2 :
1:2006/05/20(土) 16:56:52 ID:zVk7WNhB
なかったのでたてますた。
擬人化・女体化は有りの方向で。
3 :
かなり:2006/05/20(土) 17:27:28 ID:OkfvWJn0
( ´∀`)<ヴァカ?
ってかザケンナ。
エロパロを何だと思ってんだ?
ここでポンデライオンのエロ画像でおっきしたことのある俺様の登場ですよ。
スレタイっていうかスレに吹いた
即死回避は30レスだったっけ?
7 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 01:00:19 ID:uE9s22Z6
これは高難度
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 03:01:32 ID:X2PNoEpk
独創的すぎてむずかしいかもな
ポン×フレとか?<主なカプ
変に巧い香具師が書いてもグロになりそな予感。
安易に擬人化したら負けだと思う
速攻で擬人化した漏れは負け犬
ほしゅ
喋らない彼等はどう台詞を当てれば…
ポンデすら「がおー」しか言わない…
14 :
age:2006/05/23(火) 02:53:43 ID:oIPd6a0r
挫折というものの味を、分かったつもりになっていた。
あの日、大きな瞳に涙を湛え怯えきった表情のまま走り去ったウーラーを呼び止めようと差し出した手もそのままに、
情けなく立ち尽くす自分の姿がまざまざと脳裏に甦る。
いつからだろうか、彼女が向けてくれる友愛の視線を別のものと勘違いし、あまつさえ独り占めしようと
思いだしたのは。
以来、悶々と己の中に渦巻く欲望と葛藤に苛まれながら、夜毎お気に入りの寝床で輪をかきむしったものである。
その気持ちは、日中気の良い友人達に囲まれていた中でも変わらなかった。
彼女の一挙手一投足にそれこそ一喜一憂し、その姿をいつも視線で追い、彼女と談笑する友人に抑えきれぬ殺気を
放った。
自分は気が触れてしまったのではないか、とマフィン翁に相談を持ちかけたこともある。
その時彼はいつもの慈愛に満ちた視線を投げかけながら、大いに悩みなさい、とだけ諭すように言っただけだった。
悩んで解決するなら、誰も他人にこのような話はしない。
半ば憤然としながら吐き捨てるように言い残し、飛び出してきたことが悔やまれる。
そう、今なら分かる。百獣の王を気取っていても所詮自分はまだ子供。
知識も経験も絶対に不足した、他者への心配りも満足に出来ないガキなのだと。
そっと唇に触れる。
思い悩んだ挙句、彼女を静かな森に呼び出して自分の思いの丈をぶちまけた。
その時の、彼女の困惑しきったような表情が忘れられない。
彼女は、そういう風に感じさせてしまった自分の振る舞いを詫びた。
その上で、今はそのような感情についてよく分からない、と。
だから、貴方の気持ちに応えてあげられない、と本当に申し訳無さそうにぽつりとこぼしたのだった。
そのとき自分は間違いなく逆上していたのだろう。
血の滾る音が耳朶に響いたと思ったその刹那、彼女の汚れも塩辛さも知らなそうな唇を奪っていた。
そして冒頭に至る。
彼女との間にはそれ以来気まずい空気が漂い、友人達の気遣わしげな態度も煩わしく感じられていた。
ああ、自分は一体どうしてしまったというのだろう?
午後の気だるい空気を感じつつ、皿に並べられたドーナツをにやにや眺めて妄想にふけっていたら
店員と親子連れに冷たい視線をむけられましたよ、というお話です。
いかがでしたでしょうか。
GJ!!
輪をかきむしるポンデタマラン
16 :
1:2006/05/25(木) 15:12:22 ID:LN0FX/PP
○○○
○ ・ω・ ○ <呼んだ?
○○○
.c(,_uuノ
ズレて見えるのは俺だけか?
