856 :
書く人:2007/03/11(日) 03:56:32 ID:WUq3scU4
軽蔑されてしかるべきことをして、けれど薫はそれでも自分のことを気にかけてくれている。
そして自分は薫の優しさに甘えて、泣いている。それどころか、心のどこかで赦してくれる事さえ望んでいる。
「ゴメン…ゴメン、薫…」
何も言う事もできず、考える事もできずに謝る優希。
「…ユーキ」
薫が頬をなでてくる。
それでも、何を答えて言い変わらず、怖くて顔を見ることも出来ない。
しばらく優希の頬を撫でていた薫は、優希の肩に手をやった。
「あっ…」
抵抗出来ずに優希は横に倒され、二人は体勢を入れ替える。
身を硬くする優希。薫は無言のまま優希の足を抱えて、覆いかぶさってくる。
何を、と優希が思った時だった。
「ふきゅぅっ!?」
無言のまま、薫が優希の中に押し入ってきた。
不意打ちな敏感な粘膜への刺激と、下からの突き上げに、優希は声を上げる。
「な、何をっ…ぅんっ!」
声は、キスで塞がれた。
全てが突然の展開に、優希は目を白黒させる。
けれども、全身で感じる薫の体温は押し返すには心地よすぎた。
「っ…ちゅ…くちゅ…、ん―――んっ……ん…っはぁ」
情熱的に絡まされた薫の舌が、優希の口内から引き抜かれる。
キスを終えた薫はそのまま動かず、呼吸を合わせるように優希の頬に自分の頬を寄せる。
優希は自分の深く差し込まれた熱い塊を感じる。その感触は何度か感じだ物とは異なっていた。
初めての時以来、何度か薫としたが、それは全てゴムをつけてだった。唯一、生でしたのは初めての時で、その時は痛みやら刺激やらが激しく良く覚えていない。
初めて体の最奥で感じる、何もはさまない薫の体温。
薫の心音に合わせて胎内の薫もピクピクと動く。
それを感じて薫の先端のさらに先で、子宮が疼いた。
857 :
書く人:2007/03/11(日) 03:57:02 ID:WUq3scU4
(い、いやだぁ…僕、喜んでるよぅ…。子宮が喜んでるよぉ…)
自己嫌悪をしていたにもかかわらず、現金にも喜ぶ自分の雌性に、優希は死にたくなるほど恥ずかしくなる。
顔を赤くして薫の方に顔を埋める。
その耳に、薫が囁いた。
「よく、わからない」
「えっ?―――ふはぁぁっ!?」
意味を問い返す前に、優希は体を引っ張り上げられた。
腰に腕を回されて、挿入されたまま胡坐をかく薫の足の上に座る。対面座位だ。重力がより深く薫を導きいれさせる。
その圧力を受けた優希の子宮が、もう一度キュンと疼く。
反射的に薫の腰に回した足が痙攣する。
虚空を見つめる優希に、薫は言葉を続ける。
「ユーキ。私はユーキが好きだ」
「か、薫…?」
「しかし情けない事だが、私はユーキが何を考えているのは解らない。
今日、なぜ君が積極的に迫ってきたのかも、正直理解できていない」
「それは…」
「言わなくていい。言いたくないから、理由を言わずに行動したのだろ?」
薫は優希の背中を、まるで幼子をあやすように擦る。
「私は君の意図するところは解らないが、けれども、君がコンドームなしでしたがっているのは明白だ。
だから、する」
「…いいの?妊娠、しちゃうかもしれないよ?」
「君はそれを望むのだろ」
「赤ちゃんできたったら、僕、薫に責任とれって言っちゃうよ?
