幻想水滸伝エロ妄想スレPart10

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770名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 23:10:57 ID:ojRRsM7D
調教方法はカードで選択。
7715_851=七誌:2006/04/10(月) 00:58:50 ID:IpvfNfMN
 保管庫管理人様、本当に沢山の作品収録をありがとう!
また作品を読み返せるのって、マジでうれしいでつ。

 で、ちょっと古いものだから、どうしようかと思ったのですが、
良い機会かとも思うので、一応報告しておきます。

5_851 ゆるし ジュエル→スノウ エロ無し  の作成者は、七誌です。
 お手数お掛けしますが、後の作品収録時に纏めてくださると幸いです。

>>765
 うーんと、実はベルハヅも考えていて、ベルクートとハヅキとマリノのお話(3Pに非ず)
を書きたいなぁ、なんて思っているのですが、(→それから関連として大人になったリヒャハヅ)
ちょっと上手くまとまる感じがしない&長くなる ので、当分は お・あ・ず・けv とさせて下さい。

 別カプで浮かんだのがあるので、今はそっちが書けたら投下させて頂こうかなと思っています。 
772名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 01:12:09 ID:PJh/zSIE
「カードには何と?」

「…蝋燭、それだけです…。」
773名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 01:12:45 ID:/lUTYx2H
ここ見ててハヅキ関連に萌えてきたんで、wktkしながら待ってます!>771

でもベルハヅは未完が多くて勿体無いなー
774名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 01:25:06 ID:2PpHosan
「ゲオルグ殿ぉ、武術指南をお願いしますぅ」
「ああ。敏捷と、体力だったな」
「はぁい。よろしくお願いしますねぇ」
「SPが足りんようだが、みんなにも手伝ってもらうか?」
「えっ?

 だ、だめですよぉ、そんな…複数人の行為なんてぇ…
 妬いちゃいますよぉ?で、でも、ベルナデットちゃんとかとなら…」
「何の話だ」


「よぉ、ゲオルグさん」
「ロイか。珍しいな」
「いや、武術指南ならあんたかあのおっさんかだからな。あっちは手が離せないんだと」
「ほう。で、どうする?」
「"スリ"なんだけど…あんたは」
「指先に、まずナイフの破片をつけておけ。柔らかい布ならこれで裂ける。
 指は滑りすぎてもダメだが、硬すぎてもダメだ。いいか?最適な感触に保っておくんだ。
 手袋を外すタイミングも考えろ、後は」
「前々から思ってたんだけどよ、あんた一体何者なんだよ」


「ゲオルグ殿ー、金剛不壊を鍛えて欲しいんですけどー」
「カイル殿?珍客が多いな…どうした?」
「いやー、最近女の子と出かけてるとよく、昔なじみの子に睨まれちゃって。
 もし刺されちゃったときにダメージ少ないと嬉しいなーなんて」
「自業自得な気がするが…むしろ、それよりも
 後腐れなく別れる方法や、はぐらかす方法があるのだが」

「…ミアキス、顔色悪いね。武術指南はいいの?」
「い、いいえぇ…ただ、この先にちょっと漠然とした不安がぁ…」
775ふともも2:2006/04/10(月) 01:34:21 ID:2PpHosan
「……げおるぐどの…」
「…ッみ、ミアキス殿?一体どうした、そんなにやつれて」
「いいえぇ…ちょっとぉ、ふとももスキルをあげようとしてぇ…イザベルさんに、弟子入りしたんですよぉ。
 ゲオルグ殿は、結局指南していただけませんでしたしぃ……
 …あ、でも胸は」
「その話はいいが。それでどうしてやつれたんだ?」
「それは…」

