【グラフティ】センチシリーズ総合5【ジャーニー】

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245保守コピペ
『Undress archery』


 シュッ…
 朝早い道場に矢の空気を切る音が響く。
 シュッ…
 それは一直線に飛んだかと思うと、的の真中を正確に射抜いた。
「ふう…」
 京都は綾崎邸の弓道場で、若菜は日課となっている朝の鍛錬を黙々と続けていた。
(今日は調子が良さそうですね…)
 次の矢を弓に番えて構える。その姿は一枚の絵のように美しい。
 シュッ…
 無心で放たれた矢は、再び一直線に飛ぶと、的の中心を射抜いた。
「へえ…」
 矢の的中を確認して若菜が次の矢を番えようとした時、不意に背後から声がかけられた。
「葵様…」
 後ろを振り返ると、そこには前日若菜を尋ねてきた葵の姿があった。
「もう少し寝ていらっしゃるかと思っていました」
 弓を壁に架け、若菜は微笑みながら言った。
「いや、いつも朝はこれくらいに起きるからね。でも、若菜はもっと早く起きたんだろう?」
「はい、一時間ほど前には…」
「…そっか」
 葵が弓道場の時計に目をやると、針は5時を回ったばかりであった。
「でも、若菜の弓の腕は凄いね。十射して全て当てるなんて、全国大会でもなかなかお目にはかかれないよ」
「いえ、これは練習ですから…」
 葵に誉められて若菜は頬を少し赤らめる。
「これじゃ、とてもじゃないけど僕じゃ相手にはならないな…」
「葵様、弓道おやりになられるのですか?」
 葵の発言に若菜が驚く。
「少しだけね。というより、前に少しやってたって程かな…」
「そうなんですか…」
「で、今回若菜に会おうと思ったから、学校の近くの弓道場で練習してきたんだ。でも、若菜の腕を見ると圧巻というか、自分の実力の無さを思い知るね」
「そんなことはありません。葵様、よろしければ一緒にやりませんか?」
 若菜はお手上げという表情を浮かべる葵を促す。
 葵は考えるような表情を浮かべた。
「…わかった。でも若菜、やる以上はできれば手加減無しで仕合って欲しいんだけど」
 しばらくして葵は口を開いた。
「葵様がそうおっしゃるなら」
 若菜が即答する。
「有難う。でも、今本気でって言ったばかりだけど、常識的に考えたら僕は若菜に勝ち目はないから、特別ルールで仕合しない?」
「?」
「一仕合は五射で行い、先に五仕合取った方が勝ち。全部的中の場合は引き分けで、勝ち負けはつかない。で、もし若菜が一本落としたら、一枚ずつ服を脱いでいくっていうのはどう?」
「服を…脱ぐのですか?」
「そう。体を縛るものが無くなれば集中も途切れるだろうし。まあ、一種のハンデかな…」
 葵の提案に若菜は首を横に振ろうとした。しかし、葵と弓の勝負もしたいという気持ちと、祖父の「いかなる仕合においても負けは許さん」という言葉が頭を交錯する。
「まあ、そんなに深くは考えなくていいって。服を脱ぐっていうのは冗…」
「分かりました。その条件、お受けしましょう」
 葵は若菜を怒らせたかと思い、慌てて前言を撤回しようとしたが、それを打ち消すように若菜は言い放った。
「え、いいの」
「はい。葵様は本気でとおっしゃいました。一本も外さなければ若菜は勝つことが出来ますから」
 覚悟と自信に満ちた表情で若菜は応えた。
「わかった。じゃ、やろう」
246保守コピペ:2006/06/17(土) 03:11:10 ID:HU54LZG4
 それから5分後、弓道着に着替えた葵と若菜は弓道場に並んで立った。
「葵様、手加減はしませんよ」
「お手柔らかに頼むよ…」
 かくして仕合は始まった。
 最初の三仕合を若菜は全射命中で終わらせたのに対して、葵は全て三本しか当てられずに終わった。
「やっぱり若菜は強いなぁ…」
 葵が情けない声を出した。
「本気ですから…」
 若菜が返す。だが、声ほどに葵が落ちこんでいないのを若菜は見落としていた。
 かくして四仕合目が始まった。
「行くよ…」
 小さな声と共に葵はすばやい動作で立て続けに矢を射た。
「…よし」
 小さく拳を握る。視線の先では五本の矢が全て的の真中を射ぬいていた。
「…」
