ふしぎ星の☆ふたご姫 その2

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660名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:09:56 ID:V1juTk5A
ビビンとエドちんがフラグ立ったかと思いきやorz
661名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:20:28 ID:CNr0Yapl
ビビン厨ウゼエ
662名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 04:49:29 ID:f5PzsyuK
^^
663うつろ目妄想:2007/04/01(日) 19:01:05 ID:OI97d3cD
ここはどこなのか、自分が何をすべきなのか。
Happyを吸い尽くされた双子には、もう何も分からなかった。
肉体をブラッククリスタルキングに囚われ、
無防備になった精神までもが闇に捕まってしまったのだ。

黒が広がる空間――精神世界。
くらい。さむい。こわい。

(……どうしたらいいの)

今にも折れそうな心を、闇の化身が見逃すはずもなく。
暗闇の隙間から、実体を持ったカゲが次々に現れ、二人を囲んだ。

「……っ?!」

ヒトガタにも似たそれらは、問答無用で二人を押さえつける。
僅かな抵抗など無意味、腕を、足を、動かせる全てを封じられた。

「……い…やぁぁぁぁ!!!!」

無理やりに服を剥ぎ取られ、露になった肌を吸い撫でられ、
それでも陵辱の手は止まることなどなく。

「うぅ…あ…ん……」

闇には、悲鳴と濡れ音だけが響き続けた――。



そんで目に光がなくなってしまったとさ。
終わる。
664レインの身体検査@:2007/04/03(火) 01:02:29 ID:UqA9fT9s
「い、いやぁっ!何すんのよ!?」
と叫んだのはビビン
「ふふっ♪別にたいしたことはしないわ、ただちょっとあなたの体を調べるだけよ」
と言ったのはレイン

そこはとある森の奥深く
そこにはビビンとレインしかおらずビビンがレインに拘束され今まさに服を脱がされようとしているところだった。

そもそも何故こんな事になったかと言うと・・・

いつものようにふたご姫に挑んだビビンだがお決まりのように敗れ連敗記録は数えられない程になっていた。そこで今回は一人一人別々に倒そうとおびき寄せたもののあっさり敗れてしまったわけなのである。

「さあっ早く服を脱いで脱いでぇー」
と言うレインの表情はどこか楽しげである。
「ふ、ふざけないでよ!誰がアンタの悪趣味な検査に付き合うもんですか!」
いつもと違うレインの雰囲気に気がついたのかいつも以上に必死なビビンしかしこれからがレインの本当の攻めが始まるのをビビンはまだ知らない・・・




すんません今日は一旦ここで切ります続きはまた明日
665名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 02:04:30 ID:2/HGXk1L
投下途中でd切って悪いんだが、
>637あたりと>663で脳内ドリルが大回転した
ふたごinブラクリネタ投下してもいいカナ?カナ?
微リンカーンで小スカと極小けつ穴ネタ有で修羅場含有なんで
一応、聞いといたほうがいいかと思ったんだが
666名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 02:11:00 ID:wNhWnhyh
>>665
ぜひおながい。
自分は大好物。
667名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 03:03:57 ID:lS1iZ4HV
はげしく期待
668665:2007/04/04(水) 22:01:48 ID:2/HGXk1L
さんくす
んじゃもう少し待っててくれ
がんがって仕上げるから
669レインの身体検査A:2007/04/04(水) 22:11:02 ID:eYjSn3/O
遅れました前回の続きです



「ん?悪趣味ぃ?」
爽やかな笑顔でレインは言うその顔にはどこか威圧感がある。
「ひっ!・・・な、何でもないわ・・」
流石のビビンもレインの物々しい雰囲気に気圧されたのか反論をやめる。

「そう、じゃあ検査をはじめまーす」
「じゃあまずその邪魔なローブを脱いでちょうだい♪」
相変わらず笑顔のレイン
「ア、アンタバカじゃないの!この状態で脱げるわけないでしょ!?」
ビビンは両手を後ろ手に縛られているため自力で服を脱ぐことが出来ない。

「んもぉーしょーがないわねぇ」
そういうとレインは懐からハサミを取り出してビビンの服を真っ二つに切っていく
「なあっ!?アンタちょっとやめさいよ!」
レインの予想外の行動に必死に講義するビビン
「だってぇーこっちの方が手っ取り早いし」
ビビンの講義を無視しレインのハサミはローブを真っ二つにした。

「やぁぁ・・・見ないでぇ」
同性とはいえこのような部分をまじまじと見られるのは流石に厳しいものがあるらしい。
「じゃあまずは・・・」
さっきからビビンの言うことに聞く耳をもたないレインは目の前に落ちていた枝を拾いその先端をビビンの胸に押し当てる。
670名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 08:33:58 ID:YCzlZ6nb
レインたん、マジ外道w
671名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 22:26:33 ID:lpwEL05F
>>668
期待。超期待。
出来れば、ファインたんをうんと泣かせてくれ(マジ外道

>>669
レインたんさすがに手馴れてるよ(w
672名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 00:34:50 ID:Pgwru9H/
ニュースコーナーを奪い完全に我が物にする為にブラッククリスタルキングが
レインを徹底的に凌辱する。レインはどんなに責めても絶対に渡さないと言うが

ブラッククリスタルキングが渡さないとコイツがどうなっても良いのかと過剰にハッピーを吸いとられた影響で弱り衰弱したファインを見せ付けられる(しかも極太水晶がファインの秘所を突き上げいつでも犯せる体制で待機している)

ファインを人質に取られたレインには選択肢がなく度重なる過激な責めは
いかに心が強くても幼い身体のキャパシティの限界まで追い詰められ
ついに好きにしてくださいと言う服従の一言を言い屈伏し力尽き倒れるレイン

