくる。もう詰みというのはわかっているのだろう。何せ、自分の四肢は相手に抑えられているのだから。だがしかし。
さっきまでの組み手で火照った体+目の前には魅力的な肢体=頂きます。
お約束?そう、お約束だ。約束ならば、守らねばなるまい。
『マスター、お約束と約束では若干の差異があります』
何か聞こえてきたが無視無視。
「シェディ」
「な、なんだ?」
赤くなっちゃってか〜わいい〜。もう、そんな顔するとオレの中の獣がジャバウォックに変わっちゃうじゃないか。ナイトは不在なんだぞ?
というわけでオレはシェディの胸に顔を埋める。
「ちょっ!?し、シンヤっ!?」
「シェディ、我慢できんから襲うね(はぁと)」
「な、ななな何を考えているっ!?だ、だいたい外でなんてうひゃあっ!?」
ククク、シェディ、オレたちは何回ヤッたと思ってるんだ?そう、今のオレなら!お前の体について知らぬことなどないっ!シェディの体については世界一イィィィッなほど知っている!
『だとしても一日六回はやりすぎだと思いますが』
うるしゃい!これからもっと増えるからいいんだっ!多分でしかもその予定だけだけどっ!
「やっ、だ、ダメッ、んぁ、ひんっ!?」
指は正確にシェディの弱点を攻め立てる。ん〜、美女を組み敷いて思うがままに鳴かせる。グッときますなぁ。
と、いうわけで。本日二回目、頂きます。
「なぁ、シェディ〜、機嫌直して?ね?」
オレたち以外に誰もいないとはいえ、やっぱり青姦はだめだったんでせうか。シェディの機嫌が直ってくれませぬ。枕抱き締めて涙目でこっち見てくる。
うぬぅ、ヤバイ。可愛い。可愛すぎる。だがここで襲ってしまえば子猫ちゃんがさらにへそを曲げるのは確実。いや、シテる最中は甘えまくるでしょうけどね?
「………シンヤのばか」
ぐっはぁ。脳内で吐血。なんですか?なんなんですかアナタのその破壊力はッッ!?必死で保っている理性第一ダムが決壊して理性第二ダムまで煩悩が怒涛の如く雪崩れ込みましたヨ!?
そんな涙目上目遣い枕抱き締め半裸なんていうさぁ、ある意味漢の夢な格好でそんなセリフを言わないで頂きたい!オレの心にじゃすとみぃぃとしちゃうじゃありませんか!
『そのわりには余裕がありそうですが』
ふっ、当たり前だ。オレはもう何をやったら良いかわからずまごまごするチェリー君じゃないのだよ。そう、その境地、我が拳は三千年前に通過しているッ!!
『前言撤回。どうやら360度回転して元に戻っただけのようですね。しっかりと混乱しているようです』
ハッ、オレは今何を考えていた。ふぅ、危ない危ない。精神がどっか他の所に飛んでいってしまうところだった。
『比較的常時、どこか暴走しているように見受けられますが』
それは言わないお約束だ。そして約束は守らねばならんのだよ。
『先刻も申し上げた通り、お約束と約束は若干の差異がありますが、それはともかく。どうなさるおつもりですか?』
1.ひたすら謝る。そしてそのまま仲直りHに突入。
2.慎也は突然名案を思いつく。そしてそのままHに突入。
3.解決不可。現実は無情である。というわけで調教Hに突入。
『どれも結局は性交をするのですか?』
当りま…ゲフンゲフン。いや、ここは新たに4.優しく接するを作ってそれを選ぼう。
「シェディ…」
オレはシェディの体をふぅわりと抱き締める。なんだかシェディは一次的接触に飢えてるらしい。いつも気を張っていて誰かに甘えられなかった反動だろうか。
そりゃもうベッタリで気が付くと隣で腕を抱き締められていたりすることが多い。そんな中でもこれはシェディお気に入りのものだ。腕の中で甘えるシェディが可愛いんだこれがまた。
腕の中にいる不機嫌猫はまだご機嫌ナナメだったが、体を預けて胸に頬ずりしてくる。うあぁぁ、和む。ヤリたい気分になるがそれ以上に和む。
ほら、あれだ、猫が腕の中で『なーご』と鳴いてるからだ。その鳴き声と甘え様には人間を和ませる新物質『ナゴミン』が出ているに違いない。
『いろいろと暴走しているようですが。確かにマスターからα波が検出されていますが、それ程絶大な効果でしょうか』
猫好きになったらわかるさぁ〜。あぁ、和む。甘えてくる恋人を軽〜くきゅぅと抱き締めていることがこんなに和むとは。
でもシェディさん。胸を押し付けてきているのは天然デスカ?『あててんのよ』状態でしたらワタクシ、有無も言わせず襲う自信がありますよ?このふにふには有罪でしょう!裁判長、判決をお願いします!
『被告無罪。検察側は被告に対し相応の賠償をすることを命じます』
何ぃっ、まさかの逆転無罪!これだけの証拠があって何故お咎めナシなのか!上告を要求する!
『却下。検察側の要求は不当なものとします。その理由は検察側にもこの状況を作り出した原因とまた被告と同様の行為をさらに激しく行っていることがあげられます。というかマスター、わかってやってますね?』
それを言われると何も言えん。だって、もう息子さんという民衆がシェディのふにふにという暴政に耐えられなくて立ち上がっちゃっているから。ていうか立ち上がりますよそりゃあ!
「………シンヤのここはまだ反省していないようだな」
「…すみません」
シェディさん、それはしょうがないんです。だって僕、男の子ですから。ていうか襲いたいの必死で我慢してるトコだけでも良いんで評価してください!
「聞き分けのない子には…お仕置きだ」
そう言って笑うシェディ。え〜、どうやら、腕に抱いたのは子猫ではなくチェシャ猫だったようです。ちくしょー、はめられたのに悔しくないのはなんでだ。
『結局は性交に結びついたからと推察しますが』
そりゃあ言わない約束だよ、おとっつぁん。とまぁ冗談はさておいて。
「ふふ、聞き分けのない子だけど、可愛いじゃないか。撫でるとピクピクと照れているぞ?」
シェディさん。アナタいつの間に言葉責めなんていう高等スキルを手にいれましたか。
『確実にマスターの影響ですね』
……何も言い返せん。
「んふ、ほら、気持ち良いか?」
「くっ」
手でオレのモノに与えてくる刺激と、耳元で囁く妖艶な声。うわ、これはクる。時には受けに回るのも気持ち良いかも。
「んっ、こうすると、どうかな?」
「ぅあっ、シェ、シェディ、それっ!」
前の行為の余韻もあったし、興奮していたのだろう、既に濡れているシェディの入口にオレのモノの先端をあて、擦り始めた。くっ、んなことされたら我慢できん。
「シェディ、オレ、もうっ!」
「ん?私の中に挿入れたいのか。ダメだぞ?もっと我慢しなきゃ。ふふ、なんならレベに頼んで快感を射精一歩前に止めておいて貰おうか?」
「許してください…」
視覚的効果と先程からの展開で性欲が限りなく高まってる中、それはキツイってもんです。というか先っぽだけでもすげぇ気持ち良く気を抜いたら射精してしまいそうなほど。
レベ、まさかマジでそんなことはしないよな?
『………』
レベエェェエエェッ!?
「んく、あはぁ、ぴくぴくしてきたぞ?ふふ、んぅ、射精、しても良いんだぞ?射精す時は、膣内でたっぷりと、な?」
興奮と快感に顔を紅潮させ、淫蕩な笑みを浮かべながら言うシェディ。そんなシェディを見ながら、オレはどんどん上り詰めていく。
「くっ、シェディ、射精るっ!」
そう言った途端、シェディは腰を落―――
『…シェディさん、いらっしゃいますか?』
すのと同時に響く声。横で開かれる立体映像。写るは長い黒髪の可愛い少女。だいたい14歳くらい?恐らくAカップ。いや、そうではなく。一瞬『マズイ!!』と思ったが止まるはずも無く。
「うぉっ!く、うっ!」
ドクッ、ドクドクッ!
「あ、ちょ、シン、う、やあぁぁあぁっ!」
シェディもずっと我慢していたようで、二人揃って少女の目の前でイッてしまう。どうやらレベはちゃんと射精せるようにしておいてくれたみたいで。って違う!
「………」
『………』
「…は…ぅぁ…」
激しくイッちゃったシェディの喘ぎが零れる中。少女がまた口を開いた。
「…あなた、名前は?」
「い、今川慎也とイイマス」
「…そう。…では今川慎也、今すぐ殺しに行くから。…少し待っていて」
ぶつん
少女は出てきてから一切表情を変えずにそう言うと、モニターらしき物のスイッチを切ったらしい、立体映像が消えた。
…もしかして、オレやっちゃいました?
『相手のモチベーションは恐らく最高になっているかと。死亡確率が15%から55%、敗北確立が60%に上がりました』
冷静な分析ありがとう。ついでに状況解決手段も教えてくれ…
