「なぁーんだ、ふふ……何だかんだ言ってハヤトのコレ、まだ治まってないんじゃん……中はどうなってるのかなぁ?」
「ば、バカ! や、やめろって! あ、ああッ……!」
「うわぁ……。あ、案外大きいんだね……ハヤトのって……。体格差って関係あるのかな……?」
「くっ……あ、あざみっ……やめるんだっ……!」
「ふふんっ! じゃあ、私を突き飛ばしてやめさせたら? ムリだよねー? カラダは正直に反応してるもんねぇ?」
「そ、それは、お前がっ……!」
「……ふむふむ……なるほど……コレは是非ひまわりに報告しないとねー。私の情報によれば、ハヤトは結構感じやすい……と」
「お、お前に言われたくない……てか、んなことひまわり達には絶対に言うなよなっ……!」
「安心しなって。こんなの話せるワケないでしょ? 私までヘンタイだと思われちゃう」
「な、ならいいが……って、よくねーよ! さっさとやめるんだっ……!」
「ダーメっ! せっかくだから、特別サービス。やっぱ手だけじゃムリそうだから、口でしたげる」
「んば、バカっ! ふざけんなっ! 何考えてるんだよ、お前っ?!」
「なんかさっきも聞いた気がするね、ソレ。別にソッチの気があるワケじゃないけど……ホントに出血大サービスだからね?」
「んなサービスいらんっ! マジで取り返しのつかないことになっても知らんぞッ?!」
「何よ? 取り返しのつかないことって? 私男だから、妊娠できないんだけど?」
「そ、そういうことじゃなくてだなっ! って、おい! き、聞いて……う……」
「ン……んん、あむ……んん、ン……」
「くッ……あ、あざみっ……」
「あむ、んむ、んん……ン……ちゅちゅ……んっ……」
「……うぅ……」
「ンン……あん、じゅる……ん、んむ、んむ」
「……」
「ん、んんん……れる……ん、んはぁ……!」
「……」
「……ふぅ……ちょっと、ハヤト?」
「んな、なんだ……?」
「なんてゆーか、そのぉ……もうちょっと、声出してくんない? 反応が薄いとやりがいがないんだけど?」
「と言われてもなぁ……普通、男は声なんて出さねーだろ? AV男優じゃあるまいし……」
「……それって……私に対するイヤミ? 私はAV男優だと言いたいワケ?」
「い、いやっ、そういう意味じゃなくてだなっ……お、お前の場合は、まぁ、アレだし……」
「アレって何よ? オカマだから別だとか言いたいの?」
「だ、だからっ、その……だぁーっ! い、いいじゃねーか、んなこたぁどーでも! さ、さっさと、つ、続き、やれよっ……」
「へいへい……ようやく素直になった……あー、あむっ……」
(に、にしてもっ……妙に上手いなっ……コイツ……は、初めてじゃないんじゃないか……?)
「ンン……んむ……ん……ん……ん……」
「んくッ……! や、ヤバイ……で、出るぞッ……!」
「ん、ん、ん、ん、ん、ん、ん、ん……!」
「く、くぅッ……!」
「ンんッ?!」
――
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
「ンー……ふひほははひひっはひへはほぉ(訳:くちのなかにいっぱいでたよぉ)……」
「そ、そこにティッシュあるから吐き出せよ……(何言ってるか分からん)」
「ン、んんー……ンっ、くんっ……! ぷはーっ!」
「って! お、お前、の、飲み込みやがったのかっ?!」
「? 普通飲むもんなんじゃないの? 身体にいいって聞いたことあるし」
「んなワケねーだろっ! そもそも口に出すこと自体、あんまり普通じゃねーってのっ」
「ま、マジでぇ?! うわぁ……飲まなきゃ良かった……喉に引っかかって気持ち悪いし、ニオイは残ってるし……サイアク……」
「あ、あのなぁ……勝手に飲まれてそんなこと言われる方の身にもなってくれ……」
「ホントのことだからしょーがないじゃん」
「ハァ……俺はシャワー浴びてくるから、お前は自分の部屋に帰れ……」
「一緒に浴びるっ?」
「あ、アホかっ! さっさと帰れっ!」
「て言われてもなー……誰かさんのせいで、パンツびしょびしょだしなぁ……」
「へ、部屋に帰るくらいヘーキだろ!」
「……じぃー……」
「そ、そんな目をしてもダメなもんはダメだっ!」
と言いつつも、結局は一緒にシャワーを浴びる二人であった。最中、スキンシップがあったのは言うまでもない……。
とりあえず、現在構想中のSS
あざみ話の続き(しきみ再登場)
しきみ話
ひまわり話
>>69-70参照
ゆすら話
>>73-74参照
ヒメジ話(なんかネタください。こんなシチュがいいとか、こういうことはさせるなとか)
小紫、椿、甲羅忍者辺りもその内使うかも?
