サンキュー!
んでは投下。
ワードで20ページくらいね。
「お嬢様、ちょっと相談があるんですが……」
思えば、この言葉から、ずれていた歯車が噛み合ってしまったのかもしれない。
「ん? 良いぞ。何だ、ハヤテ?」
だから、頼られるのに慣れてないであろうナギお嬢様の嬉々とした表情が次第に曇っていくその過程を、
僕は見逃してしまった。
「……というわけなんですが。こんな気持ちになったのは初めてなんです。四六時中ヒナギクさんのことを
考えているなんて、ちょっとおかしいですよね?」
はは、と、きまり悪そうに頬を掻いた。
きっかけは何だったのか。
今となっては心当たりが多すぎて思い出すのも難しいが、有耶無耶のうちに付き合いが多くなった麗しい生徒会長を、
しっかりと自分の視界が捕らえるようになったのは大分前。思慕の情を自覚したのはつい最近。それ以来、
寝ても覚めても彼女のことばかり考えている自分がいる。
「これってやっぱり初恋ってやつですよね。……どうしよう、告白とかしたほうがいいんでしょうか。
でも、いきなり振られて気まずくなっても困るし……お嬢様?」
途中から自分ばかり喋っていたことに気付く。
不審に思って声を発しないお嬢様を見ると、俯いたままその小さな肩を震わせていた。
「どうしたんですか? ……あの、僕何か不味いことを言いましたでしょうか?」
思わず血相を変えて近寄り、肩を支える。
恩人である以上に、この愛らしい主人を泣かせてしまうなど、自分の矜持に反する。
何が失礼に当たったのかはっきりとしないが、ここにいるのが二人だけである以上、原因が自分にあるのは明白である。
しかし、肩に触れた手は、他ならぬ彼女自身によって振り払われてしまった。
「お嬢様……?」
「黙れよ……」
「え?」
「黙れって言ってるだろ!」
激情の発露だった。
可憐な表情は、釣り上がった目尻と溢れそうな涙によって蹂躙されている。
それでも美しいことに変わりは無いのだが、お嬢様の本質からすれば、あってはならない美であるということは理解できる。
「何だよ……浮気はしないって。私のことが一番だって言ってくれたのは嘘だったのかよ」
「え……? 何のことを言っているのか……」
確かに身に覚えの無いことだったのかもしれない。
だが、その返答が余りに稚拙すぎたことは明らかで――
結局、自ら最後通牒を貰いに行ったようなものだった。
「ぐすっ……ハヤテなんか」
もう、言葉は何の役にも立たない。
「ハヤテなんか、だいっきらいだ」
最後にぽつりと言い残して、屋敷の中へと踵を返すお嬢様。
その姿を、僕は追いかけることも出来ずに、呆然と眺めているしかなかった。
眠れない。
こんなことは初めてだ。今までにも文化祭やスポーツ大会などの前日に、高揚感から中々寝付けなかったことはある。
だけど、それとは根本的にレベルが違う。幾晩に渡って続くことは無かったし、瞼を閉じたときに人の顔が
思い浮かぶなんてことも無かった。
それも、特定の男の子の顔なんて。
幼い頃から優秀たるべしとの信念を以って、万事に当たってきた自分。それが桂ヒナギクとしての矜持であると、疑いを抱いたことは無い。
だが、その過程で甘酸っぱい恋愛感情に心焦がすなんてことは、終ぞ訪れなかった。
不安はあった。
友人達が恋の話に花を咲かせるのを隣で聞いていながら、自分は精神的な欠陥を持っているのではないかとすら疑ったことすらある。
だからこそ、この想いが恋慕であると気付いたときには、恥ずかしくも嬉しさを隠せなかった。
変なきっかけでろくでもない男に引っかかるのではなく、尊敬できる優しさと逞しさを持った男性に惹かれた自分の目も誇らしい。
だけど同時に、言いようの無い絶望が私を襲う。
その相手はこともあろうか私の友人の想い人なのだ。
しかも、あろうことか友人本人に向かって、応援すると言った。その言葉は取り消すことが出来ない。
「どうすれば、良いっていうのよ……」
友情と恋心の板ばさみ。
恋愛小説なんかで使い古された煩悶を、まさか自分自身が当事者になることによって体現しようとは。
寝返りを打つ度に、それまで自分の吐息が掛かっていた枕の熱さが際立つ。
頬に手を当てても、まるで熱でもあるんじゃないかと思うほどの熱さを帯びている。
恐らく鏡で見る自分の顔は、どこぞの恋する乙女もかくや、といった表情をしていることだろう。
分かってはいるのだ。
どんな理屈をつけたって、この想いが収束することが無いのは。
自分を殺して応援するといったスタンスを続けようとしても、経験不足の自分のことだ、どこかでほころびが生じることは目に見えている。
……否。それ以前に、気持ちをごまかすことが出来そうもない。
「美希は……何て言ってたっけ?」
同じ生徒会に属する親友に、人物の相関図をぼかして相談したときのことを思い出す。
小学校から付き合いのある彼女だが、互いにこんな話題で話したことは無かったような気がする。
ただ、恐ろしく感の鋭い彼女には、私自身の話であると完全に気付かれていたようではあるが。
「その人が悩むのも分からなくはないけど……結局は自分の気持ちだから。友達も譲ってもらった気がしていい気はしないだろうし。でも意外
……ってわけでもないか。ヒナは綾崎君と相性良いみたいだし」
……全部見通されてる気がする。
でも、ヒントは得たのだろう。
話した当初は聞き流していたことでも、こうやって思い出してみると、彼女が言ったことは正論だということが分かる。
そもそも経験に疎い私が多少の策を弄したところで、想いに行き詰ることは明白なわけだ。
だったら、余計なことを考えずに気持ちのままにぶつかってみるのも悪くないかもしれない。
歩に対する罪悪感が払拭されたわけじゃないけど、それは自分の想いにケリがついてから考えることだ。
「……そうよね」
呟きが、火照った体を冷ましていく。
同時にやってくる睡魔。今夜は、久しぶりにいい夢が見られそうだった。
>616
だったら俺はROCO氏に惚れるね☆
あんなことがあってまだ、三千院の屋敷に居続けられるほど面の皮が厚くない僕は、目的も無く夜の街を彷徨い歩いていた。
混乱の極みにある頭にあっても、片隅にしっかりと存在し続けるのは罪悪感。
両親があんなだったからか、肩身の狭い思いをしたことはあっても、余り自分が感じることの無かった感情だ。
「いや、違うか。少なくとも二度目だ」
しかも、ここ最近のうちに。
理不尽な借金苦があったとはいえ、お嬢様を誘拐しようとしたのは事実なわけで、今はなんでもなかったのように
振舞っているけど、傷ついていないわけがなくて……
「……何をやっているんだ僕は」
お世話になっておきながら、恩を返すどころか傷つけてしまうなんて、どこの居直り強盗だ。
とにかく、誠意を見せないと。謝るにしても、原因をはっきりさせて、自分の非を完全に認めてからでないと伝わらないだろう。
ではどうするか。はっきり言って、情けないことに自分の非が全く分からない。
このまま一人で悶々としても解決しそうもない。何とかしなければ、何とか……
「あれは……」
俯いていた視線を上げると、偶然にもそこが良く知った店舗の近所であることに気付く。
……一人で悩んでいても解決の糸口すら見つけられないのならば、いっそのこと人に話を聴いてもらうのも良いかもしれない。
年の割りに大人びているあの子なら、ぶっきらぼうにしつつも門前払いを食らわせることはないだろう。
話題が話題だけに情けない気持ちが先行するが、なりふり構っていられない。
わらにもすがる思いで、信号を渡った。
「あ〜、すみませんが閉店時間過ぎてまして……って何だ、借金執事か」
ちょうど「蛍の光」のテープを切ったところで店内に入ってきた人物を見やる。
普通の客なら体よく追い出すのが自分のスタンスなのだが、わがままな主によってこんな時間に使いに出されたのであろう相手に
少しばかり同情したこともあって、応対することにした。
「で、今日は何を借りに来たんだ? 残念だがイデオンもダンバインも中途半端に借りられてるから、大人借りは無理だぞ」
そこまで言って、相手が無言でいるのに気付く。見ると、焦点の合わない目つきで、どこを見るとでもなく視線を彷徨わせている。
「あん? 何時にもまして景気の悪いツラしてやがるな」
普段から幸薄そうな顔をしているこの執事だが、今日の覇気のなさは看過できないレベルにあるように感じる。
返却されたビデオの整理をしていたサキも、どことなく心配げな表情をしながらこちらへやってきた。
「失礼ですよ、若」
「俺は見たままを言っただけだ」
「だからこそです。……何かあったんですか、ハヤテさん?」
微妙にフォローになってないような気がする発言をかましながら、サキが訊ねた。
「サキさん、ワタル君……」
漸く瞳に光が戻る。
しかし、それは対象を「認識する」以上のものではない。その表情はさながら幽鬼の如く、不覚にも背筋に一筋雫を流してしまった。
「実は……」
訥々と語られる内容は、別段目新しいものではない。
女ずれしていない普通の男が陥りやすい事態であったし、目の前にいるこの執事も、ご他聞に漏れずその一翼を担う存在だろう。だが……
「……と、言うわけなんです。僕は何が悪かったんでしょう?」
無意識に握っていた拳に、更に力が込められるのを他人事のように感じる。
横目でサキを見ても、眉根に寄せられたしわが、その心中を如実に表していた。
「ワタル君?」
俺たちの様子にただならぬものを感じたのか、訝しげな視線を向けてくる借金執事。
「……色々と言いたいことはあるけどよ、とりあえず歯を食いしばれ!」
言うが早いか、思い切りヤツの顔面を拳で殴っていた。
恐らく人間離れしたタフさを誇るコイツのことだ、中学生のグーパンチなんて大したダメージにもなっていないだろう。
だけど、ここで重要なのは、俺が本気で殴ったということだ。この意味を理解できないほどちゃらんぽらんな性格はしていないはずだ。
636 :
117(´_ゝ`):2006/06/11(日) 11:22:17 ID:iXwXy/Z2
ROCO氏を非難する知的傷害者がいますねw
ROCO氏を叩くなんて、脳が腐ってるんですかね?
