まほらば〜鳴滝荘のまろやかな十二時〜

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952毬藻万:2006/06/14(水) 07:24:09 ID:MCcHlUOX
できれば今度、部長さんの話を書いて欲しいです。
953毬藻万:2006/06/14(水) 07:24:54 ID:MCcHlUOX
できれば今度、部長さんの話を書いて欲しいです。
954浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/14(水) 10:43:20 ID:Y53+qN9t
923 :浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/12(月) 14:49:00 ID:Dlp85qEk0
鳴滝荘の住人たちがオンラインRPGやるとどんな感じになるのかなあ?


924 :作者の都合により名無しです :2006/06/12(月) 16:48:43 ID:zr20ZCBw0
梢の持ちキャラが5人なのはデフォですね


925 :作者の都合により名無しです :2006/06/12(月) 17:06:57 ID:aCeohLqb0
ブレーカーが落ちるw

エアコンが食堂にしかないような建物だからな


926 :作者の都合により名無しです :2006/06/12(月) 17:21:09 ID:D7UKil29O
>>923
梢タソ:プリ 早紀タソ:チャンピオン 魚子タソ:スパノビ 千百合タソ:ダンサー 棗タソ:転生マジ
白鳥君:クラウン 朝美タソ:スナイパー 沙夜子さん:ジプシー 桃さん:プロフェッサー 珠実:廃WIZ バラさん:ロードナイト ジョニー:ペット
という感じで作ったRO廃人の俺が来ましたよ
955名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 17:11:04 ID:saomZqcq
もういいよ、来なくて
956名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 18:24:29 ID:KzQYKxyo
ウッザいのふえたねー
957名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 23:05:26 ID:q28cmhzZ
類は友を呼ぶ…
958名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 23:50:54 ID:J3I3Ka5w
っ専ブラによるNG指定
心が平穏に保たれるよ
959名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 00:11:29 ID:4gF44Jtr
ま、NG指定しやすいようにコテトリつけてくれてるんだし、
気に入らなければスルーで桶。
960浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/16(金) 01:47:31 ID:Vx7TVpO0
虐待が受け継がれていないかどうかが一番気になるところ

その辺にスポット当てたSS希望
961名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 09:39:59 ID:7FfVunhV
他人の幸せが自分の幸せである梢ちゃんは、ずっと子供たちを可愛がりましたとさ。おしまい。

本スレでもつっこんでやったが、他人の不幸を自分の幸福の尺度にしか考えない、
相手が例えマンガや小説のキャラであろうと、自己同一化や自己投影、感情移入といった、
他人の視点、他人の立場になって考えることのできないような想像性に欠けた人間に小説を書くのは無理。
まして予め性格づけされているキャラを描く二次創作なんて絶対に無理。
自己投影した自分の分身であるオリキャラでただ他キャラを見ているだけの、
心の動きを表現できていないSSなんかを面白がる人間はいないよ。
962じゃ、ご希望に添えるか:2006/06/16(金) 22:14:49 ID:GAlJSQID
僕の名前は白鳥隆士
未熟だった僕も今では立派な絵本作家。
愛する梢ちゃんと4人の娘達との幸せな生活を送っている。
これはそんなある日、唐突に訪れた不幸の話

あなたが白鳥隆士さんですね?
その男はそう僕に声をかけてきた
僕も今は絵本作家。自分で言うのも何だけど、ファンが出来てもおかしく無いと思っていた
はい、そうですけど
だから、そう返事をしてしまった。
男は浜谷太一と名乗った。
彼はこの近辺に住んでると言った
そして、執拗に梢ちゃんのことを聞いてきた。
どうしてそんなことを聞くんですか?
彼は梢ちゃんが過去に虐待を受けていたと言った
何故その様なことを知っていたのか、そんなことはどうでもいい
例えそうであったとしても梢ちゃんは梢ちゃんだ。
過去は関係ない大切なのは今だから。

だけど、虐待は受け継がれると言いますからね
そう言い浜谷と名乗る男は歪んだ笑みを浮かべた
悪寒を覚えた。この男の言うことにではなく
この男の歪な笑みに悪寒を覚えた。
だから、僕は話を打ち切った。
そのまま男を無視して鳴滝荘に帰った