二人は解放されるが今回の件がトラウマとなり二度と立ち上がる事は無く闇が宇宙を覆う時が迫っていた

って感じなシチュを妄想した
673名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 00:40:18 ID:st4loXW7
…はあっ…、あぁ…
「どうかのぅ、レイン?」
…うん…凄く上手よ、エリザベータ…
 ファンゴは喜んでくれて…る?
「うむ、…んく…わらわがここまで出来るとは露ほども思ってなかったようでな、
 心地よい声を…あげてくれるのじゃ」
…そう、良かった…じゃあ、もっと喜ばせて…あげなきゃね。
 あたしも、エリザベータには…まだまだ教えたい事が一杯あるから
「苦しゅうない…ん、ふ…ふあ、あぁ…」
…うふ、エリザベータ可愛い♪
「みぅ…そ、れにしても…
 そろそろ教えてたも、レイン…わらわで、何人目…なのじゃ?」
…ちゅう…っ、…ん? そうね、もうバラしてもいい…かな。
 この学園に来てからは…二人目よ。女の子は、だけどね
「なんと…意外じゃ、てっきりお主の事じゃから…ひあっ!」
…どういう意味かしら? あたしが仕込んだのは、ちゅく…
 最初にシフォン、3人目がマーチ、それからローズマリー…くらいよ?
「な、なんと…ふあぁっ!」
…ファインやソフィー、アルテッサ達も…じゅる、
 あたしの知らないところで動いてたみたいだからね。
「そう言って…ファイン達に仕込んだのはお主ではないのか?
 シャシャとカーラもわらわの知らぬ間に…んむっ」
…きゃ…ぁん、それは…まあ、そうなんだけどね。
 でもね、あたしはほんの最初ぐらいしか…んっ、教えてないわ…「嘘を申すでないっ…わらわに、ここまであれこれ教えておいて…
 っふ、あぁ…レイン…もう耐えられぬ、そろそろ…っ…」
…分かったわ、じゃあいくわね…可愛いエリザベータ♪




この2人が好きだから絡ませただけ。スルー推奨。寝る。
674レインの身体検査B:2007/04/06(金) 02:23:19 ID:zxR9wmfq
「あっ・・・ちょっと・・やぁあん」
と思わず声をあげるビビン
「ん?ここ?それともここ?」
枝をたくみに使いビビンを快楽への道へ落としていくレインその腕前はとても素人のものにはみえなかった。
「ひゃわ!・・んあゃ!」
レインの容赦ない攻撃をまともに受けているビビンは嫌らしい声を立て続けにあげた
「へぇービビンって以外と感度がいいのね」
そういいながらレインはノートに何かを記している
「な・・・何かいてんのよ」
「あなたの検査結果よ、上はまずまずね」
相変わらずビビンはレインの玩具のような扱いを受けている。

「う、上?」
嫌な予感がする、そんな表情でビビンはレインを見る。
「そうよ次は下を調べたいからパンツを脱いでちょうだい」
とレインは言う
「冗談じゃないわ!アンタにそこまでされてたまるもんですか!」
ビビンも先程の強気な表情に戻りレインを睨み付ける。
「もう濡れてるんだからいいじゃないホラ」
レインはそういいながら人差し指をビビンのパンツに食い込ませる。
「やぁん!・・いい加減にしなさいよね!」
顔を赤くして自分の股を閉じながらビビンは言う。

「ちょっとー足開きなさいよー」
膨れっ面を作るレイン
「嫌に決まってるでしょ!?」
必死に拒否するビビン
「世話がかかるわねぇ」
レインはそういうとビビンの両足首を持ちこれでもかというほど股を開く。
「ビビンが素直じゃないのがいけないんだから」
そういうなり開いた股の間に片足を入れる。簡単に言えば電気ヤンマーのポーズである。
675名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:08:09 ID:vGm6yXyN
>>672
ふたごは絆が強すぎる分、そこを攻められると弱そうだよな。


しかし、自分が同じシチュを妄想するときも、いつも最初に犯られるのはファインで、レインがそれを見せ付けられるパターンばかりだ。

レインは先に攻めてはいけないというのが、自分の定説になってしまってるw
676レインの身体検査C:2007/04/08(日) 15:56:59 ID:I2ftQb/C
レインは靴の踵部分でビビンのあそこをしっかり捉え刺激を与えていく。
「ここまでされて我慢できるかしら?」

「んんっ、・・や、そこは・・・あぁ!・・ひゃあん!」
レインに良いように遊ばれているビビンは体をビクビクさせながらやがてぐったりと横になる。
「そろそろね・・・じゃあ失礼しまーす♪」
レインはぐったりとしているビビンのパンツを引きずり下ろす。
「あうぅ・・・やめろぉ」
もはやビビンには抵抗する力も残っていない。
「思った通りぐちょぐちょね」
レインは予想通りと小さく言い指を三本前に出す。
「もう・・・やめてぇ・・・もうわるいことしないからぁ・・・・・」
「えっぐ・・・ひっく・・・」
しまいには泣き出すビビンしかしレインにそんな事は関係ない。
「じゃあはいりまーす♪」
レインは容赦なくビビンの秘部に指を入れていく
「きゃっ!!・・・あん!そこ、そんなふうにされたらぁん!」
何とも嫌らしい声を出すビビン。



それからそれがしばらく続き
「あら、もうこんな時間?」
「もう昼休みが終わっちゃうから学校に戻るわねじゃあねビビン」
そんな事を言い残し去っていくレイン

その様子を見ながらビビンが
「ふたご姫・・・レイン・・絶食に許さない・・必ずこれ以上の屈辱を与えてやる・・・」
と言った。





とりあえず終わりです
投稿が大幅に遅れてすみませんでした。
677名無しさん@ピンキー :2007/04/08(日) 20:25:59 ID:avhnjZ1Q
乙でした〜!
GJ!

黒い、黒いよレインw
678名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:23:15 ID:yx5aR/VR
さすがレインたん。
さも当然のようにエロ行為を・・・。
679665:2007/04/13(金) 02:37:58 ID:qSiIXcgA
>665で予告したやつができたお
書いてるうちに

修羅場(四角関係)>ふたご百合>鬱>>>しーしー>乱交>>>>しり

な成分表になったんで、苦手属性がある奴はスルー推奨
あと無意味に長くなった、マジすまん
680最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:40:47 ID:qSiIXcgA
それは、たった一瞬のことだった。
ずっと固く繋がれていたはずのファインとレインの手、それがほんの一瞬だけ、離れてしまった。
蝶が羽ばたくほどの短い間のことだった。
ふたごが息を吐き、また吸うまでの短い間のことだった。
いつも自分を守ってくれた姉の手のひらが離れたのに、ファインが振り向いた。
いつも自分から離れなかった妹の手のひらが解かれたのに、レインが顔を上げた。
その微かな刹那に、空いた手のひらの心許なさを感じて
ふたごの心に走った不安。恐れ。戸惑い――恐怖。
ちっぽけな子供二人を呑み込もうと、うねり、轟き、蠢き、躍動し、
この世界の全てを塗り潰そうとしていた闇が、動いた。
闇は歓喜した。自分の中に入り込んだ異物、何があっても輝きと煌きを失おうとはしなかった
目障りなふたつの魂が、初めて隙を見せたからだ。
闇は狂喜した。小さな小さな闇の種がふたごの心に生まれ、それが姉と妹、お互いの叱咤によって
摘み取られる前に、流れる水のように、割れる氷のように。
何者にも阻むことの出来ない速さで、それはふたつの魂を呑み込むことに成功した。

