保守がてらネタを出してみる。
曰く、ヒロインは「彼」の男性器をなんと呼ぶか?
ほのか「アソコ」
妙子「おちんちん」
えみる「おちんちん」
明日香「チンチン」
美由紀「おちんちん」
るりか「オチンチン」
若菜「あなたの」
夏穂「チンコ」
真奈美「アレ」
優「ペニス」
千恵「チンポ」
晶「ペニス」
それは違うだろ?みたいなのあったらプリーズ!
恥じらいの有無や会話のノリや、『彼』(作者)が淫語に萌えるかどうかもあるから、一概にどうとは…
個人的に千恵には「アレ」と呼んでほしい。
方言で呼ぶ場合はありだと思う。
真奈美とほのかは逆じゃね?
あと、優にはもう少し詩的な表現をして欲しいw
>>388 好きなものを選べw
「熱血棒」「肉槍」「牡芯」「陽根」「硬くなったもの」「キミ自身」「性器」「キミのもの」
「巨大大砲」「昂ぶり」「へのこ」「魔羅」「男子の尊厳」「煮え滾る闖入者」「鬼棍棒」
「いけない旦那様」「如意棒」「熱い情熱の固まり」「素直な肉体の反応」「肉男爵」
「欲望の化身」「排尿器官」「肉樹」「逞しいもの」「灼熱」「魁偉なもの」「得手吉」
「急所」「凶刃」「男の道具」「亀の頭」etcetc……
>>389 ちょwwなんでそんなに語彙が豊富wwww
必死になってバイトして晶に高価なアクセサリーをプレゼントする主人公。
だが晶はただ一言「そう。ありがと」で済ましてしまう。
いいとこのお嬢さんだから「彼」に買える程度のものには関心がないのだ。
そこで逆上した主人公が晶をレイプする、なんてシチュはどうでしょ?
中学時代でないと主人公では難しいでしょうな
遠藤さんはそういう女の子じゃないでしょ
今野さん、ラブやってたんだ……知らなかったよ
オナニーしてそうな娘
ほのか × 性的なものやことを嫌悪してるから
妙子 ○
えみる × 性的に未成熟
明日香 ○
美由紀 ○
るりか × 双子の兄のせいで男性に冷めている
若菜 ○
夏穂 × 部活やバイトで疲れてそれどころではない
真奈美 × 考えただけで卒倒する
優 ○
千恵 × 女らしさが希薄だし、そもそも興味がない
晶 ○
396 :
(・。。・)b ◆.Shinjo.HA :2006/09/03(日) 23:11:02 ID:SleD4Agb
>>395 いやいや千恵はああみえてエロい娘、オナヌーはシャワーの水圧で(ry
2のED後、晶にヌード写真を撮らせてもらってその後Hというような
SSが読みたい。どなたか書いてけろ。
若菜は自分の中で一線を越えるまでは我慢してる。
千恵は普通にしてる。
晶は自慰行為に嫌悪感があるのでしていない。
千恵はやってない方が色々と面白そうだけどなぁ
ほのかは逆に自分がやってるからこそ過剰反応するのかも…
テレビの電源が消えると同時に外の雨音が聞こえてきた。
ここ数日雨が続いている。
昌宏はしとしとと降る雨を意識しながら、大学に入学してこの部屋に住む様になってから、これだけの長雨は初めてだなと思った。
ピンポーン。
そろそろ寝るかと伸びをしながら首を軽く回していると、玄関のチャイムが鳴った。
宅急便か何かと思いつつ、今が午後十時過ぎという、そういったモノが来るには遅い時間である事に気が付く。
一体誰だろうと思いながら昌宏はドアを開けた。
「あ……るりかじゃないか。どうしたんだ?」
そこいたのは実家にいるはずの妹だった。
しかも驚いたことに全身ずぶ濡れであり、何か遭ったと思わせる暗い表情を浮かべている。
「兄貴……私……」
「と、とにかく入れよ、な?……そのままじゃ風邪引くぞ……」
「うん……」
元気なく頷く妹を部屋に入れながら、慌ててバスタオルを取りに走る。
「っと、そうだ、とにかくシャワー浴びろ。体冷えちゃってるだろ?」
バスタオルを渡そうかと思いつつ、それよりも体を温めるのが大事だと思った昌宏は、妹をバスルームへ連れて行った。
「ほら、お湯出るから……入れよ、な?……あと着替えだけど……えっと……取り合えずこれ着ろ……」
近くにあった洗濯物を妹に渡す。
「ありがと……」
暗い表情のまま妹はバスルームのドアを閉めた。
少しするとお湯の流れる音が聞こえ出し、それと共に昌宏は深い息を吐き出した。
(るりかのやつ……一体どうしちゃったんだろ……?)
いつもうんざりするくらい明るい妹が、まるで別人の様に暗くなっている。
ズブ濡れという事は、雨が降っている中ずっと傘を差さずにいたのだろう。
しかも手には傘を持っていたのだから、それで差さないという事は、精神的にどこかおかしくなっているとしか思えなかった。
(どうしよ……どうすればいいかな……?)
そんな状態の妹を相手にした事がない昌宏はどうしたものかと悩んだ。
(う〜〜ん……)
だがしばらく考えてみても思いつかない。
恐らく何か辛い事があったに違いないのだが、それを慰めるなど自分には無理だった。
(駄目だっ……分からないよ……)
諦めるのと同時にお湯の流れる音が止まった。
(あっ……出てきちゃう……わぁ、どうしよ……)
動揺しているうちにバスルームのドアが開き妹が出てきた。
(って……何て格好だ……)
そのあまりの姿に慌てて視線をそらす。
バスタオルで頭を拭いている妹は、先ほど渡したワイシャツを着ているのだが、下には何も身に付けていないのである。
大きく開いた胸元と真っ白な太ももが眩しく目に映り、その微妙にいやらしさを感じさせる格好に、昌宏は思わず唾を飲み込んでしまった。
妹は何も言わず、頭を拭きながら近づいて来ると隣に座った。
しばらく二人とも黙ってしまい、部屋には妹が体を動かすたびに擦れる服の音だけが響いた。
「……」
「……」
「……あ〜〜、何か食べるか?」
無言の状態に耐え切れず尋ねる。
「ううん……いい……」
「そうか……」
食事の用意でもすれば気がまぎれると思ったのだが、断られてはできなくなってしまう。
「ね、兄貴……」
「ん? 何だ?」
「聞かないの? 何があったか……」
「う……聞きたいけど、聞いても何も言えない様な気がするから聞かない……」
「そっか……」
そう呟くと妹は黙り、昌宏は深い息を吐き出して頭をかいた。
「で、どうするんだこれから……?」
「できれば泊めて欲しいかなって……」
「そうか……別にいいけど……」
「ありがと……」
暗く礼を言う妹を不安げに見つめる。
「はぁ……何か……疲れちゃったなぁ……」
妹は溜め息を付きながら肩を落とした。
「じゃあ、もう寝るか? 布団は一つしかないけど、俺は別にいらないからさ」
「え? そんなの悪いよ。一緒に寝よ」
「だけどさ……」
「私たちは兄妹なんだし、気にしない気にしない」
妹が明るく笑う。
それはいつもの口調ではあったが、顔に浮かんでいる笑顔は無理をして作っているのが丸分かりだった。
「じゃあそうするか。久々に兄妹で仲良く寝るとしよう」
「うん……」
昌宏も無理をして明るく言うと、立ち上がって押入れから布団を取り出し敷き始めた。
楽しい雰囲気にすれば妹が少しは元気になるかと思ったのだ。
「っと、これでよし……それじゃ俺着替えるからな、見るなよぉ……」
布団を敷き終えた後、わざとふざけた感じで妹に言う。
「ふふ……どうしようかなぁ……」
心配をかけまいと明るいフリをしようとしているのか、妹もそれに乗ってきた。
「エッチなやつめっ」
「ふふふ……」
「あははは……」
兄妹は可笑しそうに笑い合った。
だがその笑いには虚しい雰囲気があり、どちらも無理をしているのがあからさまだった。
パジャマに着替えて布団に体を入れると、妹も横になって体を近づけてくる。
(あ……)
白い太ももが目に映り、そのいやらしさに昌宏はゴクリと唾を飲み込んでしまった。
妹の様子が心配なのは確かなのだが、そうは言っても健康な男子である事に違いない。
妹とはいえ露出の多い異性とここまで接近すれば、その肉体に興奮してしまうのは仕方がないだろう。
その事を意識してしまうと心臓が激しく鼓動した。
「兄貴……どうしたの……?」
ジッとしたまま動かない兄を不審に思ったのだろう、妹が声をかけてくる。
「いや、何でもない……」
昌宏は慌てて横になると妹の方を見ないようにした。
「変な兄貴……」
妹も寝転び、ゆっくりと呼吸しているのが聞こえてくる。
「じゃ、電気消すぞ……」
「うん……」
電灯の紐を引くと部屋が暗くなった。
全ては消さなかったため、ボンヤリとした明かりに部屋が包まれている。
「ふふ……何か懐かしいね……」
「え? 何がだ?」
妹が心配をかけまいと、一生懸命楽しげに聞こえる口調にしている事が分かったため、昌宏もできるだけ明るい感じにしながら問いかけた。
「昔はさ、こうして兄貴と同じ部屋で一緒に寝てたじゃない」
「そういやそうだな……」
まだ幼い頃、妹と同じ部屋で寝起きしていた時は、確かにこうして同じ時間に寝ていた。
布団もすぐ横に敷いて、何かあるたびにふざけ合ったものだ。
「あの頃は仲良かったよね……」
「今だってそうだろ?」
「まあ……ね……でも昔ほどじゃないよ……最近あんまり話さないじゃない……」
「そりゃそうだ……離れて暮らしてるもんな……」
「それだけじゃなくてさ……やっぱり昔みたいに何でも一緒にしてないからだと思うんだ……」
「そりゃな、大人になれば色々あるし……あ……」
今まさに妹は、その色々遭ったらしい状況なのである。
昌宏はマズイ事を言ってしまったと思い押し黙った。
妹もそれを意識したのか喋るのを止め、ジッとしている。
「……」
「……」
「……ぅ……ぅ……」
しばらくすると小さな声が聞こえ、どうやらそれは泣き声の様だった。
妹は泣いているらしい。
「大丈夫か……?」
「うん……ぅ……ゴメンね、変なとこ見せちゃって……」
「気にするな……俺はお前の兄貴だからな……変なところなら沢山見てきてる……」
「そっか……ふふ……そうだよね……私、兄貴に変なとこ見せて大きくなったんだもんね……」
「そうだぞ……だから遠慮するな……泣きたいなら思いっきり泣け……兄ちゃんは気にしないから……」
「あ、ありがと……うぅ……兄貴、ありがとぉ……」
妹は突然上半身を乗せる形で抱きついてくると、大声を上げて泣き始めた。
泣き方は昔と変わらない、引きつる様なしゃくり上げをしている。
昌宏はそれを見つめながら妹の頭を優しく撫でた。
背中にも手を回し、ゆっくりとリズムを取る様に軽く叩く。
昔から大泣きした妹を慰める時にはこうしたものだ。
昌宏はそうして妹が泣き止むのを待った。
「兄貴っ……兄貴ぃっ……」
妹はギュッと抱きつき、顔を擦り付ける様にしてくる。
腹の辺りに昔はなかった柔らかな肉の感触が感じられ、昌宏は焦ってしまった。
(るりかのやつ……ずいぶん胸がデカクなってたんだな……ってヤベっ……)
意識すると一気に股間の一物がそそり立ち、早く何とかしろと言わんばかりにビクンビクンと震え出した。
妹に対して欲情している己の体に苦笑しながら、それを何とかしようと意識を逸らそうとするが、初めて感じる柔らかい感触は容赦なく襲い掛かってくる。
「あのねっ……私っ、私っ……振られちゃったのぉっ……」
妹は泣き叫び、まるで擦り付ける様に乳房を押し付けてくる。
服越しとはいえ、初めて感じる胸の感触に昌宏は頭がボンヤリとしてきた。
「もういいってっ……お前には飽きたってっ……言われちゃったのぉっ……」