『勝利する以外にありませんね』
うわぁあぁぁん、どうしようもならねぇじゃねぇかぁっ!
怒り。自分にまだこんな激しい感情が残っていたのかと思うと少し驚愕する。彼女にそこまで依存していたということなのだろう。だから、嫉ましい。
何故、あんな男が。彼女は私の拠り所だったのに。何故、あんな男が。
わかってる。これが嫉妬ということも。
わかってる。彼女が勝負に負けて従っていることも。
わかってる。負ければどんな感情が芽生えるかということも。
だが、認められない。彼女がそうだと認められない。彼女は私だけの『シェディさん』でいて欲しい。
自分でも自覚している、幼いとも言える独占欲。
でも、譲らない。
愛用の弓を手に取る。手に張り付くほど馴染んだ感触。男顔負けの私の武に、父が苦笑しながらも私の為に作ってもらった名弓。弦の張りと強度を確かめ、剣も刃毀れしていないか確かめる。
全て万端。これならば弦が途中で切れることも刃が折れることもない。
待っているがいい、今川慎也。今、お前を殺しに行く。
大変なことになっちまった。よりにもよってシェディとしているところを見られるとは。しかも聞いた話だとシェディにすっごい懐いているようで。しかもとある国のお姫様。おいおい、お姫様なんぞ初めて見たよ。やっぱり箱入り?それに中国の人って嫉妬深いというし。
…マジで死ぬかも。
「ファリャン(華涼)は私に依存しているという感じだったからな…まずいことになってしまった」
というのは復活したシェディさんのお言葉。あの少女の名前は李華涼(リ ファリャン)というらしい。なんか表情希薄な子だったが。うぅ、やっぱり中国人らしくすっごい焼餅焼きなんでせうか?
「ともかく、来るというなら迎え撃たねばいけない。今のうちにできるだけ準備しておこう」
と言うシェディさん。ですが弓とか用意しているのは何故?
『おそらくマスターに協力するためかと思われます』
………うん、決めた。
「シェディ。お前は手を出さなくていいから」
驚いた表情で振り向くシェディ。いや、予想はしていたけど。
「な、何故だ!?シンヤ、君一人で立ち向かうというのか!?無茶だ!射程距離は私より短いとはいえ、ファリャンは私より強いんだぞ!?何の援護も無しに闘うなんて自殺行為だ!!」
そう食って掛かるシェディ。これもやっぱり予想していたけど。シェディがオレの身を心配しているのも痛いほどわかるけど。
「でも、やっぱりこれはオレの闘いだから。確かにシェディの力を借りても良いし、その方が絶対楽だろう。でも、これはオレの力で勝たないと駄目だ。
オレが勝てば女の子はオレのものになる。だからこそオレの手で手に入れないと意味が無いんだ。普通の人間からしてみりゃこの方法は外道だし、実際オレもそう思う。だからせめて1対1の闘いで納得いくまで勝負するんだ。それがオレが払う最低限の礼儀」
シェディは悔しそうな、泣きそうな顔をしながらオレを見る。わかるけど納得したくないんだろうなぁ。
『…シェディ様を戦力としていれない場合、死亡確率が65%、敗北確立76%になりますが、よろしいのですか?』
あぁ、別に良い。
『…マスター、正直に申しますと私は少々呆れています。シェディ様との戦闘の時も私の戦術ソフトをお使いになりませんでした。マスターはご自分の命を軽視しているのですか?』
軽視してるわけじゃない。死ぬことは恐いし、死んじゃいけない理由も出来た。死んだらシェディが悲しむしな。
でも、さっきも言った通りオレとの闘いの勝敗は、女の子にとって重要なことなんだ。だったら、オレはちゃんとぶつかりたい。只でさえ卑怯なんだから、これ以上卑怯なことしたくないんだよ。
『…イエス、マスター。ご命令に従います』
悪ぃな。レベにまで心配かけて。でも、わかってくれてありがとよ。
『私はマスターの良き理解者であり、良き協力者としてサポートするよう設定されました。マスターのご意向を尊重するのは当たり前のことです』
それでもありがと。さ、そんじゃあ一丁、お姫様を揉んであげるとしますか!
『イエス、マスター』
シンヤの目は本気だった。だから、余計に悔しい。その覚悟に納得してしまう自分が悔しい。彼の力になりたいのに、なれない自分が恨めしい。
「…だったら、私に何が出来るというのだっ!私はっ、私は…!」
悔しい。悲しい。愛おしい。いろいろな感情が雑多に混じり、涙が零れてしまう。行かせたくない。傍にいて欲しい。死なせたくないのだ。
私はシンヤをどうしようもなく愛している。最初は作られたものとは言っていた。でももうそんなことは言わせない、言いたくない。
もしこの感情は作られたものだからと言って消されても、私にはもう意味が無い。作られたものとか、もう関係無い。心の底から、シンヤを愛している。
傍にいると暖かい。まるで春の日溜りの中にいるように、心が暖かい。その暖かさだけでも、私は幸せになれる。
なれると、いうのに。
どうすれば良いのだ。私は、どうすれば良いのだ。
涙を流し、俯いている私を、シンヤは優しく、けれど強く抱き締めた。
「そうだな、オレを待っていることが出来る」
「…え?」
「オレのこと待っていることが出来る。オレのことを信じる事が出来る。まぁ、確かにオレは頼りないからすごい心配だろうけど…でもな、シェディがオレのことを待っててくれるなら、オレは最強無敵だぞ?どんなことがあっても帰ってくるからな」
そう言ってシンヤが笑う。その表情はいつもの意地悪なシンヤと同じ笑み。自信たっぷりで、不敵な笑い。
「…ばかシンヤ…死んだら許さないからな」
「死ぬわけないな。オレはあと最低70年は生きるつもりだ」
「…ばか。でも、ついて行くからな。それくらいは良いだろう?」
「ん〜、まぁ、安全な所にいろよ?」
その言葉に私は顔を上げて。
「当たり前だ。私はシンヤの子供を産むまで死ぬつもりなんか無いからな」
言ってやった後のシンヤの顔は、困ったような、でも嬉しそうな笑顔だった。
障害物の無い平原。戦地として、私にとって圧倒的有利だ。矢の数とその命中精度によって敵を斃す私にとって一番有利な地形。それは向こうもわかっているはずだ。なのに。何故ここにいる、今川信也。
何か罠でもあるというのか。それ程までに無防備に立っている。隣にはシェディさんまでいる。一時とはいえ、心とらわれた男の死は彼女に無用な衝撃を与えないだろうか。
まぁ、良い。もうあの男は射程内だ。
私は矢を放つ。必中とまで呼ばれ、雨の如くと言われた私の矢。存分に味わうが良い。
平地。オレが華涼と戦う為に選んだ所だ。やはり真っ向から倒さんと。手には木刀持って、これで殺すことはナッシング!さぁ、安心して戦うぞ〜、と、思い新たにして向こうにあの少女の姿を認めた瞬間。正確にオレ目掛けて矢が降ってきた。
「ぬおおぉぉぉおぉっ!?」
矢の軌道は見える。見えるがなんだ一秒間に五発というその速射は。速度は劣るものの精度はエド・マクギバン並だし!弓エドだ。弓エドがここにおる!矢の分なんとか叩き落せるが近づけない。
くそっ、これはシェディにも使わなかったとっておきを早速使うしかねぇか!?
『忠告いたしますが100%身体駆動は20秒が安全圏内。それを越えると後の戦闘に支障がでます。1分経てば限界となり、治療を受けるまで動けません。それでもやりますか?』
しねぇと勝てそうにないしな。元々短期決戦の予定だったし。
『発動コード承認。身体限界駆動機能『AZOTH』、100%で発動します』
瞬間、世界がゆっくりと流れた。
あの男が木刀で矢を叩き落している。それだけでもその強さには舌を巻く。常人ならば最初の一波で斃れていたはず。いや、今は何も考えまい。あの男を倒すことだけを考える。
一波で駄目ならさらに矢を放つのみ。矢ならば全て持ってきたのでまだ放てる。矢を番えさらなる雨を降らそうとした時。
ドンッ
まるで破城槌のような音をたて、あの男が照準からいなくなる。横…いや前に飛び出しただけ!?でもあの速さは…!?ぶれる照準。いや、見てからでは間に合わない?
「…当って!」
感覚、知覚、勘、全て総動員して、全力の力を込めた一矢。それは寸分の狂いも無くあの男へと向かって――――
スッ―――
かわされた。目の前まで向かってきた矢を最小限の動きで。あれが、当らなかった。即ち、もう弓矢での攻撃は無駄ということ。心を瞬時に接近戦へと移し変えた、その直後。
私の目に、あの男がかわした矢の行く先が。シェディさんの心臓へと一直線に向かう矢が見えた。