それは、たった一瞬のことだったのだ。

681最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:42:17 ID:qSiIXcgA
「レイン……!」
離れないで、と無意識のうちに伸ばした手が、誰かに掴まれた。
姉の柔らかい手では無かった。自分とは違う、大きな手のひら。
弾かれるように頭上を見上げたファインの目に映ったのは、見知った顔だった。
それどころか、誰よりも誰よりも、不安なときにそばにいてほしい、手を握ってほしいと思っていた
――いっときの別れのときにファインの名を呼んでくれた、初恋の相手の、藍色の髪の少年。
彼が、気付けばファインの傍らに――そこに、いた。
「シェイド!」
「大丈夫か?」
そう言って、シェイドは微笑んだ。その手はファインの手を固く握り締めたまま、離れない。
どうしてここにいるの?どうやって?ねえ、みんなは?
そんな疑問が頭の端を掠めたけれど、何故か――本当に、何故なのだろう?
ファインはそんなことはどうでもいいと思い直し、大好きな王子の胸に飛び込んだ。
学園にいる時なら恥ずかしくてとても出来はしなかっただろうけれど、
レインの手のひらを感じることのできない今のファインは、不安だった。
レインと同じくらいに、時にはそれよりもあたたかい安心を与えてくれる少年の胸にしがみついていれば、
あたりの暗闇も、心をちりちりと騒がせる恐れも、何もかもが消えて無くなると思ったのだ。
「……ファイン」
耳元で、優しい声が聞こえた。次いで、ふわりと凪ぐように抱きしめ返されて、ファインは震えた。
恐怖でも寒さから来る震えでもでもなく、喜びの――悦びの震えだ。
シェイド、シェイド。だいすき。シェイドがいれば、もうなんにも怖くないよ――
心の底から叫びたいくらいの想いを口にしようと顔を上げて、
藍色の髪と同じ色をした瞳と目が合った。
682最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:43:24 ID:qSiIXcgA

――ねえ、レインを探さなきゃ。はぐれちゃったんだよ、心配なの。

ファインの思考を司っているはずの脳は、そう言う為の指令を出した。
けれど、まるで滝から流れ落ちた川が地にぶつかり溢れるように、理性は何か抗いようのないものに
塗り潰されて、洗い流される。
それから彼女の唇から漏れた言葉は、言うつもりだった言葉とは全く違うものだった。

「もっと……ぎゅって、して…………ねえ、シェイド。キス、してほしい……」

彼は驚かなかった。ただ、ファインが大好きないつもの優しい微笑みでそれを受け止めて、
「ああ」
と彼らしい短く簡潔な返事で、それでもその声音にはファインへの愛情が滲み出ていた――
その手は、そっとファインの背を抱いてくれた。



そして数秒後に、その手は彼女のドレスを引き裂いた。

683最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:44:21 ID:qSiIXcgA
「……ゃ……、やだ…ぁ……っ!」
その時は、驚きよりも、まだ羞恥の方が勝った。
いとも簡単に破れ、身体を半端に隠しているだけのドレスの破れ果てた端を手繰り寄せて、
思わずその場にしゃがみこもうとしたファインの肘を、力強い――その強さに、初めて彼女は僅かな恐怖を覚えた――
手のひらが引っ張り上げる。
「いや……!やだ、なんで、こんな……っ、シェイド、ひどいよ!」
藍色の髪の少年は、学園の花壇を見つめる時と同じ笑顔のままで、
ファインの胸元に引っかかっていた、見るも無残なリボンを爪を立てて裂いた。
その爪の先が、覆うもののなくなった素肌を微かに掠っていった、その冷たさにファインの背筋が凍る。
シェイドの腕を払おうとしていた手のひらが、空を切った。
怖い。この人は、誰。こんなの、嘘だ。
レイン。レイン、どこ?たすけて、こわいよ、一人にしないで。
ファインの唇が姉の名前を呼ぼうと形を変えたとき、少年の手のひらがファインの頬を掬い上げた。
それは、もうシェイドの姿をしてはいなかった。
金の髪と紅い瞳。深い闇の中に光る色をぼんやりと見つめて、それが宝石の国の王子だと
気付き、ブライト、と彼の名を呟くと、ひどく乱暴に唇を塞がれた。
「んぅ……!」
強張った唇をこじ開けられて、息苦しさに息を吐く。すると、生温い何かが唇の表面を撫でていき、
ひ、と腰を引こうとするファイン。それでも、震える脚は動いてくれなかった。
ずるずるとへたり込んで、ぺたりと尻餅をつく。
初めてブライトの全身を目に入れて、そこでファインは目を見開いた。
彼は最後に会った時の制服姿ではなく、黒いマントを羽織っていた。
細められた目と、口角の上がった唇。いつか見た、ふしぎ星の王になろうとしていた闇の王子。
「…………ブライト、なの……?」
「ああ。君が忘れてしまった、僕だよ」
金の髪の少年が、ファインの頬に舌を寄せる。ぞくりとファインの身体を
駆け上がっていったそれは、紛れもない、闇だった。
684最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:45:56 ID:qSiIXcgA

