【アイドル】THE iDOLM@STERでエロパロ2【マスター】
えーと…スレ立ててくれた人、乙です。
容量オーバーに気をつけましょう……orz
というわけで、再投下して大丈夫ですよね?
切れは悪いけど、このまま続けようか3レス戻してエピローグ開始から行こうか…
こういうときのルールに詳しいエロイ人教えてー(´Д`;)
切れが悪いのもなんだし、スレ立てたばっかだから
始めからの投下でいいんじゃまいか?
>>4氏
了解。
新スレ一発目がエロ無しってどうなのよと思うけど、
新作ストックもありますのでそれで許して下さい。
前スレからの誘導もできず、住人のP達に迷惑を掛けてしまった事についても、
大変申し訳ありませんでした。
では、再投下いきます……
薄暗い部屋の中、ビデオやDVDプレイヤーの機械音だけが響いていた。
そこで、雪歩の痴態が編集され、一本のマスターとなって作品が完成する。
「……勿体無いのー、このカットは絶対いるし…あー、アカン!!
ここでの尻は絶対に欲しいっちゅーねん!…したら、こっちのアングル使うて…うーん、せやけど、
このプランだとタイミングが悪いし…勘弁してや、なんちゅぅ贅沢なAVやホンマにっ!?」
編集室で数点のアングルとにらめっこしながら、『監督』は悲鳴を上げた。
もう、かなり前から編集作業を続けているのだが、これが全然終わらない。
あまりにも『美味しい映像』が多すぎて、一本にまとめ切れない。
アシストする編集スタッフ達も、ここは入れましょうだの、もっとこの可愛い胸を見せましょうだの、
普段に比べて容赦なく意見をぶつけてくるため、作業時間はいつもの3倍近く掛かっていた。
「……ぼやくな。それが監督の仕事だ」
「あ、先生……ご苦労様です。よしお前ら、ちょい休憩しよか」
「……で、これ、売り方はどうする?今となっては一歩間違えば命を落とすぞ」
「へぇ。ホンマに……今やあの娘、誰もが知るほどの有名人ですさかいに……
一般に流通させるのは止めときましょ、危険すぎやし。
となると、限られた人に向けてクオリティ高く作るのがええと思うんですけど…
もう、彼女……驚くほどの速さでトップアイドルへの道を進んどるし。
プロ失格と言われるかもしれませんが、ワシらも正直、流通させたくないんですわ…」
「気持ちは分かる………だが、組から資金が出ている以上、どうにかせんとな」
「せや。ワシがみんなの給料キッチリ払って、上の組織にも製作資金と予想利益分上納するから、
ワシが預かって個人使用するってどない?リスクはあらへんし、ゼニも入って…」
「貴様……」
「ひいぃ!?…す、すんません!…せやかて、それ以外に丸く収める方法が…」
「……………半分払う、だから俺にも回せ。それだけの価値はある作品だ!!」
「………」
「………」
場の空気が、急速に弛緩した。
「そんな顔をするな……俺とて命は惜しい。仕事はキッチリするが、
それ以上の事に義理立てはしないさ。……お前達も出したくないだろう?これ」
「……はい、でも、監督」
「何や?」
「俺たちも資金分持つから、回してくださいよ!」
「そうっス!!誓って個人使用以外には使いませんから」
「きっと、一生モノでヌケるAVになります!高級ソープ10回行くよりコッチがいいです!」
やれやれ、と言った感じで『先生』が監督の方を見る。
「お前ら……せやな。それが一番ええかも知れん。せやけどな……」
「もし、流出させたらコンクリ詰めより恐ろしいことになるぞ。
コソ泥に盗まれることも許さんし、他人に見せることもできん。それでもいいのか?」
『はい!!』
全員が迷う事無く、頷いた。
「……だそうだ。じゃ、全カメラのマスターをDVDに納めて、各自でベスト版を作るか?」
「ちょっと待って?ワシにも仕事させてやー!?皆がベスト版を作るのはええけど、
ワシがまず監督として作ります!!」
「……ま、そこは責任者として任せるさ。いい仕事しろよ?」
「任せてください!人生最高のAVに仕上げまっせ!!
お前ら……AVはこうして作る、っちゅう見本を見せたルさかいな!!」
以後……このフィルムが世間に出回ることは無かったという。
「はい、はい……今、収録中で…はい、そうですね…伝えておきます」
TV局スタジオ内の端っこで、彼は携帯電話片手に喋っている。
その声は明るく、良く見ると顔まで笑っているように見えた。
「え……祝勝会?明日ですか……はい、勿論俺はOKですけど、雪歩は……
ええ、ご家族で何かあるかもしれませんし、一応聞いてみますよ。
うわ……そりゃ大変ですね。はい、よろしくお願いします。じゃ、後ほど」
携帯電話を切って、彼は天井を仰ぎ、ゆっくりと息を吐き出した。
「……あれからいきなり特別6連勝……誰が予想したよ、こんな急成長…なぁ、雪歩」
嬉しさも勿論だが、それ以上に驚きの方が強い。
思い起こせば、2ヶ月ほど前…狭き門で有名な特別オーディション【カラフルメモリーズ】に、
雪歩自身からの参加要請があってから…多少のレッスンを挟んだものの、
審査の厳しさで有名な【ロングタイム】に、
ひたすらに競争の激しい【HIT-TV】…なにより、その道の猛者が集う、
【マスターオーディション】を三連覇したのだから、これを破竹の快進撃という他無い。
今日の【ダンスマスター】を制した時点で特別6連勝。
今月発売したアルバムの売り上げも、驚くべき勢いでミリオンセラーをを達成した。
あの時から雪歩の中で何かが変わったようにも思える。
元々大人しい娘だったのだが、ヘンに慌てる事が無くなったと言えばいいのだろうか?
周りを見通して、場を和ませる……同事務所の三浦あずさとは違った方向性の
【癒し】能力を、彼女はいつの間にか身につけていた。
元々、雪歩の挙動や性格は男性ファンに支持されていたが、
最近の彼女は落ち着きと配慮を見につけ、女性にも好かれる存在になってきた。
当初は自分の事だけで精一杯な雪歩だが、本来は誰よりも周りを思いやり、
自分を捨ててでも他人のために頑張れる娘なのだ。
……成長と共に、やっと本来持っていた魅力が出てきたにすぎないのだが、
世間はそれを以てして【化けた】と評価している。
(雪歩の実力なら、不思議でも何でもないんだよな……まぁ、
千早や伊織を抜いて、最初にミリオンを達成するのは予想外だったけど)
「プロデューサー!収録、無事終わりました」
一仕事終えた清々しい表情と共に、雪歩が楽屋へ戻ってきた。
しかし、不思議な事に、大仕事を終えた直後にしては、まだ緊張感が抜け切っていない。
…いや、まるでこれからもっと大事な何かがあるといった感じすら出している。
それもそのはず。雪歩は今日のため、周到な計画を練っていた。
マスターオーディションを制覇して、トップアイドルになった時、大事な人……
担当プロデューサーに、2ヶ月前に起こった出来事全てと、
その時に気付いた、確固たる想いを彼に打ち明けるために。
『より高い目標を持てば、結果は後からついてくる』
その信念の通り……特別制覇がおまけになってしまう程に、この告白は勇気の要る仕事だった。
(目の前にいる、この人に……全てを……)
この人がいたから、頑張れた。
この人がいたから、逃げずに立ち向かう事が出来た。
……逆に、この人がいなかったら…自分はどうなっていただろう?
「ああ、お疲れ様、雪歩。番組収録自体はまだ?」
「いいえ……完全にアップです。関係者への挨拶も終わりました。もう着替えても大丈夫ですって」
「そっか……あ、さっき社長から電話があったよ。明日、祝勝会やりたいってさ。
765プロ初のミリオンセールを達成したアイドルだからね……で、雪歩の都合だけど大丈夫?
家族とお祝いするなら次の日にでも延期してもらうけど……」
「あ……いえっ、とんでもないですぅ……私みたいなダメダメな子が、祝勝会だなんて…
嬉しいですよぅ、そんなことまでしてくださるなんて……」
「じゃ、OKかな……伊織と真が燃えてたよ。『次にダンスマスターを取るのは自分だ!』って。
明日は『だるい屋』の親父さんも料理人として来てくれるから、覚悟しておけよ。
しっかり運動しておかないと、3キロくらい平気で太っちゃうぞ……あの人の料理、美味しいから」
「あぅ……気をつけます」
「……で、改めて、だけどな……雪歩」
「は、はい?」
プロデューサーは呼吸を落ち着けると、雪歩に向き直って一歩前へ踏み出した。
気がつけば間近に彼の広い胸があり、首を傾けて仰ぎ見るような姿勢になってしまう。
そして、おもむろに雪歩の両脇に手をやったと思う間もなく、ぐわっと持ち上げる。
いわゆる、子供に『たかいたかい』をするような感じで。
「え……え?あの、ぷ、プロデューサー?」
「おめでとう雪歩!!……とうとう、ここまで来ちゃったな…100万人のファンを持つ、
文句なしのスーパーアイドルだよ……本当に、夢じゃないんだ!」
「あ、あうあう……」
突然の事に、上手く言葉が紡げない。
この歳になって、『たかいたかい』をされている自分に……そして、それ以上に、
ここまで大げさに喜ぶ、プロデューサーに。
まるで自分の事のようにはしゃぐその姿は、ある意味可笑しくもあり、感慨深くもある。
5回ほどくるくると大きく回されて、やっと雪歩の両足が畳の上に下ろされる。
プロデューサーは、それでもまだ喜びを表現したりないようで、
見ているほうが戸惑うほどに落ち着きが無い。
「…それで、さ。……その、今晩は俺個人で祝勝会をしてあげたいんだけど…時間、大丈夫か?」
一瞬、彼の言ったことが良く理解できなかった。
それと似たような言葉を、彼女は2ヶ月以上も前から用意していたのだから。
「え……え……えぇぇぇっ!?ぷ、プロデューサーと、二人で……ですか!?」
自分から誘おうと決めていたことだけに、この不意打ちは雪歩にとって予想外だった。
アリバイ工作を友達に頼み、ホテルのスイートルームを予約して。
いつもよりずっと可愛らしい下着を用意して……風呂には3回入り、歯磨きも3回、念入りに繰り返した。
『明るい家族計画』もサイズ分しっかり用意してあるというのだから、その周到さが伺える。
オーディションで負けることなど全然考えていないという、雪歩にしてはとんでもなく大胆な計画だった。
結果的には願っても無い事なのだが……最後の詰めを、プロデューサーに決められてしまうとは。
「………っあ……あ……」
気がつけば涙が溢れ、全身の力が抜けて、その場にへたり込んでしまう。
「お、おい…雪歩、どうした?もしかして急に疲れた!?無理しすぎたか?」
「……ぅ、ぐすっ……ぅあぁ……」
ひたすらに戸惑い、泣きながら……彼女は気付いた。
どんなにオーディションを勝ち抜いても、怖い人たちを相手にしても……
この人の前では、まだ自分は弱いままだと。
見知らぬ人に陵辱されても、大きな犬に吼えられても大丈夫なくらい、自分は強くなった。
それはそれで良いことなのだが……一番の難関は、ずっと昔から目の前にあったのだ。
『最後は、必ず逃げずに立ち向かえ』
……その言葉どおりに、雪歩は仕事にも自分の性格にも立ち向かい、壁を越えていった。
そして、おそらくこれが一番大きな、一番分厚く、手強い壁。
(はぅぅ……特別オーディションより、こっちの方が緊張しますよぉ……プロデューサー)
もう、決めたのだ。あとは穴を掘るが如く、真っ直ぐに突き進むのみ。
一度深呼吸をすると、雪歩はプロデューサーを真っ直ぐに見つめなおした。
「……プロデューサー、お話が……あります」
「は、はい!」
真剣な表情の雪歩を目の前に、プロデューサーも姿勢を正して向き直った。
(告白、しよう………そして、どんな結果でも受け止めよう……
一番大事なものに、今こそ正面から向き合おう!!)
そうして、プロデューサーを仰ぎ見た雪歩の目は、どこまでも綺麗に……
揺るぎない心と深い慈愛に溢れ、透き通って見えた。
「プロデューサー……今日の祝勝会、えっと…場所は、わたしに……決めさせてくださいっ!!」
―完―
亜美:「…というわけで、長かったけど一応の終わりよね♪」
真美:「だねだねー♪ゆきぴょん、ダイタン〜!このあと、どうなるんだろっ!?」
やよい:「……うっう〜、まずはちゃんと仕事しようよ…亜美、真美……」
亜美:「あ、はーい、作者みたいなむさいおっさんに代わって、あとがきにも
亜美たちみたいなチョーカワイイアイドルがいたほうがいいと思って、
出てきましたー♪」
真美:「兄ちゃんがえっちss出演は【お前達はまだ早い】とかナマイキな事言うから、こっちに来たのよね」
やよい:「それはそれで悔しいかも…でも、気にせず反省とあとがき、いっちゃいますっ!」
亜美:「えーと、まえがきでも書いたけど、最後にもうひとエロ入れようとしてずっと、
迷っていたらしいんだよね」
真美:「勢いだけじゃ限界があるってことかもねー。ま、ちゃんと終わった事には一安心だよね」
亜美:「で、今度も懲りずに脱衣シチュエーションで書いてるっぽいよ。
何とかの一つ覚えで飽きられるかもだけど、次の犠牲者は……」
やよい:「……うっう〜誰になるんでしょうっ!?ドキドキしますっ」
亜美:「ばばーん!!何と、千早おねーちゃんとあずさおねーちゃん、律っちゃんの3人ですっ」
真美:「…趣味嗜好もバラバラだよね……ほんとにまとめられるの?」
やよい:「だ……大丈夫ですっ!努力と根性があれば大抵のことはできちゃいますっ!」
真美:「そんなワケで、15禁みたいなヌルい内容だけど一応最後に合体もあるから…
見捨てないでね。全国の兄ちゃーん♪」
やよい:「うっうー……不安です。すっごく不安ですっ……」
最後まで付き合ってくれた住民Pたち、本当にありがとうございました。
12 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:49:41 ID:oU5Ay3aK
次スレを探し出せた事と、新作乙に次回作を期待して保守
雪歩に続いて次の三人までも、あまりにストライクゾーンド真ん中な事に感謝と敬意を評しつつ、保守
千早、あずさ、律子のハーレムストリップもの、上がりましたー。
一応最後に合体ありますが、途中までは月間少年誌レベルの
えっち度だと思います。
3回連続脱衣シチュという、流行減衰無視な投下ですが、
飽きてない奇特なP達、どうか見守ってやってください。
では、投下します。
「……プロデューサー……プロデューサーっ!?」
もう、何度名前を呼ばれただろう?すっかり不機嫌な千早の呼びかけにやっと彼が気付いたのは、
かなりの時間が経過した後だった。
「あ…ごめん!俺、ボーっとしてた…何だっけ……千早」
「もう……プロデューサー、体調が良くないなら、休んだ方がいいですよ。
そんなにうわの空で、仕事できるんですか?」
「う……うーん、体調は問題ないんだけどな。ちょっと仕事上で困った事があって…」
「私は経営の事は良く分かりませんけど、人に話すだけでも負担は軽くなりますよ。
私でよければ……聞かせてくださいませんか?」
彼女の気持ちはありがたかったが、こればかりは彼が話すわけにいかない事だった。
特に千早には。……事件は先週、朝の765プロで起きた。
いつものように会社に泊まり、寝ぼけ眼で起きたプロデューサーは、顔を荒い髭を剃るために
洗面所へ向かってふらふらとした足取りで歩いていた。
そして、洗面所のドアを開けたと思ったら……目の前にあったのはアイドル2人のあられもない姿。
彼は間違えて一部屋手前、女子更衣室のドアを開けてしまっていた。
そこにいたのは再来週の水着写真集撮影のため、水着合わせをしていた律子とあずさ。
律子の悲鳴に彼はやっと目が覚めたらしく、慌てて部屋を出て行ったが……
それからというもの、2人が全く口を聞いてくれない。
軽く話しかけても無視されてしまうし、強引に引き止めて謝るというのもどうかと思う。
……そんなこんなで週も明けてしまい、未だに関係は修復されないまま。
仕事は多いので、そちらに打ち込んでしまえば時間は過ぎ去ってくれる。が……しかし。
時が経つにつれ、律子たちの態度はどんどん硬化してしまう。
そうなると、彼のほうも仕事に手がつかない。悪い意味でのスパイラルへと陥ってしまっていた。
「大丈夫、気にするほどのことじゃないからさ…気持ちだけありがたく受け取っておくよ」
「……そう仰るなら。でも、レッスンでそんな気の抜けた教え方されたら私、帰りますからね」
「お、おう……気をつけるさ。じゃ、俺は午前中はずっと書類作業してるから、
千早はジョギングと発声練習だっけ?」
「ええ。では、また午後に。……本当に、しっかりしてくださいね」
「……いかんな。千早にまで心配掛けちまって……」
もう、こうなったら律子たちが来たら無理にでも話をしてしまおうか。
悪気はなかったんだし、誠心誠意謝れば許してくれるとは思う。
……しかし、あの記憶は消しづらい。
最後まで見たわけではないが、あずさの大きくて形の良い胸のラインが、
律子のボーダーシャツの前が空いて、思ったより可愛らしいブラジャーが……
今も脳の奥に【青春のメモリー】として刻まれている。
1週間たっても鮮明に覚えている映像をどうしてくれようか?
食事をおごるくらいで済んでくれたらよいのだが、責任を取れと言われてしまったらどうか?
律子はまだサバサバした性格だから、一発殴られて買い物に付き合わされる程度で済むだろうが、
あずさにとっては【運命の人】を差し置いてあそこまで身体を見てしまったわけだから……
やはり、ただでは済まされないだろう。
相変わらずあのことを考えるだけで書類整理は進まない。
昨日もそれで社長に怒られたばかりだというのに。
(……とりあえず、午前中は無心にこの書類の束を片付けないと、なぁ)
そうやって、彼が気合を入れなおして机に向かい始めたその時だった。
「おはようございます」
「おはようございます〜」
心配の種である、本人達がやってきたのは。
「あ、ああ…おはよう律子、あずささん」
「プロデューサー、ちょっとお話があるんですけど。そこまでよろしいですか?」
話を切り出そうとした途端、律子にいきなり先手を取られてしまった。
ただ……おそらく律子の用件は【あの話】だろうから、
彼としては話す手間が省けたと言えるかもしれない。
「…わかった。俺もずっと話したかったんだ。で、会議室でいいのか?」
「いいえ、今から私達についてきてください」
律子に連れられるままに廊下を歩く。
辿り着いたのは、先週の事件現場……女子更衣室の前だった。
「お、おい……ここって」
「中には誰もいません、カギを開けますから入ってください」
律子の表情から、反論を許さない空気が伝わってくる。
プロデューサーは頷くと、辺りを少し気にしながら、その扉を開けて中に入った。
はじめて見た、『女子更衣室』という、男にとっては永遠に秘密の園。
スチール製のロッカーにコンクリートの床というのは変わらないが、アイドル個人が持ち込んだ私物や、
化粧品の匂いが否応無しに男にとっての『非日常』を物語る。
どういうわけか、そこにはダンスレッスン用のマットに、ビニールシートが敷いてあり、
全員が入ったのを確認すると、律子は後ろ手にがちゃりとカギを閉めた。
「……さて、プロデューサー。私達に言う事、ありますよね?」
律子の言葉からは、相変わらずナイフのような鋭さを感じる。
一緒にいるあずさまでもが、いつものほわんとした空気を殺していた。
「すまん!わざとじゃないんだが、嫁入り前のアイドルの着替えを見てしまった罪は自覚してる。
俺に出来る事は何でもするから許してくれっ!!」
最小限の言葉と、最大の誠意。
プロデューサーはコンクリートの床に土下座して彼女達に謝った。
それを見たあずさが『可愛そうじゃありませんか?』という目のサインを律子に送る。
律子も、多少毒気を削がれたが……あえてテンションを維持したまま、用意していた次の言葉を放った。
「ん……まぁ、気持ちはわかりました。私達だってこのままギスギスするのはイヤですから、
許してあげなくも無いですね……ただ、贖罪はしてもらいますからねっ!」
「ああ…俺に出来る事なら。ただ、写真集の撮影まで食い物系は我慢してくれよ……
律子たちが太って写真のプロポーションが悪くなったら社長が泣く」
「むぅ…私達だってそれくらい分かってますっ!」
「その写真集のために〜プロデューサーさんに骨を折っていただきたいんですよ〜」
「その通り。……しかも、ちょっと仕事の範疇を超えてもらわなくっちゃいけないのよね。
だから、罰ゲームを兼ねて、私達の言う事を聞いてもらいましょうか」
「分かった。何でも言ってくれ」
プロデューサーの承諾を得て、二人はお互いの顔を見合わせ、にっこりと頷いた。
「では〜♪」
そう言ってあずさが取り出したのは、おもちゃの手錠。
おもちゃといえど、カギがなければ簡単には外せないものだ。
「え……あずささん、ちょっと、何を……」
「うふふ〜動かないで下さいね〜」
あずさがプロデューサーを拘束する裏で、なにやら律子は良く分からない機械を取り出し、
プロデューサーの腕や首、顔などにセンサーのようなものを貼り付けていく。
5分後には、座った状態で後ろ手に縛られ、柱に括りつけられているプロデューサーの姿があった。
全身のあらゆる箇所にはセンサーのようなものが付けられ、機械本体へと繋がっている。
「うーん、準備完了、かな?」
「律子……当たり前の質問をするが、これは何だ?」
「うふふふ……これは、わたしが作った【ドキドキゲージ測定メーター】よ。
…といっても、血圧計を改造しただけのモノなんだけどね。
脈拍や発汗量から、男性の性的衝動を測る装置……とでも言おうかしら?」
「水着選びは終わりましたけど〜カメラマンさんの前でどんなポーズを取ろうか、
律子さんと話し合いまして〜」
「ファンを喜ばせるために、どんな風にするか…プロデューサーの反応を参考にして、
実験しちゃおうって事にしたのよね。」
「おいおい……そんなの、当日カメラマンの人が上手くやってくれるだろうに」
「水着撮影を甘く見ないでっ!!一流を目指すアイドルたるもの、行き当たりばったりは禁物よ!」
人差し指を前に突き出し、びしっとしたポーズで律子が制する。
「それに、プロデューサーには罰として苦痛を受けてもらいたいし、ね……
縛られてたら、私達の魅力的な身体を見ても手を出せないでしょ?」
(……確かにそうだが、律子たちの身体を見てしまう事自体はいいのか?)
そんな疑問も浮かんだが、当の本人達はテンションも高く、やる気を見せている。
それくらいで彼女達が許してくれるなら…とも思えたし、彼は従うことにした。
「では〜まずはわたしから〜」
あずさの水色ニットが捲られ、ラベンダー色とでも言うべきだろうか、薄い紫色の下着が露出する。
3/4カップのブラシャーは、豊満な胸の上辺ラインを綺麗に見せ、中央にあしらわれた小さなリボンが
色気だけでなく可愛らしさまで同時に表現する。
ニットが完全に捲られると、重力から開放されたFカップの胸がぷるんと弾んだ。
ブラジャーに包まれていながらもこの弾力というのだから、
彼女のスタイルが秘めた破壊力が伺える。
「……っ!?」
その、色気満載の仕草に、彼のものは反応し、センサーを通して機械に送られる。
「おおっ……いきなり標準値の100から、130にアップ。動作は正常ね」
「うふふ〜♪プロデューサーさん、顔が赤いですね〜可愛いですよ」
あずさは、グラビアなどで良く見る、両手を上げて脇をみせるポーズを取って見せた。
首から鎖骨、肩から乳房へと繋がるラインは、
そこらのグラビア専門アイドルでも太刀打ちできないくらいに洗練されている。
「あ、あの……あずささん?こういうのは普通、水着でやるのでは?」
「あ……そうでしたね〜これではいけませんよね」
そう言って、彼女はおもむろに白いロングスカートを脱ぎ始めた。
「え?ちょ……あずささん?」
「やっぱり〜下の方も見えないと水着っぽく無いですよね〜」
「いや、そうじゃなくて!!」
慌てて律子の方に視線をやって、助けを求めるが……彼女も気にしていない。
いや、むしろこの状況を楽しんでいるようにも見えた。
ばさり、と結構な面積の布地が宙に舞い、床に落ちる。
スラリと綺麗な長身を支える脚線美に、その上にあるショーツ。
ブラジャーと同じ、お揃いの色とデザインで、お尻のライン側にあるレース模様が、
あずさの持つセクシーさ満載の肢体を、見事なまでに引き立てていた。
「順調に上がってますね……もうすぐ150を越えそうですよ、あずささん」
「うふふ〜わたしも、少しはファンの皆さんに応えるポーズ、できてますか?」
「……」
そう言われても、彼には応えようが無い。
下着姿というのは、水着とはまた違ったエロスが存在する。
体のラインが見えるのは一緒なのだが、そこから想像させるものが違うと言うか……
ショーツの中央にあしらわれたリボンも、大事なところを覆う縫い目のラインも、
男にとっては視覚以上に過剰な性的妄想を供給し、欲情を煽るものになる。
腰をくねらせ、やや恥じらいながらもショーツのラインを見せるあずさを見ていると、
自分の担当アイドルながらも、その劣情を抑えられなくなりそうだ。
「では〜次は……ブラも外してしまいましょうか〜」
「ストーップ!!そこまでそこまでっ!?……あずささん、水着写真集なんですから、
そこまで脱ぐ必要はありませんっ!?…それに、次は私のターンですよっ」
ブラジャーのフロントホックを外そうとするあずさを、律子が慌てて止めた。
すでにドキドキゲージと名付けられた機械の数値は150を越え、彼の股間のモノは、
見た目にも分かるほど天に向かってそそり立っている。
(まったくもう……わたしが脱ぐ前に、その【最終兵器】なんて出されたら
たまったもんじゃないわよ。ただでさえ、こっちは素材の不足分を補うために色々、
計画してるんだから……でも、最終的に負けるつもりは無いわよ、私だって!)
「……さて、プロデューサー。次は私の番よ。知性派アイドルの演出力というものを、
とくと見せてあげるわ」
プロデューサーを見下ろすように構えて、まず律子がしたことは……
第2のトレードマークと言える、みつあみをほどいてセミロングの髪を見せ、
普段の印象をガラリと変えることだった。
「……律子?」
「ふふん……全然別人に見えるでしょ?眼鏡は外せないけど、これくらいのイメージ操作はお手の物よ♪」
下ろされた髪型からは、普段の【委員長】的イメージから外れて、
【クールな美人秘書】と言っていいくらい、彼女を大人っぽく見せた。
その途端、【目の前の女性がこれから脱ぐ】という事実が大きな意味を持つ。
「さ、さあ……見てもいいですよ。プロデューサー……」
やはり、男性の目の前で服を脱ぐというのは緊張するのか、少し戸惑いながらも
律子はスカートのホックを外し、かなりゆっくりと……もったいぶる様に下ろしていく。
焦らす様に……でも、飽きさせない絶妙のタイミングで。
(下からかよ!?……何て男心を刺激する脱ぎ方……
う……見え……ない?いや……もう少し、もう少しで……くっ……)
律子の計画に、まんまと乗せられたプロデューサー。
この時点ですでに彼は律子の術中に落ちていて、一時たりともスカートを脱ぐその手から、目が離せない。
血圧と発汗値はますます上昇し、あずさの下着姿を見た後でありながら、なおも上がって行く。
ちらり、と……ほんの僅かに顔を覗かせる、ショーツの一部が見えたとき、
一旦落ち着いたゲージはふたたび150ゾーンを越えた。
(ふふ……私だって、見せ方とタイミング次第で行けるんですからね)
縦にボーダーラインの入ったシャツの隙間から、下着がちらりと覗く。
知的なイメージの律子に良く似合う、ベージュのショーツ。
だが、その形はあずさと違ってシースルーのレース部分が多く、
一緒につけているガーターベルトとの相乗効果でセクシーさを引き立てる。
下着姿だけ想像すると、あずさより大人な印象を受けるから、女性というものは分からない。
「ふふ…どうですか?プロデューサー……わたしのパンティー、もっと見たい?」
律子がわざと下着の呼称を変えることで、言葉の響き的にもプロデューサーを興奮させる。
あずさが天然素材の魅力で勝負するなら、律子は最高の手間と演出で勝負する。
まさに、究極と至高…両極端のぶつかりあい。
どちらも甲乙付けがたいほどに魅力的で、男性の性衝動を突き動かす。
美味しくて苦痛な罰ゲームは、まだまだ終わりを見せそうな気配を見せなかった……
つづく。
亜美:「…というわけで、まずは究極VS至高の対決第一回、はじまりだよー!」
真美:「あずさはん…アンタ、なんちゅうモノを見せてくれはるんやー!?」
やよい:「あの……違うと思う、それ……」
亜美:「そんなわけで、次は律っちゃんのターンだよ♪マニアのために眼鏡は外さないから、
眼鏡っ子萌え!!な兄ちゃんたちはお楽しみに!」
真美:「しかも、下から脱ぎ始めるってトコもマニアックだよねー。
この次は、あずさおねーちゃんの【最終兵器】も登場しちゃうよー♪」
亜美:「でもさあ、真美……オトコって、女の子のハダカが見たい割に、
すぐに脱ぐと怒るよねー。あれってワケわかんなくない?」
真美:「うんうん。どっちかハッキリして欲しいよね……」
やよい:「うっうー……それは多分、野球の試合とかと同じことなんだと思うよ……ほら、
確かに自分の応援するチームが勝つと嬉しいけど、あまりに一方的な
ワンコインゲームだと、観る気なくしちゃうじゃない?……アレと同じで、
勝つか負けるかドキドキしながら、最後に勝つから盛り上がるし面白いんだよ。
他のオトコの人がどう考えてるかは知らないけど、わたしはそんな感じだと思う……」
亜美:「………」
真美:「……うーん、納得……やよいっち、ちょっとイイ事言ったかも」
亜美:「ちなみに、【ワンサイドゲーム】の間違いも突っ込んで置くね、一応……」
やよい:「……ところで、千早さんの出番はまだなの?一応メインのはずだよね…今回は」
亜美+真美:『それでは、こんな作品で良ければまた読んでねー♪』
やよい:「あ、あの……千早さんの出番は……」
やよい:「えっと……住民Pのみなさん、千早さんは最後に出ると思います。うっうー……お楽しみに。」
これはジョギングから帰ってくる千早嬢に期待ですな
お待ちどうさまです。千早+あずさ+律子編、続き書けました。
ベタベタに甘く、『絶対ありえねぇよこんなの』というお花畑なシチュですが、
しばしお付き合い下さい。
では、投下します。
(……確かにこれは、罰ゲームと言えるかもしれない……)
目の前で2人のアイドルが下着姿になっているというのに、自分は手を出す事はおろか、
股間のモノをしごく事すら出来ない。
この状況を前にして、ただ見ているだけしか出来ないというのは、ある意味拷問に近かった。
律子は、後ろを向いてショーツのヒップラインを見せながら、流れるような動作でシャツのボタンを外していく。
前が開いてブラジャーが見えていく様が、後ろからでは見えないため、もどかしい事この上ない。
しかし、反対に脳内で妄想を掻き立てられていく度、彼の淫靡なイメージは増幅されてゆく。
【見えないこと】で、余計に興奮させられる……これもまた、律子が用意していた作戦だった。
「ふふ……そろそろ、見せちゃおっかな〜♪」
シャツの襟が捲られ、ちらりと綺麗な背筋が覗き、
(あくまで体感時間的に)長い間隠されていたシャツの下から肌が露出する。
ただ背中が見える程度の事で、彼の興奮度は上昇してゆく。
(うぉ……見たい……もっと、見たいっ!!)
そこですかさずシャツを戻し、視覚的なショックを与える。
一時的な【おあずけ】を喰らったプロデューサーの心は、またもや興奮度を保ったまま、
強烈な渇望感に支配された。
「分かってます?プロデューサー……担当アイドルの下着姿がどれほどの価値か」
仕事上、担当アイドルが世間的にどれほどの価値を持つかは知っておかなくてはならない。
しかし……今の現状を見ると私情を挟まずにはいられなくなる。
『律子やあずささんが下着やヌードになった写真集が出たら』
もし、自分がただのファンだったら……一も二もなく買ってしまうだろう。
いや、発売が決定しただけで、本屋へ予約に走ってしまうだろう。
目の前のアイドルには、それほどの価値がある。彼女達の肢体を間近で見ながら、
プロデューサーとして、一人のファンとして……何をおいても見たいと、心から願った。
「飢えた目をしてるわね…………じゃ、ご褒美…あげちゃおうかしら?」
言うと同時に、肩からしゅるしとボーダーのシャツが脱げてゆく。
待ちに待った瞬間に、彼の股間にあるモノはさらにいきり立った。
ブラジャーの紐と、細い腰つき……それが目の前に晒される。
三浦あずさという『超』セクシーアイドルの前では軽視されがちだが、
律子も765プロナンバー2のスタイルを誇るアイドルである、秋月律子の下着姿。
身長に対してのプロポーションは、決してあずさに引けを取らず、
下着の印象も相まってか、よりその裸身は引き締まって見えていた。
シャツが床に落ちると同時に、律子が振り返る。
(……っ!?)
ガーターベルトを併用したベージュの上下。
綺麗なモデル立ちのポーズから見えるそのラインは、美しくあると同時に、
律子の持つ知的なイメージをより増幅させ……それと相反して、
レースとシースルー部分の多い下着のデザインが淫猥さを誘う。
あと1センチでも下着がずれたら、乳首が、大事なところの毛の生え際が……
見えてしまいそうだと思うと、もう堪らない気持ちになる。
「あら〜数値が170を越えましたね……プロデューサーさん、大丈夫ですか〜?」
心配してくれるあずさには悪いが、この状況を『大丈夫』と言える男は存在しない。
極度の興奮と共に、鼻の奥から何か熱いものがこみ上げていた。
「あ……プロデューサーさん……鼻血が…」
「あら……本当だ。その歳で、意外と純情なのかな……」
言われてみれば、鼻の下に何かが垂れてきた感覚がある。
さすがにみっともない光景だが、手足を拘束されているこの状況ではどうにもならない。
「すみません〜動けないプロデューサーさんに代わって、わたしが拭いてあげますね〜」
「え……ちょっと、あずささん……」
「失礼します〜、ふきふき……」
その気持ち自体は大変有難いのだが……いかんせん、下着姿のあずさが間近に迫っているこの状況。
屈み込む体勢を取られると、胸の谷間が視界の全てを覆ってしまい、鼻血が引くどころでは無い。
「あらら……どうしましょう〜なかなか止まってくれません〜」
あずさが真剣に拭こうとすればするほど、アクションは激しくなり、
間近でその大きな乳房がたゆんたゆんと揺れ動く。
(や……やばいってあずささん、そんな事されるとますます……)
プロデューサーが身体をよじって逃げようとするが、あずさがそれを追いかける。
そんな中、一つのセンサーが彼女のブラのフロントホックを引っ掛けた。
ぷちん。
プラスチックの止め具が外れる音が、軽く聴こえた。
「………あら〜?」
「………!!!」
律子が【最終兵器】といった意味を、プロデューサーはこの瞬間、身体で理解した。
柔らかそうでありながら、最強クラスのボリュームを誇る双丘が目の前ではじけて、揺れる。
吸い付きそうな瑞々しい肌に、絹のような光沢を持ち、整った佇まいを見せる乳首。
それらが目の前10センチの距離で踊っていた。
あまりの事に、プロデューサーは口をパクパクさせ、声にならない驚きを見せる。
「いやん……プロデューサーさんの……えっち……」
あまりにお約束のリアクションだが、当の本人はこんな言われ方をされては納得できない。
「お、俺!?……何もしてないですあずささんっ!?」
誰に向けてか必死に弁解しながらも、目だけはしっかりとあずさの【最終兵器】から離せない。
恥じらいながら隠そうとするも、そのボリューム加減からなかなかに難しいらしく、
二の腕を締める度に乳房が寄り……目の前で歪み、踊る。
両方の乳首が、隠そうとする両手からはみ出したりと、スローモーな動きに反して、
見るほうの視点からするとめまぐるしく、飽きさせない。
(デュオを組んで結構な時間が経つけど……今でもワザとやってるんじゃないかって思うのよね……)
二人のやりとりを見ながら、律子は呆れながら溜め息をついた。
話や場の空気を読む能力に関して、彼女は誰よりも秀でている。
しかし、【天然】を自覚していないあずさは、自分では意図せず、絶妙のタイミングで、
美味しいところに滑り込んでくるのだ。
トーク番組などに出演した時など、細かい演出や話術で計算した流れを作る律子に対して、
大ボケの一発で、場の雰囲気を支配してしまうあずさの天然っぷりに、
何度も頭を痛めた苦い経験がある。
「大丈夫ですか〜プロデューサーさん……血が止まりません〜」
「……いや、だって…あずささんが、間近でそんな凄いものを見せるから」
「〜〜〜っ!?」
とにかく、自分で積み上げてきたプログラムを壊される事には我慢が出来ない。
律子は、強引に二人の間にティッシュを持って割り込んだ。
「……り、律子……見てたよな!?俺は何もしてな……ふごっ!?」
力任せに丸めたティッシュが、プロデューサーの鼻の穴に押し込まれる。
少しばかりの痛みはあったが、鼻血はそれで無事に止まった。
「ふぅ、助かったよ律子……ずっとあのままだと、おかしくなりそう……」
プロデューサーの言葉が、途中で止まる。
頭の上に、何か柔らかいものが落ちて、彼の視界が塞がれた。
やわらかな肌触りと、人肌のぬくもり……そしてほんのりと、律子の匂い。
(もしかして、これ……律子の……!?)
「プロデューサー……あなたはわたしを本気にさせたわ」
視界を塞がれながらも、ハッキリと律子が怒っているのが感じられる。
今、彼の視界を塞いでいるのが律子がさっきまで付けていたプラジャーだとしたら……
是非、顔を上げて事の真偽を確かめたい。
……しかし、同時に何故か凄く怒っている律子の顔も見なければならない。
天国と地獄が、またも同時にやってきたようだ。
「美味しいところをあずささんにばかり渡しませんよ……こうなったら意地でも、
わたしの色気で180ゾーンを越えてもらいましょうか?」
そう言って、目の前を塞ぐものを捲られたその先には、
彼の間近にせまる律子の乳房があった。
「……っ!?」
密かにスタイルの良さが自慢の律子……彼女の、裸の上半身を認識する間もなく、
彼の視界が再び塞がれた。
しかも今度は、そのやわらかすぎる両の乳房で。
「ふご………ふごふごっ!?……むぐぐ…」
強烈に顔を押し付けられているせいで、必死の抗議が言葉にならない。
律子の胸はますますプロデューサーの顔に押し付けられ、時折頬に乳首が当たる。
顔全体に感じる、律子の胸のやわらかさに、興奮を抑えられなくなる。
機械の数値が180を越えたのを確認すると、律子は満足して、少し力をゆるめた。
「ふふん……どうです?律子のぱふぱふサービスは……気持ちいいでしょう」
「………」
息を継ぐのに必死で、言葉にならない分……彼は何度も頷く事で応える。
(しかし……律子。目的と手段が入れ替わってないか?)
そのことを突っ込むと、おそらく冷静さが売りの律子の事だから、必死に否定するだろう。
泥沼になることは避けつつ、これからどうやってこの場を収拾するか、考えていたその時。
「あぁん……律子さんだけ、ずるいです〜……わたしも……えいっ!!」
「おぷっ!?」
反対側にいたあずさが、プロデューサーの頭を掴んでその【最終兵器】に押し付けた。
(………っ!………ーっ!?)
律子の時と違って、今度は言葉どころか息も出来ない。
それもそのはずで、顔面周りにはほとんど空気の入る隙間がなく、その代わりに、
吸い付くようなやわらかいものがふにふにと押し合いへし合い……
酸素不足と相まって、彼の脳はいっそ殺してくれと思うほど気持ち良い感覚に支配された。
「あ……あずささんっ!?ずるいのはどっちですかっ!!返してくださいっ!」
今度は、律子の胸が割り込んできて、完全に空気がシャットアウトされる。
4つの乳房に顔中を蹂躙され、プロデューサーの意識はだんだん薄れていった。
(……俺、このまま死ぬのかな?)
かなりみっともない死に方だが、この気持ちよさの代償としてなら、仕方ないとも思った。
「は…あんっ……プロデューサーさんの息、くすぐったいです……」
「ちょ……あずささんっ!その声、反則ですよ……なら、わたしだって……えいっ!!」
「ん……っ……わ、わたしも〜ほら、柔らかいでしょう〜プロデューサーさん…」
「くっ……大きさで負けても、お肌の張り具合なら私のほうがっ!!」
気がつけばプロデューサーは2人のアイドルにもみくちゃにされ、
胸どころか下腹部や太腿までもが身体に押し付けられていた。
(あれ……何だろう、修学旅行の思い出とかが見えるぞ……)
気持ちよさの中で、彼の人生が走馬灯のように蘇る中、
「じょっ……女子更衣室で何してるんですかっ!?3人ともっ!!」
765プロ全体に響くような大声で一喝する、千早の姿があった。
つづく。
亜美:脱げば脱ぐほど強くなる、その名も【裸身活○拳】
真美:そして765プロの2大きょにゅーアイドルのダブルプレス!!勝負あったかっ?べんべん!
やよい:……ふたりとも、台本棒読みだから変な感じだよ……
亜美:だってさー。15年以上も前に出たPCゲームのネタなんか出されてもねぇ?
真美:真美たちが生まれる前のことだもん。ワケわかんないっつーの。
それはそうと、兄ちゃん……ハーレムでうはうはだよね。
やよい:そ……そんなのわかりませんっ!うっうー……わたしには真似できない芸ですっ……
亜美:そして、メインの千早おねーちゃん登場!次は如何にして脱がされちゃうのかな?
真美:その辺の描写を書きたくてやってるヤツだから一応楽しみにしててねーとか言ってみるYO♪」
亜美:つまらなかったら、亜美たちが石もってグーパン入れとくからね♪」
やよい:えっと……住民Pのみなさん。相変わらずの展開ですが、次回も読んでやってください。
亜美+真美:『お願いしまーすっ!』
【微】じゃないって。十分エロいよ、プロデューサー!
くぅ、今はまだ2人ユニットだが、3人ではこのトリオでS目指すぞ!!
続き期待してるッス。
あ、言い忘れた。GJ!プロデューサー。
千早+あずさ+律子のハーレムストリップもの、続きできました。
※文章量に対してあまり脱いでません。
あと、作品の大元とも言える部分が、とある漫画をパクってます。多分。
そういうのが嫌いな人はスルーをお願いします。
では、今回も懲りずに投下。
(ち、千早?……でも、カギはさっき律子が!?)
開放されるも、まだまだ酸素の行き渡らない脳で、プロデューサーは必死に考える。
カギはどうなってたんだ?
千早に見られた?
ヤバイよな……この状況。
しかし、いくら考えても疑問は疑問のままだ。
「おかえりなさい千早……一から説明してあげるから、とりあえずドア閉めてカギを掛けてくれる?」
この状況で、主導権を握るのは間違いなく、彼女……秋月律子只一人であった。
「……」
言われたとおりにカギを掛ける千早を見て、律子は誰にも気付かれないように、
自らの計画が順調に進んでいることを確信し、微笑んだ。
警戒している…というよりは、怒っているように見える千早を焦らすように、律子はゆっくりと、
先週の事件から今に至るまでを分かりやすく説明していった。
「……というワケだったのよ」
「それは……確かにプロデューサーの不注意が原因ですけど……」
律子が予想したとおりに、千早の表情は曇っていた。
理屈も正当性も、一応はあるのだが……感情がそれを認めない、そんな顔。
相手の会話まで誘導できるところに、彼女が『知性派』と呼ばれる訳があった。
「千早が協力してくれたなら……私たちも水に流してあげたいんだけどねー」
「……私に、何をしろと?」
「うーん……私たちに無いところのデータが欲しいわけなのよ。つるぺ……こほん!
スレンダーな女性のベストアングルとか、ね」
「おい、律子……千早は関係ないだろう!?」
「被告人はお静かに!……それとも、千早の身体なんて見るに値しない?」
「なっ……!?」
少しばかり失礼な物言いに、千早が固まる。
分かってはいるが、他人にそれを指摘されるとやはり面白くはないものだ。
つまりは、千早自身も脱いでプロデューサーの反応を調べ、
律子たちのデータ取りに協力する。それがプロデューサーを許す条件だった。
「わかりました……それでプロデューサーが解放されるなら」
「おい、千早!無理するんじゃない!?」
「無理、ですか……やはり、わたしの身体なんて見ても……」
「う……いや、そう言う意味じゃなくて……」
千早の悲しそうな目に、思わずプロデューサーは何も言えなくなる。
デパートでのライブを行ったとき、ペットショップで飼えない犬を見た時の目。
物欲しそうでいて、どうにもならない事に必死で耐えようとする……
品の無い例えをするなら、キャッシングの犬を見るような……何かしてやりたいと思わせる目だ。
プロデューサーは、千早を見ながらあのCMのあざとさを少しだけ理解した。
そして、予想もしなかった展開に焦りながら、どこかで心がときめいている事も……
「ふふ……じゃ、気が変わらないうちに行っちゃいましょう……えいっ!!」
「!?」
いつの間にか、千早の後ろに回りこんでいた律子が、勢い良くジャージのズボンをずり下げた。
小学生がよくやる、あの悪戯と同じような光景なのだが……年頃の女性、しかもアイドルが
それをしていると思うと、全然別物に見えてしまう。
ジャージの上に隠れ、完全には見えないが……それはそれで、想像力を掻き立てられる。
ジャージと太腿の中間に位置する、逆三角形……すなわち、千早のショーツが露出した。
「………!?」
突然の不意打ちに、プロデューサーの血圧は一気に上昇し、
横の機械からけたたましい警告音が聞こえてくる。
「あらら〜何でしょう……?様子がヘンですよ〜」
「……ゲージの上昇速度に、機械本体が追いついてないみたいね……
ま、これで千早に色気が無いなんてことはありえないって証明されたわね♪
……プロデューサーがつるぺたマニアとかで無い限り」
自分の色気に、あまりゲージが反応しない事への仕返しか……
律子はささやかな言葉の棘と一緒に、怒らせてでも千早の緊張をほぐそうと話しかけた。
だが……
「………」
千早の思考が、全員の会話の速度と一致しない。
どうやら、まだ状況を飲み込めていないらしく、じっと自分の下半身を見つめている。
やがて、半歩ばかりの間を置いて、
「きゃあぁぁぁーっ!?」
自慢の、ガラスが割れんばかりの声量をあげながらジャージの裾を掴み、その場にしゃがみ込んだ。
「り、律子っ……いきなり、何て事をするんですかっ!?」
「ふふふ……勿論、公平に私たちと同じ格好になって貰わないと、判定できないからね〜」
そう言うと、しゃがみ込んだ千早を転がすように、一気にジャージのズボンを引っ張り、脱がせてしまう。
てこの原理を応用しているので、筋力で千早に劣る律子でも、その仕事は簡単だった。
さらには、律子が千早を転がした方向にはプロデューサーが縛られている柱。
千早が全員の位置関係を把握するより早く、彼の目に千早のショーツがはっきりと曝け出されていた。
薄めのスカイブルーという、千早のイメージカラーに合った、澄んだ色合い。
レースやフリルなどの装飾は一切無く、無地のシンプルなデザインだが、彼女にはそれが一番似合う。
加えて、今まで走りこんでいたためか、蒸れたジャージを脱がされたことにより、
千早自身の汗のにおいまでもがはっきりと感じ取れる。
視覚と嗅覚、聴覚。そしてタイミングによる感覚……全てが図らずもベストな状態で重なり、
最高レベルとも言える興奮状態が、センサーを通して伝えられた。
「や、やぁ……プロデューサーっ……そんなに、見ないでくださいっ!?」
「すまんっ!……い、いや…しかし、見ないと律子たちが……」
千早の恥じらいの視線から、助けを求めるように律子たちのほうを見るが……
またしても彼女は不機嫌な様子を隠そうともせず、こちらを睨みつけている。
(うふふふ………そうですか、この時点でもう190オーバー……プロデューサー……あんたと言う人は…)
「お、おい……律子?」
(これでも恥ずかしさを必死に押し殺して見せたというのにっ……わたしのおっぱいより、
千早のパンツの方がゲージ上がっちゃいますか、そうですか………うふふふふ…)
あくまで不機嫌なオーラを出していながら、笑顔は崩していないのだから余計に恐ろしい。
ギギ、と錆びたような効果音が聞こえそうなくらいに、ゆっくりとその首を千早のほうに向け……
「千早……やると言った手前、途中での拒否は許さないからね♪」
この場を支配していながら、これから起きる出来事は…実は律子自身も分かっていなかった。
つづく。
34 :
反省+次回予告:2006/05/14(日) 00:40:06 ID:e5DULIHb
亜美:「ねぇねぇ……真美。ずっとこの展開、気になってたんだけど」
真美:「なに?今回はどんな痛いネタ?」
亜美:「これ何てどっきりマイ○ローン?」
真美:「20年以上前の、えっちな少年漫画らしいよ……あずさおねーちゃんも生まれてないかも」
やよい:「うっう−……まるぱくりは、いくら何でも良くないとおもうんだけど……」
亜美:「それも分からないんだよねー。何せ、20年も前の記憶だけで、『こんなエロい展開だったかも』
とか思い出しながら書いたの。むしろどこまで一緒か聞きたいくらいだって」
真美:「未だにオークションで一冊6千円以上だから、手も出せないんだよねー。
国会図書館でも行かないと、もう読めないのかも」
やよい:「いいのかなぁ…趣味の投稿とはいえそんなやり方?」
亜美:「わかんない。でも一応は正直に報告して誠意を見せるって方向でおk!」
真美:「絵も話もほとんど忘れてるんだけど……印象だけは強烈に覚えてるし、
作者のえろ感を形成するくらい強烈な漫画だったらしいよ、当時はね」
やよい」「うっうー…好きだし、えっちだと思ったからこそ書いたって事で……ごめんなさいっ!!」
亜美:「……言い訳が長くなったけど、次回予告は?」
真美:「そうそう……何だかんだで千早おねーちゃん、ぱんつしか見せてないし」
亜美:「ものたりないぜっ、もっと見せんかい、ぶーぶー!」
やよい:「言い訳をさせてもらえるなら……脱いだ枚数より、そこから発せられる
千早さんの恥じらいとかを見てもらえると嬉しいですっ!」
亜美:「次回は、ひんぬーマニア必見!千早おねーちゃんのおっぱいくらいは
見せられるよう、頑張りまーす♪」
真美:「作者Pの、このゲームおよびキャラへの愛だけは本物だと思うから……次回も見てやってね」
やよい:「うっうー……歪んだ愛情ですっ……」
確かに歪んでるな・・
イイ意味でだが、ハァハァ
恥じらいは邪魔じゃねぇ!
アイマスの歌詞に反抗したくなりました。
GJ。
GJ!ひたすらにGJだ!
オイラもうSS書く自信なくしたよ。orz
自信ならまだいいじゃないか
漏れは気力を完全に無くして久しいぞ
しばらく書かんでいたら古バッテリーのごとくからっぽだ
コッチのまとめ人はドコへ消えたのやら・・・
百合スレも不安定じゃぞい
千早+律子+あずさのハーレムストリップもの、
どうにか続きできました。
雪歩のえっちssに挑戦してから、ここまで書けたのは
反応をくださる読者P達のおかげです。本当にありがとう。
話的にはあまり進んでませんが、千早が少しづつ脱がされていく過程は、
書いてて本当に楽しかったです ハァハァ
反動で、リアルでプロデュースしている千早に罪悪感ありまくりですが。
歪んでいようと愛情には変わりありません!
では、投下しますので、宜しければまたしばしお付き合い下さい。
「……」
さっきから、千早が1分近く固まっている。
ジャージ前面のジッパーを摘んだまま、下ろしそうで下ろさない。
といっても、別に勿体つけている訳ではない。いざプロデューサー……
気になる異性の前で下着姿になる、というのは普通簡単な事ではないからだ。
当のプロデューサー本人はというと……千早の気持ちも分かるが、
脱ぎそうで脱がない千早を前に期待と興奮はさらに高まり、機械の数値は
190を維持したまま全然下降していない。
(千早のブラジャー……下着姿がもうすぐ……いかん!何を考えているんだ俺は!?)
職務上の立場と、男としての願望に挟まれながら何とか邪念を振り払おうとする。
だが、やましい欲望を抱かずに目の前にいる千早を見るなど不可能に近い。
ジャージを着ていてなおも細く見えるウェストに、綺麗なカーブを描く下腹部。
そして、女の子らしい太腿と股間のふくらみ……
千早自身、自分には色気が無いと割り切っているが、こうして目の前で身体のラインを見せられると、
彼女の持つビジュアルイメージ……そのポテンシャルが、限りなく高いと思い知らされる。
無駄な肉が一切ついていない、引き締まったボディは機能美とも言える鮮やかなシルエットを映し、
その上に乗る、僅かな肉の隆起は脱いではじめてその色気をアピールする。
「千早……あんまり待たせると、プロデューサーが可哀想よ。ほら……あんなに股間を膨らませて」
律子はあくまで冷静さを装いながら、千早にジャージを脱ぐように促す。
千早のような娘は、自分のせいで他人が困っている事に弱い。
プロデューサーを引き合いに出されては、千早としてもこれ以上待たせるわけには行かないと思う。
きゅっと目を瞑った表情からは、【覚悟】のさらに上……【決死】とも言える雰囲気を感じる。
普段、クールビューティーなイメージで売っている彼女が見せる恥じらいの表情……
昔、事務所に届いた怪しげなファンレターに、
『千早ちゃんをいじめてみたい』
などというものがあったが、今ならその気持ちが少し分かるような気がする。
普段が凛として、落ち着いた雰囲気をまとっている千早が、恥じらいで頬を真っ赤に染めている……
そのギャップが、ただショーツが見えているだけの千早を過分に色っぽく見せていた。
そして、ジッパーが静かに千早の手によって、ゆっくりとではあるが下ろされていく。
まず、鎖骨のラインが。そして、胸元、鳩尾、おへそ………
下半身以上に汗ばんだ胸元は、白い肌と共に、汗の雫を反射して輝いているように見える。
ジッパーが完全に下ろされ、前が開くと同時に、ショーツ全体がプロデューサーの眼前に晒された。
覚悟を決めた為か、そこから止まる事無く脱衣は続いていく。
袖を抜き取り、艶かしいラインの肩が見えると、続けてうなじと背中が露出する。
その様子は酷く劣情を誘い、胸の大小など関係無しに、男を色香に狂わせる魔力を持っていた。
「はいはーい、上着は速攻回収させていただきまーす!」
千早が、脱いだジャージで胸元を隠すが、1秒持たずに律子に服を回収されてしまう。
「あ……そ、そんなっ……恥ずかしい……」
慌てて胸元を隠すが、今度は律子の方に意識が集中しているためか、主に下半身……
ショーツを隠す事まで頭が回らないようで、プロデューサーの目線から見ると、
下着の縫い目までが丸見えになり、余計にエロティシズムを誘発する。
「私たちなんてもっと脱いでるんだから、出来ないとは言わせないわよ……ほら、
今の姿を水着だと思って、プロデューサーにしっかり目線を向けなさい!
ポーズレッスンのつもりでやればいいの!」
「ぅあ……は、はい……」
「がんばって〜♪千早ちゃん、綺麗ですよ〜」
「………」
「………」
「あの、あずささん……そのタイミングで声を掛けないで下さい。
千早が自信なくしちゃいますから……」
少しばかり話の腰を折られたが、いくばくか緊張は解けたらしく……
千早はグラビア誌で見るような、お尻を見せながらこちらを振り返り、手を口元に添えて、
憂いを帯びた表情でカメラを(この場合プロデューサーを)見るようなポーズを取った。
今では歌詞やボイスレッスン以外に、ダンスやポーズレッスンも様になってきた彼女だが、
こんな状況下では初めの頃と同じように、ガチガチに緊張している。
頬から耳までを恥じらいで赤く染め、演技無しで困ったような目をこちらに向けられてはたまらない。
表情から千早の気持ちを察しながらも、可愛らしいお尻のラインと……
何より、大事なところのふくらみがどうしても目に入る。
(ヤバイ……これ、ヤバイよ。見てるだけでどうにかなりそうだ)
性器の秘裂が、下着越しにもはっきりと分かるくらいの距離にあり、
雑誌でグラビアを見るのとは別次元の迫力がある。
上半身が地味でおとなしめのスポーツブラだけに、余計下半身に目が行ってしまい、
ぴったりと千早のお尻を包み込むショーツのラインに、脳髄が過度の刺激を受ける。
「ほら、プロデューサー……見てばっかりいないで、何か感想を言ってあげるとかしたらどうですか?」
「ぐ……そ、それは……」
律子に促され、プロデューサーの思考が止まる。
分かっていても、立場上自分の担当アイドルに向かって、正直な感想を言えるわけが無かった。
(律子……お前、時々思考が男性寄りになるよな……わかってて俺たちの反応を楽しんでるし)
『凄くえっちだ』『汚したくなるくらい、もっと見たい』正直に言っていいなら是非そうしたいが、
相手が千早ではそういうわけにも行かない。
「う……き、綺麗だ……絶対、売れると思うぞ」
「……っ!?」
千早の方は、自分のスタイルに自信が無いせいか、プロデューサーの言葉に、
恥ずかしさと嬉しさがごちゃ混ぜになり、真っ赤になる。
何だか新婚の初々しい二人を見ているようで、これでは振った律子本人が納得しなかった。
「こほん!……反応も好評みたいだし、じゃ、次から本格的にいくわよ。……ブラ、脱いで」
「なっ……!?」
「わたしもあずささんも見せてるんだから、出来るはずでしょ?」
堂々と背筋を張って胸を見せている様子は、見方によっては誇らしげに感じる。
765プロでトップクラスのスタイルを持つ二人を前にして、お世辞にもセクシーと言えない千早が、
彼女達と同じ土俵に立とうとしているのだから、臆して当然というものだ。
「………」
今更拒否する事はしないが、それでも即、実行に移せるわけでもなく千早は固まっている。
今から見られてしまうことを意識しているせいか、ブラの上からでも分かるほど、
乳首が隆起して、嫌でもその存在をプロデューサーに強く伝えていた。
「さて……じゃ、行きましょうか?あずささーん」
「は〜い♪千早ちゃん……ちょっとごめんなさいね〜」
ゆったりとした動きながらも、あずさは千早の後ろに回って、腕ごと上半身を固定させた。
「あ……あずささんっ!?何を……」
千早以上の長身であり、豊満な肉体を持つあずさの前には力比べが無意味になる。
両手はあずさによって後ろ側に組まれ、胸を隠す事が出来ない。
その様子を楽しむように、律子の視線があった。
「ふふ……ここから先は時間も勿体無いし、私たちが手伝ってあげましょうー♪」
「え……?ちょ、律子!悪い冗談は止めて下さいっ!?」
律子は、スポーティーなタンクトップ型のブラジャーの下部をつまみ、ゆっくりと捲り上げていく。
「うふふふ……千早の可愛らしいおっぱい、見えたら200ゾーンを越えちゃうかもね〜♪」
「あっ……や、やあぁ……ダメっ……見えちゃうっ……」
「当然!…見せるためにやってるんだからつべこべ言わない!
……ほーらほら、アンダーバストの辺りまで見えちゃいましたよプロデューサー」
「うっ……おい………律子っ、マジでやばいって!」
ブラジャーをつけていると目立たないが、二つのささやかなふくらみからは、
ちゃんとその立体を主張するべく、柔らかそうなアンダーバストのラインがあった。
引き締まった身体つきの上に乗っているそのふくらみは、
絶対的な説得力を以て、千早を【女の子】として見せていた。
「えいっ!」
乳首が見えるか見えないかの辺りでしばらく焦らしたかと思えば……次の瞬間、
律子は一気に千早のブラジャーをたくし上げた。
静から動へ。急に流れが切り替わり、一度に晒された両の乳房が、
僅かではあるがブラジャーの勢いも借りて、ぷるんと揺れた。
ついに見えたその乳首に……そして、可愛らしく揺れた乳房に、
プロデューサーはまたしても、現実を忘れそうになった。
(俺……やっぱり死んでもいいかも)
世の中には『ツンデレ』という単語があると聞く。
普段ツンツンしている女の子が時々自分にだけ見せる、デレデレした表情……
そのギャップが、本人の持つ魅力を十二分に語ると何処かの芸能雑誌で読んだプロデューサーだが、
この事務所で言えば、伊織や千早がまさにそれに当たるのではないかと思った。
極度の恥ずかしさから泣きそうな表情になっている千早を見ると、
本人には悪いと思いながら、こんな千早もたまらなく魅力的であると強く感じる。
たくし上げられて胸元に残ったブラジャーが、さらにアンバランスな印象を残し……
半裸のアイドル3人が目の前でじゃれあっているビジュアルは、絶対にファンには見せられないと思いながら、
自分だけは是非記憶に残しておきたいと思えるほどに艶かしく、可愛かった。
「……っ……うぅ……」
「ほら千早、泣いちゃダメでしょう……プロデューサーが困った顔するんだから……
そうだ、泣く暇無いくらいに気持ちよくしてあげよっか?」
「え……あっ…きゃっ!?……り、律……こ……そんなトコ、痛っ……」
「ごめんね…ちょっと我慢してね。少し経てば気持ちよくなるから♪」
「あ……ひゃうっ!?……ふぁあ……っ…やめ……余計恥ずかしいっ……」
律子の細くて綺麗な指が、千早の胸を丹念に、捏ねる様に弄くりまわす。
あずさの、胸に埋もれるような感じと違い、指が主導で胸の形を変えてゆく。
小さな……でも、やわらかいソレは、ふにふにと指の動きにあわせて変化し、
肌には球のような汗が浮かび、乳首と一緒になって輝いて見えた。
プロデューサー本人のエロ嗜好に百合の趣味は無かったのだが……
こんな光景を見ていると、悪くないとさえ思えてしまうから不思議だ。
間近で千早が胸を揉まれ、切ない声を上げている……
その事実だけで、十分すぎるほど男の性的興奮誘うのは、ある意味千早を知るもの全てにおいて、
当然とも言えた。
「お、おねがい……律子、やめ……そんなのっ……約束に、ない……」
「うふふ……口では否定しながら、感じちゃってるみたいね。気持ち良さそうな声になってきたわよ♪」
「そ、そんなっ……違っ……ふあぁんっ!?」
普段、一人で自慰をすることもあまりない千早にとって、この刺激は鮮烈なものだった。
乳首を中心に、小さな乳房の感じるところを的確に愛撫され、だんだんと気持ちよさに力が抜けていく。
しかも、今は気になる男性が目の前にいるとなれば、尚更淫らになっていく自分を見られるのは避けたかった。
「ぷ、プロデューサー……お願いしますっ…見ないで…恥ずかしくて、ヘンになってしまいそうですっ…」
「……くっ」
しかし、見なければ見ないで妄想が働き、興奮度は一向に下がらない。
進むも引くも地獄という状況に追い込まれ、プロデューサーはどうする事も出来ないでいた。
「うーん……さすがに可愛そうになってきたかな…じゃ、最後にコレで許してあげるわね」
律子は、千早の性感帯をかなりのところまで高めておきながら手を離した。
まるで、その後に訪れる事態を予想しているか……または、その【最後】こそが狙いであるかのように、
千早の前でしゃがみこむと、スカイブルーのショーツの両サイドに手をかけた。
「安心しなさい……仕事上、アイドルの純潔を奪ったりはしないわ。
見せるだけで許してあげる……妥当な条件でしょ?」
「え……えぇぇぇっ!?」
顔を背けながらも、しっかり聞こえたその言葉。
(ち、千早の……ぱんつを、脱がす……うっ…いいいいかん、お、おお、落ち着け!俺……)
慌てるプロデューサーをよそに、ゆっくりと律子の両手は下着の両端を掴み、下へと降りていった……
つづく。
45 :
反省+次回予告:2006/05/17(水) 17:56:34 ID:rogB6Z8w
真美:「何かこうさぁ……TVコマーシャルの入り方みたいに、あざとい引きだよねぇ、今回」
亜美:「そうそう……いかにも『続き、早くっ!!』って感じ煽ってるように見えるよね」
やよい:「あの……本当にそんな感じになっちゃったのは謝りますっ……
でも、お話上本当に丁度いい区切りだったんですっ!!」
真美:「最近は、ゴチバ○ルでさえCMの区切りを工夫してるんだからさー、
もうちょっとサービス精神とか考えても良かったんじゃないの?」
亜美:「ベタな展開がやめられない奴だからね……ある程度のお約束とあざとさはどうしても
付きまとうのよね。それが【りすくまねぇじめんと】ってヤツよ」
やよい:「そんなリスク……リスク…あれ?うー…なんだっけ?」
亜美:「亜美ももう忘れた」
やよい:「早っ!?」
亜美:「そんなことはどうでもいいの!それより次回予告!!」
真美:「はいはーい。さてさて次はいよいよ最後の一枚に律っちゃんの手がかかるっ!?
少年誌なら間違いなく寸止めだけど、ここは21歳以上限定の場所だからご心配なくっ♪」
やよい:「……合体ありは公言したから、最終的に……えっと…あの、えっちな描写はしますけど……
うっうー……とにかくどうなっちゃうのか、お楽しみにですっ!」
亜美:「ねぇねぇ…ところで千早おねーちゃんって、もう……生えてるの?」
真美:「パパが言ってたけど、おっぱいの発育と発毛はあまり関係ないらしいよ…
だから、ネンレイと比べたら生えてるんじゃないかな?」
亜美:「このスレで上がった話題で【実は剃ってる】という説を発提案します教授!!」
やよい:「あの……全然まとまってませんけど、そういう描写も含めて、
次回もえっちなテンション維持したまま書くって言ってますから、許してやってくださいっ」
亜美:「それと、いおりんの一人えっちとか、律っちゃんの温泉外泊とか、
千早おねーちゃんのぱんちら写真ものとか……大好きな作品も多いから、
いち読者Pとしても皆さんを応援していまーす!」
真美:「最終的には【愛】だと思うから…この作者も文章素人ながら何とか書いてるんだし」
やよい:「ゲーム内のアイドルが大好きなPとして…スレの盛り上がりを心から支援します!
