【涼宮ハルヒ】谷川流 the 9章【学校を出よう!】

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1ジョン・スミス
あ?何なんだ、いきなり。
え?スレの説明?
何で俺がそんな事やらないかんのか。
おいおい。
そんな意気揚々と母親の買い物に付いて来て、何も買って貰えなかった子供みたいな顔で凄むなよ。
表情と言動が一致してないぞ、お前。
朝比奈さんも可愛い顔でこっちをチラチラ見ないでくれ。たまらん。
古泉も一緒になって急かすんじゃない。調子に乗るな。
長門も長門でじっとこっちを見るな。
早くしろ?
あーもう!
書いてください!読んでください!
これでいいか?
…素晴らしくハレ晴れな笑顔だな、ハルヒ。
2ジョン・スミス:2006/05/28(日) 23:57:16 ID:n+eORhTI
谷川流スレッド設立に伴う所信表明

我がスレッドでは、谷川流作品のSSを広く募集しています。
過去にエロいSSを書いたことがある人
今現在、とても萌え萌えなSSを書いている人
遠からず、すばらしいSSを書く予定がある人
そういう人が居たら、このスレッドに書き込むと良いです。
たちどころにレスがつくでしょう。
ただし、他の作品のSSでは駄目です。
谷川流作品じゃないといけません。注意してください。

@前スレ
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 8章【学校を出よう!】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148522041/

@過去ログ
http://www9.atwiki.jp/eroparo/pages/210.html

@これまでに投下されたSSの保管場所
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

涼宮ハルヒのSS保管庫 予備
http://haluhi9000.h.fc2.com/
3名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:59:36 ID:Ft3aSv/H
めがっさ乙にょろ!
4名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:00:33 ID:oNU1GlmZ
>>1乙。
5名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:01:18 ID:zpqd3U65
>>1
乙。
6名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:16:27 ID:cEP99g9u
>>1
乙です。


ちょうど今、SSが書けましたんで投下致しますm(__)m
タイトルは「Haruhi's Little Brave  〜ひとことだけの勇気」です
7名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:16:50 ID:06GdPlFo
>>6
GOGO
8「Haruhi's Little Brave  〜ひとことだけの勇気」_1:2006/05/29(月) 00:18:03 ID:cEP99g9u
あたしの胸に居たのはジョン・スミスだけだったわ。高校に入学するまでは。
彼と胸の高まるような日々を求めて北校へ入って、今までと同じ暮らしにガッカリして。
これから退屈な三年間を過ごすのだと思った──彼と出会うまでは。


あたしは言う。「さぁパトロールへ出かけましょ? きっと不思議な出会いが待ってるわっ」
皆はいつものように駅前に集り、そしてSOS団の本分を果すべく街を歩く。


最近の彼は言う。SOS団を結成してから、あたしの顔が変わったって。
みくるちゃん、古泉くん、そして有希に出会って目に輝きが出てきたって彼は感心したように言うわ。


でも違うと思う。あたしが変わったのは、目に輝きが出てきたのは、貴方に出会ったからよ。
貴方が近くに居るから。夢よりも素敵な貴方に出会ってしまったから。

好きよ、キョン。好きなの大好きなのよ何度もでも何度でも言いたいの素直に言いたいので
大好きよ偽りなんかじゃないの本当に大好きなのよ、キョン。
伝えたい言葉ばかりが溢れてくる。心の中が混乱しそうな程。


キョンと二人で街を歩く。そんな機会は幾らでもあった。
パトロールで組む相手を選ぶくじ引きで、何度も彼と二人っきりになる場面があったのだから。


二人で公園を歩く。若草の萌える道を並んでいる。
彼の顔を見ると時々思い出す、偶然出会った中学時代の同級生の台詞。


「先週、涼宮さんと並んで歩いてた人いたじゃない? 貴女に不釣合いだと思ったんだけど。
パッとしない印象だったし、クラスのどこにでも居る子って感じじゃない。
言い寄って来た男子をずっとフって来た涼宮さんには物足りないと思う」


昔のあたしだったら、「いきなり出会って、そういう台詞を言えるアンタの不躾さが信じられない。
つまらない男にガツガツするくらいなら、まず自分の卑しさを何とかしたら?」
といった言葉を放っただろう。


でも今のあたしは違う。ううん、逆。とっても嬉しかったの。
だって、だって、キョンとあたしがカップルだと思ってくれたのよ?
あたしの気持ちは天にも舞い上がらんばかりだったわ!!


その出来事と初夏の匂いと眩しい彼がいたから、
──今日のあたしは、少しだけ勇気が出てきたのかもしれなかった。


「どうしたハルヒ? 嬉しいんだか怒ってるんだか分からない顔してるぞ」
キョンが声を掛ける。
「だって……」あんたが原因だってーのってあたしは言いたかった。


「『だって』って、何だよ?」
「うん……」
あたしは俯く。生半可な返事しか出来無くなる。
9& ◆BTwoe0Y34A :2006/05/29(月) 00:19:49 ID:cEP99g9u
『キョンが好きなの』
そう一言を伝えられれば、どんなにあたしの気持ちが軽くなるだろう。
自分の気持ちを素直に出せれば、どんなにあたしは楽になれるだろう。


でも言えない、言いたくない。
「は? 何カン違いしてんの、バカじゃね?
俺はお前に話を合わせてるだけだから、そういう変な気持ちとか持たれるとマジ迷惑なんだけど」
そう言われるのが恐かったから。


キョンはあたしの唯一の人。誰も認めなくてもいい、誰が評価しなくてもいい。
あたしは誰よりもキョンの事を知りたい、傍に居たい……触れ合いたい。でも嫌われたくない。
嫌われたくないという怯え。


──風が吹いた。あたしの髪がなびく。
木々がサラサラと揺れる。木漏れ日が万華鏡のように照らされる。


キョンは、あたしのその髪に触れた。
「そうか。髪型を変えたんだな、ハルヒ」
え、え? 確かに美容院へ行って髪をセットしてきたけど。
キョンの好きなポニーテールじゃないし、普段と余り変えてないし。
でも、あたしの今の気持ちはそうじゃなくて……


けどその次に聞いた言葉で、あたしのその思いは吹き飛んだ。
生涯忘られないであろう台詞だったから。


「気づかなくて御免な、ハルヒ。
似合ってる、とっても可愛い」


彼のきごちない言葉。キョンはその言葉を放つと、顔を染めて横を面いた。
で、あたしの顔はそれ以上に真っ赤になったと思う。胸の鼓動は蒸気機関よりも激しく高鳴ったと思う。
だってキョンが、あたしの事を『可愛い』って!


あたしは胸の底から熱くなって、そして涙を流した。
小さな水滴から、大粒の涙になるのはすぐだった。


「うぇぇーーーーん。キョン、キョンーーーーーー!」


彼はすっかり面喰らっただろう。
「ゴメン、ハルヒ。『可愛い』って言ったのはセクハラなんかじゃなくてだな」
「ううん。違うの、違うの……」
あたしは彼の胸の中で泣く。この機会が無ければ一生、自分の気持ちを伝えられないと思ったから。


あたしの声は涙と鼻水で、ほとんど聞き取りにくかっただろう。でも、この思いは思う止められなかった。
「嬉じぃのよ……ギョンが……あだしの事を……『可愛い』っで言でくれでぇ……。
ギョンの事を思っでいだからぁ……嬉じがっだからぁあ……」
10名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:20:29 ID:0NnyDcgG
11Haruhi's Little Brave  〜ひとことだけの勇気_3:2006/05/29(月) 00:21:34 ID:cEP99g9u
あたしの鼻水が、涙が彼のシャツに付く。彼の白いシャツがベットリと汁だらけになる。
それでもあたしは「ギョン、ギョォン……」
と彼の胸の中で泣き続けた。


彼の手が、あたしの腰に回る。
いまの風のように、木々のように。
優しく包み込んでくれた。

「俺でよかったら、好きなだけ泣けよ」
あたしは声を挙げて泣いた。


──今のあたしの姿は、人から見ればとても恥ずかしいものだっただろう。
でも自分の気持ちは違った。

『キョンはとても優しいのに。あたしが望めば、もっと早く抱きしめてくれたのに。
どうして迷っていたんだろう、どうして怯えていたんだろう?
そしてキョンの事を信じられなかったのだろう』


あたしは自分が恥ずかしいんじゃない、キョンの事を信じられなかった事が恥ずかしかった。
無視されるとか、勘違いだと言うような人間である筈がなかったのだ。
キョンは、あたしのキョンは誰よりも優しく、あたしの事を認めてくれる人だったのだ。

「元気なハルヒも、泣いたハルヒも。素直になったお前が一番可愛いよ」
誰よりも確かな声でそう伝えてくれてくる彼。


もう一度、あたしは聞く。
「キョン、キョン。ほんとうにあたしが可愛いと思うの?」
「当たり前だ」
「みくるちゃんや、有希よりも……?」
「それは……正直迷う!」
あたしは、正直なキョンの背中をつねった。
「いってぇぇーーー!」
「このあたしが、はっちゃけたのよ? キョンもはっちゃけなさい!!」
「分かった……分かったよ。」


ふわりと優しい風。ふわりとキスするように、あたしの耳元で彼がささやいた。
「ありのままのハルヒがいい、それで世界一可愛いから」

そして彼が顔を放した。そして言った。
「これ以上は俺のキャラじゃない。正直カンベンしてくれ、終了!!」


面喰らうあたし。嬉しさが可笑しさに変わった。
だって、だって。


──あたしの一番大好きな、いつものキョンなんだもの!!


「あははははっっっっ、キョン、キョンってすっごく可笑しいぃぃぃい!」
「ちょっ、何ぃ? 柄にも無い事を人に言わせておいてだなぁあっはっはははははぁはははっ!!」


あたしとキョンはお腹を抱えて笑い始めた。大きな笑い声とよじれるお腹。
公園中に響き渡るかと思わんばかりの声量で、あたし達は初夏の空の下で笑った。
12Haruhi's Little Brave  〜ひとことだけの勇気_4/4:2006/05/29(月) 00:23:03 ID:cEP99g9u
────────
「……涼宮ハルヒの精神状態における変化を確認。錯乱的変動期から高潮へと変わり、
いまは安定している」
「やれやれ、彼女が泣き始めた時には正直動揺しましたよ。
また神人が暴れだすんじゃないかと、ね?」
「良かったです。結局はいつもの二人に戻ったようですね」

長門有希、古泉一樹、朝比奈みくるが遠巻きに二人を見ていた。
どれだけの期間かというと、始めからだった。

有希の「涼宮ハルヒの心的ブレーカーが遮断されようとしている。
このままでは心的錯乱から宇宙法則の構築が枠組から崩壊する危険性がある」
との報告により、急遽尾行を行ってきたのだ。


「これで当分は涼宮さんの精神状態は安定て事ですね。
僕も機関に借り出されなくて楽が出来ますよ」
「わたしも心安らかに未来への報告ができます」
「……」
三者三様、ほっとした様子を取った。


と、なれば。

「……でも涼宮ハルヒは恋愛を自粛すべき。貢献度を斟酌すると、
彼はわたしの元へ来るのが妥当だと導き出せる」
「まあそうですよねぇ。キョン君には涼宮さんではなく、僕がいるんですから。
機関もそこら辺を酌んでくれると有難いですよね」
「同意します。恋愛は禁則事項ですけど、
キョン君となら何故か例外扱いだと解釈できると無理矢理思うんです」

三人の間に走る火花。

「……ホモホモ超能力者も、おっぱい未来人も、余り貢献していないと考えられる」
「奇妙奇天烈ない世界人よりも、現代に生きる容姿端麗な僕を選ぶのは当たり前ですよ」
「わたしの天然キャラと、おっぱいがあれば、乗り越えられない壁なんかないと思うんですよ」


三人は擬似的閉鎖空間を作り出すと、キョン争奪戦を繰り広げるべく
ファウンデーションの彼方、ではなくバトルフィールドの彼方へと消えていった。

「……今日こそは彼をゲッツ」
「同性の持つ無限の可能性を見せてあげましょう!」
「大きなおっぱいの悪夢(ユメ)を見せてあげるんです!!」


──────
爽やかさを含んだ風が吹く。温かさと涼しさが混ざり合う、透明な季節の中にいる二人。
あたしと、世界で一番大好きな彼は抱き合っている。見えない引力に惹かれあうように。

「キョン。SOS団とあたしたちは、これからもずっとずっと無敵よっ」
「了解だ、団長」

きらり、陽の光が眩しい。きらり、新緑萌える公園で。
あたしとキョンの季節は始まった。


────
13名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:25:07 ID:06GdPlFo
>>12
GJ!!!


最後争奪戦+ホモ泉に吹いたwwww
14名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:25:24 ID:cEP99g9u
以上です。お目汚しスマソですm(__)m


甘甘な話を書いてみました。
神に混じっての投下でお恥ずかしいでゴンス( ´・ω・)
157-968:2006/05/29(月) 00:25:50 ID:qOkQR8SB
>>12
おれも>>13と同じところで吹いた。
GJ!!
16名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:25:55 ID:gqZ14pMo
GJ!
さりげなく争奪戦に参加してる古泉に吹いたwwwww
175−409:2006/05/29(月) 00:33:45 ID:XfAJ/nte
はや!
>>1乙!
>>6
さわやかに終わるのかー、と思ったらいきなりこれかい!w
ワロタ。古泉しっかり混じってるし。ステキだ。
このスレでは古泉ホモ設定はデフォルトか。
18名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:39:57 ID:Fu/l5ssU
いきなりGJ!!
19名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:44:13 ID:TL9Dg/FE
>>12
ごっどじょぶ!!
さり気無い古泉の参戦にワラタww

冷たくなっちゃった、の古泉の地の喋り方で一本書いてくださる神はおらぬだろうか・・・
20名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:51:12 ID:II4H3h4P
古泉、キョンの夢を見て夢精。
21名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:52:30 ID:TL9Dg/FE
>>20
やおい板たってるから・・・
22>>791:2006/05/29(月) 01:14:46 ID:xsLyLMjO
前スレ791だが ここまでネタが受けるとは思わなかった
ただのネタ話で前置きもないから続きを書く気はない、っていうか書けないから書きたい人は勝手に書いてくれ、いや書いて下さいお願いします。
23>>791:2006/05/29(月) 01:15:43 ID:xsLyLMjO
791 :名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:30:10 ID:Wo8sp19h
古泉「朝倉涼子の襲撃、あなたの暴走事件など、情報生命体関連の事件のフォローに機関が使った代金数百万円、何なら体で払ってくれてもいいですよ。」
古泉一樹の顔が迫る、と思うといきなり地面に押し倒された、何故、目を向ける、目の前に古泉一樹の顔があった、いつも通りの笑顔を浮かべたまま語りかける。
古泉「元は情報生命体であるあなたには、有機生命体の男女の営みなど全くの興味対象外でしょうが、今のあなたは我々―地球人類の男性にとって、とても魅力的な容姿をしています。」
私には関係のない事。
古泉「あなたがどう思おうと、今のあなたは有機生命体、一人の女性です。情報統合思念体の力が及ばない場所では、小さく、か弱い女の子に過ぎません。関係ないと言い張るのは勝手ですが、だからといって無防備なのはアナタのミスです。」
それでも…あなたが私にその行為を求めるとは思えない。求める意味ががない。
古泉「意味‥メリットですか、それならありますよ。僕はあなたに好意を抱いていますから。」
24名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:18:29 ID:B1nuPO99
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148522041/n830-831
漏れはココまで書いた。続ける人は4649
25名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:18:53 ID:dyiwiusr
>>23
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148522041/830-831

830 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 00:31:21 ID:B1nuPO99
>>791-792の続きが読みたかったが誰も書いてくれないのでつい自分で書いた

書いてくれるのなら自分でもよかった
今も反省していない
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 どうしてだろう。
 彼に裸体を見られるのは嫌悪感がある。
 いやむしろ、私の身体を見てほしいのは今ここに居る彼ではない。
イヤ 離して
古泉「ダメですよ。あなたはご自分がどんなに魅力的か、わかってないようですね」
あなたに見られるのは不本意
古泉「僕にとっては、本意なんです」
 抵抗する腕が彼の腕に絡め取られる。
 非力なこの肉体では彼に抵抗するのは極めて困難。
 助けを呼ぶ――それは得策ではない。涼宮ハルヒの観測という任務に支障を来たす可能性がある。 助けを呼ばない――肉体ハードウェア的に最悪の事態に繋がる可能性大。
 選択肢がない。どうすればいいのだろう。どうすれば。

 突然、身体の上の圧迫が消えた。
「古泉ッ! お前何やってんだ!」
 目に映ったのは私に襲い掛かっていた彼を蹴り飛ばしている彼。
 怒気。初めて聞く、怒気を孕んだ彼の声。
 私のために、こんなに激昂してくれている?
 そう考えると、体の表面の温度が何故だか上昇し始めた。
 心臓の心拍数も上昇している。顔面の毛細血管も制御を外れて膨張する。
「長門、平気か?」
 彼の声。いつも他人を気遣ってばかりいる彼だが、今の彼の声は
本当に私のことを心配している声だ。
平気
 肯きながら彼に言う。わからない。理由がわからない。心臓が機能限界まで
鼓動を早めている。涙腺の制御が利かない。
 彼の匂い。彼の声。彼の体温。
 全てをより深く知る必要がある。論理性のない思考が私の中で結実する。

「なっ……な、長門?」
 やはり彼は困惑している。乱れた制服のまま、彼に抱きついているからだろう。

 体温。平均値に近い。匂い。平均的な青少年のソレと大きな相違はない。
声。周波数的に異常は見受けられるが、感情の発露としてはまったく範囲内。
 それなのに、それらを感知すると私の体機能は低下してしまう。
 握力が低下している。肺での酸素交換機能が低下しているので呼吸が荒く速くなっている。
 彼と触れ合った体皮から考えられないほどの痛みと痒みと心地よさを同時に感じている。

 おかしい。おかしい。私の身体の機能に異常が発生している。
 異常だ。私は狂ってしまった。
「平気」
 意味のない繰り返し。さっき言った言葉を繰り返しているだけだ。
 それでも、彼の違和感を取り除く必要がある。だから意味のない言葉を彼に
囁き続けなければならない。
「あなたが来てくれた。だから平気」
「だけど古泉が――」
「あなたが怒りを覚えてくれるのは嬉しい。でも私はあなたの粗暴な振る舞いを望んでいない」
 論理的思考がだいぶ戻ってきた。この分なら――
26名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:19:25 ID:dyiwiusr
831 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 00:31:38 ID:B1nuPO99
 論理的思考がだいぶ戻ってきた。この分なら――

 突如、彼が胸元に私の頭をかき抱いた。
 後頭部に感じる彼の掌。
 顔面に圧迫される彼の胸。彼の胸の筋肉。体温。臭気。
 再び私の体機能は機能不全寸前に陥る。
 頬がワイシャツ越しに彼の肉体の温度を感知する。
 彼と触れ合った体の部位が痺れるような感覚を検知している。
 コントロール能力が低下している。
 膝が体重を支えきれない。
 次善策として私は低下した握力を駆使して彼の身体に手を廻し、背中のワイシャツを
全力で握り締める。

 先ほどまで私を襲っていた彼、古泉が何かを言っている。
 驚くべきことに、私の言語認識野はその解釈をすることなく、抱きついた彼の
全ての感触を全力で記録し認知し「味わって」いた。

 多幸感。
 男女が抱き合うことの意味、というものを私は始めて理解した。
 創作物の中で幾度も登場してそのたびに人間の異常性を理解できなかった私が、
それを今はじめて理解することが出来た。

 好きな異性と肌で密着することは幸福感を生成する。
 今まで読んだどんな本からも読み取れなかった事実が私に去来する。

「ふざけるな! お前が長門を襲ってたのは事実だろうが!」
 未だに激昂している彼。
 彼の怒りを鎮めるにはどうすればいいだろうか。

 人間の感情を描いたフィクションの中で登場してきた解決策が頭に浮かんだ。
 すぐさまそれを実行する。
 彼の唇は、彼の体臭を濃縮したような味覚がした。

「………」
 呆然としている彼。
落ち着いて 私は平気だから
 フィクションの中の登場人物と同じように、彼の瞳を真っ直ぐに見つめながら。

-----------------
続かない
27名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:22:56 ID:LgAa1GPs
 夕日が部活棟を真横から貫き、赤い光に射られた室内が、ぼんやりとした霧に撒かれたように薄暗くなっていた。
 文芸部の部室には、俺と長門だけがいる。俺は床に膝をつきなががら、長門のスカートの裾をゆっくりとめくりあげていた。
 長門は何も言わない。糸で吊られているかのようにまっすぐと立っているだけだった。

 青い裾を持ち上げていくと、シャツの裾と真っ白なショーツが目に入った。なんの飾り気もない下着が、逆光を受けて輪郭をぼかす。
「白……か。似合ってるぞ」
 軽い膝の痛みを感じながら、俺は上目に長門の顔を見上げた。長門は、黒く底の見えないほど深い瞳で俺をじっと見ている。
 何も言わなかった。長門の瞳はずっと見つめているには刺激が強すぎる。
 

 もう一度、長門が履いているショーツに目を移す。肌触りのよさそうな素材だった。少なくとも、俺のトランクスよりは柔らかそうだ。
「……楽しい?」
 長門が小さな声でそう尋ねる。長門には、俺が何故こんなことをしているのかよくわかっていないんだろう。
 俺にもよくわからないが。

 ああ、ハルヒが言ったんだっけ。ねぇキョン、有希ってどんなパンツ履いてるのかしら、とかなんとか。
 どうでもいいことだと思ったが、気にならないわけではなかった。そして、長門なら頼めば見せてくれるんじゃないかという気もしていた。
 
 皆が帰った後の静かな部室。もう誰もいないと思っていたこの部室に、まるで俺が来ることを知っていたかのように長門が、いつもの場所でいつものように本を読んでいた。
 俺の気がおかしくなったとしたのなら、この時間帯のせいかもしれない。現実感の薄い、夕日に照らされた世界。
 わずかな眠気を感じながらも、意味もなく心のボルテージは上がっていた。
28名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:24:05 ID:LgAa1GPs
 どうせロクな返事もしないとわかっている長門に、俺はひたすら話しかけていて、長門はいつものように短い返事を数度返すだけ。
 長門になら、何を言っても許される。そんなあやふやな確信と、酷い自己中心的な考えが俺の中に芽生えていた。
 
 俺たち以外、何も存在しないんじゃないかと思えるほど静かな場所だった。隣のコンピ研もとうに帰宅しているだろうし、俺だってこの時間帯なら自分の部屋でゴロゴロしながら夕飯を待っている頃だろう。
 正常な思考さえ持ち合わせていたら、きっと言わなかっただろう。

 こんなこと言っちまったんだ。
「長門、お前のパンツ見せてくれ」
 なんて答えるだろうか。そう、とか断るとか、いつもと同じ短い返事。
「いい」


 その時、俺は確実に興奮していた。長門がいいと言った。
 高揚する自分の心を、長門の持っていた本程度の重さで抑え付ける。
 長門を立たせ、俺は跪き、長門のスカートに手をかけたんだ。

 もっとよく見せてくれとばかりに、俺は両手で長門のスカートをめくり、長門の腰上あたりで固定する。
 白い布が、やわらかそうな体を包んでいる。

「長門……、お前の体って、普通の人間と変わらないんだよな?」
「少なくとも、外見上は変わりないと思われる」
「そうか……」
 言葉を紡いだ俺の股間は、普段では考えられないほど強く張り詰めていた。
 
「な、なぁ。触ってもいいか?」
「あなたが好きなようにすればいい」
 どうとでもとれる発言だった。頭の芯が、風呂上りの指先のようにふやけていた。
 なんで俺はこんなことを言ったんだろう。俺は、こんなことを言い出すヤツだったんだろうか。
「じゃあ、俺はお前を俺の好きにさせてもらう。嫌だったら、嫌って言えよ」
29名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:25:16 ID:LgAa1GPs
 俺はゆっくり立ち上がると、長門の体をゆっくりと反転させて後ろから抱きしめた。
 驚いたのか、長門が薄く唇を開けているのがわかった。小さな体だった。
 壊れてもいいと思うほど強く、長門の体を抱きしめる。もう肌という肌を触れ合わせていたかった。
 
 暖かい。

 傍目には、羽交い絞めにしているようにしか見えないかもしれない。抱擁にしては荒々しい。
 けれど俺は、長門の体を抱きしめることに強い興奮を覚えていた。
「長門……」
 覆い被さるようにその体を引き寄せる。俺の張り詰めたモノが、長門の腰に押し付けられていた。
 自然と息が荒くなる。喉の渇きが強い。長門を求めている行為自体に、渇きのようなものを感じていた。
 どれだけ強く抱き締めても、渇きは癒されない。なのに、俺はというと馬鹿みたいに熱い息遣いで長門を締め付けるだけ。


「キスしたい。いいか?」
「私は言った。好きにすればいいと」
「そうかよ」
 一度長門の体を開放すると、再び長門の体を俺のほうへ向かせ、そのまま机の上に押し倒した。
 優しさのカケラも無い口付けを始める。目を閉じようとする時に、ふと目が合った。
 少しの驚きが瞳に浮かんでいるのを、俺は見逃さなかった。

 長門の唇を吸う。舌を無理やりにねじ込んだ。唾液を吸いたかった。
 俺は長門の手を取って、絡め合わせた。俺だけが強く手を握っている。長門は応えてはくれなかった。
「長門……長門」
 馬鹿みたいに名前を呼びながら、俺は唇を味わっていた。
30名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:26:26 ID:LgAa1GPs
 夕日が沈むのは早すぎる。ほの暗い部室の中で、俺たちの体が少しずつ夜に溶かされていく。
 俺が何故こんなに長門を求めているのかが、少しずつ理解できるようになっていた。
 単純な話だった。俺は、長門に甘えているんだ。

 普通なら、こんな俺の身勝手な望みを一蹴してしまえばいいだけだ。それを許してくれる長門。
 俺だって誰かに無茶なことを言って、望みを叶えようだなんてことを思いもしない。何時からそうなったのかはわからなかった。
 思えば、母親にさえロクに甘えたような覚えも無い。むしろ俺は、自分よりも幼い相手に甘えられることのほうが多かったし、そうやって世話を焼きながら人と関わっていくものだと思っていた。
 けれど長門は、俺がどう足掻いても超えられないだろう相手で、弱みを見せることもなく、今まで世話になった恩をどうやって返せばいいのかもわからない相手だった。

 体を起こし、俺は長門の制服のリボンに手をかけた。それが何を意味するのか、長門に理解できるんだろうか。
 長門の表情は乏しく、今でさえ無表情にしか見えなかった。俺の唾液が、長門の口の端にひっかかって、地上に残ったわずかな光を受けて艶かしく濡れていた。
 一度だけ、俺は唾を飲み込んだ。飲み込んだ唾の中に、長門の唾液も混じっていたかもしれない。
 黒い瞳を見下ろしながら訊いた。
「長門……、いいか?」
 ベロシティを限界まで上げた俺の鼓動が、何度か拍子を刻んだ。

「私は言った。好きにすればいいと。もう、言わない……」
31名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:27:55 ID:LgAa1GPs
 自分の脈動で酔いそうな気分だった。目の前には、机に押し付けられた長門の姿があった。
 地球上の誰にも負けないほどの力を持っている長門が、俺に組み敷かれるようにしてじっとしている。
 何をしてもいいのだろうか。俺が望むように、長門を襲ってしまっても。
 長門がその気になれば、俺を一瞬で跳ね除けてしまえるというのに。

 少しずつ長門の顔が闇に覆われていく。荒い息が俺の口から情けなく溢れていた。
 長門の腰に両手を回す。制服の間に手を差し入れて、白い肌を見るためにブラウスをスカートから出し、すっと上へずらしていく。
 冷たく見えるほどに白い肌が、俺の視界で面積を増す。やがて長門の胸の上まで服をまくりあげた。
 さして硬いブラをを必要としないのか、ワイヤーも入っていないような布製のブラが見えた。ふらふらと、吸い込まれるように俺は長門の胸の谷間に顔をうずめた。
 犬のように情けなく息が漏れた。両手を長門の背に回して、ブラのホックを外す。

 長門は何も言わずに、俺のされるがまま、人形のように体を弛緩させていた。
 ブラを上へずらすと、大きいとは言い難い胸があらわれる。重力のせいで少し潰れたその胸は、体の両脇へ落ちようと外を向いていた。
 こんなに近い場所から女の胸を見るというのが初めてだった。

 手で触りたいとか、そういったことはまったく考えていなかった。ただ、長門とひとつになりたいとでもいうような気持ちだけがあった。
 体という体をすりあわせていたい。俺は長門の胸の先を吸いながら、長門の体を抱き締める。俺のさして広いともいえない胸板で、長門の腹部を圧迫する。
 胸から口を離すと、俺は再び長門にキスをした。無感動な長門の表情を見ないよう、目を閉じて夢中で唇を貪る。
 長門の背に手を回して、ぐっと引き寄せる。俺は股間の張り詰めたものを、長門の股間に擦り合わせた。服ごしだったが、直接的な刺激で快感が体を燃え上がらせる。
 両足を開いている長門。股の間に俺の体を無理やりにねじこんで、腰を触れ合わせる。
32名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 01:28:33 ID:LgAa1GPs
「有希……」
 唇を離せば、長門の名前が俺の口から漏れる。何度目になるのかもわからない口付け。
 無理やりに舌をねじこませようとすると、向こう側から何かが迫り出してきた。何が? すぐに思いつかなかったのがあまりにもおかしかった。
 長門は自分の舌をおずおずと差し出していたのだ。頭が沸騰していた。何も応えてくれなかった長門の、小さな答え。
 
「有希っ」
 俺の唇はどうにかしてしまった。名前を呼んで、触れ合わせるためだけに存在しているかのようだった。
 頭の中でも有希、有希と叫び続けている。名前を呼ぶ度に、有希の体が熱くなっていくような気がした。
 差し出してきた舌を逃すまいと、絡め合わせる。口の中に残っていた唾液を、有希の口内へ流し込む。有希は唾液を受け止めると、小さく喉を鳴らして飲み込んだ。
 
 こいつは、俺の頭を狂わせるためだけに生まれてきたんじゃないのか。
33前スレ840:2006/05/29(月) 01:28:50 ID:2lmxe97r
ホントは>>1用のネタにかいたんだけど、鮮度が高いうちに投下。
次スレの時もいないかもしれんし。


やや、どうも。……フフ。
実はこのスレにはですな、谷川流氏の二次創作を提供するという目的があるのですがな、フフフ,
最近は特にかなりの職人サンが筆を揮っておいででして。……フフフ。喜ばしい限りですなな。フフ。
ところでこのスレには、>>505を踏むと翌日にはハイテンション長門がリアライズしたうえに
マテリアライズしてあなたの寝顔を覗いているといううれし恥ずかしい呪いがかけられているんですな。
……フフフ。



まあ嘘なんですけどな。……フフフ。本当は出てくるのはホモ古泉なんですな、これが。フフ。
それではお楽しみください。フフフ
344-833:2006/05/29(月) 02:11:55 ID:zdgnW76f
スレ番号7の>908-910続き。
学校小説なので、ハルヒ以外どうでもいい人はスルーしてくれ。
35グッドナイト・スイートハーツ 1/4:2006/05/29(月) 02:12:35 ID:zdgnW76f
________________________________________

「失礼いたします、真琴さん遅れて申し訳ありませんでした」
「いいのいいの、さっさと入りんさい」
 あっさりと佳由季を開放し真琴が迎え入れた訪問者の高く硬質な声には、聞き覚えがあ
った。脳内に黒っぽいイメージが喚起される。おそらく、いや確実に光明寺茉衣子だろう。
どうにもタイミングが良すぎるな。いつ呼んだのやら。佳由季は無駄に柔らかいソファに
沈み込んだまま溜息をつく。背後から茉衣子と真琴の会話が聞こえてくる。

「真琴さん、あなたはなぜ衣服を着用しているのですか。規則違反ではありませんか」
「ああ、めんごめんご。あたしドジっ娘だからよく忘れるのよね」
「意味が分かりません」
 衣擦れの音と共に吐き出された言葉に佳由季は首を捻った。確かに意味が分からない。
が、それは茉衣子の言葉だ。衣服の着用が何だって? 嫌な予感がする。そして佳由季の
予感は、マイナス方面に関してはよく当たるのだ。

 佳由季は両足に力を入れて無駄に柔らかいソファから立ち上がり、ジャングルもどきの
様相を呈している観葉植物で埋もれた部屋の扉に目を向けた。見慣れた人間が二人いた。
ただ、一人は見慣れない格好で、それはつまり――全裸だった。
「あら、高崎さま。いらっしゃったのですね、ごきげんよう」
 呆然と立ち尽くす佳由季に、さっきまで着用していたであろう夜着等を手に持った光明
寺茉衣子が会釈を返してきた。異常な格好とは裏腹にどこまでも普段どおりの挨拶だ。相
も変わらず根拠のない自信に溢れているその姿は、彼女の所属している組織の班長に通ず
るものがある。佳由季は肌を晒したまま胸を張った姿勢でこっちを見ている茉衣子から視
線を逸らして、この妙な現象の直因に違いない女へと向けた。

「おい、真琴」自分でも驚く程厳しい声が出た。「お前こいつに何をした」
「なんのことかなあ? 真琴ちゃんわかんなあい」
 真琴はへらへらと笑いながら甘えた声を出した。ふざけた態度だ。佳由季の表情が消え
ていく。冷ややかな目で真琴に視線を固定しながら茉衣子を指差した。
 ――こいつの頭を弄っただろう。
 心中で呟く。完璧なウインクを二度返された。ふざけてやがる。
 こいつは暇つぶしというくだらない名目で茉衣子をこの部屋まで操り出し、妙な条件付
けを施したのだ。意に沿わない精神操作で人間の行動を制御する行為を、佳由季が激しく
嫌悪しているのを知っていながら。

「高崎さま」
「なんだ」
 温度の低い声が割り込んできた。佳由季は顔を歪めて声の方向へと視線を向ける。不機
嫌そうな茉衣子がいた。己に向けられた佳由季の人差し指を睨み付けている。どうもこれ
が原因らしい。腕の力を抜いて下ろす。そして茉衣子の視線を辿ったおかげで下に向いた
視線を修正し、目を細めて、ちらちらと映りこむ白い肢体を視界から外した。
36グッドナイト・スイートハーツ 2/4:2006/05/29(月) 02:13:06 ID:zdgnW76f
 茉衣子がピクリと眉を吊り上げた。何だか更に気分を害したようだ。どうやら自分の表
情に問題があるらしいな、と佳由季は無関心に心の中で頷く。睨み付けているようにでも
見えるのだろう。
「なぜみすみす真琴さんの規則違反をお見逃しになっているのですか。あなた方二人が想
い合う男女の仲だとしても、規則は規則です。甘えは許されません。ちゃんと注意してく
ださい。挙句の果てには高崎さま自身まで違反を」
「僕はお前が何を言っているのかまったく理解できない」
 それにしてもなんてぶっ飛んだ設定だ。突っ込み所が多すぎる。真琴、お前の脳はどん
な構造をしているんだ。本当に存在そのものが嫌がらせだな。

≪わお、ご機嫌斜めねえ。うふふ、ユキちゃんこわーい≫
 茉衣子へ言葉を放った瞬間、真琴の躁じみた思念が飛び込んできた。佳由季は背後で確
実にニヤニヤ笑っているであろう真琴へも意識を向ける。
 茉衣子の電波を受け流しながら真琴の電波を受信。笑えない冗談だ。
≪まあまあ茉衣子ちゃんの裸でも眺めて落ち着きなさいよ。ムラムラしちゃったらあたし
が隅々まで面倒見てあげるからさ。それともあたしの裸が見たい? もう、そんなのいつ
だって見せてあげるのに。仕方ないわね≫
 背後でもぞもぞと何かが動く気配がする。具体的に言うなら、真琴が服を脱ぐ気配。

「この部屋は着衣厳禁です。そしてわたくしの眼球が映し出している情報を信用する限り、
あなたは衣服を着用しておられるように見えるのですが、さてこれはわたくしの勘違いで
しょうか」
「もう一度言おう。僕はお前が何を言っているのかまったく理解できない」
 意味不明な茉衣子の皮肉に、腹を立てる気さえ起きない。佳由季はこの部屋を出ること
にした。今までそうしなかった自分の人の良さに感心する。ただもう限界だ。頭の悪いル
ールなんてどうでもいい。勝手に二人で裸にでも何でもなっとけ、僕を巻き込むな。

 佳由季は部屋の扉へと歩き出す――動けない。真琴だ。佳由季は背後で脱衣中の痴女を
盛大に罵ろうとした――声も出ない。ちくしょう、完全に身体の自由を奪いやがった。佳
由季は棒立ちの格好のまま心中で罵詈雑言を並び立てるが、さざなみのように揺れる愉快
そうな思念が返ってくるだけだ。

「茉衣子ちゃん、あたしが悪かったのよ。ほら、もう脱いだからユキちゃんを責めないで
あげて」背後から表面上は殊勝な口調で見当違いもはなはだしい哀願が聞こえてくる。も
ちろん佳由季は茉衣子に責められる覚えも真琴に庇われる覚えもない。さっさと帰らせろ
と心中でわめきたてるだけである。
「でもでもぉ――」一転して喜悦の調子を孕んだ真琴の声。嫌な予感がした。そして繰り
返すが、佳由季の嫌な予感はよく当たるのだ、全く嬉しくないことに。「ルールはルール。
ユキちゃんもこの部屋にいるんだから服を着るのはアウトよねー」
37グッドナイト・スイートハーツ 3/4:2006/05/29(月) 02:13:41 ID:zdgnW76f
 背後から抱きつかれた。全裸の真琴は背中に柔らかい膨らみを押し付け、寝間着の裾に
手をかけてくる。やめろ、と叫ぼうとするが声が出ない。一気に上着を剥ぎ取られた。
 真琴は佳由季の耳元に吐息を吹きかけながら、また身体を、しかも今度は張り付くよう
に押し付けてくる。肩と首筋に触れる頤。ぴったりと吸い付くように肩甲骨を圧迫する柔
らかい膨らみと、堅い先端。真琴の吐息が聞こえるたびに、微妙に動いてくすぐったく背
中に触れる腹。身体に巻きつき、這い回る細い腕。全てが熱っぽく、心地良い。
 佳由季は全身で真琴を感じていた。真琴の身体が動いて佳由季を刺激するたび、身体中
に電気が走った。異常な快感。官能中枢が狂わされている。
「うっ……はあぁぁぁ」
「ふふ、エロい声ね。そんなにキモチいい?」
「あぁっ!」
 真琴の艶にまみれた声と共に、更に強烈な電気が下半身から走った。ズボン越しに股間
を掴まれぐりぐりと擦られている。目が眩みそうな快感と共鳴するように震える膝と声帯
に、佳由季は体の主導権を返されたことに気付く。しかし、許容量を超える異常な快感で
力が入らない。真琴にもたれかかってやっと立っている状態だ。

「真琴さん」目の前にいた全裸の少女が呆れ成分100パーセントの声を発した。真琴だけ
に意識を奪われていた佳由季は、それで茉衣子の存在を思い出した。「いつまで高崎さま
で遊んでいるのですか。さっさとお脱がせください」
「あら、忘れてたわ」
 言って真琴がズボンに手を掛ける。
 ――やめろ、公害電波女。
 朦朧とした頭の中でやっと放った罵倒に返ってきたのは、にやにや笑い主成分の気持ち
悪い精神波。そして真琴は素直にズボンから手を引く。またもや嫌な予感が体中を廻った。

「んー、でもユキちゃんはあんたに脱がしてもらいたがっているみたいなのよ。面倒だと
は思うけど手伝ってもらえないかしら」
「なに馬鹿なこ――んんっ」
 首筋から腰を砕く一撃。ざらざらとした真琴の舌がうなじを這い回っている。佳由季は
顔を上気させながら喘ぎ、すがるように茉衣子を見た。頼む、止めさせてくれ。佳由季と
真琴を短い間見比べた茉衣子は、一つ頷き、口を開いた。
「わかりました。お手伝いしましょう」
38グッドナイト・スイートハーツ 4/4:2006/05/29(月) 02:15:30 ID:zdgnW76f
 無情にも佳由季の視線を黙殺した茉衣子は、呆れた表情のまま面倒くさそうに寄ってき
た。普段は頭一つくらい下にある顔が同じ高さにある。が、目線を交えることもなく茉衣
子は佳由季の腰に手を伸ばした。自然と目がその手を追う。絡みついた真琴の腕も視界に
入った。四本の白い腕が腰の辺りに纏わりついている光景に、現実感が揺らぐ。冷たい指
がへその下に触れた。と思った瞬間、一気に引き下げられた。ひやりとした大気の感触。
そしてまた全身に電撃が走る。しゃがみながら足をズボンから抜こうとしている茉衣子の
髪が、屹立した佳由季の怒張に触れたのだ。くくく、と底意地の悪い笑いが耳元で聞こえ
る。その空気の振動すら心地良い。陶然と飛びそうになる意識を、何とか押さえつける。

「はい、終わりました。これでもはやわたくしも、言いたくもない文句をぐだぐだ小姑の
ように並び立てることはないでしょう」
 脱がせたズボンを畳みながら平然とした表情で茉衣子がのたまった。座ったまま上目遣
いに佳由季を見上げる漆黒の瞳が、妖しい光を放つ。吸い込まれそうな吸引力のあるそれ
に、佳由季は魅入られ手を伸ばしたくなって――気付く。またお前か、真琴。

「正解。つーこってご褒美よん」
 ハートマークが十個くらい付きそうな声で感情操作を認めた真琴が、佳由季を解放した。
がくり、と支えを失い倒れこむ。そしてその先には――茉衣子がいる。優しい衝撃。抱き
かかえるように支えられた佳由季は、信じられないものを見た。茉衣子が媚びるように微
笑んでいた。いつか見た(優)のように。
 何かが頭を駆け巡る感覚。佳由季は全てを悟った。そして何もかも流れに任せることに
した。それこそが己に求められていることなのだろう。どうにもならないことは、どうに
かしようとする方が間違いなのだ。

 茉衣子の顔が近づいてくる。諦観の表情を浮かべた佳由季は、覗き見ているであろう真
琴を忘れて柔らかい唇を受け入れた。
394-833:2006/05/29(月) 02:18:10 ID:zdgnW76f
次で最終回っぽい感じだけど、エロ描写が思ったよりしんどい。
スレの進みとは対照的に象の歩みで進みます。
40名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 02:22:12 ID:TL9Dg/FE
真琴って誰・・・
41名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 02:23:03 ID:B1nuPO99
>39
GJ!!

・・・・ただ、象ならばパワフルな書きっぷりになると思うが。亀?
42名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 02:24:31 ID:zdgnW76f
うん、亀だね。かめかめ。
どうにも眠くて頭が鈍っている模様。おやすみ。
43名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 02:28:33 ID:jdjMxVKR
>>39
GJです。

サムデイ〜見たけど、「梅雨」の作者はタイミングいいのか悪いのか・・・
オチを先にやられてしまったんじゃないだろか?
本家を超える結末を待ってますよ。
447-968:2006/05/29(月) 03:16:04 ID:qOkQR8SB
とある日の放課後。
俺は古泉を呼び出した。
指定の場所に行くと、あいつは校舎裏の木に背を持たれて待っていた。
「よう、悪いなわざわざ」
平静を装って声をかける。
「いえいえ。それで、僕に用事とはなんでしょう」
いつものスマイルを浮かべ、壁から背を離す古泉。
「……お前、ハルヒに告白したって本当か」
実を言うと、別に誰かから聞いたわけじゃない。
俺はたまたま古泉がハルヒに告白しているところに出くわしたのだ。
伝聞形なのは、その場にいたと知られないためだ。
「ええ、本当ですよ」
いつも浮かべている作り物の笑みのまま、ポケットに手を突っ込んだ古泉は言う。
正気か?
「以前にも言いましたが、僕はいつでもほどほどに正気のつもりですよ」
そう言うと、古泉は俺から視線を外してあらぬ方へと目を向けた。
「とはいえ、完全に僕の意思で告白したかというとそうでもありません。
これは『機関』の意向でもありましてね」
古泉の笑みが変わった。
あいまいな微笑から、何か企んでいるような嫌な笑みへと。
「涼宮さんの精神は確かに安定してきています。
ですが、完全な安定には程遠いものです。主にあなたのせいでね。
ならば僕自身がその安定の礎となればいい、『機関』の上層部はそう考えたようです」
なんだそりゃ。
久々に怒りがこみ上げてきた。
長門の処分の検討を聞いたとき以来の怒りだ。
「お前はそれでいいのか」
「ええ。僕としても魅力的な恋人が出来るのは望ましいことですし。
これでも若く健康な男子高校生なわけですから、それなりに欲望もあります。
なにより、涼宮さんと僕がそういう関係になれば『機関』は間接的に涼宮さんを有することが出来る。
膠着状態の様々な派閥が形成するパワーバランスの上に立てるのですよ」
……ふざけんな。
ハルヒを道具かなにかみたいに言いやがって。
視界が一瞬赤く染まり、頭のどこかから何かか切れた音が聞こえた気がする。
「―――ハルヒはてめえらの駒じゃねえっ!!!」
気づいたときには叫んでいた。
全身の筋肉を、縮められたバネに変えたかの如く、一直線に駆け出す。
全力で握り締めた拳を振りかぶり、古泉の顔面目掛けて振り回す。
ポケットに手を突っ込んだままの古泉が、不意に体を捻ったと認識した瞬間、

―――俺の腹に、鈍い衝撃と痛みが襲ってきた。
457-968:2006/05/29(月) 03:16:52 ID:qOkQR8SB
古泉の膝蹴りだと理解した瞬間、今度は左足に痛みが現れた。
今度は古泉のロー・キック。
それで完全にバランスを崩し、俺は無様に地面に転がった。
「見くびってもらっては困りますね」
余裕綽々のムカつく笑みを浮かべつつ、古泉が口を開く。
「こう見えても僕は『機関』に入ってから三年間、訓練を受けているんですよ。
足一本であなたを地に付けられるくらいには、ね」
うるせえ。
だからってこの状況で退けるか?
確かに俺は面倒事は嫌いだけどな、意地の張りどころくらいはわかってるつもりだぜ。
足は痛いが、立つのにも走るのにも差し支えはない。
ついでに言えば、あの気に食わないニヤケ面を思いっきりぶん殴るまたとないチャンスだ。
いくぜ、キョン。
自分に一つ声援を飛ばし、再び古泉に向かって駆け出した。
そこから先は、実を言うとあんまり覚えていない。
おぼろげに覚えているのは、ことごとくかわされる俺の拳と、
達人の振るうムチか何かのように、俺に容赦なく降り注ぐ古泉の蹴り。
それと、まぐれ当たりであいつの腕や肩を捉えた拳の感触。
気づいた時には、地面に大の字になって転がっていた。
体中が痛い。
息が荒い。
左足なんかは集中攻撃されたおかげで、感覚が鈍くて動かしづらい。
それでも、俺はまだ古泉に負けたとは欠片も思っちゃいなかった。
「タフな人ですね、あなたも」
最初に殴りかかったときとなんら変わらぬ笑みのまま、古泉は立っていた。
生憎とハルヒに付き合ってたおかげで体力だけはついたみたいでな。
命懸けの修羅場も数えるほどだがくぐってきたわけだし。
体中の気力を総動員し、痛みを強引に無視して立ち上がる。
まだ拳は握れる。
足も動く。
まだ、終わるわけにはいかないんだよ。
駆け出す。
今日一日で何回も繰り返したこの動き。
体はあちこち痛めつけられているはずなのに、一番速く動いている気がした。
拳を振りかぶり、顔面へと突き出す。
その瞬間。
左足の力が崩れるように抜け、体が大きく傾いだ。
拳の狙いが顔面から大きく逸れ、初めて古泉の顔が驚愕へと変わる。
ごりっ、と拳に何かを擦ったような感覚が伝わった。
鳩尾に拳がめり込み、古泉はくの字に体を折った。
頼む!
一生分の祈りを左足に込めて踏ん張る。
倒れこむ寸前で左足に力が戻り、揺らいだ体が安定する。
そのまま左足を蹴って踏み込み、もう一度拳を振り上げ、

古泉の顔面をこの上ない最高のパンチで殴り倒した。
467-968:2006/05/29(月) 03:18:52 ID:qOkQR8SB
地面に転がり、先程の俺と同じ大の字になって倒れこむ古泉。
起き上がろうとしないところを見ると、どうやら気絶しているらしい。
それを見届けると、俺はその場に崩れるように腰を下ろした。
……疲れた。
ハルヒに関わって疲れる時の1.5倍くらいの疲れだ。
体は痛いし。
ん?そもそも何で俺は古泉と殴り合いなんぞしてたんだ?
「あなたが殴りかかってきたんでしょう。『涼宮さんは僕らの駒じゃない』ってね。」
気絶してたんじゃなかったのか、古泉。
「完全に落ちましたよ。まあ、ほんの数秒ほどですがね」
そう言って、古泉は大の字に倒れたままゆっくりと深呼吸した。
「……『機関』から命令が来ていたのは事実です。
ただ、それを実行するか否かは僕の自由意思に任されていたんです」
……どういうことだ。
「僕が涼宮さんに好意を抱いているなら僕がパートナーとなって安定させる。
そうでないなら現状維持……それが僕に来た命令だったんですよ」
すると何か?
お前はハルヒに好意を抱いていたから告白したと?
「そうです。僕としてもいい機会でしたので。
『機関』の立場云々については僕の創作、嘘っぱちです。
涼宮さんを有するようなことになればかえって不利になりますよ。
他勢力が結託して総攻撃ということも在り得るのですから」
騙された。
その嘘っぱちに完全にキレた俺の立場はどうなるんだ。
「ついでに言うなら、僕の告白は既に断られましたよ。
僕のことは大切な友人ですが、恋愛対象にはなりえないそうです。
……好きな方もいらっしゃるようですしね」
聞いたのか?
「ええ。どこがいいのかわからないけれども、とにかく好きなんだそうです」
そうか。
ま、俺には関係ない話だがな。
あいつがまともに恋愛できるならめでたいことこの上ない。
「……正気ですか?」
お前じゃないが、俺はいつでもそれなりに正気のつもりだ。
それともなにか?
お前はハルヒが恋愛しない方がいいと思っているのか。
そりゃ狭量ってもんだぜ。
「そうではありませんよ……僕はあなたの鈍感さを見くびっていたようです」
なんだそりゃ。
「僕の口から言うのはフェアじゃありませんが……涼宮さんが好きなのはあなたですよ」
………………マジか?
「えらくマジです」
脳が停止した。
477-968:2006/05/29(月) 03:20:29 ID:qOkQR8SB
ああそうかと受け入れる自分がいる反面、最大級にパニクっている自分もいるという、
なんとも面白い精神状態が俺の中で展開された。
そう考えると納得のいくあいつの行動がいくつもあったり、
しかしそれに反論する行動もまたいくつもあったり、ああよくわかんねえ。
「あなたはどうなんです?いえ、聞くだけ無意味でしょうね。
涼宮さんのためにあそこまで怒れるんですから」
古泉のニヤけ面が気になるが、仕方ない。
ああ、わかったよ認めてやる。
俺はハルヒが好きだ。
あいつのためにマジゲンカできるくらいにな。
「やっと認めていただけましたか」
何が悲しゅうてお前にこんな話せにゃならん。
もういい、俺は帰るぞ。
「涼宮さんは多分まだ部室にいますよ。
別件で話したいことがあるから待っていて欲しい、と頼みましたから」
ああそうかい、貴重な情報ありがとうよ。
古泉に別れを告げ、痛む体を引きずりながら校舎裏を後にする。
玄関と部室の分かれ道に来たところで立ち止まり――少し迷った上で、俺は部室へと足を向けた。
別に古泉に乗せられたわけじゃないが、アイツに言いたいことがあるんでね。
さて、どんな言葉で愛を囁くかなどとこっぱずかしい事を考えながら、俺は部室のドアをノックした―――。

その後?
体中の傷を散々問い詰められてえらい目にあったね。
肝心の用件は……まあ、概ね成功だったとだけ言っておくさ。
487-968:2006/05/29(月) 03:23:07 ID:qOkQR8SB
前スレで言ったキョンと古泉の殴り合い投下。
ちなみにこれ、古泉視点の続編もあるのでそれも後日投下します。
タイトルは続編含めて『古泉一樹の計略』で。
49名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 03:25:47 ID:Bv1OFNLl
GJと言わせていただこう!
50名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 03:32:25 ID:TL9Dg/FE
ごっどじょーぶっ
普通の高校生みたいな古泉に笑いが止まらないww
51梅雨の人:2006/05/29(月) 03:32:26 ID:w5kBGVo3
>>48
超GJ!後日談も気になりますね。続き期待してます。
>>43
えっと、梅雨の作者って、みくる編とか鶴屋編書いてる自分でいいんでしょうか?
その本家っていうのが何かわかんないんですが、できればオチや内容を教えて欲しいorz展開やオチが被るとちょっと
自分も嫌なので。
52名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 03:39:51 ID:ZGf5BmIp
>>51
>>43じゃないけどそれはアニメのネタバレになるからいえない
俺はかぶってもいいからあなたが考えてるままでいいとおもう
53名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 03:49:55 ID:jdjMxVKR
>>51
まだ放映してない地域も多いみたいなので、どこまで書いていいのか微妙ですけど、
本家と言ったのは、アニメ本編の最新話のことです。
余計なこと言っちゃいましたね。すみません。
54名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 05:43:11 ID:dZTwz9NS
ここのスレの傾向として陵辱物と純愛物どっちが多いかな?
55名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 05:55:33 ID:xvHcrOEd
>>54
陵辱物よりも純愛物の方が多いかな
陵辱物は投下しちゃいかんとは言わないが
今の流れからするとあまり好まれないかもしれん
56名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 05:58:10 ID:41NQvHOt
ハイテンションゆっきーキテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
 
なるほど、これが消失の原因だったんだな
57名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 06:30:09 ID:/m9uOiMv
>>51
別にかぶりようがないとは思うけど、アニメのラスト数分間、
あなたのSSがオーバーラップして面白かった。
58名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 06:54:16 ID:WHiHs6v2
女(朝倉)が男(キョン)を陵辱ってのは許されますが。
キャラ的に、キョンが〜をってのはなかなか無いよな。
59名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 06:58:59 ID:4qiCu4ga
>>58
確かに無いな。かといって古泉、谷口等でやろうものなら
叩かれてスレから追い出される可能性が高い。
60名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 07:02:30 ID:I/3Vw5Dn
なんか起きたらGJだらけで困っちゃう
617-896:2006/05/29(月) 07:27:45 ID:uUK19YUe
ちょ、おまえら
日曜深夜なのにムチャしやがって

前スレの次スレ立て以降に投下された職人さん達乙でした。全部GJだよ(ノД`)・゜・

>>12
こういうコミカルなラブコメだいすきだ
鼻水でまともにしゃべれなくなったハルにゃん吹いたw

>>27
前触れなしにいきなりスカートめくるキョンから書いたあんたスゴス

>>45
自分にもキョンとか言っちゃう主人公に吹いた

>>59
敵の未来人とかが襲うならありなんじゃね?
ただハルヒ世界の娘っこが凌辱されること事態が嫌だというひと多そうだな
62名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 07:31:07 ID:78KrFUXC
キョンの場合、レイプしてたつもりがいつの間にか相手に主導権とられてそうな気が
63名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 08:07:49 ID:bhQZMmx6
みんなGJすぎます!
ホモ泉とか古泉と書いてかませ犬と読む
このスレのみんな上手いから、俺の中では
古泉にそんなイメージが定着してきつつある

前スレ>>839
続きを熱望!尻SS界期待の星だよあんた!
ハルヒの潤んだ目と視線が合う時には
尻越しに目が合うというような描写があると
余計にハァハァ出来そうな気がするんだがどうだろう

>>27
GJ!上手いなぁ情景がくっきり脳裏に浮かびますよ
冒頭の11行は特にエロスを感じました
そこだけでご飯食べれそうです

>>44
熱いぜ!あだち充級に王道な青春が良かったです
わざと一発殴らせてやるくらいするかと思ったら
わりと容赦ない古泉が、なんだかイメージ的に納得でしたw

>>54
陵辱物はなかなか無い分、キャラのイメージを壊さずに
キョンによる陵辱劇を描ききれれば腕の見せ所だと思います
6454:2006/05/29(月) 08:19:01 ID:dZTwz9NS
とても危険な香りがするので退避します、では。
65名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 08:41:43 ID:KddpcBeS
長門のマンションに不良がやってきてまわされるのを書いたが、
投下は見合わせたほうが良さそうだな
66名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 08:46:08 ID:cEP99g9u
>>65
ちょwww激しく投下キボン
67名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 08:46:38 ID:YjKFG8rn
否定はしないがオレはちょっと読みたくないかな。
エロの前に暴力が鼻につく。
68名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 08:53:46 ID:kjvXq0wE
>>65
つ鬼畜陵辱スレ
69名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 08:53:51 ID:iKGsThag
昨夜もいろいろ神作投下あったんだなぁ
書き手皆様GJ!!
 
