MOTHER総合エロパロスレPart3

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1名無しさん@ピンキー
ついに続編発売!!!
家に帰って即立ち上げたファミコン。
宿題そっちのけで握ったスーファミパッド。
眠るときも手放せなかったゲームボーイアドバンス。
21さいになったきみたちはどんなMOTHERのゆめをみるのか。
ドロドロ陵辱?せつないヰタ・セクスアリス?純愛えろえろ?
おとなも、(むかしの)こどもも、おねーさん…もちろんおにーさんも。
エンディングまでいくんじゃない。純潔上等、愛さえあれば無問題。
名作保障、エロパロMOTHERPart3。堂々発足。 クマトラたん(;´Д`)ハァハァ

    前スレも宝箱の奥にしまわれる思い出にはならない。
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115834540/
2名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 18:55:18 ID:UfLE3K9T
2
3名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:03:51 ID:MI1m31f2
家庭の事情第二楽章を聞きながら多分3げと
4名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:09:37 ID:8LvJXSLD
ちょww既に立ってたのかよww
5名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:14:10 ID:dlRaHbP5
多分4げと
6うんこ(改):2006/05/07(日) 22:19:57 ID:YrglyuaU
ふはは!
6ゲト々〇ー―……|
7名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:24:55 ID:8LvJXSLD
>>6
よしよし、おじちゃんと一緒にあっち行こうか
8うんこ(改):2006/05/07(日) 22:27:54 ID:YrglyuaU
なんだと貴様…
1380円積まれたところで、我輩の気持ちは動かぬわ!
9名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:31:47 ID:FAdNa3R/
1390円やるからあっちいけ
10名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:34:50 ID:dlRaHbP5
>>9
新しいパターンか?
11名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:36:07 ID:MI1m31f2
投下したいがリュトラ神が来たらにしよう
12名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:48:45 ID:dlRaHbP5
>>11
是非お願いします!

リュトラ来ないかな…
13うんこ(改):2006/05/07(日) 22:51:40 ID:YrglyuaU
リュトラネ申
マダ――(。А°)――?
14名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:55:28 ID:MI1m31f2
>>12
パッション×クマトラかいてしまおうかと
でも引かれそう&最大のスレストになりそうで不安な俺
15865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/07(日) 22:56:24 ID:VlSAScpv
では本日分を投下させて頂きます。クマトラ視点。
タイトルは…何故か表記されてなかったorzのでここから。
16865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/07(日) 22:57:27 ID:VlSAScpv
地下の温泉は、明かりこそ薄暗いけど、疲れた身体にはとても心地良かった。
「…ふぅ」
リュカに…悪い事言っちゃったな。
でもああでも言わなきゃ、無理してでもまた迷子になっちゃうだろうからな。
頑張り屋で、勇気があって…。その癖、泣き虫で。
3年前のあの時、オレを助けてくれた時も……。
あの時は、もうダメだと思った。強がってても、恐くて怖くて堪らなかった。
ドラゴとか言う怪物と一緒にやって来たあいつの背中。
オレよりも年下で背が低いくせに、とても大きく見えた。
「リュカー、逆上せていないか?」
「…ああ、大丈夫だよ」
湯舟の向こうに……、あいつがいるんだよな。
あいつが……。
「……っ!」
お、オレ…、何を期待してるんだろう!?
アニキみたいなダスターやボニーと一緒に入ってる時は、タオル一枚になっててもこんなに意識した事なかったのに…!
さっきだって、結構ドキドキしてたんだぜ…リュカ。
17名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:58:15 ID:dlRaHbP5
>>14
あー…
個人的には読みたいが、他の方々が…
18865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/07(日) 22:58:52 ID:VlSAScpv
「お、オレ…、先に上がるな? ゆっくり入っててくれよ!」
「…分かった」
何だよぉ、その冷めた言い方!
リュカの…バカ。
なんだか損したみたいな気分になっちまったじゃないか。
ブツブツ言いながらお湯から上がって、服のあるほうへ歩こうと思ったら…。
「あっ!?」
…しまった。足を滑らせて……!
「危……!」
そのまま床に…! と、思ったら。
なにかオレの下に、柔らかいような固いような感触が。
「ッ……! 痛た…」
…リュカだ。オレを庇って…、自分が下敷きみたいになってくれた。
「だ、大丈夫だった?」 
「…あ。ああ。
……あり、がとう」
こいつ、オレより背が低いくせに…何で大きく感じちまうんだろ?
あの時もそうだった…。年下の、くせに…!
「怪我、してない?」
やばいよ…。何でこんな優しい顔するんだよぉ。
背中擦りむいて怪我してそうなの…、お前のほうじゃんか!
19865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/07(日) 22:59:45 ID:VlSAScpv
「おっ、お前こそ…、怪我、って…」
思わず、眼を合わせてしまう。
眼が合ったその瞬間。オレもリュカも、ハッと気付く。
オレは今…。リュカに抱き締められてる形になってる。
それも…。タオルがはだけてしまっていて…!
普通ならば即座にPSIをムチャクチャに連発してそうなぐらい恥ずかしい格好。
の、筈なんだけど…。
「リュ、カ…」
何でだろう…、心臓もバクバク音を立てているのに、顔だって多分、温泉に入ってた時よりも真っ赤になってる筈なのに。
何故こんなに、安らぐのだろう?
「クマ、トラ……」
リュカの胸の音が、密着してる肌から伝わってくる。
どきどき。ばくんばくん。どっこんどっこんって。
オレの背中に回ってた腕…が、オレの頭の後ろのほうに来た。
「? リュ…」
来たと同時に、その場に固定するみたいにがっしりと掴まれる。
掴まれたと同時に、リュカの顔が、無言のまま…近づいて、きて……!
20865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/07(日) 23:01:22 ID:VlSAScpv
「「……………」」
キス…、されちまった。ファーストキス…。
そういやイオニアに…
『初めてのキスは、心から好きな(男の)子にあげなきゃダメよ?』
って言われてたっけ…。
でも、ひょっとしたら。
いや、ひょっとしなくても…。
嗚呼もう、どうでもいいや。
時間にしては数秒ぐらいだったけど。
オレの中じゃあ十分にも一時間にも感じた。
リュカの唇がそっと離れて…オレ達はまた見つめ合った。
「ン……、リュ、カ」
「…クマトラ」
後頭部を掴んでた手は、いつの間にかオレのほっぺたの所にまで来ていた。
まるで産みたての卵でも扱うように、優しく触れてくれてる。
オレがちょっと眼を細めたら……また、キスしてくれた。
21名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 23:01:48 ID:FAdNa3R/
>>14
最近ワガママなやつがたくさんいるから批判されるだけだし、
俺としても読みたいからキボンヌ。
22865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/07(日) 23:02:47 ID:VlSAScpv
「んっ……」
「………」
さっきよりもちょっと、強引に。
うっとりして眼を閉じると…、オレの唇の間から、何か生温かいものが入ってきた。
「!? ンン…」
最初はビックリしたけど、直ぐに分かった。
リュカの…舌だ…。
傷口を舐めるみたいに、優しく、滑らかな感じにオレの中を蠢いてく。
不快には感じない。
とてもあったかくて、心地良くって……!
実際オレ達は、傷口を舐め合ってるのかもしれない。
お母さんと双子のお兄さんを突然失って、ある日突然"選ばれた者"として重過ぎる運命を背負ってしまったリュカ。
ちょっと変だけど、優しいマジプシーの人達に育てられたとはいえ、ダスターやリュカ達と出会うまで、ずっと独りぼっちだったオレ…。
気が付いたら、オレは口の中にあるリュカの舌に…そっと自分のを合わせてた。
23865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/07(日) 23:06:48 ID:VlSAScpv
本日分はここまでです。またタイトル表記されてないorz
タイトルは「迷える竜虎」。(全スレで言った通り完全にシャレです…)

明日から仕事なので何時に投下できるとは約束できませんがなるべく一日一投下はしたいと心がけるつもりです。
>>14
どうぞどうぞ。私に構わず投下しちゃってください! って言うか見たいハァハァ…
24名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 23:11:26 ID:MI1m31f2
>>17
>>21
>>23

嬉しいです。頑張るです。
ちょっとまとめてから来ます。
25名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 23:11:39 ID:dlRaHbP5
GJGJGJGJGJ!!!!!

いつも良い所で止められると悶える!
1日1投下がんがれ!

パショトラお願いします!
26名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 23:21:35 ID:FAdNa3R/
>>24
完結させてくれるとうれしいがw
27運命というものは1:2006/05/07(日) 23:55:05 ID:MI1m31f2

何故だろう。クマトラは思った。
頭が痛い。自分が今どこにいるのかの記憶がおぼろげで、しかも瞳を開けるのが億劫になるほどに体がだるい。
まるで超音波を聞いた時のように。体に力が入らないのだ。
何故だろう。クマトラは思った。

(・・・)
(あれ・・・オレはどうしてこんな所に倒れているんだ)
(体が動かない、何故、ここに。)
(リュカ・・・リュカはどこだ。ダスターは。ボニーは。)

クマトラはがんがんする頭でそこまで思考した。
無理はない、彼女自身おぼろげだが先程まで大音響のクラシックが鳴り響いていたのだ。
言葉は大げさかもしれないが、それこそ静かなオソヘ城全体に響くぐらいの音量で。
―そう。ここは事実上廃墟と化したオソヘ城。まず一つ。
「目が覚めたかね?」
いきなりの声にクマトラは動かない体をこわばらせた。
そして、次の瞬間に。・・・瞳を開いたクマトラはぎょっとした。
目の前に立っていた彼は最近タツマイリの少年達を沸かせている「謎の音楽家幽霊」の噂の正体。
―パッション、自称はパッションさま、その人だった。
何故。
クマトラは反射的に考え始めた。復旧し始めた記憶のかけらを必死に手繰り始めた。
そう。事の発端は、今から一時間ほど、前の事だ。

28運命というものは2:2006/05/07(日) 23:56:03 ID:MI1m31f2
何の話だっただろう。ダスターの鞄から、蛇が顔を出していたから、そんな話題になったのかもしれない。
「そういえば、さぁ」
「ん?なんだ、リュカ」
「僕、一度もオソヘ城に行ったことないんだよね。どんな所なの?」
ダスターとクマトラは顔を見合わせた。
「あそこか・・・」
「あぁ・・・」
「・・・」
「・・・」
二人がオソヘ城に対して思い浮かぶ事柄はあまり良い事ではない。
しかしまぁ、住み着いているモンスターや妙な噂の正体も、しっかりと退治はした筈だし、大して時間がない訳でもない。
それに、普段から冒険詰めで少年としての娯楽を失ってしまったリュカが興味を持つなら、行くのも悪くはないかもしれない。
「よし。じゃぁ、行ってみるか?
「うん!」
久々に少年らしい瞳の輝きを見せたリュカを見て、ダスターとクマトラはお互いににこりと笑った。
そして。運命のように。
ダスターが散らせた筈の音楽家は、蘇っていた訳だ。
軽いデジャヴを覚えながら、ダスターは彼の質問にいいえ、と答えた。
そう。厳密に言えば本人なのだからデジャヴな訳ではない。ただ、彼の頭が少し物覚えが悪かっただけで。
期待を裏切らないともいえる、従来通りの攻撃。
音波で蝋燭をなげてくるという古典的な攻撃。
避けられる筈だった。交わせる筈だった。
いやもし当たったとしても、致命的な一撃になる筈などなかったのに。
しかし、その蝋燭が実に当たり所が悪かったのだ。
SMASHHHHHHHHHHHH!強烈な金属音が脳天に響いて、リュカとダスターはまさに一撃必殺、昏倒した。
「おい!リュカ!ダスター!」
倒れた二人に油断した一瞬のスキをついて、コンセントレーションが途切れたスキをついて、強烈な音が頭に響いた。
「油断したようだね!」
鼓膜が破れそうな音に、クマトラの意識は段々と遠くなっていった。
29名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:10:09 ID:lTkyLoFT
>>865
リュトラキター!
GJ!クマトラ視点なのが萌える(*´Д`)ハアハア
30名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:10:40 ID:XymhYt9g
あれ?
投下ストップ?
31運命というものは3:2006/05/08(月) 00:13:46 ID:wGBb+vHE
その後の事は―良く覚えていない。
「お前・・・!リュカやダスター、ボニーをどこへやった!」
クマトラの怒声に、パッションは少しだけ眉を顰め、答える。
「ああ、彼らかね。彼らはね、・・・さぁ、どこへやったかなぁ」
「畜生、答えろ!」
叫んでからクマトラは壁に貼り付けられている事にようやく気が付いた。
奇妙な重力感は、未だ低く流れている音楽のせいのようだ。
「そんなに慌てなくとも、お答えしようじゃないか。彼らはどうも存在に芸術性がなくてね・・・」
「・・・・・・。」
「その辺に投げ捨てて置いた―いや何分、ここは大した高さじゃない。それに下は畑だし、死にはしないさ」
饒舌、ぺらぺらと喋るパッションをクマトラはぎっと睨み付けた。
「君、美しい顔をそう歪めるのはやめたまえよ」
「黙れ、このインチキ幽霊。オレをどうするつもりだ」
「インチキ、とは心外だね。君は私の演奏を聞いて美しいと感じなかったのかね?」
「誰が感じるか」
いや、感じたとしてもこの状態でそんな事認めるやつはいないし、こいつの音楽はキケンすぎる。
クマトラはそう思った。
「そういう事を言っていられるのも今のうちだ」
「だから、オレをどうするつもりなんだ!離せ!」
クマトラが叫ぶと、パッションはさらりと答えた。
「何、私の音楽の完成に協力して貰うだけだよ」
「ざけんな!離せ!」
間髪入れず、に返したクマトラ。
パッションは冷笑(非常に判りづらい)を浮かべて、蝋燭の火をクマトラの首筋すれすれにつき付けた。
「ひ・・・!」
突然の事に悲鳴のような短い声が零れる。
情けない声を出してしまった事への憤りと、恐怖にクマトラは背筋をこわばらせる。
「何、・・・たいした事ではないさ。判るかね?君は美しい・・・」
「・・・オレに触るな。」
顔を赤らめて、クマトラは言った。
実際混乱した頭にその一言は場違いだったと言えよう。
32名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:14:51 ID:wGBb+vHE
というか、俺実はエロ書けないんだが・・・。
体質上企業さん怖くてどうしてもギャグしか書けないのですよ。
誰か代筆を頼みたいのですが・・・。
33名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:17:14 ID:XymhYt9g
おいおい、そりゃないよ…
投下したからにはちゃんと最後まで書き上げなきゃ。
34名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:17:49 ID:wGBb+vHE
兄に頼んでみます
35名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 02:25:34 ID:pCZDrkpG
>>32
ワロスww
まあ、いっそエロなしでも問題ないがな
36名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 02:28:28 ID:mijDUbbh
なんかバランスが悪い気がするけどGJ!
37名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 03:01:23 ID:3nZZlgSe
GJ!
パッションに蝋燭垂らされる姫とか、パッションの音色に狂わされる姫とか、
そんな美味しい展開が妄想出来てイイ!
38名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 03:36:25 ID:9i8TLBjK
おおお熊虎かわいいよ熊虎

>>32
自分はギャグでもいいと思うけど
39名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 16:45:27 ID:ALA89zKD
保守
40名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:06:23 ID:XymhYt9g
リュトラ投下されるのかな?
41名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:07:26 ID:r42Kcf6H
地味に兄に頼んでみますに吹いた
42名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:43:25 ID:XymhYt9g
りゅとら
43865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 00:13:19 ID:N2D3pj4P
クマトラの唇…、クマトラの舌。
どれも柔らかくて、信じられないぐらい甘くって…!
ちょっと目を開けてみると、お湯の中よりも真っ赤な顔で、きゅっと目を閉じてる君の顔がいっぱいに広がっていた。
身体は震えていて、飼い始めた頃の子犬だったボニーみたいに弱々しい。
…可愛いな。
素直にそう思った。
口の中で只くっついてただけのクマトラの舌を、ノックをするみたいにそっと二、三度叩いてみると、彼女の舌がちょっと上に向く。
僕はその隙を逃さず、その下に自分の舌を入れて…絡ませてみた。
「!! ふ、んんッ…!!」
初めてだから、よくは分からないけど。なるべくゆっくりと、丹念に。
そのうちに、僕と同じでぎこちない動きながらも、クマトラも似たような感じで舌を動かしてきた。
ゆっくり、確実に絡まってゆく。
バターが溶けていくような、そんな奇妙で甘ったるい感覚。
何故かさっきよりも……、ずっと甘く感じた。
44865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 00:14:29 ID:N2D3pj4P
やがて、永遠にも感じた程長かったキスを、そっと解いてみる。
離れた瞬間、何か冷たいものが僕の首筋に落ちる。
唾液…かもしれない。
どっちの? …どうでもいいか、そんな事。
僕も彼女も、息が詰まっていたのか唇を離した直後に荒く息を吸って吐いた。
「リュ、カ…」
彼女の唇から、か細い声で僕の名前が漏れる。
普段の男勝りな時とも、クラブ・チチブーで働いてたときとも全然違う。
「…ごめん」
僕の口から出た言葉は、謝罪の言葉だった。
怒っているだろうな。
怒っているに違いない。
理由はどうあれ、女の子の唇を奪ってしまったんだから。
炎で焼かれるのだろうか。それとも氷漬け? それとも落雷??
…それもいいさ。変な怪物達にやられるよりは、ずっと……。
「お、オレ。……怒ってないからな?」
「…え」
僕にとっては…少し信じ難い一言だった。
いや…、心の奥底では、ほんのちょっと期待していたのかもしれない。
だって…クマトラの身体は、未だに僕の腕の中なのだから。
45名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:16:05 ID:XE2ZdRcT
キタデスコレゴジ
46865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 00:16:25 ID:N2D3pj4P
「ちょっと…、ビックリはしたけど。
なんて、言うか…。
う、嬉しかった、ぞ? …な、なんか、変な言い方だなぁ…」
ちょっと涙目のままで。向日葵の花みたいな笑顔を見せてくれたクマトラ。
そう。母さんの好きだった、向日葵の花みたいに。
「…んで、さぁ…?」
その後突然、クマトラがまた頬を染めて、モジモジとし始めた。
「? な、何?」
「…………あ…当たってるんだけど。思いっきり」
「???」
突然、何の事だか分からなかったけど…。数秒後。ハッと気付いた。
僕の大事な所が…当たっている。クマトラのお腹の辺りに。
もう、自分のモノじゃないんじゃないか? と、思うぐらいの勢いで。
「っあ! ご、ごごごごめ…むご?」
必死こいて謝ろうとしたら、彼女の人指し指が僕の唇を塞ぐ。
「言ったろ? 怒ってないって…」
…た、確かに。でもこの体勢は流石にずっとはマズい。耐えられそうに…
「お、…お前さえ良かったら、オレ…」
ない…って、え。え? えええええ?
あ、あの、それってひょっとして…
「ク…クマトラっ…」
47865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 00:17:25 ID:N2D3pj4P
「そ、その。オレじゃ、イヤか?」
「いっ、嫌じゃ……ない……」
僕が動揺しきった口調でこう言うと、またにっこりと微笑んでくれた。
「そっか。良かった…」
クマトラが僕の身体からそっと離れて、膝をついて見下ろすみたいな姿勢になる。
つられて寝っ転がってるような体勢の僕も、同じようになって向かい合った。
その時初めて、僕は彼女の身体を、ハッキリと見る事ができた。
華奢な体つき、適度に膨らんでる胸、くびれた腰。細くて奇麗な脚。
今までちゃんと意識した事なかったけど、クマトラって、こんなに奇麗な身体をしていたんだ…。
…柔らかそうで、壊れそうな。そんな感じがした。
僕の心臓の音と共に、覚醒しかけた理性も、もう崩れそうになってる。
「…初めて、だよな?」
「あっ、当たり前…だよ」
「そ、そうだよな。オレも…初めてだから、その…」
ああ、駄目だ…。そんな、強気な君らしからぬおどおどした顔、されたら…
「優しく…して……んんっ!」
クマトラの唇が言葉を紡ぎ終わる前に、僕は彼女をまた抱き締めて、キスしていた。
「んっ、ふ、リュ、カぁ……!」
「止まらないよ。もう…、止まらないから…!」
今度はさっきまでの遠慮はない。
ちょっと荒っぽい言い方をしてみると、彼女は少し震えながら…一度だけ首を縦に振ってくれた。
48865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 00:19:23 ID:N2D3pj4P
すいません。少々遅れましたが8日分、リュカ視点です。
長い前フリでしたが次はやっと本格的に絡ませてあげられそうです。

待ってくれてた方、毎度申し訳ございませんです…
49名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:23:18 ID:XE2ZdRcT
キタキタキタキタキタ―――――!!!!!
いやー、GJ!!

やっと絡み・・・ここまで長かった!
リュカ攻め・・・様になってるかもなwww
恥じらうクマトラが・・・もうたまらんよ
50名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:26:57 ID:jOfvQuIO
GJ!!
51名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:28:28 ID:5XcPXb21
>>48
いやもうほんと最高
52名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:46:44 ID:1BPL3+op
GJ!!
クマトラ可愛い!!
53名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:47:16 ID:oVYNss7X
リュトラやばいww
ニヤニヤが止まんないwww
54名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 15:09:30 ID:1n3I7k5r
GJ!続き…ハァハァしながら待ってる(;´Д`)
55名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 19:55:40 ID:squ2yN/1
リュトラめちゃくちゃ イイ・・(;´Д`) ハァハァ
56名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:22:59 ID:XE2ZdRcT
リュトラ今日中に来るかな?
57名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:44:36 ID:MCgPrPMn
あんまり催促したらあかんよ
58名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:46:12 ID:XE2ZdRcT
>>57
すいません・・・
吊ってきますorz
59865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 22:50:27 ID:DWB8xkkx
オレが一度頷いたら…。
「いくよ…」
「ン。……うん」
リュカの両手が、オレの胸にそっと添えられた。
そのまま、ふにふにと弄られてく。
さっきまでキスしてくれた顔はオレの首筋に吸い付いたり、ちょっと噛まれたり。
「……んっ!」
彼なりの一生懸命な愛撫に思わず…声が出ちまう。
オレの胸を揉む力も、ちょっとずつ強くなっていく。
彼の手の、指の動きの通りに、オレの胸は形を変えていく。
同時に先っぽの辺りが、なんだか段々固くなっていくような…!
「んっ…ん、…ぁ」
少し前から大きくなってきて…。
クラブ・チチブーでバイトをしてた時にはイヤらしい視線を感じたり、
戦いの時にはジャマになり始めてきたけど、リュカがこんなに夢中になってくれているんだと思うと、なんだか嬉しくなってくる。
そして…。リュカの顔が首から鎖骨の辺りを通って、どんどん弄られてる胸に近づいてって…!
「!! ひゃあっ!?」
先端に、軽くキスされた。
たったそれだけなのに、オレの口からオレじゃないみたいな声が…漏れちまった。
60865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 22:52:06 ID:DWB8xkkx
「…クマトラ…」
「……? んぁ?」
目眩がしてきた時に、リュカの囁き声が聞こえてきた。
「気持ち、いいかい?」
クラクラして、サンダーやパラライシスを受けた時とも違うビリビリが走って…。
気持ちいいって、こう言う感覚の事なのかな?
今の所は…
「ん…、わかん、ない、けどっ…」
「けど?」
「な、なんだか…じんじんして……んぁぁっ!」
オレの言葉を待たずに、リュカはオレの左の胸に吸い付いた。
ちゅーって吸い付いてきて、歯で固くなっちゃってるとこをこりこり噛まれて…!
まるで、赤ちゃんみたいだ。
…オレは実際に赤ちゃんがこういう風に胸を吸ってるとこなんて見た事ないけど…何故か一瞬イメージが湧いてくる。
やっぱりオレって…。
「ふにゃ、あぁ……! ら、めぇ…!」
リュカは左右両方の胸に吸い付いて、時々甘く噛んで。
空いているほうの手はオレのお尻のほうに伸びて…胸のときよりも、力を入れて揉んでいく。
バイトの時ヨッパライのオッさんにお尻触られたときは死ぬ程イヤだったけど…リュカなら全然イヤじゃない。
61865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 22:53:54 ID:DWB8xkkx
「んぁ、あぁ、はぁぁんっ…! リュ、カぁ…!」
上から下から来る何とも例えられない感覚に…、オレの口からはどんどん変な声が漏れてく…。
「クマトラ…。可愛い」
え? 
「今、なんて…」
げ、幻聴かなぁ? なんか、物凄く信じられない言葉が出てきたような気がしたんだけど。
「可愛い、って言ったんだよ」
手の動きを止めて、リュカがオレの目を見て、今度は強い口調で言い切った。
「そ、そんな、事…!」
こんなオレが? 自分で言うのもなんだけどガサツで、男の言葉で…
「僕は、可愛いと思っているよ。
クマトラは世界中で…一番可愛い女の子だって」
可愛いなんて…、言われたの初めてだ……!
自然と、涙が溢れてた。
「あ、あれ…? 何で、だろ? 何で…ちくしょー、止まら、な…」
リュカはそんな情けないオレをまた抱き締めて…頭を撫でてくれた。
「…! ご、ごめん…。
僕のほうが年下なのに、生意気言っちゃったかな?」
「…ううん。ふぇ、ち、違う…! ぐす、ちが、うんだ…」
オレの背中に回ってる腕に、力が籠る。
こいつ…。かっこいいな。
本気でそう思った。
こんなんじゃ、どっちが年上でどっちが年下なんだか分かったもんじゃないよなぁ…。
62865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 22:55:56 ID:DWB8xkkx
ちょっと泣いたら、幾分落ち着いてきた。そっと眼を合わせてみる。
「落ち着いた? 母さんの…受け売りなんだけど。
僕も夜恐い夢を見て泣いたときなんかこうやって…してくれたから」
「リュ、カ…」
こんな優しいリュカを巡り会わせてくれた"お母さん"…、オレも、会いたかったな。
"ありがとう"の意味を込めて、今度はオレのほうからキスしてみた。
「…!」
やっぱりリュカも不意打ちには弱いのか、思いっきり眼を見開いてた。
何だ。お前だって可愛いじゃんか…。
触れ合うだけのキスだったけど、なんだか幸せな気分になってくる。
同時に、下腹部の、大事なとこの辺りからじんじん感じる熱も…またハッキリとしてきた。
「ご、ごめんな。その…」
「…?」
「続き…、してもいいから。な?」
ちょっぴりだけ聞いた事のある、赤ちゃんを授かる場所。オレの、"オンナ"の部分…。
「…いいの?」
「なっ、……何度も…言わせるなよなぁ…」
オレは多分、信じられないぐらい真っ赤っかで、だらしがない顔になってるだろう。
それでも年上の意地で、精一杯強がってみた。多分、これで限界。
「…うん」
そんなオレを見てリュカは…顔を赤く染めながら、太陽みたいな笑顔を返してくれた。
63865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 23:00:09 ID:DWB8xkkx
本日分…クマトラ視点。
彼女だって弱いとこがあってもいいじゃないってことで泣かせてみましたv(欲望丸出し)
まぁこれ以降もっと哭いてもらうつもりですが(オイ

皆様、毎度温かいレスをありがとうございます! 感謝に堪えないです。
多分あと3日ぐらいで終了できるかと思います。
相変わらず視点が入れ替わり立ち代わり読み辛いですがどーかお許しくださいorz

>>58
吊るなぁぁぁぁ!! 吊らないでください!!
64865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/09(火) 23:05:48 ID:DWB8xkkx
追記。
>彼女だって弱いとこがあってもいいじゃないってことで泣かせてみました
一応は7章前半時点での彼女ってことで…誤解を招きやすいな自分orz<オレノホウガツッタホウガイイノカモ
65名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 23:12:17 ID:XE2ZdRcT
GJGJGJ!!!