つきよ姫やその他のキャラはよく分からんので保留
なんでこんな張り切ってるのかは謎……
しきみ話
マジで応援してます
つーかモノローグ有りの方がいいです
次(多分週末頃)はしきみ話を投下しようと思うのですが、
しきみファンの方に是非を問いたいことがあります。
それは、しきみの処女喪失話は有りか否かです。
有りなら誰を相手にするべきかもお聞きしたいです。
職人様のご親切に甘えて意見を。真面目に考えちゃったよw
個人的には、少ない情報から考えるに「なし」でお願いします。
プロ/エリート意識が強いからってのと、「あり」の場合あざみかナナフシかを選び切れないw
その代わりペッティングは禿しくきぼん(*´Д`*)
ハヤト×あざみ禿スクGJ!!漏れとしては小紫×あざみとかキボヌ。
ちなみに漏れはモノローグあった方が好きだわ。
85 :
82:2006/07/27(木) 03:45:37 ID:ZXE+l7nW
86 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 04:10:38 ID:u6m/mcgR
小紫キュンとのからみとか見たいお
ああ
抜けねぇなぁ
職人さんの予告期限が・・・
「はぁ……」
しきみは悩んでいた。
温泉での一件以来、あざみの顔がまともに見れず、会話もままならなくなってしまったからだ。
自分の馬鹿な勘違いが元なので素直に謝りたいと思ってはいるが、あざみの顔を見ると、どうしてもあの時の感触と表情が脳裏をよぎり、何も言えなくなってしまっていた。
「悩んでいてもしょうがないか……」
考えるだけでは何も変わりはしない。自分が照れを捨てればいいだけの話で、そうすれば、あざみならいつものように接してくれる。それは理解している。
(でも……そんな簡単に意識を変えられるものなら、最初から悩みなんてしない。ナナフシの時だってそうだ)
ともかく考え込んでいても気が滅入るだけなので、しきみは自室を出て、山へと向かった。
こういう時は学園でじっとしているよりも、外で何かをしていた方が、余計なことを考えないで済むと思ったからだ。
学園周辺の山々は、しきみにとって勝手知ったる、いわば庭のようなものなので、何処がどんな薬草の生育条件を満たしているのかは、概ね熟知している。
だから手持ちの薬草が切れそうになれば、何処に行けば何が補充できるのかは分かっているし、貴重な薬草が生えていそうな場所も把握していて、今回は後者を目的とした。
自室にある薬草等のストック管理は、普段から怠っていないので、特に補充が必要なものはないが、貴重な薬草やキノコなら、いくらあっても困ることはない。
そういったものは、意図的にストック量を操作することが難しいということもあるが、何より薬師としての探究心が欲しているのだ。
しきみは、貴重な薬草が生えている可能性のあるエリアを、次々とあたっていく。だが、まるで収穫がない。
特別に期待をしていた訳ではないので、それで落胆するようなことはないが、何も無いと流れ作業的になりがちで、気が抜けてつい余計な思考が顔を出し初めてしまう。
それでは山に出た意味がない。余計な思考を振り切り集中しようと、散策に精を出す。そして気がつけば、見覚えのある景色に囲まれていた。
見覚えのある場所なんてここに限った話ではないが、この場所にしきみは、単なる既視感とは違った感覚を覚えていた。
そこは岩壁に挟まれた、所々に岩石の転がる渓谷で、奥には緑も見受けられる。かつて星屑草を見つけ、ナナフシと初めて出逢った、しきみにとって特別な場所だ。
星屑草を見つけた場所だけあって、しきみはあれ以来もここに何度か足を運んでいた。
いつも収穫など何も無かったが、ここに来ると心が温まるような、何か不思議な感覚になれるのが心地よく、何も無いと分かっていながらも、つい何度も訪れてしまっていたのだ。
その所為で習慣化してしまっていたのか、無意識の内に足が向いていたようだ。
やはり今回も星屑草は生えていないだろうが、折角来たのだからと、しきみは奥へと進む。
奥へ行くに従って通路が拡がり、幾つかでこぼことした岩が点在している。その隙間や表面からは逞しく緑が育っており、薬草として使えるものも多少見受けられた。
ナナフシの居た縦穴付近まで到達すると、しきみの脳裏にあの時の記憶が鮮明に蘇えり、胸の奥が熱くなって、顔が火照っていくのが感じられた。
(ここに来る度にいつもこんな気持ちになって……未練がましいったら無い……)
そう思いながらも、穴の前で立ち止まり中を覗くしきみ。深さ4メートル程度。当たり前だがナナフシの姿などない。
(馬鹿馬鹿しい……。何やってんだろ、私……)
ひょいと穴を飛び越え、薬草狩りを再開しようとする。だが着地した瞬間、足場が崩れ、しきみの身体は後方の穴へと投げ出されてしまう。
(なっ!?)
気を抜きすぎていたのか、穴の淵、しかもヒビの入ったところへ着地してしまったようで、虚を衝かれる形となったしきみは、反応できずに背中から落下していく。
それでも滞空中に何とかしようと、鉤縄を近くの岩石へと絡ませる。しかし天はしきみに味方せず。岩石は脆くも崩れ落ち、しきみの身体を一瞬繋ぎ止めるだけに終る。
「くッ……!」
さほど深い穴ではないので、もう落下中に体勢を立て直す余裕などない。衝突に備えて受身を構える。
「――!」
途中、鉤縄がワンクッションになったとは言え、背中から落ちて、何ともないような高さではない。
しかも、衝突のタイミングが思っていたよりも早かったために、受身のタイミングも逸してしまった。
にも拘らず、痛みはなかった。
(いったいどうなっ……)
そう思いしきみは、いつの間にか瞑っていた目を開ける。
「大丈夫か?」
そこには、先程まで思い浮かべていた顔があった。
「な、ナナフシ……!」
驚いて目を見開くしきみ。
「どうして……?」
「それは拙者のほうが聞きたいくらいだ。お前らしくないのではないか?」
落下したことを言っているのだろう。いつものしきみならば、このようなヘマはまずしない。それは本人も十分に理解している。
だが今のしきみには、そんなことはどうでも良かった。
「私にだって、こんな時もあるわ……。それよりなぜここに?」
ナナフシが目の前に居ることが信じられないしきみは、改めて訪ねる。
「たまたま通りかかったのだ。そしたらお前の姿が見えてな……。いきなり落下したから驚いたぞ」
「そう……。ごめんなさい……」
微笑を浮かべながらナナフシが答えると、迷惑を掛けたと思い、しきみが俯いて謝る。
「謝る必要などない。お前は何も悪くはない」
冷静な口調の中にも優しさの篭った声で、ナナフシが諭す。
「……ありがとう」
しきみは俯いたまま視線を逸らし、照れながら一言、感謝の意を述べた。
「折角こうして逢えたのだ。少し話でもしないか? この中なら、まず人目につかないだろう」
確かにこの縦穴の中を窺うには、淵に立って覗くしかなく、余程の術者でもない限り、他に覗く術はなさそうであった。
そんなことが出来る術者が、こんな穴をわざわざ覗く理由もないだろうということで、しきみはナナフシの提案を受けることにした。
「そうね。それじゃあまずは、降ろしてくれない?」
ナナフシは衝突寸前のしきみを抱き止めた。だからしきみは、いわゆるお姫様抱っこされている状態になっていた。
好きな相手に抱かれて嬉しくない訳はないが、久しぶりに会ったせいか、気恥ずかしさのほうが大きく、しきみは降ろすように催促してしまう。
「ああ」
ナナフシがしきみを腕から降ろす。そしておもむろに地面へ腰掛けた。
しきみも地面に腰を下ろし、岩壁を背もたれにして、ナナフシの右隣に座る。
「元気にしていたか?」
ナナフシが先に口を開いた。
「ええ、まあ。貴方は?」
本当は体調を崩したこともあったし、今も悩み事はあるが、心配を掛けさせまいと、しきみは曖昧な返事を返した。
「見ての通りだ。そういえば、お前の方こそどうしてここに?」
ナナフシは、しきみが以前体調を崩していたことを、あざみから聞いて知っていた。
本心としては、なんとか聴き出したいところではあるが、しきみの気持ちも解るし、あざみの正体がバレてはいけない。
そう考えたナナフシは、あえて話題を変えた。
「多分、貴方と同じよ。星屑草があった場所だもの。来てみたくもなるわ」
先程ナナフシは「たまたま」と答えてはいたが、同じ趣味を持つしきみには、ナナフシがここに来た理由など、本当は聞かずとも解っていた。
「俺は……それだけの理由ではないのだがな」
「? どういう……?」
「……こういうことだ」
不意にナナフシがしきみを抱き締める。
「え、ナナフシ?」
(え? ええ?! いったい何が?! え? どうして?!)