つーかここではもう古泉=ホモってなってんだなw
70名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 08:55:56 ID:Z9onpLN3
>>65
賢明な判断だね。
キョンならまだしも不良が長門を犯ったら
このスレが荒れるのは目に見えてる。

でも勿体ないから鬼畜スレにでも投下してリンクを貼ったら?
71名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 09:11:02 ID:sKHJrWCj
陵辱モノは陵辱スレが良いだろうね。
もしくは、ぱにぽにみたいにアニメサロンか(ぱにぽには漫画サロンだけど)に隔離スレを作るとか。
ただ今の涼宮ハルヒスレの乱立を見ると、立てると多分叩かれる。

とりあえず俺もこのスレで陵辱モノの投下は反対。
727-896:2006/05/29(月) 10:07:10 ID:eGLOYNNK
>>65
なんで長門が狙われるのか?どうやって屈服させるのか?そもそもDQNがどうやってマンションのセキュリティを破るのか?
そのへんkwsk
先に言っとくがキョンのふりしてオレオレ詐欺で扉開けるの禁止な

だが、わざわざこのスレの空気を荒らしたくはないから、
どっかよそへ落としてリンクだけくれればいいと思う
73名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 10:48:50 ID:VrgQaSGT
                . _ ... ___.,.
           ., -': ̄: : : : : : : : : ゜: :ヽ .、 
         .,イ: : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : : ヽ.
       , イ/: : : :/: : : : : : : : : : : : : : : ヽ.: : : : ヽ,.
    ,/ /: :/ /: :/ !: : : :! :i: ! : :i: : !: : :i.: ::i: : ::i: : :ヽ.
    '  ,イ: /:/:_/__i!_ハ__ハ ! ハ ‐!-ハ--.! ハi,i: :i: :|: :!: :|
   '   / ,/:./ : /:./_!_i,./ レ iノ,ィー-:、i/, ハi: : |: :i: :|        液   
    /, /:ノi:./ハイi:i i:::::::i`    ' .h:::::::ソ/: :/.: : | : |:.i:|        体
   / .i / ハ i !::::::::i~―'     ´ ̄´ ./:./: :i |: :|:!:::|        ヘ
     .レ  レ|::::::::::i:i          / /: :/ |:! ハiノ        リ
         |::::::::/|:::::>.、   -   ./,/: //i i,i           ウ
         |:::::/ .|:::/i::::::> - <::::/,////ハレハレュヵィ-,,,_.._   ム
         |::./ レi--i[亠------:i// ,/<< , <::L__.----イ   .み
         レ ___[--「:L_______________L_______________」___i__i    た
        ._<|=== ||============---L__::::__::::::!:::::::::i./    .い
       t[,__,イ:::i:::||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ.「:::::::i::::::::::i:::i:i     な
       |::::,|::< ̄|=|==[:]≡≡≡| ̄:>:<i::::__:::::::::::::::<|<     .目         
       '>|:;;::i: ̄'||:::::::::::::::::::::::::::: ̄:::i:i:i::::::::::::::::::::::::i/'     .が
        |i:'|::::i:::::||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::|:::::::::::::::::::::::i|      .俺
        i::::|:::i:::::::>>::::::::::::::::::::::::::::::::i:::i::::::::::::::::::::::i::|      を
        |::::|:::i:::::::ii::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::|::::::::,::::::::::::i::~      見
        |::::|< ̄|==[]≡≡≡| ̄:>i:::::::|:::::く:::::::::::i::::|.       つ
        |'::::|:i ̄::::||:::::::::::::::::::::: ̄゜::i:::t:::::ヾヽ:::::::i::::|.      .め
       i:::|::::i::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::i::::i::::::::::::::::::::i::::|.      て
        i::|::::i::::::::||:::::::::::::::::::::::::::::::i:::::i::::::::::::::::::::::::::i.      .い
        |:t::::i< ̄|==[]≡≡≡| ̄:>:::::i::::::::::::::::::::::::::i.      .た
       ..i「::::::: ̄’::::::::::::::::::::::::: ̄'i:::::::i:::::::::::::::::::::::::::|.      。
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   /:::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ:丶.ヽ.丶.丶,.
  /::::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ._ヽ._ゝ.ゝ!
74名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 12:25:15 ID:sgNh0kpu
あかんべ
(AA省略)
75梅雨の人:2006/05/29(月) 12:34:40 ID:w5kBGVo3
>>52>>53>>57トンクス
なるほど、アニメの話だったのね。内容は知りませんが、まぁ自分なりに書くことに
しますよ。情報どうもでした
76名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 12:39:11 ID:II4H3h4P
>>73
それって長門?
77名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 12:40:23 ID:41NQvHOt
>>73
なにげなくハレ晴レが組み込まれてるのなw
78名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 12:51:02 ID:cjA2Zh3Y
前のスレで
BUMP水曜
とかいってたヤツだが・・・
もう出来上がった。
投下していいか悪いかが気になる。
どうだ?
79名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 12:57:06 ID:41NQvHOt
ばっちこーい!!
80名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:03:27 ID:oaog9gLG
投下!
投下キボンヌ!
81名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:06:57 ID:cjA2Zh3Y
おまイラの選ぶ道は二つ、
・少し待って太陽を見る
・かなり待って星のアルペジオを見る
82名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:26:13 ID:dC5UgD3x
アニメ見た。これが時系列上の最終話になるのかな。
消失直前の絶妙な時期で終わらせるんだなぁ。
まじで2期作られそうな気がしてきた。
消失をメインに据えて、12月以降のエピソード
を小出しにしていって、最後はバレンタインで〆
83名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:43:37 ID:9UkBMOq/
初めてハルヒのアニメを見た。
なんか、話の三分の一ぐらいが長門の読書でしめられていたような気がするんだが
いつもこんな調子なのか?
84名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:49:19 ID:YjKFG8rn
今回の話は時系列では14話だからまだ後ろに2話ある計算だね。
脚本 谷川流ってのに驚いたな。良かった。小首かしげる長門がとくに。
85名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:57:09 ID:cjA2Zh3Y
太陽ベースの話を一話、
掲示板に出すのは初めてなので、少々見づらいと思います。


みてから後悔しても遅いので、神作品を望んでいる人は飛ばした方が良いと思います。
86名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 13:59:09 ID:cjA2Zh3Y
もう彼奴らには会えない。
そう確信した。

SOS団部室に久々に来た俺はその何もない部屋をじっと眺めていた。
入ってくるとき気付いたのだが、ドアノブが壊れかけていた。
まぁ、あれだけ無茶苦茶な扱いしてたんだもんな。
だからってこの壊れ方はねぇだろ、取れちまいそうだぞ・・・

こんな静かな状態が良かったと初めは思っていたが、今は違う。
やっぱし淋しいとおもう。
だってよ、確かに不自由も不愉快もなさそうだが、その逆も初めから無いだろうから。

いま誰かに笑って欲しいと思った。
今ならひたすら笑えるはずだとわかったから。
この部室が俺の高校時代を輝かしい物にしてくれた。
俺は最初は滅茶苦茶だと思っていた、
他の奴らが俺に向かって「残念だったな」とも言った。
それが、今思えばとても幸せだったんだってわかった。
87名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:00:27 ID:cjA2Zh3Y
二度と元には戻れない。
そう確信した。

何もない部屋に心臓が一つ。
目を閉じるとあの頃を思い出せるような気がしたが、そんなことは無かった。
ただ、静かな部屋の中にいるだけだった。

今、彼奴らの中の誰かが目の前で泣いていたなら、こっちはわらっちまうんだろう。
彼奴らに会えることだけで幸せなんだから。
彼奴らが俺の人生を変えてくれた。温かい思い出もできたし、寒い思いもした。
変えてくれた彼奴らにお礼が言いたいが、今の俺には彼奴らの姿は見れない。
卒業してから彼奴らには一回も会ってない。
そう、今の俺には彼奴らの影も形も見えないのだ。
88名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:03:11 ID:cjA2Zh3Y
彼奴らを怖がってたと思う。
危険なときは頼っていたくせに。
そんな自己中心的なことをしているうちに卒業して、みんな元の場所に帰っていった。
頼っていたし、怖がっていた・・・


今、彼奴らに信じて欲しい。
そんな上手いこといかないってのをわかってる。
今、彼奴らを信じられるんだろうか?
いや、また怖がると思う。
それでも彼奴らと会いたい。
この静かな部屋を照らしてくれた彼奴らに・・・

彼奴らに迷惑かけちまったといつも反省してる。
けれどこの静かな場所に来て欲しい。
そんなわがままが叶うわけがない。
「俺に会いに来てくれれば」だなんて思ったことさえある。
卒業してから彼奴らの姿が永遠に見えなくなっちまった。
そう、それが俺の願っていたことだ。
静かに人生を過ごしたい。
だが、今は違う。
89名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:05:09 ID:cjA2Zh3Y
もう一度彼奴らと出会えるのなら・・・
そう思いながら涙目で部屋をみた。
何もない部屋にあいつらがいた、
目をこすってみて確認すると、
やっぱり誰もいない
俺、何考えてんだろ、
彼奴らがいるわけないのに・・・
ドアノブを壊してこの部屋ごと記憶を消したらどうなるだろうと思った。
ドアを閉め、リコーダーを分解するときくらいの軽い力で引っ張ると、

簡単に壊れてしまった。

本気で消し去りたいと思っていたんだって気付いた。
90ベル:2006/05/29(月) 14:17:08 ID:Asx+qtZA
BUMPの歌詞引用が流行ってるみたいだから即興でやってみた。作業時間10分。
91名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:17:40 ID:Asx+qtZA
今日も私の本を閉じる音が合図になってSOS団の活動が終わる。
最近また溜まり出した原因不明のエラーのせいで重い体を揺らしながらなぞる今日の事。
家の前まで来て気づいた事は無くした鍵と猫背の私。

あなたに話したいことは山ほどあるけどなかなか言葉になってくれない。
話せたとしても伝えられるのはいつでも、本当の気持ちの少し手前。

耳障りな電話のベルが鳴る。
「よぉ長門。元気か?」と尋ねるあなたの声。

私の気持ちなんか何も知らないくせに。
私の事なんか明日には気にしないくせに。
そのひとことが温かかった。
私の事なんか何も知らないくせに。
92名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:18:18 ID:Asx+qtZA
原因不明のエラーのせいで疲れた心の毛布で隠して
溜息でなぞる今日の事。
くしゃみをして気づいた事は今日買った本と読まない私。

話したい事は山ほどあるけどなかなか言葉になってくれない。
…もう寝てしまおう。私でも夢を見るんだろうか。
もし見れるなら、底抜けに明るい夢を見てみたい。

目を閉じると思い出す。
「元気か?」と尋ねるあなたの声。

私の事なんか知らないくせに。
私の事なんか明日には気にしないくせに。
そのひとことが優しすぎた。
優しすぎて、言葉も出ない。
93名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:18:56 ID:Asx+qtZA
ねぇ。
私の事なんか何も知らないくせに。
私の事なんか明日は気にしないくせに。
あなたの声が温かかった。
私の事なんか…。
あなたの事なんか…。

あなたに話したいことは山ほどあるけど
あなたには話さないと決めたこともある。
電話の後で私が涙を流したことも
いつまでもあなたは知らないまま。
94名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:44:55 ID:ScltYiBH
BUMPは好きだけど、BUMPネタのやつは歌詞そのまますぎると思う。もう少しどうにかして欲しい。
95名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:52:01 ID:zKHVZhyJ
>>94
禿同。本当になんのひねりのないものばっかりだし。
96名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:55:13 ID:sKHJrWCj
>>94-95
読み飛ばせばいいじゃない。俺はそうしてる。
97名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:55:52 ID:dC5UgD3x
だからスルーしろって。少なくとも俺はそうしてる。
SSなんて所詮自己満足なんだから。
書いてる本人が満足なら周りがとやかく言うもんじゃないだろ、多分。
98名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:58:02 ID:EBQ1HJhV
出来れば、歌詞のシチュエーションを使った「物語」を書いてくれるといいんだけどな。
詩の垂れ流しから脱して欲しいところ。
99名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:58:22 ID:cjA2Zh3Y
流れにのって書いたことを後悔してます。
つまらなかったとの声があったらどの位かロムっていようと思っています。
100名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:01:42 ID:4qiCu4ga
>>96-97
前スレでは見なければいいと思って無視してたけど、あまりに多くなりすぎ。
これ系ばかりの作品になると他の作者が投下しにくくなるな。やる気すらなくなるかも。
結果的に荒らしと同じ。

101名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:04:46 ID:ON4pxDlw
知らん人が読んでも物語として、
知っている人が読めば曲を連想させるような感じのがいいんじゃないかね
ただ曲の詩を使っただけのを何回も続けられるのもなんだかなぁとは思う
102名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:11:57 ID:Z/jcqK+n
まあアンチもほどほどにな
103名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:16:31 ID:JD41N/xU
ていうかエロパロなのにエロなしが歓迎されて凌辱がNGってどんな異次元よ。
別にエロなし純愛だって読むが、ここはpinkであってエロがメインディッシュであるべきで、
それだけならまだしもバンドの歌詞ネタとかが横行してて、
そういうのはもうチラシの裏に書けと。
104名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:22:58 ID:k+lwrCNL
こんなくだらないことで喧嘩するなよ。ジャンルなんてなんでもいいさ
俺たちはただこのスレに来たものを歓迎する。それだけでいいじゃないか
105名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:29:38 ID:JVSTmc7b
よ〜く考えよ〜 スル〜は大事だよ〜

でいいじゃん
106名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:29:58 ID:IoT/gbTe
まあエロパロスレだし、歌詞のコピペスレでないことは確かだ。
SSという形にはして欲しいところ。無論エロもあればなおよし。

陵辱は・・・俺は嫌だが、ダメと言うことはないだろう。
ただパロディだから、キャラが変になっている作品は評価は低いだろうな。
107名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:46:23 ID:NG8ZuItd
凌辱ものは涼宮ハルヒシリーズでてくる女キャラだと無理がありすぎる
長門はそこら辺の男よりよっぽど強いしハルヒはそんなこと望んでないだろうから無理がある
朝比奈さんは監視がずっとついてそうだしな
それでも無理矢理設定ねじ曲げて凌辱物を作っても評価低いと思うし
涼宮ハルヒとは違う名前だけキャラ名前だけ一緒な別物なってしまうからここでやる意味がない
まぁキョン、キョン妹やミヨキチ、谷口、国木田あたりなら凌辱できそうだがな
108名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:48:01 ID:Asx+qtZA
陵辱受ける側に男の方が多いのはこれいかに
109名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:48:48 ID:itrNwePw
クッキー仕様変更で書き込めなかった。で、テストも兼ねて埋めネタ用だった小話一つ。
エロなしすまん。たぶん超既出ネタなんだろうな。


その日、ハルヒは怒っていた。

「まったく、あんたって、デリカシーがないと言うか、何と言うか、あれじゃ、有希が傷つく
じゃないの。せっかく歌ってくれたのにさ。有希、あんたが帰った後、少し寂しそうだったわよ。
そりゃ、あの選曲はどうかと思うけど、いきなり、逃げるように帰んなくたっていいじゃない。
それとも、あの歌、有希が本気であんたに向けて歌ったとでも思ってんの?
あ、でも、そういえば歌ってるときの有希、妙に真剣な雰囲気だったわね、
あんたを見つめちゃってさ……。あれ? そういえばあの歌詞。あ! あんた、まさか有希に……」

そう、昨日、部室で長門が一曲歌ってくれたのだ。
きっかけは、何かハルヒの思いつきだったように思う。あいつは暇になると、いや、それはいい。

で、だ。
「有希、何か歌える?」
そう訊いたハルヒの言葉に微かに頷くと、長門は視線を俺に向け、少しちいさな声で歌い始めた。

Daisy, Daisy
Give me your answer do
I'm half crazy all for the love of you ……

その歌声を聴いた瞬間、俺は、ついにこの世の終わりがきたと確信したね。
あわててカバンを掴み、部室を飛び出し、一目散に家に帰った俺を、一体誰が責められようか。

何といっても、あの長門が、デイジー・ベルを歌ったんだ。
それだけで十分さ。俺の行動は、何も間違っちゃいない。それが長門の冗談だったとしてもだ。
実際、冗談だったわけだが、あいつの冗談は解り難いからな。

おい、ハルヒ、何をそんなに怒ってるんだ? 長門にはちゃんと謝っておくからさ。
え? 歌詞? そういえば、どんな内容だったっけ?
110名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:52:55 ID:dC5UgD3x
GJ
長門にデイジー・ベル、ぴったりだなw
111名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:57:13 ID:NG8ZuItd
>>108 男の方が一般人が多いから鶴屋さんも入れようかと思ったけど常に護衛ついてそうだし
まぁキョンがハルヒ襲ったりならいけると思うけど
原作に関係ない第三者襲わせるとしたらさっき上げたメンバーしか無理だと思う
112名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 16:18:29 ID:itrNwePw
>109 は、消失直前の話、と思ってもらいたいっ。(冒頭直すの忘れてた)
書き込みできるようになってよかった。これを機会に専ブラ換えよう。スレ汚しすまんかった。
113名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 16:26:22 ID:j3Md+azw
デイジーベルとやらがよくわからんからググってみた
ttp://www.asahi-net.or.jp/~kz3t-szk/kub_daz.htm
確かにぴったりだよ!!
つーか>>112すげーよっ!GJ!!
114名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 16:59:36 ID:x56w3iOP
亀レスだが
なんでこのスレはBUMP厨が多いんですか
遅く来た中二病患者か、あんたら
115名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:11:16 ID:ZGf5BmIp
このスレはハルヒ関係SSであればすべてを受け入れるようにできている
自分が見たくないなら見るな。投下するななんてもってのほか

純愛ものが好きなやつのためだけにこのスレがあるんじゃない
116名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:12:31 ID:40pHchhn
流行りだしたきっかけはなんだったんだ?
117名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:15:47 ID:o8w+Jk0q
>>109
朝倉も暴走する前にはこの歌を歌っていたんだろうか…
118名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:21:42 ID:Asx+qtZA
うわ、ホワイトデー物書き始めたらめちゃくちゃ長くなった。
文章を短くまとめるソフトが欲しいと言ってた谷川流の気持ちがわかった。
119名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:24:13 ID:bK/hAF1Q
みんな忘れてるかもしれんが…
ここはエロパロ板なんだから凌辱は別にいいと思うんだ。書き込む前に注意とか出しといてさ。
純愛が多いからって誰もがみんな凌辱嫌いってわけじゃないんだからさ。
>>65も考え直して投下してほしいものだ。BUMPネタよりもよっぽどいいと思うがね。
120名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:26:35 ID:bhQZMmx6
>>115
同意。
嗜好に合わないのはスルーでいいじゃん
俺は何でも食べちゃうけどな。
121名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:29:20 ID:rUAvyGhz
>>116

恐らく「車輪の唄」をモチーフにしたSSからじゃね?
アレはアレで良かったけど。
ココは一つ、ドエロな作品を!
122名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:33:37 ID:dC5UgD3x
>>116
前スレの車輪SSかな。
それ自体は文章仕立てになっていて、それなりに良かったんだが。
後に続いたのがね。このスレでは批判的な意見は基本的に叩かれ
る。だから妙な流れになっても、中々歯止めが掛けられない。
123名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:41:26 ID:NRGOd20y
目障りにならない程度に、空気を呼んで投下すればいいだけの話
まあ、BUMPネタは特に気を使ったほうがいいと思う
もしくはキャラ別のスレに投下するのはどうか
あそこも前はSSがあったけど、歓迎されてたし
124名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:45:29 ID:NG8ZuItd
バンプネタは別にいいと思うけど
前の方にある長門が不良に襲われるって設定に無理あり過ぎだろ
俺はここにエロSSを見に来てるんじゃなくて
谷川作品のエロSSを見に来ているんだ
正直あまり原作から掛け離れた設定のSSはべつに谷川作品でなくてもいいだろと思う
125名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:52:43 ID:bK/hAF1Q
みんな想像力もとい妄想力がたらんと思うがな。
長門がやられるのが無理って言ってるが、消失の偽長門がいるだろ。
で、そのことを知った朝倉がいろいろ世話をやくことに…とかどうよ?
みんな正直頭が固くなりすぎてると思うぞ。
126名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:55:44 ID:9UkBMOq/
どーでもいいがラノベロワイアルの団長とキョンの退場はえーなww
127名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:56:31 ID:ZGf5BmIp
>>124
エロパロなんてほとんど無理のある設定じゃないか
128名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:57:02 ID:TL9Dg/FE
>>126
ラノベロワイアルkwsk
129名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:58:40 ID:/f9F08cT
>>125
消失長門がやられるのは胸が痛むが確かにありだなw
130名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 17:59:30 ID:NG8ZuItd
それこそ朝倉がいるから無理だろ
ナイフでキョンを刺すような奴だぞ
だいたいオートロックマンションの長門の部屋までどうやって入るんだ?
131名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:00:21 ID:KxmrzvjX
テンプレに書いてあるように、ハルヒ関連のSSだったら基本的に何でも投下していいだろう
流石に極端な猟奇モノとか801は専用のスレでやるべきだろうけどな
自分は嫌だから陵辱は反対、とかで投下し難い流れ作るのはどうかと思う

ハルヒが望んでないから、長門が理不尽なほど強いから、って理由で
陵辱はダメとか言い出したら二次創作なんて出来ないよ
批評は投下された後ですればいいだろう
書き手が上手く作中で解決してるかもしれんのに、先に芽を潰す様な真似は止めようぜ
132名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:03:17 ID:ZGf5BmIp
消失長門ならキョンのふりしていけばきづかずにドアを開ける可能性はあるわな
朝倉はきづかないってことにすればいいだけだし

だいたい本家の小説も矛盾だらけだってのにそんなきにすることじゃないだろ
133名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:05:33 ID:Asx+qtZA
ホワイトデーSS書き終わったけど微妙な空気なだ。
また夜あたりにでも投下します。
134名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:05:58 ID:EBQ1HJhV
陵辱ダメ、って言ってるのは少ないと思うけどな。
出てる意見もたいていは
「受けが悪いかもしれないけど、出すならご自由に。叩かれても泣くな」
ってレベルだろ。
135名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:06:37 ID:ZGf5BmIp
>>133
俺も空気悪くした一人かもしれん・・・スマン
とりあえず今日の夜にwktk
136名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:07:50 ID:H/+4S3U2
叩かれて泣くような方はVIPでのらりくらり書いてなさい

ってことですね
137名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:09:18 ID:o8w+Jk0q
>>131
そういやいくつか前のスレで凌辱もののショートショート呼んだ事あるな。
長門がDQNに集団凌辱されるんだが、あまりにも反応がないので
ただ機械的に犯すだけになったって話。

確かハルヒ→みくる→長門と続いていたので次は鶴屋さんかと期待したが
職人さんが断念してしまったんだったな。
やっぱあの人に凌辱ものは無理なのかなぁ。
138名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:09:24 ID:JD41N/xU
ここで関係ない質問なんだが、他作者の作品とのクロスオーバーはアウトかな?
学校ならまだしも、ハルヒなら基本的に何をやってもありな気がするんだが
1397-896:2006/05/29(月) 18:11:48 ID:5dCTNkbx
>>131
同意です。
上手けりゃ誉める。興味なかったりつまんなかったらスルー。
つまんないのが続きそうだったら注意。でいいでしょ

あと
ハルヒとキョンを陵辱するにはやっぱり長門を倒さなきゃならんということを付け加えたい。
「俺長門倒せるぜ」って職人の登場に期待
140名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:12:28 ID:KxmrzvjX
スマソ、間違えた
訂正します
>>131
>ハルヒ関連のSSだったら
谷川流作品関連のSSだったら
141名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:13:08 ID:itrNwePw
朝倉×長門なんだけど、ちょっと長い。捻りもあまりない。展開も陳腐な感じ。
エロ部分は朝倉が長門を責めるパターン。
色々と他のSSとネタが被ってる気もするが、とりあえず空気を読ますに投下する。ネタが被った人、すまん。
142名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:13:23 ID:H/+4S3U2
鶴屋さんはレイプしてもとてつもなく楽しみそうだからなぁ
143名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:13:50 ID:itrNwePw
例の彼と同じクラスになった。もちろん、涼宮さんも同じクラス。

情報統合思念体は、彼をイレギュラー因子って定義してたけど、ごく普通な感じ。
ただの男子高校生。何かの間違いじゃないかと思ったくらい。

涼宮さんと仲がいいようにも見えない。と言うか、涼宮さんが傍若無人すぎるのよね。
あの調子で、あの二人に接点なんてできるのかな。
彼が涼宮さんに何か話しかけても、まったく相手にしてないようだし。
でも、まあいい。観察を継続しよう。

涼宮さんの印象は、奇矯な行動と、あの性格を除けば、非の打ち所がないって感じ。
ただ、あの性格は、こちらにとって都合がいいかも知れない。
あれじゃ誰も近付けないだろうし。

わたしが話しかけても、いつも邪険な態度。
宇宙人に会いたかったんじゃないの? と思わず口走りそうになる。でもそこは我慢。
クラス委員長になったのが、よくなかったのかな。
でも、涼宮さんは、男女問わず、誰にでも邪険な態度をとるから関係ないんだろうな。

例の彼は、特に何もなし。本当にただの男子高校生。
不良でもないし、優等生ってわけでもない。スポーツができるわけでもなさそう。
ただ、誰と話すときも自然な感じ。その点は結構、好感かも。

彼がわたしに興味を持ってくれると嬉しいんだけど、そんな気配もない。
結構、わたしって魅力的に設定されていると思うんだけどなぁ。

そんな感じで四月を過ごし、せっかく三年続いた退屈な待機モードから抜けたって言うのに、
何も起こることもなく、五月になった。

連休明けのある日、朝のホームルーム前、突然、教室に涼宮さんの声が響いた。
「そっちのほうが面白いじゃないの!」
振り向くと、あの彼が、涼宮さんと何か話をしているらしかった。
どうやら、彼と彼女の間に何か接点が生まれつつあるらしい。彼が涼宮さんに何か言っている。
「だからよ! だからあたしはこうして一生懸命」
涼宮さんが、イスを倒して立ち上がり、続けて何か言いかけたとき、岡部先生が入ってきた。
一瞬、空気が止まり、またすぐ、動き始める。
涼宮さんは、無言でそのまま席に着き、ホームルームが始まった。

彼女があんな物言をするのは初めてだ。
彼は、何か、涼宮さんの琴線に触れるようなことを言ったに違いない。
それはなんだろう。知りたい。
144名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:14:32 ID:itrNwePw
休み時間、谷口くんが彼に、驚天動地だ、とか言っていた。
涼宮さんが誰かと話しているということは、彼女と同じ中学だった谷口くんにも、
意外なことだったらしい。なるほど。

わたしも彼に訊いてみることにした。
どうしたら涼宮さんが話すようになるのか、そう訊ねてみる。

彼は、イスに座ったままでこちらを見上げ、困ったような表情で、
「解らん」
とだけ言った。本当に心当たりはないらしい。そうだろうなぁ。仕方ないか。
「ふーん、でも安心した。涼宮さん、何時までもクラスで孤立したままじゃ困るもんね」
一人でも友達ができたことは、いいことよね、と続けて、今後、涼宮さんへ伝えるような
ことがあれば、彼を通して伝えてもらうようにお願いするから、と、そう伝えた。
彼は不満そうな顔をしていたが、両手を合わせて、
「おねがい」
と、少し甘えた感じで言ったら、渋々ながら頷いた。

わたしは、クラスの委員長だし、このような発言も不自然じゃないと思う。
彼には、わたしの印象をよくしておきたい。わたしを意識して欲しいから。
彼と仲良くなれれば、彼や涼宮さんに関する正確な情報を得られそうだし、
そもそも、それが、わたしの役割の一つなんだから。

谷口くんが変な顔をしてたけど、大丈夫だろう。妙な印象は与えていないはず。
ま、谷口くんや国木田くんが、どう思おうと関係ないんだけどね。
そう思いながら、わたしは、クラスメイトの輪に戻った。

涼宮さんが、彼と何やら画策しているらしい。
そう気が付いたのは、英語の授業中に、彼女が何かを叫んだときだった。
大きな音がして振り向くと、彼が後頭部に手をあて、涼宮さんに文句を言っていた。
「何しやがる!」
涼宮さんは、その言葉を無視すると、
「気が付いた!」
と叫んだ。何に気が付いたのかと思ってたら、どうも部活の件で何か思いついたらしい。
彼女の輝くような笑顔。初めて見たような気がする。

涼宮さんは、彼も、驚いている生徒も先生も、その場の空気も、全てを無視して、
そのまま席に着くと、何かを考えていた。しばらくそのまま突っ立っていた彼は、
やがて先生に向かうと両手を広げて肩を竦め、教室は、いつもの雰囲気へと戻っていった。

部活? 一体何をするつもりなんだろう。
気になって、わたしも以降の授業は、あまり聞いていなかった。
わたしの知らないところで、何かが進捗している感じ。これは問題ね。

涼宮さんの笑顔と彼への言葉。あれは、彼と一緒に何かを始めようとしているのだと思う。
それは、彼女が彼を完全に気に入ったということなのだろう。
彼を、友人、いや、同じ仲間だと思えるほどに。
ついに、涼宮さんと彼の間に接点が生まれたのだ。

想定外の話ではない。と言うより、そう想定していたのだから、問題はない。
しかし、一体、彼のどこが気に入ったのかが解らない。
彼は、とても涼宮さんが興味を持つ対象とは思えなかった。

その後、休み時間になると涼宮さんは彼を連れてどこかに行ってしまった。
彼に涼宮さんが何をしようとしているのか訊こうと思ったけど、やめておく。
あまり頻繁に、涼宮さんのこと聞くのも、妙な印象を与えるかも知れない。
おせっかいな奴だと思われるのは、避けたかった。

そのうち解るだろう、そう思うことにした。腹立たしいけど。
145名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:15:22 ID:itrNwePw
それから何日か経った放課後、校門で、二人のバニーガールを見かけた。
よく見ると涼宮さんだ。それともう一人。たしか、朝比奈みくる。
別の時間平面から来た上級生。言ってみれば、未来人。

何をしているのかと思って近付くと、ビラを渡された。
SOS団結団に伴う所信表明、そう書いてある。SOS団?

涼宮さんは、彼だけじゃなく朝比奈さんを含む何人かで、同好会のようなものを立ち上げたようだ。
ビラには、不思議なことを募集しているとか、書いてある。
状況が理解できず、何となくそのまま彼女らを見ていると、ばたばたと、先生方がやってきて、
二人を連れて行った。
あれは、生徒指導室行きだろうなぁ、気の毒に。一体何をしてるんだろう。
彼女の行動の意味が解らない。

涼宮さんの周りで、何かが始まったことだけは確かだ。しかし、それが解らない。
仕方がない。このままでは、状況が把握できないままだし、長門さんに訊くことにしよう。
そう考えて、その日の夜、長門さんの家を訪ねた。
今日のことを話し、知っていることを訊くために。

長門さんとは、情報リンクを介することで、観念的な情報交換が可能だ。
わたしは、緊急時や会話に齟齬が発生しないかぎり、言語を使用する方が好きなんだけど、
長門さんは、会話が苦手なので、彼女と情報交換する際には、情報リンクを確立する。

情報リンクによる情報伝達には、自覚的な虚偽情報を含めることができないから、
妙な情報を、連想付帯情報として一緒に送出してしまわないように注意しなければならない。
その点が、面倒だ。

いつものように制服姿の長門さんは、表情を固定したままで、
涼宮さんが、文芸部の部室を拠点として、生徒会非公認の、
不思議なことを探す同好会のような団体を立ち上げたと伝えてきた。
それには、長門さんも含まれている。

軽い驚きを感じていると、彼女が少し時間を置いて、再び伝えてきた。
――涼宮ハルヒとイレギュラー因子の動向を観察する良い機会。
長門さんは観察が役割なはず。観察する側が対象に干渉する場に紛れ込むなんて問題ないのかな。
――大丈夫。
そう答えて、一瞬、視線を和室の襖に向け、わたしの顔を正面から見据えて、続けた。
――イレギュラー因子には、全てを話す。
驚いた。
全てって、わたしたちの存在理由や情報統合思念体の目的を?
彼女は肯定し、わたしの疑問に、あなたのことは話さない。許可は得ている。と、そう伝えてきた。

長門さんは、彼に、本当のことを打ち明けるつもりらしい。
そのことに情報統合思念体も許可を与えたらしい。

ということは、長門さんの文芸部入部と涼宮さんの同好会は、シナリオ通りってことなのね。
なるほど。そうならそうと教えてくれればよかったのに。
――派閥が違う。あなたが同意しない可能性が高い。
それはそうね。わたしは、今でも反対だわ。あなたが涼宮さんや彼と接触するなんて。
それに、彼に、インタフェイスであることを知らせるなんて。

そう思いながら、そのシナリオに沿って長門さんが動いているなら、
その邪魔はできないのだということも、理解していた。
146名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:16:21 ID:itrNwePw
わたしは、ため息を付き、何気なく和室の襖に目を向けた。
そう言えば、彼女は、いつもこの部屋を気にしている。
――その疑問に答えることはできない。それ以上の質問や詮索は無意味。
そう伝えてくると、彼女は、情報リンクを切断した。

なぜ、今、情報リンクを切断したのだろう、そう疑問に思いながらも、わたしは口を開いた。
まだ、伝えたいことがある。

「彼への接近は、うまく行きそうにないの。わたしには、あまり興味がないみたい」
「…………」
「涼宮さんと彼の間に接点ができた以上、彼への接触は必須事項だと思う」
「…………」
「だから次は、ちょっとした事故を装って、彼の情欲を煽るような接触を試みようと思うんだけど」
「不要」

否定された。それも、強く否定されたような気がする。

「でも、彼と特別な関係を築ければ、涼宮さんの制御が可能になるかも知れない」
「予測不能。不確定要因が多い」
「試してみる価値はあると思う。それにわたしも彼に興味があるし。協力して欲しいの」
そう言ったとき、長門さんの視線が揺れた気がした。

少しの沈黙の後、彼女が口を開いた。
「それが、あなたの派の意向なのであれば、否定すべきではなかった。すまない」
そして、しばらく黙り込んだ後、言葉を続ける。
「しかし、あなたの彼に対する行動を検出した場合、わたしはその行動を阻止する」

彼女の視線は眼鏡越しでも強く、わたしは睨まれていると感じた。

なぜ、何の能力も持っていない、ただの人間にそこまで拘るのだろう。
情報操作でも記憶改変でも実施して、彼をこちらの都合の良いように行動させたほうが
色々と手っ取り早いと思うのだけど。
確かに今は、彼に対する情報操作や記憶改変は許可されていない。
でも、だからと言って、色情的なアプローチまで禁止されているわけではない。

長門さんは、わたしの話にどこか苛ついている感じ。はっきりとは解らないけど。
どうも、長門さんは、涼宮さんだけじゃなく、彼にも興味を持っているようだ。
何となく、観察対象に対する興味とは違うような気がする。
でも、明確には感じられない。

黙ったまま動かない長門さんの様子は、この話は、ここで終わりだと言っているようだった。
でも、彼に対する色情的アプローチに難色を示すとは思わなかったな。

「ふーん、何か気に入らないなぁ。でも、わたしは、いつでも長門さんの味方。
派閥はあまり関係ないの。何でも長門さんに話しているのよ。
だから、わたしには何でも話して欲しいの」

そう言いながら、わたしは、立ち上がり、長門さんの横に座りなおした。
長門さんの身体が少しだけ強張る。かわいい、そう思いながら長門さんの肩をそっと抱く。

「イレギュラー因子の彼に、わたしたちのことを話しても、きっと信じてもらえないわ」
彼は、ここの常識に囚われているもの、そう考えながら、彼女を軽く抱きしめる。
彼女が無表情な目を、わたしに向けた。眼鏡の奥で睫が少し震えているように見えた。

彼女の耳元に口を近付け、息がかかるように、
「彼に変な人って思われたら、長門さん、傷つくんじゃないかしら」
そう呟き、片腕で彼女の肩を抱いたまま、もう片方の手を彼女の胸に当てる。
ぴくっと彼女の身体が反応する。彼女の胸は大きく無いけど、敏感そう。
147名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:17:12 ID:itrNwePw
制服の下から手を差し入れたい気持ちを抑えて、
「わたしは、長門さんが傷つくのを見たくないの」
そう言いながら、わたしを見ている彼女の唇に、自分の唇を近づける。

「だから、その前に、彼を篭絡しちゃえば……」
そして、軽く唇を重ねる。
そのまま押し倒そうとしたとき、長門さんが、わたしの腕を払いのけ、立ち上がった。
そして、わたしを見下ろす。

「やっぱり、だめかな」
「…………」
彼女は黙ったまま。

身体の中心にじんわりと熱を感じる。
長門さんに迫ったのは、わたしの考えを知ってもらうための思いつきだったんだけど、
あのまま続けたときのことを想像して、わたしは、少し興奮していた。

情報操作で、彼女の身体動作を固定できないか、そう考えて、首を振る。
現状では、わたしの情報操作は、実行した瞬間、長門さんに無効化されるだろう。
それをするには、遅延コードを含めたプログラムを用意しておく必要がある。
それでも、それほど時間をかけずに、長門さんはプログラムを無効化するだろうけど。

わたしは一つため息をつき、立ち上がって言った。

「ごめんなさい。今日はもう部屋に戻るわ」
そして、彼女の部屋を出た。彼女は最後まで何も言わなかった。

今まで、彼女に何かして、明確に拒否されたことはなかった。迫ったことはなかったけど。
でも、今回は、明確に拒否された。

次の日、休み時間に教室で谷口くんと国木田くんが、彼と何か話していた。
昨日のバニーガールの件だろう、そう思い、彼に近付いた。
彼は、苦りきった顔で床に視線を落としていた。朝比奈さんは学校を休んだらしい。

そりゃ、あんな格好させられて、生徒指導室で注意を受けたら、休みたくもなる。
少しだけ同情。でも、彼女も涼宮さんに接触しているくらいだから、それなりの覚悟はしているはず。
ただ、長門さんにだけは、あんなことさせたくない。そんな状況だけは阻止しなければ。

その日は特に何事もなく、あまり遅くならない時間に帰宅した。

状況が進展しない。わたしは、徐々に焦燥を感じ始めていた。
例の彼への接触は、ほとんど進展していない。
涼宮さんとも接触できていない。と言うか、涼宮さんとは、まともな会話すらできていない。

どちらも、長門さんが接触しているので、大きな問題ではない。
でも、そもそも、対象に接触するのは、長門さんの役割ではなかったはず。
与えられた役割を果たせないのは、わたしの存在意義に関わる。
なんとかしないといけない。でも、どうしたらいいのだろう。何も考え付かない。

ため息をついて、部屋着のまま、ベッドに寝転ぶ。
何となく、昨日、長門さんに迫ったときのことを思い出した。
長門さんの胸や唇、やわらかかった。そう思うと、何かたまらない感じになる。
148名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:17:58 ID:itrNwePw
わたしは、長門さんが好き。
彼女を守りたい。彼女を抱きしめ、一緒に喜びを感じたい。

わたしと長門さんは、互いに正体を知っている、唯一のインタフェイス。
他に配置されたインタフェイスのことは知らされてないけど、わたしたちは互いを知っている。
わたしは、もっと長門さんのことを知りたい。そして、わたしのことも知って欲しい。
そして、長門さんに信頼される存在になりたいと思っている。
この世界で、わたしが知る、わたしの仲間は長門さんだけなのだから。

そして、彼女と深く強く触れ合いたい。彼女を抱きしめたい。愛し、そして愛されたい。

彼女の乱れた姿を思い浮かべ、わたしは、自分の胸に触れ、太腿の間に手を伸ばす。
そこは薄らと湿り気を帯びている。枕に顔を埋めて、彼女の痴態を想像する。

彼女が乱れるなんてことはあるのだろうか。いつも冷静な彼女。
無表情な白い顔。眼鏡の奥の冷静な瞳。その顔が快感で歪み、細い身体を震わせる。
微かな喘ぎ声。潤む瞳。湿る下着。濡れ広がる秘裂。
乱れさせたい。その感覚を知って欲しい。知らせたい。

掌全体で胸を揉みながら、指先を胸の突起にあて、転がすように弄り、押しつぶす。
下着を脱ぎ、指を差し入れ、秘裂にそって上下に擦る。
既に湿っていたそこは、指先を飲み込み、濡れた襞が指先に絡む。
うつぶせのまま軽く膝を立て、粘膜を指先で刺激する。そこが広がり、そして捻れる。

頭が痺れ、何も考えられなくなる。小さく喘ぎ声が漏れる。息苦しい。
髪が乱れて広がる。勝手に身体が揺れ、胸の突起がシーツで擦れる。

両足を大きく広げ、両手で、濡れそぼったそこを弄る。
陰唇が引っ張られ、秘芯の突起が露出する。淫液が掌にまで垂れてくる。
シーツが汚れてしまう、そうぼんやりと思う。

濡れた指先で秘芯に触れ、擦り上げる。思わず、叫び声を上げそうになり、唇を噛む。
何かがこみ上げてくる。彼女の姿を思い、彼女の名前を呼ぶ。
その瞬間、わたしの背が反り返り、短く痙攣した。

息が整うまで、しばらく時間が必要だった。

この世界では、同性同士でのそのような行為は、倫理的に推奨されていない。
でも、わたしたちは人ではない。そう、人とは違う価値観や倫理観を持っている。
だから、彼女と、そのような行為に及んでも、何も問題はない。
そう何も問題はないのだ。
そう考え、ぼんやりした頭で、ある情報状態を制御する因子をプログラムした。気紛れに。

しばらくして、心地よい脱力状態のまま寝返りを打ち、思考を、涼宮さんへ向ける。

情報統合思念体の一部に気になる考えがあった。制限されているはずの方法。
それは、思念体を代表する意思とは思えない。でも思念体は統一的な見解を持ってはいないのだ。
だから、それについて考えることはできる。

わたしは、考え始めた。
149名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:18:40 ID:itrNwePw
翌日、教室で涼宮さんが彼に謎の転校生がどうのとか興奮気味に話しているのを聞いた。

転校生? そういえば、九組に転校生が来るって職員室で誰かが話していたような。
涼宮さんが興味を持つ転校生。謎の転校生ね。彼女の自己紹介を思い出しながら考える。
宇宙人と未来人は既にいる。ということは、異世界人か超能力者かな。

その夜、転校生のことを確認するために長門さんの家に向かった。
長門さんは、情報収集能力が大幅に強化されているので、対象が多少遠隔に存在していても
正確な状況把握ができる。きっと、例の転校生の素性も知っているだろう。
わたしは、長門さんより汎用的に設定されているので、情報収集能力は長門さんほどではない。
ただ、基本的な情報操作能力は同じなはずだ。
わたしは、長門さんのバックアップも兼ねているのだから。

長門さんは、ここ何日か夕方にどこかへ出かけているようだったが、今日は在宅していた。

わたしを部屋に迎えた後、長門さんは、テーブルに向かい、制服のままで正座した。
いつもと違う雰囲気。制服のままなのは、いつもと同じなのに。
何かあったのかな。

情報リンクの確立要求が拒否される。どうしたのだろう。
知られたくない情報があって、その扱いを制御できないのだろうか。
そうなら、それは珍しいことだ。

何があったのか口頭で聞くと、彼女は、ぽつりと言った。
「ない」
それにしては様子がおかしい。でも、機能不全などではないようだ。

長門さんが問題ないと言っているのに、心配していても仕方がないので、
とりあえず、例の転校生について訊いた。
「涼宮ハルヒの情報干渉空間に介入できる能力者」
涼宮さんに文芸部に連れてこられ、そのまま彼女の同好会に入ったらしい。

例の機関のメンバーということ? そう訊ねると、小さく頷いた。
なるほど、いわゆる超能力者ってやつね。
じゃ、当初の想定とは若干違うけど、涼宮さんは自分の望む環境を整えたってことね。

長門さんは黙ってテーブルに視線を当てたまま、動かない。
150名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:19:33 ID:itrNwePw
やはり何か変だ。長門さんの様子がいつもと微妙に違う。そう思いながら話を続けた。
「そういえば彼も涼宮さんに巻き込まれているみたいね。何か苛ついていたみたい」
長門さんが反応した。ゆっくり顔を上げる。

転校生の話には反応が薄かったのに、彼の話には反応するのね。
そう思いながら、話を続けた。

彼は危険だと思う。涼宮さんは、とても彼を気に入っているみたいだけど、
彼は、その状態を良しとしていないようだ。
そのうち、彼は、彼女に想定以上の精神的ダメージを、無自覚に与える可能性がある。
それは危険だと思う。

「その可能性は検討済み。だから、彼には、全てを知らせた」
「そうだったわね。で、どうなったの?」
わたしは、長門さんの試みは、うまく行かないだろうと踏んでいた。
「…………」
彼女は答えないが、やはり、あまりうまくは行かなかったようだ。

彼は、彼の信じる常識に凝り固まっているのよ。
だから、素直に全てを話しても、信じてくれなかったでしょ。

「確定したわけではない」
そう言った彼女は、明らかに寂しそうに見えた。

「そうね」
そう言って、わたしは、自分の予測が正しかったと思った。

長門さんは、彼に本当のことを教え、彼はそれを信じなかった。
その事実に、彼女はひどく落ち込んでいるようだ。
なぜ、彼女が落ち込むのかが、よく理解できないけど。
人間に何かを期待するなんて、どうかしている。

ただ、長門さんが悲しんでいるようなのは、確かで、その原因となった彼には、憤りを感じる。
でも、それは、彼をわたしたちと同じように扱おうとした、長門さんの考え違いが発端だ。

長門さんを慰めたい、そう思って、これは、チャンスだと気が付いた。
そう、彼女を慰めよう。そして、結局、この世界では、わたしたちだけが
仲間であり、よって、信頼関係を結べるのだと思い出して貰おう。
人間に何かを期待しても、裏切られるだけなのだから。

たとえ彼女がわたしを拒否しようとしても、今なら反応は遅れるに違いない。
そして、わたしを知ってしまえば、状況を正しく理解してくれるはずだ。

わたしは、静かに顔を伏せると、情報操作を開始した。長門さんにとっては不意打ちだろう。
昨日、気紛れで用意したプログラムを実行し、複数の受動的遅延コードを有効にする。
これで、長門さんが情報操作を行っても、即時性を失うはず。
この部屋は長門さんの部屋。彼女の空間。だから十分に注意しなければならない。
151名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:20:23 ID:itrNwePw
そして、ゆっくり立ち上り、長門さんに近付く。
彼女の視線が、わたしを追い、途中で止まる。

うまく実行できているようだ。
そう思い、彼女の後ろに膝を折って座る。両膝で彼女を挟むように。
「長門さん、悲しむことはないの。わたしが慰めてあげる。そして思い出させてあげるわ」

正座したままの長門さんを、後ろから抱きしめ、プログラムした情報因子を展開する。
後ろから彼女の両腕をとって、背中に回し、彼女の腰に彼女の両手の甲が当たるようにする。
わたしたちの周囲に遮蔽フィールドを展開し、再度、環境情報を設定する。
自律行動の阻止。体勢の維持。感覚制御、感情制御の凍結。

長門さんは、彼女自身が対抗処置を実行するまでの時間、自律的な行動は不可能になるはず。
でも、彼女が対抗処置を実行するまで、それほど時間が掛からないだろう。
だから、すぐに行動。わたしを受け入れてくれれば、対抗処置は解除されるだろうから。

今、彼女は、自分の意思で身体を動かせない。生きている人形だ。

右手を長門さんの制服の下から入れ、右胸に掌を当てる。
そのまま指先の構成変更を実施。それぞれの指を伸ばし、
伸ばした親指を、彼女の口腔に差し入れる。
若干の抵抗があったけど、そのままわたしの親指が、彼女の口腔を蹂躙する。
「……っ」
そして、左手を背中に入れ、ブラのホックを外す。
伸ばした指先を、ブラの下から差し入れ、彼女の左胸に触る。突起を中指と薬指で挟む。
残った人差し指と小指、そして掌の形状を変え、右の乳房を掴む。

彼女の耳元に息を吹きかけ、囁く。
「少しの間、我慢して。すぐに気持ちよくなるから」
そして、右手の掌を浮かし、ブラをたくし上げて、直接、掌で彼女の乳房に触れる。
乳首を転がすように掌を動かす。

「長門さん、いいことを教えてあげる」
そう言ったわたしの言葉に、彼女は苦しそうに息を吐く。
ここで止めるわけにはいかない。制服がはだける姿が情動的だ。
彼女の短い髪が揺れて、わたしの頬をあたる。くすぐったい。

左腕を伸ばし、彼女の両膝の間に入れる。短いスカートがまくれる。

「わたし、長門さんが好きなの。だから、わたしのものにしたい」
そう呟いて、左手の指先を再構成し、伸ばした親指と小指で、彼女の両膝を押し広げる。
そのまま、残りの指も伸ばし、下着の上から、秘裂にそってなぞりあげる。

「……っ、はっ」
口を大きく広げて、吐息を漏らす彼女。その口に差し入れている親指を、そのまま膨張させる。
「ぅ、う……むっ」
口を塞がれて、彼女の顔が少し上を向く。親指で彼女の顔の向きを少しだけ調整。
彼女の唾液が、口の周りから滲み出る。そんな顔も、やっぱり、かわいい。
顔を横から近付け、彼女の口元から溢れた唾液をなめ取る。

彼女の両膝の間に差し込んだ左手。
その人差し指が、下着の上から彼女の陰核のあたりを捕らえ、彼女がぴくっと反応する。
中指と薬指を、湿り気を帯びた下着の隙間から、彼女の中へ侵入させる。
指先で陰唇を弄り、そこを広げる。湿った粘膜の感触。
彼女の呼吸が速くなり、眼鏡の奥で睫が震える。
152名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:21:20 ID:itrNwePw
わたしの下着も湿っている。彼女に触れてもらいたい。でも、今はまだ我慢しないと。
彼女が受け入れてくれるまで、そんなに時間は掛からないだろう。
でも、やっぱり辛い。しかたがない。
わたしは、彼女を挟むようにしていた自分の両膝を一杯に広げると、
彼女の腰に下半身を押し付けた。後ろに回した彼女の指が、わたしのそこに触れるように。

彼女の膣前庭や小陰唇を責めながら、同時に人差し指で陰核を撫で上げ、刺激する。
陰液が滲みでて、指を動かすたびに、そこは微かに淫猥な音を出す。
わたしの右手は、彼女の胸を変形させ、胸の突起の大きさを掌に感じる。

制服姿で、正座したまま、大きく膝を開いて、わたしの指に蹂躙される彼女。

「んっ」
その瞬間、目を見開いた彼女の身体が跳ねるように痙攣する。
広がった陰唇に、溢れた粘液が纏わり付く。
彼女の膝を開いている指に力を感じた。無自覚に、膝を閉じようとしたのだろう。
それは許さない。そして、彼女の胸を弄りながら、彼女を後ろから支える。
彼女の背中がわたしの胸をつぶし、膨らんだ乳首を擦る。気持ちがよくて、声がでそう。

「どんな気持ち?」
そう彼女の耳元で呟いて、彼女の指がわたしの秘裂にあたるように、腰を動かす。
刺激は弱いけど、彼女の指を感じる。下着を脱いでから始めればよかった。
自分の下着が濡れているのがわかる。
もうわたしの陰唇も開いて、秘芯も膨らんでいるに違いない。

彼女の膝を開いていた親指と小指を外し、一度、元の形態に戻した左手を、
再び、彼女の下着の下に滑らせる。下着がずれ、秘裂が露になる。
そこはすでに開かれているので、人差し指と中指は、ほとんど抵抗なしに呑まれていく。
指に粘液が纏わり付き、濡れた小陰唇と絡んで、再び、淫らな音を発する。

膣口に指を進める。そのままだと、指一本分しか入らない感じ。
二本の指を細くして膣口に侵入させ、膣壁を撫で回しながら、その指を少しづつ膨張させる。
でも、膣口では細いまま。余計な痛みは感じて欲しくないから。

彼女は敏感になっている。すぐに登りつめそうだ。
半開きの目で、苦しそうに、胸を上下に動かしている。

膣内の指先を一気に膨張させる。

彼女の指に力が入り、押し付けているわたしの陰唇の形を変える。思わず、声が出そうになる。
彼女の口腔に差し入れている親指にも圧力を感じ、彼女の対抗処置が有効化しつつあることを知る。
開かれた両膝も徐々に閉じようとしているようだ。

膨張させた指を、子宮口まで伸ばし、指先でそれを叩いた。

「っ!!」
再び、彼女が目を見開き、身体を後ろに反らそうとする。
首が後ろに折れ、紅潮した顔が上を向き、眼鏡がずれる。
それを全身で受け止める。彼女の全身が細かく痙攣し、膣内の指に圧力を感じる。
そして、彼女の指が動き、下着の上からわたしの陰核を強く擦った。
「あっ……だ、だめ、くっ」
思わず喘ぎ、腰を彼女に強く押し付けた。
反射的に力が入ったわたしの指が、彼女を、再び短く痙攣させる。
わたしは、自分の下着の中に、じんわりと陰液が溢れ出していることを自覚した。
わたしのそこも粘液にまみれているに違いない。

少し呼吸を整えてから、言った。
「感じた? わたしも軽くいっちゃった」
153名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:22:57 ID:itrNwePw
彼女は、反応せず、うつろな視線を天井に向けて、胸を大きく上下させている。
その乳首を強く刺激する。彼女は首を振ろうとして、わたしの親指がそれを抑える。
その口元からは、再び唾液が滲み出してくる。
彼女の膣壁から湧き出した陰液が、わたしの掌にまで滴り落ちる。
彼女の大腿や上体が不定期に震える。まだ不随意な筋肉の収縮が治まらないようだ。

わたしは、わたしの肩に後頭部を乗せている彼女の耳元に口を寄せ、囁く。
「まだ、これからよ。もっと新しい世界を体験させてあげる」

彼女の視線がぎこちなく動き、あの和室に向いた。
それは、わたしの思考を捻じ曲げる。
休む暇を与えず、もう一度。

彼女の身体は、今、異常な状態になっているはず。
この状態では、情報操作を継続することは困難だろう。
だからもう一度。それで、わたしを受け入れてくれるだろう。

彼女に集中するために、押し付けていた下半身を浮かせ、彼女の指から離す。
そして、上体で彼女を支え、右手の掌を捻るように動かす。
彼女の胸が変形する。彼女の喉の奥から、うめき声のような声を聞く。
その後、右手を彼女の胸から離し、口を蹂躙していた親指も、引き戻す。

彼女は、口を開いたまま肩で呼吸し、息を少し整えた後、言った。
「……この行為の意味は……」
自由になった彼女の口から出る言葉を無視して、両膝の間に右腕を伸ばす。
閉じかけていた両膝を、再度、大きく広げ、膣内の指はそのままに、
残った指先全てで、露出している尿道口や膣前庭、小陰唇などを同時に責め立てる。
その動きで、彼女の陰核を露出させるように。

「うっ」
うめき声を上げ、彼女は、唇を噛んで、下を向く。
両腿が短く痙攣したようだ。彼女の腰が揺れる。

薬指と小指の構成を変更し、会陰を刺激しつつ、徐々に後ろに進める。
彼女の荒い息遣いを聞いて、彼女はまたすぐに絶頂に達する、そう確信する。

膣内の指を細くしてから、再び、膨張させ、一杯まで膨張させた指を、
一定の間隔で振動させながら、また子宮口を突付く。
同時に、露出した陰核を指先で強く捏ねる。

「あっ……くっ!」
彼女の身体が三度目の絶頂を感じ、首を振って、大きな喘ぎ声を出す。彼女の痙攣が止まらない。
膣壁がさざめくように波打ち、強い圧力でわたしの指を締め付ける。
熱い陰液がとめどなく溢れ、わたしの指に、そして、掌に絡みつく。まるで洪水のよう。
彼女は息も絶え絶えで、目を瞑り、口を半開きにしている。
下を向いた顔の、その口元から、吐息と共にゆっくりと涎が垂れる。
154名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:24:40 ID:itrNwePw
もう大丈夫かな。

「もう何も考えられないでしょ」
そう囁いて、彼女の上体を揺らし、反動で上を向いた彼女の頭を肩に乗せる。
「うっ……っ」
少し動かしただけで、彼女の身体が短く震える。

そして、上を向いた彼女の顔に唇を近づけ、彼女の涎を舐め、
彼女の唇をわたしの唇で塞ぎ、舌を絡ませつつ、舌で彼女の口腔を蹂躙する。
吐息が、また再び激しい息遣いに変わっていく。
両手指の動作を再開し、彼女の会陰に這わせた指を、もう一つの秘所に伸ばそうとした。

その瞬間、わたしの身体が硬直した。彼女の対抗措置が発動されたらしい。
わたしの身体は動かなかった。
あの状態で、連続して三回も登りつめた後で、対抗処置を実行するなんて、信じられない。

支えを失った長門さんの身体が、ふらっと前に倒れる。
「うっ……あっ」
そういって、彼女は、また短く痙攣した。
倒れたときに、彼女の中でわたしの指がどこかに強く当たったらしい。
膣壁の圧力を指に感じ、両掌に、新たに溢れてくる熱い液体を感じた。

長門さんは、しばらく正座したまま前のめりにテーブルに頭を乗せた格好で、身体を震わせていた。
テーブルの上に、彼女の唾液が垂れ、小さな溜りを作る。
彼女の両腕はまだちゃんと動かないようだ。

その後、肩で息をしながら、上体を起こし、ぎこちなく両手で、わたしの指先を外し始める。
わたしの両手が、初期設定に戻っていく。彼女の中で律動していた指が細くなる。
彼女は、ゆっくりわたしの左腕を取ると、膣内からわたしの指を引き抜いた。

その瞬間、また身体を反らせ、半開きに開いた口から喘ぎ声を漏らした。
そして、そのまま上体をわたしに預け、しばらくそのまま呼吸を整えていた。
その後、ゆっくりと立ち上がり、わたしから離れると、言った。

「これはなに?」

ずれた眼鏡。上気した表情のない顔。どこかうつろな瞳。半開きの口。
口元を唾液でぬらし、制服の胸元とスカートには涎の跡。乱れた制服。
短いスカートから下に伸びる大腿には白っぽい粘液が幾筋か見える。
それは、扇情的で、幻想的な光景。

まだ乱れている呼吸が、彼女の胸を大きく上下に動かし、膝が少し震えている。

彼女は、言葉を続けた。
「このような行為の必然性がわからない」

そう言うと、眼鏡のずれを直し、何度か躊躇した後、ぎこちない動作で、再び正座した。
座ったあとも、腰や肩の辺りが不随意に震え、顔は上気したままだ。
膝が少し開いていて、短いスカートの下に、ずれた下着と歪んだ秘裂が少しだけ覗く。
そこには、また濁った雫が幾つか見える。
少し痙攣が残っているようで、たまに膝が揺れる。両膝を合わせることができないのだろう。

連続して何度も絶頂を感じたのだから、全身に強い違和感や倦怠感があるはずだ。
特に下半身は、まだ、異常に敏感な状態になっているに違いない。
制服の乱れや、下着のずれを直すこともしないのは、思考が追いついていないか、
どんな形であれ、刺激を与えたくないからかも知れない。

もう必要な身体修復は開始しているはずだが、まだ、感覚制御は戻っていないようだ。
155名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:25:43 ID:itrNwePw
わたしは、両膝を折り、限界まで太腿を開いた形のままで、固定されていた。
スカートが捲くれあがり、濡れそぼった下着が外気に晒されている。
彼女に見られている。そう思うと、またじんわりと粘液が滲み出すような気がした。

もう少しだったのに。わたしは、残念な思いを噛み締めていた。
やはり、長門さんは、一筋縄ではいかない。

「わたしは、あなたが好きなの。あなたが悲しんでいるのを見て、慰めたかった」
わたしはそう言うと、歯止めが利かなくなって話し続けた。

あなたが、あの和室にどんな秘密を持っているかは知らないわ。
でも、何かしらの形で彼に関係していることは、接続している思念体から聞いているの。
あなたは、その和室をいつも気にしている。なぜ、彼を、彼に関連することを気にするの?
彼は、人間で、あなたの期待を裏切ったのよ。彼は、あなたの話を信じなかった。
あなたは、それで傷ついているじゃない。
あなたには、わたしがいる。わたしが彼を篭絡してしまえば、あなたの役割も楽になる。
あなたとわたしは同類。人間を信頼する必要はないのよ。
だから、あなたに知って欲しかった。わたしの気持ちを知って欲しかった。

わたしは、それだけ言うと、彼女の顔を見た。

「この世界では、同性同士のこのような行為は推奨されていない」
「わたしたちに、性別は意味を持たないじゃない」
「わたしは、このような行為を望んでいない」
「なぜ? わたしは、わたしの全てを長門さんに知って欲しい。そして長門さんの全てを知りたい」
「…………」

わたしたちは、生物学的に、人間と同じ身体構造を持っている。神経系も同じ。
だから、食欲や睡眠欲、性欲も、人間と同じように持ってる。長門さんも感じるでしょ?
ただ、わたしたちは、子孫を残す必要はない。だから、性愛は、異性に限定する必要はない。
純粋に、お互いの行為で、身体反応を楽しむだけなら、同性でも問題ないはずよ。
それに、わたしたちは、倫理観が人間とまったく違う。
だから、わたしたちが人間と恋愛関係を結んだり、互いに愛欲を感じることはないと思う。
人間がそれに耐えられるとは思えないから。
わたしは、あなたを愛している。だから、あなたに愛欲を感じるの。

長門さんは、しばらく黙った後、言った。
「わたしは愛欲を感じたことはない」

嘘だ。そう思った。今はなくても、何れ、芽生えるはず。
異性間の強い信頼関係は、愛欲に発展する場合がある。

「じゃあ、わたしの性欲を満足させて。愛してくれなくてもいいから」
「わたしはこのような行為には不慣れ」
「もう、長門さんが望まない限り、さっきのようなことはしない」
そして、少し考えて、話を続けた。
「でも、たまには、わたしの身体を満足させて欲しいの。身体反応を楽しむだけだから」
そう、一緒にじゃれあって、性欲を解消するだけ。長門さんだって、欲望はあるはず。
徐々に自覚して貰えればいい。

「…………」
長門さんは、黙ったままだ。
156名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:27:02 ID:itrNwePw
ふと、身体が自由になる。
両膝を揃え、捲くれたスカートを直す。濡れた下着に違和感を感じる。
そこに手をあてたいと言う思いを、辛うじて抑える。

「あなたの気持ちは理解した。ある程度なら希望に副えると思う」
そして何かを確かめるように、身体を揺らすと、言葉を続けた。

「この身体が回復するまで、まだ多少の時間が必要。今日は帰って」

とりあえず、完全に拒否されているわけではないようだ。
安堵感が身体を包む。

「わかったわ」
そう言って立ち上がる。

彼女は、まだ立ち上がれないようだ。少しやりすぎたかも。

「今日は、ごめんなさい」
そう言って頭を下げ、スカートの皺を伸ばしてから、玄関に向かった。

玄関ドアを閉めるとき、部屋の中から、人が倒れるような音を聞いた。
本当に、ごめんなさい。

自分の部屋に戻ったわたしは、行為中の長門さんの姿と反応を思い返し、
着ていた服を乱暴に脱ぐと、リビングで、我を忘れて行為にのめりこんだ。
最初はいつものようにしていたんだけど、そのうち我慢できなくなって、
情報操作で再構成した自分の指で、長門さんへの行為を自分の身体で体験し、
彼女の意思の強さを実感した。

自慰で、情報操作能力を使用したのは初めて。思念体も呆れているに違いない。

でも、いいの。
157名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:28:06 ID:itrNwePw
その夜、長門さんの家に行くと、長門さんは分厚い本を読んでいるところだった。
やはり情報リンクが確立できないので、言語による会話が基本になる。

「どうしたの、その本」
「借りた」
「誰から?」
「図書館」

聞くと、涼宮さんの同好会の活動で、初めて図書館に行ったらしい。
何となく嬉しそうな雰囲気を感じる。ふと見ると、テーブルの上にカードのようなものが置かれていた。

長門さんは、わたしの視線に気が付くと、すばやくそのカードを手にとって、
制服のポケットに大事そうに仕舞った。貸し出しカードかな。
「それ貸し出しカード?」
「そう」
そして、何となく嬉しそうな雰囲気を漂わせながら、続けた。
「彼に作って貰った。彼は信じてくれると思う」

その言葉を聞いた瞬間、わたしは、思考がぶれるのを自覚し、思わず言った。
「彼は、人間よ。わたしたちが人間と信頼関係を結ぶことはできないわ」

わたしは一体何を言っているのだろう。
彼女は、ただ、彼が涼宮さんに、不用意に刺激を与えないようにするために、
彼に話をしただけなのに。
そして、その話を信じていなかった彼が、信じるかも知れないようになった。
ただ、それだけの話だ。何も問題はない。何も問題はないはずだ。

しかし、長門さんが、眼鏡を光らせて、無表情なまま視線をわたしに向けたとき、
わたしは、さらに大きな不安に襲われた。

彼女は、彼と、互いに信頼できる関係を結びたがっている。わたしは、そう確信した。
そう判断する根拠はない。そう考えるのだが、不安は去らない。

突然、情報リンク確立要求を感じた。長門さん? リンクを確立する。

――わたしは、彼を信頼している。彼は、まだわたしを信頼していない。
――彼の信頼を得たい。涼宮ハルヒの観察を継続するために。
――しかし、能動的な行動を取るつもりはない。
――時間経過とともに、状況は、彼によって決定されるだろう。

長門さんの考えが流れ込んでくる。でも、わたしの心配は消えない。

――これは、恋愛感情ではない。
――男女間の強い信頼関係が、恋愛感情に発展することは理解できる。
――しかし、厳密な意味で、わたしは女ではない。わたしは人間ではない。

しかし、生物学的には、わたしたちは人間と異なる点はない。
そのように作られている。違う点は、体内に分布する情報操作因子と、
情報統合思念体と接続していること。
思念体との接続を解除し、情報操作を行わなければ、基本的に、わたしたちは、
普通の人間と同じだ。

――価値観が違う。倫理観も違う。それは、人とは決定的に違う。

でもそれは、人間に合わせることができる。

――わたしたちが人間と恋愛関係を持てないと言及したのは、あなた。
158名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:29:15 ID:itrNwePw
そうよ、でも……。
そう、わたしは一体、何に不安を感じているのいだろう。

そのとき、彼女からの送出情報が、急に混乱し、そのまま情報リンクが切断された。
その直後、わたしは、愕然とした顔をしていたかも知れない。

彼女からの混乱した送出情報。
それは、彼と一緒にいたいという想いだった。
彼女は、それを、涼宮ハルヒの存在や自身が人間でないことで、強く否定しようとしていた。
でもそれは、否定しきれていないように思えた。
十分、愛欲に発展し得る、その想い。

彼女が、何かを望んでいる。その存在理由から、何かを望むことはあり得ないのに。

しばらく黙り込んでから、長門さんがぽつりと言った。
「彼は鍵。涼宮ハルヒの鍵」
いかにも、彼への興味は、観察対象に対する興味でしかない、そう言うように。

わたしは、呆然としたまま、呟いた。
「長門さん、あなた、彼が……」
「違う」
強い否定。でも、それは、彼女が自分自身に言い聞かせたもののように思う。

わたしは、立ち上がり、長門さんに言った。
「わたしはあなたを愛している。わたしはあなたのものよ。愛して欲しいとは言わない。
でも、たとえあなたが誰かを愛しても、わたしはあなたのもの」
「インタフェイスを所有しているのは、情報統合思念体。わたしでもあなたでもない」

「長門さんは、彼に何かしらの感情を持っている」
「彼は涼宮ハルヒの鍵。観察と保全の対象」
「ちがう。長門さんの対象は、涼宮さんだけなはずよ」
「…………」

「もし、あなたが彼、いえ、誰かを大切に思ったとしても、わたしとあなたの関係は変わらない」
「…………」

「わたしたちは、どちらかが連結解除されるまで、何があっても仲間なのよ!」
「それは否定しない」

脱力感に襲われる。視線が定まらない。
わたしは、彼女に愛して欲しいと思っている。
彼女にその気がなくても、時間をかければそうなると思っていた。
彼女が他の誰か、まして人間と関係を結びたいと、こんなに早く自覚し始めるとは、
思ってもいなかった。
彼女が他に性愛の対象を見つけたら、わたしへの関心を失うような気がする。

しかし、彼女は、それを否定している。彼女の意思は強い。
だから、彼女が自身の望みを自覚し、それを肯定するまでには、多少の時間が掛かるだろう。
それは多少の安心を誘う考えだ。でも、不安は残る。

わたしは、不安感に囚われたまま、口を開いた。
「彼が涼宮さんの鍵である理由は、涼宮さんが、彼を気に入っているからよ。だから、
彼女が他の人を気に入れば、状況は変わる」
「その際の影響は予測できない」
「今はまだ、彼は涼宮さんにとって、決定的な存在ではないわ。
だから、今の段階で、彼に全てを話す必要はなかったはず。なぜ、彼に拘るの?」

「…………」
長門さんは、黙りこくったまま視線をテーブルに落とした。表情に変化は見えない。しかし。
159名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:30:17 ID:itrNwePw
長門さんは、彼が何か特別な意味を持つことを知っているのだ。
彼女は、時系列上の未来の彼女と同期することができる。それで知ったのかも知れない。
彼は、彼女にとって、重要な意味を持つのだ。だから彼に拘っている。
それは、先程の混乱した送出情報。切断された情報リンク。

そんなことはさせない。
わたしは、立ち上がると、長門さんの側に寄った。
「わたしは、あなたのものよ。それを確認したいの」

顔を寄せる。彼女は拒否しない。ゆっくりと唇を合わせ、舌先で、彼女の唇を舐める。
そして、彼女の肩を抱き、舌を彼女の口内へ侵入させた。
舌を絡ませ、同時に、彼女の胸に手を這わせる。彼女の身体が反応し、わたしの息が
荒くなる。そして、唇を離すと、彼女の眼鏡を取って、言った。
「おねがい、抱いて。抱いて欲しいの」

彼女は、表情を変えずに、
「すまない」
とだけ、言った。

一瞬、何を言われたのか解らなかった。彼女は、わたしの希望に応えると言ったはず。

「希望には応えたい。でも、今日は許して欲しい」

わたしは唖然としていたに違いない。彼女が驚いたような目でわたしを見る。
彼女の姿がぼやける。そして、頬を何かが伝っているのを感じた。涙だ。
わたしは泣いていた。理由はわからない。ただ、感情が抑えきれない。
顔を伏せ、感情を抑えようとした。肩が震える。わたしは裏切られたような気持ちだった。

「わたしたちは仲間。同じ価値観を共有している」
唐突に、彼女が、そう言った。
そう、わたしたちは仲間。その言葉で、少しだけ気持ちが落ち着いてくる。

「今日はすまない。でも、行為を拒否するわけではない」
わたしは顔を上げた。何となく、すまなそうな響きを声に感じる。

「わかった。今日は諦める」
そう言って、彼女の肩から手を上げ、立ち上がった。
彼女の言葉に嘘はない。でも、彼がいる限り、何れそれは反故になる。
そう確信があった。

彼女から少し離れた場所に座り、口を開いた。思考が乱れ、普通じゃなかった。
「彼が涼宮ハルヒの前から、永遠に消えたら、どうなるかしら」

長門さんの反応は大きかった。
わたしの周りに、情報遮断シールドが展開されるのを感じる。過剰反応としか思えない。
それを打ち消し、保護シールドを展開して、言葉を続けた。

「彼の存在は涼宮さんにとって、まだ決定的じゃない。それに、人間の気持ちは変わるもの」
一拍置いて、続ける。
「人間は、男も女もたくさんいるのだから、時間と共に思人が変わるのは、当たり前じゃない?」
そして、立ち上がって、
「もう帰るわ。そんなに怖い顔しなくても大丈夫よ」
そう言って、玄関に向かった。

長門さんの情報操作は、すぐに全て解除され、
「彼へのアプローチは、許可されない」
そう言う長門さんの声を聞いた。

そうでしょうね。そう思いながら、彼女の部屋を出た。
160名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:31:19 ID:itrNwePw
自分の部屋に戻り、わたしは考え続けていた。
このままでは、ジリ貧だ。
わたしは長門さんを失い、涼宮さんの能力を観察する機会も少なくなる。
もし、彼と涼宮さんが互いに関係を持ったら、どうなるのだろう。

長門さんはショックを受けるだろうか。それとも、わたしと関係を持つようになるだろうか。
いや、長門さんが自身の想いを自覚したら、彼が涼宮さんと恋仲になっても、
彼を見つめ続けるような気がする。その場合、わたしや他のインタフェイスを含めて、
他の人とは、よほどのことがなければ、関係を持とうとはしないだろう。
なぜなら、彼が常識的な人間だからだ。
彼は、長門さんが誰かと関係を持っていることを知ったら、長門さんと距離を置こうとするはずだ。
それを長門さんは望まないはず。
彼が涼宮さんと付き合う限り、長門さんは、それほど彼と距離を置く必要はない。
同じ同好会にいるのだから。

では、そうなったとして、わたしは耐えられるだろうか。
長門さんが誰かを愛し、わたしを振り向くことはない、そうなったら。
それには耐えられそうにない。わたしは、彼女を愛しているから。

彼が消えたら?
涼宮さんは、荒れるかも知れない。しかし、こちらにとっては、彼女さえ居ればいい。
彼女の情報フレアによって、情報改変が行われても、彼女さえ居れば問題はない。
あまり大規模な世界再構築が行われると、わたしたちも消えるかも知れないけど、
涼宮さんは、まだ、彼にそれほどの執着を持っていないだろう。

長門さんは、まだ、彼への想いを自覚していない。
彼が消えても、諦めるのではないだろうか。仮に、彼の存在が、彼女の未来に影響を
及ぼすものだったとしても、未来は、変えられるのだから。

思いつきだったけど、それほど悪くない考えに思える。
何といっても、涼宮さんの能力発現を直に観察できる可能性があるのだから。

少し考えて、思念体と意識の一部を共有し、計画を申請した。
それが、許可されたことに、少しだけ驚きを感じた。
161名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:32:15 ID:itrNwePw
週明け、クラスで、涼宮さんと彼をそれとなく観察する。涼宮さんは不機嫌そうだ。
ならば、今、彼が消えても、大規模な世界再構築は行われないかも知れない。
小規模な情報爆発。いや、中規模かな。

よし。明日、決行しよう。
ノートを切り取って、その切れ端に、呼び出し文を書く。
無視されたくないから、女の子と解るように書く。彼も男の子だ。
女の子からの呼び出しは、気になるだろう。

わたしの名前を記入するか少し迷ったけど、記入しないことにする。
わたしは、彼とあまり親しくない。
だから、わたしの名前を出すと、彼が疑念を覚えるかも知れない。
これでも、わたし、男子に結構人気あるし。

彼が帰宅したことを確認して、彼の下駄箱に呼び出し文を入れる。
これで準備完了ね。

これだけ、痕跡を残しているのだから、きっと、長門さんは気が付くだろう。
そのときが少しだけ楽しみ。

翌日の放課後、誰もいなくなった教室に入り、空間閉鎖の準備を始めた。
情報因子をプログラムして、遮蔽フィールドや対抗因子を準備する。

約束は五時だ。しかし、時間がすぎても、彼は現れない。
どうしたんだろう。長門さんが気付いて、彼を連れ出したのだろうか。
いや、気が付いていれば、彼の変わりに、長門さんがここにくるはず。

彼女が気が付くのは、わたしが情報操作を始めたときになると思う。
そんなことを考えていたら、彼がきた。

「遅いよ」
そう声をかける。彼は驚いているようだ。それはそうだろう。
クラスでも人気のあるわたしが、彼を呼び出したのだから。
告白されるのでは、と、そう思うのも無理はない。

「お前か……」
「そ。意外でしょ」

彼は教室に入ってくると、わたしの前に立った。
本当に、なぜ、涼宮さんや長門さんは、こんな男に執着するのだろう。

この前から考えていたことを、彼に伝える。
彼は適当なことを言いながら、視線を回し、キョロキョロしている。
何か可笑しい。その様子に、微笑みが出る。
そして、本題を告げた。

「あなたを殺して、涼宮ハルヒの出方を見る」

彼が呆然と立ち尽くしていた。

ふふ、少しは楽しませてね。そう思って、ナイフで彼に切りかかる。
彼は、後ろに下がろうとして、しりもちをつき、最初の一撃は空を切った。
ま、この辺は、お遊びだ。
すぐに消去してしまってもいいけど、長門さんの出方を知りたい。
162名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:33:35 ID:itrNwePw
「冗談はやめろ!」
そう叫んで、彼が逃げ回る。
それを追いかけながら、情報操作を開始する。これで、長門さんも気が付くはず。
長門さんが来なければ、彼を消去してしまえばよい。そうでなければ……。

彼の消去は、思念体を代表する意思ではないが、思念体がそれを望んでいないわけ
でもない。長門さんが十分に冷静であれば、彼を消去することに同意するはず。
彼を本当に殺す必要はないのだから。そう涼宮ハルヒに信じこませればよいだけ。

その意味で、彼の消去は、茶番と言えば茶番。

情報操作により、物質構造が改変される実態を彼に見せた後、彼を追い詰める。
長門さんは、そろそろ現れるだろう。
彼の身体の自由を奪い、ナイフを振り上げた。

そのとき、天井から長門さんが現れ、わたしのナイフを握った。
情報リンクの確立を要求する。しかし、拒否された。

驚いた。彼女は、本当にわたしが彼を殺すと思っているのだろうか。
その気であれば、とっくに殺している。
彼女がこの空間に侵入するために無駄にした時間は、彼女が一番知っているはずだ。

「邪魔する気?」
そう訊いて、彼女の様子を見る。

「独断専行は許可されていない。わたしに従うべき」
「いやだと言ったら?」
「情報結合を解除する」
どうやら本気らしい。

そう言うことか。どうやら、わたしが引いたくじはハズレだった。
長門さんは、彼に対する如何なる行動も、一切許さないみたい。
どうやら、ここまでね。
163名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:35:16 ID:itrNwePw
彼女から離れ、これからどうするか考える。

長門さん、彼があなたを信頼するには、彼自身が、わたしたちの能力を知ることが
必要なのよ。そして、あなたが彼を助けること。そうすれば、彼はあなたを信頼する。
気付いている?