吊ろうとしたらキタ――――!!!!
クマトラ テラモエスwww

>>63
貴方からそう言って貰えるなら吊りません。
投下し終わるまでは。
66名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 23:13:20 ID:5XcPXb21
>>64
GJGJGJGJ!!!
熊虎もリュカもかわいいよ。
67名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 23:50:05 ID:jFm6E0Jl
GJGJGJGJGJ!!!
クマトラ萌えぇ!!最高。
68名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 02:04:29 ID:fdFLLmhN
リュトラキター!
二人ともカワエエ(*´Д`) ハァハァ
69名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 20:42:10 ID:ZuLrY5TS
萌えたのでage
70名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 22:26:31 ID:ZuLrY5TS
いつ頃来るんだろうか・・・wktk
71名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:12:33 ID:hUgMI+op
三日分小出しにされるとは…
週刊の漫画を読んでる気分だw
72名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:18:25 ID:NryUxhYf
>>71
日刊じゃね?www

とは言っても、昨日の分がまだ投下されていない・・・
73名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:24:54 ID:nqlanEYH
何の話わからないので何の話か教えてください
74865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 00:26:43 ID:Z+jlN0Qt
クマトラの表情は、言葉は強がっていても不安でいっぱいになっていた。
だから僕は、少しでもその不安を取り除いてあげたいと思い、精一杯優しくしてみた。
でもそんな気持ちとは裏腹に、欲望に身を任せようとする僕がいる事も事実。
いつまで保てるのか…、僕にも分からない。
「…クマトラ」
僕はそっと、彼女のきれいな太腿の…、やや内股の所に触ってみる。
「……!」
ちょっと触っただけで、ピクンと反応してきた。震えてるのが…分かる。
「リュカ…」
「し、心配…しないでいいから。ちょっと脚、開いてみて」
これは多分嘘。僕だってビクついている。
「…うん」
でもクマトラは…、そんな僕の言う通りにお尻を床に付いて、脚をそっと開いてくれて…!
「……………!!」
これが、女の子の…! 
思わず。音を立てて唾を飲み込んでしまった。多分、絶対、聞かれただろうな。
そこからは透明な液体がとろとろと流れてて、僕の同じ所みたいに、少しだけ毛が生えてて…!!
それに、なにか頭を蕩けさすみたいな、香しい匂いが漂っている。
なんだか、ピンク色の花びらみたいだ。
花におびき寄せられる蝶や蜂って、今の僕みたいな気分なのかな…!?
75865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 00:27:35 ID:Z+jlN0Qt
「あ、あんまり…、ジーッと見ないでくれよぉ…」
クマトラは恥ずかしさから、瞳を潤ませて俯いてる。
駄目だ。こんなに奇麗な姿を見せられちゃあ…ガマンしろって言うほうが無理な話だ。
「さ、触るよ…」
一応彼女に一言言ってから、僕はその莟に指をそっと…、擦ってみた。
「!! ンぁあんっ!!」
にちゃり、と言う感じの音がしたと同時に、クマトラの背中がビクン、と反応した。
さっき…彼女の胸に夢中で吸い付いてしまったときよりも、反応が大きい。
声色も甘くなっているのは、気のせいではない筈だ。
人指し指と中指にねっとりと絡み付いたそれを…、舐めてみた。
しょっぱい。けど、なんだか甘い。…甘酸っぱいと言った方が正しいのかな?
「ゃあ…、リュカぁ、汚…だろぉ…」
クマトラのだもの…
「汚くなんか…ないよ」
確かお母さんがよく歌ってくれた唄に…
"What are little girls made of?"(女の子は何で出来てるの?)
って言うのがあったな。そして、答えは…。
"Sugar and spice And all that's nice, That's what little girls arc made of."
(砂糖 スパイス 素敵な何か そんなこんなで出来てるよ)
小さい頃の僕には分からなかったけど…、今、その通りだなって感じた。
そして…、もっと、もっと。
クマトラの可愛い顔が見てみたい。喘ぐ声を聞いてみたい。弄ってみたい。
そう思った瞬間、僕は再び濡れたそこに手を添えて…さっきよりも強く、動かした。
76865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 00:29:54 ID:Z+jlN0Qt
「んっ! ぅんん! ンひゃ、あぁあん…!」
擦りながら割れ目の間の部分にそっと…指を割り込ませるようにしてみると、
クマトラの背筋はそれに合わせて甘い声を出しながら仰け反っていった。
そこから垂れていく液体も、どんどん僕の指に、手に絡み付いてゆく。
最早、彼女は床に寝そべってる状態。ここがコンクリートではなく比較的柔らかい床だったのがせめてもの救いか。
暫くそれをやっていると、莟の上のほうで何か固いものが出たような感じがしたから、
親指でそれも一緒に刺激してみる。何か…、コリコリとしてて感触が心地いい。
「ひゃうんっ…! やぁ、だ、ダメぇっ……リュ…あぁぁんっ!!」
泣きそうな声で僕の方を見上げてるクマトラは、普段の姿が嘘みたいにか弱くて、奇麗で、可愛い。
もう、僕の固くなってるものも、限界になってきた。
さっきまでクマトラのそこを弄りまくっていた手をそっと離して…、僕は彼女の上に覆い被さる。
「あ…、リュ、カぁ…」
「クマトラ……、僕、もうっ…!」
この後何をするのかは、僕は知っている。
一応村のお兄さんやダスターとの猥談で知識だけは知っている。
けど、いざ本番と言うときは…やっぱり、本能だろう。男としての…!
77865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 00:32:10 ID:Z+jlN0Qt
「…! ひっ…!?」
僕のそそり立ってるものをチラッと見て、クマトラが小さく悲鳴を上げる。
その気持ちは分からないでもない。
正直、僕だって恐い。
僕はこれから、君の一番大切なものを奪おうとしてるんだから…。
でも、止められない。止めたくない。君を全て、僕のモノにしたい。
誰にも……! 渡したくない……!!
「クマトラ」
「ふえ? ん、ぅ…」
せめて不安を少しでも拭わせてあげる為に、軽く触れるだけのキスを何度もする。
「あ…、リュカ……」
「………、大好きだよ」
「…バカぁ…。
言うの、遅過ぎだぞ…」
「ごめんよ」
クマトラは涙目でにこりと微笑んでくれて…、一度、頷いてくれた。
それを了承と捉え、僕は固くなった先端を、さっきまで弄っていた莟の入り口まであてがった。
同時に…、僕の中にある欲望の固まりのような、ケダモノのような自分に、従う事にした…。

78865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 00:33:39 ID:Z+jlN0Qt
すいません。10日分です。
11時に帰ったので、大分遅れましたorz
79名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:36:25 ID:9DueqRLG
>>865
お疲れ様です!

あまえんぼでなきんぼだったリュカの成長振りがナイスです
80名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 00:41:32 ID:NryUxhYf
キタキタGJGJGJ!!!!

ゲームの中のリュカではない感じで、それでいてリュカらしいと言うか・・・

もう自分で何言ってるか分からないけど、とにかく、『初めて』の2人、もう萌え萌えです!
81名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 01:27:14 ID:Z1a82C1r
>>865
GJ!
毎日の更新お疲れさまです
甘甘なリュトラが読めて幸せだ(*´Д`)
82名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 01:47:30 ID:MP+rUG0q
>>865氏あなたは素晴らしい!
こんな愛らしく初々しいリュトラは始めて見ました…

よし。この二人は自分がもらっておこう。
83名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 01:58:16 ID:R9OZgrhR
>>865
GJ。いやなんかもうプロの方ですか?
84名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 11:42:11 ID:jx1M7gQ2
まさか次で終りか?早く続き投下してくれ(;´Д`)
でもなんか終っちゃうの寂しいな。
85名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 17:48:19 ID:eFZbuEyd
誰かダスクマを…
86名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 18:39:23 ID:TZ2aWcwA
>>85
気持ちは分かるがせめてネ申が投下し終わってから言え
87名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 21:48:20 ID:NryUxhYf
>>85
ダスクマ、確か前に書かなかったっけ?
88名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 22:33:45 ID:ehmNSEKR
>>85
えろくないのでも良いならイケルかも
と思ったが、ここはエロパロスレなんだよな・・・
89名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 22:50:19 ID:NryUxhYf
投下まだかなwktk
90865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 23:12:56 ID:hfhCvxDQ
「…ぎ、いっ……っ!」
条件反射的に、眼を瞑って下唇を噛む。
入って…きてるっ…のか!? なんだか、押し広げられるみたいな。
本当なら湯冷めしててもおかしくないのに、熱い。熱過ぎる。
頭の中でみちみちって音がして、抉れて、裂けて…っ!
「………………ッッ!」
痛い…。痛い痛い痛い痛い痛いっ…! 
正直言ってオソへ城の蛇の化け物やあのブタ仮面達のレーザーとかより、ずっと痛い。
半分ぐらい入ったみたいな感じがしたとき、オレはとうとう音を上げてしまった。
「や、あ…っ! もう、ダメぇ…」
痛みが全身にまできてる。歯が噛み合わない。
ごめんなリュカ。
こんな…情けないよ。オレ…。
大好きなリュカを、まともに満足してあげられないなんて…!
そんなオレを見てリュカは…、ちょっと困ったような顔をしたら。
にっこり微笑んで……。オレが予想もしなかった行動をした。
「っ!! ん、ふんん〜!?」
オレの唇を塞いで、ぎゅっと抱き締めてきて…! 強引に、更に腰を沈めてきた。
91865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 23:14:11 ID:hfhCvxDQ
「ん…、〜〜〜〜〜…!」
痛い筈だけど、何故かさっきよりは"一方的にされてる"って感じなかった。
キスしてくれたリュカも…、震えてたから。
リュカもオレとおんなじで…不安なんだなって分かっただけで、なんだか嬉しかった。
途端。ぷつん、って音がしたように思った。
遂に…。リュカのそれが、オレの中に入りきったのが感じた。
同時に、繋がったそこから、じわーっと血が流れてるのが分かる。
「ぷぁ、あ…」
「は、入ったよ…!」
キスを解かれると、またも痛みがじんじん広がってく。
痛みを解す為に、大きく息を吸って吐く。
「まだ…、痛い?」
リュカは、待ってくれてる。こんなオレなんかの為に…。
そこでようやく、彼とオレが繋がってるんだって事が実感になってきた。
「ン…、なんか、へいきに…なってきた」
オレ、これで…女になっちゃったんだよな。リュカのものに…!
そう考えると、なんだか…
92865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 23:15:32 ID:hfhCvxDQ
「動いてみて、いいかい?」
期待半分と不安半分で、オレはそっと頷いた。
頷いた途端…、オレの奥の奥が穿たれるみたいな、凄まじい感覚がした。
「んぁ! あぁぁあぁっ!」
抉られて…、めくり上げられて。
突かれるたんびに、オレの中から液体が溢れ出て…痛みと痺れが、同時に迫ってくる。
奥の奥で、ごつん。ごつん。って。
リュカの先っぽの所と…、オレの奥の所が、キスしあってるみたいになっちゃってる。
「クマトラ…、これ、凄いよ…。凄く、気持ちがいい」
「あ…、ひゃぁ、ンぁ、あああっ…」
嬉しい…! リュカが、満足してくれてる。
オレも段々、痛みが消えてって、気持ちよくなってきてる。
頭の中で、火花が起きてるみたいにチカチカって光が何度も来て…!
「…っ! ごめんっ!!」
リュカが突然、オレの腰を掴んで…、自分の腰の動きを強くした。
「ゃあっ! あ! アア、ひゃぅん、あっ、あーっ!!」
腰を動かしながら、リュカの手がオレの胸に伸びて、もみくちゃにしてゆく。
荒々しく先っちょを指で弄って、唇で吸われて…。
93865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 23:17:32 ID:hfhCvxDQ
「クマ…、クマトラ。クマトラ……、クマトラ! 好きだよ…、クマトラぁ…」
「ふぁ、リュカ、はぁぁ、すき、リュカ、リュカリュカぁぁ…っ!」
全然、呂律が回ってない。
こんなの…なんだか獣の交尾みたいだ。
いや、実際今、オレ達は獣になってる…。
モラルも道徳も。二つしか離れてない歳の差だって。
もう全部、どうだって良くなった。
「ひゃあ…、ふん、んんん、〜っ」
また…、キスされて。
貪り合うみたいに舌を動かし合う。流れる唾液を飲み込む。
オレは…悦んでる。完全に。
溶ける。溶け合う…。
突かれる。貫かれる。犯されてる…!!
何度も…、何度も何度も何度も。
そのうちに、オレの中で…なんだか登り詰めてくみたいな、変な感覚が迫ってきた。
頭の中が真っ白になってって…朦朧としてくる。
「…っ! リュカ、恐いっ…! オレ、くる、何か…くるぅぅぅッ…!!」
オレがやっとの事で口を動かしたら…、リュカはオレの手をそっと、指を絡めて固く握りしめてくれた。
94865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 23:18:18 ID:hfhCvxDQ
「う、うん…、僕も、何だか…! そろそろ……」
同じ? リュカもおんなじ…? 一緒、いっしょに…!?
ダメ。もう何も……考えられない…!!
「クマトラ! クマ……、クマトラぁぁっ!!!」
「リュカ…、ダメ、リュカ、リュカぁぁぁ……!!」
登り詰めてた感覚が一気に。イカヅチ玉みたいに弾けて飛んだ。
同時に、オレの奥の方に…、リュカのものの先っぽから、何かが流れ込んできた。
もの凄く熱い何かが勢い良く、びゅくん、びゅくんって…!
いっぱい出てる。
まるでオレの中を満たすみたいに。
なんだよこれ。ひょっとして、赤ちゃんのもと?
オレ…、リュカの赤ちゃん、産んじゃう事になっちゃうのかな?
……。

それも……、いいかなぁ……

そう思った瞬間、オレの目の前は完全に真っ白になった。
95865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/11(木) 23:21:58 ID:hfhCvxDQ
本日分です。
二人初めて同士で知識も少ないだろうと思い、精液や秘所などと言ったよく使われる用語や表現はなるべく避けてみました。
結果、読みにくくて申し訳ありません…。
次で終了です。

>>88
ダストラもお待ちしていますよ
96名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 23:28:19 ID:iYT6O3y6
>>95
神!なんかもうすごいツボでした。
97名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 23:29:26 ID:NryUxhYf
ほわぁ〜、GJ!

クマトラ テラカワイスwww
まさに恥じらう乙女w
リュカがクマトラを気遣うところも、らしかった!

>>95
そういう言葉が出てきて無い方がMOTHERらしいかも!
自分はそっちの方が良いな〜
98名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 23:43:47 ID:iFTFqJXE
エロはエロでもなんか優しい感じなのがいいな
GJです
99名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 23:57:04 ID:CyRRzDma
>>95
ヤバイ……ネ申!!
これはもうGood JobではなくGod Jobの域だ

>>88
このスレはエロなしもOKですよ
(テンプレの『純潔上等。愛さえあれば、無問題』って一文はそういう意味)
100名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 00:01:47 ID:MawzDQxY
◆100げとですけど


◆なにか?
10188:2006/05/12(金) 00:09:21 ID:srYN3IXR
>>95
SSともったいないお言葉に平伏です。リュカクマに胸がきゅんきゅん

エロなしでよかったのか!!!ありがとうっがんばります。
102名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 00:25:52 ID:MawzDQxY
>>101
胸がきゅんきゅん言い忘れてたorz
103名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 02:35:37 ID:xUZX8V7x
>>99
god jobか…良いこと言うなお前。
104名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 08:22:12 ID:ADyn7eQg
105名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 20:09:19 ID:Y6V4iPRO
27のアニアニなのだが ここに投稿する事は著作権的に問題ないのか?
なら描きたい
106名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 20:56:15 ID:GKIH8t69
>>95
素晴らしい。初めて同士ってのは甘甘で羨ましい。

変装クマトラがDCMCにリンカーンなのを妄想したけど俺文才ない…。
記憶喪失のダスについつい感じちゃうようなの誰か…頼む…
10788:2006/05/12(金) 21:11:45 ID:srYN3IXR
とりあえずキリのいいところまで書けたんだけども・・
>>95がリュカクマを投下し終えるまで他のssは置かない方がいいのか?
108名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 21:48:11 ID:O/ZaDtj4
>>105
アウトならエロ小説なんて存在しないよ
109名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 22:37:37 ID:D2YMhXfx
>>107
そのほうがいいかも
110名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 23:42:16 ID:6hdoFDTE
>>107
今日の分を投下してる最中とかなら分かるが
なにも無いときならいいんじゃない?

気にし過ぎるのも良くないと思うよ
お互い気を使ってタイミング逃しちゃうかもしれんし
111865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/13(土) 00:41:44 ID:xpyNocsl
すいません。また遅れましたが12日分、最後の投下です。

エロなしのED後捏造なので苦手な方はスルー願います。
112865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/13(土) 00:43:04 ID:xpyNocsl
クマトラは…、完全に気を失っちゃってたみたいだ。
取りあえず僕は、自分とクマトラの身体をお湯で奇麗にしてから…、ちょっとだけ彼女のバッグの中を失敬する。
替えの服と…、し、下着と。
…………、白が…好きなんだね…。
ぶっつけだけど着せてあげたら、自分のも着て、彼女を背中におぶって上の階に上がった。
「クゥ〜ン…(遅いよ。心配したよ?)」
上がった途端ボニーに抱きつかれて舐められる。ごめんね。心配掛けて。
広い部屋の方に戻ると、オケラ達が寝れる場所を作っていてくれていた。
厚手の布と毛布、枕だけの簡素なやつではあったけど、野宿よりは遥かにマシだ。
それより…、枕が二つあるんですけど。
……そういう風に、見られてたのかなぁ……。
僕はクマトラを起こさないように気をつけながら、そっと寝床の方に降ろしてやる。
そして毛布を上に掛けてやって…、荷物を壁側に置いたら、僕も隣に横になった。
「キャウン、キャン(僕はすぐ隣で寝るからね。おやすみ!)」
「ああ。おやすみ…」
ボニーとお休みの挨拶をしたら、僕も毛布を肩まで掛けた。
113865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/13(土) 00:44:42 ID:xpyNocsl
それから、暫くして…。
「……で」
突然、クマトラの声が聞こえてきた。
何事か、と上半身だけ起きて彼女の方を覗き込む。
「…寝言?」
…彼女は眠ったままだ。
それでも…、クマトラはぽつりぽつりと。か細い声で呟く。
「オレ…ぼうっきれ……やだ…、オレを…見て…捨て、ないで…」
一筋、固く閉じてる彼女の瞳から涙が零れ落ちる。
恐い夢でも…、見ているのだろうか?
何か辛い事でも、思い出しているのだろうか。
僕は、彼女の過去を何も知らない。ダスターや本人から聞いた事しか知らない。
でもそんなことは、…どうだっていい。
別にクマトラの正体がなんであろうと…、姫であろうとなかろうと関係ない。
確信できるのは、僕はクマトラの事が好きなんだってことだけなんだから。
僕は、彼女の涙を指でそっと拭ってやって…そっとキスする。
そして、こう囁いた。
「君は…、ぼうっきれなんかじゃないよ…!」
すると、心なしかクマトラの顔が朗らかになったような気がした。
「守ってあげるよ。僕がずっと…」
僕はもう、大切なものを立て続けに失った。
もう、失うのは嫌だ。守ってみせる。
父さんも、友達も。ダスターも、ボニーも……。そして、クマトラを。
これから、ずっと……!
心の中で誓いながら、僕もそっと眼を閉じた……。
114865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/13(土) 00:47:06 ID:xpyNocsl
「…カ」
誰かに呼ばれる声がして、僕はそっと眼を開ける。
「リュカ。朝だぞ」
先ず目に入ったのは…。僕の愛しい人の顔。
髪は随分伸びている。体つきも、成熟した大人の女性になった。
「…あ…、お、おはよう」
あれから…、5年も経った。
タツマイリの村も、大分元通りになった。
ダスターは…、そのタツマイリ村の新しい村長になった。
村民の人達からも慕われて、奇麗なお嫁さんも貰って順調なご様子だ。
会議を良くサボって僕の家に遊びに来るんだけど。
父さんは…、他の島を探す旅に出て、年に数回しか帰らない。
5年の間に、新しい島と人々を次々に見つけて、一躍時の人になっている。
ボニーは…、孫犬もできて、もうすっかりおじいちゃん犬だ。
「ほら。ジッとしてろよ。ほんと、相変わらずバクハツ寝癖なんだから」
「あ。はい」
釣られて、背筋を伸ばして髪をセットしてもらう。
最後の戦い以来…、僕とクマトラは一緒に暮らしている。
僕の背も、クマトラを追い越すぐらいには伸びた。
そして。
「…ハイ。できたぞ。旦那様」
「有り難う。僕の奥さん…」
夫婦に…なった。
115865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/13(土) 00:49:19 ID:xpyNocsl
向き合って、朝の挨拶のキスをする。
あの戦いで、僕は大切なものを沢山失った。
だけど、その代わりに……!
「パパ、ママ! おはようございま〜す!」
「パンパ〜、マンマ…、おはゆごじゃま〜…」
ガチャリとドアが開いて、寝ぼけ眼の男の子と女の子が一人ずつ、僕達の部屋に入ってきた。
「ああ、"クラウド"。"ヒナタ"。お早う」
「お〜っ、起きたかねぼすけちゃん達!」
これが新しく得た…、僕の、僕達の大切なもの。
4歳になる男の子のクラウドと、2歳の女の子の…ヒナタ。
それぞれ…、兄さん(クラウス)と。母さん(ヒナワ)の名前からあやからせてもらった。
少なくとも、僕もクマトラも。父さんも…みんな信じている。
…生まれ変わりだって。
「あ〜、パンパとマンマ、またらぶらぶしてゆ〜!」
「ずるいー! ボクもボクもー!」
二人とてとて走ってきて、ボクに向かってダイブ。
鳩尾に入って、結構痛い。痛いけど、嬉しい。複雑な気分だ。
「あてて…おとーさん痛いぞ〜」
「こらこら、パパをいじめちゃダメだぞ!」
クマトラの一喝で、おチビ二人は僕の上から渋々下りる。
…これじゃあ、どっちがパパなんだか。
116865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/13(土) 00:50:36 ID:xpyNocsl
「ほら、朝御飯作るから…」
「わーい! ボク、ママのふわふわオムレツ大好きー!」
「わたしもわたしも〜」
「分かった分かった。早く作ってあげるから…早く着替えるんだぞ」
「「はぁ〜い」」
クラウドがヒナタの手を握って誘導してあげながら、大人しく僕達の部屋から出て行った。
「…もちろん、リュカも食べるよな?」
何度経っても、聞いてくる質問。
ちょっと照れながら、僕の反応を伺ってるクマトラ。
彼女の作るふわふわオムレツも…、だいぶ上手になった。
僕の方も、…吹っ切れるようになった。
「当たり前だよ」
僕がそう言うと、彼女は安心して明るい笑顔を見せてくれた。
二人してパジャマから着替えて、僕はそっとクマトラに手を差し出す。
「じゃあ、行こう。ちび達が待ってるよ」
差し出した僕の手を、彼女は固く握る。
「…うん」
固く手を握って、僕達は歩く。
これからどんな未来が待ってるのかは、僕達にも分からない。
でも、またおんなじ事を繰り返す程、人間は馬鹿じゃない筈だ。
この星はまだまだ、僕達を見捨てた訳じゃない。
そして僕の戦いは、まだ終わっていない。大切な人を守るための…戦いは。
だから…

A mother the Earth . Please watch me if you please…!

*終わり*
117865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/13(土) 00:53:01 ID:xpyNocsl
これで終わりです。燃え尽きました…。
しばらく書く事はないと思います…!

自分、甘々ものしか書けませんから…グフーッ!!(切腹)

>>88
もう遠慮せずにガンガン投下しちゃってください! お待ちしています!!
118名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 00:57:09 ID:hqg05aBA
とても暖かい気持ちになれたよ・・・。
>>865氏、素敵なSSをありがとう!ありがとう!!GJ!!!
119名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 01:05:00 ID:wfm5HBG6
>>865
連載お疲れ様〜
リュトラが好きな俺にとってまさしく神降臨だったよ

しばらく書く事は無い、との事で少々寂しいが
またいつか戻ってくる時を楽しみにしてるよ

最後にGJ!とだけ言わせてくれ

G J !
120名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 01:08:30 ID:PpymHd+p
お・・
おぉ・・・!!!

胸がいっぱいになった。まさに g o d j o b
なにより後日談の細やかさや作品全体に流れる幸せなかんじが ね。たまらん
本当にお疲れ様でしたっ
121名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 01:34:38 ID:8GggRToE
>>865さん
素敵な作品をありがとう!
氏のSS読んでからゲームしたらリュトラを意識せざるをえなくなりますた。(特に温泉とかw)おそるべき影響力!
甘甘大歓迎ですよー、また投下お待ちしてまする。
122名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 02:46:14 ID:aAMoZnjf
>>75
>WHAT ARE LITTLE GIRLS MADE OF?〜
ということはリュカは…
123名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 03:00:20 ID:xqwk7+av
ゴッジョブ!!
素敵なSSをありがとう…!
またいつでも待っていますよ。
>>122
カエルにカタツムリ、子犬のしっぽだね
(マザーグースより)
124名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 11:23:39 ID:FAM/6ifT
神GJ!
もう萌えとか通り越した。
125名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 15:27:27 ID:s8bB31i9
なんかこの一週間で盛り上がってたみたいだね
もうちょっと早くこのスレ見つけてりゃよかった
126名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 17:29:30 ID:X9HSdbma
>>865
リュトラでこんなすばらしいものが見れるとは・・
神GJ!!
127名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 17:39:59 ID:q9pCZrEV
遅ればせながら、GJ!

読んだ後に暖かい気持ちにさせられました!

また・・・いつか書いてくださいね!
128名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 18:23:16 ID:q9pCZrEV
連投スマソ

5年後だったら・・・2人は何歳だ?
129名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 20:16:47 ID:OmyoMZKP
>>128聞くだけ野暮ってものよ。
>>865氏。GJ!
甘甘系は全然OKです。
130名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 21:04:59 ID:pnJjqRR3
>>865さん GJ!感動した!
ところで誰か前スレのログ持ってない?
131名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 21:22:13 ID:43+bNHxP
>>130
知り合いに保存して貰ったんだが、貰いに行く時間がない
132名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 23:10:15 ID:pnJjqRR3
>>131
気長に待ってる
133865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/13(土) 23:57:32 ID:oR9lIfsk
皆さん暖かいレス有り難うございました。
某スレが私のせいでCP対立になってるみたいでorzな気分になっていますが
(正直かなり凹まされてる意見も…。確かに、こう言うのが嫌いな人にとってはキモイかもしれませんが)
ここの皆さんは寛容的で救われています……!!

>>128
ご指摘有り難うございます。
前スレで補足はしていたつもりですけどこっちでも書いておくべきでした。
リュカ14歳、クマトラ16歳、ダスター26歳、ボニー5歳のつもりでいたので…

19歳、21歳、31歳、10歳ですね。
都合上クマトラをかなりのヤンママにしてしまいましたが…15歳のリュカパパは…orz<キンパッツァンジャアルマスイシ

このレスを最後に暫く名無しに戻って見守っていこうと思います。
また書く事がありましたら…そのときはまた宜しくお願い致します。
134名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:47:19 ID:BYxFN+vu
某スレのアレは萌板とエロパロ板の空気が若干違う事に気付けてなかったんだろうな
135名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:11:29 ID:mm9xlhRv
ボニー10歳じゃもう老犬だぁねぇ…


ボニ×野良…
いやなんでもない
136名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:24:14 ID:GnhCzkPo
>>865
気にすんな!
作品の批評は付き物だし、こういう匿名性の掲示板じゃ色んな意見が出るのは仕方ないよ。色んな奴いるし。
でも自分は865さんの作品、好きですよ。自分みたいに投下を期待してる人もいるだろうし、めげずに頑張れー!
137名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 08:39:31 ID:5JL66TxB
>>865
遅ればせながらGJ!全俺が泣いた!
138名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 21:45:38 ID:cgXBCzy7
age
139名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:40:28 ID:rWR5x/8s
>>865
超乙
140うんこ(改):2006/05/15(月) 00:43:02 ID:BfJcF7lj
>>140

テラ乙!
141名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 06:21:32 ID:zbspcxpa
程良いエロにもハァハァさせてもらったが後日談のリュトラファミリーにも和やかにさせてもらった…v
誰か半角辺りで描いてくれないかなぁ

クマトラママン(*´Д`)…イイ!
142名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 08:18:57 ID:GH3YYgc+
ふと思ったんだが
クラウド(雲)とヒナタ(日向)で天気繋がりなんだな


143名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 20:36:27 ID:SyRczta0
てか過疎ってるな
職人・・・降臨しないかなぁ
144名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 20:38:10 ID:qawhr9sx
リュトラに萌えたら次はダストラの番ですよ

って言うか考えてみたらかなりロリコ(ry
145名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:10:31 ID:bVRtTbpX
>>144
◆そんなこといっちゃだめよ!
146名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:15:49 ID:/qan24pz
88です
何とか書けたんでこっそり置かせてもらいます。
クマ→ダスなんで苦手な方は華麗に ス ル ー で・・・!!

一大旋風を巻き起こした神SSのあとがこんなブツで申し訳ない
14788:2006/05/15(月) 21:19:48 ID:/qan24pz
木陰で食べる楽しい昼食・・といきたいところだったが、あいつらめ!またオレたちの邪魔をしやがって。ちくしょう。
「くっそ・・・あの豚のやつら!」
体はあちこち怪我をして、小さな擦り傷や打撲なんかの痛みが全身でじくじくと唸っていて、かなりツライ。
それでも眉間に意識を集中させて身体に手をかざすとと、傷口はいとも簡単に塞がるが、だからといっていい気分がしないのも確かだ。
こう毎回やられちゃ困る。それにまた、身体が熱くなってふらふらしているのに・・。
「あ、クマトラ!」リュカが食べかけの干し肉をポイと放り出して、僕がやるよと身を乗り出してきた。
「いいって・・。ほら、肉の続き、ボニーに食べられるぞ」
「そんなことよりさ、僕がやるからいいって!
僕はそうでもないけど、クマトラはたくさんPSIを使ったじゃない。あんまり使いすぎると、身体に悪いよ!」
熱のせいか。リュカのやや高い声が頭の中でぐらぐらと反響する。
するとたちまち顔全体がカーッと熱くなってきて、頭がゆらゆらしてきた。・・・やばい。
14888:2006/05/15(月) 21:20:42 ID:/qan24pz
「おいクマトラ、どうしたんだ、顔が・・」
今までリュカとのやりとりを眺めていたダスターが、オレの肩を軽く揺さぶった。
「ど、どうってことないさ。すぐに元気になるって」
う、ダスターの顔がいつもよりずっと近くにあるから、余計にめまいがしてきた。口臭とかじゃなくて、その・・・。なんというか、その。
「クマトラ・・・さっきからぶつぶつ何言ってるの?本当に休んだほうがいいよ」
「へ、平気だって、いいから、らべたらしゅっはふ・・・」
食べたら出発しないと、と言おうとしたものの、急にろれつが回らなくなって・・。
立ち上がったとたんに、足がもつれて、ゴツンと頭に重い衝撃が走った。
「クマトラっ?!」
リュカの小さな叫びが耳に届くと、全身が急にずっしりと重くなって、オレはそのまま地面の底まで沈んでいくかのような感覚に襲われてしまった・・・。
14988:2006/05/15(月) 21:21:13 ID:/qan24pz
「お、目が覚めたな。」
気がつくとオレは木陰で仰向けに寝かされていて、ふっと辺りを見回すと、いたはずのリュカとボニーの姿が見えない事に気づいた。
いてて・・それにしても、まだ頭がぐらぐらする。いつもなら心地よい陽の光も、今日ばかりはその眩しさに気持ちが悪くなる。
「リュカたちは水を汲みに行ったよ。俺はここにいてくれってさ」
「そうか・・。ダスター、オレは・・」
何があったかなんて想像がつかない・・わけはないけど、自分の情けない失態を、確認せずにはいられなかった。
「驚いたよ。なにしろ急に倒れるもんだから。」
・・・ああ、やっぱりか!恥ずかしいったらないな・・ちくしょう。
ただでさえ女ってだけで体力がないのに、こんなんじゃまるで、オレは足手まといみたいじゃないか。
「ずっと、我慢をしてたのか?」
ダスターは隣にしゃがみこんで、ゆっくりと問いかけてきた。重たげなまぶたからのぞく浅いブラウンの瞳の中に、しっかりとオレが映ってる・・・。
15088:2006/05/15(月) 21:23:04 ID:/qan24pz
「別に・・我慢なんてしてない」
オレは思わず、目をそらしてしまう。
そこまで言い終えると、ダスターはそっとオレの頭に手を伸ばした。
一瞬、ビクと肩が小さく跳ね上がった。ダスターの大きな手が、あったかい手が、短い髪の毛の上を優しく、そっと撫でた。
「なぃ・・っ・・!」
なにするんだ、そう言うつもりが、うまく言葉にならなかった。
あまりにも突然な出来事に、舌がうまく回らない。
だいいち頭の中がすっかり混乱してしまい、情けないことに金魚のようにぱくぱくと口を開け閉めするしかできなかった。
そんな困惑した心中なんか察しもしないであろう、当の本人は眠そうな目をしながら、その手を一定の間隔で反復させている。オレの、髪を。

・・・いやいやいや!どうしたんだ、今日のオレは。頭までヘンになっちまったのか?
151名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:25:29 ID:/qan24pz
もうちょっと続きそう。すまない
深夜またうpするかも
152名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:34:26 ID:FU6K5xDy
GJ!!
リュトラも好きだがダストラも好きなのでおいしく頂いてます!続きも待ってます!
153名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:39:59 ID:BVk5pe3D
ダストラキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!