『ふとももか?そうだな、私も特に気を遣ったわけではないが…悪をおびき出すにはこれが効率がいいと聞く。
 お前に伝授してやるのも悪くはあるまい。実技で知ってもらう他、私に出来ることはないが』
『実技?どうするんですかぁ? わたしは、とりあえず鍛えられれば満足ですよぉ』
『ああ。ではそこに座れ』
『? こうですかぁ?』
 むにょっ
『ふぎゅ』
『こうやって、ふとももで顔を挟めば、どういう感触か掴めるだろう?』
 ぎゅむぎゅむ
『みぎゅ…ひょ、ひょっほふぁっへくらふぁ…』
『そうだ、よく学べ。マティアス、お前もどうだ?コツを掴むか?それとも見ているか?』
『イザベル様のお心のままに。後程お揉みいたします』

「…それでやつれたのか?辛くないというか、どちらかというと嬉し」
「…ゲオルグ殿ぉ?」
「いや、気にするな」
「この話は、これで終わりじゃないんですよぉ。ふとももスキルSSの人はイザベルさんだけじゃないんですう。もう一人にも弟子入りしたんですよぉ」
「もう一人? 誰だ?」
「………ゼガイ殿」
「……まさ、か…」
「…ふふ、ふふふ…懲りなかったわたしも悪いんですけどねぇ…精神的に、一回り、二周りも大人になりましたよぉ…」
「辛かったな…よく、よく頑張ったぞ。ミアキス殿。お前のむちむちしたそれのために、今後は俺が力を尽くそう…」
「ゲオルグ殿ぉ…!(ひしっ)」

「というわけでチーズケーキが食べたいのだが」
「え、そこでたかるんですかぁ」

776名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 02:19:16 ID:tfE9Mo4l
百合はいいんだよな?
777ルクレティア×レレイ 1:2006/04/10(月) 02:23:02 ID:tfE9Mo4l
1見たらおkだったごめん。
ルクレティア×レレイ。
百合なんで苦手な人はスルーよろ。


※ルクレティアが風呂でレレイにいたずらして気絶させて、お部屋にお持ち帰りしたと思ってくれすまない。

「レレイさん、足を開いて」
レレイが自ら足を開くより早く、ルクレティアの手はレレイの両足を開く。
湯上りのせいか日に焼けていない肌色はほんの少しだけ赤みをおびていた。
そして、湯上りのせいだけではない、色づく最奥も。
「ふふふ、大変だったんですよ。水気を拭いてもここだけはなかなか」
言い終わる前にレレイが真っ赤な顔でルクレティアの口を両手で塞いだ。
壁が冷たくないようにと上着を羽織らせても下半身は何も身につけていない。
最奥をルクレティアに晒しているようでひどく卑猥だった。

最奥にルクレティアの指を感じて、レレイはびくりとベッドの壁に凭れた上半身を縮こまらせた。
そして声を出さないように両手でしっかりと口を塞ぎ、目じりに涙を滲ませる。
時折恐る恐る目を開いてはまた怯えるように目を閉じるその様子にルクレティアの嗜虐心が煽られる。
「あらあら、わたしがレレイさんにひどいことするはずがないでしょう?」
気持ちいいことはしますけどね、といつもと変わらない口調で囁くとルクレティアはその顔をレレイの秘部へ

近づける。
何度目かに目を開けたレレイは自身の秘部にルクレティアの顔があることに気づき涙交じりの声を上げた

。口元を覆っていた手をルクレティアの頭に伸ばし、なんとか引き剥がそうとしても無駄だった。
「ルクレティアさま、だめ、やめてくださ、あ!」
言葉が最後まで続かないのは指先が無遠慮にレレイのそこを撫で上げたせいだ。
正確には、蜜を垂らす入り口を。
「あら、レレイさんえっちですねー。たくさんまた出てきましたよ?」
責めながらもルクレティアは楽しそうにレレイの最奥を指先で撫で続ける。
指の腹で敏感な箇所に触れられて、レレイはびくびくと震えながら喘ぐより他になかった。
「んぅ、あぁ、いやぁ、るくれ、てぃあさま、あぁ!」
風呂でもさんざん煽られたせいか、蜜はしとどに溢れてくる。こわばっていた足は少しずつ抵抗をなくし、

