【涼宮ハルヒ】谷川流 the 10章【学校を出よう!】
◇
「おいキョン、何かSOS団でやらかしたのか?!」
「いや・・・ まああながち間違ってもいない」
「キョン、ボタンはだけさせたりなんかしてだらしないよ」
「お前も不良に目覚めたのか、・・・って、ん、何だこの下着」
「涼宮さんと、長門さんと、朝比奈さんと古泉くんの絵だね」
「どうしたんだこのシャツ、SOS団のユニフォームみたいなものか?」
「違うわよ谷口、あたしは本物の涼宮ハルヒ!」
「こんにちは、朝比奈みくるです」
「どうも、古泉です、まさかこんな形でお目にかかるとは思ってもいませんでしたよ」
「・・・・・・おはよう」
「・・・ああ・・・ ああぁ・・・ あぁぁあぁ・・・」
「谷口、谷口、大丈夫?」
「国木田、俺はもう駄目だー(がくっ」
「・・・ユニーク」
そこでユニークは無いだろう長門よ、谷口はお前とは違って一応本物の人間なんだぞ、谷口だって生きてるんだ。
そしてすまん谷口よ、保健室でも病院でも良いからゆっくり休め。ムシャクシャしてやった訳じゃない。今は反省している。
その後俺と国木田で谷口を保健室まで引きずっていってベッドに放置してきた。
━━━━━
◆ 音楽
「しまった・・・ 今日は歌のテストだったんだ、俺歌なんて下手だぞ」
「そのテストって複数で一緒に歌っても良いんでしょ」
「そうだったな・・・ ―――良ければお前ら手伝ってくれ」
「まっかせておきなさい♪」「了解した」「わかりましたw」「キョン君のためなら」
「はい次どうぞ」
ハ・キ「「♪光るかーぜーをー追い越しーたらー」」
み・古「「♪きみーにーきっとあーえるねー」」
有「♪新しい輝きー」
5人「「「「「♪HAPPY REDY GO!」」」」」
♪キンコンカンコンキンコンカンコンキンコンカーン
自分で歌っておきながら何と懐かしい歌か。
「やったわ、やったわよキョン!!」
「やったのは良いがなぜこの曲を選んだハルヒ」
「良くも悪くも私達のライバルだからよ」
まあ拍手喝采で先生にも褒めて貰えたので良しとしよう。一部ドン引きしていた奴もいたが。そりゃそうだよな。
◆ 美術
「今日は机の上のリンゴとバナナの絵を描いてもらいます」
「んむむ・・・ なかなか上手く描けん」
「あたし描けたわ!」
「完成した」
「私も描けました」
「僕も出来ました」
「何、お前ら速い・・・ って、どこに描いてるんだお前らー!!」
「「「「キョンのシャツ」」」」
やってくれた・・・ このアホ軍団・・・
「シャツの中の4人は中々上手く描けてますね、あなたももう少し上手にね」
「は、はい・・・(泣」
家に帰って洗濯する俺の身にもなってくれ・・・
だがその後でハルヒが俺に代わってこっそり俺の分の絵を描いてくれたので良いか。
━━━━━
「さあ昼飯だ、でも弁当は俺とハルヒの分しかない」
「どうしましょ、5人で2人の弁当を分ける?」
「って事は、一人0.4人前・・・ そんな〜」
「絶対すぐにお腹すきますね」
「逆に食べないほうが良い」
「・・・仕方ない、パン買ってやる」
「本当ですか?ありがとうございますキョンくん!」
「流石ですね、僕のキョンくん」
「感謝する」
仕方ないだろう、ろくに飯も食わさずに午後の授業中にぐーぐー音鳴らされてもこっちが迷惑なだけだからな。
5.1chサラウンドでお腹の音など聞きたくない。どうせ聞くならハレ晴レユカイの大合唱でも聞きたい。後で歌ってくれ。
あ、別に踊らなくて良いぞ。
◇
「キョンくんもお茶どうぞ」
「あ、有難うございます朝比奈さん」
「みくるちゃん、アタシ達にもお茶!」
