mabinogi-マビノギ-inエロパロ版G2
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894 :
2006/02/26(日) 02:24:24 ID:CcfCq2uj
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894 :2006/02/26(日) 02:25:52 ID:CcfCq2uj
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894 :2006/02/26(日) 02:27:06 ID:CcfCq2uj
前スレの方々、容量規制を失念していて申し訳ありませんorz
見事に容量オーバーしましたね(・∀・)よってニヨニヨする刑に処す ニヨ(・∀・)ニヨ
5 :
前スレ864 :2006/02/26(日) 14:50:37 ID:RViZJSTO
1よ、乙( ̄▽ ̄)ゝ オーバーしたとは言え、作品を発表したその意気込み、駆け出し職人として敬意を示す!w ところで、早速だが俺のをみてくれ。こいつをどう思う?↓w
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前スレ864:1 :2006/02/26(日) 14:52:00 ID:RViZJSTO
〜前回から時は少々かわり、場所は変わって〜 或る日の昼下がり、ティルコネイルの北西に位置する、ヒーラーのディリスの家。 「持ってきました!」バンッ、と元気よく扉を開いて、両の腕一杯に羊の毛を抱えた少年が入ってきた。 「はいはい、ご苦労様、ちょっと待って下さい」 そう答えて暫しの後。たぱたぱと廊下を駆け足で渡って、ディリスが姿を現した。 「では、確認させて頂きます」 ディリスは少年の腕から羊の毛を受け取る。その時に、ディリスのほっそりした指が少年の手に触れ、少年は思わず顔を赤らめてしまう。 だが、ディリスはそんな事を全く気に留めず。羊の毛の塊を床におき、淡々とその数を数えると――その魅力あふれる顔に笑みを浮かべた、 「カイルさん…でしたよね、完璧です。これは、報酬です」 ヒーラードレスのポケットから金貨の入った小袋を取り出すと、少年に手渡す。またも手を触れてもらった少年は、顔を真っ赤にした。 「? どうしました? 外は寒いですし、風邪でももらってしまいましたか?」 「い、いえ! 大丈夫です! し、失礼します!!」 少年は大声を張り上げると、入ってきた以上の勢いで扉を開け閉めし、逃げ出すような勢いで去っていった。 「またよろしくお願いしますね」とディリスはその背に一応声をかけたが…多分、聞こえてはいないだろう。 嵐のようなコだったな、とぼんやり考えながら、羊毛の塊を抱え上げ、奥の部屋へと運ぶディリス。 羊毛を取りあえず適当なところに奥と、一度ディリスは机に向かった。そこには今日アルバイトを受けてくれた人が列挙されたメモがあった。 「カイル」の名前を探して、そこにバイト終了の意味の「○」をつけると、彼が今日のバイトの最後の一人である事を知った。 バイトの報告待ちが終わったら、患者が来るまでの彼女の仕事は、羊毛から包帯を作ることだ。 タンスの引き出しを開き、毛をほぐす道具一式を取り出し、さぁ仕事に掛かろうとした、その時。 チリンチリン。呼び鈴の鐘の音が彼女の家の中に響いた。早速患者らしい。 「はい、どうぞ」 道具一式をとりあえず机に片付けたディリスは早足で出入り口に向かい…そこで見た顔に、彼女の顔は思わずほころんだ。 「エシュリア…エシューじゃない! 久しぶりですね!」 そこに立っていた、薄紫色の髪をボブカットにした少女に、ディリスは駆け寄った。 そして「力無く」垂れ下がっていた少女の両腕を掴むと、ぶんぶん振り回す。 「前まではよく来てくれてたのに…最近顔を見せてくれないから、心配してたんですよ?」 「うん…ちょっと、クエストが入ってたから」 幼さの残る可愛らしい顔に、無理やりな笑みを貼り付け、少女――エシューは「力無く」語る。 ここに至ってようやくディリスは、友人の様子の異変に気付いた。 本当はすぐにでもそれを問い正したくなったが…患者が自分の容態を説明するのに、気を使う場合があることをヒーラーであるディリスは熟知していた。 なのでできるだけ雰囲気を壊さずに、当たり障りない話題を振ることにした。
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前スレ864:2 :2006/02/26(日) 14:52:38 ID:RViZJSTO
「クエストって、どんなのやってたの?」 「アルビダンジョンに、ゴブリンが宝箱を持ち込んだみたいかだから、調べてくれって言う、トレボーさんの…」 『トレボー』の名前が出た途端に、ディリスは顔をしかめた、「ああ…トレボーね」呪わしい言葉を唱えるような、嫌悪の口調でそう吐き捨てる。 だがすぐに声の調子を戻し、「それで、どうだったの? あそこには、バケモノみたいな魔性のクモが巣食ってると聞きますけど…」 「うん…そいつなら、なんとか、倒せたんだ…」 エシュー自身は酷く力無くこの言葉を発したが、ディリスは飛び上がるような嬌声を上げた、 「本当ですか!」 そこまで何故に感情的になるかといえば。ちょっと前までエシューはこの治療所の常連であったからだ。 実際今でもエシューはそれほど経験を経た冒険者ではないが、さらに駆け出しだった頃。よくボロボロになった服を引きずって、泣き顔で彼女が入ってきたものだった。 彼女自身曰く、自分はドジで不器用なのだそうだ。そこでいつでも治療してもらえるよう、ディリスの家の近くで道のキツネや墓地のクモと戦って経験を積んでいたのだ。 ディリスは職業柄、色々な駆け出し冒険者を見てきたが。エシューは彼女から見ても、かなりドジなコトは分かった。 大概の駆け出しならとっくにティルコネイルを飛び出しているような時間が経っても、未だ泥だけのエシューが扉を叩いてきたものだった。 その長期の付き合いの仲で、ディリスはドジながらも可愛らしいこの少女を気に入ったわけである。 そのドジな友人が、ついにダンジョンの奥に巣食う巨大なバケモノを倒すまでに成長したのだ! 「やったじゃないですか! 努力すれば報われる、そう言ってきた私の言葉も無駄になりませんでした! もっと胸を張ってください、それだけの価値が今のあなたにはあります!」 そう持ち上げるものの、やはりエシューは力無い、乾いた笑みを無理やり顔に貼り付けるだけだ。 (…もう、見てられない…) 胸が押しつぶされるような居た堪れない思いを抱いたディリスは、早くも自分のやり方を曲げてしまった、 「…エシュー、どこかケガでもしたんですか? もしかして、ダンジョンの不潔な環境で、何か病気でも…?」 「病気っていうか…その…」 この話題になった途端、エシューはにわかにもじもじし始め、顔が徐々に赤くなってゆく。 …ははぁ。ディリスは大体の見当をつける。素早く出入り口の扉を少しあけると、「営業中」の看板を裏返して「準備中」にすると、扉に鍵をかけて締め切った。 「奥に来て」ディリスはエシュー腕を掴んで奥の部屋へと導く。到着したところで、羊毛がもっさりと積まれていることを思い出したディリスは、適当に机の上に羊毛の山を移した。 診察準備を整えたディリスは、一呼吸すると、エシューの両肩を掴み、真剣な眼差しで、節目がちなエシューの瞳を覗き込んだ。 「エシュー、私はヒーラーです。どんな病状でも、どこが患部でも、私たちヒーラーの眼には治すべき場所としか見なされません。 エシュー、私を信じなくても、ヒーラーという職業を信じて。私はこの職に誓って、絶対にあなたの秘密を漏らさないし、私自身蔑んだりしない」 ただ、男のアノ部分のコトなら、ダンバードンのヒーラーに送るけどね、と心では密かに付け加えたが。 そういわれて尚、エシューは赤らめた顔をうつむけたまま、暫く動こうとしなかったが。一度強く眼を閉じ、ふぅー、と大きく息を吐くと。のろのろと腕を動かし出す。 ディリスは肩から手を離すと、エシューの挙動を見守る。真剣な眼差し…そう、ヒーラーとしての眼差しで以って。 エシューの手が彼女のスカートの掴むと、ディリスはやっぱり、と心中で呟く。シモの病気で気が引けてしまうのは、仕方のないことだ。 (だけど、私はヒーラー…病気は治すべき対象以外の何者でもないのですよ) エシューの搾り出した勇気を後押しするように、胸中で呟くディリス。 さて、エシューはついにスカートのボタンを外し、ふぁさり、と床にそれを放した。 今や下半身はパンツ一丁になったわけだが、そのパンツを凝視してディリスは…凍りついた。 彼女の頭の中には、小さい頃下品な男の子たちが歌っていた、「やしの木一本、実が二つ〜♪」という歌が流れる。 可愛らしい装飾模様の入ったショーツに、ありえないふくらみが。それどころか、ショーツの上からは、少々皮の被ったピンク色の肉棒が「こんにちわ」している。
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前スレ864:3 :2006/02/26(日) 14:54:07 ID:RViZJSTO
「エシュー、あ、あああ、あなた、お、おおお、男の子だったの!??」 ディリスの反応は、至極当然と言えるだろう。女性に男性器がある等、まず有り得ない話なのだから。 思わず腰を抜かして尻餅をつくディリスに対し、エシューは真っ赤にした顔を羞恥の涙で濡らしながら叫んだ、「違うよぉ!」 そしてエシューはこんな体になってしまった経緯を話す。巨大クモを倒したこと、子グモに襲われたこと、そして生えてきたこと。 子グモが胎内に入ってきたことについては正直に話したものの、勿論射精したことや男性器でオナニーした事は伏せている。 「…そっか…辛かったね…」 女性として(主に初体験の相手がクモになってしまった事について)深い同情の念を喚起されたディリス。 (なんとしても、力になってあげないと!) エシューも話した、これが巨大グモの呪いではないか、という味方はディリスは賛成である。そうであろうとなかろうと、まずはよくよく調べてみなければならない。 「…エシュー、診察してみるから、下着脱がすよ」 ヒーラーとしての真摯な眼差しを取り戻したディリスは、そっとエシューのショーツに手をかける。 まだ心構えができていないエシューが、慌ててショーツを庇おうとするが、時は遅し。ディリスが一気にショーツを下げる。 そしてディリスは…また脳裏にプレイバックされる「やしの木一本(以下略)」の歌に苛まれる。 ショーツから頭出ししていたことから、エシューの男性器は大きいとは思っていたが。これほど立派だとは、思っていなかった。 「あ、あのぅ、ディリスぅ…」 搾り出すような涙声が鼓膜を震わせるまで、ディリスの意識はまた凍りついてしまっていた。 (いけない、いけない! この…その、おちんちん…は被害者なのよ、ちゃんと治療できるように、調べないないと…) もう一度気を取り直すと、ディリスは今度は何のためらいもなく左手でペニスを抑え、もう一方の手で陰嚢を手にする。 「ひゃぁっ!」 「変な声、出さないで下さい! 診察してるだけですから!」 男が聞いたら勃起せずにはいられない、湿った悲鳴をあげるエシューだが、集中してるディリスにはただの雑音だった。 ディリスは毛の生えていない陰嚢を優しく掴み、睾丸の存在を確認したり、どこからどう生えているのか、と陰嚢を持ち上げる。 すると、陰嚢の後ろには、饐えた臭いを放つ女性器の花弁が姿を現した。 「…どうやら、女性器の一部――陰核でしょうね――が、男性の陰茎のように発達して、その周辺器官が陰嚢になった、そんな感じね。 体内ではどうなってるのか分からないけれども…でもまず、こんな付き方、自然じゃないわ…」 冷静に分析的な言葉を述べながら、陰嚢やペニスを動かしては顔を寄せて観察する。 だが彼女はその真剣さの余りか、ペニスが徐々にさらなる膨張を始め、熱をさらに帯びてゆくことに、さほど気を留めてはいなかった。
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前スレ864:4 :2006/02/26(日) 14:54:45 ID:RViZJSTO
エシューにとっては、ディリスの行為は「診察」であると頭では分かっていても、体は「弄ばれている」と認識していた。 繊細なディリスの指の動き、その温かみが自身のひんやりした陰嚢を包んだり、ペニスを撫でたりする度、電流のような快感と窮屈な切なさが男性器を襲う。 (ディリスの動き…そうじゃないのに…すごく、えっちに見える…) 段々鼓動が速くなってゆく。荒くなりゆく息には桃色が混じり始めるが、エシューは必死に押さえこんでいた。いた、はずだった。 だが、そんな時―― 『エロスに満ちているのは、お前自身ではないのか?』 エシューの脳裏に突然響く、壮年過ぎの女の声。この声には聞き覚えがある…あの巨大グモを倒した時に聞こえた声だ! あの時に比べて、艶やかな甘さ――舌に絡み付いては腐らせるような甘さ――を大いに含んでいる。エシューは耳元で息を吹きかけられている錯覚を覚えた。 『お前に生えたこの汚らしい男根を、この娘は必死に診察していると言うのに、それにエロスを感じるのはお前の肉欲であろう?』 違う、と胸中で叫ぶと同時に、確かにその通りだ、と認める自分がいる。そう、ディリスはエシューの頼りに応えるべく、今全精力で自分の部分を調べているというのに。 (なのに、私ときたら…) 『何を苦に思うことがある?』 揶揄するような声が、ねっとりと彼女の思考に絡みつく。 (だって私は、友達に…女の子の友達に…) 『何を気にかける? お前の中心にあるもの、聳え立っているものは、何だ? その雄雄しく天を突くそれは? 男のそれではないのか? 同じ性別だ、等と今はきにする必要などない。お前はその柵を飛び越えるものを、持っているではないか?』 (でも、友達に…そんなこと…) 必死に思考の言葉で返すが…彼女自身は分かっていた。この声に、自分の意志を否定されたがっていることを。 それを全く以って理解しきっているかのように、声は意地の悪い粘つく言葉でエシューの胸をくすぐる。 『友達だ、それだけでお前の今の思いは満たされるのか? その汚らしい肉棒の疼きを捨てられるのか? ほら、見よ、お前のその情欲は、お前の友達とやらに届こうとしているぞ?』 一方で未だにまじまじとエシューの男根を調べているディリス。彼女の真剣そのものの表情に、たらり、と生温かい一筋がねっとりと頬を伝った。 汗かと思ってさして気にも留めずに、ぞんざいに手の甲で拭うディリス。だが、ぬちょり、とした予想外の感触に、はっとなる。 (何、これ?) ふと目をあげると同時に。またたらり、と次は鼻のあたりに垂れる、粘つく一筋。それが糸を引いて落下してきた所を目撃したディリスが更に上を向くと。 そこにはカウパーによって先端が滑る、エシューの男根の先が。そしてまた、ディリスの顔に一筋垂れようと雫を作っている。 「ひっ!」 顔を赤らめるどころか真っ青にして、ディリスは戦きの悲鳴を小さくあげて、あとずさる。 他方、エシューは…肉棒の訴える切なさに、眼は欲情に潤み、呼吸は桃色を交えて荒くなり、その表情は隠微な笑みが浮かんでいた。 「ディリス…」 湿った声をあげるエシューの顔を見上げたディリスは、今まで見たこともない艶かしくも怪しい表情を浮かべた友の顔に凍りつく。 「エ、エシュー、おちついて、これは呪いなのよ」 落ち着いていないのはディリスの方かも知れないが。ディリスはなだめるように、ゆっくりと呟きながら、顔と顔を向き合えるように立ち上がろうとする。が。 「ディリスぅっ!」 ディリスの唇の高さが、エシューの男根のそれと同じになった、その時。エシューはついと前に進み、カウパーで滑るペニスの先端をディリスの唇に押しつけた。 化粧が施していないにも関わらず、程よい桜色を帯びていた、可憐なその唇を、汚らわしく汚臭を放つカウパーがルージュを塗る。 「なっ!!??」 驚愕と不潔感への嫌悪に、これ以上ないほどの素早さで身を引き、唇を乱暴に拭う。 「え、エシュー、あなた何をかんが…んぐっ!」 ディリスが最後まで言葉言う前に。エシューは引いたディリスへと歩を進めて、彼女の艶やかな髪越しに頭を掴むと、叫びに開いた口腔に肉棒を捩じ込んだ。
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前スレ864:5 :2006/02/26(日) 14:56:14 ID:RViZJSTO
「ディリスぅ…お願いぃ、私もう堪えられないの…もうおちんちんが熱くて、切なくて、張り詰めて痛くてぇ…」 完全に性の悦楽に支配されたエシューの声は、恐ろしいまでに淫らだった。 その一方で、口に肉棒を押し込まれたディリスは。 「ん…むぐぅ、んぐんぐ、むぐぅ…」 必死に逃れようと首を動かそうとするが、頭を掴むエシューの手の力が信じられないほどに強く、微動だに出来ない。 それでもなんとか口の中から肉棒を吐き出そうと、今度は必死に舌を動かす、が。彼女の湿った温もりに満ちたしなやかな舌、肉棒が望んだ以上の快楽を与えるだけだった。 「ディリス…いいよぉ、すごくいいの…はぁぅ、もっと、もっとぉ!」 エシューの表情は悦楽にとろけ、浮かべた笑みは淫猥なまでに美しい。雌の涙に溢れる眼は焦点を失い、虚空を漂う間隔と期待を見つめている。 ディリスはもう、泣き出していた。ぼろぼろと涙を零し、助長している事を理解せずに下で肉棒を刺激し続ける。生臭い塩辛さが舌に染み付いてしまった錯覚すら覚えた。 そしてとうとう、エシューの悦楽は頂点に達する。 「ディリス、ディリス、ディリスぅうううううううぅぅぅぅぅぅ!!!」 どぶびゅびゅびゅびゅっ! エシューのはちきれんばかりの肉棒は、その切なさを本流としてディリスの口内に発射する。 舌に絡みつく生温かな粘性と苦味、そして鼻腔をつく生臭さが、ディリスに更なる涙を要求した。口から早く吐き出したい気持ちで一杯だが… エシューは、肉棒をディリスから抜こうとしない。頭を掴む手の強さもそのままにして、エシューははぁはぁと桃色の呼吸を続けるだけだ。…いや、一言小さく、 「…全部、飲んで…」 と熱っぽく懇願する。絶対に飲むものか、と必死に咽喉の動きを止めるディリス。だがエシューの一行に縮まぬ肉棒は口に蓋をし続け、唾液だけが口腔に充満してゆく。 …ついに。唾液の量に耐え切れなくなったディリスが、大きく咽喉を鳴らして、飲み下した。食道を下る汚物の温みが、彼女の神経に悪寒を走らせる。 この様子に満足したらしいエシューは、ゆっくりとディリスの口から肉棒を引き抜く。ディリスの美しい唇の端からは、白の混じった粘液が長く糸を引いた。 一連の出来事に精魂のつきたディリスは、思わず床にへたり込み、少しむせる。そして胃の中にある精液を否定するように、深呼吸を繰り返すが。休息はすぐに終わりを告げてしまう。 へたり込んだディリス被さるように、エシューがもたれ掛かってきたのだ。 「ディリスぅ…」 「え、エシュー、」もうやめて、そう力無くも言い放つつもりが、エシューの唇によって言葉は閉ざされてしまう。 柔らかな湿った皮膚の触れ合いは、ディリスの逆立った神経に妙に甘く、しっとりと浸透してゆく。 その心地良さに、エシューが入れてきた舌を受け入れた、どころか自身から舌を絡ませてしまった。 肉棒の暴力的な固さとはちがう、互いを愛撫し合う恋人の柔らかさが、二人の間で波打った。 この快楽を止めたのは、エシューの方であった。 「ディリス…私はずっと、ディリスのこと、すごく可愛いと思ってた…」 二人の間を細長く繋ぐ銀糸が途切れないうちに。エシューの手は柔らかく動き、ディリスのふくよかな双丘を弄び、そしてボタンに手をかける。 「友達だから、あこがれてるんだって、私は自分の心を決め付けてた…」 上着のボタンを全て外したエシューの手は、優しく上着を展開させ、ディリスの可愛らしいブラジャーを露にさせる。 「でも、本当は、ずっとこうしたかったんだよ…今分かった…」 言い放ちながらエシューの手は、今度は乱暴にディリスのブラジャーを引き裂くように剥ぎ取る。玉のようにつるりとした滑らかさを持つ乳房と、綺麗な桃色の乳首が空気に晒される。 「好き…ディリス…」 求めるメスの潤みを湛えたエシューの顔が、徐々にディリスの体へ…その乳房に向かってゆく。そして桜色の唇で優しく、乳房を覆った。 「あっ…エシュー、だめぇ…」 言葉では拒否を表すものの、ディリスの声音も今や桃色を含み、体は一切拒絶への動作を行いはしない。 舌と唇での愛撫、そして乳幼児のような吸い上げで以って、エシューの口は乳首を持て遊ぶ。だがそれでもエシューの火照る体は飢えを満たせない。 口で快楽を与える事を続ける一方で、エシューの手はディリスの肌をするすると滑り下り、ヒーラードレスのスカートに達する。
11 :
前スレ864:6 :2006/02/26(日) 14:57:43 ID:RViZJSTO
「エシュー、だめだよ…」 口に出すくらいならば、自由の効く己の手で持って、エシューの侵入を阻めばよいものを。ディリスのスカートのボタンは直ぐに外され、ずりおろされるスカート。 この作業を終えるとエシューは唇を離すと、舌で彼女の皮膚を愛撫しながら、ディリスの体を下へと移動する。てらてらと光る唾液の跡は、やがてディリスの中心部の近くに達する。 エシューは糸引く舌をゆっくりとディリスの臀部から遠ざけると、愛欲に輪郭をゆがめた眼をディリスの下着に注ぐ。青色の瞳に映る薄ピンクのそれは、しっとりと濡れていた。 「嬉しい…感じてくれたんだね、ディリス…」 熱い吐息と共に言葉を吐きながら、エシューはディリスの下着に顔を近づけ、そして両手を下着にかけた。 「お願い…そこだけは…」 力無いその言葉がエシューの動きを留めれるわけがなかった。するすると臀部から、太腿へと下着を導くエシューの手。 覆いをすっかりと外されたディリスの秘所は…幼い少女のように、茂みの無い、固く結ばれたワレメを見せていた。 ただし、勃起したクリトリスはしっかりとその存在をアピールしている。 「いやぁ…」 ディリスはパイパンをさらけ出した羞恥心で、幼い子供のような泣き顔で表情を歪め、可愛らしく赤に染まった。 「ディリスの…カワイイ…そして、綺麗…」 エシューはそう残すと、禁断の蜜で溢れるディリスの割れ目に口づける。柔らかい唇の感触が、特にクリトリスを大きく刺激し、ディリスは大きく痙攣するように反応した。 唾液と禁断の蜜とが混じった糸を引いてエシューの唇は離れ、上体を完全に起こしたエシューは高みからディリスの顔を見下ろす。 ディリスの視線に、エシューの今にも堰を崩しそうな、愛欲に飢えきったメスの表情が刺される。 エシューの視線に、ディリスの子供のように怯えながらも、好奇と期待を裏側に秘めた表情が刺される。 そしてエシューの眼下では、本来の目的を今かと待ち変え、はちきれんばかりに怒張した男根が高く天を指している。 「ディリス…もう、わたし…」 少し腰を浮かせて、男根をディリスの秘所へと移動させるエシュー。固く、高く向いたそれを押し下げてると、カウパーで滑る頂点がディリスの愛液を流す陰唇に触れた。 そして、理性が壊れた。 「ディリスぅぅぅぅぅ!」 叫びながら一気に、太すぎる、そして固すぎる男根を一気にディリスの胎内に挿入する。処女膜をブチやぶり、狭い膣をむりやり押し広げながら、暴力的な熱の塊が押し進んでゆく。 「ひぃぃうぅぅぅぅぅ!」 通常の破瓜の痛みならば、気丈なディリスには堪えられたかもしれない。だがこの暴力的な初体験には、必死に食いしばった歯の間からも絶叫が洩れる。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 理性が壊れ、もはや感覚器官の刺激にのみ依存するエシューの口からは、言葉はもはや洩れない。唾液と共に荒い吐息を吐き出すだけ。 自身の肉棒に絡みつく女性器の生温かい刺激は、洞窟の中で手でもって満たした快楽の何倍もの快楽をエシューに訴える。 『どうだ、素晴らしい快楽であろう?』 再び声が脳裏に響くが、もはやエシューはそれに返すことさえなく、ケダモノのように暴力的に腰を振り動かす。 『私の授けた淫らな武器、よくよく気に入ったようだな』 揶揄の哂いが、快楽に溺れる脳に浮かび上がる。エシューはその声に賛同するように首を振り、さらに肉棒を膣に擦る。 『今やお前は、私に感謝せねばならない、そうだろう?』 絡みつくディリスの襞に、肉棒はさらに堅く怒張してゆく。ぎちぎちと押し広げられてゆく痛みに、もはやディリスは叫びをだすこともない。あ、あ、と湿った喘ぎを繰り返すだけだ。 『ならばお前は、私に感謝の礼を尽くすのが当然であろう?』 肉棒をくわえ込むディリスの花弁からは、血液と共に大量の愛液が、肉棒をかきわけぶちまけたように流れ出す。その粘液にエシューの陰毛と陰嚢はてらてらと濡れ光った。 『お前が私に返す、その礼は…』 地の底から湧き上がるように、声が釘を刺すようにそう語った、その時。エシューの男性部に湧き上がっていた熱い切なさが、頂点に達した。 「あああああああああああぁぁぁんん!」 天を仰いで喚くエシュー、そして快楽に満ちた開放感が男性部に波のように押し寄せた。 ぶびゅびゅびゅびゅ! エシューの溜めに溜まった全てが、肉棒の先端から一気に噴出し、奔流となって膣に流れ込む。 勢いにディリスの子宮の入り口は衝撃に打ちのめされ、その暴力的な性感に、ディリスもまた達した。
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前スレ864:7 :2006/02/26(日) 14:59:31 ID:RViZJSTO
「ひゃああああぅぅぅぅ…」 二人の叫びは、己の快楽の頂点を天上へと押し上げるかのように高く響き渡い、絡み合った。 その声を遠く聞きながら、エシューの意識に闇が…無ではなく、ねっとりした重量感を感じさせる闇が覆いかぶさってゆく。 至上の快楽に理性も意識も溶かされたエシューは、抵抗することなく、その闇に自らの脳を委ねた。 闇はエシューの意識を侵食しながら、大きく哄笑した。 二人の叫びは徐々に薄れ、残るは甘く湿った荒い息遣いだけ。 嵐のような凶暴な初体験を味わったディリスは肉体的にも精神的にも疲弊しきり、汗まみれの四肢を床に投げ出したまま、瞼を閉じて呼吸のみ繰り返す。 胎内では突き刺さったままの肉棒が、徐々に怒張から緩んでゆくのを純粋に心地よく感じながら、ディリスは迷走する思考をなんとかまとめ出した。 (…やっと、終わってくれた…) 恐怖で満ち、痛みが神経を逆なでし続けていた、初めての体験。元より性的行為には嫌悪を持っていたディリスであったが、想像以上の過酷さに思考は憎悪の念を持ち上げていた。 いた、が…。 (でも…気持ち、良かった…) そうなのだ。汚らわしい考えだとは理性で判断できても、率直で正直な意見は拭い去れない。 ところで、いつになったら退いてくれるのだろうか。率直に臀部への重量に苛まれ始めたディリスは、エシューの様子を窺わんと、瞼をゆっくり開ける。 涙ににじむ視界の中で、エシューは顔を俯けたまま、胸の膨らみを上下しているだけだ。快楽に気絶してしまったのだろうか。 …しかし。エシューの胸は、あんなに大きかっただろうか? もっと小さかったような気がするが… エシューの今の胸は彼女の服の裾をあげて、ヘソが見える程に大きくたわわに実っている。乳首がはっきりと勃起している様子も見て取れるが、ちょっと立ちすぎのような気もする。 (…いや、エシューの胸はあんなに大きくなかった…。急に大きくなった、そうとしか、思えない…) 不思議な思いでじろじろとエシューの胸を眺めていると。だんだん大きく、荒くなってゆくエシューの呼吸が耳に入ってきた。 …いや、それは呼吸の音ではない、哂い声だ。今までのエシューからは考えられない程に大人っぽく、女のディリスでさえ色気を感じる声音。 哂いは更に大きくなり、とうとう哄笑の域に達すると、エシューは髪を振り上げて顔をあげた。 おおきく開いた口は行く筋も唾液の糸が垂れ下がり、歪んだ眼の瞳は、澄んだ青をしていたはずが、暗さを秘めた赤へと変わっていた。 変貌したエシューはひとしきり笑い終えると、淫猥に指を動かしながら己の胸をへと手を運ぶを、自慰するようにむにゅむにゅと乳房を弄ぶ。 「ふふふ…やはりこの体には、この乳がよく似合う…」 自分の行為に感じ入った桃色の吐息を吐きながら、呟くエシュー。その指の動きは激しさを増し、ついには自身の上着を引きさき、投げ捨てた。 そこに露になった乳房ときたら…ディリスも思わずため息をつきそうな完璧なバランスを持った、美しすぎるものであった。ピンクの乳輪から大きく突き出た乳首がアクセントをつけている。 露になった乳の感度を確かめるべく、再び自らの手で弄ぶエシュー。笑みと喘ぎを交互に出す一方で、再びディリスの膣内にささったままの肉棒が大きさを取り戻してゆく。 「あぅっ…」 膨張に襞が刺激され、思わず色っぽい声を出してしまうディリス。その声で我に返ったようにエシューは動きを止めると、赤い瞳をディリスの汗に火照る顔に向けた。 「ディリスとか言ったか…この娘は満足させたが、まだ『私』は満ち足らせてもらっていないぞ?」 ふふっ、と笑いを含みながらそう言葉を残すと、ゆっくりと立ち上がる…するとディリスの体も一緒に持ち上がってゆく。 一体どういうことか、疑問に満ちるディリスが自身の体を見回すと…思わず、ひっ、と声を出してしまう。 エシューの臀部から皮膚を突き破るようにして現れた、真っ赤な2対の節足が、ディリスの尻をしっかりと掴んでいるのだ。 「逃がしはせんよ、美しい娘…」
13 :
前スレ864:8 :2006/02/26(日) 15:00:02 ID:RViZJSTO
狼狽するディリスを見下し嘲りながら、エシューは語る。そしてエシューが立ち切ると、またディリスも強制的に立たされ、二人の同じくらいの高さにある顔がごく近くで向き合った。 が、すぐにディリスは「はぅっ!」と小さく喘ぐと、顔を下げる。刺さったままの肉棒が胎内をぎちぎちと締め上げる程に怒張し、そしてびくん、と大きくうごめいたのだ。 腰を折ることができたなら、うずくまるものを、節足によって腰をしっかりつかまされたディリスは顔を下げるとどまった。 ディリスの下がった顔は、ふくよかなエシューの胸にうずまる。頬や唇から伝わる滑らかな、それでいてどこか吸い付くような皮膚の心地良さに、ディリスは気を逸らされる。 「ふふ…可愛い娘だこと…」 語りながらディリスの頭を掴むエシュー。 「お前は私の乳を味わう、第一の人間にしてやろう…」 びくん! また胎内で肉棒が暴れる。痛いほどの快楽に大きく口をあけて喘がんとしたディリス、しかしその舌は乳房の皮膚に阻まれた。 自身の唾液の温かさを感じながら、ディリスはエシューの乳房の皮膚を味わう…その甘く、柔らかな感触は淫猥な毒となって、ディリスの思考をゆがめた。 ついに淫獄に堕ちたディリスは、エシューの乳房の皮膚を吸い上げ、舌で愛撫を始めた。 「ふふふ…そうだ、いいのだぞ、娘。もっと私の乳に酔いしれよ」 エシューは語りながらディリスの艶やかな髪を弄ぶ一方、胎内で肉棒をびくびくと動かしながら、ゆっくりと腰を動かす。 自らの中心から来る快楽にしがみつくように、乳房に口付けし、嘗め回し、噛み付くディリス。次第に強くなる腰の動きと共に彼女の動きもまた激しさを増してゆく。 ついに体全体をゆするほどにエシューの動きが大きくなると、ディリスはしがみつくかのように乳首に吸い付いた。思考を吹き飛ばす震動を感じながら、歯と舌で乳首を弄り、吸い上げる。 「はぁ…ううっ」 エシューがついに、メスの本性を垣間見せる喘ぎを小さくもらしたと同時に。ディリスの口の中に甘い粘体が緩やかに流れ込んできた。どうやら、乳汁のようだ。 信じられないほどのその甘さを求めて、赤子のように乳首を吸い上げるディリス。女性の中心も快楽の頂点へと再び達しつつある。口を満たす甘さは、その快楽を更に上塗る。 (もう、だめっ!!) ディリスが達しようとした、その瞬間。いきなりディリスの臀部は開放され、エシューは強引にディリスを突き放した。 無防備に床に四肢を投げ出したエシューは、相手がなくなったにも関わらず達した快楽を引き込めずに、独りで達した。
14 :
前スレ864:9 :2006/02/26(日) 15:00:49 ID:RViZJSTO
「あぅぅぅぅぅん!」 ぷしゅしゅしゅっ! 広げた股の中心で、盛大な潮吹きが上がった。飛沫をあげる弧を描いた液体は、盛大に床に水たまりを形成してゆく。 潮吹きが収まる頃に。びゅびゅびゅびゅっ! エシューの肉棒が白濁を思い切り噴出した。噴火山の勢いでびくびくとのたうつ肉棒は、ディリスの顔と言わず胸といわず体に白を加えた。 つんとした生臭さを感じながらディリスは、不満を湛えた視線をエシューの哂い顔に向ける。 「ふふ、中にほしかったか? 私はあの娘とは違ってな、意地が悪いのだ」 語りながらエシューは膝をつくと、不満の表情を湛えるディリスの顔のすぐ前に、少し怒張をゆるめて下を向き始めた男根を突き出した。 「それにしても、あんなに初めはイヤイヤと騒いでいたお前も、今ではすっかりコレに夢中よな」 だんだんと縮みゆく男根はまったく下を向き、白濁で滑る先端をディリスの唇に落とした。 「ほら、お前の夢中になったモノだぞ? 今一度、心行くまで味わってみたいとは思わんか?」 徐々に熱を収めてゆく男根が、見る間に自分の前で萎えてゆく様子を見ていると…ディリスは急激に、切なさを感じた。そしてがばり、と上体を起こすと、萎えゆく男根にしゃぶりついた。 「正直な娘は好きだぞ…うふふ」 エシューの声など耳に入れぬほどに、ディリスは男根をしゃぶる。一度は不快だと感じた塩気が、今はこの上ない美味の錯覚を味蕾に与えていた。 一度口を含んで男根全体を占有するように唾液で濡らすと、先端から亀頭の端、そして裏筋へと糸引く舌を下らせてゆく。 縮み上がった陰嚢にやがて達すると、その皮を引き伸ばすかのように優しく吸い、舌で愛撫して吐き出し、を繰り返す。 「おぉぅ…これは、堪らんな…」 喘ぐエシューと共に、滑る男根は速やかに熱と堅さと長さを取り戻し、陰嚢はだらりと垂れ下がってゆく。 二つの睾丸のふくらみを見て取ったディリスは、まるでキャンディを優しく口に含むかのように開いた唇で覆い、舌でころころと転がした。 「はぁ…う…」 純粋に悦楽の喘ぎを出したエシュー。男根の先端からはカウパーが漏れ出し、もう一方の睾丸にディリスが取り掛かると、ぶぴゅ、と少し射精してしまう。 顔を濡らすほどにカウパーの流れが溢れてくると、ディリスは舌と唇でもって極めて優しく、淫らに男根を愛撫しながらのぼる。そして口に含もうと、先端に口付ける、と。 「…胸を使って…」 変貌してから初めてエシューが、懇願する。まだ張り詰めた感があるものの、柔らかくなったエシューの声に思慕を感じたディリスは、素早く四つん這いになると。 今のエシューと比べれば小さいが、十分形の良い胸で男根を押し包み、最後に唇でもって男根の先端を覆った。 「ああう!」 エシューが純粋なメスの叫びをあげた。乳房を濡らす大量のカウパーをローションにして、ディリスの胸はエシューの陰嚢と男根を責め上げ、唇がダメ押しをかける。 柔らかな温かさと、粘つく温かさ。双方の入り乱れる波に襲われたエシューはついに達っした。 「だ、出すぞ…っ!」 どくどくどくっ! 強がるようなエシューの声が上がった瞬間、口の中を満たす青臭い粘液。今回のディリスはそれを抵抗することなく、進んで飲み下してゆく。 男根の中に残る白濁も全て吸い上げようと、大きくのどを鳴らしながら嚥下するディリス。その様子を満足そうに眺めるエシューの赤い瞳。 こくん、と最後に飲み下し、男根から口を離したディリス…その顔には今や、エシューにも劣らぬ淫猥な笑みが張り付いている。 「お前は最高に可愛いメスだな、ディリス…」 エシューの湿った言葉に対して、期待するような売るんだ眼差しを返すディリス。何を望んでいるのか、エシューには勿論分かっている。 「お前の望むものを与えてやろう…」 エシューはゆっくりと立ち上がると、四つん這いのままのディリスの後ろへと回った。
15 :
前スレ864:10 :2006/02/26(日) 15:01:29 ID:RViZJSTO
「もっと、尻をあげろ」 言い放つエシューに対して、即座に反応するディリス。高く突き上げた尻には引き締まった肛門と、胎内の精液をとろとろと漏らす濡れきったパイパンの秘所がすっかり見える。 「折角の私の愛を、無駄にするとは、悪い膣よな…」 ねっとりとした視線で秘所の様子をしばし視姦したエシューは、尻をしっかりと手で掴むと、唾液で濡れる男根をずぶぅ、と挿入した。 その動きと共に、はぁぁぅ…と、長く細く、淫らな声を上げるディリス。 エシューはそのまま、ディリスの四つん這いの体にしなだれかかる。そしてディリスの形のよい胸に手を回し、両の乳首を掴み上げた。 「ひぅっ!」 「私の乳を味わい尽くしたのだ、私が味わって何の文句があるのだ?」 そして弄びはじめる、エシューの手。そのしなやかにして淫猥な動きに、ディリスの乳首は痛いほどに勃起する。 一方膣内では肉棒がびくびくびくびくと暴れまわり、ディリスの中心をかき回し続ける。膣は太すぎる肉棒をしっかりとくわえ込み、愛液で歓迎を表した。 エシューが乳首を思い切りつねりあげた。ひゃぁ、と高く響くディリスの声と共に、乳首の先から思わず乳汁が噴出した。 エシューはそれを手ですくいとり、舌に運んで舐め上げた、 「お前の乳もなかなかの物だぞ…誇ってよい」 指をしゃぶり上げて味わい尽くしたエシューは、再び両手でしっかと尻を掴むと…今度は暴力的に腰を振り動かした。 肉棒をまるっきり刺し抜きするのではないか、と言うほどに激しいピストン運動が始まった。 「いや…こ、壊れる、私、壊れるぅ!」 「ひゃははは、壊してしまえ、お前のつまらぬ理性など、壊してしまええええ!」 再び絡み合う、二つの淫らな声。暴れ狂う肉棒は更に熱と太さを増してゆき、膣は血を流しながらもそれを受け止めて襞をうごめかす。 エシューの男根に、これまで以上の切なさが集中する。 ディリスの子宮が、それらを全てくらい尽くそうとうごめく。 「イ、イくぅううううっ!」 「きてえええええ!」 激流が膣内を暴れ昇り、子宮へと一気に流れ込んだ。胎内を叩かれるような衝撃と快楽に、ディリスはただもう、叫びを延ばすことしかできない。 射精はいつまで続くのか、と言うほどに長く、強く、ディリスの中を暴れた。二人の体は快楽の電気信号に震え、それが収まるまでにもう暫く時間を要した。
16 :
前スレ864:11 :2006/02/26(日) 15:02:48 ID:RViZJSTO
その後。 さらに数回に渡る絡み合いを経て。夜の帳が下りた頃に、ようやく事態は終焉を迎えた。 壊れ果てたディリスは、精液で膨満した下腹部を晒して、うつろな瞳で虚空を仰いだまま、未だ湿った吐息を吐き出していた。 彼女の膣の入り口には、しっかりと壁が…それはクモの糸でつくられた壁だ…精液を逃さないように蓋をしている。 「うふふふ…堪能させてもらったわ…」 言葉を漏らしたのは、エシューであった。暗がりの中でらんらんと赤いひとみを輝かせ、ディリスを尻目に直立した彼女は、ゆっくりと舌なめずりをした。 「お前はそして、私たち眷属の栄誉ある母になるのよ…」 独りごちながら、エシューは自身の肛門辺りに手をいれると、肛門より少し下に形成された糸腺の出口を押し触る。小さな性感の電流と共に、そこから糸がつつ、と垂れ流れた。 それを長く引き、体に幾度も幾度も強くまとわりつける。張りある肌、特に胸に食い込む糸が薄く皮膚を隠すと。 エシューの体は鈍い光を放ち、それが収まると彼女の体には真っ赤な衣装が纏われれていた。 胸元は大きく開き、まるで秘所を覆う下着を進んで見せるかのように正面部分で二つに割れたスカートのある、淫らな衣装。 「私はこの体をもって、私の眷属の繁栄する世界を作ってみせるわ…その光栄な口火になれた事を、誇りに思いなさいな」 そう残したエシューは、ディリスの家の扉をあけて、夜の闇にすっかりつつまれた世界へと身を躍らせる。 白濁と汚辱にまみれたディリスだけが、闇に包まれた家に取り残された。
17 :
前スレ864:終わりに :2006/02/26(日) 15:09:14 ID:RViZJSTO
あ、ヤバス、注意されたのに、「ふたなり・レズ(?)」入りって書くの忘れてたOTZ また、ケッコー長くてスマソ;;<実際カキコするときに、何度か「長すぎるぞゴルァ」言われた(´д`;) 前スレで色々(?w)言われていた展開予想ですが、正解は 「ふたなり治らず、さらにエロくなりますた(*´д`*)」ですたw ヘソタイすぎでスマソOTZ これも続きそうな終わり方ですたが、続きは今ンとこ考えておりませんw つーのは、別のネタ浮かんでたので、そっちばっか考えてたw そっちもできたら投下したいところ。今回以上の長丁場になりそうだから、 区切りつけてちょこちょこうpってことになりそうだが… 今回も楽しんでくれたら幸い。 …んー、ここでSS職人に目覚めちまったので、コテハン作って活動しようかなぁ;;
18 :
前スレ864 :2006/02/26(日) 19:39:44 ID:RViZJSTO
ふと思ったんだが、前スレの住人はこのスレ立ったのしってるんかな(´д`;) 前スレに誘致も報告もないんで、誘致カキコしようと思ったんだが 容量の問題で書けずOTZ スレ立て主もそれに気付いてこっち立てたんだろうけど(SSが見る限り中途な感じなんで、ネ) 大丈夫かな、と心配しちゃう漏れがココにイル(´д`;) 漏れは2ちゃん検索から一々飛んでるんで、そっこーでこっち来れますたがねw
19 :
894 :2006/02/26(日) 22:37:55 ID:CcfCq2uj
>>4 いくらでもニヨニヨしてください、言い返す言葉もありませんorz
>>前スレ864
はい、文字数を減らして誘導カキコしようと思ったのですが、URLの貼り付けすらできませんでした
そして、お察しの通りあのSSも途中です
もしよければ、続きを張らせてください
>>6-16 抜けそうです!
20 :
前スレ864 :2006/02/27(月) 10:59:36 ID:ZOBHixm7
>>19 良ければも何もねぇッ! 職人の仕事、それはSSを投下することだ(゜д゜;)
別に漏れや他人が投下の許可などするものではない、
もまえの熱い思いを気兼ねなくぶつけるがよい(゜д゜;)
ところで、人こないな(´д`;)SS書くと反応を見たくなってしまうので、ちょと寂しい;;
住人が気付いてないようなら、アゲてみようかな…
21 :
894 :2006/02/27(月) 23:10:33 ID:g1g6+xFA
了解しました、もう一度張らせていただきます ……わけわかめになるといけないので、また始めから
22 :
894 :2006/02/27(月) 23:11:21 ID:g1g6+xFA
時はすでに夕刻。 赤い月イゥエカと青い月ラデカが闇を照らす都市イメンマハ。その片隅、パラディン養成所と呼ばれる場所で、壮年の男が口を開いた。 「今のお前が何をしているのか、考えてみると良い」 彼が見下ろすのは、黒い髪を肩の辺りまで伸ばす、齢17歳くらいの少女。 着ているものは、短い丈とギザギザの裾、わざとゆるく締めたベルトが特徴的な、青い魔導スーツ。腰には白い刀身のバスタードソードが、心なしか淡い光を放っていた。 「ああ、考えとくよ」 少女の口から、苛立ちを含んだ声が漏れる。 男が小さく溜息をつき、話すことはもう何もないとでも言うかのように、少女から視線を外した。 彼女も踵を返し、パラディン養成所を後にした。その赤い瞳に、うっすらと涙を浮かべながら。
23 :
894 :2006/02/27(月) 23:11:57 ID:g1g6+xFA
少女の名はエル。 漆黒のドレスに身を包む魂の案内人、ナオに導かれてこの世界に来た、ミレシアンと呼ばれる者の一人。 彼女は今、ナオの主たる女神モリアンに命じられて、人々を守るパラディンの加護を得るために各地を回っていた。 始め、訪れたのがこのパラディン養成所。ここで彼女は、いくつかの任務をこなすこととなる。 それは、虐殺。 命じられた先にいた犬顔の魔族に敵対意思はなく、戦闘能力も皆無だった。 また、彼女がパラディン養成所を辞めることを決意させた任務も……自身が考える正義とは、程遠いものだった。 しかし今、パラディン養成所とは違う形でパラディンになるため、パラディン養成所の試験官を頼っている。 この矛盾に、彼女はただ笑うしかなかった。
24 :
894 :2006/02/27(月) 23:12:29 ID:g1g6+xFA
エルは宿代わりにしている教会に戻るため、近道になる裏通りに足を踏み入れた。イメンマハのここも都会の常に習い、淀んだ空気の漂う場所だ。 さっさと通り抜けようと足を速めると、背後から不審な気配がした。 ここにいる者には総じて覇気がなく、冒険者を襲おうと思うものなど皆無のはずだ。 いつもと違う感触に警戒を抱き、眉をひそめながら振り返る。 「っ!」 すると、無言のまま背丈ほどもある剣が振り下ろされてきた。 エルはとっさにバスタードソードを抜き、剣戟を受け流す。 「はーい、呼んだー?」 バスタードソードが煌き、中から天真爛漫な感じの幼女が現れる。 が、エルが返事をする間もないまま、次なる剣が繰り出されてきた。 「っ!」 「? 街中で敵?」 再び受け流す。 エルは剣が振り下ろされた方向と、一撃目と二撃目の感覚に思考をめぐらせた。 「っ、一人じゃないね」 「大人数? だけど、腕は未熟そうだよ」 「ああ、そうだな。っ! ベラドンナ、さっさと片付けるよ!!」 「りょーかい」 声と共に、エルは背後に跳んだ。 今までいた空間から、風を切る音が響く。 エルはステップを踏み、体のバネを使って前に飛ぶ。 彼女は気付いていない。否、パラディンを志した時から積み重なってきた心労が重なり、正常な判断能力を奪っていた。 逃げるべきなのだ。相手は未知の敵といえど、ここはイメンマハ。襲うとすればそれは、確実に人間なのだから。 しかし、時すでに遅し。 彼女は闇の中で剣を振りかぶり…… 「っぐがぁぁぁ!」 体中に痺れを感じ、意識を失った。
25 :
894 :2006/02/27(月) 23:13:00 ID:g1g6+xFA
イメンマハの裏通りを通り抜けた先には、森がある。街道が整備されているため、蜘蛛の糸を捜すもの以外は近寄らない、悪事をするには最適な場所だ。 森の中には、井戸が掘られていた。普段なら水を汲みに来る者もいるだろう。 だが、今は夜。城や家々の死角にあるこの場所に、通りかかるものは皆無だった。 その井戸に、エルはぐったりと背を預けている。ただ、手が後ろに縛られていた。 腰にバスタードソードの姿はない。 鉄を思わせる硬質な何かが、地を踏む音が響いた。 耳障りなその音に、エルは小さく声を上げる。 刹那、手首に違和感を感じて、エルは覚醒した。 薄目を開け、周囲を確認する。 そこには、三人の男が立っていた。 「やっと眼を覚ましたか」 「ヒュー。そろそろ水でもぶっ掛けようかと思ってたところさ」 「ま、面倒にならなくてよかったよね」 目覚めに対し、喜びの言葉を口にする男たち。しかし、その口調に友好的なニュアンスは感じられない。 エルは寒気を感じ、一番初めに言葉を発した男をにらみつけた。 すると、その顔に見覚えのあることに気づく。 「……マルクト?」 「ほう、俺の名を覚えていたか」 エルは慌てて、他の二人を確認する。 二番目に言葉を発したのはシズ。三番目はティルトだと認識した。 三人とも、かつてパラディン修練所で共に修行した同僚だ。
26 :
894 :2006/02/27(月) 23:13:32 ID:g1g6+xFA
「これはどういうことだ?」 「どういうこととは?」 「私を襲い、縛り。何を考えている」 「ヒュー。強気だねぇ」 「女性を襲って縛った後、何をするかは相場が決まっているでしょう?」 「っ!」 エルは身を硬くした。知識としてだけ存在する、戦場で敗れた女の末路が脳裏をよぎったからだ。 手を縛られていても、魔法は使える。 意識を集中して、氷の粒をイメージする。周囲を漂うマナが集まり、やがてそれは氷の結晶となり……。 「そこまでだ。もっとも、こいつがどうなっても良いんなら別だが」 結晶を一つ作ったところで、意識の集中を中断させ、マルクトの示す方向に視線を向ける。 「ベラドンナ!」 そこには、地面に寝かされたバスタードソードと、結界のような物に囲まれ動けずにいるベラドンナの姿があった。 「マスター、ごめん……」 「あんたの愛刀だろう? 壊してもいいのかい?」 「くっ」 「ヒュー。おとなしく魔法を消しな」 エルは拳を握り、憤りを必死に抑える。 「分かった」 周囲を巡る、氷の結晶を消した。 「じゃ、始めるか」
27 :
894 :2006/02/27(月) 23:14:04 ID:g1g6+xFA
マルクトが服の上から、あまり大きくはないエルの胸を強く揉む。 エルは痛みしか感じず、ただ耐えた。 「ふむ、処女か」 「なっ!」 思わず声が出た。男たちの下品な笑みでそれが答えになったことを知り、羞恥に顔を赤く染める。 「じゃあ、約束どおり僕からですね」 「ヒュー。まあ、しびれさせたのはお前だからな」 「ま、今のままじゃまだきついだろ」 勝手なことを言う男たち。 エルは恐怖にじっと耐えた。 体は直せる。心の傷は、時が癒してくれると、思い込みながら。 「じゃあ、シズさん舐めてくださいよ」 「っ!」 「ヒュー、良いねぇ」 胸を揉んでいたマルクトと交代するかのように、シズが近づいてくる。 「や、止め」 「おや、愛刀を壊してもよいのかな」 「っ!」 「ヒュー。そうそう」 シズが跪き、エルの足を掴む。 エルは足に力を入れようとした。が、ベラドンナの姿を見て思い留まる。 「ひっ」 気持ち悪い感触が、薄い布越しに走った。 断続的に幾度も繰り返され、そのたびに出そうになる悲鳴を必死に抑える。 「マスター……」 「ベラドンナ……っ……ごめんっ。今……は見ないで……」 弱々しく訴え、相棒に剣の中に帰るよう命じる。 ベラドンナは怒りに顔を歪ませ、首を横に振った。 「僕が編み出した魔法なんですよ」 いやらしい笑みを、ティルトが浮かべている。 エルは悔しさと情けなさがない混ぜになり、出そうになる涙を必死に留めようとした。 しかし、感じる気持ち悪さは変わらず、一筋の涙が頬を伝っていく。
28 :
894 :2006/02/27(月) 23:14:35 ID:g1g6+xFA
と、不意にビクン、と体が跳ねた。 (え?) 「お、感じ始めてきたか」 「ヒュー……ほら、もうベトベトだぜ。もしかして、結構淫乱なんじゃねえか?」 (うそ、うそ……) 頭の中で、その言葉を必死に否定しようとする。が、体の芯が熱くなり、アソコが疼く。 無意識のうちに身を擦り、何かを得ようともがいていた。 「じゃ、そろそろ良いよね。……どうやら、エルも欲しいみたいだし」 シズが離れていく。 その隙にエルは足を閉じ、ぴっちりと身を固め……腿を擦り始めた。 「ヒュー。自分から求めてるぜ」 「ティルト、早くやってやりな」 涙が滲み、ぼやける視界。しかし、その涙は悲しみから漏れたものではなく、浮かされたように熱を帯びていた。 何度も瞬きし、視界を取り戻そうと尽力し……ティルトが、それを取り出すのをはっきりと見た。 「ひっ」 ベラドンナが小さな悲鳴を上げたのが聞こえた。 遅れて、エルもそれが何かを確認する。 「い、いや……」 改めて、自分が何をされるのかを認識し、嫌悪と恐怖に身をすくませる。 しかし、体は上手く動かない。 否。動くたびに、未知の感覚が体を通り抜けていく。 「足、邪魔だね」 ティルトが呟くと、残る二人が近寄ってきた。 強く閉じられていた足を、二人がかりで強引に引き離す。 「や……やめて」 「ふふ、大丈夫。痛いのは一瞬だけだから」 ティルとはそれを、薄い布越しにぴったりとあわせてきた。 エルの体がビクン、と跳ね、股間から愛液を漏らす。 「じゃ、邪魔なものは取ろうか」 下着が取り払われ、涼しい風の感触に、再び未知の感覚が押し寄せてくる。 しかし、それを楽しむ余裕などない。 「行くよ」 「い、いや……いやー!」
29 :
894 :2006/02/27(月) 23:15:09 ID:g1g6+xFA
エルの悲鳴が、森の中に響く。 しかし、何も変わることはない。 根元まで、ティルトのそれが入り込んだ。 「い、痛い……」 すでになりふりなど構っていられなかった。 身を捩り、何とかしてそれから逃れようと暴れようとする。 しかし、男三人の力相手ではそれも叶わず、ただティルトに刺激を与えるだけになる。 「ふふ、自分から動いてくれるなんて……やっぱり淫乱だね」 「ち、違」 「ま、僕だけ楽しむのもなんだし、動くよ」 「や、やめ、いた、痛い。やめて!」 悲鳴と、くちゅくちゅと愛液がはじける音だけが周囲に響く。 やがてエルの中から痛みが消え、代わりに快感が押し寄せてきた。 「や、なんで、こんな。わたし、いや、やめて……」 「いいよ、エル。やっぱり君は淫乱なんだ」 「違う、違う、違う……」 いくら否定しても、事態は変わらない。 いつの間にか、エルは自分から腰を動かしていたのだから。 「ち、てめぇだけ楽しませるかよ」 「ヒュー。そろそろ俺たちも楽しませてもらうよ」 「分かったよ」 「あ、いや、やめて……え?」 不意に、体から重さが消えた。ティルトが持ち上げたらしい。 そのままうつぶせに、四つんばいのような格好にさせられる。 後ろに、先ほど布越しに感じた感触、それよりも大きなものがこすりつけられた。 「え、嘘……やめて、そこは……」 「へへ、行くぜ」 「いや……いやー!」 別の穴に、マルクトのそれが収まったらしい。異物感と、凄まじい痛みを感じる。 「抜いて、抜いて……」 「ヒュー。ちょっとうるさいから黙りな」 「え……うぐ!」 「おっと、歯を立てたら殺すぜ」 口の中に、青臭さが広がっていく。 エルは何もできず、ただ男たちに嬲られていく。 「うぷ……ん……」 快感の波も、エルの精神を犯していった。 すでに、ベラドンナに見られていることも気にならない。
30 :
894 :2006/02/27(月) 23:15:41 ID:g1g6+xFA
「ん……じゅる……は……うん」 自ら舌を使い、シズの快感を誘っていく。 自ら腰を振り、ティルトとマルクトの快感を誘っていく。 そして……。 「く、そろそろ限界かな」 「俺もだ」 「ひゅー……一緒に逝くか」 (逝く……!) その言葉で、失いかけていた意識を取り戻した。 「膣内に出しても、良いよね」 「うぷ……は……ううん」 (いや、やめて。膣内には出さないで!) 「くぅ……どうやら良いみたいだぜ」 「ひゅー、もう限界だぜ」 エルの意思を無視して、話は進んでいく。 そして……。 「うぅーっ! ……」 三人同時に、欲望を吐き出した。
31 :
894 :2006/02/27(月) 23:16:16 ID:g1g6+xFA
「う、うう……」 エルは力なく、草の上に倒れていた。 三つの穴からは精液を、瞳からは涙を止め処なく流しながら。 「ふう、これくらいでいいな」 「ヒュー。これもパラディンをバカにするからだぜ」 パラディン、という単語に、ピクッと体を震わす。 「そうだよ。僕たちだって真剣なんだから」 エルは虚ろな瞳で、三人の男を見た。 「じゃ、失礼するぜ」 「ヒュー。誰にも見つからないと良いな」 「ここら辺は浮浪者が多いから気をつけてね」 勝手なことを言い放ち、去ろうとする三人。 刹那、エルの体が動いた。今まで、快楽と恐怖に支配されていたとは思えないほど俊敏に。 (認めない。絶対に認めない。あんな奴らが、パラディンだなんて!!) バスタードソードを取り上げ、三人に迫る。 「ごめん、ベラドンナ。ちょっと汚いことに使うよ」 「OKマスター。あたしも頭にきてる」 三人の男が振り向いたときには、すでに終わっていた。 三つの小さなソーセージが、草むらに落ちる。 「ん……」 「ひゅー?」 「……え?」 男たちから悲鳴が上がるのを無視し、エルは走り去った。 とりあえず、穢れたこの体を捨てようと、そう思いながら。
32 :
894 :2006/02/27(月) 23:16:48 ID:g1g6+xFA
エルは、鉱山洞窟のようなバリダンジョンの奥で、イメンマハの宰相エスラスと対峙していた。 「私がいなければイメンマハはどうなっていたか……それが分かっていっているのかい?」 「知らないねぇ」 今のエルは、金の長髪に白い肌。皮を合わせて作った鎧を着込んだ、戦士風のいでたち。 あの後ナオに会い、新たな体へと転生したのだ。 傍らには、黄金色の光を放つバスタードソードがある。 エルは剣を握りなおし、エスラスに言い放った。 「あたしが知っているのは、正義なんてものは個人が抱く幻想だってこと。ただ、それだけさ」
33 :
894 :2006/02/27(月) 23:18:19 ID:g1g6+xFA
以上です。 読みづらい部分、矛盾点などあるかも知れませんが、ご了承くだい
神ktkr 次回作も期待してます!
35 :
前スレ864 :2006/02/28(火) 11:56:32 ID:8UDTnmZt
>34 よかった、漏れらの他にも住人がいた(Tд⊂このまま放置殺されるかとオモタ;; 反応は力になるので、是非是非オネw >894 うp、ご苦労! 堪能させていただいた( ̄▽ ̄)ゝ んだねぇ、まだスレもたったばっかだし、途中からよりはいいんじゃないかネ。 次作あがる前までに、もっと住人増えることキボンヌ 職人ももっとカモーン、漏れもがんがるから〜w
ソーセージワラタww
戦士風のいでたちって変身形態かな?
38 :
前スレ864 :2006/03/02(木) 15:30:37 ID:QE3fKyxy
んー、まだ次作終わってないんだけども。なんか前スレより過疎ってる気が;; 折角立ったこのスレだ、なんとか即死はさせん(゜д゜;) はよ投稿せねばw >37 皮を〜って記述があるし、変身じゃないんじゃないか? 変身形態って、明らかに金属服だし。
まぁ、前からそこまでスレの伸びはよくなかったけどな^^; ただやっぱり、ホルスたん投下時の賑わいは凄かったな。 挿絵とか描く人まで現れるくらいだったから、あれにはマジで驚かされたよ。
40 :
894 :2006/03/02(木) 18:40:29 ID:kzDGBN0s
>>36 他に例えが思いつかなかったんですよぉ
あまり生々しくする意味はないですし
>>37 イメージはフルセットレザーアーマー。
転生し、汚れた魔道スーツを脱ぎ捨てたイメージを出すためにこうしてみました
わかり難かったならすみません
>>前スレ864
説明サンクス
>>39 あれは、そう、ホルスたんが可愛すぎたんだ!
41 :
前スレ864 :2006/03/03(金) 10:46:17 ID:3kGj0pfx
むむ、漏れの文章もふたなりと言う好みのはっきり分かれるジャンルだったしな(´д`;) ネトゲは晒しスレの方がどーしても賑わうのは分かっているのさ。 しかしさ、しかしさ! 漏れは「( ゚∀゚)o彡゜ナオたん!おっぱい!」でモマエらと騒ぎたいのさ(T▽T) というわけで、次回はナオたんとサッキュンと+αがモシモシだ! <と、予告して人目を引くテスト;;
42 :
前スレ714 :2006/03/03(金) 22:38:51 ID:K2x4eyoI
エロはまだないです。 保守ということで書き込みます
『バリ上級無制限 残り1人 7/8』 そんな看板が目の前に上がり、上級に行ったことの無かった私は飛びついた。 「よろしくお願いします〜」 「よろ〜」 「よろしく〜」 私の挨拶にPTメンバから言葉が返ってくる。 ・ ・ ・ 私は以前は友人についていって狩りを手伝ったりしていたが、 先日の嫌な出来事(前スレ714)があってからの友人の豹変ぶりに、 少し距離を置くことにした。 そこで、普段は立ち寄らないバンホールに訪れていたわけだが、 物品の補充がおわり、少し暇ができたときに看板が現れて、 残り一人という言葉に思わず飛びついてしまった。 加入してふと、気がついたことを言う 「あれ? 私以外は皆さん同じギルドなんですね?」 「そうだよ。ギルメンで8人集まらなくてね」 「なるほど」 「じゃ、すぐ出発するけど、準備はおk?」 「はい」 ・ ・ ・ バリ上級は、3Fくらいまではサクサクと進んできた。 ティロに会えたのには、感動した。 途中でPTメンバから弓メインである私に 「弓uzeeeeeeeee」 とギルドメッセを誤爆され、苦笑いを浮かべたりしてしまったが。 4Fに差し掛かると、PTメンバがささやきあいだした。 「そろそろじゃね?」「かもな」「気をつけて」などなど… 私が何かな?とマグナムを構えて、 メンバがスイッチをたたいた時、今までと違う敵が出てきた。 「でたー!」「退避!退避!」「通路までさがって!」各々が言う。 敵はサハギンだった。「なんだ?サハギンか」とマグナムを撃つ。 ダメージはクリティカルし、3/4を削る。 私は通路の反対、部屋の奥にいたため、中心にいたサハギンは 運良く通路の中に飛ばされていった。 (後はPTメンバが倒してくれるだろう… 目の前に飛んだんだから) 私はそう思っていた。しかし、現実は違った。
・・・背中の樽から伸びたロープに火をつけたサハギン。 ・・・悲鳴をあげて逃げ惑うPTメンバ。 ・・・・・・そして爆音とともに閃光が瞬いた。 一瞬なにが起こったのかわからなかった。 近くにいたPTメンバがほとんど即死し、 さらに連鎖的に爆心地に近いサハギンがどんどん誘爆していく。 私の周りにも2体ほどいたが、すべて爆発した。 わけが判らず、サハギンの「バンザーイ」という言葉が聞こえたかどうか おぼろげで、そこで記憶が途絶えた。 ・ ・ ・ 羽で起こされ、気がついたら足首と手首が縛られ、服が脱がされていた。 私を覗き込むPTメンバ。 一人は、怒りをあらわにして騒いでいるように見える。 あ・・・耳が聞こえない・・・ 少しの間のあと、GMである看板をたてた一人が、いきなり私の胸をもんできた!
とまあ、ここまで。 エロシーンは各々妄想してください・・・ 公式の弓関連の罵り合いにうんざりしつつ、 先日バリ上級であった出来事にエロ要素を と思って書いてましたが、 才能がないのに気がついて途中投下。 先生!エロがかけません!というわけで、続きはまた今度…
46 :
前スレ864 :2006/03/04(土) 13:07:29 ID:K7hjFt/Z
「書く!」といったが、マビプレイの方で楽譜作りに追われる漏れOTZ ナオネタがなんか辛くなったので、申し訳ないが内容予告を訂正させてくれ… ナオなしで、サッキュンはあり。あとはまぁ、公開までとっといてくれ… ひょっとしたら期待していたモマエら、スマソOTZ >45 エロなんざ、比喩だの凝らなくても、淡々と自分の妄想を書けばなんとかなる! 才能なんざなんだ(゜д゜) 魂で書くのだ、魂でw と、えらそうな事書いたので、こちらもはよあげますかねっと…
前のエロパロ板が過去ログにいっちゃったな。 バックアップとってた人とかいる? まとめサイトとか作らんでいいのかな?
犬×黒さっきゅんのエロ書いた人にまた書いて欲しいな(;´Д`)ハァハァ
>>47 ●持ちだから場所提供してくれればHTML化したの提供するよ
いや、やっぱりホルスたんだろ。 難しいかも知れないけど続編とかを激しく希望(;´Д`)ハァハァ
ルエリとトリアナたんのラブラブ純愛初体験エロSS書いて欲しいな
52 :
前スレ864 :2006/03/06(月) 17:48:04 ID:+7j/T0dQ
|ゝ`)作曲に追われながら、また様子見にきますた。 >49 漏れの分はしっかり漏れが管理してマス。当然だよな;; >50 ホルスタンの作者じゃないので、尽力できずスマソ。 俺なりに皆がフィーバーできるものを書きたいと思う。 >51 G2だっけ? まだいってないんよ;; いったらかなり考えるのだが;;しかし漏れ、鬼畜のが書きやすい人種であることも確か;;
sage推奨じゃなかったっけここ ただの雑談で上げるのはどうかと
ageんなヴォケ と心で思ってたけど、 あがったならしょうがないと思う俺ガイル ここで言ってしまったらダメだと思うが、かっとなって止められなかった。 今はSSのプロットを脳内で作ることで反省に置き換えている。 >53 その恨み、確かに受け取った。
まぁ、活性化させようっていう前スレ864の心意気は悪くないと思うんだ。 でもここは別に、864が管理してる掲示板ってわけでもないんだし、 付けられるスレ全てに返信することは無いんじゃないかな?…と思った。
まあageちまったもんはしょうがねーべ その代わり素晴らしいエロSSを投下してくれればそれでいい(;´Д`)ハァハァ
57 :
前スレ864 :2006/03/08(水) 04:38:59 ID:ndoSqGEj
sageなかったのは俺の落ち度。全く申し訳ない。 一々レスしてたのは、前スレからの誘致無かったから、人が来るまで面倒みようと思ってた。 でもただのウザい行為だったようだ。反省してる。 と、こう書いてること自体も、ウザいんだろうけれども。ケジメをつけたかった。
次スレハケーン ああ、容量オーバーだったのね…道理で半端だと思ったよw 864氏GJ&乙っ
ところで 純粋に淡い想いで好きなNPCは誰だい? 自分の趣向だけで書くとアイラ マイ ラブを突っ走りそうだ
ぽっちゃり好きーなのでケイティンかな。 前はエンデリオンも良いと思ってたんだけど、 話しかけるたびに「初めまして」と言われるのが辛かったorz
おかしいな、最近ベビンが可愛く見えてしょうがないんだが… プレゼントあげると「こんな私にくれるなんて…」ってさりげなく謙虚だしぬいぐるみあげると喜ぶし…
クリステル あ?メインストリーム? 脳内補完100%ですよ
メインストリームだとたまに自分の事俺とか言い出すクリステルですが
モリアンかな〜。滅多に会えないけどさ 全く関係ないがマビのNPCってBLなら作るのらくだよね… 何
さっきゅんの誘惑に反応無かったタルラークだが ルエリ似のいんきゅんの誘惑に。。。な なにをする きさまらー!
