魁!男塾でエロパロ

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43age:2006/05/19(金) 12:49:36 ID:RzyyJUWf
age
44名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 21:56:19 ID:2OAEbsBu
>>40
GJ!
そしてまだまだヤル気満々の漢気が素敵だ。
新作待ってます。
個人的に伊達も好きなので、登場したら嬉しいです。
45名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 19:57:10 ID:4vJHiQqv
22殿の素晴らしい作品に感化され、
伊達×仁蒋など書いてみた。
……が、何とも微妙な出来に。
どうだろうか……。
46名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 20:06:48 ID:B+EfVdrQ
>>45
是非拝見したいであります!
4745 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:09:42 ID:hYiLrdGC
>>46
押忍!
うpさせて頂くであります!!

自分設定、突っ込み所多数。
イメージ崩れ等、御容赦あれ。
48伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:12:02 ID:hYiLrdGC
 自分が何者であるのか、彼女は覚えていなかった。
 ただ胸部には何か大きな物が貫通した傷跡があり、全身に酷い火傷を
負っていて、およそ一般的な「普通の女性」ではなかっただろうとは予測
したのだが、それも予測の範囲を出ない。自分の世話をしてくれている
看護婦に尋ねても、本当に知らないのか口止めされているのか困ったよ
うに笑って首を傾げるだけで、時折やって来る唯一の見舞い客も決して
彼女の素性を語ろうとはしなかった。
49伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:13:37 ID:hYiLrdGC
 ……ああ、今日は日曜日なのか。
 ようやくベッドの中で体を起こせるようになった彼女は、窓から背の高い
男の頭を見るともなしに眺めながらそう思った。
 しばらくすると、病室のドアをノックする音がして、予想通りの男が姿を現
す。体格が良く、背も高く、そして左右の頬に三本ずつ、全部で六本の傷を
持つ男。名前は伊達臣人。彼がやって来るのは、決まって日曜日だった。
伊達は彼女を見舞う唯一の人間だったが、自分と彼の関係も何も覚えてお
らず、そして彼も何も教えてはくれなかった。血縁関係でない事だけは確か
で、恋人などという甘い関係などでもなかった事は、彼女にも察せられた。
だからこそ、余計にどうして伊達が自分をこう何度も見舞うのか分からなかっ
たが、この病室で初めて彼と顔を合わせた時から、自分は彼を知っている
気がした。
……胸の奥がざわつく。何かが自分を急き立て、焦りを覚える。そして何処か、
切なく痛んだ。
体を起こしている彼女を見て、伊達は驚いたように僅かに目を見開いたが、
すぐにいつものようにあまり感情の表に出ない表情に戻って口を開いた。
「起きられるようになったのか」
「ああ、何とかな」
 答えると、今度は彼はほっとしたように少しだけ笑った。
「そうか」
 そう言って、伊達はベッドの側の椅子に腰を下ろす。
「食事は……どうなんだ?」
「見ての通り、まだだ」
 問われ、彼女は軽く右腕を上げた。
 固定された針から、彼女の命を繋ぐ液体が絶えず注入されている。胸部
の大怪我で内臓も激しく損傷しており、当初は呼吸さえままならない状態
だったが、奇跡的に回復した。だが、食事はまだ許されておらず、点滴だ
けが彼女の生命線だった。
