1 :
名無しさん@ピンキー:
センチ、センチ2、ジャーニー、プレリュードといったゲーム、
アニメ版ジャーニーやドラマCD、小説などのエロパロを書くスレです。
エロ妄想や萌え語りの雑談も大歓迎!
過去スレ等は
>>2
他人のサイトのSSに直リンするとは、
どこのアホだ?
多分直リンの意味が分かってないんだと。
10 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 00:51:54 ID:Cfz3/fN+
、′ 、 ’、 ′ ’ ; 、
. ’ ’、 ′ ’ . ・
-、 、′・. ’ ; ’、 ’、′‘ .・”
-┴─ 、 ’、′・ ’、.・”; ” ’、
\ ’、′ ’、 (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
───-、 ヽ わぁい ’、′・ ( (´;^`⌒)∴⌒`.・ ” ; ’、′・
⌒∀⌒●| | 、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人 ヽ
‐───‐' |/^^^l 、(⌒ ;;;:;´'从 ;' ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ヽ
| | ( ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ ヽ ,[]
./ / ′‘: ;゜+° ′、:::::. :::
>>1さんお疲れ⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ ヽ/´
/ / `:::、 ノ ...;:;_) ...::ノ ソ ...::ノ
ま、トップページ以外にリンクするのは褒められた行為ではないわな。
読ませて貰ってる立場なんだから、相手に不快感を与えないようにしないとなあ。
即死回避用にえみるの小ネタを投下します。
元ネタは「思い出たちとの12ヵ月」同梱ドラマCDの「夏」です。都合でプールを海に変更しました。
本番はありません。短時間で仕上げたため、内容も微エロというか、ぬるいです。
「やっほ〜! あはは、うふふ、楽しいりゅん!」
更衣室から出てきたえみるがこぼれるような笑顔で僕に駆け寄ってくる。
仙台から少し離れたところにあるこの海水浴場は、えみるが言うには穴場だそうだ。
実際、不思議に思えるほど人が少ない。しかも家族連ればっかりで若者は僕たちぐらいだ。
近くに砂浜が広くて駐車場も完備されている別の海水浴場があるから、みんなそっちに行ってるんだと思う。
その分ゆったりと泳げるし、のびのびと甲羅干しも出来る。こっちのほうがいいと僕は思う。
こんなにすばらしいところを教えてくれて、本当にえみるには感謝だな。
真夏の太陽がえみるを照らす。健康的な肢体がキラキラと輝いている。
「えみりゅん、海だぁい好きなんだぁ……ダーリンもえみりゅんの水着見られてハッピーでしょ?」
えみるがいたずらっぽい笑顔で聞く。
「あ、あははは」
笑ってごまかす。
今年の春、えみるから手紙をもらって僕たちは再会した。そうして恋人になった。
あれから4ヶ月。東京と仙台とに離れているけど、僕たちは何度も二人だけの時間を持った。
キスもした。えみるを抱きしめたこともある。服の上から胸だって。……だけどそこまで。
それ以上の関係を僕は望んでいるけど、それを言い出す勇気はない。
だからこの夏は少しでも関係を深めたいと思っていた。
「見て見てこの水着。すっご〜く気に入ってるのだぁ……ねぇねぇ、かわいい? かわいい?」
えみるが飛び跳ねるたび、ちょっと大胆にも思えるビキニがパレオからのぞく。
さらに僕の前でくるりと回る。見えるのは下着じゃなくて水着だ。わかっているのにドキドキする。
「うん。すごくかわいい。とってもよく似合ってるよ」
水着姿をいやらしい目で見ていたのも本当だ。それを押し隠して笑顔を見せる。
「ふにゅ〜。ダーリンに褒めてもらえると、えみりゅんとってもうれしいりゅん! えへへへ、あははは」
「あは、あははは」
よかった、気付かれてはいないみたいだ……。
僕の下心を少しも疑っていないようなえみるの言葉に、僕はただ苦笑するしかなかった。
「あはは、うふふ…うれしいなぁ、ダーリンにかわいいって言ってもらえて……」
照れたようにえみるが笑う。はにかんだ笑顔がかわいい。こんなえみるが僕は大好きだった。
「泳ごうか、えみる」
股間が熱を帯びてきた気がしてそう提案する。海で冷やして冷静になろう。
「あ……う、うん」
ちょっと口ごもったみたいだけど、なんだろう?