ドスッ!

「…何で…」
返事は無い。
「…何で、何で何で何で何でっ!」
返事は、無い。
「…何で…何であなたが、そこにいるの…?」
そこには。
そこには、避けた体を無理矢理ずらし。
左肩に深手を負った、今川信也が立っていた。
知覚範囲が広がるってのは助かったなぁ。おかげでシェディを助けることが出来たし、万々歳!
『警告。一瞬とはいえ身体の限界を超える駆動をした為、残り時間が50秒から10秒に減少いたしました。『AZOTH』の停止を薦めます。』
ん、切っといて。ついでに痛覚も消しておいてもらえるとすっごい助かる。
『了解いたしました。ですがマスター、これ以上の戦闘行動は高確率でマスター自身の生命が失われる可能性があります。即刻の戦闘解除を具申します』
ん?いや、動ける限りは闘うぞ?
『…両脚部の筋断裂率86%、全身の皮膚、毛細血管が破れ、出血もしています。
さらに脚部骨格には全てひびが入っており、通常の疾走も不可能。歩行のみで限界です。また先程の攻撃により左腕の腱が切断され左腕は治療を受けるまで動かすことも出来ません。それでもまだ闘うというのですか?』
その通り。たとえ動くのが首から上だけでも、闘いぬく。これオレなりの礼儀。
『………私は今、初めて呆れるという感情を理解した気がいたします』
う、うるさいやい!や、やせ我慢なんかじゃナイヨ?ほんとダヨ?
『勝率は初号機の起動確立より低いですが…』
0ではありません!
『…もう、お好きになさってください。最後までお付き合いいたします』
うう、苦労をかけてすまないねぇ。
『それは言わない約束よ、おとっつぁん。満足ですか?』
おう。元気百倍、アンパ…ゲフゲフ。ま、ダイジョーブ、ダイジョブね〜。
『…イエス、マスター…』
目の前にぼろぼろになった男が立っている。左肩に矢を生やし、その体を血塗れにしてもなお、その男は立っている。血塗れの顔に余裕の笑みを浮かべて、立っている。
「ほら、どうしたよお姫さん。まだオレは負けちゃいないぜ?」
何故、立っている。そんなにぼろぼろなのに。
何故、立っている。後ろで涙を流して、この闘いを止めたい思いを必死に堪えているシェディさんがいるのを知っているはずなのに。
『本当は知っているんじゃないの?』
嫌。言わないで。
『本当はわかってるんじゃないの?』
嫌。
『幼い嫉妬に身を委ねて、見ていないだけなんじゃないの?』
嫌。嫌!認めたくない!だって、シェディさんは、私の、私のっ!
『わかってるんでしょ?』
…………わかってる。彼女の顔に、そんな作られたものだけでない、本当に幸せな感情があったことも。
『知ってるんでしょ?』
…………知っている。彼女は元から私のものじゃないことなんて。
『気付いたんでしょ?』
…………気付いている。私は、今川信也に、勝てない。あんな強い眼をする男に、勝てない。
そう思った瞬間、手から弓が落ちた。膝を突く。いろんな気持ちが吹き荒れる。
私は。私は、なんて、弱いのだろう。依存しなければ立つことも出来ないなんて。私は、なんて。涙が、零れそうになる。
その時、急に抱き締められる感触がした。
「…な、にを…するの…」
気付けば、今川信也の腕の中で。彼は血塗れだから、ぴちゃりという音がした。
「おい、胸は貸してやる。泣きたいなら思いっきり泣け。泣くってのは結構気持ちいいもんなんだ。胸に溜まってるもん全部吐き出したら、またいつものお前に戻りゃいいさ。戻れないってんなら、少しくらいは手伝ってやる。だから今は思いっきり泣いていいぞ。オレが許す」
その言葉はとっても身勝手で、ちっとも私のことをわかっていないはずなのに。私は思いっきり泣き出していた。全てを失ってから今まで、泣いていなかったのが嘘のように泣き出していた。
思いっきり泣くのは、確かに気持ちよかった。
胸の中じゃまだ華涼が泣いている。むむぅ、これにて一件落着としていいものか?
『近接武器で撃破しておりませんので、ナノマシンの発動は感知されていませんが』
わかっている。わかっているんだ。だけど、だけどな?胸の中でわんわん泣いてる美少女を問答無用で殴り倒せる奴がいんならここに出て来い。そんな奴、修正してやる!
少なくともオレには出来ん!笑いたきゃ笑え!だが断固として出来んと断言する!
『人としては間違っていないと思いますが』
まぁね?鬼畜プレイには興味…興味、ちょびっとだけあるかも。
『どうせ和姦になると思いますが?』
うるへいやい!和姦いいじゃん!最高じゃん!それにちょっと乱暴なシンヤも好きとシェディは言っていた!ってんなこと言ってる場合ではなく。とりあえず、声かけてみましょうかね。
「…思いっきり泣いたか?」
胸の中で首を頷く感触。うむうむ。良き哉良き哉。
「名前、華涼ってんだよな」
「………麗文(リィウェン)」
ほへ?何?シェディは確かに華涼(ファリャン)と読んでいたが。もしかして偽名?
「…華涼は、字。あなたなら、名前で呼んでも良い」
あざな?何ソレ?
『昔の中国人が成人してから付けられる名前ですが。中国では人を名前で呼ぶことは失礼、無礼であるとされてました。
名前で呼ぶのを許されたのはその個人の君主、父親など限られた人物のみです。
また、名前を呼ばれると支配されるという認識も広がっていましたからその程が理解していただけるかと思います。
さらには、字にしても親しい人物以外は字で呼ばないものでして、呼称は…』
長い!長いから!充分わかったから!
『……では先程の発言の意味、ご理解しているのですか?』
え〜と、名前で呼ぶってことは支配されるってことだから…え?それって、え?
「………」
先程から無言で抱きついてきている華涼さんこと麗文さん。そうと理解していいのですか?いいんですかッ!?
…こくり
ぶしゅっ
頷いたのを理解すると同時に血が滾って出血増えちゃいました。あぁ、し、視界が暗くぅ〜。気を失う直前に見たものは、すっげぇ勢いで駆け寄ってくるシェディと心配そうに見つめてくる麗文だった。
はっ!?ここはだれ?私は何処?
『前にも同じことを仰られたことを記憶していますが』
お約束だよ、お・や・く・そ・く!
『…ここはシェディ様の家です』
うぇ?ていうか包帯ぐるぐる巻きで上手く身動きとれないんですが。一体全体何がどうなってるんでせうかレベさん?
『シェディ様と華涼様がマスターを治療いたしました。その包帯は治療の為に巻かれたものです。後二時間十三分程で傷口が全て塞がります。
身体内部へのダメージは最優先で治療され、二十三時間四十六分程はまだ骨に亀裂が残っているでしょうが、その後には直ります。内臓、左腕は最優先治療いたしましたのでもう問題ないかと』
ふむん。んでは二人は?
『後0,00001秒後にドアノブに触れます』
つまりすぐそこにいるってことじゃねぇか。
ガチャリ
「シンヤ、眼が覚めたか」
「おぅ、心配と迷惑かけたな。正直スマンかった」
「………大馬鹿」
そう言っていきなり抱きついてきたシェディ。うむ、愛いやつ。ところで麗文さん。なんでそんなにワタシタチを羨ましそうに見ますか。ていうか変わってるの目線だけで表情変わらんのかい!まぁとりあえず、グイっとな。
ぽふん
丁度位置的にオレとシェディに抱きつくように麗文を抱き寄せる。
そして
オレは
神を見た
カアァァァッ
ご、後光がっ!後光が射しているっ!無表情っ娘の笑みってなんでこんな後光がっ!
ていうか二人ともそんな体というかその首の下にあるマシュマロさんを押し付けるとオレの息子さんがクララのように勃ちますよ?勃った!息子が勃った!
「…怪我していても元気なんだな、シンヤのココは」
「………(赤面)」
うふ、うふふ、あははは〜。だってしょうがないじゃない。男の子だもの。