「この調子ならば、あと一月もすれば流動食を始められるそうだが」
50伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:14:41 ID:hYiLrdGC
「仁(じん)」
 伊達が、彼女を呼んだ。
 彼は彼女の事をそう呼ぶ。それが本当の名前かどうかも分からない。額
に刻まれた「仁」の文字、それを見てそう呼んでいるだけなのかも知れない
が、それも彼女には分からない。
「何か、欲しい物は……ああ、そうだった」
 伊達は問い掛けの途中で呟くと、ポケットに右手を突っ込んだ。そして出
て来たそれの中には、何かの包みがあった。
 と同時に、チャリン、と小さな音がした。
「?!」
 その鈴のような音を聞いた途端、彼女の胸がざわついた。……知っている、
自分はこの音を、よく知っている。
 伊達は僅かに顔色を変えて包みをベッドの上に放り出すと、慌てたように
それを拾い上げた。
「……伊達。それを……今の音を立てた物を、見せてくれないか」
 そう頼むと、伊達も観念したようにそれを握った手を開き、彼女の前に差し
出した。
 小さな鈴。何処にでもあるような形の鈴だったが、何故か懐かしさを覚えた。
「お前が持っていた物だ」
「そうか……」
 彼女はそれだけを、呟いた。眺めていても懐かしさを感じ心がざわめくだ
けで、何も思い出せそうにない。それに伊達にそれを尋ねても、きっと答え
など返って来ないだろうと思ったから。
 鈴を鳴らして、音を聞いた。
「この音は……、嫌いじゃない」
「欲しいなら、お前に返すが」
 伊達はそう言ったが、彼女は首を振った。
「いや……、いい。お前が持っていてくれ。お前が持っている事に、何か意味
があるのだろう」
51伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:15:33 ID:hYiLrdGC
 答えて伊達の手に鈴を戻すと、今度はベッドの上に放り出された包みを
手に取った。
「ところでこれは、何だ?」
 伊達が今まで見舞いの品を持って来た事など、一度も無い。勿論食事が
許されていないのだから食べ物は当然の事、そしてこの国の出身ですらな
いのか日本語が読める訳でもなく、雑誌など持って来られても全てが理解
出来る訳ではなかったのだが。
「ああ……、まあ」
 歯切れ悪く、伊達が答える。
「女の見舞いに行くのだから、花の一つも持って行けと言われてな。だが、
お前の部屋には花瓶すら無いだろう」
「……開けるぞ」
 沢山いるらしい友人にでも言われたのだろう、そう思いながら彼女は言い、
包みを開けた。出て来たのは、伊達のあの言葉でそれ以外の物が出て来
たらおかしいのだが、小さな花瓶だった。白い陶器で作られた、一輪挿し。
「有り難う」
 嬉しかった。だから、素直にそう言って、笑った。
 すると、伊達は照れてでもいるのか目を逸らし、立ち上がった。
「病院の中に花屋があったな。買って来よう」
 伊達は病室を出て行きかけ、だがドアの所で振り返った。
「どういう花が欲しいとか……希望はあるか?」
 問いに彼女は少しだけ考えたが、記憶を失う前は花と無縁の暮らしでもし
ていたのか、イメージすら何も思い付かなかった。
「特には思い当たらないな。伊達の選んでくれたもので構わない」
「そうか」
 短く答えて病室を出て行った伊達は、しばらくしてスズランの花を一本だけ、
手に持って戻って来た。
52伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:16:39 ID:hYiLrdGC
 痕は消えないが、傷は塞がりかさぶたも剥がれた。食事も普通に摂れる
ようになった。最近ではリハビリに精を出す毎日だった。
 鍛え上げられていたらしい筋肉は長い寝たきりの生活で大分衰えていた
が、それでも体を動かせるようになるまでにそう苦労はしなかった。
 伊達が見舞いにやって来たある日曜日、病院の敷地内、少しの時間だけ