ケイティンがぽっちゃりに見えない件について
>>64 から昔付き合ってた彼女とまったく同じ腐女子臭がする件について。
BLっつーとなんだ、トレボー×レイナルドとかか?(違
タルエリとかマヌスチュとかショーンカムガンとかうわなにをすr マビは女性向け同人なら作るの簡単デスヨ?w女性陣影薄いシネ G3なんてタルとルエリの絡み(謎)しか印象に残ってないよ
レイナルド×メイブン
71 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:25:32 ID:EhpEI1U6
|ゝT)以前は申し訳なかった。お詫びを兼ねて、SSを投稿する… >53、これで恨みをとっていただけると幸い。 >56にはこれでもって、応えてあげたい。 他の住人皆にも、これで以って償いたい…
三週間程前のこと。 「ラビダンジョンの支配権を、お前に託すことにした」 ポウォールの上司からいきなり呼び出しをくらった黒サキュバスのノワールは、突然の話に唖然とした。 「お前も知っての通り、我々の世界は実力主義だ。人間に負けるようなダンジョン支配者なぞ、当然即刻で降格させる。 その点で言えば、前任のラビ支配者はかなりの成功者と言っていいだろう。何せ5年間も負けなしなのだからな。しかし…」 「しかし、なんですか…?」 全く夢にすら見なかった展開にすっかり面食らい、とぎまぎと尋ねるノワール、 「負けなしの方なら、その方にずっとやって頂けばいいじゃないですか。わ、私なんかに…」 何を隠そう、ノワールは極端にプレッシャーに弱いのだ。支配者なんて如何にもな大役をしていたら、胃に穴が開いてしまうだろう。 上司は、ふむ、と頷くと、淡々と応える、 「しかしな、かのサキュバスには…問題が起こってな」 「…問題、ですか?」 きょとんと聞き返すノワール。それに対する上司の言葉は、やはり淡々としている。 「うむ。彼女はその…体質的に、太りやすくてな。初めの二年間はなんとか体型を気をつけるよう、指示してきのだが…。 だが3年目にはいって、彼女は…その、皮下脂肪にエネルギーを十分すぎるほど蓄えた体質になってしまってな。 そんな体質になってからだ、ラビダンジョンに人間の足が全く入ってこなくなってしまったのだ」 「良い話じゃないですか? 私達としては、無駄に人間と戦う必要が減ったわけですし…」 「バカモノがッ!」 突然、上司が怒気を膨らませて、ノワールへ怒号を飛ばした。思わずびくっと体を縮めるノワール。 「我々の使命とは何だ!? 人間達に恐怖と絶望を与えることだ! 我らが巣食うダンジョンへと足を運ばせ、数多の罠と手勢で徹底的に痛めつけた挙句に、待ち受ける支配者が最期の苦痛を与える! それが出来なくなったポウォールなど、去勢されたも同様だ!」 上司の剣幕に始終びびりながらも、しっかり『去勢』という言葉に顔を赤らめるノワール。 何を隠そう、ノワールは未だ処女であった。だがサキュバスと云う性質上、シモ関係の話には多大な興味を示す。 「そこで、新たなサキュバスによってラビを統治する必要が出てきたわけだ。 聞けばお前はまだ新人ながら、戦闘技術はベテラン顔負けの天才と名高い。そして…」 上司はノワールのつま先から頭のてっぺんまでへと、ゆっくり視線を這わせる。 胸の谷間を強調し、下着が丸々透けたスカート…そのサキュバスの制服に包まれているノワールの体は、誰しもが生唾を飲んでしまう、そんな完璧な体型だった。 全く垂れない、しかしふくよか極まりない胸。張りのある、ほどよい肉付きの尻、そして太もも。ほっそりとした腰。 サキュバスの服は彼女の為にあるような錯覚さえ覚えると共に、見ただけで普通の男なら思わず勃起してしまうだろう。 そして、その顔立ち。幼さを残しつつも艶を含んだ、愛くるしさの溢れる顔立ち。伏目がちにしたつり目の赤い瞳は、いかなる男の心を吸い込んでしまうだろう。 (…ウホッ) 思わず上司も勃起してしまったが、咳払いして気を取り直し、 「うむ、お前ならば、見事にラビの地獄に愚かなる人間達を呼び込めるだろう!」
上司の命令に逆らえるはずもなく、ノワールはラビの支配者として最深部に君臨することになった。 初めの一週間は、前からの余韻もあり、全く人が来なくて退屈極まりない時間を過ごしていたが。 上司が工作でもしたのか、一週間過ぎからぼちぼちと人が入り始め…そして今、ラビはひっきりなしに冒険者が訪れるようになってしまった。 来る冒険者の九割九分は男性だ。 「覚悟しろ!」 と精悍に叫びつつも、だらけた顔を曝け出して突進してくる者やら、 「好きだぁあああああああ!」 と剣を捨てて腕を大きく広げ、抱きつこうと突進する者やら、 「えろえろえっちでぷりちぃなサキュバスたんはここですかはぁはぁ」 と脂ぎった汗を充満させた体で、ふらふらと歩いてくる者やら。 様々な男たちが、或る意味熱い思いをぶつけんと挑んで来た。 だが、ノワールはカワイイだけのサキュバスではない。 こういった男たちが突進してくるのを、引きつった笑いで迎えると、恐ろしく威力の高いファイアボルトで一発で昇天させて差し上げる。 そして倒れてゆく男たちは、どこか満足げな顔をしているのであった。 そんなこんなで今に至るわけだが。 この日は珍しく、人間がさほど足を運んでこなかった。 いや、来ることは来るにも、配下のスケルトン達でダウンするような者達だけで、ノワールの元までたどり着くような者はいなかった。 久々に余暇を満喫できる、と純粋に喜ぶノワールは、まるっきり少女趣味で飾りつけた最深部の部屋のベッドに寝転がり、読書をふけっていた。 ノワールは読書が好きだ。行った事の無いもの、見た事の無いものに想像の中ででも触れることができるし、何より経験したことの無い事に触れられるからだ。 中でも好きな本は、純愛がテーマの本である。 サキュバスにしては素敵な恋に憧れている彼女、しかしポウォールの男性格といえば、ラットマンやらライカンのような体臭のきつい者達ばかり。 もしくはスケルトンやらゴーストアーマーのような、雲を掴むような者達だ。 故にノワールの『王子様』は人間と言うことになる。 ポウォールの世界にいた時から、ノワールは「カッコイイ(人間の)男性」に憧れていたが、しかし人間の世界に来た今、彼女は少なからず幻滅していた。 何人も見てきた男たちは悉くが『王子様』どころか、冒険小説にでてくる下卑た山賊達にしか見えなかった。 それで彼女は少しでも暇があると、小説の中の『王子様』に会わんと、純愛ものの本を読みふけるようになった。 …しかし、純愛ものと言っても、ポウォールの世界に売られているもの。純愛ジャンルの官能小説なのだが。
今ノワールが熱心に読んでいる本は、彼女が特にお気に入りである、『貴方の眼鏡の中へ…』。もう何度も読み直している本だ。 その作者はルテスリというが、実はそれはダンバードンのクリステルであり、自分がタルラークとありたかった関係を濃厚な性描写で書いたものなのだが。 ノワールがそれを知る由もなければ、知ったところでどうとなる話ではない。 とにかく、ノワールはその中に書かれている、サキュバスと人間の禁断の恋、そしてその愛溢れる性行為の話に多大な憧憬を抱いていた。 今正に眺めているページは、本の中でもノワールの特に好きなシーンの一つが描かれていた。 ――「私も貴女を愛してます」 眼鏡の魔道士は私を優しく抱きしめてくれた。私は彼の胸に顔うずめて、思わず涙を零してしまった。 だって…私の思いは行き場を求めて彷徨い続けて消えてゆく雲には、ならずにすんだのだもの。 ここに、腕と共に私の思いを受け止めてくれた、愛しい人がいる。 私は思いが溢れて貯まらず、嗚咽を上げて泣きじゃくってしまった。 そんな私の頭を彼は優しく撫でてくれた。私は猛烈に彼が恋しくなり、彼の顔を見ていない事に勿体無さを感じて、まだ涙を溜めたまま彼の顔を見上げた。 私と彼、その視線が絡みあう。それは甘いささやきのように私の瞳をくすぐった。 その瞳の中の彼の顔、どんどん私に近づいてくる。それは、私も望んでいた行為だった。 私は瞼を閉じて、彼の行為を…その唇が私の唇を塞ぐのを待った。 その時が来た時。私の至福の喜びは、どう表したらいいのだろう。 唇を伝わる彼の温かさを更に求めて私は彼の唇を必死に貪った。 いつしか私たちは唇と共に舌も絡めていた。二人の唾液が絡み合い、行く筋もの糸を引き、私たちの出来上がった絆を象徴しているようだった。 彼が私の体に手を回し、ぐいっと引き寄せた。彼とさらに密着する私の股ぐらに、服越しにも十分伝わる熱く、堅い彼の中心が当たった。 彼は今、私を、私の全てを求めてる。彼は私に、彼自身の全てをぶつけたいと願ってる。 その証拠に、彼は熱く太い彼の中心を、執拗に私の股ぐらにこすりつけてきていた。 私にはそのことがたまらなく嬉しかった。私の中心は彼の思いを求めて、愛で滴る蜜を溢れだしていた。 永遠のようにも思えた二人のキスの時間は、ゆっくりと終わりを告げた。私達二人はすっかり荒れてしまった息を吹きかけあい、愛で潤む瞳をぶつけた。 私はたまらなくなって、彼の熱く勃ちあがった中心を彼の服越しに撫でながら、膝をゆっくりと折りながら、彼の中心へと顔を近づけた。 やがて私は彼の中心に…服越しにも勃起がよく分かる彼の中心に、顔を摺り寄せた。 「…私を求めてくれてる…ぶつけたい思いをはちきれそうな位に溜めて…辛そう… 私が今、あなたを解き放ってあげるね…」 私が彼のズボンに手をかけても、彼は止めなかった。私はゆっくり、優しく、彼のズボンを、そして下着を下ろした。 そこに現れた、愛を求めて唾液を垂らす彼の中心を見た私は、ゆっくりと唇を近づけて…――
「姐さん〜」 いきなり、コキコキとした音と共に、声が耳に入る。 とろろ〜んとした表情で(官能)小説の世界に浸っていたノワールは、びくっ体を痙攣させるようにして我に帰り、声の主を見た。 そこにいたのは、一人の武装したメタルスケルトン。前任のサキュバスの頃からこのダンジョンのスケルトン達を束ねている、ボーンド隊長だ。 「ああ、読書中でしたか、すいません」 可愛らしく頬を膨らませて睨む(といっても、凄みより魅力が際立ってしまう睨みだが)ノワールに、ぺこりと頭を下げて謝罪するボーンド隊長。 「ですが、姐さん、そろそろ出番になりそうですぜ。お客さんが来たんですよ」 はぁ…ノワールは睨んだ表情から一転、落胆した表情を作った。 「…どうせまた、ロクでもない人間の男の人でしょう…なんとかがんばって、そっちだけで撃退しててよ…」 「ええ、そりゃ、私達だって、全力で掛からせていただいてますよ。ですがね…」 ボーンドは顔を…というか、眼窩の中にある眼光に宿る表情を焦燥と不安に染めた。 やがて決心したように眼光を強く光らすと、腰の脇につけた映像用水晶を取り出した。 「これを見てください!」 金属光沢に輝く掌に握られた水晶を覗き込むノワール。そこに映った光景は………。 ラビダンジョンの一室。そこにはボーンド隊長の部下であるメタルスケルトン達が10以上映っている。彼らは皆一様に、部屋の角隅の一点に視線を集中していた。 最初そこに何が移っているのか、ノワールはよく分からずに眼を凝らした…それもそのはず、そこには漆黒のローブにフードまで被った人物が、闇と同化して立っていた。 人物の比較的近くを囲むスケルトンは6体、腕には油断なく剣を構えている。残りは距離をとって弓矢を構えていた。 こういう光景なら、ノワールは何度か水晶越しで見たことがある。トラップを愚かにも連続で発動させ、どうしようもない袋小路に陥った者だ。 そしてその結末も何度も見たことがある。剣と矢で串刺しにされて地に転がるところだが。 今回の結末は、ノワールの未だ見たことのないものであった。 人物は恐ろしく素早い動きで剣を構えるスケルトンのど真ん中に入り込むと、スケルトン達が反応する間も与えずにウインドミルを発動。 暴風竜巻の如き剣の颶風が巻き起こり、一気に6体のスケルトン達が部品に分解されて吹き飛んだ。 これに驚愕したスケルトン達。そのタイムラグが彼らの命取りとなった。 疾風の如き素早さで人物はスケルトンの懐に迫ると、あっと言う間に3匹をスマッシュにてぶっ飛ばした。 残りがはっと気付いて矢を飛ばすものの、人物はまるで全身に眼でもついているかのように、最小限の動きで避け切る。 どころかその手で額に届かんとしていた矢を、その手で無造作に捕まてみせることすらしてみせた。 こんな相手に対して、スケルトン達に勝ち目があるわけがなかった。残りが倒されるまで、さほど時間はかからなかった。 全てを仕留め終えた人物は、汗を脱ぐわんとフードを上げた…そこに見えた顔は。 ドキーンッ! ノワールの心臓が跳ね上がった。
ダンジョンの粘りつくような闇の中でなお輝きをみせる、金色の髪。 涼しげで鋭い光を放ち闇を射抜く、青の瞳。 そして、均整の取れた、知性と意志を備えた、冷ややかな顔立ち。 今まで出合った人間男子とは全く次元の違う。まるで小説の世界のヒーローが、活字から肉を纏ったかのような存在だ。 「これはついさっきの映像です。こいつ、化け物みたいに滅法強くて、この三階層までくるのに、1時間と足らずにたどり着きやがったんですぜ…。 って、姐さん、姐さーん??」 ボーンド隊長が声をかけるもののノワールは、ほわわ〜んと恍惚へとトリップした表情を浮かべたまま、水晶越しの人物を眺めいった。 やがて水晶の映像が終わると、ようやくノワールは我に帰り、ボーンド隊長の「姐さーん」と呼ぶ声に反応した。 「え、あ、ああ、なに?」 「あの…つまりは、この男は姐さんの会ってきた人間の中では特別強いヤツでして、苦戦するかもしれないので、気合を入れた方がいいスよ、ってことですよ」 「あ、ああ…気合…」 そう口に出すノワールの心の中では、すでに気合は持ち上がっていた。 が、それは戦闘への気合ではなく、この男と如何にロマンチックな出会いを果たし、お気に入りの小説の世界のような関係を築くか、ということへのものだったが…。 今はただ、透き通るばかりの水晶玉に、あの男のステキな顔立ちを思い浮かべつつ、ノワールは両手をぎゅっと握り、静かに赤の瞳に更に炎を灯した。 が、いきなりノワールの心は、早くも挫かれた。水晶玉にいきなり、ボロボロになったスケルトンのドアップが現れたからだ。 (…空気読んで…お願いだから…) 萎えてがっくりと頭を垂れるノワール。逆にいきり立つのは、ボーンド隊長であった。 「どうした、ヴァンスカル伍長!」 『隊長…我々三階層中間守護班は全滅です…アイツは全く、バケモノです…隊長、姐さん、十分お気をつけを…ぐはっ!』 「ヴァンスカルごちょおおおおおおおおおぉぉぉっ!」 身の無い骨達が繰り広げる男臭いドラマに、さらにノワールは萎え。目の前の世界が遠くなってゆくような錯覚すら覚えた。 やがて水晶玉は再び透き通り、ボーンド隊長は凛々しく眼窩の眼光を輝かせると、ぴしっと気をつけの体勢をとって、ノワールに向き直り敬礼した。 「ノワール様、これより私、ボーンドは敵の撃破に向かって参ります。ノワール様、もしもの時は、私は屍として大地に転がりながらも、御武運をお祈りしまております」 (十分今も屍だけども…) 突っ込みたくなるノワールだが、やる気の者の戦意を喪失させるようなマネは流石にしなかった。 ボーンド隊長はそして、素早く踵を返すとわき目も振らずに部屋から走り去った。 力なく作り笑みを浮かべて、ひらひらと手を振って見送るノワール。が、ボーンド隊長が視界から消えると、はっとした。 (スケルトン達は言ってた…あの方は、今この三階層の、もう中間にいると!!) そう、脱力してるヒマは無かった。あのステキな男とステキな出会いを果たし、ステキな恋愛を経験するはずではなかったか!? 途端に慌て出すノワール。ステキな出会いにはそれなりの準備が必要だ。しかし、あの強い方のことだ、そうそう時間をとってはいられない! ノワールは素早く、しかし出来うる限り考えを及ばせながら、行動を開始した。 ところで、ボーンド隊長率いる最終防衛班は。 その15分後に到着したあの男によって、5分と持たずに全滅していた。 首から下と離されたボーンド隊長は、ころころと地面を転がりながら、 「姐さん、気をつけてください、あいつは…!」 と力なく叫んでいた。
ぎぎぃ…重く、不快に軋んだ音を上げて、最深部の部屋…つまり、ノワールが冒険者と相対する部屋の扉が、ゆっくりと開いた。 粘りつくような闇が支配する、広大な部屋の空間の中へと、黒のローブに身を包んだ男は恐れ気もなく侵入する。 彼の鋭い眼差しは、一刻も早く餌食を見つけて貪らんとする、夜間の肉食獣の静かにして鮮烈な眼光が宿っていた。 その眼光で以って射抜く相手を見つけられずに、部屋の中央あたりまで足を進めると…彼の耳を、可憐な声で口ずさまれる歌がくすぐった。 ――まだ見ぬ貴方を 私は想い馳せる 貴方の眼差し 貴方の言葉 私は貴方に 全てを捧げたい 私の眼差し 私の言葉 全ては貴方の物 全ては貴方の物―― 声のするほうへと眼を凝らすと…闇に一体化するような、漆黒のドレスに身を纏った女が、闇の中に浮かび上がった。 彼女はこちらに背を向け、体を小さく横にゆすりながら、歌を口ずさんでいたのであった。 やがて歌が終わると、女は動きをやめ、男に背を向けたまま、可愛らしい笑いを載せた言葉を発した、 「今の歌は、貴方に捧げる歌よ…ステキな冒険者さん」 そして女は…ノワールは、優雅に踵を返すと、精一杯の愛らしさを湛えた、極上の笑みで男を迎えた。 (決まった!!) ノワールは心の中でガッツポーズを取った。 お気に入りの小説を参考に、歌(なんとか自作したもの)で以ってまずは冒険者の心をくすぐり、そして笑みで以ってトドメを刺す。 …まぁ、これはあの小説の作者クリステルがやっていた事のパクリになるわけだが。そんな事はノワールには当然知る由もない。 対するローブの男は、足を止めて微動だにせず、被ったフードの向こうでノワールに視線を注いでることであろう。 この事実をこちらに興味を持ってくれたと判断し、純粋に喜ぶノワール。 その喜びが更に増したのは、男がフードを外してくれたからだ。 あの水晶越しで見たステキな顔が今、何の障害も中継も無く、肉眼のみに映っている。 今見る彼の顔は水晶越しより何倍もステキに見えて、思わずノワールの顔は恍惚に蕩けそうになった。 (ダメダメ、まだ終わってないのよ、ノワール!) 心中で首をはげしく横に振って、恍惚をひとまず押し込んで。 次の予定は、戦いによって二人の心を行動でもってぶつけ合い、挙句に負かした相手に優しさを見せて心を通わす、と云うものだ。 「…ふふ、だんまりなワケ? ポウォールに話す言葉は無いっていうのかしら? いいわよ、風に流されるだけの言葉なんて、不要だわ」 優雅に右腕を前に出しながら、小さく、素早くライトニングボルトの詠唱を唱える。 流石にカワイイだけではないサキュバスのノワール、その準備動作は恐ろしく速く、一気に5つのライトニングボルトの塊を身の回りに漂わせた。 「まずは行動で示せと言…」 ――…だな―― ノワールがシナリオとして必死に考えた台詞を最期までいうより早く。男はボソボソと何かを呟いた。 「え?」 思わず素直に顔をきょとんとさせて、聞き返すノワール。その様子を見た男が――哂った。 スマイルでも楽しげな笑いでもない、邪な感情をむき出しにした、剣呑な哂い。 (何、この人…!?) 想定するわけもなかった展開に、ノワールはおろおろしてしまう。嫌な予感が豊かな胸の内に膨らんでゆき、冷や汗が珠の肌にじっとりと浮かびあがった。 狼狽する彼女の目の前で、男に変化が訪れようとしていた。
78 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:31:46 ID:EhpEI1U6
男の体に突如、黒い電流が走った。それは徐々に激しくなり、激しさは頂点に達すると、電流は暗黒の爆発となった。 爆発した暗黒は、洞窟の闇よりさらに深い…光が単に届かぬのでなく、光を喰い殺しているような、冷たい闇であった。 激しい一陣の烈風が巻き起こり、ノワールの体を、豊かな胸を、見事な脚部を隠すスカートを激しく揺らした。 風が収まると…男の立っていたところには、異様な人物が直立していた。 ぬらぬらと粘るような黒い金属光沢を放つ、異様な漆黒の甲冑に身を包んだ人物。 ダークナイト…そう呼ばれる、負の感情を力の根源とする、堕ちた騎士。秩序を嫌悪し、混沌と欲望に身を委ねた存在。 ポウォールにも多大に恐れられているその存在を、ノワールは初めて眼にしたわけだが、彼女はただただ混乱していた。 (あのステキな方が…まさか…) 全身から血の気が引き下がり、呼吸も鼓動も凍り付いてしまったようだ。剣を握る手からも力は抜け、剣はからん、と乾いた音を立てて地に落ちた。 それが何らかの合図の役割でも果たしたのか…ダークナイトは地を蹴ると、黒い疾風となってノワールに向かってきた。 あわててライトニングボルトを放とうとするが…遅い。ダークナイトは握り締めた拳をノワールの腹に叩き込んだ。 「あぐっ…!」 強烈な衝撃に、ライトニングボルトへの集中は霧散し、宙を漂う電撃の塊は空しく消えていった。 そして広がる激痛に、ノワールは足の力が抜け、大地に倒れてうずくま――れなかった。ダークナイトが彼女の上に馬乗りになる形で、彼女の太ももに腰掛けたのだ。 「ここのダンジョンのサキュバスは、デブ女だって聞かされてたんだが…噂は本当だったんだな、こんなカワイイのが来たなんてな」 そう語るダークナイトのヘルムがにゅるりと溶かしたチョコレートのように流れると、彼の顔が――ノワールを虜にした、あの顔が現れた。 しかし今その顔は、どす黒い欲望をはらんだ邪な笑みで満ちていた。 ノワールは何か言い換えそうと云う意志はあるが、お腹の激痛に耐えるので精一杯だ。 その一方で、ダークナイトはごつごつした篭手で覆われた手をノワールのふくよかな胸に伸ばした。そしてするするとドレスの胸部をはだけ、美しい乳房を露出させる。 ダークナイトは完璧な比率の乳輪と乳首がついた乳房に舐めるように視線を這わすと、乱暴に両の手で両の乳房を掴んだ。 ぴくんっ…ノワールの体が、思わず性感に痙攣した。ダークナイトの鎧は生暖かく、金属というよりも生物のような感覚で、乳房を刺激し、揉みしだく。 「最高の感触だ…お前、絶対にサキュバスの最高傑作だよ…」 甘い調子を含んだ囁きがノワールの鼓膜をくすぐった、その時。びくんっ、とノワールは前より大きく体を痙攣させた。 ダークナイトの掌の中で、乳首がつねられ、引き伸ばされてるのだ。まるで掌の真ん中に、指でもあるかのようだ。 「…んあっ、い、いやっ!」 強引に弄ばれる乳首の痛みに、ノワールは悲痛な叫びを上げるが… 「イヤ、か?その割にはエロい表情させて、乳首もしっかり堅くしてやがるじゃねぇかよ」 そう、それは事実であった。ノワールの顔は紅潮しているし、乳首もこれ以上無いほどに堅くなってしまっている。 そして、股間を隠す下着も、しっとりと愛欲の湿りを帯びてきていた。 これがサキュバスという種族の性質であった。苦痛よりも何よりも、性感を優先する神経。 ようやくダークナイトは乳房から手を離した。ノワールの強引に弄ばれた乳首は、綺麗なピンクから痛々しい赤に変わっていたが、これ以上無いほど勃ちあがっていた。 「お前…最高にカワイイよ。人間の女なんかより、よっぽど素直な反応してくれちゃうしな」 優しく語る声の調子とは裏腹に、ダークナイトの顔には歪みきった笑みが浮かんでいる。 その彼の指が、ノワールのドレス越しに股間のワレメを、ねっとりとなぞり始めた。
79 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:32:33 ID:EhpEI1U6
あはぅ…」 次第に強く、ワレメを押し広げるようにぐいぐいと力を加えてゆくダークナイトの指。 素直なサキュバスの陰部は、その指の刺激を更に求めんと愛液の涎を溢れ出し、ドレスの股間にみるまにシミを作ってゆく。 嫌悪が見て取れるとも、愛欲の表情が少なからず混ざり、複雑ながらも艶やかきわまりない表情にとなったノワールの顔をみて、ダークナイトは更に笑みを大きくした。 「こんな一級品を肉奴隷にできるなんてな…最高だぜ」 そういいながら、ダークナイトはノワールの股間をいぢくりながらも、もう一方の手でズボンで云えばポケットのついている辺りに手をおいた。 すると、鎧のその部分はまるで不気味な生物が口開けるような動きを見せて、ぱっくりと展開した。そこから何かを掴んだ舌のような漆黒の触手が伸びて、ダークナイトの手にその『何か』を渡した。 快楽に必死に抗いながら、ノワールはその『何か』に多大な不安を感じ、必死にそれを視認しようと視界を届かせる。 そこにあったのは、不気味な紫色に染められた、何がしかの動物の皮でできた、スクロール。 「試作段階だとか言っていたが…まぁいいさ、失敗したらしたで、普通にヤるだけだ」 スクロールをまじまじと眺めながら、ダークナイトは一人ごちる。そしていぢくる指をノワールの股間から引き離すと、スクロールを紐解き、広げた。 (…まさか…あれは…!!) ノワールの背筋に、冷たい汗がぶわっと浮かんだ。 先輩サキュバスから聞いたことがあった…ポウォールがダークナイトを恐れる理由は、その暴力性だけでないと。 『あいつらはね、あたし達を操る術を使うことができるのよ。 まだ幸いにもあたし達サキュバス族を操る術はできていないみたいだけども…欲深い人間達のことだよ、いつかは絶対に操る術を手に入れる。 あたしはサキュバスだから勿論、えっちは好きだけどさ…そんな術でブサイクなネクラ男の肉奴隷として使われるなんて、ゴメンだもの』 先輩サキュバスの言葉が胸中で蘇る。まだできていないとは言っていた、しかしこの男は『試作段階』だと言っていた。まさか…。 「そう怯えるなよ…お前の好きなことを命一杯させてやるだけさ…ただし、俺の命令で、な」 ダークナイトは語りながら、一方の掌でノワールの陰部周辺を掴むように覆った。そしてもう一方の手に持ったスクロールを眺めつつ、ぶつぶつと呪文の詠唱を始める。 詠唱が進むにつれて、陰部を覆う掌が熱を帯びてゆくのを感じた。その熱はさらに詠唱が進むと共に、ノワールの陰部へと移る。 気味の悪い生暖かさが膣の神経を這い上がり、子宮へと昇ってゆく。性的快楽と生理的嫌悪感とが一気にノワールを犯し、彼女は涎の糸を行く筋も引きながら大口をあげて、よがった。 詠唱は更に続いているようだが、もうそれを認識するほどの余裕はなくなった。子宮が発火するのでないか、と言う程に熱が貯まったその途端、子宮から脊椎、そして脳へと電流のような快楽が這い上がってきた。 「いやああぁぁぁぁあああんんんっ!」 脳が破壊されるのではないと思うほどの快楽に、ノワールは頂点に達し、更に大きな声でよがった。ダークナイトの掌の下で、彼女の陰部が盛大に潮吹き、ドレス越しにでも彼の手はねっとりとした粘液に濡れた。 ノワールの頭の中へと移動した熱は、彼女の思考に靄を落す。熱病を患った時の不快な意識の浮遊感が、彼女の意志を縛る。 「成功したのか…? おい、サキュバス、俺の事をご主人様と呼んでみな」 術式を終えたダークナイトが、疑問の色に染まった言葉を投げかけてくる。 ノワールは当然、彼の命令なぞに従う気はなく、朦朧とした意識の中ではっきりと拒絶の意志を持った…のだが。 「はい…ご主人様…」 荒い呼吸混じりの、欲情しきった声が彼女の耳に届いた…そしてそれが自分の声だと気付くまでに、彼女は少々の時間を要した。 ダークナイトが、激しい哄笑をあげた、「ひゃはははは、大成功じゃねぇか!」 もう用の済んだスクロールをくしゃくしゃにして投げ捨てると、ダークナイトは立ち上がった。そしてノワールの股間を掴んでいた手…ねっとりと濡れたその手をノワールへと突き出すと、 「お前の潮で汚れちまったんだぜ、この手。責任をもって、お前が綺麗にしろ、肉奴隷!」 (誰があなたの言うことなんか!) ノワールは気丈に反発するも、それは胸中だけであった。
80 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:33:16 ID:EhpEI1U6
「了解…しました…ご主人様」 未だ快楽の余韻が残る体をゆっくりと起こしたノワールは、四つ這いになってダークナイトの突き出された手へ向かい、顔を近づけた。 そして手を盛大に濡らしていた己の体液を、己の舌でもって舐めとり出した。指の上のを舐める時には、すっかりと己の口に指を咥え込んで、舐め取った。 「ひゃははは、最高にカワイイヤツだよ、お前!」 ダークナイトは己の篭手がノワールの唾液で濡れきると、手をさっと引き込めた。 「もう手はいい。お前の為に汚れちまった場所が、もう一つある。そこを次は掃除しろ」 「何なりと申しつけください、ご主人様…」 四つ這いのまま、従順に次の命令を待つ、ノワールの体。その彼女の目の前で、ダークナイトの股間周辺の鎧が、ぐにゃりと動いた。 怪物の大口が開くようにして開いたその中に見えるのは、舌ではなく…どす黒く、堅く、雄雄しく天を向いて勃ちあがった、男根であった。 その男根は亀頭を中心にぬらぬらとしたカウパーが流れ出しており、陰嚢の毛から細いすじとなった垂れ下がっていた。 「お前のエロさに、俺のガマン汁がさっきから止まらないんだよ。さぁ、掃除してくれるよな?」 不気味に脈打ち、汚らしい性の唾液をたらしまくる男根に、ノワールはサキュバスの本能を超えて酷い嫌悪を感じたのだが。やはり体は言うことを聞かない。 四つ這いのまま、ノワールはてらてらと濡れ光る男根へと顔を近寄せ、舌を突き出す。そしてまず、陰嚢に舌をつけた。 「うぅっ!」 ダークナイトが、声をあげる。カウパーを舐め上げて陰嚢を刺激するノワールの舌は、最高の快感をダークナイトに提供した。 時折接吻し、皮を吸い上げるノワールの桜色の唇の感触もあいまって、ダークナイトの先端からは更にカウパーが盛大にあふれ出す。 男根の裏筋を垂れるカウパーはやがてノワールの顔をも汚してゆく。悪臭を放つ透明なぬめりがついにノワールの唇に触れると、彼女は舌なめずりするようにしてそれを舐め取った。 そしてカウパーの垂れ跡を遡るようにして、舌を這わせてゆく。欲望に煮えたぎる肉棒の熱を、淫靡な舌の熱が更に高めてゆく。 ついに亀頭に達したノワール。鼻をつく激しい悪臭に、彼女の靄掛かる理性は悲鳴をあげたが…。 「ご主人様の…なんてステキな香り…」 滑る亀頭を一舐めしてから、ダークナイトの顔を見上げる。そのノワールの顔には、理性とは正反対に、性に飢えたメスの艶やかで淫猥な笑みが浮かんでいた。 その笑みにダークナイトは更に欲情を募らせ、肉棒がびくん、と動くとさらに堅く、膨張した。 「早くやれ、掃除するんだろう!」 堪らず叫び上げるダークナイト、するとノワールは笑みをそのままに、まるでステキな食物でも頬張るかのように、ダークナイトの男根を口に含んだ。 「うくっ…いいぞっ!」 咥えられただけだというのに、ダークナイトはもう声をあげた。それほどまでに、ノワールの口の中は素晴らしかった。 必死に舌を絡め、舐め上げ、吸い上げるノワールの口。唾液に濡れゆく男根の先端は、更にカウパーをどろりと垂らし、ノワールの舌から咽喉へと下ってゆく。それを積極的に飲み下すノワール。 そしてついに、 「ぐっ…出すぞッ!」 ダークナイトがノワールの頭をぐっと掴んだ、その時。どびゅびゅびゅびゅびゅっ! 彼の先端からは煮えたぎった欲情の粘体が一気に爆発した。
81 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:33:51 ID:EhpEI1U6
ノワールの咽喉の奥に吹き飛ぶように噴出した精液を、ノワールは咽喉を小さく、こくんこくん、と鳴らしながら、丁寧に飲み下してゆく。 頭の中では、その不気味なヌルさと、口腔から鼻腔に付きぬける生臭さ、そしてその苦みに嘔吐感を鼓舞しようとするが。体はやはり言うことを聞かない。 まるで赤ん坊が母乳を吸う時のように、必死とも言える態度で飲み下したノワールは、ゆっくりと肉棒から口を離した。白が混じった唾液の糸が、肉棒とノワールの唇の間に幾筋も走った。 はぁ…とノワールは息を大きくつくと、再び上気して紅潮したメスの笑みを浮かべると、 「ご主人様の…凄く、美味しかったです…」 熱っぽくそう語った。胸中では、もう泣きじゃくりたい気分に陥っていたのだが。 「ふふふ…はははははっ! 最高の肉奴隷だよ、お前はっ!」 興奮しきったダークナイトは、大きく哄笑する。彼の男根は先ほど出したばかりだというのに、一向に衰えない…ダークナイトという感情の存在がなせる性質なのか、この男の肉欲が旺盛すぎるのか。 いずれにせよ、ダークナイトは肉棒をノワールの前にちらつかせながら、ねっとりとした口調で語る、 「今ので、お前の『上の口』は満たされたようだが…まだ、物足りない『口』があるよな? 俺のモノをほしがってる『口』が。 …言ってみろよ、その口はどこなんだ?」 (そんなところなんて、ない!) やはり果敢に抵抗するが、どうにもならない。 「私の…オマンコ、です…」 ひゃははは、とダークナイトが哂う、 「流石はサキュバスだよな、恥ずかしげもなくためらいもなく、シモのコトを言えるんだからな! そのお前の素直さに免じて、お前の望みどおり、くれてやるよ…お前の『下の口』にな!」 (免じられる必要なんかない!) まだまだ気丈なノワールの理性だが、体は 「ありがとうございます、ご主人様」 ぱぁっと顔を明るくしてしまう。もうノワールは、死にたい気分だ。 「それなら、とっとと後ろを向きな…やるからよ!」 ノワールは四つ這いのまま、くるりと向きを変えてお尻を男根の方に向けると、ぐぐっとお尻を持ち上げた。 「持ち上げろとは言ってねぇのに…この淫乱が。」 笑いを含んだ罵声を浴びせるダークナイトは、ノワールの尻をねっとりと撫で回すと、レースの黒スカートをたくし上げた。 たちまち現れたお尻に、ダークナイトは思わず生唾を飲んだ。張りのある見事なお尻が可愛らしいフリルのついたランジェリーに包まれている様子が、彼にはたまらなかった。 そして、陰部の部分は。チャックのついたその部分には、大きな染みが生じていた。 「へぇ…凄い涎をたらしてるな、お前の『下の口』は。ほら、このままだと咥えさせてやれないだろ、ご対面と行こうぜ。 さぁ、チャックを下げな」
82 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:34:24 ID:EhpEI1U6
(!!) ノワールの理性に電撃が走った。 ステキな恋愛に憧れる少女趣味の彼女にとっては、初めては好きな人と、正常位で、と決めていた。 それがこんな男に、バックで犯されてしまうんて。それも、操られているとはいえ、自分の手で自分の秘所を曝け出してしまう事になるとは。 (お願い、私の身体、止まって!) 悲痛な彼女の叫び、しかしやはり届くことはなかった。 ノワールは、はい、と熱っぽく返事すると、するりと股の間に手を伸ばしてチャックを掴み、ゆっくりと降ろした。 次第に露になってゆく彼女の秘所は…少女のように毛がほんのりとしか生えていなかったが、その陰唇は淫靡に内側のピンクを見せていた。 実際はオナニーもしたことのないノワールの、純潔なはずの秘所はしかし、サキュバスと言う種族の性質柄、美しく淫靡な機能を備えていた。 ピンクの陰唇からは幾筋もの粘液が垂れ下がり、それは正に食欲に飢えた口吻そのものにも見える。 ノワールはさらにその陰唇を自らの指で、くぱぁ、と開き、ダークナイトを誘う、 「ご主人様…ほしいんです、私のこの口を、満たして下さい…」 この愛欲に満ち満ちた言葉がダークナイトの耳をくすぐった、その時。ダークナイトの中心部で痛いほどの切なさが頂点に達した。 ダークナイトは声をかけるヒマも惜しみ、ノワールの尻をしっかり掴むと、開いたチャックの中へと自らの肉棒を暴力的に刺し込んだ。 (痛いぃぃぃっ!) ぶちぶちと処女幕が裂け、開発されていない狭い膣が一気に押し広げられ、膣内の襞が刺激される。ドロリと陰唇からは粘液の混じった血液が流れ出る。この痛みにノワールの理性は叫んだのだが。当の身体は、 「あはぅぅぅぅんっ!」 激痛への叫びではない、快楽へのよがり声を高く響かせた。 「ぐぅ…すげぇ締め付け…!」 ダークナイトは歓声を上げ、刺し込んだまま暫くその感覚に酔いしれた。 が、しばしの後、ダークナイトは更に肉棒を奥へと進ませる。粘液で濡れる肉壷の奥、子宮の壁までやがて先端は到達した。 「あぅぅっ!」 「ここがお前の奥か…誇っていいよ、お前、最高の感触だ… さて、もっとよく味わってもらうかな、俺のを!」 ダークナイトはノワールの尻を食い込むほどの力を込めて掴み、激しく腰を動かし始めた。 「ぁん、ぁん、ぁん、ぁん、ぁん、ぁん…」 身体全体がゆすれる程の大きな抜き差し。膣内の暴力的な愛撫は膣の神経に痛々しい快楽の信号を与え、ノワールの脳を溶かしてゆく。 半開きになった口から次第に熱をおおきくしてゆく桃色の喘ぎと共に、唾液がとろりとろりと地に垂れてゆく。 ノワールの理性にも、やがて快楽が侵略してきた。熱く、堅く、蠢く肉棒の感触が、ノワールの抵抗的な意志にノイズとして現れてゆく。 (だめ、負けちゃ、だめ、負けたら、だめ…!) 必死に叫ぶ、その一方で、別の声がする、 (気持ちいいぃ…もっと、もっと、もっと、頂戴、もっと、もっと、もっと、もっと!) ノワールはサキュバス、どんな形であれ、性的な刺激は彼女の本能を強く揺さぶる。 精神操作と本能、その二つと戦うことになったノワールの理性は…今や敗色を濃くしてゆく。 そして理性が吹き飛ぶその時が、ついにやってきた。
83 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:36:25 ID:EhpEI1U6
ぐにゅり…初めは、お尻の裂け目の間ににわかに現れた、違和感だった。 その違和感は次第に体積を大きくしてゆき、もぞもぞと動きだしてきた。それは徐々に奥へとゆき… 「あぅんっ!」 その叫びは、彼女の肛門に「それ」が達した瞬間に発された。 「くくく…お前は最高の奴隷だ、だからご褒美にもう一つの『穴』にもヤるよ…」 そう語るダークナイトの一体どこの部分が、彼女の肛門を脅かしているのか…その答えは、彼の鎧にあった。 彼の陰部を露出する為に展開した鎧の部分が今、太い触手となって尻にめりめりと入り込んでいるのだ。 その太い杭のような先端が、上下に蠕動しながら、肛門を押し広げ侵入してゆく。 (い、いや、いやぁああ!) 排泄しか経験したことの無かったその部分を、蠕動を次第に強めながら遡る、生物的金属の触手。直腸を進むごとに太さを増し、脈打ち、暴れ狂う。 「いい、いい、いい、いいですぅ、ご主人様ぁぁぁっ!」 二つの陰部の穴を同時に侵されるノワールの身体は、そのあまりの性感の強さに、情欲の涙を両の眼に浮かべた。喘ぎ叫ばんと開いた大口には幾筋も唾液が滴り、桜色の唇がてらてらと光った。 この絶大な快楽を逃さんとするかのように、ノワールの膣も肛門もぎゅぅっとその狭さを更に締め付けた。それが激しいピストンを繰り返す二つの突起を刺激した。 「うぐぐ…はぁはぁ、こりゃ、いいぜ、ひゃはは!」 性に猛り狂ったダークナイトは、叫ぶ口からの唾液をノワールの背に吹きかけながら、更にピストンを早めた。パンパン、ずちゅずちゅ、と言う淫靡なリズムが速いビートを刻む。 淫靡なリズムは鼓膜を通じてノワールの理性へと侵食する。粘つく水音自身が彼女の理性を滑る触手で絡めとっているかのようだ。 ノワールの靄掛かった理性はこの触手にとらわれ、更に遠い世界へとかすれてゆく。 意識の靄から浮かび上がってきたのは…サキュバスの性欲本能であった。 「ぁぁぁぁん、イクぅぅぅぅぅ、イッちゃいますぅぅぅぅぅ、ご主人様ぁぁぁぁ!」 もはや操作された意識と理性とが一体となって、悦楽の叫びを上げるノワール。自分から腰を振り出し、自分を犯す二つの突起に更に快楽をねだる。 「イけ、イッちまえよ、メス奴隷ぇッ!」 ノワールの腰に負けじと、更にピストンを早めるダークナイト。彼の中心にこれ以上無いほどの熱い切なさが持ち上がってくるが、彼は敢えて我慢して開放しない。最高の瞬間が、くるまで…! そしてついに、 「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!」 ビクビクビクビクッ! ノワールの膣と肛門が激しく痙攣し、限界まで締めついた、途端にノワールは天を向いて大きく雌の叫びを上げた。達したのだ。 この時の最高の締め付けを肉棒でもって味わいつつ、ノワールの奥ぎりぎり、子宮の入り口まで肉棒を差し込んだダークナイトは、彼女から暫し遅れて、 「ひゃはははははははははははぁぁぁぁぁッ!」 どびゅどびゅどびゅどくどくどくどくっ! 哄笑を上げつつ、達し、はちきれんばかりの肉棒から精液を一気に放出した。 「ひゃぅあぅあぅあぅあらぅ・・・っ」 熱くたぎった精液は子宮を激しく叩き、ノワールの絶頂を更に上乗せした。激しい精液の量に、締め付ける陰唇からも白濁がどろりと零れ流れる。 二人は余りの絶頂の大きさに結合を解くこともせぬまま、はぁはぁ、と荒く湿った呼吸を繰り返すだけだった。
84 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:37:01 ID:EhpEI1U6
やがてダークナイトは肉棒を引き抜くと、肉棒と陰唇の間から白濁の糸がねっとりと伸びた。 結合から開放されたノワールはくってりと四肢を曲げて床に伏して、ニ・三度はぁはぁと呼吸をすると、ゆっくりと身体を反転させ、仰向けになった。 露出した乳房では乳首が堅く立ち上がり、腰周りや脚を覆う衣装は汗で濡れて皮膚にへばりついていた。美しいはちみつ色の髪も汗で濡れて顔に張り付いている。 そして、可愛らしいその顔は、疲れて眼を伏してはいるものの、性の余韻に艶やかな笑みを浮かべていた。 この姿をみたダークナイトの心中に、むらむらと、またもや愛欲が芽生える。大量の射精で少々萎えていた男根は、再び膨張し、堅さを増した。 「そういえば、お前のイッた時の顔を、見てなかったな…」 そういいながらダークナイトは、未だ動かぬノワールの上に馬乗りになり、いそいそと男根を精液で満ちた膣へと再び挿入させる。 「はぁ…ぅん」 力の半分抜けたようなノワールの喘ぎは、しかし夢見心地の享楽の喘ぎにも聞こえる。上気した顔をぴくり、と動かしたその様子に、ダークナイトはたまらなくなり、肉棒を差したまま彼女の顔に己の顔を近づけた。 そして、荒い呼吸を続ける、唾液でてらてらと輝く、桜色の唇に己のを重ね合わせ、舌を入れた。 「んにゅ…んむむ…むぐ…」 呼吸で苦しそうながらも、しかししっかりとダークナイトの激しく動く舌にあわせて舌を蠢かすノワール。ぬちゅぬちゅと淫靡な音が二人の頭蓋を付きぬけてゆく。 やがて、キスをしながら腰を動かし始めたのは、ノワールのほうであった。再びしっかりと肉棒を襞でもって締め付け、中に残る精液をローションとして、優しく肉棒をなぶる。 ダークナイトは再び肉棒を襲う快楽を貪らんとするように、ノワールの舌を更に貪る。二人の間の上下それぞれで、二人の体液がまざりあってゆく。 そして不意にダークナイトは唇を離すと、素早く状態を起こして、ノワールの両の乳房を両の手で掴んだ。 「あぅんッ!」 初めにやったように、篭手の中心を操作してノワールの乳首をつまみあげながら、ぐにゅぐにゅと乳房を揉みまわす。それと共に、自らも腰を動かし、ノワールを嬲った。 「最高だ・・・俺の抱いた女の中で、お前は最高だ・・・」 夢見心地でダークナイトは呟きながら、乳首を弄ぶ手の甲の動きを変える。つね上げる動きから、乳首を吸う動きへと。 「ひぃぁぁぁぅんっ!」 唇のように優しい動きに、堅い乳首を襲われたノワールは、純粋に快楽のみを含んだ湿った喘ぎを上げた。 乳首は篭手の優しさに応えるように、白い乳汁の分泌を始める。 「へぇ・・・おっぱい、でるんだなぁ・・・俺が吸っておけばよかった・・・よなッ!」 ダークナイトが言葉の最期で語気をつよめた瞬間、彼の動きが変化を見せる。 乳首を吸う動きは、恐ろしく激しくなり、じゅっじゅっと音を上げて乳汁を飢えた赤子のように吸い上げる、それと共に。 体内を犯す肉棒にも、変化が生じた。その太さが突然、段違いに跳ね上がったのだ。その表面には突起があるかのように、膣の肉襞をひっかき、またびくびくと上下左右に膣内を荒れ狂う。 「ゃぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁあああ!!」 いきなり下腹部を大きく刺激する違和感と快楽に、ノワールは性の悲鳴をあげる。 この時、ノワールが結合部分をみていれば、ダークナイトの肉棒にどんな変化が現れたのか、分かったであろう。 ダークナイトの鎧が、彼の肉棒の方へと集まり、融合したのだ。彼の肉棒は今、非自然的な性の道具と化した。 「どうだ、このペニスは? 俺の性感も倍以上になるし、お前も今まで以上の快楽を味わえる… これを使うのは、お前でまだ二人目なんだぜ…感謝しなッ!」
85 :
前スレ864 :2006/03/14(火) 14:38:21 ID:EhpEI1U6
びくびくびくびくびくっ! 更に激しく体内を暴れ犯す肉棒の快楽に、ノワールの尿道が緩んだ。じょろろろ、と尿がにじみ溢れ、彼女の臀部を伝って床へと滴り落ちる。 「いやぁ・・・ごめんなさい、ご主人様ぁ・・・」 「お前もついに出しちまったようだな、ひゃはは! 俺もそろそろ出すぜ、気を失うなよ、快楽の全てを受け取れッ!!」 どくんっ! 胎内で一瞬、肉棒が大きく膨れたと思うと。どくどくどくどくどくどくっ! 粘りの強い、大量の精液が本流となって膣を満たしきった。 「ひゃぅぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!」 びくびくびくびくっ! 身体をのけぞらせて、痙攣し、叫び上げるノワール。その涙と汗で濡れきった紅潮した顔は、極めて淫靡で、極めて可愛らしかった。 それから。ダークナイトは5度ノワールを前から後ろから犯し嬲った。 そして精液と愛液で汚れきった男根をノワールに口に含ませていたが、いきなりノワールは力を抜いて男根から口を離すと、床に倒れた。 「おい、まだ終わってないぞ、肉奴隷。続けろ!」 そう命令するも、ノワールは豊かな胸を荒い呼吸で上下させるだけ。いや、か細く、口でもごもごと、呟いた。 「もう・・・いや・・・」 疲労の色が濃くなっているが、それははっきりした拒絶の言葉。そう、ノワールにかかっていた術がとけたのだ。 今や性を貪ろうとする操作の力は消え去り、どっとした疲労が彼女の全身を覆うばかりであった。 「ちっ…術がもう解けたか…」 舌打ちして毒づくダークナイトは、未だ露出した、唾液で濡れる男根から、少量の精液をぶしゅっと発射すると、ノワールの顔を汚した。 「まぁ、でも、楽しかったぜ。いつかこの術が完成したら、また来てやるよ…今度は、お前を永久に肉奴隷にしてやるからな。 その顔のは、俺からのお礼代わりさ、ひゃはは!」 展開した股間部の鎧を閉じ、ダークナイトはノワールに背を向けて去らんとする。ノワールはその背中にライトニングボルトでもうってやろうと、小さく呪文を唱え始めたが… 「うぐっ!」 いきなり勘付いたダークナイトが戻ってきて、激しくノワールのわき腹を蹴った。痛みに身体をくの字に曲げ、ノワールは呪文を口の中に歯噛みと共に押し込めた。 再び、何事も無かったように甲冑をがちゃがちゃ鳴らしながら去ってゆくダークナイト。その背を必死で睨みつけるノワールの眼いっぱいには、苦痛と屈辱の涙が溢れていた。 自分のバカな考えから、こんな事態に至ったことが悔しかった。 何より、途中から理性を吹き飛ばしてしまったのも、悔しかった。 (…もう…いや…) ノワールはもう遠くなったダークナイトの足音を耳にしながら、声を殺して、泣いた。
ダークナイトの鎧について、妄想してたり、サッキュンの鎧に妄想したりしてました。 あんまり深いこと考えないでくれるととてもうれしい;; 番号振りするつもりが、失敗したので、途中から番号ないですOTZ あと、流れの乗って漏れも「淡い想い」キャラをあげると、エイレンかディリスかで迷う(´д`;) 最近会うのはエイレンなので、エイレンに一票、と。
エロスwwwww 次はサッキュン純愛編を頼む
前回の時もそうだったけど、 何の前触れもなく母乳が出るのは864の趣味ってことなのか…?(;´Д`)
90 :
前スレ864 :2006/03/15(水) 01:03:44 ID:iDWpDhBD
|ゝ`)反応してくれてありがとう。 純愛編は書くつもりだった、というか、かなり続きがあってな、この話… まぁ前の如く、反応を見てうpるかどうか考えたわけだよ。 >89 |ゝ`;)何か問題でも? 乳汁マンセw つか、乳汁に前触れも何もあるんかな??
まぁ、前触れと言うか、何と言うかって感じなんだけど、 この前のディリスや、今回のサキュンも処女だって話だったのに 何でいきなり母乳が出てきたのかなーと疑問だったんだけど… …すまん、細かいこと気にしちゃいけないな(´・ω・`)
92 :
名無しさん@ピンキー :2006/03/15(水) 01:13:43 ID:Z01pFubd
エロゲでもよく勝手に乳出てるし気にする事でもないだろう 何せファンタジーだしな!
母乳がいきなり出るわけありませんよ・・・ ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから
ここはファンタジーとメルヘンの王道ですよ?
95 :
前スレ864 :2006/03/15(水) 09:18:24 ID:iDWpDhBD
>91気にするな、漏れが好きなだけ|ゝ`)Σb ディリスに乳汁出せた記憶が飛んでいたが、あ、出てたw
GJ! SSうpしようかと思ってたけど、無理だわあw 過疎ってからうpします。 ところでSSって何の略?
ショートストーリーじゃないか? ちなみに、マビとかゲームで言われてるSSってのは、スクリーンショット。
SS=ショートストーリー<草の根BBSの頃言ってた。 SS=ショートショート<ネットサーフィンするようになってから当時巡ってたサイトに感化されて言うようになった。 SS=現在、どっちてもいいやぁ な感じに。 SS=スクリーンショット SS=セガ・サターン SSS=スーパーシナリオサポート>TRPGでネタに困ったときなどに使う シナリオサプリメント sss=しのはら せきゅりてぃ さーびす 正直、どうでもいい・・・
ss=そっと しといて
100 :
前スレ864 :2006/03/15(水) 15:48:46 ID:iDWpDhBD
|ゝ`;)え、sexual slaveの略じゃないの? もしくはsexual servantも可。
サナトリウム・スーサイド
sakkyun saiko-!
前スレ847以降のログが欲しい('`)
847で容量オーバーになったんじゃねーの?
902で500K超えた
106 :
714 :2006/03/17(金) 09:39:14 ID:VgOQ1FnS
>902 までのをUPしようかと思って保管庫見てたら、 過去に描いた自作絵がそこにあって悶絶してしまった 俺ガイル
しかもクッキー食い散らかしたままかよっ!!!! 吊ってクル…
108 :
前スレ864 :2006/03/17(金) 10:19:09 ID:5SOwP7uK
|ゝ`)まだ駆け出しだが、なんちゃって職人として、106を激励させてもらおう… 「うpしたからには、自信があったんだろう。モマエはそれがイイと思ったから、うpしたのだ。 そのきもちを恥じる必要など無い(゜д゜)! むしろ誇れ!」 |ゝ`)うpるといっていつまでもうpらん人よりも、よほどイイと思うのだが。 さて、続きあげないとな…
とりあえず>103 カサマツ 1mbに上げたからもってってくれ ichi28255 土曜の午前には削除予定だ。 ギコナビdat と html化したもの2つ入ってる。
火曜になってこのスレ覗く→
>>109 →人生オワタ\(^o^)/
アル意味人生終わった。(リアルね) OK >110 把握した。 削除しました。
|ゝ`)ノ ハロー。前スレ864デス。 なんかこの調子でSSあげていったら、500代で500K超えそうな気がしてきたので 何時までも「前スレ」といってられんので、不肖名前変えますた。ヨロ。 ところで、サッキュン物語純愛編が長くなりそうなので、プロローグ部分を張っておく。 まだエロシーンなくてスマソだが、純愛となると書きつけてないんで、許してほしい。 とりあえず↓ドゾ。
陽は徐々に昇り、朝の涼やかな風が白い筋雲を浮かべた青い空の下を吹き抜けてゆく。 ここはダンバードン郊外の平原。さらさらと風に吹かれて草が鳴り、放逐された羊がのどかに草を食み、羊番のイヌ達がゆっくりと身体を伸ばしている。 早い時間ながら、人の姿もちらほら見える。羊の毛を刈り取る少女、這い回る大きな白いクモからクモの糸を広いつめる青年、額に汗を光らせて薪を切る壮年の男…。 そんな彼らの様を、木の上で葉の中に隠れて茫っと眺めているのは…サキュバスの少女、ノワールである。 少なからず汚れの目立つ黒いサキュバスの制服を身に着けた彼女は、ここ4、5日の昼間はこんな調子だ。可愛らしい顔には疲労とはまた違う翳りが浮かび、呼吸の吐息も物憂げだった。 それもそのはず…彼女は今、帰る場所も、為すべき目的も、失っているのだから。 あの後…ラビダンジョンに配属されて三週間目、ダークナイトと遭遇し汚された、あの後。ノワールはポウォールの上司に呼び出された。 いざその場へと足を運ぶと…見慣れた上司の他に数人の上司と同格のポウォール達の姿が並んで立っていた。そしてその中央には、彼女の見た事のないポウォールがどっかりと椅子に腰かけていた。 黒々とした甲冑に包まれたその男は、しかしダークナイトとは明らかに違う。雰囲気もダークナイトが欲情に滾る炎のようであったの対して、この鎧の人物は、欲も熱も凍りついた巨大な氷塊のようである。 「貴様が、ノワールだな」 鎧の男は椅子に座したまま、抑揚の無い氷ついた、地獄の底から響くようなくぐもった声でノワールに言葉を叩きつける。 「はい…そうです…」 ノワールは伏目がちの曇らせた顔を以って答える。汚された時の暗い思いがこの顔を作らせたのであるが、それに加えてこの状況に対する疑りも手伝っていた。 負けた、よって降格されるだろう、だから呼び出される事は容易に想像できた。が、この上役の顔揃えは何なのか。負けて一番暗くなっているのは当人だというのに、その上この人数でもってなじるのだろうか。 そして、この中央の人物。特に偉そうにしているし、相当な重役なのだろう。一体誰なのかはわからないが、ここまで自分の敗北はとんでもないものだったのだろうか。 どんどん暗い思いが胸中に沈殿し、その重さに引かれるように瞼がさらに下がってゆく。と、そんな時に、 「頭が高いぞ、ノワール!」 いつもの上司から、激しい叱責が来る、 「ロードの前であるのに、なんだその態度は! 早く跪け!」 (ロード!? まさか…ダークロード様!?) ポウォールなら誰でも名前の知る、ポウォールの最重役の一人が、自分の目の前にいる! それだけでも大きなプレッシャーが掛かるが、それ以上にこんな人物まで動くなんて、と言う絶望感が電撃となって脊椎を流れた。 それに突き動かされたノワールは、反射行動並みの素早さで跪き、頭を深く垂れた。 「ダークロード様、申し訳ありません!」
「謝罪で済むのならば、別に私が来る理由などない」 冷たく無感情に言葉を返すダークロード。感情に駆られた叱責が鼓膜を叩くほうが、余程ノワールには救われたのだが。 致死に値すると分かっていながらも、一歩先の先も見えない闇を、しかし突き進まねばならない時のような不安と焦燥がノワールを襲う。 ダークロードは淡々とくぐもった声を放つ、 「戦い、敗れただけならば、どうでもよい。お前の代わりなど、幾らでもいる。だが、お前の罪は敗北ではない。 ダークナイトによって、お前が術的に操作された、それがお前の罪…サキュバスの史上、最大の罪だ」 史上最大の罪…この重い言葉を、ポウォールの最重役に言い渡されたその瞬間、ノワールを襲った失意はどれほどのものであったか。 思わず顔をあげ、言葉を話した主の顔を見つめるノワール。その美しい赤い瞳の可愛らしい光は凍りつき、暗い闇が瞳孔を覆った。 「理解できないわけではあるまい。 それまで、お前たちサキュバスはその高等なる意識機構によって、ダークナイトの精神操作術から逃れていた。 実験台として利用されんとしたサキュバス達がいなかったわけではなかったが、そやつらは皆自らの命を絶ち、その命の代償でもってお前たちの一族は未だ繁栄してきた。 それが、お前と言う実験例をダークナイトに渡してしまった。お前は数万という一族の命運と、自らの命と快楽を天秤にかけ、後者を選んだのだ」 言われた事の殆どは事実であり、反論できないが…最後の部分だけがノワールには不満だった。 (快楽なんて、天秤にかけてない!) 自分はイヤだったのだ。それを強引に精神操作されて、強要されたのだ。 (だけども…) 最初にダークナイトに(そうとは知らずとは言え)欲情した事は事実だし、最終的には自分も快楽に屈してしまったのも事実だ。 そうでないにしろ、相手は相当の高身分者、反論できるはずもなく、ただ黙って言葉を受け入れるしか… 「お待ちくだされええええ、ダークロード様ぁぁぁぁ!」 いきなり、ばぁん、と部屋の大扉が激しく開く音。そして、その叫びが部屋の壁を揺るがすかの勢いで響き渡る。その声は、ノワールのよく知っている声…。 はっと振り向くと…そこには、両腕をゴーストナイトに取り押さえられながらも足を踏ん張って仁王立ちする、スケルトンの戦士…ボーンド隊長の姿があった。 「こら、こいつ!! 申し訳ございません、ダークロード様、このスケルトン風情が…」 「放せええええいい!! ダークロード様に一言、一言だけでよい、言わせてくれええええええいいいい!」 ゴキゴキと関節を大きく鳴らしながら、必死にゴーストナイトを振り払おうとするボーンド隊長。負けじとゴーストナイトもカラカラと金属音を鳴らして押さえ込む。 ノワールの上司がボーンドのこの様を見て、顔面を蒼白にさせ(彼はボーンドの上司でもあるからだ)、おろおろとするが。ダークロードはこの闖入者にもビクともしない。 「警備兵達よ、放してやれ。この者の気概、気に入った。 スケルトンの勇士よ、話せ」 たちまち自由の身となったボーンド隊長は素早く跪くと、 「ノワール様の件について、お耳に入れていただき、考慮していただきたいことがございます!」 と、堂々と声を上げた。
「ノワール様は決して、自ら折れたのではありません! ありていに言えば、ダークナイトが強すぎた…言い訳のように聞こえるとは思いますが、この言葉に尽きるのです! 私は幾代ものサキュバス様の下で働きましたが、あれほどの手だれを見たことはございませんでした。 あれ相手にはノワール様のみならず、サキュバス族、いやオーガ族すら勝ち目は薄いでしょう! 私の長年の働きに誓って、そう申し上げます! また、ノワール様はダークナイトに快楽を求めたりしてはおりません! 三週間でしたが、私はノワール様を見てきました。ノワール様は見境無く人間の男に欲情なさる方ではありません、それにあのような者に恋慕するなど、以ての外なのです! そう、ダークナイトが強すぎたのです。ノワール様は戦士としても敗北し、その上恥辱を受けてしまわれたのです、魔術による強制によって! 一番苦痛を感じておられるのは、ノワール様なのです! これ以上、我が主を苦しめないで頂きたい! ダークロード様、どうか!」 深々と頭を下げ、請うボーンド隊長。自分の為に必死になってくれる彼の心持が、ノワールの闇に閉ざされた心に一条の暖かな光を差し込んでくれる。涙が溢れそうになった。 だが。ダークロードの冷たい黒甲冑は、その暖かさなど全く遮断してしまう。 「スケルトンの勇士よ、言いたいことはそれだけか」 残酷な程に冷たい言葉が、ボーンドを、そしてノワールを襲う。 「苦痛といったな、スケルトンよ。しかしサキュバスは淫欲の支配者、どんな形であれ性の享楽を愉しむ者どもだ。人間とのまぐわいが苦痛となるわけがない。 それを最大の武器として、人間を堕落させるがこやつらの使命なのだからな。 それともこやつが個体として、その使命を嫌うというならば、そのようなサキュバス元より必要ない」 あまりにも心の無い言葉、それがノワールの心に深々と突き刺さった。大いなる絶望が、胸の内を重く閉ざす。 「スケルトンよ、お前のその忠臣の意志を、次のお前の主にも捧げ、良き働きをすることを期待する」 やはり無感情で抑揚の無い声は、『期待』という言葉を酷く感動の無い言葉へと変貌させた。ボーンドはその言葉に空虚な口腔でぎりりと歯噛みした。 「さて、ノワールよ、お前への処断だが」 運命の時は来た――深い絶望に支配されつつも、しかしノワールは幸いか不幸か、未だ更に恐怖と不安を感ずる理性を保っていた。 ダークロードは淡々と言葉を次ぐ、 「殺したところで、何も結果は変わらぬ。 よってお前を、永久追放とする。 以後我らはお前に関わらぬか、もしくは敵となってお前を襲うであろう。 お前は人間の世界に行き、存分に人間の肉の僕に成り下がるがよい」 そう言い放つと、ダークロードはさっと立ちあがると、跪くノワールの前に歩み寄る。 何をするつもりなのか、と思わず顔を上げたノワールの視界を、ダークロードの黒々とした金属光沢を放つ掌がさっと遮り―― 途端に、激しい閃光が掌から発された。 反射反応のままに、ノワールは目をつぶり、身体を縮めた。 彼女が目を開いたのは…吹き抜けてゆく冷たい風を、髪と頬に不意に感じたからだ。 この時、視界に広がる光景を認識したノワールは…絶句するしかなかった。
そこは、つい先ほどまでいた場所ではなかった。 目の前にいたはずのダークロードもいなければ、彼の後ろに控えていたポウォールの上役達もいない。振り向いてみても、ボーンド隊長の姿も勿論ない。 あるのは、天空を覆う夜の闇、吹き抜けてゆく凍てつくような夜風、そしてそれにあわせてさらさらとなる、草の音。 そこがラビダンジョンの近くの平原であると気付くまで、たっぷり一時間程かかり、それがわかっても彼女は困惑と不安で胸を潰されそうになった。 できるなら、ラビダンジョンに駆け込んで、顔見知りだった部下に助けを求めたかった。 だが、ダークロードの指令に逆らおうとするポウォールなどいない。部下達はノワールを匿うどころか、ダークロードに再び突き出すか、或いは最悪攻撃をしかけてくるかもしれない。 しかし、何処へいけばいいと言うのだろう? 人間とポウォールのどちらも敵となった今、一番得策なのはひっそりと山にでも身を隠して生きてゆくことなのかもしれない。 とは言え、ポウォールといっても女の子であるノワールには、山で生活するなど堪えられないし、第一孤独で生きてゆくのは何よりも辛かった。 そしてノワールは。人間の町ダンバードンの近くに身を潜めつつ、人間の生活を眺めながら、どうするかを悩みつつ当座は生活することにしたのだった。 「はぁ…」 小さくため息を吐くノワール。悩むといっても、選択肢は少ない。むしろ、決断を迷っている、と言うところか。 もしくは、別の選択肢が転がりこんでくるのを待っている、とも言えるのだろう。 一度は、事の発端となったダークナイトに復讐しようとも考えたが、彼がどこにいるか分からないし、人間の町で騒ぎを起こしてもこちらが不利になるだけだ。ので、その考えはすぐに諦めた。 まぁ、何にせよ、何もすることなく、ただただ人間の生活風景をぼーっと見るだけというのも、流石に飽きを通りこして苦痛になってきた。 (でも…何もできないしなぁ…) もう一度深く、はぁ…、とノワールため息を吐いた。 そうこうしている内に、日はぐんぐん昇ってゆき、気温が一日のピークを迎える程の時間になった。 「…あ、お昼食べなきゃ…」 ぼーっとしてるだけであまりお腹は空いていないのだが、何でもいいから行動を取りたいノワールは、無理やりこれで理由をつくった。 羊の毛を刈る人の姿ももう見えなくなる時間帯、一応は用心して周りを見回してから、するすると木を降りると、とことこと歩き出した。 目指すは、少し離れたところにある、りんごの木だ。 難なく目的の場所に到着したノワールは、やはり用心の為に木に登ると、太い枝に腰を掛けて手じかなりんごをもぎ取り、頬張った。 少し酸味のある、みずみずしい甘さが口の中に広がると、少し食欲が回復してくる。 一つ目をぺろりと平らげ、もう一つ目に手を伸ばした、その時…ずぅぅん、と地響きが聞こえてきた。
りんごの木もゆさゆさと揺れ、何事かとノワールは視界をめぐらす。 音の源であろう場所は、すぐに特定できた。疎らに木々の生える平原の一画に、土煙が上がっている場所がある。 微風によって掻き消されてゆく土煙の中から、現れたのは…大地に転がる黒い巨大なヒグマだ。 そしてその奥から、土煙を掻き分けて人影が…一人の男がゆっくりとした歩みで現れる。 この人物がどうやら、ヒグマを大地に打ち倒したらしい。一体どんな蛮人か戦士が、この強力な生物を倒したのか、と目を凝らして―― どっきーん、とノワールの胸の内で、心臓が大きく跳ね上がった。 純白の衣装に身を包み、油断無く長剣を構えた、筋肉質とまではいかないが程よく鍛えられた身体つきの青年が、そこにいた。 その日の光を受けて輝く漆黒の髪、凛とした光を湛えた青の瞳、そして鋭い表情を湛えた顔立ち。 一瞬、あのダークナイトの初めて見た表情を思い浮かべたが、直ぐに考えを改めた。 今思えば、あのダークナイトの顔立ちは、殺戮用に開発された冷血な兵器のものだと分かる。 この男のこの表情は…真摯な必死さだけが前面に出た、他に気を払う余裕の無い顔だとよく分かる。 男は倒れたヒグマの数歩手前まで歩み寄ると、そこで足を止めて構えを取り、ヒグマに視線をぶつけた。 「グオオォォォォッ!」 突如、その視線に応えるかのように、ヒグマが咆哮する。烈風でも巻き起こったかのような勢いで、全身のバネを全稼動させて起き上がると、勢いのままに右腕を振り下ろす。 (危ないっ!) ノワールは思わず身を竦めた。ヒグマの右腕の勢いは余りに凄まじく、ノワールの目には霞んで見えたほどだ。これをまともに受ければ、死は免れえまい…!! だが、男は身を退くどころか、踏み込んだのだ。 (なんでっ!?) 疑問の叫びを上げた、と同時に。男は全体重をかけて肩をヒグマにぶつける。バランスを崩しつつも、腕を振りぬいたヒグマ、しかし男に密着されているため、爪は空しく宙を切った。 男は勢いを殺さずに、すかさず剣をヒグマの身体に深々と差し入れた。 グギャアアアアアア――ヒグマが、山をも揺るがすような咆哮をあげた。そして怒りの炎に輝く緑の眼光を男にぶつけると、彼の顔目掛けて爪を立てた張り手を放つ。 男は驚くべき反応速度で両の手を剣から放すと、身をかがめた。ごぉっ、と突風と共に力の塊が髪を激しく撫でてゆく。 そのまま男は大地に転がった、かと思うと、身体を回転させてヒグマの両の足を激しく蹴りつけた。ウインドミルを放ったのだ。 膝関節を強打されたヒグマは大きくバランスを崩し、大地に転がる。それでもなお、ヒグマの眼光は消えず、更なる怒りの炎を燃やした。 危ない――倒れている方はヒグマだというのに、ノワールはヒグマの眼光に気をされ、男を気遣って胸中で叫びあげた。 だが、その叫びも、ヒグマの眼光も、意を為すことはなかった。 男はすぐさま立ち上がると、腰につけた剣を引き抜いた。その剣はマナの光を眩いばかりに帯びている――精霊武器だ。 男は抜刀の勢いのままに、ヒグマの倒れた身体を薙いだ。
輝く切っ先は、まるで何の障害もないかのように易々とヒグマの身体に侵入してゆく。 まるで抵抗の無い水でも切ったかのように、剣はヒグマの身体を通過したが、あまりの切れ味に肉も血も舞い上がらない。 血がようやく吹き上がったのは、二瞬きも時間の経った後でのことだった。 グァァ…ヒグマが力なく鳴くが…もうこの生物の眼光には、死の帳がかかり、緑の眼光は徐々にその光を失ってゆく。 終に首の力が消え、ヒグマは凶悪な顎を半開きにしたまま、生命を終えた。 その傍らに立ち、最期を見届けた男は…剣をヒグマの身体から引き抜くと、その剣を胸に押し当てて敬礼を取ると、目をつぶって黙祷を捧げた。 この一連の出来事を見ていたノワールは、 (か…かっこいい…っ!!!) 不安を忘れる程の電撃的感覚に襲われ、ぽわわ〜んと男を眺めていた。 男はやがて、きびきびと踵を返すと、堂々とした足取りでヒグマから去ってゆく。その後ろ姿が見えなくなるまで、ノワールは彼の背を注視し続けた。 そして、彼の姿が見えなくなると…彼女の胸中に浮き上がってきた感情は、しかし恋愛にはしゃぐ少女の感情ではなく、暗い一抹の不安と己への叱咤であった。 (バカ、私のバカ、バカ!!) そう、ダークナイトに陵辱されたあの時も、こんな風に表面だけを見て、その気になって、それで大失敗したのではなかったか。 もう人間の男なんて信用しないと、きつく自分に言い渡したのではないか。 なのに、あの屈辱から数日しか経っていない今、また同じ過ちを起こそうとしてる。 (ダークナイトも人間、あのヒトも人間なのよ!) そうは胸中で叫ぶものの…その一方で、彼女の心の声はこうも呟く、 (でも、あのヒトはアイツとは違う…) どう違うのか、まだ具体的に指摘できないし、出来ても今さっき表面的に見ただけのことを、その場凌ぎで言うくらいの事しかできない。 それでも…違う、とノワールは信じたいとも思っていた。 何故なら、もうノワールは、孤独でいたくなかったからだ。
もう帰る場所もない。話し合える友達も知り合いもいない。 一人で狭く、しかも絶望的で、しかし他に余地のない選択肢の決断の周りを、迷いイヌの如くぐるぐると回るだけの生活。 そこに今、新しい選択肢が飛び込んできた…一条の明るい光が、差し込んできたように見えたのだ。 (そう、私にはもう、捨てるものなんて、ないじゃない) 身体も汚され、心もつかれきってる。これ以上裏切られてたところで、また前の繰り返しだというだけじゃないか。 彷徨う出なく、ただぐるぐると回るだけよりも、例え茨が待とうとも奈落の穴が待ちうけようとも、前進した方がずっといいのではないか。 (…よし…!) ノワールそして、決断した。 彼女は枝から腰をあげると、するすると木を降りて、しっかと大地に両の足をつけた。
|ゝ`)何時までもアガんねー、だけだと詰まらんかなー、と個人的に思って、あげてみた。 「中途なうpするな」という意見多かったら、次回からこういうコトやめるつもり。 今回、結構エロいくまで長いかと思われるんで。ヨロ。 |ゝ`;)個人的にははよエロシーン書きたいのだがw
>>ID:+fdVeVX/ GJ、これでマビを続ける希望が出来た
|ゝ`;)ゲゲン、読み直したら、結構誤字・脱字あるなぁ…OTZ 倉庫行くときには、誤字・脱字を直したい気で一杯だ… まぁ、倉庫何時になるか、開くのか、ワカランけれども(漏れはどちらでもいい) はよエロシーン投稿して、賑わせたい…OTZ
>>123 このスレ、レスは少ないが見てる人は多いと思うぜ
続き期待してるよ!('(゚∀゚∩
GJ過ぎるよアッチャーン 前置き長い方が感情移入しやすいかな、俺は。
エロのない前置きも作品の一部、むしろ導入部分だから かなーり重要なんじゃないかと思ってる俺が来ましたよ じっくり仕上げてつかぁさい、楽しみにしてますんでヽ(´ー`)ノ
俺も期待してるZE!! ノワールかわいいよノワール ・・・そんな俺は幼女が好物
(;´Д`)ハァハァ ロリ童顔だけどボンキュボーンの巨乳金髪処女ノワールたん(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
中古に用は無いぜ
だが、追放された事によりピカピカの新品に!!俺はそう信じている! ノワールかわいいよノワール
サキュって膜再生するんじゃ?
