苺ましまろのエロパロ

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235右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/07/30(日) 21:24:56 ID:TQQ9svee
おー、ありがとう。
ただ、ダウソしてはみたものの……

書庫が壊れてるorz
236右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/07/30(日) 21:54:20 ID:TQQ9svee
修復とか試したけど、だめぽ。
悪いけど、再うpしてもらえないだろうか。

お願いしますm(__)m
237229:2006/07/30(日) 22:06:54 ID:wE7EjruP
も、もう! 仕方ないわね!
ここは流れ早いからちゃっちゃと落とすのよ!
取り逃がしても知らないんだから!
普通 1129074137.html  かりん   パス:ichigo
238右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/07/30(日) 22:17:28 ID:TQQ9svee
べ、べつに欲しくて落としたわけじゃないんだからっ!
ただ……そうよ、偶然見つけただけなのよっ!

マジ感謝。
239名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 06:57:57 ID:QfEyU73u
……w
240名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 00:05:12 ID:W8QlzKoc
せっかく保管庫を作る人が出たのに過疎だな
241名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 23:42:46 ID:AI6IqZbT
ここはじっと耐える時だ。
242名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 04:57:03 ID:txe2nmeb
ドラマCDでちぃも伸恵と同じ性癖が有る事が分かったね。

レズでセクハラ大魔神の気質が…。
243保管庫の中の人:2006/08/14(月) 14:29:36 ID:PafuLgv+
あまり最近更新できてないみたいでごぬん
ちょっと色々あって、高卒ニートで10年やってきた俺が大学受験を目指すことになりましてね
もうあまりそれほど知識とか時間がたって忘れてるみたいで時間をかけてこれから人並みの学力を…ということです。
保管庫は勉強の合間に息抜きみたいな感覚で更新しますわ
とりあえず今からちょっと更新しなおしてくる
244名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 20:04:37 ID:Wuzw+pIQ
>>243
頑張ってくれ。応援してるぜ。
245名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 21:31:38 ID:7Z9h+YB0
>>243
thx
おそばせながら更新してくる
246名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 01:16:48 ID:iH9ViC5D
1分コッポラ
247名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 01:24:25 ID:gaEO4YIt
ss
248名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 01:49:40 ID:L0FtHPDb
アナとまつりが笹塚を襲えばいいじゃない
249名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 11:22:52 ID:uuaPUCm6
笹塚〜勃てろ〜
250名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 18:56:06 ID:eFzyo56E
久々にこのスレ来たなぁ
そういえば俺、監禁少女まだ完結させてないままだな
笹塚君一生の・・・はあれで一応終わらせたけど

今読み返すと色々と変なところがあるから困るw
251名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 16:52:20 ID:G9kvjWPg
保守
252エロ書いてみた人:2006/09/09(土) 03:11:55 ID:yz8BWZlV
・夜分遅くに唐突で突然なんですが、投下させてもらいますね。
・茉莉×アナもので、額面通り茉莉攻めです。
・茉莉が壊れているので、清純な彼女が好きな方はスルーお願いします。
・未完結です。続きはまた後日……。




あと、美羽モノじゃなくてゴメンナサイ。
253茉莉×アナ:2006/09/09(土) 03:14:03 ID:yz8BWZlV

「茉莉さん……?」
「アナちゃん……」

二人の少女が互いの名を呼び合う。
その二つの声は、今まで二人が互いに向かって発した声音のどれとも違っていた。
アナと呼ばれた少女は、怯えと驚きとをないまぜにした声で、
茉莉と呼ばれた少女は、とろけてしまいそうな甘い声で、それぞれ互いの名を呼ぶ。
クーラーの効いた部屋。微かに聞こえる蝉の声。テーブルの上のリコちゃんハウス。
いつもと何一つ変わらないはずの桜木茉莉の部屋は、今日この時だけ、空気の違う別世界に感じられる。

「アナちゃん」
「……なんですの、茉莉さん?」

出来うる限りの平静を保ちながら、アナは答える。
震える心に鞭を打って、むりやり出した普通の声。
それでも、少し上擦ってしまったかもしれないという不安を感じるのは、この異常な状況からだろうか。
端的に言うと、アナは追い詰められていた。
茉莉の部屋のベッドの上で、壁を背にして、もう一歩も下がれないという事態である。
相手が普段の茉莉ならば、アナが対抗する余地は有り余っていることだろう。
しかし、今の茉莉が醸し出す雰囲気は尋常のそれではない。
惚けるような瞳にはアナ以外の何も映っておらず、四つん這いのままだんだんとアナとの距離を詰めてくる。
不気味なほどの静寂の中、アナは逃げ出すことすら出来ず、チクタク動く時計の音を聞いていることしかできない。
時計の針が動く度に、茉莉とアナの距離は縮まり、アナは来て欲しくない瞬間を怖れて、目を瞑った。

