ツンデレのエロパロ

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598592:2006/08/17(木) 23:54:27 ID:SJq4no6s
感想くれた人dクス!
>>593
79氏のキャラの特性は掴んでるんだが上手く現せん・・・
つか俺も三行目が気になるw
呼称がキミなのは俺の好み
吟味出来るかどうか解らんがめっちゃスローペースで続けてみようと思う
599名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 20:37:08 ID:xac0jVDM

600名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 01:57:33 ID:FO/rSu7b
79氏どうなったんだろ?
601名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 02:33:38 ID:M/cFk7pC
どうにもなってないだろ
602名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 22:13:54 ID:qRkQ3In5
ドラクエ板の「マリベルスレ」から飛んできました。
SSを書いたんで貼ろうとしたのですがちょっと内容的にマズいので
こっちに貼らせて貰っていいですか?
もちろんツンデレ物です。
603名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 22:19:01 ID:085bi6UW
悪いこと言わないから、冬に会おう。
それまで戻ってくるな。part2
604名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 22:55:36 ID:YBK/vyPM
ドラクエだったら専用スレがあるんだから
そっち行けば?
605名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 23:05:09 ID:02Ld4YXq
エロパロだから趣旨に反しては居ないけど
個人的には・・・
606名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 23:29:18 ID:lg7s0yb1
そういえば版権モノがどうこうとか書いてないよな、ここ
個人的には極力版権は避けて欲しいけど・・・
607602:2006/08/21(月) 00:31:00 ID:xLsBCJXl
あっ、すみません。
ドラクエの官能小説スレ見つけました。

あっちに移動しますね。失礼しました。
60879 ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:48:22 ID:UD9oqNGm
スンスンスーン ハッ! スンスンスーン ウェーイ! ズンベズンベズンズンズンベ
って懐かしいな・・・
>554
神ボブ…
>557
つ且 冷めてるぜ
>558
自己レスカコ(゚∀゚)イイ!!
>559
79的嬉しいコメントの嬉しさベスト3
泣いた>笑った>漏らした
>559氏(題無しさん@ピンキー)
GJ
>めり込む拳
>めり込む拳
>めり込む拳
「。」くらいつけろバーローwwwここ不覚ww
>567
夏なんて大ッキライ!
>リアルの人氏(黒き色彩)
GJ
ところで
巫女さんは書かないのかい
>581
つ ゴジラ松井サブレ 松井がメジャーいってから巨人は・・・
>583氏
GJ
『熾惺学院』のパロって言うより『Le souhait』のパロのほうが適
なんだか賑やかでいいですわ昔を思い出すわほんまに
キャラそんなに壊れてないと思いますよ破損率は21.87%くらいかと
>602
(´・ω・)・・・
60979 Le souhaitハロ覚醒編1(1/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:49:36 ID:UD9oqNGm
ユリ「・・・ちゃん、おにいちゃん!」
ハロ「え?」
ユリ「『え?』じゃないでしょ?」
ハロ「ああ、勉強教えてたんだっけ」
ユリ「そんな事まで忘れないでよ」
呆れる由梨。
ハロ「で、何かわからないところでもあったか?」
ユリ「んとね、大したことじゃないんだけどね・・・」
日本史の資料集の一節を俺に指差して見せた。
ユリ「『若年寄』って若いの?」
ハロ「・・・は?」
呆れる俺。
ハロ「そんなの役職の名前なんだから、若いのも居るだろ?『年寄』ってのは老中の事だし」
ユリ「なんで『老』って着けるのかな?おじいさんでもないのに」
ハロ「って言うか、お前ヴァカだろ?」
ユリ「む。何が!」
ハロ「歴史なんて暗記なんだからそういうこと考えなくていいの。語呂合わせでもして」
ユリ「でも、こういう考えを巡らす姿勢は大切だと思うよ!」
ハロ「熾惺?」
ユリ「姿勢」
ハロ「『しせい』って繰り返して言ってみろ。十回くらい」
ユリ「?しせいしせいしせいしせいせー・・・おにいちゃんのバカ!///」
ちく
ハロ「いってえ!シャーペンで刺すな!」
ユリ「もういいもん!一人でやるから!おにいちゃんはあっち行って」
ハロ「はいはい・・・」
退去命令が出たので、由梨の部屋を出ようと振り返る。
ユリ「あ・・・」
ハロ「ん?」
ユリ「えと、・・・おやすみ」
ハロ「ああ、お休み。あまり根詰めないで早く寝ろよ」
ユリ「うん」
俺は由梨の部屋を出た。

俺の部屋はすぐ隣だ。
すぐ傍には俺の部屋のドアがあるが――
俺は暗い廊下に立ち尽くしていた。
窓から月光が差し込み、廊下を照らしている。
夏真っ盛りとは言え、今夜は涼しい。今日はよく眠れそうだ。
寝れば、明日になる。
だが今の俺には、今日が過ぎ去る事が無性に勿体無く感じられた。
だから、こうやって立ち尽くして暗闇を見つめる。今の状態を見つめている。
明日が来るのが嫌なのは、今が幸せだからなんだろうか?
最近、そういうことをよく考える。
・・・最近、気持ちの悪い夢を見てきたから。
まるで誰かに見せられてるかのような夢だ。
夢の続きなんて、そう見ることは無いだろう。なのに、何日にも渡って俺の夢は続いていた。
さながらデモンストレーションであるかのように俺に見せつける。
夢が現実に近付いているのがわかる。
夢の始まりは秋だったから。
61079 Le souhaitハロ覚醒編1(2/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:50:11 ID:UD9oqNGm
ハロ「おはよう」
翌朝の登校中、俺はいつもの角でツンの姿を肉眼で補足、先手を打った。
ツン「おはよ」
ツンが挨拶を返す。
振り返るそのツインテールを束ねるリボンがいつもと違うのに気付いた。
しかし何となく受け流した。
ツン「珍しいわね。あんたから声掛けてくるなんて」
俺たちは歩き出す。
ハロ「そうか?」
ツン「だってあんた、最近いつもこの世の終わりみたいな顔してとぼとぼ歩いてきたじゃない」
ハロ「んな昔の俺みたいな事は・・・」
ツン「低気あ・・・低血圧だから、って言いわけするけど本当は」
ハロ「低気圧?」
ツン「うっさいわね!///話の途中よ!」
コホン、と咳払いするツン。
ツン「本当は、嫌な夢をずっと見てるんでしょ?」
ハロ「なんで知ってんだ!?」
ツン「自分で話してたけど・・・」
ハロ「なんてことだ・・・あまり余計な事をしゃべらぬよう、きちんと注意せねば」
ツン「今日は元気のようね」
ふ、と微笑するツン。
ハロ「?何だその草花を愛でるような母性に満ちた笑いは?」
ツン「私だって、あんたが落ち込んでる姿なんて見たくないから」
ハロ「そうか」
やけに素直に語るな。
きっと、それはもう地獄に片足突っ込んだような顔してたんだな、俺。
ハロ「朝から暑いな」
ツン「そうね。・・・さ、さっきのは別に・・・」
ハロ「ん?」
ツン「な、なんでもないわよ!」
そろそろリボンに気付いてあげようか。
ツン「でも、夢の話もちょっと聞いてみたかったかな」
ハロ「あんま面白くないぞ」
ツン「でも夢に私が出てくるんでしょ?」
ハロ「けっこうたくさん出てくるけどな」
ツン「そうだわ。そう言ってたわね」
やや落胆したようだ。
ハロ「ところでバイザウェイ、リボン変えたのか?」
ツン「よくわかったわね。鈍感なハロの事だから気付かれないうちに一日終わっちゃうんじゃないかと」
ハロ「そんなに前のリボンが汚くなったのか?」
ツン「違うわよ!気分を変えてみただけ!もう、せっかくいい感じだったのに台無しじゃない」
ハロ「謝ろう」
熱線放つ朝日の中を歩く。
ハロ「リボンを変えたから夢を見なかったんだろうか?」
ツン「ハロは関係無いじゃない」
ハロ「・・・だよな」
ツン「それにしても暑いわね・・・」
ハロ「だよな。脱ぐか」
ツン「嫌」
ハロ「俺も」
61179 Le souhaitハロ覚醒編1(3/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:50:42 ID:UD9oqNGm
熾惺学院の空中庭園。
相変わらずクーラーが利いていて涼しい。
蕪「今すぐ五億円手に入るのとエロゲの主人公になれるのどっちがいいお?」
毒「五億円じゃ比べ物にならんな。よって後者」
蕪「漏れもフラグ立てられなくてバッド直行でも後者」
毒「そうなると曖昧だな。さして今と変わらん」
あいつら朝早いな。
ハロ「お前ら朝っぱらから何を時間の無駄遣いしてんだ」
蕪「平成の異端児キタ――(゚∀゚)――!!」
ハロ「誰が異端だww」
毒「エロゲの主人公張りに朝っぱらから女侍らしてるようなやつは異端」
ツン「あんたも彼女作ればいいじゃない」
それを簡単に言うなよツン。
蕪「ハロと漏れたちとは何か違うお。ヒエラルヒーが凄いお」
毒「『選択肢までスキップ』したら人生終わるもんな俺たち('A`)」
急に暗い雰囲気になったな。
し「楽しそうですね」
ハロ「あ、しのたん&由梨」
ユリ「何してたの?」
ハロ「いや、こいつらが五億円と――」
毒「五億円と愛する人、どちらを取るかと言う話です」
ツン「は?」
蕪「どっくんは『五億円じゃ比べ物にならんな。よって後者』と高らかに宣言したお」
何だこのチームワーク?いつの間に出来上がったんだ?
ユリ「へー・・・じゃあ毒男先輩の彼女さんは幸せ者ですね」
あ、毒男凍った。
こらこら、ツンもしのたも笑わない。
ユリ「え?私何か変な事言った?」
由梨がまごまごして言う。
し「くくっ・・・言ってないですよ全然」
ユリ「??」
由梨に悪気が無いのが厳しいな。
毒「マスター、会計を」
蕪「50ドルになりますお」
毒「高いな・・・酔いを醒ますには丁度いいぜ」
毒男はとぼとぼと去っていった。
ツン「なんだかかわいそうね」
ハロ「こうして毒男はまた一つ強くなっていくのでした」
ユリ「私のせいなの?」
し「まあ100%由梨ちゃんのせいですけど」
ユリ「やっぱり!?どうしよう謝らなきゃ!」
ハロ「あ、由梨!」
由梨は毒男の後を追って言った。
ハロ「これでフラグが立ちやしないかと兄」
蕪「無理だお」
し「蕪雲先輩、どっちの味方なんですか?」
全く、この集団と言うのはまとまりがあるんだか無いんだか・・・。
でもこんな日常もくだらないけどそれなりに楽しくて幸せだと思う。
・・・『日常』って、どこと比べた話なんだ?
馬鹿馬鹿しい。考えるのはやめだ。
61279 ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:51:49 ID:UD9oqNGm
×由梨は毒男の後を追って言った。
○由梨は毒男の後を追って行った。