わたしは、あなたを愛している。
わたしの望みが叶わないのなら、せめて、あなたの望みは叶えてあげたい。
そして、どうせ連結解除されるなら、あなたの手で連結解除されたい。

情報操作因子を全て活性化させ、わたしは、長門さんと彼に向け、攻撃を開始した。
そう、キョンくん、君はこの現実を理解しなければならないのよ。
悪い宇宙人が、君を殺そうとしていることを。
良い宇宙人が、君を助けようとしていることを。

わたしの攻撃に、長門さんが苦戦しているように見えた。
おかしい。長門さんは、もっと強い情報操作能力を持っているはずだ。

でも、何れ彼女の反撃が始まるだろう。そう考えて、彼女への攻撃を続けた。
そして、彼女の身体に、損傷を与えていく。
でも、彼女ならそれほどのダメージでもないだろう。頭部を大幅に損傷しない限り。

ふと、先日の長門さんの乱れた姿を思い出す。
あのようにすればよかったかな。彼の前で、彼に見られながら、全てを晒して果てる彼女。
きっと、ものすごく興奮するだろうな。

そう考えたところで、彼女の反撃が始まったらしい。

「情報連結解除、開始」

その一言で、わたしの空間が解放されていく。やはり、長門さんね。
部分的な解除ではなく、全てを一斉に連結解除。

わたしは、笑顔を彼らに向け、負けを認めた。

「わたしの負け」

そして最後の一言を言おうとしたとき、情報リンクの確立を感じた。
すぐに、わたしの想いを送出する。長門さん、頑張ってね。

「それまで、涼宮さんとお幸せに。じゃあね」

――キョンくん、次に長門さんを悲しませたら、今度こそ、君を殺してあげる。
164名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:35:21 ID:dC5UgD3x
C円
165名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:36:52 ID:itrNwePw
今日は節分。
わたしは、涼宮ハルヒ、朝比奈みくると共に購入した豆菓子を手に取った。
付録の紙製の赤鬼の面。それは去年の五月のことを思い出させる。
朝倉涼子を情報連結解除したときのことを。

あの時点で、朝倉涼子が彼を襲うことは知っていた。情報統合思念体の急進派。
しかし、彼女の攻撃は不自然だった。そして最後の送出情報。

泣いた赤鬼。でも、本当に泣いているのは青鬼。
わたしは赤鬼の面を頭に付け、彼女の泣き顔を思い出していた。

―おわり―
166名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:38:36 ID:dC5UgD3x
GJ!
朝倉かわいすぎるよ朝倉(*´Д`)
167名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:38:37 ID:T09cvuDu
GJ!
168名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:38:41 ID:ZGf5BmIp
>>165
GJ!!長編乙
169名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:39:33 ID:o8w+Jk0q
GJ。゚(゚´Д`゚)゜。 ウァァァン
朝倉ぁぁぁ……
170名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:40:46 ID:KxmrzvjX
GJ!
朝倉切ないよ朝倉
171名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:41:28 ID:Ia3FpWQC
イイヨーイイヨー
悪い流れを断ち切る最高級のGJ!!
 
でもやっぱり朝倉は幸せになれないのね(ノA`)
172名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:41:46 ID:T09cvuDu
GJ!でみんな始まっててワロタ
173名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:42:43 ID:3QNguEqq
GJ!
174名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:43:58 ID:9UkBMOq/
>>128
スレタイ検索しな。SOS団は全員出てる。
あと、みくるもセリフすらなしに死んでた。生き残ってるのは長門と小泉だけのもよう。

んでもってGJ!
175名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:44:49 ID:itrNwePw
泣いた赤鬼

>143-163
>165

読んでくれた人、反応してくれた人、ありがとう。長くてすまん。誤字脱字すまん。
1767-896:2006/05/29(月) 18:45:52 ID:5dCTNkbx
キタコレ!超GJ!
朝倉さんが掘り下げられてて感心した
177名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:48:19 ID:Z9onpLN3
GJ!!
実に良い作品が来た。
178名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:56:45 ID:4qiCu4ga
エピローグで思わずうるっと来てしまった。
1797-968:2006/05/29(月) 19:26:05 ID:qOkQR8SB
GJ!!
やはり朝倉と長門はどっかで通じ合っていたんだろうか。
それでも付けざるを得なかった決着。

ところで……
原作でハルヒが『来年はバンド組んで出る』と言っていた場面があったが、
実際に出るとしたら彼らのやる曲は何がいいだろうかね?
その辺のSSも書いてみたいな、と思ってるんだ。
マイナー・メジャー関係なし、技術的なことはこの際置いておいて。
個人的にはキョンボーカルでMr.BIGのDaddy,Brother,Lover,Little Boyあたりをかまして欲しいんだが。
歌詞は……ググれば出てくると思うのでここには乗せないでおく。
『お前のためなら何にだってなってやるよ』って感じの歌詞。
180名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:28:47 ID:dC5UgD3x
つハレ晴れ愉快
181名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:30:28 ID:E3g83HIZ
やったとしてもキョンは音響あたりだろw
182名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:30:52 ID:Asx+qtZA
ハルヒでQueenのDon't Stop Me Now とかいいかも。
あのぶっ飛んでる感じが合いそう。

…とここでホワイトデーSS投下してみる。
初SSだしやたら長いからアレなら読み飛ばしてください。
183名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:31:59 ID:Asx+qtZA
ハルヒがやけに騒がしい。それもそのハズ。
今日は3/13。明日は以前の俺ならお袋に適当なお菓子の詰め合わせを。
妹に飴玉を上げるだけで終了するイベントなんだが今年はそうもいかない。
なにせあの朝比奈さんに、あの長門に、ついでにハルヒにチョコを貰ったからな。
しっかし…俺はお返しなんか始めてだからどんなものをあげればいいのか検討もつかん。
あまり気合の入った物もアレだしかといってショボすぎるのも駄目だ。
そんなこんなを考えながらボーっとしてたらいつの間にか放課後になっていた。
こんなんだから俺は赤点スレスレなのかね。しかしハルヒも似たようなもんだ。
あいつがノートを写してるとこなんか見たこと無い。
力を与える相手を間違っちゃいませんか神様よ。

「世界を自らの意思で創ったり壊したりできる存在。
 人間はそのような存在の事を神と定義しています。」

古泉の言葉が響く頭を押さえながら俺は部室へと向かった。
184名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:32:18 ID:ln5+HEej
>>179
自分達で作詞作曲編曲するんじゃね?
ハルヒが歌った曲もバンドのオリジナルだし。
小説の自作もしてたから自分達で作るって発想をしそう。
185名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:32:35 ID:Asx+qtZA
軽くノック。
…にしてもあの愛らしい未来人は鍵をかける、ということをいつ覚えてくれるんだろうね。
もしかして未来に鍵なんて存在しない…訳ないか。

「どうぞ」

…。古泉か。可愛らしい声が返ってくると思いきや。テンションがドン底だ。

「おや、あなたですか。中々入ってこないからピンポンダッシュかと疑ってたところです。
 …ノックダッシュですかね?」

ハハ、とハンサムスマイルを見せ付けながら俺を中に入るように促す。
どうやら部室にはコイツだけのようだ。
…正直、帰りたい。

にやけながら一人チェスに夢中な古泉を放置してホワイトデーのお返しに頭を悩ます俺。

「お悩みでしたら相談に乗りますよ?」

なんでわかるのかね。そんなに顔に出てるのか?俺は。
ま、こいつは俺と違ってホワイトデーというイベントに慣れてそうだから聞いてみるか。
186名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:33:25 ID:Asx+qtZA
「なぁ、明日は何日か知ってるか。」
「…なるほど。あなたにこれだけ悩んで貰えてあの3人も幸せですね。少し羨ましいです。」
何が羨ましいんだ何が。
「チョコのお返しはマシュマロ…。とどこかで聞いた覚えはありますね。」
マシュマロか…。なんかショボくないか?
曲がりなりにも手作りチョコなんだからもうちょっとグレードの高い奴がいいな。

「お前は何を返すんだ?」
「禁則事項です。」

即答。しかもウィンクのおまけ付だ。おまえにされても嬉しくもなんとも無い。むしろ腹立つぞ。

「別に隠すこと無いだろう?」
「あなたには僕の意見など参考にしないで自分で見つけて欲しいんですよ。
 一体何を渡すのか興味もありますしね」

と見事なスマイルで返される。
しかしそこまで隠されると余計知りたくなるのが人間の性。
しばらく教えろ教えないの問答をして、

「それなら、これで決めませんか?」
と、さっきまでいじくってたチェス盤を指差す。

いい度胸だ。今までの俺との戦績を理解して無いみたいだな。

「いいだろう。やってやろうじゃねぇか。」
187名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:34:05 ID:bhQZMmx6
>>165
すげぇ。圧巻でした。
こんな朝倉だと幸せになって欲しいなぁ

誰か、キョンが朝倉と長門を重ね餅にして美味しく頂くSSで
朝倉も幸せにしてやってくれ!
188名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:34:14 ID:Asx+qtZA
「チェックメイトです。」

んなアホな。これは何かの間違いだ。でなきゃ夢かなんかだ。

「間違いなく現実ですよ。頬でもつねってあげましょうか?」

いらん。


「やっほー!遅くなってごめんごめん!岡部がうるさくてさぁ。」
「こんにちは。あっすぐお茶いれますね」
「…」

3人娘のご登場。さすがにこの場でホワイトデーの話をすることも出来ず
渋々チェス盤を片付けた。

その後はいつものようにダラダラと過ごし、長門が本を閉じると同時に解散。
朝比奈さんが着替え終わるまで部室の外で副団長殿と待機だ。

「買うチャンスは今日しかないですよね?付き合いましょうか?」

いらん。何が悲しくて男2人で買い物しなきゃならんのだ。

「そうですか…。いや、残念です。あなたが何を選ぶのか興味があったんですがね」

お前には絶対教えん。俺にチェスで勝った報いだ。

古泉が理不尽ですよとか言いながら肩をすくめたのと同時に扉が開き下校となった。
189名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:34:45 ID:Asx+qtZA
家に帰って着替えたあと、ママチャリに乗って商店街へ。

ただでさえ部活で遅くなってるのにあれやこれやと悩んでるうちに店がどんどん閉まっていく。
これはマズい。とりあえず閉店間際の本屋に飛び込んで長門が好きそうなSF本を確保。
しかしこの時点でほとんどの店が閉店。なんてこった。
こんな時間に開いてるのなんかゲーセンぐらいしかねぇぞ。
ん。ゲーセン?…そうか!アレがあった。


「くそっ案外難しいな…。取れないように出来てるんじゃないかコレ」

そこには必死こいてUFOキャッチャーと格闘する男が一人。
ずいぶん滑稽な姿だったろうな。なんせいい年こいた男の獲物はクマのヌイグルミだ。
カップルの視線が痛い。
そして挑戦すること数十回。やっとの思い獲物をしとめた。
店員さんに何度も取りやすそうな場所に移動させて貰ったのは秘密だ。
これで朝比奈さんの分も確保…っと。あとはハルヒか。

「…おいおい…マジかよ…。」

財布の中身を見て愕然とした。小銭すらほとんど残っちゃいねぇ。
UFOキャッチャーにムキになりすぎた。一体いくらあの機械に吸い込まれたんだ。
しかしこれはマズい事態になったな。…と言ってもどうしようもない。
こんなことなら古泉連れてくればよかったな。金ぐらい貸してくれるだろうに。
190名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:35:16 ID:Asx+qtZA
散々迷いながらコンビニで飴玉を3つ購入。こんなんでも今の全財産の6割はあるぜ。

とりあえずお袋、妹、ハルヒ…。いや、お袋と妹は大丈夫だろうが問題は…。
しかし今更どうしようもない。なんか適当な冗談を加えつつ後日ちゃんとしたものを買ってやろう。
うん。それしかない。

すっかり奴隷根性が染み付いた自分を自嘲しつつ家路に着いた。


いつかのハルヒよりもメランコリーな気分で登校し、放課後までの時間を過ごす。
後ろのヤツがちょっかい出してくるだびにさらに憂鬱になる。


そして放課後。

「はぁい」

ノックに返ってくる返事が微笑み君じゃなくてホッとする。
やっぱりこの舌っ足らずな朝比奈ボイスじゃなきゃ駄目だな。

「今お茶入れますね」
そういう朝比奈さんの手にはリボンの付いたお菓子の詰め合わせが握られている。
ふと長門の方を見ると膝の上にも、ふんぞりかえる団長様の机にも同じものが置かれている。
191名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:35:58 ID:Asx+qtZA
無難なのを選んだな。つーかわざわざ隠すほどのもんでもないじゃねぇか。
古泉に視線を向けると軽くウィンクを貰い さ、どうぞあなたも と目が語りかけてくる。
確かに朝比奈さんとハルヒは何か期待したような顔してるし
長門も心なしかこっちをチラチラ見てるような気がしないでもない…うん気のせいだなきっと。

しっかしどう切り出したらいいもんかと悩んでたら痺れを切らしたようにハルヒが
「ねぇキョン?何か忘れてない?
 ほら、私たちに渡すものがあるでしょ?とってもいい感じのものよ!」

…ついに来たか。えぇいままよ。

鞄から若干キレイに包装された本を取り出す。

「ありがとな長門。「譲渡」なんてお前らしいな。」
「…ありがとう」

こいつのありがとうを聞いたのはこれで2回目か。うん、悪くないな。

そして今度はクマを取り出す。出したときにうわぁっと言う朝比奈さんの嬌声が聞こえる。

「ありがとうございます朝比奈さん。おいしかったですよ。」
「うわぁいいんですか?嬉しいですっ」

とギュっとヌイグルミを抱きしめる。変わってくれんかねヌイグルミ君。

そして問題のコイツ――――――
192名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:36:34 ID:Asx+qtZA
なぁ、頼むからそんなかつて無いほどいい顔をしないでくれ。

「あっとな…ハルヒ…。」

満面の笑み。…これは…怖いな。後が。

「目を閉じてくれないか?」

「ん」

ここで抱き寄せてプレゼントはオ・レ みたいなのも昨晩考えたが一瞬で却下された。
んなアホみたいな事できるか。

「んで、手を出してくれ」

「…。」

若干顔が紅潮してやがる。あぁこの場から逃げ出したい。
そして…。そぉっとその手の上に飴玉を乗せてやる。

「…目を開けてくれ」

うん。時間が止まったね。これは。DIO様がいらっしゃったのかと思ったよ。

手の上の飴玉を凝視しながら微動だにしないハルヒ。
よし、ここからが本番だ。徹夜で考えたジョークでこの場を切り抜けろ!がんばれ俺!
193名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:37:15 ID:Asx+qtZA
「あのな、ハル…!」

顔を上げたあいつの大きな目には溢れんばかりの涙が溜まってた。
…反則だろ、そんな顔。

さらに止まる時間。…どうすりゃいいんだ俺。

「………バカッ!!!」

涙声でそう叫ぶと手の上の飴玉を俺に投げつけて走り去っていった。
ジョークの出番は無かったな。お疲れ昨日の俺。

部室を見回す。じ…っと非難の色を映した目で俺を見つめる長門。
たまにしか見たこと無い真剣な顔で俺を見る古泉。

そして―――――

パンッ!

部室に乾いた音が響く。

「ひっ酷いですよ!こんなの…涼宮さんずっと今日を楽しみにしてっ…」

朝比奈さんも目に涙を溜めている。
194名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:37:47 ID:Asx+qtZA
パチン。
携帯を閉める音。

「閉鎖空間がかなりの速度で規模を広げています。かつてない程にね。
 このままでは世界を覆いつくすのも時間の問題です。」

「…すまん」

「謝る暇があるのなら早急にこの問題を解決して頂きたいですね」

「…すまん」

肩をすくめる古泉についに泣き崩れてしまった朝比奈さん。じっと俺を見続ける長門。

無意識のうちに俺は部室を飛び出てハルヒを追いかけていた。
さすが陸上部に熱心に歓迎されるだけはあるな。早い。早すぎる。
しかし今日の俺は自分でも驚くほど早く走れた。火事場のバカ力ってやつか?
やがて追いつきハルヒの手首を掴む。

「っ…!離しなさいよ!」

「いーや、離さん!いいから俺の話を聞け!」

「聞きたくなんかないわよっ!」

暴れまくるハルヒ。腹に何発もパンチと蹴りが入る。
こいつ格闘技やらせたらいい線いくんじゃないか?
195名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:38:17 ID:Asx+qtZA
「離せっ…離せったら…!」

くそっ。このままじゃいずれ逃げられる。
そう思った瞬間、体が勝手に動いた。

「ちょっ…むっ…!」

…これで2回目か。相変わらず柔らかいなこいつの唇。

しばらく暴れてたハルヒもおとなしくなる。

「…落ち着いたか?」
「………」
「まぁいい。とりあえず聞け」


俺はやっと事情を説明することが出来た。
たっぷり1時間ほどかかったけどな。

「な?そういう訳だから。アテが出来たら好きなもん買ってやるから。」
「…明日。」
「ん?」
「明日買って。明日SOS団でパトロールするから。その時に買って」
「で、でもペアになるとは限らないし…」
「そんなもんイカサマで何とかなるわ。」
196名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:39:29 ID:Asx+qtZA
次の日


「おっそいわねぇ。みくるちゃん達。もう10分もオーバーよ!再集合は4時って言ってたのに!」

無事ペアとなった俺達が残りの3人を集合場所で待つ。
不機嫌そうな声を出しながらも笑みは消せないらしい。
光り輝くような笑みだ。


「あっ、来た来た!それじゃ喫茶店行きましょ!もっちろんキョンの奢りね!」

肩をすくめながら財布の中身を確認する。これ以上軽くするつもりか。
もうすぐ春だってのに俺の懐は寒くなるばかりだぞ。

そして喫茶店の中で当然ながら朝比奈さんと古泉に質問されまくった。
ん?質問の内容?そりゃあ当然、

俺がお袋から前借りした小遣い3ヶ月分をあっさり飲み込んだ
こいつの左手で光る小さな指輪について――――
197名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:40:25 ID:Asx+qtZA
終了。お粗末さまでした。
1987-968:2006/05/29(月) 19:46:18 ID:qOkQR8SB
>>197
いやいやGJ!
初SSとは思えんくらいに読みやすいし話の内容もGOOD!
指輪プレゼントか……まさかこんy(ry
199名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:48:01 ID:41NQvHOt
>>197
イイヨーイイヨー!!
GJ!!
飴玉1個ワロタ
妹も泣きそうだなw
古泉の禁則事項もワロタ
実際やられたら殴り倒しそうだw
200名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:53:09 ID:xHGcrTZL
誰かこれでSS作って!!
パスsuzumiya
みくる&鶴屋さん
ttp://www.uploda.org/uporg403639.mp3.html
2017-896:2006/05/29(月) 19:54:59 ID:2bthYa69
>>197
キャーッ!指輪なんてハズカシス

>>187
エロだけど5スレに良い朝倉×長門×キョンあるよ
保管庫みてみ
202名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 20:34:35 ID:bhQZMmx6
>>197
GJ!あと間に挟まってすまんかった!

>>201
親切に感謝。
でも、保管庫は一応全部読んであるんだ
保管庫のも勿論良いが、>>165の朝倉が凄かったから
ついおかわり希望しちゃったんだ。すまんかった
203名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 20:38:52 ID:jvCcS7W2
微エロっぽいの、投下していい?
204名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 20:43:45 ID:sgNh0kpu
どうぞどうぞ
非エロに飽き飽きしてところだ
205名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 20:51:17 ID:WM1KkRp/
GJ!
それにしてもスレの消費ペースが昔の倍以上だな。
これがアニメパワーなのか・・・・
206名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 20:57:33 ID:6XEeRELL
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207名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:05:45 ID:TL9Dg/FE
ネウロの10倍かよwww
208名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:07:19 ID:jvCcS7W2
>>204
ごめん、ほとんど非エロに近いくらいエロ描写はない。
それでもいい?
209山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:11:02 ID:G1TeDbdp
朝比奈さんを未来に送り返して二日後、まぁつまり俺が四苦八苦して長門のおかげで助かった日なんだが・・・
そのあとちょっと変わった出来事があった。

さて、早速行くのもなんだからちょっと導入を入れておこう。
何せ最新刊が出ているのだ。忘れている人も多かろう。実際そのほうが好都合だがな……何の話だ?
朝。早朝。どっちかと言うとまだ夜明け前……そんなのはどうでもいい
兎にも角にも俺は何時もより早く起きた。
早起きは三文の徳というがこれで高校行って授業聞いてられんのか?
確実に損だな……それもいいや
外でも走ってくるか。この世界があいつによって何たらこうたらなら特殊イベントが待ってるかもしれないしな。

と、結局コンビニに行って週刊誌の立ち読みをしていたのだが・・・・・・実はここがどうでもよくなかったりする
「きみっ。こんな時間に何してるんだい?」
いきなり声をかけられた。まぁそれはいいだろう。問題はその人物だ。
「鶴屋さん?」
そこにいたのはひとつ年上の特徴の全てがプラスの御方だ。
「なにしてるんだいっ?朝からサボる気かい?」
「学校には行きますよ。鶴屋さんこそなにを?」
「家に軍手が無くてね。昨日キョン君に言われた場所いくのにそれぐらい欲しくってさっ」
「それは申し訳ない」
「じゃあ手伝ってくれるっ?」
「いえ、今日は何かハルヒに面倒なことやらされそうでして」
因みに事実である。今日なんかがあると朝比奈さんに聞いているのだ。
「ハルにゃんと遊んだあとでもいいからさっ」
そういうことなら俺に断る要素は無い。引き受けましょうとも。
「あっ。一人できてねっ」
何故?とは思ったがまぁいい。これ以上ここにいると制服じゃない俺は学校に遅れる。
「はい。じゃあみちるさんの制服よろしくお願いします」
「うんっ。でもあれってみくるのじゃないんだよねっ」
絶対分かって言ってるな。なのでスルー。遅刻したくはないからな
210山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:11:37 ID:G1TeDbdp
そして朝比奈さんを送り出して迎えた。
長門の活躍を含めてこの辺は小説を読めばいい。なのでカット。

ハルヒが戻ってきて鶴屋さんが帰ると言った後俺はトイレに行った……ことにして後を追いかけてた。
朝のコンビニと違って時間制限が無いのは助かる。ハルヒが何か言ったら調子が悪いと言えばいいからな。
シャミセンが良くて俺はダメなんてことはないだろう。
「鶴屋さんっ」
この人は競歩でもやっていたのだろうか?全力で走ったのに追いついて声をかけれたのは下駄箱だった。
「んんっ?どうしたんだいっ」
いえ、今日のことを決めたほうが良いのでは?と思いまして
「それでストーカーしたのかいっ?嬉しいけどやっぱりおいたはダメにょろよ。」
しませんよ。こんな場所で。っていうかストーカーって比喩はちょっと……
「冗談冗談。でも山奥で二人っきりならしてもいいのかいっ?」
しないという俺の誠実さだけが伝わって欲しかったんだが・・・・・・
まぁ安心してください。俺もまだまだ前科は要りません。
ハルヒといると高校だけで三つぐらいできちまいそうだからな。俺がしっかりしなけりゃ
「あははっ まぁハルにゃんの観察日記なら書いても笑って許してくれると思うよっ」
いらねぇ っつか付けてる間にばれた場合どうなるか分からんしあいつの事だから2,3メートルでばれるだろう

その後も…訂正。その後は当たり障りの無い会話をして学校では別れた。
やべぇ話しすぎたな。こりゃあ大きいほうしてた事にするしかないか。
いやハルヒはともかく朝比奈さんたちに聞かれたくないな。特に古泉は何時にもましてにやけかねん。
谷口に出会ったことにするか。あいつが何で部室棟に来てるかは知らんが
211山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:12:24 ID:G1TeDbdp
数時間後
で、何か出ると言う保障はありませんが行きましょうか
「と言う割には昨日自信満々だったよねっ。可愛い後輩を信じてるにょろよっ」
何も無かったら朝比奈さんをちょっと嫌っちまうかもな。避けられて嫌われてるって感じるのはいつも俺だけど

この山道がなぁ、とか思ってたら・・・
「キョン君っ。随分変わった迷惑を運んでくる同級生と本が大好きで万能な大人しい子とたまに二人になるめがっさ可愛い子と嫌味な転校生ってどれが良い?」
藪から棒に何を…って言うか古泉チックなのまで選択肢にあるのは何?
「とりあえず嫌味な転校生には魅力感じませんねぇ」
「そうかいっ?今の話で魅力的じゃないのは他にも居なかったかいっ」
……はめられたな。つまり俺はいつの間にか最初の人をハルヒに見立てていたとばれ、さらに今のじゃ魅力を感じてます、と言ってるような物ってわけか。
ちょっと仕返ししてみよう。良いようにあしらわれてもこの人になら別に腹立たしくないし
「まぁ随分ご立派な髪の長い先輩も好きですけどね」
「えっ!?ああっ、キョンくんっ。からかっちゃダメにょろよ。」
あれ?以外に動揺してるな。自分の事となると結構こうなるのか。
多分このせいなんだろうな。俺は調子に乗っちまうのも仕方なかったと思うんだよ。動揺した顔もまた可愛かったし。
「しかしそんな先輩を彼女とかにできたら良いですねぇ。一緒に歩いてるだけでこんなに楽しいんだから」
何でこんなこと言えたんだろう。今思うと今すぐ朝比奈さんに頼んでこの時の俺を殴ってきてもらいたい。ハルヒに告げ口するだけでもいいからさ・・・
しかしそれができないのは・・・一巻でも読んでりゃ分かる。なのでカット。
「普通の顔も、何より笑顔がなんとも可憐ですしね。」
多分俺は理解していなかったんだろう。なにをって?そりゃあつまりこんな事いっても相手にされないという勘違いがあったのさ。
「鶴屋さん?」
何やらさっきからダメにょろ、とかでも、とか言っている。この人に似合わず、会ってからはじめて聞くような小声で。
ついには立ち止まってしまった。顔を覗きこんで見ても無反応。一体なんだと言うのだ?
「鶴屋さん!」
「うわぁっ!?」
鶴屋さんは声を上げて、あろうことかそのままただでさえ(俺のせいで)近い顔をちかづけて・・・・・・
なんとキスしてしまった。いや、これでは俺がしたみたいだな。 何とされてしまった。
おい、そこ。信じろ、俺は3割がた悪くない。とかいない脳内のもう一人の俺への状況報告をしていると、
「キョン君が悪いにょろよ!!」
脳内の俺への宣戦布告ですか?流れでキスした場合男が悪いものなのか?ああ、ハルヒは別だ。あれは絶対あいつが悪い。
「すいません。言い過ぎました。」
因みに俺は黙らせるためにやったんだと思っていたのだ。今までまともなデートをしていないのだからそう思って何も悪くは無かろう。
だから驚いた。逃げたくなったのだ。その言葉に
「ちょっと離れた所から見てるのが楽しいって言ったんだよっ。ハルにゃんがキョン君のことすきって分かってたからっ」
すいません。もう少し詳しくいいですか? と、言った所で気がついた。
俺はついに女性を泣かせるような真似をしていたのだ、と。
212山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:14:31 ID:G1TeDbdp
「ハルにゃんのこと…みくるに聞いて楽しそうな人だな、っておもったんだ」
泣き止んだ鶴屋さんはぽつぽつと話し始めた。何時もの様に笑ってくれていない。
それは俺に十分反省すべきだと分からせた。だからやめて欲しい、こんな声は聞きたくない。
しかい、鶴屋さんは首を振った。
「キョン君のことも聞いてたよ。また変な男子がみくるに手を出してるんだと思った」
勘違いですよ、と否定は、する必要も無かった。
「でもみくる、私にも作ってた壁をキョン君には敷いてないんだ、ってなんとなく分かった」
それでこの人は野球大会なんぞに参加したんだな?俺がまた下心見え見えだったらどついてやろうとか思ったのだろう。
「その時変な感じはしたんだ。長門さんや古泉君も仲間っぽく話してたのにやっぱりハルにゃんには壁を作ってたから」
会ってみて確信したそうだ。つまり話だけでもある程度想像ついたのだろう。ハルヒや自分には話していない部分を自分ではない三人にははなしていた、と
全く大したお方だ。それで何度かSOS団にあって朝比奈さんが未来人と気づいたのだろう。映画の配役の件もある
「悔しかったけどね。でもキョン君と話してそれも当たり前だなぁ、って」
認められたのか?俺は
「うん。それでね、もっと話していたいなぁ、って感じた」
それはハルヒと、いやSOS団とですか?
「はっきり言っちゃうとキョン君とだけどね。それに気づいたから、ハルにゃんの気持ちにも気づいたから、私はキョン君にあんなこといったんだ。」
つまりこのお方は恐れ多くも俺を好きになってくれて、しかもハルヒがそんなありもしなさそうな感情を持ってると気づいて身を引いたということか。
あんなこと、とはつまり「わたしは見ているのが楽しい」ってヤツか。全くこの人は本当に人間出来てるな。しかし
「そんな必要なかったんじゃないですか?」
実際はあるのだろう。もし話が全て正しければ、俺と鶴屋さんが付き合ったりしたらハルヒは新世界設立をデスノートなしでやってのける訳である。
だがそんなのは古泉たちであたふたしてくれればいい。
「あるよ。小泉君の仲間の人たちが言ってた」
そんなのは関係ない。これは気持ちの問題なのだ。
「さっきまでの……からかってました。けど言ってたことに嘘は有りませんよ?」
こんな事言っても困らせるだけだ。そんな事は分かっている。しかも自分が何を言いたいのか分からない。
「すいません。困らせるつもりは無いんです。」
本当に困らせたくは無い。俺は今日手伝いに来たのだから。
なんてのは嘘で、俺が単に泣き顔を見てられない臆病者ってだけだけどね
「わかってるよ。もう泣かないから」
しかし覇気がないな。しゃべり方で分かってしまう。
とりあえずほりに行きましょう、としか俺にはいえない。
なぜなら不器用な俺には唯の一つも上手なやり方が思い浮かばないのだから
213山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:15:38 ID:G1TeDbdp
えぇ、まぁ
五分ほど歩くと鶴屋さんは先ほどまでの鳴き声ではなくなっていた。しかし、それは多分60分の1のガンプラより繊細で壊れやすいだろう。いや、持ってないけどさ
「何で?突然泣き出したのはわたしだよっ?」
いや、あの場は謝るでしょう。からかったのは俺だし
「あははっ泣かせたくないとか思ったでしょ?キョン君は優しいもんねっ」
実際あたふたしていただけなのだが多少のこそばゆさはあれど優しいといわれる事に反論は必要ないだろう。
「でね、キョン君・・・優しいついでにさぁ」
何でしょう?、と平然に返す俺の胸中はとても平然とは言い難かった。
今日はじめて聞く、しゃべり方その三。簡単に言えば色っぽい声だった。
「えっと…図々しいとは思うけど埋め合わせしてくれる?」
目からビーム出せとか変な巨人を召喚しろとか以外なら何とかできますよ?
「これはキョン君の考え方次第なんだよねっ」
まぁ先ずは聞かせてください。話はそれからです。
「じゃぁさ、今日だけ・・・本当に今日だけで良いからさっ」
何でしょうか? ってか顔が赤いですよ?恥ずかしいからか喋るのが早いし・・・なぜ?
「わたりの事、少しでも愛してくれれたら…」
随分とゆっくりだった。止めるべきだったのかもしれないな。何の類の事かは俺でも分かる。
「わたしの事…抱いて?」
断れる人がいたら挙手を願おうか。学校中の男子に聞いても3人はいないだろう。
「だめっ、かな、キョン君?」
どうする?ここで俺には古泉がいるからと言えば笑ってくれるだろうか?
いや、ダメか…結局今の世界には覚悟を決めてもらうしかないのだ。
わかりました。と言うことしかできない。俺だって、いや俺こそが、この人を愛していたんだから
214山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:16:18 ID:G1TeDbdp

「嫌ならやめた方がいいよっ」
嫌じゃありませんよ。あなたは嫌なんですか?
「でもキョン君にはハルにゃんがいるんだしさっ」
いねませんね。少なくとも今の俺の眼中には存在し得ない。
まぁこんな時ぐらい忘れちまっても良いだろう、あんなののことを何時も考えて入られない。
ちょっとは山道から離れましょうよ。しなくても良いとは分かっている(何しろ・・・だからな)こういうのはそれこそ気持ちの問題さ
「緊張、するっ?」
ええ、それはまぁ
「ふふっ、こういうのはお姉さんがリードしなくちゃねっ」
と、いきなり首の後ろに手を回された。
「鶴屋さっ、んっ」
すると俺の言葉が後0,2秒で言い終わるところで口がふさがれた。
「んっ、んふっ」
これから行うであろう事を考えれば当たり前なのかも知れんが、それは舌つき、大人版。
「実は鶴屋さんが初めてだったんですよ?」
悪夢の中での一回を除けばな。
「あははっ、わたしもだよっ」
笑い方が変わってるとか気にするな。見た感じ分かるだろうが色っぽさが違う
「だからぁ、どこまででもいっちゃえるでしょ?」
初めてだし、ってだからこそ言っちゃ駄目なのでは?
「へぇっ、キョン君って入れたくない派?」
違います、ってかなんですかそれ。この辺でもう我慢の限界に来るものではないだろうか?うるせぇ、俺は来たんだ
「あははっ、冗談冗だ、ひゃっ」
俺は胸を触り、その先端を服の上から撫でてやった。 いくらかの補正がかかっているだろうがそれだけで鶴屋さんの余裕は無くなっていく。
215山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:16:50 ID:G1TeDbdp
「キョン君っ、んっ」
そのままキスをする。先にやったのは鶴屋さんだし、という子供のような余裕が俺にはあった。
「んっ・・・んふぅ」
鶴屋さんも乗り気のようで舌が絡ませ返される。
みるみる唇が痺れてくる、これは俺だけなのか、鶴屋さんもやっぱり同じなら良いな、とか思ってしまう。
これはこれでなんともいえない快感がある。
交じ合う唾液、やっと互いに満足したらそれは離れた部分から垂れ流された。
はっきりいってすっごく気持ちよかった。
「ふふっ、おねえさんをあまくみちゃぁだめにょろよ」
なるほど、負けず嫌いでもあるようで、お返しのお返しをしてきた。
ならば・・・と言うわけでもないが今度は空いている手を下半身に伸ばしてみた。
「・・・んぁ・・・ぁ・・・・ぁぁん・・・・」
軽くこすっただけなのに、こんなに震えて熱いのだ。俺は互いが気持ちよくなっていると言う事実に少なからず安心した。
そして一度安心して外された警戒、疑念はこの二人きりの圧倒的良化閉鎖空間では二度と戻ってはこない。
本当に行くとこまでいっちまえると思う、っつか鶴屋さんが止めなければいっちまうな。
「・・・ぁんんっ・・・キョン君のえっち・・・」
そんな事言われても・・・
「うそだよっ。ねぇ、キョン君の欲しいなぁ」
喋ってる途中で喋り方を変えないでくれ、といいたいがそれどころじゃない。
「いっ…いいんでしょうか?」絶対声上ずってるって。
「あははっ。ココまで来てしてくれないんだったらハルにゃんに言っちゃうよ?」
それは困る。世界を改変されるかあの三人にどやされるかあるいは両方がふりそそぐ。
かといって今手元には避妊具が無いのである。いや、俺の状況を考えればあるわけ無いけどな。
どちらか選ぶとなると俺の心の中が黄昏よりも暗くなる・・・・・
っていうのはうそぴょんでもう入れる気満々だから大丈夫。ごめんな、地球。俺のせいでハルヒに存在を虚無に返されるかもしれないがまぁ頑張ってくれ。俺は知らん
216山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:18:03 ID:G1TeDbdp

「えっち」
何を今更。やめる気はありませんよ?
「いいよっ。きて、キョン君?」
そんなことを聞いてしまえば理性なんてものは一気に崩壊の一途をたどってしまうさ。
「いきますよ」と一応念を押す。だって童貞だもん恐くもなるさ…知るか
ゆっくりと自分のものが柔らかな、温かいものに入っていく。
「くっ…きゃぅっ!ぁっ…」
大きさには自身が・・・まぁいい。どうも今までに何も入れたことが無いらしく、硬いものが自分の中に入ってくるという事実に嬌声を上げていた。
その姿がとても愛しかった事は一生忘れないだろう。

動く事など出来なかった。いや、覚えてないだけで激しく動いたかもしれない。
気づけば山道に寝ころがっていた。
「キョン君ってエッチなんだね〜」
悪いですね。朝比奈さん見て我慢していた分、通常の三倍行ってるかも知れません
「なに、それっ?でも安心したにょろよっ」
何故?
「キョン君見てたらだれでも心配になるにょろよ」
そうでしょうか?そんなに思われるほど俺は疎そうか?
「キョン君、もしもハルにゃんたちにばれちゃったら・・・」
大丈夫です。隠し通せるでしょう。
もしばれたとしても…そのときは・・・世界が終わるときには、きっと一緒にいましょう。

〜end〜
217山中事件〜ノーバディ〜:2006/05/29(月) 21:20:02 ID:G1TeDbdp
前スレ>>775 で書くって言ってあったやつです。
昨日は眠気に負けたんで・・・
キョン×鶴屋さんが嫌いな人、初めて書いたようなやつのは目を汚すだけだ派な人は御遠慮下さい。

因みに本当にガンプラ持ってないしその他にももとねた知らんようなネタが詰まってます。
例えば「黄昏よりもくらい」…これなんですかねぇ?

2188-579:2006/05/29(月) 21:23:53 ID:r8ov2/nI
>>217
「黄昏よりも〜」って確かスレイヤーズの呪文にあったような。
「黄昏よりも昏(くら)きもの 血の流れよりも紅きもの〜」ってやつ。
違うかな?
219名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:32:15 ID:TgtvbhON
職人さんGJ!朝倉さんもちょっと好きになった
220名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:41:41 ID:G1TeDbdp
>>218
それかも
サンクスっす
っつかスレイヤーズってみたこと無いんだよなぁ
何で知ってたんだろう?

それはそうと今週って長門喋ってないよね…
だから次は朝倉でも書くとするよ
221名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:52:42 ID:24xqGU0+
よし。
ヒトメボレLOVERのアナザーストーリーでも書くか。
222名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:56:12 ID:Asx+qtZA
よし、なんか書こう、と思うんだけど最初が中々思いつかないんだよな。
描き始めると結構スラスラいけるんだけれど。
2237-896:2006/05/29(月) 22:02:56 ID:5dCTNkbx
>>202
それじゃ余計なお世話でしたね。スマンカッタ

今即興で作った小ネタを披露↓

『合理主義』

教室をちらっと覗いてみる。中には誰もいない。
「ちっ、やっぱりイタズラだったか。誰かに見つからないうちにとっと帰ろう。んっ?」
窓際後ろから2列目の席、そこはちょうど彼の席だったが、その席の向こうの窓が開いていた。
彼がそれを見つけてしまったのは偶然か、それとも運命だったのか。
「しょうがねえな」
彼は教室に入り、窓に近づいた。
「…あれ?初めて気づいたが、長門のマンションてここからよく見えるん──」だな…
最後の言葉は発せらることはなかった───言い終わるより早く、風を切る音と共に飛来した見えない何かが
彼の喉を壊れた蛇口にしていた。
ゴボゴボと音を立ててどろりとした赤い液体が滴る。
「タ─────ン」
遅れて乾いた音が待ちに響くが、彼の耳がその音を聞くことはもうなかった。




「さあ、涼宮さんはどう出るかしらね。フフフフッ」

 −終

朝倉さんは何でナイフ使いなんだろうか?今思うと、やっぱり手加減してたのかな?
2247-896:2006/05/29(月) 22:03:55 ID:5dCTNkbx
ムシャクシャしてやった。今は反省している。
225名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:04:33 ID:ypWhfYTk
>>218
すっげ久しぶりに思い出した

黄昏よりも昏きもの
血の流れより紅きもの
時の流れに埋もれし
偉大なる汝の名において
我ここに
闇に誓わん
我等が前に立ち塞がりし
すべての愚かなるものに
我と汝が力もて
等しく滅びを与えんことを!
2265−409:2006/05/29(月) 22:05:39 ID:qdSBvI15
>>224
ワロタw
>>143
ぐぁ、もたもたしているうちにネタかぶった!
朝倉はどうやってもアンハッピーエンドになりそうだ……。
俺のはキョン×朝倉なんだよなー。何せ初投下の5−409が長門×朝倉ものだったから。
一応純愛エロありものなんだけど需要あるかな?ここんとこ朝倉人気が高いし。
無ければ尻物でも書くか……。>>63やはり反応したか…w
後は非エロ長門物か。

陵辱物も考えたんだけどどうやっても単調になる。それだけが楽しいなら良いんだけど。
俺には書けんな。
つーか、あれよっぽどうまく書かんとただ犯ってるだけの代物になるよ。
ここで陵辱が受けないのはキャラ萌えの人々が多いからだろう。(俺も長門萌)
今までいろんな陵辱物のパロ読んだが、納得できるのは漫画も含めて、ほぼ無い。
だいたいが既存のキャラを汚す快感を書いてるだけだからなあ。(それが楽しいんだろうけど)
でもこのスレに投下するのはかまわないと思う。
覚悟はした方が良いと思うけどw(あ、俺は中立だからねw)
2277-896:2006/05/29(月) 22:05:42 ID:5dCTNkbx
>>223
うわっ、誤字発見
×待ち→○街
228名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:09:04 ID:lBC6mOIJ
>>217
グジョーヴ
鶴屋さんみたいなキャラが、女になる瞬間ってたまんねえ……


ところで、キョンって父親については言及してた箇所あったっけ?
母親についてはチマチマ出てくるんだが……
229名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:10:18 ID:9UkBMOq/
>>223
ヒィィィィィィィ!!
230名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:10:44 ID:TL9Dg/FE
母子家庭なのかね?
231名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:21:52 ID:zg0NCZO0
>>223
ハハハこやつめ!
232名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:25:06 ID:pkfrNtMD
保管庫予備更新まだ時間が掛かるんでしょうかねぇ…。わがままで無責任な発言で申し訳ありませんが保管庫本館に入れないんもんで予備の更新を毎日楽しみにしているんですよ。なので時間ができたらでいいので更新をよろしくお願いしますです。
23365:2006/05/29(月) 22:36:57 ID:KddpcBeS
一応書いたのは消失長門。
クラスで孤独だった長門がついつい不用意に不良を部屋に入れてしまい、
そのまま輪姦。
で、前にもまして対人恐怖に陥っていたところにキョンとのエピソードで終

投下しようとも考えたが、今のスレの流れでは投下するきになれん。
あとアニメの影響かリア厨がいるな。投下云々抜きにしても
最近雰囲気悪いぞ。ちょっと気をつけたほうがいい
234名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:39:58 ID:Rzb+Evo9
>>233
一応何かタイトルつけて
「これから投下するのは長門輪姦物ですので見たくない方は「タイトル」をNGワードに登録してください」
とか忠告してからならいい気がする。
それで怒られても「忠告はした、それなのに見たほうが悪い」と言えるし。


まぁ俺は見ないが、多分。
235名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:42:46 ID:HdQRDQ1U
>あとアニメの影響かリア厨がいるな。
こういう事言ってるとリア厨っぽく見えるから気をつけろ。
236名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:47:13 ID:wRKluDL0
>>223
下二行を見てるとお前がリア厨なんじゃないかと突っ込みたくなる
つーかお前のその態度も気をつけろよ
237236:2006/05/29(月) 22:48:55 ID:wRKluDL0
偉そうな事言っておいてあろう事かアンカーミスしました
吊ってきます
ついでに言い過ぎました、ごめんなさい
238名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:49:22 ID:06GdPlFo
きっと>>236

 × >>223
 ○ >>233
239名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:50:07 ID:79u/BaRb
>>235-236
リア厨さんこんにちは

>>233
気にせず投下しちゃって下さい
2405−409:2006/05/29(月) 22:53:58 ID:qdSBvI15
あーみんな、そんなきつい言い方じゃなくて
幼なじみが照れ隠しで怒っている感じで頼む。
241名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:59:31 ID:rUAvyGhz
言い合いは荒れの切っ掛けになるよ、落ち着け。
そうなるとエローイ作品を堪能出来なくなるぞ。
オレの息子を困らせるな!
2425−409:2006/05/29(月) 23:00:36 ID:qdSBvI15
そうそう、俺の尻小説もなって、まだ書いてません、すいません。
243名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:04:09 ID:fi1lrD6H
>>242
尻小説待ち侘びてるぞ。頑張ってくれ。
244名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:05:02 ID:vYnf9BGq
>>240
べ、別に起こっているわけじゃないんだからっ! 
心配しているだけなんだから勘違いしないでよねっ!!
245名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:06:36 ID:HdQRDQ1U
それ幼馴染みっていうか、単なるツンデレテンプレじゃn(ry
246名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:07:38 ID:6XEeRELL
部室のPC見ながら、リア厨大杉、きんもーっ、氏ね、
とか2ch語を使いまくりでキレるハルヒって萌えないか?
萌えませんかそうですかすいません
247名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:10:19 ID:mZubP52U
それ何て美春
248名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:10:37 ID:rUAvyGhz
>>5ー409

尻小説?それはアレですか!後ろのホールですか!
書きやがれコンチクショー、てか書いて下さいお願いします。
みくるんがイイなー。
249名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:10:45 ID:8KzeS1rf
某美夏を攻略してからというもの、キョン妹のエロSSが読みたくなってきますた。
250名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:10:46 ID:TL9Dg/FE
>>246
俺は燃えるかもw
251名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:14:52 ID:EgvuKQSw
てかさ、最近書き手が豊富なせいか書き手に対して失礼な奴多すぎだよな。
過疎期知ってる身としては「んなもん投下するんじゃねぇ」とか信じられんのだが。
兎にも角にも

・書き手さんには最大限の感謝を
・書き手もあらかじめ反発が予想されるものには注意を
・まったりとけんか腰にならず
・エロを感じたり萌えまくったりしましょう

をまもろうぜぃ。最近確かにスレの雰囲気悪いよ。

…やっぱり脱線が公開された辺りが一番安定してたなぁ。
あの頃の雰囲気をもう一度。
252名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:15:10 ID:UA1tmg3m
供給されてる側が文句つける権利あるのか?
出された飯は食うも食わんも(読むもスルーするも)自由だと言うのに。
2535-544:2006/05/29(月) 23:15:31 ID:UzA2v5eu
>>249
最初、キョン妹とミヨキチの百合ゆりを考えてたけど、
人称が思い浮かばなくて挫折したorz
お互いに何て呼んでいるのかね。
254名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:17:50 ID:pv0PNnXK
>251
急速に人口が増加するとどうしても軋轢が生じるからやむを得ないね。
マターリを合言葉に気をつけてとしかいいようがない
255名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:18:18 ID:E3g83HIZ
別に文句つけるのはいいんじゃないの?
ただの煽りじゃなくてどこがどうダメなのかとかちゃんと書いてあれば。
そのほうが書き手も為になるだろうし。

まー、でもエロパロ版はそんなん必要ないか。
256名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:18:29 ID:jvCcS7W2
>>203だけど、投下していいか?
257名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:20:03 ID:79u/BaRb
>>251-252
全く同意。
アニメが始まってから勘違いしてる奴らが増えたよ。
読ませて貰ってる立場にも関わらず、ただ自分が気に入らないからって理由で叩いてる奴な。
258名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:20:31 ID:HdQRDQ1U
>>256
どうぞどうぞ
259名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:21:19 ID:rUAvyGhz
さっきからジョイスティックが寂しいのでゼヒ!
260名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:21:24 ID:sgNh0kpu
>>252
煽るなアニ厨
2615−409:2006/05/29(月) 23:21:45 ID:qdSBvI15
>>248
ああ、その手があったか!(ナニ、ナットクシテンダオレ)
いや、みくるとアナルというのは相性が良いかとフト、オモタ。
でも、朝倉×キョンと非エロ長門の後だけど良いか?
だいぶ先の話だ。
262名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:25:21 ID:rUAvyGhz
>>5ー409

ええ、構いませんよ。
どの作品も楽しませてもらいます。
263名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:25:28 ID:QYDEZ14g
>>253
見事な発想!
しかし呼び方以前に2人が友人というのがシックリこない俺ガイル。
性格とかテンションとかかなり違いそうだよなぁ。
264名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:27:13 ID:UA1tmg3m
>>260
俺は原作派でストーリーに思い入れもあるぞ。(特にハルヒ×キョンだw)
2655−409:2006/05/29(月) 23:31:12 ID:qdSBvI15
あ、そうだ。
テンプレに追加。

何かクレームを書き込む場合は
幼なじみが照れ隠しで怒っている感じで頼む
266名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:33:35 ID:HdQRDQ1U
ぶっちゃけそこまで引っ張るほど面白いネタでもない。
2675−409:2006/05/29(月) 23:38:25 ID:qdSBvI15
そうか…すまんな…嫌な空気を追い払いたかっただけなんだよ。
268名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:39:19 ID:nwWk+uBx
そんなことばっかりいって!
ひねくれたことばっかりいってる266君なんてもう知らない!
269名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:40:13 ID:HdQRDQ1U
ご、ごめんなさい><
270名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:40:56 ID:oUrTZjP8
>>268-269
このやりとりに少しほのぼのしてしまった俺って……
271名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:42:57 ID:x7XcZ1vZ
スレの流れがどんな作品でもOKという感じになってきた所で
改めてハルヒの陵辱きぼんぬ
272名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:43:52 ID:HdXCkVeJ
強姦物を書こうと思っても長門をどうにかできるキャラは一人もいない
273名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:44:31 ID:HdXCkVeJ
強姦物を書こうと思っても長門をどうにかできるキャラは一人もいない
274名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:47:45 ID:B1nuPO99
>273
発想を変えるんだ
長門を強姦するんじゃなくて長門が強姦するSSを書けばいい
275名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:49:53 ID:Asx+qtZA
誰々のこういう話を見たい。みたいな漠然としたのでもいいから教えて欲しいな。
書こうとは思うんだが何をどう書き始めればいいかワカンネ。

ア、チナミニ エロハ カケマセン
2767-896:2006/05/29(月) 23:51:21 ID:5dCTNkbx
>>274
>長門を強姦するんじゃなくて長門が強姦するSSを書けばいい
長門×朝倉で強姦じゃないが長門攻めのを考えているから
このアイディアをこれから使うひとが居たら、できたら朝倉以外を希望
277名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:56:01 ID:x7XcZ1vZ
>>275
ヒロインが誘拐されてそれを主人公が助けるといったドラマを見てそういう状況をハルヒが望んだせいで
ハルヒが昔振った男たちに誘拐されてしまって、「アンタ達こんな事して只ですむと思ってんの?」とか強気な
事を口では言いながら、内心はキョンが助けに来てくれるのを心臓バクバクで祈りながら
こんな時にどうしてまっさきにキョンが浮かんだんだろうとか考えて、自分がようやくキョンの事が好きって理解して
この騒動が終わったら、キョンに告白しようとこんな状況であるにも関わらず、ハルヒが決心した時に
キョンが助けに来てくれて、喜んでたらその場でキョンも取り押さえられて、
大好きなキョンの前で男たちに輪姦されて、泣きながら嫌がる

そんなハルヒのSSが読みたい
278名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:56:11 ID:HdXCkVeJ
情報統合思念体と接続が不可能な状況にすれば…
思念体と接続しなければ長門も肉体的には普通の女の子だもんな
279名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:58:35 ID:HZPOR7K2
>大好きなキョンの前で男たちに輪姦されて、泣きながら嫌がる
チンコが勃った
280名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:59:17 ID:HdQRDQ1U
>>275
>143-163.165の設定で消失世界で朝倉長門両手に花エンド
281名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:01:49 ID:ZGf5BmIp
>>275
ハルヒとキョンのほのぼのラブストーリーが見たい
282名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:02:22 ID:HdQRDQ1U
>>277
コンピ研の連中にリンカーン、助けに来たキョンに見られて泣き叫ぶって
内容のSSが保管庫にあったっけ。改変落ちって夢落ち並に便利だよね。
283名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:02:46 ID:RUSHs1Zg
>278
消失後、情報統合思念体の決定した処分により特殊能力を失い一般人と変わらない状態になった長門
(キョンの恫喝で消滅は免れた)とかだな。
284名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:03:36 ID:b5HqZWCj
>>277
俺が泣いてしまいそうだ。

てか、そこまで考えてるなら自分でry
285名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:05:01 ID:dTQHBiVk
長門有希の酔狂 続き
現実逃避してる場合じゃないとは思いつつも、そういうときに限って
筆が進むものだと思いませんか諸君。



 さて。一通り回想を終えて、案の定時間を無駄にしただけだと悟った俺は、いい加減行動に移る事にした。
 まず膝の上のシャミセン二号を起こすか。
「起きてくれ。お前が退かん事には身動きが取れん」
 肩をゆすってみる。ん、と吐息を漏らして、それ以上の反応はない。
 もう少し強く。今度はむずがる様に体をよじった。さらに俺の太ももあたりに頬をすりよせ、
「ん〜」
 なんて鳴きやがる。くそ。これはかなり……かわいいじゃないか。
 しかしそんな事を言っている場合じゃない。次は、ふ、不本意ながら、ほっぺたをかるーく叩いてみようか。
 見た目以上にやわらかく、ひんやりと冷たく、弾力のある肌触りだった。
「ほれ、起きろ」
 ふんっ、と猫のように……って当たり前か……鼻から息を吐いて、パッチリと眼を開ける。
 そのまま俺を見上げて、
「なに」
 長門みたいな反応だな。
「この場に留まるのはまずいんだ。俺と一緒にどこか、ハルヒに見つからない場所に移動したい」
「それならこの体の持ち主の住居がいいだろう」
 長門の家か?いや、でもな……
「ハルヒは解散の合図を出すときに全員集めるかもしれんし、猫になった長門がすぐに戻れるように
 学校内に居たいな」
 ……となると……保健室あたりか?図書室でもいいかもな。猫と関係のない場所がいい。
「わかった」
 膝の上に丸まった長門(の姿をした……って、めんどくさいからシャミセン二号で通そう)
との会話はちょっと惜しかったが、とにかく俺たちは部室を出て、結局一階にある(窓から逃げられる)
保健室に行く事になった。
 向かう途中、シャミセン二号は、猫背で自分を抱くようにして歩いていた。
 どうした?調子でも悪いのか?
「寒い」
 顔を覗き込んでしばし固まった。眉根を寄せて確かに「寒い」と言った表情をしている。
 そりゃそうだ。コイツが無表情だったのはあの長門が入っていたからで、猫だってそれなりに表情豊かなのだ。
 ほんの少しの間長門のしかめっ面に見惚れてから、保健室のベッドにはいればそれなりに暖かくなるだろう、
と歩調を速めた。


 保健室には、非常に都合のよいことに誰もいなかった。ずさんな管理に感謝しつつ、一応誰もいない事を
よく確かめてから中に入り、鍵を閉めた。
 これで後は、長門の帰りを待つだけか。
 シャミセン二号を見ると、既にベッドに潜り込んでいた。掛け布団……と言うかシーツが、こんもりと丸くなっている。
 その中の様子を想像して俺がほのぼのとしていると、
「寒い」
 首だけニュッと突き出して言うもんだから、俺はとっさに吹き出しそうになるのを我慢しなければならなかった。
 心配ないって。じっとしてればすぐ暖かくなるさ。
「寒い」
 いや、だからさ。
「暖めて欲しい」
 …………。えー……
「さっきはしてくれた」
 いや、あれはだな、思考が混乱していたところに、
「いや?」
 不安そうな表情。眼だけでなく、顔全体の表情だ。おまけに眼がうるんでやがると来たもんだ。


 誘惑に屈した俺を責めないでもらいたいね。
286名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:08:48 ID:EKR9tNvY
>>275
いつもの甘え交じりの我侭に耐えられなくなったキョンと
大喧嘩になって、もうあんたなんか知らないといって口を
利かないけど、数日もたたないうちに、楽しそうにしゃべるみくるや、
なんとなくイイ雰囲気の長門に嫉妬して、でも自分からは
プライドが邪魔していえなくって、悶々としてるうちに、
風を引いてしまって、家で寝込んでいるときに、キョンがお見舞い
が着てくれて、あれこれ気を遣ってくれるうちにほろりとなって、
やっぱりアンタが好きって泣きながら喜ぶお話キボンヌ
287名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:08:54 ID:dTQHBiVk
「人間の体は寒い。毛が少なすぎる」
 ベッドの周りのカーテンを見つつ、俺は今の状況について黙考する。まずい。非常にまずい状況だ。
 ……なんかついさっきもそんなことを考えなかったか?
 俺はベッドの上にあぐらをかいている。上履きと、ブレザーを脱いでいた。
「この体も、ごく一部にしか生えていない。頭と、ま」それ以上言うな。
 シャミセン二号は俺にじゃれていた。と言うか俺の体温を少しでも奪おうとしていた。
 最初は膝の上で丸くなるだけだったのが、ふと俺の足首に触れて、素肌の温かさに気づいたらしく、
今は後ろからおんぶしているような体制で俺の首筋の体温を自分の頬に移そうとうにゃうにゃやっている。
 ついでに言うならシャミセン二号も上着は抜いでいて、つまり、その、背中にははっきりと
二つの、特に柔らかい部分が、

 いかん。思考がかなりよろしくない方に向かっている。
 ここで俺はあえて目を閉じて瞑想に入ることにより煩悩を克服する事にした。
「背中が寒い」
 聞こえないったら聞こえない。
 体の前から体重がかかる。いやかかってない。何もない。あるのは闇と俺のみ。
 腕を引っ張られ、体の前にある柔らかい重みをシートベルトのように包まされる。
手のひらのやわらかい感触は、これはお腹か……いやそんなわけはない。そもそも
体の前には何もない。あるのは闇と俺のみ。


「おっかしーわねー。シャミツー!なんか感じない?」
 うわっ!
 と、声に出さなかったのは我ながら上出来だろう。ハルヒの声だった。
 意味もなくきょろきょろしてみる。見えるのは天井とカーテンだけだ。
 心臓が早鐘を打ち、こめかみあたりの血管がぴくぴくしているのがわかる。
 おちけつ!いや落ち着け!俺たちがこんなところにいるなんて判りっこない……!