緩やかに開いていく。
「ここも、真っ赤」
ルクレティアはさんざん溢れさせたぬめりをもってゆっくりと穴の奥へと指先をねじ込む。
そして空いていた片方の手で最奥をよりあらわにさせると−クリトリスを舐めあげた。
「やあああぁぁぁぁぁっ!」
力の抜けていた足が再び閉じようともがく。しかし敏感な内ももにルクレティアの髪の感触を感じて、レレ

イはルクレティアの頭を挟み込んだままがくがくと震えた。
引き剥がそうと頭をつかんだはずの手からは力が抜け、ルクレティアの動きを助けるように支えるかたちとな

っている。
778ルクレティア×レレイ 2:2006/04/10(月) 02:26:15 ID:tfE9Mo4l
猫がミルクを飲むようにぴちゃぴちゃと舐めながらも指はゆっくり抜き差しされる。
わざと音を立てているのは自分に羞恥心を与えるためにちがいない−頭の片隅で一瞬そんな思いがよぎる。
が、すぐに霧消し与えられる過ぎるほどの快楽に身を任せた。

レレイの涙の膜をはった目は熱に浮かされたようにとろんとなりながら、ぼんやりとルクレティアだけを見つめていた。
「レレイさん、きもちいいですか?」
「ルクレティアさま、……はい、きもちいい…あ、ああ、あ!」
「そう。いいこ」
クリトリスを覆う包皮ごと指の腹で揉むとまた甲高い声を上げる。
この城の少女たちの憧れの的である彼女のこんな姿を見ることができるのはきっと自分だけに違いない。
そう思うと普段の毅然とした態度とは全く違う今の姿がとても可愛らしくて、つい苛めすぎてしまう。

「レレイさん、もっときもちよくなりたい?」
快楽にうかされた頭ではなにを言っているのか十分に理解することなどできはしなかったが、レレイはコクリと頷いた。
「じゃあいかせちゃいましょうか」
舌をのばして児戯のように舐めあげていた愛撫が突然変わった。
ルクレティアの唾液に濡れた唇がレレイの小さなクリトリスを挟み込んで、全体をやわやわと食みながら先だけを激しく舌が刺激する。
奥に差し込まれていた指は抜き差しの速度を速めて、2本3本とその数を増やしていく。
先ほどとは全く違う愛撫にレレイは言葉をつむぐことすらままならなくなった。
「あ、ひ、いや、いやあ、ああっ!だめ、だめ、あああああっ!」
今度はルクレティアも何も返事を返さない。小さな肉芽を唇から離さないとでもいうかのようにしゃぶり、増やした指で強く奥を抉る。
「あっ、あっ、あああああああぁぁああぁぁぁぁっ!!!!!!!」
ぴしゃり、と微量の潮を吹いてレレイは達した。
そのまま昏倒するように眠りに落ちたレレイを確認し、外気に触れぬようシーツをかけると入り口に声をかける。
「どうぞ、キャザリー」
いつもの無表情で入ってきたキャザリーにルクレティアはいつもの笑みを浮かべる。
「…楽しそうだな」
「ええ、とっても楽しかった。今度はあなたもどう?」
二人の視線の先にはいつもより少し色づいた顔で眠るレレイの姿がある。

「…考えておこう」

その後はひみつ。


これが俺のジャスティス。
779名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 03:09:47 ID:NzJErqkW
ルクレレキタ━━━━━━(*゚∀゚*)━━━━━━!!!!

今後の+キャザリーを思わせる最後で余計に興奮します。
ありがとうありがとうGJ!
780名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 03:24:48 ID:FhLcpCvQ
ルクレレキタ━━━━━━(*゚∀゚*)━━━━━━!!!!