すまそ
61379 Le souhaitハロ覚醒編1(4/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:52:31 ID:UD9oqNGm
そう言いつつも、休み時間に考え事をしながら廊下をどことも言わず徘徊していた。
東「江口?」
ハロ「はい?」
あれ、振り返ったのに誰も居ない。
東「わざとらしく視線を明後日に向けるでない!」
視線を落とすと東雲てんてーが居た。
ハロ「すいません、ちょっと見えにくくて」
東「江口にとって私はその程度のものか?」
ハロ「ええ、まあ」
東「で、ここで何をしておるのじゃ」
ハロ「ここ、って?」
職員トイレの前のようだ。
東「鳩が豆鉄砲を食ったような顔しとるのう」
ハロ「すんません」
東「また考え事をしながら歩いておったのだろう」
ハロ「御言葉のとおりで」
てんてーが歩き出す。
東「何をしておるか、授業に間に合わぬぞ?さっさと来やれ」
と、扇子でちょいちょいと手(?)招きする。
ハロ「ああ、はい」

東「何か悩みでもあるんじゃろ?」
唐突にてんてーが尋ねてきた。
ハロ「悩みなんかなくても考え事しながら徘徊する癖があるんですよ」
東「そうか。それならば治さねばならぬのう」
ハロ「はい」
少しの間、沈黙があった。
東「遠慮しないで話せ」
ハロ「・・・・・・」
なんだか、今日はいやに積極的だな。
まあ今日は悪夢にうなされる事もなかったし、話してもいいか。
 [アエロい話に持ち込んで逃げる
  正直に夢のことを話す
あ、間違えた。ロード希望。
ハロ「いや俺の息子のかたt・・・いやあの」
東「なんじゃと?」
ハロ「今日は一段と暑いですね」
やばいどっちにしても中途半端。
東「ま、まあ無理に言わんでもいい」
うまく逃げ切れたようだ。
ほとんど言ってしまったような気がするけど。日本人なら推測できるレベルまで。
俺本当は形とかで悩んでませんからね?
しかし心なしかてんてーが頬を染めていたような。
ハロ「背が低いと大変でしょう、てんてー」
東「嘆いてもどうにもならんじゃろ?」
ハロ「アスファルトの照り返しとか凄くないですか?着物で登校して」
東「車で来るから問題無い」
ハロ「牛車じゃないんですか?」
東「そんなわけなかろう!私をなんだと思っておる!」
ハロ「てんてー」
61479 Le souhaitハロ覚醒編1(5/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:53:19 ID:UD9oqNGm
昼休み。
俺は意味もなく図書館にやってきてカサブ夕を歌っていた。
最近意味の無い行動が多すぎるな、俺。
椅子を傾け、天井を見上げる。
しかしこの歌、THEサンクチュアリ百式-Ver2.01-部のテーマソングだけに俺たちにぴったりな歌だな。
なげやりに前向きにって感じが。
ドラムスが毒男だったよな。あいつ部員じゃないのによく手伝ってくれたよ。
あいついろんな技術はあるのにモテないんだな。
存在感さえあればモテると思うんだ。嫌われないタイプだし。
好かれもしないが。
ハロ「おぉとなに・・・」
チト「ハロ」
ハロ「何?」
チト「静かにしろ」
しまった ここはとしょかんだった!
ハロ「ごめん」
チト「暑くなってきたからって熱くなるなよ」
ハロ「おお、うまい!」
チト「うるさい・・・///」
満更でもなさそうじゃないか。
周りを見渡す。
勉強してるやつ、調べ物してるやつ、読書してるやつ・・・。
気付けば、俺の周りにはちゃんと時が流れている。
ハロ「なあ」
チト「どうした?」
ハロ「一日五時間寝てるやつと一日九時間寝てるやつじゃ、後者が損してるかな?」
チト「どうだろうな」
智途は本を置く。
チト「それこそ一概には言えないな。人とその状況によって価値が違うものだから」
チト&ハロ「お前はどうだ?」
何故か言葉が重なる。
面白くないような顔で睨みあう。
ハロ「俺は、起きていたい」
チト「私はどちらでも無いな・・・」
智途は本を起こし、再び読書を始めた。
時間って難しいな。
一秒って一体なんなんだろう。
セシウム133の基底状態の二超微細順位間の遷移によって発する光の振動周期の9192631770倍の時間?
・・・夢の中で時間を計ったことなんて無いよな。
要らないから。