ナナフシの突然の行動に、しきみの思考は激しく混乱する。
「俺は、しきみに逢いたかった。またお前の顔が見たかった、声が聞きたかった。……だからここに来た。また逢えるのではと思ったから」
絞り出すように、囁くようにして、しきみの耳元で、ナナフシがその想いを吐き出した。
ナナフシにこのような感情を、初めて直接的な行動と台詞でぶつけられたしきみは、胸が締め付けられるような感覚に囚われる。
「実は……私も……」
しきみはナナフシの背中に腕を回し、自分も同じ気持ちであったことを、行動で示す。
「……しきみ……」
ナナフシがしきみから身体を少し離し、その瞳をじっと見つめる。しきみもまた、視線を泳がせながらも、なんとか見つめ返していた。
ゆっくりとナナフシの、その整った顔を近づく。意図を察したしきみは、戸惑いながらも瞼を閉じる。次第に互いの吐息が感じられる距離にまで達し、ナナフシも瞼を閉じた。
――
初めての接吻。どうしたらよいのか分からないしきみは、唇を固く閉じ、緊張の余り少し震えていた。
それは互いの唇を重ね合うだけの、文字通りの"口付け"であったが、気持ちを確認しあうには十分過ぎるほどの温もりが篭っていた。
唇を離し、再び見つめ合う二人。しきみは相変わらず、気恥ずかしさから、真っ直ぐには相手の目を見られない。
そんな仕草を微笑ましく感じながら、ナナフシは両手でしきみの右手を取った。そして、自らの胸、心臓の辺りにその手を当てる。
「聞こえるか? 俺の心音が……。お前に再会できたことで、速まっている鼓動が……」
そう言われてしきみは、手先に伝わる僅かな振動に集中する。確かに、トクトクと短いリズムで、脈打つ鼓動が聴こえる。
「ええ、聴こえるわ。見かけによらず、緊張でもしているのかしら?」
自分も緊張しているにも拘らず、ワザとらしく皮肉っぽい口調で尋ねる。
「ああ。こういう経験は乏しいからな。お前と同じで」
対してナナフシもまた、やや皮肉っぽく、からかうようにして答えた。
「私はっ、こういうことに、興味がなかったからっ……!」
別に隠していた訳ではないが、しっかりと見抜かれていたことが妙に恥ずかしく感じ、しきみは必死に言い訳をしようとする。
「とは言え、お前よりは知識を持っているつもりだ。俺がリードをしなくてはな」
「り、リードって……」
何の? と聞きたいところだが、聞くまでもない。それに聞いたら恥ずかしさの余り、余計に動揺してしまうだけだと分かっていた。
「……」
ナナフシが手を放し、瞳を見つめたまま、右手をしきみの腰へと回す。そして左手を右頬に添えた。
しきみは顔を紅潮させ、潤んだ瞳で、今度はしっかりと見つめ返し、やがて目を瞑る。
ナナフシはしきみの腰を引き寄せ、覆いかぶさるようにして、再び口付ける。
「……ん……」
しかし今度は先程のものとは違う。
緊張が解けてきたのか、緩んだしきみの唇を押し分け、ナナフシが舌を挿入する。
「……ン、んん……」
口内に入り込んだ異物の存在に戸惑いながらも、しきみは何とかしようと、稚拙に舌を動かす。
しかし、先程の言葉とは裏腹に、ナナフシは巧みに舌を動かし、しきみに自由を与えない。
うねうねと舌に絡みつき、口内で蠢く軟体に快感を覚えたしきみは、夢中でしゃぶりつき始める。
「ん、ん、ンン……ん、んはぁ……ン……」
狭い空洞に湿った音を響かせながら、口の端から雫が零れるのも気にせず、互いの唇を、舌を求め合った。
宣言守れず申し訳ない・・・。規制に巻き込まれて書き込めませんでした・・・。
しかもそれに乗じて、仕上げるのをサボってました・・・。
今回の続きは、明日には完成させるつもりです。
しっかしベタな展開だ・・・orz
以降一応エロパートですけど、あまり直接的な表現は使いたくないので、中途半端になりますがご容赦を。
ちなみにヒメジ話の作成も開始。やはり、ありんすは格別ムズイでありんすな・・・。
待ってましたGJ!