「アナちゃん」

はふぅ、と目の前で息が漏れる音を聞いて、アナは恐る恐る瞳を開く。
茉莉は目の前で、アナをすっぽり自分の影で覆えるぐらい近づいて、夢見るような瞳でアナを見ていた。

「もう、ね。がまんできないの」

茉莉は膝立ちのまま、追い詰められたアナを見下ろす。

「アナちゃんのこと考えただけで、もうパンツがグショグショになっちゃうの」

知らない。見えない。聞こえない。
アナは現実から逃げるように目を瞑り、膝に顔を埋める。

「ねぇ、アナちゃん。顔、見せて」

す、と空気が動いて、なにかがアナの両頬を抑える。
それが一体何なのか、知覚すらできないうちにアナの顔は持ち上げられ、
知らぬ間に開いていた目が近づいてくるなにかを捉える。
数瞬のあと、アナは始めて自分がなにをされているかに気づいた。
驚愕に目は開ききり、視界いっぱいに広がる一房の可憐な睫毛が、ただこの状況が何なのかを告げている。

「(キ…ス?)」
254茉莉×アナ:2006/09/09(土) 03:15:21 ID:yz8BWZlV
英国人とはいえ、その生活様式をほとんど家庭生活に持ち込んでいないアナの家では、
当然挨拶としてのキスも習慣のうちに入ってはいなかった。
容姿は英国人といえど、心は日本人そのもののアナにとって、
キスという行為は一般的日本人がそう思うように『恋人同士が愛の証としてするもの』という位置づけがなされていたのである。

あまりにも異常な事態に、しばし呆然と目を見開くアナ。
しかし、新たな当惑も醒めぬ間に、茉莉は次の行為に及ぶ。

「……んっ!?」

結ばれた唇から、なにかがアナの口内に侵入してきたのである。
それが茉莉の舌であることはすぐに理解できたが、何故このような行為をするのかが分からない。
異質な体液が流れ込んでくる感覚と、茉莉の舌が口内を蹂躙する感触を驚きと戸惑いを覚えながら感じていたアナ。
しかし、変化は唐突に訪れた。

「……ん、ぅっ!」

身体の芯がぴりり、と痺れるように疼き、続けて何とも言えない感覚───あえて言うならば、
快感にも近いものがアナの躰を電流のように駆け抜けていったのである。
あまりにも唐突な体の異変に仰け反り、困惑するアナ。
いつの間にか離れた唇は透明の糸を引いており、その先には満足げに微笑む茉莉の笑顔がある。
茉莉は笑顔のまま問い掛けた。

「ねぇ、アナちゃん。気持ちよかった?」
「茉莉さん……あなた、どうしてしまったんですの……?」

あの甘い感覚の余韻は未だ躰を走っている。それを悟られぬよう、アナは問い返す。
先程から、二人の会話は妙脈を成していない。
茉莉はうわごとのようにアナの名を繰り返し口にし、常人の空気を保っておらず、アナの言葉に耳も貸さない。
アナは、茉莉はおかしくなってしまったのだ、と考えた。
そして、自分もまた茉莉によっておかしくされようとしているのだろう。
映画に出てくるゾンビが生きている人間を襲い、自分の仲間にするように。

そこまで理解を進めたときには、もう全てが遅かった。
伸びてきた茉莉のか細い手が今度はアナの両胸を覆い、そのまま円を描くように滑らせる。
ただそれだけの行為だというのに、アナの意識は再び甘い感覚の波にさらわれた。
胸と服との衣擦れが幼い彼女の秘められた性感を呼び起こし、快楽の渦に突き落とす。
先程とは比較にならないほどの、快感の高波の連鎖。
連続的に続く茉莉の愛撫に、アナの剥き出しの快感は絶え間ない刺激を浴び、

「…っ、んっ、あっ、んああっ…!」

小さく、嬌声を上げるほどにまで膨らんだ。

自分が今上げた声を、信じられないとアナは思う。
今までこんなに高い声を出した覚えはなかったし、こんな獣じみた、奇声じみた声が自分の口から出るなんて信じられない。
恥ずかしいという思いがこみ上げてくるが、そんなものは既に理性の戯事であって、躰は既にこの感覚を積極的に求め始めている。

もっと気持ちよくなりたい。
この快感をできるだけ長く感じていたい。
この気持ちよさを誰かと一緒に感じたい。
255茉莉×アナ:2006/09/09(土) 03:16:58 ID:yz8BWZlV
膨らむ思いが心音を加速させ、アナの心境を興奮状態へと高めていく。
興奮は理性を凍結へと追い込み、理性の覆いがとれた本能が、欲望をギラギラと煮えたぎらせる。
抗いようのない感覚だった。心の片隅の知らないなにかが警鐘を鳴らしても、リミッターの外れた意識は振り向かない。
漫画でよくみる天使と悪魔のたとえが、アナの脳裏を過ぎる。
そういう場面では大抵、悪魔が勝って主人公は煩悩に屈服してしまうのだ。
それを見てアナはいつも「ありきたりですわ」なんてバカにしていた覚えがある。

ありきたりほど怖いものなんて、なかった。
ありきたりほど多くの人がハマりやすいということで、それはつまり大抵の人は煩悩の誘惑に勝てはしないということで。
もう自分は戻れないところまで来てしまったのだと、アナは残った理性で答えを出す。
ぷちり、と服越しに乳首が潰れて、その理性もどこか遠くに流れていった。