妹の告白に耳を傾けようとするのだが、脚を絡めて体全体で抱きついて来るため意識がそれてしまう。
股間に肉の重みが感じられ、まるで肉棒に刺激を与えるかの様にグリグリと擦りつけてくる。
(う……気持ち、いい……)
今自分が妹とはいえ、女の肉体と密着しているという事実に激しい肉欲が湧き起こってきた。
(ば、馬鹿っ……相手は妹だぞっ……そういう相手じゃないんだっ……落ち着け俺っ……)
だが抑えられない性的な高揚が昌宏の理性の壁にヒビを入れていく。
肉棒が強く押され、体中に快感が広がった事がトドメとなった。
「るりかっ!」
昌宏は妹をギュッと抱き締めると、自ら肉棒を擦り付ける様に腰を動かした。
「兄貴っ!」
妹もギュッと抱きつき、体中を擦り付けてくる。
兄妹はそうしてお互いの存在を確かめ合う様に抱き締め合った。
(ああ……気持ちいい……るりか……るりかって……女なんだな……)
数年ぶりに抱き締める妹の体は、柔らかく温かで、昌宏の中にある雄を刺激するのに十分な魅力に溢れていた。
元々妹として可愛いと思っていた相手である。
そうして抱いていると心地良い思いが心に広がり、愛おしさが込み上げてきた。
「兄貴っ……わたしっ……わたしぃっ……」
突然唇が塞がれたかと思うと、柔らかなモノが口の中にニュルリと入り込んできた。
(!……)
目の前に迫る妹の顔に驚きながら、口内に広がる快感に体が震え出す。
(るりかっ……)
昌宏は自らも舌を動かし、そのまま顔を左右に入れ替えながら激しいキスを繰り返していった。
「んっ……んんっ……んふぅっ……んっ……んんっ……」
妹の舌がチロチロと蠢き、唇を、舌を刺激してくる。
そのたまらない快感に昌宏は夢中になって妹の唇を貪っていった。
「んんっ……んっ、んっ……んふぁっ……はぁ……あぁ……」
しばらくそうしてキスをした後ゆっくりと唇を離し、頬を上気させながら荒い呼吸をしている妹を見つめる。
「兄貴……わたし……忘れたい……忘れさせて……お願い……」
「るりか……」
妹が何を言っているのか分かったが、昌宏はもはや止まらなかった。
それが許されざる行為だと理解していても、今感じている興奮を止める事などできなかったのである。
体を入れ替えて上になると、妹の姿を眺める。
そこには昔から知っている可愛らしい顔があった。
幼い頃から一緒に遊んだり喧嘩したりした顔だ。
自分にとって大切な妹の顔……。
それを泣き顔にしたヤツがいる。
許せなかった。
そして悲しむ妹を何とかしてやりたかった。
(そうだ……忘れさせてやるんだ……俺が……兄貴の俺が……るりかのために……)
昌宏の頭には妹に対する愛おしさが溢れていた。
己の行為で妹の悲しみがまぎれるのなら、禁断の行為をする事に躊躇はなかった。
無論高まった肉欲が後押しをした事も大きいだろう。
「るりか……」
「兄貴……」
もう一度唇を重ねると舌を激しく吸い合う。
「んんっ……んっ……んんっ……」
そのままワイシャツの上から豊かな胸の膨らみを掴んだ。
「んんっ!」
妹がビクンと体を震わせた事に一瞬驚きつつも、そのまま力を入れて揉んでいく。
(柔らかい……)
初めて触れた乳房の気持ちのいい感触に鼻息を荒くしつつ、何度も揉みしだく。
指が食い込みつつも、すぐに強く押し返してくるのがたまらない。
昌宏は妹の唇を強く吸いながら、何度も乳房を揉みしだいていった。
「んっ、んんっ……んはぁっ……あっ……兄貴、ああっ……」
「るりか……可愛いぞ……」
うっとりとした表情を浮かべながらこちらを見上げる妹を愛おしく感じながら、ワイシャツのボタンを一つ一つ外していき、ゆっくりと妹の乳房をあらわにしていく。
(綺麗だ……)
薄明かりの中でも肌の白さが感じられ、程良い大きさと美しい形をした膨らみに感嘆の思いを持つ。
「やんっ……」
生の乳房をギュッと握り締めると、妹が少し顎を上げて甘い声を漏らした。
「るりかぁ……」
そのまま両手で強く掴み、回す様にして何度も揉みしだいていく。
「あっ、ああっ……あんっ……やっ……やぁっ……兄貴、はぅっ……ああんっ……」
面白い様に形を変える乳房は、昌宏にとって新しいおもちゃだった。
何度揉んでも飽きる事のないその膨らみは、体の奥底からワクワクする様な興奮を呼び起こし、揉むことを止められない。
「ああっ、あっ……やぅっ、やっ、兄っ、ああっ……兄貴ぃっ……あんっ、あっ……はふぅっ……」
妹が頭を左右に振り、いやらしい表情を浮かべて悶えている。
そのたまらない様子に我慢できなくなった昌宏は、乳房をギュウッと握り締めると、親指と人差し指の輪から出ている乳首にむしゃぶりついていった。
「ああんっ……やっ、やぁっ……」
唇にコリコリとした感触が感じられ、それをチュパっと吸い上げると甘い味わいが口内に広がった。
(美味い……るりかのオッパイ……美味いよ……)
左右の乳首を交互に舐めながら、舌先で弾きつつチュパチュパと吸っていく。
すると淡いピンク色をした乳首がプクッと盛り上がり、まさに今自分は女の乳首を吸っているのだと興奮が高まっていった。
「あんっ、あっ……やっ、やんっ……あっ……兄、ああっ……いいっ、あんっ……オッパイぃっ……やぁんっ……」
千切れんばかりに乳首を吸い上げて離すと、ポヨヨンと乳房が揺れて興奮を誘った。
同じ様に左右の乳房を交互に吸いながら、形を滅茶苦茶に歪めるほど力を込めて揉んでいく。
「あはぁっ……あっ、やんっ……いいよぉっ……やっ、兄、あふぅっ……あっ、あっ、ああんっ……」
可愛らしい声を上げて悶えるその様は、昌宏の中の雄を激しく刺激し、妹というより女として認識させた。
(こんな可愛い……いい女が……俺の妹……)
震えるほどに愛おしくてたまらない感情が込み上げてくる。
(るりかっ……るりかぁっ……るりか可愛いぞぉっ……)
このまま食べてしまいたいと思わせる欲求が押し寄せ、昌宏は妹の首筋に舌を這わすと吸い付き、可愛らしい耳を甘く噛んでいった。
耳の穴にも舌を差し込み、レロレロと蠢かす。
「あっ……ああっ……やっ、兄貴、あっ……くすぐった、やぁんっ……」
まるで幼い少女の様な声を上げて悶える妹の姿は最高だった。
続けて白い顔の中でそこだけ薄い桜色をした唇に吸い付き、舌を絡ませて口内を貪っていく。
「んっ……んんっ……んふぅっ……あっ……兄貴ぃっ……」
妹の甘えてくる声を聞きながら、昌宏は体を下半身に移動させて両脚をグイと開くと、すでに丸出し状態になっている股間に顔を近づけた。
(これが……女……)
初めて見るそこは、まるで貝の様な外観をしていてテラテラと光を放っていた。
(感じてるんだ……)
女は感じると濡れる。
妹が自分の愛撫で快感を得ているのだと思うと誇らしさが込み上げ、昌宏はそこを思いっきり舐め上げた。
「ああんっ! あっ、あはぁっ……」
途端、妹が体を仰け反らせて激しく頭を左右に振った。
その反応に驚きつつ、それだけ感じさせている事に興奮してさらに舌で強く舐めていく。
「あっ、ああっ……やっ……はぅっ……やぁんっ……」
握り締めた手を口に当て、頭をブンブンっと左右に振っては止め、すぐにまた振るのが可愛らしい。
「兄、あっ……兄貴っ、やぁっ……わたし、はぅっ……わたしぃっ……」
頭に手が置かれて股間にグイグイ押し付けられる。
妹の脚がガクガク震え、時折跳ね上がる様に動くのが面白い。
(凄い……凄いぞ……)
たまらなかった。
最高だった。
初めて女の乳房を揉みしだき、秘所を舐め、こうして喘がせ悶えさせていると、自分が何か凄い存在になったかの様な錯覚が起こってくる。
しかもこれはまだ大した事ではないのだ。
今股間で猛っている肉棒を押し込めば、もっと妹は反応するはずなのである。
その事を想像すると強烈な興奮が湧き起こり、早く入れたいという激しい欲求が押し寄せてきた。
この痛いほどに勃起している肉棒を、目の前にある穴に押し込み思いっきり動かすのだ。
それは信じられないほどの気持ち良さを与えてくれるに違いない。
(でも……いいのか……?)
頭の片隅で尋ねてくる声がする。
相手はただの女ではない。
血の繋がった妹だ。
これからも家族として付き合っていく相手なのだ。
そんな妹を、肉欲に押されるまま抱いてしまっていいのだろうか。
今ならまだ引き返せる。
肉棒さえ入れなければ無かった事にもできるだろう。
しかし入れてしまえば、体を繋げてしまえばもう引き返せない。
近親相姦の罪を背負って生きていく事になるのである。
自分にそれが耐えられるのか。
昌宏は悩んだ。
「あ……兄貴……お願い……わたしを……」
妹の悩ましい声が聞こえ、潤んだ瞳でこちらを見つめているのと目が合った。
(!……)
その表情は、昌宏の悩みを消し去るのに十分な色気と悲しみを持っており、なぜ妹とこういう状態になっているのかを思い出させてくれた。
自分が今こうしているのは、失恋したらしい妹に相手の男を忘れさせるためだった。
そのためにはその男よりも自分が激しく妹を貫き、快楽を与えなければいけない。
セックスをしなければならないのだ。
「うおぉっ!」
その思いは雄としての激しい競争心、そして独占欲に火を点け、昌宏は叫び声を上げて起き上がるとパジャマを一気に脱ぎ、そのまま肉棒を妹の膣穴に押し込んでいった。
「あぅんっ!」
「うぁっ!」
二人の声が重なり、ついに兄妹の肉体は繋がった。
(うぅ……凄い……うぉっ……凄いぃっ……)
初めて体験する膣の感触は凄まじいものがあった。
ズブリズブリと入り込んでいく肉棒は、温かくヌメヌメとした膣襞に包まれ、微妙な蠢きによって奥へ奥へと引き込まれていく。
(うぅっ……気持ち……う……気持ち良すぎるぅ……)
肉棒から伝わる快感はジワリジワリと体中に広がっていき、その耐え難い快楽に体を震わせながら、昌宏は激しい勢いで腰を動かし始めた。
「ああっ、あっ、ああんっ……はっ、あぅっ、ああっ……」
妹の可愛らしい声が聞こえ、それと共に摩擦によって発生した快感が肉棒に押し寄せてくる。
「るりか、うっ……るりかぁっ……」
信じられない気持ちの良さに妹の名を叫びながら、昌宏はぎこちないながらも激しく腰を振っていった。
「あっ、あっ、ああっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
その動きに合わせて妹の体が荒々しくずれ、ワイシャツの間から見える豊かな胸の膨らみがプルンプルンと揺れた。
「ああっ、あ、兄、やっ……兄貴、はぅっ……」
潤んだ瞳で妹が見上げ、しがみつく様にして抱きついてくる。
可愛らしい顔が近づき、唇に柔らかな感触があったと思うと、ニュルリと舌が入り込んできて昌宏のものと絡んだ。
「んんっ……んっ……んふぅっ……」
腰を動かしつつ、舌を激しく吸い合う。
上下の口で交わりながら、兄妹はお互いの肉を貪った。
「んぐっ……んっ……んふぅっ……兄貴……兄貴私を……私を抱き締めてっ……強くっ……強くしてっ……強く抱いてぇっ……」
「るりかぁっ……」
涙を流しながら抱きついてくる妹を、言われた通り強く抱き締め、腰の動きを早めていく。
「あんっ、ああんっ、やぁっ……そう、ああっ……そうだよ、あんっ……強くっ……もっと強くぅっ……もっと強くするのぉっ……」
