【こわしや我聞】藤木俊作品全般でエロパロ6

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4584-272:2006/08/27(日) 14:57:26 ID:sWBPRdN5

 どのくらい、こうしていたんだろうか
 「……肩、痛いんだけど」
 私がふいに、そうぽつりと言うと、番司はようやく私の両肩を強くつかんでいたことに気づいたらしい
 わたわたとまたみっともないくらいに慌てて、その手を離した
 そっと私は両肩に触れるように、私自身を抱きしめた
 「……」
 「ぅ……お、怒ってるか……? わ、わるい。力の加減が……」
 ああ、もう腹が立つ
 私は、いつもの声で番司を怒鳴りつけた
 「全く、なんでそう謝るのよっ!」
 「なっ……そりゃお前が……」
 「夕食も食べた。食器も洗った。じゃあ、もういいでしょ! 帰りなさい!」
 ズビシッと番司の方を指差し、そう言った
 もう、涙は頬をつたっていない
 「お、おい!」
 「それともなに? 私が風呂入って、寝るまで本当に待つつもりなの?
 今度こそ、それこそ通報ものよ」
 「う……」
 背景、効果音としてゴゴゴゴゴゴと聞こえてきそうな程の迫力に番司は圧されている
 よしよし、いつもの私が戻ってきた
 番司はまだ何か言いたげだったが、がしがしと頭をかき、ひとつ息を吐いた
 「……そんだけ元気があれば、もう大丈夫か」
 「ん? なに、それ……」
 「あ、いや。わーった。帰る、帰るって」
 番司はどかどかと音を立て、玄関の方に向かう
 私はここの家の者として、それを見送るべく同じく玄関へと足を運ぶ
 「んじゃ、工具楽のヤローや皆に宜しくな」
 「こっちこそ、宜しく言っておいて」
 番司が「な、なんのことだっ!?」とうろたえているが、既にお見通しだっつーの
 そそくさと玄関の扉を開けて帰る番司を見送った後、私はお風呂を沸かしにいった

 ・・・・・・
4594-272:2006/08/27(日) 14:59:56 ID:sWBPRdN5

 「グッモーニン、カホ」
 「おはよう、桃子」
 翌日の学校にて、私は桃子を見つけるとすぐさま彼女本人の頭とその肩に乗っているキノピーをわしづかみにした
 「な、何すんのよ!」
 「それはこっちのセリフよ。あんたらね、昨日、鉢巻男をウチにけしかけたの」
 桃子とキノピーが思い切りバレた!!!!?って顔をしてる、大当たりだったようだ

 北海道の本業情報のリークは元真芝の情報網を駆使して、でっち上げたもの
 珠と斗馬の共通のお友達の正体……招待は、桃子の家
 番司へは大方、「カホが悩んでるみたいだから、聞いてあげたら?」とかそれとなくそそのかしてみたんだろう……

 「何を考えてんの、あんたらは〜〜〜!」
 桃子がはわわわわわと怯える顔を見せるのは珍しい、それほどまでに私の顔は修羅のようなのだろうか
 同じく平静を保てないキノピーが、震えた声で弁明した
 『あ、赤の他人が口出すようなことじゃねぇって思って……』
 「ほう、それで鉢巻男を? Why?」
 『い、いや、だって……その……なぁ』
 あのキノピーがどもるのを見て、私は女の直感が一瞬で目覚めた
 「まさか、あれを見てたっていうの……?」
 あれとはすなわち、あの時の番司とのきキスのこと
 人は見ていなかったが、機械は見ていたのか
 ということは、必然的に桃子も知っていると言うことに……
 そうか、それであいつと私がなんとなく避けあってることを利用して、思惑通りに家に行かせたのか
 番司の性格を知っていれば、さっさと仲直りするなり誤解をときたいと考えていると思うに違いないからだ
 「……あんたら、今日、生きて帰れると思わないでね……!」
 「な、ちょ……それより、あんたの悩みは解決したの!!?」
 桃子の必死の抗いに、その問いで私はぱっと両手を離した
 解放された2人はふーと安堵の息を吐くと、私は自分の席についた
 「…………ま、ちょっとはね」
 『そ、そりゃ良かったー』
 「でも、あれのことは今すぐ忘れなさい。さもなくば奥義を……」
 と言い終わらない内に、キノピーが急に片言で『エイゾウ・メモリーノショウキョシマス。ショウキョカンリョウシマシタ』と言い出した
 桃子は折角の何とか〜とよくわからないことを言っていたが、製造者の命より自分の身の安全を優先したようだ
 私はふぅとため息を吐き、鞄の中から白紙のプリントを取り出した
 「……ったく、どうしてくれんのよ」

    私がしたいことだけ考えて、あとはそれ以外の他の事は考えるな?

    どうしてくれんのよ

    昨日から、あんたのことが頭から離れないんですけど

    なんで大学と就職の横並びに、あんたがいるわけ?

 「ああ、もう腹が立つ」

 私が腹を立てていたのは、キスじゃなくてその後のこと
 なんでか知らないけど、そのことで番司が謝ってきたのが気に食わなかったみたい

    進路希望のプリントは 相変わらず白紙のまま

    でも 私の中は何故かあいつで埋まってる

 それに気づくのは、もう少し後の話……
4604-272:2006/08/27(日) 15:03:51 ID:sWBPRdN5
以上で、投下を終わります。ここまで読んでくださった方、有り難う御座います。
やはり書き続けてないとキャラの書き方を忘れてしまいますね……。
そこも精進したいと思います。次回があるのか、わかりませんが。

では、また他の職人さんの作品投下を楽しみに待ち続ける一読者に戻ります。
失礼しました。
461名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 17:50:49 ID:of+ItFX6
この……ド低能がァ―――ッ
GJ!!!!!!!!!!!!
462名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 22:29:29 ID:1PtrrO44
>>440-460
GJ!
番司いいやつだと素直に思った
4633355:2006/08/27(日) 22:36:36 ID:VjlDZmo9
4スレ272様
GJ!
番司の魅力たっぷり
464名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:43:55 ID:392GBRp4
4スレ272様氏GJ!このド低能がぁぁぁ〜〜!!
こんないい作品読んだらオレもまた書いてみたくなるじゃねぇか!
465名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 00:58:05 ID:NAqL1WKD
このスレを見つけて多分一年くらい。ついに単行本を揃えてしまった……。
この作品に出会えた事に感謝して、藤木氏と職人さま方にこの言葉を贈ろう。

低脳!低脳!
466名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 01:49:12 ID:YshnJaOl
4スレ272様、低脳すぎっ!掛け合いが非常に巧みですね。
果歩好きには溜まらん作品でした。
番司もいい味出してますね。
467名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 02:15:06 ID:0FpoDQTI
こんな深夜にゴロゴロゴロゴロゴロオオオ!!
うおおっ、目が冴えて眠れない!
468名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 21:06:40 ID:xOkE1ZVk
アヒャヒャヒャ・・・これは・・・これは・・・
GJ!すんごくGJ!!
469名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 01:12:23 ID:e3uEHyW7
なんかスレ止まってる・・・
4703355:2006/09/01(金) 23:34:14 ID:j+nslHov
3355です。
続きができましたので投下します。
あまり話が進んでませんが。
4713355:2006/09/01(金) 23:35:10 ID:j+nslHov

 陽菜は、シャワーを浴びて、身支度を調えると少しは気分が落ち着いてきた。
 しかし、ふと、開いた手鏡をのぞき込むと、そこには、不安げで、自信のなさそうな女の顔が映っていた。
(どうしちゃったの? 私・・・・)
 まるで、自分の居場所を探して焦っていた工具楽屋に働き始めた頃に戻ってしまったような、はかなげで頼りない表情をしていた。
(しっかりしなくちゃ・・・。でも・・・)

 我聞に会ったら、どんな顔をすればいいのだろうか?

 今更ながら、自分が彼に全部見られてしまったことを思い出して赤くなった。
 そして、今朝の夢・・・。
 もし二人きりになったりしたら、夢の中の自分と同じように、彼と抱擁を交わし、唇を重ねようとするのだろうか?

(いけない! そんなことをしたら・・・・)

 いやらしい娘だと思われてしまうかもしれない。軽蔑されてしまう、嫌われてしまうかもしれない。
 たとえ、我聞が他の女の子のものになっても、それだけは避けたかった。

(と、とにかく、今日はあまり社長とは会わないように、会っても他に誰かいるところで・・・)

 だが、それは、想像しただけでも、何とも言えない寂しさを感じてしまうものだった。
 とはいっても、陽菜は他に何もいい方法を考えもつかなかったので、気持ちを押し殺して学校に出かけた。

4723355:2006/09/01(金) 23:36:45 ID:j+nslHov

 一方、我聞は、日課の早朝トレーニングで汗を流していた。
 とにかく、煩悩を追い払わなければならなかった。
 それには、頭が空っぽになるまで身体を動かすことしか考えつかなかった。

「くーー!!! 今日は全然だったーーー!!」
 珠が悔しがる。ハンデがついた我聞にマラソンで完敗したのだ。
「はっはっは。まだまだだな」
 我聞は余裕のある態度を見せたが、実のところ、珠のことなど眼中になかった。

(とにかく、一応、落ち着いたぞ。後は國生さんに会ったとき、別に普通に接すれば・・・)
 そこで、はた、と気がつく。

 普通に接するって、どういう態度だったっけ?

 もともと、あまり考えるのが得意でないので、感じるままに自然に振る舞えば良いのであるが、
一度意識して、考え込んでしまうと、どういう態度が正解なのか、全くわからなくなってしまった。

 しかも、昨日は裸の陽菜を思わず抱きしめてもいたのだ。そのときは、決してやましい気持ちではなかったのだが。
 思い返してみると、あれはかなりまずかったのではないかと思えてきた。
(い、いかん! これでは、エロ社長と言われても仕方がない!)