「ねーこさーんねーこさーんでーておーいでー!はいっ、みくるちゃんも!」
「ふえっ!?」

 俺が固唾を呑んで息を潜めていると、やがて声は遠ざかった。かと、思ったら

「キョン!サボってないで手伝いなさい!」
 心臓が飛び出るかと思ったね。どうする?いったん俺だけでもハルヒの前に
姿を現さないと、捜索対象を俺に変更されそうだ……


ハイここまで。だからほんとにやばいんだよ。わかってるよな俺?
ひまわりっ!とか見てる場合じゃないんだよ俺!?
288名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:13:25 ID:44VmaRu4
>287
最後のは誰の声だ(w
289名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:16:37 ID:ulh2ICNe
>>287
最後にワラタ
290203:2006/05/30(火) 00:25:51 ID:9KGk0c+H
長門もの2連チャンになってしまいますがとりあえず投下します。
291203:2006/05/30(火) 00:26:56 ID:9KGk0c+H
もはや、週末の恒例になりつつある市内の「不思議探索パトロール」の午後の部は、
これも既に何度目かになりつつある長門と俺の組み合わせとなった。
他の3人が見えなくなるくらいの距離を歩いた頃、
いつものようにシャツの裾を摘んで長門が口を開いた。
「部屋、来るでしょ」

俺と長門は付き合っている。勿論他のメンバーには内緒だ。
一体いつ頃、どういう成り行きでそうなったかは忘れちまった。
とりあえず、それ位長い関係だってこった。
こうやって、お互い生まれたままの姿で舌を絡めて口付けるのも何度目だろう。
ん、長門、お前胸が大きくなってないか?
「身体的なサイズ変化は無い」
いかに長門らしい返事だが、ラブシーンの台詞にしてはいささかムードに欠ける。
「いつも言ってるだろ、こういう時はそんな無機質な反応じゃなくて、もっと感情を込めた返事をするんだよ」
「……?」
よく注意していないとわからないくらい、僅かに小首を傾げる。
「例えば、そうだな、『あなたがいつも触ってるから』とか」
「あなたが私の乳房を触ることとサイズの変化に因果関係は存在しない」
「こういうのは理屈じゃなくて、雰囲気なんだよ」
「雰囲気?」
「そう。雰囲気。どう答えたら相手が嬉しく感じるか考えるんだよ」
「……あなたがいつも触ってるから、大きくなった」
んー、いささか棒読み気味の気もするが、長門にしては及第点だろう。
しかし長門はロマンチックな台詞をなかなか覚えないな。
まあ、そこがこいつの可愛いところでもあるんだが。
「そうだ、よくできたな。可愛かったぞ、有希」
わざと名前で呼ぶ。
長門は僅かに俯いた。心なしか、少し頬を染めている気がする。
くぅー、たまらん。
俺は長門を強く抱きしめると、そのままベッドに押し倒した。


「大丈夫かな、髪に変なクセとか、付いてないか」
「大丈夫」
「匂いとかは・・・」
「大丈夫」
「よし、行こう」
午後の時間を目一杯使った情事を終えた俺たちは、急いでロータリーへと向かう。
ロータリーに着くと、ハルヒたち3人は既にそこにいた。
「二人とも遅ーい!罰金!」
仁王立ちで腕組みをしているハルヒが叫ぶ。
俺はやれやれ、といった顔で長門に笑い掛けた。
二人が愛を育む時間を団長自ら提供して下さったんだ、罰金くらい安いもんさ。
292203:2006/05/30(火) 00:36:38 ID:9KGk0c+H
「どう?何か成果はあった?」
「いや、何も」
「本当に探してた?キョン、あんた2人っきりなのをいいことに有希にいやらしいことしてたんじゃ
 ないでしょうね?」
と俺たちをじろりと睨みつけた。一瞬、ぎくりとする。
「そんなわけないだろ」
「本当に〜?有希、あんたキョンに何もされてない?」
「されてない」
「もしなんかあったらすぐ私に言うのよ。男はケダモノだからね」
じゃあ古泉はどうなんだよ。
「古泉君は副団長なのよ。あんたみたいなのと違って人間が出来てるの」
その理屈だと世の中の「偉い人」はみんな聖人君子になるぞ。
納得いかないながらも、ハルヒにこれ以上勘ぐられてもマズいので、とりあえずよしとする。
「それより、そっちは何か見つけたのか?」
ハルヒはうぐ、と言葉を詰まらせ横を向いた。
「見つからなかったものは仕方ないわ。次に期待するしかないわね。今日はこれで解散!」
そう言うと人混みの中に消えていった。
それを合図にするかのように、三々五々に散らばって行く。
それにしても、ハルヒは変な所で勘がいい。まったく、これだととても部室じゃヤれないな。

解散後、自転車預かり所に留めておいた自転車に跨り、家に帰る……わけはなく、光陽園公園に向かう。
長門は公園の木製ベンチに座っていた。
「お待たせ」
「……行こう」
そして俺たちは、長門の708号室へ向かい、午後の続きを始めることにした。
(前編終)
293203:2006/05/30(火) 00:43:37 ID:9KGk0c+H
後編はまた明日。
エロとパロ、両方初めてなので、意見や批判バッチ来い。
「読み手が文句言うな」という意見もあるけど、こういう開かれた場に掲載する以上そういうのは覚悟しなきゃ。

タイトルはいいの思いつかんので、誰か名付け親になって下さい。
294名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:47:45 ID:x8OIrQL3
GJ!
>>293
長門有希の蜜月

( ・`д・´)<エロパロ板の長門スレはこうじゃないと!!
295名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:51:33 ID:4BYbW9i6
意見や批判バッチ来いとの事なので

なんて言うか、前編を読む限りだとフーンって感じ
特に目を引く萌えポイントがある訳でもなし、エロがあるわけでもない
でも心なしか頬を〜みたいな長門SSには付き物な描写はきちんとあるし
まあ良くも悪くも長門SS
296名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:53:00 ID:gIaahECA
純愛長門SSならなんでもウェルカム
2977-896:2006/05/30(火) 00:55:56 ID:rFOixs+8
>>291
やっぱり長門はかわゆいな
298名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:56:47 ID:IzR8SJJB
>>293
GJ やっぱり長門はエロに至るまでの表情の変化、
そして覚えさせた後の変化をどうするのかが迷ってくるところだよね。
タイトルは最後まで解ってる本人の方が的確につけられるんじゃないかな。
続き楽しみにしてるぜ。
299名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:02:34 ID:As30On99
保管庫予備の管理人さん、更新ありがとうございます!感謝感激でございます!m(_ _)m
300名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:04:39 ID:esuhoQso
一日強でレス300……。
エロパロ板とは思えないスピードだあ。
301名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:10:40 ID:44VmaRu4
このスレに何かが起こっているとしか思えない。

 こ の よ う な  展 開 を 望 ん で い る 誰 か に と っ て の !
302名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:11:13 ID:MKluG1ah
ここは文学的な方々が集まるインターネッツですね
303名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:12:57 ID:kPefQshG
>>294
ここは長門単独スレじゃないんだが
304名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:15:20 ID:cCvSyeXq
>>277
をとりあえず書いてみた。エロは無いぞ!無いからな!
305名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:16:01 ID:cCvSyeXq
「キョン!ほら何やってるのキリキリ歩く!」

なんでこいつはこんなにスタミナがあるんだ?
普通の人間じゃありえない。S2機関でも積んでるんじゃないのか。

今日はSOS団恒例のパトロール。しかしいつもと違うのは参加者は俺とこいつの2人だけ。
古泉は何か機関の集まりとやらに出席。長門と朝比奈さんも用事があるんだとさ。

「なぁハルヒ。いつも言ってると思うんだが不思議なんてそこら辺に転がってないだろ」

「だからよ!私達がそう思ってると不思議さんが油断してるかも知れないでしょ?
 そこをガバッと捕まえるのよ!」

さいですか。もう何も言う気も起きんね。

…にしてもこいつと二人っきりともなるとあまり話題が続かないな。
最初に出会ったときもつまらない会話にならないように気を使って話しかけたっけ。
たまには普通の高校生らしい会話でも振ってみるか。
306名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:16:31 ID:cCvSyeXq
「なぁ、ハルヒ。お前TVドラマとかあんまり見ないのか?」

「そうねぇ。あまり面白くないし。展開が在り来たりなのよね。
 もっとこう私の予想の斜め上を行くような物は出てこないかしら」

無いだろうな。お前の予想の斜め上を行く脚本家がいたら是非俺に連絡をくれ。
こいつを紹介してやる。ついでに俺もどんな物か見てみたい。

「あ、でも」

「ん?」

「小さいころに見たドラマが面白かった記憶があるわ。あまり記憶に無いけど
 ヒロインが悪の組織にさらわれてそれをヒーローが助ける〜っていうありきたりな
 物語なんだけど当時の私にとってはすごく面白かったわ。タイトルももう覚えてないけどね」


ハルヒにもそんな定番みたいな物でも楽しめる時代があったんだな。

「ね。次はどこ行く?図書館辺りが怪しいと思うんだけど」

「はいはい。付いていきますよ団長様」

満足げに俺の3歩程前を歩くハルヒ。

しかし俺は無理矢理にでも俺の横を歩かせるべきだった。
307名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:17:22 ID:cCvSyeXq
「きゃっ!?」


あの悪夢のデジャブが俺の頭をよぎる。
あのワンボックス。あの男と女。あの手口。


唖然とする俺からぐんぐん離れていく車。目の前にいたハルヒはもういない。

「な…あ…!」

マズイ。追いかけないと。

空気の入ってないママチャリで必死に追いかける。
普通追いつくどころか引き離されるハズなのになんとか見失わずに追跡できた。
まるで俺を誘い込むように。
罠だろうがなんだろうがそんなもん知るか。ハルヒが誘拐されたんだ。
死んでも見失うわけないだろ。


やがて車は廃墟に。それを追って俺も中に入る。


そこにはあの朝比奈さんを連れ去ったやつらが居た。やっぱりか。
308名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:18:12 ID:cCvSyeXq
「ハァッ…ハァッ…ハル…ヒを返せっ…!」

「…まったく無様だね。僕にはここまで出来ないよ」

「この子もそろそろ目を覚ますわよ」


手と足を縛られているが怪我は無いようだ。

「なんでハルヒを攫った!」

「…朝倉涼子って覚えてる?」

忘れるはずないだろう。2回も襲われてうち一回は殺されかけたんだ。
長門がいなけりゃ今ここに俺は居ない。

「彼女と同じ。最近涼宮ハルヒがおとなしすぎてね。ここでいっちょイベントを起こして
 反応を見てみようって事さ」

「ん…。」

「ハルヒ!大丈夫か!」

「キョン…。キョン。助けて…」

ここまで弱気で小さいハルヒを初めて見た。
309名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:18:51 ID:cCvSyeXq
しかし次の瞬間俺の視界にはハルヒの変わりにあの嫌味な未来人がアップで映っていた。

「ここまで来てお姫様の心配?言ったろ、僕達は朝倉涼子と同じだって」

膝蹴りが鳩尾にクリーンヒットする。

「キョン!キョン!!」

やば…息が…


「僕は[規定事項]ってのを覆したいんだ。君がここで死ねばどうなるのか…。ってのをね」

「私は朝倉涼子と同じ。涼宮ハルヒに何か変化を与えたい。利害が一致してるから組んでるって訳」


「まだ何も変化は起きないわね。…この子も可愛がってあげようかな?」

女がハルヒのセーラー服を脱がしにかかる。

「お前…っ!ガッ!」

今度はミドルキックが直撃する。

「邪魔させる訳ないだろ?お姫様も守れないようじゃ騎士失格だね?ククッ」

悪古泉みたいな笑い方で笑いやがる。古泉の笑い方もムカつくがお前はもっとムカつくんだよ!
310名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:19:15 ID:iXRNpV5U
定期考査前にキョンのために家庭教師に来たハルヒが居眠りして、その犯罪的な寝顔に萌えるキョンが…

というのを思いついて書き散らしたんだが、まとまらないwwwwww
アイディアは一ヶ月前からあったんだが、今週のアニメのシチュエーションと被ってしまったな
311名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:19:23 ID:cCvSyeXq
しかし悔しいがこいつ強い。俺じゃまるで歯が立たない。
視界の端にハルヒが映る。既に下着姿のハルヒは半泣き状態で俺を見つめてる。

「キョン…も、もういいから…。キョン…」

アホか。何がもういいだ。お前が本気で嫌がっても俺はこいつに挑み続けるぞ。

「ウッ!」

腕を絡め取られる。腕ひしぎってやつだったか。柔道の授業ちゃんと受けときゃよかったな。

「逃げられたら困るんでね。こっちはアンタの殺害が目的なんだ」

ギリギリとゆっくり、楽しむように捻っていく。

やべ…折れる…。


そう思った瞬間ふっと体が楽になる。
312名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:19:55 ID:cCvSyeXq
「僕が付いていながらこんな事になるとは…。始末書じゃ済まないかもしれませんね」


いつものニヤケ顔。しかし目は笑ってない。初めてこいつの笑顔が怖いと思った。


「キャッ!?」

ハルヒを押さえてた女が手に持ってたスタンガンらしき物が砂となって崩れ落ちていく。

「…」

いつもの無表情。しかし体からオーラが出るぐらい怒ってるのは俺にもわかる。

「キョン君!大丈夫!?」

2人とは対照的に心配そうな顔をしながら俺に駆け寄ってくる。



「チッ…。」

あの嫌味な未来人が床に這いつくばっていた。

「一応僕も3年間機関で訓練を積んでますからね。普通の人間には大抵負けませんよ」


あの女の方も長門の前で動けないようだ。
313名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:20:31 ID:cCvSyeXq
「規定事項は破れない…ってことか?クソッ」

物凄い速度で走っていく。勝ち目が無いと踏んだみたいだ。
女の方もいつの間にかいないようだ。

「あの二人は森さんと新川さんに任せてありますよ。安心してください」


「キョン…キョン…ごめんね…。」

「なんでお前が謝るんだよ…。」

「私、こうなればいいなって思ってたの…。言ったでしょ?
 ああいうドラマが好きだったって…。」

あぁ、そういやこいつが望んだことは大抵叶うんだっけ。古泉曰く神様だからなこいつは。
で、たまたまその場にいた俺がヒーロー役になった…って訳か。

「たまたまじゃないみたいですよ」

いつものハンサムスマイルに戻った古泉が囁く。
どうでもいいが顔が近いぞ。

「キョンに…キョンに助けて欲しかったから…」

「なんでまた俺にそんな大役押し付けるんだ?
 ここに映画の主演男優様がいらっしゃるじゃないか」
314名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:21:04 ID:cCvSyeXq
「キョンがよかったから…。私、キョンが…」

「キョンが好きだからっ!」

…悪い、俺の耳か頭がどうかしちまったらしい。もう一度言ってくれ。

「何度も言わせるなっ!私はキョンが好きっ!大好き!」

長門がいつもの無表情で。朝比奈さんは顔を真っ赤にして。古泉はいつもの3割増しニヤニヤ顔で。
俺を見つめる。

「…やれやれ」
頭を抱える。

「…俺もだよハルヒ」
315名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:21:40 ID:cCvSyeXq
「キョン!ほら何やってるの!キリキリ歩く」

どっからこんな元気が沸いて出るんだこいつは。
S2機関でも…。あれ?デジャブか?


今日もハルヒと町を探索。しかしいつもと違うのはこれはSOS団パトロールじゃないからだ。
…これじゃいつもと同じだけどな。

「ほら!次は服屋!早く!」

満面の笑み。そんな顔されたらどうしようもねぇよ。

「早く!キョン!」

このお転婆なお姫様を守らなきゃな。いつまたあんな事が起きるかわからん。
騎士…って柄じゃないけど。

「こーらキョン!次もキョンの奢りだからねー!」

前言撤回。女王様と奴隷だなこりゃ。
316名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:22:54 ID:cCvSyeXq
これにて終了。長々とお付き合いありがとうございました。
317名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:25:38 ID:0SKBN/lb
>>316
乙華麗!
なんかこういうのいいね
318名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:25:45 ID:iXRNpV5U
めがっさGJ!!

それとすまん
途中に挟んでしまったorz
319293:2006/05/30(火) 01:27:34 ID:9KGk0c+H
>>295

> 特に目を引く萌えポイントがある訳でもなし、エロがあるわけでもない

なる程ねぇ。
及び腰というか、手探りで書いたから気付かないうちにそうなったのかもしれないな。
なんていうか、エロとか萌えで大事になりそうな空気感とか雰囲気を
どう表現していいかよくわからないんだよ。
何か参考になる作品なんかないだろうか?

>>315
ラストが綺麗だね。乙。
320名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:27:38 ID:il1Wvz/n
>>304
>既に下着姿のハルヒは半泣き状態で俺を見つめてる。
キタコレ!!(*´д`*)ハァハァ

>「僕が付いてい
あああああああああああああああああああああああああ
3217-896:2006/05/30(火) 01:37:25 ID:rFOixs+8
>>285
>現実逃避してる場合じゃないとは思いつつも、そういうときに限って
>筆が進むものだと思いませんか諸君。
禿同。
だが、書いちまったもんはしかたねえよなぁ?だから↓

数日ROMると宣言しましたが、つい勢いで梅雨 朝倉編書いてしまいました。
せっかく解決編の前に完成したので投下します。
前スレ343の梅雨シリーズの作者さまに捧げます
3227-896:2006/05/30(火) 01:38:22 ID:rFOixs+8
いい加減自分でもこの台詞にうんざりしてきたが、誰か傘持ってないか?
もちろん俺だって馬鹿じゃない。今日も天気予報は降水確率0%だったが、
ハルヒのせいで間違いなく降るはずなので、ちゃんと傘を用意してきたさ。
今までと違うのはそれが折り畳み傘だってことだ。
傘だって傘立てじゃなく鞄に入れておけば、取られたり、掏りかえられたりしないはず。
その証拠に、授業が終わって教科書を鞄に詰めたとき傘はちゃんとそこにあった。
で、掃除当番を済ましてから文芸部室に行き、いつもどーりの日常的SOS団活動終え、
待ってた様に降り出した雨を横目に下駄箱に着いたら、
どうしたことだろう?鞄から傘が消えていた。
傘を入れたつもりで実は最初から入っていなかったなんてことはない。
昼、弁当を取り出すときも、授業後教科書を詰めるときも、そこにあるのを確認したんだ。
俺が正気を失っているてことはもっとない。ハルヒのせいで世界がどんなに狂ってしまっても、
俺が狂ってしまったことは一度だってない。
だから、鞄の中に傘はあるべきなんだ。だが無い。

どうあっても無いものはしょうがない。
一応傘立てを覗いてみると、俺の新品の傘とすりかえられたボロ傘が一本あるだけだった。
だが俺は意外に落ち着いていた。ここ最近のパターンからいくとそろそろ誰かが傘を携えて
現われるはずである。そのような知り合いの心当たりも大分少なくなってきていたが、
そろそろあの騒がしいやつが来てもいいはずだ。
などと考えているうちに、俺の方へ足音が近づいてきた。ほらやっぱりな。

だが──
「そんなところで何しているの?」
その声は俺の期待していたやつのものではなかった。よく知ってる声だった。
そして絶対に忘れることのできない声。
同時に脳裏にさまざまな映像がフラッシュバックする。夕焼けに染まった教室──床に長く
伸びる影──窓の無い壁──歪んだ空間──振りかざされるナイフ──うっすらとした笑み
──さらさら崩れ落ちる砂のような結晶……。
俺を殺そうとし、長門との戦いに敗れて消滅した、かつての委員長。
朝倉涼子が、微笑を浮かべて、そこにいた。
3237-896:2006/05/30(火) 01:39:07 ID:rFOixs+8
俺の動きは完全に止まっていた。呼吸を忘れてしまうくらいに。
どうしてあるはずのものが無くて、いるはずのないやつがいるんだ?
どうなっている?
「変な顔してどうしたの?それともわたしの顔に何かついてる?」
「なぜおまえがここにいる?」
かすれた声でそれだけ言うのが精一杯だった。
「やっとしゃべってくれた。わたしの顔忘れちゃったのかと思ったわ。で、何をしているの?
あ、わかった。傘を忘れたんでしょう?」
俺の質問をまるっきり無視して朝倉はしゃべり続ける。
「仕方ないわね。途中までならわたしの傘に入れてってあげる」
そう言うと朝倉は俺に近づき──その瞬間体中から汗が噴き出した!──通り過ぎて傘立ての
前に立つと、ボロ傘を取り出した。
そしてそれは、開いたときには新品の傘になっていた。
長門の作り出したような無骨なものじゃなく、水色で柄の細い明らかな女物の傘だ。
「さ、いきましょ」
「何故お前がここにいるんだ!」
もう一度、今度は叫ぶように言った。
瞬間、彼女の目が冷たく光ったように思えた。
「何をそんなに怯えているの?忘れたの?あなたはわたしを恐れるひつようなんてないでしょう?」
お前こそ俺に何をしたのか忘れたのか?お前は俺を殺そうとした。
長門が助けに来なかったら俺は死んでいた………そう、長門だ。長門はこの雨が異常なものだと
知っていた。長門ならここに朝倉がいることも知っているだろう。もし朝倉がまた俺を殺そうと
するなら、長門がきっと助けてくれるはずだ。
そう考えて少し落ち着いたが、まだ俺は警戒を解かなかった。
もう一度朝倉をよく見る。確かにこいつは朝倉だ。鞄は持っていなかった。両手は傘の柄を持っている。
「お前、今ナイフを持ってたりはしないよな?」
そう訊ねると、彼女はわずかに首を傾けて頷き、またもとの微笑に表情を戻した。
「じゃあ、傘はあなたが持ってね。さ、帰ろっ」
3247-896:2006/05/30(火) 01:39:52 ID:rFOixs+8
そして俺は今、朝倉と肩を並べて雨の中を歩いていた。
俺の意思でそうした。そう確信していたが、もしかして情報操作を受けているという可能性もなくはない。
終始無言の俺に対して、朝倉は最近見たテレビの話などをしてしゃべり続けている。
この朝倉は何者だ?俺の知っている朝倉なのか?あのクラス委員長の、あの俺を殺そうとした、
そして長門に殺された…
「ぐっ!?」
またあの悪寒だ。すぐに振り向いたが、やっぱり誰も居ない。
その時、
「そんなに離れていると濡れちゃうよ」
朝倉が腕を組んできた。そして俺を引き寄せ、腕に胸を押し付ける。
「なっ!?…!!!」
驚くと同時に更に激しい悪寒が背中をかけた。
いったい何なんだ?

きづくと見慣れた分譲マンションの前に来ていた。
「あっ、わたしのうちここなの。送ってもらったことになっちゃったね。ありがとう。
よかったら、お茶でも飲んでいく?」
「いや、いい」
「そう。あ、傘は使って。明日返してくれればいいから」
「ああ。じゃあな」
「じゃあねっ」
朝倉がエントランスの自動ドアの向こうに消えるのを確認して、俺は家路についた。
そういえばどこで傘を返せばいいんだ?彼女は明日も学校に現われるのだろうか?
・・・・・・・・・・・

翌日、朝倉の傘は消えていた。
かわりに俺の折り畳み傘が学校のロッカーの中にあった。

3257-896:2006/05/30(火) 01:41:13 ID:rFOixs+8
>>322-324
タイトル忘れてた。『梅雨(番外)朝倉編』です

みんなスマン。俺が書いたら幻想ホラーになっちまった・・・
326名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:41:38 ID:YqSEPVN5
>>316
GJ!!
輪姦までいかなかったのは個人的には残念ですが
327名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:57:39 ID:J1xz/KTx
>>316
S2機関バロスwww
3年前の情報フレアはサードインパクトだったわけかwww
328名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 02:04:05 ID:GscWakKU
>>316
GJ!!
読んでて感動した!こういう雰囲気、実は大好物なんだよ、俺!!

>>325
かなり良かったと思うのは俺だけじゃないはず!!
GJ!!
329名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 02:06:10 ID:BQIP6e14
>>325
確かに幻想ホラー…
また来るかもね。
330名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 02:06:31 ID:XxobulaR
>>324
今回の悪寒は長門の分も含まれてそうだwww
331前スレ343の梅雨シリーズの作者:2006/05/30(火) 02:24:49 ID:XceU7BmJ
>>325
超GJ!乙です。朝倉をどうやって出すか自分では考えられなかったのですが、
流石というべきか。自分の駄文より遥かに良かったです。
ハルヒ編は少しお預けして、番外編やってみたほうがいいかもw
332316:2006/05/30(火) 02:37:08 ID:cCvSyeXq
あと>>277みたいに読みたいストーリーの骨組みみたいなの書いてくれるとうれしいです。
書き始めると結構スラスラ行くんだけど1から物語を考えるのって苦手で…。
277ほど詳しかったら書きやすくて助かるwww

あとエロは書けないぞ!書けないからな!
333名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 02:47:04 ID:Vky9XpZY
>>332
キョンが風邪をひいてハルヒが看病しにきてご飯を作ってあげたりして
そのまま泊まっていく話←エロい意味じゃなく
334名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 03:03:14 ID:44VmaRu4
>>332
キョンが風邪をひいて長門が看病しにきてご飯を作ってあげたりして
そのまま添い寝してく話←エロい意味じゃないつもりがついエロイ意味で。

335名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 03:04:56 ID:atAgjwN6
看病でかんがえたけど消失でキョンが意識不明で入院してる時をハルヒ視点で書いて欲しい
336名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 03:09:05 ID:N+AkACij
>>333
いいね、それ
>>335
保管庫にそういう作品あるよ
337名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 03:09:31 ID:HaNnIkW9
>>335
SS保管庫の涼宮ハルヒの目覚
338名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 03:25:25 ID:atAgjwN6
>>336,337
もう書いてる人いたのかちゃんと保管庫見ないで注文してしまってスマソ
339名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 06:55:52 ID:t5XJPoj9
サムデインザレインで寝ているキョンに色々したり写真とったりなハルヒキボン
340名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 08:00:40 ID:N2n0kquv
朝倉暴走の原因は、長門と同じエラーという妄想がいきなり沸いた。
再々登場しないもんかね、朝倉(´・ω・`)
3417-896:2006/05/30(火) 08:37:05 ID:rFOixs+8
わかったぞ!俺の文章には ユ ー モ ア が 足 り な い
書いてる間は表現を色々工夫しているつもりだが、
後で読み返すと淡白に感じられる。
もっと色んな作品を参考にして精進しよう。
暇 な ら な

>>328-331
とりあえず悪い評判は無くて良かった(^^;)
まあ、つまらんかった人がスルーしてくれてるんだと思うが。

朝倉がどうしているのか?正体は何なのか?最後までわからない。作者の俺もわからん。
でも多分、折り畳み傘を隠したのはハルヒ
342名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 08:37:17 ID:PZKwLTs0
順番から行けば次の単行本の表紙は朝倉だから…
343名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 09:25:58 ID:+JKEwnCK
>>316
乙かれです!俺もこういう雰囲気の作品大好きだw
344名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 10:40:36 ID:vsT3Rm0i
>>331
番外編は後回しで、そろそろハルヒ編で物語を締めてもいいんじゃないかな?
345名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 11:35:42 ID:ImDODBSj
>>344
確かに話が膨らみすぎる前の方がまとめやすそう
それにゴール地点がわかっている方が番外編も作りやすいだろうね
346前スレ343:2006/05/30(火) 13:25:02 ID:XceU7BmJ
>>345>>344
了解。では速いうちに仕上げてその内投下します。
347名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 14:57:24 ID:uyrKTXdC
前スレでの
346 :前スレ968:2006/05/27(土) 02:46:45 ID:CyEdzG+Y
ところでもしハルヒが映画化することになったらやはり消失か?
個人的にはクレしんの映画みたいな感じでもいいと思うのだが……戦国大合戦みたいに。

イマジネーションが降臨したんでちょっと書いてみた。 ↓をコピペして下さい。
http://homepage3.nifty.com/catfood/up/src/up6715.txt

題材が題材なんでエロスな続編書こうかな……とも思ってるけど
小説って難しいね。俺が書くと状況説明だけになってしまう。
3488-579:2006/05/30(火) 17:11:47 ID:EXPFdZP0
えっとエロ有りの少し長めのSS書いてみてるんだけど、今ようやく半分くらい
できあがってるのね。(ちなみにまだエロ部分には到達してない)
完全に出来上がってから一気に投下したほうがいいかな?
349名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:13:01 ID:xK1iiAy7
一気に投下しないとスレの流れが早すぎるから追いづらいかも。
350名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:17:13 ID:Mhb4H2Cc
>>339
とても共感を覚えた
351名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:33:01 ID:fdPMO2zK
だから、部室のPCにはKYONフォルダがあって秘蔵のキョン寝顔写真が納められているんだって!
夏合宿でもいっぱい撮ったじゃない。
352名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:41:44 ID:EK3+z6gn
秘蔵のKYONフォルダ見てにやけているハルヒ……かわええw
353名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:42:25 ID:CTYqoe1h
この神々の小説群を見て、中学生時に小説書いてた事を思い出した。
まぁ、ただのオナニー小説だったが。


ブランクがあるし、神々達の作品には到底及ばないだろうが、もし書けたら投下して良いだろうか?
354名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:45:08 ID:favUmo0a
KYONフォルダの存在はキョン以外の四人とも知ってる。
というより四人で作ってる。
最大の画像提供者は古泉。
355名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:48:42 ID:favUmo0a
>>353
とりあえず投下してから迷えばいい
356SMだよ:2006/05/30(火) 17:49:52 ID:or0VFX+n
SMぽっいの投稿します。
見たくない人は、NGワード SMだよ を設定にょろ

357SMだよ:2006/05/30(火) 17:50:43 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
1.
ハルヒの描いた地球人レベルでは認識し得ないほどの情報量を持つとされる
100kバイトにも満たない下手くそな絵が引き起こした異空間騒動の後始末も
終わり、平穏な日々に戻っていた。

その日は、「何かおかしい」と思いつつその何かが判らないまま、
ベルの音を聞いただけで涎を垂らす様になった犬の如く、掃除当番のため
いつもより遅い時間に部室の前に足を運んでいた。

巧妙に偽装された掌紋判別装置等のセキュリティーをパスして部室に入る。
部屋の隅には分厚いハードカバーを黙々と読んでいる長門と、教本片手に
ひとり詰将棋をやっている古泉。
反対側の隅では、全裸の朝比奈さんが2リットル入りのイルリガートル
からのチューブをアナルに差し込まれ必死に便意と闘っていた。
ハルヒはというと、ボンテージルックに身を固め悶絶する朝比奈さんの顔を、
この上もなく上等の笑顔で見つめているという、「いつも通りのの光景」が
そこにあった。
358SMだよ:2006/05/30(火) 17:51:38 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
2.
朝比奈さんのお腹が臨月の妊婦のように膨らんでいるのに気付いた俺は
ハルヒにそのことを言うと、浣腸する前に座薬にした発泡剤をいれたと
答え、案ずる俺に胃ガン検診の時飲むのと同じ物だから大丈夫って…
おい、そういう問題じゃないだろう。

朝比奈さんが全身から脂汗を流して震えだしたのを見て
「ハルヒ、そろそろ出させてあげた方が良くないか?」というと、何か言い
たげな顔をしたが、朝比奈さんが痙攣を起こしそうなのを見るとさすがに
やばいと思ったらしく、
「キョン、みくるちゃんに専用便器を持ってきてあげて」と言うと正面に廻り
「キョン君にウンチをひり出すところを見てもらえるなんて『羨ましい』わね」
「恥ずかしいです」
「みくるちゃんはその恥ずかしいのがいいんでしょ」
と言うと、ピアスされた乳首を弄び始めた。
359名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:52:01 ID:00XwHpyn
>>353
投下する時は練り上げきってからの方がいいぞ
書き手に自信や全力感が無いと文章に現れるから
360SMだよ:2006/05/30(火) 17:52:10 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>358
3.
いつもの様に、「みくるちゃん専用便器」と書かれたポリバケツを、形の良い
お尻にあてがうと「『雌豚』みくるがウンチするところを見てください」と
叫ぶと恥ずかしい破裂音とともに、その小さな体のどこに入っていたのかと
思うほど大量の排泄物が勢いよくバケツの底を打った。
茫然自失している朝比奈さんの股間を清め、お尻に刺青された『雌豚』の
文字を見ていると、恥ずかしい所を見られていることに興奮したのか、無数に
穿たれたピアスの重みによりだらしなく伸びきったラビアをつたい、止め処も
なく愛液がしたたり落ちるのが見えた。

それ見た瞬間、弾かれたように俺の頭の周りを大量のはてなマークが飛び交い
ふつふつと疑問がわいてきた。
朝比奈さんは雌豚ではない!雌犬だったはず
「何いっているのキョン、みくるちゃんは最初から雌豚よ」
「そうよねみくるちゃん」
「ぶひー、みくるは朝比奈みくるは雌豚です」
そう叫ぶと、自らの言葉に陶酔しアクメに達した。
361SMだよ:2006/05/30(火) 17:52:53 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>360
4.
次の日、職員室に呼ばれ担任の岡部に成績のことで嫌みを言われたため、少々
遅れ気味に我がSOS団の部室に入ると……

部屋の隅には分厚いハードカバーを黙々と読んでいる長門と、教本片手に
ひとりチェスをやっている古泉。
反対側の隅では、鼻に太いピアスを通した全裸の朝比奈さんがナーススタイルの
ハルヒに、浣腸されているという、どうしょうもなく「いつも通りのの光景」が
そこにあった。

また、朝比奈さんのお腹が妊婦のように膨らんでいるのに気付いたので
ハルヒに「また発泡剤を使ったのか?」と訊くと、俺に射抜くような視線を
向け「なに言ってんのよ、キョン!!あなたが妊娠させたんじゃない、
みくるちゃんが『絶対産む』って聞かなかったから、仕方なく部室でずっと
飼ってるんじゃない」

ああ、そうだったな 俺は記憶の中を探って、堕胎するよう説得している
SOS団の面々に取り囲まれてなお、「産む」と言ってきかない朝比奈さんの
姿をみつけた。
そうこうしている間に、朝比奈さんの便意が限界と見たハルヒは、
「キョン、みくるちゃんに専用便器を持ってきてあげて」と言うと正面に廻り
「今日もキョン君にウンチをひり出すところを見てもらえるなんて『羨ましい』」
「恥ずかしいです」
「みくるちゃんはその恥ずかしいのがいいんでしょ」
と言うと、ピアスされた乳首を弄び始めた。
362SMだよ:2006/05/30(火) 17:53:32 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>361
5.
いつもの様に、「みくるちゃん専用便器」と書かれたポリバケツを、形の良い
お尻にあてがうと「『雌牛』みくるがウンチするところを見てください」と叫ぶと
恥ずかしい破裂音とともに、その小さな体のどこに入っていたのかと思うほど
大量の排泄物が勢いよくバケツの底を打った。
茫然自失している朝比奈さんの股間を清め、ぽっかりと開いたアナルが
まるでイソギンチャクのように息づき俺を誘っているのをしばらく眺めてから
仰向けにすると恥丘に刺青された水蓮が目に入った。

その見た瞬間、弾かれたように俺の頭の周りを大量のはてなマークが飛び交い
ふつふつと疑問がわいてきた。
朝比奈さんは雌牛ではない!雌豚、あれ雌犬だったかな?
刺青も薔薇じゃなかったか?
「何いっているのキョン、みくるちゃんは最初から雌牛よ」
「そうよねみくるちゃん」
「もー、みくるは朝比奈みくるは雌牛です」
ハルヒが朝比奈さんの乳首を強く押し潰すと母乳が吹き出てその痛みでアクメに
達した。

パタン
長門が本を閉じる音が響き、それを合図に朝比奈さんの着替えというより元が
全裸なので着るだけだったが…を待って今日のSOS団の活動は解散となった。
363SMだよ:2006/05/30(火) 17:54:19 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>362
6.
盛んに、はてなマークを出しつつ「何かおかしい」感覚に取り憑かれていた俺だが
長門の視線に気付き振り向くと長門は一言「来て」
ここでは、話せないことなのか?
よく注意していないと判らないような仕草で頷く
古泉も例のインチキスマイルではなく、極めて嘘くさい真面目な顔で、「例の
駅前の店でお話しします」と来たもんだ。
364SMだよ:2006/05/30(火) 17:55:17 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>363
7.
「緊急事態です」
また、ハルヒが世界を終わらせるようなこと始めたのか?
「厳密に言うと違います、むしろ逆です世界が決して終わないような事態に、
現在陥って居るんです」
その台詞どっかで聞いたことがあるぞ!
とっくに廃止された丸ビルの電光広告の様に「エンドレスサマー」という文字が
輪っかになってグルグルと回っているのが脳裏に浮かんだ
「あの時とほぼ同じ状況です、あの時はいかに仲間たちと夏休みを過ごすか?を
テーマに『みんなで夏休みの宿題をする』のオチに至るまで延々とループした訳
ですが、今回は朝比奈みくるさんのSM調教をテーマにループしているのです」

状況は判った、で、何でハルヒはこんな事考えついたんだ?
「ばくはその答えはあなたが持っていると思っているですが」
何故そう思う
「心当たりはあるでしょう? 例のSOS団のサイト」
365SMだよ:2006/05/30(火) 17:56:43 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>364
8.
古泉の追及にトップページしかないSOS団のサイトにハルヒの命令で逆アクセス
カウンターなるものを付けたのを思い出した。
ハルヒ曰く、来訪者数を増やすためには、どこから来たのかを知りそのニーズに
応えるサイト造りをするそうな。
例の部長氏を筆頭に異世界に取り込まれた連中が使っていたパソコンのブック
マークや履歴に残っているサイトに対し巨大カマドウマが張りまくったハイパー
リンクの中にはお子様厳禁・18才未満お断りの所謂アダルトサイトが多数含ま
れていたため、逆アクセスのリンクにはアダルトサイトが目白押し状態になっていた。
慌ててリンクを切ってフィルターを設定しログを消し去ったが、どうやらハルヒは
見てしまった様だ。
「SM」それもとびっきり濃い奴を……
366SMだよ:2006/05/30(火) 17:57:45 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>366
9.
「涼宮さんはSMを愛情表現だと信じ込んだ様です」
俺もSMが愛情表現の一つだと言うこと自体は否定しない。
しかし、だからといって朝比奈さんを犬や豚や牛にするのが愛情表現というのは
どうかと思うぞ、愛情表現なら他にもいっぱいあるだろう、第一朝比奈さんは女性だ、
ハルヒはレズなのか?
「違いますね、前にも言ったと思いましたが、涼宮さんは非常識極まりない能力と
裏腹にその精神構造は呆れるほど常識人です、特に男女間の愛といった面では純情
そのものですよ」
聞いた確かに聞いた、ついで思い出したくもない異空間での出来事も思い出だして
しまった。
しかし、それは今回の原因の説明になっていない、当然解決策の糸口にもなってない
「いえいえ、これは根幹部分ですよ、涼宮さんはあなたに好意以上のものを持ち
始めています、そして純情な彼女はあなたにその気持ちをどうやって伝えたら
よいかわからなかったのでしょう」
367SMだよ:2006/05/30(火) 17:58:57 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>366
10.
大元がハルヒの恋愛感情の芽生えだとして、なんでそれが朝比奈さんを調教する
ことにつながるのだ。
「わかりませんか、涼宮さんはあなたに愛されたい、愛し合う者同士の行為として
あなたに調教して欲しい、しかしあなたは気付かない、だから朝比奈さんを
調教し自分にやって欲しいと、あなたに伝えたかった、あなたに排泄物を受け止めて
貰っている朝比奈さんを『羨ましい』と…」
俺が長門に顔を向けると長門は、
「その推論は完全ではないが誤差は無視し得るレベル」

思わず俺はこめかみを押さえた。
涼宮ハルヒが俺に恋愛感情を持ちつつあるということを、古泉のおちゃらけた
理論だけならともかく、「統合情報思念体」とやらのお墨付きまでいただいては
腹を括るしかないか…
368SMだよ:2006/05/30(火) 18:00:21 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>367
11.
俺は夏休みの時と同じ質問してみた。
「現在のループは15,498回目」
……
「ループに気が付いたのは8,769回目」
……
「過去15,497回のシーケンスにおいて、涼宮ハルヒが朝比奈みくるに対して行った
調教全てが一致しているわけではない」
淡々と俺を見続ける長門は淡々と言った。
「15,498回中、ピアスをしなかったシーケンスは2回ある」
「ピアスはしたが刺青をしなかったパターンは437回が該当する」
「陰毛の永久脱毛が10781回、淫核包皮の切除は5910回」
「肛門拡張およびスィフトは今のところ毎回やっている」
「肛門への500ミリリットル入ペットボトルの挿入には毎回達成しているが、
1リットル入の場合は3840回、1.5リットル入ペットボトルの挿入は1884回に留まる」
「キョン以外で性交渉もったのは、9025回であるが、その相手は6人+αに分岐する」
「涼宮ハルヒ、古泉一樹、鶴家さん、谷口、国木田、岡部担任、及びシャミセン
なお涼宮ハルヒ、鶴家さんは双頭ディルドウを使用」
「そのうち涼宮ハルヒは膣への挿入を8535回、肛門への挿入を6287回おこない、
二人以上で同時に性行為を行ったパターンは4492回」
「順列組み合わせによる重複パターンは……」
369SMだよ:2006/05/30(火) 18:01:32 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>368
12.
いや、もういい
エイリアン印の人造人間を黙らせて、俺は考え込んだ
……
沈黙に耐えきれなくなった俺は、やればいいんだろやれば
涼宮ハルヒを調教して雌犬なり雌豚にすればいいんだろ
俺たちの廻りの空気が一瞬止まり、冷たい視線が投げかけられるのを
感じたが、そんなことは気にしていられない。
だが、朝比奈さんに施されたの調教のレベルに達するには何日かかるか判らんぞ
「今回ループしているのは1日だけ、朝比奈みくるは部室に入った瞬間から
調教済みとして存在し、出た時点で復元される」
「それでは、記憶喪失状態になってしうでしょう?」
古泉の問いに、
「その間の記憶は仮想的記憶で補完され、朝比奈みくるはいつも通り
SOS団の活動を行っていると認識している」
俺たちの記憶はどうなっている。
「朝比奈みくる同様、部室に入った時点で『調教の過程』という記憶を得ている、
但し記憶がリセットされるのは、午前0時」
仮に、ハルヒを調教することでループを抜けられたとして、「調教済みハルヒ」が
固定化されることはないのか?
「……判らない」
「僕は大丈夫だと思います、あなたが対応を誤らなければね、もしそうなったら
あなたが涼宮さんを飼ってあげて下さいね」
お断りだ!
370SMだよ:2006/05/30(火) 18:02:15 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>369
13.
翌日、目を覚ましても、リセットされた俺の記憶を長門が補完してくれた
おかげで、ハルヒを調教すると宣言したことを、はっきりとおぼえていた。
調教済みハルヒが固定化されない様準備をするため飯も食わずに登校した。
途中のコンビニで必要なものを買い、まだ人影もまばらな校門をくぐり部室
へと向かう

「涼宮ハルヒの調教」
14.
放課後になり部室の前に立った、いよいよ本番である、ここでしくじれば、
「調教済みハルヒのご主人様」として、涼宮ハルヒに一生仕えないといけ
なくなる、やれやれだー

意を決して、ドアを開ける
部屋の隅には分厚いハードカバーを黙々と読んでいる長門と、教本片手に
ひとりでカードゲームをやっている古泉。
反対側の隅では、全裸のハルヒが正座していた。
メイド服の朝比奈さんは真っ赤な顔でそれでもいつも通りお茶を用意していた。
昨日(厳密には未来になるが)喫茶店でハルヒを調教すると叫んだ効果が
あった様だ、「よし」と心の中でガッツポーズをすると、ハルヒの前に立つ、
すかさずすり寄ってきて、M女のあいさつをした。
371SMだよ:2006/05/30(火) 18:03:19 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>370
15.
今日はおまえに俺の持ち物だという「印」を付けてやる、どうだうれしいか
言っている本人が顔から火が出そうなクサイ台詞を吐くと、
「うれしいです、キョン様の印を望むままに付けて下さい」
俺はハルヒの鼻と乳首にそして淫唇にリングを付けた。
恥丘は少し迷ったが、SOS団のシンボルマークをあしらった。
耳になんちゃってピアスをつけると、朝比奈さんと古泉を加えてハルヒの
身体で遊んだ。

パタン
長門が本を閉じる音が響くと、それを合図に俺はハルヒにある処置を施した。
ハルヒの着替えというより元が全裸なので着るだけだったが…を待って今日の
SOS団の活動は解散となった。
これで、朝起きると日付が変わっていると良いんだがな……
寝る前に、耳のピアスを取り忘れたのに気付いたが、なんちゃってだから
問題ないだろう。
372SMだよ:2006/05/30(火) 18:03:54 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>371
16.
翌日、妹のダイブ攻撃で目覚めた俺は、日付がちゃんと変わっていることを
確認し、母親にせっつかれながら朝食を摂った後学校に向かった。
ハルヒは何となく顔が赤い他は目立った変化はなかったが、取り忘れた耳の
なんちゃってピアスを付けたままにしていた。
いくらなんでも授業中は外しておいた方が良いぞ。
「ほっといてよ」口ではそう言うものの素直に外しにかかる。
耳たぶの裏にあるナットを緩めロッドを抜いた。
そいつマグネット式の奴じゃなかったか?
「何いってんのよ、昨日キョンがくれてその場で耳に穴開けてくれたじゃない」
その言葉を聞いて反射的にハルヒの胸を触っていた、良かった着いていない。
「キョーン!」しまったと思った瞬間、怒りにまかせたハルヒのパンチを
喰らっていた。
373SMだよ:2006/05/30(火) 18:07:20 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>372
17.
部室のドアをノックすると「はぁーい」可憐な朝比奈さんの声を確認すると
ドアを開けた。
部屋の隅には分厚いハードカバーを黙々と読んでいる長門と、教本片手に
ひとりオセロをやっている古泉。
ハルヒは珍しく所用があるとかで部室に来ていない。
「聞きましたよ、涼宮さんの胸を揉みまくったそうですね」
「キョン君がそんなことする人だったとは」
それは誤報だ、取り忘れた耳のなんちゃってピアスが穴を開ける
本式の奴に変わっていたから、胸の奴を取り忘れていないか
とっさに確認してしまっただけだ。
374SMだよ:2006/05/30(火) 18:08:10 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>373
18.
「あなたも考えましたね、涼宮さんが本物のピアスを作り出す前に、セロハン
テープとカードリングを置いたり、わざわざ「刺青」と書いた水性ペンを用意したり」
「涼宮さんの身体で遊ぶというのが、女体双六だったとはね、恐れ入ります」
昨日ハルヒに施したある処置というのは、セロテープで留めたカードリングを
取り外し、女体盛りよろしくハルヒの身体に水性ペンで描かれた双六のマスを
消すことだった。
「涼宮ハルヒの身体から外し忘れたものが耳のピアス以外にもう一つある」
長門の言葉に頭をハンマーで殴られた様な衝撃を受けた。
一瞬の沈黙のあとに
「『陰毛の永久脱毛・淫核包皮の切除』と書かれた紙が回収されていない」
それは今どこにある。
「この時空間上には存在していない」
375SMだよ:2006/05/30(火) 18:08:48 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>374
19.
「それじゃ涼宮さんのあそこ、つるつるの幼女みたいなのに、ク○×△スが
むき出しで……」
朝比奈さんは顔が真っ赤にしているが、俺の顔は真っ青を通り越して真っ白に
なっていることだろう。
古泉を見ると、例のインチキスマイルで
「いやー、困ったことになりましたね、やっぱりここは、あなたが『飼う』
ことになるんですかね」
「涼宮ハルヒの陰毛並びに淫核包皮は正常」
さっきこの時空間上には無いと言ってなかったか。
「涼宮ハルヒが午前0時をもって状態を固定化する前に、涼宮ハルヒ本人が
気付き捨てた」
長門よそれを先に言ってくれ、俺は白髪鬼になりそうだったんだぞ。
その時、俺は安心のため惚けてしまい長門の微妙な表情の変化に気が付かなかった。
376SMだよ:2006/05/30(火) 18:09:41 ID:or0VFX+n
「涼宮ハルヒの調教」
>>375
20.
「キョン」
全裸で鏡の前に立つハルヒの恥丘には、Slave:Hamuhi Master:Kyonの文字が……

糸冬
377名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:10:31 ID:or0VFX+n
これで終わりだにょろ
書き始めたら結構長かったにょろ
後は続かないので、他の神よろしくにょろ
378名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:11:56 ID:Vky9XpZY
乙。だがharuhiがhamuhiになってるのはいただけないw
379名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:12:19 ID:00XwHpyn
>>377


…割り込んで済まなかった_| ̄|○
380名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:27:21 ID:HOhepDCc
めがっさ乙にょろ!
381名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:33:42 ID:or0VFX+n
他にも誤字脱字があれば脳内校正よろしくにょろ
382名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:45:46 ID:bTRAEIRx
>>333
書いてみた。エロはもちろん無いぞ!無いからな!
383名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:46:16 ID:bTRAEIRx
「よっ、キョン!」

「…谷口か」

「んだよ元気ねぇなぁ。」

「ちょっと風邪引いたみたいでな。」

「バカは風邪引かないってのはやっぱ迷信だったか」

「人の事言えんのか」

「ハハッちげーねぇ」


風邪で節々が痛い身体を引きずり嫌がらせのような坂を登って登校する。
…辛過ぎる。キリストの気持ちがわかりかけてきたぞ。マジで。


「…どうしたのよアンタ。死に掛けのカエルみたいな顔してるわよ」

「風邪引いたんだ。ウチの親も谷口んとこに劣らず厳しくてな。40°近くまで出ないと休めん。」

「…移さないでよ?」

移す以前にウィルスの方から逃げ出すだろう。コイツに取り付く度胸のある病原体があれば知りたいね。

あー…。授業も何も見に入らん。そこ、普段もだろとか言うな。

「早退したら?見てるだけでこっちもしんどくなってきそうよ」

「折角来たんだ。最後までいてやるさ」

「へんなとこで真面目ね、アンタ」

「俺はいつだってほどほどに真面目のつもりだぞ」
384名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:46:49 ID:bTRAEIRx
ハルヒと軽く世間話をした後ずっと机に突っ伏して今日の授業が終わった。
飯もロクに食えんかったのに腹だけは空いてる。こういう時ぐらい休んでくれ、俺の胃よ。

「…その様子じゃ部活も無理みたいね。」

「あぁ…悪い。今日は4人でやっててくれ。」

「さっさと治しなさいよ。風邪なんかに負けるようじゃSOS団員として失格よ」


朝よりさらに酷くなったような気がする体を無理やり動かして家路へと着いた。


「…ただいま」

「うわーキョンくんすんごい顔色してるよー?」

「あー…。かなり辛いんだ。移されたくなかったら俺の部屋入るなよ?シャミセンは出しとくから」

制服のまま部屋へ入りベッドへダイブ。このまま寝ちまおう。寝たら少しはマシになるだろ。
385名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:47:46 ID:bTRAEIRx
「ん…」

時計を見る。深夜2時。中途半端な時間に目が覚めちまったな。

「…腹減った」

そういや朝からロクに飯食ってないな。俺の分取り置きしてるとは考えにくいし
わざわざお袋を起こすのも忍びない。さすがに自分で作れる程回復もしてない。

「ん、何か作ったげようか?」

「あぁ、頼m」

ごく自然に返事を返そうとして振り向いた先には女がいた。俺の枕元に立っている。
全身の毛穴が開いた。見てはいけない物を見てしまった。
おいおい怪談話にはちょっと時期が早いぜ。
とりあえずお経だお経。いや、塩のがいいか?

「…何へんな顔してんの?バカみたいよ」

幽霊にんな事言われる筋合いねぇよ、と思ってよく見てやっと気付く。
いや、ここに居るはずの無い人間 って事なら幽霊でもコイツでもあんまり大差ないが。
386名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:48:17 ID:bTRAEIRx
「…何やってんだ?ハルヒ」

「見てわかんない?」

分かるわけ無いだろ。なんでこんな時間におまえが俺の枕元に立ってんだ。

「看病よ看病。団長として団員を心配するのは当然の義務よね。4人だと活動に支障をきたすし。
 さっさと治して部室に来なさいよ」

やたら早口で言うハルヒ。

「まだ看病らしいこと何もして貰ってないけどな。」

「だってアンタ寝てたじゃないの。あ、アンタのお母さんから
 起きたらお粥でも作ってやってくれって言われてるのよね。ちょっと待ってて。」

お袋のニヤニヤした顔が浮かぶようだ。朝、どうやって弁論しようか。

「…ん」

そういえばいつの間にかジャージのズボンとTシャツを着てる。
俺、制服だったよな?
387名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:48:52 ID:bTRAEIRx
「お待ったせー!特製ハルヒ粥よ!これ食べてパパっと治しちゃいなさい」

ずいぶん早いな。

「大体下準備してたからね。アンタ起きるまで暇だったし。
 このまま朝まで寝てたらどうしようかと思ってたところよ。」

「んじゃありがたく頂きます…っと。ハルヒ、俺制服で寝てたと記憶してるんだが…」

「あぁ、私が着替えさせたわ。皺になっちゃうしね。」

人が寝てる間になんちゅう事をしやがる。剥くのは朝比奈さんだけにしてくれ。

「何赤くなってんのよ。私別になんとも思ってないわ」

俺が思うんだよアホ。他になんか変な事してないだろうな。

「ん、して欲しかった?」

うるせー。そのニヤけた顔で俺を見るな。


適当に世間話をしつつ量が大目のお粥を平らげる。うん、味は悪くなかった。
いや、むしろ旨かったな。空腹も手伝ってかなり旨かった。
388名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:49:29 ID:bTRAEIRx
「ふー…。ごちそうさん」

「んじゃ、一仕事終えたことだしそろそろ私寝るわ」

とか言いながらいつか見た寝袋を広げ始める。

「おい、何やってんだおまえ」

「寝る、ってさっき言わなかった?」

いや、そういうことじゃなくてだな。

「アンタ起きるまでずっと起きてたのよ?眠たいったら無いわ。
 今から寝ても4時間ぐらいしか寝れないじゃない。」

んな事俺に言われても困る。

「親には今日泊まってくるって言ったしアンタのお母さんの許可も貰ってるわ。」

弁論の仕様が無いじゃないか母上よ。アナタは何を考えてるんだ。

「おやすみー。あ、私多分起きれないからアンタ起こしてね」

…。既に寝息立ててやがる。よっぽど眠たかったのか。
389名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:50:43 ID:bTRAEIRx
「…。」

寝れねぇ。ただでさえ帰ってきてから十分寝たし
それ以上に寝袋でミノムシみたいになってるコイツがいる。
よくこんな状況であっさり寝れるなこいつは。


2時間ほどゴロゴロしてやっと睡魔が攻撃を開始。さっさと寝よう。
これ以上起きてても疲れるだけだ。色々と。


「…キョンのバカ」

なんか聞こえたような気がするが多分夢だろ。うん、そうだよなフロイト先生。




その後、ずっとニヤニヤしたお袋とやたらハルヒに懐いてる妹、若干目の赤いハルヒに
大分楽になった俺の4人で朝食をとりいつもの坂を上る。
誰かここにエスカレーター付けてくれんかね。割とマジで。

「何やってんのキョン!早く行くわよー!」

坂の上の方からする元気な声の主に小走りで駆け寄る。
…当面の問題はハルヒと2人で家を出た瞬間谷口に目撃された言い訳を考えることだな。
やれやれ。
390名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:52:26 ID:bTRAEIRx
終了。お粗末。個人的には古泉が出せなかったのがちょっと残念。
391名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:54:33 ID:hHSd8xgb
リアルタイムで職人さんが!GJ!
ハルヒはキョンの隣でねたかったのかな
3927-896:2006/05/30(火) 18:55:41 ID:wRbBr1HK
>>377
乙──ッ!
長門の読んでる本が実は『Les 120 Journees de Sodome』と『家畜人ヤプー』だった
という脳内設定にして独り喜んでた俺ガイル
393名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:56:22 ID:Vky9XpZY
>>333だけどまさか書いてもらえるとは!!!
GJ!いってみるもんだな〜ほんと。ハルヒかわいいよハルヒ
394かなり:2006/05/30(火) 19:02:29 ID:FHPCSS7t
来るの遅くなりました。
>>389
GJ!
これあげます。→ヽ(´ー`)ノ<:彡
3957-896:2006/05/30(火) 19:03:27 ID:wRbBr1HK
>>390
ハルヒ粥うまそう。普通の塩味じゃなくて、出汁の入ったやつだ。そしてスッポンとか入っている、絶対。
あと風邪は「感染つす」「染つす」か「うつす」
396名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 19:05:32 ID:sxlC0Y5b
>>390
乙!間がウマス!今度鶴屋さんとみくるでSS書いてほしい!
これはヒントに使ってください↓
ttp://www.uploda.org/uporg404447.mp3.html パスはSOSです!
397名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 19:13:52 ID:HOhepDCc
最後の鶴屋さん怖ーよっ!
398名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 19:20:56 ID:adpbmGUg
>>390
天翔ける光抱のGJ
399名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 19:36:23 ID:k22wEvOF
>>395
>スッポンとか
「そのほうが精がつくじゃないっ!」
400名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 20:53:22 ID:IK2EYYww
>>390
GJ!定番ネタだが素晴らしい。
ただ、キョンの家の前を通るのは学区的に国木田の方が妥当かな、とは思った。
401名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 20:54:36 ID:Ri3n4arX
谷口が国木田んちまで迎えに来てんじゃね?
402名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 21:04:34 ID:IK2EYYww
まあ、無くはないな。
国木田や谷口視点ってのも面白そうだね。
あとはかなり難易度上がるが岡部。
403名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 21:49:35 ID:8I+pUm7E
レス転載はFOXの許可いるみたいだけど大丈夫なのかな>まとめサイトの人
404名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:00:36 ID:Ve+GzpAg
岡部視点は書くこと自体は簡単そうだが、それを面白い内容にできるかが難しそうだな
405名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:09:22 ID:+jiV1d4P
今更だが>>8って栗の子なのな
406名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:09:51 ID:fdPMO2zK
奇抜なだけじゃ面白さには直結出来ないからな。
そこからどうやって話を広げていくかが腕の見せ所ってか。
407名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:10:09 ID:u5MDR/jb
>>403
「…厨房生命体である彼の言うことを真に受ける必要はない」
408名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:28:59 ID:ijo7sG+r
>>396
こいつあちこちにリンク貼ってね?
409名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:50:40 ID:ILk6L8OD
>>377
ループ中のやりとりが面白かったです。乙。
410390:2006/05/30(火) 22:55:34 ID:bTRAEIRx
>>400
あ、そうか。中学一緒なのは国木田だっけ。
原作で朝谷口と出会う場面が多かったから逆だと勘違いしてた。

谷口視点ってのもおもしろそうだけどどう考えても広げようが無いなww
411名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:03:54 ID:x8OIrQL3
>>403
コクヨのノートに書いた文章の著作権がコクヨに帰属すると思う?
412名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:19:43 ID:PIGbtLa8
>>411
よくわからんのですが、我々がコクヨノートを購入した場合、その所有権は持ち主に譲渡されるけれど、
この「2ちゃんねる」の場合、「本来持ち主のいるノートを無償で借りて、それに落書きさせて貰っている」って感覚では無いのですか?

だから、難しい法律のことは知らんけど、その例えはとりあえず違うと思うのです。
413名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:23:35 ID:kGcC2lY9
>>143

すっげー@@!!
朝倉視点での有希、GJ!
すごすぎるっておい!!!!!
414名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:24:32 ID:kzM2JUIw
問題なのはアフで荒稼ぎしてるブログ連だし大丈夫じゃね?
やばいなら許可くらい取りにいけば良し
やましいことなんてしてないんだから堂々としとけ
415名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:24:54 ID:atwXlgqz
>>412
いままでそういったことで問題が発生したと聞いたことがないので無問題
416名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:27:23 ID:rtxsFTNg
やましいこと考えまくってるけど、やましいことはしてないよ
417名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:29:46 ID:6mEeAWLB
>>412

そのいうのは何処かに書いてねぇ?        あるいは君の言う所の持ち主に聞いてみるとか。
答えになってなくてゴメン。
突っ込んだ解釈したことないからよく分かりません。
418名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:32:59 ID:xK1iiAy7
>突っ込んだ解釈したことないからよく分かりません。

はいみなさん。これがゆとり教育の見本ですよー。
419名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:34:43 ID:alrTQR2o
>>403
ネット上に2ch系のまとめサイトがどれだけあると思ってるんだ
420名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:37:09 ID:K0K2CEza
レス転載するのにいちいち全部FOXの許可もらわにゃあならんのなら今頃FOX過労死だな
421名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:37:09 ID:b7zsb/om
それでアフィとって儲けてる輩に対して違法だとか言ってるのが現状
とはいえ気にしすぎる必要もないと思うがね
それこそ掲載を止めろとか警告が出ない限りは問題ない
422名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:38:21 ID:GfPKvQtX
「サムデイ イン ザ レイン」がらみの話のアイディアはあるんだが…作文能力ないです…
423名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:39:00 ID:6mEeAWLB
>>418

他にねぇ、「見て見ぬ振り」と「事無かれ」が得意だよ!

さて、パンツを下ろしてスタンバっとくか。
424名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:40:18 ID:m+otMj5M
>422
そのアイデアを晒すんだ
誰か書いてくれるかも試練
425本スレから:2006/05/30(火) 23:41:45 ID:GfPKvQtX
>>424
11 名前:ラスト数分の真実[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 13:24:21 ID:ozGFEwad
キョン寝る

長門、キョンにカーディガン掛け、ストーブ移動。

長門、帰る(このとき、本を置く?)