保守
21 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 07:25:21 ID:eaI9gyJR
あげパン
ほっしゅ
23 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 23:11:53 ID:IdCGTWyG
ウーラー萌え&期待あげ
1日1ガオー、それがポンデライオンのモットーだ。
雨の日も風の日も険しい山を登り、切り立った崖の上で「ガオー」と雄叫びをあげるのである。
別段なんの意味があるわけではないが、ただ本能によってそれはおこなわれていた。
その日も彼は「ガオー」するべく、山に向かう野道を歩いていた。
「お〜い」
急に声をかけられて、不思議な形の花が群生している中をさぐり見ると、ばさばさと音をたてながらフレンチウーラーが走ってきていた。
走ってきた、とは言ったものの、彼女は元来足が遅くマイペースなため、気づいたポンデライオンの方から歩みよっていった。
「ねえねえ、どこいくの〜?」
ふわふわとした羊毛を花びらにさわらせながらウーラーが聞いてきた。
「ちょっと崖まで。ガオーしようかと思って」
「へ〜、いいなあ」
うらやましそうにウーラーが笑う。彼女はいままで崖まで行ったことがない。
体力がないことが要因だが、以前2匹で登ろうとしたとき、地面の大きな割れ目を飛べなかったのだ。
なので気をきかせたポンデライオンが輪っかをはしごに渡したのだが、ちょうどお腹がすいていたウーラーにすこし食べられてしまった。
あれはショックだった。
なので、ウーラーの「つれってって〜」という言葉は彼的に黙殺しなければならない。
さっきからそんな目線を感じるが。
「じゃ」
と言って早々に立ち去ろうとしたポンデライオンの背中に、ウーラーの声がかかる。
「そういえば、あの山に『おたから』があるんだってね〜」
「『おたから』?」
「なんかね〜、ポンデくんのパパが言ってたの聞いちゃったんだ〜」
「パパが!?」
ポンデライオンは素っ頓狂な声をだして驚いた。
彼は昔、父にセンジンの谷から突き落とされたことがある。シシはうんたらかんたらとか訳のわからないことを言われて。
そんな育児も仕事も全部母にまかせっきりでちょっとラリっているどうしようもない父だ、借金はあっても『おたから』なんて隠し持っているはずはないのだが・・・
「まさか、家ほっぽりだしてそんなとこに・・・?」
ちょっとありうる。
「大人がみんな夢中になって欲しがるんだって言ってたよ〜」
「大人がみんな・・・」
オトナという響きが好奇心を煽る。自分もそれを手に入れれば、1人前と認められるれるかもしれない。
同時に、あの勝手気侭な父をギャフンと言わせるチャンスだとも。
「ねえ、それって場所は?」
「う〜〜ん、よくわからないけど」
ウーラーは白々しくうなってから言った。
「行けばわかるかも〜」
山に入って30分。案の定ウーラーはすでにメエメエと息切れしはじめていた。
はっきり言って足手まといだが、彼女なりに頑張っているみたいなのでまあ良しとする。
「・・・ねえ、ほんとに『おたから』なんてあるの?」
だんだん不安になってきたポンデライオンが、ウーラーを振り返る。
「ほんとだよ〜。エリマキのお兄ちゃんも言ってたもん」
お兄ちゃんことエリマキファッションは耳年増のお喋りで有名だ。
いつもなにかしら勝手に喋っているが、たしかに彼が発信元なら信用できるかもしれない。
なんとはなしに聞き流していたような話まで、後々に真実だったことが多いのだ。
誰かの浮気相手とか次はどこに嵐が来るとか、名探偵湖南の前後編での真犯人とか。
「たしか、崖の近くって言ってたような気がする〜」
メエメエ言いながらも、ウーラーはやっとポンデライオンのペースに追いついていた。
彼女のヒヅメが岩の上でコツコツと音をたてる。
「じゃあ、1度崖まで行ってみようか。ガオーもしなきゃだし」
「やったあ〜!」
疲れの表情は拭い去れないものの、崖まで登れることでウーラーのモチベーションは上がったようだ。
晴れやかな笑顔をにじませて、ポンデライオンと前足をならべた。
「・・・そういえば、なんでそんなに崖に登りたいの?」