なら、と許可を得て、彼女は上着を羽織って伊達と二人、病院の中庭に出た。
 リハビリの様子や体の調子など、他愛もない話をしながらゆっくりと病院の
敷地を歩く。
 ふと、彼女の足が止まった。
「どうした?」
 伊達も足を止め、不思議そうに彼女を見る。
 視線の先には、見舞い客らしい綺麗に着飾った少女がいた。服装がどう
という訳ではなかった。だが、気になったのは――。
「仁?」
 側にいる男に名前を呼ばれ、彼女ははっとしたようにその顔を見た。
 彼女の視線の先と、そして彼女の顔に交互に視線をやり、半ば困惑した
ように言葉を探している。
「……ああ、何でもないんだ」
 彼女はそう言って、笑顔を作った。
 ……自分には乳房が、無い。改めてそれに気付いたのだ。
 病院内で出会う看護婦や女性の患者、そして廊下ですれ違う見舞い客の
女性。その全てが、ではなかったが、ほとんどの女性が有している胸の丸い
膨らみが、自分には無い。それがどういう事なのかは分からなかったし、
もしかしたら元来乳房の膨らまない体質だったのかも知れないが、記憶を
失う前の自分に何か関係がある事なのではないかと、そうも思うのだ。
 彼女の様子をどう解釈したのか、伊達はしばらく黙り込んだ後、言った。
「許可が下りたら……今度、町にでも行くか」
53伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:17:20 ID:hYiLrdGC
 ようやく半日だけの外出が許されたある日、いつもは午後からやって来る
伊達は、面会時間が始まるや否ややって来た。
「適当に見繕って来た。それに着替えろ」
 そう言って、伊達は大きな紙袋を彼女に渡す。
 ……そういえば、寝間着しか持っていない彼女は、外出するには服が無
かったな、と初めて気が付いた。
「ああ……、済まん」
 紙袋を受け取り、とりあえず中身を引っ張り出してみる。
 出て来たのは、長袖のシャツにロングスカートだった。火傷の痕を人目に
晒さないように、との配慮なのだろう。それから……。
「何だ、これは?」
 白く長い布を手に持ったまま、彼女は首を傾げて伊達を見た。
「それは……、その」
 困ったように伊達が視線を逸らす。
「……何だ、その、下着のサイズまでは分からねえからな……とりあえず
サラシでも巻いてくれ。……ああ、安心しろ。新品だ」
「…………」
 かあ、と頬が紅潮して行くのが分かる。これはきっと胸に巻く物なのだろう。
 それにしても、洋服まで買わせてしまって相当に無駄な出費をさせている
事になる。サラシくらいは彼の使い古しでも……とそこまで考えて、何故だか
更に顔が紅くなった。
「着替えたら出て来てくれ。外で待っている」
 そう言い残し、伊達は病室から出て行った。
54伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:18:12 ID:hYiLrdGC
 寝間着の自分しか知らない彼女は、その着慣れない洋服に何か違和感
があった。おかしくないだろうか、と問うと、伊達は少しだけ目を細めて笑い、
上等だ、と答えた。
 病院の門限もあるし、彼女もまだ本調子ではないのでそう遠くまでは行け
ず、病院の近くの市街を散策した。
 昼時に案内されたのは、ファーストフードの店だった。俺も普段は来ねえ
んだがな、と言った彼には、確かにこの店はあまり似合わないな、と思って
ほんの少し可笑しくなった。
 軽い食事を終え、ふと会話が途切れた。
 店内のあちこちから聞こえる、年若い少女達の楽しげな声。彼女と同じく
らいの年代の女性達の、話し声。
……やはり、違う。自分は違う、あまりに違い過ぎる。彼女の知る狭い世界の
中で、自分のような話し方をする女性は一人もいない。自分には乳房も無い。
「仁……? どうした?」
 不自然に黙り込んでしまった彼女に、伊達が声を掛ける。
 思わず、ずっと気になっていたそれを、口に出していた。
「私は……、女、なのだろうな……」