マジ死ぬばいいのにwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
思った通り、呆然としつつも両足はしっかりと地を踏みしめていた。
……ちっ、こっちは握りが甘くなったせいで、少し捻挫気味になってるってのに。
「知らない仲じゃないからな。認めてないっても仮にも許婚だし」
「え?」
「あんだけ近くにいて気付かないのは、馬鹿を通り越してもう犯罪だっての」
表情から察するに、これだけ言ってもピンと来ていないらしい。
「俺にはまだよく分かんねーけど、ナギの気持ちくらいは分かるぜ」
「お嬢様の……気持ち」
「……あとはサキの方が適任だろ。任せた」
そう言って、どっかりとカウンターの椅子に腰を下ろす。
サキが満面の笑みで、「よく出来ました」と言わんばかりの視線を向けてくる。……少し照れくさい。
「ハヤテさんはナギ様のことを好きですか?」
「え……? それは、大恩のある方ですし」
そういうことじゃないとばかりに、サキが首を横に振る。
「女の子としてどうか、という意味です」
「だって、お嬢様はまだ十三歳ですよ?」
「ナギ様は大分成熟されてますよ。見た目は可愛らしいですが」
諭すようにサキが語りかける。
「私が言って良いことか分かりませんが、ナギ様はハヤテさんに好意を寄せられているようにお見受けしました。その相手に別の女性の惚気話をされては堪らないでしょう」
見る見るうちに、執事の顔色が喪われていく。
「え……だって、でも……」
「勘違いして欲しくないんですが、別にナギ様の気持ちに答えなければならないとか、その彼女のことを好きになってはいけないとか、
そういうことを言いたいのではないですよ? ハヤテさんの咎は、その鈍感ぶりです。大したことなんじゃないかって思われるかも
しれませんが、女の子というのは、そういう些細なことで深く傷つくものです」
漸く理解できたのだろう。がっくりと肩を落とす姿からは、深い反省の色が滲み出ていた。
頃合だろう。これ以上追い詰めてもしょうがない。
「ま、昨日の今日であの屋敷には帰りづらいだろうな。客間を空けてやるから、一晩頭を冷やしてけ」
落ち込んだ姿を見て、余りもてすぎるのも考え物だな、と思った。
――翌日 白鳳学園
得てして物事は、ふとしたことで回転を始める。だが、今の僕にとってそんな都合のいい展開が起こる術がないことは、自分自身が良く理解していた。
登校していないお嬢様の机を十分おきくらいに流し見ながら、上の空で午前の授業を聞き流して至った、そんな昼休み。
エネルギー補給のためだけに詰め込んだ購買のパンは全く味気ない。
僕の様子がいつもと異なることは、周りにもよく伝わるのだろう。話しかけるのをどことなく躊躇う空気を感じる。
その対応は、周囲に煩わされたくない僕の心中からすれば寧ろ歓迎すべきことで。
……だけど、そんな虚構の安寧が長続きなんてするわけもなかった。
「綾崎クン」
ポンと肩を叩かれる感触に振り向くと、そこにはいつも通りの笑顔を湛えたクラスメイトの姿があった。
「泉さん……何でしょうか?」
「どしたの? 暗いよ〜。人間元気が一番!」
裏表の全くないその笑顔は、何となく心を落ち着かせてくれる。
「ヒナちゃんが生徒会室に来て欲しいんだって」
ドクン。
一瞬にして心臓が高鳴る。
だけどそれは、昨日までの甘い夢想に裏打ちされたものではなく、あたかも有罪を宣告された咎人の心境よろしく、冷たい汗をもたらした。
こんな気持ちで、ヒナギクさんに逢いたくない。
「じゃ、伝えたからね! 早く行かないと、ヒナちゃんに怒られちゃうよ」
そう言い残して、いつものグループに戻って行った。
どうしよう。
断るにしても、無視するにしても、ここで手持ち無沙汰にしている姿を見られている以上、隔意を持っていると誤解されることは否めない。
ならば、行くしかないのか。ヒナギクさんの用事が何かは分からないが、恐らくいつも通りの他愛のない用件だろう。
……大丈夫、普段どおりを心掛ければ、きっと上手くいくさ。いつまでも女々しく落ち込んでいるわけにも行かないし、何かきっかけでも掴めれば。
「うん。そうだよね」
問題は無い筈だった。
ただ、自分の予想はいつも裏切られることを失念していた以外は。
「ヒナギクさん、綾崎です」
ノックと共に声を掛ける。
「鍵は掛かってないわ。入ってきていいわよ」
中から、透き通るような声音が返ってきた。
「ヒナギクさん、用件は……?」
室内を見回しても、彼女の姿が見えない。
指定席である豪華な造りの椅子は、もぬけの殻だ。
「こっちよ」
声のする方に視線を動かす。
すると、開け放たれたテラスの片隅から、睥睨するような厳しい視線で階下を見下ろす彼女の姿があった。
「ヒナギクさん、高いところダメだったんじゃ」
「ん。ちょっと度胸試しをね」
にこりと笑んで、室内へ入ってくる。
その笑顔に、己の葛藤も忘れて、思わず見惚れてしまった。
「急に慣れないことをすると危ないですよ……」
思わず自嘲の笑みが零れる。
彼女の魅力に惹かれていることは事実なのだが、こんな時にまでポーっとしてしまうとは、我ながら現金なものだ、と。
「で、何かお手伝いすれば良いんでしょうか?」
「あー……うん。そういうわけじゃないんだけど……そうね、ええと、今日はいい天気よね、ハヤテ君」
妙に歯切れが悪い。
それに、やけに挙動不審な姿を見て、ここでも何かやってしまったのではないかと、疑心暗鬼の念に駆られる。
「あの、僕が何か……」
「ハヤテ君ってさ」
質問は、彼女の声に掻き消された。
「ハヤテ君って好きな娘とかいないのかなーって」
「え……」
「ほら! 歩……西沢さんに告白されてもまだ返事をしていないんでしょう? だから、もう心に決めた人がいるんじゃないかなって」
何故、今そんなことを訊くのだろうか。
「だけど、もし……もしよ! そんなのじゃなくって、ただ純粋にあなたがフリーなんだったら……」
顔から血の気が喪われていくのが分かる。
ヒナギクさんの言いたいことがおぼろげながら理解できてしまう。
嬉しいはずなのに、何でこんなに胸が締め付けられるのか。
「……私なんか、どうかな? だって! 私、ハヤテ君のことが……」
止めてください。その言葉を聞いたら、もう、引き返せなくなる。
「好き、になっちゃった」
度胸試しとはこういうことか。
恐らく精一杯の勇気を振り絞ったのだろう、頬を真っ赤に染めながら、上目遣いに僕の反応を窺っている。
その姿は破壊力満点で、思わず自分の本心を洗いざらいぶちまけてしまいそうになる。
だけど、それとは別の部分で、僕の心が瓦解していく。
何故、今なのか。だって僕はお嬢様を傷つけてしまった最低の男で、ヒナギクさんに想われるような人間じゃなくて
……そう、ヒナギクさんに想いを伝える資格がない。だから――
「僕は……嫌いです」
そんな、全く心にも無いことを、言っていた。
「え……」
口元に手を持っていき、茫然自失を体現している彼女の様子が、僕にゆっくりと現実感を喚起させていく。
それと共に、自分が何を言ったのかを漸く思い出し、目の前が真っ暗になった。
「そう、だったんだ……」
彼女の呟きが僕に突き刺さる。
ちょっと待て、僕は何を言った? 言い方ってものがあるだろう!
「ごめんなさい! あの……僕、そんなつもりで言ったんじゃ」
自分の言動の末に再び女の子を泣かせてしまう。しかも、今度は自分が大好きな女の子を。
その恐怖が、僕をその場から逃げるようにと掻き立てた。
もう、ヒナギクさんの嗚咽は言葉にならない。
じりじりと後ざしり、僕は一目散にその場を後にしていた。溢れてくる涙を堪えることもしないで。
鴉の鳴き声が、やたらと癇に障る。
何時にもまして鮮やかな夕焼けが、私の心の中と余りに対称的で、思わず泣きたくなった。
精一杯の勇気を振り絞った結果だった。
それが上手くいかなかったからって、誰を責めるわけにもいかない。ハヤテ君の眼中には私はいなかった、ただそれだけのこと。……だけど。
「嫌われてるとは、思わなかったな」
思い出したくはないのに、彼の言葉が棘のように刺さる。
あの後の授業は全く身に入らず、生徒会の活動でもつまらないポカを連発して、美希に今日は帰ったほうがいいよなんて言われる始末。
かといって家に帰っても、枕を涙で濡らすことは目に見えているので、こうやって公園で時間を潰している。
大体、私は何を舞い上がっていたんだろう。私の中で結論が出たって、ハヤテ君が同じ気持ちでいてくれると決まったわけじゃないのに。
もやもやとした気持ちが晴れることはなく、考えれば考えるほどに思索の海へと溺れていく。
「あれ……ヒナさんこんなところでどうしたの?」
だから、彼女の声に気付くのには時間が掛かった。
「歩……」
「え? どして? 泣いてるの?」
泡を食ったように、ぱたぱたと両手を振りながら近づいてくる。
「何でもないのよ。大丈夫だから」
今一番会ってはならない人に会ってしまったという感が強い。私は彼女の気持ちを裏切って、ハヤテ君に告白してしまったのだ。
「何でもないわけないよぅ。そんな捨てられた猫みたいな顔して……」
心配そうな顔を見せる彼女の言葉を聞いて、むくむくと自虐心が膨れ上がっていく。
もし私がハヤテ君に告白したことをしったら、歩はどうするかしら? 泣き崩れる? 罵倒する? 願わくば散々にこき下ろして欲しい。
「……というわけなの」
言い終わって、はたと状況に気付く。ひょっとして私は今、とんでもないことを言ったのではないか。
易々と弱気の虫に精神を明け渡すほどに、自分の心が疲弊していることに気付かなかったのは、明らかに自分のミスだ。
今、私は己の想いからなにから全部吐露してしまった。それを聞いて、この優しい友人がどれだけ心を痛めるかに思い至らなかったとでも言うのか。
大切な友人を失いかねない己の迂闊さに、思わず全身が総毛立つ。
「ご、ごめんなさ……私、あなたに黙って酷いことを」
思わず叱られた子供のように肩をすくめて、歩の反応を窺う。
「ふう……」
彼女のリアクションに過敏に反応してしまう。
「どうして酷いことになるのかな? ヒナさん何も悪いことはしてないよ」
「え……だって、私、あなたのこと応援するって言ったのに」
「んー、正直に言うとね、否定してたけど多分ヒナさんもハヤテ君のこと好きなんだろうなって思ってたんだ」
「嘘……」
「それに、好きになったらどうしようもなくなっちゃうの、私にもわかるもの」
だから、酷くなんかないよと彼女は笑う。
「それにしても、ハヤテ君も酷いな。多分事情があるんだろうけど、それにしたって言い方があると思うのに」
「事情……?」
あの言葉に、他に何の意味があるというのだろうか。
「うん。だって、ハヤテ君は理由もなく人を嫌いだなんていわないよ。……ううん、理由があったってそんなことは言わない。
傷つくことの痛みを知ってる人は、絶対に人を傷つけようとはしないんだから。だからきっと、色々とテンパってたんじゃないかな?」
視界が開けていく。
言葉通りなのかもしれない、でも違うのかもしれない。
彼女の言葉は、私を引き上げてくれるのには充分だった。
「ねえヒナさん、も一度ハヤテ君と話してみなよ。そうした方がはっきりすると思うよ」
優しい言葉が葛藤を緩やかに溶かしてくれる。それと共に、胸の奥から熱い塊がせりあがって来る。
……私、こんなに涙腺弱かったかしら。ああ、もうダメだ。
「うぇ……ぐすっ……」
思わず、彼女の胸に飛び込んでいた。
一瞬びっくりしたように体を硬直させた彼女だったけど、すぐにさっきの言葉のような優しい抱擁に変わる。
「何かいつもと逆だね」
「……どうして、優しいの? あなたも好きなはずなのに」
「今度ダメだったら、改めてライバルになればいいんじゃないかな?」
耳を打つ鼓動が心地よい。
素敵な友人と巡り合わせてくれたことを、いるかどうかも分からない神様に、感謝した。
習慣とは恐ろしいもので、ふらふらとしながらも僕の足は、無意識に三千院の屋敷へと体を運んだ。
……どうしてあんなことを言ってしまったのだろう。
大好きな女の子にわざと冷たく接するような、幼稚な精神をしていたつもりはない。
ただ、昨日の出来事が尾を引いて、冷静な判断を失ったことは否めない。いや、それじゃあ……
「まるでお嬢様のせいにしているみたいじゃないか」
自分の短絡さに呆れてしまう。ベッドに腰を下ろし、思わず頭を抱えた。
これからどんな顔をしてみんなと顔を合わせればいいのだろうか。
失態を何とかしようと足掻いているうちに、ますます泥沼に嵌っていってしまうというアレだ。
しかも今度の件は、全くの僕の落ち度。鈍感な自分自身ですら理解できるのだから、疑いようが無い。
西沢さんのときとは全く違う、こんな経験が皆無に等しい僕にとって、この呵責は辛すぎる。いっそのこと逃げ出してしまおうか――
「……また、ネガティブな方向に行っているみたいですね」
突然のマリアさんの声に、頭が反応したのは数瞬の時を経てからだった。
「マリアさん……」
「全く、連絡もしないでどこに行っていたんですか? ナギも心配していましたよ」
お嬢様。その人称に消せない罪を重ね合わせてしまって、思わず青くなる。だけど……
「大好きな女の子に、嫌いだって言ってしまいました……」
隠していてもしょうがないかという思いが勝ったか。否、僕の弱気の虫が、このまま愛想を尽かされて放り出されるのを望んでいたのかもしれない。
そうすれば、全ての呵責から逃れられるのではないかという机上の空論を信じて。
気が付けば、情けないことに嗚咽を漏らしながら、昨日から今日に至るまでの一切合切をマリアさんにぶちまけていた。
「あ〜、それはまた、何と言うか……」
全てを聞き終わったのにも拘らず、マリアさんの表情はいつもと大差ない。
少し困ったような笑みを浮かべるだけで、弾劾する気配は感じられなかった。
「確かにハヤテ君の対応が不味かったのはあるのでしょうけど……全部知っててほっといた私にも責任があるのでしょうね。良かれと思ってしたことが、