「ねぇえみる、その大きいのはなに?」
両腕に抱えるようにして波打ち際まで運んでいるライトグリーンの塊が気になった僕は聞いてみた。
「これはね、イルカのウイリーくんだよ。えみりゅんのお気に入りなのだぁ」
「そっか。ウイリーくん、よろしくね」
軽くポンポンと叩いて挨拶する。
「えみりゅんね、ホントは泳げないの。だからぁ、浮き輪のウイリーくんが頼りなんだぁ」
腰のあたりまで水に漬かったとき、えみるが恥ずかしそうにそう言った。
「じゃあ泳がないほうがいい?」
「平気だよ。背びれにつかまって波に揺られていると最高に楽チンなんだから」
そう言うなり、えみるはウイリーくんにしがみつき、よじ登る。
……こちらにお尻を突き出すようにしてまたがるえみるの股間に視線が集中する。
黄色とオレンジのビキニは、えみるの女性器をくっきりと浮かび上がらせているようにも見える。
ごくっ
きわどい眺めに思わずのどが鳴る。
「?」
そんな僕の態度にえみるが怪訝そうな顔を向ける。
あわてて話題を変える。
「こ、これからそういうときは僕につかまってくれればいいよ」
「ええ〜! キャー、ダーリンのえっちぃ!」
何を想像したのか、顔を真っ赤にしたえみるが僕を叩く。
「痛い痛い! えみる、そんなに叩いたら痛いって」
本心からの僕の言葉に、ようやくえみるの手が止まる。
「ご、ごめんねダーリン。でも……それもいいかな? キャッ、えみりゅん恥ずかしいりゅん!」
耳まで朱に染めてえみるが顔を伏せた。
「まぁまぁ……それよりもっと沖へ出てみようよ。僕がついてるからさ」
ウイリーくんを押して進んでいく。そして適当なところで足を止める。
水深は僕の胸のあたり。小柄なえみるでも肩から上が出る深さだ。
大きな波さえ来なければ顔に水がかかることもない。この辺なら大丈夫かな?
「手を離すけど、いい?」
「うん。ダーリンありがとうね」
少し離れて僕も抜き手で水を切る。えみるは悠然と波に身を任せている。
「えみる」
「なぁに? きゃっ!」
名前を呼ばれて顔を向けたえみるに水をかける。
「あはははは」
「ダーリンひどぉい! えいっ!」
頬をふくらませて抗議するえみるがとってもかわいい。そうしてお返しとばかりに僕に水をかけてくる。
泳いで逃げる僕を水をかいてえみるが追いかける。
「あははは」
「きゃっきゃっ」
まるで子供に返ったように僕たちははしゃぎつづけた。
「ダーリン、陸が遠くなっちゃったけど大丈夫?」
心配そうな顔でえみるが聞いた。
そんなことをしてしばらく遊んでいると、僕も気付かないうちに沖のほうまで出てしまったらしい。
「え?」
振り返ると、たしかに来たときよりも沖に出ていた。
泳げる僕から見たら大したことない距離なんだけど、えみるは不安なんだろうな。
「ダーリぃン……」
泣きそうな声。
「ごめんごめん、もうちょっと浜に戻ろうね」
えみるのところまで泳いでいこうとしたとき、大きな波が来た。
「きゃあ!」
バランスを崩したえみるが水に落ちる。
「えみるっ!」
「ダーリぃン、こわいよ〜」
必死に手足をばたつかせてえみるがもがく。
「えみる! すぐ行く! もうちょっと待ってて!」
全力で泳いだ。
「えみる!」
「ダーリぃン!」
溺れかけたえみるがしがみつく。足を絡ませ、全身で僕にすがりつく。
「!」
全身にえみるのやわらかい体が押し付けられている。胸が当たる。股間がすり付けられる。
だけど溺れまいと必死になっているえみるはそれに気付いていないようだ。
それどころかますます僕に体を密着させてくる。
本当なら楽しいハプニングだけど、僕もそれどころじゃない。このままじゃ二人とも溺れる!
……あれ?
足が着く。
遠浅の海岸は水深がそれほど増していない。さっきの場所に比べて少し深くなっているとはいえ、えみるでも背が届くぞ?