 何だかそれすらも分からなくなって来ていて。
 だがハッと我に返って伊達を見ると、真剣な眼差しで彼女を見ていた。
 彼はしばらく黙った後、口を開く。
「試してみるか……?」
「ほ、方法があるのか?」
 問うた声は、上ずっていた。それを証明する手立てなど、彼女には全く
思い当たらないのに、伊達はそれを知っているというのか。
「少々手荒だがな」
55伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:19:15 ID:hYiLrdGC
 確かに多少手荒でも構わないと言った。だがこの状況は、一体どうした事だろう。
 傷は痛むか、と問われ、大丈夫だと答えると、何やら西洋の城のような
建物に連れて来られた。部屋にはベッドと浴室のみ。
 そのベッドの上で、向かい合わせに座った伊達は彼女のシャツのボタンを
上から一つずつ、外している。
「伊達。これは……」
 口を開くと、全てのボタンを外し終えた伊達が、目を上げた。
「嫌だと思ったら、すぐに言え。それでも十分証明にはなるだろう」
 そう答え、今度はその手がサラシに掛かる。
「っ」
 これを解かれるのだ、という事はすぐに分かった。胸を晒すのは……恥ず
かしい。だが、きっとまだ嫌では、ない。
 一瞬体を震わせたものの何も言わない彼女の様子を見て、伊達はゆっくり
と指を滑らせ、サラシの結び目を捜す。
 上半身に巻かれた薄い布越しに伊達の指が滑る感触に、彼女は見知らぬ
感覚を覚えた。
 触れられたところが、熱い。
 やがて、しゅるりと音がして、サラシが解かれ彼女の膝に、落ちた。
 それと同時に、視界が九十度ほど回って自分はベッドに背中を付いていた。
天井を見上げた視線の先に、伊達の顔がある。
 伊達は視線を落とすと、指と目で、彼女の胸部に生々しく残った傷痕を撫でる。
「あんまり……、見ないでくれ……」
 思わず漏れた声は、自分でも驚く程にか細かった。
「……ああ」
 伊達は吐息混じりに答えると、掌を滑らせて傷痕のすぐ側の、小さな突起に触れた。
 ぴり、と肌を撫でられただけの時とは違う感覚がした。
 寒気とは違う、何かぞくぞくとしたものが背筋を駆ける。
「っん……」
 声が、漏れた。
56伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:20:31 ID:hYiLrdGC
 彼女の様子を伺いながら、伊達は両方の手を使い彼女の胸の二つの
突起を刺激する。
 やがてそれだけでは足りなくなったのか、伊達は彼女の胸に、顔を寄せた。
「んんっ?!」
 びくん、と彼女の全身が驚きに強張った。
 それでもまだ嫌だとは思わない……気持ちいい。そうだ、様々な感覚の
根底に、気持ち良さが確かに存在しているのだ。
 このまま伊達に任せてしまっても恐ろしい事は無いだろう……、そう、思った。
 思った途端、強張った全身から力が抜けた。
瞳も閉じて、伊達の与える感覚に全てを任せる事にした。
「……」
 伊達はそんな彼女の様子に、口と指を使い、愛撫を続行する。
 口に含んだ突起を硬く膨らむまで舐め回し、吸い上げ、時折軽く甘噛みする。
「っは、ぁ……」
 彼女の口からは甘い声が漏れた。
 指を滑らせ、彼女の肌を、傷痕をなぞるその後から舌を這わせ、かと思うと
軽く口付ける。
 やがて彼女の全身が、触れられたところだけでなく火照り始める。
「あ……、ぁ、だ……て」
 全身を襲う見知らぬ感覚が不意に恐ろしくなって、彼女は思わず自分を
愛撫する男の名前を呼んだ。
 火照った身体、それより熱く体の芯が疼いている。下腹部が熱くてずきずき
して……何か、下着に湿った感触が。
「どうした」
 閉じていた瞳を開き、慌てたように起き上がろうとした彼女に驚いて、伊達が
顔を上げる。
 頬を羞恥に紅く染めて、彼女は伊達の目を見ないようにしながら、小声で言った。
「その……、手洗いに、行かせて欲しい……」
 湿った下着の感触に、彼女は自分がお漏らしでもしてしまったのかと思った