それから数日、浜谷は度々僕の目の前に現れた
それが僕に対するのものならまだいい。
しかし、あまつさえ、娘達の前にも現れていた
君たちのお母さんはね。子供のときにおじいちゃんに虐められてたんだよ
それを語る男は酷く幸せそうだった。
例えようが無く怖かった
他人の不幸を自らの幸せのように語るこの男が。
娘を連れてすぐさま家に帰った。
そして迷わず警察に通報した。
警察の対応は素早かった
浜谷は過去にも同じ様な事をしていたらしく、すぐに逮捕された
その後、警察から聞いた話によると彼は重度の精神障害者らしい
現在は隔離病棟にて治療を受けているらしい
彼は自らより不幸な人間がいると言うこと実感して幸福を得ようとします。
  しかし、それは自分の弱さを認められない幼さを残す成人のする行為です
担当医はこうコメントした
僕は、ここにきて初めて、人の闇というものを見た。
……そんな気がした
963名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:23:37 ID:9zXLoqpV
GJか乙か判断しがたい。
こうなっても文句言えないな
964名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:28:29 ID:K7s0DZbU
まぁ、ある意味GJってことで
965名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:52:53 ID:GAlJSQID
そう言う普通のSSとして書いたわけではないので評価はいらないです
そして当然、保管庫には載せないでください
966名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:56:52 ID:7FfVunhV
白鳥キュンなら、まずは相手の心を正しい方へ導こうとするよ。
そしてそれが叶わないと知ったら、きっとその可哀想な人のために泣いてくれるよ。
967浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/16(金) 22:59:52 ID:Vx7TVpO0
>>965
だったら尚更こうします

http://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0037.txt
968名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 23:23:45 ID:GRMdNR2M
自分がうpしたのすら消されたことを忘れたか。つか人のをうpんなハゲ
969名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 23:38:12 ID:7FfVunhV
他人のSSを勝手にうpるってすげーな。
どういう育ちをしたらそんな自分勝手なマネができるのか素で聞いてみたい。
970名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 23:38:52 ID:7FfVunhV
あ、やべ、もう反応しないつもりだったのに、あまりに非常識すぎて突っ込んじゃった。
971ヘブン:2006/06/17(土) 00:11:46 ID:pCoHua/n
カッとなって書いた。今は反省してる。
私がヘブンとして言いたいことは、あなたがしていることはこんなことなんですよ、ということ。
まほらばの世界に他人の不幸は蜜の味なんていらないと言うこと。
スレ汚し失礼
972名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 00:27:07 ID:8Ny3BnPK
ピストルを御するには大砲で。仕方が無いことですよ
973名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 07:21:36 ID:7ZQEsGzy
>>972
ホントはまずは話し合いたいとこだがな。
赤十字キャンプに毒ガス撒きそうな存在では無理か。
974めっさー:2006/06/17(土) 14:49:04 ID:7A/801gm
短い作品ですが、新作できたのでうpします。
タイトルは「はっぴぃうぇでぃんぐ」です。