 と、とにかく、もう二人きりにでもなったら、自分の行動に自信が持てなくなってきてしまった。
(今日は、國生さんとはあまり顔を合わせないようにした方がいいか。もう少し、おちついてから・・・)
 我聞は、一応、そう決意して、学校に向かった。

4733355:2006/09/01(金) 23:38:08 ID:j+nslHov
今回は以上です。
なんだか、ぐだぐだな文章でメリハリがありませんが、
楽しんでいただけたら幸いです。
474名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 14:41:47 ID:LpFBKC1L
GJ!
今回は繋ぎな感じですね。
この先の展開に期待!
4752nd-251:2006/09/02(土) 21:37:06 ID:Zutbe1wa
ちょうど1年前、誕生日をスレに住人に祝ってもらったのが
キッカケで投稿したんだよなぁ…と、しみじみ回想。

ずっと忙しかったんで何も書けずにいたけど、
また何か書いてみたいっす。
ほんの僅かな時間だったけど、夏コミで藤木先生の
気さくな人柄に触れる事が出来たのも刺激になったし。
まずはネタを考えておくかっ。
476名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 00:29:09 ID:ftJVCiKo
3355氏が成長している件

あと珠カワイソス
477名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 21:29:54 ID:/UT5+8ll
>>476
それは俺も思った
投下する度に上手くなっている

そろそろ佐々次郎の続きが見たい人ノシ

478名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 01:00:34 ID:psxkunrM
ほしゅ
479499:2006/09/06(水) 05:53:29 ID:YcH6GDLT
予告した時期から一週間以上遅れてしまって内容を忘れられてそうですが、
>>355-369
>>399-413
の続きを投下させて頂きます。

こんな時間にアレですが・・・
480499 1/21:2006/09/06(水) 05:55:22 ID:YcH6GDLT

ここで時間を一日巻き戻し、舞台を隣の部屋へと移して・・・

7月6日午後9時頃、森永優の部屋にて。

「・・・では、衣装はやはり・・・エプロンドレスでなくてはいけないのでしょうか・・・」
「そのとーりっ! いい、陽菜ちゃん!?
 相手ははるるん程のスペックをもってしてもあの調子の、最強の朴念仁の我聞くんなのよ!
 彼を誘惑するのに、もはや“やり過ぎ”なんて概念は存在しなーいっ!」
「は、はぁ・・・」
「そうそう! それに陽菜さん、衣装を持ってるだけじゃなくて実際にメイドさんを演じたこともあるし、
 メイドさんプレイにはうってつけですよ!」
「あの・・・プレイ・・・って・・・」

ちょっとした動揺に偶然が重なった結果、GHKの策に見事なまでに嵌められてしまった陽菜は、
仕事を終えた後、優の誘いに従って彼女の部屋を訪れていた。
そこで陽菜は翌日の、我聞の誕生パーティーでの立ち居振舞いについて、
それはもう細かく指導されていたのだが・・・

「い〜い、陽菜ちゃん? 男ってのはね、可愛い女の子にご奉仕されたら喜ばずにはいられない生き物なの。
 学園祭で陽菜ちゃん達の冥土喫茶が流行ったのがいい証拠! どう、わかるでしょう?」
「は、はい・・・確かに・・・それなら、社長にも意識して頂けるかも・・・」

真剣な顔で我聞のことを気にしている陽菜を見て、優と果歩はニンマリと顔を見合わせるが、
それはまだ彼女等の計画のほんの一部に過ぎない。

「じゃあ陽菜ちゃん、次の段階へ進むとしようか」
「え・・・まだ、あるんですか?」
「ふはは! 甘い! 甘いよはるるん! ここまでは、あくまで事前準備よ!」
「そうですよ陽菜さん! 勝負は彼奴めをホームグラウンド、陽菜さんのお部屋に連れ込んでからなのです!」
「え・・・つ、連れ込む・・・です、か・・・」
「そう! そこからが本当の勝負よ! そして勝利の鍵は・・・コ・レ♪」

そう言って、心底楽しそうに優が取り出したモノは・・・

「あ、あの・・・それ・・・」
「そう・・・うふふふふ・・・コレの中身のとおりにやれば、どんなオトコだって一撃必殺間違いなしよ!」
「いえ、その・・・明らかにいかがわしいと言いますか・・・それの中身って、その・・・」

DVDと思われるパッケージに描かれた、裸の男女。
下品な色の文字で散りばめられた卑猥な単語。
極めつけに、“18禁”の文字。
それはつまり、要するに・・・

「あ、あ、アダルトなモノじゃないですかっ!」
「そうよはるるん! オトコをモノにする一番の方法! それは至極単純明快!
 身体を使ってトリコにしちゃえばオッケーなのよ!」
「馬鹿なこと言わないで下さいっ!」

恥ずかしいのもあるが、それ以上に自分がからかわれていると思い込み、陽菜は声を張り上げる。
だが、そんな反応は優も果歩も折込済み。
陽菜の激しい剣幕にも、怯むことなく真っ向から立ち向かい、

「あーら陽菜ちゃん、馬鹿なことなんて心外だわね〜?
 親しい仲の男女が愛を確かめ合うのに、これ以上確実なことは無いと思わない?」
「そうですよ陽菜さん! 桃子みたいなお子様には真似できないことですよ!?」
「そ、それは、なんていうか! その・・・本当に親しくなった後にすること、ですし・・・
 それに、まだ・・・わ、私達・・・いえ、私には早すぎます!」

逆に優と果歩から“ずいっ”と迫られて、やや後ずさりながらも反論を試みる陽菜だったが・・・
481499 2/21:2006/09/06(水) 05:56:27 ID:YcH6GDLT

「ふっふっふ・・・陽菜ちゃん、早すぎるなんて、本当にそうかにゃ〜?」
「そ、そうですよ! 私だって、社長だってまだ高校生です! それなのに、そんなこと・・・」
「じゃあはるるん、ここにある“18禁”の意味、知ってるかな?」
「そ、それくらいは・・・18歳未満は見ちゃいけないっていう・・・私、まだ17ですよ!?」
「ふふ〜ん♪ じゃあ陽菜ちゃん、我聞くんは明日で幾つになるでしょ〜か?」

そう聞かれて、陽菜ははっとしたように目を見開いてから、俯いて言い難そうにぼそぼそと・・・

「じゅ・・・18歳、です・・・」

それを聞いて二悪人はいかにも悪そうな笑みを浮かべると、ここぞとばかりに陽菜を取り囲むように近づいて、

「そういうこと! つまり我聞くん的には全然オッケーな訳よ!
 そして見るのがオッケーなら、当然するのもオッケー!」
「そうですよ! そしてお兄ちゃんは夢に見るほど陽菜さんのことが気になって仕方がないんです!
 もしかしたら、もう既にお兄ちゃん、夢の中で陽菜さんを裸にして、
 あんなことや、こんなこと・・・果てはなんと、あんなことまで!」
「キャー! 果歩ちゃんと我聞くんのエッチー!」
「か、かか、果歩さんっ!? 優さんもっ! な、何を言うんですか! しゃ、社長に限って、そんなこと!」

暴走を始めた二人の話が聞くに堪えず陽菜は真っ赤な顔で止めに入るが、
それで止まるようなこの二人ではない。

「いーやはるるん、それは認識が甘いというものだよ」
「お兄ちゃんに限ってとは言いますけど、お兄ちゃんだって中身は健全な青少年、
 そーいうことしたい真っ盛りなオトコなんですよ?」
「そ、そういうことって・・・で、ですが社長は、その・・・しっかり自制できる方ですし・・・」
「そう、そこよ! 自制できるってことは、つまり我慢しているってこと。 違う?」
「それは・・・」
「だけど発散させない限りそういう欲求は溜まる一方・・・
 満たされない心と身体を抱えたままでは情緒は不安定になるし、集中力だって散漫になる訳よね。
 そうなる前に、我聞くんが抱え込んでいる欲求を満たして、発散させてあげること・・・
 それって、秘書としての役目でもあるんじゃないかにゃ〜?」
「そうそう! 社長と秘書は一心同体! お兄ちゃんの欲求は陽菜さんが解消してあげるのが、
 自然なんじゃないですか!?」

自然どころか暴論もいいところだが、ここに来るまでに散々動揺させられ、
今また更に混乱している陽菜には真っ当な判断力は失われている。
そうでなければ、本来なら凍りつくような視線で二人を沈黙させることなど訳も無いのだが・・・

「ですが・・・本当に、社長は・・・私のことを・・・望まれて、いるのでしょうか・・・」
「もちろんですよ陽菜さん! 家で陽菜さんのことを話してるとき、
 結構本気で楽しそうなんですから! 今までからすればかなり脈ありになってきてるんですから!」
「は、はぁ・・・」
「それに陽菜ちゃん、これは陽菜ちゃんにとってもチャンスなのよ?」
「わ、私に・・・?」
「んむ! 何せ我聞くんはあの性格、不言実行とか何とか言って、
 恥ずかしいことはなかなか口にしなそうだけど、何せ責任感だけは人一倍強い!」
「それは、そうですが・・・それが一体・・・?」
「つまり既成事実さえ作ってしまえば、間違いなく責任をとってくれるってことですよ!」
「ええと・・・既成事実って、その・・・つまり・・・」
「陽菜ちゃんの初めてを我聞くんに捧げさえすれば!」
「お兄ちゃんは間違いなく陽菜さんのモノってことです!」
「――――――っ!」

その言葉の露骨すぎる意味に、真っ赤になった陽菜はただただ絶句するのみ。
だが・・・彼が、我聞が間違いなく自分のモノとなる、という言葉・・・
それは、前提から何から何まで疑わしいことだらけの二人の話の中にあって、
珍しく陽菜にも違和感なく理解できるものであった。
482499 3/21:2006/09/06(水) 05:57:22 ID:YcH6GDLT

彼の性格から考えて、きっとそれは間違いない。
だから、本当に彼が・・・我聞のことが好きならば・・・彼のことが欲しいのなら・・・
それは確かに有効な手段なのかもしれない。
・・・等と考えている間にも・・・

「じゃーそういうことで、始めちゃおうか〜」
「はいっ! さ、陽菜さん、しっかり見て覚えてくださいね〜!」
「え・・・あ、は、はい? ・・・て、えぇえ!?」

果歩と優に左右から挟まれて逃げられないようにされた上で、
目の前のディスプレイでは例のDVDの上映が始まってしまっていた。

「え・・・ええ!? えええっ!? ちょ、ちょっと、優さん!? これ、こんな・・・や・・・」
「・・・・・・わ・・・」
「どう? 折角メイドさんモノを選んできたんだからね〜、しっかりお勉強して、実践に役立てるんだよ〜?」
「じ、実践って、こんな・・・こと・・・」
「・・・・・・・・・」

画面の中では、エプロンドレス姿の女優が、そのご主人という設定らしい男優のズボンを下ろし、
そこから現れた男性のモノを唇と舌で愛撫するという、
こういうモノを見た経験のない陽菜(と果歩)にはある意味刺激の強すぎる展開が繰り広げられていて、
見ているだけでも恥ずかしいのだが・・・陽菜(と果歩)は目が、離せない。

―――やだ・・・うそ・・・男の人の、ものを・・・口で、なんて・・・こんな、こと・・・

「ねぇ陽菜ちゃん、この男優の人、すっごい気持ちよさそうでしょ〜?」
「え・・・あ・・・」
「こんなことされたらね、我聞くんもきっと、気持ちよくってこんな顔、してくれるんじゃないかな〜?」
「しゃ、社長が・・・こんな・・・」

その男優の表情は確かに気持ちよさそうで、そして余りに無防備で・・・

―――社長が、こんな顔を・・・私が、こういうことをしたら・・・本当に・・・?

