ふしぎ星の☆ふたご姫 その2

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1名無しさん@ピンキー
前スレに書き込もうとしたらスレ容量がいっぱいだったんで立ててみた

前スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113648335/


2名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 16:00:58 ID:weTeztbj

おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!

.         ,:::-、       __     >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
    ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ    >3 >>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
  〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ     >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
  ,'::;'   /::/  __            >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
.  l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji     >6 いまさら>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
  |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l     >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
  }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!     >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
.  {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/      >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
  ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/      >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
.   `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ       >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
        `ー-"
3名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 21:30:47 ID:nFkxi9tT
ほしゅage
4名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 12:38:50 ID:uXTLVCGG
>>1
前スレ>>658>>679共にGJ!!
レインたん好きな漏れにとって最高のプレゼントだぜ…!!
思ったけど宝石青って全然ないなww
5名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 15:33:56 ID:cYFvNpkZ
前スレ>689
ハカハァハァハァハァハ(;´Д`)ハァハァ
6前スレ679:2006/05/15(月) 18:01:35 ID:0hCBMBjU
>1
新スレ立てるか迷ってたところで立ててくれた1、ありがとう!
本文最後まで投下したところで書き込めなくなって焦った…

それでは失礼しました。
7名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 20:55:14 ID:wkP1JiTM
>>1乙!
そして>>6超GJ!!!
あの設定は好きなのでブラファ方面も見たい
8名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 23:25:13 ID:I/yOdbMV
>>1
>>6 亀だけどGJ!
痛たたと思たけど、最後に救いがあってよかったよ(*´Д`)
レインがツンからデレになる過程なんかも読んでみたかったり
またよろしく!
9名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 23:27:41 ID:UmcVQ/Q9
即死防止ってどのぐらいでOKだっけか

というわけで安全圏まで各自エロ妄想を頼む

俺はツンデレインとか実はプリンセス一グラマーなソフィー様で
ハァハァしとくよ
10名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 20:32:33 ID:xcj33c8N
よくわからんが、30レス位まで保守しとけば安全なんじゃない?
11名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 22:23:04 ID:dSsj84PE
β様に逆らえないノーチェくんがいろいろされるってのはどうだろ?
12名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 22:27:50 ID:TzrL2UtV
ブーモ×パールちゃん とかキボン。
「はぁい!パールちゃん気持ちいいでぇす」とか(*´Д`)ハァハァ
13名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:59:20 ID:cWGl3Vwx
エリザベータ様まだー?
14名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 07:42:39 ID:zalaD6Pk
                  /\___/ヽ
                /''''''       \
  i´`Y´`Y`ヽ(⌒)    /  (●),     ''''''\
  ヽ_人_.人_ノ `~ヽ  ./      ノ(、_, )ヽ (●) .|  NHKの集金に来ました
    \___    \ |.      / ̄〉     .|
           \_ 〉 \    /ー-〈  (⌒) ./
                 .   `ニニ´ ノ  Y`Y´`Yヽ
                     (´ ̄   .i__人_人_ノ
                      ` ̄ヽ      /
                         ` ̄ ̄ ̄´
15名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 21:45:06 ID:tj2xGDyP
よきにはからえー
16名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 23:16:56 ID:jgp/wgCy
エロに持っていくまでの話は文章妄想できるのに
肝心のエロが駄目ぽ…。
そんな漏れはレインたんの自慰でハァハァ
17名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 01:05:40 ID:XVIchj0u
前スレの希望コメントを見て妄想中
ちゃんと書けたら投下するがエロパロ未経験だからなのか勝手が難しい
18名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 08:49:40 ID:HKFk9La7
前スレのレインたんSSは良かった。
19名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 19:47:28 ID:izEIh6kp
>18
前スレのレインSSといってもどれかわからないくらい
前スレの後半はほとんどレインで埋まってたような
中の人効果でエロ妄想がしやすいのかもな
俺もむらこのエロ声は好きだが

で、俺の愛するソフィー様がアルテッサを庇って
体育倉庫でリンカーンされる話はまだですか
20名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 21:33:42 ID:KHG5Msto
■ BBSPINK 終了のお知らせん。
http://news20.2ch.net/test/read.cgi/news/1148126070/

どうすんべおまいら
21名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 02:04:54 ID:7/LpR/qN
漏れがエロ考えると鬼畜方面に行ってしまうな、そういえば。

和姦はどうにも思いつかないというのもw
22名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 23:32:29 ID:I/AtZu5B
ソフィーとテッサは和姦になりますか?
23名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 23:42:10 ID:/VXyx0D7
和姦ない
24名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 11:07:41 ID:cwJDs6pZ
前スレのエクレイは上手かった(゚∀゚)!!
エクリプスの心情が良かったな〜レインたんが起きた後も気になる。
やっぱ萌えるなこの二人。


今までのSS倉庫とかないのか?
25名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:57:31 ID:RgbusI66
まだ保守しとかないと落ちる?
26名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 01:05:22 ID:ELxstHdQ
とりあえず30レス突破させるか
27名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 01:18:16 ID:h2N5thB5
俺さ、前作は初期しか見てなかったんだけど、
シェイド=エクリプスはいつからこんなキャラになったの?
28名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 09:34:14 ID:Jg9RirsJ
こんなってどんなキャラの事だよ
29名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 13:55:20 ID:C5Yf1Lpe
牛の方ぢゃね??
もうエクリプスの面影ナッスィング…
30名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 00:07:07 ID:asmhMWlB
>>29
牛のシェイド×誰かで書いたらおかしく見えそうだなw
31535:2006/05/24(水) 01:20:49 ID:LuXo0LEM
牛設定でレイン×シェイドなんつー
禿げしく先行き不透明なものを前スレで晒した俺が通りますよ

まあ、何だ見逃してくれ
32名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 02:39:41 ID:IuZEaxmw
そうか、あれは牛設定だったな
だがとても良かった
33名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 12:48:50 ID:eB2uB3c/
牛のブラファとか読んでみたいな。
やっぱ和解前のエクレイや黒ブラファのが書きやすいのか?

34名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 15:35:52 ID:K5T8vVSH
>>31
ちょ、おま、見逃すか!!
淫乱妄想乙女ツンデレエロカワイイ派の貴様――!!

……また書いてくれよぉ!!(ノД`)同志の俺が待ってるYO!
35名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 21:45:58 ID:b/VXfcmz
俺も俺も(*´Д`)
全裸で待ち続けるぜ
36名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 01:41:10 ID:7IFdiWdb
ソフィー×シフォンを待ってる。
37名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 02:49:52 ID:/vsgT+Xh
ナギ様×キャメちゃんとかwww

38名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 10:07:07 ID:3u+EUA7b
シフォン「んー?この部屋だったと思うんだけど…」

シフォンは一人で普段使われていない空き教室へやってきていた。

「やあ、待っていたよ。シフォンさん」

その教室の端のにブライトが一人不敵な笑みを浮かべてたたずんでいた。

「あの…ブライトさん、こんな教室に私を呼んで一体何の用?」

ブライトは教室の中に入ってきたシフォンのそばへと近づいていった。

「うん今日はね好奇心旺盛なシフォンさんにぜひ見せたいものがあってね。」

「え?見せたいもの?なになに?」

ブライトはベルトを外しズボンとパンツをずり下げて下半身を丸出しにした。

「キャッ!ちょっと何してるの!?」

「何って見せたいものがあるって言っただろ」

「見せたいものってこれの事なの?」

「そうだよ、シフォンさん男の子のこれちゃんと見たことある?」

「な、ないけど…」

そう言いながらシフォンは、ブライトの肉棒に目が釘付けになっていた。
39名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 10:07:42 ID:3u+EUA7b
(フフフ…思った通り興味深々な目で見つめてる)

「こ…ここからおしっこ出すんだよね、へえこんな形になってるんだあ」

シフォンは初めて間近で見る男の肉棒をまじまじと観察していた。

「でね、シフォンさん。ホントに見て欲しいのはここからなんだ」

「えっ?ここからって?これを見るだけじゃなかったの?」

「うん、これからとても不思議なことが起こるからそれを見て欲しかったんだよ」

「えっ不思議なこと?ホント?なんなのなんなのー」

「うんそれはね。ちょっとシフォンさんにも手伝ってもらわないといけないんだけど、いいかな?」

「えっ手伝うって何を?」

「ボクのこれをね、触ったり握って欲しいんだ」

「え?こ…これを…?」

シフォンはさすがに肉棒に触ることにはためらいがあった。

「してもらえないなら不思議なことは見せられないなあ」

ブライトはシフォンの好奇心の旺盛さに付け込み了解を得ようとした。
40名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 10:09:46 ID:3u+EUA7b
「う、うん分かった。触ればいいのよね」

そう言ってシフォンはブライトの肉棒にその小さな手を伸ばし、竿の部分をつかんだ。

「オオッいいよシフォンさん、その調子で触り続けて」

そうしているうちに次第にブライトの肉棒に血が集まり始めた。
それに伴い肉棒は硬度を増し、膨張していった。

「うわ、なになにどうして大きくなるの不思議ふしぎー!」

「男の子はね、女の子にここを触られると勃起って言って大きくなるんだよ。」

「へぇーすっごーい!カチカチになっちゃったー、それにすっごいあっつーい!」

シフォンはブライトに肉棒の硬さを確かめるようにぐにぐにと握りしめた。

「あっああー気持ちいいよシフォンさん」

「えっこれ握ってると気持ちいいの?」

「うんそうだよ。男の子は女の子にそれを握ってもらうとすごく気持ちよくなるんだ。」

「へーそうなんだー、全然知らなかったぁ
じゃあ、もっとぐにぐにし続けたらもっと気持ちよくなれるの?」

「う、うんそうだよ、続けてシフォンさん、気持ちいいよ、ああっ」

ブライトはシフォンのかわらしい手で肉棒をしごき続けられて限界に近づいてきていた。
41名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 10:11:12 ID:3u+EUA7b
「うわぁ、ビクビクってしてるー不思議ふしぎー」

「あっシッ、シフォンさん、ぼ、ぼくもうイッちゃいそうだよ」

「えっイク?ってどういうこと?」

シフォンは休むことなくブライトの肉棒をしごいていたためブライトが答える間もなく
限界に達してしまった。
 ドピュッ!ドピュッ!ドピュッ!…
ブライトの肉棒から発射された精液がシフォンの顔に降り掛かった。

「きゃっ何コレ!?なんで白い液体が出てくるの?不思議ふしぎぃ」

「ハァ…ハァ……ごめんねシフォンさん、顔に思いっきりぶっかけちゃって」

「こ、こんな不思議な体験今までしたことなかったわ、もう驚きの連続ね」

シフォンは人生で初めてでもっとも不思議な体験を味わったことにとても満足そうな表情をしていた。


    「シフォンさん…もっと不思議な体験をしてみないかい」

―完―
42名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 14:56:41 ID:MfFLQXuv
>>38-41
GJ!!
43名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 16:46:27 ID:9LstvsKG
>>38
GJ!!黒っぽいブライト×シフォン イイ!
44名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 20:46:55 ID:DkL1GVzw
>>38
GJ!ブライト早漏すぎてワロスw
45名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 22:19:06 ID:ZrynDtIU
ブライトただの変態かよwww
46名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 09:06:28 ID:iVxQS+ph
>>38さんGJ
そのうちシフォンたんに攻められそうなブライトワラタ

ところで、テッサかばってソフィー陵辱まだかなー
47名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 15:12:01 ID:ETA8ua8g
レインが見たら失神しそうだな…w
48名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:31:58 ID:3Ae2fT2g
49名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 06:48:41 ID:9LfOAYhv
トーマはシフォンたんに手を出してそうだな。
50名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:25:44 ID:bsSq5MGw
トーマは元プリンス・・・・


現在はプリンセス?
51名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:51:06 ID:+vsX2S5g
二度と朝には出会わない 窓の無い部屋で 動物が一匹
ドアノブが壊れかけていて 触れたら最後 取れてしまいそうだ

このくらい寒い方がいい 本当の震えに気付かないで済む
不愉快も不自由も無い その逆も初めから無い

例えば笑ってみろよ こっちもひたすら笑えるさ
空のライトが照らしてくれた 僕には少し眩しすぎた
そして誰もが口を揃えて 「影しか見えない」と言った

二度と朝には出会わない 窓の無い部屋で 心臓がひとつ
目を閉じていても開いてみても 広がるのは 真っ黒な世界

例えば泣いてみろよ こっちはそれすら笑えるさ
君がライトで照らしてくれた 暖かくて 寒気がした
光の向こうの君の姿が 僕には見えないと知った

かくれんぼしてた 日が暮れてった
見つからないまま 暗くなっちゃった
皆帰ってった ルララルララ
かくれんぼしてた ずっと待ってた

例えば信じてくれよ こっちはなおさら疑うさ
それより触ってくれよ 影すら溶けていく世界で
影じゃない僕の形を

君のライトを壊してしまった 窓の無い部屋に来て欲しかった
それが過ちだと すぐに理解した
僕を探しに来てくれてた 光の向こうの君の姿が
永遠に見えなくなってしまった
それが見たかったんだと気付いた

かくれんぼしてた 日が暮れてった 見つからないまま ずっと待ってた
皆帰ってった ルララルララ かくれんぼしてた 君を待ってた

もう一度 朝と出会えるのなら 窓のない部屋に 人間が一人
ドアノブが壊れかけていて
取れたら最後 もう出られはしない
出れたら最後 もう戻れはしない
52名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 06:27:10 ID:iqZdPuQy
問1.要約せよ
53名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 10:29:27 ID:vdyg11Q5
ふしぎふしぎ〜
54名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:55:17 ID:D8/iwt5P
動物
55名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:51:21 ID:nEKTfbHT
ゆるゆる〜っと
56名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 15:52:51 ID:nH/AukL0
「ちょっとそこのあなた。」

放課後、先生からの用事で一人教室に残っていたアルテッサは二人組みの上級生に声をかけられた。
その顔には見覚えがある。昨日食堂でファインやリオーネ達に絡んでいた女生徒だ。

「なんですの?」

そういいながらも、これがどういう状況なのかはなんとなく理解していた。
昨日はふしぎ星組の数の圧力でしぶしぶ場を後にした二人。
だけどこういうプライドの高そうな人は必ず姑息な手段で仕返しにくるはず。
そしてその矛先がおそらく真っ先に罵声をあびせた私に向くだろうと言うことを。

「とぼけないで。あなた一年のくせになに?昨日のつっかかりは?」
「あんなに人の居る場所で上級生に恥をかかせて、まさかこのままなんて思ってないわよね?」

アルテッサの予感は的中していた。
やれやれという顔で言葉を返す。

「あらあら、昨日は数じゃ勝てないと思って、わざわざ私が一人になるところをこんな時間まで
見張りを?先輩方はとてもお暇のようですわねぇ?」
「な!?」
57名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 15:53:58 ID:nH/AukL0
てっきり、脂汗でも浮かべると思っていた二人はその余裕のアルテッサに一瞬言葉を詰まらせる。
しかしそれは仕方のないことだ。二人にはふしぎ星で数々のピンチを切り抜けてきた
アルテッサの精神の強さを知る良しもなかったのだから。

だが、その余裕がアルテッサの危機感知を遅らせる原因になってしまう。
なんと一人がアルテッサのすぐ後ろに飛び両腕を掴んで背中に固定したのだ。

「嘘!そんな!?い、いたた……」

あまりにも素早い行動にアルテッサは驚きの表情を見せる。
同時に相手の力量を図り損ねた自分を悔いていたが、今はそれどころではない。
前方からもう一人が近づいてきたのだ。

「威勢がいいからどんなに凄い力をもっているのかと思っていたのにこの程度?」
「あはは!ねぇ本気で振りほどこうとしてる?全然力が伝わってこないんだけど?」

アルテッサは渾身の力を籠めて振りほどこうとしていた。
だが、まるで柱に縄でくくりつけられたかのようにビクともしない。
58名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 15:54:51 ID:nH/AukL0
「っく……(なんて馬鹿力なんですの…)」
「ねぇ。こいつ私達のペットにしちゃわない?たまには威勢のいい子をいじめるのもアリでしょ。」
「そうね。フランは気弱で淫乱だけど従順すぎるのもちょっとって思ってたところだし。」
「それじゃ早速感度を確かめてみましょう。」

アルテッサは二人の交わす言葉にいままでにない恐怖を感じていた。

「こ、こんなことをして、ただではすみませんことよ…?」

なんとか恐怖を拭い去ろうと言葉を出すアルテッサ。
しかしその言葉の震えは怯えを伝えるのに十分だった。

「嬉しいわ。そんなに震えちゃって。」

そう言ってアルテッサのスカートをバサッとたくし上げる。

「きゃぁぁ!!な、なんてことを!この変態っ!!」

あまりに唐突な行動に顔を真っ赤にして罵声を浴びせるアルテッサ。
そんなことも気にせずしゃがみこんでうっとりとスカートの中を覗き込む。
必死に足を閉じて視線から逃れようとするアルテッサだったが、
足の震えが止まらずうまく動かない。
そんな挙動を見てクスっと笑う。そしてタイツ上から秘部に指をそわせた。
59名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 15:55:39 ID:nH/AukL0
「ひぁっ!?や、やめてぇ!!」
「まぁ、ぷにぷにしていて柔らかいわね。うふふ…」

最初はゆっくり、しかしだんだんと速度をあげ、強弱をつけて上下になぞらせる。
いままでだれにも触られたことのない大事な部分を、
こんな屈辱的な状況で弄られているなんてアルテッサのプライドが許さない。
しかしどこにどう力を入れてもその指から逃れることは出来ないのが現状だ。
なによりこの指の嫌悪感をどうにかしたいアルテッサだが…

「どう?気持ちいい?」
「ば、馬鹿じゃありませんの?こんなことされて気持ちいいわけないでしょっ!!」
「あらそう、それじゃ…」

そういい後ろで腕を掴んでいた生徒に合図をする。
すると後ろの生徒が空いていたほうの手をアルテッサのパンツの中に入れ、直接秘部を刺激しはじめた。

「ふあぁ!?」

自分でもなんと変な声を上げてしまったと恥ずかしくなるアルテッサ。
だが、その刺激の強さはさっきとは比べ物にならず声は止まらない。
だが問題はその感触が気持ち悪いのかどうなのかよく分からない感覚がこみ上げてきていることだ。
その様子を秘部の前でじっと見つめる髪の長い女性徒。

ちゅぷ…ちゅぷ……

「そろそろ濡れはじめてきたようね。」
「ひぁ!くぅぅ…!」
60名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 15:56:40 ID:nH/AukL0
そういわれてもアルテッサ自分の大事なところがどうなっているのがよく理解できなかった。
解かっているのは体の奥から熱いなにかがこみ上げてきているのと、
パンツの中が湿っているっぽいということぐらいだ。
というより頭がボーっとしてきて整理がついていないというのが本音だ。

そして傍観を決めこんでいた前の女性徒がアルテッサのタイツとパンツをずり下ろす。

「ひあぁぁっ!!やめてぇ!!」

秘部の濡れた部分が急速に冷えていくのを感じ悶えるアルテッサ。
それよりもこんな状態の恥ずかしいところをじっと見られている屈辱と嫌悪感で頭が一杯になる。

「あらあら。濡れはじめたと思ったらもう洪水ね。」
「この子一度火がついたら意外と早いのかも。指いれちゃっていい?」
「えぇ、いいわよ。」
「だめぇぇぇーっ!!!んんーっ!!」

自分の体内へ異物が挿入されていく感覚に侵されていくアルテッサ。
それを自分という存在が他人に支配されていく感覚だと無意識に理解し始めていた。
(もう、私はどうすることもできない…)
絶望の中、張っていた気をゆるめるアルテッサ。
その瞬間、怒涛の快感が全身に走る。
61名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 15:57:31 ID:nH/AukL0
「はぅぅん!はぁあん!!ひぁぁん!!」
「こんなに喘いじゃって、もうイキそうなんじゃない?そろそろ交代ね。」
「えぇ。」

後ろの女生徒が指を退けると、傍観していた女生徒は舌を使って秘部を舐め始めた。

「はぁぁん!!」
「どう、気持ちいいでしょ。この人のテクでフランは虜になっちゃったの。そしてこの私も…」

そういって後ろの女生徒は自分の秘部に指をそわせ刺激し始める。
アルテッサにはもうなにがなんだが理解できなかった。
ただただ次々とこみ上げてくる快感をもっと感じたいという欲求が精神を蝕んでいた。
そして、その快楽が頂点を迎える。

「だめっ、私、もうっ!!はぁぁぁぁぁんんんっっ!!!……」

アルテッサに呼応するように後ろの女生徒も、

「はぁぁぁ…気持ちいい……どう?良かったでしょ?」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「素晴らしいイキっぷりだったわ。また明日もこの教室で残っていなさいね。」

アルテッサはなにも言葉を返さなかった。
少しずつ鮮明になる頭の中でこの自分が蹂躙されたということと快楽に負けたという事実を
どう処理すべきかまだ目覚めきっていない頭の中で答えを探し彷徨っていた…。


そして、途中から陰で見ていたアウラーもつぶやいていた。

「俺って…最低だ…」
                           END
62名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 19:29:31 ID:0aL2bO7L
ちょwwwwwwwwアウラーwwwwwwww

久々の放送直後の投下GJ。
やっぱあの2人は絶対悪だよな。
63名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 22:17:23 ID:UgTUcs27
>>61
「この際、写真かメモでも撮っておこうよ。後でこいつを服従させる脅迫ネタにもなるしね。」
も言って欲しかった・・・・・・・・・・・。
64名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 23:31:21 ID:DMk+KQdq
GJ!!!直後放送ネタイイ!!
たわし(*´Д`)ハァハァ
ちょwwアウラーwwwおまwwwww見てただけかよwww
65名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 01:29:57 ID:0FILpT0k
テッサ陵辱キター!!
見るだけで助けに入らないアウラーはやっぱりヘタレw
ここはソフィーたんの出番だね。
66名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 02:46:35 ID:IxBpsU6X
>>65
集合時の笑顔を見るとソフィー様は平気で陵辱し返す気がする
67名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 06:06:26 ID:bfgLJuBG
まずは「キャベツ」だ、みじん切り
こっぱみじんにしてやるぜ!!
(ザックリ ザックリ ザックザク)
次はきさまだ「ニンジン」ヤロウ!
人間みてえなその名前
まったくふざけたヤロウだぜ
きさまの苦味にゃヘドが出る!!
ふははははははは ふははははははは
だがそれも、今のオレには通用しねえ!
さーあ、ゆっくりと皮を剥いで
バキバキに刻んでやるぜ!!
(バキ バキ バッキバキ)
おぉ、次は「ブタ肉」だー!
いいツヤしてるじゃねえか
新鮮なヤロウを見ると
胸が高鳴ってきやがるぜ!
さあパワーを集中させ
200g一気にコマ切りだー!
(ズタ ズタ ズッタタ ズッタッタッタ)
ようし、ここらで「山イモ」に挑戦だ!
デコボコしやがって
化けの皮ひんむいてやるぜ!

(ツル ツル ツル ツル ネバ ネバ ネバ ネバ)
生意気なヤロウだぜ!
(スリ スリ スリ スリ ドロ ドロ ドロ ドロ)
手こずらせやがるぜ!

すべっても かゆくても
ここで負けちゃならねえ
最後まで スリおろせ オレのメンツに賭けて!

ハァハァハァハァ ハァハァハァハァ
さあ、残りのヤロウども
一網打尽にしてやるぜ!!

「小麦粉」に水を ぶっかけ!
「天カス」と「卵」も ぶち込み!
「きざみショウガ」も入れたら
ひっかきまわしてやれー!!
(マゼ マゼ マゼ)
さっきのヤロウどもも グチャグチャに
メチャクチャに混ぜ合わせ
後は鉄板の上で じっくりと焼き上げてやるだけさ
(ジュージュージュー)
「ソース」に「青のり」 「おかか」で とどめだ!
どうだ、参ったか!!
ふははははははは ふははははははは

「お好み焼きバトルも
さぁ、口を大きく開けて
これでいただきだぜ!!!」

オットいけねえ、
「マヨネーズ」も忘れんじゃねえぜ!
68名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 11:11:39 ID:hSEMmQIq
>>56
仕事早ぇwGJ!
アウラーは当分妄想で抜けるなw
69名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 12:23:09 ID:u4zPQT9l
>>61
やべwwwアウラーwwww


ちょっとだけアウラーが某ロボットアニメの主人公に思えた
70名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 12:50:37 ID:5uonX3Ey
>>69
自分の手のひらにベットリ付いた白いものを見ながら呟いてるんだよね
71名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 18:28:39 ID:3dWZV2B7
>>66
なんとなくそのイメージでつづきを書いてみた。


「いいペットができたわねぇ。」
「ほんと明日からかなり楽しめそうね。うふふ。」

アルテッサを陵辱後、談笑をしながら帰路につく二人の上級生。
この時間帯の通学路は夕食時のせいか人気がない。
ついつい人に聞かれては不味いようなことも警戒なく喋ってしまう。
その時、通学路の桜並木の陰から一人の女生徒が現れた。

「こんばんわ。先輩方。」

気配のない登場にビクっと驚く二人。
だが、よくみると耳のあたりから筒状のようなものが垂れ下がっている。
その独特のシルエットには見覚えがあった。
たしか昨日のふしぎ星組の中にいた一人だ。

「なに?なんか用?」
「私達急いでるんだけど。」

さっきの陵辱を見られていて仕返しにきたのかと思ったが、
彼女の笑顔をみているとどうもそうにはみえない。
それに、仕返しにくるならもっと人数をそろえてくるはず。
とりあえずこの場はとぼけるに限る。

「お急ぎのところ申し訳ないんですけど、少しばかりお時間をいただきたいのです。」

あくまで丁寧に笑顔で申し出をするソフィー。
しかし街灯に照らされたその笑顔はどこか得体の知れないなにかを感じさせる。
その不気味さからバレていると感じた二人は口封じのためソフィーに襲い掛る。

「さっきの金髪の子のことなら深入りしないほうが身の為よ!!」

アルテッサの時と同じくバックを取りに飛ぶ。
だが飛び越えるはずのソフィー頭が視界から消える。

「な、なに!?」
72名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 18:29:14 ID:3dWZV2B7
着地の体制に入った瞬間、風を切り裂く音が聴こえたかと思うと
なんと着地の時には履いていたパンツが粉々に切り裂かれていた。

「!?!?」

振り返るとそこにはレイピアを構えたソフィーが立っていた。
そしてそのレイピアの先端には切り裂かれあらわになったクリトリスにあてがわれている。
あまりもの超人的な動きに言葉も出ない二人。

「まぁ、いきなり襲い掛かるなんて怖い物騒な世の中になりましたわねぇ〜」

切っ先をクルトリスから微動だにせず、ぽけぽけとした口調で語るソフィー。
その相変わらずの笑顔が殺人をも平気でおこしかねないようにも見える。
二人は本能的に勝てないと感じるやいなや、

「い、いや今のは、あ、あれよ。ほら、急いでたから飛び越えていこうかなって…ねぇ?」
「そ、そうそう。別にあなたをどうこうするつもりもないし…」
「そうなのよ。驚かせてごめんなさいね?」

「あらあら、よっぽど急がれていましたのねぇ。
 ですが私もこのままあなた方をお返しするわけにはいきませんの。
 悪い子にはちゃんとお仕置きをしておきませんと(^^)」

「……た…助けてぇ!!」

間違いなく自分達が狙われていることを察した二人は寮に向かって走り出す。
だがそれは一歩目で阻止される。
ソフィーの剣はもう一人の髪の長い方の先輩のパンツをいとも簡単に切り裂いたのだ。

「ひぃっ!!」

その少し間違えばズタズタに肉体を切り裂かれかねない剣さばきに腰を抜かし
ヘナヘナと腰を落とし座り込む。
開脚したまますわりこんでいる二人を見てクスっと笑うソフィー。
73名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 18:30:00 ID:3dWZV2B7
「まぁ、二人とも可愛いアソコだこと。」
「な……なにが目的なのよ……?」
「ほ、ほら…あの子が悪いのよ?上級生にちょっかい…ひぃぃ!!」

あの子という言葉を出した瞬間、ソフィーはずいっと顔を近づける。

「アルテッサがあなたがたに陵辱されたなんて、私ちっとも知りませんわ。」
「だ……だったら、なぜ…?」
「だって、あんなもの陵辱のうちに入りませんもの。陵辱とは…」

そういい剣を置き、両手をそれぞれの恥口に突っ込むソフィー。
濡れてもいない場所にいきなり手首を挿入されてもがく二人。

「ひぎゃぁぁ!!!痛い!!痛いぃ!!」
「や、やめっ!やめてぇっ!!くああぁぁ!!」

そのまま咥内をひねり回す。

「あらあら、そんなに痛がることはありませんわ。
 この中って意外と頑丈につくられていますから心配ありませんわ(^^)」

そういいGスポットをかなり強めに刺激し始める。

「痛い!!ほ、本当にいたいの!!」
「お、お願い!なんでも言うこと聞くから!!もうやめてぇっ!!」

「そうですわねぇ〜。それではお言葉にあまえて…
 あなた方のお父様が行ってきた汚職について聞かせていただきたいですわ。」

「そ、そんなこといえるわけ…」

さらに手首を奥にいれ子宮口を突付き始める。

「さきほど頑丈と申し上げましたが、この先はさすがにデリケートに作られていますわ。
 もっと力を入れたらどうなってしまうんでしょうねぇ〜(^^)」

「ひ、ひぃぃっっ!!は、話すから、話すからやめてぇ〜!!」
「わ、わ、私のお父様は………」

二人はそれぞれ自分の国が過去に携わった国家レベルの汚職&犯罪について話始めた。

「まぁそんなことを。楽しいお話が聞けてとても嬉しいですわ。
 こんな素晴らしいお話、私一人じゃもったいないですから早速録音させていただきましたわ。」
「そ、そんな…」
「お礼に、痛いだけじゃさすがにかわいそうですからイカせてあげましょう。(^^)」
74名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 18:31:56 ID:3dWZV2B7
そういうとさっきまでとは全然違う艶やかなタッチでGスポットを刺激し始める。

「う、嘘!?す、凄く気持ちいい!!」
「もう、もうイっちゃう!!」

その瞬間、手を引っ張りだすソフィー。

「あ……あの、なんで止め…」
「今度アルテッサに手をだしたら、国家ごと潰しにかかりますからそのつもりで。」

もはや笑顔とは呼べない、張り付いた笑顔で低くゆっくりとそう語る。
二人はあまりの恐怖に全身を震わせ失禁をしてしまう。

「まぁ可愛いこと。それではこれはプレゼントですわ。」

そういって失禁中にもう一度手をいれ一気にGを刺激をする。

「ふあぁぁあああぁぁん〜〜!!!」
「はぁぁぁぁぁあぁうんっ!!」

二人は失禁中にオーガズムに達するというあまりに刺激的な行為にまもなく失神してしまう。
しばらくして目を覚ましたが、そこには剣を持った女生徒はすでに居なかった…。


75名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 18:34:07 ID:3dWZV2B7
次の日の朝。

もうアルテッサは立ち直っていた。
一度敗北を喫したとはいえ、このまま黙っているなんて自分にはできない。
次にあいつらをギャフンといわせればそれですむこと。
たった一日でマインドコントロールができるほどアルテッサの精神力は鍛えられていたのだ。
2年校舎で仁王立ちするアルテッサ。
そこに例の二人組みが登校してきた。

「ひ!ひぃ!」
「昨日はよくもやってくれましたわね。このままで引き下がる私ではありませんわ!!」

意気揚々に宣戦布告するアルテッサ。

「ご、ごめんなさい!!もうしません!!」
「このとおりですから許してください!!」

なんと土下座をして頭をすりつけ謝りに転ずる二人。
あっけに取られるアルテッサだったが、そこにソフィーが現れる。

「あら2年校舎で朝からお奉行ごっこなんてさすがはアルテッサね!」
「ち、違いましてよっ!これは…」
「と、とにかく!!私達はこれで!!」

そそくさとその場から逃げさっていく。

「もう、一体なんなんですの?わけがわかりませんわ。」
「あの二人って食堂の時のお二人ですわよね。たった一人で立ち向かうなんてさすがはアルテッサ。」
「と、当然ですわ。」
「あんなに慌てふためいて走り去っていくなんて。アルテッサにはきっと鬼が宿っているのでしょうね(^^)」

「まぁそれほどでも……ん?きぃぃぃ!!誰が鬼ですって!!」

いつもののほほんとしたソフィーの言葉に、なにか張り詰めていた緊張の糸が切れる。
落ち着いたこの気持ち。そう、あんなことがあっても変らない友達、生活。
そんなことを感じながらゆっくりと自分の教室へ向かうアルテッサだった。


そんな二人を陰から微笑み見守るアウラー。

「ソフィー…グッジョブ…」
                     END
76名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 18:53:02 ID:B5c9EKPl
>>71-75
ソフィーSugeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!
77名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 20:16:19 ID:ZlQdy1H4
こ、これは…
普段天然ニコニコなキャラほど本気で怒ると怖いの法則…!

ってゆーかソフィーに惚れた。GJ!!
78名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 20:20:41 ID:0FILpT0k
>>71
もう続きが出来てる!
この時のソフィーたんのイメージはまさしくこれ↓ですね。
             _ , -__
             >  , -‐‐、 `ヽ、
            / ,-ヮム-‐、  )- 、ヽ
         、ー-' ( (, -‐、_ノ ノ-、 ヽi__ ,
         ミ ( ',` _ ̄  `jノ i ノ
          ミ ゝ ヽ,' ̄` , =x/イ 彡
          `/. `t'   ー   i ヽノ
          /  i、 ヽ、 _ , ィ !  ヽ
          /、_ム ' }~~~7`‐,-{  ノ }
         (   ノヾ i==/ /  ゞ  ノ
          ー‐イ i`。  。'  i  `|´
           /,-、i _ , -,-,_ i   !
          /ミシ´   ) カ´   !
          ゝ、     ) ).   ,イ
          / `トt----'' _ , - ' ヽ
        /  ,〃ーー‐tt ' 。    ヽ
       /==''     `ヾ、、     ヽ
       /           ``=、、_  ヽ
        /                ̄``=ヽ
     ム、_                 ヽ
         `ー-‐ト- イiー、_、_     ヽ
79名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 21:59:22 ID:Td7Whqox
>>78
「見た目通りかと思ってたら大間違い」ってタイプだな
80名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 01:20:28 ID:KgCWsPcG
ソフィー様と呼ばせてくださいぃぃぃぃ

流石です総長!!
81名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 08:31:06 ID:DyuuBYDZ
このスレ最近活気があって嬉しいな
82名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 18:04:05 ID:XCxX26Cm
>>71-75
GJ!!!
流石だな。
ソフィー様、あんまりおふざけが過ぎると減点ですよ。


>>81
同意。
明るいスレにナッチョル
83名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 11:18:08 ID:xqfev7fm
アウラーがオチ要員化しててワロタw
84名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 11:56:42 ID:IqfCw9GA
カロリの陵辱ものキボンヌ
85名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 18:45:08 ID:TPtTsRKT
>>84
カロリ幸せそうだったから陵辱はちょっとなぁ…と思いつつ気づけば書いてしまった。ちょっとソフト。



「ねぇ、あの二人付き合ってるんだってー。」
「えー嘘!どっちから言い出したのー!?」

告白の次の日、すでに学校中で二人のうわさは広まっていた。
まぁ同じミサンガをつけていればそれは仕方のないことだ。
しかし、中にはそれを快く思わない人もいた…。

放課後、タウリとサッカーの約束をしたカロリは更衣室に向かった。
いつものようにサクっと着替え終わると突然後ろから声が。

「カロリさん。」
「おわっ!?」

カロリはビックリして後ずさる。
よくみるとそこに立っていたのは、タウリにタオルを渡していたリオーネ似の女の子だった。

「君はあのときの…がっはっはっ!あービックリしたー。もしかして君もサッカーやりたいの?」

いきなり声を掛けられてビックリしたカロリだったが、
もしかしたら仲間になりたいのかも知れないと思ったカロリは笑顔で誘いを申し入れる。

「いやーほら、女子でサッカーやってるの俺だけだからさ。あ…もしかしてマネージャー志望?」
「………」

明るく声をかけていたカロリだが、女の子はなぜかうつむいたままだ。

「どうかしたのか?」

その言葉にようやく声を返す。

「……他に言うことはないんですか?」
86名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 18:46:05 ID:TPtTsRKT
「え?」

予想外の発言に一瞬思考が停止するカロリ。

「カロリさん言いましたよね。『その子のタオル受け取ってやれ』って。」
「あ……あぁ。」

女の子は言葉を続ける。

「あの言葉、てっきりタウリさんと私の仲を取りもってくれたんだと思ってました。
 なのに…あれからあなたとタウリさんは付き合い始めた…。」
「そ、それは…」
「私まるでピエロですよね。惨めな私を見て楽しんでいるんですよね?」
「そ、そんなことないっ!あのときはまだ…でも今はタウリのことが…」

あまり相手の心を読まないというか気にしないカロリにも、
彼女の言葉に多大な憎悪が含まれていることに気づく。
なんとか誤解を解きたいカロリだが、うまく言葉が出てこない。

「言い訳なんか聞きたくないです。」
「だ、だからそうじゃなくて…」

そう言ってゆっくりと近づく彼女。後ずさるカロリ。
力では勝るカロリだがそれで対処できる状況でないことは理解していた。
なんとか言葉で理解してもらおうと無い知恵を必死に振り絞るがうまくまとまらない。
やがてカロリの背中がロッカーにぶつかる。
その時、女の子は注射器をポケットから取り出し、素早い動きでカロリに刺したのだ。

「いたっ!!な、なにを!?」
「別になんでもいいでしょう。私もサッカーに参加しますから着替えますね。」
「…………。」

注射をしまい、何事もなかったかのように服を脱ぎ着替え始める女の子。
予想もつかない出来事に不安を隠せないカロリ。
しかし、注射をうたれた恐怖よりも、
タウリと付き合い始めたことがこの子を傷つけてしまった事実に責任を感じてしまう。
一緒にサッカーをして機嫌を直してくれれば…
そんなことを考えながら彼女の着替えを静かに待つカロリだった…。


グラウンドにはタウリと他のサッカー仲間が集まっていた。

「この子一緒にサッカーしたいんだって。みんなよろしく頼むよ。」
「おー!よろしくな!」
「歓迎するぜー!」

みんな意気揚々に彼女を受け入れる。
カロリは彼女のためにあくまでも明るく振舞いきるつもりだ。
87名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 18:46:41 ID:TPtTsRKT
ひととおり挨拶が終わると早速ゲームを始める。
女の子はカロリの相手チーム、つまりタウリのチームに自分から入っていった。
そしてキックオフ。
フォワードのカロリがボールを蹴り始める。

「よし!いくぜっ!!勝負だタウリ!」
「おうっ!望むところだ!」

どこまでも熱い二人。
だが力量は僅差ではあるがカロリの方が一枚上手だ。
次々と相手のミッドフィルダーを抜き去っていく。
そしてゴール近くにまで突出したカロリに、なんと女の子がタックルを食らわせてきた。

「うぉっ!?」
「きゃぁぁ!」

予想外の動きに倒れこむカロリ。
その上に悲鳴を上げながら覆い被さる彼女。
その時、彼女の手はカロリの胸と股間にあった。
素早い動きで乳首とクリトリスを刺激する。

「んあっ!?ちょ、ちょっと…」

いきなりの刺激に声をだしてしまうカロリ。
周りからは女の子が被さっているため状況が分からない。
そして周りが異変に気づきはじめると愛撫をやめ立ち上がる彼女。

「ごめんなさい。どうやって守ったらいいのかよく分からなくて…大丈夫?」
「……あ…あぁ、最初は仕方ないさ…。大丈夫大丈夫…ははは。」

今の彼女の行為の真意を理解できないカロリは、とりあえず照れた表情で言葉を返す。
だが彼女に触られた部分は、なぜかまだじんじんとむず痒いような感覚が残っていた。
どうなってるのか触って確認したいところだが、さすがにこれだけの人前で
胸やあそこを触るわけにはいかない。
いかに男っぽいカロリといえど羞恥心が無いわけではなかった。

とりあえず気持ちをゲームに切り替える。
今のでフリーキックを貰ったカロリは直接ゴールに向けてシュートを打つ。

「そうはいかないぜっ!」

壁になるためゴール前まで戻っていたタウリがジャンプし見事にボールを弾き返した。
そのボールはそのままカロリへと戻っていく。

「しまったっ!」
「チャンス!」

カロリはニヤリとしながらジャンプしトラップの体制に入る。
そのボールが胸に当たった瞬間だった。
88名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 18:48:21 ID:TPtTsRKT
「はんっ!」

全身に電気が走るような刺激を感じたカロリは、体をくねらせながら地面に倒れこんだ。
その様子に周りの人達が首をかしげる。
しかしまだゲームは続いていた。
カロリは倒れたままボールを蹴り、後ろの仲間にパスを出す。
その仲間が声をかける。

「大丈夫か?」
「あ、あはは!ちょっとミスっただけだ!さぁ攻めるぞ!」
「おぉー!」

元気を装い言葉を返したカロリだったが体の疼きはさっきより強くなっていた。
立ち上がり走り出そうとしたが、乳首が服にすれるだけで強い刺激が全身を駆け巡る。

「んん……っく!」

乳首よりもあそこの疼きの方が深刻かもしれない。
足を交互に出すたびどうしてもすれて感じてしまう。
それでも必死に走る。
顔を赤らめ少しクネクネと走るカロリの姿はなにか色っぽさを感じる。

さっきの仲間がサイドに走りこみセンタリングを上げる。
カロリはそれにヘディングシュートをあわせるためジャンプする。
その時マークしていた女の子がカロリのすぐ真後ろでジャンプした。
同時にカロリの耳の傍で囁く。

「気持ちいいですか?」
「…なんのことだ?」

カロリは一瞬気を散らしたが、すぐにボールへと集中する。

「うふ、我慢はいけません。」
「!?」

そういうとまた素早い動きで背中下からスパッツに手を突っ込んだかと思うと、
じかに股間をまさぐった。

「ひぁっ!はぁぁぁんっ!!」

カロリはたまらず、今までに無い強烈な刺激に声を揚げる。
そのまま体制をくずし仰向けに地面にたたきつけられる。
女の子も背中から被さった状態で同時に落ちる。
かなりのダメージがカロリにいったはずだが、
なんと女の子はジャンプ中と同じように愛撫を続けていた。

「はん!ひぁん!!はぁ…や…やめ…ん!!」

あまりに危険な墜落に心配して人が集まってくる。
だが、さっきと同じく女の子が邪魔でカロリになにが起きているのが分からない。
女の子はまた耳元で囁く。

「ほーら、いっぱい人が見てますよ。」
「なっ!!んんっ!!」

より小刻みに指を動かす。
89名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 18:49:09 ID:TPtTsRKT
カロリは体をくねらせ指から逃れようとするが、スパッツの中に手があるためうまくいかない。
「(いや…こんなところで…絶対だめだ…)」
サッカーで発散しているせいか、
オナニーもしたことがないカロリーにはそのこみ上げる感覚が尿意に感じとれていた。
みんなが見ている前でおしっこを漏らすなんてとてもできない。
だが、刺激が強まるにつれ、その瞬間は近づいていた。

「もう限界ね。イっちゃいなさい。」
「いやぁぁぁ!!!!」

ついにオーガズムに達したカロリ。
上に被さっていた女の子は周りに気づかれないようにサッと手を抜きゆっくりと立ち上がる。
同時に大量の黄金液がスパッツの間から溢れ出す。
カロリはイクと同時に愛液だけでなく尿も出てしまう体質だったのだ。

「あぁぁぁぁ……はぁ…はぁ…」
「…うぁ…漏らしてるよ…」
「なんだよ、トイレ我慢してやってたのかよ…」
「おい、どうするんだ…?」

ヒクヒクと体を震わせながら息を荒げる姿を、
心配をしているそぶりを見せながらも、どこか色っぽい格好に釘付けになるメンバー達。

「だ、大丈夫か!?」

唯一タウリだけが心配そうに声をかける。
初めて放尿感と絶頂感を同時に味わい意識が朦朧としていたカロリだが、
周りの声や視線を感じ取ると同時に羞恥心と屈辱感がこみ上げてくる。
「(なんで…こんなことに…)」
涙が頬を伝わるのが分かる。
みんなに見られてる。タウリにも見られた。
あの注射のせい。そしてあの子の手。全部仕組まれていた。それは…自分のせい……?
いろんなことが頭を駆け巡る。
そんな様子を満足そうに見下ろす女の子。
だがすぐに顔をつくり言葉をかける。

「まぁ、どこか調子が悪いと思ったらおしっこを我慢されていたんですね。さぁ肩につかまって。」
「はぁ…はぁ…」

カロリの腕をとり肩を使って起き上がらせると、そのまま更衣室へと足を向ける。
その後、薬の効き目がきれるまで何度もイカされることになるとは知らず、
体を女の子に預けゆっくりと歩きだすカロリだった…。


たまたま見にきていたアウラーが、
そっと更衣室を覗きにいったのは言うまでもない。

                                     END
90名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 21:29:37 ID:qDZzkbba
>>85
GJ!
またお前かアウラーwwwww
リオーネ似の子コワス ガクガクブルブル(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
91名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 21:46:41 ID:+hXzjX4t
アウラー様がみてる
とかいうネタを思いついた人挙手
ノシ

あ、>>85さんGJでした
92名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 22:04:46 ID:h9JQhYhx
>>85
GJ!!
覗くアウラーをテッサに尾行させたらどうだろうww
93名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 12:05:10 ID:YjCpeKDt
なんかアウラーが変な人になっていく・・・www

 アウラー応援してるのに。
でも>>85GJ!
94名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 15:29:14 ID:riUhA1Q2
>>85 GJ!
早くもカロリ話キター
そしてエロパロスレでのアウラーの立ち位置が定着しつつある(w
95葡萄酒 ◆f/WwGSUBhs :2006/06/13(火) 18:11:45 ID:Tdi8dcjf
お久しぶりです。前スレではお世話になりました。
なんか結構需要があるみたいだったんで
鉄鎖かばったソフィーの陵辱ものを書いてみたんですが今回も鬱&長いです。
その上おれの勝手な脳内設定+突っ込みどころが多いと思います。あと誤字脱字も…
それでも時間あったら読んで貰えるとと嬉しいです。
96月下美人:2006/06/13(火) 18:12:59 ID:Tdi8dcjf

T.



 初めて訪れる林道を、乏しい月明かりだけを頼りに歩いている間じゅう
ソフィーはアルテッサのことばかりを考えていた。
彼女を想うたび、胸の内側がこそばゆく疼く。
こんな気持を人々は昔から恋愛感情と呼んだのだろうか。
それほど思いを寄せている相手なのだから
ふたりの出会いはさぞ特別なものであったろう、と聞かれれば
ソフィーはそうだと答えるつもりだ。
なぜなら、アルテッサとの本当の出会いは自分が今よりずっと
幼い頃の事であるにもかかわらず、記憶に強く焼きついているほどなのだから。
ただし、特別ではあるが劇的なものや運命的なものを期待しないでもらいたい。
あえて分類するならば、滑稽で喜劇的な出会いと呼ぶべきか。
しかし、それでこそ自分達の絆の始まりにふさわしいのだと
今になってソフィーにはそう思えるのだ。

 かざぐるまの国と宝石の国。この隣接するふたつの国名を聞けば皆が同じことを思い浮べるに違いない。
いがみ合っている間柄、と。
だが、もちろんそれは健全なライバル意識からくるもので
国交が途絶えてしまっているわけではない。
年に一度はそれぞれの国から選ばれた代表同士がその腕を競い合う、気球レースも開催されている。
まだ幼い頃ソフィーが宝石の国を初めて訪れたのはそのレースの時のことだった。
自国の気球、キング・バーバードから降り立った広場はすでにこれ以上ないほどの賑わいを見せていた。
ただでさえ宝石ずくしの街をさらに飾り付けているわけだから、辺りを見回すだけで目がチカチカしそうだった。
子供心に悪趣味なことをするとソフィーは思った。
これでは宝石と飾り、両方とものせっかくの美しさが相殺されているではないか。
ソフィーは無駄なものを嫌い花鳥風月を愛でる、素朴な性格の少女なのだ。
両親である国王夫妻は、会うなりいきなりキング・バーバードにケチをつけたきた
王妃カメリアへ反論するのにやっきになっていたし、兄のアウラーといえば根っからのマイペースで
まわりにとらわれることなく相手チームである宝石の国の気球の仕組みに目を輝かせていた。
97月下美人:2006/06/13(火) 18:13:30 ID:Tdi8dcjf
大人達の話には入れないし、女の子であるソフィーは乗り物にもさほど興味も持っていない。
ひとりだけ所在をなくしたソフィーは、せめてこの国の花を見たいと思い
その場からあまり離れない程度の範囲を歩いてみることにした。
街道の両脇には花壇が設けられていて、そこに植えられた花ならばすぐに見つけることができたのだが
どれも色彩や見栄えだけを意識して選ばれたのか
どの国でも見ることのできるありきたりのもので
宝石の国特有の花は席を与えられていないようだった。
もう少し遠くまで探してみたい。そんな思いにかられはしたが
その頃からすでにソフィーは子供にしておくには少々利口すぎた。
自分の興味を満たす以前に、あまりここから離れてはならない。
まわりに迷惑をかけることがあってはならないという思いが先にたってしまう。

 仕方なく元の広場に戻ろうと花壇を後にしたソフィーの瞳に
煌びやかな宝石がいくつも埋め込まれたベンチにちょこんと腰掛けた女の子が映った。
自分よりもう少し年の小さい子のようにソフィーには思えた。
おそらく自分も浮べているであろう退屈そうな表情で俯き
地面に届くにはだいぶ長さの足りない両足をぷらぷらと遊ばせている。
98月下美人:2006/06/13(火) 18:14:00 ID:Tdi8dcjf
「こんにちは」

 ソフィーはベンチの前まで歩み寄り女の子に声をかけてみた。
同じような境遇の彼女に、親しみを覚えたのかもしれない。
頭上からかけられた声と覆いかぶさった影に気付いた女の子も
視線を上げた先にソフィーを確認したようだった。
女の子は元々大きいであろうエメラルドグリーンの瞳をさらに見開いているようだった。
驚かしてしまったのかもしれないと、ソフィーは少しの気まずさを感じた。
合った覚えのないものにいきなり話しかけられれば無理もない。
しかし、警戒している様子でもなかった。
女の子はほほ笑むでも脅えて泣き出すでもなく
瞳だけを爛々と輝かせ、ただソフィーの全身を観察しているようだった。

「おとなり、よろしいかしら?」

 吸い込まれそうな彼女の瞳に自分のほうが少したじろいでしまいながらも 
ソフィーはベンチの空いたスペースを指差しながら尋ねた。
女の子は何事か言葉を発することもなかったが、しばらくの間のあと
尋ねられた言葉の意味に気付いたのか小さな体を隅に寄せてくれた。
その間も瞳だけはソフィーの姿を捉え続けている。
お礼を言って女の子が空けてくれたスペースに腰を下ろす。
お互いの視線は縫いとめられようにずっと合わさったままだ。
とはいえ、女の子のそんな反応にも馴れ始めていたソフィーは
自分もあらためて彼女の観察をしてみることにした。

 可愛い子だな、というのがまず第一印象にあった。
ひよこのようにふわふわとした金髪を
カットされたダイヤモンドのついたカチューシャでまとめてもらっている。
綺麗なドレスを幼いながらもきちんと着こなしているところを見ると良家のお嬢さんなのかもしれない。
そこまで観察を続けて、自分達はまだ自己紹介さえ済ませていないことに気が付いた。
それどころか、いまだこの女の子と一言も会話を成立させていない。
こうして隣同士で座るに至る間も
ソフィーが一方的に言葉をかけていたに過ぎない。
にもかかわらず全くそのことに気が付かなかった。
初めて出会うはずの彼女にはなぜか妙な安心感を抱いた。
言葉を必要としない、旧知の間柄のような錯覚を知らず感じていたようにも思う。
99月下美人:2006/06/13(火) 18:14:33 ID:Tdi8dcjf
「わたしは、かざぐるまの国のプリンセスソフィー。あなたは?」
 
 とはいえ、ソフィーは会話を試みた。彼女の声を聴いてみたくなったのだ。
質問形式で話しかければ、彼女もなにかしら答えてくれるだろう。それが狙いだった。

「え……? かざぐるまの…… 国……?」

 それが女の子からソフィーが初めて聞くことのできた言葉だった。
どうやら“プリンセス”よりも“かざぐるまの国”のほうに反応したようだった。
何か思い出したような彼女の視線が、ソフィーの耳に向けられた。
かざぐるまの国の住人の大半を占めるドックル族の特徴である長い耳──
その途端、無表情だった女の子の顔に動きが生まれた。
まず見開いたままにしていたエメラルドの瞳がきっと引き締まり
次いで唇がわなわなと震え出した。
それは、脅えのようであり苛立ちのようでもあった。
いきなり女の子は勢いよくベンチから飛び降り
小さな人差し指をびしっとソフィーにつき立て声を張り上げた。

「こ…… この獣人間っ! 私を食べようとしたって むむむ…… 無駄ですわよっ!!」


 くすくすという笑いが夜の林道の肌寒い空気のなかで響く。
今この場に自分以外の者など居るはずはない。
どうやら思い出し笑いをしてしまったらしいとソフィーは気付いた。
くすくす、というもはや自分の所有物でなくなった笑い声は
何を一人でにやけているんだと、ソフィーを冷やかすように痩せた樹木の間で木霊し続け
なかなか収まろうとしない。
流石に気恥ずかしくなるソフィーだが、それもいいではないかと思い直した。
こんな薄気味悪い、人喰い狼でも出そうな場所、笑いの一つもなければ怖ろしくて耐えられたものではない。

「人喰い狼…… あれはかざぐるまの国の動物だからこの星にはいないでしょうけど…… ふふっ……」

 またひとり笑いがこ木霊したがもう気にはならなかった。
ようは考え方の問題ね、とソフィーは思う。
森全体が微笑んでいるという受け取り方だってできる。
夜風にそよぐ樹々たちは愉快げに体を揺さぶっているのだと思えば
まるで絵本のなかを歩いているようにすら感じる事が出来た。
当然その足取りは軽いものとなる。

「それにしても、人喰い…… か」

 自分も生まれてからたった一度、本気で人喰いと勘違いされた事がある。
100月下美人:2006/06/13(火) 18:15:16 ID:Tdi8dcjf
なぜ女の子はかざぐるまの国の住人だと分かった途端、ソフィーへの態度を豹変させたのか。
当然のことだが、年端もいかない彼女が個人的に隣国に対して敵対心を抱いていたわけではない。
原因は彼女の母親にあった。母親が日頃こぼしていたドックル族の悪口を、女の子は聞いて育ったのだ。
それは、ドックル族は野蛮な種族で人をさらっては頭から食べるとか
その食べかすの骨を組み上げたおぞましい家で生活しているとかいう、笑ってしまうほど馬鹿げた迷信だった。
勿論宝石の国の住人でそんな迷信を信じているものなどいない。と言うよりもそんな迷信自体存在しない。
かざぐるまの国の人々は、みな寡黙だが決して薄情な者達ではない。
口に出してまで言うものはいなくても、それが宝石の国での隣国の住人に対する一般的な評価だ。
女の子が聞かされて育った迷信は、その一切が母親による作り話だったのである。
その母親にしたって、なにも本当にドックル族を心底毛嫌いしていたわけではない。
ただ、もとより派手好きな彼女は、どうしても過激な表現を好んでしまうらしい。
女の子の母親は、宝石の国の王妃カメリアだった。

 つまり、この時の少女こそがアルテッサだったのだが、ソフィーが正確に覚えているのはここまでだ。
その後のことは、断片的にいくつか思い出せるだけだった。
その記憶の断片の光景のひとつで、なぜかアルテッサは警戒しているはずの自分の横に結局座りなおしている。
ベンチに仲良くならんで、腕組みをしながら何事かしきりにぷりぷり怒っているアルテッサを
ソフィーは微笑を浮かべ眺めている。
思えば、この時からすでに今のような関係が成立していたようにソフィーは思う。
もうひとつだけ残った記憶では、ふたりは街道のベンチの上ではなく
宝石の国の城から気球レースを眺めている。
はしゃいで空を指差すソフィーの横には、迷惑そうな顔をしながらもぴったりと寄り添うアルテッサがいて……
初めての出会いについては、それ以上の事には覚えがない。 

 ソフィーが二度目にアルテッサに出会うまでにはしばらく間が空くことになる。
気球レースのスタート地点はかざぐるまの国と宝石の国、一年ごとに交代する。
つまり次の年の会場はかざぐるまの国だったのだが
その年の気球レースから彼女を見かけることがなくなったのだ。
101月下美人:2006/06/13(火) 18:16:13 ID:Tdi8dcjf
アルテッサとの最初の出会いを果した年のレースではかざぐるまの国が勝利していた。
それに気を悪くしようで、カメリアともども自室にこもっていると国王のアウラーは申し訳なさそうに説明した。
もう一度アルテッサに会えることを楽しみにしていたソフィーは残念に思ったものだが
レースが始まるとそんな気分も消えてしまっていた。
その頃はソフィーにとってアルテッサはその程度の存在でしかなかったのだ。
レースは、再びかざぐるまの国に軍配が上がることになる。

 さらに次の年、その時はカメリアも渋々といった様子で顔を出していたが
やはりアルテッサの姿を見つけることは出来なかった。
もはやあんな迷信を信じるような年頃は過ぎていたはずだが、カメリアを尊敬するアルテッサは
体面上かざぐるまの国との交流に顔を出さなければならない母にかわり、自分だけでも
抵抗を続けたかったのだろう。それが母への忠誠だと勘違いな考えをひとり歩きさせていたのだ。

 気球レースは毎年続けられていたが、アルテッサが姿を見せることはとうとうなくなった。
しかしソフィーもやがて、彼女のことを頭の片隅程度に記憶したままゆるやかに時を過すようになっていった。

 第一回プリンセスパーティーの案内状は、庭園で庭師の仕事を見物していたソフィーのもとへ
忠臣のひとりがわざわざ届けにきてくれた。各国のプリンセス、プリンスが決められた国に集まり 
さらに回ごとに変わる様々な種目で腕を競い合うという内容を読み上げられた時
強い関心を抱いたのを覚えている。
102月下美人:2006/06/13(火) 18:17:21 ID:Tdi8dcjf
「プリンセスパーティーって、宝石の国のアルテッサも来るのかしら」

 その日の夕食時、王族専用の食堂で食事をとりながらソフィーは何とはなしに両親に尋ねてみた。
さして気になることでもなかったのだが、その日食卓に出されたのはしずくの国出身の料理人の腕による
祖国の名物料理『うまつゆヌードル』という代物で、丼に盛り付けられたそのあまりに所帯じみた風貌が
父であるランダ王の気分を害してしまったようで
少し険悪になりつつあった場の空気を入れ替えようとした、いわば話題づくりのつもりで言った事に過ぎなかった。

「さあ…… 一応彼女も宝石の国の代表なんだから参加するとは思うがな」

 ややあってランダは話を振られた手前、というように溜息めいた返事をした。
どうやら苛立っている時の父に宝石の国の話題を持ち出すのは逆効果だったようで
食卓は、さらに気まずい空気で覆われた。
当然、会話を実らせるつもりもないのだろう。ランダは視線を落とした先の丼の中で
麺が汁を吸ってのびていくのをうんざりとした様子で眺めていた。
言いつけさえすればすぐさま他の食事が運ばれてくるだろうが
ランダは自分に甘えや堕落を許さない。
あまり生真面目すぎるのもかえって損を見るものだとソフィーは学習した。

「そ…… そういえばソフィーは何年前の気球レースの時でしたか……
プリンセスアルテッサとはとても親しそうにしていたものね」

 流石にそのまま会話を途切れさしたのではあまりにソフィーの立場がないと思ったのか
王妃のエレナが慌てて会話を続けさせようと発言した。

「ええ…… そう、でしたわね。 お母さま」

 一応それだけ返事はしておいたが、ソフィーももう黙っておくことにした。
そもそも、プリンセスパーティーのことになら興味は持っているのだが
アルテッサの話題といっても彼女のことはほとんど知らない。
名前を出したのもそれ以外の国のプリンセスとは会った事すらなかったからだ。
しかし、ソフィーは“その気まずさからは”間もなくして救われることになる。
ひとりだけまわりの空気に影響されることなく『うまつゆヌードル』を
黙々とかきこんでいた兄のアウラーが急に激しく咳き込みだしたのだ。
エレナに心配そうに背中をさすられ、なんとか落ち着いて顔をあげた兄の鼻の穴からは麺が飛び出していた。
それを見せ付けられ、ソフィーは堪えきれず大口をあけ爆笑してしまった。
その笑い声は、すぐさま苛立ちが限界に達したランダの怒鳴りによってかき消される。
気まずさからは解放されたものの、その後には兄の巻き添えをくらってつらいお説教タイムが待っていた。
103月下美人:2006/06/13(火) 18:19:01 ID:Tdi8dcjf
そして訪れた第一回プリンセスパーティー。
ソフィーはそこでアルテッサを久方ぶりに見かけた。
集まったものたちの視線を独占してダンスホールを優雅に舞う彼女を……
初めて出合ったあのときの面影はまだ完全に消えてはいなかったが
ただ、なんというか美しくはなりはしたがどこか目元がきつくなっているような
そんな気がしてならなかった。
自分にとってのアルテッサといえば、あの愛くるしかった幼子のことだ。
しかし、兄のブライトをパートナーにステップを難なくこなす彼女は
その頃と変わっていないと言うにはいささか気が引けるものがある。
恐らく、自分より幼いアルテッサはあの時のことだって覚えていないだろう。
そうなれば、自分達の過去の繋がりなどなかったに等しい。
その事に、ソフィーはなにか喪失感めいた感情に苛まれた。
その場にいる皆が見惚れている彼女をそんな風に見ているのも自分だけだろうと思った。
勿論、彼女が自分の望んでいたとおりの成長をしていなければならない筋合いなんてない。
ソフィー自身、アルテッサのことなどろくに考えもせず過していたのだからなおさらだ。
ただ、アルテッサを再び目にしたとき、そしてもしかしたら彼女と過去に出会っていた事実など
すでに意味を失くしているのではと気付いたとき、なぜか彼女との関係がそのまま消えていくことを
酷く惜しいことのように感じた。

 しかしその後会場にある問題が発生してしまい、結局アルテッサに話しかけられずじまいだった。

アルテッサとの関係がこのまま断たれることがあってはならない。
そんな警告じみた存在感が再び蘇り、一度目のプリンセスパーティーは幕を閉じる。

 それなのに、その後も二度目、三度目と行われたパーティーでもアルテッサに話しかける機会がなかった。
彼女は、ことあるごとに事件にまきこまれていたらしい。
その度彼女は酷く落ち込んでいるように思えた。
アルテッサを慰めに行きたい、とソフィーは思ったが
なんだか彼女の悲しみにつけ込んで会話のきっかけを作るのは卑怯に思えたし
なにより知らない者に(正確には以前出合っているのだが)哀れみを受けることなど彼女は望まない気がした。
 
 ようやくまともな会話を交わすことができたのは
四度目のプリンセスパーティーでの事だった。
アルテッサは、ソフィーに対してこう言った。
“相変わらずのおとぼけキャラ”であると。
彼女は記憶していたのだ。数年前にふたりで会話した事を。
とぼけた性格をしているとよく言われる自分のことを。
その記憶力には素直に感銘を覚えた。
そして、彼女との間に絆めいたものすら感じた。
実際、このパーティーを皮切りに今までの疎遠ぶりが嘘のように
何度もアルテッサの隣にいられることになる。
104月下美人:2006/06/13(火) 18:22:38 ID:Tdi8dcjf
出会うたび、ソフィーは彼女の魅力のひとつひとつに気付いていった。
意識しなくても、どうしても気付かずにいられないのだ。
とろとろ流れるような蜂蜜の色をした艶っぽい金髪も
つい指で突いてしまいたくなるような愛くるしいほっぺたのふくよかさも
気に入らなければ無視を決め込んでしまえば済むものを
律儀にまわりの困った面々にツッコミをいれずにはいられないところも
なにより、本当は誰より寂しがりやで甘えん坊なのに
不器用が災いして優しさをうまく表現できずにいるいじらしさも
それら全てを、ソフィーは愛おしく思っていた。

 自分のなかではやはりあの幼き日に出合ったアルテッサのイメージが拭えずにいたソフィーだったが
彼女は幼いながらに対人関係の壁を築いてしまっていただけで
その壁に囲まれながらも、その中で必死に愛情や友情を求め続けていたのだ。
あの頃と同じ、純心で愛らしい女の子のままで。
その事に気付いてからというもの、アルテッサのことがあまりにいじらしく可愛らしくて
どうしても放ってはおけず、つい妹のように気にかけてしまう。
おそらくアルテッサは迷惑をしていたことだろう。
けれど、自惚れでなくアルテッサだって次第にまんざらでもない様子を示し始めた。
彼女は感情を隠すのが実に下手なのだ。
それでも同年代の友達には弱みを見せたくないのか反抗的な態度をとらずにはいられない。
もう少し素直になれればいいのに、と思いつつもそんな彼女の理解者になったつもりでいられることも
また自分の特権のように思えた。

 いつもの口喧嘩(ソフィーにそのつもりはまるでないのだが)にしても
自分がこう言えばアルテッサはこう返してくるだろうというのが手に取るようにわかる。
実際、そのとおりに答えてくれるものだから運命を感じずにはいられない。
ソフィーにとって、アルテッサの存在の全てが
自分の全てに、まるであつらえたかのようにしっくりと馴染んだ。
105月下美人:2006/06/13(火) 18:23:41 ID:Tdi8dcjf
そして、極めつけはこのロイヤルワンダー学園だ。
この学園に同級生として入学でき、さらに数千人はいると思われる新入生のなかで
二人一組のルームメイトになれたのだ。
これなら、ふしぎ星を離れ入学してきたここでの学生生活も最高のものになる。
そのはずだったのだが……

 友人を作る事を禁止されているはずのこの学園で
しかも、言いたくはないがあの誤解されやすい性格をしたアルテッサに
入学後数日と経っていないにもかかわらず新しい友達が出来たらしいのだ。
らしい、というのは実はソフィーはまだその者たちの顔も知らない。
近頃のアルテッサは放課後ふらっといなくなってしまい
ふしぎ星の面々の集まりにも顔を出さなくなったし
授業が終わり、寮に帰ってきたと思っても鞄を置いてすぐに出かけて行ってしまう。
どこに行くのか尋ねるソフィーにアルテッサは、お友達ができたのよとだけそっけなく答えるのだ。

 そのことが、実は今のソフィーの心配の種である。
アルテッサにはアルテッサの付き合いがあるのはわかる。
だが、最近の彼女の振る舞いはまるで自分の存在なんてもう必要としていないようではないか。
その友達とやらも紹介すらしてくれないのか。
それも自分達だけでなくふしぎ星のプリンセスたちのだれにも教えずに。
そんなにその子たちといるのが楽しいのだろうか。
もう、アルテッサの世話を自分がやくことはなくなるのか……
せっかくこれほど仲良くなれたのに、それではあまりにも悲しすぎる。

 しかし今から数時間前、見知らぬ男子生徒からアルテッサからだと伝言を告げられたのだ。
新しい友達がソフィーに会いたがっているから是非遊びに来て欲しいと。
ただ、その生徒によると他のふしぎ星の姫たちには
このことは内緒にしておいて欲しいと念を押していたとのことだった。
それを聞いた途端、ソフィーは数日の間で蓄積していた心配が取り除かれ、大きな安堵感を覚えた。
アルテッサは、やはり自分だけを選んでくれた。
内緒ごとに混ぜてもらえなくて不満な思いをするのは
他のみんなだって同じだろうが
それでも、やはり自分とアルテッサのことなのだから“しょうがない”のだ。
自分達には特別な絆があるのだから。他のどの友達ですら入り込めないほどに。
106月下美人:2006/06/13(火) 18:24:29 ID:Tdi8dcjf
指定された場所を学園の案内板から探すのに苦労した。
なんせ、待ち合わせ場所はその案内板からも半分途切れてしまって
記入されていないほどの学園のはずれにあるのだ。
その待ち合わせ場所に繋がるのが、今歩いているこの林道というわけだ。
いや、林道を抜け視界が開けた場所までソフィーはたどり着いていた。
あたりはすっかり夜になっている。約束の時間は平気だろうか。
目前には勾配のある草むらが広がり、闇の中、緑から灰へと色を変えた草たちが夜風にそよいでいる。
その真ん中だけを道が一本貫いており、ゆるやかな丘の向こうに目をこらしてみれば
確かに薄く明かりの灯った建物が確認できたが、
そこに建造物があることを知らなければ気付くものはいないだろう。
アルテッサはあんな所を遊び場にしているのだろうか?
疑問に感じはしたが、とにかく歩を進めるソフィー。
もう少し。あの場所でアルテッサが待っている。
107月下美人:2006/06/13(火) 18:25:20 ID:Tdi8dcjf

U.