ありがとうありがとう凄まじく待っていたよGJ!!!
781名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 05:01:13 ID:SWtk6n7H
幻水1のクレオって・・・・需要ないよなぁ・・・
782名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 07:44:54 ID:19KNP5UE
だから(ry
783名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 12:42:04 ID:vqnzlzZC
需要のない話などないと(ry
784名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 12:56:59 ID:SWtk6n7H
幻水1のクレオは調教、陵辱物がないよな
7855@お茶:2006/04/10(月) 13:08:29 ID:Wrtz+FV9
保管庫管理人様乙です。
コテの話が出てたので続きも出来てないのに現れてみた>5です。コテつけてみました。
一応前スレ839-841も自分の書いたものなんで、報告しておきます。
(まとめられるほど作品投下してないんですが)
作品大量で大変かと思います。ご苦労様です。

>773
同意。ベルハヅ厨としては寂しい限り…。

786名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 13:15:05 ID:id/94TNw
>>781
書け書け!面倒臭え…。
787群島好き:2006/04/10(月) 14:27:10 ID:vqnzlzZC
とりあえず残量気にしながら投下するか。
王子×ルセリナ物、ただし陵辱あり。嫌な人はスルーして下さい。
788群島好き:2006/04/10(月) 14:27:47 ID:vqnzlzZC
稀代の英雄譚。後の世の人々は伝えられるファレナの騒乱をそう語る。
父と母の命を奪われ、妹はその敵の手に落ち傀儡人形と化す。
しかし逃げ延びた王子は多くの仲間と、見事に両親の敵を討ち、妹を取り戻す。
大人から子供まで夢を見て、憧れる破格の冒険譚でもあった。
しかし真実と事実が異なり伝えられるのは世の常。
冒険譚の主人公は義に厚く、情に脆く、そして常に仲間を牽引する熱血漢である。
これの全てが虚飾であるとは言えない。
しかし多くは民に都合の良いように―それがいけない事だとは言えないが―脚色されたものであるのも確かである。
それだけ多くの者にとってはそう見えたのも事実ではある。
しかし実際の所、ファレナの王子―ファルーシュ・ファレナスはどちらかと言うと物静かな人物の類に入る。
騒乱よりも穏和を好み、ましてや他人を傷付ける事など望んでやる人物ではない。
しかし多くの者が望み、そして何よりも自分の譲れない想いが彼の我を殺し、英雄に仕立てあげていったのである。

ファルーシュは多くの大人から見て聞き分けのいい子であった。
周りの人間の言う事をよく聞き、他人に迷惑をかける少年ではなかった。
一を聞いて十を知る、とまではいかなくとも、他人の言葉の本音を聞き取ることに長けていた。
それ故ソルファレナから逃げ延び、対抗する勢力を率いる事を了承し
サルム・バロウズの策略を退ける事も出来た。
ただ一つの失敗は叔母であるサイアリーズの心の動きまで読めなかった事である。
無論その事に動揺もしたし、独りでいる時には涙も溢した。
それでも自分を信じてくれている仲間の前ではそんな顔を見せなかった。
見せる事は許されないのだと頑固なまでに思い込んでいた。