当然といえば当然だが、ここまで『おたから』に気をとられて聞きそびれていた。
以前もそうだったが、普段は身の丈以上のことはあまりしないはずの彼女がここまで必死になって崖にこだわるのは、なにか理由があるにちがいない。
ウーラーに聞くと、彼女は興奮に頬を染めながら言った。
「だってさ〜、崖の上はヒロインが王子様と出会うところでしょ〜?」
「は?」
「崖からおちそうになってるお姫様を助けに、どこからか王子様があらわれるのよ。ピンチの中でうまれる愛っていうの〜?」
前々から夢見がちでお姫様願望の強烈な娘だとは思っていたが、まさかそんな理由だったなんて。
ポンデライオンはもはや声も出ない。「あ・・・そう」としか。
「てことは・・・まさか崖から落ちるつもり!?」
「やだ〜、フリだけよ。フリだけ。気分だけでも味わいたいじゃない」
流石にほんとに落ちるのはね〜、と笑う彼女に、ポンデライオンがなんだかな、と息をついた。
――そのとき。
ガラッと何かが崩れる音。とともに。
「きゃぁ!!」
横にいたウーラーが一瞬いなくなったかと思うと、さっきまであった彼女の足場は粉と化していた。
いまにもそこからずり落ちそうなウーラーの体は、斜面に生えた脆弱な木にまたがる形でギリギリ持ちこたえていた。
どうやら最近の雨で地面がもろくなっていたらしい。崖ももうあと少しというところで、土は崖下の谷になだれ込んでしまった。
「だ、大丈夫!?」
「今は・・・なんとか」
カタカタと震えながらの返事が返ってくる。
しかし、彼女のしっぽの下からメキメキと不吉な音が漏れる。
ポンデライオンは考えを巡らせた。何かないか、はやくしないと。
「・・・そうだ」
唐突に頭から輪っかをひっこぬくと、それをしっぽに巻きつけ、彼女の方へと垂らした。
「はやく!つかまって!」
ウーラーの震える前足が伸ばされる。
「う〜・・・」
ちぎれんばかりに天へ向いたヒヅメの先が、わずかに輪っかを揺らした。
・・・もう少し。
ポンデライオンは自分も落ちる寸前まで腰を落とし、しっぽに力を入れる。
そしてついにウーラーの前足が、輪っかをつかんだ。
「・・・・・・やった!」
バキッ
「あ」
2匹は土ぼこりを起こしながら、地面を逆さに転がり落ちていった。
*次回から(多分)エロ突入。
*ってか色々変な設定でごめんなさい(・・`)シカモ宣告ナシ
*自分の中ではnot擬人化にしてるけど、一応擬人化でも読める感じ・・・になってるといいな
禿しく期待
期待まげ
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
GJ!ほんとにキタ
ワロタ
面白いなぁ。いいよいいよGJ
その頃、森の中の広場では、数匹の動物達の中心でエリマキファッションが細い木の枝を持って騒いでいた。
「だからさー、これがその『おたから』なんだって!ポンデの父ちゃんが落としてったんだ。大事そうにしてたから絶対そうだって!」
ただでさえ声が大きくてうるさいのに、興奮した彼のえりまきがいつもより広がっていて、広場の中でいっそう響いている。
まわりを囲んでいた動物達も、ざわざわと顔を見あわせていた。
「きっとこれはこの森いちばんの貴重な物にちがいないね!大人たちに聞いたってみんな話をはぐらかすんだ。俺たち子供に分けるのが惜しいにきまってるって」
言いながら彼は、たいそう自慢そうに枝きれをまわりにみせつけた。
と、ちょうどそこに、ロードワークを終えたウシシシココナッツの巨体が現れた。
「なんだなんだ、うっせえな」
ドカドカと足をならしながら、騒ぎの中心であるエリマキファッションに歩みよる。
もちろん足元の小動物たちを押しのけながら。
「『おたから』ってなんの話だ?」
「・・・なんだよ、見せてやるけどやらないからな」
ほら、と細長い身体を伸ばして枝をさしだす。
ウシシシココナッツも、興味深げに顔をよせた。
目にかかったくせっ毛の下から、意外にもつぶらな瞳がそれをのぞく。
「―ばーか、こりゃおたからでもなんでもねーよ。ただのマタタビだ」
「ま・・・たたび?」
ウシシシシ、と特徴的な笑い声がエリマキファッションのえりまきに反射した。
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
GJ!