 ただの長方形にしか見えない。
たどり着いた酷く殺風景な建物を前にしてソフィーはそんな感想を抱いてた。
外壁は塗り分けられることなく濃い灰色をしていて夜の色と同化している。
これでは遠目に確認しずらい筈だ。しかも、ところどころ錆が浮き出て何ヶ所か表面が剥がれ落ちていた。
二階建てで、二階部分の窓からのみ明かりが灯っているのを確認できる。
聞いた話によれば、この建物は過去にこの学園を作った作業員達が寝泊りに使っていた場所とのことだった。
それが、何か事情があってか、単に取り壊しにかかる費用を渋っただけなのか
何十年もそのままにして残してあるのだ。
確かに建物全体── いや、周りの伸び放題の草むらたちまでもが追いやられてしまったもの特有の
悲哀さをかもし出している。

 それにしても、いくらなんでもこれは…… とソフィーは思う。
実用に差し支えなければいいのだろうから外観なんてこの程度で充分なのだろうが
気になったのはアルテッサがこんな場所に好んで入り浸るだろうかという事だ。
何か心境の変化でもあったのだろうか。新しい友達とやらの影響なのか。
自分の知らないところでアルテッサが変わっていく事は嫌だった。
大丈夫だ。アルテッサはアルテッサのままで居てくれるはずだ。
ソフィーは自分に言い聞かせ
入り口の端に取り付けられた呼び鈴を押してみたが、どうやら壊れているらしく
代りに取っ手を軽くドアに打ちつけて音を鳴らしてみた。
コツコツという小さな音しか鳴らない。
流石に外から大声で呼んでみるのはプリンセスにあるまじき行為かもと考えていると、ドアが内側に開かれた。

「やあ…… よく来てくれたね。 ソフィーちゃん、だよね」

 出迎えてくれたのは、男子生徒だった。
しかも、雰囲気から察するに上級生らしい。
友達といったらてっきり女子生徒だとばかり思っていたソフィーは面食らった。
そして、胸の内側を嫉妬心がちくりとくすぐったのを感じる。
アルテッサはこの男子生徒と楽しげに毎日会っていたというのか。
108月下美人:2006/06/13(火) 18:26:09 ID:Tdi8dcjf
ソフィーは目の前の相手に良い印象を抱くことが出来ずにいた。
なんというか全体的に締まりがない、だらしのない印象のする少年だった。
制服は格好良いつもりなのかわざと大きめのサイズを選んでポケットに両手を突っ込んでいるし
毒々しいアクセサリーをセンスもなく組み合わせも考えず身につけている。
なにより、表情に好感をもてない。口元はにやけた笑いを浮べているのに
目だけはぎらぎらと見開いて威圧しているようですらある。

「あ…… あの、アルテッサ、来ていますわよね?」

 まだ少し面食らったままのソフィーの問いに
男子生徒は身体をぶらぶらさせながら、ふふんと鼻で笑うような音を出す。

「ああ〜 来てますよぉ〜 とにかく入んなよ。 みんな上で待ってんだからさ」

「みんな? 他にもどなたかいらっしゃるんですの?」

 ソフィーが質問をしているにもかかわらず、少年は身を翻して奥に引っ込んでしまう。
なんて失礼な人なのかしらと思いつつもソフィーは建物に足を踏み入れた。
玄関を抜けてすぐの部屋は炊事場になっているらしかった。
流しに押し込まれたいくつもの簡易調理式食料の使い捨ての容器がソフィーの目に留まった。
その数からして、上にいるという他の者達の人数が三人や四人でないことは想像がついた。
そして、やっぱりこんなものを食すというのもあまりにアルテッサに似つかわしくない……

「階段。転ばないでよ」

 部屋の奥に据えられた階段をもう半ばまで登っていた少年が手摺から身を乗り出し声をかけてきた。
忠告してくれるのなら、手を引いて昇ってくれるなり明かりをつけてくれるなりすればいいのに。
ソフィーはこの男子生徒の言動がいちいち気に喰わない。 
やはり、アルテッサを取られてしまった悔しさがあるのだと思う。その事は否定できない。
でも、彼だってアルテッサの大切な友達なのかもしれないのだ。
そんな幼稚な考えは持ってはいけない。
ついつい頭の中で毒づいてしまいそうになるのを抑えながらソフィーはそろりと階段を登り始めた。
109月下美人:2006/06/13(火) 18:27:13 ID:Tdi8dcjf
階段を上りきった先がそのまま部屋の入り口になっていた。
壊れてしまったのか最初から取り付けていなかったのか、ドアはない。
だから登りきってすぐ、室内の様子を見ることが出来た。

 まず真っ先にソフィーの視界へ飛び込んできたのは
身体じゅうあらゆるところにいくつもの腕が纏わりついている
衣服を一枚も身につけることを許されていないアルテッサの姿と彼女の泣き顔だった。
ソフィーの心臓が一度、強く脈打つ。
その間をおいて、アルテッサを囲う十数人はいると思われる男子生徒達が腕の持ち主であるのも理解した。
来客に気が付いた何人かの男子生徒が
出迎えをした少年と同じような厭らしい笑みを浮かべソフィーの方を振り向く。

 恐らく、この学園の落ちこぼれ組といったところか。
彼らもまた、ガラの悪さだけをとにかく際立たせようとして
背伸びした不似合いな髪型、服装をしている。

 ソフィーは両足の筋肉が張り詰めるのを感じていた。
この状況を頭で把握するのにはもう少しの時間を要するのだが
それを先走って身体は動き出そうともがいているのだ。
それは、アルテッサを助けに駆け寄るためになのか、その場から逃げ出したかったからなのか……
しかしソフィーは結局どちらの行動も起こさなかった。
ただ、精一杯の声を張り上げ叫んでいた。“アルテッサから離れなさい!”と。

 ソフィーの叫びが、彼女のまわりの空気をびりびりと震わせている。
小ばかにしていたような少年達の表情がにわかに引き締まった。

 ソフィーの目に映ったのだ。アルテッサの耳たぶを食んでいた男子生徒の一人が
たかまってきたのか彼女の耳を自分のすぼめた舌先でほじくろうとしているところを。
ソフィーにとって、それは酷く耐え難いことだった。
アルテッサに汚らわしい行為などされてなるものかという思いが
状況を飲み込まずとも自然に叫びと変わったのだ。
110月下美人:2006/06/13(火) 18:28:22 ID:Tdi8dcjf
「お…… おお〜……」

「か…… かあっこいいじゃん…… ソフィーちゃん……」

 それでもなにがあっても相手の揚げ足だけはとらないと気がすまないのか
男子生徒たちは冷やかすように言葉を発したり、口笛を吹いたりしてみる。
だが、やはりうろたえた様子は隠しきれていない。

「ソ、ソフィー…… なんで…… あなたがここに……」

 いまこの中で、最もショックを受けているであろうアルテッサが
ほとんど呻き声と変わらない言葉を漏らした。
ソフィーの登場に目を丸くしている。
驚きのあまり涙も止まってしまったようだ。
おそらく、自分を呼び出したのはアルテッサではなく
この少年達だろう、とソフィーは察した。
その証拠に、アルテッサは酷くうろたえた様子をして
どういうことだと言わんばかりに男子生徒たちの顔を見回している。

「そんなぁ…… こんなことされてる姿…… 誰にも見せたくなかったのにぃ……」

 また、アルテッサが掠れた声で呻いた。
その言葉は砕けてしまった彼女の心そのもののような悲痛な響きをもっていた。
アルテッサの大きな瞳からは再び涙が溢れ出す。
ソフィーはようやく状況を理解する事ができた。
いや、今の状況だけでなく、アルテッサが友達との付き合いだと偽って
ずっとこの汚い小屋で陵辱され続けていたのだろうということも。

「大丈夫よアルテッサ。もう安心していいわ。私が助けてあげますからね。」

 なぜ、アルテッサがこんな目に遭わされなければならないのか。  
そもそもことの発端はなんだったのか。疑問はいくらでも沸いてくるのだが
とにかく真っ先に彼女をこんな屈辱的状態から解放してあげねばならない。
そう思い立ち、ソフィーは少年らにつかつかと歩み寄る。

「さあ、アルテッサを返しなさい。そして、もう二度とこの子に近寄らないで!
けれど、それだけで済むなんて思わないことですわね。
ただでさえ規則の厳しいこの学園でこんな問題を起こして…… 退学はまず免れませんわよ!!」

「う…… うるせぇ…… なに調子くれてんだよ……」

 口の達者なソフィーにいっきにまくしたてられ少年達はたまらずたじろいでしまう。
反撃の言葉にも、もはやなんの迫力も感じられない。
彼らにしてみれば、こんなはずではなかったのだ。
腕力では圧倒的に勝る男に、しかもこれだけの人数が揃っているというのに
怒りをあらわにして食い下がってくるとは、誰一人として思いもしなかっただろう。
111月下美人:2006/06/13(火) 18:29:15 ID:Tdi8dcjf
「ど…… どうしましょぉ…… トーマさあん……」

 さきほどアルテッサの耳を犯そうとした男子生徒が
虐められて親に泣きつく子供のような目を部屋の奥に向けた。
その先には、白の制服を身につけた長身の男子生徒が壁にもたれて腰を下ろしている。
なんというか、他の知性の欠けた者たちとは明らかに次元の違う
冷徹さすら感じられるほどに落ち着き払った少年だった。
こんな下劣な行為に参加しているとはにわかに信じがたいようなそんな生徒だ。
ソフィーは、彼に見覚えがある気がした。
入学式のとき祝辞を述べた副会長がこんな感じの少年ではなかったか。
確か名前はトーマ── そう、トーマだ。

「生徒副会長……? そんな人が何故……」

 あまりのことに、ソフィーは一瞬怒りすら失せそうになるが
その怒りは徐々に再発し、このトーマに矛先が向き始めた。
男子生徒達が向ける、頼りきったような視線からも
副会長という地位を考えても、トーマがこの忌まわしい陵辱の主犯であることは間違いないだろう。

 そのはずなのだが、これほど周りが懇願しているにも関わらず
トーマはなぜか彼らを振り返ろうとすらしない。右手でひらいた学術書に視線を落としたままだ。
まるで、別の空間にいるかのように。彼を見ていると本当にその通りなのではと思えるほど
浮世離れした雰囲気が感じられた。

 トーマの協力が仰げないことが分かると
男子生徒たちはいまにも右往左往しそうになる。
だが、ここで少年のひとりが思いついたとばかりに声をあげた。

「お、おいっ!! こっちには人質がいんだぞ!?
これ以上そんな態度してみろ! 痛い目みるのはおまえの大切なアルテッサだぜ?」

 ようやく、自分達に有利な材料を見つけて男子生徒たちは余裕を取り戻したようだ。
その顔にも再び憎たらしい笑みが浮かぶ。
というより、普通は真っ先に思いついていいものだが
どうやら本当に脳味噌の詰まっていない連中のようだ。

 だが、実際この強迫はソフィーにとってたいへん有効なものだった。
彼女はそれ以上は歩み寄るのをやめ、くやしそうに奥歯を咬む。
112月下美人:2006/06/13(火) 18:30:02 ID:Tdi8dcjf
「そ…… そうだよ 大人しくしてような……」

「俺らだって女の子に暴力振るうような連中じゃないし……
アルテッサ返して欲しかったらどうしたらいいか…… わかるっしょ?」

 馴れ馴れしくそう話しかけた男子生徒はまずアルテッサの裸体に視線を向け  
そしてソフィーを見つめ、わかるよな、というような顔で舌なめずりする。
妙に赤々とした毒々しい舌だった。
生理的嫌悪感を催さずにはおれず、ソフィーは鳥肌をたててしまう。

 思わず自分の身体を抱きすくめようとしたその両腕は
左右の脇から伸びてきたふたりの少年によって掴まれてしまった。
男子生徒達の何人かは、アルテッサから離れソフィーに近づいていたようだ。

「抵抗しないでよ……」

「俺ら気の強い子も好きなんだけどさぁ、今はとにかく早くコトをすませたい、っていうかな」

 少年達の間でにわかに笑いが生じた。
誰一人幸せな気分にすることもない、ひどく不快な笑い声だった。
やがてその笑いの波もひいていくと
変わって雄臭いむさくるしい気配が部屋に立ち込めた。
性に興味津々の盛りのついた少年達の毛穴から発散される青臭いにおいだ。
みな、どこか血走った目でソフィーの身体を視姦している。
怒鳴りつけたかったが、アルテッサの安全を考えれば耐えるほかない。
男子生徒たちの視線は、ソフィーの濡れたように光る唇、最近急激に形を現し始めた乳房、
細くカーブを描くウエスト、そしてスカートの上から女性器が息づいているであろう部分に
集中して注がれている。
先程はあんなに情けない態度だった少年達とは思えないほど
その瞳はぎらついて力強く、じりじりと身体を焦がされてしまうのではと思えるほどだ。
性に対しては、彼らは過剰なまでの力を発揮する。
そして、その性欲の捌け口の被害者がアルテッサになってしまった──
113月下美人:2006/06/13(火) 18:30:55 ID:Tdi8dcjf
少年達は皆、しきりに熱っぽい息を漏らし、股間を脹らまし始めた。
やはり、視覚だけでは我慢できなくなったようで
少年のひとりが腕を伸ばしてソフィーの乳房を掴む。

「おほっ…… やっぱお姉さまは違うよな…… 
ちゃんと胸あるし…… すっげ…… やわらかい……」

 年齢的にいって女らしさを見せ始めたソフィーの身体は
アルテッサの幼児体型にしか触れたことのない彼らにとって未知の領域であり
憧れでもあったのだ。
そのため、競ってソフィーの胸に触れようと試みる。
ひどく乱暴な指使いで弄び、誰もがその弾力に歓喜の声をあげる。

「よっしゃ。そろそろ服を脱がせてあげちゃおうかな」

「いや。本人に脱がせたほうが興奮しねえか?」

「おおっ! それいい! ストリップかよ」

「ストリーップ! ソフィーちゃん、ストリーップ!」

 少年達はソフィーを囲って口々にストリップと連呼し、 
やがてそれを手拍子もまじえた大合唱へと発展させていく。
彼女の両腕を掴んでいた少年達がその手を離したのも
ソフィーに自ら脱衣させようということだろう。

 女の子に向ってそんな行為を心底楽しげに強要できる
少年たちをソフィーは酷く軽蔑するのだが
やはりいまだ数人の男子生徒はアルテッサのほうに残っていることを考えると
彼らを刺激するような真似は出来ずにいる。
114月下美人:2006/06/13(火) 18:31:48 ID:Tdi8dcjf
 それでも、どうしても表情だけは恨めしいものになってしまい
少年達をきつく睨みつけたまま、ソフィーは制服の上着のボタンを
ひとつひとつ外していく。
アルテッサの為なればこそ起こせた行動なのだが
それでもソフィーにだって見ず知らずの男達に裸を見せるのは抵抗がある。
そのことが、もうひとつソフィーに決意といえるものを抱かせるには及ばず
どうしてもその動きは躊躇いがちなものになってしまう。

 しかし、案外それは少年達には好評のようだった。
焦らされるように、だが淡々と自分達とは異なった性の象徴が
その姿を現していく様が、彼らの性欲をどうしようもなくくすぐるのだ。
ソフィーの胸元が少しづつはだけて行くごとに、
スカートのホックが外され床にストンと落ちるごとに
少年達はまだろくに浮き出てもいない咽喉仏を上下させ生唾を飲み込んでいる。

 そうして、とうとうソフィーの身体を隠すものは上下の下着だけとなってしまう。
これを取り払ってしまえば、本当にこの品性の欠けた少年達が
自分の裸体を見せる初めての相手になってしまう。
もともと躊躇いがちではあったが、ソフィーの動きはブラジャーの背中のホックに腕を回したまま
とうとう停止してしまった。

「おいおい、ここにきて怖気づくなよ」

 少年達はもう焦らされることを楽しんでいる余裕をなくしているようだ。
ソフィーは、彼らから注がれる視線の汚らわしさを改めて認識した。
この布一枚隔てた下にある膨らみを、それを拝む事を渇望する視線。
だれもが股間を盛りあげたままそれを隠そうとすらせず
半開きの口で間の抜けた表情をしている。
なんて男は汚らわしいのだろうとソフィーは思った。
そんな者たちに囲まれて、自分はいいように半裸に剥かれて何をしているのだろう……

 その場にしゃがみ込んでしまいたい衝動にかられるソフィー。
もう、これ以上こんな汚らわしい好奇の目のもとに晒されるのは耐えられなかった。
自分は見世物ではないのだ。
115月下美人:2006/06/13(火) 18:32:53 ID:Tdi8dcjf
ふと視線をあげると、うなだれたままのアルテッサと目が合った。
彼女の全てに疲れきったように色の失せた瞳と顔色が、乱れてもなお美しい
蜂蜜色の前髪の奥で覗いていた。
酷く痛々しい雰囲気を帯びてしまった彼女を目にして
ソフィーは自分が裁かれているような感覚を覚えた。
そして恥じた。自分が先程抱いてしまった愚問を。
なぜ自分がこんな姿を晒さねばならないのか、自分は何をしているのか。
そのことについて……

(なにをしているか、ですって……?)

 自分自身に抱いた疑問の答えはすぐに見つかった。
いや、見つけるまでもなくすぐそこにあるではないか。
忘れてしまっていたのか。忘れてどうする。
これらは全て、アルテッサを助けるためにやっていることなのだ。
とにかく今は一刻も早くアルテッサと一緒にこの状況から解放されなくてはならないのだ。
彼女を守るためには、この汚らわしい男子生徒たちの愚かな性欲を満たしてやる必要がある。

 ようやくソフィーが動いた。
といっても、指先でブラジャーのホックを弾いただけなのだが。
押さえつけるものから解放されたソフィーの胸が、反動でぷるんと揺れる。
魅入っていた少年達がいっせいに溜息のようなものを漏らした。

「さあ、次はどうなさりたいんですの? 
私の身体でよろしければ、あなた方の好きなようになさって構いませんわよ」

 ソフィーはもう躊躇おうとはしなかった。
少年達の目に晒す事をあれほどためらっていた乳房を
腕で隠そうとすらしないところを見ると、完全に意思が固まったようである。
もちろん、煮えくり返るような少年達への憎悪は健在だったのだが
それを態度に表すこともやめにした。
睨みつけるでもなく、ただ凛とした雰囲気だけをはっきりと漂わせ
ソフィーは真っ直ぐ少年達を見つめると落ち着き払った声で問いかけた。

 あからさまに態度を変えてきたソフィーには少年達の方が驚いた。
トーマですら学術書から一瞬視線を上げ、一瞥をくれたほどだ。
116月下美人:2006/06/13(火) 18:33:39 ID:Tdi8dcjf
「ど…… どうって…… なあ」

 少年らは、互いの顔を見つめ会いぼそぼそと囁きあう。
皆が曖昧な苦笑いを浮かべ、次の行動に出るのを躊躇っているようだ。

「な…… なんかさ、思ってたのってこうゆうのじゃなくねぇ? なんつーか…… もっとこう、さ」

「うん。嫌がってるのを無理矢理、みたいなのイメージしてたよな……」

 さっきまはほとんど脅迫じみた言動をしていたくせに
好きにしろと言えば急に態度が変わりおどおどと周りを見回すだけ。
この少年達の煮え切らなさに、ソフィーは違う意味での苛立ちを覚えた。
こんな優柔不断な輩がよくアルテッサにあんな仕打ちを出来たものだ。
どうせだったら今のようにいつまでも行動を起こさずうじうじしていればよかったものを──

「で、でもなんかソフィーちゃんもその気になってきたみたいじゃね?」

「ああ。案外この子もあれなんじゃない? けっこう好きなんだったりして」

 少年らは、誰かが初めに動き出すのを待っていた。
しばらくそのまま男同士の曖昧な微笑みあいが続いたあとで
ようやくふたりの少年がソフィーに接近した。

 床に膝をつくように命じられ、ソフィーは素直にそれに従う。
少年達はそれでもまだ、自分達が下半身を露出させるとなると互いにはにかんだように
きまりわるそうにしていたが、それでもやることはやりたいのだろう。
ベルトを緩め、衣服をずり下げ下半身を晒した。
117月下美人:2006/06/13(火) 18:34:46 ID:Tdi8dcjf
「……っ!?」

 見せ付けられた肉棒は当然のごとく勃起しきっていて、流石にソフィーも表情を崩しそうになった。
だが、なんとか平静を装って唇を引き結ぶ。
無理矢理せき止めた悲鳴が唇を裏側から震わせた。

「じゃあさ、俺のこれ…… 口でさ…… やり方知ってる?」

 鼻を突く臭いにソフィーは頬を引きつらせるる。
少年が反り返らせた肉棒を同じ高さにある彼女の顔に接近させたのだ。
その少年はそれ以上は近付けるつもりはないようだったが
片割れは無遠慮にソフィーの頬に亀頭を密着させ擦りつけてきた。
さらに、奉仕を催促するように肉棒を彼女の頬に数回軽く打ちつける。
あまりに無礼な行為に屈辱を感じ、顔をしかめはしたが
ソフィーはされるがままになっていた。
血液の集中した亀頭部分は、驚くほどはっきりとした熱をもっており
得体の知れない、気味の悪いものとしてソフィーの嫌悪感をさらに深めていく。

「お〜い はやくしろよ。好きにさせてくれんだろぉ」

 なかなか動こうとしないソフィーに少年たちが苛立ちはじめる。

「くぅっ…… いま…… す…… するわよ……!」

 少年達に対してではなく、アルテッサのためなんでもすると決意したばかりでありながら
男性器を見せられたぐらいで固まってしまった自分に腹がたち、ソフィーは歯軋りする。
こうしていたところで、一向に事態は解決しないのだ。
自分に早く動けと命じながら、青臭い異臭を漂わせる肉棒に顔を近づける。
そしてもう一度決意を固めなおし、そろりと口に含んだ。

 まず、舌の上に奇妙な温もりが触れた。
奇妙ではあるのだが、不思議と安心感のようなものも覚える。
生き物の体温であることに変わりはない、ということだろうか。
なんにせよ、この特有の青臭ささえ意識しなければ
思ったほど不快なことではないかもしれない。
ソフィーは覚悟を決め、竿部分に舌を這わせゆっくりとなぞってみる。
少年はくすぐったそうに身を捩るという露骨な反応を見せた。

「お、俺もいるんだからさ、こっちも早くしてよ」

 もうひとりの少年が催促を始める。
彼の肉棒が先程にも増して膨れ上がっているようにソフィーは感じた。
口で奉仕してみせたことでさらに興奮させてしまったらしい。

 咥えていた肉棒は一端口から離し、反対側で待ち焦がれている
肉棒に同じように舌を這わせる。やはり、そこまで不快には感じない。
大丈夫だ。これなら解放されるまで耐えられる。
そう思うとソフィーにも余裕が生まれた。
躊躇することもなく、淡々と舌を動かしそれぞれの肉棒を射精へと促していく。
118月下美人:2006/06/13(火) 18:35:35 ID:Tdi8dcjf
「うおぉ…… はは…… やっべえよ こいつすごいうめえ……」

 快楽に腰が引けながら、少年は生唾を飲み下し見物している
男子生徒たちにその心地よさを報告する。

「う、上手いってどんななのかな……」

「う〜ん…… どうなんだろ?まあアルテッサにやってみた時は正直
あんま気持ちよくはなかったよな」

「ああ。なんかただ口の中に突っ込んでるだけ! って感じだったもんなぁ」

「ぶっちゃけ自分でシコってる方が気持いいは気持いいんだよな」
 
「あの子はほら、舌とか時々使ってるし」

「やっぱもともとエロいことに興味あるんじゃねえの?」 

 ただ早く終わらせたいがために出来る限りの行動をしている
ソフィーを見て、少年達は好き勝手にあざ笑う。
なんとでも言えばいいとソフィーは思っていたのだが
アルテッサが同じような目に遭わされたことが聞こえた時は流石に胸が痛んだ。

 見物していた生徒達も次々にソフィーのそばに寄って来る。
先程までは自分以外の誰かが行動を起こしてくれるのを待つばかりだったというのに
今ではもう我先と争い次の奉仕を受ける相手になろうとしている。
さしずめ、これが少年たちの“スイッチが入った状態”ということだろうか。
一人では何の行動を起こすこともないが、数さえ集まれば調子に乗ってどこまでも悪のりする。
人としていかにも下らない連中ではあるがそこからこうむる被害は馬鹿には出来ない。
集団でしか事に当たることがないから個人の罪の意識はほとんどゼロに薄められる。
むしろ、無邪気なほどに悪びれたところがない。常に遊び感覚なのだ。
だからこそ、アルテッサにあんな仕打ちをしておいてへらへら笑っていられる──
119月下美人:2006/06/13(火) 18:36:37 ID:Tdi8dcjf
その事を思うとソフィーは、薄気味悪い笑みを浮かべ
自分が与える快楽に酔いしれている少年たちの肉棒を噛み切ってやりたい衝動に駆られた。
胸の内側を憎しみが歯痒そうに叩きつける。
しかし、それでも今はこの男子生徒すべてを満足させることだけを考えなければと思い直す。
どんなに悔しかろうが、あらゆる感情を押し殺さねばならない。
ここで怒りに任せ行動したところで、得することは何もない。

 実はソフィーは、こんな状況下にあっても冷静に頭を働かせ
アルテッサを救う解決策を導き出していた。これ以上ないほどの解決方法を。
事態を好転させる魔法のような、いや本当の魔法をつかう頼もしい友達がいるではないかと思い出していた。
辛いのはこれきりだ。解放されたら、真っ直ぐファインとレインのところに行こう。
そして、この忌まわしい事件を、少年達の記憶からも、アルテッサの記憶からも消してしまえばいい。
この少年達になんのお咎めなし、というのも癪な話だがそれが最善の解決方だ。
そして、その解決方へのもっとも近い道が、自分が彼らの欲求を満たす事なのだから。
 
 二つの肉棒にソフィーは刺激を与えていった。
口内に唾液が溜りだし、ぶちゅぶちゅと淫靡な音をたてる。
その音だけで興奮し、自慰を始める少年も現われ始めた。

「うあ…… やっべえ…… 俺、もういくわ……」

「あぁ…… 俺はもうちょいだな。おまえどこに出すの?」

 少年達はソフィーにではなく、男同士で会話を交わす。

「そりゃあ、やっぱ王道の……」

 ソフィーの口から肉棒が引き抜かれる。
顔射だろ、と少年が呟き亀頭の排泄口をソフィーの顔に向けた。

「えぇ……!? きゃあ!?」

 発射された白濁液がソフィーの顔に降り注いでいく。
慌てて顔を背けようとするのだが、肉棒が脈打つたびに精液は
広範囲に飛び散り、上手く避けることができない。
結局、少年が射精を終えるころには、ソフィーの顔は浴びせられた精液で埋め尽くされていた。
流石に、アルテッサの心配より汚された自分にショックを覚えるが
なんとか折れそうな気持を持ちこたえる。
むしろ、そのことを考えずに済むように、残ったもう一本に激しく舌を這わせた。

「うっわ…… 精子まみれの顔すっごいエロ…… やっべぇ 俺ももうっ……!」

「むぐう……!?」

 精液で彩られた美少女に興奮が最高潮に達した少年は、ソフィーの頭を固定すると
彼女の顔面に打ち付けるように、自ら腰を使い始めた。
あまりに突然のことで、ソフィーは舌を動かす余裕がなくなったどころか、息継ぎすら出来ない。
顔にぱさついた陰毛がふれ、ちくちくと痛い。
120月下美人:2006/06/13(火) 18:37:27 ID:Tdi8dcjf
「で、出るっ!! 」

 ソフィーの口に一際大きく肉棒を押し込み、少年はありったけの精液を放出した。
驚きでソフィーの瞳は大きく見開かれた。
今度は視覚でなく、口の中で脈打つダイレクトな感覚と味覚として射精を感じる。
少年は何度も跳ね回り精液を排泄し終えた肉棒を、ソフィーの唾液で糸をひかせながら引き抜く。

「ぐ…… ごほっ…… げほ……っ!」

 喉の奥に引っかかった精液を、ソフィーは堪らず吐き出してしまった。
床に、唾液と混じった精液がぼたぼた滴る。
咳き込むたび、白い体液が床を汚していく。
男子生徒の誰もがソフィーが胃の中のものまで逆流させるのではないかと不安になった。
流石にこの若さでそこまで偏った性癖のものはいないのだろう。
嘔吐されてしまえば途端に気分ではなくなってしまう。
その事に皆が不安を覚えるのだが、ソフィーは持ち堪えてみせた。
最後に数度強く咳払いし、肩で息をしながら顔を上げた。
少し涙目になってはいるがその表情は引き締まっており
怖気づいたようには見えない。その証拠に

「まだ、終わりではないのでしょう……?」

 と、順番待ちをしている少年達たちに問いかける余裕を見せる。

「じゃ、じゃあさ、今度は両手も使ってやってもらおうか」

「それなら四人まで出来るしな。順番まわってくるのも早いだろ」
 
 口々にそう言って、股間を膨らませた少年が列の前から四人、ソフィーに近寄ってきた。
121月下美人:2006/06/13(火) 18:38:22 ID:Tdi8dcjf

 ソフィーは、また淡々と少年達の射精を促していった。
快感が最高潮に達するたび、少年達は彼女の顔や胸、
背中や女の命の髪にまで精液を思う存分浴びせていった。
つい浮べそうになる不快な表情を、ポーカーフェイスの下に塗りつぶして
ソフィーはとにかく口と手を動かし続ける。

 そのうち、ソフィーは自分が精液をかけられても何も感じなくなっていることに気が付いた。
アルテッサの為と思えば苦にならないということなのか
それとも、少年たちからの陵辱で心が壊れつつあるのかすら考えても分からない。
ただ、どちらにせよ余計な感情を抱かなくて済むなら、いまの状況ではありがたい。
淡々と、事務的に、舌と手を動かしていればいいのだから。
たったそれだけで、少年達は満足するのだ。
男なんて、酷く愚かで馬鹿げた生き物だとソフィーは思った。
低俗で、品がなく、思いやりも愛もない。
それらが必要だとすら感じていない。
ただ精液を垂れ流すだけの、下らない生き物。
哀れなほど汚らわしい男という性……

 それに比べて、女の子は、アルテッサはなんと可愛らしいのか。
ソフィーは顔をアルテッサの居る方に向けている。
彼女は、ソフィーに奉仕を受けている少年達を恨めしそうに眺めている男子生徒に拘束されたまま
沈んだ顔で俯いている。
普段軽口を叩き合っているソフィーがいいように弄ばれている様をとても見ていられないようだ。

(それでいいから。そのままもう少しだけそうしていて。もう少しの辛抱だからねアルテッサ。
今日限りでこの人たちとは会わなくていいようにしてあげるから。大丈夫だからね。私がアルテッサを助けてみせるから……)

 汚らわしい精液はもうしばらく降り注ぐ事になるだろう。ソフィーはアルテッサに優しく微笑みかけた。
122月下美人:2006/06/13(火) 18:39:22 ID:Tdi8dcjf
 ほとんどの男子生徒たちが、ソフィーの奉仕によって満足しているようだった。
それもそのはずだ。少年達一人ひとりが何度もソフィーに向けて射精しているのだ。
彼女の全身に付着した精液の量が尋常ではないことからもそのことが分かる。

 あれほど賑わっていた列から少年達はひとり、またひとりと減っていき
興味をなくしたようにしゃがみこんで下らない話を始めている。
陵辱もおひらきになりつつあるようだった。

 だが、例外なものも一人いた。
ソフィーの態度が気に喰わず、彼女の奉仕を受けようとしなかったものが。
最初にソフィーをここに迎え入れた生徒がそうだ。
確かにソフィーは積極的ではある。だが彼はそれが気に食わないのだった。
女を犯しているんだという気分を味わうつもりだったのに
ソフィーがなんでも積極的にこなしてしまっては自分の加虐精神が満たされない。
アルテッサをここに連れてきたときは
それは泣くわ喚くわで激しく抵抗したものだが。
恐らくソフィーが積極的になったのは早く解放されるためなのだろう。
この少年はその事を見抜いていた。
実際悪友たちはどいつも満足してしまっているようではないか。
これではソフィーの思う壺ではないのか。

「……なにたりぃことしてんのさ」

 強く歯軋りすると、彼はソフィーのまわりにたかる残り少なくなった少年達を押しのけ割り込んでいった。

「あら…… 先程は丁寧なお出迎えありがとうございました。
次はあなたのお相手をして差し上げればいいのかしら」

 嫌味を言うほどの余裕を回復させているソフィーに
彼はいっそう苛立ちを募らせ頬を引きつらせる。
123月下美人:2006/06/13(火) 18:40:21 ID:Tdi8dcjf
「うるせえんだよ! 余裕かましてんじゃねえ!!」

 怒鳴った彼は、ソフィーをむりやり四つん這いにさせた。

「ちょっと…… なにを……?」

 そして、ソフィーが抗議するのも構わず彼女の身体を覆う最後の一枚のショーツをずり下げる。

「おまえ こっちで犯られてもそんなフカしてられんのかよ!」

 肉棒の先端をソフィーの膣にあてがい少年が叫ぶ。
これには、流石のソフィーもうろたえた。
これは、いわば純潔の証明なのだ。
口で奉仕しようが手で奉仕しようがが、貞操を失った証拠は一切残らない。
だが、こればかりはカタチとしてはっきり残ってしまう。
ようするに傷物になってしまうのだ。
いつか、愛する男性があらわれたとして
その人に初めてを捧げられないのはどれほど辛い思いがするだろう。

 けれど……
けれど、仕方がないではないか。
心の中で何度比べても、自分の純潔などより
将来出会うかどうかも分からない相手より
今の自分は、好きで好きで仕方ないアルテッサの悲しみの時間を
少しでも減らすことを選んでしまうのだから。

「……好きになさい。あなたはその程度で満足する人なのでしょうから」

 ソフィーが言い放った言葉が静かに、穏やかに室内に響き渡った。
言い切ってしまうと、不思議となんの不安もなくなった。
アルテッサのため、自分はどんなものでも投げ出せるんだ。
自分の愛情の大きさを証明できて、誇らしくすらあった。

「くっそ女がぁ……!!」

 口の中で噛み砕くように少年は低くうなった。
最後まで態度を崩さないソフィーに復讐のように一気に肉棒を埋没させていく。
124月下美人:2006/06/13(火) 18:41:16 ID:Tdi8dcjf
「や…… やめて!!」

 その時、今まで人形のようだったアルテッサが叫んだ。
ほとんど金切り声に近い悲痛な響きを持った叫びだった。
その場に居た者すべての視線がアルテッサに注がれる。
アルテッサは羽交い絞めにされたまま、身体を滅茶苦茶に動かしていた。

「ソフィーは……! ソフィーは私の大切なお友達なのよ……!
そんな酷い事はやめてえ!!」

 取り乱した様子で、とにかく力の限り叫んでいる。
普段なら照れて絶対に言おうとしない本音まで吐き出しながら。

「ああ…… 嬉しいアルテッサ……
私のこと…… そんな風に思ってくれていたなんて……」

 ソフィーの心にとろける様な幸福感が流れ込んできた。
まどろみに似た安らぎ。自分は酷く疲れていたのだとソフィーは今更気がついた。
この安らぎに包まれ、いっそ眠りについてしまいたいと思った。
こんなに嬉しい言葉が聞けるなんて。もう何も欲しくない──

 徐々に、膣が拡張されていくのが分かる。
生々しく自分が掘り返されていくのが分かる。
痛みは痛みとして確かにそこにあるのだが
アルテッサの言葉で頭がいっぱいで、他に何も考えられない。

 酷く不細工な動きで、少年がソフィーの身体に腰を打ちつけはじめるが
ソフィーの目はアルテッサに釘付けにされたままだ。
アルテッサはいまだ暴れ周り、ソフィーに向って必死で手を伸ばそうとしている。
何事か叫んでいるようだが、意識が朦朧として聞き取れない。
自然と、とろけるような笑顔が浮かんできた。それなのに同時に涙もぽろぽろと零れ落ちていく。
125月下美人:2006/06/13(火) 18:42:12 ID:Tdi8dcjf
アルテッサは、こんな屈辱にずっとひとりで耐えていたのだ。
あんなに小さな身体で。汚らわしい男達にいいようにされて。
そのことに自分は少しでも気付けていたのだろうか。
ソフィーは自分に問いかける。
いや、ない。ここ数日の記憶を辿ってみても
自分はアルテッサに新しい友達が出来たのだと思い込んで、嫉妬していたくらいだった。

 だが、言い訳をするわけではないが、アルテッサは本当に上手くそのことを隠していたと思う。
自分達に悟られぬよう涙も見せず、毎日ここに通い、
少年達の玩具にされ、この星での憂鬱な学園生活を送っていた。
できれば、こんな事態になる前に打ち明けて欲しかった。
なぜ私を少しでも頼りにしてくれなかったの、とソフィーは思うが
すぐにそうではないと気が付く。
アルテッサのことをいつも見ていながら
彼女の理解者を気取りながら肝心のことはなにも見ていなかった自分が悪いのだ。
こんな目に遭って、簡単に打ち明けられる女の子がどこにいるというのか。

「ごめんなさい…… ごめんなさい…… アルテッサぁ……」

 掠れた声で謝罪をすると、先程まで意識もせず流していた涙が意味を帯びた気がした。
自分は断罪されるべきではないのかと本気で思った。
申し訳なさで胸がいっぱいになり、とにかくごめんなさいをソフィーは繰り返し呟く。

「お……? おまえ泣いてんじゃん。 強がったってやっぱ女は駄目だな」

 ソフィーの涙の意味を知らず気をよくした少年は、彼女をあざけりながら腰を打ち付けていく。

「ごめんなさいアルテッサ…… 私も…… 私もちゃんと汚されるから……
許して…… ちゃんと…… 見ておいて……ね……?」
126月下美人:2006/06/13(火) 18:42:58 ID:Tdi8dcjf


V.



 だめだ。 どうもつまらない。
少年はうんざりした気分でソフィーと繋がったまま腰を動かしている。
とはいっても、彼はもう二度もソフィーの膣内に精液を吐き出しているのだ。
一度目の射精は苛立ちと興奮が相まってすぐに訪れた。
二度目も特に支障なく達する事ができた。
だが、流石に三度目に迎えようとすると流石に冷静になってくるものだ。
落ち着きを取り戻し始めた頭で考えるとこの女の、ソフィーの反応はあまりにつまらない。
自分好みの反応がまったくかえってきていない。

 処女を奪ってやったとき、彼女はすすり泣きはじめた。
そこまではよかった。この女は自分に屈服したのだと、そう思った。
これからはこいつも毎日呼び出して犯してやろうと思った。
ところがソフィーは相変わらず泣きはするのだが
それ以外はただぶつぶつ独り言を呟くばかりで
自分がどれだけ激しく腰を打ちつけたところでまったく上の空なのだ。
それも、純潔を奪われて精神に異常をきたしたわけでもないらしい。
ここに招き入れたとき、ソフィーはしっかりと自分達を睨み据えてきた。
明らかな敵意をはっきり向けてきた。それなのに
今のソフィーは自分達の事などどうでもよくなったかのようではないか。
これもこの女が嫌がらせのつもりでしていることなのだろうか。

 やっぱりだめだ。これ以上やってもつまらない。
これではまるで“もと”を取るためにやっているようなものだ。
肉棒はそそり勃ってはいるのだが、射精感は一向に訪れる気配がない。
127月下美人:2006/06/13(火) 18:44:15 ID:Tdi8dcjf
「ンだよこいつ!」

 苛立ち紛れに肉棒を抜いた少年は
ソフィーの体を放り捨てるように床に叩きつけた。
それでもソフィーは少し苦しそうにもがいただけで
心を無くしたように床の冷たさに肌を寄り添わせている。

 ソフィーは──
自分がいままでアルテッサに向けてきた思いについて考えを巡らせていた。
自分は彼女のよき理解者でもなんでもなかった。
彼女がこんな目に遭わされているのに今まで気が付かなかったのだから。
そして、アルテッサだって自分を相談役に選んではくれなかった。
アルテッサの信頼を、実は少しも得られていなかったのではないか。
それも仕方ない事かもしれない。こんな当てにならない自分では。

 だから、申し訳なさで心を埋め尽くされた。
自分も犯されることで彼女と同じ苦しみの底に堕ちようと思った。
そうすれば、自分は許されるのではないかと──

 だが、それが一体アルテッサの何を救うというのだろう。
自分の純潔程度が、失われたアルテッサの
清らかさを購うだけの価値があるとは到底思えなかった。
それなのにアルテッサは、純潔を奪われそうになったとき自分のため取り乱してくれた。
それが彼女の持てる強い優しさという事なのだろう。
だから自分はアルテッサにこれほどまでに惹かれている。
それに比べ自分はといえば、精神的にも肉体的にも疲労しきっている女の子に
情けをかけられるほど惨めな人間なのだ。

 なぜ自分はアルテッサのような優しさをもつことができないのだろう。
なぜアルテッサは自分と友達で居続けてくれるのだろう。

 そんな事を考え続けていると、
次第に自分が今までアルテッサに向けてきた思いは
酷く独りよがりな、陳腐なものなのではないかと思えてならなくなってきた。
その事は、いままさに痛感していた事だった。
多分、それが本当の事なのだろう。その事を否定できる材料なんていまはもう何もない。

 アルテッサにもっと深く謝りたい…… アルテッサを助けたい……
彼女とまだ友達でいたい…… 彼女のことが好きでならない……

 沢山の感情が頭の中を埋め尽くし、それらを上手く処理できない。
自分の事が本当に分からなくなりそうになったのは生まれて初めてのことだった。
自分を見失う、その恐怖も感じはするのだが
アルテッサのことを考えているからだと思えば、やはりどこか暖かい。
眠りにつきたくなるような、そんな優しい暖かさを
アルテッサはいつでも自分にもたらしてくれる。
128月下美人:2006/06/13(火) 18:45:27 ID:Tdi8dcjf
もういいや、こいつ…… おいアルテッサ。 こっちこいよ」

 少年の低い命令が聞こえた。
アルテッサ、という単語にだけはソフィーは反応できる。
まだどこか気だるげな顔をあげ、アルテッサの姿を探す。

 いきなり指名され、アルテッサの表情は引きつっていた。
明らかに恐怖を感じているようであった。

「いやっ……! いやよ……! 私…… もう…… 何もされたくない……!」

 本当は滅茶苦茶に叫び、暴れまわりたいことだろうが
先程ソフィーを庇ったことで声は掠れ、力のこもらなくなった手足は虚しく空をかき
周辺にいた男子生徒によって簡単に取り押さえられてしまう。
呟き、歯をガチガチ鳴らせるアルテッサを少年は冷笑を浮かべながら引っ立てていく。

「いやあっ……! んっ…… むぐぅ……!!」

 アルテッサは無理矢理跪かされ、その口にソフィーを犯したばかりの肉棒を無遠慮にぶち込まれた。

「ほら、舐めろよ。 おまえのレズ友の血だぞ。」

 嫌がったアルテッサが激しく抵抗し、すぐに肉棒を吐き出した。
呼吸を整える暇も与えず、彼女の頬に平手が飛んだ。

「暴れてんじゃねえよ」
 
 言葉とは裏腹に、はっきりと嫌悪や脅えの色を見せるアルテッサに少年は気を良くしている。
その証拠にソフィーの時よりも、断然嬉嬉とした顔をしている。

 ソフィーはその光景を見せつけられていたわけだが
なぜだか、一方的であれ友達以上の存在に思っているアルテッサが犯されているというのに
怒りらしき感情は少しも沸いてこずにいた。
ただ、ああアルテッサはこんな風に男のものを咥えるのかと感じた程度だったのだ。

(どうしてなのかしら…… あんなにアルテッサを助けたいと思ってたのに……
ずっと…… 頭が…… ぼんやりしてしまって……)

 なんだか夢の中の光景を見ているように
ソフィーはただ呆けたように傍観するだけだった。
そんな悠長なことをしていられる自分に特に疑問も感じない。
苦しそうに表情を歪めたアルテッサの口に肉棒が出入りするさまを眺めていると
腹の底にじんとした熱が宿りだした。

 この熱はなんなのだろう? まだ犯された痛みが消えていないのだろうか。
いや、これは痛みなのだろうか。 自分は痛みを感じることができるのだろうか。
そもそも、痛みとはどんなものだったろうか……
今のソフィーには、それすら理解することが困難だった。
129月下美人:2006/06/13(火) 18:46:35 ID:Tdi8dcjf
「ごほっ……!」

 唾液でぬめった肉棒がアルテッサの口から引き抜かれる。
彼女の瞳は次はいったい何をされてしまうのだろうと不安げに脅え、うるんでいる。
怪しく笑った少年が、アルテッサを仰向けに寝転がせた。

「もういいや、こっちでやっちまうか」

 脅えた表情のアルテッサを満足げに観察して、
少年は彼女の上に覆いかぶさり、膣に己の肉棒をあてがう。

「ええっ……!? だ…… だめよっ!! いや!! 絶対いやあああ!!!」

 ああ、これからアルテッサがするのね……
アルテッサが、動かすだけで苦痛のはずの身体を
不恰好にばたつかせるほどの抵抗を見せているというのに
ソフィーの心に浮かんだのはやはりその程度のことでしかない。

 だが、繋がろうとする二人を意外な者達が慌てて止めに入った。
すでに満足いくまで精を吐き出し終えて興味をなくしていた他の男子生徒たちだ。
その誰もが焦りをあらわにし、どよめいている。

「お……おまえ……! 馬鹿!! 分かってんのか! トーマさんのつくった決りがあるんだぞ!!」

「アルテッサとそっちはなしだって! おまえ…… それ守らなかったらどうなるか……」
130月下美人:2006/06/13(火) 18:47:42 ID:Tdi8dcjf
 トーマ──
ソフィーはその名にもほんの少し反応した。
生徒副会長の名を出された途端、少年の動きもぴくりと止まる。
いったい彼らは何をそんなに恐れているのか
トーマがつくったという決り……

“アルテッサとそっちはなし”

 そっち、というのは先程少年がやろうとしたことが止められたことから
性器の挿入を禁止していると考えていいのだろうか。
どういうことだろう。ということはアルテッサはまだ
処女だけは失っていないというのか。
それならば、もしそうなら、まだ間に合う。アルテッサを守ってあげる事が出来る……

 興奮に任せ、行き過ぎた行動を取ってしまった少年は
浅はかだったと後悔し、身体を硬直させていた。
後ろから視線が突き刺さっている気がする。
気のせいではないだろう。自分が背を向けた方向にはトーマが居るはずなのだから。
“あの”トーマを敵に回すようなことになれば……
こめかみを冷や汗が伝う。
顎までゆっくり進んでいった一滴の汗が不安げに固まるアルテッサの肌に滴った。

 つかつかと、静かな靴音が迫ってきている。
少年の体は遠目でもわかるほど震えている。

(必死こいて頭下げるしかねえよな…… もう……) 

 恐らくトーマとはあと数歩の距離があるだろうと予測した彼は勢いよく振り返る。
予想は少しはずれ、目の前にトーマがいた。
あと数歩予想を外していれば、トーマを突き飛ばしてしまっていたかもしれない。
もしそうなっていたら…… その事を想像して彼の身震いはいっそう強くなる。
131月下美人:2006/06/13(火) 18:49:02 ID:Tdi8dcjf

「ご…… ごめん…… トーマさん…… 俺調子乗って……
自分でも分かんねえうちにやり過ぎちゃって…… 
で、でもトーマさんに逆らったとかそんなんじゃあ……」

「……いいよ。もう“破いて”しまおう。あの決りは今から取り消しだ。」

 学園の教師に対してですらしたことがないほどに深々と頭を下げた少年だったが
トーマの涼しく穏やかな返事に一瞬呆けた顔になってしまう。

「あ…… あの…… それじゃあ……」

 しどろもどろで聞き返す少年の周りをトーマはゆっくりと半周し彼の肩に軽く手をのせた。

「うん。これからやってしまおう。ただ、最初は僕にやらせてもらえるかな?」

「あ…… ああ、はい。それはもちろ……!? あ…… が…… いぎゃああああ!!?」

 あくまで穏やかな口調のトーマが、少年の肩に信じられない力で爪を喰い込ませていく。
固唾を呑んで事の成り行きを見守っていた少年らも
口々に短い悲鳴をあげ、脅えて後ずさった。
アルテッサは、仰向けに倒れたまま口に手を当て瞳を見開いている。
ひとしきり耳障りな呻きを部屋中に響かせ、ようやくトーマは少年の肩から手を離した。

「う…… あぁ…… ちくっしょお…… いてぇ……」

 彼の肩口には、禍々しい色をした触手のような生き物が纏わり憑いていた。
しばらく陽炎のようにゆらめいたそれは、
傷口にじわじわ染み込むように消えていく。
消えた痕からはまるで焼け印でも押されたかのように煙が立ちこめ
鷲掴みにされた部分の制服の生地は破れて
そこから覗いた皮膚は深くえぐれ赤黒い血が噴き出していた。
132月下美人:2006/06/13(火) 18:50:08 ID:Tdi8dcjf
低く呻き床を転げまわる少年に興味をなくしたようにトーマはアルテッサに歩み寄ると
ちょうど母親が幼児に排尿させるような格好で抱き上げた。

 いまだ床に肌を密着させたままのソフィーの目に
アルテッサの幼い性器がはっきり映った。
彼女の腹の底がいっそう強いぬくもりを帯びる。

「い、いやあ…… お願い…… それだけは許して……」

 背後のトーマを見上げ、アルテッサが必死で訴えた。
ソフィーの予想通りアルテッサは、少年たちの性欲処理をさせられはしていたが
直接膣に挿れられたことはまだ一度もなかった。
ここで初めて犯された日、トーマはそれだけは守るようにと条件を出し
アルテッサを好きにさせていたのだ。

「いいじゃないか。 君の友達も見てくれていることだし」

 そう言ってトーマは顎をしゃくる。
アルテッサは視線を促されたその先で、とろけた瞳で自分達を見ているソフィーを見つけた。

「ソ…… ソフィーっ! 助けて!! お願いっ!!」

 もう限界まで掠れているであろう咽喉を痛めることも構わず
アルテッサは必死で叫びを搾り出した。
不恰好な動作で、助けを求めようとソフィーに手を伸ばす。

 彼女にとってソフィーは始め、気に喰わない存在であった。
常に自分の周りをうろついて、揚げ足をとる嫌味な少女だと思っていた。
だが、それほどまでに自分に積極的に接してくれる人間は
ごく限られたものしかいなかったろう。
いつしかソフィーといる時間が悪くないようにさえ思えてきた。
この星に来てから毎日、ここで犯され遅くに寮に戻った自分を心配してくれ、
なんでもないと突っぱねる自分に、その調子なら大丈夫ねと微笑みかけてくれる
彼女の優しさがとてもありがたく、つらくもあった。
ソフィーには自分が汚されたことを知って欲しくなかった。
だから、彼女が先に眠りにつくのを確認するまで流れそうになる涙と
漏れそうになる嗚咽を必死でこらえ続けていたのだ。
133月下美人:2006/06/13(火) 18:51:00 ID:Tdi8dcjf
ごくたまにだが── 彼女を姉のように感じることがある。
もしかしたら、初めて彼女と出会った時の印象が忘れられないのかもしれない。
偏見を植えつけられていた幼い頃、気球レースのあの日
自分にとって目の前に現われたドックル族の少女は恐怖の対象以外の何者でもなかった。
だが、彼女ののんびりとした話し口調やずっと浮べたままの穏やかな笑顔を見ていると
恐怖なんてしだいに薄れていった。
ソフィーはあの時ひとりで退屈な思いをしていた自分の話し相手になってくれた。
その後で花壇の前にふたりで並んでそこに咲いた花の名前の当てっこをした。
本当はろくに花の名前なんて知らないのに勝負を挑んでしまった自分と違い
ひとつひとつすらすら言い当てていく彼女の横顔を、
たぶん自分は尊敬の眼差しで見つめていたと思う。
なぜかあの時の頼もしいソフィーのことはずっと記憶から消えなかった。
だから、今も助けて欲しかった。他ならぬソフィーに。

 いま、アルテッサは自分に助けてくれと言ったのだろうか。
ドックル族は耳の良い種族のはずなのだが
あまりに意識が朦朧として、上手く聞き取る事が出来ない。
もしかしたら、自分はもう眠りの世界にいるのかもしれない。
ソフィーはそう思った。
夢の中にせよ、なんにせよ、見えている状況は
あのトーマがアルテッサの純潔をいままさに奪おうとしていること。
そして、それを止める事が出来るのは今は自分しかいないこと。
……それなのに、体が動いてくれない。いや、多分自分は動く気がないのだろう。
彼女を本当に助けたいのかすら疑わしかった。

「おやおや、お友達はお疲れのようだよ。しかたない。僕達が彼女に近寄ってあげようか」

 トーマはアルテッサを軽々抱えたまま寝そべったソフィーへ近付いていく。

「あ…… アルテッサぁ……」

 うっとりと、艶っぽい声色でソフィーが呟く。
見上げた真上に、アルテッサの固く閉じた可愛らしい性器がある。
それと対照的な醜悪な肉棒の先端があてがわれ
いままさにその花弁に埋没しようとしている。
134月下美人:2006/06/13(火) 18:51:54 ID:Tdi8dcjf

「ソフィー! た…… 助けて…… 入っちゃう!」

 アルテッサが焦り叫ぶ。
いつでも自分のことを守ろうとしてくれるソフィー。
自分を庇ってくれ、味方でいてくれる彼女に
いままで一度でも礼を言ったことがあっただろうか。
むしろ変に意地を張って、憎まれ口を叩いてしまっていたように思う。
それでも、虫のいい話かもしれないが今は心からソフィーに頼りきっていた。
ファインとレインもそうだが、ソフィーは一緒にいるとどんな悲惨な状況にあっても
なんだかいい方に事が進んでいくような、そんな気分にさせてくれるところがある。

 だが、いまの彼女の様子はおかしい。
床に力なく横たわっているのはアルテッサが見たことのないソフィーだった。
目がすわっており、自分達を見る目はどこか楽しそうですらある。
まさか、自分の身代わりになって心が壊れてしまったのでは……
もしそうだったら、という考えが頭をよぎるがすぐにかき消されていった。
考え事をしている場合ではなくなった。
ついにトーマの肉棒がアルテッサの性器に侵入を開始したのだ。
もう駄目だと思った。それでも、最後までソフィーを信じたかった。
ソフィーの手で、救って欲しいと思った。
それなのに──

「助けて! 助けてソフィー!! しっかりしてぇ!! 
……!? いやっ! いやあ!! 助けてソフィ…… いやあああああああ!!!!」

 アルテッサの叫びは、徒に虚しく響くだけで
無残にも彼女は処女を散らされてしまった。
ソフィーはその一部始終を恍惚とした表情で見届けていた。
どこか死を受け入れた老婆を思わせる、達観した微笑みすら浮べて。

「ほら、動くよ」

「いやああああああ!! 痛い! 痛い! 痛い!!」

 想像を超えた痛みの中、喪失感すら感じる暇を与えずトーマは腰を使い始める。
アルテッサの女陰から鮮やかな経血がかき出されソフィーの顔に赤い点をつけていった。
ソフィーは、顔のそれをぼんやりと指で救い、舐めてみる。
何の味もしなかった。味覚もろくに働かいてくれないらしい。
たぶん鉄の味しかしないのだろうが
アルテッサの分泌物なのだという理由がソフィーを興奮させる。

(あ…… まただわ……)

 また、腹の底にむずがゆいようなぬくもりが訪れる。
愛おしそうに何度も指先をねぶっていると
見失いそうだった自分の本心に気が付いた。
なぜ犯されそうになったアルテッサを自分は助けようとしなかったのか。
勿論、彼女が憎いからではない。そんな事あろう筈がない。
そうだ。自分は見てみたかったんだ。アルテッサが犯される光景を。
135月下美人:2006/06/13(火) 18:52:51 ID:Tdi8dcjf
自分は、彼女が好きでならない。
出会うたび、その気持は止まりを知らず際限なく強まるばかり。
いつも隣にアルテッサがいる。こんな幸せは他にないと思っていた。
それで満足するべきだったのだ。
しかし、ある頃から自分の中に抱いてはならない欲求まで生まれてしまった。
それは、アルテッサと肉体で繋がりたいという願望であった。
もっと近くに彼女を感じて、肌と肌を密着させ体温を共有し
アルテッサと繋がっていたい。
そんな願望を抱いてしまう自分を押し殺さねばと思った。
どうしても気持が抑えられなくなるとソフィーは妄想を頭の中で再現し、自分を慰めた。
そんな想像をしておいてアルテッサと何食わぬ顔で接する事の後ろめたさを感じはしたが
どうにもならず、ずっと気持を持て余してきた。
自分達は女同士だ。
彼女を貫いてしまいたい衝動がどうしようもなく強くなっても、自分は“それ”を持たない。
そのもどかしさに、何度気の狂いそうな思いをしただろう。
肉棒を突きたてられるアルテッサが見えると思うと
その欲求が押さえきれなくなった。
望んでいた光景はまさに目の前にあって……

「ああ…… とっても可愛い。アルテッサ……
もっと…… もっと綺麗な声を聞かせて……」

 ソフィーはごく自然に自らの性器に手を這わせていた。
そこはもう分泌された愛液でたっぷり湿っている。
アルテッサの膣を血管の浮き出た肉棒がせわしなく出入りしている。
その結合部を凝視していると
まるで自分がアルテッサと交わっているかのような錯覚を覚えてしまう。
136月下美人:2006/06/13(火) 18:53:47 ID:Tdi8dcjf
 ソフィーのような淡白な反応のものではない
生々しく凄まじいアルテッサの処女喪失に男子生徒たちはすっかり魅入っていた。
その中の少年の一人がふと泳がせた視線の先の、ある異常な光景に気が付き驚きの声をあげる。

「……うわっ!? おい! 見ろよあれ!」

「ああ? げっ!? なにやってんだよあいつ!?」

 どよめきが広がり少年達の視線はある一点に縫いとめられる。
そこにはソフィーがいた。
彼女は破瓜したばかりの性器を荒々しくまさぐっていたのだ。
止まりかけていた経血があふれかえるのも構わず
ミンチ肉をこねる時のような生々しい音を響かせ
自らの性器を突き入れた指で激しくかきまわしている。

 少年達はそのあまりに痛々しく理解を超えた行動に顔をしかめているが
ソフィーはそんな事はものともせず、犯されるアルテッサを穴が開くほど見つめていた。

「ああ…… アルテッサ…… アルテッサぁ……」

 細く繊細な指の隙間から血液が飛び散り床を汚す。
最高の快楽に浸りながら、ソフィーはまるで自分の身体の奥底に孕んでいる
どす黒い塊を引きずり出そうとでもするかのように
ひたすら自分の性器に這わせた指を動かし続けて、自らを慰めた。
137月下美人:2006/06/13(火) 18:54:58 ID:Tdi8dcjf
 室内には肉と肉の摩擦音だけが規則正しいリズムで繰り返されている。
やがてトーマが一際深く膣内に肉棒を押し込み、その音は途切れた。
アルテッサは当然苦痛に顔を歪めることになるのだが
なにぶんトーマの涼しげな表情は崩れるということがないため
精液を流し込んでいるのだという事は本人とアルテッサにしかわからない。 

「ふうっ……」

 軽く息を吐くとトーマは他の少年達とは違った
優しい振る舞いでアルテッサの身体を床に下ろした。

「さあ、僕はもういい。 次は君の番だったよね?」

 自らが怪我を負わせた少年に、トーマは笑顔でそう問いかけた。
つくられたものだと明らかにわかる、温度のない笑み。
ここに居る者全てが知っているのだ。彼が心からこんな笑顔を見せるわけがない。
もっとも、本人だって分かってやっている事なのだが。
学園を人知れず操るため暗躍するトーマは笑顔を威圧の意思表示につかう。

「い…… いえ……! 俺はもういいです……! よくなりました……!」

 少年はというと蒼白な顔でへたり込み、小刻みに震えていたのだが
先程の仕置きのことなど感じさせない笑顔のトーマに話しかけられ
心臓の飛び上がる思いをしたことだろう。
慌てて首を振って、自分はもうそんつもりは残っていないとうったえている。

「……そう。それじゃあ他の誰か…… も、いないようだね。
じゃあ今日はこれで引き上げよう。いいかい?」
 
 トーマは男子生徒達をぐるりと見渡す。
緊張しきりの少年らは不必要に強く首を縦に振り反対がないことを示すと
弾かれたように立ち上がりそそくさと部屋を後にしていく。
彼らにしても今日の事は異常すぎた。
早くこの場を去らなければ事態はもっと異常な方向に進んで
最後にはとんでもない事になるのではないかという不安。
それと、自分達がしてきた事がどういうことだったのかが
ほんの少しだけ胸にしみ、良心がうずくもどかしさとを感じていた。
138月下美人:2006/06/13(火) 18:56:03 ID:Tdi8dcjf
結局、乱れるアルテッサを前に自分の指で果ててしまったソフィーは
絶頂の余韻にいよいよ襲ってきた睡魔を押し殺しながら
部屋を去ろうとする少年達の顔をひとりひとり頭に焼き付けていった。
似たり寄ったりの悪趣味な髪型や服装、さらに誰もが血の気が引けて俯き加減であり
見極めるのは酷く困難なものになりそうだ。
こんな事でもなければ記憶する気にもならない取るに足らない者達だが
頭痛に見舞われながら歯を喰いしばり、ひたすら記憶を続ける。

 最後に残ったトーマも部屋の入り口に向けゆっくり歩き出す。
その間も彼の口元にはあの白々しい笑顔が浮んでいるのかと思うと
もし身体が自由に動くなら掴みかかってやりたいほどの憎悪をソフィーは抱く。
だが、自分の脇を無言で通り過ぎるとき睨みつけたトーマの顔からは、すでに笑顔など失せていた。
彼の特徴でもある、あの嫌味なほどの余裕さえも。
代わりに彼が浮べていたのは、涙を流す事すらも許されていないような
吐き出されることのないままずっと蓄積された悲しみで溢れかえっている、
そんな沈んだ表情だった。

 身体は動かせない。声も振り絞れそうにない。
だからせめて精一杯睨みつけることで敵意をあらわしたい。
そう思ったソフィーだったが、彼がふいに見せた表情に一瞬ためらってしまう。

 その間にトーマはもう姿を消したいた。
部屋に残っているのは自分とアルテッサだけ。
ようやく解放されたのだ。それなのに、あれほど待ち望んだというのに
思っていたような達成感は少しも感じない。
それどころか、何故か被害者である自分の方が後味の悪い思いをしている。
気が付けばトーマに抱きそうになっていた哀れみを、ソフィーは慌てて自分のなかから追い払った。

 アルテッサを傷つけた奴なのに、なんということだ。トーマがあんな表情をするから……
あれはいったい何だったんだろう。何故あんなに悲しげな瞳をする。
アルテッサをこんな目に遭わせておいて、自分まであんな顔をするなんて、許せない……
139月下美人:2006/06/13(火) 18:57:07 ID:Tdi8dcjf

W.



ここを探していた時はようやく顔を見せていたばかりだった月は
今頃一番高いところで輝いているであろう。
心を落ち着かせ、あらためて部屋全体を見回したソフィーは
少年達がいなくなって初めて、この部屋の結構な広さに気が付いた。

 目の前で陵辱されていたと思ったアルテッサはいつの間にか随分離れた場所に移動していた。
強引に身体を貫かれて、それでも自力であそこまで這って行ったのだろうか。
ぺたんとへたり込んだ彼女はソフィーに向けた背中を小刻みに震わせている。
アルテッサの後姿といえば、常に人の前を歩く彼女の自信を惜しげもなく発していたものだが
今となってはそれも歳相応の少女の酷く頼り無いものにソフィーの目には映り、胸を締め付けられる。

「……あはは。お互い酷い目に遭ってしまいましたわね」

 ソフィーはこの場が無言のままにならぬよう、それでいてなるべく暗い雰囲気を作らぬよう
明るく語りかけてみるがそれがかえって虚しい。
げんにそれ以上は続く言葉を見つけられずにいた。

「入学式の…… あと…… すぐにね……」

 それでもなにか言わねばとソフィーは頭を捻っていたが
アルテッサが背を向けたままぽつりと語り出したため
彼女の話を聞き逃さぬよう集中した。なにせ蚊の鳴くような声なのだ。

「あいつらの何人かが…… 新入生の子達に絡んでて…… みんな恐がってたから……
注意したら、生意気だって言われて…… ここに呼び出されて……
こんな、集まらなきゃ何もできないやつらに負けないって、思ったのだけど……
他に何人も出てきて…… 押さえつけられて…… それで……」

 しゃくりあげながらのため途切れ途切れではあるが、
気丈にもアルテッサは最後まできちんと説明した。
ことの真相を聞かされ、ソフィーは陰鬱な溜息をつく。
やっぱりそういうことだったのか。
大方予想した通りだが改めて聞かされるとその理不尽さに激しい怒りが込み上げてくる。
140月下美人:2006/06/13(火) 18:58:19 ID:Tdi8dcjf

 ソフィーに見られてしまった以上、その事だけは知らせておかなければと思っていたのだろう。
説明を終えたアルテッサは箍が外れたようにすすり泣き始める。
彼女は泣く時、本当に悔しげに、悲しそうに泣く。
顔は見えないが、しゃくりあげる咽喉や鼻をすする音
それらをなんとか止めようとしても抑え切れなかった時の悲痛な嗚咽。
その間々に挟まれるアルテッサの息遣い。
耳障りなところなどまるでなく、
むしろ雨だれに耳を澄ませているときのような心地良さすら覚える泣き声。
彼女の泣き方は悲しくも美しく、それを耳に染み込まされソフィーはやるせない思いにかられる。
アルテッサに一歩、近付こうとすると彼女は慌てて回りに散らばった自分の制服をかき集めた。
その仕草の痛々しさが、さらにソフィーの心を締め上げ
踏み出そうとした片足はその場から動かせなくなってしまった。
ソフィーはその場に固まり、切なさのこもった衣擦れの音を聞きながら
アルテッサの白い肌が重なる布の奥に追いやられていくのを見つめていた。

「あなたの…… せいですからね……」

 制服を着込み終え、ぽつりとアルテッサが呟く。
その言葉を聞かされたソフィーは体を親に叱りつけられた子供のようにぴくんと振るわせる。
アルテッサの小さな呟きが、ソフィーの胸をゆっくりと切り裂いていく。
それは心を粉々に砕くような野暮ったい傷つけ方でなかった。
ケーキにナイフを滑り込ませるような、そんな繊細な刃裁きで
穏やかに心を切り分けていくような、そんな静かな糾弾。
少なくともソフィーにはアルテッサの言葉はそう感じられた。
141月下美人:2006/06/13(火) 18:59:28 ID:Tdi8dcjf
「今までは処女だけは奪おうとしなかったのに……
あなたがのこのこやって来たりするから…… あいつら…… 面白がって……!」

 アルテッサはようやく振り向いたが
その瞳は赤く腫れソフィーをきっと睨みつけている。
正直に言って彼女の怒りはお門違いと言われても仕方がない。
だが、ソフィーは黙ったまま彼女の唇がつむぐ声に耳を傾けていた。
アルテッサが自分が悪いといえばその通りだし
自分はそのことに不満なんてない。
それに、なにも本気でアルテッサがこんな事を言うと思っているわけではない。
きっと、安心してしまって感情が溢れてしまっているのだろう。
あんな目に遭わされて怒りをぶつける相手も今までいなかったのだから無理もないことだ。
大丈夫。解決法だって見つけてあるんだ。
そのことを知らせれば、アルテッサはきっと笑顔を見せるに違いない。
さあ、アルテッサに救いの手を差し伸べるとしよう──
ソフィーは口を開いた。

「アルテッサ…… 聞いて? 私にいい考えがあるのよ。
ファインとレインに頼めばユニバーサルプリンセスの力で……」

「やめてちょうだいっ!!」

 得意げな表情すら浮べるソフィーだったが
その言葉は終わる前に、アルテッサの鋭い叫びに叩き落とされた。
以外な反応にソフィーは目を丸くし、ただアルテッサを見つめるしかない。

「あの子達に…… 私が汚れてしまった事を…… 教えるっていうの……!?」

 アルテッサの声は明らかな怒りで震えていた。
涙で光る目で真っ直ぐソフィーを睨みつけている。
その瞳にソフィーは自分がいかに浅はかであるかを教えられた。
そうだ…… アルテッサ本人だってそんなことはすぐ思いつくはずではないか。
だが、男子生徒やアルテッサ自身の記憶を消したところで
ファインたちまで自分の記憶を消してしまうわけにはいかないだろう。
ファインとレインは、ふしぎ星でアルテッサが三人で長い旅を続けた特別な絆があるのだ。
そんな彼女達に自分がもう乙女ではない事を告げなければならないなんて辛すぎる。
自分の記憶が消えればそれでいいなどと割り切れるものではない。
なにも自分だけが彼女にとって特別なわけではない。
分かっていたはずなのに、アルテッサと居るうちに驕りたかぶってその事を忘れていた。
だから自分はこんな馬鹿げた事を嬉嬉として言えたんだ。
142月下美人:2006/06/13(火) 19:00:36 ID:Tdi8dcjf
「ご…… ごめんなさいアルテッサ…… 
私、あなたの気持が全然わかってなくって…… あの…… だから・・・…」

 切り札のつもりでいた救いにはなんの力もないと知り
ソフィーはもうどうすればいいか分からなくなってしまう。
おろおろうろたえるばかりのソフィーの姿に
アルテッサは固めた拳を震わせている。
とにかく、何か言葉をかけてあげたい。その一心でソフィーは言葉を探していた。
このままではアルテッサもここを去ってしまう。
そうなる前に、自分でもまだアルテッサを癒してあげられるはずだと信じたかった。
その事に醜くしがみつこうとした。

「アルテッサ…… あなたはとっても辛い思いをしてるんだと思う。
だから、私でいいならいくらでも怒りをぶつけていいから……」

 苦し紛れにひねり出した自分のありふれた偽善の言葉にソフィーは落胆した。
やはり、自分に言える事なんてこの程度か。
自分が言うとさらに安っぽさが増す気がする。
そんなふうにソフィーは自嘲した。
こんな言い方、まるっきりアルテッサを馬鹿にしている。
もしかしたら自分は、心のどこかで彼女を本当に見下しているのではないかと思ったほどだ。

 案の定、自分の言葉はアルテッサの瞳の奥で燃える怒りにさらに油を注いでしまったようではないか。
彼女の震える拳を見てソフィーは、ふざけないでと叱りつけられるのかと思った。
それなら、一応彼女に苦痛を吐き出させることにはなるのだろうか。
だが、アルテッサはそこで不味いものを飲み込むように咽喉をうならせた。
ぎりり、と歯軋りしたのはそこまで出掛かっていた言葉を
強い意志で噛み砕いたからだろう。

 アルテッサはそのままソフィーと目を合わさない様に彼女を横切り部屋を飛び出していった。
礼儀作法の行き届いた筈のアルテッサがやかましく階段を駆け下りていく。
ソフィーは立ち尽くし、その音に耳を傾けていた。

 きっと、アルテッサも八つ当たりになろうが怒りを吐き出したかったことだろう。
その点だけは自分の考えは間違っていないと思う。
それなのに、自分はその事を恩着せがましく先に言ってしまった。

 アルテッサは自分の意思でここを飛び出し、美しくあるべき自分を守り通した。
自分の意志で、これ以上醜い姿を晒す事を拒んだのだ。
てっきり自分には弱さすら見せてくれるものだとソフィーは思っていたのだが
今日はあてが外れてばかりだ。
結局、この汚い部屋には自分のように思いやりの持てない、軽口しか叩けない
心の醜いものが残される事になる。たぶん、そういう事なのだろう……
143月下美人:2006/06/13(火) 19:01:40 ID:Tdi8dcjf

X.