「ぁ、あっ、ぅぁあああああっ!」

獣のようなアナの嬌声が、茉莉の部屋に響きわたる。
茉莉はそれを見て、とろけそうな顔をさらに綻ばせ、

「アナちゃん、やっとイッてくれたんだ」
「イク……?」

息も絶え絶えなアナが問い掛ける。

「『イク』っていうのはね……気持ちよすぎて、体がびくびくってなることなんだよ」
「……茉莉さん、物知りなんですのねぇ」

ほとんどろれつが回らない様子で、それでもアナは感想を返した。

「それよりも、茉莉さん……」
「なぁに、アナちゃん」
「もっと、あたしに気持ち良いことしてください……」

その言葉に、待ってましたと言わんばかりに茉莉は飛びつく。
ベッドの上、仰向けになったアナに馬乗りになり、今一度、唇を触れ合わせて口姦する。
舌はすんなりとアナの口内に滑り込み、粘膜を、歯茎を、舌を犯していく。

「んっ、んんんぅ……っ!」

一度快感を受け入れてしまえば、あれだけ抵抗していたことが嘘のように思えてくる。
女の子同士のキス、という背徳的なシチュエーションは、快楽に染められたアナにとって興奮の対象にしかならない。
興奮は性感を過敏にさせ、先程までは驚愕と拒絶の対象でしかなかったディープキスも、
今のアナにとってはまたとない快楽材料となる。
茉莉の唾液が流れ込む度、どんどん快感が広がっていくような気がして、アナは果てしない悦びに身をよじらせた。
256茉莉×アナ:2006/09/09(土) 03:17:39 ID:yz8BWZlV

アナがしっかりと感じてくれているのを確認してから、茉莉は口姦を止めぬまま、
片手をアナのシャツの下へ潜り込ませる。
服の下を侵入してくる感触が性感に繋がったのか、くぐもった声を上げるアナに秘所が濡れてくるのを感じながら、
茉莉はアナの胸に両手をタッチさせる。
先程とは違い、今度は膨らみのある胸を揉みほぐすようにして愛撫する。

「んっ、ん、んんんんーっ! んぅうううっ!」
「……ねぇ、アナちゃん。魔法って信じる?」

唇を離し、茉莉はアナに問い掛ける。
快感で頭がいっぱいのアナには、恐らく聞こえていないだろうその声。
それでも、茉莉は続ける。

「あたしね、見つけちゃったんだ。魔法。
ハリポテみたいに空も飛べないし、火も出せないけど、でも、とっても素敵な魔法なの」

赤く上気したアナの顔。潤んだ瞳。それを見ていると、同性のはずの彼女が無性に愛おしくなる。
乳首の先端を軽く弾いてやると、一際強い喘ぎが出た。

「……その魔法ね。お父さんとお母さんの部屋にあったの。
見かけは普通のお薬みたいなんだけど、これを飲んだらね、すごく気持ちが良くなって、
動けないくらいになって、そしたら、おしっこの穴が少しずつ濡れてきたの」

茉莉はポケットをまさぐり、小さな小瓶を取り出す。
ピンク色の液体が、小さく波を打って揺れる。

「最初はお漏らしかなって思って、でも触ってみたら全然違ってて。
もっと触ってみようとしたら、間違って穴のひだひだの所を触っちゃって。そうしたら、すごくビリってきて。
それがすごく気持ちよくて、何度も何度も触ったら『イッちゃった』んだけど……」

俯き、アナを攻める手を止め、

「……あたしね、このお薬飲んでから、すごいの。
ときどき、すごくそういうことがしたくなるときがあるんだけど、そういうとき、
まるで自分が自分じゃないみたいになれるの」

淀みのない動作で、スカートを、ショーツを下ろしていく。

「ほら、こんな風に」

そこには、普段の茉莉から感じ取れるような気弱さ、トロさ、その他諸々が全く感じられない。

「ねぇ、アナちゃん。あたしのここ、なめて欲しいな」

アナは少しの間、逡巡するように茉莉と、茉莉の指差す股の間を交互に見る。
多少なりの抵抗があるのだろうか、その表情は、迷いを浮かべているようにも感じられる。
そんなアナを見て、茉莉は天使のように微笑みながら、

「アナちゃん」
「……?」
「なめてくれたら、もっと気持ちのいいこと教えてあげるよ?」

悪魔の誘惑を、口にした。
257エロ書いてみた人:2006/09/09(土) 03:23:54 ID:yz8BWZlV
以上、茉莉×アナ(仮)(前編)でした。
後編の執筆は未定ですが、9月中に終わればいいかなぁ、と。

ではノシ
258名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 01:18:50 ID:oj09h3RI
>257
GJ!