それでもいいの?」
「かまわない」
真っ直ぐに見返しながら、薫は即答する。
858 :
書く人:2007/03/11(日) 03:57:37 ID:WUq3scU4
「初めての後に言ったはずだ。責任を取る、と。
妊娠を避けているのは、法的に責任を取る事が――結婚できない年齢だからと、そして君の学業の妨げにならないようにだ。
だが、君がそのリスク以上に避妊をせずにしたいというなら、断る理由は無い」
「けど…薫はいいの?それでいいの?」
レジーナの誘いを受けれなくなるだけではない。
自分を妊娠させるという事は、その責任を取るということは、薫の可能性を大幅に捨て去る事だ。
そこまでさせる権利が、自分にあるはずが無い。
そこまでさせる価値が、自分にあるはずが無い。
優希はそう思うが、けれど薫の目には、やはり迷いは欠片も無かった。
「いい。私にとって一番大切なものは、今こうして抱きしめている」
優希をきつく、しっかりと抱きしめながら、薫は言った。
「私は―――笑顔の君が傍にいてくれれば、幸せだ」
「ぁっ…」
薫の腕の感触と言葉に、優希は安堵を覚えた。
薫は傍にいてくれる。
そしてその確信と同時に優希は一種の諦観に達する。
(もう…僕、ダメだ。完全に…薫に惚れちゃったよ)
自分さえいてくれればそれでいい。
漫画やドラマにすら使われる事も無いような陳腐な台詞。優希も以前、薫にこんな事を言われたら、と想像した事があったが、その時は一笑にふした程度だった。
実際に言われてしまえば、その台詞のなんと甘美な事だろう。
愛している相手に――それこそ彼さえいてくれればそれで幸せになれると思っている相手に、自分さえいてくれれば幸せだと言われる。
859 :
書く人:2007/03/11(日) 03:58:20 ID:WUq3scU4
ああ、もうダメだ。
薫の声が、匂いが、体温が、挙措動作が、全てがまるで麻薬のようだ。
その麻薬は、精神的にも肉体的にも依存生が高い凶悪な奴で、一度味わえばやめられない。
あっという間に中毒者の出来上がりだった。それなしでは、生きていけない体になる。
泣き笑いの表情で、哀れな中毒者は言う。
「反則だよ、薫…そんなこと言われたら、僕、もう薫から離れられないよ」
「もちろん、元から離れてもらうつもりは無い。
というわけで…」
薫は言いながら、腰を引きながら優希から抜けていく。
流石に中に出すつもりは無いのかと、優希は少し残念に思った。それが、隙になった。
「そら」
亀頭が顔を出す直前まで来たところで、一気に突き入れた。
「あん!」
普段の正常位では到達しないほどの深部を、普段の正常位とは異なる力の方向で擦られ、優希は一気に軽い絶頂を与えられる。
「ふむ?軽くイッたかね?」
「ば、ばかぁっ!いきなり何をするんだよぉっ!?」
「何といわれても、入れた後に動くのは当たり前だろう?
まさか、あそこまで私を誘惑しておいて、お預けなどというプレーではなかろう?」
「う…ううっ」
言われて、優希は考える。
理由である薫がレジーナに奪われてしまうのではないかという心配は消えている。けれども、ここまで強引に誘っておいて、いきなりやっぱなし、って言う訳にもいかない。
(それに…お腹が薫の精液を欲しがってる)
860 :
書く人:2007/03/11(日) 03:59:14 ID:WUq3scU4
ゴムを付けていない薫の感触。
物理的な刺激だけで言えば、気をつけて感じなければわからない程度の違いだ。
けれども、薫ともっとも深いところで、なんの障害も無く接していると思うだけで、普段のセックスとは全く別物のように感じる。
この感触を、拒絶できるほど優希は禁欲的ではなかった。
しかし「早くぅ!僕の子宮にちんぽ汁びゅくびゅくしてぇ〜!」などと言えるほど、優希は熟練者ではない。
「薫がしたいなら…いいよ?」
相手の求めを期待した、少し意地を張った言葉。
その意図を正確に汲んだ薫は、笑顔で答える。
「よし、ならばやめようか?」
「えっ!?―――あっ」
「ふむ、随分と切なげな声くふぉっ」
「このまま薫としたいです!これでいい!?」
真っ赤になりながら、優希は半ば自棄になって叫ぶ。
「―――最初から素直にそういえばいいのに、なぜわざわざ打撃と言うプロセスを経るんだね?」
「薫が馬鹿だからだよっ!」
「君に馬鹿呼ばわりされるのは心外だが…その議論は後にしよう。
そろそろ私の理性と我慢も限界だからね」
薫はそういうと、ゆっくりと腰を動かしだす。
「んっ…っ…っ。このままの…ふっ…格好でっ、するの?」
「ああ…」
会話しながら、だんだんとこつを掴んできたのか薫の腰の動きが早くなってくる。
言葉は少ない。どうやら薫が限界が近いのは本当らしい。
そしてそれは優希も同じだった。
初めて体験する体位故の興奮と、違う擦られ方。そして生でしているというシチュエーションが、優希を快楽の頂点へと押し上げる。
すぐに、優希の太ももが震え始める。小さな絶頂を連続的に迎え手いる状態――いわゆる、逝きっぱなしになってしまった証拠だ。
その痙攣は薫の征服欲を満たし、どうじに更なる征服欲を喚起する。
もっとイかせろ!自分の肉棒でこの女をイかせまくれ!