2話の風情が継承されてて良いです。
続き期待してます。
>>90-93の続き
「ん……んん……ン……?!」
もはやキスだけでは飽き足らなくなったナナフシは、唇を交わらせたまま、左手をしきみの胸に当てた。
「あ……ン……」
そして軽く指を動かす。しきみの乳房はすっぽりと掌に収まるサイズで、薄い下着を着けているのか、弾力がはっきりと伝わってきた。
その触感に心地よさを覚え、段々と指を動かすペースを上げていく。
「ン……ああ……はぁ……はぁ……」
乳房を揉まれ、しきみの呼吸が次第に荒くなる。
しきみの装束についたぼんぼりが邪魔になったのか、ナナフシはキスを止め、装束を脱がせようとする。
「しきみ……もっとお前の温もりを感じたい……」
「……」
無言で頷くと、しきみは上着を脱ぎ捨てた。忍具が入っているため、地に着くと、ドサリと重量感のある音を立てる。
しきみは抹茶色をした上着の下に薄い白装束を着用しており、ナナフシに弄られたせいで少しはだけ、白い鎖骨が顔を見せていた。
ナナフシはしきみを押し倒し、その鎖骨に軽く口付ける。そして徐々に首筋を上がっていく。
「あ……」
焦らされるような感覚に、しきみが身体を震わせる。
耳元まで到達すると唇を離し、三度ナナフシが、しきみの唇を奪う。
「ン! んんん……!」
今までよりも強引なキスに、しきみは驚きを禁じえなかったが、すぐに先程同様ナナフシの舌を求めだした。
ナナフシは改めてしきみの乳房に手をやった。より直接的になった弾力に夢中になって指を動かし、掌でこねる。
すると掌に、上着越しでは感じられなかった感触を覚えた。
その部分に掌を押し当て、円を描くようにして撫で回す。
「ア……! ん……あ、あっ……!」
そこが徐々に膨らみ、硬さを増していく。
「……あぁ……はぁ……はぁ……ひぁ!」
耳まで真っ赤にして息を荒げるしきみを尻目に、ナナフシはそこを人差し指の先で軽く転がした。その刺激に思わずしきみが声を上げる。
「どうした……?」
キスを止め、目を見ながらナナフシが声を掛ける。
「そ……そこ……だ……ダメ……」
息も絶え絶えにしきみが答える。しかし、
「そうか……ここがいいんだな」
「……え? ん……! ああああァっ!」
ナナフシは指先を素早く動かし、断続的に刺激を与えた。
「だ、ダメだって……ハァ……言ってるのに……」
涙目になるしきみの顔を悪戯っぽい表情で見つめながら、言葉を無視してナナフシは白装束に手を掛け、ぐいと肩まで脱がす。
露わになったのは歳相応の下着ではなく、古風な晒し木綿であった。小振りだがふっくらとした膨らみの中に一部分、小さな突起が見える。
あまりきつく巻いていなかったようで、少し緩んでしまっている。ならばと、ナナフシは晒しを上から下へとずらした。
しきみの白くて形の良い美しい乳房と、薄い桃色をした先端部が剥き出しとなる。
「……ぁ……」
しきみは恥ずかしさあまり声が出ない。
構わずナナフシは乳房を掴み、その先端を口に含んだ。
「……はぅんッ!」
舌先を回転させながら、乳首を弄ぶ。両手で両の乳房を揉みほぐすことも忘れない。
「……はぁ……う……ンン……!」
そして、片方では先端に口をつけながらも、もう一方は、指先で乳輪の淵をなぞりつつ先端を転がす。
「ん……く……ふぅん……あぁ……」
次にナナフシは、左手をしきみの股間へと運ぶ。
「!? な、ナナフシ……そこはっ……!」
しきみはまだそこまでの覚悟が出来ておらず、触れる寸前でナナフシの左腕を掴んだ。
胸から口を離し、ナナフシが目を見て言う。
「大丈夫だ。俺だって、何もこんな場所で最後までしようなどとは思わない。ただ触るだけだ」
「で、でも……!」
ナナフシの言葉を疑っている訳ではないが、恥ずかしさもあってしきみは抵抗しようとする。
「俺を信じてくれ。こんなことを言うのも何だが……俺はお前の身体に触れたいんだ」
「……分かったわ……。また会えるとも限らないものね……」
今回はたまたま遭遇したが、毎回そう都合良く会えるものではないだろうし、誰かに見つかれば、今度こそ重い罰が待っているであろう。
ならば今この時に、相手が望むことをさせてあげるべきだ。しきみはそう考えた。
しきみがナナフシの左腕から手を放す。
「ありがとう、しきみ」
「こ、こんなことで礼を言わないでっ」
照れるしきみをよそに、ナナフシは改めてしきみの股座に手を触れた。
そこは既に、触れているだけで手を湿らせそうなほどに熱を持っていた。
しきみの秘部があると思しき箇所に人差し指を押し当て、上下に擦る。
「あっ! ん……! ん、んんん……んはぁ……!」
胸だけでも相当感じていたのであろう。徐々に湿り気を帯びてきていた。
しかし、やや厚手のズボンに阻まれているため、さすがに愛液が染み出ることはなさそうである。
ナナフシは下も脱がしたいという衝動に駆られながらも、そこまですると歯止めが利かなくなってしまうため、それを何とか静める。
しきみの身体を弄ることで、自らの快楽を満たそうと考えた。
ナナフシは、右の乳首に喰らいついて、右手で左の乳房を揉みしだきながら、左手で股間をまさぐる。
「……そ、そんな……いっぺんにされたらっ……!」
一度に三箇所を攻められて、しきみが激しく悶えた。
ナナフシは更なる快感を与えるために、人差し指と中指でスリットをなぞりながら、親指の先でクリトリスを刺激する。
「ふぁ……! そ、ソコ……! ダメっ……! か、カラダがっ……へ、ヘンに……なるッ……!」
しきみの身体に電気のようなものが走り、無意識の内に腰が浮いてしまう。
それでもナナフシは指を止めようとしない。それどころか不規則に速度と圧力を変化させて、反応を愉しんでいた。
「……あ、あふ……ダメ……! わたしっ……ほんとうに……!」
ナナフシがトドメとばかりに親指の先で、しきみの陰核を一掻きする。
「ひぁんッ!!」
しきみの腰が大きく浮き上がり、小刻みに痙攣を起こす。
――
「……ん……はぁ……はぁ……はぁ……」
初めての愛撫であるにも拘らず、しきみは果てた。
ぐったりと、意識を朦朧とさせて、短く熱い息を吐き、余韻に浸っていた。
ある程度回復して服を着直したしきみは、ナナフシの肩に寄りかかっていた。
「晒しがないと、何だか変な感じだわ」
晒しだけは巻き直すのが面倒なので、折り畳んで懐にしまっていた。
「お前らしいな、今時晒しとは」
笑いながらナナフシが言う。
「い、いいじゃない! この方がしっくり来るんだからっ!」
顔を赤らめながら、しきみが小さく怒鳴る。
「いや、しきみらしくていいなと思ったんだ」
ナナフシは、思ったとおりの反応を見せるしきみを愛おしく感じながら、可笑しそうに返す。
「う……」
そのように言われると、なんて返してよいか分からない。
「と、ところで、恋愛経験がないと言っていた割に随分と手馴れていたように思えるのだけど?」
しきみは誤魔化すために、自分に考え得る最大限の皮肉を言ってみた。
「"ない"とは言っていない。"乏しい"と言ったのだ。それに知識によるところが大きかった」
「そ、それって……ほ、他にも……」
ナナフシの言葉に対し、自分が疑問に思ったことを口にしようとしてやめる。
ナナフシが自分よりも遥かに冷静であることを考えれば、聞かずとも分かることであるし、出来れば知りたくない。
しかし、しきみのそんな思いとは裏腹に、ナナフシは答えを返した。
「確かにお前が最初ではない。だが、女ではお前が初めてだ」
「くちゅんっ!」
その頃あざみはクシャミをしていた……。
結局直接的な表現つか言葉を使っちゃいましたよ。
私の情報によれば、次はヒメジの予定。
ちなみに今までの話の流れとは関係ないらしい。
GJ乙
しきみ可愛かった。乳愛撫がまったりで良かったです。
ナナフシは禁欲的だが(w 次はもっとディープでもいいかなとか思ったり。
レス遅くなってスマソ。つか誰もいないの?w
101 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 23:25:59 ID:8N6+9UBx
ありんす
神はいずこへ…
ありんすに迫られるあざみたんがみたい(´Д`*)
保守ついでに……
現在ヒメジ×あざみ作成中です。
今月中には投下します。
104 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:01:32 ID:y+IgD7Ob
それまで保守でありんす
あざみちゃんとしきみちゃんがパンパンするのキボン
ヒメジ×あざみあと一時間以内にうp期待age
108 :
103:2006/09/01(金) 10:34:30 ID:vjDpkMKu
アッー!