「は、はい!」
俺のシャツの中ではメイド姿の朝比奈さんが俺達にお茶を淹れてくれている。ちなみに俺も飲む事ができる。
あと、ハルヒは俺が持ってきた弁当を、古泉と長門は先ほど俺が買ってきたパンを食べている。
シャツの中という2次元の世界で展開されている4人の光景は見ていてなかなか微笑ましいものだ。
「そういやキョン、次何の授業だったかしら」
「次は・・・ 現代文だったと思う」
「僕のクラスは体育です、あー、最近体動かしてなかったから楽しみだったのにな、今日はサッカーです」
「古泉、俺のシャツの中でサッカーして遊ぶなよ」
「分かってますよ、ランニングで我慢しておきます」
「んん・・・ それも何だかな・・・ 6時間目に俺のクラスでも体育がある、その時にしてくれ」
「わかりましたw」
「私は古典」
「私は次は化学です」
「そうか」
「それにしても、これだけずっと5人一緒だったって事無いよな」
「確かにそうですね、片時も離れることなく一緒だったって事は」
「・・・楽しい」
「有希?」
「このような非日常の生活も楽しい」
「そうですね、キョン君のシャツの中に入っちゃうなんて、最初はビックリしましたけど、でも楽しいです」
「たまにはこういうのも良いですよね、5人一緒ですし」
「そうね、ずっとあたし達5人一緒にいられたら良いのに」
「そうですね・・・」
「そうだな」
「キョン!そろそろ授業始まるわよ」
「お、そうだな遅刻する」
━━━━━
◆ 体育
「よーし、まずはグランド5周だー」
「がんばれがんばれキョーン!がんばれがんばれキョーン!」
「キョンくん頑張ってください、後2周です」
「頑張れ、頑張れ」
「僕も応援してますよ、頑張ってください」
シャツの中で4人がチアリーダーの衣装でポンポンまでもって応援してくれている。
だが古泉、お前はキモイ。・・・後長門、応援するならもう少し声出してくれ。
「わかった」
「有希?」
「ふれー!ふれー!キョーン!!頑張れ頑張れキョーン!!いぇ〜い!」
「有希!?」「長門さんが・・・」「・・・何だか恐ろしいですね」
長門のマイクロチップがやられた!!そして中の人のプログラムが起動した!
「!! ――///・・・ ・・・今のは忘れて欲しい」
「「「「・・・・・・」」」」
「キョン、もっとスピード上げなさい!」
「キョンくん頑張って!」
「頑張って」
「もし頑張ったら後で僕からとっておきのご褒美あげますよ♪」
古泉からご褒美だと?! ・・・・・・何か寒気がする。
―――スピード落とそう。
━━━━━
「あー疲れた、お前ら、今日はもう帰るぞ」
「何でよ!部活ほっぽり出す気!?」
「お前な・・・ 4人とも俺のシャツに入ってるんだからいつでも活動できるだろうが
夕食食いながらでも風呂入りながらでもベッドの中でも
折角なんだからたまには明るいうちに帰らせてくれ」
「まあそれもそうね、別に帰り道の途中でも出来るんだし、って事でみんなそれで良い?」
「僕はそれでも構いません」
「良いですよ」
「私もそれで良い」
◇
「ただいまー」
「キョンくん、みんな、おかえりー、今日は早かったんだね」
「たまには早く帰ってきたって良いだろ、今日の部活は俺の部屋でだ」
「そうなんだー、じゃあお茶持ってくるねー」
「妹ちゃん!お茶はみくるちゃんが淹れてくれるから妹ちゃんはケーキか何か持ってきて」
おいハルヒ、ここは俺の家だぞ。しかもそう都合よく
「わかったー、じゃあ持って来る、ちょうど5人分あるよー」
・・・あるらしい。