「ぁ……っ、んん、んぅうう………んー!あ、っ……!」
ファインの口中で、熱い塊が暴れている。
大きく張った嵩が絶えず喉を圧迫し、息継ぎもままならないのに逃げ道を求めて頭を引こうとすれば、
絶対的な力すら感じる手のひらが彼女の頭を押さえ付け、一向に許してはくれなかった。
ブライトの猛った男性器はファインの唇を擦り立て、その度にじゅぷりじゅぷりと泡音がはぜる。
「ん、む……っ、ふ、あ、………ひぅっ……」
幼いファインの小さな唇は、硬く怒張したものを収めるので精一杯だった。
垂れる涎を拭くこともできずに、溢れる涙を止めることもできないファインは啜り泣きながら、
口の中の異物に歯を立てないようにすることだけに神経を集中して、舌を動かす。
半ば無理やりに咥えさせられたそれは、ファインの唇を犯しているという事実にすら
興奮を覚えているようで、ろくに舌を動かしもしないうちにまるでそれ自体に命が宿っているかのように
形を変えて、ファインの舌を押さえ付けた。
ファインには存在しない器官。ファインの今までの、短い十年にも満たない人生のどこにも
関わりのなかった、その熱く硬い塊を、彼女の息すら侵そうとするそれのことを、
小さな少女は圧倒的な恐怖として受け止めていた。
「ああ、ファイン……いいよ、すごく気持ちいい」
嬉しそうに――そう、彼はひどく嬉しそうだった――ブライトの声が揺れる。
「君は、こんな醜い感情がこの世にあるなんて、知らなかっただろう?
こんなふうに好きな相手を押さえ付けて、無理やりに顔を汚すことで充足を覚えるような、
汚らしい気持ちが男の中には存在するなんて、考えもしなかった……んだろう、ね」
違う。そんなのは、違う。
ファインの大好きな人たちには、そんな恐ろしいものはないはずだ。
ファインに向かって笑いかけてくれる、手を握ってくれる、抱きしめてくれる
ふしぎ星の友人たち、学園の級友たち、国の両親や城の召使たちや、みんなには。
激しく出し入れされていた肉の塊が、ふと動きを止めた。
「ふ、……っ……ぅぅ……」
少しでもファインの口中を潤そうと、身体が己を守るために溢れ出ていた唾液と
ブライト自身から絶え間なく滲み出るぬめりが混じり合い、唇の端を伝って落ちていく。
「……じゃあ、あれは?」
685最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:47:02 ID:qSiIXcgA
止め処なく滲む涙の苦しさに瞼を閉じたままだったファインの前髪を、
支配者めいた指先が愉快そうに撫でた。
「目を開けてごらんよ、ファイン。そうすれば、面白いものが見える」
彼の云う「面白いもの」がどんなものなのかは分からなくとも、それがファインにとって
喜ばしいものではないだろうことぐらいは、想像がついた。
けれど、そこで目を開いてしまったのは。
誰かに命令された訳でもないのに何故か瞼を持ち上げ、もう一度何かを見ようとしてしまったファインは、
この世で最も見たくないものを見た。
青い髪の少女が、誰かにかたく抱きしめられている。
ファインのドレスと対になった青いドレスを羽交い絞めるように後ろから、
しかし捕らわれた少女の表情は、それが拘束ではなく抱擁なのだと物語っていた。
レインの頬は桃色に染まり、翠の瞳が潤んでいた。
ファインは、姉のそんな顔を見たことはなかった。
見慣れた灰色の制服の袖が――それが誰の腕かなんて、顔を見なくても分かった――
姉の腰を抱き、愛おしそうに撫で回していた。

うそ。
声を放ることもできないファインは、頭の中だけで吐き出した。
嘘だ。あんなの、嘘だ。
だって、シェイドはファインの名前を呼んでくれた。ファインの名前だけを呼んでくれた。
さっきだって、抱きしめてくれた。キスしてと云ったら、微笑んでくれた!
686最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:48:26 ID:qSiIXcgA
瞬間、強く深く、喉の奥にまで押し込まれる、肉の塊。
胃がせり上がるような不快感に喉が引き攣り、思わず顎に力を込めそうになる。
が、ファインが咥内のものを噛み切る前に、ずぬりといやらしい感触を残して、それが引き抜かれた。
ようやく解放された安堵で目の端に溜まっていた涙がこぼれた。
大きく息を吸って吐く、単純だけれどもそれが叶わない間は辛くて辛くて仕方がなかった作業を
何度も繰り返していたファインに、残酷な声が降る。
「君は、いつもそうだったんだよ。都合の悪いことは何も見ない。見ようとしない。
自分の嫉妬心も、彼がレインに向ける視線の意味にも、僕が持っていた馬鹿げた恋心も
見ないふりをして逃げ続けて、都合のいい夢を見ていただけなんだ」
ほら。
強引に顎を持ち上げられ、ファインの視線は上向いた。
闇の王子の身体の向こうに、レインとシェイドがいる。
いつの間にか、姉の腕はシェイドを抱いていた。青い頭が顎を上に傾けて、藍色の髪が
ゆっくりとそれに重なった。
ファインがシェイドにねだったキスは、まるでそれが初めから決められていたことのように
ごく自然な仕草で、姉に与えられた。
687最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:49:03 ID:qSiIXcgA

――いや。
ぴちゃり。ねちゃ、……ちゅぷ。
舌が絡む音がする。
二人の唇はほんの僅かな距離を置いて離れ、紅い舌だけが絶えず絡み合い、銀の糸を生んだ。
唇を重ねることなく舌だけで情を交し合う姿は、一対のけもののようにしか見えなかった。
青い髪と藍色の髪、青いドレスと灰の色の制服姿。よく似た色の境界線は徐々に曖昧になっていく。
――いやだ。
「やだぁっ……!やだ、やだ、いや………!」
ずっと動かし続けていた舌は疲れ果て、呂律が回らなかった。
それでもファインは力の限りに腕を振り上げ、叫んだ。
暴れれば、覚めると思った。悪い夢なら、レインが起こしてくれれば覚めるのだ。
あの甘ったるい姉の声が優しく降って、頬のひとつも引っ張ってくれれば、それですべてが終わるはずなのに。
「………や、……………いやぁ……」
「君に、現実を教えてあげようか」
ききたくない、という返事は自分でも驚くほどに弱々しかった。
代わりに首を振る。重い。頭の先から、へたりこんで立ち上がれない脚、動かすことすら億劫な指、痺れた舌。
この世のすべてが重苦しくファインに圧し掛かる。
688最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:50:27 ID:qSiIXcgA