真の処女スキーとしては、膜再生なんて設定やられても所詮は中古のビッチヤリマン売女と認定するけど ノワールたんならそれでもおkwwwwwwwwwwwwwww 今度はちゃんとラブラブ和姦で破瓜して欲しいよ・・・このままじゃノワたんが可哀想だよ。・゚・(ノД`)・゚・。
なんだこのキチガイは
お前らの好みとか処女とは何かなんて 誰も聞いてないんだけどなぁ・・・ 書く方はやり難くなるだろ
うるせーハゲ共があああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
キモすぎ
|ゝ`;)ウホ、こんなに賑わってしまった…本音を言うと、かなりうれすぃw
>>134 別にええよ、漏れは。次回への期待込みで色々と盛り上がってくれると、漏れも書いた甲斐があるってものさね。
こういうの見てると、「なるほど、そういう展開もありか」と思うしね。
極端なクレクレ厨でなければ、漏れについては、別段いいってものさね(´ー`)
でも心遣いありがとん。
ただ、次スレ立てるときには、テンプレに注意書きほしいかもね。
メープルのエロパロ板では、ちゃんと注意書きしてるしね。
あ、後半の内容は134への要望ってわけでは非ず。 誤解無いように、追伸しとく(´д`;)
純愛はホーリーナイトか? PvP希望w
とりあえず、だ。 前置きに力入れすぎて、肝心のエロシーン書く気力が無くなって やっつけで短いエロにならなければそれでいいよ・・・。
シモンxトレイシー、トレイシーxバルター
|ゝ`)…職人さんほすぃ…ちょっとさびすぃ…
脳内ネタは思いつくけど文才なんて0だぜ
むしろエロなしでいいよ
孤軍奮闘のようなので適当に前座でもやります(´∀`) 荒涼とした平原に、今なお激戦の跡を示す木製の墓標のみが朽ちて立っている。 センマイ平原―――人の存在を未だに嫌うかのように猛獣達が闊歩するその中ほどの道を 背の高い赤い髪の男が歩いていく。 鎧は黒く、肩口から威圧感を噴出すような羽飾りが静かに風に揺れた。 肩に背負った長剣の光に挑発されたか否か、一匹の熊が身の程も知らずにその彼に吠えかかった。 「――――」 刹那、髪の先程も呼吸を乱さずに白刃がきらめくと、ほとんど風圧だけで獣の首は虚空に変わっていた。 軽く一瞥、いや前を向いた視線すら動かさず再び音もなく歩き始める。 と、どこにいたのかその後ろ側から怯えた小さな声がした。 「あ、あのルエリ様…少し可哀想では…」 声が遠のくのを嫌ったのか、歩みが止まったが返事は素っ気なく短かった。 「――行くぞ」 「は、はい…」 少女のうなづきはそのままうつむきに変わってしまった。 彼、ルエリと共に歩いている少女のトリアナが寒々とした平原を歩いているのには訳がある。 黒い鎧を身にまとって以来、ルエリの表情は優れず、いや顔色は生気に満ち溢れ若さがあるが 口数も多くなく、あまりにも不安に思えた彼女が隙を見て連れ出したのだ。 正確には連れ出したというより、強引に彼女が拠点を抜け出し散策をすると言い張り、 人間達によって危うく命を奪われかけた過去から、護衛をせざるを得なかったというのが本来である。 ただ散策を許したのは、ルエリ自身にも忸怩から来る迷いが断ち切れていないことに対する 何らかの光明を欲している部分がもしかしたらそうさせたのかもしれない。 気配も微動だにさせず歩いていくルエリに、髪の茶色いおとなしい顔立ちの少女は無言でついていく。 少女は、目の前の黒い鎧が嫌いだった。 きっと微笑んだら素敵なんだろうに、一緒に笑えたら楽しいだろうに― そう願っても、それは叶わず彼はいつも沈んだ表情で淡々と任務をこなしていくだけで、 望むような会話は一度たりとも得られた事はなかった。 きっとあの鎧が悪いんだ、いつしか少女はそう思うようになったが、 父親の目的にそぐわないことは十二分に承知している。 そこで遠い昔に父親と一度だけ行ったあの場所に、行ってみる事にしたのだ。 平原の南の道を柵を越えて進むと、小さな森があり、優しい木漏れ日を浴びながら しばらく歩くとどこか遠くから水の音が聞こえてくる。 ふっと視界が開けたその先には、小さな滝からありその麓から流れ出る綺麗な水が小石の上を走っていた。 「こっちです。いきましょう!」 珍しく明るい大きな声を出した彼女に、黒い鎧もほんの少しだけ空気を崩した。 続き?まあいつも通りほんわか純愛エロですができたら投げますね ぁ
>>145 |ゝT)オオオオ…いいなぁ…ありがとん…
漏れも上げないとな…
滝に近づくにつれ水の音が大きくなり、飛沫に反射する午前の日の光が眩しさを増していく。 先に辿り着いたトリアナが見上げたその滝は、幼い日の記憶よりも遥かに大きく案外高さのある立派な滝であった。 小さな煌きの中に薄く可愛らしい虹が見えて思わず呟く。 「きれい…」 無心に見とれた少女の横顔が、滝に負けないぐらい美しく、 一瞬目を奪われたルエリは眩しさ故か自の戒め故か即座に目を逸らしてしまった。 「ああもう、何を滝になど見とれておるのかあの馬鹿娘は!」 気配を感じ取られない、程よく離れた草の茂みの影で、同じ黒い鎧を着た分厚い兜は苛立っていた。 「モ、モルガント様…トリアナ様を連れ戻しに来られたのでは…」 参謀役の一回り小さな同じ鎧の進言は、戸惑いを隠せていなかった。 「お前はわかっておらぬ。あのルエリは百年一度、いや千年に一度の逸材。 あの男以上に我が娘を任せられるものはおらぬ。この機会、是非活かさねば!」 「それでセンマイで咎めず、ここまで様子を見ておられたのですか。しかしどうなさるのです?」 「ううむ…確かに弱ったな。何か上手い手立てはないものか」 「そうですな…スケルトンは如何でしょうか。生前は人たるもの。何かよい知恵を出すやもしれません」 「ふむ。そうだな、1番手としては悪くあるまい」 木の裏に大きな体躯を隠しながら立ち上がって、短い詠唱の後黒い亜空間のゲートを開いた。 その中から1体のスケルトンがおもむろに歩み出る。 「お呼びでございますかモルガント様、かんら」 「うむ、少し知恵を借りる。実はな―」 「――なるほど。そういことでしたら、簡単でございます。かんらかんら」 と骨が笑った。 「ルエリ様を少し押しまして水の中に落ちかければ、おのずと距離も縮まりましょうぞ」 「ふむ…まあベタベタだが一番確実かもしれんな。よしいけ!」 「お任せください、かんら」 「わー、冷たい、気持ちいい〜」 当のトリアナと言えば、靴を脱いで水の中に入り、小さな虹に直接手を触れて大層ご満悦のご様子。 付き添いはといえば剣を背にしまってはみたものの、素直な笑顔にどう対応していいか困り果て、 見守るようにぼう、と滝の上を見上げて眩しい陽の光に目を細めた。 はしゃいでいた少女がその様子に気づいて、滝からじゃぶじゃぶとその前まで戻ってくる。 「あのルエリ様…」 「…?」 「その…たまにはその鎧を外してみては如何でしょうか。普段はダンジョンの中で日の光にもあたりませんし」 「これをか…」 今更ながらに自身の漆黒の鎧に目を落とし、光の中でなお黒い光沢に多少の違和感を覚えたのは彼だけではあるまい。 「私は、その鎧は…嫌いです。あ、父は嫌いではありませんけど。ルエリ様にはあまりお似合いにならないと思います」 「そ、そうか?」 「はい、ですから」 「うーむ…」 その時、石の影に身を潜めていたスケルトンが、トリアナがわずかにうつむいた隙に一気に走り出した。 そしてあと半歩で届く、と思われた瞬間 (この感覚はっ!?) 白い骨格がぶつかる寸前に、ルエリは即座に身を地に転がし体当たりは見事に空を切った。 ざぶーん。 2人が唖然とする間に、材質の軽い骨格の事、瞬く間に水の流れに乗って下流へと消えていった。 「あ〜れ〜、かんらかんら」 「…ルエリ様今のは一体」 「な、なんなんだ?」 「ええい役たたずめ!ろくな知恵など持ち合わせておらぬ!」 「頭の中身が空ですからなあ」 「…まあいい次を考えるとしよう」 あれ…エロじゃなくてラブコメになってる…マアイイカ前座だし ぉ
こういうラブコメ物、好きです(;´Д`)ハァハァ
スケルトン・・・スケルトォォォン!!! はっちゃけてるモルガント様大好きだ、参謀の鋭い突っ込みも 楽しみに待てる作品が増えていくこの幸せ・・・(´¬`*)
151 :
はろよん :2006/03/30(木) 16:10:52 ID:5YOpByb2
|ゝ`)ドモ、864改めコソーリ楽士バカ一代改め、はろよんとすっきりの名前にさせていただいた。 ってのは、今日の某新聞の広告欄みたら、「歌バカ一代」とかいってる平井堅がいたので、なんとなくハンドル変えたくなったからだ。 >145 漏れも148の意見と同じ。前座など、とんでもない! 俺もがんがるから、モマエもがんがってくれ〜!
妙な横槍の余韻はルエリらしく簡単に打ち捨てられ、再び自分の具足に興味が戻る。 「しかしこれは儀式の時に安易に脱ぐなと言われたような…」 若干の難色はあったようだが、じっと期待のこもった視線に、二度ほど頭をかくとまあ日干しでもするか、 と言って案外さっくりパカパカと鎧を外し始めた。 最後に大仰な黒いブーツを脱いで立ち上がると、黒一色の長いズボンと長袖のインナー姿のごく普通の若者の姿となったが 生地の上からでも見て取れるほど、鍛え上げられた逞しい肢体にトリアナは瞳を潤ませた。 (かっこいい…) 「よし…確かに軽いな」 くいくいと手首を回したり、首を伸ばしたり、体を動かす仕草はなんというかどこか少年っぽい。 「水、冷たいか?」 微笑みかけながら問われて、初めて見た彼のふわりとした笑顔に激しく鼓動が速くなるのを全身に感じながら それでも頬を軽く染めたぐらいでなんとか必死におずおず手を差し出した。 「き、きもちいいですよ」 「おー?」 と、素直に乗せられた手をトリアナは悪戯っけ全開で思いっきり引っ張った。 「うがっ」 大人しい少女の奇襲に、歴戦の勇士があっさりとバランスを崩し水の中に落ちた。 「あははっ、濡れてもかっこいいですよ〜」 奇襲を仕掛けた本人は一撃離脱の基本にのっとり、滝の方へとっとと逃走を開始する。 「やったなー!」 「何かすごくいい感じですなモルガント様」 「うむ…我が娘ながら上出来だ」 「しかしよろしいのですか?あの鎧はキホール様への忠誠を象ったもの。 そうあっさりと脱ぎ捨てていいものではないのでは…」 「あんな変態覆面天使なぞどうでもいいわっ! 鎧なぞいつでもまた着ればよいではないか、今はこの状況を如何に活かすかだ」 「は、はぁ…」 上司の先導者に対する暴言と親馬鹿っぷりに参謀は内心かなり閉口したが、 果たして止める手立てがあるわけでもなく、命令は絶対であるし、また自身にもそのような波風を起こす趣味はなかった。 「して、どうなさいますか。やはりここは2番手を?」 「そうだな…あの娘の事だ、いつ押し黙ってしまうやも知れぬ。先に手を打つか。誰がよいかな」 「そうですな…インプは如何でしょうか。小さきとも知恵者と聞き及んでおりますが」 「あの悪戯好きの皮肉屋か。確かに、上手いトラブルを作るかもしれんな」 再び作られた黒い陣から呼び出された、帽子を被った目つきの悪い小さな妖精は相変わらずふてぶてしさを隠そうともしない。 「ウッケ、何の用だよ?」 「…実はな」 「…クピュン、しょうがないな。ちっと遊んでやるか」 言い捨てると、異様な程にちょこまかと走りながら草むらの中に姿が消えた。 「大丈夫なのか?あれは」 「薦めておいて今さらではございますが、私も不安になってまいりました」
「つかまえた!」 「きゃっ…」 滝の近くでついに片腕を捕らえられ、振り返った彼女の方が若干呼吸が乱れていた。 「あはは、つかまってしまいました」 「ふふん、まだまだだな」 得意げに鼻息を噴いた明るいルエリに、腕を預けたままトリアナは少しうつむいた。 「…やっぱり連れてきてよかったです。ルエリ様はいつも暗い顔をしておられて、元気がなくてずっと不安でした」 「いや、トリアナそれは…」 捕らえていた手が、ふわりと茶色い髪の上に優しく載せられた。 「お前のせいじゃない。これは俺の戦いなんだ。だから気にするな」 「は、はい…」 凛々しい笑顔に続く言葉に窮したその時、滝の麓に何かが落ちた。 ばしゃーん。 「…?」 沈み込んだ何かが徐々に浮かび上がってくる。 髑髏にクロスさせた骨のマークが最初に認識され、それが何かの箱だと理解できた時には ぷっかりと腹を見せて浮かび上がったそれは、腹部と背に箱を背負った半漁人であった。 そしてその薄気味悪い青い唇がプルプルと震えて音を発した。 「これはどざえもんですか?」 「!?」 「トリアナ!離れろ!」 導火線にはすでに火がつけられている。派手に水を被っているのに消える気配は全くない。 混乱の渦中で少女が一歩も動けないのを悟ると、ルエリはその魚類を水ごとおもいきり蹴り上げた。 高い空中へと、撒き散らした水をキラキラと反射させながら、蹴り上げられた対象は一気に上昇していく。 「自爆します」 どがーん。 空中で散った色々な物体の汚い影が広がったが、瞬く間に小鳥の囀る平和な森へと戻った。 「さっきからなんなんだ…」 「???????」 「…何か我々は邪魔をしているだけのような気がするのですか、どうなのでしょうモルガント様」 「昔から親は娘の恋路を邪魔するものと言うしな…」 「チィ、もうちょっとだったのにな、ウケケ…ひでぶっ!!!!」 「やはり駄目か」 「所詮小者は小者ですな」 沢山書いたエロエロよりこっちのがウケテルとかちょっと心外ですがまあ嫌いじゃあないので… 今日からお引越しするので1週間ほどあけますスイマセンorzネット繋がるまでに書いておきます
と思いましたがネカフェでもなんでもいいですな…量そんなにならない予定なので適当に〆ときます
∧_∧ ( ;´∀`) 人 Y / ( ヽ し (_)_) ∧_∧ ( ´∀` ) 人 Y / ( ヽ し (_)_)
∧_∧ ( ´)д(`; ) 人 Y / ( ヽ つ ==========○ (_)_)
>>152-153 GJ
心外って、受けるのはいいことだよ
シチュエーションコメディは書き手のセンスがモロに出る、ごまかしのきかない世界だし
超頑張れ 引っ越しも頑張れ
>>156 ベラボー参上?
158 :
はろよん :2006/03/31(金) 19:27:22 ID:d7FrSu4T
|ゝ`)ドモス、楽士バカ一代改め、はろよんです。 ルエリ&トリアナのラヴラヴも良い感じで連載れている中、漏れも続きあがりますた。 ただ、まだエロまでいってないので、スマソ|ゝ`;)しかも長いし;; とりあえず、楽しんでもらえたら幸い↓↓↓
日はすっかり沈み、イウェカが丸々として姿を徐々に天頂へと昇ってゆくような時間帯。ダンバードンの町は、しかし、賑わいを消すことはなかった。 魔法の街灯が煌々と町並みを照らす中で、様々な格好の人々が往来し、露店がそこらここらに散らばっては、声を張り上げて客を呼び込んでいる。 (まるで、お祭りだなぁ…人間の世界って、いつもこんなに賑やかなのかな??) 人ごみの密度が特に凄まじい広場の真ん中で、人の量に唖然として立ち尽くしているのは…そう、ノワールであった。 しかし今の彼女の格好は、あの黒いサキュバスの衣装ではなかった。髪型もツインダウンバインドにして、白のボリュームベレー帽を被り、服も白を基調としている。黒サキュバスとは正反対のファッションというわけだ。 ただ…スカートがちょっと動けばパンツが丸見えになるほど短い。サキュバスの彼女にしてみれば、超ミニスカで可愛いと思うだけで、パンツを見られるなどという羞恥の心はなかった。 なので、彼女は自分に向けられている視線が、まさか自分のお尻に注がれているとは考えても見なかった(勿論、中には彼女の形がよく、ふくよかなムネに視線を注ぐ者もいた) その考えがあまり理解できないノワールは、自分に注がれる多くの視線に対して、 (…まさか、バレたのかな…) という杞憂を抱くだけであった。 ところで。何故に彼女がダンバードンの町にいるのか、といえば。 勿論、昼間に出会った(というか、見た、というのが正しいのだが)白い衣装の男を探して、接触しようというわけだが。 ただ呆然と日々を過ごした数日に比べて、彼女は前進はしたものの、ちょっと突っ込みすぎたようだ。 まさか、人間の町がここまで込み合ってるなど、全く予想しなかったのだ。ポウォールの世界の町ときたら、もっと閑寂として無味乾燥としている、ただ売り買いする空間だというのに。 町に入り、人ごみに入ったところで、頭が真っ白になり、流れのままに広場にたどり着いて、そして途方にくれている。それが今のノワールであった。 (この中から、あの人を探さないといけないなんて…) 口の中では小さく、あぅあぅあぅ、ともごもご呟きながら、右に左に過ぎ行く人ごみを見送るばかりのノワール。 急激に心細くなり、なんだかもう、泣きたくなってきた…。
そんな時だ。突然うしろから肩をぽん、と叩かれた。 何かと思って、後ろを振り向けば…そこには3人の男が鼻の下を伸ばしたニヤニヤ笑みを浮かべて、立っていた。 「ねぇキミ、誰か待ってるのかな? それとも、一人なのかな?」 肩を叩いた、奇抜な赤と緑の衣装に身をつつんだ男が声をかけてくる。 人間の世界については至って世間知らずなノワールは、この声掛けを親切だと確信し、ちょっと顔にはにかみ笑いを浮かべた明るい表情で答える、 「待ってるというか…探してるんです」 「へぇ。その探してる人ってのは、男?」 「はい、そうです。その人とは…」 と、少々事情を説明して、探すのを手伝ってもらおうとするノワールだが、しかし男は首を振りながらノワールの両肩をぽんぽんと叩き、言葉をさえぎった。 「だめだなぁ、そいつは〜。キミみたな超カワイイ娘を一人置き去りにするなんて、さ! そんなバカ男は放っておいてさ、どうだい、俺たちと遊ばないか??」 ここまでくると、流石にノワールはこの男たちの考えが分かった。…ラビに配属されていた時に、よくよくとダンジョンに来ていた男たちと、この者達も同類なのだ。 「いえ、あまり暇がないので、失礼します」 気丈に断り、踵を返すノワール…だが、男はすかさず肩を掴んで、引き止める。 「暇がないって言ってもさ、ただ探すだけでしょ? その男がキミに気があるなら、もうとっくに戻ってくるって。なぁ、俺たちと遊んだ方が、面白いって!」 「…放してください。もう、行きますから」 出来るだけ、相手に威嚇するように、持てる限りの凄んだ声を出したつもりのノワールだが。その怒りに染まる表情も、はっきりいって、彼女の別の魅力を高めただけであった。 男達はまたデレ〜っと顔を崩すと、絶対に放すものかと食い下がる、 「放せないなぁ、俺の手が、キミみたいなカワイイ子の肩を話したくないって、言ってるンだよ〜」 相変わらずふざけた調子で腐りきったゼリーのように粘着してくるこの男に、ノワールは怒り心頭。ライトニングボルトでも食らわせてやろうか、と本気で考えていた、その時。 肩に掛かっていた重みが、すっと消えた。男の手が、離れたのだ…同時に、目の前の男の頭の位置が、頭二つ分程上にあがる。見ると、彼の足も地を離れていた。 うわ、と声をあげて手足をばたつかせる男。彼の両脇にいた男たちもにわかに慌てだし、騒ぐ男の方を見上げ…そして、絶句した。 ノワールもはっと目を丸くした。 男を宙に引きずり上げていたのは、男…褐色の肌に隆々とした筋肉を持つ、背の丈長い男であった。
「な、なんだテメェ!!」 宙吊りにされた男は、自分を持ち上げる男に対して叫んだが、男はにぃっと真っ白い並びのいい歯を見せて笑ってみせるだけだ。 彼の代わりに応える言葉は、筋肉隆々の男とは別の方向…彼の腰の辺りの高さから聞こえてきた。 「なんだテメェ、はあんたの方よ、クズ男」 ノワールが声の方に視線を向けると。背の丈長い男の隣に、真っ赤なローブととがったツバの広い魔道士風味の帽子を被った、目つきの鋭い少女がいた。 「嫌がる女の子を無理やり肩掴んで離さない、なんてサイッテーのクズ男よ」 目つきも鋭ければ、言葉も鋭く痛々しい。明らかにケンカ越しに言葉に、男のうちの一人が顔を真っ赤にして叫ぶ、 「うるせぇよ、引っ込んでろ、ガ」 多分、ガキ、と言いたかったのだろうか。彼は唾を噴出しながら叫んで、少女の胸倉を掴もうとしたのだが。少女は手にしていたマンドリンで思いっきり、男の顔面をバカーン、と強打した。 その勢いは、見ていたノワールさえ、顔を庇いそうになるほど、激しい勢いだった。 あまりの大きな音に、流石に彼らを取り囲む人ごみも、足を止めて好奇の視線を投げかける。その視線を浴びながら、叩かれた男は鼻血をたらり、と一筋流すと、くずおれて地に仰向けになった。 「この…っ!」 残る一人の男は、倒れた男よりも顔を怒らせ、腰からナイフを引き抜いて少女に襲い掛かろうとした、が。いきなり背丈の長い男が、その手に吊るしていたナンパ男を放りなげた。 二人の男は、うわ、と互いに叫びあい、潰れて倒れた。 「男同士で抱き合ってのんがお似合いだよ、お前らは」 背の丈長い男は揶揄するようにそう笑い、鼻血を流して倒れていた男もひょいと持ち上げると、彼らの上にダメ押しするようにひょいと放り投げた。三段重ねになり、彼らはさらに身動きがとれなくなる。 呪詛のような悔しさのうめきを上げる男らに、真っ赤な衣装の少女が見下した目を向けて、言葉を放つ、 「もし今日の仕返しをしたかったら、ギルド『天狼団』を尋ねることね。…そんときは、全力で相手したげる」 にぃっと凄惨な笑みを見せる少女。彼女の表情に撃たれたわけではなさそうだが、男たちは呻く口を半開きにして、顔を真っ青にした。 同時に人ごみもざわざわと少々騒がしくなり、まるで何事も見なかったといわんばかりに顔をあからさまに背けて、再び往来を始めた。 (『天狼団』って、有名そうだなぁ…) 図らずも事態を打開できたノワールだけが、のほほんとそんな事を平和に考えていた。 「じゃあな、仲良し三人組みさん!」 背の丈長い男がバカにした半眼の視線と言葉を投げると、踵を返す。真っ赤な衣装の少女も、フン、と不機嫌な言葉を投げかける、と。 踵を返しながら、ノワールの手を掴んだ、 「こっち」 小さくそうノワールに声をかける少女。ノワールはとりあえず、少女に従い、彼女に手を引かれるまま、人ごみを早足で突っ切って行った。
三人はやがて、街の片隅のほうにある、空き地にきた。 街を囲む防壁に望むこの場所は、あまり日当たりは良いとはいえないが、土がむき出しの地には見て、感じて心地よい程度の草が生えている。 数グループの子供たちが遊んでいる姿も見え、ここは差し当たり街の公園的場所というところになるのだろうか。 三人はその一画で足を止める。そして背の高い男と赤に身を包んだ少女とが、揃ってノワールに視線を向けた。 ちょっと不安になり、引きつった笑みを浮かべるノワール。 「あなたねー…」赤に身を包んだ少女が、ため息を吐きながら口を開いた、 「あの様子だと、地方出身みたいだけれども…女の子が一人であんなところでオロオロしちゃいけないのよ? ああいう人の多い場所ってのは、悪い男だって一杯潜んでるんだからね。ああいうあからさまなヤツらだけじゃなくて、羊の皮被った狼だっているのよ? 街で分からないことがあるなら、官庁に行かなきゃだめ。ここはあなたの村とは違うんだからね!」 人差し指をびしっと立てて、強い口調で語る少女の勢いに、ちょっとノワールはたじたじ。最後には目のすぐ前まで突きつけられた人差し指を見つめながら、 「は、はい…す、すみませんでした…」 と上の空気味で答えた。 「ま、あたしとダーリンがいたから、万事解決だったけれどもね」 少女が「ダーリン」の部分だけ、猫を撫でるような声で言うのを、ノワールはちょっと気にかけた。「ダーリン」とは、背の高いこの男のことらしい。 その「ダーリン」が、フレンドリーに声をかけてくる、 「まぁ、何にせよ、これも何かの縁だ。ちょいと面倒を見てやるよ。 そうだ、自己紹介しておくぜ。俺がゴルディン、こいつはエリネ。そしてもう1人いるんだが、そいつを含めれば俺らのギルド『天狼団』は揃うことになるな。 まぁ、よろしく!」 にかっと白い歯を見せて笑い、手を差し伸べるゴルディン。ノワールはそのごつごつしているが、温かい手を握って握手した。 「私は…ノワール、って言います」 一瞬、名前を偽ろうかと思ったが、ボロ出してしまう可能性があったし、どうせノワールがサキュバスであると知る人間などいるワケもないので、素直に自分の名前を言うことにした。 「それで、ノワールはあの広場で、何をしようと?」 エリネが淡々と尋ねてくる。ノワールはちょっと悩んだ…よく考えたら、結構マヌケな理由に思えてきたのだ。 だが、事実は事実。それに一人で探したところで、この人の多くて広いダンバードンの街から、あの人一人を見つけるなんて、出来るワケもない。 結局、素直に言うことにした、 「人を、探してたんです」
「ほぉ…人、ねぇ。名前は?」 尋ねるゴルディンに対して、ノワールはちょっと声の調子を落として返す、 「…分からないんです」 「ちょっと、それでどうやって探そうっていうのよ?」 思わず肩を落として訊くエリネ。至極当然の反応だろうなぁ、とノワールは納得する。自分が聞く立場だったら、同じように感じたはずだ。 「でも、姿とか、顔は覚えてるんです。はっきり、覚えてます」 「そいつに何か盗まれたとか?」 ゴルディンの問いに対して、少女趣味のノワールは胸中で「心を盗まれました」と答え、一人で舞い上がったが。現実世界の彼女は冷静に対処した。 「いえ、そういうのじゃないんです。悪いことされたワケじゃなくて…」 そういいながら、さて、どう話そうかと悩むノワール。「一目惚れしちゃったんです」と言うのは、あまりにもバカっぽいので、それなりの理由を作ろうと頭をめぐらす。 「えーと…私は昨日、やっとこの街の側まで来たんですけれども、そこで大きな黒いヒグマに襲われたんです。 私がそれで逃げていると、その方が黒いヒグマと戦ってくれたんです。 私は混乱してたし、怖かったので、ずっと隠れっぱなしで、お礼を言いそびれてしまって… その方が私に気付いてくれたのかは、分からないんですけれども。それでも、私なりには、お礼をしたいなぁ、と思いまして…」 「へぇー…。やっぱり地方のコは、義理固いっていうか、そんな感じなんだねぇ、ダーリン?」 「近所との関係が重要、って言う社会構造だからなー。まぁ、それはいいとして。 ノワールの話は分かった。俺も地方出身だからな、気持ち分かるぜ。益々協力する気になった。ただ、名前が分からんとなると、探すのがちっとホネだが… とりあえず、あんたの覚えてる、そいつの特徴を聞こうか。もしかしたら、知ってるヤツかもしれんし。黒ヒグマを倒せるヤツとなると、結構絞れるからな」 ノワールはうなづくと、記憶にしっかと焼き付けた「彼」の姿を、すらすらと言ってのける、 「髪は黒です、綺麗な黒。長くはなかったですが、短くもなかったですね。前髪は少したらしてた感じでした。 瞳の色は青で、戦ってる時は結構鋭い表情でしたけれども、多分キレ目じゃないと思います。 体つきは、ゴルディンさんよりは流石に背が低いですけれども、私より上で…」 ぺらぺらと述べる彼女の様に、聞き手の二人は顔を見合わせた。関心するというより、驚いている、というか、どこか不思議がってるような感じでもある。 「…それで、腰には精霊武器のブロードソードをつけてました。そう、あれはブロードソードです、間違いないです」 その特徴を述べるのを最後に、ノワールは言葉を一度切った。そして一呼吸間をおいてから、 「そんな感じの人です。…でも、肝心の名前が分からないですから…参考になるかどうか…」 この言葉に即座に反応したのは、エリネ。ぶんぶんと手を口元で動かしながら、 「いやいやいやいや、よくもそんなに覚えてるもんだなーって、関心しちゃったよ。 …ところでさ、ノワールの言ってるその男ってさ…」 エリネはゴルディンに視線を向ける。ゴルディンもエリネに視線を向け、「ああ、俺もそう思うんだが…」と述べる。 ノワールだけが、勿論事態が飲み込めず、首を傾げていたが。 やがて二人は声をそろえて、ノワールにこう答えた、 「そいつ、うちのギルドのリオスだと思う…」
これを偶然というのであろうか。ノワールはこれを「運命の赤い糸」であると勝手に解釈し、胸中で小躍りした。まだ「彼」がリオスである、と決まったわけでもないのだが。まぁ何にせよ、幸先が良いのは確かだ。 ノワールはもう、足が宙へ飛び跳ねるような心持ちに襲われたが、過剰反応は怪しまれそうで、禁物だ。極普通の喜びを装い――しかし顔は台風が過ぎ去った直後の日の出のような明るさを湛え――声をあげた、 「リオスさん、とおっしゃる方なんですか!?」 「いや…決まったワケじゃないがね。でもあいつ、ここ最近は熱心に街の外で暴れてるヒグマを退治して回ってるしな。 昨日も黒ヒグマ倒したって言ってたよ、なぁ、エリネ?」 「そうだよね… あ、ヒグマを退治して回ってるっていっても、乱暴者ってわけじゃないのよ。すんごい正義感強いヤツでね、マジメって言葉を人間に直したらああなるんじゃないか、って感じの男だよ〜。 特に最近は、街の周りに異様に凶暴化したヒグマが多くなってね。街から退治してくれって頼まれてるギルドがいくつかあるのよ。うちもそんなギルドの一つなんだよ、自慢じゃないけれど。 皆でやるんだから、そんなに力入れなくてもいいのに、あいつったら、『少しでも早く安全を確保しないといけない、手遅れになったらどうすんだ!』って、もー張り切っちゃって」 「…分かります」ノワールはにこやかに相槌を打った。昨日見た彼の顔…澄み渡った冬の青空の下で、日をうけて輝くつららのような、美しい冷たさを持ったあの表情。 それから受けた印象とエリネの言葉があまりに一致するので、多大に実感が沸くし、自分の恋する者が仲間から良い評価を受けているのが、何より嬉しかった。 「それにしても、リオス、かぁ…」 エリネは先に自分の述べた言葉を反芻するように、多分リオス青年を思い浮かべながら、ぼんやりとそう呟き…不意に、むぷぷ、と笑いを漏らした。 ゴルディンを見ると、彼の口元にもニヤリ、と揶揄の笑いが浮かんでいる。 二人の顔の間をきょろきょろと視線で往復しながら、ノワールの心に不安の波が徐々に押し寄せてきた。 「あの…リオスさんって方、何かあるんですか…?」 誰にでも欠点はあるということはノワールはよく理解しているし、リオスって人にも幾つか短所はあるはずだ。だが、含み笑いされるような、何か悪い点があるのでは…。 人から見て恥ずかしい性格があるとか、もしかして…失笑を買うような、人格を疑われるようなことがあるのか、と…。 陵辱された経験が不意に、けたたましい警鐘の心拍を彼女の心臓に与えた。 その警鐘を和らげたのは、エリネだった。 「あ、ごめんごめん、お礼に行くって人の前で、悪いことやっちゃったね」 口元で掌をぶんぶんと振り、あたかも必死でノワールの心の不安を払おうとするエリネ。その様がなんとも可愛らしく滑稽で、ノワールの心は少し軽くなった。 「ホント、後ろ指差されるようなヤツじゃないよ。嫉妬されるってことはあるかもしれないけれどもね。 ただ、まぁ…会ってみれば、ノワール次第だけれども、気付くと思うよ」 そこまで話して、またエリネは不意に笑いを浮かべる。一体何なのか、ノワールに勿論分かるわけがないが、まぁ会ってみるしかあるまい。 「おい、笑いはその辺にしとけよ。 ところで、ノワールさんよ。今リオスのヤツ、街の学校の方に用事で行ってるんだが、多分まだ移動してないと思うし、掴まると思うんだ。 行ってみないかい? あいつが俺たちに合流するとなると、いつになるのか分からないからな」 ゴルディンの提案にノワールが非を唱えるわけがなかった、 「お願いします、連れて行ってください!」 美しい蜂蜜色の髪をふわりとなびかせながら、ノワールは深々と頭を下げた。
「そうと決まれば、善は急げ、だ。行き違いにならないうちに、行こうぜ、エリネ」 「うん!」 ゴルディンの言葉にのったエリネときたら、また堅い空気をめろめろに溶かし、まるで好物を与えられた幼子のようなきらきらした表情を浮かべると、踵を返したゴルディンの腕にがしっと掴まった。 やはり「ダーリン」と呼ぶほどに気を入れてるほどだ、エリネはこのゴルディンに心底惚れこんでいるのだろう。 そしてゴルディンもそれを心地よく思っているようだ、全く嫌がりもせず、エリネより遥かに大きいはずの歩幅をエリネのものに調整して、仲良くくっついて歩いてゆく。 その様をノワールは、微笑みと羨望でもって見つめていた。 (いいなぁ…私もあの人と、あんな風になれるかな…) 彼女はその夢を追わんとするように、夢を体現させた二人の背中へと、弾む足取りで後を追った。 さて、所は変わって。 ここは、ダンバードンの学校内に設置された、図書館。 威圧するような巨大な本棚が並び、思慮深い賢者の眼の光を思わせるような映像資料用の水晶が並ぶその場所は、静寂と荘厳さに満ちている。ここに一人できたら、まずはしゃぎまわろうとは思えないだろう。 今、この施設にいるのは、二人のみ。 一人は、男装に身を包んだ銀髪の麗人、アランウェン。 もう一人は、ノワールが昨日見た青年…彼こそ、ゴルディン達の予想通りの青年、リオスであった。 二人の戦士は図書館の中央あたりのテーブルに陣取り、向かい合って座っている。彼らの間には、一枚の魔符が置かれていた。ポウォールが野生動物を操るのに使うものだ。 二人はその魔符に視線を落とし、真剣な表情を浮かべ、しばし沈黙を保っていた。 先に沈黙を破ったのは、アランウェンであった。 「これが、貴方の手に入れた、変わったタイプの魔符…確かに、我が校に資料用に保管されている魔符とは、少し違いますね?」 言い終えながら彼女は同意を求めるように、視線をリオスに向けた。 彼女の瞳に映ったリオス…その表情ときたら。鬼気迫る程に、もしくは凍りつきすぎて亀裂が入るような程に冷え切った氷のような、生真面目な表情が浮かんでいた。 「はい、おっしゃる通りです」 少し早口めに、そっけなく言葉を返すリオス。アランウェンはそれに軽く頷き、再び魔符に視線を落す。 「それで…スチュアート先生にも話したと言う、あなたの気付いた事というのを、私にも教えてくれませんか?」 そう尋ねられたとき、リオスの周りの空気が少し、ざわめいたような感じがした。まるで言葉をぶつけられた氷が、その衝撃にぶるぶる震えたような。 「僕より、スチュアート先生の方が説明といい、洞察といい、優れておられると思いますので、そちらに…」 「いや、言葉が優れていようと、他人の言葉には違いありません。貴方自身がうけた、貴方自身の感想を、貴方自身の言葉で聞きたいのです」 この言葉でさらに、リオスの空気は再びざわめく。だがその表情は、衝撃への震えに対して意地でも震えを押さえ込もうとするかのように、更に堅いものになる。 もしも彼の顔立ちがゴルディンのようであったら、話相手を威嚇しているようにしか見えなかっただろう。元より柔らかめの顔立ちをしてるので、そういう雰囲気は少なく見えるが。 「それでは、不肖ながら、お話します…」 リオスは魔符に視線を落としながら、語り始めた。
「この街の周辺地域にヒグマがよく出現するようになって、一ヶ月ほどになりますが。僕はこの間にかなりのヒグマを退治しましたが、一向に数が減っていません。 そこで僕は、もしかしたらこのヒグマは自然発生ではなく、魔法的に発生されているのでは? と考えるようになりました。この事は以前にスチュアート先生にも話しています。 それから更にヒグマと遭遇を繰り返していたところ、ヒグマとよく遭遇する地点がマスダンジョンの近くであるように思えたのです。 思えば、マスダンジョンにはヘルハウンドがよく住み着きます。あれがポウォールによって魔法的に作られた生物だとすれば、マスダンジョンはポウォールによる生物実験場なのでは?と僕は考えたことがありました。 だとすれば、もしかすると昨今街を騒がせているヒグマは、魔法的にマスで生産され、解き放たれているのでは、と僕は考えたのです。 それで自然のヒグマとは作りが違う、だから新しい魔符でも以って操作しているのではないか、とも思っています。 …ですが、一介の戦士の愚考に過ぎませんけれども。」 アランウェンは黙って言葉を聴きとおすと、最後に大きく頷いて見せた。 「いえいえ、興味深い考えだと思いますよ。 そして…私達の『懸念』とも、関わりがあるように思えましてね」 真面目なリオスは、この言葉に氷を砕かれたように反応し、素早く視線をアランウェンへと向け、 「その『懸念』とは、なんですか!?」 と、上半身を乗り出しながら、初めて熱の籠った言葉を放ち…その格好のまま、はっと表情を凍りつけ、身も固まった。まるで、熱を絞りだし過ぎて、氷点下になってしまったかのようだ。 この劇的な反応に、アランウェンは不思議そうに表情を戸惑わせたが、今はそういう場合ではない。とりあえず、話を進めることにした。 「実はヒグマの発生時期あたりから、マスダンジョンに探索に行く冒険者が戻らない、もしくは手ひどく痛めつけられて帰るという事態が多発しているのです。 しかし帰ってきた者達は、一体何があったか覚えていない様子でね。そして、酷く心も傷ついて、しゃべるのさえ困難な者もいた。 私はマスダンジョンを早急に捜査するべきだと思ったのだがね。しかし、もし派遣した冒険者達が、同じように傷ついて帰ってくる、などという事態は起こしたくなかった。 だから街も公式にマスダンジョンの探索を奨励する告知を出してない。だが徒に不安を煽りたくもないというので、今までのように探索したいものにマスダンジョンを探索させるに任せているのだ。 だが、私が行こうにも、街が許してはくれなかった。私は街を守る最後の砦にならねばならないしな…」 彼女が言い終えるまで、リオスは視線を落としたまま黙って言葉を聴いていた。だが、彼の身体はじっとはしてなかった、アランウェンの言葉が進むにつれて、体に震えが現れてくる。 それは、風にさらされるつららの震えではない、地の底に怒れるマグマを孕む火山の震えだ。 「なぜ…っ!」 思わず、バン、と机を叩き、立ち上がって叫ぶリオス。凄まじい響きは図書館の広大な空間に充満し、その壁を突き抜けるような勢いだ。 真面目に怒りを露にする顔で、アランウェンの顔に炎の視線をぶつけるリオス。…だが。 アランウェンの瞳と彼の視線とが交わった、その瞬間。石化の視線の怪物にでもやられたように、リオスの身体は凍りつき、表情の怒りもすっかり固まってゆく。 失態をやらかしてしまった、という感じの凍りつき様とは違うようだが…アランウェンはあまり勘ぐることはしてくれなかったようだ。 「何故貴方等に知らせなかったか、そう聞きたいのだろう?」
「もし知らせれば、特に貴方は一目散にマスダンジョンに向かっただろう。 私は貴方の実力は高く評価しているが、万が一ということは必ずある。もしも貴方ほどの実力者が帰ってこないとなると、街にも不安が広がるだろうし。 それに、貴方には後ほど、私と共に街を護る務めについてもらいたいと思っていたのだ。今、貴方を失うことは、将来の痛手になりうるのだ」 「…ですが…」 リオスが凍りついた表情を、少しずつ解凍しながら、ゆっくりと固まっていた唇を動かす。 「ですが、何も手を打たないままでは、何時か手遅れになってしまいます…!」 先に叫んだほどの勢いは無いものの、瞳には炎を湛え、徐々に語気に熱気を帯びながら、リオスは進言する。 彼の様に、アランウェンは顔を曇らせ――机に視線を落として、ふぅ、と深いため息をついた。 「本当は、話すつもりがなかったが、口を滑らせてしまったな…。 もうこうなっては、貴方は私やスチュアート先生、その他の人々が止めようとも、マスダンジョンに行ってしまうことだろうから。 無駄だと分かっているから、私はもう、止めることはしないでおく。 …ただ、一つ聞いてほしいことがある。絶対に、自分一人で、と気負わないでほしい。貴方の集中力は良い意味でも素晴らしいが、何も見えなくなってしまう弱点も孕んでいる。 行くのならば、頼りになる仲間たち…君のギルドの仲間達と共に行ってほしい。そして、ムリだと思ったら、一度引き返すことも必要だ。 貴方等が全員帰ってこない、という事態に私は遭遇したくないのだ…」 秋の木枯らしに揺れ動く落ち葉のような落ちつかなさを湛えた瞳で、アランウェンはリオスに必死に言い聞かせる。 一方でリオスは、席にゆっくりと戻りながらも、無言で以って彼女の問いに答えを返した。 もう一度アランウェンはため息を吐く。聞き分けよく、自分の言うことを理解してくれたことを、祈りながら。 「…とりあえず、貴方の手に入れた魔符については、調査局に提出しておく。もしかすると調査局から貴方の方へ、参考聴取の呼び出しがあるかも知れないと、言っておこう」 語りながらアランウェンは席を立ち、魔符を手に収め、踵を返した。その背中に見つめながら、リオスはしかし無言のままであった。 「私の言った事、よく心に留めてほしい」 忠告というより懇願を込めたその言葉を振り向かずに残したアランウェンは、未練がましさを見せない堂々とした足取りで図書館を横切り、扉の向こうへと姿を消した。 ただ一人残されたリオスは…ずっとその視線をアランウェンの背中があった方へと向けたまま、微動だにせず席についていた。 その様子は、大地にそびえたつ巨大な一枚岩でできた山岳のような、決して動かぬ、曲がらぬ意志を湛えた姿であった…はずなのだが…。 彼の周りの空気は時が立つにつれて、山岳の上に徐々に雪が積もり、やがて寒々とした氷河に閉ざされた、そんな固まりきった姿へと変わって言った。
その氷河に、おずおずとぶつかる言葉が、リオスの腰あたりから不意に現れた。 「…あの…マスター…」 それは、少女の声だ。年のころは10歳なるか、ならないか、というところであろう。 その声をうけても、リオスの固まりは解けない。ずーっと、ただひたすらに、図書館の扉の方へ視線を向けて、微動だにしない。 すぅー…と深く呼吸する音が、少女の声がした方から聞こえ、その直後、 「いつまで固まってンのよ、マスタァァァァ!!」 今度は図書館全域を駆け巡らんばかりの大声を張りあげる、少女の声。その声の爆発の突風に晒されたリオスの体は、硬直の氷が吹き飛ばされ、びくっと大きく反応した。 直後、やるせないような、申し訳ないような、複雑な表情を浮かべながらリオスは席を立ち上がり――今度は全くぎこちなさがなく、自然な動作だ――腰に下げたブロードソードを引き抜くと、机の上に置いた。 「びっくりするじゃないか、エルエル」 苦笑いを浮かべたリオスは、光輝く刀身…それは室内光源の反射ではなく、陽のように自らが輝かしく放っている光だ…に自らの顔を映しながら、声をかけた。 「びっくりするも何も…」 リオスに応じて喋る声は、刀身から聞こえてきた。同時に刀身の光が、まるで星の爆発のように膨れ上がった、かと思うと…それは輝きの塊となって、リオスの顔目掛けて飛び出してきた。 「あたしは、呆れたわよ!!」 リオスの顔に激突寸前で突進を停止した塊…それは見ると、掌程の小さな少女であった。金属質の羽を持った妖精といった感じの「彼女」は、このブロードソードに宿る精霊であった。 彼女の名は、リオスが話した通り、エルエルといった。 そのエルエルは可愛らしい顔の頬を命一杯膨らませ、びしぃっと人差し指をリオスの右の眼に向けた。 「マスターってば、いい加減に女が苦手なの、克服しなってば! マスターはホント、自信を持ってもいいくらいにカッコイイんだよ!? なのに女の子が苦手だなんて、魅力台無しじゃない! なんでこんなに可愛い私は平気なのに、他の女の子はダメなの!?」 そう…リオスは、女性が苦手なのであった。(だが男に興味があるわけではないので、あしからず) アランウェンに対して硬直していたのは、緊張もあるが、それ以上に彼のこの性格が依存していたのだ。 「だって、エルエルは、精霊じゃないか」 にこやかに答えるリオス。それに答えるエルエルは、リオスの鼻に噛み付くような勢いであった。 「あたしは精霊の前に、女の子よ! マスターの答えってば、女の子としてあたしを見てないって、いい方じゃん! ひっどー!!」 再び頬を膨らませて、ぷいっとそっぽを向くエルエル。彼女は真剣に怒っているのだろうが、ひたすら可愛い仕草としか人の目には映らないだろう。 リオスの目にもそう映っているようだ、彼はあまりバツが悪そうにではなく、少々冗談を受け流すような口調を混じらせながら、エルエルに謝る、 「すまなかったよ、エルエル。 …そうだな、多分人間の女の子がみんなエルエルみたいだったら、僕も平気なのかも知れないね」 「あたしみたいにって…どーゆー感じに? 小さいってこと?」 先ほどまでの頬を膨らませた表情を風に流したように、ころっと表情を変え、きょとんとした疑問の表情を作るエルエル。リオスは微笑みながら答える、 「いや、小さいってわけじゃなくて…。エルエルみたいに元気で、楽しい女の子なら、平気なのかも、っと思ったんだよ」 この言葉を受けて、さらに表情を変えるエルエル。眉根を寄せた、怪訝な表情だ。だがどの表情も、彼女の魅力を持ち上げるエッセンスとなってしまうのが凄いところだ。 「人間の女の子って、そんなに不健康で、暗いかなぁ?? エリネは、まぁゴルディンのダーリンじゃないと、ちょっとツンツンしてる感じだけども、そんなコじゃないじゃん」 「なんていうか…不健康だとか、暗い、とかじゃないくてさ。そう…複雑なんだよ。 見た目は綺麗な編み物細工、でも手に取ったら、すぐに解けてしまいそうな…その解く手を持ってるのが、多分僕なんだよ」 リオスの難しい形容に、エルエルはむむむ、と唸りながら腕を組んで脳内で反芻する。そしてふと、思いついた、 「ねぇ、それって、あたしが繊細じゃないってコトじゃ…」 半眼のジト目でリオスを睨みつつ、文句を言おうとしたところ。 ガチャ――図書館の扉が開く音が、小さく、しかし鋭く図書館の内部を走った。
「あ、誰か来たみたい。一度剣の中に戻るよ」 ジト目からまたまた一変、ウインクを見せる可愛らしい表情を浮かべて残すと、エルエルは再び光の塊となって輝く刀身へと飛び込んでゆく。 目まぐるしい自身の精霊を、愉快そうな表情で見送ったリオスは、素早く剣を腰の鞘に収め、再び席につく。 さてどんな人が入ってきたのか、と視線を走らせると…視界に映ったのは三つの顔のうち、二つは見知った顔であった。 「ゴルディン!そして…エリネさん」 立ち上がりながら発した言葉の前者は、弾むような声だったが…真っ赤な衣装に身を包んだ少女の名を呼ぶ声は、やはり固まっていた。 二人は軽い挨拶の掛け声を放つと、リオスの方へと歩む。エリネはリオスの性格を十分知っているので、全く気にかけることはしない。 「あれ、アランウェン先生との話は、もう済んだのか?」 机に片手を乗せたゴルディンが、きょろきょろと周りを見回しながら問うた。 「ああ、ついさっき、終わったところだよ」 「そうなんだー。 良かったね、ノワール。行き違いになくて済んだもの」 エリネが来訪者三人の中で、ただ一人後ろにちょこんといる少女に話しかける。リオスはこの少女――ノワールのことを、勿論知るわけがなかった。 リオスはまた固まらないように、ゴルディンの顔を見つめながら尋ねた、 「この人は?」 するとゴルディンは呆れた表情浮かべて首を振った、 「お前、昨日さ、この娘を黒ヒグマから助けたっぽいぞ? 何か覚えていないか?」 言われても全く身に覚えがない(当然であるが)リオスは、記憶を辿らんとノワールに視線を向けた。 一方でノワールは、正に昨日見た彼がこのリオスであると認識し、胸中でお祭り騒ぎが起こっているほど鼓動が高鳴っていた。もう、喜びを声にだしながら、駆け回りたい衝動に駆られていた。自然と極上の笑顔が顔に出る。 図書館の人工的な照明の光にさえ、美しく輝く蜂蜜色の髪、そして視線に気付いてにっこりと微笑む彼女の魅力溢れる表情に…リオスは思いっきり、凍りついた。 勿論、物凄く可愛い娘だと、彼は意識の中で認めている。だが、相手が可愛ければ可愛いほど、彼は凍り付いてしまう人種であった。 一方ノワールは、鋭いほどに凍りついたリオスの顔を見て、不安が胸中に広がった。 (…嘘、バレちゃったのかな…? それとも、他に何か悪いことでも…まさか、サキュバスだって、バレちゃったかな!!?) 背中に冷や汗を一筋、垂らしながらも、怪しまれないようにひたすら微笑みを向けるノワールであった。 二人の(いろんな意味での)思惑の視線が交錯する中、ゴルディン・エリネのカップルは雰囲気のへんてこさに顔を見合わせて首をかしげ、しかし口元には愉快そうな笑みを浮かべていた。 だがこのまま空気を固めたままだと、どちらも可愛そうだと感じたエリネは、とりあえずリオスに話しをふることにする、 「ねぇ、ホンット、覚えてないの?」 はっとしたリオスは、少々堅さを和らげ(しかし声をかけたのがエリネなので、凍りついていることは確かだ)、記憶を巡らせた。 「…うん…あ、昨日、と言ったよね? …確かに、誰かヒグマに追われていたのを、助けたと思ったけれども」 おぼつかない調子で話すリオスの声をうけて、彼の腰元で鞘に納まったエルエルは独りごちて突っ込みをいれた、 (マスター…その終われてた人って、おっさんだったよ…。この娘じゃないし…。 それにしてもこの娘、ウソをついてるけれども…何の為?) エルエルは鞘の中で、ふつふつと警戒心を持ち上げた。
そんなエルエルの思慮など気付くワケもなく、ノワールは作り話が瓢箪からの駒となり、一人胸中で騒いでいたわけだが。 喜びだけに浸ってるわけにはいかない。怪しまれないよう演技を完成させるには、きちんとお礼を述べなくてもいけない。 ノワールは手前に並ぶ二人の間から、すっと歩み出すと、深く一礼して、輝かんばかりの笑顔をリオスに向けた。笑みに微笑む桜色の唇が、この上なく柔らかで、可愛らしい声を滑り出す、 「私を助けてくださったのは、あなたに違いないです。顔をあわせたわけじゃありませんから、覚えてなくて当然だと思いますし、気にしてません。 本当に、昨日は危ないところを、有難うございました」 「あ…いえ、感謝されるような事をやったわけじゃないですよ。全くあなたのこと、覚えてなくて…」 そう語るリオスの表情のとぎまぎさと言ったら、この上なかっただろう。口の端はひくひくいってるし、背中は汗でびっしょりだ。 (物凄く可愛い娘だなぁ…) 心の中では、冷静にそう感じているのに。体が全くついていかない。もの凄く情けなく、恥ずかしい気分になり、視線をあからさまに傍らの方へと背けてしまった。 ノワールはその様に、あまりいい気分でいられない、どころか不安で一杯になり、笑みに暗さが混じった。 (私…悪い事、してしまったのかしら…) 二人のかみ合わない思慮は、図書館の荘厳な空気を、ぎこちないものへとすっかり変えてしまっていた。 エリネとゴルディンは、バカ者を非難する半眼の視線をリオスに向けるが、彼はこの弱点たる性質を理性で塗り替えることは、とうとう出来なかった。 そらした表情にはまだひくついた笑みが浮かんでいるものの、その両手はぎりぎりと爪を皮膚に食い込ませんほどに、握りこまれていた。 (僕は…なんだって、こうなんだ!!) このままだと拉致があかない。どうにかしようとリオスは言葉を出そうとすると、ばくばくと心臓が高鳴り、咽喉元まで出た言葉を心音で掻き消してしまう。 そこへ助け船を出してくれたのが、呆れた顔をしたゴルディンであった。 「ノワール、こいつ、今までの人生のうちで一番の可愛い娘ちゃんにあったものだから、すんごい緊張してるみたいだ。わりぃな。 …ところで、リオス。アランウェン先生とは、どんな話をしたんだ?」 最後の問いかけには、至極真面目な顔をして問いかけてやるゴルディン。こういう真面目な話をするほうがリオスには気楽だということを、十分にしっているからだ。 リオスは案の定、この真面目な話題に対しては表情を鋭くし、きちんと向き直っては、すっかりとぎまぎのとれた堂々たる話し振りを見せた、 「二人には昨日見せたあの魔符について、そしてマスダンジョンについての僕の考えを話したところだよ」 彼は自分の考えを中心にして話をしたが、しかしアランウェンから聞いたマスダンジョンへの懸念については、話さなかった。 彼は一人でそこに探索に行く気で満々であったからだ、二人のカップルを危険な目に遭わせたくないというのが大きな理由だ。正直に話せば、彼らは絶対に一緒についてくるというだろう。危険行為は、一人身の自分で十分だから。 (アランウェン先生、あなたの言葉に僕は敢えて反します。犠牲は少ないほうがいいのですから) 「…それで、僕は自分の考えが当たっているかどうか、調べてこようと思うんだ」 最後に、これからの意志を自然に伝えた。 「それなら、私たちも一緒に行くよ」 案の定の反応を示したのは、エリネだった。改めて自分の判断は間違っていなかった、と胸中で苦笑する。 「いや、大丈夫だよ。最近あまり探索してなかったとはいえ、あのダンジョンならよく慣れてるからね。 それに、ゴルディンとエリネさんはバンホールで精霊武器製造の用事があるんでしょう?」 「それこそ、後でもいいさ」ゴルディンがにかっと笑う、「万が一ってことがあるかも知れないじゃないか、仲間なんだし、一緒に行くぜ」 仲間って、こんなに温かいものなんだな、と再確認しつつも、どうやってこの好意を押しとどめようか、とリオスは悩む。 「僕だって、そうそう向こう見ずじゃないよ。危ないと思ったら、すぐ引き返してくるし。 仲間だからこそ、僕の事、信用してくれないか? 大丈夫、すぐ帰れると思うしね」 ゴルディンに微笑みで以って説得するリオス。ゴルディンは少々不安そうに頭をポリポリと掻き、判断しあぐねている様子だ。 (なんとかして、説得し切らないとな…) 必死に思考をめぐらせていると… 「あの…」 小さい、申し訳なさそうな声が割り込んできた。ノワールだった。
ノワールも彼らの会話最中に、ずっと考えていたのだ。 (どうやって、この人と一緒にいれるかな…) すると、マスダンジョン探索の話が出たわけだが、ポウォールであるノワールは勿論その場所について知っている。配属種族や、そこについにてのポウォールの視点からの噂などもよく知っている。 ただ、各ダンジョンの現場活動者達との直接の関係はもっていないし、方針については機密扱いされているため、リオスの言う魔法生物実験施設として運用されているかは、分からなかったが。 とりあえず、この場所を何とか利用して、リオスと一緒に過ごす口実を作りたいノワールは、必死に頭をめぐらしていたのだ。そしてダメ元で書き上げた脚本を今、開こうしていた。 「あの…マスダンジョンに行かれるのでしたら…私も連れて行ってほしいんです…」 この言葉に、二つの意味で顔を凍りつかせるリオス。 「き、危険だよ、君には、もしも君にケガなんて負わせたら、僕は、君の両親に申し訳が、たたないし…」 吃音気味に語って聞かせるリオス。勿論、真剣に少女を心配しての事だ。見た目からも雰囲気からも、血生臭いダンジョンに向いているとは思えないし、そういった事に関わらせたくない。 それに…こんな可愛い娘と一緒に過ごすなんて、いつか心臓が口から飛び出るか、破裂してしまいそうな気がする…。 一応、善意で語っているということをアピールするために、ノワールの美しい赤の瞳に自分の視線を交えるリオス。この時点で、掌は汗でびっしょりになっていた。 ノワールから見たリオスの顔は、非常に固く、鋭く、凍り付いていた。怒らせちゃったんだな、と思う一方で、身を真剣に案じてくれるリオスの心が非常に嬉しかった。 彼女の脚本は、しかし勿論この事態を予測されて作られていた。 「私…このダンバードンに来たのは、マスダンジョンに用があるからなんです。事情をお話します…。 私の父と母は、冒険者でした。3年前に二人は私の地元の村からの頼みで、マスダンジョンを探索したのですが…そのまま、帰らなかったんです。 命を落としたのだろうと、私は両親の生存は諦めています。けれども…私から家族を奪ったマスダンジョンとはどういう場所なのか、見てみたいと思ったんです。 父や母が最期にどんな事を想ったのか、現地にいって考えてみたいと思ったんです。 でも、危険なダンジョンですから、私一人で行くのは心細くて…一緒に行ってくれる方を探そうと思っていたんです」 もう縋るものが無いノワールの必死の演技は、かなり真に迫るものであったし、元より真面目なリオスが心を動かされないはずがなかった。 (…可哀そうな娘なんだ…叶えてあげたいとは思うけれども…今でさえなければ…!) 葛藤に歯噛みするリオス。そんな彼を影の落ちた眼差しで見つめるノワール。 …その外側で、ゴルディン・エリネのカップルは、そわそわと動いていた。 エリネはつんつんとゴルディンの腕をつつき、耳を寄せるようにと合図すると、ゴルディンは小さな動きで身体を低くする。 「あのさ、リオスとこの娘の二人でマスダンジョンに行かせてみない?」 囁かれた無いように、ゴルディンは眉を寄せて思案する。 「おい、大丈夫かよ…マスのコボルトは、かなり陰湿なヤツラじゃねぇか。リオスはともかく、あのノワールって娘が大丈夫かどうか、分からないだろうが」 「リオスならマス探索なんて、楽勝じゃない。あの娘を護りながら、くらいが丁度良いがするじゃない。 それに、これがリオスの女性苦手症の克服チャンスかもしれないじゃない。 一緒に窮地を乗り切る男女…絶対、リオスも女の子をみる目が変わるって。ノワールって娘も、いい娘みたいだしね」 「…まぁ、リオスにはエルエルもあるしな…なんとかなるか?」 「なるってば。…それに、私たちも二人っきりで旅が出来るしね〜」 「…いつもそんな感じだと思うんだがなぁ… まぁ、とにかくやらせてみるか。足手まといもいれば、リオスのヤツも自重するかもしれないしな」
以前黙したまま、視線だけで以って心をぶつけ合う、リオスとノワール(リオスはぶつけている、というか、動けないだけ、とも言える)。 彼らの硬直した空気に、ゴルディンの思わせぶりな咳払いが割り込んだ。 「ああ〜…お二人さん、というか、リオスよ。この娘と一緒に、マスに行ってやりな」 この発言はリオス・ノワール両者に電撃となって鼓膜から心を震わした。ノワールは味方になってくれた純粋に喜び感謝する気持ちで一杯になる。が、リオスといえば…感電死しそうな絶望的驚愕に捉われた。 「そん…なっ!」 (僕の性格を分かっていて、そういうのかい!?) 危うくそう叫ぶところであったが、ノワールと言う第三者がいる前では、この事実を自らの口で曝け出す気には流石になれず、叫びを中途なところで区切ってしまう。 そんな愕然とした表情のリオスの両肩を、がしっと掴んだゴルディンは、芝居臭い真摯(っぽい)な眼差しでリオスを見据えた。 「お前…何時から困ってる人を放っておいて、自分の勝手だけに戦うような人間になったんだ!! 俺はな、ギルドの長として、今お前に多大に失望したぞ! …俺たちは、バンホールに精霊武器以外にも用事あったんで、ノワールと一緒にいけないが(※ウソ。口実である)… お前だけが頼りなんだ、お前は頼ってくれる人を簡単に見過ごすような、そんな腰抜け男だったのか!」 ちょっと力を入れすぎたか?と胸中で苦笑うゴルディンであったが、彼のこの行為は二人の思惑を成功に導いた。 (…今でさえなければ、女の子が苦手だってしがらみだって乗り越えてみせたさ…! …いや、そういうセリフこそ、自分を正当化してるに過ぎないんじゃないか…!?) 更なる葛藤に狩られつつ…いや、答えはもう自分の中で出てしまっている。ただその決断を認めることを、彼は不安がっていた。 軽々しいこの決断で、ノワールという娘を危険に晒してしまう事になるかもしれない…。 (…何時から僕は、こんな臆病者になったんだ! 危険だと思ったら、僕がこの娘に蜜蝋の翼でもって、街におくってあげればいいじゃないか。 僕は強い人間になるって決めたんだ…これも僕への試練なんだ、乗り越えて見せろ、リオス!) リオスの顔から、迷いが消えた。一度瞳を閉じ、一つ鋭く深呼吸し、再び開いた彼の青い眼は…静かに情熱の炎の灯った、男の顔になっていた。 「分かったよ。僕の全ての力と責任でもって、この娘を護ってみせる」 この言葉と表情を目の当たりに見せられたノワールは…とろけた。 思わず顔に惚れ惚れとした、艶やかにとろけた笑みが張り付いて、ぽわわ〜んとリオスの精悍な顔を眺め、記憶に焼き付けんとした。 (か…カッコイイよぉっ!) そしてこのカッコイイ彼と、二人きりで、これから時間を共有できるのだ(厳密には、モンスターも混じってくるのだが…彼らの数など入るわけがない) 「そうと決まったらなら、善は急げです。すぐに行けば、イウェカはまだ沈みきらないとでしょうから、少しは危険を軽減できると思います。 ノワールさん、あなたの望み、直ぐにもかなえたいと思いますが、今から…で……も………」 ノワールに向き直ってかけた言葉が、徐々に消えてしまったのは…ノワールのぽわわ〜んとした表情が、目に入ったからだ。 その艶やかながら可愛らしい、夢見る乙女の表情が、彼の心に暖かな槍を突き刺した。 (うわ…なんて、可愛い娘なんだろう…) そう評価しつつ、彼はこれ以上無いほどに、動きを石化させてしまった。 二人の表情の余りの食い違いに、カップルは顔を見合わせ、肩を竦めあった。
ノワールのとろけた思考の中に、石化してしまったリオスの顔が入り込むと…はっと、ノワールは我に返る。 (うわぁ…! はしたない表情を見せちゃった…!!) 焦りまくり、恥じらいまくるノワール。一気に顔に血が昇り、その可愛らしい顔が赤に染まった。 「あの、あ、い、今から、ですか? う、うれしいです、直ぐに来ていただけるなんて! あの、ただ、少し、準備をしたいと思いますので、そこだけ、じ、時間をくだされば…」 あたふたと言葉を並べるノワール。逆にリオスはがっちりと固まったまま、 「ああ僕も準備しないといけないので時間がほしいところですどこかで待ち合わせしましょう」 と、棒読みで返した。 二人のギャップの愉快さに、思わずカップルはぷっと噴出した。 「あのさ〜、リオス、ノワールはこの街始めたなんだから、案内してあげなよ。 二人で準備の買い物、いっておいで」 ひらひらと手を振りながら、極めてにこやかにエリネが提案する。もういっぱいいっぱいなリオスは思わず、 「はいじゃあそうしましょう…って、あああ、あの、あの!」 棒読みながら言い切って、必死に言葉を取り消そうとしたが、もう時は戻らない。 ゴルディン・エリネのカップルは早々と席を立ち上がっていた。 「それじゃあ、私ら行くから。ノワール、がんばってね〜♪ リオス! ちゃんと護ってあげるんだよ! 絶対だからね!」 エリネに釘を刺され、空間に縫い付けられてしまうリオス。そんな彼に背を向けて、二人はさっさと図書館の外へと去ってしまった。 ノワールは…もう、飛びはね踊り回るか、というほどに事の結果に大満足し、胸中ではしゃいだ。 一緒にショッピングにまでいけることになったのだ! あのカップルが大いに味方してくれた事に、大感謝だ。 (本当に有難う、ゴルディンさん、エリネさん…私、幸せになります!) 飛びすぎた思考をするほどに、ノワールは浮かれきっていた。 逆に…リオスの心には、冷たく全てを凍りつかせる冬が訪れていた。 (僕は…どうなるんだ…僕は…ああああああああ!!) まだこの時は、二人の気持ちは徒に行き違うだけであった。
今さらながら、純愛って難しいね、と思う漏れ。つーのは、漏れ、鬼畜世界の住人だからOTZ あと、うpってから思ったんだが、なんか作品中の時間帯がズレてる… 広場の描写で「日当たり云々」とか子供云々かいてけれども、イウェカ昇ってる時間なんだよねぇ…。 マビ世界の18時ころはまだ明るいので、それくらいの時間だと思ってください。うん、そうしよう! |ゝ`;)皆、そこ、ごめんね;; 次気をつける;; 次回は、皆様お待たせしますた、いよいよエロシーン投下ッス|ゝ`)Σb
うほう ごつい男と赤服の魔術師でガ(削除)と呼ばせない なんて… 脳内のキャラ構築はあの兄弟(赤いお豆さん)が浮かんで、もう直せねぇぇぇぇ!!! GJです。得ろシーン期待!!