以上、作者Pからの伝言でしたっ!わっ…わたしもっ、応援しますからっ、
ネタになるならわたしでも頑張りますっ!!……え?わたしじゃ需要が無いですか?」
亜美+真美「全国の兄ちゃんP達、次回も見てねー♪」
やよい:「はぅ……フォロー……無しなんですねっ……」
ちょwww。ここで止めるなんてヒドス。
今度アイマスしに行って、千早のジャージのファスナー見たらオッキしてしまうかもしれんw
孤軍奮闘にどれだけ耐えられるかも適性
誰かが書いてて保守入れなきゃスレが
もたないほどでもなければ無理しなくていいし
今日のラジオ。
更衣室でうふふのメンバーじゃね?
という事に今更気づいた。ハァハァ。
神が早く続きを書いてくれることに期待しつつsage
こちらスネーク
廃墟に潜入した
お待たせしました。千早+あずさ+律子のハーレムストリップもの、
続き書けました。
※今回はエロ少な目です。どうしても萌え分が多くなってしまいました。
千早を陵辱するには、歪んだ愛の壁をもう一枚破らなくてはいけない模様です大佐。
相変わらずの方向ですが、一人でも楽しんでもらえると幸いです……
では、またしばしお付き合い下さい。
目の前には、半裸の千早。
しかも、もうすぐ最後の一枚を脱がされようとしている……
白い裸体は、磨き上げられた硝子の様にシミや傷一つ無く、
なだらかな双丘の頂点に位置する薄い色の乳首は、小ぶりながらもツンと上を向いて立っている。
大きな脂肪に包まれていないので、呼吸で胸が上下する様がはっきりと感じ取れた。
おへそから下のなだらかなカーブは、男性には無い柔らかさを持ち、
太腿と性器の曲線に繋がるラインは、他のアイドル達に無い魅力を醸し出している。
細身である真や雪歩にも出せないビジュアルイメージ。
元からの魅力に加えて、さらに極限にまで鍛え上げた末の美しさ。
抜き身の日本刀にも例えられる、神聖さすら内包する女体……それが、汗と恥じらいにまみれている。
綺麗なものをこの手で壊すような、ある意味歪んだ欲望。
そんな、危険な美しさを千早は持っていた。
万人に受けるグラビアこそ向いていないが、大人へと変わる少女の美を求める層に限定するなら、
誰も彼女には適わないであろう。
千早はプロデューサーから顔を背け、ただじっと律子のする事に耐えている。
全裸を見せることが、彼を許す条件である以上……千早がそれを覆すことはしない。
しかし、心のどこかが悲鳴を上げている……
『プロデューサーのためなら、見せても構わない。でも……』
そして、彼も同様に、
『千早のハダカ……見たい、絶対に見たい!!でも……』
彼は、できるだけ千早の恥ずかしいところを見ないように、一瞬だけ彼女の顔を見た。
千早は、できるだけプロデューサーに気付かれないように、一瞬だけ、彼の顔を見た。
長く一緒に活動を続けてきたからか、
それとも、二人に通う心が同調したのか……原因はわからない。
ただ、二人が共に一瞬だけ、と思ったタイミングで、双方の目と目が合った。
お互いの気持ちを汲み取るには、それで十分だった。
『でも……こんな形でなんて、嫌だ』
(千早が泣いている……だが、これは俺が直接どうにも出来ない家族の問題じゃない。
俺がどうにかできる事なんだ!?)
そう気がついたら、彼の行動は早かった。
「そこまでだよ、律子。千早は関係ない……離してやってくれ」
あくまで言葉は静かだが、どんな一喝より迫力のあるプロデューサーの声。
威嚇でも恫喝でも無い。本気で感情を押し殺したその声に、誰もが静まり動きを止める。
「今回の件は、全て俺が悪かったんだ。だから、俺個人でできることは何でもする。
……千早、ごめんな……こんな当たり前の事に気付かなくて。
大好きな娘の裸が見たいために、場の状況に流されるなんて、プロデューサー失格だよな」
「……プロデューサー……」
「だから、律子……千早を脱がす理由は無いよ。悪ノリでそれ以上するなら、
今度は別件として俺は律子を許さない……俺の、大事な千早に手を出すな」
「……」
「……!?」
おもちゃの手錠はすでにかなりの割合でプロデューサーの手首の肉に食い込み、
もう少しで出血せんばかりに負荷を掛けられていた。
あくまで静かに……しかし、千早のために、彼は心も身体も痛みを打ち捨てて向き直った。
そして、明らかにその迫力に狼狽している律子に向って、あずさがやさしく彼女の肩を叩いて、
何か、合図のようなものを送った。
「……はい。やめます♪」
律子は、千早のショーツを元通りに上げると先ほどまで取り上げていたジャージで彼女の胸を隠した。
「千早……悪戯とはいえ恥ずかしい思いをさせてしまって、本当にごめんなさい。
でも、今の言葉でプロデューサーの本当の気持ち……分かったでしょ?
きっぱりとふられた私たちに免じて、許してくれたら嬉しいかな」
「わたしも計画に乗りました。だから、律子さんだけを責めないで下さい。
……ふたりとも、すみませんでした……」
揃って頭を下げる二人に、千早とプロデューサーも申し訳ない気持ちになる。
お互いを意識しながらも態度をはっきりさせない自分達に、周りの人たちが骨を折ってくれたのだから。
……勿論、方法に多少の問題はあったが……それでも、すでに皆の間からギスギスした空気は消えていた。
「わかったから、頭を上げてくれ。こっちこそ、不用意に更衣室のドアを開けたのが悪いんだから」
「わたしもです……律子、下手をすればプロデューサーに憎まれる事まで覚悟して、
こんな事をしたのでしょう?」
「あはは……まぁ、それもあるけど、私たちがプロデューサーの気にも止まってなかったら、
悔しいじゃない?だから、恥ずかしいけどああいう方法で試してみたのよ。
結果として、しっかり私達のセクシーさには反応してくれたんだし、もういいかな」
「でも〜やっぱり、好きな人のハダカがいちばん♪みたいですよね、プロデューサーさん」
「う……」
このままでは、延々とからかわれると思い、プロデューサーは話題を逸らした。
「なぁ……律子。ところで、さっき更衣室のカギも?」
「そうです、閉めたフリよ。千早のスケジュールも社長のスケジュールも調べてあったから、
あの時間帯にプロデューサーを呼んだわけです……それにしても」
「うふふ〜♪【俺の大事な千早に】……ですって。プロデューサーさん、そこまで……」
「うぐ……」
そしてまた、ふりだしに戻りからかわれる。
咄嗟に出た言葉とはいえ、彼はかなり恥ずかしいことを口走った事に気がついた。
「まぁ、そんなわけですから、邪魔者…って言うか、敗者は退散しましょうかね♪あ、千早……これ。
プロデューサーの手錠のカギね。後で解いてあげてね。
それと……明日は私たち、オフにしてもらっていいですよね?
仕事のスケジュールも詰まってないし、一日くらいは泣いていたいから……」
「グラビア撮影までには〜ちゃんと気持ちの整理もつけますから〜」
そういう条件を出されると、彼としては断るわけに行かない。
「あ、ああ……OKだ。社長には俺から言っておく」
「ふふ…ありがと、プロデューサー……さて、私たちはもう帰りますね。
社長と小鳥さんは夕方まで帰ってきませんから………ごゆっくり♪」
「プロデューサーさん……千早ちゃんのこと、大事にしてあげてくださいね」
ふたりは服を着ると、すぐに更衣室を出て行った。
千早から見えた二人の背中には……物事をやり遂げた心地よさと、
結果を受け入れ、自分の気持ちに整理を付けようとするやるせなさを感じた。
二人の足音が消えてようやく……千早とプロデューサーは改めて自分達の置かれている状況を理解した。
「あ……プロデューサー、大丈夫ですか?今、手錠を外しますから」
慌てて駆け寄る千早だが、彼女はまだプロデューサーの意識が第一らしく、
自分の格好がどんなものであるかはすっかり忘れていた。
プロデューサーの前にしゃがみこんで、まずは柱に括りつけられたロープを解こうとするが……
そうすれば、嫌でも彼の男性としてのシンボルが目に入ってしまう。
「あ………」
「う……」
はじめて見る、大きくなった男性の股間。
千早は、それが自分の裸を見ての怒張だと思うと……それを鎮めなくては、という責任感に駆り立てられた。
「あっ……あああのっ……これ、痛そう、ですよね……私のせいでこうなってしまって……」
「いや、千早のせいじゃない……って、いやいや、別に千早が魅力的で無いというワケじゃなくてだな!!
半分は男の生理現象というか……仕方ないというか……」
そうは言っても、あずさの下着姿を拝んでからというもの……長時間起立し続けた股間は、
少々の事では収まる気配を気配を見せなかった。
しかも目の前には、相変わらずショーツ一枚の千早がいるため、
収まるどころかさらに大きく、硬く……ズボンの下からでも分かるほどに猛り狂っていた。
「ぷ、プロデューサー……その、私でよければ………」
千早の綺麗な手が、彼の股間に伸びる。
「!?」
「お願いします……嫌でなければ、私にさせて下さい……私だって、その……
大好きな人のものなら、自分の手でしたいん、です……」
悩ましげな表情に加え、間近に半裸の身体。さらにはきめ細やかな指がズボン越しに彼のものに触れ、
それだけで過剰に股間が反応する。
気持ち的には、このまま千早の手に触れられているだけで、射精してしまうのではないかとさえ思えた。
「は……はじめてですから、分からない事は多いですが……頑張ります」
普段から、何事にも真面目に取り組む千早は、こういう時ですら真剣だ。
プロデューサーは、こんな状況である以上、黙って頷き……彼女の奉仕を受け入れることにした。
千早が、たどたどしい手つきでズボンのジッパーを下ろしながら、片手ではずっと彼の股間を労るようにさすっている。
トランクスのボタンを外すと同時に、窮屈な場所に押し込められていたものが勢いよく飛び出すように現れた。
「……こ、これが……プロデューサーの、あ、あそこ……こんなに、腫れてるみたい……」
衣服の拘束を失い、天に向ってそそり立つソレは、別の生き物のように見えた。
改めて、素手で彼のものをやさしく上下にさすってみる。
細く、繊細な指が性器をしごき上げる度に、プロデューサーの身体に付けられたままの機械が反応する。
もう、200のゾーンを振り切っているそれは、彼と千早の間に【数値】という意味の無力さを語るものでしか無かった。
別の階の一室。
誰もいない事務室の丈夫な柱に、ガシガシと律子の蹴りが入る。
「ううっ…プロデューサーったら……結局、最初っから千早にぞっこんだったんじゃないのよもうっ!?」
丹念にクッションまで敷いて、衝撃と痛みを殺しているおかげで、周りには一切の音は響かなかった。
そこまで用意がいいなら、八つ当たり自体しなければ良いのだが……感情的にそうはいかないらしい。
「はぁ……そうみたいですね〜スコアで言うなら、0対15くらいでしょうかね〜」
あずさの方は、一見マイペースを崩していないが……表情からはさすがに落胆の色が伺える。
「野球ならコールド。お相撲なら……陥落間違いなしですよね〜」
「うぐぅ……あずささん。せめて、バスケとかテニスに例えませんか?」
天然の、あまりにストレートな物言いに律子は少しだけ抵抗するが……
最初から勝負にならなかった事を考えると、あずさの方がまともな例えをしているように思えた。
ならば、むしろ完膚なきまでに負けたと受け取ったほうが良い。そういう意味だった。
「ねぇ……律子さん。二人で、これから残念会しませんか?」
あずさが出した2枚のチケット。彼女が【運命の人】と二人で行くために用意していたものだった。
「これ……あ。有名ピザレストランの招待券……って、あずささん、来週のグラビア撮影は!?」
「ダイエットあずささんも今日だけは解禁日〜♪」
「あの……歌って誤魔化さずに、質問に答えてください」
「うふふ〜こういう時は、美味しいものを食べて幸せな気持ちになるのが一番です〜
そして、明日コレで運動して元通り〜♪」
次に取り出したのは、ホテルの室内プール招待券。会員制なので、
ファンにもまれることも無い落ち着ける場所だ。
「でも、あずささん……いくらなんでも無茶で……う?」
見ると、彼女も……笑顔を崩さないままで泣いていた。一見、常に幸せそうなあずさだが、
運命の人になりえる、大好きな男性が、自分の方を見てくれなかった。
そのショックは律子にも痛いほど分かり、その上で、行動を起こそうとする精神力に、
律子は彼女の【包容力】とも言える強さの一端を見たような気がした。
「はぁ……わかりました。あずささんが積極的に運動しようなんてレアな事態ですしね。
私もフラれた者同士、付き合っちゃいますよ!」
「ふふ……ありがとう、律子さん。じゃ、行きましょうか〜」
「はい!…秋月律子、恋に敗れても、人気では負けませんよっ!色気でもトークでも、
何でも使って千早より先にアイドルの頂点を目指しますっ!!」
「わたしも〜新たな【運命の人】に見つけていただけるように……
もっともっと、頑張ります〜」
同事務所の、高槻やよいの得意技……ハイタッチをして、明るく笑う二人。
そこにあるのは、喪失感だけでなく、新しい明日のための決意だった。
「さぁ〜、妊婦さんみたいになるまで食べましょう〜♪」
「えぇ!?」
この後、律子はあずさに付き合った事を少しだけ後悔することになる。
つづく。
真美:「……と言うワケで、やってきました続きですっ!」
亜美:「えっちシーン、無いよね……今回。寸止めから○×△舐める前に場面変えてるし」
やよい:「………、あのっ、そういう、直接的な表現はだめだよ……」
亜美:「ま、次から兄ちゃんと千早おねーちゃんの独壇場に入るから。
今回はお話を消化する為の萌えパートってことで許してね♪読者Pのおにーちゃん達」
真美:「本当は、消化どころかこういう【萌えでドキドキ】なパートが大好きなんだけど…
えろぱろスレだからそういうコトにしておいてね♪」
律子:「うーっぷ……この世のピザ屋なんて、全部無くなればいいんだわ……」
亜美:「あ、律っちゃん乙……ってうわっ!?何そのおなかΣ( ̄□ ̄;)」
律子:「うふふ……あんたたちも【シカゴ・ピザ】食べる?すぐに妊婦さんになれるわよ…」
亜美+真美:「ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル」
やよい:「あ、あの……律子さん、次回予告なんですけど……」
律子:「ああもうっ!あいつら合体しまくりよ!!もう誰にも邪魔されない二人の世界、
ふんっ……せいぜいケモノの如く、繋がってなさいっ」
真美:「……思い出したら、また怒りがぶり返してきたみたいだね……」
やよい:「えーっと……そう言うワケですから、次回以降はソッチ系のえっち描写ですっ……
千早さんの可愛らしい………とか、プロデューサーにご奉仕する千早さんとか、
見どころは一応ありますので、お楽しみにっ」
亜美:「ねぇ……律っちゃん。そんなおなかで、明日水着着られるの?あずさおねーちゃんも」
律子:「………はうっ!?Σ(´Д`;)」
あーモツカレ
GJGJうん
この際、続き関係無く
投稿された分、全部まとめちゃいますか
うむ、そうしよう
続いたらまた補完しなおせばいいや
GJ
エロは少なめでも、読んでるほうまで赤面するようなお話でした。
続き楽しみにしてます。
あと舞台を降りた、ふられナオンのお二人も乙。
君らのパフパフシーンは忘れないw
62 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 16:48:49 ID:3ndwxirv
保守でもしよっと。
Φ(・ω・`с⌒⊃
保守するか
律子さんに俺の粗末なチンポをなじられながら、
足コキされている夢をみた
>>64 kwsk。
俺は亜美か真美のアソコ舐めてて口の中で漏らされた夢見た。
66 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 17:15:51 ID:um1Ol0+O
さて、ぬるぽ湯にでもつかってくるかな
打たれ(ガッ)湯にでもつかってこい
保守
ご無沙汰してます。千早中心の脱衣ss、続きできましたー。
今回からちょっと少なめで、申し訳ありません。
あと、微妙に千早のキャラが変わってきたかも。
MP5のネタ『可愛いワガママ』を千早でシミュレーションしたらこうなったんだけど…
ワガママ言ったり、感情でで押し切る千早も魅力的だとおもうんだってば。
だからキャラ的に違和感を感じても、許してくださいって事で……
またしばし、お付き合い下さい。では投下。
「……こ、こうですか…プロデューサー……」
千早の、細くてしなやかな指先がプロデューサーのモノを優しく上下に擦る。
「現代の歌姫」とまで言われた娘が今、男の股間を弄っている……
ファンが聞いたら卒倒するだろうな、と思いつつも、
彼はその状況が物語る希少性に、身体を委ねていた。
どこを刺激するというわけでもなく、ただただ上下に擦るだけなのだが、その雰囲気だけでも、
出してしまいそうになる。
無論、触覚だけではそこまで気持ちよくなるわけが無い。
確かに千早の手つきは慣れていなく、そこらの風俗嬢と比べると【下手】の一言で終わってしまう。
しかし、誰よりも愛する娘が下着一枚だけの姿で目の前に跪き、
そんな体勢で自分の股間に奉仕してくれるとしたらどうだろうか。
いじらしくも健気な表情に、ほんのり赤らんだ綺麗な顔。
流れるような美しい黒髪に……何より、可愛らしい裸の胸。
プロデューサーの視点からは、僅かに背中からお尻にかけてのラインと同時に、
唯一残された、スカイブルーのショーツが見える。
(もし……これで千早が上手かったら、俺……5秒と持たなかったかもしれない)
そういう意味では、今現在はこれで良かったのかもしれない、とプロデューサーは思った。
が、いつまでもこのままというわけにも行かないのも事実。
現に、いつまで経っても精の迸りどころか濡れても来ない彼の股間に、千早が焦っているから。
『もしかして、気持ちよくないのかも……?』という疑念に支配されているのが傍で見ていて凄く分かる。
懸命に奉仕しながら、泣きそうになっている千早………
これはこれで可愛いからずっと見ていたいと思えるが、今は彼女に対する愛情のほうが強かった。
「千早。もっと強く握ってもいいんだよ……あと、最初は舐め……い、いや!何でもない!!」
プロデューサーが、何とか理性で言葉を押し止める。
さすがに、担当プロデューサーが現役プロシンガーの口を汚すのはまずいと思ったから。
しかし、千早は意味を理解したのか、躊躇う事無くその顔を……
数十万人を酔わせる美声を生む口を、プロデューサーの股間に近づけ、優しくキスをした。
「うっ……お、おい!千早……まずいって!?そんなモノ、舐めるもんじゃない!」
「……大丈夫ですよ。保険の教科書で読みましたが、たんぱく質なら毒ではありません。
そ、それに……………き……です、から…………の…………なら」
「え……今、何て…」
「……あぁっ、もう……こう言う事は愚鈍な人ですねっ……いいですかっ、
プロデューサーのっ………お、おちんちん……なら……す、好きだから大丈夫って言ったんですっ!
分かりましたかっ!?」
「うぁ……は、はいっ!分かりましたっ!!」
「私だって、今していることがどれだけはしたなくて凄く恥ずかしいかっ………
それでもっ……その……し、したい…んですから、大人しく受け入れてください……もう…」
その言葉が、殺し文句となった。
普段、エロトークなど事務所でしたら怒って帰ってしまうような千早が……
自分のためなら股間のモノを進んで口に含んでくれるというのだから、
担当プロデューサーとして……いや、男として何よりも嬉しく、誇らしい瞬間だった。
(……や、やばい……今、俺……すげぇ感動してるかも)
一途な千早の想いが、プロデューサーの全身を駆け抜け、血を熱くさせる。
千早にここまで言わせてしまっては、それを止めるのは野暮というものかもしれない。
「……っ!?」
不意に、股間に走る柔らかい感触。
千早のあたたかく、柔らかい舌が、性器に触れゆっくりと竿から亀頭へと這ってゆく。
手で触ってもらうのとは比べ物にならないくらいの快感だった。
千早の舌は、性器全体をくまなく這い回り……時折、頬の粘膜までもが亀頭に触れる。
吸い付かれた時、思わず気持ちよくて背筋に電撃が走ったような感じがした。
すると、彼女はそれを気持ちよいサインと受け取ったのだろう。
以後、定期的に吸い付いてプロデューサーの性器を圧迫、刺激する。
いくら千早が素人とはいえ、ここまでされて気持ちよくないわけが無く、
プロデューサーの股間から、じわりと滲み出て来るものがあった。
「……うん…マジで気持ちいいよ、千早……そのえっちな顔も、凄く可愛い」
「あ……はい、ありがとうございま……っ!?」
ナチュラルに反応したと思ったら、急に千早が固まった。
しばらく動かないと思ったら、見る見るうちに顔から耳まで真っ赤になってゆく。
「……プロデューサー……全体がぬるぬるしてきたら、あとは上下に強く擦れば良いのですか?」
「あ、ああ……そうだけど、どうした?……嫌なら止めても…っつ!!」
何を聞いてきたのかと思えば、千早はいきなり、唇で彼の言葉を塞いできた。
さっきまで自分の股間を咥えていた口で、というのが少々複雑な気もするが、
不意のキスは彼の言葉と行動を止めるのに、十分すぎる効果を上げた。
「プロデューサー……出してくれるまで、喋ったらダメです!」
(な……どうして!?)
千早のキス効果か、咄嗟にそう疑問が出るが口には出なかった。
「可愛いとかえっちだとか、言われたら……気になって、恥ずかしくて集中できませんっ!!
……禁止といったら禁止なんですっ!分かりましたかっ!?」
(……いや、そうは言われても、正直な感想だし)
もはや、目線だけの言い訳だが……千早には不思議と通じているらしい。
今まで一緒に歩んできた成果だが、こんな所でそれを発揮するのもどうかと思える。
「ああっ…もう、とにかくダメです、イヤです、禁止ですっ……わ・か・り・ま・し・た・か!?」
論理的思考の欠片も無い……ある意味かなり千早らしくない言葉。
だが、その強すぎる主張の前に、彼は頷く事以外出来なかった。
逆に考えれば、千早がここまでワガママを言ってくれること自体が信頼の証であり、
彼にとっては誇らしい事と見ることも出来る。
(……それに、こんな千早もやっぱり……可愛いよな。言ったら多分、怒るけど)
彼は再び言葉を飲み込んで、千早の奉仕を受け入れた。
今度は、指と舌、口全体を使っての奉仕。
プロデューサーの助言もあり、先ほどと違って格段に気持ちよさは上だった。
(……顔とか髪にかけちゃったら……マズイよなぁ……普通)
声を出せない分、余計な心配が頭の中を巡るが、
やがて、そんな心配も出来なくなるほどに千早の手の動きがだんだんと加速してきた。
つづく。
亜美:「……さんざん待たせて、今回コレだけ?」
真美:「出してもいないしねー。ま、どんな戯言でも聞くだけ聞こっか?」
やよい:「うっうー……夏コミ受かったからずっと原稿やってるみたいですよ。
ペースがこれから格段に落ちるのは申し訳ありませんって……」
亜美:「夏コミまでに終わるのかな、この話……このあと、お口でして、
おっぱいでして、あそこでして……エンディングでしょ?」
真美:「……スケジュール的に難しいかも。って、ちょっと待った。
今、果てしなく違和感あること言わなかった?亜美」
亜美:「おっぱいでする……って言ったけど。千早おねーちゃんだとフカノーだよね、普通は」
やよい:「………」
真美:「この事務所では……はるるんくらいのおっきさで、どうにか頑張れるくらい?」
亜美:「まぁ、おっぱいでいするったって、挟み込むだけがやり方じゃないからね……」
やよい:「えっと……あっと驚くトリックがあるとか、そんな訳じゃありませんけど……
描写的に頑張って見ようと思った結果ですっ!ちょっとだけお楽しみにっ!」
亜美+真美:「ペース遅くなるけど、読んでくれるだけでありがたいと思ってるらしいから……
見捨てないでやってね、全国の兄ちゃーん♪」
GJ。
だがしかし、その亜美真美とグチャグチャドロドロの
セクースSSキボンヌしたがってる俺ガイル
今回もご苦労さん。GJだ。
夏コミの原稿を落としちゃ洒落にならないし
まぁなんというか頑張れよ・・・
ss書くつもりは無いんだけど、唐突にアイマスキャラたちで脱衣麻雀用ユニット作ったら
どんな感じになるかを想像してみるテスト。
能力は10段階評価で、10が最高、1が最低。
全能力合計が30になるように振ってみた。
春香:スピード7、テクニック3、攻撃8、防御2、運10
ツモ◎、通し×、流れ察知×、逆転○、一発○、ドラ○、下位にいると配牌が良くなる。
メインヒロインに相応しいツモ運を誇るパワーキャラ。
爆発力が桁違いで、大勝利か大敗北で終わることが多い。
好きな役は三色同順、三色同刻(綺麗だから)
千早:スピード4、テクニック9、攻撃5、防御8、運4
ツモ×、通し○、泣き×、一度振り込むと危険牌を掴む確率が上がる。
春香に対して防御力重視の堅実派キャラ。
コツコツと小さな上がりを積み上げて、確実に2位以上を狙う事が多い。
好きな役は断公九や一盃口など(地味で確実なもの)
雪歩:スピード2、テクニック9、攻撃3、防御10、運6
門前○、通し○、ベタオリ○、一発×、勝ち運×、親×、下着姿以下にされるとツモ運が下がる
とにかく鉄壁の防御を誇るキャラ。絶対に負けたくない時にパートナーにしよう。
振り込まないためのベタオリを前提としているので役も小さくツモは弱い。
好きな役は平和、全帯公、純全帯公(端っこの牌を好む)
やよい:スピード9、テクニック4、攻撃5、防御5、運7
泣き○、連荘○、通し×、一発○、逆境○、ドラ×、満貫以下で上がると、次の牌牌が良くなる。
ノリで押し切るパワー系だが、兄弟が多いためか場の空気を読む能力も実は高い。
反面、リーチを掛けたら戻れない暴走気味な側面もあり。
貧乏が身に着いているためか、大きな役は狙いにくい模様。
好きな役は対々和、三暗刻、大三元(どうやら一部ドンジャラと間違えている模様)
律子:スピード5、テクニック10、攻撃4、防御8、運3
通し○、対一発防御○、逆転×、流れ察知◎、字牌○、追っかけ立直を掛けたキャラに上がられるとテンションダウン。
場の空気を読む力は文句なしのトップ。
反面、ツモや役の派手さは弱めだが、堅実に勝ちを拾えるキャラでもある。
好きな役は平和、断公九、三色同順など(リスクが少なく他の役と絡みやすいもの)
伊織:スピード8、テクニック6、攻撃10、防御1、運5
役満○、勝ち運○、ベタオリ×、最下位になるとテンションが落ちる。
ツモ力はトップクラスで、派手な役作りを好む。
反面、無茶を承知で手作りを推し進めるので振り込むことも多い。
好きな役は役満貫系全部。
真:スピード7、テクニック6、攻撃6、防御7、運4
連荘○、一発○、配牌○、泣き×、
攻撃、防御とあらゆる場面に対応できる万能型キャラ。
が、一度負け始めると押さえが利きにくい弱点も持っている。
好きな役は一気通貫、国士無双(名前の響きが気に入っているらしい)
あずさ:スピード1、テクニック8、攻撃8、防御4、運9
流れ察知×、ツモ○、立直○、上がりや振込みでテンションが上下しにくい。
独自の天然っぷりは、突如として流れを支配する恐ろしさを持っている。
春香が爆弾なら、あずさはマシンガンのような攻撃力というべきだろうか?
天運に恵まれている分、空気を読む力は全キャラ中最低。
あと、思考時間が長い(笑)
好きな役は、一色系(覚えやすいから)
亜美、真美:スピード7、テクニック3、攻撃8、防御5、運7
通し○、流れ察知×、立直○、七対子が揃いやすい。
伊織以上に自分の手作りを推し進めるキャラ特性だが、
直観力に優れているためか、不思議と振り込むことは少なく、防御力は高め。
好きな役は、七対子と聴牌即リー。
こんな感じだろうか?……あとは、キャラの組み合わせで微妙なパワーバランスありそう。
例えば春香、千早、やよい、あずさの4人で打つと、千早が真っ先に全裸にされそうとか。
出ないかなぁ、そんな同人ゲー…(;´Д`)ハァハァ
一色系って待ちが変則的になりやすいからあずささんフリテンしそう
>69-
GJ、続き楽しみにしてます。千早の胸奉仕楽しみですよ。
コミケ出るようですが、よろしければその内ブース番号の告知してください。
買いに行きますので。
亜美真美キボンヌには折れも賛同っす。
>76
折れのイメージイメージとはちょっと違うな。
春香:一応標準的だが良くドジをして台無しにする(テンパイを崩したりチョンボを食らったり)
千早:テクニックは神クラスだが壮絶にツキがない。しかし打たれ強い。上がり手は綺麗。
雪歩:必ず他家の当たり牌を引く不運ぷりだが、それを逆用した鉄壁防御がうっとうしい。負けないが勝てない系。
やよい:打ち筋は全然駄目なタコ麻雀だが不思議と他家の当たり牌を引かない(逆に他家が当たり牌を引く)
律子:状況把握能力は随一でテクニック・運も上位だが思考や能力が非常識な相手には無力(ぶち切れる)
伊織:天運とそこそこのテクニックを誇るが一度直撃を食らうとボロボロになる。上がりは満貫縛り。
真:鳴き麻雀が主体なので他家の捨牌の絞りに物凄く左右される。
あずさ:他家に全く影響されずダマで打つ人(他家の捨牌に追いつけないので鳴けない)、
終盤に人知れず役満をつもったりする(本人役満の自覚無し)。
亜美真美:麻雀はよくわかってないようだが、何故か変な役に限って嬉々として上がる。
もう千早オンリーですが、続き出来ました。
3日に1日くらいのペースでまったり書いています。
日曜日のコミケには参加するのですが、とある会社の
目が監視しているので告知は無理。スマソ。
東京で来月ライブあるけど、仕事なんだよな…orz
ノートPC持って仕事しながらでも行くぞ
〜〜♪くらいの覚悟なんだけど、
ツンツンしてる上司が有給許可を出さないので、会社で
のんびりしてるふりをして隙を伺いながら、
辺から辺への動きで抜け出すつもり。がんがるよ。
じゃ、今回も投下。
「うっ……っつ、これは……ヤバイ…」
男の側が声を出す、というのは外国もののAVみたいで多少いただけないと、
彼は勝手に思っているのだが……不思議と千早は嬉しそうにしている。
あまりに照れくさくて、喋る事を禁止はしたが、彼が反応して声を上げてくれるのは、
素直に嬉しいと思うらしい。
コンサート中のファンの声援は何より嬉しいものであり、
歌を邪魔するものなどでは決して無い…例えるならそんな感覚だろうか。
「ふふ……プロデューサー……ここ、気持ちいいみたいですね?」
何か、面白いものを見つけてどうしようかとほくそ笑む……亜美、真美達がよく見せる表情。
まるで小悪魔のような千早も、それはそれで十分に魅力的だった。
もう、下手に口出しせずともこのまま身を任せていれば、気持ちよくしてもらえそうなほどに…
千早はプロデューサーの性器を、時には吸い、時には舌で蹂躙し、刺激を与えた。
相変わらず、たどたどしさは抜けないが……嬉しそうに自らの股間を弄るその表情を見ていると、
幸福感だけで達してしまいそうになる。
この、いたいけな少女の心の中に【一番大切な人】として存在する嬉しさ。
その気持ちが、心地よさに拍車をかける。
気がつけば、もう射精感がすぐそこまで来てしまっていた。
「ん……ちゅ……くちゅ……プロデューサー………すき、です……プロデューサー……」
一心不乱に彼のモノを舐める千早は、勿論そんなことには気がつかない。
このままだと、彼女の一番大事な喉を汚してしまうが、
生憎と、彼の手はまだ繋がれた状態で、千早を引き剥がす事はできない。
「……だ、ダメだっ……出るっ!?」
身体の奥底から射精感がこみ上げ、いとも容易く理性の堤防を決壊させた。
勢い良く射ち出された白濁液は、千早の口内を跳ね回り、激しく踊る。
股間のモノはいまだに温かい粘膜に包まれ、精液を搾り出そうと締め付けてくる。
ふと気がつけば、今までに無い量の液体が千早の口内を汚してしまっていた。
「ち、ちは、や……ダメだ……吐き出せ……」
気を抜けばすぐにでも薄れゆく意識の中で、懸命に千早の喉を案じるが、
彼女は呆然と焦点の合わない目でボーっと空を見つめている。
(これが……プロデューサーの精液……プロデューサーの、赤ちゃんの、もと……)
まだ口内に残る熱いものを感じながら、彼女は少しだけ指にソレを出して、まじまじと眺めてみた。
熱くて、濃い液体をいとおしそうに眺め、口の中で転がすと……
なにやら嬉しそうにプロデューサーに微笑みかけ、喉を鳴らして一気に飲み込んだ。
「……っ!」
「千早…おい、千早!?だから無理するなって」
プロデューサーが制止するが、彼女はそのまま直立して動かない。
口元を押さえ、零さない様に気をつけながら、喉にからみつく感触に耐え、
大事に……大事に、喉の奥へと飲み下していった。
「プロデューサーが、わたしで気持ちよくなってくれた証……粗末にしたく、なかったから…
大丈夫ですよ。喉の管理はあとでしっかりしておきます。
でも、ふふ……こぼれるかと思うほど、出しましたね」
「う……そりゃ、気持ちよかったからさ……俺だって健康な成年男子だし、
その上千早がしてくれたんだ。いつもより大目に出て当然だろっ……」
「……でも、これで落ち着いて手錠がはずせ……」
そこまで言って、俺の胴体に手を回して、後ろ手の鍵をはずそうとする千早に、
何か硬いものがコツンと当たった。
「………」
「………」
しばし、お互いが無言になる。それもそのはずで。さっきあれだけの精液を出して、
大人しくなったと思われる彼の股間が、全く衰えていなかったというのだから。
「あー……ほら、何と言うか……最近、溜まってたんだよな…仕事が忙しくてさ。
だからちょっとコレも喜びすぎて、抑えが効かなくなっているというか……
あ、言っとくけど、凄く気持ちよかったんだからな!絶対に不足があった訳じゃない」
ストイックすぎる千早は、ともすれば全ての問題を、自分に原因があると考えてしまう。
だから、プロデューサーの彼としては、できるだけ千早の不安を取り除いてあげたいと思った。
本当に、千早の奉仕は他の何者にも替えがたいほどに気持ちよかったから。
「もう……仕方ありませんね…プロデューサーは……ふふっ…」
千早や律子が言う、良い意味での【仕方ありませんね】という一言。
数少ない、相手を認めた上での、千早流の【褒め言葉】だ。
事実、仕方ないとは言いながらもかなり上機嫌な千早を見ていると、
この、空気を読めない股間にも感謝しなければと、彼は内心思った。
「あ。でも……さすがに尻や腕が痛いから、手錠は外してくれないかな?」
建て前上そう言ったが、戒めを解いてもらうのは、自分も千早にしてやりたいから。
指で、舌で……千早の可愛らしい胸を、引き締まった尻を、
そして、ぴったり閉じた未開発の蕾を……いじり倒したかった。
その、国宝級とも言える喉から、快楽に喘ぐ甘い艶声を聞きたかった。
少々ずるい気もするし、後で千早は怒るかもしれないが、これだけは譲るわけに行かなかった。
そして、いきり立った股間を時々気にしながらも手錠の鍵を千早に外してもらい、
邪魔なセンサー類と音を立て続ける機械のスイッチを切ると、
まずはまっすぐに立ち上がり、千早に向き直る。
「あ………」
何事かと驚き、戸惑う千早は…いつも以上に可愛く、そして儚く見えた。
「千早……助けてくれてありがとう。大好きだよ」
プロデューサーが、満面の笑みで千早に笑いかけ、千早を抱き締め、くちびるにキスをした。
さっきまで自らの体内にあった、白濁液の苦い味がするが…そんなことはどうでもいい。
今、出来る範囲で最高の事をして……千早に感謝の気持ちを表したかったから。
その効果は十分すぎたらしく、漫画にするなら【ぼんっ!】と言う効果音が爆発しそうな勢いで、
千早の顔が瞬時に耳まで真っ赤になる。
驚きと嬉しさがごっちゃになった表情で、立ち尽くしているようだ。
「…………プロデューサーの、馬鹿………」
そう言って、彼の動揺の隙を突くと…今度は、千早の方から彼のくちびるに吸い付いた。
全身の空気を抜かれんばかりの、激しい…貪るようなキス。
細い両腕は彼の首に回され、逃れる事を許さない。
しかも強引に彼の口内に舌を入れ、歯茎から舌までを蹂躙してくる……
腹を決めたら徹底的に……という千早の性格上、
それは男女の睦み事にも同じように当てはまった。
スイッチの入った千早は、もう誰も止められない。
たとえ社長がこの場に現れても、行為は止まらないだろう。
「プロデューサーが、あまりにも嬉しくて恥ずかしいことを言うから……」
そういえば、と彼は思った。
拘束されて座っていた状態では、彼女の全身が見えにくかったが……
千早はしきりに下半身を気にしている。
どんなときでも必ず片手は股間に当て、大事なところを隠すようにしているのだ。
普通に考えるなら、ショーツを穿いている以上は胸を隠すはず。
それなのに、股間に意識が行っているということは……
「ショーツの替えなんて持ってきて無いのに……もう、濡れてしまって使えませんっ…
責任、取ってください!プロデューサー!!」
「うぉ……す、すまんっ!」
女性のこういう悩みには気が回らないためか、彼は謝る事しか出来なかった。
一口に責任といっても、この場合、どうしたいいのかさっぱり分からない。
「だから…その…わ、わたしにも…………て……さぃ……」
かすかに聞こえたその言葉。それはむしろ彼にとっては願ったり叶ったりなのだが、
とあるファンレターを読んだ影響か、このまま何もせず少し待つことにした。
意地悪な趣味だと自分でも思うが、こんなにレアで、最高に可愛らしい千早を……
ここで堪能しておかない手は無いと思った。
「せ…責任とって、わたしも……気持ち良くしてくださいっ……
濡れちゃって気持ち悪いから、ショーツ……脱がし……て……くださいっ!!
お願い……します……プロデューサーぁ……」
それ以上の言葉は、必要なかった。
真っ赤になって俯く千早の前にしゃがみ込んで、スカイブルーのショーツに手を掛ける。
「うん……じゃ、脱がすよ。千早……」
はてしなく重いプレッシャーを感じるためか、宣言して了解を取らずにはいられない。
何しろ、夢で何度も妄想した、千早の一番恥ずかしいところを今から拝むのだ。
さっき律子たちがいた時のようなドキドキ感は無かったが、
その代わりに、最高に幸せと思える一体感が、二人の間に漂っていた。
手が震えて上手く脱がすことが出来ないが、それでもショーツはゆっくりと下ろされ、
なだらかな下腹部と、薄い……性器周りをほとんど隠していない恥毛が露出し、
ごくり、とプロデューサーの喉が鳴った。
瑞々しい肌は性器周りを一層綺麗に見せ、テラテラと光る小陰唇の先からは、
粘液の糸が銀色の輝きを帯びて、つう、と伸びる。
「あ……ゃん……恥ずかしい……」
千早も、プロデューサーの股間を舐めながら、感じていたのだ。
ここまで彼女をその気にさせたのは、他ならぬプロデューサー自身。
たとえ、担当アイドルに手を出し、その後最悪の結果になろうと……
かつて彼の尊敬する社長がそうしたように、愛する者と一緒に生きようと思った。
いざとなったら、単身独立してでも彼女のプロデュースは絶対に辞めない。
肉体関係を持つ以上、何があっても彼女を守るのは自分しかいない。
事務所のアイドルと関係を持つというのは…それだけのリスクを伴う行為だ。
愛の行為に酔いしれながらも、その事だけは真摯に、真剣に考えることができた。
もう一度深呼吸をして、覚悟を決めると……
目の前には、愛液を滲ませて光る、千早の大事な部分があった。
もう、迷う事は無い……愛情を奉仕で表現するため、彼はむしゃぶりつくように、
千早の股間に顔を埋め、性器に吸い付いた。
「ひゃうっ……あっ……くぅ…んっ………そんな、いきなり……」
今まで遠回りした分を取り戻すかのように、千早の大事なところを貪る。
千早の恥じらいと喘ぎ声を、今は、自分だけのものにしたい……
そう思えるほどに、彼女の蜜と匂いは、だんだんと彼の理性を奪いかけていた。
つづく。
やよい:「うっうー…ついに最後の一枚ですっ!千早さん、色白で綺麗ですっ!」
亜美:「……残念。ちょっとはえてたね。千早おねーちゃん」
真美:「だねー。おっぱいと同じで、あそこの成長も遅いのかもー」
やよい:「……これから、わたしたちも生えてくるんだよね……お母さんとかのをお風呂で見るけど、
わたしもあんなになるのかなー…不安ですっ!」
亜美:「ちなみに、作者の脳内設定ではいおりんもまだ生えてないYO!」
真美:「まぁ、水着の仕事とかする時は処理しなきゃいけないらしいからねー」
亜美:「タイヘンだよね、オトナって……」
やよい:「そうでしたっ……あそこの毛トークしてる場合じゃないですっ!予告、予告!!」
真美:「あー……いいんじゃない?はいはいエロエロって感じで」
やよい:「それはさすがに手を抜きすぎだと思うっ…」
亜美:「でもさー、これからする事決まってるしー。ぶっちゃけ千早おねーちゃんと合体、以上!」
真美:「そんな感じだよね……それ以上でも以下でも無い」
やよい:「えーっと……千早さんの胸奉仕で一回。あとは………うっうー……
大事なところで一回。そのあとエンディングですっ。以前も言いましたけど」
真美:「気がつけば、ゆきぴょんのssより容量オーバーしてるんだよね…この時点で」
亜美:「減衰始まる前に、綺麗に終わらせたいけどねー、どうなることやら」
全員:「そんなわけで、次回からも期待せずにまったり読んでください。お願いします♪」
やよい:「ねぇ…ありがたくも二人のえっちss希望が着てるんだけど?」
亜美:「えーっと、亜美たちでプレイして無い作者に文句言っといて」
真美:「作品を愛している分、プレイしないと書けないらしいけど……いつになるんだろ?」
やよい:「うちと同じくらいビンボー人ですから……今はごめんなさい!という事で」
亜美+真美:「本当にごめんねー、スレ上の兄ちゃん達」
マジすみません。その代わり恥じらったり怒ったりする千早は頑張って表現しますので。
今回もGJでしたよ。
話の終わりまであともう一息だから頑張って続き書いてください。
うんうん
もうじきこのスレも終わりだろうしね
最後に思う存分花火を打ち上げてください
Hなことしているにもかかわらず
今更、Pの言葉とキスで真っ赤になる千早テラモエス
ところで社長ってあの高木社長だろうか?
ちょっと気になったw
あげ
保守
保守age
あずささんの胸で保守
千早の胸で保守
……したら速攻でスレ落ちそうだな。
95 :
亜美:2006/07/10(月) 00:39:13 ID:do0xWavt
だよね→☆
便乗して・・・律子の胸で保守(をい
ver.Upでいらない子になった律子ですか?
>>97 愚か者!律子は常にパンテーラ要員で2nd固定!
婆あのパンツ見てもうれしく無い('A`)
華麗に100get!
保守
小鳥さんのぱんつで保守
103 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 01:19:30 ID:4/hCg/zJ
あげ
家庭版移植にあたり、あの質素なぱんつのグラフィックもパワーアップきぼん
エロが強化されてパイタッチはおろか
あずささんと律子と小鳥さんとならポロリも出来る北米版はまだですか。
(向こうの表現規制の都合上ほか8人はパイタッチも無理だろうケド。)
お久しぶりです。
原稿の合間に打った続き置いときます。
何だかんだで良い息抜きになるし、楽しみに待ってくれる人がいると思うと
辞められないんですよね。
家庭用移植と、ライブで盛り上がっている流れに少しでも乗れますように。
恥ずかしさのあまり、声を立てないように我慢する千早だが、
こんな時にも普段のトレーニングが表に出てしまうから皮肉なものである。
「ふぅっ……あ、あぁ……やぁっ……音、立てちゃ……」
時折漏れる喘ぎ声は透き通るように真っ直ぐに、部屋の外まで響き渡る。
鍛え抜かれたボイスレッスンのおかげだろうか…プロデューサーは、
千早の才能と自らのレッスン指導の成果を少しだけ誇らしいと思った。
もしかすると、アニメ声優の仕事なんかも取れるかもしれない。
……少なくとも、今聞こえる甘い嬌声は多くの男性を虜にするであろう。
(……声もそうだけど…舌が止まらない……感触も、匂いも……最高だっ…)
恍惚の味、と言うべきだろうか。あまりの美味に節度も品格も忘れて、貪りたくなるような感覚。
みずみずしく張りのある女性器は、彼の舌を適度な弾力で押し返し、
先端に僅かに覗くクリトリスは、ささやかながらも十二分に気持ちよさを感じで勃起している。
膣奥からは少しずつ蜜が溢れ、千早の匂いと共に彼の味覚を満足させた。
千早を気持ちよくしてあげたいという気持ちに偽りは無いが、それ以上に自分が虜にされてしまいそうだ。
それ程までに、千早の股間を舐める事が心地良いと思えた。
舌で存分に感触を味わいながら、時には転がしたり、時には吸い付いて刺激を与える。
「プロデューサーっ……ダメ……です…そこっ、弱い……あぁあっ!?…はぁっ、はぁっ……
そんなに……撫で回されては……」
「千早……おしり、弱いんだ……肉が薄そうだしなぁ…」
「べっ……別に、それは関係ないでしょう…ふぁっ!?……や、やぁ……前と同時になんてっ…」
千早の抵抗を無視して、プロデューサーは両手で千早の尻を撫で回し、舌で性器を刺激する。
これだけの快楽を同時に与えられては、普段冷静な千早といえど堪ったものではない。
まして、性的興奮にほとんど免疫の無い彼女にとって、この責めは激しすぎた。
プロデューサーの舌が大陰唇を掻き分け、包皮を押し退けてクリトリスを激しく舐る。
舌を押し返す感触と、奥から溢れてくる蜜、そして千早の甘い嬌声に、
彼はひたすらに時を忘れて千早の性器を貪った。
「プロデューサーっ……そこ、吸わないでっ……ダ、ダメです……」
下半身のほとんどを刺激され、千早は立っていることすら難しい状態になっていた。
辛うじてプロデューサーの頭部を掴んで支えにしているが、達してしまえばそれすら維持できそうに無く、
彼の舌によって剥かれたクリトリスは、程好い刺激を受けて硬さを増す。
千早の抵抗をよそに、プロデューサーの舌は止まらず更なる感触を貪らんと蠢く。
ダンスレッスンにおける、手拍子の如きリズムでクリトリスを突付かれ、
千早の感覚は最高レベルまで敏感になっていた。
(うぁ……き、気持ちいいっ……あそこが、ジンジンしてっ……おしりも……)
尻はやさしく、性器は激しく責め立てられ、両方の快感が脳髄に伝わる。
少しでも気を抜けば快楽に支配されてしまい、脚に力が入らなくなる。
そうすると今度は尻にプロデューサーの指が食い込み、別の快楽が押し寄せる。
幸せな気持ちと共に来る快楽の、何とも言えない充実した感触。
ごく稀にではあるが、自宅にて一人でするのとでは比べ物にならない気持ちよさが、そこにあった。
精神的な満足度は留まるところを知らない勢いで上昇するが、肉体の限界はもうそこまで来ていたのか……
神経の奥から、頭の中が真っ白になるほどの波が押し寄せる。
今まで感じたことの無いほどの感覚に、千早の声が一段高くなった。
「あぁっ……プ、プロデューサーっ……プロデューサーぁ……」
その声に、彼は一段と強く千早の秘部を吸う事で応えた。
「ダメですっ……離れて!出ちゃいます、から……あっ、ぅあ……あぁぁっ!?」
プロデューサー本人からすれば望むところだが、達する直前の千早からすれば、
自分の飛沫を彼の顔にかけてしまう事が、限りなくはしたない行為に思う。
だが、千早の希望とは裏腹に、プロデューサーの手と舌は、
さらに強く彼女の下半身を責め立てることでその要望を否定した。
最後に一つ、クリトリスを軽く噛み『出していいよ』と行為で応える。
千早の両足から立つ力が抜け、透明な飛沫と共に彼女の性器がプロデューサーに寄りかかってきた。
そのまま、体重の勢いを借りて、二人で最初から敷いてあったマットへと倒れ込む。
「ぁ……はぁ……はぁっ………プロデューサー……う」
どうにか意識を取り戻してから、軽く状況を確認する。
まだ股間に当たっている感触がプロデューサーの鼻だと知って、千早は慌てて上体を上げた。
「きゃっ……あぁっ……すみません、すみませんっ……顔がこんなにっ!?」
自分が達した飛沫で顔中をべとべとにしているプロデューサーを見ると、ヘンに申し訳無い気分になる。
「気にするな……俺もさっきの千早と同じ気持ちだ。好きな娘が俺で感じてくれたんだから、
むしろ、出してくれるほど嬉しい」
「もうっ……どうしてそう恥ずかしいことを平気で言うんですかっ!プロデューサーは」
【気持ちよかった】と言われる事自体は嬉しいが、その度にこれだけ恥ずかしい思いをすると思うと、
少々考えてしまう。いずれにせよ、ずっとこの体勢でプロデューサーの眼前に性器を晒していては、
何をされるか分かったものではない。
そう思い、千早は少し位置を下げ、お互いの顔が見える場所に移動したが、
2度の絶頂を迎えて身体に思うように力が入らず、途中で手を滑らせて、
プロデューサーに折り重なるような格好でボディプレスをするように、軽く彼の上に落ちた。
「……っ!?」
「あ……す、すみませんっ!!すぐに退きますから」
腕の力が戻らないため、ぎこちなく身体を擦り付けて少しでも離れようとするが、
偶然の悪戯か、そこで千早の裸の胸が、にゅるん、とプロデューサーの股間を撫でた。
「うぉぅあっ!?」
自分でも、情けない声を上げてしまったと思えるプロデューサー。
体重を少し預けた状態で、千早の胸が自らの股間を撫でた時の感触を、どう説明して良いのか……
まず、程好い千早の体重が、体液で濡れた身体を撫でる。
彼は仰向けに倒れているので、丁度裏筋の部分が刺激された。
次に、千早の鍛えられた大胸筋が、強く彼の肉棒を締め付け、一拍遅れて、
わずかな脂肪がやさしく敏感な部分を包み込むように刺激する。
最後に、小さめではあるが硬く尖った乳首が当たり、仕上げとなった。
千早が、一糸纏わぬ姿で自分に倒れ掛かっているという幸福感もあるが……
この強弱織り交ざった感触は、先ほどのあずさと律子の胸よりも気持ち良いと思えた。
「……プロデューサー……今の、気持ちよかったんですよね?」
先ほど見せた【悪戯モード】の千早がふたたび発動してしまったらしい。
(……まぁ、ついさっきまで、さんざん尻とあそこを責め立て、イカせちゃったからなぁ…)
ここぞとばかりにえっちな反撃に転じる千早を見るのは、これはこれで楽しい。
彼は、頷くことで肯定の意を示し千早のすることに身を任せた。
「ベルトとか、危険ですからちょっと失礼します……よいしょ……」
たどたどしい手つきでプロデューサーのズボンを脱がせると、もう一度自分の体重を乗せる。
体液と汗でぬるぬるの身体を密着させると、千早はふたたび前後に動きはじめた。
以前から、自分の胸が小さいことは気になってはいたが、こんなカタチで役に立つとは思ってもいなかった。
「プロデューサー……わたしの胸……気持ちいいでしょうか?」
気持ちよすぎて声が出ない分、必至に頷きと表情で応えるプロデューサーを見ると、
千早本来の持つ、飽くなき向上心に炎が灯った。
「ん……では、もう少しスピードを……上げ…ます……」
「……!?」
いや、待ってくれ。それはさすがに勿体無いから。
などと言う間もなく、千早の胸奉仕は彼の敏感な部分を擦り続けた。
今だけは、自分の胸に少しだけ誇りを抱きながら。
続く。
亜美:「マットプレイじゃんこれ」
真美:「………」
やよい:「………」
亜美:「ん?何、どしたの」
真美:「同じ遺伝子を持つカタワレとして言うのもアレだけど……亜美、ぶっちゃけすぎ」
やよい:「そうですよっ……千早さんが胸でするなんて他に方法無いじゃないですか!?」
真美:「……やよいっちのその発言も、千早おねーちゃん立ち直れないと思う」
やよい:「あ、そっか……そうですよね……はぅ」
亜美:「でも、これなら亜美たちにもできるよね?お風呂で石鹸塗って」
真美:「兄ちゃんに後ろから抱き付いて、すりすり〜って♪」
やよい:「…………」
真美:「やよいっちもやってみたい?兄ちゃんとあわあわプレイ」
やよい:「恥ずかしすぎてちょっと無理かもです……うっうー……」
亜美:「ま、やよいっちはもうちょっとオトナになってから、ってことでよろ♪」
やよい:「……ふたりに比べたらわたしの方が年上なのに……何だか敗北感ですっ…」
亜美:「で、次回予告なんだけど……正直、あまり意味ないような気もするのYO」
真美:「あそこに入れてフィニッシュです、以上!てなカンジだもんねー」
やよい:「でもでも……えーっと……ほら、見どころとか?」
亜美:「千早おねーちゃんのリアクションとか恥じらい方は、本文を読んでからだからね」
真美:「気の利いた予告ができなくてごめんねー、全国の兄ちゃんP達」
全員:「では、次回もお楽しみにー♪」
お楽しみも何も、あまり時間が空くようなら
そのうち保守もなくなって落ちると思うよ
とりあえず保守兼ねて様子見に来たが、そろそろ面倒になってきた私マー
GJ!
誰が何と言おうとオレは待つよ!
続きwktkだよ!
無い胸使っての無理やりパイズリも好きだな
wktkで待ってますよ〜
なぜか敷かれていたダンスレッスン用のマットキター。
用意のいい、りっちゃんコワス。
毎度続き楽しみにしてますよ。
でも、楽しみにしているんなら、ちゃんとスレ保守しないといかんね。
さぼってスマナンダ。
116 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 12:44:02 ID:QvDZqKBp
こんな辺境スレの亡者どもにはもったいないくらい素晴らしいSSでございます。
続きwktkして待ってるんで頑張ってください!
そして保守。
wktk。。。
そのうち765プロも所属アイドルのそっくりさんAVとか出されんのかね。
保守ったら保守するの!
保守ですよ、保守!
ほーしゅ!
お待たせしました。
何とか時間見つけて続きを打ってます。
まずは、スレ保守してくださったPの皆様にお礼を申し上げます。
本業を抱えつつ、ゲームとキャラに対する愛のみで書いておりますので、
遅くなる分は本当に申し訳ありません。
自分で書いて自分で保守、というのはさすがに痛すぎますが、
待っていて下さる方がいるかぎりは続け、きっちり終わらせます。
では、リアルで育て中のAランク千早コミュで萌え死んできた勢いで
書いた続きですが、今回もご一読いだだけると有難いです。
「んっ……はぁっ………プロデューサー……」
半ば無理やりとも言える千早の胸奉仕に、精神も肉体も快感を抑えられない。
この気持ちよさ自体は、千早の鍛え上げられた肉体と……失礼ながら、
薄めの乳房が持つささやかな脂肪で、偶然にも風俗嬢顔負けの感触を併せ持っていた。
先ほど、手と口でしてもらった時とは比べ物にならないほどの快楽が脳内に押し寄せ、
全裸の千早と密着しているという事実が、より幸福感を認識させる。
唯一不満なのは、プロデューサー本人が千早の胸や尻に触れないことだが、
目の前で、懸命に奉仕している千早を見ると、ただ邪魔したくないと思えてしまう。
そしてもう一つ、今回ばかりは邪魔できるほど拙い奉仕でも無かった。
「やば……もう、出ちまうっ……千早、もう少しゆっくり……」
「……プロデューサー……わたしがさっき、『やめてください』ってお願いしたとき、何しました?」
「う………」
こう返されては、一言たりとも言い訳できない。困った顔をするプロデューサーをよそに、
千早はさらに身体を押し付けながら左右に上体を捻る。
縦に加えて横からも刺激を与え、プロデューサーの股間をねじりこむ様に擦る。
今や、彼の股間にあるモノは、千早の全てを受け止めるセンサーと化していた。
胸筋の、しなやかな感触。
乳房の、やわらかい感触。
乳首の、ちょっと硬い感触。
そして、何より強く感じる彼女自身の心臓の鼓動は、はげしく前後運動をしているせいだろうか?
……否。常人をはるかに上回る体力を誇る千早にそんな事はありえない。
その鼓動の原因は、ほとんどがこの恥ずかしい行為と、プロデューサーへの愛情。
この世においてもっとも信頼し、もっとも大切と思える人と寄り添っている安心感。
そんな千早の心を知ってしまっては、抵抗できるはずも無い。
どこか誇らしくも、国民的歌手とまで言われた如月千早にここまで破廉恥な行為をさせている。
そんな事実を改めて認識させられ、少しばかり罪悪感がこみ上げてきた。
「プロデューサー……出して、下さい……わたしで、たくさん気持ちよくなってください……」
すでにもう十分気持ち良い、と思うがここでそれを言うのは躊躇われた。
彼女の精一杯の気持ちを考えるならば望みどおりに、思い切り自らの欲望を撒き散らしたい。
千早の奉仕が最高に気持ちよかった証として、たとえ身体が枯れても体内にあるすべての精を、
出してしまいたい。
そして………
千早の、小さいながらも女性として十分に、性を感じて勃起した乳首が、
プロデューサーの性器にある裏スジを擦ったその瞬間、彼の欲望は解放された。
「も…もう、ダメだっ……また…出るっ!」
びくん、とプロデューサーの男性器が震え、勢い良く精液が撒き散らされる。
彼の脳内では、必至に千早の顔に掛けまいと、意志の力で股間を別の方向に向けているつもりだったが、
そんな器用な真似が出来るはずも無く……さらには、千早自身が全く避けようとしないことも手伝って、
迸る精液のほとんどが、今度は口内ではなく………
サファイアを想わせる、端正な、凛としたその顔に。
黒曜石を想わせる、優雅で、日本女性の象徴の如きその髪に。
『汚した』という表現がこれ以上似合うことは、多分無いであろう。
プロデューサーの欲望そのもの、と言える精の迸りを受けて、
千早の顔はべとべとに汚され、芸術品ともいえるその美しさを、ある意味台無しにした。
「………はぁ、はぁ……はぁ……ちは…や……大丈夫……か…」
プロデューサーが彼女を気遣うそばから、大量に掛けられた精液が重力の影響を受け、
頬や髪を伝って零れてゆく。
千早は両手でその雫を掬い取ると、やはり先程と同じように、大事そうに自らの口に運んだ。
「プロデューサー……こんなにいっぱい……感じてくださったんですね」
自らの胸と、手中の精液を交互に見比べ、千早は行為の後の後ろめたさを微塵も出さず、
まるで最高の歌を披露できた後のような、この上なく幸せそうな笑顔で彼に微笑みかけた。
その笑顔に、男として応えないわけにはいかない。
すくなくともプロデューサー自身はそう思い、まだ気だるい身体を無理に起こして、
先程途中まで考えていた事を、実行に移した。
「感謝は、ただ褒めるより行動で示さなきゃ……だろ?」
いつだったか、TVドラマの主題歌収録で千早にしてあげたこと。
それは何度も何度も、ただ千早の頭を撫でてやるだけだった。
彼女にとっては、それが何より嬉しかったらしい。
今回は、さすがに髪についた精液を広げるわけにいかないので、主に後頭部あたりを。
何度も何度も、愛情を込めて撫で続けた。
「凄く気持ち良かった……最高だったよ千早」
「あ…ありがとうございます。その……嬉しい……です」
このまま幸福感たっぷりの雰囲気に浸っていたいが、現実はそうも行かない。
髪と顔にこれだけの精液を掛けられているのだから、
事後処理はティッシュ数枚でどうなる物では無かった。
「こりゃ、洗ったほうが早いな……千早、風呂場へ」
幸いな事に、更衣室からはドア一枚を隔てシャワー室付きの風呂場がある。
雑居ビルから一段上の事務所に引っ越した際に、大事なアイドルのためにと
多少の無理をして付けた部屋であり、中には建物のランクに不相応な浴室までついている。
『レッスンで疲れた身体を癒すために、くつろげる場所が必要です』とは、
事務員でもあり女性視点でアイドル達をケアできる社員、音無小鳥嬢の意見だった。
(乾いてかぴかぴになっちゃったら、ビジュアルイメージが落ちるしなぁ……小鳥さんに感謝しないと)
そんなことを思いながら、千早に移動を勧めるが、彼女はじっとプロデューサーを見つめたまま動かない。
「……何をしているんですか?プロデューサー」
「それはこっちのセリフだ。千早が早く入ってくれないと安心できないよ。
俺は万が一に備えて見張ってるからさ」
「律子が『誰も来ない』と言ったなら、きっとそれは間違い無いでしょう。
それよりも、わたしはまだ目的を終えていません……その………ほら、まだこんなに痛そうに」
「うわ!?」
見ると、2度出したにも関わらずプロデューサーの股間はまだまだ硬かった。
千早がそれほどまでに魅力的なのか、彼の精力が凄まじいのか。
「ですから……どうしてもコレを落とせと仰るのであれば、一緒に入ってください」
「………」
もはや完全にペースを握られている。
女子更衣室の風呂に入るなんて想像もしなかった事態だが、
スイッチの入った千早にここまで強く言われては、彼に断る事は出来なかった。
「…分かった。でも、まずは顔を洗うことが先だからな」
千早のイメージを守るためそれだけは譲らないが、結局彼女の望む形となった。
手を引かれる格好でロッカールームからシャワー室へと連れて行かれると、
そこに貼ってある一枚の張り紙にショックを受けた。
【プロデューサー入室禁止】
「うおっ!?……な、何だよコレ」
「あ……ふふっ……それは、事務所が引越しをした時に、律子が魔除け代わりにと貼ったんです。
ヘンな冗談だって、その時は皆で笑ってたんですけどね……まさか、
本当にプロデューサーがこの張り紙を見る日が来るなんて驚きです」
(引越し当時なら、半年ほど前だよな……まさか律子、ここまで予想し……いやまさか、
いやいや、律子なら十分にありえる話だし……)
彼は半分怖さを感じながらも、脱衣所入り口の扉をくぐり、千早と中に入った。
脱衣所で靴と靴下を脱ぐ千早に思わずドキリとして、慌てて目を逸らす。
(……改めてみると、千早に何て格好させてたんだ……俺)
少し離れて見ると、全体的に引き締まった千早の全裸が眩しいくらいに美しい。
加えて、全裸に靴と靴下のみ、というアンバランスなその格好に、
三たび下半身が反応するのを感じ、慌てて気を逸らす。
しかし、男性の本能とも言うべきか、千早から目を離すことが出来ない。
細いながらも綺麗なカーブを描くお尻のラインが特に艶かしく、
先程までの記憶と相まって、妄想にブレーキをかけることはもはや不可能だった。
「プロデューサー……私だって恥ずかしいんですから…早く脱いで、入って来てくれないと困ります」
「う……わ、分かった。すぐに行くよ」
普通に考えて、どう見ても美味しいこの状況で立ちすくんでしまうのは、
きっとここが最後の一線だから。
お互い覚悟はしているはずだが、物理的な一線を踏み越える事の怖さは何となく分かる。
そして、それから訪れるであろう困難も。
「社長……申し訳ありません。俺は彼女の為に生きると決めました……」
決意を胸に秘め、風呂場の扉を開けたプロデューサーの顔は何処までも穏やかで、
その目は彼女を想う優しさを湛えた光を宿していた……
つづく。
亜美:「エロゲーのお約束、【お風呂でサクセス!!】のターンになりましたっ!べんべん!!」
真美:「どっかの有名エロゲー原画集で、アレのことを【サクセス!!】と呼び替えてたのが元ネタだYO♪」
やよい:「……また、知らない人おいてけぼりな事を言う……」
真美:「でもでもっ、えろぱろスレにおいて合体はデフォとしてもさぁ」
亜美:「一緒にお風呂、とかって意外とドキドキするのよねー♪逆に新鮮で」
やよい:「………プロデューサーと一緒におふろ………は、はわわっ!?」
亜美:「やよいっちも、やっぱイシキするんだー♪兄ちゃんとお風呂!」
やよい:「そ、そそそそそれはっ……やっぱり、オトナの男の人だしっ…うっうー……」
真美;「真美、お風呂で兄ちゃんの膝の上にちょこんって乗っかりたいー♪」
亜美:「あ、それいいなー。じゃ、亜美は背中であわあわプレイして兄ちゃんを洗ってあげる」
やよい:「ま、またそのお話ですかっ……あ、あれ?向こうで誰か呼んでますっ」
亜美:「誰だろ、あれ……やよいっちが何か受け取ってるみたい」
やよい:「……ヘンな紙をあずかりました。何か書いてありますけど…」
亜美:「貸して貸してー!亜美読むから、えっと……たか……なんとかやよい様、
次回なんとかにおきまして、えるあいぶい……えっと…しました……えっと…」
真美:「やよいっち、パス!漢字いっぱいの紙は嫌いっ!テストみたいで超ーBADだしっ!?」
やよい:「はうっ……わたしもあんまり国語の成績いい方じゃないんだけど……
えっと……高槻やよい様。このたび千早えっちssで終わりにするつもりでしたが、
先週のライブでの小鳥嬢の妄想癖から話が膨らんだので、次回作ssでの主演が決定しました。
尚、年齢と倫理を考え合体はありません。微えろ分類で、
【高槻やよい、はじめての一人えっち編】を次にやりますのでお楽しみに。
亜美:「………」
真美:「………乙」
やよい:「はわっ……つ、次の獲物はわたしですかっ!?……」
亜美:「えーと…次回予告しなきゃね。千早おねーちゃんとお風呂でいちゃいちゃ編」
真美;「……聞いててちょっと腹立つかも。真美たちも一緒に入りたいのに」
亜美:「こんな作品でも保守してくれる兄ちゃんたちに感謝しつつ、次回も頑張りますから…」
真美:「どうか待っててね。おねがい♪」
やよい:「うっうー……お楽しまれちゃうんですね、わたしっ……」
テラGJ!!