「本当はあたしとキョンくんが食べるために6つ買って来てくれたんだ、でもさっき1個食べちゃったから残り5個」
じゃあそのうちの3つは俺のなのか。おいお前ら遠慮しろー。
「あらそうなの、じゃあありがたく頂くわ」
「ありがとうございます、キョンくん」
「御馳走になります」
「ありがとう」
うう・・・ このやろう。 ・・・・・・ハルヒ、後で美味しく食ってやるからな。覚えときやがれ。
その後持って来てくれたケーキだが、ハルヒのやつは俺の分までペロリと平らげてしまった。
俺は後でゆっくり食べようと思って置いといたんだぞ。
「何よ、さっさと食べないキョンが悪いのよ」
確かにそうだな。ハルヒの前でケーキを食べずに置いておいた俺が悪い。
それから妹も一緒に6人でトランプをやったり王様ゲームをやったりした。
まあ王様ゲームといっても俺と妹以外全員シャツの中なので命令は限られてくるが。
いつものように部活らしい部活をするわけでもなく時間は過ぎた。
そして母の夕食の掛け声で部活終了。
■■■
「じゃあ、もう遅い時間なんで僕は寝ますね」
「私も寝ます」
「・・・おやすみ」
「「おやすみー」」
「ねえキョン、そろそろあたしキョンと一緒にあんな事やこんな事したいわ」
「俺もだ、数日ヤラないだけでこれだけストレス溜まるもんだとはな」
「あらキョン、あんたそんなにストレス溜まってたの」
「ああ溜まってるぞ、今すぐにでもお前を襲いたいくらいだ」
「それは残念ね、ってか私も残念よ、キョンに襲ってもらえなくて」
「・・・・・・なあハルヒ、俺ストレスだけでなくて下のほうも溜まってるんだ、口でシテくれないか」
「良いの?」
「ああ、やってくれ」
「一体何をやるんですか?キョンくん涼宮さん」
「楽しそうなので僕も混ぜてくださいよ」
「私もやってみたい」
「な、何!?あんた達起きてたの!?」
「・・・・・・聞かれてたか」
「・・・キョン!今夜はもう寝るわよ」
「あ、ああそうだな、俺も寝る!お前らもさっさと寝ろ!」
「え〜!?一体何をやろうとしてたんですかー」
「まあ良いじゃないですか朝比奈さん、もう寝ましょう
・・・・・・涼宮さん、そう上手くはいきませんよ」
「・・・つまんない」
━━━━━
「ふぁー・・・ もう朝か・・・ って・・・ ここはどこだ?」
翌朝、俺は真っ白な世界で目を覚ました。気がつくと横にはハルヒら4人が寝ている。
「あらキョン、もう起きたの・・・ って、何でキョンがここにいるのよ!?」
「ふゎぁ〜・・・ おはようございます」
「おはようございます、今日も良い朝ですね」
「・・・なぜあなたがここに」
何・・・? まさか・・・? ここってもしかして・・・
「「「「シャツの中」」」」
・・・・・・なんだとー?
「そう!キョンもこっち来たのね!これでいつでもあんな事やこんな事ができるわ!」
「でも俺がこっち来たらこのシャツは誰が着るんだ」
「「「「・・・・・・さあ?」」」」 ■おしまい
おおー乙&GJ。
今さっき保管庫でど根性ハルヒ読んでたよ。
続かないのかなーと思ってたから投下してもらえてよかった。
しかしシャツの中の4人はSDキャラなんだろうな…かわええ…
764 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 22:03:50 ID:WA7o2OZ+
GJです。
あのシャツはあの後妹さんが学校に着ていくと
いう話で・・・・。
765 :
754:2006/06/04(日) 22:05:16 ID:OwEdiH42
>>753 ああああ!すいません、変なトコに挟んじゃいました。
ともかく、GJ!