こりゃネット切れるまでに最後までいっとくしかないか、こっちが前振りだしw 行けるかどうか微妙ですがとりあえず 不審そうに滝の上と爆発の起きた辺りを交互に確認しながら、何らかの意図を汲み取ろうと試みたルエリだが、 元より事象解析に向かない脳細胞の作りが幸か不幸か、過去の細事より足元の川魚に興味は俄然奪われた。 「おっ、晩飯が…」 済んだ目で狙いを澄ましつつ、水に切る音をさせる程素早く腕を振るったが、 野生と自然の壁に阻まれたか、辛うじて標的に逃げ切られてしまった。 「くそ…服が邪魔だっ」 袖口から入りこむ水の重さが疎ましかったらしく、あっさりと上着を脱ぎ捨てる。 静養とダンジョン暮らしでやや白さはあるものの、生まれついての肌の浅黒さと堂々と鍛え上げられた肉体が白日の元に晒された。 その背中を見た少女が、息を呑んで頬を染めたのも無理はないだろう。 「よし今度こそ…」 再び新たな標的を探して、川面に向かうルエリの様子をトリアナは優しく微笑みながら見守っていたが、 夢中で川魚を追いかけるきらきらとした横顔と半裸の頑強な肉体に、 女性である自分の方が男性よりよほど欲望的な妄想を膨らませていることに気づき、その恥じらいからさらに頬が赤くなった。 「ああもう!あれではどちらが誘惑されておるのかわからんではないか!」 「落ち着いてくださいモルガント様。ルエリ様はかような下心はお持ちではないでしょう」 「だから余計にまずいのだ。あの無邪気さに女は弱い。あれの父親もあれで何人泣かせたことか…」 「モルガント様、ルエリ様のお父上をご存知で?」 「いや…過ぎた話だ、それより3番手は今度こそ決め手を呼ばねばならん。誰か良かろうか」 「もうここは、その道のプロに伺うのがよろしいかと。例えばそうサキュb」 「いやいやいやいやいやいやいやいや!あれはいかん!あれは!」 「そうでございますか?何ゆえに」 「あれに知恵を借りるなど…しかし、確かにこのまま男二人で考えても埒が明かぬな…」 「この際下手な低脳に掻き回されても余計悪化するだけでしょうな…間も無く日も暮れますし」 夕暮れ時というには早いが、陽の位置は大分山の線に近づいてきている。暗くなり始めればエリンの夜の訪れは早い。 「はぁ…仕方ない」 珍しく腰を愚鈍にあげると、割と気重そうに黒い陣を作り始めたがまだ半ばというところで、 露出度の高いど派手な黒い衣装のすらりとした女性が飛び出ながらそのままモルガントに抱きついた。 「モルちゃん!!呼んでくれたの?嬉しい!」 「も、モルちゃん…」 部下の失笑も折り込みずみであろう、が内心は全てを許諾しているはずもない。 しかし当面の敵はこの激しく馴れ馴れしい美しき淫魔である。 「あ、ああ…元気だったか?」 「もーね、めっちゃ暇でねー。モルちゃんもうちょっと遊びにきてよぅ」 「どうもこの頃人間どもがうるさくてな…」 「もういっぱいサービスしちゃうのにー」 黒い鎧でも構わず体に抱き着いて密着させていく辺りがさすが本職である。 だがモルガントも不慣れな優男とは違い、軽くぽんぽんと腰の辺りを叩いて威厳を保った。 「そのうちな…で少し知恵を借りたいのだが」 「んー?」 「あれとうちの娘をくっつけたいんだが何とかならんか」
甲冑の黒い指が指した先の幸せお子様カップルを確認すると、黒い彼女は露骨に唇を尖らせた。 「えー、やー。モルちゃんがしてくれるっていうなら考えてもいいけどー」 簡単に股間をさすってくるサキュバスもサキュバスだが、それで平然としているモルガントも大したものである。 「わかったわかった今度遊びに行くから」 「わーい!やったー!」 「で…どうするのだ?」 「んー?ちょっと色事の真似事でもしてみれせばおたくのねんねちゃんでも反応あるんじゃなーい?」 「いや…つまりそれはルエリを食わせろと…」 「えー!だめー?」 「だめっていうかそれはだな」 「もーね最近まともな男なんてちょー来ないし、たまーに来たかと思えば犬だの鳥だのもーそんな獣プレイ趣味じゃないっていうのー? っていうかー、あんな活きの良さそうなの目の前にして誘うなとか淫魔なめてるのー?、みたいなー」 「まるで風俗嬢に愚痴られる馴染みの客状態ですな」 「…」 無言で黒い拳を作ると、それは部下の頭に拳固として投下された。 「いだっ!」 「ふぅ…こんなもんか」 小一時間川と格闘した結果、岸辺には7、8匹の川魚が上がっていた。 軽く首を鳴らしながら水から出ると、傍らの少女に声を掛ける。 「ちょっと薪を拾う。少しみててくれ」 「あ、はい!」 川岸から森の際まで歩くと使えそうな木の枝がそこここに転がっていた。 「これならすぐだな…ん?」 ふと下流の方に意識を動いた時に、見慣れた背高な黒い甲冑が派手な女性を宥めている景色が森の中にあった。 (そういうことか…) 成り行きは見通せずとも、いくら彼でもあれが元凶だということぐらいは即座に理解できた。 ぽんっ、と軽く右手に一本の枝を収めると、思いきり振りかぶって喧騒の一角の木に向かって投げた。 ずぼん! サキュバスの相手をしていた一同が、一瞬で黙る程の音と煙をあげて、木の幹に枝が突き刺さった。 「む…」 「気づかれた様ですな…退きますか」 「うむ…後は若いものに任せるとしよう」 二つの黒い霧を残して姿が消える。 サキュバスはといえば最近はすっかり臆病になっているのか、 何かの大きな音がした瞬間にはすでに自身のテレポートで姿を消してしまっていた。
GJ! 純愛は難しいよね… 頑張れ!
リオスキュンの純情ぶりに(;´Д`)ハァハァ ノワールもエロ可愛いですね パンツ見える衣装ってことは、ニューヨークマリオでも着てるんですか? よく買えるお金があったな ルエトリの作家さんも乙 むしろモルガントのオサーン達のやりとりで和んだ
181 :
はろよん :2006/04/02(日) 16:19:43 ID:KkOnBOYJ
|ゝ`)
>>180 んー、剣士学校の制服みたいな感じかも。ほぼ脳内ミニスカ。
ニューヨークマリオって、萌えられなくて;;
あと、服は買ったってよりは、サッキュン呪文で変身したとでも思ってください。
さまざまなコスニーズに答えるための、魔女っ子ぽい魔法ってことでw
なるほど、パンチラ剣士服か
てっきりプレミアムニュービーだと思ってた
俺はアイドルリボンとかだと思ってた
185 :
はろよん :2006/04/04(火) 00:48:53 ID:tSZPOVQI
いや、まぁ、でも実際はどれって断定するわけじゃないんで。 お好きな服で楽しんでくれたまへ。そうやって脳内で服をコーディネイトしたりするのも、文章の楽しみだと思うのでw
>>186 良いね
でもノワならいつもニコニコとひまわりのように笑ってそうな気がする
188 :
ルエトリの人 :2006/04/05(水) 08:40:27 ID:zqt6ra/W
会社からコソーリカキコ 引越し完了するもネット繋がるまでしばらくお待ちください...
189 :
はろよん :2006/04/06(木) 00:58:29 ID:nkr6Fb83
ルエトリの人、焦らずやってちょ、待ってるぜ(´ー`)ノ
>>186 ウホ、いいノワw
漏れのキャラをこうやって表現してくれたりされると、とてもうれすぃっすよ(´ー`)
ムネをバインバインにしたりして、遊ばせていただきもしますたw
漏れのも金曜日までにはうpれると思うんで、もうちょいお待ちを。
…そして最近G2に入ったんだが、エスラス様に浮気しそうになってるOTZ
ネタ一本、出来ちゃったし;;エスラス様で;;
最近マビ始めた漏れ 偶然ここにたどりついてハァハァしとります ルエトリ、ノワールの続き、まったりでいいんで待ってます
職人方、毎度GJです。
>>はろよん氏
エスラス投下きぼん!
>>190 娘うp
192 :
はろよん :2006/04/07(金) 19:58:31 ID:q2GZunXq
|ゝ`)ノ ドモー 前回の終わりに、純愛はむずかしいねぇ、と書きますたが、ホントその通りだとおもいながら、 なんとかあげますたよ、サッキュン純愛編後編! 気付いてみると、前より長くなってるほか、分量に比べてエロが少ない… 純愛エロだと、あんなことやこんなことができないじゃないかー(゜д゜;)w とりあえず、どぞ↓
瞬く星達が一面に広がる、澄み渡った青黒い夜空から、天頂に上ったイウェカが眠りを知らぬダンバードンの街を睥睨していた。 (綺麗だなぁ…) ぼーっと夜空に視線を向けたまま、その天の深遠に心を吸い込まれたように、夜空に見とれるノワール。 ポウォールの世界にいた時は、夜空を見上げるなんて意図してやろうと思ったことがなかった。というのは、ポウォールの世界の夜とは、ただ暗いだけの夕食と就寝を告げるもの以上の何でもなかったからだ。 それに人間界に追放されてからは、ずっと下を向いてばかりで、上を見る余裕などなかったのだし。 ノワールの本の世界の住人が、何故に夜空を見上げようとするのか、よく分からないでいたが、今なんとなく分かった気がする。言葉には、しにくいけれども。 (そういえば、流れ星ってもの、見てみたいな…どこに出るんだろう?) 思考を夜空に吸い込まれたまま、きょろきょろと眼だけを動かしてみるノワール。今の彼女には、夜空以外の全てが遠い世界のもののように感じてしまっている…周りを囲む喧騒も、そして彼女の名を呼ぶ声も。 「あの…ノワール、さん…あの…あの…ノ、ノワールさん!!」 叫び呼ばれた声がようやく深遠に落ちていたノワールの意識に届き、彼女の身体は、びくっと動いた。 慌てて視線を空から戻し、急激に近くなった世界を見回すノワール。視界に次々と飛び込んでくるのは、ぼんやり灯っている街灯、流れてゆく人ごみ、そして…目の前で荒い息をついている青年、リオス。 「あ、すいません! つい、綺麗な夜空だから、見とれてしまって…」 言い訳するノワールに対して、リオスはごほん、と咳払いをすると、表情を鋭くしてノワールに声をかける、 「気をつけてくださいよ。今から行くところは、ここよりもう少し人が多い場所です。はぐれてしまうと、大変ですから」 至極真面目で厳正(に、聞こえる)な声に当てられて、少ししゅんとするノワール、「はい…すいません」 勿論、リオスは別に本気で怒っているわけでない。可愛い女の子への性質的な硬直と、そして対応のいっぱいいっぱいさが、このようなぶっきらぼうにも見えるような言葉を出したわけだ。 「早く買い物を済ませてしまいしょう。マナが漂っているうちに、洞窟に着きたいですから」 口早にそういうと、さっさと踵を返すリオス。ノワールに背を向けたこちらがわでは、湯気がでそうな程に真っ赤にした顔を俯けていた。 そんな男の心を知らず、ノワールは自分の注意散漫さを嫌われているんだな、と思ってしゅんとする。 リオスもそんな乙女の心を知らず、一杯一杯の意識が囁くまま、さっさと慣れた足取りで人ごみの中を横断してゆく。ノワールは慌てて、リオスを見失わないように、と足早で後を追うが…。 (う、うまく歩けないよ…こんなに人が多いのに、リオスさん、なんであんなにひょいひょい行けるんだろう…) 人ごみの中に見え隠れするリオスの背中を必死で追うノワールだが、横から飛び出る人やこっちに向かってくる人にぶつからないように気を配るのにも集中が手一杯で、リオスのようにはできない。 もがけどももがけども、距離は徐々に離されてゆくばかりだ。見えなくなってゆくリオスの背中を必死に繋ぎとめる視界に、涙が滲んで来た。 (置いていかないで…!) ぶわっと涙が溢れ出そうとした、その時だ。リオスはようやく着いてこれていないノワールに気付き、慌てた。 (初めてこの街に着たんじゃないか、あの娘! 慣れてる僕のペースで歩いちゃいけないじゃないか!) まさか逸れてしまったのか、と素早く後ろを向くリオス。もはや七歩程の差がついた距離の向こうに、往来する人ごみに見え隠れてして、必死にもがきつつこちらに向かうノワールの姿がある。 リオスは素早く歩みを彼女に向け…思わず、手を伸ばして呼びかけた、 「ノワールさん!」
涙に滲む視界の中に入ってきた掌…その掌を見ただけで、ノワールの心にどれだけの光が溢れてきたか。 そしてその手を伸ばしてくれたリオスの、心配してくれている表情を見たとき、どれだけノワールは救われたことか。 ノワールは粘りつく底なし沼から脱する者のように、差し出された手へと必死に手を伸ばし、しっかと捕まえた。 リオスの手は、剣をよほど扱っているらしく、優しげな顔立ちとは似つかぬほどごわごわしていたが、その温もりは柔らかかった。 「すみません、ノワールさん。気を配れなくて…」 ノワールの涙がたまった、美しい赤い眼を見て、たじたじになってしまったリオスは、おろおろと謝罪する。そのあまりに小さくなった雰囲気に、ノワールはなんとなく和みを感じて、表情をほころばせた。 「ありがとうございます、リオスさん」 涙を弾き飛ばすような、にっこりとした笑みを浮かべるノワール。それにほっとしたリオスは安心して背を向けると、ノワールの歩幅を想像したゆっくりとした小刻みな歩みを始めて… 三歩目で、はっとした。 (…女の子の手を、握ってるじゃないか、僕!!) そう、手を伝ってくるほっそりして、滑らかで、温かな感触…自らの掌よりずっと小さな彼女の手の感触が、恐ろしく大きく彼に意識される。 (女の子に触るなんて…『あの時』以来だなぁ。こんなに、温かいものだったんだ…) 素直に感動するリオスだが、その身体はがちがちに固まってしまっている。ただ、今度は彼女の手を傷つけないようにと、ぎこちなくはあるが力を入れすぎないように気配りした。 (『あの時』みたいな失敗をするものか…!) リオスには『あの時』として回想する、とある事件(?)があるのだが…それについては後ほど語るとしよう。 兎に角、ふたりは恥ずかしさと互いの温もりへの認識との沈黙の会話をしながら、時間を共有しながら街の繁華街へと足を運んでいった。 ノワールはリオスと合流する前に、エリネにダンバードンの夜の賑わいについて尋ねていた。エリネはこう答えていた、 「この街は、城のある都会のイメンマハや、山間部の農業地帯ティルコネイル、そして鉱山の街バンホールと、三つの地方の中心に位置してるのよ。 つまり、ここで三つの地方からの流通や旅人が集まるから、賑わうのは当然なんだよね。 それに、夜に賑わうのは、夜間に特に狩りや探索で活動する人が多いからだね。 この街の近くにはラビ、マスの二つのダンジョンがあるから。イウェカが昇ってる時の方が、特に魔法使いにとっては有利だからね。 まぁ、つまり何時でも色んな物が手に入る街ってことよ。ゆっくりできる時間が手に入ったら、特に露店を回ってみることをオススメするよ。可愛いものとか一杯手に入るし」 この話を聞いたノワールは、この人ごみに不安や恐怖以外に、ようやく楽しみというものを抱いていた。 そしてこの買い物最中、例え探索が口実とはいえども、リオスと二人でわいわい賑わいながらお店を見ようと思っていた…のだが。 実際に回ってみたノワールは、少なからずがっかりしていた。と言うのは…。
まず、二人が訪れたのは、雑貨屋。リオスはあまり用がないそうだが、ノワールが必要かも知れないということで、連れて行ってくれたのだ。 ノワールは自分の好きな読書の世界のように(ポウォールの無味乾燥な世界とは違って)雑貨屋には可愛い小物が陳列してあり、それを恋人たちが和気藹々と眺める…といった光景を想像し、自らもその一員となろうとしたのだが。 来て見れば…雑貨屋の主人は、人殺しでもしそうな冷たい、無機質な眼をしたヒゲのおっさんであった。 しかも並んでいるものは小物は少なく、料理器具や楽器といった本当の意味での『雑貨』ばかり。しかも商品を眺める自分たちへ向けてくる店主の視線が、何か物凄く痛い…。 ノワールはすっかりびくつきながらも、実は料理が得意なので探索の休憩に振舞ってあげようと、料理器具を購入した。が、それ以上の何もやらなかったし、やれなかった…。 次に訪れたのは、ヒーラーの家。探索の為にも、しっかりと治療用の道具をそろえることは、冒険者として当然のことだ。 ノワールが想像していたヒーラーは、ヒーラードレスに身を包んだ美人で、微笑みの絶えないお姉さんであった…が。 彼女の理想は、またもたやすく崩れた。ヒーラーの家にどっかりと存在を主張する、当のヒーラーは…筋肉質の、声のバカでかい男であった。 やたらと筋肉だの身体を鍛えるといった単語を発するこの男ヒーラーに、ノワールの意識はくらりと失神を覚えたような錯覚さえ覚えた…。 最後に訪れた武器屋の主人は、女性であるものの…。 目つきが陳列されている武器の刃のように痛々しく鋭く、その声も冷たく、切り裂くように鋭い。言い方はそっけなく、フレンドリーという言葉が全く思いつかない。 (都会は田舎と違って、冷たい人が多い言ってる、小説世界のセリフあるけれども…本当みたいだなぁ…) デート風味の買い物と思ってわくわくしていたノワールだが、その気がちょっと冷めてしまった。慣れれば、こんなものか、と割り切れるのだろうけれども。 それでも、彼女には一つ、満足なことがある。買い物の移動の際には必ず、リオスが手を握ってくれたことだ。 もうリオスは彼女を置いていくような事はしなかったし、歩調もノワールに合わせてくれていた。 言葉はなかなか発してくれないが、そういう小さな心遣いがノワールにはとても温かくて、嬉しかった。 まぁ、当のリオスは女の子を困らせないように、という気持ちと、女の子への硬直とでの葛藤に相変わらず苛まれていたが。 概ね平和で微笑ましい光景といえる二人の有り様の一方で、冷静極まりない客観的な視線を注いでる者がいた。リオスの腰に収まっている、エルエルであった。 (このノワールって娘、何が目的なの?) エルエルは図書館でのノワールの「嘘」が酷く引っかかっていた。 普段の戦闘時、リオスは己の修練としてあまりエルエルを使わない為、ヒマなエルエルはその分ゆったりと色々なものを観察していたりする。昨日、ヒグマと戦った時のことも、勿論覚えている。 (女の子なんて、助けてないし、見かけても無い) 鞘の間からノワールの、嬉しそうに笑む顔を覗くエルエル。彼女には純粋な笑みも、裏に非情な企みを含む隠れ蓑としか今は見えていない。 (マスダンジョンについてきて…何をするつもりなんだろう… 何をするつもりでも、マスターに危害を加えるようなら…絶対に、許さない) エルエルは自分を呼び出してくれたリオスに、多大な感謝を感じている。それに個人的にも、彼の可愛げのある性格が好きだし。彼を護ってあげようと気持ちがいつも彼女の根底にはあった。 だからこそエルエルは厳しい怪訝の視線でノワールを監視し、微笑みがほくそえみに変わるその瞬間を待ち続けていた。 それが全くの杞憂であることを彼女が理解するには、もう少し時間が必要であった。
兎にも角にも。買い物は終えた二人はいよいよマスダンジョンへと向かう。 街の防壁を越えると、そこは喧騒も街灯ももはや遠い世界のことのようだ。微風の起こす草のこすれる音以外は静寂で、光はイウェカと星だけが淡く運んでくる。 「マスはこっちです。行きましょう」 やはり固さを含んだ声でリオスは早口で述べると、しかし歩調はノワールにあわせたまま、ゆっくりと夜の世界を歩き始めた。 街の中から出ても、手は握ったままだ。というのは、いきなり離すのはなんだか不自然に思えたからだが…静寂の世界に入ったリオスには、それは裏目に出た。 女の子と二人っきり、その事実が今痛いほどに認識されたのだ。人ごみの喧騒では、周りに人が大量にいたこともあって、そういう感じはあまりうけなかったのに。 (な、何か話したほうがいいかな…) とぎまぎと思案しながら、ちらりとノワールへと顔を向ける。ノワールはきょろきょろと夜の世界を…特に夜空を見回していたが、リオスの視線に気付くと、にっこりと笑った。 イウェカの淡い光に浮かぶ彼女の笑顔は、星の瞬きよりも、或いは太陽の光よりもまぶしくリオスに映ったことであろう。 光の熱に当てられたように、すっかり赤にそまったリオスは、不自然に素早い動作で顔をそむけてしまう。 全くこの男の気持ちが分からないノワールは、また嫌われているのかな、とか足手まといだもんね、とか不安を抱くことになってしまうわけだが…。リオスもいっぱいいっぱいなのだ。 (話しかけるっていっても…今からノワールさんは、両親が亡くなった場所に行こうとしてる…ヘタな話をふって、気を重くしたりしちゃいけないよな…) 両親云々という話をしたわりには、明るい雰囲気でダンジョンに向かうノワールに一抹の疑問も抱かず、一人話を振らない理由をつくっては納得するリオス。 勿論、エルエルはこういったノワールの様子も冷静に捉えていたが。 ノワールもリオスのこういう雰囲気から、なんとなく話しかけづらく、話したいことを全て咽喉元に留めていた。 (まだ恋人ってわけでもないし、お友達ですら無い状態だもの…一緒にいれるだけでも、いいじゃない) そう言い聞かせて、自身を納得させるノワールだが、やはり寂しさのしこりは心から取れなかった。 二人は結局無言のまま、滞りなくマスダンジョンに到着した。 「あ、こ、ここですよ」 マスダンジョンの入り口を数歩先にした途端、リオスはぱっと手を離すと、大げさに手をつかってマスダンジョン入り口を指し示した。無論、手を離す口実にそんなことをしたのだが。 夜の空気にさらされて、掌から消えてゆくノワールの手の温もりに寂しさと、自分の行為への後悔を深く感じたが…。 さて、ノワールは目の前に黒々とした口を開くダンジョンの入り口に眼を向けると、複雑な気分が俄かに胸中を満たした。 今までは、この中で探索者達を持っていた立場。それが今は、探索する立場になっている。 今までは、この中に待ち受けていた者達とは、顔をあわせた仲ではないが、味方という立場。今はもう、彼らは自分がサキュバスと知っても、手を差し伸べてはくれないだろう。 裏切ったような、裏切られたような、複雑な気分。ここに来るまでの恋のほろ酔いは、気分の風に吹かれて醒めてしまった。 「行きましょう」 リオスが踵を返しながら、真面目な声をかける。幾ら女の子が苦手とはいえ、戦いが待つとなると、戦闘本能が性質を上回るようだ。 「僕があなたを、必ず守ります。でも、怖いと思ったら、行ってください。洞窟の外にお連れしますから。 あなたがここから得るものがあることを、僕はお祈りします」 至極真面目な彼の声は、ノワールの恋心を震わせはした…が、同時に。いまさらになって、嘘をついてしまった事への罪悪感が現れてしまう。 (私はあなたとただ、一緒にいたかっただけなんです) そして今、昔の味方と戦いにいくわけだ。 (…でも、もう引き返せない。私は決めたもの、自分の道を進むって。 それがエゴでも構わない、私は進みたい…) リオスは闇の中へとその姿を消してゆく。ノワールは一つ大きく深呼吸すると、闇に消えゆくリオスの背をしっかと眼に入れ、その後を追った。 そしてリオスの腰では、エルエルが。 (マスター、絶対に私が守ってあげるからね。何があっても…!) 三者の思いを洞窟の口は飲み込んでいった。
ノワールがラビに配属された時、ラビダンジョン内へはポウォールの転送装置で以って移動したのであって、表入り口がどうなっているかよく知らなかったが。 今、眼の前にある巨大な女神像と、その手前にごく小さな庭のように広がる祭壇以外、階段も扉もないのを見て、多少困惑した。 (…あの祭壇の床が蓋にでもなってるのかな?) そんなことを考えている最中、リオスはさっさと祭壇の上へと足を運ぶと、きょとんとしているノワールに不思議に見つめた。 「あの…ノワールさん? そこにいると、一緒にいけませんが…」 リオスがおずおずと語ってくる。これの使い方は、人間世界の常識なのだろうか…だとすると、この挙動はヤバい。 「あ、そ、そうですね! あ、えーと、あの…」 しかし何をすればいいのか、全く分からないノワール。背中に冷や汗が出てきた。 その慌てようが滑稽でリオスは笑みを…女の子が苦手なリオスは『あの時』と称する事件以来始めて、女の子に笑みを見せた。 「僕の近くによって下さい。僕が送りますから、心配しないでいいですよ」 黒髪の下でにこやかに微笑むその顔に、ノワールの心臓はぎゅーん、と大きく跳ね上がった。 (うわぁ…リオスさん…笑ってくれたぁ!!) ダンジョン入り口での物思いは、乙女の本能によって簡単に掻き消されてしまった。ノワールは眼をきらきらさせ、ちょっと頬を赤らめながら、リオスの元へとやってきた。そして。 「それでは、お願いしますね」 と嬉しそうに言いながら、ぎゅっ、っとリオスの片腕に縋った。 がちん…リオスは笑いから一転、固まった。 (う、うわ、うわわわわわわ!) 服越しでもすっかり伝わるノワールの優しい体温、柔らかな皮膚の感触…そして、豊かな胸の膨らみ…!! 一気に心拍が跳ね上がった。ドカドカと暴れる心臓の震動は、ノワールに聞こえるのではないか、というくらいに大きい。 (落ち着け、落ち着くんだ、僕! やましい事をしてるわけじゃない、女の子の方から組んできたんだし、僕がやったんじゃないし、でも僕の腕にはその、お、おっぱいが… いやいやいやいや、何を言ってるんだ! こういう風にとぎまぎしてるから、女の子を傷つけるんだ、『あの時』みたいに!) 顔を真っ赤にしながら、目まぐるしく思考を回転させるリオスは、気持ちが落ち着くどころか返って高ぶらせてしまっていたが… (早く入ってしまえばいいんだ、ほら、やるんだ、僕!) リオスはぎこちない動作で、ポケットにいれていた小さな赤い玉を祭壇に落した… すると周囲の風景が一気に暗転する。何がおこったか、ときょろきょろ見回すノワールは、さらにぎゅっとリオスの腕を握る。 当然、リオスの腕は彼女の豊かな二つのふくらみの間に、ますます押し付けられる。 もう困惑しまくるリオスは、気を紛らわせようときょろきょろするが。風景は闇ばかりであり、見えるのは自分の体とノワールの身体のみ。 そして、ノワールに握られている自分の腕がふと眼にはいったその時…彼の身体は凍りつきまくった。自分の掌が、ノワールの股間あたりにおかれていたのだ。 (!!!!!!) 思考の中で言葉を練ることすら出来きないくらい混乱するリオス。ただもう、移動が完了するのを祈るのみだ。 彼の待ちわびた時間は、ほどなく来たのだが。彼にはその短時間が数時間にも感じられていたのであった。
暗転していた周囲が、ぱっと光を取り戻す。するとそこは、赤みのかかった不気味な薄明かりが充満する、洞窟の内部へと変わっていた。 眼の前には、入り口とほぼ同じ女神の巨大な石像があるが、その手前に広がっていた祭壇はなくなっている。代わりに、石像の背後には階段が見えた。 「ここが、マスダンジョン…」 探索者側として初めて、そうでなくても聞いたことしかなかった場所についたノワールは、興味津々で辺りを見回した。 あの女神像と祭壇は、どうやら魔法的な移動機関なのだ。原理は見当もつかないが、多分ポウォールの魔法技術だとは思う…多分。 「…あの、ノワール、さん…」 おずおずとリオスが声をかけてくる。はい? と返すと、リオスはおずおずと続けた、 「あの、そろそろ、腕を離してくれると嬉しいのですが…これから、多分、コボルト達と、戦う、ことに、なるので…」 不自然な理由にならないように、極力考えながらいった言葉だが、口調は十分不自然であった。 だがノワールは純真にはっとして、素早く腕を離した。 「ごめんなさい、邪魔でしたよね…」 (いや、そんなことはないよ! 気持ちよかったし…いや、あの、やましい意味じゃなくて) しゅんとしたノワールに胸中で力いっぱい応えるが、所詮は思考。伝わることなどなかった。実際には、「いえ、邪魔なんて…」といったに留まっただけだ。 「と、とにかく、行きましょう。イウェカが沈みきるまでに、出来るだけ進んでおいたほうがいいと思いますから。 戦いは、僕に任せて下さい。ノワールさんは自分の身の安全を第一に考えてください。コボルトがいると言われてるマスダンジョンですが、別の怪物が巣食っているかもしれませんから」 自分でノワールに言い聞かせながら、はっとなる。そう、自分から考えていたはずだ、このダンジョンは危険な存在であると。 一々硬直してなんていたら、自分の身もこの娘の命も危険に晒すことになる。 (集中しろ。僕がやると決めたことだ。失敗は、許されない) 背中に収めたトゥハンデッドソードをすらりと引き抜き、油断なく構えながら、暗い階段へ慎重に足を運び、様子を窺う。暗い中を眼を凝らし、神経を研ぎ澄ませ――ノワールに、手で合図する。 「僕が先にたって、様子を伺いながら進むので、僕から離れずについてきてください。暗いので、足元には注意して」 ノワールはこくん、と頷くと、とことこと早足でリオスのすぐ後ろについた。 二人はゆっくりと、慎重な面持ちで階段を下ってゆく。その先に続いている通路も滞りなく進み、二人は広い部屋にたどり着いた。 部屋の入り口よりやや後ろにノワールを下がらせると、リオスはわざと部屋の入り口で堂々と立ち尽くし、中に隠れているかもしれない怪物達の気を引くことを試みる。 遮蔽物など見当たらない、立方体の広い部屋だが、壁の中や床の下に隠れているということもありえる。そんな彼らの来客を眼にしたときの緊張感を感じ取ろうとした。 (…知性の低いコボルトなら、とっくに気を乱すが…ゴーストナイトたちなら、そうもいかない) 剣を構えたまま、じっくりと時間をかけて部屋を観察し…何もない、そう結論づけた。 「来てください、進みます」 ちょっと安堵した顔つきで振り返り、声をかけるリオス。ノワールは相変わらずかっこいいなぁ、と関心しながら、表情は真剣そのものにこくんと頷いた。 とは言うものの、ノワールはリオスのようにマスに疑惑を持ってるわけでもなく、コボルト達の巣としかおもっていないので、緊張しまくってることはなかった。 はっきり言って、彼女にとってコボルトは大した相手ではない。ただの下品で醜い、体臭のきつい、あまり好ましくない存在という認識しか持っていない。 この探索は彼女にとって茶番ともいえるようなものなのだが、それでもリオスに従っているのは、彼が自分を気遣ってくれて嬉しいからにつきるわけだ。 再びリオスのすぐ背のところに付き従うノワール。それを確認したリオスは頷き、彼女を従えて部屋の中へと侵入してゆく。 そして部屋の真ん中まで二人がきたとき…事はおこった。
ぼうっ…と、部屋のいたるところに突如、人影のような淡い光が宙にいくつも現れたのだ。 (何だ、これは!?) 探索の経験上初めてのトラップに、リオスは焦った。しかもこちらには、ノワールという足手まといがいる。 (しくじった!) そんな思考をめぐらしている、一瞬のうちに。光はすぐに明確な輪郭をもって、重量を無し、大地に足をつける…現れたのは、斧や弓を手にした十を軽く超えるコボルト達。 ゲラゲラと下卑た笑いを部屋に響かせながら素早く移動し、接近武器を所持する者は二人の近くへ、弓を持つものは外側で狙いをつける。 ノワールになんと指示を出せば、彼女への危険度は下げられるか。リオスは必死に思案するが、全方位をとられたこの状況では、自分が彼女の上に覆いかぶさるくらいしか、見当が付かない。 そうやったところで、今の状況の解決にはなるわけもない。 だが、もう後悔する暇も思案する暇もなくなった。接近武器を所持するコボルトの第一陣が、こちらに踊りかかってきたのだ。 もう、やれるだけのことをやるしかない。リオスは両足にありったけの気力をかけると、近寄ってくる4匹のコボルトが自分達を攻撃する前に、身体を回転させて剣をぶつけた。 トゥハンデッドソードの長大で重量ある刃が、リオスのウィンドミルの技術によって刃の竜巻と化し、4匹のコボルト達を烈風の如く弾き飛ばして一撃で気絶させる。 が、リオスはもうこの時点で限界を感じた。弓を持つコボルト達は十分に弦を引き絞っているし、それを放った後で第二陣のコボルト達が踊りかかってくるだろう。 自分ひとりなら部屋を走り回って状況を打開できるものの、守るべき足手まといがいるこの状況では、それもできない…。 結局、ノワールに攻撃がこないよう自分の身で最大限の盾をつくり、できるならば反撃をする、と言う方針を絶望的な苦肉の策を考えたが… その策はいい意味で、実行されることはなくなった。 バシン…空気が潰れよう、激しい音が空間を横切っていった。同時にこの薄暗い部屋を一気に明るくするような、青条の光が龍のように駆け巡った。 龍――いや電子の流れは部屋の隅で弓を引き絞るコボルト達に次々と食らいつき、皮膚と神経に大きな衝撃を与えて、一気に気絶させる。 その電流が発されたのは、リオスのすぐ背後。コボルト達もその迫力と威力に圧倒される中、驚いてリオスが振り返ると。 そこには、ライトニングボルトの印を両手に結んだ、ノワールの姿があった。 思わずリオスは、眼を丸くした。 「リオスさん、今です!」ノワールが鋭く言葉をかける、「私も魔法で援護します!」 そういわれなくても、好機は明白だ。感謝の言葉は後回しにして、まずはこの機を逃さないよう、素早く行動をとるリオス。 トゥハンドソードの長い刃で一気に二匹のコボルトを切り飛ばし、素早く唱えたアイスボルトを当てて体勢を立て直そうとするコボルトを牽制、一気に肉薄して剣を振り下ろす。 一方ノワールは非常に素早い詠唱でもってあっという間にアイスボルトの塊を身の回りにいくつも作り出すと、弓引くコボルト達を次々と凍りつかせて倒してゆく。 ようやく状況を打開した、その時。リオスとノワールは互いに背中をぴったりと合わせて、お互いの死角を補いあっていた。 「こっちは終わりました、リオスさん!」 「僕もです!」 鋭いやり取りを終えると…二人はほっと、安堵の息を漏らした。そしてくるりと向かい合って、笑みを見せ合い、お互いを称え合い感謝し合った。 「ありがとう、ノワールさん。そして、すみません、僕がトラップを見落としたばかりに…」 「そんな、あんなトラップ、私も聞いたことなかったですから。誰だって、分からないですよ。 でも、リオスさん、やっぱりお強いですね。あっという間に4匹も倒してしまうんですもの」 にこにこと笑ってくれるノワールの笑みは、今のリオスに硬直を呼ばなかった。その笑みに感じるものは、可愛らしさと、頼もしさだった。 「いえ、関心してるのは、僕のほうですよ。ノワールさんが、あんなに素晴らしい魔法の使い手だなんて! 申し訳ない言い方ですけれども、正直、思いも寄りませんでしたよ。どこであれほどの魔法を体得したのですか?」 リオスはごく平然に聞いたのだが…ノワールにとってそれは、結構致命的な質問であった。
こんな質問をされることは、全く予想していなかったのだ。 だがまさか素直に、サキュバスとして人間と戦う為に戦闘技術も勉強していたんです、とは間違っても言えない。 しかし、田舎から来たばかりだと言うことになってしまっている以上、魔法学校にいたとも言いにくい(ティルコネイルならば魔法学校はあるが、そんな事情をノワールは知るわけもなかった)。 あせあせと考えをめぐらせながら、あのーあのー、と上の空の言葉を並びたてる。リオスが疑問の表情を浮かべて首をかしげる様が、痛く眼に刺さる。 「あのー、そう、母が魔法使いだったので、小さい頃から、よくですね、教えてもらってまして、私も楽しいとですね、思ったので、一人でよく練習してたんです。 あと、ほら、私の実家の近くには、よくオオカミとか出るので、えーと、そう、自己防衛、それに使ってたんですよ」 明らかに不自然な言い方で取り繕うノワール。リオスはそんなノワールの様子を見て、多分これは嘘かもしれないと思ったが、わざわざ隠すような事情を掘り返したくはなかった。 …自分も、人に知られたくない、隠している『あの時』のことがあるのだから。 リオスはノワールの事情を、彼女の言葉で納得することにした。 「そうだったんですか。さぞ素晴らしい魔法使いだったんですね、お母さまは」 にっこりと笑って、リオスは答えた。 ノワールはなんとかなったことに、ほっと胸をなでおろし、音が出ないように、しかし大きな安堵の息を漏らした。 …だが、これで済ませない人物(?)が一人。勿論、リオスの腰に下がっているエルエルだ。 (なんでこんなボロを出してる言葉を、信用しちゃうかな、マスターは!!) 地団駄を踏みたくなる衝動で一杯の彼女は、鞘の中で叫びを上げる。 (それに、魔法を使ったときのこの娘…尋常じゃないマナの『匂い』がした…) マナに依存している生命である精霊のエルエルは、『マナ』に対する感覚が敏感なのだ。 リオスと共に冒険しているエルエルは、様々な魔法使いに出会っている。彼らの中には物凄く強力な魔法技術を持っている者も勿論いたが。あのノワールほどのマナの『匂い』を振りまいた人間にはあったことがない。 (というか、人間があんなにマナの『匂い』を振りまけるものなの? …この娘、一体何者…?) 益々深い疑惑を抱くエルエルだが、彼女の思考が鞘の外に洩れることは勿論なかった。 彼女の思いなどまったく他所に、リオスはノワールににこにこと笑みを送り続けていた。 …が、不意にはっと思い立ち、視線を床に注いだ。 明るい雰囲気に飲まれて、危うく失念するところであったが…この部屋には、リオスの全く経験したことのない、コボルト達を『呼び出す』トラップがあったのだ。 一体どんなものが? リオスは腰を落とすと、床の上に積もる砂埃を手で素早く払いのけた。両手が動く範囲の砂埃をおおまか取り除くと…そこに現れたのは、深い溝がいくつも走る、石の床だった。 「リオスさん、どうかしたんですか?」 襲う側であったノワールは、コボルトの出現に関しても、このダンジョンではこんなものなのだろう、程度にしか思っていない為、純粋にきょとんとして問うた。 「この部屋のトラップは、僕が探索してきた経験の中では、遭ったことのないタイプのものだったんです。 それで、どんなトラップなのか、調べてみようと思いましてね。僕が触れていたのは、床しかなかったので、床に何かあると思ったんですが…。 この溝、なんだと思います? 明らかに自然にできたものじゃない、彫ってできたものです。 僕は、転送の魔法を使うための魔法的な文様なんじゃないかと、今思いついたんですが…」
言われてちょっと気になったノワールは、足をつかって自分の足元の砂埃を掃いてみる。するとやはりそこにも、曲線を描く人工的な溝があった。 「確かに…ポウォールがこういうものを使うときはありますね…」 手の込んだポウォールが、よく作ったものだなぁ、と感心ながら、そうリオスに言葉を返し…ふと、気付いた。何を言ってるのだろう! 「あ、あの、聞いた話ですけれどもね!」 慌てて付け加えるノワール。またボロを出すところだった。 リオスは、そうなんですか、と答えながら、床に落す視線を更に鋭くした。 (やはり…このマスには、何かある…) ポウォールが手を込んでつくったと思われる、床のトラップ。それが意味するものは、何か。 「…ノワールさん、また同様のトラップや、変わったトラップがあると思います。僕もいつも以上に気をつけるつもりですが、至らない部分もでると思います。その時は…」 その時は…どうさせればいいのだろう? 言葉が見つからないリオスが、思わず言葉をそのまま失ってしまう、と。 「その時は、私も全力で援護しますよ」 言葉の続きを語ってくれたのは、ノワールだった。にこっりと笑みを浮かべて、そう語る少女を眼に入れたとき、リオスの疑惑で混迷した心に、光が灯った。 そう、ここに今さっきも助けてくれた少女がいる。 背中を預けて戦っていた、少女がいる。 彼女となら、苦難を乗り切れる気がする。 リオスは立ち上がるとノワールに歩み寄り、その目の前で頭を下げた、 「ありがとう」 いきなり頭を下げられ、ノワールはあたふたと慌ててしまう。 「あ、あの、付いて来たのは私のわがままですから、お助けするのは当然ですし、その、頭なんか下げないで下さい!」 おろおろするノワールのその姿をちらりと見たリオスは、その可愛らしさについつい、笑みがこぼれてしまった。 「あの…リオスさん?」 「すいません、あまりにノワールさんが…」 可愛かったから、と言おうとして、不意に言葉をきった。小馬鹿にしてると思われ、するつもりはなくても傷つけてしまうのが、怖かったからだ。 「私が?」 男の心を知らず、ノワールはきょとんと尋ねる。リオスは微妙な笑みを見せて、ごまかした。 未だ疑問符を頭の上に浮かべているノワールだが、リオスは早々に気持ちを切り替えた。いつまで和んでばかりはいられない。 今、ここにいる仲間が強くとも、このダンジョンがまだ未知の危険を孕んでいることには、間違いない。 (…仲間…) ふと、自分の思考に浮かんだこの言葉を、彼は反芻した。 いつの間にか、ノワールを「足手まとい」から、信頼できる「仲間」としてみていたのだ。出会ったのは、今日だというのに。 なのに、何故こんなに安らいでしまうのだろう。そして、身体を襲う硬直させる緊張も今は、消え去っている。 (…僕が恐れていた女の子は、僕の中の幻影なのか…?) その答えを出すのは、今ではないはずだ。早すぎる。 「さて、進みましょう。ノワールさんも、十分気をつけて。何が出るか、起こるか、分かりませんから」 リオスは真剣な面持ちでもってノワールを見つめ、そして闇の深い、奥へと続く通路へと踵を返した。 ノワールはこくん、と静かに、しかし力強く頷いた。
それから先、恐ろしく順調に二人はダンジョン内を進んでいた。 実際は、部屋には最初の部屋と同様の召喚トラップがあったり、壁の中からや天井から魔法的に怪物達が出現することもあったり、狭い通路内でもそのような登場仕方で怪物達は二人を襲ったが。 二人は互いに背中を預け、息のあった補い合いのコンビプレーを見せて、次々に突破していった。 それに、出てくる怪物たちもコボルト達が多く、巨大なガイコツもちらほらと姿を見せたが、それでもリオスには珍しくない相手であり、予想を上回るどころか裏切るような面々ばかりだった。 (トラップはこれだけ手が込んであるというのに…何故だ?) 何度そのような疑問を浮かべたことか。本気で探索者達を殺しにかかるのならば、もっと凶悪な怪物を配置させればよい。この程度で数々の探索者が一人も帰ってこない、ということがありえるのか? (もしくは…最深部に誘っているのか…?) 何者かの悪意は感じられるが、その目的は皆目見当もつかない。そもそも最深部に誘うなどと、余程自身がないかぎり、強力な冒険者が相手となると不利になるのではないか? (何が待つかは分からない…とにかく、進むしかない!) そんな疑問を感じながら戦い続けるリオスは、流石に気疲れも手伝って、身体が休憩を求め始めた。 今回5度目の巨大スケルトンのグループの最後の一匹を、盛大なスマッシュでもって打ち倒すと、乱れた呼吸が口からもれると共に疲労の重みが身体にのしかかってきた。 それでもリオスは進む意志があった…彼一人だけならば。 彼は振り返って、ノワールを見る。魔法で以って常に援護してくれている、頼もしくも可愛らしい仲間も、その顔には流石に疲労が浮かんでいた。 が、リオスの視線をうけて、にっこりと強がりの笑みを浮かべる。 「これくらい、平気ですよ。先に、進みましょう」 息を切らしながら、こちらに気を配るノワール。その気持ちが痛いほど分かったリオスは、いや、と否定の言葉を告げた。 「正直、僕も結構疲れてしまっていますし、ノワールさんも疲れたでしょう。一つ部屋を戻って、少し休みませんか?」 ノワールはこの提案を、却下するわけがなかった。彼女も正直、休憩がほしかったのだから。 二人はリオスの言葉どおり、一部屋戻って部屋の隅の方に場所を決めると、リオスが所持物から薪を取り出し、慣れた手つきでキャンプファイアを作り出した。 薄闇に灯る揺らめき輝く赤は、温かく柔らかな安らぎの光と熱を発する。 二人は戦闘で流した汗と、ダンジョンの冷たい空気とで冷えた身体を早速暖める為、並んでキャンプファイアと向き合った。 「あったかい…」 ほっと息を抜いて両手を優しい赤の光にあてて、力を抜いた笑みを浮かべるノワール。それを横目でちらり、と見たリオスの鼓動が大きく跳ねる。 優しい光に照らされたノワールの今の表情は、可愛らしいさに加えて…ものすごく、色っぽかった。 (ほんと、可愛い娘だよなぁ…) 何度これと同じことで彼女に感心したことか分からないが、何度見ても見飽きない可愛らしさが彼女にはある。 リオスの身体は表面だけでなく、中身までぼうっと暖かな熱がひろがってゆくようだった。 「そうだ!」不意にノワールはぽん、と手を合わせて声をあげた、「おなか空きませんか? 私、街でお料理道具買いましたし、簡単なものですけどご馳走しますよ」 そういうと、リオスの返事を聞く間もなく(まぁ、彼は決して断ることはないだろうが)、準備を始める。たたんで持ってきたまな板を出すと、キャンプファイアにせを向けて、四這いの状態でまな板を立てる作業をする。 その様子を見た横目で見守るリオスの目に、思わず飛び込んできたのは…短いスカートから丸見えになった、張りのあるお尻を隠す、黒いショーツ。 (わっ!) ぼっと顔に火が灯り、汗が噴き出す。さっと視線をそらそうとするが…彼の中の男の本能は、彼の意志を否定した。 ますます釘付けになるリオスの眼。作業の為にふりふりとゆれるお尻が、あまりに可愛らしくて…
…にょき… 彼の股間の中で、一物が固さと熱をさっと帯びた。 (うわ、わ、お、収まれ!) あたふたするならば、視線を逸らせばいいものを、それでも彼の眼は釘付けのままだ。 そして事態は悪化する。作業で動いたノワールが、すっかりと股を広げたのだ。お尻だけでなく股間部も見えるようになり、火に照らされてショーツの上からでも、はっきりと女性器の割れ目が見える。 にょきにょき。彼の股間の一物がみるみる内に固く勃ちあがった。 (うわ、わ、わ、わ、わ!!) ようやく羞恥心が男の本能を上回ったリオスは、首が抜けるほど激しい動きで顔ごと視線をそらした。 そのタイミングを計ったように、ノワールは作業をおえて、振り向いた。 「あの?どうしたんですか?」 がっちがちに固まりきったリオスは見て、ノワールはまたまたきょとんと悪魔の問いかけをするが。リオスは黙したまま、真っ赤な顔を俯けていた。 (なんであんなにスカートが短いんだ、そしてなんであんな色っぽい黒い下着なんかつけてるんだ、そうじゃない、なんで僕はあんなに眺めてたんだ、あああああ!9 頭をかきむしって、そのまま脳まで破壊したくなる衝動にかられまくるリオスであった。 そんな自己嫌悪の渦に飲まれるリオスを傍目に、ノワールの調理は続く。まな板で野菜や銀鮒等を切り、キャンプファイアに鍋を置いて煮込み出す。 徐々に食欲を刺激する香りがダンジョンの冷たい空気を掻き消し、料理は完成へと向かってゆく。 ノワールは味見を、とおたまでスープを軽く掬い取ると、ふーふーと息を吹いてスープを覚まし、桜色の唇をおたまの端にふれさせ、静かにスープをすすった。 硬直しながらもちらちらとノワールを見ていたリオスは、一生懸命な料理の姿勢に徐々に硬直を緩めていたが…この動作に、また心がやられてしまう。 おたまの端を柔らかく咥える唇、それが静かにスープをすする動作に… (なんて柔らかそうな唇なんだろう…キスしたら、余程いい感触なんだろうなぁ…) と思っていると。またも…にょきり…と、収まり始めていた一物が勃ちあがった。 (う、うわ、ま、またか! お、収まってくれないと!) 慌てる中…彼の思考によこしまな記憶の音声が流れる… いつだったか、テントでゴルディンとエリネと一緒に野宿した時のこと。深夜にふと眼がさめると、二人はテントに寝ては居らず、外から桃色を帯びた声が聞こえてきたときのことを。 「エリネ…お前ホントに、チンポ咥える好きだな…」 「ダーリンのだから、好きなの! それに、チンポって言い方、可愛くない…おちんちんのほうが、可愛いよ…。 それに、本当は…ヤリたいんだけど、リオスいるし…フェラくらしか、できないじゃない…」 『フェラ』が何を意味する単語かはよく分からなかったが、男性器を女性が口で愛撫する場面をしっかり聞いてしまったリオス。どうにかあの事はもうふっきったはずなのだが。 今、その音声がまた脳内に響き、邪な妄想が膨らんでくる。…あの可愛らしい唇が、自分の男性を… …ぬるり…。妙な粘性感が、勃ちあがった一物の頂点に感じられる。カウパーが思わず、でてしまったのだ。 (うわああああああああああああああ!!) やばい。やばすぎる。これではただの変態だ。だが、事はおこってしまった、このままカウパーを放置しておくのは流石に気持ち悪い、どうにか処理をしないと…。 「あ、あの、ノワールさん、僕、ちょと、やることあって、すぐかえってきますから、できたら、さき、たべててください!」 もの凄い勢いで捲くし立てると、さっとノワールに背をむけて勃起した股間を眼に触れないようにして、奥の通路の方へと駆け出して行く。 「あの…冷めちゃいますよ!」 男の心をやはり全く理解できていないノワールは、リオスにとっては呑気過ぎるセリフを彼のおどおどする背中にかけるのであった。 このとき、リオスは気付かなかった。 彼の腰で、エルエルが鞘ベルトを外し、リオスの身から離れ、ノワールの側に落ちたことを。
(どうしたんだろう…もう、お料理できるのにな…) 闇の中に消えてゆくリオスの背中を見送るノワール。彼女が心配することは、温かい美味しいうちに食べてほしいのに、冷めてしまったら哀しいな、ということだけだった。 ともかく、あまり煮立て過ぎても味が落ちるので、ほどよく煮えたところで火から鍋を外しておく。薪が消えるまでには帰って来てくれるはず、そう願いながら。 はぁ、と寂しげなため息をついて、膝を抱え、顔をうずめるようにして座って待つノワール。そこへ… 「ちょっと、そこのあなた」 トゲが含まれた子供の声が、ノワールを呼びかける。誰だろうか、ときょろきょろと見回すが、人影は全く見えない。 「下よ、下! あなたの足の直ぐ側!」 イライラした調子で急かす声にしたがって、足の近くを見ると…そこには、鞘から少しだけ刀身を覗かせた、ブロードソードが落ちている。 それがリオスのものであり、精霊武器であったことも、最初に彼と遭遇したときにばっちり覚えていたので、直ぐに思い当たった。 (…と、いうことは、話しかけてきてるのは…精霊?) その疑問の答えは、すぐに目の前に現れた。覗く刀身が星のように輝かしくも、優しげな光につつまれると、光はついで粒子となって宙へとぽわわんと浮き出した。 その光はやがて形を…両腕で抱きしめるのに丁度よいくらいのぬいぐるみほどの大きさの、人の形をとり、やがて光は物質へと転換された。 そして現れたのは、金属質の一対の翼を持つ、少女の精霊…エルエルが姿を現したのだ。 黙っていれば人形のように可愛らしい彼女の顔は、しかし眉毛を立てて目つきを鋭くしている…とはいえ、魅力が損なわれるどころか、これはこれで可愛らしいのだが。 当然、ノワールもこの精霊に対して抱いた感想は、「可愛い!」というものであったが。咽喉からでかかった嬌声を、しかし彼女は飲み戻してしまう。 精霊の眼の奥に宿る怒りの炎が、尋常でないものであることに気付いたからだ。 とりあえず、機嫌をとろうとにこっりと笑みを作り、「初めまして、私は、」と声をかけたが。 「あなた、あたしのマスターに何を企んでいるの!?」 鋭い、心を突き刺す声がノワールの言葉を貫く。 ノワールの浮かべていた笑みが、崩れる。呆けたような、ぎくりとしたような、微妙な表情を作る。 「企む…なんて…」 呆然と言及しようとするノワールだが、少女精霊の鋭い声は尚も彼女を攻撃する。 「マスターは人が良いからだけど、私は絶対にごまかされない! あなた、図書館でマスターと始めて会った時に、助けてもらったって言ってたけれども…嘘よ、あなたなんて私見てなかった! 助けたのは、どっかの商人のおっさんよ! どういう目的でマスターに近づいたわけ、ここについてきたわけ!? 白状して!」 身体は小さけれども、その迫力は部屋を揺るがすか、と思えるほどだ。 エルエルは至極真剣であった。リオスの前では、優しくて人が良過ぎる彼のことだ、が仲介して事情をうやむやにしてしまうだろう。リオスはそれで良いと心底思うはず、でもエルエルはそんなお人好しじゃない。 ノワールは酷く迷った。賢く状況を乗り切るなら、自然になるように心がけながら、演技を通すほうが良いはずだ。だが、そうしてしまうこを、ノワールは良しとはしなかった。 目の前にいる少女の精霊の眼と、言葉と、表情とが、彼女の心を突き刺しているからだ。真剣に、身内を労わるように、彼女がリオスを心配していることが、痛いほど伝わってくるからだ。 自分も同じくリオスを想う者として…この精霊の少女のほうが、よほど長い時間彼に尽くしてきたはずで、自分はまだ二日そこいらだけだが…彼女の気持ちを踏みにじりたくなかった。 ノワールは迷った。真実を洗いざらい言ってしまいたい気持ちが強く働く。それでも、自分がポウォールであることを知られたら… 「私は…」 迷いつつ、口から言葉を滑りだすノワール。精霊の少女は待っている、自分の反応を。真剣な眼差しと、耳と、心で以って。 …ノワールは、決めた。もごもごと適当に繰り返しそうになっていた、回りくどい言葉を、深呼吸と共に飲み下した。そして自分の眼を拭き清めるように、ゆっくりとした瞬きをする。 そして、少女の精霊の顔をしかっと見つめて、話始めた。 「ごめんなさい、あなたの言うとおり、私は嘘をついていました」
エルエルは、少なからず驚いて、思わずきょとんとなった。見苦しい悪あがきを全く見せず、いきなり認めてきたノワールの態度は、はっきりいって彼女には想像不可能の事態だった。 いや、一応想像はしていたのだ。軽々しく「はい、実は…」と言って更なる嘘を塗り重ねてくる事は、警戒していたのだ。だがその警戒事態には、この事態は当てはまらなかった。 そう判断させたのは、ノワールの表情であった。彼女の赤い瞳の内にある、凛とした光が、そうさせたのであった。 「…話してくれる?」 エルエルは崩れた顔を戻して、先を促した。中身を聞いてみないことには、まだ判断しきれない、そう自分に言い聞かせたのだ。 ノワールは語りだした、 「でも、全てをお話することは…私は臆病で、今はできません。でも、いつかは、きちんとお話したいと思います…。 私は少し前まで、とある組織にいましたが、そこで取り返しのつかない過ちをしてしまったんです…」 思い返される…ラビダンジョンでの日々、ダークナイトとの遭遇、性的な陵辱…そして、追放。 「悪いのは私なんです、なんと私が言おうと、私が悪かったのには違いないんです。 でも、私は帰るところを失って…ただ、寂しくて、心細くて…一人で無駄に時間を費やすしか、生きる道が見えなくて…」 木の上から、ただ他人の生活を見るだけの生活…冷たい風に晒されるだけの、虚無の時間。 「そんなとき、ヒグマと戦ってるリオスさんを見て…頼れそうな人だなって、思って、知り合いでもないのに、一人で探しちゃって… それで、ゴルディンさんとエリネさんに偶然出会って、引き合わせてもらったんです」 黒い野生の暴力と戦う、白い衣装の戦士、その光景は今でも心に焼き付いている。 「リオスに会ったら、私が考えてる以上に素敵な人で、私、どうしても離れたくなくて… それで、私、どんなことをしても、いや、彼を傷つけることだけはしたくなかった、それ以外のどんなことをしても、一緒にいたくて… 寒い私には、本当に温かい人だったから…」 喋ってるうちに、ぽろぽろと涙が出てきた。短い期間に慌しくあった出来事を思い返して、その心細さが再び彼女の心に蘇ったのと、もう二度とその世界に戻りたくない恐怖とが彼女に心を満たしていた。 「ごめんなさい、でも、私、本当に、傷つけるつもりは…」 話をじっと聴くエルエルは、鋭くしていた表情を、徐々に柔らかく、そして同情を示す表情へと変えていった。 勿論、演技の可能性を考えて聞いていた。だが演技にしては、話は完璧じゃないし、疑おうとすれば疑う余地もある。 それでも彼女が心を許したのは、彼女の雰囲気や動作というよりは、彼女の話の内容に含まれる孤独感に同調したからだ。 世界に出ることが適わなかった、暗くて無感覚で檻のような場所に身を縛られていた頃の自分を思い出した。見るも聞くも感じるも無意味、ただ時間だけが流れてゆく世界。 そんなものなんだ、と思う自分と、そうじゃないと、と期待したい自分が常に葛藤していた時間。 そして、リオスに呼び出され、自分は広い世界を手に入れることができた。 自分が縛られていた時間に比べれば、この娘の不自由な時間などほんの短いものだと思う。だが、不自由の程度の大きさは時間などで比べられはしない事を、エルエルは理解している。 話せない事情があるとも言っていた。本当に話すかどうか分からない、だがそれまで待っていてあげてもいいのではないか、と言う気分もしてきた。この娘なら、何時か語ってくれる、と信頼する自分がいた。 「…悪いことしたわけじゃないんなら、泣く必要なんてないじゃない」 エルエルは、少しバツが悪くなって、強気を装いながらもしっかり気遣いした声でノワールを宥めた。 「うん、事情は分かった。…まぁ、詳しく聞かないと完璧分かった、とは言えないけど…なんとなく、あなたのこと、信じてみる気になった」 ぽりぽりと頬を掻いてバツの悪さを逸らさんとしながら、エルエルは語り…言葉の最後で、にっと笑って、ノワールの下を向いてしまった視界に無理やり割り込んだ。 「ちょっと私、きつく言い過ぎちゃったな、うん。ごめんね」 そしてバツが悪そうな表情に戻ったエルエルは、また頬を掻きながら、しかし視線は逸らさずに言葉を伝えた。 ノワールは嬉しくなって、まだ止まらない涙を必死に拭い、にっこりとしてみせた、 「私こそ、嘘をついてたんだもの。疑われて、当然だよ。でも、あなたに言えて、よかったと思う」 「あたしは、あなた、じゃなくて、『エルエル』だよ、ノワール」 エルエルはノワールのにっこり顔に癒され、にんまりと普段リオスに見せている大きな笑みを浮かべて、ノワールに自分の名を伝えた。