ウーラーかわええな
「っ・・・」
自分達の身体で折れた枝葉や粉塵が舞う中、ウーラーは意識をとりもどした。
どうやら大事には至らなかったようだ。自分の下にはかなりの枯葉がつもっていて、やわらかい。
空を見上げると、まだぼやけている視界の先に、さっきまで歩いていた地面がかなり遠くにあった。
そう高い位置から落ちたわけでもないが、だいぶ道をはずれてしまっている。
「・・・あ、ポンデくん・・・!」
そうだ、彼は無事なのか。
思い出して急に不安になったウーラーは、立ち上がろうとしてがくんとくずれおちた。
「いたっ・・・」
見ると、ヒズメに大きな亀裂がはいっていた。落ちたとき、どこかでぶつけたかもしれない。
「ウーラーちゃん!大丈夫?」
たたっ、と目の前にポンデライオンがとびこんできた。
少しはなれたところに落ちていたようだ。
「ポンデくん・・・よかっ・・・」
よかった、と言おうとしてウーラーは息をのむ。
ポンデライオンの傷は明らかに自分よりひどかった。背中や足に、まだ生々しい赤色をひからせていたのだ。
じわり、ウーラーの瞳がゆらぐ。
「―ごめんね・・・私がついてきたりしたから・・・」
「え?だ、大丈夫だよ」
ウーラーの涙にすこし焦りながらも、ポンデライオンはにっこりと笑う。
「僕は男の子だから大丈夫。強いひゃくじゅうの王だしね」
「ポンデくん・・・」
続きキタコレ
ウーラー萌え。
ウーラー萌えるよ
ポンデおとこまえだよ
ポンデテラカッコヨス
職人さん、続き楽しみにしてます。
ポンフレ萌え。
ポンデくーん!
ぶちぶち切れたり続き遅くてスマソ(・Ω・`)
仕事場から時間のあるときだけしかカキコできんので。(携帯からだとモチベ低いし)
とりあえずここに人いるかぎりがんばって終わらせます。
がんがれ漏れ。
*******************
ふと、空から雲のうなり声がきこえはじめた。
雨粒がひとつウーラーの鼻先におちて、すぐに辺りの枯れ葉が染まっていく。
「また土砂崩れがおきるかもしれないね・・・どこか安全なところにいこう」
ポンデライオンが、さっき自分たちと一緒におちてきた土につぶされている野花を見て言った。
彼が歩くこともままならないウーラーを支えながら、岩でできた洞穴を見つけたころには、雨はすっかりどしゃぶりになっていた。
「ふう、ここなら大丈夫かな」
ふたりとも濡れてしとしとになった体をふるいながら、ごうごうとまわる空をみあげた。
まだまだ雨はやみそうにない。
薄暗い中で少し不安なのか、ウーラーはポンデライオンとじかにふれあうほど近いところに腰を落とす。
まだ幼い2匹はつかれきっていて、自然と沈黙がながれた。
かなり遠くで、かみなりがおちる音がする。
「・・・あのね」
ふと、怪我の痛みもあって特に言葉すくなになっていたウーラーが、口をひらいた。
「ありがとう。たすけてくれて」
「え?」
続きキタ!