「あ・・・隆士くん?」
学校から帰ってきて玄関で靴を脱いでいた隆士を出迎えたのは髪をツインテールに結んだ
青葉梢―――紺野棗―――だった。
「あ、棗ちゃん?久しぶりだね。」
「・・・こんにちわ・・・かも。」
棗の頭の頂点からぽんっと花が出てくる。
(いつも思うんだけど、その花どこから出てくるんだろう・・・?)
隆士がちょっと呆気に取られていると、通路の向こうから足音が近づいてきた。
「桃さん、なっちんこっちにいたですよ〜。早く早く〜。」
「ぬおぉっ、そっちにいたか。待て待て待てぇーっ!」
「・・・・・」
無言で隆士の背中に隠れる棗。ほどなくして、酒瓶を抱えた桃乃とカメラを抱えた珠実が
やって来た。
「あら白鳥クンお帰りなさい。さあ、背中のなっちんをこっちに引き渡しなさい!」
「ち、ちょっと、事情が飲み込めないんですが・・・・」
「なっちん歓迎パーティを開いてたんですけど、なっちん逃げ出しちゃったんですよ〜。」
「いつもどうりハイテンションで棗ちゃんに迫っちゃったんでしょう。まだ棗ちゃん皆さんに
 慣れてないんですから、驚いて逃げちゃいますよ。」
「そんな事言ってたらいつまでたっても仲良しになんてなれないわよ。トライ&アゲインが
 大切なのよ。さあ、なっちんをこっちに引き渡しなさい!」
「ああ言ってるけど、どうする棗ちゃ―――」
そう言いながら振り返ると、棗の体から閃光と煙が出始めていた。
光は一瞬の内に広がり、煙の爆音とともに棗の姿は跡形も無くなっていた。
「あらー・・・いつ見ても見事な手品ねー。」
「手品を通り越してイリュージョンですね・・・。」
「・・・って、呆けてる暇はないんだ。皆、手分けして探すわよ!
 私は向こう、お珠はあっち、白鳥クンはこっちね!」
「皆って。僕も入ってるんですか?」
「当然でしょう!、じゃあ皆しっかりね、頼んだわよ。」
そう言って桃乃達は3つ手に別れた。
その様子をドア越しに様子見する棗。
975めっさー:2006/06/17(土) 14:49:39 ID:7A/801gm
とりあえずテレポーテーションして飛び込んだ部屋は真っ暗な部屋だった。
何か布のような物が大量に並んでいるようだった。
(・・・何なの・・この部屋は・・かも・・・)
このまま隠れているなら部屋は暗い方が良いのだが、この部屋がどんな部屋なのか知りたい
好奇心の方が勝った。部屋の明かりのスイッチまで移動し、スイッチをONにする。
明かりに照らされ、現れた光景は―――
(・・・・・・)
様々な服が衣装ハンガーに掛けられている部屋だった。
チアガール、巫女服、ウェイトレス、メイド服、本当に何でもある。
様々な服が着られるのをひっそりと待っているようだった。
(・・・・・・)
服に誘われるように部屋の奥に誘われる棗。その奥にひっそりと鎮座している服を見たとき、
棗は衝撃を覚えた。
(・・・・・・!!)
そして、その服を着てみたいという衝動を抑える事はできなかった。
976めっさー:2006/06/17(土) 14:50:23 ID:7A/801gm
(棗ちゃん、ホント何処行っちゃったのかな・・・?)
隆士は自分に割り当てられたエリアを一通り探索し終わったが、棗を見つける事はできなかった。
一旦桃乃達と合流しようか・・・そう思たとき、その部屋の異変に気付いた。
閉まっていた扉が開いていて、そこから明かりが漏れてる。
(あれ、この部屋、閉まってたはず・・・)
ここにいるのかもしれないと思った隆士は、部屋をノックしてから入る事にした。
「棗ちゃん。入るよー。」
扉を開けて目に入った光景は、様々な服がズラッとならんだ光景。そしてその部屋の奥には―――
「・・・隆士・・・くん・・?」
純白のウェディング・ドレスに身を包んだ棗だった。
「棗・・・・ちゃん?」
その姿に一瞬我を忘れて呆ける隆士。純白のドレスとブーケに身を包んだ棗は、一瞬我を忘れる
程美しかった。
「どうしたの・・・その格好・・・?」
「この部屋に・・・この服があって・・・。」
ドレスの裾を持ち、ひらり、と一回転する棗。そのすがたも一厘の百合のように美しい。
「隆士くん・・・こっち来て・・」
「うん・・・」
誘われるままにそばに寄る隆士。
「綺麗だよ・・棗ちゃん。」
「・・・ありがとう・・かも。」
そのまま、ほうっ、と笑みを溢す棗。
「今度この服を着る時は・・・隆士くんと・・・・」
もじもじと身を潜める棗。言い辛そうだが、勇気を持ってしぼり出す。
「・・・隆士くんと・・・結婚する時がいい・・・・かも。」
「棗ちゃん・・・・。」
そのままブーケを持ち上げて、ゆっくりと唇を寄せる二人。
あと少しで重なるという時―――
「棗ちゃん、こんな所にいたのねーっ!!」
桃乃と珠実が部屋の中に入って来た。
「ッ!!」
再び閃光と爆音と煙に包まれる。すべてが過ぎ去った時、棗の姿は何処にも無かった。
「あーっ、白鳥さん、なっちんと何しようとしてたんですかーっ!!」
ぶりぶり怒る珠実。
「あはは・・・ちょっと、ね。」
「まぁまぁ珠ちゃん、あの二人にも色々あるのよ。」
後ろから珠実の頭をぐりぐり撫でて諌める桃乃。