お互いしこりが取れ、心の曇りは晴れに変わり、二人は笑顔で以って互いに接することのできる仲へ一転した。 エルエルはノワールの膝の上にちょこんと座ると、色々な話を始める。リオスの腰にぶら下がっている間にみた、様々な面白い光景を、表情豊かにしゃべってくれた。 全く決まらないナンパ男だとか、ドジなスリだとか、耳にしたへんてこな話題だとか。ノワールは時に声をたてて笑い、時にうんうんと頷いたりして、エルエルの話に聞き入っていた。 そんな時、ふとエルエルが語ってくれたこと。 「あたしのマスターさ、時々凄く固くなるとき、あるでしょ? 図書館の時も、明らかにぎこちなかったじゃない? …実はね、マスター、女の子が苦手なんだよ!!」 女の子が苦手…この言葉を早とちりして理解したノワールは、顔を絶望的な落胆の表情へと変えた。まるで、分厚い暗雲の下で激しく光る雷のような、衝撃の表情。 (女の子が苦手…ってことは、男の人に興味があるってこと…) 「…あー、何を想像したか、よく分かるけれど、男が好きってわけじゃないから、安心しなさいって」 ひらひらと右手を振りながら、エルエルはノワールの遠くなってゆく意識を呼び戻した。 「なんていうかね、マスターは女の子と一緒にいると、凄く緊張するみたいなんだよね。 なんか過去に、女の子との間に何かあったみたいなんだけども…教えてくれないんだよね」 「でも、エルエルさんも女の子じゃないですか? リオスさんは、エルエルさんなら平気なんですか?」 するとエルエルは両手を肩の高さまであげて、はぁ、とため息をついた。 「マスターには、私は女の子である前に、精霊なんだって。だから、平気なんだって、絶対そうに違いないよ」 「そんな人には、思えませんけど…リオスさんは多分、エルエルさんを凄く信頼できるんでしょうね、だから緊張するくらい気を張ることもないんじゃないですか?」 うーん、とエルエルは腕を組んで唸る。それが真実であるかを判断してる、というよりも、ほめられているのかバカにされているのか、を判断するのに困っているのである。 無論、ノワールはバカにしてるつもりなど、さらさらなかったが。 エルエルは、考えてもどうせどうにもならないので、やめた。 「まぁ、いいとしてさ。平気っていえば、マスター、洞窟に入ってからはノワールにはあまり固くならないよねー」 いきなり話の中心に振られて、ノワールはきょとんとする。 「それは、多分危険に気を配ったりとか、戦ったりとかするので、女の子だとか考えていられないんだと思いますよ? 私だけが、そうだってことはないんじゃないかな…」 むしろ自分に言い聞かせるように、ノワールはそう述べたが。即座に答えるエルエルは、いやいやいやいや、と首をぶんぶん振って全力で否定する。 「マスター、普通なら女の子と一緒になると戦いとなっても、近寄ろうとしないもの! ギルドの仲間のエリネとすら、戦いで背中を預けるどころか、も〜すんごく遠い位置にとって、戦ってるんだから!」 エルエルの全力の言葉に、ノワールはちょっと嬉しくなって、照れた笑いを顔に浮かべた。 「でもね、マスターはいつまでも女の子が苦手じゃいけないと思うの。もしこのまま引きずって、恋愛の方向を間違ったりしたら…ああ〜、怖い!! だからこうなったら私、ノワールにかけることにするよ!」 「私に…?」 再びきょとんとするノワール。自分に、何ができるというんだろうか? 「うん! ノワールはマスターががちんがちんにならない、唯一の女の子だもの! あなたと一緒にいることで、マスターは克服できるかもしれない! ノワールだって、マスターにはまんざらじゃないんでしょ?」 どきんっ…ストレートに訊かれて、ノワールの心臓が高鳴った。顔が火照ってゆくのが、自分でもよく分かる。ごまかしようがない。 「やっぱりー! マスター、結構カッコイイでしょ!? この際、くっついちゃってよ! もう背中を預けられるほどの仲になった二人だもの、素敵なカップルになれるって!」 褒めちぎるエルエル。ノワールは嬉しいというより、もう恥ずかしくて、顔が真っ赤になってゆく。 「でも私、リオスさんと出会っては二日だし、知り合ったのはまだ一日もたってないし…」 「何も時間が長ければいいってもんじゃないよ! 大丈夫、自信をもって! マスターだって、絶対に、」 「…僕が、何か?」 いきり立って話すエルエルの言葉からいきなり横入る、リオスの声。びくっとなってノワールの膝から飛び上がり、大げさに身体を回転させて声の方へ振り返る。 すると、部屋の入り口から申し訳なさそうにちらりと身体を出している、リオスの姿があった。
「ま、マスター、聞いてたの!?」 たじたじになって聞くエルエルだが、リオスは静かに…というか、元気なさげに否定の言葉を返す、 「いや、今戻ったところだから…」 いつもはリオスを気にかけているエルエルだが、今回は流石に話題を逸らすことで手一杯になって、リオスの様子に取り立てて注意を払っていなかった。故に、すぐ話題転換を試みるだけだ、 「そ、それにしてもマスター、遅かったね、何をしてたの?」 そう聞かれてリオスはぎくっとして、顔を一瞬赤くすると、すぐに青ざめた、 「い、いや、あ、あの…」 勿論、カウパーが溢れてしまった男性の頂点を、持っていた紙でなんとか拭き取っていたのである。だが、中々収まってくれず、時間をくってしまったのだ。 そんなことを正直に言えるわけがない。エルエルだけなら兎も角、ノワールには絶対に聞かせたくない。 「そ、そう、そういえば、コノトゥハンデッドソードの祝福が、切れちゃったから、ポーションを塗ってたんだ、そう、一人のほうが、集中しやすかったし」 一人になった言い訳まで即座に取り繕う。普段のエルエルなら「集中って、どんな?」とか鋭いつっこみを浴びせてくるところだが。今回はエルエルもいっぱいいっぱいだったため、リオスは助かった。 だが油断してないリオスは、話題を変えようとわざとらしい大声を張り上げた、 「あ、お、おなかが空きましたね! ノワールさんの料理、頂きたいのですが、えーと、よろしいですか?」 ノワールはにっこりと笑みを浮かべた。 「少し冷めてしまってるので、暖めなおしますね。美味しい状態で食べていただきたいですから」 まだまだ勢いのあるキャンプファイアに鍋をくべるノワール。暫くすると食欲を掻き立てる素晴らしい香りが漂い始めたが、リオスはそれを堪能する余裕などなかった。 (もう疚しい妄想なんてするな、しちゃいけない、しちゃいけない、しちゃいけない…!) 意識すればするほど、また妄想がちらちらと頭をよぎり、その度に頭をぶんぶん振って妄想を吹き飛ばす。そんな男の心を理解できぬ二人の女の子は、顔を見合わせてリオスの態度を疑うだけだ。 料理を皿に取って配られても、リオスはノワールを見ないように視線を逸らしながら、皿を受け取っていたし。 食べる時も妄想を紛らわすつもりで料理を口にかきこみ、絶品であるノワールの料理に舌鼓を打つ暇すらなかった。 「やっぱり、だめかも…」 はぁ、とため息をつきながら、またがちんがちんになっているリオスの態度を憂うエルエル。固まる理由が違っていることなど、彼女が知るわけがなかった。 微妙な雰囲気の休憩を終えた一向は、残りを探索するべく奥へと進む。 リオスは暫く料理の時の雰囲気を引きずっていたが、休憩後最初にであった巨大スケルトンの群れとの戦いでは、すっかり雰囲気を払拭した。 その後もノワールと共に持ちつ持たれずの協力体制を取って進むリオス。腰のエルエルも安心というものだ。 だが、妄想への悩みは晴れたとはいえ、元来の目的への疑惑が返って心に大きな警鐘を鳴らすこととなり、リオスは休まらなかった。 (巨大スケルトンとの遭遇回数は、いつものこのダンジョンより多いが…怪物に関しては、それだけだ。トラップも慣れてしまえば、大したことはない…。 やはり、誘われている気がする…) 疑問は結局解消されぬまま、一向はダンジョンの最深部…大仰な黒光りする金属の扉の前に到着した。 リオスの経験的には、この扉の向こうには血塗られた牙をむき出しにして来訪者を胃袋に誘わんとする、凶悪なヘルハウンド達がいるはず。 だが此度彼が扉越しに感じたのは、いつもの様子とは明らかに違うものだった…いや、凶悪な獣の発する、吠え暴れるような殺気は伝わってくる。だが、その規模が尋常ではない。 目の前の扉がこちらを圧死させる勢いで膨張してくるような、そんな圧迫感がぴりぴりと皮膚を刺激する。 ノワールもこの圧迫感をひしひしと感じ切っていた。冷たい汗が不気味に頬を伝ってゆく。 (こんな…こんな気を放つなんて、どんなポウォールが…) 二人は圧迫感の前に身構えたまま、扉を眺めるだけになっていると。彼らの有様に痺れを切らしたように、扉がギギギ、と鈍い音を立てながら開き上がってゆく。 「ようこそ、お二人さん。何組目の探索者だかは覚えちゃいないが、歓迎するぜ。ようこそ、俺のゲームへ」 開ききった扉の向こうから聞こえてきたのは、揶揄するような甲高い男の声であった。
扉の向こうに広がる空間は、黒一色…ただそれだけのように見えた。床も扉近くの部分が見えるだけは、その向こうは真っ黒な濃霧に閉ざされたようだ。 だがこの闇が、無を示す闇でないことを二人は感じ取った。どろどろと粘つくような、今にも急流を作らんと力を溜め込んでいるような、殺気に満ちた圧迫感が空間を覆う黒に内包されているのだ。 「まぁ、入ってきなよ、お二人さん。ぼーっと立ってるだけじゃ、あんたらも俺も退屈だろぉ?」 悪意に満ちた誘い。だがそれに従う以外に、状況を前進させる手立てはなさそうだ。まずリオスが息を呑んで扉の向こうへ足をいれると、ノワールも恐る恐る部屋の入り口をくぐる。 二人が入り口近くに並んで身構えたところで…ガラララ、ゴトン!と激しい音が背後から響いた。開きあがった扉が、自由落下に身を任せて閉じ落ちたのだ。 近くにいるはずのパートナーをやっと見つけれるような暗さが、辺りを支配する。…いや、一点だけ、黒の中に浮かび上がる白い存在がある。 それは、仮面であった。能面のように無表情で、ポウォールの魔法文字が大きく朱色で描かれている。 不意に、部屋が光を得る。スポットライトのような光が二人の上と仮面の近くに降り注ぎ、3者の輪郭を浮かび上がらせた。 そしてようやく見えた仮面の人物の姿…闇と同化していた漆黒のローブを纏った、衣装の上からでもやせ気味と分かる体の人物。リオスとノワールは、それがブラックウィザードであることを直ぐに知る。 ブラックウィザード…生まれながらに魔法使いである、エリート種族のポウォール。 「俺の名はガゼス。好きなことは、生物を弄って遊ぶことさ。特に、人間は面白い」 仮面越しに気味の悪い笑みを含んだ声をかけてくる黒の魔法使い…ガゼス。その言葉の根底にあるのは、悪意に満ちた嘲りと戯れ。 二人は気を抜かないように、ガゼスの声に反応せずに、身構えて戦いへの準備を整えるばかり。するとガゼスは、つまらなそうにため息を吐いた、 「だんまりってのは、つまらねぇな。じゃあ、さっさと始めようかね…ゲームの本番を、さ!」 声を張り上げ腕を振り上げ、ガゼスはぱちん、と指を鳴らした。その途端、周囲に蟠る闇が発する『気配』が重量を増した。粘つく流れるような雰囲気は、留められていた枷を外され、爆発へと緊迫を高めてゆく。 グルォォォォォォッ! 次々に獣の咆哮が闇から発された。直後、漆黒の疾風となって重量が幾つも闇の中から飛び出してくる。そいつらは、赤々とした眼を持った漆黒の凶犬、ヘルハウンド。 そいつらが一気に六匹解き放たれ、食欲の唾液に溢れた口腔で吠え盛りながら、二人になだれ込んでくる。 「来ます!」 「はい!」 二人は互いを勇気付けるように鋭く短い言葉を掛け合うと、それぞれの戦い方を始める。リオスは恐怖を振り切って地を蹴り、剣を構えて前進し、ノワールは素早くライトニングボルトを詠唱してリオスの補助をせんとする。 が…予想外の事態が発生する。二人が距離をあけた途端、二人の間を離す闇の空間からいきなり七匹のヘルハウンドが出現、ノワールに襲い掛かってきたのだ。 (一体、何匹いるんだ…くそっ、ノワールさんがッ!) 背後の事態に勘付いたリオスは、胸中で舌打ちしながらちらりとノワールへ心配の視線を向けたが…そのほんのわずかな隙が、彼を窮地に追い込んだ。 疾風の勢いで迫ったヘルハウンドががっちりと、彼の右腕に噛み付いたのだ。一気に頭に付きぬける鈍い激痛がリオスを襲った。 「このっ!」 ヘルハウンドを振りほどかんと、まだ生きてる左手で鼻面に肘内を食らわせるが、ヘルハウンドは離さない。そうこうしているうちに、今度は右足を…ついでは左わき腹をかみつかれ、その重量に床に引き倒された。 「リオスさん!」 想い人の窮地にノワールは悲痛の叫びをあげた。足は助け出しに走りたがったが、しかし彼の眼の前には七匹もの凶獣が牙をむいて、こちらを威嚇している。 「くくく…恋仲の探索者ってのは、ハメやすくていいよな! ちょっとしたことで動揺してくれるからな! さてと、それじゃあ…」 余裕たっぷりで語るガゼスだが、思わず言葉を区切ってしまった。というのは、突然ヘルハウンドがキャン、と子犬のあげるような悲鳴をあげたからだ。
何事かと思ってみれば、事を起こしたのはノワールだ。彼女が唱えたファイアボールでもってヘルハウンドを撃ち、たったの一発で絶命させたのだ。 「…おいおいおいおい、なんだなんだ、つえぇ娘だと思ってたけどよ…まさかここまでかよ…!」 ガゼスにも予想外の事態が訪れ、彼は唖然としたが…決して動揺したわけではなかった。指を鳴らし、ヘルハウンドに指令を与える、 「犬コロども、その娘も押さえつけちまえ! ただし、強くかみつくんじゃねぇぞ! …本当なら、びびらせるだけでよかっただがな。何せ俺のゲームのシナオリじゃ、あんたを襲うのは、犬じゃねぇんだからな」 ガゼスの命令を受けて残る6匹がいっせいに動き出す。ノワールは勿論接近戦もサキュバスとして習ってはいたが、魔法使いとして振舞うことにしていたので、武器を持っていない。 だが借りに武器をもっていても、6匹の凶獣相手ではやはり組しかれてしまっただろう。 体当たりしてくる一匹目はなんとか身をかわしたのだが、もう一匹が横から彼女の足に体当たりし、ノワールはバランスを崩す。 それでも唱えていた詠唱をとぎらせはしなかったが、それも身体の上に二匹の凶獣にのしかかれて、言葉は消えてしまった。 二人の呪詛にも似た苦渋の唸りを、ガゼスは如何にも心地よい音楽を聞き惚れるように、踊るようなそぶりを見せながら歩み始めた。目指す先は、激痛と重量とを相手にしている、リオスだ。 「さぁ、お前は俺のゲームの駒になってもらうぜ…」 くくく、と笑みを漏らしながらガゼスは仮面を外す。そこに現れたのは、歪んだ笑みを口に浮かべた、血のように真っ赤な挑発をした、狂気の形相。 ガゼスは冷や汗にぬれるリオスの額に手を伸ばす。リオスは激しく首を振って拒んだが、組しかれている状況では抵抗にも限りがある。たちまち彼の額は冷たいガゼスの手に触れられてしまった。 「俺はずっと見てたぜ、お二人さんよ…」 呟くガゼスの、額に当てた手は不気味な青白い光を放つ。その途端に、リオスは意識に介入してくるどろりとした感覚を覚えた。 「仲良いようだが…まだ恋人までいってないようじゃないか。なぁ、リオスさんよ? お前、休憩の時に隠れて、なんだかチンポいじってたみたいだったじゃねぇか。女に処理してもらえばいいのに、何純情気取ってんだよ? まぁ、センズリの割には、出してなかったようだが、さ…」 リオスは休憩時の秘め事を指摘されても、恥らうこともいいわけすることもできなかった。組み敷かれているから、というよりは、頭に入ってくる感覚と必死に戦うことで手一杯だったからだ。 「まぁいいさ…俺がお前とこの娘を結ばせてやるよ…ただし、俺も分け前をもらうがな!」 ガゼスの掌の輝きが、星の爆発のように輝かしく光り…そして、消えた。 途端に、リオスの身体に熱い感覚が走り出す。特に股間に、血が上ってゆくようだ。獣にしかれているこの状況で、びんびんと男性が勃ち上がり、切なさが全身を縛り付ける。 「もういいぜ、犬コロ達。こいつをもう縛る必要はない…今は、開放の時間さ!」 ガゼスの命をうけてリオスを自由にするヘルハウンド達。だがリオスの身体には、別の鎖が彼を縛っていた。荒く息を付きながら、中心に集まる切なさに身を捩る。 (なんだ、なんなんだ、これ…) 自分を落ち着かせるように自問するが、切なさは増すばかりだ。解き放ちたくなってくる、またぐらで煮えたぎるこの感覚を…女の胎に、突き入れて…! 「マスター!」 エルエルが堪らず腰から叫びをあげるも、リオスの耳には届かない。リオスはぬるぬると溢れて男性をぬらしてゆくカウパーの感覚にも刺激を手伝われ、荒い呼吸で悶える。
「ほら見なよ、リオスさんよ!」 ガゼスの声が、妙に頭にガンガンと響いた。上気した顔をあげて、声のほうを向くと…そこには立たされたノワールに絡みつく、ガゼスの姿が。 ノワールは魔法によって身体の自由を奪われているのだ。どうにか抜け出そうとするが、ガゼスの使った魔法がどんなものか分からず、抵抗のしようがない。 同時に、ノワールはリオスの身に何が起こったのか、よく把握していた。魔法によって、性欲を増大させられたのだ。 この魔法は元はサキュバスが誘惑の為につくったものであり、門外不出であるはずだが、このガゼスはどうにかしてこれを体得したのだろう。 「なんてことをするの、リオスさんに!」 口だけは自由なノワールはガゼスを非難するが、それを称賛であるように捕えてにんまりするガゼス。 そればかりか、リオスに見せ付けるように、服の上からノワールの身を撫で回す。 「お前のパートナーを、よく見ろよ…なんて可愛いんだ、俺がもらっちまいたいくらいだぜ…」 次第に淫靡になってゆくガデスの手の動き。左手を股間に、右手で胸をまさぐられるノワールは、乳首やクリトリス周辺を弄られる度に、あっ、と声を漏らして顔を思わず上気させる。 「さぁ、立ちな、立つんだよ、リオスのだんな! ほしいだろ、このエロい身体をさ…愉しみたいだろ、そのいきり立ったモノでよ!」 急かされるままに、リオスは増大した性欲に溢れる思考のまま、ゆらゆらと立ち上がった。その汗にまみれ、上気はしているが苦悩に歪む彼の表情をみて、ノワールの顔は涙を浮かべた。 「リオスさん…」 自由な口で、しかしどんな言葉をかければいいか見つからぬノワールは、ただ心を込めてリオスの名を呼ぶ。だが、リオスは答えない。ゆらゆらと、こちらに歩を進めるだけ。 そのうちに…びくっ、とノワールの身体が反応した。服の上からお尻の割れ目にそって、ガゼスの熱く、固く勃起した男根がこすりつけられたのだ。 「お前はこの娘の前をやっちまいな…俺は後ろのほうがすきなタチでね、二人でダブルファックしてやろうぜ、この娘をさ…」 ねっとりと絡みつくような言葉をだしながら、ガゼスはリオスを誘い、そして自分はノワールの耳を唇で愛撫し出す。 サキュバスの性ゆえに、しっとりと股間はぬれてしまう。だが、ノワールの頭の中は前回の陵辱の時とは違って、明確に拒絶の意志が持ちあがっていた。 「私…イヤだよ、リオスさん、こんな、こんなのって…」 その内に、リオスはノワールの眼の前まで到達した。汗で垂れ下がり顔に張り付いた黒髪が、彼の表情を隠してしまい、ノワールは見えぬ彼の顔に不安を覚える。 「僕は…」 震える声音をはきながら、リオスはノワールの肩へと手を伸ばす。その指も、わなわなと壊れそうなブリキ人形のように、震えていた。 「さぁ、やっちまおうぜ、リオスさんよ」ガデスはさらにノワールをまさぐりながら、誘う。そして最後にノワールの股間あたりを執拗にさする。 「ほら、下を脱がしちまいな。そしてお前の熱き滾った肉棒を、ぶちこんでやりな!」 ゲラゲラと笑いながら叫びあげるガゼス。リオスはノワールの肩にかけた手を、震えながらもするすると彼女の柔らかくもほっそりした線に沿って、下らせてゆく。 「そうだ、ほら、この娘のぬれたマンコが待ってるぜ…やっちまいな!」 とうとう、腰まで到着するリオスの手。ガゼスはニヤニヤとその様子を見守り、ノワールは眼をぎゅっと閉じてこれから起ころうとしている事態を耐えようとする。 (また、またなの…私は、また…) 閉じたなまこから涙をぼろぼろと滲み出させるノワール。だがリオスは無常に手を動かしてゆく。 「僕が…僕が…やるのは…」 ついにリオスの手が、ノワールの股間にあたりにたどりつき――
「お前だッ!!」 リオスが顔にはりついた髪を振り上げる勢いで顔あげて声をあげると、素早い動きでガゼスの両手を掴んだ。 「なっ!!」 全くもって予想外の出来事に、ガゼスが動揺したのは言うまでもない。ぎりぎりと万力のように締め上げてくるリオスの握力に堪らず、ノワールから手を引くガゼス。 (なんでだよ、おい、今まで何十組と成功してきたんだぜ、それが、なんで…!!) 実力のありそうな探索者を誘いだして、彼らの感情を魔法で弄び、そして起こらせた悲劇を見て楽しんできたガゼスにとって、これは最大の屈辱の事態であった。 「今です、ノワールさん、逃げるんだ!」 鋭い叫びを上げるリオスの言葉に突き動かされ、ノワールは身体を動かそうと努力し…簡単に身体がうごいて、ちょっと驚いた。ガゼスの魔法の集中が途切れて、自由になったのだ。 素早く腕をくぐって身を離すノワール。ガゼスは己の歯を砕かんばかりに歯噛みをし、表情をゆがめた。 「ちくしょ…ッ! 犬ども、女を逃がすな、噛み殺しちまえ!!」 ガゼスの絶叫に、光景を眺めるだけだったヘルハウンド達は赤い眼をぎらぎら輝かせ、凶悪な牙をむき出しにして襲い掛かってくる。 「させはしないッ!」 対してリオスは凶獣達のまがまがしい雰囲気を吹き飛ばすような叫びをあげると…その身体が突如、光に包まれた。 天に輝く太陽の光に匹敵するような閃光の柱が部屋の暗黒を吹き飛ばし、遅れて烈風が柱を中心に巻き起こる。 凄まじい閃光と烈風に、ヘルハウンド達は身を竦め、ガゼスは身を退き、ノワールは眼を覆う。 やがて光と風が収まり、いち早くヘルハウンド達がこの凄絶な現象を引き起こした主を探し出そうと、顔をぐるぐる動かすが…片っ端から、ギャン、と凄絶な断末魔をあげて倒れる。 どんどん数を減らされてゆくヘルハウンド達は、一体何が起こっているのか認識しようと、倒れた仲間の屍を見る。その屍は、恐ろしいまでに整然とした切れ味で身体を両断されているのだ。 ギャン! またヘルハウンドが減る。今度は首を切り落とされて、床に転がっていた。視力が回復したノワールは一体何が起こっているのかと、眼を凝らすと… ヘルハウンド達の間を人の姿をした光の塊が、光そのものではないかと見紛うような高速で駆け回り、たった一太刀でもってヘルハウンドを血の池に沈めてゆく姿があった。 ようやくガデスが視力を取り戻した頃には、ヘルハウンド達は全て屍と化して、大地に力の無い四肢を投げ出していた。 「な、なんなんだよ、てめぇ…っ!」 使役していた獣達を極短時間で全滅させられたガデスは怒りの叫びをあげつつ、事を起こした人物を眼に入れようと見回す。 『彼』はすぐにみつけることができた。ノワールを自分の後ろに庇い、立ち尽くしている『彼』…輝く純白の鎧に身を包んだ、神々しい姿がそこにある。 ガゼスだけでなく、ノワールも絶句した。『彼』がリオスであるのは明確だが…。 「てめぇ、パラディンか!」 ガゼスは戦慄した。ダークナイトの出現以前はポウォールの圧倒的宿敵であった存在。 ガゼスは実際は、パラディンの冒険者と相手をしたことがなかったわけではない。そんな相手も彼は感情を操って、陥れてやったのだ。 あのいけ好かない白い鎧を纏うやつらも、男同士で交わらせたり、共食いさせたり、女を輪姦させたりして楽しんできたのだ。 だが、こいつは…このパラディンには、何故自分の魔法が通じない!? 「お前の狂ったゲームは、もう終わらせる。 行くぞ、エルエル!」 手にしたトゥハンデッドソードを背に戻し、腰から輝く刀身を持つ剣を引き抜き、白い鎧のリオスはガゼスへと走った。 (こんなヤツに…俺のゲームを、台無しにされてたまるかよっ!!) ガゼスは怒りに歪みきった顔で、疾風の速さで肉薄するリオスをねめつけながら、吠えるような大声で魔法を詠唱する。彼の眼前で自身の全魔力を込めた巨大な火球が形成されてゆく。 リオスのブロードソードの攻撃圏に入り込んでくるまえに、ガゼスのファイアボールは完成した。怒りに歪んだ顔は、冷や汗に濡れきりながらも、勝ち誇る歪みの笑みへと一転する。 (身体を吹き飛ばされて、死ね!!) 吠えながらガデスはファイアーボールをリオスに叩きつける。火球とリオスの距離は、半歩も無い。逃げる余地などない。焼け死ぬしかない! …はずだったのだ。リオスにあっさりと、ファイアーボールを切断され、消滅させられる前までは。 ノワールにとっては換気の、ガデスにとっては絶望の光の斬跡はファイアーボールを斬り消した勢いを殺さずに運動の方向を変え、ガゼスの胸へと深々と突き刺さった。
熱いような、冷たいような、鋭い激痛がガデスを襲うが、あまりの感情の起伏にガゼスは激痛を認識できず、ただ唖然と自分の状況をみつめていた。 そのうちに、のどからこみ上げて来るもの…血のかたまりをどばっと吐き戻して、ようやく激痛に掠れた叫びをあげて身を悶えさす。 (嘘だろ…俺、死ぬのか…嘘だろ…玩具の、人間ごときに、殺され、るなん、て…) 散々遊び弄りまわしてきた種族に殺されて彼の胸によぎったのは、悔しさや怒りというより、拍子抜けという感情であった。 だが、そんな感情を思い浮かべることも、すぐにできなくなった。リオスは刺した剣を切り上げて、リオスに絶命の一撃を見舞ったのだ。 ぱっと飛び散った血風と共に、ガゼスの意識は吹き飛び…次いで盛大に血が噴出した頃には、もう彼は感じることも考えることもない物体へと変わった。 「ガゼス、お前は僕のことを一つ、間違っていたよ」 身を包む鎧が光の粒子となって宙へと消えてゆき、リオスの変貌が解けてゆく最中。彼は凶人の骸へと静かに声をかけた。 「僕はパラディンじゃない、ホワイトナイトだ」 その言葉を効いてガゼスの骸は、ますますおじけづいたかのように、ぼろりと黒い粒子へと崩れると、宙に蒸発して消えていった。 戦いは終わった。リオスの輝く剣によって、邪悪な魔法使いに弄ばれて死んでいった者達も、きっと浮かばれたであろう。 「リオスさん!」 ノワールは仕事をやりとげた想い人を、嬉しさで一杯の腕で抱きしめたいと、駆け出したが…。 抱かんとしていたその人は、いきなり膝をついた、かと想うと地に倒れるように悶え始めた。 「リオスさん!?」 突然の事にノワールは思わず足をとめて、喚いた。そして次は広げた腕でもって介抱せんと再び走りだす、が。 「くるなッ!!」 リオスがノワールの聞いたことの無い、鋭く厳しい声をあげた。その激しさに、ノワールはびくっとなって足をぴたりと止めてしまった。 「マスター、まさか、あいつの魔法がまだ…!」 地に投げ出されたエルエルは剣から少女の姿となって飛び出し、心配そうにリオスの顔を窺おうと飛び近寄ってきた。 そう、エルエルの考えは当たっていた。リオスがガゼスにかけられた魔法は、解けていなかったのだ。 彼はノワールへの純粋な気持ちを元からの強靭な精神力の足しにし、ガゼスの魔法に一時的に打ち勝っていただけなのだ。だがガゼスを葬った今も、魔法は解けなかった。 当然だ、とノワールは理解する。サキュバスのこの呪文、もし誘惑に打ち勝たれて倒されてもその恨みが残るようにと作られているのだ。 それだけに、魔法を解くための魔法や手段など誰も考えようとしていないのだ。 ノワールは元より純愛主義のため、この魔法を一応は勉強したものの、それ以上触れようとはしていなかった。故に、解呪の方法を考えたことすらない。 いや、一応はある。一つは、性欲にもがきながら狂い死ぬのを待つか。もう一つは、呪いが満ち足りるまで性的刺激を味わうか、だ。 だが、真面目なリオスのことだ。絶対に後者をしようとはしないだろう、前者を選んでしまうに違いない。 「マスター、大丈夫なの!?」 無理やりリオスの顔を覗きこむエルエルを、彼は乱暴な手つきでどかした、「どけっ!」 勿論、乱暴をするつもりでやったのではない。エルエルの心配そうな少女の顔を見た途端、あんな小さな精霊にすら物凄い性欲を感じたのだ。 「ごめん、エルエル、そして、ノワールさん…」 二人に顔を絶対に向けないようにして、リオスは悶え苦しみながら声を絞り出す。 「今の僕は、…くっ…制御できない、お願いだ、先に洞窟から出てくれ! 僕は、なんとか、して、必ず、戻るから…!」 なんとかするといっても…狂い死ぬのでなければ、つまり自慰行為でもするつもりなのかもしれないが、その程度はどうにもならないことをノワールは知っている。 (リオスさん…) ノワールは、静かにリオスの方へと歩き出した。 彼を絶対に、失いたくなかった。 初対面の自分に、最初はぎこちなかったが、心開いてくれた、真摯な彼。その彼を、絶対に見捨てたくなかった。 (私、あなたの為なら…構わない!) ノワールは強い決心を胸中に松明のように灯し、リオスに歩み寄った。
「リオスさん…」 悶えるリオスに、にっこりと笑みを向けるノワール。リオスは当然、拒絶の叫びをあげた。 「行くんだ! 行けって、言ってるんだ!!」 「…いえ、行きません」 ノワールは悶えるリオスの身体に、触れた。リオスは暴れてノワールの手を跳ね除けようとするが、身体に全然力が入らない。 「私、リオスさんを失いたくない…離れたくない…!」 ノワールは力の抜けたリオスの身体を動かして、自分と向き合うようにした。上気しきり、汗にまみれたリオスの血走った眼が、ノワールの優しい視線と出会う。 「私、リオスさんとなら…構わない」 ノワールは微笑みながら手を、今度はリオスの中心の方へ動かした。リオスの男根は、服の上からでもはっきりわかるほどに、勃ち上がっていた。 何をするつもりなのか、リオスにはもうよく分かっていた。 「だめだ、だめだよ、ノワールさん、僕なんか、僕なんかに、」 今にもノワールを引き倒してしまいたくなる衝動を必死に抑えて、拒否するリオス。だが、身体はついていかない。ノワールの動きを、止められない。 …このとき、エルエルも何が始まるのか悟り、刀身へとその身を隠した…ただ、しっかりと刃の中から、光景を覗いていたが。 ノワールはゆっくりとリオスのズボンと下着を下ろし、カウパーに濡れるリオスの男根を露にさせた。 ノワールはにっこりと笑みをリオスに向けると…彼の男根に、優しく唇を触れさせた。 「ぐっ…!」 柔らかく、温かい唇の感触は、直ちにリオスの性感をくすぐる。男根はもっと快楽をよこせと汚臭を放つ粘つく唾液を頂点からさらに吐き出した。 ノワールはゆっくりと男根を唇と、そして舌とで愛撫する。カウパーが顔を伝ってくるが、拭うこともしない。 毛の少ない陰嚢に進むと、ノワールの桜色の可愛らしい唇は、リオスの睾丸にも優しく口付けし、ちろちろと嘗め回す。 「あ…ぅっ…ああっ!」 リオスが叫びをあげた途端。どびゅびゅびゅっ、と男根の頂点が白濁を噴火させた。思わず顔をあげたノワールの可愛らしい顔に、生臭い粘液がぶちまけられる。 だが、ノワールは瞼を少し閉じながらも、口を開いてその白濁を少しでも味わおうとした。 口の周りについた白濁をじゅるりと舌で回収して、じゅるじゅると咽喉に運ぶノワール。そして穢れた顔でまたにっこりと微笑み、リオスへと向けた。 「気持ちよかったんですよね…少しは、楽になりましたか?」 リオスは答えなかったが…正直、射精した時の快楽は背骨が震えるくらいに、衝撃的であった。 彼も男であり、近くに性的な関係を持つ男女がいる人間だ。勿論、オナニーをしたことはあるが、それとは比べ物にならない快楽だ。 正直、もっとしてくれ、と言いたくなるが、自分をきつく戒めて言葉に出さないようにする。が、顔に浮かぶ表情は、しっかりとノワールを求めていた。 ノワールはそれをはっきりと認めた。そして穢れた顔を拭かないままに、今度はリオスの男根をそのかわいらしい口に含んだ。 「あぅっ!」 堪らず声をあげるリオス。ダークナイトも声をあげた彼女の口で、リオスが感じないわけがなかった。 最初はゆっくり、段々早く、ストロークのテンポあげながら、口腔内では舌でもって更にリオスの男根を刺激するノワール。 優しくも、淫らな湿り気にリオスの男根は次の爆発への力を高めてゆく。オナニーでも到達できなかったほどに男根は固く、熱く、淫らに膨張した。 リオスはノワールがどんな顔をしているのか、見遣った。なんとも一生懸命にフェラチオをするノワールのその顔は、淫らでも艶やかでもなく、ただ可愛らしくて…。 彼の胸がノワールへの愛しさで一杯になった、その時。びくびくびくっ、と男根が彼女の口の中で震えた。達した時が、きたのだ。 「うああああああああ、あ、あ、あ、あっ!」 びゅるるるるぶびゅるるびゅるり! リオスが今までの人生でやったことのない、大量の射精が起こった。 ノワールの口の中は叩くような勢いの精液が激しく次々と流れ込んでゆく。それをノワールは積極的に飲み下していった。 こくん…最後の精液を飲みくだしたノワールは、流石に上気した、サキュバスの本性が多少現れた、艶やかにして可笑いらしい笑みを浮かべていた。 唾液にぬめる男根から糸を引く唇を離したノワールは、その愛らしい笑顔をリオスの正面にむけた。 「一杯、出しましたね…こんなに感じてくれるなんて、うれしいです」 そしてまだまだ、がちがちに勃ち上がっている男根を見遣った。相当の絶倫になってしまっているようだ。 (口だけじゃ、やっぱりだめだよね…じゃあ、やっぱり…)
ノワールの顔が、真っ赤になる。サキュバスの身の上としては、それは本望だが、その現場となると、恥ずかしいような嬉しいような。 (うまく、できればいいな…) ノワールは立ち上がると、流石に顔についた白濁の汚れをふき取ると、次は短いスカートを、そしてその中に履いた黒いショーツを脱いだ。 露になったノワールの秘所は、これからの出来事への期待の唾液で濡れていた。脱いだショーツとの間に、愛液が糸を引いた。 「ノ、ノワール、さん…!」 リオスは性欲の増大した本能はひたすら嬉しさの叫びをあげたものの、残る理性があたふたとする。 女の子が苦手であるリオスは、勿論童貞だ。性行為についてはゴルディン・エリネの例があるので色々知ってはいるが、ゴルディンのようにリードしたりできる気は全くない。 それに、ノワールも処女だと思っているので、僕なんかでいいのか、と言う気持ちに多大にある。 そんな悩みを他所に、ノワールは湿った入り口に、己の唾液で濡れるリオスの男根を導いてゆく。 「ん…あ…」 綺麗なピンクの陰唇の中に飲み込まれてゆく亀頭、ノワールが腰を落としてゆくつれて、それはどんどんノワールの中へと姿を消してゆく。 ノワールのこのとき、サキュバスで生まれてよかったと感謝したことがあった。それは、処女膜が再生するという体質に、であった。 サキュバスであると知らないリオスに対しては、彼女は処女として、彼に身体を捧げることができる…。 亀頭が彼女の処女膜に当たり、ノワールの動きにつれて、固い身体をぶつけてくる。 (あのときは、ただの苦痛だった、この痛み…) 「ぅん…あ…」 破けゆく処女膜はとろりと純潔を告げる赤を開いた陰唇のから垂らす。破瓜の血を勿論始めてみてびっくりしたリオスは、慌てて声をあげた、 「ノ、ノワールさん、血が、痛くないんですか!!」 だがノワールは、火照って汗ばんだ顔に笑みを浮かべて、答えた。 「大丈夫です…それにこの痛みは…リオスさんと結ばれる為の、痛みだから…」 ぶぢゅり…ついに処女膜が破け、抵抗を失った、破瓜の血に濡れる男根はずぶずぶとノワールの中に埋ってゆく。 次第に絡み付いてゆく膣の湿った襞が、じゅるじゅると肉棒を刺激し、リオスはただただはぁはぁと荒い息を吐くだけ。 「はぁ…ぁぁぁぅ…」 ついに根元までくわえ込んだノワールの膣。その子宮の壁に、リオスのいきりたった男根の先が当たっている。 「リオスの逞しいもの…今、私、包んじゃった…」 桃色に湿った声を吐きながら、ノワールは唾液で濡れる桜色の唇から言葉を滑り出し…そしてゆっくり、腰を振りながら、上下に男根の抜き差しを始めた。 「ああぅ…ぅぐぁ…!」 ノワールが腰を動かすたびに、ぎゅうぎゅうに締め付ける膣は肉襞をこすりつけ、快楽を絞りだそうとする。 リオスの男根はすっかり熱を帯び、更に固くなって直立し、擦り付けられる快楽を逃さぬようにびんびんになる。 やがてノワールの狭い膣は愛液を大量に分泌し出す。じゅぷじゅぷと淫らな粘性の水音を接合面から発しながら、ノワールの動きはさらに早くなってゆく。 次第に、リオスも快楽に対して正直になってゆく。自らもノワールの腰の動きにあわせて腰を振り、ノワールの膣を刺激しようとする。 「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ…」 跳ねるように激しくなるノワールの震動。唾液の糸引く唇が大きく開き、欲情の雌の喘ぎを繰り返す。 反対にリオスは更にノワールを刺激しようと喘ぐ力すら惜しんで、腰を大きく振り動かす。彼の男根の中は、再び煮えたぎった性のマグマが昇ってゆく…。 そして二人は同時に、昇った。 「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぅぅぅぅぅんっ!」 「ぐぁっ…ぁっ!」 じゅぷぷぷぷっ! 男根を刺したままノワールの膣は盛大に愛液の潮を噴出し。 どぶぶぶびゅびゅっ! リオスの男根は狭い膣を一気に充満させる勢いで精液を噴出し。 大量の粘体をくわえ込んでたまらなくなったノワールの膣は、二人の体液が交じり合った白濁をぶびゅるびゅると男根の隙間から、吐き出した。
…はぁ…はぁ…はぁ… 性愛の快楽に胎内を晒したノワールは、その余韻に身体を預け、リオスの上に馬乗りになったままじっとしていたが。 リオスの性欲は、まだ衰えない。今や性欲に正直になったリオスは、火照った顔で大きく息をするだけのノワールごと、身を回転させた。 「あ…」 ノワールが、やっと、そう声を絞り出した時には、立場は逆になっていた。今度上になっているのは、リオスだ。 リオスはノワールに覆いかぶさるようにして、ノワールの性愛に潤んだ瞳を見入っている。 「ノワールさん、いや、ノワール…今度は僕が、君を気持ちよくさせてあげたい…」 「リオスさ…」 ノワールが何か言おうとしたが、その唾液でてらてら光る桜色の唇をリオスは奪い、言葉をも奪ってしまう。 積極的に舌を入れてくるリオス、その舌の動きはぎこちなかったが、ノワールは彼を必死に持ち上げるように、助けるように、舌を絡めてあげる。 「ん…にゅ…んむ…」 じゅるじゅると唾液の絡み合う、淫靡な水音を漏らす二人。そうしながらリオスはノワールの胸を服の上からまさぐりながら、腰を動かし始めた。 「ん…! んん…!」 胸と陰部の性感を当てられるノワールは、舌でふさがれた口から、桃色の喘ぎをもらす。その可愛らしい声にリオスは更に欲情し、貪るように唇を触れ合わせる。 長い長いディープキスを終えた二人は、静かに糸引く唇を引き離した。 はぁはぁと豊かな胸を思い切り揺らしながら呼吸するノワール、その瞳がまだまだ潤んでいるのをみると、リオスはたまらなくなった。 ノワールの服のボタンを外し、彼女の上半身を露にしてゆく。やがて黒いブラジャーが現れると、その谷間に顔を埋め、滑らかな皮膚に口付けした。 「ぁん…」 感じて声をあげるノワール。その一方でリオスの腰の動きが、次第に激しくなってゆく。 優しく噛み付くように乳房の皮膚を味わうリオス。ノワールの中でも性に盛るサキュバスの本能に次第に炎がともっていった。 「ぁん…リオスぅ…もっと、もっと、頂戴、もっと、もっとぉ…」 すっかり雌の喘ぎを上げるノワール。それを耳にしたリオスは彼女の願いをかなえようと、状態を起こし、彼女の形のよい豊かな双丘を優しく掴んだ。 そしてもみもみと弄り回しながら、腰を大きく動かしてゆく。 「いい、いい、いいの、リオスさぁん…」 リオスの動きはぎこちなかったが、ノワールは自分の腰も揺り動かして、彼を助ける。 再び淫靡なじゅぷじゅぷという水音が接合面から響いてゆく。その一方でリオスは勃起したノワールのピンクの乳房を弄り、つねあげた。 「ぁ…そこ、だめぇ…」 すっかり上気した艶やかで可愛らしい顔が、心にもない拒否の声をあげる。リオスは何をしてほしいか悟り…口を乳房に近づけ、優しく噛んだ。 「ひゃんっ!」 望む行為を手に入れたノワールは唾液が行く筋も糸を引く口を大きく開いて、叫んだ。 リオスは腰を更に強く動かしながら、貪るように乳房を含み、噛み、舌でちろちろと嘗め回す。その動作はだんだん激しさを増してゆき… 「いやぁあああああんっ!」 ノワールが、達した。膣がさらにぎゅぅっと痙攣するように男根をしめつけ、生暖かい愛液をぶちかける。 びくびくびく、とノワールの腰は大きく動き、リオスの男根を刺激する。 リオスはこの快楽を余さず味わおうと、素早く乳房から口を離すと、完全にノワールに馬乗りになり、大きく男根の抜き差しを始めた。
「ひゃんひゃんひゃんひゃんひゃんっ!」 達した快楽を長く引き伸ばされるノワールは、もはや叫び声となった喘ぎを大きく上げて、男根の動きを受け止める。 精液と愛液で充満した膣内をぬりゅぬりゅとすべる男根は子宮の壁にごりごりと自らを押し付け、更に快楽をねだる。 「だめぇ、こわれるぅ、わたしぃ、こわれぇ…」 びくびくと未だ震える陰部が彼女の脳に与える快楽は、麻薬のように思考を溶かしてゆく。みずからの肉襞のうねりに、飲まれてゆくようだ。 リオスは荒い息を吐きながら、子宮をそのまま貫いてしまうのではないか、という勢いで最後に一度、ノワールに男根を押し付け。 「ひぃぃぃぅぅぅぅぅ!!」 ぎゅぅっと子宮の壁がたわむ感覚に、ノワールは悲鳴とも言えるような喘ぎを上げて。 そして、リオスは。 「あああああああああああっ!」 天を向いて声帯が張り裂けるような叫びを上げると、びゅくびゅくびゅく、と男根を膣内で痙攣させるように蠢かせながら。 ぶぶぶびゅびゅびゅびゅびゅるり! 前回よりもさらに大量の精液をぶちまけ、ノワールを満たしきった。 「ぃぃぃぅぅぅぅん、んぁ、あ、あぅ…」 あまりの快楽の電流に、ノワールは意識が弾き飛びそうになった。もう、何も考えられない。 愛しい人のくれた、最高の快楽以外に、何ももう感じられない。何もいらない。 リオスもはじめての経験にして、やりたいと思ったこと、やってあげたいと思ったこと全てをぶつけ、その意識は真っ白い爆発に包まれてしまった。 …意識を失ったリオスは、夢を見た。 それは、『あの時』…彼がとある女の子を傷つけた時のことであった。 おとなしかった少年時代。努力家だったが、内気だった為に、よくいじめられていたあの時代…。 この日、リオスは遊び仲間だった女の子がいじめのグループに加担して、彼の大事にしていた祖父の形見の人形を取り上げられたのだ。 「女の子みたいなもの、大事に持ってるなんて、男のなのに変だよー」 くすくす笑うその少女が表情が、悔しくて悔しくて、リオスは人形を取り返すべくかかったのだ。 そのときリオスは、少女を偶然抱きしめるような形をとってしまい…少女は、突然泣き出した。 少女はリオスをばこばこと何度も握ったこぶしで叩き、人形を地面に叩きつけて、去っていってしまった。 それからだ。何度謝ろうとも、少女はリオスと二度と口を利いてくれなかった。他の女の子も、リオスを避けるようになっていった。 (…僕は、女の子に触れちゃいけない人間なんだ…) それからだ、リオスは自分をさらに厳しく律する人間となり、女の子に関わらないように生きようと思ったのだ。 もし関わっても、絶対に泣かせるような事態にならないように、と…。 (でも、僕は、それで正しかったのだろうか? 僕は自分から、あの女の子の幻想を恐れたばかりで、自分から人を遠ざけていたんじゃないか?) 確かに、好きな人でもないのに抱きつかれた少女が怒るのは、よく分かる。だが、それを一人で背負いこむことはなかったのではないか? あの子にだって、悪いところはあったじゃないか…。 (そして今、僕には…) 地面にたたきつけられ、壊れた人形を見て泣きじゃくる、夢の中のリオス。現実では誰も彼に声をかける人はいなかった、だが。 夢の中で、リオスの前に現れ、壊れた人形を優しく手に包んで、差し出してくれる人がいた。その優しく微笑む女性は…ノワールだった。 (僕は、ノワールさんが…)
そう心の中で呟いた途端、夢の風景がぐにゃりと歪む。そして真っ暗になる…それが瞼の裏側の光景であることを認識するまで、暫く時間がかかった。 眼を開くと、洞窟の床が見え、暗い空間が見え…そして、同じように寝転んでこちらに微笑む、裸のままのノワールがいた。 どうやら、少しの間、ねむってしまったかどうにかしたらしい。 瞬きをニ・三度して、きょろきょろ間抜けに回りに見回すと、ノワールがくすくすと笑った。 「リオスさんの寝顔、可愛かったですよ。今の顔も、可愛いですけど」 とりあえず、はっとして状態を起こすリオス。もう股間の滾りは消えていた…サキュバスに処理してもらったのだ、すぐにおとなしくなるニは決まっていた。 ほっとする一方で、罪悪感が心に芽生えてくる。…どんな理由であれ、自分はノワールの身体を奪ってしまったのだ。 「ノワールさん…僕は…」 ゆっくりと美しい体を起こすノワールへ、リオスは伏目がちで声をかける。謝りたい、その気持ちで一杯だった。 「僕は、その、あなたを、」 と、いいかけると、ノワールがすっと近寄って、リオスの唇に人差し指を当てた。そしてにっこり笑う。 「良いんですよ、言いっこなしです。 …それに、私…」 ノワールは顔を赤らめながら、ちょっとためらい、しかしやがて極上の笑みでもってリオスに告白した、 「私、リオスさんのこと、好きだから、こうなりたかったと望んでいたから…」 リオスの胸が、どきっと純真な気持ちの鼓動で跳ね上がった。こんなに可愛らしくて、頼もしくて、自分を想ってくれるこの娘が今、とてもいとおしかった。 「あ、でも、変ですよね、出会ってそんなに時間が経ってるわけじゃないのに! 私、惚れっぽいのかな! リオスさんも、迷惑ですよね、うん! なのに、いきなり、あんなことしちゃって! リオスさんも、初めてだったかもしれないのに!」 早口でごまかすように語るノワール。そんなノワールをリオスはがばっと抱きしめた。 「僕も、ノワールさん、あなたが好きだ」 ほっそりとした裸体を強く抱いて、リオスも告白した。 ノワールは、嬉しくて嬉しくて、涙とぽろぽろと零した。 「リオスさん…」 二人は再び向き合うと、今度は魔法など抜きで、口づけた。 口づけ、舌を交えながら、二人は再び魔法抜きで激しく求め合う。胸と股間をまさぐるリオス、再び固く勃ちあがってゆく男根を執拗にさするノワール。 じゅるじゅると淫靡な唾液の音に誘われ、再び二人の陰部はねっとりした液体を滲み出した。 リオスの唇はやがてノワールの可愛らしい唇を離れ、皮膚を伝って首筋を、乳房を、乳首を、腰の括れを、そして陰部へと下ってゆく。ついに湿った陰毛の茂みにたどり着くと、しっとりと濡れるノワールの陰唇に口付けした。 「ぁ…リオスさん…」 ちろちろと舌でもって、勃起したクリトリスを刺激し、軽く噛み付いく。魔法抜きの真心のこもった行為が、ノワールの心を温かくくすぐる。 やがてリオスは舌を割れ目に這わせたり挿入したりしながら、あふれ出てくる愛液をちゅるちゅるとすすった。 身をもって自分を愛してくれたこの少女を、今度は自分から愛してあげたかったのだ。 「やぁ…リオスさん…あっ…そこ…っ!」 すっかり桃色に染まった喘ぎを吐きながら、ノワールは更に蜜を流し、ぴくぴくと身を痙攣させる。十分に彼女が中心がぬれきったところで、リオスは口を離し、立ち上がって身体をぴとりとノワールにくっつけた。 「…今度は、魔法抜きで、君を愛してあげたいんだ…」 執拗にノワールの茂みにカウパーでぬめる男根をすりつけながら、リオスは話す。 ノワールは、拒否するわけがなかった。上気した顔でこくり、と頷いて、リオスを受け入れた。
リオスはゆっくりと、ノワールの中へと再び男根を挿入する。濡れた膣は以前より入りやすかったが、その締め付けはまだ健在であった。 「はぁぅ…リオス…さぁん…」 何度挿入されても、ノワールは回数の分だけ、リオスの愛を受けてただ嬉しかった。自分の腰を前に出すようにして、リオスの男根を求める。 ノワールの割れ目がすっかり根元までリオスを加えると、ノワールはリオスの肩に身体を預ける。 「ノワール…いくよ…っ!」 リオスは告げると、雄雄しく腰を振りはじめた。 「ぁ…リオスさん、は、激しいよぉ…!」 いきなりノワールの腰までがくがくと大きく揺れるほどの勢いで腰を動かすリオス。その激しい抜き差しにノワールの肉襞はじゅるじゅると男根を絡めて刺激する。 「リオスさんん…」 「ノワール…」 リオスは潤んだ瞳でキスを求めるノワールの可愛い唇を貪りながら…ノワールの身体を、持ち上げた。 ノワールの足を抱え、宙に浮かせたノワールを、リオスは力一杯突く。 その腕で、ノワールを包み込むように。 その唇で、ノワールを撫で守るように。 リオスはじゅぷじゅぷとこれ以上ないストロークでノワールの秘所をついて… 「出すよ、ノワール!」 「きて、きて、きてぇぇぇぇっ!」 二人はそして、達した。 その後も二人は2度程交わり、冷たい洞窟の空気をしっとりとした桃色の空気で温めあった。 「…お熱いねぇ…」 そんな様子を一部始終、しっかりと見ていたエルエルは、剣の中でそうボソリと呟きながら、しかしその顔にはにこにこと笑みを浮かべていた。
反省:荒らしかと思うくらいに長すぎたOTZ 漏れの作品のせいですっかり容量はもう279KBだOTZ だが、私は反省するだけであって、謝らな(ry 純愛はエロシチュむずいわ。ラヴラヴシチュを詰め込んだのが悪かったか(´д`;) サッキュンの話は、まぁ、続くネタはあるんだけども。 次はヌットリなエロが書きたいんで、エスラス様SS行く予定。 次回も(呆れてなかったら)ヨロヨロ。
黒下着ノワールたん(;´Д`)ハァハァ
GJ! がんばれ〜応援してるよ
テラエロスGJ 禁欲してたけどごっつぁんさせてもらいました(;´Д`)ハァハァ
なんか、ここの住人はやさしすぎないか? 社交事例みたくGJGJ言ってるような気がしてならないんだが…
そのGJが本心か世辞か分かるようになったら大人ってことだ
>>223 優しい事は罪じゃぁないさ。そうだろう?
>>223 まあ確かに前置き長い割にはエロが短いし薄いし淡白だったけど
それでも処女膜再生で中田氏で連戦で和姦だったから良かったよ
途中のシーンを読み飛ばしてエロシーンだけ読んだのは内緒だけど
今度時間があるときにエロじゃないところも読むよ
228 :
はろよん :2006/04/09(日) 09:51:35 ID:YoMRQ9Kn
|ゝ`;)あぅぉー、みなスマヌ。純愛ってかきつけてなくてさ、どうやったら初対面でラブエロにもっていくのか、 めっさ考えて、結局こうなっちゃったわけス…。 エロシーンも鬼畜っぽくならんように気を使いすぎた…OTZ 次純愛書くときまで、純愛勉強シマス。 執筆中のエスラスSSはその辺、ほぼエロ一色って感じなので、今回待ちに待って淡白エロで不満だった方、 この作品で解消してもらえれば本望ッス…。
これだけ前置きがしっかりしてればエチシーンでどっぷり感情移入できる自分としてはありがたい。 で、エスラスマダーチンチン
電話回線の名義人違いとかでネカフェからコンバンワ 確か今週は12歳だからまだまだ平気なはず…いや関係ナイネ 夕日の優しい光が川べりに霧散していく。 その傍らで一心に瞼を閉じた少女が薪の中心に火を点けようと試みていたが、 果たして集いしマナは熱の臨界を越え、その身を華麗に炎へと変えた。 ふぅ、と安堵の吐息と共に瞼を開いた彼女は、薪の周りに魚を立てるのに 無心なルエリに少しだけ得意げに笑顔を向ける。 それに対して彼は面白くなさそうな顔で――とはいえそれはどちらかといえば 子供っぽい膨れっ面で心の嫌悪感などは感じようがなかったが。 「…悪かったな。筋肉馬鹿で」 トリアナはあまりにも素直で可愛らしい拗ね方に、笑顔に充足感を加えながら隣に静かに腰を下ろす。 「いえ…私こそ未熟者でごめんなさい」 とても謝っているとは思えない微笑みだが、ふ、と彼も微笑ませるほどに嫌味はない。 「あいつは…速かったな。火の魔法は特に速かった」 「あいつって…」 「昔の…友達さ」 そこで言葉を途切らせて、沈黙に先じられた横顔に強い影が宿った。 「友達、ですか」 彼の作った濃い影が隣の少女にひどく暗い顔させてしまい、さすがのルエリも慌てて表情を戻した。 「あ、いや――過ぎたことさ。今更後悔しても始まらない」 迷いなく言い切った彼の強い瞳に、トリアナも小さく頷いた。 「お魚、それで焼けますか?」 「わからん」 「え…」 あっさりと言い放ち、だっはっはと豪放に胸を張る。 「食事係はマリーだったからな。俺は専ら食べるの専門だ」 ぷっ、と笑いこぼしながらも聞いたことのないおそらく女性であろう響きの名前が、 小さな棘となりそれは少女の感傷の扉の鍵となって開く。 「今日は本当にありがとうございました」 「?」 「私とっても楽しくて楽しくてもうなんていっていいか」 夜の暗さが増し、焚き火は少女の潤んだ瞳を綺麗に浮かび上がらせる。 思わず目を奪われたその時 ――――犯せ 「!」 内からとも外からともつかぬ声がルエリ自身の内側に響いた。 慌てて首を振る。 「…ルエリ様?」 「ああいや、なんでも―」 ―――その娘を犯せ 「うっ…」 頭に響く声に、思い出したかのようにもはや暗闇の中に沈んだ夜の黒よりも濃いあの鎧を睨みつける。 「――だまれ」 「えっ?」 「いや…なんでもない」 こんこんと軽く頭を叩いてから、怪訝そうなトリアナの方へ真摯に向き直る。
「礼を言うのは俺のほうだ。おかげで迷いが吹っ切れたよ」 「そんな…お礼なんて」 ――それはオマエノモノダ 「いや、俺は今まで自身の意思で戦ってなかった。それがはっきりわかった。だから感謝してる」 「は、はい…」 本当に嬉しそうに俯いた少女の頬に優しく手が伸びる。 小さな震えの後に、ゆっくりと顔を上げながら可愛らしいふっくらとした唇が言葉を紡いだ。 「ルエリ様……」 ――ソノメスヲオカ――少しだまっていろ! 指で唇をなぞってそっと二人の距離が近づき、その影が重なった。 物理的な時間はさほどでもなかった、しかし恋人達にとっては信じられない程の長い時間に感じられる程の 時が経った頃に静かに離れる。 「ぼちぼち帰らないと、さっさと食べよう」 赤い頬のままこくりと頷く。 意思に折られたのか鎧はそれきり無言に返ったままであった。 ようやく帰り着いた二人はダンジョンの一室を目の前にして、どうにも扉を開けずにいた。 「やっぱりお父様、怒っておられますよね…」 「…あけるぞ」 ガラガラガラ… 意を決してルエリが扉を開ける。 その中に広がる光景を見て、二人は唖然とした。 ずらり、と両脇に並んだ黒い騎士たち。 ただし、手に持つは鋭い剣ではなくクラッカー。 ダンジョンの一室とは思えないような数々の白いテーブルに置かれた綺麗な花と、 それを浮かび上がらせる壁の豪勢な装飾の蝋燭台。 なにより奥にかかった花飾りつきの大きな看板に「ルエリ様トリアナ様婚約披露宴会場」なんて 書いてあった日には言葉などなくて当然である。 ぱんぱんぱーん! 一斉に響き渡るクラッカーの音、上からは盛大な紙ふぶきという演出。 いつの間にかルエリの隣に立ったモルガントが馴れ馴れしく肩に手を回し、ぽんぽん、と叩く。 「いやーやっとその気になってくれたか。これで俺も安心して」 「どういうつもりだこれは!」 非のある部分が肩に乗せられた手を払いのけさせてはくれなかったが、しかし相当な声で怒鳴る。 「ん?接吻までしておいで嫁に貰わないとはどういう了見だ」 「て、テメエ!」 今度は何の遠慮もなく背高な黒い兜に拳が飛んだが、勢いがなかったのか完全に読みきられていたのか、 かすりもせずに間合いを作られる。 「やっぱりみてやがったのか!」 「なに!本当にそこまでいったのか!」 「がっ……」 自身の取り返しのつかない過ちに気づいて、ルエリの膝が軽く折れた。 「ふふふ、若いなルエリよ。しかしそうとなればますます嫁に貰ってもらわなくては」
「そんな無茶な話があるか!」 「何っ!知らんのか。イメンマハの王家の嫡子は初めて接吻した娘を嫁にしなくてはならんのだぞ」 「うそつけ!そんな話一度だって聞いたことない!」 「当たり前だ、今作ったからな」 「…は?」 「先々代の俺が作るんだ。文句はあるまい?」 「テメエ…」 ふつふつと湧き上がる怒りの源泉を抑えるはずもなく、拳に力を込めていく。 「今日という今日は許さねえ!絶対ぶっ飛ばす!」 数歩の間合いを一気に詰め殴りかかる、が片手で受け止められ、もう片方の拳も同じく受け止められた。 「はっはっ、お父さんは嬉しいぞ」 「っっ!!」 何の遠慮もなくその黒い鎧の胴を蹴り飛ばす。 ずざっ、と体を飛ばされながらも体を前に倒し迎撃準備が整う辺りはさすがである。 追撃に走りこんでくるルエリに対して、ふわりと浮かび上がった揃えられた両の足が若者の上半身に直撃した。 「ドロップキック決まったー!!」 沸きあがる歓声の輪の一部に実況を務めるは参謀役。 「さー赤コーナールエリ、青コーナーモルガント、宿命の対決であります」 殺意を帯びた眼を向けたまま立ち上がるルエリに対して、試合巧者は不適にも手招きをしている。 「おおーっとこれは受けてたつということでしょうか?」 それはルエリの切ってはいけない部分を切ったらしく、走りこんで首に腕を巻くと全力で床にたたき付けた。 「これは強烈なラリアットー!!立てるのかモルガント!?」 ワン、ツー…とカウントが進まぬうちにあっさりと立ち上がる。 「ふふふ、中々よかったがまだまだだな」 「ぐっ」 言うが早いか、黒い霧に姿を変え、その太い腕がルエリの背後から胴に巻きついたかと思うと巨大な体躯からは 信じられない柔軟さで仰け反ったまま後ろに倒れこんだ。 「ルエリ、首をしたたかに叩きつけられたー!これはきつい!」 首の後ろを押さえながら、立ち上がれない。 「はっはっはっ」
余裕のふんぞり返った笑いだったが、彼の想像以上に若者の立ち直りは速かった。 標的の足をがっしりと掴むと引きずり倒す。 「うおっ!?」 そしてあろうことがその巨体を自身を軸として回し始めたのだ。 「こ、これは危険だ!!危険すぎるー!!」 普通の人間では回すことすらままならない、その回転は徐々に速度を上げていく。 さすがのモルガントといえども、腕で頭をかばって動く気配はない。 まさに竜巻の一歩手前、といった回転になったときにその矢は放れた。 狙ったか否か、実況席へ向かって。 「命の限りお伝えするつもりでありましたが、ここでお別れのようです! それではみなさんさよならさよならさよなr」 ☆※◇△★●☆▽?! 「はぁ…はぁ…」 彼にしては珍しく息を切らしながら、実況席があった場所をにらみ続けているが、 相手は立ち上がる気配はない。 巻き込んだテーブルも軽く二桁であることは間違いなかろう。 「ふん…」 鼻息で一蹴して背を向けた彼のすぐ真後ろで不気味に声が響いた。 「だから甘いというのだ」 「!?」 首に手刀が落ちると、同時にルエリの意識も落ちた。 その体を軽々と抱えながら、モルガントはその部屋に背を向ける。 「後は適当に飲んで適当に休んでいいぞ」 「ははっ」 父親が指示を出す頃に、ようやく駆けてきた娘がその背に追いついた。 「お父様!ルエリ様は」 「案ずるな。たいした傷もない。すぐに目を覚ます」 ほ、と軽く吐息をつくと、主に戸惑いと、割と大目の非難を含んで父親を見上げる。 「…よかったな」 「えっ…」 それだけを言うと、娘と、静かに響く足音だけを残して暗闇に消えた。 (了) 純愛?ナンダロウソレハ
チンチン、エロまだー(AA略)
え!これで終わり?
>>229 言ってることは正しいし、俺もよく分る。
でも、長けりゃ良いってものでもない。
これは同様にエチシーンにも言える。
グダグダ長いのよりは、短くても中身がぎっしり詰まってて
萌えられるのであれば、それはそれで無問題。
難しい問題だがようするに、俺が何を言いたいかと言うと…
ホルスたんの作者さんカムバァァァァァック!!