真っ黒な、ドーム型の天井。
青白い人工的な光が辺りを照らしている。
無機質なその部屋に、二人の人物が居る。
?「そろそろ、ヤツを『あげる』のか?エルナ」
エルナと呼ばれた女性が答える。
エル「あなたも暇でしょう?ベルゼット」
ベル「暇だ。俺様すごく暇。さっさとはじめようぜ?」
エル「そのバイキン○ンみたいな下品な話し方、どうも聞き慣れないわ」
61579 Le souhaitハロ覚醒編1(6/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:54:21 ID:UD9oqNGm
ベル「・・・お前は興味の無い男にはとことん冷たいのな」
エル「私は元々冷たいけど?」
ベル「うぜえ。んで、いつ『あげる』んだ?」
エル「次回よ」
ベル「『次回』?なんだそりゃ」
黒い台から飛び降りる。
エルナは引き出しから書類を一枚取り出し、ベルゼットに渡した。
ベル「・・・要するに、具体的な日にちは決まってないわけだ」
エル「でも、近い将来、って事」
ベル「くっだらねーオイ俺様はそんな事聞きにここに来たのかよ?」
エル「私にキレないでくれる?」
?「やれやれ、穏便じゃないわね」
暗闇の中、どこからか女性が現れた。
?「僕たちも混ぜてくれないかな?」
エル「帰れ乳牛」
ベル「帰れ抜作」
乳牛と呼ばれた女性は言う。
?「乳牛とは酷いなー。私にはリュシルって名前が」
?「へえ・・・ハルを『あげる』ことにしたんだね」
ベル「さすがルシフ。聞いちゃいねえ」
ルシ「さて、ハルの手札は何枚あるのかな?彼によって何枚のカードが切られるのか・・・楽しみだね」
リュ「ハルちゃんの人と人を結びつける能力って凄いのよね」
エル「それだけに一人には慣れてない、ただの寂しがり屋」
ベル「これ以上あいつに拘束されるのは御免だ。決着つけてやるぜ」
闇夜の会合に、暫し静寂が訪れる。
これで終わりになるのだという感慨は、彼らにとってどんな思いなのだろうか。
リュ「ハルちゃん・・・」
リュシルが沈黙を破る。
リュ「おっぱいで擦ってあげたいな・・・」
ほう、とため息をつく。
ベル「俺はあのツンデレを頂きたい」
エル「それは最後になるわよ」
ルシ「僕はどうでもいいけどね。カードには興味無いし」
エル「大体、リュシルあなた話題逸らしたって自覚ある?」
リュ「そんな怖い顔しないでよお。エルナちゃんだって何かしたいでしょ?」
エル「そりゃ片っ端から拘束して拷問して抜き殺したいけど今はそれどころじゃ」
ベル「最低だなこの女」
ルシ「旺盛だね」

空が黄色に染まり、山吹色の雲が渦巻いている。
?「ほへー・・・なんかありそう」
てくてく。
?「はわっ!?」
段差を転がり落ちる。
?「いったぁ〜、もう、ここどこぉ〜!?」
空は答えてくれない。
?「・・・ふえ・・・」
目に涙が浮かぶ。
が、首を振って振り払う。
?「もうちょっと、がんばろ!」
61679 Le souhaitハロ覚醒編1(7/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:55:09 ID:UD9oqNGm
ハロ「・・・う〜ん」
見なくなったと思ったら、またあの夢か。
俺がどうとか言ってたな。
『あげる』・・・よくわからない言葉だ。
ageんなボケって思ったけど意味が違うらしい。
キーンコーンカーンコーン
ん、いつのチャイムだ?
ガタガタガタ・・・
席を立つ音。
も、もしかして放課後か!?
俺、そんなに寝てたのか!うわーやっちまったな。今からでも起きるべきか!?
ツン「ちょっと、起きなさいよ!」
ツンが体をゆすってくる。
よし、これを機に起きよう。
ハロ「ハイみんな、おはよー」
ツン「何くだらないことやってるのよ。ヤバいわよあんた」
俺の武田○也のモノマネがくだらないだと!?いや、それよりも・・・
ハロ「俺はそんなにヤバかねーよ!」
そりゃエロゲーに手を染めてしまった事はすいませんだけどさ。
さっきに気付いて正面を見ると、てんてーがずんずんと俺に向かって直進してきている。
てんてーとは言えその滲み出る憎悪は俺の目を逸らさせんとするほどである。
ツン「わ、私先帰るから!」
ツンが席を立つ。
ハロ「え?」
蕪「漏れも無い用事を思い出したお」
毒「さらばノシ」
ハロ「え?え?」
続々と教室を去るクラスメートたち。
俺には何がなんだかわからなくて――そしてやがて、説教の会場が出来上がった。
一対一なので極めて回避が難しいこの状況。
ハロ「ども」
東「『ども』では無い!!」
扇子で脳天に会心の一撃!
ハロ「Ouch!」
東「自分が何をしたのかわかってないだろう!?」
ハロ「・・・かなり」
東「ハロは国語の成績がいいじゃろ?それで今日は難しい特別なテストを江口含む精鋭数人が別室で受け、
 その実力を偉い先生方に報告すると言う旨を予め伝えていたであろう!」
ハロ「あ」
東「江口がすっぽかしたせいで私は酷い折檻を食うたぞ!」
ハロ「あー・・・」
東「隣の席の月岡も『何しても起きなかった』と言うし、はあ・・・」
ハロ「そのテスト、今受けられないですかね?」
寝起きなのでこんな事も言える。
東「意味無いぞ!」
ハロ「はあ・・・」
ついてないな。
こっちはほぼ強制的に夢を見せられていたと言うのに。
東「・・・どうしたんじゃ?目に見えて元気が無いのう」
ハロ「悩み、聞いてくれましたよね。ちょっと話していいですか?」
61779 Le souhaitハロ覚醒編1(8/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:55:57 ID:UD9oqNGm
俺は、夢の事を話した。
東「にわかには信じがたいのう」
机を挟んで向かい合わせに座る。
ハロ「やっぱり、そうですか。まあ本気で信じてくれたのもツンや智途ぐらいだし」
東「しかし、それも何か運命的なものを感じるのう。きっと江口は何か特別な存在なのじゃ」
ハロ「飴玉のCMですか?」
東「・・・真面目に聞いてやっておるのじゃぞ」
ハロ「すいません」
東「では、か、形で悩んでると言うのは嘘じゃな?///」
ハロ「はい嘘です」
よく確認してくれた。
聞くのが恥ずかしかったのか、てんてーは視線を伏せる。
二人しか居ない教室に沈黙が流れる。
ハロ「いやそんなに赤くなられても・・・」
こっちまで恥ずかしくなる。
・・・つん。
ハロ「!」
てんてーが足でズボンの上から例の息子を触ってきた。
ハロ「あ、いや、てんてー!触診はいいですって!大丈夫ですから!そこんとこ!」
東「でも大きくなってきよる」
ハロ「そ、それは・・・」
足だから・・・って何を言わすんだ。元々居ない俺のファンが減る。頼むぜ。
東「具合が悪いとは言え、今日の江口には仕置きが必要じゃ」
てんてーは足を離した。
ハロ「正直、背徳感しかないですけど・・・」
これ以上罪を重ねるな俺。
東「嫌か?」
ハロ「全然。あ、いや・・・」
てんてーはそれを聞くと、机の下に潜り込んだ。