  疲れた身体を引きずってソフィーはどうにか寮まで帰ったが
部屋にはアルテッサの姿はなかった。

(まあ、当然ですわよね……)

 ソフィーはひとつ重い溜息を吐き
ひどく億劫な作業ではあったがシャワーを使うことにした。
一応、制服を着る前にあの小屋にあった布切れで全身に浴びせられた精液を
拭いはしたのだが、それだけでは気持悪くて仕方がない。
なかで絡み付いている精液をかき出そうと、性器にあてたシャワーが少し沁みた時
ああ、自分は本当に“なくして”しまったのだなと少しだけ心が痛んだ。

 バスルームを出て髪をかわかし終えてもやはりアルテッサは戻っていない。
自分は彼女を捜しに行くべきなのだろうか。今となってはそんな資格はないのではないか。
昨日までの自分ならそんな迷いは愚問だと吹き飛ばしていたろう。
それ以前に何も考えずアルテッサのため飛び出していったことだろう。
だが今はもう、自分が何か行動する度にアルテッサは傷ついていくのではないかと
そのことが恐くなってしまって、いちいち躊躇いを抱いてしまう。

 ソフィーは暖かそうな自分のベットがどうにも気になり目をやった。
このままここに身体を横たえ眠りにおちるのも悪くない。そんな誘惑に負けそうになる。
なんせ疲労しきって膝が笑っているのだ。
これからまた外を歩きまわるほどの気力は正直言って残っていない。
朝目覚めたときには流石にアルテッサも戻ってきているだろうし……

 いつの間にかそんな事なかれな方向に考えていき
自分を正当化しようとしていたことに気が付き
ソフィーは酷い自己嫌悪に陥り吐き気すら覚えた。
あれほど大切な友達だと言っておきながら。
さっきはそれでも処女まで投げ出して見せたというのに。
それがいまや一時の自分の睡眠と彼女を秤にかけようとしている。
本来なら、彼女と他の何かを比べること事態愚かしいのだ。
アルテッサをおいて優先させるべきことなどこの世にはないと
ソフィーは思っていたのだから。

 自分に苛立った事で頭に血が上ったからか、少しだけ意識がさえてきた気がした。
それでもまだ執拗に自分を誘惑するベットを振り払うように踵をかえしたソフィーは
部屋の入り口のコート賭けから上着を引っ掴んで廊下に出た。
こういう時はいっそ無理にでも体を動かしたほうがいいのかもしれない。
その方が嫌な考えも浮かばずにすむ。
144月下美人:2006/06/13(火) 19:02:36 ID:Tdi8dcjf

 ロイヤルワンダー惑星の夜は
温暖なかざぐるまの国出身のソフィーにとっては少し肌寒い。
それでも空に浮かんだ月は雲がかかることもなくその全身を晒しており
捜索には大助かりであった。
だが、いくら条件は良くても肝心のアルテッサはどこを探してもいない。
脚に無理をさせ過ぎたのだろう。さすがに立っていられなくなり
ソフィーは側のベンチに腰を下ろした。
本当はあまりのんびりもしていられないのだが。
寮の門限はとうに過ぎている。見回りの教師に注意しなければ連れ戻されてしまう。
気をつけねばと思うのだが一度腰を下ろしてしまうと立ち上がるのが惜しくなってしまう。

 音ひとつしない学園にこうしていると
当たり前のことだが自分は独りなんだと、そのことを思い知らされた。
頭上に浮かぶ月…… こんなに見事なものはそうお目にかかれないだろう。
隣に誰かいてくれて一緒に見上げたかった。アルテッサと一緒に月光浴を楽しみたかった。
……それを、彼女との最後の思い出にできれば素晴しいことなのにと、そう思った。

 こんなに美しくて寂しげな月の光が照らすどこかにアルテッサも独りでいるのだ。
そう思うともう座ってなどいられなくなった。
立ち上がったソフィーは彼女の姿を求め、再び学園中を歩き回る。
145月下美人:2006/06/13(火) 19:03:34 ID:Tdi8dcjf
もう二時間近く歩き回っている。
物音がしたと思えば巡回している教師のライトが見えて肝を冷やす思いをしたり
同じ場所に何度も戻ってみたり、さっきは寮にまで戻ってみたのだが
アルテッサの姿はどこにも見つけることは出来なかった。

 もっとも、アルテッサを見つけたところでなんと話しかけたらいいのか分からない。
いつまで経っても彼女を探し出すことが出来なくて
頭のなかではまた、後ろ向きな考えが浮かび始めている。

 アルテッサはたぶん、ふしぎ星に帰る事になるだろう。
それならばそれが一番なのかもしれない。
もしそうならなかったとしても、その時は自分がこの星を去るとしよう。
自分とアルテッサはもう一緒にいることがあってはならない。
一緒に犯された自分が居る限り、彼女はこの忌まわしい出来事を
ことあるごとに思い出してしまうだろうから。
それが、長いようで短いふたりの関係の行き着く先なのだろう。
ソフィーはそう思う。いや、本当はそんなこと思いたくなんてない。
だがアルテッサを探している間にその答えに行き着いてしまった。
否定しようにも、それ以外の道を選べばふたりともきっと、精神が滅茶苦茶になってしまう。
聞こえよく言えばそういう事なのだが
たんに自分の存在そのものでアルテッサを傷つけてしまう事に耐え切れず
逃げ出すだけなのかもしれない。
ただ、逃げるにしてもアルテッサへの虐めだけはなにがあってもやめさせてみせる。
どんな手を使っても……

 そうして自分達は今と同じようにすれ違っていくのだ。
自分達の絆も時間と距離が薄めていき、やがて綺麗になくなることだろう。
いや、そういえば自分とアルテッサには最初から繋がりなどなかったのだった。
全部自分の独りよがりな妄想だったのだと、今日つくづく気付かされたところではないか。
それでいいんだ。それなら後腐れもなく、分かれていけるはずだ。
思い残す事も、ない。
胸がいっぱいで涙があふれたが多分、ない。
146月下美人:2006/06/13(火) 19:04:34 ID:Tdi8dcjf
ふと、ソフィーの視界の端にいくつもの鮮やかな色が飛びこんできた。
視線を向けると脇に設けられた花壇の花々だったことがわかる。
この見事な配色は、学園専属の庭師クレソンの仕事だろう。
どの花も葉の両手を広げ、花びらを空に向けて夜風に揺れている。
その様子はまるで、自分達の美しさを天に誇っているようにソフィーの目には映った。

 いろいろなものを喪失していくばかりのソフィーの心であったが
その中にひとつだけ新しく芽吹こうとするものがあった。
彼女がいままで抱いた事のない種類の、暗い負の感情が。

 暗い面持ちのソフィーが無遠慮に花壇に上がりこんだ。
足元で下敷きになった花が押しつぶされる。
花は彼女の心を癒してくれるものの筈だった。
だが、今のソフィーは足元に植えられている花たちを憎々しげに見下ろしている。

「アルテッサが汚されたんだから、あなたたちも悲しみなさいよ……! 
あなたたちなんて、ぐちゃぐちゃになって、腐って、誰からも目をそむけられてしまえばいいんだわ……!!」

 ソフィーのつり上がった瞳から涙が零れ、花壇の土に染み込む。
思いっきり上げた足を花目がけて勢いよく振り下ろすと
彼女の靴底にぐしゃりという“悲鳴”がひろがった。
147月下美人:2006/06/13(火) 19:05:36 ID:Tdi8dcjf

エピローグ.



 空に浮かんだ月は、下界の様子をずっと見つめていた。
怒りを露にして花壇に植えられた花をひとつ残らず踏み潰しているドックル族の少女のことを。
彼女は本当は花を愛する心優しい少女だった。
そして、それ以上の愛情を注げる相手と出合う事が出来た。
きっとそれは、人が生きるうえでこれ以上ないほどに喜ばしいことなのだろう。
だが少女は、あまりに愛情を膨らませ過ぎたばかりに
いつしか自分でもそれをどうすればいいのか分からなくなってしまうのだ。
もし、時間をかけることが出来ていたなら少女はその気持を少しづつ整理する事が出来ていたのかもしれない。

 だが今日、少女と少女の愛する相手に振り掛かった悲しい出来事によって
少女はその未完成な愛情に答えを出す事を迫られてしまったのだ。
結果、彼女は間違った答えを出してしまう。
少女の思いはついに真の輝きを見せることなく切り裂かれ、粉々に砕けてしまった。

 支えをなくした彼女の心はこうしている間も崩れ続けている。
痛々しい表情で、なぜ自分はこんなに酷い事をしているのに
やめる事が出来ないのかと、戸惑っている。
そして、これから何を拠り所にして生きていけばいいのか、途方にくれている。

 月は少女の心に深く痛み入り
少女と、少女が愛する者に向けた友情とも愛情ともつかない名前のない思いとを
優しさとはどんなものだったか、そんな事を思い出させる柔らかな月明かりでいつまでも照らし続けた。





            

                  ──END──


148葡萄酒 ◆f/WwGSUBhs :2006/06/13(火) 19:07:20 ID:Tdi8dcjf
アニメではこのふたりがいつまでもラブラブでいられることを願ってやみません。
149名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 19:13:43 ID:RnipSZ09
葡萄酒さん、乙!&GJ!
切なく悲しい話ですね…アニメの2人がラブボケなだけに…
150名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 19:41:04 ID:H5Ti6Ce5
すげぇ…
この作品にバッドエンドは似合わないと思ってたけど
ここまで重厚になると引きずり込まれちまうわ。
GJ、色々な意味で楽しませてもらったよ。
151名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 10:49:51 ID:XhboBXar
>>95
GJ!いつの間にか読みきってた…。
他の部分がシリアスなおかげでうまくハァハァできないw
乙でした。
152名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 18:51:05 ID:pzxbNg83
GJ!全部読ませていただきました。
トーマが出てきたのには吹いたぜww
ソフィー様らしい勇ましい行動には感動したわ。
しかし、この惑星(ロイヤルワンダープラネット)には月など必要ない、
というツッコミは必要ないよな…。
153名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 19:48:26 ID:MCKBjFon
ソフィー様の胸に顔埋めたくなった。
154名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 22:49:49 ID:B+YD8CFR
しかしなんだ、トーマって悪役にしても中途半端なトコあるよな…
本編にしてもだが、行動理念をうやむやにしすぎててキャラが立ってないっつーか。
例えるなら、戦隊モノで倒れた怪人を巨大化して復活させる役回り?w
155名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 12:34:51 ID:U1XiUh6h
ソフィー様はいつも余裕綽々であって欲しい。でも泣いたよ・・・
156sage:2006/06/21(水) 22:50:03 ID:Rba+yrIw
誰かシェイドとレインのエロパロを書いてくれないかな…。
その1にあるのは過去ログだあら見れないんだよ…。
再upでも構わないから…誰か…職人さん…orz
157sage:2006/06/21(水) 22:50:58 ID:Rba+yrIw
ぬわっ!
sageミス!
ごめん!;;
158名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 23:19:00 ID:svDf5lX1
みみずんから取得したら?
159名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 23:19:47 ID:svDf5lX1
みみずんよりもにくちゃんねるのほうが確実かな?
160名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 23:31:40 ID:dra3ubxk
>156
ヒント:自分で書いたらいいんじゃないカナ?カナ?

妄想やネタだけでも書けば誰かがそれを拾って書く気になるかもしれない
前スレでもそんな感じで調教済みレインネタが栄えてたし、
ちょっと前にはテッサを庇って陵辱されるソフィー様ネタが投下されたしな
161名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 19:55:36 ID:RqUXYYhx
そんなネタも思いつかないぜ…orz

気長に待ってる!
162名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 21:28:53 ID:jYgWAmNp
保守ついでにエクリプス(名前違うかも)×ファインで妄想してみた。
初期のエクリプスが悪者だと思われてた頃の設定で
「俺に構うからいけないんだ」とか言いながらファインを犯す感じ。

レインに隠れて何度も犯されながら
「大嫌いなはずなのになんで会いにきちゃうんだろ。こんな事されるの解ってるのに」
「ケーキやチョコよりもエクリプスのキスの方が甘いの…、なんで?」
「レインは会っちゃダメって言うけど悪い人じゃないよ
だって私に触れる手がこんなに優しいんだもの」みたいな。

こんな貧困な妄想を笑ってやってくれ('A`)
163名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 21:40:55 ID:hgKLdquN
ファインはひどいトラウマとか隠し持っていたら
明るさがより引き立つのだけどな
164名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 01:17:46 ID:fxaNPFWJ
>162
ファインは初対面時からエクには悪印象は持ってなかったっぽいので
「大嫌いなはずなのに」は違和感があるな
(それはどちらかといったらレインじゃないか?)
むしろ「こんなひどい事されるのわかってるのに、何でこんなに気になるんだろう」ぽい

関係ないが、個人的な印象としては
アニメ版:レインのほうがエロには早熟
ちゃお版:いったんエロいことを身体が覚えてしまったらファインのほうが没頭型

というイメージがある
165名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 20:04:17 ID:WzFqJVMT
「嫌なのに感じちゃう」はファインの場合ブライトだろうな。
直球の愛の告白と体当たりかつねちっこい行為にどん引きしながらも体は慣れていく。
情も移ってきたころにブライトはファインへの気持ちをスコーンと忘れ白ブラに戻って
ファインは体の疼きを止められなくなってしまう。
166名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:32:30 ID:kT7ZHu+Q
話ブタギリでもうしわけないんだが、前すれのタイトルってなんだ?
にくちゃんねるで検索しても、ヒットするのは現行スレのみ・・・
エクレイみたいよエクレイ
167名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:43:13 ID:vFr31mF/
普通に「ふしぎ星の☆ふたご姫」だったが…>前タイトル
168名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:45:01 ID:kT7ZHu+Q
即レス感謝。

でないのはなんでだorz
169名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 06:06:52 ID:g6AQo/dk
>>168
少し時間立たないと出てこないんじゃね?
今夜でいいならどっかにログをうpするけど。
170名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 15:46:09 ID:kT7ZHu+Q
>>169
是非お願いしたい・・・っ
171名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 22:02:47 ID:BEA9BopE
β様受けとかないかなー
172名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 05:03:22 ID:yQRMD/lB
オナニーすら側近2人に手伝ってもらってそうなβ様が攻めなんてありえぬ。
173名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 11:00:42 ID:7+G8liSK
ブライトのキラキラに押されてて逃げつつも、ブライトの事が気になりだすファインたんが読みたい(・∀・)

今までは黒ブラ×ファインたんだったけど普通のブライト×ファインも読んでみたいよな。

174名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 22:07:41 ID:oxzTCpgv
>>172
なにその萌え設定(*´д`)ハァハァ
175名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:19:44 ID:5LU6uGp0
白ブラ×ファインはあの四人の中で一番書きにくそうだな
絡んでるシーンがまず少ない上に、ファインがブライトに惹かれる理由を
相当うまいことやらないと違和感バリバリだろうし
逆に黒ブラ×ファインは強姦調教ネタでいけば相当やり易そうだが

まあ、そのへんの齟齬を何とかうまい理由つけてねじ伏せるのが
健全エロパロに限らず二次創作の肝だ
176名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:25:06 ID:3vuo/nZL
>>170
ごめん。マジ忘れてた。ごめん。
ttp://uploader.system-witch.com/UpLoader/Itiran
ここの318。passは futago 。
177170:2006/06/27(火) 04:18:02 ID:4+o/aub7
>>176
超感謝!レイン様≡≡(;´Д`)ハァハァ
178名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 05:03:23 ID:EpR2WnWi
個人的に泣き叫びながら
三角木馬にのせられて鞭でビシバシとSM的な拷問をされるソフィーを見てみたい

って言うか絶対に動揺しない冷静な人が
レイプされ泣き叫び姿って微妙に見てみたいし
179名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 01:29:18 ID:3pWM1BUp
そこまで持ってくのが至難の技だよね。
何も怖いものがなさそうだし、唯一のウィークポイントはテッサだけど、
よっぽどうまく活用しないと、番長モードで返り討ちにあうし(w
180名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 05:10:40 ID:amW0tYB6
あれだけ材料はあったのにブラテッサが投下されなかったのが不思議だ。
そういや最近のテッサはお兄様って言わないね…自立しちゃったからか。
181名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 09:47:36 ID:SW6YWRe8
1つ投下されてなかった?
182名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 20:16:14 ID:uFPDuH5d
キャメロットのふたご姫の性教育キボン。
たまたま遊びに来たブラテッサに近親ソウカン強要さすて。
ふたご姫とたまたま遊びに来てたソフィーに視姦で。
183名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 00:41:28 ID:BzuwKUMg
日本語でおk
184名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 07:49:38 ID:Nck0DR+N
シャシャ、カーラ×β様というのもいいかもと思った。
無知なβ様に2人が実演するというネタで(w
185名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 13:21:42 ID:UvfTtRzU
β様は誰相手でもサマになるよな。

100%受けだけどw
186名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 20:09:56 ID:xfy/ObIJ
ほしゅageage
187名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 02:18:48 ID:V3w/ep7Q
トーマが学園から去ったのは残念だ。
奴ほど攻め役にふさわしいキャラはいなかったというに・・・
188名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 08:15:02 ID:mXdQR0PS
アニメでも貴重なギャグ要員だったしな
189名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 23:42:44 ID:aISUorM5
あげ
190名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:09:50 ID:P+SCi5QG
>>176
>>170じゃないけどエクレイ求めて携帯からガンガって逝ってみた!

飛んで見たらラグナロクスレで一応>318みても違うっぽいんだが(´Д`;)

誰かエクレイ投下してくれぬかのぅ…
191名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 04:24:31 ID:52digrAz
>>190
いや、普通に残ってる。
クレクレするヒマがあるなら漫喫でも行ってPCで見ろ。
192名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:05:30 ID:P+SCi5QG
>>191
残ってますか!確認アリガd!逝ってきまつ!!
193名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 13:58:25 ID:WGd4WEST
↑185でこう書いたばかりだというのに…
なんですかあの攻め指数1000の黒β様わああああああああ!!!!!!

…来週まで妄想が止まらねぇ…orz
194名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 14:30:59 ID:82EhO3+b
>>193
あれでやっぱり受けだったりしてねw
195名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 23:07:56 ID:LSpbgNsQ
黒βさまがソフィーを攻める展開きぼん
196名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 05:40:01 ID:NBRnddqe
ところでかのスレにはシェイド×ファインって需要ないの?
一番好きなんだけど…
需要あったら小説考えてみようかな、エロいれられるかわからないけど。
197名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 06:01:55 ID:xiicjdEw
このスレ?
需要はないわけないけど投下してくれんなら大歓迎
198名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 14:01:54 ID:NBRnddqe
>>197
んー、ブラファとかも好きなんだけどブライトのキャラが未だに掴めないんだよな。
投下は絵でもいいんか?
199名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 15:35:51 ID:xiicjdEw
ブライトは今回で結構キャラ立ちした気もするな、気のいい上品兄さん風。
シェイドは今回で相当キャラ崩れしたけどなw

絵でも文でも投下は歓迎、てか俺は比較的シェイド×ファイン派なんでばっち来い。
200名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 21:03:26 ID:6v8KzMUz
どんなカップリングだろうが純愛だろうが陵辱だろうが投下物は歓迎
仮に苦手な人間がいたとしても事前に内容やらカプやら書いてくれれば
スルーもしやすいだろう
というのがエロパロ板の基本姿勢だな
201名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 21:33:26 ID:lonxjptl
うむ、需要とか気にせず自分の思いがままにキーボードを叩いてホスイ
202名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 22:22:39 ID:1l29iEhn
>>198
絵の投下は角煮板の方がいいかも試練
203名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 23:31:24 ID:mvEO/3Ff
>>202
絵単体なら角煮へ投下して、
SSへの挿絵タイプならこっちという感じでどうじゃろ?
当然強制とかじゃないんで、ちょい話し合えるといいかも?
204名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 00:46:33 ID:sJKU9qyO
>>196
少なくとも俺にはある。
つーか俺もその二人が一番好きだ。
205名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 09:09:12 ID:fSQHlRpS
あげ
206名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 09:51:10 ID:N3EC3TVK
ロイヤルワンダー学園絡みで地味にありきたりな凌辱ネタを妄想して見た
侵略者にってロイヤルワンダー学園がのっとらた
しかしアスリやカロリにシフォンにローズマリー等の新規プリンセス達がファイン達ふしぎ星組と共に侵略撃退に立ち上がったのだが
また一人また一人と侵略者の卑劣な罠と毒牙に掛り犯され捕らえられるプリンセスズ
立て続けに捕われる仲間が出て裏切り者が居るのでは?とお互いに疑心暗鬼に陥るプリンセス達
ちなみに裏切り者の正体は実は最初に犯されれ洗脳され
ちゃお版化したあの人の予定(笑)
裏切り者の正体に動揺した散々に逃げるもプリンセス達は次々と捕まりロイヤルワンダー学園は淫魔支配する淫らな星になったとさ

エドワルド(だっけ?)が俺の出番は?って文句を言いそう展開だけどね
207名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 19:44:32 ID:i/Pemi0r
夏真っ盛り
208名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 13:24:58 ID:L4wgemeT
ソフィー単品で無理矢理に押し倒され服を引き裂かれ愛撫され必死に抵抗するが挿入され中に出され瞳から光が消え力無く横たわるって言う感じの展開を希望
209名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 14:13:54 ID:WaVLn7Hh
あげ
210名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 23:29:09 ID:Tq52+igz
月下美人はすげえと思ったけどソフィー様にはやっぱり笑顔で減らず口を叩いてもらいたいんだ。
211535:2006/08/12(土) 00:30:37 ID:BTROrFRM
前スレ408に書いた保守用ブツの続きがふっと湧いたので書いてみた。
青姫さまは淫乱妄想乙女ツンデレエロカワイイ×天然むっつり助平シェイドで
時間軸的にはエクリプスの正体判明直後。
レインがわりと空鍋なので苦手な人はスルーよろしこ
212空鍋注意:2006/08/12(土) 00:32:22 ID:BTROrFRM

ブライト様が悪い。
私のことは全然見てくれないのに、ファインにはいつだって優しい。
闇の力に囚われる前も今も、ブライト様の瞳に映っているのはファインだけなのだ。

ファインが悪い。
ブライト様があんなにファインを気にしてるのに、
ちっとも気付かないであんな怪しい人のことばかり考えてる。

だからなのだ。こんなふうにもやもやして、苛々して、なんだか嫌なきもちで
頭がいっぱいになってしまうのは全部あの怪しい人のせい。
(ルーチェを狙ってると思ったら至るところで助けてくれて、
実は月の国の王子様だった――なんて、何なのそれは)
彼の背中を見ていると、何故だかはわからないけれど腹が立った。
だから、言ってしまったのだ。話があるの、と。
ファインには知られないように、そっと小さな声で、彼の手を引いて。
シェイドはちらりとレインを見下ろし、「分かった」と答えた。

私が今からしようとしてることを知ったら、この人はどんな顔をするかしら。
嫉妬と罪悪感と、ほんの少しだけ、期待があった。

213空鍋注意:2006/08/12(土) 00:33:48 ID:BTROrFRM

おひさまの国の中心部、レインにとっては居城であるおひさまの城の片隅。
広い城の中には、滅多に人が寄り付かない一角もある。
レインは、その内の一部屋にシェイドを連れていった。後ろ手で扉を閉めて、彼に向き直る。
「あのね、シェイドの――っていうか、エクリプスの鞭を見せてほしいの」
「そんなもの見てどうするんだ?」
「それでいつも、私たちのこと助けてくれたじゃない。だから見たいの……だめ?」
首を僅かに傾けて、上目遣いで見上げてみた。たぶん彼は断らない。それは予想であり、予感でもある。
「……わかった」
ほら、という声と共に鞭を手渡される。やっぱり。
「ありがとう、シェイド。あと……ごめんね?」
「……は?」
レインの右手にはたった今手渡された鞭、そして左手にはサニーロッドがあった。
「だーるまさんが、こーろんだ」


「…………………で、お前はいったい何をしてるんだ?俺の上で」
「ひどいこと」
一言で言い切ったレインに、さしものシェイドも絶句する。
この澄ました顔が気に入らないと思ってたけど、今の顔はそうでもないかもしれない。
だって今、とっても気分がいいもの。
仮にも月の国の王子様を縛り上げて(しかも、彼の愛用している鞭でだ)、
その身体の上に乗っかってしまっているなんて、キャメロット辺りが見たら卒倒しちゃうかしら?
最も、シェイドの全身を縛り上げるにはレインの拙いプロミネンスでは大いに時間が足りず、
両手をぐるっと縛ってベッドに転がしたところでタイムリミットだったのだが。
ベッドがある部屋を選んで良かった、と思った。人の来そうにない部屋ならどこでも良かったのだけれど、
床にじかに跪くと肘と膝が痛そうだったから。
214空鍋注意:2006/08/12(土) 00:35:04 ID:BTROrFRM
「おい。何がしたいんだかは知らないが、冗談ならさっさとどいてくれ」
「冗談じゃない、って言ったら?」
「尚更だ。どけ」
いやよ、と返事のつもりもない返答を返し、更に身を乗り出した。
使われていない部屋とはいえ、おひさまの国のメイドたちは優秀だ。ふかふかのベッドは
二人分の体重に沈み、埃の匂いなど全くしない。
密着するかたちになった体勢に、藍色の髪の少年の身体がわずかに強張る。
その動揺は、レインの手が彼の胸元に伸びてスカーフの結び目をするりと解いた瞬間、
はっきりと目に見えるほどになって表れた。
「ちょっ……と、待て、お前、何を……おい!」
「言ったでしょ、ひどいことするって。プリンセスに二言はないんだから」
スカーフは完全に解かずに、中途半端に残したままにする。
そのほうが何となく見栄えがいい気がするし。
シェイドが自分の表情を隠すのに重用しているのだろう帽子はさっさと放り投げた。
そして彼の下肢、正確には脚の付け根あたりにレインが手を這わせ始めると、
あまりに急展開する事態に呆然としていたらしいシェイドもようやく我に返ったようだった。
「だから何、して……こら待て、莫迦!」
待てと云われて待つくらいなら最初からしない。
下肢の前をくつろげる。これがたとえば憧れの王子のものだったのなら恐れ多くも
手掴みになどできるわけもないが、シェイドだから別にかまわない。
せいぜい、弄って玩んで苛めて鬱憤を晴らしてやろうという程度だ。
レインにとっては生まれて初めて目にする異性の象徴だったのだがまじまじと見つめるのも癪な話で、
焦点は合わせずに手のひらでそっと触れる。
「っ、……な」
ぴくりと震えた身体と少しだけ上ずった声。それだけでささやかながらも気は晴れた。
215空鍋注意:2006/08/12(土) 00:36:02 ID:BTROrFRM

まだ頼りない感触しか返さない、未知の生き物のかたちを指で辿る。
スカートの奥、自分自身の中心に位置する誰にも触れさせたことがない場所を撫でていると
そのうちぬるついて滑りが良くなり、頭もからだもぼんやりとした熱に浮かされていくような
心地になるのは知っていたから。
女の子がそうならたぶん男の人もそうなのだろう、と勝手がわからないなりに手のひらと指を動かした。
「お、まえ……何考えて、っ………!」
シェイドの身体の下で、ちょっとやそっとでは解けないように固結びにしてしまった両手が
どうにかしようと暴れている気配がする。様を見ろという気分でますますレインの機嫌は上昇した。
両手が確かならレインひとりのちっぽけな身体など簡単に払い除けられてしまえただろうけれど、
彼の両の手の自由は彼自身の鞭で奪われているために、レインの重みすら振り払うことができない。
「………ひどい、ことって…………お前、まさか」
「想像した?やらしくて、ひどいこと。楽しそうでしょ?」
216空鍋注意:2006/08/12(土) 00:36:57 ID:BTROrFRM

撫で上げ指で擦る度に少しずつ確かなかたちを表し始めたシェイドのそれだったが、
かさついた手触りに手がひっかかるのを焦れたレインは、思い切って思い切ることにした。
今まで手のひらを寄せていた茎に唇で触れ、舌を伸ばす。
「――っ!」
頭上で呑まれた息、次いで揺れた腰。
「な……、お前、自分が………、く、ぁ……なにして、………っか、わかって……っ」
「だって、やりにくいんだもの。だったら舐めたほうが早いじゃない」
何とか腰を引こうとするシェイドの脚に圧し掛かり、根元から勃ち上がりかけている彼の欲を
手のひらで固定する。そのまま親指の腹で先端の尖りを確かめるようになぞり、
舌のほうはアイスキャンディを味わう要領で舐め上げた。
「ん、………ちゅ、っ……ん、……硬く、なってきた………」
舌先からですらそれが分かる。柔らかくふにりとした感触だったそれがしだいに硬く、
確かな存在感を主張するように張り詰めていく。
レインの手中と口内ではっきりと変化していくシェイド自身を感じながら頭上を見上げれば、
普段の姿からは想像もつかない、目元と頬を紅潮させて顔を歪めた彼が其処にいた。
眉間に寄っている皺はいつもと一緒だったけれど、その唇から漏れる息遣いは浅く、甘い。
たぶん全身の力で衝動に抗っているのだろう夜色の瞳が、レインを見た。
ゆらゆらと揺れる、穏やかな夜の色。きれいな眼の色、と場にそぐわない感想が浮かんだ。
「……シェイドなんて、私のせいでぐちゃぐちゃになっちゃえばいいのよ」
わたしだけ、なんていうのはずるいから。だったらシェイドもそうなってしまえばいい。
217空鍋注意:2006/08/12(土) 00:38:15 ID:BTROrFRM

唾液をまんべんなく塗りたくったせいなのか、レインの手も口元もすっかり濡れてべたついている。
しかしその中には、確実にシェイド自身から滲み始めたものも混じっているはずだ。
「や、…んくっ………む、ぅ……おとこのひとも、濡れるんだぁ……すっごい、ぬるぬるしてるの…」
ついつい実況中継してしまうのは、恥ずかしさよりも物珍しさが先に立っているせいだ。
茎の先端、植物ならば花弁にあたる部分にある膨らみの窪みから、少しずつ溢れるぬめり。
これって私がひとりでするときと同じものが出てるのかしら、などと好奇心が疼き、舌で掬ってみる。
「…………へんな味……」
「……だったら、やめ、ればいい、だろ……」
「それも、いや」
まあ苦かったりまずかったりするわけじゃないからいいか、と構わず唇に含んだ。
「ひゃふ………も、口にはいんない……あん、んむ……ぅ」
「……っ、なんで……、そん…っに、慣れてるんだ………っ」
「んあ……、だって、一人で練習してたもの…………はぁ、…ん」
すっかり質量を増したシェイドのものから唇を離し、ぷは、と息をつく。
男の人のそれ、というのは何だかいろいろとレインの想像を超えていた。

せっくすって、これを入れるのよね。でもこんなの本当に入るのかしら、世の中の女の人はみんな
こんなの入れちゃって痛くないのかしら。ああでも好きな人のためならそんなふうな痛みも
我慢できるのよねきっと――とそこまで考えて、いつもなら金髪の王子様が浮かんでくるところだったけれど、
慌てて首を振る。せっかく今はシェイドをいい気持ちで苛めているのだから、よけいなことを
思い出したくはなかった。ブライトのことを考えれば、ファインのことを思い出す。
それから、あの嫌なきもちまで思い出しそうになるから。
218空鍋注意:2006/08/12(土) 00:39:29 ID:BTROrFRM

「…ひと、り……?」
「サニーロッドで」
瞬間的に顔色を変えたシェイドに対し、
――赤くなったり青くなったり信号機みたいに忙しい人ね、シェイドは。
そう思いながらもレインは舌の動きを止めない。
かたちを辿りつつ舌を滑らせ、先端から滲み出ている液体と唾液を絡ませる。
そのまま、涙をこぼすようにとろとろとしたものを吐き出し続けている窪みを軽く吸い上げてやると、
シェイドの腰が震えたのがわかった。は、と息継ぎのような小さな声も落ちてきた。

「んん、ん…はぁ……も、そろそろ……イっちゃう……?」
「な……っ、莫迦、離せ……!」
「……出してよ。シェイドがイくとこ…見たい、の…………ちゅ、ふ……ぅ」
唇で先端を啜り、それに合わせて幹を刺激する手も強くする。手のひらが熱くて火傷しそうだ。
「――――く、ぁ……………レイ、ン……っ!」
今まで聞いたこともないような声で名前を呼ばれて、思わず眼前のそれから唇を離した瞬間、
「――ひゃう…!?や、あ、んんん………っ」
予想よりもずっと熱いなにかがレインの顔先に弾けた。反射的に目を瞑ると、頬に首筋に咥内に唇に、
どろりとしたものが注がれる気配と、レインの身体の下で不規則に何度も跳ねる彼の腰。
濁った液体が顎を伝い落ちるのを感じながら、一番見たかった顔が見れなかったじゃないのよもう、
などと思ったりもした。
219空鍋注意:2006/08/12(土) 00:40:26 ID:BTROrFRM

「んや、……う…………あつぅい………」
遅れて、舌先に広がる何とも云えない味。うええ、と既にいくらか呑み込んでしまった分を
吐き出したくなるほどだ。口内に粘りつくような湿り気が残っていて、違和感この上ない。
「なにこれ、にがぁぁぁい……やだ、やだ、やだ!呑んじゃったじゃないのよう〜」
欲を全て吐き出して――搾り取られたと云ったほうが正しそうだった、
荒い息を吐いているシェイドのことなど放り出し、
顔を汚した白濁液をシーツでごしごしと拭いながら叫ぶレイン。
「…………は、……ぁ………なら、……吐くなり何なり、好きにしろよ。
ていうか出せって云ったのはどこの誰だ、あぁ?」
「できるものならやってるわよ!うー……サニーロッドはこんなへんなの出さなかったのにぃ……」
「おま…、プロミネンスの力を何だと………」


「……知らない。もうプロミネンスなんか、できなくなったって、いいもの」
「…………おい」
頭の片隅に追いやっていたはずの黒く塗りつぶされた気持ち、それがむくりと頭を擡げる。
―ーシェイドは、私を嫌な気持ちにさせる天才なんじゃないかしら。
「ファインなんか知らない。ブライト様なんか…知らない。ふしぎ星のことも、どうでもいい。
みんなみんな、なくなっちゃえばいいんだわ……!」
220空鍋注意:2006/08/12(土) 00:41:37 ID:BTROrFRM

「レイン」
名前を呼ばれた。
「冗談でも、そういうことは言うな」
怒ってはいない。彼の頬は紅潮したままだったけれど、目は真剣だった。
いつものシェイドだ。高圧的で口が悪くて、でもいつも気付けばその腕で
レインを助けてくれる、シェイドだ。そう思った途端に、涙腺が緩んだ。
「……だって」
だって、ブライト様はファインが好きなのだ。
だって、ファインはシェイドが好きなのだ。
「……だって、こんなんじゃどうしていいかわからないんだもの」
どうして私のことを見てくれないんだろう。
どうしてブライト様の気持ちに気付いてあげないんだろう。
自分がどうしたいか分からない。どうして欲しいのかも分からない。
ただ確かだったのは、ファインでもブライトでもない誰かに全て押し付けようとした
どうしようもなく嫌な自分のことだけだ。
ブライトが敵愾心を見せファインが淡い憧れを寄せる、シェイドに。
「だって、だって、だって。わたしばっかり、こんな……頭の中がぐちゃぐちゃで、だめなの。
ファインのことも、ブライト様のことも、みんな嫌いになっちゃいそうで……だめなんだもの…!」
221空鍋注意:2006/08/12(土) 00:42:31 ID:BTROrFRM

「…………おい……」
泣きたいのはこっちだ、とか何とか言いながら溜息をつき、シェイドはレインを見た。
「これ、外せ」
これ、と示されたのは後ろ手で纏められた両手。散々暴れたせいかだいぶ解けてはいたが、
彼が自由を獲得するにはまだ固く、かっちりと結ばれている。
「う、え…っく、ひっく…」
しゃくりあげながら、少し迷って。それでも、おぼつかない手でレインは結び目を解いていった。
十秒に足らない短時間で即席に縛り上げたにしては強固なものが出来上がったらしく、
おかげで解くほうが時間がかかってしまった。

「……ったく」
ようやく両手の自由を得たシェイドが、手首をさすりながら改めてレインに向き直る。
そうしてレインが気づいたときには、誰かの腕の中にいた。
誰かといってもこの場にはレインとシェイドしかいないため、必然的にそれは
シェイドの腕の中になるのだが、頭の処理速度が現実についていかない。
レインがいつも夢見ていた、まさに「王子様の抱擁」ではあるが
相手は彼女が常に想像の中で思い描いていた宝石の国の王子では無く、
「野蛮で無礼で口が悪くて偉ぶってて冷酷で残忍で血も涙もない」はずの、
そうと思ったら実は王子様で、そのくせレインたちに接するときはエクリプスのときの
乱暴でそっけない態度のままで、ああ、でも何度も助けてもらったんだわ――
わたし、まだお礼も言ってないのに。
順序立てて脳内を整理しようとしていたのに、さっぱり思考がまとまらない。
おまけに優しく抱きしめてもらったというより、力いっぱい両の腕に押し込められたといった
ほうが正しいような乱暴さ。
「ひゃ、あ……に、するの、よう……」
しゃくりあげながらの文句では舌が回らず、言い切ったつもりの語尾もへろへろと弱くなる。
222空鍋注意:2006/08/12(土) 00:43:35 ID:BTROrFRM

「泣きたいなら泣けばいいし、喚きたいなら好きなだけ喚け。俺が邪魔なら出ていく。
……そうじゃないなら、そばにいてやるから」
心臓が跳ねた。
「な……によ、それ……」
「違うのか?」
「……違う、とかそうじゃなくて、わた……っ、わたしは、あなたのそういうところが……!」
「ああ」
「っ、……ばか……!」

きらい、きらい、きらい。きらいだ、こんなひと。
私がこんなひどいことをしてるのに、全部わかってるから、みたいな顔をして
何も云わずに抱きしめたりする、どうしようもなく嫌なひと。

「嫌いよ、ばか…………っ、ふ……ばか、ばかぁ……!」
痛いくらいに抱きしめられているせいで、レインも心のままに彼の背中を渾身のちからで
抱きしめることができた。レインよりいくつか年かさなだけのはずのシェイドの身体は、
彼女を腕のなかにすっぽり収めてしまえるほど大きかった。
涙でべたべたになった頬を彼の胸に押し付ける。我慢だとかプライドだとか、ファインのことも
ブライトのことも、頭の中に巣食っていたすべてのことを放り捨て、レインは泣いてやることにした。
ゆっくりと、一定のリズムであやすように叩かれる背中が心地よかった。
223空鍋注意:2006/08/12(土) 00:45:02 ID:BTROrFRM


「…ふ、えっ……く、あう……………ぐす」
どれくらいの時間が経ったのかはわからない。
レインはただひたすらに泣いて喚いてシェイドの背中を叩き続けていただけだったから、
もしかしたら一瞬だったのかもしれないし、おひさまの国が半回転するほどの時が過ぎたのかも
しれなかった。
いい加減に泣き疲れてもいたので鼻をすすり上げ、手の甲で目元を擦る。
するとそれを追うようにレインのそれよりは大きな手のひらが寄せられて、指先が優しく涙を拭った。
悔しいような恥ずかしいような気がしないでもなかったが、
シェイドの指に瞼を撫でられるのはそれなりに気持ちがよかったために大人しくしていることにした。
頬に感じる体温がゆっくりと涙を溶かしていくように、
あれだけほつれていたレインの頭の中もゆっくりとほどけていくような気がしたから。


「もういいのか?」
遠慮がちな声がかかる。いいともまだだとも云えず、おずおずと頷くレイン。
「うん……あ、あの………ありがとう……」
「………ああ」
「それと、えっと……あと、その、ごめんなさい」
「……あれだけ好き勝手しておいてその一言で済ませる気か?」
「な!な、なによ!そんな言い方しなくたって……あ」
呆れたように額に手をやろうとした、シェイドの手のひら。
それに、レインの眼は吸い寄せられる。普段はシャツに隠れて窺う機会のない白い肌に、
走るようについた傷。レインが、彼の鞭で縛り上げた際についた傷なのだろう。
ついさっき出来たばかりの新しい傷には、まだ血が滲んでいた。
レインがどこを注視しているのか、ようやくシェイドも気づく。
224空鍋注意:2006/08/12(土) 00:47:12 ID:BTROrFRM

「痛い……?」
「いや。これぐらい、たいしたことは……、っ!」

何故、そんなことをしたのかは分からない。
血が滲んだシェイドの手首を取り、吸い寄せられるように、舌を寄せていた。
てのひらから少し下った、皮膚の薄いところ。拘束されていたせいで擦り切れて、
ところどころに紅い色が滲んでいる。
「……ん」
味は無かった。
横に走った擦り傷を舌で辿る。紅色が散った部分をそっと舐めれば、手首に微かに緊張が
走るのがわかった。ただ、彼の傷が痛まないように、それだけを考えながらレインは舌を動かす。
ふと視線を感じて見上げれば、夜を映したような色の瞳が、呆けたようにこちらを見ていた。
その頬がうっすらと、さっきとはまた違った色に染まっているのも見える。
彼にしては珍しい表情だったのでレインは舌を休めて見入ってしまい、それから、ようやく我に返った。
「……あ」
225空鍋注意:2006/08/12(土) 00:48:05 ID:BTROrFRM

ただ、血が出ていたから。自分のせいで血が出てしまったのだから、自分が綺麗にしなければ
いけないような気がしたのだ。
でも、まるで、これじゃ動物みたいで――
そこまで考えて、動物が自らの傷を舐めて癒すように、傷に舌を這わせていた自分の姿は
シェイドの眼にどう映っていたのか、想像してしまった。
何故か、先ほどシェイド自身に舌でそうしたことより、吐き出された彼の欲を呑みこんだときよりも
よっぽど恥ずかしいことをしてしまったような気さえ、した。
「あ、あ、あ、あの……っ、ふえ、あ、う、ちが、ちがうの、わたし、あの、その、えっと……っ」
何がどう違うのか自分でもさっぱり分からなかったが、とにかく何か口にしていないと
どうにかなってしまいそうだ。
そうだ、逃げなきゃ――逃げなきゃだめ、早く!
シェイドと、それからこんな訳のわからない気持ちから逃げられる場所を求めて、
慌ててベッドから立ち上がろうとするレイン。
けれどそれよりも早く、シェイドの手が彼女の手首を捉えていた。
レインの手首を軽く握ってしまえる、大きな手のひらがするりと滑ってゆき、
指が絡められて――また、心臓が跳ねる。
そのまま今度はゆっくりと引き寄せられて、自分の身体がスローモーションのように
シェイドの腕の中へ落ちてゆく。


あ、ぶつかる――思わず目を瞑ってから数瞬後に、唇に柔らかいものが触れた。
226535:2006/08/12(土) 00:55:59 ID:BTROrFRM
エロに到達するまでの前書きでこの長さはちょっとアレだな

牛があんな展開になってるのに今更一期でツンデレイン、
しかもこんなカップリングな時点でアレだけどな。
ちなみに続きはこれから考える。
227名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 02:44:55 ID:VDP1pSuw
>>226
取りあえずGJです!
続き凄く楽しみにしてますので
228名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 08:39:43 ID:mMWXuoT7
神降臨キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
長くたって内容濃いんだから全然OK。
229名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 09:19:04 ID:Nt6szBrS
GJ!GJ!
エクリプス受け展開も良いんだが、
>>222が激しく良い。
230名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 12:46:57 ID:/G/1LFeh
超久々にキタコレ!!!
231名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 13:52:08 ID:5Ofm5dvo
空鍋って何?
232名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 14:06:25 ID:9JgLKK1u
神キタ━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・)´_ゝ`)━!!!
続き楽しみにしてる!
233名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 17:29:41 ID:/G/1LFeh
>>231
レインの中の人の別作品キャラが男をとられて
空っぽの鍋を掻き回してた現象の事
234名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 19:56:42 ID:yckfSPQi
>226
ネ申降臨!!
超GJ!続き楽しみにしてます。
235名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 06:45:40 ID:Q7ufKV9w
黒ソフィーが男共を手玉に取ってエッチな事をしまくるって言うシャレにならない事を妄想してしまった
236名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 08:36:04 ID:o+gM51aH
黒ソフィーは元からああいうキャラだったんじゃないかってくらい馴染んでた…
237名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 11:09:10 ID:w6UOzYb9
>>226
神GJ!!
続き、楽しみにしています!
238名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 19:48:09 ID:uNgkeDxZ
>>226

ネ申!!
禿しくGJ!イイ!すごくイイ!!
自分、月青なんで続きがwktk(*゚∀゚)=3
239名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 06:49:58 ID:bwICJcEs
黒ソフィーとアウラーって面白いかもしれん
今までにないような禁断のカップリング。
240名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 14:20:56 ID:U3rOs23X
月青がヌキやすい
241名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 13:51:32 ID:VQoqSPik
エドワルドが黒化した女性キャラによる
プリンセス総出演のレズ地獄が見てみたい
242名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 18:27:46 ID:xKMf0J/o
俺の脳内ではもうレズ天国なんだが
243プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/08/19(土) 19:08:27 ID:17Pgdtd5
ぼくたちの夏休み(1)

 あぁ、いい湯だ。なんだかんだ言って風呂は落ち着く。
 しかし、まったく、あのふたりにはまいるぜ。
 ムリヤリふしぎ星に連れてこられたと思ったらあちこち連れ回されて。仲良し
計画? 余計なお世話だよ。独りが好きなやつだっているんだよ。王も王妃も
ニコニコ馴れ馴れしく話しかけてきやがって。家族団欒かよ。おれには関係ない。
あのセレブだかなんだかも偉そうにしやがってうっとおしい。あぁ帰りたい。
 ――どこへだよ。おれの星へか?
 考えてもイライラするだけだ。落ち着こう。
 こうやって風呂つかってる時が唯一、あいつらに邪魔されない時間なんだから。
「ファンゴー!」
「お背中流しまーす」
 おい。おい! なんで風呂場に入ってきてるんだおまえらは!
「なに言ってんの。友達なんだからいっしょにお風呂は当たり前でしょ」
 なに言ってんのはお前だファイン。と、とりあえず前を隠せよ。な。
「なに言ってんの。お風呂でハダカは当たり前でしょ」
 ダメだ堂々めぐりだ。いくらペッタンコでツルツルのお前の裸でもな、その。
どっドキドキするじゃねーか! ドキドキするんだよ!
「私たち、ファンゴに笑顔になってほしくて……」
 レ、レイン……わかったわかったよ。じゃ背中を流してくれ。それでいいな。
背中向けてりゃこっちも直接見ずにすむし。なんとかこっちの裸体を見られない様
ザバっと上がって椅子に腰かけて……と。
「じゃあ失礼しま〜す」
 ほんとにおまえらはおせっかいっていうか、人にかまうのが好きだなぁ。まぁ、
そういうところが何ていうか、おまえらの……良いところなんだろうな。
 ちっ、スポンジの感触が気持ちよくてついガラでもないこと考えちまうぜ。
 ……って、レイン? やけにプニプニ感触で気持ちいいと思ったら、胸と腹を
グニグニ押しつけて洗ってるじゃねーか! なんだそのテクは!
「え〜? いつもお父様にする時もこうだけど……」
 おい! 王! てめーは!!
「あ〜ファンゴ照れてる〜」
 うるせーよファイン! 照れるとかそういう次元じゃねぇ! ギンギンなんだよ!
あ、こら! おまえまで体を密着させてくるなっ! はさ、ふたごでハサむなって!
吐息が首筋にかかってくすぐったいんだよ! あぁっぬるぬるが脇バラを……
「どう? 気持ちいい?」
 い、いいよ。いいからもう許してくれ……ちょ、ちょっとレインお前! ほんのり
固くなった乳首をおれの肩甲骨のでっぱりでコスってるだろ! もれる声が子供の
声じゃないんだよ! も、もうキレイになった! キレイになったから!
「え〜もう終わり?」
「じゃあ背中洗い、終了〜」
 あ、危なかった……もうちょっとで発射……
「「じゃ、次、前ね!」」
 ギャー!!
244プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/08/19(土) 19:09:53 ID:17Pgdtd5
 あぁ、ふかふかの布団だ。なんだかんだ言ってベッドは落ち着く。
 しかし、まったく、ほとほと、あのふたりにはまいるぜ。
 風呂にまで来るか普通。なんなんだこの国は、この星は。あんなのがプリンセス
だったら将来はソープ星だぜ。ちくちょう、股間のタテ線が頭から離れねぇ。
 結局ゆっくり安らげるのはこうして眠りにつく時だけか。
 いや、まさか……
「ファンゴ」
 うはっ、は!? あ、あ……エルザ王妃。
「そんなに驚いて……。ふたりがよほど怖がらせてしまったようですね」
 あ、いや……たしかに驚いたけど……まぁ、その気持ちはわかるっていうか、
ウレシイっていうか、まぁ、それです。
「ごめんなさいね。星が違えば慣習も違うものなのに、注意が足りませんでした」
 幼女に泡踊りさせる慣習は宇宙広しといえどもここぐらいでは。
 ……って、あの。王妃。あなたはなぜそのような生地の薄いネグリジェを着て
いるのでしょうか。ピンクでスケスケで中のたわわな膨らみのピンクまでしっかり
見えちゃってるんですけども。
「お詫びとして、今夜は私が添い寝してさしあげます」
 誠意を見せるならカボチャでも持ってきてくれれば充分です。あっ、ちょっと、
勝手にベッドに入って……入るなってば! 親子揃って人の話を聞け!
「グレーテル星ではさびしい思いをしていたのでしょう。甘えていいのですよ」
 なんだよそれ……。勝手に家族ヅラしやがって。頼んでねーんだよ! 他人の事
わかった気になってんじゃねーよ! あ、あっちょっと、胸を押しつけてくるのは
やめていただけますか。すごく柔らかいんで……背中がすごく柔らかいんで。
 ふたごはプニプニで直・肉、直・骨だったけどさすがは王妃、脂肪的フニフニ
大人のクッションですね……ぅ、くしゅんっ!
「あらあら……カゼですか?」
 いや、だって泡だらけのまま風呂とびだしたもんだから……冷えちまったかな。
「熱は……うわ大変、すごい熱さだわ」
 いえあの、そこは股間です王妃。今一番熱いスポットです。
「あらあら、おでこと間違えました」
 わざとやってるだろ! 王との性生活はそんなに不満かよ!
 あぁやばい、頭がぼーっとしてきた……もう助け……て……
「ゆっくりお休みなさい……うふふ」
 あ、枕が柔らかい……ってこれは胸だ。乳枕、けっこう……いいかも。

(つづく)
245名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 23:28:57 ID:ZNFfNeJS
>>243
>>244
ファンゴ視点か!こりゃ一本取られますた。
それにしても、ファンゴは夏休み中ファイン、レイン、β様に
密着されてたわけだから、ホントうらやましいなぁ。
246名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 23:33:12 ID:dEdrfOsN
>>243
>「え〜? いつもお父様にする時もこうだけど……」
> おい! 王! てめーは!!

禿ワラ。
エロパロでコーヒー吹くことになるとは思わなかったぜ。
247名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 00:34:38 ID:fLAuV6D6
エロスというよりワロスwww
ふたごと風呂入りてぇ
248名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 10:51:28 ID:MLRnsA//
じゃあ、俺はエルザママンの添い寝を。
249プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/08/22(火) 00:15:24 ID:Y9Bv6Yzb
ぼくたちの夏休み(2)

「アルテッサ! アルテッサ! 僕がんばったよアルテッサ!」
 ええ。見てたわアウラー。すごかったですわよ。
「君の望みどおりの結果になったよ。言ったよね、アルテッサ言ったよね」
 ええ。今日のレース、お兄様に負けないで。でもお兄様に勝っちゃダメよ。
いじわるしたつもりだったんだけど、本当に引き分けにしちゃいましたわね。
「ふふふ。僕はかざぐるまの国の王子だよ。ずっと気球で風を読んできたんだ。
 ブライトと同時にゴールすることなんてわけないさ。しかも、場をしらけさせない
 ように手に汗にぎるデッドヒートをきちんと演じてだよ。にぎった? 手に汗!」
 よくしゃべりますわね。
「それで……それでさ、言ったよね。約束守ったら……」
 ええ、わかってますわ。まったくそんなに興奮してみっともない。
「ダメなんだ、アルテッサにごほうびもらえると思ったらもうダメなんだ。
 ドキドキして息が切れて何も見えないんだ。君しか見えないんだよアルテッサ!」
 ほんとに犬ね、あなた。発情しちゃって。見てられないわ。ヨダレが出てますわよ。
その下の窮屈そうなのを早く出して、いつもみたいにおねだりしなさい。
「あぁお願いしますお願いしますアルテッサ様。これを……もうガマンできませんっ」
 犬っていうか猿よね。ちょっと気持ちいいこと覚えたらそのざまなんだもの。
何それ。ピクピクしちゃってますわよ。ソフィーが見たら一体なんて言うかしら。
あぁもう、その小犬の目で私を見ないで。おあずけさせたくなっちゃうじゃない。
「うぅ……アルテッサ……」
 あぁほらほら自分でさわらないの。出ちゃうでしょあなた早いんだから。そんな
とこで出しちゃっていいんですの? 私じゃなくていいんですの? ねぇ?
「や、やだ……ある、アルテッサがいいっ」
 私? 私のどこ?
「なか……中っ、中で全部出したいよアルテッサの中でっ!」
 うふふ……よく言えました。
 あっ! ちょっ……ちょっと待って、待ってったら! ドレスくらい脱がせて
くださらない! アウラー……もう、しょうがないですわね……。
250プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/08/22(火) 00:17:54 ID:Y9Bv6Yzb
「あぁアルテッサ、アルテッサ、はぁはぁ」
 ちょっともう、まだ入ってないのに腰を振らないの!
 ここでしょ、ほら……後ろからのほうがいいって言うから、こんな犬みたいな
格好でガマンしてあげてるんですのよ。ほんとはもっとエレガントにっていうか、
宝石の国のプリンセスにふさわしい感じでやりたいんですのよ。アウラーがこんな、
こん……あっ、あ、はいっ……はいってきた……
「入ったよ入ったよアルテッサ、動かすよいいよね動かすよ!」
 あっちょっちょっと待って、ゆっくり……あう! うぅう! やぁあ激しすぎっ、
もっと……やさしくアウラーっ……!
「ダメだよ止められないよ、熱いんだもん、すごく熱いんだもんアルテッサ」
 ひぃあ! ……やめ、やめなさいっ命令よ! 私の言うことが聞けないんですの!
「聞けないよアルテッサ、ごめんよ、ごめんよ」
 もうっ犬! 畜生! 最低ですわ! もう早く出しなさいよ! たまってる汚いの
全部私の中に出しなさい! 出しっ……
「うっ、ううぅ!」
 あっ……あぁ、あああ出てる……出てる……、アウラーが出してる、私の中で
精液出してる……、私に必死に覆いかぶさって……私を自分のものにしようと
していますのね……。強い匂いで私の中を満たして、自分のメスにしようと……。
あぁ、今ちょっと溢れた……熱くてねばっこいのが内もものところを垂れてますわ。
まだ出てる……、もういっぱいなのにまだ出ますのね……、深く深く挿入したまま
びくびく体をふるわせて、確実に私を支配するためにまだ出ますのね……。
 あぁごめんなさい、お父様お母様、お兄様……。
「……アルテッサ」
 なんですの。……私がもうちょっと大人だったら孕んでますわね。
「ごっごめん……」
 あやまる前にこの射精を止めなさいってえの。
「す、好きだよ、アルテッサ」
 ……なによそれ。あとでおぼえてらっしゃい。
 この犬みたいな体位でよかったですわ。……アウラーに今の顔を見られないから。

(つづく)
251名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 00:19:16 ID:DySBDlcL
つーか何故このスレだとトゥルースもエルザも
平然と外道プレイをこなすのがフツーになってんだよwww
252名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 01:11:25 ID:5+x+05GA
>>250
ふしぎ星中で乱交パーティきたー
アウラーまじわんこ(w
253プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/08/24(木) 00:15:02 ID:imoKuHC2
ぼくたちの夏休み(3)

 ミルロが悲しそうな顔をしてる。
 もともとそんなに大きな口あけて笑う子じゃないけど、女王様やナルロや僕に
おだやかな笑みをたたえながら、ふと、寂しそうな顔をするんだ。
 学校で何かイヤなことでもあったのかな。友達ができないのかな。
 もしかして、いじめられてるのかな。
 ミルロをいじめるやつは許さないぞ。
「あら……いらっしゃい、エストヴァン」
 ほら、そのやさしい笑顔だ。ちょっと無理してる。僕にはわかるんだ。
 あ、哺乳ビン持ってる。ナルロのミルク?
「ええ、人肌に冷まさないといけないから」
 ふうん。あのさ、今日はお願いがあって来たんだ。
「私に? 何かしら」
 ミルロの絵を描かせてくれ。
「絵? 私の?」
 僕、最近絵を描いてるんだ。すごく上手になったんだよ。そりゃーミルロには
全然かなわないけどさ、いつかミルロみたいに上手くなりたいって思ってるんだ。
それでさ、せっかく帰ってきてるんだしミルロにモデルになってほしいんだ。
「そうだったの。私でよければ、よろこんで」
 ほんと? やったあ! じゃあさっそくそのドレス脱いで!
「え?」
 え? って、モデルっていったらヌードに決まってるだろ。
「ぬ、ヌードだなんて……私……」
 なんだよ。できないの? 今やるって言ったじゃん。よろこんでって言ったじゃん。
ウソついたの? ひどいよ。ひどいよミルロ。
「そ、そんな……私は……」
 もういいよ。ミルロなんてキライだ。もう結婚してやらない。口きいてやらない。
「待って、待ってエストヴァン」
 うるさい話しかけんな。お前なんてだいっキライだ。
「待って。待って。やるから、私やるから」
 ……ほんと? 脱いでくれるの?
「うん……」
 ありがとう。やっぱりミルロはやさしいな。こんなにやさしくておとなしくて
イヤって言えない性格だからいじめられちゃうんだな。
 ミルロをいじめるやつは許さないぞ。いじめていいのは僕だけだ。
254プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/08/24(木) 00:18:17 ID:imoKuHC2
「……で、……」
 なに? 聞こえないよ。
「これで、いいの……?」
 うん。すごくきれいだよミルロ。もじもじしないで。そうやって手で隠したり
してたらかえってヘンだよ。芸術なんだから。……そう、そう。隠さないで。
顔がまっ赤だね。いつ誰が入ってくるかわからないとこで裸になってるからって
恥ずかしがらなくてもいいよ。芸術芸術。……でももし、もしだよ、今女王様が
そこのドアを開けたら……あぁおびえないで。冗談だよミルロ。冗談だってば。
耳が垂れちゃってるよ。しっかりしなきゃ。プリンセスらしく毅然とね。
 じゃあ描くから、動かないでよ。
「どうしても……描くの……?」
 もちろん。その細い首と肩と鎖骨のラインも描くし、意外とおっきいおっぱいも
緊張でふるえてるピンクの乳首も描くし、骨盤の広くなり始めてる腰もヘソも、
うすく茂った奥にぼんやり見える割れ目も全部描くよ。芸術なんだから。
 あ! そうだ、いいこと思いついた。ナルロを抱いてみてよ。
「ナルロ……? こうかしら……」
 そうそう、いつもしてるみたいに普通に胸に……あぁいいなぁ、なんかすごく
聖母っていう感じだよ。これで下は隠せなくなったしね。筆がすすむなぁ。
「がび、がびーん」
「あ、そうだわ、ミルクを……ミルクをあげないと」
 動いちゃだめだよ。
「でも……ナルロ泣きそう。泣いたら……人が来てしまうかも……」
 動くな。
「……ごめん、ごめんねナルロ、もうちょっとがまんしてね……」
 そうだ、吸わせてあげなよ。おっぱいは出なくてもしゃぶってればとりあえず
満足するんじゃないの。それがいいよ。僕、弟に乳首吸われてるミルロが描きたい。
「そっ、そんな……そんなこと……」
 いいの? 泣くよ、ナルロ泣くよ? 人来ちゃうよ?
「ナルロ……ごめんね、これで……あっ」
「がびーん、がぶ、がぶぶ」
 うわー吸ってる吸ってる。お姉ちゃんの乳首おいしいかいナルロ。すごい勢いだね。
そんなにしちゃお姉ちゃん痛いよ。ん? そんなことないか。乳首立ってきたよ。
お姉ちゃん反応しちゃってるよ。赤ちゃんの弟に乳首しゃぶられて感じちゃうんだね。
これって近親相姦だよ。とんだ淫乱プリンセスだね。
「う、うぅ……」
 あらら、へたりこんじゃった。立ってられないくらい気持ちよかったの?
 ……まったくこれじゃ絵なんて描けないな。もういいから服着なよ。ナルロに
ミルクあげて。ごめんなナルロ。
「ご、ごめんなさい、私……私……」
 いいって。また今度つづきをしよう。……ミルロ、泣いてるの?
「ごめんなさい、ごめんなさいエストヴァン、私のことキライにならないで……
 私を無視しないで……仲間はずれにしないで……おねがい……おねがい……」
 キライになんてならないよ。ミルロは僕のものだ。僕が守るんだ。

(つづく) 
255名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:59:18 ID:OpesEwXB
ミルロお姉ちゃんハァハァ
次はリオーネたんかソフィー様キボンヌ
256名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 02:11:31 ID:YInKe91C
>253
おいおい俺の丸耳姫様になんて破廉恥な仕打ちを
もっとやってくれ、頼む

ちなみに俺は>243-244で禿げ笑って足が攣った
死ぬかと思った
257プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/08/31(木) 23:33:32 ID:h5gSLt/V
ぼくたちの夏休み(4) 

 目と目が合ったこの瞬間、お前はもう僕の虜だ。
 ふふふ……お前を操りふたご姫を、この星をメチャクチャにしてやる。
 かざぐるまの国のソフィーよ、わが闇のしもべとなれ。星中に熱い風を送って
ふしぎ星に誰も住めなくしてやる。ふたご姫め、いい気でいられるのも今のうちだぞ。
 ……しかし……なんだろう、何か違和感がある。このソフィーの体。落ち着かない
というか何というか……なぜか恥ずかしくっていたたまれない気持ちだ。
 あっ……こ、これだ。今カガミで自分の……ソフィーの姿を見てわかった。
 耳。この大きな耳を出しているのが何ともいえず恥ずかしいのだ。恥ず……うわー
恥ずかしい。なんだこれは。丸出しじゃないか。通報されるってこれ。ソフィーは
いつもこんな格好で……まさか彼女が露出狂だったとは。
「あ、ソフィーだ。ソフィー!」
 むう、あれはにっくきふたご姫。ちょっと待て、いま耳に何か着るから。
「ソフィー耳さわらせて! 耳っ」
 耳!? き、気安くさわるなファインっ! ……はっ、いかんいかん。冷静に
ならねば怪しまれる。……み、耳を、ですか?
「どうしたの? いつものあいさつじゃない」
 そ、そうか。いつものあいさつだったのか。じゃあ恥ずかしいけど……どうぞ。
「あ〜、いつさわってもフニフニでモフモフのいい耳〜」
 あっ……そ、そんなに揉むな。揉むなって。その小さくてやわらかい手で撫でる
ように揉むなって。なんかすごく体が熱くなってきちゃってるから。
「あ〜気持ちいい〜」
 そうか……これは性感帯。ソフィーはこの耳が弱点だったのか。そしてあいさつ
がわりにふたごにさわらせ密かに快楽を得る……いや、ふたごだけではなく他の、
アルテッサやらシェイドやらにも多分さわらせているだろう。なんてふしだらな。
ソフィーめ……こんな気持ちいいものを持っているなんて。
「ソフィーもこうされると気持ちいいんだよね〜。うりうり」
 う……そ、そんなことないさ。おまえなんかに手玉にとられてたまるか!
「ファインばっかりずるい、私にもさわらせてよぅ〜」
 うわぁレインも来たツインズで来た。ふたりして無邪気にキャイキャイ喜びながら
両の耳を無遠慮にいじくりまわし、時にやさしく愛で、私のすごく敏感なところを
刺激してゆく……あぁダメっ、穴は! 穴に指を入れるのはダメえ!
「またまたぁ、これがいちばん好きなくせに〜」
「いつもこれでヘロヘロになっちゃうくせに〜」
 ダメっよすぎるから、耳穴よすぎちゃうから! おかしくなるからお願いそんな
激しくしないでっ! あぁ三本……三本も入っちゃってる……ふたりで六本……
ひろがっちゃう……穴ひろがっちゃうよぅ……。ガバガバのプリンセスなんて、
国民に顔向けできないわ……お兄様にも……アルテッサにも嫌われちゃう……。
「あ〜気持ちよかった。ありがとーソフィー、またね!」
 やるだけやったらもう帰っちゃうのね……。あぁ汚された……私の大切なものが
乱暴に汚された……。うぅ、この止まらない涙は何だ……。
 くそう……ふたご姫め、絶対ただじゃ済ませないんだから!
258プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/08/31(木) 23:36:18 ID:h5gSLt/V
 目と目が合ったこの瞬間、お前はもう僕の虜だ。
 ふふふ……お前を操りふたご姫を、この星をメチャクチャにしてやる。
 メラメラの国のリオーネよ、わが闇のしもべとなれ。ビーチに遊びに来た奴らに
いじわるして空気を悪くしてやる。ふたご姫め、いい気でいられるのも今のうちだぞ。
 ……違和感は……ない、な。よし。エリザベータに憑いた時と同じだな。耳も
ピコピコ動くけど小さいし大丈夫だ。特に感度が良すぎることはない。
「おーいリオーネー!」
 来たなにっくきふたご姫。ようし、まずはスイカをすりかえて……。
「ねえ、リオーネのしっぽってどこにあるの?」
 しっぽ? いきなり何を言ってるんだファイン。
「いやぁティオにはあるのにさ、リオーネのしっぽは見たことないんだよね〜」
 そうなのか? ていうか、ないよ。付いてる感じしないし。
「ないの? どっかに隠してるんじゃないの?」
 いや、隠してるのかな。どうなのかな。知らないよ……と言いたいところだが、
それでは怪しまれてしまう。ど、どうすれば……。
「怪しいわ」
 ぐっ!? レインきさま……気づかれたかっ。
「……ファイン、この後ろのふくらみが怪しいわ」
 あ、いや、それはお尻です。最近丸みをおびてきたお尻のラインです。
「そうなんだ。いいな〜リオーネ、ピチピチの水着似合うなぁいいな〜」
 レイン、そんなまじまじと見ないで、恥ずかしいから……。ファインも勝手に
胸とかプニプニさわらないで。ね。
「ほんと。おとなのプロポーションって感じだよね〜」
 あ……もういい? しっぽの話もういい?
「そうだ、しっぽ。リオーネのしっぽ見たいな〜」
 し、しまった。自分で話を戻してしまった。じゃあ、えっと、今は引っ込んでる
だけかもしれないから、ちょっと出るかどうかやってみる。ぐっ、ぐぐぐぐ……。
 ……ダメだ、力んだら違うものが出そうになった。
「どうしたのリオーネ、おしっこ? 海でしちゃったらいいじゃん」
 ファインめ、なんて下品な。しかし我慢できない……女子の体はこうなのか。
「手伝ったげる!」
 ちょ、ちょちょちょっと! 脱がすな! 下脱がすなって! そっそうか、おまえ
そうやってしっぽがどうなってるか確かめるつもりだな! ニヤニヤしやがって!
うぅくそっ、おしっこ我慢しながらじゃ集中できない、レイン助け……
「私も手伝うわ!」
 やっぱそうか! そうだと思った! あー脱げちゃった、引っぺがされちゃった。
あぁ砂浜で下半身だけ露出して大事なところまじまじと観察されちゃってる……。
ふたりして目を輝かせて尾骨のあたりをぐりぐり調べて……
「ないね、しっぽ」
「ないわね〜」
「ここかなぁ」
 ああぁそこは! そこはお尻だってば! じっくり広げて検査しないでっ!
そんなところ隠せるわけないでしょう! う、う、そんなこねくり回さないで……!
「こっちの穴じゃないかしら」
 ちょレインそれ前! 前! なおさら隠せるわけないじゃない! やめてえっ、
恥ずかしいところそんなに思いきりひろげないでぇ……! あ、あぁ……。
「あ〜リオーネおしっこ漏らした〜! レインにかけた〜アハハハ」
「ふぇ〜きたな〜い」
 あぁ汚された……汚したのは私だけど私の大切なものが乱暴に汚された……。
うぅ、この止まらない涙とおしっこは何だ……。
 くそう……ふたご姫め、絶対、絶対ただじゃ済ませないんだからねっ!