続き期待してます。
259名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 18:08:05 ID:vP7ZLX+l
GJ!!!!
260名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 03:26:01 ID:grzeUAeY
GJJJJJJ
261エロ書いてみた人:2006/09/12(火) 17:31:01 ID:Jg3H8HlK
>258,259,260
SS投下なんて初めてなんで、少し不安だったのですが……
そう言って頂けるとありがたいです。感謝。

後半はまだ執筆中なのですが、多少ハードなプレイも含みますんで、
「原作の雰囲気に合わない」
「アナをこれ以上虐めないでくれ」
「いくら茉莉攻めにしたって、これ以上鬼畜になるのはちょっと……」
「ここまでの展開が気に入らない」
「むしろお前が気に入らない」
と思われる方は、NGワードに「鬼畜」と入れて回避をお願いします。
次回投下時に名前欄に入れておきますので。
262229:2006/09/12(火) 19:30:31 ID:JgGctLa6
>>261
名前欄に注意書くのはいいけど、それなら適当にトリップ付けるか
タイトル付けるかした方がいいと思うよ。
この鬼畜はダメだけどあの鬼畜は平気、て人も居るかもしれないから。

個人的には続き期待してる。頑張ってくれ。
263名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 19:33:06 ID:JgGctLa6
名前欄消し忘れスマソ
264エロ書いてみた人:2006/09/12(火) 21:56:34 ID:Jg3H8HlK
了解です。忠告サンクス。
265エロ書いてみた人:2006/09/13(水) 03:02:35 ID:gPNbALec
・ごめんなさい
・プロットに大体の内容を書いてみたら、到底前後編だけで終わる内容じゃなかったです
・一気に投下すると10レス以上になる可能性があるんで、先に出来てる分だけ投下しますね
・今回はまだ鬼畜ないです。多分次回

・あと、タイトル付けますね。『魔法』で
266『魔法』:2006/09/13(水) 03:04:28 ID:gPNbALec

アナは茉莉の誘惑にゆっくりと首肯し、お姉さん座りの格好になった茉莉の股に顔を埋めていく。

「こんな感じで、いいんですの……?」
「うん。あたしのそこ、どう?」
「すごく……綺麗ですわ。これをなめればいいんですのね」

アナは茉莉の秘唇へと舌を這わせる。
茉莉の引き絞るような声を聞きながら、抑揚を付け、何度も舐め上げていく。

「んっ、んんっ、ぅっ、んぁっ……。いい、よ……アナ、ちゃぁん……っ!」
「んっ、ぴちゅ、ちゅ、んっ」

茉莉の秘唇から溢れる蜜が、アナ自身の唾液と混じり合う。
今まで味わったこともないような奇怪な風味を、それでも美味しいと感じてしまうのは、
この異様なまでの興奮をこの目の前の少女と共有しているからだろうか。

「ふぁっ、ぁあっ、アナ、ちゃぁん……! 舌の先っぽで、弄って……ぇっ」

舌先を丸め、つんつん、とつつくように淫核を刺激する。
新たな刺激に反応したのか、茉莉の秘唇からは次々と蜜が溢れ出す。
二人の奏でる淫靡な水音は、行為の激しさに比例してさらなる高まりを見せ、
茉莉のベッドを、足を、そしてアナの顔を、愛液と唾液のミックスジュースが汚していく。

「アナちゃん、アナちゃぁんっ!」

切ない喘ぎで名を呼ばれ、アナの胸は愛しい気持ちでいっぱいになる。
情緒は倒錯を始めており、アナは自分の抱いている感情が同性愛であることに気づかない。
この子はなんてかわいい声で私を呼ぶんだろう。
もっとその声が聞きたい、とアナは思い、そのためにももっと気持ちよくなってもらいたい、と思う。

舌先での刺激をおろそかにしないようにしながら、アナは両手をだんだんと上へ上へと伸ばしいく。
そしてある程度の高度を持った所で唐突に茉莉の腋を掴み、

「ア、アナちゃん?」
「……茉莉さん、もっと気持ち良くさせてあげますわ」

思い切り、押し倒す。
力任せの一撃は見事に功を奏し、茉莉とアナの関係は見事に逆転。
茉莉の体は、ぼふ、とベッドに体を沈められ、すかさずアナは自身の体重をかけて茉莉を拘束する。

「ふふっ、茉莉ちゃん、かわいいですわ……」

組み敷いた茉莉を眺め、口元を綻ばせるアナ。
嗜虐心をそそられるこのシチュエーションに高まる興奮を抑えきれない。
茉莉の口が何かしら発声を伴う形に開かれる前に、唇を押し当てる。
体を重ね、手持ち無沙汰の左手を茉莉の背中へ回してがっちりとホールド。
残った右手はシャツに潜り込ませ、

「んっ。ちゅっ、くっ、んっ、んっ」
「んっ、んっ、んんんんぅっ!」
267『魔法』:2006/09/13(水) 03:06:15 ID:gPNbALec

勃起した乳首をつまみ、クリクリと弄る。
恍惚とした声に酔いしれた後は、再びキス。今度は舌を入れて、先程茉莉から受けたディープキスを模倣していく。
歯茎に這わせ、舌を絡ませ、口内の隅々までを舐め通していく。