「えみる?」
「きゃあきゃあ」
あわてふためくえみるには僕の声が届いていないようだ。
「えみる」
「きゃあきゃあ……え?」
ようやく僕の声が聞こえたみたいだ。
「たぶん立てるよ」
「ええ?」
おっかなびっくりといった感じでえみるが足を伸ばす。
「ね?」
「ほんとだぁ……足、届いたんだ。えみりゅん死んじゃうかと思ったぁ」
照れくさそうにえみるが答える。
落ち着きを取り戻した僕は、さっき下半身に当たった感触を思い出した。
少しずつ股間に血液が集まってくる。
「え、えみる、立てるんだからもういいよね」
さりげなく身を離そうとする。
だけどえみるは
「ダーリン『僕につかまってくれればいいよ』って言ったよ?」
そう言って離れようとしない。それどころか、ますます強くしがみついてくる。
「そ、それはそうだけど……」
このままじゃ勃起を勘付かれてしまう。
「ねぇダーリン……チューして」
そのままえみるが顔を上向ける。
「ええっ!」
「ねぇ……」
なまめかしい表情が僕を見上げる。
「で、でも……」
まわりを見る。誰も僕たちに注意を払っていない。
「ダーリン……」
ささやくような声とともにえみるが目を閉じた。
「うん……」
体の中で高まりつつある淫靡な気持ちに後押しされ、そっとキスする。
でも唇を触れさせただけですぐに離した。
だってそれ以上したら、本当に引き返せなくなりそうだったから……。
「あれ? ダーリン、何か当たってるよ?」
えみるが無邪気な笑顔でそう問いかけた。それが何を指すのか、わかってないのか?
「あ、いや、その……えっと」
言葉が出てこない。
「……あっ!」
耳まで朱に染めて、えみるがいきなり視線をはずす。気付かれた?
二人の間に気まずい沈黙が訪れる。
なんとか言い繕わないと。このままじゃえみるに嫌われる……。
「えみ……」
口を開きかけた僕より先にえみるが言った。
「いつかはダーリンにえみりゅんの初めて、あげるつもりだよ」
まっすぐに僕の目を見据え、えみるはこれ以上ないというほど真っ赤になっている。
僕の状態と、それが示す意味を完全に理解したみたいだ。
「えみる……」
「だけど今はまだ怖いの。ごめんね」
わずかに視線を逸らす。そうか、えみるは……。
「ううん、僕だって無理強いはしないよ。えみるが本当にそうしたいって思ったときに、ね?」
出来るだけ優しく告げると、
こくん
恥ずかしそうにえみるが小さくうなずいた。
「でも……我慢できないんでしょ? えみりゅんだって男の子の体のこと、知ってるんだからぁ」
「いや、その……」
何と返事をしたらいいのかわからなくて口ごもる僕に、
「手でいい?」
そんな大胆なことを、えみるは上目遣いにおずおずと切り出した。
「え?」
「今のえみりゅんがダーリンにしてあげられるのはこれぐらいだから」
言うなり、えみるの手が股間のこわばりにあてがわれた。
「うっ!」
さわさわとうごめく微妙な指使いに、快感が背すじを走りぬけた。
「ダーリン……いいんだよ。えみりゅんの手、使って。ね?」
潤んだ瞳でえみるが僕を見上げる。
そのなまめかしさが最後に残った僕の理性を消し去った。
射精の欲求に体が支配される。
「えみる!」
手を取るとハーフパンツの中に導く。
そうしてサポーター越しに握らせた。
びくっ!
一瞬えみるの体が震えた。
さすがに刺激が強すぎたか?
後悔したがもう後戻りは出来ない。それに最初に言い出したのはえみるだ。
それでも不安が心に宿る。
「えみる?」
顔を見ながら問いかける。
イヤだったらやめても……そう言いかけた時、えみるの口が開いた。
「ごつごつしてる……なんだか怖い」
カリの段差や血管を浮き立たせた茎部、そしてビクビクと脈打つ男性器の触感が伝わるんだろう。
初めてさわるえみるには恐怖の感情のほうが強いのも無理はないと思った。
「えみる、無理しなくていいからね」
「ううん、平気だよ」
わずかにぎこちない笑みを浮かべると、えみるの手がサポーターの中にもぐりこんできた。
「!」
今度は僕の体が震えた。
自分以外の手に握られる快楽は信じられないほど強烈だった。
止めようとしても腰がガクガクする。ひざが笑う。立っていられなくなりそうだ。
「ダーリン、どうすればいいの?」
頬を上気させたえみるが聞く。
少女のようにあどけないえみるにこんなことをさせているという背徳感が僕の理性を消し去った。
「そ、そのまま強く握ってこすってほしい……」
「うん……」
言われたとおりにえみるが手を動かす。
自分でするのに比べたらなんとももどかしい動きだった。
だけど、えみるにしてもらっているという事実が僕を興奮させていた。
童貞の僕には強すぎる刺激だ。
えみるの親指がカリのくびれをこすりたてる。残りの4本は裏スジをなでまわす。
それだけじゃなく、小指の先が時々尿道口をくすぐる。
偶然にも僕の弱いところが的確に攻められていた。
「うぅっ!」
背すじがぞくぞくするような快楽が走り抜け、僕はうめき声を立てて身悶えた。
「ダーリン、気持ちいいの?」
熱に浮かされたようなえみるの声がする。えみるも興奮してるのか?