「この世界は、闇なんだよ。どこまで行っても終わりの存在しない、黒い海の世界だ。
一度は見ただろ?ブラッククリスタルに囚われた僕を救うために飛び込んだ、あの場所で」
シェイド。ファインの大好きな、心のあったかくなるようなハーブを使って薬を作ってくれたシェイド。
そのシェイドは、ファインの大好きな姉を抱きしめている。
制服の袖から覗く手のひらはレインの胸元を這い、もう片方の手のひらは
腰まで裂けたドレスの裾を割って蠢き、レインの脚はびくびくと揺れていた。
それはファインの手の届かない遠い光景であるはずなのに、彼女の耳には
姉が漏らす切なげな吐息も、シェイドが熱に浮かされたように何度も呟く姉の名前も、
青いドレスの中から響くぐちゃぐちゃとした濡れた音もすべてが鮮明に、
はっきりとした世界の事実であると伝わった。
そうなの?シェイドは、ずっとレインのことが好きだったの?
ブライトもあたしを好きだったの?あたしだけが、何も知らなかったの?
問いかけることはできなかった。
気が付けば、熱く脈を打つ肉の茎が、またファインの頬に押し付けられていたからだ。
689最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:53:15 ID:qSiIXcgA
気が付けば、熱く脈を打つ肉の茎が、またファインの頬に押し付けられていたからだ。
ファインの唾液でてらてらと濡れて光るそれに焦点を合わせ、おぼろげな頭のままで口付ける。
ちゅぷ、と卑猥な音が立った。
今度はファインの方から唇を開き、自分を侵そうとする欲を己の中に受け入れた。
そうすれば、すべてがひとつになるような気がした。
近いようで遠い、手の届かない場所で睦み合う姉と大好きな王子とも、
さっきからずっとファインの口中を犯し続けている金髪の王子とも、
彼女たちの周りを取り巻く闇の群れとも。
世界のすべてが闇に呑まれることを想像したファインの脳裏を読んだように、ブライトは
腰の挿送を再開させた。
ファインがレインたちに見入っていた間、ブライトがとつとつと語っていた間、
少しも質量を失うことなく熱く硬いままだったそれはいっそう張りつめ滾り、ファインの唇を犯し続けた。
「ファイン……っ、君の、口に……出すよ。君の中を、喉も顔も唇も、何もかもを汚してあげるから……っ」
ファインは、もう何も言おうとしなかった。
ただ、これから口の中を満たすのだろう何かが訪れるのを、ひたすらに待っていた。
690最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:54:46 ID:qSiIXcgA

「…っく、ぁ………!」
「んん――……ぅ……っ……!」
目の前で、星が弾ける。これ以上大きくなることはないだろうと思っていた肉の幹、その先端が
大きく震え、膨らんだ。それがファインの身体の奥底を満たす何かなのだろうと、
彼女は既に悟っていた。
びゅくり、と舌先に飛び込んで来た熱いものがぶつかり合った瞬間、
まるで見えない手に撫で上げられたように、背筋が総毛立った。
「んぁ!………ぁぁん……」
含みきれなかったぬめりが唇の隙間から漏れて、零れ落ちるのが分かった。
一度ではまだ吐き出し足りないのか、それは小さく痙攣するたびに、二度、三度と
残滓を溢れさせる。どぷ、と新たな勢いが喉を打つたびに、ファインの背には電流が走った。

「っふ、……ふむぅ……ううぅぅん、っ、あ、あ……」
びくびくと反る背中を萎えた腰では支えきれずに、自分と世界を繋ぐ唯一のもの――
目の前にあった、ブライトの脚に縋りつく。ぬぷりと音を立てて引き抜かれた、
ファインの唾液と己の吐き出した濁りを纏った肉の棒はまだ熱を湛えていたが、
唇と舌先に残るねっとりとした熱さとは違う、じわじわと昇り来るような熱がある。
それはファインの足の爪先から始まり、すさまじい速さで膝上までを侵していき、
今は腰のあたりに渦巻いて沈殿しているようだった。
「………っふ、……ぁ……ぁぁん……」
うっかり指を切ってしまったとき、切れた傷口から紅色の雫がぷくりと滲んでから
しばらく後にそれを追うように、指先から伝わる痛みに似ていた。
何故か、そのとき、ファインの脳裏に過ぎったのは姉の姿だった。
身体中をシェイドに撫で回されて、肌を上気させた姉の腰が揺れていた様を思い出し、
「あぅん……!」
また、得体の知れない疼きが生まれた。
691最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:56:05 ID:qSiIXcgA
「ファイン」
そっと肩を押し返されて、ファインの身体はゆっくりと地に落ちた。
背中を打つことはなかったけれども、縺れた足の踵が脚の付け根を軽く掠める。
「ひぁ……!」
ただそれだけで、冷たい水を浴びせられたように、息が止まった。
「苦しいかい?」
いつの間にか金髪の少年はファインの傍らにしゃがみ込み、唇の端を曲げて
彼女の目を見つめていた。赤い色がゆらゆらとゆらめいて、血で染まった海のようだった。
「…ブラ、イト…っ、なんか、なん……か、出ちゃう……やぁ、出ちゃうよぉ……!」
「なら、吐き出せばいいのさ。きっと気持ちいいと思うよ」
何を、と聞き返すだけの理性はもう無かった。
けれど、だめ、だめ、と何度もファインは首を振る。してはいけないことだ、とまだ微かに
働く頭は指令を出す。
ブライトは鼻だけで笑い、ファインの脚を大きく割り開いた。

「や…!や、だぁっ………!」
必死に閉じて耐えていた部分を外気に晒され、途端にひんやりとした感覚がある一点に集まり、
その衝動はいっそう増した。
シェイドにドレスを引き裂かれた時にはまだ感触を覚えていたはずの下着は何故かどこにも存在せずに、
ブライトが見下ろすファインの秘所は何者にも遮られることなく、他者の視線を拒むこともできなかった。
レインにも見せたことのない、恥ずかしいところ。それを見られている、そう感じた瞬間に、
それは、唐突に、来た。
「……!は、ぁぁぁん……!」
限界まで開かれた脚の中心に疼きが駆け上がり、針のように尖ったそれは水流になって迸った。
最初の一筋が体内を飛び出した感覚にファインの全身が震え、解放された悦びが噴き出して、溢れた。
「あ、あ、だめぇ……っ!や、み、みな……い、で……っ」
とぷとぷと弧を描く薄い色を張った液体は止まらず、ファインの脚を濡らし続ける。
692最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:57:23 ID:qSiIXcgA
「や、あああぁ、とま、とまんないのぉ……ブライト、見ないで、みないでぇ…!」
そう言いながらも、ファインの目はぱっくりと開いた幼い割れ目が本能の奔流を噴き出す姿から
離れない。用を足すときにだって、こんなふうに眺めたことはあるはずがなかった。