「んっ、ぷ、はぁ」
「はぁ、はぁ、はぁ……」

気持ちが存分に高まってきたところで、唇を離す。
今度はキスに向けていた分の集中を胸への愛撫に加え、より丹念に行為を行えるよう努力する。
その一方で、背中を抱えていた左手は茉莉のシャツをたくし上げ、膨らみすらない胸を外気に露出させる。
十分な湿り気を帯びた唇を右胸の突起に近づけ、口づけ、挟んだ乳首を舌で弄った。

「んっ、あぁっ、ん、んぅぅぅっ!」

冷房の効いている筈の部屋で、しかし二人は肌を紅潮させ、貪り、貪られ続けている。
長らく喘ぎ続け、攻め続けた疲労ゆえか、二人の体は汗ばんですらいた。
だが、彼女たちの幼い心は既に性の虜と成り果て、その欲求は全て性欲へと向けられてしまっている。
疲れが彼女たちの行為を阻むことはない。

「んぅっ、あぁっ、だめっ、あぁあぁぁぁっ!」
「……茉莉ちゃん?」
「あたし、だめぇっ、だめなのぉ、もうイっちゃう! イっちゃうぅ!」

茉莉が『イク』───それは、さっきの自分が見せたような痴態を茉莉も見せてくれるということだろうか。
あの獣じみた声を、限界まで突き詰められた快楽が一気に弾ける時に出るあの声を、
この悦楽の世界に自分が入門した、その合図となった声を、茉莉が聞かせてくれるということだろうか。

アナの瞳がこれまでにない興奮と歓喜で満ち満ちた。
同時に愛撫はより激しくなる。

「アナちゃんらめぇ! らめぇぇっ!」

『イク』ことを、快楽の限界に達することを拒む茉莉の叫びが、アナの耳にビンビンと響いてくる。
しかし、アナには自然と理解できていた。
茉莉は本当に、そこに達することを拒んでいるわけではないということが。
そんなものは上辺だけで、下心ではその快楽が欲しくて欲しくて仕方がないことが。

アナは言う。

「……茉莉さん、さっきのあたしみたいに、はしたない声で───」

乳首を思い切りつねり、

「───イっちゃいなさいな」

ほんの一拍、間が空いた。茉莉の喉が大音声を振り絞る前の、その刹那だけ。
次の瞬間。

「ぁ、あ、あっ、ぅぁああああああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ” あ” あ” あ” あ” あ” あ” あ”っ ! ! !」
268『魔法』:2006/09/13(水) 03:07:05 ID:gPNbALec

声が裏返ったような、素っ頓狂な喘ぎが部屋いっぱいに満たされていく。
いや、実際に裏返っていたのだろう。
喘ぎ続けたその喉は枯れ、奏でられたのは正に咆吼とも言うべき獣の歌声だった。
もしもこの家にいるのが茉莉とアナの二人だけでなかったら、確実に怪しまれ、詰問されるに違いない。
それほど、茉莉の絶叫は常人が出しうる声としては有り得ないものである。
だが、それでも。
アナは凄まじいまでの絶頂を迎えた茉莉を、目の前で誕生した我が子のように愛しい気持ちで見守っていた。
茉莉の吠え猛るような喘ぎは、アナにとって天使のラッパにも等しかった。
今、愛しく思うこの少女の絶頂の瞬間に立ち会い、体の芯が沸き立つような心情でいた。
これほど心が高ぶった経験は、今までに一度としてない。

興奮を未だ抱きつつも、茉莉を組み敷いていた姿勢を解き、少し離れてその様子を窺う。
と、足が何か冷たいものに触れたのを感じる。
確かめてみれば、それは自分と茉莉とが行為の過程でさんざん排出してきたモノ───端的に言えば愛液だった。
愛液は敷かれたシーツのあちこちを濡らしており、場所によってはなにかの地図のような不可思議な形を描き出しているものもある。
そういえば───本当に今更だが、ここは茉莉の部屋なのだ。
茉莉だけならともかく、自分も一緒になって没頭してしまい、結果的に部屋の一部を汚してしまったのだから、
ここは当然自分も事後処理を手伝うべきだろう。
アナはシーツをめくる。
染みは布団にまで及んでおり、その処理には遅くまでここに留まる必要がありそうだ。
昼過ぎにここを訪ねて来たとき、茉莉は、両親は今日は遅くまで帰らないと言っていた。ならば安心。
電話をかけて、今日は茉莉ちゃんの家に遅くまでいる───と伝えればいい。
いや、『遅くまでいる』なんていうのは中途半端だから、いっそ泊まるということにするのはどうだろう。
茉莉ちゃんにも親に電話をかけてもらって、正式な許可をもらうのだ。
そうすれば、今日は遅くまで二人で過ごせる。
二人で食事をして、二人で片付けをして、二人でお風呂に入って。
もしかしたら、その間にこの行為を再びする機会もあるかもしれない。
だとすれば、今度は汚れても問題ない場所でするのがいい。そうだ、お風呂場でするっていうのは───
麻薬にも似た興奮が、アナの想像の翼を際限なく延ばしていく。
そんな、清々しいまでの青空を心に広げたアナを現実へ呼び戻したのは、茉莉の声だった。

