【FF12】ファイナルファンタジー12でエロパロ2

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927名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 01:22:10 ID:r7Tnf7n2
いや、他の職人さん達もかな、と

すいません立ててほしいですorz
928名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 01:30:15 ID:tD8+OyhP
他の職人さん達はどうなんだろ?
929名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 01:32:48 ID:8m7qkSuL
前に書いたフラン4Pの短い後日談みたいなやつを今書いてる。
じゃあ、書きあがったらこっちのスレ埋めに使うよ。短いし。
930名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 01:44:58 ID:CxIdYlNW
うp板にウォースラ×アーシェがうpされてた!!
絵師さんここに報告してくれればいいのに
代わりに俺が報告しにきますた
931名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 01:49:31 ID:CxIdYlNW
>>929
おおSS職人さん!!
フラン後日談wktk
932後日談:2006/09/22(金) 03:03:51 ID:8m7qkSuL
とある町の宿屋にて。

「なーなーバルフレアー」
ヴァンもお年頃である。性的関心だけで生きていてもおかしくないような性少年が、露出度満点のS姫様、
何気にボディライン出しまくりの幼馴染、乳尻を4分の3ずつ出して歩く兎耳美女に囲まれて過ごしているのだ。
何も考えないほうが(どこかの)病気に違いない。男女別に部屋を分けた男ばかりの部屋で、その手の話になるのは至極当然と言えよう。
「ずっとフランと一緒に旅してんだろ?やっぱやりまくり?いいよなぁ絶対フランいい体してるよなぁ。乳でかいしケツぷりぷりだし」
「アホか!」
今まで聞き流していたバルフレアだが瞬間で素に戻り、ヴァンの両肩を正面からがっしりと掴んだ。
「へ?」
「いいかヴァン。お前がまったく場の空気を読めないヤツだってのはよくわかってる。だがな、二度とそういう恐ろしいことを言うな。……吸い尽くされるぞ」
「……」
理由ははっきりしないまでも、バルフレアの暗緑の瞳に浮かぶのはまぎれもない恐怖だった。迫力に気圧され、ヴァンはこくこくと縦に首を振る。
「なんだバルフレア。吸い尽くされたことがあるのか」
「あったら今ここで生きてるわけないだろ……おい」
何気なく口を挟んできたバッシュに普通に答えかけて、バルフレアはジト目で元将軍を睨んだ。
彼は股間まで石で出来てますといいたげなお堅い顔をしていながら、なかなかどうして現役のオヤジである。
「ったく、油断も隙もねぇなこのオヤジはよ。アーシェのケツだけ見てろよ、忠臣」
「うむ、姫もよく育たれたものだ。あの服はウォースラの趣味だろうな」
「でもさぁアーシェに近づくと、なんか踏まれそうじゃね?俺まだそういうのパス」
「まだまだ若いな。それがまたいいと言うことも、そのうち分かるだろう」
「まあ未亡人とか悪くないシチュではあるけどな」

時にはこっそり抜け出して娼館に行ったりもするが、たいていはこんな風にくだらない話で男部屋の夜は更けていくのであった。






というわけで、バルフレアのDTはフランにはいかなかった、というお話でした。
むしろトラウマを植え付けたくさい。
くだらなくてスマソ。
933名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 10:08:27 ID:r7Tnf7n2
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

GJGJGJ!おもろい!!
前作のふいんき(ryも良かったが、今作のノリは最高に好きだ!
良かったらまたこのノリで書いてみてホスィな
次回作は是非バルフレアのDT話をw
934名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 16:58:05 ID:tgVrIOk4
DT…て童貞喪失てこと?
この世界は色々な言葉があってついていけませんww
935名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 18:29:22 ID:QHMKekFM
バッスがいいキャラしてるw
936名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 22:02:33 ID:+hKuHkGK
各キャラのセリフをゲーム中の声で再生すると
これまた笑える。
937名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:49:33 ID:9ejB44ht
再生しようとしなくても勝手に再生されるから困る
感慨深げに頷くバッシュの姿がありありと浮かんでウボァー