早く出せ!射精しろ!この女の胎内を、自分の遺伝子で満たせ!
二つの正反対の欲求にはさまれながら、薫はぎりぎりで堪え続ける。
861 :
書く人:2007/03/11(日) 03:59:53 ID:WUq3scU4
「はへ、はへぇぁ!はぁ、ああっ、ああん、ああん!」
舌を突き出し、薫の与えてくる快楽に酔いしえる優希。
「っ!…くぅっ!」
歯を食いしばり、優希の与えてくる快楽に耐える薫。
「ふぁっ!あん!あ、あ、あ、あっ、あっ、はあっ、はぁっ、はっ、くぁぁっ!」
一際大きく喘いだ優希が、薫を強く抱きしめる。
細く絞まって筋肉質だが、それでも女性らしい柔らかさが失われていない優希の肉の感触。それが止めになった。
どくん!
「〜〜っ!?」
中ではじけた感触に、優希は目を見開く。
射精自体はコンドーム越しに何度も感じた感触だったが、その先が違った。
「な、中で…広がって…」
中で薫が欲望を吐き出すたびに、自分と異なる体温が広がる。
出され、注がれ、満たされる感触。
そう、満たされる。欠落していた何かが、求めていた何かが補充されていく感覚。
(ああ、そうか…。僕―――私、こうされるために生まれてきたんだ)
雄の精を受ける為に生まれてきた、雌としての本能が感じる充足感。
862 :
書く人:2007/03/11(日) 04:00:36 ID:WUq3scU4
大量の精液は膣底に注がれ、しかし一滴も外には漏れてこなかった。鍛えられた優希の体は膣は薫の一物を締め上げ、漏れる隙間を作らない。薫の全てが膣と、そしてその奥にある子宮へと注ぎ込まれていく。
それに堪らない喜びと安堵を覚えながら、優希は脱力し薫にもたれかかる。
びゅっ…
最後の一撃が終わると薫は優希を抱きしめたまま後ろに倒れる。
優希は薫に覆いかぶさりながら、薫の首筋に顔を埋める。
「まだ硬いね」
「ああ…あまりに気持ちよくてね」
「うれしいよ」
思わず、素直な言葉が口から漏れた。
引かれるかなと優希は思ったが、薫の反応はむしろ逆だった。
「んっ」
「…」
キス。それに呼応するように、優希のヴァギナと薫のペニスが反応する。
もっと受け入れたいと卑猥に蠢き、もっと突き入れたいと卑猥にビクつく。
どちらからともなく唇を離す。
合わせた視線に言葉は要らなかった。
優希は上半身を起こし、薫の腰に跨る。
それは、奇しくも最初に薫を押し倒そうとした時と同じ体位だった。
違うのは、ペニスが優希の秘園を貫いている点。
「んっ…ふっ、んんっ…!」
上下に動いたり、こすり付けるように前後に動いてみたりと、いろいろ試す。
薫は優希の尻に手をやり動きをサポートし、動きは優希に任せる。
その動きは最初は羞恥と不慣れゆえにぎこちなかったが、すぐに覚える。
あとは、激しかった。
863 :
書く人:2007/03/11(日) 04:04:02 ID:WUq3scU4
「ふぁぁっ!あぁん!凄い!凄いよぉ!」
「っ、随分、激しいね」
「だってぇっ!僕ぅ!気持ちいいんだもん!はあん!」
薫の胸に手を置いて腰を振る。
初めてする自分からの動き。
時折、薫の表情が僅かに歪む。
それを見下ろしながら、優希は染まった頬に笑顔を浮かべる。
「はぁ、薫ぅ、気持ち、いいの?ふぅっ!」
「ああ、もう…イきそうだ」
薫はそれだけ言うと、優希の柔らかな尻を握りつぶすように押さえ、動き出す。
「かふっ!くふぅっ!ふ、深いよぉっ!薫っ、深いよぉ!壊れちゃう!僕、壊れちゃうぅ!」
「すまん…手加減できそうにない」
突き上げられる動きと快感に、優希の小柄な体は翻弄される。
その優希の目に、自分と同じように、男に下から突き上げられ弄ばれる少女の姿が見えた。
それは、鏡に映った自分自身だった。ちょうど薫の頭が向いているほうの壁は全面鏡張りで、そこには薫の一物を出し入れする自分の姿が映っている。
「いやぁ!」
優希は自分の体を隠すように、薫の体に倒れこもうとするが、薫はそれを許さなかった。