「……アナちゃん」
「はい、なんですの茉莉さん?」

内心、ウキウキとしながら茉莉に問う。
気持ちよかった、と言ってくれるのだろうか。
またしようね、と約束してくれるのだろうか。
あわよくば、もう一度して、と───。
いずれにせよ、自分の行為を快く受け入れてくれる茉莉を、アナは夢想した。

だから、次の瞬間に起こったことをアナは理解することができなかった。

「アナちゃん……」
「…………茉莉さん?」

・・・・・・・・・・・・
アナは、先程自分がそうしたように、茉莉に組み敷かれていた。

「えっと、どうしたんですの? もしかして、不快だったとか……」
269『魔法』:2006/09/13(水) 03:07:58 ID:gPNbALec

それはありえなかった。
現に、茉莉はアナの愛撫により『イッた』のだ。
アナはそのことを理解していたが、しかし、他に思いつく節がない。考えあぐねて取り敢えず口に出してみただけだ。

「ううん、そんなことないよ。とっても気持ちよかった。ただ───」

───ただ?
アナは疑問符を付けて、茉莉の言葉を反芻する。

「───アナちゃん、私言ったよね? 『ここなめて』って。それなのに、その約束は、どうした、の?」

"ねぇ、アナちゃん。あたしのここ、なめて欲しいな───"
"なめてくれたら、もっと気持ちのいいこと教えてあげるよ?"
アナの心に、先程の茉莉の言葉が蘇る。そして、その誘惑に対し首を縦に振った自分自身も。
途端、興奮しきっていたアナの心に、冷たい闇が降りてくる。
それは、約束を破ってしまった自分に対する自責の念だ。
茉莉を愛しく思うあまり、約束を無視して自分の快楽を優先した事に対する後悔の念だ。
それらは目の前の茉莉の異様な無表情と相まって、アナの心を暗雲で侵していく。
体がガタガタと震え出し、出所の分からない恐怖が全身の血管を縮め、筋肉を弛緩させていく。

茉莉は言う。
怯えるアナに向けて、いつもと変わらぬ声色で、しかし有無を言わせぬ口調で。

「言うこと聞けない子には、お仕置きが必要だよね?」

茉莉はアナを組み敷いたまま、ベッドに投げっぱなしのスカートのポケットをまさぐる。

「気持ちよくはしてあげるけど、同じぐらい虐めてあげるから」

そこからあの薬を見繕うと、きゅ、と蓋を抜き、

「覚悟、してね?」
270エロ書いてみた人:2006/09/13(水) 03:20:10 ID:gPNbALec
以上です。
あと6〜10レスほど続くと思います。

PS
保管庫管理人様へ。
172-173 お弁当(おまけ)の後半
187 保守がわりss
195-196,208 千佳の独白
以上が収納されていないようですので、お暇がある時に更新お願いします。
271名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 16:53:35 ID:8C2+3Ozd
続き続き!!
272名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:00:00 ID:8rcbqcqx
GJ!続きがあるなら全裸で靖国参拝してきます
273たまにシスプリスレとかにも行く”管理”人:2006/09/17(日) 20:05:48 ID:KaIa+Z2t
>>270
忙しい中、久々来ました。
今夜中に出来れば更新したいと思います。
更に暇があれば作品投下ってことも。。。
どうしても家にこもりっぱなしになると変な欲望が・・・
274エロ書いてみた人:2006/09/22(金) 04:41:23 ID:5nt40zme
どうも、エロ書いてみた人です。
ちと茉莉×アナものが詰まったので、今回は短編投下で。あっち期待してた方にはごめんなさい。
ご声援には必ずお応えしますので。


今回は、伸恵×千佳モノです。導入が強姦ぽいですがハード描写はありません。
タイトルは『夏の終わり』なんですが、書いてるうちに全然タイトルと内容が関係なくなった問題作です。
275エロ書いてみた人:2006/09/22(金) 04:45:02 ID:5nt40zme

『夏の終わり』


この広い夜空の下には、2種類の子供しかいない。
夏休みの宿題を、日程を組んできちんとやる子供か、最終日に慌ててやる子供か。

伊藤千佳は、その人種分けからすると恐らくは前者に割り振られるタイプである。
幼なじみ(腐れ縁とも言う)である松岡美羽の妨害に幾度となく邪魔されながらも、
着実に宿題はその量を減らしていき、残っているのは、その今日の出来事を記して終わる日記だけとなっていた。

そう、今日は8月31日。
夏休み最後の日である。

「……夏休みも終わりかー」

休憩のため鉛筆を投げた千佳は、イスに寄りかかって大きく伸びをする。
その言葉に呼応したかのように、窓に吊るした風鈴がちりんと音を立てた。
夏の終わりの風鈴の音は、いつだって物悲しい。
その不思議な音色に誘われて思い出すのは、いつもと変わらない当たり前の日常。
それでも、夏の光の下で過ごした日々は、他の季節のそれよりずっと輝いて感じる。
あと1年はやってこないその日々が終わってしまうのが惜しいから、きっとこんなに心が切なくなるんだろう───