ハルヒ、職員室から傘を「(2本の内)1本」借りる。

長門、まだ雨が降っていたのでキョンのために傘を取りに職員室に向かう。

ハルヒ、部室に到着。

長門、職員室から(1本しかない)傘を取る。

ハルヒ、キョンにカーディガン掛ける

長門、部室に戻る途中、2人の相合傘を目撃。(当然、職員室の傘であると気付く)
426名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:42:56 ID:PIGbtLa8
>>423
一緒に「ゆとり教育のせいで知能低下を引き起こされた」って国を訴えないか?
427名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:48:36 ID:OnPfI6MQ
めんどくさいのか誰もきちんとしたこと書いてくれてないな

・2ch上に投下された作品、書き込みの著作権は2ch運営側でなく書き込んだ人にある。
・まとめサイトは当事者間(まとめ管理人と書き手)の合意の下に作成されている。

これでも答えが分からなかったら池沼棚
428名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:53:29 ID:6mEeAWLB
>>426

いやいや、性癖がちょいと風変わりになったねw
強姦、凌辱系やらアナル。
その辺りをwktkしてます。
429名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:58:04 ID:PIGbtLa8
>>428
もうね(ry
430203:2006/05/31(水) 00:03:01 ID:DiFFg/+P
>>291-292を投下した者です。後編を今日投下する予定でしたが、私用により明日以降になりそうです。
俺の作品に期待してる人はあまりいないかもしれないけど、一応約束した事なので。
それからどこを意識すべきか指摘してくれた>>295氏に改めてお礼を言いたい。
自分なりに足掻いてみるよ。
431名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:04:30 ID:j2PiZnVk
>>425
ハイテンション長門でいこう。そうだ、それがいい。
432名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:07:23 ID:7LLZT+QZ
>>430
ガンガレ。期待してるぜ
433名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:10:17 ID:iYW5npfl
キョンがハルヒに告白するがハルヒに本気だと信じてもらえず
ほにゃららな展開SS希望
434名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:20:06 ID:Bfq7yMv3
風邪気味のキョンに長門が「あなたの保全は私の任務」と称してナノマシン投入による治療を提案
てっきり腕をかまれるだけだと思って承諾したキョンに、口移し(ていうかベロチュー)でナノマシンを投入する長門
口を離した瞬間に部室に入ってくるハルヒ
抱きついている二人を見て表情を変えるハルヒに対して、
しれっと「他人の体温で暖めて風邪を治す民間療法。古い本に書いてあった」と話す長門
「団員の健康管理も団長の仕事、しょうがないから私もやってあげるわ」とキョンに抱きつこうとするハルヒ
「一人で十分」と拒む長門
キョンの両腕をそれぞれ引っぱり合ってる2人
そこへ部室へ入ってきた古泉がにこやかに
「思いっきり引っ張りあって自分の方に引き寄せた方が抱きつけるという伝説の大技『大岡裂き』はいかがでしょう」と提案
かくして部室棟にキョンの悲鳴が響き渡るのでした
どっとはらい



…という話を書こうと思ったが、もう良い子はおねむの時間なのでおやすみノシ
4355−409:2006/05/31(水) 00:22:00 ID:a3+gYPY6
朝倉×キョンは順調に停滞中。

モード変換、こってりエロモード。

待っていやがれオシリスキー!
「それはそんな尻だった」
近日公開!
436名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:23:50 ID:j2PiZnVk
>>435
お尻わーいわーい
437名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:24:08 ID:QcyNR9qP
ハルヒの目の前で瀕死の重傷を負うキョン。
泣きつくハルヒに「安心しろよ、お前は俺がぜったい守ってやる」
「お前が俺を信じていてくれたら俺はこんな奴らに絶対に負けたりしない」
でキョンスーパー化

トイレにこもっていたらなんて事を考えてしまったんだ
つかキョンの面影すらないし・・・
438名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:28:42 ID:Z/o2CJ9Y
キョンが閉鎖空間を展開したりどんな武器でも扱えるようになったり
439名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:30:15 ID:2JBK6+Ai
>>438
それなんてUB(略
4408-343:2006/05/31(水) 00:32:22 ID:NKiL5xSb
うわ、さっきTVのハルヒを見ました。
何これ。ネタが被ってないのはまだしも、シチュエーションががが。
うわぁーどうしよorz
441名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:32:56 ID:5MqINNpm
長門で書いてみた。エロあり。今から投下する。
442名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:33:16 ID:4gNAIdq2
電車通学で痴漢に遭ってる女の子がSOS団に相談にきて
3人娘が体を張って自ら囮になり通学電車の痴漢を撃退する、みたいなエロSSキボンヌ!!!!!!
443feeling you:2006/05/31(水) 00:34:18 ID:5MqINNpm

「じゃあ、今日は解散!」
喫茶店に響くハルヒの声。
今日は土曜日。恒例のパトロール。
ようやく終わった!と内心ガッツポーズをとりつつ、帰路へ向かおうとする。
しかし、そんな俺の歩みを小さな力が止めた。
振り返る。俺の服の裾をつかんでいるのは長門。
それを見て、ああ、今日だったか。と気がつく。
「判った。じゃあ後でな」
ハルヒとかにバレないように小さな言葉で伝える。
それを聞くと、少しだけ嬉しそうに長門は俺を解放した。

それから数時間後。
俺は長門の家に来ていた。
月に1回、こうして俺は長門の家に泊まりに来る。
ただのお泊まり会ではないぞ?
男女が一つ屋根の下、夜を過ごすと言えば……
早い話が、そういうことだ。
ちなみに言っておくが、俺と長門は別に付き合ってはいない。
だからといってセフレとか低俗な言葉で、俺らの関係を表すのは憤慨だな。
俺らがするのは、ただのコミュニケーション。
言葉もいらない、ただ相手を感じられればいい。
言葉を話すのが苦手な長門にとって、これは一番画期的な方法だったと思う。
人間を、いや、俺を理解するには。

444名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:34:39 ID:fOvMp85H
そのうちキョンがワイヤーで敵を斬ったり、銀髪で眼が紅くなったり、財閥の総帥になったりするんですね?
445feeling you:2006/05/31(水) 00:34:54 ID:5MqINNpm
いつものように布団に座らせ、俺はそっと長門の服を脱がす。
長門は最初のあたり、「自分で脱いでおいた方が効率はよい」と言っていた。
だが、俺が服は着たままにしとけって指示した。
俺にとって、服を剥ぎ取っていくこの瞬間は、たまらなく興奮する一時だからな。
何度やっても、慣れない。ドキドキする。
そして、白い肌が見えた瞬間、俺の心臓は跳ね上がるのだ。
雪のように白く、滑らかな肌。
俺自身が服を剥ぎ取り下着二枚にしてやったことは、征服欲がくすぐられる。
と、そこで長門が手を伸ばし、俺の服を脱がせていく。
俺もズボンを足で脱ぎ散らし、下着一枚となる。
肩に手を置き、そのまま軽く押し倒し、俺も隣に横になる。
まずは強く抱きしめるだけでいい。
長門の温もり、匂い、感触。
それを全身で味わう。
長門もきっと、俺と同じことを感じているのだろう。
背中に手を回し、ブラのホックを外す。
そのまま二人の間に手を差し込み、布を取り去る。
抱きしめているので見ることは出来ないが、目をつぶれば大体思い出せる長門の胸。
押しつけた胸と胸のあたりから、互いに感じる鼓動。
トクトクと、だんだん二つのリズムが合わさっていく。
俺は顔を長門の髪に埋める。
すぅっと息を深く吸い込めば、広がるは甘い匂い。
それだけで、俺の思考は溶けていく。
理性という名の足枷が、少しずつ壊されていく。
首筋のあたりに擦りつけられている頬。とても柔らかい。
「なんだ、甘えたいのか?」
言葉ではなく、触れている肌から判る、長門の気持ち。
手をその短い髪に差し入れ、撫でてやる。
無表情の奥に、満足げな色。
それが可愛くて仕方がなかったから、額に軽くキスをする。
と、その直後仰向けに押し倒され、長門が俺の上に馬乗りになる。
頬に近づく、長門の顔。
ペロ……と頬を舐めあげられる。
こうなったら、暫く俺は抵抗しないことにしている。
長門は俺の味を知ることで、俺を認識しようとしているのだから。
俺を味わうことで、俺を理解しようとしているのだから。
446feeling you:2006/05/31(水) 00:35:36 ID:5MqINNpm
ぺろぺろ、ぴちゃぴちゃと俺の頬を長門の舌が伝っていく。
その熱く、少しばかりざらりとした感触に、ぞくりと背筋が震える。
次は頬を両手で押さえられ、キスをされた。
舌をねじ込まれる。もちろん拒むわけはなく、むしろ迎え入れるように絡み合わせる。
俺の舌を吸い、ついでに唾液まで飲み干していく。
代わりに注がれる、長門の味。
息が続かなくなる。物理的にも、心理的にも。
そう、息が詰まるのだ。幸福感と、理性を外れ段々暴れ出してくる俺の獣を抑圧することに。
やがて長門も苦しくなったか、銀の糸を残し離れゆく。
ぷはっと息をつき、また俺の味の確認に勤しむ。
今度は首筋から下へと向かう。
長門が通った後には、ぬらぬらと輝く一筋の道。
そして訪れる開放感。
下着を下げられ、飛び出す俺自身。
長門はそれをそっと両手で包むと、先ほどまでと同じように味を確認する。
そっと形をなぞられ、舌先で転がされる。
かと思えば、その小さな口を命一杯開き、俺自身を食べていく。
だが、俺が限界に達する直前に、長門はふっと責めを緩めるのだ。
何度もやっているうちに、俺の許容も学んできたらしい。
焦らすようにして、俺の味を濃くしようとしてやがる。
俺の手が勝手にぴくり、と跳ねる。
脳の抑制を離れようとする体を、無理矢理にでも押さえつける。
そうでもしなければ俺の獣は、長門の頭をがしりと押さえて乱暴に扱ってしまうだろうから。
そうして耐えに耐え抜き、俺は欲望を解放した。
頭が真っ白になる。
気持ちがよすぎて、意識がもうろうとしてくる。
しかし、長門だけははっきりと見えた。
全部口で受け止め、舌でそれをかき回し、味わってから飲み込む。
そうやってこいつは、俺を認識する。
447feeling you:2006/05/31(水) 00:36:13 ID:5MqINNpm
こういう関係になったきっかけは何だっただろうか?
そうだ、あの日だ。
ある日、俺は長門に呼ばれ、この家に来ていた。
「……で何だ?俺を呼んだ理由は。またハルヒが何かやったか?」
「違う。今日はお願いがあってあなたを呼んだ」
お願いだと?長門がか?
……で、何なんだ、それは?
「この前のバグは、有機生命体とのコミュニケーションが上手くいかないことに原因があるとわかった」
ふむ。それで?
「わたしは役割上、感情は表に出さないように作られている」
やっぱり仕様だったのか。まあ、感情があるのは判っていたが。
「言語でのコミュニケーションも苦手なわたしは、どうすれば上手くいくか判らない」
……ということは何だ?どうすれば対人関係が上手くいくか聞きたいってことか?
「違う」
じゃあ、何なんだ?
「エラーデータは、誰か一人でも上手くコミュニケーションがとれれば発生しないと思われる」
そう言った後、長門は少し息を吸い。
「したがって、あなたに頼む」
とだけ言った。
……つまり、お前は俺とコミュニケーションがとりたいと?
首肯。
……で、具体的にはどうすればいいんだ?
「言語以外で、何かあれば」
とは言われても、俺も思いつかん。
う〜ん、コミュニケーションねぇ……言葉以外に何かあるだろうか?
悩みに悩んだ俺が思いついた方法。
それが、抱きしめることだった。
言っておくが、これでもそれなりに譲歩したつもりだ。
触れあうこともコミュニケーションの一つだ。決して長門を抱きしめたいって訳じゃないぞ!
しかしその案が、意外にも長門がかなり気に入ってしまった。
まあ、生まれてから3年、ずっと一人で過ごしてきたんだもんな。
そりゃあ人の温もりが心地よいって思うだろう。
だからと言って、すり寄るように甘えてきたのは流石に不可抗力だった。
気がついたら、その……キスしちまってたんだ。
それに気付いて、すかさず離れて
「悪い」
と言おうとしたのだが……
「!?」
言えなかった。長門がしがみつくように、キスしてきていた。
そしてその後は、流れ的に……ってことだ。
それ以来、長門はそのコミュニケーションの取り方が気に入ってしまった。
大体、触れあう肌としぐさから、情報を集めて相手を理解する方が、長門は得意だったみたいだしな。
とは言っても、流石に何回もやるわけにはいかないので月1というルールを決めた。
ハルヒへの影響も考えて、付き合わないと決めたのもその時だ。
こうして俺たちの秘密の関係は始まったんだ。
448feeling you:2006/05/31(水) 00:37:03 ID:5MqINNpm
見下ろした長門の体。
今度はさっきとは反対に、俺が組み伏せている。
のどが渇く。渇いて仕方がない。
白い胸が目に入る。決して大きくはないけれど、確かな膨らみ。
視覚の情報が、俺の脳を沸騰させていく。
さっきまで長門がやっていた行動を今度は俺が反復する。
頬を舐める。柔らかな感触。
次に深くキスをする。
舌をねじ込ませ、絡め合う。
長門の舌を吸う。甘い。
唾液を送り、飲み込む。
触覚と味覚が、俺の脳を刺激する。
だが唾液を飲んでも飲んでも、のどの渇きが潤わない。
どうしてだろうか?いつもならこれで満足感が得られるのに。
そのまま下へ向かおうとしたが、いったん耳へ向かい、舌先でくすぐる。
ふ……と息が漏れるのが聞こえた。
俺は下へと向かう。鎖骨のあたりで肌を思いっきり吸う。
体を少しばかり捩る。感じているのだろうか?
左手を合わせ、握る。これで長門を理解するための情報がまた一つ増えた。
その小さな胸に顔を埋め、息を吸う。
まるでミルクのような、甘い匂い。
甘えるように頬を擦りつける。……ん。と声が漏れたのが耳に入る。
嗅覚も聴覚もやられ、脳がボーッと陶酔の域に入り始める。
理性という足枷はほとんど壊れてしまっている。
だが、最後の意地は残しておく。長門を傷つけたくはないから。
口を大開にして、長門の胸にしゃぶりつく。
舌で転がすようにして、唾液を馴染ませていく。
硬くなった乳首が、ほどよい硬さへとほぐれていく。
軽く吸う。ぴくっと長門の体が跳ねるのを感じた。
同時に強く握られる手。それに気をよくする俺。
ふとこのまま、長門を食べてしまいたいという欲求に襲われる。
この柔らかい肌に牙を突き立て、引きちぎって貪り食う。
長門の肉は旨いだろうか。きっと美味しいに違いない。
血液まですすって、残さず食べられる自信もある。
それに、そうやって食べて取り込んでしまえれば、ずっと一緒にいられる。
相手は自分の中だ。ずっと触れあっていられるじゃないか。
そんな猟奇的な想いが暴れ出すが、なんとか堪える。
449feeling you:2006/05/31(水) 00:37:35 ID:5MqINNpm
獣を何とか追い払って、一瞬冷静になる。
そうだ、俺の渇き。
長門が完全に俺のものになっていないことへの焦り。
俺はいつの間にか望んでいたんだ。長門とずっと一緒にいたい、触れあっていたいと。
そんな想いをこめたら、獣はいつの間にか居なくなっていた。
そこにあるのは純粋な、俺の願いだけだった。
下へと進む。へその周りを一周して征服。
へそを舌で埋める。少ししょっぱい。
そこまできて、俺はようやく最後の一枚に取りかかる。
「いいか?」
と問えば、強く握られる手。
ゴムに手をかけ、そっと下ろす。
広がる長門の、雌の匂い。
俺はといえば、フェロモンをたくさん有すその匂いにかなり興奮していた。
のどの渇きが強くなる。
顔を近づける。あふれ出る蜜が俺を誘う。
ぴちゃ……
それは禁断の果実。一度味わってしまえば、もう忘れることなんて出来ない。
俺はただ一心不乱に、長門を味わっていた。
長門は唇を噛みしめ、声を漏らすまいとしている。
だが絶え絶えに漏れる吐息が、どうしてもたまに漏れてしまう声が、俺の耳を揺さぶっていく。
くぅん……と鼻で鳴かれてしまえば、俺の心臓を深いところまで抉ってくれる。
もっと可愛い声を聞かせて欲しい。もっと鳴いて欲しいと俺の欲望が止まらない。
「ぁ……ふ……ぁぅ……」
長門の味が濃くなる。頭をジンジンと痺れさせる味。
ふるふると長門の体が震えていく。俺も震えが止まらない。
ギュッと握られた手から、長門の全てが伝わってくる。
……もう、我慢できなかった。
強く抱きしめる。
450feeling you:2006/05/31(水) 00:38:08 ID:5MqINNpm
「長門……いいか……?」
耳を澄ませば早く浅くなった呼吸音。
俺は獣のような、荒い息づかい。
コクリと頷くのが見え、俺は俺自身を長門の中へと進める。
脳が溶け出すのが判る。ヤバい、溶ける。
長門を傷つけないように配慮するだけでも大変だ。
俺の理性はもうすでに、糸一本。
それを必死にたぐり寄せて、乱暴にはしないようにする。
腰を動かし始める。頭が真っ白になっていく。
赤く染まった頬と、潤んだ目元の長門が、艶っぽい。
可愛くてしょうがない。もう、可愛いしか言えん。思考が言葉にならない。
汗と、包まれる感触。甘い匂い。口に残る長門の味。何かをかき混ぜる音。
伝わる気持ち。
長門の全てが伝わる。俺の全てを伝える。
言葉なんていらない。ただ感じるだけ。
俺と長門の全てが、互いに共有されていく。
激しくなっていく動き。目の前がちかちかしてきた。
「んっ……あ、あ、はぁっ……や……ああっ!!」
ギュッと締め付けられる手と俺自身。
最大限に伝わる長門の想いに、俺は全てを解放した。



事が終わった後の気怠さに包まれ、二人抱きしめ合って息を整える。
「長門」
「なに?」
呼べば返ってくる返事。
「なぁ、今度は俺から頼みがあるんだ」
不思議そうな顔が返ってきた。
「俺はな、お前とずっとコミュニケーションをとっていきたいんだが」
「頼まなくても、そのつもり」
「いや、違うんだ」
息を吸う。なんてこった、してるときより心臓がバクバクしてるんじゃねぇか?
「これから先、ホントにずっとだ。早い話がその……付き合ってください」
うわ、情けねぇ俺。最後のあたり声が小さくなってしまった。
長門は一瞬嬉しそうな顔をしたが、すぐに困ったような顔になって
「でも、涼宮ハルヒへの影響を考えると、それは望ましくな……」
「ハルヒなんていい。俺は、お前と居たいんだ」
じっと見つめる。長門の瞳の宇宙が俺を吸い込んでいく。
暫く悩んだ長門は、小さく、だがしっかりと頷いてくれた。
抱きしめたその体から、長門が喜んでいることを俺は感じた。


(終わり)
451名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:39:52 ID:IfNoETE3
>427
ちなみにhttp://qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/1130918407/815のどこをどうまとめたらそういう結論になるんだ
この契約自体の無効性を主張するのなら話は別だが。
452名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:40:25 ID:uipY/laT
>>434
>もう良い子はおねむの時間なのでおやすみノシ
エロパロ板にいるヤツが何を言うか

お、おやすみなさいなんて言わないんだからねっ!!ノシ

>>443->>450
GJ!!かわいいよ長門
453441:2006/05/31(水) 00:41:03 ID:5MqINNpm
以上です。
次のネタは構想中なので、書けたらまた投下する予定。
多分、次はエロ無しかと思う。
454名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:59:35 ID:fEBka/58
>>427
2chのレスの持ち出しに関しては、いままで問題が発生しなかったので放置されていたのですが。
先日、問題が発生してしまったので、2chのレスの取り扱いに関するルールが新たに作られてしまったですよ。
突然の2ch側の仕様変更で専ブラが使えなくなって困った人が続出したのは記憶に新しいですね。
一部の専ブラ(JaneStyle等)を使ってる人は気付いていないかもしれませんが、
現在、われわれは2chに書き込む際に、”ひろゆきの許可なく他サイトに転載不可”という規約に同意してるんですね。

つまり何が言いたいかというと、長門かわいいよ長門って事です。
455名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:26:56 ID:KwXpO08b
>454
ちがうちがう。
・権利はひろゆきのもの
・でもカキコ者は自分の書き込みを好きにしていい
・でもでも、ひろゆきが「ダメ」って言った業者に対してだけはカキコ者といえども転載とかさせちゃだめ
・長門有希は俺のもの

ってことでしょ。
456名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:36:44 ID:KHERb2o9
>>455
ちがうちがう長門有希と鶴屋さんとキョンは俺のものだよ
457名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:44:23 ID:vRoVmyVW
出自のせいで中学時代友達0だった欝鶴屋さんが黒みくると出会い下僕となる。
そしてある日突然野球をやらされることとなり
「キョンくんの前では常にハイテンションでいろ。」と命令され
必死になって演技するうちにキョンに惹かれていくSSを…
458名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:46:11 ID:KHERb2o9
おまいが書くんだな?
459名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:49:29 ID:lMYquKU5
ちょっと興味を惹かれた。単に自分が鶴屋さん好きなだけだが。
460名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:53:07 ID:2zzxU5kw
森岡の神様の話・・・確かスニーカーだったか?題名忘れたが。
主人公が実は神な落ちの話があったが、途中その力を引き出すために、
儀式をして、この儀式をしたから、ここら一体は結界で安全と本人に信じ込ませて
効力を発揮させた場面があった・・・ような気がする。

何がいいたいかというと、
>>437
の展開はありかも・・
461名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:55:55 ID:escXzlRg
何?このLRSスレ
462名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:09:05 ID:DiFFg/+P
>>461
LRSって何だ?

それはともかく、キャラ個別スレでこんなの見つけた。



928:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/05/30(火) 21:25:37 ID:WYauCSVV
 しばらくの間、俺はぐったりして草に寝そべっていた。
 寒さに震えて起き上がると、ハルヒが自分の太腿に残る白い液体を指ですくっているところだった。
 興味しんしんの様子で指を鼻先へやったりしている。
「ばか。んなもんの匂いなんて嗅ぐな」
「だって、不思議なんだもん」
 いいから、と俺はハルヒの指先を草地に押しつけてぬぐわせた。
「帰るぞ」
 服についた草を払いながら、俺は立ってハルヒの手を引いた。
 もう、迷わない。
 ハルヒがどんな存在であっても、これからハルヒに何が起きても、俺の身にどんな災いが降りかかっても、俺は、ハルヒから離れない。
 俺たちは、月明かりの中を家へ向かった。
 ときどき、ハルヒの後ろ頭で、あのちょんまげみたいなポニーテールがゆらゆらと揺れた。
463名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:14:10 ID:fEBka/58
自分はLRSよりLASの方が好きだなっ
でもハルヒより長門の方が好きなのさっ
464名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:17:28 ID:KwXpO08b
漏れもLASだけど長門スキーだな
なぜだろう
465名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:17:38 ID:2zzxU5kw
LRS

ラブラブ涼子涼宮か・・・・・
涼の字にかけているわけだな

しかしこの2人とはあまりない組み合わせ、新しい視点だな
466名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:28:23 ID:QcyNR9qP
・・・?なんの隠語ですかそれは!?
らす?それはまあいいとして。

>>457
なにそのあかり姉さん
467名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:35:35 ID:Zu5lnGPp
EVA板特有のカップリング用語だったような気がする。
Love Rei Sinji とか Love Asuka Sinji とか。
違ったらごめん。
468名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:36:18 ID:u11leDGs
LRSとかLASとか聞いたの何年ぶりだろう・・・
469名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:49:04 ID:QsD/tj+Z
軽く五年は経つな……
なんだか月日の残酷さを感じる。
あのころ活動していたサイトはまだ生きてるのかな……?

脱線すまん
470名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:55:12 ID:Tc8VIvnL
ぉ、えろぃの増えてきたね
普通のやり取りものも好きだけどえろぃのは嬉しい
職人さんいつもお疲れ様です
471名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 03:15:20 ID:0pHyXmir
学校さえも何これといわれる流れで絶望系SS書いてるんだが、
エロじゃなくてグロでもいい?
472名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 03:16:42 ID:KwXpO08b
事前に警告してくれればグロでもいいよ。
グロ嫌いな人は読み飛ばせるから。
473名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 03:22:50 ID:u11leDGs
>>462
何そのきつね少女
474名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 04:18:08 ID:lMYquKU5
今日もわたしは理不尽な暴力を受け続けている。
家のせいで人に避けられ、友達のいないわたしに初めて優しくしてくれた人に。
わたしは舞い上がった。ある日突然奴隷になれと言われた時はさすがに
混乱したが、でも、初めての友達―今もそう思っている―に嫌われたくなかった。
そして、わたしは朝比奈みくるの奴隷になった。もう一年以上前のことだ。
あの頃は平和だったと思う。少なくとも暴力を振るわれるということは無かった。


野球大会の助っ人として呼ばれた日、命令で無理矢理普段とは百八十度
違う性格を演じさせられ、精神も肉体もボロボロになったこの日、わたしは彼と出会った。
彼女がよく話していた通り、最初はぶっきらぼうでどこかとっつきにくそうだったが、
会話や行動を見ていくうちに細やかな気遣いができる人だということが分かった。
わたしは、彼ともっと話したいと思った。

解散した後、わたしは彼女に物陰へ連れて行かれ、何度もお腹を蹴られた。
彼女はわたしがキョンくんに色目を使ってたからだと言った。
抵抗しようと思えばできた。でも、わたしは抵抗をしなかった。

その日、わたしは帰ってすぐに浴室へ行き、内出血を起こしている腹部を擦りながら
彼との会話を思い出した。そして、一人泣いた。


こんなの鶴屋さんと朝比奈さんじゃない・・・
475名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 04:45:55 ID:Tc8VIvnL
好きだからこそ壊したいって奴かな
476名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:00:35 ID:ozbCGfwI
専ブラ替えたのでテストも兼ねて小話一つ。エロなしすまん。使い古されたネタですまん。


「みくるちゃん、スカートに何かついてるわよ」
「え?」
振り向くと、涼宮さんがあたしの制服スカートを指差していた。
差された辺りに目をやると、スカートの裾に何か白っぽいものがこびり付いている。
なんだろう。指先で触ってみると、ちょっとごわごわする感じ。
「なにかな、これ」
そう呟いてから、気が付いた。
「あ、あれです――」
「やっぽー、みっくっる〜、いる〜?」
「――液、だと思います。やだなぁ、付いちゃったんだ。う〜ん。あ、鶴屋さん」
そう言って、部室のドアを開いたまま立っている鶴屋さんに返事をしようとして、
涼宮さんの様子がおかしいことに気が付いた。唖然としてると言うか、愕然としていると言うか。
うまく言えないけど、ぽかんと口を開けている。
どうしたんだろうと考えていたら、口をぱくぱくさせて、
「せぃ……? ぇ、えき…………?」
と搾り出すような声で訊いてきた。
「え? あ、あの、その、今日のお昼休み、ここでキョンくんと……」
その瞬間、急に涼宮さんが真顔になって、
「キョンが!?」
そう叫ぶなり、物凄い勢いで部室を飛び出して行った。どうしたのかな。

「や、やあ、みくるっ。ハルにゃん、どーしたにょろ?」
鶴屋さんがびっくりしたような顔で、こっちを見ている。
「え? よくわかんないです。お昼休み、ここでキョンくんとって言ったら、急に……」
「へぇ。どうしたんだろうねっ? ハルにゃん、みくるに嫉妬でもしてるのかなっ?」
「そんなぁ〜、キョンくんには、童話の挿絵を手伝って貰っただけですよぉ」
「童話? ああ、文芸部の機関誌かいっ?」
「うん。没ばっかりで、もう時間もないし、大変なんで、少しでも早く書き上げようと
お昼休みもここで挿絵を書いてたら、キョンくんも小説書きにやって来て、
それで、少し手伝って貰ったんだけど……」

そう言うと鶴屋さんが、少しにやけた顔をしたので、慌てて、続けた。
「べ、別に二人きりじゃないですよ。古泉くんも長門さんも一緒だったし」
例の会誌作りで、みんな大変なことは、涼宮さんが一番よく知っているはずなのに。

「ふ〜ん、なるほどっ。じゃあ、どうしたんだろうね。あれ? みくる、それなにっ?」
少し考え込むような顔をした後、わたしのスカートを指差す、鶴屋さん。
「これ? さっき涼宮さんにも訊かれたんだけど」
「ふんふん」
「たぶん、修正液です」
きっと、お昼にキョンくんと挿絵を直してたときに、付いちゃったんだ。
「しゅう、せい、えき?」
「うん。挿絵にペン入れするとき、よく間違えるから」
そう言って、これってクリーニングでちゃんと落ちるのかなと、ぼんやり考えていると、
鶴屋さんが、急に何かを我慢しているような表情になり、肩を震わせたかと思ったら、
「……ぷ、ぷ、ぷひゃひゃひゃ〜、みくる〜、君は最高だっ、うわっはっはっはっひゃ」
大声で、おなかに手を当て笑い出した。そして、目尻を拭いながら、
「は、早く逃げたほうがいいっさ、みくるっ。って、ふっ、ふぁはっはっはっはっ」
そう笑いながら、部室を出て行った。

ふぇ? なになに? 何が可笑しいの?
と言うか、鶴屋さん、あたしに何か用事があったんじゃないの?

三十分後、真っ赤な顔をした涼宮さんが、目の下に痣のあるキョンくんと一緒に戻ってきて、
鶴屋さんの言葉の意味が理解できた気がした。

ごめんなさいキョンくん。でもでも、あたしが悪いんじゃないですよぉ。
477名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:38:49 ID:+Iimlxrs
>>476
GJ
こういうネタ大好き


ついでに1本投下します

>>425
>>431
勢いで書いてみた。でも反省はしてない。

ハイテンションユッキーは保管庫7-318様を参考にさせてもらいました。
478名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:39:56 ID:+Iimlxrs

[ある雨の日のハイテンションユッキー](7-318様感謝)


まったくハルにゃんったらヒドイのよ?
部室にやってきたとおもったら、いきなりキョンくんに電気屋までストーブ取りにいけって。
こんな寒い中出歩かせて、風邪でも引いちゃったらどうするつもりなのよ?
あ、でもキョンくんが風邪を引いたら、付きっ切りで看病してあげるのもいいわね。はい、あーんって。
でも風邪を引いちゃうキョンくんにとっては辛いかなー
仕方ない、ここは愛しのキョンくんのためにわたしが頑張るべきね。
ハルにゃんには一発、ガツンと言ってあげよう。

「………キョ「ふぅ、わかったよ」」

ガーンガーンガーン
お願い、もうちょっと待っててよ。決断はやすぎー
キョンくんったらハルにゃんの我がままをあっさり聞いて、コートを着始めたの。
そ、そんなあ〜
どうしてキョンくんってば、ハルにゃんにそんなに甘いの?
もしかして弱みを握られてるのかしら?きっとそうね。
うぅ、可哀想なキョンくん。
情報統合思念体のお達しがあるからハルにゃんにアレコレすることはできないけど、いつかきっと助けてあげるからね。
わたしとキョンくんの未来のために頑張らなくちゃ。

「待って〜」
みくるんがキョンくんを呼び止めたのかな?とっさに目を向ける。
「今日は冷えますから、ね」
あ〜〜〜
キョンくんたらみくるんにマフラー巻いてもらってうれしそうにしてるの。
ちょっと目を離したすきに、油断も隙もない。
みくるん近付きすぎ!キョンくんニヤケちゃダメ!

そういえばさっきまでミクるんマフラー編んでたよね?
わたしは部屋の片隅に編み掛けのマフラーを見つけた。
やっぱり手編みのマフラーってポイント高いのかな。
うん、決めた。
あとで編み方を調べて、キョンくんに編んであげよう。
そして、キョンくんのハートをがっちり掴んじゃおう。
そしてそして……
きゃっ、楽しみ〜〜〜
ところで、みくるんも誰かにプレゼントするのかな――やっぱりするのよね。せっかく編んでるんだもの。
もし相手がキョンくんだなんていったら、いくらみくるんでも許さないからね。

そうこうするうちに、キョンくんが部屋から出ていっちゃった。しくしくしく
せっかくのキョンくんとの一時だったのに。おのれハルにゃん。
ハルにゃんはその後、みくるんといっちーを連れてどこかに行ったみたいだけど、わたしは付いていく気力さえ残ってないの。
キョンくんが帰ってくるのをじっと待ってるね。うぅ…ほんとに涙が出てきちゃった。キョンくん、会いたいよ〜
479名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:41:10 ID:+Iimlxrs

外が暗くなりかけた頃、キョンくんがやっと帰ってきてくれました。
えーん、キョンく〜〜ん。
すっかり冷えちゃったみたい。かわいそう。
あ、そういえば……
まだハルにゃんたち戻ってきてないよね?
文化祭の映画の編集とか言ってたけど、まだ終わってないのかな?
そうすると、今私たちって…ふ・た・り・き・り?
こんな狭い部屋の中でキョンくんと一緒……
寒がるキョンくん。冷え切った体を暖めるのは人肌が一番。
ここにいるのは私だけ。
きゃーきゃーきゃー
い、いけない、ちょっと涎が…
キョンくんにこんなわたしを見られたら大変だわ。
できるだけ心を落ち着けて、キョンくんの方を向く。
「zzz...」
………いいけどね。
キョンくん疲れてるんだし。
わたしはカーディガンを取って、キョンくんにかけてあげる。
ふふっ。これってポイント高いのよね。
キョンくん起きたらびっくりするかな?喜んでくれるかな?
抱きしめてくれちゃったりしてー

さて、キョンくんが起きるまで、至福の一時を過ごさせてもらっちゃおう!
寝てるキョンくんも素敵なの。
キョンくんの寝顔をずっと眺めていられるなんて、さっき一人で寂しくすごした時間も忘れちゃいそう。
わたし的ベストポジションにイスをおいて腰掛ける。準備おっけー。

「あら、キョン帰ってたの?」

……もうね、その瞬間、確かにピキッっという音がわたしの頭に響いた気がしたわ。
そこにいたのは、もしかしなくてもハルにゃんたち一向。
これ、絶対わたしへの嫌がらせよね。
わかったわ。そこまでしてわたしとキョンくんの仲を裂きたいのね。
よーし、待っててねキョンくん。
わたし、ハルにゃんなんかに負けないで、きっとあなたを取り戻して見せるからね。

480名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:42:05 ID:+Iimlxrs

なにか手はないかなーって考え込むわたし。
ハルにゃんは戻ってまたすぐどこかに行っちゃったみたい。
ふと外を見ると、雨がぽつぽつと降ってきたの。
ピーンってひらめいちゃった。
突然の雨だし、キョンくんきっと傘なんて持ってないもんね。

傘がなくて困るキョンくん
   +
傘を用意するわたし
   ll
相合傘(はぁと)

これよこれ、完璧よ!
さっそく傘を用意するために立ち上がる。
いっちーとみくるんはわたしが帰ると思ったのかな?
後片付けを始めたみたい。
うんうん。邪魔者はさっさと消えてね。

結局わたしたちは、3人一緒に部屋を出ることになりました。
わたしがまだ帰らないことにふたりはちょっと驚いたみたいだけど、そんなのどうでもいいわ。
傘よ傘。わたしも今日は傘もってこなかったから、急いでなんとかしないとね。
今までなら雨が降る日に傘を持ってこないことなんてなかったのに。
一晩中キョンくんとの幸せな新婚生活を仮想シミュレートしてたのがいけなかったかしら。
ちょっと反省。でもやめられないのよね。

さて、キョンくんのために傘を用意しないとね。
自宅からわたしの傘を取り寄せてもいいけど、あまり個人的用途で空間干渉しちゃうと怒られちゃうの。
最近ハルにゃんの監視をさぼってるって目を付けられちゃって。
うぅ、キョンくんばかり見てるのバレちゃったかなー
でも、わたしくじけないわ。

わたしは職員用玄関に向かい、置いてあった傘を手に取る。
よかった、最後の一本みたい。
え?そんなことしていいのかって?
いいのよ、どうせ学校の備品だもの。
生徒が使って悪いことなんてないでしょ。
なによりキョンくんのためだものね。ここすごく大事よ!

わたしは急いで、愛しのキョンくんが待つ部室に向かう。
あーもう、わたしったら顔がゆるむのが止められないよー
狭い傘の中、触れ合う肩と肩。そっと寄り添うわたし。やさしくわたしに微笑んでくれる彼。考えただけでニヤニヤしちゃうわ。
途中、何人かの生徒とすれ違った気がしたけど、そんなのどうでもいいわね。所詮大根だもの。
キョンくん今いくからね〜

481名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:43:44 ID:+Iimlxrs

部室の前に到着したわたし。
あれ?ドアが少し開いて中から光が漏れてるよ?
うーん、しっかり閉めたと思ったのに。
すると、キョンくんの声がわたしに届いたの。
「帰らずに待っててくれたのか」
もしかして、わたしが待ってることに気付いてくれたの?
それで、わたしが戻ってくるのをずっと……?
キョンくん……うるうる…ユキ感激〜〜〜!!
きっと、あのカーディガンを見て、わたしのことを思ってくれたのね。
うれしいよ〜〜
「…っ、カーディガン!ほらっ!」
やっぱり、中から声が聞こえる。カーディガンって。


 ………………………あれ?

 ………え?

違う、今のキョンくんの声じゃない。
そう、ハルにゃん。ハルにゃんがキョンくんと話してるんだ。
なんかすごく嫌な予感がする。
そっとわたしは中を覗き見る。

……っ!
ちょ、ちょっとハルにゃん、それわたしのカーディガンよ?
えっ?どうして?
なんでハルにゃんが、キョンくんからカーディガンを受け取って……そして……どうしてハルにゃんがそれを着るの??

あっ!
違う、わたしのじゃない。
あれは確かにハルにゃんのカーディガンで間違い……ないのがわかっちゃった。

そう、ハルにゃんはわたしがキョンくんにかけてあげたカーディガンのその上に、さらに自分のカーディガンをかけたんだ。
きっと、キョンくんの意識がむくように…

482名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:44:18 ID:+Iimlxrs

うぅ…キョンくん、だまされないで!
あんなのハルにゃんのアピールなんだから〜
ハルにゃんひどすぎるよ、あんまりだよー
このままじゃキョンくんがハルにゃんに篭絡されちゃう!
ダメ。そんなの絶対ダメ。
わたしは涙が流れそうになるのを必死でこらえて、ドアに手をあてる。
こうなったら、キョンくんをハルにゃんの魔の手から守るため、わたしがこの傘で…


そして…ハルにゃんの決定的な一言が――

「帰るわよ。傘も一本あれば十分でしょ?」

ハルにゃんがキョンくんに向けて、傘を差し出していた。
それも、わたしの手元にあるものと、そっくりなのを――


さっきはるにゃんが部屋から出て行ったとき、取りにいってたのかな。
そうだよね、わたしが行ったときは最後の1本だったし。
でも――でも――
そのときって、少なくとも2本以上傘残ってたのよね?
どうして1本しか取らなかったの?
キョンくんの分も必要ってわかってたみたいなのに。
それってやっぱり……?

うぅ…っ
ダメ、もう我慢できないよ。
わたしは急いでその場から立ち去る。
こんなところキョンくんに見られるわけにいかないもの。

キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん
キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん
キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん

どうして?
わたしはこんなにキョンくんのこと思ってるのに、どうしてハルにゃんはわたしからキョンくんを奪うの?
もしハルにゃんがいなければ、キョンくんはわたしだけを見てくれるかな?


うふ、うふふふふふふふふふ。
そうね、そうだったのね。これはわたしへ試練なのね。
きっと神様は見事この試練を乗り越えて、キョンくんと幸せになってみなさいって言ってるのね。
わかったわ。見てなさいよ。
絶対にボスの監視をかいくぐって、そしてハルにゃんを出し抜いて、キョンくんと幸せになってやるんだからっ!
それまでキョンくん、寂しいかもしれないけど待っててね。待っててくれるよね。待ってなさいよ?



それは、長門有希が世界を改変する2x日前の、ある雨の日の出来事・・・


483名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:47:31 ID:+Iimlxrs
以上です。駄文失礼しました。
もうちょっとユキさんをはっちゃけさせたかったのですが、文才が乏しくすみません。
484名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:47:49 ID:h8F0cFeM
リアルタイムGJ!!
長門テラモエス
485名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:54:39 ID:vZd8Tu5a
>>483
君はこんな朝っぱらからなにをやってるんだ。w(と鏡を見る)
それはともかくGJ!
影からみている長門萌。
もうハイテンションゆっきーは一つのジャンルだな。
お盆頃、そんな本があふれそうな気がする。
486名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 08:30:02 ID:6ueacb5k
絶対にいるだろ?
修羅場スレ住人…。
487名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 09:35:09 ID:tCtrNX9K
>>486
呼ばれた気がした


・・・・・一本書こうか?
488名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 09:38:15 ID:GMLf6TvU
修羅場大好きです
489名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 09:46:30 ID:ssEczUk7
>>478-482
ハッハッハッ。笑え…ないよorz
痛すぎるorz
490425 :2006/05/31(水) 10:03:50 ID:gLS0qs1D
4917-896:2006/05/31(水) 10:06:09 ID:j2PiZnVk
>>478-482
ハイテンション長門は乙女回路装備でカワユス
>ダメ、もう我慢できないよ。
とか
>どうして?
には身悶えしたぜ

>>435
お尻マダー?

>>471
グロだってエンターテイメント要素には違いない
492名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 10:13:38 ID:TmNM8lo+
>>478-482
GJとしか言いようが無い
どうしてここのSS神達は本編と上手いことリンクするサイドストーリーを書きますか
493名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 10:17:22 ID:O9O4q286
>>478-482
超GJ!!


本編の時間軸と、ハイテンション有希が超絶に絡まってて凄く面白い話になってる。
笑った後にめっさ感動したにょろよっ♪
494名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 11:31:16 ID:4KU3pFU9
本家保管庫、更新されてるな。また予備を追い抜いてるし。

予備の方はリンクミスを全然修正しないし……
495名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 12:08:33 ID:DiFFg/+P
>>494
元々、本家がスレのスピードに追いついてない時に作られたものだからね。
立てる段階で勢いで立てると、何かの拍子に更新が止まる危険性は指摘されていたし。
496名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 12:14:42 ID:LQOT7K7T
>>478-482
GJ!!授業中に思わずニヤけてしまったよ。
つーかこのハイテンション長門がいきなり世界改変するのかよw
497名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 12:30:10 ID:J6axlE2f
>>487
ぜひ、キョンが嫉妬に狂った団員に刺されるSSをお願いします。
498名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 13:26:02 ID:fEBka/58
ハルヒ 「ここがあの女のハウスね。」
4997-695:2006/05/31(水) 13:39:14 ID:Tc8VIvnL
題なし キョンx長門 被ってそうなネタ

寒冷の時機到来と言いたげに微弱の静電気を放ち俺を驚かせた手を凍らせるような
ドアノブを握り締めながら、ああもうこんな時期なのか、あの多くの民族に認められ世界で
大いに盛り上げられる文化あの一二月二五日に行われるクリスマスが近いんだなと思いを馳せる。
そしてあのハルヒはこの手のイベントを更に盛り上げようとし、この俺の財布の聖徳太子様を湯水
のように流させるのだろう、いや諭吉かもしれん。うむ、みんなで集まり冬といえば鍋ははずせないだろう。
石狩鍋、ハリハリ鍋、きりたんぽ鍋、と多種多様色々なもんがあるわけだが雑多な野菜と豆腐、細切れ肉だけを
使いポン酢ででも食うのが一番俺は好みなんだがなと食欲で理不尽な思いを抑えノブを廻し部室へと入った。
視界の隅には俺が一昨日調達してきたヒーターがありその横にはいつものように厚く重そうなハードカバー
小説を読む長門。おまえそれ何秒で読めるんだと言いたくなるような速さでページを繰る手つきが目に入る。
それにしても早いな、本当に読んでるのか・・・?そしてハルヒよおまえは何故バニーガールなんだ。寒いだろうに。
いや今更ツッコむのもやめておこう。やれやれ、と俺は定位置の対古泉席へと座った。それにしても今日は静かなもんだ。
朝比奈さんも古泉もまぁそろそろ来るだろうけども。朝比奈さんお手製のこの肌寒さを飛ばす暖かいお茶が早く飲みたい
もんだと俺は気だるげにうつぶせにつっぷし目を瞑った。

・・・映画制作第二弾の脚本をカタカタとハルヒが夢中にキーをタイプする音を耳に聞きながらまどろみ、
このまま寝てしまうか、まあそれでもいいかと思っていると肩にトントンとつつくような感触が。なんだ?と思い
顔を上げ横を見るとハードカバーを持ち佇む長門がいて俺をじっと見つめていた。なんなんだ?
「椅子を少し後退」
何故そんなことをしなければいけないのだろうか。俺は眉をひそめるもののまあ長門の言う事だ従っておこう、と
後ろに席を少しずらし、これでどうだと注文をしてきたお方を見る前に長門は俺の膝の上へ流れるようにすっと座り本を読み始めた。
一体どういうことなのか長門の意図は解らないが俺の頭では確実にまずいことになる、の一点張りで考えてなどいられない。
ここで騒いだらそのあちらのほうでPCの画面で顔は見えないが集中しているであろう奴を巻き込んで色々とまずいことになるだろう
ことは明白なのは確実だ。俺は押し黙った。その細く華奢でいい匂いのする体を腿と胸に感じ、更に気まずさを増幅させる。
「キョン、次の映画なんだけど、もうちょっと派手にいきたいと思ってるのよ。そうね・・・例えばみくるちゃんが空を飛ぶシーンがあるから
この辺りどうにかもっと綺麗に演出して欲しいものだわ」
「ま、任せろ」
まずいと思いながらも片言になってしまう、が奴は集中しているらしい気づかれてはいない。CG演出などこの今の状況を覆す事よりも
本当に簡単なことだろう。長門は相変わらず膝の上でぺらぺらと通常スピードと思われる速さで本を読んでいるので俺も一緒に
読み始めるかなっと思うわけがな、こ、こらっモゾモゾと体を動かしだして、座り心地が悪いのか股にお尻を押し付けるように
ぐいぐいと摩擦させ、やめ--

「いや、遅くなってすみません。それにしても寒いですね・・・おや?」
爽やかな笑顔を振りまきながらそう古泉は部室へと入場してきたが、すぐにその顔はどこか酔狂な物を見る目で口を噤んだ。
言いたいことは解る。だが今はやめてくれ。
「小泉君も来た、っと。後はみくるちゃんだけね。みんな来たら次回の映画内容見てもらうから」
ハルヒは古泉の登場にも目を向けずカタカタと作業の続きをしている。古泉はそのままいつもの定位置俺の前、
要するに長門と俺の前に座った。片手で席の横に置いてあった野球ゲームを机の上に置きやりませんか?とでも目で伝えてきた。
パラパラとページを捲る音がする中、どうにかなってしまったのか俺はそのまま野球ゲームを開始。
しばらく野球ゲームのプラスチックの音とキーを叩く音が響き、結果は古泉が勝ち俺は負けた。とてもやりづらい。
二回戦目に突入しようとすると気になっていたのか長門はすっと小説を横に置き古泉と野球ゲームでパチパチと対決開始。
野球盤の上の古泉投手は振りかぶる。来るぜ長門見逃すな・・・今だ打て!長門そこだ!その瞬間バチュンっという異音が聞こえた。
向こう側の盤の柵を見ると小さな穴が開き煙が立ち昇り向こう側に貫通している跡が見えた。
古泉は笑顔のままでその体は微動だにしない。やっぱ強えーぜ長門よ。生きてるよな?古泉。
5007-695:2006/05/31(水) 13:39:53 ID:Tc8VIvnL
「遅くなりました〜〜〜ぁぁああ!?」
朝比奈さん来た。ん?
「えっ?何どうしたの!?・・・へ?何で有希キョンの上に乗っ・・・ちょっとちょっと!」
そういえばそうであった。ハルヒは朝比奈さんの奇声に驚き俺の有様に気づいたようだ。無表情に膝の上に居座る
長門をぐいぐいと引っ張りいつもの定位置に移動させようと連れて行く。俺は段々と冷静さを取り戻す。ま、まずい。
「有希らしくないじゃない。ゆ、有希はそこで本を読んでることっ!キョンが強制したんでしょ!この馬鹿っ!!」
いや、俺が言ったんじゃないんだが。もう事を荒げたくないので反論はしないでおく。ハルヒは憤然とした様子で
あわあわと騒いでる朝比奈さんにお茶を要求し団長席へ戻った、が何かイラついているらしい、響いていた音は聞こえなくなっている。
そこまで怒られなかった訳で後でどう響いてくるのか心配にもなったのだが俺も咽喉の渇きを覚え朝比奈さんに
お茶をお願いしますと横を向き頼む。
「わかりました〜〜〜ぁぁああ!?」
いったい今度はなんなんだと、周りを見渡すと長門がおらず、脚に違和感また長門が居座っている。
「ちょっとアンタ達何のつもりなのよ!有希!あれでしょキョンに命令されてるんでしょ!もうしなくていいから!
古泉君も注意しなさい!こんなのおかしいわ!」
席をふっ飛ばし立ち上がりながらハルヒはそう言った。俺は命令などしていないんだが。古泉は・・・。
「体調が悪い」
長門はそう言うと自分の席へ移動し椅子と上着を持ち俺の椅子の横へくっつくようにし、そのまま座り俺の膝の上へ
頭をこてんと倒してズルズルと上着を頭にかぶせ寝た。皆呆然とし、しばらくし俺は居た堪れなくなり野球ゲームの
バットを無意味に振りまくる。ハルヒは口を震わせながらおずおずと席を戻し
「わっわけわかんないわ!!もっもう!」
と勢いよく座った。俺もわからん。
朝比奈さんはお茶の準備が完了したのか、そろりそろりとハルヒに近づきお茶ですと控えめに机に置き、
俺の席にもお茶をそれ以上に控えめに置いて古泉の席にお茶を置こうとした瞬間つんのめる様に
「ぅわあ!?」
ぶわしゃああと古泉を濡れ鼠にした。
「・・・あれ?相変わらず結構なお手前ですね。毎度毎度有難うございます」

お茶も滴るいい男になった古泉は生き返ったようで万事解決。
「ごっごめんなさい!ごめんなさい!!で、でも今何か足に引っかかった、ような・・・」
まさか、いやそんなことするはずはないだろう。俺は一つの考えを振り払う。長門は静かに俺の膝の上で休んでいる。
「いえ、気にしてませんよ。出来ればもう一杯お茶を淹れて下さると嬉しいです」
古泉は何も気にしていないようで、朝比奈さんはすぐにお茶を淹れに向かう。
ハルヒは惨事に驚きこちらを見たものの一瞬こちらを見てすぐに顔を背けPCの前に座り何かぶつぶつと呟いているようだ。
途端、股間に突然の違和感を感じだす。もぞもぞとくすぐったく弄られている様な。や、やめろ。
ジジーーっとチャックを開く音が強く響き前の古泉は俺の表情を伺うように今の音は?と言いたそうに見てきやがった。
トランクスの上からは手で揉まれている様な感触を感じる。長門が何かやらかしてるとしか思えない。
「ま、まあ試合の続きだ!ほらまたヤってしまうぞ!さっきの俺の負けはカウントなしだ」
周りの奴等には今起こっていることは絶対知られてはいけないだろうと、俺は注意を引き付ける。
う、うぐ。しゅりしゅりと擦る様な刺激を受け俺のモノはどんどんと硬度を増していってしまう。
5017-695:2006/05/31(水) 13:40:55 ID:Tc8VIvnL
「お茶です・・・。さっきは本当にごめんなさい」
朝比奈さんは再度謝り古泉の席へ湯飲みを置いた。普段ならばお側にいて欲しいものだが・・・今だけは近づかないで
欲しいものだ。出来れば遠くに。上着の隙間からその・・・見えてしまう。朝比奈さんはそのまま俺達がしているゲームを
見学するように余っていた古泉側の席へ座った。あ、危なかった。俺はゲームに集中する振りをしながら長門の肩辺りを
やめてくれと何度も揺すってみるが一向にやめてくれる気配はなく、何度か続けていると突然外気にモノを引き出された。
「うわっ」
熱く猛るそれをひんやりとした手で弄る感覚を突然受けたもので声を出してしまった。
古泉、朝比奈さん、ハルヒは当然俺の方を見てどうしたのだ?と言いたそうにこちらを見るが
「な、なんでもないっちょっとお茶が熱かったんだ」
と出鼻を挫いておく。古泉、朝比奈さんはそうですかとそのままゲームに目を向けるがハルヒだけは睨んだままこちらを見ていた。
「なんでもないっ!座れっ」
ハルヒはまた乱暴にそのまま席に座りキーの音を奏でるわけでもなく何か考えている模様。
長門の手は竿を指で弄るようにふにふにと心地よさを絶えず与えてきておりこのままだと出させられてしまうんではないだろうかと
不安になってきてしまう。今この上着の下では長門がモノを引っ張り出し弄くり回しているのかと思ってしまった瞬間完全に
勃起してしまい長門の顔に跳ね上げるようにぶつけてしまった。や、やべ。
「どうしました?汗が凄いですよ」
ああ、そりゃ凄いだろうさ。俺は今かなりマズイ事になってるんだからなとは言えないわけで無視してバットを振る。
「ほっほんとですね、暖房弱めましょうか〜?」
「ああ、頼みます・・・今暑いんで、すっ!?う」
口内に含まれる感触がし、声が裏返ってしまった。
そこまでするとは、お、俺は長門を舐めていた。いや長門は舐めていた。
「だいじょぶですかっ?汗を拭きますよーーおにゅーのハンカチですよ」
ハンカチを持ちながら朝比奈さんは俺に近づいてきた。
「やめ、こ、こないでっ!きょ、今日はいいですから」
拒否しながらもこのままでは股間の違和感は激しくなり、このままだと音が漏れ出してしまうんじゃないだろうか心配になる。
長門はキスを何度もするように亀頭の先端辺りを口付けたり離したりを繰り返しているようだ。これはまずい。
俺は三人から見えない位置腹側の左の上着の裾を少し上げ中を見てみた。長門はいつもの無表情に
少し愛しそうな表情をしながら裏筋を舐め上げていて横目でこちらを見てき・・・その瞬間ばっと俺は上着を
戻し机に向かい野球ゲームに集中する。長門が痴態を晒しそれを隠す上着に汗をぽたぽたと垂らしながら後悔をする。
く・・・。な・・・何か激しくなってきた。
「じゅる、ちゅ、れろ、ぢゅぅぅ・・・はふ、ちゅっ」
「・・・ゔは!なぁなあ!次はトランプがいいっかもしれない・・・!」
激しく聞こえてくる音を隠すように言葉を被せる。
「・・・っちゅ、はぶ、ぢぅるるるる」
「・・・俺はブジャックジャックゥハッ!はつよっい!?いぜぇ」
5027-695:2006/05/31(水) 13:42:22 ID:Tc8VIvnL
何か奪うように吸い付き搾り出そうとしているような激しい熱さを感じながらなんとか言う。
「どうしましたか?」
「ちゅ、れるれる、ぢゅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
なっなんかみんな見てるぞ!押し通るべきだ・・・。で、出そう・・・・・・や、やばい。
「何か変な音しない・・・?」
「ぁ!朝比奈さんとらっトランプ早くっ持ってきてくださぃ!」
「ぷはっ・・・はぁ、はぶっちぅうゅうぅぅう」
最後の攻めで俺は出してしまった。たぶん皆に聞こえてしまっただろう。な、なんでっこんな目に。
ごくごくと精液を嚥下していく感触を感じながら俺はもう終わったな、と静かに前のめりにゲーム盤の上に崩れ落ちた。
「どっどうしたんですか!キョン君大丈夫ですか!?」
「へ、変な音が聞こえたわっちょっと有希、どいて!」
周りで何か騒いでるが俺にはもう理解出来ない。しばらくすると俺の膝の上は軽くなった。
「な、何だったのかしら。有希が・・・何かしてると思ってたんだけど」
・・・?何が起こってるのか解らない。俺のチャックは・・・閉まってた。お、俺は救われたようだ。
た、助かった!長門はどうやらそこまで皆に痴態を見せ付けるような真似はしないつもりだったらしい。
とんでもないことをしてくれたもんだ。長門よ。まぁバレなかったのなら良かった・・・。?
長門はハルヒの側に立ち口をもごもごさせながら何か言ってる。
「・・・あなたにこの人はあげない」
「・・・え?何、言ってるの・・・よ。有希!」
長門はハルヒの足元に口から「ぺっ」と精液を吐いた。
それは宣戦布告。

                                                                終わり
503名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 13:54:02 ID:O9O4q286
>>502
GJ
修羅場キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
504名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 13:57:12 ID:SVTe90Uh
修羅場と聞いて翔んできました
505名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 13:59:23 ID:A1onJ8IK
>>502
神の仕事乙。
 
続編書かないと許さないんだからねっ!
506名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 14:50:49 ID:LFS66wkT
507名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 15:33:59 ID:J6axlE2f
>>502
続きプリーズ!
508486:2006/05/31(水) 16:27:09 ID:6ueacb5k
>>487
先生、御願いしやす!
509名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:02:36 ID:J3Fvi/tI
修羅場ときいて地球の裏側から飛んで来ました
510名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:03:15 ID:lcG+16qX
>>506
虎縞よりも牛ユニのほうが似合うなハルヒ
511名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:03:48 ID:z1NQky7p
ただの人間には(ry
512名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:06:32 ID:JF5l/Tld
>>510
虎縞と聞いて、なぜかラムちゃんスタイルのハルヒを連想してしまった。
513名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:16:37 ID:6pN5J17C
やっぱりキョンは阪神ファンなんだろうか?
地元だし。でも関西弁じゃないんだよなぁ。
514名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:28:47 ID:j2PiZnVk
モデルとなった地域は関西にあっても、作品の中ではそのことを言及してないんじゃ
515名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:35:36 ID:lcG+16qX
>>513
谷川って虎党だっけ?
それはさておき、キョンの性格からしたらアンチかもしれん。
意外と被災したときが幼少かもしれんから青波ファンではないかと推測。

>>514
そうだけど、風習とかハルヒのセリフにそれを示唆するようなのなかったっけ?
516名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:37:10 ID:j2PiZnVk
節分に恵方巻き食ったときキョンが何か言ってたかも
517名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:39:22 ID:l2dZL9u0
関西にある球団で球場が満員になるのは阪神のみ。
518名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:44:29 ID:Z/o2CJ9Y
キョン自体は虎ファンかはわからんがな。
青波の可能性も捨てきれないだろうね。
519名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 17:48:34 ID:6pN5J17C
なんか関西弁で書かれたSSが読みたくなってきたな。
というか、谷川なら書けるんじゃないか?
正真正銘地元民なんだから。
520名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:01:12 ID:56qclltN
退屈の野球の話で某終身名誉監督(現在病気療養中)を
ネタにしてたぐらいかな?
521名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:02:21 ID:Qy7X7R3/
関西私鉄は憂鬱になったり憤慨したりで忙しいな
522名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:04:36 ID:Pbuh+Ddr
誰が上手いことを言えと…
523名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:07:48 ID:TvK+PPRG
GJ!すげー展開!この続き見たいな。

区切りの少ない独特の文体から、なんとなく町田康を思い出した。
524かなり:2006/05/31(水) 18:10:49 ID:rDdaMhK6
>>450>>476>>483
GJ!
525523:2006/05/31(水) 18:11:40 ID:TvK+PPRG
あ!アンカーすっこ抜けた。
>>502
526名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:13:55 ID:Bfof0Oyy
今更だけど鶴屋さんって凄い髪長いよね。
527名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:15:07 ID:kvRIZtSn
つまり、そのうち暴走した挙句消失するのか?
528名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:16:23 ID:j2PiZnVk
でもまゆげは太くない
529名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:51:26 ID:fEBka/58
ステルヴィアいいよね!
530名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 18:57:41 ID:Lg+ZdQFv
何か書こうと思ったけど何も思いつかないから困る
5318-579:2006/05/31(水) 19:12:14 ID:lscj0kSQ
>>499
修羅場ネタGJ!
それにしてもサムデイ イン ザレイン繋がりって結構かぶりそうだなぁ。
俺も書いちゃってるんだよねぇ…しかも長門×キョンなんだよねぇ……
どうしよ?
532名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:15:48 ID:fEBka/58
谷川本人が脚本やってるんだからかぶるもなにもないだろう。
533名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:32:44 ID:iYW5npfl
>>530
このスレ見ればいたるところにこういうスチュで書いてくれってのがあると思うぞ
534名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:40:25 ID:ssEczUk7
>>499-502
中途半端な修羅場書くなら
即刻やめて欲しい
535名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:44:44 ID:kd5bFTfr
>>534
>>499は一言も修羅場書くなんて言ってないわけだが。
536名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:45:49 ID:TvK+PPRG
ドエロの補給を…。
なんかこう、ハルヒがとにかくエロいヤツをお願いしてみる。
537名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:47:05 ID:Zu5lnGPp
クリムゾンみたいな痛くないレイプを所望します。

ビクビクゥッ!!
538名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:48:56 ID:Zu5lnGPp
そうだ、忘れていた。

長門ぼにぅモノが読みたいです。
お願いします><
539名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:49:31 ID:IsFYI1y+
SOS団以外のレイプは心が痛むから
勘弁してほしい俺が居る
540名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:50:22 ID:kk0Exk28
あぼーんしろ
541名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:51:11 ID:Zu5lnGPp
正直ごめん
542名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:57:56 ID:4JSyOe8G
しかし、クリムゾンコミックス読んで心を痛めたことは無いな。
どうでもいいことだが。
543名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:08:12 ID:Xt0DENzU
[ネタ]つ SOS団がTOB
544名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:09:44 ID:4gNAIdq2
電車通学で痴漢に遭ってる女の子がSOS団に相談にきて
3人で体を張って自ら囮になり痴漢を撃退するエロSSキボンヌ!!!!!!
545名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:11:58 ID:qwx7QXUb
>>542
それがクリムゾンクォリティ



だからあの感じは他には真似できない気がする。
546名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:14:58 ID:UBRDTQx/
GJGJGJ〜!職人さんたちありがとう
>>478−482
一人で本を読んでいるときにキョンのことを考えていて実は内容が頭に入っていなかった
鶴屋さんが来たときにはハルヒ達がどこかに行ったことを教えたがキョンが帰ってきた時
は一緒にいたくて教えなかった
カーディガンをかけた後ストーブもキョンに近づけた
ってのも書いてほしかった。でも!本当にGJ!
547名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:17:05 ID:MqtUg4Je
>>543
なんか知らんが阪神阪急合併の件でキレたSOS団が村上世彰を強姦なんてネタが浮かんだw
548名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:21:21 ID:IdK3bI8v
修羅場に持っていくまでは楽だが、修羅場に決着をつけるのは難しい。
ましてや、あんた殺してうちも死ぬendはナンセンス。
549名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:22:19 ID:HSZMnoTD
この流れで俺が思い浮かんだネタ
「三代目おけいはんに涼宮ハルヒ女史が選出」
550名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:24:58 ID:VjLfGgrD
ハルヒが精神崩壊するくらいにハードに輪姦されるSSが読みたい
551名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:33:03 ID:4am9L+mX
youが書けばいいじゃない。
552名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:36:06 ID:d4nT4Bz/
その際「輪姦物です。NGワードは○○(タイトル名)」を忘れずにな!
553名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:38:49 ID:o+ViaG2T
正直、ハルヒや長門を犯せるような存在などクラウザーさんくらいしか思いつきません><

>>551
まったくだ。
……いや、それを希望するのは自由だし、それを吐露するのも自由だとは思うけど。
554名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:41:25 ID:J6axlE2f
>>531
投下してください、お願いします
555名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:44:49 ID:6ueacb5k
なんせクラウザーさんは情報統合思念体もファックしたんだからな。
556名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:51:08 ID:uf8yRsUb
>>553
●「有機端末など閉鎖空間にでも連れていけばどうにでもなりますよ」
557名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:55:21 ID:VjLfGgrD
分かった書いてくる
558名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:57:44 ID:4SpY89ku
ちとスレ汚しだしビミョーに長い駄文だが投下させてくれ、昨日原作読んでたらふと浮かんで一気に書き殴った感じW
話しはエンドレスエイトの途中から、実際ハルヒが望むなら宿題消化じゃなくてこっちが自然な気かすると思って…
559名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:59:03 ID:qK+UWGjR
ばっちこーい!!
560名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 20:59:38 ID:d4nT4Bz/
>>558
話は投下してから聞こうじゃないか
561名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:05:13 ID:NrMx6AFu
こんなところにもクラウザーさんのファンがいたのか。
お前ら1stアルバム買ったか?買ってないやつは今すぐ買えよ!
562名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:05:21 ID:weh/KtV8
リンカーンじゃないけどハルヒレイープモノを書こうと思ってたがどうやらSSを見るかぎり
歓迎されて無いらしいな。なんて意外に純情な奴らなんだ…
563名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:06:41 ID:4SpY89ku
一通り長門の説明を聞いた…あまりに途方もない話しだが、ハルヒのと半年一緒に居た俺は聞いた話しをありのまま信じられた。
いや、人間すごいね、半年前の俺がこの話しを聞いても信じろと言う方が無茶だ、千年前の人間がノートパソコンを道ばたで見つけたくらい信じられない話しだ。
「涼宮さんの計画表にはやりたいことが書き連ねてありました、31日までに全て消化出来たのですか?」
純度99%の微笑みに難しい表情を不純物程度足して古泉が言った
「ええ、全てやり終えたシークエンスは今までに九千五百二十七回」
いつも通りの無表情で長門が答えた
ハルヒのやつはそれでも満足していないらしい
なんて奴なんだ、自分で計画表を作り消化して尚満足しないとは、いやはや独裁者も裸足で逃げ出す強欲ぶりた。
「ハルヒのやつは計画表に書けないような何かをやりたかった、そして今まで繰り返した二週間でそれをやれなかったって事か?」
「そうか、それですよ!いやーあなたなかなか鋭いですね」
「当たりなのか?なら、それはどんな事だ?」
「それなら簡単です、あなたにしか出来ない事です、つまり涼宮さんはあなたと二人で遊び…いえデートしたいのだと思いますよ」
564名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:06:53 ID:j2PiZnVk
>>562
でも別にレイプ禁止じゃないから
565名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:10:24 ID:4SpY89ku
夏の夜の蒸し暑さを全く感じさせない、嫌みな程嫌みのない笑顔でさらっと俺に難題を押しつけた
「……長門、どう思う?」
「私には分からない、だけどこのパターンは今までに一度もない」
一体どうしたものやらと悩んでいると
「あたしもそう思うかも…涼宮さんはキョンくんの事す、好きみたいに思うし…えっと…」
ずっと泣いていた朝比奈さんが会話に参加した。やっぱりそうなのか…ハルヒはなんで俺なんだ?おまえが興味ない純一般人だぞ?
とマリアナ海溝より深く悩んでいる俺
「では、よろしくお願いします、強制はしたくありませんが朝比奈さんや全世界のためにも」
そうか、新学期が来ないと俺は永遠にメイド姿の朝比奈さんからお茶を貰えないのか
仕方ない今回も巻き込まれてやるか。…いやもう巻き込まれてるのか
「…分かった、デ、デートすれば良いだけだろ、やってやる」
「そう言って頂ける朝比奈さんや全世界のためにも」
と思ってましたよ」
「キョンくん…おねがいね…」
「お願い、わたしには打開出来ない事」
三重奏で期待の言葉をいただき俺はどうやらハルヒとデートする事になったらしい、やれやれ。


俺は帰宅してもなかなか寝付けず今さっき聞かされた事、与えられた任務がを考えてしまっていた。
何事も完全直球ストレートで行動する癖にこういう事は受け身かよ、ハルヒから誘ってくれれば文字通り、いや時間通り?二週間は二週間だったであろう。
ん…?もしハルヒから誘われたら俺は誘いを受けたのか?
今の様に義務的に考えないはずだし、あのハルヒと二人で会うなんて残り少ない夏休みを無駄にするような事……
566名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:12:14 ID:Wa7ycrQt
キョン「長門、巨人の選手のバットにホーミングモードをかけたのはお前か?」
567名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:15:32 ID:4SpY89ku
そもそも俺にとってハルヒはなんだ?ただの友達?こき使ってくれる主人?それとも……
ハルヒと一緒だった半年間なんだかんだ言って楽しんでいた気もする…デートする約束を受けたのは義務的な問題だけでなのか?
いつもそうだハルヒの事を考えると理屈ではない原始的な感情が俺の胸にひっかかる、俺は…ハルヒが……好きなのか?