のだ。尿意は無いというのに、一体自分の体はどうなってしまったのかと気掛
かりで、確認せずにはおれなかったのだ。
 伊達は彼女の言葉に少しだけ体を起こし、それでもまだ彼女を組み敷いた
まま、言った。
「仁。まだ、続けられるか……?」
「…………」
 彼女は黙って頷いた。
 これが如何な行為かも、自分に起きているそれが如何な現象かも分からな
かったが、嫌では、ない。そして伊達に問われるまでもなく、まだ途中の段階
だという事は何となく悟ってはいたのだ。
57伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:21:33 ID:hYiLrdGC
「それなら、もう少し我慢してくれ」
 伊達は言うと、彼女のスカートに手を掛ける。
「伊達っ、駄目だ!」
 慌てて彼女は、スカートの布地を掴む伊達の手を、押さえた。
 このままスカートを下ろされれば、自分がお漏らしなどしてしまった事を
悟られてしまう……。
 真っ赤になって止めようとする彼女の必死の表情を見ながら、伊達は
しばらくそのままでいたが、やがて少しだけ笑った。
「心配要らねえ」
 それから、低い声でトーンを落とし、囁く。
「濡れて来たんだろう?」
「なっ、何故それを!!」
 言い当てられ、彼女の顔は今までに無く更に紅くなる。
 一瞬の隙を突いて、伊達は彼女に押さえられていない方の手を伸ばし、
スカートの裾をまくり上げてその中に侵入する。
 掌で感触を確かめるように、じりじりと太股を這い上がる。
「……あ……ぁ、駄目……だめだ、伊達……」
 観念したように目を閉じ、顔を逸らすが彼女の口からはそう言葉が漏れる。
 這い上がる手は、程無くしてその行き止まりに辿り着いた。
「だ……あっ、ぁ……っ」
 制止しようとしたのかその名を呼ぼうとしたのか、だが彼女の声は言葉に
なる事無く、甘い嬌声に変わる。
 何処かほっとしたような様子で、伊達の指は下着越しに、ゆっくり、そっと
彼女の中心部を前後に撫で始める。
「っ、ひっ」
 突然、強い刺激に彼女の口から悲鳴のような声が漏れ、背中が仰け反って
再びベッドの上に倒れ込んだ。
 通常、排尿に使う辺りの小さな肉のさやを伊達の指は捕らえ、下着越しに
転がしているのだ。分泌されたぬめる液体が潤滑液となり、指は滑らかに動く。
「あっ、あー……っ、あぁ……」
 言葉にならない声を上げながら、彼女は今までよりも格段に強い快感に
シーツを掴み、無意識に腰を突き上げた。
 知らない、こんな感覚は、知らない。でも――……!
「はっ、あ、伊達っ、伊達、だめだ、もう……!」
 悲鳴のような声で訴える彼女の、甲高くなった声が響いた。
 背筋が仰け反り、全身に電流のようなものが走り、そして。
「んあっ、あ……っ、ぁ……」
 余韻を残したまま、体の力が抜けて行く。
 乱れた呼吸を整えながら、彼女は切れ切れに声を漏らす。
 恐怖をも呑み込むくらいの、強い快感。決して他人に触れさせた事の無い
場所への刺激からもたらされた感覚だったが、嫌悪は無かった。……それを
与えたのが、伊達だからだったのかも知れない、と頭の片隅でちらと思った。
58伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:23:06 ID:hYiLrdGC
「……仁」
 彼女の上気した顔を見下ろし、伊達が呼んだ。
 そちらを見ると、何処か熱に浮かされたような表情で、伊達が問う。
「まだ……、大丈夫か?」
 その問いに、少しだけ彼女は考え、だがすぐに頷いた。
「……ああ」
 返事を確認すると、伊達の手が再びスカートに掛かり、ホックを外された
それはするりと彼女の足を抜けた。そしてそのまま、下着も下ろされる。
 伊達も上半身を裸になった。
 胸の奥で何かが疼いた。

 じっくりと時間を掛けて、伊達は彼女の身体を解きほぐして行った。
「あっ、ん……」
 彼女の口からは、絶え間無く甘い声が零れる。