「えみる……」
名前を呼びながらきつく抱きしめる。
僕のお腹でえみるの胸がひしゃげる。えみるも左手を僕の腰に回してしがみつく。
二人の体が密着し、下半身から立ちのぼる悦楽が頭の芯を麻痺させていく……。
胸の奥が切なくなるような感覚が襲ってくる。同時に射精感が増していく。
信じられないほどあっけなく限界が近づく。……イキそうだ。
射精の衝動が腰の奥で大きくなる。限界が近い……。
「えみる、出そうっ……」
声が震えた。
「えっ? ……えみりゅんどうしたらいいの?」
「もっと、もっと速く動かして!」
「う、うん」
剛直をしごくえみるの手の動きが早まる。
「えみる…えみる……」
「ダーリン……ダーリン」
名前を呼び合う。ささやくようなえみるの声に理性が飛ぶ。
「えみるっ! ……っっ!」
それはいきなり来た。
どくんっ! どくっ! びゅるっ!………
肉茎が大きく身震いし、白濁が射ち出される。こってりとした粘体が尿道を通過していく。
「んぐっ! あぁっ! うんっ!」
苦悶に似たうめきを上げ、僕は射精を続ける。その間もえみるの手は陰茎を上下する。
びゅくっ! びゅっ!……
何度目かの痙攣のあと、ようやく射出が止んだ。
亀頭に生まれたむずむずした感覚がやがてくすぐったさに変わる。
「え、えみる、もういいよ。ありがとう……」
えみるの手に指を添えて言う。
「あったかくてヌルヌルしてる……ねぇダーリン、精子…出たの?」
水の中とあって射精の瞬間は見ていないはずだ。
それでも精液のほとばしりを手が感じたのだろう。頬を染めたえみるが僕を見上げる。
「……うん、イッた」
「えみりゅん、ダーリンを気持ちよくしてあげられたんだよね?」
「うん。小さくなったろ? 気持ちよかったからだよ。……えみる、ありがとう」
抱きしめる腕に力をこめる。
「えへへ、えみりゅんうれしいりゅん!」
ハーフパンツから指を抜くと、そのままえみるが僕の胸に頬を寄せた。
射精が終わり、興奮が収まると急に恥ずかしくなった。
海の中に精液を放出したせいか、水着の不快感はそれほどなかった。
それよりも別の感情が僕の心に湧く。えみるにこんなことをさせてしまった罪悪感が押し寄せる。
えみるの顔が気恥ずかしくて見られない。
それでなんとなく視線を泳がせると、遠くの波間を漂っている物体に目が止まった。
「あっ! ウイリーくんが!」
僕が指差したほうを見てえみるもあわてた声を出す。
「えぇっ! ダーリン、ウイリーくん連れもどして!」
「うん、ちょっと待っててねえみる」
そう声をかけると僕は泳ぎだした。
夏はまだ始まったばかりだ。
えみると一線を越えるのもそう遠いことではないかもしれない。もしかしたら、この夏……。
ウイリーくんに向かって泳ぎながら、僕はそんな予感を覚えていた。
おわり
ファイルうpがないSSは評価に値しないってことだなw
>旧69氏
小ネタ乙です。
69様、GJ!