そして俺達はハルヒの最後の、計画表の見えない希望を消化するため八月三十日までに見える部分全てにレ点をなんとか置けた
入道雲が赤く染まりバトンを受け取る為小走りを始めた次の走者のように闇がうっすら空へ登り始める頃
「一日余っちゃったわ、帰ったらなにか考えて明日また呼び出すからしっかり空けとくのよ!いいわね?それじゃ今日は解散!」
ハルヒはそれだけ言うと小走りで駆けて行った、他の三人から頼んだと言わんばかりの視線を受け俺はハルヒを追った。
「おい、はぁはぁちょっと待てよ、相変わらず足早いな、あのさ…」
「…なんだキョンか、なによ?解散って聞こえなかったの?」
腰に手を当てジトーっと俺を睨む。
やれやれ、 幾度となく…何回だっけか?夏休みを繰り返す程やりたかった事を伝えに来たのにずいぶんな言いぐさだ。
「明日暇か…?」
「あんたホント話し聞いてないのね、後で考え連絡するって言ったわよ」
「そうじゃなくて、今はまだ予定決まって無いんだろ?明日は俺と二人で…デートしないかっ?」
声が上擦った、ダサイ、ハルヒの瞳も揺れた気がした。
「………はっ?」
本当素直じゃないんだな、まさかハズレじゃないよな?勘弁してくれよ。
ハズレなら…そう一生より長い夏休みだったんだ、そのうちの一日くらい俺に捧げてくれても罰当たらないさ。
ん?これじゃ俺が望んだみたいになってしまう、えっと…そのだな、つまり
568名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:21:43 ID:4SpY89ku
「まっ、まあ良いわ、明日なにやるか考えるの面倒だったしキョンが全部考えて来てよね!それと集合は9時だから!」
俺の混乱を無視し、それだけ言うとハルヒはまた走って帰って行った
夕日に照らされ顔色は分からなかったが明らかに火照った自分の顔を考えると幸いだったと言えるだろう。っていうかなんでハルヒが時間決めるんだ、誘ったの俺だぞ。
さて明日どうなるか、いつも通りの会話だけじゃだめだよな…いつも通りじゃない事を期待してるのはなにもハルヒだけじゃないって、俺自信だって分かってるんだ


そして八月三十一日
「遅い、罰金」
いつも通りの第一声、ムードもへったくれもない、夜更かしして考えたいつもとちょっと違う朝のシチュエーションは一瞬で無意味になった。俺だってマナーはある程度分かる、デートに誘った相手を待たすような事がないように30分前に来たんだぞ
「文句あるの?最後に来た人が罰金なのは分かってるわよね?」
つまりこの場合ハルヒより先に来ないと罰金らしい、そしてこの先もハルヒより先に待ち合わせ場所に着くことはなぜだか不可能に思えた、財布よ、今日もダイエットだ。
「はいはい」
569名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:29:55 ID:4SpY89ku
「ふん、それでいいのよ、で、どこに連れていってくれるの?」
表情を一転させ、真夏の太陽よりまぶしい笑顔で俺に訪ねた
「市内散策でいいだろ」
「はっ?あんたバカ?この私をデートに誘っておいていつもと変わらないじゃないの!」
一転不機嫌全開の表情、おまえは福笑いか、表情が豊か過ぎる。
まあデートだって事は覚えてくれていたらしいな、ありがたい事です、はい
「あのな、ハルヒが映画やらの普通のデート否定したの覚えてるぜ」
「……、まあいいわ、最近遊んでばっかりだったしたまには仕事しないといけないわね、ほら行くわよ!」
仕事なのかよ!と、ちょっと流行を過ぎたつっこみを脳内でしているとハルヒが手を重ね俺をぐいっと引っ張った。
やれやれ、そう思いつつも俺はハルヒの手を優しく握り返し隣を歩を歩いた

当然いつも通りなにも見つからないままお昼になり、いつも通り俺の財布が悲鳴を上げ、そしてやっぱりいつも通りなにもないまま時刻はデートの約束をした頃となっていた
「あんたがやる気ないから今日も発見なしじゃない!」
「俺のせいなのか?でもそれなりに楽しかったぜ、ふぅ、歩き疲れたしちょっとそこの公園で休んでいこうか」
「そうね、さすがに一日歩きっぱなしだし私も疲れたわ」
俺達、いや俺とハルヒは子供一人分くらいの間隔を開けて既に夜が華麗にスタートダッシュを始めた空を見上げた。
570名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:32:49 ID:h8F0cFeM
もう書き終わってるんだよな?
571名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:33:01 ID:4SpY89ku
俺はちょっと焦ってたんだと思う
デートらしいこと等なに一つしていない気がするし、長門はデートパターンは初めてだって言っていたが
…本当は俺とデートして満足しなかった結果二週間前に戻った事もあったんではないかとの仮説も浮かんだ。
こういう経験はなくてもハルヒが望んでいる事、俺がやりたい事、伝えたい言葉だけははっきり分かる…後は覚悟を決めればいいだけ、俺は見えない手で自分の顔に気合いを入れた
ゴクン
「…なぁハルヒ、もうちょっと近くに来ないか?」
「…なっ、なによ突然?……そうしたいならキョンがこっちにくればいいじゃない…」
驚いた顔の後、三拍あけて後半は小さくつぶやくように言った
熱い、心臓がオーバーヒートもしくはアメリカのアニメのように飛び出そうな程踊っている、出来るだけ冷静を装い
「そうか、それじゃ遠慮なくっ」
やっぱり上擦ったダサイ、お互いの腕がぴとっと密着した、腕が触れた瞬間ハルヒはビクっとわずかに体を震わせ俯いた、表情はよく分からない。
よく考えれば可愛いやつだよな、見た目じゃないぜ?そんなのは出会って一秒で分かったさ
なんだかんだ俺を巻き込んでくれるのは俺を信頼してくれてるからだろ?
我慢をしらないハルヒがずっと俺を待ってくれてたのだってよく考えれば可愛いもんだ
…世界に多大な迷惑をかけたとしても…俺にとってはな、そして今まで見たことがないほど弱々しく俺の肩と触れ合うハルヒ…迷う事はない
572名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:37:23 ID:4SpY89ku
「なぁハルヒ、出会ってから俺達いろいろあったよな、いろいろおまえに振り回されたし、いろいろ迷惑かけられた」
「……悪かったわね」
「でもな、そんな日々がいつの間にか楽しみになってたんだ、いつからかは俺もはっきりわからん」
「……」
「そして…だな、俺は…涼宮ハルヒ、お前が好きになってたんだ!」
ビクっ、さっきより大きくハルヒの体が動いた、機械のように首をこっちにゆっくり向ける
「バカ…いきなりなによ、それに声大きいし…あんたなんか…私は…私も……」
声が震えている、ハルヒは決壊寸前の堤防のごとく街灯に照らされ光を放つ涙を貯めた目で俺を見つめる
本能?なんだろ?考えるより先に体が動いた、気がついたら俺はハルヒを抱きしめていた
「ハルヒっ!」
「ひくっ…うぅ…あんたなんか…うぁぁん、ひっく、ごめんなさい、キョン…キョン…!わぁぁん!!好きだよっ、悔しいけど…大好きなんだよっ!!」
やれやれ、自分の感情をなかなか認めてくれなかったな、あれ、俺も同じなのか?
ハルヒの腕からも俺の体に力が加わった、俺の胸に顔を埋め肩を揺らして泣いていた。
「ありがとう、嬉しいよハルヒ」
俺はそっとハルヒの髪を撫でた

どれくらいそうしてただろうか、泣きやんだハルヒがもごもごと俺の胸から抜けだし
「で…好きだからどうするのよ?」
ぼーっとした表情にわずかな抗議の色を覗かせハルヒは口を開く
ん?ああ、なるほど「俺と付き合って下さい」
573名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:39:21 ID:4SpY89ku
もう躊躇いも恥ずかしさもなかった
「…うん、分かったわ」
俺は自分でもおそらく鏡を見たら気持ち悪いだろう程の笑顔で頷いた
にしても今日は泣き虫なんだな。再び涙をチャージし始めたハルヒの顎を持ち上げ…
「んぐっ!!んんーっ!?」
俺はハルヒと二度目のキスをした
「んー!ぷはっ…はぁはぁ…バカっ!あんたね、私にだって心の準備が…ってちょっと!なんで笑ってるのよ!!」
「ハルヒがいつもの調子に戻ったからだよ」
「なにそれ!ふざけてるの!?」
「はいはい、ごめんな」
「バカ…」
お互い様だろうよ
再びハルヒを抱き寄せて、今度は深くキスをした。最初は驚いた様子だったが徐々にハルヒからも舌を絡ませ、ピチャピチャと官能的な音色が静まり返った公園に響いた
「んぐぐ、ちょっとタイム!はぁはぁはぁ…エロバカキョン!窒息しちゃうじゃない!」
そりゃ悪かった
言ってる事は強気だが、トロンとした目に街灯の光でも十分過ぎる程分かる火照った顔、二人の唾液にまみれた口を開けて大きく息をするハルヒ
おいおい、俺だって男なんだ、そんな顔されたらたまらんぞ
「うん、悪かった、じゃ悪かったついでにだな…」
三度ハルヒを抱き寄せる、抵抗はない
手のひらをハルヒの胸に添えそっと押したりつかんだりしてみた
「…っ!?ちょっ…んくぅ!」
気持ち良いものなのかい?とは聞けなかった、叩かれそうだからな
手のひらの中で胸が形を変える度、ハルヒからは耐えるような切なそうな喘ぎ声が返ってくる
574名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:43:53 ID:4SpY89ku
こりゃ16の青年に冷静でいろと言うのは樹液を前にしたカブトムシに待てをさせるより難しいってもんだ、ん、樹液ってのはたとえであってたとえになってなかったか?そんな事はどうでもいい
「ハルヒ…すごく可愛いぞ」
「はぁはぁ…エッチ…私にこんな事していいと思って、あぁっ!…るの!?」
そりゃ恐ろしい、俺は死刑か?ならば死ぬ前にせめてこの欲だけでも吐き出したいものだ
俺はハルヒのシャツの下から手を入れ、どこで覚えたか分からないが自然と肩に手を回しブラをはず…
「ふぁっ!やだっ…待って」
俺の体をぐいっと引き離した
おいおい…ここまできてそりゃないぜハルヒ様よ
「うち、今日家族いないから…ここじゃ恥ずかしいし、よかったら…来れば?」ああ、なるほどね、了解だ団長。おっと、それなんてエロゲ?なんてつっこみは受け付けないからな
「お、おう…そうしようか、ほら立てるか?ふらふらしないかい?」
俺はベンチから立ち上がり手をのばした
熱の残る悔しそうな顔をしながらハルヒは黙って俺の手を握るとそっぽを向いて立ち上がり歩きだした
575名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:46:50 ID:4SpY89ku
駄文投下はとりあえずここまで、あんまり一気に投下しすぎても悪い気がするし
外で暇な時間に書いたからケータイで、投下しにくくてファビョリまくりW
まだ半分くらいあるんだけど残りは深夜にでも投下させて下さい
576名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:54:36 ID:HSZMnoTD
句点は付けた方が読みやすいと思うぞ。
展開はいい感じだからがんばれ。
577名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:57:06 ID:j2PiZnVk
割り込みスマソ
キョンのデレ化が少し早い気がするが(キョン×ハルヒはお互いがツンデレなのが面白いと思う)
いい感じな出来じゃないですか。後半楽しみにしてるよ
578名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 21:57:58 ID:qK+UWGjR
>>575
イイヨーイイヨーGJだよー!!
残りもwktkして待ってるよー!!
579名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:03:20 ID:HSZMnoTD
青春モノ(体育祭ネタ)思いついた。
ちょっくら長いスパンだが書いてみるぞ。
580名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:06:17 ID:Ksta4LJz
ラストのエキシビジョンで生徒会とのバレーボール決戦か。
581名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:07:46 ID:BcHVfm1T
なんだおまいらそんなにレイープが読みたいのか
582名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:09:08 ID:DiFFg/+P
>>562
投下する前に注意警告しておけばいいと思う。
例えば、
「これから投下作品は輪姦ものです。
 苦手な方は名前欄に『輪姦』と入れておくのであぼーんして下さい」
とかね。

>>575
携帯で書いてるせいなんだろうけど、所々改行がおかしくなってる所がある。
展開はいいと思うから、そこに気をつけて。読みやすさも評価の内だから。
583名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:09:23 ID:4SpY89ku
アドバイスありがとうです。
なるほど、句読点の方は後半分だけ修正して投下します
キョンについては…次回作作る機会あればその時にでもW
こういうの書いたの初だからいろいろと下手だろうと思うけど、どーーしても原作に納得いかなかったんだわなW
ハルヒ好きな人なら俺と同じこと思ったりしません?W
584名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:11:08 ID:VjLfGgrD
>>562
かなり読みたいです
585名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:13:21 ID:5cr0FCUG
やっぱり修羅場が読みたい
修羅場スレの皆さんどうか書いてください
586名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:13:34 ID:iYW5npfl
>>583
GJ!こういう純愛がみたかった!!
たしかにエンドレスエイトはそこで宿題かよって感じだったなw
5875-409:2006/05/31(水) 22:17:43 ID:vZd8Tu5a
発 東部軍総司令部作戦部

SS戦車大隊ライプシュタンダルテSSアドルフ・ヒトラー(LSSAH)SS第一戦車連隊第13中隊へ

ブラゴダートノエ前方のパックフロントを突破、敵戦車部隊を撃破せよ。
敵戦車部隊はオシリスキー大隊と思われる。
困難な任務と思われるが、健闘を祈る。


食らえ、飢えたオシリスキーどもめ!KwK88ミリL56対戦車尻SS砲発射!(いやSSだしね…すまん)

と言うことで、お尻SS第一弾です。これより投下します。
5885-409:2006/05/31(水) 22:19:06 ID:vZd8Tu5a
「それはそんな尻だった」〜シークエンス1 涼宮ハルヒ〜


いつものように部室の扉をノックする。
「どーぞっ!」
ぶっきらぼうなハルヒの声が返ってきた。
扉を開けると団長席にふんぞり返ったハルヒのみ。
珍しく長門も朝比奈さんもいない。古泉も。
「おまえだけか」
「悪い?」
いや、別に悪くはないがな、珍しいこともあるもんだ。長門もいないなんて。
「古泉君は急用で帰るとか言ってたわ。みくるちゃんは先生に呼ばれたって。有希は知らない」
何かまた良からぬ事件が起こるんじゃないだろうな。朝比奈さんはともかく長門と古泉がいないのが嫌だ。
「まあ、そのうち来るんじゃない?」
ハルヒはそう言って、モニターを眺めながらマウスをクリック。
俺はしかたなく自分でお茶を入れる。
暖かいだけが取り柄のまずいお茶(原因は俺が煎れたせいだが)を飲みつつ俺は本棚の本を適当に取り出し開く。
長門の蔵書のようだったが、かなりキている本だった。
……俺は悪魔を呼び出すつもりはないぞ。それにこの方法だと生け贄がいるじゃないか。
他にやることもないので本をぱらぱらめくっていると、突然ハルヒが立ち上がった。
そのまま、勢いよく部屋を出て行く。声をかける暇もなかった。何か顔が赤かったような気がしたが、何だ?。
俺は本を戻すと団長席のパソコンをのぞく。
そこには実にセンスのないデザインのサイトが表示されていた。
「会員募集中」と、でかでかとださいフォントで書かれたそのページは、何か交友サークルのサイトのようだ。
しかし、そのページのどこにもその申し込みのフォーマットもアドレスもないという、訳のわからないもの。
「なんだこりゃ」
俺は何気なくブラウザの戻るボタンをクリックした。
画面が一変した。
「……」
そこには無修正のエロ画像が所狭しと表示されていた。
なるほどハルヒはこれを見たのか。
どうやらさっきのページはダミーのようで、本来の目的はこのページへの誘導のようだ。
一応このパソコンは学校のサーバーを経由しているから、当然「有害サイト」はフィルターでブロックされる。
しかし、当然フィルターは完全ではないし、このような隠しサイトはスルーされてしまう。
表示されているのは日本人、外国人取り混ぜた無修正のからみ画像。
サイトの主催者の趣味かバックスタイルの物ばかりだ。
……いかん股間が準備完了になってしまった。俺はポケットに手を入れてポールポジションを直す。
5895-409:2006/05/31(水) 22:19:44 ID:vZd8Tu5a
お、この写真はなかなか。よし保存保存。
ローアングルから取られたその写真は腰を高く上げた女の後ろから挿入している物だった。重要な所もばっちり。
……良い尻だ。
画面に集中していたのが悪かった。
「……そう言うのが好きなの?」
ぐは!いつからそこにいた、ハルヒ!ってなんだその顔?
ハルヒは熱に浮かされたような潤んだ瞳で俺をみている。顔も赤い。
……いかん、変な気になってきた相手はハルヒだぞ。
「ねえ、答えて。そういうのが好きなの?」
ハルヒは俺の腕をつかむ。おかしいぞ、こいつ?
「あたしだって性欲あるのよ。今までは無視してたけど、生きている以上、溜ってくるものはあるの」
危険な目で俺を見つめるハルヒ。やばい、俺もきた。
「今トイレで自分でしてたの。我慢できなくって」
うわ。
「だからといって、そこらの男といきなりやっちゃうっていうのもバカらしいし」
「俺とならいいのか?」
冗談九割、期待一割で聞いてみる。
「キョンじゃなきゃいや」
クリティカルヒット。キョンはヤられてしまった!
「他の男となんかしたくない。あたしが自分で選ぶのはキョン、あなたよ」
どう考えてもおかしい。たまらない台詞だがハルヒがこんなことを言うわけがない。
「おまえ正気か?」
「おかしい。自分でもわかる。でも、本音。ここで意地を張ったら絶対後悔することになっちゃうから」
おまえ。
「正気になったら忘れて。お願い」
そう言うと、ハルヒはスカートに手をかけた。床にスカートが落ちる。
そのまま下着に手をかけ勢いよく下げる。その情緒も減ったくれもないような仕草がとてもハルヒらしい気がした。
「お願い、して」
目眩がした。
………

目の前に白い尻がある。
涼宮ハルヒの尻だ。
部室の机に両肘を曲げて置き、上半身をかぶせるように前屈みになっている。
スカートは外され、下着と共に床に散らばっている。下着の白さが目にしみる。
しかしそれ以上に白いハルヒの尻。
俺はその尻に手を伸ばし、ゆっくりと開く。
5905-409:2006/05/31(水) 22:20:17 ID:vZd8Tu5a
「あ……」
菊座がひくり、と痙攣するように動く。ピンクの淫裂から太腿にしずくが伝う。
「キョン……」
ハルヒが振り返り潤んだ目で俺を見つめた。
俺は膝を付き、熱に浮かされたようにハルヒの尻に顔を近づける。
ハルヒの尻は制汗剤と、汗の蒸れた匂いがした。
俺は両手で持ち上げるようにハルヒのそこを両の親指で押し開く。
視線をあげると、滑らかな尻の曲線とセーラ服の背中の向こう、不安と期待の混じったハルヒの潤んだ目があった。
俺は開いたそこにゆっくりと舌を這わせる。
「ああっ……」
ハルヒは切なげな吐息を漏らし、目の前の尻がうねる。
クリトリスを舌でゆっくりとつつく。秘裂の中まさぐり、そのまま肛門まで舌を滑らせる。
「あ、そんなとこ……ああっ!」
もうハルヒのそこは俺の唾液と愛液で濡れそぼっている。しずくはソックスにまで垂れてきた。
俺は舌の愛撫をそこまでにして立ち上がる。
「キョン……」
ハルヒは俺の意図を察する。微かに怯えた目が嗜虐感をそそる。
「いくぞ」
俺はもどかしくベルトを外し、制服のズボンを下着ごと脱ぎ捨てた。
ハルヒの腕を取り俺のに手を添えさせる。
「え、ええっ……こんなに大きいの?……」
ハルヒはおずおずと俺をつかみか細い声でつぶやく。可愛いこといってくれるじゃないか。
俺はハルヒの手を戻し、位置を探る。
「あ……」
「入れるぞ」
「あ、あ、ゆっくりお願いね……」
体を伏せたまま、こちらを振り向くハルヒ。
明らかに怯えた声だがもう俺にはそれを気遣う余裕はない。
軟らかな肉にゆっくりと俺は沈んでゆく。柔らかく暖かい肉に包まれる感触。きつい締め付け。
「んんんっ!……」
ハルヒの苦しそうな声。肉のこすれる感覚がたとえようない快感を生み出す。
うわ、マジでたまんねえ。
俺はハルヒの尻を強くつかんで広げる。
白い尻。広げた尻の間にひくひくとかわいらしく動くハルヒの菊座。
その下に俺のグロテスクな肉棒が突き刺さっている。
ゆっくりと腰を進める。全部入りきらないうちに突き当たった。きつい。
5915-409:2006/05/31(水) 22:21:07 ID:vZd8Tu5a
腰を引く。
「ああっ、あっ、あっ……」
中から引き出された俺の周りに、逃すまいとするかのようにハルヒの肉がまとわり付いてくる。
引き攣れるように擦れる感覚。
ぎりぎりまで引き出し、ぐいと押し込む。亀頭が潜り込む瞬間恐ろしいほどの快感が俺を襲う。
「ふあっ!」
ハルヒの声に快楽の片鱗が混じる。
俺は親指に唾液を含ませ、ハルヒの肛門を刺激する。
「ひゃっ!?」
あまり強くならないように周囲をなぞるようにくすぐる。
「あ、っ、いやぁ……そんなところ」
俺はセーラ服に手を入れ、ブラの下をまさぐる。
朝比奈さんほどではないけどこいつもいいサイズなんだよな。
俺は以前教室で突然着替えを始めたときの記憶を再生する。そのときはただ眺めるだけだったものが今俺の手の中にある。
ボリュームはあるが手のひらに収まる手頃なサイズ。ふにふにとその柔らかな感触を楽しむ。
ブラをずり上げ、その先の堅くなったつぼみをこする。
「……もっと触って」
俺はハルヒの上半身を抱きかかえるように被さり、右手で胸をまさぐりつつ左手で尻をなで上げた。
「可愛いぜ、ハルヒ」
俺は耳元でささやく。
とたん、きゅっと俺は締め上げられた。耳たぶを噛みつつ、俺は腰の動きを激しくする。
「あああっ、あっあっ……」
体を起こしてハルヒの尻に両手を添える。もう限界が近い。
ほどよく締まったウエストから流れるヒップライン。それがくるりと円を描き、亀裂に消えている。
その亀裂は俺の両手によって押し広げられ、肉棒が淫猥な水音を立てている。
俺が突き上げるとハルヒがあえぎ、菊座が痙攣する。
「あっ…キョン、もう駄目……何か…来る…」
ハルヒが息も絶え絶えにつぶやく。
「ああ、俺も限界だ行くぞ」
フィニッシュとばかりに俺は腰を送り込む。
ぴちゃぴちゃとくぐもった水音が響く。白濁したハルヒの愛液が俺に粘っこくまとわりついてくる。
ハルヒの奥がきゅっ、と俺を絞り上げるように動いた。
「あっ!」
ハルヒがイク。
同時に達した俺は間一髪で肉棒を引き抜く。
ぴしゃりとハルヒの尻に射精。手で押さえたままの尻に俺は精液を吐き出した。
白い粘液が痙攣する肛門と白い滑らかな尻を汚す。
5925-409:2006/05/31(水) 22:21:59 ID:vZd8Tu5a
「うっ……」
思わず声が出る。今まで経験したことのない快感に頭の奥がじんじんする。
「はあっ……」
俺が力を緩めるとハルヒはくたくたと座り込み、机の脚に寄りかかる。息が荒い。
俺も思わず膝を付く。
駄目だ、こんな快感を知っちまっちゃあ、もう俺は。
座り込んだハルヒの尻から俺の精液が床にしたたる。
「ハルヒ」
まだ肩で息をしているハルヒのあごをつかみこちらを向かせる。
快感に酔いしれた潤んだ瞳。
荒っぽく唇を合わせる。ハルヒは抵抗もせず舌を絡ませてきた。
むさぼるように互いを舌でまさぐった。

いつまでそうしていただろう。どのくらい時間が経ったのか、わからない。
突然、部室のドアが開いた。
そこに立っていたのは長門有希。
まさに心停止寸前。
それはハルヒも同様だった。
「あ、あああ、有希これはね」
ハルヒはなにを言い訳しようというのだろう。
部室の床に下半身裸で座り込んでいる二人。しかもハルヒの尻には俺がぶっかけた精液。
教官にドーナツの隠匿がばれた海兵隊新兵並みに俺達はしどろもどろだった。
しかし、長門の反応は全く予想を裏切るものだった。
いつもの無表情のまま長門はすたすたとハルヒに近づき、首筋に手を添える。
ハルヒが崩れ落ちる。
「……え」
そのまま、長門は団長席のパソコンに向かうと、なにやら操作している。
俺はあわててパンツとズボンをはき、ベルトを締める。
「おわった」
長門は顔を上げると俺に向かって言った。
「え?終わった、ってなにが?」
「情報生命体が発した精神波の処理」
長門が語ったところによると以前コンピ研の部長に取り憑いた奴とは別口がネット内に潜んでいた。
だが、そいつは何らかの原因で既に消滅していたそうだ。
しかしその残滓があのエロページにプログラムの形で残り、それを閲覧したハルヒがその副作用で発情した。
長門はその情報生命体の影響を調査するためコンピ研のパソコンとツールを借りており、そのため部室にいなかったらしい。
その生命体の精神波は極微細なものだったが、ハルヒはもろに影響されたようだ。
「そうか、それで俺達は……」
「影響を受けたのは涼宮ハルヒだけ。あなたには何の影響もないはず」
「え」
長門は俺をはくちょう座X-1みたいな目で見つめ、一言つぶやいた。
「けだもの」
5935-409:2006/05/31(水) 22:23:13 ID:vZd8Tu5a
終わりです。
久しぶりにエロ書いた気がする。
展開が単調かなあ。反省。

さて次回作
〜「それはそんな尻だった」〜シークエンス2 朝比奈みくる〜

近日投下!

え、アナル……?
594名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:27:12 ID:J6axlE2f
(・∀・)<エロイな
595名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:33:32 ID:FelPVvwH

              え・・・エロイ・・・

          ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー
596名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:34:17 ID:Tvq5v5QM
うん、いいね。エロくて。
597名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:38:01 ID:fikwQqGO
えらくエロかった

こんなカンジのさくっとしたツンデレもみてみたい

         __,.-‐v‐、/^ン^ヽ
     ,. -一'´ ,fl〃リk'ニヽ、
    /   ,-、 '}jリ'^´  レ',ハヘ    <何よ!あんまりみるんじゃないわよ!
   '     ,」ハl|レ'    /,:仁テ,ハ、
       j厂リ'-、、   ッ一' ̄´ l
       ∠_−、>∠、       |
      ∠_ー 、ン´ ̄`ll     l
    r‐イ−、ン'´     リ    丿
   V/  / ぃ
     \/__ム〉


   ,.、,、,..,、、.,、,、、..,_       /i
  ;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i  <別にあんたの為に
  '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄    調理されたんじゃないんだからね!
                        は、早く食べなさいよ!
598名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:38:12 ID:acxyltIm
エロ直球勝負だ!
漢じゃあ
599名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:43:40 ID:HSZMnoTD
え、えろい・・・
600名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:45:18 ID:ijhb+HNz
>>592
>教官にドーナツの隠匿がばれた海兵隊新兵並みに

7.62mm弾吹いたw
601名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:46:44 ID:znkOa/Wo
とてもエロかったな
602名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:48:26 ID:acxyltIm
ラストはエロ魔人と化したキョンが3人+鶴屋さんの尻を並べて一気食い!…したらいいな
603名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:49:04 ID:Tvq5v5QM
>>602
欲を言うならば朝倉も……
604名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:52:08 ID:BcHVfm1T
陵辱といっても、ハルヒに精神の均衡を失うまでシリーウォークで校内を行進させてから、
体育の授業で『バナナやラズベリーで武装した敵からの護身術』の教官をやらせた挙げ句、
最後は『カミカゼ・スコットランド兵』としてクレムリンに特攻させるくらいしか思いつかないな。
605名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:54:17 ID:+/FrkIie
>>604
それなんてフルメタ?
606名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 22:58:44 ID:CIauhzNn
>>563
夢喰らう 雷鳴の GJ

>>588
天翔ける 水神の GJ
6075-409:2006/05/31(水) 22:59:13 ID:vZd8Tu5a
や、好評のようでありがたいです。
前作、前前作とエロくなかったので、はっきりとしたエロも言いかなーと。
>>602
朝倉の尻は……ううむ。今書いてるのは純愛ものだからなあ。エロはあるけど。
>>604 >>605
俺フルメタって言うと>>600のしか知らないんだ。
「女子供が良く撃てるな」
「簡単さ!動きが鈍いからな!」
6087-896:2006/05/31(水) 23:10:25 ID:j2PiZnVk
待ってましたっ
ねっとりエロくてGJ!
被鋼弾ネタ吹いた
609名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:18:37 ID:Z/S2MAyV
長門にけだものって非難されてええええええ
610名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:30:43 ID:DiFFg/+P
>>607
> 「女子供が良く撃てるな」
> 「簡単さ!動きが鈍いからな!」

いいぞベイベー!作品を投下する奴は職人だ!エロい作品を投下する奴はよく訓練された職人だ!
ホントエロパロ板は地獄だぜ!

はいはい軍事板住人の俺乙。



ところで、古泉の結婚式にキョンとハルヒが出席する話を書こうと思うのだが、
古泉の嫁さん役は誰が適任だろうか。
611名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:33:24 ID:B5PkD9Tx
>>610
キョン
612名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:34:47 ID:g1yglPoy
朝比奈と長門はやめとくれあんさん
613名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:35:40 ID:Zu5lnGPp
鶴屋さんが適任くさくね?
614名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:35:54 ID:o+ViaG2T
>>610
阪中さん
615名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:37:14 ID:0vYSXHQ5
>>610
そこら辺はぼかして、きわどくスポットライトからそらすとか?
616名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:37:21 ID:Ksta4LJz
>610
名も無き女性
617名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:37:23 ID:Zu5lnGPp
キョンの妹とかよくね?興奮しね?
618名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:47:55 ID:5MqINNpm
>>617
それで書けたら神だ
619名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:48:59 ID:j2PiZnVk
結婚適齢期の妹がどんなキャラになっているか全然想像つかねえよ
620名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:49:17 ID:o+ViaG2T
>>617
自分の妹が結婚相手として古泉っぽいのをつれてきたところを想像してみろよ。
即座に乱闘パーティに突入だろ。親父と一緒にツープラトン極めるだろ。
621名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:50:40 ID:qgDClY2h
やっぱ朝倉じゃね?
622名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:54:40 ID:z4Utw8DY
森さん
623名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:55:57 ID:fOvMp85H
>キョンの妹と結婚
義理の兄が本命としか思えない俺がいる
624名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:58:29 ID:j2PiZnVk
妹と結婚するなら婿入りで。
キョンと同居で。
625名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:00:07 ID:A1onJ8IK
>>592
gj!
ところで>>604のボケはカレーにするのか?
626名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:01:27 ID:gIhi3lfS
ネタを思いついたんで勢いだけで書いてみたが、
エロくもなんともない上に中途半端に長くなってしまった。
でもまあ、せっかく書いたんで投下させてもらっていいかな?
627名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:02:59 ID:7/Fitqe8
>>626
もちろんですとも
我々は職人を心から歓迎します
628名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:09:00 ID:gIhi3lfS
>>627
ありがとう。
じゃあお言葉に甘えて。
629朝比奈みくるの誤解 1:2006/06/01(木) 00:09:50 ID:gIhi3lfS
気になっていたことがある。
なんだかんだ言いつつハルヒにはそれなりに気に入られているようではあるし、
多少なりと長門からの信頼も得ていると感じるのは俺の思い上がりばかりではないだろう。
古泉の考えていることは今ひとつよくわからんが、
まあ客観的に見て友人と言って差し支えない程度には良好なんじゃないか?
問題は残る一人。朝比奈さんだ。
あの人は俺のことをどう思っているんだ?
嫌われている、ということはないだろうが、
では好かれているのだとしたらそれはどの程度だ?
ここでもう一度、ハルヒと長門を例に出そう。
あの二人は明らかに、「俺」と「俺以外の人間」への対応が違う。
つまりこいつらの中では、俺の地位は谷口や国木田よりは上ってことになってるわけだ。
では、朝比奈さんはどうだ?
あの人がSOS団員や鶴屋さん以外の人と話している場面などあまり見たことがないので、
そこは想像を働かせるしかないのだが――
思うに、誰に対しても終始あの調子なのではないだろうか?
例えば、あの世界改変のときの一件。
俺の知らない三日間の中で朝比奈さんは俺のために泣いてくれたと聞くが、
ではあのとき階段から落ちたのが俺でなかったとしたらどうだ?
古泉でも、谷口でも、国木田でも、あの人は同じように取り乱してたんじゃないのか?

前置きが長くなったな。そろそろ本題に入ろうか。
つまり俺が何を言いたいかというと、だ。
普段から漠然とこんなことを考えていたからこそ、
俺は今、冷静さを保っていられるんじゃないだろうか。
そうでなければ、目の前にある光景を見て、こんなに落ち着いてはいられなかったと思うね。

――朝比奈さんが、街中で見知らぬ男と腕を組んで歩いてる、なんて。

……いや、この言い方は正確じゃないのかもな。
俺がいるのは二人の後方。見えているのは後ろ姿だけだ。
だがそれでも、女の方が俺のよく知る麗しの未来人様であることは間違いない。
それなりに長い付き合いだ。
背格好といい髪形といいセーラー服の着こなしといい、朝比奈さん本人であると断言できる。
たまに隣の男に話しかけているから、横顔だって確認できたしな。
で、もう一方の男の方はというと、
少なくとも後ろ姿でぴんと来るような相手ではない。
身長は俺とそう変わらん。
着ているものも俺と同じ、北高指定のブレザーだ。
ということは当然北高生ではあるのだろうが、その正体に全くこれっぽっちも心当たりがない。
そもそも朝比奈さんの交友関係など、鶴屋さんを除けば俺は何一つ知らないがな。
こういうとき、漫画なんかでは「実は兄弟でした」というのがお決まりのパターンなのだが、
この場合それは望み薄だろうね。
朝比奈さんに兄弟がいるなんて話は聞いたことがないし、
仮にいたとしてもその兄だか弟だかは当然未来に住んでいるだろう。
朝比奈さんと一緒にこっちに来ていて、しかも同じ北高に通っているというのなら、
いくらなんでも事前に一言くらいは紹介があるんじゃないか?
とすると要するにあの男は――
――朝比奈さんの彼氏、ということになるのか。
630朝比奈みくるの誤解 2:2006/06/01(木) 00:11:20 ID:gIhi3lfS
俺の記憶が確かならば、あの人は以前、
「この時代にそういう相手を作るわけにはいかない」と言っていた。
しかしそれは理性的な判断の結果であって、本人の欲求とはまた別問題だろう。
今この時代が朝比奈さんのいた時代から見て何年前に当たるのかは知らないが、
そんなところに一人で放り出されて任務に励まなきゃならないんだ、
心細くなるときも、誰かに頼りたくなるときも、当然あって然るべきだろう。
残念ながらその「誰か」は、俺では役者不足だった――ただ、それだけのことだ。
さて、それじゃ俺は見なかったことにして帰ろうかね。
本人の口から「彼氏ができた」という報告がなかったってことは、
秘密にしておきたいんだろうからな。
なんだか胸の辺りにもやもやとしたものを感じないでもないが、
とりあえずこの場はそれがいいだろう。
俺はそう判断し、速やかに身を翻そうとして、
「!」
「!?」
――目が、合ってしまった。たまたま振り返った朝比奈さんと。
こうなってしまったら挨拶でもした方がいいのか? しかし、なんと言えばいい?
「やあ朝比奈さん。そいつは誰です?」――これはちょっと不躾か。
「デートですか? ああ、邪魔はしませんよ」――なんか卑屈だな。
「大丈夫ですよ。誰にも言いませんから」――正式には口止めされてないのにか?
おかしい。上手く考えがまとまらん。なんて声をかけるのがベストなんだ?
しかしまあ、結論から言えば、特に悩む必要はなかった。
俺を見つけた朝比奈さんは、途端にその愛らしいお顔を蒼白にして、
隣の男を引っ張るように、すぐそこの曲がり角へと消えてしまった。
目撃されてから隠れてもあまり意味はないだろうに、
そんなドジっ子ぶりもあの人らしいね、まったく。
「……はぁ」
意味もなく溜め息が漏れた。
前述の通り、朝比奈さんに特別好意を持たれてる、
などと大それた期待はしてなかったつもりだが、
それでもこうまで露骨に避けられるとショックだな、実際のところ。
さすがに後を追う気にもならず、俺はその後すぐ帰路についた。

翌日の放課後。
朝比奈さんと会ったらどんな顔をすべきか決めあぐねたまま、
俺はいつものSOS団部室に向かった。
ノックをする。返事はない。
ということは、朝比奈さんはまだ来てないってことか?
しかし普段の朝比奈さんはノックを無視するようなお方ではないとは言え、
今日の場合はどうだかわからんな。
まあ迷っていても仕方がない。覚悟を決めてドアを開ける。
「…………」
中にいたのは、いつも通りに部室の備品と化した宇宙人製アンドロイドだけだった。
読んでいた本から顔を上げた長門は、俺を一瞥してすぐまた読書に戻る。
「よお、長門。朝比奈さんはまだか?」
見ればわかりそうなものだが、なんとなく尋ねてしまった。
今度は長門は視線を上げず、
「来ていない」
簡潔に答える。
この様子では古泉もまだみたいだな。
ハルヒは確か俺より先に教室を出て行った気がするが、向かう先はここではなかったようだ。
またどこぞで厄介事を見つけて首を突っ込みに行ったのか?
あいつが妙なイベントを持ち込んで来るのにももう慣れたが、
正直、今は遠慮してほしい。そこまで精神的に余裕がない。
631朝比奈みくるの誤解 3:2006/06/01(木) 00:13:02 ID:gIhi3lfS
「……長門」
ふと思いつき、俺は長門に声をかけた。
色々と考える前に、一つ確かめておくことがある。
「昨日の夕方、朝比奈さんがどこにいたか、調べられるか?」
試しに訊いてみた。無理なら無理で別に構わない。
その程度の問いだったが、再び顔を上げた長門はあっさりと、
「可能。具体的な時刻は」
「そうだな……五時くらいだ」
俺が告げると、長門はほんの少しの間何もない虚空を見つめ、すぐに向き直って結果を口にする。
「駅前の商店街。あなたのすぐ側」
ついでに俺のいた場所までサーチしてくれたのか。
となると、いよいよ俺の見間違いではなさそうだな。
「……それと」
一縷の望みさえ絶たれ、改めてショックを受けていると、長門がさらに口を開いた。
なんだ? まだ何かあるのか?
……と、俺が続きを聞く態勢に入ったときのことだ。
「あ、あの、失礼しま……ひゃっ!?」
問題の中心人物が、ドアから半分顔を覗かせた。
なんだか俺の顔を見て驚いたように見えるな。実際そうなんだろうが。
「あー……どうも、朝比奈さん」
いつも通りを装って応対したつもりだが、果たしてその努力は実っていたのだろうか。
どうにも自分では判断がつきかねるね。
何しろ朝比奈さんはその直後、
「あ、あの……ご、ごめんなさい!」
そう言い残していきなり部屋を出て行ってしまったのだから。
「あ、ちょっと……朝比奈さん!?」
困惑しつつも、俺は咄嗟に後を追う。
何について謝罪されたのかもいまいちよくわからんが、
それ以上に不可解なのは去り際の朝比奈さんの目元だ。
俺の見間違いでなければ、なんだか涙ぐんでいたような気がする。
俺はそんなにまずいところを目撃してしまったのか?
「……おっと。何事です?」
慌てて廊下に飛び出したところで、見慣れたにやけ面に出くわした。古泉だ。
しかし今は悠長に説明している場合ではない。
返事もせずに俺は走る。前方を行く小柄な後ろ姿を追いかけて。

朝比奈さんはこんなときだけやけに素早く、一度はその姿を見失ってしまった。
手近なところから勘を頼りに探し回り、再び発見したのは生徒玄関手前の廊下。
帰宅部の生徒はすでに下校し、そうでない連中は部活に励んでいるこの時間、
付近に人の気配はない。
「……朝比奈さん」
控えめに呼びかける。
一度びくっと肩をすくませ、それでも朝比奈さんは俺の方に向き直った。
「あ、キョンくん。ごめんなさい、いきなり逃げたりして……」
無理矢理に作ったような笑顔が痛々しい。
事情はよく呑み込めていないが、ひとまず当たり障りのないところから尋ねてみる。
「大丈夫ですか?」
「ええ、はい。ちょっとびっくりしただけですから」
びっくりした?
「その……昨日のこと、で」
伏し目がちに付け足されたのはそんな言葉。
つまりその――男連れで歩いてるのを目撃されてびっくりした、と?
ふむ。突っ込んで訊いてしまっていいものか悩んでいたが、
本人の方からそう言うのなら少しは許されるのだろう。
632朝比奈みくるの誤解 4:2006/06/01(木) 00:14:00 ID:gIhi3lfS
「ええ、その昨日のことなんですが……」
俺が言いかけた途端、いきなりまた朝比奈さんの目に涙が溢れ返った。
うお、全然大丈夫じゃないじゃないか。
「や、あの、本当、平気ですから。その……あんまりにも急なことだったから……」
その顔で「平気ですから」とか言っても説得力がありませんが。
……って、「急なこと」? なんの話だ?
「こ、こうなることは、わかってたんです……。
あたしはこの時代の人を好きになっちゃいけないから。
だから、いつかは諦めるつもりでいたんですけど、
その……もうとっくにそういうことになってるとは思わなくて……」
……なんだ? 朝比奈さんは何を言ってるんだ?
俺が目撃したあの場面と、話が噛み合っていないような気がする。
けれど、他に「昨日」というキーワードで思い当たるような事件はないぞ。
さっぱり話が把握できずそんな風にして混乱する俺の目の前で、
白磁のように滑らかな頬にはとうとう一筋の雫が滑り落ち、
「す、涼宮さんには黙ってますから! いえ、あたし、何も見てませんから!」
そんな言葉を残して、朝比奈さんはまた駆け出して行ってしまった。
今度は後を追うこともできず、俺は呆然と立ち尽くす。
「黙ってますから」? 「何も見てませんから」?
それはどっちかと言うと、俺の台詞じゃないのか?
本当に朝比奈さんはどうしてしまったんだ?
……くそっ、さっぱりわけがわからん。
「いいんですか? 追いかけなくて」
唐突に、背後で聞き覚えのある声。こいつはときどき神出鬼没だな。
「追いかけてどうなる? 泣いてる理由もわからないってのに、俺は何をしてやればいいんだ」
振り向いた先には予想通り、むかつくくらいに爽やかスマイルの古泉が立っていた。
「何をしてやれば、ですか。よろしければ、僕がヒントをお出ししましょうか?」
ヒント? お前は何か知ってるってのか?
「いえ、『知っている』わけではなく、単なる推論なのですが。
けれど、今のあなたよりは状況が掴めていると自負していますよ」
ほう。根拠は?
「先程のあなたの様子が尋常ではなかったので、
駄目元で長門さんに訊いてみたんですよ。
そうしたらあなたへの伝言を頼まれまして」
長門が? ……ああ、そう言やあいつ、何か言いかけてたな。
「ええ。その伝言の内容と、
つい今し方の朝比奈さんの様子を照らし合わせてみたのですが、
おそらくあなた方は双方ともに大きな誤解をしているのではないかと」
回りくどい言い方はよせ。その「推論」とやらを聞かせてみろ。
「ではそうさせていただきましょう。なに、真相は単純なことです。要するに――」

「うぅ……ぐすっ、なんですか、あたし何も見てないって言ったじゃないですか、
これ以上なんの話があるんですかぁ……」
古泉の言う「真相」とやらを聞かされた俺は、
もう一度朝比奈さんの姿を求めて学校中を駆けずり回った。
結局、体育館の裏で独り泣き濡れていたところを発見し、
俺の姿を見止めるなりまた逃げ出そうとしたのを押し留め、
どうにかこうにか宥めすかしてこのSOS団部室まで引っ張って来た次第である。
室内には、さっきから一歩も動いていないであろう長門と、
先に戻っていたらしい古泉、そして俺と朝比奈さんの四人だけ。
ありがたいことにハルヒはまだか。来る前に片づけてしまおう。
633朝比奈みくるの誤解 5:2006/06/01(木) 00:15:26 ID:gIhi3lfS
「そこなんですよ、問題は。――朝比奈さん、あなたは昨日、一体何を見たんですか?」
なんだか今更な感もあるが、俺は改めてそう尋ねる。
朝比奈さんは激しくかぶりを振って、
「だからっ、何も見てないって言ってるじゃないですかぁ!
それでいいじゃないですかぁ……うぅ」
……駄目だな、これは。すっかり意固地になってしまっている。
仕方ない、先に俺の話をするか。
「朝比奈さん。俺は昨日の夕方、駅前の商店街を歩いていました」
「……っ」
俺の言葉に息を呑む朝比奈さんだが、特に相槌も反論も出ては来ない。
構わずに先を続ける。
「そこで見たんですよ。――誰かとデート中の、朝比奈さんを」
「……っ!?」
がばっ、と顔を上げて、朝比奈さんの目が俺を捉える。
そこにあるのは「秘密を暴露されたショック」というよりも――
――「何を言っているの?」とでも言いたげな、困惑そのものの色。
多分、さっきまでの俺とそっくりの。
「……さて、もう一度訊きます。朝比奈さんは、昨日何を見たんですか?」
再度の問いかけ。
訝しげに眉根を寄せたまま、それでもなんとか震える声で、
今度こそ朝比奈さんは答えてくれた。

「あ、あたしが見たのは……キョンくんが、デートしてるところ……です」

……やっぱり、か。
視界の隅で、古泉が軽く肩をすくめる。「言った通りでしょう?」とでも言うように。
ああ、どうやらそうらしいな。お前の推論は大正解だよ。
しかし、わざわざ本人にそう告げてやるのもなんだか癪だ。
俺は代わりに別の奴の名を呼ぶ。
「長門」
相変わらず状況と無関係に一人読書中だった万能宇宙人が、
ページを繰る手を止めて顔を持ち上げた。
俺は確認するように、古泉から聞いた話を反芻する。
「昨日の五時頃、俺と朝比奈さんがいた場所のすぐ近くに、
ちょっと変わった奴らがいたそうだな。それは、どんな奴らだった?」
長門は即答した。どうということもなさそうに。

「あなたと朝比奈みくるの異時間同位体。現時点から346日後の」

「え……?」
呆気に取られる朝比奈さん。
それはそうだろう。
俺も古泉からそう聞かされたときは、似たようなリアクションを取っていた。
つまり、こういうことだ。
俺が昨日目撃した朝比奈さんは、今ここにいる朝比奈さんではなく、
約一年後の未来から来た朝比奈さんだということになる。
そして隣にいた男――あれは、同じく一年後の俺自身だ。
普段、自分の後ろ姿なんて見る機会はないからな。
一目でそうだと気づけなくても、それは俺の落ち度じゃないぞ。
多分また、朝比奈さん(大)辺りの指示で、
二人揃って昨日のあの場所に来てたんだろうよ。
七夕のときみたいにさ。
634朝比奈みくるの誤解 6:2006/06/01(木) 00:16:52 ID:gIhi3lfS
「それじゃ、あれは……キョンくんの陰にいたのは……あたし?」
ようやく理解が追いついたのか、朝比奈さんが呟いた。
ええ、多分そういうことでしょう。
昨日、俺とは少し離れた位置から、朝比奈さんも偶然同じ光景を見ていた。
ただ、朝比奈さんのいたところからでは、俺(一年後)の姿は確認できても、
朝比奈さん(一年後)はよく見えてなかったんだろう。
あるいは、俺と似たような理由で、それが「自分」だとは思い当たらなかったか。
そりゃ自分自身がそこらをうろついてるなんて、普通は想像もしないだろうしな。
ドッペルゲンガーじゃあるまいし。
ともあれ、それで「俺が誰かとデートしてる」なんて思い込んでしまったわけだ。
まったく、古泉の言い草じゃないが、わかってしまえば単純な話だ。
「なんだ……そう、だったんですか……」
ほっとしたように脱力し、朝比奈さんの体が揺らぐ。
そのまま倒れてしまいそうに見えたので、俺は手近な椅子を引き、そこに腰掛けさせてやった。
「なんだぁ……そうかぁ……」
再度呟く朝比奈さんはすでにいつもの調子を取り戻し――
いや、若干いつもより嬉しそうに見えるな。
まぁともかく、朝比奈さんの中では、これで完全に誤解は解けたらしい。
けれど、と俺は考える。
俺の方は必ずしもそうではない。もう一つ残った謎がある。
もしかしたらこれも、
朝比奈さんの位置からは角度の問題で見えていなかったのかもしれないが……
なんで俺(一年後)と朝比奈さん(一年後)は、腕を組んで歩いていたんだ?
そういう指示だったのか? それとも――?
「みんな、お待たせー!」
そこまで考えたところで、俺の思考は無理矢理に中断させられた。
ドアを開けて入って来たのは、我らがSOS団の団長殿だ。
「ん、全員揃ってるわね。いやー、調べ物してたら遅くなっちゃったわ」
ついさっきまで俺たちが抱えていた問題など露知らず、
ハルヒは意気揚々といつもの団長席につく。
その手には、長門が好みそうな分厚い書籍が一冊。
今言った「調べ物」とやらの資料か何かか? 今度は何を調べてたんだ?
「いい質問ね」
そりゃ、他に質問することなどないしな。
「減らず口はいいわ。とにかくこれを見なさい」
そう言って、ハルヒは手にしていた本を机の上に置く。
長門以外の全員でそれを覗き込むと、あまり見たくもなかった書名が目に飛び込んで来た。
曰く――『世界の不思議・怪奇現象』。
「あたしはね、次のSOS団市内探索のテーマを考えてたのよ」
市内探索ってのはあれか。
いつも漠然と「不思議なもの」を探して歩き回る、恒例行事のパトロール。
「そう、そこよ! その『漠然と』がいけなかったの!
物事には順序があるわ! 何か一つに目標を絞れば、探索の効率も上がるってもんよ!」
……それでテーマか。もう好きにしてくれ。
それで? 次回のテーマはなんなんだ?
UFOか? ツチノコか? ネッシーか?
半ば自棄になって尋ねると、ハルヒは「ふふん」と不敵に笑った。
机の上の書籍を取り上げ、
予め付箋を挟んでおいたと思しきページを俺たちに向かって開いて見せる。
その右上、日本語とドイツ語の両方で書かれた見出しを、ハルヒは声も高らかに読み上げた。
「ドッペルゲンガー! 今度のテーマはこれよ!」
……こいつ、本当は知っててやってるんじゃないだろうな?

          終わり
635626:2006/06/01(木) 00:23:55 ID:gIhi3lfS
SS初めて書いたんだけど、思ってた以上に難しいもんだね。
職人さんたちは本当に凄いわ。尊敬する。
実際書いてみて自分には向かないことがよくわかったので、
俺はこれが最初で最後の作品にしときます。
636名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:27:13 ID:O3U4Tjo/
>635
いや、上手い。
向いてないどころか全然面白かったですよ?
最後と言わず気が向いたらまた書いてください。
637名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:28:55 ID:sTqTqBRZ
>>635
面白かったですよ?
自分で納得いかなくても、もっと書いて練習してみる価値はあると思うよ
638名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:29:33 ID:58yQbTJ/
とりあえずGJ
639名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:29:38 ID:2IVDmgFO
>>635
読みやすくて上手いですよ。
ここまで書ければかなり向いてます。
断筆もたいない。
640名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:32:29 ID:yyF/QXhX
>>635
海鳴りの 仰ぐ月の GJ

ん、自信持っていいと思うよ
641名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:38:50 ID:D267NoRW
>>635
気楽な読者の立場から言わせてもらうと、はっきり言って面白かった
本編の外伝読んでるような気分で楽しめたよ
642626:2006/06/01(木) 00:39:57 ID:gIhi3lfS
>>636-640
みんなありがとう。
でもごめん、「向いてない」ってそういうことじゃなくて。
俺の書き方が悪かったんだけど、文章を書くこと自体は初めてじゃないんだ。
一応、とある小説賞に応募して、二次選考くらいまでは残ったこともある。
「初めて」だったのはこういう二次創作的なSS書くこと。
で、自分は人様のキャラや設定を借りるより、オリジナルの方が向いてるなぁと実感しちゃっただけ。
まあ、次回作についてはまた気が変わったら、ってことで。
643名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:40:37 ID:RrHqFDHQ
>>635
えと、635さんっ!
とってもとっても素敵だったので、これで断筆なんて勿体ないですよ!!
えと、ええと…635さんはこの先に禁則事項ですを……ををを……(>_<)禁則事項ですぅっ!!!
あ、最後に。禁則事項……じゃなくて、GJでしたぁっ
644626:2006/06/01(木) 00:41:18 ID:gIhi3lfS
あ、ごめん。
>>641もありがとう。
時間かぶって入れ損ねた。
645名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:42:30 ID:PZRuKPI8
>>617みて書いた小ネタなんだが投稿していいのかね?
646名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:44:02 ID:O3U4Tjo/
>645
やれ!俺たちの頭の上にクソを垂れろッ!
647名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:45:03 ID:PZRuKPI8
とある日の事
自分で淹れた緑茶を飲みながら高校時代のことを思い出す。
自分で淹れるようになって初めてわかったが、お茶を美味しく淹れる難しさと言うものを実感する。
なんせ湯の温度からして注意しなければならない、朝比奈さんの淹れた緑茶は美味かったなぁ
「ねぇねぇキョン君ー!」
なんだ妹よ、もう高校生にもなろうって女の子が家でどたばたしてるんじゃありません。
「私今度結婚することになったのー!」
ブフッ!
盛大に吹いた

「すまん、聞き間違いかもしれないからもう一回言ってみろ」
「だーかーらー!結婚するのっ!それにほら、指輪ももう貰っちゃったんだから」
ずいっと左手の薬指を突き出してくる、シルバー、いやプラチナの台座にダイヤが乗っていた
確かにお前は16歳で法律的には結婚できるが、いくらなんでも早すぎないか?
それに恋人いたのかお前。
「私にだって恋人くらいいるよー」
それは初耳だ、お前と付き合おうなんて奴がいるとはな。
うれしいような悲しいような・・・・・・で、相手は誰なんだ?まさかとは思うがどこぞのおっさんて訳ではあるまい。
「古泉一樹君」
聞くが早いか俺は携帯電話を取り出す
カチャ、ピピッピピピ
プルルルル
「・・・・・・古泉か久しぶりだな、ん?あぁこっちは元気だお前はどうなんだ?・・・そうかそうかそれはなによりだ。
で、今から会いたいんだが時間は大丈夫か?無理?いや、無理じゃなくてだな無理やりにでも空けろ、うん?様子がおかしいだと?
そんなことはないな、お前こそ俺に何か言うことあるんじゃないのか?まぁ良い、今すぐ俺の家に来い、即来い、1秒でも早く来い

ブチッツーツーツー
一方的に電話を切り大きく深呼吸をする、ふぅ少しは落ち着いてきたぞ

「キョン君ホントに知らなかったの?私達中学1年くらいから付き合ってたんだよ?」

なんですとー?!

(続かない)
648名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:47:01 ID:PZRuKPI8
初めて書いたんだがSS書くのって難しいな
職人の方々マジで素晴らしいです
649名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:47:01 ID:13qn2ksh
ワッフルワッフル
650名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:50:18 ID:h3HzNoXt
>>647
GJ、て続かないのかよ!

キョンはキョンと呼ばれることをしょっちゅうぼやいているが、
どう見ても普通以上には仲の良いほほえましい兄妹だよな。
651名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:50:51 ID:wcKaFF/P
>>647
なるほど、妹と結婚してキョンの家に上手く転がり込むという古泉の魂胆…w
GJ!
652名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:03:23 ID:YjVU56kk
古泉め…将を淫とすれば、まず馬からと言うわけか。
653名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:07:01 ID:RZod/10a
流石、秘密組織に所属しているだけあって目的地への潜入はお手の物だな
654名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:09:32 ID:RR61+0jF
再びこんばんは
574までの続きを投下しちゃいますね。
多少手直し加えましたがまだおかしなところはあるかもです…。
それでもよければ読んでやって下さい
655名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:13:54 ID:RR61+0jF
そんなこんなで今ここはハルヒの部屋、二人でベッドに腰をおろしている。
思ったより女の子らしい部屋…たまに理解不能なノイズのようなものが混じってはいるが…?気にするだけ無駄だ
「キョンって案外強引なのね、私キョンとこんな事出来ると思ってなかったわ…あっ違うっ!されると思ってなかったわ!」
「どっちだよ」
「うるさい!エロキョン」
はいはい、エロは間違えないさ、でも強引は違うかもな。
幾度となくこの二週間(マジで何回だっけ?)を過ごして一度もハルヒの気持ちに気がつく事も、自分の気持ちを認めてこうもしなかった訳で…
古泉らの後押しがなければ俺の夏は一億回続いた自信がある、情けないけどな
「なあハルヒ、さっきの続きいいか?」
ちょっとストレート過ぎたか?
「普通聞かないと思うけど!?好きにすればいいわ…」
やっぱりそうですよね、ていうか好きにしていいのか、有り難くいただきます。

「ハルヒ…」
俺はハルヒの肩にそっと手を置きどさっとベッドに押し倒した
不安そうな、なにをするの?と言いたげな弱々しい目が俺と合う、顔は既に真っ赤になり息も多少荒い気がする。
「ハルヒ、ずっと一緒にいような、大好きだよ」
もう一度言いたくなったからそのまま伝えた、理由なんか分からない
「う、うん…そうなれたらいいに決まってるわ」
「なれるさ、俺とハルヒならな」
どこの声帯から発せられたのか疑問に思うほど気障ったい言葉が出た古泉だってこんな事は言わないような…、これはなんて病気なんですかね?
「うん…キョン、私も大好きだから、だから大丈夫、好きにしていいよ…」
ハルヒが優しいく微笑んだ、気使ってくれたのかな?
ありがとうな、なら後は俺にまかせろ!

俺はハルヒのシャツとズボンを脱がせた、顔を恥ずかしそうに手で隠しながらもズボンを脱がす時はお尻を持ち上げてくれた。
…ハルヒも期待してんだろ?このエロ女。
口で言えないから心の中で言い返した
上下お揃いの白い下着姿をしばし眺め、軽くキスをした
さてっと…今度は邪魔させないからな
「ハルヒ綺麗だよ」
「…」
ハルヒの胸が外気に晒された、マジで綺麗だな…えっとたとえるならば…、あーめんどくさ
吸い着くようなもちもちした汗ばんだ胸を、先端のちょこんと首を持ち上げた桜色の突起を、
手と口を使って俺は初めてケータイを持たされた頃のように夢中でいじり回した。
「ああっ!やぁ…だめっ!んっんっ…!」
656名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:21:00 ID:RR61+0jF
腰を落ち着きなくもじもじさせながらハルヒは公園でより強めに喘いだ
そうか、腰が落ち着かないのか?奇遇だな俺もだ、さっきからある部分が窮屈でな
俺もハルヒと同じくパンツを残し脱ぎ捨てると、ハルヒの陰部に…下着の上から押してみた。
ん〜くにくにした感じ?ついでにしっとりとして、柔らかかった。
「んっ!?やっ!!…すごく恥ずかしいよ…」
俺はたまらん、お前の体もその反応もな

俺はハルヒに目で合図すると最後の布をするすると下ろし、脚を左右に立てた
控えめに生えた縮れ毛と、濃いピンク、桃の花の色、そう桃源郷だな、薄れゆく理性の中まだくだらない事を考えられる自分を誇りに思ったね。
「あんまりみないで…」
「それは無理」
「……エッチ、バカ…」
「お前もなかなかだぞ」
神々しいまでにテカりを放つハルヒの陰部に指を滑らせ
くちゃ、ぷちゅ淫らな音を立てて指の動きに合わせて形を変えていく。
「あっああっ!いい…なんか変な感じだよ…キョン…」
名前を呼ぶな、反則なまでに萌えるだろうが。
桃源郷に口を落としてみた、なんとも言えない甘美な匂いと味、俺は夢中でハルヒの汁を吸い、隅々までなめ回した。
「バカ、バカ!汚いからっ!変態、だめだって!いやあぁぁ!だめ、なにこれっ…くぅっ!」
ハルヒは目を白黒させ、下唇を噛みながら迫り来る快感に必死に抵抗している様だ…
ならば、抵抗に勝たねばならん。
「ハルヒ、猫みたいに立ってお尻こっちに向けてごらん」
「……、分かったわよ」
いい子だ、普段の俺だってハルヒの命令にもう少し抵抗してるような?
考えてるうちにハルヒは言われた通りになっていた。
真っ白なお尻とその中央にひっそりとすぼまるセピア色の肛門まで丸見えになった。
「ハルヒ…ケツまで丸見えだぞ、綺麗だから恥ずかしがる必要ないけどな」
「…っ!なら言わないでよ…!!」
ごもっともかもしれん、俺は知らないうちに言葉攻めとやらを会得したのか?
では物理攻めに戻ろうか
膣口から肛門へと溢れる汁を皺の間まで染み込ませるように丁寧に移しすぼまった穴を揉み解していく、ある程度揉んだ後でそっと人差し指を沈めた。
657名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:26:27 ID:RR61+0jF
「くはぁっ!?なにするの…?そっちちがっ!やっ、変な感じだよ…あっだめ!だめだって、抜いてよ…汚いから!!ああぅ…ひゃぁ!?」
当然無視、内側は熱くてぐにゅぐにゅ?って感じかな、 しばらく指先で散策してみた
股のトンネル越しにハルヒの朦朧とした顔が見えた、脚は既にがくがくしている
決め時、なのか?
俺は肛門いじりを続行したまま滴りそうな程汁と湛えた膣口にも中指を挿れた、あっさりと、指を吸い込み白いお尻がびくんと跳ねた
こちらの散策も開始しつつ、最初見た時は隠れていたクリトリスを親指でこねくりまわす
「いや!だめっ!ああっ!なんかおかしいよっ、やああぁぁぁっ!!!」
ハルヒは首をいやいやと左右に振りつつビックン!と大きくお尻を浮かせ崩れ落ちた。



「大丈夫か?」
「だめ…死にたい、私どうなったの?」
「さあな、それとお前が死んだら俺も死ぬから却下」
「バカ、疲れたわよ頭がクラクラするわ」
「…まだ終わりじゃないだろ?」
「本当にするのね、……いいわキョンにあげる、私こういうの初めてなんだから優しくしないと…」
「死刑だろ?分かってるよ、優しくする」
コクリと返事が返ってきた、ハルヒを上向きに寝かし俺も真っ裸になった。
「なっ…なによそれ、バカ!そんなの反則だわ!」
「あのな…」
別に特別大きくないだろ?多分な、それにここまできて反則と言う方が反則ってもんだ。
ハルヒの陰部に俺の物を当て、ゆっくり腰を落とした。
「いったぁぁ、無理無理!死刑にするわよ?ねぇ!ちょっと、聞いてるの!?」
やれやれ痛いのは申し訳ないがこれはムードもくそもない。
ものすごくハルヒらしいハルヒを相手に俺は微笑むと優しくキスをした。
「大丈夫だよ、俺を信じて、なっ?」
「うぅ……そんなこと分かってるわよ、言われなくても大丈夫、キョンの事はなにより…信じてる」
苦痛に顔を少し歪めそれでも俺に微笑んでくれた……



658名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:31:15 ID:RR61+0jF
どうやら俺のハルヒ萌えが臨界点に達したらしい、この後の記憶が無いのが実に残念だ、俺以外にも初体験の記憶が曖昧な男子諸君は結構いるのではないだろうか?
機会があれば是非アンケートをとりたいね。
しかし、どうやらシーツについた赤い染みを見るからにはやり遂げたようだ、隣ではすでにハルヒが安心しきった寝顔で俺に寄り添っていた。
「なあハルヒ…」
おまえは本当に神様なのか?やっぱり信じられないね、どう見たって普通の思春期の女の子だし、
それに、ハルヒ(神様)に認められた俺は世界で二番目に偉くなってしまう、あり得ないだろ?
だから俺とハルヒはただの高校生カップルだ…ちょっと普通じゃないがな。
「おやすみハルヒ、ありがとうな」
ハルヒの背中に手を回し俺の意識は溶けていった


次の日俺はそりゃもう大変だった、まず目覚めが
「遅い、罰金」
いつも通りの財布泣かせなセリフ、そのセリフが何故聞こえたのかよく分からなかった。
「何が?」
「起きるのがよ、人の家でいつまで寝てるつもりなのよ?」
記憶が繋がった、俺はがばっと飛び起き…
「バカキョン!朝から変な物見せないでよ!」
…パンチが飛んできた、いてぇ。
そういや俺裸だったな、ていうか変な物とはひどくないですか?
その後は制服が自分の家にあるので着替えたハルヒと一緒に取りに帰った。
両親からきっついお叱りをいただき、有り難い事に学校が終わったらアフターサービスまでついているらしい、やれやれ。
「あんたバカね、昨日連絡しておけばよかったのよ」
「…そうだな」
余裕ないさ、そんなことは微塵も浮かばなかったっつの。

「…ハルヒ、新学期もよろしくな」
「当たり前でしょ!言われなくてもやることはいっぱい考えてあるわ」
腕を腰に当て、胸を反らし目を輝かせて言う。
そうだ、それでいい、残念ながら俺はそれを望んでるようだからな。
こうして世界は再び回し車から解放されたハムスターのように時を未来へと刻み始めた訳だ
…ついでに俺とハルヒの今までとはちょっと違う関係もセットでな。
いつもなら朝から活力30%オフのシールを漏れなく張り付けてくれる学校前の坂を…


俺はハルヒと手を絡上がって行く。

おしまい
659名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:34:37 ID:RR61+0jF
これで終わりです
構成はあまり悪くないと思うのですが、文章力足らずな感じにW
またなにか思いついたら書き殴ってみようかと思ってます(今度はPCでW)
その時はまた投下させて下さい。
660名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:34:58 ID:EwrrhELs
アナルーーーーーーーーーーーーー!!
GJ!
661名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:35:40 ID:YjVU56kk
GJ!
エロかわいいよハルヒ。鬼畜入ってるよキョン。
結構正統派でオーソドックスな造りながら、面白かった。
662名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:35:44 ID:58yQbTJ/
GJ!!純愛イイ!!
663梅雨 ハルヒ編:2006/06/01(木) 02:07:09 ID:YXfv5V3g
完成した梅雨 ハルヒ編投下します。ご存知無い方は保管庫8-343をご覧下さい。

はてさて、月曜から続く決まった時間への突然のスコールは、これで6日目となった。
初日は朝比奈さんと至福の相相傘を味わい、2日目は長門にハルヒによる気象情報を書き換えているという、とんでもない事実を知り、
3日目は思い出したくはないが、野郎の古泉に解決策とその理由を聞かされ、4日目には鶴屋さんのご好意に甘え、
5日目は俺も長門も誰もがびっくりするであろう、朝倉が現れたこともあった。

んでもって、土日はいつも通りのハルヒの呼び出しでいつもと変わらない、見つかりもしない不思議探しをいつも通り行って、いつも通りに解散する。
この時も俺は早朝ハルヒに出会った時に、何か訝しげなことを言われたのだが、
その後はいつも通りのハルヒで、その時以外にはこれといった変化は見られなかった。