尻を押さえていた手を優希の胸にやって、揉みしだきながら押し返す。
「いやぁ!薫!見えちゃう!エッチなところ、見えちゃうぅっ!」
「ん?ああ、そういうことか。そういうことなら直のこと倒れさせるわけにはいかんね」
「バカァ!あ、あああっ!」
しっかりと腰を固定されてしまった優希には、最早腕で自分の体を隠すしかない。
もちろん、自分の痴態を細腕で全て隠すことなどできるはずもない。
「いやぁん!あん!あぁん!はぁん!見てるよぉ!見られてるよぅっ!」
淫らな鏡像を見せ付けられている。鏡像に淫らな姿を見せ付けられている。
倒錯的な状況に、優希はいよいよ追い詰められる。
864 :
書く人:2007/03/11(日) 04:05:41 ID:WUq3scU4
「薫!僕、来ちゃう!凄いの来ちゃうぅ!
イちゃう!見ながらイっちゃう!見られながらイっちゃうぅぅっ!
ああっ!へあぁっ!はぁん!あん!あん!くぁぁっ!はぁぁっ!」
もう自分の姿を隠すことも忘れ、ひたすら薫をむさぼる。
薫は乱れに乱れた優希の姿に誘われるままに、加速度をつけて腰を突き上げる。
そして、最後の一撃を叩き込んだ。
「あああああああああん!」
一際大きい嬌声が、優希の口から漏れる。
口の端から唾液を拭う事も忘れて、優希は薫の射精を受け入れる。
二度目とは思えないほどに、多く、そして濃かった。
「ふ、ふふ…凄いよぉ…僕の子宮、薫ので一杯だよぉ…」
優希は微笑みながら鏡越しに自分の下腹部を見る。
あの奥には、子宮がある。
女の子の大切な場所がある。その聖域に、愛しい人の精液がドクドクと送り込まれ、一杯になっている。
そう想像するだけで、絶頂すら感じてしまう。
それは、薫にしても同じらしい。
薫は荒い息をつきながら、優希の下腹部にそっと手を添える。
「解るか、ユーキ。出ているぞ」
「うん…解るよ、薫ので、一杯になってる。すごく…幸せ」
けれど、と優希は付け加えて、微笑んだ。
「もっと幸せになりたいな」
そう言う優希の胎内で、薫の一物はまだ硬度を保っていた。
その誘いに、薫が断る理由はなかった。
数日後、成田空港のロービーで、某虎穴の紙袋を両手に抱えたレジーナと、それを見送る二人の姿があった。
865 :
書く人:2007/03/11(日) 04:06:52 ID:WUq3scU4
「それじゃあ、もう時間デスネ」
「すまない。折角の誘いだったが、やはりアメリカでは流行らないとおもうからな」
「薫、全然すまなそうに見えないよ?」
台詞の頭につけた言葉に反してちっとも申し訳なさそうに聞こえない薫に、優希はため息混じりに言う。
ラブホテルでさらに二回戦を経た後、優希はすっかりダウンした薫に正直に言った。
レジーナに対する嫉妬と不安。
薫に対する不信。
全て聞いた後、薫は言った。
「それに関して君に非はない。信用されないような言動を取り続け、迷うようなそぶりを見せた私に問題がある」
そう言われたとき、優希は抱かれた時に思ったことを再確信した。
やっぱり、自分は薫から離れられない、と。
どうしようもなく不条理で、ボケまくりで、不器用で、誠実な彼から、自分は離れられないと。
そして、同時に薫に見合うように吊りあうように、自分もがんばろうと思った。
その第一段階として、まずはレジーナに、自分と薫との関係を正直に言った。
「けれど、正直なところショックデス。ユーキがカオルと付き合ってたなんて…」
「ごめんね、嘘ついて」
「Ah、別にかまいまセンヨ?むしろリアルツンデレ属性を見ることが出来て嬉しかったデス。
けど…残念なのは本当デスヨ。本気でSteadyの座を狙ってましたカラ…」
「ごめん…」
寂しそうなレジーナの表情に、優希は鈍い痛みを覚える。
866 :
書く人:2007/03/11(日) 04:07:38 ID:WUq3scU4
少し天秤が傾けば、薫の立ち居地は見送る側の自分の隣ではなく、見送る側のレジーナの隣だったかもしれないのだ。
もしもそうなれば、自分はレジーナのように、笑えただろうか?