頭を激しく振って悶える妹の姿に興奮を高めた昌宏は、潰してしまうのではないかと思えるほどに強く抱き締め、これでもかと腰の動きに力を入れていった。
「やっ、やぁっ、やぁんっ……兄、ああっ……兄貴、はぅっ……兄貴ぃっ……」
ブルブルと体を震わせ、妹はギュッと抱きついてくる。
背中に爪が立てられるが、それ以上の強い快感が痛みを消し去った。
「るりかぁっ……るりかぁっ……」
愛情を込めて呼びかけると、妹は潤んだ瞳を向けて肩を甘く噛んできた。
「あっ、あっ、ああんっ……好き、やっ……好きなのぉ、ああっ……兄貴大好きぃっ……」
妹が叫ぶと同時に膣内がキュッと締まり、昌宏の耐久力を奪っていく。
ガッチリと肉棒が掴まれるのと同時に、ヌメヌメとした膣襞が絡み付き、いやらしい蠢きで吸い込んできた。
「るりかっ、るりかっ、るりかぁっ!」
その強烈な信じられない気持ちの良さに、初心者の昌宏が耐えられるはずもなく、ラストスパートとばかりに腰が凄まじい早さで動いていった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……凄いっ、凄いの、ああっ……兄貴凄いぃっ……あっ、あっ、ああっ……わたし駄目、ひゃぅっ……わたし、ああっ……わたし駄目ぇっ……はぅっ、はっ、はひゃぁっ……あぅっ、あっ、あぁあああああああああっ!」
「るりかぁっ!」
妹が絶頂を迎えた瞬間、膣内がキュウッと締まり、その刺激に耐え切れなくなった昌宏は一気に精を放った。
ドピュドピュドピュ……。
勢い良く吐き出された精液が妹の膣へと注がれていく。
「くっ……う……るり……か……」
ガクガクと体を震わせながら、昌宏は何度も何度も射精を繰り返していった。
信じられないほどの快感を感じながら、しばらく精を放ち続けた後、ようやく射精を終えた昌宏は、ガックリと力を抜いて倒れ込んだ。
ハァハァと荒い呼吸を繰り返しながら、受け止めてくれている妹の肉体を心地良く感じる。
しばらくそうしていると、己がとんでもない事をしてしまった事に気が付いた。
(俺……何てことを……兄貴なのに……るりかとしちまった……)
「るりかのため」などという言い訳を利用して、自らの欲求を発散させてしまったのだ。
(俺は……最低の兄貴だ……)
罪悪感が強く心に痛く刺さり、昌宏は慌てて上半身を起こして妹から離れようとした。
「兄貴ぃ……」
しかしそれに気づいた妹が、泣きそうな、それでいて色気のある表情を浮かべながら首を左右に振った。
(う……)
それはまるで、見ただけで石にされてしまう伝説の怪物の様に昌宏の体を縛り、動けなくしてしまった。
「……」
妹は何も言わず、ただ見つめてくる。
(るりか……)
その瞳には、今の行為をもっとして欲しいという願いが込められていた。
口に出してはいないが理解できたのだ。
目は口ほどに物を言う。
そのせつなげな瞳は、十二分に妹の意思を昌宏に伝えてきたのである。
(だけど……)
しかしもうする訳にはいかない。
すでに過ちを犯してしまったが、一度だけで済むのならその方がいいのだ。
「るりか……俺は……」
「兄貴……」
言いかけた言葉を遮る様に妹が再び呼びかけてくる。
妹は望んでいる。
もっと滅茶苦茶にして欲しいと。
別れた恋人を忘れさせるくらい激しく、思いっきり貫いて欲しいと。
快感を与えて欲しいと言っているのだ。
(駄目だ……目を見ていると……)
妹のせつなげな表情は、理性を駆逐してしまいそうなほどに淫靡であったため、昌宏は慌てて視線を下に向けた。
(ぐ……)
しかしそれは失敗だった。
目に映ったのは、乱れた服装の女体。
はだけたワイシャツから見える乳房が、先ほどまでの熱いまぐわいを思い出させる様に激しく上下している。
呼吸に合わせて乳房が浮き沈みする様は、抑えきれないほどに昌宏の欲情を高めてしまった。
「兄貴ぃ……」
三度目の呼びかけをしつつ、コクリと頷く妹の姿に昌宏の理性は消え去った。
「るりかぁっ!」
むしゃぶり付く様に乳房に吸い付き、激しく揉みながら体全体を舐め回していく。
「ああんっ……兄貴、やっ……あっ、ああっ……」
妹がクネクネと体を動かして悶える。
それがたまらない可愛らしさを感じさせ、昌宏はすでに硬く大きくなっていた肉棒を持つと、妹の膣の中へ再び押し込んでいった。
「あぅんっ!」
「うっ!」
二人の声が部屋に響く。
再び繋がった兄妹は、お互いを求める様にしっかりと抱き合うと腰を動かし出した。
「うぅ……るりか……るりかぁ……るりかぁっ!」
ジワジワと肉棒に絡んでくる膣襞に呻きながら、妹の名を何度も呼ぶ。
「兄貴っ……兄貴ぃっ……兄貴ぃっ!」
妹も同じ様に昌宏を呼び、兄妹はお互いを貪る様にして激しく肉体を絡ませた。
「あんっ、あんっ、ああんっ……兄貴いい、はぅっ……兄貴いいよぉっ……あっ、ああっ、あやぁっ……」
妹が甘く叫び、肉棒が擦れる度にたまらない快感が体中に広がっていく。
温かでヌルヌルとした感触に加え、肉棒に絡みつく膣襞がピッタリと張り付き吸引してくるのが極上だった。
(うぅっ……こんなっ……ぐっ……こんなの凄いよっ……)
二度目とはいえ、慣れることのない快楽は昌宏の理性を奪っていった。
相手は血の繋がった実の妹であり、今自分がしているのが近親相姦という許されない行為であると分かっていたが、これほどの気持ちの良さを止めることなどできる訳がなかった。
肉棒から伝わる快感、快楽に歪む可愛らしい顔、耳に響く甘い声。
それら全てがハーモニーとなり、昌宏の心と体を肉欲の獣にしていった。
「兄、ああっ……兄貴、あぅっ……兄貴っ……」
甘える様にしがみついてくる妹の姿に、庇護欲と征服欲、そして独占欲を刺激され、男としての満足の極みに昌宏は達していた。
これほど自分を頼り、甘え、気持ち良さそうにしている存在は他にないだろう。
何しろ実の妹なのだ。
幼い頃から一緒に育ち、愛情を持って接してきた相手。
赤の他人の恋人では、ここまで愛おしくは思えないに違いない。
妹であるため、妹であるからこそ感じられる想いというものがあるのだ。
「るりかっ……るりかぁっ……好きだっ……大好きだぁっ……」
「私もっ……私も好きぃっ……兄貴大好きぃっ……」
思わず発した愛の言葉に妹も答えてくる。
その効果は絶大で、「好き」と言い、言われた瞬間、昌宏の中に妹が愛おしくてたまらない想いが溢れてきた。
「うおぉっ……るりかっ……るりかぁっ……」
それまで以上に腰の動きを早め、そうする事で己の愛情を伝える事ができるかの様に肉棒を叩きつけていく。
「ああっ、あっ、あやぁんっ……兄貴凄い、あぅっ……凄いの、ああっ……兄貴凄いよぉっ……はっ、はぅっ、はやぁっ……」
狂わんばかりに頭を振り、妹が激しく悶える。
体が前後に勢い良くズレ、豊かな乳房がブルンブルンと揺れまくる。
汗で額に張り付いた髪が色気をかもし出し、少し開いた唇からは赤い舌がチロチロと蠢いているのが見えた。
「うぉっ……るりかっ……るりか可愛いっ……るりか可愛いぞぉっ……」
自分は妹を愛している。
死ぬほど愛している。
妹が好きで好きでたまらない。
そんな想いが押し寄せ、昌宏は妹のこと以外何も考えられなくなった。
「ああっ、あっ、ああんっ……兄貴、はぅっ……兄貴、ああっ……兄貴ぃっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……」
妹が背中に手を回し、腰に脚を絡めギュッと抱きついてくる。
すると膣内がキュッキュッと締まり、強烈な快感を伝えてきた。
「ぐっ……るりか、うぅっ……俺駄目だっ……もうっ……うっ……」
「いいよ、あっ……いいの、はぅっ……出して思いっきり、ああっ……るりかの中に、るりかの中に思いっきり、あんっ……兄貴の精液、やぁっ……兄貴の精液出してぇっ……」
限界が近いことを告げると、妹は自分の中に出せと、精液を注ぎ込めと言ってきた。
それは雄の本能が歓喜する言葉であり、その事が体に作用したのか腰の動きが自然と激しくなった。
「出すっ、出すぞぉっ……俺っ、出すっ……お前の中にっ……思いっきりっ……思いっきり出すぅっ……」
「あんっ、あんっ、ああんっ……いいっ、いいっ、いいのぉっ……兄貴いいよぉっ……凄い、あっ……凄いぃ、やぁっ……凄いんだよぉっ……はっ、はぁっ、はぁんっ……やっ、やっ、やぁあああああああああんっ!」
「るりかぁっ!」
二人の叫びが重なると同時に肉棒の栓が開き、勢い良く精液が放出された。
ドピュドピュドクドクドクドク……。
今や愛おしくて仕方のない妹の膣の中に、肉棒から噴射される白い液体が止め処も無く注がれていく。
「くっ……がっ……」
射精するたびに押し寄せる快楽に、昌宏は何度も何度も頭を仰け反らせた。
「兄……はぅ……兄貴……あ……やぁ……」
体内に入り込んでくる精液を感じているのか、妹がビクビクと体を震わせながら快楽の笑みを浮かべている。
そのいやらしい表情に心臓を激しく鼓動させながら、昌宏は次々に精を放っていった。
「うぅ……う……ふぅ……」
しばらくして最後の射精を終えると、ゆっくり妹の体に倒れ込み、その柔らかな感触に心地良さを得る。
(また……しちまった……)
肉欲が去ってしまうと、途端に罪悪感が押し寄せ、昌宏は己のした事に恐怖を感じた。
実の妹と交わり、快楽を得てしまったのだ。
しかも二度も。
これはどう考えても許される行為ではない。
「兄貴……」
(う……)
しかし妹がいやらしさの中に悲しみを含んだ表情を浮かべながら呼びかけてくると、ピクリと心と体が反応してしまう。
また抱けるのだと、妹のこの気持ちのいい肉体を貪れるのだと、歓喜に震えてしまうのだ。
「るりか……俺は……」
僅かに残った理性が「もう止めろ」と必死に言ってくる。
「兄貴……」
しかしそれも、妹のすがり付く様な泣きそうな顔を見た瞬間消え去った。
妹の表情が、兄を頼ってくるその表情が免罪符となってしまうのだ。
たとえ許されぬ行為であったとしても、その事で妹が救われるのなら兄としてするべきだ、いやしなければならない、といった使命感にすり替わってしまうのである。
無論それはただの言い訳、理性を騙すための方便でしかない。
だがすでに昌宏は妹の気持ちのいい肉体の虜となってしまっていた。
もう抱かずにはいられない。
妹の肉体を味あわずには我慢できないのだ。
「るりか……」
その魅力的な体をギュッと抱き締めると、体の奥底からジワリジワリと肉欲が湧き起こり、肉棒を硬く大きくしていく。
覚えてしまった禁断の肉の味は、もはや忘れる事のできない淫靡な甘さを持っていた。
「兄貴ぃ……」
可愛らしい妹の声に、昌宏の情欲は激しく燃え上がった。
「るりかぁっ!」
再び肉棒を妹の膣に押し込み、獣の様に腰を動かし始める。
「ああっ……兄貴、いいよぉっ……」
どこか暗い影を感じさせながらも、嬉しそうな表情を浮かべ、妹は兄の体を抱き締めた。
その暗さに気が付きつつ、今己がしている行為によってそれが無くなるのならと、昌宏は必死に腰を振っていった。
「兄貴……大好きぃ……」
妹の腕と脚が絡みつき、二人の体は一つとなった。
兄妹はまるでそうする事が悲しみを消せるのだと言わんばかりにお互いの肉体を貪り合い、許されぬ交わりをいつまでも続けていくのだった。
了
「センチらしさ」とは何か?