「だから、しっかり見て、やり方を覚えること! い〜い?」
「あ・・・は、はい・・・」

反論することすら忘れ、陽菜は画面の中の男女にいつの間にか自分と我聞を投影し・・・その姿に、没頭してゆく。
それがどれだけ異常な行為かは充分に認識できているハズなのに、
それで我聞が悦んで・・・気持ちよくなってくれるのかと思うと、目が離せないのだ。
やがて、画面の中で男優が果てて、口の中で放たれたモノを女優が飲み込む場面に至り・・・

「ね、陽菜ちゃん・・・凄いでしょう・・・?」
「は、い・・・でも、こんな・・・こと・・・」
「これがね、男性の喜ぶ本当の“ご奉仕”なのよ?」
「これ、が・・・?」
「そう、普通だったら嫌がって絶対にやらないようなことを、進んでしてあげるの。
 だって、ここまでされて・・・悦ばないオトコはいないんだから・・・ね?」
「は、はい・・・」
「陽菜ちゃん・・・できる? 我聞くんのモノに、ご奉仕できるかしら?」

恥ずかしくて堪らなくて、鼓動はやたら激しくなるし、下腹部はじくじくと妙な疼きに襲われて落ち着かない。
だが・・・既に陽菜は・・・

「できます・・・社長に・・・気持ちよくなって頂けるなら・・・」

優の思惑通りにすっかりその気にさせられたしまったことを自ら告白し、潤んだ目を優に向ける。
その目に微かに宿る淫らな色とある種の決意を見て取って、
優はにやりと微笑むと、陽菜の後ろに回りこんで背中からその身体を包み込むように抱き締める。
483499 4/21:2006/09/06(水) 05:58:11 ID:YcH6GDLT

「えらいわ陽菜ちゃん、じゃあ・・・次は本番だから・・・ちゃーんと、見ていなさい?」
「は・・・い・・・」

やがて優の言葉どおり、女優は四つん這いにされてスカートをめくり上げられ、下着をずり下ろされて、
露わになった秘所に先程口で愛撫していたモノをあてがわれ・・・

「・・・っきゃぁあ!?」

それがじゅぶぶっ、と女優の中に突き込まれると同時に、陽菜が悲鳴のような声を上げる。
はっとして、それまで画面に釘付けだった果歩が真っ赤な顔で振り向いたその先で、
優の手が陽菜の胸と秘所を服の上からまさぐっていた。

「やぁ! ひぁ・・・っ、ゆ、ゆう・・・さんっ! やめ・・・てぇ・・・!」
「んふふー、いいから陽菜ちゃんは画面を見る!」
「そん、な・・・ぁ! だめ、やめて・・・くださ・・・っ!」
「あの女優さんは最初から気持ちよさそうだけど、女の子は初めてのときってすごく痛い思いをするのって、
 陽菜ちゃんも知ってるよね?」
「は・・・ひぁ! で、でもっ、それが・・・これと、なんの・・・関係、がぁ・・・」
「我聞くんは優しいからね、あんまり痛がると途中で止めちゃうかもしれないでしょ〜?
 だ・か・ら♪ こうやってお姉さんがじっくりとほぐしておいてあげるからね〜!
 陽菜ちゃんは画面を見て、どんな風にするのか、しっかり覚えなさ〜い?」
「あん・・・っ、は、ひ・・・っ」

その言葉で納得してしまったのか、疼く身体と心が抑えられないのか、
陽菜はそれ以上反論したりせず、びくびくと身体を震わせながらも言われた通りに画面に目を向ける。
その先で行われている男女の営みや、そして自分の身体をまさぐる優の手にも先程のように我聞の姿を投影し、

「あぁ・・・んく・・・ふぁ・・・あっ! ひ・・・ぁ・・・ん・・・ぅ」

上擦った喘ぎ声を洩らしながら、陽菜はその空想に没頭してゆく・・・

―――社長・・・社長・・・っ、しゃ・・・ちょお・・・!

服の上からの緩慢な愛撫と、想像だけで決して実感することの出来ない画面の中の交わり。
どちらも陽菜の情欲を掻き立てこそすれど、決して満たしてはくれない。
陽菜はただただ喘ぎ、悶え続け・・・彼女の中で芽生えたばかりの淫らな劣情は、際限無く膨らみつづける。

「ひ・・・んっ、あく・・・・・・ぅ・・・っふ・・・ぁ・・・あ・・・」
「陽菜・・・さん・・・」

初めて見るアダルトDVDに思わず釘付けになっていた果歩も、
陽菜の洩らす彼女のものとは思えない艶のかかった喘ぎ声や真っ赤に染まった切なげな顔、
潤みきった瞳に目を奪われて・・・
いつしか画面そっちのけで、陽菜の痴態から目が離せなくなっていた。
それくらいに、その姿は淫らで、そして魅力的だったのだ。
やがて・・・


484499 5/21:2006/09/06(水) 05:59:38 ID:YcH6GDLT

「さーて、じゃあDVDも終わったことだし、そろそろお開きにしよっか〜! ね、陽菜ちゃん?」
「あ・・・は、はい・・・」

そう言って優が身体を離しても、陽菜はしばらくその場で座り込んだままだった。
じっとりと汗をかいた全身をふるふると震わせて、喘ぐような呼吸を整えて・・・
やがてふらり、と立ち上がると覚束なげな足取りでドアへ向かって歩いて行く。
そんな陽菜の背中に・・・

「ねぇはるるん、今日は満足できたかにゃ〜?」
「・・・参考には、なりました・・・ですが・・・満足は・・・その・・・」
「じゃあ、明日はちゃーんと我聞くんを捕まえて、満足させてもらわなきゃ、だね〜♪」

どこまでも楽しげな優の声に、しばらく黙って立ちすくむ陽菜だったが、やがて・・・

「はい・・・」

とだけ答えると靴を履き、

「今日は、ありがとうございました・・・では、失礼します」
「んむ、苦しゅうない! ちゃーんと家でおさらいするのだよ〜!」

そんな優の言葉を背中に受けながら、彼女の部屋を後にした。

「優さん・・・これは・・・」
「んー、どうやら成功のようだね!」
「はい! 陽菜さんのあんなえっちな顔・・・あんな顔で迫られたら、いくらお兄ちゃんだってイチコロですよね!」
「ふっふっふ、それは明日のお楽しみ、だね!
 じゃー明日は集音機でも用意して、二人の記念の声でも永久保存しちゃおうかね♪」
「あ、いいですねそれ! 今度私にも聞かせてください!」
「ふふー、そう言えば果歩りんもDVDにかな〜り興味津々だったみたいだけど、
 なんなら陽菜ちゃんみたく、教育してあげようか〜?」
「え、い、いや! それは結構です! じゃ、じゃあ明日も学校ありますのでこれで! どうもお邪魔しましたっ!」

なんとなく怪しい雰囲気を漂わせ、両手をわきわきとさせながら迫ってくる優から逃げ出すように、
果歩も陽菜に続いて部屋を後にするのだった。


「は・・・ぁ・・・っ」

部屋に戻った陽菜は、火照りきった身体を冷ますべく、温めのシャワーを浴びていた。
身体全体にじっとりと纏わりつく汗を流すのは心地よかったが、
それでも・・・身体の内から滲み出てくる火照りと疼きは、少しも治まってはくれない。

「ん・・・ぅ・・・ぅ」

自分が、この身体が何を欲しているのか・・・もはや悩む余地も無い。
優がしてくれた愛撫よりも、もっとずっと激しいことを・・・あの映像のような行為を・・・あの人に・・・
自分の、秘すべき場所に、あの人のモノを・・・

「あ・・・くぅ・・・んっ・・・ひぁ・・・ぅ・・・しゃ、ちょ・・・お・・・っ」

そう思っただけで身体の疼きはより一層激しくなり、手が自然と、“そこ”へと向かってしまう。
それが不毛なことだとわかっていても、却って切なくなるだけだとわかっていても、指は・・・止まらない。

「あ、あんっ! んぅ・・・っく、あ・・・はぁ・・・! ひぁ・・・しゃちょ・・・っ、しゃちょおっ!」

ざーっ、というシャワーの音とは異質な、くちゅ、ぬちゅ・・・と粘つく水音を響かせながら、陽菜は自らを慰める。
蕩けきった、だがどこまでも物欲しげな、満たされぬ瞳に情欲の色を露わにして、
陽菜は疲れ果てるまで、そこにはいない我聞を求め続けるのだった。
485499 6/21:2006/09/06(水) 06:00:51 ID:YcH6GDLT

そして――――――時間を戻して、今。


陽菜は、求め続けた彼と・・・我聞と一つになろうとしている。
はしたなくも彼の目の前でめくり上げたスカートの下には下着をつけておらず、
じっとりと太腿まで濡れそぼった彼女の秘所を、我聞の目に晒し・・・

「國生さん・・・凄い・・・濡れてる・・・」
「はい・・・社長と、一つになれると思うと・・・私、もう・・・」

スカートの裾を持ち上げたまま、座り込んだ我聞に歩み寄り、彼の腰を跨ぐようにして立ち、
ゆっくりと膝を曲げて、腰を下ろし・・・

「社長・・・私のこと、受け入れてくれますか・・・?」
「こ・・・こく・・・」

これから起こる事を想像してうまく言葉を紡げない我聞に全く遠慮することなく、
濡れそぼった彼女の入り口を、硬くそそり立った彼のモノの先端に近づけて、

「くぅっ!」
「・・・んっ・・・」

ちゅくっ、と。
我聞の先端が陽菜の秘裂に触れたところで、二人は互いに身体をびくんと震わせて、そこで動きは止まり、

「しゃ・・・ちょう・・・っ、私の、はじめて・・・もらって、くれますか・・・?」

蕩けきった陽菜の顔と声。
今夜これまでに体験した、彼女の痴態の数々。
そして今、己の先端に触れる、彼女の秘所の感触。
もはや我聞には、己の情欲を抑えることなど出来なかった。