またしても宣言破ってもーたー!
思えば学生時分にもまともに宿題出したこと無かったなぁ。
他人の写したり、遅れて出したり、全くやらなかったり、居残りさせられたり……。
どうやら全く成長していなかったようだ。
俺なんかに期待してくれてた人、自分で宣言しといて守らないアホで本当に申し訳ない……。
話は途中まで書いてあります。さすがにもう、いつまでにとは言いません。ですが、確実に投下はします。
なので、こんな俺ですが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
あと余談ですが、リクにあったあざみ×小紫もシチュだけなら考えてたりします(他愛ないもんですが)。
が、これって801ですよね。今更ながら、ありなんだろうかと疑問に思ったり……。
それと >107に萌えますた。では。
>>107 まぁのんびりまったりいこうや
>>108 楽しませてもらってますよ。
のんびり待ってます。
第二部の製作も発表になったことですし
焦らずにいきましょう。
111 :
103:2006/09/05(火) 00:43:19 ID:InjN1jPt
皆様の有難きお言葉、大変励みになりました。マターリ頑張っていきます。
さて今から、ヒメジ×あざみを投下させて頂きます。
本番ありです。
ジワジワと蝉の声が響く森の中、そこを徘徊する二つの影。
一つは、長く美しい淡黄色の髪を高い位置で左右に分けて縛っている、褐色の肌の少女、ヒメジのもの。
そしてもう一つは、栗色の髪を左側頭部の高い位置で縛っている、つり目の少女、のように見える少年、あざみのものである。
二人は、揃いも揃って水着姿で森の中を彷徨っている。
まぁ、どんな水着なのかはOPを参照してもらうとして、なぜこのような格好なのか……。
二人は探し物をしている。
元々二人は、ひまわり、しきみ、ゆすら、ハヤト、米澤君、ついでにモモ太というお馴染の面子と連れ立って、湖で避暑と洒落込んでいた。
到着直後はテンションも高く、はしゃいで泳ぎまくっていたのだが、そんなものは長続きするわけもなく、
やがて泳ぎ飽きた頃にビーチボールでバレーもどきと興じようという話になり、
二人の世界に入っているゆすらと米澤君(とモモ太)に、パラソルの下で休憩するしきみを除いた、四人で開始した。
まではいい、まではいいのだが、サーバーをヒメジに任せてしまったのが良くなかった。
いまいち加減と言うものを理解していないヒメジは、ほとんど空気の塊と言っていいビーチボールを、
こともあろうに、持ち前の馬鹿力で思いっ切り打ち上げてしまったのだ。
当然打球は見事な場外ホームラン、もとい、不名誉な特大オービーとなってしまい、
その後、打った張本人がその相方を勤めていたあざみと二人で探しに行くと言い出して、現在に至るというわけである。
ちなみにひまわりも同行しようと名乗りを上げたが、それはあざみが断った。すぐに見つかると思ったからだ。
「お、あったあった。こんなところまでぶっ飛ばすなんて、いったいどこにこんな力があるのよ、まったく」
案の定、ボールはあっさりと見つかった。
森の木々の天辺を軽く越えて飛んでいたこともあって、背の高い広葉樹のやや飛び出した枝葉に引っかかっている。
「それじゃ、さっさと取って、皆のところに戻ろうか」
そう言って、あざみが木の枝へ飛び移ろうと身を屈めた瞬間だった。
「え? ちょ、ヒ、ヒメジっ?」
視界の端、肩口付近からすっと細長い腕が伸び、あざみの襟元へと巻きついていく。そして、二つの柔軟な弾力が背中に当たる。
「ヒメジ? い、いったいどうしたの? ほら、ボール取りにいかないと……。だからさ、放してよ、ね?」
なんの前触れも無く訪れたこの状況。困惑しつつもあざみは、冷静に対処しようとする。
しかしあざみの言葉とは逆に、ヒメジはより身体を密着させ、あざみの背中により強い反発を与えた。
「ヒ、ヒメジ……? わたしをからかってるつもり? はやく……!」
「……」
あざみの言葉を遮るように、ヒメジは右腕を下ろし局部を弄り始めた。
「ん……ダメ……やめてよ……こんなとこで……」
「ふふ……なかなか色っぽい声でありんすよ……んふふ、うぇーっひぇっひぇっひぇ!」
「な、なにセクハラオヤヂみたいなこと言ってんのよっ。ていうかっ、ふざけてないでホントにやめてよ……」
「そうはいかないでありんす。あざみには、このままわらわに付き合ってもらうでありんすよ」
「つ、付き合うって、何を……?」
「しらばっくれてもダメでありんす。 今から枕事に付き合ってもらうでありんすよ」
「は、はぁッ? 唐突に、なにバカなこと言ってるのよっ!」
「イヤでありんすか? なら、やっぱりハヤトを……」
突然ヒメジの発した無茶苦茶な要求。
それにあざみが難色を示すと、ヒメジは呟きながら腕を解き、身体を放そうとする。
すると、あざみは慌てた様子でヒメジの腕を掴み、
「ちょちょ、ちょっと待って! わ、分かった! わたしが相手する! 相手するから! だから……その……ハ、ハヤトは……ごにょごにょ」
一転、逆に相手を買って出た。
その言葉に対し、ヒメジがほくそ笑んでいたのは言うまでもない。
「……でも、いくらなんでもこんな場所でするのは良くないよ」
ここは森の中。あざみの言う通り、いくら人気がないとは言え、肉体を重ね合い情事に耽るには、相応しい場所とは言えない。
「何を言うでありんすか! 外でするからこそ燃えるでありんすよ!」
しかしヒメジは拳を握り締め、瞳を輝かせながら力説する。
「んー、でもさぁ……」
そこまで言うと、あざみは掴んでいた腕を放し、後ろへと振り向いた。
そして、自分より背の高いヒメジを上目遣いで見ながら、
「やっぱそういうのって、雰囲気とかって大事じゃない?」
と続けた。
「そんなものどーでもいいでありんすっ! わらわは今したいからする! それだけでありんすっ!」
「はぁ……」
またも力説するヒメジに、あざみは軽く眩暈を覚えた。相変わらず、なんと欲望に忠実なことかと……。