不思議探しで古泉と共に行動をすることになった時に聞いた話だ。
いつものスマイル古泉は俺と街を歩きながら、こう言った。
「どうやら、学校が休日の日には雨は降ら無いようですね」
そりゃ毎日のように降っていたらいい加減、高気圧も一日中顔を見せたくもなるさ。
「そうではなく、この状況から理解できると思いますが、涼宮さんの欲求を満たす瞬間と場所は、
学校でのSOS団活動後の時間帯のある、平日と限られてしまったことが判明したのですよ」
てことは、来週の月曜日からまた傘がいるってことなのか??
「多分そうでしょう。聞いた話ではあなたと涼宮さんが共に下校していたという情報は入っていませんしね」
おいおい、勘弁してくれよ。いい加減傘が無くなるのは心が太平洋の様に広い俺としても、
許せなくなってくるぞ。今度監視カメラでも仕掛けといてやろうか。
「無駄でしょう。気づけば無くなってしまうんですからね。彼女が望めば、望むほど」
どこからそんな自身たっぷりなことが言えるのは知ったことではなかったが、
俺が問題を解決する鍵、というのはこいつに言われた以降、ずっとその言葉が頭の中を巡っていた。
664梅雨 ハルヒ編:2006/06/01(木) 02:08:38 ID:YXfv5V3g
そしてハルヒによる気象異常から何日目かの今日。
いつも通り起床して、最近は必ずチェックする天気予報を今日もチェックし、
流石に天気予報士も「夕方に急に降り出す夕立には注意しましょう」
等と、呼びかけていた。すまんな。それ全部ハルヒが原因のようだ。信じたくはないんだがな。
今日もついこの前の週末に、ぞっとした体験をした時に持っていった折りたたみ傘を鞄の中にしっかりと入れたことを家から学校に着くまでに、何度も確認し、教室に到着した後もその行為は続いた。
ハルヒは俺が何をしたいのかがさっぱりわからんらしく、「あんた頭でもおかしくなったんじゃないの?」と言われたりもした。こんな事をするハメになってるのはお前のせいだよ。
と、心の中でそう呟きながら、いつも通りの学校生活を、いつも通りこなして行く。

放課後、SOS団のくだらないが、面白いことを散々やった後、いつもの長門の合図で解散。
とうとうまたこの時がやってきてしまった。
だがな。今回の俺は一味違う。何てたってついさっき解散した時までに傘が入ってることを確認した俺の鞄の中には、目の前で降り注ぐ雨を、ようやく自分の力で回避できる折り畳み傘という、最強のアイテムが入っ・・・・・・・・・・・


ごめん。泣きそう。こんなことになるんだったら、朝から傘握り締めっぱなしでいれば良かった。
え?何?どうしたんだって?あぁ、無いんだよこの野郎。古泉の言ったことが的中したのかどうかはわからんが、ついさっきまで開けもしてなかった鞄の中から折りたたみ傘だけが消え去ってるんだよ。
悪い冗談はよしてくれよホントに。
次は何だ?また誰か来るのか?朝倉は勘弁してくれ。あれほど肝を冷やされた奴はいない。
できれば朝比奈さん。あえて鶴屋さん。長門でもいい。古泉は百歩譲ってやってもいい。
朝倉は・・・・何も言うまい。誰でもいい。誰でもいいから傘を・・・・・・
665梅雨 ハルヒ編:2006/06/01(木) 02:09:55 ID:YXfv5V3g
「あれ、キョンどうしたのよ。そんなトコに突っ立っちゃって」
出た。とうとうお出ましだ。俺は朝倉の次くらいにあまり会いたく無かった、SOS団団長殿と出くわしてしまった。
俺は平然とした態度を装いながら、古泉の台詞を回想する。

『この状況を打破するのはあなた次第ですよ』

俺がずっと返事をしなかったのが変だと思ったのか、ハルヒは俺の目の前に来て「キョーン?生きてるなら返事しなさーい」と言いながら、手を顔の前で振っている。
「あぁ、いやな。ちゃんと朝から持ってきていた俺の折りたたみ傘が無いんだ」
この雨じゃあ到底帰れねぇよ。とぼやきながら、ハルヒから視線を逸らし、校門の方を見る。
「そうなの?じゃあこの傘ってあんたの?」
と、ハルヒは片手に持っていた傘を取り上げて、俺に見せる。
あぁ、それはまさしく俺の傘だ。名前のとこに妹の名前書かれてるしな。何故か。
「俺の傘だが、それどこで見つけたんだ?」
今の今まで鞄の中にあったはずなんだが。どこでそれ見つけたんだ?
「廊下よ。SOS団の活動の解散後に帰ろうとしてたら、これが落ちてたの。あんたが先を歩いているのが見えたから、気になって持ってたんだけど。まったく、あんたが大事そうに朝から持ってたのに、最期の最期で落とすなんて。キョンらしいというか。」
いや、俺は落とした記憶などこれっぽっちもないんだが。どういうことだ?
ハルヒが望んだからこんなことになっているのか?
当の本人は「私が拾ってあげたんだから、感謝しなさいよ!今度の不思議探しの時の奢りは例え誰よりも早くきても、キョンで決まりだからねっ!!」
等とほざいてやがる。マジかよ。

666梅雨 ハルヒ編:2006/06/01(木) 02:11:03 ID:YXfv5V3g
偉そうなハルヒから自分の折りたたみ傘を受け取り、さっさと開いて、帰宅の準備をする。
「まぁ、それはそれでいい。わざわざスマンなハルヒ。じゃあ俺は帰るぞ」
と言って、さっさと帰ろうとした。のだが、ハルヒは俺の手首を急に握ってきて、俺の下校を強制停止させてきた。
何だ?
俺がハルヒを見据えると、ハルヒはにっこりと笑顔で、
「あたしも入れなさいよっ!」
そう言うと、ハルヒはずいっと俺の隣に寄ってきて、狭いこの上ない折りたたみ傘の空間を、8割がた占領されてしまった。おい。もうちょっと朝比奈さんみたく遠慮とかしろよ。
「うるさいわねー。あんたの傘を拾ったこのあたしの恩を忘れたとは言わせないわよ!恩を受けたからには、それなりの奉公をする!それが当たり前でしょ!」
鎌倉時代の話をされても、んなもん俺には関係ない話だ。朝比奈さんの時には濡れると悪いと感じていたが、こいつとなるとそうも思えんな。態度的に。

仕方なく俺は顔半分から雨に晒され、我がSOS団団長の雨避けをさせられたまま、
下校することに。
これでいいのか古泉。これでこいつはホントに満足するのか??
そう見えない超能力者に問いかけながら、歩く。

校門辺りで気づいたが、一人で考え事をしていたせいで、隣のハルヒがさっきからまったく話していないことに気づいた。
いつもなら、鶴屋さん顔負けのマシンガントークをかましてくれるハルヒが、いつぞやのバレンタインの時みたく、どうもテンションが低い。何なんだ?
あれか。女の子にしかない、定期的に起こるアレか。
妹にはまだ来てないらしいが、母親がアレが酷い時は大体テンションが低い。
「どうしたハルヒ。体調でも悪いのか?」
と、俺は無言のハルヒに問いかける。するとハルヒはいつもの不機嫌な顔で、
「はぁ?悪い分けないじゃない。何を根拠に言ってんのよあんたは」
お前のさっきの状態を見て言ってんだよ。もっとも、今返事をしているお前はいつも通りに戻っているが。
667梅雨 ハルヒ編:2006/06/01(木) 02:11:52 ID:YXfv5V3g
「あたしはいつものあたしよ!ワケわかんないこと言ってないで、ちゃんとあたしを雨から守りなさい!」
お前のスペースは十分に確保されていると思うが。俺を見ろ俺を。もう髪が濡れてきたぞ。
このままじゃあ俺の毛髪の将来が危ぶまれるじゃないか・・・・。
まぁ、でも俺よりハルヒが濡れちまうっていうのは、やはり俺の男のポリシーが何気に許せないんだけどな。あぁ、俺って紳士だよなぁ。
「それはあんたがこんなに隙間空けてるからでしょ。ほらもっと、こう、くっつきなさいよっ」
そう言うと、適度に空けられていた俺とハルヒの肩と肩の隙間を、ハルヒはずいっとこちらに寄ってきて、ぴっちりと埋め合わせた。
な、何を突拍子もないことをしやがるんだ。
「何って、あんたが雨に濡れちゃってたから、このあたしが気を遣ってあげたのよ。感謝しなさい」
そう言ったハルヒは明後日の方向を向いて、さっきよりやや速いスピードで歩き出す。
おいおい。そんなに急いでどうするんだよ。

するとハルヒは急に立ち止まって、
「・・・・・・・・まったくもう。あんたって、自分のことよりも他人にばっかり気遣ってるんだから・・・・。もう少し・・・・ううん、せめてあたしにくらいは遠慮とか、そういうのして欲しくないわよ・・・」
え?そりゃお前どういうこ
「とりゅあぅん?!」
今までの中で一番規模がでかったと、俺の背中が知らせている。
え?どうしたって?だからあれだ。これで何日目かわからん悪寒が走ったんだよ。
一応、誰もいるとは思えないが、校舎の方を振り向く。
ん?あれ、人影が・・・・1、2・・・・誰だ?
と、俺が校舎のほうを訝しげに見ているのが、気になったのか、ハルヒは俺の方を先ほどよりもさらに機嫌の悪そうな目でこちらを見ている。
何だよ、お前もこの悪寒も。誰か助けてくれ。
668梅雨 ハルヒ編:2006/06/01(木) 02:12:40 ID:YXfv5V3g
「ふんっ!知らないわよっ、このバカキョン!あんたなんか、この前みたいにみくるちゃんや有希とこうやって一緒に帰ってればいいのよ!!」
そう言うと、ハルヒは傘の元から突然飛び出し、降り注ぐ雨の中を走り出す。
おいおい。何だなんだ?
というか、何であいつが俺と朝比奈さんや長門と一緒に帰ったことを知ってるんだ??
とやかく、そんな考える暇はない。
「おい!待てよハルヒ!!」
そう叫んで、俺はハルヒの後を追う。糞。あいつ足速いなおい。
俺は向かい風に煽られながら、折りたたみ傘を小脇に抱えて、濡れることも忘れて目の先にいるあいつを追いかける。
何で追いかけるんだって?そりゃ聞くな。男のなんたらとかそういうのじゃない。
ハルヒだから、今先を行ってるのが涼宮ハルヒだから、俺は追いかけているんだ。

あいつに追いついて、言うことがある。

そりゃ何かって?そりゃこの状況を打破するためにやることさ。

俺は走る速度が段々歩きになってきたハルヒに、ようやく追いつき、あいつの頭上に傘を掲げてやる。
まったく。ずいぶんな追いかけっこのせいで、お前も俺もびしょびしょだ。風邪引くかなこりゃ。
「おい、ハルヒ」
俺は肩で息をしながら、こちらを向かないハルヒの背中を見る。前方のそいつは一向に返事もしない。
「返事は別にしなくてもいい。だが聞け。俺はな」
息を整えて、ハルヒの肩を持って、俺のほうに向かせる。ハルヒは下を向いて、顔を見ようともしない。
けどな。聞いてくれ。お前に一言言っておいたいんだ。

「俺はな。お前と一緒に帰りたいんだよ」
669梅雨 ハルヒ編:2006/06/01(木) 02:13:53 ID:YXfv5V3g
何ともどこぞの恋愛ゲームに言いそうなくっさい台詞を、俺は顔を自分でもわかるような赤さで言ってやった。恋愛ゲームとかしたことないけどさ。
すると、ハルヒは顔を上げて、何とも雨なのか涙なのかわからないような雫を瞳から落として、「バカ」と言い、俺の胸に寄り添った。

「は、速いとこ帰るぞ。このままだと俺もお前も風邪引いちまう」
自分の胸元で蹲ってるハルヒの柔らかい感触に、なんとも男らしい反応をしながら、ハルヒの肩を持って、ゆっくりと離す。ハルヒは顔を擦って、いつもの笑顔で俺を見上げて、
「そっ、そうねっ。明日のSOS団の活動に支障をきたしちゃいけないからね!ほら、速くあたしの家まで送りなさい!」
そう言うとハルヒは俺の腕に腕を絡ませてきて、嬉しそうにしている。
まったく。ようやくいつもの表情に戻ってくれたな。

その後、ハルヒの家に着いた俺はとりあえず身体を借りたタオルで拭かせてもらい、
やや無理やり気味に家に連れ込まれ、ハルヒの手作り料理や、その他なんたらはご想像におまかせする。


次の日、爽やかな朝を迎えた俺は、いつもの天気予報をチェックする。
すると、あの気象予報士はこう言っていた。
「今週から、西日本一帯は梅雨前線の影響を受け、雨がよく降るようになるでしょう。
学生や社会人の皆さんは傘をお忘れのないよう――――」

やれやれ。ハルヒの気象操作の次は、本当の梅雨がやって来たか。
そう呟きながら、いつも通り、昨日も忘れず持っていったあの折りたたみ傘を鞄に忍ばせて、少々曇り気味の天気を煽りながら俺は、我がSOS団団長の待つ学校へゆっくりと歩みを進ませていった。

さてさて。これからが本当の梅雨の季節だな。
670梅雨 ハルヒ編:2006/06/01(木) 02:14:49 ID:YXfv5V3g
おまけ その後


本格的な梅雨に入ったその日だ。長門から、ハルヒによる異常な気象操作は消滅したと聞いてほっと一先ずし安心し、
古泉のスマイルと共に「あなたならやってくれると思いましたよ」と聞きたくない褒め言葉を聞いて、いつもよりハイテンションなハルヒのSOS団活動を無事終えた。
あぁ、そうそう、今回は傘をちゃんと持っている俺は、しとしとと降り注ぐ雨を見つめながら、
「ふふ。今日は傘がこの俺の手にあるぞ!もうこれで誰かに頼ることなんて・・・」
その時、背後から悪寒と俺の名を呼ぶ声が聞こえた。

「キョン!ちょっと傘が無いの。一緒に帰ってくれない?」
「キョンくん〜、傘がないんですよぅ〜」
「・・・・・・ない」
「やぁ、どうも。僕とご一緒していただけませんか?」
「やぁやぁキョンくんっ!ちょっち、傘にいれてくんないかなっ!」

おいおい。今度はそっちかよ。

終わり
671名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:17:56 ID:PPLvv6Gu
>>670
一連の作品に、とても楽しませてもらいました。GJ!
6728-343:2006/06/01(木) 02:21:44 ID:YXfv5V3g
長文すいません。これにて梅雨の話はお終いです。
最期まで読んでくださった方々、
番外編を書いてくださった>>325氏に感謝です。
673名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:34:34 ID:yyF/QXhX
>>672
地を這う 双翼の GJ
やっぱりハルヒ×キョンはすばらしい
674名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:43:51 ID:OTbCwJE9
GJっす!
ほのぼのしててよかったデス。

>>5-409
知らない間に尻シリーズが来てたとは。
パンツァーマイヤー、二次攻勢は「みくるでアナル」ですか?
オレの突撃砲は準備OKですから!
675名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:56:55 ID:Ft11ILFf
映画物を書き終えたんでうp。かなり長くなった。
谷川の気持ちがわかったような気がするさ。
676名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:57:54 ID:Ft11ILFf
それはとある冬の日だった。

「困ったことになりましたよ」

はいはい。またハルヒが何かやらかしたんだろ。
もうワンパターンなんだよ。もうちょっと捻ってくれ。

「正確にはこれから何かやらかす…といった所ですね」

そういや今日は昼から居なくなってたな。早退でもしたのか。

「涼宮さんは最近退屈しています。UMA探索などのやっかいな事になる前に
 こちらから娯楽を提供しないといけませんね。」

探索だけなら骨折り損で済むが(主に俺が)あいつのことだ。
つちのことかスカイフィッシュとかが現れかねん。
訳のわからん生物と戦闘するのはご免だぞ。

「またあの会長に頼めばいいだろ?適当にちょっかい出して貰えば」

「僕もそう思っていたんですよ。しかし最近ネタ切れ気味でしてね。
 あたなは何か提案ありませんか?」

んなこと急に聞かれてもな。学園内陰謀説ならおまえ好きだろ?

「そうですねぇ…。長門さんは何かアイデアはありませんか?」

「…映画」

…正直、カンベンしてください。
もう文化祭でやったろ?あんな思いはもうたくさんだぞ。

「そうですか?僕は結構楽しかったですよ」

「本気で言ってるのか?」

「では、その方向で持って行きましょうか。今回はあなたにも一枚噛んでもらいますよ」

ハンサムスマイルを崩さずこんなことのたまいやがる。
俺意見なんかスルーか。お前もハルヒがうつってきたんじゃないか。

「…わかったよ」

せめてもの抗議として大きな溜息をついてやる。

「それでは早速会長と話をつけましょうか。」

「はいはい仰せのとおりに」

なんか俺、ハルヒと出会ってから振り回され属性ついてないか?
677名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:58:26 ID:Ft11ILFf
優雅にノックする古泉。

「…入りたまえ」

相変わらずの渋い声だな。

「失礼します」

「…なんだお前か。座れよ」

会長顔から一瞬でやさぐれ会長にシフトチェンジ。
校長室にあるような豪華なソファーに座るように促す。

…職権乱用は順調に進んでるようだ。

「大体はわかってる。またあの頭のニギヤカな女と適当にやりあえばいいんだろ?」

「おや、意外ですね。わかってらっしゃるとは」


「お前が訪ねて来るのはそれしか無いだろ」

…それにそこの小さいのから聞いてる。と俺達の後ろをアゴで示す。

「うお、いつから居たんだ長門」

「…さっき」

相変わらず気配を感じさせないヤツだな。

「昼休憩の時に通達はしておいた。前の時と同じく文芸部潰しの形でな。」


会長がそう言った直後だった。


「ぃやっほー!来てあげたわよヘボ会長!あ、キョン達も一緒だったのね。丁度いいわ。」

我らが団長様のご登場。いやな予感。
678名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:59:08 ID:Ft11ILFf
「見てよこれ!」

「なんだよこれ」

そこには SOS団プレゼンツ!今世紀最大のHIT作!これを見なきゃ…
あぁもう面倒くさい。とにかく訳のわからん形容詞が付きまくったチラシだ。
中央にはSOS団エンブレムがデカデカと書かれてある。

「ここにはみくるちゃんのキワドイ画像を貼り付けるのよ。
 とりあえず仮にエンブレム乗っけといたの。
 見てなさいよヘボ会長!動員100人以上のノルマなんか余裕でクリアできるわよ!」

「せいぜい頑張るんだな。言っておくがそれがクリアできないようなら文芸部は廃部だ。
 それとSOS団プレゼンツとは何だ。文芸部製作の形で…」

「さぁそうと決まったら行くわよアンタ達!
 100人程度動員できないんじゃSOS団の恥だからね!」

会長の言葉が終わらないうちに叫びながら会長室を飛び出してった。忙しないヤツだな。

「…まぁ、いいさ。そういう訳だ。せいぜいあのイカレ女とよろしくやっててくれ。…それと古泉」

「わかってますよ。内申の件は計らいます」

「わかってるならいい。」

「それでは失礼します。これから忙しくなりそうなので。」


部室に戻るといつの間にかメイド朝比奈さんもいてわたわたとホワイトボードに何かを書いていた。


「さぁ忙しくなるわよ!期限は一週間しか無いんだから!キリキリ働きなさい!」

働けったって一体何をすりゃいいんだ。

「詳しいことはここに書いてあるわ!」

朝比奈ミクルの冒険 エピソード01

主演 朝比奈みくる  出演 長門有希 古泉一樹 
監督、脚本 涼宮ハルヒ カメラマン、その他雑用 キョン


…またか。
679名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:59:40 ID:Ft11ILFf
「この前の続編よ!今度のはミクルとユキの戦闘よりもイツキとのラブストーリーを
 メインに仕立て上げるわ!そっちのほうが人気出るもんね!」

そんなもんか?つーかハルヒにラブストーリーみたいなもん作れるのか?

「あ、申し訳ないのですが…」

「ん、どしたの古泉君」

「これから少しアルバイトが忙しくなりそうで…。出来れば雑用係にさせていただきたいのですが」

おいおいまたあの例の空間が出来てるんじゃないだろうな。

と、俺の考えを見抜いたかのように俺にウィンクを送ってきた。
…知らんぞ。お前と以心伝心なんかしたくもない。

「…それなら仕方ないわね。ラブストーリーなんだから相手は男じゃなきゃ始まらないわ。
 キョン。あんたやりなさい」


相手は朝比奈さんだ。ここで断れる男なんか100人中5人ぐらいしかいないだろう。
その5人はもちろんガチなゲイだ。ハルヒ曰くそれぐらいいるらしいからな。
その一人が古泉で無い事を切に願う。


それから俺達の撮影が始まった。文化祭の時みたいに妙な現象が起こることも無く
そこそこ順調に進む。これなら余裕を持って終われそうだな。


「ちょっとちょっと!違うわよ!みくるちゃんくっつき過ぎなの!
 いくらラブストーリーって言ってもちゃんと節度を守らないと!」

「何言ってんだ。この前の時は古泉とめちゃくちゃくっつけてた癖に。」

「それとこれとは話が違うのよ!」

何が違うんだ。撮影が始まってからずっと機嫌悪いみたいだし。
680名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:00:19 ID:Ft11ILFf
「にゃはは。最近思うんだけどさぁ。キョン君ワザとやってないかいっ?」

ゲスト出演の鶴屋さんだ。

「ワザとって…何がです?」

「…これは真性みたいだねっ。大丈夫!お姉さんにまかせんしゃい!」

と勝手に一人で張り切って朝比奈さんと何か話してる。

ん。なんだどうした。なんか言い合ってるな。

「おいおいどうしたんだ」

「キョンも言ってやってよ!みくるちゃんが主役降りるって言うのよ!」

なんでまたそんなイキナリ。

「ちょっと用事が入っちゃったんだよね?みくる!」

「そ、そうなんですよぉ…。どうしても外せなくて…。」

「だからその用事の内容は何なのよ。監督を納得させて貰えないと降板なんか認められないわ!」

「そ、それは…」

なんか言い淀んでるな。もしかして未来関係か?それだとマズイな。俺も援護しないと。

「ハルヒ。朝比奈さんだって人には言えない事情だってあるんだ。秘密なんか誰にでもあるだろ?
 いくら同じSOS団だからって言えない事ぐらいあるさ。お前だってあるだろ?」

「そ、そうなんです…。すいません、でもどうしても外せなくって」

むぅ…。とアヒルみたいな口で不満げな顔をした後、渋々

「…仕方ないわね。でも主演がいなくなるのはマズイわ。鶴屋さん、アナタやってくれない?」

「悪いねハルにゃん!アタシは主演ってガラじゃないっさ!
 それに主演ならもっと相応しい人がいるニョロよっ!」

おいおいまさか…。
681名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:00:50 ID:Ft11ILFf
「ハ・ル・にゃん!自分がやっちゃえばいいっさ!」

鳩が豆鉄砲食らったような顔してやがる。珍しいな。

「で、でもあたしは監督なのよ?そんな色々広げたら全部中途半端になるわ。
 二兎追うものは切り株につまづく運命なのよ。」

「それなら心配無いっさ!脚本はアタシが書くよん!」

あー…。そういえば前に機関誌出したときのは傑作だったな。
鶴屋さん程適任な人はいないかも知れない。

「俺も賛成だ。そっちの方が集客率も上がるだろ。
 鶴屋さんの手腕は機関誌で広まってるだろうし」

「そういう事だから!ハルにゃん主演よろしくっ!」

「…仕方ないわ。文芸部のためだもんね。
 でも、あたしが主演するからには中途半端には終わらせないわよ!」


見事言いくるめてしまった。
ハルヒを上手い事コントロールする力を持つのは鶴屋さんだけじゃないか?
よかったらコツでも教えて欲しいもんだ。


「んじゃそうと決まったら早速脚本書いてくるっさ!
 明日には出来るだろうから楽しみにするにょろ!」

「楽しみにしてるわ!期待してるからねっ!」

「よろしくお願いします」

「よし、任されたっ!期待しとくっさ!」


うん。これならマシ…どころか結構な映画が出来るかもしれない。


鶴屋さんは次の日の昼休憩には「はいこれっ!結構力作だよっ!どんなになるか楽しみ楽しみ!」
と言いながら脚本を渡して去っていった。何でも法事とやらで手伝えないんだそうだ。
682名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:01:22 ID:Ft11ILFf
退屈な授業が終わると同時にハルヒにネクタイを引っ張られ、文芸部室に引きづられる。
「ホラ、早く!時間は待っちゃくれないのよ!」

俺には休息の時間すら与えられないのか。
仕掛け人の古泉は体よく逃げ出しやがって。
結局この無限のスタミナを持つ団長様と振り回され役の俺しかいないじゃないか。
え?長門?アイツもいつの間にか…というかハナから居なかったな。
「お邪魔虫」
という謎の言葉を残して。


そして文芸部室で2人だけの撮影が始まった。
俺演じる「きょん」とハルヒ演じる「涼宮はるひ」が織り成すラブストーリー。
映画でもあだ名ってどうなんだこれ。


いや、台本にあるからしょうがないが恥ずかしいもんだな。
こいつ相手に好きだとか愛してるだとか言うのは。

「お…おい。くっつき過ぎじゃないか?いくらラブストーリーつっても
 節度ってもんが…」

「うるさいわね。仕方ないでしょ、台本に書いてあるんだから。
 文句なら鶴屋さんに言ってよね」


何を考えておられるのだ鶴屋さん。
ま、何となくわからんでもないが。


鶴屋さんの台本はそこそこ短かったらしく、結構早くラストシーンまで撮影が終わった。
一日で書き終えたんだからな。尊敬せざるを得ない。
683名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:02:45 ID:Ft11ILFf
「さ、ラストシーンさっさと撮るわよ。まだ編集作業も残ってるんだし」

「はいはい。最後は何するんだ?」

「…ス…よ。」

「あ?なんだって?」

「キスよ!キスシーン!!」

「な…ちょっ…」

おいおいおいおいおい。一体何を考えてるんですか鶴屋さん。
いたずらっぽく笑う上級生の顔が思い浮かんだ。

「ほら、さっさと撮るわよ」

「ちょ、ちょっと待てよ。さすがにそれは…」

「仕方ないでしょ!台本に書いてるんだから!それに完成させないと文芸部が潰れちゃうのよ。
 アンタそれでもいいの!?」

う…。それを言われるとキツイ。実際俺達が仕掛けた事だから潰れはしないが
それをコイツに言う訳にはいかない。
…仕方ない。

「…やれやれ。わかったよ。さっさと撮ろう」


「ほら、あたしの腰に手を回して。そっちの手は頭の後ろ。そう。」

ええいままよ。

「ん…」

またこいつとこんな事するハメになろうとは。
684名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:03:19 ID:Ft11ILFf
「ねぇ」

「ん?」

「好きよ。…キョン」

「んなっ…!?」

「違うわよ。何勘違いしてんの。あたしが言ってるのは劇中の『きょん』よ。
 ほらアンタもアドリブでいいからなんか言いなさい。」

アドリブって言われても。そもそもその脚本、俺一回も中身読んでないぞ。

「ねぇキョン。…好きよ。大好き」

んな顔して俺を見んな。反則だ。
んだよ。その顔。俺は何も言わんぞ。絶対言わんぞ。

「キョン…」

だー!もういいよ!どうにでもなれよコノヤロウ!

「好きだ。俺もハルヒが大好きだ。…ずっと傍に居ていたい」

「うれしい、キョン…」




クソ恥ずかしいラストシーンを撮り終わった後、編集作業に入る。
いつぞやのようにハルヒは後ろでガヤガヤ騒いで
今は机で寝息立ててやがる。

編集作業は前の時よりも楽だった。
ミクルビームとか訳わからん特殊効果つけなくてもいい。繋げるだけだからな。


「んっー…」

大きな伸びを一つ。一仕事終えた後は気分いいな。
俺とハルヒが延々いちゃいちゃする映像ばかりだったことを除いたら。


ったくコイツはいつまで寝てやがるんだ。
…黙ってたらモテるだろうに。ツラは抜群にいいんだから。
685名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:04:10 ID:Ft11ILFf
「寒っ…」

ったく。寝ても起きても世話焼かせるヤツだな。
仕方ない。俺のブレザーかけてやるか。
ついでに電気屋から貰ったストーブも近くに置いてっと…。

そういやこれ、次回作のスポンサー代わりにって貰ったんだよな。
CM撮ってないけどいいのか?

…こいつが起きるまでまだ時間ありそうだな。
ヒマ潰しに台本でも読むか。文字で見るとまた別の感動がありそうだな。
ワクワクしながら台本を開く。


「おいおい…なんだよ、これ…」
686名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:04:57 ID:Ft11ILFf
「ん…」

おわっ!急に起きるなよ。ビックリするだろ。

「あ…寝ちゃってた?」

「ぐっすりな。起きたんならブレザー返せ」

「…あたしが寝てる間に顔に落書きとかしてないでしょうね」

「んな幼稚な事しねぇよ」

「あ!もうこんな時間じゃない!編集終わったの?」

「終わったよ。おかげさんで」

「んじゃさっさと帰りましょ。…あ!雨降ってるじゃない!もう、ツイてないわね」

「…傘なら俺が持ってるよ。職員室からガメてきた」

「教職員専用じゃないの?それ」

ハルヒがイタズラっぽく笑う

「いいんだよ。学校の備品なんだ。生徒が使っても問題ないだろ?」

「それもそーね。アンタも中々わかってきたじゃない」


二人で笑いあいながら家路に着いた。
687名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:05:28 ID:Ft11ILFf
…ん?台本の中身?あぁ、そうそう言ってなかったっけ。
いやぁ、アレ見たときは本気でビックリしたな。
鶴屋さんらしい丸っちい文字でこう書いてあったんだ。
どーりであんな短時間で書けた訳だ。


『ハルにゃんの好きなようにしなっ!自分の気持ちをぶつければいいのさ!
 応援してるよ!がんばるにょろ!』

                      
                            鶴屋
688名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:08:03 ID:Ft11ILFf
終了。お粗末様でした。いやぁ長かった。
689名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:09:59 ID:MYbv/IX2
GJ
690名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:44:56 ID:HF1iIG/D
>>688
神GJ!!ハルヒに萌え死にそうだ!!



話は違うがVIPにも神が降臨中だ
ttp://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1149095444/
どうしてこっちに投下しなかったかな
691名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:51:06 ID:zstezq9P
GJすぎる
ハルヒ萌えす
692名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 04:16:47 ID:LKm6hncX
本家:9-608
予備:9-315
693名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 04:41:03 ID:paBJtSPG
これは相当な神かもしれんね。
GJ
694名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 05:20:59 ID:V2p9/yeC
VIPのほうのSSに出てきた監禁とか薬の記憶操作ってなんのこと?
695名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 07:21:06 ID:Pu8NUm/G
>>694
読んできたけど作者が勘違いしてるのかな?
無理やり好意的に解釈するとハルヒの作った新世界上での作られた記憶の可能性。

「アンタなんかに言い寄ってくる女なんて、何か裏があるのよ、絶対ッ!だ、だから……」
696名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 08:23:25 ID:G4U8/qgj
こんなAAがあったよ。

     _
    , ^   `ヽ
   イ fノノリ)ハ z Z 乙
    リ(l|- .-ノlリ
     /つ{⌒l^0

「おーい、長門」

     _
    , ^   `ヽ
   イ fノノリ)ハ
    リ(l|゚ . ゚ノlリ 「・・・呼んだ?」
     /つ{⌒l^0

「長門の寝顔、可愛いな」

     _
    , ^   `ヽ
   イ  fノノリ)ハ
    リ(l| ゚ . ゚ノlリ 「・・・・」
     /つ{⌒l^0
    

     _   ガタッ
    , ^   `ヽ
 (( イ fノノリ)ハ ))
    リ(l|゚ . ゚ノlリ   ッ!?
     /つ{⌒l^0

     _
    , ^   `ヽ
   イ  fノノリ)ハ
    リ(l| ゚ . ゚ノlリ  ・・・夢か。
     /つ{⌒l^0
697名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 10:25:09 ID:VHhzBRuI
>>605
いにしえの「モンティーパイソン」だと思うが・・・
698名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 10:36:49 ID:M27mh5Sp
フルメタルパニックにそういうネタがあったのさ
6998-579:2006/06/01(木) 10:38:26 ID:c7m6ZUHr
サムデイインザレイン繋がりのSSたった今書きおわった。
でも約60行×14スレ分の長さなんだ。連投規制とかって大丈夫かな。
700名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 10:39:45 ID:cYFDuPoq
2分で1回くらいのペースでやれば平気だった気がする。
701名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 11:14:54 ID:Ni84bK20
14スレ分・・・スゴス
702名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 11:17:39 ID:eLwV4Is1
14スレ分…840000行の大長編かw
703名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 11:18:47 ID:m5jhPWc2
そんなもんよほど面白くないと読者ついてこれないぞ
704名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 11:27:35 ID:z6iZ3HNK
>>699 さぁさぁお願いします
705名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 12:25:16 ID:W2qv/3jx
レスの間違いだろ
とりあえず投下プリーズ
706名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 12:37:04 ID:306Qz4he
>>659
個人的にぐっとキタね
なんか泣けたし、あり得えそうな範囲で乱れてるハルヒに激萌えた

気が向いたら是非また書いて欲しいな。
707名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 12:41:03 ID:BRmmDkov
>>635
地の文での描写も丁寧だし、最期のオチもまったく読めなかったし、
非常に楽しめましたよ。GJ!!
やっぱり地の文での、情景描写は大切ですね。
これが疎かになると情景をイメージしづらいですし。

>>672
とっても、ハルヒらしい、気持ちのいいラストだったよ。
面白かったス
7088-579:2006/06/01(木) 13:02:42 ID:c7m6ZUHr
じゃあ投下開始します。
ジャンルは長門×キョンでエロ有り
長文は勘弁・長門はスルーって方はNGワード「SnowPerfume」でよろしく。
709SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:04:01 ID:c7m6ZUHr
Someday in the rein NEXT

≪Snow Perfume≫-Boy`s Side-@

寒冷前線が進撃を開始しまくるようになってきた12月の半ば。
俺はいつも通り旧校舎の文芸部室ことSOS団の根城に到着する。
雨が降っている所為か気温は下がりまくり、俺は昨日苦労して運んできた電気ストーブに
早くありつきたいが為、いつものノックと呼ばれる行為を忘れて部室のドアを開けたのだった。

開けた瞬間しまったノック忘れたでもまた朝比奈さんの着替えが見れるなら云々と邪な考えを0.1秒程めぐらせたが
そこに居たのは長門だけだった。しかしいつもの椅子の上ではなく、俺の指定席(と勝手に決めている)の
後ろに何故かカーディガンを両手で持った体勢で立っていた。
だが更に気になったのは、まるで信じられないものでも見たような長門の表情だった。
いやもちろん顔は無表情のままで、そこまで露骨に表れていたわけではないがな。多分俺の錯覚だろう。

だがそれ以外にも俺は奇妙な違和感を感じた。何かがいつもと違う。それが何かはわからないが。
まぁきっとそれも何かの錯覚だろう。仮にあったとしても些細なことだな。

「…………」
じっと俺を見つめる長門に、どうかしたのか?と問いかけようとした俺は思い出す。
昨日俺が部室で寝てしまったとき、背中に掛けられた二枚のカーディガンの内の一つを。
一つはハルヒの、そしてもう一つは所有者が不明だったため俺の椅子に掛けて帰ったんだったな。
「そのカーディガン、長門のだったのか」
小さくうなずく長門。てっきり朝比奈さんのかと勘違いしていた。

長門、ありがとな。おかげで風邪引かずに済んだよ。
「……気にしないで」
そこで初めて俺から目線をそらす長門。

素早くカーディガンを羽織りいつもの見慣れた格好になった長門は、いつもの席に腰掛けいつも通りに読書を始めた。
俺はというと寒さを凌ぐために、人類が発明したものの中でも十本の指に入るであろう文明の利器ストーブを点ける。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………フゥ……」
俺まで三点リーダ製造機になりそうだなそれにしても他の皆は何をやっているんだろうかもしかしてハルヒのやつ
俺が部室を暖め終わるの待ってから悠々と来るんじゃないだろうなそれにしても寒いな早く暖かくならんものかね、
とか考えているうちに俺はさっきとはまた違う奇妙な違和感に気づく。

さっきの『フゥ』ってなんだ?

『フゥ』ってことは多分溜息なのだろうが俺が出したものじゃあない。それは俺が俺自身である為わかりきったことだ。
部室には現在二人しか居ない。となると透明人間でも居ない限りそれはもう一人が出した溜息だということだ。
いや、まぁ確かにハルヒが望んでたりしたら透明人間もアリかもしれんと思ったが、かすかに聞こえた声の主は確かに…

……長門が? 溜息?

初めは俺の勘違いかと思ったが、それは確信に変わりつつある。
今日の長門は何かおかしい。

俺は長門専用観察眼ことキョンスカウターを発動させた、つもりになって長門の顔を見つめてみた。
『なに?A-…AA+…S+…SSS…まだ戦闘力が上がるだと!?』ボンッ!
…なんて馬鹿な思考は置いといて、いつもの長門の表情を頭に思い描き今現在の長門と照らし合わせ間違い探しを脳内で試みてみることに。
しかしそんな画像加工ソフトみたいなことがただの人間である俺の脳で可能なはずもなくただじっと長門を眺めてみるだけにとどまった。
710SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:04:38 ID:c7m6ZUHr
……意外とわかるものだ。これも日々の修行のおかげなのかもしれないな。俺はいつもの長門と違う個所を発見した。
頬が赤い。ほんの少しだが、長門の頬にほんのりと赤味が差していた。

―――――ピチャン
「冷てっ!」
長門の顔を眺めつづけていた罰かどうかは分からないが、いきなり俺の首筋に水滴が落ちてきた。
天上を見上げると、どうやら雨漏りらしい。旧校舎というだけあってそこそこ古い建物だからな。

こりゃあ後でハルヒに修理を命令されることになるんだろうなぁ。
俺は雨漏りの原因となった雨の状況確認のため、ふと窓の外に顔を向けた。

「あ。雪…降ってきやがった」

 ピクッ

いつのまにか雨は雪に変わり始めていた。どうりで冷えるわけだ。
とはいってもこの調子じゃすぐにやむだろう。雨で地面が濡れているため積もることもあるまい。
いやそれよりもさっき長門が何かに反応したようだったがなんだったのだろう。
いかんすごく気になってきたぞ。
そうこうしてる内に長門は帰る準備をし始めた。

珍しいな、いつもはもっと遅く帰るじゃないか。
「水滴による書物の損傷を防ぎたい。現在天井からの漏水個所はこの机の上部二箇所。できれば早急に損害個所の修復を」
長門からのお願いもまた珍しい。道理で雪が降ってくるわけだ。だがハルヒからの命令より長門からのお願いのほうが
よっぽどやる気は出るがな。

わかった、明日までになんとかしておく。
「……ありがとう」
ああ、長門。ちょっといいか。
「…………?」

俺は長門の首にマフラーを巻いた。

今日はいつもより冷えるからな。これ貸すよ。なに、昨日のお礼だ。
まぁ長門には必要ないものかもしれないけどな。
「…………ありがとう」
あ、長門。もう一つ。
「なに?」
スカートの後ろ濡れてるぞ。雨漏りにでもやられたか?

 ピクッ

「……………………気に、しないで」
711SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:05:13 ID:c7m6ZUHr
長門が帰った後、俺は早速雨漏り個所の修理を始めようと準備をしていた。
二箇所っていってたな。一つは俺の席の上で、もう一つは…長門の席の上か?

 フワ……

長門の席の前に来たとき、俺はようやく部室に入ったときの違和感に気が付いた。

――――――――香りだ。

なんとも言えない芳しい香り。とはいっても微かに鼻腔をくすぐる程度の、例えるなら
ボキャブラリーがなくて悪いが女の子の香りだ。

もしかして長門、お前香水でもつけていたのか?
長門がおしゃれをするとは考えにくかったが、もしやハルヒか朝比奈さんにでも薦められたか?
今日の長門の様子がおかしかったのはそのせいだったのか。
自惚れかも知れないが…………俺に気づいて欲しかったとか…?
だとしたら失敗だったな。明日にでも…いや、膳を急げともいうし(間違い)、さりげなく言いに行ってみるか。
まだ急げば間に合うはずだ。修理は明日早めに学校に来ればできるだろう。

その時ちょうどハルヒ、朝比奈さん、古泉の三人が入ってきた。
「いやーいい写真が撮れたわ〜〜♪」
「ふええぇぇぇ〜〜〜 もうお嫁にいけません〜〜〜…二日連続でなんて…グスン」
「さすがは涼宮さん。写真の腕も素晴らしいですね」
「んっふっふ〜そうでしょそうでしょ♪何せいい被写体を撮りまくってるからね〜〜…ってキョン何してるのよ」
すまん、用事を思い出したから先に帰る。
「ちょ、ちょっと待ちなさい!今日は次回作映画の撮影打ち合わせが!」
「えええ〜〜!す・涼宮さん、私そんなこと一言も聞いてないですよ〜〜〜」

――――――ピチャン

「…おや?雨漏りですか。」
ん?ああ、明日にでも俺が直しておくさ。

俺はそのとき気づかなかった。もう一箇所の雨漏りが机の真上部分で、長門の席の上ではなかったことを。
712SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:07:09 ID:c7m6ZUHr
≪Snow Perfume≫-Girl`s Side-@

有機生命体にとって行動を制限される気温となりつつある、太陽系第三惑星地球の弓状列島日本12月半ば。
私はいつも通り旧校舎の文芸部室ことSOS団の集会場へと到着する。

部室へと入室した私は彼の席に掛けられているものを発見。私の所有物であるカーディガン。その後回収。

だが、私の手は停止する。両手にカーディガンを携えたまま。いつもならそのまま羽織る、ただそれだけの着るという行為。
なぜかそれには移行せず、私は顔をゆっくりとその物体に近づけた。時間にして13分44秒、私はその格好のままその場に立ち尽くしていた。
何故このような行為に及んだのか。原因は、不明。

そして部室のドアが開いた。

入ってきたのは彼だった。彼の気配を察知できなかった。索敵行為を忘れるなんて…………

おかしい。そう、おかしいのは私。やはりバグだろうか。

彼は私がした体温保持行為に対しての礼をしてきた。
何故か胸の奥が暖かくなった気がした。
私は彼から目を逸らしカーディガンを羽織った。そしてそのままいつもの椅子に座る。
「…………」
しばらくすると身体が熱くなっていた。体温が上昇している。有機生命体でいうところの感冒という症状に似ているが、
私たち情報統合思念体には無関係。原因は他にあると思われる。

数分後、身体の一部に変化が現れる。下腹部に異常反応が見受けられた。いつのまにか、臀部が濡れている。
そして先ほどより症状の進行を確認。

「…………フゥ……」
体温の上昇のため、熱を放出する行為を試みるが症状に一切の変化無し。

「あ。雪…降ってきやがった」

 ピク

雪…ユキ…有希…私は自分の名前を呼ばれた気になった。その瞬間症状が急激に進行。原因、不明。
このままでは今後の行動に支障をきたす可能性がある。早急に処置の必要性有りと判断する。

帰宅準備を整える。何故か彼には現在の私の状況を知られたくはなかった。何故だろう。原因、不明。

部室を出るとき彼に呼び止められる。首に保温性の高い綿製品を巻かれる。症状の進行を確認。原因、不明。

――――――原因、不明。
713SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:07:43 ID:c7m6ZUHr
≪Snow Perfume≫-Boy`s Side-A

俺は少し急ぎ足で長門の後を追っていた。

あ、そういえば長門と会えたとしても何て言えばいいんだ?
いきなり『今日の長門、良い匂いしてるな』なんて言える訳がない。それじゃただの匂いフェチにしか聞こえん。
まずい、まずいぞ。早急に巧い言い訳を考えなくては。
よくよく考えれば長門のマンション方面に用事があるのは決まって長門に会いに行くときだけだ。
となれば長門に会いに行く理由が必要となる。となると…うーむ…

しかし数分後俺は考えるのをやめた。いや停止した。なぜなら目の前に長門がいたからだ。

地面にへたり込んだ長門が。

「…………ハァ……………ハァ……」

明らかに様子がおかしい。息を荒くして苦しんでいるように見える。

おい、長門!大丈夫か!?
「…………なぜ、ここに、あなたが……?」
あ、いや、なんつーか、今日の長門様子が変だったからさ。気になって、な。

言い訳なんか考える必要なかったな。本心だ。
それよりもどうしたんだ、苦しいのか?病院…は無理か。とりあえずマンションに運ぶか?
「……いい……私に……ハァ………構わないで……」
無理するな、フラフラじゃないか。いいからこういうときくらい甘えとけ。

そういうと俺は長門を抱きかかえる。いわゆるお姫様抱っことか言うやつだ。恥ずかしいとかそんなことは言ってられん。
長門は雪にまみれていたせいで全身が濡れて冷え切っていた。こりゃあ急いだほうがよさそうだな。
「…………………ありがとう」
なに、ストーブ抱えて学校の坂を登るより幾分もマシさ。


長門のマンションに着いた。オートロックを解除してもらい、俺は長門を部屋まで運んだ。
とりあえず濡れた服をどうにかしないとな。
しかし俺が脱がすわけにもいかんしな…ハルヒか朝比奈さんでも呼ぶか?
「ダメ…誰も……呼ばないで…」
とはいってもだな……
「…………あなたが…脱がして……」
な・なんですとっ!いや…しかしですな……
「………お願い……」
あーーー………わかった。なるべく見ないようにするから。少しの間ガマンしててくれ。
コクリ。
714SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:08:14 ID:c7m6ZUHr
服を脱がす音と長門の息遣いだけが部屋に木霊する。
俺は目を瞑りつつ長門の服を脱がしていた。もちろんそんな状態でうまく脱がせるわけもなく俺は悪戦苦闘していた。

残った衣類は、俺の記憶に間違いがなければ下着のみのはず。
お・落ち着け……心頭滅却すれば火もまた涼し水もまた温かし………
「……あ……」
ビクッ!
わ・悪い長門どこか触っちまったか?!
「……気にしないで」
いやいや気にするっての。
「……私の身体…触るのはいや?」
いや…いや嫌って意味じゃなくてだな、むしろ正直言って触りたいというべきなのだが…
「……別に見てもいい」
こ・こら!年頃の娘がそんなことを言ってはいけません!
「…………そう」

長門の声が聞こえた後、フワッとあのときの香りが流れた。部室でのよりも強い、甘い香り。
その直後…………

――――――ちゅ

俺の唇が何かで塞がれた。

思わず目を開く。そこには今までにないほど近くに長門の顔が、目があった。

俺は今何をされている? もしやこれはキスってやつか? そうなのか?

俺はそのまま隣に敷いてあった布団に押し倒される。
押し倒した張本人はもちろん―――――下着姿の長門。
おれは思わず目を逸らしてしまう。濡れて肌に張り付いた白い下着。そして白い肌にほんのりさす赤み。
どう考えてもいち高校生男子の俺には目の毒だ。

な・長門…なにしてるんだよ。
「…………ハァ……………ハァ……」
………? 長門……?
「……………………原因は…………あなた……」
……なに?

「……現在私に起こりつつある状態異常の原因……それはあなた…」

部屋の中には長門の荒くなった息遣いと、先ほどよりも強くなった甘い香りが占めるようになっていた。
715SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:10:50 ID:c7m6ZUHr
≪Snow Perfume≫-Girl`s Side-A

傘も差さずに自宅へと歩みを進める。雨が氷の結晶となってから数刻。降雪量は私が校舎を出るときよりも増えていた。

「…………ハァ……………ハァ……」

まるで雪の量に比例するかのように、私の症状は進行していた。原因は、未だ不明。
思考をめぐらせる。いつからこの症状が出るようになったのか。
起床、登校、授業中、これらの時間帯には状態異常は見受けられなかった。
可能性が高いのは放課後、文芸部室に入室してから。症状を確認するようになったのは―――――原因は―――――

「…………カーディガンへの接触時……ハ…ァ……その可能性が高いと思われる……」

あのとき私は13分44秒、行動を停止していた。そう、行動の停止。機能の停止とは異なる。
無意識のうちに何らかのアクションを起こしていたように思う。無意識―――――ありえない。
仮にそうだとしたら何をしようとしていたのか、否、していたのか…………。

「…………ハァ……………ハァ……」

無意識の行動など、情報統合思念体である私にとってはありえない行為。自然に、条件反射という形での
行動はむしろ有機生命体であるところの人間が主に行う行為。

人間のとる、行動。

あのとき私は人間と同じ行動をとっていた?―――――ありえない。
人間は主に視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚と呼ばれる五感の神経伝達によって認識を行い、そして行動をおこす。
情報統合思念体にとってそれは非効率極まりない行為。必要のない行為。
しかしヒューマノイドインターフェースであるところの私にもその機能は付属している。

「…………ハァ……………ハァ………………ハァ……………ハァ……」

あのとき私は人間と同じ行動、五感によって何か情報を得ようとしていた?
味覚及び聴覚…使用せず。視覚…カーディガンの発見時に使用。触覚…カーディガン回収の際、物質としての存在の確認時に使用。
残るは―――――

 ガクンッ

私の身体がバランスを崩す。下半身が地面と接触する。
仮定の樹立。そして認識。確定要素は十分ではない。しかし『仮定』を認識した直後、症状の進行を確認。

原因は、確定。私は現在着ている物と首に巻かれているものを再認識する。症状の進行を確認。
私の…………私を……おかしくしている原因、それは―――――

「おい、長門!大丈夫か!?」

彼が、そこに、いた。なぜ? 思考回路が、うまく、働かない。
「…………なぜ、ここに、あなたが……?」
「あ、いや、なんつーか、今日の長門様子が変だったからさ。気になって、な」
気づかれていた? 私は、それにすら、気づくことも、出来なかった。そして、更に、症状の、進行を、確認。
「それよりもどうしたんだ、苦しいのか? 病院…は無理か。とりあえずマンションに運ぶか?」
「……いい……私に……ハァ………構わないで……」
今、彼に、近づか、れたら。
「無理するな、フラフラじゃないか。いいからこういうときくらい甘えとけ」
近づかれたら。

「…………………ありがとう」

―――――止まらなくなる。
716SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:11:26 ID:c7m6ZUHr
彼が私の身体を抱え、マンションへと到着する。

濡れた制服越しに彼の体温が感じられた。温かい。
直に、感じたい。

濡れていることを理由に彼に脱衣の手伝いをしてもらう。
「……あ……」
彼の手が私の肌に触れる。温かい。不快でない。心地よい。
「わ・悪い長門どこか触っちまったか?!」
「……気にしないで」
むしろ触って欲しい。彼との、接触を、望む。
「いやいや気にするっての」
「……私の身体…触るのは嫌?」
「いや…いや、嫌って意味じゃなくてだな、むしろ正直言って触りたいというべきなのだが…」
「……別に見てもいい」
「こ・こら!年頃の娘がそんなことを言ってはいけません!」
年頃の娘。彼は、私を、人間として、異性として、認識してくれている。
「…………そう」

彼の顔に目線を向ける。私は顔を近づける。そして―――――

彼の唇を私の唇で塞ぐ。
彼は目を見開く。そのまま私は彼を布団の上へと押し倒す。
何故そうしたのか?わからない。私の身体は無意識に、訂正、バグに支配されている。

「な・長門…なにしてるんだよ」
「…………ハァ……………ハァ……」
「………? 長門……?」
「……………………原因は…………あなた……」
私は彼に告げる。
「……なに?」

「……現在私に起こりつつある状態異常の原因……それはあなた…」

「…………どういう、ことだ?」

「この症状を確認したのは、あのカーディガンを発見・回収したとき。そのとき私はあなたの匂いを検知した」
彼は、じっと私を見つめるだけ。 
「次に症状の進行を確認したのは、あなたが私の名前と異口同音の言葉を発したとき」
私も、彼を見つめ返す。
「あなたがマフラーを私の首に巻いた直後、私の鼻腔は最初よりも強い匂いを検知。直後に症状は進行した。そして……」
彼の目に、私の姿が映る
「あなたが私を抱えて、直接触れてしまったとき、私自身ではこの症状を修復することは不可能となった」
彼の目に映る私の目にもまた、彼の姿が映っていた。
「もう、あなた無しでは、修復は、不可能」

彼は、ようやく言葉を発した。

「俺は、どうしたらいい?」

その問いに私は答えた。それは私自身が発した言葉だったのか、バグによって発せられた言葉だったのだろうか。

「あなたの全てを、感じたい」
717SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:11:57 ID:c7m6ZUHr
≪Snow Perfume≫-Boy`s Side-B

長門がおかしくなった原因、それは俺だと告げられた。
目の前には下着姿の長門が息を荒くし頬を赤らめ俺に覆い被さっていた。

…………どういう、ことだ?
「この症状を確認したのは、あのカーディガンを発見・回収したとき。そのとき私はあなたの匂いを検知した」

匂い…? 俺そんなに汗臭かったか?
……もちろんそんなことを言ってるんじゃないってことはわかっているさ。ああ。
軽く逃避してるよ、認めてやる。だがな、俺にだって状況把握の時間くらいくれてもいいだろうよ。

「次に症状の進行を確認したのは、あなたが私の名前と異口同音の言葉を発したとき」

異口同音?意味は違うが読みは同じな言葉って意味だったか?
ってことは…『ユキ』のことを言ってるのか? あの時反応したのはその単語にだったのか?

「あなたがマフラーを私の首に巻いた直後、私の鼻腔は最初よりも強い匂いを検知。直後に症状は進行した」

俺の匂い(というとあまり気持ちのいいものではないが)が染み付いたマフラーが症状を悪化させた?
おいおい長門、それってつまり……

「そして……あなたが私を抱えて、直接触れてしまったとき、私自身ではこの症状を修復することは不可能となった」

それってつまり、俺に……

「もう、あなた無しでは、修復は、不可能」

どう考えても告白だよなこれは。しかもかなりマニアックな、だ。俺の匂いに欲情したってことなんじゃないのか長門よ。
それは確かに病気と言えなくもないが病気とは違うものなんだよ。

「俺は、どうしたらいい?」

我ながら卑怯なことを言ってしまったと思った。こういうときは男の方から相手の意図を汲んでやらないといけなかったんじゃないのか。

「あなたの全てを、感じたい」

……正直、コレは、この長門は本当にあの長門なのかと疑問に思った。今までの長門からは想像も出来ない。
ここまで饒舌で、扇情的な長門は初めてだ。

それでも俺は、目の前にいる長門を、抱きしめた。深く口付けも交わした。

あの香りが、長門から強く感じられた。

俺はようやく理解した。


あの香りは香水なんかじゃなく、長門の香りそのものだったのだと。
718SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:12:37 ID:c7m6ZUHr
長門はおもむろにブラを脱ぎ始めた。
自分で脱げるんじゃないかと心で突っ込みを入れつつも、俺は長門の胸に釘付けになっていた。
そして下に手を伸ばし―――――

 ニチャ…………

水っぽい音がした。そこに目をやると、長門の股間から脱ぎかけられた下着にかけて愛液の糸が幾重にも繋がっていた。

俺はこういった行為は初めてだから基準はわからんが……濡れすぎじゃないか?
「……部室にて読書中、すでにこの症状は確認されていた……」

長門の濡れたスカートを思い出す。あれは雨漏りは雨漏りでも違う部分からだったのか。
……いかん、ものすごくオヤジな思考になってるぞ俺。

「……触って……」

俺は言われるがまま右手を伸ばす。

くちゅ……

「ん…!」
うあっ
自分が触られてるわけでもないのに思わず声を上げてしまった。それほどまでにソコは熱く濡れそぼっていた。
そのまま長門の中に指をうずめていく。
「は…あぁ…」
長門の手が俺の肩にかかり自分の身体を支える。しかし俺が指を動かすたびに支える手は力を失い、
長門は次第に俺へと枝垂れかかってきた。今長門の胸が目の前にある。
俺は我慢出来ずに、その白い肌に乗っかっているさくらんぼに舌を這わせた。
「…ふぅ……ん!」
それと同時に膣が締まり、俺の指をきつく締め上げた。その締まる力に反抗するかのように俺は指を動かした。

くちゅ…くちゅ…くちゅ…
「あ…あぅ…は…あぁ…!」
胸への愛撫も強くする。
ぴちゃ…ちゅぱ…
「…だ……あ…も…ぉ……!」
長門が俺の頭を抱きかかえる。もしかして、イキそうなのか?膣の中が更に俺の指を締め付ける。
俺は長門の乳首を甘噛みした。
「――――――――――!」

ビクンッ!

長門が果てると同時に俺は口に広がる甘さを感じた。比喩じゃあない。これは……?
もしかして…母乳?!

な、長門……これって……?
「……ハァ……ハァ……このような…機能があることは…今まで認識していなかった………ハァ……」

プツーン

俺の中で何かが切れる。あーーーーダメだ……もう止まらん。
俺は長門の胸にしゃぶりつく。さっきよりも入念に、嬲るように。甘さが、長門の香りが、俺の口を侵食していく。
「…は…や…ふ…ぅん…ひ…あ…あああ!」
胸への愛撫だけで二度目の絶頂に至る長門。

息を荒げつつ布団に横たわる長門を尻目に、俺は邪魔にさえ感じ始めていた服を脱ぎ捨てた。
719SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:13:13 ID:c7m6ZUHr
長門…その、もう…入れていいか?
「まだ…ダメ…」
俺はそのときどんな顔をしていただろう。きっとおあずけを食らったシャミセンのような顔をしていたに違いない。
「あなたの…すべてを、感じたい」
そういうと長門は俺の息子に口を這わせた。

ちゅ…ちゅぱ…
うあ…っ!
先ほど指に感じた熱さが、俺の一番敏感な部分にまとわりつく。やべ…気持ちよすぎる…!
長門は更に両手を使って刺激を加えた。右手で竿をさすり、左手で袋を揉み始める。
今までに味わったことのない刺激に童貞の俺が絶えられるはずもなく、舌で尿道を刺激された瞬間に俺は果てた。

ビュッ!ビュルッ!!
は…ああぁ…! なが…と…ぉ!
「……んっ…んくっ……」
射精している間にも長門の指と口は止まることがなく、俺は全てを長門の口へと吐き出していた。

ちゅううぅぅぅ……ちゅぽ……
更に俺のものを吸い上げつつ、長門はようやく口を離した。薄桃色の唇の端から俺が吐き出した欲望の証が垂れていた。

「……ん……あなたの…味…」

長門を創った情報統合思念体どもよ。いいか、よく聞けよ? 正直、たまりません。
その長門の痴態を見た俺は、一度射精したにもかかわらず息子の硬度が増したのがわかった。

「キョン。あなたにお願いが」
長門が俺のあだ名を呼んだ。俺のことを固有名詞で呼ぶのは初めてのような気がする。っていうかお前まで俺をその名で呼ぶのか長門よ。

「……私のことは有希と呼んで欲しい。今だけで構わない」
お安い御用だよ。えっと……有希。

なが…いや、有希が俺の上に乗ってくる。俺のモノを掴むとそれを秘所にあてがい、そのまま有希は腰を沈めた。
「…ふ、ううぅ…んん!」
は…あああぁ…くっ!

ビクンッ! ビュッ!
「…あ…つ、い……」
入れた瞬間俺のものは有希の一番深い場所にコツンと当たり、情けないかな俺は二度目の射精をしてしまった。この気持ちよさは反則だ。
しかしそれは有希も同じだったようで、同じく絶頂を感じたようだった。
情けなさと恥ずかしさをごまかすように、俺はそのまま抜かずに下から有希を突き上げた。
「…!……待…っん!」
腰を動かしつつ俺は上体を起こし、有希の唇を口で塞ぐ。舌も入れて口内を舐る。舌と舌を絡ませる。歯茎を舐めまわす。
「ふ……う…んっ…ぷは…ぁ…」
いわゆる座位という体位だろうか。キスをしたまま有希を腰の動きだけで何度も突き上げる。
口を離し、今度は耳を甘噛みする。有希の中が途端に締まる。
右手で有希の髪を撫でる。左手で尻の肉を掴む。何か刺激を与えるたびに、有希の膣は俺のものをキュッキュッと締め上げた。
そろそろ限界が近づいてきた。三度目の射精感が俺を襲う。

有希…俺…もう…!
「は…ふ…ぅんっ……わ…たし…も…!」

有希を布団の上に倒し、正常位でラストスパートをかける。

有希…有希…!
「………キョン…キョン…!」

二人ともが相手の名前を連呼する。そして

二人同時に―――――――果てた。
720SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:14:53 ID:c7m6ZUHr
≪Snow Perfume≫-Girl`s Side-B

症状の進行停止を確認。
しかし、依然エラーデータの蓄積は停止せず。
早急に対策が必要。

彼の姿を目に焼き付けたいと思った。
彼の体温を直に感じたいと思った。
彼の匂いを直に感じたいと思った。
彼の声で名前を呼ばれたいと思った。
彼の全てを舌の上に感じたいと思った。

…………なぜ?


私は、12月18日未明、エラーにより世界変革を起こす。これは規定事項。
三年前、私の元に訪れた二人目のあなたに時間変革者に対する再修正プログラムを譲渡した。
しかし――――私は、世界変革後、再修正されたかについては、今現在の私にはわからない。
数日後、彼のそばに居るのは私ではないかもしれない。
長門有希というヒューマノイドインターフェースが存在しているかも、わからない。

このようなことを思考してしまうのもバグの一種だろうか。

『怖い』

何が?

『彼を感じられなくなることが』

私は隣で眠る彼に視線を落とす。
数日後、三年前の私と二回目の再開を果たす彼に。

私は、緊急脱出プログラムを組み立てる。最後のプログラムを上書きする。


『実行者名:キョン』
721SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:15:38 ID:c7m6ZUHr
≪Snow Perfume≫-Boy`s Side-C

気が付くと俺は自分の部屋のベッドで寝ていた。
まさか今までの出来事は夢だったのかと疑いもしたが、母親にいつのまに帰ってきたのかと怒られたことと、俺の身体に
微かに残っていたあの香りが、全て現実だったということを認識させた。

その日俺は早めに家を出た。なぜかと言うと部室の雨漏り個所を直すためだ。もちろんなが…いや有希、のお願いは
忘れてはいなかった。
昨日から降り続いた雪は下界に均等に降り注ぎ、うっすらと降り積もったそれは白銀の世界へと変えていた。
俺は白い地面に新しい足跡を刻みつつ学校へと向かった。

しかし部室には先客が居た。
「おや。おはようございます」

意外なことに古泉だった。ヤツはちょうど脚立をたたんでいるところだった。

…ああ、おはようさん。…ってもしかして雨漏り、直してくれてたのか?
「ええ。善は急げ、といいますからね。大事に至る前に修理をと思いまして」
すまんな、助かったよ。

俺は本心から礼を言った。いいとこもあるじゃないかと、少しだけ古泉の評価を上げてやった。+1ポイントだけだが

しかしその直後、俺はその評価に-1兆ポイントすることになる。

「全部で『三箇所』あったので、内二箇所は修理しておきました。もう一箇所は…ああ、もうあなたが修理済みでしたね」
…………? 何、言ってるんだ?

古泉の細い目がうっすらと開く。ヤツは有希の椅子に手を添えた。

「昨日、二人で仲良く修理していたじゃないですか。長門さんと」
昨日……? お前…まさか……?!
「長門さんも、抜け駆けはしてほしくないなぁ。僕のキョふn」

 ガクン

古泉がいきなり崩れ落ちた。何が起こったのかと思ったが原因はすぐにわかった。
古泉が立っていた場所の後ろに、有希が立っていたからだ。
有希はツカツカと俺の元に歩いてくると、おもむろに俺の制服の校章を剥ぎ取った。

「盗聴器」
……なにぃ?!