「良かったですねぇ。優しい軍師さんで」
そう微笑む臨時の護衛代行の女性の言葉に微かに頷く。
サウロニクス西方にある遺跡―
自らの身を持って命を救ってくれた護衛の少女に報いてあげられる事はこれしかなかった。
命の危険の山は越えたものの、いまだ意識が覚めることはない。
その回復の為の手段は今の所、それしかない。
ならば行くしかない、懸けてみようとファルーシュは初めて我侭を通す。
「それでは早速…と言いたい所ですがぁ、色々と準備も必要でしょうしぃ。二時間後に船着場と言うことでぇ」
その言葉に他の二人も頷く。
「それでは王子も後でですぅ。食料や薬は男性陣に運んでもらいますけど調達は私がしてきますねぇ」
その言葉を受け、ファルーシュも準備に向かう。もっとも自身に必要なものなどは何もなかったが。
789群島好き:2006/04/10(月) 14:28:21 ID:vqnzlzZC
「殿下!お待ち下さい!」
自分の相棒でもある三節棍の再調節をしてもらったあと、澄んだ声がファルーシュを呼び止める。
「ルセリナじゃないか。そんなに慌ててどうしたの?」
少し軍隊には不似合いな令嬢に何の動揺も見せることなく答える。
「殿下…。本当に四人だけで行かれるのですか?せめてもう何人かだけでも…」
そこに他意はなく、ただ密かな好意を持つ相手への純粋な心配だけ。
「別に誰かと戦いに行く訳でもないしね。ルセリナだってあの三人の強さは知っているだろう?」
「それは…そうですが。ですが!万が一と言う事も…!」
自らを案じてくれる少女に嬉しく思う。
「心配してくれるのは素直に嬉しい。だけど大丈夫、危険な事はしないよ。
 それに建前上、サウロニクスに大勢で行ったらそれこそ失礼だろう?」
「そ、そうですよね…。申し訳ありません。分不相応な発言をしてしまい…」
そのどこまでも固い表現についつい苦笑する。
「ルセリナ」
「は、はい」
「そんな畏まらないでよ。確かに名目上、僕はここの盟主ではあるけれどそこに身分の優劣など存在させない。
 立場の上での上下は必要だけれど、ここに集う人はみんな横一直線。僕も含めて、ね」
「殿下…」
「それに僕はルセリナがどれだけ僕の為、皆の為に心を砕いて働いてくれているか知っている。
 だからありがとう。そしてこれからもよろしくね?」
「は、はい!」
破顔する。やはりこの少女は笑っているほうがいいと思った。
「うん。それはそうと…ルセリナも何処かへ出かけるの?」
その笑みに少し照れた所を見せまいと顔を逸らすと、脇に荷物が見える。
「はい、エストライズへ。人員の割り振りとルクレティア様に頼まれた書類を代行の方に届ける為に」
「エストライズか…。そっちこそ大丈夫?あまり敵が多くはないとは言えレインウォール方面は危険だよ?」
先程の心配を返すように問い掛ける。
「付き添いの方もいますし、帰りの途中までは斥候隊の方もいらっしゃいますから大丈夫ですよ」
「そう…それならいいんだけど。でも用心だけはしてね?」
「はい、有難う御座います。殿下もお気をつけて…。リオンさんの事もよろしくお願いします」
そこで話を終え、二人は別れる。
約束の時間が近付き船着場へ向かおうとする。そこでわずかな疼きを感じる。
ファルーシュはルセリナのほうを振り向く。すでに彼女は階上に消えた。
右手の紋章が微かに光っていた――
790群島好き:2006/04/10(月) 14:29:11 ID:vqnzlzZC
「…そうですか。それにしてもまた遺跡で怪物に会うなんて王子も余程波乱を呼ぶ人ですね」
賭けは成功した。西の遺跡で黎明の紋章は新たな力に目覚め、リオンの意識を呼び戻す事が出来た。
「…好きで呼んでるわけじゃないんだけど…」
遺跡での戦闘を思い出し、ウンザリしながら苦笑する。
「竜馬騎兵団のほうもよい感触だったそうで。王子は人に好かれるのが上手いですねぇ」
「普通に話を通しただけなんだけど」
遠慮の無いこの軍師にはファルーシュも本音を隠さず話す。
その心根を読めないのはゲオルグに次いで二人目。だからこそお互い本音を出し信頼が生まれた。
「それが王子の力なんですよ。相手をこちらに向かせる事の出来る力、ですね」
「こんな風に役立たせるのは忍びないけどね」
まるで多くの人を利用しているようだ、と口には出さず葛藤する。
その表情を呼んだのかルクレティアはただ真っ直ぐ見つめるのみ。
「王子」
「ん、ごめん。これじゃあ愚痴だね。そうそうルセリナはまだ戻っていないの?
 流石にもう戻ってきてると思ったんだけど」
呼びかけの後に続く言葉を遮るように話を逸らす。
「あら、会いたいのですか?まぁ年頃の男の子ですもの、色々ありますよね」
表情をコロリと変え、ふふ、と笑う。
「何か含みを感じるけど…別にそんなんじゃ――」
ない、と思う。ルセリナが好意を持ってくれているのは分かる。
すこし硬さがあるが、そのどこまでも厚い信頼感は男として嬉しく思う。
真面目なのだけれど、どこか年上とは思えない可愛らしい間の抜け方は庇護欲をそそられる。
気の抜ける仲間は多くいれど、心を許せる者は多くない。
彼女と話をする時は自然と笑みが零れる。異性としての魅力は間違いなく感じている。
好き、なのだろう。
ふと考え込んでしまった自分に気付き、顔を上げるとそこには相変わらず、ふふ、と笑うルクレティアがいる。
「あらあら…いくら常勝不敗の軍神と言われていても、やはりまだまだ可愛らしい男の子ですね」
見抜かれた。バツが悪くつい声を荒げる。
「ル、ルクレティア!」
「いえいえ、お気になさらずに。…でも確かにもう戻っていてもいいはずですが…
 またレインウォールに人を増やしたとも聞きますし…」
「ルクレティア様っ!!」
そこにバンッと扉が開けられる。声の主はルクレティアの薫陶を受けているレレイだった。
その表情に焦燥が見て取れる。
791群島好き:2006/04/10(月) 14:29:48 ID:vqnzlzZC
「あら、レレイさん。そんなに慌ててどうしました?」
「で、殿下もいらっしゃったのですか。失礼しました。じ、実は報告を受けたのですが、
 レインウォール方面の斥候隊の行方が――」
「レレイさん、駄目です!」
レレイの言葉を遮るように普段は出さない声を荒げルクレティアはレレイの傍に近付こうとする。
だがそれよりも早くファルーシュがレレイの前に立つ。
「斥候隊の行方がどうした」
「え?え?」
普段とは打って変わった二人の様子に混乱するレレイ。
だがファルーシュの圧倒的な威圧感に言葉を発してしまう。
「どうしたと聞いている」
「ゆ、行方がふ、不明…逃げ延びた、一人が、そ、そう報告を」
言葉を最後まで聞かずファルーシュは部屋を飛び出す。
「で、殿下?」
「レレイさん!王子の後を追って下さい!行かせてはいけません!!」