……ということをふと思った。
「おはようございます」
時間はすでに午後一時になるところだが、この業界では一日中どの時間でもあいさつはこれひとつだけ。今日はお酒のコマーシャル撮影。CMの仕事は久しぶりなので、明日香は少し緊張している。
マネージャーは控え室まで送ってくると「会議がある」といって事務所に戻っていってしまった。今回の監督である田崎竜也は、前に「マイフェアレディコンテスト」で世話になったということも手伝って、マネージャーが不在でも特別な心配はないだろうと明日香は思った。
しばらくするとノックの音がしてスタイリストが衣装を持って入ってきた。明日香はあいさつをして席を立つ。衣装を確認していると黒くて小さい下着が目にとまった。手に取り、広げてみるとそれはなぜかTバックだった。
下着の指定は別段不思議ではない。衣装のスカートは丈が長く、体にタイトなものではないから、体のラインは気にならないはずだ。
明日香は小首を傾げた。
Tバックは動いているうちに食い込んでいってしまうのであまり好きではない。
上は肩紐になっている紺色のキャミソールで、ブラは上着から透けてもいいように黒で肩紐がない。こちらは疑問に思うほどのものではなかった。
「仕方ないか‥‥」
明日香は口の中でそうつぶやくと、いそいそと着替えに入った。
撮影がはじまった。
白い背景と白い床、そして白い冷蔵庫が置かれた中に、黒い目の衣装の明日香が映えるという感じで、至ってシンプルなもの。お風呂上りにお酒をロックで、というこれまたシンプルなシチュエーションだ。
絵コンテによると、床に置かれたグラスに、四つん這いになった明日香が近づいたり、そのグラスを持って覗き込み、ちびりと一口やるというようなもので、あとは明日香のキャラクタに追うところが大きい。
まずは一口飲んで決めゼリフをいうシーンから撮影に入った。
明日香は指示された演出どおりリハーサルをこなす。何個もの熱いライトに照らし出されるのと、一度は少しずつの量でもやはりアルコールを体内に入れることにより、頬が紅潮し、ポゥとピンク色に仄かに色づく。
通常なら本物のアルコールは使わないが、こういった演出も含み、今回は商品そのものを使用している。もちろん明日香も了解済みだったし、この撮影の後に他の仕事は入っていない。
「ん、やっぱこれだな」
用意されたセリフだったが、明日香はこのお酒が好きだった。
このシーンの本番を取り終える頃には、ほどよく気持ちよくなってしまう程度に飲んでしまい、体が熱くなっていた。しかしあの黒い下着があたる部分、特に胸の先と股の部分が、ひときわジンジンと痺れているような感覚に妙な胸騒ぎを覚えた。
(どうしたんだろ? これくらいのお酒じゃいつもどってことないのに‥‥。それとも‥‥最近、シテないからかな‥‥)
休憩中の明日香は、ふとそんな考えを巡らせていた。
今年で23才になる明日香はオンナとして脂の乗りはじめた歳であると言える。
どちらかというとひとりで楽しみを見つけるタイプの彼女は、それほど写真週刊誌を賑わせることもなかったし、もちろん、知られざる男性関係があったにしろ、乱れた関係までいくことは少ないと言えた。
(彼氏、欲しいな‥‥)
本人は気づかずとも、やはり体を持て余し気味なのだろう。少し鈍った光を宿した瞳で田崎を追っていた。
(結構気になるんダナ、田崎さんのこと)
知らず知らずに田崎の方を見つめている。世間一般に言う格好良さはないが実直でスマートな印象を持っており、明日香はかなり好意的に感じていた。
そんなことを思っていると組んだ脚の奥の方が一層熱くなったように感じて明日香は焦った。
(やばっ‥‥。なんか今日はおかしい。体が感じやすくなってるみたい)
「明日香さん、次のシーン、よろしくお願いしまーす」
ADのかける声にビクッとなった明日香は、少しかすれた声で返事をすると、組まれたセットに再び入っていった。
次の撮影は、床に置かれたグラスに四つん這いになって近づいていくというシーンである。
普段の明日香は仕事に対して真っ直ぐで、気になったことは質問するし、ちがうと思えば意見も出す。
このシーンにTバックでは、まず間違いなく食い込んでしまうから、理由は誤魔化すにしろ、下着を替えてもらうなど意見を言うのだろうが、今日は何かがちがっていた。頭の中にピンクの靄がかかってしまったようで、そんなことを考える余裕すらない。
リハーサルを重ねる。
お尻を高い位置にキープし、床にあるグラスに這って近づくということは、お尻は少し横に揺れることになる。その揺れを繰り返すたびに、少しずつパンティが明日香の割れ目に食い込んでいった。
(やだ‥‥ぴっちりハマっちゃってる‥‥)
動くたびに明日香は快感を高ぶらせる。このころにはもう、ブラの中では乳首がこすれてしまうほど力を漲らせていた。
(ああ‥‥ん、どうしよう。撮影中なのに‥‥)
「本番、いきまーす!」
(もぅ、本番だなんて‥‥)
ADの声に過剰に反応してしまうほど倒錯的な感覚に取り付かれてしまっていた。
単純に這っていくだけなのに、腰の動きがイヤラシイんじゃないかとか、感じているのがばれてしまわないか、といった気持ちが芽生えてしまい、それがまた明日香の淫らな気持ちを燃え上がらせた。
しかし明日香は高いプロ意識をもっているため、辛うじてその撮影を無難にこなしてはいる。
テイク5でようやくOKが出た。その頃には太腿のあたりまで秘蜜が垂れてきていることに明日香はとまどっていた。
そんな明日香の様子にほくそ笑む男がいた。
監督の田崎である。彼は筋金入りの明日香ファンだ。
五年以上も前、素人発掘オーディションコーナーのあった番組で、明日香がエントリーしていた頃から目をつけていた。
明日香に逢いたくて、明日香を撮ってみたくてこの企画を立てた執念の男なのである。もちろん執念だけではどうにもならないこともあるから、それなりの才能も運もあったことは確かだろう。
そんな男が前回のコマーシャル撮影でようやくチャンスを手に入れ、しかも少なからず、好意を持ってもらっていることも感じていた。そして今日、明日香を我が物にせんと一計を巡らせたのである。
(効くだろうな、アノ媚薬つきの下着‥‥)
田崎は明日香の下着の部分部分に、あろうことか媚薬を湿らせていたのである。もちろん、効果については一昨日にリサーチ済みだった。
(早めに試しておくべきだったな。まだ疲れが‥‥)
試された女性には相当な効果があったのか、かなり激しく火がついてしまったようで、朝までキッチリと相手を務めさせられた。
(まあいい。お陰でいろいろとやりやすくなったから、結果オーライ、だな)
その女性というのは、明日香の控え室に衣装を運び込んだスタイリストである。お陰で、下着を用意し、媚薬を染み込ませ、運びこむ、という手筈も無難に乗り越えた。
(さぁて、次の一手、と)
「はい、みなさん、おつかれさまー。明日は別のパターンをとるのでよろしく。じゃあまた明日」
田崎は大きく声をかけると、スタッフは勝手知ったるもので、一斉にそそくさと身支度をはじめた。つまり暗に「はやくかえれ」という合図だった。普段田崎は滅多に声をかけない。
「明日香ちゃんはお疲れのところ悪いけど、ちょっとミーティングしたいんでよろしく」
明日香も早く控え室に戻って、火照った体を冷ましたいところだったが、田崎の一言でやむなくセットの脇にあるイスに腰掛けた。しかし濡れてしまっていることに気づき、すぐに立ち上がり、そのまま田崎が来るのを待っていた。
「悪かったね、疲れたでしょ?」
田崎の声が、ふたりっきりになったスタジオに妙に響き渡る。
「あ、いえ、とんでもないです」
「実はさ、さっき撮ったパターンの30秒バージョンに、ひとつカットを足してみたいんだ」
CMというのは15秒バージョンや30秒、長いものになると60秒のものもある。つまり今日の撮影分で15秒と30秒の二通りをつくる予定だったが、その30秒の方に、ちがうカットを入れてみたいというものだった。
「あ、構いませんけど、みなさんを帰してしまってよかったんですか?」
「あ、ああ。カメラなら昔まわしてたし、固定で撮れるから問題ないよ。明日香はこのあと大丈夫?」
明日香は突然呼び捨てにされてドキッとしたが悪い気はしなかった。むしろ呼び捨てにされて、心の距離が縮まったように思えた。
「このあとは仕事入ってないのでOKですよ。わたしも久しぶりのCMなんで、いいものつくりたいし」
「じゃ話は決まった。そのカットというのはね、指で軽くステアして口に含むっていう感じの何だけど、大丈夫かな?」
「はい、えっとじゃあやってみますか?」
「OK。明日香の思うように動いてみてよ」
「はい」
「ところでさ、なんか体だるそうじゃない? 涙目だし。ホントに大丈夫?」
明日香は感じてしまって火照っている体を見透かされてしまったようで内心びくついたが、わかるはずもないと気持ちを取り直し「大丈夫です」と答えた。
「うーん、それでもいいんだけど、もっとアダルトにっていうかさ」
結局四つん這いになるスタイルで、床に置いたグラスを指でステアし、その指を口に含むというシーンを撮ることになった。明日香は普段のキャラクタを活かし、キュートに見えるように工夫していたが、田崎のOKはなかなかでない。
さっきまでの這う動作に比べたら動きは少ないが、一旦潤みかけ、感じはじめていた明日香にとって、お尻を突き上げる姿勢をキープすることはかなりツライ。
Tバックがよれてじわじわと割れ目を侵食してくる鈍い刺激が、かえって甘美な感覚を体の奥に呼び覚ます。それ加えて、これは明日香の知らないところではあるが、パンティが湿ったせいで、染み込ませていた媚薬が活性化したことも大きな要因だろう。
何度もリハーサルを重ねるうちに、せっかく小さくなった欲望の火が、またメラメラと燃えてきてしまうようで明日香は怖かった。
「ね、明日香、ホントに調子悪くない? 何か息あがってるみたいだけど」
気づかないうちに呼吸が激しくなっており、抑えようとすると吐息のような声が出てしまっていた。
「い、いえ‥‥体調は問題ないんですけど‥‥」
「そう? ならいいんだけど。でね、指でステアするときに少しお尻をくねらせて欲しいんだけど。できる?」
「え‥‥と、なんかエッチっぽいですね」
「うーん、そうなんだけど、顔のアップでいくからさ、お尻のあたりはピンがとぶからわかんないとは思うんだ。でも全体の雰囲気でそういうのが欲しいんだよね」
「あ‥‥はい。こんな感じですか?」
普段なら撥ね付けてしまうような要求なのだが、知らず知らず刺激を欲しがっていた明日香は、田崎の提案を幸いに興奮を体の奥に送った。Tバックがよれてキュッと食い込む。
「あ‥‥ん‥」
明日香の思考能力は完全に低下していて限りなくゼロに近かった。田崎は明日香の喘ぎ声を聞き逃さなかったが、聞こえていないふりをした。
「うん、いい感じだね。もう一回やってみて」
田崎はそういうと、カメラをのぞきこんだ。
明日香はもう一度お尻をふった。傍目に見たらいやらしい腰つきだったが、そんなことはもうどうでもよくなっていた。
「もう一回」
明日香は田崎の言葉に操られるようにまた腰を振る。今度は横だけでなく、少し前後にも動いた。おかげで更にぎゅっとパンティが食い込んで、その勢いでつぅぅっと一筋、内腿を濡らす。花弁はすでにはみ出していることだろう。
「うぅん‥」
明日香はファインダー越しの視線を感じていた。それは田崎ひとりのものではなく、このコマーシャルをみるであろう何千万という数の男の目に視姦されているところを想像してしまっていた。
「なんかちがうなぁ‥。後ろからチェックするよ」
田崎はそういうと明日香の背後に回り込む。そして股間をのぞきこむと、スカートにあたるその部分は、濡れて少し変色しているように見えた。
「(スカートの中はもう洪水だろうな)さ、もう一回」
「はぁ‥‥はぁ‥‥。は‥い」
明日香の途切れ途切れの呼吸はどう聞いてももう喘ぎ声になっていた。ブラの中でもピンとはってきた乳首がいい具合にこすれている。
(ああ‥‥思いっきりさわりたい。このままじゃどうにかなっちゃうよ‥‥)
「明日香、直接演技指導するよ」