実はこの二人、以前から既に、関係を持っていた。
その成り行きと内容はまぁ想像にお任せするとして、一度関係を持って以来ヒメジは性に目覚めてしまい、度々あざみの部屋へと出張している。
ちなみにその折の落とし文句が、件のハヤト云々だったりする。
「まぁ相手をすると言ったからには、ちゃんと相手するけど、寮に帰るまでは我慢してよ。誰かに見られないとも限らないんだし」
一応男であることを隠している身のあざみとしては、
ひまわり達ならばいざ知らず、他の学園関係者に正体がバレる可能性があることなどしたくはない。
だからこの場は何とか説得しようとした。しかし、その言葉に対しヒメジは微笑を浮かべ、逆光の中、その目を怪しく輝かせた。
「ヒ、ヒメジ? 目が怖いんだけど……。ちょ! 待っ……!」
両肩を掴まれ、あざみは大地へと押し倒される。どさりと大きな音が立ち、気がつくと、ヒメジが腹の上に跨っている。
「うぇーっひぇっひぇっひぇ! 何を言おうと、もう今ここですることに決めたでありんすよ!」
「そ、そんな、たまにはわたしの意見を聞いてくれたっていいじゃないっ!」
「問答無用でありんすっ!」
「えっ……ん!」
強引に押し当てられた、唇に伝わる甘く柔らかな温もり。
ふっくらとしたヒメジの唇は、あざみの頭の中を不思議と穏やかにしていく。
いつも強引に押しかけられて迷惑を被っているのだが、結局すぐにこれで許してしまう。
直前まで感じていた蟠りが、まるで無かったことかのように洗い流されていく。
「さぁ! わらわの唇を奪ったからには、責任をとって貰うでありんすよ!」
「また滅茶苦茶なことを……。てか、奪われたのはわたしの方だってば……」
「そんなのはどっちでもいいでありんすっ!」
そう言うと、よほど我慢ができないのか、ヒメジは自らの下の水着を固定する紐を掴み、解き始めた。
両サイドの紐が解かれ、純白の水着があざみの腹へとはらりと舞うと、ヒメジは立ち上がり、今度はあざみの顔の上を跨ぎ膝を突いた。
「うぇっひぇっひぇ。それじゃあまずは、わらわを舐めるでありんす」
「ホント強引なんだから……」
あざみは愚痴を零すが、こんなことはもう慣れている。
こうなったらヒメジを悦ばすほか無く、目の前にあるヒメジの陰部へと口を運ぶ。
甘く芳醇な香りが鼻腔を擽り、下半身へと血液が注がれていくのを感じる。
「ん……」
舌を器用に操り、まだ開いてはいない花びらを押し分け、膣口を舐める。
自分から迫っただけあって、ヒメジはそれなりにそこを熱くしてはいるが、さすがにまだ濡れてはいない。
だが、あざみはどうすればヒメジが悦ぶかを知っている。
舌を膣口から上へと向けて、つつっと滑らせる。
「あふ……いいでありんす……」
そして辿り着いた先にある小さな突起物を、舌先でちろちろと転がす。
「あ、あ、あ……!」
急所を刺激され、ヒメジが舌の動きに合わせて声を上げる。
突起が充血し、ぷっくりと盛り上がっていく。
「か、身体が、火照って……あ、熱いで、ありんす……」
陰核が十分に勃起すると、あざみは再び舌を滑らせ、膣口へと戻った。
そこは先ほど以上の熱を帯びており、舌を動かすと、あざみの唾液とはまた違ったぬめりが感じられる。
無論、そのぬめりの正体はヒメジの身体から溢れ出た蜜であり、侵入者を受け入れる準備が整いつつあることを示している。
「ね、ねぇヒメジ……。良かったら、その、わたしのも舐めてよ」
何だかんだ言っても、この状況ではあざみも自分の欲求を抑えきれず、ヒメジに希望を伝えた。
「ん……分かったでありんす……」
これもまたいつものことなので、ヒメジは戸惑うことなく立ち上がると後ろを向き、顔を跨いだまま膝を突いて身体を前に倒した。
そして眼前にあるあざみのトランクスの帯紐を解いて、大きく膨れ上がったあざみの雄の部分を開放させる。
「おやぁ? もう先っぽがこんなに濡れているでありんすよ?」
「し、仕方ないじゃないっ……。いったい誰のせいだと……」
からかうヒメジにいじけるあざみ。これもいつもの光景。
「いいから、早く舐めてよ……」
普段見られ慣れている相手とは言え、ただ見られているだけと言うのは妙に気恥ずかしいもので、あざみが顔を赤く染めながら急かした。
ヒメジ自身銜えるのが好きなのか、素直に従い、あざみの分身を口に含む。
「……はむっ……んっ……」
「あふっ……」
舌の冷たい感触が纏わり付き、あざみは思わず声を漏らしてびくりと震えた。
ヒメジが舌を動かすと、それに合わせて更に体を震わす。
そんなあざみの反応を楽しむように、裏筋付近を丁寧に舐めたかと思うと、カリ首をなぞる様に舌をぐるりと回し、添えた手で竿をしごく。
「あっ……あ、はぁ、き、気持ちいいよ、ヒメジ……!」
ヒメジもまた、あざみのツボを心得ている。どこをどう舐めれば悦ぶか、しっかりと把握していた。
「ん……ぷはぁ。……あざみも休んでいないで、わらわを舐めるでありんす」
「はーい」
軽く返事をすると、あざみは再びヒメジの陰部へと舌を伸ばす。今度は指も添えて。
「ひぁっ……」
あざみが指先で、興奮し既に開いているヒメジの花びらをぱっくりと開いた。
先ほどとは体制が違うため、陰唇や陰核はおろか、膣口や尿道口、菊門や会陰部まで、はっきりと目にすることが出来る。
その中でも、引っ切り無しに蜜が溢れぬらぬらと光る穴へと、舌を押し当てゆっくりと押し込んでいく。
「あっ、あっ! はっ、入ってくるでありんすっ……!」
あざみの舌。その小さな侵入者の存在に対して敏感に反応し、まるで舌を押し出さんばかりに、ヒメジの身体から更なる蜜が沸き溢れ出してくる。
それに負けじと、あざみは舌でヒメジの中をかき回す。
唾液と愛液が混じりあい、辺りにぴちゃぴちゃと雫の滴るような音が響かせる。
「あぁ……はぅう……はぁ、はぁ……あ、あむ……」
そんなあざみに応えるべく、ヒメジも再び、あざみの雄を銜えた。
今度は舐めるだけではなく、唇をきつく絞り、首を使った上下運動と共に啜る。
すると次第にヒメジの口内に唾液が溜まり、じゅるじゅると音が立ち始めた。