ぎゅっ
ハロ「てっ、てんて・・・!」
てんてーは竿を手のひらでぎゅっと包み込んだ。
東「ほう、なかなか立派なものを持っておるのう・・・///」
椅子に座ってるので離れることもできず、ただ下に見えるてんてーの行為を見守るしかなかった。
てんてーは恍惚とした表情でそれをしばらく眺めた後、それを擦り始めた。
ハロ「あっ、ちょ・・・てんて、やめ・・・!」
東「『てんてー』と呼ぶなと言っておるに・・・ひどく興奮しておるな?これを見ればわかるぞ?」
ハロ「せ、せん・・・!」
背もたれがストッパーになり、腰を引きたいのに引くこともできない。
完全に固定されながら、俺はてんてーの手で責められ続ける。
東「んん?何か汁がでてきておるぞ?」
てんてーはそう言いながら、我慢汁を人差し指で塗り広げる。
ハロ「う・・・!」
東「江口ぃ、遠慮する事はないぞ?」
亀頭を人差し指で撫でながら、さらに手コキを続ける。
その速度は徐々に早まり、そろそろ堪えられなくなりそうだ。
東「ほれ、イってたもれ!」
ハロ「だ、駄目、顔に、かかる・・・!」
手の動きは興奮に合わせてますます早まり、頭が真っ白になってくる。
が、我慢できない・・・!
61879 Le souhaitハロ覚醒編1(9/9) ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:56:42 ID:UD9oqNGm
ハロ「う、あ・・・」
俺はてんてーの手コキによって、あっという間に抜かれてしまった。
ペニスはびゅくびゅくと脈打ち、てんてーと汚していってしまう。
東「ひゃ・・・!///」
『ひゃ』?
東「案外あっさりとイったわりには、派手な射精じゃのう」
てんてーはどろどろになった両の手を眺めて言った。
俺は未だ何があったのかよくわからなくて何も言えなかった。
東「どうじゃった?普段子ども扱いしておった『てんてー』のこれは」
といって動作をして見せる。
そして、精液に汚れたてんてーの顔があった。
ハロ「・・・エロいです」
東「ふん。そもそも江口の素行が悪いからいけないのじゃぞ?ほれ、といれっとぺーぱー持ってこい」
ハロ「拭かないで?」
東「ぽけっとてぃっしゅでも使うがよかろ?」
くっそ・・・てんてーにまで抜かれてしまうのか俺は・・・。
正直、背徳感しかない。いや敗北感脱力感絶望感いろいろ。

ハロ「その技術は一体どこで」
東「腋でもよいぞ」
ハロ「足は?」
東「足?それはいささかつらいものがあるのう」
大体てんてーに踏まれたくないからいいけど、それでも足に反応してた俺。
むしろ聞くなよ俺。
しかもお互いに話し逸らしあってるしな。
ハロ「でもあの夢は俺を放してくれないみたいです」
もう少しで・・・何か変わる気がするけど。
東「ならば起きている時間を存分に使えばよい」
ハロ「でも今日みたいな事があったら」
東「心配はいらん。事情がわかれば江口に無理な負担はかけん」
ハロ「・・・ありがとうございます」
東「よい、よい」
てんてーは扇子をひらひらと振ってみせる。
東「時間と言うものはな、江口」
ハロ「はい」
東「自分が何を為すかによって、いくらでも変える事ができるものなんじゃ」
ハロ「変える?」
東「無駄な時間さえ作らなければ、その時間は何時間分もの価値がある」
ハロ「無駄な時間を作らないのは難しいですよ」
東「ふふ・・・」
ハロ「?」
東「見た感じ、江口は無駄な時間を過ごしたことはなさそうじゃが?」
ハロ「なんでですか?」
東「江口の周りにはいつも人がいっぱいじゃ。以上」
てんてーはそう言って、さっさと職員室へ向かって行った。
さっきまで手でしてくれていたとは思えない。いや別に。
みんな真面目にてんてーの言う事聞くから、それだけ接点が少ないのかも。
不良と教師が和解するみたいなドラマが今。いや待て。
人がいっぱい、か・・・。
夢を見ている時間って、無駄じゃないんだ。
61979 質問34 ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:57:32 ID:UD9oqNGm
蕪「今週もやってまいりました」
ハロ「『住人のお手紙にSSの登場人物が答えるレス』!」
79「flaまだ線画しか終わってない件」
ハロ「遅いです。ゲストはてんてー」
東「うむ」
(´・ω・)つ[]<ツンと二人で温泉旅マダー?
79「話続かないって」
ハロ「生々しい回答やめwwww」
東「意味深じゃのう」
(´・ω・)つ[]<(´・ω・)つ[]<(´・ω・)[]<毒と蕪の二人だけの温泉旅行マダー?
蕪「何しに行くんだお(#^ω^)」
東「何を望んでおるのか」
ハロ「触れてはいけない」
79「スレ的には・・・個人的に許さん」
つ[]<ツン分の増量を要求
79「つエルナ」
ハロ「ツンの場合は親しくなったせいでデレ分が多くなったんだよな」
東「単に『親しくなった』のと違うのか?」
蕪「説明には時間がかかる」
つ[]<ふとももが痛いんだけど湿布貼るのとウィッシュに頼むのはどちらが効くのか
79「湿布」
ハロ「頼んだ事無いからわからないけど湿布かな」
蕪「こらおまいらよってたかっていじめるなお」
ハロ「じゃあお前はどっちなんだお」
蕪「湿布」
東「いじめは許さん!」
ウ「最近出番すら無いし・・・」
79「おひさ」
ウ「うう・・・ひどい」
東「こらそこ!」

  7
   9「   ぅゎ
           っ ょぃ  」
62079 ◆sKDRdae3Hs :2006/08/21(月) 02:58:10 ID:UD9oqNGm
限りなく電波なハロ覚醒編。「誰か死ぬの?」→「死ぬけど死なない」としか
こういう質問には→「待て。読めばわかる。きっと書くから」としか

来週辺り次スレかな?
前スレ680くらいで終わりだったし
しかし、たった三ヶ月かそこらなのにもう?
621名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 02:58:52 ID:eC/PsfQo
はい投下乙GBGB

例の如くこれから読むわ

ついにてんてーか……本番wktk
622名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 03:13:06 ID:mNsrji4d
誰よりも早く読んだ!
きっと!たぶん!絶対!

>「『選択肢までスキップ』したら人生終わるもんな俺たち('A`)」
コレは笑ったwwww本気でwwwww
覚醒編か…前に見た夢に繋がっていくのかね。素敵な予感にwktkしちゃう


つ[]<月岡分を要求


紅葉のやつ、続き書けたけどいつ落とすか
タイミングが生死を分かつ
623名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 03:20:16 ID:tLf17Hzf
いつもGJ!
なんか謎の機関のメンバーのキャラが濃すぎておもしろそうな
ハロ覚醒編。何に覚醒するのやら。

つ[]<そろそろウィッシュ補給お願い…
学校だと出てこないんだもんなー。辛うじて質問にww
Mのハロや79氏でもいじめてしまうウィッシュのすごさ
624592:2006/08/21(月) 03:29:14 ID:8DnxJ4lK
毎度の事ながらGJ!
覚醒編で明らかになるハロの真相。
そして世界は混沌に進む訳ですな。