 知らない、こんな事は知らないけれど……、伊達にこうされていると、心地いい。
 指を中心部に差し入れられた時は流石に驚いたが、それでも嫌では、ない。
 何度目の浮遊感の後だっただろうか、黙って彼女の全身を愛撫していた
伊達が、口を開いた。
「まだ……、続けるか?」
 瞳を閉じて彼の与える感覚に全てを委ねていた彼女は、目を開いて
伊達の顔を見る。
「……まだ、終わりではないのだろう? 最後まで……」
「いいんだな」
 もう一度念を押す伊達の声に、頷いた。
 それを確認し、伊達は体を起こすとズボンも下着も全て脱ぎ捨てた。
 これから何が起こるのか、どうなるのか、彼女は知らない。それでも、伊達に
任せてしまえば大丈夫だと、そう信じていた。
 伊達の股間で屹立している男根が目に入った。自分の体には付いていない、
それが何なのかくらいは流石に知っていたが、目にするのは初めての事の
ように思う。硬く大きく勃起したそれは、びくびくと脈打ちながら濡れ光っていた。
「……仁。少し目を閉じていてくれるか」
 あまりにじっと見ていた為か、伊達がやや困ったような声音で、言った。
「……あ、ああ。済まん」
 彼女は慌てて目を閉じる。自分の身体のあちこちを伊達に見られているのが
恥ずかしかった、それはきっと伊達も同じなのだろうと思った。
 ほんの小さな物音がして、伊達が自分の上に覆い被さる気配がした。
 彼女は思わず目を開ける。
 伊達の両腕が、彼女の脚を大きく広げ、そこに屹立した彼自身を押し当てる。
 指、は確かに入った。じっくり時間を掛け、押し広げるように二本、三本と
その数を増やして。その指にまた、快楽を感じたのも確かだった。だが、
そんな大きな物が、入るのだろうか……否、自分は伊達に全て任せると決めたのだ。
59伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:23:56 ID:hYiLrdGC
「仁……力を抜け」
 それでも全身を強張らせていた彼女の耳元に囁かれる、伊達の低い声。
「ああ……」
 大丈夫、大丈夫だ。きっと何も恐ろしい事など無い。
「行くぞ」
 囁きと同時に、伊達の肉塊が彼女を貫いた。
「っく……ぅ」
 思わず苦鳴が漏れた。
「辛いか……?」
 目を開ければ、心配そうな表情の伊達が自分を見下ろしていた。
 彼女は首を振る。
 解きほぐされたそこはさしたる抵抗もせずに彼を受け入れたし、自分は
それ以上の痛みや苦しみを、幾らでも知っている、気がした。
「……仁」
 名前を呼ばれ、伊達の顔が近付いて来る。
 唇に伊達のそれが触れ、彼女は自然に瞳を閉じた。
「っん、ぁ……」
 声が漏れたのは、伊達の舌が唇を割り開き、彼女の口腔内をまさぐったから。
 熱い舌が彼女の舌に絡み付き、かと思うと歯茎を、歯列を辿り、唇をなぞる。
片腕は彼女の腰を抱いていたが、もう片腕で肌を、乳首を、傷痕を優しく撫でる。
 そうされている内に、幾度も刺激を受け、火照ったままの下半身のそこが、
熱く疼き始めた。
「ぁ……あ、ぁ、伊達……伊達っ」
 その感覚にたまらなくなり、彼女は唇をずらして彼の名前を呼んだ。
 無意識にその背に腕を回し、きつく抱き寄せる。
「仁……」
 囁くと、伊達はもう一度唇を触れ合わせ、そしてゆっくり腰を引いた。
「は……あ、んっ」
 声が、漏れた。
 痛みなどもう感じない、ただ熱さと、快感と、そして、安心。
 体内に埋め込まれた伊達の分身は、何度も彼女を出入りし、その度めくる
めく快感が、全身に広がる。
 部屋に響くのは、次第に間隔を狭めて行くベッドの軋む音と、彼女の甘や
かな喘ぎ声と、二人の激しい吐息。
「あっ……、あ、だ、伊達、も、もうっ……」
 広がる熱、高まる感覚。
 幾度かもたらされた絶頂の寸前、それを感じ、彼女は強く伊達の体を引き
寄せて絶え絶えに訴える。
「ああ……、俺も……だ」
 掠れた声で、伊達がそれに応えた。
 伊達の腰の動きが、更に加速する。
 押し上げられる、感覚。