走った。必死の形相で走った。皆が奇異の目で見てくるが構わない。
あの時の疼きはこれだったのだ。黎明の紋章は教えてくれたのに。なのに気付かなかった。
後悔と怒りが胸の内を締める。
「ビッキー!!」
目的の人の元へ辿りつく。
「は、はいっ!ご免なさいっ!…って王子様?どうしたの、そんなに怖い顔で?」
「今すぐ一緒にエストライズへ」
「え?でもでも私達二人だけ?」
「いいから早く!!」
有無を言わせぬその迫力に疑問にも思ったが、空間を渡る少女はただ頷く。
「う、うん。えーいっ!」
殿下、お待ちください!後ろから聞こえるその声を敢えてファルーシュは無視した。
目を開けばそこはエストライズ。
「うん、ちゃんと出来た!でも王子様?ここで何を――」
「ビッキー、ありがとう。でもよく聞いてくれ」
その真剣な表情に焦りが見えるのはどうしてか、少女は不思議に思ったが、
「あそこに見える家にボズさんの奥さんのドナさんがいる。
 その人に僕の名前を出して、僕が戻るまでそこに居てくれ。いいね!」
「あれ?あれ?王子様?」
言い終わると同時にファルーシュは街の外へ消えていった。
792群島好き:2006/04/10(月) 14:30:59 ID:vqnzlzZC
エロは次回。夜にでも。ただしリンカーンものです。
793名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 15:13:06 ID:ItDGJn8Q
ルセリナは可哀そうな目に合うのが似合いすぎるのが問題だな