明日香の心中を察してか田崎はそういうと、返事を待たずにお尻に両手を優しく添える。
「あン」
体中が敏感になっている明日香はそれだけで艶めかしい声を上げた。
(こ、これが憧れていた明日香ちゃんのお尻かぁ‥‥)
田崎は妙に感動しながら、それでもできるだけ冷静を装い動きを指導する。
「いいかい、こういう感じでねっとりとお尻を‥‥」
田崎は明日香のお尻に添えた手で、そこにゆっくりと円を描くように、特に下から上へは力を込めて二、三度さする。
「あ‥、あ‥、はい‥、んんん」
明日香はうっすらと目を伏せ、田崎の愛撫、いや演技指導に集中する。
「こうっ。こうだよ。ね、わかるかな」
田崎の両の親指はさりげなく確実に明日香の際どいところへ近づき、すでにねっとりと濡れそぼっているであろう部分を左右に開くように撫でさする。田崎の親指は、染み出した明日香の淫らな潤みを感じ取っていた。
(あ、もう少しで‥‥。田崎さんになら‥‥わたし‥‥)
「そうそう、もっとお尻を高くつきあげて」
名残惜しかったが田崎はさっと手を離した。もっと、じっくりと明日香を楽しむつもりなのだ。
「あ‥‥ふぅ‥」
もっとさわって欲しい、当然そこに刺激をくれるだろう、と思っていた明日香は、溜息まじりの吐息をついた。
「OK、いいよ。じゃあ次はステアして指を舐めるところ」
田崎は明日香の気持ちを知ってか知らずか、元の位置に戻ってカメラを覗き込む。
明日香は指導されたようにお尻を振りながらグラスを指でステアする。火照った体に、指先だけとはいえカランカランと音をたてる氷の冷たさが心地よい。
「いいよ〜。じゃあその指を舐めてみようか」
明日香は濡れた指先を口元に持っていく。
(あぁ‥‥この指で思いっきりさわってしまえたら‥‥)
だんだんと快感に絶えられなくなってきた明日香は、時折自分で慰めるときのように、すでに濡れている指先に自分の舌でさらに濡れさせる。ほとんど無意識の為せる技だ。
口に含み、舌を絡ませながらゆっくりと出し入れする。明日香はギリギリのところで戦っていた。快感を求めたい気持ちと、演技を続けなければと言うプロ意識のせめぎ合いを、田崎は興奮した目で見つめ、声をかけることさえ忘れている。
(これでいいんだ。これで計画通り、明日香を手に入れられる)
ふと我に返った田崎は明日香に近づいていくと支えるように体を起こしてやる。何が起こったか、焦れるような緩やかな快感の波の中にいた明日香はきょとんとした表情を見せる。二人は膝立ちしたままで見つめ合う。
「好きだ」
田崎はそれだけを告げると、明日香の開きかかった唇に自らの唇を重ねていく。
はじめは軽く。
少し離し、もう一度見つめあうと、今度は激しくお互いの唇を、舌を、貪るような口づけを交わす。
(田崎さん‥‥。わたしも‥‥好き)
田崎の差し込まれた舌に応えることで、明日香はその気持ちを伝えていた。
(明日香のつば、甘くておいしい。こんなのはじめてだ)
(こんなに情熱的なキス、はじめて。これだけでイッちゃいそうになるくらい)
唇と舌による長い長い交歓が終わると、お互いの唇の間に粘ついた糸がかかっていた。眩しい照明に照らされてキラキラと光っている。
田崎はすっくと立ち上がると、明日香の目の前でズボンを下ろし、勢い、パンツも脱ぎ捨てた。昨晩の乱交が祟ってかソレはだらりと垂れていたが、念願果たせるとあってか、芯は入りかかっていて、長さで興奮を表している。
明日香は目をそらさなかった。心の奥底でそれを欲しているのを自覚していたからだ。それどころか早くチカラを与えて、自分の中に迎え入れたいとさえ思っていた。
田崎は床にあるグラスをとると、下を向いているソレをグラスに入れる。
「つぅぅ」
さすがにくびれの部分までしか入らなかったが、氷の冷たさとアルコールの鋭さをソレに感じるのははじめてのことだ。明日香はしゃがんだまま見ている。
「明日香、舐めて」
田崎はソレを取り出すと、ぐいっと腰を突き出した。明日香は潤んだ瞳で田崎を見上げてからふっと目を伏せ、手を床についたまま舌で先の部分をちろりと舐めあげた。
「うっ」
田崎は思わず声をあげてしまった。
明日香はその呻き声を聞くと、両手で根元を抑えるようにしてソレを自分に向かせる。そして一度音を立ててキスをすると、口を開け、舌の上にソレを載せるようにしてくびれまで唇をかぶせる。
(田崎さんの、スゴク熱い‥‥)
明日香は襟のようになっている裏の部分に、つぱを塗り込めるように舌先だけを動かす。小さくピチピチと若魚が跳ねるような音がこぼれる。
(明日香にこんなことしてもらってるなんて‥‥感激だ)
明日香の微妙な舌使いで田崎はみるみるチカラがみなぎり、少しの隙間もないくらいピッチリと口にはまり込んだ。明日香は抑えていた両手を左右の腰の方へずらしていくと、ソレを徐々に呑み込んでいく。
(んん‥‥硬くなってきた)
舌先をウラスジにあて、そこをレールのようにして出し入れを繰り返す。時折首を傾げ与える刺激に変化をつけると、田崎のソレはパンパンに膨れ上がった。
(おお‥‥これは、た、たまらん)
「明日香‥‥すごくイイよ。もうびんびんだ」
喉の奥にあたり出して苦しくなり、明日香はソレから口を離す。
「ホントに? 気持ちいいの? 田崎さん」
「ああ、とってもイイよ」
明日香は疼きっぱなしの体を持て余していたが、田崎に快感を与えることで気を紛らしていた。そして左手で鎌首を持ち、田崎のお腹に軽く押さえつけると、露わになったウラスジに下から上へと舌を這わせる。そのときに左手の親指の部分でくりくりと動かすことを忘れない。
「うっ、いいよ、明日香。明日香ももうぐちょぐちょなんでしょ? 知ってるよ。さわりたくて仕方ないんじゃない?」
田崎は体を少し右に傾けると、キャミソールの上から明日香の胸をさする。
「ああっ!」
明日香の体がビクンと跳ねた。田崎はそのまま二三度服の上で手を遊ばせると、胸元からいきなりブラの中に手を潜らせた。
「ね、もうこんなに」
田崎はすでに大きくなっている明日香の乳首を手のひらでこねる。
明日香は唐突な刺激に耐えかねて、田崎のソレから口を離す。
「はぁ‥‥はぁ‥‥。そ、そうなの。この衣装に着替えたときから、はぁ‥っふぅっ、なんだか体が熱くて‥‥」
明日香は田崎に倒れこむようにして、胸から伝わってくる刺激に身を委ねている。そして時々思い出したように、そこここを舌で愛撫する。
「知ってるよ。だってそれ、ボクが仕掛けたことなんだ。明日香とこうなりたくって」
「え?」
「さっきも明日香のお尻をさわったとき、ぐちょぐちょに濡れてるのがよくわかったよ」
「ど、どういうこと?」
ひとつ前の田崎の言葉にようやく反応できた明日香は、至極当然の疑問を口にした。田崎は明日香の胸から手を離さず続ける。
「だから、明日香とこうなりたくってボクがやった。明日香のつける下着に媚薬を塗ったんだ」
「‥‥どしてそんなこと」
田崎はしゃがみこむと明日香の唇を奪った。
「何度も言わせないで。明日香とこういうことしたかったんだ。イヤだった?」
ジッと明日香の目を射るようにのぞきこむ。
しばしの静寂。
明日香は少し顔を伏せると、首を左右に軽く振った。
明日香は一応意思表示しながらも、軽く混乱していた。
ある意味卑怯な方法で体を奪われようとしているのだが、明日香は田崎に対して悪い印象を持てないのだ。それどころかこんな手口を使ってまでも、自分とひとつになりたいという気持ちを伝えてくれた田崎を、愛しいとさえ感じている。その感情が混乱の原因だ。
田崎は明日香の顔をじっと見ていた。そうしながらまた胸元に手を差し込み、胸の感触を楽しんでいる。明日香の鈍い思考は中断され、また快感に支配され始めた。
「あ‥ん‥‥」
明日香は田崎の目の前で喘ぐことに恥ずかしくなって軽く目を閉じた。田崎はもう片方の手で明日香の肩を抱くと上体を起こす。そして胸を弄んでいた手も抜き取ると、明日香の両肩にかかっているキャミソールの肩紐を、ゆっくりとずらしていく。
明日香は体をビクンとさせ、かすかな抵抗なのか両手を胸のところで組んだ。
「明日香‥‥。ボクに見せて‥‥」
田崎は肩紐を完全にはずしてしまうと、明日香の耳元でそう囁く。そして耳に軽くキス。明日香はその感触に過剰なほどに体を揺らせると、覚悟を決めたように両手を下ろした。
「ふぅ‥。すごく綺麗だよ、明日香」
田崎は、小ぶりだが形のよい胸を目の当たりにして、我が身の幸福に感謝した。それに乳首の色も、明日香の年齢から考えても当然綺麗だと思えた。
(び、美乳だ。こんなに素敵なおっぱいだったのか‥‥)
明日香は自分の胸に、田崎の熱い視線を感じていた。
(田崎さん‥‥早くさわって‥‥さわって欲しいの‥‥)
「は、恥ずかしいから‥‥、そんなに見ないで‥‥」
「恥ずかしがることないさ、こんなに綺麗なのに」
田崎はそう言うと、明日香の両胸に下から手を添えた。
「すべすべで気持ちいいよ、明日香」
「ああぁ‥‥」
田崎は乳首に触れないように注意しながら、明日香の乳房の形と感触を慈しむように揉みあげる。
「ん‥はぁ‥‥っ‥‥くぅ‥ん」
明日香の口からは喘ぐ音しか洩れてこない。
(ね、田崎さん‥‥、じらさないで‥‥)
明日香の思いが通じたのか、田崎は目の前で揺れているツボミを舌先でチロッと持ち上げた。
「きゃっ」
明日香は突き抜けた快感に軽く悲鳴をあげた。
田崎は手の愛撫を続けながら、両方のツボミを交互に口に含む。そして口から離れる瞬間、唇で強く挟みひっぱる。
(あ、うぅん。そ、それ、気持ちいいよぉ)
明日香は自分の胸元で愛撫を繰り返す田崎の頭を、両腕で優しく抱きしめた。
(もっと‥‥もっと気持ちよくして‥‥)
「明日香、どうして欲しい? どうなりたい?」
田崎が明日香のツボミから口を離すとそう問いかけた。ツボミは田崎によって、朝露をかぶったようにキラキラと光っている。
「そ、そんなこと‥‥、い、言えないよ‥‥」
「ちゃんと言わないとやめちゃうよ。それでもいいの?」
(やめないで。ひとりでしたって‥‥、そんなんじゃもう‥‥。田崎さんのが欲しい‥‥。田崎さんにもっと感じさせて欲しい)
明日香はそう思っていたがとても口に出せるものではない。今までそんな言葉を発したことさえなかった。
「ほら、これが欲しいんでしょ?」
田崎は明日香の右手を掴むと、自分のモノをさわらせた。
「あっ」
明日香はその感触にためらいながらも、無意識のうちにさすっていた。
「ほら、体が欲しがってる証拠に、こんなにイヤらしい手つきで撫でまわしてるじゃない」
「だ、だって‥‥」
「だってじゃなくって、ほら、ボクにいうことあるでしょ?」
明日香の手のひらを田崎の先走りが濡らした。明日香が手を動かすたびに淫らな糸を引いている。
田崎は明日香を軽く抱き寄せた。そして左腕で背中をささえ、もう一方の手を下におろし、明日香の太腿を撫ぜた。右手は膝の裏辺りからお尻の方まで行動範囲を広げたが、決して明日香の中心まではいかない。
自然、明日香の息は上がり、快楽を求める体は勝手にむずむずと腰を動した。その間も明日香の右手は休むことを知らず、それどころか手のひらに載せるようにしっかり握り、前後に動かしていた。
田崎は明日香の耳元に口を寄せる。
「頑固だね、明日香‥‥。体はこんなに求めているのに。うっ、そう、気持ちいいよ。明日香だって、もっといろんなこと、シテ欲しいでしょ?」
明日香の手からはにちょにちょという音が立ち始めていた。田崎からは先走った感激が順調に溢れている。
(男の人もこんなに濡れるんだ‥‥。すごい‥‥)
田崎は手を明日香の胸においた。そしてツボミをつねるようにひねる。
「‥ィタッ」
明日香は言葉ほどは痛がっていなかった。それどころか腰の奥の方がじわっと反応した。
「明日香‥‥もっと感じたいんでしょ? 恥ずかしくて言えないの?」
明日香は田崎の肩の辺りでこくりとうなづいた。もっと感じたいし、それを言葉にすることは恥ずかしかった。つまりどちらの質問も答えはイエス。
田崎は明日香の手の愛撫を受けながら、再び明日香の太腿を撫ででいた。
「そう‥。じゃあボクの言うことを繰り返して。それで許してあげるから」
明日香は田崎の肩にキスするように、もう一度うなづいた。