その後、その一日は棗ちゃんが姿を現す事はありませんでした。
でも、今度こそ、きっとね、棗ちゃん。
977めっさー:2006/06/17(土) 14:52:20 ID:7A/801gm
終りです。最近ネタを出すのがどんどん辛くなってきてます。
私の才能の限界なんですかねぇ・・・?
978浜谷太一 ◇yl1SBmcic:2006/06/17(土) 14:53:37 ID:Bw06xshL
Soul Change の続編みたいなあ
979名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 15:53:27 ID:rPOS/wcQ
>>977
GJ!
なっちんのウエディングドレスか。
どんなんなんだろ

>>978
浜谷は荒らしなので無視していいですよ代行人さん。
980ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/06/17(土) 18:13:18 ID:IPmf8W6/
>>977
GJ
それを言えば私もネタを出せないでいます
書けないなんて情けないなぁ・・・

とりあえずろだのは削除しました、と
981名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 18:19:50 ID:KWADfo2W
GJ!だけど紺野棗として着ることが無いと思うとセツナス

細かいけど
「青葉」→「蒼葉」
「どうり」→「どおり」だよ
982浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/17(土) 23:10:41 ID:BqcNJ/Ij
>>971
ウソだ!
あなたはヘブンさんじゃない!
へブンさんは、トリップをつけて発言する上に
僕の名前をNGワードに指定しているから僕が何を発言したかわからないはずだ!
983浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/17(土) 23:50:50 ID:BqcNJ/Ij
ふと思ったんだが
もしも、鳴滝荘に白鳥隆士の代わりに「ドーベルマン刑事」みたいな人物が現れていたら
鳴滝荘はどうなっていたのだろうか?

僕には想像出来ません
984浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 00:41:09 ID:uONRJpjS
そういえば「ドーベルマン刑事」知らない可能性のある人物もこのスレにはいるんですよね

わからない方はこちらを
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%88%91%E4%BA%8B
985名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 00:52:38 ID:wqhbDlsd
>とりあえずテレポーテーションして飛び込んだ部屋は真っ暗な部屋だった
壁の中にワープしたかと思った・・・
986名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 00:59:31 ID:LsTHZwbM
>>981
安心しろ十数年後には白鳥棗が着てくれるハズだ。
そん時は白鳥君や梢ちゃんより珠が大泣きしてそうだw
987名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 22:27:42 ID:045ak4uy
>>977
GJ!
半月ほどで5,6作品も投稿すればネタが切れるのは当然かと。
むしろこれだけ投稿が続いたのはすごいというか。
なにはともあれ次回作も期待してる。
988ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/06/18(日) 22:55:51 ID:G8Imk58M
ここで合計23本の俺が短いヤツを投下。久しぶりにShort Short Shortシリーズです。(本当に久しぶりな気がする。半年振り?)
それではっ
989ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/06/18(日) 22:56:29 ID:G8Imk58M
あめふって あめやんで にじがでて

その日は雨が降っていた。
学校の帰り、降りた駅のホームで、僕は溜息をついた。
「雨かぁ………」
生憎、今日は傘を持って来ていない。
通り雨なら良いんだけど、なにやら長引きそうだ。
仕方ない、走るか。
そう決めて、駅のホームを出ようとした時だった。

「白鳥さーん」

少し離れたところから、梢ちゃんの声が聞こえた。
「梢ちゃん?」
驚いて声のしたほうを見ると、たしかにそこに梢ちゃんがいた。
「白鳥さんっ」
はぁはぁ、と息を切らせながら走り寄ってくる。
その手には、可愛らしい花柄の傘。
もう片方の手には、僕がいつも使っている黒い傘も。
迎えに来てくれたんだ………
僕がほわぁーとなっていると、そんなタイミングで事件は起きた。