妙子の雪山遭難SSまだかなぁ…
24 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 20:48:45 ID:ELiSMbAX
クラスメイト
25 :
保守コピペ:2006/03/13(月) 08:23:37 ID:CPts1jtN
『give a discount for you』
「いらっしゃいませ〜!」
横浜伊勢崎町。ここにあるファミレス「ボナサン」は、ウェイトレスの制服の可愛さと中身のレベルの高さで男女双方から人気の有る店である。無論、値段もリーズナブルである。
「ようこそボナサンへ、お客様一名様ですか?あっ…」
いつもと変わらず仕事をする明日香は入って来た客を見て小さく驚きの声を上げた。
「久しぶり〜。いつ来たの?」
「ついさっきかな」
客は明日香の友人の葵だった。
「会うのは久しぶりだよね〜」
明日香はつい仕事を忘れて話しこもうとする。
「そうだね、横浜に来るのは久しぶり…か」
「近いんだからもっと来てくれればいいのに」
明日香は少し拗ねたような顔をする。
「ごめん、バイトとか忙しくてさ」
バイトと言う言葉に明日香は自分の今何をするかを思い出す。
「それじゃあ仕方ないよね、でも会えて嬉しい」
明日香の表情が一気に営業スマイルに戻る。
「一名様、ご案内〜」
言って明日香は葵に奥の一人用のテーブルを指し示すのだった。
「でも、どうしたの突然」
水をテーブルに置きながら明日香は葵に尋ねた。
「いやね、明日香の制服姿が見たくなってさ」
水を一口飲んで葵が答える。
「本当?」
「ああ、最近よく電話してたしね」
明日香は電話という単語に一瞬反応する。
「それで、今日はバイトが休みだから横浜に出てきたって訳」
「そっか。ところで、ご注文は何にします」
話が長くなるのを恐れるかのように明日香はメニューを葵の前に置いた。
「じゃ、コーヒーを一杯。砂糖も何も無しでね」
「かしこまりました」
メニューをそのまま受け取ると、明日香は席を離れた。
26 :
保守コピペ:2006/03/13(月) 08:25:06 ID:CPts1jtN
「お待ちどうさま」
5分ほど経って、明日香がコーヒーを運んできた。
「あ、ありがとう」
傍らにあった「ボナサン新メニュー」と書かれた紙を見ていた葵が明日香の方を向く。
「でも、ごめんね。今日来るんだったらバイト休みにしておいたのに」
「いや、いいんだ。言ったろ、明日香の制服が見たいって」
葵は出されたコーヒーを口に運ぶ。
「でも…」
明日香は何か言いたそうな顔をした。
「ん?どうしたの」
「ううん、何でもない」
葵の視線を感じて明日香は頭を振る。
「もしかして、一昨日の電話の件…?」
葵が「電話」という単語を再び口にした瞬間、明日香の顔が心なしか赤くなった。
「あれはびっくりしたよ。だって、突然「電話越しにHしよう」って言ってくるからさ」
「だめ!」
それほど大きくない葵の声を掻き消すように明日香は言った。
「ごめん…でも言わないで…」
葵の耳元で明日香は言った。
「でも、本当にびっくりしたんだって。でも、明日香のエッチな声が聞けて俺としては役得と言うか、よかった…」
明日香の顔が更に赤くなった。
(恥ずかしいよぉ…)
明日香は何も言えなくなっていた。葵の座る席は店の一番奥、他の客からも店の他の従業員からも比較的死角となっている場所だ。しかも、今は夜の忙しい前の最も客が少ない時間で、葵の言葉を聞く客は周りにはいない。
「明日香も、気持ち良かったんだよね?」
明日香はすっかりパニックになってボーっと立っていたが、その質問に現実に戻された。
確かに明日香は最近欲求不満だった。テストの点が悪かったり、仕事が忙しかったりして大分ストレスが溜まっていたからだ。
まして密か思いを寄せる葵とはニヶ月以上もあってはおらず、精神的に、そして毎晩オナニーをしているはずなのに肉体的にもなぜか満たされてはいなかった。
「もしもし…」
そして仕事で注意された一昨日、明日香のストレスはピークに達した。いつものように優しく愚痴を聞いてくれる葵に酒を飲んだ勢いで罵詈雑言を言った挙句、テレフォンセックスを持ちかけたのだ。
「ううん…ああっ…」
かなり飲んでいたので断片的な記憶しかなかったが、かなり乱れていたのは確かだった。
「ああん…」
片思いだが体を重ねたことのある葵が自分を触ってる、その思いだけで明日香の欲求は満たされていく思いがしていた。
27 :
保守コピペ:2006/03/13(月) 08:25:53 ID:CPts1jtN
「うん…」
明日香は気まずく答える。
「別に怒ったりしていないから」
「本当?」
明日香は少し驚いた。その日、明日香は勝手にイってしまった挙句、眠くなって電話を切ってしまっていたからだ。
だが、葵は優しく明日香に微笑んでいる。
「ああ。あの後俺も眠くなったから長電話は多分出来なかったしね」
「ごめん…」
明日香は素直に謝った。
「でもさ…」
「何…?」
葵の話には続きがあるようだった。
「あの時話してた事、本当…?」
「えっ…?」
葵の問に明日香は言葉を詰まらせた。その日の電話の内容は言った当人も酔っていて殆ど覚えていなかったからだ。
(私…あれ以上恥ずかしいこと…言ったのかな…)