待ってました!クマトラの慌てぶりに萌え!
続き楽しみにしてます!
154名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:40:46 ID:59WMc9Cb
何だかこっちまでドキドキしてきまスた(*´Д`*)
続き楽しみにしているよ
155名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:48:19 ID:9RJxYqym
うわあああ職人さんGJ!
続きwktk
156名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 23:55:31 ID:D8m6F4BS
ダスクマ待ってました!!
意識しまくりなクマトラカワユス(*´д`)
157名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 00:41:44 ID:z3LnkLgc
リュトラといい、ダストラといい…ここは現在あるMOTHERスレの中で最もいいスレだ。

職人さんみんなGJ!!!
15888:2006/05/16(火) 02:08:27 ID:AyD/kQwB
わー!!み・・みなさんありがとうっ。暖かな人ばかりでほんとに・・!!
ドギマギしながら続きです。
15988:2006/05/16(火) 02:09:23 ID:AyD/kQwB
ああ、何だかおかしい。今日のオレはどうかしている。
「そ、それよりさ、リュカたち、遅くないか!?」
半ばダスターの手を払いのけるように、座りなおしながらオレは話を切り替えた。
とたんにむせかえる緑の匂い。平常心よ、戻って来い!
「ああ、そういえば」
うわずってしまったオレの声にはまるで無反応で、ダスターはふっと向こうの、川がある方に目をやった。
「言われてみればそうだな。川はそんなに遠くないのに」
「な、もしかしたら、今までみたいなヘンテコな動物に襲われてるかもしれないだろ?
オレはいいから、リュカを見てきてやってくれよ。なっ?」
敢えて明るく振舞うが、なんだか気持ちは妙にざわついてて、落ち着いてくれない。
ダスターに心配されるのは嫌じゃないんだけどなぁ・・・・って、オレはまた何を、変なことを!
そんな悶々としているオレの傍らで、ダスターはすっくと立ち上がった。「じゃあ、行って来るかな。」
「え?」
熱が出てるのを一人にできないだろ、とか、
そういった何かしらの気遣いを期待していたオレは思わぬ肩すかしを喰らい、あぜんとしてしまった。
「あ、そうだった。もし行き違いになっても、リュカにはここを動かないように伝えておいてくれよ。」
そういい残すと、ダスターはなんのためらいもなく、ヒョコヒョコと歩き出した。
「おい!待てってば!」
あっさりとこの場から立ち去りそうになるダスターを、思わず呼び止めてしまった。反射的に、だった。
振り返ったダスターは、何かあったのかと素直にオレのもとへ歩み出た。
「お前はいつもそう・・人の気なんか知らずにさ!
とにかく、なんだ、その・・・いいから、座れったら!まだ、行くな!」
きょとんとオレの話を聞いていたダスターだったが、ふっと苦笑いをすると、またオレの隣へ腰掛けた。
16088:2006/05/16(火) 02:11:24 ID:AyD/kQwB
「そ、そうだ、それでいい。」
「行けと言ったり行くなと言ったり。今日のクマトラは本当に、おもしろいな・・」
ほら、そうやってまたオレを子供扱いするんだ。ちくしょう。
「なんだよ、子供扱いして!オレだって、三年前のままじゃないんだぜ」
そう言うと何がおかしいのか、ダスターの押し殺した笑いが次第に声になってきた。
確かに、オレとダスターはひとまわりぐらいの歳の差はある。ダスター自身にとってしたら、オレなんてまだまだ子供だろう。
だけどオレはそれで、満足なんか、これっぽちもできやしないんだ。
ダスターにとって、オレは手のかかる子供のまま?
・・・そんなのは、いやだ。
オレは意を決して、向こうの森のほうに指さししながら、思い切って叫んだ。
「おい!あそこに見えるのは、リュカたちじゃないのか!?」
ダスターは案の定つられて、森の方に目を凝らした。
すると心臓の高鳴りが、オレの次の動きをぐっと押しとどめようとする。
いつだってそう、こいつのせいで、大事な一歩を踏み出せずにいた。・・・だけどもう、堂々巡りで思い悩むのはこりごりだ!。
「どこだ?俺にはよく見えないんだが・・・」
オレはなけなしの勇気を振り絞って、でたらめのふたりを探し続ける横顔に、くちびるををぐっと突きつけた。

途端に、オレたちの動きはぴたりと止まって、
さっきまで聞こえていたはずの風のざわめきや葉っぱのそよめく音なんか、なにもかもすっかり消えてしまった。ように感じた。
考えるより行動した方がいい。昔、イオニアがそんな事を言っていた。
だけど行動してみたものの、それだけで頭が真っ白になってしまい、どうにもできない。

そんなオレがはっと我に返り、自分が何をしてしまったのか自覚したのは、ダスターの身体が少しだけ動いたから。
ああ!!やっちまった! そう思うよりも早くオレは顔をぱっと離して、身体をすぐに引いた。
驚きを隠せないで愕然としているダスターに、早くも自分の行動を悔いた。やってしまった。とうとうやってしまったんだ。
16188:2006/05/16(火) 02:16:16 ID:AyD/kQwB
また夜ごろに書きにきます・・・
なんかほとんど勢いで書いてるんで文章おかしいかもしれない
明日には終わらせたいつもりです
162名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 02:51:09 ID:sb9UeoA/
職人さんGJ!最高のSSだぜ!!
163名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 13:23:54 ID:qu8+zAnS
GJ!超GJ!!!
続き楽しみに待ってます!
164名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 13:50:03 ID:7z1VDxoh
クマ→ダス萌えすぎる
!恋するクマトラたんテラカワユス!!!!
鈍いダスターもイイ!!

続きワクテカして待ってます!!
165名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 21:07:01 ID:s4opROEL
GJ!!

続き待ってますwktk
166名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 22:02:48 ID:s4opROEL
初めてSS書こうとしてる者ですが、ほぼエロ無しでも良いですか・・・?(´・ω・`)
167名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 22:16:14 ID:gvTbUChF
エンディングまでいくんじゃない。純潔上等、愛さえあれば無問題。
168名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 22:29:24 ID:l48YieTR
読んでると自分でも書いてみたくなってくるこの不思議
169名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 22:30:40 ID:s4opROEL
>>167
有難うございます!

出来上がるまでかなり掛かりますが・・・
頑張ってみます!
170名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 22:57:35 ID:g/aAp5rv
>>166
さあ!

>>168
さあ!
171名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:12:35 ID:FeXSqUhA
これはアレだ、もう夏に向けてダスクマ本作る
スランプ気味の心になんだか火がついた
職人さんたちありがとうごじます
172名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:37:01 ID:AyD/kQwB
>>171
自分もかなり作りたくなってきた!
マザーは123どれも好きなんだけど
3で何かが目覚めた
PK本作りたいを覚えた
173名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:38:04 ID:7vC9hwMZ
>>170
さあ!!!!


俺はSSじゃなくて曲作ってるんでパス
174名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:43:23 ID:s4opROEL
試しにちょっと投下してみてもいいですかね?

本当に少しです。
175名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:47:15 ID:AyD/kQwB
>>174
さあ!!!
176名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:49:42 ID:s4opROEL
1レスしかしません・・・

もし、続きを読みたいと言う、とても有り難い方がいらっしゃったら続き書きます。

では行きますっ!

初めてなので、お手柔らかに・・・
177名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 23:55:21 ID:s4opROEL
オレがここに来たのは、約2年前だった。


2年前。

くっそ〜・・・どっか休むとこはねぇのか!?

心の中で叫び、空を仰いだ。
食べ物もない。寝る場所もない。もう足元もフラフラだ。
残った力を振り絞り、ようやくロープウェイの所まで辿り着いた。
ところが、ロープウェイのおっさんがとんでも無い事を言い出した。
「チケットが無いと乗れない」
だとよ!
そこでブチ切れたオレは、PKファイアを軽く1発お見舞いしてやった。
取り敢えずロープウェイに乗って上ったはいいが・・・

どこだよここは!

オレは、またも心の中で叫んだ。

クラブ・・・チチブー?

なんだそりゃ。どーせふざけた所だろう・・・と思った途端、体が言う事をきかなくなった。

くそっ・・・こんな所で・・・

そのまま地面に倒れ、気を失ってしまった。
ただ、気を失う直前に、足を引きずる様な音が聞こえた気がした。

178177:2006/05/17(水) 00:00:14 ID:s4opROEL
あ、終わりです。

と言うか、希望があれば続き書きます。

時間は掛かりますが・・・

くれぐれも、初めてなのでお手柔らかに。
179名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 01:04:29 ID:Z3Zwu5VF
age
180名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:11:38 ID:MW/EDLV1
記憶を失って性格変わったダスターとうっふんなクマトラってどうよ。
需要ある?
181名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:38:50 ID:RG8Ami3L
>>180
今まさに妄想していたところ。是非お願いします。
182名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 06:21:33 ID:Alvzpjlu
ちとここで流れをぶったぎってマシュマロちゃんを希望してみる
183名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 16:19:41 ID:mcZQ5wkS
ポーキーだけ勘弁…爺さんだし
184名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 17:27:26 ID:RkOT1sp/
プチポーキー×かめんのおとこ
185名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 17:29:29 ID:MbcawtZF
>>184
801板に行ってください
186名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 18:39:40 ID:+q8q7trl
◆ロボットとロボットで なにをすると いうのだ。
187名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 19:48:19 ID:Z3Zwu5VF
ナニかをする。
188名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 21:03:20 ID:txAURv5k
ナニカしなくちゃナニカをしなくちゃ
189名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 22:01:10 ID:ZkTzT38g
なに?この流れ。
190名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 22:02:11 ID:ZkTzT38g
>>173完成したら聞かせてプリーズ
191名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 22:07:03 ID:PnAHEbj1
>>190
実際の所既に3曲完成してる。
本スレの方(と、好きな曲スレ)に都度うpしてるから多分聞いたことあると思うg…
192名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 22:51:14 ID:Z3Zwu5VF
ぐぁぁ

ダストラの続き来ないのかー
193名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 23:04:13 ID:bWaWPznS
まぁそう急くな
194名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 00:42:14 ID:/L3hC+my
19588:2006/05/18(木) 02:22:38 ID:js4Z2W7t
なんとか完成させました。うあー難産だった・・・
今日で終わりです
19688:2006/05/18(木) 02:23:21 ID:js4Z2W7t
「クマトラ、今・・ほっぺに・・・」
「・・・・」
何て答えたらいいかわからない。ただただ重たい沈黙が、オレにのしかかる。
でも、きっとこうでもしなきゃ、ダスターは気づいてくれなかったんだ。
「その・・オレは・・」
きちんと、言わなきゃ。
もう、やってしまった以上、後戻りはできない。
「オレを育ててくれた人・・人?
とにかく、オレの育ての親が昔に教えてくれたんだ。
人は、しっかりとかみ合う二枚貝みたいに、ただ一人の違う誰かと共に生きる事が出来るって。
それは人間にとって、とてもとても大きな喜びなんだって。
オレ・・どうしても、ダスターにとっての、”ただ一人”に、なりたいんだよ」
胸の中にに溢れる思いのひとつひとつを途切れ途切れに拾い集めて、やっと言葉になった。
「本当だよ。ずっと黙ってたけどさ、ダスターが好きなんだ」
ああ、そうなんだ。がんじがらめにしていたもの。
言葉にしてみると、自分でも不思議なくらい心がすとんと落ち着いてきた。
「俺を・・・」
オレが冷静になっていくのとは対照的に、ダスターはすっかり驚いた様子で、目を丸くしてオレを見ている。
そりゃ、そうだろうな。
「うん、そりゃあ・・わかってるつもりだよ。
オレは、いくつになってもオトコみたいだし、オレが一方的に好きなだけだってことも。歳だって、兄妹みたいに離れてるし、さ。
でも・・・誰かを本当に好きになったら、そんなの頭からなくなっちゃうんだ。」
19788:2006/05/18(木) 02:23:51 ID:js4Z2W7t
熱の勢いもあってか、胸のうちにずっと忍ばせていたものを全部あらわにすることができた。
ダスターはいつもの眠そうな顔なんかどこへやら、ずっと神妙な面持ちでオレの精一杯の言葉を、黙って受け止めている。
だが今、重々しく、ゆっくりとダスターの口が開く。オレの身体は、きゅっと強張った。
「正直・・」
怖い。だけふぉどんな言葉も聞き逃したくない。それが例えオレにとって辛いものだたとしても。
「正直なところ、俺はクマトラを・・そういう風には、見ていなかったよ」
「・・・・!!」
言葉はオレの中に、残酷に届いた。
「そ・・・そう、だよな」
「でも」ダスターはほんの少しだけ声を張って、オレの言葉をさえぎった。
「今までずっとクマトラが溜め込んでたものを、俺がこの場ですぐに、簡単に答えてはいけない、と思う。」
「え・・!?」
「だから、全部が済んでから」「ハリを抜いて、タマゴを守って・・この島のものをすべて元通りにしてから。それから、返事をしたい。
・・・それでも、いいか?」
それを聞いた途端、緊張で張り詰めていた身体はふっと緩み、情けないことにそのまま前のめりにもたれかかってしまった。
「クマトラ!」慌てたダスターが、オレの身体をとっさに支える。
「・・いいぞ。オレは。ずっと、待ってられるよ。」
嬉しい返答が返ってくるのを、期待しなかった訳じゃない。だけどずっと我慢してきたんだ。少しぐらいなら、平気で待てるさ。
その時だった。遠くから犬の鳴き声が響いてきて、それから間を置いて大きな水筒を抱えたリュカが、駆け足で陽のきらめきの中を走り抜けてきた。
「わんわんわん、わんっ!!」「お待たせーっ!!」
にこにこと屈託なく笑うリュカたちは泥だらけで、よく見ると青っぽいアザやかすり傷まで負っている。
「おまえたち、大丈夫だったのか!?」
驚くオレたちにおかまいなしに、リュカはせっせとタオルに汲んできた水を染み込ませて軽く絞り、オレのおでこの上にそっと乗せた。ひんやりして、気持ちいい。

リュカたちの暖かいやさしさを感じながら、そっとオレはまぶたを閉じた。
19888:2006/05/18(木) 02:24:27 ID:js4Z2W7t
敵は日を追うごとにその力を増していって、オレたちの前に大きな影を落とす。
そのたびにオレたち三人と一匹は傷ついて、悩んで、強大な力の前に途方に暮れる時だってある。
だけど、絶対に、屈してはいけないんだ。

切り開くのは、退路じゃなくて活路。この手には、大事な人が託してくれた超能力。
守りたいのは、かけがえのない人たち。
うしろを振り向けば、ほら・・・


「何だ・・?急に、振り返ったりして」
「へへっ、べつに」

すきなひとが、そこにいるんだ。

それって、本当に幸せなことなんだよな。
すうと息を吸い込んで、オレはまたリュカの後ろを歩き始めた。



・・・願わくば、その行く先が、光に満ちたものでありますように!
19988:2006/05/18(木) 02:32:00 ID:js4Z2W7t
これで終わりです・・!!
なんだか急いで書き進めた感が否めないです
気持ちだけ先走りで肝心の文才が、ね・・・!追いついてないっていう、ね!悲しいね!

読んでくださった方、レスしてくださった方本当にありがとうございました!
200名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 02:45:22 ID:6pqmaH1b
(゚д゚)乙
201名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 02:49:07 ID:a8a7FGpJ
いやいやいや、ダストラ好きにはたまんないです。
202名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 08:46:10 ID:+QGB4Z+e
>>88
GJ!!!!!11
ダストラ好きなので終始ハアハアだった(*´Д`*)
また気が向いたら書いてくだされ
203名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 11:10:56 ID:B2JF2gYF
>>88
よいと思う。すごくよいと思う。答えを先延ばしにするのが大人って感じだと思う。
「と、思う」っていう語尾は父親ゆずりってことだよね? と妄想する。
乙です。

>>200
「何だ・・? 急に、こっち見たりして」
204名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 12:30:52 ID:MfxbHKsJ
>>88
神降臨・・・!
良いSSを読ませて頂きました!GJ!

>>178
ノシ 続きを是非読みたい。待ってます!
205名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 21:14:36 ID:9wtmU3cS
パショトラ需要ある?ないよね・・・
206名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 21:26:44 ID:0M3taZwZ
>>205
ここは801以外なら何でも蟻だぞ
207名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 21:44:37 ID:TCKft0pG
>>205
あるあるある
208名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:12:43 ID:ehIZnfGY
<序>
「くっ……」
フリントさんはそう叫びながら、私を突き飛ばした。
そのまま薪の方へ進んで、
「ちくしょおおおお!!」
と、普段のフリントさんとは思えない、大きく…そして悲痛な叫び声と共に、
薪を壊し、ブンブンと角材を振り回し始めた。
私は怖くて仕方が無かった…。あのフリントさんが、我を忘れている。
止めに入ったアボットさんを角材で刺し、その後オリーさんも殴り倒し…
せめて子供たちだけはと思い、私は二人を庇おうとした。
でも、どうやらライタさんがフリントさんを気絶させたらしく、そのままフリントさんは留置所に入れられてしまった…。
209名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:13:16 ID:ehIZnfGY
<1>
翌日、ヒナワさんのお墓へ向かった。と、オレンジ色の髪をした小さい子供…クラウスちゃんがこちらに向かってきていた。
「おはよう、クラウスちゃん。」
と軽い挨拶。クラウスちゃんは軽く微笑んで、急に何処かへ駆け出していった。
どうしたのかなと思ったけれども、昨日のことを考えて追求はしないまま別れた。

その後、留置所から出てきたらしいフリントさんに出会った。
「昨日は……すまなかった…」
どうやら深く反省している様子、私は宥めるように、
「いえ、大丈夫ですよ。……あんなことがあったんですし、あまり気にしないで下さい」
…しまった。言って後悔した。フリントさんにまたあの忌まわしい事件を思い出させてしまったのではないか。
フリントさんは一瞬表情を暗くして……そして、暗い表情のまま、私にこれから墓参りに行く事を伝えた。
ふと…墓参りでさっきのクラウスちゃんの様子を思い出し、ヒナワさんのお墓に向かうフリントさんを引き止めた。
「クラウスちゃん…今日の朝、誰よりも早くヒナワさんのお墓に来ていたみたいなの。帰り道で声をかけたら、ちょっとだけ微笑んで…。そして、急に駆け出して…。何処か様子が変だったの」
フリントさんはやや分からないような顔をして、
「わかった、ありがとう。…わざわざすまないな」
と言い残すと、再びお墓に向けて歩き出した。
その後姿を見たまま、私は暫くフリントさんのことを考えながら立っていた。
210名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:13:53 ID:ehIZnfGY
<2>
何とも言えない嫌な予感がして、私はYADOを飛び出した。
夜も遅く暗い中で人の家に行くことには抵抗があったが、それでもフリントさんの家を訪ねた。
「フリントさーん!フリントさーん!!おられませんかー!?」
何故だかいつもよりも幾分大きい声が出てしまった。が、そんなことは気にしていられない。
すると、中から小さい子供…ついクラウスちゃんと思ってしまったけれど、髪が金色。甘えん坊のリュカちゃんだった。
「リュカちゃん、フリントさんはいないかな?」
そう聞くと、リュカちゃんは不安そうに
「……まだ、帰ってきてないの」
実に心細そうな声でそう言った。

嫌な予感は当たった。なにやら、フリントさんはアレックさんと共にクラウスちゃんを探しに行ったらしい。
それも、あの忌まわしいドラコの巨大な牙の剣を持っていったんだとか…
フリントさんにアレックさん、クラウスちゃん…みんな大丈夫かしら…
211名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:14:25 ID:ehIZnfGY
<3>
そのまま私はフリントさんの家の前で二人の帰りを待っていた。
今のフリントさんを放っておけない、そんな思いが成した行動だった。
待ってから大分経って、フリントさんが帰ってきた。けど、その様子があからさまにおかしかった。

血と泥にまみれている。暗くても見てわかるぐらいにフリントさんは弱っている。

「テッ……シー……?」
よかった。応急手当が効いたみたい。
それでもまだ体の自由は利かないらしく、首を動かすのが精一杯のようだった。
「フリントさん……何があったのですか?」
率直に、尋ねた。
「………………クラウスが……いないんだ……」

私は、ことの経緯を理解した。
クラウスちゃんが手作りナイフのみでドラコに復讐しに向かったこと。
フリントさんとアレックさんがそれを追って、醜い姿に改造されたドラコに出会ったこと。
そのドラコを倒そうとした時に、その子ドラコが庇いに入ったこと。
そして、その後アレックさんと別れ、クラウスちゃんを探している最中に足場を滑らせて下手に体を痛めてしまったこと。
私は言わざるを得なかった。言わなければならないと思った。
「フリントさんのバカ!!リュカがどれだけ心配したか解っているの!?」
…私は最悪だ。私の感情をリュカちゃんに置き換えて、それに加えて酷いことを言ってしまった。
それでも我慢できなかった。とても我慢なんてできなかった。
一瞬フリントさんは驚き、そして少しの間が空き、
「本当に…すまない……私は駄目な父親だ…」
フリントさんの頬に涙が流れていた。
それと同じく、私も頬に暖かい何かを感じた。泣いているのだろう。
そのまま私は、フリントさんの寝ているベッドに頭をつけて大泣きしてしまった。
こんなに泣いたのは何年ぶりだろう……
212名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:14:58 ID:ehIZnfGY
<4>
どうやら泣いたまま寝てしまったらしい。朝日が上り始めていた。
フリントさんもその後眠ったようだったが、私が立ち上がった時の僅かな振動で目を覚ましたらしい。
「ごめんなさい、そのまま寝てしまって…」
「いや、こちらこそすまない。」
やや気まずい雰囲気の中、先に口を開いたのはフリントさんだった。
「昨日はありがとう。おかげで大分楽になった」
嘘ばかり。まだ体を動かすと顔がしかめってるのに…
それでもちゃんと自分で歩けるようになっているようだし、それ程嘘ってわけでもないかしら?
「いいですよ。みんなの健康が私の幸せです」
それでも、フリントさんに対しては何か違う感じがした。これは…
「…それでは、私はこれで。くれぐれも無理はしないで下さいね?」
そう言って私は出ていこうとした。すると、早速無理をして私を送り出そうとしてかこちらに向かって歩き出した。その気持ちは嬉しいけれども、今は無理をして欲しくないのに…
と、途端、バランスを崩したのか今にも倒れそうな具合に体が前にのめっていた。
「フリントさん危ない!」
そう言って、すばやく体を支えてあげた。なんとか間に合ったらしい。
…すると、フリントさんは私を抱きしめてきた。どうやら体が震えているようだった。
私もフリントさんを抱き返した。そのまま少し時間が経ったと思う。
フリントさんの耳元で、
「大丈夫です。心から祈れば、何でも叶えられます。だから、祈って下さい。クラウスちゃんは見つかると」
優しく優しく囁いた。
「……本当にありがとう、テッシー…」
フリントさんはそう答えてくれた。
そのままフリントさんをベッドの方へ連れて、私は出て行った。


ああ、神様。もしも貴方が神ならば、あの人と…あの家族をお守りください。
これから先、どんな災厄が降り注いでも、あの家族をお守りください。
213名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:15:50 ID:ehIZnfGY
まだ全然出てなかったフリテシ。
ってかもう全体的にグダグダ、俺文才無すぎ。
駄文ごめん。でも俺も作りたかったんだ。ってか俺はクマトラよりテッシー派なんだ。絵も描いてるけど全然上手くいかないんだ。



<3>の最初、何故二人かってーと、アレックは山小屋に住んでるから…わかるよね?
あとは3~4にかけて、リュカはずっと寝てるってことでどうかひとつ
214名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:21:21 ID:js4Z2W7t
フ リ テ シ か・・・!!!考えつかなかったなーそれは
テッシーかわいいよテッシー
215名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:41:22 ID:TCKft0pG
フリテシいいね!
テッシー萌えるわ
216名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:45:47 ID:yGmzte6z
217名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:28:49 ID:gU/dDbfX
>213 そんなネガティブマンみたいな言い方するないw
フリテシ…!萌えるな!いいもの読ませてもらいましたGJ!
218名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:54:32 ID:gL+2e6NW
ドラゴかドラコか忘れて後者でずっと書いてた。
( ・ω・)ハズー

>>214,215,217
thx。正直、テッシーを払ったフリント見てググっと来てた。
書くならここからしかない!ってな?
219名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:55:21 ID:00sBslKT
今フリテシがフリチンに見えたorz
220名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 01:49:25 ID:KRN8Q5Zv
>>218
おまい文才あるから自信もて。恐縮すんな。
その文才でダスターとテッシーを書いてほしいくらいだぜ
221名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 16:17:41 ID:zJj04N76
タメキチがダスターかどうか確かめるために高い運賃払って
列車に乗って会いに行くテッシー、って感じの話が見たい。

つーかテッシーはどうやってチチブーに来たんだろう…?
222名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 17:24:05 ID:tl6CnAqZ
パッションさんがクマトラに片思いしてたらいいと思うな。
223名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 21:40:45 ID:00sBslKT
>>221
いいねー見たい見たい
タツマイリの女子であそこにいるのってテッシーだけだもんな。
あの遠い道のりを頑張って来たのかと思うとテラセツナス
224名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 22:33:07 ID:QavdwCG1
age
225名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 22:49:33 ID:pkc4RlIQ
>>213
続編よろ!!!!!!
226名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 22:51:22 ID:gL+2e6NW
>>225
うるへーうるへー、220の言葉で調子のってもう作ってるっちゅーに…

まだ<2>作ってる最中だが。
227名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 18:08:29 ID:gqlOPoy3
マジで?!!
早くプリーズギブミー
228名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 21:16:56 ID:P5EdsnGy
お、、、おまいら。
今7章で鳥かごにつかまって飛んでるとこなんだが、、、リュカたんのけつがみえてるよ、、。
ボニーがリュカのズボンくわえててさぁ、、んでリュカのズボンがずれててさぁ、、いやまじて。
229名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:43:03 ID:dVn8QWG0
>>228
まぁ落ち着いて(´・ω・`)つ旦~
230名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:14:17 ID:XBsLMCMb
age
231名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 19:05:28 ID:XBsLMCMb
若干過疎age
232名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 21:17:26 ID:3iLcFFMF
ageるな
233名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 21:19:23 ID:GOzm7iP/
もうすぐテッシーたんの波がくるおwktk
234名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 00:41:47 ID:gg2U4Cu5
今回の無駄に長いな…参った
235名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 00:58:12 ID:gg2U4Cu5
<序>
「あら…?」
暗がりの中に誰か…走り方が不自然な人の影が見えた。
タツマイリ村の東側に住んでいるダスターさんかな?
近くに来たので、
「こんばんは」
と軽く挨拶。やはりダスターさんのようだった。私が確認できていなかったらしく、ダスターさんはは少し驚いて、
「やあ」
とだけ言って、去っていってしまった。
それにしても、あのダスターさんが動くなんて珍しい。
その後私は、バザールで用事を足し、YADOに戻った。
236名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 00:58:43 ID:gg2U4Cu5
<1>
翌日、井戸の方に人だかりができていた。
事情を聞くと、ダスターがんがブッチちゃんの「カネ」というものを盗んだんだとか。
私は耳を疑った。ダスターさんは、いくらドロボーの技術をもっていても、今までで一度も人のものを盗んだことなどなかったのに。
きっと何かの間違いだと思い、ダスターさんを探し出そうとした。すると、ウエスさんと…見知らぬ女の子?がやってきた。
それを確認するやいなや、ブッチちゃんはウエスさんに向かって、
「ウエス爺さん!ダスターの野郎はどこだい!?」
と、早速質問しはじめた。それも、怒鳴りながら。
ウエスさんはわからないといった表情でブッチちゃんを見ていた。
「ダスターだけに、この井戸にカネの入った袋を隠した事を教えたら、それが無くなっていたんだ!ってことは、犯人はダスターだろう!?あれは俺のカネなんだぜ?」
近くにリサさんがやや不満そうな顔をして、
「だから…さっきから言ってるけど、貴方が何でそんなもの持ってるのよ。大体、カネとやらって何のことよ!」
ブッチちゃんと同じく声荒く質問した。
それにつられて、ブレンダさんも、
「どうもおかしな話だねぇ…」
と相槌をうった。
私も何か言うべきかと思ったけれども、まだ話がよく飲み込めていないので、何も言わなかった。
すると、ブッチちゃんが
「うるさいうるさいうるさーい!」
あわててそう叫んだ。続けて、
「ウエスもダスターもなんだかんだ言ってドロボーだろ!?この村に盗む物が無かったからドロボーを休んでたんだろうけど、
 カネみたいないいものを見たらやっぱり盗むんじゃないの!?」
そうも言った。
「ちょっとブッチちゃん、それは…」
私がそう言うのと同時に、ウエスさんの隣に居た子が大声で
「黙って聞いてやりゃいい気になりやがってこの野郎!」
そう怒鳴るとブッチちゃんに向かって行った。
身の危険を感じたのか、ブッチちゃんはビフさんの背後に回って
「誰だよ、お前は…?ドロボーの仲間か?暴力反対!」
なんて言いながら、その子に向かっても文句をたれていた。
そんな殺伐とした雰囲気の中口を開いたのはフリントさんだった。
「ブッチもみんなも、一旦落ち着こう。ダスターが居ない所で幾ら騒いでも、何も分からないだろう?
 …俺も村の人達も、あんたたちを信じてる。今はとにかくダスターが戻るのを待とう。」
その言葉を聞いて、みんな少し落ち着いたみたい。まだ女の子とブッチちゃんは睨み合ってるけれども…
「あの…あほ……早く帰ってこい…」
ウェスさんが呟いた。私も落ち着いたので、YADOに戻ることにした。
237名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 00:59:14 ID:gg2U4Cu5
<2>
あの日の次の日も、その次の日になっても、ダスターさんは帰ってこなかった。
どうしたものか、ウエスさんの家を尋ねてみた。
「おや、テッシーさんじゃないか。何か用事かの?」
早速ウエスさんの家に上がらせていただいた。
入って右側のテーブルの方に、ブッチちゃんと言い合っていた女の子が座っていた。
「はじめまして…では無いですね。私はテッシーです」
「クマトラだ。宜しくな」
お互いに自己紹介を済ませた後で、あの日の夜に何があったのか聞いてみた。