>>932
GJ!こういう話大好きだw
938名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:13:31 ID:7uSAB+Bo
>>932
女部屋版キボン

次スレまであと60ちょいか
今ガブドレ校正中だから、加筆しながら(エロ部分を重点的に)マターリ待ってるよ
ついでにリサーチ、今の需要ってどんなだ?
俺はバルアシェが読んでみたい。意外と少ないしな
939名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:23:33 ID:L0X3tpoW
でもアーシェ作品多すぎじゃない?
たまにはヴァンネロとか読みたい。
940名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:36:05 ID:PyCxh/0D
アナゴさんの活躍が読んでみたいかも
941名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:41:10 ID:wG1w52od
い〜かせてもらいますよ〜
942名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:50:08 ID:b5pCgirk
ヴァンネロかフランヴァンもいいな
943名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 14:36:20 ID:5ZPd3ejo
バルアーは12の話では中心だったのでどうしても背景背負って長くなる…
女王になったアーシェとバルフレアの話書いてましたがエロにいけず挫折しましたw
944名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:58:37 ID:WY09Mtq8
>>943
女王になったアーシェとバルフリャーか。いいな燃えシチュだ。
自分も挑戦してみようかな。
945名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 21:35:03 ID:7uSAB+Bo
確かに萌えシチュだな<空賊×王女
リレーでもやってみっか?

あと自分的に「声を裏返しながらたじろぐバッシュ」が書きたいw
946名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 21:40:22 ID:WY09Mtq8
個人的にあとアーシェ書いたらメインキャラ全員出演制覇だもんでwww
リレーも面白そうだ。
947名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 21:51:21 ID:L0X3tpoW
職人さん達書きたいのは全部書いてくれwスレが盛り上がる。
リレー良いなあスレも少しになってきたし
948943:2006/09/23(土) 21:53:55 ID:5ZPd3ejo
……もし続けてくださる方いるなら、投下してみるけど…いいかな?
全然エロ無いんだけどwマジだし
949名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:05:55 ID:9gHfNg8F
書いてみてほすぃ!
いけそうなら続きがんばるから!
950943:2006/09/23(土) 22:14:58 ID:5ZPd3ejo
それじゃあお目汚しで悪いけど投下します。
…一応ハッピーエンドにしたかったんですが、どうも展開どうしたらいいか
わからなかったんで。後はお任せいたします。↓
題名急ごしらえですが
「スカイ・パイレーツ・セイブ・ザ・クイーン」w

「また・・・・こんなにお残しになって・・・・陛下ダメですわ
食べないと陛下の職務は激務なんですから」
「欲しくないの・・・・」

即位して2年がたった
始めの頃はめまぐるしいほどの忙しさで何も考えられなかった
侍女見習いとして時々来るパンネロ以外
あの頃の仲間は傍らに誰もいない
いや今は空賊として活躍しているヴァンもこっそり訪ねては来るし
ガブラスとして帝都にあるバッシュからも心配げな手紙はくる