フフフ、シンヤも元気みたいだし、ファリャンの処女喪失、始めようか?」
ブホォッ!?しぇ、シェディさん!?あなたいつの間にそんないやらしい言葉を平気で言えるようになりましたかー!?麗文もなんか嫌がってないし!?
『華涼様はともかく、シェディ様は確実にマスターの影響ですね』
グフゥ、言い返せん…
「い、いや待てって特に麗文!お前これで良いの?」
「…良い。後悔、していない。それに、シェディさんと一緒だから不安じゃない」
うわぁ赤い顔しながらそれを言うのは反則だよっていうかんなことされたら抱くよ?抱きますよ?
「んふ、ファリャンはまだ処女だからな。良く濡らしてやらないと」
「あっ…」
そう言って麗文を半脱げにさせて刺激しようとするシェディ。また傷口開いたらどうすんだ。
「あっ、だ、めです…シェディさん…」
「そうは言っても、少し弄っただけで濡れてきてるじゃないか。期待していたのか?」
「あうぅ…」
シェディさん、それ、オレにとって生殺しです。半脱げですからアナタの手が麗文をどの様にして愛撫しているのか肝心なところがオレには見えないんですが。
く、くぅっ!理性がっ、理性がっ!
「ほら…シンヤがいやらしい目でファリャンを見ているぞ?」
「あ…信也さんが…信也さんが…私、を…あ、ふぅっ!?」
ピクン、ピクン
「おや、軽くイッてしまったか?フフフ、可愛らしいじゃないか。さて、シンヤ。お待ちかねのファリャンのオマンコだ」
「あ…恥ずか、しい、です…」
麗文のアソコは、申し訳程の陰毛が生えてありおり侍り、綺麗なピンク色をして居たのでありますサー、イエッサー!
『マスター、興奮で思考がぶっ飛んでいます。戻ってきてください』
はっ!そう、そうだよせめて初めてはマトモじゃなけりゃいけないんだよねっ!シェディのちょっとした淫乱化と二人のエロさにちょっと別次元に飛んでたよ!
「ほら、ファリャン。おねだりの言葉は?」
「…はい、信也、さん。私の処女オマンコに、信也さん…の、肉棒を、突っ込んで、な、膣内にドピュドピュ子種汁を射精してください…」
別次元結構オオォォォォオオオォォッ!!そんなおねだりされちゃあ、そんなおねだりされちゃあっ!
でもなけなしの理性を振り絞るのだって忘れちゃいません!処女には出来るだけ優しく
「…信也さんに挿入れられるって思うだけで、濡れてきちゃう淫乱な私にお仕置きをください…」
する自信なくなってきました。シェディ、あんた処女に何を教え込んでいるっ!?シェディ、恐ろしい子…!!
でもあえて言おう。GJ!シェディGJ!でもこれだけは真面目に。
「後悔、しないな?」
麗文は顔を少し、うつむかせて。
「…やきもち、焼くと思う…でも、後悔は、しない」
「…あ〜、あれだ、言ってること外道だと思うが、麗文のことも、絶対に世界一幸せにしてやる」
麗文は花のように笑って。
「…嬉しい」
その笑顔を見てから、オレは麗文の中へと入っていった。
「…ふっ、ぅあぅっ、いうっ」
麗文の中はすごくきつくオレのモノを締め付けてくる。そして入口には処女であった証が流れていて、瞳からは涙が零れ落ちていた。
「…くぅ、わ、私の、なか、きもち、いい?」
「あぁ、すごく気持ち良い」
「…ん…うれ、しい…」
痛むであろうにそう聞いてくる麗文に愛しさを感じ…ってシェディさん。アナタ何をやろうとしてますか。
「初体験は痛むだろうからな。少し、気を紛らわしてやる」
そう言ってシェディはやわやわと麗文の胸を揉み始める。
「ふ、ふぅっ、ぁっ」
感じるのか、少しだけ艶の入った声を出す麗文。むむぅ、ではこちらも対抗だっ!
「んんっ!?んちゅ、んふぅ」
腰は動かさず、ディープキス。伊達にさくらんぼを舌で結んじゃいない、オレの舌技はしっかりと麗文を感じさせることが出来てるようだ。
「ん、んふぅ、んんっ、くはっ、はふぅっ」
ちゅぷっ
「んっ、今度は私…はむっ、んふ、ちゅぷ、ぴちゅ」
今度はシェディにディープキス。そしてゆるゆると腰を動かす。
ちゅぐ、ちゅぐ、ちゅぐ、ちゅぐ
「んはぁあ…?そん、なに、痛く、ない?」
そりゃ良いと思う。痛みが減っているなら万々歳。やっぱり痛いのより気持ち良いほうが良いしネ!?
「…ふぁ、私、の、膣内っ、で、信也さんのが、ぴくぴく、してっ、るっ?」
決してイキそうになってるのを堪えてるワケではなくぅっ!?ぐぬぬ、し、締め付けきつい…
「…射精そう、なんですね?んぁっ、みみ、だめえす…」
…嘘つきました、ゆっくり動かしてるだけでも射精そうです。でもせめて一矢報いねば…!
「ふぁっ!や、へ、んんっ、みみ、みみぃっ!」
どうやら麗文は耳が大変弱いらしい。甘噛みするとぴくぴく体が震える。
「やっ、シェディ、さんもぉっ、らめ、れすぅ…」
二人で片方ずつ、耳を甘噛み。麗文の声の中には艶がだいぶ入っている。
「ん…くぁ、わら、し、はじめて、なの、にぃ、んんぅ、へんにぃ、なっ、ひゃう…」
もう呂律が回っていない。オレもそろそろ限界だ。やわやわと動かしていた腰の動きを速める。
「くぁっ、あっ、へんに、へんにぃっ!」
「くぅ、射精すぞっ、麗文!」
「ふあっ、ふあっ、んはぁっ!?」
オレは麗文の奥深くに腰を突きいれ。
ドクゥッドクドク、ドクゥッ
「ひあっ、あつ、い…めのまえ、しろ…?」
麗文の膣内に奥深く、最後の一滴まで欲望を送り込む。
「…は…ん…ぁ…」
麗文は呆けた表情で受け止めている。うむむ、初めてでイケるとは。シェディもだけど身体の相性良いのか。
「シンヤ…今度は、私の膣内に沢山注ぎ込んでくれ…」
目の前で行われたセックスに興奮したのか、シェディが濡れたアソコを指で開いて誘ってくる。無論、オレには断る理由はないわけで。
結果。
途中で正気に戻った麗文も交えて、二人に三回ずつ出しました。さすがにその日は疲れて泥のように眠ったが、次の日から一日の回数が三回ほど増えました。
…この後も体力持つかな。
続く
956リジー 飛び道具の惑星 次回予告:2006/09/14(木) 04:34:02 ID:91MDkmAQ
ここは端末の中。マスターが性交をしている時は、メイン機能のほとんどを外部の端末へと移行させている。
この機能があるおかげで、シェディ様ともコミュニケーションできるわけなのだが。
だがしかし、今回は近接戦闘で勝ったわけではなく、マスター本人の魅力によって勝利したということか。
シェディ様にしても、最初はナノマシンの効果があったにせよ、今ではナノマシンの想定範囲以上の効果を上げている。
マスターには元々人を惹きつける何かがありそうだ。
それはさておき、次の相手はかなりトリッキーだ。前と同じように表すならば
射程距離=E〜B
威力=E〜S
命中=B
連射・速射=E〜A
近接=B
タフネス=A
もし彼女が全武装を使うとなったら、まず勝ち目はないかもしれない。だがマスターとの共通点があることだし、もしかしたら戦闘を有利に運べるかもしれない。何にせよ、マスターのサポートが私の役目だ。
957リジー:2006/09/14(木) 04:39:27 ID:91MDkmAQ
最初に一言。ごめんよう。21レスも使っちゃってごめんよう。正直すいません。
さてさて今回の娘は中華娘でした。基本設定無口で無表情。普段の台詞には三点リーダ常備。
中国人らしくこれから焼きもち焼きまくる予定です。
次のターゲットは勘の良い方ならすぐわかると思いますっていうかほとんど答え出てますね。
それではまたのご機会に〜
958名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 07:00:58 ID:l2tVg8e1
両氏ともGJです
そろそろ1000いきそうなんで次スレたてておきました