千早モエス 続きにwktk
あぁぁぁぁぁ!Σ(・∀・)
グッド・ジョブです!!千早とPの合身シーンに激しくwktk
千早的保守
正直、如月君は相手にされるがままの、まぐろだと思っていたが
そんなことは無かったようだ!
どんどんやられてくれたまえ!
…千早は一度スイッチが入ったら確かに止まらなそうだ。
忙しそうな中の投下乙。
とりあえず千早待ち保守
133 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 12:23:39 ID:QWsy152/
あずささんの乳よせてage
134 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 18:22:03 ID:XfeXaWUz
age
祭り直前の燃料補給です。
そっち関係に興味の無い人はごめんなさい。
合体前の約束事を全てすませて、イベント終了後に晴れて合体描写します。
よく考えると普通の合体描写、初めてなんですけどね……
※注意
今回は、千早のデレ分100%、超甘口仕様になってます。
こんなん千早じゃないやい、と言う人は御遠慮下さい。
デュオ、トリオユニットの女の子達も一緒に入れるようにと設計されたその風呂場は、
一般家庭のそれとは比べ物にならない広さを誇る。
長身の女性が3人並んでも、ゆったりと身体を伸ばして入れる浴槽は、
765プロの営業規模には少々分不相応なものであるが、所属アイドル達の憩いの場でもあった。
まず、自社の施設なので普通の銭湯と違い、一般人に気を遣う必要が無いこと。
アイドルと言う限りないまでの客商売をしている彼女達にとって、この点は大きかった。
さらには、公共の場には下手をすれば盗撮用のカメラなどが仕掛けられている可能性もある。
そんな場所に当たってしまえば、悪徳記者に狙われるよりもダメージが大きい。
そんな、乙女の園であった自慢の風呂場を初めて男性が使っていた。
(いつでも入れるように整備してくれる、小鳥さんに感謝だな……)
浴槽にお湯を張りながら、プロデューサーは千早の顔と髪を丹念に洗ってやる。
洗顔ソープを丁寧に塗り拡げ泡立て、自分で汚したアイドルの顔を綺麗にしながら、
まだ、この状況に対する戸惑いを隠せないでいた。
千早は目を瞑って上を向き、彼が顔を洗ってくれるその奉仕に身を委ねている。
その様子が、キスをねだる乙女の期待に満ちた表情に見えるのは気のせいだろうか?
「うん、美少女アイドル一丁上がりだ。髪の毛を洗うから後ろを向いてくれ」
終了の合図として、軽くピシャリと千早の頬を叩くプロデューサー。
その行動を受けて彼女がゆっくりと目を開けるも、その表情から明らかな不満の色が見えた。
(う……まずい。機嫌を損ねたか?千早は、歌以外で賞賛されるのはあからさまに嫌がるし)
相思相愛を確認しながらも、まだ扱いの難しすぎる彼女に困りながら、
彼は恐る恐る正直にその不満を聞いてみることにした。
「ご、ごめん千早……まだ、完璧に汚れが落ちてなかったか?それとも、
美少女とか言ったのが気に障ったか?でも、本当に俺は千早が日本一だと思うし…」
「……キス………しれくれないんですね。期待しながら待っていたのに」
嫌がる、というよりは拗ねると言ったほうが正しいかもしれない。
こんな表情をする千早を見るのは、プロデューサー自身も初めてだったが、
不思議と違和感は無い。むしろ、素直に感情を表に出す千早がここまで可愛いうことが、
改めて認識できた。
恋する女性の底知れないパワーと、歳相応になった魅力。
千早はその長身も手伝って、下手をすれば雪歩や律子よりも年上に見られることがある。
クールビューティーの魅力、と言ってしまえばそれまでだが、
やはり、実年齢から大きくはなれたその容貌は、どんなに美しくても違和感が残っていた。
それが、今のこの千早はどうだ?年上に見えながらも可愛らしい、一見矛盾した魅力を内包している。
そんな事が出来るのか?といえば説明しづらいが、同じ事務所の三浦あずさというアイドルが、
見事なまでにその無茶ともいえる魅力を備えている事を考えると、十分に可能だと言える。
「………俺もしたいのは一緒だ。でも髪を洗うまで待ってくれ。頼む」
何とか千早を納得させ、今度は髪の毛を丁寧に洗っていく。
房の奥に、絡みつくように染み込む精液を丹念にすすぎ、落とす。
髪は女の命、と言われるが……千早やあずさは別格と言えるほど、その髪は美しい。
深淵まで届きそうなその黒さにあわせ、癖の無いストレートな質感は誰からも羨まれる。
髪のモデルに選ばれてもおかしくないその美しさは、彼女のビジュアルイメージを根底から支える一要因だ。
それだけに、プロデューサーもまず一番に気を遣っていた。
(俺が直接髪を洗ってあげる立場になるとは思ってなかったけどね……)
こんなに千早に触れたのは、プロデュース活動開始以来、はじめての事だった。
もう結構な範囲で千早の事は把握したと思っていたが、とんでもない。
彼女の髪の毛や身体に触れる度に、新たな発見がある。
この白い肌は、今までどんな生活を送ってきた賜物なのか。
この綺麗な黒髪に、彼女のどんな思いが込められているのか。
そしてこの、ささやかながらも愛せずにはいられない可愛らしい胸を、彼女はどう思っているのか。
(今まで、怒られてばっかりでヒヤヒヤしてたけど……今度の仕事からは、
もう少し身体に触れてみてもいいかもしれないな)
汚れを満遍なく落とし、トリートメントまでを済ませると、風呂桶に湯が入ったことを示すランプが光り、
電子音のチャイムが【いつでも入れます】の意を知らせた。
「さっきお互い体は洗ったし……入るか」
「そう……ですね」
お互いの裸を見ているという事実もさることながら、一緒に風呂に入るというその行為に、
あからさまに緊張が走り、浴槽に浸かるまでがちょっとした仕事になる。
しかも、これからする事がある程度決まっている。問題は、いつ、どんなタイミングで突入するか。
ある程度分かっていても口にするわけにはいかず、二人は向かい合って広い風呂桶に腰を下ろした。
「……本当に広いな。俺が身体を伸ばしてもまだスペースがあるなんて」
「ふふ……亜美、真美が泳いで律子に怒られることなんてしょっちゅうですから、本当に広いです。
こんな場所を作ってくれた社長と小鳥さんに感謝しないといけませんね」
「……それだ。一応、プロデューサーという立場上これだけは言っておきたい。聞いてくれるか?」
風呂場に似つかわしくない会話だが、少し身体を起こして真面目な姿勢で彼が切り出した。
千早も、軽く頷き水音一つ立てずに聞く姿勢をとる。
「俺と千早の関係については……社長に報告する。世間に公表する気は無いが、
律子やあずささんはもう分かってるしな……社内で隠せるほど甘くは無い」
「……はい」
「そして、ふらふらしてた俺を履歴書の一つも見ないで雇い入れてくれた社長には……
嘘をつきたく無いんだ。たとえ、スキャンダル扱いで解雇されても。
そうなったら、今後千早をプロデュースする事が出来ないかもしれない」
「………」
ここから先は高すぎるリスクと、割に合わない愛情、我慢強さを要求される世界。
彼女の輝かしい経歴と、それに似つかわしくない年齢を考えると分かる事だが……
倫理的にも業界的にも許されることではない。
例え【お互い合意の上】と主張しても100%認められることは無いであろう。
つい最近も、どこかの芸人が未成年に手を出して業界を干されたばかりのこの世界だ。
どう考えても、するべきではないというのはお互いよく分かっていた。
「千早……今無理をして、全てを失うのは得策じゃない。
俺は千早と胸を張って付き合えるその時まで待てるし、浮気しないように頑張るから……
万一、妊娠でもして活動終了になったら、俺は自分が許せなくなる。だから……」
言葉の続きは、水の音によってかき消された。
千早が、浴槽から立ち上がりプロデューサーを見つめている。
浴室の光が水滴を反射し、滴る雫が千早の裸体を一層美しく見せる。
引き締まったその身体は、女神の様な神々しさを誇り……その瞳には、
身体の魅力を凌駕するほどの感情が湧き出している。
精神と肉体、双方が彼女の潜在能力を完全に開放した。
泣く事なら たやすいけれど
悲しみには 流されない
風呂場にそっと……しかし、鮮明に聴こえる歌声。
かつて、特別ライブで独唱した彼女の持ち歌、【蒼い鳥】
あの時よりもさらにテンポを落とし、語りかけるような歌い方で……
恋したこと この別れさえ
選んだのは 自分だから
その歌詞、一つ一つに……今までに無い感情が込められていた。
愛情に溺れる事無く、リスクを受け入れた上で羽ばたくという決意。
正直、肉体関係さえ持たなければどうとでも言えるのがこの業界だ。
しかし、裏を返せば【それだけ】でアイドルとしての地位が守られ、
社内で上手く立ち回り、世間からも賞賛されるのだろうか?
今の自分の仕事はアイドル歌手。
ファンのために、ある程度は望まれるイメージを演じることはする。
しかし、これだけはどうしても譲れなかった。
もしも今、社会的リスクやアイドルとしての立場を優先させたら……きっと歌が鈍ってしまう。
たとえ傷ついて、血を流しても羽ばたくと歌った事が嘘になる。
(アイドル歌手としての立場を失うよりも……歌に対して嘘をつきたくない)
彼女が歌う、目指すべき天空とは……未来とは、何だろうか?
歌、恋……そんな単語では決められないような、一見矛盾した複雑な心。
迷いと決意が同居したその歌は、プロデューサーの迷いを打ち据えた。
さっき心の中で社長に誓ったはずなのに、何故か躊躇っていた最後の壁。
千早の歌が、それをやさしく、包み込むように溶かした。
彼女の歌に宿った気高い心と、覚悟に……涙が溢れて止まらなかった。
風呂場と言う場所もあって、歌い終わってもしばらく空気の震えが続いている。
その余韻を残したまま、千早は慈愛と決意に満ちた目でプロデューサーを見つめ、
ゆっくりと彼の元に歩み寄って、その唇にキスをした。
「わたしの、気持ち……分かって下さいましたか?」
言葉で返す必要は、無かった。
返答の代わりに、自らも千早を強く抱きしめ、彼女の口膣に舌を差し入れる。
多少ぬるめに張った風呂の湯も手伝い、二人ともお互いのキスに溶けてしまいそうな……
そんな感覚の中にいた。
百万ドルの喉とうたわれた千早の口膣を蹂躙するのは、正直恐れ多くもあるが心地良い。
千早が積極的に求めてくるので、プロデューサーもそれに応えて舌を絡める。
ボイストレーニングで鍛え抜かれた肺活量は、伊達ではない。
千早の口内を吸い尽くすより先に、プロデューサーの方が限界を迎えた。
「………っ、ぷはぁっ……はぁ、はぁ……千早、激しすぎ……」
彼は、さらにキスを求めようとしている千早を受け入れながら……
今度は胸を触ることで、千早の感覚を増やして対応する手段に出た。
「ん……ちゅ………っつ!?」
さすがにこの作戦は効果てきめんだったらしく、千早の口から一瞬力が抜ける。
(こんなにそっと触っただけで、感じるんだな……)
精神的余裕が出てきた分、彼は唇の感触を楽しむと同時に胸を撫で回して千早の反応を見る。
先程律子に触られたときもそうだったが、やはり千早は胸が凄く弱いようだ。
肉が薄い娘は、その分感度が優れているとは聞くが、千早もそんな一人かもしれない。
プロデューサーの首にまわされた腕に力が入り、一層胸を触られる快楽に抵抗する様子が伺えるが、
彼に両手で胸を触られ、さすがに唇を離して声をあげた。
「あ……ふぁあぅっ!?……両手で、胸……触っちゃ……んんっ!?」
直立していると、本当にささやかな膨らみなのに……全体を撫で回してみると、
意外と広い範囲で脂肪が乗っている。
円を描くように揉みしだくと、柔らかい肉が瑞々しい肌を伴って移動し、
男を酔わせるに十分な身体つきをしていると、はっきり判る。
「あぁ……ダメ、ですっ……胸ばかり、そんなっ……恥ずかしいっ…」
加えて、この声だ。全国トップの美声が風呂場に反響して、余計に魅惑を帯びて聴こえる。
プロデューサーは両手に加えて、たった今離れた唇で千早の乳首に吸い付いた。
「あっ!……あ、あぁぁっ!?………やっ……そこ、そこは…ぁっ…!?」
舌で乳首を転がすと、ぴくんと背筋を逸らして千早の身体全体が反応する。
彼女の全神経が胸に行っているのではないかと思うほどにはげしい反応を見ていると、
つい、いつまでも触っていたい衝動に駆られてしまう。
とりあえず一区切りつけようと、彼が千早に吸い付いていた乳首から顔を離すことで、
ワインのコルク栓を抜くように、ちゅぽん、と音がしたその時だった
「あぅっ!……あっ…ふぁあぁっ!?」
一度、大きく仰け反ったかと思うと、そのままプロデューサーに身体を預けて倒れ込んだ。
「千早……まさか、乳首でいっちゃった……?」
彼の胸に顔を埋めている状態なので、千早の表情を伺うことは出来ない。
が、黙っているだけで、その様子が肯定の意であることは鈍いプロデューサーでもはっきり分かる。
「プロデューサーは、ずるいです……私だって、気持ちよくしてあげたいのにっ……」
達したばかりの身体で、力なくプロデューサーの胸をぽかぽかと叩く千早。
「わたしばかり気持ちよくしてどうするんですかっ!?折角こんな、夢にまで見た事をしてるのに……
一緒にして、一緒に気持ちよくならなきゃ、意味が無いです…プロデューサー……」
「う……そうだよな……ごめん、千早……」
ただただ反応する千早も可愛いが、彼を愛し、お互いの幸せを想う千早はたまらなくいとおしい。
油断するとのぼせてしまいそうな湯船からあがり、彼は千早を風呂場のビニールマット上に寝かせた。
「壁に手をついてするより、こっちがいいよな?多分……」
「ええ。こちらの方が、プロデューサーの顔を見れるし、抱きしめる事もできますから」
覚悟を超えて、充実した表情を浮かべる千早。
その愛らしさと裏腹に、挿れる準備のために両の太腿を抱えられ、性器を丸見えにする姿に、
プロデューサーの股間がさらに硬くなる。
小さく、ぴったりと閉じた紛れも無い処女の性器。
わずかに薄く生える恥毛は、同じくわずかにふくらむ大陰唇をほとんど隠さず、
会陰からお尻の穴までもが、風呂場の明かりに照らされてはっきりと見えた。
さっきは夢中で千早の性器を吸っていたので気付かなかったが、
その美しい小陰唇の佇まいは、見ているだけで心を奪われそうになる。
割れ目から湧き出るように滲み出る愛液が光を反射して、お湯とは別に千早の股間を濡らす。
プロデューサーは、その愛液を丹念に男性器で掬い取り、お互いの股間に擦り付け準備をして……
次の瞬間、何かを思い出し固まった。
「………」
青ざめた、という表現がまさにピッタリだった。
明らかに狼狽の色を隠せないその状況に、千早も何事かと身を起こす。
「…あの、プロデューサー……何か、具合でも?」
「いや……その、何と言うか………ごめん、いきなりで用意して無いんだ……アレ」
「……」
先程の覚悟は何処へやら……と思うが、勇気と無謀は意味が違う。
たとえ千早を抱く事に異議は無くとも、その中で守り通すべきルールがあった。
千早の将来を考えれば、アレをつけずに勢いのみで彼女を抱くわけには行かない。
かと言って、この雰囲気から千早にどう言って良いものか……
困り果てた顔をするプロデューサーに、千早はそっと何かを手渡した。
「あの……良かったら、どうぞ……使って下さい」
「な!?」
どうして?
いくらなんでも、千早が前もって用意していたとは思えない。
女子浴室に普段からこんなものが常備されているとしたら、それはそれで問題だ。
こんな時にも仕事の事が最優先に浮かんでくる自分がもどかしいが、
やはりプロデューサーとして、この状況を見過ごすわけには行かなかった。
「……そんな顔をしないで下さい。律子が、さっき手錠の鍵と一緒に渡してくれたんです」
「…………!?……そ、そうだったのか……」
説明を受けて、一気に力が抜けた。
「それと、あの……今日、わたし……かなり安全な日ですから……」
「………あ、そ、そうなんだ……」
同時に、どこまで計算していたのか分からない律子のやり方に恐ろしさを感じる。
(……なんか俺、孔明の策略に踊らされる南蛮軍みたいだよな……)
そんな、余計な事を考えながらもさっさとゴムを付け、準備を終えた。
「ごめんな、千早……なんだか雰囲気を台無しにしちまったかも」
「そんな事、無いです……雰囲気に流されて、着けずにする人の方が信用できません」
感謝の気持ちとして、もう一度やさしく千早の唇にキスをする。
行くべきところに収まるまで、二転三転したが……結果的に、お互いの緊張がほぐれていた。
行為に至るまでずいぶんと長かった気もするが、振り返ってみればほんの一時。
朝の挨拶をしていた時のプロデューサーの記憶からすると、考えられない急展開だったが、
今となっては状況と流れに対する驚きも後悔も、まったく感じることは無かった。
柔らかい大陰唇に、再度お互いの液を塗りつけて準備する。
軽く性器が触れ合うだけで千早は過敏に反応し、それが堪らなく可愛らしい。
いつまでもこんな千早を見ていたいという欲求を何とか振り払い、
プロデューサーは彼女の入り口に、静かに自分のものをあてがった。
つづく。
亜美:「オトナって面倒だよねー色々と……」
真美:「読者兄ちゃんP達からは【長すぎじゃボケー、いらん理由つけずにさっさと繋がらんかい!】
とかいう声が聞こえてきそうよ」
亜美:「あんまりリアルな話詰めていったら、えっちする事自体ありえないしね」
真美:「ガンダム世界において、人型兵器を否定するようなモンだからねー……」
亜美:「……って、やよいっちが突っ込んでこないけど……」
真美:「もうすぐ出番だからって準備に行ったよー、変わって登場してもらうのはこの人っ!
げーっ孔明!!」
律子;「……誰が孔明だ誰がっ!?……ってそこっ!!半鐘を鳴らさない!」
亜美:「というワケで、律っちゃんに解説と説明をお願いしちゃうよー。まず、
また合体直前で切ってるけど、読者Pたちに恨みでもあるの?」
律子:「そんなわけ無いでしょうに……えっちするために、ちゃんと決まりごと消化したら、
結構な長さになっちゃって一旦切ったの。それに……」
真美:「それに?」
律子:「明日から有明に出陣だし、有り余るリビドーは、
各自のお目当てサークルのアイマス同人にぶつけて欲しいと思うわけよ」
真美:「あー……そう言う事」
亜美:「相変わらず、あずさおねーちゃん、ゆきぴょん、やよいっちあたりが人気かな?」
真美:「オフィシャルの人気とえっち同人ランキングは一致しないんだね……」
律子:「どっちにしろ、わたしやあんたたちのえっち同人は希少かもね。
見かけたら是非読んで、買ってくださいね。プロデューサーの皆さん!」
亜美:「宣伝はいいから、ちゃんと予告しようよ……」
律子:「はいはい。えーと……次でえろパートは最終回かな?
そのあと、エンディングになるわけだけど……正直広げた風呂敷を畳むのがしんどそうね。
色々詰め込んだ分、どう収拾するか……
雪歩パートの時から何も反省してないのがまる分かりよね。
真美:「それでも何とかキャラの向くままに終わらせるので、待っててね、兄ちゃんたち♪」
亜美:「ついでに、やよいっちのお話は、まこちんくらいのショートで終わらせる予定です」
律子:「ではプロデューサー諸君、明日より3日間、よき本に巡り合える様、健闘を祈る!!」
亜美+真美:「いざ出陣!いってらっしゃーい♪」
GJ!
乙です
明日からも、頑張ってきてください
GJ!
破れた経験があるので着けてても不安なわたしマー(ry
孔 明 G J
だが他人の為にアレを用意している時のりっちゃんを思うと少しセツナス。
いよいよ合体か。
中々合体しないもどかしいトコもまた楽しみだった。
落ち着け、これは孔明の罠だ
いや何がといわれても困るが
保守
149 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 01:00:06 ID:PUSBjFTE
別にアンタのために保守してる訳じゃないんだからね!
こ、こんな格好で保守しろというのですか?
いや、無理に保守せんでもそう簡単に落ちないから
152 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 22:40:16 ID:bn113Bld
千早〜千早〜
雪歩、真、千早……とえっちss書き続けてるPです。
別板(未来館)でアイマスの健全ssネタが溜まっているので今はそっちを進行中。
あと、10月8日のアイプロ2にも参戦するので毎週投下は無理ぽ。
アイマス愛は全然衰えてないので、今しばらく保守してもらえると嬉しいです。
今日の深夜、仕事帰りにでも投下するので良ければ見てやってください。
一つだけ注意点として、食事中の閲覧だけはやめたほうがいいです。
業務連絡を兼ねて、失礼しました。
おK。お待ちしてますぜ!!
>注意点
あんなラブラブな千早SSをスカでシメるのかっ!?と一瞬うろたえた…。
健全SSのことですよね?ね?
…ぬ?
健全SSをスカでシメるのか?
あっちに投下したSSのことじゃないの?
健全SSをスカでシメたのか!
なあ、このスレ放っとくのもなんだからSS投下してもいいか?
といってもまだ完成してないし(あとチョット)SSなんて書いたことないから出来はクソかもしれんが……
いいぜ。
料理の来ない高級レストランより、ファストフードの方がいいもの。
とにかく保守
新しい人の新作をwktkしながら待っている微えろPです。
やよいのssなるほど物語、今日は一人えっちのなるほどだよ♪(仮)が
組みあがりましたが……小鳥さんのキャラが暴走して百合風味を出したので、
予告しておいて申し訳無いんだけど百合スレに投下します。
よって、やよい編が終わるまで少し遠征してきます。
……マジで焦らしてるわけじゃ無いんです。本当にごめんなさい。
組みあがったものから順次投下しているのでペースも何もないけど、
アイドル達への愛と、スレPの人達の需要がある限りは頑張ります。
じゃ、今から投下してきますね。
百合スレで待ってるぜ!!
165 :
159:2006/08/30(水) 01:06:54 ID:EWdb5111
あとチョットとか言ってた割に長引いてすいません。
とりあえず完成したんですがどのぐらいの長さで切りながら投下すればいいですかね?
ご自由に
それくらい自分で考えれよ('A`)
>>166 と同じく、作者(この場合は159氏)自身の好きなようにすればいい。
168 :
159:2006/08/31(木) 00:38:11 ID:fNLLCJ0l
すいません。遅くなりました。
前書きになりますがはっきり言ってド素人が書いたSSなんで内容はあまり期待しないでください(汗
今回はドラマCD03の「もしも律子がタクシー運転手だったら」からアイデアを頂いてます、ていうかまんまです。すいません。P出てきません、ごめんなさい(・ω;)
本当ファストフードだと思ってつまんで頂ければ幸いです。
では投下します。
スマイルもつけてね
(^ω^)
一日の疲れを癒すため同僚と酒を酌み交わしていたが気が付くと時計の針は深夜一時を回るころだった。(今日はタクシーだな……)
同僚と別れたあと終電を乗り過ごした俺はタクシーで帰ることにした。ほろ酔い気分で捕まえたタクシーの運転手はメガネをかけたかわいい女の子だった。
「運転手さん、〇〇までお願いします。」
「はい。…お客さん、こんな時間までお仕事ですか?」
「あ、イヤ、ちょっと飲み過ぎちゃってね…」
「え?飲み過ぎですか?それはいけませんね………」
なにやら運転手は酒についてのウンチクをたれ始めた。始めの方はなるほどと思って聞いていたがそのうち延々と続く運転手のウンチクに俺は飽きてきてしまった。
酒が回って気分が良かった俺は少し興味が湧いたきたのかウンチクをたれ続けている運転手に話しかけてみる事にした。
「運転手さん、結構物知りなんですね。」
「いえいえ、それほどでもありませんよ。仕事柄話題に豊富でなくてはいけませんからね。」
「こんな夜遅くまで大変ですよね、俺みたいな酔っぱらいの相手もしなくちゃいけないし。」
「いえ、今の時間は終電逃したお客さん多いですし…、何より大事なお客さんですから大変に思うことはありませんよ。」
そう言いながら少し微笑む律子がバックミラーから見えた。
(かわいいな……)
「運転手さんって可愛いですよね、やっぱ彼氏とかいるんでしょ?」
「……え!?可愛い?私が…?いや…その……ありがとうございます……。今は…彼氏なんかいませんよ。」
(あ…、顔真っ赤になってる……。カワイイなぁ)
「へぇ、あんまりカワイイから彼氏いるのかと思った。」
普段酔っぱらいの客に何を言われても適当に流していた律子だったがなぜかこの客に言われた事は真に受けてしまっていた。
真面目だった律子はあまり男性と関わる事はなく今まで過ごしてきた。たとえ酔っぱらいとはいえ男性に免疫のあまり無い律子が『可愛い』と言われてはさすがに照れてしまう。
「私が可愛いだなんて…、そんな事あまり言われたことが無いので…なんだか恥ずかしいです。」
「でもそんだけカワイかったら男友達だって多いんじゃないですか?」
「男友達なんてあまりいません…。それに私、彼氏なんかいたことありませんし……。」
酔っているせいだろうか、それとも『興味』が行きすぎてしまったのか?彼は『本能』というアクセルを踏み込みだした。
「へぇ、彼氏がいたこと無いって事はこういう事したことないのかな?」
彼は後部座席から少し身を乗り出し律子の耳や首筋にやさしく息を吹き掛けた。
「きゃっ!ちょっと…お客さん!何するんですか!やめてください……!」
律子はびっくりして体をブルブルッと震わせた、思わずハンドルをとられそうになったがなんとか我慢できた。あいにく彼の『理性』というブレーキが壊れ始めてきた。
(あぁ…、本当にかわいい…。こんな事絶対しちゃいけないのに……。でも…我慢できない…この子と…してみたい)
「じゃこんな事もしたことないのかな?」
彼は律子の後ろから手を回して今度は制服の上から胸を揉んだり撫で回したりした。律子が運転しているのを良いことにやりたい放題だ。
「運転手さん、オッパイ以外とおっきいんですね……」
「きゃ…っ……!今…運転中で危ない…ですか……らっ、ちゃんと座っててください……!」
「あれれ?運転手さん、“やめて”が無いって事はこのまま続けちゃってもいいんですか?」
彼はさっきより少し強く胸を揉みだした。耳を舌でチロチロ舐めてみたり口でつまんでみたりし始めている。
「ひあっ!ちょっ…もういい加減にぃ……」
「ゴメン…もう止まんないよ…」
彼は律子の制服のボタンを外して中のブラウスまで手を侵入させた。
「はぁ…っ……!だ……めぇっ……!」
律子の呼吸が激しくなり甘い吐息が漏れ始めてくる。男性にこんな事をされるのは初めてだった律子は自慰の時より数倍感じやすくなっていた。
律子はだんだんハンドルを握る手に力が入らなくなってきたようで車は小刻みに蛇行を繰り返しながら走っている。このままではある意味飲酒運転よりも危ない。
と、彼が目の前の信号が黄色から赤に変わろうとしているのに気付いた。
「あ…!運転手さん前前!」
「はぁぁ………え…?あっ!」
急ブレーキ、とまではいかないがそれなりに勢いをつけて車は止まった。肝を冷やして冷静になった律子が目に少し涙を浮かべきっ、と彼のほうを向いて怒鳴った。
「お客さん!いい加減にしてください!!こんな事して危ないじゃないですか!それに…これは立派な犯…きゃ…!…あ…ん……ん…んっ…!」
律子が後ろにいる彼を向き怒鳴っていたが突然、二人の唇が重なった。というよりは彼が律子の唇を奪ったといったほうが正しいかもしれない。
「ん〜!…ん…っ……んっ…」
(私…何でこんな事に…もう…頭が……考えらんない…もう…このまま…)
彼は自分の舌を律子の口の中へ侵入させ律子の舌や口腔内を唾液を送り込ませながら舐め回した。対する律子も無意識のうちに彼の舌を突いたり自分の唾液を彼の舌に絡ませたり唇に吸い付いてみたりしている。
この時すでに律子の理性もどこかへ飛び始めてしまっていた。
律子には赤信号になっている数分のこの時間が数十分…数時間ほどぐらいに永く感じられている。二人は車の中でくちゃくちゃと音を立ててはその行為に没頭していた。
「ぷ……はぁっ…」
彼は律子から唇を放した、二人の間にはきらきらと光る唾液が糸となって繋がっている。
「あ……あ………」
律子はもう何が何だか解らなくなってしまったようで目が虚ろになっている。客である彼はさすがにやりすぎたと思ったのか冷静になり始めていた。彼は座席にぐったりともたれかかっている律子におそるおそる話しかけた。
「運転手さん……、こんな事して本当に……本当にごめんなさい……。精一杯の謝罪はします……早く俺を警察に突き出してください……」
なぜこんな事をしてしまったのか?もう今となっては彼もよく解らなくなってしまった。
これは立派な犯罪である。彼はこれから起こるであろう出来事をある程度は覚悟していた。そのとき、律子がおもむろに口を開いた。
「じ……自分だけ……好き放題こんな事しておいて……今更…そうやって逃げるつもりですか……?」
「え……運転手さん…何を言って……?」
「だから……私にここまでしておいて…今更止めるつもりですか……?その……つづき……したくないんですか…?」
「え……?」
彼は予想もしない言葉が返ってきたので驚いた。
この後警察に突き出れて強制ワイセツ罪で逮捕されて…新聞の三面記事に自分の名前が載りテレビのワイドショーにでも取り上げられるんだろう……、彼は頭の中でそんな事を予想していたが律子から返ってきた言葉に鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしている。
「だ…だから…続き…したくないんですか…?」
「え……?続きって……何言って…」
「もうっ…!するんですか?しないんですか?ハッキリしてください!このまま警察に直行してもいいんですよ!」
「わわっ!そ…それだけは…」
「じゃあ…どっちなんですか…?」
「このまま…続きがしたいです。運転手さん……いいんですか……?」
律子は少し顔を赤くして深くうなずいた。
「う…運転手さん!運転手さん……俺!」
「あっ!ん…んっ!」
彼は再び律子の唇に吸い付いた。二人は手や指を絡ませあったりしながらしばらくお互いの唇を貪りあっていた。
しばらく続いたキスの後彼が口を開いた。
「運転手さん…ここじゃなんですから場所、変えませんか?」
「え…一応私…今勤務中ですから車を離れる訳には…」
「えーとだからその、どこか人気の無い場所へ…移動しませんか?」
「…分かりました…。人気の無い場所ですね?」
「それと…運転手さん、もう一ついいですか?」
「なんですか?」
「あの…その……名前で呼ばせてもらっても良いですか?」
「名前って……あ…、そうか。」
タクシーの左フロントの窓ガラス付近に『秋月 律子』と名前が書かれている顔写真が入った乗車員紹介の名札が掲げられていた。
「もう…好きにしてください……」
「じゃあ律子さん…、人気の無い場所までお願いします。」
もうこの時間になれば人気の無い場所などいくらでもある。二人の乗ったタクシーは町の郊外まで走りだした。
「ここなら大丈夫だと思いますけど…」
車は町外れのある一角に止まった。周りにはまったく人気が無い。ここならコトに及んでも人に見つかる心配はなさそうだ。
「はは、ここなら大丈夫そうですね。それじゃ律子さん…こっち…来てもらえます…?」
「はい…」
律子は後部座席へ移動し彼の膝の上に跨がるようにして座り彼は律子の上半身に着ているものをすべて脱がした。
形の良い大きめの乳房が月の光に照らされ雪のように白く見える。
「律子さん…胸……本当に大きいですね…。…それにもう…乳首勃ってるし……」
彼は乳首を指でピンッ、と弾いて律子にそう呟いた。
「っ!そんな恥ずかしい事……言わないでください…」
彼は律子の乳房にぱくりと吸いついた。乳輪をなぞるように舌を滑らせ乳首を舌で転がし口に含む。空いてる片方の乳には指を使って優しく愛撫した。
「あぁ……あっ……あ…は……ん……んあっ……!」
律子は初めて味わう快感に体を震わせながら浸っている。彼の乳房攻めがしばらく続いたあと今度は膝の上にまたがっている律子のスカートを脱がしショーツの上から律子の秘部を擦りだした。
「あっ!くぅん……!…あ……いっ……あん…あっ……!」
律子の喘ぎ声が段々荒くなってきた。
「律子さん…気持ちイイでしょ?上からでもすごい濡れてるのわかるし……ほら……」
そう言って彼は擦っていた指を律子に見せた。指と指の間には糸が引いててものすごく卑猥だ。
「は……恥ずかしいからそんなの見せないでください……」
彼は愛液で濡れたショーツも脱がし陰部をいじくり始めた。律子の陰部はすでに愛液でぐしょぐしょになっており跨がっている彼のズボンも濡らし始めた。彼は律子にキスをしながら手で陰部を愛撫した。
「んーっ!んっ…んっ…んー…っっ……ん…!」
律子は体をピクピク引きつらせながら彼の舌を舐めている。彼はそろそろ頃合いかな、と思い律子に話しかけた。
「律子さん……そろそろ…いい…?」
「はい………」
彼はそのまま律子を後部座席のシートに寝かせた。
「すいません…下…脱ぎますね…」
彼がズボンを脱ぐと大きくなった息子がブルンッ!と勢い良く顔を出した。
「ひあ……すご……」
律子は初めて見る男のモノに目を丸くして見入っている。
「…見るの初めてですか?」
「…はい…あ…の……触ってみて……いいですか…?」
彼は自分の息子をまじまじと見られているのが恥ずかしいのか少し顔が赤くなっている。
「……どうぞ…」
律子は最初はおっかなびっくりして触れていたものの、そのうち擦ってみたりカリ首を握ってみたりし始めた。
「あ……あの…先っぽから…なんか……出てきたんですけど………」
彼の息子からは先走り汁がにじみだしてきた。
「男も気持ち良くなると……濡れてくるんです……律子さん…もう……入れてもいいですか?」
「…ぁ…はい……あ…あ…あの…!」
「なんです…?」
「…その…は……初めてですから……優しく……して…」
「…大丈夫ですよ……何かあったら……すぐ言ってくださいね……」
そう言って彼は律子の首筋に軽くキスをした。
「律子さん……いきますよ……力…抜いてくださいね……」
彼は入口を探すと息子をゆっくりと押しあてた。律子の陰部は愛液でしっかり濡れているため問題は無い。
入口に先っぽが当たったのを確認するとゆっくりと膣内へ息子を押し込んだ。
「うう…っ…あっ…痛っ!……い…いた…い…!っん…う…!!」
破瓜の衝撃が律子の体を駆け抜けていく。
「だ……大丈夫……?…やっぱり…止めようか……?」
「…だ…大丈夫だか…ら…しばらく……このままでいて…ほし……!」
彼は律子を優しく抱きしめた。律子も彼の背中に両手を回して彼のシャツを握り締めながら彼に抱きついている。お互いに言葉は無く、ただ、抱き締めあっている。
この状態が五分ぐらい続いただろうか、律子が口を開いた。
「…い…痛み…引いてきた……かも…」
「…動いて……大丈夫…?」
「…ん…うん……やさしく…ね…」
彼は腰をゆっくりと動かし始めた。中は相当きつく手で握り締められる感じだ。
「あっ!…は…っ…んん……いっ…!」
彼が奥を突くたびに熱い愛液が彼の息子を包み肉壁がうねりながら息子全体を締め付ける。
「あん!あいっ……!きも…ち……い…」
車内には性器と性器の擦れあう卑猥な音が響いている。
「律子さん…上っかわのザラザラしたとこ…擦ると気持ちいいでしょ……?」
そう言うと彼は息子をGスポットに押し付けるとゆっくり擦りだした。
「あ…あっ!きもちっ…!…い…イクッ…いっ…あん!…イク……あ…いっ…くぅ!」
律子は体を痙攣させながら絶頂に達した。口からはだらしなくよだれが足れ目はもう虚ろだ。
「う……律子さん…俺も……そろそろ…いく……いき…そ…」
「あん……一緒に…いっ…しょに…イっ…んくっ…!…イッて…っん…くだ…さ…!」
「…く…あ…出るっ…出っ……!」
彼は絶頂に達し息子を引き抜くとありったけの精液を律子のお腹や顔にぶちまけた。
「はー……はー…はあ…」
律子は体をヒクヒクと痙攣させながら肩で深く息をしている。体中汗と精液でベトベトでメガネまで精液まみれだ。
「…はあっ…は……律子…さん」
「はあ……はー…ん……んっ…」
二人は唇を重ね合わせながら余韻に浸っていた…。――――――――――――――――
「もう〜!こんなに汚れて…!会社に帰ったら何ていったらいいか……!」
汚れてしまった制服を見て律子は嘆いている。
「ご…ごめんなさい!成り行きとはいえこんな事になっちゃって…」
「ある意味お互いの同意の上で起こった事ですから気になさらないでください。そ…れ…よ…り!」
律子は顔を一気に彼に近付けた。
「あの…何か…?」
「また今度…続き…してくれませんか?」
「えぇっ!?……俺で良ければいつでも…」
「ふふっ…私に魔法を掛けた責任、ちゃんと取ってもらいますからね!」
174 :
159:2006/08/31(木) 01:16:01 ID:fNLLCJ0l
すいません。あとがきです。
携帯から書き込んだんで見づらい所もあるかも知れません。あまり推敲せず書いてしまったんで話しむちゃくちゃ&
「こんなの律っちゃんじゃないやい!!」
て思う方もいると思います。律子ファンの方ごめんなさい。
もし機会があればP×小鳥さんも書いてみたい気がします。
なにはともあれここまで読んで頂きありがとうございました。このスレの住人の方の暇つぶし程度にもなれれば幸いです。
お疲れさん
ネタ投下乙
つか携帯からよく頑張ったなあ
お疲れさん
保守です
>>159 乙。
ファーストフードと思いきや
ナイフとフォークがでてくる料理という感じですた。
180 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 00:15:00 ID:9BHWd6L3
保守
保守
1年以上ぶりくらいの投下です。筆、なまってます。
ご寛恕ください!
作品、半分、投下します。基本は陽子VS六太、です。(前半ではやらないけど。きっとエロしてくれるだろう、多分…)
誤爆乙
ここは十二国じゃないっ!!
保守
ショーツの替えを用意しながら保守
おっきの準備しながら保守
187 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:02:51 ID:iwcG3mMF
360版OHP更新記念age
俺は、アイマスをやめるぞ!JOJO!
ウリィィィィィィィィィィ
と叫びながら保守
伊織のデコレーザーに焼かれつつ保守
190 :
戻ってキタ。:2006/09/18(月) 18:13:04 ID:WCdIIE1Z
ss書き自体は続けていましたが、こっちへの投下は久しぶりになります。
長い事お待たせしてすみません。
何とか千早との合体シーンできました。
さんざん引っ張った割にやってることは普通ですが、
少しでも千早の可愛さが出ていれば幸いです。
事実上これでえっちシーンは最後ですが、エピローグまで
あとちょっとだけつづくんじゃよ、ですので今しばらくお待ちください。
では、えっちシーン投下です。
プロデューサー自身の亀頭部分が、千早の入り口に軽く当たる。
今や手よりも数倍鋭敏になったモノだからこそわかる、少し触れただけでも
吸い込まれそうになる入り口の心地良さに、彼は一瞬止まって身体を震わせた。
「プロデューサー……必ず、最後までしてください。途中で止めたりしたら怒りますからね」
破瓜の痛みがどんなものか、男性である彼には想像できないし、彼女は未経験だ。
だからこそ、後悔しないようにと思う千早の気持ちには応えなければならない……
「わかった……絶対に止めないから、どんなに泣いても、痛がってもいいぞ。
全部、俺が受け止めるから……」
どこまでも細く、強く抱きしめると折れそうな千早の身体。
プロデューサーは、彼女の腰を両サイドから抱え、最初はゆっくりと……
しかし確実に、自分のものを千早の中へと挿入していった。
「くっ……き、きつい……」
十分に濡らしたとはいえ、処女膜を破りながら千早の膣に入れるのはそんなに簡単な話ではない。
できる事なら一気に貫いてしまいたいが、思った以上に抵抗感が強く、
ゆっくりと挿入する以外に千早の膣へ完全に入る方法は見つからなかった。
「い、痛っ……っ……ふぁ、あぁぁっ!?……痛ぁい……いた、い…あうっ……」
千早の辛そうな声と共に、プロデューサーの背中に回されたその細い手に力が入る。
少しだけ爪が食い込み、彼の背中に赤いものが見えた。
全幅の信頼を置いているからこそ、千早は痛みの感情を隠さなかった。
素直に痛がりながらもその痛みを受け入れ……むしろ、悲鳴の中にも幸せそうな気持ちを覗かせる。
プロデューサーに最終確認を取った時から、彼女の中で決めていた事だった。
「千早……千早っ!!……」
そんな千早の気持ちが分かるからこそ、プロデューサーも途中で止めようとはしない。
背中に食い込む爪の痛みなど、おそらく千早の感じている痛みに比べれば……
百分の一にも満たないであろう。
それでも、自分も痛みを感じていると言う事が、千早と感覚を共有している気がして心地良かった。
「もう少し……もう少しで、全部、入るぞっ……」
千早は痛みに耐えながら、健気に何度も頷く事でプロデューサーに続きを促す。
女性にしてはやや長身ではあるが、かなり細い千早の身体は容易く彼の両腕に収まってしまう。
必死な表情で痛みに耐える千早を思うと、無理はしたくない。
が、千早の決心を前に自分がそんな躊躇をするわけにもいかなかった。
前に2度、出していなければ奥まで入れきった時点で昇天していたであろう。
いや、3度目であろうとゴムを付けていなければあっという間に果てていたであろう。
自分の分身を千早の膣奥に突き当てた瞬間、プロデューサーは味わった事のない感覚に襲われた。
自らの奥に侵入する異物に対して、退場を促すための締め付けか、
または雌の本能として、少しでも多くの精を搾り取ろうとする生物としての習性か。
本当のことは分からないが、千早の締め付けにプロデューサーの男性器が刺激を受けながらも、
まだ果てるまいと硬さを増したまま抵抗する。
いくら彼女の膣内が気持ちいいとは言え、入れた直後に果てるわけにもいかない。
「ちは……や…全部、入ったぞ……俺達、一つになれたよ」
目の前にいる愛しい人に、まずは大事を成し遂げた事を報告する。
相変わらず千早の呼吸は激しく、つらそうな表情は変わらないが、背中に回された手と爪に力が入る。
プロデューサーは千早の意思を読み取り、それに逆らわず千早の唇にキスをした。
「んちゅ……っ、プロデューサー……はぁっ、はぁ……」
「ああ、凄く気持ちいい……動くと俺もやばいから、少しだけこのままでいさせてくれ……」
半分は千早を気遣うためだが、動くと出てしまいそうなのも事実だった。
何より、大好きな人と繋がるという事実と感覚を噛み締めていたいという気持ちがお互いにあり、
二人ともしばらく腰を動かさず、唇を重ねることで幸せを伝え合った。
「プロデューサー……動いて、くださいっ……わたしならもう大丈夫ですし……」
「え……い、いや……それはさすがにまずいと言うか……ほら、まだ……」
結合部を見ると、処女の証であった鮮血が風呂場のマットを染めていた。
実際は大した量でもないのだが、水で薄まっているためか、
プロデューサーの目からはよほどの大怪我に思える。
「プロデューサー……痛さの中にも幸せな事ってあるんですよ。それに……」
彼女の頬から流れ落ちる一滴の涙は、幸せの証であろうか?
破瓜の痛みがどんなに壮絶なものかは分からないが、少なくとも、千早はただ痛いだけで
涙するような娘ではない。それが分かるだけに、プロデューサーは黙って彼女の言葉に耳を傾けた。
「プロデューサーになら、今の私……どんな事をされても、幸せなんですよ」
「……」
その一言が、プロデューサーの理性を一部、壊した。
下手に彼女の身体を気遣うより、彼自身が最高に気持ちよくなる事の方がこの娘にとっては幸せなのだ。
ならば、彼女のあまりの気持ちよさに、入れて数秒で果てようと構うものか。
どんなに精を搾り取られても、必ず彼女を最後に気持ちよくさせたい……
そう決心したプロデューサーは、今にも果てそうな全身に心で鞭を入れ、千早の腰を掴んだ。
「じゃあ、いくよ……千早。最後までするから……」
「はい。きて下さい、プロデューサー……はぁっ!?」
一度全部入ったとはいえ、まだまだ狭くて締め付けのはげしい千早の膣内を往復する。
亀頭から根元まで満遍なく千早の肉壁が絡みつき、声が出せなくなる。
ひたすらに貪る事でしか、その美味を表現できないかのように……
プロデューサーは何度も千早の尻に、自らの腰を叩き付けた。
「ひぅっ……あっ……んんっ!?」
ここが風呂場であるためか、千早の甘い声がエコーを掛けたように響く。
身体だけで狂ってしまいそうなほど気持ちよいのに……千早の声がさらに快感に拍車を掛けた。
「あんっ、ふぁっ……はぁっ、はぁっ、……きゃうっ……あぁんっ…プロデューサーっ……」
出来れば一緒に、と思っていたプロデューサーの願いは、この最高の素材を前に、
残念ながら挫折せざるを得なかった。
「で、出る……いや、溶けるっ……!?」
千早の嬌声を脳が認識してからは、1分と持たなかった。
こんな時でも千早は身体能力よりボーカル能力がずば抜けている事に恐れ入る。
「くっ……止まらないっ……千早、すまない……」
「あぁっ……あ、熱いっ……プロデューサー……あぁ………」
まるで魂が抜けていくような感覚と共に、3度目の精が放たれた。
0.02ミリのゴム越しに、勢い良く熱いものが子宮の奥に当たるのが分かる。
「プロ、デューサー……こんなに……」
気が付けばずいぶんと千早の痛みは薄れ、彼の精の熱さをはっきり感じるようになっていた。
おそらくは、さっき千早が奉仕して出した量より多いだろう。
自分の【女の子】としての大事なところで、大切な人を最高に気持ちよく出来た事が、
痛みよりも数段誇らしく……ほんの数秒の間だが、何よりも忘れたくないと思える一時だった。
「良かった……わたし、プロデューサーの……っつ、きゃっ!?あ、あの……」
膣内に熱いものを残しながら、プロデューサーの股間はまだ硬さを維持していた。
そのまま抜かずに、ふたたび彼女の膣内を往復する。
「次は、千早の番だよ……何度でも……千早がイクまでしたいっ……」
「えぇぇっ……そ、それはっ……う、嬉しいですけどっ……」
「……嫌?」
「そうじゃなくて……あんっ…あっ、ひぁうっ……は、恥ずかしいっ……
何度も何度も、はしたない姿も声もプロデューサーにっ……」
二人とも、はじめての緊張感が薄れたためか、少しくらい話をする余裕は出来ていた。
「何度でも、見たいし聴きたいんだ……千早のえっちなところ」
「うぅ……分かりましたけど、プロデューサーだけですからね……こんなところを見せるのはっ…」
むしろそうしてくれ、とばかりに今までよりはげしく腰を突きたてる。
性器の感覚自体はさっきの射精で今はおとなしいが、千早の声がどんどん甘いものになってきている。
……つまりは、差し引きゼロ。気を抜いて快楽に溺れれば、また千早より先に達してしまう。
(……こりゃ、たとえランクSに上り詰めても楽は出来ないな……)
失礼かもしれないが、そうとでも考えて意識を逸らさないと危険だった。
自分の育ててきたアイドルを褒めるというのも何だが、こんなにも可愛らしい女の子を前に
男として欲情しないのはあり得ないとプロデューサーは思った。
世間の評価では無愛想だの胸が薄いだの言われるが、彼の感覚からすれば、
こんなにも健気で、こんなにも女性として魅力的な身体をしているのに、と本気で思う。
かといって、全国の人間たちに千早の魅力を分かってもらおうとも思わない。
ましてや、千早のこの甘い声や、気持ちよすぎる身体は知って欲しくない。
勝手な願いではあるが、それほどまでに彼女は魅力的だった。
「プ、プロ……あっ、わ、わたしっ……変…ですっ……身体が、溶けちゃいそうでっ……」
「あ、ああ……じゃ、最後はっ……二人でいこう。千早も、動ける……?」
プロデューサーは、千早を持ち上げるように抱きかかえ、自分が風呂のマットに寝転がる。
ひんやりとした感覚が、今は気持ちよい。
結合したまま正常位から騎乗位へと身体を替え、彼はふたたび千早を突き上げた。
「あぁっ……さっきと、全然違うっ……んっ、あぁんっ!?……」
「動きを合わせて……千早もリズムを取って、自分の気持ちいいように……」
「は、はいっ……こ、こうでしょうか……」
「っう……そ、そう……凄くいい……はい、1,2,1,2……」
こんな時にもレッスンの癖が出る事がもどかしいが、それだけ彼が真剣に千早のことを考え、
レッスンに明け暮れたという証拠でもあった。
千早にもそれは伝わったらしく、少しだけ笑うとそのまま腰を上下させ、プロデューサーに合わせた。
改めて千早を見上げると、痛みは完全に消え、はじめて膣内での快楽を味わうように、
気持ち良い場所を探しながら腰を上下させている。
この体勢では結合部が丸見えで、形を変えながら自分の男性器を咥える千早の恥ずかしい部分がよく見える。
……いや、よく見える部分は結合部だけではない。
引き締まった尻に、微妙に揺れる胸、濡れて重くなりながらも大きく揺れるロングヘア、
そして、幸せと恥じらいを含み、赤く頬を染める顔。
感覚、聴覚、視覚すべてが千早でいっぱいになり、他の事を考えられない。
「千早……ごめんっ、さっき出したのに……もう、やばいかも」
「わ、わたしもっ……だから、一緒にっ……お、お願い……します……」
一心同体という言葉通り、お互いの絶頂間までをも感じられる二人は最後の快楽に向って上り詰める。
息遣いから血液の流れまで……感じるもの全てを使って、二人は目指した。
最高の気持ちよさ……そして、その後に続く幸せを。
「くっ……千早っ、また、出るぞっ……」
「はぁっ……わたしも、限界……あっ、あぁっ……はあぁぁっ!!」
これまでに出した量を無視するかのように大量の液体を吐き出し……
プロデューサーと千早のはじめての性行為は終わりを遂げた。
「ちは……や……ありがとう……その、凄く……おかしくなりそうなくらい気持ち良かった」
「はぁ、はぁ……わたしも……です。おかしくなりそうなくらい、幸せですよ……」
行為の締めに、もういちどお互いの唇を求める。
気が付けば風呂場の湯はすっかり冷めてしまっていたが、互いの体温はそれ以上に高く、
時間の経過をすっかり忘れてしまっていた。
風呂場の外にある時計は、昼休みの終了時刻をとっくに過ぎた時間を指していた。
■つづく。
亜美:「スレの読者兄ちゃんたち、ただいまー♪百合スレから帰還したでアリマス!」
真美:「そして、やっとこさ合体シーンが書けました。千早おねーちゃんモノは
何故か最後で難産になるんだよね……」
やよい:「えーっと……かなり空いちゃいましてごめんなさい。次でエピローグになりまして、
えっちSSもこれで最後になります」
亜美:「あ、やよいっち乙♪どう?一人えっち覚えた感想は?」
やよい:「……」
真美:「あ。動きが止まった……」
亜美:「いじると面白いけど……説明にならないのも困るよねー。いっその事、
やよいっちもSS出演したことだし、これから雷電に交代する……あ痛っ!?」
律子:「あんまりそういうネタがしつこいと殴るわよっ!人を都合よく説明役にしておいて!?」
亜美:「あの…すでにハリセンで一発もらったんだけど……」
律子:では、今回のえっちシーンですが……あぁもう、何かわたしが説明するのって腹立つんだけど!
恥じらいながらも積極的な千早が騎乗位でしてくれるシチュが書きたかったらしいわ。
真美:「それで、抜かずに2発?やるねぇ兄ちゃん♪」
律子:「本当はもう一発と行きたいけど、ゴムが持たないしねぇ……穴でも空けておけば良かったかな?」
やよい:「…………」
律子:「や、やーねぇ……もちろん冗談よ冗談!?」
亜美:「では、いつものように次回予告とお礼を!」
律子:「その前に否定しなさいよ!?まぁ、何というか……
今まで保守してくださった皆様と、読んでくれた皆様に、
改めてお礼を申し上げます。おかげさまで何とか最後まで書けそうです。
地元ホームのアイマスが撤去されちゃって、テンション真っ青だったのよね、実は」
やよい:「でもでもっ、新キャラの美希さんと迫り来るイベント。あとは保守してくれる
プロデューサーのおかげでまだ進めます。感謝ですっ♪」
真美:「では、次でこのおはなしも最後だよ。終わりまでしっかり書ききることだけは
約束しますから、最後まで読んでねー♪」
律子:「では、終わったところで新キャラに似合うえっちシチュエーションを話し合いましょう。
芸能界の厳しさを教えてあげないとね、ふふふ……」
亜美+真美:「りっちゃん、はるるんがいないと黒さが出るよね……」
律子:「はうっ!?Σ(´Д`;)」
キター!
待ち遠しかったデスヨ。
投下お疲れ様です。
2発抜いた(´∀`)
お疲れさまです。
今回も楽しませていただきました。
保守
>>190 乙
もしあの二人がえっちするときはこんな感じなんだろーな
と思いながら読んだw
エピローグ楽しみにしてます。
203 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:13:44 ID:XpAacJty
保守だよ兄(C)
>>197 >穴でも開けておけば
挿入前シーンを読み終えた後真っ先に考えたな、この危険性。
りっちゃんだと考えるだけじゃなくて
本当に実践しそうで怖い。
公表した後も大変そうだな、
伊織ん辺りが対抗心燃やしそうだ。
千早メインの脱衣ss、エピローグです。
ゲームショウと新キャラでテンションも上がり、読んでくれる住民Pたちの
応援のおかげで最後まで書けました。
特にキャラだけは外さないように心掛けているので、
>>202さんの『もしもあの二人がえっちする時は〜』という言葉は
ものすごく嬉しかったです。ありがとうございます!
では、えろシーンこそありませんが、えっち妄想の種くらいは仕込みましたので、
読んでいただけると幸いです。
エピローグ投下、いきます。
「うあぁぁ、1時間集中しても全然終わらないっ!!」
もう、机の前にある書類の束と格闘してから随分な時間になる。
行為が終わってしまえば男というのは立場の無いもので……後片付けやらを手伝おうにも、
『いつまで女子更衣室に居座る気ですかっ!?』と、千早に一蹴されてしまった。
はじめてを迎えた直後の女の子に、肉体労働を強いるのは大変心苦しいが……
浴室と更衣室の惨状を見ると、証拠隠滅のために片付けをしないわけにはいかなかった。
幸いにも、鍛えている千早はダメージもそれほど無く、彼は片付けを彼女に任せ、
溜まっていた書類仕事と律子たちの休暇申請、そして千早のオーディション参加スケジュールを
同時に進行するが……仕事量の多さと、気を抜けばすぐに思い出すさっきの幸せに
なかなか仕事が終わらないでいた。
本当に、今でも信じられない。自分が千早と恋人同士になり、彼女の処女を貰ったと言う事が。
そうこうしているうちに、不意にオフィスの電話が鳴った。
誰もいない以上は自分が取るしかなく、行為で疲れた身体を引きずって受話器を取った。
「はい、765プロダクション……あ、社長っ!?……いえ、何でもありません、お疲れ様です。
はい……え、今ですか?律子とあずささんは帰りまして……ええ。千早はまだいますが……それが?」
いざ決心したものの、いきなりの社長の電話に驚くプロデューサー。
「……はい。はい……で、急遽出られるアイドルを募って突発プロモ……ってまさか!?」
こちらも予想外の事態に驚くが、『今から誰かわが社で歌えるアイドルを連れて来てくれ』
などと言われても困る。ただでさえ今日は色々あって大変だったのだから。
「え!?いや、その……今からは無理というか……レッスンを頑張りすぎちゃって、
いくら千早でも体力が……ええ、担当プロデューサーとして、賛成しかねます……あれ!?」
後ろに気配を感じてふり返ると、受話器の感触が無い。
見ると、片付けを終えて帰って来た千早が彼の受話器を取り、社長と話していた。
「はい、お電話代わりました。如月です……ええ、大丈夫ですよ。
プロデューサーは、過保護なんです……はい、ダンスだけはちょっと完璧とは言えませんが、
ボーカルならいつも以上のものを披露できます。はい。場所は……ええ。
そうですね……では、トークとインタビュー。そのあと3曲ほどの歌で。はい。
ええ……喜んでやらせていただきますよ。はい……では、後ほど。失礼します」
かちゃりと受話器を置いて、千早がプロデューサーに笑いかけた。
「ダンスもありませんし断る理由は無いですよ。ファンの人を増やすチャンスでは?」
「そう言ってもなぁ……まだ痛いだろうし、本当に大丈夫……!?」
「〜〜♪」
渋るプロデューサーを、千早の歌が黙らせた。
それは、彼自身初めて聴く様な旋律で、声には今までに無い色艶が乗り、
聴く人を一瞬で虜にしてしまうという、ギリシャ神話のセイレーンを連想させた。
「……今の、幸せな気持ちを少しだけ、歌に乗せてみました。プロデューサー……
今の私の全力……大勢の人に聴かせたくありませんか?」
「はぁ……俺の負けだな。今の歌を聴いたら許可しないわけに行かないさ。
きっと聴かなきゃ後悔するほどのものになるな」
「決まりですね。では、詳細を。開催は1時間後、市民ホールでレコード会社関連の
経営陣の方達が集まる会合です。審査と優劣こそ決まりませんが、
雰囲気はちょっとしたオーディションみたいになりそうですね……
衣装はボーカル系で、内容はインタビューとトーク、歌が3曲ほどだそうです」
「いきなり決めたにしては濃い内容だな……多分社長、半分くらいは計画的かもな」
「どちらにせよ、今の私たちにとって良い話です……行きましょうか」
「良し、行くぞ千早……俺達の、新たな一歩目だ」
「はい。何処までもついていきますね、プロデューサー……」
多少歩き方に力強さが無いものの……千早の顔は自身と希望に満ち溢れ、
この幸せを一刻も早く歌で表現したいと、全身で語っていた。
「こりゃ、関係各社のお偉いさんたちが度肝を抜かすだろうな……」
過信や慢心ではなく、今の千早を見ていると、他のアイドルに負ける気がしなかった。
ボーカルは一本、太い芯が通っていながらも透き通るように美しく、
地面を揺らすようなインパクトと、気持ちを安らかにする余韻を同時に表現している。
さらには、時折客席に(今はプロデューサー本人に)向ける視線が信じられないほど愛らしく、
彼女がポーズを決めるたびに、無限の勇気を貰えると思うほど全身から幸せの感情が溢れていた。
これで運動能力が回復したらと思うと……正直、自分の手に負えるかどうかも分からない。
車庫から車を出しながら、プロデューサーはこれからの千早をどう売っていくかを考える。
ハイパワーのエンジンを搭載した車も、コースによっては能力を発揮できないように、
千早の能力が高すぎるからこそオーディションや仕事も慎重に選ぶ必要があるからだ。
さらに、社長をはじめ765プロのメンバーに千早との関係はいずれ話す事になる。
問題は、山積みどころの話ではなかった。
「準備OKだ。乗ってくれ千早」
「はい。こちらもお風呂とロッカーを確認してきました。ちゃんと片付いてます」
「はは……お疲れ。ほとんど何も手伝えなくてごめんな」
「気にしないで下さい。片付けるたびに現実感が沸いてきて……すごく嬉しかったんですから」
「そ、そうか……」
抱きしめたくなるほど嬉しい発言だが、今は車の運転が優先だ。
プロデューサーは、集中力を戻すため話題を変えた。
「幸せな気持ちは俺も一緒だが……これから、死ぬほど大変だぞ。
オーディションは合格枠一つの厳しいものになるし……会社の皆にどう話すかもある。
俺も、あずささんや律子……他の担当アイドルもいる手前、会社にいる限りは千早を特別扱いしない。
むしろ、後回しにする方が多くなるかもしれない」
「……」
「ガチガチのスケジュールで、オーディションの連戦……正直、俺が他のPだとしたら、
絶対に勧められないし、やらない方針だ……一度の怪我や事故で、全てが終わる。
俺は、大切な娘にそんなハイリスクな道を歩ませていいのかと、今でも思ってる……」
「問題ありません。こなして見せますよ」
「いや、しかしあまりにも……」
「さっきと同じ事ですよ……夢が大きいなら相応の痛みは避けて通れません。
最後に、とても幸せな気持ちになれると信じてますから……何だって出来るんですよ」
「……まいったね。今日は千早にやられっぱなしだ」
痛みもリスクも、全てを受け入れた上で進む事を決断した千早は、強かった。
今、プロデューサーにできる事は応援する事ただ一つ。
心の成長で、歌がこんなにも素晴らしくなる。
それはまさにプロデューサーが千早と出会ってから一番知って欲しかった事であり、
千早が名実共に本物の歌手へとステップアップするために欠かせないものだった。
「さて……あと30分くらいで到着だ。歌うのは多分最後だけど、少しでも休んで体力を……」
「あぁぁぁっ!?」
車の中で、空気が震えた。
千早の悲鳴とも取れる大声にプロデューサーが車を停め、隣を覗き込むと……
彼女は顔を蒼くして震えている。何か起きた事は疑いようが無い。
「千早……どうした!?体調が悪くなったなら病院へ……」
「あの……えっと、っ……」
プロデューサーの顔を見た千早が、急に顔色を蒼から朱へと変えた。
「あ、あの……衣装って、ボーカル系しか持ってきてませんよね……」
「ああ、社長の注文だからな。それが……」
「えっと……うぅ……ショーツ……無いんです。
濡れちゃったから……あの後、お風呂場で洗って更衣室に……くっ……」
「うわ!!忘れてた!?」
会場まではほぼギリギリ。つまり、今から買いに行く時間的余裕は無い。
そこらのコンビニで買うという最終手段はあるが、今をときめくメジャーアイドルが、
そんな安っぽい下着を着けるのもどうかと思う。
「千早……ひょっとして今……その………………はいてない?」
「………くっ」
真っ赤になって俯く様子が、肯定にしか思えない。
ノーパンでステージに上げるなど論外なので、彼はやむを得ずコンビニに寄ろうと思ったが……
「ステージは最後だよな……会場についてからどれくらいかな?」
「えっと……おそらく短くて40分くらいは」
「良し!千早を送り届けた後、俺が買ってくる。確か、会社でお世話になってるスタイリストさんが
勧めてくれたランジェリーショップが近くにあったはずだ」
「そ……そう……なんですか?」
「千早はスタイリストさん任せだったから良く知らないか……律子やあずささん、
伊織も行くような店だから、品揃えと品質は問題ないはずだ。で、その、だな……
色とか形とか……あー……希望があれば教えてくれると嬉しいんだが」
「っ……!?」
以前の千早なら、セクハラトークと取られてもおかしくない会話。
仕方ないとはいえ、プロデューサーは自分のデリカシーの無さを後悔した。
「……黒でお願いします。シルク製で両サイドは紐で留めるタイプ……シースルー部分を出来るだけ多く」
「………」
十数秒間、車内が無音の空間となった。
やがて、どちらからともなく同時に何かを堪えた息遣いが聞こえ……
「……っ、くすくす……あはは…あははははっ」
「っはっはっは…あははは……千早、絶妙なタイミングで冗談を言うな。腹痛いー!!」
停められた車の近くにいれば、何事かと思うくらいの大声で、二人はしばらく笑い続けた。
「あー……涙出てきた。でも、笑いすぎて余計な力が抜けたかな……」
「くすくす……そうですね。では、改めて……私に似合って、プロデューサーがお好きなデザインのものを、
お願いします。きっとそれが、一番私にとって良い選択ですよ」
「まいったな……責任重大かも。しかし俺達、ランクアップを重ねてもこんな調子かな?」
「ふふ……私は好きですよ。変にお洒落な仕事ばかりになるより私たちらしいです」
「そうだな……でも、一つ気づいた事がある。千早の大笑いした顔ははじめて見たが……」
「う……そんなに珍しいですか?さっきの」
「でも、違和感は無いよ。そんな顔も千早らしい……皆が気付いてないだけかもな。でも……」
「だとしたら、プロデューサーのおかげでしょうね……
わたしも、お腹が痛くなるほど笑ったなんて、記憶にありません。でも……」
わずかな溜めとともに、二人は同時に口を開いた。
「この笑顔も幸せも……ファンの皆に向けたいですよね……ちょっと惜しいけど」
「その笑顔、今はファンの人たちに見て欲しいな。独り占めしたくもあるけど」
ふとふり返ると、今日はどこまでも、千早と心が繋がっていたような気がする。
身体の繋がりも嬉しかったが……それが終わっても千早との心が繋がっていた事が、
プロデューサーにとってはこの上なく嬉しかった。
「時間も無いし……出発するか」
「そうですね……ふふっ、お願いします」
そして、どちらからとも無く切り出して出発するが……心に浮かべた言葉は、やはり同じだった。
『千早……ありがとう。俺、最高に幸せだよ』
『プロデューサー……私、幸せです……ありがとうございます』
市民ホールへ向けて車が走り出す。陳腐な表現だが、その様子はまさに歌の一小節、
『今日、これからはじまるわたしの伝説』と呼ぶに相応しいものだった……
■おしまい。
亜美:「死刑の前に、千早のぱんつを買って必ず帰ってきます、王様!」
真美:「信用できぬな……そのまま逃げる気であろう?」
亜美:「お疑いなら、代わりに人質として親友のヤヨイティウスを置いてゆきます!」
やよい:「うっうー……メロス、信じているよ。必ずやぱんつを買って戻ってくる事を」
律子:「……最後なんだから、変な寸劇始めないっ!!やよいまでボケに付き合ってないで、
少しは止めなさい!突っ込みなさい!」
やよい:「あ……すみません律子さん。よみさんの仕事を取っちゃいけないと思いまして……」
律子:「はぁ……最後は有名4コマ漫画のメガネと同じ扱いってワケね。
キャラとしては合ってるからいいけどさ」
真美:「最後は普通に終わらせようと思ったけど、何か足りなかったんだよね……
で、もう一ネタえっちっぽいのを入れようとしてぱんつネタをはじめたら、
もう進む進む……最後は性癖に素直に作りましたが、後悔はありません、だってさ」
律子:「わたしとあずささんの脱衣シーンだけはハイペースで書いてたからね……
最初は少年誌のお色気程度で全然えろ分が足りないと思ってたけど、
もう、これしか出来ないから仕方ないと割り切ったら何とかなったみたいです」
やよい「反省材料は相変わらずいっぱいですけど……少しでもアイマスを好きなプロデューサーと、
えっちな妄想を共有できたらと思うと幸せですっ、ハイ、ターッチ♪」
亜美:「ゆきぴょんのえっちssを始めた頃からすると結構な時間になったけど……
見守ってくれた兄ちゃんたちに感謝!だよ。ほんとに、ありがとー!!」
東京ゲームショウでテンションモ上がり、これからますますアイマスが盛り上がる事を祈ります。
他の作家さん達の妄想も、この板で楽しみながら読んでました。
新キャラ登場でまだまだこのスレも続きますように……
亜美:「あれ?こんなところに紙切れが。……やっぱ漢字多くて読めないや。やよいっちお願い」
やよい:「わたしも苦手なんだけど……うーんと……」
『市民ホールでノーパンの千早が頑張る中、ランジェリーショップで一人、妄想ワクテカ中のP。
時間も押している中、慌ててぱんつを物色していたら横で誰かとぶつかって転ばしちゃった!