(強いなぁ…レジーナさん)
いつか自分もあんな風になりたいな、と優希は思う。
「恋は水物デス、仕方ないデスヨ。諦めマス。
その代わり、と言ってはなんデスガ、一つお願いがありマス」
「何かね?」
「一度だけ、Kissさせてクダサイ。それで、未練を断ちマス」
「それは…「いいよ」…!ユーキ?」
難色を示した薫を遮って優希が首肯した。
失恋は、きっと辛いだろう。その歩き出す切欠になるなら、キスの一度くらいは譲るべきだ。
そう思いながら、優希は薫に言う。
「それで納得できるなら、いいよ?薫もいいよね?」
「―――ユーキが、いいというなら…」
不承不承という感じで薫が答える。
レジーナはまさか了承してもらえるとは思ってなかったらしく、感極まったように優希に抱きついてくる。
「Thank you!ユーキ、大好きデス!」
「どういたしまして。けど、一回だけだよ?」
「Of course.けれど、たっぷり堪能させてらいマスヨ?」
笑顔で言うレジーナは、両手の平をパンッ、と合わせて
「というわけで、イタダキマース」
言ってから、レジーナは獲物にゆっくりとにじり寄る。それから獲物の頬に右手を、顎に左手を添え、ルージュを乗せた唇を少しずつ近づけ…
「ちょっっっと!ストップ!」
しかし、唇まで数ミリというところで、優希の手がレジーナの顔を押さえる。
「?なぜ止めるんデスか、ユーキ。ちゃんと歯は磨いてマスヨ?」
「いや、そうじゃなくてさ―――なんで、僕にキスしようとしているの?」
引きつった笑顔で優希に、彼女にキスをしようとしていたレジーナは、掴まれた顔に意外そうな表情を浮かべる。
867 :
書く人:2007/03/11(日) 04:08:20 ID:WUq3scU4
「なぜって…Kissしていいって言ったじゃないデスカ?」
「だからなんで僕なんだよ!?薫じゃないの?」
「Why!?なんで私がむくつけき男にKissしなくちゃいけないんデスカ!?」
「だってレジーナさんは薫を好きなんじゃなかったの!?」
「そんなわけないじゃないデスカ!?」
レジーナは大きく息を吸って
「私の守備範囲は萌系美少女デース!」
ホール全体に響き渡った突然のカミングアウトに、様々な人種が行きかう国際空港のロビーが、一瞬で凍りついた。
「………………え゛っ?」
日本人と日本語がわかる外国人の視線を集めながら、優希はフリーズしかけた脳でレジーナの言っている事を咀嚼する。
えっと…?つまりレジーナさんが好きなのは…?
(僕?)
イやそんなわけはなかろうと、優希は助けを求めて隣に目をやるが、しかしそこに薫の姿はなかった。
少し探すとちょっとはなれた所の椅子で、紙コップを片手に英字新聞を逆さにして開いている幼馴染の姿があった。
「薫!一人で『私は他人ですオーラ』ださないでよ!」
「はっはっは、何を言っているのかね見知らぬ人?ほら、オトモダチにかまってあげたまえ」
「ユーキ!観念して接吻デース!武士に二言はないはずデスヨ?」
「えっ、ちょ、ちょっとタンマ!