オソヘ城最上階の【お宝】を手に入れる為に、ダスターさんとウエスさんとで進んでいる最中、罠にかかったクマトラちゃんと合流したこと。
そして、最上階に辿り着いたと思いきや、オバケとは違う【敵】に出会い、テンパって【お宝】の罠を発動させてしまったこと。
その際、水に流された三人のうち二人はタツマイリに流れ着いたけれども、ダスターさんはまだ見つかっていないこと。
【お宝】については【お宝】としか言ってくれなかった。きっと、普通じゃないものなんだろうなぁ…
「あのあほは未だに見つかっておらん。あの日からずっとそれらしき所を探しておるのじゃが、靴の一つも見つかっておらん」
ウエスさんは言った。言葉はぶっきらぼうでも、心配しているようだった。
「オレが罠にちゃんと注意していれば…ダスター、ごめん」
クマトラちゃんもダスターさんを探していたのか、服がやや濡れている。
ダスターさんは一体何処に…無事であってほしい。
238名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 00:59:44 ID:gg2U4Cu5
<3>
あれから早3年。フリントさんはまだクラウスちゃんを探し続け、ウエスさんとクマトラちゃんもダスターさんを探していた。私はYADOの仕事で忙しかった。
「いらっしゃい。YADOへようこそ」
入って来たのはブロンソンさんだった。と、入ってくるなりジャッキーさんと話し出した。どうやら世間話のようだった。
「今日もコーバで働いてきたんだ。肉体労働ばっかでクタクタだよ」
「そ、そう。たいへんだったね」
「…ところでジャッキー、DCMCは知ってるよな?」
「し、しってるよ。そ、それぐらい…」
「DCMCのベースにタメキチってやつが居るんだ。だけど、どうにもそいつが行方不明のダスターに似ててな…?」
「ブロンソンさん!それは本当ですか!?」
「おわ、なんだテッシー、どうかしたのか?」
あの事件以来、久々に聞いた名前だった。私は堪らず、ブロンソンさんに聞いていた。
「DCMCのベースの方はダスターさんなんですか!?」
「とりあえず落ち着け……あくまでも似てるだけなんだ。それに、あいつがDCMCに居る理由なんてわからんし、ダスターだと決まった訳じゃない。」
「そうですか……」
納得のいく返答を得られずに残念だったが、それと同時にコーバへ行こうと思った。
ブロンソンさんが帰った後、ジャッキーさんに休みをもらえないか相談した。
ジャッキーさんは少し驚き、言葉を噛みながらも「いいよ」と言ってくれた。
239名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:00:14 ID:gg2U4Cu5
<4>
「電車は歩いていくより疲れません。それに、とても早く目的地に到着します。
 コーバ行きの電車は、お一人様2500DPになっております。」
コーバ行きの電車賃は高いと聞いていたけど、私の想像を遥かに超えていたのに驚いた。
一ヶ月間どんなに頑張っても、およそ1000DPしか稼げない私にとって、その額はあまりにも厳しいものだった。
「あのー…250DPほどにはまけて頂けませんか?」
すると駅員の方は驚いて、
「え…まさか電車に乗るおつもりで?この電車はコーバで働いている人しか乗らないもので…いや、そのような事を言われるとは意外だったんです。
 因みに、コーバで働いている人は一人50DPなんですよ。ですので、一度コーバで働いてみては如何でしょう?」
と言ってきた。私は少し考えて、
「日帰り労働でもその値段にになりますか?だとしたら、働かせて頂きたいのですが…」
この結論を出した。流石に2500DPは払えないし、かといって歩いて行くとしたら日が暮れてしまうし。
「ええ、大丈夫です。……それでは、50DP確かに頂きました。電車は後10分程でこちらに到着します。そちらのベンチにお掛けになってお待ちください」
良かった。財布には600DPしか入っていなかったので、ここで駄目と言われると休みを貰った意味がなくなってしまう所だった。
…きっかり10分後、コーバ行きの電車が到着した。
240名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:00:44 ID:gg2U4Cu5
<5>
「こちらはクラブ・チチブー行きのロープウェイです。」
タツマイリから1時間強、電車に揺られてコーバに到着した。
【ああ、今日も何か素敵なレジャータイムが欲しいなぁとお思いの貴方。クラブ・チチブーは宜しくお願いしています。強烈な違和感を、貴方に!】
の看板が真っ先に目が入り、その案内通りに北のロープウェイ乗り場に向かったのだけど…
「…チケットをお持ちでないようですね。残念ながら、チケットの無い方にはお乗せすることが出来ません。」
と、ロープウェイの方に止められてしまった。
「お尋ねしたいのですが、そのチケットは何処で入手するのかご存知ありませんか?」
ロープウェイの方は、
「確か…工場の方で働いた方が、【疲れを癒す】の名目でチケットを手に入れたと聞きました。恐らく、労働手当てとして入手するのではないでしょうか?」
少し考え、こう言ってくれた。
「そうですか…有難う御座います。恐らくもう一度ここに来ると思いますので、その時にまたお願いしますね。」

私としたことが迂闊だった。DCMCのベースの方がダスターさんかを確かめることが頭に焼きついて、一日労働の件を忘れていた。
駅員さんに指示された場所に行き、仕事の内容を聞いた。どうやら、私は工場の食堂で働けば良いらしかった。
自分で言うのもあれだけど、私は料理はできる方だと思っている。それもあり、食堂の労働もさして苦にはならなかった。

「ほい、これが日当。それと、チチブー行きのチケットね。今日一日お疲れさん!」
驚いた。なんと、一日働いただけで100DPもの稼ぎだった。違う土地の労働ってのは、こんなにもタツマイリと違うものなのかなぁ…
それはおいておいて、早速ロープウェイの方へ向かった。ロープウェイには、昼間会話した方が立っていた。
「こんばんは。夜も遅くにお疲れ様です。今度はちゃんとチケットを持ってきましたよ」
「おや、貴方は。コーバでの労働はどうでした?」
「さしてタツマイリと変わりませんでした。そのおかげで、失敗することなく働けました。」
「なるほど、それは良かった。……はい、確かに。どうぞ、お乗りください。」
軽く世間話を交し、私はゴンドラに乗り込んだ。
241名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:01:14 ID:gg2U4Cu5
<6>
肌寒さを感じた。なにしろ、ここは山の上だ。強い風が吹く。
「チチブーはすぐそこです。ところで、そこの双眼鏡を覗いてみては如何でしょう?」
チチブー側のロープウェイの方に案内され、双眼鏡を覗きこんでみた。

あれは…なんだろう。金属らしき柱が連なっていて、上の方にまあるいのがついている。
途端、雷の音がした。目を瞑ってしまったが、その音がした時に、あのまあるい何かが激しく光ったような…?
いけないいけない、当初の目的を忘れる所だった。私は双眼鏡を覗くのをやめ、チチブーに行く事にした。

「ハァイ。クラブ・チチブーへようこそ。うっふん」
早速ウェイトレスの方が話しかけてきた。最後の「うっふん」は…なんなのかしら?
丁度良い機会だと思い、私はタメキチさんに会えないか尋ねてみた。
「ごめんなさぁい、DCMCのメンバーとは直接は会えないのよ。でも、たまにトイレに行くのを見かけるかしら?うっふん」
…ここのしきたりだと思うけど、YADOで働いている私にとっては、ちょっとだけ不快だった。
お礼の言葉を述べて、トイレの方でダスターさんが来ないか待っていた。
15分ぐらい待ったけど、来る気配が無かったので、演奏会場に向かおうと思った時だった。

ダスターさんだ。あの、ちょっと貧乏な感じがするけど格好のいいダスターさんだ。
私が見ているのに気が付いたのか、ダスターさんは一言
「やあ」
と言い、トイレに入っていった。
この感じ、間違いない。3年前、ダスターさんを見た最後の夜と同じだ。
ダスターさんが出てくるのを確認し、早速詰め寄った。
「ダスターさん!私です、テッシーです!覚えていますか?」
やや声が荒くなったけど、仕方ない。
「ダスター…?俺の名前はタメキチだ。それに、君は今初めて見たよ」
…え?ダスターさんじゃない…?…そんな筈は?
頭の中がグルグルしている、やや放心状態の私に、
「悪いけど、もうすぐライブが始まるから、俺は行く。
 君もライブを見にきてくれないか?」
そう言い残すと、去っていってしまった。
242名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:01:44 ID:gg2U4Cu5
<7>
まだ現状の整理がままならないないまま、ライブを見にいった。
が、そのモヤモヤも初めてのライブの熱気で吹き飛んだ。
溢れる熱。伝わる気迫。流れてくる音楽。ライブって、こんなものだったんだ…
私はさっきまでの事を忘れて、ただひたすらこの心地良い時間を満喫した。
一通りの演奏が終わった後、だいとかいコーラを飲みながらアンコールを待っていた。
「あれ、もしかしてテッシーさん?」
後ろで呼ばれたので振り返ると、そこにはリュカちゃんが立っていた。
「どうしたの、こんな所で?」
まさかリュカちゃんがこんな店に来るとは思ってもいなかった。
「うん…ちょっと訳があってね。ところでテッシーさん、DCMCの演奏は聞いた?僕、来るのが遅くて…」
ありゃりゃ、それは残念。いい演奏だったのになぁ…
「うん、とっても良かったよ。でも、アンコールであと一曲あると思うから、待ってるといいよ」
「ほんと!?よかったぁ。…ところで、ベースを弾いているタメキチって人がダスターさんに似てるって聞いたんだけど、どう?」
聞かれてはっと思い出した。また当初の目的からずれてる…私って忘れ癖ひどいのかなぁ?
「確かに、あのベースのタメキチさんって、ダスターさんに似ているのよね。だけど、なーんか違うよな気もするのよ…」
改めて考えると、髪はアフロだったし、態度もそっけなかった気がするし…やっぱり人違いなのかしら?
「ピンポンパンポン…間もなく、DCMCのアンコール演奏が始まります。間もなく、DCMCのアンコール演奏が…」
「あっ、演奏が始まる!それじゃあテッシーさん、またねー」
アナウンスを聞いて、リュカちゃんは席についた。私もどこかに座ろう。
243名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:02:50 ID:gg2U4Cu5
<8>
アンコール演奏が終わった。演奏中、タメキチさんを見ていたけど…
やっぱり、ダスターさんじゃないかしら?確かにアフロではあるけど、演奏中にポンって飛んだような…ウィッグ?
とにかく、完全には確かめられないが、似ているという事実は確認できたので帰ろうと思った。
「あっ…」
ふと尿意が襲う。さっき、だいとかいコーラを飲んだからかな?
人もぽつぽつと帰り始めたが、私はそのままトイレへ向かった。

意外にも長蛇。前の方には4人ぐらい並んでいた。
ちょっと、ほんのちょっとだけ不安になったけど、大丈夫。4人の間ぐらい我慢できる。
……ようやく私の番にまわった。後ろには誰も居なかったので、少しだけトイレでくつろいだ。
あと一人間に入っていたら、危なかったかも。

用を足してトイレから出ようと思ったら、遠くの方で二回音がした。こう、ビンタみたいな音が。
何事かと思って音の方に向かってみると、人影が見えた。それも、三人…四人ぐらいの。
とっさにカウンターの中に身を隠して、様子を伺った。
出てきたのは、リュカちゃんとクマトラちゃん、ボニーちゃんにタメキチさんだった。
これは一体…?リュカちゃんにボニーちゃんにタメキチさんは分かるとしても、クマトラちゃんまで?
「どうした?」
あれこれ考えていると、クマトラちゃんがタメキチさんにそう言っていた。
「…ステージに、誰か居る」
と、タメキチさんが言うのと同時に、ホールの方から音楽が流れてきた。
もう演奏は無い筈だった。なにしろ、カウンターにもどこにもウェイトレスは居ないし。
タメキチさんの様子を伺ったのか、二人と一匹は出ていってしまった。

そう、タメキチさんは泣いていた。その演奏を聞いて。
「トンダゴッサ…。ありがとう、みんな…。」
呟くと、アフロ…アフロのウィッグをとり、足元に置いた。そして、外に出ていってしまった。
間違いない、あれはダスターさんだ。
クマトラちゃんの様子を見ても、さっきの様子を見てもわかる。絶対にダスターさんだった。
244名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:03:21 ID:gg2U4Cu5
<終>
結局ダスターさんと口を聞いたのはトイレの場面だけ。それも、ほんの僅かな時間。
それでも、その後で本人だとわかる出来事があった。それだけで、目的は果たされた。
3年のブランクの事について色々と話したかったけれども、とても話せる余裕は無かったし、それは仕方がない。
ダスターさんは生きていた。本当に良かった。その事実だけで、今日コーバまで来た収穫があった。
リュカちゃんにクマトラちゃんもついてるから、これからもきっと大丈夫!


さあ、私はYADOに戻ろう。今日一日休んだ分、急いで取り戻さないと!
245名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:04:05 ID:gg2U4Cu5
なんか今回のはテッシーじゃなくて俺の目的を見失っちまった。ってか、何書こうとしたんだっけ…orz
<序>、夜中にバザールってのが変だけどそこは妥協してやってくれぃ
とりあえずチチブーでテッシーとヨシコシは直接会ってないって設定d


ごめんな、直接な絡みはない。とにかくキャラ愛しか残らなかった
246名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:53:34 ID:rQnQNWf0
ダステシも新鮮で内容もなかなか良かった!
GJ!!
247名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 02:03:08 ID:6TLhoQZf
テッシーか。意外なとこきたな。

そのあとに三年もまたされたクマトラと未だ記憶が戻らないダスターの絡みが読みたい。

記憶が戻らなくてなにもできないダスターをもどかしく思い、クマトラの欲求不満は炸裂。
ダスターを想いながらひとりでするがダスターに気づかれてしまい、結局記憶が戻らない鬼畜ダスターといっしょに…


妄想が止まらんよ(*´Д`)
248名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 02:04:34 ID:gg2U4Cu5
>>247
任せた!


俺もうギブ…(´・ω・)
それでもテッシー愛は負けない
249名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 03:24:42 ID:B+EfVdrQ
個人的には、ダスターの記憶を取り戻すためチチブーに潜入したクマトラが、
ヨシコシとして接するうちにタメキチと肉体関係になっていく…というのも希望したいw
部屋の中に大きな風呂があるのも妄想に拍車をかけるなぁ。

あの2人は(ダストラでも他のキャラとのカプでも)妄想パターンが豊富でいいね。
250名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 07:41:29 ID:0jcy43/b
今考えてみると
コーバのバイトの100DPって往復の電車賃で消えない?
251名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 14:33:26 ID:LMMBKwkl
ごめん、ちょっと思いついて書き殴ってみたので置き捨てしていくよ。
ポーキーによる回想のようなもので、エロ成分殆ど無いんだけど。
お気に障ったらNGとかに放り込むとかして下さい。
252名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 14:35:10 ID:LMMBKwkl
物理的精神的の如何を問わずどんな交わりからも隔絶された空間の中で、それでも人間の超克の気配を感じた。
ちぇ、と小さく舌打ちをしてはみたものの、不思議と嫌な気分じゃない。
永きに渡って自分の中に横たわっていた鬱々とした正体不明の感覚。
ヒトはそれを悪意と呼ぶのかもしれないが、ともかくとしてそれが鎌首をもたげてこないことに半ば戸惑い、そして半ば安堵していた。
そんな今の自分を省みながら、知らず体を丸めた胎児のような姿勢をとり物思いにふける。

――リュカといっただろうか、どこかアイツに似た目をした少年。
先ほどの戦いの最中に彼の視線を受けて、妙に懐かしい感じを覚えた。
直前の会話内容からだろうか、その瞳の中には間違いなく憤りや復讐心といったものも宿っていたけれども、それでもそれらに呑み込まれない確たる光。
負けたわけじゃない、と嘲ってこのスペースに入ったものの、実際のところはあの光に畏れと何かわけの分からない感情を覚えて逃げ込んできただけだ。
あの感情に名前をつけるとしたらなんだろうか。
希望というには少し黒ずんでいる。挑発というのも少し明るすぎる。
となると、一番近いのは「期待」ではなかろうか。
ここまで考えて苦笑する。
この世界で何でもかなえられる、いわば神のような立ち位置に居た自分が「期待」するなどという滑稽さに。
253名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 14:41:07 ID:LMMBKwkl
アイツらとの決戦以降、次元の狭間を漂流していた自分がやっと見つけた安住の地。
その狭さにちょっとした不満を覚えたものの、協力者を得てこの次元に於ける理を知り、
思う様我侭ができる地盤を整えるにつれて心が満たされていった―はずだった。
ニューポークを作ったのもその一環だ。自分の、自分による、自分のための欲望の都市。
だが、何故かは分からないが何かが違っていた。
生来の旺盛な食欲を満たすため、暴飲暴食の極みを尽くした。違う。
思い切り遊ぶため、遊興の類は考え付く限り取り揃えた。ちがう。
支配欲を満たすため、自分の意のままに動く忠実なる軍隊を編成した。チガウ。
それならば、と自分好みの女を集めてハーレムを作った。ロクリアには笑われたが。
嗜虐心を伴った性欲と征服欲を満たすため、ありとあらゆる性交を試した。
女の穴という穴を使い、ヴァギナやアナル、そして口に精液を流し込んだ。
イマラチオやSM調教、果ては肉体改造を施してみたり、ブタマスクやキマイラの中に
女を放り込んで輪姦させてそれを見物してみたりもした。
女達は事前と事後にはマインドコントロール用専門溶液に浸けるため、レイプ紛いのセックスや、
首を絞める・体を傷つけるといった暴行を含んだソレを行っても僕を嫌いにはならない。
しかし、そこまで誂えた女色を以てしても安穏は得られなかった。
行為に及び、女を感じる状況になると決まってあの牝豚の顔が浮かんできて胸糞が悪くなってしまうのだ。
この鬱屈した気分をどうにかしようと、牝豚を模したロボットを量産しレストランの給仕にあてて馬鹿笑いしてみたものの、所詮そこまで。
結局、最後の最後には苛立ちと諦めと憂鬱な気分に似た分類不能な感情を綯交ぜにした、鬱々とした胸糞悪さに終結した。
254名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 14:42:21 ID:LMMBKwkl
最早、ロクリアから聞いた龍の目覚めだけが興味の向く先だった。
ドラゴとか呼ばれる巨大爬虫類にナイフ一本で挑む少年を見かけたのも、合成キマイラの素材探索と
「針」探索を同時進行で進めていた最中のことだ。
もともとはこのドラゴが目当てだったのだが、その光景に抱腹絶倒しながら興味を惹かれた僕は、
健闘虚しく散った少年の遺骸を戯れに持ち帰ることにした。
特に何か予感めいたものがあったわけではない。
ただその少年に、勝てるわけが無いのにいつも僕の前に立ちはだかったアイツの面影が見えた、ような気がしただけだ。
しかし、事態は思わぬ方向へ進展する。
ロクリアの見立てによって、その少年には針を抜く者としての素質が備わっていることが判明したのだ。
いい加減この胸糞悪さも耐え難くなってきたところだ。全てを灰燼に帰すのもまた一興かな、と思い少年の黄泉帰りを指示した。

そんな折だった。割ってみたらちょっと楽しいかな、と思い捜索させていたハミングバードの卵について、思わぬ邪魔が入ったのだ。
どうしてこうも毎回毎回、僕がしようとした面白いことにケチをつけてくる奴らがいるのか。その理解不能な連中に対して思いを巡らす内に、
不思議なことに気付いた。
あの頭が重くなるような感じが消え失せているのだ。かわりに、久々に感じる胸の高鳴り、昂揚感。
我ながら意味の分からない情動に当惑しながらも、これからとても面白い遊戯が始まることを確信したものである。
255名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 14:43:35 ID:LMMBKwkl
それからの経緯については特に言うことはあるまい。ただ、僕にとっては近年稀に見る最高の日々だった、とだけ言っておこう。
結果として僕はこうしているわけだが、あれほど手を尽くして得られなかった平穏がこうして得られているのだから、皮肉なことではあるが
良しとしよう。
期待していた何かが叶い、平穏の中で夢想するはアイツとその仲間達のこと――。

じっと胎児のように蹲りながら、彼らとの終わることの無い遊戯を思い顔を綻ばせる。
ある時は敵味方に分かれて争い、またある時はともに力を合わせて戦い、そして終わりには顔を突き合わせて明日は何をしようかと相談する。
その大変甘美な夢想を弄びながら、クスクスと笑いを漏らす。
そんな中、唐突にある考えが浮かんでくる。
もしかしたら、今なら次元を跳躍してアイツらのところにいけるかも知れない、と。
なんの根拠も無い思い付きではあったが、どうでも良かった。
それを思いついて、ますます楽しい気分になってきたのだから。

頭はぼんやりし、体がふわふわと浮いているような気がしてきた。
幸せな感覚に浸りながら、精神集中のために目をつぶる。
脳裏に、肯定とか否定とかそんなんじゃない、受け入れてくれる、いうなればマザーのイメージがよぎった。

どこかで、ことりと球の動く音がした。
256名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 14:45:39 ID:LMMBKwkl
ゴメンネゴメンネ、終わりです。
257名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 15:54:03 ID:rQnQNWf0
ネ申降臨!!
素晴らしいSSジャマイカ!
激しくGJ!!!!!
258名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 16:05:49 ID:HYBM5xPt
こりは「ポーキー=2のギーグ」説でしか?
259名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 20:23:10 ID:Jw9D2iYe
そういうことじゃないだろ

>>251
GJ!!
エロとかそういうんじゃなくいいものを読ませてもらった!
ポーキースレに投下したいくらいだ
260名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 20:23:44 ID:Jw9D2iYe
sage忘れスマソ
261名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 21:49:45 ID:oghnioG8
クオリティタカスvvv
もうエロくないとかエロいとか・・・いやいやとにかくありがとう
テッシーもポーキーもごちそうさまでした
262名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 22:17:25 ID:iuq9dLIh
テッシー&ポーキーGJ!

>>247
かなり読みたい(*´д`*)ハァハァ
263名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 13:15:00 ID:9+RVc/+x
すげークオリティたけえ!!
みんな文才あっていいなあ
264名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 21:31:48 ID:yjg7scT2
元865の者ですが…

ヤバいです。二週間ぐらいしか経ってないのにまた書きたくなってきてしまいました…
ですが前の駄文の補完みたいなものでストーリーと全然関係ないですし、当分書かないって言ってしまいましたし…
何よりそして何より素晴らしい神作品が続いているだけに場違いな雰囲気を拭えませんorz


こんな愚か者でいいなら来週辺りにまた投下してみたいと思っておりますが、如何でしょうか?
(ダメでも何も文句は言わずに去ろうと思ってます。同志が殆どいなくて肩身が狭いリュトラですし…)
265名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 21:36:33 ID:hXzyNX0D
何ネガティブマンなことを!!
またあのgod jobが見れるかと思うとドキがむねむねするわ
266名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 21:47:35 ID:9PXLipza
>>264
何をおっしゃるネ申さん!

私たちはあなたを待っていたんですよ!
267名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 00:19:22 ID:PPWUmjMY
つか同士がいないからこそ書いてくれ
ここは唯一リュトラが読める場所だ!
ダスクマは見つかるがリュトラは他探してもどこにもないorz
268名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 00:25:17 ID:vTqbUMXg
ここで2のネタが見たいと
空気を読まずに言ってみる
269名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 01:14:40 ID:a+0QZk4+
>>865
是非頼む
キャラスレの方はダスクマ以外認めないみたいな空気があって居心地悪いし

同士は確実にいるから安心汁
270名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 01:47:27 ID:juPy8Cl6
>>264
気にせず投下してくだされ
あなたのss好きですよ
271名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 03:05:33 ID:yX4i5gmY
まあ、まず嫌いな人はいないけどねw
272名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 03:22:34 ID:Y748IlnV
>>264
あんたに対する言葉は只一つだ。



非常にYESv
思う存分やってくれ!!
273名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:40:36 ID:yo9WwMv9
なんとなく流れに乗ってリュトラ支援。
いや、書き始めはそれだったのに、最終的に方向性定まらず。
恋愛以前、といった感じです。
因みに、エロのエの字もありません。
しかも長いです。
色々とゴメンネゴメンネ。
274名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:41:37 ID:yo9WwMv9
リュカは走る。
最近になってよく感じる、胃のあたりがカッとなるような感覚をどうにかするために。
リュカは走る。
最近になって時折忘れる、胸に立ち込める黒い霧の味を思い出すために。

「リュカがいない?」
元々朝には弱い性分ではあるが、今日もご多分に漏れずシャッキリとしない目覚めだ。
「ああ、寝酒が抜けないんで水を飲もうかと思って一時間くらい前かな?に起きたんだけど、
その時にはベッドが空いてたんだ。用を足しにでも行ってるのかな、と思ってその時は気にしてなかったんだけど」
こちらは別の意味で寝起きが悪いダスターが、重たげな瞼をいつもより少し開いて答える。

どせいだにでの騒動を収め、どせいさん考案の鳥籠に掴まって(と、いっても途中で振り下ろされたようなものだが)
タツマイリに戻ったのが昨日の夕方。
落ちた場所が海面で助かったが、それでもそこからすぐに次の行動を起こすには消耗が激しすぎた。
話し合いの結果、今日はリュカの家に逗留して、明日以降タネヒネリ島への渡航方法を模索しようということになった。
ちなみに、二度目の落下で面目を失したヒモヘビは穴に入って恥じ入っている。
なかなかシャレの分かる奴だ。ヘビなのに。
275名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:42:38 ID:yo9WwMv9
「散歩にでも出てるんじゃないか?なんせ最近寒暖の差が激しすぎるところを強行軍してきたからな。
たまにはゆっくりもしたくなるだろ」
見ると食卓の上には作ってからまだ間もないのだろう、湯気を立てるベーコンエッグとサラダ、ロールパンといった朝食が用意されている。
ダスターがこしらえたものらしい。この一行の兄貴分とも言える男は、その冴えない風貌とは打って変わりなかなか器用でマメである。
クマトラもリュカも(勿論ボニーは論外だが)こういった点からっきしで、会計及び諸般の雑事を一手にダスターが引き受けている。
一度手伝いを申し出たことがあるが、その時は散々なことになった。
宙を舞う皿、散乱する食材、かちこちウルフが蒸発しそうな超火力…。
苦笑いでしょぼくれる年少の二人の頭を撫でながら、ダスターが任せておけ、と以降の世話役を引き受けたのものである。

「いや、ボニーも犬小屋にいるし、何かメッセージを残していったわけでもない。リュカの性格からするとちょっと、な。
この界隈にはそんな危ないモンスターがいないとは言え、一応あの変な組織とは対立してるわけだし」
「ふぅん。確かにそりゃ少し変だな。でも、そんなに心配することも無いだろ。あいつはしっかりしてるし、
そんな無茶はしないはずさ」
ふむ、とダスターが少し思案するかのように目線を遠いところにやる。
「ま、とりあえず手早く支度してメシ食っちゃおうぜ。そのうちに戻ってくるかもしれないし」
よっと、と少し弾みをつけてベッドから降りる。残った温もりに少し後ろ髪を引かれるが、その誘惑を撥ね退けながら
体を清めるため洗面室に向かう。
と、手前で一度振り返ってダスターをみやる。こちらの視線に気付いたのか、
(ん?)
と目線で問いかけてくる。
「覗くなよ」
バカ、と苦笑しながら言い返す彼を尻目に、少しだけ強くドアを閉めた
276名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:43:55 ID:yo9WwMv9
――僕は、僕は、僕はっ!
自分の心が分からない。いや、無論今までだって悩んだり苦しんだりしてきた。
しかし今感じているソレは、明らかに今までのものとは次元を異にしていた。
僕は、母さんを殺し、兄さんも殺し、父さんを苦しめている。
何かが出来たかはわからない。でも、何かをしなかったことで結果的に家族を壊してしまったんだ。
僕が殺したのだ。僕が奪ったのだ。僕が!
…僕は忘れちゃいけない。忘れないで、何かを成し遂げなきゃいけない。
忘れてはならない!なのに何故!?――
277名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:44:31 ID:yo9WwMv9
結局、すっかり支度を整えた段になってもリュカは戻らなかった。ベーコンエッグのベーコンが寂しそうに縮んでいる。
いずれにしろ情報収集を行うつもりではいたし、さすがにちょっと心配になってきたのもあって二手に分かれて
彼を探すことにした。
オレは海岸方面、ダスターは老人ホーム方面を捜索することにし、ボニーには荷物番を兼ねて留守を頼む。
「んじゃ、見つけたらここに戻ることにしよう。戻ってない方にはボニーに呼びに行かせる。いいな?」
「分かった。じゃ、また後で」
言い置いて、ずんずんと海岸へと通じる道を歩き出す。いらない心配をさせて、と思うとあのやや硬い金髪に拳骨の一つ
でも落としてやろうという気になっていた。

広場に差し掛かり、ふと急激に人気が無くなった村を見渡す。
三年前からすると、この村の空気は一変したかのように思える。
原始共産的、と言ってしまったら何だが、それでも以前の牧歌的な雰囲気に包まれたこの村は嫌いではなかった。
少なくとも最近のような妙な目つきをする住人はいなかったし、どこか狂信的なヨクバらへの崇拝も無かった。
変わる、ということに悲しみのようなものを覚えるのは、自分が悠久の時を生きるマジプシーに育てられたからなのだろうか?
否、それは違う気がする。
少なくとも、この旅を始めて以来自分も変わってきたと感じるからだ。
それは時折不安などを生んだりもするけど、多くは暖かな気持ちをもたらしてくれるものだった。
何より、二人と一匹といる時に自分はよく笑っているのだ。以前ではちょっと考えられない。
278名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:45:14 ID:yo9WwMv9
変化といえば、と広場を横切りながら考える。
仲間達に対する感情も随分と変わったものだ。
リュカ。初めて会ったのは絶体絶命の時だった。痛快極まりない登場の仕方ではあったが、あの時はまだ自分より頭一つ小さく、
どこか頼りない感じを受けたものだ。
それが今では背丈も自分と同じくらいまで伸び、多少生意気な口も利くようになった。未だあどけなさは残っているものの、
戦いにおいては逞しく、普段の行動でもいっちょまえに仲間を気遣ったりする。
今では、もし弟というものがいたらこんな感じだろうか、とまで思うようになっている。
まだまだ少しからかえば赤くなるあたりウブだけどな、と少しよからぬ事を企みながら口の端を上げる。

ボニー。彼もリュカと一緒に会ったんだったな。そのときから思ってはいたものだけど、本当に随分利口な犬だ。
一行のマスコットとして癒しを与えてくれ、戦闘においては常に先頭を切って敵の懐中に切り込む。
弱点を探り当て、そのお陰で切り抜けられた局面も多々あったものだ。
さすがにクラブ・チチブーでの変装には噴き出すのを堪えるので一杯一杯になったが。