 それを横目で見ながら、若菜も四射目を的中させる。葵が先に打ち終えたことで別段気負うことは無かった。
だが、五射目を放った瞬間、道場の中に一陣の風が吹いた。それは的中するはずであった筈の矢の進路を少し、ほんの少しだけ狂わせる。若菜の視線の先で、矢は真中を少しずれた場所へと突き刺さった。
「あっ…」
 若菜の口から声が漏れる。四仕合目は五射快中で葵の勝利に終わった。
「…」
 若菜は次の仕合を正座して待つ葵の方を向く。一瞬目が合って躊躇したが、若菜は床に静かに弓を置くと、ゆっくりと弓道着の上を脱ぎ始めた。下から純白のブラが現れる。
「…もう、負けません…」
 恥ずかしさで顔を赤らめながら、若菜は道着をたたんで弓を再び持った。
 その後は両者完全に互角に打ち合った。快中か外しても一射までというすばらしい出来で仕合数を重ねていく。だが、やはり男女の差か、除々に若菜の右手から力が抜けていった。
 そして…。
「よし…」
 「…あっ…」
 再び五射快中を決めた葵に対して、若菜の最後の一本は的の中央を大きく外した。
(最後に握力が落ちた…)
 若菜は後悔したが後の祭であった。結果は自分の負けを表している。
(仕方ありません…)
 若菜は袴に手をかけると、一気に脱いだ。ブラとおそろいのショーツが下から現れる。
「もう、やめる?」
 葵が流石にこれ以上はまずいかと思ったが、若菜は首を横に振った。
「勝負ですから…」
 自分の恥ずかしさとは裏腹に、口から出たのは弓道にかける思いからくるプライドだった。
 だが、一度抜けた握力は戻るどころか落ちていく一方であった。更に、若菜の集中力は羞恥で途切れそうになっていく。
(葵様が…見てる…)
 背後に立っている葵の視線が自分の何処に向けられているかを考えるだけで顔が赤くなり、若菜の体は熱くなっていった。
 結局若菜は五射中三射しか当てることが出来ず、あっさりと仕合を落とした。
「…ふう…」
 口から思わずため息が毀れる。また脱がなければならないと思うと、若菜は少し気が重くなった。
「若菜、本当にもういいよ…」
 だが、葵にそう言われると若菜は何故か意固地になってしまう。それに、脱ぐことには抵抗はあったが、見せる相手には抵抗はなかった。
「…いえ…」
 若菜はブラのホックに手をかけ、ゆっくりと外した。肩紐がするりと滑り落ち、下から白く豊かな乳房が現れる。
「…恥ずかしいから、まじまじと見ないで下さい…」
 若菜は葵の視線を感じて手で胸を隠すと、振り返った。
「でも、勝負は勝負です。葵様、どちらかが負けるまででしょう?」
247保守コピペ:2006/06/17(土) 03:11:44 ID:HU54LZG4
 ショーツ一枚の姿で若菜は弓を構えた。白い肌に黒髪がかかって何とも美しい。
「…分かった…」
 だが、やはり若菜がいくら意気込んでも、もはや勝ち目は無かった。先程より力の無い手では正確な射撃は無理だった。しかも若菜の体、特に胸と秘部は視線を感じてドンドン熱くなっていく。
「よし…」
 葵の五射快中の前で、若菜は二射当てるのが精一杯だった。
「…負けてしまいました…」
 既に勝てないことを悟って若菜はくるりと葵の方を向くと、ショーツに手をかけた。
「もうこれで、最後です…」
 ゆっくりと下に降ろす。肌とは対照的に黒々とした恥毛が葵の目に飛び込んでくる。
「若菜…」
 葵は全裸の若菜の美しさに一瞬目を奪われた。だが、すぐに若菜に近づくと、さっきまで若菜が着ていた弓道着の上を羽織らせた。
「ごめん…」
 葵の声に若菜は首を振る。
「いえ、葵様の腕、お見事でした」
 葵はその言葉に救われたような気がした。自分の腕の中にいる若菜はとても華奢で、先ほどまで弓を引いていた凛々しさは薄れていた。
「若菜…」
 葵はその小さな唇にそっとキスをした。
「ん…」
 若菜も目を閉じて応じる。
「…若菜…」
 葵はしばらくその柔らかさを堪能すると、手を若菜の股間へと伸ばした。
「…あっ…」
 そこは既にしっとりと濡れていた。
「若菜のここ…」
 若菜の顔が真っ赤に染まる。実は弓を射ている自分から若菜のそこは濡れていたのだった。
「……あっ…ううん…葵…様…」