こういうギャグネタ好きです。
シャツの中(の空間)がどうなってるのか激しく気になる。
前々スレがまだ残っているっていうのにこのスレが終わりかけてるって…ハイペースすぎですよね
読むほうとしてはたくさん読めてうれしい悲鳴上げてますがw
まぁ、保管庫のどの作品がどういう内容だったっけ?なんていうのは些細な問題ということでいいでしょう…多分
>>764 そして妹ちゃんもシャツの中に入ってしまうのですね?
シャツの中が本当の世界になりかわるんだな。閉鎖空間みたいに。
770 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 22:38:20 ID:WA7o2OZ+
突然ですがキョン×鶴屋さんをきぼん。
皆さんはどうゆう組み合わせがいいですか?
771 :
8-579:2006/06/04(日) 22:39:25 ID:cnFL1CFY
次スレに行く前に小ネタが出来たので投下してみる。
772 :
8-579:2006/06/04(日) 22:40:06 ID:cnFL1CFY
≪―K―≫
ノックをしてから部室に入るといつものメンバーがそこにいた。
最近は平和だ。
ウチの団長様が変な行動を起こしさえしなければ、この空間もとても居心地がいい。
朝比奈さんの淹れるお茶はお世辞じゃなく美味いしな。
そういえば、今日はヤツの姿が見えない。
聞くと風邪で休みだとのことらしい。昨日のオセロの決着を着けたかったんだがな。またの機会にするか。
指定席に座り、ふと俺は考える。ヤツは一体俺のことをどう思ってるんだろう、と。
やつの態度を見ていると……きっといい印象は持っていないだろうな。
俺には分かる。ヤツも深層心理では意外に気づいているんじゃないだろうか。
同属嫌悪。
きっとそんな言葉が似合う俺達の関係。流されるままの人生。事なかれ主義。
立場も老い立ちも全てが正反対のハズなのに、根元では同じ――――
いや、自分をごまかすのはやめよう。
正直劣等感を感じるのさ。ヤツが羨ましい、そう考えるときがある。
理由? それは……
「皆! これから予定とかある?」
「え?いえ、特にありませんが……」
「…………ない」
俺の答えも、一応ない、ということにしておこう。機嫌を損ねられても困るしな。いつものことだ。
「今日は我がSOS団の一人が風邪によって休みをとっている……まぁいつもなら風邪ごときに倒れるなんて
それでもSOS団の団員か! と、言いたいところではあるけれど……最近は、まぁ、ちょっぴりは頑張っていたと思うし、
……つまるところ、その、お見舞いに行ってあげようかなー、とか思ってるんだけど……」
「いいですね。それじゃあ差し入れに暖かい紅茶でも用意しますね」
「……異存は、ない」
我らが団長様が俺の方に目を向ける。まぁ答えは決まっているが。
「良い提案ですね。僕は賛成ですよ」
そう『俺』は答える。まぁヤツも男に見舞いに来られても嬉しくはないだろうが。
それでもこういうシチュエーションのイベント時には注意をしておかないとな。
ヤツはまったく女心をわかっていない。同じ男として情けない行動をとるときがあるからな……。
さて、心の中でもそろそろいつもの『僕』に戻るとしましょうか。
このままだと、いつ間違って素の自分をさらけ出してしまうかわかりませんからね。
「ほら、古泉君! 副団長が遅れてちゃあ示しがつかないわよ!」
「ええすみません。今すぐに」
少し後ろから彼女達を眺める。とても良い顔をしています。
彼女達に愛されている彼を少しくらい羨み、妬んだとしてもバチは当たらないでしょう?
……なぁ?神様……
目の前を歩く『神』に聞こえないよう、俺はそう呟いた…………
≪―K―≫-END-
773 :
8-579:2006/06/04(日) 22:43:07 ID:cnFL1CFY
黒長門・黒みくるがあるなら黒泉もありかなと。
カッとなって書いた。今は反省しているorz
>>762 この落ちは読めなかった!意外性にGJ!