タコのように唇を伸ばして迫ってくるレジーナを押し返しながら、優希は問い返す。
「だだだ、だってレジーナさんは薫をパートナーにって…!」
「Yes、Business Partnerとして誘いマシタ」
「ちなみに、Business Partnerは純然な共同経営者という意味だぞ、見知らぬ人」
「そ、それじゃあ僕が薫と付き合ってないって言った時ほっとしたり、ステディーな関係になりたいとかって言ったのは!?」
「ユーキがfreeって聞いて安心しただけデス。それにカオルとSteadyになりたいなんて一言も言ってないデスヨ?」
「そ、それって…」
レジーナの答えに優希は足元が崩れていくのを感じる。
では、数日前の自分の懊悩や葛藤って…
「全部、勘違い?」
答える者はおらず、近くに居るのはオタクショップで買った袋を抱えながらこちらを狙ってくる同性愛者と、他人のふりをする恋人。
「さあ!誤解も解けたところであついKissを!」
「か、薫!たす、助けて!恋人がピンチだよ!?」
「はっはっはっ、何を言うかと思えば見知らぬ人、キスしてもいいって言ったのは君ではないかね?」
868 :
書く人:2007/03/11(日) 04:09:43 ID:WUq3scU4
冷淡に突き放す薫。ひょっとしたら焼餅を焼いて拗ねているのかも知れない。普段なら可愛いと思えるかもしれないが、目下緊急事態の優希にはそこまで思う精神的余裕はなかった。
「ふっふっふっ…逃がしませんよユーキ。私の舌技を以ってして、一発でこっち側に引きずり込んであげマース!」
舌なめずりをして、ゆっくりと優希に迫るレジーナ。優希の肌にぶつぶつと、効果音つきで鳥肌が立つ。
こんな女性になりたいなどという感想など、すでに忘却の彼方である。
逃げようと思う意識に反して、慣れない種類の恐怖のせいで足が思うように動かない。
そして、レジーナが間合いに―――入った。
「では改めて――――――――――
イタダキマァァァァァァァァァァァス!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
こうして、このちょっとした騒動は幕を閉じた。
この後、レジーナがアジア投資の足場として日本支社を強化するために、日本に住むようになり頻繁に二人のところに顔をだすようになるのだが、それはまた別の話である。
869 :
書く人:2007/03/11(日) 04:15:59 ID:WUq3scU4
一応、この話は完結。長く間を置いて申し訳ありませんでした。
続編は気が向いたら書くかもしれません。
>>833保管庫アリガトウございます。乙です
>>690氏、期待してます!女性総受けは初めて読むもんで。
空気詠み人知らず氏、続き楽しみにしてます!寸止め放置は勘弁!って人のこと言えませんが。
>>844素直ヒートキタァァァァッ!楽しみです。
870 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 04:54:57 ID:bwThYToj
書く人さん
ご苦労様でした!!
薫と優希最高の良作だと思います
何度も笑い萌えまくりそして何よりエロい(*´艸`)
良い作品をありがとうございました!
またやる番外編を楽しみにしつつ
最後に神J!!
872 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:06:36 ID:KNO1gJpz
多くは語らん。ただGJだ!
これで最終話とは…なんと勿体ない
続編希望!
874 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 12:04:16 ID:2jvFFYUB
オーマイガッ!!!
書く人氏、薫×優希御苦労様でした。
875 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:09:08 ID:SmnxIiXm
先日、徹夜明けで電車に乗った。
そこに一人の女の子。
背丈は165センチほど、手足、胴は細めで長い。胸はぺったんこ。
顔は「中性的超美形」といって想像する顔より、やや女の子っぽさが強いと思うが、やはり中性的。
年齢は20歳前後だろう。
短めの髪の毛を整えながら、時々こちらを見て目が合う。
私に気があると思いたいのだが、そのときの私の身だしなみからすると、
残念ながらそれは無いだろう。
存在を意識するだけで、心身が疲れきっているはずなのに、物が立ってきた。
隠すのに苦労した。
今年で30歳の私の物があんなに強固になるのは久しぶりだった。
いやあ、いい女だった。
あー、名前被ってるのはホント偶然です。ホントすいません。
・・・偶然だって言ってもどう考えても信じてもらえないなこれ(苦笑
書くとは言ったけど・・・続き、このまま(名前変えずに)書いてもいいのかな?
俺的にはオケー
俺も桶
あり。
父ちゃん・・・俺、書くよ!