元が前座ネタだから堪忍な…本人も雑だったと後悔中。恨むなら終電を恨んでくれつ_T と一応…おまけな…期待はするな(苦 まだあちこちが痛みながらも、一日の汚れを落として地下の浴場から薄暗い螺旋階段を昇る途中で ルエリは普段どおりのうつむきがちな少女に出会った、いやおそらくは待ち伏せていたのだろう。 「ルエリ様、お体は大丈夫ですか」 「ああ…心配ない。あちこちが痛むがな。くそうあの馬鹿親父…目一杯やりやがって」 体のあちこちについた痣を忌まわしそうに見やりながら、軽く腕やら足やらを違和感なく動かす彼をみて ようやくトリアナの不安顔が本当に消えた。 「ほっ…よかったです本当に」 「俺があのぐらいで凹まされるわけねーだろう、だっはっは」 明るく豪放な本来の彼らしい言動を戻してくださった神に感謝しながら、彼女は本題をおずおずと切り出した。 「そ、それでですねルエリ様」 「お?」 「その、後でお部屋にお伺いしてもよろしいですか」 「いいけど、なんでだ?」 「…え、あいえ…では後ほど」 自分だけ心拍数がやたらと速くなっているかもしれないのを(実際そうなのだが)気取られまいと、 すれ違ってそのまま下へと降りていく。 当のルエリは本気で?マークを10個前後近く浮かべて首を捻った。 (こういう…人なのかしら?) 私だけどきどきしてるのなんて馬鹿みたい、と考えつつも先ほど触れ合った自分の唇に手を当てて さらに馬鹿みたいに心拍数が上がってしまったが、彼女にとってこの舞い上がりは如何なる幸せにも勝るとも思えた。 コンコン 「おう」 「お邪魔します」 と扉を開いて、ピンクの可愛らしい寝間着に身を包んだまだ乾ききれていない茶色い髪の少女がひょっこり現れた。 ルエリといえばベッドに座ったまま包帯を片手で2つ同時にお手玉をしていた。 少しだけ遠慮がちにその隣に座る。 「あの、ルエリ様…」 「ん?」 どうもお手玉が気に入っているのか、そちらに集中して彼女の方へ意識が動こうとしない。 続く言葉を失って、トリアナは押し黙ってしまった。 とっとっとっ…と規則正しい音がしていたが、手を抜いた指が当り、一つが掴まれそこなり床へと転がって行く。 落とした主はそれを拾おうともせず、残っていた一つも適当に家具の上に投げた。 「なんだ?」 はっきりとしているが、視線の合わない問いかけに少女は答えない。
再びの沈黙。 その余りの長さに、ルエリが軽く鼻でため息をついたときに、ようやく音声が発生した。 「私は…必要ありませんか?」 「んあ?」 「やっぱり、魔族でも人間でもない存在なんて、どこにも居場所なんてないんでしょうか」 「いや、それは…」 彼女自身、かような問いを投げるつもりなど部屋に入って座るまで、かけらもなかった。 自身、ある意味覚悟を決めて、彼に抱きつこうとすら思ってきたのである。 感情を吐露する未来など想像にすらしなかったはずだ。 だが、その情は留まるどころか次第に激しさを増していく。 「どちらでもない私が、この世にいる意味はないんじゃないんでしょうか」 「いやちょっと待て。ほらこっちを向いて」 肩口を優しくつかんで向き合うと、もう一押しで泣き崩れそうな顔をしている。 (なんで私こんな顔を…) 自身に行動に戸惑いながらも、感情の波は止まる気配はない。 「いいか、昔の話だけどな…その俺の親友がさ、なんつーかそう、魔族の女に惚れたんだよ」 「え…?魔族にですか?その方は人間ですよね?」 「ああ、まあ…本人は否定してたけど。彼女に会う為にラビDに数十回も行ったんだぜ? どう見たって惚れてたよ」 「その恋はどうなったのでしょうか…?」 「んー、なんか修行中の身だとかなんとかいいやがって。魔族だからダメなのか?って聞いたら、 答えなかったよ。ってあれ、これじゃまずいか…」 「……」 その友人にならお前ならどうする?と聞かれた記憶ははっきりあるのだが―― その時なんて答えたのか、あるいは答えなかったのかが彼の記憶からすっぽりと抜け落ちていた。 「う、あー」 「私は、私は…」 続きも間に合わないままに、少女の感情の波はどんどんと膨れ上がっていき 「私は…、私には」 ついに涙となってこぼれた。 「ルエリ様のお側にいることも許されませんか?」 「違う!」 彼の腕は彼女の背を包み込み、思わず抱きしめていた。 「違う、そんなことはない!」 「いいの…ですか?私のような半端な存在でも」
微かに震える体を感じながら、ルエリは後悔していた。もっと早くこうするべきだったと。 さすがの彼にもわかってしまった――彼女が如何に孤独の中で過ごしてきたか――いや、 王族というものに生まれた彼にもある種似たような境遇が理解できたのかもしれない。 「大丈夫。そんなことはないよ」 「本当に?本当にですか?」 「ああ、存在してもいいし、俺の側にいてもいい…いや、いてくれ」 濡れた頬をそっとあげさせる。涙に濡れた表情もまた美しい。 「好きだ」 優しく、しかし深く口付ける。夕刻の接吻とは違い、お互いに回した腕に力がこもる。 息が続かなくなって離れる瞬間に、生娘の匂いが鼻腔をくすぐり、それは決定的な引き金となった。 欲求の赴くままにルエリは綺麗な首筋を甘く口に含む。 「やっ、やぁ…」 肉欲と情欲の両方を触発される行為に、少女の体は素直に震えた。 「ルエリ様…私も…」 耳元の囁きに呼応して離れると、もう一度はっきりと熱を帯びた目で問いかける。 「いいのか?」 答えをまたずして、胸の柔らかな膨らみに手が伸びる。 胸の形を男の指で変えられながら答えた答えは、熱い吐息そのものであった。 「はい…ルエリ様のお好きなように…」 よし、続きはNounaiでガンバニゲロー まあはあんまり書いてて好みじゃないって言うか 本人達には特別でも絵的には微妙トカナントカイイワケシテミル
わっふるわっふる
わふ〜ん
セイレンとの純愛物マダー?
244 :
名無しさん@ピンキー :2006/04/14(金) 01:47:34 ID:UGlqPDHO
保守
淀長さん思い出して泣けた(ノд`)b 本筋もGJ
246 :
はろよん :2006/04/17(月) 17:18:08 ID:3WptgxtG
|ゝ`)ハイ、時間カカリマスタ。 んで、やっとこ無事に、エスラスSSでキタ――(゜∀゜)――。 ホント、ただただエロいだけです。多分。とりあえず、ご賞味あれ↓
エリン時刻22時。イメンマハは家々から徐々に光が消えてゆき、眠りへと向かってゆくような時間帯。だが…。 イメンマハ領主リアンは書斎において、夜の政務に就かされていた。 目の前の大机の上には、報告書やら修正案やら住民の苦情などの紙の山がどっさり積まれているし、机を挟んだ向かい側にはパラディン学校の教育者クレイグが未だ喋り続けている。 リアンはそわそわしていた。夜の政務は22時までと規定されている。正にその時刻を回った今も仕事から解放してくれないクレイグに苛立っている、ようだが…。 彼はしきりに書斎の魔法式壁掛け時計の文字盤を見やっては、自分の脇に直立して凛と控える美しき女官…エスラスをの方も何度も見やる。 初めはその視線の往復をちらちら行うだけだったが、だんだん行動はあからさまで、大きな動きになってゆく。 「…リアン様、聞いておられるのですか!?」 流石にこの様子に苛立ちを感じたクレイグは、語気強くリアンを諌めるように言葉をかける。流石にリアンはびくっと反応して、視線をクレイグに向けた。 しかしその眼の光は真剣には程遠く、濁っている。 「あ、あ、な、なんだ、大声を出して」 間抜け丸出しで聞いてくるリアンに、クレイグは大きく舌撃ちをしたい思いだ。 「ですから…パラディン学校における授業過程について、バリダンジョンの探索にのみ重点を置き過ぎている現状を、どうにか変更して頂きたいと申しているのです! 実技学習というには、幅が狭すぎる気がします! 生徒たちの中にも単調な内容に疑問を持ち、高い志を持ちながらも退学を選んだ者も少なくはありません! それに…あまりお耳に入れたくはありませんでしたが、悪い風評が広まっています。内容はバカげているものなので、敢えて言いませんが…そのような風評がつくのは、イメンマハ聖騎士団の名に傷がつきます! リアン様、今すぐ変更を、とはいいません、考慮なさってくれれば此度は結構でございます。 しかし、これだけはお聞かせ下さい…何故にバリダンジョンの探索のみ、あれほど重点を置かせるのですか!?」 同じ内容を二度言わされたクレイグは、苛立ち気味に少し早口で語気を乱しながら問うた。 対するリアンは…再びそわそわと身体を動かし、今度は足までもガクガクとゆすりながら、困り果てた顔できょろきょろと何度もエスラスへと視線を向ける。 エスラスは、その美しい朱色の唇の端に、リアンにのみ分かるような小さな微笑を浮かべると。 「リアン様はお疲れなので、私から理由を完結に申し上げましょう」 と凛とした声を上げて、クレイグに答える、 「バリダンジョンが元はコボルトの巣窟であったことは、クレイグ殿、あなたには語るまでもなく知っているはず。 そして今尚、鉱山に残るコボルトが人間に危害を加えたり、鉱山に戻ろうとするコボルト達が襲撃してくる等といった事態があるではありませんか。 そういったコボルト達を恒久的に封じ込める目的もこれにはあるのですよ? 現にこの手段を取ってから、バンホールの治安は大きくよくなったではありませんか?」 (くっ…) 密かにクレイグは歯噛みした。ここのところ、いつもこうだ…答えるのは決まってエスラスのみ。リアンはいつもぼーっとしてるか、夜はそわそわしてるだけ。話を聴いているようには全く見えない。 かといって、エスラスを非難することは難しい。彼女は行動や思索については、一々尤もな説明付けができる、頭の切れる女なのだ。そう、今クレイグの前でやってみせたように…。 エスラスの意見が、それほど悪い意見だとはクレイグは思っていない。しかし、領主であるリアンが一言も口を出してこないことが、彼にはどうも引っかかる。 彼は敢えてもう一押ししてみることにした。 「ですが、バンホールの治安を本格的に考えるのでしたら、正式なパラディンを派遣したほうがよろしいのではないでしょうか? パラディン候補の生徒たちが幾ら腕が立つとは言え、正式なパラディンに及ぶものではありません。万が一、敗北を喫した場合、魔族たちに人間に打ち勝つ自身を与えてしまうことになりかねません!」 エスラスではなく、リアンの瞳をしっかと見据えて、クレイグは問う。 だがやはり…クレイグの意志の炎が宿った眼差しは、リアンの濁った瞳の中にまでと届かなかった。 相変わらず足をがくがく揺すりながら、時計とエスラスの間を視線でしきりに往復するだけで、クレイグの期待に答えてはくれなかった。
そしてやはり今度も、エスラスが答えを返す。 「クレイグ殿、その考えは短絡的ではないですか?」 諌めるような強い口調で語るエスラスは言葉を続ける、 「パラディンを派遣し、イメンマハの守備を手薄にしたところを、魔族達に襲われる可能性もあるのですよ? このイメンマハの周囲には、コイル・ルンダの両ダンジョンが邪悪な顎を開き構えているのです。 あの暗黒の中に身を潜める邪悪な者達に、絶対的で圧倒的な力で以って睨みを利かせ、有事の時には即座に対応する。それがイメンマハの聖騎士というものだと言うことは、教育者の貴方ならよく分かっているはずです。 また生徒からの不満が多いのは、あなた方の授業方針にも問題があるではないのですか? 生徒たちの言葉にもっと耳を傾け、考慮し、反映してゆく態度が不足なのではないですか?」 やはり言いくるめられてしまうクレイグ。官位にあるエスラスに比べて、自分は教育者とはいえ本質は戦士。口でかなうわけがない。 「…リアン様は、どうお考えでしょうか?」 しかし、クレイグは最後の抵抗をしてみせた。リアンのちらちら動く濁った視線に、自分のありたっけの意志を込めた視線をぶつける。 すかさずエスラスが言葉を入れる、 「だから、申したでしょうに、パラディンの務めはイメンマハの守備であり、」 「エスラス殿ではなく、リアン様に聞いているのです!」クレイグは叫びとも言える声を上げて、エスラスの言葉を遮った、「リアン様、どうかお答えを!」 無駄だ、と心では大半諦めている。こんな状態になってからというもの、リアンは如何なる場においても具体的な発言をしてはいないのだから。 (だが、それで良いわけがない!) まるでエスラスの傀儡ではないか。もっと前のリアンは、こんな風ではなかったのに。パラディン達を率いて魔族討伐に出たほどの好青年領主であったのに。 あの時のリアンに戻ってほしい…その希望を淡いながらも抱き、それが消え行こうとするのを必死で呼び止めるかの如く、彼は叫んだのであったが…。 リアンの様子は、変わらない。むしろ、さっきよりまして足を酷く震えさせ、時計よりもエスラスの身体に視線を這わせながら、はぁはぁと荒く呼吸を始めている。明らかに、こちらには露ほども注意を払っていない。 ――この時、クレイグは気付かなかった。ちらりとリアンに視線を向けたエスラスが、朱色の唇の端に、小さく揶揄するような、しかし艶然とした笑みを浮かべたことを―― エスラスは直ぐにクレイグに視線を戻すと、その顔に困ったような苦笑を浮かべて、リアンの言葉を待つクレイグにため息をつくように言葉をかけた。 「クレイグ殿、リアン様はお疲れのご様子です。この議題は一朝一夕でなせるものではないようなので、後日改めて聞きなおすことに致しましょう。 政務の時間も過ぎております、此度はお引取りを…」 しかし、クレイグはまだ諦めない、 「リアン様、一言でよろしいのです、お答えくだされば!!」 往生際悪く叫ぶクレイグに、エスラスは更に諌めの言葉をかけようと唇を動かした、その時。 バンッ! と部屋を揺るがさんばかりの勢いで机を叩き、椅子を吹き飛ばす勢いでリアンが立ち上がった。彼の身体は大きな興奮で、真冬の夜に裸で放り出されたようにぶるぶる震えている。 「う、う、うるさいぞ、クレイグ!!」 先ほどまでの態度から信じられないような、力のこもりきった声を上げるリアン。しかし、その叫びに込められた力は、クレイグの求める『力』とは明らかに違う…癇癪が生む気まぐれな火花の『力』に過ぎなかった。 リアンは癇癪のままに続ける、「エスラスの言葉は、わ、私の言葉で、あ、ある!そ、それを疑い、せ、政務じ、かんを不当に引き伸ばし、す、ことまで、せ、して、何のつもりか!! 速やかにさ、去れ!!」 この言葉を聴いたクレイグの絶望と言ったら…リアンが背にした窓の外の夜の闇より尚、或いはダンジョンの粘つく闇よりも尚一層暗く、深いものであった。 希望の光の失せたクレイグは、日陰に育った脆弱な花のように気をしぼませた。 「…申し訳ありませんでした、リアン様」 最早、何もかも無駄だ…悟ったクレイグは礼というよりも項垂れると、踵を返してとぼとぼと扉に向かう。 その背にエスラスは、クレイグの絶望した心にダメ押しするような言葉を告げる、 「クレイグ殿、あなたのお気持ちは相当のようですので、良ければ明日の朝議で早速扱ってみたいと思いますよ」 (何が、扱う、だ…) クレイグは胸中で吐き捨てる。朝議に集まる官僚達は皆、親エスラス派ばかりであるのだ、一介の戦士に賛同する者など居はしまい。 (イメンマハは、どうなるんだ…) 自問に対して極めて暗い自答をしながら、クレイグは書斎を後にした。
クレイグが扉の向こうに消えるのを、リアンは立ち上がったまま見送り終えると… 「エスラス、エスラス、エスラスエスラスエスラスエスラスぅ…!」 リアンは狂ったように呟き、そして徐々に言葉を強めつつ、隣に立つ美女の胸に激しい勢いで顔を埋めた。そして二つのたわわな膨らみを貪るように、顔をこすりつける。 これに応えるエスラスは…今度は顔に明らかな艶然とした笑みを浮かべ、子供をあやすようにリアンの頭を優しく撫でた。 「ふふ…どうしたのですか、リアン様?」 揶揄するような問いは、答えを知りながら敢えて答えさせる意味合いのものだ。リアンは呼吸を更に荒くしながら、更に乳房に顔を擦りつけつつ喘ぐように答える、 「く、く、薬、薬の時間…」 期待通りの答えにエスラスは、うふふ、と艶やかな笑いの囁きを唇から滑り出すと。ほっそりとした色白の右手をリアンの股間に伸ばした。 そして触れたのは、服越しにでもその熱さがよく伝わる、怒張しきった男性突起だ。その頂点にあたる部分にはじんわりと粘りつく水気が広がっている。 その男性突起を更に刺激せんと、エスラスは優しくも怪しい手つきで、服越しに撫で回す。 「随分とお待ちでしたのね…分かりますわ、この逞しいモノが私の手に教えてくれますもの…そして私は領主様の臣、お望みの通りに致しますわ。 それでは此度は、『どちらの』器からお使いになりますか?」 「う、う、上から、上からでいい!!」 言いながらリアンはエスラスの勃起した乳首を服上から、唇で刺激した。「あっ…」と喘ぎをあげ、顔をほんのり紅に染めるエスラス。 「では、お望みどおりに致しましょう」 エスラスは告げて、優しくリアンを身体から引き離すと、帽子を取り、羽織っていたローブをするすると脱ぐと、その身につけていた衣服までも脱ぎ捨てた。 今、彼女が身に着けているのは…薄い紫色の豪奢な作りのランジェリーのみだ。 半裸となったエスラスの身体は…成熟しきった女性の持つ柔らかさと艶やかさを兼ね備えた、極めて美しいものであった。 胸の双丘は形が崩れず、垂れ下がらず、形がよいまま極めてふくよか。ほっそりとしつつも柔軟な曲線を描くほっそりと腰と、形も大きさも程よく、張りのある臀部が完璧とも言える比率で備わっている。 彼女が艶然と笑みを浮かべると、リアンは男性の中心に付きぬけるような、電撃的な衝撃に襲われた…いや、彼でなくても男なら皆、その感覚にとらわれるだろう。 うふふ…エスラスは誘うような笑いを小さく放ちながら、股間を覆う下着をゆっくりと下ろす。次第に露になってゆく彼女の秘所は、彼女の髪と同じく淡い紫色の茂みに覆われ…しっとりと、湿っていた。 そして彼女は、右手を自身の胸の膨らみから、腰の括れを経由して、秘所へと肌の上を淫猥な手つきで滑らせて行く。そしてついに割れ目にたどりつくと…その中に己の指を入れた。 「あふ…ぅん…っ」 朱色の口を半開きにし、桃色の湿った吐息を吐きながら、己の指によって換気された秘所の快楽に、エスラスは身を捩る。 その一方で彼女の指は胎内の襞を擦り掻きながら、膣の奥へと進んでゆき…行き当たった目的の『もの』を掴んだ。 「あはぁ…ぁあんっ…くっ…」 引き入れた指を引き出す時の彼女の様は、入れる時よりも格段に淫靡であった。何かに耐えるような、しかし屈することを望むような、紅潮した雌の表情がいつもクールな顔の上に現れる。 やがて肉襞を掻き分け、愛液の粘つく糸を引きながら、彼女の膣の中から出てきた指に続いて…ずちゅずちゅと音を立てながら、陰唇を押し開き来つつ出てくるものがある。 それは…太いロウソク程の太さがある、ガラスの瓶であった。生温い粘液が纏わりつくその瓶の中には、どろりとした濁った赤色の粘液に満たされている。 「くっ…あふぅんっ!」 じゅぽんっ。瓶が陰唇から抜け出ると共に、とろ〜りと割れ目から愛液が滴り出す。まるで、咥えていた餌を名残惜しんで唾液を流す、獣の口のように…。 軽く火照り、汗ばんだ顔をすっかり紅潮させながら、エスラスは胎内から取り出した小瓶を己の顔の高さまで掴み上げた――。 この一連の動作を見ていたリアンは、中心の怒張を痛いほど張り詰めさせ、涎を垂れ流すほどに荒い息をはぁはぁと吐き続けながら、欲情に鈍く光る眼をエスラスに向けてた。
エスラスは思わせぶりなゆっくりとした動作で、粘液に濡れる瓶の蓋を回し開ける。そして朱色の唇でもって、己の愛液に濡れた瓶を加えると、約半分の量を口に含んだ。 瓶と唇との間に唾液の糸を引きながら瓶を離したエスラスは、一筋赤い粘液が這う朱色の唇に艶然とした笑みを浮かべると、ゆらゆらと左手を動かして、リアンに合図する。 それを見たリアンは…弱った獲物に襲い掛かる時の獣のように目をくわっと開いてエスラスに肉薄すると、貪るように彼女の美しい唇に己の唇と重ねる。 そして執拗にエスラスの柔らかな唇を舌で以ってなめまわすと…不意にエスラスは唇を開いた。 途端にどろりとした生暖かいねんえきと共に、暴れ回るほどに積極的な舌がリアンの口腔に侵入してきた。 「ん…んむ…ん…」 エスラスは己の口腔の生暖かさをすっかりと与えた粘液を、彼女を唾液をふんだんに交えながら、ぬるぬるとリアンの口内へ流してゆく。 リアンはエスラスの舌を交尾する軟体動物のように貪り舐り回しては、口内に堪った液体を時折ごくりと嚥下し、再びエスラスの口内へと侵入させる。 息苦しそうに鼻息を荒くしながらも、リアンは決してエスラスの柔らかい唇を離そうとしない。どころか彼女の身体を引き寄せると、滾った肉棒を服越しに湿った茂みに覆われたエスラスの股間にこすり付ける。 彼の頂点からはカウパーが服上からも糸を引くほどあふれだし、エスラスの割れ目もぬっちょりとリアンの服を粘液でぬらした。 「んぐ…んぐ…ぐ…」 リアンはやがてエスラスの口移しされた粘液を飲み干したが、それでも彼は唇を離さない。エスラスの口内に粘って残った分まで綺麗に舐め尽くさんとするように、舌を更に暴れさせす。 「んにゅ…んっ…んふ…!」 舌を、歯茎の裏を、上あごを…リアンの舌は唾液をぶちまけながら、のた打ち回る。流石に息苦しそうになってきたエスラスだが、しかしリアンを拒絶はしない。 やがて…リアンはエスラスの口内をすっかり彼の唾液で塗り替えるほど舌を暴れまわさせると、 「ぷはっ…あ…はぁはぁ…」 耐え切れなくなった息苦しさにようやく唇を離して、大きく息をした。 「はぁ…はぁ…はぁ…ふふふ、リアン様、毎度余さず平らげていただき、嬉しい限りですわ…」 荒く息をしながら、エスラスは紅潮しきった笑みを浮かべ、リアンにそまった口から桃色の言葉を放つ。その口調は、怪しい手付きの手招きを彷彿させるようだ。 リアンは呼吸だけでなく、胸中の欲望を更に荒げた。 「つ、次だ、次の器を…!」 びくびくと服の上からでも分かるくらいに男根を脈打たせながら、吠えるようにリアンは叫ぶ。 「ふふ…そう焦らないで下さい…」 対して静かに応えるエスラス…静かといえども、それは微風にさらりとはしておらず、ゆっくりと流れるが泡立たぬどろりとしたマグマの水面を彷彿とさせた。 エスラスは両の腕を交差させて、ブラジャーのホックに手をかけ、するするとブラジャーを脱ぎ捨てる。 すっかり露になったエスラスの乳房…その乳首は少々くすんでいたが、十分なピンク色をしており、大きく勃起していた。 「では、リアン様、これを…」 エスラスは己の愛液に濡れた薬の瓶をリアンに手渡す。温かくぬるぬる滑る瓶をリアンはしっかと掴む。 それを見届けたエスラスは…豊かな双丘を己の腕で持って軽く寄せ上げる。たっぷりと腕を食い込ませ、はちきれんばかりの膨らみを盛り上げた乳房の渓谷は、どんな男であってもむしゃぶりつきたくなるであろう。 「さぁ、どうぞ、ご堪能下さい」 男根に突き抜けるような、性欲を裏地に秘めた笑みを浮かべるエスラスに、リアンは襲い掛かるように歩み寄ると、瓶から赤の粘液の残りを乳房の渓谷のどろりと垂らし込む。 やがて怪しいい赤色の湖が、乳房によって作り出された器に満たされ切ると。リアンは、齧り付く勢いで顔を谷間へと埋めた
ねっとりとした液体の中へ口を侵入させたリアンは唇を乳房の皮膚に押し当てると、醜い音をあげながら液体を口に啜り上げる。 「んあっ…あ…」 ぢゅるぢゅると粘つく音を響かせながら、リアンの唇はエスラスの谷間の奥へと侵入してゆく。皮膚をねっとりと嬲る唇の動きが、エスラスの性感を刺激した。 やがて。リアンはエスラスの乳の谷間に顔をどっぷりと埋め、注がれた液体を飲み干した。が、それでも彼は乳房にこびり付いた一滴でも味わいつくさんと、舌を伸ばして舐め上げる。 強引な動きの舌はエスラスの乳をむっちりと押し沈めながら、皮膚をぬちゃぬちゃと前進し、ねばぁっと赤の混じった唾液の糸を引きながら口に収まる。 小さな子供が好物のスープの皿を嘗め回すように、リアンはエスラスの両の乳房を、そして乳房の谷間の胸板を嘗め尽くす。 「んはぁ…リ、リアン様、それほどまで、お気に召して下さいましたか…」 湿った熱い吐息のうわ言を語るエスラスの乳房はすっかりとリアンの唾液にぬらぬらと濡れ、乳首は固く高く、張り詰めて痛いほどに勃起している。 リアンはエスラスに応えることもせず、わき目も振らずに、もはや粘つく赤色は消えうせた乳房を舐め続ける。 エスラスの乳の下側や裏側まで舌は暴力的に皮膚を嬲り、豊かな双丘はそのたびにぶるんぶるんと揺れ動き、乳首があちこち飛び跳ねる。 やがて、唾液に濡れなくなったのは、乳首だけとなった。リアンは一度顔を離して、己の唾液に染まった乳房を荒い息をつきながら、満足そうに視線で嘗め回すと、リアンの乳房に飛び掛った。 「ぁっっ!!」 ぢゅぅぢゅぅと音を立てながら、リアンは勃起した乳首を吸引し、時に歯で、舌で刺激する。濡れ行く乳首はリアンの口内でぶるぶると振るえ、ぐぃぃと伸びきる。 「んむ…んむ…んむ…」 乳飲み子そのままの様で乳房を頬張るリアン。エスラスの性感は更に興奮し、股間の割れ目からは洪水のように愛液がびちょびちょと溢れ出す。 やがて性感は、エスアスの乳腺を交渉し…乳首はリアンの口内でついに、びちゅっ、と乳汁を噴出した。 「ぁはぁぅっ!」 同時に、エスラスは天を向いて眼から欲情の涙を流しながら、乙女のような叫びをあげた。股間の筋肉がびくびくと痙攣し、割れ目からはごぼりと愛液が垂れ流れ、大きな塊となって滴り落ちた。 リアンは口内に出された乳汁を舌の上で十分味わうと、更に求めて吸引を強くする。 「ぁはぁ、ぁっ、ぁっ、ぁっ…!」 ぴちゅぴちゅと乳汁は数度リアンの舌を満足させたが、授乳期にないエスラスの乳はそれ以上の噴出を拒んだ。 その頃になってリアンもエスラスの乳房を堪能しつくし、大きな唾液の雫を乳首に残して、ようやく口を離した。 だが、リアンは満足してはいない。荒く息を付きながら、大きな染みを作ったズボンの上から自らの手で肉棒をさすりながら、エスラスの潤んだ瞳を見据える。 「…早く、次、次の器で、薬、薬を!!」 まるで薬物の禁断症状を彷彿とさせる焦燥ぶりを見せて、リアンは叫ぶ。そこでエスラスは、悪戯っぽい含み笑いを朱色の唇に浮かべながら、からかって語る、 「エスラス様、瓶の中の薬はもう着きましたわ。もうこの辺でお開きにしたほうがよいかと、」 「続けるんだ!!」 エスラスの言葉をぶち壊し、吠えるリアン。呼吸が更に荒く、湿り気を帯びる。 「く、く、薬は、量が多ければ多いほど、い、い、いいものだ、そうだろう、エスラス! も、もう一瓶、もう一瓶だ、もってくれば、い、いい!」 こすこすと己の肉棒を擦る速度も速めながら、明らかにイラついた声で早口に捲くし立てる。エスラスの含み笑いがこのとき、陰惨たる悪女の笑みに変わったが、リアンに判断するだけに理性はもうない。 「リアン様のいうとおりですわ。そう申されるかと思いまして、実はもう一本…」 エスラスは脱ぎ捨てたコートの裏ポケットから、自分の胎内から取り出したものより大きな瓶を取り出した、「ここにあるのです」 リアンの表情が焦燥から、ぱっと明るくなった。ただその明るさは太陽というよりは、凶兆を見せる妖星の瞬きを思わせた。 「な、ならば、は、は、早く注げ、注いでくれ、早く、早く!」 ズボンが擦り切れるのではないか、というほど股間を擦りつけながら、唾を飛ばして叫ぶリアンを、エスラスはふふふ、と嘲笑った。
「それでは、最後の器を…」 エスラスは脱ぎ掛けだったランジェリーのガーターストッキングをそのままに、床に寝転ぶと、両腿を寄せてぎゅっと寄せた。 そして己の陰唇をくぱぁっと開くと、その中に流し込むように瓶から赤い粘液を流し入れる。 「んはぁ…」 膣の襞の間をぬるぬるとすべり、己の中を満たしてゆく生暖かい液体に、エスラスは情欲の喘ぎをもらす。やがて液体は並々と膣を満たしきると、股と股間で出来たくぼみへと溢れ出す。 じめじめとした茂みは赤の粘液に水没し、ちょこちょこと顔を出す陰毛が粘液の動きにゆらゆらと蠢く。 瓶が空になると、股間の器にはたっぷりと赤の水溜りができていた。 「では、リアン様、いつものように…」 怪しく指をうごめかしながら誘うエスラスを見たリアンは、染みの出来たズボンを一気に引き摺り下ろした。 露になる、ひ弱なほどに細い足の間にぶら下がった男根は、足に釣りあわないほど大きく立派で、雄雄しく天を向いて肉欲への涎を溢れだしていた。 リアンは踊りかかるようにして、エスラスに重なる…己の臀部をエスラスの顔の上に、頭を彼女の股間にして。 じゅるじゅると音を立て、陰毛まで唇の端に吸い込みながら、満たされた液体を嚥下してゆくリアン。 それに対してエスラスは、たらたらと顔にカウパーを振り掛ける男性器の陰嚢に、真っ赤な舌を伸ばして、ねっとりと舐めた。 「くぁ…」 怪しく睾丸を弄り転がすエスラスの舌、その淫らに生暖かな湿りと刺激に、リアンは埋めた股間から顔を上げて、思わず吐息を漏らす。 エスラスはうっすらと陰毛に覆われた陰嚢を更に刺激し、そして睾丸に口付けして、少し口の中に吸引する。押し寄せる快楽にびくびくと男根は痙攣し、だらだらとカウパーを垂れ流してエスラスの顔をぬらりと汚す。 初めは優しく撫でるように、徐々に強く睾丸をぶらぶらと動かす程に、エスラスの下は蠢いてゆく。先ほどから滾っていたリアンの肉棒は、尿道を刺激する熱い切なさに襲われる。 しかしリアンは、ぶちまけて快楽を得たい気持ちを敢えて押さえ込む。更なる快楽を享受するためだ。そして自らは、エスラスの股間の器に盛られた液体を飲み干し、更にエスラスの膣内を満たす分へと口をつけ始めた。 柔らかな陰唇の割れ目に舌を乱暴に入れて、入り口を抉じ開けると、まずは味を確かめるようにぴちゃぴちゃと膣内を満たす液体に舌ですくう。 「あぅんっ!」 膣の入り口をねっとりとくすぐる舌に、エスラスの高ぶった性感は敏感に反応する。愛液がどろりと流れ、膣内を満たす妙薬と混ざり合う。 ぴちゃぴちゃと舐めていたリアンは、やがて陰唇に口付けるように唇を合わせると…膣内を満たす妙薬を愛液と共にじゅるじゅるとすすった。 「あ…ぅ…んっ!」 ぴくぴくと下半身が快楽に震える。脊椎を駆け一気に脳髄を貫く、鋭くも粘るような性感の虜になったエスラスは、陰嚢を舐め上げる舌を止めて、喘いだ。 これ以上ないほど紅潮したエスラスの顔は、屈服したメスの従属への満足感が見て取れる、淫猥な笑みに満ちている。 すすり終えたリアンは、しかし残りの一滴まで味わい尽くそうと、膣内へと侵入する。 「ひぃあっ!」 ぞるぞると侵入する太く、湿り、生暖かい舌は、ぐちゅぐちゅと内部でのた打ち回り、膣内の襞にこびり付いた液体を掻き出す。 抜き差しされ、暴力的に内部を這いずり回る舌がもたらす快楽に、涼やかな笑みを浮かべていたエスラスの普段の表情は全く以って崩れ去り、性に目覚めて虜になった少女のような不安のような期待のような表情と化す。 だが、エスラスは与えられる快楽だけに縋り続けはしなかった。荒い呼吸を吐き出す大きく開いた口から舌を伸ばすと、相変わらずカウパーを垂れ流している男根に触れ、己の朱色の唇まで寄せる。 ぽたぽたと咽喉の奥へカウパーを垂らす、滾り、脈打つ男根を、エスラスは被りつくようにして頬張った。 びくっ! リアンが震える。舌を膣の奥深くまで差し入れている彼は、叫ぶことができず、代わりに大量の唾液を舌に伝わせて、陰唇をべったりと濡らした。 エスラスの十分に湿った、温かな口腔の中に入った男根は、己に触れる唇の柔らかな感触だけでも、内部にこみ上げた切なさが爆発しそうになる。 リアンは必死に忍耐にしがみつく様に、無我夢中でエスラスの膣を舐め続ける。それに対抗するように、エスラスもリアンの男根に己の舌を絡みつかせた。
男根をぬるぬるとぬらしたカウパーをすくいとりながら、ねっとりと唾液を塗りつけてゆく、柔らかな舌。 刺激を受けてさらに汚臭を放つカウパーをたらたらと咽喉の奥に流し込む先端を、時折舌先がちろちろと拭う。だがそれは返ってカウパーをあふれ出させ、内部の滾りを憤らせるだけだ。 さらにエスラスは、ほっそりとした指でもって、熱によってだらけた陰嚢に優しく触れ、睾丸を弄び、刺激する。 「んぐぅ…っ!」 膣に舌をいれたままリアンは、思わず咽喉の奥から喘ぎを漏らした。その動作によって舌が膣内でびくびくと暴れる。 「んむぅっ!」 今度叫びを上げるのは、エスラスの方だ。思わぬ刺激によって、彼女の膣はぎゅーっと締められ、リアンの舌を挟む。 彼らそれぞれの刺激に対する反射反応は、連鎖的に彼らの性刺激を高めてゆく。互いはしかし、更なる快楽の為に眼前の快楽を耐え忍び、己の所業を必死に続ける。 まるで、どちらが先に倒れるかを競っているかのように…。 そして遂に、快楽に溺れたのは…リアンであった。 柔らかな唇、妖しい舌の動きによって、彼のこみ上げ続けていた滾りは、遂に爆発した。 脈打つ彼の男根に、皮膚をこそげようとでもするような強い動きの舌がねっとりと大量の唾液を塗りつけながら刺激を与えた、その瞬間。 「んぐんっ!」 びくびくびくっ! 男根が震えたと同時に。エスラスの指に弄ばれていた睾丸が、内部から更に滾りを液体として運び出し―― どびゅびゅびゅるるっ! 尿道の入り口に堪りに堪っていた精液が、瀑布の勢いで一気に下り、先端から噴出された。 口腔を付きぬけ、鼻腔どころか、頭頂にまでをも貫くような酷い青臭さを放ちながら、濃くねっとりとした精液はエスラスの咽喉の奥へと流れ込んで行く。 彼女の唾液と混ざり合いながら、舌の付け根に苦みを残しつつ、食道をずるずると下ってゆく、熱い流れ。 長く続く射精の快楽に、リアンは身体をのけぞらす。縮まった膣から一気に舌が引き抜いたリアンは、天を向いて獣のような叫びをあげた。 その膣内の急激な動きが生む快楽が、エスラスの快楽の砦を突き崩した。 「んむむぅっ…!」 口に男根を含んだまま、エスラスは叫んだ。精液を口腔内に溜め込みながら、頂点に達したエスラスの股間は、天をむくリアンの顔の下で。 ぶしゅしゅしゅっ! 盛大に潮を吹き、己の股間と太ももを汚し染めた。 先にリアンが、ようやく溜め込んだ精液を全て頂点から噴出すと。快楽に筋肉がすっかり弛緩し、エスラスの身体の上に布団のように脱力して、重なった。 彼の顔は潮吹きで濡れきったエスラスの股間に収まり、ねっとりと濡れる。 エスラスもようやく快楽の噴火が収まり、思わず口に溜め込んでいた精液を、ごくりごくりと咽喉を鳴らして飲み込み、リアンの男根にまでこびりついたものまで舌で舐めとった。 その触れたときのリアンの男根の感覚は…未だ固く、熱を持っている。彼の身体は快楽に弛緩したというのに、中心はまだギンギンとその力を誇示していた。 これを確認したエスラスは、男根を口に咥えたまま笑みを浮かべたい気分になった。 (そう…この程度では、この男の一物は収まらない…) そう、彼女はこうなることを予測していた。だがそれは、リアンが絶倫である、ということを意味するのではない。彼女がリアンの男根のみを絶倫にするよう、仕向けたのだから。 彼女が口移しで、乳房の器で、そして膣から与えた赤い粘液は、マリオネットポーション…人の心を操るそれに、エスラスはもう一エッセンス加えていた。それが、性欲と精力を増強させる性質である。 本能から由来する快楽欲は、人間にとっては耐え難いもの。その力を利用して、自分の身体を武器に男であるリアンを虜にしたのだ。 それに、この方法には確かな勝算があったのだ…それは、リアンが自分に気があるということを、前もって認識していたからだ。 というのはエスラスは、偶然リアンが自分の名を唱えながらオナニーする光景を、数年前に目撃しているのだから。
(ふふ…なんて扱いやすい、おバカさんなのかしら) 自分の口に男根を差し入れたまま、荒い息をたてつつも、平和そうに自分の上に重なるリアンに、胸中で嘲笑するエスラス。 そのエスラスはリアンを更に肉欲に漬け込もうと、男根をまた刺激する…即ち、舌先でもって、ちろちろとリアンの頂点、尿道の出口を刺激してやった。 「うっ」 ぴくん、と男根を痙攣させつつ、リアンが呻く。身体は先ほどの快楽への疲労がありつつも、本能は欲に忠実だ。更なる快楽を得ようと、すぐさまリアンの弛緩した筋肉に緊張を呼び覚ました。 エスラスからゆっくりと身を起こすリアン。その動きにつれて、リアンの男根はエスラスの唇に刺激されながら、ずるずると口腔から引き出されてゆく。それは生温かな唾液で十分すぎるほどしめりきっていた。 リアンは床に転がるようにして、荒い息を付きながら、虚空を見つめる。そこへエスラスはすかさず、奸智を組んだ甘い囁きを耳に入れる。 「随分出されましたね…、嬉しいですわ…」 先ほどまで男根を刺激していたのはこの口だと主張するように、ねっとりとした舌なめずりを交えながら語るエスラス。 「ですが、それで満足いただけましたかか? 私の口の感触では、リアン様の一物はまだ、治まってはおられないご様子。 続きを、致しませんか?」 甘い囁きに突き動かされ、リアンは視線を虚空からエスラスに移す…視界に入ったエスラスは、己の潮で濡れた股間の割れ目を見せるように股を開き、妖しい手付きでリアンを誘ってる。 この誘惑にリアンのいきり立った男根が、欲情への飢えを募らせないわけがなかった。 「エスラス…エスラス…」 うわ言を呟きながら、四つ這いでエスラスの美しく、妖しい肢体に近づく。 「エスラス…エスラス…」 完全にエスラスに覆い被さったリアンの視線が、彼女の視線と交わる。するとエスラスは眼を少し細めて、朱色の唇をはっきりと動かしながら、囁いた。 「してください、リアン様」 その小さな呟きが、リアンの理性を一気に吹き飛ばし、野獣のような欲情をむき出しにさせた。 「エスラスッ!」 叫びながら、リアンは狂乱したように己の男根をエスラスの秘所に挿入しようと、先端を押し当てる。だが野獣と化したリアンの本能は精密さなど微塵も残していなかった。 ぐいぐいと陰唇の脇やら、クリトリスの辺りやらに押し当てられる男根。見る見る陰唇はカウパーのルージュによって彩られる。 「あ、はぁぅ、リ、リアン様、そこでは…!」 執拗にクリトリス辺りに押し当てられる男根の熱と粘性に、びくびくとエスラスは身悶える。それでもリアンは錯乱しているのか、クリトリスに男根を押し立て続ける。そして挿入できないのを焦って、更に強く押し当てる。 「り、リアン様、こちら、こちらです…」 挿入されてもいないままに達しそうになるエスラスは、腕を伸ばしてリアンの男根を掴んだ。そして自分の中への入り口へと、ゆっくりと男根を運んでやった。 陰唇の上に到達した、直後。ずぶぶっ、と一気に男根は根元までエスラスの胎内へと侵入した。 「ぁぁぁああああぁぁぁぅぅぅっ!」 一気に嬲られた膣の肉襞が、弾痕の熱と堅さを一気に快楽の電流へと変えてエスラスの神経に伝える。脳髄を焼き焦がすような刺激はエスラスの瞳に情欲の涙を溢れさせ、大口をあけて叫ばせた。 「エスラス、エスラス、エスラス、エスラスゥゥゥゥ!!」 一方リアンは、エスラスのたわわな乳房を両の手でわしづかみにすると、もみ弄繰り回した。十分な弾力のある乳房は大きく手の形に変形し、嵐の風の中の果実のように胸の上でぶるんぶるんと転げまわる。 腰のピストン運動も、恐ろしく激しい。挿入と同時に一気に男根の根元に滾った精の滾りを、いち早くぶちまけんと催促するように、深く刺しては、素早く引き抜く。 「あんあんあんあんあんっ!」 喘ぎまくるエスラスの膣は乙女のようにぎゅーっと引き締まり、男根にくいついて激しすぎるピストン運動に抵抗を生もうとする。だがそれはますますリアンの腰の動きを促す結果となった。 まるで、軟体動物の吸盤のある触手に絡め撮られたようだ…リアンに理性があれば、そう感想を思考したかもしれない。それほどにエスラスの膣は最高の感触であった。 カウパーの染み出る頂点を子宮の入り口に何度もぶつけ、びしょびしょの陰唇にじゅぶじゅぶと淫らな水音を立てさせながら、男根はますます堅く、熱く、太く、膣内で暴れ回る。
「あんあん、いい、いいですわぁ、もっと、もっとリアンさまぁ、もっとぉっ!」 ついにエスラスの奸智の理性は崩れ、純粋に快楽を貪るメスがそこに現れる。火照っり、汗で濡れる彼女の顔の筋肉はとろけ、性を覚え始めた乙女のような表情がそこに浮かんだ。 その表情を眼に入れたリアンは、心が萌え狂い、上半身を倒してエスラスの唇を奪った。 「んぐっ…んむっ…」 侵入してくるリアンの舌を、積極的に迎え入れて刺激しまくるエスラス。下と上、両方の『口』からの快楽が、更に彼女を襲った。 密着し、絡みあいながらも、リアンは大きく腰を振るってエスラスの胎内を味わう。彼女の身体全てを、自分の身体全てで味わいつくさんとするように… そしてエスラスも、リアンにあわせて腰を大きく振るわせ出した。今の彼女の頭の中には、策略への思いは全く失せている。ただただ、この快楽を楽しみたいだけだ。 汗ばんだ二人の皮膚が、互いの体液を混ぜ合わせながら滑りあい、加速した鼓動が猛烈なリズムを生む。そのリズムに突き動かされたように、二人の快楽は上り詰めてゆき… 「で、でるぞ、エスラスゥッ!」 「き、きて、きて、リアン様ぁあぁ!」 二人が絶頂を迎えて、天を揺るがすような吠え声をあげた、その瞬間。 どびゅびゅるびゅるびゅるるりっ! リアンの男根は、口腔内でのとは比べ物にならない程の大きな爆発を起こした。 尿道を大きく押し広げて下る、大量の白濁は、膣の肉襞一つ一つの間にぎっしりと充満してゆくだけにとどまらず、ごぼごぼと接合面からもあふれ出してゆく。 子宮の壁は射精の勢いに大きくたわみ、エスラスは胎内の劇的な快楽に全身を委ねた。 「ひゃあああああぅぅぅぅぅぅんんんっ!」 まるで、初めて乙女がするような、火照ったメスの表情、そして叫びを上げながら、エスラスの意識は一瞬真っ白になった。 リアンといえば、余りの射精量と快楽に、本当に意識を失ってしまったのだが。 ――事を終えたエスラスは、流石に萎えちぢんだ男根を咥えたまま、表情をとろけさせて気絶するリアンの表情を眺め、凄絶な笑みを浮かべた。 「うふふ、カワイくて、そして、バカなコ…」 そう、彼はエスラスの傀儡なのだ。性を餌に買われている、ペットといってもよいほどだ。 これからも彼には役立ってもらわねばならない、自分の野望の為に、そして… 「私の、愉しみの為に…」 朱色の唇をねっとりと嘗め回して、エスラスは虚空に向かって呟いた。
ルエトリの人の作品も、丸く収まったようで(w)、おめでとうございますな限りです。 えー、次回あたり、ルエトリの人の影響やらG2を進行していた関係上、トリアナたんの話かきたくなりますた。 純愛はルエトリの人がやってくれたんで、鬼畜かと。マスダンジョンのあのムービー、えろすぎだ(*´д`*) ところで、マスダンジョンの「マス」が「マスかき」の「マス」に見える俺はもうダメなのかOTZ あと、セイレーンはまだムリ。あったことないしw
丸く収まってたのか?
ここまで読み飛ばした
ホルスたんってどこで見れるだろう?
ごめんあった、ウシのやつね このスレってあんまり人いないのかな? 人がいたらSS書いてみたいけどなぁ
ぜひとも
よく分からないけどエロパロスレって3つあるのかな? 違いはなんだろう
「3つ」って何の事?前スレ含めても2スレだと思うが・・・ ここは俺のようなROMメンバーが密かに多い SS書いてくれるならwktkしながら待つよ ルエxトリもまだ読み終わってないけどw
264 :
はろよん :2006/04/19(水) 18:00:53 ID:xigy7kiu
>260 書こうZE|ゝ`)Σb ROMさん多くても、たま〜にの反応がうれすぃ。下手にレス多いより良いと思われ。 >262 まさか、「エロパロ」「角煮」「なりきり」の三つカテゴリとかだろうか? …すませ、よく分からんw
>>260 悪い、よかったらどこで見れるか教えてくれないだろうか?
2ch初心者で過去ログの見方がわからないんだ…orz
前スレは容量オーバーで落ちたんだったな 保管庫には本スレしか保存されてなかったっけか
>265 >109-111
>>267 ありがとう、でもバッチリ削除されてたよ(ノ∀`)
2ch過去ログ関連サイトで検索したらちゃんと出てきたぞ。 とゆーわけでhtmlであげてみる うぷろだ2号
>>269 どこだろう
うぷろだ2号でググっても出てこないな
ごめんそういう専門用語的なもの詳しくないんだorz
うぷろだ2号でググったのなら、1rkでもググりなさいよねっ!
それでも分からない俺はもうだめかもわからんね
275 :
ルエトリの人 :2006/04/21(金) 11:44:40 ID:en00cQM4
容量上限いくつだっけ…?500k?すでにやばい風味? ようやくネット繋がったけどなぜか会社から不真面目でスイマセン んー次は間空けずにぽんぽんと書きたいが…働き出すと暇がないのぅ
276 :
はろよん :2006/04/21(金) 17:37:13 ID:RKz55+D2
上限500みたい。長文書きすぎたかOTZ 未だ気早いとは思うんだが、次のスレって、「G3」ってなるのかな? すると、うまく続いたとすると…G4、G5…G10とかすか(゜д゜;)w
あれくらい長くなるなら、 今度からhtml化してアプロダにでもUPしたほうが良いかもな。
>GIF9dGsb 半年ROMってろ、とてもじゃないが21以上には見えんぞ
279 :
269 :2006/04/22(土) 00:57:15 ID:w5ne5bNT
>>278 まぁ落ち着いてくれ、もしかしたらそういううp系とは縁遠い純な?21以上なのかもしれぬ
>GIF9dGsb
とりあえずそこそこ長い間ファイルが残るロダだと思うので、今まで出てるヒントを元に
諦めずに探しておくれ。書き込み時間とうp時間照らし合わせれば特定は簡単なはず
文神様やその他の人たちにはちょっと変な流れ作って悪いことした、スマン
>>279 サンクス
22です
もうちょっと探してみますわ
281 :
268 :2006/04/22(土) 18:01:29 ID:qddijump
パスはメル欄でした
283 :
268 :2006/04/22(土) 18:57:19 ID:qddijump
>>281 ありがとう、やっとDLできたよ・゚・(ノД`)ノ・゚・
じゃあこれからホルスたん読んでくる。
ほっしゅ
285 :
子ネタ :2006/05/02(火) 19:35:46 ID:glxodvWp
なんか寂れちゃいました…? 置き逃げするなら今のうち!ε≡ヘ( ・∀・)ノ --------------------------------------------------------------------- 森の中。焚き火を挟んで座る少年と少女。 紺色のボブカットで、ほんの少しつり上がり気味の澄ました目をした少女は、 ストローでオレンジジュースを啜っていた。 それを半分ほど飲み終えると、グラスを少年に差し出す。 「…えっ、何?」 少年はその意味がわからず少々戸惑いながら聞く。 「何…ってキャンプシェアリングよ。 半分あげるって言ってるの。早く取りなさいよね」 少女をイライラしたような口調で、半ば強引に少年へグラスを手渡す。 少年は受取ったグラスをマジマジと眺めながらボソッと小さく呟いた。 「…これってさ。間接キスって奴だよな」 少女はそれを聞いた瞬間は呆けた表情をしていたが、 スグ顔をまるで火がついたような赤に染めた。 「ばっ…バカ!!そんなつもりで渡したんじゃ…って、ああぁッ!!?」 ――ズッ…ズズズズズッ… 少女が呆けてボーっとしている間に少年はジュースを飲み干していたのだった。 ぷはぁ!…っと大きく溜め息をついた後、少年は言う。 「ごちそうs…」 「こん…のっ、バカアァアアァァァ〜ッ!!!」 「モルサァ!!?」 涙目の少女の放った準備時間無視のスマッシュにより、 少年はきりもみ回転しながら視界の彼方へと吹っ飛んで行くのだった… -完-
286 :
はろよん :2006/05/03(水) 09:16:31 ID:lnc43iFb
|ゝ`;)スマヌ、ROMってはいたんだが、ヒマがなくてな…;; ぼちぼちUPりたいと思うんだけどね;;
最近マビノキ知ったけどナオたんって巨乳だよね!素晴らしいよね!
つーかNPCのほとんどが巨乳だしな モリアンが一番デカいと思ってるけど
ノラ・・・
ラビ下級にエラベストの型紙探してきたチャンピオンが 無垢な赤サキュをテイミングするという夢を見た
そのダークナイト版で壮大な長編が↑にあるよ。
角煮スレは逝った・・・このスレは生きて欲しい
誰だよ本スレに良質SS落としといて投げっぱなしなのはw
781 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2006/05/11(木) 19:52:52.60 ID:9ViEVyMH 久方ぶりにログインした若者を待っていたのは、 いつもと雰囲気の違うソウルストリームだった。 「おめでとうございます! あなたは見事アクセサリのプレゼント1000万個目に選ばれました。 記念に、特別なアクセサリを贈呈しますね!」 ナオはそう言って、いつもと同じ外見の指輪を渡したが、 ここではインベントリから詳細を確認できないので嬉しさも半減だろう。 だが、次に続けた言葉を聞いた若者は明らかに表情を変えた。 「この指輪を装備している間は、到底実現できないような 無理な願いを1回だけ叶えられます。覚えておいてくださいね。」 エリンに戻った若者は、早速指輪を装備した後に── まず「ナオを彼女にしたい!」と願った。 しばらく待ってみたが、何も起こる様子はない。 次に「ナオの胸を揉みしだきたい!」と願った。 だがやはり、これも叶うことはなさそうだ。 そして更に「ナオとズコバコしてめちゃくちゃにしたい!」と願った。 果たして、この願いもまったく実現しそうな気配は感じられない。 流石に憤慨した若者は、「この願いがかなわないなら生きていても仕方ない。」 といって熊に特攻して戦闘不能になってしまった。 そして若者を復活させるために舞い降りたナオを問い詰めた。 「言われた通り指輪を装備して願い事をしたのに、 まったく叶う様子がない。あなたは嘘をついたのか?」 「そんなはずはないのですが……どのような願い事をしたのでしょう?」 若者から顛末を聞いたナオは、軽く顔を赤らめながらこう答えた。 「それは、あなたが頑張れば どれも指輪の力を借りずに実現できる願いだったからでしょう。 "実現不可能な願い"なら、思った直後に実現するはずですよ。」 若者はそれを聞いて一瞬ナオの言っている意味が信じられなかった。 「え・・・それって・・・」と言いながら若者がナオを見つめると ナオは急に顔を真っ赤にしてもじもじしながら 「わっ・・・わたしも・・・あなたに・・・その・・・・」と言いよどみ両手で顔を隠してしまった。 若者は言葉を続け「つまり・・・それは指輪の力を借りずに実現できる願いということで きみはokなんだね?」と言うとナオは無言でおずおずとうなずいた。 すると若者は突然ナオに襲い掛かった。 「ちょっ・・・やめっ・・・そ・・・そんな・・・いきなりなんて・・・っっん!!」 ナオはとっさに逃れようとするがすでに身動きが取れず若者のなすがままとなっていた。 そして若者はこう言った。 「これは"実現できる願い"・・・つまりおまえの望みなんだろう? ならこれから"実現不可能な願い"をかなえてもらおう。」 「んっ・・・くふっ・・・んあぁっ・・!はぁ・・・はぁ・・・実現・・不可能な・・・願い・・・んんっ・・って・・・?」 ナオは息も絶え絶えになりながらも若者に問い掛けると 若者は「このままの状態でおまえをマリーの体にもどしてもらおう!」と言い放った。 「え・・・・ちょっと・・・やっ・・・だ、だめぇ・・・いやぁ・・・ひぎぃ!」 疲れた誰か続き頼む
エリンに戻った若者は、早速指輪を装備した後に── まず「ケイティンを彼女にしたい!」と願った。 しばらく待ってみたが、何も起こる様子はない。 次に「スリムなケイティンを彼女にしたい!」と願った。 その時指輪がまばゆい光を放ち── まで読んだ。
彩庵からのコピペだよな? ↑は・・・
(*´Д`)ハァハァ
超イントロSSドン ディリス「ごめんね、ラサ・・・。私もう我慢できないの。貴方のことが好きだから、ほら、ここがこんなになっちゃって・・・」 ラサ「ディリス・・・そこ触られたら私・・・あっ!」 ドン!
緊急回避爆弾B が炸裂した。8回連続で。 まで読んだ
ここがをティンコに脳内変換 フタナリディリスタン(*´Д`)ハァハァ
ディリス「ずっとこうしたかった。ラサって可愛いんだもの。気持ちいい?」 ラサ「気持ちいいけど・・・でもダメよこんなこと・・・。んっ・・・。」 ディリス「下着の上からでも濡れてるのが分かるわ、乳首もこんなに硬くして・・・。好きあってたらいいでしょう?ラサは私のこと嫌い?」 ラサ「あ・・・嫌いじゃないけど・・・でも・・・ひあっ!」 ディリス「すごいヌルヌル・・・。もう指が入っちゃう・・・。すごい柔らかくてあったかくて、でもちょっときつい・・・。くちゅくちゅ音立てて・・・ラサ、エッチね・・・」 ラサ「ああ・・・ふあっ!んっんっ、んあっ!」 ディリス「ふふ、可愛い・・・ラサは感じやすいのね。よく一人でしてるの?私は毎日ラサのこと考えてしてるの。ラサは一人でするとき、私のこと想像したことある?」 ラサ「んっ・・・ふぁ・・・。少しだけ・・・はぁぅ・・・。」 ディリス「ふふ。見て・・・私の指、ラサの愛液こんなにヌルヌルで糸引いて・・・。ちゅ・・・んっ・・・おいしい。ラサも私の指舐めてみて・・・。」 ラサ「ふぐっ・・・ぅむっ・・・はぁっ・・・ちゅぱっ・・・んふっ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」 ディリス「おいしい・・・?よだれまで垂れちゃってるね・・・。ちゅっ・・・ぺロ・・・ふふ、今日はずっと可愛がってあげるね・・・。」
体型変化ポーションって歳取ったら効果が切れるんだから昼12時に切れるんだよな? 深夜0時に切れるならネタになりそうなんだが。
>>306 リログ、キャラセレ、ch移動しない限り(加齢しない限り)効果切れないはず・・・
そして俺の妄想が発動
10歳POTの期限を忘れて1chダンバへch移動
↓
1chに着いたら加齢で元の姿に!
↓
今にも服が破れそうなムチムチボディ(特に胸!)
↓
気づくと目が血走った男達はDK化し彼女を囲んでいる
↓
恐怖と恥かしさに動転し、悲鳴をあげながら鞄を振り回すが
暴れた拍子に胸のボタンが取れそうになり慌てて両手で覆い隠す
↓
持ち主によって振り回されていた鞄はその慣性にしたがい
DK達へと向かっていく・・・一週間分の緊急爆弾と共に・・・
俺は妄想もコメディ物にしかならないようだ・・・orz
309 :
名無しさん@ピンキー :2006/05/30(火) 06:59:54 ID:Xpn41upe
定期age
被験者:ルエリ 臨床開始日:1993/5/20 担当医:モルガント 5/20 13:00 ルエリにダークナイトの鎧と剣を与える 5/21 08:30 血圧・脈拍とも正常値に回復 5/21 17:00 自呼吸確認、呼吸補助器解除 5/21 12:30 脳波正常値に回復 23:15 意識回復 5/22 17:30 状態良好、食欲あり 5/23 08:30 食欲旺盛 13:20 トリアナとの会話中、脳波に周期的な異常発見 19:00 小康状態持続 5/24 08:30 食欲旺盛 17:00 性欲旺盛 5/25 08:30 性欲旺盛 性欲旺盛 性欲旺盛 性欲旺盛 性欲旺盛
トリアナマダーチンチン
サキュバスにマリオネットポーションを飲ませたい
サキュバスにわざと負けて騎乗位でエサにされたい
こちらスネーク、エロい妄想が頭を駆け巡り性欲を持て余す。 しかし、それを文章にするだけの力がない…おまけにヒロインとその相手の名前すら浮かばない有様だ。 大佐、指示をくれ!
スネーク落ちつけ。 必ずしもキャラに名前をつける必要はない。 逆に読者が無名のキャラに自分を置き換えて感情移入することもあるのだ。 後はやれるだけやってみろ。健闘を祈る。
そうは言うがな、大佐…この妄想を文章にぶちまける上で2人の名前があった方が書き易いんだ。 ついでに、長くないし特殊性癖が混ざるからそれでも良いというのか!?大佐ぁ!
317 :
名無しさん@ピンキー :2006/06/06(火) 08:54:43 ID:CrQm2jyb
お前も難儀な奴だな 「男ならやってやれだ!」って言葉を知らんのか
ラビダンジョンに行く冒険者も減ってるだろうから さっきゅんも飢えています 冒険者を殺したりでもしたら自分がヤバいので大事に扱います
さっきマビ始めてから1年以上たってようやくサッキュンまでたどり着けましたハァハァ
ラビ上のサッキュンなんてかなり飢えてそうだな 自爆骨やら鉄骨に加えてレア無しのお陰でまともに辿り着けそうなのは極一部だろうし
一方、人間は倒すもの・殺すものとしてのみ認識していたバンシーたんは、 サキュバスでもない自分に好意を向ける人間が少なからず存在することに戸惑っていた。 悩んだ末、彼女は魔族の中でも人間の男と接点の多いさっきゅんに相談してみることに。 …しかしさっきゅんに間違った知識ばかり教え込まれる。
1人でラビ上級無制限のボスまで行ったけど、 ブラックとレッドサキュバスでさえ通常の10倍以上強くて何度も犯された。
>>何度も犯された。 これだけでご飯3杯はいけた
324 :
名無しさん@ピンキー :2006/06/07(水) 22:09:48 ID:GRGn8mCc
前スレ見てみたんだけどもう見れないの?
ラビ上級のサキュたんは壁際でウィンドミル開脚して挿入させてくる。 何回もハメられて逝った。
>>325 どうもありがとう。ちょっと調べてきます
>>322 きっとお前さんが来るまで誰も来なくて
やっと来た男だからさっきゅん達も気合入れまくってたんだな
ハァハァ
ま
330 :
名無しさん@ピンキー :2006/06/15(木) 02:28:06 ID:HsUuHUVB
ぶし
っ
でも・・・
あなたにだったら・・・
私のサーターアンダーギー・・・
ホルスたんとやらはもう見れませんか?
よーし、保守するぜ
彼は喉元を見るともなしに見ていた。 戦の女神――だかなんだか――という触れ込みの女の喉首は、生身の肉があるかのごとく 一呼吸ごとに動き、上下し、雪のような皮膚があらぬ力の偏光を受けて、ほんのりと青白い 光彩をにじませていた。 「・・あの?」 ナオは不思議そうだ。自分の顔に何かついているのかとでも言いたげに小首をかしげる。 小首を傾げる! その、およそ偶像らしくない挙動に何の意味があるのだろう。いくら人の形を模してみせるのが 五年で九割が打ち果てると言われる彼ら冒険者の勇気を鼓舞し、あるかなきかの信仰心を ふいごで火を起こすがごとく掻き立て、奮い起こすとはいえ、そこまでの精密さが本当に必要なのか。 ナオはもう一度彼の名前を呼び、視線を忍耐強く絡ませくる。 そのナオの瞳の形。生まれたばかりの動物にしか許されないほどの大きな瞳。 自分の名前をそっと呼ぶナオの唇。小さく、従順そうでいて、血のような色。 指先でつつけば今にも赤い液体が染み出てきそうな柔肉のはざまに、 舌が踊るのすら見てとれた。 舌があるのなら、声帯もあるだろう。人間の声はそうやって出すものだ。 もちろん唾液も分泌するはずだ。あの舌が、暗く熟れた果実のように てらりとしたのは、そういうことなのだ。 背骨にむずがゆい衝動が走った。 ――あの口に。
「どこか具合でも悪いんですか?」 「ああ、いや――」 「やだ、いきなり私が転移なんてしたから?」 どこかに打っちゃったのかしら、ごめんなさい、それとも時空軸が、と、いきなり饒舌になったナオは それだけ見ていると、どこにでもいるふつうの娘のようだった。 「大丈夫です、だいじょう……う、ぐ」 我ながら下手な芝居だと思ったが、ナオは慌ててしまったようだった。 ナオは初めてそれに気づいたというように、手に持つものを凝視した。その杖を振り下ろす。 彼をとりまく風の流れが明らかに変わる。光に形があるわけもなかったが、 柔らかな何かが肺腑の奥まで満たしていくのがはっきりと分かった。 そのまま眠ってしまいそうになるまぶたの裏に、ナオの銀髪の残像が明滅する。 耳のうえでふたつにくくられた髪が、大きな胸の上でせき止められてもつれ、 軽やかに光を跳ね散らかしている。 つややかな髪を脇にはね退けて、糖蜜のような肌が危なげに盛り上がる。 それを薄編みの黒のレースが包んではいるが、引き伸ばされてはち切れんばかりだ。 その情景が、記憶だけでもこれだけの衝動を引き起こすナオの肢体が、 彼を奇妙に覚醒させたままでいた。 それでも呻いて体を折る彼に、ナオは壊れたおもちゃのように杖を振り回した。 「あたま……が……」 「あ、あたま? 頭が痛いの?」 「割れそう……見て……後ろに……なんか……ついて……」 ナオは困ったようだった。その場に浮遊を続けたままだ。 「後ろを向いてください、そのままじゃ……もうすこし、ここからじゃ見えません、もう少し!」 「……っつぅ! ああ、痛!」 「……まさか、私の力が通用しないほどの存在なんて」 ナオの顔は悲痛を通り越していた。ぶつぶつとそんな、だの、まさか、といった呟きを繰り返していたが、 決断は早かった。 「待っていてください、二分……いいえ、一分でそちらに参ります!」 ナオをとりまく光のヴェールは、ナオの姿をツィスト状に駆け巡ると、早々に消えてしまった。 そろそろ一分と十秒を過ぎる。 彼は懐中時計を見つめていた。さきほどから彼のすぐ隣の空間に、光が青白く、黄色く、 あるいは溶け合いながら、光虫のように集まっては霧散するのを繰り返していた。 十一、十二、十三。 正体不明の光が、急にトーンを落とした。というより、中からいきなり、黒い人影が生じた。 一分と十五秒。 空中から放り出された形の彼女は、軽くたたらを踏みながらも、まっすぐに彼のもとへと走りよる。 「大丈夫ですか――きゃ!?」 「うん、もう大丈夫みたいだ。せっかく来てもらったところ、悪いんだけどね」 「そ、そうですか、よかった……あの、手、痛いです」 ナオの細い手首。握った感触は本物だ。 彼はごめん、と微笑んで、それから大げさに驚き、さりげなくもう片方の腕をつかんだ。 「痛い、んだ。女神なのに」 「ええ、今の私は本体ごと"飛んで"きましたから……」 「すごい、本物みたいだ」 「みたい、じゃありませんよ。本物です」 「へえ、じゃあ体を持ってるの? 人間みたいに?」 「だから」 ナオはちょっと苛立しそうに、胸を張ってみせた。 「みたい、じゃありませんよ。今のわたしは、人間と同じです。 だから、みなさんと同じように扱ってくださいね。叩いたり蹴ったり、魔法で焼いたりしたら、 死んじゃうんですからっ」 「そうなんだ!」 彼は面白そうに笑ってみせた。それから、すっきりと何かが抜け落ちた顔で、 「それは約束できないなあ」 呟いた。 「――え」 彼はもう笑ってなどいなかった。ただ正面からナオの瞳と、その中に移る自分の顔を見ていた。 「捕まえた」
強引に地面に押し倒し、両腕を太ももとふくらはぎに挟んで微塵も動かないように固定すると、 彼はズボンのボタンを外した。あらかじめ解いておいたベルトが自重に従って滑り落ちる。 ここまでで一秒とかかっていない。 「――一分と十五秒。ナオは転移にそれだけかかる。そうだね?」 返事はなかった。代わりに呪文の端くれを口ずさもうとしたので、下着ごと下半身を押し付けて窒息させた。 「その間なら、どこにでもいる、ただの女の子だ。だったらね、ナオ」 苦しそうに息を継ぐ隙を狙って、下着の隙間から苦労して陰茎を取り出すと、唇に無理やり押し当てた。 「今から一分と十五秒、犯してあげる」 ナオは顔を引きつらせて、歯を食いしばった。鼻をつまんでみたが無駄だった。 いやいやをするように首を振り、彼の熱量を受け入れようとはしない。それでもしつこく唇に こすりつけながら、両手をひねって、後ろ手にナオの乳房をまさぐる。 とにかくもう、むちゃくちゃだった。脱がしもせずに襟から手を入れ、生の肌に掌を重ねる。 大きなその胸は、しっとりと、濡れたように手に吸い付いた。 持ち重りのする丸みの頂に、小ぶりの突起を探り当てると、かまわず指で押しつぶした。 粘土から豆をちぎり出すようにこすり合わせ、こね、横からはじく。 「やぁっ、やめてくださ……やめて! おねが……んぅ、ぐ、んむうぅぅ!」 ナオがこちらに呼びかけたのを好機、わずかな隙間にねじ込むようにして、彼は自身の侵入を果たす。 「ナオ、ナオ……すごいよ、気持ちいい」 「んーっ! んくっ、んぅうー!」 ナオは苦しげに呻いた。喉を深刻に詰まらせているようだったが、かまわず彼は柔らかいところ、奥のほうにすり寄せていった。 「ぐっ、うぅ、うぅぅ!」 吐露。爆発。欲望の開放。 彼の考えていることはこれひとつのみだった。そのために全神経を集中し、口蓋を思う様かき回している。 ナオの口はそもそもが小さいのか、上も下も柔らかかった。不思議と歯に当たる感触はない。 ナオは湖面のような瞳いっぱいに混乱と恐怖をたたえて、透明な流れが頬を伝うに任せている。 しゃくりあげたくても、えずきたくても、口腔は恐ろしいもので蹂躙され、嬲られている。 「だいじょぶだよ、ナオ、たかだか、一分そこらの窒息で、人は、……死んだりしなっ、からっ」 彼はぎこちないストロークで最奥まで突き入れた。ほとんど抜けるところまで勢いよく引き、侵入角もろくに 合わせず、押し込み入れる。うわあごよりも、舌の柔らかいところに陰茎の柔らかいところが当たるよう、 下へ下へと懸命に突いた。 ぐぷっ……ぬぬぅ……ぬちっ……ちゅぷっ…… 時間はまさに、濡れたひだを少しずつ犯すように、ゆっくりと進んでいった。 懐中時計の針が巡る。一分が経過する。 「ははっ……さすがに……一分じゃ……無理みたいだ……っ」 もっと突き入れていたい衝動を猛然と押さえつけて、彼はナオの上から降りた。 両手に掌を重ねて押さえつけ、酸素を求めてあえぐ彼女の唇をキスでふさいだ。 暴れる腕を片手一本でまとめて頭上に縫いつけ、開いた手をナオの服のスリットに潜り込ませる。 「こっちは? こっちも人間と同じなんだろ? なあ、ナオ!」 「うぅ……ぐ、くふ、けほけほけほっ! うぐぁ、あ、ぃや……っ」 ナオは必死に腰をずらして、彼の手から逃れようとした。真っ白い素晴らしい太ももが 乱れた服からぱっくりと現れ、なまめかしく動くので、ほとんど逆効果にしかなっていない。 下着らしきものに指をかけ、腰骨をたどっていくと、そこだけ密に発毛している割れ目があった。 布が一番厚くなっているところに指先が入ってしまうと、あとは簡単だった。 そこはねっとりと体液をたたえて、熱くたぎっていた。濡れている―― 「あ、はは――何が女神……! 知らない男の指ィくわえて、べとべとにして? ふざけんなよ、このっ、売女……!」 自分でも何をそんなに喚いているのか分からなかった。 ただわけのわからない衝動が胸につかえて、苦しかった。
彼の指はあっけなく襞の中央に潜り込んだ。 「ふ――あ、あふっ、ぁ――ふっ、ふぁっ、っあぁ!」 そして今まで息も絶え絶えだった彼女の口から、明らかにこれまでとは異質のため息が漏れる。 その呼吸ははっきりと湿度と温度が溶け出しており、せつなく、甘かった。 「くふゥん――ふ、うぅ、ぅー……っあ、あくっ……ああぁんっ!」 彼女のとろけきった嬌声を聞くにつれ、彼は急速に理解した。 こちらを頼り切ったような声色に、ただひたすら興奮して、 「――好き、だったんだ! ここに連れてこられたときから! なのになんだよ! 俺じゃ手が届かないのかと思ったから、だから剣だって魔法だって鍛えて、 戦わなくて済むなら俺だってそうしたかったのに! ナオに会えればそれで、充分だと思ってたのに――」 なんだよ、ともう一度彼は呟いて、かたわらの懐中時計にふと目をやった。 針はとうに十五秒を過ぎていて、そろそろ二分になろうかという頃合だった。 「くそっ――消えろよ、どこにでも……」 彼はナオから指を引き抜いた。んぅ、と、鼻にかかった声のほうは見ないようにして、身を起こした。 ナオは身じろぎもせず、そこに横たわっている。 「なんだよ、なんで帰らないんだよ……」 たっぷりと五秒を待って、彼は、未練がましいのを恥じながら、振り向いた。 ナオはよろよろと立ち上がり、今しも杖を掲げてまじないをつむごうとしているところだった。 「……昔いまし、今いまし、天つ空へまします神よ……」 それだけで充分だった。 彼は予備動作なしにナオへ接近すると、後ろから組み付いた。 ナオの抵抗は淡白なものだった。あっさりと杖をもぎとられると、へなへなと床にくず折れる。 「この杖がなきゃ、ナオは帰れない――のかな?」 彼はその、ただの木の枝にしか見えないものをなるだけ遠くに投げ捨てた。 そしてナオの体を組み伏せる。 みつばちのような形のウェストからヒップにかけてが、もとは奥ゆかしかったはずの深いスリットを すべて割り広げていた。その曲線の美しさに目を奪われながら、膨れきって痛いほどの陰茎の先を、 今度こそ彼女の体のいちばん柔らかいところに、ひたり、と押し当てた。
おしまい。
ちょwwww 生殺しwwww
mabinogi板から来たが こんなキモいこと考えてる奴等がゲーム内に居ると思うとゾッとするな
ファンアート見て来い
半角板から来たが こんなうぶなこと考えてる奴等がエロパロ板に来ると思うとジュン(濡)とするな
とてもよいことだ
間違えて前スレ保存したファイル消してしまったんだが・・・ 誰かもう一度頼んますorz
前スレ655-661のフレッタのはもう見れませんか?