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158184572/
959名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 08:40:28 ID:ZFh/PnYR
>933 色王の冒険譚
見つけられない!どこ?教えて。
960名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 08:43:59 ID:vP+KN3W9
起きたら2作品も……。
御二方とも、GJです。

>>959
ttp://members3.jcom.home.ne.jp/astaroth-lute/index.html
961名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 13:21:13 ID:b47wd4xF
HIMEGURI-netから鑑識捜査拒否というHPに行ったら色王の冒険譚あり
962名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 19:52:49 ID:JPDrJ674
とにもかくにもGJ!!
いやあ、眼福眼福。
スレに作品が投稿されるのは、実に良きことですな。
次回も期待してます。頑張って下され
963959:2006/09/14(木) 20:23:47 ID:ZhFaRAVz
>960 >961
ありがとう
964名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 23:38:03 ID:QiNQB9E5
チョ……荒らしでも来たかと思えば2作品も!
しかも待ってた続きだと?!
GJ!!
965名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 16:27:27 ID:cT2/lfzW
966名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:34:54 ID:sU43ckII
新スレも立ったし、埋め立て代わりにハーレム論でも語ろうぜ。
ハーレムの作り方(出来方?)って下の以外に何があるかね。
1.MC系 
2.鬼畜系 
3.主人公が普通にモテる系(別名エロゲ系)
 大別するとこれぐらいに分かれそうなんだが、どうよ?
967名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:41:49 ID:LIsH+TcI
雌の群に雄一匹的なのとか。
SFの侵略物で、いつかどこかで発生するただ一匹の雄を探して何億年か放浪してる種族に地球が占領されるってのを考えてる。それまでは生殖じゃなく転生を続けてる、とかそんなあやふやな設定。
超遅筆だけど
968名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:41:53 ID:Rgd3jWPS
そういえば、「主人公はあまり興味ないけど、まわりが言うからハーレム作る系」ってのはないな。
例えば、王族の主人公が、王族には代々ハーレムを作る風習があるんだけど、
興味がないのに、周りが「それでは格好が付かないから」という理由でハーレム作らせるみたいな。

あったとしてもつまらない話にしかならんか。
ん?「皇帝陛下は15歳!」がそれに近いか?
969名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:53:10 ID:sU43ckII
>>968
Moolichの秘密結社やりましょう、も近いかねえ。
そのタイプのハーレムの問題は、
ハーレム人数増加になし崩し的な展開以外が望みにくい事だろうなあ。
970名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:55:36 ID:u2o9tXfZ
流れ仏契り。

埋め草に作った短編投下します。
SSのプロットを考えたり、エロ妄想をしたり、いろんなスレのネタ書き込みに応じながら考えたキャラクタの内、これはエロSSには使えないだろう、というネタを
いくつかまとめた、『キャラの墓場』的なSSです。いわゆるひとつのシーボーズ。

注意点
・エロシーンはありますが、どうか、パンツは穿いたままでお読みください。たぶん抜けません。風邪をひきます。
・短編といいつつ、結構長文です。短編というのはこの場合、後に続かないこの話完結のSSってことでひとつ。
・方言、寸法数字の件は、あまり気にしないでください。基本デタラメです。

ご自身に沸き起こった嫌な予感を信じてスルーされる方は、 『ホームルーム』 でNG登録を推奨します。
971『ホームルーム』:2006/09/16(土) 00:56:26 ID:u2o9tXfZ


「みんな静かに! 注目〜!!」

ばんばん、という黒板を叩く音で、賑やかだった教室の声が静まった。
放課後の教室、並べられた20ほどの机に座っていたクラスメイトが、教卓で声を上げるあたしに注目する。
かつかつ、とチョークを叩きつけるようにして黒板に議題を書いていくあたしは、書記兼議長の学級委員長。
このあいだ衣替えが終わってブレザーの制服に戻ったけれど、あたし的にはもう少し夏服でも良かったような気がする。
男子生徒のいない女子校の気楽さで、あたしはブレザーのボタンを外し、少しだらけた格好になった。

「今日の議題は、来週のローテーションと、鵜美(うみ)の誕生日パーティーの確認です」

あたしがそういって議題を読み上げると、そのパーティーの主役、喜多野鵜美が笑顔でみんなに、「みんな、ありがとうね」と、嬉しそうな声でお礼を言った。みんなは
パチパチと拍手で祝い、「誕生日おめでとう鵜美ちゃん!」などと祝いの言葉を述べる、気の早い子もいた。大人しそうな、線の細い外観の鵜美は、コーラス部で鍛えた
透き通るガラスのような声と綺麗に躾られた丁寧な言葉遣いでそれに応えている。

とまぁ、こんなふうに。
私立やわらか中学2年牡丹組、あたし達のクラスは、とても仲良しです。
中学生になった今でも、クラスメイトの誕生日会なんかを企画してはみんな楽しんで受け入れているくらい仲がいい。



ここが半年前まではイジメの温床で、何人もの教師をノイローゼで辞めさせたような問題児達が集まる、一種の隔離教室だったなんて、誰が信じる?