「ああ・・・國生さんが、そこまで・・・言うなら・・・俺で、よければ・・・」
「・・・はい・・・!」

言葉とは裏腹に期待を隠せない我聞の、そんな表情まで含めて彼の返答と受け取ると、
満面に喜色を浮かべ、陽菜は膝の力を抜いて己の身体を重力に任せて―――

「あ・・・ああ! っく、あ、しゃちょ・・・っ! 入って・・・! んぁああぁあ!」
「うく・・・! こくしょ・・・っ、さ・・・っくぅう!」

陽菜はがくがく震える膝で必死に身体を支えながら、
そそり立つ肉の槍に己を預け、その穂先に少しずつ自分自身を貫かせてゆく。

「ん、ぁ・・・ぁく・・・んぁあ!」

自分の中に我聞のモノが侵入してくる・・・秘裂を押し広げる感触が、
甘過ぎる痺れとなって陽菜の下腹部から全身に広がって行く。
そんな快感に膝が砕けそうになるのをなんとか堪えながら、ゆっくりと腰を下ろし・・・
すぐに我聞の穂先が自分の中の何かに触れるのを感じ、
思わずびくっと身体を震わせて、動きを止める。
それが何なのか、我聞にも想像がついたし、もちろん陽菜にもわかりきっている。
・・・わかりきっているからこそ、陽菜は躊躇うことなく身体の重みをその薄い膜に預け・・・

「っあ・・・あぁあ!? んあ・・・ぁああああっ!」
「く! う、ぐ・・・!?」

めりめりと引き裂かれるような感触を残し自らの意思で純潔を散らした陽菜は、
その勢いを砕けかけの膝で受け止めることが出来ず・・・
486499 7/21:2006/09/06(水) 06:02:24 ID:YcH6GDLT

じゅぶぶぶぶっ!

「や、あぁあ! う、あ―――――――――」
「くぁあっ! こ、國生さ・・・うぅっ!」

我聞の天を衝く肉槍に全体重を預けてしまった陽菜は、その穂先で未通の秘所を最奥まで一気に貫かれてしまう。

「・・・・・・・・・!」

いくらほぐしたと言えど、それはあくまで入り口だけのこと。
そんな、未通の狭すぎる膣の奥の奥まで、明らかにサイズの合わないモノで一気に貫かれる衝撃は、
両足の間から身体を左右に引き裂かれるかと思う程で・・・

「ぁ・・・・・・か・・・は・・・っ」
「こ、國生さん!?」

だが・・・それでも・・・

「は・・・っくぅ! ぅう・・・しゃ、ちょう・・・」
「だ、大丈夫か國生さんっ!」

痛みと衝撃でのけぞらせていた背中をゆっくりと戻すと、心配そうに陽菜の顔を見上げる我聞と目が合う。

「こ、國生さん、無茶するな! とにかく、一旦離れて!」

本当に心配そうに声をかけてくれる我聞の優しさは嬉しかったが、
ここで“一旦”止めてしまったら、少なくとも今夜のうちに“次”があるとは思えなかった。
そして―――息が止まるほど、涙が止まらなくなるほど痛いのに・・・
それでも陽菜は、我聞と離れたくなかった。
だから・・・

「社長・・・私たち・・・今、一つになってるんですよね・・・?」
「え・・・? え、あ、ああ! そ、そうだな、うん・・・って、そんなことより!」
「社長は、私と一つになれて・・・嬉しくありませんか?」
「な!? いや、そんなことは! どっちかっていうと凄く嬉しいけど! って、でもそれよりも・・・」
「私と・・・っ、一つになれて・・・気持ちよく、ありませんか・・・?」
「そ、それも、國生さんの中、こうしているだけで凄い気持ちいいんだが、だが・・・っくぅ!?」

我聞のモノを根元から咥え込んでぎゅっと締め付けてきたり、
陽菜の体温が直に己のモノに伝わってくる感覚は確かに酔い痴れてしまうほどの・・・
先ほどの口と舌を使っての愛撫よりも、更に刺激的なものであった。
だが、明らかに辛そうな陽菜を前にしながら快楽に浸るようなことは出来なかった。
我聞にとってこの現状は、己の凶器が自分を好きだと言ってくれた人を傷つけているとしか思えないからだ。
が・・・

「ちょ、ちょっと、國生さ・・・んっ!?」
「あ・・・っくぅ・・・んん! ん・・・しゃ・・・ちょお・・・っ、こうしたら、いかが・・・ですか・・・?」
「うぁ! ちょ、待って・・・くれ! そんな・・・っう!」

ただ咥えこまれていただけだったモノに、それまでとは明らかに異なる刺激が加えられる。
我聞の腹に置いた手と、ガクガクと揺れる膝で身体を支え直した陽菜が、
少しずつ、ゆっくりと・・・身体を揺らしはじめていた。
その動きに合わせて、きゅううっと締め付ける膣壁が我聞のモノを擦り、
肉襞が絡みつくように蠢きだす。

「ん・・・あくっ! ふ・・・っ、ぁ・・・しゃちょ・・・っ、きもちよく、ありません・・・か・・・ぁ?」
「う・・・っ、く、いや、気持ち、いい、けど・・・! 國生さん、痛く、ないのか・・・?」
「痛い・・・です、でも・・・んぅ! 社長と、繋がってるのが・・・嬉しくて・・・
 ずっと・・・こうなりたかったから・・・だから! もっと、もっと・・・」
487499 8/21:2006/09/06(水) 06:03:49 ID:YcH6GDLT

見下ろすように我聞に向けられた陽菜の表情は、
彼女が動く度に引き攣り、眉をひそめて痛みに耐えている様がありありと見て取れる。
だが・・・それでも紅潮した顔色や、表情全体に漂う蕩けきった淫靡な雰囲気が、
一度は素に戻りかけた我聞の心を再び劣情によって覆いつくしてゆく。

「なぁ、國生さん・・・」
「ふぁ・・・あ、は、い・・・?」
「気持ち、いいのか・・・?」

問い掛ける我聞の表情に、気を使うだけではない・・・興味と、そして欲情の色を見て取って、
陽菜もまた蕩けた笑みを返し、

「ひりひりする・・・んですが、あ・・・っ、なんだか・・・むずむず、してぇ・・・
 まだ、よく・・・わからない、ですが・・・でも、きっとこれ・・・もっと、気持ちよく、なれそうで・・・」

陽菜には、まだその感覚が快感なのかどうか、自覚できていない。
だが、何より彼女は我聞と繋がれたことが嬉しくて、もっと強く、深く交わりたいと、ただそう思っている。
その思いが痛みを凌駕して彼女の身体を動かし、身体もまた反応して・・・

「ね、聞こえる? 國生さんと俺の繋がってるところ・・・すごく、いやらしい音がしてる・・・」
「え・・・あ、は、はい・・・それは・・・」

羞恥など忘れたかのように表情を蕩けさせていた陽菜だったが、
そう言われて今更ながらに恥ずかしそうに眉をひそめる。
我聞の言うように、陽菜が腰を捻るたびに二人の繋がったところから漏れ出してくる
“にゅちっ、ぬちゅっ、ぐちゅ・・・っ”という響きは、
陽菜の膣内から溢れ出した蜜が擦れ合う二人の性器によって掻き混ぜられ、泡立てられる音に違いないのだ。
そんなに、音が立つくらいに蜜を垂れ流していることが我聞に気取られてしまったと思うと、
忘れかけていた羞恥心が急に思い出されてきてしまう。

「國生さん・・・感じてるんだね」
「そ・・・れは、その・・・」

あれだけ積極的に我聞に迫り、身体を動かしていた陽菜が、
我聞にそう言われただけで一気にしおらしくなってしまう。
ただただ我聞が欲しくて、彼に見てもらいたくて必死だった陽菜だが、
いざ、彼女の望む通りに我聞が自分を見てくれた時に、自身でも己が姿を顧みて・・・
そのあまりのはしたなさに、麻痺しかけていた羞恥心が目を醒ましてしまったのだ。

「ん? やっぱり痛いのか?」
「あ、いえ・・・!」

急に動くことを止めてしまった陽菜を気遣うように見上げ、
彼女の表情がすっかり変わってしまったのを見て、我聞もまた陽菜が今更ながらに羞恥に悶えているのを察知する。
だが我聞にはその理由はわからないし、何より・・・
彼女が積極的であろうが消極的であろうが、彼女によって目覚めさせられてしまった情欲は、
今更収まるものではないのだ。

「なぁ、國生さん」
「は、はい・・・?」
「國生さんの中、キツくて、熱くて・・・気持ちいいよ」
「え!? あ、あの・・・私も・・・しゃ・・・社長のが、凄く、熱くて・・・固くて・・・ぇ」

顔が赤いのは相変わらず、だがその表情には受け身な色が少しずつ滲んできて、
その分だけ我聞の嗜虐心が沸き立ってくる。
488499 9/21:2006/09/06(水) 06:05:19 ID:YcH6GDLT

「國生さん・・・俺、もっと國生さんのこと、感じたい・・・」
「あ・・・! は・・・はい・・・」

さっきまでの、我聞を貪るかのような淫らに乱れた笑みからは完全にかけ離れた照れきった顔で答えると、
陽菜は遠慮がちに腰を動かし始める。
初めはゆっくりと、我聞の腰の上で円を描く様に・・・
そして少しずつ、腰を浮かし、下ろし・・・上下の動きを加えて、
くわえ込んだ我聞のモノを擦り、しごきあげる。

「っうぅ! それ・・・すご・・・気持ち、いいよっ!」
「あん! あ・・・ふ、ぅあぁ・・・! わたしもっ! 社長のが、擦れて・・・ぇ・・・っ!
 きもち・・・いい・・・です・・・んぅう!」

長いスカートの裾に隠れているとは言え、我聞の腰に跨って淫らに腰を振るなど、
今の陽菜には顔を覆ってしまいたいくらい恥ずかしい行為なのだが、
例え羞恥心が戻ろうとも、彼女の我聞に対する想いが損なわれたりするような事はない。
どんなに恥ずかしかろうとも・・・そんな気持ちを簡単に覆せるくらいに、
我聞に求められることは陽菜にとって嬉しくて仕方がないことなのだ。
だから陽菜は、未だに消えぬ痛みをまるで感じないかのように動き、
彼女の望み通りに我聞を快楽に酔わせてゆく。