ダスター。かつての臣下との思わぬ再会を思い出す。自分の不肖の倅だ、とウエス爺に紹介されたが、
その時はどこかしまらない、少し口臭のある男だとしか思わなかった。
ああ、ウエス爺が間違ってダスターの熟成靴下を投げつけてきたことで、足が臭いのも分かったんだっけ。
あの時、思わず本気で彼をぶん殴ったことも懐かしく感じられる。アレは会心の一撃だった。
それがまさか、こんな長い付き合いになるとは。
卵と彼を探し求めてなんとか探し出した時のことと、それからのはがゆい日々を思い出してつい感傷的になりかけた。
いけないいけない、と頭を振る。
ともあれ彼は記憶を取り戻し、以降は少しはぐれたりもしたが、一行を陰となり陽となり補佐し続けてきてくれた。
リュカが弟だとするならば、ダスターは兄だろうか。いや、それとも父に近いものがあるだろうか。
そのどちらにも何か違和感も感じるが、あまり深く考えるのはよそう。

彼らだけじゃない、色々と関わってきた人や猿や謎の生物などとの出会いを思い返す。
やはり、変化そのものが悪いわけじゃない。要は、どう変化したのか、だ。
うんうん、と自分の考えに納得して一人頷いた時だった。
279名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:45:53 ID:yo9WwMv9
――最近、今まで感じたことのない未知の感情が自分に渦巻いている。
そして、それを感じている時、間違いなく自分は忘れている。自分の罪を感じなくなってしまっている。
その時は決まって胃の辺りが熱くなるのだ。不快ではないのだが、正直持て余している不思議な感覚。
収束するのはいつも、クマトラの姿だった。
こう、とても安らぐのだけど、同時にとても落ち着かなくなる。そして例の感じ。
小さい頃、母さんに対して似たような感情を抱いたことを思い出す。でも、それもやはり少し違う。
第一、クマトラと母さんは全然似てない。
母さんはふんわりとした人だったけど、クマトラはどっちかというと凛とした感じの人だ。
母さんはにっこりと笑ったけど、クマトラの笑顔はニカッという感じ。
あ、でも。
母さんが好きだった向日葵に、なんだかとても似てる。
それでかもしれない。知らず知らずのうちに、彼女に母を重ねて甘えていたのかもしれない。
自分の、許されざる罪から逃げるために――
280名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:46:30 ID:yo9WwMv9

遠目に、浜辺に仰向けになって寝転がるリュカを見つけた。
「リュ…」
反射的に呼びかけようとして、思いとどまった。
見たことも無い、思いつめたような空虚な少年の顔がそこにあったから。
何となしに、犯すべからざる領域に足を踏み込んでしまった気がする。
正直に、
(怖い)
と思ってしまったが、それでも足は止めなかった。
何だか、リュカの存在がとても希薄なものに感じられて仕方がなかったから。
それに、自分の中の何かが、そうしてあげなきゃと命じたから。

押し黙ったまま歩を進め、彼の傍らまで来た。
が、彼はそれに気付くでもなく放心したかのように身じろぎもせず中空を見つめている。
しかし、それでも眉根が僅かに煩悶を示すかのごとく寄っているのを見つけて、覚悟が出来た。
両頬をむにりとつねりあげてやる。なんだかあまり柔らかくなかったのが、とても悲しい。
「クマ…トラ?」
呆然とそう呟くリュカの瞳を見て、自分が何をすべきなのか瞬時に悟った。
傍らに座り込んで、つねっていた両手を開放してそのまま彼の頭を自分の膝に乗せる。
膝枕完成。
「…?」
イマイチ状況を理解してないのだろうか、抵抗することもなくぽすりと落ち着いた。
彼の、汗が混じった太陽のような匂いが間近に感じられる。
そっと、太陽と同じ色の髪の毛を梳きながら語りかける。
「無理しなくていいよ」
自分でもびっくりするくらい優しい声が出た。一体どこからこんな声が出たんだろうか?
漠然としたそんな疑問を浮かせたまま、彼に笑いかける。
心が、すごく暖かく穏やかだった。
「無理しなくてもいいんだ。大丈夫だから」
その言葉の意味するところが何なのか、良くは分からないけど。
自分が今かけてあげるべき言葉を言えてるんだ、というのは確信していた。
さっきより苦悶の表情は濃くなったようだけど、それは人間の表情だから構わない。
鎮めるように、宥めるように、無言で髪を梳いてやる。
そのうち、徐々に徐々に彼の表情も和らいでいった。
281名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 08:56:24 ID:yo9WwMv9
「ところで」
彼の顔に表情が戻り始めた頃に爆弾を投下してやる。
「オレの膝枕、そんなに気に入ったか?」
「…?……!?クックックックックッ!?!?」
最初、状況が理解できずにぼうっとこちらを見ていたが、頭がやっと追いついたのかものすごい勢いで硬直して
パニックを起こし始めた。
さっと、なんてものではない。ズオオッと音が聞こえるぐらいに顔に朱が上った。
割と見ていて面白い。思わず笑いが漏れてしまった。
が、あまり面白がって拗ねられたりすると面倒なのでまずは落ち着かせることにする。
「落ち着け」
ぺしりとおでこを叩く。
「そ、そんなこと言ったって…」
プシューッと顔を紅潮させながら、今更ながらにジタバタと抵抗を始めるのを人差し指一本で止める。
「フッフッフ、甘いなリュカ。人間の体は状況次第では指先一つでダウンさせたままに出来るんだぞ」
うりうり、と講釈を垂れながら抵抗が止むまで彼を押さえ込む。
しばらく足掻いていたが、どうやら起き上がれないことを悟ると顔を赤くしたままリュカは黙り込んだ。
それで良し、と一つ笑い解放してやる。
「昔さ、まだオレが小さい頃なんだけど、どうにも心細い気分になったり不安を感じた時にイオニアが
よくしてくれたんだ、膝枕」
少し目をつぶって思い出す。
怖い夢を見た時。自分の存在に漠然とした疑問を抱いた時。
アラアラ、とそのヒゲの剃り跡が青々とした顔をほころばせながら、膝をぽんぽんと叩いてくれた。
ちょっと硬かったけど、お香のいい匂いがして安心できるその場所に飛び込んだものだ。
そんな時、彼女が囁いてくれた魔法の御呪いを思い出す。
「怖いの怖いの、飛んでいけー…か」

「さ、そろそろ戻ろう。いい加減ダスターにも知らせてあげないとな。
それとも、まだもう暫くこうしているか?甘えん坊将軍?」
さすがにムッとした様子でリュカが見上げてきたけど、唐突に何か悪戯を思いついた子供のような顔になったのを
見てギクリとした。
慌てて飛びのこうとしたけど、時既に遅し。
「そうだね、ふかふかでキモチイイから暫く独占していようかな。なんたって、僕将軍様だし」
ね?と無邪気に問いかけられて、頭を抱える。薮蛇だ。
揚げ足を取られた形をなんとか打破しようとあれこれ考えてみたが、妙案は浮かばない。
珍しく素直に甘えてくるリュカを邪険にすることも出来ず、仕方なしに折れるしかなかった。
「もう少しだからな」
「うん………ありがとう」
その言葉の二重の意味を感じ取って、オレは目を合わさずに軽く頷いた。
282名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 09:03:52 ID:yo9WwMv9
以上です。
見返してみると、本当に長いですね。
申し訳ないです。
283名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 10:46:44 ID:a+0QZk4+
GJ!朝からリュトラ見れてウレシス
284名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 15:01:45 ID:juPy8Cl6
神GJ!!
素敵です。
285名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 18:28:47 ID:TlLbwC5f
GJ!
286865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/24(水) 23:09:47 ID:xlnrP48b
お言葉有り難うございます。
今回はもうちょっとエロっちくできるように頑張ってみます…!

>>273
神の仕事とは貴方の事を言うのですね!!
私など足下にも及ばない…!!!
287名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 23:46:16 ID:a+0QZk4+
>>286
あなたほどの人が何を言う
あんまり腰が低いのも卑屈に見られるよ

普通でいいんですよ、ふつーで。
288名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:02:16 ID:PPWUmjMY
ここで流れを読まずにタメキチ×ヨシコシキボンと言ってみる
289名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:43:24 ID:HZGa8DLg
>>288
空気嫁
290名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 01:30:51 ID:JR+pcR7O
ここで流れを読まずにネス×ポーラキボンと言ってみる
291名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 02:11:57 ID:IpOUlgiT
>>290
だから空気嫁って
292名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 02:40:09 ID:BZt2IanU
>>288,>>290
ニーズを主張するのはまあいいと思うけど、自給自足という選択肢も一応視野に入れておこうね。
293名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 16:15:18 ID:HyfpCF0q
流れを読まずにフリント×ヒナワキボンと言ってみる
294名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 17:24:12 ID:tTE7YZQm
293>>俺も同意したいが切なくなりそうだ…
295名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 17:35:54 ID:k03PHERs
>>293
自分親想像汁
296名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 19:01:00 ID:yGSbAgO3
>865を追い出す気満々だなv
まぁ俺もそんなにネガティブなら書くなと言いたかったがvv
297名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 20:37:45 ID:IIfgBr4w
865のSSキモイ
298名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 20:54:31 ID:rp3ML0NY
>>297
空気嫁
299名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 21:21:13 ID:WBnYJ/QE
SSに問題があるならとっくに叩かれてるよ。
みんなリュトラだろうとダストラだろうとフリテシだろうと美味しく頂いているんだから
やたらと自分を卑下して「そんなことないよ」という言葉を貰いたいだけなら
いっそ黙っててくれたほうがいいんだが。
300名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 21:31:36 ID:odc8dZ5G
ま、あれだ
自然にやろう自然に
301名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 21:43:10 ID:pwvbj31l
リュトラマダー?
302名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 22:25:03 ID:E1c94zn1
ヒナクマまだー?
303名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 22:38:18 ID:Nr0huBSw
リュロクマダー?(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チン
304名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 23:04:49 ID:odc8dZ5G
ロクリアテラモエス
305名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 00:58:47 ID:L8/paYfo
ダスター(タメキチ)×ヒモヘビ希望。
306名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 08:27:20 ID:tovaafoh
甜菜
848 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 Mail: sage 投稿日: 06/05/26(金) 01:23:21 ID: 0LnUXWVW

クマトラの個室の風呂にて
◆リュカはヨシコシの洗濯物をみつけた!

◆なぜかドキドキする!

クマトラ「!」
デデデデデデー
◆まっかなかおしたクマトラにおそわれた!

850 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 Mail: sage 投稿日: 06/05/26(金) 01:57:56 ID: jUyeUaQt

◆リュカは あわてて せんたくかごを ぶちまけた!
◆なかには くまさんパンツが はいっていた。


◆・・・なるほど。

307名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 16:29:07 ID:T7ZzE4tQ
くまさんパンツ…ww
308名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 18:27:18 ID:vDDj1k4J
カップリングで叩いてる奴はよっぽど心が狭いんだな
スルーという選択肢ぐらい持てよ

密かにリュトラ希望・・
309名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 18:42:38 ID:eK9V13gu
トン トン トン トン トン
クマトラ「〜♪」

リュカ「クマトラはいいお嫁さんになれるね」
クマトラ「え!? ええ!?」
     「え…あ…え…オヨメさん?(かぁー)ええーー!!(かぁあああ)あ…あぅ…あ…。
      何言ってんだよ、料理ぐらい出来てとーぜんじゃないか…(てれてれ) 痛っ!
      あぅ…オレとしたことが情けない…(ちぅー)」
リュカ「もう立派な新妻だね」
クマトラ「えええええーー!!(かああああ)」
310名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:09:21 ID:spRtxK4U
カプリングで叩いてる奴いたっけか?
311名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:35:13 ID:B3JW10mm
投下待ちの時間にちょっと変な流れになっただけだとおもうけど。
312名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:50:30 ID:WLhRIqZC
マジプシーとリュカの関係は果たして801か
313名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:52:07 ID:vDDj1k4J
>>310>>311
もう1回見てみたけどそうみたいだな・・
スマン
314名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:52:39 ID:spRtxK4U
正直言うとそれはない




と 思いたい
315名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 22:23:27 ID:2NzBhHkQ
カプに文句を言う奴はガキ。
自分の好み以外認めていない証拠。
316名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 22:48:03 ID:omWEWZAK
>>309
ぱにぽに乙


まぁ何にせよ
あんまり議論が過ぎると神達も投下しにくいだろうしマターリ待とうや
317名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 00:16:40 ID:AysA0vG3
318865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/28(日) 00:50:48 ID:iJNdbGsJ
待ってる方々すいません。
専ブラで書き込めなくなって混乱しましたが本日(日曜)の午後11時までには投下しますです。
只のバカップル&未来捏造ネタなので嫌いな方はフィルタ設定お願いします。
319名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 03:07:06 ID:MjpK694E
待ってるよー
320名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:23:51 ID:CWHrndgW
では、865氏のメインディッシュに合わせて前菜をば。
双子誕生前の過去捏造ネタでございます。
エロの書き方が分かりませんが、最大限善処致しました。
ついでに、ヒナワさんの口調が把握できません。
ゴメンネゴメンネ
321名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:25:01 ID:CWHrndgW
いつの間に形勢が逆転していたのだろうか。
精も根も尽き果てたかのようにげっそりとこけた頬を撫でる。
傍らには、満足げに規則正しい呼吸を繰り返す妻。
その母性的な魅力に溢れた顔が、つい先ほどまで淫靡に歪み、乱れに乱れていたのだ。
私がこの女(ヒト)を狂わせた。
そう思うと雄としては少し誇らしい気もするのだが、如何せん、如何せん――。

彼女と初めて閨を共にした時のことを思い出す。
当時、私は日が昇ると同時に起きて羊を追い、一日の仕事を終えるとジャッキーのところで一杯ひっかけて
帰るという生活サイクルを過ごしていた。
その日もまた、いつものようにバーボンを舐め、ライタと壮絶などつきあいを演じていた。(因みに、戦績は73戦37勝25KO)

「フリント、そこは俺の指定席だ!いつもいつも癇に障ることしやがってっ、今日という今日は勘弁ならねえ!表出ろ!」
罪無きグラスが木っ端微塵になる音が響き、ジャッキーが弱弱しく抗議の声を上げる。
「ちょっとライタ、いい加減にしとくれよ。これで何個目だと思ってるんだい、グラス…」
「あんだ!?てめえ、俺にアヤつけようってのか、ああん!?」
ひぃ、と情けない声をあげながらブルブルと頭を振る。
漂う焼酎の香りに溜息を尽きながら、周囲の様子を窺う。
ベッツィーは憤懣やるかたなし、といった表情で非難の声をあげ、静かに盃を傾けていたエドとマップソンがまたか、という
表情でこちらをみているのが分かった。
テッシーは既に部屋に戻って休んでいるようだ。
そのことに少し安堵し、表情を引き締めて席を立つ。
「いい加減にしろ、ライタ。何が気に入らんのか知らないが、暴れたいなら付き合ってやる。
私も酒が不味くなって気分が悪いんだ。それと、ここは私のいつもの席だ」
「けっ、すましやがって。今日こそ新開発の雪崩式ライタバスターで決着をつけてやる!」
酒気で火照った顔に闘志をにじませ、荒々しくドアを開けて外に出るライタを追いながら、周囲の好奇と心配を織り交ぜたような
視線に短く侘びをいれる。
「すまないな、いつもの悪い癖が出たようだ。厄介を掛けた」
「まったく、アンタ達もよく飽きないね。ちゃんと明日も酒が飲めるくらいにしとくんだよ」
女将が言ってよこすのに一つ頭を下げ、外へ出た。
322名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:25:45 ID:CWHrndgW
ライタとは確かに以前からちょくちょく喧嘩をしてきたが、最近のそれは随分熾烈なものになっていた。
酒や食べ物の趣味や、性格の違いといったところからイチャモンをつけられて殴り合いに発展していただけのことが、
今はお互いの一歩も引けない事情を抱えてのことになったからだ。
私とライタは一人の娘に対して恋慕の情を抱いていた。
森の奥深くにある小規模な牧場、そこの一人娘で名前をヒナワといった。
井戸端でいつもさえずっているリサに、定期的に村に下りてきては種々の産物と花を置いていく少女を紹介された時には
同業としての挨拶を交わしただけだった。
だが仕事の関係で何度かそこに出向くうち、その向日葵を思わせる美しく朗らかな少女に心を奪われてしまったのだ。
一方ライタも、そんな彼女に一目惚れしたらしい。
二人の男に一編に言い寄られたことなど無かったのだろう。
アプローチを掛けるたびに彼女は困ったような、恥ずかしげな笑みを浮かべて曖昧にはぐらかした。
それを見て私達は彼女を困らせまいと、何らかの方法で白黒をつけようと決めたのだ。
だから、今回の事態にしても半ば私自身の希望もあって引き起こされたようなものである。

結局その日は辛くも勝利を収めたものの(延長32分、エドによるレフェリーストップ)、双方消耗しきってその場に倒れてしまった。
気がついたのは翌日の朝。
未だ熱を持って腫れ上がる顔と軋む体をやっとの思いで引き起こすと、何かが額から落ちた。
誰かにここまで運んでもらって、手当てまでしてもらっていたようだ。
323名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:26:28 ID:CWHrndgW
どこぞの親切な村人に感謝を捧げていると、不意にドアが開いた。
その時、よほど私は間抜けな顔をしていたに違いない。
「あら、起きていたんですか。おはようございます、今日もいいお天気ですよ」
そうどこかズレたような挨拶を投げかけた後、クスクスと口に手を当てて笑いをこぼしているのは、まぎれもない想い人だった。
「あ、あぁ…おはよう。そうか、いい天気か。それは良かった」
我ながらアホな応えを返したものだ、と少ししてから気付いたがもう遅い。
ますます笑みを深くして、ええ本当に、と笑顔で返す彼女。
頭をかきながら思わず赤面していると、不意に彼女の表情が厳しくなった。
「色々とお話は伺いました。ライタさんと殴り合いの喧嘩をなされたそうですね」
む、と答えに窮しながら、怒った顔も魅力的だな、などと思っていたとは口が裂けても言えない。
「一体どういうおつもりなんですか、気を失うまでなんて。やりすぎです!」
めっ!と人差し指を立てた手を突き出しながら、腰に手を当ててプンスカと怒っている。
君を争って闘っていたんだ、とは流石に言えずもごもごと口を動かして目を逸らす。
それに不審を感じたのか、ますます柳眉を吊り上げて語を強めるヒナワ。
「言いたいことがあるならハッキリ言ってください!大体、お二人は私には何も言ってくださいません。
お二人を運んでくださった方々にはからかわれるし、何なんですか!」
その言葉に誘うような挑発の響きを感じたのだな、と気付いたのは随分後のこと。
とにかく、カチンときた私は自分の心情を激情に任せ吐き出してしまった。
「君が欲しくてライタと決闘したんだ。そして私はそれに勝った。私と結婚して欲しい、これでいいか?」
まくしたてるように言葉を連ねた後、はっとして口を押さえたが後の祭り。
折角暖めてきた想いが、よりによってこんなシチュエーションであふれ出すことになろうとは。
もう後には引けない状況と成ってしまったことに内心頭を抱えながら、恐る恐る彼女をみやる。
324名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:27:24 ID:CWHrndgW
うーん…そういうことを聞いたわけじゃないんですけど。でも、いいです。それも聞きたい言葉ではありましたから」
幾分朱が差した頬に手を添えつつ、それでもにっこりとそう告げるヒナワに、今度の今度こそ空いた口が塞がらなくなる。
状況が把握できないまま呆けたように彼女を見つめる私に、ヒナワははにかみながら若干居住まいを正して告げた。
「ええと、不束者ではありますがよろしくお願いします。幸せにしてくださいね!」
人間、あまりに急激な状況変化に面するとかえって冷静になるのかもしれない、とぼんやりと考えながら、
それでもこれだけはハッキリと応えた。
「ああ、勿論だ。世界中の誰よりも、君を愛している」

その日、遅れてやってきた昂ぶりを鎮める事が出来ず、彼女を無理を言って引き止めてしまった。
義父になるであろうアレックさんに関しては、順序が逆だろうし申し訳ないような気がしたが、それでも止まらなかった。
せっかちなんですね、とヒナワは恥ずかしそうに笑ったが、拒みはしなかった。
彼女は未通女であったが、優しく出来た…と思う。
彼女自身の、蟲惑的な花のような香り。
上質の羊毛をいくら紡ぎ合わせてもこのようにはなるまい、という艶と滑らかさを感じる健康的な肌。
破瓜の痛みから流す涙をも愛しく思い、口付けをそこに落とした時の味。
少し強張った笑みを向ける彼女の姿。
そして、甘えたように私の名を呼ぶその声。
325名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:28:17 ID:CWHrndgW
――紫煙をくゆらせながら、苦笑しつつ首をひねる。
他の事はともかく、房事では私がリードしていたんだがな、と。
薄茶色の、手に取るとさらさらとこぼれていく髪を撫でながら思う。
「う…ん?どうしたの?」
「ん、すまん、起こしてしまったか」
眠そうに目をすりながら、それでも身を起こす時には胸元をシーツで抑える仕草。
これは初々しかった頃と変わらんな、と呟きながら煙草をもみ消す。
「なぁに?ニヤニヤしちゃって。あ、もしかしてエッチなこと考えてます?」
「何、人は変わるものだなと思ってね。そんなことを考えるほど、元気は残ってないよ」
そうなのだ。彼女は美しいし、自分も男なのだから夜な夜な夫婦の営みごとには精が出る。
が、彼女は経験が増えるにつれて乱れ狂うようになった副作用だろうか、とにかくその、回数も増えていったのだ。
瞳を潤ませて求められれば、挑みかかる。しかし、それにも限界というものがあると思う。
一度火がついた彼女は、その限界をいとも容易く突破して、私を搾り尽くさんとしてくるのだ。
これではたまったものではない。嬉しくそして悲痛であるという二律背反な悲鳴を、私は確実に捉えていた。
「あ、言いましたね。そんなこと言う人にはお仕置きです!」
えい、といいざま私の首に手を回してついばむようなフレンチ・キスをお見舞いしてくる。
胸板に押し付けられた彼女の胸がいやらしく変形しているのを視界に収めつつ、いけないいけないと自制心に
ロックをかける。
「ん…煙草の匂い。キスするときはやめてって言ったじゃないですか」
「そんなことを言われてもな…。分かった、気をつけよう。
さ、明日も早いし、もう寝よう」
彼女の髪を一撫でしてキスを落としてから、床に就こうと彼女の背中を軽く叩く。
しかし、彼女は離れようとしない。
なんだか、激烈に嫌な予感がする。
回された腕がそこはかとなくロックされているような気もするし、彼女の体温が少し高くなっているような気もする。
触れるだけのキスが、やたらと情熱的になっているような気までしてきた。
恐る恐る彼女の瞳を覗き込んで、そこに灯る炎に予感が確信に変わった。
326名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:29:55 ID:CWHrndgW
「んむ…ちゅ…お、おい、ヒナワ、もう、寝よう?」
「あむ…ちゅ…んふ、ごめんなさい、止まらなくなっちゃった…はぁ…ちゅぱ」
既にディープキスに変わりつつある口付けと並行して、乳首をこすりつけてくる。
興奮に上気した顔に小悪魔的な笑みを浮かべて、ヒナワは甘えるように舌先を絡めてくる。
口中に納めきれなくなった唾液が淫猥に光沢を放ちながら、胸元に落ちた。
冗談ではない!今日だけで5回もしたのに、これ以上したら腰が立たなくなってしまう!
しかし悲しいかな男の性、体が心に反して動き出してしまう。
(静まれ、静まれっ!控えおろーう!)
半ば恐慌をきたしながら必死に制止の合図を自身に送る。
が、これが全く効き目が無い。こんな不良息子に育てた覚えは無いのに、と心の中で滂沱の涙を流す。
そうこうしているうちに、とうとう目の前の愛しいサキュバスに気取られてしまった。
「あふっ…ふふっ、硬くなってきたね。我慢しないでください…ホラ」
嬉しそうに口角にえくぼを作りながら、ふとももとふくらはぎで挟みながらやわやわと刺激するヒナワ。
間違いなく自分は三国一の果報者だと感じながら、しかして決壊寸前の理性に叱咤激励を送る。
が、それも儚い抵抗だった。
(人の夢と書いて儚い…か。はは、それは春の夢の如く…)

プチッとどこかの回線が切れる音が聞こえた。
「あンっ、ふんぅう…ちゅく…ぴちゃ」
ヒナワの鼻にかかったような甘い声が媚薬となり、こそばゆく感じるはずの鼻息ですら快感に感じられる。
咥内を丹念に蹂躙し、その舌・歯・唾液…それら全てを貪るように味わう。
ヒナワも瞳に悦びを浮かべ、積極的に口交に応えてくれた。
長い長い口吻を終えて彼女を見ると、熱に浮かされたような瞳には零れんばかりの涙が溢れ、
肌は薄っすらと桃色に染まっていた。
あたりには、むっとするような雄の匂いと、全ての思考を奪うかのような雌の匂いが充満している。
327名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:30:27 ID:CWHrndgW
「は…ぁ…素敵です…もっと、もっとしてください」
疼く獣欲を弄びながら、彼女の白魚のような指の間を舐め、耳朶を甘噛みし、うなじに口付けた。
その度、彼女はこちらが嬉しくなるほどの反応を返してくれる。
「ひゃぁっ…ふぁ…ぁ…ひぅっ…んんっ!」
元々彼女はくすぐったがりではあったが、それが転じてこんな素晴らしいものとなるとは思いも寄らなかった。
手をゆっくりとバスト周辺に這わせる。
円を描くようにそのたわわに実った果実をやわやわと責める。
決してその頂きには触れず、周囲をほぐすかのように撫でさする。
暫しその動きに酔いしれていたヒナワだったが、やがて焦れたように体を捩じらせてきた。
頃合だった。
片方の頂上に実った南天に似た果実を口に含み、先端をつつきながら思い切り吸う。
もう一方には左手をあてがい、同様に先端を刺激しながら少し強めに摘んでやる。
「ひっ…ひゃっ…あっ…っーーーーーー!」
殆ど声にならぬ絹を切り裂くような声を上げて、ヒナワは軽く達した。
泣いているかのような、否、啼いている声を感じながら、それでも攻め手は緩めない。
ここも性感帯である臍周辺へと時間差で降ろした舌を這わせながら、右手をつつと茂みに向かって進めていく。
期待と興奮にしっとりと潤った花園は、もう男を受け入れる体勢を整えていたが、あえてそこには触れず、
肉感的なふとももへと攻めを移した。
「あっ…」
ひどく残念そうな、落胆したような声に嗜虐心をそそられながら、指先でももや膝の裏側をすり、足の指を
一本一本しゃぶっていく。
少し意地悪しすぎただろうか、ヒナワが顔を真っ赤にしてこちらに懇願するような視線を向けていた。
もう前戯は充分か、と次の段階に移る前に最後の仕上げにいくことにした。

328名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:31:07 ID:CWHrndgW
「ヒナワ、上に…」
こくりと頷いて、素直に私の上に逆さに覆いかぶさるヒナワ。
もはや御しがたい愛欲の衝動をありありと示している、目の前の蜜壷を息を飲んで見つめた。
何度見ても、世の中にこんなにいやらしく、そそられるものは無いと思わされる。
自身が暖かいぬめりに包まれるのを感じつつ、目の前のそれにむしゃぶりつき、おもいきりすすった。
「ん!?んーーー!?」
びくりと彼女の体が硬直し、愛液がさらに嵩を増したのが分かった。
お構い無しに、肉付きのいい尻肉を鷲掴みながら蜜壷を攻略する。
彼女の性感帯やGスポットは把握したつもりだが、それでもこうして抱く度に新たな発見があるような気がする。
軽い感動を覚えながら、なおもラヴィアや膣内、クリトリスを舌と指で刺激していく。
そのうち、丹念に奉仕してくれていた彼女の体がフルフルと震え始めた。
実は自分自身、彼女の口技で限界に近かったのだ。
軽く膝裏を叩いてやり、時を告げる。

待ち焦がれた瞬間が訪れた悦びに歪んだヒナワの顔。
これが行為の最後のスパイス。
対面座位で狙いを定めつつ、ヒナワの腰の動きに合わせて下から一気に突き上げる。
「ひんっ――やぁっ、ぃぃっ!」
「くっ、これ、はっ!」
あまりの快感に一瞬果ててしまいそうになる。
お互い敏感になっているのか、私の剛直も放出寸前の角度だし、ヒナワの中も熱く濡れそぼって体ごと吸い込もうと
しているかのような素晴らしい具合だ。
あまり手加減できない、という旨を視線でヒナワに訴えると、彼女もまたコクコクと激しく頷き
腰をグラインドさせ始めた。
「はぁんっ、すごっ、おっき…あぁっ、そこ!」
尻たぶを掴んで激しく突き上げ、攪拌しする。
「ふぁっ、だめっ、だめだめっ、ダメッ!」
必死にしがみつき、首筋にかじりついてくるヒナワ。
「ひぐっ、もう、わたしっ!いっ、しょにっ!」
頷いて、最後に最奥まで突き上げ、彼女を抱きしめる。
「あっ、あァァーーーーーーーーー!!」
329名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:31:46 ID:CWHrndgW
ぐったりと横になりながら、ムスコを執拗に攻め立てるヒナワに息も絶え絶えに懇願する。
「た、頼む…もう勘弁してくれ…」
「駄目です。あんなにすごいことされたら、そうそう収まりがききませんから。
今夜は徹底的に付き合ってもらいますからねっ!」
あの後、抜かずの2発目をねだられ応じてしまったのが運の尽き。
つくづく自らの理性というものの歯止めが弱いことに呆れる。
それとこれというのも、魅力的過ぎる妻がいけないのだ、と自分自身に悲痛な慰めの言葉を送ってみるも、
余計悲しくなるだけだった。
「ふふっ、大きくなりましたよ。それじゃ、楽しみましょうね!」
「死、死ぬ…」

翌日、やけにお肌つるつるでご機嫌なヒナワと、腰を曲げ一気に十歳は老け込んだかのように見えるフリントが
タツマイリ村民に目撃されたそうな。
330名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:38:50 ID:CWHrndgW
以上です。
何だか書く度に長くなっているのは気のせいでしょうか。
エロが果てしなく難しいのは気のせいでしょうか。
そして格好いいフリントの書き方を誰か教えてください。

331名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 10:48:29 ID:c0ne2iW+
乙!
今日は>>865氏も来るし縁起が良いぜ!
332名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 11:01:13 ID:MjpK694E
GJ〜
333名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 11:51:32 ID:080ltk1/
フリント×ヒナワキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

いやいや待ってましたよ!!
ヒナワの尻に敷かれてるフリントテラモエス
このヒナワの頑張りで双子を授かったんだなw
334名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 12:35:35 ID:vbJSgOft
フリントカコワルイ(´・ω・`)


だがそれがいい!!
335名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 15:38:24 ID:+oRQvKD5
神!!GJでした!!
さすが双子のかーちゃんだwww
336名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 18:13:54 ID:Rb41b9sv
GJ&乙!
なんかもう頑張ってんなぁ…って感じが何ともw
337名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 21:21:50 ID:W1Tg3DiY
ママンエロ杉(;´Д`)ハァハァ
神小説GJ!!
338名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 21:28:43 ID:Skq/vmNW
GJ!