すってーん、と。

お馴染みと言っても良いほどのノリで、梢ちゃんが、コケた。

そして僕もいい加減になれたので、梢ちゃんが宙を舞う途中で何とか受け止める。
「梢ちゃん!大丈夫!?」
「………ぅ、ん………」
さあて鬼が出るか蛇が出るか。
赤、黄、緑、紺。
この場合出てきてもらって困るのは本人達には悪いけど、魚子ちゃんと千百合ちゃんだ。
そんな中、梢ちゃんの表に現れたのは―――

「………ぁれ?白鳥?」

―――最近、多くない?
990ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/06/18(日) 22:57:01 ID:G8Imk58M
「うひゃあ!」
突然早紀ちゃんが奇声を上げる。
「おま、人目があるんだぞー!」
顔を真っ赤にして叫んで、でも僕から離れようとしない早紀ちゃん。
「あ、ぇ、えと、ゴメンね?早紀ちゃんが急に転ぶから、慌てちゃって」
平静を装って早紀ちゃんを起こす。ついでに落ちていた傘も。
「そ、そうか…ありがとな、白鳥」
「いやいや」
そう言って、早紀ちゃんの持っている僕の傘を指差す。
「それ、ひょっとして迎えに来てくれたの?」
「ん?あ、あー…うん、そうだ。迎えに来たぞ白鳥!」
記憶の補填が済んだのか、屈託の無い笑顔で言う早紀ちゃん。
「そっか。ありがとね、早紀ちゃん」
「気にすんなって!か、かかっか彼氏を迎えに行くのは、か、かの、かのかの彼女の役目、だからな!」
うわあ、聞いてて恥ずかしいです早紀さん。
「じゃあ、帰ろっか」
僕がそう言うと、
「おう。………………………」
と返事はしても、それから動かない。
「早紀ちゃん?どうしたの?」
聞いても返事はノーバック。
しかも。やがて。なんと。
「………………………ふんっ!(バキィ!!)」
「折ったーーーーー!!!信じられない!この娘傘折った!!しかも僕のだし!!!」
さらに。
「………………………ていっ!(ポイッ)」
「挙句捨てたーーーーー!!!だからソレ僕の傘じゃん!なにやってんの早紀ちゃん!!?」
しかし早紀ちゃんは僕の言葉にも耳を貸さずに、自分の傘を差す。
「さ、白鳥。帰るぞっ」
こちらに差し出してきた早紀ちゃんの手を握ると、ぐいっと引っ張られて二人並んだ形になる。
そのまま歩き出して、横の早紀ちゃんの顔を見て、やっと気がつく。

―――ああ、やりたかったんだ。相合傘。

もう雨は止んだけど、照れ屋の僕の彼女があまりにも可愛いから、少し黙っておこう。
991ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/06/18(日) 22:58:12 ID:G8Imk58M
あとがきヘルアンドヘブン

かなーり突発なネタです。あいあいがさ。
これで24本目っと。

一年もやってるとこんぐらいになる………よね?
ネタは勝手に沸いてくるので指の気分次第で書く。それが俺。それでは。
992名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 22:59:54 ID:eMhCvSpp
(*´∀`) GJ!
どうでもいいけど魚子たんは金ですよ
黄は鈴木花子さんですよ
993名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 23:02:39 ID:G8Imk58M
むぅ、そういえばっ
994浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:10:55 ID:uONRJpjS
人格統合後の梢と隆士のデート中にチンピラとかに絡まれるSS希望

もちろん次スレでの話ですけど
995浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:21:06 ID:uONRJpjS
とりあえず埋めよう
996浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:22:04 ID:uONRJpjS
熱血漢とか出さないあたり、小島あきらは女性の可能性が高い
997浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:23:20 ID:uONRJpjS
だって、熱血漢や正義漢の出る余地があるテーマだし
998浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:24:18 ID:uONRJpjS
意外かもしれないが、熱血漢に女性が惚れるって
実のところファンタジーなんです
999浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2006/06/18(日) 23:24:59 ID:uONRJpjS
ほら、少女コミックにそういうのでてこないじゃない
1000名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 23:25:24 ID:eMhCvSpp
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