つ□<エルナを下さい。

ついでにLe souhaitのパロを再チャレンジ!
625『Le souhait』のパロ:2006/08/21(月) 03:30:44 ID:8DnxJ4lK
アキ「やっと学校オワタ」
ソウ「ほとんど寝てたがな」
ナツ「ほんと。あれだもんバカな訳だよ」
アキ「うるせー頭なんか良くなくても生きていけらぁ」
他愛の無い会話をしながら玄関に向かう。
おっ、あの後姿は・・・。
蕪「何であんな人気あるんだお!」
し「例のゲームですか?買えなかった位でボクに当たらないでくださいよ」
アキ「おい、蕪雲」
蕪「ん?秋斗、なんか用かお?」
アキ「珍しいな。ハロは一緒じゃないのか?」
蕪「何でもチト様と買い物らしいお。この苛々してる時に更に頭に来るお(###^ω^)」
ソウ「何で苛々s」
し「夏輝先輩!今日はもう帰るんですか?」
喋ろうとするソウをお構いなしに喋るとは。
やるな、しのた。
ナツ「ええ、しのちゃん。今日は少し用があるから」
し「珍しいですね。夏輝先輩最近、体育祭の事でずっと残ってるから珍しいなって」
ナツ「ま、まぁ色々あってあんまり捗らなくて・・・。でも楽しい体育祭にしてみせるわ」
し「頑張ってくださいね!ボク応援してますから!」
ナツ「えぇ、ありがとう」
ソウ「・・・蕪雲、ひょっとしてメルブラ売り切れでキれてるんか?」
蕪「それ以外に無いお!でもハロのエロゲの主人公オーラも頭に来るお!」
アキ「メルブラならうちの店にあるぞ」
蕪「マジかお!?秋斗のバイト先かお!?」
アキ「ああ、こんな事もあろうかと何本か倉庫に隠しといたんだ」
蕪「それが判れば早速行くお!」
アキ「料金割り増しとなりますが」
蕪「ちょwwwww」
ソウ「普通に売ってやれよ、可哀想だろ」
おぉ、ソウにしてはまともな発言だ。
蕪「むしろ親友価格で値引きしてほしいお」
アキ「無理。店長に悪即斬喰らう」
ソウ「まぁ普通の値段なら平気だろ」
蕪「売って貰えるだけでもありがたいお」
アキ「あいよ、んじゃバイト先行くか」
626『Le souhait』のパロ:2006/08/21(月) 03:31:31 ID:8DnxJ4lK
ソウとナツ、それとしのたと別れてバイト先に向かう。
俺がバイトしてる場所は基本CD屋。
だが二次元街近くとあってゲームも売っている。
店に着くととりあえず着替えに行く。
アキ「ちっと待ってろ。着替えてくる」
蕪「wktkしながら待ってるお」
とりあえず店長に挨拶っと。
アキ「おはよーございまーす」
店「おお、諏訪君か。おはよう」
ロッカールームで着替えて店内に戻る。
アキ「待たせたな」
蕪「遅いお。で、例の物はどこだお」
アキ「お前の心の中に」
蕪「うはwwwおkwww」
アキ「ここにあるぞ」
とりあえず蕪雲に手渡す。
蕪「おお!これはまさしく戦いの装飾楽句!」
アキ「6090円也」
蕪「ちょっと待つお」
財布から7000円を取り出す蕪雲。
アキ「あいよ、お釣り」
蕪「これで暫くは楽しめそうだお」
アキ「そりゃよかったな。あ、そうだ蕪雲」
蕪「なんだお?」
アキ「一昨日の放課後さ、長岡どうしてたか知ってる?」
蕪「智途様?確か音楽室に忘れ物取り行ってたお」
やっぱしな、生徒会室の横が音楽室。
一昨日と言えば俺とナツが乳繰り合ってた日だ。
まぁ覗かれた相手が相手だし、心配は無いか・・・。
アキ「d。心の棘が取れた」
蕪「チト様がどうかしたかお?」
アキ「ん?いやな、一昨日生徒会室に居た時、音楽室から長岡の喘ぎ声が聞こえてきたから」
蕪「マ ジ か お !?」
アキ「なわけねーだろ。長岡っぽい姿が見えたからそうかなって思っただけだ」
蕪「判ってたお。智途様はそんなふしだらな女じゃないお」
アキ「釣られんでよろしい」
蕪「それじゃ濡れは帰るお」
アキ「あいよ、毎度どーも」
蕪雲が店から出て行く。
店内にはあんまり客が居ないので、音楽をお気に入りにチェンジ。
よし、再生。
【いつも答えはNO!NO!NO!NO!何をやってもNO!NO!NO!♪】
これでこそ落ち着くってもんだ。
627『Le souhait』のパロ:2006/08/21(月) 03:32:35 ID:8DnxJ4lK
店「諏訪君ー、そろそろ店閉めちゃおう」
アキ「ういーっす」
時間は9時。
客が居なくなったのを見計らって俺はシャッターを閉める。
さて、着替えて帰r・・・。
カーナーラーズーボクラーハデーアウダロー
うお、携帯マナーになってなかった。
ナツか。
ピッ
アキ「申す申す」
ナツ「変な返事しないでよ。バイト終わった?」
アキ「今まさに終わるであろうとこだ」
ナツ「そ、そう。じゃあ終わったら神社に行かない?」
は?神社?
アキ「神社って・・・何でまた?」
ナツ「う・・・なんでもよ!別にいいでしょ!?」
アキ「ふーん・・・まぁいいけどさ」
ナツ「それじゃあ帰りに私の家に寄ってね。いい?絶対よ!」
アキ「へーへー、解りやしたよー」
ピッ
神社ねぇ、お守りでも買うつもりか?
・・・何のお守りだ?まぁ、ナツから聞けばいいか。
じゃあさっさと着替えてナツの家行きますか。
アキ「そんじゃお疲れ様でーす」
店「うん、お疲れ様」
俺は足早にバイト先を出た。
628『Le souhait』のパロ:2006/08/21(月) 03:33:57 ID:8DnxJ4lK
歩く事数十分、ナツの家が見えてきた。
ん?車が一台も無いな、おばさんやおじさんは出かけてんのか?
ピンポーン
ナツ「はーい」
アキ「こんばんわー。ピザの配達に参りましたー」
ガチャ
おろ、この反応だと騙されなかったな。
ナツ「下らない事やってないで。さぁ、行きましょう」
ちっ、可愛げの無い奴め。
とりあえず神社に向かって歩き出す。
アキ「おじさんはおばさんは?」
ナツ「なんか健康ランド行くんだってさ」
アキ「へー。じゃあ今一人か」
ナツ「うん、・・・変な事考えてるんじゃないでしょうね?」
う、こんな時だけ鋭いな・・・。
アキ「考えてるわけねーだろ。飯とかどうしたのなって」
ナツ「食べてないわよ」
アキ「喰ってないのかよ!ダイエットか?」
ナツ「違うわよ!その・・・キミと一緒に食べよう・・・かなって・・・///(ボソッ」
アキ「お!カブトムシだ。結構でっかいな」
ナツ「ち、ちょっと!聞いてる!?」
アキ「え?何か言った?」
ナツ「もぅ!何でもない!///」
相変わらずからかい甲斐g(ry
アキ「で、何のお守り買うんだ?」
ナツ「え?お守り?」
あれ?外れたか?
アキ「神社行くんだからお守り買うんだろ?安産祈願とか交通安全とか」
ナツ「違うわよ。お参りしに来たの」
アキ「何で今日なんだよ・・・。別に明日でもいいじゃん」
ナツ「あーうるさいわね!来ちゃったからいいじゃない!」
む、本当だ。
どうやらいつの間にか着いてたらしい。
参拝客は流石に居ないな。
夜の神社か・・・。
アキ「さっさとお参りして帰ろうぜ」
ナツ「そうね」
629『Le souhait』のパロ:2006/08/21(月) 03:34:55 ID:8DnxJ4lK
さて、幾らお賽銭入れるかな。
 5円
 50円
[ア500円
ええ!?何で500円?
まぁいいかぁ、男に二言は無い。
チャリーン
ナツ「え!?500円も入れたの!?」
アキ「ああ、普段お参りなんかしないから奮発してみた」
ナツ「そ、そう」
パンパン
拍手をうって目をつぶる。
願わくばギタフリのアケコンがこれ以上延期されませんように・・・。
ナツ「・・・」
おや、随分熱心に願ってるな。
ナツ「・・・よし、帰えろっか」
アキ「なぁ、何願ったんだ?」
ナツ「え!?べ、別に何だっていいじゃない!」
アキ「ふーん、まぁいkk・・・ん?」
ナツ「どうしたの?」
アキ「いやさ、社の中に今人影見えなかった?」
ナツ「ちょっと!怖い事言わないでよ!」
アキ「こういう神社には呪われてる日本人形とかが置いてあったりするからな・・・それが動いたのかも」
ナツ「そ、そんな訳無いでしょ!ねぇ、もう帰ろうよ!」
おいおい、自分で連れてきといて怖くなったら帰るのか。
アキ「よっと」
俺は柵を超えて社の中に入ろうとする。
ナツ「あ、ちょっと!怒られちゃうよ!」
アキ「こんな時間に誰も居やしねーよ」
社の中は薄暗い灯りがついてるのが障子越しに分かる。
ガラッ
?「ちょっと!勝手に開けないでよ!」
アキ「あ、すんません」
ガラッ
・・・・・・え?
いやいや、何?
ナツ「・・・今の声、誰?」
アキ「・・・日本人形だろ?」
ナツ「き、きゃああああああああ!」
アキ「あ、おい!ちょ・・・」
制止の声虚しく、ナツは走って行っちまった。
しかしさっきの声は何だ?
マジで日本人形?
試しにもっかい開けてみよう。
ガラッ
?「だから開けないでって言ってるでしょ!」
居たのは金髪の巫女さん。
630『Le souhait』のパロ:2006/08/21(月) 03:35:43 ID:8DnxJ4lK
アキ「えーっと・・・」
この神社に巫女さんなんか居たっけ?
つうか神主すら見た記憶ねぇぞ。
アキ「八百万神等共に聞食せと畏み畏み申す」
?「・・・は?」
アキ「いや、巫女さん見るとつい言いたくなるんだ」
?「ってかアンタ誰?」
アキ「俺のセリフだ。この神社には巫女さんなんざ居ないはずだぞ」
?「良くぞ聞いてくれました!」
待ってましたと言わんばかりに声を上げる巫女。
ウ「私は願いの精、ウィッシュ!」
アキ「父さん!強力な電波を感じます!」
ウ「誰が父さんよ!あーその顔!絶対に信じてないわね?」
アキ「いや、ハルウララが勝つ位信じてるぞ」
ウ「ほぼ皆無じゃない!」
アキ「おい!今の発言はハルウララに失礼だぞ!謝れ!ハルウララに謝れ!」
ウ「え・・・?ご、ごめんなさい」
アキ「素直で宜しい。それじゃ」
俺は何事も無かったかのように社を後に・・・。
ウ「あ、ちょ!待ちなさいよ!」
出来なかった。
アキ「何だよ、開けるなつったり待てって言ったり」
ウ「人に名前を聞いといて自分は教えないつもり!?」
アキ「誰かがこう呼ぶラフメイカー」
ウ「嘘言わないで!」
アキ「あーもう、諏訪秋斗だよ」
ウ「秋斗って言うんだ。へー」
なんか凝視されてるんですけど・・・。
ウ「さっきの願いは・・・ちょっと微妙かも」
アキ「えぇー!?そいつは困る」
ウ「で、でも代わりのだったら平気!・・・多分」
アキ「別の願い・・・?うーん・・・あ!やっべぇ!」
ウ「何?どしたの?」
アキ「ナツ放置しちまってる!殺されかねん!」
ウ「ふっふっふー。私の出番のようだね」
アキ「まさか、怒られずに済むとかってのもおk?」
ウ「まっかせといて!」
アキ「おー、頼むよウィッシュ」
するとウィッシュは目を閉じて精神統一する。
ウ「・・・うん、これで大丈夫」
アキ「ほんと?なんか限りなく怪しいんだけど・・・」
ウ「大丈夫ったら大丈夫よ!」
アキ「そりゃーどうも。んじゃお詫びに・・・」
ウ「え?」
631『Le souhait』のパロ:2006/08/21(月) 03:36:27 ID:8DnxJ4lK
ドサッ
俺はウィッシュを押し倒した。
ウ「ち、ちょっと!何するのよ!」
アキ「いや、精霊なんだろ?なら溜まってんじゃないかなーって」
ウ「そ、そんな訳・・・んぅ!?///」
唇を塞ぐ。
ついでに千早を少し肌蹴させて胸を触る。
ウ「んー!んんっ!?んぅー!///」
アキ「おー。随分感じ出してるねぇ」
俺は唇を離して秘所に手を伸ばす。
ウ「っ!?だ、駄目駄目!そこは・・・ふぁ!?」
アキ「おわっ。すっげぇ濡れてる・・・感じやすいとかそんなんじゃねーなこりゃ」
ウ「やぁ!?あぅ!んう!・・・あふ!」
アキ「指でなぞる度に反応するとは・・・えらい淫乱な精霊様なんだな」
ウ「ち、ちがっ!くぅ!///」
アキ「違う?こんなんなってんのに?」
俺は秘所から指を抜いて、ウィッシュの前に持ってくる。
ウ「うぅ・・・見せないでよ・・・///」
アキ「ほれ、自分のもんだ。味わってみろ」
ウ「やぁ!んっー!」
ウィッシュの愛液がついた指を、口内に入れる。
その間にも絶やさず、別の手で秘所を弄ってやる。
ウ「ふぅ!?あぅ!んぅーーーーー!」
ビクっと、大きく痙攣するウィッシュ。
アキ「え、もう逝ったのか?」
俺は口から指を引き抜く。
ウ「はぁ・・・はぁ・・・///」
ここらで止めとこう、仮にも精霊?らしいからな。
アキ「ご満足頂けましたでしょうか?」
ウ「くっ・・・誰がしてなんて頼んだのよ!///」
アキ「まぁまぁ、でも良かったろ?」
ウ「全っっ然!!」
アキ「あらそう。じゃ、俺はそろそろ帰るわ」
ウ「そ、そう!勝手にすれば!?」
アキ「またここに来るよ」
ウ「え?ほんと??」
アキ「来て欲しいって顔されてるからな」
ウ「だ、誰が・・・!」
アキ「そんじゃまたな!」
ウ「あ、ばいばい・・・」
俺は神社を出た。