 湿ったものを激しく掻き混ぜるような音を意識した、その瞬間。
「あ……あ――……っ、あっ、あんんっ」
 一際高い声を上げて、彼女は絶頂に達した。
 続けて伊達も、短く低い呻きのような声を出した。
60伊達×仁蒋 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:24:47 ID:hYiLrdGC
「はっ……、はぁ……」
 乱れた呼吸混じりに、溜め息ともつかぬ吐息が漏れる。だが、それは、
女としての幸福を知り得た事に対する甘い吐息、……それから。
 伊達もまだ、荒い呼吸を整えている。
 彼の体の下で、彼女は小さく声を立てて笑った。
「……仁……?」
 不思議そうな声に、彼女は呟く。
「私に……、女だと思い出させるのは……いつも貴方なのだな……」
 その言葉の意味を瞬時に理解し、伊達は驚いて体を起こす。
「じ、仁……、お、お前……」
 仁蒋もゆっくりと体を起こした。
 相手の心情を思って笑顔を作るなど、生まれて初めての事だったのでは
ないかと思う。
「女として、満たされて……それで全てを思い出すとは皮肉だったが……。
有り難う、伊達……。……世話をかけたな」
 そうだ、伊達はきっと、女を捨てた自分を気に掛けていたからずっと様子を
見に来てくれていただけなのだ、もうこれ以上は。
「ちょっと待て、仁蒋!」
 またもや驚いたように、伊達が彼女の肩を掴む。
「俺はお前の為だけにこんな事までした訳じゃないぜ」
「ならば何故……」
 問うと、伊達は何処かきまり悪げに視線を泳がせ、そして彼女に向き直り、
言った。
「最初は、ただ気掛かりだった……。だが、今は仁蒋、お前を愛しいと思う……。
何も知らないお前を騙したも同然だ。……許せ」
「…………」
 伊達の言葉を頭の中で反芻し、仁蒋はゆっくりと首を振る。
「貴方が謝る必要など無い……。相手が伊達だったからこそ、満たされたのだ」
 そう言って笑った。無理に作った笑顔などではなかった。
「貴方が私を想ってくれているなら……、もう一度、抱いてくれないか……」
「……仁……」
 伊達が呟いた。
 顔が近付き、唇が触れ合う。
 だがはっとしたように伊達は部屋の中の時計を見て、言った。
「病院の門限を過ぎそうだ。俺も名残惜しいが、今日はここまでにしておこう」
 そして彼女を軽く抱き寄せると、その耳元に囁いた。
「また来週な」

6145 ◆JK6LSthel2 :2006/05/23(火) 00:25:53 ID:hYiLrdGC
エロパロなのに無駄に前置き長いわエロは薄いわで申し訳無い……。
62名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 01:17:52 ID:4DRi1kRs
>>61
いやいやGJ。
彼女には女の幸せを掴んで欲しかったからちょっと嬉しい。
6361:2006/05/24(水) 19:57:24 ID:Zq9K0dJE
>>62
そう言って頂けると嬉しいです。
ありがd。

女体化も書いてみたいが、富樫とか秀麻呂とか椿山とかしか思い浮かばない……。
何で全員パワータイプなの? 自分。
64名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 20:25:07 ID:+Y5xPHbT
藤堂豪毅の女体化考えた俺も負けてねえw
65名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 20:53:15 ID:/l8PbvSF
藤堂豪毅かー。
お嬢だしあの髪質だしで、女体化だったら縦ロールだな!
と、ヴィジュアル的な妄想だったらした事あるなぁ。
66名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 21:06:47 ID:IHe9tYl8
ゴージャスお嬢豪毅ハアハア
そんなお嬢を組み敷くのは桃かはたまた江田島か?