(つづく)
259名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 03:37:51 ID:+633jaDx
禿げワラ。

ふたごは小悪魔かwwwww
260名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 09:35:06 ID:loYS3l82
不覚にもエドワルドに萌えた(w
あぁ俺もふしぎ星に行きてぇー!
261プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/09/01(金) 23:40:20 ID:UZ4xZiM4
ぼくたちの夏休み(5)

 エリザベータ様のお背中を流すのは付き人として大切な仕事だ。脱衣所のところで
待機しておきお声がかかればいざ浴場へ。湯気のむこうにぼんやりと、一糸まとわぬ
お背中をこちらに向けて座っておられるエリザベータ様。髪を上げておられるので
麗しいうなじも、細くて白い首すじも、しなやかな肩も肩甲骨も、脇から腰へおりる
なだらかな曲線も、小さく丸みをおびたお尻もその中央の谷間も丸見え。モロ見えだ。
その美しさを自ら誇っているエリザベータ様なので、逆にまじまじと見つめてやると
うれしがる。さすがです、お美しいですと誉めてやれば、そうであろ、そうであろと
小さな胸を張る。少々いやらしい目つきで舐めるように見てもかまわない。
 ひとしきり視姦したら次はその肌触りだ。セレブ星からとりよせた彼女専用の
ボディソープをスポンジにたっぷり泡立ててやさしく、撫でるように洗う。わずかな
汚れも見逃してはならない。宇宙一の美しさを保つためにじっくりと、丁寧に。
泡を流したらローションを塗る。素手で彼女の素肌に触れ、そのしっとりとした、
きめ細やかな感触を存分に楽しむ。たまに脇の下とか、横っ腹のあたりに指を伸ばし、
彼女がくすぐったがる様子を観察するのもよい。彼女が後ろを向かないのをいい事に、
タンパク質たっぷりの特製ローションですよ、とか言いながら精液をぶっかけるのは
少々危険だが気づかれなければ大丈夫だ。よくすり込むべし。
 彼女が心を許しはじめると、思わぬ相談事をもちかけられることもある。この前は
なぜわらわをさしおいて、ふたご姫ばかり人気があるのじゃ、と、心底ふしぎそうに、
そしてちょっと寂しそうに言った。大丈夫ですよ、いまにきっとエリザベータ様の
魅力をみんなが思い知ります、エリザベータ様こそが宇宙一のプリンセスなのです、
と、とにかくおだて持ち上げながら、たとえみんながふたご姫の味方でも僕だけは
エリザベータ様のお供です、とさりげなく自分をアピール。すると彼女はうつむいて
無言になってしまう。照れているのだ。フラグ成立は目の前だ。
 しかしここで勢い余って、前も洗おうとしてはならない。前を見せることは彼女も
まだ許さない。ここを許すのはシャシャとカーラだけじゃ、と、顔をまっ赤にして
口ごもる。シャシャカーラをうらやましがっている時ではない。夏休みというこの
短い時間であの二人ほどの付き人レベルまで達することができるかどうか。それは
僕のがんばりにかかっている。エリザベータ様の背中だけでなく胸も、腹も、脚も、
股も全身くまなくねっとりと、彼女の汗のにおいを嗅ぎながら汚れを洗い流す。
それを目標とすることが、今の僕の生きるモチベーションなのでプモ。
262プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/09/01(金) 23:43:16 ID:UZ4xZiM4
 エリザベータ様の添い寝をするのも付き人として大切な仕事だ。寝室の外で待機
しておきお声がかかればいざ室内へ。お風呂あがりのほの赤く上気したお顔はもう
おねむ体勢。パジャマのボタンかけもそこそこに大きなあくびをしながらベッドに
倒れこむエリザベータ様。しかしどんなに眠くとも、彼女はひとりでは眠れない。
誰かをぎゅっと抱きしめていないと眠れない寂しがりやなのだ。おずおずと彼女の
隣にもぐりこむと、すぐに腕が伸びてくる。胸に抱き寄せられて、さっき使った
ボディソープの香りがスウと鼻腔に満ちる。エリザベータ様苦しいです、と言うと
おぉ、そうかぇ、と少し力をゆるめてくれるが、眠りかけて無意識に入るとすぐに
またぎゅうっと抱きしめられる。起こすわけにはいかないので黙っておく。
 そのまましばらく彼女の香りとふくらみはじめの胸の感触を楽しんで、すう、すう、
と心地よさそうな寝息が聞こえてきたらそっと腕をぬけだす。いつもはわがままで
常識知らずな女だけれど寝顔はなんともあどけない少女。やっぱりプリンセスだ。
夢をみているのかピクピクと痙攣する閉じられたまぶた、そこに重なる長い睫毛、
張りのある頬に形のよい鼻、その下でほんのり濡れた唇がうすく開いている。隙間
からもれる吐息はハミガキの甘い香りだ。
 よく眠っているのを確かめたら少々いたずらして楽しむ。まずはおでこに口づけ。
寝汗の味がする。頬に頬をあわせてほおずり。シルクのようにスルスルとした肌に
感心する。それから耳。うすく産毛におおわれた耳たぶを舐めたり口に含んだりする。
彼女の耳たぶは本当にやわらかい。くすぐったいのか、触れるたびにぴく、ぴくんと
彼女の体が反応するのが面白い。耳の穴にも舌を這わせて耳掃除。もちろん耳垢は
自分が毎日完璧に掃除しているのでひとつもない。それを確かめるように舌先を
侵入させる。敏感な彼女がふぁ……と声をもらす。攻められてる夢でも見ているの
だろうか。せっかくの風呂上がりがもう唾液でヌルヌルだ。
 しかしここで勢い余って、唇を奪おうとしてはならない。唇に近づくとすかさず
彼女の手が伸びてきてぎゅっと胸に抱き戻されるのだ。ここを許すのはシャシャと
カーラだけじゃ……と、むにゃむにゃ寝言のようにつぶやく。またしてもあの二人。
やはり僕はまだまだあの二人にはかなわないのである。しかし必ず、いつか必ず、
エリザベータ様の唇を奪い、舌を吸い、歯の裏側を丹念に味わう、彼女にすべてを
許される付き人になる。
 終わるな夏休み! でプモっ!

(おわり)
263プニ山 ◆UsjP9J/qHI :2006/09/01(金) 23:44:50 ID:UZ4xZiM4
明日の放送から新学期だと思うんで、このへんで。
ありがとうございました。
264名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 00:51:06 ID:qcNXbAB6
プーモ変態www
265名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 01:56:45 ID:FGXKQ5iS
>>261-262
プーモ吹いた
266名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 20:34:04 ID:t3LsC4Pi
おのれプーモ!
絶対ふたご達にも同じような事してるな。
うらやm・・・・もとい許さん!
267名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 01:46:26 ID:SPIROGRU
保守がわりに

「なんでアタクシがあなたと同じ部屋ですの!」
 女子寮の一室で素っ頓狂な叫び声を上げたのは、アルテッサだった。
「あら、わたくしはアルテッサと同じ部屋で、すごくうれしいですわ〜」
 と、ちくわのような長い耳をふわふわとさせている少女は、かざぐるまの国のプリンセス・ソフィー。
 ふしぎ星に来たその日。さっそく寮の部屋割りが発表された。
 寮は原則として、相部屋である。
 アルテッサのルームメイトとなったのが、こともあろうにあのソフィーだった。 
「これからは食事の時も、お風呂も、寝るときも一緒ですわね〜」
「だからイヤなんですのよ!」
 喜ぶソフィーを尻目に、アルテッサは徹底的に拒絶する。
「いいですこと! こっちがアタクシのスペースですわ! あなたは、この線から一歩でも入らないでくださる!」
 しまいには、白いテープを取り出して床に線を引きはじめた。
「あらあら〜。それじゃ私は外に出られませんわ〜」
 言葉とは裏腹に、ソフィーはまったく困っていない様子。
「そのときは……別に通ってもいいですわ」
 アルテッサが少し照れたような表情を浮かべたのを、ソフィーは見逃さない。
(たぶん続かない)
268名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 22:18:38 ID:vmLLwFY7
エロイとこまで続けておくれよ
269名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:05:36 ID:kYLk6nRI
あげ
270名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 01:12:52 ID:7t05jzPx
「まあアルテッサったら。照れちゃって、かわいいですわ〜」
「て、照れてなんかいませんわよ!」
「そうかしら? 少し顔が赤くなってるじゃありませんの」
 ソフィーは、アルテッサの額に手をあててみた。
 多少体が火照っているような気がしたが、それは風邪ではなく興奮しているせいだろう。
「……なっ、何するんですの!」
 アルテッサは、ソフィーの手を振り払った。
 ソフィーの姿が、一瞬だけ母の姿と重なって見えた……なとど知られたくなかったから。
「やっぱり、アルテッサは私のことがキライですのね……」
 ふと、ソフィーが表情を曇らせる。
 彼女の目からこぼれたのは、ひとしずくの涙。
「キライだなんて……そ、そんなことはないですわよ!」
 ソフィーの泣くところを見たアルテッサは、動揺してしまう。
「なら、私のことが大好きなのね。うれしいですわ!」
 泣いたカラスがもう笑ったソフィーを見て。
「なんでそうなるんですの! キライじゃないとは申しましたが、好きだとは一言も言ってませんわ!」
 いつものアルテッサなら、こんなふうに怒り出したことだろう。
「……」
 だが、今日のアルテッサはいつもと様子が違っていた。
 彼女のエメラルド・グリーンの瞳に映ったのは、憂いの色。
「どうしたんですの? いつものアルテッサらしくないですわ」
 ソフィーは、すぐアルテッサの様子に気が付いた。
 しばらくだんまりを決め込んでいたアルテッサだったが、やがてぽつぽつと途切れるように言葉を紡いでいった。
「ふしぎ星を離れて……、遠い星に来て……、お父様やお母様とも離れ離れになって……。
 このロイヤルワンダー学園で……、長い時間を過ごさなければいけないなんて……、アタクシは……」
 アルテッサは、最後の言葉を飲み込む。
 だが、ソフィーには彼女が何を言いかけたのか分かっていた。 
「私も、不安ですわ」
 アルテッサは――不安なのだ。
「勉強についていけるかしら。友達はできるかしら。部活動は見つかるかしら。ちゃんと卒業できるかしら。
 考えたら、キリがないですわ」
 ソフィーもまた、ひとつひとつ言葉をつないでいく。
「だけど、私たち二人なら、どんな困難でも乗り切れる。そう信じていますわ」
 ソフィーは、アルテッサの髪をゆっくりとなでてあげた。
「お母様……」
 ソフィーのぬくもりを感じたアルテッサは、思わずそうつぶやいていた。
「アルテッサ……」
 ソフィーは、アルテッサをgyu!っと抱きしめてしまいたい衝動にかられた。
 自分のことを母と間違えてくれたアルテッサが、とっても愛しくて。
 だが、欲望のままにしてしまえば、きっとアルテッサを傷つけてしまう。
 でも、アルテッサの不安を、すべて取り除いてあげたい。
 ソフィーの中で、いくつもの想いが錯綜していた。
 そんなソフィーを見透かすかのように、アルテッサがこうささやいた。
「いい……ですわよ……」
271名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:43:53 ID:cFnkNIfi
ソフィー×テッサきた
272風の結晶:2006/09/10(日) 04:11:21 ID:L6mhKxTy
「本当に、いいんですの?」
 ソフィーは自らの長い耳を疑う。
 アルテッサを想うあまり、幻聴を聴いてしまったのか。
 だが、それは聞き間違いなどではないとすぐに分かった。
「いいん……ですのよ……。その……、あなたの……したいようにしても……」
 アルテッサが、コクリとうなずいたから。
「本当に、いいんですのね!?」
 それでも、まだ信じられない。
 ひょっとしたら、アルテッサは自暴自棄になっているだけかもしれないのだ。
「いいったら、いいんですわ……。言ったでしょう、アタクシはあなたのことがキライじゃないって……」
 照れ隠しのつもりで目をそらすアルテッサ。
 ソフィーは気付いた。
 アルテッサが、ソフィーの想いに応えようとしていることに。
「アルテッサ!」
 次の瞬間、ソフィーはアルテッサを抱きしめていた。
 お互いの制服越しに伝わってくるアルテッサの体温に、ソフィーは我を忘れてしまいそうになるのを必死にこらえる。
 だが、胸のうちから湧き上がる衝動を抑えることができない。
 ソフィーは、アルテッサにゆっくりと顔を近づけていき――二人の唇が、そっと触れ合った。
 ほんの一瞬だけのキス。
 だが、それは、ソフィーにとって永遠のように感じられた。
「ソフィー……」
 アルテッサが、子犬のような瞳でソフィーを見つめる。
 名前で呼んでくれた。
 そのことがうれしかったソフィーは、もう完全に理性を失っていた。
 アルテッサの制服に手を伸ばしたソフィーは、そのボタンをひとつひとつ外していく。
 さらには、ブラウスのボタン、スカートのホックまで。
 あっという間に、アルテッサは下着と黒いタイツだけの姿にされてしまった。
273風の結晶:2006/09/11(月) 01:29:26 ID:MJZFngoH
 ソフィーの両手が、アルテッサのブラジャーに伸びる。
 アルテッサの胸は、ほんの少しだけ膨らみを帯びていた。
「イヤだったり、痛かったりしたらすぐおっしゃってくださいね」
 ソフィーは、背中から抱きしめるようにアルテッサの胸を包み込むと。
 そのまま、指を動かしてみた。
「イタいですわ……!」
 アルテッサのおっぱいは、とても敏感のようだ。
 ソフィーは、アルテッサが痛がらないように、やさしくやさしく指でなぞっていく。
「あっ……」
 生地と肌がこすれあう感覚と。
 ソフィーの絶妙な指使いに、アルテッサは思わず声を上げてしまう。
「アルテッサ、感じているのね」
「感じてなど、いませんわっ……!」
 強がるアルテッサだったが、ソフィーの指が動くたびに、時々体をピクンと震わせる。
 ソフィーは容赦なくアルテッサを攻め続けた。
 アルテッサが感じてくれるのがうれしかったのだ。
 だが、これはソフィーにとってみればまだまだ序の口にすぎない。
「じゃあ、これはどうかしら〜」
 ソフィーは、奥の手を使うことにした。
「なっ、何をなさるんですの!」
 ソフィーがアルテッサの体にあてがったのは、自らの2つの長い耳だった。
274名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 16:12:31 ID:pGiOK3+c
続ききたああああああ

全力で正座してwktkさせて頂きます!
275風の結晶:2006/09/12(火) 01:18:07 ID:qUpylnnw
 もふもふもふもふ。
「キャハハハハッ! や、やめなさいっ! くすぐったいですわ!」
 ソフィーは、細い首筋やうなじ、白いおなかから太もも、つま先まで、アルテッサのしなやかな裸身を撫でていく。
 そのやわらかくふわふわとした耳で、アルテッサの体を確かめるかのように。
 ソフィーの動きに慣れてきたのか、アルテッサはだんだんとこそばゆさを感じなくなっていた。
 代わりに、別の感覚がアルテッサの中で芽生えはじめる。
「なんですの……。この感じ……。体が、熱くて……」
「それが感じるということですわ」
 小さく震えるアルテッサが、とってもいじらしい。
 幼いアルテッサは、また感じるということの意味すらよく分かっていないのだ。
 だから、ソフィーはアルテッサにすべてを教えてあげたかった。
 感じること、さらにその先のことも……。
「アルテッサには、もっと、もっと感じて欲しいですわ〜」
 ソフィーの手が、淡いブルーのブラジャーのホックにかかる。
「い、いけませんわ!」
 ソフィーから逃げようとするアルテッサだったが、勢い余ってぱつんとホックが外れてしまった。
 ベッドから床の上に、アルテッサのブラジャーがふわりと落ちる。
「キャア!」
 あわてて両腕で胸を隠すアルテッサだったが、ソフィーはそれを許してはくれなかった。
「アルテッサの敏感なおっぱいを、これで挟んだらどうなってしまうかしら?」
 ソフィーが、両耳をアルテッサの腕の隙間にすべりこませる。
「……!」
 それは、アルテッサの胸の先端部分に「命中」した。
276風の結晶:2006/09/13(水) 01:33:10 ID:XWPPNZsV
 耳のぷにょぷにょとした触感が、アルテッサの体から力を奪う。
 両腕の自由を失ったアルテッサは、ソフィーの眼前に、少女の幼いふくらみをさらけだしてしまった。
「これがアルテッサのおっぱいなのね。とってもかわいらしいですわ〜!」
 アルテッサの秘密を見たソフィーは、歓喜に打ち震える。
 ピンク色の2つの突起は、小さいながらもツンと尖っていた。
 予告通りに、ソフィーはアルテッサのおっぱいを両耳でサンドイッチしてみる。
 アルテッサの胸がもっと大きくなって、そこに自分の耳がはさみこまれる姿を想像しながら。
「アルテッサのおっぱい、すごくやわらかいですわ……!」
 ソフィーの声に、少しずつ艶っぽいものが混ざってくる。
 彼女もまた、感じているのだ。
 もふもふもふもふ。
 ソフィーは息を乱しながらも、アルテッサに2つの耳を、押しつけ、はさみ込み、転がした。
「耳なんて……耳なんて反則ですわ……!」
 アルテッサは、ソフィーのちくわ攻めにすっかり我を失っていた。
「ねえ……、アルテッサは……ご存知かしら……?」
 ふと、ソフィーの手と耳がピタリと止まる。
 だが、それはアルテッサへの攻め手を緩めたわけではなかった。
「な……なんですの……!?」
「女の子には……もっと……気持ちよくなれるところがあるのですわ〜」
 アルテッサに、最高の気分を味わって欲しい。
 ソフィーは、アルテッサのタイツとドロワーズに手を伸ばす。
「ダ、ダメですわ……。そこは……!」
 抵抗しようにも、力が出ない。
「アルテッサのここは、どうなっているのかしら?」
 ソフィーに下着を剥ぎ取られたアルテッサは、ついに生まれたままの姿にされてしまった。
277風の結晶:2006/09/14(木) 00:15:46 ID:QfZR7Sqq
「み、見ないで……!」
 アルテッサは恥ずかしさのあまりきゅっと脚を閉ざした。
「恥ずかしがることはありませんわ。私たちは、女の子同士なのですから〜」
 ソフィーは、どうにか脚を開かせようと、アルテッサの秘裂をそっと指でなぞってみる。
「……ひゃっ!」
 アルテッサは、ソフィーの絶妙な指の動きをはっきりと感じとってしまった。
 脚を閉ざしていた力が、徐々に抜けていく。
 その瞬間をソフィーは待っていた。
 アルテッサの脚をゆっくり、ゆっくりと開いていく。
「これがアルテッサの……。なんて、きれいなんですの……」
 アルテッサのそこはすでに、しっとりと濡れていた。
「まあ、大変! 蜜があふれてきてますわ〜。アルテッサったら♪」
 ソフィーの顔が、アルテッサの脚と脚の間に近づいていく。
 まさか……。
「私がきれいにしてさしあげますわ〜」
「いけませんわ……! そこは……汚いですわ!」
 アルテッサには、ソフィーを止める術が残されていなかった。
 ちゅっ。
 ソフィーの唇が、アルテッサの女の子の部分に触れる。
「ひ、ひぃ……!」
 アルテッサは、プリンセスらしからぬ声を上げてしまう。
 ソフィーの舌が、くちゅくちゅと音をたててアルテッサの禁断の果実をまさぐりはじめたのだ。
「アルテッサのここ……とってもおいしいですわ〜」
 ソフィーは、我を失ってアルテッサの果実を味わった。
「やめて……、やめて……、やめて……!」
 襲いかかってくる快楽の波に、アルテッサはただひたすら耐えようとした。
 ソフィーのぴちゃぴちゃと舐める姿が、何かに似ている気がして。
 そう、彼女はまるで……犬ではないか。
「も、もうダメですわ……!」
 気付いたときは、もう遅かった。
 アルテッサは、生まれて初めての絶頂に達していた。
278風の結晶:2006/09/14(木) 00:38:44 ID:QfZR7Sqq
エピローグ?

「いいですこと……?」
 ようやく体のほてりがなくなったアルテッサは、あくせくと制服を着直し、胸元のリボンの乱れを整えた。
 こんな姿、見つかりでもしたら、即刻退学になってしまう。
「アタクシはあなたがキライじゃないとは申しましたが、好きだとは一言も言ってませんわ。よろしくて?」 
「ええ、分かってますわ〜」
 そんなアルテッサを見て、ソフィーは安心する。
 よかった。いつもの元気なアルテッサだ、と。
「そろそろ夕食の時間ですわ。遅れると、早々に減点になってしまいますわよ!」
 アルテッサは、ゆっくりと部屋を出て行った。
「分かりましたわ〜」
 ソフィーもそれに続こうと立ち上がる。
 だが、ソフィーはそのままの状態で動かない。
(ふっふっふっ……。これからたっぷり時間をかけて調教していってやろう。なぁに、時間はたっぷりとあるのだから……)
 ソフィーの瞳に一瞬だけ影が差し、すぐに消えた。
「どうしたんですの!?」
「待って〜、アルテッサ!」
 廊下で待つアルテッサを、ソフィーは小走りで追いかけた。
(おわれ)
279267 = K:2006/09/14(木) 00:54:11 ID:QfZR7Sqq
ども、前スレではお世話になりました。Kです
長文&連投&お目汚し失礼しました

読み返してみたら>>267がふしぎ星になってますorz
ロイヤルワンダープラネットと書いたつもりなんですが
他にもミスが多いですが、ゆるゆるっと読んでください

>>268 >>271 >>274
カキコどーもです
反応なかったら、たぶん途中でやめてました

では、また次回作で
280名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 22:52:21 ID:1LGE751I
GJ。
オナホイヤー最強ですな
281名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 14:27:43 ID:8j9wmW4p
GJ!良かった
282名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 01:50:21 ID:OEKqz/5x
GJ
もふもふちくわ姫さいこう
283名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 04:20:22 ID:Rx4WrssW
GJ
すぐクチュクチュになっちゃうアルテッサはエッチでいいねえ
284名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 23:40:32 ID:7wabC1x1
地味にルル関連の作品が見たいのは俺だけ?
285名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:52:56 ID:jBBJDCBz
>>284
「いいですか、ルル。今日は、姫様方に『夜伽』の教育をするのです」
「はい、キャメロット様!」
「殿方を喜ばせることができなくては、プリンセス失格なのですよ」
「ふたご姫には、手とり足とり教えるのが手っ取り早い、っと。……な、何をなさるのですか、キャメロット様!」
「まずは、我々がお手本を見せなくては!」

……スマソ、オレには無理
286名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:21:46 ID:lNoQrmM4
>>285
そんなことないですよ。

続きが気になります。
もし良かったら続きを書いてくれませんか?
287名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 10:58:48 ID:ZEAbZyb6
キャメルルわろすwww
288保守小ネタ:2006/10/03(火) 01:14:22 ID:j2rKlJ5A
レモン「なぁ。前からふしぎに思ってたんやけどな」
ノーチェ「?」
「なんであんたは男のくせにスカートはいてるん?」
「スカートなんてはいてないよ」
「これ。ほらこれ。このビラビラはスカートっていうんちゃうの」
「あぁ……やだなー、これはスカートじゃなくてき……」
「き?」
「まぁ、飾りみたいなものだから。アハハ」
「……ちょっと、取ってみ」
「それはちょっと……」
「華美なアクセサリーは校則違反やで。マーチには黙っといたるから早よ脱ぎ」
「ゴメン、これは外すわけにはいかないんだ」
「あ、あやしすぎる……早よ脱げっちゅーねん!」
「うっうわっダメだよ! ひっぱらないでっ」
 はらり……
「な、なんや……? この股間の異常なふくらみは……」
「ボク、その、人並みはずれて大きいから……。それでふくらみを隠してるんだ」
「き、金隠しかいな!」
「うう恥ずかしいよぅ……えぐっえぐっ」
「あ、あぁゴメンゴメン泣かんといて泣かんといて。うちが悪かった。な」
「えぐえぐ……」
「せやけどあんたも結構好きモンやな。ムリヤリ脱がされて勃起してるやん」
「勃起なんてしてないよう。これでもノーマルだよう」
「何やて!?」
「だからそれ取るの嫌なんだよぅ、えぐえぐっ」
「こ、これはスゴイ。ギリギリの笑いになるで……。ちょ、ちょっと勃起させてみ」
「そ、そんな恥ずかしいことできないよう」
289保守小ネタ:2006/10/03(火) 01:16:51 ID:j2rKlJ5A
「ほら〜いつもファインのこと思っていじったりしてるんやろ?」
「そうだけど……」
「な、うちのことファインやと思って。ファインに見られてるんや思て」
「ファイン……ファインに見られてる……あぁファイン……」
「ノーチェ、大好きっ」
「あふっ!」
 バキイ!
「う、うわぁ飛び出た! ズボン飛び出た!」
「あぁやっちゃったよう……全勃起だよう〜えぐえぐ」
「こ……これあんた宇宙新記録ちゃうか? ギネス星に申請したほうがええで」
「ヒドイようレモン、ヒドイよう」
「天下取れるでこれ……リーサルウエポンやんか」
「ぐすっぐすっ」
「ええい泣くなノーチェ! これさえあれば、ファインかてイチコロなんやで!」
「えっ!?」
「やっぱり女は本能的に、でかい男に服従するもんなんや」
「そ、そうかなあ……」
「ほらほら練習してみ。ファインに見せつける練習してみ」
「う、うん。……ど、どうだ〜」
「あかんあかん、もっと腰を突き出して!」
「どうだぁ〜!」
「ええでぇええ感じやでぇ、ファインもメロメロやでえ!」
「どうだぁ〜!」
 ガラガラッ
アルテッサ「レモーン、明日の算数の……っ!?」
レモン「あっ!?」
「な、な、な、な、な、なにをなさってるんですの……」
「……あのな、ちゃうねん。これはな、ちゃうねん」
「ふっ……不潔ですわっ!」
「ちょ、ちょっ待って! ちゃうねんてアルテッサ! 天下取れんねんて!」

ノーチェ「ど、どうだぁ……」
ソフィー「あら、ご立派ですわ〜」
290名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 09:13:27 ID:YvQU9kD4
テラバカスwwwww
その発想は無かったわ。組み合わせも斬新だ…
291名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 15:55:13 ID:uI0TUkiO
GJJ
エロパロなのに笑いがとまらん(w
292名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 21:39:46 ID:8pal572d
(;´Д`)誰かシフォンを責めて・・・
293名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 00:26:09 ID:AWNtdhtW
スマン、最近BSに加入して見始めた地方新規参入組だが、前スレのまとめサイトとかは
ないのかな?読んでみたいのだが。
294名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 22:36:34 ID:CMFL0INd
>>288-289
GJwww
最後のソフィー様に惚れたwww


>>293
俺もお願いしたい。
前のやつ携帯で見れんかた(´・ω・`)
295名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 13:54:09 ID:w0kQ6zlv
オイ!
ミルロとシェイドの恋の話を書いてるとこだった俺はどうすればいいんだ!
296名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 17:40:59 ID:WAPnNjpc
>>295
エロシーン2倍増しでここに書き込めばよい
297名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 18:10:09 ID:Whn3z/4q
>>295
シェイド→レインに置き換えてやればいいよ
298名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 17:04:25 ID:EmlK0Kwl
>>295
ミルロ×ナルロでならいい
299名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 17:38:50 ID:a1cu0jnu
おまえらそんな好き勝手いうなよ
295がかわいそうだろ












俺はレイン×ミルロがいいけどな
300名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 18:44:57 ID:S2+bu+xR
>>299
いや、むしろそこからさらにキャラ相性を突き進めて、ここはレイン×ファインに・・・・・









あれ?
301名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 19:16:15 ID:cXJunHOd
あんまり>>295に無茶いうと俺がエロ全く無しのハードミリタリーSSを投下するぞ。
302名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 19:58:17 ID:S2+bu+xR
>>301
すまん、それツボなんだがw
303名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 20:29:50 ID:P4BQrz+r
>>301
すごく・・・面白そうです
304名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 22:36:23 ID:MNZnVIKA
>>301
あのー、それだったら、是非β様を活躍させて下さい。
305名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 01:50:20 ID:jebYvYyc
301×295萌え
306名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 06:51:54 ID:NpgbG9jx
前スレログが開けないんだが
307名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:01:48 ID:+2rboxPX
ミルロ×リオーネを期待している俺は…邪道ですかそうですかw
308名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:10:07 ID:dwKuNmAe
要望が多いと書く人がいなくなるよ
需要本位で2chにSS投下する人はあまりいないから
まずは自分で書いてみれ
309名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 15:23:46 ID:XbdEJMqy
>>295
漏れはすごい読みたいんだがwww
310名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:49:20 ID:fYrtnp9v
ミルロなら、遠くのパステルより近くのレインという流れでどうか?
311名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 22:04:35 ID:gjZ+yhrv
>>310
それはつまり、ミルロがレインに「彼がなかなか手紙の返事をくれない」
と相談して、レインが「だったら私が彼氏の代わりになってあげる」
とミルロを押し倒すのか?
312名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 23:27:28 ID:OfGUL3RA
「遠くのゴジラより頭上のカブトムシ」

とゲーテも言っていることだし。
313名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 01:36:37 ID:UmrWN2wh
>>311
レインならやりかねんなw
314名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 09:16:36 ID:X4SoKJOl
>>311
 その光景を小梅けいとさんの絵で想像してしまったじゃないかw
悶々として寝れなかった俺はどーすれば良いんだw
315名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 22:11:36 ID:fFlSoV7V
美乳のミルロがぺったんこのレインに
あんなことやこんなことをされるわけだなw
316311:2006/10/17(火) 23:46:36 ID:X4o/U4b0
>>314
頭の中読まれた(w
淫乱レインつーと、やっぱ小梅けいとのレインのイメージになるな。
317名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:35:24 ID:fET0sJqD
 返事は、戻ってこなかった。

 アート星のプリンス・パステルからの手紙を受け取ったミルロは、さっそく返信をしたためた。
 授業でのこと、クラスのこと、美術部のこと。
 内容は、ありきたりな近況報告と、ミルロの本当の気持ちについてだった。
 こんな私を好きと言ってくれたのはうれしかったし。
 絵がうまく描けないときにアドバイスしてくれたパステルには好感を持っている。
 一緒に絵を描いていると、すごく楽しい。
 でも、パステルのことを恋愛対象として見ているのかと聞かれると、うまく答えられなかった。
 ――今は、これが恋なのかどうか気持ちを整理しています。 
 ミルロは、手紙の最後をそう締めくくった。
 ロイヤル・ワンダー郵便のポストに手紙を投函してから。
 一週間、二週間、一ヶ月と時は過ぎていく。
 いまだに、パステルからの連絡はない。
318名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:54:29 ID:8jXdh9a2
「……というわけなの」
 ミルロは、説明用の紙芝居が描かれたスケッチブックを閉じた。
「ねえ、レイン。私、どうしたらいいのかしら?」
「きっとパステルは、お手紙が書けないほど忙しいのよ。悩むことはないわ」
 レインはまたミルロの『お悩み相談』を受けるため、美術室へと来ていた。
 部屋には画材道具やデッサン用の石膏の像、キャンバスなどが立ち並んでいる。
「もしかして、パステルの身に何かあったんじゃ……」
 ミルロの脳裏に、一瞬悪い予感が浮かぶ。
「だいじょうぶだいじょうぶ! もしかして、住所が間違えたとかで手紙が届かなかったのかもしれない

わ。
 あきらめず、もう一度手紙を出してみましょう」
 レインは、そんなミルロを励ました。
「うん、もう一回書いてみるわ……」
 ミルロの中に、ちょっとだけ希望が沸いてくる。
「じゃあ、さっそく書きましょう!」
「えっ、ここで書くの?」
「一度決めたら、すぐ動かなくちゃ! さ、早く早く!」
 レインがこう言い出したら、もう止まらない。
「安心して。あたしは手紙が見えないように後ろ向いてるから!」 
 これもいい機会ね、と、ミルロは手紙を書くことに決めた。
 文面は、前回とほとんど同じ。
 近況と、今の本当の気持ち、似たような手紙でごめんなさい、とも付け加えておく。
「ねぇ、ミルロぉ? これ、見てもいい?」
 後ろを向いたままのレインは、退屈したのか、先ほどのスケッチブックを手に取っていた。
「ええ、いいわよ」
 黙々と手紙を書き続けるミルロ。
 黙々とスケッチブックのページをめくるレイン。
 すると、レインは、先ほどの紙芝居に使われていなかった絵を見つけた。
「ねぇ、これって、パステルだよね?」 
319名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 01:39:15 ID:bY6CCil+
「ねぇ、これって、パステルよね?」
 レインが開いたページにスケッチされていたのは、微笑むパステルの姿だった。
「そ、それは……、この前、絵を描いてもらったお礼に描いたもので……」
 突きつけられた動かぬ証拠に、ミルロは激しく動揺する。
 お別れのとき、パステルはミルロにスケッチブックを手渡してくれた。
 ミルロが微笑む姿が描かれたスケッチブックを。
「照れなくてもいいわ。やっぱりミルロ、パステルのことが好きなのね!」
「えっ、その……私は……好きなのかどうか、まだよく分からなくて……」
 といいながらも、ミルロの顔は真っ赤に染まっている。
「ボクのことを絵に描いてくれてうれしいよ、ミルロ」
「パステル様ぁぅ〜」
「ミルロ、キミのことが大好きだ! このボクと、結婚してくれないか!」
「えぇー、喜んでぇ〜っ」
 と、一人芝居でパステルとミルロの二役を演じるレイン。
 どうでもいいが、レインの声は活字で表現するのがやたらと難しい。
「レインとけっ、結婚なんて……! ま、まだ、は、早すぎるわ……」
 レインが暴走する初号機なら、ミルロは弐号機だ。
 あわてふためくあまり、とんでもないことを言ってしまう。
「あたしと結婚してくれるのぉぅ!?」
 レインは、ミルロの言葉を聞き逃さなかった。
320名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 06:12:35 ID:MSBh61BG
妄想レインたんハァハァ
321名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 03:58:00 ID:RXgPaFkG
「……!」
 レインのプロポーズがトドメとなり、ミルロは、頭から湯気を出して完全に壊れる。
「……って、冗談よ、冗談っ!」
 レインがフォローしなければ、ミルロは立ち直れなかっただろう。
「そ、そうよね……。私ったら……」
「でも、うれしいわ、勘違いしてくれて。だってあたし、ミルロのこと大好きだもん!」
 屈託のない笑顔だった。
 喜んだかと思えば、急に真剣な表情になったり。
 照れてはにかんでみせた次の瞬間には、無邪気に笑ったり。
 レインの表情は、猫の目のようにくるくると変化する。
「私もよ、レイン」
 ミルロは、そんなレインに微笑みを返した。

       ☆   ☆   ☆

 ブラック星のプリンセス・ビビンは、月型の乗り物に乗って空中を漂っていた。
「何か面白いものはないかしらー?」
 高い場所から街を一望できる優越感が、ビビンの気分を高揚させる。
「……」
 彼女の隣には、ぬいぐるみ状の謎の生物。
 どういうわけかセリフはない。1年目16話までのソフィーやミルロと同じ扱いである。
「どーせ、まだ登場してないから、セリフ回しが分かんないだけでしょ?」
 ちっ、バレたか。
「かく言うアタシも、コイツが誰かさえ知らないんだけどね」
 お前もかよ。
「コイツ抜きで話を進めちゃいましょうよ。どーせたいした役まわりじゃないし」
 しまいには、相当ひでえことを言い出す。さすが悪の天才だ。
「ニオうわ。ハッピーのニオイが」
 うわ、ホントに無視して続けてるし。
 風に乗ってきたかすかなハッピーのニオイを感じとるビビン。
「あの乗り物からだわ」
 彼女が見つけたのは、赤い自転車だった。
 郵便配達用のものである。
「この中からハッピーのニオイがするのよ」
 配達員がいないのをいいことに、ビビンは自転車の荷物を漁りはじめた。
 たくさんのハガキや手紙の中から、特にニオイの強いと思う一通を見つけた。
「これね」
 手紙の宛名は「ミルロ」、差出人は「パステル」と書いてある。
 だが、ビビンにとっては誰に手紙が届くのかなどはどうでもいいことだった。
 重要なのは、ハッピーをたくさん持っているか否かだ。
「アンハッピーの種ちゃん! ハッピーを奪って大きくなぁれ!」
 ビビンは、この手紙に「種」を蒔いてみることにした。
「……」
 ぬいぐるみは何もいえない。つくづく不遇な奴である。
322名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 00:52:32 ID:3QgZyMhS
 種が寄生した手紙は、タンポポの綿毛のように風に乗って空を飛ぶ。
 アンハッピーの種は、本能的に知っているのだ。
 届け主の元に行けば、より多くの栄養――ハッピーを得ることができる、と。
「さーて、どうなるのかしら?」
 ビビンは、再び月の乗り物に乗って手紙を追いかけた。
「待ってくれ、ビビン様!」
 やっとセリフを発したエドちんだったが、いきなりビビンに置いていかれる。
 どうやら、ビビンに存在そのものを忘れられている模様。
「くっ、これでは、私がギャグキャラみたいではないか!」
 ギャグキャラじゃん。
「おのれ、ふたご姫め!」
 いや、ふたご姫関係ないし。

       ☆   ☆   ☆

「できたわ」
 ミルロは、筆を置くと丁寧に手紙を折りたたみはじめた。
「さっそく出しに行きましょう」
 ミルロを引っ張って郵便局に向かおうとするレインはせっかちさんだ。
「きちんと住所を確認しないと。お手紙が書類不備で戻ってきてしまうわ」
「記入漏れは抽選の対象外になっちゃうもんね」
 ミルロさんレインさん、あなたたちこれから何を出しに行くんですか?
「キュキューッ♪」
 すると、先ほどまでおとなしくしていたキュキュが、いつの間にかレインの懐から飛び出していた。
 見れば、ミルロの手紙を持ってはしゃぎ回っているではないか。
「ダメよ、キュキュ。ミルロの手紙で遊んじゃ。それは、大切なお手紙なのよ」
「私の手紙ならここにあるわ?」
 キュキュをたしなめるレインだったが、ミルロはちゃんと手紙を手に持っていた。
「じゃあ、この手紙は……」
 レインは、キュキュの持っていた手紙を確認した。
 手紙の宛名は「ミルロ」、差出人は「パステル」と書いてある。
「パステルからの手紙だわ!」
323名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 00:37:17 ID:03HOOwBs
「パステルの、手紙……?」
 レインから手紙を手渡されたミルロは、ドキドキする気持ちを抑えながら封を切り、中の便箋を取り出した。
 どうしてキュキュがパステルからの手紙を持っていたか、そんなことはどうでもよかった。
「……」
 だが、ミルロは手紙を持ったままじっと押し黙ってしまう。 
「どうしたの、ミルロ? いったい、何が書いてあったの?」
「……ちゃんと返事をしてくれない……君には……失望した、って……」
「本当に、パステルが書いたものなの?」
「パステルの字に間違いないわ……」
 アメジストのような瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちる。
 それを隠そうと、ミルロは顔を伏せたまま座り込んでしまった。
 持っていた手紙が、ぱさりと床に落ちる。
「……」
 レインは、手紙を拾い上げて内容を一読した。
 そこに並べたてられていたのは、ミルロに対する批判や罵詈雑言の数々。
「ねぇ、ミルロ?」
「……」
 ミルロが幸せになれるのなら、レインは二人を祝福するつもりだった。
「あたしじゃ、ダメかな?」
「えっ……?」
 だが、誰かを泣かせるような人間に、安心してミルロを任せることはできない。
「あたしじゃ、パステルの代わりになれないかしら?」
 パステルの代わりになる――
 ミルロは、幼いながらも、レインの言葉が何を意味しているか理解していた。
「……」
 ミルロは、こくりとうなずいた。
324名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 01:24:10 ID:j2Y5BFHD
「ミルロぉぅ〜」
 頬を赤らめるミルロがいとしくて、レインは、思わずミルロに抱きつこうとした。
「あっ……!」
「きゃっ!」
 いきなりのことに、よろけてしまったミルロは、レインと一緒になって転んでしまう。
 ちょうど、レインに押し倒されたような格好になって。 
 しかも、レインの右手は――ミルロの胸に触れていた。
「……ミルロって、結構おっぱい膨らんでるのね〜」
 レインの指先に、ミルロの心音が伝わってくる。
 少しずつ速くなっていく鼓動も、はっきりと。
「は、恥ずかしいわ……」
「だいじょうぶだいじょうぶ、恥ずかしくないって」
 レインは、ミルロのドキドキを確認しながら、その膨らみをゆっくりと撫でてあげた。
「レ、レイン……何するの……」
 制服越しに伝わってくるレインの温かさに、ミルロは戸惑う。
「ミルロ……力を抜いてみて……」
 空いた左手をミルロに伸ばすレイン。
 ミルロのおっぱいは、レインの掌にすっぽりと包まれてしまう。
「うん……」
 ミルロは少しだけ緊張をほどいた。
「やっぱりミルロの胸おっきいよぉ〜。いいなぁ〜。うやらましいなぁ〜」
 レインは、円を描くようにミルロの胸をマッサージする。
 それでも、レインの動きはあくまでもやさしかった。
「レインも、もう少ししたら……すぐ、大きくなるわ……」
 ミルロは、息を少しずつ荒げていく。
 自分を慰めようとしてくれるレインの心と、胸のあたりが少しずつ熱くなってくるようなヘンな感覚を感じて。
「ホント?」
 ピタリと、レインの手が止まった。
「じゃあ、あたしのおっぱいも触って! あたしの胸もおっきくなるように!」
325名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 01:51:14 ID:3x1eQQDn
「こう……かしら……?」
 ミルロの手が、レインのベルチャームに触れる。
「そのまま指を動かしてみて」
「分かったわ……」
 レインの指示通りに、ミルロはぎこちなく指を動かす。
「いいよぉ、ミルロぉ……。今度は……、直接触ってみて」
 いつの間にか、レインは制服とブラウスのボタンを外していた。
「ええ……」
 レインが喜んでくれるなら、とミルロはレインの服の中に手を差し入れる。
 驚いたことに、レインは下着を付けていなかった。 
 ぺったんこのレインにブラジャーなど必要ない。
「ミルロがあたしに触ってる……。すっごく、気持ちいいよぉ……」
 はっきりと伝わってくるミルロの温もりに、レインは歓喜の声をあげる。
 だが、レインはミルロへの攻め手をゆるめない。
「きゃっ!」
 レインは、ミルロの制服のボタンに手をかけると、あっという間に前をはだけさせた。
「ミルロって、もうブラジャーしてるのね〜」
 淡いブルーのかわいらしいブラジャーは、作者にも読者にもレインにも都合のいいことに、フロントホックだった。
「さっそく外しましょう〜」
「ダメよ、レイン……」
 ミルロの抵抗むなしく、レインはあっさりとホックを外してしまう。
 レインの目の前に、ミルロの柔らかいふたつのふくらみがさらけ出された。
326名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 01:32:44 ID:AfMPIFTn
「うわぁ、ミルロのおっぱい……すっごくキレイだわ……」
 レインは、じっくりとミルロの体を観察する。
 ピンク色の先端部分は、レインのマッサージのおかげでツンと尖っていた。
「ミルロも感じているのね!」
「そ、そんなことないわ……」
 もっともっとミルロにいい気持ちになって欲しい。
 そう思ったレインは、ミルロの乳首を指先でツンツンとつついてみる。
「ミルロのおっぱい、マシュマロみたいですごく柔らかいの〜」
 揉む、撫でる、弾く、こする。
 レインは、あの手この手でミルロの胸の感触を楽しんだ。
「あっ……」
 レインの巧みな指使いに、ミルロは一瞬我を忘れてしまう。
「ホントに美味しそう……。食べちゃったら、ミルロはどうなっちゃうのかしら?」
 ちょっとだけミルロをいじめてみたくなったレインは、小悪魔っぽい微笑みを浮かべる。
「……!」
 ミルロの胸のつぼみに、レインの唇が触れた。
 赤ちゃんのように、吸い付き、舌を動かすレイン。
 ミルロは、気持ちよさを感じるとともに、あるひとつの感情を芽生えさせていた。
 それは、レインのことがいとしくてたまらない気持ち。
「レイン……」
 気付けば、ミルロは母親のようにレインを抱きしめていた。
「ミルロ……」
 レインは、じっとミルロの瞳を見つめる。
 ミルロは、いつも以上にやさしい表情を浮かべていた。
「ねぇ、ミルロ? キス……してもいい……?」
「ええ……」
 二人の唇が、そっと触れ合った。
327名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 01:52:14 ID:Tp0f4wK5
 その瞬間だった。 
 パステルの手紙に「感染」したアンハッピーの種が、ドクンと脈打つ。
 レインの、そしてミルロの強い「幸せ」に反応して。
「きゃーっ!」
 たまらず悲鳴をあげるミルロ。
 彼女が見たのは、種から芽を出し、急速に生長するアンハッピー・フラワーの姿だった。
 ミルロの先ほど書いた手紙が、パステルの姿を描いたスケッチブックが、次々と取り込まれていく。
「逃げましょう!」
 レインは冷静だった。
 服の乱れを直しながらも、キュキュ、そしてミルロの手を引いて、美術室の出口へと走る。
 だが、その行く手は伸びてきたアンハッピー・フラワーの蔓に遮られてしまった。
「……イヤーっ!」
 眼前に迫った触手が、ミルロの両腕を縛り付ける。
 さらには、胸やスカートの中にも入り込んできた。 
「イヤっ、やめて……!」
 アンハッピー・フラワーの魔手は、ミルロの敏感なところを欲望のままにまさぐっていく。
 ミルロの体から「幸せ」が奪うためだった。
「やっぱりパステルは……私のことが嫌いになったんだわ……」
 ミルロの目から、涙のしずくがこぼれ落ちる。
「離して! 離しなさい!」
 レインもまた、アンハッピー・フラワーの触手に捕まってしまう。
「思った以上に大きく生長したみたいね♪」
「ビビン!」
 レインは、窓から堂々と入ってきたビビンに気が付いた。
「あーら、今日は赤い子はいないみたいね?」
「そうよ!」
 あくまで、レインは凛とした態度を崩さない。
「じゃアタシ、バレー部の試合に行ってくるね!」
「今日はがんばりましょう、ファイン!」
 と、ファインとリオーネは、朝早くに練習試合に出かけていったのだ。
 しかも、試合が行われているのは、このロイヤル・ワンダー学園ではない。
「ム・カ・ツ・ク♪ アンハッピー・フラワーちゃん! その子の幸せも奪っちゃいなさい!」
328名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 04:39:06 ID:jBi+O+aR
 ビビンの命令は絶対だ。
 アンハッピー・フラワーは、伸ばした触手の先端をレインの制服の中へと侵入させる。
「何をするの!」
 レインは、体中を這い回るおぞましい感触に必死に耐えていた。
「も・ち・ろ・ん、あなたに快楽という幸せを与えて、そのハッピーを根こそぎ奪うのよ。あの子のようにね」
 ビビンが指差したのは、アンハッピー・フラワーに襲われるミルロの姿だった。
 膨らんだブラジャーを、二枚の葉っぱがむにゅむにゅと揉みほぐす。
 しずく模様のパンティを、幾本もの触手がくちゅくちゅとなぞっていく。
 だが、ミルロは……ずっと涙を流していた。
 ミルロの体から幸せのオーラが抜け、アンハッピー・フラワーに吸収されているからである。
「なんて、ことなの……」
 ミルロの悲惨な姿を見てしまったレインは、がっくりとひざをついた。
 レインの体からも、幸せのオーラが抜けていく。
「ミルロを励ますこともできないなんて……。やっぱりあたし、ダメな子なの……?」
「ふふっ。もうハッピーを全部吸われちゃったの?」
 うつむくレインの表情を見てやろうと、ビビンが近づいてくる。
「……って、あたしが言うとでも思ったの!」
 だが、それはレインの作戦であった。
「ハッピーベルンで、レッツ、ダンシング!」
 ビビンに向けて、ハッピーベルンの力を解き放つレイン。
「きゃあ! 体が、勝手に……!」
 踊りたくもないのに、自動的にイヤイヤダンスを踊らされるビビン。
 主の動揺に、アンハッピー・フラワーは一瞬だけその戒めを緩めた。
「今だわ!」
 その隙を突いて、レインはアンハッピー・フラワーの触手を振りほどくと。
 ミルロのもとに駆け寄った。
「泣かないで、ミルロ」
 レインは、ミルロの目にハンカチをあてがってあげた。
 同時に、ハッピーベルンの力でミルロの体に取り付く触手を振り払う。
 さすがに変身なしでは完全に消去とまではいかないが、触手を退けるだけの効果はあった。
「アンハッピー・フラワーがミルロの幸せを奪っても……、あたしが、それ以上の幸せをあげるから!」
 レインは、ハッピーベルンを身構える。
「ハッピーベルンで、レッツ、バイブレーション!」
329名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 08:07:20 ID:o0kOR7A/
触手の次はバイブですかハァハァ
330名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 10:35:50 ID:VTWyDRkX
バイブキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
331名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:03:46 ID:wrUnUCXe
バイブ!バイブ!
332名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 04:02:07 ID:KhOXcnw+
「アンハッピー・フラワーがミルロの幸せを奪っても……、あたしが、それ以上の幸せをあげるから!」
「……本当に、幸せになれるの?」
 ミルロは落ち込む気持ちをこらえて、レインにそう問いかけた。
「もちろんよ!」
 レインが、身構えたハッピーベルンをミルロの下半身にあてがうと。
 ミルロは、なぐさめてくれているレインに応えるため、恥ずかしそうに小さく両脚を開く。
「ハッピーベルンで、レッツ、バイブレーション!」
 うぃーんという駆動音をたてて、振動をはじめるハッピーベルン。
「……ああああああっ!」
 パンティの上からだったにも関わらず感じた強い衝撃に、ミルロは思わず悲鳴をあげた。
「ごめんなさい! 痛かった!?」
 あわててレインはハッピーベルンのダイヤルを回して、「最弱」モードに設定し直す。
 ミルロは、激しくされるのが好きではないようだ。
 穏やかになったハッピーベルンの振動が、ミルロの少女の証をやさしく刺激する。
「あっ……、何……、何かしら……、この感じ……」
 ミルロの吐息の中に、艶っぽいものが混ざっていく。
「ミルロには、これくらいがちょうどいいのかしら?」
 レインは、ミルロの反応を見ながら、少しずつダイヤルを回し振動を強くしていく。
 と同時に、ハッピーベルンを前に後ろにと動かし、ミルロのあらゆるところに振動が伝わるようにした。
「レイン……動かさ……ないで……私……おかしく……なっちゃう……」
 レインの巧みなハッピーベルン使いに、ミルロは必死に耐えようとする。
「おかしくなっちゃっていいのよ」
 するとレインは、ミルロのもっとも敏感な部分にハッピーベルンをあてがった。
「ああっ……!」
 今までにないほどの刺激に、ミルロはビクンと体を震わせた。
「ねえ、ミルロ? 今、幸せ?」
 レインは、ミルロにパステルを忘れられるほどの、アンハッピー・フラワーが奪いきれないほどの幸せを感じて欲しかった。
「ええ……私……幸せ……よ……」
 ミルロは、ちゃんと幸せを感じている。
 だが、レインはそれだけでは満足できなかった。
「ミルロ……あたし……、あなたとひとつになりたいの」
「ひとつに……なる……?」
 ミルロは、レインの言葉が何を意味するのか、ある程度理解していた。
 女の子同士では、その実現が難しいことも。
 だが、レインにはそれを擬似的に実現する手段を持っていた。
「トゥインクル・ブルーミッシュ! 大きなクリの木の下で!」
333名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:48:09 ID:dTq+ORxL
クリW
334名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 00:22:35 ID:lpCwdzYg
 レインは、サニーロッドの力をミルロに対して解き放った。
 ハッピーベルンはどこへいったんだ? とか細かいことを気にしてはいけない。
「ハァ……ハァ……体が……熱いわ……」
 ミルロは、下半身に違和感を感じてその部分を押さえた。
「……!」
 パンティの中で、何かがどんどん膨らんでいる。
「だっ……ダメーっ!!」
 ついには、パンティの中に納まりきれなくなり、外へと飛び出した。
 ひとりプロミネンス、大きなクリの木の下で。
 その効果は、読んで字のごとくである。
「これで、ミルロとひとつになれるね♪」
 レインは自分の制服をすべて脱ぎ捨てると、ミルロのパンティも剥ぎ取った。
 まるで男の子のようにそそり立つミルロのそれが、はっきりと分かってしまう。
「ダメ……、見ないで……」
「うわぁ、ミルロの……大っきいぃ〜」
335名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:31:25 ID:7+i7Vxrb
 レインは、ミルロの大きくなった女の子の部分にキスをした。
 柔らかい唇で吸い付くように、口の中に含み。
 アイスキャンディのように、舌先でころころと転がす。
「何をするの……レイン……」
 初めて感じた男の子の感覚に、混乱するミルロ。
「もちろん……こうするのよ!」
 すると、レインはミルロにまたがって、その腰を深く落とした。
 レインのそこは、ミルロに幸せを与えられた悦びで、すでにしっとりと濡れている。
 くちゅりといういやらしい音を立てて、ミルロの分身がレインの胎内へと吸い込まれた。
 レインが、ミルロを受け入れた瞬間だった。
「……ひぃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 生々しくレインの体温を感じるミルロ。
 レインが、ミルロの先端をやさしく締めつけたからだ。
「ミルロがあたしの中に入ってきてるぅ〜。すっごく気持ちいいょぅ〜」
 ミルロにもっと幸せを与えるため、そして自らも幸せを得るため、レインはゆっくりと腰を動かしはじめた。
 レインのミルロの秘所が、まじりあった体液でぬるぬるとこすれあう。
「レイン……、レイン……、レインーっ……!」
 怒涛のごとく押し寄せる幸せに、ミルロは耐え切れなくなっていた。
 と同時にミルロは、レインにも幸せを与えたいという気持ちを芽生えさせていた。
 レインの動きに合わせるように、ミルロは深々とレインによって与えられた武器を突き立てる。
「ミルロ……、ミルロ……、ミルロぉぅ〜!」
 レインもまた、限界に近づいていた。
 レインはさらにその動きをヒートアップさせる。
 激しく愛し合う二人を止めることは、もう誰にもできなかった。
「レインっ……!」
「ひぁにゃうぉっ〜!」 
 ミルロとレインは、身を寄せ合うように抱きあった。
 二人は、同時に最高潮の幸せを見つけたのだ。
336名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 01:27:35 ID:ZDVSSh2H
「ハァ……ハァ……ようやく魔法が解けたわ」
 イヤイヤダンスの刑から、ビビンはようやく解放される。
 だが、すぐそこに強い幸せを持つ人間がいるのなら、ビビンは休んでなどいられない。
「ム・カ・ツ・ク♪ アンハッピー・フラワーちゃん! その子たちのハッピーを奪っちゃいなさい!」
 ビビンの命令に従い、アンハッピー・フラワーがうごめいた。
 レインとミルロから立ち上る幸せのオーラが、根に吸収される。
「フフッ……。あれだけのハッピーならば、さぞ大きなアンハッピー・フルーツが採れるんでしょうね♪」
 ビビンは、たわわに実るアンハッピー・フルーツと。
 レインとミルロが泣きわめく姿を想像し、ほくそ笑んだ。
「……」
「……」
 二人は、抱き合ったまま微動だにしない。
 恐怖のあまり、動けなくなってしまったのだろうか。
 しかし、動けなくなっていたのは、アンハッピー・フラワーの方だった。
「いったい何が起こったの!?」
 ビビンの目の前で、アンハッピー・フラワーの葉や蔓が茶色く変色していく。
「アンハッピー・フラワーが枯れている……」
 舌を巻くビビン。
 肥料をやり過ぎると植物が枯れてしまうように、過剰の幸せでアンハッピー・フルーツが枯れてしまったのだ。
「アンハッピー・フラワーを枯らすほどの幸せを持っているなんて……。やるわね、ふたご姫!」
 ビビンは、月型の乗り物に乗って早々と退散を決めた。
 アンハッピー・フラワーは砂のようにサラサラと溶け、やがて完全に消滅した。



「なんだか分からないけれど……」
「ビビンを追い払っちゃったわ!」
 ミルロとレインは、手を取り合って喜んだ。
 もちろん、二人ともちゃんと制服は身に着けている。残念。
「ねえ、アレやろうよぉ〜」
「えっ……! アレ、やるの……?」 
「せーの!」
『やったーっ!』
 同時にジャンプした二人は、それぞれのスカートをふわりと揺らした。
 そして、同時に着地。
「あっ……」
 すると、ミルロは足元に手紙が落ちているのに気がついた。
 パステルからの手紙である。
 だがミルロは、その手紙をもう一度読み直すことができなかった。
「もう一度、読んでみようよ。もしかしたら、アンハッピーの種が、手紙の内容を変えちゃったかもしれないわ!」
 ためらうミルロを、レインが後押しする。
「うん……」
 ミルロは、勇気を出してもう一度手紙を読んでみた。
 その手紙の内容に、ミルロは……涙を流す。
「どうしたの……?」
 心配するレインに向かって、ミルロは微笑んだ。
「返事はいつになっても構わないから、君の本当の気持ちを教えて欲しい……。
 もちろん、君がボクの気持ちに応えてくれたらうれしいけど……。
 もしダメでも、このまま文通を続けてくれないだろうか?……って、書いてあるわ」



 それからしばらくして。
 ミルロは、一通の手紙をポストに入れた。
 差出人はもちろんミルロ、宛名はアート星のパステル。
 手紙の中身、淡いブルーのかわいらしい便箋には――パステルの告白に対するミルロの答えが記されている。 
(おしまい)
337K:2006/11/01(水) 01:36:33 ID:ZDVSSh2H
毎度毎度の長文失礼しました
まずは原案の>>310>>311>>315氏に感謝
原案全部入れて、さらに自分の趣味も入れたら
恐ろしく長くなってしまいました
半月近くもスレを私物化してスイマセン

特に、他の職人さんにはご迷惑をおかけしました
他の職人さんもがん、がん、がんばろー!

では、次回作(冬コミ?)で〜
338名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 20:49:19 ID:RAS8OKrN
>>337
GJ
毎日wktkして読んだ

途中から俺脳内ではレインが魔法オティンを生やしてミルロ受精、という流れだった…
ヒトの業とは恐ろしいもんじゃのう
339名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 21:35:57 ID:4BkyoB/T
乙乙乙ぅ〜!!
340名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:18:59 ID:Sc3kN/IL
>>337
超GJ!
これマジで小梅けいとにビジュアル化してほしいよ(w
エドチンの本編登場タイミングの関係で、セリフ一切無いのにワラタ
341名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 11:01:59 ID:D05EjaQM
改めて乙でした。
正直ミルロが挿す側に回るのは予想出来なかったw
342名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 09:50:52 ID:GsPF2gxn
「あ、開けちゃだめよレイン」
パカッ


「ミルロのすごくキレイ」
「見ちゃいや…」
「もう雫があふれそう」















バタン!
レインはミルロの冷蔵庫を閉めた。
(雫:サッポロの発泡酒)
343保守小ネタ:2006/11/04(土) 23:14:00 ID:S6fiDrjd
レモン「なぁなぁカロリ。あんたらはどこまで進んどるんや?」
カロリ「何が?」
「いややな〜とぼけなや姉さん。タウリとはどこまで行ったんやっちゅう話やがな」
「あぁ、昨日はサッカーの試合があったから隣星まで行ったぜ」
「……ほほう、なかなか上手いかわし方するやないか」
「だろ? おれの直角フェイントは誰にも止められねーぜ」
「あかん天然や……。ちゃうがな! タウリとエロいことしたんかって聞いてんの!」
「エロっ!?」
「チュウはしたんかチュウは? ん? 正直に言うてみ」
「し、してるわけねーだろ!」
「なんやーつまらんなぁ」
「別におれらは、いっしょに走りまわってるだけでいいんだよっ」
「……あんたなぁ、タウリの方はそんなこと思てへんで」
「そ、そうなのか?」
「青少年の性欲をなめたらあかんで。あんなもん、頭ん中100パーエロスやで」
「100パーかよ……」
「その服の中の肉体とか想像して、毎朝パンツの中がエライことなってるねんで」
「どうすればいいんだよっ!」
「せやなー。股ひらいて、あとは男の好きなようにやらしたったらええねん」
「股!?」
「大丈夫大丈夫、痛いのは最初だけや。すぐ良うなる」
「誰なんだよお前は……」
「あっ、タウリ来たで! ほんなら、私は陰からそっと見守っといたるから」
「ちょっ見るなよ、恥ずかしいって」
「しっかりやるんやで!」
344保守小ネタ:2006/11/04(土) 23:16:20 ID:S6fiDrjd
タウリ「おうカロリ! 部活いこうぜっ」
カロリ「お、おう……」
「どうした? 元気ないぞ」
「いや、あの……あのね」
「顔赤いぞ、カゼか?」
「タウリ、あの……100パー?」
「何?」
「いや、その……うう……」
「どうしたんだよおまえ、おかしいぜ」
「う〜っ!」
 ガタガタン!
「なっ、なにやってんだ!? いきなり床に座ったりして……」
「タウリ! す、す、す……好きにしやがれっ!!」
 がばっ!
「うわっ!? ま、股!?」

タウリ「ほんとにいいんだな? じゃあ、いくぞ……」
カロリ「おうっ……」
「せえの……」
「いっ、いたたたた」
「あっわりぃ、わりぃ。痛かったか?」
「もうちょっと……ゆっくりしてくれよっ」
「これで……どうかな」
「う……うっ、うぅ、だ……だいじょうぶ」
「気持ちいいか……?」
「うん……」
「……ヘンなやつだなぁ。いきなり柔軟体操したいだなんて」
「いや、あの……レモン。なんか、レモンがさ。こうしろって言うから……」
「レモンが? ふ〜ん。ヘンなやつ」
「ほんと、ヘンなやつだよな〜。アハ、アハハ」

レモン「春は遠いの〜……」
345名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 10:39:40 ID:F/Y7ZzM2
ワラタ
ダメだこの熱血バカップルwww
346名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:50:38 ID:yuvu3AkN
あげ
347名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 02:24:57 ID:R29nfA71
ビビンと江戸珍で一発おながいします
348ビビン×エドチン その1:2006/11/12(日) 19:00:43 ID:TogBH9Tr
「おのれふたご姫!次は見ていろよ!」

月並みなセリフを毎回吐かねばならない自分に腹が立つ。
僕はエドワルド。かつて学園の輝かしい象徴だった僕は、暗黒のプリンスとして存在している。
しかし、ビビンとかいう小娘のせいで、カモノハシに似た動物の姿にされてしまった。
アンハッピーフルーツを収穫するのが成功したら、僕を元の姿に戻してくれるというのだが…。
「あーあ、今日も失敗かぁ。エドチン、私もう帰るから、ご飯の用意お願いね」
そう言うなり、ビビンは飛び去っていった。
どうせ、学園のカフェテラスでお気に入りのパフェを食べに行ったに違いない。
僕はと言うと、これから夕食の買出し、家に帰れば家事三昧が待っている。
くそっ、僕はビビンの家政婦じゃないんだぞ!
このままで済むと思うなビビン。今日こそはあいつに思い知らせてやる。
そんな事を思いながら、僕は街へ向かった。

ロイヤル・ワンダー学園の裏手に広がる森。ビビンのアジトはそこにある。
先に家に着いた僕は、さっそく夕食の準備を始める。
慣れとは恐ろしいもので、手足が短い今の姿でも、てきぱきと家事がこなせてしまうのだ。
うぅ、何たる屈辱!しかし、それも今日までだ、フフフ…。
僕はビビンのコップに粉末をふりかけた。
強力な催淫作用のあるコレを飲めば、ビビンはもう僕の思いのままだ。
僕は久しぶりにワクワクしながら、ビビンの帰りを待った。
349ビビン×エドチン その2:2006/11/12(日) 19:03:35 ID:TogBH9Tr
2時間後、僕は両手足を縛られていた。まったく予想外の事態だ。
ビビンは確かに、僕が薬物を混入したジュースを飲み干した。
しかし、全く効果が現れないばかりか、僕の策を見破り、魔法で縛り上げたのだ。
「な、何故だ……アレを飲んで僕の支配化に落ちないとは、どうなっている?」
思わず本音がこぼれ出た。
「アンタもなかなかやるじゃん。従順なフリをしてチャンスを待ち、主に反抗するなんてたいした度胸よ。
でもね、このビビンちゃんを甘く見てもらっては困るんだなぁー」
得意そうな笑みを浮かべるビビン。
「これくらいの薬物、一口飲んだだけでどんなものか特定できるわ。ブラック星でそのテの訓練はイヤというほどやったからね。
後は魔法で毒を中和すれば、ハイおしまい」
「くっ……」
「さぁって、エドチン。ご主人様にたてついた罪、どうやって償ってもらおうかしら」
僕はこれからされるお仕置きを想像して、身震いを止められずにはいられなかった。
うさ晴らしのサンドバックとして殴られるのは日常茶飯事、家事一切を押し付けられ、メシも毎食僕の分まで半分ビビンに食われている。
しかも今日はビビンに叛旗をひる返そうとしたのだ。恐らくとんでもないお仕置きになるに違いない。

「これ、なーんだ?」
ビビンがそう言って懐から黒い丸薬を取り出した。
「まさかそれは……」
「そう。アンタが私に一服盛ろうとした奴とおんなじ物。殴ったり蹴ったりも飽きたしね。普段とは違う事がしたいなと思って」
「ぼ、僕がおとなしくソレを飲むと思っているのか?」
「思ってないわよ。だ・か・ら、こうするのっ!びびーん・ぶいぶーいっ!」
ビビンが呪文を唱えた瞬間、僕の口が大きく開けられた。
そして丸薬をひょいっと口の中に放り込まれた。この姿で抵抗できようはずも無い。
僕は薬を一気に飲み込んでしまった。
350ビビン×エドチン その3:2006/11/12(日) 19:07:13 ID:TogBH9Tr
薬を飲んでからしばらくして、僕の身体に変化が現れた。
下半身が妙に熱い。くそっ鎮まれ、鎮まれ!
そんな願いもむなしく、僕の全身はどんどん火照っていく。
そしてぴょこっと現れた。男の大事なアレが。
この姿になってから、自分でもどこにしまってあったんだと不思議に思うくらいだ。
「きゃはっ、出た出た!」
ビビンが歓喜の声をあげた。
何という屈辱だろう。暗黒のプリンスたるこの僕が、人前でこんな、こんな……。
「でも小枝ちゃんかぁ。ちょっと拍子抜けかな、クス」
グサッ!
僕はそのセリフで止めを刺された。汚された。もう生きていけない……。
「あ、傷付いちゃった?ごっめーん。でもぉ、私にしようとした事を思えば、これくらい何て事ない・よ・ねっ」
ぐにゅ。
「うああっ!」
思わず声が出てしまった。ビビンが僕のアレを踏みつけたのだ。裸足で。
ぐにぐにぐに。
「まーったく、とんだ家来よね。ここらへんで自分の立場ってもんを理解する必要があり・そ・う・だ・わっ」
痛い。ビビンに男の大事な物を踏まれている。痛いはずなのだ。
しかし、そんな僕の心情に反比例して、アレは少しづつ大きくなっていく。
その変化をビビンが見逃すはずもなかった。
「あっれー?どうしたのかなエドチン?私に踏まれてるのにおっきくなってきたわよぉ」
「バ、バカなっ!そ、そんなはずはっ……」
と虚勢をはってみたものの、僕のアレは動きを止めない。
ビビンの足さばき(?)がまた絶妙なもので、痛いのに快感の方が勝っているというか、何というか。
ダメだ、このままでは発射してしまう!そう思った瞬間、ビビンの足が離れた。
良かった、もう終わりなんだ…。思わず安堵のため息が漏れる。
「エドチン、まさかこれで終わりだと思ってないでしょうね?」
「え?」
351ビビン×エドチン その4:2006/11/12(日) 19:11:12 ID:TogBH9Tr
言うなり、ビビンは髪留めを外した。緑色の髪がふわりと広がる。
そして服を脱ぎ去った。ブラを着けていないので2つの小さなふくらみが丸見えだ。
後は可愛らしい白いパンツしか穿いていない。
「ビビン、お前何をっ!?」
「家来は黙ってなさい。これから楽しい事してあ・げ・る」
はむっ。
僕は頭の中が真っ白になった。何が起こってるんだ?
ビビンが、僕の、僕のアレを咥えてっ!?
あむ、あむ、うむぅ……。
先ほどの足責めとは比べ物にならないほどの快感が、僕の全身を駆け抜けていく。
こんな事、プリンスであった頃の僕は体験したことも無かった。
ビビンは僕のモノをアイスキャンデーを舐めるかのごとく、刺激しつづける。
「うああぁ、やめろ!もう我慢できな……」
僕がそう叫んだとたん。
ぽん。
ビビンが口を離した。すんでの所で発射は免れたようだ。

「ふぅ。だいぶ大きくなったわね。それでもまだミニソーセージくらいだけど。クスクス」
イきたいのにイかせてくれない。これはもはや地獄だ。そんな僕の心情を見抜いたのか、
ビビンの顔が僕の顔に近づく。
「な、何でこんな事を……」
「あいつらのせいよ」
「あいつら?」
「ファインとレイン。あのムカツクふたご姫。今日の昼間、私がバンなんとかっていう先生の時計を
隠し持ってるんじゃないかと疑って、私を身体検査したのよ」
「……」
「赤い子の方はまだいいわ。私のポケットとかに手入れてたから。問題は青い方よ。
探し物なんか関係ないと言わんばかりに、右手で私の胸をまさぐったのよ!
左手はスカートの中に手を入れて、しかも、私の大事な、大事な所に指を……」
「ビビン……」
ビビンはうつむいて震えていた。目には涙をためて。
「絶対許さない、あの淫乱女!今度会ったら、私にした以上に屈辱的なコトをしてやるんだから!」
そしてごしごしと顔をこすり、前を向いた。いつもの不敵なビビンがそこにいた。
352ビビン×エドチン その5:2006/11/12(日) 19:15:28 ID:TogBH9Tr
「というわけでぇ、私が恥ずかしい目にあったのに、家来であるエドチンがおとがめ無しっていうのも……ねぇ?」
「ま、まさか、そんな理由でこんな事してるのか?」
「そうよ。アンタが反抗したからなんて関係ない。どっちみち今日は、コレやるつもりだったの」
「う、嘘だーー!!」
僕は思わず叫んでしまった。やはり僕はこいつの玩具にされるのが運命なのか。
「さて、アンタのソレも限界みたいだし、そろそろ出させてあげようかな?」
「え?」
今、ビビンは何て言った?お仕置きなら僕を気持ちよくさせる必要なんてないはず…
「実はね。私もうずいてたまらないんだ」
ビビンは自分のパンツに手をかけ、するすると下に下ろしていく。
そして綺麗な一本線が姿を現した。
「勘違いしないでね。アンタにあげようってわけじゃないの。あくまでもお仕置きだからこっちで、ね」
そして僕のアレを右手でしごき始めた。左手は自分の割れ目に差し入れている。
くちゅくちゅくちゅ……。
淫靡な音が部屋に響く。
「うああぁっ……も、もうたまらんっ!ビビンっ!」
「あっ…うんっ……いいのぉ……え、えどちっ!」
僕達は同時に果てた。


翌朝。僕はいつものように朝食の用意をしている。
ビビンは昨日のアレで疲れたのかまだ寝ている。
どうせ、学園の生徒じゃないんだから、遅刻とか校則には無縁だが。
変わらぬ朝日を眺めていると、昨日の夜の事が夢のように思う。
しかし、何かが変わった気がする。ビビンに対する復讐心が消えたわけではないが、不思議な気分だ。
安らかに眠るビビンの寝顔をいとおしく感じる。ビビンの目的を遂げさせてやりたいと心から思う。
このわがままで、いたずら好きで、ちょっぴり寂しげなブラック星のプリンセスを、僕は守る。
この身体が元に戻らなくても、それならそれでいいかなとも思ってみたり。
そんな決心も、おそらくビビンが起きてきたらあっさり打ち砕かれそうだが。
そして僕は今日も叫ぶのだ。

「今日こそ待ってろよ、ふたご姫!」

〜おしまい〜
353名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 19:21:27 ID:TogBH9Tr
今までROMだったんだけど、何となく書いてみた。
SS書く事自体が初めてなんで、稚拙な文章かもしれませんが許してね。

最初はエドチンがビビンをレイプとか考えてたんだけど、
やはりエドチン受けの方がしっくりくるのでこの形になった。
後、本編でのふたごのビビンへのくすぐりはいいネタになりますた(w
354名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 19:24:57 ID:cXliHXnC
いいなあ、この凸凹コンビ 
なんだかんだいってイイパートナーだ。


しかし淫乱レインwwww
355名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 07:17:34 ID:FzRUcM/w
さすがだなレインwww
356名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:06:36 ID:VBEQV0g5
GJ!
はじめてにしてはよく書けてると思う
次は、レインに逆襲するビビンをキボン
357名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 07:08:29 ID:NR3oAYoY
確かに先週のアレはどう見ても同人屋に
ネタにして下さいと言わんばかりだったが…

やっぱりレインはこーゆー奴なのかwwwwwwww

さておきGJでした。
ビビン×エドちんもありだなあと感動しましたよ。
358名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 14:40:52 ID:NhnnNiYj
GJ!