完全に裏目に出てしまいました」
「あの……どういうことですか?」
マリアさんが語った内容は、僕を驚愕させるのに充分だった。まさか、お嬢様との出会いにそんな話があったなんて。
……だけど、聞いてしまえば納得出来るものではあった。得体が知れない僕を雇ってくださったお嬢様の判断、それに、昨日のワタル君の怒り方も。
「だったら、なおさらっ!」
「ストップですよ。ハヤテ君も私も、大切なのは終わったことを悔やむのではなくて、これからどうするか、です」
確かに正論だろう。だけど、それが分かったからといって、僕にどうしろというのか。
厚顔無恥にも、これからもお嬢様のそばにいることが許されるというのか。
「ふう……じゃ、聞き方を変えましょう。ハヤテ君は、ナギのことが嫌いですか?」
「そんなことあるわけが!」
僕にとってお嬢様は救ってくれた恩人であって……
いや、それ以前にあの愛らしいお嬢様を嫌いになることなんて、僕の引き出しの中には入っていない。
「だったら今まで通りで良いんじゃないですか? ……ねえ、ナギ?」
「へ?」
一瞬、マリアさんが何を言っているのか理解できなかった。
でも、呼びかけに呼応しておずおずと部屋の中に入ってきたお嬢様の姿は決して幻影ではなくて。
「……良かった。嫌われたわけじゃなかったんだな」
心底安堵したように、そんな言葉を残した。
「マリアから全部聞いたよ。私の勘違いだったんだな」
全てに納得がいったわけではないのだろう。
だけど、気丈にも笑みを見せるお嬢様の姿を見て、心が締め付けられるように切なくなった。
「お嬢様……」
「いや、良いんだ。考えてみれば、変な話だったしな」
「ナギもこう言っていますし、ハヤテ君はどうですか?」
マリアさんが訊ねてくる。
そうだ、今言わなくて何時言うんだ。
こうやってお嬢様が許そうとしてくれる。だったら僕がするべきことは決まっているじゃないか。
確かにすれ違いの関係だったのかもしれないけど、お嬢様が僕に向けてくれる想いは本物で。
僕もお嬢様のことを大切に思ってて。
……くそっ、涙よ止まってくれ。女々しい姿は見せたくないのに。
「ごめ……なさい。お嬢様、ごめんなさい……」
「ああもう! 泣くなハヤテ。寧ろここは私が泣くところではないのか?」
ぽんぽんと、まるで泣く子をあやすかのように肩を叩いてくるお嬢様。いや、実際に泣く子と大差ないんだけれど。
「いっとくけど、結婚までは諦めないからな。確かにヒナギクは強敵だが、今更諦めてなんかやるもんか」
優しい言葉が耳を刺激する。
それが更に涙腺の崩壊に拍車を掛ける。
「お嬢様っ!」
もう、限界だった。
小さな体を精一杯使っての勇気が、僕を引っ張ってくれるその横顔が、とてもいじらしくて。
それが真理であるかの如く、お嬢様を抱きしめていた。
「わっ、バカ! 浮気はダメだって言っただろう!」
……違うんです。そういう意味じゃないんです、お嬢様。
ただ、嬉しくて。こんな素晴らしい主に巡り合わせてくれた奇跡が信じられなくて。
「では、こっちは解決ってことでいいですね」
十分もそうしていただろうか、はたまた一瞬のことだったのか。
マリアさんの言葉が、漸く僕の中に浸透した。
「そうだな。しっかりしてくれよ、ハヤテ」
「有難うございます」
やっと、笑顔を見せることができた。
「じゃあ、残った問題は、もう一方のほうですね」
マリアさんがにこりと笑んで、背中を押してくる。
「でも、今更……」
「ええい、うじうじするな! 大体ハヤテには責任があるだろう?」
「そうです。それに、泣いている女の子を迎えに行くのは、王子様の役目だって昔から決まっているんです」
胸を張りながら、マリアさんが言う。
やり直せるのだろうか。
本当の気持ちをさらけ出しても良いのだろうか。
……いや、違う。それが僕の義務なんだ。
今更ヒナギクさんに釈明したところで、全てが上手く行くなんて甘いことを考えてはいない。
でもせめて、僕自身の口から、ありのままをヒナギクさんに話すことが、最大の贖罪になる。
そしてケリをつけよう。
結果がどうあれ、たくさんの人に支えられながら育んできた、この想いに。
「すみません、お嬢様、マリアさん。少し出てきます!」
「頑張ってくださいね」
「忘れるなよ。ハヤテが帰ってくる場所は、ここなんだからな」
大切な勇気を、貰った気がした。捨てたものじゃない世界はやっぱり、優しかった。
「ハァ……ハァ……」
静まり返った夜の住宅街を、ただひた走る。
頭の中で、様々な場面が過ぎっては崩れ、また構築されていく。
ヒナギクさん。
酷いことを言った。本心じゃなかったなんて言い訳は通用しない。
だけど、顔色を窺って彼女に接するなんて真っ平だ。
許されないかもしれない。でも、それに怯えているようでは、背中を押してくれた大切な人たちに申し訳が立たない。
それに何より、僕がヒナギクさんを想う気持ちは、嘘じゃないんだから。
「ハァ……っく、自転車借りて来れば良かったかな」
後先考えない自分の迂闊さに思わず苦笑する。
でも、ばくばくと波打つ心臓の鼓動も、頬を流れる熱い汗も、決して不快ではなかった。
また一つ路地を曲がる。
いつか泊めてもらったことがあるので、道順は覚えている。
中々目的地が近づいてこないように感じるが、それは自分の浮ついた心情がそうさせるのだろう。
こんな時にまで落ち着いていられるほど達観していない。
思えば、鮮烈な出会い方だった。機上ならぬ木上の出会いなんて、世界中探してもそうないだろう。
「つ、着いた……」
考え事をしていたからか、途中からはあっという間だった感触がある。
さあ、勝負の時だ。自分の精一杯を、言霊に乗せて彼女に伝えよう。
万感の想いと共に、インターホンを押し込んだ。
歩との邂逅は私に元気をくれた。
いつまでも落ち込んでいるわけにも行かないし、色々な意味でいいきっかけになったのだろう。
夕食の盛り付けを終えて、ダイニングに運ぶ。
今日はお母さんが泊まりなので、一人分の準備で良いから楽なものだ。
かといって手を抜いたわけではない。寧ろいつもより力を入れたくらい。
もやもやした思いを吐き出すためにも、少し奮発してみたのだ。
さっき味見した段階では文句なしの出来具合、さて、美味しいものを食べて明日の計画を立てようかしら。
お茶を入れ終え、美味しそうな香りの元へと向かう。
……だって言うのに。
「あ、先に頂いてるわよ」
予期せぬ闖入者が、食卓を蹂躙している真っ最中だった。
「……今日は帰ってくる予定じゃなかったじゃない、雪路お姉ちゃん」
思わず顔に手を当てて、盛大に溜息を吐いてしまう。
「堅いことは言いっこナシ! コンビニ弁当にも飽きてきたとこだったしね」
「全く、もういいわよ」
台無しになってしまった夕飯をどうしようかと思い悩みながら、凄い勢いで平らげつつある不肖の姉の対面に座る。
……冷凍食品残ってたかしら?
作った側としては惚れ惚れするような食べっぷりなのだが、妙齢の女性としてはどうなのだろう。
少なくとも彼氏が見たら絶対に一歩引かれてしまうこと請け負いだ。
……尤も、いれば、の話ではあるが。
そんな取りとめもないことを考えながら、お茶をずずっと啜る。
「あ〜、美味しかった。……さて、綾崎君との話を伺おうか」
「うきゃい!」
思わず口の中の液体を吐き出してしまった。
不意打ちも不意打ち、心の準備なんてあったものじゃない。
そもそも、何でお姉ちゃんがその話を知って……?
「……別に、何も無いわよ」
思いっきり動揺しといて何もないもあったものじゃないけど、笑い話の種になるような種類の話じゃない。
大体私は当事者なのだ。
「ヒナが話したくないって言うならそれでも良いよ。でも、話してすっきりすることもあるんじゃないかな?」
だって言うのに、お姉ちゃんの表情は、いつものおちゃらけた感じからは程遠くて。
「お姉ちゃん……?」
「ん。花菱さんも心配してたし、確かに六限の授業の時には覇気がなかったしね」
美希か。確かに今日は私らしくなかったのだろう。
勘の鋭い親友のことだ、黙っていられなかったのだろうことは、容易に想像できる。
「ま、言いたくないような内容だろうしね。だから、詳しく知らない第三者としてのお節介な一言」
ずずいと身を乗り出して、私の手を握る。
「思い悩むのはヒナらしくない。ヤなことなんか、蹴っ飛ばしちゃえ」
確かに何も分かっていない無責任な言葉。でも、こんなに胸が温かくなるのは何故だろう?
「お姉ちゃん……」
唐突に光明を得る。
少しでも疑問があるのなら確かめに行くのが、桂ヒナギクのあり方だったはず。
歩に言われて少し持ち直したにせよ、ハヤテ君と顔を合わせることに怯えていたのも事実。
だけどそれは、確かに私らしくない。
「……ありがと」
恐らく何に対する感謝の言葉だか分かっていないだろう。
でも、それでもいい。だって、私がお姉ちゃんの言葉に助けられたのは確かなんだから。
「ちょっと出かけてくるわ」
勢いをつけて立ち上がる。時計を見るとまだ八時前、この位ならギリギリ失礼に当たらないだろう。
この熱気が冷めてしまわないうちに、直接確かめてしまおう。
「ファイトだヒナ!」
背後から聞こえる後押しを受けて、思わず笑みが零れた。
玄関で上着を羽織り、靴に踵を通す。
頭の中でシミュレートしようとしたが、余り役に立ちそうもない。
だけど、これでいいのだろう。陳腐な作戦なんか邪魔なだけだ。
さあ出陣だと立ち上がった瞬間、インターホンが鳴る。
出鼻を挫かれた格好になって、思わず鼻白む。
……まったく、こんな時間に何の用なのかしら。
何て自分のことを棚に上げながら、応対するためにしぶしぶドアを開けて――
「あ……ヒナギクさん」
「へ?」
予期せぬ相手に、今度こそ棒立ちになった。
>>636 死ぬばいいのにってなってますよ。
ROCOさんに意見をしたら知的障害ですか?
お言葉ですけどただ意見をした人にむかって死ねとか暴言を吐く人が、アタマに問題があるんじゃないですか?
突然の邂逅に、真っ白になっていた頭が漸くクリアになっていく。
まだ動悸は収まらないが、何とか戦線復帰を果たした。
「あっ……と、そのですね。ええと」
しどろもどろなハヤテ君の様子も、逆に私の平常心を取り戻すことに一役買ってくれた。
「ま、立ち話もなんだから、とりあえず上がって……」
履いた靴を脱いで彼に背を向ける。その腕を、ぐいと引かれた。
「ごめんなさい!」
今日はびっくり箱の特売日だろうか。
文法を無視していきなり結果だけを突きつけてきたハヤテ君の発言に、思わず目を白黒させてしまう。
待て待て、落ち着いて考えようじゃない。
ええと、ハヤテ君が謝ってくるってことは、それが昼間の一件についてであるだろうことは明白だ。
だとしたら、そこから導き出される結論は……
「それは、嫌いだって言われたことに対する謝罪だと思っていいのかしら?」
「嫌い」という単語を口に出すときに胸がちくりと痛んだが、これを乗り越えなければ先に進めないので、思い切って聞いてみる。
「そうです。……ええと、でもそれだけじゃなくて、嘘ついたこととかもっと色々なことにごめんなさいと言うか」
……さっぱり要領を得ない。
「そもそもヒナギクさんを嫌いになる人なんていないと言うか、僕自身の逃げ道のためにヒナギクさんをダシに使っちゃったというか……」
これは、もしかして大逆転なのではないだろうか。
少なくとも「嫌い」という言葉は、歩の言うとおりに何かの間違いだったらしい。
鼓動が早くなり、頬が紅潮していく。
だったら、私が言うことは一つだけだ。
後は、ほんのちょっとの勇気を搾り出して。
「分かったわ。……だけど、それじゃあ貴方の本当の気持ちを聞いてない。それじゃあ不公平よね?」
あと少し、もう少し。
想いを弾に、火照る体を銃身に。全霊を込めた引き金を引いて、相手を貫け!
頑張れ、私!
「私は言ったわよ。……ハヤテ君のことが好きだって。だから……本当の答えを、聞かせて?」
あの,SS読んでるんで邪魔しないで下さい。
「――僕は、またやっちゃいました」
永遠に続くような沈黙を破ったのは、ハヤテ君のこの一言だった。
「え?」
「今度は、しっかりと僕の方から告白しようと思ったのに……だめですね」
「っ! それじゃあ」
「大好きです。僕はヒナギクさんのことが大好きです」
その言葉だけで、他の全てが帳消しになった。
涙腺が緩む。
何か今日一日だけで数年分の涙を流したような気がするが、これは許してもらおう。
だって、こんなにあったかいんだから。
「……傷ついたんだからっ! 本当に苦しかったんだからっ!」
ぽかぽかとハヤテ君の胸を叩く。
およそ自分がやるとは思ってなかった行動ではある。
私は怒っているんだ。確かに嬉しいけど、そんな簡単に許してはあげないのだ……
だって言うのに――
「ごめんなさい。……いや、違いますね。有難うございます、ヒナギクさん」
そんなことを言われたら、嬉し涙が止まらないじゃないの。
どのくらいそうしていただろう。
お互いの吐息が掛かる距離で抱き合うような格好。
細身に見えるけれど、しっかりと鍛えられた胸板が、やっぱり男の子なんだなという感慨を抱かせて。
背後でカタンという物音がしたのを契機に、どちらからともなく離れた。
「……良かったです。本当は、許してもらえないと思っていましたから」
「許してなんかいないわよ。これからきっちり貸しを回収していくわ」
涙を見せたこともあって、何となく気恥ずかしい。だからこれは、精一杯の強がり。
「はは、覚悟はしています。……それじゃ、また明日」
思ったとおりだ。別れの言葉を聞いて、ハヤテ君の姿が見えなくなることがたまらなく不安になって。
「……ヤだ。離れたくない」
しっかりと腕を捕まえたまま、そんな言葉を言っていた。
>>636 それと、『知的障害』という差別用語は使っちゃいけないと思うよ。
あなたの身内にもし同じ症状の人がいたら、絶対そんなこと言えないと思いますよ
人に死ねという前にモラルを学んでください!