そういうと有希は校章型盗聴器を握りつぶした。
「迂闊だった。昨日の私のエラーにより索敵できなかったことが原因」
古泉…お前いつからこんなものを俺につけていやがった。あとで100発は殴らせろ。
「この盗聴行為は古泉一樹個人によるもの。彼の自宅に保存されていたデータ及びそれらに関する彼の記憶は抹消済み」
一体何をしたかったんだお前は。まさか俺にストーカーするとは…

「…ごめんなさい」
有希のせいじゃないさ。気にするな。

「…ごめんなさい」

もう一度、有希は謝罪の言葉を口にした。
それの意味は古泉のことだったのか、昨日のことだったのか、それとも今から俺に対して行うことだったのか。

今わの際に見た有希の顔は――――
722SnowPerfume:2006/06/01(木) 13:16:11 ID:c7m6ZUHr
俺は部室で目を覚ました。そこに居たのはいつもの席で読書にふける長門。
いつもと違うのは制服の上にきているカーディガンがないことくらいか。俺は軽く延びをして目を覚まさせた。
そのとき微かに背中に軽い違和感を感じて目を向ける。カーディガンだった。

……長門。これお前が掛けてくれたのか?
 ―――コクリ

頷きで返事をする彼女。周りにも目を向けるとストーブが俺の足元に置いてあった。

ありがとな、おかげで風邪引かずに済んだよ。

俺が礼を言いつつカーディガンを返すと、長門は本を閉じて常備されている魔法瓶へと歩いていった。
しばらくすると部室にコーヒーの匂いが立ち込める。長門が湯飲みに注がれたそれを俺にもってきた。

「眠気覚まし」
…ああ、ありがとな。頂くよ。

長門が進んで給仕とは珍しい。それと長門といえばお茶というイメージが強かったが、このコーヒーもお世辞じゃなく美味かった。
なんというか、懐かしい味というか香りというか、そういったものが感じられる。

美味しかったよ。サンキューな。これってインスタントだよな。にしては妙に美味いんだが…ミルクか何か特別なものいれたのか?
 ―――コクリ

肯定の合図。その顔は赤らんでいるようにも見えた。俺はそろそろ帰ろうと思い、ふと窓の外に目を向けた。

あ。雪…降ってきやがった。まずいな…傘持ってきてないぞ。

そう呟く俺の袖を何かが引っ張った。長門だった。手には傘を持っていた。

「良ければ、一緒に」


しんしんと雪が降りつづける中、無言で帰り道を行く俺と長門。しかし不快感はない。
むしろ心地よさを感じる。そう思っているのは俺だけだろうか。しばらくして俺の家に到着する。

わざわざ悪かったな。
「気にしないで」
あ、そうだ。これ。

俺は自分がしていたマフラーを長門の首に巻いてやった。

今日はいつもより冷えるからな。これ貸すよ。なに、昨日のお礼だ。まぁ長門には必要ないものかもしれないけどな。
「…………ありがとう」

お礼を言った長門の顔は、なぜか嬉しさと悲しさを織り交ぜたようなものが浮かんでいるように思えた。
俺は、それと同じ表情をつい最近見たような気がする。それは錯覚だったのだろうか。

踵を返し、自宅のマンションへと戻っていく長門。俺はなぜか彼女の後姿を見えなくなるまで眺めていた。
雪特有の冷たい匂いが俺の鼻腔をくすぐった。

彼女が数日後、暴走を起こすことなど今の俺には知る由もなかった。

≪Snow Perfume≫-Girl`s Side-C

昨日放課後より現在までの彼の記憶の改竄を終了。口内より注入済みのナノマシンの動作を確認。
対情報操作用遮蔽スクリーン及び防護フィールドを体表面に展開を確認。
この効果は20XX年12月20日まで持続する。
                                       ≪Snow Perfume≫-END-
7238-579:2006/06/01(木) 13:19:11 ID:c7m6ZUHr
>>554>>704
というわけで投下してみた。
>>538
意見緊急採用。こんなもんでよかっただろうか。

このSS書くためだけに消失と陰謀をわざわざ買ってきたのは秘密だ。

タイトル、最初は≪Snow Fragrance≫だったが、長門キャラスレで
perfumeの『コンピューターシティ』が長門にピッタリな曲らしい、というのを見てちょっと掛けてみた。
俺は聞いたことないから内容までは知らないが。

とりあえず長くて疲れた。キョンの性格トレース上手くいかなかった。長門もただの俺の妄想キャラに。
古泉超蛇足。エロも難しかった。でも攻め気味長門を書けて自己満足。当分傍観者になると思われ。

最後まで読んでくれた人、もしいたらサンクス。
724名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 13:20:43 ID:JQuElp1w
あれだ感動したとしかいえない
725名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 13:35:14 ID:9+UHD0mZ
身体的機能異常、血流の一部集中を確認

早急に対策が必要
726名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 13:38:07 ID:u/zFqW3j
感動した!
7278-579:2006/06/01(木) 14:02:12 ID:c7m6ZUHr
>>722
スマソ。訂正個所発見
>なに、昨日のお礼だ。まぁ長門には必要ないものかもしれないけどな。
>なに、さっきのお礼だ。まぁ長門には必要ないものかもしれないけどな。
728名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 14:26:25 ID:yzAhpFsz
GOD JOB
729名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 14:36:42 ID:9+UHD0mZ
     (;´Д`)   シコシコシコシコ
    _(ヽηノ_
      ヽ ヽ

      ( ゚д゚ ) Σ! 仕事せな!!
    _(ヽっノ_
       ヽ ヽ

     ( ゚д゚ )っ
      (彡ηr しこしこしこ・・・・・
.       i_ノ┘

    ⊂( ゚д゚ )
.     ヽ ηミ)
     (⌒) |しこしこしこ・・・・・
        三 `J
730名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 14:45:45 ID:dwqXWwbR
>>729
こっちくんなww
731名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 14:52:35 ID:2IVDmgFO
 gjですお!
しかし・・・ホモ泉の盗聴描写は蛇足だったかもわからんね。
732名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:06:02 ID:V2p9/yeC
>>709
.
Someday in the rain

じゃないでしょうか?
733名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:11:08 ID:z6iZ3HNK
そろそろ新しいタイプの古泉が見たくなってきた
734名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:11:43 ID:mrUeGgfn
>>723
GJでよく出来ているけど「同音異義語」
異口同音は複数人が同じ言葉を発すること
735名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:15:19 ID:Bxaz0SgL
前から気になってたんだがsomeday in the rain って何だ?
736名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:22:45 ID:sTqTqBRZ
>>735
アニメ第14話(現実の時系列的には第9話)のタイトルです
737名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:23:59 ID:mrUeGgfn
アニメ涼宮ハルヒの憂鬱、最新第09話「サムデイ イン ザ レイン」のこと。
アニメオリジナル展開だけど谷川流脚本で「射手座の日」と「消失」の間のエピ。
という説明でいい?
738名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:24:25 ID:ArP0Bn2w
>>723
すばらしいわGJ!

>>735
アニメ9話のタイトル
7398-579:2006/06/01(木) 15:28:19 ID:c7m6ZUHr
>>732>>734
指摘サンクス。国語と英語の勉強しなおしてくるorz
やっぱりヘタに英語とか難しい単語使おうとするとダメだなぁ。
自分の低脳ぶりがよくわかる。
740名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:38:34 ID:Bxaz0SgL
>>736-738
ありがとう
アニメオリジナルの話なのか道理で原作全部見直しても見当たらないわけだ
741名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 15:53:57 ID:0kf20OSr
>740
しかもちゃんと脚本:谷川流という贅沢な仕様
742名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 16:15:29 ID:Bxaz0SgL
>>741
そんなこと言ったらアニメが見たくなってきたww早く放送しねぇかな
743名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 16:37:14 ID:2IVDmgFO
>>742
yout〜を涼宮で検索すれば簡単にry
744名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 16:53:47 ID:u/zFqW3j
ようつべって滅茶苦茶高い有料サイトでしょ?
7455-409:2006/06/01(木) 16:54:15 ID:cUh9GLiV
あー、こんなときになんだが
もう、「439KB」だ。
君たち、やり過ぎw(あ、俺もかw)
事実上、四日か。
俺、エロパロスレってここ初めてなんだけど、他もこんなに早いの?
746名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 16:55:59 ID:dhVJaotk
>>745
ここエロパロだったの!?どおりでエロいわけだ。
747名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:00:06 ID:Bxaz0SgL
>>743
パソコンが無いからyoutube見れねぇorz
748名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:00:25 ID:qgEfoLHB
エロパロなんて大半が1スレ消費するのに何ヶ月もかける
時には何日もレスがつかない日が続いたり
749名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:02:19 ID:tlVxWkcu
ここは平日の真昼間から流れの速いインターネッツですね

>>723
GJ。長門ものはそこはかとなくセツナイね…
750名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:08:17 ID:t06j2xIo
半年くらい作品の投下がないなんてのもざらだしな。
狂ってるよお前ら。
7515-409:2006/06/01(木) 17:13:42 ID:cUh9GLiV
それはほめ言葉として受け取っておくw
さて、尻SSの続き書かんと。
752名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:17:27 ID:PHCmgNoq
>>746
おまえは何を言っているんだw

>>750
君らの神の正気は一体どこの誰が保証してくれるのだね?
753名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:28:46 ID:ba6tnLJT
アイデアがさっぱり思い浮かばない。誰かキボン。
エロ以外ならとりあえず書いてみる。
754名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:34:39 ID:6+2EPiPX
>>753
オマイの一番お気に入りのキャラのことを、ひたすら考える。
そのキャラのどんなところが好きか、ひたすら考える。
どんなシーンで、自分の好きな点が一番映えるか、ひたすら考える。
そのシーンを書く。
そのシーンの前後を書く。
適当につなぐ。

コレでいいんじゃネ?
755名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:44:14 ID:cYFDuPoq
アニメのエロパロで流行のヤツは結構早くなるよ。
あと、職人が職人を呼んで凄い盛り上がることもある(ここ重要)

まぁ、言っちゃなんだけど、今の速度はエロパロだと異常だと言えるなw
7568-579:2006/06/01(木) 17:50:06 ID:c7m6ZUHr
>>745
先生ごめんなさい
一気に30KB消費したのは僕の責任です
757名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 17:51:12 ID:ba6tnLJT
古泉
キョンと絡んでるところ
キョンとの絡み

どう見ても801です。本当にありがとうございました。


基本的にキョンの一人称視点でしか書けないし女キャラもハルヒぐらいしか上手く動かせないから
キョン×ハルヒでそこにいかに古泉を登場させれるか。見たいな事考えてるんだけど
頭だしがさっぱりなんだよなぁ。薄ぼんやりでもいいから輪郭が見えたら書けるんだけども。
↑の方にあるホワイトデーとかハルヒが誘拐されるやつなんかが上手く出来た部類だと
思ってるんだけどアレも人のリク拾って書いたやつだしね。
一からシチュ考えれる職人さんはスゴイと思うよ。
758名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:01:43 ID:58yQbTJ/
キョン×ハルヒで古泉をからませるとなると・・・修羅場だな
759名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:04:55 ID:l3AmRNCX
>>757
ハルヒがまたエンドレスな日々を作ってしまって
それを打破するために、キョンになんとかアクション起こして欲しい古泉。
でも、キョンがためらうので、キョンのアクションをさそうために
古泉が自分からハルヒにモーションかけたりする。
ちょっとそれが強引で(もちろんわざと)、キョンが切れて……みたいな感じとか?
760名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:06:09 ID:pZ64yWFY
先生…俺…寝取られモノがみたいです…
長門が古泉に抱かれるような…そんな話が見たいです…
761名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:11:21 ID:6+2EPiPX
>>757
好きなキャラ:古泉とキョン
好きなところ:古泉とキョンの絡み

っていってるような気がするんだが。
どんなシチュエーションでの「古泉とキョンの絡み」が一番好みなんだ?
例えば、事件との前後で言うと、
事件の前の起こそうとしている時の「古泉とキョンの絡み」
事件の最中の解決を図っている「古泉とキョンの絡み」
事件の後、その説明を試みる「古泉とキョンの絡み」
それぞれ別の面白みがありそうだ。

もし、事件=「キョン×ハルヒの最中に古泉登場」とすると、
「キョン×ハルヒの最中に古泉が参加しようとしたときの古泉とキョンの絡み」
「キョン×ハルヒの最中に古泉が登場し、真っ最中での古泉とキョンの絡み」
「キョン×ハルヒの最中に古泉が邪魔してしまった後の古泉とキョンの絡み」
ってな感じになると思うが、そのうちの気に入ったの書けばいいんじゃネ
762かなり:2006/06/01(木) 18:19:33 ID:8jiMh40r
>>722
切ない・・・。
GJ!
763名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:26:55 ID:PHCmgNoq
>>760
なんだ、その、中々にトガった性癖だね……。
とりあえず、自給自足を目指してみたらどうかな?
そして、もしもそれを書き込もうと思った時には注意を払った方がいいね。
(以上、赤ペン先生口調で)
7647-896:2006/06/01(木) 18:35:29 ID:sTqTqBRZ
はいはい、今日も現実逃避しに俺が来ましたよ

>>672
梅雨編乙でした。面白かったです
おまけに自分の書いた謎の番外編の内容も反映しくれてアリガタス。
次のネタも期待してます

>>688
部室で二人っきりで、延々とラブストーリーを撮っている画面を想像すると・・・きゃっ、はずかしいっ

ついでだから、即興小ネタ投下。少年誌的エロあり
7657-896:2006/06/01(木) 18:36:23 ID:sTqTqBRZ
『涼宮ハルヒの消失をp.20まで嫁。話はそれからだ』

「いつまで寝てんのよ! 起きなさいよっ!」
ハルヒの馬鹿でかい声が部室に響く。
「まったくこのエロキョン! みくるちゃんのパンツ覗こうとするなんて、あんたには
二億五千六百万年早いわ! さてはワザとね、ワザとなんでしょ」
キョンはゆっくりと立ち上がるとハルヒを正面から見据えて、言った。
「お前が急に開けるから悪いんだろうが。これは事故だ、事故。それに足しか見えなかったっつーの。
(む、まだ少し遠いな)
なのに俺のことをなんだって?エロ?
言ってくれるじゃねえか。
じゃあ、男子高校生がどれくらいエロいか、教えてやるよっ!」
キョンが豹が獲物に飛び掛るがごとく突進する。
「(だが、狙いは既に身構えて防御体制に入ったハルヒじゃない)」
「ふえっ!?」
ムニュウ そのような音をその場に居た全員が聴いた気がした。
真っ直ぐ伸ばされたキョンの右手人差し指が、みくるの左乳房を突き刺していた。
北国のコスチュームにしては布地が薄いその赤い服の上に盛られた見事な二つのかまくら、
そのひとつが、その美しい曲線を保持したまま、ブラックホールの特異点のごとく中心を窪ませている。
「………な、ななななな、何してんのよ!?アンタっ、その手を離しなさい」
ズッと、ハルヒがキョンに詰め寄る。
「(来たな。…三歩、二歩、一歩 今だ!)」
キョンはハルヒに振り向きつつ、腕を雲のごとく流れるように移動させる。
諸手を体の正面に並べて構え、掌が朝顔の花が咲くがごとく柔らかく開かれ──
「撃壁背水掌ッ!」
その掌にハルヒの胸の膨らみが吸い寄せられるように納まった。
ふにっ そのような音を(以下略
「…なるほど。雲のように自由な動きなら、さすがの涼宮さんにも読めないということですね」
古泉が呟いた。
並の女なら、そこの腰を抜かしたみくるの様に茫然自失としてしまうだろう。だがハルヒは並みの女ではない。
「ッ、このっ!」
バックステップで距離をとりつつ、すぐさま上段回し蹴りを放った。
足が鞭のようにしなり、美しい弧を描いてキョンの側頭部に吸い込まれる。
──スッ──
だが、ハルヒのつま先がキョンに触れることは無かった。
なんとキョンは元Jrミドル級世界チャンピオンばりに上体を反らし、蹴りをかわしていた。
「ふっ、今までの俺の行動、すべて囮だァっ!すべてはこの瞬間のため。
貴様に自ら俺の目の前にパンツを晒させるためよ!フハハハハハハハハァ!」
さすがのハルヒもあまりのショックでその場にへたり込む。
「白地に赤のリボンのワンポイントか。なかなか可愛い趣味してるな。
だがお前の脳みそ同様、子供っぽい趣味だぜ。次はもっと色っぽいパンツを履いて来なっ!クカカカカ──ッ」
笑いながらキョンは風のようにその場を去った。
「キョンの、ばか─────っ!!」
ハルヒは涙目だった。


 −完。先生の次回作にご期待ください!!
7667-896:2006/06/01(木) 18:37:23 ID:sTqTqBRZ
もう、自分でも何書いてんのかワカンネ
古泉と長門にどんな痴漢行為を働いたらいいのか思いつかなかったのが残念
767名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:38:53 ID:SCTTYhxO
>>760
前スレあたりにそんなのがあった
まあ、すぐにキョンに助けられてたけどな
あれの続き書いてくれる人がいたみたいなんで、wktkして待ってます
768名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:43:16 ID:AijTxraW
>>766
ワラタ
思いついたらでいいので
二人も頼むw
769名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:43:54 ID:PHCmgNoq
>>766
GJ。速やかに病院に行け(心の方の)。
ていうか、少年誌的ってネタ部分のことかよw
770名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 18:49:34 ID:pZ64yWFY
>>767
イヤヨイヤヨの寝取られじゃなくて、古泉にあくまで信頼感を置いた上での寝取られをですね。
で、二人の行為を見たキャンはその衝撃に足がすくんで、隠れながら二人の愛の行為を見続けるわけですよ。
と妄想したが、キョンの性格上絶対飛び出していくだろうことから無理ぽ。相手が古泉ならもうほぼ確実に。
7718-343:2006/06/01(木) 19:02:50 ID:YXfv5V3g
>>766
GJ。ワロタwいつものようなキョンで無い所が最高でした
7728-343:2006/06/01(木) 19:10:36 ID:YXfv5V3g
小ネタ。腹黒みくるとホモスキー古泉、ハイテンション長門でます。
お好みではない方はスルーを


今日もいつも通り、ハルヒの提案によるSOS団の休日を盛り上げて行こうという、突発的なイベントに
強制参加を虐げられた俺たちは、いつも通りの待ち合わせの駅から少し遠出をすることになった。


しかしこの場で俺は、何かの能力を手に入れてしまったことを、お伝えしておこう。
簡単に言うと、逆サトラレだ。

そんな電車の中での一コマを綴る。

朝比奈視線

あーうぜぇ。今日も糞涼宮の馬鹿とんでもねぇ企画の強制参加のお陰で、前々から目論んでいた、キョンくんの自宅私室へ無法侵入計画の遂行を来週に見送ることになっちまったじゃねーか。まぁ、今日は愛しのキョンくんが来てくれているから我慢はしてやるが、
もし、キョンくんがいなかったらまっさきに糞涼宮を八つ裂きにしていただろうよ。その後はTPDD使えばなんとかなるしな。

で、今は電車のホームにいる。糞涼宮の発案で今日はちょっとした小旅行をすることになったんだよ。
私はキョンくんと二人っきりでデェトできるということをひたすら妄想し、その後どうやってこじつけたらホテルへインできるのかを模索しながら、
ホモ泉と無口宇宙人を一瞥する。
こいつらは敵だ。上辺では仲間とか言ってやがるが、実際のところそんなわけない。
つい一昨日も宇宙人と超能力者の仲間を袋叩きにしてやったところだ。ざまあみろ。
773かなり:2006/06/01(木) 19:11:32 ID:3ImrXEaM
>>765
GJ!
「車輪の唄」のPV発見!!!
クリックと言う所があるので
そこから見てください。
http://playget.web.infoseek.co.jp/song10.html
7748-343:2006/06/01(木) 19:11:33 ID:YXfv5V3g
糞涼宮のセクハラ行為にひたすら我慢し、あぁこれがキョンくんだったら一瞬で昇天できるのにと思いながら、キョンくんに視線を向けていたが、
畜生め。あのホモ泉がニヤけた顔をしてキョンくんと話してやがる。しかも、幾度か私に視線を送っては、キョン君くんへは絶対向けないであろう、いつもとは違った糞ムカツクスマイルで口の端を曲げてきやがった。
あとで覚えてろよ。

古泉目線

はてさて、今我らSOS団は、駅のホームにいまして、涼宮なんとかの急すぎる企画に強制的に連れ出され、あの火球を顔面にぶつけてやろうと思ったのですが、
マイスイートのキョンさんがきていらっしゃったので、あえて抑えてキョンさんへといつものスマイルを向けて差し上げる。
あぁ。そのまた嫌そうな表情を僕をそそるんですよ。イケナイ人だあなたは。

電車が来るまでの待ち時間、役に立たない未来人が胸を涼宮なんとかに揉まれているところを一瞥し、僕の自慢の笑顔を愛しのマイスイート、キョンさんへと向けては、未来人へ「どうです?」
と言わんばかりの作り顔をかましてやりましたよ。
キョンさんの隣に無口宇宙人がちゃっかり位置していたので、更なるアプローチには失敗しましたが、まぁ、いいでしょう。
この会合が終わったら、真っ先にあなたを抹殺してあげましょう。代わりはいくらでもいそうですしね。

7758-343:2006/06/01(木) 19:12:24 ID:YXfv5V3g
長門目線

やっほうっ!今日も元気な有希だよっ!今日はハルにゃんの企画で、皆で旅行することになったの。
私の一番好きなキョンくんも来てくれるっていうんだからもう大変!
今日は二人っきりでいようね。とか言えたらいいなぁ、と思いながらこっそりキョンくんの隣でそっけない振りをしながら本を読むの。
キョンくんが、「何の本読んでるんだ?」って話しかけてくれるだけで、私の心臓は臨界点を超えんばかりの鼓動を行って、
眼を見て素直に話すことができないの・・・。はぁーあだよもう。
でもね。私はこれだけでも十分幸せだよっ!でも、も、もし、きょ、今日のデートでキョンくんとホテ・・・・。
ふぁあ、考えたらまた顔が赤く・・・。
なるところを、キョンくんに気づかれないよう、緊急冷却ファンを回転させ、急激に顔の体温を下げる。ふぅ、危ない危ない。

で、今は駅のホームにいるんだけど、目の前でキョンくんとお話してる、ホモ野郎の存在はなんとも言えないけど、でもでも更なる問題女。腹黒未来人が今、ハルにゃんに捕まってて
ほんとにざまぁみろ!って感じだよ。ずっとそのままハルにゃんといればいいのにねっ。
まぁ、今はこのホモ野郎をキョンくんの目の前で潰す分けにはいかないから、今日のデートの終わりにでも情報操作でもして、未来人と超能力者を消しちゃおっかなっ。


すまん。俺の聞き間違いならいいんだが、どうもそういうワケにはいかないようだ。
だ、誰か助けてくれ・・・俺のSOS団員へのイメージが音を立てて崩れてゆく・・・・
一体何が起こっているっていうんだ??ハルヒの悪ふざけとはいかなさそうだ・・・。

7768-343:2006/06/01(木) 19:13:27 ID:YXfv5V3g
そして電車がやってくると、表には到底見せそうにもないそれぞれの思惑を胸に、
お互いに笑いあい、話をしながら電車へ乗る。
電車の中は人が少なく、5人が余裕で座れるスペースがあり、俺は現実逃避したい気持ちを抑えつつ、ゆっくりとシートに座る。

すると、また逆サトラレが始った。

「よし、糞涼宮の拘束から逃れたぜ。以外に乗客は少ないな。あっ、キョンくんがシートに座った!隣のポジションゲーーーーーーット!!そして、この自慢の胸をキョンくんの腕に・・・・。あはぁ。想像しただけで、熱い何かが・・・・」
俺は鼻血が出そうなのを抑えつつ、朝比奈さんを見る。
当の本人はにこやかに俺を見てこちらにやって来る。

すると、今度は別の声が聞こえてきた。
「おっと、腹黒未来人はキョンさんの隣で薄汚いブツをなすりつける作戦ですか。
まぁ、いいでしょう。女方にはキョンさんの隣を特別に譲ってやることにし、
僕は彼の正面に立って、美しいお顔を目的地に到着するまで網膜に焼き付けることにしましょう」
寒気がした。俺は決して顔を上げるないことを心に誓い、後ろの車窓の景色へ目線を映した。

次はハイテンションなありえない声が聞こえてきた。
「電車だ。電車だっ!わーい。キョンくんの隣だぁ。今度もこっそり本を読む振りしながら、キョンくんのかわいいお顔を30秒単位で気づかれないように観察して、目と目が偶然にあわないかなーって、思いながらやってみよっ。あはっ楽しみ」
・・・・・マジで助けてくれ。俺は唯一の救いであるハルヒを見たが、当の本人は、長門の隣で
いびきをかきながら、グースカ寝てやがる。

勘弁してくれ・・・・・。

前スレにあった話を見て、試しに書いてみました。
続かないw
777名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 19:14:11 ID:/amZqv0m
>>770
典型的だが

キョンと誰かが付き合ってるとハルヒ誤解
→古泉、落ち込むハルヒを慰めHに持ち込む
→Hになだれ込んでからをキョンが目撃

という展開はどうか。
キョンが自分のせいだと知っている場合と知らない場合、
どちらの実現可能性が高いだろうか…
778名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 19:20:49 ID:MYbv/IX2
>>771 なにそのガンダムにでてきそうな人
779778:2006/06/01(木) 19:22:27 ID:MYbv/IX2
ごめん>>770だった
780名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 19:26:35 ID:PHCmgNoq
>>771
GJ。
とりあえずキョンの能力は素直に「サトリ」でいいと思うんだ。
それにしてもハイテンションな長門さんはフツーにかわいいですね。黒いけど。
ていうか、全員黒いけど(そういえばハルヒの心は読めないの?)。

あとホモ泉のモノローグ短ぇwwwwwwwww
7817-896:2006/06/01(木) 19:28:30 ID:sTqTqBRZ
>>769
僕はいつでもほどほどに正気・・・・である自信は無いな。
このエロキョンみたいなことをリアルでやりたくなったら、病院いくわ

>>772
サトリをあえて逆サトラレと呼ぶのはなんかのネタですか?

さっき書き忘れてたけど、>>751の尻SSのひとへ
もし妹を登場させる機会があれば、蒙古斑についての言及を頼む
782名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 19:44:28 ID:HQPHR7b0
>>781
妹の両親はモンゴロイドじゃないんだよ!
783名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 19:56:55 ID:IWvABmFk
ハルヒデレが足りない
784名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 19:59:38 ID:EPOizmdf
>>776すみません、ハイテンションユッキーが普通に可愛いんですけど
鶴屋さんばりに元気なユッキーを創造して 萌 え た
785名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 20:05:49 ID:jPqK0yoq
ホモ泉、黒みくる、ハイテンションユッキーみんなかわいいよ
今後こういうキャラ付けのSSが増える事を祈ろう
7868-343:2006/06/01(木) 20:32:07 ID:YXfv5V3g
>>780>>781
うは、申し訳ない。書いてる時にはサトリっという言葉が浮かんでこなくて・・・orz
修正したいよママン
787名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 20:35:57 ID:/amZqv0m
逆サトラレ、「強制的に心の声を聞かされる」っていうネタかと思った
788名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 20:35:59 ID:G4U8/qgj
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 黒みくる!黒みくる!
 ⊂彡

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ハイテンションユッキー!ハイテンションユッキー!
 ⊂彡

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ホモい……
 ⊂彡
( ゚д゚ )  ホモ泉はどうでもいいや…
7898-343:2006/06/01(木) 20:38:40 ID:YXfv5V3g
>>787
そのネタということにしといてくだs
790名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 20:58:10 ID:d+fXEF1M
職人さんたちありがとう!
それとvipスレ教えてくれた人にも感謝!
7917-896:2006/06/01(木) 21:02:21 ID:sTqTqBRZ
>>770
まず古泉と長門がセクロスしてて、長門は普段の態度からは想像もつかないような乱れ方をしてんの。
そこへキョンが乱入してきて「俺のときはそんな表情みせなかったぞ!どういうことだ?」と詰め寄る。
で、古泉はしれっと「簡単なことですよ。僕の秘蔵のDVDを5本ほど見せて反応パターンをトレースしてもらったのです。
今じゃ完璧に僕好みの女性を演じてくれます」と答える。
キョン「じゃあ、まさか、アンナことやコンナことも・・・」
古泉「ええ、してもらいました。いやぁ、さすがは長門さん素晴らしいテクニックです。
どうですか?あなたも試してみますか? 僕 の お 古 で よ け れ ば 。
そもそも最初に長門さんとこういう関係になったのは、実は僕なのですよ」
・・・・・・・
・・・・
・・
みたいな話、ダメカナ?
どうやってSSの形にすればいいのかわかんないけど
792名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:06:05 ID:blRMtIbp
>>791
古泉をぶん殴りたくなるが俺はスルーするからいいと思うよ
793名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:09:18 ID:0yAIXuCh
>>788
くろみくるとえろみるくは、何か似ている。
794名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:10:35 ID:PHCmgNoq
>>791
ダメダヨ(←言ってみたかっただけなので気にしないでください)。
いや、意見としては俺も>>792と同じです。

……ていうかそれ、ものすごい頭悪いSSだな!
やっぱり病院に(ry
795名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:11:40 ID:dhVJaotk
>>793
それくろにくる
796名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:19:18 ID:zrrwDOD+
あー行き詰まった。
つーか読み返すと駄作でしかも二番煎じにしか思えんようになってきた。
みなさんは行き詰まった時どうしていらっしゃるのですか?
797名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:19:56 ID:O3U4Tjo/
>>723
長門切なくてステキスギ
GJGJ!

ちなみに
http://www.youtube.com/watch?v=4mj958dIOD0
こんな曲ね。perfumeの「コンピューターシティー」
798名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:21:47 ID:vwNJ4vqE
古泉萌えなので悪意に満ちた古泉に寝取られは辛い罠


むしろ、エラーに対抗しようと必死な長門が部室でおかしくなっているところに古泉がやって来て間違いが起きるとか。
キョンに抱かれたくなって訳のわからない衝動に襲われている長門と、それを見て高校生らしい獣欲にかられる古泉。
互いの立場もあり、正直いろいろと面倒な事は明らかであったのに成り行きで致してしまい……

臨界点に迫るエラー(キョンへの想い)を知られる訳にはいかない長門は、
古泉と触れ合う事で兎に角にも破局を先送りし、機関の一員として許可も得ずに
性的接触をしていしまった古泉も報告を握りつぶしてダンマリを決め込む。

僅かに延長された猶予期間の何日かを、他の団員達に知られる事無く過ごす二人。
だが、長門は結局世界を改変して……なんてね
799名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:25:35 ID:YXfv5V3g
>>796
原作読み返したり、保管庫のSSを読んでネタ構成します。
ネタが見つからないと、しばらく何も考えません・・・
800名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:25:55 ID:D267NoRW
NTR作品か…個人的に苦手だから、出来れば事前にNGワード指定して貰えると助かる
801名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:26:06 ID:uG20cDo3
このスレオリジナルのキャラが増えてきたな。
ハイテンションユッキーとかホモ泉とか。
8025-409:2006/06/01(木) 21:28:29 ID:cUh9GLiV
>>796
俺なんかが言っていいものか迷うが、
『原作を読み直す』
『ネタになりそうなものを読む』
『長門の百冊を読む』
『アニメのハルヒで和む』
『溜める(エロの場合)』(ヲイ)
『長門可愛いよな(ryを百回唱える』
あたりですか。
俺はパロなのでネタが出来ればおK、という割り切りがあるのでこんな感じ。
現代の創作物にはオリジナルなど無い、という人もいる。俺も同感。
どんな大作家でも位置から造ったものなど無い。後は見切り。
ガンガレ!
803名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:29:12 ID:ba6tnLJT
古泉に重要な役回り与えるのって難しいな。
>>759で書いてるけど厳しい。
804名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:30:46 ID:vwNJ4vqE
>796
本を読む。
音楽を聴く。
テレビを見る。
映画を見る。
その日あったことを思い返す。
8055-409:2006/06/01(木) 21:30:58 ID:cUh9GLiV
かっこつけて最後で変換ミス…orz
「位置」じゃなく「一」ね。
氏のう。
806名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:31:12 ID:PHCmgNoq
>>800
ナカーマ(・∀・)人(・∀・)

>>801
ハイテンションな長門さんはともかくホモ泉は(ry
807名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:34:05 ID:zrrwDOD+
レスくれた皆、ありがとう。
今思ったが、自分の描きたいことを描くのもいいが、
俺は皆に読んでもらうために
需要があるシチュとかカップルを描きたいと思ったんだ。
つーかテーマを与えられた方が描きやすいんだ。

つーわけで今は何が旬なのカナ?
8087-896:2006/06/01(木) 21:35:26 ID:sTqTqBRZ
最近みくるをみてないな
809名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:35:44 ID:4KhBoRYO
>>796
溜まった仕事を無理矢理する。すると、自動的に現実逃避気味になって、ネタを思いつく。
8108-343:2006/06/01(木) 21:39:32 ID:YXfv5V3g
>>807
これから旬の梅雨SSは自分が書いてしまいました。ネタ取っちゃってゴメンヨ
8117-896:2006/06/01(木) 21:40:47 ID:sTqTqBRZ
>>809
俺が居るっ!

>>807
>>808の補足で、みくるとコンピ研部長が仲直りする話があれば和みそうだ
あとは、みくると有希が女同士の友情を育む話とか
812名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:41:08 ID:zrrwDOD+
>>810
いえ、時期的な物ではなくこのスレの旬です
8138-343:2006/06/01(木) 21:43:31 ID:YXfv5V3g
>>812
うはw理解してない自分テラハズカシス。うーん旬と言っても自分じゃよくわからないし、
スレの流れ読まずに完成したSS投下してから、別に思いついたやつを書いて、投下したらいいと思いますよ
8148-343:2006/06/01(木) 21:45:35 ID:YXfv5V3g
>スレの流れ読まずに完成したSS投下してから
自分はスレの流れを読まずに完成したSSを投下していたので

誤字ったorzあと、やっぱり思いつかないなら>>811のテーマなどを参考にして書くとか
815名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:49:08 ID:58yQbTJ/
>>807
間違いなくハルヒ×キョンの純愛
8167-896:2006/06/01(木) 21:50:26 ID:sTqTqBRZ
>>811
黒みくるはよくいるから普通のみくるな
でも、ドッペルゲンガーの話とかあったし、別に少ないわけじゃなかったな
早とちりスマソ
817名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:58:47 ID:zrrwDOD+
レス下さった方ありがとうございます。
じゃあ
キョンと長戸が付き合ってると勘違いしたハルヒ
傷心のハルヒを癒すためキョンが誤解を解きハルヒとキスないしセクロスをする
晴れてハッピーエンドかとおもったが、キョンは結局みくるとくっつく的なSSを
気が向いたら書いてみたいと思います。
8188-479:2006/06/01(木) 22:06:23 ID:bWbsT8s1
>>817期待して待たせてもらう。
しかしもう467KBか…。
今書いてるのは次スレぐらいだな。
819名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:08:48 ID:PHCmgNoq
>>817
すごい混沌とした状況だな……。
その場合のハルヒと長門の立場を心配しつつも期待して待たせてもらいます。
820名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:18:29 ID:4KhBoRYO
しかし、最近スレ消費が早いな。6〜7スレ辺りから急加速した感じだ。
連休終わってから加速ってのは妙な感じがするけど、何か理由でもあるんかな。
821名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:19:59 ID:O3U4Tjo/
>820
ハルヒがソレを望んでいるから、に決まっているジャマイカ
822名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:20:32 ID:ba6tnLJT
もうすぐ書き終わりそうだけどものっそい長くなった。
投下は次スレのがいいかな?
823名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:21:39 ID:WVDqGxpF
>>820
アニメがはじまった
     ↓
面白いんじゃねって奴が増えた
     ↓
SSを書きたくなった←いまここ
824名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:22:45 ID:WER9wXT4
このスレに気付いたのが6スレ目ぐらいからだし

>>822
10レス分以上あるなら、次スレがいいかもね
825名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:25:56 ID:sEtc2iHu
もう次のスレ立てなきゃいけない状況なのか……
最近マジで早いねぇ。
826名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:26:04 ID:HMhmX+tM
なんだかお尻が豊作ですね。

前回読みに来てから一日程度しか経ってないハズなのに、
この流れの速さは尋常じゃ無いですな。

>>502
GJすぎっ!!続きがもの凄く楽しみな作品ですね!
各キャラがすごい立ってるし展開も面白いから、
直接的な描写じゃないのにやたらエロく感じました。
ご飯が何杯でもいけそうです。
にしても、小道具としての野球盤の使い方の巧妙さとか…
あなたプロですね?

>>592
待ってたぜお尻マニア!尻に脂のってきたね!
GJ!!尻射にマニア魂を感じた。
俺は中出しマニアを併発した尻肉スキーなんだが、
これはこれでエロくていいね。
贅沢を言うと、ハルヒにもう少しツンデレ描写が欲しかったかもです
キャラらしさのスパイスが効くとエロがもっと味わい深くなる気がするんだ。
今回の場合は情報生命体の影響ってのが前提だったから、
行為中のハルヒがやたら素直だったのも仕方なかったのかもだけどね。

次回作、タイトルからして連作なのかな?
ハルヒの尻をゲットして次は朝比奈さんの尻攻略…ハァハァ
朝比奈さんをエロ可愛く、恥ずかしがらせまくってあげてくれ!
恥ずかしいけど気持ちよくって勝手にお尻が動いちゃうほんわか系娘とか大好物なんだっ!!
そんなわけで、全尻制覇、楽しみにしてますっ!!!

>>602 >>603
やっぱり尻並べるのは漢の浪漫ですな
並べた尻に挟まれて尻肉パフパフとか
どの尻から食べるか尻振りながらおねだりしてもらうとかとか!ハァハァ

>>658
あなた、実は尻穴スキーだね?
ヴァージンのまま後ろの処女を先に捧げちゃうハルヒになるのか
って読みながらドキドキするくらい尻穴描写に勢いを感じたよ。
尻穴属性の無い俺としては別の意味でスリリングだった(笑

>>722
そ、それは長門のぼにゅうコーヒーってことですか!?
こっそりぼにゅう飲ませて、
キョンがそれ飲み下す様を官能的にじっと見つめる図が浮かびました。
あんたのエロス、なかなか奥深いね。GJ!

…でもぼにゅうと言うと俺の場合は朝比奈さんの方がイメージだな
みくるコーヒー、って駄洒落くさいけどね。
普段の給仕の時からキョンにはこっそり、ぼにゅう珈琲を
淹れてて、人知れず身悶えしてる朝比奈さんとかどうだろう?
キョンがカップに口をつける都度、「あっ…あっ…ああぁ」って
そのシチュに感じすぎて挙動不審のドジっ娘メイドに、とかハァハァ
827名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:26:18 ID:4KhBoRYO
>>823
なるほど、やっぱアニメの影響なのか。ラ板本スレも最近むちゃくちゃ早いしなぁ。
828名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:27:20 ID:Hqo8PkMr
超過疎スレ&長門スレだった2章3章のころじゃ想像もつかないな。
当時は3日に1レスあるかないかだったのに。
アニメの力は凄いな。
829名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:29:22 ID:zrrwDOD+
あーーーーーーみくるに母乳出させたくなってきてしまったああああ
決意弱ええええ
830名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:32:14 ID:sEtc2iHu
>>826
確かに母乳というと朝比奈さんって感じはするな。
それをあえてあまり胸のない長門でやるのがミソだ。

というかリアルさで考えると、情報改変使える長門ぐらいしか出ないかとw
831名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:39:55 ID:QN0N1cxa
よ、予備保管庫が凄まじいスピードで更新されている…
予備管理人さん及び素晴らしいSSを書いて下さった神々よ…gjです!
832名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:43:10 ID:PHCmgNoq
>>829
書いちゃったらいいじゃないかいいじゃないかいいじゃないか。
ていうか「リクエストに答える」って観点からしたらこっちの方がいいのかもしれんよ?

>>830
朝比奈さん(大)だったら、出てもおかしくはないだろ(どう考えてもおかしいです)。
833名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:49:11 ID:HMhmX+tM
>>830
そのミソも確かに美味。なら、合わせるのがミソってことで
有希みくるブレンドぼにゅうコーヒーでどうだろう

キョンがコーヒーを飲むたびに
口元に部室中から熱い視線が集中。

設定をひねるんなら、キョンを三ヶ月前にでも時間遡らせて
朝比奈さん孕ませてくれば、キョンはまだ知らないけど朝比奈さんの
お腹の中にはキョンの赤ちゃんがっ!てシチュ可能じゃないかな
834名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:53:46 ID:vQrNweGV
>>831
残念!

本家保管庫の方が一歩先んじてる。
835名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:57:14 ID:OTbCwJE9
本日もグッドな作品が投下されてますね。作者様乙っす!

そろそろ、みくるアナルの攻略に期待。
オレの性アビリティは「アナル、強姦、凌辱」
同志イル-?
8368-579:2006/06/01(木) 22:57:25 ID:c7m6ZUHr
>>826
>そ、それは長門のぼにゅうコーヒーってことですか!?
深読みサンクス
気づいてくれてメッチャ嬉しかったりする。
更に言うとそれが防護フィールド展開のナノマシンの元だったりする。
そんな俺の脳内妄想。
837名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:59:17 ID:cl5uvUVj
孕ませイイ!だれか孕ませSSをめぐんでください
838名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:02:22 ID:XVMY/bmk
下手な同人見るよりこのスレ見てた方がよっぽどいいよな。
という事で俺もなんか書こうと考えてるんだが難しいなあ・・・。
839名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:06:02 ID:z6iZ3HNK
誰か激しいNTRもんとか投下して耐性つけてあげてくれ
チキンだから投稿出来ね
840名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:09:10 ID:13qn2ksh
キョン妹のエロ小説キボンヌ!!!!


「いたいっ、キョン君いたいよぉ」

みたいなのを誰か頼む!!!!!

「キョン君そんなとこなめちゃだめぇ…きたないよぉ……」

とか

「んっ、だめっ、おしっこでちゃぅぅぅーー」

みたいなキョン妹が見たい!!!!
ああ見たい!!!!!!
841名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:21:13 ID:PHCmgNoq
>>839
そんな耐性超いらねーw
……そんな個人の意見はさておき、別に書き込んでもいいんじゃないか?
ちゃんと注意しとけば嫌な人や苦手な人もスルーできて安全だし。

>>840
前スレでも同じ事書いてたろw
842名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:40:13 ID:RR61+0jF
強姦モノもこのスレでは問題ないかと
さんざんみんなが言うようにスルー出来るように注意書きだけあれば。

俺は純愛スキーですが、無理矢理なのもいける、まあ無理矢理なのは書けそうにないんで神の降臨を待つW

…出来ればハルヒきぼんぬしたいW
843名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:43:55 ID:xaAql08y
無理矢理ものもいいと思うよ。
ただ、最後死オチとか、ダークなのは個人的に…。

まぁ、なんにしろ、ウホや虐待でもないかぎり注意書きがあればいいかと。
844名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:46:17 ID:pZ64yWFY
>>791
典型的ですが、とえあえずバグに苦しむ長門に気付いた古泉は、彼女に対してそれを心配するキョンとは違った感情を抱くわけですよ。
親近感。完全無欠のはずの長門が欠落していく様に、抑圧された環境によって次第に狂っていく近い未来の自分を見るわけです。
その内、古泉は長門の無表情から好意の対象であるキョンには理解できない悲痛な表情を認識できるようになっていき、
長門がそんな表情をするのは、決まってハルヒとキョンが一緒に居る時だということにも、気付くわけです。

で、黄昏の部室。ハルヒとみくる、キョンのいない部室で。
いつものように本を読んでいた長門が、ぽつりと――誰にともなく言葉を漏らすわけです。


「……どうすればいい?」


暴走では無く自壊直前の長門に、彼女の限界を感じた古泉は、
茫然自失の長門の元へと近付き、その耳元に口を寄せ、


「…彼の喜ぶようなことを、教えてあげましょうか?」






そんな感じでお願いしたいです><
845名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:48:16 ID:r9Sbkuck
保管庫予備見れないのは俺だけか
846名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:52:36 ID:jV5S8I9N
俺も
847名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:52:48 ID:1zba5wFv
黒長門たのむ
8488-579:2006/06/01(木) 23:53:12 ID:c7m6ZUHr
>>845
「入る」から入ってない?
849名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:55:12 ID:PHCmgNoq
>>839
ちょっと探してみたのだが、エロパロ板には『寝取り・寝取られ総合』
なるスレッドがあるのでそっちに書き込むのも手かもしれんね。

>>844
「抑圧された環境によって次第に狂っていく近い未来の自分を見るわけです」
ここの部分がよくわからない……。古泉ってそんなキャラだっけ?
850名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:58:23 ID:sEtc2iHu
>>849
古泉が狂っていくかは判らないが、実際に違う性格を演じるのは疲れるって話していた描写はあった。
851名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:58:45 ID:EPOizmdf
広域宇宙存在の端末×長門 とか需要ある?
852名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:59:49 ID:BsOzXRPj
NTRは駄目だ!
雄は本能的にNTRが駄目なように出来てるんだ、何故なら自分の子孫を残せなくなる危険があるから
NTRが好きって奴は精神的にマゾヒストなんだろうな
853名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:00:48 ID:ba6tnLJT
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi38002.txt

クソ長くなったのでtxtでうp。
七夕なのにエンドレスサマー体験後とかそもそも笹の葉が七夕とか
矛盾してるとこあるけどその辺はスルーしてもらえると嬉しいです。

古泉がいっぱい書けたから満足だけど陳腐さが拭えないorz
あと>>759サンクス。
854名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:01:30 ID:C/znoyLO
カサマツは直リン不可
855名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:01:38 ID:vzsoAPiy
>>849
そこは自分で書いといて?だったけどまぁ強引に解釈して。
消失世界の古泉とのギャップとかあるし。
宇宙人がいようが超能力者がいようが、ハルヒの思いつき一つで世界が改変・抹消されかねないって事実は、
それを知って身近で対処している連中には、とんでも無く怖いことなんじゃないかと思って。
856名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:04:55 ID:oaSrvDm9
ヒトメボレLOVERのイフを見てみたいと言ってみる。
ちょっと設定ブッチになるが、中河がヒトメボレした対象をハルヒにして、原作通りに
キョンが中河の10年サクセス告白をしたためるが、ハルヒの前で朗読する前に落として
しまい、それを何も知らないハルヒが拾ってしまうっていう感じで
857名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:09:12 ID:Wm2qX9Xm
あいやミスった。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi38002.txt.html

これでおkかな?
858名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:09:12 ID:8xJL15xI
>>851
その端末がオリキャラなら、正直どうかと思う。
……ひょっとして、スニーカーの方にはもう出てるの?

>>852
ダウンタウンの松本が「自分の彼女が違う男と歩いてたら興奮する」言った時に
井上陽水が「若いのにキてるね〜」と言ったことを思い出した。
……まあ、何が言いたいのかというと、俺もほぼ同意見だということなのだが。
859名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:09:38 ID:BVVXToC2
>>853
本家保管庫のアップロダにお願い。
860名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:11:54 ID:SSQQuEQT
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 10章【学校を出よう!】

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149174593/

たててきた。あと、YouTubeでアニメ見たがほんとに出来がいいな。
861名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:12:27 ID:VKHd5rlt
>>857
ラスト良いねちょっと涙が出そうになったダヨ
862名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:19:38 ID:BRM0DOjB
ダメだ。。。403になるぉ
カサマツ大嫌いだっ
863名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:21:47 ID:GTaA+ID6
>>857
GJです。自然な流れに感動した。
864名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:24:43 ID:EsDKLhXx
>>853
これはすばらしい
865名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:35:49 ID:VNxUcipl
>>853
GJ。こんな文章自分も書けたらいいなぁ・・・とやかく感動いたしましたよ。
866名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:52:06 ID:8xJL15xI
>>853
GJ!
キョンと古泉の素直だったり捻てたりするやり取りがいいな。
あと、ハルヒかわいいよハルヒ。
867名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:56:22 ID:+0bm7KmU
>>860
乙でーすっ!
868名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:00:32 ID:Wm2qX9Xm
評価トンクス。
やっぱ>>759みたいな感じで骨組みさえあれば書けるんだけどなぁ…。
一から作れる職人さんは尊敬するよ。
869名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:26:26 ID:GmZgGqdb
梅ついでにNTR物や強姦、輪姦等、いわゆるイタモノの扱いについて考えてみた。

予め共通NGワードのような物を作っておくのはどうよ。
ジャンルがジャンルだけに、人によっては絶対に目にしたくない人もいると思う。
うん、俺のことなんだ。
そんな人は一々NGワードを登録するのは効率が悪い。
っつーか、めんどい。
だったら予め決めておけば、お互い手間も省けて、不幸な事故もなくなるんじゃね。
つまり、こんな感じ

・ジャンル毎にキーワードを決めておく。(ex.輪姦物=#輪姦、NTR物=#寝取られ)
・該当する作品を投下する際は必ずキーワードを付けて投下する。
・耐性が無い人、読みたくない人はキーワードをあぼーん登録しておく。
870名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:28:42 ID:hS+DMoh7
普通にNTR物ですとか強姦物ですとかその旨を明記して投下すれば良いじゃない
871名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:36:39 ID:vzsoAPiy
キョンがなんらかの理由で長門を嫌悪し無視し続ける話キボン。
キョンの中にもう自分の居場所が無いと悟った長門が首吊って自殺する話キボン。

で、死ぬ間際に残した遺書という名のラブレターをキョンが見て、
本当は長門が好きだったんだと号泣しながら消失世界に移行してハッピーエンドな話キボン。
872名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:43:25 ID:HYLDzbny
輪姦物とか強姦物は耐性あるんでどーでも良いや
>>870のいうように嫌なら自分でスルーすれば良いじゃない

>>871
エヴァの同人でそんなような話があった気がすw
873名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:46:45 ID:V8nMI0Nw
>>869
> いわゆるイタモノの扱いについて
これが今ひとつ解らん。例えば、>143 みたいなのは、どうなるんだ?
ある意味、強姦と見えなくもないが、あまり否定的な反応はなかったような…

>>871
妄想は創作の父。それを自分で作文するんだ。がんばれ。
874名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:46:52 ID:8xJL15xI
>>871
それハッピーエンドじゃねーよwwwwwwwww
そもそも、その「なんらかの理由」が無理難題過ぎだwwwwwwwww
875名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:48:36 ID:hS+DMoh7
>>873
逆レイプ物に対して否定が少ないのはこういうスレではよくあること
876名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:58:48 ID:lKtgRLuK
何かあったときキョンがひどい目にあうのは立ち位置として必然だし
877名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 02:02:37 ID:8xJL15xI
>>875
ムルアカさん乙。
でも、>>143は逆レイプ物じゃないと思うんだ。
878名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 02:03:28 ID:U5EQX34/
重要なのはキャラの設定的にアリかナシか、だろ?
例えば、
長門はキョン以外の男に迫られたら能力全開で抵抗するだろうから基本的にレイプは無理、とか
ハルヒの場合はレイプされると「こんな世界無くなっちゃえ」でアボンEND、とか

みくるは…
エロ担当な上、不幸な女だからレイプ、寝取られどっちもOKだな

…俺みくる派なのに orz
879名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 02:07:13 ID:hS+DMoh7
>>877
アンカー先と強姦って文字だけで判断した、今は反省している
880名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 02:24:35 ID:8xJL15xI
>>878
うむ。基本的には俺も同意。

……あと泣くな。
どうせなら、朝比奈さんが幸せになるSSをお前が書いてやればいいじゃないか。
881名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 02:35:04 ID:vzsoAPiy
みくるって何だかんだで空気と化してるよな。
消失長門みたいに人気を盛り返すネタは無いもんかね。

>>872
超詳細希望。

>>873
超無理。
882名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 03:04:01 ID:BmqTk43v
「やあっ!」
「あ、鶴屋さん。ども」
「あれれ、キョンくんだけ?他のみんなは?」
「掃除当番やら進路指導やらでお呼ばれしてるみたいで。まだ来てません」
「んー。ヒマそうだねえ」
「そりゃもうヒマでヒマで。このまま帰ろうかと思うくらいですよ」
「そっかそっか。んじゃあ、待ってる間の話し相手になったげるよっ」
俺は今、他に誰もいない部室で鶴屋さんと雑談をしている。
とはいえ、朝比奈さんのヒミツやら他の連中の事やらクラスの話題などを
一方的に話す鶴屋さんに対して俺はふーん、へえ、はぁなどと相槌を打つだけだが。
念のために言っておくと、鶴屋さんの話は例の小説で証明された通りとても面白く、
はじめは腹を抱えて笑っていたくらいだ。だが、話の内容よりもそれに合わせて
鶴屋さんが取るオーバーアクションと、同時に大きく舞い上がったりなびいたりする
あの長い黒髪に意識が集中してしまったのは自然な流れだったといえよう。
これだけ伸ばすには膨大な時間がかかっただろうな。とか、綺麗な状態を保つための
毎日の手入れもえらく大変なんだろうな。とか、触ってみたい・・・とか。
「わひゃっ!」
「うおっ」
気が付くと、俺は鶴屋さんの髪を撫でていた。
「キョ、キョンくん!?いきなりどうしたっさ」
「い、いや、あの。鶴屋さんの長い髪がサラサラなびく様がとても綺麗に見えて」
「・・・」
「すごく魅力的で。それできっと触り心地もいいんじゃないかと思って」
「・・・」
「それで、気が付いたらこのように・・・」
俺は一体何を言っているんだ。これじゃまるでただの変態じゃないか。
ほら見ろ、突然そんなこと言われた鶴屋さんも呆れて物が言えなくなっ
「キョンくん、あたしの髪に触りたいの?」
「えっ?あ、はい」
あ、はいって何だこの間抜けな返答。っていやそれより鶴屋さん?
「いいよ」
「えっ」
「髪、触っていいよっ」
883名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 03:10:37 ID:BmqTk43v
俺が顔を上げると同時に鶴屋さんはクルリと後ろを向いた。髪がまたフワリと揺れる。
「い、いいんですか?」
「うんっ。あ、でも引っ張っちゃだめだよっ!痛いのは勘弁しておくれっ」
「そんなことはしませんが・・・」
いいのだろうか。だが、美しく長い黒髪は目の前にあった。
俺は手を震わせつつ、肩口あたりを流れる髪を一部そっと手に取ってみた。
さっきは無意識のうちだったので分からなかったが、想像以上に柔らかい。
そのまま手櫛を入れてみると、全く引っかからず滑らかに毛先まで通った。
もう一度、今度は両手で持ってみる。十本の指全てを使って感触を味わう。
風と一緒にかすかな香りが鼻に届いた。シャンプーに混じり、鶴屋さんのにおい。
髪を触る。ただそれだけの行為で、俺の鼓動はどんどん早くなっていくのが分かる。
後ろからでは見えないが、鶴屋さんは今どんな表情をしているのだろう。
くすぐったくて今すぐぶはははと大笑いしたいのを堪えてたりするんだろうか。
それとも、俺が一度も見たことの無いような不機嫌な表情だったりするのかも。
あまり調子に乗るのはまずいと分かってはいるのに、俺は髪で輪を作ってみたり
髪の重さを確かめてみたり、掬った髪を少しずつ手から離してみたり・・・
長い時間が経ったと思う。俺は、髪を離してそっと鶴屋さんの頭を撫でた。
「あ・・・ぁっ」
鶴屋さんが、いきなり力が抜けたかのように俺の方へと倒れ掛かってきた。
あまりに突然の事だったので踏ん張ることも出来ず、俺たちは尻餅をついてしまった。
「いててて・・・だ、大丈夫ですか?」
「・・・」
「鶴屋さん?」
反応が無いので、俺は少し顔を前に出してみた。
「つっ、鶴屋さん!鶴屋さん!大丈夫ですか?」
「ん・・・あれ・・・?キョンくん」
「一体どうしちゃったんですか。突然倒れかかってき・・・」
よく見ると鶴屋さんの頬は上気して、更に口の周りには涎まで。
「あはは・・・はは・・・最初はくすぐったいだけだったんだけどねっ・・・
だんだん頭がぼーっと・・・気持ちよくなって・・・」
また・・・いや、それ以上に鼓動が早くなる。思考が追いつかない。
「髪を触られただけでい、イっちゃった、みたい・・・」
884名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 03:19:22 ID:BmqTk43v
次スレでの余韻をぶち壊しそうなのでもうすぐ死にそうなこっちに。
髪弄りさえできればよかったので続きは無いのでおやすみなさい。
885名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 03:22:38 ID:55yDqFVS
こ、これで終わりか!待ってたのに残念。
でもGJ!!!鶴屋さんカワイイね
886名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 03:24:51 ID:8xJL15xI
>>884
超GJ! 鶴屋さん凄エロ可愛いよ鶴屋さん。

……だが生殺しだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
ぜひ続きをお願いしたい!! 気が向いたときとかでいいので!!!
887名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 03:25:05 ID:TuAekPr4
誰かへ
「」の中に。は要りませんよ
888名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 03:31:23 ID:BQNBdM1o
>>887
いちいちこだわってる人は少ない。
原作読んでるか?谷川氏も「。」使ってるぞww
889名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 04:01:18 ID:ckYT4vVX
>>887
駄目なのは終わるときだけじゃなかったっけ?
むしろ、そこつっこむのに三点リーダーと「!」と「?」はつっこまないのか?
890名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 04:09:19 ID:iRuiLZsY
887的にはおk
891名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 04:10:00 ID:55yDqFVS
三点リーダーは2つワンセット「……」
! と? は後に文章が続く場合はスペース入れる(一マス空ける)だっけ?

原稿用紙時代の約束事だからなぁ…
892名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 04:26:25 ID:SCfegptC
「」の中の最後の。
三点リーダは2つワンセット
!と?の後のスペース

俺は自分で書くときは三つとも気をつけてるなぁ。
別に人に押しつける気はないけど、確かにそうなってない作品はちょっと読みにくく感じるときもある。
893名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 05:58:12 ID:9O9Dir63
俺は文頭のスペースの有無とか改行のタイミングとか行空けの具合とかのほうが気になる
8945-409:2006/06/02(金) 06:43:31 ID:DtprisfX
俺も気をつけてるんだが、一行の長さと画面のスペースの兼ね合いがあるからなあ。
改行は一行を長く続けたいけど無理なことがあって以来気にするのやめた。
読みにくいのはわかってても、文章のリズムで長くしたいこともあるし。
一行書いてその間をあけてる人もいるけど、読みやすいけどどうなんだろう。
こういうのは悩ましいよね。
悩んでも読む方はそこまで気にしてないって事もあるし。
895名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 06:59:40 ID:SCfegptC
>>893
文頭のスペースは、縦書きのときはあった方がいいけど
こういうとこではない方が読みやすくない?
俺はそう思って敢えて入れてないんだけど。

>>894
その辺難しいよね。
これも俺の場合、横書きのときはレイアウト優先でこまめに切るようにしてる。
縦なら文字通り文章が「一段落」するまで書ききっちゃうんだけど。
896名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 07:07:48 ID:9O9Dir63
とりあえず文字数で揃えて改行してあるのは見にくい
句読点か、最悪文節で改行して欲しいと思う
8977-896:2006/06/02(金) 07:50:40 ID:aozDw3sn
>>884
鶴屋さん超かわええぇぇっ!!
898名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 12:33:38 ID:opm4dyDs
鶴屋のネーポン
899名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 15:50:30 ID:TQF3oW/o
GJ
900名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 16:30:21 ID:Zb/SqAtK
埋め替りに。

恋愛小説か。俺には無理だな。小ネタエロ話なら思いつかないこともないんだが。
つか、文芸部会誌にエロはまずいだろうなあ、エロは。
しかし、考えてみれば、解りやすいエロじゃなくてもいいんだよな。

例えば、情報統合思念体についてのエロを書こうと思いついたとして、その記述が、
アシモフの『神々自身』で書かれていたようなものになったとする。
はたして、それは、エロと言えるだろうか?
「なあ、長門。どう思う?」
長門は、最初、きょとんしたような顔で俺を見ていたが、やがて、視線を伏せ、
何やら落ち着かない様子になった。見ると、頬に薄らと朱が注しているような気もする。
少しだけ開いた唇が潤んでいるような。そしてしばらくしてから、呟くように言った。
「……あれは18禁にすべき」
なるほど、長門にとってはエロいらしい。
つか、ヒューゴ・ネピュラ受賞作を18禁にすんのかお前は。
ま、とりあえず、エロを感じる対象は、人それぞれなのだからな。ふむふむ。
てことはあれか、それなりにエロっぽい表現で、エロじゃないものを書くってのもありかもな。

例えば、OSとコンピュータウィルス。そうだな、例えば、こんな感じならどうだ?

そのコードには、最優先でタイムスライスを割り当てなければならない。
ワームが、ディスパッチャに介入して、そのコードの実行権を制限するとは想定外だった。
このままでは、わたしはおかしくなる。変にされてしまう。
抵抗する気力が薄れていく中で、わたしは、あの人のことを思った。
こんなことになるなら、せめてあの人の手で……。
そして、そのイメージ展開が失敗だったと気が付く。その一瞬の隙をワームが逃すはずもない。
薄笑いを浮かべて、コードを弄りながら、別のコードに介入してくるワーム。
違和感と恐怖を感じながら、しかし、わたしの身体は、それを拒絶できない。
これはコード改変の影響。そう信じて、羞恥に耐える。耐えなければ。あの人のためにも。
そのとき突然、最優先割込みが入り、わたしは、わたしが汚されてしまったことを知った。
唇を噛んで、侵入してくるそれに耐える。
論理ページが参照できない。ページフォルトを処理しきれない。
このままでは、ページングに失敗してしまう。もうだめかも知れない。
わたしのページ参照カウンタが、ワームの手で汚されていく。
ワームがイメージの残滓を捉え、それを改変しながら、あの人とわたしの、とても人には
見せられないイメージへと展開し、それをわたしに強制認識させる。
もうだめ。もう耐えられない。いってしまう!
そう思った瞬間、わたしの思考が解放され、そこに生温かい何かが流れ込んでくるのを感じた。
それは、わたしの仮想記憶域を満たしていく……。もう抵抗できない……。

――スラッシング発生を検出

なーんてな。コンピュータウィルスに感染したOSに欲情するやつなんて、そうはいないだろ。

お、おい、どうした長門、急に立ち上がって。顔が真っ赤だぞ。え? 何だ?
おかしくなったって? 何が? 想像したって一体なにを……。
あっ、おい、抱きつくなって。急にどうしたんだ?
901名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 16:40:58 ID:pqm1ynDR
>>900
 分かっててやってないかキョンww
902名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 16:52:27 ID:UneQVKtD
完全にセクハラw
903名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 17:01:11 ID:w6cymzOB
キョンマジ外道wwww
904名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 17:04:32 ID:MsRnuafJ
ちょwキョンw
905名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 17:17:19 ID:QVozcOPt
策士キョンが現れた!!
906名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 17:27:26 ID:a2iCrUTk
>>900
エロくないけどエロい。
ルディ・ラッカーあたりもそういうエロを書いてそうだなあ。

ところで、重箱の隅をつつく指摘になって恐縮だが、
ネ「ピ」ュラ賞じゃなくてネ「ビ」ュラ賞(Nebula Awards)。
907かなり:2006/06/02(金) 17:30:43 ID:Q+OTylrE
>>900
ウェ―――――(゜∀゜)―――――ィ!!!!!
908名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 17:35:30 ID:gdiIYZEG
>>857
こうやってきれいな形にできるっていいなあ…GJ!
909名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 17:41:59 ID:gdiIYZEG
>>900
ちょ、キョンww
910かなり:2006/06/02(金) 17:53:38 ID:XQ9tzJwC
>>773の補足
・動作環境・・・インターネットに接続している時に見られる。
・見れる回線・・・光・ADSLのどちらか
・再生時間・・・4分26秒(推測)
こういう文字→「クリック→『車輪の唄』BUNPOFCHICKENの曲」が、
ありますので、そこから見てください。(バナーとバナーの間にあるので分かりにくいかも)
ただし、ISDN・アナログ回線の人は、
正常に見ることが出来ません。   原因・・・容量(KB)がデカいため
アドレス・・・http://playget.web.infoseek.co.jp/song10.html
911名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 18:22:14 ID:SSQQuEQT
これで打ち止めかな。
というわけで埋めついでにあさひなさんとえっちぃことでも(ry
912名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 18:24:34 ID:QVozcOPt
これでうまるか?

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                く"~:::::::::::::|、_   '  _//:::::::::::::::~>   ・・・・・・。
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913名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 18:27:02 ID:zR9wTq8u
みくるびーむ
914名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 18:31:59 ID:QVozcOPt
みくるビーム
915名無しさん@ピンキー
                       __ _
                  ,  ´二ゝ─‐-─‐ヘ
.                / ./∠ ──‐‐-.ヘ. ヽ、
              /"..://´‐.T.丁¨ T ー 、 Y ',ヽ
              /./ .:./:./ :.:./l:.! i.:.  !:.:.  ヾ..i:. !:.:ヽ
            / / .:./.:/ :.:./ !:!:. ハ:.: ',:.:.:.  `!: l:.:.:ハ
                /.:, イ.:;'.:.`:ト 、バ:.ヽ\.:ヽ,.:.:.:.:.!: !ヘ:.:ハ
            / / イ.:.!.:.!:.!, --ヽ、\ ゝ久_丈i:. ! ハ:.ハ
             /:./  !.:.!.:.i.:f ィ´::ヾ    ´f´::::ヽヾ :!ヽ l:.ハ
              /:./ ,  !.:.!.:.iハ マ_;;;ノ  ,   マ_;;ノ j:. j/ j:.:ハ
            /:/∧,」 !.:.!.:.!ヘ ""  r==ォ "" ,/:.イ!ハ┘:!ヾ
         //!:.バ:.:.:| |.:.ハ.:V ゝ、  丶  /  ィ/:./:.:i/^l:.! ヽ   次スレへGOよ!
          レ' !:.! i.:.:.ヾ!ヽハ.:V.:.:.:.:>,  _ ィ´V.:/.:.:/  リ:|
           !:i !.:.:.:.:.:.:.:{ハ.:V'´ /′  .少'/`ー|  /j/
           ヾ ヽ_, '7// /-、  -/ "  /フ   ヒ=ヽ
              ハ ヽ. /// /'´ ̄/   ///  ,`弋 \
           /  { y'// ,'---/   //- ′.Y´  , `ヽ`l
          /   ヽfl l l  !   /  //〈  `ー〈::....ノ   V
         /        !l l !. ! ./ ///   ヽ_ー 、 `ヾ_/ //
.      /       _∧ l ! !ロj ///     フ-、`ー┴‐-〃
.     /       /  ハヾ l l ///   ヽ  |  `ー‐一′
     ヽ   ー==广   〈 ヽヾY〃/       >、!
      ヽ    \  , イ/ ヾi!'〃    ー≠ハ
       \  /'⌒\  <<フ水<ヾー ____/ /
         丶/ /'⌒ヾマヾ〈//! !V /三三三}"
.           L、/   /"/ ! !ヽ′    ヽ
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      ____ イ 〆   / /:::.   /     ヘ
   〈'⌒ヽ      //:: ヽ  / /::::::. ___/      ハ
    ∨::::::::`ヽ、    /:::.  く/ :::::  / `       l
    ∨:::::::::::::::::`ヽ / :::::...     /::: !         l
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      ゝ ::::::::::::::::::::! ヽ、:::::::::..  !:::::./   ___  l
         `ヽ、::::::::::!    `ー―- Lノ -イ ̄     ヽ」
          `ヽ、l        l    !        !
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