地古泉いいねwwGJ
775 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 22:47:28 ID:SUnsVhR2
一日みなかっただけでこの伸びっぷりは恐ろしすぎる
ログ読み切れねー!!
なんか話が複雑化してきてるwww
あれ? もう次スレの時期?
>>767 そういや500kbで落ちるって聞いてたけど落ちてないみたいだね
このスレも777までで492kbだな
鶴屋さんがキョンに『そろそろ、未来人と宇宙人どっちを選ぶか考えときなさいよ』に深い意味が有ると感じたのは漏れだけか?
次スレマダー?(AA略
この前ハルヒ関係のスレでみくるが好きなのは古泉だと妙に熱弁してる奴がいたんだが
お前らはどう思う?
理由は
@古泉が初めて部室にきたときの古泉をみくるがまぶしげな目で見てたこと
A溜息の映画撮影で酒を飲まされていたけど古泉がキスしようとした時に嫌がらなかったこと
って言ってたんだけど
別に嫌がってはないんじゃね?好きでもないとも思うけど
でもまぶしげな目見てたのは歯がまぶしかっただけだと思う
>>782 @はわからんが
Aはキョンでもそうなると思う
キョン>古泉だと思うけど個人的に組織同士で対立する中大恋愛を繰り広げる
ロミジュリ的な形が見てみたい。
>>782 @一目惚れだろう
A酔う人は何をしてるか分からないくらいとことん酔う
>>782 1.古泉はイケメンだからみくるも思わず見とれた
2.古泉もみくるのルックスや身体に興味が無い訳ではない
こんなとこだと思う。ロマンチックじゃないけどw
だよな(^_^;
そんな事いったら
朝比奈(大)に寄り添われたりされたりしてるキョンのがよっぽどフラグたってるしな
ただ単にキョン嫌いの人だったんだろうと思う(または古泉好きの人)
>>782 大本丸であるハルヒの側に配置されたところを考慮すると
古泉の素ってゴルゴ13並にクールな鉄人で
完璧に己をコントロールしてるんだよ。
世界がかかってるわけだし『機関』の任務に全てをかけてて
非情に徹し任務遂行が可能なプロフェッショナル
笑った表情を顔に貼付かせたまま敵対組織のエージェントを葬るのが日課
放課後の帰宅先は生活感の無いセーフハウスで24時間事態の急変に備える毎日
上記をふまえると
1)数多くの仲間を葬ってくれた古泉を油断無く観察している視線をキョンが誤解した
2)過剰に接近してくる古泉の、隙の無さにみくるたんは萎縮してしまってた
まあ人の好みには、口を出さなくてもいいかと。
マイナーであるとは俺も思うが。
好み(特にカップリング)については、絶対に譲れないという人のが多いからな。
自分と違ってたらスルー推奨でいいかと思う。
押しつけがましく勧める奴もスルーだ。
千葉はハルヒか…。オレは明日だ。
793 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 00:19:04 ID:M/14C5eW
これ↓で小説作ってくれw
古泉・・・?お前・・・なのか・・・?
(略)
うほっ
(略)
アッーーーーー!!
あー
新スレ立てて
3日ほどで1スレ使い切るか
アニメ効果恐るべしってとこかね
>>739 それなんて 神秘の世界
>>793 勘弁してくれw
それと下げよう。
浮上すると水雷艇から荒らし爆雷が降ってくるでな。
ここはひとつ、マターリと変温層に待機しとこう。
で、そろそろ次スレかなー?
あと4kか。じゃ、次スレ立ててみる
そういや、純粋な自慰ネタってあんまり見かけないな
801 :
799:2006/06/05(月) 00:50:20 ID:+oMzTXA/
ダメだった。すまん。
じゃあ、代わりに立ててくる。
>>800 ほとんど毎晩のように繰り返している自慰のとき、ハルヒが思い浮べるのは、やはりキョンだった。
「はあっ、キョン…」
彼の名を擦れた声で呼びながら、ハルヒの右手はわずかに開かれた太ももの間へと移動した。
こうですか、わかりません!