67名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 21:30:49 ID:WBnYJ/QE
ここはやはり義父・藤堂による調教も。>お嬢
68名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 21:54:25 ID:WBnYJ/QE
押忍、色々女体化を考えてみたであります。

独眼鉄→片目に眼帯をした姉御。「男とはなんぞや?」と1号生の前に立ちはだかる。
俺の頭の中では本宮ひろし絵で浮かんでいる。

伊達→顔に傷を持つ女首領。彼女を女神と慕う関東豪学連の皆さん。
俺の頭の中ではクイーン・エメラルダス。

丸山→江戸川の愛人。ひっつめ髪でメガネの生徒会副会長タイプ。髪を下ろすと(ry
俺の頭の中ではやっぱり本宮絵で浮かんでいるよ。
69名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 08:08:02 ID:/NH3BGm/
本宮絵と言うのはつまり奥さんのもりたじゅんの絵ですなw
(本宮は女性が苦手なので奥さんに描いてもらってる事が多いんだそうだ
そもそも前から人物の顔しか描いてないそうだが)
70名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 08:31:42 ID:PnP3AnXl
伊達女体化バージョンは、三面拳に傅かれてそうでなんか似合う。

江戸川女体化バージョン→
赤石一筋で頑張ってるんだが、ドジっこで役に立たないw
でもなんか憎めないwww
71名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:30:48 ID:S3ZHT1ev
ゴバルスキーの女体化はネコミミっぽくて
意外と萌えるんじゃないかと思ったw
72名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 19:29:57 ID:PMuIy/J1
蛇の主頭さんとか色っぽいと思う
73名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 01:01:20 ID:NlHa9xB9
月光×女飛燕も伊達×仁蒋もすごく良かったです。
男塾のシリアスなエロパロて難しいのにすごいですね。
7461:2006/06/06(火) 22:39:49 ID:Ck2uyyle
>>73
レス有り難うございます!
少しでも楽しんで頂けたなら光栄の極みであります!!
75名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 10:33:54 ID:bs8kKmWo
朱レイ厳の女体化だとツンデレ系ロリ娘になるのかな?
76名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 21:39:42 ID:dkaZjshC
宗 嶺厳のことですね
まさしく、ツンデレ系ロリ娘でしょうね
仁将より彼が女の子と言われた方がかなり納得
したような・・・
女体化だと、お相手は桃だろうな・・・
半ば桃目当てで男塾に来た子だし・・・
77名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 14:02:42 ID:bBXWfv7U
独眼鉄相手でSMプレイとかもいいな >嶺厳

山艶×梁皇で強制女体化考えたんだけど。
天挑五輪で足蹴にされた腹いせうんぬんで(それ以外でも奴は色々前科がありそうだ)半奴隷化。
逆っぽいけど下克上大好きだし、どうしてもあの高いプライドを踏んづけてやりたくて。
私の中で山艶はサド王子……




78名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 18:24:34 ID:MAtPGLUo
女体化嶺厳と独眼鉄でSM……いいな、それ。
モエル
79名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 20:59:43 ID:F2z5vZ+d
この場合には、嶺厳が女王さまでしょうか?>女体化嶺厳と独眼鉄
独眼鉄をいたぶる女王様の嶺厳をあとから懲らしめにくる桃・・・・
本当にどっかのAVみたいな設定で良いかも
80名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 22:49:50 ID:E78olamb
本当にどっかのAVみたいだw
誰か書いてww

自家発電出来んかと思ったけどどうにもならなかったorz
81名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 01:49:16 ID:I9cEsL4u
>42サンマダカナァ・・・
82名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 19:31:13 ID:HT/q87qb
ほしゅ
83名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 02:27:15 ID:84EVmzDX
エジプト系美女ファラオのクレオパトラの舞いに誘われるというのもいいかもしれない

でも耳コキはいやだ
84名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 03:05:13 ID:WmvOecvQ
sage
85名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 13:15:41 ID:lIrSVCge
OH!の方の「女塾」どうだったの?
86名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 20:41:12 ID:aEzU21gE
保守
87名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 12:37:27 ID:spb8k3fl
88名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 09:38:09 ID:EixfA5Mj
保守
89名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 16:57:49 ID:p30MYyh1
保守
90名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 22:45:47 ID:V8j4fxCC
スレタイ魁だけど、暁はどうなの?
91名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:37:35 ID:u2GGYO2I
保守
92名無しさん@ピンキー
なんかもう、女体化とか言っても無理
どうしたって筋骨隆々の野郎しかイメージ浮かばない