謝りながら手を差し出し、助け起こしたその人は……リボンの似合う良く知っている娘!
プロデューサー大ピンチ!!そして千早の着替えまで後30分!!』
真美:「なにこれ……まだ続くの?」
律子:「いいえ。正真正銘今思いついた突発妄想みたい……とりあえず今まで長すぎるし、
千早話は終了。許されるなら別タイトルのおまけ的蛇足ssってとこかな?合体も無いし、お馬鹿だし」
全員:「プロデューサーの皆さん、家庭用も妄想スレもどうなるか分かりませんが、
これからもよろしくお願いしまーす」
長かったけど、一応の終了です。本当にありがとうございました。
MP4で伊織の言った『Pしか聞いた事の無い、伝説の千早の冗談』というのは、
あながちこんなタイミングで、こんな風にさらりと言ってのけると思いました。
ラジオやCDを聴けば聴くほど、千早は奥の深い娘ですね……
アイマスと千早スキーなP達に、改めて乾杯。
これまでのお付き合い、お疲れ様でした……
お疲れ〜
大作最後まで書き上げて感謝
ちょっと千早ソロプロデュースしてくる
エロSS掲載の某個人サイトが
書き直しが長引いている所為で
半落ち状態な件について。
25(日)までには…と書かれてあったが、
9月なのか10月なのかはっきり書かれてなかった。
こりゃ下手したらこのまま自然消滅かも?
結構好きだったんだが、
あそこ。
サーチから飛んでも駄目だった…
せーの
ぱ ん つ は い て な い
Pが間に合わなかったら、漏れが
「千早ちゃん、これはけー」
と市民ホール観客席から、わんこプリントの
ぐんぜぱんつ投げとくw
>>213 SS本編から、後書きトークまで
読者を楽しませてくれようとする姿勢に頭が下がります。
お疲れ様でした。
>>213 少し補足です。
マスピ4で出て来る
『伝説の〜』という台詞は、
春香が言っています。
伊織の台詞はその(春香の)台詞の直前で
『千早が冗談言ったわよ、春香!』
だったかと。
昨日、春香と千早のデュオを
レッスンのみ3週進めた。
すると、2回振った春香コミュの片方が
アトリウム(秋の季節イベント)だった。
まとめサイトでエロSSを先に見ていたので、
不思議な感覚だったなぁ。
でもゲーム本編で
春香が「また一緒に来ましょうね」
と言ったのを聞いた時は
『あぁ、この子は本当にPの事が好きなんだなぁ』と
再確認できた気がした。
気をつけろ!春香は誰にでもその笑顔を振りまくんだ!
さすがは765プロが誇る
No.1(ブラック)アイドル…
でも、やっぱり素顔は
普通の16才だと思いたい。
千早・雪歩・あずさと並んで
春香がお気に入りな
私としては。
彼女のひたむきさが、
プレイしているこちらにまで
伝わって来るんだよね。
>>218さん
ご指摘ありがとうございました。MP4聴きなおすと確かにその通りで……
早速これからの展開に反映させるつもりです。
というわけで、千早話の続きでありながら、春香もので一本投下。
かなりお馬鹿な内容にはなりますが 、
219さん、221さんの仰るような、ドジっ娘ながらも真っ直ぐでひたむきで、
誰もが応援してあげたくなるような春香のキャラを表現するべく頑張ります。
223 :
走れ!春香:2006/09/29(金) 10:51:30 ID:E1Krgt6q
「うわぁ、この広さすごぉい……これ全部下着売り場なんだ……
わたしの地元じゃ、こんなの考えられないな……」
もう仕事で何度も通っているこの街だが、おのぼりさん丸出しな感じが消えていない辺りが、
なんというか、いかにも彼女らしい。
彼女の地元にある、そこそこ大きなスーパーマーケット程もある広さのフロアに、
ジュニア用から矯正用、介護用まで品数も幅広い。あらゆる女性用下着がそこに並べられていた。
「こんな高いところにあったら取れないんじゃ……あ!あんなところにレールつきの梯子が。
……何か、危ないなぁ……転んだら大怪我しそう」
つぶやきながらも興味に目を輝かせながら、店内を歩き回るその娘の名は、天海春香。
この近くにあるビル『765プロダクション』に所属する、今売り出し中のアイドルだ。
千早、あずさ、律子あたりとは、技術力の差もありランクこそ違えど、その真っ直ぐな笑顔は
すべての人を幸せに出来そうな明るさを持っており、歌のみでなくバラエティからリポートまで、
失敗すらも生かして、明るく振舞える期待の新人となっていた。
そんな春香にも、ちょっとした悩みがある。
「え……980円……じゃなくて!4980円!!どーしてっ!?4000円もの差は何処から来るのっ!?
いくら地元のデパートでバリエーションが尽きたからって、この値段はちょっと……」
春香の地元は大きな総合デパートが一軒しかなく、下着といえば大体そこで揃える事が多い。
そのため、ほとんど学校の友達とバリエーションがかぶってしまい、個性に欠けるのを気にしていた。
随分前、オーディションに落選した際悪徳記者に
芸能界の不思議: 【ここまで没個性なアイドルが何故生き残れるのか!?
芸能プロダクションとTV業界の癒着を暴く!!】
こんな記事を書かれたことが未だに引っ掛かっているせいかも知れない。
アイドルとしてまったくの無名でもないのだし、そろそろ自分の稼ぎでちょっとブランドものの
下着くらいは買ってみてもいいかも……と思い立ち、765プロでよくお世話になる
スタイリストさんが勧めてくれた下着専門店へとやってきたのだった。が……
「こっちは上下セットで7650円……クレープいくつ食べられるかな……」
やはり、今まで身に付いた金銭感覚は根強く残っているようだ。
「……と、とりあえずサービス価格のものから見ていこうかな……うん。
いきなり有名ブランドエリアは良くないよね……ショックで立ち直れないかもしれないし」
そう言って、自分に言い聞かせるように手近なものを手にとって眺めていく。
今の春香にとってそこは、未知の領域であり、宝の山でもあった。
224 :
走れ!春香:2006/09/29(金) 10:52:28 ID:E1Krgt6q
■
「……やっぱり、空気自体が女性独特のものだよな……正直、居づらい……」
プロデューサーは、今の自分が仕事中でスーツ姿であることに少しだけ感謝した。
それもそのはずで、ランジェリーショップに挙動不審な男性がいるだけでも、
下手をすれば通報されかねない。
その上、先程の千早との関係を思い出し、気を抜けば頬が緩んでしまう。
「まぁ……今は一刻も早く選んで、買う事が大事だ。落ち着け、俺……」
数時間前の自分に聞かせても、おそらく信じないだろうと思える急展開。
律子とあずさの着替えを見てしまったことに事件ははじまり、
結局色々あって、千早と想いを確かめ合い、身体を重ねた。
その後千早に緊急の仕事が入り、出かけたまでは良かったが……
先程の行為で濡れてしまった千早の下着は、再び身につけられるわけも無く、
仕事先に千早を残し、ステージの始まる40分の間に下着を買って戻らなくてはいけない。
状況は分かるし、今の時分がなすべきこともハッキリしてはいるのに……
この空気の前にたじろいでしまい、もう一つ行動できないでいた。
「と、とりあえず価格帯で見ていくか……千早の好きそうな色は、と……」
丁度目の前にあるのは、12800円くらいの価格で見る上下セット。
色も白を中心に、水色、ペパーミントグリーンなど、おとなしめのものが多い。
「うん、この辺あたり千早の年代なら普通に似合うな。でも……」
上下セットの下着を買うには、一つ重大な問題点がある。
「えーっと……トップ72、アンダー62〜65のAAサイズ……」
口に出してみて、はじめてそのサイズが希少であることを思い出した。
「……………やめておこう。別にブラジャーを買う必要は無いわけだし」
225 :
走れ!春香:2006/09/29(金) 10:53:36 ID:E1Krgt6q
気を取り直して、再び千早に似合いそうなショーツを物色するプロデューサーだが、
自分が男性である以上、あまり嘗め回すように見たり、生地に触れたりはちょっと厳しい。
千早のサイズは一応覚えているが、見るだけで決めるというのはなかなかに難しい事だった。
いや、そもそも【女性の下着を買う】という行為自体が初めてであり、
デザイン、材質、色、形……など、どう選んでいいか全く分からないでいた。
それでも市民ホールで待っている千早の事を考えると、無理でも選ばなくてはいけない。
5分ほど悩んだ末にプロデューサーが候補に上げたのは三つ。
「これは……まぁ、多分一番まともかな……」
一枚目はデザインも大人しくて、王道を行く白のコットン。
真ん中にあしらわれた白いリボンが、いかにも女の子っぽく可愛らしい。
デザイン的にはかなりオーソドックスな作りで、両サイドに少しだけレース部分がある。
千早がそれを身につけた姿を想像すると、多分に洩れず年相応の可愛い女の子になるだろう。
どんな衣装にも似合い、嫌いな男性はいないであろうという、シンプルかつ完成されたデザインだ。
難を上げると【普通すぎる】気もするが、似合うのは事実。何より……
(……やっぱり、清純派アイドルは白がベストなイメージだよな、うん……)
男性視点のプロデューサーから見ると、機能よりイメージの方が大事だった。
「……こっちは、どちらかというと俺の好みかもな……」
二枚目に気になったのは、ピンクのフリル付きで、ナイロン製のちょっとお洒落なショーツ。
女子高生くらいの女の子が、少しだけ背伸びをして下着を選んだイメージで、
お尻の部分にまで拡がるレース模様が、より着用した女性を魅力的に見せるだろう。
生地のナイロンは店内の明かりを反射して、透き通るような光沢を表し、
千早の白くてきめ細かい肌に、とても良く似合う。
実はスノーストロベリーをはじめ、千早は以外にもピンク系の衣装と相性が良い。
きっと、この下着と組み合わせたら、かなりいい感じのコーディネイトになるだろう。
ステージを見るレコード会社関連のお偉いさん達の視線を独占できる事は間違いない。
(……って、見せることを前提に考えてどうする!俺!?)
少し目的と手段が逸れた事を反省しつつ、時間も無いので次の下着を見る。
226 :
走れ!春香:2006/09/29(金) 10:54:19 ID:E1Krgt6q
「……これは、ちょっと攻めのデザインかな?でも、今の千早なら…」
三枚目に候補に上がったのは、千早のイメージカラーでもある蒼いシルク製のショーツだった。
蒼と言ってもぬけるような青空の色ではなく、水色に近いタイプのもので、
お尻からサイドまでのカッティングラインが少々大胆で、身体の細い人でないと似合わないだろう。
ゴシックプリンセスや、ルージュノワールあたりのビビッドな衣装で行くなら、
こういった少々大胆な下着の方が見栄えが良い。
(だから、見せる事を前提にするな!!千早の気持ちも考えろって……)
彼自身、パンチラは戦略と割り切って律子やあずさをはじめ、
アイドル達にお色気的な部分も頭を下げて納得してもらってきた。
しかし、自分の一番大切な女の子が他人にぱんつを見せるとなると……
感情的に、どうしても嫌だと思う自分がいるのだから、男というのは勝手な生き物だと思う。
とはいえ、数時間前はこの下着の奥に隠された、千早の大事なところを執拗に見つめ、
指で、舌で……今思えばかなり変態的にいじっていたのだから、仕方ない部分もある。
目の前にあるショーツを見るたびに、脳が記憶にある千早の恥ずかしい場所と関連付けてしまう。
……余計な事を言うなら、少し離れた場所にある【高級セクシーショーツ】コーナーに、
さっき千早が言った【黒の紐タイプ、シルクのシースルー】が本当にあったが、
ますます妄想に拍車が掛かりそうなので見なかった事にしたのは、ここだけの話。
この下着をつけた千早と、もう一度したい。
下着の上から触り、嘗め回したいとどうしても思えてしまい、公共の場所にも拘らず下半身に血が集まる。
「うわぁ!?何を考えてるんだ俺はっ!!」
こんな所でにやついた顔をして立ち止まっていては、不審者そのものだ。
彼は慌てて邪念を振り払うと、選んだ3枚を手早く掴んでレジへと向った。
この際選んでいる時間すら惜しいし、別に下着の3枚くらい買う金銭的余裕はある。
が、精神的な余裕は欠けていたらしく……目の前にいる女性には気が回らなかったようだ。
227 :
走れ!春香:2006/09/29(金) 10:55:09 ID:E1Krgt6q
「きゃっ!?」
「うおっ!?」
正面からぶつかってしまい、女性は尻餅をついて後ろへ転んでしまう。
「す、すみませんっ!大丈夫ですか?」
彼は周りを見ていなかった事を反省し、女性を助けるべく手を差し伸べた。
下着ショップで女性に手を差し伸べる絵自体が奇妙だが、今は人としての行動が優先だ。
幸い、女性のほうも気味悪がる事無くプロデューサーの手を取り、立ち上がった。
(……気のせいか、この感触に覚えがあるような気が……)
その手は柔らかく、ネイルアートなどで飾ったりもせず、自然な美しさが滲み出ている。
さらに、腕に至るまでのラインも美しく、無駄な肉が無いことが良く分かる。
(可愛い娘だな……こんな所で出会ったのでなければスカウトしたいくらいだ……)
ふくよかながらも絞るところは絞った身体つきは、普通の女の子とはレベル的に頭一つ抜けている。
髪の毛の両サイドにつけたリボンも良く似合っていて、彼女の可愛さを邪魔する事無く引き立てている。
助け起こしたプロデューサーを真っ直ぐに見つめるその、両のまなこには芯の強さも伺えた。
(こんな目をした娘……俺は良く知っているような気がする)
千早の下着選びという一大イベントは彼の思考能力を大幅に削っていたらしく、
目の前の娘が大きな声でこう叫ぶまで、彼はこの少女の正体にまったく気付かなかった。
「ぷ、プロデューサーさんっ!?ど、どうしてこんなところに!!」
「うぉぅあっ!!……は、ははは春香っ……」
千早のステージまで、あと30分の出来事だった。
■つづく。
228 :
走れ!春香:2006/09/29(金) 10:56:16 ID:E1Krgt6q
亜美:「……妄想のつもりが、本当にss化しちゃったよ……」
真美:「しかも、タイトルの時点でストーリーバレバレだってば」
亜美:「ね、はるるんが会場に着くまで何回転ぶか賭ける?」
やよい:「ふたりとも……まずはちゃんとお仕事しようよ……今回は律子さんいないんだから」
真美:「……なーんだ。残念……もしかして、ツッコミ役でボケるネタが尽きたから?」
やよい:「多分、それ当たりかも……で、お断りなんですけど、本当にえっち要素は少ないです。
というか、前半は無いかもしれませんっ……お許しください」
真美:「かといって、続き物である以上、健全スレに投下も出来ないのYOね」
亜美:「とりあえずは全部で30Kほどのショートになる予定みたい。最後にえっちは入れるよう頑張るYO!」
真美:「まぁ……何ていうか、食後のお茶漬けのつもりで気楽に読んでね、兄ちゃんたち」
やよい:「うっうー……でも、お茶漬けってお得ですよ!時間を置くとご飯が増えるしっ!」
亜美:「やよいっち……後で、お茶漬けについて話し合おうね、うん」
やよい:「ほぇ?いいけど……展開バレバレだから、予告も特に無いですし」
真美:「でも、お約束を楽しむのはオトナの心がいるよね……スルーする余裕っていうか?」
やよい:「そんな心の広いプロデューサーが読んでくださると嬉しいですっ!
では、次回もよろしくお願いします」
亜美:「ちなみに、デレ状態の千早おねーちゃんに似合うぱんつも、今本気で考えてます。
兄ちゃんたちのアツい欲望があったら教えてね♪参考にするから」
真美:「ちなみに、
>>217の兄ちゃんが出してくれたぱんつを渡したらどうなるか、は……」
千早(仮):『え……そのっ……か、可愛いですけど……年齢層が合わないというか……
こういう下着は、できればステージよりプライベートで身につけたいというか……
プロデューサーが望むなら……って、もう……何を言わせるんですかっ!?』
真美:「……こんな感じかな?」
亜美:「デレ状態の千早おねーちゃんなら、越中褌を渡しても着けてくれるかもね……」
やよい:「それはさすがにないと思う……でも、わたしたちもそろそろ可愛いぱんつ、
はいてみようかな……伊織ちゃんとかすごくお洒落だし、うらやましいなぁ」
真美:「確かにそうかも。ぱんつ一枚30,000円するって言ってたからねー」
やよい:「ごめんなさい!!やっぱりいいです……家族揃って一月、ご飯が食べられちゃうほどの
お金になるとは、知りませんでした……orz」
午前中から強烈な攻撃を喰らったぜ!!
AAサイズww
以降の春香の活躍に期待
>>222さん
勘違いさせてすみません。
>>219=
>>221=このコメントです。
なるほど…SSあとがき冒頭の寸劇が
ヒントだった訳ですね。
千早の想像上の台詞も
良い感じです。
春香と同じ位想いの強い子ですから、
2人きりの時はこの位言ってそうな。
あとはやよいのお茶漬け話に大笑い。
ゆっくり語り合おう、な?(笑)
『デパートからホールまでの距離は?
そして頼まれた春香は間に合うのか!?』
丁度この2人でCランクに挑戦しているので
(春香からブーストも掛かった)
嬉しいですね。
続きもお待ちしています。
連書き失礼。
前の感想に追加。
今回のお相手は春香でしょうか?
少し気になってます(笑)
褌…褌…Vo服からチラりと見える、越中褌
…はっ、何を考えているんだ漏れは!
とにかく妄想が具現化したことに感激。
そしてサイズ希少のAAカップに泣いたw
妄想の赴くままに続きを投下。
今回までは予定調和のパートです。
題材こそ下着ショップであるものの、直接的えろ要素は皆無orz
お楽しみに、とはとても申せませんが、懲りずに読んでやってください。
「プロデューサーさんが、どうして下着ショップに……」
「ま、ま、まぁ待て、いいか、まずは、お、落ち着け春香……」
「……どっちかというと、プロデューサーさんが落ち着いてください」
普段は765プロ内でボケ担当の立ち位置にいる春香だが、この時ばかりはツッコミに周る。
確かにこの状況で、男の人というのは慌てるものだというのは何となく分かる。
しかし、その表情は【下着ショップで発見されて気まずい】だけではなく、
【恋人関連を他人に探られて気まずい】もののような気がした。
同じ気まずさでも内容は微妙に違っていて、その辺の空気が分かるのは、やはり春香も女の子。
こういう状況で問い詰めると人間ぼろが出やすいもので、律子ならソレを利用して
情報を引き出そうとしたかも知れない。が、春香はそんな事をするほど賢くもなく、
また、人が聞いて欲しくない事に踏み込むほど不躾でもない。
「…………」
春香は、プロデューサーの話をじっくりと聞くべく、彼の目を正面から見つめている。
その素直な瞳の前に嘘をつけるはずもなく、プロデューサーはゆっくり口を開こうとしたその時、
彼の携帯電話が鳴った。
「……すまん春香。ちょっと待っててくれ」
携帯電話のサブディスプレイに映る発信元表示が『如月千早』であることを確認すると、
素早く通話ボタンを押した。
「もしもし……千早、どうした?」
『あの……すみませんプロデューサー……コンビニ、駄目でした……結局、
2件周りましたが両方とも皆にサインをねだられてしまって、ショーツ買える雰囲気じゃないまま会場へ……』
「しまった!その可能性を忘れてたっ!?」
万が一の保険に、千早をコンビニの前で降ろして下着を買わせようとしたのだが、
慌てていたので千早がメジャーアイドルだと言う事をすっかり忘れていた。
話を聞くと、こっそり入ってショーツを買おうとしたところ、店員さんに
『あ、アイドル歌手の如月千早さんですよね……俺、大ファンなんですっ!!
是非、サインしてくださいっ!!お願いしますっ!』
……などという空気になってしまっては、下着など買えるはずもない。
結局千早はノーパンのまま仕事をこなしているという。
『休憩を挟みますが、多分あと30分足らずで歌に行くかも知れません……
プロデューサー……わたし、どうすれば……』
『分かった。買ったらすぐに駆けつけるから……大丈夫、俺を信じてくれ!!』
普段と違ってしおらしい千早の声もまた魅力的だが、この非常事態にそんな事は言ってられない。
プロデューサーは電話を切ると、春香に向きなおり、真剣な表情で話し始めた。
「春香、今は緊急事態だ。とりあえず俺はこのぱんつを買って急いで……ん!?
春香!?その手に持ってる上下セットは?」
「え?こ、これ!?……えっと、あれ?何でこんなの持ってるんだろう……
確か、転んだ拍子に掴んで、そのまま……」
本人も気付かぬままに手にしていたそれは、上下セットの高級下着だった。
ピンク……ではなく。白と赤の布と飾りが混在した、丁寧な作り。
白ベースの生地に、赤より少し薄い色……ローズとでも言うべきだろうか?
それでレース模様とリボンがあしらわれて、遠くから見るとピンク色に見える。
店内の明かりに晒してみると、角度が変わるたびに生地の反射で違う表情に見え、
花の蕾がゆっくりと開いていくような不思議な印象を、見るものに与えていた。
サイドは細めで、お尻にかけてのカッティングラインもシャープではあるが、
Tバックほどあざとくは無い。千早のようなスリムな女性が着るとこの上なく似合いそうである。
最後にクロッチラインから股間に当たる部分だけは純白のエリアで統一されていて、
穢れ無き乙女の大事な部分を包むのに最適な形を持ちながら、
狂おしいほどにそこを求め、穢してしまいたくなる危険な魅力を孕んでいた。
それなのにここまで高級感を与え、かつ乙女の清純な魅力を引き出すその下着を、
プロデューサーは絶対に千早に着けて欲しいと思った。
きっと、スノーストロベリーとこの下着のセットは最強装備の一つになる。
ミニモーニングやチェリーギンガムに比べると衣装単体では負けるが、
組み合わせた時の効果は折り紙付きで強力だと確信できた。
……無論、進んで見せるものであってはならないのだが。
「春香、そいつをくれ!!」
「え……えぇっ!?」
「そいつが欲しい。千早に一番似合うのはきっとそれだ!だからソレを買う!!」
「えぇぇぇっ!?ち、千早ちゃんに……って、どうしてプロデューサーが千早ちゃんのショーツを……」
ばったり出会ったと思えば、いきなり必死の形相でとんでもない事を言われているのだから、
この場合驚かない方がどうかしている。
春香は、目を白黒させながらいつの間にか掴んでいた下着とプロデューサーを見比べる。
彼が嘘をついている様子は欠片も見えない。むしろ真剣そのものだ。
「説明は後だ!千早のために今はそいつが必要なんだ!!だから……」
「え、えーっと……でも、これ上下セットですよ……ほら、ブラのサイズも、
アンダー67〜のCって……どう考えても千早ちゃんだと……」
そう言われてふと思い出す。千早の稀に見る希少なサイズを。
彼は同じデザインでサイズの違うものを素早く探したが、同じものはその一着しか無かった。
もう一度サイズを見ると、ヒップサイズは78〜83とこちらは幸いにも合っている。
「構わん!!そのパンツ一枚が必要なんだ!上下セット全部払ってでも!!」
そう訴え掛ける彼の目はどこまでも本気で、オーディションに挑む時のような
後へは引けない覚悟と、為すべき事のために最善を尽くす意志に満ちていた。
「わ、わかりましたから……でも、やっぱり勿体無いですよ。
これ、可愛いし……ブラの方はわたしが買います。その方が良いでしょ?」
「分かった。ところで春香……これから予定はあるか?」
いかにも時間の無さそうなプロデューサーに、春香は首を横に振る事で素早く否定の意を示す。
「じゃ、金を渡すから買ってきてくれ!俺は車を出してくるから、
会計したらすぐ店を出て乗ってくれ!頼む!!」
そう言って、彼は一万円札を2枚ほど春香に渡し、店の地下駐車場へと走る。
「あ、あのっ……これ、多い……」
「領収書は切らなくていい!包装も最低限でいいから急いでくれ!!」
さっきの電話と、彼の慌てぶりから見て、本当に緊急事態なのだろう。
春香は言われたとおりに会計を済まし、店を出ると丁度会社で使うワゴン車が駐車場から出てきた。
素早くドアを開けて乗り込むと、車はそのまま急発進。
「巻き込んでしまってすまない……あと、買ってきてくれてありがとう、春香」
「は、はい……えっと、それは良いんですけど……一体何が……」
「今から説明する……ちょっと事情は特殊だが、細かいところは気にせず聞いて欲しい。
千早の名誉もあるし、一部俺だけの意志では話せないが、まずは……」
プロデューサーは、上手く要所を切りながら今のピンチを説明した。
千早に緊急の仕事が入ったが、わけあって下着が無いこと。
やむを得ず、ステージ衣装で歌うまでの間を使って、自分が下着を買いにさっきの店へ来たこと。
万一の保険であるコンビニでサインぜめに逢い、今も千早はノーパンであること。
春香も、『千早の名誉のため』と前置きがあったので、
何故千早が下着を着けていないのかは、聞こうとしなかった。
推測できる点はいくつかあるが、今はそんな事を考えるべきではない事くらいは分かる。
「なるほど……だからあんなに急いでたんですね」
「ああ。あの店もさっき思い出したばかりでな……休業日だったらどうしようかと思った」
「ところで、プロデューサーさん……千早ちゃんに必要なのって、ショーツ一枚だけですか?」
「ああ、そうだが……」
「だったら、この上下一枚づつはわたしが買います。ブラだけだと、ちょっと寂しいし……」
紙袋から春香が例の下着を取り出したのを見て、彼は驚いた。
ブラ一枚に、ショーツが2枚付いている事に。
「え!?……どうして2枚?」
「ふぅ……プロデューサーさん、女の子の下着について分かってませんね……」
「そうそう分かってたまるか!?俺だってあんな店ははじめてでだな……」
「えーっとですね……上下セットの下着は、大体ブラ一枚に対してショーツが2枚で一組なんです。
どうしても、ブラよりショーツのほうが早く痛んじゃうから……」
「そ、そうか……」
春香の説明に変な意味は無いが、やはりこういう話題は気恥ずかしい。
プロデューサーは運転に注意しつつ、春香の提案を了承した。
「わかった……あと、それは買わなくていい。協力してくれたお礼にもらってくれ」
「えぇぇっ!?で、でも……これ、5桁ですよっ!領収書も取ってないのに……」
「それくらいの価値はあるものさ。それに、ブラジャーも無駄にならなくて済む。
でも………千早には見せるなよ。気にしてない風で結構落ち込むし」
「あははっ……確かに。千早ちゃん、お風呂でじっと自分の胸を見つめてたりします♪
でも、プロデューサーさん、千早ちゃんのこと、すごく良く分かってますね……」
見透かされたような春香の突っ込みに、少しだけ動揺するプロデューサー。
その瞬間、彼の心の動きを表すように、車が急ブレーキをかけて前に傾いた。
「くそっ!!ここまで来て捕まったか……あと少しってとこなのにっ!!」
怒気を孕んだ声と共に、拳を車体のピラーへと打ちつけるプロデューサー。
見ると、道路の前も後ろも車で詰まっていて、明らかな渋滞と見て取れる。
「プロデューサーさんっ……場所は、市民ホールでいいんですか?」
春香がシートベルトを外し、下着を入れた紙袋を握りしめる。
「あ、ああ……春香も有名歌手の前座で一度、来た事があったよな…そこだ」
「多分……いえ、きっと走れば間に合う距離です。わたし、走って届けますよ!」
正確な距離は分からないが、あと10分必死に走れば何とかなる。
千早とプロデューサーが目の前で必死に頑張っているのを見て、彼女はごく自然に
協力することを提案した。
彼は一瞬迷ったが、今は一分一秒でも惜しい事と、春香の真っ直ぐな眼を見て、
了承せざるを得なかった。
「ありがとう……ホール内にある千早の控え室まで、それを届けてくれ」
「わかりましたっ!千早ちゃんもプロデューサーさんも、わたしの大事な人ですからねっ!
……プロデューサーさん、いつもの……お願いします」
「あ、ああ……わかった。いくぞ春香……」
『絶対……間に合うぞ!!』
それは、オーディション開始前にいつも行う、縁起担ぎ。
たまたまこの応援で勝てたから、不思議とこの言葉が定着した。
今でも特別オーディションに挑む際は、この言葉が春香にとって戦いの合図であり、
テンションを最高に上げるためのキーワードとなっていた。
「行ってきます、プロデューサーさんっ!」
いつものようにプロデューサーに向って手を振ると同時に春香は走り出した。
『千早ちゃんのため、プロデューサーさんのため……絶対、勝って……
じゃなくて、間に合わせるっ!待ってて、千早ちゃん!』
市民ホールまであと約2キロ。ステージの開始時間まで、あと10分の出来事だった。
■つづく。
亜美:「前、りっちゃんが言ってたけどさ……ぱんちらって反則みたいなもんだよね」
真美:「そのココロは?」
亜美:「やむを得ない時にはじめて使う強力な最終兵器であって、最初っから
頼っちゃうとその人の格が下がっちゃうの」
やよい:「うっうー……今日は真面目なお話からのスタートですねっ……」
亜美:「でも、絶対ぱんつ見せないと決めてかかれば期待感が薄れて価値も落ちるんだよね」
真美:「カクヘイキと同じで『見せるかも?』と思わせるヨクシリョクが大事だってコトだね♪」
亜美:「スポーツにおける反則に一番近いのかな……時と場合によっては、
使わないと勝てないこともあって……でも、絶対おもてに出しちゃいけない行為かな?」
真美:「ぱんつを見せるか見せないかでここまで精神論を語るんだから、
男の人って凄いよねー……無駄に凄いよねー」
やよい:「ところで、普通は見せてもいいぱんつを別に用意するものじゃないのかな?
いくらぱんつが無いからって、見せぱんつまで用意してないのは……」
亜美:「その辺は無視!ざっくり見なかった事にして読んで頂戴っ!!」
真美:「ぱんちらに対する男のロマンを具現化したかったのが今回のゲンドウリョクなんだから、
余計な事突っ込んじゃ駄目だよ、やよいっち」
やよい:「あぅ……ごめんなさい。では、真面目に解説いきますね。
まず、今回は分類的に春香さんメインのお話ですが、千早さんのお話と
時間軸が同じなので……P×春香さんはありません。ごめんなさい……」
真美:「はるるんの死亡ルートフラグが立ちましたー。ぴろりーん♪」
真美:「プロデューサーさん……わたし、引退したら結婚するんですよ♪なんてね」
やよい:「さてと……ここまでは展開まるわかりでしたが、多分これから終わりまで、
そんな感じです。逆にどこまでベタベタなお約束で行くかを見守ってください」
亜美:「8時8分街の娘さん、悪者に襲われる〜♪」
真美:「8時15分に風車の〜アイツが現れる〜♪」
亜美:「8時35分に苗字が名前みたいな人が〜お風呂に入る〜♪」
真美:「8時47分で〜やっと出た出た印籠がー、しずまれしずまれ〜♪」
やよい:「これくらいベタな展開になるかもです……逆に、あれくらい完成されていると
凄いし、皆が大好きだからこそベタになると考えてくださいねっ♪」
真美:「元ネタの文学作品どおりになると……最後にふたりで殴り合って大泣きするのかな?」
やよい:「無いと思う。多分……いや、絶対に」
春香は察してるのか察してないのか…
あと何回こけるのだろうか。
この後に及んでそんな妄想など。このエロデューサーめ!
でもGJ!
【走れ!春香】前半パートが上がりました。
相変わらずえろ無しのお馬鹿な展開ですが、次回からはやっとえっちパートに入れます。
春香の【一途で健気なのに、不幸なまでにドジっ娘】ぶりが伝われば幸いです。
では、今回も懲りずに投下。しばしお付き合いを……
244 :
走れ!春香:2006/10/02(月) 20:56:03 ID:uQlX+7VQ
「もしもし……千早?今どうなってる……うん、うん……そうか……わかった。
いいか、落ち着いて聞いてくれ……今、春香が買ったものを持ってそっちに向かってる。
ああ、偶然店で居合わせてな。彼女がいなかったらこの渋滞でやばかったかもしれない。
大体、道のりだけで2キロくらいだから……間に合うとは思うが……
そうか……分かった。社長には俺から言っておく。ああ、それじゃ、後でな……」
彼は電話を切ると、今度は社長へとかける。
「もしもし、社長……お願いがあります。今から春香が市民ホールに向かいます。
警備の人に話して、入れてやってくれませんか?ええ……千早の未来が掛かってます。
はい、後でお話しますから、とにかくエントランス前で春香を……はい、お願いします」
渋滞で、しばらく車が動く気配のないことを察知すると、プロデューサーは
シートを大きく後ろに倒し、祈るように天を仰いだ。
(……とりあえずやるべき事はやったが……間に合うか……頼むぞ、春香……)
市民ホールで行われている非公式の催しは、半分プロモーション会場と化していた。
堅苦しい審査こそ無いものの、どのプロダクションも仕事を取るチャンスとばかりに、
エース級のアイドルや歌手達を投入しており、ちょっと芸能界に詳しい者なら、
それがオーディションに近いものであることが容易に想像できる。
女子用控え室には全事務所のアイドルや歌手達が着替えや準備をしており、
一人で何もしていない千早だけが、異彩を放っていた。
(あと……5分……そろそろ着替えないと……)
先程プロデューサーとの電話で、着ておくのはスノーストロベリーの衣装と決まった。
幸いにも、マント状の上掛け以外は上下一体型であるため、学校の体育の時間にしたような
【人に極力肌を見せない着替え】が出来た。
あとは極力座らず、動かず……万が一にも自分の惨状を知られまいと注意する。
自分一人が気にしてもどうにもならない事であるのは分かっている。
しかし、千早は今も必死で会場に向かって走っているであろう春香を思うと、
あらゆる意味で、心配せずには居られなかった。
245 :
走れ!春香:2006/10/02(月) 20:56:49 ID:uQlX+7VQ
「……きゃうっ!?」
もう、何度目か分からないほどに転んだ春香が立ち上がる。
アスファルトの地面で転んではどうしてもダメージ無しというわけには行かず、
捻挫や骨折こそ無いものの、膝は擦りむけ、血が滲んでいた。
レッスンの成果があってか、春香は一般人よりは体力に自信がある。
しかし、2キロの距離を楽に走れるほどはさすがに鍛えておらず……
1キロも走らぬうちに息が上がり、脚が悲鳴を上げて力が入らない。
道に迷う事はない分、春香の脳内では様々な憶測が飛び交い、
身体が疲れていく一方で、頭はいろんな事を考えてしまう。
ちょっと前の、車内での会話もその一つだった。
「でも、プロデューサーさん……お店で迷うくらいなら、千早ちゃんに前もって
希望を聞いておけば良かったのに……確かに男の人からすれば恥ずかしいと思うけど」
「聞いたよ。黒のシルクで、紐タイプのシースルー仕様が千早の希望だった」
「あ、なるほど……千早ちゃん、黒髪が綺麗だし、身体も細いからきっと似合う
………って、えぇぇっ!!!?」
春香も女の子である以上、プロデューサーの言葉から簡単にビジュアルイメージを
想像できた。しかし、どう考えても千早にはありえないコーディネートであり、
そんな下着を付ける千早は、派手で劣情たっぷりな下着を付ける雪歩と同じくらいに
想像できない……というより、あってはいけないビジュアルだった。
「……冗談だ」
「も、もう……脅かさないで下さいよぉ……プロデューサーさんもそんな冗談言うなんて、
今日は変ですね……セクハラ発言、一本ですよ」
「その冗談を言ったのは、千早だ」
「あ、なーんだ……そうですよね。プロデューサーさんはそういうセクハラっぽい発言には
気を配ってるし、言うとしたら千早ちゃん……って、ええぇぇぇえっ!!!?」
律子がこの場に居たら、100点をあげていたであろう、完璧なタイミングでの乗りツッコミ。
間接的ではあるが、初めて聞いた千早の冗談。
しかも、その内容に春香はただただ驚くしかなかった。
内容こそ誰にも言わないが、以後、この事は春香の記憶で【伝説】となる。
246 :
走れ!春香:2006/10/02(月) 20:57:53 ID:uQlX+7VQ
(さっき座った車のシート……ちょっと暖かかった……多分、千早ちゃんだよね……)
千早がどうして下着を着けていないのか?
どうしてもその疑問が脳内から離れてくれない。
1:噴水に落ちるとか、ずぶ濡れになる系の事故が起きた。
(……これが確率高いかも……でも、何となく違うような気がする)
2:粗相をしてしまった。もしくは急激に【女の子の事情】が来てしまった。
(これもありえないか……千早ちゃんに限って)
3:プロデューサーと…………えっちな事を……
(……ま、まさかね……これこそ一番ありえないよ、ね……)
春香からすれば、どれも当たって欲しくなどない3択だった。
しかし、想像とはいえ脳が勝手にビジュアルを描いてしまい、
765プロ社内でえっちな事をするプロデューサーと千早の映像が浮かんできた。
(だ、ダメダメダメっ……何てえっちな……じゃ無くて、失礼な事を想像してるのよっ)
痺れる足に鞭を打ち、余計な事をする脳を叱りつけ、春香は走る。
確かに千早に何があったかは気になる。すごく気になる。
しかし、春香の中で絶対に動かない事実もまたあった。
「わたしは……千早ちゃんが好き。憧れるし尊敬するし、ほっとけない……」
ランクこそ先を越されてしまっているが、春香にとって千早は、
同期デビューのかけがえのない友達であり、絶対的な実力を持ちながらいつも寂しそうな……
放っておけない存在だった。
「そして、わたしは……プロデューサーさんが好き。お世話になってるし、
頼りないところもあるけど……いつだって真剣にわたしの事を考えてくれる……」
【敏腕】の肩書きを持ち、何人ものアイドルをプロデュースする激務をこなす人ではあるが、
決してアイドル達を差別する事無く、困った時はいつも相談に乗ってくれた。
時折、頼りないところはあるが、春香は彼に全幅の信頼を置いていて、
彼女にとってプロデューサーは唯一無二の存在と言っても過言ではなかった。
247 :
走れ!春香:2006/10/02(月) 20:58:36 ID:uQlX+7VQ
「その二人が、困ってるんだ……助けなくっちゃ!わたしが助けられるなら!!」
いくつもの邪念を振り切って、市民ホールの大きな玄関へと走りこむ。
エントランスには、心配そうに待つ社長の姿があった。
「あ、天海君……大丈夫かね!?彼に言われて、キミを通すようにと言われたが……」
「わたしなら大丈夫ですっ!!それより、千早ちゃんの控え室を教えてくださいっ」
社長の導きで警備員のチェックをパスして、教えられた部屋へと走る。
たった1フロアの登り階段がこの上なく遠く感じるほどに、脚がダメージを主張するが、
這ってでも辿り着く覚悟を決めた春香の心は、その程度の疲れでは止まらなかった。
「765プロダクション代表、如月千早さん……準備をお願いします」
「くっ……は、はい……わかりました」
呼び出しが掛かり、やむを得ず控え室の奥から立ち上がり、歩き出す千早。
カメラも無いし、振り付けを極力抑えれば何とかばれずに歌えるとは思う。
しかし、大幅に表現が制限されるし、何よりプロモーション活動としては
つまらないものになり、社長の期待に応えるにはとても及ばない事も分かる。
……しかし、下着を付けずにステージに立つという非常識な行動が表に出る事は、
765プロのイメージを地の底まで落としてしまい、全員に迷惑を掛けてしまう。
(プロデューサー……プロデューサーっ……!!)
何とか対応しながらも心が折れそうな千早の目に、近付く影があった。
それは、走るというより転がるようなイメージで、全身が土と埃にまみれ、
ステージ衣装で近付いてよい類のものではない。
だが、はっきり見えるわけではないが、感覚で彼女は分かっていた。
プロデューサーを信じぬいて良かったんだと言う事に。
春香が、間に合ったのだと言う事に。
248 :
走れ!春香:2006/10/02(月) 20:59:14 ID:uQlX+7VQ
「春香っ……春香、大丈夫!?」
目の前で豪快に転び、千早に土埃が付くが、そんな事は気にならない。
控え室に居た他の出演者達も何事かと、入り口に詰め寄って様子を見た。
そんな千早を見た春香は笑顔で『大丈夫!』と目で語り、
ほとんど出なくなった声を振り絞って、千早に伝えた。
よりによって、この状況で一番言わなくてもいい事を。
『千早ちゃんっ……お待たせっ、ぱんつ買ってきたよ!!!』
ある者はざわめき、ある者は必死に笑いを堪えた。
千早は無表情で下着の入った紙袋を受け取り、係員に向かって
「1分弱お待ちください……すぐにステージに上がりますから」
と、何事も無かったように化粧室に向かって歩いていった。
誰もが天井を仰いで息を切らせる春香を遠巻きに見ていたが、
誰一人……係員ですら声を掛けられなかった。
(あれ……あれ?わたし、もしかして……またやっちゃった?)
処刑こそ免れたものの、セリヌンティウスとの仲は終わったかもしれない。
春香は、中学生の頃読んだ国語の教科書で、あの物語の最後はどうなったかを
思い出そうとしていた。
何にせよ、【問題無しのハッピーエンドはあり得ない】事だけははっきりと想像できた。
■つづく。
249 :
走れ!春香:2006/10/02(月) 20:59:59 ID:uQlX+7VQ
亜美:「やっちゃったね……はるるん」
真美:「やっちゃいましたね……」
やよい:「で、でもっ……千早さんもわざとじゃ無いって事は分かってくれます!」
真美:「やよいっち……世の中には、【わざとじゃない】で済まされない事件が
いっぱいあるんだよ……」
亜美:「ここに、はるるんのブラック化現象の一端を見た気がする」
やよい:「ほぇ?どう言う事……」
亜美:「作者の個人的見解でしかないけど、はるるんは本気で他人と一緒に笑って、
他人のために泣ける子だと思うんだけど……」
真美:「なぜか、行動と結果【だけ】見ると【ワザとやったと考えれば、全て辻褄が合う】
解釈になっちゃう不運を背負った子なんだと思うのよね」
やよい:「うーっ…さっきのアレも、100%善意だもんね。結果は酷かったけど」
真美:「これが一歩間違うと、余計なお世話を焼く迷惑なおばさんになっちゃうのよね」
やよい:「そ……それはかなりイヤかもですっ……」
亜美:「でも、アイドルってそんな危ないバランスの上に成り立ってるオシゴトだよ。
アピールが露骨過ぎると、逆に嫌われるしね……」
真美:「明らかにキャラ作ってる場合は、正直引くし」
やよい:「うっうー……納得するけど、これ以上語ったらキャラがずれてきそうだよ。
そろそろ話を戻さない?」
亜美:「じゃ、もう一つ補足。伝説の冗談については本当は前回入れたかったけど
ミスって忘れたから今回こんな風に辻褄を合わせたYO!」
真美:「そして次回以降は失恋はるるんが兄ちゃんのくれた下着で一人えっちの回を
予定してますっ」
やよい:「まぁ……プロデューサーが平気で複数のアイドルとしちゃうって、正直イヤですし……
今回は春香さんに泣いていただきますっ」
真美:「はるるんと兄ちゃんの幸せえっちは、皆の心の中にあるんだよー」
亜美:「誰か書いてくれないかなー……」
やよい:「ねぇ、本編がお馬鹿な話なのに、あとがきで雰囲気暗くなってない?」
亜美+真美「うわ!?亜美たちもやっちゃったっぽい!?(´Д`;)」
GJ!
春香超乙w
この日の千早のテンションどーなってるのよ?
Pと結ばれました テンション↑↑↑↑↑↑↑↑
ノーパン暴露されますた テンション↓↓↓↓↓↓↓↓↓
結ばれた時点でwktkだからテンション下がらないんじゃ?
>>243-9 春香の気迫と精神力が読んでいて伝わって来ました。
大切な人達の為に自分を投げ出せる、
そんな強さも春香の魅力なんでしょうね。
もちろん、空回る事もたまにありますが(笑)
それと…この話、時系列から見るとマスピ4の前なんですね(笑)
流れを見るに、このあとの行いは、
千早にとって少なからず
後ろめたさを感じながらの事になるのでは、
などと勝手に思ったり。
2人の関係を知って暴走した春香がPを襲うという
『三角関係・導入部』なんてのも
見てみたかったような(苦笑)
ちょwwはるかwwww
予想を裏切り期待を裏切らないww
>>250 この時点でのテンションはオーディションには影響しないんじゃないかな
お久しぶりです。
イベントのテンション+ラジオでの千早のえろさにwktk状態で妄想を投下。
※注意。春香バッドエンド風味が入ってます。
走れ!春香後半パート、いきます……
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ……千早ちゃんがテンション落としてたら、
絶対にわたしのせいですっ……あぁっ、どうしよぉ……」
「ま、まぁ落ち着けって。春香は十分によくやってくれたってば」
見ているほうが心配するほど、春香は身体を前後させ、はげしくお辞儀する。
あまりの勢いに両手に遠心力が付き、やよいの挨拶のようなモーションに見間違うほど。
「まぁまぁ……そろそろ、ステージがはじまるぞ。その辺にしておきたまえ」
あれから10分ほどが過ぎ、プロデューサーが遅まきながら市民ホールに到着した頃、
春香は社長と一緒に関係者席に座っていた。ものすごく暗い表情を見るに、
【駄目だったか?】と彼は思ったが、春香の話を聞く限りでは一応間に合ったという。
春香から詳しい話を聞くのは雰囲気的に少々憚られたが、仕事である以上そうも行かない。
ぽつり、ぽつりと少しづつ話を聞いて今に至り、彼が事の顛末を理解した頃には、
千早のステージがはじまろうとしていた。
「千早は心配無いよ。社長も、見てやってください……千早の可能性を」
「……!?」
いつもならこんな事件の後、プロデューサーが落ち着いているなんて有り得ない。
気難しい千早のテンション管理は胃を痛めるほどに難しく、今日のようにスパイラルの
口火を切るような出来事の後、彼はいつもネズミのように激しく動き回っているはずなのに。
幕が開き、ライトに照らされたステージ上には千早が立っている。
その顔を見て、社長と春香は息を呑んだ。
いつもの集中力と緊張感に溢れた顔ではない。
穏やかで、優しさに満ち溢れながらも確固たる存在感を持ち、
ここに立っているのが年端も行かぬ小娘であることが嘘のように思える。
若くして、誰もがその地位と存在を疑わない。
ここにいる業界関係者達は、誰もが自然に彼女をこう呼ぶであろう。
『歌姫』と。
「…………っ、何、これ……すごく、優しい歌……」
「うむ、驚きだ……蒼い鳥が、強さ以上に優しさを湛えて会場を舞っているようだ」
動きこそ穏やかであるものの、歌声に秘めた情熱はホール全体を覆いつくし、
客席に向ける視線は希望と喜びに満ち、見るものの心を捉えて離さない。
歌唱力、ダンス、キャラクター性……アイドルの力を表す要素は数あれど、
トップの地位まで上り詰めるには、運と、それ以上の何かが不可欠である。
その『何か』を説明するのは大変難しいが、今現在ここにいる人間なら
間違いなくその『何か』を、如月千早その人に見たであろう。
ただ彼女の声に酔いしれ、気が付けば心地良さだけが疾風の如く脳内を駆け抜けていた。
歌が終わり、観客席にお辞儀をする千早を見て、はじめて全員が夢から醒める。
その後に来るのは怒涛のような拍手の奔流であり、今のこの時間が各社のプロモーションではなく、
千早のために用意されたコンサートであったような錯覚さえ覚えるような……そんなステージだった。
■
「お待たせ、春香……ごめんな、待たせちゃって」
突発イベントが終わったあと、プロデューサーと千早を待っていたのは、
TVプロデューサーやCMディレクター達の名刺攻撃だった。
各社のプロモーションが終わったあとは、別室に移って立ち食い形式のパーティーとなり、
各々が談笑したり商談したりと、まったりした時間が流れていた。
途中乱入した春香も、プロデューサーが予備で持っていた衣装を渡されてパーティーに参加。
同業者やTVディレクター達と雑談などをしながら高級料理をつまむが、
社長、プロデューサー、そして千早はかなりの時間、皆に囲まれていた。
「あ、いえ……そんな事ないですよっ!お料理美味しいですし、服も貸してもらって……」
「で、千早なんだけど……」
「あ……」
そう言われて改めて思い出す。さっきのアクシデント。
いくら急いでいて頭の中が一杯だったとはいえ、デリカシーの欠片もない一言。
もし、自分が千早の立場だったなら……やはり怒っていたであろう事を考えると、
申し訳無さだけが春香の心に渦を巻いていた。
「千早ちゃんっ……あの、わたしっ……」
「春香……ありがとう。おかげで助かったわ」
「え!?……千早ちゃん、怒って……ない?」
意外にも千早の表情は穏やかで、大勢の前だからと無理して笑顔を作っている感じはしない。
千早はそんな性格ではないし、そこまで器用でも無い。
「確かに、大勢の前で言わなくてもいい事を大声で言うのは感心しませんけど……
でも、そんなに無理をして、怪我をして……一生懸命に来てくれたのでしょう?
感謝しても、怒る理由なんてどこにも無いわ」
「ち、千早ちゃん……うぅっ……ありがとう。本当にごめんね……」
「だから、もういいのよ春香……こちらこそ、わたしのために怪我までさせてしまって、
ごめんなさい……せっかくのオフだったのに」
「あー……それなんだが、天海君。今日はパーティーで如月君とともにTV関係の
ディレクター、プロデューサー達を相手にしてくれた事だし。出勤扱いにさせてもらうよ。
後で、交通費その他の領収書を取っておいてくれたまえ。経費で支給しよう」
「えぇっ!?で、でも……もうプロデューサーさんから……」
ブラとショーツのセットを貰っているのに、と言いかけて、
千早が目の前にいることに気が付き、言葉を引っ込める。
それを察したプロデューサーも小さく頷いて『社長の言う事を聞いておきなさい』と、
さりげなく春香に促した。
ちょっと遊びに来たつもりが、今日は大変な一日になってしまったらしい。
「それで……すまないんだが春香。俺と千早は社長と大事な話があるから……
駅まで送っていくよ。今すぐ帰れば晩御飯までには間に合うだろう?」
「は、はい……千早ちゃんと、ですか……」
千早の『蒼い鳥』を聴いてから、何かが心に引っ掛かる。
ステージが終わって、プロデューサーの元へ駆け寄り、笑顔を浮かべる千早を見て、
春香は決定的なものを感じ取った。
千早と、プロデューサーの心の距離を。
そして、彼女とプロデューサー二人が立つ位置には、
もう誰も入り込む隙間は残っていないという事を。
千早がプロデューサーに向ける笑顔には、そんな意味を何となく感じた。
誰に確認するでもなく、直感のみだが。不思議と間違いが無いと確信できた。
結局社長の好意に甘え、新しい服を渡された春香はホールで着替え、
プロデューサーの車で駅へ送ってもらい、自宅へと帰り着いた。
嬉しいはずなのに、得体の知れない虚無感を抱えながら。
■
「ごちそうさま……」
「あら……春香、もういいの?珍しいわね」
「う、うん……今日はちょっと色々あって疲れちゃって」
「そう……お風呂沸かしておくから、少ししたら入りなさいね」
「ありがと、お母さん……それじゃ、部屋に戻るね」
時計は8時を回り、夕食を済ませた春香は自室へ戻る。
机の上には一つの紙袋。プロデューサーから貰った下着が入っているやつだ。
上下セット、ショーツ二枚付きで12,800円也。(一枚は千早のものになったが)
正直ここまでお高い下着をそうそう学校へ着けていくのも気が引けるし、
765プロで仕事やレッスンの時に着けようにも、千早の前でこれを見せるのも気が進まない。
「すっごく可愛いんだけど……どうしよう、これ……」
ローズの上品な飾りは着用者をいくぶん大人に見せ、春香も例に洩れず、
ちょっとお洒落で色っぽい女の子になれるような気がする。
春香は、下着の値札を外すと着ている服を脱ぎ始める。
何故か、無性にこの下着を着けてみたくなる衝動に駆られて。
服を脱いで下着姿になり、自室の姿見をじっと見つめる。
今現在身につけているのは、ごく普通の地元デパートで買った下着。
しかも、別段お出かけ仕様でもなく、ブラとショーツに統一性は無い。
その様子はどう見ても【普通】の可愛い娘であり、
部屋のレイアウトも合わせると、彼女がアイドルとは思えない。
ダンスレッスンの成果もあり、スタイルはデビュー前より格段に良くなってはいるが、
適当に選んだ下着が、春香の全身からアイドルのオーラを消しているように思える。
今日はオフだし、見せるものでも無いからと無造作に選んだ下着だが……
下着自体は見えなくとも、それを選ぶ時の心が表れていたのかもしれない。
意識する、と言う事がここまでイメージに影響するのか……と、
春香は改めて、アイドルという仕事の奥深さと、人間の持つ深さに感心した。
そのせいかは分からないが、妙に鏡に映る自分のイメージを変えてみたいと思う。
「えっと……確か、こんな感じ……」
どこかで見たような、グラビアアイドルがするような、両手を上げて脇を見せるポーズ。
少し腰をひねり、胸からお腹のラインが一番スリムに見えるようにアングルを変えてみる。
クラスで一番とは言わないが、それなりに育った胸には自信がある。
765プロでも3番手をキープしているし、写真集の売り上げもそれなりに結果を出した。
そういえば、今度新人が入ってくるとか言う噂を耳にしたが……
まだ伊織と同じ年齢らしいので、当分この座は安泰だろうと思う。
ダンスしながらブラを脱ぎ、わざと鏡に向かって放り投げる。
セクシーに見せようと春香なりに考えての演出だが、どう見ても似合っていない。
下手をすれば新人風俗嬢にも見られかねないので、プロデューサーがこの場に居たら、
厳しく注意して止めさせていただろう。
それでもファンの視点から見れば、天海春香が下着を脱ぐという描写は何物にも変え難く、
観客が居ないからこそできる仕草ながら、貴重なビジュアルではあった。
普段なら別に気にも留めないが、今だけは感覚が違う。
ショーツを下ろして脚をくぐらせ、丁寧に片方づつ足から抜き取る。
あからさまに慣れていないので片方の足に引っ掛かってしまうが、それがまた
余計にいやらしさを助長させた。
さらに紺のハイソックスははいたままであるため、全裸とは違った趣がある。
どちらにせよ、アイドルが見せる類のビジュアルでは決して無いものだった。
そのまま、貰ったばかりのショーツを穿き、ブラを着けてみる。
ショーツはほんの少し小さい気がしたが気にするレベルではなく、
ブラジャーにいたっては、まるで自分のために用意されたと思うほどピッタリだった。
「わぁ……」
鏡の前に居るのは、ごく見慣れた自分。
それが、下着一つで別人に見えるのだから女性というものは分からない。
アイドルと女性、二つの自分を嫌でも自覚してしまい……部屋に誰もいないのに、
不思議と下着姿で居る事に恥じらいを覚える。
「千早ちゃん……このショーツをはいて、ステージに立ってたんだ……
プロデューサーさんが選んで買ってくれた、このショーツで……」
女性の目から見ても、可愛らしいデザインの上下セットは、身につけてみると
着心地もよく、ただ華美なだけの男性受けを狙ったものではない事が分かる。
こんなものを恋する男性から贈られたとしたら……
きっと、天に舞い上がるほど嬉しいのかもしれない。
「プロデューサーさん……千早ちゃんのこと、信用しきってたよね……
あんな顔、律子さんや小鳥さん、あずささんにも見せたこと無い……わたしにも」
パーティーの最中、時折見た千早の笑顔。
それは無論、TVプロデューサーやCMディレクターに向けてのものではなく……
プロデューサー本人との間にある、揺るぎ無い絆に見えた。
千早本人に確認こそしていないものの、改めてその判断は間違いではないと確信できる。
……何故なら、春香もまたデビューからずっとプロデューサーを見続けてきた女の子だから。
きっと自分を含め、律子、あずさ、伊織……もはや誰もあの二人の間に入れない。
「プロデューサーさんは、千早ちゃんを選んだんだ……たとえ、わたしたちとの関係が
壊れる事になっても、場合によっては責任を取って解雇されても……」
春香とて芸能人の一員として、業界のルールは教え込まれている。
プロデューサーとアイドルが関係を持つと言う事。それは業界内で禁忌とされているし、
それでも思いを貫くなら、一定の責任を取らなくてはならない。
誰もがプロデューサーに好意を寄せながら、一線を越える事が無かった。
それはアイドル活動を妨げる事を嫌ってか、社内の関係が割れることを嫌ってか。
詳しい事情は個人で異なるが、今分かっている事は一つ。
プロデューサーが、決断を下した事。
きっかけや経過は分からないが、彼が決めた事である以上、
それがいいかげんなものでは無いことは春香も良く知っている。
だからこそ、その決断が覆る事がありえない事も。
「うん……そうだよね。すごい歌だった……一生忘れないくらい……
千早ちゃん、可愛いし、誰よりも歌が上手くて、努力家で……
わたしみたいにケーキ焼いててレッスンに遅刻する事なんて無いし……
プロデューサーが、えらんで……当然……だよ……ね」
当たり前の幸せは、失って初めて分かると聞いたことがある。
春香がそこまでプロデューサーに想いを寄せていたかは、
正直な話、そこまで自覚してはいなかった。
今思い直せば、考えてハッキリさせるのが怖かったのかもしれない。
そうこうしているうちに、時は流れて事態は決定的となった。
「千早ちゃんなら大賛成なのに……大事な人が幸せになって、嬉しいはずなのに……」
今、はるかの頭の中にあるのは、【何もしなかった自分】に対する後悔だった。
千早だけでなく、律子、あずさ、伊織……魅力的なアイドル達が溢れるこの会社で、
自分はどこまで頑張れたのだろうか?
勿論、手を抜いた事などないしアイドル活動が嫌いなわけではない。
しかし、常にベストを尽くしたかと自分に問えば、それは否であった。
『苦手なものから逃げるのは、春香の悪い癖だぞ』
いつだったか、ミーティングの際に言われた言葉が記憶から蘇る。
あの時の言葉を受けて、苦手なダンスも何とか克服したが、問題はそこではなかった。
一番大事なものから逃げていた事に【気が付かなかった】自分に対して、
悔し涙が溢れる。
「う……ぐすっ……きっとプロデューサーは、千早ちゃんと……
このショーツをはいた千早ちゃんと、いろいろ……たくさん……」
あふれ出る涙と共に、妄想が止まらない。
同じショーツを通して、感覚を共有するかのように春香は下着の大事なところに指を這わせた。
「ひぁっ……やあぁ……買ったばかりなのにっ、いきなり汚れちゃうっ……」
思考とは裏腹に、指は止まる事無く春香の秘部をなぞり、空いた方の手はブラの中にいれ、
汗ばんだ手で乳首を弄り始めた。
春香の心の中で、その手はプロデューサーのものへと脳内変換され、
彼に直接触られているような意識で自慰行為に耽った。
彼のことを考えるだけでいつもより感じてしまい、流れる液体の量が増える。
これが妄想であることを自覚しているからこそ、千早に遠慮する事無く
快感を貪る事が出来た。
「あぁっ……プロデューサーさぁん……そこ、やだ……」
無意識に春香の両手は胸へと誘われ、少し乱暴にその柔肉を揉みしだく。
唯一、千早に勝る(と、本人が思っている)その胸を重点的に攻める事で、
千早への劣等感を拭い去ろうとした結果だった。
「やん……あうっ、くぅ……ひぁっ!?だ、だめぇ……おっぱい、気持ちいい……
プロデューサーさんっ……そんなに、乳首いじっちゃ……あぁ……」
想い人の名前を呼ぶ事で、はじめて自分がそこまで彼を意識していた事に気付く。
ちょっと考えるだけで感じ方が全然違い、彼の存在が無いと、今の快感も半減する。
両手で胸をいじりながらも下半身からは蜜が溢れ、新品のショーツを汚していく。
下半身に触れると、どうしても千早を意識してしまい切ない気持ちになるので、
今はひたすら胸で快感を得ようとした。
指で乳首を擦ると脳髄に電気が走ったように気持ちよく、いつの間にか両手で乳首を弄っている。
適度に育った春香の胸は程好く反応し、先端を硬く尖らせ刺激を受ける。
「気持ち、いいよぉ……恥ずかしいけど、プロデューサーさんがわたしの胸、触って……
あぁっ!?……何、これ……いつもより、感じ……あぅっ……」
いつもより胸に重点を置いた自慰行為。性器に触れていないのに、
新品の下着がもうかなりの勢いで愛液を吸ってしまっていた。
【本当は、想像じゃなくて本当のあの人と……したい】
そんな夢が叶わなくなった今、春香は脳裏に浮かぶ愛しい人を想い、遠慮無しに指を動かした。
「ひゃうっ……あぁん、だめ、だめぇ……プロデューサーさんっ……そこはっ……
弱いし、汚いし、恥ずかしいですよぅ……あっ…あぁっ!?……ふぁあ……」
気持ちが空虚な分、身体はいつもより過敏に反応している。
いつの間にか新しい下着は湿り気を帯びすぎてシーツに雫をたらし、
身体の心は火照って、気持ち次第でいつでも達してしまいそうになっていた。
絶頂と共に、あの人への想いを諦めよう。
そして、大事な友達の恋を祝福したい。
……だから。だから、今だけはあの人のことを考えながらイきたい。
「プロデューサーさん、プロデューサーさんっ……あっ、あぁっ……ひあぁぁっ!!」
下手をすれば、部屋の外まで聞こえてしまったかもしれない。
ちょっと大きめの声と、今までに無い快感を抱えて、春香は絶頂を迎えた。
ぱたりとベッドに倒れこみ荒くなった息を整えると、意外と喪失感は強くない。
ただ、どこまでも空虚な気持ちが広がっていた。
「明日から、気持ちを切り替えてレッスンもお仕事も頑張らなきゃ、ね……
もっと、気持ちも心も強くなりたいなぁ……どんな時でも前へ、上へいけるような」
考えながらも、人間の生理に従い濡れたショーツを脱ぎ、小さく畳む。
そろそろ風呂が沸く時間なので、春香は立ち上がって服を着た。
「おかあさん……お風呂、沸いたみたいだから先に入っちゃうね」
「あらそう?じゃ、次はお父さんだから、上がったら教えてあげて」
「はーい」
風呂場で買ったばかりの下着を洗いながら、春香は少しだけ泣いた。
765プロ全体にとって激動の原因となる一日は、こうしてそれぞれ終わっていった……
■エピローグに続く。
亜美:「志村……じゃなくて、はるるん、うしろー!!」
真美:「知らぬうちに忍び寄る新人の影、おっぱい3位の座が脅かされるっ!!」
やよい:「……突っ込むトコ、そこ?」
真美:「いや、なんつーか雰囲気暗めでそこしか拾えなかった……」
亜美:「たしかに、りっちゃんやあずさおねーちゃんと違って今回は突っ込めないフンイキだね」
真美:「……ちょっとバッドエンド風味でごめんなさい……キャラの流れに任せたら、
こうなっちゃいました。というか、これ以外にまとめ切れないよぅ」
亜美:「何かを得たかわりに、何かを失う……トゥルーエンドは一人だけ、だね」
やよい:「うっうー……でも、これはあくまでこのパート単体のお話ですっ!