「くぅ・・・こくしょ・・・さんっ! う・・・っく! は・・・あ、く・・・!」

余りに我聞らしからぬ喘ぎ声に、
羞恥で一度は押さえ込まれていた情欲が再び湧き立って、陽菜の動きを加速させる。

「あは・・・しゃちょお・・・っ、そんな、声・・・出されては・・・ぁ、
 あ、んぅ! っく・・・わたし・・・なんだか・・・ぞくぞく、しちゃいます・・・っ!」

上気した顔でそう言いながら、陽菜は腰の上下動をだんだん大きく、激しくして、
我聞の腰の上で跳ねるように身体を躍らせる。

「うく・・・すご・・・っ! 國生さんの、なか・・・キツいのに、めちゃくちゃぬるぬるして・・・
 なんだか、絡み付いてくるみたいで・・・それに、熱くて、気持ち・・・よすぎる・・・!」
「あ、んく! ひ、ぁ・・・っ! そんな、細かく、言わないで・・・くださいっ!」
「でも、ホント・・・っく! こんな・・・気持ちいい、なんて・・・」

挿入直後からのキツい締め付けはそのままに、だがとめどなく溢れる愛蜜のお陰でその感触は滑らかで、
陽菜の身体が上下する度に無数の肉襞に肉茎全体を舐め上げられるような快感に襲われる。

「は・・・ひっ、い・・・ひゃあっ! あ・・・はぁ、ふぁ、んく・・・ぅ! あんっ! ひぅう!」

それは陽菜にしても同じ。
はじめて男性を受け入れたソコは我聞のモノの圧倒的な存在感に支配され、
それがそこにあるだけで息が詰まりそうなくらいだった。
だが、それでも懸命に手足に力を込めて身体を捻り上下に揺さぶると、
くわえ込んだ彼のモノと敏感すぎる膣壁がずるずると擦れあい・・・

「ひゃ・・・ぅあぁ! あう・・・んっ! しゃちょっ! しゃちょぉっ!
 んぅ、あぅう! わた・・・っ! ひあ・・・うぁ・・・!」

そこから生じる甘美な電流が陽菜を痺れさせ、蕩けさせ・・・
二人の交わる音を掻き消す程に上擦り、乱れた喘ぎ声が止まらなくなる。
そんな声や艶に満ちた表情から、
陽菜がもはや痛みを感じていない、もしくは痛みを打ち消す程の快楽に溺れているということは、
我聞にもはっきりとわかる。
何より陽菜の動きは徐々に大きくなり、その分だけ二人の交わりはより一層激しさを増し、
己のモノを包み込み、絡み付いて撫で上げる感触が我聞の射精感を一気に膨れ上がらせる。
489499 10/21:2006/09/06(水) 06:06:47 ID:YcH6GDLT

「っく・・・! こくしょ・・・さん・・・っ!」

だが、いくら射精感が高まろうとも、限界が迫っているとわかっていても、もう一つの欲求が、収まらない。
―――もっと陽菜を貪りたい・・・もっと彼女を味わいたいという、劣情が。

「っくう・・・っ、は・・・あぁ! ひぁ・・・あ、ぅ・・・? え!? っひぁあ!?」

のぼせたように蕩けていた陽菜のあえぎ声が不意に跳ね上がり、
我聞の上で揺れていた身体のリズムが乱れる。

「あ・・・んっ! や、社長っ! あ、うんっ! うぅ、動い・・・て・・・るっ!」
「す、すまん! その、気持ち、よすぎて・・・腰が、勝手に・・・!」

我聞はそう言いながら陽菜を乗せた腰を、彼女が身体下ろすタイミングに合わせて、ぐっと突き上げる。

「んぁあああっ! や、しゃちょ・・・っ! こん、なぁあ!」

硬く張り詰めた肉茎を膣の一番奥まで迎え入れようとする、そのタイミングで“それ”自体がせり上がってきて、
今までとは段違いの荒々しい快感が子宮を貫いて弾け、全身を快楽で痺れさせる。

「ひゃあっ! うぁ、しゃちょ・・・っあぁああ!? すご・・・っ! おく、ひびい、てぇえええ!」

陽菜自身の動きと我聞の突き上げが相乗したような激しすぎる快感に、
膝も腰も、上半身も・・・身体中が悦楽の電流で感電したように震えてしまう。
それでもガクガクと揺れる身体を両手と両膝で支え、我聞の身体に倒れ込みそうなのを必死で堪えながら、
陽菜は一心不乱に腰を揺する。
もはや痛みを感じなくなってしまった身体は更なる快楽を欲したし、
何より我聞と交われているということ、彼も気持ち良いと感じてくれていることが嬉しくて堪らない。

「しゃちょっ! ひぁ! あんっ! ああん! しゃちょっ! しゃちょおっ!」
「っく! 國生さんっ! こく、しょう・・・さんっ!」

じゅぶっ! じゅぶぶっ! ずぶぶっ!
タイミングを合わせてリズム良く二人の身体が動く度に、
スカートで隠れた二人の接合部から蜜の泡立つ卑猥な音が響く。
我聞に跳ね上げられる度に膣を貫く衝撃が脳天まで響いてくるようで、
陽菜はいつ意識が飛んでしまってもおかしくないくらいの快感に晒されていた。
だが、そんな朦朧としかけた陽菜の意識を我聞の声が繋ぎ止める。

「くぁあっ! や、ば・・・こくしょ・・・さんっ! もう、俺・・・また!
 ヤバいから、どいて・・・くれっ! このままじゃ、っく! 中に出しちまう・・・!
 って、ちょ、う、うわぁっ!? こ、國生さんっ!?」

その訴えと逆に、陽菜の腰がより一層激しく跳ね、捻れ、我聞の限界間近のモノを徹底的に弄り上げる。
我聞の身体は目に見えてガクガクと震え、それが肉茎を通じて陽菜にも伝わって、

「ひぁあああ!? しゃちょっ! こんなぁ! すご、わたしっ! おかしくなっちゃぁあ!」
「お、おお俺もっ! やば、っくあああ! ヤバいって、こんな、締め付けられたら・・・っくう!」

そう言いながらも我聞の腰はもう一つの欲求―――陽菜の中に放ちたい、注ぎ込みたい、という衝動に突き動かされ、
もはや彼女の動きも無視してただひたすらに肉槍で陽菜の秘所を突き貫く。
陽菜の身体は貫かれたそこを支点に、台風に煽られる立ち木のごとくグラグラと揺り動かされ、

「っひぁあああっ! もうだめ、もうだめですっ! わた・・・っ、ほんと、だめ、ひぁ、んぁああぁあ!」

髪を振り乱しほとんど泣き声のような嬌声を上げながら、それでも両膝で我聞の腰を挟み込み、
身体の中に芯のように埋め込まれたモノが抜けないようにして・・・
490499 11/21:2006/09/06(水) 06:08:31 ID:YcH6GDLT

「っくうう! も、やば・・・出る! 國生さん・・・っ! 離して、くれないと・・・ほんと、出ちまうっ!」
「は・・・ひっ、わた、し・・・もぉっ! も、ぉ・・・すぐ、だから・・・っふぁああ!
 おねが・・・ですっ! しゃちょ・・・おっ、そのまま、っあぁあ! そのまま、わたしのっ! 中にぃ!」

陽菜の懇願を跳ね除けるにも逆らうにも、
彼女の膣の感触と・・・普段とはかけ離れた声や表情は、余りに淫靡に過ぎて―――

「―――っ! だ、めだ・・・! も・・・うぁ! で・・・る・・・・・・っくぅううう!」

決壊の間際に、限界まで張り詰めた肉茎で思い切り陽菜を突き上げる。

「ひぁあっ! あ、ふぁあ! しゃちょっ! わたし、もぉ! も、ぁ・・・ぁああ!? っひぁああああ!?」

その衝撃が子宮を貫いて脊髄を電撃のように駆け上り、陽菜の意識が真っ白く染まりかけたその刹那――――――

どぶぶっ! びゅくっ! びゅるるるるっ!

「っひ!? あ―――――――――」

陽菜の奥の奥まで突き込まれたモノが爆ぜて、噴火した火山の如く灼熱した濁液を噴き上げる。
まさに達しようとしたその瞬間に、次々と噴き出す熱い粘液の塊に子宮口を叩かれて―――

「―――――――――っあぁああああぁあ!」

強烈過ぎる快感が稲妻の如く全神経を駆け巡り、脳髄まで焼き焦がし・・・
陽菜は雷に打たれたように身体を仰け反らせて硬直させ、甲高い、悲鳴のような嬌声を上げながら、
初めての絶頂に達していた。

「っふ・・・・・・あ・・・は・・・・・・ぁ・・・く・・・ぅ・・・」

やがて、ぴんっと弓のようにしなり突っ張っていた身体がふらり、と揺れたかと思うと、
糸の切れた人形のように崩れ落ち、我聞の胸の上に倒れ込む。

「ひ・・・ぁ・・・あ・・・しゃ、ちょお・・・」
「は・・・ぁ・・・・は・・・っ、はぁ・・・っ、國生・・・さん・・・っ」

荒い息をつきながら呼び合って、互いの顔を確かめ合うように見つめ合い、
そのまま息が整うまで、抱き合ったまま互いの体温を感じあっていた。

「・・・國生さん、その・・・大丈夫か?」
「はい・・・痛くは、ありません・・・」
「そうか、よかった・・・」

やがて、未だ熱に浮かされたような表情で我聞が問い掛ける。
答える陽菜はやはり頬の赤みはそのままだが、満ち足りた表情で彼に身体を預けたまま・・・

「ですが・・・」
「うん?」
「社長の・・・中に、いっぱい・・・出されてしまいました・・・」
「う、す・・・スマン・・・つい・・・」

悪戯っぽく告げる陽菜に、我聞はやや焦った声で答えるが、
陽菜も我聞も、それが事実上の同意の元であることは十分にわかっている。
だからこそ、

「社長・・・この責任・・・取って、下さいますよね?」

と問われれば、
491499 12/21:2006/09/06(水) 06:10:06 ID:YcH6GDLT

「あ、ああ! 当然だ! 男としてきっちり責任は取らせて貰う!」

と、即答する。
その瞬間、望みを叶えた陽菜の心は満たされていたのだった。
だが・・・

「だから・・・國生さん」
「・・・え、は、はい?」
「責任は、取るから・・・今度は俺が―――」
「―――っきゃぁあ!?」

そこまで言って、我聞は陽菜を胸に乗せたまま唐突に身体を起こし、
彼女を床に仰向けに横たえると、そのまま上から組み敷くように覆い被さる。

「しゃ、社長!? な、なにを・・・」
「悪い・・・あんなにえっちな國生さんを見せつけられて・・・一度や二度じゃ、全然治まらないんだ・・・」
「え・・・う、ぁ・・・」