ナツ「秋斗!大丈夫だった?」
神社から少し歩ったとこに、ナツが居た。
アキ「ああ、日本人形なら俺が退治しといた」
ナツ「や、やっぱり・・・お化けだったの?」
信じちゃってるよ、お嬢さん。
でも怒られないのはウィッシュのお陰か?
アキ「なわけねーだろwwww」
ナツ「な・・・!人が心配してたのに!」
そんなやり取りをしながら、家に向かう。
アキ「なぁ・・・不思議なことってあるもんなんだな」
ナツ「え?急にどうしたの?」
アキ「いや、別に」

夜空を見上げると満点の夜空。
そこに一条の流れ星が煌めいた。
632592:2006/08/21(月) 03:38:53 ID:8DnxJ4lK
終了。
うーん、難しい・・・。
脱字、変なとこは脳内補充よろしくデス。
いまいち79氏のキャラが表現できん俺を許してくださいorz
633名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 03:47:36 ID:mNsrji4d
ちょwwwおまwww
パロとはいえある種の禁則じゃねwwwww
うっかり携帯落としちまったぜwwwwww

というかね、タイミングが…
634名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 03:58:13 ID:tLf17Hzf
ちょwww寝ようと思ってたのに目覚めたww
確かにウィッシュ頼んだけど、こんなことになるとは。

ウィッシュの二人称は「君」じゃない?
でも、「謝れ!ハルウララに謝れ!」「え・・・?ご、ごめんなさい」はすごいそれっぽい。

てか、ハロ!ウィッシュこんなんなってるけど、いいの!?
635名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 09:16:43 ID:EdEHkiT0
パラレルワールドだと考えても納得できないものがあるよなwww
636名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 15:11:34 ID:MAn0Qm9M
>79氏
毎度GJ、だがてんてーの言葉遣いから老いてる人しか浮かばない漏れは一体…
つ[]見事なナックルボールが欲しいので、しのたを要望したいです

592氏…でいいのか?
ウィッシュいい、>>634も言ってるがハルウララのところは凄く良かった
637名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 22:22:21 ID:I9gWxg7n
>ハルウララ
自分は今日駒大が早実に勝つ確率くらい…、と思ってたら見事に。

「そ、そう」の一言でアキの500円投入に納得したなっちゃんが個人的には萌えた。
なんか萌えたんだ。
またこれも個人的だけど「逝」の字はアレだと感じるのですが…。

>てんてー
未だに79氏によるおふぃしゃるいらすとを拝見してないので確かに若い人のイメージはないなぁ。
638名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 00:58:54 ID:IqGRZFxv
俺はまほらばの短大の先生が、そのままちっこくなって妾言葉を使用するものと考えている
639名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 01:00:21 ID:DySBDlcL
白状すると、てんてーのイメージは
某β様をそのままちっこくした感じだと思ってる俺ガイル