「あ、ぁ………いやぁ………」
ファインに取っては長すぎるくらいの時間が過ぎてようやく、勢いを少しずつ弱めていった水流は
やがてぽたぽたと垂れる雫になって、止まった。
「たくさん出したね、ファイン。違うものも、出たみたいだけど……?」
「…………ちが……、の……?な、に……」
「とろとろしてる」
ほら、と、大きく割られていた脚が更に広げられる。白い臀部が地面から僅かに浮いて、
ファインが必死に目を逸らそうとしていた光景は、ますます強く、彼女の視線を奪った。
赤く色づく、一筋に裂けたもうひとつの唇からはもう黄色の液体は零れ出てはいなかったけれど、
その代わりに、白く糸を引く粘りがなだらかな丸みを伝い落ち、腰の下に小さな溜まりを作っている。
693最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:58:05 ID:qSiIXcgA

「ファインはいやらしい子だね。失禁するところを他人に見られて感じてるなんて」
ぷちゅり、と指が一本、蜜を吐き出し続ける場所に埋められる。
「んぁ!」
「さあ、ファイン。淫乱で浅ましくていやらしい、僕のプリンセス。どうして欲しい?」
「ふあ、あぁぁあ!ぁん、やめ……っ、ゆび、動かしちゃ……、ぃあ……!」
じゅぷん、ぐちゃ、にちゃり、――練り飴をかき混ぜているような音だ、と
どこか遠いところから自分の痴態を見下ろしているような気分で、ファインは思った。
ブライトの指は少年らしくほっそりとした指だったように彼女は記憶していたが、
ついさっきのブライト自身のように、まるで太く熱いもので擦り上げられているかのごとく、
派手で淫猥な音がファインの耳を侵していく。
違う。かき混ぜられているのは、自分なのだ。
口中で受け止めたブライトの滾ったもの、今、指を突き立てられてぐちゃぐちゃと泡立つ蜜壺。
そこから流れ込んだ何かはファインの脳髄を犯し、入り混じり、ひとつになろうとしている。
「……なにが欲しいんだい?ファイン」
欲しいもの。みんなの笑顔だったはずだ。大好きな姉の、
初恋の王子の、友人である金髪の王子の。
けれど、もう思い出せない。レインの顔も、友人たちの顔も、両親の顔も。
あるのはただただ、噴き出すような欲望だけだ。
ファインは、ひとつだけ、短く呟いた。
闇の王子は誰もが見惚れるような流麗な笑顔を見せて、低く嗤った。


694最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:59:50 ID:qSiIXcgA

「ファイン!」
自分の叫び声が、まるで遠く離れた場所で鳴る雷のように力なく響いて聞こえる。
大切な妹、何物にも代え難いたった一人のレインだけの妹は、
金髪の少年の前に跪かされ、すすり泣いていた。
それ以上の光景は、驚きと怒りで激昂した少女の目は認識しようとしなかった。
「ファイン――ファイン、ファインっ……!」
妹のもとへ駆け出そうとしたレインの腰を、誰かが乱暴にさらい上げる。
「いや……!」
ファインを助けようとするのを阻む相手は、誰だろうと関係なかった。
己の身体を絡め取った相手を振り払おうと振り上げた手首が捕らえられ、
唯一自由になる首だけで振り向けば、そこにはよく知る相手がいた。
「シェイド!?」
「お前は、俺の腕の中にいる時はいつもうるさいんだな」
「そんなこと、どうでもいいわよ!離してったら、ファインが……!」
「ファインが?」
「泣いてるじゃない!」
昔からファインは、レインと比べてよく泣く妹だった。お菓子を床に落としたと言っては泣き、
怖い夢を見たといっては泣いた。その度にレインはハンカチや指や、
時にはキスで妹の涙を拭ってやって、自分の分の菓子を分けてやり、一緒に食べた。
一緒のベッドで手を繋いで眠った。
そうすればファインの涙は瞬時に乾き、妹はまるでその名の通りに、おひさまのように笑った。
ファイン、ファイン――わたしの、ファイン。
妹を傷付ける人間なんて、この世界にいていいはずがない。
それがたとえ、レインが焦がれてやまない憧れの王子だったとしてもだ。
695最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:01:41 ID:qSiIXcgA
レインを捉えたシェイドの腕が一向に緩まないのに苛立ち、彼女の語気はより強まった。
「――シェイド!あのね、何考えてるか知らないけど、いいから、はな……っ!」
がちり、と何かがレインの鼻にぶつかった。痛みを感じるよりも早く、息が止まる。
唇に柔らかいもの――それが何なのかは、ぼやけてよく見えなかった――が押し付けられて、
レインの息を塞いでいた。
キスされた、と気付いたのは数秒ほど経ってからだった。
「ん――……っ!」
当然のごとく、レインは暴れた。手首を返し、シェイドの身体を押し退けようとする。
けれども藍色の髪の王子の力は想像以上に強く、びくともしない。
彼が何を思ってこんな馬鹿なことをしでかしたのかは知らないし知りたくもないが、
ファインは。シェイドを前にすると頬を染めてはにかんで、
初恋をようやく自覚し始めたファインは。
ああ、それにブライト様にだって!こんなの、こんなの――
唯一自由になる目線だけを彷徨わせて、レインは妹と憧れの王子の姿を探す。
赤い色と金の色――それから、黒い色が何故かちらりと見えたけれど、
何故か彼女はそれを訝しもうとはしなかった――が視界の端を過ぎった瞬間、
シェイドの舌がレインの唇をこじ開けた。
696最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:03:06 ID:qSiIXcgA

「っ……ん、ぅぅ、……んんっ…!」
無理やりに後ろから抱きかかえられて上向かされている態勢が苦しい。痛みすらあった。
少年の舌は生き物のように蠢いてレインの舌を舐め回し、存分に粘液を絡めた後に
歯のかたちまで辿り始めた。
――うそでしょう?
僅かに開いた唇の隙間から漏れる自分の声と唾液、その気持ちの悪さに肩を強張らせて、レインは震える。
「……っふ、ぁぁん……ゃ……」
ファーストキスだった。金の髪をした王子といつか交わすことを夢見ていた唇は今、
唾液にまみれて、妹の恋する王子にいいように弄られている。
じわりと涙が浮いた。怒りのせいだと思いたかった。
まだ学園に入学する前、ふたごがふしぎ星の危機に尽力していたとき、
シェイドのことを嫌っていた頃もあった。けれどその誤解もいつしか解けて
レインも妹と同じように彼に信頼を寄せるようになり、態度はそっけないけれど、
本当は優しくて頼りになるんだわ――そう思っていた。なのに、こんな!