「あ、やっぱり覚えてないよね…。じゃいいよ」
返答に窮する明日香を見て、葵は言葉を切ろうとした。
「私…、何て言ったの…?」
だが、明日香は細い声で尋ねた。
…………
二人の間に沈黙が走る。
「ねえ、教えて。私が何て言ったか…」
そう言うと、明日香は葵の目をじっと見つめた。その視線にはある種覚悟のようなものが込められていた。
「…本当に、いいの?」
再び訪れた短い沈黙の後、発せられた葵の言葉に明日香は首を縦に振って答えた。
「わかった、言うよ」
葵は乾いた唇を湿らすために冷めたコーヒーを少し口にした。
「今日、自分の店に来たら、店内で制服のままフェラするって…」
……………
三度、今度は気まずさの沈黙が走る。
「はは、酔っての話だから無論冗談だよね…」
葵が誤魔化すように軽く笑う。
「…わかった…」
その声の中に、それまで黙っていた明日香の小さな声がしたのを葵は気がつかなかった。だが、明日香が椅子に斜めに座っている自分の前にしゃがみこんで手を伸ばしてきたことで明日香が何をしようとしているかに気がついた。
「あ、明日香」
慌てて止めようとするが、明日香の細い指は既にズボンのジッパーに手をかけていた。
「駄目だって…」
葵は明日香の手を取って止めさせようとした。だが、明日香は止めようとしない。
「…いいの…してあげる…」
それどころか、明日香は顔を近づけた葵の唇にキスをしてきた。
柔らかい唇の感触に一瞬驚いて葵の手に込めた力が鈍る。その隙に、明日香の手はジッパーを下ろしてトランクス越しに葵のペニスを擦り始めた。
「…明日香…」
葵は何とか唇を離して明日香の名を否定の意を込めて呼んだ。
「…ううん…悪いのは私だから…私が責任…取る。それに…」
明日香の愛撫によって葵のペニスは徐々に固くなってきていた。
「私じゃ…嫌?」
葵は答えられなかった。変わりに緊張しながら周りを見まわす。人影の殆ど無い店内は従業員の動きも見えず、有線だけが流行りの曲を流していた。
葵が答えないのを見て、明日香はトランクスの窓からゆっくりと固くなったモノを取りだし、迷うことなく口に含んだ。
「ん…んん…」
口腔の中で唾液をゆっくりと葵のペニスになすりつけ、ゆっくりと動く。
28 :
保守コピペ:2006/03/13(月) 08:26:35 ID:CPts1jtN
「あっ…」
公共の場でという背徳感からくる緊張と、明日香の口腔の温かさが快感となって葵の脳を直撃する。
「…葵の…久しぶり・・・」
数度動いて、明日香は一度ペニスを口から離し、割れ目に優しくキスをした。
「それにしても…大きい…ん…」
再びペニスをヌルヌル感が包む。
「ん…んん…んぐ…」
今度はやや早めに明日香は前後に動いた。
「ん…ううん…ん…」
時折舌の先でカリを舐め、裏スジを丹念に往復する。
「あん…うん…」
葵はただ押し寄せる快感に息を殺している。
「ううん…ふっ…あぁ…」
その眼前で明日香は艶かしい表情を浮かべて一心不乱にフェラチオを続けていた。平時は可愛さを強調したデザインの制服がこの時ばかりはとてもHに見える。
「んん…すごい…」
「うっ…あっ」
明日香がひと舐めするたびに葵のペニスは射精感を高まらせていった。
「ん…あん…んん…」
「…明日香…」
我慢の限界を感じて葵は明日香の目を見た。
「んん…ん…」
明日香はその視線に微笑を一つ返すと、葵のペニスを一気に吸い上げた。
「うあっ…」
瞬間、葵は明日香の口腔に精を解き放った。
「ううっ…」
その量の多さに明日香は一瞬顔をしかめたが、吐き出すこともなく全てを飲み干した。
「…気持ち…良かった?」
葵のペニスから丹念に精を舐め取ると、明日香は自分が舐めていたそれをズボンの中に元通りにしまい、葵に尋ねた。
「うん…」
葵は苦笑し、冷や汗をたらしながらも首を縦に振った。
「よかった」
明日香は嬉しそうに微笑んだ。
「でも…何で…?」
「言ったでしょ?自分の言ったことには責任取るって」
「…」
葵は何も言わなかった。この行為を期待して横浜に来たのも事実だったからだ。
「でね、自分の言ったことに責任をとるついで…」
明日香はそう言うと再び葵に軽いキスをした。
「今夜、ホテル…行こう…」
「えっ…」
「自分ばっかり気持ちいい思いするわけ?」
「いや…そうじゃなくて」
「じゃ、いいでしょ」
「うん」
葵は渋々首を縦に振った。
「じゃ、決まり。今日はバイトが七時までだから、その頃に店の前でね」
そこまで言って、明日香は急いで店の奥へと戻っていった。
「ふう…」
脱力感の中、葵は残ったコーヒーを一気に流し込んだ。それはとても苦かった。
「…もつかな…」
そして伝票を持つと静かに立ち上がった。
「…うん?」
不意に時計に目をやる。長く感じた時間は十分も経ってはいなかった。
(…俺が早いのかな…明日香が上手いのかな…)
葵の胸中は少し複雑だった。
END
29 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 06:08:40 ID:BJK8EDNM
ほしゆ
まとめサイトきぼんぬ
処女の家の千恵SSはエロ杉だね。
ついでに彼の思い出のS嬢の凌辱SSも読ませて欲しいものだwww
>>31 Sって誰だ?もしかして作者さん?