「鵜美の誕生日は来週の水曜日、参加費は一人500円、ってことでオケ?」

あたしがいつもの誕生日会の要領でまとめだすと、『挙手して発言、優等生』の小鳥遊すずめが、「当日は私たち料理部がお菓子作るから、クッキーとかプリンなんか
提供できるよ」とありがたい提案。
ひゅう、とみんなが歓声を送る。料理上手のすずめが作るお菓子は、みんなにも大好評なのだ。
それにしてもすずめって、小柄で可愛くて、その上料理上手とは。神様のヤツ、二物も三物も与えまくってんじゃないわよコンチキショー。って、あたしは思わず
心の中で毒づいちゃうけど、決して本人に文句があるわけじゃないから念のため。
すずめ本人は、バカが付くほど正直で、アホらしいほど優しくて、ワンフォアオール精神の塊みたいな健気な子だから、馬鹿になんかしたらそれこそ罰が当たる。

そして、すずめからそんな提案が出ると同時に、あたしの前に座っていた金髪碧眼の欧州系帰化日本人、佐渡島トキが、自慢のそろばんをはじき出した。
トキは、いわばあたしの右腕で、計測や計算事が大の得意。そのくせパソコンや電卓嫌いで、今時珍しいそろばんと各種計算尺を使って、電卓やパソコンよりも
素早く柔軟な計算をこなしてしまうことから、「人間コンピューター」とか「やわ中のスーパーコンピューター」なんてレトロなあだ名が付いてたりする。
ちなみにこのトキ、美人な上に金髪碧眼色白巨乳などというヨーロッパ人の反則ステータスを日本に持ち込んだまま帰化したような女子中学生だから、また神様に
クレームのひとつもつけようかとも思うのだけれど、やめた。
トキは変人だから、十分それでおつりが来そうだし。

「タカ、お菓子の寄付が来たから、予算が2200円抑えられるよ。どする?」

「ん、備品代に回す」

「了解」
972『ホームルーム』:2006/09/16(土) 00:57:37 ID:u2o9tXfZ

タカってのは鷹子つまりあたし。トキの試算に、あたしは即決で解答する。色々と物いりなのよ、このクラス。

「タカちゃん、誕生日会の準備はアタシがするから、当日の人手、4、5人くらい回してよね」

「オケ」

誕生日会やらナニガシか行事の準備に、いつも積極的に動いてくれる子、雪印鳩子がそういってマンパワーを要求してきたんで、あたしは短く『OK』と了解する。
この鳩子のこと、半年前まではすごく嫌いだったけど、今は逆。姉御肌なのは昔からみたいだけど、今は良い意味でみんなを上手くまとめてくれて、すごく感謝してる。
あたしにとって、トキが右腕なら鳩子は左腕。ヘルアンドヘブンに例えるならばトキがヘルで鳩子がヘブン。
昔バレーボールをやっていた鳩子は、小学6年生の頃にはもう身長が170cmあったらしく、高校生相手でも引けを取らなかったそうな。今は怪我をしてバレーやめ
ちゃったけど、身長はまだまだ伸びるみたい。鳩子がこないだ、とうとう180cmを越えた、と寂しそうにいっていた。本人は、子猫やら子犬やら子ダヌキやら、小さくて
可愛い動物が好きという少女趣味なトコあるから、タケノコみたいに伸びる自分の身長が恨めしいのだろう。宝塚系の凛々しい顔つきなんだけど、昔みたいに髪を短く
してると男に間違われることがあるってんで、今は伸ばしまくっている。身長高くて良いじゃん、かっこいいよ、とは思うんだけど、本人にそれをいうとよけいに傷つくんで、
言わないでいてあげる。これって友情?

と、そんなことを考えつつ、決まったことをかつかつと板書してると、

がらり。

と、戸の開く音がして、教室に『先生』が入ってきた。

「おっ、みんな仲良く、ちゃんとホームルームやってるな。感心感心!」

あたしたちのクラス担任、『辻谷先生』の登場。オンナ・コドモの声だけしかしなかった教室に、低音のオトコ・オトナボイスが混じっただけで、わりかし静かだった場の雰
囲気が、一気に桃色っぽく変わった。

先生、先生とみんなが口々に歓迎し、期待に満ちたまなざしを送る。なかには、もうすでに発情し始めた子もいるくらいだ。多分、今日のローテーションに入ってる子だ
ろう。これから自分が、先生の逞しいペニスで可愛がってもらえると思ったら、濡れるよね、ふつう。
かくいうあたしも、ちょっぴり濡れた。

そう、あたしたちクラス全員、先生の『女』なんだ。

「鷹子、ホームルームあとどれくらいかかりそうだ? 邪魔になりそうだったら出直すが?」

「じきに終わるよ。気にしないで、始めちゃって」

あたしがそう答えると、こっちに熱い視線を送ってくる子がいる。すずめだ。視線の色ツヤから内容を理解したあたしがすずめに、オケ、と了解の言葉を返してやると、
嬉々として立ち上がり、いそいそと先生の座る教室後ろの椅子まで駆け寄った。

「よし、すずめ、先生のをしゃぶってくれるか?」

「はい、先生」

と、語尾にハートマークがたくさん付くくらい嬉しそうな返事をして、すずめが先生の前に跪いた。小柄なすずめの小さな顔を先生の開いた股間に寄せて、でろんと
ほうり出された元気のないデカマラに小さく可愛いキスをした。そして小さな唇を精一杯開いて先生のチンポを含み、小さな舌で懸命に奉仕し始めた。しつっこいくらいに
『小さい』で形容されるすずめは、ちまちまとした小さな可愛らしさに満ちた子だから、そんな子にフェラチオ奉仕させてる先生のオトナ具合がよけい強調されてしまう。
まるで小学生低学年を相手にしてるみたいだよ、先生。
973『ホームルーム』:2006/09/16(土) 00:58:20 ID:u2o9tXfZ

先生は、体育教師でもないのに2メートル近いゴツくてがっしりした身体をしてる。普通の国語教師には必要のないスタミナの持ち主で、並はずれた精力を誇る種馬の
ような男の人だ。そりゃ、そうでなけりゃ、クラスの女の子全員を侍らすハーレムの王様なんてやってられないもんね。
NHK(日本ハーレム協会)の調査した類型でいくと、ウチの先生は『2.容姿普通。ハーレムメンバーだけが良さを知っている』パターンかな? 
顔は、ワイルド、っていえば聞こえは良いけど、単に目つきが悪い悪人面とも言えるし。ガサツなトコもあるし。見た目だけで敬遠しちゃう人もいるかもしれない。まぁ、
あんまり完璧超人だとモテすぎて、ハーレムの人数に収拾がつかなくなるから、これくらいで折り合い付いてる方が無難なのかも。
でも、ハートは凄い。みんなが先生を好きになったのって、セックスの強さよりもなによりも、このハートが凄いからだ。

ノイローゼで教師を辞めたらしい前の担任に代わって、半年前にこの学校に赴任した先生は、そのあふれる情熱と尽きない精力、そして生徒を親身に思う包容力で、
クラスメイト一人一人が抱える悩みや問題を真剣に向き合って解決し、みんなをメロメロにしてしまった。そしてイジメもなくなり、みんなとても仲良しになった。いわゆる
棒姉妹というやつ。

んで、クラスメイト23人を平等に抱くことを宣言した先生に従って、こうやってホームルームで「来週のローテーション」を決めてるって寸法。

と、先生の股ぐらに埋められたすずめの頭が、小刻みに上下を始めた。さて、こっちもさっさと終わらせますか。

「んじゃ、サクサクと終わらすよー。今から来週のローテーションを板書するから、変更したい子は言ってね」

あたしが、みんなから聞いた生理日を元にトキが立てた「先生とセックスできる曜日割りローテーション」を黒板に板書していく。
先生は一日でだいたい4、5人の相手をする。1週間で約一巡半、危ない日の関係でローテから外れる子もいるから、だいたい二巡くらいはセックスしてるわけだ。今年
36歳になる中年男性としては、驚異的なスタミナなんじゃなかろうか。クラスメイトはおろか、あたしですら先生がバテたところを見た記憶がない。だからこの4、5人という
人数は、先生のスタミナに配慮したものではなくて、単に昼休みや放課後など、時間的な制約から割り出された人数なのだ。

「恐縮なのですが、来週の順列割り当ての件で、皆様にお願いしたいことがあります」

あたしが板書を終えたとたん、すらりと席を立ち、発言する長い黒髪の大和撫子。でたな、紫鶴(しづる)め。
超天然のマイペースお嬢様、白蛇院紫鶴だ。悪い子じゃないし、もちろん嫌いじゃないんだけど、なに考えてんのかわかんないところがあって、あたしはちょっと
苦手だ、扱いづらい。