休日出勤と夜勤明けの所為で今確認。
ちょ・・・
>>353 DLできなす
期待上げ
帰ってきてからでもいいならうpしようか
22:00くらいになると思うけども
ロダは
>>352 でおk?
おk
前スレ・・・
お礼と言っては何だが、ネタ考えたら投下してもいいか? 文盲レベルに駄作かもだが・・・・
>>362 投下したいからそんなこと聞くんだろう?
何か思いつきそうだからそんなこと聞くんだろう?
何もする気が無いなら黙ってる筈だろう?
なら答えは一つだ。ヤッテシマエ
>>361 欲しかったけど流れた? うpしたらまずかった?
それだけじゃ言いたいことが分からん罠
>>362 許可取るようなことじゃないと思うが
投下してくれるならわくわくして待つ
>>364 同人誌かCG詰め合わせ辺りを期待して落としたが
開いてみたら前スレでガッカリ・・・
で、
>>361 の書き込みと予想
前スレは確かに秀作揃いだったけど、確かにそろそろ新しいのも見たいな。
と言う訳で、俺も
>>362 に期待。
誰も君を止める権限なんて持ってない。思う存分ぶちまけてくれ。
シェナンとかいうNPCもよさげなだ
2ヶ月前のことです。 少し腕前に自身がついた私は一人でアルビ下級ダンジョンへ挑んでみる事にしました。 途中までは順調でしたが、ボスの大蜘蛛に苦戦しかなりの負傷を負ってしまったんです。 POTも包帯も使い切った私はディリス先生に治療を受ける為ヒーラーの家に向かいました。 「御生憎様〜ディリスは買出しで居ないわよ!また今度来なさいトレボ・・・あら御免なさいお客様だったのね」 そこにはディリス先生の姿は無く、留守番のラサ先生が机に足を投げ出して読書をしていました。 仕方が無いので自分で応急治療を済ませてしまおうと包帯を買おうとしたんですが 「だめだめ、こんな大怪我を放っておけないわよ。それに可愛い顔に傷でも残ったらどうするの!」 ラサ先生には聞き入れて貰えず「特別に治療してあげる」と奥の部屋と連れて行かれました。 「はい、これを飲んで」棚の奥からラサ先生が持ってきたのは「回復速度増加POT(イ」と書かれたPOT ラベルの右端が千切られているのが気になりましたが、ラサ先生の押しに負けて飲んでしまいました。
飲んだ直後から全身の血流が早くなり力が戻って来るのを感じ、疲労感が和らいで行くのがわかりました。 ですが、それと同時に全身が火照って来るような熱さと頭がぼぉ〜としてくる感覚もありました。 「魔法学生服もボロボロじゃない、ノラに修理させとくから取り合えずこれ着てて」 服の事は関係ないはずですが、ラサ先生の言われるがままに服も下着も脱ぎ薄手のローブに着替えました。 全身の感覚が麻痺しているような状態だったにも拘らず、ローブから漂ってくるハーブのにおいと ディリス先生の香りを感じ体の中が熱くなるような感じに襲われました。 「じゃあ治療するから診察台の上に乗って」 診察台に仰向けに寝かされた私はさっきのPOTを全身塗られてマッサージを受けました。 「体もまだ小さいし童顔なのに・・・うふふ」ラサ先生のマッサージはいつの間にか股間が重点的になっていました。 秘部の周りを指でなぞりながら「ここ・・・まだ初めてなのかな〜」と艶っぽい声が耳元で囁き 答えようとした私の口をラサ先生は自分の唇で塞ぎそのまま舌を絡めて来ました。 「んっんっ・・・んんんうっ・・・」お互いの舌が絡まり合う音だけが室内に響いていました。
う〜ん、所詮理系の俺では文章が下手過ぎる上に纏まってない 駄目駄目ですな俺 もうちょっと修行してから続きでも作ります。 ノシ
生殺し再び…!
下手でもいいんだ! 最後まで書き切ってくれ…。
373 :
名無しさん@ピンキー :2006/07/30(日) 16:41:05 ID:BSlv1B6E
_____ /−、 −、 \ / | ・|・ | 、 \ / / `-●−′ \ ヽ |. ── | ── | | おいらをどこかのスレに送って! | ── | ── | l お別れの時にはお土産を持たせてね! ヽ (__|____ / /____ \ / / . /\ 現在の所持品 / l━━(t)━━━━┥_/ / 叔母風呂の1.04バッチ /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\/| | かわいがって下さい | / |_______________|/
イビーとカムガンのを投下します。え?需要ない?私が好きだからいいのです。 妄想で99%が構成されています。ショーンの存在はほとんど抹消されています。仕様です。あんな看板の裏にあんなこと書くストーカーいりません。 すみません。 エロ小説初めてなので出来が悪い・・かもしれません。わかりにくかったらごめんなさい。 エロ小説なくせに何か普通ラブ系の香りがするかも・・。
「ん・・さむい・・。」 星空の下で、白い息を、少しだけ吐き出しながら、呟いた。 バンホールを見渡せる崖の上でピンク色のワンピースを着たその少女は座って、星空を眺めていた。 「・・はぁ・・・。」 また一つ息を吐く。口から出た息が白くなって、またうっすら夜空に消えていく。 この時間は、冒険者もほとんどおらず、住人も寝静まっているため、ほとんど無人だった。 そんな中で、その少女は、ただただ、ぽつんと座っていた。 「イビー・・なんか変・・。」 その少女──イビーは自分の小振りな胸に手を当てて、ぽつりと呟やいた。 「カムガンおにいちゃん・・。」 そして、一人の少年の名前を口にした。 毎日のように話をしてくれたり、悩みを聞いてくれたりする、神聖、という表現が本当に合うその少年。 その雰囲気や、物事に考え方、綺麗な容姿に、綺麗な声に。 カムガンにイビーが魅かれていくのに時間はそこまでかからなかった。 「・・・カムガンおにいちゃぁん・・。」 胸がつきつきと痛む。あの人は、私のことをどう想っているんだろう。 あの空みたいな人はいったい何を考えてるんだろう。なんでそれがわからないんだろう。 想えば想うほど、イビーは胸が痛くなった。 「・・・ん・・っ・・。」 どうすれば痛くなくなるのかな、と考える前に、体が方法を知っていた感じだった。 そっとその小さな膨らみを、自分で揉んだり、動かしたりする。 「ぅ・・ん・・カムガンおにいちゃ・・ん・・・。」 何度も何度も、自分の手をその人の手だと思いながら、胸をゆっくりゆっくり揉んでいく。 「・・はぁ・・っ・・、ぁん・・」 空いてるほうの手を、そっと、ワンピースのスカートの中にいれて、下着の上から、その割れ目に指を這わせる。 「ん・・ぁっ・・はぅっ・・おにいちゃん・・。」 体をぴく、ぴくとさせながら、何度も何度も指をなぞらせて、何度も何度も胸を揉んでいった。 「ん・・ぅぅ・・ぁ・・きもち・・いいよぉ・・。」 だんだんと体が火照って、頭がぼーっとしていって、頭のほうに熱い気持ちもこみ上げてくる。 「・・・イビー・・?そこにいるんですか・・?」 その時。声がした。綺麗な声が。 「・・ぇ・・?おにい・・ちゃん・・・?」 驚きながら、慌てて手をスカートから出して、その声が聞こえた暗がりのほうを見る。 「・・イビー・・。どうしたんですか。こんな時間に・・・。」 「カムガンおにいちゃん・・。」 その暗がりの中から、司祭の服を着た少年──カムガンが出てきた。
「・・こんな時間にそんな薄着で・・。病気が悪化しますよ・・?イビー。」 「・・カムガンおにいちゃん・・。」 あんまり聞こえてなかった。 ただイビーには、カムガンがそこにいる、という事で頭がいっぱいで、気持ちも体も火照ったままだった。 「ほら・・これ、羽織ってください。少しでも体を暖かくするんですよ・・。」 す、っとカムガンが司祭のローブを脱ぎ、イビーに羽織らせた。 「・・ぁ・・おにいちゃんの・・ふく・・。」 ばふっ、とそのローブを羽織ったときに出た空気に、カムガンの匂いを感じて、イビーはもっと体が火照っていくのを感じた。 「・・少し私が寒いかもしれません・・。」 ローブを脱いで、薄い生地の真っ白な服だけになったカムガンが身を震わせながら言った。 「・・・わたしは、あったかい・・・。」 イビーはカムガンにかぶせられたローブを抱きしめて、匂いを感じるようにしていた。もう、頭の中がほとんど真っ白になっていた。 「・・イビー・・顔真っ赤じゃないですか・・。熱が上がってるかもしれません・・。すぐに家に戻りましょう・・・。」 カムガンは座って心配そうな顔でイビーの顔を覗きこみながら、イビーに手を差し伸べた。 「カムガンおにいちゃん・・っ!」 近くにあったカムガンの首に両手を回し、カムガンに飛びついた。 「わ・・っ?!」 急なことでカムガンはバランスが取れず、そのまま押し倒されるような形になった。 「イビー・・・!?いったいどうしたんですか・・・・ん・・っ!?」 カムガンが驚いてる暇もなく、イビーは自分の唇でカムガンの唇をふさいでいた。 「・・・ん・・。」 そのまま、イビーは動かなかった。カムガンも、あまりの突然の事で、体が硬直していた。 「・・ぷは・・。カムガンおにいちゃん・・イビー・・おにいちゃんのこと・・好き・・。」 先に口を離したのはイビーだった。 「・・イビー・・・。」 突然の事で驚いてたが、いつもの雰囲気をすぐに取り戻しながら、カムガンはイビーを見つめた。 「おにいちゃんは・・イビーのこと・・好き・・?一人の女の子として、好き、って思ってくれてる・・?」 顔を赤くしたまま、イビーはカムガンの事をじっと見つめた。 「・・・・変な事を聞くんですね、イビーも・・。」 うっすらと、いつもの優しい笑顔を見せながら。 「どうして、私が毎日イビーのところに行くのか・・。イビーは考えてくれませんでしたか?」 ほんの少しだけ、悲しい眼をしながら言った。 「おにいちゃん・・じゃあ・・。」 「ええ・・。私も、イビーのこと、好きですよ・・。もちろん、一人の女性として・・です。」 イビーの体を支えながら、カムガンは身を起こして、そして、そっと、イビーの唇に自分のを触れさせた。 「・・・ん・・っ・・・・。」 そして、またそっと唇を離す。 「ふふ・・。驚きですよ・・。いつか私から気持ちを明かそうと思ってたのに・・まさかイビーから・・しかもこんな風に伝えられてしまうなんてね・・。」 優しい笑顔。 でも、イビーは、自分が満足しきってない事がわかっていた。 「はぁ・・はぁ・・おにいちゃん・・イビー・・イビーね・・。」 体がさっきよりもっともっと火照っている。頭がさっきよりもっともっとカムガンをほしがってる。 「イビー・・?どうしたんですか・・?」 カムガンがまた心配そうな顔をして、おでこに手を当てようと手を伸ばしてくる。 イビーは、その手をとって、そっと自分の胸にあてさせた。 「っ・・!?イビー・・・。」 「・・おにいちゃん・・イビー・・もっと・・もっとおにいちゃんが欲しいよぉ・・。」 ここで切ったらまた生殺しでつか? でも今は眠いのでここまでにして寝まつ
ここは生殺しの多いインターネッツですね
続きまだー?
379 :
362 :2006/08/06(日) 21:12:24 ID:ShTZkzQY
俺には友達はいません。 あるのは欲望と変態的趣味だけです。 そんな俺が女神様のお眼鏡に適い、エリンを救う旅に出ようとは。 「それでは、これを持って行きなさい」 俺の最初の大冒険はロケットを貰うことだった。 その前にもオオカミに襲われたり、雪だるまの下敷きになったり…… そんな俺の旅は未だティルコ周辺オンリー。白オオカミすら倒せない貧弱野郎だ。 ドルイドのタルラークさんから貰ったロケット。 アルビDに落とすとタルラークさんになれるらしいが。 最初に言ったように、俺には友達も頼れる仲間もいない。 ああ、なんで三人でないといけないかなぁ……。 仕方ない。看板でも立ててみるか。 【エリン救いたいです。仲間募集 1/3】 一日待ったけど誰も来なかった。 むしろ避けられていた気がする。 「……かわいそうに」 タルラークさんに相談したところ、そんなことを言われた。 俺を哀れんだらしいタルラークさんは、血反吐を吐きながら魔法を唱えてくれた。 これで一人でも入れるようになったらしい。 だったら最初から……いや、よそう。 アルビDに着いた。 さっそくロケットを落とす。 お馴染みの暗転。でもいつもより少し長い。
380 :
362 :2006/08/06(日) 21:13:19 ID:ShTZkzQY
「この学校はダンジョンに行く授業もあるのか? 女の子をダンジョンへ一人で行かせる先生がいるとはねぇ……」 誰? 俺の目の前に、町で見かけたら思わず目を逸らしたくなるような、そんな赤毛の兄ちゃんが居た。 「もう、レイナルド先生のことそんな風に言っちゃダメ! 考えがあってのことなんだからっ!」 やや視線を下げた先には、赤毛の兄ちゃんを諌める幼女が。 幼女が。 が──! その時、身体の奥底で言い知れない波動が生まれるのを俺は確かに感じた。 例えるならば、空を翔る一筋の流れ星の様な自分の世界を持ってしまった男の感情。 そんな感じだ。 「まったく…女の子は若い男の先生に弱いからなぁ…」 違うだろアンタ。アンタこそ、若い女の先生とかに弱いだろ? 俺は若い女の子に弱い。 そして、今目の前にいる幼女は俺のストライクゾーンを裏側から抉る様な威力を秘めていた。 「もうっ、ルエリはいちいち……って、タルラーク? いつもだったら何かフォローとか入れるのに」 そうだそうだ。タルラークさんならこういう時すぱっとフォローを……。 タルラーク? 「どうしたのよ、タルラーク?」 まっすぐこちらへと言葉を投げかける幼女の視線を追い、後ろを見るも誰も居ない。 顔を戻しても、やはり同じように幼女の視線は俺へと向いている。 まさか? ばっと体を見回す。ついでに顔もペタペタ。 「?!」
381 :
362 :2006/08/06(日) 21:15:01 ID:ShTZkzQY
やっぱり思ったとおりだった。 俺の体は、どうやらタルラークさんになってしまったらしい。 そう言えば、ロケットを渡された時にそんなようなことを言われたような……。 「ねぇ、本当にどうかしちゃったの? なんだか様子がおかしいけど…」 そうか。タルラークさんには俺が入っているけれど、他の二人には誰も入っていないんだな。 これも魔法の影響…俺の交友関係の悲惨さの結果か。 どうしよう。とりあえずタルラークさんっぽいことを言わないと。 「い、いえ、何でもないですよ。おそらくダンジョンに入らせるのは、仲間を探す方法を教えるためだったのでしょう……」 そうレイナルドさんが言ってたような気がしなくも無い。 適当に聞いていたのが悔やまれる。 「そっかー。でも大丈夫、ティルコネイル出身者は男も女もみんな強いから!」 なんとか取り繕うことができた。 それにしても、笑う顔も可愛いなぁもう! タルラークさんってば、ドルイドは〜とか言いながら、こんな可愛い子と旅していたなんて。 今度からタルラーク改め、ペドラークとしよう。 「ハハッ、マリーを見ていると、そんな気がするよ。んじゃま、行ってみようか」 マリーというのか。名前もかわええなぁ。 赤毛の兄ちゃんの名前が何かなんてことはどうでもよかった。 聞いたような気もするけど心底どうでもよかった。 マリーと赤毛野郎はダンジョンの奥へと進んでいった。 この時すでに、俺の中はマリーのことでイッパイだった。 この先でマリーに何かいたずらができるチャンスが来るかもしれない。 そんな期待を胸に、マリーと逸れぬよう俺は足を速めた。
382 :
362 :2006/08/06(日) 21:20:16 ID:ShTZkzQY
本当にすいません文盲で。 夏休みは泊りがけが多いんで書く暇がなく。 こんな遅くなりました。 まだエロシーンも書き途中ですが、成功したらRPシリーズになるかと。 続きはもう少し掛かりそうですが気長に待ってください
たのしみだー! がんばっれくださいw
こう言っちゃなんだが、完成したものが見たいんだッ! 俺のこのいきり立った愚息を鎮めるネタをッ!
そういったものは自分で考えるんだ 俺なんか脳内でメインストリームを再構築したぜ
妄想しすぎてネタが一周してきた。
NPCの2次絵の下半身部分実装マダー?
質問スレからきますた
久々に来たら2スレ目まで出来てたのな 序盤のほうのサッキュンネタ2種が激しくツボった(*´Д`*) レイプはいいなぁ 純愛もいいなあ 続編あるみたいなこと作者さん言ってるが、流石にもうここにいないだろうか…
ホルスたんとやらはもう見れませんか?
>>390 上の方で何回も同じ質問がされているので、
過去スレをUPしてくれてる人がいます。そこからDLしましょう。
それらが全部落ちてた場合は誰かがUPしてくれるのを待ちましょう(´・ω・`)
まとめスレでもできれば良いんだけどね。
でも、今だに2スレしかないし何より過疎ってるからなぁ…
>>391 したらばの普通のSSスレも過疎ってるしねぇ
って書こうとしたらリレーの人がktkr
唐突に
>>109 の前スレログうp
2MB 星を見る人
up34114.zip
空気読まずに文章下手な俺が爆弾投下だぜヒャッホー 雨が降っている。 激しい雨が体に当たって痛い。 何時間この場で泣いているのだろう、自分でもわからない。 どうしてこんなことになってしまったのだろう。 私の名前はマジョリカという。エリンに降り立ってまだあまり時が経っていない。 今から3年前のベルテンのある日の晩のことだった。 ティルコネイル南の平原で、オオカミに噛みつかれて気を失っていたところを、 通りすがったおねーさんに助けられた。白と濃紺のコントラストが綺麗な NYMウエストテイラーウェアに身を包んだやさしそうなそのおねーさんは、 私に包帯を巻いてくれて、さらにヒールまでして手当をしてくれた。 いきなりの優しさに私は感動しきりで周りが見えていなかった。 いつのまにか湧いて出ていた巨大な白オオカミにターゲットにされていたようで 、私はいきなりスマッシュを食らってしまったのだった。 幸せな気分に浸っていたので、スキルを発動する暇もなく、 せっかく治療してもらったにも関わらず一気にデッドリーになってしまった。 とどめといわんばかりに巨大白オオカミが私めがけて走ってきたその瞬間。 おねーさんがまばゆい光につつまれ、一瞬にして白銀の鎧を纏った騎士の姿になった。 そして私に襲いかかろうとしたそのオオカミをいとも簡単に一瞬でなぎ倒したのである。 私は一瞬の出来事に驚きを通り越して唖然としてしまい、口をあんぐりと開けた なんとも間抜けな顔でその場に座り込んでいた。 (あのときといっしょだ…!) 白銀の鎧はイウェカの光を受けて、なんともいえない美しい輝き方をしていた。 各部の装飾は美しく繊細で、首周りと腕の関節のファーがより気高い上品さを醸し出している。
「大丈夫?」 おねーさんが私に声をかけた。 「あっ、はっ、はっ、はい!だいじょうぶでずッ!」 舌を噛んだ。 妙な発音で返事をしてしまった。きっと変なやつだと想われたに違いない。 おねーさんはふふっと笑って、また私に包帯を巻いてヒールをしてくれた。 白いガントレットで固められた手からは、ぬくもりも感じられるような気がした。 その後はまるで夢のような時間だった。 おねーさんに要所要所での適切なスキルの使い方を教えてもらったり、 それを兼ねてキアダンジョンにもつれていって貰えた。私が教えてもらったことを消化して、 戦闘に生かせるようになった時は、おねーさんはまるで自分の事のように、とても喜んでくれた。 その後、おねーさんはお手伝いに行かなきゃいけないの、ごめんね、と言って、連絡先を教えてくれた。 「またなにかあったら、いつでも言ってね」 そういっておねーさんはユニコーンに乗ってトゥガルドアイルの方へと消えていった。 おねーさんの名前はスティラといった。 それから数ヶ月、私はスティラと行動を共にした。 私がたまたま手にしてしまった2人用アルビ中級を間違えて祭壇に捧げひどい目にあったり、 一緒に糸を作ったり、オオカミの魔符をあつめたり。 時間が経つのも忘れてその日その日に体験する新しいことに心を踊らせた。 私が敵にやられそうになるとスティラが変身して助けてくれた。 その姿を見るたびに、私はあこがれを抱くようになった。 (私もあんなふうになれるのかな) その気持ちは日に日に大きくなっていった。
ある晩焚き火を囲んで会話をしていた時、私は思いきって、スティラの変身について聞いてみた。 「スティラのその変身した後って…ええと…なんていうものなの?」 スティラは焚き火に目をやりながらやさしい口調で答えた。 「えっと、これはね。パラディンっていうの。 モリアンの加護を得た者だけがなることができる、まぁ正義の味方ってところかな。 私はまだホワイトナイトって階級だけど、もっと強い人もいるの。」 「スティラより強い人なんて想像つかないなー」 私は肩をすくめた。 「マジョリカもそのうち必ずなれるようになるよ」 「そうかな…」 スティラは人を喜ばせるのが上手い。 「ねぇ…その…パラディンには… 黒いのは、いるの…?」 「黒いの?」 スティラは私を見た。 あのことを思い出すだけで、体のふるえが止まらなくなる。 全身が黒い鎧に包まれた男− 思い出すだけで吐き気がする。 誰かに聞いて欲しかった。私の苦しみを。 「あの…ね、私、まだこの世界にきたばかりで何も判らない頃に…」 言葉が出てこない。思い出したくないけど言わないと、判らないんだ。 「真っ黒な鎧の男に…」 涙が出てきた。
当時今よりも何も判らなかった私は、ティルコネイルの広場でぼーっとしていた 。今ではスティラが着なくなったからと言ってくれた服を着てはいるが、 その頃はスティラにも出会っていなかったので、初心者服一枚だった。 そこへ男が数人、ぞろぞろとアルビダンジョン方面から歩いてきた。 かなり戦闘に慣れているような風貌で、エンチャがどーのとかあのミル厨UZEEとか 訳のわからない事を喋っていた。そして私の前まで来て『初心者歓迎でちゅ』という看板を出した。 「初心者の子でしょ、いろいろ教えてあげるからダンジョンいこうよ。」 「入って入って。」 と、いわれるがままに私はそのPTに入り、アルビダンジョンに向けて一緒に歩いていった。 その短い道中で男達は私の後ろでこそこそと何か相談をしているようだった。 アルビについて祭壇に一緒に乗ったとき、直感的に「これはまずい」と思ったも時既に遅し。 いつの間にかダンジョンの中に入っていたようで、男達に囲まれてしまった。 怯える私の目の前で男達は次々に黒い邪気に包まれ、黒い鎧を見に纏っていく。 あるものは私を後ろからは羽交い締めにし、あるものは私の服をはぎ取った。 そしてその後のことは… 思い出したくもない。 「そんなことが…」 スティラは目を伏せた。 「でも…その後、スティラと同じホワイトナイト?の男の人が助けてくれたの。 名前を聞こうとおもったけど、気づいたときにはその人もういなくって…」 「そっか…そんなことがあったんだ…」 「でももういいの。私、強くなってあの黒い鎧着るパラディンみたいなの、全部倒すもん。」 焚き火に木の枝をつっこみながら私は答えた。 「それ、パラディンじゃなくてダークナイトだね。パラディンとは対立してる…」 「ダークナイトかぁっ、ああもう、みんなしんじゃえばいいんだよ、あんな奴ら。」 思い出すだけではらわたが煮えくりかえってくる。口調を強くして私は答えた。 逆にスティラの方はなぜか口数が減っていった。私は不振に思ったがさらに批判の言葉を並べ、 ダークナイトへの怒りを募らせていった。 「ダークナイトなんてみんな一緒だよ、みんなそんなことしか考えてないにきまってる。」 「あいつらなんてこの世界の屑だよね、いらないよね、ほんとウザイっ」 1時間くらいそんなことをぶつぶつ喋っていたら、ぽつっとスティラが言った。 「みんながみんな、そんな奴らじゃないと思うよ」 私はパラディンであるスティラの口からそんな言葉が出たので、 ついムッとなってスティラの方を向き、こう言ってしまった。 「何であいつらの肩をもつの!?パラディンなんでしょ!?殺しちゃってよ!!いくじなしッ!」 スティラはそれを聞いて無表情になり、今日はもう寝るね、おやすみ。と、 ぽつりと言って、消えてしまった。 その日から、スティラとは連絡が取れなくなった。
それから月日が経ち、今日、そのスティラをイメンマハで見かけたのだ。 あんな酷い事を言ってしまったので、どうしてもスティラに会って謝りたかった私は、 急いでスティラの姿を追った。 スティラは北の森の方角へと歩いていく。その足は速く、森に入った瞬間に見失ってしまった。 どうしても謝りたい。あんなことを言ってしまった自分への自己嫌悪が スティラの姿を見た瞬間からどんどん大きくなっていっている。一刻も早く、謝りたかった。 3時間くらいだろうか。森の中を歩き回り、既に私はへとへとだった。ちょっと休憩をしようと思い、 その場で腰をおろす。近くにあった木にもたれかかり、ため息をついた。 (何であの時、ダークナイトの肩をもったんだろう…) 未だにそれだけは理解できなかった。パラディンであるスティラがどうして… その時だった。木の後ろの茂みから物音がするのだ。人の気配も感じる。 私はおそるおそるその気配のするほうを覗いてみた。 そこには確かにホワイトナイトの鎧を纏ったスティラが居た。 地に伏せたようなポーズでこちらからは顔をうかがうことはできないが、確かにスティラである。 飛び出て謝ろうかと思ったが、何か様子がおかしい。 確かにあのパラディン独特の白く発光しているかのような鎧なのだが、所々、鎧ではない生身の部分が見える。 肌が露出している場所さえあるのだ。調べたところによれば、 パラディンの鎧は一体となって全身を護る鎧のはずである。それが何故… よくよく目を凝らしてみると、スティラの頭の向こうにもう一人の気配を感じる。 闇夜に溶けるかのような漆黒の鎧… それは、自分自身の記憶から拭いさることなど到底できない、 あの忌々しい苦い記憶に存在している鎧…ダークナイトの鎧と酷似していた。 (ダークナイト!?何でっ、どうしてここにッ…) 驚きと同時に恐怖がこみあげてきた。足が震えているのがわかる。 一刻も早く逃げたい気持ちでいっぱいだったが、スティラが気になる。 じっと息をひそめ、目を凝らした。 (ま、まさかッ…!)
肌、特に胸には白濁した液体が何本もの筋を描き、少しずつ下方へと伸びていっている。 下半身はグリーブ以外は何もつけていないようだ。 液体によっててらてらと卑猥な光かたをする女性特有のその部分も、スティラが動くたびに濡れていく。 思わず目を逸らしたくなるほど、淫らな姿である。 「おい…出すぞ…」 「ん、いいよ…出して…」 ダークナイトが小さく呻き、そしてさっきよりも荒い息づかいが聞こえてきた。 そして、ちゅる、という何かをすするような音… 「ははっ、汁まみれだッ」 ダークナイトの男はそういってスティラを抱きおこし、腰に腕を回した。 「もう、あんたがヘタだからでしょ…ちゃんと口に出してよねー」 スティラはダークナイトの首に腕を回しながらそういって笑った。 そして彼の耳元で「ねぇ、面白い話してあげよっか」と甘い声でささやいた。 ダークナイトの男はスティラの顔を見て「話してよ」と言った。 「この前話したコ、ちょっと前に、私にダークナイトなんて全部死ねばいいって言ったの。 私のダンナがダークナイトだってことも知らないで、ホントバカよねー。 何もわからないくせに延々とダークナイトなんて、ってブツブツいってんのよ? 自分の危機感の無さで犯されたくせに、甘いと思わない? ああいうのを大バカって言うのね、初めて見た。」 そういってスティラはくくくっと笑った。今まで抱いてきた彼女の像とはかけ離れた姿。 私は自分の中で何かが壊れていくのを感じた。 確かにダークナイトについて嫌悪とも表現できそうなヒドイ愚痴をこぼしたけれど、 それはあまりにも私には受け入れがたいことだったから。誰かに聞いてもらいたかったから。 だからこそ話したのに…。よくわからない気持ちが心を塗りつぶしていった。 逃げよう、この場から…!! そう思い立ち上がろうとした瞬間、ぐっと肩に力が入り、すこしだけ浮かした尻がまた地べたについた。 私には何が起こったかわからなかった。なぜ立ち上がれないんだ、そんなことしか思い浮かばない。 「覗きなんてイヤな趣味ね」 耳のすぐそばでまるで押し殺すような恐ろしい声がした。聞いたことも無いスティラの声。 「バカね、わざわざここまで来るなんて。あのまま私のことなんて忘れていれば良かったのに。」 背中にやわらかいものが当たる。スティラの胸だった。背中の部分部分が何かの液体によって少しだけ濡れる。 私は恐怖に凍りつき、身動きがとれなかった。ただ一点だけを見つめ、がたがたと震えるしかなかった。 「せっかくだから…あなたもどお?」 「いっ…!」 耳に激痛が走る。スティラが私の耳を噛んでいるのだ。 しかし恐怖に支配された体はそれに反応することすら許してくれない。
「あーそいつかよ、そのマヌケな女って」 男が近づいてくる。ダークナイトの黒い鎧が視界いっぱいに広がった。 「おいスティラ、こいつ大丈夫なのかよ。頭イっちゃってねぇ?」 男が私の顔を覗き込む。あの時と同じ。光る目、黒い鎧…。 もう私にはなにも見えなくなっていた。 「しらねーよ、その自分がバカやったときの事でも思い出してんじゃないのぉ?」 そういってスティラは私の背中を思いっきり蹴り飛ばした。無抵抗な私はその場に倒れこむ。 もう、起き上がる気力すら、残ってはいない。 「ねぇアルビオン、アナタのお仲間連れてきてコイツもっかいヤっちゃったら? どーせヒマしてんでしょ、彼女いないのばっかだし。」 「うわ、マジパラディン失格だなお前。エグいことばっか考えてんじゃねーよ。」 「うるせーな、お前もいつまでもブラックナイトやってねーで、さっさとカオスナイトになれよなー」 私の頭上でそんな汚い言葉での会話が繰り広げられていく。 もう何も信じられない。何も。 人も、パラディンも、ダークナイトも、神様も、なにもかも。 「んじゃ俺あいつら呼んでくるから、お前そいつ見ておけよー」 そういってアルビオンという名のダークナイトは闇夜に溶けていった。 地面に這いつくばって、私は静かに泣くしかなかった。背中にはスティラの鎧のヒールの感触がある。 「これからどうなるか、楽しみだね」 そういってスティラはふふっと笑い、私の背中にヒールを食い込ませた。 「かわいがって貰えるといいね」 その声は出会ったときのスティラの声だったが、暖かい感情など感じられなかった。 私はこれから、どうなるんだろう。
401 :
394 :2006/08/19(土) 02:08:12 ID:zGCHiFOz
そして投稿してから気がついた。
>>398 と
>>399 の間に
予想は的中した。スティラは顔をダークナイトの股間に埋め、
男のそこにあるモノを愛でるかのように口に含み、舌で愛撫していたのだ。
ちゅくちゅく、という液体の音と、荒い男の息遣いが聞こえる。
よく見るとスティラの背中と胸には鎧はなく、白い肌が露出している。
これが抜けてました。わーいバーカ。クチチ。
とりあえず疲れたのでここまで。残りはまた後日書きます。
そして神の降臨を待つよ。待つよ。
お前ぇぇ!!お前えぇぇぇぇぇぇぇ!! 生殺しかよおぉぉぉぉぉ!!
ちょwwお前wwwwww 過疎ってるから投下するならいまのうちだったのにいいいい! 早いっつうのw
これは泣ける 純情な俺は泣ける
まぁそう言う事で俺は今日も巨大白オオカミにボロクソにやられたわけだが(笑) いや実際14連敗記録更新中なんて笑うしか無いDEATHよ?そこの人。 「ナオに声掛ける気力もねぇ……」 実際ひたすら狼狩ってる連中にゃ声掛けても無視されるし、たまに返事キターーーーーーー! と思ったらw cao ni ma とか正体不明な事言い始めるし。 生まれてきたのがそもそもの間違いって奴かなぁ…… 助けを求めるサインを出しながらぼーっとする事1時間。 「だ、大丈夫ですの?」 灰色狼と白狼にさんざん噛みつかれながら、そいつはやってきた。
「あ〜、えっと、その、有り難う、な」 「いいえ、困ってる人を助けるのは当たり前ですの」 ずたぼろになったコレスヒーラースーツの乱れを正しながら、彼女は微笑む。 ……フルプレ装備でダウンしてた自分が恥ずかしいですえぇマジで。 なんかスカートなんか半分以上千切られて股下数pって感じだし、っていうかこいつ ぱ ん つ は い て な い 胸元も引き裂かれて谷間が見えてるしそれでも優しく微笑まれたり 後頭部に当たる太股の柔らかい感触が気持ちよかったりするとどうしてもマイサンが元気になったりするわけで。 あ、言い忘れてたけど俺、傷が癒えるまでテントの中で膝枕状態、なんていうかこっぱずかしいと感じる暇もなく…… 大佐、まじで性欲をもてあます。 「さ、できましたの」 採取用ナイフ使って器用に包帯を作っていたそいつが、俺の鎧に手を掛ける、てかお嬢さん、それ最高級布を使った包帯ですか?それより寧ろ何故俺の鎧を剥がしにかかって? 「傷の手当てしますの、さ、脱いでください」 ちょwwwww立場逆なら俺理性保てn
「えっと、鎧はこれで全部で……」 あっというまに下着姿まで剥かれました、頼むから収まってくれマイサンという俺の心からの願いも虚しく。臨戦態勢が一発で判る状況で。 半裸の少女に剥かれた男、しかも臨戦態勢、これなんてえろげ?とか心の中で自分に突っ込み入れてると……。 「き……こ……」 あ〜、やっぱり悲鳴くらい上げるよなぁ…… 「こんなになるまで放って置いたらダメですの!」 「……はい?」 いきなりのTHE☆勘違い発言、やばい天然だ天然だよこの人。 「叩かれたのか噛まれたのか知らないけど、すっごく腫れ上がってますの!なんか熱持ってるし!」 「おふぅ、いやそれは別に腫れてるわけでも負傷したわけでも…… ってかなんで俺のパンツをずらしにかかってますかあーたは!?なんかちょっと擦れて気持ちいい……じゃなくて」 「膿が出てるから絞り出さなきゃだめですの!」 「いやそれ膿じゃなくて先走r……ぅぉふ!?」 結局剥かれて臨戦態勢の珍宝、ご開帳。しかも握られて絞られてます 本人力一杯握ってる積もりなんだろうけど……すいません、力が弱くてなんだかとっても気持ちいい案配です、微妙な力加減です。 言葉遣いまでおかしくなってるし、しっかりしろ>俺
「こんなに腫れてるのに、痛くなかったですの?」 いや痛くはないから、別に腫れてる訳じゃないし。てーかそろそろイきそうで俺ヤバス 「……?なんか硬くなってきましたのって……きゃっ!?」 俺、暴発 orz お嬢さんの顔と言わず胸元と言わずコレスヒーラードレスと言わず、俺の精液で汚染されてる、ある意味バイオハザード。 「あうぅ……一気に吹き出てきましたの……」 取り敢えず顔に付いた分を拭って「うへぇ……」という表情をするお嬢さん、なんというか状態としては思わず萌えてしまいそうなのに色気が欠片もないのは何故だろう。 「まだ腫れてますの……膿が溜まってる証拠ですの」 そう言って顔以外の精液を拭うことなく再び手コキ……もとい膿を絞り出しにかかるお嬢さん。 ごめんなさい、腫れが引かないのは溢れて垂れ流し状態の俺の妄想力が原因です。
それから5分、1度イったから2度目はなかなかイかない。 しびれをきらしたのか、お嬢さんは俺の珍宝に顔を近づけると、なんの躊躇いもなく銜え込んだ。 「ちょ!?!?!?qあwせdrftgyふじこlp;@」 「ひぃっひょふぃへへふりゃさいふぇふぉ」 銜えたまま彼女は息を大きく吸う、一緒に俺のも吸われて口内の暖かさが無茶苦茶リアルに伝わってくる、アソコならもっと気持ちいいんだろうなぁ………。 そのまま、さらに絞り出す動作も銜えようとしているのか頭を動かし始めるお嬢さん、なんというかすっかりフェラ状態。 吸い上げられて〜コすられて〜、たまに舌先で溜まってる物が出てくるように刺激されて〜…… 「っ……も……ぅ……っ!」 「……んぅっ!?」 俺、今度は口内に発射、しかも分量はさっき以上。 「んっ……こほっ……けほっ……」 流石に咽せたのか、口の中の精液を咳と一緒に吐き出す姿がなんとも色っぽいです、ていうかもう理性がオーバーブロウ寸前。 「にがぁ……あ、でも膿は出し終わりましたの」 ふと気付けばマイサンは弾切れして凹んでおりました、もっと空気嫁。
410 :
ここまで :2006/08/22(火) 23:43:17 ID:wc3Cau5u
で、その後……。 「さ、これで大丈夫ですの」 最高級布をたっぷりつかった包帯で傷口を手当てされて、俺すっかり体調万全。 「いろいろ大変でしょうけど、頑張れば今勝てない相手にもいつか勝てますの」 お土産に50赤ポーション20個も持たされて、俺は彼女のテントを離れる事になった。 ぼろぼろの衣装はそのままでも、彼女のしてくれたご奉仕… …いや治療のおかげで我が体力に一切の不安無し、今度こそ倒すぜ巨大白オオカミ! ホライズン内藤さんがティルコネイル南平原に現れた巨大白オオカミを倒しました。 ホライズン内藤さんがティルコネイル南平原に現れた巨大白オオカミを倒しました。 orz
411 :
名無しさん@ピンキー :2006/08/22(火) 23:44:59 ID:wc3Cau5u
700とか行ってるのでちとageつつ 精霊武器が手に入ったのでカッとなってやった、スキルエロSS書きを身につけてからの方が良いと思った。 今はパイズリ妄想している。
>>411 文章はともかく漏れの好きなシチュだったGJ
前スレ読もうと思ったらにくちゃんねるでもひっかからないんだな… 要するに前スレのログうpお願いします
>>413 393で上げられたばかりだから
もうちょっと待つんだ、な?
消えてるけどね
文盲乙
>>411 ひょっとしてあんた、潟Pイティンのクラブマスターをしてたりは…気のせいだ。忘れてくれ。
乙。 そろそろ400kbか。大作一発で消し飛びそうだ
自分G1とかやったこともない無課金厨なんだけど、書いてしまって良いものかどうか。
メインストリーム関係ないならいいんじゃね ってそれなら聞かないか。 ひとまず作者不足なので投下しては如何かなと
NPCキャラ主体、世界観主体とか色々あるからな。 マビの世界で妄想する分にはアッーですら許容範囲内だぜ
422 :
名無しさん@ピンキー :2006/09/11(月) 23:05:49 ID:wjhJt/Oz
ほ
423 :
名無しさん@ピンキー :2006/09/14(木) 09:04:49 ID:pkZXg88+
角煮スレが痛々しくて見てらんないって愚痴。 某絵師様は敵対心燃やし杉 他の絵師に対して敵対心つーか対抗意識丸出しで引く。 そんな事しなくても十分マンセーされるのに自演しまくりで見苦しい。 某絵師様はマンセーされ杉。 そこそこ描けるってだけでエロばっかの素人レベルじゃねーか。 つーかいい加減少しは空気読んでスレの流れ考えてうpしろ。 某絵師様は正直ヘタレ杉 使えもしねーゴミばっかうpしてんじゃねーよ糞が。 VIPか脳板で修行してまともに描けるようになってからうpしろ。
愚痴るぐらいなら見なけりゃ良いんじゃね?という愚痴。
425 :
名無しさん@ピンキー :2006/09/14(木) 20:10:10 ID:BysF/36+
あれだけNPC多いと嗜好に合わないのが殆どなのは仕様だろ やっぱ脳内が一番だぜ
>>423 愚痴は心の中にしまっとけってのに
目障りなんだよ
>>427 最下層にサワンジャネ
お前も最下層になるぞ/ ,' 3 `ヽーっ
ディリスさんのふとももがさわりたいです
>>429 俺のちんこで良ければぜひ触ってください。ディリスさんの太ももさん
431 :
名無しさん@ピンキー :2006/09/22(金) 15:46:15 ID:d0Sf1GTc
前スレ自体なら持ってるんだけど誰かホルスたんの絵とやら持ってないかな?
捕手
エロフ実装!
エロフと言えば美人。 美人故に人間に拉致られる。 拉致られた後は売り飛ばされて…?
こんな事をいうのもなんだが マビのエルフはキモイ、それもかなり
NPCはエロいから我慢しろ
エロフという素材を生かしきれない髪型や顔パーツ類。 もったいない、としか言い様が無い。
個人的に言うなら顔がとんがりすぎだとオモタ まぁ、デフォルメされていると思えば誤魔化せない事もないと思うが・・・ あと、メレスは俺の嫁
じゃぁ、俺アトラタの夫
440 :
名無しさん@ピンキー :2006/10/02(月) 22:32:03 ID:kMrOu9z6
余にも奇妙な物語が猫から人間への転生
441 :
名無しさん@ピンキー :2006/10/06(金) 22:47:14 ID:7IwotaBw
ほ
このスレって容量がいくつくらいで落ちちゃうんでしたっけ?
500Kで終わりだったかな
なんという良スレ・・・ スレタイを見ただけでほしゅほしゅしてしまった このスレは間違いなく伸びる ( ´∀`) _(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄
いまほぼ400kbだからそれなりのながさの一回か二回は書けるよ
( ´∀` ) ほしゅほしゅ _(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄
保守
448 :
名無しさん@ピンキー :2006/10/20(金) 17:24:38 ID:GK+0g3ZE
ちんこ
( ´∀` ) ほしゅほしゅ _(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄
保守しようとおもったら もうされてアッ! 久しぶりに過去ログ読んだ。 むちゃやったころ(ログうp)が懐かしい…
保守しようか しかし、保守だらけのスレだなww
SSなら1〜2話あげられる容量あるんだよな? でも、技量がない・・・・・
次スレ立てるまでの余裕を考えて85KBくらいならよゆっす でも前半を置いて残りを埋めですごして新スレで後半出す、とかすると 結構人ついてきそうな気がしなくもない
454 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/03(金) 19:05:53 ID:tA1U8GBV
メ レ ス の S S 頼 む 。
↓してうpされるメレスの後姿スクリーンショット
hosu
迷子のエロフを拉致監禁するSSをッ!誰かッ!
458 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 14:55:23 ID:A27MOJ5i
エリンに来て間もないころ、私は一人の女剣士と出会った。 欲情した白オオカミに組み伏せられた所を助けてもらったのだ。 オオカミの倒し方とか、ダンジョンの行き方とか、 色々教えてもらったので、師匠と呼ぶことにした。 そしたら師匠は私を弟子と呼ぶようになった。 それから何日か経った或る日、私は師匠に素朴な疑問をぶつけた。 「ししょーって何でそんなに強いの?」 「んー。まぁ。一人でダンジョンとか行ってると、鍛えられるから、 かなり強くなれるよ」 「うぇ。一人でダンジョンとか超人だぁ。 ゴブリンと戦ってる間に横から狙撃とかされちゃう・・・」 「んー。弟子ちゃんは魔法も使えるし、ラビぐらいなら一人で行けるよ。 弟子ちゃん、一対一ならだいたい行けるし、 スケルトンって奥手だから集団リンチしてこないしね」
というわけで、師匠の言葉を頼りにラビダンジョンに単身突撃してみたところ、 時間はかかったものの順調に最奥まで到達できてしまった。 前に一度師匠と一緒に来てるから、スケルトンに慣れていたのが大きかったみたい。 ボスは確かゴールドゴブリンだけど、一匹ずつ釣れば大丈夫だし、 ついに一人でだんぞんをクリアできそうな感じ。 さぁ、レッツバトル、ボス部屋の扉オープン! かかってこいやぁ金ピカどもぉぉぉって・・・アレ? ゴブリンはいなくて、女のコがボス部屋にひとり。 「うそん、女のコ?」 と、その女のコは言った。台詞とられた。く、くやしいっ。 ちなみにタイトルは付けていなくて、名前はブラッキュサキュバスさん・・・長っ。 ブラッキュサキュバスさんはぶつぶつと何か言っている。 「ちょっと内気でピュアな、髪はダークブルーで、 服は上品なのを着てる14歳の美少年を期待してたのにー。 ・・・・・・期待はずれー」 「あ・・あの? あなたは一体? なんでボス部屋に?」 「あたしがボスだからに決まってんでしょぉぉぉぉぉがぁぁぁ!」 「え!? うそ!?」 ブラッキュサキュバスさんは剣を構えて走ってきた! 慌てて師匠に貰ったライトヘテロカイトシールドで、ディフェンスを発動する。 「スマーーーーーッシュ!」 「きゃああああっ」 ディフェンスはあっさりと破られ、私は後方に思い切り吹き飛ばされた。 「く、ううう・・・」 辛うじて体を起こし、武器を構える。 ブラックサキュバスさん・・・いや、敵だしさん付けは止めよう。 サキュバス一体だけなら、いつもどおりアイスボルトとカウンターの戦法で 落ち着いて戦えば勝てるはず。 魔法が詠唱できるだけの距離を取り、私はアイスボルトを準備した。 サキュバスが走ってくる。その動きを止めるように私はアイスボルトを射撃した。
「マナ・リフレクタァァァァァァ!」 ガキーン! そんな! サキュバスの全身が突然青く光り、アイスボルトが跳ね返された。 動きを止める事ができなかった・・・カウンターが間に合わない・・・! 「もう一回スマーーーーーッシュ!」 「きゃあああああ!」 サキュバスのスマッシュがクリティカルヒットし、私は大きく吹き飛ばされた。 生命力はもう残っていないけど、最後の気力を振り絞ってなんとか立ち上がる。 でも、立ち上がった時、サキュバスはもうアイスボルトを装填していた。 撃たれたらもう耐えられない。でも、どうすれば・・・。 打開策が浮かばない私に、サキュバスは無造作にアイスボルトを放った。 「あぁぁ・・」 股間の急所にアイスボルトを受け、私は膝をついて倒れた。 カラカラカラ。 師匠から貰った大切な武器が、私の手から離れて転がってゆく。 「女のコだから興味なかったけど、貴女凄い良い悲鳴してるわ・・・。 悲鳴がきゃあなんだもの、古典的でぞくぞくしちゃった」 立ち上がれない私にサキュバスが無造作に近寄ってくる。 「うう・・ぁぁ」 なんとか落とした武器を掴もうと手を伸ばしたけど、 武器はサキュバスに拾われてしまった。
「か、返して・・」 「弱いくせに凄い改造武器使ってるのね。 どうせ、貰ったものなんでしょうけど、誰に貰ったのかしら」 「それは師匠に貰った・・・大切なものなの・・・だから・・・」 「そう、それはさぞかし大切なものね。気持ちはよくわかったわ」 サキュバスはそういうと無邪気に笑った。 「その大切な武器で貴女をたっぷりいぢめてあげましょう」 サキュバスが私のスカートの中に手を入れてくる。 「な、なに、や、やめ・・・」 「そーれ、スマーッシュ!」 サキュバスは私の下着をずらして、私の股間に武器の柄を突き刺した。 「いや、いやぁぁぁぁ!」 「サキュバスに敗れた冒険者の末路をたっぷり味わわせてあ・げ・る」 ・ ・ ・ 「サキュバスを倒した」タイトルが分かりました。 ついでに「サキュバスに辱められた」タイトルをゲット・・・。
肝心のところを書かないのが俺のジャスティス。 ではさらばだ。
ま た 寸 止 め か
たっぷり妄想できた。ありがとうwwwww
寸止めと保守だけで埋まっていく。。。
寸止めもまた一興…。
スネーク、聞こえるか? 久々に戻ってきたら酷い寂れ様ですねorz 容量心配なんですが、多分大丈夫だと思うのでこのまま投下します。 今回のは方言で頑張ってみたけど、 思いきりエセなので心の広いスネークだけ読んでください。 それでは、諸君らの健闘を祈る。
ダンバートン広場。そこには数多くの露店が建ち並んでいる。 ティルコネイルの田舎町から出てきたばかりの俺は、今だこの雰囲気には慣れる事ができずにいた。 「うぷっ…、人ごみに酔った…」 ヨロヨロしながらも、なんとか人通りの少ない裏路地へ逃げるように退避。 とりあえず壁にもたれて休もうとしていた時だった。 「おはよーさん」 「うおっ!?」 突然足元から聞こえてきたその声に俺は驚いて数歩飛びのいた。 そこには四角い露店用のマットが広げられ、その上にちょこんと女の子が座っていた。 真っ黒のコレス忍者スーツ。幼さを残した可愛らしい顔立ち。 髪は黒髪のケリーショートボブヘア、何故か頭と手足は猫装備で固めている。 さらにピッチリとした忍者装束からは体のラインがハッキリと分る。 身長は小さいくせに胸の膨らみは意外と大きく、 フレアスカートと白ニーソの隙間から覗く絶対領域がやたらと眩しかった。 「なぁにビビっとるん?ウチはただの可愛い売り子さんやで?」 「露店…?こんな人がこない場所で?」 「そうやぁ〜、まぁ隠れ家的名店みたいなもんかな?」 普通の商人ならば、先ほど俺が逃げてきた広場にスペースを確保するものである。 その方が人目に商品が触れやすく、売れ行きも良いはずだ。 『隠れ家的名店』などと言っているが、 どうやら正規の手続きを踏んだ露店では無いようだし、 こんな路地裏で商売しようなんて奴は、 ただの馬鹿、もしくは怪しい闇商人がほとんどだ。 「ま、せっかく来たんやから見てってや」 「…どんな物売ってるんだ?」 「えへへ、ウチの作った特製アイテムや♪」 胡散臭いと思いながらも、とりあえず商品に目をやる。 それは、半透明をした薄い膜のような物だった。 表面はテラテラとぬめり気を帯びていて、形状は太めサックのような形だ。
「…なんだこれ?」 「ウチの開発した新発明でなぁ。 柔軟性に富むゴーストの体液を合成して作ったんや。 名づけて『ごーすと・こんどーむ』って言うねん」 「いや、だから何に使うんだよ?」 「これを勃起したお○んちんに被せるんよ」 「………はぁっ!?」 言われた瞬間は放心状態になった。 まさか、こんな見た目ガキンチョの口から、そんな淫語が飛び出るとは… 俺がそんなことを考えてる間でも、彼女はサラサラと商品説明を続けていた。 「仲良くなったカップル同士がエッチするのは当然やろ? でもなぁ、せっかくそれで赤ちゃんができても、育てるお金がなかったりするねん。 だけどそんな時こそ、コレの出番! 避妊効果バッチリで…って、おにーさん?ちょっと聞いてるんー?」 …もう、いいや。 どっちにせよ、彼女いない歴=年齢(泣)の俺には無縁の話だ… 「いや、もういい。邪魔したな」 立ち去ろうとした所で、服の袖を慌てて掴まれた。 「えっ?ちょ、ちょっと待ってーな! 何とかしてコレ売らないとウチ困るんよぉ〜。 研究費にお金使い果たして、ほぼ無一文なんやぁ〜」 こいつは俺の服をがっちり掴んでズルズル引きずられても離そうとしない。 とは言え、こんな所で無駄金を使うわけにも行かないし…いやはや困った。 「ホントは隠れた名店なんて嘘なんや。 憲兵に『こんな所で如何わしい物売るな!』って隅っこに追いやられてぇ〜…」 「んなこと知るかっ!」 「じゃ、じゃあ、こんなんでどうやろ? ウチでコレの使い心地試してみぃへん?」 「…!?」 イカン、足を止めてしまった。 彼女はホッとひと呼吸置いて言葉を続けた。 「それで気に入ったら買ってほしいねん。 ウチのこと、おにーさんの好きにしてええよ?」 童貞卒業の誘惑が一瞬脳裏を過ぎった。 だが、こんな会って間もない娘と…、 そ、それにやっぱり初めては好きな物同士じゃないと… 「ほ、ほらほらぁ、そうと決まったらもっと奥行こ!」 心の中で必死に葛藤する俺を少女は裏路地のさらに奥へ押しこんだ。
「な、なぁ、やっぱりこんな…」 壁に背中を付けてもたれる俺の前に少女はひざまづき、 手馴れた手つきで俺のベルトをカチャカチャ外し、ズボンを脱がそうとしていた。 「やかましぃな。ジッとしとり。ここまで来て細かいことゆーなっ」 彼女は俺を諭しながら、ズボンの中からモノを導き出す。 俺のモノは、これから起ころうとする事への期待に、すっかり硬度を増していた。 「あはっ♪もうカチカチやねぇ。やらしい形しとるわぁ」 少女は微笑みを浮かべながら、まずは亀頭の先端の割れ目をチロリと舐めた。 初めての感触に腰がビクリと震えてしまう。 続けて陰茎を細い指が絡み付き、優しく握られ上下に扱き上げられる。 亀頭には滑らかな舌が這い、小さな唇がカプリとカリまでの部分を咥えこんだ。 「ぅく……っ…」 「ちゅぷ…気持ちええんならぁ…声出してもええんよ?」 下から俺を見つめてくるトロンと潤んだ瞳。 その小さな口には俺のモノはまだ大きく、唇で扱く浅いフェラチオ。 暖かく、ぬめついた口内の感触は鳥肌が立つほど心地よく、思わず身震いしてしまうほどだ。 「んっ…先っぽ、しょっぱいの出てきた…ちゅるる…うん、おいひ…♪」 鈴口から溢れるカウパーを舐めとられ、吸いとられる。 「やば…もう、出る…」 「くすっ…おにーさん早漏やねぇ。でもええよ。本番の前に一回抜いたげる」 少女は忍者スーツの上半身をはだけさせた。 胸にはサラシが巻いてあり、それもクルクルと解いていく。 露になった乳房は束縛がなくなった分、 服の上から見たときよりも一回り分くらい大きく見えた。 形も良いし、サイズもDカップくらいはあるんじゃなかろうか。
「ちょい横になってくれる?」 言われた通り寝転がると、彼女は膝を地面につけたまま俺の頭の上を跨いだ。 スカートの中身…真っ白な可愛らしい紐パンは、このアングルなら丸見えだ。 見惚れていると、突然ストンとお尻を下ろして俺の顔に秘所を押しつけてきた。 「んっ!むぐぅっ…!?」 「そのかわりぃ、ウチのことも気持ち良くしてね♪」 息苦しいことは確かだが柔らかな感触、そして鼻腔をくすぐる女の香りに興奮が高まる。 パンティの上から股間の柔らかな肉を吸うと、滲んだ愛液の味が口に広がる。 彼女は俺の顔にグイグイ股間を押し付けながら、再び張り詰めた男根を握りしめて扱き始めた。 「んはっ、いいよ…そのまんま続けて…クリちゃんも舐めてね。 おにーさんもいっぱい出してええから…」 上体を前に倒した彼女の乳房が、俺の下半身に密着して押し当てられる柔らかい感触。 玉袋を揉みしだかれ、横笛を吹くように唇で竿を挟んだり、敏感な裏スジを舌先がなぞったり… そして、丹念にカウパーを舐め取り、今度は力いっぱい頬をへこませて亀頭を吸い上げる。 「あむ…ちゅ…おいしぃ…おにーさんのお○んちん、とってもおいしいよ… ビクンビクン震えてぇ…我慢汁どんどん溢れて来るぅ…」 甘い疼きが下半身に集中し、射精の前兆に体が震えた。 「む、無理だ…もう我慢が…っ」 「いいよ、出してっ。おにーさんのせーし…ウチにいっぱいかけてっ!」 その声を皮切りに、遂に性が放たれた。 射精管を精液が駆け抜け、鈴口から勢いよく飛び出した白濁は、まず少女の顔に打ち付けた。 そして、黒い髪に、胸に飛散して彼女を白く汚す。 「ん、はぁ…すごっ、まだ出てる…貯まっとったん?」 勢いは納まったものの、男根はヒクヒクと痙攣しながら、今だ精液を吐き出し続けていた。 「綺麗にしたげるね」 「うぁ…」 彼女は溢れる精液を舌で受けとめ、 亀頭を咥えると尿道内に残った物も全て吸い出し飲みこんだ。 「おにーさん大丈夫?本番はこれからなんよ?」 彼女はそう言うと、くすりと微笑んで腰を浮かせて立ち上がる。 振りかえった少女の顔や体には、濃厚な精液がベッタリとこべりついている。 口元を伝う一筋の白濁が淫靡な雰囲気を醸し出していた。
立ちあがった少女は忍者スーツを脱ぎ去った。 続けてパンティの紐を引っ張ると、ヌルリとずれ落ちる。 薄手の布地は愛液と俺の唾液でグショグショになっていたのだった。 今彼女が身に着けているのは白のニーソックスだけだ。 そしてカバンの中から例の「ごーすと・こんどーむ」とやらを取り出す。 「それって、どうやってつければ良いんだ?」 「ん?いいよ。ウチがつけたげる」 彼女はそれを咥えて男根に顔を寄せると、 そのまま唇と舌だけを器用に使ってクルクル根元まで被せていく。 少し窮屈な感じはあるが、しっかりとフィットした感触がある。 だが、装着してからしばらくして何か違和感を感じるようになった。 「何か…これムズムズするんだが…」 「あ、それね。副作用」 「なっ…聞いてないぞ!?」 「だいじょーぶっ。ちょっと大きくなるだけやから」 「…!?」 ふと、股間に血液の集まっていく感触。 次の瞬間、俺のペニスはビキビキ巨大化し、暴力的なサイズへと成長を遂げた。 「な、なんだこりゃあ!?」 「騒がしぃな、今説明するから黙っとき。 おにーさんゴーストソードって剣は知ってるやろ?」 「あ、あぁ?」 「あの剣と同じで、これの装着者はこの世のものとは思えない壮絶な攻撃力を得ることができるんよ。 でも、まさかここまで大きくなるなんて…まるで、お馬さんやねぇ」 「…ちょっと待て。今まで試したことなかったのか?」 「動物実験は何度かしたんよ?でも、人間に試したのはこれが初めて♪」 「……」 …どうやら俺は人柱にされたようだ。ちょっとだけ頭に来た。 「そ、そんな怖い目しなくてもええやん。 ほら、それより早く…しよ?そんなん見たらウチ、もう我慢でけへんよ…」 彼女は自分の股間に手を伸ばし、フトモモをモジモジ擦り合わせていた。
「最初はウチが上やからね」 俺は再び仰向けに寝転がる。 彼女は巨大化した男根の上に跨り、俺の胸板に手を乗せて下腹部めがけてゆっくり腰を下ろしていく。 「ん…おっきぃ…」 ゴクリ…思わず唾を飲んだ。 少女の小ささに対して、この巨根は相当の大きさを誇る。 さすがに苦しそうだが、潤った小さな秘所は少しずつ巨根を飲みこんでいく。 「お、おい…大丈夫か?」 「んぁっ…平気ぃ…ちゃんと奥まで欲しいのぉ…」 ズルリズルリと腰は沈んでいき、とうとう根元まで辿りついた。 下腹部は挿し込まれた男根の形が浮き出るほどパンパンに膨らんでいる。 膣内で亀頭の先端が何かにコツンコツンと当たっている感覚がある。 おそらくココが子宮口なのだろう。少女の膣は窮屈ではあったが、 暖かく、柔らかい肉襞が絡み付いてきて、とても具合がいい。 「すごっ…おにーさんのぶっといチ○ポでぇ…ウチの膣(なか)いっぱいになっとるよぉ…」 深く繋がったまま、彼女は上体を倒す。 そのままお互いの唇を重ね合わせ深い深いディープキス。 その間もゆっくり腰が上下に動いている。 「はぁ…んんっ…いぃ…おっきいお○んちん、気持ちいい… おにーさん、おっぱいも触ってぇ…」 少女はトロンとした表情で、息も荒くなってきた。 上半身を持ち上げた彼女の胸を俺は優しく揉みしだくと、時節可愛らしい喘ぎ声が漏れる。 彼女は腰を高く持ち上げ、勢いをつけて一気に落す。 その振動が二の腕に寄せ挟まれた乳房に伝わってプルプル揺れている。 腰が振り下ろされる度に、硬さを増した陰茎が子宮口を叩いた。 そして俺も上半身を起し、対面座位の形で下からズンッと突き上げる。 「うぁあっ!?は、激しっ…お腹壊れちゃうよぉっ!!」 少女は俺の首の後ろに両手を回しカクカク震えながら快楽に悶える。 今度は俺が彼女を押し倒し、両足を持ち上げて腰を高く上げさせ、 まんぐりがえしの体勢で上から下へ激しく突き立てる。 長いストロークで出し入れするため、 大きく張ったカリが肉襞の間に貯まった愛液を外に掻き出し、周囲に卑猥な水音を響かせる。 「も、もぅだめぇっ!頭まっしろ…おかしくなっちゃぁっ――ああぁん!!」 「ふっ、くぁ……っ!?」 少女は絶頂に達し、膣内がキュゥッと収縮する。 それは俺の男根を強く締め付け、射精を促した。 ただでさえ巨大だったペニスがビクンと大きく脈打ち、先ほどとは比べ物にならない集束感が込み上げてくる。 次の瞬間、俺は少女の中…もとい「こんどーむ」の中に大量の精を放った。 今だ射精が続く中、俺が彼女の膣内から肉棒を引き抜くと「ごーすと・こんどーむ」は煙の如く消えうせた。 ペニスの大きさ相応の大量の精液が幾筋も噴水のように弧を描き、少女の上に降り注ぐ。 「ふわぁ…あったかい…」 少女はそのままぐったりと白濁の海に溺れた。
「はぁ…はぁ…さいこう……おにーさんは?」 「あ、あぁ…気持ち良かった…」 お互いに少し落ちついた後、感想を聞かれてる所だ。 「最後は消えたみたいだったけど、あれはどうなってんだ?」 「あぁ、あれはゴーストの体液の特性でなぁ、一度役目を終えると無くなっちゃうんよ。 それはそうと、どう?これなら買ってくれるやろ?」 目を輝かせながら詰め寄ってくる少女。 だが、俺にはもう一つ気になることがあった。 「…ところでさ、これを見てどう思う?」 「へ?あぁ、うん。大きいねぇ」 そう、俺の男根は先ほどの暴力的サイズを保ったままだった。 しかも、あれだけ大量の精液を放ったにも関わらず天を貫いたままビクンビクン脈打っている。 「つーか、『大きいねぇ』じゃねぇだろ!!」 「あー、もう大声出さんといて。それも想定の範囲内や。 潤滑剤として内側にゲル化させたゴーストの体液が直接塗りこんであったんや。 それが肌に馴染んで効果が続いてるだけやと思うから、しばらくすればちゃんと元に戻るよ」 「なるほど…しばらくね」 「そそ♪だから安心s…――ひゃあ!?」 俺は少女の体を抱かかえた。小さく華奢なので非常に軽い。 ビックリした表情でいる彼女の顎を持ち上げ、強引に唇を奪う。 唇の隙間から舌を割りこませ、口内を犯す。 「っ、ぁ…はぁ…、な、何?どうしたん?」 「我慢できないんだ。もう一度したい…」 「え、ええけど、それなら…」 彼女がチラリとカバンの方へ目をやる。 「いや、今度は生で…」 「ひっ……だ、だめぇっ!」 もう遅い。彼女を持ち上げたまま近くの壁にもたれさせ、 片足のフトモモを抱え、今度は何の束縛もない裸身の巨根をあてがい、一気に奥まで貫いた。 「んぁあぁっ!!」
それから数時間後… ・ ・ ポタッポタッ…と、結合部からは精液と愛液の混じった雫が石畳に垂れる。 足元一帯は、すでにその液体に生め尽くされ、水溜りのようになっていた。 アレから一体、何発注ぎ込んだのだろう… 最初は嫌がっていた彼女も今では快楽にすっかり従順である。 「あんっ、あんっ、あんっ、ああっ……いあぁ……んあぁ……」 「どうだ?生身のチ○コの味は?」 「ふあっ…はぁんっ…おにーさんの…ビキビキ硬くてぇ…熱くてぇ…とっても気持ち良いよぉ…」 「良く言えたな。じゃあ、ご褒美だ」 「やっ…!? ひあっ、あっ、はぁっ、くうぅっ!」 それまでゆっくりだったピストン運動を急激に加速させる。 ズッチュ、ズッチュという卑猥音を立てながら激しい水音と共に結合部の液体が飛び散った。 腰から背筋を駆け上がるぞくぞくした刺激が限界を告げる。 ラストスパートに腰を小刻みに振り、根元まで巨根を挿し込んで彼女の最奥へ突き立てた。 「はぁ、はぁ、このまま出すぞ」 「だ、だめ…抜いてぇ…赤ちゃんできちゃ…っああぁ――っ!!」 次の瞬間、大量の精液が射精管を駆け昇り男根が膨張する。 そして彼女の子宮壁を激しく打ち付けた。それも一度で終るはずがない。 その先端はビュクビュク脈打ちながら、何度も、何度も最奥へ精液を叩き込む。 とうとう子宮の中に納まらなくなった精液が逆流を始め、 結合部から泡立ちながら、ボタボタと音を立てて地面に落ちる。 「もうダメぇ…腰抜けて立たれへん…」 ぐったり俺の胸板にもたれてくる彼女を横に寝かし、ズルリとペニスを引きぬいた。 男根の形のまま、穴の開いた秘所からはドップリと特濃の精液が流れ出していた。
数分後… ・ ・ ・ 「さぁて、おにーさん。 この責任…どうやってこの取ってくれるつもりなんかな〜?」 「えぇ…と、その…」 「ごーすと・こんどーむ」の効果も切れ、今はペニスの大きさも元通り。 形勢は逆転した。何故か少女は不気味にも終始ニコニコ顔で微笑んでいる。 「嫌がる女の子に無理やりビキビキの生チ○ポぶち込んで、 腰が立たなくなるまで犯したあげく、こんなに沢山中出しして… 謝って済むと思うたら大間違いやからね」 「ご、ごめんなさい…」 言われたそばから素直に謝ってしまった。 「ほら、早うウチのことおんぶして」 「は?」 「イメンマハ行くんよ。おにーさんも一緒にね」 「…それってつまり…結婚しろ、と?」 「そゆこと。ウチのこと大事にしてくれへんかったら許さへんからね♪」 こうして俺は、この一日で童貞を喪失し結婚することになりました。 田舎の母さん…都会は恐ろしい所です。 〈fin〉
基本が和姦スキーな自分に強姦は書けませんでしたorz
それから、自分的には手馴れたお姉さんに犯される系のシチュが好きなのでやっぱり処女は書けないッス…(´・ω・)
一応エリンにはコンドームってもの自体、存在していなかったっていう設定です。
オマケ:「ごーすと・こんどーむ」の効能
(1)巨根になる
(2)装備者は女の子を発情させるフェロモンを放出
(3)精力絶倫化
(4)男の本能が無駄に目覚めます。
(5)1回使用後は数時間の間、効果が持続する
あとは参考資料に使ったアバタも置いてきますね。
ttp://mabinogi.or.tp/pmcs/v4/1/1YNQoA
GJ! めっちゃ勃起した。 夢に出てきた。 はふん。
なんだろう・・・ 我々が待ち望んできた大作が投下され完結したのに 何故か満たされなず物足りなさを感じる。 今まで散々保守や寸止めで焦らされて来て ・・・ 保守や”寸止め”で!? ま、まさか俺はもう寸止め以外では・・・
そんな思考も長くは続かなかった。 「まーた、考え事してる」 耳に入ってきた言葉でようやく現実に引き戻された。 どうやら俺のいつもの悪い癖が出てしまっていたようだ。 「とりあえず、ID:ev24oSe7にお茶あげてきたよ」 「あ、ああ。すまん、GJ」 「なにが「GJ」よ、もう。・・・私のことだけ思っててよ」 そう言い切るや否や不意に押し倒された。 「のわっ?!」 「ふふ・・・もう私のことしか考えられないようにしてあげる」 そういうと彼女は俺の
絵じゃなくて赤ちゃんできちゃうじゃん
>>478 ところどころにギャグとかも散りばめられてて、
エロ抜きだとしても俺は面白いと思ったなw
関西っぽいんだけど微妙に違うような方言は、やたらエロかった。
それに猫なのにミッキーカラーな
アバターは俺もストライクゾーンだったw
>>482 もGJ!!