まあ
>王子×ルセリナ
を信じて欝にも耐えようw
794名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 15:13:32 ID:IfTRHvIt
wktk
795名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 15:55:06 ID:f3OFxqty
うわあ・・・ルセリナ好きとしては読みたくない・・・でも胸のwktkが止まらない…
796名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 16:35:40 ID:fbpaU+qp
>>777
ルクレティアレレイGJ!
ルクレティア様楽しそうですなww レレイタソ健気可愛いハァハァ

>>787
続きがテラ楽しみ、状況描写が上手過ぎだ
797名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 16:40:36 ID:19KNP5UE
そろそろ次スレの季節
798名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 16:48:35 ID:weMPCebS
続きwktk

>>777
ルクレレハァハァハァ キャザリー姉さんも期待していいんだろうか
799名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 17:35:22 ID:CMV/hBrG
次スレか…よし、次スレ用にマイナーなのを考えてみたんだが、
純愛っぽいシグレ×サギリか逆レイプなニフサーラ×ヨランだったらどっちが良いかな?
800名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 17:45:40 ID:FhhrvfNV
>>799
 イタくない、ほのぼのならシグサギが読んでみたい。
 ギャグで落としてくれるならニフサーラ×ヨランが読んでみたい。
と言ってみるが、書き易い方、或いは書いてみたいと思うほうで良いでつ。
801名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 18:15:19 ID:Wrtz+FV9
二フサーラ×ヨランに一票。
あんまりイタくないギャグっぽいのがいい。
けど投下されるならどっちでもおk。
色んなカプ読めるのがこのスレのいいとこだと思う。
802群島好き:2006/04/10(月) 18:30:26 ID:vqnzlzZC
昼間っからせっつかせて申し訳ないんだが次スレたてますか?
やってみます。
803群島好き:2006/04/10(月) 18:33:18 ID:vqnzlzZC
無理でした…、次の人お願いします。
8045@お茶:2006/04/10(月) 19:05:26 ID:Wrtz+FV9
立てますた。


幻想水滸伝エロ妄想スレPart11
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144663404/
8055@お茶:2006/04/10(月) 19:06:07 ID:Wrtz+FV9
ゴメン、ちょっと気早かったかな?
806名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 19:10:24 ID:19KNP5UE
GJ!
残り少ないし投下は新スレで
8075@お茶:2006/04/10(月) 19:34:33 ID:Wrtz+FV9
調子こいて新スレにマリハヅ投下してきました。
長いのでこっちに投下するのちょっと心配だったので…。
808名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 20:04:16 ID:CKcxngsm
まだ当分神々の降臨を拝めるのかなぁ。嬉しいなぁ。
さすが八百万の神々のいる国だよ。