あの男以外は・・・

休憩の合間のたびに空を見ているアーシェ女王はここ半年の間に
どんどん食が落ち、目に見えてやせてきた
女官長の心配は日に日に募ってくる

そんなある日、ロザリア帝国のアルシドが訪ねてきた
「お久しぶりですな、アーシェ殿・・・・いや失礼アーシェ陛下」
「本当に・・・相変わらずご活躍なされているそうで」
「なに、最近は暇つぶしのようなものばかりで・・・・?えらくおやせになったようだが」
「暑さ負けみたいです。一時的なもので心配には及びませんよ」
そういってほほえむアーシェの目は弱々しい
「・・・・陛下がそうおっしゃるのなら・・・・」
もちろん納得しないのだが、そういって追求するのははばかられる。
「本日はお返事を伺いに」
「・・・・・・結婚の・・・・・ですか」
「ええ。私の本気なのをわかってもらいたく厚かましくも
参上いたしました。砂漠の薔薇を我妻にと求めるのは無礼ですか?」
「・・・・・・」
半年前にロザリア帝国から正式に申し込みがあったとき
半ば予想していたことなので、それほどは驚かなかったのだ
だが・・・・
「お気持ちは嬉しく思います・・・・でも私は・・・」
「お気持ちの整理ですか。私がお嫌いならこの場でふっていただきたい。お前はヤクトに去れと」
「そんな!」
アルシドのことは嫌いではない。むしろキザを装っているが非常に
頭の切れる冷静な男だと思っているのだが
アーシェが及び腰なのには公的な理由と私的な理由がある。
「あなたとの婚姻は影響が大きすぎます。帝都にいるラーサー皇帝陛下にも
伺わなければなりますまい」
「昔のラーサー殿下なら諸手を挙げて賛成してくれたでしょうな・・・」
「小国の宿命ですわ。わがダルマスカは水のような存在でありたいのです」
「・・・・・・・どこの国をも潤すがどこの国にもとどまらない・・・・・と」
アルシドは少し目を細めた。
「・・・・・わかりました。予想はしていましたので、私も風となって去りましょう」
彼はひざまずき、アーシェの右手にキスをする。
「アーシェ陛下・・・・私にはあなたが痛々しく見えて仕方がないのです
そのお心には一体誰が居られるのでありましょうや」
「・・・・・・・・・」
「美しい方、どうか永遠なる神々の祝福を御身へとこしえに・・・・ファーラム
アルシドが去った後自室で書類に単調なサインを繰り返していた耳に
聞き覚えのある爆音が聞こえた。
顔を上げバルコニーにあわてて駆け寄りその暮色の迫る宵闇の空に
瞳を凝らした。
(シュトラール・・・・・?)
我知らずにその白く細い手を空に伸ばす・・・・・