自分もレインに屈辱なことをするするビビン希望
359名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 19:12:37 ID:HfgBZNwR
ビビン×レイン×エドちん×キュキュ


4Pキボン
360名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 20:50:42 ID:6T0EZBWg
レインとソフィーが主役を張るバイオレンスエロネタをお願いします。
361名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 22:26:04 ID:gAoQB2qU
>>360
淫乱レインと裏番ソフィー様が組んだら、
一体どんなエロ学園になるのか・・・
362名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 23:16:55 ID:TKNObdMf
GJ!
レインに復習しようとして、結局返り討ちに合っちゃうビビン様キボンw
363名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:09:19 ID:CKb3RkuW
だなぁ。

ビビン様とレインたんでは心の芯の部分の漢度が違うからなぁ。

レインを堕ちる寸前まで追い詰めて、ビビン様がこれで勝ったと勝利宣言した
スキを付いて一気にひっくり返されそうなw
364名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 19:39:57 ID:ay5vnoBr
>>361
絶対に誰かが殺される…
レインとソフィーに…惨たらしく…苦しみながら……。
365名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:45:44 ID:HypFmPfn
逆にレインとソフィーが対決したらどうなるんだろう・・・
366名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 23:13:00 ID:fFbQI51s
天地崩壊だな
間違いなく
367名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 23:34:05 ID:LOm3HPA9
>>365
それは全く予想できない。
仲良く意気投合するイメージしか無かったので(w
個人的には淫乱モードで本気を出したレインたんが、
ソフィー様をちょっとだけ上回ってるといいな。
368名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 15:38:01 ID:NoIY6kqw
ソフィー様は策略家っぽいしまだレインは幼そうだから最後はソフィー様が勝ちそうだw
369名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 16:06:16 ID:st8PCHLS
女子高生・OL・素人の○○を全部見せます!
画像掲示板(エロ画像可)
http://katamichi.homeip.net/imgbbs/index.htm
370名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 22:04:39 ID:uQt9svRb
ソフィーは天然毒って感じだけどレインは天然淫乱という感じがする
何となく後者のほうがエロスペックが高そうな気がしないか
371名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 18:42:16 ID:AEmsjGPh
ティオ「ししょ〜!今宵の男湯は貸し切りのようですぞー!」
シェイド「おい、そんなにはしゃいで走ると滑ってころ…」
ティオ「っう!(ツルッ どてっ!バタンっ!)」

シェイド「……」

シェイド「…ティオ、腰巻きが捲れて尻と尻尾が丸見えだぞ…」
ティオ「へっ?!」
ティオ「…こっ、これは恥ずかしい姿を///////」

シェイド「全くしょうがないな‥‥ほら、手を貸してみろ」
ティオ「うぅ…ししょ〜、かたじけない」


――――女湯

リオーネ「今すごい音がしたけど大丈夫かしら、ティオ…」
372名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 18:54:51 ID:AEmsjGPh
ティオきゅん分が不足して突発的にムシャクシャしてやった
明日舞台の温泉旅館とティオきゅんが合わせられれば、なんでもよかった
373名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 00:07:57 ID:jJttLVsf
>>371
かわいー!
シェイドはティオきゅんの尻だけじゃなく、チ○やふぐ○も見たと思う。
374名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 00:33:52 ID:x1xzl+iT
数字でやってろ
375名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 16:32:08 ID:AnoPFdPE
とある事から立場が逆転してエドチンに犯されるビビン・・・


なんてのはどうだ?
376名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 14:43:04 ID:2BocgNRA
>>375
ミ タ イ
エドチンは人型だよね?
377名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:22:38 ID:fbeQktda
エドチンだから違うだろ
378名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 02:26:31 ID:NAfAMSM3
エドチンはカモノハシだろ



産卵プレイ
379名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:36:48 ID:DLECra/P
おまいら今日は我等の淫乱レイン様が最萌で決勝戦だぜ!!
380名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 23:52:37 ID:ytckkPKE
で、優勝したぜ!
おめ。
381名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 19:18:32 ID:LiNhhZvg
んじゃ記念にレイン×みくるで誰か書いてくれw
382名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 11:09:01 ID:II7z+Czz
>>381
どこの世界でもレインたんが攻めなのか(w
383名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 23:07:46 ID:R4jSWvJ6
それ以前にみくる攻めの要素が思い浮かばないw
384名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 00:28:17 ID:rlBEExNN
でかふたごを何とかエロに絡ませられないかなぁ。
385名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 15:36:55 ID:3PTowrv4
>384
ひとりプロミネンス「大きくな〜れ」の練習で女子高生レベルに成長した
(頭の中身は八歳児)ふたごが○○(お好きなキャラ名をどうぞ)と
くんずほぐれつでどうか


あ、でかふたごってもしかしてトーマのとこにいるあっちのふたごか
でかふたご×ふたごでもいいけどな
386名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 16:09:49 ID:4KQxGCpj
>>384
ベタなところで

村の借金のカタに悪徳商人売られた大ふたご。

悪徳商人一味に陵辱される日々。

そんな中、大ふたごを尋ねてトーマが帰国。

事実を知ったトーマが「必要ない」パワーでふたご救出&悪徳商人成敗。

助け出したふたごとトーマでえっち

村の再建のための旅館経営開始

そしてファインとレインがやってくる



輪姦あり和姦あり、ついでに燃えもありw

・・・・・・・すまん、この程度しか思いつかん・・・orz
387名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:52:34 ID:yUQjOdNZ
>>386
いや、それ充分すぎるくらい妄想できるから!www
388名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:23:23 ID:dbd4z3lG
>事実を知ったトーマが「必要ない」パワーでふたご救出&悪徳商人成敗
ここワロスwww

でかふたごとエチーできるなんてうらやましいぞ
389名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:04:51 ID:5909TWRa
あの子らは名前も年齢もどちらが姉か妹かもわからん
しゃべりかたに個性もない にもかかわらず二人一組でないと意味がない
こういうキャラクターは小説だと非常に書きにくいです
390名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:08:06 ID:ZYXu/6hk
そこらへんは自分で創作してしまってもいいかと。

自分のイメージとしては、ファインレインより控えめでちょっと
押しが弱いイメージがするな。

で、赤より青のほうがややおてんば。
391名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:58:33 ID:UxinO57a
確かに大人ふたごは青より赤のほうがやや大人しい感じがしたな
392名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 14:20:33 ID:s8AHB9VA
>>389
じゃあとりあえず仮名として『紅』、『蒼』とつけようか

>>390>>391的には紅のほうがやや大人しい

やや大人しい方がなぜかエロに関しては積極的なパターンが多い(完全な偏見)

はむっ……んちゅっ…れろ…
「ト、トーマ様…気持ちいいですか…?」
「あぁ、紅の…すごくいい」
「よかった…さ、蒼も一緒に。今夜はトーマ様に尽くすって言い出したの蒼でしょう?」
「…ぇ、ええ」


ごめんなさい
393名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 13:53:25 ID:3h/+oJUt
くーれないーに染ーまったーこーの俺をー♪
394名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 12:41:29 ID:AJc2gCF2
おまえら、ファインとレインどっちで抜いてる!?  
395名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 13:21:14 ID:G+0erzic
ふたごでは無理
妄想するにも材料がない
396名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 13:34:02 ID:gMwUq6Ku
過去スレのエクレイ達は抜けたな、
強引に受け身になるレインたんってエクだけなんだもん。
責めより受けなレインたんの話が読みたい
397名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 15:13:42 ID:9BpVuosK
未だにレインって(笑)
398名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 20:38:13 ID:J9jx87w+
(笑)
399名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:42:18 ID:fqDwqAid
>396
シェイドは単品だと受に見える
逆にレインは単品だと攻にしか見えない
しかしこの二人を交配させるんだったらシェイド×レインだと思う
なんとなく
400名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 13:26:28 ID:+c3zKqqk
レインが受け手に回る相手
エクリプス ソフィー様?

レインが攻め(ry
ファイン ミルロ ビビン

片割れファインが攻めに回る姿を想像できない
401名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 13:36:44 ID:C4R9GjqF
>>400
アルテッサとファインなら
ファインが攻め側
402名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 13:39:10 ID:qEngmI+V
>>400
レインと一緒の時はファインも攻めになるぞ。
主にビビンに対してだけど。
403名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 23:57:34 ID:5oB1hcmz
ファインも無自覚攻めならおkなんじゃないか?
転ぶとき一緒に相手のスカートとパンツも下ろしちゃうとか寝ぼけて食べ物と間違えティクビをハムハムとか
「すごいびちゃびちゃ、レインお漏らししたの?あたし拭いてあげるよー」とか
404名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:02:55 ID:CUowcvVj
そこで秘所に手を伸ばし、レインが反応するわけか

…ん、ちょっと待て


レインがおもらししたのはなぜだ
405名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:23:57 ID:LuwjVX5E
>>403
>転ぶとき一緒に相手のスカートとパンツも下ろしちゃうとか
ヤバイこれ激しくツボった。

ファ「あっ!わわわわっ!」(ズリッ)
テッサ「キャーッ!!ちょっとファイン何しますのぉー!?」
ソフィ「まぁ、アルテッサ。私の前でそんな大胆な事を・・・」
406名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:40:33 ID:LKeqfJmq
ソフィテッサは絶対デキてるよな
前回もキャッキャウフフだし
同室だし
407名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 03:38:30 ID:CUowcvVj
>>405
田代するアウラーが欲しいw
でも旅服くらいじゃないか下げられるの。上下繋がってる服ばっかだし。

下げるんじゃなくてめくると考えるか…
408名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 13:36:06 ID:tBy+UtSd
いや、ころぶ瞬間に上着とスカートの間に手を入れるんだよ。
もしくはスカートをつまんだまま転ぶとか。
409名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 00:03:46 ID:Uot8AJ01
無駄に高度なテクニックだな(w
410名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 09:29:56 ID:nfNYsNLd
それ絶対確信犯ジャマイカwww
411名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 23:39:06 ID:rw/+BqYk
むしろソフィ×アウラーって良くね?
ケモノだし
412名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 18:19:10 ID:/n8u1vvG
アウラ×ソフィーでもいけそうだなw
413名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 18:57:49 ID:ZsnSbyTG
ここでβ様Xファンゴを押してみるが、最近この二人出番少ない…ってかファンゴの名前忘れてたorz
414名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 10:01:21 ID:ffCxFnXm
ファンゴはβ様にツンツン、レインたんにツンデレと
2パターンあるね。
若いのになかなかやるぜ。
415名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 21:48:23 ID:FIZAnvqE
β様とファンゴはどっちも受だから難しそうだな
レイン×ファンゴならものすごく簡単に想像できる



やっぱりレインって、その、なんだアレだよアレ
416名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:03:24 ID:ebMH2RYN
いんr(ry
417名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 00:29:36 ID:x/oJitwt
「あなたとお友達になりたいの」
とか言って、木陰に連れ込んで、下腹部を触らせるくらいは平気でやりそうだ。
うらやましいぞファンゴめぇー!
418名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 12:18:39 ID:jRAM8J2K
GPQ路線だなw
419名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 16:17:07 ID:Y7Bt65wy
>>415
自分が恋していることを自覚できずオナニーにふけるβ様。その頃ファンゴはレインに食われていた。もちろん性的な意味で。
420名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 19:46:56 ID:57/GUbVq
レインたん(;´Д`)ハァハァ
421名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:10:18 ID:HSzG/nvY
やっぱりレインは淫r
422名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:00:31 ID:TMVhz16A
だがそれがいい


普通、淫乱つったら蔑む意味のほうが強いがレインに限っては
ファンが進んでいん♪らん♪れーいん♪を推奨している気がする
423名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 03:01:29 ID:VQOXQLBB
一期エンディングの花の様な笑顔を思い出すんだ。
こんなに可愛い淫乱はあったもんじゃない!
424名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 09:35:36 ID:KuG9EIPe
どんな笑顔だったっけ。
確かに「パタタタ・ルン」の赤面顔は、誘ってるようにしか見えなかったが。
425名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 12:16:50 ID:vE9sud+G
レインには団地妻的な淫乱さを感じる
426名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 22:34:39 ID:KuG9EIPe
レイン「奥さん、ボクはもう我慢できません!」
テッサ「い、いけませんわ!私にはソフィーという大事な人がっ・・・」

あれ、団地妻がテッサになっちまった(w
427名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 23:04:03 ID:QSPSg+rJ
>425
清楚な格好して楚々とした所作の裏で、実はドレスの中ではローターフル稼働とか
そういう系統だと思う


レインはファインやミルロやビビンetcの同性プリンセス相手にノリノリで攻めて良し、
シェイドやティオetcの異性プリンス相手に淫乱妄想乙女回路で受けて良しだからな
まさしくエロのオールラウンダーだ

でもレイン×テッサってあまり見ないな、そういえば
428名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 01:58:37 ID:qz76ulmC
>>427
そりゃ、憧れのブライト様にテッサからいろいろ喋られたらたまらないからだろうな。
429名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 02:09:36 ID:c3bg60ku
テッサはそういう肝心の会話が少ないからな・・・なかなかイメージが沸いてこない
ふたご×テッサ本もふたご×リオーネに比べるとすごく少ないし・・・
何かいいシチュエーションがないものだろうか
430名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 11:53:05 ID:nB20Vvae
責め側にテッサが来ればいいんではないだろうか。

お兄さまを奪おうとする女は許さないと、ふたごを徹底凌辱&調教。
431名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 12:11:46 ID:IRW1iwBi
レイン×テッサなら
二人でデコールを作っているうちに、なぜかアナルビーズを挿入しあうとか
クリにピアスを装着してしまうとか
432名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 16:20:50 ID:Mb8po7me
テッサとふたごが会話するシーンはそれぞれファインとレイン共
同程度の尺で話してるように見えるが
ファイン×テッサのほうがしっくり来る気がする
おばかで元気な子×ツンデレのテンプレにはまるからか?
433名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 10:34:43 ID:VOtCuwnh
ふたごが同じ服着てもレインの方がエロいのは何故なんだ?
434名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 13:35:44 ID:rnuQYAIE
実は青の方がスカート丈が数ミリ短い。
実はフェロモンを常に発散している。

とか、理由は色々考えられます。
ビビンがレインの毒牙にやられる日は遠くないと思う・・・。
435名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 16:22:54 ID:Mmr+AfAv
一期の頃は青のほうが上着の丈が長かったんだよな
あれは隠れているからこそ中を想像してしまうという男の性を狙って(ry
436名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 04:52:43 ID:gd8Ppf7t
レインは攻め専用キャラだな
437名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 13:35:32 ID:nt7uTwZK
攻守両用じゃね?
すなわち最強
438名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 17:36:32 ID:HFoHK81O
プリンセス・レイン
光属性 魔法使い族

エロ妄想力 4000
誘い受け力 4000

元ネタは遊戯王。数値4000はあのゲームでほぼ最強クラスです(w
リオーネは炎属性、ミルロは水属性とか、結構ぴったりあてはめられるなぁ。
439名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 20:07:34 ID:aJIi40Yk
レイン×ファイン萌え。ファイン受け派!!
440名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 21:02:36 ID:KUoPm3R4
ファインが攻め側というのは確かに考えにくいな。
441名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 22:18:30 ID:mpIXSVVy
>440
それはファイン×テッサ派の俺に対する挑戦と見たぜ

でもファインとレインならレイン×ファイン派
442名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 02:24:33 ID:5Jnm3QFT
ファインは攻めなら、無邪気攻めってところか。
エロいことを恥ずかしいと思ってない、明るく大胆な開放的エロって感じ。
443名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 02:39:27 ID:7Oy4xa49
>>442
なるほどな
それに対してレインはやや陰のあるタブーの(あるいは少女的な?)エロなんだな
444名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 06:53:48 ID:Q6BwkT+X
>>442
ファインが少年漫画のエロでレインが少女漫画のエロか。
445名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 07:22:48 ID:ylJPRPl/
わかりやすい例えだな。
446名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 09:36:02 ID:ORJUCpUx
ファインはぱんつが見えても気にしない健康的なエロ。
レインはぱんつが見えると、恥ずかしがって隠す。
でも全然隠しきれてないで(もちろんわざと)艶かしい動きをするエロ。

って感じか。
447名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 00:32:23 ID:GyAl2uep
ファインはぱんつが見えたら恥ずかしがると思うがな
448名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 03:28:29 ID:bOiS/kP5
涙目。ここでファインは女の子なんだと改めて気付きます。フラグ成立
449名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 14:14:32 ID:VoUA+G3A
ファインは普通に真っ赤になって恥ずかしがりそうだ、レインの方はエヴァのアスカみたいな行動取りそうだ。意外と。
450名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 16:58:05 ID:DmCA6cAz
つまりこうだな。

ファイン「ノーチェも木登りしようよ。気持ちいいよー」
ノーチェ「危ないよーファインーえぐえぐ・・・・・・」
ノ「あ・・・・・・」(赤面)
ファ「どうしたの?固まっちゃって」
ノ「だって・・・・その・・・・・下から見えてるよぉ・・・・」
ファ「あっ!」(スカートを手で押さえる)
ノ「ご、ごめんよぉー!で、でもわざとじゃなくて、不可抗力っていうか・・・えぐえぐ」
ファ「・・・・・・・ノーチェのえっち」

ヤバイ妄想してたら勃ってきた。
ちなみにレインの場合、

ファンゴ(くそっ、レインの奴何考えてるんだ。今日のスカート丈は短すぎやしないか)
ゴ「おい」
レイン「なーに?ファンゴ」
ゴ「もうちょっと周りの目も気にしろよな」
レ「え?何の事?」
ゴ「そ、それだよ」
レ「これがどうかしたの?」
ゴ「お前、恥ずかしくないのか!?そんなに短いスカートだと、そ、その・・・・モゴモゴ」
レ「あぁ、下着が見えちゃうって?大丈夫大丈夫。今日ははいてないから」
ゴ「!!!!!」
451名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:17:16 ID:i5ns7rTK
ぱんつはいてない
452エリザベータ&ファンゴ:2006/12/26(火) 22:25:15 ID:XoVPo+/5
休日の午後、いつものようにカーラとシャシャを引きつれ買い物に出かけたエリザベータが寮に戻って来た。
カーラとシャシャは抱えきれない程の荷物を抱えて、歩くのも辛そうだ。
「ほっほっほ。やはり気晴らしは買い物に限るのう」
扇子を口元に当て満足そうに言うと
「そ、そうでございます、エリザベータ様」
2人は口を揃えてエリザベータにならう。

「ふん。くだらねぇ」
3人がロイヤルワンダー学園の庭にさしかかった時、男子生徒の声がした。
声の方を見ると、やはりと言うべきかファンゴの姿。
「またあなたなの」
「エリザベータ様に向かって何と言う事を」
カーラとシャシャが怒るが、エリザベータはやはりいつものようにのほほんと
「まあ、良いではないか。それより、そなたは買い物より気分が晴れる事を知っておるのか?」
口元を扇子で隠したまま言った。

何かと突っかかってくるファンゴ。
だが面と向かって自分に意見を言ってくるのは、この学園に来てから知り合ったふたご姫とこのファンゴくらいのものだった。
他の者達は自分の両親の財力と権力にへつらう為に自分にもおべっかを使うか、腫れ物に触るように遠ざかって行く者ばかりだったので、実の所このファンゴにはふたご姫同様ただならぬ興味があった。
「まあな」
ファンゴがぶっきらぼうに答えると
「ほう、申してみよ。苦しゅうないぞよ」
扇子の先をファンゴに向けて言う。
「エリザベータ様、この様な者と・・」
シャシャが言いかけた時、エリザベータは
「そなた達は黙っておれ!」
のんびりとした口調だがピシャリと遮った。
「そんなに知りたいなら教えてやるから、ついて来い」
エリザベータの白い手を引っ張るとどこかへ向かおうとした。
「エ、エリザベータ様」
心配するカーラとシャシャ。
エリザベータが振り向きながら
「心配いらぬ。そなたらは荷物を持って先に帰っておれ。大儀であった」
少し上ずった声で指示をした。

少し気になってたファンゴに手を握られ、エリザベータは自分でも良く分からない不思議な感覚を覚えていたのだった。
{この気持ちは何じゃ?胸がどきどきするぞよ}
その気持ちがカーラとシャシャに下した指示の声を上ずらせていた事に当のエリザベータが気づいていない。
「これ、そんなに引っ張るでない。ちゃんとついて行くと申すのに」
胸のどきどきを隠すように言うがファンゴも何かを思いつめているようで、返事は無く、ただその代わりにエリザベータの手を握る手に力が入った。
やがて2人は校舎の人気の全く無い部屋に入る。
453名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:26:28 ID:XoVPo+/5
「薄暗い部屋よのう」
僅かな日差しがカーテンの隙間から入って来るだけなので確かに薄暗いが、部屋の中はそこそこ暖かかった。
「ところで・・早う教えるのじゃ」
ファンゴを見つめて言うとまた胸が激しく高鳴った。
{ど、どうしたのじゃ?}
そこへ
「まず服を脱げよ」
ファンゴの声が耳に届いた。
「うむ。じゃが、わらわは自分で脱いだ事がないのじゃ、脱がしてたもれ」
入浴する時も着替える時もカーラとシャシャがしているので、脱ぎ方すら分からないエリザベータ。
「い、良いのか?」
思わず緊張するファンゴだったが
「うむ。苦しゅうないぞよ」
とさりげなく言うエリザーベータに戸惑う。

「よし」
気持ちを切り替え、エリザベータに近づくと彼女はいつも着替える時のように両手を広げた。
エリザベータにとってはいつもの着替えと変わらないし、セレブ星にいた時に洋服を仕立てる時に職人の前で下着姿になる事も多かっただけに慣れているつもりだったが、今日は違う。
さっきから一向に治まらない胸のどきどき。
ファンゴが服に手をかけた時、どきどきが最高潮に達した。

「ま、待つのじゃ!」
しかし、声をかけるのが一足遅く、ファンゴは手早くエリザベータの服を脱がし始めていた。
脱がせながら
「どうした、怖いのか?」
エリザベータと目を合わせないようにしながら脱がし続けると
「そうではない。そうではないのじゃが・・わらわにもよう分からぬのじゃ。・・・・ひゃうっ!」
ファンゴの指が直接エリザベータの白く柔らかい肌に触れてしまい、エリザベータも触れられた所が急に熱く熱を帯びたようになって声を出してしまった。

一瞬驚いたファンゴだったが、再開すると上下とも純白のシルクの下着姿になった。
箱入りで、しかも日の光にすら滅多に晒されていない肌は白く、まるで輝くようだった。
膨らみかけの胸を覆うブラジャーとレースのついたパンティが白い肌に溶け込んでいるようで眩しい。
「そ、それも・・」
ファンゴが指差す先は自分の胸だと分かり
「これも取るのか?うむ、苦しゅうない、外すのじゃ」
気丈に言ったものの、ホックを外され、膨らみかけのまるい胸が露になった時、ファンゴがゴクリ!と唾を飲み込む音を聞くと、急に体が熱くなり、顔が真っ赤になっていくのが自分でもはっきり分かった。

「そ、そ、そんなに見るでない。いや、わらわの体が美しいのは当然じゃから見られるのが恥ずかしい訳はないのじゃが・・」
どうしてそうなるのかは分からなかったが、緊張の為自分でも何を言ってるのか理解出来ない。
エリザベータが慌てて胸を両手で隠してしまったので、ファンゴはパンティに手をかけて、滑らかな太ももにスベスベのシルクのパンティを滑らせるように脱がせた。
「ああっ」
自分でも、何故そうしてしまったのか分からないのだが、エリザベータが胸を隠していた両手を離し、顔を覆った。
{どうしてじゃ?カーラとシャシャにはいつも風呂場で体を洗ってもらっておると言うのに}

混乱するエリザベータに、脱がせたパンティを見て
「お前、濡れてるのか?」
ファンゴが言い放つ。
そう言えば、先程からおしっこの出る所からヌルヌルした物が滲み出てるのは知っていた。
それが何かは分からないが、最近、寝る前とかにファンゴの事が頭を過ぎるとそうなる事はあった。
「し、知らぬ。わらわは何も知らぬぞよ」
顔を両手で覆ったまま、首を振る。
ファンゴの事を考えるとヌルヌルした物が溢れてきて
{これは病気なのかのう?}
などと考えることもあったが、いくらカーラやシャシャにも場所が場所だけに相談も出来ず悩んでいた。
それだけに、当のファンゴに指摘されたのだから恥ずかしさのあまり立っていられなくなり、しゃがみこんでしまった。
454名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:27:30 ID:XoVPo+/5
ファンゴは脱がせた服の上に下着を置くと、まだ顔を覆って肩を震わせているエリザベータににじり寄ると、彼女の手を取った。
「よ、よさぬか! わらわは・・」
抵抗と抗議の言葉を発する口をファンゴの口が塞いだ。
「うん・・んんっ」
頑なになっていた全身から力が抜け、ぐにゃりとなりそうになる所をファンゴが支える。
口を離すと
「いいか、お前はじっとしていろよ。オレに任せておけばいい」
真剣な眼差しで言われると
「う、うむ・・」
とだけしか答えられなかった。

ファンゴの目の前にうっすらとピンクに染まった肌、膨らみかけのまるい胸がある。
エリザベータの扇子を手にすると、先についてる羽毛で白いお腹やわき腹を撫でる。
「うっううんっ・・くすぐったいぞよ」
本当にくすぐったそうに体を捩る。
「我慢しないと良くはなれないぞ」
言い終わると、まだ肌色と紛うばかりの胸の頂を口に含んだ。
「はうっ・・や、やめ・・・・」
ファンゴの口に含まれた胸。
膨らみかけで、敏感な頂をファンゴの舌が転がす。
もう片方を自分の扇子の羽毛で撫でられ、エリザベータはくすぐったさに我慢しきれなさそうになったが、ファンゴの言う通り堪えていると、ムズムズと体の奥から熱いものがこみ上げて来て不思議な気分になった。
{な、何じゃ・・体が熱うなって・・それにもうそんなにくすぐったくはないぞえ・・・・}

扇子の羽毛に代わってファンゴの指がコリコリとしこりだした乳首を摘むとエリザベータの体に更なる電気が走ったような刺激が襲う。
まるで夢の中にいるような感覚で、それははっきり{気持ち良い}と自覚出来るものだった。
しかし、ファンゴの手が胸から離れ、スベスベの肌を通り抜け、まだつるんとした股間に伸びると夢心地から現実に引き戻された。
「そ、そこは・・」
さっきよりもさらにヌメリが増している部分に触れられるのが怖かった。
病気だったら?

その不安を感じる間もなく、指がクッキリとしたワレメを弄る。
「っ!」
指で胸を触られたのとは段違いの刺激がエリザベータの体を駆け抜け、その白い体は打ち上げられた魚のように跳ね、美しい黒髪は激しく乱れた。
「や、やめるのじゃ・・!」
ファンゴの手を押さえ、必死に抵抗するが、その小さな体のどこにそんな力があるのかエリザベータの抵抗をあっさりと押さえつけるとワレメの中をいじりまわす。
くちゅっ・・にちゅ・・
湿った粘り気のある音が2人の耳に届くと、エリザベータは顔から火が出そうになる位羞恥に苛まれる。
「やっやめ・・」
「恥ずかしいのか?」
ファンゴに言われると
「わ、分からぬ・・分からぬが・・あうっ」
普段ののほほんとした口調からかけ離れた女っぽい声で答えるのが精一杯だった。

さらに、顔をずらして、顔を太ももの間に忍び込ませ、大きく両足を開かせた。
カーラとシャシャの2人に体を洗ってもらう時も見られる事は無い部分が容赦無くファンゴの視線に晒されると羞恥を超えて頭の中が真っ白になる。
顔が近づき、少し荒くなったファンゴの息を感じると見られているという現実がエリザベータをパニックにさせた。
「そ、そこは・・・・」
{濡れておるのにのう。病気かもしれんというのに}
足を閉じようとするものの、ファンゴも両手にさらに力を入れてエリザベータの秘密の部分を凝視している。
「綺麗だ・・」
ため息混じりに呟く。
「えっ今何と?」
思わず聞き返してしまった。
455名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:29:11 ID:XoVPo+/5
「お前のここ、ピンクでとても綺麗だと言ったんだよ」
照れがあるのか、色黒の顔を赤くしながら答えた。
「お、おかしくないのかのう?ヘンじゃないのか?なんだか濡れておるし」
自分の不安をぶちまけると
「いや、綺麗だし良い匂いがする・・」
とエリザベータの不安を一掃し、顔を密着させ、内部に舌を這わせた。
「あううっ」
その舌が敏感な突起に触れるとエリザベータの体がハネ上がった。
「だ、ダメじゃ。そこは汚いぞよ・・・・」

おしっこの出る部分を舐められ、エリザベータはとにかくファンゴの顔を離そうと頭を押さえつける。
しかし、舌が激しく這い回り、時折敏感な突起を突くと抵抗できなくなってしまい、最後には太ももでファンゴの顔を挟みつけ、頭に当てた手を今度は手前の方に押し付け、舌を逃がさないようにしてしまったのだった。
「あっあっお、おかしいぞよ。か、体が・・」
おしっこと乾いた汗の少ししょっぱい味が無くなり、下の方にある穴がパクパク開いたり閉じたりする度に、透明な液と白濁した粘り気の強い粘液が溢れ出し、少し生臭い匂いがファンゴの鼻腔をくすぐる。
それを舐め尽しても後から後から溢れ出てきりが無く、さらには腰を浮かせ大切な部分を押し付けて来るので息が出来なくなったが、苦しさのあまり舌の動きを激しくすると緩まったので、息をつく事が出来た。

「あっ!だ、ダメじゃ。離れるのじゃ!」
エリザベータが今度こそ必死でファンゴを離しにかかり、切羽詰った声を上げるとファンゴも顔を離す。
目の前のぱくぱくしてる穴の少し上にあるぽつんとした穴が盛り上がったりすぼまったりの収縮をしたと思うと
ぷしゅっ・・しゃぁぁー
黄金色の液体が放物線を描いてファンゴの目の前に落ちた。
「いやじゃ、み、見てはならぬのじゃ」
羞恥から両手で顔を覆い、指の間から懇願とも思える声を上げるエリザベータだったが、ファンゴはその瞬間を一瞬たりとも見逃さないと目を見開いた。
魅惑的な放出はしばらくして治まると、再びファンゴはエリザベータの大切な部分を舐め始めた。

「!だ、ダメじゃ。汚いぞよ・・」
言いかけた所で顔を離し
「お前のなら、汚くは・・無い」
その言葉を言った方も聞いた方も恥ずかしくて目を背けてしまった。
再び味がなくなると、顔を離し、エリザベータの方もだいぶ落ち着いて来たようだった。
「確かに・・そなたの申す通りだったのう。気持ち良かったぞよ。・・・・」
素直な感想を漏らすエリザベータを真っ直ぐに見れないファンゴ。
「そうか・・」
いつものようにぶっきらぼうに答えただけだった。

「しかし、本当に気持ち良かったのう」
まだ幼い快感を反芻するようにうっとりと言い
「これは何という行為なのじゃ?これをシャシャとカーラに教えれば、いつでも気持ち良くなれるかのう?」
この言葉にはファンゴも驚いた。
「おい!それはダメだ」
「どうしてじゃ?」
「と、とにかくダメなんだ。またしたくなったらオレがしてやるから誰にも言うなよ。秘密だからな」
「・・・・・わらわとそなただけの・・2人だけの秘密・・なのじゃな?」
この言葉を発した時、理由は分からなかったがエリザベータの胸はまた高鳴った。
{わらわとそなただけの秘密・・}

「ああ。でも今日はむダメだからな」
「うむ。では明日はどうじゃ?そ、そうじゃ。そなたに何か礼をせねば。何が所望じゃ?金貨がよいか?」
エリザベータとしては心からお礼がしたいと考え、そう言ったのだが、ファンゴはカチンと来たようで
「ふざけるな!」
今までにない激しい剣幕で怒りを露にする。
するとエリザベータも今まで見た事が無い変化が・・
大きな目から大粒の涙が一筋、白い頬を伝って流れた。
「!」
ファンゴも驚いた、そしてエリザベータも。
456名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:30:02 ID:XoVPo+/5
「す、すまぬ。わらわは、わらわは・・わらわの為に尽くしてくれた者へ報いる術は褒美を与える事しか知らぬのじゃ。決してそなたをバカにした訳じゃないぞよ」
エリザベータは自分でもなぜ泣いているのか分からなかったが、とにかく目の前の男の子を怒らせた事を悔いている事だけは分かり、自分の知る限りの最上の詫びをしたのだった。
「えっ」
ファンゴは黙ってエリザベータをGyu!と抱きしめた。

「いいんだ。オレには・・」
「じゃ、じゃが・・」
「オレはお前の・・その・・裸を見ていじって舐めただけで・・」
「でもそれでは・・。そうじゃ、今度はわらわがしてもらうだけじゃ無く、わらはがそなたを良くしてやろうぞ」
「おい!」
「よし、決まりじゃ。明日、わらはにしてもらった後でそなたにしてやろうぞ。約束じゃからな」
「・・ああ。約束だ」

「へくしゅ!」
いくら心はポカポカでもやはり肌寒く、エリザベータが小さくクシャミをする。
まだ彼女は身繕いをしてないのだ。
「服を着ないと風邪ひくぜ」
ファンゴが立ち上がってエリザベータの下着と服と持って来て彼女に渡すが
「すまぬ。着せて欲しいのじゃ」
自分で着替えた事の無いエリザベータは、また両手を大きく広げると着せてくれるよう催促したのだった。

服を着て寮に戻る。
その別れ際エリザベータがファンゴの方を向き
「よいな。明日もじゃぞ。約束じゃからな」
小さく手を振りながら言う。
「ああ。明日の放課後。お前も取り巻きを連れて来るなよ」
「うむ!わらわとそなたとの2人だけの秘密じゃからのう。分かっておるぞよ」
念を押すと帰って行った。

自室に戻るとカーラとシャシャが出迎え
「エリザベータ様、大丈夫でしたか?」
心配したが
「うむ」
とだけ答え、
「そうじゃ、そなた達。明日は授業が終われば先に帰ってよいぞ」
明日の為の布石を打つ。
「しかし、エリザベータ様・・」
心配そうな2人に
「そなた達にも休息は必要じゃからのう。買い物でも行くが良いぞよ」
そう言われると戸惑いながらも喜びを隠さないシャシャとカーラだった。

夜は更け、入浴も済ませたエリザベータと2人は、まずエリザベータの身繕いをした後、自分達の身繕いをする。
先に済ませたエリザベータが窓から外を眺めながら
「早く明日にならぬかのう」
ポツリと呟き
「えっ?いかがなされましたエリザベータ様?」
聞き返すように言うと
「う、うむ。何でも無いぞよ。さ、寝るのじゃ」
エリザベータはさっさとベッドに入った。
{早く明日にならぬかのう。明日になれば・・また、あの気持ち良い事がしてもらえるのじゃ。それにわらわも・・}
エリザベータの眠れぬ夜は更けて行った。
457名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 12:22:09 ID:OpUPQc6D
おいこら貴様…




この床一面の鼻血をどうしてくれる!!
つーか待ち続けた甲斐があった…β様ピュア過ぎて感動したGJ!
458名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 17:35:52 ID:JvmGixhP
GJ!
ファンゴ……コロス
459名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 20:06:07 ID:PV4jDexz
β様かわいすぎりゅうう!
ファンゴにはもったいないわ!どうせレインたんの所へも行くくせに(w
460名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 08:24:52 ID:c8M8L7PA
>>459
逆に考えるんだファンゴはレインに仕込まれたと考えるんだ。
そして本人はブライトに走る、性欲を持て余したファンゴは…レインマジ外道w
461名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 11:44:41 ID:AQE91u/Q
さすが淫乱レインwwもっとやってくれwww
462名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 12:07:59 ID:nmeSnP1S
>>451
ハゲワロタwww
463名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 16:01:33 ID:zkGO1XdE
>>451
そうか…つまりレインは某アロエと同じような存在ってわけだなw
464名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 02:28:52 ID:Av9SKJaq
アロエリーナ?
465名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 09:37:10 ID:m0H0sOko
QMAのアロエかとオモタ
466エドチンの逆襲日記1:2007/01/01(月) 02:09:11 ID:diONHpll
「んんっ・・・ちょっと!離しなさいよ!」
ビビンは今自宅のリビングにいた。

「ふん!今にそんな事言えなくしてやるさ。」
と、不敵な笑みを浮かべるのはエドチン。


事の起こりは数十分前、夕食を終えたビビンの一瞬のスキをエドチンは逃さなかった。
背を向けていたビビンを気絶させ、リビングにあったイスに縛り付けたのだ。




「僕がこのままおとなしくお前に従うとでもおもったのか?全く甘い奴め。」
そう言うとビビンの所へ歩み寄ってゆく。

「あ、あんたねぇ!私にこんな事してタダで済むと思ってんの!?」
近寄るエドチンに威勢よくビビンが脅しの言葉をかける。

「お前の方こそタダで済むと思うなよ、何かと言えば僕に八つ当りしたりパシリにしたり・・・僕はお前の道具じゃないんだぞ!」
エドチンはいつもとは違う強気な態度でビビンのこれまでの仕打ちに対する文句を言った。


実際エドチンはこれまでに様々な苦労がありそれに対する欝憤は相当なものだった。
467エドチンの逆襲日記2:2007/01/01(月) 02:13:07 ID:diONHpll
「そ、そりゃあアンタは私の手下なんだからこれくらい当然でしょ!?」
いつもと違うオーラを放つエドチンに少し動揺しながらも毅然とした態度でビビンは言い放つ。


ビビンの言葉を聞きムッとしたエドチンは
「そうやって僕に対抗出来るのも今日が最後だ!」
そう言うと同時にエドチンは不意に腰を落とした。


「?ちょっとアンタ・・・きゃっ!?」
ビビンはが悲鳴を上げた途端、腰を落としたエドチンはもそもそとビビンのローブの中に入り込んできた。
「いやゃあ、どこに入ってんのよぉ!」
突然の侵入に驚きを隠せないビビンはとりあえず足を暴れさせて抵抗するしかない。



そんなビビンをよそにエドチンは下着の間からビビンの秘部に小さな可愛らしい指を入れる。
468エドチンの逆襲日記3:2007/01/01(月) 02:16:03 ID:diONHpll
「あはぁっ・・・!」
指が入った瞬間ビビンの腰がビクッと跳ねた。


「ほう・・・いっちょまえに感じてるのか、ならこうしてやるっ」
依然ローブの中にいるエドチンはビビンのブラを一気に引きずり降ろした。



ちゅぷ・・・ちゅぱ・・・ちゅぱ・・・
「あぁ・・・いゃん、あんっ」
次に胸を攻められているビビンはトロンとした表情になり、時折嫌らしい声を出していた。
エドチンもエドチンで今までに女性経験があるかのような見事なテクニックを見せていた。



にやっとしたエドチンは
「そろそろだな・・・」
と、このビビンおしおき作戦の終わりが近づいていることを思わせる発言をした。
469エドチンの逆襲日記4:2007/01/01(月) 02:19:10 ID:diONHpll
するとエドチンはビビンのパンツを降ろし、エドチンの『物』をビビンの中に挿入した。



「!?」
「はうぅう!だ、だめっ、そこはっ!」
必死に抵抗するビビン。
「ふん、自分だけ気持ち良くなろうたってそうはいかん」
と、エドチン。
「さあ、これからが本番さ・・・」
そう言うとエドチンは自らの腰を振り出した。



「っん、あん・・・はぁ、はぁ・・・いやん」
もはや完全にエドチンに堕とされてしまったビビン、もはや抵抗をする余地もない。
「何だ・・・お前大分感じてるな・・・アソコがぐっしょりじゃあないか」
と言葉巧みに責めを続けるエドチン自身も感度は最高潮になっているようだった。



「はぁ・・・はぁ・・」
「あぁん、はぁ・・・あっ」
ついにビビン、エドチン共に腰を振り出した。
470エドチンの逆襲日記5:2007/01/01(月) 02:21:19 ID:diONHpll
「ほら、イクぞっ」
するとエドチンは急激にペースを上げる。



「やん!あっ、ああん!ふにゃあん!だ、だめぇっ!中にでちゃう〜!!」
と言った直後だった。



ぶしゅううーー
二人とも同時にイッた。
満足そうな顔をしているエドチンと対照的にボーっとした表情のビビン。
「ふふ・・・それなりに気持ち良かっぞ。」


「うぅ・・・熱いぃ、中がぁ・・・どうしよう」



「まあ、今晩はこれくらいにしといてやろう、だがこれくらいで終わると思うなよ。」
そう言うとエドチンとビビンは家のリビングでそのまま寝てしまった・・・



つづく?
471名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 02:25:30 ID:diONHpll
以上です。

初投稿なので文におかしい所があるかもしれませんが、スルーしてやってください。

ちなみに続きを書くかは今のところ未定です。
472名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 23:13:30 ID:qtlYDRf0
>>465
当たりだと思うよ。
473名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 22:51:47 ID:lmI6E2Q6
>>471
GJ!
この2人やっぱ好きだ。
474名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 02:12:28 ID:Ag+mxmja
エドちんが元に戻ったあとにはビビンとのコンビ解消かと思うと
少し悲しくなってくる俺はツンデレスキー

そんな俺はツンデレインはエロカワイイの続きをずっと待ってたりする
いや、何せ本編ではもう二度と拝めないだけにさ、ホラ
いやいや別にツンデレだったら何でもいいとかそんなんじゃなくってだな
475名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:38:19 ID:oHeIUmfx
ツンデレインか・・・何だか懐かしい気分になっちゃったな。
頭の中でいろいろ話を考えたりするんだけど、
どうしてもレインが淫乱攻め以外の行動をしないんだよなぁ(w
476名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:47:19 ID:+0Zojjko
レインには母性とか妄想癖などの属性があることを思い出すんだ
477名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 16:35:34 ID:WTa5rni+
前に投下されてたシェレイは神だたなぁ。


レインがブライトで妄想してる所をシェイドかファンゴに見付かってヤられるのとかキボンw
…でもファンゴは責めは無理か?www
478名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 18:28:38 ID:D05wPhBY
>477
レインが空鍋なやつか?でもあれはシェレイというよりレイン×シェイドか…

レインがブライトをネタに教室の机の角で(ry
→シェイドorファンゴに見つかる
→ 合 体 

…と、コードギアスの角オナニーを見ながら言ってみる
479小話「朝」:2007/01/19(金) 22:55:12 ID:+BWVtjch
「あらら…またやっちゃったの?」
エルザがちょっと困った顔をファインとレインに向ける。
「ごめんなさ〜い」
半べそ顔の二人のシーツには、大きな地図ができていた。
ファインが南半球、レインが北半球と、二枚合わせると、ふしぎ星の地図が完成するという、
実に器用なおねしょだった。
「しょうがないわねえ、もう8つなのに…」
「まあまあ、いいじゃないか、おねしょくらい」
トゥルースが横から顔を出した。
「実はママ、パパと結婚したときまでおねしょしてたんだぞ」
「えー!ほんと?」
双子はうれしそうだ。その横で真っ赤な顔をしてエルザが、
「ちょっと、トゥルース!…もう、知らない!」
ぷいっ!
「あ、ママ拗ねちゃった」
「ごめんごめん…今夜うんと楽しませてあげるから」
トゥルースはエルザにだけ聞こえるようにささやいた。
「ほんとに?」
「ああ、特大の地図ができるくらい」
ぎゅーっ!エルザは思い切りつねった。
「…あいててて」
「知らないったら知らない!」
480小話「夜」:2007/01/19(金) 23:05:34 ID:+BWVtjch
夜。
「トゥルースは?」
エルザはキャメロットに聞いた。
「ファイン様とレイン様の寝室で本を読んであげておられますわ」
「まあ、どんな本かしらね。童話かしら?」
その頃、寝室。
「…そして彼は彼女のショーツをはぎ取った。すると彼女のその部分は既に濡れていた」
トゥルースが朗読している。そこへファインが聞いた。
「おしっこしちゃったの?」
「そう」
「おかしいね、大人なのにおもらしなんて」
トゥルースの答えを受けて、レインが感想を口にした。
「…彼はさらに彼女のブラをはずし、乳首に吸い付いた。固く尖った乳首を吸い上げた」
「おっぱい飲んでるの?」
今度はレインが聞く。
「そう」
「男の人もおかしいね、大人なのにおっぱいなんて」
「私たちは赤ちゃんのときに卒業したのにね」
ファインとレインがつぶやき合う。さらに朗読は続く。
「彼女の息がだんだん荒くなっていく…」
「ハァ…ハァ…」
ドアの向こうで、エルザは息を荒くしていた。
「…何読んでるのよ…私の隠してた本じゃないの…」
481名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:27:57 ID:p2OXCus7
おひさま夫婦キタ━━(゚∀゚)━━!!
小話「深夜」マダ━━(゚∀゚)━━!?
482名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 09:29:41 ID:d1FAuf7q
ブラッククリスタルに力を吸われ
フラフラのふたご姫にブラッククリスタルから無数の触手が伸び絡めとられ凌辱され

弱りきっていた二人はなす術なく絶頂を繰り返しその隙にブラッククリスタルはふしぎ星に突入し
ふしぎ星は暗闇に支配され

二人は完全に衰弱しきった状態で瓦礫の上に放置されてるのを発見されるのだった

って妄想をした事がある
483名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:21:06 ID:+XHUQuTz
それ(・∀・)イイ!

そういうダークなエロパロも見てみたいな。
484名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:07:29 ID:1r5sWs20
トーマの知り合いの大ふたごも過去レイープされてたりして・・・。
485名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:01:48 ID:hzjgsSA8
>483
ダークなエロパロっていうと


「レインの…匂いがする」
「体中に、ついてる…ファインの、匂いを、つけたはずなのに…」
「レインの……体液の匂いがするッ!シェイドの体中から、あの女の匂いがするよッ!!」

「見つけた…」
「見つけた…レイン」
「どうしてあなたはファインの大切なものを奪おうとするの?」
「ずるいよね…ずるいよね…?ずっと嫌いだって言ってたくせに…」
「ファインなんかより、10話以上も、後から割り込んできたくせに…」
「ほんのつい最近、ちょっと気が変わっただけなのにぃ!」


「いらない…あなたが一番いらないっ!」


こうですか?わかりません(><)
一期13話当時はこのぐらいやるのかと正直思っていた俺
文中のレインをファイン、ファイン→レイン、シェイド→ブライトに挿げ替えると
レインがラスボスになるな
486名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:12:10 ID:rY+sOF6B
>>485
ちゃお版のラブリーキングダムは、修羅場1歩手前まで行ってるわけだが(w
その後の仲直りの仕方もアニメ版よりドラマチックで、
あっちが1年で終わったのは残念だった。
最近の少女漫画は進んでるのかねぇ。
487名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 00:19:42 ID:IwlIyJtX
>>485
中の人のイメージだと、レインがラスボスだなぁ。
ポンコツでもあるけど、空鍋でもあるんで。
488名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 13:14:43 ID:l5aTDExv
>>479-480
トゥルースwww
489ぬこぬこ危機一髪 1/4:2007/01/26(金) 00:24:45 ID:ZaLkXJMS
「ハッピーベルンで変身!ネコネコスターイル!」

にゃ〜ん♪

ここは宇宙中のプリンス・プリンセスが集まるロイヤルワンダー学園。
その中庭を駆け抜けていく1匹のネコ。
赤毛と黒シマの混じった可愛らしいしっぽを元気に動かす。
それは、ファインがハッピーベルンの力を使って変身した姿だ。
「まーったく、プーモったら。
『むやみやたらとベルンを使ってはダメでプモ。
人助けのためにだけ使うのが、真のユニバーサルプリンセスの力なのでプモ。
ファイン様もレイン様も、普段からそのへんの自覚が・・・』
なーんて、お小言ばっかり。せっかく新しい力が使えるようになったんだから、ちょっとぐらいいじゃん」
確かに、ネコの姿になるのは便利な事が多い。探し物を捜す時や、人をこっそり尾行する時。
人間じゃないなら誰だって気にしないものだ。それを最初に思いついたのはレインだった。
それ以来「学園ほのぼのニュースのネタ探し」と称して、いろんな所に潜り込んでは、
生徒の秘密(主に男子と女子の睦み合い)を見ているらしい。
「まぁ、レインもよくやるよね。罪悪感とか無いのかなぁ」

授業が終わった放課後、ファインは学園の裏手にある森にやってきた。
ネコになった目的を達するために。1人でなければとても恥ずかしくて出来ない事を。
人間でいる時は、常に誰かが一緒でなかなかスキが無いのである。
それに加え、ここならばめったに人が来ない。
仮に見つかったとしても、ファインを知っているふしぎ星の人達以外には、
「何だネコか」で済む。ファインだとバレる心配が無いのである。
少し森を歩いて、いつもの道具を探した。それはすぐに見つかる。
人の大きさほどの丸い石。長い年月を経て風雨にさらされたのか、角が取れて丸くなっている。
それにゆっくりと近寄るファイン。しっぽが少しづつぴーんと立っていく。
ネコが嬉しい時に自然とこうなるものだ。そして、ゆっくりと石の上にまたがった。
「あ・・・冷たくて気持ちいい」
しばらく体温を石に伝える為か、石の冷たさに体をならす為か、ファインはじっとしていた。
1〜2分かたって。
すり、すり、すり。
下半身を石の曲面にあわせて上下に動かし始めた。
「あ・・・・ぅ・・・・・・くうぅ・・・・・」
お菓子を食べる事が何よりも好きだった自分が、こんな事をするなんて予想外だった。
それもこれもレインが、夜になるといつも始めるエッチな小話のせいだ。
その日に集めた性の知識や、生徒達のセックス体験をファインに聞かせるのだ。
「わ、私もう眠いから寝るねっ!あ、明日も部活の助っ人頼まれてるし。お休みっ!」
そう言って布団をひっかぶるファインだが、妄想の世界に入ってしまっているレインは話を止めず、
半ば寝る時の子守唄代わりになっている。
ファインは、その嫌でも耳に入ってきてしまうエロ知識を聞いて、いつも悶々とするばかり。
彼氏がいるわけでもなし、そういったものを発散するには自分を慰めるしか無い。
でもレインにこんな恥ずかしい事、相談なんて出来ない。
さんざん悩んだ末に、無い知恵を絞って絞りぬいた結論がこれである。
「ネコになって、人気の無い所でおなにーしよう!」
490ぬこぬこ危機一髪 2/4:2007/01/26(金) 00:27:36 ID:ZaLkXJMS
「あっ・・・・あっあっ・・・・やぁん・・・・どうしよう、気持ちいいよぉ・・・・」
あまりの気持ち良さに少しづつ声が大きくなっていく。
でも大丈夫。今は自分はネコだ。誰にも気付かれない。
ちょっとぐらい恥ずかしい声を出したって、人間からすれば盛りのついたネコの声にしか聞こえないはず。
そう思うと、腰の動きが激しくなった。
「やっ・・・・やぁん・・・・やぁあぁん、あぁーん!あん、あぁーん!あはぁーーん!」
「も、もうダメ・・・・・・そろそろ・・・・い・・・・・イキそうだよぉ・・・・」
行為を始めてから数分。肉体的にも限界なファインは、これまでに無い喘ぎ声を出し始めた。
「ダメ、ダメェ!いく、いく、いっちゃうよぉーーー!」
絶頂に達しそうになった、まさにその時。
「おい!そこのオマエ!」
突然、背後から声をかけられた。

「わひゃ!」
思わずファインは石から飛びのいた。まずい!誰かに見られちゃった!
恐る恐る振り向くと・・・・・そこには1匹のオスネコがいた。
全身真っ黒のネコ。野良猫なのか、少し痩せてはいるが、なかなか引き締まった体をしている。
片方の耳は他のネコとケンカでもしたのか、途中から欠けている。
ファインがバツが悪そうに黙っていると、彼が口を開いた。
「可愛いメスの声が聞こえたから、様子を見にきたんだが、オマエ、石相手に何してるんだ?」
「ナ、ナニって・・・・・・そんなの言える訳ないじゃない!」
顔を真っ赤にして(元々赤毛だからよく分からないけど)叫び返すファイン。
「まぁ、いいや。オレ、さっきまでハラが減ってたけど、優しいニンゲンがメシをくれたし、今は満腹なんだ」
「え?誰かにエサもらってるの?」
「ああ。この森の近くには何故かニンゲンがたくさん集まっててな。
たいていはオレの事を追い払ったりするんだが、オレとよく似たニオイのするニンゲンが、
オレにいつも余ったメシをくれるんだ」
「ふーん。優しい子だね。どんな子なの?」
「オレ達みたいに頭にとんがった耳が付いててな。頭からしっぽみたいな茶色い毛がひょろっと出てる」
「あっ!そうか、リオーネだ!」
リオーネはメラメラの国の獅子族の娘。そういえば、獅子ってネコ科だっけ。
ティオの可能性もあるが、頭からしっぽみたいな、というのは多分ポニーテールの事だろう。
「リオーネ?あのニンゲンはそういうナマエなのか」
「うん!今度キミを紹介してあげるね・・・・っと、いっけない!まだ私ネコだった」
ファインはうっかり、人間に戻るのを忘れていた。
そろそろ帰らないと、レインが学生寮に帰ってきてしまう。
「じゃあ元にもーどれっと!」
「ん?何だ?」
「・・・・・・・・あれ?あれーっ??」
何故かファインは元に戻れなかった。変身する時はハッピーベルンを使うのだが、
元に戻る時は、もしベルンを持てなくても、ただベルチャームに触れるだけで良いのだ。
(注・この設定は公式設定ではありません)
そこでファインははたと気付いた。
「ベルチャームが無いー!どこかで落としちゃったーーっ!」
491ぬこぬこ危機一髪 3/4:2007/01/26(金) 00:31:19 ID:ZaLkXJMS
「困ったなぁ・・・・どこで落としたんだろ・・・・」
森の中をあてもなく、うろつくファイン。今は夕暮れ時。
暗くなってからでは見つけるのが困難になる。森を出てレイン達に助けを求める気にはなれなかった。
ネコになって何をしていたのと聞かれたら、とっても返答に困るからだ。
「おい、オマエ」
「わっ!びっくりしたー。キミ、まだいたの?私、大事な用事があるから、もう行くね」
「そうか。でもちょっと待った。帰る前にオレの頼みを聞いてくれ」
「何?私いそがしいんだけどなー」
「オマエが気に入った。オレの子を産んでくれ」
「ふーん。子供産んでくれって・・・・え?コ、コドモーーーっ!?」
突然すっとんきょうな声をあげるファイン。
「あ、あの・・・・冗談、だよね?」
「オレは本気だ。大丈夫だ、すぐに済むから」
にじりにじりとファインとの間合いを詰めてくる黒ネコ。しっぽがぴーんと立っている。
ファインは忘れていた。今は自分は人間じゃない。人間には気にもされない。
しかし、同じネコに対してはどうだ?オスから見れば、凄く魅力的なメスネコに見えていると言う事を。
しかも、運が悪い事にちょうど発情期なのだった。

「やだー!勘弁してよーー!」
「おっと、逃がさないぜ」
すぐさま逃げ出したファインだったが、元人間と、野生で長年生き延びてきたネコ。
結果は言うまでもなかった。すぐさまファインは追いつかれ、背中に乗っかられた。
「いやぁーー!」
「んじゃ、いただきまーす」
言うが早いか、黒ネコはいきなり自分の物をファインにねじ込んだ。
愛の語らいとか、キスとか、もろもろの事前行為は自然界には必要ない。ただヤるだけである。
「いたっ!いたいいたいいたいーーっ!」
「オマエうるさいぞ。すぐに終わるから静かにしてろ」
強烈な痛みに堪えられず、頭が真っ白になりそうな最中、
ファインは、レインから聞いたこんな話を思い出していた。
ネコのおちんちんは、トゲトゲしていてメスにとっては凄い苦痛なんだそうだ。
どくん。
「あぅぅ・・・・・何か中で出てるぅ・・・・・・」
「ふぅ。ごちそうさん」
ひょいっと背中の重みが消えた。黒ネコがさっさとどいたのだ。
繰り返すが、行為後の余韻とか、自然界には必要無いものだ。
「じゃっ、元気でな。元気な赤ん坊産めよー」
言うなり黒ネコは森の奥に姿を消した。
後に残ったのは、セックスが終わって呆けている1匹の赤毛のメスネコだけ。
しばらくたってから、我に返ったファインが叫んだ。
「ちょっとーー!私初めてだったんだからぁー!責任取ってよぉーー!」
その声は、虚しく人気の無い森に消えた。
492ぬこぬこ危機一髪 4/4:2007/01/26(金) 00:34:27 ID:ZaLkXJMS
「ファインーー!どこなのファインーー!」
とぼとぼと森を出てきたファインが聞いたのは、自分を捜しているレインの声だった。
「あっ!レイーーン!私はここだよぉーー!」
駆けよってきたレインの胸に思わず飛び込む。
「もう、ファイン。食事時にいないから、とっても心配したんだからぁー。あれ?何でネコなの?」
「う・・・・うわぁーーん!レイン!レイン!」
ファインは泣きながら、森であった事を全て打ち明けた。
森でこっそり1人えっちしていた事。ベルチャームを落として人間に戻れなくなっていた時に、
たまたま会ったオスネコにレイプされた事。
それを聞いていたレインは、無言で何かを差し出した。
「あっ!私のベルチャーム!それどうしたの?」
「学生寮の私達の部屋の前で拾ったの。困ってるかなーっと思ってたけど、
どうせファインは晩御飯までには戻ってくるだろうし、その時に渡そうと思って。てへり」
「てへり、じゃなーーい!私がこんな目にあってたのに、レインのバカー!」
今までにない剣幕で叫ぶファインに、レインのフォローにならないフォローが入る。
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。人間とネコじゃ、でぃーえぬえーっていうのが、
全然違うから、子供は出来ないわ」
「あぅ・・・・・・・」
「それにしても、いいネタをありがとうファイン。これからのニュース作りの参考にさせてもらうわ」
「いや、しなくていいから!私の初体験を何だと思ってるのよぉー!」
「ネコとヤれるなんて、そうそう出来ない経験よ。私も今度試してみようかしら」
ファインは思わず絶句した。時々レインが怖い・・・・。
レインに抱かれたままのファインネコは学生寮に戻っていく。
そして、伝説のユニバーサルプリンセスを手ごめにした事に、全く気付いてない黒ネコは、
明日もあのメスネコに会える事を願って、夜の森へエサ探しに向かうのだった。

〜おしまい〜
493名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 00:38:17 ID:ZaLkXJMS
こないだまで、ビビンVSレインのエロ対決を書こうと思ってけど、
何だかぬこぬこスタイルにハァハァしたのでこうなりました(w
後、ファインの角おなにーとネコ姦(?)が書きたかっただけです、はい。
494名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:53:08 ID:X9QUq72Q
次はケロケロスタイルで
495名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 14:28:13 ID:L1HJawSA
「今度ためしてみようかしら」で猫の大群に輪姦されるレインぬこ、キボンヌ
496名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 15:04:07 ID:+3qhh1r8
エドワルドとの決戦前に捕まったのが天使ではなくファインとレインだった場合
エドワルドはレインがファインの変わりに私が何でもするからファインには酷い事をしないでと懇願するのを無視して

レインの目の前で動物の姿をした影(式神?召喚獣?)から無数に伸びた触手に絡め取られ凌辱されるファイン
ファインは中に出され悲鳴と共に絶頂し触手から解放されドサッと地面に落とされ
ファインは目は虚ろで力無く放心状態になる
エドワルドはファインに取り憑こうとする。精神的にボロボロにされたファインはなす術なく抵抗できずにエドワルドに身体を奪われてしまう

そしてファインを乗っ取ったエドワルドは無数の触手と共にレインに襲いかかる
レインは何をされるか悟り泣きながら必死に抵抗するが抵抗虚しくレインまでも毒牙に掛りエドワルドの手に堕ちてしまう

ってシチュを妄想した
497名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 18:49:12 ID:8/JToAGf
その調子でレインのネコネコスタイルも読みたい(*´Д`*)

シェイドとぬこレインの獣姦なんてどうだ?w
498493:2007/01/28(日) 23:41:51 ID:mUfrEbYd
>>497
ぬこ×ぬこはOKでも、人×ぬこは想像の範囲外だったよ(w
気が向いたらチャレンジしてみる。
最大の難点は、シェイドがぬこ相手にやる気になってくれるかどうか(w
499名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:03:45 ID:ZJ/HoTTQ
レインが半ぬこ状態だったらやれるんじゃね?