個人的には七誌さんとウィルボーンさんの作品が好きです。
もちろん他の神々もそれぞれ個性豊かで楽しませてもらってるけど、
自分にしっくりくるのが、このお二方だったり。
リヒャハヅ、カイル×サイアリーズ良かった…。
文才ないので書くことは出来ないけど、その分投下された作品にたくさん
感想をつけて、このスレに参加していきたいです。
809名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 23:20:47 ID:W2A0Nh5E
王子「リオン!リオン!肉まんあげる!」
リオン「はぁ…?肉まん、ですか?」
王子「ほら、早く早く。こうして服の中に…」
リオン「きゃあっ!な、なにするんですか……あつっ!」
王子「ほらできた!巨乳巨乳!」
リオン「…………た、楽しいですか?(ピキピキ」
王子「……」
リオン「……」
王子「ご、ごめんなさい…(((( ;゚Д゚)))」
810名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 08:57:16 ID:B/UTymre
リオン・゚・(ノ∀`)・゚・
811名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 14:49:22 ID:TDEHGIMo
王子…悪ふざけが過ぎたようですねピキピキ
812名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 07:31:11 ID:YR/STZoJ
王子「リオン、とある地方では『身体の悪い部分を食べるとそこが良くなる』って言い伝えがあるんだよ」
リオン「突然何のお話ですか?」
王子「内臓が悪い人は、モツを食べると内臓の調子が良くなるとか、そういうことらしいんだ」
リオン「はぁ…王子、どこか身体の調子でも悪いんですか?わたしは特に悪い所はありませんけど…」
王子「いや、僕も大丈夫なんだけどさ…はい、搾りたての牛乳!」
リオン「?」
王子「リオンはもっと牛乳を飲むべきだと思うんだ」
リオン「は、はぁ。…え?」
王子「つまり、胸が悪い人は胸から出る牛乳を飲むことで…」
リオン「…………」
王子「……」
リオン「…楽しいですか、王子?(ピキピキ」
王子「…ご、ごめんなさい(((( ;゚Д゚)))」
813名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 11:17:55 ID:YR/STZoJ
カイル「イタタタタタ…」
リオン「どうしたんですか、カイル様?ほっぺたが真っ赤ですよ」
カイル「いやぁ、さっき女官の女の子に声をかけたら引っ叩かれちゃってさぁ」
リオン「…もう、えっちなこと言うからですよ」
カイル「いやぁ、それにしても痛かった。こんなに腫れちゃったよ」
王子「…それだ!」
リオン「王子、どうかなさいました?」
王子「リオン、胸出して!」
リオン「え?え?ちょっと王子!?」
王子「胸を思いっきり引っ叩けば、腫れあがって大きくなるんじゃな…」
リオン「……いい加減にしてくださいね?(ピキピキ」
王子「…ご、ごめんなさい(((( ;゚Д゚)))」
814名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 11:23:54 ID:2qh9fRZN
いい加減揉んで大きくしてやれよ王子w
815名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 18:23:37 ID:YR/STZoJ
王子「いたっ…蛇に噛まれちゃったよ」
リオン「大変!これは毒蛇ですよ!すぐに毒を吸い出しますから!」
チュゥゥゥゥゥ ペッ
王子「あ、ありがとう…」
リオン「少し腫れるかもしれませんけど、大事には至らないと思います」
王子「腫れる!?その蛇早く捕まえて!」
リオン「え?ど、どうするんですか?」
王子「腫れるんだったら、リオンの胸を噛ませれば…」
リオン「……噛ませれば…なんですか?(ピキピキ」
王子「…ご、ごめんなさい(((( ;゚Д゚)))」
816名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 18:38:47 ID:7E3hIkbH
次あたりで王子死亡確認だなw
817名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 18:46:29 ID:jZJwBEZS
>>815
リオンの胸がおおきくなるししゃぶりつく口実も出来るし一石二鳥だな!
818名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 20:14:52 ID:qARbMb8Z
つーか、素直に揉んで大きくしろよ
王子相手ならこばまないだろうがそれではおもしろくないので
いまのろせんではやくかきなさいどうしたのです?
819名無しさん@ピンキー
王子「ごめん、リオン。胸のことをネタにしてからかったりして…」
リオン「……べ、別に怒ってるわけじゃないですよ。ただ、もうちょっと他人の気持ちを思いやるとかですね…」
王子「うん、ホントに悪かったと思ってるよ。反省してる」
リオン「そ、そんな真面目に謝られると、かえって恐縮しちゃいます…頭を上げてください」
王子「許してくれる?」
リオン「で、ですから、許すも許さないもありません。反省されてるなら、それでいいんですから」
王子「ありがとう…でも、それじゃあ僕の気持ちが済まないんだ…」
リオン「はぁ。…と言われましても…」
王子「だから、僕がリオンの胸を揉んで大きくしてあげるよ!」
リオン「え…えぇっ!?そそそ、そんな」
王子「いくよー」
リオン「ま、待ってください!心の準備が……(ドキドキ」

スカッ

リオン「……あ、あれ?」
王子「…ごめん、小さすぎて揉めなかった」
リオン「…………」
王子「………は、ははは、そんな顔しちゃ嫌だなぁ…」
リオン「…………(ピキピキ」
王子「あ、そうだ!リムのとこに行かないと…!」
リオン「お・う・じ・ぃ〜〜〜〜っ!!」
王子「ぎゃーーーーーーーっ!!」

おしまい