そんな感傷に浸っていると、コンコン、とドアが叩かれた。

「誰ー?」
「あたし」

そう言うなり、千佳の部屋に入り込んできた人物。
なんのことはない。彼女の姉、伊藤伸恵(20)である。

「なにやってんだ?」
「宿題」
「ふーん……」

そっけなく返され、虫の居所を無くす姉。
手近な所にあったベッドに座り、妹の部屋の内装にぼんやりと目をやって、暇を持て余す。
そのまま数分が経過しただろうか。
伸恵はなにかを閃いたのか、両手を打ち鳴らし、日記の文章作成に苦心する千佳の後ろに立つ。

「ちぃ」
「なにー?」

振り返った妹の唇に、自らの唇を押しつけた。

「んっ、んんーっ、んっ」
「……ちゅ、んっ、ん、ちゅ、ぴちゅ」
276『夏の終わり』:2006/09/22(金) 04:46:16 ID:5nt40zme

重なり合う唇がハーモニーを奏で、部屋を満たしていく。
伸恵はそれをBGMに、さらに行為を盛り上げるべく舌を侵入させていく。
人肌ではありえない温度を持った淫らな熱が、二人の間で交わされる。
伸恵はキスを止めると、熱に浮かされたような千佳をベッドに押し倒し、自らその上に被さる。

「お姉ちゃん、いきなりなによ……?」

講義の声を上げる千佳。
しかし、少なからず感じてしまったのだろう、その声は弱々しく覇気がない。

「あぁ、それなんだが。ちぃ」

いつものぼんやりとした表情で、伸恵は千佳に顔を近づける。

「エッチなことしようぜ、体がふやけるほどにな」

なぜかサムズアップ。

「ちょ、お姉ちゃん答えになって……」
「いいだろ、理由なんて別に。ただヤりたくなったんだし」

ふにふに、と胸を揉む。そこにかつてなかった感触を発見し、伸恵、

「お、もしかして胸膨らんだ?」
「は、話を逸らさないでよっ!」
「逸らしてないだろ。ヤりたくなったって言ったろうが」
「理由不十分、でしょっ……!」
「いいや、十分」

膨らみが出てきた胸を摘み、その登頂部分に指を乗せて滑らせる。
固まった空気が千佳の口から吐き出されると同時に、あっ、と小さな喘ぎが上がった。

「感じてんじゃん」
「……感じてなんか」
「ほぅ、じゃあちぃのほっぺたが苺みたいに赤くなってんのは」
「……気のせい」
「吐く息が心なしか荒いのは」
「……根詰めて勉強してたから」
「……お前、日記書くのにそんなに体力使うのか?」
「………」
「素直じゃねぇなぁ」

伸恵は攻めを再開する。
上着をはだけ、胸を外気に露出させる。乳首の先端を摘み、消しゴムのカスを丸めるように弄る。
千佳は千佳で、未熟な性感への刺激を必死に耐えようとする。
その表情にいじらしさを感じ、伸恵はなんとなくその想いを口に出してみる。

「かわいいな、ちぃは」
「……そんなこと言ったって何も出ないよ」
「……ブサイクだな、ちぃは」
「……それはそれでイヤ」
277『夏の終わり』:2006/09/22(金) 04:47:06 ID:5nt40zme

少し汗が出てきたので、伸恵はタンクトップとハーフパンツを脱ぎ、下着だけになる。
どうせすぐに、ふたりとも生まれたままの姿になるのだ。
今のうちに脱いでしまっても問題はないだろう。
伸恵は千佳のズボンもはぎ取ってしまい、ついでにショーツも半分おろして恥部への刺激を開始することにする。
太股の谷間に右手を突っ込むと、予想通り、濡れていた。

「……下の口は正直ですってか」
「……オヤジ」

千佳の悪態を耳に留めず、指でまさぐって陰部の位置を探り当てる。
爪で引っかかれたのか、くぐもった声が鼻から出て、伸恵の耳に届いた。

「んっ、ん、んんっ」
「ほら、ちぃ。股開け」

しかし、なかなか開こうとしない。
仕方なく伸恵は起きあがり、無理矢理足を開かせる。
慣れない正座で千佳の両足の間に入り込むと、両股を固定してベッドに抑え、何とかして態勢を作った。
そのまま頭を妹の股に押しつけて、陰部に舌を這わせる。

「お、お姉ちゃん、汚いよ……」
「ちぃのが汚いわけないだろ」

やっと素直になってくれたか、とか考えながら、伸恵は恥ずかしがる妹をそう窘めてやる。
セリフ自体は既に使い古されて錆が浮いたようなものに違いないが、
自分の少ない語彙の中に、この状況下で言うべき言葉はこれぐらいしか思い当たらない。
……というか、これ以外の何を言えというのか。

「お姉ちゃん……」
「なんだ、ちぃ」
「その、あたし、もう……」
「……あー、わかった」

前戯は終わりだ。
快感からか既に骨抜きになっている千佳を起こし、残った着衣を脱がせていく。
二人の間を隔てるものは、下着一枚すらあってはならない。
二人は裸になって抱き合い、いや、正確には伸恵が千佳を抱き抱えるような形になる。