時間が過ぎるのがこんなに早く感じることは、今までになかったように思う。
溜まった鬱積を晴らすかのように笑い、取り留めのないことを話した。
はしゃぎつつも、いつもの毅然さをも失わないヒナギクさんの姿に、見とれることがあったのは一度や二度ではない。
僕自身、何かに憑かれるように明るく振舞った。
昨日からの出来事の反動が、予想以上に大きかったのだろう。
「そろそろお暇しないといけませんね」
時計の針は、日付の境界に差し掛かろうとしている。
お互いに翌日の生活が確固として存在している以上、これ以上の長居は迷惑になるだろう。
……だって言うのに。
「え……そう」
何て、寂しそうな顔をされたら、どうしていいのか分からなくなる。
結局、困ったように曖昧な笑顔を浮かべるしかない。
我ながら優柔不断だとは思うのだけれど。
「うん、そうよね。三千院のお屋敷にも迷惑を掛けることになるし」
「いえ、それは良いんですけど……」
しっかりと僕の袖の裾を握ったままでは説得力ないですよ、ヒナギクさん……
でも、そんな姿が、たまらなく愛らしくて。
「あぅ……」
思わず、華奢なその肩を抱き寄せていた。
僕の胸に、濡れた吐息が掛かる。少しくすぐったい。
だけど、ヒナギクさんとこうしているんだという実感がすごく身近に感じられて、嬉しくなった。
と、胸元でもぞもぞと動く気配を感じる。
嫌がっているのかなと思ったが、どうやらそうではないようだ。
>>652 だから,邪魔しないで下さい。word20ページ分終わってからにしたら?
この板ではかなり経路の違う良(量)SSですよ?
>>650 あ、すいませんでしたm(__)m
邪魔するつもりじゃなかったんです。
ホントにごめんなさい…
「……だけど、いきなりだし。でも、……ううん」
漏れた言葉が聞こえてくる。
口に出していることに気付いていないのだろう、ヒナギクさんらしくないが、妙にテンパっているみたいだ。
視線を強引に下に向けてみる。
すると、両手で一枚の紙切れを弄びながら、思索に耽っているように見えた。
「……結局大事なのは、私の気持ちなのよね。決してお姉ちゃんに影響されたからとかじゃないんだから」
勝手に自己完結されても困るんですけど……
でも、次の瞬間に顔を上げたヒナギクさんの発した言葉は、文字通り僕の思考をフリーズさせていた。
「ハヤテ君、泊まっていかない……?」
ええと、ヒナギクさんは何を言っているのだろう。
額面どおりに捕らえると、このお誘いはつまりそういうことで……
「つっ……!」
瞬間湯沸かし器のように、顔が紅潮する。
いや、決して嫌なわけじゃないけど、何故そんな突然に?
「ダメ……かしら?」
そんな瞳で見られたら、断りようがありませんよ……。
でも、勢いでそんなことしちゃいけない。僕だってそう言ってくれることは嬉しいけれど、物事には順序ってモノが――
あれ? 唐突に理解する。
僕のヒナギクさんに対する想いは本物で、順序って言うけど、僕たちが積み重ねてきたものは決して浅薄なものではなくて……
例えムードに乗っかったものだとしても、後悔する可能性がない以上、問題ないんじゃないか?
それは、男の勝手な自己完結に付随するものだったのかもしれない。
だけど、決して勢いだけじゃなく、確かな想いに裏打ちされていることだけは自負できる。
「えと……止まれませんよ? もう」
真っ赤になりながら何とか搾り出す。
「ん……部屋、こっち」
染まった顔を隠すかのように背を向けて歩き出すヒナギクさん。
僕はどこか夢見心地で、そんな彼女の後を追った。
ふと、彼女の手から零れ落ちた紙片が目に入る。
そこには特徴的な桂先生の字で色々と書いてあったが、詳しく見ている余裕はなかった。
果たして上手く出来たのか。そんな質問は無粋だろう。
隣で幸せそうな表情をしているヒナギクさんの横顔を眺めていると、切実にそう思う。
決して楽じゃなかっただろう。痛かったはずだ。
声を殺してしがみついてきた柔らかな震え、シーツに残る契約の赤――大変だったに違いない。
「大丈夫ですか?」
余計なことだと知りつつも、思わず聞いていた。
「ん……痛かったけど、それより大切なものってあるじゃない? 私はハヤテ君が凄く近くに感じられて幸せよ? それに――」
にこやかな微笑みは、僕の心の奥深くまで浸透して。
「別にこれっきりってわけでもないんだし、ね?」
愛しいなんて陳腐な言葉を、遥かに超えて行った。
これは覚悟がいりますね。
唐突に思う。ここまで惚れてしまっては、ちょっとやそっとじゃ抜け出せない。
若輩の自分には先のビジョンなんか浮かばない。
だからせめて、自分の言葉で伝えよう。
「僕は、いつでもヒナギクさんの傍にいますよ」
満面の笑みが眩しい。
この宝物を守るためならば何でもしよう。
右手を矛に、左手を盾に。全てを懸けて、想いを貫く。
その心、決して忘れることなく――
僕よ、在れ。
〜fin〜
>>654 すごい…そんなにあるんですか?
ホントに気を紛らわさせてしまってごめんなさい…
659 :
623:2006/06/11(日) 12:08:34 ID:ZxR9kAKc
これにて御免。
つーか一連の空気読まずにすまんかった。
もうW杯徹夜あけのノリそのままに
じゃ、また宜しく!
ID:ZxR9kAKc GJおもろかったぜ
あとID:UEuDXlrG 書き込まないでくれもう荒れるから
>>659 逆に空気読まずに投下してくれてよかったよ。
切ない内容もグゥゥジョブだったぜ!
おお〜ブラボ〜。初ライブ完読!!!!!
こうなるとやはり,ヒナ/ハヤテの絡みが読みたくなりますなぁ。
こういう激甘SSもいいっすよ〜。
こういうときに使うんですかね?
GJ!GJ!GJ!GJ!
>>660 荒れてなんかいないじゃないですか?
作者さんも投下してくれたし。
作者さん、お疲れさまでした。これからもどんどん投下しましょうね。
GJ!ナイスSS!
なにげにナギハムサイドの動きが陰湿にならんのが良かった。爽やか。
>>650、
>>654 だから、完全放置しましょうよ。
俺には既に見えてないのに君らが反応したら嫌でも気づかされてしまう。
情けねぇ・・・エロシーン優先で後半から読み始めた漏れが情けねぇ・・・・
つーかグダグダになりやすい本編の原作書いて欲しいくらいの良作ですね。
超乙
荒れる
感情的な行き違いからか、掲示板上で激しい言葉で罵りあうことである。
ID:UEuDXlrG おまえはこれに該当してる。
>>664 すまん。おいらも邪魔してた。(_o_)
>>666 激しい言葉で罵ってるのはあなたたちです。
それも一方的に…
ある意味イジメですよね…
>UEuDXlrG
貴方の意見に対してこのスレの多くの人が賛成できないと言った。
にもかかわらず貴方はその多くの意見を無視して
いつまでも独り善がりな意見を言っている。
その態度を見て皆、相互理解は得られないと感じたから
スルーしようと言っているのです。
そこだけを捉えて
「気に入らない意見はスルーですか」
などと言わないで下さい。
貴方の意見は貴方以外の人間には受け入れられない。
それが嫌なら他のスレでやって下さい。
以上。
放置できずに申し訳ありませんでした。
あーあーもう相手しすぎ。荒らしが完全に味占めてんじゃねーか。
モニターの向こうでは
「ウヒャヒャヒャ!職人煽れば簡単に釣れまくりだぜぇー!
しかも丁寧語で不快感はさらに倍!アーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!」
とか言ってるだけだっての。
>>623 GJ!
>>671 というか、あなたたちの意見もわかるけど、まずはROCOさんの意見を聞かなきゃ何も始まらなくないですか?
私はROCOさんに言っているのだから、ROCOさんの返事をもらわないうちに、外野のあなたたちの意見を聞いてこのスレから立ち去るというのはおかしな行動と思います
だったら始めから意見を言ったりしないですよ。
それと
>>636さん、あなたはなぜ返事を返さないの?人に死ねとか言っておきながら。
>657
嵐のようにGJGJ!!!
そして荒らしは風のようにスルー
遅まきながらGJ!
つーかここまで人間関係広げた上で綺麗にまとめたSSって久々に読んだよ・・・本気で脱帽
>>672 荒らしじゃないって何度言えばわかるの!?
アタマ悪いんじゃないの!?あなたみたいな人が、おもしろおかしく私をからかうから私が荒らし扱いされるんじゃないですか!?
いい加減にしろ!!!!
>>676 >>583と
>>588あたりを読み直してみ
おのずと答は見えてくる
あと、あんたの書き込みからスレは荒れた これは紛れもない事実
だからスレが荒れる原因となったあんたは荒らし扱いされてもしょうがない
_((()_
/∴ `ー'|
ゝ.∵ .ミ(゚)_ ___ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(∵ <__入 ___) < さァ、荒らしたりスルーできない悪い子は
〉∴ ヽ――' ) | | \ どんどんしまっちゃうからね
(∵∴ く/⌒) / | | \___________
//、__, /_ノ |_|
⊂ノ L| [ ̄
>>676 まぁそう熱くならずに冷静に考えるんだ、てかエクスラメーションマークそんなに必要か?
まず俺からしたらお前がからかわれてる事と荒らし扱いの因果関係がわからん。
荒らし呼ばわりされる原因は別にあると思うが?
「沈黙は金、雄弁は銀」貴方が誠意を示したいなら「静かにしている事」以外に無い
迷惑だ。
てゆーか注意したやつは別だけど作品投下中に書き込みして
謝りもしない奴はモラルを疑う
GJGJGJ!
良作乙!!
あと折角無視登録したのにそれを無駄にする香具師は自重してくれ!
荒らしが自演でアンカーつけてるのかと疑いたくなるぞ!!
新たなる神の降臨を妨げた者は誰じゃ
それはそうとGJ
>>677 これは荒れてる状態じゃないと思うけど…
>>679 私は自分の意見を言っただけで誰も荒らそうとは思ってません。あなたたちが私のことをおもしろおかしく荒らし扱いしてるだけです
私はROCOさんに意見しているだけですって!
>>681 そうですね…作者さんごめんなさい。
でも
>>632や
>>636も投下中書きこんでますよ。
私は邪魔するつもりじゃなくて言われたから返事しただけです。
しかも
>>636は『知的障害』だの『死ね』だの発言してますが。
それに対しては何も言わないんですか?
>>623 優しい世界が凄く素敵ですね。
このスレでは滅多に無い純愛系SS、堪能させて頂きました。
GJです!
>685,6
>682が見えないか?
そっちに行かないにしろ他でやれ?
>>685 エロパロを投下することが趣旨のスレで言い争いが起こってる今の状態は荒れてるよ
>おもしろおかしく荒らし扱い
これはない
さっきも書いたけど荒れる原因をつくったあんたはこのスレでは荒らし扱いされてもしょうがないんだって
あんたに荒らしてるつもりがなくてもね
あとあんたの言ってるのは意見じゃなくて暴言、侮辱
いい加減にわかってほしいんだけど
こういう議論目的の相手に誠意ある対応しても無駄ですから。
放置すれば孤独死するからもうほっときましょうってば。
天然/確信犯のどちらにせよ、説得するのは不可能ですよ?
>>688 え?何言ってるんですか?ROCOさんがいないスレで何を意見すればいいの?
ROCOさんに意見があるからここにきてるんだけど…
>>689 あなたたちの暴言は許容されるんですか?第一、意見を暴言、侮辱と勝手にとらえてるのはあなたの主観ですよね?
>>681 自分の言いたいことだけ言って私が返事したら知らんぷりですか?
>>632や
>>636の行為は身内のオイタで都合悪いから見てみぬふりですか?
だったら私にも意見するな!
>いい加減にわかってほしいんだけど
解るわけ無いだろ
いい加減にカスの相手するのやめろ、
でなきゃせめてアンカーつけるのやめろ
NGワード登録してるって複数の人が言ってんのに
わざわざアンカーまでつけて荒らしの相手してんのは
荒らしの仲間以外の何者にも見えんぞ
と、ちょっとだけマジで言ってみる。
いや、腹立つ気持ちは解るがマジで辞めてくれ。
普通に迷惑だから。
えー、SS投下中にレスをした事は深くお詫び申し上げます……。
あと、UEuDXlrGさんは重度の粘着知的傷害者ですから
何を言っても無駄ですよwwwwwwwwwwwww
>>628 お疲れ。
ハヤテが実は切ない話ってことを思い出させるSSだなぁ
ヒナギクと西沢さんの関係は、とくにねぇ
次は孤独なマリアさん救済話をプリーズ・・・
SSとしてはGJというしかない。
がエロパロとして一番肝心なところがスルーされてコーラ吹いた。
スルーされたとこは脳内補完か。GJのSSで補完されたいと願うのはわがまま?
>>694 あなた学習能力がないのねw
あなたこそ荒らしだね。
あなたにはハッキリ言う。死んでちょうだい
>>628 sugeeeee!!
なんだこの心理描写、この切なさ。
こりゃ並みの使い手じゃありませんな。
次回はエロも期待してますぜ、そりゃあもうネクタイ首に下げて残り全裸で!
大GJでした、しかし流石に経験豊富な大人の女性は違いますね〜
見事にテンパる若者を導いてくれましたし。
この筆力でエロまで書かれたら、俺萌え死ぬかも知れん
ワタルの格好よさに惚れた…
この調子でサキさんの話も書いてはくれまいか
>>ID:UEuDXlrG
こちらの暴言が許容されるなんて言ってませんが
暴言なんてお互い様だし
スレが、暴言の言い合いという荒れた状態になる原因をつくったのがあんただから荒らしだと言ったまで
>少し悪い言い方になりますが、ROCOさん最近少し出張りすぎじゃないかなぁって思うんです。
>だってここ最近、ROCOさんの作品に以前みたいなキレがないような感じがするんです。失礼な言い方ですいません。
>失礼な言い方かもしれないけど、ROCOさんはもう限界なのかなぁって感じがします。
これが暴言、職人としてのROCO氏への侮辱以外の何なの?