しかしその腕は空を切りいきなりの目眩と闇に襲われ
ダルマスカ女王はその場に昏倒した。




「またここで減速ね。一体あれから何回ラバナスタで旋回したかしら?」
「・・・・・・・・」
ヴィエラの相棒フランに痛いところを突かれてもバルフレアは
不機嫌に黙るしかなかった。
「あなた顔に出るのよ・・・・って前にも言ったわね?あの時も
焦っていたわね。今はそれ以上に余裕がないわよ」
「うるさい。自分の船を思い通りに操作して何が悪い」
「そうね。そうやっていつまでもお預けくった子供のようにすねていれば?
空賊のくせに本当に欲しい物も手に入れられないの?」
相棒の容赦のない物言いに、やり場のない怒りを覚え
バルフレアは船の旋回を急停止しそのまま最速スピードで発進するという
メチャクチャな走行手段に出た。
フランもさすがにふらついたが転倒するという無様なことにだけはならなかった。
そのまま黙り込んだパイロットをその場に残してフランはコックピットを出た。
「何とかしないとあなたが苦しいでしょうに・・・・・」
フランは低くつぶやいた。
ダルマスカ女王アーシェが原因不明の病で倒れたというニュースが
イヴァリースを駆けめぐったのはそれから5日後だった。
元々食の細い女王が食べ物を受け付けなくなりその体は
見る間にやせてきた。始終微熱が続きそれも女王からわずかな
体力を奪い取っていく・・・・・・
枕もあがらない女王のそばには何人かの人間達が
深刻な面持ちでやせて眠る女王を見守る。
その中のひとりが怒りに満ちた目で目の前の医師団に
激しい言葉をぶつけた。
「なぜこんなになるまで放置した!それでもラバナスタが誇る
名医の集団か!!」
金髪を短く刈り込んだ背の高い明らかに軍人と思われる
たくましい体格の男が激怒し叫んだ。
「手は尽くしました・・・・・こんなに急激に悪くなる病は
私たちも初めてなのです、ガブラス卿」
ガブラスと呼ばれた男の怒りは収まりそうもない。
ふとそばにいた小柄なほっそりした少女が声をかける
「バ・・・・・ガブラス様、本当にいきなりお悪くなったのです
私も気づかないうちに・・・・こんなことならもっと頻繁に・・・・」
「すまない・・・・・パンネロ・・・・・声を荒げたりして・・・・」
パンネロと呼ばれた少女の涙ぐんだ瞳にやっと
ガブラス(実は死んだと思われたバッシュ・フォン・ローゼンバーグ将軍その人なのだが)
といわれた男の怒りは消散していった。
「もういい。君たち私たち二人にしてくれないか?」
医師団に部屋からの退去を命じてガブラス・・・・・バッシュは
パンネロとその場に残った。
「ヴァンは?」
「連絡入れました。多分明日にはここに戻ってきます」
「・・・・・・・シュトラールはどうなんだ?」
「それもヴァンから頼んでもらいました。でも距離が離れすぎているのか
通信回線に引っかからないんだそうです」
「あの・・・・・バカ・・・・・・」
パンネロが知るバッシュは勇敢だが温厚な人物なのだが
驚くほど激しい怒りにとりつかれているようだ。
954943:2006/09/23(土) 22:23:02 ID:5ZPd3ejo
…一応ここまでです。続けられそうでしたら後はよろしくお願いします。
955続きをかいてみた:2006/09/23(土) 23:30:21 ID:9gHfNg8F
「バルフレアさん……来るんでしょうか」
パンネロは心配そうな目で眠るアーシェを見つめる。
すっかり痩せ、細面なりに柔らかかった薔薇色の頬は透けるように白くなってしまったが、
削げ落ちた分だけ美貌は純度を増しているかのようだ。
きれい過ぎて不吉なほどだとパンネロは思ったが、口には出せない。
女王に即位したアーシェがふとした瞬間に焦がれるように空を見上げていることを、
パンネロは知っていた。何に焦がれていたのかも、知っているつもりだ。
おそらく、バッシュにもわかっているからこその怒りなのだろう。
仲間たちは皆知っている。アーシェがたった一度、
「彼」に対する思いを叫んだあの瞬間を、同じ場所で見ていたのだから。
「来るだろう。来ないような男ならば、陛下が焦がれる理由などない」
「そうですよね……そうですよね」
パンネロは少しだけほっとしたような笑みを浮かべる。が、バッシュの目は厳しいままだ。
バルフレアは来るだろう。しかし、それでどうなるというのか。
空と風を捨て、女王の傍に侍るか。それとも、すべての柵から女王を解き放とうというのか。
バッシュが医師団にぶつけた怒りは、どうすることもできない自分への怒りであるかもしれなかった。
956名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:59:20 ID:7uSAB+Bo
うはっwリレー最高!
>>943よ何故こんな美文を隠していた!
957続きをかいt(ry:2006/09/24(日) 00:31:02 ID:B9iZPnHw
ある朝、侍女の一人が慌てて女官長の部屋に飛び込んできた。
一同が急いで向かったアーシェの部屋では、パンネロがベッドの側で震えていた。

「アーシェ・・・陛下が・・・目を覚まさないのです」

ベッドに横たわるアーシェの顔は白く、細い息を吐いてはいるが、
頬を軽く叩いてみても、大きな声で呼びかけても返事は無い。
その姿はまるで−蝋で出来た人形だった。

医師団が慌しく部屋に舞い込んできた。
ローブをまとった白魔術師の姿も傍らにある。
その後ろには−体を震わせ、拳を固く握り締めたジャッジ・ガブラスの姿。
ベッドに横たわるアーシェの姿を一目見た瞬間、その顔は背けられた。
噛み締めた唇から赤い滲みを覗かせ、自分の不甲斐なさを攻める。