ウーラータソ(*´д`*)
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46 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:48:35 ID:OqkAH5ch
ポンフレ続きお待ちしてますー
ガンガッテ!
神スレになりそう
記念真紀子
「あのときのポンデくん・・・かっこよかったよ」
ウーラーの長いまつげが伏せられる。
濃くはない闇の中で、彼女のほほが染まっていた。
「なんていうか・・・王子様みたいだった」
「・・・は、はずかしいよそんな言い方」
今度はポンデライオンが赤面しだす。
彼女は照れ隠しのように笑って、目をとじた。
そのまま小さな寝息が聞えはじめる。
雨は、まだやまない。
ポンフレに 青春感ずる 夏の雨…
萌え展開ktkr
山田君〜!座布団一枚!
54 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 14:07:28 ID:iXuSyPhh
がおーがおー
(続きマダァー?)
ポン×チョコちゃんとかマイナーかな。
実はポン君の事が好きなチョコちゃん。
でも、自分に自信がなくて好きって言えない。
ポン君とフレ子が仲良くしてるのを見ると泣いちゃうとか…
おぉ、いいんでないか。是非ご投下を!
ほしゅ
神よ、お帰りをお待ちしております…
ポンデくーん!
書き手さんを待つしか出来ないけど 保守
ho
あげたほういいのかもしらんけどsage保守
ポ
ン
デ
ライ
アン
いつの間にポンデワールドにドラクエキャラが出てくるようになったんだ?
70 :
ポン←チョコ:2006/09/10(日) 02:14:30 ID:OwmaxrKE
見ちゃいけない。
そう分かっていても私は見てしまう。
分かっているのに……
自分じゃ駄目だって分かってるのに
あきらめられない自分が嫌い。
「ねぇ、ウーラー今日はどこに行く?」
「う〜ん……そうねぇ……」
ウーラーは可愛い。
素直で優しくてポンデ君と並んで歩く
その姿はお似合いのカップル以外なにもんでもないと思うの。
それに比べて…私は…内気だし…可愛くないし…
それでいて凄く大きいし
ダッチョおばさんやトナカイーナさんは気にする事なんかないわ。
それも、チョコリングマの個性よ。なんて、言うけど
二人共背が私みたいに高くないからそんな事言うんだわ。
二人に私の気持ちなんて分かるわけないのよ……
やだな…この背も…こんな事考える自分も……
大嫌い……
「やぁ、リングマじゃないか」
ふいに名前を呼ばれて私は驚いて顔をあげた。
いつもうじうじするせいか下を向く癖が
私にはついていた。
「こんなとこで何やってるんだい?」
ファッション兄さんだった。
自慢のエリマキ片手にあっちこっち走り回っている
ちょっと変わった人。
でも、色んな事を教えてくれる良い人。
ちょっと、おっちょこちょいなのがたまにキズだけど
悪い人じゃない。
「何って何も……あっ、ポンデ君とウーラー知りませんか?」
兄さんの顔が一瞬曇った気がした。
でも、気のせいだと思うの。
「あぁ…その二人なら湖の方に行ったみたいだけど……」
「そうですか……」
勇気を出して私も入れてなんて言わないで良かった。
二人の邪魔しちゃ悪いもの。
「あ…あのさ」
ファッション兄さんの顔が赤く見えるのは気のせいかしら?