それにいちいち失礼がどうとか言ってるけど、前置きすればどんな酷いこと言っても許されるわけじゃないよね
俺にはもうあんたが意見を建前にROCO氏を叩きに来たようにしか見えない
>>693 ごめん 俺も冷静さを欠いてた
ROMに回ります
頭の中がGJ祭りダァ〜!!GJ祭りでわっしょいわっしょい
GJ祭りでわっしょいわっしょい(T^T)(T^T)
706 :
623:2006/06/11(日) 15:38:31 ID:ZxR9kAKc
をを。
昼寝してるうちに何か好意的な受け止められかたされてるよ。
みんなありがとね。
>>696 697
最初は詳細に描こうと思ってたんだけど、如何せんエロ書いたことないんで、どしても納得できなかった。
元々スクラン畑で純愛モノばっか書いてた人間なんで、癖みたいなものがついてしまって。
それまでの流れが割りと会心だったんで、浮きまくりだったのよ。
よって断念。スレ違い気味になっちまったことには反省してる。
今度来る機会が在れば、もちっと書き方勉強してから来るっス。
可愛いサキさんもいいな。
>>706 納得できなかったなら仕方ないけど,
おぬしの純愛SS読んでる分にはソフトにエロすればきっといい感じだと思うぞ。
エロが無いのは残念だが,まったくスレ違いっぽく感じなかったのは
オイラだけじゃないと思うぞ。
むしろこの調子でエロありだったら
>>701のように萌え死んでしまいそうだ。
そういうわけで
かわいいサキさんにも期待大♪
708 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 16:26:12 ID:ZwZwyVEG
俺は『全米が泣いた』って宣伝文句の映画をみたときは泣かなかったが、このss読み終わったら頬が濡れてた
>>623 遅まきながらGJ!
しかし生徒会長よりもお嬢様が好きなこのスレではちょっと異端気味な俺からすれば
お嬢様カワイソス
いや、生徒会長もハムも好きなんだけどな〜
また書いてくれることを期待しているよん♪
>>623 他で書いている者だが、上がっていたので覗いてみた。
いや、素晴らしい。全然人間関係を知らない自分にも、ぐいぐい読ませる。
手本とさせていただきます。ありがとうございました。
711 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 18:16:58 ID:QjK4AG+F
>>623 最高に上手いですね!
ROCO神にも劣らないくらいGJです。
乙!
>>711 こんな流れの中他の職人と比べるようなことを言うとあのバカの意見ももっともだということになるので控えようよ
>>712 馬鹿ってどーせ私のこと言ってるんでしょ?
そしてあなたは私をNGワードに登録してるんだろうね。
自分だけ悪口言って逃げるなんて卑怯だね…
>>704 あなたが勝手に私の意見をROCOさんへの悪口だと捉えてるんでしょ?
別にROCOさんを傷つける発言をわざとしたんじゃなくて、現実を言っただけです
そこをわかってほしい…
>>714 ☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < SSまだ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
>>713 読み違えるなよ…
>>711みたいに特定の職人(ここではROCO氏)を他の職人と比べると、お前の言うとおりこのスレの主役がその職人みたいに見えるから止めなよ、って言ってるんだ。
それでもお前の意見は極端すぎて万人が同意することは出来ないだけだよ。
お前の意見を纏めた上でまたROCO氏が来てから意見を言えよ。
サブヒロインとくっつけるSSを書く際の王道的なパターンを感じた
>>713 あなたのSSはまだですか?
あなたのSSがどんなものか知らないと、ROCO氏も答えようがないと思います。
とにかく一度SSを投下してみなさい。
あなたの実力や人間性、原作への愛を知るためにはSSを投下するのが一番です。
ほら、今ならROCO氏が投稿してないから、キサマが投稿しようが問題はないでしょ?
でも,そこにシビレル,アコガレル〜
ヒナ萌え〜♪
21才以上ならスルーということを覚えてください
>>720 21歳以上の遊び心を持ち、かつ余裕も兼ね備えた大人なのでついつい遊んでしまうのです
少し訊くけど、このスレ的に陵辱物ってありかね?
俺の頭じゃ、先ほどの素晴らしいSSみたいな心理描写が上手く出来ないんだ
だからヤルだけの物になると思うけど……
>>722 基本的には陵辱、スカトロ何でもありです。
ただ書き出す前に「陵辱物です」とか一言加えた方がいいですよ。
苦手な方もいるみたいですから。
725 :
696:2006/06/11(日) 20:28:18 ID:+hXzjX4t
>>706 言い方が悪かったな。
>>696は俺がwktkしすぎて勢いあまってすっころんでしまったってだけだから気にしないでくれ。
次も期待してまつ
アドバイスd
仕事が溜まってるんで何時になるかは約束出来ないけど書いてみるわ
ID:UEuDXlrG『僕は現実を知らない、ただの子供なのだろうか?』
うん。大体キラ・ヤマト位のレベルかな
>>714 いちいち煽りに食いついてレスを消費する奴を荒らしって呼ぶんだよ
どうせ、ROCO氏に直接絡むんだか意見いうんだかしたいんなら
とりあえずROCO氏がくるまで黙っときゃいいじゃないか。
頭悪いなお前。
冷静さを取り戻しました
NGワード登録してた方々、アンカーつけて申し訳なかった
>>ID:UEuDXlrG
そう言うなら悪口以外の何なのか説明してほしい
>ROCOさんはもう限界なのかなぁって感じがします。
これが「意見」でまかり通るのは有り得ないでしょ?
で、なんか現実を言ったとか言ってるけど、この「現実」ってのはあんたの偏見だよね?
ROCO氏にそんなこと言う人はいなかったんだしね
で、あんたがROCO氏のことを出張りすぎとか、もう限界な気がするとか考えてるのはわかった
でも何でそれを書き込むの?
あんたも職人なんじゃないの?
職人なら、出張りすぎとか限界とか言われたら傷つくことはわかるでしょ?
相手が傷つくことをわかってて言ったなら、「ROCOさんを傷つける発言」をわざとしたことになるよね
わかってなかったなら、ちょっと人間性を疑うよ
気持ちはよく分かるけど、この話題はもうきりがないから蒸し返さないほうがいいと思うよ
俺も含めてさ
お前ら、‘昨日からの人’に何か文句言いたい時は
クラウス萌え
と書き込むんだ。
メガネメイドは、国宝級文化財だと思う人間は
サキたん萌え。
と書き込むんだ。
>>712 あなたの言ってるとおりですね。
>>711さんの言ってることがこのスレの現状を表していますよね。
『ROCOさんと劣らないくらい巧い』『ROCOさんに匹敵する』『ROCOさんには及ばない』
全部ROCOさん基準で評価されてませんか?
だからROCOさんのスレみたいだと言ったんです。
私の言ってることを実はあなた方もわかってるんじゃないですか?
>>711さんのレスがそのイイ例ですよね。
ホントは暗に思ってるけど表だって言えない所で、私がそのことを指摘したから、みなさんは過剰に反応してるんじゃないんですか?
何かケンカ口調になっちゃってすみません…
サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え
サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え サキたん萌え
よし!あと何回書き込めばいい!?
>>734 最初から具体的にそういうことを言えば、なるほどな、と思ったかも知れんが、ちょっと最初がケンカ越しすぎたな
>>733 そういうからかいを止めてくださいって言ってるのがわからないんですか?
>>736 すみません。上手い伝え方がわからなくて…私アタマ悪くてごめんなさい…
このスレの人たちにはスマンが端から見るとこの荒らし見てておもしろい。
うん、君相当に頭わるいよ;^^
いつもROMってる俺には議論できないな
俺に言えるのは各職人様、頑張って下さいという事だ
742 :
シラヌイ:2006/06/11(日) 21:28:18 ID:F68ZfRS5
(計画通り!!)
教えてくれ五飛
俺はあと何日ワタル×サク物を待てば良い
ゼロは俺に何も答えてはくれない
サキたん萌え
>>743 ハヤテ×サキものを待ち望む漏れと同じくらい待たされると思うぞ
まうー見つかった?
読み返すとあそこで切るのは中途半端に感じたので続きを書いてみました。
>>406 の続き
「何か……言いまし……た?」
本来ならそんな《芸人なんかヤメちまえっ!!》と、昔気質の師匠がいるいれば、間違いなく拳骨付きで怒鳴られたろうか細い声。
自信なさげな弱々しい囁きが、他人の耳に普通は届くわけがない。
だがこの幸薄い借金執事は、色々な意味で、そう、本当に色々な意味で、《普通》という言葉とは、とことんまでも無縁である。
敬遠されてるといっても過言ではない。
だから声の調子こそは、咲夜以上に張れてなく、情けないほど上ずりキョドってはいるが、
ググゥ………ググッ……グググッ………
しっかりと聴こえてるみたいだった。
放ったばかりだというのに、もう股間は呆れるというか何というか、完全に、いや、むしろさっきより雄々しくそそり勃っている。
「あの、何て……言ったんですか?」
でも基本的に小心者なのだ。
聴こえてるのはモロバレなのに、わざわざ咲夜に聞き返したりする。
「咲夜さん?」
勿論ハヤテには意地の悪い下心はない。
「…………」
それは咲夜にもわかってる。
わかってはいるが、それを正直に言うことが、どんなに乙女にとって恥ずかしいか、この借金執事は全然わかってない。
「顔がメチャメチャ気持ち悪い」
改めて訊かれて、咲夜はちょっとだけ、このニブい男に腹が立ってきた。
これ見よがしにぷいっと、そっぽを向いたりする。
ナギの前ではおねーさん風を吹かせてるのに、そのわかりやすい拗ねてる仕草は、何だか幼い子供みたいで微笑ましかった。
「はい…………すいません…………すぐに拭きます…………から」
とはいえ今眼の前にいるこの咲夜を、ハヤテはとてもではないが、子供扱いなんぞできそうもない。
むわっと濃すぎる臭いが立ち込めてる。
顔を汚しただけでは飽き足らず、年齢にしては豊かな咲夜の胸元へと、じわりじわりと、密かに侵食しようとしている白濁液。
ぶっちゃけありえないくらいにエロかった。
それに男は何故かつれない態度に心ときめくという……。
超人硬度だったら――10。
ハヤテの勃起はいまやガンガンと、気持ちよく豪快に釘が打てそうだった。
内心の動揺を隠してポケットからハンカチを出すと、ハヤテは《失礼します》と断って、咲夜の顎にそっと優しく手を掛ける。
くいっと軽く持ち上げても、
「…………」
不機嫌な顔こそ崩してはくれないが、栗毛のお嬢様は少しも逆らわなかった。
右に左にと首を振られても、借金執事にされるがままである。
どころか気持ちよさそうに目を細めていた。
でも、
「……違う」
「えっ?」
「そうやない」
ハヤテの手を取って押し留めると、咲夜はずずいっと、顔、ではなく唇を、キスでもせがむように突き出す。
目蓋は閉じられていた。
思わずごくっと喉が鳴ってしまったのは、思春期の男の子だからして致し方がない。
「舐めぇや」
「へっ?」
「うちはちゃんと舌で舐めたんやで? 自分はハンカチなんて可笑しいやろ? そんなんは不公平やと思わんのんか?」
羞恥の色。
とでも形容するのだろうか。
とっくのとうで赤くなっていた咲夜の顔色が、言葉を紡ぎながら、さらにさらにどんどんと綺麗に赤くなっていく。
台詞はちょっと早口だった。
「いや、でも、その」
「もしかして自分? 人の顔に盛大にぶちまけといて、うちにはでけへん言うのんか?」
「ああ……っとですね」
「早くぅ」
手首がぎゅっと握られる。
それと同時にハヤテは気づいた。少女の睫毛がふるふると、小刻みに震えているのに。
「……わかりました」
そしてそこまでさせてモジモジするほどには、ハヤテはダメ人間でもなければ、情けない男でもなかった。
逆に咲夜の両の手首を握ってテーブルに座らせる。
抵抗がないといったらそれは嘘だ。
できるならしたくはない。
自分の放ったのを舐めるなんて、それはいくらなんでも極めすぎてる。その世界は十代で踏み込むにはまだ早い。
だが少女に募る愛しさはそれ以上だった。
>743
ワタルとサクってあんま接点無くね?