田崎は猛っていた。
早く明日香とひとつになりたいと思っていたが、反面、もっと焦らして、焦らして、今以上にイヤらしく乱れた明日香を見たいという気持ちもあった。
「じゃあ、こう言うんだよ。明日香のぐちょぐちょになったアソコをさわってください。って」
明日香は田崎の肩口でイヤイヤをするように首を振った。
(そんなこと、恥ずかしいよ‥‥。でも‥‥)
「言えないの? じゃあこのままでいいのかな?」
田崎は当然このまま終わるつもりはない。早く明日香の濡れた花弁を見てみたい。ここまできたら抵抗しないだろうが、どうしても言わせてみたかった。あの声でイヤらしい言葉を聞いてみたい。
「ほら、明日香」
太腿をさすっていた田崎の手がTバックの縁をなぞる。明日香はくすぐったさ半分、快感半分だったが、内股の切れ込みまでくると、反射的に腰を引いてしまった。
「あ‥‥、んやっ」
「逃げないで。もっと感じたいんでしょ?」
田崎はどこまでもいじわるだと明日香は思う。でも田崎の言うことはあたっている。もっとさわって欲しい。明日香は引き気味の腰を元の位置に戻した。
「そうそう、それでいいよ」
田崎の指は丁寧に下着のラインをトレースしている。明日香の吐息が田崎の耳をくすぐった。
(あ、んん‥‥。これ以上焦らされたら‥‥。は、早く、田崎さん)
明日香の体は田崎の指を追って淫らにくねる。早く核心に触れて欲しいと。
「さわって欲しいんだネ、明日香。ヤらしく体が動いて‥‥」
明日香は返事の代わりに田崎の肩をギュッと掴んだ。ふたりの距離は自然と縮まり、伸びきった明日香の胸のツボミが田崎の胸板に押し付けられる。
「でもね、ちゃんと言わなくちゃダメだよ」
田崎は我慢強く、暗示にかけるように繰り返し諭す。そして人差し指と薬指とで明日香のアソコを跨ぐように、内股の付け根で前後に往復させる。
「ひゃっ‥‥ん」
(もう‥‥オカシクナッチャウ)
時折何かの加減で、中指が濡れた入り口を軽く叩くあたりがなんともモドカシイ。明日香の呼吸は一層激しくなり嗚咽が洩れる。
「はぁ‥‥はぁ‥ん、くぅぅ」
明日香の腰が少し低くなり、中指のあたりを欲しがる。乳首同士が微妙に擦れて田崎もたまらなくなる。
「あ、ん‥‥、もう‥ダメ‥‥。これ以上は‥‥。ね、田崎さん。さわって。早くわたしに‥、さわって、オネガイ」
焦らされる愛撫に耐え切れなくなった明日香はとうとう欲求を口にした。
「やっと言えたね、明日香」
田崎はそう言い放つのとほぼ同時に、パンティのフロントから手を差し入れた。
「あ!」
田崎の手は、盛り上がった柔らかい草むらを感じながら、素早く進入していく。そして明日香の大事な部分を手のひらで捉えた。
(あ、やっとさわってもらる‥‥。ウレシイ‥‥)
「ン、ふぅ〜」
そこはとても熱く、まとわりつく液体が支配していた。
田崎は喰い込んでしまっているTバックを丁寧に剥がすように更に深く突き進んでいく。
「もうグッショリだね」
「う、うん。ハヤクさわって欲しかったの、とっても」
明日香は自分の気持ちを正直に口に出していた。とても小さい声ではあったが、ハジメテの経験だった。セックス中に会話をすることなど思いもよらず、しかし口に出してみることで感じるカンカクがあることを知りはじめていた。
「そう。じゃあ‥‥」
田崎は、中指で花弁の中央の割れ目を慎重に確め、隣の二本の指で両方の花弁を優しく挟む。
「ゃん‥」
そして三本の指をできるだけ不規則に動かす。
──ねちゅっぬちゅっ
「ぃゃぁ‥‥」
明日香は自らの発した音に、吐息交じりで気持ちをあらわした。
「スゴイよ、明日香。とても熱くてぽってりしてて、ビラビラが絡みつくみたいだ」
「そ、そんな‥‥、あ‥んんっ」
明日香と田崎は、相手の熱をみるときのように額をつきあわせている。
「ね、明日香。ボクのもさわってくれるかな」
「う、うん」
明日香はさっきまでそうしていたように、熱く猛ったソレに下から手のひらを添える。そして先走りを感じながら、それを全体に塗りこめるように動かす。
「明日香‥。気持ちいいよ」
「‥‥田崎さん、わたしも‥‥イイの、とっても」
「ね、しごいて」
「うん」
田崎の指に気を取られながらも明日香は確実に刺激を送る。先走りのおかげで滑らかに動く。
田崎はトロトロに濡れた三本の指を想像しながら、中指を第二関節から曲げ天を向かせた。その先には明日香の開きかかった入り口がある。
「あアっ!」
入った。
明日香は少し仰け反る。
田崎は中に入ったのを確認すると、ゆっくりと指を奥に伸ばしていく。
「あぁ‥‥ん、ンん‥‥や‥‥ん」
「入ったよ、明日香」
「‥‥ん、入っ‥‥て‥る」
状況を口に出すことで更に感度が上がる。疑いようのない事実を明日香は掴んでいた。
──じゅぽっぬちゅっ
田崎は指で「の」を書くように動かす。入り口が開くため時々空気混じりになり、さっきよりも激しい淫音がスタジオ内に響き渡る。
「あ‥‥ん、ぃ、ぃい‥‥」
「どんどん溢れてくるよ。指がふやけちゃいそうだ」
明日香の顔をのぞきこむように田崎が言う。
「ん、ん、ゃだ‥‥。そんなふうに言わないでェ‥‥あぁぁ」
「ほ、ほら、明日香も動かして」
明日香もできるならそうしたいのだが、感じすぎてしまってドウニモナラナイ。握った手よりも腰の方が活発だ。
「感じてる顔もとってもカワイイよ」
田崎はそういうと指の動きを止め、明日香の震える瞼に口づける。
そして唇は頬を伝い、明日香の唇を甘噛みしながら一巡りする。
「ん、はぁ‥」
明日香の口から赤く濡れた舌があらわれると、田崎のそれと絡み合い、ぴちゃぴちゃと音をたてながら濃厚なキスが飽くことなく続く。
明日香の手が優しくしごきはじめると、田崎は薬指も明日香の中に収めた。
「ん、あぁっ」
お互いの唇と舌はねっとりと絡み合い、舐め合い、吸い合い、境界がわからなくなるくらいだ。
田崎は明日香の唾液を吸い取りつつ、激しく中を掻き混ぜる。指を伝い、手の平にまで熱いぬめりが感じ取れた。
「明日香のジュース、手の平にまで垂れてきてるよ」
「はっ‥ぅんん‥。き、気持ちイイの‥‥。あっ‥‥ん、田崎さん」
明日香は田崎の指の動きにタイミングを合わせるようにして、田崎をキュッキュッとしごきあげる。そうすることで既に田崎を受け入れているかのような錯覚を起こさせ、自らの快感を高めているかのようだ。
貪るようなキス、指で味わう田崎、しごきたてる明日香。淫らな音の三重奏。
(ほ、欲しいの‥‥。ナカに‥‥これが‥‥)
「あっ、明日香‥。そんなに激しくしたら‥‥」
さすがの田崎もこれだけの快感を与えられ、憧れの人の淫らな姿を見せられたら堪らない。田崎は逆襲とばかりに、草むらの中の突起を親指が探り当てる。
「あン、ダメ。そこは‥‥」
「ここ? これだね、明日香のクリちゃんは」
思ったより小さかったが、それでもしっかりとその存在をアピールしている。田崎は指にジュースをまぶしてから、再びそこを捉えると、ピストンしながら優しく弾く。
明日香の様子が一変した。
「あっ、やっ、い‥‥ちゃう‥‥よぉ‥‥」
「いいよ、イッテも。今まで我慢してたんでしょ?」
明日香は驚くような力で田崎の腕を掴む。爪の痛さが田崎を煽る。
「で、でも‥‥。あ、ホントに、あ、あああ」
「ほら、イッチャいな。明日香。イクとこ、見せて」
明日香の股間はズヂョズヂョと音をたて、田崎の激しさがよくわかる。明日香の腰もイヤらしく前後に揺れている。
「あ、は、そんなこと、だ、ダメなのにィ‥‥。あっ、あっ、も、もぅ、だめェ‥‥。はあああぁぁん、ぃっくぅ‥‥」
田崎の腕の中には、達してビクついている明日香がしっかりと抱かれていた。
(明日香ってイキ顔もカワイイ‥‥)
明日香の揺れる髪を見下ろしていると、田崎自身がビクンと反応した。
(ゆ、指だけでこんなにイイなんて‥‥)
明日香は田崎の胸で呼吸を整えている。まだ体の震えが止まらない。膝立ちしているため、そこが擦れて少し痛むがそんなことは気にならなかった。
田崎の指はまだ明日香に入ったままだった。しかし明日香を気遣っているのか何もしてこない。
(やっぱりこの人、基本的には優しいんだ‥‥。悪くなりきれないのね‥‥)
呼吸が整ってくると、今自分が置かれている状況が酷く恥ずかしく思える。それでもなぜだか心地良い。
うっすらと目を開ける。
明日香の視線の先には、まるでローションを塗りたくったかのようにてらてら光る田崎があった。
明日香は田崎の胸から額を外す。
「‥ごめんなさい、田崎さん。わたしだけ‥その‥先に‥‥」
先にイッてしまったことを詫びる明日香の瞳を見つめつつ、田崎は指を静かに抜く。体が少し揺れ、吐息が洩れる。
田崎はすっかりと濡れてしまった指を、明日香と自分の視線の間に持ってきた。それはヌラヌラと妖しく光っている。
「まだしたい、よね?」
田崎の濡れた指を両手で握り締め、明日香は頷く。
「ね、ちゃんと言って」
「‥シタイ‥‥。田崎さんに‥‥イカセテ欲シイ‥‥」
はっきり言葉にして言うと、体中が、心までもが早くそうしたいと願っているかのように意思統一されるようだ。明日香がハジメテ覚えた、新しいセックスの楽しみ方、そして悦び。
「今イカセテあげたじゃない?」
田崎は明日香の手をほどきながら意地悪くそういった。
「そ、そうじゃなくて‥‥えっと‥‥イレテ‥‥」
「入れてたじゃない」
田崎は明日香が握ったせいで、中途半端に濡れ残る指を明日香の胸にあてる。明日香は少し頬を膨らます。ちょっと尖った唇がアヒルみたいで可愛らしい。
「もぅ‥‥。コレが欲シイの」
明日香は田崎の屹立したものを優しくさわった。
「っ‥‥と。でもイッたばかりなのにすぐいれるとつらくない?」
「田崎さんもつらそうだから‥‥。大丈夫。早く田崎さんを感じたいの」
そう言った後、照れてしまう明日香を、田崎は益々愛しく感じてしまう。
「じゃ明日香も裸になって‥‥」
田崎は、すでに着衣としては意味を為さなくなっていた明日香のキャミソールを脱がせにかかる。
「ほら、バンザイして」
明日香はその口調に可笑しくなってクスッと笑みがこぼれる。
「なんか子供になったみたい」
「子供がこんなになっちゃうわけ?」
ブラジャーから零れている胸の先を指でくっと押し込む。
「ゃん‥‥」
「明日香って思ってたよりエッチだね」
田崎はブラのフロントホックをはずすと、明日香の上半身を遮るものはなくなった。
「それって誰のせい?」
「ゴメンゴメン。でも明日香がエッチでうれしいよ、ボクとしては」
明日香がポンと田崎の胸を小突く。こんな軽口を言い合いながらスルのもハジメテでとても新鮮に感じる。
田崎の手は休むことなくスカートのホックをはずし、ファスナーを下ろすとニュートンの法則に従って床にふぁさっと落ちる。明日香の膝元に輪を描くように。
「もっとエッチになろ」
田崎はそう言うと明日香に顔を近づけ唇を奪う。膝の周りにある脱ぎかけのスカート以外は黒いTバックだけになった明日香の前から、田崎はゆっくりと横にずれると、脱ぎ捨てた服をそこいらに敷き詰めた。そして明日香を再び四つん這いの姿勢になるようにリードする。
「これって‥‥恥ずかしいよ‥‥」
「今更じゃない? 明日香」
田崎はまったく意に介さない。もちろん明日香も言葉の上だけで、特に嫌がる素振りはなかった。
「肘もついて」
両肘を床、いや敷かれた服の上につくを確認すると、田崎は明日香の真後ろに周り込む。
「ああ‥‥」
明日香は、大事な部分を田崎に突き出す格好になっている自分の姿を想像してしまい、恥ずかしさのあまり声が洩れた。田崎は蒸れてオンナの匂いを撒き散らす股間を凝視する。少しヘアがはみでているが、もともと濃くないのかそれほど量はない。
「とっちゃうよ‥‥いいね」
興奮するあまり、声が上ずっているのが自分でもわかった。返事はなかったが気にせず両腰に引っかかる部分をしっかと掴むと、ゆっくりとお尻をくぐらせる。
(あ‥‥とうとう‥みられちゃうんだ‥‥)
明日香は田崎の視線の先にある、更に奥の方が、より一層熱くなるのを感じた。
(いよいよご対面‥‥)
田崎は心の中で呟くと少しずらす。
「お尻の穴が見えてきたよ」
「やだ‥‥そんなこと言わないで」