春香さんが幸せになるルートも、勿論存在するはずですっ!!」
亜美:「もうバレバレだけど、最後ははるるんが何かを手に入れて立ち直るパートだよ。
いつもお馬鹿な話中心に書いてたけど、最後くらいはマジメにいくからよろしくね」
やよい:「とりあえず、これで年少組以外は全員脱がしたことになります。長かったです……」
真美:「いつも読んでくれる兄ちゃんたち、ほんとにありがとねー♪じゃ、また次回だよっ」
亜美:「亜美思うんだけどさ。兄ちゃんとえっちする時、一番恥ずかしがってかわいくて、
えっちになるのって、はるるんだと思うのよね……」
真美:「水着撮影とかのオシゴトではサービスしまくりでも、兄ちゃんと二人になると、
途端にあたふたするしね」
やよい:「そんな春香さんを表現できる猛者がいるといいな……と思いつつ、今回はこれにてですっ」
亜美+真美:「おっつー♪」
はるかっか…プロデューサーばかりかおっぱい3位もセンターポジションも奪われて…
ご愁傷様です…はるかっかorz
春香が本当に黒かったら、更衣室で下着の上下セット完全版を
千早の前でサラリと見せてくると思うw
失恋、新人の影、悪徳記者まで憑いた経験アリ
とボロボロながらも、いじらしい春香にモエス。
きっと春香は中日ファンで、今日全ての悲しみを忘れて嬉しい涙を流しているよ・・・
アニメ版(多分360版の出る1月)開始したらどうなるんだろうか
…駄目だ、スパ厨やガノタのエロパロ書きが流入して最後には荒らしがたくさんな舞Hime系の所為で壊滅しそう
大部分の人があれは無かった事にしようと思ってるから大丈夫
ヒント:黒歴史(確定)
はるかっか支援保守
現在この2人でコンビ組んでるんですが、
次回以降のプレイを平常心で出来るかどうか
不安です(苦笑)
もう少し『あの2人』には配慮が欲しいな、とも思いますね。
もっと素敵な女性になって、
千早とPを見返してやれ!!と春香には言ってやりたいです。
千早でBとかに上がると性欲をもてあますようになったよ
泣きたい時には涙流して〜保守
レコード会社のお偉いさん達は
ぱんつ見たのか?ぱんつ見たのか?
中身も見ました
味もみました
Pとする時に、Hになりそうな娘か……。
りっちゃん>あずささん>春香>千早>ゆきぽ>亜美真美>真>伊織n>やよい
漏れの順位はこんなカンジ。
「恥ずかしがって」は目をつむったw
出社時間前に何やってんだか俺orz
そんなわけで、テンション上がって徹夜で書いてしまいました。
「走れ!春香」つづきです。
相も変わらずエロ無いです。黒くも無いです。ごめんなさい。
それでも、表しにくい春香の魅力を出せるよう頑張りました。
春香の持つ【母性】はあずささんに劣らないと思ったわけで、
彼女がメインヒロイン張っているのは個性とか以上に、
【能書きはいい、プレイすれば、分かる】と思うのですよ。
その一端でも感じてもらえたら幸いです。
では、投下行きます。
■
人間、身体に染み付いた習慣というものは、簡単には消えないものである。
もっとも、昨日の全力2キロ疾走が効いている為か、早くに寝てしまった事も関係しているが。
そして、今日も何だかんだで春香は始発電車に乗って、765プロへと向かっている。
(あふぅ……眠)
ちょっとばかり眠気は残るが、765プロへ近付くと共に気も引き締まる。
なにしろ、今日からは心機一転。後悔しないように前へ、上へと進もうと決めてからの初仕事だ。
プロデューサーにも、昨日『明日は大事な話があるから』と言われている事だし、
プロデューサーの口から何も聞いていない以上、推測の段階でテンションを下げるわけにも行かない。
駅の階段を下りてから改札を出て、事務所に向かって歩きながら、いよいよ春香の表情は真剣味を帯びてきた。
ドアの前に立つと一つ深呼吸をして、相撲取りがやるように両手で頬をパンと一発、叩いて気合を入れる。
「……ったぁ……力加減、間違えちゃったかも」
少しばかり躓きながらも、気を取り直してドアを開ける。
そこにあったのは、今まで見たことも無いような重苦しい雰囲気だった。
壁に掛かっているプレートを見るに、今現在来ているのは春香と千早のみ。
あとは社長、事務の音無小鳥、そしてプロデューサーといったいつもの顔ぶれ。
だが、明らかにいつもと雰囲気が違い、空気が鉛のように重い気がする。
それが、プロデューサーの顔面についている青アザに拠るものかどうかは分からない。
……いや、分かる気はするが、それを春香が言う事では無いような気もする。
「おはようござます、プロデューサーさん!」
空元気も元気のうち、とばかりに春香は大きな声で挨拶する。
「ああ、おはよう春香。昨日はありがとうな……筋肉痛とか、大丈夫か?」
「うーん……まだちょっと痛いですけど……って、プロデューサーさんその顔、
一体どうしたんですかっ!?……階段で転んだなんて、言わせませんよ?」
気が付かないフリ、というのはこの場合かなり不自然ではある。
誰よりも素直で、思ったことがすぐ顔に出るのが【天海春香】という人間なのだが……
こんな時だけは他人を思いやるあまりに、自分の感情を押し殺してでも、
自然に振舞えてしまうのが彼女の凄いところである。
……無論、本人は無自覚であるのだが。
「やっぱ、目立つ?……昨日、ファンにもまれる千早を守ろうとして、ちょっと……ね。
千早は無事だし、他に怪我人は出なかったし、これもプロデューサーの仕事って事で」
「もう……目を怪我してたらレッスンもオーディションも出来ないんですからね。
気をつけなきゃダメですよ、本当に……じゃ、私着替えてきますね」
挨拶を済ませた春香は、着替えるために更衣室へと足を運ぶ。
といっても、ステージ衣装に着替えたりするのではなく、軽く上着を脱いで汗を拭く程度だが。
身体が資本であるアイドル達は、手洗い、うがいはもとよりちょっとした汗の処理にも気を使う。
仕事に穴を開けることは禁物であるため、風邪をひくような要素は少しでも減らしておく必要があるから。
(……そういえば、千早ちゃんも来てるはずだけど……まだ更衣室なのかな?)
更衣室のドア前に人がいないことを確認して、念のためノックをしてからドアを開ける。
「………千早……ちゃん?」
ロッカールームの奥には、自分のロッカーに向かって一人、何かまじないのような言葉をつぶやく
千早の姿があった。暗くて表情こそ伺いづらいが、どこか追い詰められているようにも見える。
「おはよ、千早ちゃん……昨日は本当にごめんなさい……大丈夫だった?あれから」
「おはよう、春香……ええ、ちょっと大変だったけどこれも仕事だから」
なんてことない雰囲気で着替えを進める千早だが、なんとなく春香には分かった。
テンションは高いが、千早から発せられる【圧】というべきものが、ほとんど感じられないことを。
昨日のステージで見た、溢れんばかりの存在感が、今ははっきりと消えている。
テンションの高さで外郭は保っているように見えるが……何故か、春香には【それ】が見えていた。
「千早ちゃん……昨日、何かあったんだね……プロデューサーさんの頬のアザ、見たよ」
「……っ!?」
「話して、ほしい……な。わたしじゃ全然頼りにならないけど……千早ちゃんが一人で、
そんな顔をしてるのは見てられないよ……」
「そんな顔って……テンションも、声のトーンもわたしは変わってない!プロデューサーも、
社長も、小鳥さんも……みんな、そう言ったわ。仕事でしくじったりはしません!」
「じゃあ、その後はどうするの!?」
春香は、譲らない。
確かに千早のテンションは高いままだし、人を惹き付ける歌声は今も健在だ。
しかし、彼女だけが気付いていた。その雰囲気から来る、千早への過負荷に。
「確かに、今の千早ちゃんはどのオーディションでも無敵だと思う。
今、歌えば歌うほど爆発的にファンを増やせると思う……凄く、幸せそうで前よりずっと可愛くて……
事務所で誰も適わない場所に登りつめようとしてる……でも、そのもっと後は?」
「……春香?一体何を」
「千早ちゃん、倒れちゃうよ……そんな顔でスケジュールをこなし続けたら、
絶対、千早ちゃん壊れちゃうよぉっ……そんなの、絶対ダメ!!
社長も、律子さんも、あずささんも、伊織も……わたしも、そうなったら、耐えられないっ……」
「大丈夫よ春香……適度に休みは取れるわ。プロとして、身体を壊すような真似は……」
「ちがうよっ!?わたしが言いたいのは、そんな事じゃないっ!!だって……
千早ちゃんの心、全然休んで無いじゃない?【助けて】って、言ってるじゃない!?」
「くっ……言ってません!わたしの心は、そんなに弱くない!!」
「じゃあ……教えて。昨日、あれから何があったか……わたしも一応関係者だし、
プロデューサーさんの事、好きだったから……話を聞くくらい、いいよね……」
少々ズルイとも思ったが、春香は自分の想いを口にした。
全員が、多少の差こそあれどプロデューサーを意識していることは千早も知っていたから。
「わかった……わ。春香を送ってから、わたし達は事務所に戻って……」
千早も、プロデューサーと愛し合うようになってからは覚悟を決めていた。
少なくとも、事務所内の人間同士では、誤魔化しが聞かないことを知っているから。
■
「ぐあっ……」
「プロデューサーー!!」
プロデューサーの話を最後まで聞くと、社長はいきなり彼を殴りつけた。
「キミという男は……あれほど念を押して言っておいたのに!!」
小鳥と千早が必死に食い止めるが、社長の怒気はおさまりそうに無い。
「キミは最高の人材だった……今のユニット全てを引退させ、一区切り付いたら……
わたしは、身を引いてこの会社を任せたかった……それなのに!!」
「申し訳ありません社長……俺を拾ってくれて、育ててくれた恩を仇で返すような真似をして……
しかし、俺は千早のために生きたいんです……千早を、世界の舞台で歌わせたいんです」
「ならば、この765プロで世界へと発てば良い!肉体関係など持たずとも!?」
「それは、ありえません。社長も分かっているはずです……昨日のわたしの歌が、
誰に力を貰って歌えたものか」
「……愛の力、というわけかね?」
「はい!」
きっぱりと言い放つ千早に、社長も言葉を飲み込む。
昨日の、桁違いの感動は確かなものだったし、あの歌がプロデューサーとの幸せな
気持ちを素直に乗せているものだとしたら……納得できる。
「その言い分は認めよう……だが、世間には何と公表する!?
アイドルという立場にいて、そんな正論は通用しないぞ……そして、わたしも
社則を曲げるわけにはいかない。代表取締役権限として、キミを……っ」
「社長!」
「社長!?」
千早と小鳥が叫び、社内の時が一瞬、凍りついたように止まる。
社長は、千早とプロデューサーの顔を交互に見ると、背を向けて語りだした。
「……条件付きの契約社員とする。まず、今現在キミが育てているユニットを全て、
武道館でコンサートができるまでにプロデュースする事。
そして、如月君の次のシングルを、300万枚以上売り上げたまえ」
「さっ……!?」
小鳥がその数字に、息を呑む。
それもそのはずで、今の765プロの規模からするとそんな枚数は考えられない。
普通に聞けば、誰もが無茶だと思い、必死で止める。そんな挑戦的数値だった。
「あの歌声なら、それくらいは行ける……そうだろう?」
「はい、やらせてください」
「それが達成できたら、後は自由にしていい……しかし、出来なければ以後、
如月君との関係は禁止する。理不尽なようだが、これは芸能事務所の社長権限だ。
世界に打って出るなどと抜かした以上、最低でもそれくらいの仕事はやりたまえ。
それまで、マスコミ関係には一切伏せておく……なに、わが社は信用できる人材ばかりだ。
君達がヘマをやらかさない限りは、洩れることなど無いだろう」
「わかりました。必ず、千早を世界に連れて行きます!!」
冷たく、全てを見通すように光る千早の目。
熱く、すべてを薙ぎ払わんとするプロデューサーの目。
二人の瞳に決意の一端を見た社長は、それ以上何も仕事について言う事は無かった。
「では、今日はもう帰りたまえ……小鳥君、すまんが彼の手当てを頼むよ」
「あ……はいっ!?」
小鳥に連れられて、3人が社長室から出て行こうとする。
最後に、プロデューサーと千早は振り返り、社長に頭を下げた。
『ありがとうございました』
一礼して社長室を出て行く3人。
社長はすっかり日も暮れた窓に向かって一人、身体を震わせていた。
■
「300万………そんな、無茶苦茶な数字……」
「だから、わたしはこのまま歌い続けて、勝ち続ける……プロデューサーのために」
「でも、その後は世界に行くんでしょ?プロデューサーさんと。
……じゃあ、わたし達は、その夢を手伝っちゃダメなの?」
「っ……!?」
「わたし、千早ちゃんの事大好きだよ……昨日の歌は凄かったし、尊敬してる。
だから、もっともっと幸せになって欲しい!でも……
今の千早ちゃん、幸せを掴みに行く顔じゃないよ……人のために何もかも我慢する人の顔だよ……
そんなの、残された子は辛いよぉ……」
身長差もあってか、春香は千早の胸に抱きつくような格好で泣いた。
しかし、その様子は娘を心配する母のようであり、春香を抱きとめる千早のほうが幼く見える。
「春香……でも、わたしはみんなのプロデューサーを奪ってしまった人間です。
さらに負担を掛けるわけには……」
「そんなの、関係ない!!千早ちゃん、全然分かってないよぉ!みんなの気持ち!!
千早ちゃんは、オーディションで負けた相手のこと、憎いって思う?
TV出演を奪った、嫌な奴だって思う!?……そんな事無いよね?
わたしたち、アイドルだよ……みんなを幸せにするお仕事だよ……
力が足りなくて負けたのはちょっと悔しいかもしれないけど……それで、
大好きな人が幸せになるのを、嫌だと思う!?」
「そ、そんな事………無い」
「だから、みんなもわたしと同じ気持ちだよ。千早ちゃんがオーディションに勝った時は、
一緒に喜んで、お仕事で上手く行かないことがあったら……みんなで泣いて……
プロデューサーさんだけで支えきれない部分を、支えたいと思うもの!!」
「……春香」
「きっと、社長さんもそこまで見通して、そんな条件をつけたんだと思うよ……
さっきは無茶だと思ったけど、300万枚は確かに不可能じゃないと思う……
わたしは経営のことはよく知らないけど。
でも、その後さらにパワーアップして世界の舞台に立つんだったら、
小鳥さんも、みんなも……765プロ全員の協力が無いとダメなんじゃないかな?」
涙が頬をつたう中、春香は優しく千早に向かって微笑んだ。
それは、春香が目指している大好きな母親のような優しさであり、全てを包み込むような暖かさは、
家庭の愛情に飢えた千早にとって、久しく忘れかけていたが、とても大切なものだった。
そう。プロデューサーにも為しえない意味での『支え』を表すような。
「だからね……わたしにも、手伝わせてほしいな……大好きな千早ちゃんとプロデューサーの、
大きな、とっても大きな……夢なんだもん」
他人の幸福を心から2倍以上に喜び
他人の不幸を考え無しに半分請け負ってくれる。
彼女を知らない人間は【没個性】だの【ただのおっちょこちょい】だのと陰口を叩くが、
彼女に触れたことのある人間は、説明しようの無い彼女の魅力を、肌で感じるのだ。
ひたむきで、あたたかく……他人が困っている時は、絶対放っておけない。
そんなアイドル【天海春香】の、最大の長所と、揺るぎない個性を。
「あ!?……そうだ。大事なこと言わなきゃいけなかったんだ!忘れてた……」
「大事な、こと?」
春香は、一旦千早から離れると、ポケットにあるハンカチで涙を拭き、
身なりを正して千早に向き直り、軽く彼女の手を取った、そして一言。
「おめでとう……千早ちゃん。ほんとにほんとに……おめでとう」
今までに無い笑顔で、千早を心から祝福した。
無論、昨日のショックは残っている。
しかし、今そんな事はどうでも良かった。
目の前に、もっと大変な事態を抱えている、とても大切な人がいるのだから。
「はる……か……っ……うあぁっ……あ……ありがとう……っ……
ご、ごめんなさい……わたし、また自分の事しか考えてなかった……っ……
うあぁ……ああぁぁあぁん……」
今度は、千早が春香の胸で泣くことになった。
春香は、ただひたすらに千早の慟哭をその胸で受け止めた。
(プロデューサーさん……わたし、強くなったかな?敗北を受け止めて、強くなれたのかな……)
千早の抱きしめ、髪を撫でながら……春香は大切な人の顔を思い浮かべた。
相も変わらず後先考えずに行動してしまったが……今回ばかりは欠片も後悔していない。
はっきりと、大好きな人の力になれたし、自分の進むべき道も見つかったのだから。
まだまだ太陽が低い朝のロッカールームだったが、不思議と春香と千早の周りだけが暖かかった。
最終回に続く。
亜美:「アイドルカーニバル、受かったよー。てなワケで当日は4649!」
真美:「相変わらずどこかは言えない立場なんだけどね……」
やよい:「うっう〜……シリアス全開で本当にツッコミの余地、無いですからね……
多少話題がずれても仕方ないかもです」
亜美:「でもね、実はこの作者もはるかっかなPだから、今回のはるるんだけは
譲れなったらしいのよ。はるるん最大の魅力を書きたかったって」
真美:「誰よりも人の不幸を悲しみ、人の幸せを喜べる人間だってトコね。
キャラの強さって、能力だけじゃないよね……」
やよい:「きっと、見えない部分のぱらめーたーがすっごい大きいんだと思います」
亜美:「単純に見せかけて、実は奥深いってカンジ?」
真美:「そうそう。プロデュースすればするほど味が出る!スルメみたいなアイドル!」
やよい:「それは人気出そうですっ!?だって、うちではあごが鍛えられるし長持ちするしで、
スルメはよく食べるおやつですからっ!」
亜美:「……」
真美:「……やよいっち。今日、クレープ食べにいこっか?」
やよい:「へ?で、でもっ……あんまりお金も無いし」
亜美:「亜美たちのおごりでいい!いっぺん食べてみようっ!!だからほら」
やよい:「えぇっ……でも、悪いよぅ……わたしも少しくらい払うからっ」
真美:「じゃ、兄ちゃんに頼もう!!ブルーベリーとカスタードクリーム乗ったやつ、
ダブルで食べなさいっ!これ命令!!」
やよい:「で、でもっ……弟達にもあげたいし、持ち帰りにしてわたしはちょっとだけ……」
亜美:「あーもう!兄ちゃんに持ち帰りも買ってもらうから、ほら、急ぐ!!」
やよい:「えっと……次回でおしまいです。思ったより長くなっちゃってすみません!
お茶漬けもあんまりたくさんだと飽きるし、次でエンディングですから!」
真美:「原稿もやんなきゃだしね!じゃ、兄ちゃんたち、また来世!!」
亜美:「それが、亜美、真美の声を聞いた、最後だった……」
やよい:「また変なネタトーク入れる……じゃ、おつかれさまでしたっ!」
今の千早含んだユニット引退したら千早ソロはじめるわ。
目標はもちろん300万。
春香はどこにでもいそうだけど、でもどこにもいない
天海春香という個性なんだよね。貴方のおかげで再認識できた。
290 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 11:54:18 ID:e5hsuX4H
ぶっちゃけエロ無しは未来館へ行けよスレ違いだ
エロパロ板はエロパロSSの投下場所
スレじゃないな
板だな
ケツの穴小さすぎ。本編の締めなんだから、このくらい無問題だろうに。
男が相手するんだから小さい方が締まりは良いよな
300万人…新米Pには夢のような数字でございます(泣)
しかしまたはっきりと
2人の個性が出てますね。
己の事でいっぱいいっぱい、
余裕と他者への配慮にやや欠ける千早と、
自分の事は後回し、先に他人の嫌がる要素を取り除こうという
行動基準の春香との対比。
この2人が良いバランスでいられるのは
互いに相手に無い物を持っているからだ、
と思いましたね。
そして「皆の幸福が自分にとっても幸せ」
と言い切る春香も、間違いなく千早と同様に
人間的に強くなっているな、
と感じ取れました。
逆境は人間を成長させる。
アイドルとてそれは例外ではない。
この一件が2人の今後の人生、
ひいては2人の関係にとって
良い影響を及ぼす物である事を
願わずにはいられません。
それにしてもPは最後まで
春香の気持ちに気付く事は無いのだろうか…
そして社長、社則違反の代償とはいえ
直情に過ぎますぞ!!(苦笑)
悪徳氏にばれでもしたらどうするつもりなのやら…
というより警察沙汰だな、両者とも。
んー…書くべき事が多過ぎて
思わぬ長文になってしまった。
まぁ、それだけ思い入れの強い作品なので
お許し願いたい。
最終回、楽しみにお待ちしております。
295 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 23:17:51 ID:qsVsqcO+
トロトロの雪歩穴を俺のデカマラでガン掘りしたいッス!オッスオッス!!
仁G乙
>>280 乙
こんなマジ話になるとは、wktkぱんつ選びの時には想像できんかったー
怒った社長怖いよ社長
色が黒→赤になってそう…
ご無沙汰です、走れ!春香の最終回できました。
……まず、えっち無しの2連投になる事をお詫び申し上げます。
もの書きとしての技術と根性が無いばかりに、えっちを含めながら、
ちゃんとした話として纏め上げられませんでした……
かといって、えろ含むssを未来館に投下も出来ずorz
今回でおしまいですので、何卒お見逃しを……
では、最終回の投下です。
■
「うぅ……人間って、寝ると重くなるって言うけど、本当だよね……」
千早を背負いながら、春香は765プロの廊下を歩いている。
ひとしきり春香の胸で泣いた千早は、いつのまにか眠りに落ちていた。
春香のシャツに染み込んだ涙の量が、千早の今まで抱えていた重圧を感じさせる。
(今日の午前中はトレーニングだって聞いたけど……このまま寝かせてあげなきゃ、ね……)
涙の跡を残しながらも、安らかに眠る千早の顔を見た春香は、
千早をおぶって仮眠室へと運んで行った。
狭い部屋ながらも一応簡易ベッドが3つほどある765プロの仮眠室。
だが、そのうち一つはほぼプロデューサーの個人ベッドと化している。
基本的に未成年組のアイドル達は余程の時以外は帰宅させているし、
まれに深夜の収録をした後、律子やあずさが使う程度。
日中にアイドルの体調の悪くなった時なども使うが、基本的にこの部屋の主は
プロデューサーその人であった。
「よいしょっと……失礼しまーす」
扉を開けて中へと入り、できるだけ静かに千早をベッドへと下ろす。
(ふぅ……千早ちゃん、わたしより4キロも軽いのに……運ぶのは大変だなぁ……)
4キロといえば、牛乳パックで言うと4本分。
ただでさえ重労働だった千早を運ぶ事に加えて、さらに牛乳4本を背負うとなると……
(…………ダイエット、しようかなぁ……今週、2回ケーキ作って食べてるし)
と、この流れであまり関係ないと分かっていても、ダイエットの事は常に気にしてしまう。
それもそのはずで、目の前にいる千早は胸こそ薄いものの、
女性なら誰もが憧れる細いウェストに、スラリと伸びた芸術的な脚線美をしている。
端整の取れた顔立ちと相まって、ちょっとしたモデルと言っても世間に通用するだろう。
(身体つきも綺麗だけど、でも……)
はじめて見る千早の寝顔。しかし、春香がそこから感じるのは、造型の美しさではない。
(寝顔、すっごく可愛いなぁ……幸せそうで、あったかい表情してる)
家庭の事情から常に他人を寄せ付けなかった千早の表情は、常に硬かった。
しかし、愛する人と一つになった幸せと、涙も欠点も晒せる友達が出来た幸せ……
プロデューサーとの愛情だけでは、ここまで安らかな寝顔にはならなかったであろう。
その二つに包まれた千早の安らかな寝顔は、綺麗というよりとても可愛らしかった。
近寄りがたいほど美しい芸術品ではなく、思わず触りたくなる愛らしい存在というべきか。
「ふふ………えいっ♪」
つい、いじくりたい衝動に負けて春香は千早のほっぺを指でつついてみる。
それは思ったよりずっと柔らかく、人としての息吹を確かに感じさせていた。
「ん、んん……」
(きゃ〜……なんだか、赤ちゃんみたいに可愛いっ……つんつんつん)
「んにゅ……っん……」
(あぁっ……もっと触りたいっ……って、いけないいけない!起こしちゃダメだってば!?)
我に返った春香は、煩悩を振り払って千早に毛布をかけ、ある事に気付いた。
「あれ……このベッド、思ったよりしわがある……って、ここプロデューサーさんの!?」
僅かに残る使用された形跡と、ほんの少しの温かみ。そして、忘れようもない彼の匂い。
ろくに考えず、重さから開放されたくて一番近くのベッドに千早を寝かせたのだが……
そこは、ほとんどプロデューサー専用ベッドであり、アイドル達が使うのはきまってそれ以外だった。
「うー……でも、まぁ……いいか。千早ちゃんだもんね…………」
自分が犯人ながらも、羨ましい事をしてしまったかもしれない、と思う。
が、千早だからこそ、それも納得できた。
「ん……プロデューサー……」
(……どんな夢見てるのかなぁ……気になるっ……でも、本当に可愛いなぁ……千早ちゃん。
【歌姫】って、もっと女王様みたいなイメージだったけど……)
こんなに可愛らしい歌姫なら、きっと誰からも愛される……そんな気がする。
少しばかりの名残惜しさを感じながら、春香は仮眠室をあとにした。
(歌姫、かぁ……わたしもそんな風に……って、関係ないよね。
うん、自分と他人は別だし……わたしはわたし。一番大好きな自分になればいいんだ)
清々しい気持ちで伸びをして、朝日差し込む廊下を歩く。
千早が、いい夢を見られるように、と祈りながら。
■
「春香……ずいぶんと時間が掛かったな」
「あ、すみません……千早ちゃんを仮眠室に連れて行きました。それでちょっと……
あ。でも、倒れたとかじゃないですよ!!かなり疲れ気味だったから、わたしが強引に説得して、
寝かせたんです……午前中は、そっとしてあげた方がいいと思います……」
春香の説明を聞いて、プロデューサーの表情が二転三転する。
おそらくは、昨日の経緯を思い出して逐一千早の様子を思い出しているのだろう。
「そうか……確かに昨日はいろいろあったからな。本人の要請とはいえ、
翌日からトレーニングは無茶だった……すまんな、春香」
「あ……い、いえいえっ!……それより、お昼になったらちゃんと顔を出してあげないとダメですよ!
今よりもっと元気出して、いい顔しなきゃ!」
本来、話しかけてテンションを上げるのはプロデューサーの役目だが、今日ばかりは違っていた。
あれから、誰よりも早く立ち直ったのは春香であり、誰よりも明るく振舞っているのもそうである。
真っ直ぐでひたむきで、懸命なその姿は、一般人もアイドルもプロデューサーも関係なく、
すべての人を癒し、活力を与える……ここはオーディションの中でこそ無いが、
見る人が見れば、誰もが彼女をこのように形容するだろう。
【アイドルの中のアイドル】と。
■
「さぁ、テンションもバッチリ上がったところで、社長!今日の流行情報はどうなんですか?」
「あ、ああ……そうだったね、すまんすまん。今日はビジュアルの長い天下が終わって、ダンス系が……」
春香の明るさが社内の重い空気を一掃し、いつのも765プロの朝が始まった。
社長の流行情報説明が終わり、何気ない一日が動き出す。
「……で、今日の『大切な話』って何ですか?」
「ああ、そうだったな……うん。落ち着いて聞いてくれよ、春香」
「はいっ!衣装替えでも特別レッスンでも、何でもどうぞっ!!」
「実はだな……新曲が出来たんだ、お待ちかねの」
「え、えぇぇぇえっ!?……わ、わたしっ……またシングル出していいんですかっ!?……わわわ…」
「だから、落ち着けって」
「あ、は、はいっ……とりあえず、お水飲んで……んくっ、んくっ……ぷはぁ」
「……それ、俺の」
「あ……はわわっ!?す、すすすみませんっ……うあぁ……プロデューサーさんの……」
慌てんぼうなところは相変わらずだが、こんな仕草の一つすら、皆を癒す。
もっとも本人はそんな事に気付く由も無く、
(………ごめんね千早ちゃんごめんね……不可抗力だから、うん、不可抗力……ラッキーかもだけど)
プロデューサーに背を向けて、なにやらぶつぶつと呟くのみだったが。
「……話を続けていいか?」
「あ、はいっ!もう大丈夫です!!関節キスなんて忘れますっ!!」
「………あ」
さらに泥沼へ。こういうところは本当に春香らしく、微笑ましい。
稀に場の空気によって、洒落では澄まなくなるところもあるのが欠点だが……
「続けるぞ……実は、昨日作曲家の先生から電話があってな。
律子の曲【魔法をかけて!】を作った先生……知ってるだろ?」
「あ、はいっ……今、人気アニメの音楽とかやってるんですよね。確かあずささんが……」
「ああ。あずささんが声優初挑戦の他、高いクオリティで話題になってる人気アニメ、
【涼宮ハルカの望む永遠の憂鬱】シリーズの音楽も担当してて、わが765プロとも深い繋がりがある人だ。
以前から頼んでいたんだけど……かなりの試行錯誤の上、昨日完成したばかりの曲さ」
「昨日って……プロデューサーさん?もしかして自宅に帰ってないんですか?」
「ああ。退社してからすぐに電話があってね。すぐに受け取りたくて、先生の仕事場に伺ってからは
そのまま曲のチェックをしながら会社に泊まった」
「……それって、今日も徹夜じゃないですか!?」
「何を言うか、ちゃんと寝たぞ。2時間くらい」
「……それ、【ちゃんと】って言いませんよ!?」
どうしてこの人たちは自分を省みない無茶をするのか。
社長に言い渡された厳しい条件に関係なく、おそらく性格上無茶をする気質なのだろう。
ふと春香がプロデューサーのデスク上を見ると、伊織の携帯ストラップデザイン資料やら、
律子、あずさ用の写真集撮影スケジュール表などが散乱している。
しかも、緊急で春香の新曲をチェックして、イメージ路線やオーディション対策を練っていたのだろう。
千早でシングル売り上げ300万枚という途方もない目標を課されながらも、
自分達へのプロデュースに一切の手を抜かない。彼は、そういう人だった。
「……プロデューサーさん。午前中ってわたしの歌詞レッスンですよね?
その後、千早ちゃんを連れてTV局でお仕事……」
「ああ、そうだが」
「社長……午前中はプロデューサーさんをベッドに拘束しちゃいます。いいですよね?」
プロデューサーの片腕を取って、立たせようとする春香の勢いに、社長も
首を縦に振る以外のリアクションを取れなかった。
そのままプロデューサーの腕を固定し、オフィスを出て犯人を連行するように仮眠室への廊下を歩いていく。
「さあ、行きましょう。新曲はありがたく午前中一杯使って聴かせていただきます。
プロデューサーさんは午前中だけでもしっかり寝て、その目のクマを落としちゃってくださいな。
TV局の偉い人と会うのにそんな顔してたら、男前が台無しですよ?」
「お、おい、春香……別に俺は大丈夫だってば」
「大丈夫なのはテンションだけですっ!!……その身体じゃ、ちょっと何かあったら、倒れちゃいますよ!
プロデューサーさんが倒れたら、どれだけの人が困ると思ってるんですか!?
わたしたちの事が大事だと思うなら、寝ること!!わかりましたか!?」
「しかしだな、やはり歌詞読みは俺がいた方が……」
「今はわたしが辛いんです。プロデューサーさんと一緒にいると」
二人の歩みとともに、一瞬時が止まる。
廊下には靴の音すら響かず、本当に何もかもが停止したような錯覚に捕えられた。
「……ま、仕方ないですよねー♪プロデューサーさんはこの世に一人しかいないわけですし」
「春香……俺は」
「はーい、ストップ!!分かってますよ……わたしも女の子ですから♪」
春香はくるりとステップを踏み、プロデューサーの前に踊り出る。
「プロデューサーさんが千早ちゃんを好きで……嬉しいって思うわたしもいるから。
……それに、わたしきっとこの曲、好きになっちゃいます!……何て言ったらいいのかなぁ……
すごく、感じるんです……まだ聴いてもいないんですけど、作曲家の先生と、
プロデューサーさんの気持ちが伝わってくるって言うか……だからきっと、大丈夫ですっ!!
ゴー・マイ・ウェイで頑張っていきまっしょい!!ですよっ♪」
「……春香?」
元気づけたつもりのプロデューサーの顔が、疑問符で一杯になる。
春香はその顔を見て、慌てて何かに気が付いたらしく、
「あ……す、すみませんっ……文法、間違っちゃいましたよね……
正しくは、ゴーイング・マイ・ウェイでしたよねっ!うぅ……やっぱり英語、苦手……」
「いや……そうじゃなくって……春香、まだその曲、聴いてないんだよな?」
「へ!?……え、ええ……全然。そう言えばタイトルも聞いてませんでした」
「タイトルは……まぁ、まずは聴いてみてくれ。一番最初の歌詞がタイトルだから。
でも……春香の言うとおり、きっと春香に似合ういい歌だと思うよ。
何か、俺もさっきの春香を見てそう思った」
【GOING MY WAY】……日本人にはあまり良い意味に思われないこの言葉。
しかし、春香なら……わが道を突き進みながらも人を幸せにしてしまいそうな気がする。
たとえ転んでも、他人を巻き込んでも……もろもろのデメリットを含めても、
触れる人全てを幸せにしてしまう……そんな気がするし、彼女はその資質が充分にあると思える。
作曲家の先生が、あえて進行形の【ING】を外した理由も、
単なるリズムや語呂合わせだけでは無いような気がしてきた。
(……あの先生は、歌うアイドルのイメージまで的確に汲み取ってくれる人だからな……
参ったね、こりゃ……単なるヒットでは済みそうに無いかもな)
テンションが上がって、疲れている身体が気にならないほどに血が騒ぐ。
一刻も早くレッスンをして、春香をステージで歌わせたい。
まだ歌わせてもいないのに、プロデューサー本人の脳内に明確なイメージが組み上がる。
楽しい時間は早く過ぎてしまうと世間では言われるが、イメージを組む途中で、
もう仮眠室の扉まで歩いてしまったらしい。
「はい、到着ー♪今だけはお仕事を忘れて、ちゃんと寝てください、いいですね!」
「う……わ、分かった」
「あと、千早ちゃんにヘンな事しちゃダメですよ」
「するかっ!?」
「あははっ……冗談ですよもう。じゃ、わたしは歌詞読みしておきますね。
うーん、すっごい楽しみですっ♪新曲歌えるなんてー」
「まぁ……まずは聴いてみる事だ。任せてしまってすまんな、本当に」
「どーんと任せちゃってくださいっ!!サボったりしませんから♪
お昼になったら、歌詞を覚えたわたしをカツモクして見てもらいますよっ!!」
微妙に文法も間違っているような気がする春香に、今度さりげなく英語と国語の授業が
うまく進んでいるかを聞いておこうと思いながら、プロデューサーは仮眠室の扉を開けた。
「じゃ、少しだけおやすみ……春香、ありがとうな」
眠っている千早を気遣ってか、春香は最高の笑顔と共にVサインを見せ、プロデューサーを見送った。
(300万枚リリース、かぁ……もしできちゃったら凄いよね……今もプロデューサーさん、
【敏腕】って呼ばれてるほど凄い人なのに……もしそんなに凄いことしたら、売れっ子どころじゃ
すまないよね……うーん……超々々々売れっ子、とか……)
そこまで考えて、語彙の少なさにちょっと落ち込んだ。
(うぅ……それ、かなりかっこ悪い……何か別の呼び方……プロデューサーチャンプ?キング!?
違うなぁ……ジェネラルプロデューサー?エンペラー……あぁん、全然しっくり来ない)
別段どうでもいいことなのだが、一度引っ掛かると、何か決着しないと気が済まないのが
この手の妄想の嫌なところでもある。
少ない語彙を必死に漁って脳裏に浮かんだその言葉は、
(マスター……あ!?これ、けっこうカッコいいかもっ♪で、プロデューサーじゃ語呂が悪いから……
スター誕生請負人!!通称、【アイドルマスター】うーん、プロデューサーさん、素敵っ!
【歌姫】と共に歩むは【アイドルマスター】なーんてね……善永さんならそんな記事を……)
想像しながら身震いがする、その光景。
300万枚リリースという、夢のような数字……しかし、社長や小鳥をはじめ、
765プロ全員が一丸となって挑めば、決して不可能ではない数字。
少し形は変わったが、春香の夢がもう一つ、明確なものとなった瞬間だった。
「よっし!わたしも頑張ろうっ!!一番大好きなわたしになるために!!」
未来は誰にも見えないもの。
だから誰もが夢を見てる。
一人の少女が、たった二人の夢を765プロ全員の夢に変える第一歩……
それが、今日のこの時となる。
プロデューサーが出て行ったことにより、裏方二人きりとなったオフィス内。
社長はブラインド越しに外を眺めながら、小鳥に語りかけた。
「なぁ……小鳥君。間違っていたのはわたしかも知れんな」
「……どうしました?社長……」
「うむ……どうやら芸能の神様は、当分の間わたしに楽をさせたくないらしい。
自分で言っておいて何だが、300万枚ものリリースを達成したら、どうなると思う?」
「うーん……それは勿論、芸能界もこの会社も忙しくなるでしょうね……
事務員もプロデューサーも、絶対に足りなくなります」
「うむ。そして……そして、彼らを見守りつつ、何かあったときに責任を負う人間が必要だ。
隠居など、まだ早い……わたしは、その役目を全うするべきだった。
わが765プロには、如月君をはじめ、天海君や水瀬君……ダイヤの原石はまだまだいるのだからな」
「あら、社長……今頃分かったんですか?わたしはもう、とっくに気付いてましたよ♪」
半分はからかうような口調だが、小鳥も嬉しさを隠せないらしく、
キーボードへのタイプミスが続いていた。
テンションが上がりすぎて逆に仕事に影響が出ているので、彼女もわざとらしく立ち上がる。
「さて……じゃ、わが765プロの門出を祝って、音無小鳥スペシャルブレンドの珈琲を淹れましょうー♪」
「おお、それはいいな!!……昨日は頼んでも淹れてくれなかったのに」
「当たり前ですっ!!珈琲は、感情をぶつけたり、落ち着かせるために飲むものじゃありませんからね!!
嬉しい時に淹れた方が、全然美味しいじゃないですか♪」
「うーむ……その通りだな。いや、すまない……昨日はわたしもどうかしてたようだ。
彼を見ていると、どうしても若い頃を思い出してしまって、な……」
「お♪興味深いですねぇ……では、美味しい珈琲と一緒に詳しく聞きましょうか?」
オフィス内に、手挽きのコーヒーミルが出す独特の音と、やわらかな香りが漂う。
「我が社に、果てしなく広い天と海が、春の香りを運び、人の心を癒して行った様だな……」
「うっわぁ……社長、ちょっとキザっぽい……まぁ、今日だけは許しちゃいますけどね」
伝説は一つでは無く、いつ終わるかも分からない。
だが、少なくとも今日のこの時、765プロにいる人間全てが一つの夢を見ていた。
■
気合充分な状態でレコード室に入った春香は、プロデューサーから渡された新曲入りのMDを再生する。
ダンス系の曲っぽい早めのテンポを胸に刻みながら、リードボーカルの歌詞を聴くと……
「え?【ごまえー♪】……って、多分お料理の【胡麻和え】じゃないよね。英語……」
偶然の一言では、とても片付けられない歌詞に春香はひたすら驚き、慌てる。
続きの歌詞を聴けば聴くほどイメージどおりのその歌に。
「え……えぇぇっ!?嘘っっ……どうして、こんなにイメージが……えーっ!?」
躓きながらも挫けずに進む、その心意気。
怯えながらも夢を見据えて進む、その決意。
今、新たな目標を掲げて再スタートを切る春香にとって、運命を感じるほどピッタリの曲だった。
魂を込めてくれた作曲家の先生と、春香のために一番に曲を取りに行ったプロデューサー。
二人に心から感謝しながら、春香は天を仰ぎ、歌い始めた。
この曲を聴く人全てに、勇気を、エネルギーを分け与えたくて。
自分のファンだけでなく、千早も、プロデューサーも、社長達も。
防音設備のあるのレコード室一杯に、どこまでも純粋で力強く……且つ、
真っ直ぐでひたむきな、春香の心が溢れていた。
全ての輝きを、その指に止めてしまうほどに輝かしい姿で……
すると、その集中力で曲の持つイメージを最大限にまで高めた春香の脳裏に、
別のものが映り始めた。
これから参加するであろう、噂に聞く特別オーディション。
憧れのTV出演に、様々な仕事。そして……昔は夢でしかなかった、大舞台でのコンサート。
この曲の持つ感動を伝えることが出来れば、おそらくは辿り着けるであろうその道。
誰もいないレコード室に、一瞬だがその未来が見えたような気がした。
心臓の鼓動が何処までも高鳴り、収まろうとしない。
例え一瞬でも、それほどはっきりとイメージが浮かんだのだ。
あとは、このイメージに向かって真っ直ぐ進むのみ。後悔も迷いも無い。
無論、ダンスやポーズなど、曲を身につけるにあたってレッスンすることは山ほどある。
それでも、今だけはイメージの中にある感動を味わいたかった。
具体的目標というより、夢でしかなかったそのステージで歌う自分。
そして、大舞台を前に自分と同じくらい緊張しているプロデューサー。
……きっと、彼女は自分とプロデューサー両方を落ち着かせ、
かつテンションを高めるため、こう言うのだろう。
『プロデューサーさんっ!!……ドームですよ、ドーム♪』
その日は、きっと遠くない。
■おしまい。
亜美:「第二シリーズは【涼宮ハルカの望む永遠の学ラブ探偵】で……」
真美:「第三シリーズは【涼宮ハルカの望む永遠の夜明け前より瑠……】」
やよい:「絶っっっ対ダメだと思う、それ……業界用語で言う【地雷確定】ってヤツですか?」
亜美:「売れそうなタイトル全部合わせてみたんだけど……足りないなら【フェイ……】
やよい:「やめ!絶対やめっ!!……それ、【せんどーおおくして、船おかに上がる】ってヤツだよ。
真美:「有名タイトルを付け加えるほどダメな匂いが増えるよね、なんでだろー?」
亜美:「10年以上前、同人誌で【ときめきの同級生は卒業したらプリンセスになった】っていう本があってね……
真美:「うっわぁ……ダメそうな匂いが凄いイキオイでするね……」
やよい:「今も昔も人の考える事は変わりませんね……って、あずささんが出演したからって、
そんなどうでもいいネタ振ってる場合じゃないですっ!一応最終回なんだから」
亜美:「うーん、でもほら。内容的にえっち無いし、えっちなゲームのお話でも……」
やよい:「こんな寸劇の場面でしても、ありがた迷惑だと思うよ」
真美:「でも、えっち無しでの二連投については、本当にごめんなさい……
キャラクターの魅力を損なってまでも強引にえっちを入れたくないと判断しました。
えっちとお話の両立が出来ない作者の未熟さゆえのミスですね。その辺は反省させるね♪」
やよい:「流れ的にも、えっち板ではじめてしまったお話を健全板に持っていくのも……ねぇ?」
亜美:「なので、一応前回の投下前に、あずさおねーちゃんで健全ssも一本書いて投下してました。
それで許してくれたら嬉しい……」
真美:「でも、一番いいのは【常にえっちを入れつつ、アイドル達の魅力を損なわない】
SSを作ることだよね。難しいけど不可能じゃないと思うYO」
やよい:「そんな状態ですが、いつも読んでくれるプロデューサーの皆さんに感謝ですっ♪」
亜美:「これからはイベントに打ち込むから、寒くなった日にまた会おうね♪」
真美:「それまで板が生きてたら……どうなるかな?もうネタ無いし」
やよい:「お茶漬けのつもりが、どんどん具を追加して膨れちゃったからね……」
亜美:「最後は、鯛とかウニまで乗っけちゃって親方に怒られるんだよね♪」
やよい:「亜美……いくらアイマスのプレイ層に30代が多いからって、ビッグコミックの
寿司漫画は分かる人いないと思うからやめた方がいいよ……って、
そんなわけで、今回も最後まで付き合ってくれたプロデューサー、ありがとうございましたっ♪」
真美:「新木場のライブと、ゲームショウでの胡麻和えを聴いた時の感動を、はるるんにのっけて
少しでも伝えられると嬉しいですっ!勿論作者も○箱版買ったらはるるんに胡麻和えでGO!だよ」
亜美+真美:「えっちな本作って待ってるZE!!兄ちゃんたち♪カーニバルで握手!!」
お疲れ様でした。
マジ泣きしてる俺ガイル。
ごま和え聞くと涙腺緩むんだよ。
312 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 09:33:17 ID:6FfT5z6P
読んでるときにバックでアイマスの曲流してたら、
胡麻和え→アイマスオールキャストのコンボ喰らった。
軽く泣きが入りますた。
お疲れさまです。
アイマスの次回作をお目にかかれる事を切望致します。
この週末に2人をBに上げて来た。
いつ終わりを迎えるか分からないが、
こういうドラマが裏で展開されているのか?と考えると、
平常心ではプレイ出来ないような(笑)
次の千早は誰と組ませようか…?
「ん・・・ぁ・・・?」
「起きたのか?」
身じろぐと上から聞き覚えのある声が降ってくる。
ゆっくりと目を開ければ、やはりそこには見覚えのある顔があった。
「・・・プロデューサー?」
ぽやんとした頭で呼んでみると、ぬるりとした感触がわき腹を掠めた。
「ひゃっ?!」
そこへ視線を向けた伊織は今度こそ覚醒する。
「え・・あれ?・・・なんで?!」
今の伊織は一糸纏わぬ姿。
ぬるりとしたものは自分の脇を撫でたプロデューサーの手についた泡だった。
そして雨音だと思ったものは高いところから落ちてくるシャワー。
そう、今伊織はまさしくバスルームにいたのだ。
それもプロデューサーに背後から抱きしめられて。
「あ、アンタねぇ!」
予想しなかった事態に伊織はプロデューサーから離れようと暴れた。
けれど、濡れた体は滑ってプロデューサーの腕の中に落ちてしまう。
「ほら、危ないだろう」
「だってっ」
プロデューサーに支えられながらも伊織は恥ずかしくて顔を見ることができず、視線を泳がせているとプロデューサーの口からとんでもない言葉が飛び出す。
「じっとしてろ。洗ってやるから」
「は?!」
伊織が解するより早くプロデューサーは伊織の体にさきほどからずっと持っていたのであろうボディソープを泡立てたスポンジを押し当てた。
「やっ、ちょっと、やだ!」
泡まみれのスポンジを小さな胸に当てられた伊織は慌てて抵抗する。
けれどしっかりとプロデューサーに抱きこまれてしまって、逃げることができない。
おまけに密着しているプロデューサーの肌の感触が、先ほどまでベッドの上でこの人に抱かれていたのだということを思い出させた。
「何を嫌がるんだ?」
あまりに暴れる伊織にプロデューサーは呆れたように、けれど伊織の体はしっかりと抱え込んだまま言う。
「そ、そんなの恥ずかしいからに決まってるでしょ!」
「何故?」
「な、何故って・・・」
伊織にとってこんな明るいところで生まれたままの姿をプロデューサーに晒すのは初めてのこと。
しかも今回は自分が寝ている間に連れてこられたようで反抗の暇さえなかった。
「と、とにかく、嫌なものは嫌!入るならアンタ一人で入ってなさいよ!」
そう言って伊織はプロデューサーの腕から抜け出そうと再び暴れ始めたが、やはりというかプロデューサーのほうが上手で。
「理由もないのに嫌がるな。ほら、こっちを向け」
「ひゃっ?!」
いきなりくるりと反転させられて伊織はプロデューサーと向き合う形となる。
そのままプロデューサーは伊織を抱き寄せると、スポンジからあふれる泡を掬い取って伊織の背に滑らせた。
「ひゃぁんっ」
するりと上から下へ撫で下ろされて伊織はたまらず甘い悲鳴を上げる。
その声を聞いたプロデューサーはふ、と笑みを浮かべると、
「ちゃんと洗っておかないとな。後で辛いのは伊織なんだから」
と伊織の柔らかな恥丘へと手を滑らせた。
「やっ!」
とたんに伊織はびくりと跳ねる。
「や!プロデューサー、やだ、あっ!」
「暴れるな」
「ぃや・・・ぁ・・・」
プロデューサーの手が伊織の秘貝を左右に割り開くと、隠れた花びらがその紅い姿を現した。
そこにプロデューサーの指先が触れると、ひくりと震えてとろりとした液体を溢れさせた。
「いっぱい出てくるな」
そう言ってプロデューサーは悪戯に小陰唇を指先で刺激する。
さらに指を奥まで埋め込んで引っかくように動かす。
「あっ、やぁっ、やめっ・・あぁん」
ぐりゅぐりゅとプロデューサーの指が中を犯しているのがわかる。
まるで何もかもを引きずり出されてしまうような動きは伊織の思考と言葉を奪った。
ぐちゅりと濡れた音がバスルームの中に反響する。
それはいつも以上に大きくいやらしく聞こえた。
「気持ちいいのか?濡れてるぞ」
「ち、が・・・ぁっ」
ふるふると首を振ってはみるものの、伊織の秘部は熱く火照り、蜜を零していた。
「あれだけしたのに足りなかったのか?」
そう言ってプロデューサーはもう片方の手で伊織の突起を撫でるように触れた。
「やぁっ、さわ、ちゃ・・やぁ!」
「こんなに硬くなってるのにか?我慢はよくないぞ?」
言うなりプロデューサーは伊織の膣内を少しずつかき回し、伊織の性感帯を擦るように動かした。
「ひゃぁっ!やっ、プロデューサー、やっ、やぁぁぁっ!!」
カリ、とプロデューサーの指先が突起を引っかくと、伊織は耐え切れずにした黄色がかった液を噴き出し、プロデューサーと自分の腹を濡らした。
「ふぁ・・・」
果てた脱力感に伊織はくてっ、とプロデューサーの肩に寄りかかる。
「やはり指じゃ無理か・・・」
「・・?」
「伊織、つかまってろよ」
「ふぇ?」
言うなりプロデューサーは伊織の膝の後ろに手を差し込んで抱き上げると、熱く蕩けた伊織の膣内へ自身の雄を押し当てた。
「プロデューサー?!」
「悪い、伊織の処女、もらうぞ?」
「なっ、痛ああぁぁぁッ!!」
伊織は初めてだった。オーラルセックスは経験あっても、今まで挿入するまでにはいたらなかった。
ぶちぶちとプロデューサーのモノが飲み込まれていく。入り口に破瓜の純血が滴る。
「や、痛・・・っ」
「伊織、キツイ・・・力を抜け」
「や・・・っ・・ぁん」
いきなりプロデューサーのモノを根元まで飲み込んでしまった衝撃と激痛に、伊織は全身を強張らせた。
「いい子だから」
プロデューサーが伊織の背を優しく撫でる。
「ふぇ・・・っ」
けれど力を抜くことはできず、少しでも楽になりたくて伊織はプロデューサーの首に腕を回すとしがみついた。
背中を擦りながらプロデューサーは伊織の耳を甘噛する。
伊織の聴覚を犯すようにわざと音を立てて舐めれば、幼い恋人は逃げるように顔をそらせた。
するとプロデューサーは傍にあったボディソープに手を伸ばす。
そしてそれを伊織の胸へと塗りつけた。
「やっ!」
ぬるりとしたプロデューサーの手が胸を這う。
大きな手のひらが突起をかすめる度にそこはぷくぷくと泡立った。
「やぁ・・ん」
脳を突き抜けるような快感に伊織は意識せずプロデューサーに擦り寄る。
それを受け止めながら、プロデューサーは泡にまみれた手を胸から腹へと滑らせ、そのもっとしたにある伊織の幼い性にまで伸ばした。
「こっちも洗おうな」
そう言ってプロデューサーは泡を伊織の突起に絡めるように指を動かす。
「よくなってきたようだな」
そう言ってプロデューサーは僅かな笑みを浮かべる。
「ん、プロデューサー・・・ぁん」
時間が経つに連れて最初はきつかった伊織の中も、だんだんと馴染んでくる。
それを見計らってプロデューサーはゆるりと突き上げた。
「ひぁん!や、動いちゃ・・ッ」
「もう平気だろう?それにこっちは我慢できなさそうじゃないか」
「あぁッ!」
一定のリズムで奥を刺激されて伊織は甘い嬌声を上げる。
「やっ、も・・やぁっ」
「もう限界か?」
くちゅくちゅと伊織の胸を刺激しながら悪戯に微笑むと、快楽に潤んだ瞳で睨まれた。
「やだっ・・・いじわる・・・っ」
「別に苛めてないだろう?」
「やっ・・・プロデューサー・・・苛める、もん・・・っ」
今までの見せたことのなかった伊織のきゅぅとしがみ付いてくる様は愛しくて、
プロデューサーは微笑むと伊織の体を優しく抱きしめた。
「だがこのままじゃできないな」
そういうとプロデューサーは一度伊織の内から身を引く。
「プロデューサー・・・・?」
伊織が不安そうに呼ぶと、プロデューサーは伊織の体を抱き上げて、壁際に立たせた。
「そこに手を突け」
「?」
言われるままに伊織は壁に手を突く。
ひやりとした感触は伊織の体を僅かに竦ませた。
するとその後ろからプロデューサーが覆いかぶさる。
「しっかり立ってろよ」
そう耳元で囁いたプロデューサーは再び伊織の中を貫いた。
「ひぁぁッ!」
「ッ・・・」
一気に飲み込まされて伊織はかくんと崩れ落ちそうになるが、なんとかプロデューサーに支えられて立っていた。
「ほら、足に力を入れろ」
「やぁ・・・むり・・・っ」
がくがくと揺さぶられて快楽に流される体は伊織のいうことを聞いてくれるわけがなく。
そんな伊織にプロデューサーは仕方がないなと、その細い体をしっかりと抱きしめると、性急に突き上げる。
「あっ、ふぁ・・・ん・・っ・・ゃっ・・・プロデューサー・・プロデューサーっ」
「もう少しだ・・・」
そう言ってプロデューサーは伊織の耳を甘噛すると、更にピッチを上げて伊織の最奥を抉るように動いた。
「ひぁぁぁっッ!!」
「く・・・」
一番弱いところを突き上げられた伊織は甲高い悲鳴を上げると、びくん、と大きく体を振るわせた。
その反動で締め付けられたプロデューサーも、蕩けるように熱い伊織の内に愛欲の証を残して身を引いた。
「プロデューサーのばかっ!意地悪ッ!変態大人!!」
「伊織・・・」
「ヤダって言ったのにッ!」
「だから悪かったと言ってるだろう?」
「嘘!絶対反省してないじゃない!」
「どうして?」
「反省してるなら離しなさいよ!」
「それはできないな」
「ほら!反省してないッ!バカッ!」
と、伊織は頬を膨らます。
というのも伊織は今だプロデューサーの腕の中。
先ほどと違うことといえば、ゆったりとした浴槽にその身を沈めているということか。
あれから再び体を洗いなおされた伊織。
しかもそれは洗うだけには止まらず、やはり体に快楽を覚えさせられて。
既に抵抗する力は体になく、伊織は口だけでプロデューサーに抵抗を見せていた。
「ほら、ちゃんと肩まで浸かれ」
そう言ってプロデューサーは伊織の体を引き下げてやる。
伊織はむくれながらもその身を温かな湯に預けた。
そんな伊織にプロデューサーは微笑むと、そっと濡れた黒髪を梳かしつけた。
「気持ちいいか?」
髪を撫でながら伊織に尋ねる。
けれど返事は返らず。
よほど機嫌を損ねてしまったらしいと、プロデューサーは内心ため息を落とすと、
後で100%オレンジジュースでも用意してやるかと、伊織の機嫌を宥める方法を考えた。
「そろそろ上がるか?」
いい加減温まっただろうとプロデューサーは伊織に再び尋ねる。
けれどやはり返事は返らず、プロデューサーは多少の焦りを感じてしまう。
「伊織?その・・俺が悪かったから・・・」
そう言って伊織の顔を振り向かせようとしたときだった。
「プロデューサー・・・あつ・・・」
微かな声と共にいおりの体が胸元に倒れこんできた。
「伊織?」
見れば伊織の白い頬は赤く染まって。
くたりとなった伊織をプロデューサーは急いで抱き上げると、バスルームをあとにした。
「ヤダって言ったのにッ!!」
「そう怒るな。たまになんだからいいだろう?」
「ヤダってば!バカプロデューサー!」
あれからというもの、伊織が嫌だというにも関わらずプロデューサーは家族がいないときは必ず伊織をバスルームへと運んでいた。
「イヤだって言ってんのになんでするのよ!」
「それは・・・」
「『嫌がるトコが見たい』とか言ったら殴るわよ?」
伊織の言葉にプロデューサーは僅かに冷や汗を流したが、すぐさま取り繕って続けた。
「・・・伊織には負担をかけてるからな。こんな時くらい全部まかせてくれないか?」
と伊織の頬を撫でた。
けれど、
「そんなこと言って結局するくせに!全然まかせられないじゃないッ!」
「・・・・・・;」
まさしく事実そのものをずばり言われてしまったプロデューサーは、返す言葉に窮するのだった。
END
腹減った・・・。
残り2匹か。ずいぶん減ったな。薄いのとチビと、筋と皮ばっかりの奴だけしか残ってない。
最初に食ったのは肉付きよかったな・・・少し柔らかすぎたが。
二番目のメガネはピーピーうるさかったが、あっちの方が少しは肉も締まっててまだマシだったかな。
ああ、でも一番うまかったのはあの大きくもなく小さくもない奴だったなぁ・・・。
薄い奴が壊れたのは、あいつを食ったときだったっけ。
チビよりゃまだ肉が付いてそうだし、最初はこっちにするか。
うーん・・・少し足りないな。筋と骨ばっかりで身も硬かったし・・・。
チビのほうも腐らないうちに食っちまうか。
よし、さっさと食って、また夜になって腹が減る前に餌場を変えよう。
いただきまーす。
「・・・小鳥さんて、ときどきやけに楽しそうな目で私たちを見てるわね」
「ほんとだねぇ。・・・どんなこと考えてるんだろ?」
「あ、よだれが」
「あはは、なにか美味しい物でも食べてるとこ、想像してるんじゃない?」
「・・・おいしそう」
>>322-323 小鳥さん…可愛らしい外見とは裏腹に、
中身はなかなかハードボイルド&
ハングリーなようで…(苦笑)
このスレのど修羅場コンビ、
解散させて来ました。
結果は千早True。
ある意味『走れ!』と似た展開になったのは
仕方ない所ですが(苦笑)
さて、次はあずさソロか。
>>324 完走乙でした。
伊織、小鳥話のPも投下お疲れ様です。
人の数だけえろ妄想があり、その一部を共有できるのは良いものです。
楽しませていただきました。
自分の書いた物が人に多少なりとも影響を与えると思うと、
今後もっと頑張って面白いと思われるものを書こうと思います。
今はイベント原稿に掛かりっきりですが、妄想だけは膨らむので
仕事の合間にまだまだSS作りは続いています。候補としては
・春香のSM調教もの
※春香の素直なキャラクター性をなるべく損なわず、中の人が持つS性を表現してみる。
ノーマル属性のP達に『春香になら叩かれてもいいかも……いや、叩かれたい!』と
思わせるくらい、春香の可愛らしい女王様っぷりを描いてみるSS。
・伊織のらぶアタック作戦SS
※もはやSランクとなった伊織が次に望むもの……それはズバリ『プロデューサー』そのもの。
鈍感なPを振り向かせるべく、次々を作戦を仕掛けながらも、結果は失敗続き。
素直に告白すれば一発なのに、それが『絶対』出来ない伊織様の苦闘っぷりを描くSS。
・あずささんの甘々SS
※ストーリーの骨組みも何も出来てません。
ただ、そこに『あずささんと思いっきりいちゃいちゃしたい』欲求があるだけ。
希望があれば積極的に取り入れちゃうよ。
……と、この3つが今のところ進行中。
一旦文章上げたら最後まで責任持ちますが、どれが作品化するかはまだ未定。
とりあえず、春香のSMレッスンは3割くらいまで出来てます。
微えろ妄想と応援してくれるPたちがいる限りは続けるので、
生暖かく見守ってください。箱○買ったら亜美真美もプロデュースして、
以前いただいた希望にも応えたいので。
……さて、言っちゃった以上、もう少し春香のSS書いてから寝よう。
326 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 19:11:16 ID:s1Oq3ZZG
アイドルたちに「ゆうべのオカズは何だった?」と質問したら…
顔を真っ赤にして答えに困るゆきぽ。
「鶏肉の唐揚げでしたっ!いえいっ!!」と
元気いっぱいに答えるやよい。
>>326 知識量…というより、
知識を得る環境の差が出てるな。
にしても、赤面するとは…
もしや、実際に前の晩に!?(汗)
そして、久しぶり(?)のご馳走に
本当に嬉しそうなやよいが(笑)
なるほど
雪歩は「うまい棒」とは言えずに顔を赤らめたんだなw
(以下、ふたなり注意)
―――コンサート開演、数時間前。
控え室に一人、萩原雪歩はいた。
ドア越しに廊下から、スタッフたちのせわしなく走る足音が聞こえる。ステージのセッ
ティングは大詰めなのだろう。もうすぐ出来上がる飾り立てられた舞台、その上に立つの
は、ほかの誰でもなく、彼女自身。
化粧用の姿見の前に腰掛け、鏡の向こうの自分と視線を合わせる。
(ど、どうしよう・・・・・・)
気弱げな視線。
支度は全て終わっていた。今日の衣装はダンスイメージ。ミニスカートにお腹を露出した、
内気な彼女にとっては大胆すぎる格好。こんな仕事に就かなければ、おそらく一生袖を通す
ことがなかったであろうような、きわどい服が恥ずかしいという感情はある。
けれど、今の彼女を困らせているのは、そんな羞恥より大きな問題だった。
姿見の向こうの少女が、ミニスカートに手をかける。
裾を捲くる。たやすくその小さな覆いは、奥の下着を露なものにした。太ももとスカート
のデルタゾーンに、純白の下着。
扇情的なその姿に、誰かに見られているわけでもないのに、雪歩の頬は赤く染まる。
じっと、その様子を、事細かに眺めている人がいたならば―――
あるいは、その違和感に気が付いたのかもしれない。
少女の痴態の中にある、微かなソレに。
たくし上げられたスカート、もう一方の手が下着に伸びた。するり、上等な生地がすべり
落ちた後に、
くくっ、と屹立しているモノが残った。
あどけない、少女の秘部に寄生しているようにある、本来あるべきではないもの。
ソレ、はグロテスクに自らの存在感を主張していた。充血し、血管がボコボコと張り出し
ている。肉色のカサは凶暴にエラを広げて、まるで洋物ポルノの男優のような大きさだった。
(こ、こんなに大きくなっちゃってる・・・・・・)
コレが異常な存在であることを、雪歩自身は早くから知っていた。だから、ひた隠しにし
ている。友人にも、ほかのアイドルにも。知るのは家族と、数名の医師くらいだった。
恐る恐る、雪歩は自身のモノに手を伸ばす。
ぴくん。
「くぅん!」
軽く指先を触れさせただけで、快感が電光のように体を突き抜け、甘い吐息が思わず口か
ら零れる。並外れた大きさに、未経験な少年のような敏感さ。蕩け、流されてしまいそうな
快楽の波を堪えて、両手をペニスに添える。
しゅに、しゅに。
「はぅ・・・・・・ん・・・・・・」
前後動に呼応して、耐えた唇の隙間から声が漏れた。
―――今までも、仕事前にこんな風に発作的に淫気に襲われたことはあった。
それが具有ゆえのものなのかは分からなかった。一人でいるときは問題ない。『処理』の
仕方は、誰に教わるでもなく、知っていたから。けれど、そうでないときは困ったことにな
る。立ちっぱなしのせいで、亀頭と下着が擦れて、一歩歩くたびに快感が脊椎を走るのを、
悟られまいと何とか耐えたり、それでもどうしようもないときは、トイレに駆け込んで、唇
をかみ締め、声を殺しながら『処理』したり・・・・・・
とにかく、いままで、だれにも知られずに何とかやってこれたのだ。
そして、今回も。
(出し・・・・・・ちゃえば収まるから)
前かがみになり、頬を赤く染め、自分のものをゆっくりと擦る雪歩。手のひら越しの感触
は熱く、時折にびくびくと蠕動している。
―――このままステージに上がったらどうなっちゃうだろうか?