−自分がついていながら−

ガブラス−否、バッシュは医師が忙しく立ち回る中、ただそれを見ているしか出来なかった。

それから−アーシェは眠り続けた。
侍女達が交代で寝ずの番に当たり、その目が開くのを待った。
昏睡状態に陥った彼女の側には、常に誰かがせわしく小さな足音を立てる。
冷たい水に浸した布で顔を撫でてみたり、香を焚いたりしては誰もが心配そうな目を注ぐ。
それでもアーシェが目を開く事は・・・無かった。
958さらに957の続き:2006/09/24(日) 00:47:07 ID:Y2gwCjXA
「……で。どうする気なのかしら、だだっ子の空賊様は」
アーシェの病のニュースは、もちろんシュトラールにも届いていた。
あれからずっと不機嫌なままのバルフレアは、沈黙だけをその問いに返す。
「放っておくのならば、それも構わないけれど。
そうね、どうせ分かたれた道を歩んでいるのだものね」
「……」
ヴァンの飛空艇からの通信も何度か入ってきているが、バルフレアはすべてカットしていた。
用件はわかりきっている。今更聞くまでもないことだ。
夕焼けの残照がシュトラールを包んでいる。
雲の上、太陽が沈み、消えかける橙と夕闇の青が混じった色が一番きれいだと
飛空艇の窓に額を押し当てていた少女の笑顔を、バルフレアはふと思い出す。
今思い返すにはあまりにはまりすぎた、2年前の記憶。
亡国の少女は強く美しい女王となり、自らの国を取り戻した。しがない空賊の出番などもうない。
あの日あの細い手を掴み、空に攫わなかった自分にできることなどもうないのだ。
「……会うのが、こわいの?」
低いフランの声が酷く優しくなって、バルフレアは唇を噛んだ。
読まれている。まだ皮肉を言われているほうがマシだ。
「……俺に……どうしろってんだよ……」
「さあ。決めるのはわたしではないわ」
夕陽の残照は既に消え去り、痩せた月が山の端に懸かる空の下、シュトラールは飛びつづける。
どこへ行くあてもつけられぬままで。
959名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:49:54 ID:Y2gwCjXA
いいなリレー面白い!
アーシェの生きてるうちにシュトラールをラバナスタにつけないとねwww
960943:2006/09/24(日) 00:54:51 ID:7H1jgh7P
。・゚・(ノД`)・゚・。 嬉しいよお…凄いよみんな。駄文に続けてくれてありがとう。
続き読者としてwktkしています。
961名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:03:19 ID:Y2gwCjXA
そういやそろそろ次スレもいるね。
どうしよう。立ててもいいかな。
962名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:12:58 ID:B9iZPnHw
あっΣ(゚Д゚)次スレの事忘れてたw

>>961おながいします!
しかしリレー次スレまで持ち越しそうな勢いだw
何故なら!無駄に長い文を得意とする漏れが参加したからだ!
963名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:15:08 ID:Y2gwCjXA
じゃあ立てるね!
大丈夫!どんどん文を切り詰めてしまう自分も参加しているからwww
964sage:2006/09/24(日) 01:17:42 ID:/6SW+knw
さあ皆どんどん繋げよー!

自分は見る専だが…
965名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:21:17 ID:Y2gwCjXA
新スレたてときますた。
移動はここ終わってからでいいね。
966名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:27:31 ID:B9iZPnHw
>>965乙!!
やべー楽しいwww明日早いのにorz
967943ですがおよばずながら続き:2006/09/24(日) 01:46:58 ID:7H1jgh7P
いきなりシュトラールに衝撃が起こった。
「どうしたんだ!ノノ!」
動力機関室にいるノノは焦りながらまくし立てる。
「飛空艇が突っ込んできたクポ!なんか若い男が乗っているようだクポ」
その時通信回路が反応した。

「こらバルフレアのばっかやろう!!なんで通信にでないんだよー!!」

「ヴァン…だわ…」
ヴァンの声は怒りに満ちている。バルフレアは自分に対してこれほど怒っているヴァンを知らない。
「てめえなんのつもりだ!!いきなり」
バルフレアの声はヴァンの悲痛な大音量にかき消された。
「アーシェ死ぬんだよ!!あんた、なに逃げ回っているんだよ!!逢ってやってくれよ!!
 ……頼む……もう…」
半泣きになった後の言葉はすすり泣きに消えてしまった。
バルフレアは衝撃に愕然とした。
「……そんなに……悪い…のか?」
ヴァンに反応はない。
「嘘だろう……」
しかしヴァンのさらなる沈黙はまぎれもない現実をバルフレアに突きつけた。
「行くわね?行くんでしょ!しっかりなさいバルフレア!!」
フランはショックのあまり惚けた相棒を叱咤する。
「行く。ラバナスタだ。フラン最短の距離を計算してくれ」
「ラジャー」
シュトラールはようやく進路を決めた。
968更に続き:2006/09/24(日) 02:12:44 ID:B9iZPnHw
ラバナスタ近くになって、フランがシュトラールを巡航形態に戻した。
急に減速したその機体はがくんと振動し、唸るエンジン音を沈め始める。
通信を示すランプがちかちかと点滅した。
後ろを航行していたヴァンの艇からの通信だ。