たぶん…気のせいよね。
きっと、ココナツさんと一緒にぶどう酒でも飲んだんだわ。
ココナツさんは大のお酒好きだし
今年はぶどうが豊作だってマフィン爺が言ってたもの
「良かったらさ。その、なんだ。俺で良ければさ……」
「良ければ???」
「一緒に湖に行かないか?今日は天気が良いから水面も光ってとても──」
頭が真っ白になった。
兄さんの気持ちはとっても嬉しいの
兄さんの言う通り今日は天気が良いから
絶好のデート日和だと思うわ。
あぁ…二人はデートしに行ったのね。
そう言えば明日の天気は晴れるの?ってしきりにマフィン爺に聞いていたっけ。
ウーラーあなたの事わたしとても好きよ。
嘘じゃないわ。
でも、あなたは私には眩しすぎるのよ。
素直にポンデ君に好きって言えるあなたが…
羨ましい。
「その…リングマ?」
「あっ…ごめんなさい。ちょっと、考え事してて……」
何をやっているのリングマ。
兄さんに失礼じゃない。
でも、何でだろう。
湖に行きたいけど怖い。
この目で見るのが怖いの。
ポンデ君とウーラーを見るのが…
とても怖い……
「リングマ?大丈夫?具合でも悪いの?」
「私、行きます!!!」
いきなり大きな声を出した私に兄さんは
びっくりしたみたい。
ぽかんと口を開けて固まってしまったの。
あんまりにもそれが可笑しくて私は笑いを堪える事が出来なくなってしまったのよ。
間違えて続き消してしまった……orz
>>55で言ってた泣き虫チョコです。
フアッション兄貴と絡ませてみましたが
マイナーすぎるかな。
一応、擬人化してもしなくても読めると思います。
リングマキタ!
続きwktk
寺モエス(*´д`*)
ファッション×チョコ!
チョコファッションが定番メニューの自分には二度おいしいw
私は笑い続けたわ。
兄さんに悪いとは思いつつも
止めれなかった。いえ、止まらなかったのよ。
「そんなに可笑しかったかったかなぁ……」
兄さんの顔が朱色に染まる。
「はい!!すっごく!!!」
私は即答した。
だって、すっごくマヌ…いえ、面白かったのよ。
誰が見たって笑うと思うわ。
「う〜ん…でも、ちょっと傷つくなぁ……」
「えっ、あ、ご、ごめんなさい!!!」
私は慌てて謝罪の言葉を口にした。
いつもは三枚目キャラの彼でも傷つく事はあるのだ。
笑いすぎちゃったかしら……兄さんに悪い事しちゃったな……
「あっ…じょ、冗談だよ。そんな…謝らないでよ。それにさ……」
「それに???」
「君の笑顔が見れるんだったら……そんなの安いもんさ」
頭の中が真っ白になった。
私は言葉の意味を理解しようと一生懸命考えた。
考えても考えても答えは一つしか浮かばない。
好意と言う答えしか──
たぶん……私の気のせいだと思うけど……
「あっ、ほら、早く行かないと日が暮れちゃうよ!!」
「えっ、ちょっ…フアッション兄さん?!」
ぼーっとしていた私がもどかしかったのか
それとも、単に兄さんが恥ずかしかったのかは分からない。
兄さんは私の手を掴むと走り出した。
手を掴まれた時心臓がドキドキして壊れちゃうかと思ったわ。
「でも…こんな日も悪くはないな」
私は兄さんに聞こえない様に呟いた。
私、もしかして、兄さんの事が好きなのかな……
でも、そんな事どうでもいいわ。
今は兄さんがいてくれたら……
私は嬉しい。
たぶん、私にとって今日と言う日が特別な日になるんだろう。
私はそう思った。
──数日後──
湖や山で中睦まじく寄り添う二人の姿が見られたとか
見えないとか
冷やかしにちょっかいを出したココナツや
リングマ、ファッションに遊んでもらおうとしたD−ピピコ達が
マフィン爺に怒られたのは言うまでもない。
うわ、誤字発見…orz
レスくれた人d
なんか、この二人好きなんですよ。
内気とおっちょこちょいだから実際くつっくと大変だろうけど。
まさか、ドーナツに萌えるとは夢にも思ってなかったなぁ…
ポンフレ作者様、住人の皆様ありがとう。
乙乙!
ムハー萌えた