あざみの発する音と、ヒメジの発する音。
二つの湿った音が合わさり合い、実にその場に不釣合いな、決して美しいとはいえないハモーニーを奏でる。
このまま同じ攻めを続けていてもそれなりの快楽を与えることは出来る。しかしそれではヒメジは満足しない。
あざみはヒメジにもっと大きな快感を与えるため、一旦舌を離して指を突起へと移動させた。
そして突起を右手の人差し指と中指で摘み、包皮を捲り小さな中身を露にした。更にそこを左手の人差し指で軽く擦る。
「んっ! んんーっっ!」
突然の大きな刺激に、ヒメジは口に含んだまま身体をびくつかせながら悶絶する。
間髪を入れず、舌先で小さな突起を愛でながら、人差し指を不規則に収縮し始めている膣口の内部へと突入させた。
うねうねと蠢く柔肉ととろりとした蜜が指に絡み付き、じゅぷじゅぷと音を立てる。
そして指が根元付近まで沈むと、指の先から中腹にかけてを押し当て、膣内の腹側の肉を優しく撫でるようにして掻く。
「あふぅ! あっ、あっ、あっ……! そ、それは……ダメ、で……ありんすっ……!」
呼吸が乱れ、ヒメジはあざみから口を離して善がりだした。
二点を同時に攻略され、最早ヒメジが陥落するのは時間の問題と言える。
その前兆として、紅潮し美しく色づき開ききった花びらが、ヒクヒクと震えている。
あざみがとどめと言わんばかりに掻く動きを速める。
それに合わせて、ヒメジの腰が無意識に動く。
「あっ、ああっ! わ、わらわはっ、も、もうっ……! あ、ああぁぁぁぁぁっっ……!」
そしてヒメジは絶頂へと達した。嬌声を上げ、身体を大きく痙攣させている。
「うぅ……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
ヒメジは息も絶え絶えに、あざみの腹にぐったりと頬をつけて伏せ、余韻に浸る。
「ふぅ……」
あざみはあざみで、一仕事を終えた、そんな気分に浸っている。
しかしまだこれで終わりではない。
これだけではまだヒメジが満足してはいないことを、あざみは理解していた。
何より、あざみの下半身はまだ不完全燃焼のままだ。
あざみはヒメジの背中へ手を伸ばし、ブラの紐に手を掛けた。
「ねぇヒメジ。今度は胸でしてよ」
「……分かったでありんす」
あざみが注文すると、ヒメジは静かにそう返し、立ち上がった。
紐の解かれたブラが、はらりと舞う。
しかしヒメジは別段気にする様子もなく、あざみの正面へと膝を突いた。
「ほほーう。相変わらずおっきくて綺麗なおっぱいだねぇー」
「オ、オヤヂ臭いこと言わないで、ほしいでありんす……」
「ふーんだっ。さっきのお返しよっ」
上体を起こしたあざみが、わざとらしくねちっこい口調でからかうと、ヒメジは恥ずかしそうに照れながら身体をもじもじと捩る。
絶頂の余韻が残っているからか、普段よりも遥かにしおらしい。
「それじゃあ、お願い」
あざみがそう促すと、ヒメジはこくりと頷き、前屈みになって自らの乳房を掴み、あざみの雄を挟み込んだ。
ふよふよと形を変えて包み込んでくる心地よい感触に、やや萎みかけていたあざみの雄は、血液を再集結させていく。
「あぁ……。どんどん……硬く、大きくなっていくでありんす……」
胸の谷間にあるそれが、まるであざみとは別の生物かのように急成長していく。
それを受け、ヒメジは驚嘆の声を漏らした。
勿論その光景を見るのは初めてのことではないのだが、自分には無いものであるため、何度見ても驚いてしまう。
「う、動くでありんすよ……」
そこが十分に硬くなったのを見届けると、ヒメジは上体を上下に揺すり、しごき始めた。
「あはぁ……いいよぉ……ヒメジ」
汗が潤滑油の役目を果たしつつも互いの肌をぴったりと密着させ、それによる程よい抵抗があざみに快感を与えている。
その快感から声を上げると、ヒメジは気を良くしたのか速度を上げだした。
「あっ、あ、あ……! ヒ、ヒメジっ? そ、そんな速くされたら、わたし……すぐに……!」
ヒメジが動きを速めると、あざみの身体も限界へと急加速し、思わず声にして訴えた。
だが、そんな声にもお構いなしに、ヒメジは運動を続ける。
「……はっ、はっ、はっ……さ、先が、擦れて……と、止められないで、ありんすっ……!」
ヒメジもまた、胸の先端をあざみの腹に擦りつけることに快感を覚えており、こうなるともう本人にも止める事は出来ない。
「ん、ん……! ああっ! もうっ、で、出ちゃうっ! 出ちゃうよ……! あっ、あっ……ッッ!」
狭間にあるそれが大きく脈打ち、ひょっこりとはみ出た頭から、白濁した液体が飛び跳ねる。
そのまま、勢いよく発射された液体はヒメジの顔へとかかり、乳房の上にも数滴零れる。
「はぁ、はぁ、はぁ……。ふふふ……いっぱい出たでありんす……」
ヒメジはそれを指ですくうと、うっとりとした表情で眺め、舌で絡め取った。
そして、先端に精液を滴らせている肉の塊を口に含むと、思い切り吸い上げて残った精液を搾り出す。
「はぅっ! や、優しくしてって、いつも……!」
「……ん……ん……。ぷはぁっ! ご馳走様でありんすっ」
残っていた汁をあらかた吸い終わると、ヒメジは喉を鳴らして飲み込み、満足げに微笑んだ。
「さて、と。これで二人とも一回ずつ終わったし、川で身体洗って皆の所に戻ろうか?」
自分自身は満足したあざみが、探りを入れるようにして尋ねる。
「まだでありんす! まだこれを入れてないでありんすよ!」
だがヒメジはそう言って、あざみの雄を握った。
「はぁ……。やっぱり……」
分かってはいたが、溜息を吐いてしまうあざみであった。
次の行為へと至る準備として、ヒメジがあざみの雄を奮い立たせようと手を縦に往復させる。
「あっ……! ん……」
「うぇっひぇっひぇ……。硬くなってきたでありんすよ……?」
「ん、バ、バカ……。いちいちそんなこと言わないでよっ……」
すっかり回復し、ヒメジの調子は完全に元に戻っている。
となると、当然……
「もういい頃でありんすねっ」
我慢しきれずに、ヒメジはあざみを押し倒して腰の辺りへと跨り、あざみの雄を掴んで膣口へと添えた。