「…ふ、…ぅぅ……」
最後にたっぷりと唾液を流し込まれ、どうにかしようにもどうにもできなかった、
息苦しさに喘いだレインの喉は生まれて初めて、他人の体液というものをいやというほどに味わった。
ぴちゃり、とキスという単語には到底似つかわしくないような耳障りな音とともに、
シェイドの唇が離れる。
怒りと羞恥と息苦しさで、レインの膝は既に折れかけていた。
697最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:04:13 ID:qSiIXcgA
びりびりと、布を裂くような音が聴こえる――それは紛れもなくレインのドレスが引き裂かれている音で、
肩口から腰まで一気に引き下ろされた指は、容赦なくレインの肌を露出させていった。
「やっ……!」
蒼く波打つドレスのフリルが見る見るうちに破り捨てられる。
「ちょっ………やだ、やめて!シェイド、シェイドってば!」
数瞬前まではドレスだったものを征服していた手のひらが、その隙間へ潜り込む。
その手のひらはまだ膨らみかけたばかりの胸元を這い回り、先端を強く摘み上げた。
「ゃん、痛……っ!」
針で刺されたような痛みだった。シェイドの親指と人差し指がきつく食い込んで、
ちかちかとした痛みが胸から全身に広がっていく。
「いたっ、いたぁい…!やぁ、ひ、ひどいことしないでよぉ……!」
今度は、生理的な涙で視界が歪んだ。シェイドは確かに感じが悪いところもあるけれど、
だからといって理由もなく、こんなひどいことはしない。
だから何か原因があるはずで――けれども必死に頭を巡らせようとしても、
身体を苛む痛みはレインの思考を奪う。
と、不意に。シェイドの指が動きを止めた。思わず、ふ、と息をついて肩の力を抜くレインだったが、
息をもう一度吸う前に、その指はまた動きを再開させる。
さっきまでの乱暴さが嘘のように、指の腹で甘く乳首を押し潰された。
「ひゃん……!」
痛みばかりを与えられていた身体は、簡単に刺激を受け入れた。
698最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:05:32 ID:qSiIXcgA
レインの小さな胸をすっぽりと包んでもなお余る手のひらは、手の中の幼い隆起を
まるでパンをこねるように揉みしだく。そのたびに、鋭い痛みを伝えるだけだった胸の頂から
鈍くじれったい疼きが生まれた。シェイドの手のひらが一瞬、じんじんと熱を持つ
そこを掠めるだけで息が止まる。
「……ぁん…っ………!」
けれど無慈悲なその腕は、一瞬の甘さしかくれない。レインの声が跳ね上がるのを知ってか知らずか、
彼だって手のひらの中心を掠める、ぷくりと勃ち上がった感触には気付いているのだろうに、
そこに指を寄せようとはしない。ただいたずらに、レインの胸元を弄ぶ。
違うの、ちがうの、そこじゃないの――
そう言え、とレインの身体が、周囲の闇が、蠢く指が訴えていた。そう言えば、
この、痛みに似ているようでいてもっと重く速い、ずきずきと頭を蝕むような疼きは
即座に満たされるのだろう、と頭のどこかで、分かってはいた。
でも、それはだめ、それだけはだめだ、と同じ頭の隅で、まだ警笛は鳴り響いている。
だって、ファインが。
ブライトの前で蹲り、泣くファインが。
ともすれば何かをねだってしまいそうな舌を、唇を噛んでその中に閉じ込めて、
レインはぼんやりと白みそうになる視線を巡らせた。
そして、その目が座り込んだ妹の背中を認め、それから。


それから――視線を逸らすこともできずにその光景をまじまじと見つめていたレインの耳元に、
聞き慣れた少年の声が注ぎ込まれる。
「――泣いてるか?」

699最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:06:42 ID:qSiIXcgA

金髪の王子の足元に跪いた少女の赤い頭は、何かに急かされるように上下していた。
犬や猫がミルクを一心に貪るように、小さな舌が引っ切り無しに動く。
幹の根元を舐め回しそそり立つ中原をつつりとなぞり、嵩張る先端に辿り着けば、
何の躊躇も見せず、それを口に含んだ。
大食らいなわりに小ぶりで、レインにいつもさくらんぼを思い出させるその唇の中で
それは蠢き、妹の髪と瞳の色に近く上気した頬は大きく張った。
ファインはそうして、眼前の金髪の王子の股間にむしゃぶりついていた。


そのときレインは、今、自分を捕らえている腕の主のことも、憧れの王子のことも、
ここが闇の中だということすら、すべてを忘れた。
――あれはだれ?
「ファインだよ」
くん、と指が曲げられて、その爪先が胸の先端を引っ掻いた。瞬間、レインの内側を
ぴりりと走り抜けた痛み。
「あぅ…!」
そのまま、爪で擦るようにして弄られる。今まで焦らすようにしか触れられなかった、
痛みと疼きで敏感に勃ち上がった紅い蕾は、シェイドの指の動きに合わせてかたちを歪めた。
「っあ、……ふあ、ぁぁん……そ、れ……やめてぇ………」
「さっきとは、えらく反応が違うな」
自分でも、胸を眺めていつ大きくなるのかしらとふにふにと触れてみることくらいはあったものの、
そんなふうに何かを引き出すために触れてみたことなんて、一度もなかった。
赤ちゃんがお乳を飲む場所、というだけの認識しかなかったそこを柔らかく摘ままれ、
指で挟まれ、こねくり回されて、レインの背中に甘い痺れが走る。
そこは、こんなふうに触れられて、身悶えるための器官じゃないはずなのに。
700最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:07:47 ID:qSiIXcgA

レインの目に映るファインは、夕焼けの色をした瞳をとろんと細め、肉の棒を口に含んでいる。
細い腰をゆらゆらと揺らめかせるたびに桃色の秘部から垂れるものの正体は
レインには分からなかったが、
あれはきっと、ファインの芯が何かを欲しがっているから湧き出すものなのだ、と
もう緩慢としか動いてくれない頭がそう判断した。
ああ、ファインはあれが欲しいんだわ。
私じゃ埋まらないものが、私じゃあげられないものが。
そこまで考えたとき、内股の付け根からぬるついたものが一筋、垂れたような気がした。