明日香は顔を伏せたまま言う。スタジオ入りする前に自宅でシャワーを浴びてきてはいたが、汚れていないだろうかと気になってしまう。
「大丈夫。明日香の体に汚いところなんてないよ」
見透かしたように田崎が言う。
「そんなこと‥‥」
「嘘じゃないよ」
そしてまたゆっくりと剥がすように下ろすと、黒いTバックと明日香との間に何本もの糸が伸びていく。裏返ったところをみると濡れているどころか、白く変色している部分もあった。
「ああ‥‥」
「明日香のここ、びちゃびちゃで洪水みたいだね。それにひくひくして、なんか誘ってるみたいだ」
明日香の腰が震えた。言葉で責められることに感じているのだ。
「いや‥‥ハズカシイ」
何度目の恥ずかしさだろうか。
(そんなにゆっくり‥‥じっくりのぞきこまないで‥‥)
口に出してまでは言えなかったが、そんな気持ちも明日香をより高ぶらせた。
「あんまり毛がなくって‥‥とっても綺麗だよ」
「や‥‥だ‥ぁ」
更に下ろしていくと糸がひとつ、ふたつと切れていき、明日香のすべてが曝け出された。田崎はスカートと一緒に脱がせようとアクションを起こすと、明日香は右、左と膝を浮かして協力する。
(ああ、なんてヤラシイんだ‥‥)
田崎は自分のモノがいつもより大きくなっているような気がした。そしてほとんど無意識のうちにソコに顔を近づける。
「ヤ‥‥田崎さん‥‥」
黙ったまま見入ってしまうほど、ソコは田崎にとって夢の場所であった。もちろん明日香の心はそれ以上なのだが。
「サーモンピンク‥‥かな‥‥」
田崎はむせかえるような明日香の匂いを吸い込みながら、じっくりと観察する。
「そ、そんなに見ないでぇ‥‥」
「やだ。もっとじっくりとみたいよ、明日香」
「だ、だって‥‥。こんなふうにされるなんて‥‥」
明るい場所でシタことなど今までなかったから、体を隅から隅まで確かめられるような今の状況に不安を覚えながら、認めたくはなかったが酷く興奮していた。
「これがクリちゃんだね。こんなにぷっくりしてる」
田崎はソコで指を濡らすと、ソレを塗りつけるようにふくらみを撫でた。
「ひゃっ‥‥ぅん」
悲鳴にも似た声。イッたばかりなのだから、さぞかし敏感になっているのだろう。
「ね、そんなに見ないで‥‥」
「あとでボクのもじっくり見ていいからさ」
田崎は意味のない交換条件を言い放つと更に顔を近づけ、プチュッと音を立てて明日香の亀裂を吸った。
「ああぁン」
「ん‥‥。甘酸っぱくておいしいよ、明日香のジュース」
田崎は続けてズズッズズッと吸い取るようにしながら、ヘアの中の小さなふくらみにもコリコリと刺激を送る。
「あっ‥‥んんっ‥‥ダメぇ‥」
両手でソコを開き、舌で明日香を味わう。
「はっ‥ン‥‥ン‥‥、イイっ‥」
田崎の舌は確実に割れ目をなぞる。舌が行き来するたびにピチャピチャと淫らな音がする。際限なく溢れ出てくる泉のようだ。
「どんどん溢れてくるね、明日香」
「ん‥‥ん‥‥」
唇を噛み締めているのか、うなるような声が聞こえてくる。
「明日香、気にしないで声を出して。その方が気持ちよくなれるよ」
「ん‥‥はぁっ‥ん‥‥あっ‥あっ‥」
ときどき花弁を唇で挟む。
田崎の口の周りは、明日香で濡れている。
「ン‥むぐっ‥‥はむっ‥‥」
「あ‥‥ああん‥‥、い、イイの‥‥あっ‥ン‥‥な、中に‥‥き‥て‥‥ぇ」
憧れていた明日香の嬌声を聞くに連れ、田崎はその中に入りたいという気持ちが強くなってきた。いや「こんなチャンスは二度とない」と、今まで無理に抑えていたのかも知れない。でももうそれも限界だった。
田崎はソコから口を離すと、明日香の腰に手をやる。
「あン、田崎さん」
田崎は自分で濡らしていたが、ソレを明日香の潤んだ亀裂に擦りつける。
「も、もぅ‥‥焦らさないで‥‥」
明日香のジュースをにちょにちょと音を立ててまぶすと右手を添え、砲身さながら照準を絞り込んだ。
「明日香、入るよ」
「うん‥‥きて‥‥、わたしの中に‥‥」
田崎は同意を得ると、明日香の中を確かめるかのように、ゆっくりと腰を送り出した。
(あ、あたってる‥‥。ん‥入ってく‥‥)
「ん‥‥んんん‥‥あっああ〜ん」
田崎が明日香の熱い輪を押し広げるようにくぐっていく。明日香の花弁は田崎のソレにまとわりつき、内側に向きをかえる。
「熱くてぬちょぬちょで、気持ちいいよ」
田崎はエラの部分まで埋没させるとそういって挿入をとめた。そして両手をお尻に添えると、親指に力を込め、結合部分がよく見えるように押し開く。
田崎の眼下に淫靡な景色が広がった。
こげ茶色のお尻の穴の向こうに、自分のモノが濡れてひくつく肉にささっている。田崎は胸の高鳴りを抑えきれなかった。
(ど、どうしたの? なんでとまっちゃったの?)
一気に入ってくると思っていた明日香は不思議に思った。
「‥田崎さん‥‥、どうしたの?」
絶え絶えになる息をしながら、お尻を高く突き上げたままの格好で後ろを向くこともできないままそう訊いた。
「あ、いや‥‥。みとれちゃっててね。明日香に入ってるとこ」
「そ、そんな‥‥」
「あのね、昔っから明日香のファンだったんだ。だから今こうしてることがとてもうれしいんだ」
田崎はそれ以上深く入らないように軽く明日香を突いた。
ぐちょっと淫らな音が響く。
「あぁっ」
「それに‥‥自分でも驚いてるんだけど、今まで一番おっきくなってるんだ、これ」
もう一回ジャブ。
「んはっ」
さっきよりもちょっとだけ深く突くと、半分くらいまでが中に入っていった。そしてゆっくり腰を引くと、エラに掻きだされたジュースが溢れ出てくる。
「あー、明日香のジュースが垂れてきた」
明日香はイヤイヤをするように頭を振った。本当に厭なのではなく、田崎の動きがモドカシイのだ。
「ね、ねえ‥‥、ぜ、全部‥‥来て欲しいの‥‥。田崎さんを全部感じたい‥‥」
ずっと憧れていた女性にこんなことを言われたら堪らない。腰に力を入れようとした田崎だったが、ふと思いついたことがあった。
「今ね、半分まで入ってるんだ。ここまではボクが入れたから、あとの半分は明日香に任せるよ」
「え? どうしたらいいの?」
「簡単だよ。このまま動かずにいるから、少しずつ下がってきてご覧よ」
「で、でも‥‥」
「できない? じゃあこのままだよ」
明日香は黙り込んでしまった。
(まだダメなの?‥‥もうここまできてるのに焦らすなんて‥‥。ああ、わたしに入ってきて欲しい。そして思いっきり感じさせて欲しい‥‥)
明日香はしっかりと締め付けて離していない。じっとして動かないから、余計に刺さりかけているものを実感できる。どうにかなってしまいそうだった。いや、そんな状況は最初からずっと続いているといっていい。
ああやっと、と思うと、思ったそばからはぐらかされている。そして田崎の要求。
「ああ、いやらしく動いてるよ、明日香の中。襞ひだがくすぐってるように‥‥うっ締めちゃダメだって」
「だ、だって‥‥」
「体に正直になりなよ。ほら、ボクのを確かめるように動いてるじゃない? じっとしてるから神経が集中しちゃうんじゃない?」
「ん‥‥う、うん‥‥‥。押し広げられて‥‥入ってるのがわかる‥‥」
「でしょ? じゃあ全部入れちゃおうよ。このままだといつまでも持ちそうにないよ。中、熱くて、すごくいいから」
「あ、ダメ‥‥そんなの」
明日香はそういうと両膝を後ろへずらし、少し伸びた体を縮めるように田崎に近づいていく。さながら後ろ向きに進む尺取虫のようだ。
「あぁ‥‥」
田崎は再度右手を添え、明日香が近づいてくるのを待つ。
「もうちょっとだよ、明日香」
腰がいやらしくくねり、視覚的にも興奮を覚えていた。こんなに素直で、実はすごくエッチだった明日香のことを、田崎は絶対離すもんか、と心に決めていた。
「ん‥うん」
「そう、もう少しで全部‥‥、あ、全部、入った、よ」
「はぁぁ‥‥」
「よくできたね、明日香」
田崎は明日香の腰をつかむと、ぐいっと腰を引き、ずどん、と突き入れた。
「ああ〜〜」
一際大きい声がスタジオに響いた。
(ああ、そう、もっと‥‥)
その動作を繰り返すたび、明日香の中からおびただしいほどのジュースが掻き出されてくる。それはすぐに田崎の袋を濡らし、明日香の太ももに幾筋もの淫らな筋を作らせた。
「ああ、吸い付いてるよ、明日香。引き出そうとするとぎゅってしがみついてくるみたいに‥‥」
「や、あ、あん、そんなふうに、あ、あああっ」
「で、でも、すごくいいんだ。だから、もっと、もっと感じて‥‥」
田崎は止まらず腰を打ち付ける。びたんびたんと規則的に音が生じる。まとわりつく明日香のジュースは透明なものから、白濁したものに変わっていった。
「あ、あ、田崎さん、い、イイの‥‥。気持ちいいのぉ‥‥」
「ボ、ボクも、いいよ。こんな気持ちいいセックス、明日香とだから‥」
「ね、もうダメかも‥‥。さ、最後は、ふつーのがいい‥‥」
「あ、うん。じゃあ‥‥」
田崎は腰をつかんでいた手をぐいっと押して、明日香を四つん這いの格好からうつぶせになるようにした。もちろん繋ったまま外れないように注意しながら。
そして明日香の右足のくるぶしのあたりを持って、膝から折れるようにずらしていくと、自然と明日香の体が横向きになっていく。
田崎はつかんだ右足を左手に持ちかえると、明日香に上を向くよう促すと、正常位のかたちになった。
「明日香‥‥」
田崎は思わずつぶやくと、明日香の両足を太ももの上に載せて覆い被さっていった。
バックのときよりもより深く入ってきた気がした明日香は少しうめいた。
眉間に軽く皺がよる。
そんな表情が堪らなく色っぽい。田崎は今度は激しく突くことはせず、明日香の入り口を広げるかように円運動をする。
「あっいや‥‥」
明日香はてっきり突き上げてくると思っていたため、意外な刺激のされ方に驚いた。掻き回されるときに発する粘っこい音、ヘアがこすれるチリチリとした音が混じっている。ヘアに隠れた突起のあたりも微かに捩れるようで心地いい。
「こ、こんなのって、ああ‥‥。気持ちいいの、田崎さん」
田崎の目線のすぐ下で、明日香の顔が快感でゆがむ。思わず頬に口をつけると明日香の目がうっすらと開いた。その目の中には感じつづけているせいで涙がたまっている。
田崎は動きを変えた。
半分ほど引いて浅く突く。これを素早く繰り返す。
くちゃくちゃという音に変わった。明日香の喘ぎ声も田崎の動きに合わせて断続的に短い。
「ん、あ、あ、ん、ふぅ‥‥」
明日香はときどき意識的にか息を深めに吐き出す。
「‥明日香‥‥、ごめん。感じすぎて、もう‥‥出ちゃいそうだ」
「わ、わたしも‥‥。いつでも‥‥出していいよ‥‥」
明日香は田崎の首に腕をまわした。
それが合図だった。
田崎は腰を大きくグラインドさせる。
「‥田崎さん‥‥」
明日香は仰け反りながらもしっかりと田崎に絡まっている。
「‥明日香っ‥‥」
ふたりはお互いの名前を呼び合い、快感を高めていく。
「あ、ああ〜〜、も、もう、は、はやく‥‥、田崎さんっ」
「あ、ああ。い、いくよ、明日香っ」
田崎は下腹に力を入れ、ギリギリまで耐えると明日香がイクのを待った。
「あ、ぃっくぅ‥‥」
明日香の中がきゅうんと締めつけ、続いて小刻みに痙攣した。それを感じ取った田崎も限界だった。
「う、う、も、、もぅ‥‥」
田崎は慌てて名残惜しそうにまとわりつく明日香から抜き取ると、そのままおなかの辺りを目掛けて放出した。
それは感激のあまりか、明日香の小ぶりな胸まで届いていた。
明日香の顔の左側には、激しく呼吸を繰り返す田崎の頭があった。
明日香は左腕で愛おしそうに抱いて、少しそちらに顔を傾けると、耳元に唇を近づけた。
「もう‥使わなくてもいいから‥‥」
「え? あ、ラブ・シードのことか‥」
「ラブ・シード?」
「う、うん。媚薬のことだよね。それの名前」
「そう。使わなくっていいんだよ‥‥」
明日香はそういうと、田崎を抱いた腕に力を込めた。
媚薬ラブ・シードはすでに田崎の手元にはなかった。ふたりの様子を覗き見ていたあのスタイリストが盗み出していたのだ。
田崎と明日香を結びつけた媚薬はないが、もう必要ないだろう。だって、ふたりの心の中には"愛の種"がしっかりと植え付けられているのだから。
おわり
そろそろ次スレの季節?