ぬこレインを拾って世話するシェイド
ぬこから半ぬこ(獣耳・尻尾付きレイン)になってレインだって解れば…

って、もう 人×ぬこ じゃねぇしww 獣姦でもねぇしwww スマソorz
500名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:59:45 ID:vdHrYqn5
シェイドに限らずぬこ相手にヤる気になったらやばいだろう

ま さ に 外 道


あ、ぬこネタなら耳責め&尻尾責めでイく描写はガチな!
みさくら語もガチな!
501名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 07:45:20 ID:5faJlCw1
エドチンが偶然に可愛いぬこ(レイン)を見つけて
鬱憤晴らしの為に凌辱するって展開も良いと思う
502名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 08:36:34 ID:UYtDlhIh
>シェイドに限らずぬこ相手にヤる気になったらやばいだろう

ぬこ化の基本はあれですよ
拾われる→風呂→性別確認
の3連コンボで
503名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 12:03:46 ID:RhUqWJu1
レインがぬこに変身してるのをシェイドがコソーリ見てて(無印の長年のストーカー術で)、気付いてないフリして責めまくる。
504名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 12:16:38 ID:RhUqWJu1
>>489を読んで思ったがレインは半端ない耳年増なんだろうなぁ、
ぬこスタイルで他人のSEXライフを覗き見る淫乱レインに萌えるw
505493:2007/01/29(月) 22:16:40 ID:CgNXPpEj
>>502
それだ!
とりあえずお風呂でぬこレインを洗うネタいただきます。
出来れば今週中に投下できるとイイナ。
506名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 12:32:30 ID:07gVoH1A
wkwk(!・∀・)tktk
507493:2007/01/30(火) 22:47:23 ID:8LGGHHcm
ぬこぬこレイン編が完成したので投下。全5レス分(予定)。
投下する前に先に謝っときます。
ごめんなさい。自分で書いといて何だが、こんなシェイドありえねぇ(w
508ぬこぬこ百花繚乱 1/5:2007/01/30(火) 22:50:26 ID:8LGGHHcm
「ハッピーベルンで変身!ネコネコスターイル!」

にゃ〜ん♪

ここは宇宙中のプリンス・プリンセスが集まるロイヤルワンダー学園。
その中庭を駆け抜けていく1匹のネコ。
青毛と黒シマの混じった可愛らしいしっぽを元気に動かす。
それは、レインがハッピーベルンの力を使って、ネコに変身した姿だ。
「もぉーファインったら、『他人の秘密をこっそり覗くなんて良くないよぉ』
とか言っちゃって・・・。確かに誰だって、隠しておきたい秘密の1つや2つはあるわ。
でも、それを公正に伝えるのが、ニュースキャスターである、私の役目なのよ」
それは単なるデバガメなのだが、レインは一度走り出したら止まらない。

レインは学園中をネコの姿で駆け回り、ニュースのネタになりそうなものを捜す。
といっても、ほとんどが男子と女子の情事を、影から覗き見しているだけなのだが。
「カロリとタウリ、毎日毎日ヤっててよく飽きないわねぇ・・・」
「うわぁ、トーマさん、あんな後輩の子に手を出して・・・やっぱりロリコンだったのね」
「ソフィーとアルテッサがデキてるって噂、本当だったんだ。アウラーが知ったら首吊っちゃうかな」
そんなこんなでレインはフェンシング部の所にやってきた。ここにはブライトがいる。
少なからずもブライトに好意を抱いているレインは、ブライトの女性関係も厳しくチェックしていた。
「今日もブライト様に急接近する女の子はいないみたいね。
あのフェンシング部の男の子、ブライト様に熱い視線を送っているけど、まさかねぇ・・・」
レインはシェイドの所にも寄ってみた。ファインとシェイドが進展しているかどうかも、毎日チェックしている。
「あの2人はまだろっこしいわねぇ。あーもう、あそこでファインの肩を抱き寄せればいいのに!」
と、勝手に解説を入れながら、30分ほど観察。
そして、太陽が地平線に沈む頃。
「よーし、調査終了!」
いつもなら、ここでレインは学生寮に帰る事にしている。
しかし今日は、学園の裏手の森に足を伸ばす事にした。
その森は1週間前、ファインが黒ネコに襲われた場所でもあった。
あの事件以来、ファインは森に近づいていない。
3日ぐらいは、相当なショックで食事量が普段の半分に減っていた。
それでも、レインの1.5倍くらいの食べっぷりだったが。
レインは森に入り込んでから、キョロキョロとあるものを捜していた。
ファインに乱暴したあの黒ネコに会う為に。
ファインに聞いた話によれば、あのネコは毎日のようにリオーネから残飯をもらう為に、この森を通っているらしい。
ならば、今日も必ずここにいる。そう判断してレインは森に入ったのだ。
そして幸運と言うべきか、レインの執念が通じたのか。
レインは黒ネコと対面する。
509ぬこぬこ百花繚乱 2/5:2007/01/30(火) 22:55:00 ID:8LGGHHcm
夕暮れ時の森で出会った2匹のネコ。先に口を開いたのは黒いネコだった。
レインはネコになっているので、変身中はネコの言葉が理解でき、
こちらの話す言葉は、向こうが理解できる言語で伝わるようになっている。
「何だオマエ?このへんで殺気がぷんぷんするから様子を見に来たら、可愛いメスじゃねえか」
「失礼ね。私には、レインって名前があるの」
「ん?そうか。じゃあレイン。オレに何か用か?」
「あなた、1週間前に赤毛のネコに会わなかった?」
「ああ、会った。あの子は可愛かったぜぇ。オレの子を産むのにふさわしいメスだった。
また会いたいんだが、お前、あの子の居場所知らないか?」
「あの子、私の妹でファインっていうの」
「何だ。オマエ、あの子の姉きかぁ。だったら話が早いや。あの子の所へ案内・・・」
その瞬間、黒ネコは後ろに飛び退いた。野生のカンが告げていた。その場所は危険だと。
レインは素早く右手を出していた。黒ネコが退くのが遅かったら、ひっかかれていた所だ。
「危ねぇ!何しやがる!」
「あの子はね。あの事件以来しばらく、夜寝る時に、私の手を握らないと安心して眠れなくなったわ。
よっぽど怖かったのね。普段は元気なのに、夜になると恐怖が蘇るみたいなの」
「あぁ、そいつは気の毒だったな。まぁ、オレの子を産んでくれれば、そんな事どうでもいいけどな・・・」
「黙りなさい!」
レインがそれまでに見せた事がない叫び声をあげた。
某アニメで言うなら、全身の毛が逆立ち、金色に輝く程の怒りだった。
「よくもファインを・・・私の大事な妹を傷物にしてくれたわね!
もう謝っても許さないんだからぁ!!」
レインはそう叫んで、黒ネコに飛びかかった。

数分後、地に伏していたのはレインの方だった。
幸い、黒ネコが手加減したのか、かすり傷程度で済んだが、
体はガタガタで言う事を聞かなかった。
「もう降参か?オマエはなかなか強かったぞ。強い子を産んでくれそうだな」
黒ネコはレインにのしかかろうと近づいてくる。
レインは黒ネコを睨みつけて、静かに言った。
「あなたは、デリカシーのかけらもない最低の男ね」
「オレにはよく分からねぇが、強い子孫を残す事が何より大事な事だぞ」
こんな奴にいいようにされてもんですか・・・噛みついてでも、最後まで抵抗してやるんだから。
体は動かずとも、まだ精神は敗北していないレインは覚悟を決める。
1メートル・・・80センチ・・・・60センチ・・・。だんだん2匹の距離が縮まる。

そこに現れたのは1人の人間だった。頭上から、レインがよく知った声がする。
「こら!何やってるんだ!」
月の国のプリンス・シェイドだった。
シェイドは、世話になっている庭師クレソンに頼まれて、森の植物を調査しにちょくちょく森に入っていた。
そこで、2匹のネコがケンカしている所にでくわしたのだ。
黒ネコと青毛のメスネコ。明らかに黒ネコはメスネコを苛めているようだった。
シェイドはそれを見て、思わず助けに入ったのだ。
510ぬこぬこ百花繚乱 3/5:2007/01/30(火) 22:58:59 ID:8LGGHHcm
「そら、あっち行け!」
シェイドは近くにあった枝を手に取り、黒ネコに投げつけた。
それは黒ネコの踏み出した足の、わずか数ミリ先の地面に突き刺さった。
「ふぎゃん!」
驚いた黒ネコは、きびすを返し、森の奥へ逃げ去っていった。
シェイドは青毛のネコを、優しく抱き上げた。
「よしよし。もう大丈夫だ。」
「あなたのおかげで助かったわ。ありがとうシェイド」
「え?」
思わず呆けるシェイド。
「私、レインよ。魔法でネコの姿になってるの」
「あ、ああ、何だレインか。突然ネコがしゃべるからびっくりしたよ」
「えへへー」
「それよりレイン、お前所々ケガしてないか?大丈夫か?」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ・・・っと言いたい所だけど、ちょっと疲れたかな・・・」
「よし、今から保健室に・・・」
「あ、それはいいの。むしろ体が汚れてるから、浴場に行きたい」
「ちょ、ちょっと待て!浴場って・・・その姿で行くのか?」
「そうよ。だって、今変身を解いたら裸になっちゃうんだもん。
シェイドはレディに恥ずかしい思いをさせたいの?」
「え・・・・いや、その・・・・」
口ごもるシェイド。耳まで真っ赤になっている。
ここでレインは1つ嘘をついた。変身が解けると裸になる、という事だが、
もちろんそんな事はなく、ちゃんと服を着た状態で元に戻れる。
逆に服を着ない状態で元に戻る事も可能ではある。
「裸の私を抱っこしたまま浴場に行くのを誰かに見られたら、
シェイドは明日から変態の烙印を押されるわ。でもネコだったら別に平気じゃない」
「だから、そういう問題じゃなくてだな・・・今はネコでもレインはレインなわけで・・・」
「もぉーシェイドの意気地無し!浴場に行くの?行かないの?」
「わ、分かったよ!行くから暴れるな!爪を立てるな!」
基本的には、女性の頼みを断れないジェントルマンであるシェイドは、
レインを抱いて、男子寮の浴場に向かうのだった。
途中で何人かの男子とすれ違ったが、レインの言った通り、特にシェイドの事を気にするものはいなかった。
ティオは物珍しそうに、猫を抱くシェイドを見ていたが、
「汚れたネコを風呂に入れてやるんだ」とシェイドに説明されると、目を輝かせた。
「やっぱりシェイド殿は素晴らしい方です!私も一緒にネコのお世話がしたいのですが、いいですか?」
これにはシェイドも内心焦ったが、1人でも充分だとティオをなだめすかし、何とか浴場までたどり着いたのだった。

幸い浴場には誰もいなかった。というか、シェイドが気付かないうちに、
レインは浴場の入り口に「現在清掃中」の看板を魔法で出したのだ。
脱衣所でレインを一旦降ろし、シェイドは上着を脱ぎ、お湯がかからないようにズボンをひざの辺りまで上げた。
別に自分が風呂に入るわけじゃなし、これでいいだろうと思っていたのだ。しかし。
「シェイド」
「何だ?」
「ちゃんと下着も脱いでよ」
「ぶっ!」
これにはさすがにシェイドも吹き出さずにはいられなかった。
何考えてるんだ?このお気楽プリンセスは・・・。
「私だけ裸で、あなたは裸じゃないなんて失礼よ」
「あー分かったよ。脱げばいいんだろ脱げば」
半ば諦めモードで下着を脱ぐシェイド。ある一点を思わず凝視するレイン。
「おいおい、どこ見てるんだよ」
「え?あ、ごめーん」
2人はようやく浴場の中に入った。
511ぬこぬこ百花繚乱 4/5:2007/01/30(火) 23:02:21 ID:8LGGHHcm
まずはレインの汚れた体を洗う為に、シェイドはおけを取った。
そしてレインの前にあぐらをかいて座った(さすがに大事な所はタオルで隠してるが)。
「よっと」
そのとたん、レインがシェイドの足に飛びのった。
「お、おい!それじゃ洗いにくいだろ!どいてくれよ!」
「いいの!人間の時じゃこんな事できないんだから、ちょっとぐらいネコ気分を満喫させてよ」
それでも、今やらなくたっていいだろう、とは言えないヘタレのシェイドであった。
「じゃあ、お湯をかけるぞ。いいか?」
「いつでも準備オッケーよ」
ざぱっ!
2,3回お湯をかけてから、シェイドはレインの頭や背中にボディーシャンプーを付け、泡立てていく。
「どうだレイン?」
「うん。とってもいい感じ」
等と、適当な会話を交えつつ数分が過ぎた頃。
「シェイド」
「何だ?」
「女の子の体を洗うのってどんな気持ち?」
「ばっ!」
またもレインの不意討ちに吹き出すシェイド。つくづくこういう展開は苦手らしい。
「な、何言ってんだレイン。今、俺はネコを洗ってるんだ!どうとかそういう感想は・・・」
「女の子の体ってデリケートなんだから。優しく洗ってくれなきゃダメよ」
シェイドも思春期の男子である。
思わず裸のレインが、自分のひざの上に上半身を乗せている場面を想像してしまった。
そんな妄想を打ち消すシェイドだったが、頭では分かっていても、なかなか体は言う事を聞いてくれない訳で。
「にゃん!」
「おっ、おい!突然変な声出すなよ!」
「だってぇー、シェイドの・・・・・が私のお腹に当たってるんだもん」
「えっ!?」
シェイドの物がしっかり反応してしまっていた。
「も、もういいだろ!そろそろ足の上からどいてくれよ!」
「えー、シェイドのケチー。もうちょっとぐらいいいじゃん」
「レイン!」
「はいはい。どけばいいんでしょどけば」
ひょいっとシェイドから離れるレイン。まだまだ遊び足りない感じに、しっぽをふりふりさせる。
「じゃ、じゃあ泡を流すからな」
「はーい」
シェイドは、さっきの事が話題にのぼる前に話題を変えようとした。
しかし、レインはこの手のやりとりは1枚上手である。
「でもその前にぃ・・・」
仰向けになり、足を開いて寝っ転がった。人間で言うならM字開脚である。
「お腹の方も洗ってよ」
「なぁっ!」
これを拒否すると、後で何を言われるか分からない。シェイドは渋々同意した。
レインの首からお腹にかけて、シャンプーを泡立てる。
頼むから、もう余計な事は言わないでくれよ・・・。そう願いつつシェイドは上の空で手を動かしていた。
「にゃうーん!」
「お、おい!だから変な声出すなって・・・」
「だってぇー、シェイドの手が私の大事な所に・・・」
言われてシェイドは気付いた。自分の手がレインの下半身のあたりをこすっていた事に。
「す、すまんレイン!わざとじゃないんだ」
「ううんいいの。年頃の男の子や女の子はこれくらい普通にやってる事だから」
またシェイドの頭によからぬ妄想が浮かんだ。
恥ずかしそうにした裸のレインが、仰向けで足を広げている所を。
せっかく鎮まりかけていた物が、再び目を覚ます。さっきよりも激しく。
「くっ・・・」
思わずレインに背を向け、妄想を打ち消そうとするシェイドだったが、今度はなかなか収まらない。
512ぬこぬこ百花繚乱 5/5:2007/01/30(火) 23:05:31 ID:8LGGHHcm
「シェイド・・・」
「レイン・・・本当にすまなかった。俺は最低の男だ」
「そんな事ないわ。あなたはいつも私を守ってくれる立派なナイトよ。
いつも助けてもらってばかりじゃ悪いから、今度は私があなたを助けてあげる」
そう言ってレインは後ろを向いた。ネコの体毛にうっすらと小さな割れ目が見えて、シェイドは目を背けた。
「もうガマンしなくていいのよ。ファインは奥手だから、そういう事も全然してないよね。
たまっちゃうのも無理ないわ。今の私はただのネコなの。気にする事ないよ」
いや、ネコ相手に精を発散ってやばいだろう、と普段のシェイドなら思うだろう。
しかし、今のシェイドは正常な判断力を無くしかけていた。
「レイン、ごめん。今回だけ、今回だけだから」
「うん。大丈夫」
シェイドは自分の物をそっとレインの割れ目にあてがった。
もうぬるぬるで、受け入れ体勢はばっちりである。
「くっ・・・・」
「にゃうっ・・・」
2人の苦しそうな声が同時に漏れる。
さすがに人間とネコのサイズの違いから、穴が小さく、シェイドの物を完全には飲み込めなかった。
それでも1/3ぐらいは入っただろうか。
「シェイド、動いていいよ」
「あ、ああ」
少しずつ腰を動かす。人間ではあり得ないきつさが、シェイドを長くない時間で絶頂に導いていった。
「レ、レイン!俺もう限界だっ・・・!」
「い、いいよぉっ!このまま中に、シェイドのをちょうだい!大丈夫だからぁー!」
そして、シェイドが絶頂に達する1秒前。
ぽんっ!
メルヘンチックな音を立てて、レインは元の姿に戻った。当然ながら裸。
そのタイミングで変身が解けたのは、もちろん偶然ではない。レインの作戦である。
その瞬間、穴のサイズがちょうどよくなり、シェイドの物がレインの中に深く入り込んだ。
ずぷぷぷっ!
「あっ!」
「あぅん!深ぁいぃ!」
あわててシェイドは引き抜こうとしたが、すでに遅かった、
どくん、どくん。
やってしまった・・・。シェイドは人生最大の幸福と不幸を同時に味わった気分だった。
一方、レインは心の中でガッツポ−ズを取っていた。
(我、敵武将を討ち取ったりぃーー!)
この時点で、シェイドにとってはやばい事態だが、更に事態を悪化させる展開が待っていた。
大きな音を立てて、浴場のドアを開けた者が1人。
「シェイド殿ー!やっぱり私にもネコを洗わせてくださー」
そこでティオは固まった。
「あ」
シェイドとレインも同時に固まる。そのまま5秒ほどが過ぎてから。
「シェイド殿、レイン様!あわわわ、し、失礼しました!どうぞごゆっくり!」
脱兎のごとく出て行くティオ。
残されたのは、1つに繋がったままのシェイドとレイン。

次の日。シェイドは学校を休んだ。
ファインが不思議そうにレインに尋ねる。
「ねぇ、レイン。シェイドが休むなんて珍しいよね。カゼひいたのかなー?」
「そ、そうね・・・」
さすがにレインも頭の中で事態をどう収拾しようか思いを巡らせていた。
(今回ばかりはやりすぎたかしら。シェイドは真面目だから責任取るって言ってきそうだし、
ティオも口封じしなきゃいけないし、困ったなぁ・・・)
しかし、そこはお気楽娘のレイン。全てが色仕掛けで何とか切り抜けられると確信している。
そして、今日もニュースのネタを捜して、青いネコは学園を闊歩するのであった。

〜おしまい〜
513493:2007/01/30(火) 23:11:55 ID:8LGGHHcm
以上で、ふたご姫ぬこぬこ編とりあえず終わりです。
当初はファイン編しかネタがなかったけど、スレの皆さんのおかげで
レイン編も完成させる事が出来ました。感謝ッス。
514名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 05:23:16 ID:Rlt6YRwD
GJ!!
強気淫乱レイン×ヘタレシェイドで来るとは思わなかったw
今までのシェレイSSとは全く違って新鮮だったよ。
黒ぬこにタンカ切ってねじ伏せられる所とシェイドとの最中にぬこ→人間に戻った所に萌えた(*´Д`*)
515名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 00:12:50 ID:wU8iu39n
>体は動かずとも、まだ精神は敗北していないレイン

こんどはここから屈服させられるパラレルパターンもキボン
516名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 01:36:01 ID:xfQIMQzd
さすが淫乱妄想乙女

 ま さ に 外 道


人×ぬこでセックルしてるのに外道なのがぬこの方ってのがすげーw
シェイドカワイソス激しくカワイソス
517名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 10:37:42 ID:N75nBgfG
でもレインて実際は「女の子は〜一人の殿方に人生と処女を捧げてナンボなのよ〜」とか考えそうだがw
518名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 18:38:12 ID:vSkHjlM3
GJ!
519名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:18:49 ID:QJD1s9GP
確かに屈辱的な目にあわされたときに、レインの方が簡単に心が折れない気がする。
以外にファインは脆そうだ。
520名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 05:12:53 ID:TTxZinnV
レインは耳年増だが貞操観念は人一倍強そうだね。
恋愛に夢見るタイプだから恋愛観は頑固そうだな。
「私一生ブライト様にしか足開かないんだからぁ!!」とかw
ファインは下ネタ話に真っ赤になりつつも実際快楽に負けて流されちゃいそうだな。状況にめちゃめちゃ焦ってはいるんだけど「体が言うこと聞かないよぉ!!」ってw
521名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 10:58:50 ID:WXVyPmIq
久々に来るとGJだから困るww
ファインの角オナで久々にふたごでおっきした
ファインをイかせてやってくれ。

やっと出番が来たと思えばティオカワイソス(´・ω・`)
いや、むしろおいしいのかこれはw

>全てが色仕掛けで何とか切り抜けられる
次はティオか・・・w
522名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 11:02:29 ID:GT/I+mf5
>>493GJ!!

レインがブラックアクセサリーを装備したらとんでもないことになりそうだなw
523名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 11:10:28 ID:rMzzff1J
レインは受けのが好きだなー。
前スレで投下されてたSSのブライトを思いながらシェイドに犯られてたヤツが一番おっきした。

あのSSがもう一度読みたい。
524名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 02:32:12 ID:l5aTDExv
今回の
「けんかはやめて〜〜〜!!
     もうやめてぇ〜ふたりがどうしても戦うというのなら、そのまえに私を
     わたしを、私を〜、わたしを〜、私を〜(繰り返し)」

で何か書けないかな
525名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 05:28:57 ID:5qBk5rP2
β様じゃダメ?
前と同じで相手はファンゴだけど
526名無しさん@ピンキー :2007/02/05(月) 07:55:16 ID:2PLSvvDQ
>>525
何の問題もナッシング!
つーか読みたいッス
527名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 22:14:25 ID:b8xTpKdT
528名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 22:48:25 ID:vgwWmeED
>>524
あれ見てテレビの前で素でコケたわw
ただの淫乱かと思わせてああいうバカっぷりをかますから
油断出来ないよなこのツンデレインは…
529名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:34:29 ID:Ucj2qOfz
>>526
んじゃ行くよ
でも少し長くなり過ぎたかも
530エリザベータ&ファンゴ:2007/02/06(火) 00:36:11 ID:Ucj2qOfz
今日のエリザベータは朝からそわそわ。
昨日、ファンゴと約束した事で頭がいっぱいなのだった。
{あの気持ちいい事を今日も・・わらわとファンゴだけの秘密・・}
ファンゴに触られ、舐められた時の体がゾクゾクする感覚を思い出しては頬を赤らめ、時折
「ほうっ」
と溜息をつくのだった。

ファンゴの姿を見つけるたびにチラチラと目で追いかけてしまう。
その姿を見つめるだけで、頬は染まり、目はうるうると潤んで来るのだった。
「いかがなされましたか、エリザベータ様」
カーラに声を掛けられハッとした。
「な、な、何でもないぞよ・・そうじゃ、そなた達、茶室の用意をするのじゃ」
あまりに唐突なエリザベータの要求に戸惑う2人。
「茶室でございますか?」
シャシャが聞きなおす。
「うむ!茶室じゃ。今日の昼休みには皆でお茶会をしようぞ。ティーブレイクじゃ」

ますます2人は顔を見合わせる。
「はあ・・」
仕方が無い。と準備しようとした時
「そうじゃ、なるべく質素にするのじゃぞ。よいな、質素にじゃぞ」
かつてファンゴが自分の事を成金趣味と揶揄した事があった。
口ぶりからして快くない感情を抱いてるのは分かった。
気になるファンゴにそう思われるのがイヤで、それ以来エリザベータはやたら
「質素」
と言う事にこだわった。

昼休み。
ふたご姫を始めとするふしぎ星のプリンス、プリンセス達を集めて
「ほぉほぉほぉ、苦しゅうないぞよ。お茶会をしようぞ」
その時、少し離れた所にいるファンゴを見つけた。
「どうじゃ、この質素ぶり、質素じゃろ?わらわの部屋の1/20の大きさしか無い見事な質素ぶりじゃぞ!」
ファンゴに聞こえるように大きな声で大袈裟に言ってみる。
「何か勘違いしてられませんこと」
アルテッサが冷ややかに言うか、エリザベータの耳には届かない。
エリザベータの五感はファンゴにだけ向けられていたからだった。
531名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:37:41 ID:Ucj2qOfz
{なぜじゃ?どうしてファンゴはこちらに来ぬ?こんなに質素にしたというのに・・}
思い出したように
「そ、そうじゃ、わざわざ最高級でないお茶を選ばせたぞよ」
努力(?)の成果をアピールするように言うが、ファンゴは一瞥しただけでその場を去ってしまった。
{ま、待つのじゃ・・ファンゴ・・}
口元を羽扇子で隠し表情を悟られないようにしたものの、せつなさからエリザベータの目は潤み、過ぎ去るファンゴの姿に胸の鼓動は早くなり、頬が染まるのだった。
人の色恋沙汰には敏感なレインもファインやアルテッサ達と話し込んでて、エリザベータの変化には気づかなかった。

放課後になり
「そなた達、大義であった。今日は買い物にでも行くがよいぞよ」
昨日命じた事を確認するように告げると
「本当によろしいのですか?」
シャシャが少し不安そうに言う。
「うむ!苦しゅうない。せいぜい羽を伸ばして来るがよいぞよ」
言葉に合わせて扇子を広げるとヒラヒラと扇いだ。
「じゃ・・」
「じゃあ・・お言葉に甘えさせていただきますエリザベータ様」
2人が一礼して去ろうとする。
「うむ!よきにはからえぇ」
送り出すエリザベータ。

教室を出るとつい早足になってしまう。
マーチが居るのを忘れ、つい廊下を走り出しそうになったがなんとか堪え、昨日ファンゴと内緒の行為をした部屋に着く。
ドアを開けて中を見るがファンゴはまだ来ていないようだった。
中に入って、昨日自分が横になった床に腰掛ける。
厚手のカーテンの隙間から冬にしては暖かい日差しが漏れて来ており、丁度、エリザベータのつま先を照らしていた。

日差しの角度が少しづつ変わり時間が流れてるのを感じさせる。
{遅いのう・・まさか、来ぬのかのう・・昼間の様子、まるでわらわを避けるようじゃった・・・・そんなのイヤじゃ・・わらわは・・}
どんどん悲痛な考えに襲われ出した時、ドアが静かに開き、ファンゴが入って来た。
「すまん。待たせてしまったか?」
ファンゴが決して他人には見せる事のない、素直に謝ると言う行動を取ったのだった。
本当は
「遅いではないか!」
とナジるつもりだったが、あまりにも素直にファンゴが謝ったので
「う、うむ!・・わらわも今来た所ぞよ」
思わずウソをついてしまった。
532名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:39:23 ID:Ucj2qOfz
ドアを閉めカギをかけるとファンゴがエリザベータの横に腰掛けた。
目と目が合ってしまい、何故か体が熱くなり、顔が火照ってくるのが分かってしまう。
自分自身をごまかすように
「さ、さあ、昨日のように・・」
エリザベータが両手を広げた。
しかし、ファンゴはいきなりエリザベータの服を脱がせる事はせず、肩に手をかけると、エリザベータの白い顔に近づいた。
{!}
エリザベータも察したようで、迫りつつあるファンゴの顔を直視出来なくなり、思わず目を閉じてしまった。

肩に掛けられたファンゴの手が髪に触れ、もう片方も顔を抱えるように回した瞬間、ファンゴの柔らかく温い唇が自分の唇に重なるのが分かった。
{ファンゴ・・}
少し開いた歯の間にファンゴの舌が潜り込んで来て、エリザベータの舌と絡み合う。
ヌルヌルとした感じがくすぐったかったが、同時に体の芯からポカポカとした暖かい気持ちになった。
口が離れ、エリザベータがゆっくりと目を開けると、2人の唇が唾の糸で繋がっていたが、糸が切れると残りが唇の周りについた。
少し暖かく、少し冷たい唾の感触が恥ずかしかった。
エリザベータはまた目の前のファンゴを直視出来なくなり、目を伏せてしまった。

「お、おい・・」
ファンゴが声をかけると、エリザベータは再び目を閉じたまま顔を上げると、服を脱がせて貰う為に両手を広げた。
まだまだぎこちない手つきで脱がせにかかる。
服を脱がされ、下着も外された時ファンゴの指が白い肌に触れた。
ビクッ!
触れられた所がやけどをしたみたいに熱くなる。
ジンジンとして、心臓の鼓動がハッキリ分かる程早くなって体がフワフワとした頃、一糸纏わぬ姿になった。

「?」
全裸にされたものの、ファンゴは次のアクションを起こさない。
不思議に思ったエリザベータがうっすら目を開けたと同時に
「ゴクッ!」
ファンゴが自分の体をまじまじと見つめ、唾を飲み込んだ姿が見えた。
それがエリザベータをさらに恥ずかしくしてしまった。
「は・・恥ずかしいぞよ・・」
消え入るような声で弱々しく言うのが精一杯で、それが合図になったように、ファンゴの手が伸びた。

ほんのり膨らみかけの胸を触られ、まだ周囲の肌色と見分けがつかない薄いピンクの頂きに指が到達する。
幼いながらもプクンと突き立った先っぽをファンゴの指がこねくりまわす。
「はうっ!・・あうう・・んっ」
昨日、くすぐったいのを我慢するように言われ、その通りにするとさらに体が熱くなったのを思い出し、エリザベータはファンゴにされるがままになっていた。
指の腹で胸の先を胸の膨らみに押し込むと声とも吐息ともつかぬ声が自然に出て来るのだった。
533名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:40:36 ID:Ucj2qOfz
さらに指に代わって舌が舐めまわすと、エリザベータの頭が真っ白になる感じがする。
「あっ・・ああっんっ・・・・!」
太股に熱くトロっとしたものが伝うのが分かった。
ファンゴの手と顔がだんだん下へとずれる。
セレブなエリザベータの体の中で最も力強い感じのする健康的な太股に手をかけると、ゆっくりと左右に開く。
「ああっ・・」
恥ずかしさと気持ち良い事への期待に、声が漏れる。

ファンゴが太股の間に顔を埋め、舌でピンクの粘膜を舐めだす。
「あっ、あううんっ・・ん・・ん・・んんっ・・・・こ、これじゃ!これ・・あっ・・気持ちいい・・ぞよ・・ううんっ」
太股でファンゴの顔をGyu!と挟み、両手で押さえつけ、ファンゴの顔に擦りつけるように腰を浮かせてしまった。
「うわっ!」
エリザベータの体が小刻みに痙攣したと思ったら、昨日同様
ぴゅっ!しょわわぁ
おもらしをしてしまい、驚いたファンゴが慌てて顔を離した。
しゃぁぁぁ・・
「あっああぁ・・」
止めたくても止まらない放出を続ける半ば放心状態のエリザベータ。
ぼやけた視界には、その恥ずかしい放出を食い入るように見つめるファンゴ。
{だ、ダメじゃ・・見てはならぬ}
心の中で思っても、声にならなかった。
・・・・

放出が終わって一息つくと恥ずかしさが一気にこみ上げ、ファンゴに胸に縋りつくように抱きついた。
「お、おい!」
「そ、そうじゃ、昨日約束したように、そなたを気持ち良くしてやらねばのう」
ファンゴの胸に顔を押し付けたままだが、精一杯強気に言う。
しかし
「い、いや、オレはいい。それより、もっと良く・・」
遠慮からか返して来た。
「苦しゅうないぞよ。そなたは礼を受けとらぬみたいじゃから、せめてわらわが・・」
今度はエリザベータがファンゴの服を脱がせにかかる。
534名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:41:38 ID:Ucj2qOfz
シャツを脱がせ、ズボンを脱がせるとパンツが大きく膨らんでいる。
{な、な、何じゃコレは?出来物かえ?}
自分やシャシャやカーラ、風呂場で見る他のプリンセス達の股はつるんとしており、小さい割れ目があるだけで、男もそう変わらないと思っていたので、衝撃的だった。
パンツを脱がせると、小柄なファンゴには不釣合いな大きな「出来物」がバネでも仕掛けられてるように勢い良く天に向って突き立っていた。
「・・・・・・」
声も出ないエリザベータ。
「・・・・・・あ、あまり見るなよ」
さすがに恥ずかしくなったのか、ファンゴが隠そうとする。
その手を押さえ、さらにまじまじと見つめた。
「あ、あの・・これは出来物なのかえ?」
ファンゴが気にしてると悪いと思ったが、つい聞いてしまった。
「ば、バカ。違う。男は皆こうなってるんだ」

「ほうほう」
初めて見る男の子に興味津々で、幹を握り、ファンゴの方へやると肌色の皮がするりと剥け、初々しいピンクの先っぽが顔を出した。
やや柔らかい先をなぞってみると、一番先からは透明な液が滲み出ている。
「何か・・秋に食べたマツタケに似ておるのう・・ん?この先から出ておる物はわらわの・・その・・アソコから出る物と同じなのかえ?」
頭に浮かんだ率直な感想と疑問を投げかけるが、今度はファンゴが羞恥に苛まれて答えられなくなってしまった。
立場は逆転していた。

先っぽのヌルヌルを指に纏わりつかせると、その指で幹を擦ってみる。
「ああっ・・」
いつものファンゴからは考えられ無い情けない声を出すが、エリザベータからしてみれば
{わらわだけが知ってるファンゴの声じゃ}
と感じ愛しく思えた。
「どうじゃ、気持ち良いのか?」
返事の代わりに扱いてる幹がビクッと反応した。
「あうっ!」
しかし、ピンクの先っぽはまだ敏感なようで、指の刺激は強過ぎるようだった。

{そうじゃ!わらわも舐められたりしたら気持ち良かったからのう。ファンゴも・・}
エリザベータがペロリと舌なめずりして唇を濡らすと、舌を伸ばしてファンゴの先っぽに触れる。
「!おっおい、止めろ。汚いから」
必死にエリザベータの顔を引き離そうとする。
{ほほほ・・まるで昨日のわらわのようじゃのう}
「苦しゅうないぞよ。そなたもわらわの・・その・・あそこを舐めてくれたではないか」
「ば、バカ野郎。お前のは汚くないんだよ」
「何故じゃ?わらわのが汚くなくて、そなたのが汚いわけが無かろう」
「お、お前のは・・その・・・・あの・・ピンク色で綺麗で、キラキラしてて・・いい匂いがして・・甘くて・・・・と、とにかくお前のはオレとは違って汚くないんだよ!」
535名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:42:34 ID:Ucj2qOfz
思わず顔を背けてしまうファンゴ。
エリザベータもまた、ファンゴの言葉に一瞬にして顔が真っ赤になった。
{ファンゴ・・}
「く、苦しゅうない・・そなたのも・・汚くないぞよ」
エリザベータの舌で舐められたい誘惑に負けたように
「・・・・・・じゃ、じゃあ・・その・・」
声を絞り出すと
「うむ!苦しゅうないぞよ」
再び、先っぽに舌を這わせる。
「あっおっ・・ああっ・・」
ペロペロと舐めただけで激しく反応するファンゴが愛しく可愛らしく感じる。
上目遣いにファンゴの様子を窺うとうっとりとした表情を浮かべ、もっとして欲しいように自分の頭に手をかけて押さえつけるのが嬉しく感じた。
{良いのか?気持ち良いのか?そう言えば、口ですっぽりとされたら気持ち良かったのう。おかげで今日もおもらしさせられたからのう}
自分にされた事を思い出し、何度も舐めまわし、唾液でぬらぬらになってる先をちゅっ吸い付き、大きく口を開くとすっぽりと全体を咥え込んだ。

口の中でアメ玉を転がすように舌で舐めまわすと
「あっ・・お、おいっ・・」
ファンゴがエリザベータの顔を離そうとするが、彼女も離すまいとファンゴのお尻に手を掛け、押し付ける。
「だ、ダメだ!離せ!」
しかしエリザベータは聞こえないように舌を動かし続け、唇の隙間から白く細かく泡立った唾と、くちゅ、ぐじゅと言う湿った音が漏れている。
「お、おいっ・・もうっ!」
舌で弄んでた先っぽが一瞬暴れたと思ったら、・・・・
びっ・・びゅくっ・・
「!」
何かでエリザベータの口がいっぱいになった。
びくんびくんと細かく暴れ続けるファンゴの・・その先から止め処なく溢れて来て、ついに口に入りきらなくなり口を離してしまった。

「あううっ」
口を離す時の唇の刺激はファンゴに追い討ちをかけ、だめ押しの一撃を出す事になってしまう。
びゅくっ・・
{!}
液状ヨーグルトのような粘液がエリザベータの整った顔に容赦無く降り注ぐ。
瞼に落ちたのが垂れて右目が開けられなくなった。
さらに頬や鼻の脇にこぼれ、エリザベータは初めての男子の匂いに意識がボーっとしてしまった。
・・・・・
536名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:43:33 ID:Ucj2qOfz
「お、おい。大丈夫か?」
出し切って一息ついたファンゴが顔中を白濁した汁で汚され放心状態みたいになってるエリザベータを心配して声をかける。
その声に反応し、左目だけ開けた彼女がファンゴを見る。
口は閉じられており、ファインが行儀悪くジュースをこぼしているように、エリザベータの唇の隙間から彼女の唾液と混ざった白い汁が漏れ出している。
「おい、これに吐き出せ!」
急いでズボンのポケットからハンカチを取り出すと、吐き出すように言うが彼女は2,3度首を振ると・・
「ごくっ」
喉を鳴らして飲み込んでしまった。

「ふぅー。何か変な匂いと味じゃのう」
「・・・・・・」
「でも、そなたの体から出たものじゃから・・嫌いじゃないぞよ」
「・・・・・・」
「ん?どうした?昨日、そなたが同じ事を言っておったではないか」
「あ、ああ。でも・・」
「良いではないか。そなたがそう感じたようにわらわもそう思うだけじゃ」
それだけ言うとエリザベータが立ち上がる。
が、まだ熱気に当てられたみたいにフラフラしている。

ファンゴが彼女を支えるように助けると、自分の服のポケットからティッシュを出し顔を拭こうとした。
だいぶ落ち着いたみたいだったが、丁度あった使われてないロッカーが開いており、その扉の裏側に付いてる鏡に映った自分の顔を見て
「これが・・わらわかえ?」
美しく整った顔立ちに産まれ、セレブ星のプリンセスとして育った彼女は今まで顔を汚す事など無かったのであろう。
荒々しく下品に汚された自分の顔を見て、何だか体の底からゾクゾクとし、同時にこれまで知らなかった自分を見た気がしたのだった。
しばらく見とれていたが、鏡に後ろで心配そうに見つめているファンゴを見て我に返ったのか、急いで顔を拭くが、匂いは消えない。
「ちょっと待ってろ」
ファンゴがハンカチを濡らして来た。
「これで・・」
「う、うむ!大義であるぞよ」
ハンカチを受け取って拭こうとしたが、ファンゴはハンカチを渡さず自分でエリザベータの顔を拭いてやった。
目を閉じて、じっとファンゴに任せるエリザベータ。
{何だか・・暖かいのう}

顔を拭き終わると2人は静かに唇を合わせた。
そのままさっきの場所に座ると口を離す。
「のう、ファンゴ」
「ん?」
「今日は・・来るのが遅かったのう。・・い、いや、わらわは待ってた訳じゃ無く、本当にわらわが来て直ぐにそなたが来たのじゃが・・」
必死に繕うエリザベータが可愛らしく思えた。
しかし、何故そうなったか告げるかどうか考えると気分が沈んだ。
「い、いや、話したくないのなら・・その・・別に良いのじゃぞ・・」
537名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:44:34 ID:Ucj2qOfz
「今日・・」
「?」
「弟が来てな」
「何と、そなたの弟かえ?」
「ああ。弟がオレに一緒に星に帰れと言って来た」
「なぬ。そ、そなた・・」
ファンゴが故郷に帰ってしまうのを心配したが、それを察したように
「いや、オレは帰らない」
「・・・・・」
「オレと違って弟は国民にも大臣達にも好かれているからな。王位を継ぐのはあいつの方が相応しいからな」

「そ、それでそなたは夏休みも故郷に帰らず、ふたご姫達とふしぎ星に行ったのかえ?」
「まあな。お前はどうなんだ?」
「・・・・・その・・名前で呼んで構わんぞよ」
急にエリザベータから名前で呼ぶように言われ、照れてしまった。
「な、何を・・人前で呼べるかよ」
「じゃ、じゃったら、そなたとわらわの2人きりの時だけでも、そう呼んでくれぬか」
「・・・・・」
「・・・・・」
「わ、分かったよ。・・え、えり・・」
{うむうむ!}
期待に胸を膨らますエリザベータだったが
「だぁー。やっぱりダメだ!」
すっかり照れたファンゴが横を向いてしまった。

「そ、そんなに・・嫌かえ?」
今にも泣き出しそうなエリザベータ。
その姿を見て
「わ、分かったよ。行くぞ!」
「う、うむ!」
「え、え、えり・・エリザベータ・・・・」
ぱぁっ!と彼女の顔が明るくなった。
「も、もう一度じゃ」
「エリザベータ」
「うむ!何じゃファンゴ」
そう言いながらファンゴを抱き寄せた。
538名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:46:13 ID:Ucj2qOfz
「いたいいたい」
「おおっ、す、すまぬ」
ファンゴを解放するとファンゴが
「2人の時だけだからな」
「うむ!よきにはからうのじゃ」
満足そうに頷いた。
「ところで・・」
「ふむ」
「おま・・いや、エリザベータはどうしてクニに帰らなかったんだ?」

「・・・・・」
「いや、言いたくなければいい」
「・・・・・わらわはふたご姫に興味を持ったから・・」
「ウソをつくなよ」
「わ、わらわは・・」
エリザベータの目から大粒の涙が溢れている。
「わらわもファンゴと似たようなものじゃ・・」
「・・・・・」
「シャシャとカーラはセレブ星に帰れば親の元に帰ってしまう。そうなればわらわは1人きりじゃ」

「両親は居るんだろう?」
エリザベータが小さく頷き、続けた。
「ちち様もはは様も仕事が忙しくてのう。夜は仕事の相手とパーティ・・わらわには構ってくれぬ・・・・・・ちち様もはは様もわらわより仕事の方が大切なのじゃ」
「・・・・そんな事はないだろう、現に・・」
「確かにお金はくれるし、わらわが使いたいだけ使わせてくれる・・・・じゃが、そんなものより・・・・」
「・・・・」
「ふたご姫達のちち様とはは様は優しかったのう・・ファンゴやわらわにまで優しくしてくれた、家族のように振舞ってくれた・・ふたご姫との思い出の品を台無しにしてしまったわらわにまで・・」
「あれは仕方なかっただろ・・・・でもそうだったな。ファインとレインの両親は優しかったし、お城全体が暖かい感じだった」

「そうじゃ、質素で狭くても、暖かい場所じゃった。心と体がポカポカしたのじゃ。わらわもお金じゃ無く、あんな暖かさが欲しいのじゃ」
それだけ言うとファンゴがエリザベータを抱き寄せ、エリザベータはファンゴの胸に顔を押し付け泣いた。
「オレ達似たもの同士なんだな」
「うむ・・」
少し落ち着いたエリザベータが答える。
「でも、おま・・エリザベータはオレとは違って帰る所があるじゃないか」
「じゃ、じゃったら、ファンゴもロイヤルワンダー学園を卒業したら・・その・・わらわと一緒にセレブ星に来ぬか?」
彼女の思わぬ提案に
「そうだな。それもいいかもな。だが、オレはあまり派手な生活も派手な成金趣味も好きじゃ無い・・」
539名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:47:06 ID:Ucj2qOfz
「そ、それなら、大丈夫じゃ」
「?」
「じゃから最近は・・そのぉ・・ファンゴが好きな「質素」をモットーにしておるぞよ。今日だって・・」
「今日・・あの純金の茶室がかぁ?」
本気で呆れているファンゴに
「そうじゃ、何せわらわの部屋の1/20しか・・」
「いや、そう言う話じゃ無くてだな」
「ち、違うのか?ティーカップも指に乗るような質素な・・」
「あのな。小さければ「質素」って訳じゃないんだよ」
「そ、そうなのか!じゃあ今度はファンゴが本当の「質素」とやらを教えてたもれ」

「・・オレは「質素」が好きな訳じゃ無いんだけどな・・・・エリザベータがそれでいいなら、オレなりの「質素」を教えてやるよ」
「そ、そうか。これも約束じゃぞ」
「「これも」?」
「そ、そうじゃ・・その・・気持ちいい事とは別に「質素」についても教えてもらうのじゃ」
「バカ・・」
「バカではないぞよ。わらわは真剣に・・」
「分かったよ。・・ああ約束だ」

「しかし、本当に「質素」が良いのか?」
「うむ!ふたご姫達のお城や両親を見て、質素でも暖かい家庭がわらわは欲しいのじゃ」
「だから別に、おひさまの国の城は質素じゃ無いんだってば」
「そ、そうじゃったのう。まあ、とりあえずは、明日からじゃの。明日は、その・・もっと・・」
「そうだな・・明日は・・エリザベータの全てをオレにくれるか?」
「ん?どう言うことじゃ?分からぬが良いぞよ、ファンゴの欲しいものなら・・」
「分からないけど良いのかよ?」
「うむ!よきにはからえ・・・・・・へくしゅ!」
随分暖かいとは言え、まだ冬。
裸でいるには寒かった。
ファンゴがエリザベータの服を取ると、彼女は
「んー」
と着せてくれるように両手を広げる。

「質素なら服くらい・・」
「ん?どうしたのじゃ?」
「何でもねーよ」
服を着せるファンゴだった。
540名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:48:19 ID:Ucj2qOfz
おしまい。
541名無しさん@ピンキー :2007/02/06(火) 04:38:40 ID:Fy2TZN6e
>>540
サイコーでした〜!
GJ!

いやもう終始萌えながら読ませてもらいましたw
本編とIF的な流れなのも良いですね。
オチもウケましたw

もしよければ次の「約束」も…
542名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 10:08:04 ID:5snrzlS5
GJ! 2人のやりとりが雰囲気が出ててイイ!
543名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 11:45:27 ID:PKa1eYqs
いつかの続きがキター!
β様健気だよβ様。
やっぱファンゴうらやましいわ。
544名無しさん@ピンキー :2007/02/06(火) 18:11:10 ID:Fy2TZN6e
名前呼びいいなぁ・・・アニメでもやってくれんだろうか。
545名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 03:55:47 ID:5Mj5cHEr
ネ申じゃ。
早く続きが読みたいの〜
546名無しさん@ピンキー :2007/02/07(水) 20:54:04 ID:LYX4StmJ
ところで↑作品のβ様の台詞、アニメの声に脳内変換して読んでるけど、
あの間延びした喋り方だから長い台詞は結構時間がかかるなw
ファンゴは調子を合わせるのがちょっと大変そうだw
547名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:15:46 ID:GmNeeYjS
バレンタイン話でいいネタが補給できるとイイナ。
548名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 01:15:41 ID:7N2tBIAx
うは!いっぱい感想来てる
先週のうるうるβ様は反則だったなぁ
クリスマスの神作画の回見て一本だけと思って最初の書いたけど、思わず二本目書いてしまった
ファンゴは憎いが、今日はβ様の願いがかなうといいね
みんな読んでくれてありがと
549名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 13:11:36 ID:QAC5h4Y8
今週のβ様の可愛さは異常。そしてβ様のずっと俺のターン!な次回にも期待。
550名無しさん@ピンキー :2007/02/10(土) 15:18:27 ID:wZhF3qgy
>>548
ほんと乙でした!

アニメの方もここまで進展するとは・・・
551名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 23:52:51 ID:kiz+TP+C
倒れた時のβさま、あれはどうみても軽くイッてるような……
原作と二次の距離が近く感じてしまう最近
552名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 03:37:35 ID:voj5deVC
原作のふたごの恋愛描写がグダグダだったぶんβ様とファンゴの恋愛描写が素晴らしく思える。

今回ビビンとエドちんもフラグ立つかと思いきやwww
553名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 18:08:56 ID:YvXztwds
エリザベータのつづきマダー
554名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 23:23:34 ID:alu2D7TK
>>553
今から書くから3時間位待ってて
でもいいのかなβ様の話ばっかりで

他の話書きたかった人いたらすまんね
555名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 23:46:21 ID:t612HQDA
>>554
別に書く気さえ起こらんから勝手にやれば
556名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:05:48 ID:NYyUSMbD
んじゃ行くね
・長いよ
・エロ薄いよ
557エリザベータ&ファンゴ:2007/02/15(木) 02:08:21 ID:NYyUSMbD
校庭に出た2人。
冬にしては暖かい風がエリザベータの髪を靡かせる。
濡れたハンカチで顔を拭ってもらったものの、風が顔を撫でた時、先程顔にかけられた精液の匂いが鼻をくすぐった。
{あっファンゴの・・匂いじゃ・・}
さっきまで行われていた行為を思い出し、体が熱くなり、頬もほんのり染まる。

「ん?今日は皆、遅くまで残っておるのう」
気恥ずかしさを誤魔化すように校庭を見渡したエリザベータが様子を語る。
「そうだな」
ファンゴもさっきとは打って変わって、いつもの醒めた様子で返事をする。
そこへファインとレインが通りかかった。
「あっエリザベータ」
ファインが2人を見つけ声をかけると
「ファンゴぉ。ファンゴまでどうしたの?こんな時間まで残ってるなんて・・」
レインも声をかけて来た。
「ま、まあな。オレは寮に帰っても暇だからな」
ぶっきらぼうに答えると
「ふぅん」
といつもと変わらぬ返事が返ってきた。

「ところでぇ、何故皆は残っておるのじゃ?女子ばっかり残っておるみたいじゃが」
エリザベータが疑問を投げかけると
「えっ!」
ファインとレインが顔を見合わせ、エリザベータの方に向き直し
「何って、明日はバレンタインじゃないの」
「バレンタイン?」
首をかしげるエリザベータ。
ファンゴは興味無さそうに黙ってその場を去ろうとした。
「ファ、ファンゴ、また明日・・」
エリザベータが名残惜しそうに声をかけるとファンゴも
「ああ」
それだけ言うと去っていく。
「ファンゴぉまた明日ね」
「バイバーイ、ファンゴ」
2人も見送るとエリザベータが
「そ、それで、バレンタインとはなんぞよ?」
尋ねる。

「ホントに知らないんだぁ」
ファインが半ば感心したように言うと
「バレンタインというのは、気になる人、好きな人にチョコレートを贈って、その人の気持ちを確かめる日なの」
レインが得意分野らしく丁寧に説明した。
「ああー。明日はぁ・・ブライト様にぃ・・うふふ・・ああーブライト様ぁ」
来るべき明日の、都合の良い妄想をしてるのだろう。
赤らめた頬の両手を当てて、くねくねと身悶えている。
558名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:10:16 ID:NYyUSMbD
{気になる人の気持ちを確かめる・・}
レインの言葉を思い出し、
{だ、だったらわらわも、ファンゴの気持ちを・・}
「ねえ、エリザベータ。私達、これからチョコを作るんだけど、エリザベータも一緒にどう?」
レインが誘う。
「エリザベータだったら、お抱えのパティシエに作ってもらえるからいいんじゃない?ああっ一流パティシエのチョコ。美味しいんだろうなぁ」
ヨダレを垂らしそうなファインに
「何言ってるのよ、高級チョコよりも思いのこもった手作りチョコよ」
レインがこれだけは譲れないとばかりに反論した。

「何とチョコとは作るものなのかえ?」
チョコレートとは売ってる物や出される物しか知らないエリザベータには新鮮な驚きだった。
「えっ?」
「ま、まあ、そうなんだけど・・」
ファインとレインの2人も驚きを隠せなかった。
「じゃ、じゃあ・・わらわも・・・・その・・作ってみようかのう」
扇子の先の羽で口元を隠しながら小さい声で言うと
「ええーっ。なになに?エリザベータも気持ちを確かめたい人がいるの?」
「誰だれ?」
2人がにじり寄ってくる。
「な、ナイショじゃ!さ、いくぞよ」
「そうね」
深くは追求せず3人は調理室へと向った。

幸いにも先客はおらず、3人はチョコを作り始める。
しかし・・ファインとレインは殆ど料理は出来ないし、エリザベータに至っては、器具を見るもの初めてだったりする。
途方に暮れる3人だったが、とりあえず開始。
だが・・・・・・・・・・
どっかーん!
3人と同じく明日の為にチョコを作ろうと調理室に来たアルテッサの豊な髪が大きくたなびいた。
「な、何ですの?」
慌てて駆け寄る。

「げほげほげほ・・」
「何が起こったのじゃ?酷い目にあったのう」
「いやぁん」
煙が治まるとそこにはファイン、レインに混じってエリザベータの姿。
「貴方達3人なんて珍しい組み合わせですわねぇ。それにしてもどうなさいましたの?」
レインが顔を上げ
「あっアルテッサ」
「それがね、明日のチョコを作ってたら・・」
・・・・・
「なるほどねぇ。分かりましたわ、それでしたら、わたくしが教えてあげてもよろしくてよ」
思わぬ救いの手に
「本当?」
ファインとレインは喜んだのだった。
559名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:11:47 ID:NYyUSMbD
「よろしいですこと。まずは大きいお鍋にお湯を沸かします事よ」
「はーい」
「ふむふむ!」
3人もアルテッサに続いて鍋に水を入れ火にかけた。
「お湯が沸く間にチョコを溶けやすくする為に砕くのですわ」
まな板で実に手際良くチョコを刻むアルテッサ。
しかし、エリザベータは包丁すら持った事が無く、レインはビビり過ぎて殆ど刻めず、ファインにいたっては欲張りすぎて、沢山のチョコを一気に刻もうとして、まな板ごと切っていた。
「手伝ってさしあげますわ」
危なっかしい手つきで、恐る恐る包丁を操るエリザベータを見るに見かねて声をかけるが
「い、いや、それには及ばんぞよ!わらわの手で成し遂げてこそ意味があるのであろう?」
彼女の言葉に、普段はあまり話もせず、同じブルジョア系のプリンセスだけに少し距離を置いていたが、彼女も自分と同じく努力家なのだと知り、今までよりエリザベータの存在を身近に感じた。

かくしてチョコを刻み終わった頃、お湯も沸いた。
ボウルにチョコを入れ、ボウルをお湯につけた。
「よろしいですこと。これは湯煎と言って直接火をかけずに温める方法ですのよ」
当たり前の説明をしたつもりだっかが
「なるほど」
「そうだったんだぁ」
「やはり、さっきのは間違っておったと言う事じゃな」
と3人の反応に
{大丈夫かしら?}
心配が倍増するアルテッサだった。

程よく溶けてきた頃にゴムヘラでかき混ぜるアルテッサを3人もマネする。
「ゆっくりかき混ぜるのですわよ、そうしないと空気が入ってしまいますわ」
・・・・・・
「それで、馴染む感じで溶けたらお鍋からおろしてぇ、さらにヘラで馴染ませますわよ」
「は−い」
「うむ!」
3人も続く。
「この時、ミルクやリキュールを入れるとオリジナルの味になりますわ」
そう言われて、三人三様の「モノ」を入れる。
入れてはいけないモノを・・

それを知らないアルテッサは続け
「では、これを型に入れ、冷やせば出来上がりですわ」
3人も何とか型に入れ冷蔵庫に入れた。
待ってる間。
「そなたは、良く知っておるのう」
エリザベータがアルテッサに感心したように言った。
「アルテッサはね、頑張りやさんなんだよ」
「そうよ、ダンスもデコール作りもお菓子作りも、何でも努力して一番を目指すのよ・・」
「当然ですわ。でなきゃ、ベストプリンセスにはなれなかったですわ」
「・・ふむ」
感心するエリザベータだったが
「でも、なかなかベストプリンセスにはなれなかったけどねぇ」
「うるさいですわね!」
ファインとアルテッサのやり取りを聞き入っていた。
560名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:13:31 ID:NYyUSMbD
{この者達は同じふしぎ星の出身じゃから話も合うみたいじゃなぁ・・セレブ星からここに来ておるのは、わらわとシャシャとカーラだけ・・}
{じゃが、わらわとあの者達とはこんな友達同士も話なぞ出来ぬ・・}
{ふたご姫はわらわを友達のように話し掛けてくるが・・でも・・何か違う気もするのう・・ファンゴとは、違う・・}
そんな事を考えていると
「もうそろそろよろしいのではなくて?」
アルテッサが立ち上がって冷蔵庫を開けた。

型から取り出し、残しておいた溶かしたチョコに多目のミルクを混ぜた白めのチョコでパイピングとデコレーションを施す。
「出来たぁ!」
見事な出来栄えのチョコを前にして大喜びのファインとレインだったが
「ファイン様、レイン様、それはアルテッサ様のチョコでぷも、お2人のチョコはあちらでぷも」
「あうーっ・・」
やはり2人のチョコは酷いものだった。
「・・・・・・」
{む、むぅぅっ!}
その2人より輪をかけて酷いエリザベータのチョコ。

「じゃあ、あとは箱に詰めて綺麗にラッピングして出来上がりですわ」
アルテッサが綺麗にラッピングした箱を2つ作ると
「では、後は片づけを・・」
片づけようとした時
「ええーいダメじゃぁ!」
エリザベータが自分のチョコを見ながら叫ぶ
「これはあまりにも不味そうじゃ」
彼女は意外と完璧主義者なのか、全然納得していないようだった。
アルテッサの方を見て
「やり方は分かったぞよ、片づけはわらわはするから、そなたは帰ってもよいぞよ」
それだけ言うと再び、お湯を沸かし始めた。

「エリザベータも努力を惜しみませんわねぇ」
アルテッサが呟くと
「ホントねぇ」
レインが同調するが
「貴方方も彼女を見習ったらいかがですの?」
呆れながら言うと
「はーい・・」
レインもお湯を沸かし始めるとファインも続き
「じゃあ、アルテッサ、後は私達だけでやるから」
あまり引き止めるのも悪いと思ったのか、アルテッサに先に帰るようすすめる。
「ホントに大丈夫ですのぉ?」
「だーいじょうぶ!大丈夫!」
能天気な2人に
{その自信の根拠はどこから来るのかしら?}
考えながらも
「それじゃ、わたしはこれで失礼いたしますわ。ごきげんよう」
調理室を出ようとすると
「うむ!大義であったぞよ」
エリザベータが見送った。
561名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:15:04 ID:NYyUSMbD
・・・・・・・・
「な、何じゃぁーこれは!」
出来上がったチョコを食べてみた感想だった。
「み、み、見た目も酷いが、味はさらに酷いぞよ・・」
何度目の失敗だろうか、ファインとレインは疲れ果てて眠ってしまっている。
「やり直しじゃ!」
1人で作り直す。
湯煎が終わった時
「そうじゃ!冷やす前に味見をすれば、失敗してもすぐやり直しが利くのう」
そう思ってスプーンですくって味見をしてみる
「ぶぇぇぇー」
{ソースの味のするチョコなど初めて食べたぞよ}

「えーい、止めじゃ、止めじゃぁ。何故わらわがこんなに苦労をせねばならぬのじゃ!」
同じような失敗を繰り返す自分に苛立ったのか、スプーンを床に叩きつけた。
「チョコならパティシエに頼めば作ってもらえるし、豪華なチョコでも買って・・買って・・」
{そう言えば、ファンゴは「質素」が良いと言っておったのう。・・・・・・ファンゴ}
夕方、2人きりの部屋でのキスをした後の少し照れたようなファンゴの顔が頭を過った。
{ファンゴ・・わらわは・・・・・・}

「もう1回だけやり直しじゃ・・」

・・・・・・
「やっぱり、上手くはいかなんだかえ・・」
だが、味だけはチョコらしい味にはなった。
すっかり夜も更け、睡魔が襲ってきて、もうこれ以上は出来そうになかった。
片づけを済ますと、部屋に戻りベッドに崩れ落ちた。
「・・・・」
「・・・・」
エリザベータの寝息が聞こえた頃、シャシャとカーラが起き上がりエリザベータに近づく。
やはり、布団は被っておらず、2人は布団を被せた。
その時、2人の目にはバンソウコウだらけのエリザベータの手が・・そして、お世辞にも綺麗とは言えないラッピング、左右のバランスがメチャクチャなリボンがかけられている箱が・・・・
{エリザベータ様}
{一体、誰に・・}
ともかく、2人もベッドに戻り眠ったのだった。

「あ、あの・・これ、もらってください」
今日は朝からバレンタインチョコの甘い香りがロイヤルワンダー学園を支配していた。
相思相愛のカップルのやり取り、片思いのやり取り、悲喜こもごものバレンタイン模様だった。
放課後、エリザベータは昨日ファンゴと約束した、いつもの殆ど使われてない部屋に向う。
{はぁ・・チョコは失敗作しか出来なかったしのう。どうしたもんかのう?}
不安ばっかりが頭の中をグルグルかけめぐる。
{そう言えば・・昨日ファンゴがわらわの全てを貰う。と言っておったが、わらわの何が欲しいのかのう。ファンゴにやれるものなら何でもやるが・・}
{も、もしや、ファンゴが言ってたのはチョコの事かえ?じゃとしたら・・}
562名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:16:28 ID:NYyUSMbD
ますます落ち込んでいると、ドアが開きファンゴが入って来た。
エリザベータを見るなり
「どうしたんだ?元気が無いみたいだが」
心配そうに隣りに来た。
「う、うむ・・ところで、ファンゴ、そなたが申しておった、わらわの全てとは何のことじゃ?チョコなら・・」
「チョコ?何だそれは・・」
それだけ言うと、エリザベータと口を合わせた。
「んっ・・」
エリザベータも目を閉じると不安をかき消すように腕をファンゴに回した。

ゆっくりと服を脱がせ一糸纏わぬ姿にさせると
「いいのかエリザベータ?お前の全てを・・オレにくれるか?」
何かはわからないが、とりあえずチョコではないみたいなので
「うむ。よいぞよ。ファンゴが欲しいものなら何でも・・」
言い終わる前にファンゴの手が胸を弄り始めた。
「・・っ・・あっ」
指だけで無くザラついた舌が膨らみかけの胸に伸びた時、思わず吐息とも声ともとれぬ声を漏らした。

「あっああっ・・」
{なぜじゃ?どうしてこんな声が出てしまうのじゃ?暖かくて、気持ち良くて、でも切なくて・・}
「!」
しかし、ファンゴの舌がお腹を越えてさらに下に滑ろうととた時、エリザベータがハッと我に返ってしまった。
「だ、ダメじゃ・・そこはダメなのじゃ」
ファンゴが顔を上げ
「どうしてだ?」
不満そうに尋ねる。
「そ、その・・実は・・・・昨夜はいろいろあって・・その風呂に入っておらぬのじゃ・・だ、だから・・・・」
「だから?」
「いつも、ファンゴは汚くないと言ってくれるが、今日は本当に・・き、汚いのじゃ」

両手で顔を覆って喋るのがいっぱいだった。
「・・・・バカ」
それだけ言うとファンゴはエリザベータの大切な所に舌を這わせた。
「だ、ダメじゃというのに・・ううっ・・・・」
ピンクの粘膜に舌を這わせると確かに昨日より匂いも味も濃い。
だが、ファンゴには不快では無く、むしろ、セレブ・お嬢様であるエリザベータの容姿や服についてるコロンの甘い匂いとのギャップに激しく興奮したのだった。
「ひゃっ!」
粘膜の上にある突起に舌を這わすとエリザベータの体がピクンとはねる。
舌に力を入れると、突起はクリクリと舌の圧力から逃げ回るように動き、それにあわせてエリザベータの息が荒くなり、体はほんのりとピンクに染まる。

「ふぁ、ファンゴぉ・・ああっ、ああっ・・」
太股できゅっとファンゴの顔を押さえつけてさらに快感をえるように敏感な部分を押し付ける。
「あっ・・ああーっ」
エリザベータが外まで聞こえるのではないかと言うくらいの、一際大きな声を上げ、ガクガクと数回、大きく体を痙攣させる。
それに合わせてファンゴを顔を離すと、やはり
ぷ、ぷぴゅっ・・
一昨日や昨日程ではないが、恥ずかしい放出がなされた。
563名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:18:04 ID:NYyUSMbD
「ああー。これは・・気持ちいいと言う事なんじゃろうなぁ。・・気持ち良かったぞよ・・」
なんとか息を整えたエリザベータがうっとりとした顔でファンゴを見ながら言い、目をとろんとさせた。
「そうじゃ!」
エリザベータが半身を起こすとファンゴに上半身を近づけ、既に最大限にまで膨張しているファンゴの下着から中身を解放する。
ぶるんっ!と勢い良く飛び出した物をエリザベータは指で数回扱くと、ペロリと唇ろ濡らすと大きく口を開いて飲み込むように収めていった。

「エ、エリザベータ・・」
今度はファンゴが情けない声を漏らし、時折エリザベータが上目遣いに
{どうじゃ、こうかえ?こうすれば気持ちいいのかえ?}
と言う感じで様子を窺う。
ファンゴに気持ちいい事をしてもらうのは大好きではある。
今までの彼女なら人にしてもらうだけで、自分から人にしてやる事は無かったし、それが当たり前だった。
だが、人にしてやる。ファンゴにしてあげ、ファンゴが喜ぶ姿、喜ぶ声を聞くのが堪らなく心地良かった。
それだけについ、いろいろと試してみたくなるのだった。
大きく膨らんだ先を舌でなぞったり、さらにその先を舌先でチロチロとしてみたり、舌の裏側でヌルヌルとしてみたり・・
ファンゴの切なげな声を聞くたびに、エリザベータも体の奥からじんわりと熱っぽくなるのだった。

じゅぼじゅぼと湿った音がし、唇の隙間から泡立った唾が漏れ出した頃、同じ様な白く濁った液が白い太股を伝った。
「ま、待て!」
ファンゴが慌ててエリザベータの顔を引き離す。
「ど、どうしてじゃ?気持ち良くないのかえ?」
心配そうにファンゴを見つめる。
「そ、そうじゃねぇ・・」
「じゃったら何故?」
「気持ち良過ぎるんだよ」
そう言うとファンゴは顔を背けてしまった。
エリザベータも顔が真っ赤になり、同時に
{良かったぁ。と思い、う、うむ苦しゅうないぞよ}
と言おうとしたが言葉にならなかった。

「では続きを」
再開しようとしたら
「いや、これ以上されると・・その・・出ちまう。今日はエリザベータが欲しいんだ」
「ほえ?」
相変らず意味が判らない。
しかし、ここはファンゴに任せようと思い。
「うむ、よきにはからうがよいぞよ」
そう言うとコロンと横になった。
ファンゴがエリザベータの太股に手をかけ、ゆっくりと拡げると、初々しいピンクの粘膜がぱっくりと開いた。

指を当て、拡げると複雑に入り組んだ粘膜の奥に、これから散らす彼女の純潔とも言える小さな口が呼吸に合わせてぱくぱくしている。
もう一度顔を寄せ、舐めると先程とは少し違って、粘っこい、少し生臭い汁が溢れ出している。
ファンゴももう我慢の限界だった。
一刻も早くエリザベータの全てが欲しかった。
顔を離し
「行くぞ、エリザベータ」
彼女の体を這い上がる。
「ほえ?」
「少し痛いだろけど、我慢してくれ」
それだけ言うと、カチカチにいきり立ったものの、少し弾力のある先を、さっき確認したエリザベータの入り組んだ粘膜に囲まれた小さな口にあてがった。
564名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:20:29 ID:NYyUSMbD
ぐっ!
ファンゴが体重をかけると
「いたたた。痛いぞよ!」
エリザベータが悲鳴に近い声を上げた。
「悪い。でも、もうちょっと我慢してくれ」
最早、止まらないファンゴが申し訳無さそうに言うと
「う、うむ・・」
それだけ言うと歯を食いしばって耐えた。
その様子がいじらしく、再び腰に体重をかけた。
にゅっ・・にゅるっ・・にゅるるっ・・・・
「いっ・・・・・」
しかしエリザベータもそれ以上は口にせず、今度は唇を噛んで痛みを紛わそうとした。
「んっ・・んんっ・・」
あまりの痛がりように、一瞬躊躇したファンゴだったが、脚を腰に絡め、腕を回して来ると涙で滲んだ目でファンゴを見つめる。
{よいぞよ}
言葉にならなくとも、目がそう語っているのが分かる。

ファンゴもエリザベータにキスをすると、彼女がなるべく痛くないようにと、ゆっくりとしかし確実に彼女の中に入って行った。
ファンゴが口を離した時、根元まで完全に埋め込まれた。
「はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・」
エリザベータは痛みにあまり目を開けられず、大きく口を開けて激しい呼吸をするだけだった。
「だ、大丈夫か?」
ファンゴの呼びかけに、ようやく目を開いたエリザベータが
「少し・・痛いが・・・・、だ、大丈夫ぞよ・・くっ!」
決して「少し痛い」程度ではないのはファンゴにも分かる。
痛さの余り体が強張り、ブルブルと震えてるのだから・・

「エリザベータ・・」
「ファンゴ・・」
改めてキスをすると。彼女の痛みが若干和らいだのか、少し余裕が出来たようだった。
「すまん、もう少しだけ我慢してくれ」
「う、うむ」
ゆっくりと腰を律動させると、中が擦れて焼け付くように熱く、心臓の鼓動に合わせてズキンズキンとした痛みが頭のてっぺんまで突き抜けるようだった。
しかし、腰を動かす度に
「あっ・・おっ・・おうっ・・・・」
蕩けるような声を漏らすファンゴを見ると
{ファンゴ・・そんなにわらわの中が気持ちいいのかえ}
思わず嬉しくなり痛みも和らぐのだった。

しかし、現実問題として痛いのには違いなく、一端麻痺していた感覚も戻って来て、痛さで辛くなって来た頃
「え、エリザベータ・・・・」
ファンゴが呻き、体を痙攣させると
ぶっぶぴゅっ!
何かが体の中に注ぎ込まれるのが分かった。
「あっああーっ」
快感を搾り出すようにファンゴが声を出すと、エリザベータもつられるように声を上げてしまった。
・・・・・・
全てを出し切ったファンゴがエリザベータの上に崩れ落ちる。
565名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:22:00 ID:NYyUSMbD
しばらく動かなかった2人。
結合部からじくじくと2人の愛が激しく絡み合った液が漏れ出してきた頃、ファンゴが体をずらして、エリザベータの横に転がる。
「エリザベータ・・」
呼びかけに反応すると、ゆっくりと目を閉じてファンゴの口を呼び込んだ。
ファンゴもそれに答え、口を合わせる
・・・・・・
長いキスが終わって顔を離すとエリザベータの目からは涙・・

「す、すまん。痛かったか、やっぱり」
「うむ。痛かったぞよ。じゃが、痛くて泣いておるのではないのじゃ・・」
「・・・・」
「何でじゃろのう・・痛いのに・・暖かくて、ポカポカして・・フワフワして・・何だか今、嬉しいのじゃ」
「・・・・」
「そう言えば・・ファンゴが欲しいと言っておった「わらわの全て」とはこの事じゃったのか?」
この問いには、さすがにファンゴも苦笑いを浮かべてしまった。
「何だ。本当に知らなかったのかよ。そうだよ、これがオレの欲しかったエリザベータの・・「全て」だ」

「そうか。しかし、かなり痛かったのう。これではいくらファンゴが欲しいと言っても、そんなには上げられぬぞよ」
痛さを思い出し、体を縮こませるエリザベータに
「いや、痛いのは始めの何回かで、後は・・」
言いかけた所で
「ふぉふぉふぉ、心配するでない。ファンゴが欲しいのならいつでも良いぞよ。少々の痛みなぞ・・」
「いや、ホントにだな」
「まあ、良いではないか。苦しゅうないぞよ。何時でもファンゴが欲しい時にわらわは「全て」をファンゴにやるからのう」

「ホントに何時でも良いのか?」
「うむ!」
「じゃあ、今からでもか?」
「な、なぬ! い、今からと申すか・・そ、それはちょっと・・・・」
まだ痛みがあるのだろう、とっさに拒否してしまった。
「冗談だよ。でも2回目からはそんなに痛くねぇみたいだし・・」
「そうか・・なら安心じゃのう・・へくしゅ!」
またもやクシャミが出てしまった。
「やはり裸は寒いのう」
「そうだな、ホラよ服着せてやるから」
「うむ、大義である。んー」
両手を広げて催促した。
566名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:23:50 ID:NYyUSMbD
2人が服を着て校庭に出た。
まだバレンタインは花盛り。
あちこちでチョコのやり取りが行われている。
{そ、そうじゃった。チョコレート。し、しかし・・}
一生懸命作ったチョコレートの箱をGyu!と握った時
「ああーっ」
「エリザベータ様!」
ファインとレインが、そして少し離れた所でシャシャとカーラがファンゴの後をついて歩くエリザベータの姿を見つけた。

「ねぇねぇ、エリザベータの・・」
「うんうん」
ファインとレインが目をキラキラさせながら確かめ合うと
「エリザベータ様のチョコのお相手が・・」
「ファンゴだったなんて」
こちらは明らかに落胆の色を隠さず確認しあっていた。
こっそりと後をつける4人。

そんな追跡者がいる事など全く知らない2人は、ファンゴが好きな池のほとりに来た。
「ふぁ、ファンゴ・・」
「ん?」
「こ、これ、バレンタインのチョコをそなたに進ぜようぞ。ホレ」
「オレに?」
「う、うむ!苦しゅうないぞよ」
箱を受け取り開ける
「こ、これ、お前が・・」
この言い方には少しカチンとした。
お前などと呼ばずエリザベータと呼んで欲しかった。
だが、あくまでそれはふたりきりの時だけ、今も2人だが、外だけに誰かが来るかも知れない。
{やっぱり仕方ないのかのう。それにしても失敗じゃったかのう?}
{わらわの「全て」をファンゴにやったと言うのに、その後で出来そこないのチョコとは・・}

「やっぱりお前が作ったんだよな」
いかにも不恰好なチョコを取り出してしみじみ言う。
それを食べる。
「うっ・・ひでぇ・・」
控え目に言ったがエリザベータが酷く落ち込んでいる。
「わ、分かっておる・・」
力なく返すが
「バカ。最後まで聞けよ」
「ほえ?」
ファンゴが残りのチョコを全部一気に食べた。
「ひでぇけど、お前の一生懸命さが伝わってくるチョコだった」
「ファンゴ・・」
「だから・・店で売ってるどんな高級なチョコより・・美味・・・・くはねえけど、美味くはねえけど・・その、暖かい気持ちになった。ありがとよ」
「ファ、ファンゴ・・」
急に体に力が入らなくなり、ヘナヘナとその場にへたり込んでしまった。
567名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:24:56 ID:NYyUSMbD
「エリザベータ様」
シャシャとカーラが駆け寄り、抱き起こす。
「ど、どうしたのじゃ、胸が苦しくなって、暖かくなって・・何がどうなっておるのじゃ?」
「それは恋よ。エリザベータ」
レインの声がし、2人が近づいてきた。
「何と。恋とな?・・これが・・恋」
{そうか、最近わらわがファンゴを見る度にドキドキするのは、ふたりでいると暖かい気持ちになるのは・・・・・・恋じゃったのか!}

ファンゴがその場を立ち去ろうとしたので、エリザベータも立ち上がって後を追おうとする。
シャシャとカーラ、ファインとレインがファンゴとエリザベータの恋について論戦してる間に4人とは少し距離が出来た。
4人が論戦し、自分達の声が届かない事を知ると
「次は・・もっと美味いのを食わせてくれよ」
{な、なぬ、次とな?}
「それと、チョコありがとう。嬉しかったぜ・・・・順番が逆になっちまったが、その・・エリザベータ、オレは・・その・・お前が好きだ」
「な、な、何と?」
「じゃあな」

{ファンゴがわらわの事を好き・・わらわも・・}
またヘナヘナとその場に倒れ込み、またもやシャシャとカーラが抱き寄せる。
「大丈夫ですかエリザベータ様」
「う、うむー。しかし、何だかさっきより、胸が苦しくて、ドキドキが止まらぬぞよ。でも・・暖かくて心地良いのう」
「ほらぁ、やっぱりエリザベータの気持ちは本物なのよ」
レインが言うがシャシャとカーラは複雑な気持ちで、2人の気持ちなど全く知らない、実に幸せそうなエリザベータを見つめるのだった。
568名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:26:36 ID:NYyUSMbD
一応、おしまい。

でも続きがあるけど、これはちょっと反則っぽいから注意して
569名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:28:12 ID:NYyUSMbD
「・・・・・・と言うのが、ちち様とはは様のなれ初めなのじゃ。ふぉふぉふぉ」
暖炉の前でゆり椅子に揺られながら、エリザベータが懐かしそうに、また少し恥ずかしそうに言う。
「ええー。じゃあ、ちち様がはは様をー?」
「うむ!何も知らないわらわを手篭めにしたのじゃな」
「ちち様ダイターン」
そんな話をするには少々早いだろう娘が母親をキラキラした目で見上げた。
「おい、子供に何言ってるんだ」
扉を開けてファンゴが入って来た。
「ん、それより、あの子はもう寝たかえ?」
「ああ。ってそうじゃなくて」
「まあ、良いではないか。今日はバレンタインじゃから、ファンゴとわらわのなれ初めをじゃなぁ・・」
「だからそうじゃなくてだな・・」
「この子も春からはロイヤルワンダー学園に通うのじゃし、明日は出発じゃからの。わらわ達が出会った、あの学園にのう」
「そ、それはそうだが・・」

「よいか、ロイヤルワンダー学園に行ったら友達を沢山作るのじゃぞ」
「はい、はは様」
「ちち様とはは様の友達でほしぎ星のファイン姫、レイン姫と言うのがおってのう」
「うん、知ってる。レイン様は時々TVで見るから」
「そうじゃ、あのレインじゃ。あのふたご姫達のちち様もはは様もロイヤルワンダー学園で知り合って結婚したのじゃ。のうちち様」
「ああ、そうだったな」
「ふーん」

「夏休みに、ちち様とはは様がふしぎ星のおひさまの国に行ってのう。そこで、とても良くしてもらったし、暖かい気持ちになれたのじゃ。それで、ちち様とわらわもここを暖かい、心地いい場所にしようと思ったのじゃ」
「へぇー」
「じゃから、そなたも勉強も大切じゃが、友達を作るのじゃぞ」
「はーい」
「よし、そろそろ寝ないと明日遅れるぞ」
「うん。それじゃおやすみなさい、ちち様、はは様」
570名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:29:42 ID:NYyUSMbD
次の日、ロイヤルワンダー学園行きの列車に乗り込んだ娘を送りに来たエリザベータとファンゴ。
「よいか、休みには友達を連れてくるのじゃぞ」
「はい」
「体に気をつけるんだぞ」
「うん、でもちち様の娘だから体は丈夫だもん」
ベルが鳴り、列車が動き出した。
空高く飛び立つ列車を見送りながら
「のうファンゴ」
「ん?」

「セレブ星はセレブじゃなくなり、名前だけになってしもうたが・・」
「・・・・」
「でも、わらわが育ったセレブ星よりはずっと、暖かくて心地良い・・」
「・・・・」
「セレブでいるより、友達が今でもいっぱい遊びに来て、家族が揃って食事をして、くつろいで、何よりもファンゴが居て・・・・これが本当のセレブなのかも知れぬのう」
「・・・・違うな」
「なぬ、違うとな?」
「ああ。これがオレの言ってた「質素」と言う事だ」

「何と、これが「質素」なのかえ。じゃとしたら「質素」とは実に良い物じゃのう」
「本当の「質素」とは意味が違うけどな・・」
「うむ!それでいいのじゃ・・これで・・」
「・・・・」
「ファンゴ、わらわが好きかえ?」
「な、何だよ急に」
「どうなんじゃ?わらわの事が好きかえ?あの時のまま、わらわが好きかえ?・・わらわはファンゴの事が好きじゃぞ。あの時の同じ気持ちじゃ。ファンゴはどうじゃ?」

「オレは・・違う」
「なぬ!」
「オレはあの時から時間が経って・・その時間がオレの気持ちをもっと大きくした」
「な、な」
「オレはあの時よりもずっと、エリザベータが大好きだ」
「な、な、な、今何と?」
「だからぁ、お前が大好きだ!」
「な、何じゃと?」
「だからぁ、お前が・・」
「うむうむ!」
「・・・・ってお前、ちゃんと聞こえてるんじゃねぇか!」
「よいではないかぁ。な、言ってたもれ!」
「・・・・お前なぁ・・・・分かったと。オレはあの時よりずっとエリザベータが大好きだ」
「!」
「ファンゴっ」
駅のホームである事を忘れてGyu!と抱きしめるエリザベータでした。
571名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:32:30 ID:NYyUSMbD
おしまい。

ではまた縁があれば、どこかで
572名無しさん@ピンキー :2007/02/15(木) 12:13:11 ID:5aHNA56O
>>571
ああもう・・・・感無量というか。萌え萌え〜といいましょうか。
続きを書いていただけただけでも嬉しいのに、良いエピローグ
まであって最高にGJでした! 