「来週の月曜日から土曜日まで、その枠組みとは別に毎日一回放課後、わたくしに先生のお情けを頂くことをお許し願いたいのですが」

遠慮気味に、・・・いや、堂々とこんなあつかましい願いを言ってきたら、あたしの積尸気冥界波が紫鶴を吹っ飛ばしてたところだろうけど・・・、まぁ、遠慮気味に
そういってきたので、とりあえずあたしは理由を聞いてやることにした。

「なぜに?」

「来週末の土曜日、わたくしの所属する弓道部が県代表を決める予選大会に出場させていただくことになっておりまして、その為に先生のお力をお借りしたいと思うのです」

天然だ。話が見えない。古風な言い回しだけど、「お情けを頂く」ってのは、ようはセックスのこと。

「県大会と、先生と毎日セックスすることと、どういう関係が?」

あたしがそう聞くと紫鶴は、せっ、と言葉を詰まらせて赤面する。「セックス」という言葉が恥ずかしいようだ。少しの間を置いて顔の赤みを退かせた後、紫鶴は説明を続けた。
974『ホームルーム』:2006/09/16(土) 00:59:02 ID:u2o9tXfZ

「わたくし、先生のお精子を子宮に注いでいただいた後に弓を引くと素晴らしい集中力が得られるようになって、とても良い成果が出せるのです。このたびの予選大会に
て優勝するのは我が部の悲願、どうか是非先生のお精子をお恵みいただけるよう、皆様にも協力していただきたいのです」

「あー、つまりザーメンドーピングってことね・・・」

あたしがそういうと紫鶴は、ざっ、と言葉を詰まらせて赤面する。「ザーメン」という言葉が恥ずかしいようだ。そのくせ「精子」は問題ないようで。しかもお上品に「お」まで
付けて「お精子」ときた。つまり紫鶴は、カタカナ言葉は下品な言葉と教育されてきた名門旧家の娘なのだ。いまどき鬼畜米英も敵性言語もないでしょうに。
まぁ、先生のザーメンを中出しされた後は、嬉しくって調子が良くなるって気持ちは分からないでもない。分からない訳じゃないけれど、それでも一週間毎日、ってのは
贅沢すぎない?

「べつに、それじゃあ当日と前日くらいで良いじゃん」

「でも、弓道においては、その日いきなり集中力を増すだけではよろしくありません。試合に向けて、毎日先生のお精子を頂いて、徐々に調子を高めていきませんと・・・」

そのとき、ひぁん、と啼く声がした。先生がフェラチオから移行して、すずめを対面座位で貫いたようだ。

「いいよ、鷹子。紫鶴の希望をきいてやってくれ。みんなも、紫鶴が弓道部に一生懸命取り組んでたの、知ってるだろ? 応援してやろうぜ、な?」

先生がそういって、すずめの身体を激しく揺らし始めた。小さな鈴をちりちりとかき鳴らすような、そんな繊細な嬌声をあげて、すずめがよがりまくる。ブレザーの制服を
着たままパンツを脱いで、スカートをたくし上げただけの格好だから、こっちからもすずめの可愛いお尻と、あそこにズボズボ出入りする先生の極太チンポがよく見える。
あー羨ましい。

「ま、先生がそういうのなら、仕方がないか・・・でも、そのかわり」

そういってあたしは、黒板のローテーション表から来週2回予定されていた紫鶴の名前を消した。

「当然、『このローテーションとは別に』という要求は却下します。一日二回も抱いてもらえる日があるなんて、贅沢よ」

あわよくば、くらいのことを考えていたのだろう、紫鶴はしょぼん、と項垂れて席に着いた。ええい、来週毎日先生とエッチできるだけでもありがたいと思いなさい!

そうして、空いた紫鶴のスペースに別の子の名前を埋め、他の子も都合用事で曜日を入れ替える調整をした。その都度その子の生理日を聞き、トキが安全日計算尺で
確認していく。そうして出来上がったスケジュールを、みんながそれぞれ手帳やら携帯電話にメモしていった。

「それじゃこれで、ホームルーム終わりっ!」

あたしがそう宣言するのと、すずめが絶頂の悲鳴を上げるのはほぼ同時だった。
先生は、すずめの口をキスで塞ぎ、どくどくと小さな子宮にザーメンを流し込んでいるようだ。
その後しばらく、射精後の気怠さを楽しむみたいに、軽い戯れですずめを可愛がった後、チンポを引き抜いた。ごぶり、とオマンコから大量の精液をあふれさせるすずめを、
先生から鳩子が引き取った。鳩子は、アクメの幸福感に浸るすずめの性器に唇を寄せ、流れ出る精液を残さずすすり上げていく。その後キスしたりペッティングしたりと、
二人は仲良く戯れあった。大柄の鳩子と小柄なすずめの絡み合う姿は、まるで仲の良い姉妹みたいに見える。半年前に先生が来るまで、すずめが鳩子に陰湿なイジメ
を受けていたことなんて、とても想像も出来ないよ。

「せんせ、私のお願い、今日も聞いてくれますか?」

次のローテは、トキだったみたい。あの子は、いつも『アレ』をするのが大好きな、いわゆる『変人』だ。
975『ホームルーム』:2006/09/16(土) 00:59:45 ID:u2o9tXfZ

「せんせ、せんせのオチンポ、トキに測らせてください・・・」

そういってトキは、愛用のノギスを取り出した。スチール製の定規に、スライドして開く鳥のくちばしみたいなのが付いた、精密計測用の定規だ。先生が肯いて立ち上がる
と、さっきすずめに射精したばかりなのにぜんぜん小さくなっていない逞しいオチンポを見せつけた。

「ああっ、すごい、射精した後なのに、まだこんなにおおきい・・・」

そういって震える手つきでノギスを先生のペニスにあてがい、丁寧に各種寸法を測り始めた。トキはこの行為が非常に興奮するようで、測っているだけで腰ががくがく
痙攣しているのがよく分かる。ペニスそのもののいやらしさに加え、それを表す数字に興奮できる女の子。
ま、ひらたくいえば『変人』だ。『変態』というより『変人』。
まぁそれでも、先生のペニスの逞しさを確認する行為なんだと思えば、分からなくもない。以前トキに聞いたら、日本人の成人男子平均なんて、軽く凌駕して足元にも及ば
せないくらいに凄いらしい。モビルスーツに例えると、ザクUとνガンダムくらいの性能差があるとか。おまけにパイロットのテクニックも抜群だから、確かに凄いわけだ。
あたしもトキも、クラス全員、男のペニスは先生のものしか知らないけれど、初体験からいきなりアムロのνガンダムを味わってしまったら、もうぜったい他の男、学徒兵
が乗るザクUなんて興味湧かないに決まってる。
それに、セックス抜きにしても、あたし達と先生には、離れられない『愛の絆』が出来てるからね。

と、そんなことを考えながら、あたし自身も知らず知らずにあそこに手を伸ばしてたりするんだけど、もう下着もびしょびしょだった。
先生とトキはといえば、計測も済んであの子も十分満足したらしく、次の新たな満足を得るためにトキが四つん這いになって、真っ白なお尻を突き出しながらチンポの
挿入をせがんでいた。欧州のティーンエイジャーらしい病的な肌の白さは、だけれども私たち女の子から見てもぞくぞくするほど綺麗で、いやらしかった。

「お願いします、早く、せんせの逞しい、全長236.8ミリのペニスを、私のいやらしいオマンコにぶち込んでくださいッ!」

そんなパーフェクトな外観だけど、こんな計測数値フェチなもんだから、なんかビミョーにアレなんだけどもさ。
先生がトキのお願いに応じて、その、とにかく大きな極太デカマラをトキのオマンコにハメだしたとき、いつのまにやらあたしの隣に来ていた紫鶴が、ペッ、と言葉を
詰まらせて赤面した。どうやらさっきトキが言った「ペニス」という言葉が恥ずかしかったらしい。