>>423 480KB超えると一週間カキコなしでdat落ち
500KB超えると24時間でdat落ち
今469KBだから、あとSS1本か2本で限界になるね
425 :
保守コピペ:2006/09/18(月) 19:52:07 ID:v47YVFse
『Temple is best?』
陸上競技とは神が人間だけに与えた至高のスポーツである。
短距離・マラソン・障害…。確かに能力だけを測るならば動物の方が上だろう。だが、ペースを計算して走るということだけは人間だけに与えられた特権だ。
道具を使わずに風になる…。競技者達はその快感の為に日々の鍛錬に励み、1秒でも時間を縮めようとするのだ。
「あれ、もうへばった?」
大阪の郊外、緑の中にひっそりと佇む神社の境内で、夏穂は階段の遥か下で蹲る葵に声をかけた。
「…か…ほ…」
「え、何?聞こえないよ!」
葵は息も絶え絶えに返事をしようとするも、激しい呼吸の前ではそれは不可能だった。
「ちょっと、大丈夫?」
葵の只ならぬ状態に、夏穂は階段を足早に駆け下りた。
「…か…ほ…」
「葵?」
葵の顔を覗きこむ。そこには汗だくになっている葵がいた。
「…もう…走れない…」
汗をタオルで拭いながら、葵は夏穂に切実に訴えるのだった。
「しょうがないなぁ…じゃ、少し休憩ね」
そう言うと、夏穂は葵の手を取って神社へと連れていくのだった。
葵が大阪に到着したのはその日の朝であった。真っ先に夏穂のバイト先のお好み焼きに向かうと、夏穂は兆度陸上のトレーニングに向かうところであった。
「葵じゃない!久しぶりだね」
突然の訪問に夏穂は驚いたものの、直にスニーカーの紐を結び直して一言葵に言った。
「そうだ、久しぶりに走りに行こうよ!」
直後、葵は夏穂の練習場となっている郊外の神社へと拉致されたのであった。
「ふう…」
「一息つけた?」
神社の社の下で、二人は夏穂が持ってきたスポーツドリンクを飲みながら休憩を取っていた。
「なんとかね…。それにしても夏穂は元気だね…」
ゆっくりと呼吸を整えながら、葵は夏穂の方を向いて頭を掻いた。
「そうかな…葵がなまってるんじゃないの?」
ドリンクをこくりと飲んで夏穂が笑う。
「それは…そうだね。でも、百段もある石段を十往復して、ほとんど息が乱れてない夏穂はさすがだと思うよ…」
「ふふ、ここは私の秘密の練習場だからね。毎日やっていれば誰だってこうなるよ。葵も前みたいに大阪に引越して来て毎日一緒にする?」
夏穂の問いに葵は言葉を詰まらせた。晩秋の風が沈黙の中、静かに木の葉を巻き上げる。
「じ、冗談だよ。葵、東京で忙しくしてるもんね…。その中で忘れずに会いに来てくれるんたから贅沢言っちゃいけないよね。うん、じゃ、もう少し走ろっか!」
最後の方は何か強引に言葉を切ると、夏穂は再び(いやがる)葵を連れて石段へと向かうのだった。
一往復…ニ往復…三往復…
その後二人は無言で走り続けた。無論、葵が最初から遅れていたというのもあったが、夏穂が意図的に無口にしていたというのもあった。
四往復…五往復…
「…」
更に走り続けて、葵は終に体の限界を感じて立ち止まろうとした。その時、
…ザー…
俄に空が黒くなったと思いきや、激しい雨が振り出した。
「げっ…」
バケツをひっくり返したようなそれに、たまらず葵が声を上げる。汗まみれで熱くなった体に晩秋の雨はとても冷たかった。
「葵、こっち!雨宿りしよっ!」
疲れて呆然と空を見上げる葵に、夏穂はさっきと同じように石段の上から声をかけた。
「わかった…」
葵は力なく答えると、先に休憩を取った社へと走り出した。その足は明らかに先程より早かった。
426 :
保守コピペ:2006/09/18(月) 19:52:44 ID:v47YVFse
「ふう…まいったね…」
社の中で葵はぽつりと言った。視線の先では大粒の雨が激しい音と共に振り続いている。社の軒先では雨が吹きこむので、二人は社の中へと入ったのであった。
「多分にわか雨だと思うんだけど…。さすがに冬が近いからこの格好じゃ寒いね」
夏穂は外を眺めながら自分の体に腕を回した。練習用にとさすがに上はティーシャツを着てはいるものの、下は短パンのままだったからだ。しかも、雨に濡れている。
「あ、寒い?」
葵はそれを聞いて自分の着ていた黒のスポーツジャンパーをかけようと夏穂の方を向いた。
「あっ…」
だが、葵の体はそこで硬直した。雨に濡れて、夏穂の下着がすっかり浮かび上がっていたからだ。しかも髪が顔に貼りついて妙に艶かしい。
「何?」
夏穂もその視線に自分の体を見回す。だが、下着が透けていても夏穂は別段動じはしなかった。
「別に見られてもいいよ、葵にだったら」
そればかりか、夏穂は葵の横へと来て、葵に濡れた体をぴったりとくっつけた。
「ねえ、葵…。寒いんだけど、温めてくれる?」
そう言うと夏穂は葵の手を取ると自分の胸へと導いた…。
「ほら、冷たいでしょ…」
夏穂の言葉に、葵は無言で応じると、優しく夏穂の胸を揉み始めた。
「…あっ…」
冷たい肌が、揉まれて徐々に暖かくなっていく。そして肌に赤みが戻る頃には夏穂の乳首は完全に勃起していた。
「…あ、脱ぐ…」
葵の指が乳首を挟んだ時、夏穂はそう言うと葵から少し離れた。
…ばさっ…
濡れた服を1枚ずつ脱いでく。ティーシャツ、スポーツブラ、そして短パンとショーツを一気に脱ぐ。雨に濡れた体は白く、透き通るようだった。
「いいよ…」
夏穂の言葉に、葵はその冷たい体に後ろから手を回し、先程の続きをするように胸を揉み始めた。
「…っ…っ…」
特に固く勃起した乳首を重点的に責める。夏穂は声を出さないようにしていたが、感じているのは乳首が更に勃起することで葵には分かっていた。
よく女子の陸上選手は痩せているために貧乳といわれるが、夏穂のそれは手に余るほどのボリュームがあった。葵はそれを楽しむように揉みしだき続けた。時に乳輪の周辺を指で撫でたり、勃起した乳首を指の間で転がしたりすると、腕の中で夏穂は悶えた。
「…あっ…あっ…」
そして、夏穂の口から喘ぎ声が漏れるまでにはそう時間はかからなかった。
「ここは暖かくなったから、次は…」
夏穂の体から力が抜けてきたのを知ると、葵は右手を夏穂の股間へと延ばした。そこは陰毛が冷たい水滴でヴァギナの形にぴったりと貼りついている。
「ここかな…」
恥丘へと指を這わす。ぴくりっと夏穂が反応を示したが、葵は構わずにヴァギナを人差し指と薬指で器用に左右に開き、中指をその中へと少しずつ入れて行った。
「あっ…葵の…指が…」
その感触に夏穂が声を出した。だが葵の指はその間もズブズブと夏穂の膣へと入っていく。胸の愛撫で溢れた愛液は指を伝って葵の手の甲へと垂れ出していた。
「あっ…あっ…」
「あ、ここは熱いままだね」
「…そんな…こと……ああっ…」
意地悪く葵が言う。夏穂は否定の言葉を出そうとするも、それより早く葵の指は夏穂の膣内を掻きまわし始めた。
「ああっ…あっ…」
葵の指が夏穂の膣の柔壁を擦り立て、出し入れされる。その度に夏穂は喘ぎ声を上げ、葵の為にゆっくりと足を開くのだった。
「気持ちいい?」
「あっ…っ…う…うん…」
葵の愛撫に感じながら、夏穂は頭を縦に振る。
「じゃ、もっとするね…」
葵はそう言うと、膣内から愛液まみれの指を抜くと、ヴァギナの上で勃起しているクリトリスに愛液を擦りつけた。
「…あっ…あっ…そこはっ…」
その瞬間、夏穂が大きく仰け反る。葵は夏穂の腰に手を回して支えながら、クリトリスを弄んだ。
「ああっ…ああん…もう…」
クリトリスを転がし、摘む。愛液が指とクリトリスのを包む皮との間で淫靡な音を立てた。
くちゅっ…くちゃっ…
「あっ…そんなに…もっと…優しく…」
だが、葵は夏穂のクリトリスを愛撫し続けた。夏穂のクリトリスは葵に愛撫されるたびに更に勃起し、喘ぎ声は早くなっていった。
427 :
保守コピペ:2006/09/18(月) 19:53:19 ID:v47YVFse
「葵…もう…お願い…」
「え、何?」
夏穂が何を求めているのかを葵は知っていたが、敢えて聞き返した。
「…葵のおち○ちん、私の中に入れて…欲しい…」
「うん、わかった…」
葵はそう言うと、夏穂をジャンパーを敷いた上で仰向けにすると、ズボンを脱いだ。股間では既に勃起したペニスが準備万端と言うかの如くそそり立っている。
「じゃ、入れるよ…」
じゅぷぷっ…じゆぶっ…
「ああっ…あっ…太いっ…」
葵のペニスを夏穂は歯を食いしばって受け入れる。だが脳裏では痛いというよりは気持ち良いという感触の方が強かった。
ペニスが奥まで到達するや否や、葵は一気に動き始めた。
「あっ…ああっ…あん…ふっ…」
じゅぶっ…じゅぶっ…じゅぶっ…
二人の結合した部分から藍液が淫猥な音を立てながら溢れ出す。
葵は夏穂の中を貪るように腰を突き入れた。
「ああっ…あああん…あうっ…あっ…」
葵が腰を突き入れる度に、夏穂の乳房は激しく揺れ、口からは喘ぎ声が止めど無く漏れた。
「あっ…あん…だめっ…ああっ…」
夏穂の腰に手を当て、葵は激しく打ちつける。
ぱんっ…ぱんっ…
「くあっ…ああっ…ふあっ…」
子宮まで届くような葵の動きに、夏穂は涙を流して善がる。
「あっ…もっと…もっと突いて!」
その声に応じるかのように、葵はひたすら腰を動かす。時折クリトリスを摘んだり、胸を揉むと夏穂の嬌声は更に大きくなった。
「あああっ…もうっ…もうっ…私っ…あああっ…」
「まだっ…もう少しっ…」
「だめっ…私っ…イクのっ…もうっ…ねえっ…ああっ…イってもいいでしょ…ああっ…お願いっ…」
夏穂がそう言って上目遣い見た瞬間、葵のペニスにも限界が来た。
「あっ…ああっ…イクっ…イクっ…ああああっっ!」
「うっ…ああっ…あっ…出るっ…」
絶頂を迎えた瞬間夏穂の膣が葵のペニスを一気に締めつける。だが間一髪葵は夏穂の膣からペニスを引きぬいた。
…びゅくっ…びゅるっ…
夏穂の腹の上に大量の精を放って、葵は後ろに倒れこんだ。
外は雨が止み、既に薄日が射していた。
「へっくしゅん!」
神社の中で、葵は大きなくしゃみを一つした。
「大丈夫?」
情事の後始末をして、やや乾いた服を着た夏穂が心配そうな顔をする。
「風邪引いたかな…」
「御免ね…Hしないでおとなしくしていればよかったかな…」
「気にすること無いって、前々から少し風邪気味だったから…」
「そう…何なら今日泊まっていく?」
「大丈夫だよ。それに、明日からまた学校だし」
「そう…」
この後、葵は無理やり東京に帰るのだが、彼は知らない。自分がかかっているのが風邪ではなく、インフルエンザだということが。
そしてワクチン不足の中、一週間高熱を出して寝こむということも…。
END
センチヒロインがリアルにいたらそろそろ20代後半だな
仕事は充実してるだろうか?結婚してる子もいるだろうか?
「彼」を吹っ切って誰かと恋やセックスも経験してるだろう
そんな感じの、ちょっと切なくてほろ苦い大人の恋愛SSが読んでみたい
真奈美は病死
優は行方不明
夏穂は不特定多数の男とやり過ぎて性病持ちに
明日香は枕商法常習者で女性芸能人で一番の嫌われ者
「彼の死を乗り越えて新しい恋を始める」のはセンチ2だね。
過去にとらわれて耕平に心を開かないバッドエンドもあるけどねw
20代後半なら2に比べて女っぽさが増してるから、そこが見せ場かな?
そろそろ次スレ移行した方がよさそうなんで立ててみる。
432 :
431:2006/09/20(水) 19:43:28 ID:T7xLvIaI
以前のまとめは>224
綾崎若菜
『Undress archery』 >245-248
山本るりか
『Waterside amour』 >254-258
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縄で身動き一つ出来ない様に縛られた若菜 >347-351
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口内発射 >365
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森井夏穂
『Temple is best?』 >425-427