(こんな、短いスカートじゃ、踊ってるときに前の列のお客さんが中を見ちゃうかも・・・・・・
それで、気がつかれちゃう・・・・・・私が、変態さんだって・・・・・・)
恐怖、しかし、それにまして背徳の快楽。妄想とともに、雪歩の手の動きは早くなってい
った。先走りのトロリとした液体が先端からこぼれて、手のひらにまとわりついた。
(カメラの人にも気づかれて、撮られちゃうんだ。スカートの中の膨らんでるところ・・・・・・
それで、シャッター切られて、幻滅、されちゃうよね?私がこんな子だって知られたら。怒
るのかな・・・・・・怒るよね、きっと。みんなに嘘つきって罵られて、そんなんじゃ収まらない
ファンの人たちは詰め掛けてきちゃって、それで・・・・・・いやらしい事されちゃう・・・・・・かも。
囲まれて、大きな男の人たちが、みんなで・・・・・・こんな風に、擦って・・・・・・)
「はぁ・・・・・・ハァ・・・・・・」
鏡に映る少女の表情が蕩ける。嗜楽に目を細め、半空きの口から、たらりと唾液が顎まで
伝った。
(数えられないくらいのファンのみんなが、ズボン脱いで私を囲んで・・・・・・シャワーみたいに、
えっちな液体を・・・・・・ちんちん擦ってる私に・・・・・・みんなでかけちゃうんだ・・・・・・。熱くって、
臭くって、とろとろのが私の体中に・・・・・・真っ白になるくらいまで、ファンのみんなので埋め
尽くされちゃいながら、私も・・・・・・)
「・・・・・・私もっ!」
妄想のピークとオーガズムが重なる。ずんと下腹部に走る射精衝動。
「・・・・・・んきゅっ!!」
ひときわ大きく、その声を控え室に響かせて、雪歩の体が絶頂に震える。
鈴口からビクビクと白濁が飛び出し、粘つく塊が、先端から飛び出し、控え室の床を汚した。
びくんびくん、吐精のたびに華奢な体を派手に飛び跳ねさせる。
「はぁ・・・はぁ・・・・・・」
両手を添えたまま、雪歩は肩を大きく震わせながら、荒い息。
(いっちゃった・・・・・・エッチなこと考えながら・・・・・・ううっ、私ってやっぱりおかしいのかも)
射精しても剛直はまだ収まりそうもない。慣れてしまったのか、それとも染まってきているの
か、はじめは一度出せば収まったソレだが、最近では何度か出さない限り収まらないようになっ
ていた。
加えて、感情的なものも・・・・・・雪歩自身、こんなものじゃ満足できないのだ。本番前の切羽詰
った時間だというのに、いや、だからこそ、その背徳が触媒となる。取り返しのつかないことに
なってしまうかもしれない危機感すら、今の雪歩にとっては媚薬以外の何者でもない。
自分の出したスペルマまみれのペニスに再び手を伸ばし、二度目の自慰に雪歩が耽ろうとした
ときだった・・・・・・
「・・・・・・ふふっ、なーにやってるのかなぁ」
背後から、声。
そして、背中に押しかかってくる体温。
確かに、さっきまでは誰も居なかったはず。思考を混乱させたまま、雪歩は目前の控え室の
鏡に視線を向けた。
驚きのあまりに目をまん丸にした自分の姿。そして、その背後に映る。
(!!春香ちゃん!?)
自分の顔のすぐ横に、天海春香の笑顔・・・・・・いつもと変わらない笑顔があった。
「んもう、雪歩ってば、夢中でぜんぜん気がつかないんだものー」
最中、確かに雪歩の周りから『外部』は消えていた。妄想の世界に浸っていたときに、控え
室の中に入ってこられたとしたら・・・・・・
(見られ、ちゃった・・・・・・全部)
さぁ、っと血の気が引く。隠していたこと、今まで知られないためにしてきた努力の全てが
瓦解したのだ。絶望感が彼女を包む。しかし、それと同時にあられもない姿を見られたことに
対する、激しい羞恥心が、雪歩の胸をかき乱す。
「リハが近いから呼びに来たのに」
「わ、わたしっ!!」
言葉に詰まった。
沈黙が流れる。
言うべき台詞が浮かんでは、泡沫のように次の瞬間には消えてしまう。
そんな風にすんでで言葉にどこかにいかれて、取り残された雪歩の口は、ぱくぱくと意味も
無く開いたり閉じたりを繰り返すだけだった。
だから、先に話し出したのは春香のほうだった。
「秘密にしてたんだよね、いままで、ずっと」
「・・・・・・うん」辛うじて、ひねり出すようにして、ようやくその二文字だけが出てきた。
「辛かった、よね」
「春香ちゃん・・・・・・」
鏡の向こうの春香が目を細めた。柔和な表情。
「大丈夫。私は、雪歩のこと気持ち悪いとか思わないよ」
「・・・・・・」
「だって、友達、じゃない?」
きゅうっと、背後から抱きすくめられて、耳元で囁かれる台詞。混乱した雪歩の思考がほど
けていく。
(そうだ、春香ちゃんなら分かってくれる。優しいし、強いし、私にないものを一杯持ってい
る子だから・・・・・・信じて、いいよね。こんな私でも、今までどおり接してくれる・・・・・・)
つつ、と雪歩の頬に涙が伝った。それは、かたくなな彼女の心が融解した証なのか。
―――あるいは、それを人は篭絡というのかもしれない。
「・・・・・・ねぇ、手伝ってあげようか?」
「え?」言うなり、春香が勃ちっぱなしのそれに手を伸ばしてきた。
「だ、だめだよ、春香ちゃん」
「どうして?」
「どうしてって・・・・・・汚いから」
「そんなことないよ。それに・・・・・・」
春香の中指がつぅっと、とわたりをなぞるように撫でた。閃光のように走る快楽。それは自慰
では得ることのないものだった。
「うぁっ!!」
「ここは、そうは言っていないみたいね」
しなやかにその指先は輪を作り、さおの部分を包み込んだ。先走りと先ほど出した白濁でびち
ゃびちゃのそこを軽いタッチで握られる。
必死でもがけば、振り払えるはず。
けれど、雪歩の四肢はだらんとし、春香のなすがままだった。
「はぅ・・・・・・だ、だめ、なの・・・・・」
意味のない言葉。とろけた脳は、それとは裏腹に快楽だけを求める。
(春香ちゃんの指で・・・・・・私のちんちん擦られてる・・・・・・)
にじ、にじ。ゆっくりと春香の手のひらが動くたびに、肉の間で粘液の擦れる水っぽい音が響
いた。それに呼応して、雪歩の口から断続的に漏れるあえぎ声。控え室の中にあるのはその二つ
の音だけ。
亀頭の周りを通り過ぎるときに、きゅうっと手のひらがきつくなる。
―――刹那、
「・・・・・・んあっ!」
がくん、椅子の上で雪歩が背中を仰け反らせる。
(でちゃ、でちゃうっ!!このままじゃっ!!)
絶頂が近いのを、雪歩の切羽詰った表情で見抜いたのか、春香の手の動きは激しさを増していく。
ぎゅ、ぎゅ、と竿の全体を擦り上げるようにして、指先が踊る。呼吸すらままならない快楽の中、
雪歩の意識がスパークした。
「!!!」
言葉にならない絶叫。
雪歩は椅子の上で大きく背をしならせ、二度目とは思えない量の白濁を鈴口から迸らせた。
勢い良く飛んだそれは、目前の姿見にびちゃびちゃとぶつかり、鏡の向こうの少女の顔を、真っ
白に染めた。
びくん、びくん。蠕動を繰り返すペニスは、その度に残滓を床に零す。
「はぁー、はぁー・・・・・・」
絶頂後の雪歩は荒い息。まるで全力疾走した後のようだった。体中を包む、疲労感と、虚脱感。
「うわ、すごーい」どこか、間の抜けた春香の声が耳元から聞こえる。
「量も、勢いも・・・・・・相当、気持ちよかったんだねぇ」
激しい二度目の射精の余韻を引きづったままの雪歩は、春香のその言葉に答えられない。
(凄かった・・・・・・人にやってもらうのって、こんなに違うんだ・・・・・・)
肩で息を繰り返す雪歩をよそに、春香が背後から前面に回った。椅子に座った雪歩の前にしゃ
がみこむ。そう、ちょうど目前にペニスのある位置だ。
「・・・・・・やっぱり本物、うーん、なんだか不思議」
そんな風に、まじまじと眺めている。
「ちょ、はるかちゃ、はずかしい・・・・・・つっ!!」
言葉は最後まで続かなかった。雪歩にとっては思ってもみなかったこと、春香が躊躇いなく射精
後の力を失ったそれを、口に運んだのだ。
唇が亀頭を巻き込み、竿にザラリとした舌の感触。
「は、はるかちゃんっ!ひぅっ!!」
あらかじめたっぷり分泌されていた唾液と頬の内側が絡みつく。水っぽく温かい、今まで味わっ
たことのない感触。
吸い付いたその口の中、舌先が先端をこじ開けるように進入してくる。
「・・・・・・イったばかりで、敏感すぎてっ・・・・・・ホントにだめなの!!」
ちゅ、ず、ずぞ・・・・・・
頬を窄めた春香の口は、水気をすすり上げるような音をさせ、尿道に残った白濁の残滓を吸い
上げてくる。意図にない快楽は、ただでさえ敏感な雪歩のそれには激しすぎて、痛みと紙一重の
オルガの波が、か細い体を翻弄していた。
(だ、だめ、このままじゃ・・・・・・)
定期的にスパークし、思考ままならない頭の中、かすかに雪歩は下腹部にずくんと異質な衝動
を感じる。射精とは違う、重いコレが今にも蕩けてしまいそうになるのを、何とか必死に止めよ
うとするのだが、知ってか知らずか、春香が前後動を緩めない。
「は、春香ちゃん、だめ・・・・・・でちゃう、でちゃうからぁ」
涙さえ浮かべて、必死に堪える雪歩。
「ちゅー・・・・・・ぷはっ、うーん、耐えてる雪歩の表情って、かーわいー。よーし、もっと気持ち
よくしてあげるからね」
「そ、そんなこと頼んで・・・・・・ひゃっ!!」
春香の指がペニスより下、秘貝の部分に伸ばされた。
(え、うそ!?両方なんて!!)
つぷ。十分すぎるほど濡れていた女の子の部分に、中指が沈み込んでいく。
「だ、だめぇ・・・・・・そんなぁ・・・・・・気持ち、良すぎ、くるっちゃうよぅ・・・・・・」
力なくこぼれる雪歩のそんな台詞は大げさな表現ではない。
二種類。異質の快楽が駆け巡る―――
具有だけが感じることの出来る男性として、女性としての快楽の二重奏は、ただ単に二倍とい
うだけではない。二倍ならぬ二乗、あるいはそれ以上のエクスタシー。それに、春香の技術が拍
車をかける。スイートポイントをあやまたず突く舌技と指技。射精後で力を幾分か失ってるとは
いえ、それでも人並みはずれた大きさの雪歩のものを口いっぱいにして咥え、絶えず舌先は蠢き、
先端をねぶる。たっぷりの唾液が前後動のたびに口元からこぼれ、顎を伝って胸元に落ちていた。
そして、クの字に曲げられた中指は、未開発な入り口を押し広げる。包皮に包まれた一番女性
として敏感な部分に手のひらが押し当てられ、進入と同時に擦られる。
(・・・・・・も、だめ、イッちゃう!!)
快楽の奔流に、雪歩が思考を手放しかけたとき、すんでで止めていた下半身の塊が、解けた。
「ひうっ」
大きく息を吸い込むと同時に、
したたたたた・・・・・・
膀胱を、尿道を通って、精液よりも遥かに粘度の薄い液体が排出される。
「・・・・・・っ!!」
咥えたままの春香が、口内に溢れてくる液体に一瞬だけ眉を寄せた。けれど、そのまま、口を
離すことはない。
(うそ、春香ちゃんが私の、飲んでる・・・・・・)
それは、射精よりも緩やか、けれど長続きする快楽だった。
たっぷりと、一滴残らず放出した雪歩は、ぐったりと椅子に背を預けていた。
その全てを口に含んだ春香が、脱力して半ば呆けたままの雪歩に顔を寄せる。
(春香ちゃん・・・・・・っ!!!)
そして、そのまま唇を奪われた。抵抗する力もなく、閉じた唇をこじ開けられると、
(え、これ!?)
そのまま、口移しで液体が流し込まれてきた。生暖かく、すこししょっぱいそれは、先ほど雪
歩自身が出したものに違いない。
けれど、嫌悪感はなかった。
それが、春香からの口移しゆえなのかはわからない・・・・・・
―――んっく、こく、こく
喉を通り、嚥下していく行為。通り抜けていく液体が、アムリタか何かのように少女は思って
しまう。
(自分の、飲んで・・・・・・なんて、やっぱり私、変態さん、なんだ)
でも―――
眼前で微笑む、春香の顔を見て思う。
それでも、いいかなと。
―――夜半。
深夜と呼んでも差し支えない時間だが、765プロの明かりはまだ消えていなかった。
「ふぅー」大きく息をつくプロデューサ。机の上の書き物から顔を上げて伸びを一つ。
「終わった終わったぁ」
「おつかれさまです、プロデューサーさんっ」その横には、私服の天海春香の姿。
「ごめんな、春香。ステージ終わった後だっていうのに、こんな時間までつき合わせちゃって」
「気にしないでください、自分で言い出したことなんですから。それに、まぁ、結局、お茶入
れるくらいしか手伝えませんでしたし」
「いや、いろいろ助かったよ。あ、帰り大丈夫か?タクシーで、って言いたいところだけど・・・・・・」
プロデューサーが口ごもる。
「・・・・・・分かってますよ、プロデューサーさん。まだ終電動いてる時間だから大丈夫です。駅ま
ではお父さんに迎えにきてもらいますし」
「本当すまないなぁ。貧乏プロダクションで。大手ならタレントのタクシー代くらいポンと払うの
に・・・・・・ああ、親御さんへの連絡はこっちで入れておくよ」
頭をかきながら、プロデューサーは思う。この手のことで春香は一番気が利くし、周りとの関係で
気を回すのもうまい。
(いい子だよなぁ、ホント・・・・・・)
「しかし、今日のステージもまた大変だったなぁ。春香と雪歩はリハ出てこないし」
「うぅ、ごめんなさい・・・・・・」
「ああ、気にしないでいいよ。雪歩、体調悪かったから、それで春香も付き添ってたんだろ?本番も
いまいち腰回りの動きノってなかったけど、春香がうまくフォローしてたよな。関心関心」
「ありがとうございます、プロデューサーさん!」ぺこん、と春香が元気よくお辞儀した。
「・・・・・・?そういや春香、なんか、良いことでもあったの?今日は一日ご機嫌みたいだけど」
長く横から見ていた存在だから分かる、節々、浮かれているのかテンションの高い様子が。まぁ、
機嫌はいいに越したことはないのだが。
「分かります?」
「なんとなくね」
「実は、ですね・・・・・・いい、玩具が手に入ったんですよ」
「オモチャ?へ?」
「あー、プロデューサーさんひどーい、鼻で笑いましたねー」
「いや、でも、オモチャって」
「子供っぽいとか思ってるんだ。あーあー、馬鹿にされるんなら言わなきゃよかった」
ぷい、と横を向いて拗ねる春香。
「はは、ごめんごめん。でも、春香がそんなに浮かれるくらいのモノなんだから、結構凄いんだろうなぁ」
「ええ」
春香は微笑む。
「きっと、飽きるまでは、たっぷり遊べると思いますよ……」
(プロバが絶賛規制中ですよプロデューサー!←(意味不明)ってわけで漫喫から)
(黒春香です、黒春香。ラジオCD5聞いてから、書きたくてしょーもなかった題材です)
(ピュア春香至上主義の人はゴメンナサイ。ではでは)
>>332-340 心の隙間に巧みに入り込む春香、
負い目があるが故にあらがえない雪歩。
春香の『攻め』の部分を楽しませて貰いました。
これがプロデューサーさん相手だと、
完全に『受け』に回るんでしょうね。
P相手に総受けな彼女も見てみたいな、
とも思うのですが。
ともかくお疲れ様でした。
次作も楽しみにしております。
神が久々に光臨された
ふたなりゆきぽ・・
イイ!!
キター!!!
ゆきぽのぱんちゅはぬるぬるぬるぽ
具有の場合はクリがティムポになるってのは言っちゃ駄目なんだろうな・・・
保守ついでに。
最近うちの春香がやばい。
冗談だか天然だかわからんが「ずっと一緒にいてくださいね☆」とかメールよこしやがった。
俺は単なるプロデューサーだっつうの!
息抜きに外出付き合ってやったら「恋人だと思われちゃうかも!><」とか
「プロデューサーと一緒に遊びたいなぁ・・・><」とか・・・
お前ちょっと落ち着けと。
お前はファンをときめかせるのが仕事だろと。
俺をときめかせてどうするんだっつうの・・・。
youヤっちゃいなyo!
それはそれでほほえましいが、春香を単なる数あわせで入れていると
ウザいことこの上ないよな
生意気な千早をシめてやるっ!
春香が見守る中、制裁は行われた。
既に千早の口には高木社長のサオがねじ込まれている。
「プロデューサーさん、千早ちゃんの下のお口がおねだりしてるみたいですよ」
春香がいうと、Pはトランクスから巨大な一物を取り出した。
ゆうに一尺はあろうかという巨大な業物に、千早はぶるっと震えた。
しかし、その恐怖とは裏腹に〜いや、千早にとってはその恐怖こそが
色欲を沸き立たせるものだったかもしれないが〜千早の馬鹿貝のような
秘部は、熱いくらいに濡れそぼっていた。
その馬鹿貝の皮を雪歩が唇で器用にちゅるんと剥く。
雪歩の口中にアンモニア臭が広がる。
そして、プロデューサーの一尺竿が千早の膣内にねじ込まれていく…
765プロメンバー4人によるド迫力の4Pファック。
まだ、幕が開いたにすぎない。
悦楽は、ここから始まる。夜はまだ終わらない…
頼むから寸止めやめてくれw
ぃぁ、ただの保守でそ?
./ ̄`ヽ
| / く ではここで、私の独断と偏見によるイメージ傾向で保守だ!
_.ゝ ∠_
/ ヽ . .1st 黒春香系 ↑
/ ヽ 2nd アイドル×プロデューサー系 →
| || ヘ ヽ3rd アイドル凌辱系 →
ご無沙汰です。最近、人も少ないようなのでオリジナルコミュを投下。
無論、健全ではないやつです。選択肢の通りに書いては投下しますので、
またしばしお付き合いくださると幸いです……
健全板では、Pの皆さん優秀でパフェかグッドがほとんどでしたが……
ここはえっちありの板と言う事で、書く方もどうなるか分かりません。
分類:あずささん
タイトル:おはよう!あずささん
で、ご協力をお願いします。
「というわけで……本当に気をつけてくださいね。
一応警備システムもありますけど、何があるか分かりませんから……」
「もう~……大丈夫ですよ、プロデューサーさん。わたしだって大人なんですから、
一晩事務所に泊まるくらいなんでもありませんよ」
一応確認しておくが、俺だってあずささんを信用していないわけじゃない。
ただ、何だろう……この不安感。確かにあずささんは立派に一人暮らししているわけだし、
必要以上に疑うのは失礼だと言う事は分かっている。
しかし、しかし……『あずささんだから』という一言がすべての理屈を吹き飛ばし、俺を不安にさせる。
今は深夜の0時半。
深夜ラジオのゲスト収録を終えた俺達は事務所に帰って来た。
そのままあずささんを家まで送っていこうと思った矢先、TV局のプロデューサーから仕事のオファーと
緊急打ち合わせの要請が来たんだ。
これからあずささんを本格的に売り出していきたいと思った時に、絶好の仕事。無論このチャンスを逃す手は無い。
あずささんには申し訳ないが、タクシー代も満足に出せない貧乏プロダクションとしては、
終電が行ってしまった以上事務所で寝てもらうしかない。
幸いあずささんは大人だし、事務所に泊まっても何ら問題は無い。
「ちなみに……あずささん。枕やベッドが変わると眠れないとかは……?」
「うーん……ありませんねぇ〜わたし、眠くなると何処でも寝てしまいますし……
事務所の仮眠室って、まだ使ったことが無いからドキドキしちゃいますよね〜♪」
「それなら良かったんですが……あまりいい布団もありませんし、風邪をひかないように気をつけてくださいね。
お腹がすいたら給湯室の冷蔵庫にサンドイッチとかありますから、良かったらどうぞ。
あとは、オフィスは赤外線センサーがありますから、7時まで入れませんから」
「え〜と……シャワー室は使っても大丈夫ですか?」
「どうぞ。オフィスと社長室以外は自由に出入りできますから。記者が張り込んでいる可能性もありますし、
コンビニに買い物とかは出来るだけ勘弁してください……じゃ、俺はそろそろ行ってきますから」
「あ、はーい♪では、玄関先まで送りますよ〜」
「あずささん!」
その笑顔に俺はドキッとしながらも、必死に彼女を止めた。
気持ちは凄く嬉しいが、悪徳記者がいるかもしれないんだ。
万に一つでもヘンな方向に取られそうなものは見せられない。
「……悪徳記者がいるかもしれないんです。特にあずささんみたいに美人な人は狙われやすいですから、
気持ちだけいただきますよ。……じゃ、運がよければ仕事取ってこれますから、果報を寝て待ってて下さい」
「ん〜……残念ですけど、わかりました〜。いってらっしゃい、プロデューサーさん」
彼女の笑顔に見送られ、俺は事務所をあとにした。ここからTV局まで、車で30分ほど。
上手く行ったら朝の7時ごろには帰れるだろう。
あずささんも疲れているだろうし、このあとすぐ寝るだろうから問題は無い……はずなんだけど、
どこかに小骨が引っ掛かったような不安を胸に抱いたまま、俺は急な仕事へと出掛けていった。
■
当たり前といえば当たり前だが、765プロの仮眠室は殺風景極まりない部屋だった。
ほとんどプロデューサー本人しか使わず、私物もきわめて少ない……いや、無い。
『寝る』という目的のためだけに作られたその部屋はあまりにも簡素で、見渡しても3分で飽きてしまう。
天井の木目をいろんなものに見立てて暇を潰せるあずさ本人でさえも、
この部屋の生活感の欠片も無い雰囲気に呑まれ、寝る以外の選択肢を奪われていた。
「うーん……寂しいお部屋ですね……寝る場所だから当たり前なんですけど」
ベッドに潜り込んで電気を消せば、もう部屋に入る光はほとんど無い。
他に何をするでもなく、もともと寝つきの良い彼女が眠りに落ちるまでは、数分と掛からなかった。
それからきっかり6時間後。
雀の囀りとともに目を覚ましたあずさは、ふらつきながらもベッドから離れ、立ち上がった。
「うにゅぅ……おあようございます〜」
まだ寝ぼけまなこをこすりながら起き上がるその様子は、『別の寝床にいた』という事実を把握していない。
その証拠に、ベッドの横に用意していたスカートもはかず、自宅にいる時と同じようにシャワーを浴びるべく、
そのまま部屋を出ていったのだから。
■
「ふあぁ……疲れたけど仕事も取れたし、良かった良かった……帰ったら、あずささんに報告だな」
疲れた身体に鞭打って、プロデューサーは765プロへの帰路を急ぐ。
TV局のプロデューサーとも話が進み、無事あずさの出演依頼を取り付けた。
しかも、マイナーランクながら番組内で歌わせてもらえるとあれば、会社的には大成功である。
ランクの低い初期のうちは、バラエティ番組内で後ろのほうで微笑む水着のお姉さんのような仕事しか来ない昨今、
歌付きで出演依頼を取り付けたというのは異例であり、彼の手腕が確かなものである証拠だった。
勿論、あずさだけでなく社長も大喜びするであろうことは間違いない。
彼女の笑顔を思えば、疲れも眠気も今は感じない。
まだ寝ているか、もう起きているかは分からないが、出会ったら真っ先に報告したい……
そう思いながら、彼は会社の駐車場に車を停め、書類をまとめてオフィスへの道を急いだ。
朝7時の765プロにはさすがに誰もいない。
だいたい一番乗りは8時20分頃に事務員の小鳥が来るか、月末が近くなると律子が事務の手伝いとして
8時ごろから来ているか……または徹夜したプロデューサーがそのままオフィスにいるか。そんな感じである。
しかし、この日ばかりは状況が違っていた。
午前7時現在……下着に大き目のシャツ一枚という刺激的な格好のあずさが、
寝ぼけまなこで廊下を歩いていたのだから。
「ふぁ……シャワー………浴びたい……」
ほとんど脊髄反射のように歩き、自宅にいるような感覚で風呂場へと向かうあずさだが、
今現在彼女は765プロにいる。当然間取りも違うし景色も違う。
壁にでもぶつかればショックで目が覚めるというものだが……偶然は重なるもので、
何処にもぶつかる事無く、隣の部屋(給湯室)へと入っていった。
無論、そこが風呂場だと思い込んで。
■
「……オフィスにはいないな……まだ寝てるのかな?仕方ない。起きるまで待つとして……
喉が渇いたし、茶でも淹れるかな」
半分くらい期待していたが、プロでデューサーは警備システムのスイッチがONになっているのを確認する。
つまり、まだあずさはオフィスに入っていないということで、寝ている可能性が高い。
とりあえずは一杯、茶でも淹れて落ち着こうと思い、彼は給湯室へと向かった。
■
「〜〜♪」
鼻歌とともにシャツのボタンを外し、朝日の前にその胸を晒す。
まばゆいばかりの光を受け止めるその肌は、10代中盤と言っても良いほど瑞々しく、
それでいて充分に成長しきった乳房は息を飲むほどに美しい。
「お風呂で〜〜うふふふ〜♪」
どこかで聞いたような文脈と共に、唯一残されたショーツに手を掛けたその時……
彼は入ってきた。最悪……いや、最高のタイミングで。
■
人間、あまりに日常からかけ離れた光景を見ると、思考がストップするらしい。
さっきまでアレだけ会いたかったあずささんが目の前にいるというのに、嬉しいという感情が起こらない。
いや、むしろ俺の中で危険信号がけたたましく鳴っているんだが、気のせいだろうか?
だって……考えてもみてくれ。給湯室に入ったら、半裸のあずささんがいるんだぞ!?
しかも、どういうわけか最後の一枚を脱ごうとしている最中だ。
かといって悲鳴を上げる様子もなく、俺が何者かを把握しているかもあやしい雰囲気だ。
確かに俺も疲れて判断が甘くなっている部分は認める。
だが、ここは紛れもなく給湯室。目の前にあるサイドボードから取り出した湯飲みが証拠だ。
その給湯室で、何故あずささんが裸になろうとしているのか?
……多分寝ぼけている可能性が高いが、真偽の程はここでは重要ではないような気がするんだ。
ここで大切な事は一つ。
俺がいかにあずささんを刺激せず、この場を丸く収める方法を取れるか否か、だ。
1:これ以上見てはいけない。残念だが『す、すみませんっ!』と、直ちにこの場から立ち去る。
2:俺にやましい事は無いし、もうちょっと見たい。『おはようございます』と爽やかに挨拶し、
『あずささんも一杯いかがです?目が覚めますよ』と何事もなかったようにお茶を勧める。
3:常識的に正しい行動を取るべきだ。『あずささん……寝ぼけてます?
ここは765プロの給湯室です。まずは服を着てください』と冷静に指摘する。
亜美:「ルールは未来館と同じです、次にレスくれた兄ちゃんの選択肢を採用して書き進めるYO!」
真美:「選択肢以外でも、面白そうな答えがあったらソッチに流れるかも……」
やよい:「例によって、どっちかというと『えっちな描写もあるお約束ギャグ』的な位置で読んでください。
合体とか期待しないで下さいね……本当に。
亜美:「それはそれとして、はるるんのSM話はどうなったのー?」
やよい:「15K程書いて没!!なんかいい感じにならなかったみたいですっ……もう一工夫加えるか、
見込みがなければお蔵入りになります……ごりょーしょーください、すみませんっ」
真美:「リアルに冬の〆切りも洒落になってない時間なので、このコントも短めにしろだってさ」
亜美:「しょうがないなぁ……あ、そうそう。選択肢によってはπタッチも出すから、お楽しみにー♪」
やよい:「えーと……多分今度はどう転んでもマジメ話にはならないと思います。
お気楽に読んでいただけるとうれしいですっ!うっうー、ではまた見てくださいねっ♪」
新作キター!!!!
続きは"2"の選択肢でおながいします
363 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 18:17:52 ID:Y8Tyw7Or
春香は体操服に赤色のブルマ姿になった。「プロデューサーさん、やはり
やめよう…」と言うが、プロデューサーは春香を押し倒し、体操服の感触を
味わった。「プロデューサーさん、そんなに触ったらだめぇ!」春香が
執拗に感じまくっているのでプロデューサーは春香の秘部にモノを挿入した。
「プロデューサーさん、そんなに突いたらだめぇ」春香は弱い体位で攻められた。
春香はウェアを半脱ぎされ、ブラをずらされた。「プロデューサーさん、
私もうだめぇ…」プロデューサーは悶えてる春香を見て辛抱できなくなり、
胸元に精液を出してしまった…。
いくらんでも端折り過ぎだw
では、2番の選択でお話を進めます。
慌ただしくて申し訳ないですが、お楽しみいただけると幸いです。
「良かったら、あずささんもお茶、いかがですか?気分がスッキリしますよ」
俺はつとめて冷静に(内心ドキドキしまくりだが)あずささんに話しかけた。
やはりこの状況を理解している気配はなく、薄目を開けたぽやんとした表情で頷き、湯飲みを受け取った。
「いただきます〜」
765プロにあるお茶は全て雪歩が選んでくれたもので、その美味しさはかなりのものだ。
お茶なんてほとんど飲まない亜美、真美も嫌がらずに口にするという事実がそれを証明している。
たっぷりのカテキンが効いたのか、お茶をすすってまったりとした表情をうかべるあずささんの様子に、
気のせいか少しばかり聡明さが戻ったような気がする。……………半裸だけど。
「あら……プロデューサーさん。おはようございます〜」
俺を正式に認識したらしく、にこやかな笑顔で挨拶をくれるあずささん。
その清々しい笑顔は全ての男をやる気にさせ、仕事をする活力へと変換される……はずなのだが、
下着一枚でこんな無防備な笑顔を向けられては、どうしていいか分からない。
多分、俺を認識しても周りの状況は分かって無いんだろうな……あずささん。
傍から見ればお笑いのようでしかないこの状況だが、間近で裸体を拝んでいる本人としては、
幸せと戸惑いが最大レベルで押し寄せているこの状況をどう説明して良いものか。
あずささんの最大のアピールポイントである大きな胸は、その大きさ以上に形も良く、
上辺のカーブには見事な張りがあって、ただでさえ見事なそのボリュームを最大限に活かしている。
ファンの誰もが見たがるであろう、その胸の先端には綺麗なピンク色をした乳首があり、
乳輪と乳首の大きさ、ふくらみまでが完璧ともいえるプロポーションで俺の目前に存在している。
稀にネットなどで『ああいう巨乳女に限って、乳輪でかかったり乳首が黒かったりするんだぜ』などという
不貞な輩がいるが、それは全くの事実無根であり、あずささんの綺麗なおっぱいを見た事が無い
可哀想な男のやっかみである事が今、証明された。
………勿論、奴らの前で立証する気なんて無いけどな。
そして、胸ばかりに目が行ってしまうが……実は、腰もお尻もあずささんは凄い。
太りやすい体質だとミーティングの時に聞いたことがあるが、そのくびれたウェストは大変魅力的で、
胸とお尻のふくらみを見事なまでに強調させている。
さらにはショーツに包まれたお尻のラインも芸術的と言っていいほどに美しくも艶かしく、
強烈なまでの母性を感じずにはいられない。
形は普通のヒップハングタイプだが、上品なレースのあしらわれた純白のショーツも良く似合い、
その、残された一枚が余計に彼女の裸体を扇情的に見せていた。
いろいろリスクも高いこの状況だが、ただ一言……『生きてて良かった』と心から思えた。
だが、神はこの状況に甘んじる事を許さなかったらしい。
さっきまでの行動と、今現在の俺との会話を別々の脳で処理しているのか、
茶を美味しそうに飲んだ後、湯飲みを戻すとふたたびショーツを脱ぎ始めた。俺の目の前で。
「!!?」
ここで大袈裟に驚いてしまっては、あずささんを刺激してしまう。
俺は息を飲み込んで何も感じていない様子を装うと、自分の茶を啜りながら彼女の行動を見守った。
丁寧に片方ずつの脚をショーツから抜き取るしぐさは、全ての男の脳天を直撃する。
スーツを着てるから誤魔化せているが、俺の股間はすでに大変な事になっていた。
バスケットと脱衣篭を間違えているらしく、シャツと下着をその中に入れると、奥の扉へ入っていく。
彼女は風呂場だと思っているようだが、その扉の向こうにあるのはただの物置き部屋だ。
今のうちに逃げて、知らんふりをするという手もあるが……欲望と心配の感情がそれを許さなかった。
案の定、あずささんはここが風呂ではないと認識して戻ってきたようだが……
俺の見立てだと、多分まだ半分くらい寝ているみたいだな。
「忘れてました〜とらたんにご飯、あげないと〜……」
そして、彼女の脳……いや、脊髄は別の日課を思い出したようで、飼い犬にご飯をあげるべく、
俺の横を通り抜けて給湯室を出て行った。………今度は、全裸で。
詳しく言うならスリッパは履いていたが、全裸と言ってもいいと思う。
「……くはぁ……」
前から後ろから、あずささんの裸体を一通り拝んだところで、彼女が去った後、俺は固い床に倒れこんだ。
とりあえず当面の危機を脱した安心感と、とんでもなく凄いものを見た感動で。
「……歩くだけでも、揺れるんだな……さすがはあずささんだ」
僅かな時間だが、きっと俺は一生忘れないだろう……いや、忘れてなるものか!
下手をすれば思いっきり嫌われるリスクを背負ってまで見た、あずささんの裸体だ。
少しばかりあずささんの隙に乗じたような、卑怯な側面も認めるが……まぁ、それはそれ。
見なかったほうが後悔するに決まっている。あの破壊力を目の当たりにしたら。
それにしても件の犬め。あずささんが『時々一緒にお風呂に入って洗ってあげるんです〜』なんて言っていたが、
犬の分際でなんて羨ましい。あんな人に毎日ご飯の世話や散歩と、ふれあっていられるなんて。
まぁ、ここは765プロだ。あずささんが玄関まで出て行っても、とらたんはここにいない………
「……待て、待てよ……落ち着いて考えろ、俺……」
脳裏に浮かんだのは、果てしなく嫌な予感。もう一度状況を整理してみよう。
・あずささんは、ここを自宅と間違えている
・あずささんは、とらたんにご飯をあげるべく、玄関まで歩いていった
・あずささんは、今、全裸である
「やばい!?今、外に出られたら」
悪徳記者はおろか、一般人にも見られたらおしまいだ。
いくら寝ぼけているとはいえ、全裸で外に出られたら言い訳はまったく通用しない。
俺はダッシュで給湯室を出ると、全力で玄関に向かって加速し始めた。
もう、体裁やら状況やらを気にしてはいられない。
あずささんが全裸でドアを開けてしまえば、彼女のアイドル生命が……いや、765プロが終わる。
廊下に出た時点で、あずささんの綺麗な黒髪と美しいお尻のラインが見えるが……
今はそんな事を気にしていられる状況では無い。無いのだが……
男という生き物は悲しいもので、胸と同じようにやわらかく揺れる彼女のお尻にどうしても視線を奪われる。
ミーティングでは『くっ…許せないな!』と言ったが、あずささんに痴漢したくなる男の気持ちも、悲しいが解る。
あの胸とお尻は、健全な男にとって、多少の理性など容易く吹き飛ばす核兵器なのだから。
「あずささん、ストップ、ストーップ!!」
叫ぶと同時に、俺は後ろから彼女を抱きとめた。
ドアノブに手を掛けている段階だったので、もはやこうして身体を張って止めるしかなかったのだ。
タイミング的には何とか間に合ったようで、彼女の歩みも止まったようだ。
……しかし、今回はさすがに与えたショックが大きかったのかもしれない。
「あれ……とらたん?じゃなくって、プロデューサーさん……あら〜?ここは……」
…………さて、まずは何から説明したものか。
はっきり目を覚ましたあずささんの事だ。もう自分が全裸である事にもそろそろ気付くだろう。
とりあえずは寝ぼけていた事だけでも思い出してくれると助かるんだけど……
なんて思っていた矢先、鍵が開いて誰かが入ってきた。
「……」
「……」
「……げ」
全身を黒のスーツで決めた、初老の男性。
それは紛れもなく、この会社の最高責任者……すなわち、高木順一朗社長その人である。
よりによって今日は小鳥さんや律子より早く出社するとは、何と言う間の悪さ。
社長は一瞬面食らった様子で、たじろぎながらも冷静にドアを閉め、俺に向かって静かに言い放った。
「……キミには聞きたい事が2つある。まず、ここで三浦君と何をしている?
もう一つはその事について申し開きがあるなら簡潔に説明したまえ」
……やっぱり、そう来るよなぁ…いきなりこんな場面に出くわした人間なら。
だが、落ち着け俺。状況は最悪で、ただでは済みそうに事は分かっている。
しかし、即死か重症かではその後の対応が大きく変わる。
考えろ、俺!少しでもダメージを抑える、適切なセリフを!!
「……あんっ……」
あずささん!咄嗟に胸を掴んでしまった事は後で謝りますけど、よりによって今、
この状況でそんな声を出しますか!?
とにかく今回ばかりは、『違うんです、実はこれは……』とか、説明している時間は無さそうだ。
このピリピリした空気に耐え切れず、俺が発した一言は……
1:『朝の挨拶をしていました』
2:『レッスンをしていました』
3:『コミュニケーションをしていました』
亜美:「さすがこの板の兄ちゃんは勇者だね……そう来ましたか」
真美:「答えを明かすと、選択肢によって最後に玄関に現れる人が変わったんだよね。
1番だと小鳥おねーちゃん、3番だと律っちゃんと鉢合わせ。それはそれで地獄絵図?」
やよい:「今回で最後の選択ですっ。流れはちょっとお気の毒な方向に行ってるかもだけど、
ランク低いうちにこんな事しちゃうと、多分こうなるんじゃないかと思って書きました」
亜美:「まぁ、世の中にはπタッチ専用カードを作る猛者もいるわけだし……」
真美:「今回のSSは、そんな楽しみ方もアリって事で見てね……じゃ、また次回」
やよい:「次でおしまいなので、もうちょっとだけ付き合ってくださいっ……お疲れ様でしたっ!」
これはもう3番しかないな
いいやここは
4:『社長も一緒にどうです?』
3Pフラグktkt
3.コミュ よりは 2.レッスン の方がふさわしいと思うのだが
あずささんの長所を鍛える行動なわけだしょ?
律子との修羅場も見たかった私マー
4番を選びたいところだが、3番でw
数少ない社長登場作品なのであえて4番
4番だろ・・・性的に考えて
4番か・・・
倫理的におk
4番でないと生理的に(ry
3だな、3
381 :
微えろP:2006/12/06(水) 13:23:23 ID:iHdJVTSq
思ったより反応があって怖くなってきたので、先にごめんなさい。
コミケのアイマス本入稿間際で妄想どころかキーボード叩く時間も無いので、
後編の投下はまだ先になります。本当にすみません。
投稿したい職人さんは、気にせずいっちゃってください。
この選択肢付きSSですが、ルールとして宣言した以上、3番で話を進めます。
しかし、4番を推してくれた人も結構いるので少しは反映させるつもりです。
未来館を含め、最近めっきり投稿者も読者も減ったと思ってましたが、
見てくれる人がこれだけいるんだと思うと感動しますしやる気も出ます。
入稿終わったら必ず書ききりますので、こんな作品ですがどうか今しばらくお待ちください。
いつも見てくださる人たち、マジ感謝です。
>381
いえいえ,冬の入稿の方が優先ですし
それを終わらせてからこっちに取り掛かってくれればおkですよ。
冬の祭典まで、ここも谷間だな。
ここはいつも厳冬ですよ
保守
ヤクザ「犬のまねしろよ」
ヤクザ「四つん這いになるんだよ」
千早「やれば返していただけるんですか?」
ヤクザ「何犬のくせにお前服着てるんだよ」
ヤクザ「早くしろよ」
千早「…くっ」
ヤクザ「わんわん泣いてみろ」
千早「わ…わん…くっ」
ヤクザ「まわってみろ」
ヤクザ「よぉし、お手だ」
ヤクザ「なんか犬っぽくねぇなあ」
ヤクザ「小さい胸だなぁ」
千早「くっ…」
それは千早がまだランクFの話。
レッスンを終え、俺たちが乗ったエルグランドで事務所に戻る途中、前の車にぶつけてしまったのだ。
なんてこった。オカマ掘ってしまうとは。しかも黒塗りベンツ。いやな予感がする。
幸い、俺たちはシートベルトをつけていて、徐行していたため、ケガはなかったが…
いや、問題はそこではない。そうこうしているうちにぶつけられたドライバーが降りてきた。
ずいぶんと派手なスーツ姿だ。
「おいゴラァ!降りろ!免許持ってんのかオラ?オゥ?」
…予感は的中した。怖いお兄さんが殴りこんできた。
「…はい」
「おいゴラァ!免許見せろ!」
断る余地は…ないな。
「早くしろよホラ」
急かすヤクザ。俺はしぶしぶ免許を渡すはめになってしまった。
「おいお前ら車でついてこいや。な?」
「免許証返してください」
「やだよ。おう」
「お願いします」
ここは必死で謝るんだ。それしか道はない。俺はひたすら頭を下げた。
「お前それで謝ってんのかこの野郎?」
「お願いします。免許証を」
「ヤダつってんだよ。とりあえずよ土下座しろよンの野郎」
…くそ。
「おう。早くしろよ」
とりあえず俺たちは正座し、ヤクザに頭を下げた。
「お前誰の車にぶつけたと思ってんだ」
「すみません。お願いします。すいませんでした」
「返してほしいのか」
「はい」
「おぅそっちの姉ちゃん、とりあえずや犬の真似しろよ」
「え?」
ヤクザはあろうことか千早に手を出してきた。
「犬だよ。四つん這いになんだよンの野郎。早くしろよ」
「……」
「おい!返さねえぞ」
よりによって…許せねぇ。
「ちょっと待ってください。この娘は関係ありません!」
「うっせぇ!!テメェはすっこんでろ!」
すごむヤクザ。引いてなるものか。千早だけは、千早だけは守るんだ!
しかし、千早の答えは予想外だった。
千早「…やれば返して頂けるんですか?」
ヤクザ「あぁ。考えてやるよ。早くしろよこの野郎」
千早は言うとおりに四つん這いになり…
ヤクザ「え?何?お前犬のくせに服着てんのかこの野郎?おう?」
「……」
「おう。お前脱がせろ」
いやだ。千早を傷物になんかできない。
「……」
「早くしろよこの野郎!!」
それだけかいっw
「わかった!俺が脱ぐ!」
千早の前でこんな醜態は見せたくなかったが一刻の猶予も無い。
俺はポケットからあずささんの下着を取り出すと一気にクロスアウツする。
「な、なんだこいつ!」
「やべえ!こいつモノホンだ!逃げるぞ!」
一目散に車に駆け寄るヤクザ達。
「おい!早く車出せ!」
「待ってくれ、ハンドルがなんか生暖かくて・・・」
「残念、それは私のおいなりさんだ」
「ぎゃあああっ!」
「成敗!」
「・・・プロデューサー・・・」
後日・・・
「あら〜?このあいだはショーツだったけど〜・・・今度はブラがなくなってるわ?」
「プロデューサー、今度は私も戦います!ひゅーほほほっ!」
ちょwwwww
ハゲワラタ。変態仮面に巨乳ハンターかよ!ついでだ、けっこう仮面も出してくれ。
けっこう仮面は生えてないんだっけ?
ってことは……
ランクCに上がり、そこそこの知名度と仕事を得た千早。
しかしそこに、芸能界の恐るべき罠が訪れる。
「テレビドラマ・・・ですか?」
「ああ。765プロのアイドル総出演で年末の2時間ドラマを作ることになったんだけど、千早はなんと、
その中でも主役と主題歌を歌うことに決まったんだ!」
「・・・そう、ですか」
「どうした?嬉しそうじゃないな」
「ええ。念のため、タイトルと内容を確認させていただいても?」
「確か“鉄板の看板娘!”だったかな?『お好み焼きは勝負だぜ!』と言いながら数々の魔法を駆使して、
戦隊モノマニアの八百屋店員や、腹黒のパン屋店員や、かぶり物を被ったスーパー店員を倒して商店街を
武力統一する、群雄割拠で無双乱舞な話だ」
「なぜ私がこんな屈辱を・・・くっ」
「おいおい、涙を流してまで喜ばなくても。まあでも、確かに原作のコミックは大人気って話だし・・・
TV局も視聴率次第では、来春以降のゴールデンでシリーズ化も考えてるそうだ」
「プロデューサー。質問、よろしいですか?」
「最強の敵、中華料理屋の看板娘とのバトルは凄いらしいぞ。『いいかお前ら!井原のお好み焼きには
魔法があるんだ!井原の魔法を見せてやる!カカカカカーッ!!』・・・ん?なんだ、千早?」
「なぜ“鉄板”の看板娘なのでしょう?」
「そりゃお好み焼き屋の看板娘だからな。それで鉄板なんじゃないか?」
「・・・では、なぜ私が“鉄板の看板娘!”に選ばれたのでしょう」
「ああ、それはドラマ化の前にTV局がアンケートを採ったんだよ。“あなたが選ぶ鉄板娘!”って。
なんでも千早は2位に2桁もの差を付けた得票数で、ダントツだったらしいぞ」
「おおむね、理解しました。くっ・・・」
「と、言うわけで。今回はドラマで失敗しないように、皆に世界の大物俳優である五神さんから演技指導を
お願いすることにした。千早たちは以前温泉のロケで会ったから覚えてるよな?」
「はい。よろしくお願いします」
「んむ。しかし私は、演技に関しては妥協も甘えも一切許さない主義だ。やるからにはビシバシやるよ〜?」
「望むところです」
「ゴガミン、よろしくねっ!」
「おい亜美、失礼なことを・・・」
「君、ドラマCDに続きこんな場末のSSでも、まだ私の邪魔をするつもりかね?」
「い、いえ!そんなつもりはっ!」
「なら、出ていって貰おう」
「はいっ!それじゃみんな、ちゃんと演技の指導を受けるんだぞ」
「「はーいっ」」
以上前置き。
「それでは、これから貴様らに演技の何たるかを指導する」
「ゴガミン、なんだか目がコワイよ〜?」
プロデューサーがスタジオを出ていくと、五神さんの雰囲気が一変しました。
何と言うのでしょう。まるで獲物を駆る獣のような目です。
「私が世界のアナゴ。その人だ。ぶるぁあああああああああ!」
「ひっ!」
「これから演技に関しては、真剣と書いてアナゴにやらせていただく。ちなみにアナゴは穴に子供と書く。
春香君、意味はわかるかね?」
「い、いえ・・・。何となく、いや〜ぁな予感はするんですけど・・・」
春香が脂汗を流しながら答えます。
たぶんその予感は正解でしょう。でもその回答はNGです、春香。
このパターンだと最初の犠牲者になるのは春香、あなたかと。
「穴だよ、春香君。さあ、どこの穴か、何の穴か。ヒントは子供だ。言って〜みたまえ」
「え、えっと、その・・・」
私の予想通りの展開の中、ぽそりと亜美が救いの船を出しました。
「ゴガミン、セクハラおやじみt」
「ぶるぁあああああああああああっ!」
「一度舞台に上がった私は、普段の私とは一皮違うのだよ。亜美君。春香君の変わりに君が言ってみたまえ!」
「え・・・そんなこと言われても、亜美マジでわかんないよ〜」
亜美、心の中でぺろりと舌を出しているのが見え見えです。あなたはもっと演技の勉強をした方が良いかと。
「ちっ。・・・まあいい。では律子君、君ならわかるだろう?」
「えっ?な、なんで私なんですか!」
「君の年齢なら、知らないと逃げることもできまい。しかも律子君はツッコミ体質、あずさ君のように
天然ボケで逃げることも不可能!君なら答えずにはいられまい。子供に関係のある穴だよ、言ってみたまえ」
ああ・・・なんということ。
まるで越後屋か悪代官のような悪辣さです。しかしこのセクハラぶり、かなり板に付いた様子ですね。
まさかこれが地で、ドラマCDでのフレンドリーな振る舞いは全て演技だったとでも!?
さすがは超一流の役者です。その姿勢、見習わなければ。
「ぉ・・・こです」
永遠とも思える沈黙の後、律子が絞り出すように声を出しました。
「んむ?聞こえんなぁ?」
「お/○/こや、って言ってるじゃないですかこのド変態っ!」
とうとう律子が叫んでしまいました。あのような恥ずかしい言葉を、こんな皆の前で。
ああ・・・しかもド変態だなんて・・・。わ、私何を考えているの?・・・くっ。
「ぶるぁあああああああああああっ!」
「ひっ!」
「正解だよ、律子君。では君に、賞品として素敵な子供をプレゼントしよう」
「い、いらんわっ!」
律子、ツッコミ弱いわ、何やってるの!?
ああ、だめ、完全に腰が抜けてる・・・そんな床を這って壁際に逃げても・・・。
「や、やめましょうよ、五神さん。じょ、冗談ですよね?やだなぁ、ナイスジョークですよ」
律子、声が震えてる。春香のごくりとつばを飲み込む音が聞こえて。あずささんも真っ赤になりながら、
食い入るように見つめて。
だんだんと律子が追いつめられて・・・だめ、いくら逃げるためとは言え、四つんばいになんてなったら!
「私は冗談がキライでね。律子君、君は安産型のようだね」
ほら、アナゴさんの手が律子のお尻をなでさすって・・・そんなにやわやわと・・・。
まるで、すりすりとナイロンの布地をこする音がここまで聞こえてくるようです。
「や、やめてください!これ以上はほんと、シャレになりませんからっ!」
だめ!律子、そんなにお尻を振っては!くねくねとお尻を蠢かせるなどと!
「ん、ぅ・・・っ、ふ・・・」
律子が耳まで真っ赤に。肩が震えてる。ああ、律子の白い喉がぴんと伸びて・・・口が半開きに。
よだれがたらりと。ぎゅっと目を瞑って。小さな舌が、口からふるふると震えながら外に。
「ふむ。いい肉付きだ。ほら、こんなにしてもまだ手に余るよ」
「ひっ!」
い、いきなりあんなに鷲掴みにされて!両手であんな風に捕まれたら、お尻が割れてしまうかと。
スカートを履いたままだからいいようなものの、もしお尻が剥き出しだったら、お尻の穴が丸見えに。
ぱくぱくと口を開けるお尻の穴が、み、みんなに・・・丸見えになって・・・。
くっ・・・。
「ぁ・・・ぁ・・・っ」
律子・・・軽くイッてしまった?荒い息のまま、がっくりと上半身を床に投げ出して。
アナゴさんの手が、おとなしくなった律子のグリーンのスカートをめくります。
でも律子、真っ白のコットンのショーツはまだいいとして、その年でベージュのストッキングはどうかと。
ほら、アナゴさんの両手がストッキングの太股を、はい回るように。ああ、あんなにされたら。
「ひ、ゃ・・・ゃめ、ぅぁっ」
時折つんつんとあそこを指先でこね回されて。そんな風にされたら、律子がまた。
「ぃ、ぃゃぁっ!」
「ふむ。体の方は大分素直になって来たようだね律子君」
休む間もなくアナゴさんの指が二本揃えられて、律子のあそこを擦るように。
お、親指をお尻の穴のあたりに!?そんなにぐりぐりとっ!
「ゃ、やだっ!私、もうイキたくないんです!お願いだからもうやめ・・・あああっ!」
「律子君、君はお尻でもイケる口のようだね。これは楽しみだよ」
アナゴさんの手が、律子のストッキングを破いていきます。
軽く円を描くように、律子のあそこを刺激しながら。
こ、これではストッキングを破られることまで快感に変わって・・・律子、だめ!気を確かに!
「・・・ぁ、ぁぁ」
破れたストッキングと素肌の境界を指で触られているだけなのに、律子があんなに気持ちよさそうに・・・。
幸せそうに、口元に微笑みまで浮かべて。ずれた眼鏡の下に、よだれが水たまりを作ってる。
これでは、ショーツを脱がされたら・・・あの布地に隠れた律子のあそこから、ねっとりと。
それが私を始めとして、事務所の皆に見られて・・・。・・・くっ!
ふ、うっ・・・水瀬さんがぺたりと床に座り込んで股間に手を。萩原さんも腿を摺り合わせてもじもじと。
み、みんな、気をしっかりと。これでは、これでは皆アナゴさんの思うがままに!
「それでは、皆に君の穴を見て貰おうかな」
アナゴさんがゆっくりと律子の飾り気のないショーツを引き下ろすと、つつ・・・と、糸が垂れて。
真っ白なお尻はまるで茹でたみたいに真っ赤になって。露出したあそこが、ぱくぱくと物欲しそうに口を開けて。
お尻の穴も、ひくひくとして・・・。
いけない。こ、こんな見方をしては律子がまるで変態かと。
そうよ。今こそ変身しないと!プロデューサーの居ない今こそ、私が皆を助けないと!
でも確か、買い置きの肉まんは・・・春香と律子が、さっきレンジでチンして食べてしまったんでした。
くっ・・・バ、バストが足りない・・・。
ど、どうしたら・・・。
目の前では鬼の五神の特訓と言う名のセクハラが続いている。
事務所へ帰り戸棚を調べてみるなら、○七二へ戻れ。
身バレすることを恐れず変身するなら、律子を助けた後で十四へ行け。
興味津々のまま機会を待つなら、四○五へ進め。
ワッフルワッフルと唱えつつ >>四〇五 カチカチカチ
>十四へ行け
アッー!!
けっこう仮面てネタにするには難しいよな
・・・あふぅ
〜 秘ν戦隊バスレンジャー 〜 第12回『掘削!日本大沈没計画!』
「ううっ・・・こんな男の人や怖い犬ばっかりの日本なんて、穴掘って沈んじゃえ!ですぅ・・・」
「雪歩、だめ!そんなことをしても胸は大きくならないわ!」
「うっう〜!雪歩さん、乳ぐら・・・ぐらまらす?の言いなりになんて、なっちゃだめです!」
「やよい・・・それを言うなら『ν・グロリアス』だよ」
「無駄よ春香、高槻さん。萩原さんは完全に秘密結社『ν・グロリアス』に操られているわ。変身よ!」
「うん、千早ちゃん!社長、小鳥さん!」
『うむ。バーストアップ、承認だ!』
『バーストアップ、プログラム、ドライヴ!』
「「「burst up!」」」
秘ν戦隊バスレンジャーはわずか7.2ミリ秒で爆ν変換を完了する。
では、変換プロセスをもう一度見てみよう。
「ばーすと、あっぷ!」
大気中に微量に含まれるν電子が、バーストアッププログラムで活性化されスパークする。
増幅されたν電子はνメタルに転換され、秘ν戦隊に爆ν蒸着されるのだ!
「もう4位転落なんて言わせない!バースト・レッド、爆誕!」
「まだ見ぬ明日に希望を込めて・・・。バースト・ブルー、降臨!」
「発育不良も栄養不足も、朝ごはん食べて元気に解消ですっ!あっ、バースト・オレンジ、ハイターッチ!」
「「「爆ν戦隊、バスレンジャー!」」」
「バースト・ブルー!雪歩を止めて!」
「オーケー春香。萩原さん、あなたの歌声、存分に聞かせていただきます」
「ひうっ!い、いきなりそんなとこつかまないでください、わたしのおっぱい、ちぎれちゃいますぅ」
「80で貧乳などと言う贅沢な悩み。私の指立て伏せで鍛えた指先で、昇天させます」
「バーストブルー・・・最近は腹筋だけじゃなくて、そんなこともしてたんだ・・・」
「・・・今のはバーストブルーのセリフであって、私個人とは一切関係有りません、春香」
「や、にゃ、にゃんで?こ、こんなに痛いのに・・・!」
「ふふ、萩原さん。乳首が立ってきましたよ」
「雪歩は隠れMだもんねぇ。痛くされると、感じちゃうでしょ?」
「ほら萩原さん。服の上からでも、あなたの乳首。こんなに大きく固くなってるのが、はっきりと見えます」
「ち、ちがうのぉ。わ、わたしそんなえっちじゃ・・・」
「どこが違うの?あれぇ、雪歩の乳首って、ここじゃないのかなぁ?」
「ら、らめぇ!くりくりしないでぇ!」
「あっれぇ?雪歩って、こんなにぎゅーっとおっぱい絞られて、服の上から乳首くりくりされてぇ、それで感じちゃうんだぁ?」
「ぁ、あっ!やだぁ、ちがう、ちらいますぅ」
「素直じゃないなぁ、雪歩は。バースト・オレンジ、おねがい」
「はいっ!任せてください!ん、しょ。それじゃ雪歩さん、パンツ脱がせますね」
「え?ひゃっ!あ、ああ・・・」
「うっわー!雪歩さんのパンツ、もうぬるぬるしてます〜!ほら春香さん、こーんなに糸引いちゃってますよー!」
「ほんとだぁ。雪歩見える?雪歩のショーツ、もうぬるぬるだよ。これじゃもう雪歩の、太股まで垂れちゃってるんじゃない?」
「た、垂れてません、たれてませんんー」
「ほんとですか、雪歩さん?それじゃ、スカートの中、確かめてみますねー。あ、暗くてよく見えないかも〜。味をみてみますね」
「あ、味?」
「ぺろっ!ちゅっ、ちゅうちゅううっっ!」
「ひうっ!」
「れろれろれろ、ちゅっちゅっ、はむ、ん、んんっ、ちゅっ」
「ぃっ、あ、ああっ!や、だめ、らめぇっ!」
「えへへっ、舌使いには自信有るんですよ。雪歩さんのちっちゃなク○ト○スも、ほら!」
「ゃ、らめぇえええっ!」
ぷしゃああああああっ。
「あれ?雪歩、イッちゃったの?まだまだこれからがホンバンなのに」
「こんなに面白いのに、どうして人気が出なかったのかなぁ」
「小鳥さん、ただいまー・・・って、何見てるんですか?」
「おかえりなさい、プロデューサーさん。春香ちゃんと千早ちゃん、やよいちゃんが出てる、秘ν戦隊バスレンジャーの再放送を見てたの」
「ああ、こないだ打ち切られた奴でしたっけ。これからが盛り上がるトコだったのに、ってスタッフのみんなが悔しがってましたよ」
「雪歩ちゃんの熱演も実らず、か。それよりプロデューサーさんは、なんで帰ってきたんです?今日はみんなのレッスンを見る日でしたよね?」
「それが・・・五神さんに演技指導をお願いしたんですけど、邪魔になるから出てけって言われて・・・」
「ええーっ!?じゃあ、今レッスン場には五神さんと春香ちゃんたちしかいないんですか!?」
「は、はい。そうですけど・・・」
「危険です!危険すぎます!」
「き、危険ですか?小鳥さんは、ちょっと心配しすぎなんじゃ・・・」
「プロデューサーさんはのんびりしすぎなんです!こうしてはいられないわ。早く助けを呼ばないと」
「た、助け?」
「もしもし亀よ警察よSOSSOSカシンカシンカシン。セクハラ親父に攻め込まれた765プロは今!どきどきするほど大ピンチです。XYZ正義の味方求む、と」
「・・・こ、小鳥さん・・・」
以上、今回の前置き。
「ぶるぁぁ・・・それでは律子君、自分でキミの、穴、を〜広げたまえ〜」
「は、はい・・・」
ああ、律子が自分の手で律子のあそこをぱっくりと開いて・・・ここからでも律子の奥が、丸見えに。
ピンク色のひだがうねうねと蠢いて、中からはぬるぬるした蜜が止めどなくあふれてきて。
「ふーむ・・・」
「ひっ!」
アナゴさんの指が、律子のあそこに触れました。それから、まるで大きさを確かめるようにくるりと。
あ、穴の周りを、少しだけ外側に押し広げるようにしながら、くるりと。
「ああああっ!」
「うーむ、なかなかの弾力、そして締め付けの力だ。律子君、キミ〜?こちらのレッスンも、毎日励んでいるようだね?」
「れ、レッスン?」
「オ○ニー、だよ。毎晩毎晩・・・おや、これは〜?」
「お、オ○ニーなんて・・・うあっ!」
「ふ〜む。皮を被ったままだが、これはまた綺麗なク○リ○スだねぇ。充血してピンク色に染まっているが、この色といい手触りといい、一級品だよ」
「ひ、さ、さわらないでっ!そ、それ強すぎますっ!」
律子のお尻や太股は痙攣して、肌の上には大粒の汗が。背も大きくのけぞって、まるで猫の背伸びのよう。
ぴゅっぴゅっと律子のあそこは潮を噴き出して、体全体ががくがくと大きく揺れ出しました。
「ほっほっほっ、良いではないか良いではないか」
「ゃ、やあっ!も、もうだめっ!た、たすけてっ!プロ・・・」
「・・・変態」
「んむ、何だ?」
律子とアナゴさんの声以外聞こえなかったスタジオに、不意に別の人の声が響きました。
精根尽きたようにがっくりと床に果てる律子から離れ、アナゴさんが辺りを見回します。
「あっ!あれはっ!」
いち早く気付いた高槻さんの指差す先には・・・顔を隠した全裸の少女が。
気だるそうに歩いてきて、それから。
「おっぴろげじゃーんぷ」
妙にやる気の無い声で言いながら、アナゴさんの体をよじ登ると、顔に、よいしょ、とあそこを押し付けます。
「ん?んぉ?こ、これは・・・」
「必殺○○○○締め・・・あふぅ」
・・・確かに締め付けてるようですが・・・アナゴさんも息ができてはいないようですが・・・このやる気のなさでいいのでしょうか?
疑問を感じます。永井先生、ごめんなさい。
後日・・・
「ねえ千早ちゃん、こないだ律子さんを助けてくれたのって、誰だったのかなぁ?」
「たぶん気付いていないのは春香だけかと」
「そっかなぁ?」
「ええ。それよりも問題は・・・ねえ、律子?」
「な、なに、千早?目が怖いんだけど」
「この間律子がク○リ○スを責められていたとき、『助けて』って言った後に、誰を呼ぼうとしたんですか?」
「ち、千早、女の子が真っ昼間から、そんな真顔でクリ・・・とか言っちゃダメじゃない」
「誰を呼ぼうとしたんですか?」
「だ、誰って・・・やだなぁ、誰でも無いわよ」
「確か、『プロ・・・』と言いかけていたかと」
「ええっ!?律子さん!まさか・・・」
「ち、違うわよ!誰もプロデューサーのことなんて呼んでないって!・・・あ」
「へぇ・・・」
「律子さん・・・」
バーストアップ承認申請をするなら、胸に詰める肉まんを消費して、一○○二へ進め。
作者のやる気のなさにあきれて他の作品を待つなら、全てを忘れて、四○七へ行け。
・・・あふぅ
とりあえずこのページ指押さえて栞代わりにしてっと、
>>一○○二>>一○○二……と。
>>408よ、まて!それは危険だ!
かつてそれで何人もの勇者が次元の狭間へ消えていったぞ!
この呪文でな!
「あっ!挟んでいた指が抜けてしまった!」
ここにしおりをはさむ
一〇〇二へ・・・
お久しぶりです。
入稿も終わり、何とかこのSSも完成です。
MW00の映像にあるあずささんとのミーティングを見るたびに、
そのおっぱいでどうにかされそうな妄想に浸りつつ書きました。
冬の祭典前、テンション上げる食前酒にでもなれば嬉しいです。
しばしお付き合い下さいませ。
「コミュニケーションを……」
そこまで言った時点で、この場の気温が3度ほど下がったような気がした。
半分ふざけて、『社長も一緒にいかがです?』なんて言ってみることも考えたが……
ダメだ。明らかにやばい。いつも黒い社長が真っ赤に変色してるような気配を感じる。
どうやら最悪の選択を引いてしまったらしく、1時間後には俺の肩書きが、
【プロデューサー】から【無職】になっているであろう姿が見えたその時、
意外にも目の前のあずささんが口を開いた。
「あの……違うんです、社長さん……プロデューサーさんは何も悪くないんです……
寝ぼけて、お風呂と外を間違えていたわたしを止めてくれたんです〜」
……あれ?あずささん……意識が完全に戻った?でも、今までの状況を覚えているってのは一体……
だが、俺の下手な言い訳よりもあずささんの一言の方が鎮火に充分な効果を上げたようだ。
「実は〜わたし、朝が苦手でなかなか目が覚めないんですよね……ですから、今朝もうっかり
ここをおうちと間違えて寝ぼけたままシャワーを浴びようとして……」
「……外に出ようとしたところを、そこの彼に慌てて止められた……と言うわけかね?」
「そうなんです〜ですから、プロデューサーさんはわたしを助けてくれたんですよ〜」
あれ?あれ……急速に破滅の波が引いていくぞ。
あずささんの言ってる事は正しいし、事実だ。むしろこれが当たり前なんだが……
何だろう?あずささんに後光が差して、女神様のように見えるんだが、やはり気のせいだろうか?