「ああ・・・佐渡島さん、ペッ、ペニスなんて、はしたない・・・」

「じゃあ、なんて言えばいいの?」

あたしが意地悪っぽく聞くと、

「もっとお上品に、『太くて逞しい勃起おちんぽ様』や、『廬山の大瀑布を駆け上る昇龍のような太魔羅様』などがよろしいかと存じ上げるのですが・・・」

・・・・・・・やっぱりこいつも『変人』だ。『変態』ではなく、『変人』。
先生が紫鶴を犯すときは必ず、横文字カタカナ言葉で淫語を喋らせて羞恥プレイするの、このせいだったんだ。確かに萎えそうだ、特に後者。

「はぁぁ、鷹子はん、あたす、もうしんぼうたまらしまへんわぁ・・・せんせぇのなまらごっつい『へのこ』みちょったら、あたすの『ぼぼ』もじゅくじゅくふやけてもうたけん、
どないかしちょうせぇ・・・」

何かの呪文が聞こえたかと思えば、それは、コーラス部の歌姫、喜多野鵜美の興奮した訴えだった。普段は、歌手かアニメ声優にでもなれそうな、聞く人の心を
震え酔わせるエンジェルボイスも、ひとたび興奮しだすとこの通り、どこのともしれない各地の方言が混ざり合って、新たな言語体系を生み出してしまう。多分さっきの
言葉は、「ああ、鷹子さん、私もう我慢できない、先生のとても大きい男性器を見ていたら、私の女性器も濡れてしまいました、何とかして欲しい」くらいの意味だったん
だろう。この子は、小さい頃からの日本民謡好きが高じて、いろんな地方の方言を勉強してきてしまったために、ごっちゃに混ざり合ってしまったらしい。幸い、先生は
国語が担当科目で、方言なんかにも詳しいから何となく意味はくみ取っていけるみたいだけど。
976『ホームルーム』:2006/09/16(土) 01:00:31 ID:u2o9tXfZ

「あっ、あっ、ああっんっ、す、すごい、せ、せんせの、胴回り長径62.3ミリ、短径56.9ミリのオチンポすごいっ!!」
「そんな、先生の『天の道をゆき、総てを司る極太男根様』が、あんなに激しく・・・」
「ひぅん、あまるげっちょう、ばってん、せんせぇのへのこ、へのこがほしかぁ・・・」

えと、・・・いったい、どこのサバトなのよ、ここは・・・。
あたしは少し頭が痛くなった。
でも、ちょっと変なところはあるけれど、基本みんなイイヤツで、先生のおかげでこうしてみんな仲良く気持ちよくなれるんだから、細かいところは気にしない方向でいかないとね。

クラス全体を見渡してみれば、みんながみんな、ブレザーの制服を乱れさせて、いやらしい空気に染まっていた。先生とトキのセックスをオカズにしながら傍にいる子と
レズっぽいペッティングをしたり、オナニーしたり。
そんな光景を見ながら、ここはやっぱり先生のハーレムなんだなぁ、と実感しちゃう。楽しいことも、気持ちよくなることも、みんなが先生を中心にしている。
あたしは、なぜかあたしに身体をすり寄せてくる紫鶴と鵜美の身体を弄ってやりつつ、みんなと同じように先生とトキのセックスをオカズにして、自分もオナニーをはじめた。
今日のローテ、あたしは入ってないのよねぇ、残念。









「それじゃあ、カギ締めるよ、忘れ物ない?」

あたしはみんなに確認をした後、教室を施錠した。

あれから結局、先生はローテーション通りに、トキのあとに二人の子をまとめて抱いた。
先生はぜんぜん余力を残してたし、ローテを無視してでも抱いて欲しいという子もいた。
でもそこは取り決め。
いくら学校側からは乱交を黙認され、腫れ物のように放置されてるクラスでも、やりすぎはいけない。下校時間くらい守らないと。


外はちょうど太陽が沈む頃合い。夕日がすごく綺麗。
その夕焼けの中、辻谷先生を先頭に、みんなでぞろぞろと集団下校。
ここは海に近い田舎町だから、車もほとんど通らない、景色の綺麗な、のどかな町並みだ。すれ違う人もほとんどいないから、
気兼ねなくおしゃべりしながらの楽しい道行き。
クラスのみんなは校則にある通り、全員が同じ寮住まいなので、帰宅も一緒。さすがに先生は別のところに住んでるけど。
977『ホームルーム』:2006/09/16(土) 01:01:12 ID:u2o9tXfZ

わいわいがやがやと騒ぎながら、みんなで帰るのは、すごく楽しい。
あたしがこっちに引っ越してきたときは、みんなそりゃ気まずいものだった。
マイペースでクラスメイトに見向きもしない子もいれば、暴れる子、いじめる子、いじめられる子もいた。
それが、みんなこんなに仲良くなれた。うわべだけじゃない、本当の友達になれた。
あたしも少しは手伝ったけど、ほとんどは先生のがんばりのおかげ。
クラスメイトが、先生を中心にして、一つになったような一体感。
こんな学園生活をくれて、先生には本当に感謝しないと。
先生ありがとう、大好きだよ。

そんな感謝の気持ちと、それと、女としての愛情を込めて、そっと先生を見てみた。
む? なんか、夕日を見ながら歩いていた先生が、うずうずと何かを我慢できないようなそぶり。
あ、やばい、とあたしが気付いて、先生を止めようとしたけれど、

「よし、みんな、あの夕日に向かって走るぞ!!」

と、止めるのも間に合わず、先生は走り出してしまった。多分いつもの砂浜だ。まったく、熱血青春教師なんて、いったいいつの時代なんだか。赤い夕日を見たら
走り出したくなるなんて、スペインの闘牛かっての!
みんなは、「あ〜あ、また始まった」と苦笑しながらも、先生の後を追って走り出した。いつの間にか、先生の青春熱血路線はみんなに浸透しだしてきたらしい。

「タカ、いこう。私も最近、こうやってせんせと走るの、嫌いじゃなくなったんだ」
「そうだよ、夕日の砂浜、きっと綺麗だよ。いこう、タカちゃん」

トキと鳩子が、あたしの両手を引いた。
まぁいいか。
トキが言うとおり、あたしも走るの嫌いじゃないし、鳩子が言うとおり、夕日の砂浜はきっと綺麗だろう。

「よし! んじゃあ、走るとしますか、セイシュンっぽく、ね」

辻谷鷹次の娘、辻谷鷹子。やっぱり親子は似ちゃうんだろうか、お父さんが好きな、こんな古くさい青春ものも、どうやらあたしは嫌いじゃないらしい。
あたしは、自分の手を握ってくれた二人の手を引いて、みんなに追いつくように、思いっきり走り出した。


END OF TEXT
978名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:01:59 ID:u2o9tXfZ
以上です。
スイマセン、出来心でした。
979名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:07:54 ID:sU43ckII
>>978
GJ!!!
十分に新スレ投下で問題ないレベルじゃないですか!
流れなんて心配しないで結構ですぜ大将!
所で・・・俺のパンツはどうしたらいいですか?
980名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:10:20 ID:Rgd3jWPS
>>970
GJ!

パンツ穿いたままなんてとんでもない。全裸でいてよかった!

>NHK(日本ハーレム協会)
にワロス。確かにNHKだw
981名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:14:48 ID:u2o9tXfZ
>>979-980
すまない・・・パンツはこっそりと・・・
まぁ、このSSのネタは、このスレで発生したネタキャラが居るので、このスレと共にありたかった、というか。

>>966
その分類は、「女の子の意志」という分類ともとれる。
1MC(女の子の本来の意志は消滅)
2鬼畜(女の子の気持ちは踏みにじられる)
3エロゲ(女の子が主人公を好きになる)


その論点でいくと、主人公(男)が能動的か否かという分類も可能だろう。

3aエロゲ(主人公がハーレムを求め、集められた女の子が主人公を好きになる能動型)
3bエロゲ(主人公は求めず、女の子達が集まって主人公を好きになる受動型)

982名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:32:50 ID:DqTwU4WD
ここは女の子達が主人公を罠にかけてハーレム結成というのも!
983名無しさん@ピンキー
あーエヴァの短編であったりするなーそういうの