「……お姉ちゃん、して」
「ああ」

短い会話だが、二人の間はそれで十分。
伸恵は人差し指から千佳に挿入し、内部に刺激を与えていく。

「あっ、ああっ、お姉ちゃん、いいっ、よぉっ」

姉の名を呼び、快感に喘ぐ実の妹。
こんな倒錯した光景が、彼女たち姉妹の日常だ。
態度は違えど、心の奥で二人は求め合い、互いを糧にして日々を生きていく。
さながらそれは、つがいと離れては生きていけない、比翼の鳥のように。
278『夏の終わり』:2006/09/22(金) 04:47:44 ID:5nt40zme

「ちぃ、一本増やすけど、大丈夫か?」
「んっ、……うん」

充分な潤滑油の助けで、伸恵の中指はすんなりと千佳の中に入る。
二つの指は千佳の中を刺激し、剥き出しになった性感の限りを費やして、
千佳を何の変哲もない小学生という普段の姿から、性感の虜として姉と交わり合う一人の女として変貌させている。
伸恵もまた、妹の艶姿に興奮し自らの秘唇に指を入れ、快感を得るべく動かし続ける。
水音だけが支配する世界で、二人の心は一つとなるべく近づいていく。

「はぁ、はぁ、お姉ちゃん……」
「なんだ、ちぃ……?」
「あたしが、はぁ、やったげよっか……?」
「……あぁ、頼む」

伸恵の秘唇を千佳の指が、千佳の秘唇を伸恵の指が、弄り、弄び、這わせ、刺激していく。

「お姉ちゃん、あたし、イクぅ……っ!」
「あたしもだ、ちぃ。二人で一緒に……!」
「……うんっ」

「あ、あっ、ぅぁああああああああああああああっ!!!」
「あ、んっ、あ、あああああああああああああっ!!!」











───それから、しばらくして。

「参ったな……」

伸恵は困っていた。
というのも、先程の絶頂のあと、千佳が一向に目を覚まさない。
当然死んでいるわけではないので、恐らく意識を失っているか、それとも疲れで眠ってしまったか。
いずれにせよ、目を覚ますまで時間がかかるのは事実だった。
しかし、それだけなら千佳にパジャマを着せるなりしたあと、ベッドで眠らせておけばいい。
当面の問題には、それ以外の理由も絡んでいるのだ。
ベッドに染みついた愛液───である。
思い切り千佳のベッドでヤッてしまったがゆえに、そこに異臭を放つ染みが残ってしまった。
伊藤伸恵、一生の不覚。
279『夏の終わり』:2006/09/22(金) 04:48:28 ID:5nt40zme

「こりゃ簡単には落ちないよな……」

ティッシュで拭ったり、濡れたタオルで拭いてみたが、結果は対して変わらない。
小一時間ほど色々試した後、ついに伸恵は白旗を揚げた。

「……やーめた」

千佳が眠るベッドに、伸恵も寝転ぶ。
ヤッちまったもんは仕方がない。落ちないもんもしょうがない。
多分、恐らく、きっと。そのうちなんとかなるだろう。解決しないものは放棄に限る。
伸恵はもぞもぞと体を移動させ、その寝顔のよく見えるところに落ち着く。
愛しい妹の寝顔を存分に堪能したところで、どこからか流れてくる甘い香りに気付いた。
そこで唐突に『セックスをした後の男の体は蜂蜜の匂いがしませんか』なんて、
ぶっ飛んだ名前のレディコミがあったことを思い出す。

いや、違うだろ。
蜂蜜なんて大層なもんじゃあない。

寝返りを打つと、テーブルの上に小さな皿が載っていることに気付いた。
確か、昼間にちぃと二人で食べたやつだ、と伸恵は思い出す。
寝転がったまま、手だけ伸ばして引き寄せるという横着な手段で手に取る。
小さな皿に一つだけ、忘れ去られたように乗っかっていたそれを、伸恵は口に運ぶ。
伸恵が口に含んだそれは、甘くて酸っぱい、ふわふわで、幼い。

苺ましまろ。
280エロ書いてみた人:2006/09/22(金) 04:56:24 ID:5nt40zme
いじょです。
一晩で完成させて提出なんて変な重荷を課したせいか、エロ薄かったり文章変だったりします。
叱って下さい。


追伸
茉莉×アナの後編ですが、なんだか鬼畜消えそうです。
茉莉のキャラを過剰に壊さないようにしながらアナを虐めるのが想像以上に難しいもんで。
281名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:43:46 ID:jlZb1wpI
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   i. l     |                    /    !
    ! l  : l\        r−‐,      /    !  <<アナ・コッポラ@苺ましまろ>>
   |! l  : . l: !: 丶、     `       イ : | :  ,
.    |j .l  : . l: !:、: : : `:i ー- .__  -‐1´: l:| : l :   ,{     __
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282名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 18:00:14 ID:rYugNwLO
283名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 05:52:31 ID:HTtvU5oM
>>280
GJ!乙です。
確かにエロが薄い感じもしますが、おいしかったです。

難しいと思いますが、続編も期待してます。頑張って下さい。
284名無しさん@ピンキー
>>280
GJ!
原作の雰囲気が出て読みやすかったです!