「ふむ……状況はだいたい分かった。まぁ……良く考えてみれば、
彼に朝からそんな事をする度胸があるとも思えんし、な……」
「そうですよ〜♪」
あずささん……男としてそこに即、同意されるとちょっと傷つくんですけど。
「では、誤解も解けましたし〜、今日の流行情報を〜」
『あー……ゴホン、いや、その、だな……とりあえずその前に服を着たまえ』
至極もっともな社長のツッコミによってこの場は解散、あずささんは服を着るために給湯室へと戻り、
【余計な騒ぎを起こす前に対策を立てておきたまえ】という軽い注意を受けておひらきとなった。
クビは繋がって一安心な俺だが……最後に大事な仕事が残っている。
そう、あずささんへのケアとお礼が。
今日、あずささんはオフなので、これから車を出して彼女を送っていくことになる。
どう話していいものか迷うが、車の中という密室で、邪魔の入る事無く話が出来るというのはかえってありがたい。
準備の出来たあずささんを車に乗せ、会社の車は彼女の住む家へと走り出した。
「プロデューサーさん……昨日から寝てないのに、大丈夫ですか……?」
「ええ、仕事も取れてテンション上がってますから平気です。
大切なアイドルを乗せた状態で事故なんて起こしたら、ゴシップものですからね……大丈夫ですよ」
本当は、朝の生きるか死ぬかの状況を脱した緊張感と、
あずささんのまばゆいばかりの裸体を見てしまったせいで目がギンギンにさえているからだが。
「あの……ところでわたし、朝にどんな事しちゃってましたか?」
「え……覚えて無いんですか?だって、社長の前ではしっかり説明して……」
「あれは、その……昔の経験から来る、推測なんです……実はちょっと前、
友美と卒業旅行で温泉に行ったんですけど、半分寝ぼけていて〜」
「風呂でも無い場所で浴衣を脱いで、騒ぎになったとか?」
「すごーい……プロデューサーさん、どうして分かるんですか?まさか、超能力者……」
いや、分かりますから。今日の状況を見れば誰でも。
その後、ものすごく疲れた顔をしている知美さんの顔までリアルに想像できますから。
「それから、友美に『お泊りする時は特に気をつけなさい!』と言われまして〜
気にはしていたんですけど……まだ、やってしまったみたいで……」
「……でしょうね。一歩間違えば大事件になりますよそれは」
俺は、担当プロデューサーとして、あずささんに寝起きドッキリだけは仕掛けてはいけないと
心から思った。下手をすればゴシップだけではなく訴訟問題に発展しかねない。
大人しくて身持ちも硬いあずささんだが、必要以上に回りに色気を振りまいてしまうその属性は非常に厄介だ。
ただ、個人的見解を述べるなら……ここまで強大なビジュアル的破壊力を持ちながら、
安っぽいイメージが全く無いのは、彼女の人格が成せる業なんだろうなぁ。
「本当にすみません〜……お見苦しいものをお見せしてしまいまして……
その……あまりにはしたなくて、呆れてしまいましたでしょうか……?
社長さんも、怒ってらしたみたいですし〜」
俺は、裸を見られて怒るどころか落ち込むあずささんに相変わらずの天然っぷりを確認した。
とりあえず車を路肩に止め、話に集中するべく彼女の方を見る。
耳まで真っ赤になりながら口元を手で隠し、恥じらいと戸惑いの表情を浮かべるあずささんは、
オトナの女性というより、恋を覚えたての少女の如く可愛らしい。
それなのに、手を口元に当てることによって脇は窮屈なまでに身体に密着し、
ボリューム満点の胸が腕の筋肉で押し潰され、少女というレベルにそぐわない色気までもが同時に感じられる。
そうだ。彼女が必死になって見つけ出そうとしている【運命の人】より先に、
俺は彼女の大事な裸体を見てしまったのだ。
不可抗力、というのはあずささんも分かっているし、責められるという空気は無いにしても……
彼女は他人を責めるどころか、俺や社長に迷惑を掛けたと思って落ち込んでしまう。そういう人なんだ。
彼女のランクはまだまだ低く、運命の人が見つかるまでは多分もっと時間と実績が必要だと思う。
だからこそ、俺はもっと頑張って彼女を輝かせたい。
あずささんが寝ぼけても受け止めてくれるような、運命の人を見つけるために。
そして、あずささんが幸せになるために。
「あずささん。迷惑なんてわけ無いじゃないですか……それに、社長も怒ってないですよ。
年甲斐もなくあずささんの裸に焦ってぶっきらぼうな反応になっただけですってば。
俺だって、驚きはしたけど呆れてなんていませんし、全然あずささんは見苦しく無いです!
そうでなきゃアイドルランクEにも関わらず写真集があれだけ売れたりしません」
あずささんは天然ではあるけど、まず先に相手を気遣えるやさしい人だ。
こう言ってくれてはいるが、他人に身体を見られて平気でいられるワケが無い……と思う。
だから、あずささんをなだめると同時にもうひとつ、俺が言わなければならない事がある。
「それと……すみませんでした。急いでいたとはいえ、胸に触れてしまって。
大事なアイドルに……いえ、結婚前の女性に触れるなど、プロデューサーを降ろされても
文句の言えない話ですが、どうか許してください!
俺、あずささんの運命の人を見つけるためにもっと頑張りたいんですっ!!」
彼女に正面から向き直り頭を下げると、先程の邪心がどうしようもなく恥ずかしく思えてくる。
あずささんの裸は正直、見たい。下世話な言い方をすればどんなに金を払ってもどんなに苦労をしても。
だが、こんなに真っ直ぐな人(すごく天然だけど)の裸を見ていいのは、やはり運命の人だけなんだろう。
さらに下世話な話になるが、彼女の一番大事な部分は下の毛に隠れて見えなかったが、それで良かったと思う。
もしも本気で彼女の全てを見たかったなら、正面から、彼女の同意を得た上で見るべきなんだろう。
……確率的にはすごく薄いけど、これから頑張って有名になって……万が一、運命の人が見つからなかった時、
俺は彼女の担当Pから外れると同時に、彼女にこの気持ちを伝えたいと思う。
まぁ……無理だろうけどね。彼女の美貌と身体つき、なによりその全てを癒すあたたかい雰囲気に
魅力を感じない男なんて、おそらくいないだろうし。
今流行のIT社長とか、イケメン芸能人とか、プロデュース活動が大成功すれば、運命の人とて
よりどりみどりになるだろう。
だから、本当にこれからのことは分からない。
分かっているのはあずささんの魅力と潜在能力は疑うべくも無い事と、
俺が全力で彼女をプロデュースしたいと思っていること。
「……プロデューサーさん、頭を上げてください〜わたしも。怒ってませんし嫌でもありませんから」
「……許してくれるんですか!?」
「許すもなにも……プロデューサーさんなら、触られても全然イヤじゃ……っ!?す、すみませんっ……
わたしったら何をいきなり……えっと、今のは忘れてください」
「は、はい!」
条件反射で返事をしてしまったが、多分忘れられないだろうなぁ、あの反応は。
「それより、今日は本当に止めてくださってありがとうございました……さすがにアイドルがハダカで
外に出ては、まずいですよね……それを止めてくれたんですから、お礼を言うのはこっちです〜」
車の中で向かい合って双方が頭を下げている絵というのは、なんとも間抜けなものだ。
が、頭を下げながらも俺の気持ちは安らかなものだった。
クビが繋がっただけでも充分にありがたいが、やはり一番ありがたいのは、
俺はまだ彼女をプロデュースして良いのだと思ったことであり、まだしばらくは彼女と一緒に仕事ができると言う事。
今朝の騒ぎの半分は自業自得なのだが……やはり、あずささんはいるだけで周囲の人を和ませる、
癒しオーラの持ち主なのだということが良く分かった。
……もっとも、あんなピンチは2度と味わいたくないけど。
「……では〜そろそろ戻りましょうか?とらたんもおなかを空かせて待っていますし」
「そうですね……じゃ、行きますよ。ごはんをあげたら、あずささんもゆっくり寝てください。
何せ、次の仕事は歌つきの出演ですから、体調的にもベストに仕上げてもらいますよ」
「は〜い♪」
いつもの風景、いつもの日常。
765プロの面々は、今日もそれぞれ学校へ仕事へ。
俺の仕事はプロデューサー。少しでも多く社のアイドル達を売り、CDやグッズで利益をもたらし、
できることなら芸能界を動かすほどの人気アイドルを世に送り出すこと。
……なんて言うとご大層な話だが、その根幹は案外、単純な事のような気がした。
彼女達が幸せになるために、自分に出来る事すべてを駆使して生きる。
今、俺の隣で微笑むあずささんを見るだけで何処までもやる気が沸いてくるようだ。
あずささんの住むマンションまであと10分ほど。
彼女をトップアイドルの地位まで連れて行きたいと思うと同時に、
彼女の本当の幸せって、どういう事だろうな……と考えながら、俺はアクセルを踏みしめるのだった。
〜ノーマルコミュニケーション〜
■おまけ
「収録お疲れ様です、あずささん。今回もいい声でしたよ」
「ありがとうございます〜♪少しは自信もついた様で、無事歌いきることができました〜」
「それにしても、今日はきつめのスケジュールでしたからね……身体とか、大丈夫ですか?」
「ん〜……」
あれから1年弱、努力の甲斐もあってあずささんは名実共にメジャーアイドルとして活躍している。
……にもかかわらず、浮いた噂も無く忙しい日々を過ごしている。
社長には悪いが、もともとあずささんは運命の人を探すためにこの仕事をしているのだから、
少し休みをあげて、本来の目的のために時間を使ってもらうというのもアリかもしれない。
しかし、あずささんはその提案を断った。
「こういうのは〜無理して探すものでもありませんし……」というのがその理由だが、
無理をしてでも見つけ出したくて……というか、相手にみつけてもらう為にアイドル活動をしていると
初期の頃、ミーティングで聞いた気がするんだが……?
まぁ、本人が言うのだから無理にとは言わないが。
「そうですね〜ちょっと疲れているのか、全身が痛くて……特に肩の辺りが」
「あー……確かに」
何が『確かに』かは言わない。というか、彼女の前で言えるかこんな事。
「プロデューサーさん、ちょっとマッサージとか、してもらってもいいですか〜」
「ええ、構いませんが……せっかくだから、プロの人を手配して本格的にやった方が」
「……」
う……もう随分長い事一緒にいるから分かる、あずささんの不機嫌な視線。
俺、何かまずい事でも言っただろうか?
確かに時間も金も掛かるが、今のあずささんのランクと会社の規模なら、
プロのマッサージ師を呼ぶくらい大したことではない。
あずささんの疲れが効果的に取れるのなら、俺なんかよりもプロに頼む方がいいと
思って言ったんだけど……彼女はその提案がお気に召さなかったらしい。
頻度こそ少ないが、こういう時のあずささんに逆らってはいけない。
下手な事をしたら、本気でテンション急降下するからなぁ……
他のアイドル達と違って、テンションの上下が安定しているのがあずささんの持ち味なのに。
「わたしは今、プロデューサーさんにマッサージをして欲しいんですっ!」
珍しくはっきりと主張するあずささんを前に、俺が否定など出来るわけも無く。
まぁ、楽屋の中なら鍵を掛けておけば悪徳記者もADも入って来ないだろうし、
これであずささんの機嫌が良くなるなら安いものだと思い、俺は上着を脱いで腕をまくる。
「………」
「………」
「あの……あずささん、マッサージさせていただきますんで、後ろを向いて……」
「………」
聞こえているのかいないのか。
でも、おもいっきり胸を張っているこの姿勢……どういうつもりですかあずささん!?
罠なのか?これは罠なのか!?
一応、マッサージと言う事で彼女の了解は取っている。
しかし、こう言う事は昔のアノ事件の時に誓ったように、担当を外れてからと決めていたんだ!
「プロデューサーさぁん……早く……お願いします〜」
……ああもう!!あなたは天然であるがゆえに恐ろしい。
触るべきなのか?遠まわしに求めているのか!?
しかも目を瞑りながらちょっと上を向いて、頬を赤らめているその姿勢は、
マッサージ以外の何かを求めているように見えるんですけど!?
【画面をタッチしてください】
……どうする俺?
ここはいっちょ逝っとくか俺?
もういちどクビを賭けて逝っとくべきなのか、俺!!
※続きません、終わりです。
417 :
あとがき:2006/12/26(火) 18:20:49 ID:s0+bib5R
やよい:「長らく空けてしまってごめんなさいですっ……あずささんのオリジナルコミュ、完成ですっ!」
亜美:「えろコミュとか言った割にはフツーの兄ちゃんっぽい反応だったけどね」
真美:「長く時間置くと、だんだん罪の意識に耐えられなくなるんだよね……小心者犯罪者の心境ってカンジ?」
亜美:「それで、比較的罪のイシキが減る純愛モノにシフトするってカラクリなわけだね」
真美:「あとは、どうしてもオチが無いと気がすまない構成の仕方も、モンダイだとおもうのよ」
亜美:「純粋にえっち分だけで考えると、減ってるもんね……」
やよい:「ふたりとも……誰も気にしちゃいない反省はそのへんでいいから」
真美:「あ、そう……じゃ、キャラの話。えーと、あずさおねーちゃんって、本当に深いキャラだよね」
亜美:「基本は天然。でも大人の落ち着きも子供の無邪気さもあるし……」
やよい:「配慮もできて周りが和む、スーパーマルチアイドルみたいですっ♪」
真美;「……真美、国語はニガテだけど……その使い方、ちょっと違うと思う」
亜美:「そんな人が、ダイナマイツばでぃーを惜しげもなく見せてくれるんだから……」
やよい:「遠くから見る分には癒されるけど、身近にいたら神経削れますよね、多分」
真美:「×箱360版のコミュ場面は凄かったもんね……真美もあれくらいおっぱい欲しいー」
亜美:「そうだよー、やよいっちは将来有望ってあちこちで言われてるけど、
亜美たちは将来おっきくなるかの談義、あんまり聞かないしー!」
やよい:「うーん……すでに真さんは抜いているわけだし、有望なんじゃないかな……」
真美:「やよいっちもさりげなく酷い事、言うよね……」
やよい:「はわっ!?」
亜美:「ツッコミ役が固まっちゃったところで、今回はこれまでだYO!」
真美:「冬コミ最終日、会場でえろ本作って待ってるZE!今までのSS同様、えろ分薄いけど」
亜美:「具体的には……『自宅謹慎、3日!!』クラス?」
やよい:「……それだと分かる人限定だろうから、ファンタの果汁%くらいって言った方が……
わたし、飲んだ事無いからよくわかんないかもだけど」
亜美+真美:「それって入って無いじゃん!!」
<<もういちどクビを賭けて逝っとくべきなのか、俺!! >>
乙かれー
4、社長も一緒に乱交
の方も見てみたかったなw
とりあえず
<<もういちどクビを賭けて逝っとくべきなのか、俺!! >>
映像コンテンツの方はいきなりHDDVD寄りになったり
悪評まみれのモッサムが出た直後にガンダム無双発表したり
バンダイの行動はわけわからん
映像コンテンツの方はいきなりHDDVD寄りになったり
悪評まみれのモッサムが出た直後にガンダム無双発表したり
バンダイの行動はわけわからん
途中で送信しちまったw
どこの誤爆だよw
つい二日前、我がプロダクションで、急遽あずささんに仕事のオファーが入り、慌てふためていた。
思いがけないラジオ出演で、オファー後即の打ち合わせは実に長時間にも渡って行われた。
無理もない話ではあるが、急過ぎたので番組担当のディレクターも眠い目を擦って、俺との打ち合わせに付き合って頂いた。
そもそも、是非とも三浦あずさを、という言葉が信じられなかったが、とにかく仕事があるのは有難い。
あずささんにも、無理を言いつつ前日真夜中に自宅から迎え、そのままスタジオにまで来て貰った。
そして、当日。
放映は無事収録完了となり、ディレクターは急な申し出で済まなかったと律儀に頭を下げてくれた。
だが、俺の方もクタクタとなり、その後行く予定だった『飲み』の方もお流れとなった。
それ以前に俺は未成年のプロデューサーだ。大っぴらに飲みには行けない。
そして、そんな日の帰りのバスだった。
律儀するとは思うが、ディレクターはわざわざロケバス一台手配し、プロダクションまでの帰路を取ってくれた。
忙しいご時世だと言うのに、これではこちらが恐縮してしまう。
スタジオとディレクターから解放され、収録成功の安堵感で俺は座席につくも、五分も経たない内に遠い世界に旅立ったようだ。
このラジオ収録の仕事の前にも、他のアイドルの子の仕事の話で持ちきりだったのだ。
何日徹夜したかも、うろ覚えだ。帰りなのだ。寝ても罰はあたらないだろう。
(うう……ちょっと……酔ったかも〜)
夜通しでラジオ番組の収録を終わった私とプロデューサーさん。
真夜中に突然、起こされたのはびっくりしましたけれども、お仕事だったので何とか私も起きることができました〜。
始めは、部屋に泥棒さんが入ってきたのかと思いましたけれども、よく見たらプロデューサーさんで、もう一回びっくりしました〜。
だって、とらたんは外なんだから入ってこれないですし、普通は泥棒さんだって思いますよね〜?
でも、いきなり明かりをつけて、手をパンパン鳴らすような起こし方は私、どうかと思いますよ〜。
お陰で、私は帰りのバスで酔っちゃいましたし……なので、酔い覚ましにプロデューサーさんにお話に付き合ってもらいましょう〜。
ほんの少し揺れるバスの中で、後ろの方の席に座っていた私はプロデューサーさんの座る真ん中の座席に向かいました。
「ぷろでゅー……あら」
ほんの少し緩んだ顔で、プロデューサーさんの座席を覗き込むと、そこにはクタっとうな垂れているプロデューサーさんの姿がありました〜。
一目でグッスリ眠っているんですね〜って分かるくらいに口を開けて、それはもう心地良さそうでした。
お話に付き合って貰えない不満で、ほんの少しつまらなかったですけど、プロデューサーさんの寝顔……。
うふふ、あどけない顔♪
収録前、番組のディレクターさんと打ち合わせしていた時は、あんなに引き締まった顔をしてなさったのに。
スーツ姿に似合わない寝顔を眺めつつ、私はふとして、ある事を忘れていました。
(そうだった……年下なんですね〜)
あんなに年の離れた人といっつも仕事の話をして、その雰囲気にそのまま飲まれて彼の実年齢を忘れていました。
私よりも年下なのに、あんなにきびきびと働いていらっしゃって〜。
それがこんな寝顔をなさるだなんて……母性本能がくすぐられちゃいます〜。
「うふふ……可愛い……」
起こすのが勿体無いくらい可愛い寝顔。
そっと自分の席に戻ろうした時、私はふと目に付いた物に、そのまま釘付けになってしまいました〜。
プロデューサーさんの開いている口元から垂れているよだれ。
放っておくと、床にまで落ちちゃうんじゃないかと思うくらいでした〜。
これはよくないですね〜、拭ってあげましょう〜。
「ハンカチはどこかしら〜。ないですね〜……あっ」
うっかりしてしまって、今日は私、ハンカチを忘れてしまったみたいです。
いけませんね〜忘れ物は〜。
でも〜……ないものは仕方ないですよね?
私は、キョロキョロとバス内を見渡して、他の誰かがこちらを見てないことを確かめました。
「ふふ……失礼します……」
プロデューサーさんの肩にそっと手を置き、息をかけないようにそーっと顔を近づける私。
私が舌を這わせれば、そこのプロデューサーさんの口元。垂れていたよだれを、そのまま拭い取ります。
んーでも〜一回じゃ、なかなか綺麗に取れませんね〜?
ぺろ……ぺろ……ぺろ……
私、下手なんでしょうか〜。
何回か舐めてようやく、プロデューサーさんの口元からよだれが拭えました〜。
でも、ちょっとプロデューサーさんの味も楽しめて悪くないかも、です。うふふ♪
プロデューサーさんは起きてないようですし、大成功です〜。
私は満足気に彼から離れると、乗り物酔いも忘れて自分の席に戻りました。
俺は目を覚ましていた。だが、あずささんが不意に俺の席に来たから何となく起きにくかった。
半分狸寝入りで、あずささんが戻られてから起きようと思ったが、あんな事をされるとは……。
途中からは緊張で震えを誤魔化すのに必死だった。
運転手の他にアシが一人乗っているロケバスだと言うのに、あずささん……あなたって人は。
まあ、彼女があんな行動をさせるようにしてしまったキッカケを作ってしまったのは他でもない俺自身なのだが。
元はそんなつもりじゃなくて、勢いで……。
「プロデューサーさん、お目覚めですか〜?」
「わわっ、あずささん!」
「後ろから、頭が動いてるのが見えたので、もしやと思ったのですが……うふふ」
何故、あずささんは、そんなに満足しているのかも分からず、自然と俺の隣に腰掛けたのだ。
不覚にも、俺はドキっとしてしまったが、表には見せない努力は怠らない。
「どうしたんです、あずささん? 夜通しで疲れたでしょう」
「ええ、そうなんですけれども……ちょっと予定を、確認したくて〜」
予定というキーワードと共に、スーツの内ポケットから手帳を取り出した。
忙しい仕事の中、手放す事は叶わない俺のスケジュール手帳だ。
「ああ、あずささんの今後の予定は……」
言うが否や、あずささんは手帳を持つ俺の手を取った。
あれ?と思いつつも、あずささんはふるふると首を振り、俺の行動を緩和的に否定した。
「私のではなくてですね〜。プロデューサーさんのご予定です〜」
「俺の、ですか? と言いましても明日には春香と千早のレコーディング準備の立会いですし……」
彼女が意図を掴めてなかったのか、あずささんはちょっとむくれた顔をした。
そんな顔でさえ、思わず可愛いと思った自分の思考をまず呪った。
「そうではありません〜。プロデューサーさんのお休みのご予定です〜。二週間後くらいには取れると伺っていますけどれも〜」
「ああ、休みのですか。そうですね、今月の24日は休めそうです」
「あら、本当ですか〜? では、ではですね〜」
見るからにあずささんの瞳が輝いている。分かりやすい人だ。
そして、分かりやすい程に頬を赤く染めた彼女は、はにかんだ表情で俺を見据えた。
「取り合えず、お休みの前日はそのまま私の家に来て下さい〜。それで、お休みに何をするか一緒に考えましょう〜」
「あずささん、仕事が入るかもしれないんですよ。そんな安易に……」
「ダメなんですか〜?」
再び、むくれた彼女の顔。いや、さっきのよりも結構むくれていた。
「え、えっとですね……」
「ダメなんですか〜〜〜〜?」
「ほら、俺はプロデューサーで、あずささん以外の子も……」
「今は私と一緒ですよね〜〜? どうして、他の子の話が出てくるのでしょうね〜〜〜〜?」
この時ばかりは、あずささんの語尾を伸ばす調子が怖く感じられる。
いつの間にか迫るに迫った俺とあずささんの距離。目線を合わすだけで恥ずかしくもある。
そして、腕に当たっている彼女の豊満な胸。
いつもそうだ。この人は反則だ。
「ダメなんですか〜〜〜〜〜〜〜?」
「……必ず休みます。楽しみにしてますよ」
「うふふ♪ 私も楽しみです。あ、家に来る時は勝手に上がって頂いて構いませんからね〜」
演技かと思えるくらい不機嫌な様子は消え、すぐさま彼女の顔に乗るのは満足気な気持ち。
あずささんは、席を離れると言葉の代わりに、俺の頬に軽く口付けをしてくれた。
あずささんが自分の席に戻った直後、俺は窓を見据え、ため息をつく。
そして、自分の甘さと女性への免疫力の無さを恨んだのであった。
(勝手に上がってて下さい、か……)
俺は、そんな彼女の言葉を思い返しつつ、小さなキーケースをポケットから取り出した。
その中には鍵が四本ある。
一本は事務所の鍵。もう一本は自宅の古びたアパートの鍵。もう一本は愛車の鍵だ。
そして、残るもう一本は……。
(いいのかな……良くないよな……)
まあ、今回の仕事であずささんを深夜に叩き起こすという荒行を実行するには『コレ』が役に立った訳だが。
しかし、まさか女性から合鍵を渡されるなどと誰が予想したことか。
全ては『アレ』がキッカケだが、今更どう修正していいのか分からない。
何よりも自分が、あずささんとこんな関係になっても嬉しくいる時点で終わっていると思う。
とにかく、世間は元よりもプロダクション内の誰にもこの事は言えない。
でも、そんな堅苦しい事も、あずささんの笑顔でフッと忘れてしまう。
「プロデューサーさん、着きましたよ〜!」
「おおうっ!」
考えにふけってしまい、誰から声をかけられたかも確認せずに俺は鍵を慌てて隠した。
そして、振り返って見れば、年上のアイドルがそこに微笑んでいた。
今、彼女は世間のアイドルで、俺はそのプロデューサーだ。
だが、しばらくしたら、そんな関係は変わっているのかもしれない。
「プロデューサーさ〜ん」
バスを降りた俺を呼ぶあずささんの顔はやっぱり綺麗だった。
そうだ。いつだって、彼女は綺麗だ。
勢いで書いた。製作時間はわずか40分。反省はしてない。
元ネタばれても殺さないで下さい。
されど、この内容は未来館だろう ともかく乙
じゃあ、こう考えてしまえばいいじゃない
(前略)
起こすのが勿体無いくらい可愛い寝顔。
そっと自分の席に戻ろうした時、私はふと目に付いた物に、そのまま釘付けになってしまいました〜。
プロデューサーさんの開いているチャックから覗いていてビンビンにそそり立っている不思議なものの先っぽから垂れているよだれ。
放っておくと、シャツにまで落ちちゃうんじゃないかと思うくらいでした〜。
これはよくないですね〜、拭ってあげましょう〜。
「ハンカチはどこかしら〜。ないですね〜……あっ」
うっかりしてしまって、今日は私、ハンカチを忘れてしまったみたいです。
いけませんね〜忘れ物は〜。
でも〜……ないものは仕方ないですよね?
私は、キョロキョロとバス内を見渡して、他の誰かがこちらを見てないことを確かめました。
「ふふ……失礼します……」
(後略)
(千早コミュバレ、欝展開注意)
控え室。
歌番組の収録を終えた如月千早は、早々に私服に着替えると、椅子に深く背中を預け、天井
の蛍光灯を眺めていた。足元には、無造作に転がったゴシックプリンセスの衣装。好んで着て
いるわけでもないものに、愛着なんて湧くはずもない。皺も何も関係なく、脱ぎ捨てるように
してそのままだった。
千早は数分前のことを反芻する。
カメラを、マイクを前にして歌う自分。
歌は万全だったろうか。
深夜枠のランキング番組で流れる、ライブの収録だった。
ソロリリースの新曲が、トップ100の枠外からじわじわと伸びてきて、歌番組に名が出る
ようになってきたのは最近。ブレイクの予兆は間違いなく感じさせる動きだが、千早を知るも
のは、おそらく誰もそれを不思議と思わないだろう。
皆、歌について彼女がどれほどの労力を払い、歌についてどれほどストイックな態度でいる
かを知っているのだから。
歌姫。
誰が言い出したのか、千早をそんな風に呼ぶ人間もいる。
否定したかった。そんな大層なものじゃない。
私にとって歌は……歌は……
トントン。
控えめなノックの音。
「……誰?」
「千早ちゃん、おつかれさま。中、入っていい?」
天海春香の声だった。
「……ごめん、今、一人でいたいの」
ドアの向こうから沈黙。しばらくして、
「うん、わかった。じゃあ、また今度ね」
にべもなく拒絶されたことに対する動揺を振り払うために、ことさらに明るい声が返ってくる。
かすかに聞こえる足音が遠ざかっていって、
(最低だな、私)
自己嫌悪で千早は目を伏せた。
性格ゆえに孤立しがちな千早が765プロで何とかやっていけている影には、間違いなく春
香のフォローがあった。言葉が足りずに誤解を招くところを付け足してくれたり、千早がなか
なか表に出せない愛想を、千早の分まで振りまいてくれたり。もちろん、千早自身、直接春香
に救われるところも少なくなかった。何を思ってこんな付き合いにくい人間に寄り添ってくれ
るかはわからないが、他愛ない会話や遊びで、どれだけ安らぐことか。
そんな得難い友達に対して冷たい態度しか取れない自分が、憎らしくなる。
(でも……こればかりは、どうしようもないじゃない)
鏡台の前に携帯電話。ストラップもろくについていないシンプルなそれを持ち上げる。そし
て、祈るような気持ちで、千早はその画面に目を落とした。
新着メールは一件。
内容は、中を見なくてもわかっていた。
千早はその男のことを詳しく知らない。知ろうとも思わなかった。
名前も素性も知らないが、職業だけはわかっていた。この業界(芸能界)の、およそ底辺に
住むような存在、下世話なスキャンダルや露悪的な噂を、ことさらにセンセーショナルに書き
たてるのが仕事の下種。
ぼさぼさの髪の毛。猫背で、いやらしい笑顔が張り付いている。
千早にとって、一時として同じ部屋にいるのが耐え難い種の人間なのだが……
おそらく男のマンション。夜毎、千早はそこに呼び出される。
「……っく」
まず、部屋に入るなり袖を通すように指示されたのは、こともあろうかゴシックプリンセス
の衣装だった。先ほど収録に使ったのを知ってか、あるいは偶然かは分からない。とにかく、
男は、好き勝手な衣装を千早に着せるのが好きだった。
どこで調達してくるのか分からない、ブルマや水着やナース服。千早自身が着ているセーラ
ー服を着せられるときもあった。
「いやぁ、似合うねぇ」
中年の、じっとりとした視線がまとわりついてくる。短いスカートから露出した太ももの辺
りを重点的に。
ことの起こりは、数週間前。
この男は、千早の『家庭環境の事』を掴んだといってきた。どこから漏れたのかは分からな
いが、なぜかこの記者の端くれは、千早を悩ますそのことを詳細に調べていた。
千早個人としては、それらが公になったところで、なんら困ることはなかった。まるで他人
事のように、それらは千早の周りを取り巻きながらも、捕らえられぬ遠くの存在だったから。
困るであろう、父親も母親も、顧みるべき存在ではなかった。むしろ、自業自得とすら思っ
ていた。
―――けれど、
弟が、同情という名前の好奇の目でさらされるのは耐え難いことだった。
加えて、事務所の仲間も。
765プロはそこそこ名前を知られようとも、いまだ弱小プロダクションだ。
所属タレントも少なく、そのほとんどが仕事をしようにもギャラは抑えられ、レッスンや諸
経費で赤が出るような、いわば初期投資の段階。ようやくそこを抜けて、これから稼いでいこ
うという千早にスキャンダルで潰れられては、たやすく経営は左前になってしまうだろう。
せっかく今ままで、自分にかけてくれた人たちの期待を、信頼を、裏切ることになってしまう。
自分の家族の……いや、自分の所為で。
そして、夢抱く友人たちの足を引っ張ってしまう。
それは、なんとしても避けたいことだった。
だから、千早はすべてを引き受けた。
日常を、765プロの仲間を守るために。
唾棄すべく存在の男の前に伏せて、わが身を引き換えにしようと。
それすらも……
そんな、十五の少女の葛藤はすべてひっくるめて、狡猾な男の掌中のものでしかないとは気
がつくこともなく……
「さて」
ひとしきり目で楽しんだ男は、千早に向き直って言い放った。
「いつものとおり、やってもらおうか」
だらしなく、ベッドに腰掛けた男は、ベルトを緩めて、下半身を露出した。
かしずく千早の眼前に、誇張するように前部がその形に出っ張った、下着が晒される。
視姦で興奮したそれは、すでに屹立している。下着をズリ下げると、ぶるりと肉の塊が現れた。
ゴシックプリンセスの白い手袋。その指先を、おずおずとそれに伸ばす。素手で触れないで
よかったのは、千早にとって少しだけありがたかった。
骨よりも柔らかく、肉よりも硬くて、そして熱い、少女にとってはいつまでたっても慣れな
い存在、合わせた手でそれをくるむように握ると、前後にしゅにしゅにと動かした。初めての
とき、握りが強すぎて、無理やりに髪を引っ張られたこともあった。以降、千早は好まざると、
男の望む技能を身につけることになる。最初は柔らかく、手のひらの柔らかい部分が触れるか、
触れないかくらいでいい。硬くなってきてから、徐々に手のひらの握りを強くさせていく。
赤黒い亀頭のフチを指の腹が前後するたびに、男がかすかに体を揺り動かして、呻いた。
表情なく、淡々と千早は指を動かす。
先端から零れた先走りがシルクの手袋に染みて、灰色のシミになる。指先からそれがどんど
ん大きくなるにつれ、前後する手のひらからは、にちゃにちゃといやらしい水音が立つように
なってきた。
「ははっ、さすが歌姫だ。こっちのマイクの握りの上達も早いもんだ」
揶揄ったような声が、つむじの上から聞こえてくるが、千早は顔を上げない。
ときおりびくびく蠕動するぐらいに膨れたペニスの先端に、唇を持っていき、
くぷ。
エラの張った亀頭をほおばった。
口中に塩気を伴った味が広がる。
「んっ、良いよ・・・・・・そのまま、舌を絡めて・・・・・・」
頬を狭め、ゆっくりと頭を前後に振りながら、千早はフェラチオに耽る。
そして、男はそんな千早の様子をにやにやと見ながら、その後ろ頭に手を伸ばし、
「んぶっ!」
思いっきり腰の方へとひきつけた。
ごぼ、と自力では入れられないところまで、剛直が進入してきて、千早が目を大きく開け広
げる。
「ん・・・・・・!!んん!!」
嗚咽で喉が詰まり、息が出来ない。口蓋垂よりも奥に突きこまれた肉槍は、下咽頭の壁にぶ
つかり、ぐりぐりとこすりつけられる。間断なく嘔吐感がせりあがってくるが、せき止められ
た出入り口のせいで、それを表に出すことすら出来ない。
瞬間、それは死ぬより辛い地獄の苦しみである。
整った黒髪を振り乱しながら、逃れようと千早の体はもがくが、どんなに必死になっても、
大人の男の手で、がっちりとつかまれた後頭部は振り払えず、あまつさえ、さらに奥、奥へと。
「ぐ・・・・んんっ!!んん!!!」
端正な千早の顔が苦痛に歪む。零れる声も、一層に切羽詰った必死なものに。
数十秒。けれど、千早にとっては悠久とも思える拷問の時間。思うさま口辱を楽しんだ男が、
ようやくその手を離した。
「・・・・・・!!んん、けほっ!!」
ぼろり、と唾液でてろてろのペニスが吐き出され、同時に泡だった大量の唾液が千早の口か
ら零れた。
喉をたどり、ゴシックプリンセスの胸元に垂れる。
両手を喉に当てて、しばらく下を向いて、千早は低い声で咳を繰り返す。
「あははは、やっぱり歌姫の喉の具合は最高だ!!鍛えられてるからかな?吸い付いてくるみ
たいで、商売女のとはまるで別物だよっ!」
屈辱だった。
歌を歌うため、そのための喉なのに。
ほんの数時間前はステージで、歌を奏でていた喉が、こんな男の玩具に成り下がっている。
(くっ・・・・・・)
ぎゅ、と千早は見えないところで拳をきつく、握り締めた。爪がきりきりと食い込み、血が
滲むくらいに。
泣きたいくらいの悔しさを、そうやっていくらかでも紛らわせたらいいなと思って。
ぐい、とまた頭を掴まれ、無理矢理に顔を上げさせられる。
眼前には嫌味なくらいに反り返ったモノ。
千早が咥えると、遠慮なく腰を使って突き入れてくる。
「む・・・・・・んぶ、く・・・・っ!!・・・・・・っ!!」
大きなスライドから、ぱちゅぱちゅと突き入れられるたびに、千早の体が飛び跳ねる。快楽
なんか一欠片もない、一方的な陵辱だった。
自己防衛的に湧いてくる大量の唾液が、唇と肉棒の隙間からぼたぼたと垂れる。
グラインド、のの字の動き。後背位で突き入れる感覚で、男のペニスが千早の小さな口内を
暴れる。吐き気、呼吸困難。何度も気を失いそうになるが、そのたびに男は喉奥を突き、意識
の糸を手放すことを許さない。
次第、男の吐息が早くなり、腰の動きも早くなってきた。それらを感じた微かに残った冷静
な部分が、あと少し耐えれば終わりだと告げていた。
「いくよ、いくよっ!出すからね、口の中に!!」
そして一際、奥へと突き入れた男が獣じみた呻きをあげると、
―――千早の喉に、口の中に。
大量の白濁が。
ねばつき、生暖かいそれが、口中を満たしてくる。
引き抜かれたペニスの先から、黄みがかったスペルマが零れ、ゴシックプリンセスの黒を斑
に染めていく。
「まだ、飲んじゃダメだよ。口に溜めたままにしといてね。それで、最後は、分かるね?」
言われるがまま、千早は頬たっぷりに精子汁をためたままで、再び、男のペニスに口をつける。
その先端、鈴口に口を窄めて吸い付くと、尿道口に残ったものを、ちゅる、ずずっと音を立
てて吸い上げた。そして、口を開け、たっぷり溜まった精液を男に見せ付けた。
「よく出来ました。じゃ、ごっくんしていいよ」
液でもゲルでもない、しょっぱい液体が喉を通過していく。微妙な粘度で、残って絡まるた
め、何度も、何度も喉を鳴らさないと、降りていかない。その途中、湧き上がってくる嫌悪感
のせいで何度も吐き戻しそうになる。けれど必死に千早は、苦行のように、それを何とか飲み
干した。
そして、証拠を見せるために、もう一度口を開けて、男に見せる。
溜まっていたものはあらかた消えていたが、こびりつくようにして残ったものが、舌と上顎
に糸を引いていた。
「はい、ご苦労様」
男はニコニコと笑いながら、揶揄するように千早の頭を撫でた。
「・・・・・・今日も千早ちゃんは上手に出来たから、ここまでにしておいてあげるよ。アイドルだ
から、そっちは大切にしとかないとね。ま、どうせあと何年かしたら、そっちも商売道具にな
るんだろうけどね」
下卑た男の笑い声。
怒るでも、笑うでもなく、千早はただ、それを聞いていた。
*************
(なにしてるんだろ、私)
控え室。曲プロモの撮影を前に、千早は一人、鏡台を前に座っていた。
朝はアイドル、みなの憧れ。けれど、夜になったら、奴隷。
輝くステージも、技巧を凝らした歌によって巻き上がる賞賛の嵐も、すべてあの男の歪ん
だ楽しみを引き立てる、小道具でしかないのではないか?
努力も、我慢も、結局、全部無駄に思えてきてしまう。
「・・・・・・歌おう」
いつも、最後に千早を支えてくれたのはそれだった。
―――あの霊柩車を見送ったときも。
―――食卓から罵り以外の会話が消えたときも。
―――友達だと思っていたクラスメートが、影で自分をどう言っているか知ってしまったときも。
消えてしまいたいような悲しいことがあったときも、千早は歌を歌って乗り越えてきた。
それを支えに、いや、それだけを支えにすることが出来るから。
硝子の歌姫。
だから、今回も・・・・・・
千早は奏でる。彼女の一番好きな歌を・・・・・・
泣くことなら 容易いけれど 悲しみには 流されない
歌詞の内容に自分自身を投影させて。声を張り上げる必要はない、誰かのための歌じゃな
くて、千早自身のための歌なのだから。
だけど 傷ついて 血を流したって いつも心のまま ただ・・・・・・
ただ・・・・・・
ただ・・・・・・
「っく」
そこから先の、歌詞が出てこない。
移入した感情が、先を歌うことを拒んでいる。
「羽ばたけ・・・・・・ないよね、このままじゃ、私・・・・・・」
改善の兆し無い絶望的な現状が、千早を捕らえてしまっていた。
苦しい。あんな男の言いなりは嫌だ。どうして?どうして!?私が苦しまなきゃいけないの!?
好きでもないのにあんなことをさせられて、毎晩、毎晩。
明日も、明後日も、ずっと、ずっとそれが続くなんて・・・・・・
「こんなものが、あるから」
鏡の向こうの少女が言う。
「だから、苦しいのね」
彼女は、大振りの鋏を手に取った。大道具のスタッフが置き忘れていっただろう、それの切っ先
を真っ白な喉元に向ける。
「歌えなくなれば、きっと、もう苦しまなくていいから・・・・・・」
すう、とその手が、白銀の刃が近づいてきて・・・・・・
「・・・・・・ダメっ!!!」
寸前。
その刃が大きくはじかれた。まだ虚ろな目のまま、間に飛び込んできたものに千早が視線を向
ける。
「・・・・・・春、香?」
そこには、肩で息をする天海春香の姿があった。
「どうしちゃったの!?千早ちゃん」
心配そうな瞳。
「・・・・・・なんでもない」
「なんでもないわけない!」
「・・・・・・っく」
まっすぐに春香は見つめてくる。怒気を孕んでいるのは、本気で心配してくれているからなの
だろう。それを分かっているのに、千早の口は裏腹な台詞を吐く。
「ほっといてよ」
「ほっとけないよ!!ほっとけるはずない!!」
がち、と肩を掴まれた。
「ねぇ、悩み事あるんなら相談してよ。そりゃ、私なんかに言っても解決できないかもしれない
けど、そんなに思いつめてるならさ」
「もういいの!ほっといてって言ったでしょ!春香に、私の気持ちなんて分かるはずないの!!」
言ってしまった。
そう思った。
なぜだろう。なぜ自分は、こんなことしか言えないんだろうか。
本気で心配してくれる友人を、傷つけることしか出来ないんだろうか・・・・・・
「分かんない・・・・・・よ」
春香は、目を伏せた。
「分かんない!でも、でも!千早ちゃんにだって、私の気持ち、分かんないでしょ!!私がどれ
だけ千早ちゃんのことが好きなのか!!」
「・・・・・・春香」
春香の目は潤んでいた。
「辛くて、苦しくて、逃げ出したいときに、どれだけ千早ちゃんの歌に助けられたか・・・・・・どん
なに支えになってきたのか。千早ちゃんの歌がなかったら、きっと今の私は無かったんだよ。千
早ちゃんは私の憧れだし、目標だし・・・・・・それに、かけがえのない友達なんだから」
次第に、声が涙混じりになっていく。
「だから、ね、そんな悲しいこと、言わないでよ」
「春香・・・・・・」
そのとき千早の瞳から、つぅっと涙の雫が一滴こぼれた。
あの男のいいようにされているときも、決して零すことのなかった涙。
そして、その一滴からはじまりに、とめどなく溢れてくる・・・・・・
「春香っ・・・・・・春香ぁ・・・・・・うう」
千早は春香の胸に飛び込んだ。そして、子供のように泣きじゃくった。言葉は何もなかった。
そこには凛としたいつもの歌姫はもはやなく、ただもう衝動に任せて、涙が枯れるまで、泣き続
ける、一人のか弱い少女がいるだけだった。
「大丈夫、大丈夫だよ、千早ちゃん」
そんな千早の背中を優しく、母親のように春香は撫で続けた。胸元が涙で汚れるのも構いなく。
「大丈夫・・・・・・うん、私が何とかしてあげるから。だから、千早ちゃんは安心して、良いんだよ・・・・・・」
***********
『今日・・・・・・かに座の運勢は・・・・・・ラッキーカラーはグレー・・・・・で恋愛運好調、週末は・・・・・・』
「おっはよーございまーす!!天海春香、今日も一番乗りで到着でーす!!」
ばん、765プロのドアが勢い良く開いた。
よく晴れた朝。窓から差し込んでくる朝日が眩しい。
「って、あれ?誰もいない。鍵は開いてるのに・・・・・・不用心だなぁ」
「・・・・・・ふわぁ」
むくり、ソファから布団の塊が欠伸と共に起き上がった。
「うわ!びっくり、ってプロデューサーさんですか」
「んあ、春香か。おはよう」
寝ぼけ眼に無精髭、おまけに来たままで皺くちゃになったワイシャツと冴えない格好三点張り
のプロデューサーが伸びを一つ。
『わんこは、世田谷区の・・・・・・ご主人様と散歩・・・・・・大好物の・・・・・・いつもご機嫌なのでした』
「また帰ってないんですか?ああ、もうテレビもつけっぱなしで」
事務所の片隅では、朝の情報番組が流れっぱなしだった。
「ああ、昨日も遅くてね。千早の新曲の収録で」
「え・・・・・・はかどってないんですか?」
「いんや、むしろ逆」ぽりぽりとプロデューサーは頭をかく。
「千早ってまぁ、歌はずば抜けて今までも巧かったんだけどさ、今まで、スタッフのアドバイス
とかあんまり聞かないで撮ってたんだよ。でも、どんな心境の変化か、千早のほうから周りの人
に助言を聞きだしてさ」
「へぇ・・・・・・」
「なんかふっ切ったのかさ、ずいぶん周りとコミュニケーションとるようになってさぁ。作曲家
とか作詞家も巻き込んで、熱の入った打ち合わせもがんがんしてさ、撮りの段階でもリテイクす
るたびにどんどんブラッシュアップされて、いいものになるもんだから、製作巻き込んで連日夜
中まで。おかげでこの通り、椅子眠り連泊だよ」
「はぁ、それは・・・・・・大変ですねぇ」
「うれしい悲鳴、ってヤツだよ。間違いなく次の曲は、凄い出来のものになる!今まで以上の、
きっと、千早の代表曲って胸を張って言えるものになるぞー」
「そうですか・・・・・・うん、良かった。それじゃ、プロデューサーさんにはもう一頑張りしてもら
わないとっ。春香の特製スペシャルコーヒー、淹れちゃいますね!」
「おう!目一杯濃い目でお願いするよ」
「かしこまりました〜」
『続いてのニュース・・・・・・昨夜未明、都内マンション屋上から、フリーライターの・・・・・・さんが、
飛び降りているのが付近の住民の・・・・・・調べによりますと・・・・・・遺書の類はなく、警察では事件
事故の両面から・・・・・・さんは普段から金融業者とのトラブルを抱え・・・・・・』
(脳トレやってるかー!!←(挨拶)すいません、はしゃぎ過ぎました!!)
(書き換えられたら、書き換えなおせばいいんだよ!アイマス2でさ!!)
(・・・うう、ちくしょう・・・いいさ、360とデッドラ買ったから。家庭用バッチコーイ!!)
439 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 09:44:11 ID:ygDkkFFZ
保守
春香・・・ 押したのか・・・
まあ簡単に予想付く通りの展開&結末だし
それ以上でもそれ以下でも無い
ほ
>>430-437 少し経ってから、
ワイドショーの続報で
こんなインタビューが
流れたりして。
『いやぁ、あっしも忠告したんですがね、
「深入りはするな」って。
あそこには可愛い顔して
とびっきりやべぇ奴ばかり
揃ってんですから。
あっしらの間でも
「あそこにだけは関わるな」
ってのが不文律でしてね…』
(音声は変えてあります)
この後、右京さんに春香がタイーホされると。
突然だが、僕は765プロのプロデューサーだ。
アイドルをプロデュースして世間へ売り込む。
良く言えば、夢を売る商売、悪く言っても夢を売る商売。それ以上でもそれ以下でもない。
この世界は、1つでもミスを犯せば、もうそれで終わり。一人の人間の一生が台無しとなる厳しい世界だ。
もちろんアイドルの方がその可能性が大きい。
こんな世界へ踏み出した、いや、踏み出させられた、と言う表現がふさわしいか。
ぼくはもともとマネージャーだった。それを765プロ社長、高木さんに僕の奥底に眠る才能を見抜いた、か、どうかは
知らないが、(単に人手不足だったのかもしれないが…)プロデューサーに抜擢され、一人のアイドルをプロデュースするよう、
言われた。
それが、天海春香だった。
春香の第一印象は普通、ほんとに普通の女の子だったと思った。
しかし見当違いも甚だしかった。
良く何もないところで転ぶ。ありえないところで歌詞をミスる。はっきり言ってドジ。
恐ろしく壊滅的な。
しかも少々、黒い。
しかし、まじめで我慢強く、誰にでも気さくに振舞える性格のおかげで特にこれといった困難もなく、
とんとん拍子に人気が上がっていき、いつの間にかcランクアイドルとなっていった。
はっきり言って、僕は事務的なことだけで、売込みなどはまったく努力してない…とは言わないが。
そんなわけで今も春香はいそがしく仕事だ、いまはCMの収録ヘ行っている。
僕は事務所で仕事だ。
「ふ〜ん、今日CMは化粧水か、なになに…」
とここまで来て、ようやく気づく。
「あいつ、台本忘れてやがるっ!!」
来ました。エロパロ板に。今のとこエロなしですが…
そこらへんは御容赦を、
だから未来館行けって
お似合いだから
つかそこそこ日数も経ってるのにそんな一人語りしかない
短いのぶつ切りで投下して何がしたいんだ?自己アピール?
エロ無しで御容赦を以前にもっと書き溜めてから出直してきてください
449 :
443:2007/01/18(木) 09:34:36 ID:YCNhRa7E
>>444 『相棒』かな?
「天海さん、貴女の
御友人を気遣うお気持ちは
分からなくはありません。
しかし今回はやり方がまずかった。
法に触れない形でなら、
幾らでもやりようがあった
筈ですが?
貴女らしくもない。
迂闊でしたね」
こんな感じか。
>>449 はい、読んだ後に頭の中で相棒のオープニングが…。
>>437さん勝手なこと書いてすみません…
「はぁ・・・・・・」
仰向けに、天井を仰ぎ見たPは、ため息一つ。
「退屈だなぁ」
横たわる彼の足元に目を落とすと、真っ白なギブス。パジャマ姿のPが、今いるのは都内
の病院の一室だった。
事の起こりは数日前。
双子アイドル、双海亜美のバラエティ番組撮影中のことだった。いつもの通り、ムダに元
気な亜美真美がカメリハ中に走り回り、セットの背景、巨大な書き割りにぶつかったのだ。
もともと足場がきちんと作られてなかったらしく、ぐらぐらしていたそれは轟音を立てながら、
双子に向かって倒れてきた。ベニアに細い角材で組まれたものでも、縦横十数メートルの大
きさともあれば、下敷きになれば大人だってただではすまない代物だ。ましてや、小柄な双
子だったら・・・・・・
スタジオに響く悲鳴。
おびえる彼女たちは足がすくんで動けない。
『亜美、真美!!』
そのときPはほとんど反射的に体が動いていた。袖から一目散に駆け寄ると、双子を両脇
にかかえてスライディング!
間一髪、背後で着地したセットが派手に埃を巻き上げていた。
「・・・・・・ふぅ、助かった、か」
後ろを振り返り、額の汗を拭くP。
「うう、兄ちゃん」
「お、体、大丈夫か?二人とも」
『・・・・・・にーちゃーん!!』
だきっ。左右から、亜美真美が胸元に飛び込んできた。
「こわかった、こわかったよぅ」
「・・・・・・よしよし。もう大丈夫だかんな。でも、こういうことになるから現場であんまり走
り回るなよ」
「うんうん、これからはいい子にする!」
「じゃ、とりあえずディレクターに事情を説明、って、あれ」
立ち上がってみて、Pは違和感を覚えた。
「どうしたの、兄ちゃん」
「いや、足首が、なんか曲がっちゃいけない方向に曲がってるような・・・・・・」
「うわ!ホントだ!!すごーい、兄ちゃんのかくし芸?」
「というより、コレは多分・・・・・・」
助けたところで終わっていたら、格好よかったのだが・・・・・・
双子も、P自身もセットのせいで直接どうこうというのはなかった。だけど、あまりにも
急激に動いたせいで、Pは自分でも気づかず、ひどい捻挫をしていた。火事場の馬鹿力とい
うヤツか、ひねった当座は痛みをほとんど感じなかったのだが、それに気づいた瞬間、襲い
来る激しい痛み。
颯爽と駆けつけた姿が嘘のように、その後はうずくまると無様に泣き、呻き。そして、そ
の場からタンカと救急車で運ばれて病院に運ばれる結果になった。
まぁ、精密検査の結果、筋を伸ばしたこと以外は何もなく、ギブスで固定してしばらく安
静にすればいいだけにすんだのは幸いだった。
本来、入院するほどの怪我でもなかったのだが、普段の疲労が溜まっていることが、急に
動いたときの怪我の原因にもなったとも言われ、急遽の休息の意味も含めて短期の入院と相
成ったわけだ。
そんなわけで、ベッドに横たわる毎日のP。
放課後ともなれば、アイドルたちが忙しい合間に見舞いに来てくれるし、洗濯などの身の
回りの世話は小鳥さんが引き受けてくれている。
(なんにもせんでも、三食出るし、いい身分だよなぁ)
ただ、唯一の欠点は、
「退屈だ・・・・・・」
めまぐるしい芸能界の世界で日常を過ごしてきた彼には、テレビか本か天井か窓の生活は、
平板に思えて仕方ない。個室なので、隣のベッドの人と話すことも出来ない。
「楽しみは、ご飯くらいになるよなぁ」
寂しいイメージのある病院食だが、食事制限のある患者以外にはそうでもない。たしかに、
動くの前提で作られていない分、ボリュームは少なめだが、栄養のバランスを考えた体にい
い献立で、日ごろ外食メインで、好きなものばかり食べてるPには、久しぶりに食べる煮び
たしや漬物がやたらと美味しく感じられる。
とんとん、
(っと、考えてたら、そろそろお昼の時間か)
「はーい」
配膳に来た看護士さんを迎え入れたPだったが、部屋に入ってきたその姿を見たとき、表
情を凍りつかせた。
「じゃーん!アイドルナース亜美ちゃんで〜す!!」
「真美もいるよ〜」
ご飯の載ったアルミの盆の両脇に、Vi服、テトラカラードコメットにご丁寧にもナース帽
までのっけた亜美真美。
「・・・・・・あー、うん。ご苦労様。じゃ、それ置いて帰っていいから」
「えーーーー!兄ちゃん反応薄ーい」
「もっとわーっ!!とか、うぉー!、とかって言ってくんないのー?」
「わーった、わーった。ありがとう、ご飯運んできてくれて。じゃ、きちんと服は事務所に
返しとけよ」
「運んできただけじゃないもん、ねー」
「ねー」
双子が顔を見合わせて笑った。Pの背中に悪寒が走る。やばい。こんな風に意思の疎通が
取れてるときは、この二人が何かしでかす前兆だ。
そして自分は今、片足が不自由というハンデがある。
「亜美たち、兄ちゃんをカンゴしに来たんだもんっ」
「そーだよ、動けない兄ちゃんのために、あーん、ってやりに来たんだよ」
「・・・・・・動けないってわけじゃないし、手は問題ないから必要ないし。っていうか、そんな
勝手なことやってたら、病院の人に怒られるぞ」
「大丈夫だもーん。だって、ここ、真美たちのパパがいる病院だもん」
「あー、そういえば、そうだったな・・・・・・って、それあんまり関係ないだろ」
「兄ちゃんうるさーい、カンゴフさんの言うことは絶対なの!」
じー、っとまじめにこっちを睨んでくる亜美真美。軽く潤んだ四つの目を見ながら、Pは
考える。
(うーん、こいつらなりに、恩を感じて、なのかなぁ)
こうなった原因が自分たちにあるから、何とかして役に立ちたくて、とか。確かに事件後
も、撮影中断して二人は病院までついてきてくれて、ずっと心配してくれていた。見舞いも
一番足繁く通ってきてくれている。
方向は暴走がちだが、そういう気持ちを無駄にするのはちょっとだけ忍びない。
(まぁ、遊びにつきやってやるのはいつものことだし)
どうせ飽きたら帰るだろう。そう思ってたから、軽い気持ちで言ってしまった。
「わかったよ。じゃ、お願いします、カンゴフさん」
そして、
後に、プロデューサーはこの一言を大いに後悔することになる・・・・・・
「わーい、それじゃカンゴするよー」
言うなり、だだだっとベッドに駆け寄る双子。Pの胸元にご飯の載ったお膳を置いた。
(・・・・・ご飯と・・・・・・シチューかな?それとほうれん草の胡麻和え、ひじきと高野豆腐の煮物
・・・・・・海草と小魚のサラダ。オレンジジュースに、プリンか。うん、良かった、あつあつお
でんとかはないな・・・・・・)
ささっと献立を確認し危険性を確認する。
「それじゃープリンからいくね〜」
「ちょ、ちょちょっと待て!」
ぺりぺりとプリンの包装を剥がしにかかる亜美を止める。
「プリンはデザート、最後だろ、明らかに!」
「ねーねー兄ちゃん、このぷよぷよしたのなーに?」
「あ?それは、高野豆腐。っと、要は乾燥したおとうふだ」
「へー、このぷにぷに感触チョー面白ーい」
「亜美も触りたーい・・・・・・あ」
亜美が手を伸ばすと、真美のスプーンの上から豆腐か転がり落ちて、ぺちゃりと病室の床に。
「あーあ・・・・・・よいしょ。はい兄ちゃん、はい、あーん」
「はい、あーん、じゃねぇ!!明らかに落ちたし!!」
「三秒ルールだから大丈夫だよー」
このとき、彼は思った。一瞬でも、こいつらに懺悔なんて殊勝な心がけを期待した己の愚か
さを。
「兄ちゃんさっきから、うるさーい」
「せっかく真美たちが、カンゴしてあげてるのに。言うこと聞かない患者さんは・・・・・・」
がちゃ。
硬質の音が手首のあたりから聞こえてくる。
「!?」
「んふふふふ〜、それじゃ今度はこっちも」
もう一度、がちゃり。
「・・・・・・手錠!!なぜに!?」
銀色のわっかが手首と、もう一方はベッドに結ばれている。本格的なものでなく、アルミのお
もちゃの手錠のようだが、引っ張れば抜けるものでもなく、両手を同様に繋がれると、見事にベ
ッドから逃れること叶わない状況に。
そんなPを見下ろす双子たち・・・・・・
(あれ、このシチュエーション、どっかで見たような気が・・・・・・夢で、見たんだっけ・・・・・・)
「それじゃ兄ちゃん、あーんしようね?」
悪夢のような食事介助は続いた・・・・・・
双子の自由な想像力による、オリジナリティ溢れる料理改良は、ことごとくPの口には合わな
かった。平たく言うと、シチューインオレンジジュースとか、プリンご飯とか・・・・・・
なおかつ、身動きできない状況で、事務的に差し出されるスプーンを口に運んでると、こんな
幼女になにをされてるんだろうなぁ、と大人の男としてのプライドが揺らいでくる。はたから見
たら両手に花でうらやましいシチューエーションかもしれないが、その実、Pは心身ともにずた
ずたで、真っ白になっていた。
けれど、一品も残すことなく出されたものを全て平らげ・・・・・・
「・・・・・・ごちそうさま」
『ごちそうさま〜』
双子がハモって言葉を返してくる。
「満足したろ、とりあえず、手錠をはず・・・・・・」
「ねー真美、ご飯終わったら、あれだよね」
「うんうん・・・・・・じゃ〜ん!!」
「なっ・・・・・・」
真美の手元には、ナス形の大きなペットボトルの容器。用途を思い、Pがさらに青ざめる。
「い、いや、尿瓶とか必要ないから!!俺、別に歩いて、トイレ行けるから、っていうか催して
ないし!!」
がちゃん、がちゃん、ベッドの上で身をよじるが、手錠がパイプにぶつかって派手な音を立て
るだけ。
「んふふふふ〜、これも兄ちゃんのためを思ってのことなのだ」
「心にもないことを言うな!あ、だめ、やめて!ズボン下ろさないでっ!イヤン!」
ゆるりとしたパジャマの下は、双子が両方から引っ張ればすぐに脱げていって、太ももに走る
スースーとつめたい感触。
トランクスが下ろされると、ポロリとその部分が零れ落ちて、
『おー』
見慣れないものを、しげしげ見つめる双子たち。
「うう、もうお婿に行けない・・・・・・」
「うーん、どうすればいいのかな。先っぽ、中に入れればいいのかな?」
へなへなに萎えているそれに親指と人差し指を伸ばし、亜美はくいっと摘むようにして持ち上
げると、尿瓶の入り口にそれを押し込んだ。
「・・・・・・じゃ、出していいよ?」
「出るかっ!!」
「もうっ、それじゃカンゴにならないよ。あ、そうだ、ねぇ亜美、このまえの遠足で・・・・・・」
「うんうん、亜美もそう思ってたところ!」
「ちょ、ちょっとまてお前ら、また良からぬことを・・・・・・」
尿瓶から抜かれたペニスに、真美の手のひらが伸ばされる。小さな手が、くるりと肉棒を包み
込むと、上下に動き出す・・・・・・
「なななななな!!!」
幼い手のひらは、その上、緩急をつけて強まったり弱まったり。とくにカリ首の辺りは、痛い
と思うくらいに強く締め付けられ、Pの口から言葉にならない吐息がもれる。
「この前遠足でね、亜美たち牧場行って、牛のおっぱい搾ったんだよ。亜美たちの搾り方チョー
うまいって、褒められたんだー」
「いや、これ、おっぱいじゃないし・・・・・・」
「でも、出ないけど、兄ちゃんのちんちん、大きくなってるよー」
「わーすごーい、亜美も亜美もっ!」
二つの手が、ぴんと立つ怒張に伸ばされる。
「うーわー、兄ちゃんのちんちん、固くて熱いね・・・・・・あ、なんか出てきた」
先走りの液が鈴口から零れて、亜美の指先を濡らす。
おそらく、この二人は行為の意味を分かっていない。無垢な双子は性的なものだとは気がつか
ずに、劣情の固まりに指先を這わせ、吐精を迫ってくる。それは恐ろしく背徳的なものだった。
彼女らの年齢や、自分との関係、一線を越えるのをためらわせる全ての事象は、越えてしまった
後には、すべてゆがんだ欲望を掻き立てるスパイスにしかならなくなる。
つまりは、Pは気づいたのだ。ヤバイ。入院してからのなんとはなしの禁欲生活で溜まってい
るせいか、思った以上に自制が利かない。
「っ・・・・・・亜美、真美、出る」
「ふぇ?」
脳髄まで真っ白になる衝撃が駆け抜けて、Pの腰が浮いた。精悍を通って白濁は、飛距離を伴
って見事に飛び出した。
「わぷっ」
あまりにも勢いがよかったせいで、近くにいた亜美の顔にかかる。びちゃりとその髪を、頬を、
唇を黄色かかったふるふるに濃いゼリー状の粘液が、汚していた。
二回、三回、腰を震わせるたびにスペルマが零れるが、最初ほどの勢いはなかった。
全てを忘れるくらい鮮烈な、射精の快楽の後、
(やっちまった・・・・・・)
「亜美、真美、あのー、これはだな」
「兄ちゃん・・・・・・」
目を伏せた双子が、フルフルと肩を震わせている。
「・・・・・・亜美、真美?」
「兄ちゃん、兄ちゃんが・・・・・・」
『『白いおしっこしたーーーーーー!!』』
「どどど、どうしよう亜美、おしっこ白いなんて初めて見たよっ!兄ちゃんビョーキなんじゃな
いかなっ」
あたふたしている双子。
「いや、病気じゃなくて、むしろ健康の証拠っていうか」
「ビョーキだったらパパに見てもらわないとっ、真美」
「うっわわわ!それは止めてくれ!」
「でもでも、兄ちゃんビョーキで死んじゃうかもっ」
「死なない!死なない!!いや、むしろ社会的に死んじゃうから!!」
トントン、ガチャ
「プロデューサーさん、頼まれた着替え洗濯してきましたー。あと、これ高木社長からお見舞いの
果物、ドリアン詰め合わせ・・・・・・」
「・・・・・・小鳥さん」
ノックとともに病室に入ってきたのは、音無小鳥さん。病室を見渡すと、
「あ、えっと、あのー」
言葉を失って立ち尽くした。
無理もない、下半身丸出しのPにザーメンまみれのアイドルなのだから。
「・・・・・・それじゃ!」
どすん、と手元の荷物を置くと、さっさとドアを閉めていってしまう・・・・・・
「あ、ちょっと待って、なんてタイミングの悪い人なんだ!!ええい、動けないし。せめて、せめ
て説明させて!行かないで小鳥さんっ!!ああ〜」
Pの悲痛な叫びは、ドアの向こうの小鳥さんには届かなかったとさ・・・・・・
(素材が双子だとやっぱ、エロよりギャグんなるなぁ)
(ドラマCDNewStage1は『千早伊織の紐水着』『美貴パイタッチで感じる』『アナル処女喪失』と)
(エロパロ要素満載でしたな!満足満足!!)
>>444 ステキな妄想ネタをありがとう!!