…仕事で半月ほどこのスレ見に来てなかったら…
まさかここでギタドラなんて文字を見るとは思わなかったぞw
↑そこに反応してどうする

つ[]そろそろ相関図の改訂版が必要な時期ですかねぇ…
640名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 21:28:52 ID:2FWKXWoz
GJ!
79氏も592氏も

まさかてんてーが来るとは……

つ[]しかし毒男もハロ達の部に入っちまえば良かったのに
641名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 07:38:34 ID:Ekfsdkua
じゃあ題名は『color』で
642color ◆Mjk4PcAe16 :2006/08/23(水) 07:40:36 ID:Ekfsdkua
「久しぶりとはいえ、我が腕は衰えてないな」

今日は学校帰りに久々にゲーセンに寄ったのだ。最近は毎日紅葉(もみじ)と登下校を共にしていたため、五月蝿いのが嫌いな彼女を連れてくるわけにはいかなかった。
かと言ってゲーセンに行きたいから一人で帰ってくれなどと言おうものなら姉さんにチクられてしまうだろう。
自分は罠の設備投資に金を湯水の如く使っているが、俺が非建設的(姉さん主観)なコトに金を使うのと非常に腹を立てるのだ。理不尽。
最近中世ヨーロッパはルーマニア、主にトランシルヴァニアにはまっているようで、この間ニコニコしながら木の杭を寝ている俺の胸の位置にくるよう調節していたところを発見した。
本人は
『やぁねぇ〜。いくらなんでも蒼ちゃん殺したりはしないって。時に蒼ちゃん、十字架とかニンニクとか嫌い?』
俺とてそう簡単に穴を増やす気はない。

よって、
『悪い。負けられない戦いがそこにはあるんだ!』
と教室で叫び、有無を言わさず逃走した。後ろで何か言ってる気がしたが、いい男は振り返らないのだ。
ヤツが掃除当番だというのは女神が与えた祝福だろう。

今日はすこぶる調子が良い。これは中々本格的なゲームで、ボタン付きレバー2本と下のペダル2枚で操作する、コクピットに入り込む形のものだ。名を『CrimsonLeaves』と言う。何の因果か、周りの連中が『紅葉紅葉』いうから興味を持ってしまったのだ。
そして俺はコレの全国上位ランカーだったりする。それほど通ってるわけではないのに10位とはやはり俺は天才なのだろう。ア〇ロやキ〇なんか目じゃないぜ!
と頭が悪いことを考えてたところに乱入を告げる警告音が響く。どうやら相手は複座型のようだ。複座型は、機体によってまちまちだが総じて火力と機動性が高い。その分攻撃と移動をそれぞれ分担せねばならないのだ。
さて、画面が切り替わり自分と相手のネーム、コメントが表示される。鉄○みたいなもんだ。ちなみに俺のネームは「ブルー」。
我が親友曰く
『さすが蒼、ひねりがないね』
ここで確認しておくが俺の名前は「川合 蒼」カワイアオイである。カワイソウではない。断じて。

「対戦相手は〜っと…」

操縦:ブーン
コメント:チトサママンセー!!

火器管制:ドックン
コメント:ユリタソマンセー!!

「………………」
奇特な人間もいるものだ。
643color ◆Mjk4PcAe16 :2006/08/23(水) 07:43:01 ID:Ekfsdkua
そして戦闘に入る。
なるほど。コメントを見た時にも感じたが、中々息が合っている。しかも機動の方は目を見張る動きも多い。しかし如何せん火器の方に経験が足りない。才能はあるが。
こちらとてランカー、そうそう遅れをとるわけにはいかない。相手のリロードを確認し弾数を数えながら粗い銃撃の雨を最短距離で駆け抜け、再リロードの瞬間に近接格闘をたたき込む
慣性の付いたままの格闘であるため姿勢制御硬直が軽減され、すぐに飛び上がってさらに硬直を軽減。と同時に敵レーダーを錯覚させるデコイを射出。
これにはさすがに手錬の機動担当も俺の機体を見失ったようだ。レーダーに映るデコイを手当たり次第に破壊している。
さて、そろそろブーストが切れる頃か。
噴かしていたブーストを止め、反転して空中から敵機に突っ込む。まだ、まだ、まだ、今だ!!
「くらえっ!!」
思わず声に出てしまった。今の声のせいでで相手は敵機攻撃警告音がなるまえにバックステップによる超回避を成し遂げた。ほとんど人間技じゃない。火器の方は見当違いの方向に弾を撃っている。

しかし

相手が飛んだ先、そこは先程ばらまいたデコイが大量に浮かんでいた。敵が気付いた瞬間、飛び上がる前に接触したデコイが爆発を起こし、さらに周りを巻き込んで誘爆する。
しっかり着地キャンセルを決めた俺はレーダーの位置に向かってミサイルを全弾発射。煙が晴れる前に表示されるYOU WIN!!の文字。

今日最高の試合だった。筺台の外から歓声が聞こえる。外の大画面モニターを見ていた人達だろう。しかし面白い二人組だった。
このゲームは、僚機だけでなく敵機とも通信できる大変めずらしいものだ。もちろん双方が通信をONにしなければならないが。俺は相手を最初に見たとき少し興味を持ったので、試しに通信を開いてみた。すると戦闘開始直前に向こうも通信を開いたのだ。
今だからわかるが、おそらく火器の方がわからずに上げたのだろう。複座の通信は火器側にスイッチがある。
以下はその通信を傍受したものだ
644color ◆Mjk4PcAe16 :2006/08/23(水) 07:43:56 ID:Ekfsdkua
戦闘開始
A「目標をセンターに捉えてロックオン、あとはトリガーを引くだけでいいお」
B「目標をセンターに捉えるのはお前の役目と推察」
A「その通りだお。相手がランカーであろうと漏れの操縦に付いてこれるはずがないお」
B「俺も付いていけない悪寒」
接敵
A「さすがは兄弟、初めてとは思えないお」
B「射撃は昔おじさんにたたき込まれた」
A「バーローwwwww」
接戦
A「どうしたお!? あれだけ撃って一発も当ってないお! 左舷弾幕薄いお! 何やってんの!! 」
B「これがどうにも。喪は服しおわったのか?ちなみに敵機は12時の方角だ」
A「三日は立ち直れなかったお……じゃなくて、ハロなら当ててたお!!」
B「親友を捨てて女に走った男の名を呼ぶのか?」
A「……Exactlyだお。漏れが間違ってたお」
B「征くぞ兄弟。俺がかならず奴の足を止めてみせる」
A「もう目の前だお」
俺の格闘がヒット
A「まだだ、まだ終わらんお! 被害報告まだか!?」
B「装甲が60%ほどダウン! 後は問題ない」
A「六割ダウンは問題だお……お!?」
B「どうした?」
A「敵機を見失ったお! 攻撃と同時にアホみたいな数のデコイをばら撒きやがったお!!」
B「どうするんだ?」
A「残ると後々やっかいだお。全部つぶすお!」

俺「くらえっ!!」
B「ん?A「チト様ぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」
神回避
A「ハーッ、ハーッ、みたかお…?」
B「今まさにお前が神。反応できなかった」
A「チト様のご加護のおかげだお…ん?」
B「おそらく今ハロと共にいると予想、ん?」
A「しまっ
爆音
A 「被害報こ
ミサイル直撃
ここで通信が途絶えた。敵機が爆散したのだろう。


俺は出てすぐ相手筐台に向かった。マナー違反だが、是非知り合いになりたかった。俺の周りにはいないタイプの人間達だ。それにあの腕前。
出てきた二人は俺が先程の相手と知ると、
「捕虜の扱いは国際人道法で〜」とか
「なんとなくふいんき(ryが似てるお」とか言っていたが、こちらが自己紹介するとあちらも快くそれに続いてくれた。
それからしばらく話し込んで、再戦の約束を取り付けられ、それまでにドックンを鍛え上げること、その時はあともう一人連れてくる事を告げられて俺たちは別れた。
645color ◆Mjk4PcAe16 :2006/08/23(水) 07:45:26 ID:Ekfsdkua
そして、一人になった俺。急に空腹が襲う
「やべぇ…腹減ったな…とはいえ、財布の中身は百円玉一つ…どうしたものかな…」
と言うか、使い込みすぎたか?いや、もともとあまりもらってないか。
「しかたない、百円あったら○ックに行こう」