フリント、…頑張れ!
ヒナワって体力あるな…尊敬するよ。
339865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/28(日) 23:06:51 ID:dzjICjY3
>>320氏の素晴らし過ぎるメインディッシュの後にこんなので済みませんが、投下します。
今日の分はエロは無し…orz
340865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/28(日) 23:08:54 ID:dzjICjY3
リュカとクマトラの間に子供が出来た事が分かったのは、最後の戦いから一ヶ月程経った日の事だった。

闇のドラゴンは光のドラゴンとなり、滅びた大地を蘇らせ、キマイラ達を全て元の動物の姿に戻した後、天へと上っていった。
ニューポークシティは崩壊し、タツマイリの村もボロボロにはなったが死者は一人もおらず、皆で元の町並みを取り戻そうと必死に復興に向けて努力した。
当然その中にはフリントもいる。ダスターも。リュカも。…そしてクマトラも。
育ての親であったマジプシーのイオニアが役目を終え、消滅してしまった時、
彼女は帰る場所を完全に失った。
そんな時…、声を掛けたのがリュカだった。
顔を例えられないぐらい真っ赤にして…"僕の家で、羊の世話でもしないかい?"と。
勿論、クマトラは二つ返事で受け入れた。イオニアも、それを望んでいた気がしたから。
そして。…リュカと一緒にいられるから。
リュカの方にも、勿論下心はあった。
クマトラと片時も離れていたくない。そして、いつの日か"その時"が来たら…。

だが"その時"は、それから一ヶ月後に訪れた。
何時ものように羊毛を刈って、糸を紡いでいた時…。クマトラは突然吐き気を催した。
それが何を意味していたのかは、当の彼女にも、リュカにも。薄々感づいていた。
妊娠…していた。リュカの子供を。三ヶ月めに入っていた。
医者から告げられてから、リュカはクマトラに即、"その時"が来たときの事を実行した。プロポーズを…。
とは言っても、一ヶ月前の言葉がとっくにプロポーズになっていたのだが。
341865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/28(日) 23:10:08 ID:dzjICjY3
当然、周囲は混乱した。"早過ぎる"と反対の声もあった。
14歳の少年と16歳の少女。論理的に言えば当然と言えば当然かもしれない。
そんな二人に最後まで味方した大人は、ダスターとフリントの二人だけだった。
それでも、リュカは無我夢中で皆を説得した。もうこの流れを止める事は出来なかった。
あの大人しかったリュカが見せた猛り狂う程の情熱に後押しされ、二ヶ月もしないうちに反対の声はなくなった。
イノリバの場所で慎ましく行われた挙式の際、フリントはただ一言だけ、こう言った。

「俺は、肝心な時に母さんを…、ヒナワを守ってやる事ができなかった。
お前は…、その子を一生懸けて守ってやれ」

そして五ヶ月後。青空に流れるような美しい雲が広がっていた夏の日…。クマトラは元気な男の子を産んだ。
太陽のような橙色の髪をした、リュカにとてもよく似た男の子を。
若くして祖父となったフリントは、その子に"クラウド"と名付けた。
あの雲のように皆を包み込める心を持てるように。
そして、自分の息子の一人…、クラウスが、再び帰ってきてくれたのだと言う願いを込めて。
リュカは、その子を抱いた時、一筋の涙を零して……こう呟いていた。

「また会えたね」と…。

こうして、リュカとクマトラは、新しい家族と共に幸せな生活への一歩を踏みしめた…。

…かに見えた。
リュカはその数ヶ月後、育児間における最大の危機に直面していた。
342865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/28(日) 23:12:48 ID:dzjICjY3
「ぜん………。っぜん"してない"だと?」
ここは、新しいタツマイリ村の新村長となった、ダスターの家。
そこのダイニングテーブルで、リュカはぐったりと頭を乗せていた。
「うん…。キスが精一杯……」
「何やら大変みたいね…。はい、あなた。リュカちゃん」
リュカ達から遅れて半年後にダスターと夫婦になったテッシーが、ジャナイカティーを容れてダスターとリュカのテーブルに置いた。
「お。有り難う」
テーブルの上には、顔に隈を作っているリュカの頭といい香りのするジャナイカティーの他に、今月発表する予定のDCMCの新譜の楽譜。
タイトルは『SMILES and TEARS』と読める。
彼は新村長になったとはいえ、DCMCのメンバーを止めた訳ではない。
ダスターもまた、多忙な毎日を送っているのだが、自分の弟分のようなリュカの悩みと聞いたら、聞かないわけにはいかなかった。
…村民会議をサボってでも。
リュカは本来は、頼まれていた羊毛の織物を届けに来たのだが。
旅の間何かと頼れたダスターに、思いきって悩みを打ち明けてみたのだ。
「…もうちょっと、詳しく話してみろよ」
「……わ、分かったよ…」
リュカの話だと…。
343865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/28(日) 23:14:39 ID:dzjICjY3
〜回想。昨日の晩…〜
『クマトラ…』
『ん……、リュカ…』
仕事が終わり、ご飯も食べ終わり。一段落した時、二人は導かれるようにキスを交わす。
啄むようなキスが、段々と濃密なものに変わっていく。
ここまではいい。だが…
『ほぇぇぇーー! ふぎゃあああ! ほにゃー! ほにゃー! ほにゃー…』
クラウドは、あまり寝付きがいい方とは言えなかった。
『あ…、またぐずってる! ご、ごめんリュカ!』
一瞬にしてリュカの下から瞬間移動するかの如く、愛する息子の元に駆け寄るクマトラ。
お腹が空いているのだと察すると、胸をはだけさせて母乳を与える。
その姿は、強気で男勝りな普段とはまるで別人の、完全に母親の姿だった。
リュカはそんな愛する彼女と我が子の姿に、幸せで満たされていく。
そして、戻って来てぐったりとベッドに横になるクマトラを見ると…、
どうしても"抱いてやろう。むしろヤる!!"って気にはなれなかった。
3時間ごとにこれを繰り返している上に、自分以上に安眠が必要な彼女を見てると、頭を撫でてキスするのが精一杯だったのだ。
だが…。そんな頭とは裏腹に、下半身は完全に別人格だった。
クマトラが完全に寝た後にこっそりとトイレに向かい…。
お陰でリュカ家でのトイレットペーパーの消費量が多い事。
終わった後には、何やら空しい気持ちと我が子に嫉妬してしまってる罪悪感だけを感じてしまう。
そんな悶々とした日々が、もう半年近く続いていると言うのだ……。
344865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/28(日) 23:16:18 ID:dzjICjY3
「そんで……、なんか僕、そのうち襲っちゃいそうで…」
殆ど惚気話に近い。って言うか惚気話。
でもまぁ、話を聞いてるとリュカのクマトラへの心遣いと愛だけは感じ取れる。
ダスターはウッドベースの手入れをしながら、一つ溜め息を落とす。
「確かにそれは辛いな…」
端から見れば贅沢な悩みである。
だがリュカは一児の父になったとはいえ、まだ15歳の少年。やりたい盛り真っ盛り。
自分が15歳だった頃を頭に浮かべたダスターは、そのもどかしさと辛さが痛い程理解できた。
「うーん。せめて通じと食事の時だけは何とかしてやりたいところだな」
「そうなんだよね…。あやしても直ぐに寝てはくれないし、僕よりもクマトラの方が身体壊しちゃうんじゃないかなぁ〜って思うんだよ…」
しかしまぁ、子供の時から知ってる泣き虫で甘えん坊なリュカと、あのガサツで、男言葉でおっちょこちょいなクマトラが今や夫婦になって育児の事で悩んでるとは。
こうして第三者の立場から言えば、微笑ましくもあるけどかなりの凸凹カップル。
一年とちょっと前までは想像すらできなかっただろう。
そんな二人を短い間とはいえ間近で見て来た立場としては、何とかしてやりたいという気持ちになる。
暫く考えて…ふと、ダスターの頭に一つの案が浮かぶ。
「…リュカ。こんなんはどうだ? ………………ゴニョゴニョ」
ウッドベースをテーブルに置いて、リュカの耳に頭を向けてボソボソ声で話しかけた。
「…ええっ!? そ、そんな事?」
「ま、まぁ、これはかなりキケンな事だからな…一回しか無理だろうな…」
「…方法。教えてくれる?」
「マジか!?」「マジです…」
やがて二人して部屋の隅に行き、あれこれと男同士で内緒話をしてるうちに…。
お互いの背中を叩き合い、声は大きな笑い声になった。
「二人とも、なーにこそこそ話し合ってるの?」
そんな二人を見てテッシーが話の輪に入ろうとするも。
「「フフフフフ……」」
テッシーの方を向いた二人はにへら〜、と不気味な笑いを浮かべるだけだった。
「……!?」
テッシーはその笑いに、不吉な予感を感じずにはいられなかった…。
345865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/28(日) 23:22:25 ID:dzjICjY3
本日はここまでです。
タイトル・「育児間夫婦愛修正法」

前の方のSSに感化されて、ダスターの奥さんをテッシーにしてしまいました。パクッテモウシワケアリマセヌ
次はちゃんとエロ入れます…
もっと エロく。もっと やらしく。もっと……したいです。頑張ります。

>>320
フリヒナGJでした!!
ママンえろいよママン…ハァハァハァハァハァ……
フリント、やっぱり尻に敷かれてたんですね…!
346名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:23:17 ID:YXLI7iWV
>>テーブルの上には、顔に隈を作っているリュカの頭といい香りのするジャナイカティーの他に、今月発表する予定のDCMCの新譜の楽譜。
タイトルは『SMILES and TEARS』と読める。
このネタににやけたw
347名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:23:36 ID:f2rRzMbo
リアルタイムで乙!
最後は雀らしく
牙をむく
348名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:26:41 ID:Skq/vmNW
GJ!
待ってましたよ〜
明日もよろしくお願いします!

>>347
こらこら
349名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:41:28 ID:c0ne2iW+
乙!
漢同士の妙な友情?が良いなw
350名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:46:59 ID:CWHrndgW
GJ!
とてもエクセレントでございました。
原作を大切にされた細かいネタが随所に散りばめられていて、
◆すてきだった
という感じでございます。

そういえば、タツマイリの倫理観を含めた風俗ってどうなってるんでしょうね?
基礎となる神話や宗教がしっかり残っているわけで無し。
滅亡前の世界から持ってきたソレも変化していくでしょうから、
ここらへんいじり甲斐があるところかも知れません。
もしかしたら、娯楽が乏しい分皆ヤリまくって(ry

若きパパなリュカの冒険、後半を楽しみにしております。
351名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 23:49:13 ID:W1Tg3DiY
続きwktkしてますね
352名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:00:58 ID:ZSLdoqKg
wktk
353名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:01:38 ID:ZSLdoqKg
今日の投下は何時かな〜
354名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:53:28 ID:cPk23Qmw
いいんじゃんいいんじゃんwktk

あいつはあいつはかわいい♪年下の男の子〜
355865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 00:30:59 ID:6lkg6MEf
遅れてすまないです。29日分投下。
エロは30日分に持ち越させてくださいorz
356865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 00:33:58 ID:6lkg6MEf
そしてダスターの家に織物を届けに行ってから二時間後に、リュカはクマトラの待つ自分の家に帰ってきた。
「ただいまー!」
「あ、お帰り〜!」
玄関のドアを開けると、愛息を抱いたクマトラが、ぺたぺたとサンダルの音を立てながら迎えてくれた。
ドアを開けた途端、ポトフのいい香りが鼻に漂ってくる。
「ワン、ワン!(お帰りなさーい!)」
そして晩ご飯を貰ったばかりのボニーも、元気な声を上げる。
「ごめんね。ちょっと遅くなっちゃったよ」
「いいんだって…。ほーらクラウド〜、パパが帰ってきたぞ〜♪」
クマトラが嬉しそうに揺さぶるようにあやすと、クラウドも天使のように微笑んでくれた。
リュカも愛息の頭を撫でながら、クマトラのおでこにそっとキスする。
いつも帰ってきた時のこういう風景が、リュカは大好きだった。
数年前まで殆ど独りぼっちで重苦しい空気だった自分の家が、こんなにも明るくて、楽しくて…幸せな空間になるなんて。
リュカはダイニングの椅子に腰掛けると、テーブルの上に三十センチぐらいの紙袋をどさりと置いた。
「はい。テッシーさんが書いてくれたジャナイカティーのレシピと茶葉。
それと…来月のDCMCのライブのチケットだよ」
「おっ、さーんきゅー! これでオレ達の家でもテッシーさんのお茶が飲めるな…
…って、あれ?」
クラウドをベビーベッドに置いたクマトラが紙袋の中身を取り出していたら。
「どうしたの?」
「いや……。ライブのチケットが三枚入ってる」
「三枚? アレ…」
リュカも覗いてみると。DCMCのライブ(特別ゲスト、エントツ&アチャト。漫才師として成功したらしい)のチケットが確かに三枚。
二人してふと考える。
二枚は自分たちのもの。クラウドは赤ちゃんだからチケットは必要ない。
と、言う事は……。
「「ひょっとして…」」
二人の脳裏に、外にいる愛犬が浮かんだと同時に、一年半前の"あの姿"が目に浮かんだ。
「「ぷ──────────っ!!」」
同時に吹き出す。
「あっはははは…! ひょ、ひょっとして"イヌてきなおにいさん"の分??」
「ぷっくくく…! も、もうそうとしか考えられないよ!!」
「じゃ、じゃあ今度はもっと完璧な変装をしてやらなくっちゃな! あはは…」
「そ、そうだね…! ヅラでも被せなきゃ…はははは」
二人して笑ってる中、その当の"イヌてきなワンさん"は、訳も分からずくしゃみを一回するのだった。
357865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 00:34:43 ID:6lkg6MEf
二人して笑ってる中、その当の"イヌてきなワンさん"は、訳も分からずくしゃみを一回するのだった。
そして一通り笑ったら、クマトラがふと気付く。
「…そう言えば。織物を届けに行っただけなのに随分遅かったなぁ?」
「あ…。うん。ダスターとつい話し込んでてさ」
「ふーん。…どうしてだ?」
「いゃあ、さいみ…んがんぐっ!」
リュカは慌てて口を塞いだ。
クマトラの眼が、疑惑の眼差しに変わる。
「さいみ…何だって!?」
「い、いゃあ、なんでもないですよ??」
「絶対?」
「ぜ……絶対ゼッタイ!」
完全にジト目のクマトラに、元来ウソはつけない性格のリュカは必死で潔白を訴えた。
そんなリュカの眼をジーッと見て、クマトラはクスリと微笑む。
「……ま、いいか。そろそろご飯の時間だし、もう止めにしょう!」
そう言うと鼻歌を歌いながら、台所に向かって行った。
リュカはそれを見届けると、心の中でホッと胸をなで下ろす。
こういう時にだけ、大雑把な彼女の性格が幸運を招いてくれる。
今はまだ、知られるわけにはいかない。
例え知った時に、PKスターストームを喰らってでも…!
取りあえず実行は今夜9時頃と、心の中で固く誓ったのだった。
358865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 00:36:49 ID:6lkg6MEf
そして…。
夕食のポトフを食べて、刈り取った羊毛の片付けをして、クラウドのおしめを取り替えて…としていたら、あっという間に時間は午後の9時を回っていた。
二人とも寝間着に着替えて、ベッドルームに。
勿論二人の使ってるベッドの直ぐ隣には、クラウドのベビーベッドがある。
食事を終えたばかりのクラウドは、"今の所は"すやすやと寝息を立てている。
リュカは愛息の頭を撫でた後、ベッドにどかりと腰掛けた。
「…おいで」
クマトラも頷いて、リュカの隣にちょこんと腰を下ろす。
彼の背は、もう完全に自分に追い付いていた。恐らく抜かれるのも時間の問題だろう。
「リュカ。今日もお疲れ様」
「そっちこそ」
二人して笑い合って、今日の出来事とか世間話とかをする。
こうして見てれば、何の変哲もないごく普通の少年と少女のカップルでしかない。
そのうちに、リュカの左手がクマトラの右手をそっと握って…。
「…クマトラ。あ、その…久々に…」
一瞬、クマトラの目がテンになる。
言葉の意味と、赤くなってる彼の顔を見て、ようやく理解したクマトラも頷いて握り返す。
「…うん。オレも…、いいかな…」
そして二人して向き合い、唇を近づけ…
「ふぎゃああー! おぎゃああー、ほにゃー……」
ようと思った矢先、愛息の泣き叫ぶ声。
「あ…また。ちょ…」
リュカは立ち上がろうとしたクマトラを、そっと静止させて自分が立ち上がった。
「いいから。黙ってて」
そう言うとスリッパも履かずにベビーベッドの方へ。
クラウドを抱きかかえると、鼻を近づける。…お通じではない。
食事も一時間前に母乳を飲んだからまだ大丈夫。多分、ベッドの軋む音に反応したのだろう。
「(…よし! ごめんよクラウド…!!)」
リュカは意を決し、クマトラに背を向けて胸ポケットに入れておいた"あるモノ"を取り出し…。
「{ウエス流泥棒術秘奥義!!}」
359865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 00:38:30 ID:6lkg6MEf
…すると一分もしないうちに、愛息のぐずる声はピタリと止み、心地良さそうな寝息だけが聞こえてきた。
「…もう大丈夫だよ」
ベビーベッドにそっと寝かせると、クラウドは今までにないぐらい完全に熟睡していた。
「す、すごいじゃないかリュカ! どうやったんだ?」
「ま、まーそのー…。いわゆる一つの、"パパの愛"ってやつ?」
リュカは気付かれないように、そのブツをお尻のポケットにサッとしまう。
「何だよー。それじゃあオレの愛が足りなかったみたいな言い方じゃん」
「そうは言ってないって…。でもどうせだったら!」
「うわっ!?」
隙を見てリュカはクマトラに抱きつき、そのままベッドに押し倒す。
今度はクラウドも起きない。多分これで丸々三時間は解放してくれるだろう。
「…リュカ?」
「今だけは…その愛は僕の方に向けて欲しいかな?」
少々気障っぽい言い方だが、クマトラは不思議と逆らえなくなる。
リュカのその、真っ直ぐで奇麗な瞳に見つめられると。
「…いい、よ。向けて、あげる」
「……ありがと。クマトラ……」
そして先ほどはできなかったキスをする。
啄むように、何度も、何度も。
「ん…」
クマトラもリュカの首に腕を廻して、積極的にキスに参加した。
「ん、ッつ、は…クマトラ……」
「ふ…、んん。あ…、リュ、カぁ…」
やがてどちらともなく舌が絡んでゆくと、無意識のうちにお互いのさっき着たばかりのパジャマを脱がし合っていた。
360865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 00:40:10 ID:6lkg6MEf
本日分はここまでです。
ED後の世界なのであまり捕われなくてもいいかなーと思い…切腹!!
361名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:41:55 ID:Q90a4WZF
うっはー!愛を感じた!!乙です!!!!
最後は雀らしく
牙をむく
362名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:43:05 ID:+J3oReuH
>>360
>いゃあ、さいみ…んがんぐっ!
それなんてゴン太君wwww
乙ですGJ
363名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 00:44:16 ID:aLGGJbTL
>>360
NWです。次回分にも期待させていただきますよ〜
364名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:06:32 ID:/Zz+cvlQ
>>360
GJ!
さあ、次はエロ展開ですよw
365865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 23:37:35 ID:LSRaewiz
30日分です。
母乳ネタがあるのでご注意。嫌いな方はスルー願います
366865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 23:40:29 ID:LSRaewiz
そして名残惜しそうに唇と舌を離すと、二人はベッドの上では実に久しぶりに、下着だけの姿で向き合う。
「奇麗だよ、クマトラ。久しぶり…だよね」
「ん…そ、そうだな。でも…」
「でも?」
「…リュカだけズルい」
「へ?」
一瞬、訳が分からずに間の抜けた声を上げるリュカ。
何が? 自分もトランクス一枚で見下ろしてる以外には立場は同じ筈だが。
「なんかリュカだけ…大きくなってズルいぞ…。
背とか、肩とか。お腹だって…割れちゃってるし」
クマトラはすっかり逞しくなってきてるリュカの肩や腹をそっと指で撫でながら呟く。
確かにこの一年半の間に、リュカは背も体格も見違える程逞しくなっていた。
少年から青年へと変わる二次成長期としては当然の成長と言えるのだが。
リュカはクスっと微笑んだら、彼女の艶やかに濡れた唇をペロリと舐めた。
「ひゃ、あ…」
「可愛いよなぁ…クマトラってさ」
「な…! か、からかうのはなしだぞ?」
「何で? 自分のハニーの事を誉めて何が悪いのさ?」
「なななな??」
赤くなってるクマトラの顔が、更に真っ赤になる。
いつの間に、こんな恥ずかしい言葉を惜しげもなく言えてしまう男の子になってしまったのだろう?
367865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 23:42:44 ID:LSRaewiz
「それに、クマトラだって…胸とか」
リュカの手がそっと、白いレースのブラの上から前よりも豊かに膨らんだ乳房に触れる。
マシュマロのように柔らかく、弾力に富んだそこはリュカの指に吸い付くように収まり、形を変える。
「ん、あ…バカぁ、し、仕方ないだろぉ…」
「そうだよね。クラウドに飲ませてあげる為だし」
「それ、だけじゃない……。
…揉んで揉んで揉みまくったのは何処の誰だよ!?」
「……僕です。申し訳ない」
ブラのホックを外しながらつい反射的に、頭を下げてしまうリュカ。
「ん…。よろしい」
そんな彼を見て、さっきのお返しとばかりにクマトラの方がリュカの唇を舐める。
「オレはもう、身も心もとっくにぜーんぶ、リュカだけのモノなんだぞ?
…だからもっと…、リュカの色で染めて? あ・な・た」
「……………っ!!」
うっとりと艶かしい視線で彼を見上げながら、"おいで"と言わんばかりに手を広げる。
"もの"発言と"あなた"発言にリュカはもう堪らなくなってしまう。
「そ、それじゃあ、もっと染めてあげるよ。僕だけのお姫様…」
「…ん、どうぞ…。オレの王子様…」
彼女が瞳を閉じたら、先ずはおでこに、赤くなってるほっぺに。何度も何度もキスの雨を降らせる。
首筋や鎖骨の辺りにはワザと強く吸い付いて、赤く痕を残す。
そう言えばまだ馴れていない頃に付けてしまったキスマークは、温泉とかに入る度に二人して必死に言い訳を考えていったけ。
ダスターにはもうとっっっっっっっくにバレバレだったんだけど。
368865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 23:43:48 ID:LSRaewiz
そう言ったたわいもない事を思い出しながら、リュカの顔はたわわに実り、既に食べ頃を知らせている桃色の果実に近づく。
「クラウドの飲んでる所を見てて…、ずっと飲んでみたかったよ」
両手で優しく揉みながら、先端に吸い付く。
「んひゃっ! あ、だ、めぇ…!」
リュカの口の中一杯に、母乳の甘ったるい味が広がってゆく。
初めてハッキリと味わった味なのに、妙に懐かしい感じを覚えてしまう。
「ん、………っ! 美味しいよ…。クマトラ…」
もっと味わいたくて、今度は両方の乳房を寄せて、纏めて吸い付いてみる。
「や、あ…! クラウドの分…なくなっちゃうだろぉ…ああんっ!
(な、なんだか…、おっきな赤ちゃんみたいだなぁ。男の子って皆こうなのかな?)」
クマトラは無意識のうちに彼の奇麗な金色の髪を撫でながら、愛息に母乳を与えてる時では味わえない快感に酔い痴れた。
「…クマトラも飲んでみる?」
「え? ん、んんっ!?」
リュカの突然の言葉の後、クマトラの唇が返事をするまでもなく塞がれる。
「んん、んー…ごく、んぐぅ……」
即座にクマトラの口の中にも、牛乳とも違う味が口移しで注がれてゆく。
口移ししてる間に、リュカの手は彼女の腰の下に伸びて、ショーツをそっと下ろしていた。
やがて彼女が全部の見切ったのを感じたら、唇を離して隙間から零れた唾液と母乳がブレンドされた汁を舐めとる。
「…美味しかった?」
「ン、あ……、っ、ぅん…」
頷きながら、うっとりとリュカを見つめてくるクマトラ。
愛しさと嬉しさと快感、そして色っぽさが複雑に混じり合ったその表情は、
肌を重ね合う度に何度も見てきた筈なのに、今でもリュカの胸を締め付け、熱くさせる。
久しぶりに見れたその顔に、リュカは改めて
"染め上げられてるのは僕の方なんだろうな"
と確信するのだった。
369865 ◆S8P7GzohKw :2006/05/30(火) 23:45:15 ID:LSRaewiz
うう、何時もよりも短くて申し訳ないですがここまでです。
10時半に帰って急いで書いたもので…!!

あと昨日の投下分に、コピペミスが……!!くそう。
370名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 01:38:03 ID:kCdgpL0K
クマトラたんえろいよクマトラたん…
バカップルGJ!
371名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:09:56 ID:RfcEsRku
二人ともカワエエ(; ´Д`) '`ァ'`ァ
クマトラたんのとれたてミルクエロ杉!
372名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 15:36:02 ID:voTzceAj
経産婦から一言。

「クマトラのお腹も割れてるかも知れないぞ(妊娠線)」
373865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/01(木) 00:19:52 ID:843s0YsZ
すいません。また遅れorz 31日分です。
後悔はしてません。書くのが楽しかったですから…!
374名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:21:11 ID:9sMO2ydO
今から投下?
wktk
375865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/01(木) 00:21:47 ID:843s0YsZ
「じゃあ、今度は…」
自分の指を舐めて、彼女の甘く香り立つ莟へと手を伸ばしてそっと触れる。
「!! ひゃ、あ…!」
触れたその場所は既に滴り落ちる蜜でとろとろに濡れて、水飴のようにリュカの指に絡み付いた。
「やっぱり、感じやすいのは変わってないね」
「っぁ…、バカぁ…」
恥ずかしさで顔を俯かせるクマトラ。
その表情を見て、彼の心にある悪戯心が浮かんだ。
「…亭主の事をバカ呼ばわりする奥さんには…お仕置きしなきゃ!」
そう言うなりリュカは彼女の蜜壷に指を一本、ずぶりと挿し込む。
「えっ? あっ…! だ、ダメぇっ……やぁぁんっ!」
挿し込んだら、膣で曲げて、天井の方を弄り回す。
「クマトラ、ここが良かったよね?」
「ンあ、そんな、あっ、事…んあ、言うな、よぉ……あ、あー…!」
じゅぷじゅぷとワザと音を立てて、悪戯小僧のように羞恥心を煽る。
「ほらほら。どんどん溢れてる。前よりも感じやすくなったんじゃない?」
「ひゃん、あっ! ん、リュ、んぁ、カぁ、あっ! はっ…」
クマトラはもう、返事もできないぐらい快感に酔い痴れてしまっていた。
リュカは弄りながら彼女と対になる体勢に寝そべって、隆起した分身をクマトラの眼前に晒す。
376865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/01(木) 00:22:37 ID:843s0YsZ
「……っ!」
一年半前は少しだけ皮を被っていたが、今では戦闘態勢の際には完全に剥けている。
久々に見るある意味では"まぼろしのぼう"をも凌ぐであろう戦闘能力を持つリュカの分身を前に出されて、クマトラは思わず唾を飲む。
一応は何度も見てきた筈なのに、こういう時だけは一回りも二回りも大きく見えてしまう。
「僕にも…してよ。久しぶりにさ」
「ん、あ…。うん…」
クマトラはそっと頷いて、唾液を舌に含ませながらその小さな口を近づけ、リュカの分身を口に含む。
含んだら、歯で傷つけないように気をつけながらゆっくりと、顔を前後に動かして奉仕してゆく。
「!! ………くっ!」
リュカも久々の口でのご奉仕にすぐに出してしまいそうになるが、何とか意地で堪える。
今はもう、只の年下の恋人ではないのだから。
そしてお返しとばかりに、指で弄ったまま彼女の蜜壷に舌を這わせた。
「…! んんー…!!」
「んむ…ちゅ、クマトラっ…じゅるっ」
溢れ出てる蜜を舐め取り、小さく自己主張してるクリトリスも舌で刺激しながら、乳首にする時のように吸い付く。
空いている手は、人指し指を一度口に含ませると、お尻の穴にも挿し込んで刺激した。
「ん!!、んんむ、ふ、んんんっ……!」
クマトラもリュカの腰を掴んで、意識が朦朧としてる中必死で奉仕を続けていく。
愛息がすやすやと安らかな寝息を立てている中、若い父母は部屋一杯に厭らしい水音を立てながら求め合っていた。
377865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/01(木) 00:23:24 ID:843s0YsZ
やがてクマトラの背中にむずがゆい感覚が迫ってきた途端、リュカがその動きを慌てて止めさせる。
「…!? リュカ…?」
「悪い。ここまで……」
クマトラはなにかしてしまったのかと不安げな表情で、口から彼の逸物を抜く。
起き上がって胡座をかく姿勢になったリュカは、もぞもぞと小声で言う。
「僕、もうそろそろ限界だから」
直ぐに、言葉の意味は理解できた。クマトラが達しそうだったとき、彼もまた…。
多分リュカは自分の方が根負けしたのだと思っているのだろうが、今は内緒にしておこう。
彼女も起き上がって、ぽつりとこう漏らした。
「…く、口に出しても…、良かったんだぞ?」
「…………っ!」
あまりこういう事はしたがらないタイプのクマトラのこの言葉に、リュカの胸は嬉しさで締め付けられる。
「い、いや…。嬉しいけど…」
彼女の細くて小さな身体をぎゅっと抱き締めて、耳元で囁いた。
「やっぱり、君の中で…」
「…! うん…」
リュカの胸の中で、クマトラも頷く。
そんな彼女を再び優しく寝そべらせて、もう迎え入れの準備が整った莟に、自分の逸物をそっとあてがう。
「…行くよ、クマトラ」
「ん、来て…リュカ」
お互いの頬に一回ずつキスし合い、最後に、舌を入れない長めのキス。
それが二人のいつもの合図。
終わった直後、リュカはゆっくりと、クマトラの膣へと分身を沈ませていった。
378865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/01(木) 00:24:49 ID:843s0YsZ
「あっ! あ…。んん〜っ!」
クマトラも固く瞳を閉じて、彼の背中に爪を立てながら必死でしがみつく。
やがて奥まで入りきると、お互いに大きく息をした。
「っく…! や、やっぱり…久々だから、ちょっとキツいね…!
だ、大丈夫? クマトラ…」
「ン…、な、何とか…。
で、でも何でだろ? オレ…リュカとこうしてる時って…、なんか、こう…。
まだ恐いけど、その後にじわーって幸せを…感じちゃうんだよなぁ…」
「……僕だって、そうだよ……」
二人して眼で合図して頷き合うと。
リュカが少しずつ、しかし確実に腰を動かしていく。
「んぁ…! あっ! は、あぁっ…!」
リュカが腰を動かす度に、クマトラの膣内は蠢き、収縮して、彼の分身を時に優しく、時に荒々しく締め付けてくる。
半年ぶりに味わうその快感を、愛しい人の中をもっと味わいたくて。
リュカの動きもどんどん速くなっていく。
ちくりと背中に感じる痛みすらも、快感へと変わっていった。
「やっぱり、クマトラ…、ッく、最高だよっ…クマ、トラ…クマトラっ…!」
クマトラの方も、頭が真っ白になりそうな中、無意識のうちに激しくなる彼の動きに、ぎこちないながらも腰の動きが合わさっていった。
「ひゃぁっ! うれ、ふぁ、しいっ…アアン! リュカ…、あっ、リュカ、りゅかぁ…!」
最早父と母である事も忘れ、少年と少女である事も忘れ。二人は殻を脱いで、只の男と女に姿を変えていた。
379865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/01(木) 00:26:02 ID:843s0YsZ
「クマトラっ…クマトラぁっ、愛して、あいしてるよっ…! クマトラ…!!」
「お、おれぇ、もぉ……! リュカ、りゅかぁぁっ、あい、してるぅっ…!」
聞こえる音は、ベッドの軋む音と二人の荒々しい呼吸とお互いの名前だけ。
なにもかも忘れて、なにもかも溶け合うように求め合う。
やがて蟻の大群が這うようなゾクゾクとした感覚と、打ち拉がれるような波が、二人に襲いかかってきた。
手を指を絡めて握り合って、もう片方はお互いの背中に廻す。
「んゃあっ…! もう、ダメぇっ…! 来る、きちゃう、きちゃうよぉっ…!」
「っ! ああ、僕も…、このままっ、出すよ…出すよっ!!」
「ふぁぁ、きて、きてぇぇッ…! オレの、中…いっぱいに、してぇぇ……!!」
リュカが最後の一撃とばかりに腰を突き立て、捩じ込んだ瞬間。
「んぁぁ! リュカぁ、あ、ああぁ────────っ!」
「クマ…クマ、トラぁぁっ…!! ッく…!!」
奥の子宮口に捩じ込ませた逸物の先端から、彼の熱い欲望の固まりが、勢い良く爆発させていった。
クマトラもまた、自分の中がリュカの子種で満たされていくのを感じながら、幸福の中で絶頂を迎えたのだった。
380865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/01(木) 00:29:23 ID:843s0YsZ
本日分はここまで。明日の投下で終了です。
只の妄想SSに付き合って頂いて本当に有り難うございます…!
>>372さま
ご指摘有り難うございます。
一応は知っていました。
只、かなり個人差もあるみたいなので、あまり触れなくてもいいかなぁと…。
一応、クマトラたんのそれは殆ど目立ってはいないと言う事でひとつ(苦笑)
381名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:47:16 ID:9sMO2ydO
愛を感じるエロって良いですな
382名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 01:51:01 ID:ahCifV6y
GJ!
明日で完結かな?
383名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:59:07 ID:txoSXWEr
GJ!
エロい!エロいよ若夫婦!!ハァハァ…
ちゃんと一年半の間にHもレベルアップしてたんだね…v
384865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/02(金) 00:07:36 ID:zO5LEDBa
本日で終了です。
なんか今回は遅れてばかりでしたね…申し訳ない。
385865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/02(金) 00:09:27 ID:zO5LEDBa
ちょうど同じ頃。今回の仕掛人(?)の一人でもあるダスターの家では。
「なぁ、テッシー」
「なぁに? あなた」
ソファーに座ってるダスターが、ちょっとそわそわしながらバツが悪そうに呟く。
「そ、そろそろ…俺達も欲しいかなって…」
ちょっと目を丸くするが、やがて答えが分かってハッと気が付く。
「…子供?」
「…あ、ああ」
この二人もまた、ダスターがバンドと仕事で忙しい事も相まって、ついつい夜の事が疎かになりがちになってしまっていたのだ。
つまりダスターは、リュカの悩みを自分と重ねて見ていたのだった。
まぁ、リュカのケース程は疎遠にはなってはいなかったが。
「ん…そうね」
エプロンを脱ぎながら、テッシーもダスターの隣に座る。
そしてダスターの顔に自分の鼻を近付けた。
「お、おわっ!? テッシー?」
くんかくんかと、口の匂いを嗅ぎ取ってから一言。
「宜しい。今日もしっかり予防してるわね?」
「あ、当たり前だろ? 一応は歯磨きとうがいとノド飴毎日してるんだからよ」
テッシーと結婚して以来、ダスターはこうやって毎日口臭のチェックを受けていた。
「一応じゃないわよ。あなた顔は結構イケてるんだから。
足はともかくも…これぐらいはちゃんと直さなきゃ…」
「…"産まれてくる子に、まともにキスもできない"…だろ?」
「分かってるじゃない♪ それに私の方も…ね?」
二人して笑い合って、軽くキスをしあう。
「こっちも、久々だな…いいか?」
「いいわよ…。だけどあなた。"アレ"はなしよ?」
「…うぐっ!! あ、当たり前だろうが…」
ダスターの動揺ぶりに、テッシーはやはりと感づく。
「(やっぱり…リュカちゃんに教えていたのって…)」
しかし、"ま、いいか"と思い直して、久しぶりに彼に身体を預けるのだった。
386865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/02(金) 00:10:53 ID:zO5LEDBa