よかったら新作、というか未完の続きを書いてほしいです。
ほしゆ
森井夏穂と檜山恭子で書きました
内容は鬼畜系なので注意してくださいです
あと関西弁じゃないのは勘弁してください
「あっあっあっあっ……」
艶やかで、しかも聞き覚えのある声が小さな部屋から繰り返される。
決して綺麗とは言えない、運動道具ばかりが置かれた部屋の中で、女子の声が途切れることなく聞こえていた。
部活動の時間はとっくに終わり、暗くなった校庭。
その片隅にある用具室を覗き見た私―――檜山恭子は愕然とした顔になった。
「う、うそ……」
中にいたのは親友の森井夏穂。
もう一人は陸上部の顧問。
その二人がこんな場所で獣じみた格好で交わっていた。
「ほら、もっと締め付けんか!」
細い腰をがっちりと押さえ、後ろから突きながら夏穂の髪を掴み上げる。
「す、すいません!ん……んんっ……」
「おおお……よし、いいぞ森井。おまえはすぐに怠けようとするから躾け直さなければならんな」
「ひぃっ!」
厭らしい笑みを浮かべながらピシャリと平手で尻を叩くと夏穂は泣きそうになった。
けどそんな顔もすぐに変えられる。
埃まみれの跳び箱に夏穂を組み敷いて下半身を動かし続けているのは顧問の佐藤先生。
こいつは部内でもあまり評判は良くない―――いや、悪い。
いつも私たちを厭らしい目で見ていて、まるで視姦されているようで気持ち悪かった。
「ったく、おまえらはいつもいつも……俺の言う事を全く聞こうとしない!」
「痛い!せ、先生……もっとや、優しく……してください……」
「うるさい!おまえらは俺の命令を黙って聞いてればいいんだよ!」
夏穂の胸をウェア越しに鷲掴みして、あの男は日頃の憂さを晴らすように腰を振る。
優しさなんて欠片もない。
ただ欲望の捌け口として夏穂の肉体を使っているだけ。
「あ、あいつ……」
苦痛に顔を歪める夏穂を見るだけで、言いようのない怒りが湧き上がる。
グラウンドを走る姿は美しく、誰からも好かれる夏穂は私の親友であり、自慢だった。
その夏穂が男の手によって穢されるのに憤りを感じてはいたが、すぐそばで見ている私は助けに行かないでいる。
なんで―――
それは用具室の薄明かりの中でも夏穂の頬は上気して見えたからだ。
最低の男にレイプされているはずなのに、夏穂は感じているのではないかと疑ってしまう。
「はぁ、はぁ、はぁ……森井、ちゃんとクスリは飲んでいるんだろうな?」
先生の質問に夏穂はコクコクと頭を縦に振る。
クスリって……まさか避妊薬?
一体どんな顔をしてそんな薬を買っているのだろうか、そしてどんな思いで飲んでいるのだろうか。
この男はもちろん夏穂の気持ちなんか考えていない。
「じゃあたっぷり注いでやるか……ありがたく思えよ!」
「いやああああ!」
夏穂の悲鳴に応えるように男の腰を振るスピードは増し、パンパンと肉と肉が打つ音が鳴り続く。
たくし上げられたウェアの下に見える赤い痣はいくつもあり、形の良い胸がごつごつした手で握られ、痛々しく変形する。
しかし私が見ているだけでも全身の毛が逆立つほど気持ち悪いのに、なぜか夏穂の胸の先は硬くしこり、ツンとしていた。
「いやぁ?今まで散々ヤってきたんだ、本当は良いんだろ?」
「ひあっっ……あああ!」
耳の穴の中にまで男の舌が這い寄り、白い咽を仰け反らせて声を上げる。
用具室に響く甲高い声には、今までと違う音色が含まれていた。
男の手が結合部を弄ると、その違いがはっきりとわかった。
「い、弄らないでぇ……お、おか……おかしくなるぅぅぅ!」
悲鳴に歪んでいた顔が崩れ、悦びの声を上げた。
それを引き金に私の憤りは夏穂にまで向けられた。
カモシカのような足をピンと立てて腰を突き出し、男に犯されやすいポーズを取るのはなぜ?