「フラン!とりあえず降りれるか?」

「・・・そうね、ギーザ草原で降りるわ」

降下を始めたシュトラールが独特の振動を立て、ギーザ草原へと降り立った。

「バルフレア!」
間もなくヴァンがシュトラールに駆け上がってきた。
いつもの明るい表情は何処かへ消えうせ、青ざめた顔で必死に訴える。

「バルフレア!なぁ、アーシェが・・・アーシェが・・・っ」
言葉が続かないヴァンの背中をフランがそっと撫でた。
そして、ヴァンに続いてシュトラール乗り込んできた黒い影を見た。

・・・あいつが・・・

その様子にバルフレアは、初めて眉をひそめた。
その視線の先には・・・ジャッジ・ガブラスの姿。
重々しく鎧を身にまとい、握り締めた拳は固く空を掴んでいる。
兜を脱ぐと、暗く沈んだ目でただ押し黙るジャッジ・ガブラスこと−バッシュ。
重い口を開くと、真っ直ぐにバルフレアを見据えて言った。

「・・・頼む」

その一言に、つかつかとバッシュの前へ歩を進めると、
バッシュの手に持った兜を取り上げてバルフレアが言った。

「・・・借りるぜ」
969更につz(ry:2006/09/24(日) 02:33:22 ID:B9iZPnHw
王宮の裏口を、ヴァンが不規則な小さい音でノックをする。
音も無く扉が開くと、闇の中からパンネロが顔を出した。
扉の外に居るのはヴァンと、ジャッジ・ガブラスの姿だけだった。

「バルフレアを呼びに行く」と駆け出そうとしたヴァンの背に、
「・・・わたしも一緒に連れて行ってくれ」と呟いたバッシュ。
その二人を見送った後、裏口でじっと待っていた。
その二人が、帰ってきた。
その二人だけで。