それから…翌日。
「……ん…」
カーテンから優しく光が差し込む中、クマトラは微睡みながらゆっくり目を開けた。
「あ…リュカ。オレ…」
「…お早う。随分とお寝坊だったね」
目覚めると、愛しい夫が背を凭れさせて、愛息を抱いて見つめていた。
途端にクマトラの脳裏に昨日の出来事が蘇って、ポッと赤くなる。
「!! そ、それは…!
…リュカが……その、あのあと…ろ、六回も……したからだろぉ…」
最初の行為が終わって以降も、二人は休む事なく貪り合った。
リュカがクラウドのお通じでぐずる声に気付いた時には、抜かずに六連発。計七回も続けていた。
勿論その間に…、クマトラは完全に失神してしまっていた。
皮肉にも、このお陰でクマトラは実に半年ぶりにぐっすりと安眠できたのだった。
「ごめんごめん…。まぁ仕方ないだろ。半年分…だったんだし。
あっ、クラウドなら大丈夫だよ。おしめも取り替えて洗ったし、ミルクもあげたし」
「…そっか。ならいいよ…」
リュカの腕の中ですやすや寝息を立ててるクラウドの頭を撫でて、優しい笑みを浮かべるクマトラ。
聖母のようなその表情に、リュカは一瞬、母のヒナワの笑顔を垣間見た気がした。
387865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/02(金) 00:12:47 ID:zO5LEDBa
…と、思ったら。
「……それより〜」
布団の中で手をモゾモゾとさせながら、今度は完全にジト目で、リュカの方を睨みつける。
「なっ、何でしょうかクマトラさん!?」
「これの事…説明してもらおうか〜…?」
布団の中から取り出したるは。丈夫な糸の先に小さいモノを付けた道具。
「ゲッ!!」
たちまちリュカの表情が青ざめる。
それは、パジャマのズボンのポケットに入っていた筈の品。
人呼んで…"さいみんふりこ"。
但しリュカが持っていた品は、先っぽのものが"どせいさん"の形にカスタマイズされている。
「ご、ごめんなさい!!」
クマトラの殺気を感じたリュカは、一瞬のうちにベッドから下りて土下座する。
勿論、クラウドはちゃんと枕の上に寝かせていた。
「ご察しの通りです。僕はクラウドをさいみんふりこで寝かしつけてました…」
「…ふーん」
「な、なんなりとお裁きをお下しくださいませお奉行様!」
パニック状態になってる彼は、自分でも訳の分からない事を口走っていた。
ベッドから下りて、ぺたぺたとに、二、三歩近づく音が聞こえる。
「Pぃ〜Kぇ〜…」
「(ああっ、やっぱり! でも甘んじて受けなきゃっ!! バッチコーイ!!!)」
リュカは目を固く閉じて、正座したまま顔を上げる。
…その瞬間。
「…でこぴんっ」
ペチン、と軽い音がしたと思ったら、リュカの脳天に一発痛みが走った。
「あ痛っ!?」
確かにちょっと痛かったけど、あまりの予想外の展開に目を丸くするリュカ。
「はい。これでおしまい。だけどまたしたらホントに怒るぞ?」
388865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/02(金) 00:13:26 ID:zO5LEDBa
目を開けると、クマトラは立ちながら腕を組んで、そっぽを向いていた。
「…これで、いいの?」
「いいも何も…。
……一人目からこんなんじゃ、二人目できたらどうするんだよ…」
クマトラの呟きは、しっかりとリュカの耳に入った訳で。
「二人目……欲しいの?」
「えっ!! あ、あの、その………!」
後ろを向いてても、湯気を立てて真っ赤になっている顔は容易に理解できた。
立ち上がって、後ろからそっと彼女の身体を抱き締める。
「あっ…、リュカは…その、ほ、欲しい…のか?」
「…うん。女の子がいいかな?」
「そ、そっか…。良かった。オレだけじゃ、なかったんだな」
クマトラは赤くなりながらも、自分を優しく包み込んでるリュカの手をそっと握る。
「"一心同体"だな、オレ達って…」
「うん。僕がおじいちゃんになっても、クマトラがおばあちゃんになっても、ずっと…」
そのまま顔を近づけて、キスをする。
「愛してる。リュカ…」
「ずっと一緒だよ。クマトラ…」
熱い視線を混じり合わせながら、もう一度熱い口付けを交わした。
389865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/02(金) 00:14:48 ID:zO5LEDBa

…ら。
「おーっすリュカ! お早う!!」
「おはよ…朝からごめんねぇ〜」
勢い良く部屋のドアが開いて、妙に血色のいいダスターと欠伸をしてるテッシーが入ってきた。
「「!!」」
当然…。二人がキスしてる真っ最中の中に。
「あ。」
「い?」
「う!」
「え…」
一瞬、沈黙が走ったと思ったら…。
「お、お前らノックぐらいしろぉ──────────────っ!!」
クマトラの大きな叫び声とともに、物凄い爆音が轟いた。
その音を聞きながらボニーは"やれやれ"と溜め息を一つ付くのだった。



余談ではあるが、その"さいみんふりこ"はその後…。
リュカの家のランプにぶら下げられ、一家の成長を見守り続けたそうな。

*おしまい*
390865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/02(金) 00:19:27 ID:zO5LEDBa
これにて終了です。
只の妄想SSに付き合って頂いてありがとうございました。
今週はリアルでゴタゴタが続いていましたが、何とか書けて良かったです。
エロくしようとしても、やっぱり私はギャグとバカップル思考から放れられんorz
機会があったらまた書きますので、その際はまたお願いします…
391名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:32:00 ID:2qw0wOiF
バッチコーイwwwww
392名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:55:09 ID:+3yRIO6p
GJ!
毎晩必死にスレに通った甲斐がありました!
ただ…ダステシの性生活も期待してしまいましたW
393名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:36:42 ID:TYXJ1XJa
乙!
いつでもおいでw
394名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 11:36:14 ID:+68e2y/C
テ…テッシーktkr!
395名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 16:00:37 ID:egBQoFE1
GJ!!
wkwkして待ってますよ〜
396名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 00:46:10 ID:Rs8g9hFw
GJ!!
またもやいいSSをありがとう!
若いながらも真剣に夫婦してるリュトラが良かったですw
またいつでも待っていますよ!
397名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 20:57:55 ID:OrM3OjUY
遅ればせながらGJ!

流石は>>865さんですね…芸が細かい。
もう小説家なってもいいんじゃないですか?
398名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 16:40:17 ID:1TkN9sX8
age
399名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 21:44:31 ID:miUk3dDQ
保守
400名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 21:49:37 ID:yS6USgLI
400
401名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:02:31 ID:miUk3dDQ
401
402名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 10:52:59 ID:ZExQ1+Rg
>>1
403名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 21:14:27 ID:g2l1nBcu
>>402
おせーよw
404名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 16:02:20 ID:FTpTbg8X
前スレで投下されたやつって読めないのかなぁ…
405名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 16:11:16 ID:Uqfmf8It
>>404
>前スレで投下されたやつって読めないのかなぁ…

ほい。にくちゃんねる。ここで2ちゃんのスレの過去ログを見る事が出来るよ。
ttp://makimo.to/

ちなみに前スレの過去ログはこれね。
ttp://makimo.to/2ch/bbspink-sakura03_eroparo/1115/1115834540.html
406名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 20:20:19 ID:FTpTbg8X
>>405
d。
407名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 21:25:27 ID:1sQ8BVF7
保守
408名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 21:49:53 ID:ZK6XzZxD
ほっしゅ
409名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 22:00:22 ID:D0UzRsy2
ほす
410名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 23:05:15 ID:Q3YprP9v
前スレにいたえろえろマスター氏なんかは、もう来ないのかなあ。
あの人のss好きだった。
411名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 13:50:35 ID:0QUCZP/n
保守age見てると初代スレを思い出すな……そんなに読みたきゃ自分で書けって
4121:2006/06/10(土) 22:27:14 ID:4GfW8i4V
自分が立てたが小説を書くことは世界で1番嫌いなものなので皆ガンバレage
413名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 02:54:19 ID:fHR8Fl2u
>>412
何か潔すぎてカッコヨスww
414名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 12:37:44 ID:9Y06CXab
ほすにく
415名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 17:18:41 ID:aypEmqby
保守官
416名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 14:01:53 ID:uCwQA52y
で、パショクマは結局どうなったんだ?
誰か続き書いたのか?
417名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 21:07:26 ID:Qi0aEEYe
誰も書いてないおー
418名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 01:29:55 ID:KLwlHVwx
ほすにく
419名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 02:02:15 ID:Cqzf5/tS
パショクマ、続きがこないもんだから
ダスターが助けにきてパッションやっつけてクマトラとラブラブとか
連想妄想し始めてしまった

しかし続き読みたいなぁorz
420名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 03:32:03 ID:p5Q9R17O
「やっ、やめ・・・っ、クマトラッ・・・・」
「なんだよ、俺の裸見て勃起させといて、いまさらやめてはねーだろ」
「だ、だって・・・、んぁっ!」
「いーから全部俺に任せとけって」


いちおークマトラ×リュカのつもり。
ちゃんとした小説書きたかったけど、どこにナレーション入れていいのかわからなくて断念。
・・・修業してきます。
421名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 04:31:33 ID:ic+il+a2
>>420
OK
神になって戻ってこい
俺達は待っている
422名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 06:47:58 ID:RvE2UpnP
クマトラ責めも見てみたいなぁ。
423名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 15:42:50 ID:nYzW1iZ7
パッションさんに憑りつかれて鬼畜化したダスターに弄ばれるクマトラ、
ってのも見てみたい。
中身が違うのは分かってるけどダスターの声や体臭とかについ反応してしまい
困惑する姫…
424名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 16:17:38 ID:od3x92kz
書こうぜ?
書こうぜ!?


駄文になったと思って晒しても、ここの住民は良評価付けてくれるから!
425名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 18:13:17 ID:57HcQU4Q
前スレの394氏はどうしたんだろう…。
楽しみにしてるのになぁ。
つか、職人さんみんなカムバッークε=ノ;`Д)ノ
426名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 19:51:16 ID:6/JT6uFe
◆ぼくのペニスを挿入されてよがってる この女の人
 もしかしてぼくにきょうみがあるのかなぁ… いやだなぁ…


◆今わたしの膣にペニスを挿入して腰を振ってるこの男の人
 もしかしてわたしにきょうみがあるのかなぁ… いやだわ…
427名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 22:09:12 ID:XCafoMeL
みんなで協力して書こう!

自慢じゃないけど、昔、国語の成績だけは良かったんだ。
428名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 22:12:58 ID:06IJIXL6
ヘーエ。
429名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 22:16:22 ID:XCafoMeL
どうでもよかったな。
430名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 22:56:48 ID:khvYkaLu
タメキチヨシコシが気になる・・!!!
431名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 23:19:22 ID:UPQXw63I
ダスクマのブームは遂にここまで来たか。
マザーシリーズ専門の検索サイトでもほぼ100%ダスクマだしな

どうせならリュクマを滅ぼすぐらい徹底的にやってもらいたいものだ
432名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 23:21:09 ID:kvQ4kSMf
そんな餌に(ry
433名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 00:25:01 ID:hNr49HVH
>>426
!!!111
434名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 00:32:40 ID:7hXs2q/J
もう鈍いとかそうことで済まされないようなw
435名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 19:01:02 ID:8Vrtmbqx
>>426
このカップル、ほんとに最後までこんな感じなんだろうな
エロなのに和んだw
436名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 16:45:21 ID:+zVvziqf
>>431
まぁとりあえず
皆が投稿する気にならないようなことを書くな


釣りだったのか?
4371:2006/06/16(金) 23:20:51 ID:t3kllzBE
MOTHER2ネタとかでもいいんだよな?


でも書かないが。
438名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 00:26:07 ID:mIG37+td
カップリング抗争イクナイ
439名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 08:38:03 ID:VR1sDoUK
じゃあみんな一緒に乱こ(ry
440名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 17:07:16 ID:dDorpqL6
ウホッ!
441名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 17:11:54 ID:RRlNXtw4
きけんぶんちょうぼう×サイブースターキボン
442名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 18:15:06 ID:jPQPQEFQ
どうやってやんだよ
443名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 22:04:21 ID:QcX4AROC
キャラ×自分と言う妄想を抱くのは・・・?
444名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 22:29:08 ID:BxW73Z3A
俺は書きたいが著作権がこわい
445名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 04:13:31 ID:HWPSLOD1
みんな好きなように書けばいいんじゃないか?

まあ、俺はマシュマロちゃんで
446名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 17:35:54 ID:FxvRf9yL
確かに著作権怖いなw
447名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 21:49:39 ID:jQ7v9qdO
ジェフ×自分
448名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 22:12:33 ID:XGo/d/uP
さみしいスレになったもんだ
449名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 00:38:01 ID:p2JaXAAD
>>447
うほっ
450名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 01:04:49 ID:ptRezsOo
>>449
男だとは言ってないw
451名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 15:15:22 ID:zANpeERh
>>448
まぁ発売から2ヶ月近く経ったし仕方ないんじゃない?
マターリと待っていましょうよ
452名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 16:54:29 ID:JMZJcsT/
>>447はトニー
453名無し:2006/06/19(月) 22:12:33 ID:jOTEgsng
書きたい、という願望はあるのだが。
2chに来たばかりの新米がいきなり書いても、果たして大丈夫なのだろうか。
と、一抹の不安が付き纏う・・・・・・・・・。
454名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 22:32:02 ID:iyodyIC/
sageるならばカモソ
455名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 22:43:02 ID:i93hZYgm
394さん、リクエストしたらこなくなったね…。
もしかしたら私のせいかな。
456名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 22:56:43 ID:jOTEgsng
ならば後程是非。
457名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 21:05:57 ID:ZnIHJQUi
>>456
wktkしてます。
458名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 21:16:32 ID:WuMeU1yz
ageてみっぺさ
459名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 12:55:59 ID:CGXy2TIP
前スレでダスクマ書いてた人の文章、めちゃくちゃ好きだった
もうきてくれないのかな
460名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 21:32:11 ID:HE2XqFYJ
>>459
どんなタイトルだった?
461名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 21:48:19 ID:expybN6q
hage
462名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 00:20:23 ID:lApckKCv
770 名前:マンセー名無しさん[] 投稿日:2006/06/23(金) 05:45:00 ID:Y1tNUg15
★【2ch発】来る6月25日!!2ch至上最大規模の憂国デモが決定!!!【最大】★

スパイ防止法さえ無い日本に脱北者を移住させ、脱北者支援NGOにまで血税を投入し
朝鮮人を大量移入させる「北朝鮮人権法案・第6条(脱北者支援部分)」に異議を唱える為に
遂に「憂国人士」の「オールスターキャスト」が結集・勢揃いした!!!

あの「人権擁護法案反対運動」でも中心になって尽力した"街宣の鬼"イラネ氏やKN氏達に加え
今回はゆき氏を中心とする「女性ねらー達」も大活躍して「2ch至上最大規模の憂国デモ」が決定しました!
それに加え、なんと!?スカパーCS局のチャンネル桜「TV掲示板」の総合司会でも有名な
河内屋蒼湖堂氏と30名の「ch桜 草莽会」の方達が電撃参戦決定!!!

さらに、人権擁護法案反対活動の発起人でもある「最大功労者」平田文昭氏も当日参加予定!!
また、当日ゲストには杉並区議会議員の松浦芳子先生(チャンネル桜発起人)も来賓予定です!!

そして、当日参加出来ないねらーへは「ねとらじ」による「全国実況生中継」も遂行されます!
7/1に開局予定の「2ch発24時間インディー放送局」も取材の為にデモに同行!
後日には、チャンネル桜の報道番組「報道ワイド」内にて報道も予定されております!
日本の将来に重大な禍根を残さない為にも、是非、皆さん振るって御参加ください!!

【6/25デモ決定!】脱北者を日本に大量移住 反対 OFF 9 (抗議運動作戦本部)
http://off3.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1150909376/l50
【ネット24】放送局を作るOFF2【自宅ミニFM】(真実を伝える為の2ch放送局誕生!)
http://off3.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1150774407/l50
463865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/24(土) 01:13:23 ID:zHUHTIrr
お久しぶりッス
近日中にダスター×テッシーさんのお話投下したいと思います。
今は忙し過ぎてムリですが、来週の7月に入る前までには何とか見せられるものにできるよう頑張ります。

無事投下できた時は、また宜しくお願いします…
464名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 01:26:33 ID:jqs1e6iS
>>463
うわぁい
465名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 09:07:31 ID:OXRXUJa8
>>463
お久しぶりです。
超wktkしてますね。
466名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 17:40:20 ID:JpzMkxla
>>463
最近、投下なかったから超wktk
待ってますノシ
467名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 22:06:32 ID:t1KmSkFl
>>463
うぉう、超楽しみです
自作の方ノロノロと進めながらwktkして待ってます
4681:2006/06/26(月) 16:35:21 ID:tbKbeaJ0
>>463 (865

よろしくお願いします。
あなたが書けばここが盛り上がる。
469名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 17:31:00 ID:4yIHHjQ6
ll
470名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 21:56:06 ID:oQgrN3fY
age
471名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 21:06:21 ID:r9lG0ywm
ダステシまだかなwktk
472名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 23:07:42 ID:bPuyCCbA
七月まではまだ一日あるから気長に待とうや
473865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/29(木) 23:13:09 ID:6GqNMKr+
予告以来長らく待たせてしまって申し訳ないです。
大体は書き上げたんですがそれでもイマイチ気に入らなくてまた書き直してる最中です。
えろシーンってやっぱり難しいorz
明日の午後11時頃には必ず投下致します(土下座)

なお、ダスターとテッシーは幼馴染みと言う事にしてありますので俺設定のご了承を。
474名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 23:48:20 ID:r9lG0ywm
投下は、明日の11時頃ですネ、おk
475名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 15:38:53 ID:44v4qEBU
okkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk
476453兼456兼467:2006/06/30(金) 22:06:39 ID:A99C5WEg
5日で「長らく」と言われてしまうと個人的に立場無い感じですが、
あと1時間程ですね。首を長くして待ってます。
477名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 23:04:27 ID:C01DzoXZ
11時キタ――――(゜∀゜)――――!!!
478865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:17:33 ID:LsEWACEc
お待たせしました。投下開始します。
479865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:20:07 ID:LsEWACEc
記憶が戻った時の俺の目の前に浮かんだのは、クセっ毛を掻き上げた満面の笑みのリュカの顔。
ブタみたいなマスクを取ってちょっと涙ぐんでるおてんばお姫様。
嬉しそうに鳴き声を上げているボニー。
そして……。左脚の疼きと同時に、…あの娘の泣く顔。

土星谷から相棒のヒモヘビのお陰で何とか戻れて…俺は実に三年ぶりに、親父と会えた。
俺の家は…、今にも潰れちまいそうなホームに姿を変えちまったが、親父の元気な姿は相変わらずだった。
いや…、少し、痩せたな。俺が記憶をなくしてる間、色々と苦労をしたんだな。
親父。俺はもう迷ったりはしない。とことんまでリュカを助けていくよ。
会えて…良かったよ。
そして、俺はもう一人、会っておかなきゃならない人がいる……。

-- Inside of memory −
480865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:21:45 ID:LsEWACEc
次の針があると言うタネヒネリ島に行く前に、休みながらこれまでの事を振り返ろうと言う事で、今日はリュカの家に泊まる事になった。
「ふーん。これがお前の家なのか」
「うん。今日はここで寝泊まりして」
ドアノブのない家の前に差し掛かったとき、ダスターは足を止めた。
「リュカ。クマトラ。ボニー」
直ぐ様に「?」とでも言いたげな顔をして振り向く二人と一匹。
「何だいダスター?」
「どうしたんだ?」
「悪いけど今日一日だけ、俺を一人にしてくれないか?」
一瞬、ぽかんとした表情をする。
「…ええっ? 何で?」
「すまない。実は親父の他にもう一人だけ会っておかなきゃならない人がいるんだ」
「?? そんなの明日僕らと一緒でも…」
「明日じゃダメなんだよ」
リュカの言葉に、ダスターは少しだけ声を強くした。
「……俺一人じゃなきゃ、ダメなんだ……」
いつもと明らかに違うダスターの口調に、二人とも少し驚いたようだ。
動揺が顔に出ている。
「どうし…あっ!」
リュカが、唐突に声を上げる。
「? どうしたんだ?」
「わ、分かったよ。じゃあ明日の九時頃、海岸で待ってるよ」
「…え? リュカ、どうし…」
「ほらほら入って。待ってるからねダスター!!」
まだ理解しかねないと言うようなクマトラの背中を押して、リュカは家の中に入って行った。
どうやら、皆まで言わなくとも悟ってくれたらしい。
「……サンキュー」
ダスターは心配そうに見つめてるボニーの頭を撫でた後、軽くお辞儀をしてリュカの家を後にした。
481865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:22:59 ID:LsEWACEc
少し歩いただけでも、タツマイリの村は見る影もなくなってしまっているのがよく分かる。村人も次々といなくなってしまっている。
あの幸せな村は、偽りの幸せで塗り固められた村になってしまっていた。
そして…。すっかり変わってしまった村のYADOの前で彼は足を止めた。
「…痛ぇ」
ずくん、ずくんって音がするみたいに、左脚に痛みが走る。
原因は分かっていた。自責の念と、…贖罪。
ダスターは痛みを堪えて一呼吸し…。YADOの自動ドアに手をかざした。
機械の音を立ててスモーク状のガラス扉が開いたその先には、前よりも輝いて見える女性の顔があった。
「……!! だ、…ダスター?」
その女性の顔は、すぐに驚嘆の表情になる。手に持っていたティーポットが今にも落ちそうだ。
「よう…。テッシー」
少し小刻みに震えながら、ダスターに近寄ってくるテッシー。
その表情はうっすらと涙を浮かべながら、嬉しさと驚きが複雑に混じり合っている。
「本当に……貴方なの?」
「ああ。DCMCのベーシストのタメキチであり……俺だよ」
「……!!」
テッシーは思わず、口を塞ぐ。指の間から、微かに嗚咽が漏れ始めている。
482865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:24:13 ID:LsEWACEc
「…オヤジさん。部屋、空いてるか?」
ダスターは少し困った顔をして頭を掻きながら、フロントにいるYADOの主人のジャッキーに話し掛ける。
「…! あ、ああ。二階の一番奥の部屋が空いている。入りなさい」
そう言って、ルームナンバーが刻まれたガラスの飾りの付いた鍵を、ダスターに向けて放り投げる。
無造作に投げられたそれを、ダスターはあまり見もせずに、見事にキャッチした。
「有り難う。…お代は? 確かDPがいるんだったよな」
「いらないさ。君が…最後の客だからな」
「!?」
「…いや、何でもない。さ、テッシー。お客様を案内してあげなさい」
「は、はい」
テッシーはティーポットをフロントのテーブルの上に置いて、ダスターを上の階に案内した。
その間、二人はあまり目を合わせなかった。正確には、合わせ辛いと言うべきか。
「……こちらで…きゃっ!?」
キーに書かれた通りのナンバーの部屋の前に立ち、テッシーがそのドアを開けた瞬間。ダスターは彼女の手を引っ張って部屋に入れ込んだ。
そして大きな音を立ててドアが閉まった時。テッシーは彼に抱き締められていた。
「ダス…」
「我慢するな。もう…我慢しなくていい…」
頭の上から聞こえてくる、彼の囁き声を合図に、テッシーは抑えていたものを溢れ出した。彼の胸の中で…思いっきり泣いた。
ダスターは只黙って、彼女の頭を赤子をあやすように撫で続けた。
483865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:26:01 ID:LsEWACEc

ここで場所は、一旦リュカの家に戻る。
リュカとクマトラの二人はダイニングの椅子に、隣り合って座りながら話していた。
「なぁ、何でダスターはいきなり"一人にしてくれ"って言い出したんだ?」
「クマトラ…。チチブーで働いてた時、気付かなかった?
ダスターを訪ねていた女の人がいたって事」
その言葉を聞いて、クマトラもようやくハッとする。
「…あ。そういえばライブの時、毎回見かける奇麗な女の人がいたっけ」
「うん…その人、この村の人でさ。テッシーって言って、ダスターの…幼馴染みの人なんだ。
僕も、随分と世話になった事があった」
「そ、そっか…」
「ねぇ、クマトラ。もしもクマトラが昔から知ってる人に話し掛けても"誰だ"って言われて突き放されちゃったら、どんな気持ちになる?」
クマトラは少し目を丸くして、ジッと考えてこう答えた。
「うーん。…オレでもいたたまれない気持ちになっちゃうだろうなぁ」
「そうだよね」
二人の手が、どちらともなくそっと握られていく。
「でもオレ、ヨシコシの格好でも一発でオレだったってリュカが気付いてくれた時は…嬉しかったぞ?
ありがとな……。リュカ」
「こ、こちらこそ…。僕の事覚えててくれて、ありがとうね」
くすくすと笑い合いながら、二人の額をこつんと合わせあう。
「ダスターって今頃、どんな事話したりしてるんだろうなぁ……」
クマトラの何気ない言葉に、リュカはほんのちょっぴり如何わしい想像をしてしまった自分に心の中でダメ出しをしながら…。
「…さぁ」とだけ答えるのだった。
484865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:27:17 ID:LsEWACEc