それはそれとして583は耳に痛かった。
でも自信は出てこないんだよなー。
舌を伸ばして顔を近づける。
「………あ」
吐息を感じたのか、ぴくんっと、咲夜が小さく首をすくめた。
ぺろ……
「んッ!?」
ほっぺに付いてるクリームを、ハヤテは意を決し、舌を伸ばして掬うように舐め取る。
「…………」
正直味については考えたくもない。ないが、最初のハードルさえ越えてしまえば、何とか、我慢できないこともないこともない。
とりあえず複雑な味である。
ぺろ……ぺろり……ぺろ………ぺろ……ぺろり…………
ハヤテはこんなところでも職業病が出たのか、随分と甲斐甲斐しく、丁寧に丁寧に咲夜の肌に舌を這わせた。
「んッ………ぅう……ンンッ……」
少女は照れているのか、それとも単純にくすぐったいのか、自分でやれと言ったのに、舌先から首を振って逃げようとする。
「くすっ」
零れる笑い声。
ハヤテはその初心な反応に愉しくなてきてしまった。
ドラゴンでもなければハムスターでもなく、オトコの守護獣はやはりオオカミ。
誰にも見えていないがバックでは、ぐるる〜〜っと、本能剥き出し、涎をだらだらと垂らして唸ってる。
「くぅん……」
紅い唇を舌が這ったときは、特に咲夜の反応は大きかった。
ハヤテもそこには念入りに舌を這わせて、口を少しだけ開けて吸いつく。
ちゅ〜〜〜
そんな笑いを誘う間抜けな音さえも、いまの二人をドキドキさせるには十分だった。
「ん……んッ………はぁッ………ン……んぁッ………ぅんッ…………」
ハヤテの舌はぬるぬると唾液の航跡を引きながら、咲夜の耳朶や首筋など、あっちこっちに丹念に這わされる。
むずがるように顔をしかめているが、《次はここを》とでもせがむみたいに、咲夜は右に左にとさりげなく首を振っていた。
「……くんッ…ふぅ……ぅあッ……は………んぅッ!!」
しかしこの執事はいつまでも忠実ではない。
手首を掴んでいた手は、素早く器用に、ブラウスのボタンを外している。
汚れを取るという名目だったはずなのに、唇は軽快に下へと降りて、ふかふかの乳房へと鼻先を突っ込んでいた。
ちなみに咲夜の手はハヤテの肩。
「ん……んぁッ……んふ………はぁッ………ン……んふぁッ……」
声のボリュームが上がるたびに、爪がきりきりと肩へ食い込んでいく。
確実にハヤテの肩には傷跡が残るはずだ。女の子の力といっても、それほどまでいくと結構痛い。
が。
ハヤテはそんなものには気づかぬほど夢中になっていた。
何に? とは明記するまでもないだろう。
仕える小さな主人には大変に悪いが、目の前にあり舌で味わっているものは、ブラの存在意義を考えさせられるぺったん胸ではない。
大きな声で胸を張って《おっぱい》と呼べる代物だ。
舌で突くとたゆんたゆん揺れて、無性にプリンが食べたくなる。
だからリピドーに従ってハヤテは大口を開けると、
あぐっ!!
やはり良家の子女とは、こういうところにこそ気を遣うのか、高いと一目でわかるが、品のいい小洒落たブラジャーに噛み付いた。
今回はここまで。読んでくださった方コメントくださった方ありがとうございました。
うぁ、投下中にすまんす。
サク可愛いよサク。
754 :
能書き:2006/06/11(日) 22:25:07 ID:KnXpdi98
タイトル:「一巻しか読んでいないのにエロパロ板に投下する物書き罠」
作者:KR
キャラ:ハヤテ×ナギ
エッチ度:微〜軽
元ネタ参照:第一巻・179〜180ページ
参考:同・135〜136ページ
755 :
1/5:2006/06/11(日) 22:27:07 ID:KnXpdi98
どうしてこんなことに……。ハヤテは崖の下で身動きできずに空を仰いでいた。憎らしいほど美しい夕焼けと橙に染まる雲が人様の事情を省みる訳もなく、刻々と夜へと移り変わる真っ最中、ナギのクッションになったハヤテは痛みを堪えていた。
ナギが花を摘んだ瞬間に崖が崩れ、ハヤテは逃げる間もなく地面に叩きつけられた。直後、ナギを全身で受け止めて。偶然は偶然だった。
足元が浮くと同時にナギが自分を見下ろし――ほんの少し遅れて彼女が飛び込んで来る姿が見えた。背中から五臓六腑、ついで四肢に加わった衝撃にハヤテの視界は暗くなった。
息が止まり、体がバラバラになるほどだった。
追い討ちをかけるように少女のボディプレスが見舞われ、重なり合って二人は動かなくなった。濁る視界の中、バンザイをして飛び込む姿が強烈な印象を残して。
そう長いことではなかったが気を失い、ハヤテは気を取り戻した。起き上がろうとすると全身に激痛が走り、同時に重みで思うようには動かなかった。
彼は慌てて首を曲げて様子を見ようとしたものの、また鋭い痛みに後頭部を地面につけることとなった。
そこで現状が少し把握でき、とりあえず彼は寝そべったまま分かる限りのことを理解しようと努めた。先ず、僕は崖から落ちた。次にお嬢様が飛び降りた。
無茶苦茶だ! それで、僕が地面に落ちて、すぐにお嬢様が僕の上に落ちてきた。とりえず痛みで僕は動けない、お嬢様も気を失っている。うん、こんなところかな。
そこまで頭の中を整理し、彼は心臓が強く脈を打ち始めたことに気付いた。頭で理解してもどうにもならないもの、即ちナギがありえないくらい密着していることへの体の反応だった。
彼とほぼ同じように折り重なる彼女の体は小さく、柔らかく、なによりいい香りがした。彼女の両腕が肩を抱き、痛いくらい強く掴まっていた。
短く細い指先は、そんなに力を込めるには不釣合いな可憐さでもって生地の上から彼の肌を捉えていた。ハヤテは少し嬉しい気持ちになった。執事として頼りにされた気がした。
こんな状況で勘違いをするのも馬鹿らしい、それだけで片付けられない気がしていた。そっと少しだけ顔の向きを変え、胸の上に乗っかっているナギの顔を見た。
自分よりもずっと幼い女の子、あまりにも無邪気な寝顔が目の前にあった。頬を軽く染め、浅い吐息がピンクの可愛らしい唇から漏れていた。
756 :
2/5:2006/06/11(日) 22:27:52 ID:KnXpdi98
彼はまだ感じたことの無い感情に鼓動が速くなるのを感じた。執事の正装越しとはいえ、ナギのささやかなふくらみが確かに感じられ、以前の光景が思い出された。ナギを起こしに行った時、まだ寝巻きのままの彼女が顔を赤らめて肌を隠そうとした朝のことを。
大きく開かれた背中と、ただでさえ薄い生地の上から見える体のラインをしっかりと見ていたことも。そしてそれを慌てて隠そうとする仕草と、後じさりする際の恥かしそうな表情が徐々に浮かび、一瞬しか見ていないはずのショーツまでも鮮明に思い出されてきた。
まだ未成熟な太股の合間に除いた無防備な個所。その時に見えた色もはっきりと断言でき、そうした所まで無意識の内にみつめていた自分にハヤテは軽くは無いショックを受けた。
いけない、そう考えてはいても彼は下半身が熱くなるのを押さえられなかった。イメージは薄れるどころか、彼女を直接感じているために一層鮮明になっていった。
ダメだダメだ、僕にそんな趣味は無い! どうせならマリアさんの方が、って違ーうっ!
初めて逢った時以来なかったシチュエーションに戸惑いつつも、彼の熱いモノは確実に大きくなって行き、立ち上がろうとナギの腰の下を押し上げようとしていた。最低だ、こんなこと気付かれたら僕は――どうなるんだろう?
ダメだハヤテ、お前はロリ趣味で命の恩人に仇で返す最低男の烙印を押されるんだぞ!
どこかでそう叫ぶ声が聞こえた気がした。しかしそれはか細く、彼の感情にも体にも響くところは全くなかった。
無意識の内に彼の右腕はナギの顔へと伸びた。痛みはまだ消えてはいなかったが、今や大量の血が二つの心を熱して感覚を麻痺させていた。そっと指で頬に触れる。
直に触れると想像とは別次元の感触があり、ハヤテは思わず息を止めた。掌で優しく擦ると微妙な熱が感じられ、瑞々しい肌が吸い付くようだった。
「ん〜」
息を飲み込んだ。そのまま吐き出せないかと思うほど深く。寝起きの声、あのあられもない姿を見た朝に聞いた声に似ていた。ハヤテは心臓の鼓動が深くなると同時に体の奥は急激に冷え込み、曰く言いがたい状態になっていた。
思考がまた少し混乱の度を含め、彼は子供にするように髪に指を入れていった。四本を埋めると軽く指を曲げて絡ませる。
757 :
3/5:2006/06/11(日) 22:29:00 ID:KnXpdi98
「ん………………」
心なしか熱い吐息と共に漏れた声は甘く、頬の赤みも若干濃くなっていた。胸の鼓動と熱いモノが彼女に悟られる心配も、ナギの顔が間近にある状況ではそう大したことにはなりえなかった。
ふと、目に入るものがあった。左腕に彼女の右足が膝を曲げた形で乗っかっており、ハヤテは今まで感覚が麻痺していたことにようやく気がついた。
まずいまずいまずい、なにがまずいのかを考えず、彼は左腕を動かし始めた。
痺れが解ける際の痛痒感が一先ず他の感情を押さえ、あのどうにもむず痒い感覚を耐えることに集中出来るようになったものの、徐々に脚の温かみが伝わり始めると共に、彼の下半身はどうしても反応を始めた。
硬くなるにつれてナギの柔らかさがより感じられるようになり、止めていた右手を再び動かし始めた。
耳を指先でつつくと弾力があり、思わず耳たぶを優しくつねった。他とは違って冷たい感触が心地よかった。耳の裏と奥へと同時に指を這わせ、撫で回す。
「んんっ…………うん」
可愛らしく零れる声に彼の左手が耐え切れなかった。ふくらはぎに触れるとすべすべで、いかに女装が似合うとはいえ、自分とは次元の違う感触に彼は今更ながら驚いた。
力が入らないこともあって、軽く撫でるように手を伸ばしていった。太股に触れると一層柔らかな感触があり、男としての本能が妄想を掻き立てていった。
ワンピースの中に入れた手が這い上がり、熱くなり始めたアソコをショーツの上から弄る感触、そして濡れる愛液が指先に絡みつく様を。
「んっ、ふうぅ……」
お嬢様、それは反則です。そんなのに耐えられる訳ないじゃないですか! 心臓は跳ね回って彼を突き動かした。
右手は耳から首筋へと下がり、うなじへ伸びた。熱っぽい首筋をくすぐるように指を動かし、左手は裾を指でまくりあげつつ太股を撫で擦っていた。
またナギの顔が熱くなり、赤くなって濡れた唇からから押し殺した声が漏れた。
「あ……んん、ふぅ、んっ…………はぁっ」
鈍いハヤテにもはっきりと艶っぽい喘ぎが耳に残り、すっかり硬くなったモノを押し付けたい衝動すら沸いてきた。
既にナギの右脚はすっかり露になり、ショーツの端が覗いていた。黒い生地との対比でより映える白い肌に、今ではほんのりと赤みが差していた。
758 :
4/5:2006/06/11(日) 22:30:12 ID:KnXpdi98
こんな年下の子の恥かしい様子を見てしまった背徳的な感情が、却って彼の情動を焚きつける。
もっと見たい、聞きたい、感じたい。
お嬢様、ごめんなさい。
彼はその一言を声に出さずに呟くと内腿へと手を滑り込ませた。
直後、乾いた音と共に土塊がハヤテの額に命中した。
彼は全身の力を失い、我に返る。。薄れ行く意識の中で辛うじて両手を地面に放りだした。
759 :
5/5:2006/06/11(日) 22:30:56 ID:KnXpdi98
「いつまで寝ている、起きろ」
ナギは地面に寝っ転がっているハヤテを見下ろし、命令した。
「うーん、体中が痛いんで――お嬢様!」ハヤテの目が開いた。慌てて上体を起こし、動揺を隠せない様子だった。そんな執事に、ナギは叱るというよりは哀れみをもって両手を組み胸を張った。
「お前はそんなにやわだったのか、ハヤテ。執事失格だな」後の一言に反応したのか、彼は飛び退いて背筋を伸ばして畏まった。
「いえいえいえ、大丈夫です! もう痛くなんてありません!」
やはりハヤテのわけは無い、そう結論付けてナギは踵を返して歩き出した。
「もう泣き言を言うな、さっさと帰るぞ」
足音がついてきて、すぐにハヤテが隣に並んだ。「お嬢様、どこもお怪我はありませんか?」
「服が汚れた。まあ怪我は無い……クッションになってくれたみたいだからな」
ナギは泥だらけのハヤテを見上げて言った。
「いいか、元はといえばお前がヘマをするからこんなことになったではないか」
「申し訳ありません」
「まあよい、これからは気をつけることだ。お前が伸びていたら私を守る者がいなくなるではないか」
その瞬間にハヤテの表情が凍りついたことに、ナギは気がつかなかった。
やはりあれは夢だったのかと、あまり納得がいかないままにナギはハヤテと共に帰路に着いた。
760 :
追記:2006/06/11(日) 22:32:03 ID:KnXpdi98
761 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 22:57:58 ID:ZwZwyVEG
なんつうかGoodJob?否GreatJobって感じな良ssでした!!
忘れかけていたハヤテSSの醍醐味をを思い出した気がしたよ。
ありがとう。GJ!
一時はどうなることかと思ったけど、やっぱSSが投下されてこそのSSスレだな。
>>748氏、
>>754氏、どちらもGJ!