「…………ファインが、ないてる……」
「ああ、鳴いてる。悦んでるんだよ」
「よろこんでる、の……?」
「そう。見えるだろ、ファインの顔。泣いてるか?」
701最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:09:28 ID:qSiIXcgA

ねえ、ちょうだい、これほしいの、もっと、もっといろんなとこべたべたにして
ぐちゃぐちゃにして。あそこがせつないの、じんじんしてむずむずしてるのがわかるの。
これ、いれてくれたらおさまるんでしょ?きもちいいんでしょう?ね、おねがい、ちょうだい――

ファインの高くきらきらと跳ねる声が、晴れた空の下を駆け回るのが何よりも似合う声が、
ぐずぐずに蕩けて地を這っていた。それは、ついさっきまでレインが漏らしていた声と
よく似ていた。

ファイン。レインだけの、たった一人の妹のファイン。
憧れの王子が自分ではなく妹を好いていると知ったとき、あの夢魔のいる森で
生まれた憤りだってすぐに消えてしまった。
それは、ファインだったからだ。
いつでもおひさまのように笑うファインなら、誰だって好きになる。
だって私のファインだもの――

702最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:10:57 ID:qSiIXcgA

「……すきなの」
その指は優しく甘く、愛おしいものを慈しむように、レインの乳首を弄る。
声の端々に跳ね上がる音を滲ませながら、レインは吐き出した。
「ファイ、ン……が、好きなの。っ……ふ、ぁ、せかい……で、いち、ばん……好きなの……」
「ああ。お前は、そうなんだろうな」
もう、その腕を邪魔だとは思わなかった。ファインの王子だ、という慮りも既に無くなっていた。
ただ、この腕に抱えられたことは今までにも何度も――星を救うための旅のあいだにだ――
あったはずなのに、その腕の強さの中に、こんなふうに昏い欲を感じたのは初めてだった。
ファインが、レインの見知らぬ顔で蕩けていくように。
ブライトが、レインの目にしたことのない微笑みを、眼下に跪くファインに向けるように。
それならシェイドがそうなっても、ちっともおかしなことじゃないんだわ――
何か、ゆるく流れる何かに思考を浸されて、レインはそう思った。
まるでそれを読んだように、その結論に辿り着いたことへのご褒美だとでもいうように、
耳朶を甘く噛まれ、両の乳首は柔らかく摘まれる。
「は、ぁ………」
その頃には、脚を伝うものの正体はとっくに分かっていた。


「――――あ…?」
きつくかたく、もう二度と解けることはないのだろうと錯覚するほどに絶対的な腕が
そっとレインを解放した。彼の支えがなければ地面に崩れ落ちてしまうのではないか、と
内心不安だった脚も、思っていたよりはずっと確かに地に着いた。
数歩たたらを踏んでから、レインは傍らの少年を見上げる。
「キスして抱いてやれよ、お前の大事な妹を。……そうすれば」
「……そうすれば?」
「ひとつになれる」
藍色の髪の少年はそう言って薄く嗤い、レインの頬に小さな口付けを落とした。
703最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:12:55 ID:qSiIXcgA

ファイン。地面に横たわり、指一本動かさない、ファイン。
ブライトの姿は、妹の傍らには無かった。ファインのそばにあるのは、
絵の具で塗り潰したような暗闇だけだ。
レインはのろのろと妹のそばへ歩み寄り、膝を着いた。
「……ファイン」
「ふ、ぁ………?ぁん、レイ…ン、だぁ………」
ファインが姉の名を呼んだ唇には白く濁ったものがこびり付き、少し動くだけで
とろりと顎を伝う。
「これ……ね、ここ。あたしと、レインのここ………に、入ったら、あかちゃん……
できちゃうんだって…すごい、でしょ……」
ぬらぬらと光る唇の端、そこに溜まった唾液と白濁液をたっぷりと指に絡めてから、
ファインは己の脚の付け根を撫で上げた。幼いもみじのような指が息づく割れ目をとぷりと広げ、
途端に溢れ出た蜜と睦み合う。
レインは、妹も自分も、まだ子供を宿すこともできないことくらいは知っていた。
けれど、雄の匂いを懸命に身体に擦り付けているファインのその蕩けた声を、
潤む紅い瞳のことを、怖いと思った。
恐怖のように、歓喜のように、レインの肩は一度だけ、震えた。
ファインの腕がゆるりと首に巻きついてくるのにも、その腕にそっと引き寄せられたのにも、
レインは抵抗できなかった。
704最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:14:15 ID:qSiIXcgA
「きゃっ……!」
寝転んでいるファインの身体に半ば圧し掛かるような形になり、嗅ぎ慣れた妹の髪の匂い――
それに混じって、つんとした鼻をつくような匂いも――が香った瞬間、
凍っていた思考がぱきりと割れる。慌てて妹の身体をもぎ離そうとするも、
「……っふぅ……!ん、ぅぅ!」
ほどなく寄せられた唇がそれを許さなかった。
すぐに割って入った舌、そこにきつい生臭い味を感じ、レインは顔をしかめた。
それがファインの全身をくまなく汚していた白濁としたものの正体なのだ、と本能が告げていた。
「ゃ……っ、ファ、イ………んんんっ!」
シェイドにされたよりもずっと執拗に、レインの咥内すべてを味わおうとするように
生き物めいた舌が這い回る。
肩が萎え、力が抜ける。けれどそこで全身の力を抜いてしまえば
妹の身体を押し潰してしまう、そう思ってレインは頑なに耐えた。そんな姉の想いを嘲笑うように、
周囲の闇が嗤い、震えた気がした。
姉の唇を吸っていたファインがちゅぷ、と舌を引き抜き、
その代わりに今度はもうひとつの――さっきから絶えずひくついている、
自分の秘所の唇と姉のそれとをぴとりと密着させたのだ。
705665:2007/04/13(金) 10:26:42 ID:uZIoX7PV
連投規制食らったorz
あと少しでおしまいなんで、もうちびっと待っててくれ…
706名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 10:58:21 ID:2i2bVS5f
>>705
スレの容量もやばい。
でも超GJだけは言わせてくれ!
707名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:48:32 ID:p9d9zplE
708名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:59:59 ID:p9d9zplE
>>665
最終回闇水晶妄想 を次スレで最初から再投下をお願いしたい
スレまたぐとこれが落ちた時読めなくなる
709名無しさん@ピンキー
連投規制ってこれだから(ry