そう言われて、初めて気付く。
我聞に注ぎ込まれて、そのまま中に入ったままのソレは、その時から全く衰えることなく硬いままなのだ。

「や、ま、待ってください! 社長、今、そんな、されたら・・・!」

絶頂を知って、更に敏感になった身体で充分な休みも挟まずに“されて”しまったら、
自分がどれだけ乱れてしまうか、見当もつかない。

「今夜のこと・・・さっきのことも、これからのことも、ちゃんと責任は取るから・・・
 だから國生さんも、俺をこんなに焚き付けた責任・・・取ってくれるよ、な」
「ちょ、ちょっと、だめ、ダメです! あの、せめて、もう少し、休ませ――――――っひゃあ!?」

我聞が腰を引いて、ずるる・・・と硬いままの肉茎を引き抜く、その感覚が陽菜の声を上擦らせる。
満ち足りてしまった陽菜からはさっきまでの貪欲さは消え失せて、
ろくに抵抗すら出来ない、か弱い少女に他ならない。
対する我聞はそんな彼女の痴態を前にして、ずっと抑えていた劣情を解き放ってしまった今、
もはやそれを抑える術をもたなかったし、抑えようとも思わなかった。

こうして、二人の立場は完全に逆転して―――

「っひ! ぁ、やぁあああぁっ!? な、こんな、ふか・・・あぁぁあっ! だめ、しゃちょっ! これだめぇえ!」
「っく・・・は・・・っ、く・・・でも、國生さん・・・凄く、気持ちよさそうな・・・
 えっちな顔、してるよ?」
「ふぁ、んぁあ! そんな、ちが、あぁあ! うそですっ! そんな、ことぉ!」

今度は我聞が陽菜の上になって腰を動かし、彼女自身の淫蜜と我聞の精液とでぐずぐずに蕩けた膣を責め立てる。
勢いこそ今はまだ緩やかだが、陽菜がしていたときよりも腰を大きく動かし、
肉茎の長さを最大限に使って敏感な膣壁を擦り抉る感触に、
陽菜は早くも捕らえられ・・・ただただ喘ぎ悶えるばかりだった。

「しゃちょ・・・っ! だめ、ゆるして、くださ・・・っあぁあ! こんな、はげし、過ぎてぇ!」
「だめ、だよ・・・っ! もう、止まれないし、それに・・・
 こんなもんじゃ、っく・・・! ないから・・・まだまだ、もっと激しくするから・・・!」
「っひぅう!? や! だめ、ほんとダメぇ! こんな、あぁあ!
 はげし、すぎて・・・わたっ、こわれちゃ・・・うぁあっ!」

我聞の言葉通りに抽送は少しずつ勢いを増し、
陽菜の敏感になりすぎている膣を容赦なく掻き回し、溢れる蜜を泡立たせる。
492499 13/21:2006/09/06(水) 06:11:31 ID:YcH6GDLT

「ほら、國生さん・・・見えるだろ?
 俺たちの繋がってるところ、こんなにびしょびしょで・・・
 國生さんが凄く感じてくれてるの、よくわかるよ」
「やぁあっ! そんな、言わないでくださいぃっ! わた、そんなぁあ! ひぅ、んぁあ!」
「それにほら、音だってこんなに」
「そんな・・・そんなの、うくぅ! しらな・・・っひぅ! 知りませんっ!」

さっきまであれだけ自分から積極的に淫らな振る舞いをしていたのが嘘のように、
陽菜は我聞の指摘を必死で否定しようと声を上げる。
だが、その声の合間に彼女自身の口から洩れだすはしたない嬌声こそが、
いかに陽菜が昂ぶり蕩けているのかを雄弁に物語っている。

「は・・・はっ、そんな、恥ずかしがらなくても・・・
 國生さん、さっきまで、あんなにいやらしいこと、自分からしてたのに・・・な?」
「ひゃうっ!? そ、それはぁ! その、あ、ふぁああぁ! や、あぁあ! また、つよ・・・くぅう!」

じゅぶじゅぶと音を立てて我聞の肉茎が秘所を出入りする度に、
蕩けそうな甘美な疼きが子宮を襲い、それが全身に伝わって行く。
このまま、この感覚に溺れ、流されてしまいたい・・・
我聞にもっと気持ちよくしてもらいたい、もっと激しくして欲しい・・・もっと、滅茶苦茶にして欲しい・・・
そんな浅ましい情欲が身体中から湧きあがってくるのを、残された理性が必死で抑えている。
彼に抱かれるのは構わない・・・むしろ嬉しくさえある。
でも、その行為に溺れてしまったら、もうそのことしか考えられなくなってしまうのではないか・・・
そう危惧してしまうくらいに、我聞にされるのは心地よくて・・・甘美だった。

「ひぁあああ! しゃちょ、だめ、やぁああっ! もう、やぁあ!
 わたっ・・・! っふゃああぁ! こわれちゃ・・・っ、おかしく、なっちゃあぁあ!」
「っふ・・・っ、さっきは、あんなに・・・十分、おかしかったのに、なっ!
 裸で、身体を洗ってくれたり、口で・・・してくれたり・・・っ、
 は・・・ぁ・・・っ、あれ、國生さん・・・自分で、考えたの、か?」
「っくぅう! ひぁ! ち、ちがぁ! 違いますっ! あれは、ゆ、優さん、がぁ! おしえて、くださってぇ・・・」

それに興味を引かれたのか、我聞は抽送を心持ち緩めて、

「へ、ぇ・・・優さんが、か・・・そういや、そのメイドさんの格好も、優さんのアイデアなんだっけ?」
「は、はひ・・・っ、そ、うです・・・ぅ、あ、く・・・ぅああ!」
「じゃあ、優さんは俺たちが今、こんなことしてるのも、すっかりお見通し、なのかな・・・?」
「はい・・・ぃ、きっと、そうだと・・・あ、ふぁあ!? 思いま・・・ぁあぁぁあ!?」

そこまで聞いたところで、今度は一気に抽送のペースを上げて・・・

「・・・っふ、そっか・・・優さんに全部バレてると思うと、ちょっと・・・恥ずかしいよな」
「うぁ、んぁああぁ! や、ひゃああ! すみません、ふぁ、あぅう! もうし、わけぇ! ありま、せ、ぇえ!
 おねが、おねがいっ、ですから・・・ぁあ! ゆるし・・・ひ、ゃああぁあ!」

二人の秘め事を優に教えてしまったことを咎めるかのように、
陽菜の謝罪の言葉に耳を傾けることなく、我聞の責めはひたすらに激しくなり―――

「だめ、も、や・・・っうぁあぁあ! やめ、も、だめ、ダメですっ!
 おねが、もぉ・・・ゆるして、くださ・・・ぁあああっ! だめ、いぁ、や・・・あぁあああぁあ!」

我聞のモノを抜き差しされる度に身を捩じらせ、行き過ぎた喜悦に泣き喚くように悶え、
やがて一際甲高い、悲鳴じみた喘ぎ声と共に仰向けに組み敷かれた身体をブリッヂするように仰け反らせて・・・

「うぁ、やぁあぁああ! もうだめ、だめ、しゃちょ、も、うぁ、あぁぁあ! しゃちょおっ!
 おねが、も、ゆるし・・・ぃあぁぁあ! や、だめ、きちゃ・・・あ!? うぁ、あ・・・
 ―――――――――っあぁぁぁぁぁぁぁぁああ!」
493499 14/21:2006/09/06(水) 06:14:44 ID:YcH6GDLT

こうして陽菜は、我聞によって一方的に二度目の絶頂を迎えさせられる。
最初の時に比べれば陽菜自身は全く動いておらず、肉体的な負担は遥かに少ないはずであったが、
激しい抽送と、そこから湧き出した甘い電流のような刺激が彼女の神経を焼き切ってしまったかのようで、
ことを終えた陽菜はひくひくと震えるばかりで動くことも、喘ぎ以外の声を出すことも出来そうにない。

「國生さん、派手にイっちゃったね・・・感じてる時の國生さんも、
 今の・・・ぐったりしてる國生さんも、凄く・・・可愛いよ・・・」
「あ・・・は・・・ひ・・・っ、や・・・ぁ、はずか・・・しい、です・・・」
「ふふ・・・じゃあ國生さん、次は・・・そうだな、どうせ優さんに知られてるなら、
 こっちから報告しちゃおうか」
「・・・え? しゃ、ちょ・・・なに、を・・・っあ、え・・・?」

未だ身体も頭もふらふらと覚束ない陽菜を、我聞は抱え上げるようにして立たせると、
部屋の壁際に彼女を連れてゆき・・・

「優さんの部屋って、確かこっちの隣だったよな?」
「は・・・はい、ですが・・・何を・・・?」
「いやぁ、折角だから優さんに、俺たちがどんな風になったか、実際に聞いてもらおうかな、ってね。
 じゃあ、そこに手をついて・・・そう」

これから何をされるのか、朦朧とした意識では未だに想像もつかず、ただ漠然とした不安を感じつつ・・・
それでも我聞に逆らうことが出来ず、言われるままに壁に手をついて、
不安げに振り返って我聞の様子を窺う。
そんな態度が我聞の嗜虐欲を掻き立てることなど陽菜には想像もつかない。
だが、背後からスカートをめくり上げられ、濡れそぼった秘所を露わにされたところで陽菜もやっと・・・

「や、やだ! 社長! こんな、こんな格好はイヤですっ! や、やめ・・・」

昨晩、優に見せられたDVDの中で、こんな体位でしている場面があり、
陽菜はそれを見て“まるで獣みたい・・・”と感じたのを、思い出す。
その、獣のような体位で、自分がこれから・・・我聞に・・・