ところで残り容量が40k切ってるけど、次スレはどのタイミングで立てる?
480KBを超えてからでいいと思うよ
ギリギリで立てると馬鹿が付いてくるからさっさと立てるべきかと。
職人様と住人殿はそちらへ素早く移動して頂き、無視もできない奴らと例の馬鹿はこのスレで議論してればいい。
俺も勿論残るよ、こんな事書くんだから。
>>765 例のバカって私のことですよね?
あなたと残っても話することなんて何もありませんよw
ID変わったのか
またNG登録しなおさんと
スレ移住間近だから書きます。
一日経ってから来てみたけど…
まだ居たんだこの人orz
>>LusKm0lR
すでに聞かれてたらゴメン。
あなた今までこのスレ(と過去スレ)で
SS投下したことはあるの?
771 :
ド素人:2006/06/12(月) 00:44:43 ID:OWTd+mks
「火星人の陰謀!?」
2月22日、ハヤテは無事何事も無く屋敷に帰り、
「はぁ〜、色々あったけど、どうにかなったなぁ〜」
と呟き自分の部屋で眠りに着いた。
・・・・・・・・・。
ハヤテは下半身の原因不明の気持ちよさに眠りから覚める。
チュプッ・・・・ピチャッ・・・・・チュ・・・・
(んっ・・・何の音だろう?下半身がやけに・・・・)
女性の艶がかかった声とチュパチュパと水音がハヤテに耳に入る。
(・・・・・・えっ!?)
ハヤテは目を覚ましガバっと体を起こし自分の下半身を見る。
するとあの三千院家の美しきメイドマリアがハヤテのモノを口に咥えていた。
「」
「うっ、あっ、ちょっ、ちょっとマリアさん!?」
「んっ、ピチュ・・・チュピ・・・・・・ピチュルル・・・・」
ハヤテは今の現状が全く理解できなかった。
唯あの憧れのマリアさんが自分のモノを・・・・・それだけで、もうハヤテは限界を迎えそうだった。
「まっ、マリアさん。離れ・・・で、出ちゃうから」
「んんっ〜〜〜!!」
マリアはハヤテのをけっして口から離さまいとする。
ハヤテは限界を迎え、
「でるっ!」
ドビュッ!!
「!!」
マリアは一瞬驚きの顔を見せるが、すぐに笑顔に戻り、
「・・・・んぐっ、んぐっ。ぷはっ」
マリアはそれを残さず飲み込む。
ハヤテは呆然としていた。
それはそうだろう。いきなりこんな状況になって対応できる人など、二次元の世界の人で無いと不可能だろう。
マリアが口を開く。
「昨日あんなに出したのに・・・・。ハヤテ君のはいつ飲んでも濃くて美味しい・・・」
うっとりと赤みがかかった顔をする。
772 :
ド素人:2006/06/12(月) 00:49:54 ID:OWTd+mks
ハヤテはそれを見るだけで、また己のモノが臨戦状態になっていた。
「さてと・・・・」
マリアはエプロンドレスを捲る。そこにはあるべき下着が無く濡れた秘部があった。
ハヤテはありえない展開に体が動かず、声も出なかった。
その間にマリアはハヤテのモノに自分の秘部に定め、腰を下ろす。
「ふああっ!いいの、この感じ、ああっ!」
「くっ!」
ハヤテは余りの気持ちよさにいきなり暴発しかけるところだったが、どうにか耐える。
マリアはスタートから全力疾走と言わんばかりに、腰を上下に動かす。
マリアが動くたびにハヤテに震えるような快感が襲う。
そしてハヤテは自分の耳を疑いたくなるようなマリアの声を聞く。
「あんっ! くぁ、ふああっ、ご、ご主人様、もっと、胸も弄って!」
マリアは自分の上半身捲りハヤテに胸を押し付ける。
ハヤテは逆らう事が出来ず、その押し付けられた胸を赤ん坊見たいに口で吸う。
「んあっ、ぅああ!いい、あっ、あぁぁ!」
「ま、マリアさん、僕、もう・・・・」
ハヤテはマリアに警告するが、
「私も、もう、だめぇ・・・・マリアの中に・・・ご主人様の熱いの・・・・」
ハヤテの予想と180度違う回答がかえってくる。
ハヤテはマリアを退かそうにも上に圧し掛かれてるのでどうにも出来なかった。
「で、出る」
びゅぷぅっ! びゅるっ!びゅるるる!
「あっ、ああああ、出てる。この感じ・・・・・・ふああっああぁぁぁ!」
ハヤテは一滴残らずマリアの中に注ぎ込んでしまった。
773 :
ド素人:2006/06/12(月) 00:50:35 ID:OWTd+mks
・・・・・・・・・・・。
(夢なのか?と言うか現実のはずがない!)
「あのぉ〜、マリアさん?」
「んっ?どうかしたんですか?」
「これ・・・夢ですよね?」
マリアはまるでいつもの軽い運動が終わったような健やかな顔をしながら、
「クスクス・・・ハヤテ君何を言ってるんですが?
寝ぼけてるんですね♪」
ハヤテはその顔に、
「・・・・いえ、なんでもありません」
ハヤテは何も言う事が出来なかった。
「今日も学校ですから、すぐ準備して下さいね」
ガチャン!
ハヤテの部屋の入り口が閉まる。
「・・・・・・・・・・・」
ハヤテは混乱していた。
(これは一体何なんだ?どうなってんだ?だれか僕に説明してくれ!
とりあえず、夢だと思って生活しよう・・・・)
ハヤテは30秒ほど考え込むが考えたところでどうにもならないので、執事服に着替え、
台所に行った。
そしていつもと変わらない朝の食卓が終わると、ハヤテの戦いが始まる。
そう、それは主ナギをを起こす事だった。
この作業は恐ろしく大変である意味失敗=学校欠席だった。
そしてハヤテは主の部屋の前で深呼吸する。
(・・・・よし)
トントン!
「お嬢様、起きてください!」
すると驚くべき事に、
ドアが開く。
「んっ・・・・おはよう、ハヤ・・・テ?」
「・・・・・・・・・」
(どういう事だ!?お嬢様があの、お嬢様がこんなに簡単に起きるなんて・・・・
マリアさんと言いお嬢様と言い、何かがおかしい・・・)
「何、深刻な顔してるんだ?」
ナギはハヤテの態度に変な物を見るような目をする。
「い、いえ何でもないですよ」
「それならいいが・・・・」
そして二人は学校へ・・・・・。
ナギ×ハヤテを書こうとしてるのだが、
どうしてもエロースな展開にならん。鬼畜モードなハヤテが想像できないのでつ
どうしたもんかね?
775 :
ド素人:2006/06/12(月) 00:51:59 ID:OWTd+mks
ハヤテは何回今日自分が言ったか分からない言葉を心の中で呟く。
(おかしい・・・・どう考えてもおかしい、今日は2月23日のはず・・・・
なのに何で2月後半の割にはこんなに暑いんだ・・・・)
ナギの方を見ると、特に暑がる様子はない。
ハヤテは試しに聞いてみる。
「今日は暑いですね。お嬢様」
「そうか?5月ならこんなもんじゃないか?」
「はは、そうですね」
ハヤテは返事をして恐ろしい事に気付く。
「・・・・・・・・・5月!?」
ハヤテは大声を上げる。
「ばか者!いきなりそんあ大声をあげるな。周りから変な目で見られるではないか!」
「すっ、すいません」
(今、確かにお嬢様は5月と言った・・・)
ハヤテはその衝撃の事実を納得出来ず、
「お嬢様今日は何月何日でしたっけ?」
「・・・・?5月23日だがどうした?」
ピシ!
ハヤテは石化した。
「ハヤテ・・・・どうした急に石になって?」
「いえ・・・・・・」
(5月23日・・・・・・なぜ3か月分時が進んでるんだ!?
どっかのチビッコ天才魔法使いの子孫の火星人のアーティファクトの影響か?
そんなことあるわけがない。だけど・・・・・・
いや、いきなり過去に飛んで行く様な漫画だ。未来に飛んでもおかしくはないかもしれない。
だけど・・・・・・・・)
「おーい、ハヤテ?」
ナギの顔がハヤテの前に現れる。
「うわっ、お、お嬢様!」
「どうした、さっきから可笑しいぞ。大丈夫か?」
「いえっ、ほんと、本当に健康状態です」
「そうか・・・ならいいが」
そしてハヤテとナギは教室に向かって行った。
>>774 世間じゃどう扱われるかは知らんが「もう一人の人格」とかどうだろう。
これなら一番簡単に作れる
ハヤテはヒドい両親の仕打ちに耐えかねて殺してる
その時の記憶は封印されてる
>>774 薬やアルコールで暴走するとか
ナギが政略結婚させられそうになって思い余って…とか
テロや事故で危機的状況に陥って最後の思い出に…とか
あと絶対可憐チルドレンのネタだけど、ハヤテにだけ大人の女性に見えるようになるとか
>776-779
いいアイデア頂きました。
なんとか次スレの頭頃には投下できそうです。ありがd
ド素人さん割り込んですんませんでした。GJ&期待大でございます。
>>770 ないですよ。他の所ならちょびっとしたことがありますけど。
だからROCOさん基準だからイヤなんです。
>>781 ROCO氏が基準なんかじゃないよ
良いSSにはGJを贈る
そこに他者との比較なんてない
>>781 貴方まだスタートラインにすら立ってないってわかってる?
>>781 何で俺たちはSS投下もしていない奴の自己主張を聞かなきゃいかんの?
理由を説明…ああ、しなくていいや。投下するか去れ。
ド素人氏&KR氏&
>>748氏
各方、大GJでした!次回も期待してますぜ!!
>>781 君にどうしても聞きたい。
上のほうで、ド素人氏を始めとしていくつかの作品がそれに投下され、それにROCO氏とは関係なく賞賛のレスがついているがそれをどう説明するのだ。
職人の方々はROCO氏がいるから投稿を控えているわけでもないし、感想書いた人たちもROCO氏を基準にして感想を書いたりしていないぞ。これは客観的な事実だ。
それでも君は、自分が作品を投下しようともせずにグダグダといつまでも無駄にスレを伸ばし続けるのか?
実にもったいない。こんな騒動を起こさずに普通に作品投下していれば、君はROCO氏と比較なんてされることなく普通に賞賛されてたかもしれないのに…。
荒らし君の相手してる奴も荒らしってのが分からん奴がいるな。
荒らし君を煽ってもスレが荒れるだけなのに。
それとも荒らし君の自演か?
788 :
発言は全て自由(゜▽゜):2006/06/12(月) 05:06:49 ID:JQXMD4ZT
特定の人に対する個人的な意見を、公共の場(誰でも見れるトコ)に
書く。
大衆の目に触れているので、その発言は公のものとなります。
さらに、その内容が公共の場の在り方に関係するものならば尚更です。
つまり、発言が公のものである以上、第三者にもこの件に介入する
権利は発生します。
また、その第三者の意見に対して、さらに意見するのは基本的には自由ですが、
しかしここは公共の場ですので(しかもスレ違いなので尚更)、
クレームが付いたならば何らかの対応をするのがマナーです。例えば
@続きは別の場所(雑談スレ等)で話す。
A当初質問した相手が現れるのを待つ。 など等・・・。
第三者がどんな汚い言葉で罵ってこようが、言い返した時点であなたは
(さらに第三者から見て)同類の“荒らし”と化します。
掲示板では、公共の場であるということに加え、その匿名性による特性
を考慮し、また、
その板の目的(主題)に最大限の注意を払わねばなりません。
返答が欲しい、というのはわかりますが、名無しと罵り合いを
しても全く意味あり魔戦士、むしろ返答が得にくい状況を作り出して
しまうのではないでしょうか。
まあつまり、“個人のわがままを通したかったらまず自分が我慢しろ”
ってことです。
また、相手には特に返答の義務はありませんので、
返答が得られなかったとしても仕方ないですよ(*^-^*)
このスレのルールを守っている以上、その様な制約は発生し得ませんので。
例外としては、このスレの住人の総意としてそれが望まれた場合でしょうか。
まあ全てマナーの話です。そんなん関係ねぇ!と言って書き込むのも、
何らかの法律に違反しない限り全く問題ありません。
長々と失礼しました。暇だったものでw
(*^-^*)
だけ読んだ
ハヤテ×歩を希望
まで読んだ
うん、俺も読みたい
えっと、結論から言えば…現状のスタイルのままで作品発表させていただきますという事で。
一応自分なりにSS投下する時は他の方々に配慮してますし、一連のスレ住人のレスを読ませていただいても、
特に不満とか問題は無さそうですから、指摘していただいた貴殿には悪いですが今まで通りにいかせていただきます。
もちろん明らかにこちらの非がある場合は、指摘があり次第に反省と対処を致しますが、
今回の事については、現状維持で自分自身的にも住人総意的にも問題なしと判断させていただきました。
あと当方も他の方々のSS作品を読んで、自分の文章力の無さや、文章表現の棚の無さをよく痛感してますよ、
己の未熟さを思い知らされ、もっとレベルアップを目指さねばと思ってますから。
このような返答で貴殿的には納得されないかもしれませんが、一応こちらはこういう風にさせて頂きますという事でご了承下さい。
ド素人氏もKR氏も748氏もいい仕事した!