「はぁ、はぁ……い、入れるでありんす……」
それだけでもう興奮したのか、ヒメジは息を荒げている。
そしてゆっくりと腰を下ろし、あざみの雄をずぶずぶと進入させていく。
「あっ! はぁ、はぁ、くっ……お、おっきいで、あ、ありんす……ん……!」
あざみのものを弄っている内に濡れていたようで、大きな抵抗も無く入っていく。
やがて、あざみのすべてが膣内へと収まった。
「ヒメジの中……凄く温かくて……ん……きつい……」
体格の割りに小振りなのか、膣圧が強いだけなのか。
どちらにせよ、ヒメジと言う器の中に押し込められ、柔肉に圧迫されることによって、あざみの雄は更に膨張していく。
「……はぁ、はぁ……、動くで、ありんすよ……」
そう言って、ヒメジは腰をグラインドさせて動かし始めた。
その動きに追従するかの如く、豊満な乳房が揺れている。
「あぁ……はぁ、はぁ、はぁ……中が、擦れて……気持ち、いいで、ありんす……っ」
ヒメジがあざみの雄で腹の中を抉るようにして腰を振り、その快楽を貪る。
身体の奥から絶え間なく蜜が溢れ、ぐちょぐちょと今まで以上に淫猥な音が立つ。
この音が、ヒメジに更なる高揚感を与える。
「あっ、あっ……! ヒメジっ、わたし、また出ちゃいそうっ……!」
ぎちぎちと締め上げられ、休み無く腰を動かされ続けたことによって、あざみは早くも本日二回目の絶頂を迎えようとしている。
「まっ、待って、ほしいで、ありんすっ! わ、わらわもっ……もうすぐっ……!」
ヒメジが絶頂へ向けて、腰の動きを速める。
あざみも耐え切れず、自ら腰を動かし、ヒメジを突き上げる。辺りに乾いた音と湿った音が同時に響く。
「あっ、ああぁっ! そ、そんな、激しくっ……! お、奥までっ……! あ、あたっ……! ふぁ……! もうっ……!」
「わ、わたしもっ! もう限界っ! は、速くっ……抜いてぇ!」
「イ、イヤでありんすっ! こ、このままっ! 一緒にぃっ……!」
「そ、そんなっ……! あっ! ダ、ダメっ! 出るっ!」
「あ、あ……わ、わらわもぉ……! く、来るっ、来ちゃうぅぅぅぅ……!」
二人同時に絶頂へと達し、びくびくと小刻みに痙攣する。
「あ、あぁ……。な、中に……あざみのが……」
あざみの胸にふらりとへたり込み、恍惚とし表情で、ヒメジはそう呟いた。
あざみ達は今、湖から流れ出る清流へと来ている。
身体についた砂や土、体液を洗い流すためだ。
「あぁぁぁぁぁっ! 何て事してしまったんだろ! よりにもよって、中にだなんて……」
今までに関係を持った時には、いつも外に出していた。
しかし今回は中に出してしまった。あざみはその事を猛烈に後悔している。
「出しちゃったもんはしょーがないでありんす。諦めるでありんすよ」
対照的に、ぱちゃぱちゃと水を身体に浴びせながら、淡々とヒメジが言う。
「あんたねぇ……。事の重大さがわかってないんじゃない?」
「ん? どういうことでありんすか?」
あざみの言葉に対し、ヒメジはきょとんとした表情で聞き返した。
「いーい? わたし達はくノ一よ? くノ一、というか忍びに恋愛ご法度。となれば当然、結婚や出産も許されない。
だから仮にあんたが妊娠するようなことがあれば、さすがに隠しようもないし、確実に学園を追放されてしまうのよ?」
そう真剣な表情で語るあざみ。だがヒメジは表情を緩ませて、
「その時はあざみに責任取ってもらうから、問題ないでありんすっ」
「あ、あの、し、しきみさん。わ、わたし達、いい、いったい、どうすればいいんでしょうか……?」
所変わって再び森の中、いつまで経っても帰って来ないあざみとヒメジを心配し、ひまわりとしきみが迎えに来ていた。
「知らないわ。あの子達が好きでやっていることなら、やらせておけばいいじゃない」
「で、でもぉ……」
なんとひまわり達は、先ほどのあざみとヒメジの情事を目撃していた。
「どうやら特に問題も無かったようだし、私達は先に戻るわよ」
そう言い残し、しきみはさっと姿を消した。
「あぁっ! し、しきみさぁん! 待ってくださぁい!」
ひまわりが慌てて追いかける。
「……それにしてもしきみさん……何だかちょっと、様子が変だったなぁ……」
「……ふふふ……。あざみ……待ってなさい……たっぷりとお仕置きしてあげるわ……ふふ……」
おしまい
120 :
103:2006/09/05(火) 00:51:36 ID:InjN1jPt
以上です。
読んでくださった方々、お付き合い頂き本当にありがとうございました。
それでは。
ヒメあざキター!!
GJです!
なんつーか、俺このスレのあざみになりたい…
GJ!
しきみのお仕置きを密かにwktkしてますが何か?w
123 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 20:35:04 ID:2MEilJ+a
_,. ‐ ¨ _,.,. '´, ,' i丶\  ̄ ‐- ._
<´ _ ,. 'f´ /i / | ト、ヽ ヽ-、o `丶、
ヽ `く l7j! V -'_‐┘ゝ.」_ }`oヽ, / _
{`、 \ムハ ytrj` rt、j ノ'o/ / /i}
i ゝ \ ヽ_ゝ .j `ハi ! / ,/ / /
| / ヽ ` 、ヽ. {`フ /,ゝ'´.: ,.イ / /
リ \ 丶、`tr- <Y‐- 、_L.,./=_ゝ─,x´ /
} ヽ. ヽ i!ヾ ‐-ニ._ヽ / `ヽ>'′,>'
|/ i `、 i! |.: ` '-' , , / /` ‐- ._ __
j i \ i!ゝ!,: , , , _, '`ー-r' / ` ._  ̄ ̄ ̄
,' ! | `i!∠ -一'¨´ Y ¨ ー- __
/ ! ! i! \ i ヽ丶.,.、 _ -‐ ¨ ̄ `ヽ
124 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 08:51:12 ID:6+VASOxw
ほしゅage
保守