882 :
書く人:2007/03/13(火) 17:25:26 ID:yQDT80jZ
アリだと思います。ヒロインは読みは同じでも字が違うし、なんと言ってもキャラが違いますから。
期待しております。
883 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:27:41 ID:+gq0hADe
>>876 続きと言われても、私はN駅で降りてしまったんで、あとは分からない…。
次スレのシーズンだな
次はボーイッシュ二人目、って感じ?
保管庫ほしいなぁ
>>438のネタの役所を優希が……という電波を受信した。結局あの後身籠りはしなかったのかしら?
埋め
まだ100も残ってる
埋めろぉ
しかしあと10kbしか残ってない。
土っぽいの投下だよ〜
896 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 17:59:43 ID:ao0IV5Op
, -─- 、 , -‐- 、
,, -'" `V `‐、
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/ ヽ
./ / l ヽ
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| l. l / / / ./ .l | | l / / l l.〉
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l、| | l // ///| l / / //// / / ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
l、l | /l///_/ l / //_|/_∠| / | / .< ワハハハハハハハハ! >
/⌒ヽ | \ `ー' ゝl // `ー' /|/⌒v' < 梅を手伝ってやる!>
| l⌒l l|  ̄ ̄"//|〉 ̄ ̄ ̄ .|/^_l.l ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
ヽゝ(ー| /| ´ \| ll ),l'ノ
lヽ_ / | ┌───7 /._/
.l/ | l ̄ ̄ ̄/ / / ,ノ!
/ |.. V´ ̄∨ ./ /,.-‐'" .|
./ (;;) |\ `ー‐'´ / / |
| _|_\ /| ./ |
(| ,.-‐'" | \__/ .|/ _,.-─;
|/ .(;;) |─────┤ _,.-‐'":::::::::/
 ̄ |::::::::::::::::::::::::::::::|^l::::::::::::::::::
897 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 20:22:51 ID:zY+HcJUv
書けるかな?
あと十キロバイトが中々消費されない。
とりあえずうめ。
480か490KB超えている場合、一定期間書き込みが無かったら勝手にdat落ちするようになっていたと思うよ
900ゲト
あ、こっちに投下すればよかったかも・・・。
皆さんのアドバイスにしたがって、続編書いてみました。
書く人さんも皆さんも、ありがとうございます。
なはなはなはなはなはなはなはなはなはなはなはなは
_,. -‐-‐- 、_
,ィ' , ' ~ヽ
,' ソ,' ,'::::::\
/ i ,' ' ,::::::::\
/ .::,' 彡_ミ、_::\
/ ..::::,' ,.彡‐ '''^~´,...,__,,,....ニ=ァ、_
/.::::::::! / , 彡‐'~ニ ~゙¨^'''ー‐-_-__,,,..,,,__
/:::::/j/ , イ _,,.. -‐ ''"~´ __,,...二ニ=―-
!/ // _,. -‐‐ '^~ `丶、-― ''''"~
/ / _ - ''7~ イ 〃 | ', ヽ ヽ
/ ,. ‐'"i!〃 / / /i ! }ト ヽ ∧ヽ 、 ゙、
/,. '"i i| ! ルィ=ミ、{ ', 川ハ |ハ ハハヽ ゙
/ '~,. '´| |i │ イ叶 } f'_} } } | N
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これで埋まるかな?
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く  ̄ / ,ニ-''ニ" ̄ \ _
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く _ / ./ / _ |三_丶、 _ ,.ゝ 、└-
└、_( `) 〃ィ /l ,.<ヽ )ノニ、 `ヽ\ ( `ーr′ <
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イ ヽハ. 乂兀lヾ./ "⌒ヽl | li ', ゙、 . : : : : : :
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く.r〜'⌒ソ ) _」L!冫、/f(リ `ヾ;〈.イl リ l| l. i. l : : : : : : : : : : :
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二二 l 、 l  ̄l l ハ \l l ゙、 l. ,′ l ニ 二 ニ
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二 二 `、 `、 ∧ 〉、 ヽ\ i. l | | | '"− 二 -
`、 ゙、 | `ー ' \ `、 ヽ! l. | l. | - 二 − _
二 二 `、 ヽ | 二 二 ヽ. `、 ゙、 i.| l | ニ − 二
_ _ `、 ` ー ニ.上‐、 二 − l ヽ ゙、 ヾ: l, l − ニ −
 ̄ − l\ l -−  ̄ l ゙、 i ゙、 i、 ,′ニ − 二
永遠の処女