「しゃ、社長! お願い、おねがいですっ! 他の、格好でしたら、構いませんから!
 これは、こんな格好は、やめ・・・っや、ひぁ! やぁあ! いやぁあぁああぁあ!」

じゅぶぶぶぶっ、と。
陽菜の懇願を楽しみ、そして嘲笑うようなタイミングで、
我聞は敢えてゆっくりと肉茎を彼女の中へと埋め込んでゆく。

「・・・っひ・・・ぁ・・・かは・・・ぁ・・・ぁあ・・・っ」
「國生さん、もうこんなに震えちゃって・・・挿れられただけでイきそうになっちゃった?」
「ひ・・・っく、ち、ちが・・・ぁぅう・・・そんな、こと・・・ありません・・・っ」
「そう? じゃあ遠慮なく動くとしようかな・・・
 この格好だと、さっきより深くは入らないかもしれないけど、立ってる分だけずっと激しくできるから、な」
「え・・・!? や、ちょ、そんな! 激しくなんて・・・だめ、こわれちゃ・・・ぁあぁあああっ!?」

ずるるっ、と蜜を掻き出しながら肉茎を引き抜いて、
雁首のところまで抜いたところで今度は腰を勢いよく押し進め、
腰と陽菜の尻がぱんっ、とぶつかるまで一気に膣の奥まで突き入れる。

「ひあぁああ! や、だめ、うぁ! んぁああぁあ! しゃちょ、こんな、あぁああ! はげし、や、ふぁあああ!」
「っは・・・っく、國生さんっ、すご・・・さっきより、締まって・・・気持ちいいよっ!」
「そんなぁあっ! しらな、ふぁ、ひゃあああ! これ、これだめぇ! さっきと、ちが、ふぁああ!
 ちがうところがぁ! こすれ、てぇえ! だめ、わた、わたしっ! こんな、やぁああああ!」

前からと後ろからでは当たるところも擦れるところも、絡みつき方も締め付け方も違い、
先程とはまた別の刺激に酔い痴れて、我聞は抑えることも忘れて腰を動かし、陽菜はただただ喘ぎ、悶える。
本来なら尻の肉が邪魔になって深く挿入できないハズの体位も、
全体的に肉付きの薄く華奢な陽菜ゆえに、二人にとっては十分な深さまで突き、擦り、抉ることが出来るのだった。
494499 15/21:2006/09/06(水) 06:20:38 ID:YcH6GDLT

「ふぁ、うあぁああ! しゃちょ、も、だめ、んぁあああっ!」
「は・・・っ、國生さん、すごい、えっちな声・・・それだけ大きければ、ちゃんと優さんにも聞こえてる、かな」
「え、や・・・!? ―――――――――っ! ・・・っ、く・・・ぅ、んぅ・・・! ―――っ!」

身体の内側から激しく責め立ててくる我聞のモノに完全に意識を引き付けられていた陽菜は、
彼の言葉で今の状況を思い出し、慌てて声を抑えようとする。
昨晩も、優から“ほぐす”と言われて散々愛撫され、恥ずかしい声は既に聞かれているのだが、
今の行為は陽菜と我聞の“秘め事”なのだ。
その声を・・・昨晩のそれとは比較にならないくらい激しく、恥ずかしい声を我聞以外の人に聞かれるのは、
いくらなんでも、恥ずかしすぎる。

「ふふ、まだ我慢できるんだね・・・じゃあ、こうしたら・・・どうかな?」
「っひ・・・っ! あく・・・ぅ、あ・・・っ!? ひっ! や、あ―――――――――っあぁああぁあ!」

俯いて必死で声を抑えていた陽菜の背中がガクンと震え、首筋を仰け反らせて甲高い嬌声を放つ。

「ひぁあ! うぁ、んぁあああっ! やめ、しゃちょっ! そこ、そこだめぇええ! いひゃぁああ!」

肉茎がしきりに出入りして蜜を垂れ流す裂け目の、そこから僅かに上の部分にある、
小さな、だが充血してしっかりと存在を示している肉の突起に、我聞の指が触れたのだ。

「うく・・・っ! う、わ・・ここ、本当に感じるんだな・・・一気に、締まりが、強く・・・!」
「だめ、ダメですっ! そこ、はぁああっ! ほんと、ダメ、やめ、てぇええぇ! しゃちょ、や、ひぁあああ!」

指先で軽く、充血したそれをほぐしてやるように優しく押し、撫でるだけで、
陽菜の身体はがくんがくんと揺れ、膣もきゅ、きゅううっ、っと咥え込んだモノを絞りたてるかのように収縮する。
肉襞のひとつひとつがより強く絡みつき、
抽送を激しくすればするほど我聞の射精感は三段飛ばしで高まってくる。
だが、締め付けがキツくなれば締め付けられる方は当然だが、
締め付ける方も、それだけ “締め付けているモノ”をより強く感じずにはいられないのが道理であり・・・

「ひぁああ! ひゃちょっ、しゃちょおっ! そこだめぇ! そんな、弄っちゃ、だめですっ!
 もうっ! もうだめっ! わたっ、ふぁあ! こえっ、おさえられな、あぁあっ! ひぁああっ!」

蜜壷に突き込まれる度に、秘芽を捏ねられ、弄られる度に・・・
際限無く沸いてくる悦楽に陽菜はぐずぐずに煮溶かされて、もはや声を抑えることなど出来ない。
我聞に抽送される度に身も心も絶頂に向けて突き上げられ、陰核を弄ばれて自我は削り取られ、
やがて陽菜は―――

「んぁあ! もうやぁ! しゃちょっ、わたしっ! また、イっちゃ、うぁあ!
 も、だめ、イっちゃ、ひぁ、んぁああぁ! っく、うぁあ! ・・・んぁああぁああぁあああぁっ!」

先ほどと同じように身体を仰け反らせ、一際甲高い声で鳴いて、絶頂を迎えさせられてしまう。
その瞬間に陽菜の膣はきゅううっ、と締まり、我聞も射精寸前まで一気に導かれるが・・・

「っ・・・あ、ぁ・・・・・・ぅ・・・ぁあ・・・・・・ぁ・・・」
「っく・・・おっと・・・國生さん?」

立て続けの絶頂の反動で陽菜は身体を支えられなくなり、
がくがくと膝を揺らして床に崩れ落ちそうになるのを我聞が慌てて抱え上げる。

「大丈夫?」

倒れかけた拍子に陽菜を貫いていたモノは抜けてしまったが、
それよりも彼女の様子が気になって、抱き上げた陽菜の顔をこちらに向けさせて・・・

「うぁ・・・・・・は、い・・・・・・もう、からだ・・・ちから、はいらなくて・・・ぇ・・・」
495499:2006/09/06(水) 06:44:51 ID:N1a4rDT6
携帯から・・・
すみません、連投規制にひっかかりました。
容量的に新スレも立てなきゃなので、
誰も投下などされる方がいないようでしたら今晩帰宅してからスレ立てして、
続きはそちらに投下させて頂こうかと思います。
もし投下される方がいらっしゃいましたら、
お手数ですがスレ立てお願い致します。
では、半端なところで途切れて申し訳ありませんが一旦失礼します。
496499:2006/09/06(水) 20:59:46 ID:YcH6GDLT
新スレ立てました。

【こわしや我聞】藤木俊作品全般でエロパロ7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157543897/

バタバタですみませんが、続きは新スレの方に投下させて頂きます。
497名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:17:55 ID:JCZSmycL
スレたて乙
498名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 17:51:14 ID:kuFxEUH9
埋め
499名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:56:12 ID:vZcIzuHX
もう埋めの時期?ならば言おう。
俺は、珠たんのエロSS読みたい―――!!!!
500名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 10:33:52 ID:yLPYwd/C
埋める時期か……本スレは落ちちゃったのか?
501499:2006/09/10(日) 11:18:47 ID:ZPj+IYab
502名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 11:22:16 ID:ZPj+IYab
すみません上のミスです(汗

>>500
週漫板の本スレは連載終了後にスレ住人で相談して、
スレが埋まった後は女性キャラ萌えスレに移行してますねー
ちなみにこちらです。

【こわしや我聞】藤木俊作品 女性キャラ萌えスレ9【劇団SAKURA】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1141140625/
503名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 15:30:23 ID:Za0GSoMl
>>502
感謝。いや、週漫板から移行してたのは知ってたんだ
でもいつもやってる2ちゃんねる検索の一覧に出なかったもんだから、そっちもてっきり落ちたのかと
「我聞」で検索してたんだがなー・・・・・・
504499 1/5:2006/09/10(日) 20:49:17 ID:ZPj+IYab
埋めネタということで、
>>499のリクエストに沿っているのかいないのか・・・
ともかく珠でエロです




「はぁ・・・はぁ・・・ん・・・っ、く・・・、ん・・・く・・・・・・っ」

いつもの元気な表情とは打って変わって、切なげに眉をひそめながら、
少女はは机の縁にぐりぐりと腰を押し付けて上擦った声を上げていた。
何故かは知らないが、ここをこうするととても気持ちがいいのだ。
そのことを知ってしまってから、彼女は毎日、家族の目を盗んでこの行為に耽っていた。
・・・なんとなく、これは人に見られてはいけないような気がしていたから。

だが、夢中になっている少女は気付かない。
扉の影で、その行為を見てしまった者がいたことに。


そして、その晩。

「・・・・・・と言うワケなんだが・・・もしかして珠のやつ、病気か何かなんだろうか?」
「あー・・・・・・・・・」

夕飯の後片付けをしている最中に兄からそんな相談を持ちかけられて、果歩は非常に悩ましい思いをしていた。
我聞は何がなんだか全く理解できていないようだが、果歩は珠が何をしていたのか聞いてすぐに理解できた。
あの珠も女の子らしいところが出てきたんだな、とちょっと嬉しくも思うし、
家族とは言え異性である兄に何をしていたか悟られていなかったのは珠にとって幸いだったとも思える。
が、この朴念仁はホントにそんなことにも気付けないのか、とちょっと呆れてみたり、
GHKとしてのこれからの苦労を思うとうんざりしたりもするのだが、
それはともかくとして・・・

「わ、わかった、珠のことは私に心当たりもあるし、なんとかするから!
 だからいい? お兄ちゃんはこのこと、絶対に誰にも言っちゃダメ! いい、絶対だからね!」
「お、おお、わかった。 じゃあ頼んだぞ!」

女性としてのデリケートな部分を妹に教えるのは姉としての責務だし、
それ以上に・・・あの腕白な珠が一体どんな表情で、どんな声で“そんなコト”をしていたのか・・・
正直、ちょっとだけ興味もあった・・・