ROCO氏の判断に乾杯! そうです。需要あるんです。
っつかあなたが心痛めることなんてどこにもないわけで。
今後も良作をお願いいたします。
あと、流れに乗り遅れたのがここまで残念だったことがあろうかっ! いや、ない!(反語)
623氏の完璧SSに嫉妬しつつも大絶賛っ!
ああもうっ、ヒナギク可愛いなぁ・・・
あと、エロが苦手だって言うんだったら無理しなくてもいいのでは?
もしスレ違いを心配されてるんだったら、他サイトにも投稿する場所なんてあるわけだし。
・・・それにしても、スクールランブル純愛系でヒナギクも好きとなると
・・・雪豹氏かブラックレガシィ氏?
794 :
710:2006/06/12(月) 08:15:40 ID:8ntciJBR
スレ埋めにご協力。
話題の方のご回答も、今後の自分の指針とします。
>791
惚れたっ!
ROCO氏がレスしたのって初めて見たなぁ。
今はブログとかで手軽に発表できるしなぁ。
ここでないとダメってことは無いよな。
サク続きGJ!1年でも2年でも待つからじっくり仕上げてください
>788
魔戦士吹いたw
今477kだからそろそろ次スレの時期?
前にSSを投下してみようとしたら改行が大杉と出ますた
職人さん方の作品を見せてもらっても、自分より改行してらっしゃる方もいます。
何が原因なのでしょう?
勘違い
六十行だよな?限界
残り容量に収まるかどうかのギリギリのサイズのSSを投下させて頂こうかと思っているのですが、
この場合は新スレ立てておいて、こちらから埋めるべきでしょうか?
それとも即死回避も兼ねて新スレに投下するべきでしょうか?
本当にギリギリなら新スレに落とした方がいいよ。途中で切れたら目もあてられない ←経験者
では、とりあえずスレ立て挑戦してきまっす
埋める?
サクの胸に埋まってきます
むしろ泉さんのスパッツにうずめてくる
マリアさんの小皺に埋まってくる
雀卓の下に入ってくる
812 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 19:44:13 ID:Cckc2DsO
ぢゃあ俺はサキさんのスカートの中に
馬鹿がようやく敗北悟ってくれたようだなw
学校行ってんじゃね?平日だし
蒸し返すな
敗者は釣られた奴。
早売りと言うかまあ前日だが。読んだ。
…フル装備ですか。
`‐、 ,.へ
\ __/:::::::::ヽ, -、
\ /::::::`´::::::::::::::::::::::::ヽ` ‐、
ヽ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':;:::::::\
ヽ r'´:::::::::::::i::::il:::::::';:':;::::::::::::::';::::::::::ヽ
も ', l:::::::::::::::i::ト;!l:l:::::::';:::i、:::、:::::::i::::::::::::::',
う i l:::::::::::::::l::l l:::::::;イ:l-ヽ:';::::::l::::::::::::::i
少 l.l:i::::::i::l::::l':;l l:::::/ リ. ';:i:::::l:l:::::::::::::l
し l::l:::::::l::l::::l ',! l::::/ '"「i`ヽl:::::l:li`ヽ:l::l
で l::l::::::::l::l';:l.'「i ヽト, ト::::::イl::::リ:l /l::l
す l::l:::::::::l:l:ヽ:!Ll リ └‐'´lレ':::l'´::lノ
よ l ';!ヽ:::::::l:::::',丶 /:::::ノ:::l;ィ、
l ヽ `‐-、l::入 - ' , /:::::人'ノ::::`‐、._
> /::::::::::ヽ ` ‐r‐'´/:::::/ l l:';::ヽ:::ヽ`‐、
/ l:::::::::::/ r「ヽ ̄/:::/'"´ヽ ';::';::::ヽ:::\::ヽ
/ ヽ::::/ /"lレ::::ヽ,'::/ \ ヾヽ::::',ヽ::',ヽ:',
, -'´ l/ 「 ノ::::/ l/ l ,. -‐ー、 ヽ\:', ';::i ヽi
__ , -‐''´ l //`` ,' レl::::::::::ヽノ、 ', ヽi ',:l ',
/::l ヽl::::::::::::::::lプ ', ',
33 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/14(水) 02:59:30 ID:nF9RJ8GC
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
37 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/14(水) 18:04:19 ID:vAG0hjru
こういうネタこそ前スレ埋めに使うべきではないのかと
ってことでれっつチャレンジ!
秋葉のロードブリティッシュって誰や???
あーあー、そんなのいたなぁ。
俺、アイツに吸われちゃうのか、イヤだなぁ…。
埋めネタに乗ってやろうじゃねえか…
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
五番でろおおおお!!
東宮か・・・orz まぁ後一秒遅れなかっただけマシか
残念でしたねw泉たんは漏れのものだ
ここで泉げっとぃお!
俺が頂いておく
皆ことごとくはずれてワロス。
というわけで、5出ろ!
藻舞らょぅ・・・
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
5番出てきてくれたら可愛い泉ちゃん書いてやる!
なぜでない!五ぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!
参戦
覚悟が足りなかったか・・・
出たキャラの可愛い姿書いてやる!
ふう・・・自分をここまで追い込んだんだし出るだろ
ってなんで毎回一秒差でエイトが出るんだ
ここに至っても未だに5が出ないおまいらが愛しくて仕方がない
泉ちゃんは俺がもらっていきますね
おまえらわざとやってるだろ。
さあ泉ちゃん
おいで
これが少年漫画なら
五、難攻不落―――!とか医って次回だな!
さあこい
ふっ、やはり貴様らに泉ちゃんは荷が重すぎたようだな
ここは俺が!撃滅のセカンド泉ちゃんゲットぉぉぉぉぉぉ!!
こういう時こそ日頃の行いの成果が現れるはずだよな。
「あ、ハ〜ヤ太クン!」
「泉さん……何をやっているんですか?」
「ん〜埋めてるの」
「埋め?」
「そ♪」
「何のことだか分かりませんが……手伝いましょうか?」
「ハヤ太クンはそこにいるだけでいいよ!」
「え? どうしてですか?」
「だってハヤ太クンはもう埋めてくれてるもんね」
「え〜と、何をでしょう?」
「私の心かな♪」
余りにも出ないからついかっとして書いた。反省は(ry
このスレの残りは
>>841が日頃何をしているか告白する場になりました
841オメ
・・・でやっぱり俺はエイトと。
のろわれてんのか?
846 :
841:2006/06/14(水) 23:17:34 ID:1WxjTzpV
捨てられてる仔猫を拾ってきて育てたり
小鳥のためにエサ場を作ったりしてる。
>>842 泉ちゃんいいなぁ・・・
>>846 貴方まさかどっかの金持ち学校で生徒会長とかしてません?
>847
俺の勘違いかも知れんが生徒会長じゃなくてて
極道の跡継ぎか貧乏奨学生のまちがいじゃ?
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
再チャレンジしてみるテスト
クラウス乙
なんとなく、ナギが風来のシレンやりながら神げーとのたまう映像を受信した
折角立ったのに変な遊びしか書き込みが無い新スレに絶望した!
それはマリア×ヒナの侮辱か貴様
すまん、そんなつもりじゃなかったんだ。
ただ今週の時事ネタを期待し過ぎて、つい・・・・・・・
チッ、ナヨナヨ男か…
ジジィか
orz
たまにはおんなのこにしゃぶられたいなあ
トラか・・・・・・oz
豆知識
しゃぶってもらう場合は、女より男の方が体温が高くて気持ちいいそうです。
猫かよ・・・orz
泉ちゃんは頂いた!
一角ちゃん
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.ハヤテ
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
たまにはあたりを変えようぜ?
869 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 18:37:07 ID:fQw+qUFG
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生 with桂雪路
1.マジで惚れられた状態の東宮君
2.ギルバート=オサリヴァンを唄いながらギルバート
3.サクのような性格の秋葉のロードブリティッシュ
4.我が最愛のヒナの目の前でヒムロ
5.美希たん
6.エイト(核装備型)
7.伊澄のSPにかわるがわる次々と
8.ナギの言葉遣いをした帝じいさん
9.マリアさんのコスプレをしたクラウス
極限まで自分を追い込んだぞ!
一番ツラそうなの引いてるしorz
872 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 20:15:31 ID:SJtxhiIb
ヒナマリア・ホーク
懲りずに再度チャレンジ
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.マリアさん
2.ハヤテ
3.伊澄
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.ナギ
7.タマ
8.ヒナギク
9.クラウス
キタコレ!
ごめん、当たり増やしすぎたわorz
>>850 シレンは確かに神ゲー。N64のが一番。
876 :
真の漢:2006/06/17(土) 02:58:05 ID:3O3HTJmi
男だったら!こうだ!!
見ていろ私の生き様を
秒数の一の位で俺を監禁して陵辱するキャラが決まる
0.薫先生
1.タイガ
2.ハヤテ
3.東宮
4.ヒムロ
5.神父
6.ワタル
7.ヤクザトリオ
8.クラウス
9.野々原
>>876 神父か。死人に監禁ってむしろ憑いたんじゃ無いか?
さて、おれは絶対安全でいくか。
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.ヒナギク
1.マリアさん
2.牧村さん
3.シスター
4.クラウス
5.生徒会3人娘
6.サキさん
7.ハム
8. ハヤテ
9. ユキジ
はずれの確率1割なら大丈夫!
>>879 いや、真面目に大当たりを祝福したんだけど・・・w
881 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 09:33:55 ID:2mqlmWpk
882 :
881:2006/06/17(土) 09:34:52 ID:2mqlmWpk
おおおおっっ!?
>881
>867のだったら勇者だったのに…
884 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 09:38:18 ID:2mqlmWpk
885 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 12:48:36 ID:PEOBzAIJ
おまいらスゲエな。
5を出したの2人だけかよ。
さて、5出ろ。
886 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 12:49:59 ID:PEOBzAIJ
エイトかよ_| ̄|○
俺が、三番目だ!
ほらね、俺が空気読んでいただいていく。
真に空気が読めるのは、俺だけ!
>>889 バカが、そんな程度私にだって読める
からけ
5でろ〜
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
893 :
892:2006/06/17(土) 16:31:26 ID:Q3BA9hJ6
∩(・ω・)∩ばんじゃーい
894 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 17:04:17 ID:4i8bORhE
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
再チャレンジしてみるテスト
タマおめ
896 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 18:48:28 ID:a5LgQbgl
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
どれw
、
ヽ‐ 、._
,、-''"´ ` ‐ 、
// // \
/ 7´ /イ ,イi l ヽ
,イ ,イ/ ァ.、l|. l ',
レ 「 〈ノ ゝl|',l l i
! :::::::... !,' ,'´ヽ ,-ニヽノ
',` ,'.,'__ノヽ/ ヽ
`ー‐r ,','ヽ_.,、l ',
_r"´ノ ̄¬ / .l i
ノフレ,-ー-、', l l
,、-"´/l / i l',', il l
く_ / ! lr┴、__,イl .l l l l
``L._.」 〈 〉 l l ヽ ',
,' /ヽ、_ノ 」 l \ヽ
i / /ノl', / l l ヽ\
l / ノ ト /",-、 l l ', ヽ
/ /__〉,- 、 〉l l l ',
/ / ',-ニヽ. l ヽ l i
/ /`` ー--',ヽ 〈_i_ l l l
/ _,、-' /l l l ', 〉 / i l l
r-‐''"´ / l l l ','´ヽ、l. l l l
/、 / 」__l__l_,、-‐ '´ス_フl l. l l
ヽ__ `‐、/ 「______,、-‐'´ ヽ\l l l l
/ `‐、〉 / l l l ', \\-ァ l l
/, / / l l l ', _,、-'´人. l l
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"´ ',」 '」 〈_________,、-‐'"´ ,、-'´/,'/
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l ,┴、_rー´`┴、 /
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l| /ノlヽ)l
l |l ト、
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l l ', 「 ヽ
l l lヽ、.__」 ',
l .l ゝ-、._ノ /.',
ト l , -'´`"´ /ヽ_ノ
/ヽ / ', / ノ ノ
_,、-‐ー<ヾ/ヽ/ ', i _, -'´ /
/ ヽ/ _.」 ヽ-‐ー''´ _,、-'´
l _,、-''"´ l └-‐ー''´
ヽー--‐ー ''"´ /,l__」
` ー--‐ー''"´
埋める為に。
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
帝「ほれほれ、こうかこうか〜レロレロレロ〜〜〜〜」
>>896>>899「ぎゃぁぁぁぁぁ────────!!!」
タマ「ガブッ…ブチッ」
>>894「ひぎぃぃぃぃぃぃ!!!」
???「んっ…んん〜〜…チャプッ…んっ、へへ〜どうだ、いいんちょさんの舌技は?」
>>892「泉たん…ハァハァ…出る!」
クラウス「じゃじゃ〜ん!と、見せかけて実は私でした」
>>892「ゲっ!クラウス!!?…………ウッ」
秒数の一の位で僕のチンポをしゃぶってくれるキャラが決まります
0.薫先生
1.東宮君
2.ギルバート
3.秋葉のロードブリティッシュ
4.ヒムロ
5.泉ちゃん
6.エイト
7.タマ
8.帝じいさん
9.クラウス
最後の賭け