本当に乙でした〜。
毎日ってことは、やはり二人の子供は在学中に(r
573名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 12:56:39 ID:baz+wH/n
終わりなわけないよね!
まだ次のエピソードがあるよね!
574名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 21:34:33 ID:3o/DVnkP
>>571
後日談キター
今や牛の新キャラ組で一番熱いカップルになったなぁ。
良いよ。本当に良い!
575名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 09:05:47 ID:9Dr5v5BG
>>574
次回もまだ二人の話は続くようだし・・・最終回で寄り添う二人とか見れたら
最高なんだが。

ぬう、なんか神作品のせいでファンエリスレの様相を呈してるな。



私は一向に構わんッッ!  けどw
576名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 14:58:09 ID:BIAvx908
しかしすごいなぁ。
3時間待て宣言して2時間半でこれ書いたなんて。
レスいらないけど、他スレで書いてない?
こんな芸当出来る人ってそうはいないし、心当たりあるんでふとそう思った。
577名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 21:44:02 ID:9Dr5v5BG
>>576
チェック細かいなw
でも本当にすごいと思う。
578名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 13:29:39 ID:LelVRBMT
>>571
来ないけど本当にもう書かないのかな?
579名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 13:53:50 ID:y2Pv6zsh
ゆるゆると待とう
580名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 19:42:20 ID:+zRBn/Zx
ゆるゆるの淫乱レインの穴に突っ込んで待とう


という自動変換が脳内で発生。俺\(^o^)/オワタ
581名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 20:39:33 ID:zJrO6rgw
すごい感想の数だなぁ
やっぱり人の多いスレは違うね
読んでくれてありがとう

実は、>>576が言ったように他所で書いてるんだけど、書き方とか表現は変えてるので>>576の言ってるスレではないかもしれないけど
で、理由があってそこは暫く休んでたけど、そろそろ戻るのでこちらで書けるかどうか分からないし、β様の話はひとまず終わったから
だから、縁があれば本来のスレで会うかもしれないし、時間に余裕が出来たら何か書かせてもらうかもしれないけど、オレばっかり書くのも他の職人諸氏に悪いしね
と言う訳で読んでくれて、感想くれてありがとう
出来れば、TVの最終回までにもう1本くらいは書ければ良いな。とは思ってるのでその時はよろしく
582名無しさん@ピンキー :2007/02/22(木) 00:45:09 ID:+YceSM6V
>>581
乙です!
終盤までの新作、楽しみにしております〜。

もう一回β様の出番があるといいなぁ…画面端ぐらいにはいるだろうけど、
スポットがあたるのはちと難しそう。つーか他のメインキャラに悪いw
583名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 02:10:15 ID:tI0ZABMV
ここで聞いて良いのか知らないけど
アウラーが兄でソフィーが妹で合ってるよね?
んでアウラーは「ソフィー」と呼んで、ソフィーは「お兄様」で良いの?
それとも「アウラー」って呼んでる?
584名無しさん@ピンキー :2007/02/24(土) 08:26:00 ID:nsPUoURP
>>583
ふつうに本スレで聞いたほうが良いと思うよ。
牛から見始めたんで自分はちょっとわからないな。
585名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 11:25:03 ID:Q2fHvQmx
>>583
>んでアウラーは「ソフィー」と呼んで、ソフィーは「お兄様」で良いの?

こっちのであってる。
個人的には、ソフィーがお姉さんの方が良かった・・・。
586名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 01:23:53 ID:DC2HtCwM
ありがと
β様は大団円になったんで、ちくわ兄妹が出るやつでも書こうかと思ってたんで
587名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:36:13 ID:qK0hERt7
ちくわ兄妹が大好きなおいらが全裸で待機しております
588名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 09:17:33 ID:HtdFSKo1
ほす

ちくわの耳コキってきもちよさそうだよなと思う今日このごろ
589名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:01:35 ID:sSUxGSHt
えっと・・
行かせてもらうよ
・長いよ
・いろいろ注意。読んでて属性が合わない人はスルー推奨
・長くなり過ぎて書ききれなかったので続くよ
・β様のようなホンワカ話でないので注意
590名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:03:12 ID:sSUxGSHt
今を去ること1月ほど前。
時はバレンタインデー。
アウラーがアルテッサからチョコを貰って舞い踊ってる。
{んふふ。お兄様ったら・・それにしても少しはにかんだアルテッサ・・・・なんて可愛らしいのかしら・・}
見ているだけでヨダレが出そうになるのを堪え
「あ、アルテッサ」
と声をかける。
「ん、何ですの?」
振り向いたアルテッサが眩しい。
「あ、あの・・コレ、チョコレートです!」
昨日作ったチョコをアルテッサに差し出した。
「あ、ありがとう・・」
戸惑いながらも受け取った。
{きゃぁー!渡しちゃった渡しちゃったぁ}
ソフィーもアウラーに習ってクルクルと踊り出したのだった。

休み時間。
「ねえ、アルテッサ。私にはないの?チョコ?・・あっいえいえ、別に催促してる訳じゃないのよ」
ソフィーがニコニコしながらアルテッサにねだる。
アルテッサも汗を浮かべて
「わ、分かりましたわよ。わたくしもいただきましたから、後で作ってさしあげますわ」
少し照れた表情がソフィーを直撃したのだった。
{ああー。もう・・堪らない。アルテッサ・・}
放課後になって、調理室でチョコを作ると綺麗な箱に入れ、ラッピングを施してリボンをかける。
「はい。ソフィー。チョコレートですわ」
「うわぁ。アルテッサが私にチョコをくれるなんて!」
喜びの色を隠し切れないソフィーに、また汗をかくアルテッサ。
「あれだけ催促しておいて、そこまで喜ばれなくても・・」

「ううん。だって、アルテッサがくれたのですもの」
今にも抱きつきそうな勢いで喜ぶ姿を見て、アルテッサの背筋が少し寒くなる。
「い、いいですこと。これはソフィーがくれたから・・そ、その・・と、と、友達としてのチョコですわよ」
少し頬を赤らめるアルテッサだった。
{ああーん。かわいい}
思わず、頬擦りしながら
「うんうん分かってるわ」
ソフィーの言葉とは裏腹に、身の危険を感じてしまうアルテッサなのだった。
591名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:04:25 ID:sSUxGSHt
2人が校舎を出るとファインとレイン、少し離れた所にシャシャとカーラ。
その先にはファンゴの後を追うエリザベータの姿があった。
「あら、ファイン達、何してるのかしら?・・あれはエリザベータ?ねぇねぇアルテッサ。エリザベータも誰かにチョコをあげるのかしら?」
興味を示すソフィーに
「そうですわね。昨日、一生懸命作ってましたから、どなたかに差し上げるつもりでしょ」
事情を知ってるアルテッサはそれほど興味を示さなかった。
「あっ!ファンゴ。エリザベータはファンゴにチョコをあげるみたいよ」
ソフィーの言葉を聞き、そう方を見ると、エリザベータの先にはファンゴの姿が・・
「あら、本当。意外と言えば意外ですわねぇ」
それだけ言うと寮に向って歩き出した。
ソフィーも続き、その日は何事も無かったように過ぎた。

・・・・・・・
{ああー。アルテッサ・・なんて可愛いの}
バレンタインデーから数日後のある日の明け方。
寮で同室のアルテッサの寝顔を見ながら、ソフィーが心の中で呟いた。
布団がもぞもぞと動き、その中ではソフィーが自らの手で自分を慰めている。
パジャマの中に手を潜り込ませ、膨らみかけた胸を弄る。
もう片方の手は、下のほうに伸び、ギャザーを押し分けて下着の中に入り込んでいる。
ソフィーがオナニーを覚えたのはまだかざぐるまの国に居た頃だったが、具体的に誰かを想ってする事はなかった。
その行為はある日を境に1人でする事はなくなったのだが・・

ただ、ロイヤルワンダー学園に来てアルテッサと同室になってからは、その対象はアルテッサしかいなかった。
金色に輝くフワフワのクセ毛に顔を埋め、思いっきり深呼吸する。
一緒にお風呂に入った時に見た、まだ全く膨らんで無い胸。
その胸の周りの肌色と紛うばかりの薄いピンクのポッチ・・
ささやかながら、若草のように発毛してる自分とは違って、つるんとしており、1本の深い溝が刻まれてるだけのアソコ・・
アルテッサの身体を弄ぶ事を想像しては指を動かし続けた。
{「いやぁ。ソフィー止めてぇ・・」}
{「んふふ。アルテッサ、本当はイヤじゃないんでしょ?ホラ、もうこんなに・・・・・・ヌルヌルしてるわ」}
アルテッサを意地悪く可愛がる事を想像しては指を弄り、まだ未熟な膨らみの乳首が硬くなり、本来の役割を果たした事の無い股間はヌルヌルと粘液を分泌するだけだった。

「あっ・・ふっ・・う・・うんっ」
声を潜め、時にはシーツを噛んで横で寝ている愛しい同居人を起こさないよう声を抑える。
何も知らず、天使のような寝顔で安らかな寝息を立ててるアルテッサの唇と自分の唇を何度、合わせそうになった事か。
そのサクランボのような唇を押し分けて、自分のはしたない粘液のついた指をねじ込もうとした事か。
猛烈にそうしたい衝動を何とか抑えて、朝になれば何も無かったようにアルテッサに声をかける。
592名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:05:43 ID:sSUxGSHt
「おはよう、アルテッサ。今日もいいお天気よ」
カーテンを開き、差し込む光に眩しそうな仕草しながら
「おはようございますわ、ソフィー。うっうーん・・!」
眩しそうに片目を閉じ、伸びをするアルテッサを見るとソフィーの胸は激しく高鳴る。
{ああーっ!アルテッサ。今日もなんて可愛いの・・}
なんとか、目の前の美少女を自分のモノにしたい。
甘い匂いのする彼女の身体をペロペロと舐めまわしたい。
この美少女が自分の事を
「お姉様」
とか言おうものなら、感激の余り気を失ってしまうかもしれない。

でも、それは敵わぬ夢。
アルテッサと同室なだけでも充分感謝すべき事だし、衝動に駆られて行動に移してしまったら、彼女との良好な関係もそれまでだろう。
先生に頼んで部屋を変えられるかもしれない。
寮に帰れば自分だけのアルテッサなのだから、その関係を手放す事だけは避けたかった。
もう3月。
何とか今年もアルテッサと同じクラスになるように神様に頼むのが日課になったソフィー。
その都度
「随分熱心にお願いなさってますのね。何をお願いしてますの?」
自分の必死な願いを露ほども知らないアルテッサが無邪気に言うと、胸がチクチクと痛んだ。
「貴方と同じクラスになりたいの!」
「貴方が欲しいの!」
だが、それだけは絶対に口には出せなかった。

「はぁ・・」
もうすぐロイヤルワンダー学園に来て1年になろうとしていた。
「もうすぐ春休みですわねぇ」
アルテッサがポツリと言った。
そうだ!春休みになれば、同じふしぎ星に帰るとは言えアルテッサとは離れ離れになる。
彼女と同室になり、彼女が側にいる事が当たり前になってしまっており、離れ離れになる状況に耐えられるだろうか?
その事がますますソフィーの心を重くした。

クラスメートが雑誌を見ている。
覗き見るつもりは無かったが、偶然中が見えた。
ホワイトデーの特集記事だった。
{!こ、これですわ}
ソフィーの目がキラリと光ったのをアルテッサは気づかなかった。
13日になるとソフィーは放課後、調理室でクッキーを作る。
{んふふふ。アルテッサ・・}
593名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:06:54 ID:sSUxGSHt
14日。
1ヶ月前とは逆の光景が学園のあちらこちらで見られた。
チョコレートに込められた想いに応えるべく、男子が女子に贈り物をしている。
兄のアウラーもアルテッサに贈り物をし、贈ったアウラーも受け取ったアルテッサも互いの顔をまともに見れないほど照れている。
{ああーん。やっぱり可愛い}
抱きしめたい衝動を堪え、
「ア、アルテッサ」
少し上ずった声をかける。
「何ですの?」
振り向いたアルテッサに
「こ、コレ、チョコレートのお返し・・クッキー焼いたの。後で食べて」
彼女の髪の毛と同じ色のリボンをかけた箱を差し出した。
「あ、ありがとう」
少々あせりながらも受け取るアルテッサ。
しかし、この時ソフィーの口元がニヤリと歪んだ事には誰も気づかなかった。

放課後になり、寮に戻る。
カバンを置き、一息つくと
「それじゃあ、夕食の後にでもいただきましょうか。ソフィーの下さったクッキーでお茶などいたしません事?」
カバンから箱を取り出しながらアルテッサがソフィーに言う。
「そ、そうね」
悟られまいと必死に繕うソフィー。
だが
「そろそろ食堂にないりましょ」
全く気付いて無いアルテッサが部屋を出ようとしたので、ソフィーも安心して彼女に続いた。

食事が終わり、他愛も無いおしゃべりをしてたら、思わず時間が経ってしまい少々小腹が空いて来た。
「ねえ、ソフィー。そろそろお茶にしません事?せっかく貴方が焼いてくださったクッキーがあるのですから」
「そ、そうね。私、お茶を入れますわ」
ケトルでお湯を沸かし、ポットにリーフを入れるとお湯を注ぎフタをする。
待つ間にティーカップを用意し、持って行くとアルテッサはクッキーをお皿に乗せて用意していた。
お茶をカップに注ぐと
「うわぁ、おいしそうですわね。いただきますわ」
シナモンの香りがするクッキーを1つ口にした。
{食べた!}
「うん。美味しいですわ」
お茶を飲みつつ2つ3つと、その小さな口にクッキーを運ぶ。
594名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:08:23 ID:sSUxGSHt
「ソフィーもどうぞ。貴方が焼いたクッキーですもの」
アルテッサが勧めるが
「え、ええ。いただくわ。でもアルテッサの為に焼いたのですもの。アルテッサ、いっぱい食べてね」
いくつ食べたであろうか、アルテッサの動きが緩慢になって来る。
「あ、あら・・何だか・・眠くなって来ましたわ・・・・」
言い切る前にテーブルに突っ伏してしまった。
「あ、アルテッサ?」
慎重に声を掛けるが、規則正しい寝息だけが返事の代わりに聞こえるだけで起きている様子はない。
それを確認すると
「んふふ・・」
獣が獲物を見定めたような目で見つめると、アルテッサを抱きかかえてベッドに運んだ。

「はぁはぁはぁ・・ア、アルテッサ・・良いわね、ぬ、脱がせるわね。貴方のお洋服を脱がせるわよ」
荒ぶる呼吸と震える手でアルテッサの纏ってる服を一枚一枚脱がせて行く。
最後の下着を脱がせにかかる時、興奮のあまりソフィーは失神しそうになった。
それでも何とか堪えて、下着に手をかけるとスルスルと脱がせる。
お尻の出っ張り部分が苦労したが、それを超えるとすんなりと脱げ、足首から引き抜き、一糸纏わぬ姿にさせた。
白くシミ1つないアルテッサの身体。
肉付きの良い太股を頬擦りするとスベスベの感触で、ムチムチとした肌触りと反発がソフィーをさらに興奮させた。

太股に舌を這わせると、やはり舌を弾き返すような弾力が心地良く、目の前にピッタリと閉じられた太股の間から少しだけ見えるミゾがソフィーの目をクギ付けにした。
足を持ってゆっくりと開けると、ソフィーの目にぷっくりとした果実のようなワレメが入って来た。
両側に指を当てて拡げると、ピンクの粘膜が顔を出す。
ツヤツヤと濡れており、甘酸っぱい匂いがソフィーの理性を完全に飛ばしてしまいそうだった。
「アルテッサ、舐めるわね。貴方の大切なトコロを舐めちゃうわね」
興奮のあまり上ずった声で宣言し、舌なめずりすると、上部のやや濃いピンクの鞘に収まっているチョコンとした突起に舌を這わせると
「あうんっ」
アルテッサが声を出してしまった。
ビクッとして顔を離したが、アルテッサは再び規則正しい寝息を立てたので一安心する。
{危ない、危ない}
思い出したようにクローゼットに行くと何かを持って来た。

・・・・・・
「あっ・・あっ・・ああっ・・・・お兄様、良いですわ。もっと・・」
「ソ、ソフィー、早くアルテッサを・・」
「もう。何ですのお兄様。やっぱり私より愛しのアルテッサの方が良いの?もう私の身体は飽きちゃった?」
自分の秘部をペロペロと舐める兄を見下ろしながら言う。
その時
「うっ・・んんっ・・・・」
アルテッサの意識が戻りかけたようだった。
「あら、お目覚めみたいよ」
自分達以外の声の方を向きソフィーが兄に声をかける。
「アルテッサ・・」
595名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:09:31 ID:sSUxGSHt
「・・・・ん? !な、何?」
アルテッサの目に飛び込んで来たのは裸になってもつれ合うソフィーとアウラー。
「あ、貴方達・・」
「んふふ。お目覚め、アルテッサ」
「ん!ちょ、ちょっとぉ」
手足が動かせないので、見てみると両手と両足は縄で縛られ、ベッドの四隅にくくりつけられている。
しかも、一糸纏わぬ姿で、丁度大股開きになった先にはソフィーとアウラーがおり、自分の大事な所が丸見えだった。

「ソフィー、アルテッサが起きたから・・」
アウラーが興奮を隠し切れないように切羽詰った様子で声をかける。
「うふふ。良いわよお兄様」
「あ、アルテッサ!」
お預けを食らっていた犬がよしのサインも貰ったように、アルテッサの元に来た。
「な、な、何ですの。アウラー・・・・いや、ちょっと止めて!」
アウラーがムッチリとした太股の間に顔を埋めようとしていた。
足を閉じようにも縛られていて出来ない。
誰にも見られた事の無い部分を他人に見られてアルテッサは気絶しそうな位恥ずかしかった。

くんくんくん・・・・
「はぁはぁはぁ・・・・アルテッサ」
鼻を鳴らし一杯にアルテッサの匂いを嗅ぐ兄を見て
「いかが、お兄様、愛しのアルテッサのアソコの匂いは?」
ソフィーの言葉でアルテッサはさらに追い詰められる。
「いや、お願い。アウラーやめてぇっ」
身体を捩って逃れようとするが、太股を押さえつけられているので、肝心な所はずっとアウラーの鼻先にあるままだった。
我慢の限界を超えたアウラーが舌を出して舐めようとした時、ソフィーが勢い良くリードを引っ張る。
「ぐえっ!」
アウラーには首輪が掛けられ、そこにリードが付けられていた。
「ごほごほっ」
急に首が絞まり、咳き込むアウラーに
「ダメでしょ。お兄様。私が良いと言うまでアルテッサの匂いを嗅ぐ以外はお預けだと約束したでしょう」

「そ、そんな。ソフィー・・・・」
情けない、甘えたような声を出して妹を見上げる。
「お兄様、アルテッサのアソコの匂いはどんなふうでしたの?」
アルテッサを横目に見ながらソフィーが意地悪く質問する。
「えっと…アルテッサのアソコはぁ・・・・」
「いやぁ!やめてぇ。アウラー言わないで。お止めになって」
「あら、アルテッサはああ言ってるけど、どうするのお兄様。言わないとずっとお預けよ」
目に涙を溜めていやいやと首を振るアルテッサ、そしてその様子を見て満足そうな表情のソフィー。
アルテッサを解放してあげたい。
でも、裸のアルテッサが目の前にいる。
かざぐるまの国に居た頃、自慰行為を覚えたアウラーが、その時、ずっと想っていたアルテッサが裸で・・
ある日、偶然ソフィーのオナニーを見てしまい、ソフィーに誘われて2人は兄妹の関係では無く雄と雌の関係になったが、アウラーが射精する時、頭を過るのはアルテッサだった。
596名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:10:39 ID:sSUxGSHt
「どうなの、お兄様!」
ピシャ!ときつく言われ、ビクンとしてしまう。
敗北を認めたように
「うん・・アルテッサのアソコは…ちょっとだけおしっこの匂いがして・・・・とってもいやらしい、いい匂いだった」
「いやぁぁー」
アウラーの生々しい描写にとうとうアルテッサは泣き出してしまった。
「まあ!アルテッサのアソコってそんなに、えっちな匂いがするの?まあいいわ、お兄様。匂いを嗅ぐだけなら許してあげる」
リードを緩めると、アウラーが再びアルテッサの太股の間に顔を埋めた。
ただでさえ鼻が利くアウラーなのに、さらに下着すら着けていないムキ出しの状態で、殆ど鼻を密着させるような姿勢で匂いを嗅がれるのは耐えられない恥ずかしさだった。
「ああっ。アルテッサぁ」
鼻を鳴らし、荒くなった息が生暖かく太股や、性器にかかると、アルテッサも現実に引き戻されたようになる。

「あらあらお兄様。アルテッサのアソコを見て匂いを嗅ぐだけで、もうそんなに大きくなさって・・・・私の時は私が舐めてあげないと大きくならないのに・・・・」
今度はゆっくりとリードを引っ張って自分の方にアウラーを寄せると、自分のベッドに横たわった。
「いい、お兄様。アルテッサのアソコがおしっこの匂いなんてする訳ないのよ。フルーツのような甘い匂いなの」
「ソフィー」
「だから、そうなるまではお預けよ」
「そ、そんなぁ」
ソフィーはゆっくりと足を開いて
「ホラ、お兄様。今は私で我慢しなさい」
と言い、アウラーの顔を引き寄せた。

アウラーが離れたので全裸の2人の様子が目に入る。
「!」
{ア、アウラーの・・その・・があんなにも・・・・。男の人のアソコってあんなにもおっきくなるのですわね}
少し冷静になって観察していたら、2人は想像も出来ない事をし始めた。
「んっあっああんっ・・お兄様ぁ、いいわぁ。もっと・・もっと奥まで舐めてぇ」
アウラーの顔を押さえつけ、もっと奥まで舐めるよう。腰を浮かせている。
2人の接点からは、湿った音が絶え間なく漏れて来ており、アウラーの舌が溢れつづけるヌメった汁を舐め取っているのが分かる。
ソフィーが身体をヒクつかせる度に、アウラーの陰茎もビクンビクンと痙攣しているのが見える。
「いいわ。お兄様、来て・・・・」
ソフィーがうつ伏せになってお尻を高く突き上げると、アウラーは伸し掛かるように覆い被さり、突き立ったモノを妹の性器にあてがった。
{ま、まさか・・ウソ。だって2人は兄妹なのに!}

困惑するアルテッサの存在など忘れたように、優しい顔のアウラーに似合わぬ、血管が浮き出た見るからに野性的な凶暴そうな陰茎を妹の中に差し込んで行く。
「うんっ・・・・んんっ・・」
少し顔をしかめながらも実に気持ち良さそうな声を上げるソフィー。
やがて、太くて長い陰茎が完全にソフィーの膣に埋没した。
「あっ・・ああん。お兄様。気持ちいい・・・・」
うっとりと声を上げるソフィー。
しかし
「あ、貴方達。兄妹なのに、何なさってますの!ケダモノ! ひっ!」
アルテッサの声に2人が一斉に反応した。
「ケダモノ?ええそうよ、私たちはケダモノ・・・・兄と妹が同じ人を好きになり、叶わぬ想いを互いにぶつけあう獣」
「ソフィー・・」
「でもね。それは貴方が悪いのいよアルテッサ」
「ど、どうして?わ、私がなぜ?そんなのおかしいですわよ!」
「貴方が可愛すぎるからいけないの!見てなさい。私達の貴方への満たされぬ想いをどう誤魔化して来たか、慰めていたか」
597名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:28:34 ID:sSUxGSHt
ソフィーの言葉が合図になったようにアウラーが腰を振り出した。
「あっああっああーっ」
普段から想像もつかない艶かしい声をだして悶えるソフィー。
いつもの明るい少女の声では無く、女の声だった。
{あ、あんな大きいのが・・・・出たり入ったりしてる・・・・ソフィー痛くはないのかしら?}
ソフィーの理不尽な言いがかりともとれる言葉にムッとしたが、それ以上に目の前の行為がアルテッサから理性を徐々に奪って行った。
何故だか身体が熱くなって来て、もじもじとしてしまう。
「おっうんっ・・ううっ・・・・アルテッサ!」
「ああんっ、ああっ!あ、アルテッサぁ」
兄も妹も互いの名前を呼ぶ事はせず、互いの想い人の名前を叫ぶ。
行為をしても2人が2人共自分の名前を呼ぶ事に戸惑うアルテッサだった。

「あ、アルテッサ行くよ。出すよ!」
「ええっいいわ。来てアルテッサ、アルテッサぁ!」
兄妹の歪んだ愛情の標的にされたアルテッサ。
それが軽蔑の気持ちから、だんだん恐怖に変わって来た。
「ああっアルテッサ。好きよ、大好き!」
ソフィーの言葉に背筋に冷たいものが駆け抜けた。
ブルっ!
大きく痙攣した後、小刻みな痙攣をし2人はベッドに崩れ落ちた。
「ああー。出てる・・いっぱい・・・・」
とろんとした目で兄を一瞥し、その後、反対側のベッドに張り付けられてるアルテッサを見つめると、快感を反芻するように深い息を漏らした。

「あ、貴方達・・やっぱりおかしいですわ。どうにかしてますわ!」
手足の自由が利かない状態で2人を糾弾する。
アルテッサの方を向いた時、アウラーの陰茎がズルリとソフィーの膣(なか)から出て来た。
ヌラヌラと不気味に光ってるが、その大きさは全く変わって無かった。
「あらあら・・んふふ。お兄様ったら・・」
ソフィーがアウラーの陰茎をペロペロと舐めて綺麗にし始める。
目はアルテッサの方を向きながら・・
「お兄様。まだ全然満足してないみたいね。やっぱりアルテッサが目の前にいるから?」
刺激と興奮でアウラーはただ頷くだけだったがアルテッサを恐怖のどん底に落すには充分だった。
「ひぃっ!」
自分の名前を出されて、ただ恐れおののくアルテッサだったが、どうする事も出来ない。

「んっんっんっ・・」
アウラーの陰茎をスッポリと咥え、規則正しく顔を上下させるソフィーの息とも声ともつかぬ声が部屋中に響き渡った。
すぽん。と口から出し
「お兄様・・満足出来ないのでしたら、アルテッサに手伝ってもらったら?」
「えっ?」
「アルテッサの匂いを嗅ぐだけならいいから・・私が出してあげる」
「そ、そんなぁ・・」
「まだダメよ。私のアルテッサが完璧になるまでは舐めるのもお預け。いいわね?」
「・・うん」
{ちょ、ちょっとぉ、何2人で決めてますの}
「じょ、冗談じゃありませんことよ!」
拒否の言葉を告げるが、2人はゆっくりと立ち上がり、囚われの姫様の下にやってきた。
598名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 05:30:25 ID:sSUxGSHt
あービックリした
8回で規制なのかな

続きは明日か明後日にでも
書ききれなくてすまんね
599名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 00:50:26 ID:AqVPUdb4
変態ちくわ兄妹きましたぁー!
続きにワクテカ
600名無しさん@ピンキー :2007/03/10(土) 02:52:36 ID:T8zow+gT
濃・密!
GJ&乙です!
引き込まれるように読み続けてしまいました。
601名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 15:00:51 ID:Rtv/Ylwr
この畜生め!(萌)
602名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 07:58:55 ID:S4VUjVV9
感想ありがと
・さらに属性注意
・長すぎて終わらせられなかったので続くよ
603名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:00:35 ID:S4VUjVV9
「い、いやですわ。来ないで!」
拒絶の言葉を投げかけるが、2人が聞き入れるはずもなく、アルテッサのもとに来る。
「アルテッサ・・好きだよ。大好きだよ」
アウラーがアルテッサのモフモフした髪の毛の顔を埋め、くんくんと匂いを嗅ぐ。
その顔が徐々に下がり、彼女の顔、そして両手を広げてるので、剥き出しになってる腋に鼻を近づけ、控え目な汗の匂いを貪る。
「いやぁっ。お願いアウラー。やめてぇ!」
しかし、その言葉は聞こえていないようにアウラーの息は荒くなって行く。

羞恥に顔だけで無く全身がほんのりとピンクに染まるアルテッサに思わず
「ステキよアルテッサ。可愛いわ・・」
ほうっ。と息を漏らして呟くソフィーだった。
「ソフィー、ボクもう・・」
アウラーがいよいよ出したくなったのか、いきり立った陰茎をソフィー、そしてアルテッサに見せつける。
「んふふ。ダメよ、お兄様。アルテッサの手もお口もまだダメ」
そう言って屈み込むと長い耳で兄の陰茎を包み込んだ。
{な、何?何ですの?}
声にならないアルテッサを察したように
「これはね。お兄様が「アルテッサの髪に顔を埋めたい、コレを埋め込んで擦ってみたい」とか言うから・・でも私は貴方のように髪が豊かじゃないから、コレでお兄様には我慢してもらってるのよ・・ふふふ」
耳の外側に手を添えて、扱き始める。

「お兄様、どう?気持ちいい?アルテッサが目の前にいるから、本物のアルテッサにしてもらってるみたいでしょ?」
ピクピクと痙攣する先を舌を出してチロッと舐めると
「ううっ・・ダメだ。アルテッサ・・出ちゃうよぉ」
立っていられないのか、アルテッサのすぐ側に両手をついて何とか身体を支える。
「出る、ホントに出るよ!」
切羽詰ったアウラーの顔がアルテッサの目の前にあり、切なげな声が生ぬるい息とともにアルテッサの顔にかかった。
「あっ!」
ひときわ大きな声を出したので、アルテッサもビクっとなた。
「ああーっ・・あっ・・・・」
アウラーの声がしてからやや遅れて
「ああんっ・・お兄様ったら、二回目なのにいっぱい出し過ぎ・・」
ナジるようなソフィーの声が聞こえてきた。
「うん。ゴメン。・・アルテッサごめんね・・」
・・・・・・

行為が終わって落ち着いた2人が服を着たが、アルテッサは裸でベッドに縛られたままだった。
{・・・・}
春とはいえ、少し肌寒く、夕方に済ませただけなので、催してきた。
ベッドの上でモジモジと身体を捩るアルテッサを見て
「あら、どうしたのアルテッサ、おトイレ?」
意地悪くソフィーが尋ねるが
「ち、違いますわよ」
素直に言うわけにはいかない。
{だって、アウラーもいるし・・}
だがそんな思いを見透かしたように
「あら、そう」
とだけ答えたのだった。
604名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:01:53 ID:S4VUjVV9
5分・・8分・・
{んんーっ・・}
我慢にも限界が来たようで、アルテッサの表情にも余裕が無くなって来る。
「ちょっと。貴方達、もう用は済んだのでしょう。だったら早く解放してくださらない!」
強がって言うがソフィーは
「いいえ?まだ済んでないわ」
と冷静に返す。
「で、でも、ソフィー」
アウラーがアルテッサを気遣うがソフィーが一睨みすると黙ってしまった。
「それより、アルテッサ。我慢は毒よ・・んふふ」
全てを見透かしているソフィーが舐めまわすような流し目でアルテッサを見つめる。
{!}
全てバレていると落胆したが、それより催す尿意は限界に来ていた。
「そ、そうよ。おトイレに行かせてくださらない?も、もう、あたくし・・」

とうとう観念したアルテッサを哀れみの眼差しで見下ろすソフィー。
「はい。よく出来ました」
そう言って、クローゼットから大きめの洗面器を出して来た。
{!}
ここで、洗面器にしろ。と言う事なのだろう。
ソフィー、そしてアウラーのいる目の前で・・
「ちょ、ちょっと・・」
「んふふ、そう、ここでするの。それとも大きい方?」
さらに意地悪く追求する。
「じょ、冗談じゃありませんわ。何で・・」
言いかけた所で遮るように
「あら、だったら・・」
大きなタオルケットを出して来て4つに折り、アルテッサのお尻の下に敷いた。
「このままおもらししちゃっても良いわよ。オムツがないのが残念だけど・・」
「そ、そんな事・・」
そうしてる間にも、今にも漏れそうになって来た。

「ん?どうするのアルテッサ?」
「わ、分かりましたわよ。ここでしますわぁっ!」
「そうね、それがいいわね。お兄様、アルテッサの縄を解いてあげて」
言われた通りに四肢の縄が解かれた。
「ああっ!」
しかし、キラリと光るモノが見え、良く見るとソフィーの右手にはビデオカメラが・・
「何のつもりですですの?」
「だってぇ、このまま解いてしまったらアルテッサ、逃げちゃうでしょ?そうされないように・・ね」
もはや、アルテッサに抵抗する気力も残っていなかった。
力無くフラフラと立つと、ソフィーの用意した洗面器に跨った。
605名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:03:44 ID:S4VUjVV9
「ちょっと・・貴方達、何見てますの?」
洗面器のすぐ外で身体を伏せてソフィーとアウラーがじっと自分の方を見ている。
いや、正確には・・下半身に視線が集中していた。
「ううん。気にしないで」
「気にしますわよ」
「そうそう、アルテッサ、もうちょっと足を開いてくれる?」
まるでカメラマンのように注文を出すが、そんな要求には応えられない。
「んもう!イヤだったら洗面器、片づけちゃおうっかなぁ」
{・・・・・・}
排泄の場面など他人に見られるなんて死ぬ程恥ずかしく、屈辱的だったが、今はもうそれどころではない。
観念したように、ぴったり付けていた膝を開いた。
「ゴクっ」
アウラーの固唾を飲んだ音が部屋に響く。

「あっ!ああっ・・み、見ないで!・・見ちゃいやぁっー・・」
その言葉が合図になったように、ピンクの粘膜のやや真ん中辺りの肉が一瞬盛り上がり、そこから黄金色の液体が溢れ出した。
最初は流れが弱く、太股を伝ってお尻の方に流れ、ポタポタと洗面器に落ちるだけだったが、やがて勢いがつき、幾つかの支流をともなって、やや斜め前に放物線を描いた。
しゃぺしゃぺしゃぺ・・
金属製の洗面器を叩く水音が響き、溜まって来た上に落ちると、ポチャポチャと湿った音に変わって行く。
{ああっーは、早く終わって・・}
アルテッサの願いも空しく、はしたない水流はなかなか治まる事は無かった。

「キレイだ・・女の子ってこんなふうに出るんだ・・」
アウラーが感動したような感想を呟くとソフィーも黙って頷く。
「いやぁ」
アルテッサはずっと両手で顔を覆っていたが、その声で尚一層羞恥心が増してしまう。
{お願い。ホントに早く終わってぇ}
「はぁはぁはぁ・・アルテッサぁ」
ソフィーも興奮の極みにあるようだった。
アルテッサの願いがかなったのか、せせらぎが弱まり、治まりかけ、最後にピュッと出てようやく止まった。
「はぁー」
1つ大きく息をつくと、プルンッとお尻を振ったが、そこでハッとする。
いつもの個室のクセでしてしまったが、今は・・
そして、その様子、振られたお尻や水流の源泉からの雫がこぼれ落ちる様子をアウラーが食い入るように見つめており、ソフィーはカメラで一部始終を撮影している事が思い出したからだった。

カメラを止めると、上気したソフィーがアルテッサを潤んだ目で見つめていた。
羞恥心もああたが、それよりも気持ちが悪く
「あの、ソフィー。紙をとってくださらない?」
要求を口にしたが、アウラーが
「ま、待って・・その・・あの・・ボクがキレイにしちゃダメかな?」
妹とお姫様に許しを乞うように言う。
「な、何言ってますの?汚いですわ。正気ですの?アウラー」
「んふふ、そうねぇ。やっぱりダメ」
2人が珍しく意見が一致した。
でもここで引き下がれないアウラーが
「だ、だって・・」
抵抗するが、結局はソフィーの言う通りにしたのだった。
606名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:04:53 ID:S4VUjVV9
ソフィーがティッシュを取り出し拭こうとするが
「じ、自分でやりますわよ」
紙を受け取ると拭き取り、その紙を洗面器の中に捨てた。
「ああーっ」
実に残念そうにアウラーが声を上げた。
出来れば、その紙が欲しかったからで、まだ性欲が治まらない彼が、自室に戻って、アルテッサを想ってオナニーする時のオカズにしたかったのだが、それも出来なくなってしまった。

「もう、服を着ていいわよ。アルテッサ」
「えっ?」
アルテッサにとっては意外だった。
もっと酷い陵辱を覚悟してたので、拍子抜けした感じがするが、素直に部屋の隅に置いてある服に袖を通す。
「でもね・・」
「?」
「でも、私が良いと言うまでは、この部屋から出てはダメよ」
「!」
「お食事は私が運んであげるし、おトイレはさっきと同じ・・」
目を閉じて、人差し指を立てたソフィーがその手をクルクルと回しながら今後の説明をするが
「冗談でしょ!第一学校はどうしますの?」
「当然お休みするわよ。先生にはアルテッサは病気と言う事にしておくから」
「なっ・・」

「いい、アルテッサ。私の言う事を聞いてくれなかったら、さっきのビデオ・・貴方の裸・・・・大切な所もクッキリ写ってて、おしっこをしてる所もバッチリ撮ったテープをレインに渡すわよ」
「!!!」
「学園ほのぼのニュースで学園中に、美しい貴方の全てが流れるの・・んふふ」
「ソフィー。貴方!」
「んふふ。ごめんなさいね。でもこれも貴方が悪いのよ。アルテッサが可愛すぎるから・・いいわね。貴方の裸を学園の皆に晒したくないの。お願いだから言う事を聞いてね」
命令ともとれるお願いを言い含め、その夜は過ぎた。
・・・・・・

「あれぇ、アルテッサは?」
教室でファインが辺りを見回す。
「ソフィー。アルテッサと同じ部屋なんでしょ?何か知ってる?」
レインがソフィーに聞く。
「ええ。ちょっと熱が出て、風邪か何かだと思うんだけど・・」
咄嗟にウソをついてしまった。
「そうなんだぁ。昨日あれだけ元気だったのにぃ。ふしぎふしぎぃ」
シフォンも会話の輪に加わって来た。
「ねえねえ、だったらお見舞いに行こうっか?」
ファインが提案したが
「ダメよ。皆に感染っちゃうといけないでしょ。そうなったらアルテッサだって悲しむわ。アルテッサの世話は私に任せて。ね?」
「そうねぇ」
レインが納得した所でこの話はそれまでになった。
607名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:06:01 ID:S4VUjVV9
昼休み。
ソフィーが両手に荷物を抱えて、寮に向う。
「アルテッサ、お腹空いたでしょ?」
ドアを開けると、イスに座って本を読んでるアルテッサに声をかけた。
「別にぃ。この部屋から出る事も出来ないですから、お腹も空きませんわ」
しかし・・・・
ぐぅぅー・・
「あっ」
「んふふ」
強がってはみたが、空腹なのは事実で、言葉とは裏腹に身体が反応してしまった。
ソフィーの両手に抱えられてる物に。

カフェからいただいて来たの。食べて。
テーブルにバナナやオレンジ、ぶどうやイチゴ、メロンといったフルーツを置く。
「さあ、遠慮しないでいっぱい食べてね。私は学校に戻るから」
ウインクをしてソフィーが出て行った。
「・・・・」
テーブルに乗せられたフルーツを見ると、思わず生唾を飲み込んだが、昨日の今日である。
{また何か薬でも入ってるんじゃありませんこと?}
当然の疑問を持つが、結局は空腹には耐え切れず
「まあ、よろしいですわ。ソフィーもわたくしの命まではとらないでしょうから・・」
自分に言い聞かせるように呟き、バナナに手を伸ばした。

フルーツばかりの食事を終えると、昨日からの事を整理する。
アウラーが自分に好意を寄せているのは、何となく知っていた。
ソフィーはからかってるものだと思っていたが、昨日の告白・・
以前は国同士がそれ程仲が良い訳では無かったので、ライバル視するだけで友達という感覚ですらなかった。
でもそれが、いつしか友達になったと思っていたが、ソフィーはそれ以上の感情を抱いていたのだ。
自分はライバルと思ってた時からソフィーは友達の感覚だった。
それはやはり、からかってるのだと腹を立てたが、どうやら本当だったみたいで、そこからもっと深い想いに変わったのだろう。
{でも、それにしても・・いくらなんでも・・・・}

目を閉じると、昨夜のアウラーの姿が脳裏をかすめる。
獣のように息を荒げ、鼻を鳴らしながら体中の匂いを嗅いだ。
恥ずかしい部分の匂いも余す事無く・・
{い、いやですわ、アウラーったら・・}
自分もやがて大人になれば誰かと結婚する事になるだろう。
シェイドは多分ファインと。
そして兄・ブライトは恐らくレインと。
兄とは結婚出来ないので、仕方が無いが、レインが義理の姉になるのは複雑な思いだった。
{わたくしは・・わたくしは・・・・多分・・}
気球レースの時からあからさまに自分への好意を見せているアウラーに、惹かれているのも何となく分かる。
一国のプリンスが自分に好意を寄せている事はまだ少女ではあるが、女としての自尊心を大いに満足させていたのは事実だった。
そこそこカッコ良く、頭が良いのでチェスが強い。
シェイドやブライト程ではないが、学園内でも人気のあるアウラーが自分を好きなのは、実はとても心地良かった。
608名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:07:09 ID:S4VUjVV9
{いつか大人になって、アウラーがプロポーズしてくださったら・・わたくしは・・}
なんて考えない事もなかった。
しかし、昨夜の姿を見ていて困った事が1つ。
兄妹が裸でもつれ合ってた時に見えた、アウラーの・・・・
2人の行為は愛し合う恋人同士、夫婦の行為だという事は、少しオマセな自分にも分かっていた。
だが
{あっ、あんな大きい・・その・・・・アレがわたくしの中に入るなんて・・裂けちゃいますわ}
{で、でも・・ソフィーはあんなに気持ち良さそうでしたし・・慣れれば気持ちいいのかしら?}
{!わ、わたくしったら、何て事を・・}
突然我に返ったのか、首を振ってその考えを振り払った。
・・・・・・

夕方になりソフィーが帰って来て、食事の為に出て行った。
そして帰って来た時には、またフルーツを抱えていた。
「はい、アルテッサ・・」
差し出されたフルーツに
「またですのぉ」
不満の色を隠さなかった。
フルーツが嫌いではないが、ちゃんとした食事がしたい。
ましてや、ソフィーのいいなりになって不自由な生活をしてるのだから、せめて食事くらいは・・
しかし、グチった所で他には出てこないだろう。
諦めて食べ出してしばらくした頃にアウラーが入って来た。

「お兄様、見つかったら減点されるというのに・・熱心ね」
クスクス笑いながら兄をからかう。
その時、丁度アルテッサがバナナを食べていて、大きな口をあけてパクリと食べている様子を見て、アウラーは激しく昂ぶる。
{アルテッサに、ボクの・・をぺろぺろして欲しい。おしゃぶりして欲しい}
ソフィーも最初から比べれば舌の使い方とか上手くなったが、やはり妹という事で身体は快感を覚えるが、精神的には満足できない。
アルテッサは恐らく初めてだろうし、ソフィーと比べて上手くはないだろう。
そのかわいい八重歯を当てられて痛いかもしれない。
それでも、愛して止まないアルテッサにしてもらったら、多分、一瞬にして出してしまうのだろうな。
とか考えてしまった。

アルテッサが食事を終えるとソフィーが服を脱がし、2人も裸になった。
しかし、相変らずアウラーには匂いを嗅がせるだけで、触らせる事も舐めさせる事もさせなかった。
それでも
「アルテッサ、好きだよ。好きだっ!」
昨夜と変わらぬ熱い想いを言葉にしてアルテッサに浴びせ掛ける。
全裸で、お尻も、アソコも全て丸見えなので恥ずかしい事には変わりなかったが、昨日よりは落ち着いてはいた。
{アウラーったら、そんなにわたくしのこと・・}
少し胸をときめかすのだった。
・・・・・・
609名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:08:19 ID:S4VUjVV9
次の日もアルテッサはお休みをさせられ、食事もフルーツしか与えられなかった。
夕食の時、ついにアルテッサの不満が爆発する。
「ちょっと!いい加減にしてくれませんこと。ちゃんとした食事を用意してほしいですわ!」
「んふふ・・ダーメ」
「どうしてダメなんですの?ふざけないで!」
「ふざけてなんかいないわ」
言葉は柔らかいが、目は鋭い。
それを見てアルテッサも諦めたようで
「もう、よろしいですわよ!」
食事をした。
その晩はアウラーは来ず、トイレ以外は恥ずかしい思いをせずに済んだ。

さらに次の日。
相変らずフルーツだけの食事で、いい加減うんざりして来た。
夕食は出された分の半分も食べた所で飽きてしまった。
「あーあ。ファインではありませんけど、ハンバーグか何かしっかりしたものをいただきたいですわ」
ボヤいていたら、アウラーが入って来た。
「ソフィー。ボクもう我慢出来ないよ。アルテッサを・・その・・あの・・・・」
「アルテッサをいかがなさるの?」
「その・・匂いを嗅ぐだけじゃ我慢出来ないんだよぅ」
「あらそう。だったら今日はお兄様のお好きなようにしなさいな」
「!」
この言葉にはアルテッサも驚いた。
しかし、その言葉を聞いて、アウラーの理性は飛んでしまったのか、アルテッサに覆い被さって来た。
「きゃぁー。ちょ、ちょっとアウラー・・」

「アルテッサ、アルテッサ、アルテッサぁ」
今までの想いをぶつけるように匂いを嗅ぎ、サクランボのような可憐な口に自分の唇を合わせる。
「あ、アウラー。うっ・・」
{ああー。わたくしのファーストキス。アウラーにあげちゃった・・}
奇妙な感激をほんのり味わっていた時、アウラーをソフィーが引き離した。
「どうお兄様。アルテッサの唇は?お兄様がずっと思い描いて、私の唇で我慢してた憧れの唇は?」
「うん・・その・・・・とっても甘くて・・その・・」
兄の言葉を聞くと、大きく頷き
「そうでしょう。だからアルテッサには3日間。フルーツしか食べさせてないのですから」
{!そうでしたの。ソフィーったらそんな事を企んで・・}
しかし、ソフィーの企みはそれだけでは無かった。

「お兄様、アルテッサの汗も・・甘いフルーツの匂いがしない?味は?」
妹に言われ、アウラーは身体中を舐めまわした。
夢描いていたアルテッサの身体。
まだ全く膨らんでない、ぺったんこの胸。
桜色の乳輪も小さく、乳首は小豆粒ほどしかない。
「あっ・・ああんっ・・アウラー。くすぐったいですわぁ」
身体を捩って耐えるアルテッサに
「アルテッサ、もう少し我慢すれば・・気持ち良くなりますわよ・・」
何でも知ってるお姉さんのように言う。
「んあうっ!」
乳輪の回りも含めて口に収め、思いっきり強く吸うとアルテッサの体がビクンとはじける。
「あっあっああーっ」
口の中ではアウラーのザラザラした舌が這いまわり、小さな乳首を責め立てている。
アルテッサの身体がほんのりとピンクに染まった頃、アウラーの口は胸から離れ、腋の下、お腹、そしてすべすべの太股に・・
610名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:10:04 ID:S4VUjVV9
目の前には匂いしか嗅げなかったワレメがあるが、それ以外に味わいたい所があったし、ソフィーが好きにしていい。と言ったので、慌てる必要もないだろう。
想像でしか味わえなかったアルテッサの身体なのだから、じっくりと味わいたかった。
膝を越え、さらに下に・・
「ちょ、ちょっと・・アウラー・・・・」
アウラーの手が足首をつかみ、その小さい足に舌を這わせる。
桜貝を散りばめたような爪が綺麗で、親指をパクンと口に含む。
「ああんっ・・いや、くすっぐたいですわ。やめてアウラー・・汚いし・・」
「ううん。アルテッサの身体に汚い所なんてないよ」
そう言って、甘い匂いがする体の中で、どちらかと言えば異臭の類であろう、少し垢じみたホコリっぽい、脂っぽい匂いと味のする指を10本全てしゃぶり尽くした。
お嬢様で、可愛らしいアルテッサの姿とのギャップがアウラーをさらに興奮させたのだった。

いよいよメイン・・
アルテッサの身体を這い上がって行く。
健康的なムッチリとした太股がアウラーの両耳を押えはじめる頃、ふんわりと生ぬるい匂いがした。
確かに先日嗅いだ匂いとは違って、甘い感じがする。
あくまでソフィーがそう言っただけで、錯覚なのかもしれなかったが、どちらにせよ、アウラーにとっては興奮させる匂いでしかない。
指でゆっくりと開くと、中から鮮やかなピンク色の粘膜が顔を覗かせた。
上部には周囲より少し濃いピンクの包皮に包まれた、ピンクがかった真珠のような色の突起があり、少し下がった所には、あの黄金色のせせらぎが出て来た穴があり、さらに下には細かい襞が複雑に入り組んでる幼い膣口が確認出来た。
「ああーっこれがアルテッサの・・とてもキレイだ・・・・」
鑑賞を終え、視覚を満足させると、今度はいよいよ味覚を満足させようと舌を伸ばした。
「あうっ!」
アウラーの口がピッタリ密着すると、アルテッサが声を上げ、同時に太股でアウラーの顔をキュッと挟んでしまった。
いくらフルーツしか食べさせてないとは言え、少ししょっぱいおしっこの匂いと味がする。
舐めて味も匂いもしなくなった頃、膣口が徐々に、まるで花が咲くように開いてきた。

「あ、アルテッサ、その・・ちょっと、指を入れていいかな?」
「えっ?」
だんだん快感に目覚め、身体がフワフワ浮くような感じだったアルテッサが一気に現実に引き戻された。
だが、アウラーはアルテッサの許可を得る前に指に唾液を塗して幼い膣口にあてがった。
「ちょ、ちょっと・・い、いた!」
まだ人差し指の第一関節位までしか入ってないが、痛がるアルテッサの思わず指を引き抜いてしまった。
「ご、ごめん」
指はまだ早いと思い、舌を尖らせて膣口にねじ込む。
「ああんっ・・」
今度は痛がる様子も無く、かなり窮屈な中に舌を入れていった。
ヌメヌメとしたシロップが中から溢れ出し、顔を離した時、膣口と舌の間に粘液の橋がかかって、距離が広がった時プツリと切れた。
「アルテッサ・・その・・」
アウラーを見るとアルテッサは何が言いたいのか分かった。
611名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:12:15 ID:S4VUjVV9
「アウラー。わたくしの事好き?」
「えっ?」
「で、ですから、わたくしの事が好き?と聞いてますのよ」
「も、もちろんふしぎ星中・・ううん、宇宙で一番アルテッサが好きだよ」
「本当?」
「うん」
「・・・・」
「・・・・」
目を閉じて、1つ深呼吸をすると
「分かりましたわ。わたくしの純潔をアウラーに差し上げますわ」
「ホ、ホントに?」
「ええ。その代わり・・ずっとわたくしの事好きでいてくれなくてはイヤですわよ」
「うん」

再びキスをして、指に唾をつけると、膣口を揉み解すように動かすが
{「お兄様、私に任せて」}
見ているだけでは退屈なのか、ソフィーが合図をしてさりげなくアウラーの手を入れ替わった。
キスをしてはアルテッサの首筋や髪の毛に顔を埋め、愛の言葉を囁く。
その間にアルテッサはアウラーの手と思っているソフィーの指が絶え間なく蠢き、アルテッサのその時を迎えられるよう準備をしている。
もう頃合だろうか?
ソフィーがアウラーのお尻をチョンチョンと突き合図すると、ベッドに戻った。
「アルテッサ・・」
アウラーが優しく声をかける。
{いよいよですわ。さっき指であんなに痛かったですけど・・}
少し下を向いて見ると、指どころか自分の腕位の太さのある陰茎が、一刻も早く愛する人の処女を欲してヒクついている。
{や、やっぱり大きい・・}
「あ、あの、アウラー」
{「やっぱりムリじゃありませんこと?」}
言いかけたが、アウラーの期待に夢膨らませる顔を見れば、そんな事は言えなかった。

初めては痛い。という事はなんとなく、他の女生徒の話とかで知ってはいたが、アウラーの陰茎を見る限り、想像を絶する痛さであろうことは容易に想像出来た。
しかし、さきほど、自分を好きと言ったアウラーの言葉は真剣だったし、彼は一生自分を愛してくれるだろう。
そう思うと
「ええ。いいですわ」
と目を閉じて言った。
「で、でも・・・・やさしくしてね」
いよいよその時を迎え、感極まったのか少し潤んだ目でアウラーを見上げながら言う。
「うん」
アウラーは短い言葉に続いて濃厚なキスをした。
612名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:13:55 ID:S4VUjVV9
書いてるうちに長くなりすぎて終わらせられなかった
続きは明日・・かなぁ
613名無しさん@ピンキー :2007/03/11(日) 09:26:00 ID:mhaM4thA
いやもう脱帽ですばい・・・GJとしかいいようがなかとです。
そして強引に迫られてるのになにげに順応の早いアルテッサ萌えw

続きも楽しみにお待ちしとります〜。
614名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:51:05 ID:3UH1uqlS
GJ!アルテッサかわいいよアルテッサ
さりげなくレインのニュースに対する
共通認識が成立してるのに笑った
615名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 10:48:32 ID:+EAe+bH4
金曜日UPされた分読んでから放送見たらアルテッサが呑気にクッキー食ってた。
思わずにやけてしまったじゃねぇか!
616名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 10:49:12 ID:+EAe+bH4
すまん。ageてしまった。
617名無しさん@ピンキー :2007/03/12(月) 19:10:37 ID:7CwwFLq/
ワクワク
618名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:48:16 ID:7D+plHmN
読んでくれて、感想くれてありがとう
えっと最後ね
・ホンワカ話にならない。とか言ったけど、ホンワカ?話になってしまったので、そちらを期待してた人は注意
619名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:49:36 ID:7D+plHmN
「んっ・・あ、あれ?」
ソフィーと何度も身体を合わせているアウラーでも、やはり相手が最愛のアルテッサとなると勝手が違う。
緊張して陰茎に添えた手は震えてしまう。
{もう。お兄様ったら・・}
ソフィーはカメラを置くと黙って2人の後ろ側に回った。
「いっ!」
アウラーが慌てて後ろを振り返ると、ソフィーが人差し指を口元に当てて、もう片方の手で陰茎を持ち、アルテッサの幼く狭い入り口に狙いを定めてあてがっった。
{これでいいわよ}
また指でアウラーに合図すると、ゆっくりと体重をかけて行った。

「ああうっ・・い、いたっ・・いたいっ・・いたいですわ!」
まだ先が数センチ入っただけだが、アルテッサの痛がりようは尋常ではなかった。
「ア、アルテッサ・・?」
思わず心配になったアウラーが気遣う。
{やっぱりまだ早過ぎたのかな?「やめて」って言うのかな?}
困惑するアウラーに返って来た答えは意外なものだった。
「ど、どうしましたの?よろしいのですのよ、アウラー・・・・わたくしを貴方のモノにしてくださるのではなくて?」
大きな目に涙を滲ませながら、本当は痛くてしょうがないのに、身体が引き裂かれそうな痛みが襲っているはずなのに、気丈にも自分が将来の夫と決めた殿方を気遣う様は、彼女の意思の強さを表してるようだった。

「ア、アルテッサ・・・・」
その後は、ギュっと目を閉じ、歯を食いしばり、アウラーの肩に爪を立てて我慢をしてる。
ソフィーを見ると、大きく口を開けて息を吸うマネをしている。
アルテッサにそうさせろ。と言う意味だろう。
それを理解すると
「アルテッサ、痛いだろうけど、もう少しだけ我慢して」
アウラーの言葉に黙って頷くアルテッサ。
「アルテッサ、少し口を開けて、大きく息をしてみて」
アウラーの言葉に
{今、口を開けたら、大声が出てしまいますわ}
とか思ったが、ともかく言われた通りになんとか口を開いて息を吸い込んだ。
そして、やはり大きく吐き出した時、アルテッサの膣口がほんの少しだけ緩んだ感触がハッキリ伝わって来た。

この瞬間を逃すまいと、腰に体重をかけると、狭いながらもニュルっと入って行く。
「んぐぐっ・・うっ・・・・」
今度は目を見開いて痛みの感情を露にしたが、先端の特に太い部分がアルテッサの中に潜り込むと後は比較的楽に埋め込まれて行った。
「ああーっ・・」
感激の吐息を漏らすアウラー。
対照的にアルテッサは、またギュッと目を閉じて大きく口を開けたまま、荒い呼吸を繰り返し、フルーツばかりを食べ続けた甘く香ばしい吐息がアウラーの鼻腔をくすぐる。
620名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:51:04 ID:7D+plHmN
暫く動かずにいると、ゆっくりと目を開き、少し余裕が出来たのか、
「お願い、アウラー。口づけ・・してくださらない?」
涙が溢れる目でやさしく見つめる。
「うん。アルテッサ・・ボクのアルテッサ・・」
「んっ・・」
キスをするとアルテッサの身体からさらに力が抜けたのか、強張る様子ではなくなった。
それでも、身体を引き裂く痛みはしているのは間違い無いが・・・・
その間、痛みに耐えながらアルテッサは思い出していた。
アウラーとソフィーの行為を。
2人は激しく腰を振って、その度に実に気持ち良さそうな声を上げていた姿を。
そして、果てた姿を・・
「アウラー・・」
「えっ?」
「そ、その・・動いてもよろしくてよ。そうしないと殿方は気持ち良くならないのでしょう?」
「で、でも・・」
「わたくしなら、大丈夫ですわ・・・・わ、わたくしは・・ア、アウラーのものですもの。アウラーが、わたくしで気持ち良くなっていただかなければ、わたくしの気が納まりませんわ」
上気した頬をさらに染め、それだけ言うと、プイと横を向いてしまった。

「アルテッサ・・」
「な、何ですの?早くなさいまし。そして早く終わらせていただかないと、わたくし、痛くてたまりませんわ!さあっ!」
両手と両足とアウラーに絡めた。
その様子を
「むふー」
と興奮しながらカメラを構えるソフィー。
{ああーっん・・アルテッサぁ。何て・・ホントに可愛いいわぁ}
本当は、自分がアルテッサを可愛がり、モノにしてしまおうと考えていたが、何の気まぐれか、兄にその役目を譲ってしまった。
その事はすこぶる残念ではあったが、でも、そのおかげで、アルテッサの一生に一度の場面をカメラに収める事が出来たのだから、それはまあそれで良かった。と思い込むことにした。

アルテッサがいじらしく、またその言葉に打ち震え
「じゃ、じゃあ・・その・・痛かったら言って・・」
そう言って小刻みに腰を上下し出した。
「んああんっ・・」
強がってみたものの、いきり立った陰茎で、また慣れていない膣内をかき回される痛みは想像を絶するものだった。
しかし、腰を動かす度に上になってるアウラーが蕩けそうな顔をして、快感を噛締めているのをみれば、痛みも柔らぐのだった。
実際、アウラーの快感は凄まじく、まだ膣内も硬い感じで、濡れ方も不十分だったものの、濡れ方も豊富で、すっかり馴染んで膣内も柔らかく、入り口を自由に締めたり緩めたり出来るソフィーと遜色の無い、いや、確実にそれ以上の快感を得ていた。

背骨から骨盤にかけて痺れるような感覚がひっきりなしに襲い掛かり、ちょっとでも油断をすればあっと言う間に射精してしまいそうだった。
さらに、最初は濡れ方も乏しかったが、段々蜜が後から後から溢れて来てすっかり潤ってしまった。
短時間の間に、これだけアウラーの身体に馴染み、当然無意識であろうが、彼を気持ち良くさせようとしてるのか、ぎこちなく腰を動かす順応性を見て、ソフィーの興奮はさらに増した。
そして、結合部。
自分よりずっと小さい膣にアウラーの陰茎をしっかりと銜え込んでるのには驚いた。
当然、溢れ出た蜜に混じって破瓜の血が混ざってはいるものの、目一杯開いてアウラーを迎え入れている。
育ちが良く、ムッチリと肉付きの良いアルテッサだけに膣の柔軟性にも富んでいるのだろうか?
ただ口に溜まる唾を飲み込むソフィーだった。
621名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:52:08 ID:7D+plHmN
「そ、それじゃぁ・・」
小刻みに腰を動かすと、やはりまだ相当な痛みがあるのか、小さな爪がアウラーの肩に食い込む。
しかし、その痛みよりも遥かに大きな快感がアウラーを襲い、回数からすればソフィーよりもずっと少ない腰の律動で限界がやってきた。
想い描き、想像する事しか出来なかったアルテッサの膣(なか)。
少しでも長く味わっていたかったが、その小さな少女の身体がそれをさせなかった。
{だ、ダメだ・・止めなくちゃ・・出ちゃうっ}
しかし、アルテッサからもたらさせる快感を貪りたい欲求に身体が言うことを聞かず、腰は大胆に、荒々しく律動したのだった。
「あっああーっ・・・・」
アウラーの身体が硬直したようにピンと伸びると、動きが止まり、ややして、ガクガクと震えながらアルテッサの上に崩れ落ちた。