そして夜も更けて、小学生はそろそろお休みの時間・・・

「ねぇ、なぁに?」

いつもは斗馬と居間で寝ている珠だったが、今夜は果歩に部屋へと呼ばれ、パジャマ姿でやってきたのである。

「ん〜、ちょっと話があってね、まぁいいからこっちに来なさい」

果歩にそう言われて、ちょっとだけ不思議そうにしながらも言われるままに布団の上に腰を降ろす。

「話ってなにー?」
「うん、今日の昼間なんだけど・・・珠、机のところでナニしてた?」
「え・・・!」

ちょっと眠そうにとろんとしていた珠の目が一気に見開かれて、頬がかぁっと赤くなる。
505499 2/5:2006/09/10(日) 20:50:50 ID:ZPj+IYab

「べ、別に・・・何もしてないよ・・・」
「あら、恥ずかしがらなくてもいいわよ? 女の子がああいうことするの、別におかしいことじゃないんだから」
「え、そうなの?」

意外そうに、だけど少し安心したように聞き返してくる珠につぃ、と身体を寄せて・・・

「でも、そういうのはあまり人に見られちゃイケナイことだからね・・・
 そこんとこ、今夜はみっちり教えてあげるから、ね・・・」
「あ・・・う、うん」

耳元でそう囁かれて、珠は思わず身を硬くしながら絡み付いてくる果歩の腕に為す術もなく身を任せる。

「ね、珠・・・どうしてあんなこと、思いついたの?」
「え、あ、うん・・・この前、木登りしてて・・・枝に跨ってたら、なんだか、足の間が、
 ちょっと・・・ジンジンして・・・ちょっとだけ、気持ち、よくって・・・」
「ふぅん・・・それでアソコを机の縁にぐりぐりしてたのねー」
「う・・・うん・・・」

恥ずかしげに俯く珠を抱いていると、自分まで“そんな”気分になってしまいそうなのを抑えながら、

「でも、それじゃあすぐに物足りなくなっちゃうと思うから・・・ちゃんとしたやり方、教えてあげるわ」
「ん・・・うん」
「まずは、綺麗に手を洗うこと・・・珠はお風呂から上がったばかりよね?」
「うん」
「じゃあいいわ、でも・・・最初だから、私がしてあげるわね」
「え、う、うん・・・んぁっ!?」

果歩の手がするり、とパジャマの中にもぐりこむと、頷くばかりだった珠の声が上擦ってぴくんと身体が揺れる。
侵入してきた手は真っ直ぐに珠の股間にあてがわれ・・・

「ひゃ、ん・・・! ねえ、ちゃ・・・!」
「んふ・・・気持ちいいでしょー?」
「ん・・・く・・・ぅ」

しゅ・・・しゅる、と・・・下着の上から秘裂に指を擦りつける。
初めて体験する他人の手による愛撫に、珠は普段の腕白さからは想像もつかないような切なげな声を洩らし、
そんな声を聞いて果歩は自分までゾクゾクと昂ぶってくるのを感じながら・・・

「ね、珠・・・気持ちいい・・・?」
「ん、ぁ・・・ひぁ・・・う、ぅん・・・」
「あら、まだちょっと物足りなさそうな感じかしら」
「え・・・、や、そんなこと、ない、よぉ・・・」
「そうよねぇ、机の縁にぐりぐり押し付けてたくらいだから、こんなんじゃ足りないわよね〜?」
「ち、ちがうよぉ、ぐりぐり、なんて・・・っふわぁ!?」
「こうしたら足りるかしら?」
「ひゃ、ぁあっ! ねえ、ちゃ・・・あ、んぅうう!」

果歩の指が触れていた下着の生地をずらし、幼い秘唇を直に撫ではじめると珠の声は一気に跳ね上がり・・・

「んふ・・・珠のココ、まだぴっちり閉じてるわね・・・まだ生えてなくてツルツルしてるし・・・
 ね、どう? 直に触られると、気持ちいいでしょ?」
「ん、んんっ! うん、きもち、い、ひぁあっ! ねえちゃ、あ、ふゃあっ!」
「さっきも言ったけど、指で触るときはちゃーんと手を綺麗にしてからね?
 ここはデリケートで大事なところだからね〜?」
「う、うん、んん! んぁ、ひぅ・・・んんんっ」
「こうやって・・・筋の回りを撫でてみたり、筋を優しくなぞってあげたり・・・やさしく、ね?
 それで、解れてきたら少しだけ指を中に入れるともっとイイんだけど・・・
 気持ち良いからって乱暴にしちゃダメよ〜?」
「んぁ、あ、ふわぁ! わ、わかった、から・・・ぁ、ねえちゃ・・・も、いい、から、あとは、自分、で・・・ぇ」
506499 3/5:2006/09/10(日) 20:53:05 ID:ZPj+IYab

びくびくと震える程に感じだした珠は、そんな自分を見られるのが恥ずかしくなったのか、
果歩の手を逃れようとモゾモゾともがき始める。
だが、そんな仕草に悪戯心をくすぐられて、果歩の意図は次第に当初の目的からかけ離れ・・・

「あら、まだよ? もーっと教えなくちゃいけないこコト、あるんだからね〜♪」

珠の肩を抱くようにしていた左手でパジャマのボタンを外すと、まだほとんど膨らんでいない胸に指を這わせ・・・

「っあ! ひぁ・・・や、そこ・・・ひりひり、して・・・んあっ」
「うふふ・・・でも、おっぱいの先っぽ・・・ちょっと気持ちいいでしょう?
 こうやって指先で撫でたり、優しく摘んで・・・くりくりしたり・・・」
「ひゃっ! ふぁ、あ・・・やめ、ねえちゃ・・・ぁあん!」

珠の声は上擦る一方で、すっかり上気した表情は幼いながらも少しずつ艶を帯びているように見える。
そして、変化を見せたのは表情だけでなく・・・

「・・・あら、珠・・・あんた、濡れてきてるわね・・・」
「へ・・・? 濡れて・・・って、ひゃ、ふぁ・・・」
「ほら、ここ・・・わかる? だんだん濡れて・・・ぬるぬるして来てるの」
「や、ふぁ・・・お、おしっこ・・・でちゃ・・・った、の?」
「ふふ、大丈夫・・・違うわよ」

お漏らししてしまったと勘違いしたのか、恥ずかしくて泣きそうな珠の目の前にソコを弄っていた指を掲げると、
指先でその液体を捏ねて、糸を引かせて見せる。

「ほら、おしっこじゃないわ。 もっとぬるぬるして、ねとねとしてるの・・・ね?」
「う、うん・・・ホントだ」
「これはね、愛液って言って・・・女の子がえっちな気持ちになると、アソコから染み出してくるものなの。
 お漏らしじゃないし、女の子はこういう事するとみんなこうなるものなんだから、気にしなくてもいいわよ?」
「ホント? ねえちゃんも、なるの・・・?」
「え、あ・・・そ、そうね・・・た、たまには、ね・・・」

思わぬところで恥ずかしいことを言わされて、一瞬たじろいでしまうが、
すぐに当初から逸れてしまった目的を思い出し、

「じゃ、じゃあそういうことで、折角えっちな気分になってきたんだし、
 もっと気持ちのいいトコロ、教えてあげるわ♪」
「ふぇ、もっと、って・・・あ、ひゃっ! は・・・んく・・・ぅ」

じわじわと濡れてきた珠の秘所に再び指をあてがい、指先に蜜に絡めながら割れ目をほぐすように撫で擦る。
くにゅ、くちゅ、と二本の指を躍らせて、珠に切なげな声を上げさせつつ、
親指で割れ目よりやや上のところにある、小さな膨らみに狙いをつけて、そこをちょんっ、と突付くと・・・

「ひゃわあっ!」

びくんっ、と珠の身体が跳ねる。
507499 4/5

「ね、ねえちゃっ! そこ、や、ひぁあっ! やめ、ぅあ、ふわぁっ!」
「ほら、ここ、凄く感じるでしょ〜? ここはクリトリスって言ってね、
 えっちな気分になると膨らんでくるんだけど・・・物凄い敏感だから、触るときは優しく、ね?」
「ひゃっ! わかっ! わかったからぁ! ねえちゃ、もっと、やさし・・・くっ! ふぁ、んぁああ!」

言葉とは裏腹に珠の小さいながらもしっかりと膨らんだソレをちょん、ちょんっ、と立て続けに容赦なく突付き、
妹をひたすら追い詰めて・・・

「じゃあ珠、もう限界みたいだから・・・これで許してあげるわ」
「ひゃ、あ・・・・・・ふ、ぁ・・・ぅう・・・もう、ねえちゃんの、ばかぁ・・・」

果歩の指が止まり、珠はふるふると震えながら意地悪な姉に抗議の声を上げるが、
それに答えるかのように・・・

「えいっ♪」
「っひゃあああっ!?」

さんざん苛め抜かれた秘芽をきゅっと摘まれて、
珠は甲高い叫び声と共に一瞬だけ意識を飛ばされてしまうのであった。


「ふふふ、どう? 気持ちよかったでしょ〜? これがね、イくってことなのよ?
 ・・・って、聞こえてる? あれ? 珠・・・?」

ガクガクと痙攣するように身体を揺らし、自分の身体に寄りかかるようにして倒れ込んだ妹の反応が無く、
心配になってうろたえかけた果歩は、次の瞬間―――

「っきゃあっ!? な、た、珠!? ちょっとなにすんの―――って、や、ちょっとー!?」
「ふっふっふー! 今度はわたしの番だからねー!」

一方的にやられてしまったのが気に入らなかったのか、
珠は姉の隙を突いて布団の上にひっくり返すとおもむろにのしかかり、
覚えたばかりの知識を総動員して反撃に出る。

「ちょ、待ちなさい珠! わ、私は自分でできるから、ちょ、や、ひぁあ!?」

年上ではあるものの、修行三昧の珠に対して果歩は体力的に余りにも無力で、
のしかかる妹を押し返すこともままならず・・・

「あ、ホントだー! ねえちゃんのここも濡れてるー! ねえちゃんもえっちな気分になってたんだね〜」
「や、ちが、違うから、ちょ、ひぅう! やめ! あ、んぁああぁっ! そこ、ダメ――――――!」

こうして姉妹は甲高い声を上げながら、夜更けまで揉み合っているのだった。








すみません、これで多分埋まっちゃいますんで、ラストは次すれに・・・(汗