貴重な双子モノ新作乙
お久しぶりです。イベントの連戦でさすがに数日倒れてましたが、
発売記念の祭りに少しでも参加したかったので新作を投下。
どうにか春香のSMレッスンを書き直しました。
やっと家庭用も出るし、美希や亜美真美のエロSSを書ける日を楽しみにwktkしてます。
では、
分類:春香
タイトル:春香【S】SIDE
で、またしばしお付き合い下さい……
「ストップストップ!やっぱり違うなぁ……可愛すぎてイメージに合わないんだよね」
「う……ごめんなさい、プロデューサーさん」
これで通算20回くらいは歌っただろうか。
目の前にいる、リボンの似合う女の子……天海春香の新曲【エージェント夜を往く】を
ファンの前に披露できるレベルになるまで、ひたすらレッスンを繰り返している。
デビュー曲である【太陽のジェラシー】はボーカル系の恋心溢れる曲だったが、
次は流行の事情も考えて、ダンス系のはつらつとした勢いが欲しかったのと、
春香にもう一つ、新しい魅力を身につけて欲しくての選曲だったのだが……
いかにも【女の子女の子】した彼女にとって、【妖しげなオトナの魅力を歌う】という課題は、
現時点では少々厳しい模様で、どう歌っていいか解らずにあたふたしている。
(年齢的な観点から見ても、出来ないはずはないんだよな……)
ボーカル系衣装のゴシックプリンセスを身に纏った春香の姿を見ると、
年相応に育った健康的な色気を漂わせる肢体が、レッスン場のライトに映し出される。
本来はジャージ姿でのレッスンだが、ステージで歌う事を想定しているため、
『まずは形から』と着せられたものである。
ギリギリまでに詰めたスカートの丈といい、肩と胸元の露出といい、
パッと見た感じでは、申し分ないほどの色気を出している……はず。
しかし、どこかが足りていない。
プロデューサーの視点からあえて欠点を上げるとすれば、可愛い【だけ】ということ。
あまりに真っ直ぐでファンに接してしまう彼女は、時折『一生懸命』が裏目に出て失敗する事も多い。
以前、ラジオでファンの悩み電話相談をした時も、相手の悩みを和らげるどころか、
真正面からバッサリと斬り捨ててしまう結果となり、プロデューサーが胃を痛める事となった。
(もう少し、こう……裏の部分というか、ミステリアスな雰囲気が欲しいんだよな……)
プロデューサーは、一瞬脳内で一つのシミュレーションをしてみる。
目の前にいる少女【天海春香】の可能性。
レッスン如何によっては、彼女の隠れた天性を見つけ出せるかもしれないが、
無論、下手をすれば壊してしまうリスクを背負う事になる。
『プロデューサーさん……わたし、歌う事好きです。トップアイドルになって、
出来るだけたくさんの人を、歌で元気にしたいです!!』
いつだったか、最初のミーティングで春香が口にした、確固たる信念。
それが今も変わっていないとしたら……それを思えば、彼にこれ以上迷う必要は無かった。
「春香……では、今から特別レッスンに切り替えてみよう。
その代わり、少々常識の範囲からは外れるし、おおっぴらに他人に言えるレッスンでもない。
それに、最悪の場合は……俺が春香の担当から外れる事にもなる」
「えぇぇぇっ!?……そ、それはちょっとイヤかも……」
『担当を外れる』という言葉に、春香は躊躇を隠しきれなかった。
多少のハードスケジュールやオーディションの連戦には耐性が出来ているが、
失敗したらお別れ、というのはさすがに彼女も納得できないでいた。
「あー……まぁ、あくまで最悪の場合だ。春香が俺のプロデュースを『イヤだ』と言わない限り、
そこまでの事態はあり得ないから……泣きそうな顔をしないでくれ」
プロデューサーにそう言われて、やっと春香の強い緊張が解けた。
「……それは無いですよぉ……ここまでレッスンとかお仕事一緒にしておいて、
プロデューサーさんと別れるなんて……でも、凄く厳しいレッスンだと言う事は分かりました。
新曲のためなら、ファンの人たちのためなら……どんなに厳しくても頑張ります。
だから……特別レッスンお願いします、プロデューサーさんっ!!」
春香が、びしっと背筋を伸ばして丁寧にプロデューサーにお辞儀をする。
今現在春香の脳内には竹刀で叩かれ、泣きながらも必死にレッスンするという
いかにもな感じの画が描かれているが、プロデューサーが考える『厳しい』というのは、
肉体的ではなく、精神的な意味でのものだった。何と言っても、
(SM調教と聞いたら……さすがに引くだろうなぁ)
二人の思惑が全く噛みあわないまま、春香のためのSMレッスンが始まろうとしていた。
■
「えぇぇぇぇっ!!……えっと、あのっ……SMって、黒くてえっちな服を着た女王様が、
束みたいにいっぱいある鞭を振って、三角の木馬に乗った人をいじめたり……」
「微妙に偏った知識だが、だいたいそんなもんだな。いいかい、春香……
普通の人が【SM】なんて単語を聞いた場合、まぁ……そのまんまの反応をするだろう。
だが、一般人はあまりにSMに対して知識が無さ過ぎるんだ。
これから春香に勉強してもらいたい魅力について、深く関わる事だし、しっかり聞いて欲しい。
……
勿論、セクハラだ、嫌だと言うなら断ってくれて構わないし、
他のレッスンを考えてもいい……でも、これは俺なりに考えた最適な方法だと断言しよう」
「……」
常識的に考えるなら、確かにこんな方法はどうかしていると思う。
しかし、レッスンも仕事もオーディションも、すべて一緒に歩んできた春香から見れば、
プロデューサーがただセクハラしたいだけでこんな提案をするとも思えなかったし、
まだ見ぬ領域の扉を開けてみたいという気持ちもあった。
彼女がプロデューサーに寄せる信頼は、簡単な事で揺るぎはしない。
しかし……春香の貧しい性知識では、どうしても躊躇するような場面しか浮かんでこなかった。
〜以下、春香の妄想。
==============================================
「ふふふ……じゃ、もう一発いってみようか?」
冷酷な笑みを浮かべ、プロデューサーが鞭を振り上げる。
「い、いやぁっ……お願いです、許して……おしり、痛いですよぅ……」
暗い地下室に、乾いた音が響きわたり、春香の綺麗なラインを描くお尻が、徐々に赤くなっていく。
「きゃうっ!……あっ……い、いたっ……やあぁ……ひうっ!?」
「痛いだけではないだろう?……ほら、叩かれてるのにこんなところが濡れてるなんて」
プロデューサーが彼女の股間を擦ると、本当に少しだけ濡れている。
ただの生理現象といえばそれまでだが、春香にとっては【叩かれて濡れてしまった】という事実が、
彼女の羞恥心に火をつける結果となった。
「だ、ダメぇ……プロデューサーさんっ……そんなとこ、触っちゃ恥ずかしいっ……」
「ふふふ……そうかもな。叩かれて感じる変態さんがアイドルだなんて、実に恥ずかしい娘だ」
「うぅ……そ、そんなぁ……」
=================================================
〜妄想終了。
(ひゃあぁぁ……どどどどどうしよう……わたし、プロデューサーさんに何を……)
「……春香……春香っ!?」
「……へ?あ、あれ……はっ!?すすすみませんっ!!わたしったらちょっと考え事しちゃって……」
「多分、SMと聞いてヘンな妄想をしてるんだろうが、まずは基礎知識からだ。
こう見えても、実践は危ないものだからな……とりあえず座ってくれ」
言われるままに、春香はレッスン場の簡易椅子に腰掛け、プロデューサーが立っている黒板のほうを見た。
「さて、春香……もしも実際にやってみるとしたら、SとMどっちがいいと思う?」
「ふえっ!?」
いきなりなプロデューサーの質問に、春香は目を白黒させる。
「えっと……それはやっぱり、S……かな……だって、責められる方って痛そうですよぅ……」
「いい答えだ、その通り。普通の人は大体がソッチを選ぶはずだ。
誰だって痛いのはイヤだからな。しかし、それは赤の他人同士の場合だろう?
俺だって、見知らぬ人間に痛めつけられるなんて御免被るさ」
「知ってる人でも、痛いのはイヤですよ……」
いちいちもっともな意見に、プロデューサーは大きく頷きながら黒板に何かを書き始めた。
「その通りだ……だが、M属性な人間というのは、実はけっこうな割合でいるものでな。
大好きな人間、信頼する人間から受ける苦痛に限り、痛みを気持ちよさに変換できたりするわけだ」
【S】と【M】の文字を黒板に書き、その間を【信頼関係】という言葉で矢印を付けて表す。
「まず、誤解しないで欲しいのは……Sの人ってのはこれでけっこう大変なんだ。
傍目で見た感じだと、優越感たっぷりにMの人を好き勝手しているように思えるけど、
実はMの人よりずっと気を使う。相手を壊しちゃおしまいだからな。
自分勝手は許されないし、Mの人が気持ちいいようにいじめてあげるのは神経を使うんだ。
相手の気持ちを考えないようなただの虐待とは、全然違う。そこは覚えておいて欲しい。
これは、国民と王族の関係にも同じような事が言える……たとえば、
豪華な服を着て贅沢な食事をしている王様とか皇女様を想像して欲しい。
一見、国民から集めた税金で美味しい思いをしているように見えるが意外とそうでも無くてだな、
国の政治、軍事を司る責任は一手に負わなければならないし、自由な結婚なんかもできやしない。
国民の模範となることを義務付けられているから、ちょっとした軽犯罪でも致命傷になる。
……トップアイドルも同じようなものかもな。普通の子供はちょっと酒を飲んだくらいで大騒ぎされないだろ?
つまり、常に他人を優先させ、立場が上のように見えても実質は一番気を使う……それがSの人の役割なんだ。
生半可な気持ちでSM嬢のバイトなんて始めた人は、その重責に耐え切れずに辞める事が多くてね……」
「……プロデューサーさん、ずいぶん詳しいですね」
さっきから聞いていれば、プロデューサーの説明は分かりやすく、SMにも詳しい気がする。
それだけに、どこか納得いかないところがあった。
(まさか、他の女の子とあんなことやこんなこと……)
ジト目でプロデューサーを見つめる春香の表情を、彼は疑いからくるものと受け取った。
「ヒット曲のイメージを掴むためなら、多少危ない橋は渡るのが俺の信条でね。
法律に触れるようなことはさすがにしないけど、アブノーマルと言われる程度のものなら勉強したさ。
それで、俺なりの考え方で春香に立派なエージェントとなって欲しい……
そう言うわけで、早速実践だ。この鞭で、俺を叩いてみろ」
今日のレッスンが上手く行かないことを見越しての用意か。
それとも、プロデューサーの性癖で普段から持ち歩いているのか。
真相は分からないが、いきなり彼の鞄から出てきた六条鞭に春香は驚きを隠せなかった。
「え、えっと……あの、あれ?わたしが叩くんですか?」
いきなり鞭を渡され、痛みに耐えるつもりでいた覚悟が揺らぎ始める。
彼女の乏しい性知識では、SMと聞くと、男が縛られた女性を鞭で叩いたり、
ろうそくを垂らしたり、木馬に乗せたりするような図しか思い浮かばなかったから。
「そうだ。春香は今から、乱れる悦びを教えるエージェントとして振舞うんだ……
自信を持って……でも、常に相手の欲求を見て、導いてあげる気持ちでだ」
「うぅ……自信ないけど、やってみま……きゃあっ!?……ぷ、プロデューサーさんっ!?」
指名された次の瞬間から、見習いエージェントは真っ赤になって手で顔を隠す。
手際よくプロデューサーが服を脱いで、上半身を露出させたのだから。
「どっ……どうして服を脱ぐんですかっ!?」
「そりゃ、プレイの時には脱ぐもんだろう……鞭で叩きすぎて破損したら勿体無いし」
「それはそうですけど……」
顔を覆う両手を僅かに開き、指の隙間からプロデューサーの肉体をそっと見てみる。
細身ながらもしっかりと筋肉の付いた身体は、逞しさを感じさせる。
本来女性は視覚から性的興奮を得ることは得意ではない。
しかし、気にしている男性の裸をいきなり見せられては、恥ずかしさを隠せない。
『この、広い胸に抱きついたらあったかいかも……』という妄想が浮かび、
心臓の鼓動が早まり、テンションが急上昇してしまう。
「えっと……じゃあ、いきますね。痛かったらごめんなさい……えいっ!」
まだ何も知らない春香は、とりあえず怪我をしないようにと緩めに鞭を回し、
プロデューサーの背中に振り下ろした。
六条鞭の乾いた音が、レッスン上全体に響く。
騎乗鞭や一本鞭と違って、複数本の尾がある六条鞭は痛みの割りに音が大きい。
プロデューサーから見ればなんでもない刺激でも、春香から見ればその大きな音で、
ずいぶんと痛そうな事をしてしまったと感じられた。
「ひゃあぁぁっ!?……ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!?
……痛かったですよね?ね?プロデューサーさん……」
「全然平気だ」
「えぇっ!?………う、嘘っ……だって、あんなに音が大きくて……」
「小さな刺激で大きな音が出るように作られているのさ、この鞭は。
……さすがに顔や目に当てるのは危険だけど、背中くらいなら問題ない。
俺も、痛いときはちゃんと言うから遠慮はするな。曲とファンのためだと思え!!」
確かにプロデューサーの言うとおり、Sの人というのも神経を擦り減らす大変な仕事だと思った。
たとえ本人が望んで叩かれたいのだとしても、相手の望むように、相手を壊さぬように……
信頼されているからこそ慎重に、気持ちを込めて。
「いきますっ……えいっ!!」
今度は、自分でも当たるとかなり痛いと思える強さでプロデューサーを叩いた。
「おうっ!?」
びっくりするような音と共に、プロデューサーの身体が仰け反った。
「いい感じだ……もうちょっと強くても大丈夫だぞ」
「え……そ、そうなんだ……」
ちょっと興味が沸いてきたのか、自分の腕を軽く鞭で叩いてみる。
全体の半分、3本ばかりの尾が当たり、気持ちよい大きさの音を立てた。
(あ……本当だ。音の割りに痛くない……けっこう不思議で面白いかも)
二、三度強さを変えて叩き痛みと音を把握したら、もう一度プロデューサーに鞭を振ってみる。
今度は会心の一打とばかりにいい音が鳴り、レッスン場内すべてに響いた。
「い、いいぞ……その調子で続けるんだ」
「うぅっ……やっぱり他人に痛いことするのってやりづらいです……」
「そうだな……その意識は人として大切だから常に持っておけ。
ただし、相手が望んでいる場合は遠慮してはいかん。
自分だけの常識は、今は捨てるんだ。叩くのは相手のためだと思え!」
慣れない事に対して無理をする以上、春香にとってこのレッスンは厳しかった。
自分が辛いのはまだ耐えられるが、他人の痛みは味わう事が出来ないし、耐えようもない。
厳しい、とプロデューサーに言われた事の意味が、よく分かる。
「辛いだろうがこれはレッスンだ。俺なら丈夫に出来てるから、春香が思いっきり叩いても
壊れやしないさ。そうだな……普段の厳しいレッスンの仕返しと思って来い!」
「うぅ……は、はい……じゃあ………えいっ!!」
肘から先だけでなく、肩から上腕までを使って大きく鞭を振る。
さすがに径が大きいのが効いているのか、今までで一番大きな音がレッスン上に響きわたった。
「ぐっ……いい感じだ……もう一回!」
プロデューサーの指示通りに大振りし、新たに彼の背中に赤い痣を刻んでいく。
鞭を振り下ろすたびに、春香の心に変化が現れ始めた。
ただ、感情をぶつけて発散させるような薄っぺらい歓びではない。
それなら相手は人である必要が無いし、陶器などを割ったほうが破壊衝動は満たせる。
かといって、虐待衝動のような歪んだものでもない。
その証拠に、プロデューサーが喜ぶような声を聞き分けるようにつとめ、
極力彼の気持ちいいように叩く。気持ち良さそうな声を聞くと、春香も充実感を感じる。
それは初めて味わう感覚であり、背筋がぞくりとなるような気持ちよさだった。
「プロデューサーさん……こんな声、出したりするんだ……」
「はは……俺も最近気付いたさ。でも、あくまで信頼する女の子だけだぞ、叩かれたいと思うのは」
信頼するからこそ成り立つ、アブノーマルでありながらもバランスの取れた関係。
新たに分かった自分の側面を、もっと見たいと望んだ春香が次に取った行動は、
形だけでも本格的に、女王様……いや、エージェントとなって獲物に接する事だった。
ゴシックプリンセスの衣装は黒をベースにしているため、スカートを脱いで上着を捲ると、
丁度良い具合に白いブラとショーツが露出し、奇妙な形のスーツにも見える。
「おい、春香……それはやりすぎじゃ……」
「本気でエージェントになるために、思うことは全部やっておきたいんです……ダメですか?」
「いや、その気概は大いに結構だし、個人的にも嬉しいが……春香は構わないのか?」
無論、春香とて下着を見られて恥ずかしくないわけが無い。
しかし、プロデューサーが身体を張って特別レッスンをしてくれた以上、
自分も何か身体を張りたい、レッスンを成功させるために何でもやりたいという一途さが、
羞恥心に打ち勝った。
上下の下着ともに純白のレース模様で、女王様と呼ぶには清純すぎるものではあったが、
衣装の黒が一層下着を引き立て、これはこれで特殊な色気を漂わせる。
外見からも女王様兼エージェントとなった春香は、プロデューサーの引き締まった身体を凝視する。
彼は気持ちいいと言うが、背中にはかなりの数の赤い線が走っていた。
これ以上肉体を責めるよりは、言葉で責めて気持ちよくなってもらおう。
誰から教わるでもなく、春香は相手を気遣いながらも自分のSっ気を満たすという離れ業をやってのけようとしていた。
「プロデューサーさ〜ん……さっきから前かがみになってますけど、もしかして……」
「……っ!?」
「あ……やっぱり、おっきくしちゃってるんですね……わたしに叩かれてえっちな気分になったんですか?」
これ以上は、プロデューサーの指示に無いことだ。
しかし、心身ともにエージェントとなった春香は、プロデューサーの身体の状態を把握し、
次に自分がなすべきことを自力で見つけ出した。
「えっと……手で、してあげますね。そのままだと辛いでしょうし……」
慣れない手つきでプロデューサーの股間に手を伸ばし、怒張したものにそっと触れる。
言葉の上ではまだ完全になりきれていないが、
その心意気だけはエージェントとしての役割を掴んでいた春香だった。
(きゃ〜……これが男の人のアレなんだ……熱くって、びくびくしてる……)
小さい頃、風呂の中で見た父親のものとは全然違う感触。
保健体育の授業で、男の人は海綿体に血が集まってなんだかんだという解釈を
聞いたような記憶はあるが、想像するのと実際に触ってみるとでは感覚がまるで違う。
(えっと……うーん、どうしよう……今はプロデューサーさんに聞くわけにいかないし……そうだ!)
まだ緊張が残り、ぎこちない口調だが、今の立場を崩さず事を進めるために
春香は一つの方法を思いついた。
「さあ……どうして欲しいんですか?ちゃんと声に出さないとしてあげませんよ」
プロデューサーの耳に優しく囁き、優位性を保ちながら知識を引き出そうとする。
そしてそれは、慌てて思いついた作戦にしては良い方法となった。
「まずは……服から出して握って欲しい……そして、ゆっくり上下に擦ってください……」
「はい、よくできました♪それじゃ……触ってあげますね」
お互いドキドキしながらも、この奇妙なSMレッスンは少しづつ進んでいった。
亜美:「アイマニ3に来てくれた兄ちゃん達、乙!!そして新年一発目と発売日記念のはるるんSSですっ!」
真美:「……こんな時期に発表しても、誰も見て無いと思うけどね……」
やよい:「カーニバル、冬コミ、アイマニ3とイベントの3連発は疲れますよね……
三十路を越えてる身にはさすがにきつかったみたいですっ」
亜美:「てなわけで、こんな時期になっちゃったけど年が明けても行っちゃいます!
はるるんのSMレッスン、どうにか形が出来たので前半を投下しちゃうYO!!」
真美:「はるるんに叩かれてみたいと思う兄ちゃん達が少しでも増えてくれると嬉しかったり……」
やよい:「待望の箱○版発売日、オーデの連戦に疲れた一時にちょっと読んでくれたりすると嬉しいです」
真美:「一応、はるるんのキャラが持つ魅力を引き継いだまま、今話題のブラックなはるるんを
表現しようと頑張ってみました……タイトルが持ち歌の2番をもじってるのはお遊びだYO!!」
亜美:「表現に駄洒落を多用するようになるのは年寄りの証拠だってばっちゃがいってた」
やよい:「えーっと……めでたく家庭用も出まして、これから新しい人が参入してくれたら、
スレも盛り上がるかもしれませんっ……ゲームに対する愛がある限り頑張りますので、
しばらくはアーケード版仕様でお楽しみ下さいですっ」
真美:「脱がされていやーん程度のえっち度でお楽しみ下さいも無いと思うけどね」
亜美:「かと言って、未来館には持っていけない内容というビミョーなSSなんだよね……」
やよい:「あっちにもそろそろ投下したいんですけど……今しばらくこっちでやると思います。
ネタも準備もある程度整ってますし」
真美:「毎度見てくれる兄ちゃん達、ほんとにありがとー♪引き続きよろしくだYO!!」
ドSキタコレ
GJ!
だが叩かれているPの声が泰勇気ボイスで脳内再生されてドキドキした私はどこへ行けばいいのだろうか。
同じくGJ!
>>472 そしてラジまSHOW出張版2とドラマCDNEWSTAGE02を聞き直した俺は……
かk(ry
すまん
なんか知らんが笑ってしまったw
前スレの後半の作品は、もう読めないのかな
雪歩のAV話が気になってしょうがない
さあ、はやくMASTERWROK 02のジャケから美希のSSを製作するんだ。
千早でも律子でも3人一緒でも構いませんのでお願いします。_| ̄|○
>478
よりによって美希と律子と一緒に並ばせられる千早が不憫で不憫で・・・
ほ
しゅ
CS版出たのに何なんだこの寂れっぷり……
CS版、個人的にはプレイするたびに萎える一方だからなぁ・・・
ショート美希でトドメさされてCS版は封印コース行きが確定したそんな漏れも居る
でもあれ見たおかげでエロ無しの止まってるSSの続きを書く気がわいた
ショートの何が悪いんだ?
露骨過ぎて萎えるってのはまあわからんでもない
逆にCS版で触発されてるのもいるだろうに。
だが、コミュ回収で忙しいのでSSどころではない。
これから毎月開催される怒涛の同人イベントラッシュの準備で
ネタ投下する余裕ない私マー(ry
489 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:26:58 ID:9krSZGDE
家庭用で触発された職人さん達の降臨に期待age
全く触発されずむしろ萎えた人の数→(1/20)
雪歩が掘った穴の残土で保守
vision 2-1
♪sad forest drum
少し離れた場所で行き交う、いくつかの足音。
暗闇に慣れたまぶたの裏を、光が照らす。手をかざしながら千早が目を開けると、そこは狭いライトバンの中だった。
すぐ隣では、千早に掛けられていたものと同じオレンジ色の毛布をかぶって、春香が幸せそうに眠っている。
一瞬自分はどこに居るんだろうと混乱して、それからすぐに千早は気付いた。
ファーストシングルのジャケット撮影だ。
撮影は当初都内のスタジオでやる予定だった。それが誰の一声かはわからないが、郊外の森でロケを行うことに変わった。
しかし時間も予算もない。
だから早朝、と言うより深夜と言った方が正しい時間から移動を始め、日帰りで撮影を行うことになった。
車の時計を見る。まだ夜明け前だ。
真っ暗な森の中で、ライトを照らしながら機材の準備が進められている。
今のうちにもう少し寝ておくべきなのだろうが、目は完全に覚めてしまった。
車内のよどんだ空気に胸が詰まる。外の空気を吸おうと、春香を起こさないように体をずらす。
毛布をたたみ、座席に置く。それから車のドアに手をかけたところで後ろから声がした。
「……あれ、お母さん、もう朝?」
ほとんど舌が回っていない。
「春香、寝ぼけてるんですか?」
「え?……千早ちゃん?あ、そっか」
呟きながら、春香がまだ眠そうに目をこすっている。
「撮影はまだのようだから、春香は寝ていても大丈夫ですよ」
「え、でも、千早ちゃんはどこ行くの?」
「外の空気を吸ってこようかと」
「じゃあ、私も行くよ!」
あたふたと毛布をたたんで、春香はピンクのカーディガンを羽織ると千早について車を出る。そしてドアを閉めた。
辺りを夜明け前の霧と冷たさが包んでいた。空模様がよくないのか、月明かりも星も見えない。
それでも闇に目が慣れると、少しずつ辺りの様子が見えてくる。
森は枯れつつあった。そういう時期だった。
「寒いねぇ〜、千早ちゃん」
手をこすりあわせて、息を白く吐き出しながら春香が言った。
「そうですね。でも、おかげで目は覚めたんじゃないですか?」
「もう〜、千早ちゃんて、すぐそうやっていじわる言うんだから」
口をとがらせるでもなく、春香は笑顔で返す。
「でも、寒いですね」
「うん。……あ、そうだ!」
春香はそう言うと、千早に抱きついた。
「おしくらまんじゅうしよっか♪」
「なんですか?それ」
「え」
意外なモノを見た、という感じで春香が一歩後ずさる。
「ああ、うーん、そっかぁ……うんうん」
一人で頷いている春香に、千早は首を傾げる。
そのとき、声がした。
『やっちゃえ』
「え?……なにをですか?」
腕組みまでして考えていた春香に、千早は尋ねた。
「ん?千早ちゃん、なにか言った?」
「いえ。春香こそ、今、なんて?」
「おしくらまんじゅう?」
「いえ、その後に」
「独り言なら言ったけど……癖なんだ、独り言とか、歌とか歌っちゃったりするの」
「そうですか……」
「……どうしたの?千早ちゃん」
微妙な違和感が、千早の頭に鈍く残っていた。
「千早ちゃん、だいじょうぶ?」
千早は軽く首を振る。微かに頭痛がした。
辺りをうかがいながら、春香がぶるっと体を震わせる。
「体でも冷やしちゃったかなぁ。カゼひいたらいけないし、車に戻ろう、千早ちゃん?」
『春香、この先にいい場所があるの』
どこか遠くで自分の声を聞いているような印象。自分の声が、自分のものではない感覚。
「……え?」
「湖を背にして、滝があるんです。ジャケット撮影に最適ではないかと。私、下見をしておこうかと思うんだけど」
「そうなんだ。でも、一度戻った方がいいんじゃないかな。何か上に着てくるものをもってきた方が……」
小首を傾げながら、千早は春香へと手を伸ばした。
「どうして?」
問いかけながら春香の白いデニムのジャケットを、ゆっくりと脱がす。不安そうに目を丸くしたまま、春香はただ、千早を見ていた。
「滝だって言ったじゃないですか。濡れるといけないから、服は着てない方がいいかと」
「で、でも、別に泳ぐわけでもないんだから、服は脱がなくたって」
相変わらず春香は抵抗しない。千早はジャケットを枯れ葉の積もった地面へ棄てて、続けて白いブラウスのボタンを外す。
小刻みに震える春香は、何に震えているのだろう。
「春香、寒いんですか?」
そう問いかければ、春香はこう答える。
「う、ううん。平気だよ。それより千早ちゃん、千早ちゃんの方こそだいじょうぶ?」
「私は大丈夫です。でも春香。寒くないなら、春香は何で震えているの?」
答えはない。
まるで人形のような春香からピンクのブラウスを脱がして、春香の両肩からブラのひもをずらす。
「スカートも脱がないといけませんよね」
スカートのホックを外して、地面へすとんと落とす。
返事の変わりに震えながら春香が吐き出した息は、真っ白だった。春香の肌の色も、同じくらい真っ白になっていた。
「また、鳥肌が立ってますね」
胸を隠す春香の手をむりやり引きはがして、千早はブラを抜き去ると、春香の胸のてっぺんを指で弾いた。
「いたっ!」
寒さで感覚が過敏になっているのだろう。
千早は小鳥のように軽く首を傾げると、一歩後ろへ下がった。
「千早ちゃん」
歯をがちがちをならしながら、それでも春香は千早に笑顔を作っていた。
森の冷気のせいだろうか。千早は頭を重く感じた。カゼでもひいてしまったのだろうか。
「……どうして、春香はいつもそうなんですか?」
「え?」
「なんで」
言いかけて、千早は激しい頭痛に頭を押さえた。
「ち、千早ちゃん!?」
千早は首を振って、春香に微笑みかける。
「大丈夫です」
「だ、だいじょうぶって!そんなに顔真っ青じゃない!早く戻ろう、プロデューサーさんなら、きっとすぐ……」
千早は春香の手首をつかむと、強引に春香の体を引き寄せた。
そのまま春香の背に手を回して、春香の唇を奪う。
「む、むぐ?」
驚いて目を見開いたままの春香の唇を、千早は舌で強引にこじ開けた。
春香は体を硬直させて、何もできずにいる。舌を春香の口に差し入れて、千早は自分の舌と春香の舌を絡ませた。
「む、……ふっ!」
息を詰まらせて、春香が顔を歪める。構わずに千早は春香の舌を味わった。
「ふ……んっ、ん?……んっ!」
苦しげに息をつきながら、それでも春香は千早に抱かれたままでいた。
頬が真っ赤になっている。千早は春香の胸へ手を伸ばし、乱暴にもみしだく。
ぎゅっとつぶった春香の目尻に、涙が浮かんでいた。額に汗が浮かび、眉も歪んでいる。
春香の息は徐々に荒くなってきていた。しかしその音は色っぽさとはかけ離れていた。
嫌がっている。ただ純粋に、苦しがっている。
千早は春香から唇を離した。千早の舌と春香の舌の間を、つぅっと透明な糸がつないでいる。
しかし千早には、それに感じるものが全くなかった。
「どうして……」
春香は千早の腕の中で咳き込んでいた。
「ご、ごめんね千早ちゃん。いきなりだったから、私、ちょっと焦っちゃって、それでうまく息ができなくて」
『春香』
「な、なに?千早ちゃん」
『脱いで。全部。ここから先は、自分で』
春香の胸の鼓動が、千早の服越しに千早の胸へと届いていた。
「それが千早ちゃんの……して欲しいことなの?」
『ええ』
言いながら、千早ははっと気付いたように頭を振った。春香はうるんだ目をしてせつなそうに荒い息を吐いている。
「……わかったよ」
一歩身を引いた千早の前で、春香はショーツを脱ぎ去り、靴と靴下を脱いで裸足になった。
「リボンは?これも全部取る?」
千早の返事を待たずに、春香はリボンをほどくと、千早に手渡した。
そして春香はリボンを持たせた千早の手を取り、その手を冷たい自分の両手で包み込むと、春香の胸に当てる。
「聞こえる?千早ちゃん」
「な、なにが?」
寒さに粟立ちざらざらした春香の肌の下で、冷たい鼓動が不規則に時を刻んでいた。
「私、ここにいるよ」
「……春香、なにを言っているの?」
「ほんとうは、千早ちゃんはそうして欲しくないのかもしれない。でも、私は、ここにいるね」
にっこりと微笑む春香が、千早の顔を見上げた。
いつの間にか、千早は地面に倒れた春香を抱き上げていた。
どこか遠くに聞こえる声で、千早は春香に向かって何かを叫んでいる。
何を叫んでいるのかはわからない。まるで夢の中にいるような感触だった。
今にも消えそうな声で、春香が千早に答えた。
「大丈夫。ずっと、一緒だよ」
そこから先の映像は、途切れ途切れ。
茫然と春香の手を握る千早の周りを誰かが駆けていく。
誰かが千早から春香を奪うと、担架に乗せて運んでいく。
白と赤に塗られた救急車が目の前にある。
巨大な扉が真っ暗な口を開け、春香を飲み込むと、大きな音をたてて閉じた。
vision 2-2
♪jugpot falls
辺りは青空だった。
空を背景に、目の前を滝が流れ落ちている。見上げるとその先は雲に隠れてはるか空まで続いている。
もしあれが合成用のブルーバックではなかったなら。
撮影が実際の景色や3DのCGを背景にして行われたなら、被写体の千早からはこんな景色を見ることもできただろう。
千早の背には、どんな空よりも蒼い2枚の翼。
その翼は、今飛び立たんばかりに、大きく、力強く羽ばたこうとしている。
遠くには透明な湖が見える。
涼しげな水の輝きと、湖を包む緑が色鮮やかなコントラストを描いている。
それが千早と春香のデビューシングルのジャケット写真だった。
千早は高く遠い空を見据えて、一人翼を広げている。
写真の中で、春香はそんな千早を見上げて微笑んでいる。
4つ切りの印画紙にプリントされた写真を、千早は無造作に楽譜の束が入ったトートバッグへと放り込んだ。
写真の風景とは違い、いま千早がいる事務所の会議室は殺風景だった。
夕焼けで薄暗くなった部屋には、壁、折り畳み式の机、パイプ椅子。
物音一つしない、時間が止まってしまったような室内。
千早はトートバッグを持ち上げると、会議室から出て、扉を閉めた。
病室の窓の外は、真っ暗だった。
不自然なほど明るい室内が、闇の黒さと対比して真っ白に見える。
白い病室の白いベッドの上に、白いシーツをかけられた真っ白な肌の春香がいた。
頬にそっと触れてみる。冷たくはなかった。
よく見れば、顔は普段より赤いくらいだ。白黒でハイコントラストな窓と室内に、目がどうかしていたのかもしれない。
「……あれ?」
春香が熱でうるんだ目を開けた。
「おはよ、千早ちゃん」
かすれた声を出しながら、春香はにっこりと笑う。
「もう夜よ、春香」
「あ、そっか。じゃ、こんばんは、千早ちゃん。あれ?でも私たちも一応はアイドルだから、やっぱり夜でもおはよう?」
うーん、とぼんやりとした視線を春香は宙に這わせる。
それから焦点の合わないうるんだ目を千早に向けて、ふっと真顔になった。
「ごめんね」
「……ごめん?」
「うん。また私が、千早ちゃんの足を引っ張っちゃったね」
「春香が、私の……足を?」
「私、いっつも千早ちゃんに迷惑かけてばかりで……ほんとにごめんね」
「迷惑?春香が、私に?」
千早の問いに、答える変わりに春香は体を震わせた。
「……寒いの?春香」
「うん、ちょっとだけ」
千早は何気なく春香のひたいに手を乗せた。
「……春香、凄い熱じゃないですか!」
「あ、うん。でも、少し熱っぽいだけだから、すぐに治るよ。私ドジだから、湯冷めしたりしてこんなになっちゃうの、しょっちゅうだし。えへへ……」
「なんで……」
それに続く言葉は、うまく頭でまとまらなかった。
『あっためてあげれば、なおるよ』
「え?」
混乱した千早に囁く声があった。それは全ての思考がすうっと溶けていってしまうかのような、不思議な説得力をもっていた。
『はだかになって、あたためあえばいいんだよ』
具体的なイメージが、千早の頭に流れ込んできていた。何をどうすればいいのか、どう反応する春香を千早はどう攻めるのか。
「……はげしく、ですね?」
『そう』
まるでレッスンを受ける聞き分けの良い生徒のように、千早は頷いた。
「……千早ちゃん?」
熱のこもった目をしてせつなそうに荒い息をする春香を見下ろし、千早ははっと気付いたように頭を振った。
「看護士さんを呼んできます」
「だめだよ」
病室の扉が開き、黒く長い髪の女の子が入ってきた。切れ長の大きな瞳は、楽しそうに笑っている。
「誰?」
千早の問いかけに、女の子は答えない。代わりに春香を指差して、千早に言う。
「あっためてあげればいいんだよ」
「暖めればって……そんなわけには!ごめんなさい、あなたの相手をしている時間はないの。春香、少し待っててね」
「その気になれないなら、私がその気にしてあげる」
「えっ?」
脇をすり抜けようとした千早に、女の子はいきなり飛びついた。
そして千早の唇を奪うと、口の中に舌を差し込んでくる。
「ん、……むっ、んんっ!?」
「ふふ」
細い手で千早の首をがっちりと押さえ込み、足を宙にぶらぶらとさせたまま千早の口内を舌でめちゃくちゃにかきまわす。
息苦しくなり、千早の目尻に涙が浮かんでくる。女の子の体重に足下がふらつき、床に倒れる。
千早の舌を小さな舌で絡め取りながら、小さな手が千早の水色のセーターの下に忍び込んできた。
しなやかな指先がお腹の上をはい上がり、やがて千早の胸の敏感な部分にたどり着く。
くりくりと指先で弄びながら、女の子は千早から口を放す。
ねっとりとした唾液が糸を引き、息苦しさにむせた千早の口へと流れ込んでいく。
「手のひらで、ころころされるのが好きなんだったっけ?」
子供特有のあたたかい手が、千早の両胸を転がした。
「……くっ!」
よだれでべちゃべちゃの口を固く結んで、千早が勢いよく体を反らした。
「ぺったんこだけど、ほんと感度いいよね、ちーちゃん?」
「ち、ちがう、違いますっ!」
「ちょっと前に男の人にさわられたとき、せくはらって大騒ぎしたのも、びっくりしたからだったっけ。びくん!ってなっちゃって」
「な、なってません!私は……私はそんな変態じゃ……!」
「えー?でも、ちーちゃんの乳首、もうこんなにころころしてるよ?見てみる?」
セーターをめくり上げ、ブラを取り外すと女の子は千早を壁に向かわせた。
壁には大きな鏡があり、それが千早の姿をくっきりと映している。
「ほーら、すっごい大きくなってるよ、ちーちゃんのおっぱい。ぺったんこだけど、ピンク色のぽっちはすっごいおっきいよ」
「いや!やめて、やめてください!」
「やめてやめてって言うわりに、ちーちゃん、自分でどうにかしようってしないもんねぇ。ほんとにやめてほしいの?」
目を大きく見開いて、千早は鏡を覗き込んだ。
水色のセーターを首までまくり上げて、いやらしく乳首をそそり立たせている自分の姿が見える。
その千早の胸で遊んでいるのは、まだ5歳くらいの女の子でしかない。
「どうしててーこーしないのかなぁ?ちーちゃん、ほんとはどうしてほしいの?」
胸をいじられるたびに体をくねらせる自分の姿を見て、千早は青ざめた。
まるで自分の体とは思えない。しかし女の子が千早に刻み込んでくる感覚は、胸の奥から頭の芯まで響いてくる。
手を振り払えば吹き飛んでしまうような子供に、いいように体をいじられ、遊ばれている。
そして鏡の中の千早は、それを歓んで受け入れている。むしろもっとして欲しそうに、体全体でねだっている。
「ぃゃ……いやぁ!」
首を振り、あふれだした涙を辺りに散らす。
「おっぱいだけでこうだと、あそこなんていじっちゃったら、どうなっちゃうんだろ。ねえ、ちーちゃん?」
「ぁ、くっ……!」
無邪気な声に、大きな何かが背中を駆け抜けた。体がびくんびくんと痙攣し、頭が真っ白になって力が抜けていく。
「あれぇ?ちーちゃん、ことばだけでイッちゃったんだ!あはは、ちーちゃん、へんたいだー!へんたいへんたいー!」
もう口を開く気力も起きず、千早はぼんやりと前を見ていた。
何かに押し流されて、体がどこかへ流れていくようだった。
千早の手の中に、いつの間にか一枚の写真があった。
青空だった。
空を背景に滝が流れている。写真の中では、春香が千早に微笑んでいた。
写真から顔を上げると、辺りは夕闇だった。薄暗い部屋には、折り畳み式の机とパイプ椅子。
千早は無造作に写真をトートバッグへと放り込んだ。
トートバッグを持ち上げて、うつろな視線のまま会議室の扉へ向かう。
バッグの中で無惨に折れ曲がっている写真には気も留めずに、千早は会議室の扉を開けて、そして閉めた。
続きを待ちつつ保守
まさかと思って検索したらアイマスのエロパロが本当にあったwwww
百合もあるよ
一瞬百合板の方開いたかと思ったのはナイショ
あと、千早がなんか変だと思ったら口調か。
春香には、あんな敬語で喋らないんじゃない?
何となく過去ログ確認してきた
2005年の10月時点じゃ、千早の口調なんて対Pの口調しかわからんかった気がする
続き物で途中から変えるのも変だから統一したんじゃね?
・・・あれの続きってことでいいんだよな?一年半も経ってるが
あれの続きです。
最後まで百合百合じゃないから(予定)こっちのスレに投下してたけど、
あんまりうまく書けなくて半ばほったらかしになってます。
口調は半分わざとなんだけど、オチ部分までたどり着けるか予定は未定。
千早には数字では表せない魅力が詰まっており
あずさには数字以上の魅力が詰まっている
OK?
今ショトカ美希終わったが凄まじいな。
ゲーム内であれだけエロいからSSに取り上げられないんだろうか。
中身がまるで18禁エロゲのコンシューマ移植版だからな。妄想を喚起されないよ。
美希はあまりにも露骨すぎてエロにも抵抗がないからかえって萎えるんだ・・・
スパイラルきたよ
千早胸を千早胸を信じろ!
ゲッター ゲッター
515 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 09:46:28 ID:ingjLNH+
>>387のシチュエーションいいわぁ
プライドの高い千早が可愛い声で犬の鳴きまね……
>>387 893 「お前始めてか?力抜けよ」
プロデューサー 「ンァー!ギモヂィィー!」
と思った
今なら千早の胸が半額
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更に更に!身長年齢据え置きで平均以下でこの価格!
今ならパイタッチ料はジャ○ネットタカギが負担!
今すぐお近くの765プロへお電話を
P「今日は『帰ってきた熱湯コマーシャル』に出演だな」
千早「はい。……ところでプロデューサー、熱湯コマーシャルって、どういう番組なんですか?」
P「えぇっ?熱湯コマーシャルを知らない世代か?」
千早「うっすらと聞いたことはあるような気がしますけど、内容は全く。
教えてください。私は、何をすればいいんですか?」
P「簡単に説明すると……まず、スタジオの真ん中のカーテンの中で水着に生着替えして、その後、熱湯風呂に入るんだ。
で、熱湯風呂に入っていた秒数だけ、アルバムの宣伝ができるという、素晴らしい番組だ」
千早「…………え……えぇっ?……じょ、冗談ですよね?」
P「いや、こんな時に冗談なんか言ってどうする」
千早「嫌です!そんな番組!……私、帰ります」
P「おいおい!ちょっと待てって!もうすぐ出番だぞ!」
千早「私、そんな番組に出たくありません!あんな大勢の前で、水着に着替えるなんて……」
P「今更そんなわがまま通用しないって。番組に穴を開けたりしたら、アイドル生命は終わりだぞ」
千早「いいです!こんないやらしい番組に出演するくらいなら、私、アイドルを諦めます!」
P「待て、千早だけの話じゃないぞ。千早が番組をボイコットしたら、ウチのプロダクションの信用はガタ落ちだ。
そうなれば、事務所の他のアイドル達も、夢を諦めざるを得なくなるんだ。千早のわがままのせいで」
千早「そ、そんな……」
P「わかってくれ、千早。これはチャンスでもあるんだ。お前が頑張れば、ファンも一気に増えるし」
千早「わ、私は、歌を聞いて欲しいのに……歌で感動してもらいたいのに……
やっぱり嫌です……こんな、低俗な番組で、見世物になるなんて……うぅ」
(泣き出してしまった。なんとか励まさないと……)
A:まだ、生着替えすると決まったわけじゃないから
B:仕方ない。代わりに俺が出よう
→C:……低俗な番組だと?
P「……低俗な番組だと?熱湯コマーシャルが低俗だと、そう言ったのか?」
千早「い、言いました。だってそうでしょう?生放送で生着替えをさせて、その上、熱湯のお風呂に入れるなんて……
いやらしい、最低の番組ですっ!」
P「馬鹿にしたな」
千早「……プ、プロデューサー?」
P「熱湯コマーシャルを馬鹿にしたなぁぁぁぁぁ!!!!!」
千早「!!」
P「小学校時代の俺の唯一の楽しみをっ!いや、人生と言ってもいい、熱湯コマーシャルをっ!
日曜日に、親の目を盗んでこっそり見ていた俺の人生を否定したなっ!
確かに、本当に可愛いアイドルは滅多に出演しなかったさ!脱ぎたがり、見せたがりばかりだった!
でもなっ!たまに大物も出ていたんだよ!優香とか、釈とかなっ!あいつらは意地を張って笑顔を作っていたが
内心は恥かしくて、もしかしたら見られてしまうんじゃないかと不安だったんだよ!
そんなアイドルがカーテンの中で恐怖に耐えながらぎこちなく着替える姿、最高だろうがっ!
究極だよ!究極の番組だっ!俺はそれを見るために、日曜日は友人の誘いも断って、テレビにかじりついていたんだ!
それを千早、お前は馬鹿にしたっ!たかがCランクアイドルのお前が、究極の番組を、俺の人生を馬鹿にしたんだ!
お前はこの番組に出るべきだ!出て知るんだ!この番組の素晴らしさをっ!
無理矢理にでも出させてやるぞっ!プロデューサーとして!男として!人間としてっ!」
千早「……あ……あぅ……」
P「はぁはぁはぁ……いいか、千早……アイドルはな、歌だけじゃダメなんだよ。
お前の歌をみんなに聞いてもらうためには、こういう番組に出て行かないとダメなんだ。
それが、アイドルってもんなんだよ」
千早「……それでも……やっぱり、私は……」
P「……もう、言い訳は聞かないよ。千早、番組に出るんだ。そうしないのなら……」
A:代わりのアイドルを呼ばないと……
B:アイドルを辞めてもらうしかないな
→C:(ピー)して(バキューン!バキューン!)するぞ
P「(ピー)して(バキューン!バキューン!)するぞ」
千早「な、何を……プロデューサー、正気ですか?」
P「わからない。少し狂っているのかもな。でも、不思議と頭はすっきりしているんだ。
千早がこの番組に出ないというなら、俺は確実にお前を(バキューン!バキューン!)するだろうな。
ははは、どうする、千早?」
千早「そ、そんな……うぅ」
(千早は目に涙を浮かべながらも、番組への出演を承諾した。多少、強引なやり方ではあったが、これも千早の為だ)
この流れで誰かエロくしてくれないか
なんだこの素晴らしいプロットはwww
最後の1行にしかエロい要素がないと思います!www
世界丸見えテレビ風ナレーションのプロットを投げ捨てた
みんな一度はアイマスのキャラが熱湯コマーシャルに出演する妄想するよな?
いやいや出演して、ルーレットに当たって絶望して、カーテンの中で焦って
着替え失敗して胸を隠してうずくまる光景を見たいよな?
……ひょっとして、俺だけなのか
ザンネンながら、熱湯コマーシャルってやつを見たことがないんだ…
俺ジモンとか内山あたりがやってるのしか見てないワイ
>>525 そうなのかorz
簡単に説明すると、まず、スタジオの真ん中のカーテンの中で水着に生着替えして、その後、熱湯風呂に入るんだ。
で、熱湯風呂に入っていた秒数だけ、アルバムの宣伝ができるという、素晴らしい番組なんだよ
俺はトゥナイト2よりもこっちの方が好きだった……んだけど、トゥナイト2もわからんよなぁorz
あー、千早に出て欲しいわぁ。弱い千早を見てみたい
>>526 ハズレ回かwww
俺にとってあの番組は一週間に一度の唯一の楽しみだったから
男が当たった時は本気で凹んでたなぁ
水着が着れなかった会は少なくとも見たことないしorz
俺は1回着れなかった会を見た事があるよ。
ずっとタオルを胸に巻いていて、そのまま熱湯に入ったりして可愛そうだったな…。
俺が素直に喜べなかったのはいいのか悪いのかいまだにわからん。
>>529 タケシ、冷静に苦笑いしてるだけだな・・・
>>529 でも、キャラ的にはあずささんが一番有り得そうな気もしなくもない
むしろ年末の特番であった野球拳に出演して
2〜3枚脱いだ後怒涛の連勝をするのがあずささんらしい気がする。
それはたしかPTAにヤカラされたあとの
ガキ使の罰ゲームが大反響だったっけ。
当たった日テレ女子穴が、熱湯CM拒否してエライ叩かれてたのを覚えてる。
やよいだと普通な顔して風呂に入ってる感じがする。
元木大介夫人の大神いづみだな
____/ / _ __/ /
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>>535 身体がが水風呂に慣れているために逆に不利かもw
540 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 00:05:50 ID:YST8aR6Z
ほしゅ
>>518を読んでいたら脳内でBGMが流れた俺はアイマス中毒
お久しぶりです。家庭用アイマス発売からやり倒していたため、
一月以上開いてしまいました。
にもかかわらず、春香の後編は上がってません。オチは出来ても
えろシーンが難しくて止まってるあたりが何だかなぁorz
そんな状況ですが、もう一つ新作を。今度も選択肢付きです。
元シチュは同じで、キャラとランクによって変えてみようと思いました。
たとえば、Fランクの千早なら「私、帰ります!」的な反応でも
Aランクになったら「プロデューサーが望むなら……」になるような感じで。
そんなわけで今回はお試し版
分類:雪歩(Eランク)
タイトル:「ある日のエロ本」
で、行きます。お楽しみいただけると幸いです……
「う……やっぱり、事務所の机の上に忘れたみたいだ。俺としたことが……」
今日は大事なオーディション……なんだが、エントリー相手や流行情報などの入った資料を
事務所に忘れてきてしまうという失敗をしてしまった。
まぁ、幸い気付いたのは事務所を出てすぐだし、今から取りに戻っても充分な時間はあるし、
オーディションに遅刻するなんて心配は無いのが救いだろうか。
だが、丁度もう一つ忘れていた事がある。車のガソリンが切れ掛かっていたんだよな。
そんなわけで、今俺は最寄のスタンドでガソリンを入れている。
これが終わったら事務所に戻って資料書類を取って来てくれた彼女を乗せ、
そのままオーディション会場に直行する予定だ。
「それにしても朝から迂闊だったよな……つい、ビジュアル流行を調べるために遅くまで仕事してて、
オーディション資料が下の方に埋まっていた事に気がつかないなんて。
とりあえず彼女には【机の一番下に埋まってる、青い封筒だから】と説明してあるし、
似たような封筒も無いので間違える事は無いだろう。
万が一間違えても、俺がその場でしっかり確認すれば良いことだ。
他に俺の机にあるものといえば、昨日読み漁ったビジュアル系水着資料……
待て、何かおかしい。
俺の中で危険信号が激しく鳴り響き、今から大ピンチがやってくる予感がする。
だが、その原因だけがハッキリしないというもどかしさ。
(こういうときは落ち着いて状況を整理だ……項目を連ねていけば何か分かるはず)
ガソリンがもれないように注意しながら、俺は今日一日の経過を思い出していた。
ポク ※彼女の水着写真集におけるプランを考えるため、徹夜で資料を漁っていた。
ポク ※かなり本気だったため、歴代のグラビア雑誌から下品な投稿雑誌まで結構な量を調べた。
ポク ※ファンの望みそうな売れ線と、俺の個人的趣味をはっきり分けたくて、
俺の趣味系エロ本も持ってきた。
チーン。状況の整理、完了……って、めちゃくちゃヤバイ状況じゃないのか、これ!?
問題の資料は一番下にある。……つまりは、目的のブツを掘り出す過程で絶対に見つかってしまう。
繰り返すが、今日は大事なオーディションの日。こんな事で女の子のテンションを下げたりなんかしたら、
後に待っているのは惨敗+仕事の失敗+女の子の評価激減というトリプルパンチだ。
下手すると、1週休んでも回復しないかもしれない。
車の運転に必要な最低限度の容量を確保して、俺の脳はこの状況を乗り切るための
最善の方法をフルスロットルで考えていた……
キャラ:雪歩 ランク:E
「えっと、うわぁ………かなり散らかってるかも」
自宅では滅多に見ないこんな光景。彼女の家は規律に厳しく、男が多いといっても
父親の弟子達はいつも身の回りを綺麗に片付けている。
TVドラマなどで【散らかっている机】を体現したらこんな感じになるのかも…と考えながら、
雪歩はプロデューサーに言われた青い封筒を探して机の本をかき分けていく。
何冊か本をどけると一番下に例の封筒を確認し、彼女は安心する。
ちゃんと取り出そうと、もう何冊か本をどけた時、問題のものは見つかった。
「あれ……?これ、何かなぁ……女の人の…ひうっ!?え、え……えぇぇええっ!?」
一度存在を認識してしまったら、どうしても視界から消せないほど強烈な存在。
ましてや、普段から男性に免疫のない雪歩にとって、それは充分に過激な内容のものだった。
「ひゃぁあぁぁ……っと、そうだ!書類、書類……えっと、これで間違いないよね」
資料書類を大事に抱えながらも、あの本のことが頭から離れない。
かと言って、彼女の性格上プロデューサーに問い質す事が出来るわけも無い。
「や、やだ……女の人を、そんな、で……あんな風に……は、はぅはぅぅ……」
真っ赤になりながら、事務所の廊下を走り抜ける彼女が見た、
【プロデューサーのお気に入り】とは……
1:陵辱大好き!レイプ、痴漢系の本
2:18歳って書いてあるけどバレバレ!下手すりゃ犯罪のロリ系本
3:Dカップ以下は認めません!巨乳ダイナマイツな海外風味の本
4:その他
亜美:「はるるんのSS終わらせてないうちに、また負債を増やしちゃったよ……」
真美:「ご利用は計画的に、って言葉を知らないらしいね」
やよい:「えっと……無駄だと思うけど言い訳しますね。一部分だけ決まらなくて、
春香さんのSMレッスンは一時停止状態です。本当にごめんなさい」
真美:「で、また選択肢SSなんて無茶をするわけだ」
亜美:「しかも、この仕様を見るとキャラとランクの数だけありそうなんだよね……」
やよい:「もし、無事に終わったらキャラとランクを指定してもらって……って考えてるんだけど、
できるかどうか……ねぇ?」
真美:「えっと、多分このスレの兄ちゃん達は分かってくれると思うんだけど……今回は、
できるだけ読者の人たちともコミュしたくて4番を設けました」
亜美:「いちおー年増系とかコスチューム系とかもリクがあればやってみるってさ。
でも排泄系だけはカンベンな!」
やよい:「うぅうー……原則として一番最初にレスくれた人の内容に沿って進めますが、
流れ次第で臨機応変に変わります。その点はごりょうしょー下さいですっ!」
真美:「ちなみに【そのシチュになる】わけじゃないYO!そのシチュ系のえろ本を見た
兄ちゃんとアイドルが、どんな反応をするかが変わる構成って事で、よろ〜♪」
やよい:「長い間空いちゃってすみません。まだまだ360版やりながら頑張ってますので、
よろしくお付き合いくださいですっ!では、また会いましょうです」
亜美:「ちなみに、真美は何だと思う?兄ちゃんのマイベストえろジャンルは」
真美:「うーん……野外露出とか?りっちゃんで」
やよい:「一応ちゃんと頑張りますけど、その道大好きな人にはヌルくなるかも知れません。
ご期待くださいと言えるほど自信はありませんが、見てくださいねー」
546 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:51:39 ID:NhhqHvKl
おひさGJです
Cロリータ系w
ちょっと説明口調なとこが気になったがエロ本見つけたゆきぽの反応でふっとんだ
@以外ないだろ…常識敵に考えて…
D西村理香
ここはあえてBで。
3に一票
1で
4
ふんどし
1レイプ!レイプ!レイプレイプレイプレ…(一秒間に十回)
3
いや、むしろここは全部で。
「その他」はよくあるふたなりとか
Cクリムゾンの同人誌
本スレに誤爆したものを修正して投下
今日、アイドルの美希、亜美、真でレッスンをやった。
亜美のやつ、やたらAレッスンだったがきっといかさまにちがいねェ。
俺たちをばかにしやがって。
今日、高木社長から新しいアイドルの世話を頼まれた。
貧乏な娘で口癖は「うっうー」だ。
「給食費が払えない」と言ったので、「利子もつけてくれよ」と頼んだら、やよいのやつ、
「12円」とか言いやがる。
今朝5時頃、千早から電話が掛かってきて「今日は休み」とか言ってドタキャンしやがった。
なんでも、パイタッチのしすぎらしい。
プロデューサーの俺ときたら、夜も寝ないでパイタッチばかりやってるからこんな事になるんだ。
昨日からこのいまいましい千早スパイラルで、あずさたちのテンションが妙に低い。
いらいらするんで、腹いせに美希の乳をパイタッチしてやった。
いい乳だ。
あまりにとかちがしたいんで雪歩とカラオケにいったら、リレイションズが入ってた。
それから、もう俺は思う存分とかちとロリ演歌を歌いまくった。
おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。
朝起きたら、とかちしてた、とても眠い。
春香があまりに黒いんで、足引きずって電話に出たらドタキャンしやがった。
パイタッチしたくらいで逃げやがって。
悪徳記者に見つかったら大変だ。
昨日、このアイマスじごくから逃げ出そうとしたプロデューサーが一人、とかちデビュー、て はなしだ。
夜、あふぅ とかちつくして。
しごとちゅう ひまになったら とかちしてた。
いったいおれ どうな て
やと うっうー Cらんく も とてもあふぅ
今日 エロたんとうの、みき の パイタッチ
あふぅ とかち りつこきた
ひどいかおなんで かぶりもの した
とてもひどい です。
あふぅ
とかち
この日記をファイルしますか?
→YES
NO
バイオハザードとはまた懐かしい物を…
次世代機でリアルに作り込んだら
発売出来なくなりそうだ(苦笑)
デッドラはそうでもない
面白いけど
560 :
微えろP:2007/03/12(月) 06:37:50 ID:tTKRp/0j
亜美:「ヒュゥ〜♪」
真美:「『くやしいっ……』じゃなくてそっちなんだね……亜美のクリムゾンイメージって……」
やよい:「あの……とりあえずまずはお仕事しようよ二人とも……えっと、
前説に出てきちゃってごめんなさいですっ……あの、まずは読んでくれた人とレスくれたみなさん、
本当にいつもありがとうございます」
亜美:「3と1で大きく分かれて、正直どっちで進めようか決めにくくなっちゃって……」
真美:「この、シークレット選択肢でおおまかな流れを決めることにしたみたい」
やよい:「2度手間になっちゃった事はごめんなさいです。
>>555さんばりの無茶振りを期待してたんですけど、
普通に陵辱とか巨乳ルートを望むプロデューサーが多くてびっくりです」
亜美:「そんなわけで、両方のルートイメージはできてます。相変わらず作者の範囲内までしかやれませんが、
選択によってお馬鹿になったりえっちになったりが決まるからね♪」
やよい:「できるだけ希望を反映しようと思った結果ですので……面倒とは思いますが、お願いしますプロデューサー」
561 :
選択肢:2007/03/12(月) 06:38:41 ID:tTKRp/0j
「あの……お、おま、おまたせしました……」
雪歩の、いつもよりさらによそよそしい反応を見るに、これは完璧に見られたと思って良いと思う。
彼女から封筒を受け取って、資料が間違いない事を確認すると、会場に向けて車を出す。
しかし隣に座る彼女の表情は硬く、ともすれば怯えているようにも見える……気のせいじゃなく。
……まぁ、あんなものを見せられて平気でいるような雪歩は、逆にこっちが引くと思うけど。
ともあれ、こんな状態では受かるオーディションも受かるはずが無い。
会場までは少し時間もあるし、今のうちに何とかしておこうと彼女に話を振ることにした。
「えーっと……雪歩、落ち着いて聞いてくれ。俺の机にちょっといかがわしい本があったと思うけど……」
「……ひうっ!?は、はいっ……わたし、別に何も見てません!」
繰り返すが、言葉で否定しても見てしまったことは態度でものすごく分かる。
俺はあくまで冷静に、雪歩を刺激しないように語りかけた。
「実は、あれは……」
1:社長の本なんだ。
2:俺の趣味だけど……
3:俺の趣味だから!!
3333333333!!!!!!!!!!!
朝から投下乙ですb
>>561 俺の趣味だから!!
ちなみに、いつも雪歩のことを思い浮かべながらこの本を眺めてるから
雪歩のブロマイドの顔の部分を切り取ってこういう写真にくっつけたりとかしてるから
まぁ、最近は画像処理ソフトで修正して、よりリアルな画像にしてるけどね
もし良かったら見るかい?俺の作った雪歩のアイコラ。どれも自信作なんだ
で
564 :
方向決定。:2007/03/12(月) 14:44:05 ID:tTKRp/0j
では、ちょっとマニアックな陵辱ルートで行きます。
半分くらいは個人的フェチが入ってますが、その辺は広い心でご容赦を。
あと、レスくれた数名に【ゆきぽを愛するが故に陵辱も見たい!】という
同志がいる事も、励みになります。感謝です!
もしもこの場に自分がいたら、8万円までなら出すかな?てな感じで作りました。
多数の読者Pさん、お願いだから引かないでください。マジで。
ある程度親しい友人同士で好きなえろシチュ告白して、
「うわ、キモッ!」「そんなんお前だけだよ!」ってトラウマ蘇るんで(w
……いえ、引いてもいいけど続けることだけ黙認してください。お願いします。
では、続き投下します。
多分、このあとの描写ねちっこくなるよ。特にぱんつ辺り(^^
「あれは、ぶっちゃけ俺の趣味だ!」
「え、ふえぇぇえっ!?」
決定的なプロデューサーの一言に、雪歩の思考全てが麻痺する。
「だからって、趣味と仕事が完全に一致してるわけじゃないぞ。
人間、大好物だけ食べて生きられるワケじゃないのと同じ理屈だ。つまり……」
それ以降の言葉はよく雪歩には把握し切れなかった。
普段誰よりもやさしく、自分を気遣ってくれるプロデューサーの趣味が、
ああいう陵辱系というショックはそれだけ大きかったから。
まだ脳裏に焼き付いている映像は鮮明で、すぐさまさっきの本に載っていた内容と、
自分がプロデューサーの脳内でどう扱われているのかが再生できてしまった……
二十畳ほどの大き目の部屋。
気がつけばその中央にいて、50センチほどの高さの踏み台に立っている雪歩。
だが、その踏み台には支柱がついていて、その天辺から繋がる鎖が彼女の両腕を拘束し、
万歳するようなポーズで腕を交差し、わきの下を見せるような体勢になっている。
「ファンの皆様、お待たせしました……どうぞお入り下さい」
いつのまにかそこにいたプロデューサーの声。気がつけばいつものスーツ姿に、
般若の面のようなものを被っていて、顔が見えないようになっている。
これは一体どう言う事かを聞く前に、ドアが明けられ、20人ほどの男性達が部屋に入ってきた。
「……ひうっ!?」
その非日常性に、まずは驚く。全員がプロデューサーと同じく能面なり動物の面などで顔を隠ている。
しかし、面の奥からは執拗に雪歩を見つめており、何か不気味なまでの情念を感じさせた。
「本日はわが社の企画にお集まりいただき、誠にありがとうございます……さて、
皆様もナマで眼前にある彼女を大変お気に召した御様子ですので、早速ルールの説明をさせていただきます」
(ふぇ……あの、ルールって……それにこの人たち、なんなんですかぁ……)
雰囲気に圧迫され、言葉にならない疑問を心の中で叫びながら、ちらりとプロデューサーの方を見る。
彼だけは他の男性達と違って、つとめて冷静に、淡々と状況を語っていた。
「順番は先日、くじと入札で決めたとおりに行ないます。めいめいお持ちになったナイフなりハサミなりで、
彼女の服の、お好きな部分をお切り下さい……お値段は1センチ四方100円。つまり、
10センチ×10センチで一万円となります。なお、1ターンで一度に切れるのは二万円分とさせていただきます。
「え、え?えぇぇえぇぇっ!?」
予想もしなかった言葉に、この緊張感でも彼女から大声が上がる。
頭上の鎖ががちゃりと揺れるが、その声も行動も、男性達を喜ばせる結果にしかなっていない。
「尚、彼女の衣装ですが……選考の結果、Vo系衣装をお望みの声も多数でしたが、
やはり一番多かったのは普段着のワンピースでした。布地の総合面積自体は少なめですが、
その分、彼女の素の魅力をお楽しみいただけることでしょう……
そして下着ですが、こちらはプラジャー3倍、パンツが5倍のお値段となります。
色や形は、後のお楽しみです。皆様の手でご確認下さい」
どよめきと共に、歓声のような声も聞こえる。
それぞれが自前のナイフやハサミを取り出し、面の奥から雪歩を見つめる。
その雰囲気と荒れた息遣いが、冗談ではないことを物語っていた。
「い、いやぁ……うそ、ですよね……やめて、やめてくださいぃ……」
「切った後の服は、どうぞお持ちになってください。大切にするなり自慰に使うなり御自由に……
しかしながら、撮影や記録の類および、アイドルの身体に傷を付ける行為は禁止です。
触れることは自由ですが、痣が残るような強さで触ることは御容赦下さい。
勿論、このイベントに来てくださった皆様は、厳選なチェックを通過してこられたお人ですから、
そのような事は無いと思いますが……あくまで念のためでございます」
説明を聞くのももどかしい様子で、男性達が待ち構えている。
目の奥はギラギラしていて、人の静止が無ければ喰い尽されそうな肉食獣の様相をを思わせる。
安っぽいTシャツにジーンズのいかにもな格好の人から、スーツの似合う初老の紳士っぽい人まで、
刃物を構えて開始の合図を待ち望む雰囲気に、雪歩の視界がぐにゃりと歪んだ。
「それではまず、一番と二番の札をお持ちの方、ごゆっくりお楽しみ下さい」
プロデューサーの合図と共に、二人の男が雪歩のもとへ歩み寄った。
「ひっ……あ、あぁ……やだ、や……やめ……っ、ふぁぁ……」
半分は恐怖で声が裏返り、正確に発音できない。
なぜなら、彼らの持つ刃物が目前に迫り、一旦その存在感を見せ付けてから、
スカートの裾へと、ゆっくり獲物を鑑定するように動いていたから。
少しでもヘンな抵抗をすれば、本気で怪我をする……それが確信できたから。
しょき、しょきとハサミが布を切り裂く、独特の音が雪歩の身体をさらに強張らせた。
「あっ……いやぁ……ダメ、ですぅ……服、着れなくなっちゃうっ……あぁっ……」
目の前で自分の服を切られていくという恐怖と、周りの男達の視線。
それは、ただ自分が裸に剥かれるという結果だけでなく、彼ら全員の脳内で、
狂おしいまでに陵辱されるという映像を、雪歩にまでイメージさせるほど強い情念が感じられた。
■つづく。
亜美:「陵辱ルートフラグ、入りましたー♪」
真美:「リョージョクとか言っても……あいっかわらずこんなシチュだけどね」
やよい:「そういう意味では、かなり趣味全開でやってます。去年と何が違うの?って言われたら、
ごめんなさいとしか言えないんですけど……」
真美:「あと、ルールとか金額がヤケに生々しいんだけど……」
亜美:「あ、でもパパが言ってたんだけど、強く望んでいる人には、【努力すれば払えなくもない】
くらいの金額を出せば食いつきがいいんだってさ」
真美:「あー、言ってた言ってた。【コンプレックス産業のテッソク】とかだっけ?
やよい:「じっさいに、雪歩さんの普段着姿全部の面積だと……服だけで100万ちょっとはいくかもです。
下着とかの倍率を入れて、総計350万くらい。うっうー、すごいですっ!!」
亜美:「計算、早っ!?」
真美:「似たような企画はAV業界にいくらかあるんだけどね……ホンモノのアイドルが出てくれるわけじゃなし、
ふつーのAV女優さんじゃイマイチ値段がつきにくいんだよね」
やよい:「そうかも……でも、ほんとにこのゲームの女の子が実体化して、こんな企画があったら……」
真美:「うん、それくらいは出しそう、って感じのを設定するわけ」
亜美:「今、商売の黒さを見た気がする……なんとなく」
やよい:「野球選手のスパイクを切り刻んで、トレーディングカードにレアとして入れるような感じかな?」
亜美+真美:「理屈はわかるけど、性的には多分違うと思うよ、それ……」
やよい:「えっと……では、心苦しいですけど雪歩さんの無事を祈りつつ、次回も読んでくださいね」