嗚咽がある程度小さくなったところで、二人はベッドの上に腰を掛けた。
「ん…。有り難う。ある程度泣いたらスッキリしちゃった。
…実を言うとね。あのタメキチさんがダスターだって言う事には、あまり驚かなかったのよ。
こうして私の前に現れてくれたってだけで…何だか、溢れて来ちゃって」
「すまなかった。俺はあの時……記憶をなくしてた時、お前に酷い事を…」

テッシーは、記憶をなくしてDCMCのベースとして働いていたダスターに、会いに来ていた。
そして、ようやく面と会えた時に言った言葉。

『あんた誰だ?』

この言葉で、テッシーはそれ以上の深入りができなくなってしまった。遠くから、ライブをしている彼を見ているだけしかできなかった。
ダスターの方も、記憶が戻って以来、この出来事をずっと悔やんでいた。
485865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:29:22 ID:LsEWACEc

「ずっと…。謝っておきたかった」
「お互い様ね。15年前のときは、私の方がずっと謝ってた」
「そうだったな。あの時…。師匠、親父の教えで、カベホチの練習中だったな」
「お昼休みに私がお弁当を持って来た時に…上の岩肌が崩れてきたのよね。
貴方が私を庇って、左脚が岩の下敷きに…」
テッシーがそっと、ダスターの左脚の膝を撫でる。
「俺もあの時は、本当に二度と歩けないんじゃないかって思ったよ。
テッシー…、ずっと謝りっぱなしだったよな。"ごめんなさい ごめんなさい"ってさ」
「あ、あの時は…、私のせいだって本気で思っていたし、他に言葉が見つからなかったし」
そんな彼女の頭を、わしゃわしゃと少し乱暴に撫でる。
「そんでも、毎日見舞いに来てくれた。リハビリにも付き合ってくれた。お前がいなきゃ、今の俺はいなかったよ」
「もう、大げさなんだから」
ようやっと、彼女の顔に笑みが戻った。
大人になっても、子供の時と変わっていないその笑顔に、ダスターも安堵の表情を見せる。
「俺は…大げさとは、思っていない」
自分の左膝を撫でていた手を取って、その手にそっと口付ける。
「ダスター…」
頬を赤く染めながらも、テッシーは拒まない。
「全て、君のお陰だ」
二人の間の空気が変わる。そして、二人の唇が近づき…。
「…!! けほっ、けほ…」
突然、テッシーがいきなり咳き込む。
「!! ど、どうしたっ?」
「こ、ごめんなさい…。ちょっとタバコ臭くて」
「た、タバ…はっ!」
ダスターは人よりも喫煙量が多い。その為にクマトラと初めて会った時には「口臭がする」と突っ込まれたものだった。
記憶をなくしている間も、その癖は治っていなかった。
「す、すまない。…キスは止めるか?」
テッシーはふるふると首を横に振り、少し息を吸うと。
「テッ…」
ダスターに抱きつくように、押し倒しながら自分からキスをした。
「「…………」」
二人の間に、沈黙が走る。
そして、テッシーの唇が離れると、小さな声で囁いた。
「私の事を全部思い出したのなら…あの時みたいに……」
ダスターは少し口の端にしわを寄せて、そっと頷いた。
486865 ◆S8P7GzohKw :2006/06/30(金) 23:31:43 ID:LsEWACEc
本日はここまでです。
えろシーンは明日の同じ時間に。

リュカクマよりも少しシリアス風味にしてみましたが、あんまり変わらないですね(苦笑)
また暫くお願い致します(土下座)
487名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 00:44:50 ID:iSj35zuL
乙!
ダスターカコイイ!
テッシーさん可愛い…(;´д`)ハァハァ
大人の純愛もいいですな。エロも期待していますv
488名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 13:28:25 ID:wEbte82w
超GJ!!
489名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 22:20:06 ID:pKSJ4LIu
ダスター男前です!惚れます!続き楽しみにしてます!
490865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/01(土) 23:12:52 ID:ieIAJ+kZ
腰から上を起こして上着を脱ぎ捨ててから、テッシーのエプロンを開けさせ、首筋に軽く吸い付く。
「……ん!」
一瞬、ピクリと反応する。
勿論その間に、手を服の中に滑り込ませて、器用に脱がせていった。
「…何か、手慣れてない?」
「そうか?」
「どうせDCMCだった頃、ファンの女の子と遊んでたんでしょ?」
言葉自体は素っ気ない言い方だが、表情にはジェラシーが露骨に現れている。
ダスターはにやり、と笑いながら、その言葉に対して一言。
「…ばーか。俺はお前以外にそんな事した事はねぇよ」
「だって…、チチブーのウェイトレスにも、仲が良さそうな娘がいたじゃない…。
ヨシコシ……ちゃんだっけ…」
いつの間にかカシューシャも外して、テッシーは産まれたままの姿になってしまっていた。
話しながらも、ダスターは三年ぶりに触れる彼女の柔肌に痕を付けていく。
「あいつは…、なんと言うか、妹みたいなやつなんだよ」
「んあ…! そ、そう、なの?」
「俺は嘘はつきませんよ」
491名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 23:13:32 ID:UdbyC7xH
んあっ
492865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/01(土) 23:16:32 ID:ieIAJ+kZ
赤く頬を染めながらもテッシーの表情が和らぐ。彼の顔を指で触れて、口元をそっと撫でた。
「信じる事にします。…ふふ。お髭がちょっとくすぐったいわね」
「すまないな。剃る暇なかったんでな…」
「平気。格好いいわよ」
額に軽くキス。
そしてテッシーも、ダスターがさっきしたように首筋や肩にどんどん口付けする。
「っ! おいおい」
「私だって触れたかったのよ。こうやって…」
ダスターの肩にかり、と軽く噛み付く。
「いってー…。いつからこんな女になったんだ?」
「クスっ、さあ?」
「まったく…!」
「きゃあっ?」
テッシーの腕を掴んで、自分が見下ろすように体勢を入れ替えた。
「悪いけど、俺はやられるよりはする方が好きなんでね」
そう言いながら、彼女の豊かな乳房に手を添えて、柔らかく揉みしだく。
弧を描くように優しく、時に強く。マシュマロのように柔らかく、形を変えていく。
「承知の上よ…。だって、子供の時から知ってるもの……ん、あ…」
「前よりも、大きくなったな」
「や、そんな事…言わないで……! んあっ!」
右の乳首を、軽く噛む。左の乳首にも、指で擦るように愛撫する。
三年ぶりに感じる彼の愛撫に、テッシーの唇から喘ぎ声が漏れていく。
493865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/01(土) 23:17:44 ID:ieIAJ+kZ
「ふあ…、あ、ああんっ…!」
「感度も上がったな。ちょっと弄っただけでもうこんなに立っているぞ」
乳首を弄りながら、そっと意地悪っぽい言葉を囁く。
そして、ダスターの手がそっと彼女の身体をなぞり、甘い香りが漂う場所へと誘う。
だがその手を。テッシーはがっしりと掴んで止めた。
「あ…、ちょ、ちょっと待っ…」
「何だ? ここまでやらせてダメなんてなしだぞ?」
ダスターの言葉に、テッシーはモジモジとしながら呟くように言う。
「ち、違うわよ……。私も、やってあげるから」
少し沈黙したあと、言葉の意味を理解して目を丸くするダスター。
「……マジか?」
テッシーは耳まで顔を赤くしながら、コクリと頷いて、ズボンを履いたままのダスターの両脚の間に頭を持っていく。
そして、チャックを歯で噛んで下に降ろす。
降りきると、彼の隆々と反り立った逸物が彼女の眼前に姿を現した。
「お久しぶりね、暴れん坊さん」
テッシーはクスッと微笑みながら人指し指で軽く突っついた後、逸物の先端からぱくりと頬張った。
「ん、んん…ふむ」
久々に感じる彼女の口の中の温度と唾液と舌の柔らかい感触に一瞬達してしまいそうになるも、何とか我慢する。
テッシーは最初はゆっくりと、そして次第に少し早く顔を前後に動かしていった。
「…んん、ひもひ、いい…?」
「あ、ああ。
(……なんか、凄ぇなぁ)」
ダスターは、こんなにアグレッシブな彼女を今まで見た事がなかった。それでも、彼女の持つ魅力は更に際立って見える。
三年の年月の間に、テッシーは自分が思い描いていたよりも、もっとずっといい女になっているのだと言う事を、ダスターは改めて実感したのだった。
494865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/01(土) 23:20:19 ID:ieIAJ+kZ
すいません。なんかパソの調子が悪いので本日はここまでです。
一応バックアップのデータは取ってあるので今のパソが壊れたとしても投下はできますのでご安心を。
495865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/01(土) 23:21:12 ID:ieIAJ+kZ
あ、毎日この時間帯に投下していきます。ご了承ください。
496名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 04:49:26 ID:+nUdUbMV
んあっ
497名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 07:14:07 ID:QeE9nMQa
またなのね。
498名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 11:29:54 ID:LF+WHY30
GJ!!!!!!!!
テッシーエロ杉(;´Д`)ハァハァ
499名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 21:56:15 ID:EI5RLGbT
楽しみにしてるよ
500名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 22:16:01 ID:WREk38Wz
んあ…っ
501865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/02(日) 23:07:23 ID:fBBku2Mj
初めて結ばれた頃は、16の時だった。
その時は互いに経験なしでもダスターが何とか主導権を握っていたし、それ以後も彼がリードする事が殆どでこういう風にテッシーの方から積極的にしてくれた事は数える程しかなかった。
「(初めて口でしてくれた時は、吐き出して暫く項垂れていたっけなぁ)」
そう考えているうちに、早くも限界を感じて来ると、彼女の頭を掴んで強制的に動きを速くさせた。
「んん?! ん、んー…っ!」
「テッシー…、悪い、限界っ…」
久々に感じたぶるりと背筋を通る感覚とともに、ダスターはテッシーの頭を掴んだまま、彼女の口の中にその熱い欲望をぶちまけた。
「〜っ!! ん、んんぐ……!!」
テッシーはその濃い味とむせ返る感覚に吐き出しそうになるも、彼の腰に手を回して何とか我慢して飲み込んでいく。
そして、一通りの射精が終わったのを口の中で感じると、彼のものをそっと口から離す。離した瞬間、咳き込むようにケホケホと荒い息で呼吸をした。
ダスターは少しの間、彼女にかける言葉を思い悩んだ。
三年分近く溜め込んでいたとはいえ、あまりにも早すぎる自分が情けなかったし、自分に対して懸命に答えてくれたテッシーが、今はとても弱々しく見えているから。
502865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/02(日) 23:08:45 ID:fBBku2Mj
そして…、彼女を宥める意味で、一言。
「…美味かった?」
「…訳ないでしょう」
即座にツッコミが入る。
流石のダスターも苦笑いをするしかなかった。
「……す、すいません」
「貴方以外のだったら、飲めないわよ。
それで……、どうだった? 少しは頑張ってみたけど…」
涙目でも、にこりと鈴蘭の花のように可憐な微笑みを見せる。
「………っ」
その健気な姿に、ダスターは久しぶりに胸を熱くさせる。
テッシーの身体をぎゅっと抱き締めて、自分ごと真横に押し倒した。
「頑張り過ぎだっつーの」
「もう、素直じゃないんだから…」
二人して、十代の頃に戻ったかのように子供っぽく笑いあう。
笑いあいながら、ダスターはもう一度彼女の秘所に手を伸ばした。
今度はジャマはされず、彼の指にとろとろとした液体の感触が走る。
「ん、やぁ…」
「今度は俺の番だな」
503865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/02(日) 23:10:56 ID:fBBku2Mj
ダスターがかつての悪戯小僧のような笑みを浮かべたあと、彼女の蜜壷に彼の指が二本、突っ込まれる。
「ひゃあっ!! あ、あ……!!」
中の上の方を人指し指と中指で、きれいに処理されて生え揃っている毛の下から顔を出しているクリトリスを親指の腹でぐりぐりと弄る。
「これが好きだったよな」
「ん、あっ、言わ、あ、ないでぇ、ひあっ、んぁぁんっ!!」
空いた方の手は彼女の奇麗な弧を描いてるお尻に伸びて、その柔らかい肉を乳房の時のように揉みしだく。
そして、お尻を揉んでいた手がそっと菊門に近づいて、つぷり、と人指し指を入れる。
突然お尻の方にも感じた感触に、テッシーの背中が一瞬弓反りになった。
「!! だ、めぇ…!!」
「ここ…弄ると結構早くイッてたよな」
「そ、そんな事……はぁぁっ!」
ダスターの指が前後で動いて、更なる快感を彼女に与えていく。
テッシーも三年ぶりに感じた彼の太くてゴツゴツとした指が自分の中で蠢いている感触を、涎と喘ぎ声を漏らしながら身体全体で感じていた。
504865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/02(日) 23:11:58 ID:fBBku2Mj
「はっ、あ、ああっ…!! ダメ、だめぇぇっ…!! アアン、私、もうっ…!」
「俺も一回イッたんだ。お前も一回…!」
そう言うと、彼の指の動きが早く、少し荒々しくなった。壷から溢れ出る蜜の量も、指の動きと同時に多くなる。
「駄目、だめ、ダメぇぇぇっ……!! くる、来るっ、来ちゃうッッ…!!
────っ!!」
テッシーの背中が二、三度ビクン、ビクンと撓り、指の隙間から潮が勢いよく噴いていく。
ダスターは両方の穴から指をそっと抜いて、絶頂の余韻に浸ってる彼女の額とまぶたに軽く口付けをする。
「ん…、ダスタぁ……」
少し涙を零して、テッシーは彼に向けて微笑む。
かつて何度も見て来た筈の、それでもいつも違って見えるその美しい顔に、ダスターは思わず唾を飲んだ。
「んな色っぽい顔するなよな…。また襲いたくなるじゃねーか」
「…いい、よ。貴方になら襲われちゃっても」
照れ隠しに言った言葉でも、彼女は更に上をいく。
「……まったく」
敵わねぇな、と心の中で呟きながら、ダスターはテッシーの上に覆い被さり、その細くて長い脚にそっと手を触れた。
505865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/02(日) 23:13:33 ID:fBBku2Mj
本日はここまでです。一応明日の投下で終了予定です。

パソはMOを買ってファイルの整理したらまた元通りスムーズに動くようになりました…
506865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:47:40 ID:pVZD14bx
「何言ってももう止めないからな…」
ダスターの逸物は一度出しても飽き足らずに天高く隆々と脈打っている。
そして、ひくひくと軽く痙攣して香り立つ蜜を溢れさせている彼女の花弁に、自身のそれをそっと当てがった。
「…来て…」
「ああ」
目と目で合図して、頷きあう。
そして、テッシーが目を閉じると、先端をゆっくりと入れ、ひとつ息を吸ったら腰に力を入れて、一気に奥まで貫いた。
「あ、んん〜っ!!」
三年ぶりに感じた彼女の膣内の暖かい感触と、痛いぐらいに締め付けて来る締まりで、ダスターの背中に身震いが走る。
「って…、だ、大丈夫か?」
「ん、な、何とか……。久しぶりだったから、ちょっと、痛かったけど…」
固く閉じていた唇を開いて、呟くように答えるテッシー。
その言葉に、改めて空白の月日が長いものだったのだと言う事を感じて、ダスターの胸を痛めた。
507865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:48:29 ID:pVZD14bx
「で、でも…、もう大丈夫よ。
動いて。ダスターの、好きなように…!」
ダスターは一回頷くと、テッシーの両脚を持って、少しずつ腰を突き立てていった。
「かっ…! はっ、あ、はぁぁっ…!!」
「凄ぇな…。お前のここ。ヌルヌルしてんのに、ぎゅっと締め付けて…。
全く変わってない」
「は、や…っ! 言わないでぇっ……!! ぁあんっ!!」
腰の動きを強くすると、彼女の乳房がその動きに合わせて上下にゆさゆさと揺れる。
「…! よ、……っと!」
ダスターがいきなり彼女の腰を掴んで、繋がったまま起こさせる。そして自身は胡座をかくような体勢になった。
「え、あ。何…っああ!?」
体勢のせいで、さっきよりも深く繋がる。
「お前も……動いてみろよ」
「あ………う、うん…」
ダスターに促されて、テッシーも真っ赤な顔で頷きながら、彼の動きに合わせて身体を上下に揺さぶるように動かす。
「あ、ふぁぁっ…!! すご、あっ、いぃっ…あ、あー…!!」
いつしか夢中になって、テッシーは彼を求めるようになっていた。
自分でも気付かないうちに、動きは速くなっていく。
508865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:48:59 ID:pVZD14bx
「う。く…! すげ…!!」
ダスターも負けじと彼女の腰を掴んで、奥を穿ち、貫ぬく。
ベッドが壊れるのではないかと言うぐらい、ぎしぎしと音を立てて軋んでいった。
二人の顔が向き合って、どちらともなく深い口付けをする。
「は! ああ! …んっ、んむ、ふぅぅっ…!!」
舌を絡み合い、唾液を飲み合う。最早煙草の匂いも気にならない。
周りの音さえも耳には入っていない。感じるのは互いの体温と与え合う快感のみ。
「ん、はぁぁっ…! だめっ、あ、だめぇぇ…!! 私、私ぃっ…!」
テッシーの言葉と共に、膣内の収縮が増した。限界が近い事を表している。
彼女の腕がダスターの背中に回って、爪で軽く引っ掻く。
その痛みに少し眉をしかめながら、ダスターも再び登り詰めていく感覚を感じ取っていた。
「ああ…! 俺もそろそろ…!」
最後の力とばかりに腰の動きを強くしながら、ダスターはテッシーを抱き締めて耳元で囁いた。
「我慢、するな……!!」
「……! うん、んん、は、あぁぁ──────────…っ!!」
囁かれた瞬間、ゴムホースから抑えた水が噴き出すように彼女の中で快感の波が襲い、彼女は絶頂を迎えた。
同時に膣口がダスターの逸物を絞り上げるかのように締まり、彼も彼女の中に白濁の欲望を思いっきり叩き付けた。
509865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:51:26 ID:pVZD14bx
それから、何時間経ったのだろうか。
二人は食事も忘れ、時間も忘れて何度も貪り合った。空白の三年間を埋め合わせるかの如く。
YADOの主人が気を使ってくれたのか、テッシーは呼び寄せられたりはする事なく、彼との行為に集中できた。
ダスターもダスターで、彼女の身体に自分を再び刻み付けるかのように行為に没頭した。
そしていつの間にか二人で眠っており、気が付いたら朝を迎えていた。
ダスターがゆっくりと上体を起こす。
「…テッシー。俺……」
「分かってるわ…。リュカちゃんのところへ行くんでしょ」
彼女ももう起きている。そしてダスターが漏らした言葉の意味も、ちゃんと分かっていた。
「ああ。俺はあいつを…最後まで見届けたいんだ。あいつがどんなものを見て、どんな結末を迎えるのか…」
「そう…。…実を言うとね。私たち、明日ニューポークシティに引っ越すのよ。
お客さんもいないし、引っ越した方がいいかもしれないって…」
ダスターはその言葉でようやく、ジャッキーの言った"最後の客"の言葉を理解した。
510865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:52:32 ID:pVZD14bx
「そ、そうか…」
「ごめんなさい。今まで黙って…むご」
泣き出しそうになって呟く彼女の言葉を、ダスターは指で塞いだ。
「ふぁふふぁー?」
「謝るのはもうなしだぜ」
にやりと笑みを浮かべるダスターに、テッシーは寝そべったままコクリと頷く。
そしてダスターも、顔を赤くして目を反らしながら彼女に言った。
「あ…。その。全てが…終わったら、迎えに行っても…いいか?」
テッシーは少しキョトンとするが、暫く立って言葉の意味を理解し、ボンッと湯気を立てる。
「……は、はい…」
その言葉のあと、二人してちゃんと起きて、互いに後ろを向きながら服を着る。
「じゃあ…、俺、行くわ」
「あ。待って」
服を着終わって、ドアのところに向かおうとしたダスターを、テッシーが慌てて引き止める。
そして、彼の前で膝をついて、左脚をもぞもぞと弄った。
511865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:54:07 ID:pVZD14bx
「…なんだ?」
「いいから……。はい。これで良しと」
テッシーが離れると、彼の左の足首には彼女の使っていたスカーフが巻かれていた。
「…これは」
「お守りよ。そして…約束の証し。お気に入りだから…、必ず、返してね」
赤くなりながら言うテッシーに、ダスターも笑みを浮かべて、自分の首元に巻いていたバンダナを解いて、彼女の前に差し出す。
「…じゃあ、俺からもだ。お前が持っていてくれ」
「ダスター…」
「必ず、お前の元に戻るから。そして………またこの村に帰ろう」
テッシーは涙を一筋零して、頷きながらバンダナを受け取った。

「じゃあ、行って来る」
「行って…らっしゃい…!!」

彼女に背を向けて、ダスターはドアの外に出る。
信じ合える仲間の元へ。
奪われた本当の幸せを、盗み返す為に。

誇り高き、正義の泥棒として。

~おわり~
512865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:55:17 ID:pVZD14bx
-おまけ-

ダスターは歩きながら、時計を確認した。
午前の八時をちょっと過ぎた程度。
「…やべ。早すぎた…」
今から海岸に行っても、多分誰もいないだろう。
「……リュカの家にでも顔を出して、ちょっくら驚かすか」
そう決めて、左脚をちょっと引きずってリュカの家へ。
途中にあったゴミバケツに、煙草を捨てながら。
「(タバコは、もうやめよう)」
そして、リュカの家の前に付くと。
ボニーがなにやら怪訝な表情をしている。
「ん? どうしたボニー。ひょっとしてご主人達はまだ起きてないのか?」
「クゥ〜ン…」
ボニーは何だか、呆れるような哀しいような。微妙な表情をしている。
ノックを二、三度しても、返事はなかった。
やっぱり寝てるんだなと思い、目覚ましゼミとサイレンクワガタを構えながらこっそりとドアを開ける。
「おーいリュカ! クマトラ!! 朝だ……ぞ……」
ベッドの上のその光景に、ダスターは唖然とした。
513865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:56:06 ID:pVZD14bx
二人は涎を垂らしながら、寄り添うように寝ていた。…素っ裸で。
周りにはティッシュが散乱し、ほのかに漂うイカの匂い。
「こっ、こいつら…!」
二人の関係に付いては、薄々感づいていた。しかし、ここ待て背進んでいたとは流石に予想していなかったのも事実。
「…ってゆーか終わったら下着ぐらい履け!」
少々突っ込みどころが違うと言う言葉はさておいて、幾らフリントが滅多に帰ってこないとはいえ、幾ら何でも無頓着すぎる。
「…こりゃ長兄役としておしおきしなきゃあならんな……」
と考えるダスターの目に、油性の黒のマーカーが。
「……!」
ダスターの瞳が怪しく輝いた。

そして数分後、サイレンクワガタと目覚ましゼミのダブル攻撃に起こされたリュカとクマトラがそれよりも大きな声で言葉にならない笑いと絶叫が響いたのは、言うまでもなかった。
514865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/03(月) 23:59:26 ID:pVZD14bx
色々トラブルが続きましたが、これで終了です。
取りあえず自分では書きたいネタは全部書けたので満足しています。
お目汚しに付き合って頂いて本当に有り難うございました。
515865 ◆S8P7GzohKw :2006/07/04(火) 00:00:21 ID:pVZD14bx
あ…ミスが!
>ここ待て背進んでいた→ここまで進んでいたorz
516名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 00:01:23 ID:P6hm6yTK
865さん、GJ&乙です!!
517名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 00:02:40 ID:efcJfHXh
んあっ…! お疲れ様です。いつもよくネタが尽きませんね。GJ!
518名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 00:09:33 ID:bnXLwGJ9
んあっ…!
519名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 00:38:52 ID:bnXLwGJ9
んあっ…!
520名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 03:56:20 ID:UGetDnhN
gj&乙でした!
シリアス風味の本編に転じてギャグのおまけにワロタv
一体二人の顔にはどんな落書きを…!
次の作品も楽しみに待っていますよ。
521名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 22:03:49 ID:44sQja+F
素晴らしい!GJ!!
522名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:41:05 ID:nsKyU0NI
おつかれです。
前回チチブーのヨシタメかいた方ですか?
どちらにせよすごくよかったです。
523名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 22:12:55 ID:3ZFpT0/V
GJ!

素晴らしかったです~久しぶりに良いSSを見れました!
次回も期待してます~
524名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 01:23:53 ID:amcGKarB
過疎age
525名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:50:16 ID:amcGKarB
んあ…っ
526名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 23:00:25 ID:W0PodZUU
変な荒らしがいるな
527名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 20:57:33 ID:+kAhgkte
んあ…っ
528名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 22:03:22 ID:tZIS1UhL
保守age
529名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 15:44:30 ID:VevcaaH1
んあ…っ
530名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 16:25:44 ID:kCDZrwir
必死だな

支援age
531名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:09:27 ID:PQY+TyYs
865氏以外でリュカクマSS書いてくれるネ申はいないのだろうか
ダスクマは嫌いじゃないけど扱ってるサイトが多すぎてなんだかなぁって感じてしまう
532名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:29:22 ID:qzSEnb/r
ダスクマ萌えの自分が言うのもあれだが
確かにダスクマサイトは多いがリュカクマサイトはほとんど見ないな
533名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 02:13:36 ID:XkpxKaC6
ってか無に等しいだろ
何故こうにもダスクマ派が多いんだ・・
534名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 04:05:40 ID:acwVqcQv
ゲームが出た時はダスクマ以外認めないみたいな空気がキャラスレにはあった
正直肩身狭かったよ
535名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 04:12:30 ID:8E+gSvHo
536名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 10:21:34 ID:qL5WZ5pN
1.クマトラ自体がリュカよりダスターとの関係性が強いから
2.リュカ自体が男女間の恋愛より家族愛を求めてる様に感じるから
3.少年好きの人たちはショタホモに走るから
537名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 21:48:27 ID:g55ZVXvS
どれも該当している気がする
538名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 00:20:14 ID:rVNENyQa
>>536
一番の理由は3かもな……
539名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 20:59:20 ID:AzFeEIpq
>>538


な に か ?
540名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 12:57:56 ID:dyW3EhBd
◆おかえりねがった。
541名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 20:28:36 ID:fOkRAHD3
過疎?

はい →いいえ


…過疎!
542名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 15:10:58 ID:qQ3L8Gu3
自分クマダス萌えだ…

リュトラ好きな人は何故そう思ったんだ?
543名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 15:48:35 ID:Hlzrgms6
>>542
そう言う事は言うもんじゃない


俺は単純に年下の少年と年上の少女ってのもいいと思っただけ
544名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 17:54:20 ID:qQ3L8Gu3
>>543
すんません。

吊ってくる…orz
545名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 00:26:48 ID:9UvBR0Ub
個人的にはダスターはむしろ、兄貴分的に年下の2人の行く末を暖かく見守って欲しいと思うから。
とマジレスしてみる。
546名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 00:29:38 ID:vns8Sh49
>>544
ここは中立地帯なんだから。クマダススレが勃ってるじゃないか・・・!
クマダス萌えはそっちで語ろう。俺も語る。
547名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 17:07:02 ID:OJlDFo1K
こんな狭いジャンルでカップリングがどうのこうの自体が馬鹿らしい
548名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 23:07:51 ID:AEfwivzV
うむ
このスレ的にはどんなカプでもバッチコーイ
549名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 23:08:49 ID:vns8Sh49
ジャンルの狭さ?
550名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 03:04:58 ID:YAbVFgyb
圧倒的に数が少ないのにその中でカップリングで争ってると
書き手そのものがいなくなるよ
551名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 07:13:32 ID:lVG3kVo4
ん?
じゃあリュクマの理由を書かなくていいか・・?
552名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 10:41:50 ID:rJFW+1jL
書かなくていいよ、聞いてくる奴がアホなんだからきっと
難癖つけて反論してくる
553名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 16:22:31 ID:XlvOKrgX
ってか理由なんかどうでもいいし
554名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 22:33:25 ID:pQtsqMYe
あげ
5551:2006/07/23(日) 10:39:14 ID:yXoKxTnH
ageage
556名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:25:44 ID:v0Z2sasq
保守
557名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 14:45:37 ID:avFZlcmo
ほsy
558名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 16:37:09 ID:yTJWQ4AL
しょっちゅう保守んないと直ぐに落ちるのか?この板は
559名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 15:49:46 ID:vJ/tRG/J
いや、彼等は保守でスレを埋める気だ
560名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 15:58:27 ID:anZeW1Oq
ほも
561名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 22:35:43 ID:hKfWoolY
ttp://www.yomiuri.co.jp/feature/sfuukei/fe_sf_20060711_01.htm
保守兼独り言。
motherの世界にはガンガン突くのは似合わないよね。
562名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 02:59:29 ID:vwS9oQMl
インストラクターはちょっと
563名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 03:07:23 ID:zlPRgSIu
PKあげ
564名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 03:06:17 ID:Wc2lAvCC
自らがオソヘ城の姫だと思っていたクマトラ
しかしそれはトーナメントの罠だった!
ニンテンドウオールスター!ゲームソフト人気トーナメント2!!

・8/7(月) Hブロック2回戦第3試合
 MOTHER3
 投票時間のプライドは今日00:00:00〜23:00:59までですものね。
 スターストームさえ使えれば、この投票にルールを守って清き一票をッ・・!
 よかったじゃないですか いい試合になりそうで
 んんんんんんんッ!!

 公式サイト   http://ggnaagn.fc2web.com/
 コード発行所 http://vote.mokuren.ne.jp/nin/
 投票スレ    http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1154401355/l50

へへへ おい、支援物資を用意しろ。全力で支援してやる
投票スレ支援用物資(支援で投票スレに貼られてなかったらここから選ぼう)
 DCMCライブ
 ttp://www.youtube.com/watch?v=9PFkDUXYFc4
 ダスター(本物)
 ttp://www.youtube.com/watch?v=jFOjavfJ_Tw
 ウエスじいさんのおどり
 ttp://www.youtube.com/watch?v=AOpwLflSM3s
 だれかさんのおもいで
 ttp://www.youtube.com/watch?v=EIWHYQBWf34
 ポーキー戦
 ttp://www.youtube.com/watch?v=PGe6BIzDCg0
 ラストバトル
 ttp://www.youtube.com/watch?v=PXmlT6QTAgE
 ttp://www.youtube.com/watch?v=_cmoa3ktJjA
 ttp://www.youtube.com/watch?v=WmThBQmmUP0
 ttp://www.youtube.com/watch?v=5eMKnd0wX1w
 ttp://www.youtube.com/watch?v=sdPSRDykZ6A

こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!(ビクッビクッ
565名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 15:06:33 ID:u0fH7Tq4
どっかに警官5人×ネスってのがあったけど誰かしらない?
566名無しさん@ピンキー
>>565
その内容だったら801板の方が知ってる人いるんじゃないか?