モフスレで一筆、みたいな事を言われたので、投下してもよろしいでしょうか?。 まだ途中な上に前置き無駄に長いんですが・・・orz OKなら途中まで、ということで。
寸止め上等ワッフルスレだからいいんじゃね?
どうしてこんな事になってしまったんだろう。 私は薄れ行く意識の中で、ぼんやりと考えていた。 「くっ、はぁ・・・んん・・・」 考えなんて纏まらない。 カスタネア様・・・ごめんな・・・さい・・・。 フィリア周辺だけで暮らす仲間達から離れ、私はフィリアを飛び出し、ウルラ大陸にいた。 もっと世界を見て回りたかったんだ。陰気なエルフよりも、もっとカッコイイ旦那様候補もネ。 船でケルラベースキャンプからケアン港へと渡り、北上してバンホールの町に着いた。 町についたら一人の男の人がPTを募集していた。 「バリ下級、誰か一緒にいきませんか〜?」 金髪に白い肌、下ろしたてらしいピカピカの鎧も相まって冒険者として駆け出しの ちょっぴり頼りなさそうな雰囲気の少年だ。 「あの・・・私でもいいですか?」 私だって、フィリアで何もしてなかったわけじゃない。ロンガダンジョンもクリアしたし 弓の扱いには少し自信がある。それに手伝っておけば、この見知らぬ土地でのコネになるかもしれない。 そんな打算もあった。 私が声をかけたら、少年の顔が綻んだ。 「良かった。誰もきてくれないかと思ってたんです。歓迎しますよ」 物腰の柔らかい、いい人らしかった。 打算があった私は少しだけ心が痛んだ。 少年について、バリダンジョンのロビーへと向かった。
「おう、遅かったな。誰か見つかったのかよ?」 ロビーに入ると、一人の粗野な男が声をかけてきた。 「はい、この方も手伝ってくださるそうです」 少し年配で浅黒く焼けた肌、傷ついた歴戦をともに超えてきたであろう鎧、頬に一筋走る古傷。 「この人も手伝ってくれるって言ってくれてたんだよ。でも、人は多いほうが楽しいよ、って言ってくれて それで募集してたんだ。ひょっとして気を悪くさせちゃったかな・・・?」 本能的に危険な香りを感じつつも、はじめてのウルラダンジョンに経験豊富な戦士が同行する。 その安堵感の方が強くて、危険な香りなんて意識しなかった。 「ううん、少しだけ驚いたけど別にイヤじゃないですよ」 「ねーちゃん、よろしくな。俺ぁ、ちぃっと優雅とは程遠いが、モンスター相手ならまかせてくれや」 ガハハハハ、と豪快に笑う。 「あ、私エリスっていいます。ウルラにきたばかりですけど、よろしくお願いします」 豪快な男はウェルギース、頼りなさげな少年はウルフウッドと名乗った。 PTメンバーはこの3人と、ウェルギースの連れだという男3人の6人だった。 「それじゃいきますよ」 メンバー全員が祭壇に立った事を確認すると、ウルフウッドは小さな紙切れを手に呪文を唱え祭壇へ捧げた。 暗転、瞳を閉じ再び瞳を開くと、そこは赤土の壁を持つダンジョン内部だった
489 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/20(月) 23:09:24 ID:drzFWS/+
ウルフウッドこそ少々危なっかしい所はあったものの、ウェルギースら4人が危なげなくモンスターを屠り 空いた手でウルフウッドを援護し、無難にダンジョンを進んでいた。 グレムリンが、フライングソードが、その圧倒的な火力の前にあっさりと倒されていく。 バリダンジョンの3Fに差し掛かったところで、それは起こった。 ウルフウッドが罠にかかり、ゴルゴンが急襲してきたのだった。 ウルフウッドは深く傷つき、ゴルゴンは次の獲物を私に定めたらしかった。 突然の突進に、私は弓を構えることもできなかった。だからハイドを使った。 突撃する先を失い、うろうろするゴルゴンの横からウェルギースのクレイモアが深く突き刺さり 一気に首を跳ね上げた。死後硬直でビクビクと動くゴルゴンを払いのけ、ウェルギースは私を振り返った。 「ねーちゃん、大丈夫だっ・・・たか?」 驚いたような表情、そして瞳の奥にギラギラとした炎が燃え上がるのが見えた。 ウェルギースは振り返り、おい、と言って連れの3人を呼び耳打ちをしていた。 突然の急襲と助かった安堵感から、ハイドしたままだったことも忘れていた。 (そういえば同じPTの人には、ハイドしててもうっすら見えるんだっけ。 それに突然消えたりして、びっくりさせちゃったかな。タゲ移るかもしれないし、失敗失敗) そう思う間も男たちの視線は私に集中していた。足を腕を胸をお腹を。 嘗め回すような視線にゾクリとしながら、私はふと自分の鎧を見やった。 エステバンメイルが透けて、縞々の下着が透けて見えている。 「きゃっ」 膝を下げ、両手で胸と股間を隠す。 (見られた、見られた、見られたぁ) 恥じらいで顔が真っ赤になっていくのがわかる。うつむき、ふるふると震えている。 ハイドを解除すればいいだけなのに、動揺してそれすらも忘れていた。 チャリ・・・。 金属のこすれあうような音が聞こえ、顔をあげると目の前にはウェルギースの姿があった。 ウェルギースの無骨な手が私に迫ってくる。 ああ、大きな手だな、私はそんな見当外れな事を思っていた・・・。
背後に回った男が私の両腕を掴んで持ち上げていた。その力は強く、私のか細い腕では到底抜け出せそうもない。 「ねーちゃん、そういう趣味だったのか。こりゃ遠慮するまでもなかったなぁ」 ウェルギースが下品な笑みを浮かべる。 「やめてくださいっ」 「何いってるんだ。こんな姿して俺らを誘っといてそりゃないってもんだぜ、なぁ?」 口ではそう言っているものの、最初からこうするつもりだったようだ。 最初に感じた不安はこれを予感して・・・。自分の甘さに今更ながらに唇をかみ締める。 治療を終えたウルフウッドがウェルギースの後ろから顔を覗かせた。 「助けてっ、ウルフウッド、助けて」 純粋そうな彼なら、きっと助けてくれるんじゃないか、そう思った。 「・・・ごめん」 彼はぽつりとそう言って、私に背を向けた。目の前が暗くなった、そんな気がした。 ウェルギースの手が私の髪を撫でている。 自慢の金色のロング。耳元で編んだ三つ編みをウェルギースの手が弄んでいる。 その手が耳の輪郭を撫で、頬を撫で、顎を掴んだ。 顔が近づいてくる。顔を背けようとするが、顎を掴まれているので、自由にはならない。 せいぜいウェルギースの嗜虐心を満足させた程度がオチだ。 唇を重ね、私の口の中に舌が進入してきた。 「んんっ。んーんんんー」 「ぷはっ。・・・いいね、アンタも舌を絡めてくるなんて期待してたってことか。こりゃサービスしなきゃな」 私の口の横に垂れた唾液はそのままに、彼は口を腕で拭った。 「叫んでもいいぜ。どうせ誰も来やしないけどな」 そう言いながら、鎧の上から胸に手を添える。 動きやすいように工夫された鎧だから、当然薄い。ウェルギースが力をこめると面白いように形を変える乳房。 麓から持ち上げるように、優しく揉まれたかと思うと突然わしづかみにされ揉み解される。 荒っぽいが、それでいて先端には触れない、繊細ともとれる動き。 エリスはかみ締めた唇とは別に、体に熱を感じ始めていた。
(いやだ・・・。なんでこんなヤツに揉まれて・・・。絶対に声なんて出してやるもんか) 「くっ・・・、ん・・・」 「声、出していいんだぜ?」 指で乳首の周りをつい、っとなぞる。 (もう少し、ずれていたら・・・) そう思い始めている自分にはっ、とする。そしてそれを吹き飛ばすようにキっとウェルギースを睨みつけた。 ウェルギースはそれを意に介さない様子で私の首筋を舐めている。 「気丈に振舞おうとしても、体が震えてるぜ」 ウェルギースが耳を噛み、左腕が胸から離れた。その手は太ももに当てられ、ゆっくりと上ってくる。 下着の端に手が触れたところで、男は私から少しだけ体を離した。 そして、私の股間をまじまじと見つめて言った。 「お前・・・、やっぱり好き者なんだな」 下卑た笑いを浮かべる。 「エルフつったら、慎み深くて下着を直に見られない様にパレオをしてる筈だが、お前はしていないよな。 見られたがってたってことだろ?」 「違うっ!。そんなんじゃない」 「いいよ、隠すな・・・よっ!」 そういって私のショーツを引きずり下ろした。 ウェルギースは立ったままの私の脚を開き、しゃがみ込んだ。 「うっすらと湿ってる」 頬が熱くなり、足を閉めようとするが適わない。 陰唇に沿って指を前後させ、お尻を揉む。胸と同じ、欲しいところに来てくれない、そんなもどかしい愛撫。 股間が熱くて、もじもじとする、そんなエリスをウェルギースはねっとりとした視線で見つめ、そして唐突にクリトリスを指で弾いた。 「ひっ・・・くっ・・・」 脳髄まで一気に快感が走った。膝から力が抜けて倒れそうになるが、背後の男がそうさせてはくれない。 「軽くイったかよ。そろそろ頃合か」 ちゅぷ、そんな音を立てて指が私の中に入ってきた。 ビクっと体が反応してしまう。そんな自分が悔しくて涙がにじんだ。 「期待だけで太ももまでべとべとだ。指1本じゃ物足りないか?」 あの薄ら笑いを浮かべたまま、中指を私の中で折り曲げぐるっとまわした。 「はぅっ・・・く・・・んんっ・・・」 「ここ、コリコリしてるな」 Gスポットを見つけられ、2本に増えた指で私の中をかき乱す。 「やっ・・・はっ・・・ダメっ・・・」 腕の動きが早くなる。同時に受ける快感も増えた。 焦らしに焦らされた体に、この急な快感は強すぎた。 ほら、イっちまえよ。耳元で声が聞こえる。 「ダメ・・・ダメ・・・ダメー!」 足がガクガクとふるえ、腰を突き出してしまう・・・。 「はっ・・・くぅん・・・あぁぁぁぁ・・・んんー!」 体をつっぱて快感に耐え、そして力が抜ける。 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 ぼんやりした視界にウェルギースの怒張が映りこむ。 「まだ、終わりじゃないんだぜ・・・」
今回はとりあえずここまでです。 色々と至らないところはありますが、なにとぞご容赦のほどを。 寸止めですが、近いうちに必ず続きを書きますよ!。書きますよ!。 あと間違ってあげちゃってスマソ。orz
リアタイで見たけどこれはまた蛇の生殺し・・・
イったばかりで意識に靄がかかっていて、はっきりしない。 腕の拘束を解かれると、力なくずるずると座り込む。 「こっちを濡らす必要はなさそうだな。立たせてやんな」 私の腕を捕まえていた男が私を抱え、壁に手をつかせる。 いやいやをするように頭を振るが、それにすら力がない。 ウェルギースが指で陰唇を広げ、肉棒を添え一気に貫いた。 「ひぐっ・・・んん・・・」 下半身に少し痛みが走った。 「キツいな・・・ねーちゃんハジメテか?」 「ひぅっ・・・ふぅっ・・・はぁ・・・」 根元まで突っ込んだ所でウェルギースは動きを止めた。 「ハジメテか?」 コクリと頷いた。 散々焦らされ、濡らされていたおかげで痛みは少ない。 「ほう、これは儲けもんだ」 抽送を再開し、胸に手をあてた。握りつぶすかのように強く乳房をしぼられる。 そして待ちに待った乳首への愛撫。 「ひぃっ・・・くぅっ・・・あぁっ」 「いい声でなくじゃねーか」 左手は胸に添えたまま、右手で私の顔を起こし舌を絡めキスをする。 髪がはらりと流れ、幾筋かが唇に絡む。上気した頬と相まって年不相応の妖艶さをかもし出す。 固くなった乳首をしごく様に摘まれ、背中を唇で吸われる。 溢れる愛液はすでに地面へと達し、小さな水溜りのようだ。 ただ突くだけでなく、時折円を描くような動きを混ぜられる。 すると私の腰が私のものでないかのように、勝手に反応しウェルギースの腰へと押し付けられる。 「ひ!・・・んぅっ・・・あぁ・・・」 浅ましい自分に気がついて、顔が火照るのがわかる。 けれど・・・。 深く突かれて子宮をコンコンとノックされる。私を持ち上げるかのように腰を持ち上げる。片手でクリトリスをつぶす。 「ひゃぁ・・・あぅ・・・ああっ・・・ああああぁ〜っ!・・・」 「なんだ、またイっちまったのかよ」 男の精を搾り取ろうとするかのように、膣が収縮する。 「俺も・・・そろそろ・・・イくぞ・・・」 快楽に溺れていた私にその声が響く。 ハっとした。 「やめて!。中だけはやめて!」 「どう・・・だか・・・なっ!」 「ひっ・・・あっ・・・ああっ!。やめ・・・て・・・。なん・・・でもするから・・・やめ・・・て」 「イくぞ!。イくぞ!」 「やめてぇ!。なんでも・・・んっ・・・するからぁ・・・やっ・・・めっ・・・んんっ」 ウェルギースは肉棒を引き抜き、エリスの背中へ射精した。 「はぁ・・・はぁ・・・」 私は背中に熱いものを感じながら、地面にへたり込んだ。 中で射精されなかったことに安堵しながらも、不安を感じていた。 「はっはっ・・・ふぅ・・・なんでもするから、って言ったよな。俺は約束を守った。次はお前が約束を守る番だ」 ウェルギースはそう言って、ウルフウッドにあれをもってこい、と叫んだ。 怖くて顔をあげられなかった。 チャリ・・・。金属同士が擦れるような音がした。 ウェルギースの手には、鎖のついた首輪が握られていた・・・。
あまりに寸止めだったので、キリのいいとこまで追加。 急遽の追加なので、少々物足りない気がするけど気にしない!。 まだ続きますが、そのお話はまた次回。
( ´∀` ) ほしゅほしゅ _(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄
穴鯖実装
498 :
名無しさん@ピンキー :2006/12/11(月) 01:51:51 ID:4+C9UfW4
age
角煮でトリアナ熱が上がってて、感化されて脳内妄想しつつ保守。 416 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2006/12/11(月) 22:34:54 ID:FrxhtoKI トリアナかわいいなぁ 何も言わずにニコニコしながら、頭をなでぐりまわしたい そしてワケがわからず真っ赤な顔で困惑するトリアナ(´Д`*ハァハァ) 萌えるだろ? 脳内で一本できそうだよ…
ケイティンがぽっちゃりに見えない。 ただ其れだけなら構わないんだがそのネタで一つSS書こうとしてるから少し困る。 一応「丸顔のせいか〜」とか書いてあるがそうも見えないからまた困る。 ぶっちゃけ背丈は例外だがCの体型なんてあんまり違いがわからないから本当に困る。 まぁSS書くスキルなんてほぼ皆無だし、途中で放る可能性が大きいんだガナー(´・ω・`)
501 :
名無しさん@ピンキー :2006/12/17(日) 00:54:00 ID:+8OJumTL
.
502 :
名無しさん@ピンキー :2006/12/20(水) 22:25:49 ID:Sv6+rATz
ほ
木谷椎だバーカ!誤爆すんな!
誤爆は娘うp。って遅いわ…自分
保守するときはアゲるのが俺のジャスティス
保守
まな
アッー間違えた
510 :
名無しさん@ピンキー :2007/01/17(水) 18:28:57 ID:DzlpYkJB
おはようございまび。定期保守のお時間です。
ものっそい過疎具合だな 感心するほどの過疎だ
<<ここもついでに保守させてもらうぜ>>
awacs Thunder Head <<Chopper大尉 私語は慎め>>
>>503 .| | | :{;;;;ヽ、:::::`丶、:::::::::::::l:;:;:;:;:;:; ィ";:;:;:;:;:;:;:}: /l(O)ヽ
| | | :,l;;;;;;;;;シ丶、:::::::`:`:ー'‐::'':"::::::::_, ィ"´;;l: / ヽ_ 。'
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| | | :{ l l;;;;;ッ=` (三> `^´ (三シ ム;;;;;;ソl}: /:::::::::::l´:://
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_,..-l´-'"~二二~`'=、_ :t、 / ゙ー、 ,r '゙ヽ /,K′: `',/:::/:::(_| ::l )
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`、.ヾi´ _,,....L:;_)`t、'´ :/{lヽ , トェェェェェェイ,ノ,ノ7 /:.:.:.:ヾニヽ: ⌒`l,,.-'''")x', :::.',
`〉 ''"~´ _j,, )`´ ., ィ/:.:い ヽ `U'zェェェッ'/,/,/:.:.:.:.:.:.:.:ソ }- 、 / /ox、''''"~´)
l 、-''"´_,,. ::.〕 ./ /:.:.:.:ヽヽ `'゜ー‐ -- '"//:.:.:.:.:.:.:/ / ` { ノ',xxx,,`- ''''"´〕
〕 、-''"´ _,..、〉,, - { ヾ:.:.:.:.ヽ丶 //:.:.:.:.:, -'" ,/ / 〕l::::',xxx "(''''"´〉
一寸質問、足コキって需要ある?
>>515 ちんこ出してスタンバってるので俺が風邪を引く前にうp
>>515 ,... -‐'''ニ ̄三二ヽ
,∠二二∠..--――/| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
∠__――_,,... -‐''"///| ∠
>>515 よ・・・ |
|―三'''" ̄||| ノノ,,ノ//| ヽ_____ノ
ヽノ ミ、、/-''""`ヾ//ニト、_ /ミ''ヽ
/// / l ヾ /^i/// ̄`ーj |.| ト-'┴-
く〈〈 〔__^ ^`' 〈_//ヘ|j_j_jj_jノ_ノノ/::: ̄ ̄
./ \_/丶 ,r,=-、 .2 / ヽ:::::: / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ / |ィ'。`>ソ { ィ'。`'ァ::. |‐'| !、 .|::: < エロパロスレは文を貼ってこそ |
. | | |`~´/ ,l、  ̄´./ :| |__| o|――-| 覗く価値ありと |
| | :| (、 っ) l: | /.o.V':: | 何度も言ったで |
ヽ. | ::::l ,.,__、 l //`―/::::......... | おじゃるよなあ………… |
/ | :::::::::lf{二ミァ ,),/二二========= \_____________ノ
ヽ l:::::::::::::/|__/:::: 〇::
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518 :
515 :2007/02/11(日) 20:55:04 ID:k8iRrFFU
急ごしらえだが取り敢えず完成。寸止めではないと思うのでまぁどうぞ。
命の恩人には当然礼を尽くすべきなんだろうけど 「あらら…厄介なもの掘っちゃったなぁ」 「遭難者に対しての第一声がそれですか。良識が疑われますね」 「あぁそう、じゃあ埋め直しとこうか♪」 「すいませんごめんなさいお願いですから村まで送ってください」 いきなりこういう事言う人なら多少言い返したって罰は当たらないんじゃないかな? 気付いた時にはボクは砂漠に放り出されていた。 それ以前の記憶は寝惚けている様に酷く曖昧で、自分の名前すら定かではない。 眼前には人間の女性が一人。たった今、ボクを救助?してくれたらしい。 兎にも角にもお礼を、と思ってハッキリと彼女を視認した途端、 ボクの口からは全く別のセリフが飛び出した。 「人間の方達はずいぶん変わった格好をするのですね…」 「最近着ていないからちょっと着替えてみただけよ。 別に普段からこんな格好な訳じゃ…いや大して変わらないか」 そういう問題ではないと思う。 ダークグレーのアイドルポニーテールにグリニッシュの瞳の大人びた風貌。 自分より頭一つ分高い肢体を装う衣服は、ぶっちゃけると全身黒かった。 黒いジャケットにこれまた黒いタイトスカート、 そこから伸びる脚を光沢のあるストッキングに包み、ヒールの高いブーツを履いている。 ここまでいい。だが、全身の『黒』を強調する様に純白の非実用的な薄手袋と、 首に結ばれた蝶ネクタイ付のチョーカー、そして頭頂部から突き出た一対の偽耳。 これが世に言う「ばにーがーる」と言う奴なのだろうか。その上黒すぎてこれは正しく―― 「…………」 「キミ今、黒厨とか考えたでしょう」 「自覚はあるんですね」 「………#」
その後、再び見捨てられそうになったのを必死に謝って何とか機嫌を直してもらい、 フィリアまでの護送を引き受けてもらった。 生憎彼女の馬は一人乗りだった為、徒歩で村まで向かう事に。 砂漠を横断する丸三日近い道程だ(どうやらボクが埋まっていたのはロンガ砂漠の最西端あたりらしい)、 道中暇つぶしに雑談でもしていこう、と言う彼女の提案には異論は無かったけど、 困った事に今のボクには記憶が無い。その事を遠慮がちに打ち明けると一瞬気まずそうな、 悲しげな表情を浮かべたがそれも一瞬で消し、つとめて明るく振舞ってくれた。 「じゃあ戦闘とかはどの道無理ね。砂漠の連中は足速い奴多いし」 「そうですね…。正直、逃げ切る自信もないです」 「それなら南の海岸沿いに進路を取って、フィリアの南南東あたりから北上しましょう。 このルートなら砂嵐も少ないし、結果的に早く着く筈よ」 と言う訳で右に砂浜を見ながらボク達はのんびりと歩いている。 途中幾度か会話の中の失言で彼女がキレそうになりながらも、概ね平穏な旅路だ。 その道すがら、彼女は簡単な自己紹介の後にこう付け加えた。 「さっき黒厨とか言ってくれたけど、それは誤りね。私は黒厨じゃないの」 「じゃあ何厨なんですか?」 「拘るのね…。ま、しいて言えば…黒スト厨かな?」 「黒スト厨?」 「そ。私こういうセクシーなのが大好きなの」 そう言いながらストッキングに包まれた脚をザッとボクの進路上に突き出す。 それは彼女の肌の薄黄色と生地の黒が相俟って、艶かしい濃褐色の光沢を放っている。 確かに扇情的だとは思う。知らず見つめてしまったけれど、ふと見上げると、 彼女は得意そうにふんぞり返り、実に嬉しそうな顔だった。 「ね?イイと思わない?」 それは全く同感なのだけれども、そのまま答えるのも誘惑に乗った様でなんだか癪だ。 「女性の口から出る台詞とは言い難いですね。大体砂漠でそんな黒ずくめじゃ、 暑くて仕方が無いでしょう。蒸らしっぱなしじゃそのうち水虫になりますよ?」 「かっわいくないなー、ホント。おねえさんに素直に見とれなさいって。 それにね、暑さはそんなに問題じゃないのよ。ほら」
不意にボクの手を手袋に包まれた手で握る。 …と、予想していた生温い不快感は感じず、洗いたての生地の涼やかな感触だけだ。 「あれ?」 「付与の応用で、全装備に氷の属性を付けてあるの。これが意外と涼しくってねー。 そうだ、なんだったらキミにも予備の装備貸したげよっか?ずっとローブじゃ暑いでしょ」 言って返事も待たずに、カバンやペットから衣装を取り出す。 もう出るわ出るわ。 剣士学校の制服ショートモデル、リボンドレス、レザーミニワンピースが二着、 舞踏服、フォーマルドレス、防衛軍服、ウェストテイラーウェア、 小学校の制服、シーフスーツ、チャイナドレス、ドロワーズ、忍者スーツ、 フルセットにキリヌスジン、バレンシアに果てはダスティンまで。 揃いも揃って彼女言う所の『黒スト』だった。そして言うまでも無く女性用ばかりだった。 「どう?好きなの選んで構わないわよ」 「どうもこうも、着られないものを自慢されても困りますよ。 せめて男女兼用の服でもあれば…そういえば、ローズプレートが無いですね?」 「へぇ、詳しいね。一目見ただけで判るなんて――」 彼女の言葉に内心首を捻る。そう、何故ボクはここまで衣服に詳しいのだろう? 記憶は戻らないままだけど、ひょっとして衣料関係の仕事でもしていたのだろうか? 『違う。ボクはレ××や■■スと顔見知りで、彼らの仕事の会話で見聞きしただけ。 ボクの仕事は村で手に入らない物を遠方から手に入れてくる事で、 あの日も雑貨屋の●ラ●●スさんとヒーラーのア※ラ※さんから仕入れを頼まれた物を 村ま■持■帰る筈■■たのに砂■■差■■かっ■途■■■イ■ントが――』 「――大体色待ちが面倒なのよね。片やケオのゴーレムしか…ってどうしたの!?」 「…っ!!」 肩を掴まれて我に返る。濡れた感触に額を拭うと冷や汗でびしょびしょで、視界も再びぼやけ始める。 彼女が血相を変えてボクを敷き布に横たえて介抱する…覚えているのはそこまでだった。
目が覚めた時はもう黄昏時。ラノ側の尾根へパララが沈み、逆に海からイウェカが顔を出し始める。そして彼女は、 「気が付いた?あのまま目を覚まさなかったら放り出そうかと思ったよ」 開口一番からコレだった。 「だからそれ病人に言う台詞じゃありません。…でも、助かりました」 「どういたしまして。それで、何事だったワケ?」 彼女に先刻の事態を掻い摘んで話す。それなりに休息を取った結果か、 頭はハッキリしていて、記憶も大分戻っている。体に少し違和感はあるけど。 ちなみに今、ボクの体勢は膝枕だ。彼女は適当なものが無かったとか言ってはいるけど、 十中八九判っていてやっているんだと思う。覚醒した直後の雄の本能が気付かれそうで、 と言うか後頭部に伝わる弾力と滑らかさと体温とか、甘酸っぱい彼女の体臭とか、 それをさらに助長しそうで勘弁して欲しい。でもそれが快いのも確かで、 ボクは彼女にそれを気付かれないよう、殊更平静を装う。 「と、こんな所です」 「なるほど、記憶が戻った反動かな。ビックリしたよー、顔真っ青だったもの」 いやー焦った焦った、と彼女がおどける。彼女の態度は適当でいい加減には見えるけど、 まだ不安定なボクに対する気遣いなのだろう、今はそれが素直に有り難かった。 「ただ、肝心な所が思い出せなくて…」 「んー…無理に思い出す事はないよ。ただ、そんな酷い事はされてないと思うけど? 一応『くまなく調べた』けど、傷跡や痣とか無かったし」 「『くまなく』?……って、ぅえぇえ!?」 漸く違和感に思い当たってローブ(彼女の私物だ。勿論氷属性)を跳ね除けて起き上がってみれば、 ボクは下着以外何も着ていなかった。寝転がっている時には死角になっていた所には、 キッチリ畳まれた衣服が重ねて置いてあったりする。 「可愛かったよ♪」 「黙れショタコン」 「まぁまぁ。落ち着きなさいって」
そう言って後ろから抱き締められる。と思ったら脚まで絡められ、完全に身動きが出来なくなる。 いやちょっと、そこまで念を入れなくても。 「手段がマズかったのは謝るよ。でも、記憶を失っていて、あんな棺に閉じ込められていて。 挙句目の前で倒れられたんだもの。ちょっと、嫌な想像しちゃったからさ」 「嫌な想像?」 「大丈夫、キミはそういう酷い事はされてない。だから、安心して」 「…はい」 真剣な声音に平静さを取り戻す。彼女がそう言うなら嘘ではないんだろう。 何故か確信めいた安心感が沸いて、全身の緊張を解く。 そのまま身じろぎして言外に拘束の開放を求める。 が、何故か彼女はますます腕と脚に力を込めてきた。あ、胸が… 「ちょ、もう大丈夫ですから放してくださいよ!?」 「ん〜?いいじゃない、綺麗なおねえさんに抱っこされてんだから。 それにキミ、抱き心地いいからさ、なんて言うの?うりうりしたくなるのよねー」 「意味判りませんよ!?大体貴方が美人なのは認めますけど自分で言いますか? なにより抱き心地って、ボクと自分の格好を考えてくださいよ!」 「んふふー、美人ですって。ありがとー。そんなキミにはご褒美あげないとね」 ボクの返答にますます機嫌を良くしたのだろう。腕にさらに力を込め、 背中に益々乳房を押し付けてくる。強くなる弾力の中にコリコリと違う感触が二つ、 それが刺激を受けて勃起した乳首だと認識して、思わず俯いてしまう。 そこに間髪措かず耳にぬるり、と粘性の感触。 「うぁ!…な、何を…?」 「ちゅ……んぷ…れる……ふふ、耳舐められるのは初めて?」 「当たり前でしょう!…ぁ…だ、ダメで、すっ…て…」 耳朶を歯で甘噛みされる。耳の先端を唇でキツく吸われたかと思うと、 襞に沿って舐め上げられ、耳穴まで舌が侵入して来る。 刺激に思考が蕩けいく。不意に首を廻されて、緩みきっているであろうボクの顔を彼女が覗き込む。
「あ……」 「あは、ポーっとしちゃって。かーわいい顔…。やっぱりこれだけ大きい耳だと弱いみたいね。 それに『こっち』も、ね」 「っぁ!」 痛みを感じるほど勃起したペニスに手荒な刺激。見れば、彼女の両脚が包み込むように股間を圧迫している。 と、ここで再び首を彼女の方に向かされる。彼女は目を細めながら、 男性器を踏み躙る強弱に合わせて歪むボクの顔を、じっくりと眺める。 その視線から逃れられない。見つめ返すと彼女はにっこりと微笑み、刺激を緩やかなものに変えた。 「さぁてと、この後どうしよっかなー?」 「……ぇ…?」 「1.ごめんねー、私調子に乗りすぎたみたい。さ、早いけどもう寝よっか」 冗談じゃない。じれったい感触と焦りに半ば反射的に疼きが増す。それを敏感に察したのだろう、 ウソだよ、と笑い混じりに囁いて、ほんの少しだけ脚の愛撫を強めてくれた。 たったそれだけで、苛立った心と身体が快楽に素直に酔い始める。 「2.おねーさんとえっちな事、しよっか?」 「あ、あなたは…その…っ」 「ん?どしたの」 「こん…な気軽に、して、構わないん…です、か」 一瞬目を丸くした彼女は悪戯っぽく微笑んで、そのまま唇を重ねてきた。 接吻は一瞬。そのまま彼女の舌がボクの口腔に割り込み、こちらのそれに絡まる。 「むぅっ…!んぁ、んんーっ」 「はむ…ちゅ…じゅむ、ちゅぶ…ぢゅるるるっ」 淫猥で品の無い、互いの唾液を舐め取り合う音だけが暫く響き、 漸く開放された時は糸が引き、口の周りもべとべとになっていた。 「ぷはっ…ま、キミが可愛いのは勿論だけど、それよりは一々からかい甲斐があるから、かな。 今だってさ、トロットロな眼してるクセに一生懸命我に帰ろうとしてるし。 だめだよ〜?こういう時は、雰囲気に乗って愉しまなきゃ」
そう言って懐紙で自分とボクの口を拭う。適当にそれを放り捨てると、 今度は唇だけで啄む様なキスを繰り返す、繰り返しながら甘えるように聞いてくる。 「で、さ。…ちゅ、キミの童貞、私が、ちゅぅ…貰っちゃっていいかなー?」 「こ…の…ん、ぷぁ、確信、犯っ…!こ、んむっ…ここまで…しておい、てぇ…っ」 「んふふ…で、答えは?…あー、捻くれた返事だったらこれでもうオシマイ」 本っ当に意地が悪い。有無を言わさず人を盛らせておいてこの言い草とはあんまりだ。 そんなの聞かれるまでも無く、とうの昔にボクに選択肢は無い。 それに、返事を急かす様にペニスを弄くる足指の刺激に、逡巡する気にもならない。 今度ばかりは絶対に彼女の不興を買わないよう、精一杯に媚びた哀願を漏らす。 「…貴方に、ボクの…童貞を…っ、差し上げ…ます、だから、だ、からぁ…!」 「もっと私の脚や、唇や、手や、胸や、お○んこで、おち○ちん気持ちよくして欲しい?」 卑猥な単語の挑発がそれだけで期待を膨らませ、行為を一々想像しただけで、ますます身体が熱くなる。 かくかくと必死に頷き、さらに乞う。 「お願い…します」 「よくできました〜。じゃ、一緒に気持ちイイ事たっぷりしよっか」 あやすように口を吸い、ボクに尻を浮かすよう命じる。 不自由な体勢のまま腰を地面から離すと、脚だけで器用に下着を取り払われた。 膝下に引っかかったそれが酷く厭わしく感じて、足を振り回して脱ぎ飛ばす。 露になったペニスにまた彼女の綺麗な脚が添えられ、確認するように耳元に声。 「まずは脚から、かな。キミずいぶんこれ気に入ってくれたみたいだし」 「はい…、感触とか見た目が、とても…好きです」 「じゃあ、ご期待に添おうかな?」 脚の平でゆっくりと亀頭を擦られる。スリスリと滑らかだった繊維質の音は、 自分でも奇異に思うほど溢れた先走りであっという間ににちゅにちゅと粘性のものに変わり、 彼女の脚を覆うストッキングもまた、粘液の染み込んだ場所がより濃い黒に汚されてゆく。 「濃いね……指にネットリ絡んできて…それに、とてもイヤらしい匂い… ほら、聞こえる?私の脚…ぐちょぐちょに汚してる音が聞こえる?」 「聞こえ…ます、気持ちイイ…です…とても」 「ふふ、じゃあ、こんなのはどうかなぁ?」 「うあっ!?」
不意に刺激の質が変わる。親指の爪で裏スジをなぞられた。 と、今度は今度は両足の土踏まずで柔らかく竿を揉まれ、足指で亀頭を握られる。 嗜虐の快感に酔ったような生暖かい呼気が耳にかかる。 「ぁふ…んっ、こういうの…『足コキ』って言ってね…。 ふふ、ちょっとMっ気ある子を…Sなお姉さまが、イヂめる時とかにするの」 「その…まま、ですね…っ」 「でも、気持ちいいでしょ?…ほら、ピクピクしてる。おち○ちん脚なんかで踏まれて興奮してる。 それとも…このストッキングのおかげかなぁ?さっきからずーっと見てるよね…気に入った?」 「…っ…ええ。こう扇情的だと…正直、堪らないです」 実際、自分にこうも病んだ性癖が在ったのかと思ってしまうが、興奮するものはしょうがない。 「なら、遠慮しないで。もっと、じっくり見てもいいんだよ…」 言われるまでも無い。視界の中で彼女の脚はくねくねとしなやかに曲がり、様々な方法でボクのペニスを愉しませる。 その光景を眺めるうち『もっと汚したい』と衝動に駆られ、同時に急激に背筋を痺れが這い上がり始めた。 「っく…ぐぅっ!」 「あら?…もう、出ちゃいそうかな?」 「ええ…そろそろっ…限界、です…」 「いっつもそれだけ素直だといいんだけどなー。ああ、それだとイヂめ甲斐が無いね。 …じゃあ、そろそろ…精液とぷとぷ出して貰おっかなー、っと!」 そう言った途端、一気に脚の動きが激しさを増す。耐え切れずに痙攣を始めたペニスを五指でしっかり固定して、 トドメとばかりに上下にゴリゴリと扱く。 「もう、もう…っ…駄目……で…す、これ以上、は…っ」 「いいよ、出して、早く出して、おち○ちんから白いの出して黒スト汚してぇっ!」 「ぐ…っ、ぅああぁあぁああぁあっ!!」 「んっ!はぁあぁ……あぁ……ん…」 絶頂に意識が真っ白に染まる。弾けた亀頭から大量の精液が飛び出し、 彼女の脚を、ストッキングにびちゃびちゃと降り掛かり、濁った白に染める。 ボクは全身の力が抜け、くたくたとへたり込んでしまう。 射精の最中、更にきつくボクを抱き締めて身体を震わせていた彼女も同じく全身を弛緩させた。
「はぁ、はぁ、はぁ…っ、ふぅ……は…」 「あはぁ…、たくさん、出たね…。すっごい臭い…これだけで…、ちょっと…イッちゃったかも」 言いながら指先で出たばかりの精液をにちにちと弄ぶ。 その光景にボクの性器は全く萎えず、依然屹立したままだ。足りない。まだ、全然足りない。 「よっ…と。あたた…流石にちょっと姿勢に無理があったかも」 ボクの衝動などとっくにお見通しであろう彼女は、ここで初めて手足の拘束を解き、正面に座りなおす。 脚を組んで座った彼女はそのまま、ボクの吐き出したモノで汚れた両脚を眼前にすっ…と突き付ける。 にこにこと可愛らしく笑いながら、視線だけでボクに行動を強いる。彼女が何を意図しているかは明白だ。 「…………」 「つまり、その…舐めたり、嗅いだりしろ、と?」 「あれ〜?まだ私何も言ってないけどなー?」 よく言うよ全く。まぁどの道、先に言ったボクの負けなんだろうけどさ。 「惚けるのはナシですよ…。それに…自分でも、変態とは思うんですけど… 正直、ちょっと…興味があります」 「ふふ、へんたーい。……いいよ、好きなだけ弄くっても……」 その赦しを合図に、足首を引き寄せ、顔を近づける。 ボクの先走りと精液が絡まった指先はテラテラと光り、生臭い臭いが鼻を突く。 でも今のボクには、その不潔な光景にむしろ一層興奮してしまい、…躊躇う事無く足指を口に含んだ。 「ちゅぱ…んむ…ちゅるる……んく…ぷぁ、あむ…」 「ん…ふ……は……あぁ…」 生地に染み込んだ粘液を唇を窄めて吸い、指を一本一本丁寧にしゃぶる。 指の付け根にも舌を這わせ、爪と指先の間をこりこりと歯で刺激する。 広げた親指と人差し指の間、伸びた布に鼻を擦りつけて肺一杯にイヤらしい匂いを吸い込む。 異質な興奮に、ボクのペニスはさっきよりも更に硬く、ミチミチと音を立てそうなほど隆起していく。 「ぁは…そう、上手いよ…。さっき、耳にしてあげたのがよかったのかな…?」 「ぷぁ、…そう、かもしれませんね…んむ…、同じ様にしたら…ちゅぅ、気持ちいいかな、って」
ボクの返答に満足したのか、ひとまず愛撫を中断させてそのままボクを仰向けに横たえ、
彼女はそこに覆いかぶさって来た。
完全に昇ったイウェカとラデカが彼女を青紫色の闇に青白く浮かび上がらせる。
手袋に包まれた右手でボクの頬をそっ…と撫で、そのまま唇を拭ってくれた。
そして顔を徐々に近づけてくる。目の前には長い髪と、ウサ耳を生やした美しい女性の顔。
ボクはキスに備えて目を閉じた…がそのまま彼女は右側に頭を移して、
笑いを含んだ声で、また、ボクの耳に悪戯を始めながら、ゆっくりと囁いてくる。
「ふふ、…大丈夫よ。時間はたっぷりあるわ…。キミが満足するまで…いくらでもイヂめてあげる…」
ま、急ごしらえだし取りあえずこんなものか。疲れたよorz
ちなみに今回のモデルになったうちの娘のアバターはこんな感じ。
ttp://mabinogi.or.tp/pmcs/v4/1/1OPpBc では駄文読了感謝です(ぺこり
(;;;;;;,、/ 、 .::::::::::::::: 貼 誰 /!,iヾ、ヽ、, :::::::::/ .ゝ/ ヽ、_``ヽ、 , ヾ;, ,、 /';;:/ , れ が \_\ヾ、、,_ヽ .\ヾ,,i!、i!i /` ./,ィ / ヾ、_ ゞン`ソゞ、ヾ゙-' ,;ゞ,_,i;;'_´ゞン. と 寸 |;| `'/  ̄ ,-'" |::::::.  ̄´ .> / i |:::::::. い 止 {;;;| .! |::::::::. ヽ、_ |::::::::. っ め (´ ,、_,, _,ノ::::::::::. \ ,,. -'7 i ':::r‐、、::,:::: た 形 / /´,, -'" ` `ー 、`'、 ( ヽ. '´"<二二ニ二ニ=-`ヾi; ッ 式 `二ニニ==-- ,,,,,,, ........:::.... ./;; ヽ :. :::::::::::: :::::::::::::::: .!? で /i .;;; ヽ ::.. ..::::::::::: |::i ;;i .l l ヽ::::.. .::::::::::::: ____> .i l l :: ヽ、::.,,,、,、,,.,., _...::::_;/:: \/\M/::::::::::::::::i i.l/ :: ヾi!;i.;;i!;i!i;;i;;i!;i;;i!;: :::::.
GJ! 足コキ結構良かったんだけど、 せっかくだから童貞貰われちゃう所までしっかり見たかったぜ(´・ω・)
GOOD JOB
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:||;:;ヽ,ヽ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l l;:;:;:___jl|_ヽ,ヽ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l そんなっ・・・! ,イ::7´ ,r=ぅ r- 、ヽ,ヽ,`i丶、;:;:l バカなっ・・・! バカなっ・・・! /::::シ "´ u ` ~´ ヽ,ヽ,ミ:::`'i! なんで最後なしっ・・・・・・! )::/ ,. -− 、 , -− 、 ヽ,\:::::}, l:::l.:.,ィ'。`> y'.: ィ'。`'ァ、:.:.. \.\l なんでこんな・・・・・・ 、_ }::l:.:.` ̄,.:'´ .: :u`ミ ̄ .:.:.:.:.:. l:::\ \ あってはならないことがっ・・・・・・! 、_`'-、_ l::l , ' ,r' ヽ、u :.:.:. }:::/^\ \ `' -、,`' -、 N! u /゙'^'- '^'゙ヽ l::fク //.\ .\ どうして・・・ 最後なし・・・・・・ `'ァ、\ l l! / ,..,_,..、 丶 |j~ .l:lぅ,ノノ \ .\ なんで・・・ エロパロスレで・・・ \ \.しi i ,イエエエ>、 ヽ ,l:ゝ- ' \ \ こんな・・・・・・・・・ \.\ヽ. l l l{、:.:.:.:ノ:.:.:l) l イ::ノ \ \ \.\ ! l ヽゝェェェァツ } ,/:::ヽ \ \こんな理不尽なことが \.\. `ー-‐ '" ノ ,ィ'{^~゙゙´ \. \麻呂の身ばかりにっ・・・・・・・・・! 人. \ u ,ィ" Y lト、 \ \ _/:.:.:ヽ\ \--‐ '"´ / ハ \ \ _,,‐〈:.:.:.:.:.\ \ \ |j〜/ /:.:.\、,,__ \. \ ,r‐-‐ ''"^ヽ 丶、:.:.:.:.:\ \ \u //:.:.:.:.:ヽ } lー-- 、、 ', ', ,, - '" 丶、 `` ー- ゝ ヽ\ \∠∠.:-ュ:.:.:_,:ノ / ` 丶、 ヽ ヽ
んー、これ以上は喘ぎや描写、表現が被りそうなんだよなー実際。 足コキってことでここまでのつもりだったんだが…。 書くか、続き。 (ここでチラシの裏は途切れている)
534 :
名無しさん@ピンキー :2007/02/19(月) 09:35:54 ID:i5lZMLxL
保守
535 :
名無しさん@ピンキー :2007/02/19(月) 22:21:28 ID:hSF9mhmJ
レプス×メレスが好きな俺は異端児
>>536 メレスは俺の嫁だからレプスと絡むとかありえない
続きマダー?(AA略
死んだフリしてるときに襲われるアルクインたんを(ry
いつも思うんだけどマビのストッキングって黒で 下の肌色が見える程の薄地って表現が出来ないのが惜しい。 ブラウン、ベージュ、白系なら薄地っぽく出来るのに・・・
×マビのストッキング ○マビの剣士ショート系のストッキング
おぜうさん、ちょっとそこの木陰でまぐわいませんか?
>>541 確かに。
黒ストスキーとしてはあの微妙な焦げ茶色が表現できないのは悲しい。
光沢処理が無いからなんか変だし(小学校の制服ですらあるのに)、
襟、袖口と同配色なもんだから茶色狙うと汚くなる。
>>543 1ドット黒に逃げた自分をどうか許して欲しい…orz
>548 剣士ショートの真中の色を 574536 に変えたら、えらくハァハァできるようになってしまっ
実際のゲーム中だと光源処理でシミュレーターより赤色がやや強くなるので
緑より青を若干明るめにした方が黒ストの表現はよくなるよ。
645456にすると
>>543 に近い色になる。
551 :
名無しさん@ピンキー :2007/03/14(水) 11:33:49 ID:XCzo6xJ4
ほしゅ
552 :
名無しさん@ピンキー :2007/03/18(日) 02:38:34 ID:GaFuPw8z
保守
休暇なのに定期メンテだから保守 orz
精霊ものに目覚めてしまった。 擬人化…って言って良いのか分からんが、そういうのって大丈夫? 駄目なら精霊×精霊とかってあり?
ありじゃない? というか、俺も妄想を膨らませてたわけだが…それを文章にまとめれないから頼んだ!
主人×精霊やろ・・・常識的に考えて・・・
ワンドきゅんを大人にして(性的な意味で)能力うpを図る主人を妄想した俺が帰りますよ
鈍器女精霊に萌えた
>>558 お前のその場所は既に2年前俺が通過した場所だ
久々に書いてみようかと思ったケド、500kでアウトなんだよナ? 27kじゃむるぽw
前説読み飛ばし推奨:趣味で書いてるオリジナルが超純愛路線のせいか、突発的に暗黒面に落ちてみたくなって スレ検索したらまだ生きてのに感動して思うが侭書きなぐってみようと思うんだいいかな?いいよね ね とはいえ容量足りないし、仕方がないので途中まで投げときます。ええ、例によって寸止めでw スレ立てと誘導をして頂ければ続きも闇に消えなくて済むってことでひとつよしなに ―――――――――――――――切り取り線―――――――――――――――――――
風や水もぬるみ、人々の顔にも気候の良さからか明るさが増え始めた頃、といってもナオに呼ばれた この世界には厳しい季節などとは無縁であったが、それでも少なからず春という季節が与えてくれる感覚は 生物の本質に訴えるのか、人とすれ違ってもしばらく前のように多少のことで苛立つ機会は皆無と言えた。 とまあ、一人春の空気に霞んだ空を見上げてぼーっと適当なことを考えているだけで、 仲間からのお誘いも、それなりに気持ちのかけらだけでも伝えようとしていたあの子からの反応も、 苛立つ機会以上に皆無だったりするのだが。 ティルの放牧地で寝っころがって空を見上げていても聞こえてくるのはそれはのどかなめ〜ってな羊の鳴き声、 すりよってくるのもうっとしいぐらい毛の生えた羊の足、狼にがぶがぶされてきゃんきゃんいってるのも羊の悲鳴… あーもう、 「うらぁ!」 執拗に羊に絡んでいた灰色の随分と歯並びの鋭いわんこに精霊ハンマーのスマをぶっ放すと、 豪快な音と共にクリティカルなダメージでぶっ飛んだが、それで気分が晴れるなんてことはなかった。 めええ 「はぁ…」 救われたにも関わらずそっけない羊のお礼の鳴き声に、ため息を吐きながらあぐらをかいてどかっと座り込む。 あまりの覇気のなさに、鈍器精霊のマッチョにーちゃんがさすがに呆れ顔でうっすらと具現化した。 「主よ、気持ちはわからぬでもないが、こんなところであのような初心者向けの弱者に 我を振り回すのは如何なものかと思うのだが」 「わーってっよ、たく…やっぱ女にするんだったかな…」 硬派を気取って鈍器に男精霊なんて馬鹿な真似して、しかもどこをどう間違えたのか よりにもよってとびっきりの皮肉屋が宿っているなんて誰が想像しえようか。 「今からでも遅くないぞ。破棄は早いに越したことはあるまい?」 と、にやっと笑うこいつにはいつものことながら閉口するしかない。 「馬鹿いってんじゃねーよ。もう少しで晴れて実体化して暴れられるんじゃねーかよ」 「ふっ、気に入ってくれているのは嬉しいが、しかしなんだ…如何にこの私といえどもアイテム無しでは役に立てんぞ」 「あーそいやそうだな…」 よく見れば精霊の象徴とも言える輝きが彼のクラスにしては若干弱い。 「っしゃねーな。ダンバいってなんか探すか」 「あそこのヒゲ親父のでも一向に構わんが」 とその視線の先にはこの村の某破壊神様がのどかに歌なんか歌っていた。 「なんていうのかな…まあ縁起をかついでるとだけ言っとく」 「ふむ…よくわからんが、主にしてはまだ真っ当な解答だ。認めよう」 「お、ちょうど昼前だな。大陸移動2連発いくべえ」 「応」
喧騒の街へと移動して、目に入るのはやっぱり人、人、人… 「何だってこんなに年中賑やかなのかね、ここは」 「中心地が寂れていてはお話になるまい」 「まあ、そうなんだがな。どれどれ、その辺の露店に手間の省けるよさげなエサはないかねえ…」 異様に人の多い広場をかきわけて、城壁外の露店を一通り見て回る頃には、相棒もすっかり満腹になっていた。 「さて、どうしたもんかね」 「そういえば、姫殿とはどうなったのだ?」 「姫?あ、ああ…」 いつもお姫様風味の衣装に身を包み、戦闘も甚だおっとりしていることから仲間内での通称が姫となっているあの子。 特に某ゲームのように姫様プレイしているとかそんなのではない。あくまでそう呼んでいるだけに過ぎない。過ぎないってば。 「なんというか…完全にスルーされた」 「そうか」 破りようのない沈黙。 「主は…悪い性格ではないのだがな決して。ただその粗雑というか…」 「しゃーねーだろ。赤髪のツンツンで高年齢だって好きでやってんだしよぅ」 「ま、外界でもエリンでもこれではな」 「うるせーよっ、ちった黙ってやがれ」 「…」 「そうそう、そういう風に大人しく…ん?」 自分の諫言が受け入れられたのかと思ったが、彼の意思が路地裏の一角に奪われただけのことであった。 「どうした?ああ…」 人の流れからぽつり、と外れた道の端にちょこんと正座した少女がいた。 紺のモンゴラージに揃えた落ち着いた色合いの極悪な短さで有名な剣士ショートを着た、 豊かな黒髪を後ろでくくりあげた13、4の可愛らしい少女であったが問題はその掲げている看板である。 「マス通常…募集ってなあ…」 今時この街のご近所もいい所の通常ダンジョンをオープンで募集するなんてはっきりいえばよくわからないのである。 初心者ならいざ知らず、どう見たって少なからず資産がなかろうはずはない装束。 はっきりいって初心者RPでもないのであれば、嫌味ですらあろうというものであるが、落ち着いた感じの青い瞳には そこまでの不純な動機は感じられなかった。 と、なると余計真意が図りかねてしまうだけの話ではあるのだが。 本人もその所は重々承知していたのか、ちょっぴり肩を落とすと静かに立ち上がった。 「ま、いくら女性とはいえあの看板じゃな…」 「まだ諦め切れてないようだぞ?」 「…出番があったら呼ぶから」 「あるといいがな」 相変わらず一言多い精霊に露骨に眉をひそめながら、急いで背中に背負い直す。
そして看板がまさに閉じられた瞬間に、かろうじて募集に滑り込んだ。 「えっ?」 やはり意外だったのか、驚かれてこちらを見上げられる。 「あ、いや…その通常マスってなんでなのかな?」 照れくささを押し殺し、無難に切り出してみる。 「あ…」 意図をなんとなく察してくれたのか、柔らかく微笑む。 「えとですね、普通の革が欲しいのですが…この縫いかけの鎧の材料が足りなくて」 「ふむふむ」 スパークレザーか。なるほどな。 「んでもマスぐらいなら一人で行けないか?」 「あ、いえ…その、一人でダンジョンっていったことなくて、それで」 …なーるほど。これはすこぶる嫌な展開だな。というか過去の経験が雄弁すぎるぐらいの物語ってる。やめとけと。 ソロが苦手で高額衣装って…ま、小学生だって想像がつくわなぁ…とはいえ… 「手伝おっか?特にやることもねーし」 「えっ、本当ですか!?」 この無邪気な笑顔をどう断れってんだよ。背中で愚か者めがとかいってる気がするがこの際気にするまい。 「うむ。問題ない」 「ありがとうございます!えっと、準備とか必要ですか?」 「んや、特に。コボなんざ素手でいいわ素手で」 こきこきと軽く手首を鳴らしてみせる。 「あははっ、じゃあ頼りにしますね」 「おう、任せとけ。こいっパーマー!」 と勢いよく呼び出したのは我が愛馬のジロパーマー。しぶとい末足と類まれな勝負根性が最大の武器だってんなわけないんだが。 自分がパーマーに跨ったときには、すでに彼女も服と同系色の可愛らしいシャイアを呼び出して出発準備ができていた。 「行くかー」 「はいっ」 通常のマスDはそりゃあ気楽なもんだった。ソロはできないとかいいつつ、なんだかんだいって器用に弓を使いこなす彼女は 戦力的に十分過ぎた。ただ判断にちょっと危なっかしいところもあって、そこはフォローする必要があったが特に問題もなく …いや一点だけ、黒いストッキングがふっくらとした白い足に似合っていてすこぶる眩しかったのが、目の保養というか毒というか。 その癖に無邪気に笑う性格のいい子で、自分のいかがわしさが申し訳ないぐらいだった。 あとは想定内の出来事として、やっぱり作ってる鎧は彼氏さんにあげるものらしい。 「忙しいらしくて、もう3週間も会っていないけれど、会えたらすぐに渡してあげようと思うんです」 と、少しはにかんだ笑顔で教えてくれた。 ただし恋人のことを話している割にはどこか悲しい笑みだったような気がしてならないのが、不思議でしょうがなかったが。 勿論自分はそれ以上問いかけることもできず、そうか、と答えただけで、いつもながら損な役回りばかりやっているなと、 くるくるとよく動く彼女の可愛らしさに比例して、自嘲が深まっていくばかりだった。
あっという間に一周を終わらせて、戻ってきたマスのロビーで普通の皮を合わせて勘定してみる。 「えっと、普通革は11枚ですね」 「んむ、高級2枚か…上出来だな。ほれ」 無造作に高級革を投げて渡すと、慌てて受け取りながら素直に、ありがとう、と微笑んだ。 「それで足りるのか?」 「んー…あと1週かな…。お願いしてもいいですか?」 「はは。いいぞ」 と笑顔で答えつつも、あとでどっかり凹むんだろうなーと心の中では泣くしかない。 適当に落とすものを見繕って祭壇に投げ入れると空間が切り替わり、薄暗い部屋の中央の女神像が暖かい光を放ち始める。 「あと何枚ぐらいいるんだ?」 「うーん、3試行あればいけるとは思うのですが」 「ん?2試行でもやっちゃったら?出来たら行く必要ないんだし」 「あー、それもそうですね」 連れの三毛にゃんから裁縫キットと型紙を取り出すと、ちくちくと縫い始める。 「わっ…すごくうまくできました」 「おお?もう仕上げ?」 「はい!やってみます」 戦闘の時以上に表情が引き締まって鎧と向き合う彼女。 ああ、なるほど生産が本職なんだな…と今頃気づきつつ、隣に座ったまま完成をぼーっと見守る。 あーもうスカート短すぎてかわえーとか馬鹿なことしか考えられない自分をさらに嫌いになりながら。 「よしっ、やっちゃえ!」 すっ、すっ…っと仕上げの針が落ちる。 「どうだ?」 問いかけに、満足そうに鎧を可愛らしい胸に抱きしめる。 「すごいです!保護2できちゃいましたっ」 「おおおお、やるなー。よかったじゃないか」 「はい、ありがとうございます!」 満面の笑みに、こちらも連られてしまうのがこの子のいいところなのだろう。 隣に正座でちょこん、と座ると膝の上に乗せた完成したての裁縫品を満足そうに撫でている。 ただ、途中で突然その表情が曇り何故か強い憂いを帯びた。 どこか沈んでいるのはさっきからなんとなくわかっているが、自分の踏み込むべきことではないだろう。 「ん…じゃ2週目はいっか」 「えっ」 何かを考えていたのを自分の言葉で遮られたのか、思考を切り替えてこちらを向いてくれた。 立ち上がってぽんぽんと腰の辺りを払う。 「あ、えと…そうですよね」 とまた少し俯く。
「ん、じゃあ出ようか」 「はい…」 と女神像に歩み寄るが、立ち上がろうとしない。 「うん?」 振り返っても、座ったまま暗い表情のまま動こうとしない。 「どした?」 問いかけに、そこそこの時間停止していたが、やがて床にそっと鎧を置くと静かに立ち上がって自分の前までとことこと歩いてきた。 「お、おい?鎧いいのかよ」 下を向いてしまっていて、自分の目線からでは帽子のせいで表情が見えない。 「????」 何事なんだと考えていると、突然そのまま抱きつかれた。 「ちょ、ちょ??」 「男の人って…みんな可愛い子を襲いたいんですよね?」 「な、なにをいって。そりゃそうだが」 「お礼とか…なにもできないから…この体でよかったら」 そう言ってようやく上を向いた彼女の瞳は潤んでいた。 「ん、いや…それは願ったりかなったりだけど…お礼なんていいからさ。というか彼氏さんに悪いじゃないか」 そっと肩に手を乗せながら、それなりに諭す。だが、瞳が強く憂いの方向に傾斜してしまう。 「おねがい…ボクもう寂しくてだめなんだ。ね?」 「ううう、嫌ってわけじゃないんだけど、困ったな」 「ずっとこの服見てくれてたでしょ?いいんだよ…後ろからずぶずぶと犯しても」 胸に頬を寄せながら、そんな過激なことを言い出す彼女の表情は色気と…それからどこかひどく悲しかった。 「そういうこと考えてたでしょ?ね?」 「ううう、そうだけどさ…」 「お願い…」 そうして閉じられた瞼は魔法をかけたように、逆らえない雰囲気を作り出し唇と唇を触れ合わせる。 「ん…」 柔らかい唇が溶けるように心地よい。 そっと頬を撫でると、服を掴んでいた手に力がこもった。 少しだけ優しく深く唇を含むと、伝わってくる彼女の体の堅さがちょっとだけほぐれたような気がした。 「ぷはっ…」 息が続かなくなって離れると、まだ随分と悲しいが明るさのかけらが宿った笑顔に少なからずほっとする。 「触って、ください…」 そういって後ろを向くとそのまま背中を預けられ、膝元に手を取って導かれる。 逆らわずにベルトしかない艶やかな太ももに手を這わせると、ぴくり、と体が震えた。 「すごい、エッチな感じですね」
「あ、ああ…」 かなり戸惑っている自分がミスマッチだなーと思いながらも、その癖しっかりとお尻の柔らかな膨らみに大きくなった股間を押し付けていた。 当然のように、すぐにバレる。 「あは、大きくなってますね」 「うう…」 欲求を隠せずにばつの悪そうな自分に悪戯に微笑んで、自分の前にひざまづいた。 「えっ」 いきなりずるり、とズボンを下ろされ大きく膨らんだそれが空気にさらされた。 「わ…もうこんなに」 「ちょ、おい」 自分の声が全く聞こえていないぐらい、熱っぽくそれを見つめつつ髪を耳にかきあげると、先端を何のためらいもなくふわりと口で包み込んだ。 「うあ……っ」 「ちゅ…ん…」 とても美味しそうにしゃぶりながら、しかも表情をわざわざ見せるように下側にへと移動していく。 「あ、そうだ…胸が見えた方がもっと嬉しいですよね」 2口3口、口を動かしたところでそう言うと、胸の鉄プレートをはずし、さらに服のボタンも外して、ブラを肩からすり落とした。 しっかりとした形の真っ白い乳房に目を奪われる。 「んふ…こういうのもいいですよね…」 といいつつ、とても嬉しそうに乳房で大きくなったをそれを包み込んだ、 「ぐ…あ…」 「気持ちいいですか?」 「あ、ああ、かなり…」 半脱ぎの剣士ショートの少女の胸にはさまれて、気持ちよくない奴なんてまずいないだろう。 すりすりと健気に胸を動かされて、肌の感触に酔いしれる。 ある程度すると、物足りなくなったのか再び口腔に含まれた。 時に深く、時に舌先で本当に味わうように、乳房を揺らしながら貪られて、大きくなる一方だった。 唾液にしっかりと濡れてテラテラ反射し始めた棒が、可愛らしい唇で出入りを繰り返す。 好きなようにさせていたが、さすがにしばらくすると彼女の熱に耐え切れなくなってきた。 「う…ぐ、やば」 「ん…ちゅ、ごちそうさま」 そうしておもむろに立ち上がると、ゆっくりとじらすように壁際まで歩く。 そのまま手をついて、腰をこちらに突き出した形で顔だけが自分を見た。 一言も喋らずに繰り返される小さな呼吸と、ちらちらと見える白い下着に理性はかき消される。
よしいい感じにキレタ アトヨロ ぉ
うおまじっすかはやすぎっすよ・゚・(ノ∀`)・゚・。 じゃ、あとは最後まで一気にいきますよければお付き合いくださいませ
神速なスレ立て、本当にありがとうございました。 無事投稿も完了いたしましたw やっぱ剣士ショートはいいですよね、うん
うむ、剣士ショートで休憩9は間違いなく誘ってるよな
休憩Fな俺にkwsk
しょうがねぇな、俺がうpしてやんよ と思ったら予想外の装備年齢制限に/ ,' 3 `ヽーっすまなんだ
本スレ用のロダ漁れば出てくるかと