「はぁはぁはぁ・・んっ・・はぁ・・」
アルテッサが1ついきんで息を吐き出すと、それに合わせてアウラーの陰茎がヌルリと抜け出した。
最愛の女性の処女を奪い、味わい、蜜を吸い、純潔の証である鮮血を纏った陰茎がシーツにピンクのシミを作った。
アルテッサの膣からも、泡立った精液と鮮血の混じった汁が漏れ、性器とお尻の溝を通ってシーツにこぼれる。
「アルテッサ、好きだよ」
「アウラー・・わたくしも・・・・んっ」
もう、何度目だろうか?
目を合わせ、そしてゆっくりと閉じると、キスをする。
アルテッサがアウラーに、アウラーがアルテッサに腕を回してGyu!と抱き合った。
・・・・・・

長いキスが終わってアウラーがティッシュを取り、アルテッサの膣を拭こうとした。
しかし、その部分は痛々しく襞がめくれて、ピンクの肉がぽってりと腫れ上がってるようだった。
そっと、押し当てると
「いたたっ・・ま、まだ触らないで・・・・お願い」
「ご、ごめん・・」
痛々しくなって、また申し訳無いと言う気持ちから出た言葉だったが
「何故、謝られますの?わたくしをアウラーのものにしたかったのでございましょう?痛かったですけど、わたくしもそれを望んだのですから、謝られるのは心外ですわ」
「アルテッサ・・」
「謝るくらいでしたら、もっとわたくしを抱きしめてくださいましな。「もう離さない」とおっしゃってくれませんこと?」
言葉はキツイが、目は優しく、そして潤んでいた。
「うん、アルテッサ。アルテッサはボクのものだ。もう離さないよ」
「アウラー・・」
アルテッサの目から大粒の涙が流れた。

{はぁーあ。何かバカらしくなってきましたわね}
{大体、どうして、私のアルテッサの始めてをお兄様に譲って差し上げたのかしら・・}
なんて心の中でボヤくソフィー。
理由はもちろん理解していたが、釈然としない思いはあった。
そうしてるうちに、アルテッサがアウラーからティッシュを受け取って、自分で股間を拭こうとした。
「いたっ!」
まだ痛むのだろう。
{そうだ!}
ソフィーがカメラを置いて、アルテッサの元に寄った。
622名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:53:12 ID:7D+plHmN
「な、何?」
「じっとしてて、アルテッサ・・」
そう言って足を抑えると、アルテッサの股間に顔を近づけた。
汗と分泌物と兄の精液の混ざった匂いがムッとした。
どろりと溢れ出す汁に舌を這わせ舐め取る。
「ちょ、ちょっと・・ソフィー。やめて」
「んふふ。いいのよアルテッサ、これならそんなに痛くないでしょう?」
「やめてぇっ!やめてくださらない!」
ソフィーを振り払った。

「どうして?どうしてなのアルテッサ?」
狼狽しながら理由を聞こうとする。
「「どうして?」ですって?貴方、わたくしに何をしたかお忘れになりましたの?」
「だ、だって・・」
「わたくしは・・以前は貴方達、兄妹をライバルとして見てましたわ」
「・・・・」
「でも、その・・いろいろあって、貴方達とはいいお友達になれたと思ってましたわ。アウラーがわたくしの事を好きなのも嬉しくなったし、ソフィーが仲良くしてくれるのも嬉しかった。なのに・・・・」
「で、でもそれは・・」

「それをお菓子に薬を仕込んで・・わたくしをあんなふうにして・・わたくしとアウラーが結ばれるのを手助けなさったつもりですの?」
「い、いえ、違うわ・・」
「わたくしは・・立派なレディになって、大人になって・・その時にアウラーがプロポーズしてくださったら、わたくしの純潔も含めて全てを差し上げるつもりでしたわ」
「・・・・」
「そして、その時もソフィー。貴方ともいいお友達・・ううん、いい姉妹になれると思ってたのに・・」
ここまで言うと、アウラーの胸に顔を埋めて泣き出してしまった。
「アウラーがわたくしの事を好きでいてくれるのを知って・・わたくしも・・わたくしも気づかない間にアウラーの事を好きになって行きましたわ」
「・・・・」
「そのアウラーに・・あんな明るい中でわたくしの・・大切な所を見られて・・お風呂にも入って無いのに匂いを嗅がれ・・お、おしっこしてる所まで・・・・」

「そ、それは・・私も貴方を愛してるからなのよ。アルテッサ」
思わず弁明するソフィー。
だがアルテッサの言葉は辛辣だった。
「冗談ではありませんわ。わたくしも貴方も女の子同士ですのよ。どうして「愛する」なんて感情が湧きますの?」
もっともな意見ではあったがソフィーも想いを隠さなかった。
涙を流しながら
「だって、好きになっちゃったものはしょうがないじゃない!」
「うっ・・!」
攻守が変わった。
「だってアルテッサは色も白くて、髪もフワフワで、ほっぺもプニプニして、ちっちゃくて・・少し生意気で・・・・全部が全部可愛すぎるのですもの。好きになって悪い?」
「ちょ・・」
「でも・・そう・・・・私達は女同士。大人になっても結婚する事は出来ない。どこかに身を潜めて2人で過ごそうとしても、私達は王家の人間。そんな自由もない」
「ソフィー・・」
「だから!・・だからせめて今は・・今だけは・・・・アルテッサがお兄様のモノになるまでは、私のモノにしたかったのよ!」
「・・・・ソフィー」
「お兄様は黙ってて!」
言葉を挟んだ兄を睨みつけると再びアルテッサの方を向いて続けた。
623名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:54:32 ID:7D+plHmN
「例え義理でもバレンタインのチョコ、嬉しかった。でも春休みになったら貴方と離れ離れになってしまう。新学期になったら貴方と別のクラスになるかもしれない・・」
「で、でも、そうなっても私達は友達でしょ?」
「それだけじゃダメなのよ!もう、どうしようもなかったの。私の心を抑えられなかったのよ。何かが欲しかったのよ。貴方と私の繋がりが・・」
「だからって、あんな事・・」
「そうよ。私はもうどしようも無かった。だからクッキーに薬を仕込んだ。そうでもしないと貴方は私のものにならなかったから・・」
「そ、そんな事でわたくしが貴方に靡くとお思いでしたの?」
「いいえ、思わなかったわ。それでも・・それでも私にはそれしか手は無かった・・・・」
「・・・・」
「ムリヤリにでも貴方をモノにして、最初は拒んでも、だんだんと貴方の心を溶かして行って・・そう思ったわ。でも誤算があった・・」
「アウラー・・・・?」
「そう。ロイヤルワンダー学園に来てから、初めてお兄様が私の部屋を訊ねて来た・・」

「貴方も見たようにお兄様と私はただの兄妹じゃない・・男と女の関係・・」
{「どうして?」}
そう聞こうとしたが理由ななんとなく分かってはいた。原因は自分だと。
「私もお兄様も貴方が好きだった。私もお兄様も貴方を想って自分を慰めてた。あの日までは・・」
「あの日?」
「まだかざぐるまの国にいた頃の話。偶然、私の部屋を通りかかったお兄様が私の声を聞いて部屋に入って来た。病気かなんかで苦しんでると思ったのね」
「・・・・」
「その時から、私とお兄様は互いに貴方を想っている事を知って、そのやり場の無い寂しさを誤魔化す為に、互いの身体を貴方に見立てて、互いを慰め合う事になったのよ・・・・」
「それが・・それが、例え許されない行為であっても、私達は止める事が出来なかった。・・・・んふふ、笑ってもらってもいいのよ。むしろ笑って欲しいわ」
そんな事を言われても笑えるはずがないし、ソフィーも笑って欲しくはないだろう。
嘲笑されれば、さらに深い傷を負うことになる。
以前の自分ならば躊躇なく言っただろう。
でもファインやレイン。
その他の人達との出会いがアルテッサを変えていた。成長させていた。
とは言えどう声をかけていいのか分からない。
それを見越したわけではないだろうが、ソフィーが続ける。

「アルテッサにチョコを貰ったバレンタインにも来なかったお兄様。多分あの日は純粋にアルテッサの事を考えていたのでしょうね。私達は所詮は代用品・・」
「ソフィー・・」
「でもそのお兄様がホワイトデーの時には来てしまった・・その時思ったのよ。アルテッサの運命の人は私じゃない。って。・・お兄様なんだって分かったのよ」
「・・・・」
「でも、だからといって、そうですか。とかは思えなかった。だからお兄様に貴方の一番恥ずかしい姿を見せた。貴方にとって屈辱的な行為をさせた。そして・・・・」
「そして?」
「お兄様の最も卑しい行為をさせて、貴方に見せた。アルテッサ・・貴方がお兄様を見限れば、私にもチャンスが来るかもしれないって・・」
「ソフィー、貴方!」
アルテッサが声を荒げた。
「そうよ。私はお兄様までも裏切ろうとした・・・・貴方を手に入れる為に実の兄まで・・ふふふ」
624名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:55:58 ID:7D+plHmN
「それで・・今日、お兄様がアルテッサを求め、アルテッサもお兄様を受け入れるのかどうかが、最後の賭けだったわ・・」
「・・・・」
「でも賭けは私の負けだった。・・・・だったら、貴方とお兄様を裏切ったお詫びに2人の初めてが上手く行くようにしようとしたのよ。・・・・だって、それでも私は貴方とお兄様が好きなんですもの・・・・」
「ソフィー・・・・」
「・・・・アルテッサ。どうして私じゃダメなの?私は・・私は・・こんなにも貴方を愛してるのに!」
「なっ・・ちょっ・・・・」
涙を流しながら、魂の叫びを吐露するソフィーに躊躇してしまう。
「どうして?・・・・うわあぁぁんっ」
耐え切れずベッドに突っ伏して本格的に泣き出してしまった。

ソフィーを抱きしめてアルテッサが静かに語りだした。
「ねえ、ソフィー。貴方の心、とっても嬉しいですわ。・・わたくしがアウラーを選んだと言うけれど、それは違いますことよ・・」
「うくっ・・ひくっ・・」
アルテッサの胸の中で泣きながらソフィーは聞くだけだった。
「私にとってはアウラーも貴方も・・ううん・・・・ファインもレインもシェイドもミルロもリオーネも・・ティオもタネタネプリンセス達、ソロ・・そしてお兄様・・皆大切なお友達で、大切な人達なのよ。1人だけ選ぶなんて出来ませんの。分かって」
「ひ・・ひくっ・・じゃ、じゃあ、今まで通りお友達でいてくれる?」
「ええ。もちろんですわ。でも・・」
「でも?」
「そ、その・・あの・・えっちな事はダメですわよ。それと、アウラーとなさるのも・・」
「え?」
思わずアウラーが声をあげた。

「だ、だって、そうでしょう。わたくしがアウラーのものになったのですから、アウラーも・・そのわたくし以外の女性で・・その・・そんな事をなさるのは許せませんわ」
「じゃ、じゃあ・・」
「早とちりなさらないで!元々、こう言うことはレディになってからだと思ってましたのに・・ホントにもう!」
「ごめん。で、でも・・」
「ですから・・そのさっきしたようなのは、少なくともロイヤルワンダー学園を卒業するまではダメですわ」
「そ、そんなぁ」
「で、ですから・・その・・ソフィーがしてたような・・その・・指とか・・お口でなら・・その・・あの・・時々なら・・・・して差し上げますわよ」
「ほ、ホント?」
ここでソフィーが
「じゃあ私は?」
すかさず聞くが
「さっきダメだと言ったでしょう!」
ピシャリと返した。
625名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 04:57:58 ID:7D+plHmN
シュンとなるソフィーが可愛そうになったのか
「そ、その代わり・・時々でよろしければ、一緒のベッドで寝ましょう」
それを聞いてソフィーの顔がぱぁっと明るくなった。
「やったぁ!で、その時、ちょっとだけイタズラとかはしても・・」
「ダメです!」
「ガックリ・・」
「「ガックリ」じゃありませんでしょう」
「じゃ、じゃあ。私の事「お姉様」って呼んで」
別の要求を出して来た。
「お姉様って・・何ですのそれ?それにアウラーの妹なんですから、わたくしとアウラーが結婚すれば貴方が義妹になるのではなくて?」
「それでもいいじゃない。今は私の方が年上なんだから」
「・・・・はぁ。でもぉ・・」
煮え切らない態度だが、脈があると踏んだソフィーが畳み掛ける。
「勿論たまにで良いから。ね?」
「まあ、たまにで良いのですなら・・」
「やったぁ!約束よ」

改めてアルテッサに抱きついたソフィー。
その頭を撫でながら
「まったく。これではどちらがお姉様か分かりませんわねぇ」
困ったように言うが、その時ソフィーの口元がニヤリとした事には気付かなかった。

{まだ・・まだ、私にもチャンスがあるかも?徐々に慣らしていけば・・いつかは。卒業までにはなんとか・・・・んふふ}

夜は更けていったのでした。
めでたし、めでたし・・・・?
626名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 05:04:38 ID:7D+plHmN
えっと、最後まで読んでくれてありがとう

ホントはバリバリの陵辱モノにするハズだったんだけどなぁ・・
最後はちょっと駆け足になっちゃったし・・

ともあれ、今度こそ縁があれば本来の巣で会うかもしれないけど、その時は1つよろしく
では
627名無しさん@ピンキー :2007/03/13(火) 09:17:21 ID:MGYISsBP
レス一番乗り〜!

長編乙でした!
そしてGJ!

ラブラブなアウテサがサイコーでした〜。
ハード路線からほのぼのへの流れも個人的には良い感じでした。
一度で二度美味しい感じもしますしw

ソフィーが腹黒いんだか人が良いんだか境界線を行ったり来たり
してますが、この分だと一線越えて親密さを増したアウテサに毒気
を抜かれちゃいそうな気もw
628名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 13:57:29 ID:15eH9KdO
凄いな。
俺は陵辱よりもこっちの方がイイ。
本人が言うように最後がもう少し落ち着いてたらネ申だったと思う。
629名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 15:23:11 ID:0z3krbuW
GJ!
個人的には笑顔でアウラー帰してから急変で一悶着あったほうが
駆け足感薄れたのかなと思いつつ、萎えちん丸出し(推定)で
会話に割り込む隙を窺ってる兄さんを想像したらなんか
とてもかわいかったのでこの流れ捨てがたく…
ともあれGJ!
630名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:51:17 ID:ZJ5luwjo
あぁもう!GJ以外の言葉が出て来ないよ。
アウラーとソフィー両方うまくまとめてるし、
テッサの芯の強さにも萌えたし、凄いもの見せてもらいました。
631名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 15:31:07 ID:/EVGE7Gw
>>626
GJ!

名前ないので失礼するけど、あんたに巣があるのは判ったし、ここでの作品みてあんたが巣でも重要な存在なのだろう想像がつく。
巣はどこ?なんて野暮はいわないから、たまにでいいからそこと掛け持ちとかしてくれないかな?
もっと書いて欲しい。
632名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 12:01:16 ID:TxoCGrTz
アウラーがアルテッサに惚れ薬入りのお菓子を食べさせようとしたら
誤ってソフィーが食べてしまい惚れ薬の効果が切れるまで禁断の兄妹愛に発展する
そんなシチュを希望
633名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 01:32:05 ID:H2toDvYY
次回は若本様にハッピーを吸い尽くされて衰弱しきったふたごが見られるわけか・・・
あれだけ芯の強いふたごがそうなったらテラエロス
634名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 01:19:57 ID:UD1JSdVZ
極限状態で最後まで保つのはファインかレインか・・・

ほぼ同スペックの2人の微妙な差がわかるかもな。
635名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 22:19:05 ID:H7NNS7Js
めざせ友達100万人!なふたごだから、
逆に親友から酷い事を言われたり、裏切られたりする悪夢を見せられて
絶望したりするんだろうか。
精神的にレイプされるって大好きなシチュエーションだ。
636名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 22:58:08 ID:kPSs/suQ
きちくー!
637名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:07:12 ID:ZG2d/uee
だが、それがいい。

絶望に飲み込まれて、Gyu!っとつないだふたごの手もいつしか離れてしまい…


うお、なんか楽しみだ。
638名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 13:26:09 ID:p+qRt4NZ
ふたごの過去のSS倉庫ってなくなったの?
639名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 22:00:02 ID:2TUlq2bI
もともとない
640名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:46:06 ID:rbMh9s0u
スレを見て思った
攻ファイン×受レイン派は俺だけだと
641名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 01:14:14 ID:G1J+xs3K
テッサとレモンが仲良くて、ソフィーが嫉妬するようなの誰か書いておくれ。
642名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 11:28:33 ID:1L67/GYU
ハッピーを搾り取られて、もっと衰弱してるかと思ったけど。
若本様、やさしいな。
643名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 14:21:03 ID:BbgGSpQj
しまった。

この土壇場でエドワルド×スワンなんて気付いてしまった件
644名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 14:38:03 ID:YkU6rm+v
>>642
あれだけ吸い取られてて、「ちょっと力が抜ける」程度だもんな。
ふたごのハッピーの総量が大きすぎるのか。
深夜アニメだったらもっと酷い事されてそうだが。
645名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 09:12:18 ID:49lNMTV4
>>639
前スレのSSのサイトなかったっけ?

>>640
俺も攻ファイン×受レインだが。
どうしてもファインたんは無邪気攻めな気がする。
646名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 09:24:53 ID:TCSfBJLc
>>643
俺はビビン×エドちん派。

だからスワンの件がどう決着つけるのか気になってる。
スワンの方は自我のない若本様の道具のような存在の気がするが
来週どうゆう風に決着つけるかがマジで気になる。
647http://softbank221062140055.bbtec.net.2ch.net/:2007/03/25(日) 11:22:12 ID:/ghFuIlk
guest guest 
648名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 13:40:10 ID:3Bv4mzPr
ファインはいざマジ攻めとなるとレインの倍以上の恐ろしさを発揮しそうな気が…
或いはレインがもともと邪悪(注:褒め言葉w)な分目立ってないだけかもな。

やば、ファインに篭絡されるソフィーとか想像しちまった…(氏んでこい
649名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 17:45:57 ID:hzXmsxcC
>>648
よし。それをSS化するんだ。
650名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 15:20:42 ID:rsBdOtix
ファインは運動神経もあるし無邪気だしあまり知識もないが遊び感覚で嫌がるレインを無理矢理捩伏せて…(;´д`)ハァハァ
逆にレインは耳年増だから羞恥で「ファインらめて〜」って涙ボロボロとか。
651名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 21:44:34 ID:OD2qYGny
>>650
アソコをいじると気持ちいい事ぐらいは分かってるのがファインたん。
「じゃあ、皆にも教えてあげよう!」と、他の姫様方を次々に手ごめにしていく訳か。
考えてみたら、ファインたんを止められるのは、同年代の女子でほとんどいないような。
こ、これはエロス的にやばいぞ(w
652名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 23:19:25 ID:DHcL1l9M
>645
保管サイトってこと?
エロパロ板全体の保管庫サイトにはふたごスレは入ってないよね?
653名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 06:10:26 ID:DzAF3LdZ
>>651
レインたんの色ボケ妄想での暴走も恐ろしいが、ファインたんの暴走は力もある事だしもっと恐そうだw
最初の餌食になるのはもちろんレインたんでFA?(*´д`*)

>>652
そうなのかor2
前スレの神SSが読みたくなって1〜レス見てたら何かのURL投下されててそれが倉庫だと思ったよ。

654名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 12:30:15 ID:RvmBo7v6
明日でふたご姫が終わっちゃうよぉ・・・
655名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 10:30:40 ID:MR9XWBZJ
良い最終回だった。マジで。
656名無しさん@ピンキー :2007/03/31(土) 10:43:49 ID:TMDOJEhY
ファンゴ×β、もうワンクッション欲しかったが最後の最後、締めに
入れてくれただけでも満足じゃ! そして↑の作品に続くわけですなw
657名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 11:23:22 ID:oZ6KIQFW
ふたごが捕まって陵辱(?)されて、勝ったと思ったらレイープ後の虚ろな瞳。
まさか本編でここまでやってくれるとは。
わかもと様GJですよ!
658名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 11:32:38 ID:DN3DE9Ts
同人誌では、もうちょっと大人の表現になってる話を期待してしまうな。
659名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 19:26:06 ID:wSmO60e1
まさか最後の最後に生気の抜けた眼を見せてくれるとはね。

…うん、大好物なんだ。すまない。


それにしても今日のβ様はおいしすぎだろw
660名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:09:56 ID:V1juTk5A
ビビンとエドちんがフラグ立ったかと思いきやorz
661名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:20:28 ID:CNr0Yapl
ビビン厨ウゼエ
662名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 04:49:29 ID:f5PzsyuK
^^
663うつろ目妄想:2007/04/01(日) 19:01:05 ID:OI97d3cD
ここはどこなのか、自分が何をすべきなのか。
Happyを吸い尽くされた双子には、もう何も分からなかった。
肉体をブラッククリスタルキングに囚われ、
無防備になった精神までもが闇に捕まってしまったのだ。

黒が広がる空間――精神世界。
くらい。さむい。こわい。

(……どうしたらいいの)

今にも折れそうな心を、闇の化身が見逃すはずもなく。
暗闇の隙間から、実体を持ったカゲが次々に現れ、二人を囲んだ。

「……っ?!」

ヒトガタにも似たそれらは、問答無用で二人を押さえつける。
僅かな抵抗など無意味、腕を、足を、動かせる全てを封じられた。

「……い…やぁぁぁぁ!!!!」

無理やりに服を剥ぎ取られ、露になった肌を吸い撫でられ、
それでも陵辱の手は止まることなどなく。

「うぅ…あ…ん……」

闇には、悲鳴と濡れ音だけが響き続けた――。



そんで目に光がなくなってしまったとさ。
終わる。
664レインの身体検査@:2007/04/03(火) 01:02:29 ID:UqA9fT9s
「い、いやぁっ!何すんのよ!?」
と叫んだのはビビン
「ふふっ♪別にたいしたことはしないわ、ただちょっとあなたの体を調べるだけよ」
と言ったのはレイン

そこはとある森の奥深く
そこにはビビンとレインしかおらずビビンがレインに拘束され今まさに服を脱がされようとしているところだった。

そもそも何故こんな事になったかと言うと・・・

いつものようにふたご姫に挑んだビビンだがお決まりのように敗れ連敗記録は数えられない程になっていた。そこで今回は一人一人別々に倒そうとおびき寄せたもののあっさり敗れてしまったわけなのである。

「さあっ早く服を脱いで脱いでぇー」
と言うレインの表情はどこか楽しげである。
「ふ、ふざけないでよ!誰がアンタの悪趣味な検査に付き合うもんですか!」
いつもと違うレインの雰囲気に気がついたのかいつも以上に必死なビビンしかしこれからがレインの本当の攻めが始まるのをビビンはまだ知らない・・・




すんません今日は一旦ここで切ります続きはまた明日
665名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 02:04:30 ID:2/HGXk1L
投下途中でd切って悪いんだが、
>637あたりと>663で脳内ドリルが大回転した
ふたごinブラクリネタ投下してもいいカナ?カナ?
微リンカーンで小スカと極小けつ穴ネタ有で修羅場含有なんで
一応、聞いといたほうがいいかと思ったんだが
666名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 02:11:00 ID:wNhWnhyh
>>665
ぜひおながい。
自分は大好物。
667名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 03:03:57 ID:lS1iZ4HV
はげしく期待
668665:2007/04/04(水) 22:01:48 ID:2/HGXk1L
さんくす
んじゃもう少し待っててくれ
がんがって仕上げるから
669レインの身体検査A:2007/04/04(水) 22:11:02 ID:eYjSn3/O
遅れました前回の続きです



「ん?悪趣味ぃ?」
爽やかな笑顔でレインは言うその顔にはどこか威圧感がある。
「ひっ!・・・な、何でもないわ・・」
流石のビビンもレインの物々しい雰囲気に気圧されたのか反論をやめる。

「そう、じゃあ検査をはじめまーす」
「じゃあまずその邪魔なローブを脱いでちょうだい♪」
相変わらず笑顔のレイン
「ア、アンタバカじゃないの!この状態で脱げるわけないでしょ!?」
ビビンは両手を後ろ手に縛られているため自力で服を脱ぐことが出来ない。

「んもぉーしょーがないわねぇ」
そういうとレインは懐からハサミを取り出してビビンの服を真っ二つに切っていく
「なあっ!?アンタちょっとやめさいよ!」
レインの予想外の行動に必死に講義するビビン
「だってぇーこっちの方が手っ取り早いし」
ビビンの講義を無視しレインのハサミはローブを真っ二つにした。

「やぁぁ・・・見ないでぇ」
同性とはいえこのような部分をまじまじと見られるのは流石に厳しいものがあるらしい。
「じゃあまずは・・・」
さっきからビビンの言うことに聞く耳をもたないレインは目の前に落ちていた枝を拾いその先端をビビンの胸に押し当てる。
670名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 08:33:58 ID:YCzlZ6nb
レインたん、マジ外道w
671名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 22:26:33 ID:lpwEL05F
>>668
期待。超期待。
出来れば、ファインたんをうんと泣かせてくれ(マジ外道

>>669
レインたんさすがに手馴れてるよ(w
672名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 00:34:50 ID:Pgwru9H/
ニュースコーナーを奪い完全に我が物にする為にブラッククリスタルキングが
レインを徹底的に凌辱する。レインはどんなに責めても絶対に渡さないと言うが

ブラッククリスタルキングが渡さないとコイツがどうなっても良いのかと過剰にハッピーを吸いとられた影響で弱り衰弱したファインを見せ付けられる(しかも極太水晶がファインの秘所を突き上げいつでも犯せる体制で待機している)

ファインを人質に取られたレインには選択肢がなく度重なる過激な責めは
いかに心が強くても幼い身体のキャパシティの限界まで追い詰められ
ついに好きにしてくださいと言う服従の一言を言い屈伏し力尽き倒れるレイン

二人は解放されるが今回の件がトラウマとなり二度と立ち上がる事は無く闇が宇宙を覆う時が迫っていた

って感じなシチュを妄想した
673名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 00:40:18 ID:st4loXW7
…はあっ…、あぁ…
「どうかのぅ、レイン?」
…うん…凄く上手よ、エリザベータ…
 ファンゴは喜んでくれて…る?
「うむ、…んく…わらわがここまで出来るとは露ほども思ってなかったようでな、
 心地よい声を…あげてくれるのじゃ」
…そう、良かった…じゃあ、もっと喜ばせて…あげなきゃね。
 あたしも、エリザベータには…まだまだ教えたい事が一杯あるから
「苦しゅうない…ん、ふ…ふあ、あぁ…」
…うふ、エリザベータ可愛い♪
「みぅ…そ、れにしても…
 そろそろ教えてたも、レイン…わらわで、何人目…なのじゃ?」
…ちゅう…っ、…ん? そうね、もうバラしてもいい…かな。
 この学園に来てからは…二人目よ。女の子は、だけどね
「なんと…意外じゃ、てっきりお主の事じゃから…ひあっ!」
…どういう意味かしら? あたしが仕込んだのは、ちゅく…
 最初にシフォン、3人目がマーチ、それからローズマリー…くらいよ?
「な、なんと…ふあぁっ!」
…ファインやソフィー、アルテッサ達も…じゅる、
 あたしの知らないところで動いてたみたいだからね。
「そう言って…ファイン達に仕込んだのはお主ではないのか?
 シャシャとカーラもわらわの知らぬ間に…んむっ」
…きゃ…ぁん、それは…まあ、そうなんだけどね。
 でもね、あたしはほんの最初ぐらいしか…んっ、教えてないわ…「嘘を申すでないっ…わらわに、ここまであれこれ教えておいて…
 っふ、あぁ…レイン…もう耐えられぬ、そろそろ…っ…」
…分かったわ、じゃあいくわね…可愛いエリザベータ♪




この2人が好きだから絡ませただけ。スルー推奨。寝る。
674レインの身体検査B:2007/04/06(金) 02:23:19 ID:zxR9wmfq
「あっ・・・ちょっと・・やぁあん」
と思わず声をあげるビビン
「ん?ここ?それともここ?」
枝をたくみに使いビビンを快楽への道へ落としていくレインその腕前はとても素人のものにはみえなかった。
「ひゃわ!・・んあゃ!」
レインの容赦ない攻撃をまともに受けているビビンは嫌らしい声を立て続けにあげた
「へぇービビンって以外と感度がいいのね」
そういいながらレインはノートに何かを記している
「な・・・何かいてんのよ」
「あなたの検査結果よ、上はまずまずね」
相変わらずビビンはレインの玩具のような扱いを受けている。

「う、上?」
嫌な予感がする、そんな表情でビビンはレインを見る。
「そうよ次は下を調べたいからパンツを脱いでちょうだい」
とレインは言う
「冗談じゃないわ!アンタにそこまでされてたまるもんですか!」
ビビンも先程の強気な表情に戻りレインを睨み付ける。
「もう濡れてるんだからいいじゃないホラ」
レインはそういいながら人差し指をビビンのパンツに食い込ませる。
「やぁん!・・いい加減にしなさいよね!」
顔を赤くして自分の股を閉じながらビビンは言う。

「ちょっとー足開きなさいよー」
膨れっ面を作るレイン
「嫌に決まってるでしょ!?」
必死に拒否するビビン
「世話がかかるわねぇ」
レインはそういうとビビンの両足首を持ちこれでもかというほど股を開く。
「ビビンが素直じゃないのがいけないんだから」
そういうなり開いた股の間に片足を入れる。簡単に言えば電気ヤンマーのポーズである。
675名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:08:09 ID:vGm6yXyN
>>672
ふたごは絆が強すぎる分、そこを攻められると弱そうだよな。


しかし、自分が同じシチュを妄想するときも、いつも最初に犯られるのはファインで、レインがそれを見せ付けられるパターンばかりだ。

レインは先に攻めてはいけないというのが、自分の定説になってしまってるw
676レインの身体検査C:2007/04/08(日) 15:56:59 ID:I2ftQb/C
レインは靴の踵部分でビビンのあそこをしっかり捉え刺激を与えていく。
「ここまでされて我慢できるかしら?」

「んんっ、・・や、そこは・・・あぁ!・・ひゃあん!」
レインに良いように遊ばれているビビンは体をビクビクさせながらやがてぐったりと横になる。
「そろそろね・・・じゃあ失礼しまーす♪」
レインはぐったりとしているビビンのパンツを引きずり下ろす。
「あうぅ・・・やめろぉ」
もはやビビンには抵抗する力も残っていない。
「思った通りぐちょぐちょね」
レインは予想通りと小さく言い指を三本前に出す。
「もう・・・やめてぇ・・・もうわるいことしないからぁ・・・・・」
「えっぐ・・・ひっく・・・」
しまいには泣き出すビビンしかしレインにそんな事は関係ない。
「じゃあはいりまーす♪」
レインは容赦なくビビンの秘部に指を入れていく
「きゃっ!!・・・あん!そこ、そんなふうにされたらぁん!」
何とも嫌らしい声を出すビビン。



それからそれがしばらく続き
「あら、もうこんな時間?」
「もう昼休みが終わっちゃうから学校に戻るわねじゃあねビビン」
そんな事を言い残し去っていくレイン

その様子を見ながらビビンが
「ふたご姫・・・レイン・・絶食に許さない・・必ずこれ以上の屈辱を与えてやる・・・」
と言った。





とりあえず終わりです
投稿が大幅に遅れてすみませんでした。
677名無しさん@ピンキー :2007/04/08(日) 20:25:59 ID:avhnjZ1Q
乙でした〜!
GJ!

黒い、黒いよレインw
678名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:23:15 ID:yx5aR/VR
さすがレインたん。
さも当然のようにエロ行為を・・・。
679665:2007/04/13(金) 02:37:58 ID:qSiIXcgA
>665で予告したやつができたお
書いてるうちに

修羅場(四角関係)>ふたご百合>鬱>>>しーしー>乱交>>>>しり

な成分表になったんで、苦手属性がある奴はスルー推奨
あと無意味に長くなった、マジすまん
680最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:40:47 ID:qSiIXcgA
それは、たった一瞬のことだった。
ずっと固く繋がれていたはずのファインとレインの手、それがほんの一瞬だけ、離れてしまった。
蝶が羽ばたくほどの短い間のことだった。
ふたごが息を吐き、また吸うまでの短い間のことだった。
いつも自分を守ってくれた姉の手のひらが離れたのに、ファインが振り向いた。
いつも自分から離れなかった妹の手のひらが解かれたのに、レインが顔を上げた。
その微かな刹那に、空いた手のひらの心許なさを感じて
ふたごの心に走った不安。恐れ。戸惑い――恐怖。
ちっぽけな子供二人を呑み込もうと、うねり、轟き、蠢き、躍動し、
この世界の全てを塗り潰そうとしていた闇が、動いた。
闇は歓喜した。自分の中に入り込んだ異物、何があっても輝きと煌きを失おうとはしなかった
目障りなふたつの魂が、初めて隙を見せたからだ。
闇は狂喜した。小さな小さな闇の種がふたごの心に生まれ、それが姉と妹、お互いの叱咤によって
摘み取られる前に、流れる水のように、割れる氷のように。
何者にも阻むことの出来ない速さで、それはふたつの魂を呑み込むことに成功した。

それは、たった一瞬のことだったのだ。

681最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:42:17 ID:qSiIXcgA
「レイン……!」
離れないで、と無意識のうちに伸ばした手が、誰かに掴まれた。
姉の柔らかい手では無かった。自分とは違う、大きな手のひら。
弾かれるように頭上を見上げたファインの目に映ったのは、見知った顔だった。
それどころか、誰よりも誰よりも、不安なときにそばにいてほしい、手を握ってほしいと思っていた
――いっときの別れのときにファインの名を呼んでくれた、初恋の相手の、藍色の髪の少年。
彼が、気付けばファインの傍らに――そこに、いた。
「シェイド!」
「大丈夫か?」
そう言って、シェイドは微笑んだ。その手はファインの手を固く握り締めたまま、離れない。
どうしてここにいるの?どうやって?ねえ、みんなは?
そんな疑問が頭の端を掠めたけれど、何故か――本当に、何故なのだろう?
ファインはそんなことはどうでもいいと思い直し、大好きな王子の胸に飛び込んだ。
学園にいる時なら恥ずかしくてとても出来はしなかっただろうけれど、
レインの手のひらを感じることのできない今のファインは、不安だった。
レインと同じくらいに、時にはそれよりもあたたかい安心を与えてくれる少年の胸にしがみついていれば、
あたりの暗闇も、心をちりちりと騒がせる恐れも、何もかもが消えて無くなると思ったのだ。
「……ファイン」
耳元で、優しい声が聞こえた。次いで、ふわりと凪ぐように抱きしめ返されて、ファインは震えた。
恐怖でも寒さから来る震えでもでもなく、喜びの――悦びの震えだ。
シェイド、シェイド。だいすき。シェイドがいれば、もうなんにも怖くないよ――
心の底から叫びたいくらいの想いを口にしようと顔を上げて、
藍色の髪と同じ色をした瞳と目が合った。
682最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:43:24 ID:qSiIXcgA

――ねえ、レインを探さなきゃ。はぐれちゃったんだよ、心配なの。

ファインの思考を司っているはずの脳は、そう言う為の指令を出した。
けれど、まるで滝から流れ落ちた川が地にぶつかり溢れるように、理性は何か抗いようのないものに
塗り潰されて、洗い流される。
それから彼女の唇から漏れた言葉は、言うつもりだった言葉とは全く違うものだった。

「もっと……ぎゅって、して…………ねえ、シェイド。キス、してほしい……」

彼は驚かなかった。ただ、ファインが大好きないつもの優しい微笑みでそれを受け止めて、
「ああ」
と彼らしい短く簡潔な返事で、それでもその声音にはファインへの愛情が滲み出ていた――
その手は、そっとファインの背を抱いてくれた。



そして数秒後に、その手は彼女のドレスを引き裂いた。

683最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:44:21 ID:qSiIXcgA
「……ゃ……、やだ…ぁ……っ!」
その時は、驚きよりも、まだ羞恥の方が勝った。
いとも簡単に破れ、身体を半端に隠しているだけのドレスの破れ果てた端を手繰り寄せて、
思わずその場にしゃがみこもうとしたファインの肘を、力強い――その強さに、初めて彼女は僅かな恐怖を覚えた――
手のひらが引っ張り上げる。
「いや……!やだ、なんで、こんな……っ、シェイド、ひどいよ!」
藍色の髪の少年は、学園の花壇を見つめる時と同じ笑顔のままで、
ファインの胸元に引っかかっていた、見るも無残なリボンを爪を立てて裂いた。
その爪の先が、覆うもののなくなった素肌を微かに掠っていった、その冷たさにファインの背筋が凍る。
シェイドの腕を払おうとしていた手のひらが、空を切った。
怖い。この人は、誰。こんなの、嘘だ。
レイン。レイン、どこ?たすけて、こわいよ、一人にしないで。
ファインの唇が姉の名前を呼ぼうと形を変えたとき、少年の手のひらがファインの頬を掬い上げた。
それは、もうシェイドの姿をしてはいなかった。
金の髪と紅い瞳。深い闇の中に光る色をぼんやりと見つめて、それが宝石の国の王子だと
気付き、ブライト、と彼の名を呟くと、ひどく乱暴に唇を塞がれた。
「んぅ……!」
強張った唇をこじ開けられて、息苦しさに息を吐く。すると、生温い何かが唇の表面を撫でていき、
ひ、と腰を引こうとするファイン。それでも、震える脚は動いてくれなかった。
ずるずるとへたり込んで、ぺたりと尻餅をつく。
初めてブライトの全身を目に入れて、そこでファインは目を見開いた。
彼は最後に会った時の制服姿ではなく、黒いマントを羽織っていた。
細められた目と、口角の上がった唇。いつか見た、ふしぎ星の王になろうとしていた闇の王子。
「…………ブライト、なの……?」
「ああ。君が忘れてしまった、僕だよ」
金の髪の少年が、ファインの頬に舌を寄せる。ぞくりとファインの身体を
駆け上がっていったそれは、紛れもない、闇だった。
684最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:45:56 ID:qSiIXcgA

「ぁ……っ、んん、んぅうう………んー!あ、っ……!」
ファインの口中で、熱い塊が暴れている。
大きく張った嵩が絶えず喉を圧迫し、息継ぎもままならないのに逃げ道を求めて頭を引こうとすれば、
絶対的な力すら感じる手のひらが彼女の頭を押さえ付け、一向に許してはくれなかった。
ブライトの猛った男性器はファインの唇を擦り立て、その度にじゅぷりじゅぷりと泡音がはぜる。
「ん、む……っ、ふ、あ、………ひぅっ……」
幼いファインの小さな唇は、硬く怒張したものを収めるので精一杯だった。
垂れる涎を拭くこともできずに、溢れる涙を止めることもできないファインは啜り泣きながら、
口の中の異物に歯を立てないようにすることだけに神経を集中して、舌を動かす。
半ば無理やりに咥えさせられたそれは、ファインの唇を犯しているという事実にすら
興奮を覚えているようで、ろくに舌を動かしもしないうちにまるでそれ自体に命が宿っているかのように
形を変えて、ファインの舌を押さえ付けた。
ファインには存在しない器官。ファインの今までの、短い十年にも満たない人生のどこにも
関わりのなかった、その熱く硬い塊を、彼女の息すら侵そうとするそれのことを、
小さな少女は圧倒的な恐怖として受け止めていた。
「ああ、ファイン……いいよ、すごく気持ちいい」
嬉しそうに――そう、彼はひどく嬉しそうだった――ブライトの声が揺れる。
「君は、こんな醜い感情がこの世にあるなんて、知らなかっただろう?
こんなふうに好きな相手を押さえ付けて、無理やりに顔を汚すことで充足を覚えるような、
汚らしい気持ちが男の中には存在するなんて、考えもしなかった……んだろう、ね」
違う。そんなのは、違う。
ファインの大好きな人たちには、そんな恐ろしいものはないはずだ。
ファインに向かって笑いかけてくれる、手を握ってくれる、抱きしめてくれる
ふしぎ星の友人たち、学園の級友たち、国の両親や城の召使たちや、みんなには。
激しく出し入れされていた肉の塊が、ふと動きを止めた。
「ふ、……っ……ぅぅ……」
少しでもファインの口中を潤そうと、身体が己を守るために溢れ出ていた唾液と
ブライト自身から絶え間なく滲み出るぬめりが混じり合い、唇の端を伝って落ちていく。
「……じゃあ、あれは?」
685最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:47:02 ID:qSiIXcgA
止め処なく滲む涙の苦しさに瞼を閉じたままだったファインの前髪を、
支配者めいた指先が愉快そうに撫でた。
「目を開けてごらんよ、ファイン。そうすれば、面白いものが見える」
彼の云う「面白いもの」がどんなものなのかは分からなくとも、それがファインにとって
喜ばしいものではないだろうことぐらいは、想像がついた。
けれど、そこで目を開いてしまったのは。
誰かに命令された訳でもないのに何故か瞼を持ち上げ、もう一度何かを見ようとしてしまったファインは、
この世で最も見たくないものを見た。
青い髪の少女が、誰かにかたく抱きしめられている。
ファインのドレスと対になった青いドレスを羽交い絞めるように後ろから、
しかし捕らわれた少女の表情は、それが拘束ではなく抱擁なのだと物語っていた。
レインの頬は桃色に染まり、翠の瞳が潤んでいた。
ファインは、姉のそんな顔を見たことはなかった。
見慣れた灰色の制服の袖が――それが誰の腕かなんて、顔を見なくても分かった――
姉の腰を抱き、愛おしそうに撫で回していた。

うそ。
声を放ることもできないファインは、頭の中だけで吐き出した。
嘘だ。あんなの、嘘だ。
だって、シェイドはファインの名前を呼んでくれた。ファインの名前だけを呼んでくれた。
さっきだって、抱きしめてくれた。キスしてと云ったら、微笑んでくれた!
686最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:48:26 ID:qSiIXcgA
瞬間、強く深く、喉の奥にまで押し込まれる、肉の塊。
胃がせり上がるような不快感に喉が引き攣り、思わず顎に力を込めそうになる。
が、ファインが咥内のものを噛み切る前に、ずぬりといやらしい感触を残して、それが引き抜かれた。
ようやく解放された安堵で目の端に溜まっていた涙がこぼれた。
大きく息を吸って吐く、単純だけれどもそれが叶わない間は辛くて辛くて仕方がなかった作業を
何度も繰り返していたファインに、残酷な声が降る。
「君は、いつもそうだったんだよ。都合の悪いことは何も見ない。見ようとしない。
自分の嫉妬心も、彼がレインに向ける視線の意味にも、僕が持っていた馬鹿げた恋心も
見ないふりをして逃げ続けて、都合のいい夢を見ていただけなんだ」
ほら。
強引に顎を持ち上げられ、ファインの視線は上向いた。
闇の王子の身体の向こうに、レインとシェイドがいる。
いつの間にか、姉の腕はシェイドを抱いていた。青い頭が顎を上に傾けて、藍色の髪が
ゆっくりとそれに重なった。
ファインがシェイドにねだったキスは、まるでそれが初めから決められていたことのように
ごく自然な仕草で、姉に与えられた。
687最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:49:03 ID:qSiIXcgA

――いや。
ぴちゃり。ねちゃ、……ちゅぷ。
舌が絡む音がする。
二人の唇はほんの僅かな距離を置いて離れ、紅い舌だけが絶えず絡み合い、銀の糸を生んだ。
唇を重ねることなく舌だけで情を交し合う姿は、一対のけもののようにしか見えなかった。
青い髪と藍色の髪、青いドレスと灰の色の制服姿。よく似た色の境界線は徐々に曖昧になっていく。
――いやだ。
「やだぁっ……!やだ、やだ、いや………!」
ずっと動かし続けていた舌は疲れ果て、呂律が回らなかった。
それでもファインは力の限りに腕を振り上げ、叫んだ。
暴れれば、覚めると思った。悪い夢なら、レインが起こしてくれれば覚めるのだ。
あの甘ったるい姉の声が優しく降って、頬のひとつも引っ張ってくれれば、それですべてが終わるはずなのに。
「………や、……………いやぁ……」
「君に、現実を教えてあげようか」
ききたくない、という返事は自分でも驚くほどに弱々しかった。
代わりに首を振る。重い。頭の先から、へたりこんで立ち上がれない脚、動かすことすら億劫な指、痺れた舌。
この世のすべてが重苦しくファインに圧し掛かる。
688最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 02:50:27 ID:qSiIXcgA

「この世界は、闇なんだよ。どこまで行っても終わりの存在しない、黒い海の世界だ。
一度は見ただろ?ブラッククリスタルに囚われた僕を救うために飛び込んだ、あの場所で」
シェイド。ファインの大好きな、心のあったかくなるようなハーブを使って薬を作ってくれたシェイド。
そのシェイドは、ファインの大好きな姉を抱きしめている。
制服の袖から覗く手のひらはレインの胸元を這い、もう片方の手のひらは
腰まで裂けたドレスの裾を割って蠢き、レインの脚はびくびくと揺れていた。
それはファインの手の届かない遠い光景であるはずなのに、彼女の耳には
姉が漏らす切なげな吐息も、シェイドが熱に浮かされたように何度も呟く姉の名前も、
青いドレスの中から響くぐちゃぐちゃとした濡れた音もすべてが鮮明に、
はっきりとした世界の事実であると伝わった。
そうなの?シェイドは、ずっとレインのことが好きだったの?
ブライトもあたしを好きだったの?あたしだけが、何も知らなかったの?
問いかけることはできなかった。
気が付けば、熱く脈を打つ肉の茎が、またファインの頬に押し付けられていたからだ。
689最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:53:15 ID:qSiIXcgA
気が付けば、熱く脈を打つ肉の茎が、またファインの頬に押し付けられていたからだ。
ファインの唾液でてらてらと濡れて光るそれに焦点を合わせ、おぼろげな頭のままで口付ける。
ちゅぷ、と卑猥な音が立った。
今度はファインの方から唇を開き、自分を侵そうとする欲を己の中に受け入れた。
そうすれば、すべてがひとつになるような気がした。
近いようで遠い、手の届かない場所で睦み合う姉と大好きな王子とも、
さっきからずっとファインの口中を犯し続けている金髪の王子とも、
彼女たちの周りを取り巻く闇の群れとも。
世界のすべてが闇に呑まれることを想像したファインの脳裏を読んだように、ブライトは
腰の挿送を再開させた。
ファインがレインたちに見入っていた間、ブライトがとつとつと語っていた間、
少しも質量を失うことなく熱く硬いままだったそれはいっそう張りつめ滾り、ファインの唇を犯し続けた。
「ファイン……っ、君の、口に……出すよ。君の中を、喉も顔も唇も、何もかもを汚してあげるから……っ」
ファインは、もう何も言おうとしなかった。
ただ、これから口の中を満たすのだろう何かが訪れるのを、ひたすらに待っていた。
690最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:54:46 ID:qSiIXcgA

「…っく、ぁ………!」
「んん――……ぅ……っ……!」
目の前で、星が弾ける。これ以上大きくなることはないだろうと思っていた肉の幹、その先端が
大きく震え、膨らんだ。それがファインの身体の奥底を満たす何かなのだろうと、
彼女は既に悟っていた。
びゅくり、と舌先に飛び込んで来た熱いものがぶつかり合った瞬間、
まるで見えない手に撫で上げられたように、背筋が総毛立った。
「んぁ!………ぁぁん……」
含みきれなかったぬめりが唇の隙間から漏れて、零れ落ちるのが分かった。
一度ではまだ吐き出し足りないのか、それは小さく痙攣するたびに、二度、三度と
残滓を溢れさせる。どぷ、と新たな勢いが喉を打つたびに、ファインの背には電流が走った。

「っふ、……ふむぅ……ううぅぅん、っ、あ、あ……」
びくびくと反る背中を萎えた腰では支えきれずに、自分と世界を繋ぐ唯一のもの――
目の前にあった、ブライトの脚に縋りつく。ぬぷりと音を立てて引き抜かれた、
ファインの唾液と己の吐き出した濁りを纏った肉の棒はまだ熱を湛えていたが、
唇と舌先に残るねっとりとした熱さとは違う、じわじわと昇り来るような熱がある。
それはファインの足の爪先から始まり、すさまじい速さで膝上までを侵していき、
今は腰のあたりに渦巻いて沈殿しているようだった。
「………っふ、……ぁ……ぁぁん……」
うっかり指を切ってしまったとき、切れた傷口から紅色の雫がぷくりと滲んでから
しばらく後にそれを追うように、指先から伝わる痛みに似ていた。
何故か、そのとき、ファインの脳裏に過ぎったのは姉の姿だった。
身体中をシェイドに撫で回されて、肌を上気させた姉の腰が揺れていた様を思い出し、
「あぅん……!」
また、得体の知れない疼きが生まれた。
691最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:56:05 ID:qSiIXcgA
「ファイン」
そっと肩を押し返されて、ファインの身体はゆっくりと地に落ちた。
背中を打つことはなかったけれども、縺れた足の踵が脚の付け根を軽く掠める。
「ひぁ……!」
ただそれだけで、冷たい水を浴びせられたように、息が止まった。
「苦しいかい?」
いつの間にか金髪の少年はファインの傍らにしゃがみ込み、唇の端を曲げて
彼女の目を見つめていた。赤い色がゆらゆらとゆらめいて、血で染まった海のようだった。
「…ブラ、イト…っ、なんか、なん……か、出ちゃう……やぁ、出ちゃうよぉ……!」
「なら、吐き出せばいいのさ。きっと気持ちいいと思うよ」
何を、と聞き返すだけの理性はもう無かった。
けれど、だめ、だめ、と何度もファインは首を振る。してはいけないことだ、とまだ微かに
働く頭は指令を出す。
ブライトは鼻だけで笑い、ファインの脚を大きく割り開いた。

「や…!や、だぁっ………!」
必死に閉じて耐えていた部分を外気に晒され、途端にひんやりとした感覚がある一点に集まり、
その衝動はいっそう増した。
シェイドにドレスを引き裂かれた時にはまだ感触を覚えていたはずの下着は何故かどこにも存在せずに、
ブライトが見下ろすファインの秘所は何者にも遮られることなく、他者の視線を拒むこともできなかった。
レインにも見せたことのない、恥ずかしいところ。それを見られている、そう感じた瞬間に、
それは、唐突に、来た。
「……!は、ぁぁぁん……!」
限界まで開かれた脚の中心に疼きが駆け上がり、針のように尖ったそれは水流になって迸った。
最初の一筋が体内を飛び出した感覚にファインの全身が震え、解放された悦びが噴き出して、溢れた。
「あ、あ、だめぇ……っ!や、み、みな……い、で……っ」
とぷとぷと弧を描く薄い色を張った液体は止まらず、ファインの脚を濡らし続ける。
692最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:57:23 ID:qSiIXcgA
「や、あああぁ、とま、とまんないのぉ……ブライト、見ないで、みないでぇ…!」
そう言いながらも、ファインの目はぱっくりと開いた幼い割れ目が本能の奔流を噴き出す姿から
離れない。用を足すときにだって、こんなふうに眺めたことはあるはずがなかった。

「あ、ぁ………いやぁ………」
ファインに取っては長すぎるくらいの時間が過ぎてようやく、勢いを少しずつ弱めていった水流は
やがてぽたぽたと垂れる雫になって、止まった。
「たくさん出したね、ファイン。違うものも、出たみたいだけど……?」
「…………ちが……、の……?な、に……」
「とろとろしてる」
ほら、と、大きく割られていた脚が更に広げられる。白い臀部が地面から僅かに浮いて、
ファインが必死に目を逸らそうとしていた光景は、ますます強く、彼女の視線を奪った。
赤く色づく、一筋に裂けたもうひとつの唇からはもう黄色の液体は零れ出てはいなかったけれど、
その代わりに、白く糸を引く粘りがなだらかな丸みを伝い落ち、腰の下に小さな溜まりを作っている。
693最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:58:05 ID:qSiIXcgA

「ファインはいやらしい子だね。失禁するところを他人に見られて感じてるなんて」
ぷちゅり、と指が一本、蜜を吐き出し続ける場所に埋められる。
「んぁ!」
「さあ、ファイン。淫乱で浅ましくていやらしい、僕のプリンセス。どうして欲しい?」
「ふあ、あぁぁあ!ぁん、やめ……っ、ゆび、動かしちゃ……、ぃあ……!」
じゅぷん、ぐちゃ、にちゃり、――練り飴をかき混ぜているような音だ、と
どこか遠いところから自分の痴態を見下ろしているような気分で、ファインは思った。
ブライトの指は少年らしくほっそりとした指だったように彼女は記憶していたが、
ついさっきのブライト自身のように、まるで太く熱いもので擦り上げられているかのごとく、
派手で淫猥な音がファインの耳を侵していく。
違う。かき混ぜられているのは、自分なのだ。
口中で受け止めたブライトの滾ったもの、今、指を突き立てられてぐちゃぐちゃと泡立つ蜜壺。
そこから流れ込んだ何かはファインの脳髄を犯し、入り混じり、ひとつになろうとしている。
「……なにが欲しいんだい?ファイン」
欲しいもの。みんなの笑顔だったはずだ。大好きな姉の、
初恋の王子の、友人である金髪の王子の。
けれど、もう思い出せない。レインの顔も、友人たちの顔も、両親の顔も。
あるのはただただ、噴き出すような欲望だけだ。
ファインは、ひとつだけ、短く呟いた。
闇の王子は誰もが見惚れるような流麗な笑顔を見せて、低く嗤った。


694最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 08:59:50 ID:qSiIXcgA

「ファイン!」
自分の叫び声が、まるで遠く離れた場所で鳴る雷のように力なく響いて聞こえる。
大切な妹、何物にも代え難いたった一人のレインだけの妹は、
金髪の少年の前に跪かされ、すすり泣いていた。
それ以上の光景は、驚きと怒りで激昂した少女の目は認識しようとしなかった。
「ファイン――ファイン、ファインっ……!」
妹のもとへ駆け出そうとしたレインの腰を、誰かが乱暴にさらい上げる。
「いや……!」
ファインを助けようとするのを阻む相手は、誰だろうと関係なかった。
己の身体を絡め取った相手を振り払おうと振り上げた手首が捕らえられ、
唯一自由になる首だけで振り向けば、そこにはよく知る相手がいた。
「シェイド!?」
「お前は、俺の腕の中にいる時はいつもうるさいんだな」
「そんなこと、どうでもいいわよ!離してったら、ファインが……!」
「ファインが?」
「泣いてるじゃない!」
昔からファインは、レインと比べてよく泣く妹だった。お菓子を床に落としたと言っては泣き、
怖い夢を見たといっては泣いた。その度にレインはハンカチや指や、
時にはキスで妹の涙を拭ってやって、自分の分の菓子を分けてやり、一緒に食べた。
一緒のベッドで手を繋いで眠った。
そうすればファインの涙は瞬時に乾き、妹はまるでその名の通りに、おひさまのように笑った。
ファイン、ファイン――わたしの、ファイン。
妹を傷付ける人間なんて、この世界にいていいはずがない。
それがたとえ、レインが焦がれてやまない憧れの王子だったとしてもだ。
695最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:01:41 ID:qSiIXcgA
レインを捉えたシェイドの腕が一向に緩まないのに苛立ち、彼女の語気はより強まった。
「――シェイド!あのね、何考えてるか知らないけど、いいから、はな……っ!」
がちり、と何かがレインの鼻にぶつかった。痛みを感じるよりも早く、息が止まる。
唇に柔らかいもの――それが何なのかは、ぼやけてよく見えなかった――が押し付けられて、
レインの息を塞いでいた。
キスされた、と気付いたのは数秒ほど経ってからだった。
「ん――……っ!」
当然のごとく、レインは暴れた。手首を返し、シェイドの身体を押し退けようとする。
けれども藍色の髪の王子の力は想像以上に強く、びくともしない。
彼が何を思ってこんな馬鹿なことをしでかしたのかは知らないし知りたくもないが、
ファインは。シェイドを前にすると頬を染めてはにかんで、
初恋をようやく自覚し始めたファインは。
ああ、それにブライト様にだって!こんなの、こんなの――
唯一自由になる目線だけを彷徨わせて、レインは妹と憧れの王子の姿を探す。
赤い色と金の色――それから、黒い色が何故かちらりと見えたけれど、
何故か彼女はそれを訝しもうとはしなかった――が視界の端を過ぎった瞬間、
シェイドの舌がレインの唇をこじ開けた。
696最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:03:06 ID:qSiIXcgA

「っ……ん、ぅぅ、……んんっ…!」
無理やりに後ろから抱きかかえられて上向かされている態勢が苦しい。痛みすらあった。
少年の舌は生き物のように蠢いてレインの舌を舐め回し、存分に粘液を絡めた後に
歯のかたちまで辿り始めた。
――うそでしょう?
僅かに開いた唇の隙間から漏れる自分の声と唾液、その気持ちの悪さに肩を強張らせて、レインは震える。
「……っふ、ぁぁん……ゃ……」
ファーストキスだった。金の髪をした王子といつか交わすことを夢見ていた唇は今、
唾液にまみれて、妹の恋する王子にいいように弄られている。
じわりと涙が浮いた。怒りのせいだと思いたかった。
まだ学園に入学する前、ふたごがふしぎ星の危機に尽力していたとき、
シェイドのことを嫌っていた頃もあった。けれどその誤解もいつしか解けて
レインも妹と同じように彼に信頼を寄せるようになり、態度はそっけないけれど、
本当は優しくて頼りになるんだわ――そう思っていた。なのに、こんな!

「…ふ、…ぅぅ……」
最後にたっぷりと唾液を流し込まれ、どうにかしようにもどうにもできなかった、
息苦しさに喘いだレインの喉は生まれて初めて、他人の体液というものをいやというほどに味わった。
ぴちゃり、とキスという単語には到底似つかわしくないような耳障りな音とともに、
シェイドの唇が離れる。
怒りと羞恥と息苦しさで、レインの膝は既に折れかけていた。
697最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:04:13 ID:qSiIXcgA
びりびりと、布を裂くような音が聴こえる――それは紛れもなくレインのドレスが引き裂かれている音で、
肩口から腰まで一気に引き下ろされた指は、容赦なくレインの肌を露出させていった。
「やっ……!」
蒼く波打つドレスのフリルが見る見るうちに破り捨てられる。
「ちょっ………やだ、やめて!シェイド、シェイドってば!」
数瞬前まではドレスだったものを征服していた手のひらが、その隙間へ潜り込む。
その手のひらはまだ膨らみかけたばかりの胸元を這い回り、先端を強く摘み上げた。
「ゃん、痛……っ!」
針で刺されたような痛みだった。シェイドの親指と人差し指がきつく食い込んで、
ちかちかとした痛みが胸から全身に広がっていく。
「いたっ、いたぁい…!やぁ、ひ、ひどいことしないでよぉ……!」
今度は、生理的な涙で視界が歪んだ。シェイドは確かに感じが悪いところもあるけれど、
だからといって理由もなく、こんなひどいことはしない。
だから何か原因があるはずで――けれども必死に頭を巡らせようとしても、
身体を苛む痛みはレインの思考を奪う。
と、不意に。シェイドの指が動きを止めた。思わず、ふ、と息をついて肩の力を抜くレインだったが、
息をもう一度吸う前に、その指はまた動きを再開させる。
さっきまでの乱暴さが嘘のように、指の腹で甘く乳首を押し潰された。
「ひゃん……!」
痛みばかりを与えられていた身体は、簡単に刺激を受け入れた。
698最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:05:32 ID:qSiIXcgA
レインの小さな胸をすっぽりと包んでもなお余る手のひらは、手の中の幼い隆起を
まるでパンをこねるように揉みしだく。そのたびに、鋭い痛みを伝えるだけだった胸の頂から
鈍くじれったい疼きが生まれた。シェイドの手のひらが一瞬、じんじんと熱を持つ
そこを掠めるだけで息が止まる。
「……ぁん…っ………!」
けれど無慈悲なその腕は、一瞬の甘さしかくれない。レインの声が跳ね上がるのを知ってか知らずか、
彼だって手のひらの中心を掠める、ぷくりと勃ち上がった感触には気付いているのだろうに、
そこに指を寄せようとはしない。ただいたずらに、レインの胸元を弄ぶ。
違うの、ちがうの、そこじゃないの――
そう言え、とレインの身体が、周囲の闇が、蠢く指が訴えていた。そう言えば、
この、痛みに似ているようでいてもっと重く速い、ずきずきと頭を蝕むような疼きは
即座に満たされるのだろう、と頭のどこかで、分かってはいた。
でも、それはだめ、それだけはだめだ、と同じ頭の隅で、まだ警笛は鳴り響いている。
だって、ファインが。
ブライトの前で蹲り、泣くファインが。
ともすれば何かをねだってしまいそうな舌を、唇を噛んでその中に閉じ込めて、
レインはぼんやりと白みそうになる視線を巡らせた。
そして、その目が座り込んだ妹の背中を認め、それから。


それから――視線を逸らすこともできずにその光景をまじまじと見つめていたレインの耳元に、
聞き慣れた少年の声が注ぎ込まれる。
「――泣いてるか?」

699最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:06:42 ID:qSiIXcgA

金髪の王子の足元に跪いた少女の赤い頭は、何かに急かされるように上下していた。
犬や猫がミルクを一心に貪るように、小さな舌が引っ切り無しに動く。
幹の根元を舐め回しそそり立つ中原をつつりとなぞり、嵩張る先端に辿り着けば、
何の躊躇も見せず、それを口に含んだ。
大食らいなわりに小ぶりで、レインにいつもさくらんぼを思い出させるその唇の中で
それは蠢き、妹の髪と瞳の色に近く上気した頬は大きく張った。
ファインはそうして、眼前の金髪の王子の股間にむしゃぶりついていた。


そのときレインは、今、自分を捕らえている腕の主のことも、憧れの王子のことも、
ここが闇の中だということすら、すべてを忘れた。
――あれはだれ?
「ファインだよ」
くん、と指が曲げられて、その爪先が胸の先端を引っ掻いた。瞬間、レインの内側を
ぴりりと走り抜けた痛み。
「あぅ…!」
そのまま、爪で擦るようにして弄られる。今まで焦らすようにしか触れられなかった、
痛みと疼きで敏感に勃ち上がった紅い蕾は、シェイドの指の動きに合わせてかたちを歪めた。
「っあ、……ふあ、ぁぁん……そ、れ……やめてぇ………」
「さっきとは、えらく反応が違うな」
自分でも、胸を眺めていつ大きくなるのかしらとふにふにと触れてみることくらいはあったものの、
そんなふうに何かを引き出すために触れてみたことなんて、一度もなかった。
赤ちゃんがお乳を飲む場所、というだけの認識しかなかったそこを柔らかく摘ままれ、
指で挟まれ、こねくり回されて、レインの背中に甘い痺れが走る。
そこは、こんなふうに触れられて、身悶えるための器官じゃないはずなのに。
700最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:07:47 ID:qSiIXcgA

レインの目に映るファインは、夕焼けの色をした瞳をとろんと細め、肉の棒を口に含んでいる。
細い腰をゆらゆらと揺らめかせるたびに桃色の秘部から垂れるものの正体は
レインには分からなかったが、
あれはきっと、ファインの芯が何かを欲しがっているから湧き出すものなのだ、と
もう緩慢としか動いてくれない頭がそう判断した。
ああ、ファインはあれが欲しいんだわ。
私じゃ埋まらないものが、私じゃあげられないものが。
そこまで考えたとき、内股の付け根からぬるついたものが一筋、垂れたような気がした。

「…………ファインが、ないてる……」
「ああ、鳴いてる。悦んでるんだよ」
「よろこんでる、の……?」
「そう。見えるだろ、ファインの顔。泣いてるか?」
701最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:09:28 ID:qSiIXcgA

ねえ、ちょうだい、これほしいの、もっと、もっといろんなとこべたべたにして
ぐちゃぐちゃにして。あそこがせつないの、じんじんしてむずむずしてるのがわかるの。
これ、いれてくれたらおさまるんでしょ?きもちいいんでしょう?ね、おねがい、ちょうだい――

ファインの高くきらきらと跳ねる声が、晴れた空の下を駆け回るのが何よりも似合う声が、
ぐずぐずに蕩けて地を這っていた。それは、ついさっきまでレインが漏らしていた声と
よく似ていた。

ファイン。レインだけの、たった一人の妹のファイン。
憧れの王子が自分ではなく妹を好いていると知ったとき、あの夢魔のいる森で
生まれた憤りだってすぐに消えてしまった。
それは、ファインだったからだ。
いつでもおひさまのように笑うファインなら、誰だって好きになる。
だって私のファインだもの――

702最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:10:57 ID:qSiIXcgA

「……すきなの」
その指は優しく甘く、愛おしいものを慈しむように、レインの乳首を弄る。
声の端々に跳ね上がる音を滲ませながら、レインは吐き出した。
「ファイ、ン……が、好きなの。っ……ふ、ぁ、せかい……で、いち、ばん……好きなの……」
「ああ。お前は、そうなんだろうな」
もう、その腕を邪魔だとは思わなかった。ファインの王子だ、という慮りも既に無くなっていた。
ただ、この腕に抱えられたことは今までにも何度も――星を救うための旅のあいだにだ――
あったはずなのに、その腕の強さの中に、こんなふうに昏い欲を感じたのは初めてだった。
ファインが、レインの見知らぬ顔で蕩けていくように。
ブライトが、レインの目にしたことのない微笑みを、眼下に跪くファインに向けるように。
それならシェイドがそうなっても、ちっともおかしなことじゃないんだわ――
何か、ゆるく流れる何かに思考を浸されて、レインはそう思った。
まるでそれを読んだように、その結論に辿り着いたことへのご褒美だとでもいうように、
耳朶を甘く噛まれ、両の乳首は柔らかく摘まれる。
「は、ぁ………」
その頃には、脚を伝うものの正体はとっくに分かっていた。


「――――あ…?」
きつくかたく、もう二度と解けることはないのだろうと錯覚するほどに絶対的な腕が
そっとレインを解放した。彼の支えがなければ地面に崩れ落ちてしまうのではないか、と
内心不安だった脚も、思っていたよりはずっと確かに地に着いた。
数歩たたらを踏んでから、レインは傍らの少年を見上げる。
「キスして抱いてやれよ、お前の大事な妹を。……そうすれば」
「……そうすれば?」
「ひとつになれる」
藍色の髪の少年はそう言って薄く嗤い、レインの頬に小さな口付けを落とした。
703最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:12:55 ID:qSiIXcgA

ファイン。地面に横たわり、指一本動かさない、ファイン。
ブライトの姿は、妹の傍らには無かった。ファインのそばにあるのは、
絵の具で塗り潰したような暗闇だけだ。
レインはのろのろと妹のそばへ歩み寄り、膝を着いた。
「……ファイン」
「ふ、ぁ………?ぁん、レイ…ン、だぁ………」
ファインが姉の名を呼んだ唇には白く濁ったものがこびり付き、少し動くだけで
とろりと顎を伝う。
「これ……ね、ここ。あたしと、レインのここ………に、入ったら、あかちゃん……
できちゃうんだって…すごい、でしょ……」
ぬらぬらと光る唇の端、そこに溜まった唾液と白濁液をたっぷりと指に絡めてから、
ファインは己の脚の付け根を撫で上げた。幼いもみじのような指が息づく割れ目をとぷりと広げ、
途端に溢れ出た蜜と睦み合う。
レインは、妹も自分も、まだ子供を宿すこともできないことくらいは知っていた。
けれど、雄の匂いを懸命に身体に擦り付けているファインのその蕩けた声を、
潤む紅い瞳のことを、怖いと思った。
恐怖のように、歓喜のように、レインの肩は一度だけ、震えた。
ファインの腕がゆるりと首に巻きついてくるのにも、その腕にそっと引き寄せられたのにも、
レインは抵抗できなかった。
704最終回闇水晶妄想:2007/04/13(金) 09:14:15 ID:qSiIXcgA
「きゃっ……!」
寝転んでいるファインの身体に半ば圧し掛かるような形になり、嗅ぎ慣れた妹の髪の匂い――
それに混じって、つんとした鼻をつくような匂いも――が香った瞬間、
凍っていた思考がぱきりと割れる。慌てて妹の身体をもぎ離そうとするも、
「……っふぅ……!ん、ぅぅ!」
ほどなく寄せられた唇がそれを許さなかった。
すぐに割って入った舌、そこにきつい生臭い味を感じ、レインは顔をしかめた。
それがファインの全身をくまなく汚していた白濁としたものの正体なのだ、と本能が告げていた。
「ゃ……っ、ファ、イ………んんんっ!」
シェイドにされたよりもずっと執拗に、レインの咥内すべてを味わおうとするように
生き物めいた舌が這い回る。
肩が萎え、力が抜ける。けれどそこで全身の力を抜いてしまえば
妹の身体を押し潰してしまう、そう思ってレインは頑なに耐えた。そんな姉の想いを嘲笑うように、
周囲の闇が嗤い、震えた気がした。
姉の唇を吸っていたファインがちゅぷ、と舌を引き抜き、
その代わりに今度はもうひとつの――さっきから絶えずひくついている、
自分の秘所の唇と姉のそれとをぴとりと密着させたのだ。
705665:2007/04/13(金) 10:26:42 ID:uZIoX7PV
連投規制食らったorz
あと少しでおしまいなんで、もうちびっと待っててくれ…
706名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 10:58:21 ID:2i2bVS5f
>>705
スレの容量もやばい。
でも超GJだけは言わせてくれ!
707名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:48:32 ID:p9d9zplE
708名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:59:59 ID:p9d9zplE
>>665
最終回闇水晶妄想 を次スレで最初から再投下をお願いしたい
スレまたぐとこれが落ちた時読めなくなる
709名無しさん@ピンキー
連投規制ってこれだから(ry