 若菜は葵の視線から逃れようとうつむいたが、クリットを触られて思わず声を上げた。
「…ああっ…ああん…」
 若菜は脚を閉じて抵抗しようとするが、葵のては既に完全に若菜の秘部へと到達していた。
「…あん…んんっ…もっと…ゆっくり…」
 激しく自分のクリットを擦り上げる葵に、若菜は脚を開く。手が自由になった葵は若菜のヴァギナへと手を伸ばした。ぴったりと閉じたラビアを掻き分けると、そこは愛液が今にも溢れ出しそうになっていた。
「…ううん…あっ…」
 葵はそこに指を一本、ゆっくりと沈めていった。
「あっ…あっ…あっ…」
 入っていくたびに若菜は声を震わせる。葵は指を完全に挿入し終えると、ゆっくりと動かし始めた。
「ああ…うんっ…あああっ…」
 中で指を少し曲げ、第二関節の部分で若菜の内壁を刺激する。葵が指を出し入れするたびに若菜のヴァギナからは愛液が毀れて太股を伝う。
「…ああっ…あっ…葵様…若菜は…若菜は…」
 快感に震える若菜は立っていられなくなったのか、葵に持たれかかってきた。葵は若菜に肩にかけていた弓胴着を道場の床に敷くと、若菜をそこに横にした。
「…葵…様…」
 若菜を横にすると、葵は自分も弓道着を脱いだ。股間ではすでにペニスが若菜の痴態に刺激されたのか、はち切れんばかりに勃起している。
「あっ…ああん…あああっ…」
 葵は横になった若菜の脚を開かせると、中央でぱっくりと口を開けているヴァギナに舌を這わせた。
「若菜のここ、凄いことになってるよ」
「ああっ…ああん…そんな…ああっ…」
 葵がいくら舐め取っても、愛液の流出は止まらなかった。
 ずっ…ずるっ…
「あああっ…音を…立てないで…」
 自分の愛液を吸われる音にも若菜は敏感に反応する。
248保守コピペ:2006/06/17(土) 03:12:17 ID:HU54LZG4
「若菜、いくよ…」
 葵は若菜の濡れ具合が凄いのを確認すると、自分のペニスを若菜のヴァギナに擦りつけて愛液まみれにし、正常位で一気に挿入した。
 「はぁぁぁぁ…………」
 「…キツイ…」
 愛液でヌルヌルの割には、若菜の中はきつかった。それでも何とか奥まで挿入すると、葵はゆっくり動き始めた。
「はあっ……くぅっ……あぁ……あん……くぅん」
 若菜の嬌声が動くリズムと一体となって毀れる。だが、やはり自宅の道場という恥ずかしさから若菜は自分の口を手で塞ぐ。
「んんっ……うんっ…うん…ん…」
 葵は時折乳首を愛撫したり、結合部分の上で勃起して自己主張するクリットを摘んだりして若菜に快楽を与えていった。
「ううん……うん…ふんっ…ううん…」
「若菜の中、気持ちいい…」
 葵は若菜にやさしく微笑むも、若菜の頭の中は快感ですでに思考できる状態ではなかった。
「うん…うん…私…もう…ああっ…」
 若菜はもう押さえられなくなったのか、口から手を離すと、自分の乳首を揉み始める。
「…おれも…若菜っ…」
「あっ…あああっ……あああああっっ…」
 葵が射精感が爆発するペニスを引きぬく瞬間、若菜もヒクヒクと痙攣しながら絶頂に達した。
「…はあ…はあ…」
 若菜の白い腹部に強かに精子を放って葵は荒い息を吐いた。視線の先では恍惚とした表情を浮かべた若菜が、やはり同じように肩で息をしていた。汗で黒髪が白い肌に貼りついて何とも艶かしかった。

「どうです?お湯加減…」
 行為の後、葵と若菜は風呂へと入っていた。温泉のようなそこは大理石造りのなんとも壮観な風呂である。
「いいお湯だよ…」
 壁を挟んで反対側から話しかける若菜に湯船に肩まで浸かって葵は応えた。
「でも、ごめんな…」
 葵は素直に謝った。冗談のつもりが本当に行為まで持ちこんでしまった罪悪感があったからだ。
「…いいんです。そういえば葵様は初めての時にもそうおっしゃいましたね…」
「そうだっけ…」
「はい。でも、謝る必要はありません」
 若菜はそこで一度言葉を切った。湯気の中で顔を赤くし、一息つく。
「若菜のお相手は葵様一人だけなのですから…」
 その言葉に、葵はぐさりと心を射ぬかれたような気がした。さらなる罪悪感で冷や汗が一条背中を伝う。それは風呂の中なのにとても冷たかった。
「ごめん…」
 葵には小さくそう言うしかなかった。

END