この町のマッ○に来るのは久しぶりだ。むしろマоクに来るのが久しぶりだ。姉さんジャンクフード嫌いだし。
内装をきょろきょろ観察しながらレジに向かうと、店員の娘が声をかけてきた
「なんであんたがここにいんのよ…?」
いやいらっしゃいませだろ、と内心突っ込みを入れた後、妙に聞き慣れた声に顔を上げた。
「も、紅葉ぃ?! 何でお前がここに!?」
「それはあたしが聞いてるんだけど? すたこらと私から逃げ帰って未だ制服とはね。納得のいく説明を求めるわ」
「いや、負けられない戦いがそこにはあったんだってば……」
「学校帰りにゲーセンで遊んで、さらには買い食いとは。無駄な浪費がお姉さんにばれたら「消」されるわね、きっと」
ばれちょるがな。
「ぐ…待て、かなり落ち着け。少なくとも今俺は客だ! それ相応の扱いを要求する!」
「ま、いいわ。あたしも一応仕事中だしね。じゃ、ご注文は?」
「すまいる」
紅葉はにこっと笑って右手を振り上げた。
ボグシャア!!
紅葉の正拳(もはや聖拳)が俺の顔面に突き刺さる。レジ側の床は少々高い造りになってるため、体重がよく乗ってるいいパンチだ
「おま…グフッ…客になんてことを…」
「寝言は寝てから言うものですわよ、お客さま」
紅葉の笑顔は高く付いた。タダより高いものはないと、文字通り痛い程よくわかった。
っていうか何故誰も今のやりとりを見ていないのだろうか? 普通クビだぞ
「今ので余計腹減ったわ…マ○クティキン一つ」
「せこいわね」
「おかげさまで」
「持ち帰りね?」
「あ、いや…」
「持ち帰りよね?」
危険!!
「ハイ」
言って紅葉は奥の方へ入ってった。普通レジの人は…。
程なくして紅葉がやってきて包みを渡してくれた。何か言いたそうな表情だったが、結局何も言わなかった。いや、『ありがとうございました』ぐらい言えよ、と。

腹が減って我慢できないオレは、外に出てすぐに包みをあけた。すると、バーガーの上に、紙切れが乗っている。そこには見慣れた字で『店の前でちょっと待ってなさい』と書かれてあった。
しかし食べ物のなかに紙切れを仕込むとは如何なものだろうか…
646color ◆Mjk4PcAe16 :2006/08/23(水) 07:46:22 ID:Ekfsdkua
「お待たせ」
「いーや、ちょっとしか待ってないよ」
実際少し長かったのだが、紅葉の肩が上がってるのを見ると咎める気にはならなかった。紅葉はそんな俺を見て、どこか満足そうだった。

「あーあ、蒼にバレちゃうなんてな〜、バイト」
「紅葉が急にバイト始めたのは知ってたぞ。フランちゃんから聞いてたから。何をやってるかまでは知らなかったけど」
紅葉には年の近い妹がいる。と言っても血の繋がりはなく紅葉の親父さんが外国で拾ってきた子らしい。名前はフランちゃん。サフラン色の髪が印象的なしっかりした女の子だ。ちなみにハーフ。
「うそ? あの愚妹め…余計な真似を…」
「こら、妹を悪く言うもんじゃない。心配してるんだよ、きっと」
「ふん!そーやってすぐフランの肩持つんだから。だいたいあの娘は邪魔したいだけ…」
「邪魔ってなんの?」
「なっ! なんでもないわよっ! ばかっ!」
「バカはお前だ。電車ん中でわめくな」
紅葉ははっとした表情でまわりを伺うと、俺たちを見る好奇の視線に耐えられないのか俯いてしまった。

電車を降りてふと、疑問に思ったことを聞いてみた。
「なぁ、なんで急にバイトなんか始めたんだ?」
「別に。理由なんてないわよ。強いて言えば社会勉強かしら」
「じゃあなんで隣町なんだ? こっちにもほら、○ッ○ならあるじゃん」
「そっ! それは……あ、あっちの方が時給が高いのよっ!」
「ふーん…どこも一緒のような気がするけど、紅葉が言うならそうなんだろうな」
「…うん」

そこで紅葉が袖をくいくいっと引っ張ってる事に気付いた。みると真っ赤にした顔を俯けて、ごにょごにょ言ってる。
ラブホの前だ。
待て、時に落ち着け。今からヤって帰ろうものなら確実に時間がヤヴァイ。明日の朝でなく今日の夜中にグロいオブジェができること受け合い。
と脳内ディスカッションが交わされてる中、紅葉が小さな、小さな声で耳元に
「私…したいな♪」
崩れた。理性と人生が。♪ってなんだ♪って。反則だろ。
どこかで死亡フラグがたった音がした。
647color ◆Mjk4PcAe16
「なんか色んなものがあるわね」
初めて入ったラブホは最近の漫画でよく出るように、実に充実した設備だった。
全額紅葉持ちだったことに非常に申し訳ない気持ちになり、いつか必ず返すと言うと、
「いいのよ、私がしたかったんだから」
と笑って返された。
何故だか知らんが、紅葉は妙に機嫌がよかった。妙に素直で、それがまた可愛かった。

そして俺は、甘かった。

「すごーい。手錠なんかあるよ。試しにちょっと手後ろに回して♪」
俺は可愛い紅葉に当てられて、特に何も考えず手を後ろに回し、そこに手錠を掛けられたところで正気に戻った。
「ちょ! おま! 何やって!! コレ外せよ!」
「ふふ…蒼つーかまぁえた♪」
「…紅葉さん?」
どん、と突き飛ばされベッドに横になる形で倒れこむ。
「透子(注:紅葉の親友、いいんちょ)の友達の彼氏がね、こうするとすごい喜ぶんだって」
と言いながら足の裏をズボンの上からぐにぐにと押しつける。
「うぁ…」
「え?嘘?感じるの?…蒼も変態さんなのかな?」
ズボンの上から伝わる微妙な刺激が、もどかしさが、どうしても俺の分身に血を注ぎ込む。
「布越しでもわかるよ。おっきくなってるね、蒼」
「んっ…やめろっ…てば」
「ズボン、脱がしてほしい?」
「え?」
一瞬の隙をついてズボンと一緒にパンツまでもが脱がされた
「嫌って言っても脱がすけどね。蒼ったら可愛い♪ 物凄く張っちゃってる」
今度は生足で、生の息子をぐにぐにする。
「くっ…ふ…うゎっ…」
「さて蒼に質問。私とげーむ、どっちが大事」
紅葉も座り込み、両足で挟むようにしてナニを擦りあげる。
「そんなのっ…もみじに…くぁ…決まっ」
「だったら今日は何で?」
「負けられな…」
言った瞬間物凄い速さで足を動かす紅葉。足で擦りながら鈴口を指でいじくる。
「うあぁっ!!」
「あれ?蒼イキそうなの?足でイっちゃうの?ふふ…蒼ってば…変態さんなんだぁ」
言って裏筋を指でくすぐる。
「も…出るっ!!」
白濁が彼女の足の裏に飛び散った。
余談だが一本抜いたおかげで、この前より本番は保った。

帰り道
「………」
「ごめんね、蒼。なんか止まんなくて…。最初は普通に…その…Hするつもりだったんだけど…手錠された蒼みたらなんかこう、むらむらぁっと…あはは…」
「……変態」
「良かったくせに」
「う…」
「変態同士だね、私たち。こんなカップル他には絶対いないよ」
「待て、俺は絶対に正常だから」