確かにピュアオナニー系少ないよね。
埋めネタ。エロなし。落ちが弱くて、すまん。
長門、少し聞きたいことがあるんだが。
以前、朝比奈さんは、現在時点で複数の選択肢がある場合、そのどれを選択しても、
基本的には、同じ未来に到達する、そう言ってたんだ。
これって、言ってみれば、時間の流れには慣性があるってことだろ。
だから、ちょっとしたことでは、その進む方向に変化は生まれない。
だけど、非常に重要な分岐点で、選択を誤ると、別の未来に進む可能性がある。
つまり、未来が変わる可能性があると。
それで、朝比奈さんと、意味不明なちょっとしたことをしたことがあったからな。
え? 図書館? 朝比奈さんと? あ、すまん。あのときは、本当にすまなかった。
頼むからそんな目で俺を見るな。今度、また一緒に図書館行こうな。
でだ。ここからが、本題なんだが、いくら時間の流れに慣性があると言っても、
統一した意思を持たない複数の未来人が、同時に過去に干渉したら、いや、現れたらか、
その影響は、それぞれの想定以上になるってことはないのだろうか。
たとえば、自転車で二人乗りしててさ、右に曲がろうとしたとき、後ろに乗ってるやつが、
不意に右側に体重移動すると、思った以上に曲がってしまうだろ。
あ? ああ、解った。今度一緒に自転車に乗ろう。
だから、頼むから、デイジー・ベルは唄わないでくれ。お前が唄うとシャレにならん。
で、どんなに注意深くしても、過去への干渉を続けることで、偶然、タイムマシンが
発明されなかった未来になることもあるんじゃないかと思うんだ。
そうなると、その時点で、過去への干渉は不可能になるから、未来は固定される。
考えたんだけどさ。もし朝比奈さんが、自分のいる未来を変えたくないなら、
タイムマシンが存在しないことが一番なんだよな。
でも朝比奈さんは、タイムマシンが発明されないと困るよう感じだった。
それって、つまり、朝比奈さんの未来は、過去の改変が必須だってことだよな。
で、朝比奈さんたちの行動を妨害しようとする未来人もいる。
そいつらは、タイムマシンの発明を阻止したいような感じだった。
なんだか、悪者未来人の方が、自然に思えてくるよな。
朝比奈さんたちは、タイムマシンが発明されるように、過去に干渉している。
でも、干渉は、朝比奈さんたちだけじゃない。
その結果、偶然、タイムマシンが発明されない未来になってしまったら、どうなるんだろうな。
一度は、そういう未来になったのではないだろうか。
だから、過去に干渉して、タイムマシンが発明されるように、俺を使って、
空き缶やら何やらで悪戯みたいなことをさせた。でも、タイムマシンが発明されない未来では、
その時点で、過去への干渉は不可能だったはずだよな?
この世界は、可能世界、多元時間みたいな感じなのかとも思ったんだけど、
そうなら、タイムマシンによる過去改変は、意味なくなると思うんだよ。
別の世界に跳べばいいだけなんだからさ。
そこでだ。
俺は、タイムマシンが発明されない未来になったとき、お前の親玉が何かしたんじゃないかと
思ってるんだが、そうなのか? もしそうなら、思念体とやらは、人類がタイムマシンを
発明するように積極的に介入していることになる。
タイムマシンが発明されることが、自律進化とやらに何か関係があるのか?
俺の話を、じっと聞いていた長門は、少しだけ天井に目をやってから、俺に視線を戻し、
ゆっくりと口を開いた。
「なぜそれを訊くの? それを訊いてはいけないのに。わたしたちの子供をよろしく」
――そう言い残すと、有希は次第に雪煙となって消えてしまった。その後、有希の姿を見たものは、誰もいない。
おい長門、わたしたちの子供って誰だよ。つか、ナレーション入れながら消えるなって。