「・・・バルフレア、見つからなかったの?」
震える小声でパンネロが泣きそうな顔をする。
そんなパンネロにヴァンは力強く首を横に振った。

「大丈夫だ。連れてきた」

「・・・だって、おじさましか居な・・・」

そう言い掛けてハッと口を紡ぐ。
兜と鎧をまとってはいるが、そこに居るのはバッシュでは無い−と。

「・・・アーシェは何処だ」

聞き覚えのある声が兜の下からくぐもって響く。
安堵から、大粒の涙がパンネロの頬を伝った。

「こっから先は頼んだぜ、パンネロ」
そういい残すとジャッジ・ガブラス−の姿のバルフレアの背を押し、ヴァンは闇に消えた。
970続きっぽい:2006/09/24(日) 02:49:08 ID:Y2gwCjXA
ジャッジ・ガブラスとパンネロは、女王の眠る部屋にまっすぐに向かった。
部屋には侍女が3人と侍医ひとり、目を覚まそうとしない主の傍らでただ項垂れている。
「……人払いを、お願いしたい」
兜に篭ったせいか、常よりも聞き取りにくい声で鎧の男は言った。
「人払いなどと……ガブラス卿、この状態の陛下から医師に目を離せと!」
侍医が憤懣やるかたないといった調子で鎧の男にくってかかった。
「陛下の容態はいつお変わりになるかもわからないのですぞ!」
「待ってください、先生」
パンネロが割って入った。鎧の隙間から覗く目に、素早く目配せをしてから侍医に向き直る。
「どうか、ガブラス様の仰るとおりにしていただけませんか。少しの間でいいんです。……陛下も、きっとそれをお望みになっておられます」
「パンネロ殿……」
ジャッジ・ガブラスとパンネロが救国の英雄、アーシェ・バナルガン・ダルマスカ陛下とともに
行動していたことを知らぬ者は城内にはいない。侍医はしばらく唸ってから、渋々と退室に同意した。
「……では、我々は次の間に控えさせていただきます。
ガブラス卿、パンネロ殿、どんな些細な兆候であっても何か変化があれば必ず呼んでいただけますな」
「もちろんです」
侍医はアーシェの脈を一度とってから、侍女たちと共に隣室に去った。
扉が閉まってからしばらく耳を澄まし、錠を下ろしてからジャッジ・ガブラス……いや、バルフレアは兜を脱ぐ。
「……あたしも、部屋から出ますから。……どうか、アーシェを……」
「……ああ」
パンネロも先ほど侍医たちが退出したのとは別の扉から出て行き、豪奢な寝室には眠り続ける部屋の主と、空賊だけが残された。
971名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:55:23 ID:Y2gwCjXA
うわ、今よく読んだらひょっとしたら一緒に行ったのヴァン!?
やばいごめんなさいもしそうだったら970は無視でorz
972名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:56:38 ID:B9iZPnHw
うはっw書くのはえーな!
何はともあれ乙だ!強敵(とも)よ!

とりあえず部屋まで辿り着いたなw
明日どこまで進んでるか楽しみだ
973名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:59:15 ID:B9iZPnHw
>>971
いーや?パンネロだ
974名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 03:02:15 ID:Y2gwCjXA
よ、よかった…。一瞬どうしようかと思った。
ほんとやっとたどり着いたよwww
ここからどうエロに持っていくかだな、強敵(とも)よ!
975名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 03:41:30 ID:ImxntpK8
いいよ!いいよ〜!!
ホントにリレーか?って思うほどいいよ〜〜!
976続きです(あとエロお願いしますw
ベッドにいる女王は息はしている…しているのだがただそれだけだ。
蝋のような白い面と痩せて薄くなった頬…
2年前の強さと弱さを併せ持ち生き生きと輝いていた彼女ではない。
「……アーシェ…」
バルフレアは遠慮がちに呼びかけてみた。しかし反応はない。
「……!」
彼はいきなり拳で床を殴りつける。…何度も何度も…
皮膚が破れ手の甲から血が流れても狂ったように拳を叩きつける。
床が血まみれになって拳が滑り始めてもなお。
「目を……開けてく…れ……頼む…」
押し殺しても喉の奥からもれる獣のような嗚咽はパンネロにも聞こえた。
バルフレアはアーシェの生気の無い冷たい頬をなでてみた。
衝動はバルフレアの唇をアーシェの冷たい唇に導いた。

その唇がかすかにふるえた気がした。

「……」
気のせいかと思ったが、まぶたもふるえている気がする…いやわずかだが確かに動いている。
「アーシェ…」
そのまつげが開きゆっくりと彼女の瞳のブルーグレイの色が見えた。
「……バル……バルフレア…なの…?」
バルフレアはそれに返事もせず彼女の体を抱きしめた。
アーシェの瞳が揺れてあふれた。
ふたりともしばらく無言できつく抱き合う。

「バルフレア……バルフレア…」
「痩せちまいやがって…どれだけ心配したと……」
その壊れそうなほどやせ細ったアーシェの首筋にバルフレアは舌を這わす。
びくっとアーシェのからだが反応して彼は我に返った。
「…すまん…つい…」
体を離そうとするバルフレアにしがみついてアーシェは首を振る。
「いいの…お願い…お願いだから…」
「ダメだ。俺にお前を殺させるつもりか?」
今ここで彼女を抱くのはアーシェにとって殺人行為に等しい。
しかし、アーシェは涙を流し訴える。
「死んでもいいの…殺されても…いいの…もう…」
「…馬鹿…死なせるか……!」
女の懇願に男は落ちた。