跳び箱に顔を擦り付け、ずっと開いたままの口から喘ぎ声が出す女の姿を見て、男の陳腐なプライドは満たされていく。
「どうだ森井!気持ち良いんだろ?」
「イイ!先セーの、気持ち良いよお!」
陸上部の部員全員が嫌い、夏穂だってあんなに嫌っていた男に対して「気持ち良い」なんて事を口走る。
いつだったか部の皆と一緒に帰った時、その場にいた全員があいつを馬鹿にしていた。
汚い、臭い、気持ち悪い、不潔、厭らしいなど、思いつく限りの言葉を吐き捨てる。
そこにはもちろん夏穂の姿もあって、一緒に笑いながら馬鹿にしていた。
「そんなに良いか……じゃあどこが気持ち良いのか言ってみろ!」
「ふぇ……?そ、それは……んんっ」
「今更恥ずかしがるなよ。何回ハメてやったと思ってるんだ」
あいつの腰の動きに翻弄され、夏穂の声は絶え間無く聞こえていた。
こいつに身体を必要以上に触られ、泣かされた下級生を何人もいて、私や夏穂がその度に慰めてきた。
セクハラ紛いのことを止めさせようして夏穂が先頭に立ってくれたこともあった。
滅多に見せない怒りをあらわにして立ち向かう夏穂の姿に皆が頼り、尊敬し、慕った。
それなのに……
「あ、あ、あ……あそこが……」
「おいおい、似合わない言葉使うなよ。いつもおまえらが話しているみたいにオマ○コって言えよ」
「そんな……い、言え……ない」
頭を振って嫌がって見せても、頬が緩んで悦びが溢れる。
夏穂の口がパクパクと動き、何かを言おうとする。
唇を読もうとする私の胸はドキドキと高鳴り、ボウっとしたまま見詰める。
……どうして……私ったら何を期待しているんだろう……
「答えられないのか森井?……ったく本当に出来の悪い生徒だな」
ピタリと腰の動きが止まった。
そして―――
「ヒッ……!」
慌てて口を手で塞ぎ、思わず目を背けたくなる光景。
けど夏穂の中から首をもたげる気持ち悪い物体に、私は目は釘付けになっている。
それを手に取り、夏穂が出した体液でテラテラ光る先端を向けたまま命令する。
「わかっているな森井。ちゃんと答えられたらハメてやるぞ」
「そんな……」
こ、この男……なんて恥ずかしい格好で夏穂を見ているんだろう……
違う、見ているなんて生易しい物じゃなて、視姦という言葉が相応しかった。
それだけでは飽き足らず、手を前後に動かし始める。
「どうした。早くしないと俺が先にイっちまうぞ」
「ああ……ま、待って……」
「たまにはこんなのも悪くねえな。教え子の生のオマ○コを眺めながらオナニーするなんて……そうそう出来るもんじゃないぜ」
ウェアだけ着て下半身丸出しの格好のまま、最っ低な行為を始める。
こんな男の元で走っていたのかと思うと悔しくて悔しくて気が狂いそうになる。
でも一番悔しかったのは、その最低な男の物を欲しがる夏穂の変わり果てた姿だった。
「…………」
「聞こえ……ねえな。はぁっはぁ……そんなんじゃこいつは……やれないぞ……」
黙れ、この変態教師……
息が上がっているのがわかって悪寒がした。
恨みがましく見る夏穂の目から涙がこぼれ、口がまた開く。
言っちゃダメ……負けないで夏穂……
その思いとは裏腹に、期待に満ちた私もいる。
言うの、夏穂?……言ってみて、その口で……
夏穂はその手の話には酷く臆病だった。
私たちだってもう高校生だし、性に対する興味はちゃんとある。
部の中には経験したコもいるし、そのコから色々と話を聞いて盛り上がった事もある。
けど夏穂だけはその話の中に入ろうとはせず、遠くから見ているだけだった。
「ひゃははは、下手な裏ビデオよりいいや。その格好だと尻の穴まで見れて、最高だぜ!はぁ、今度は……そっちを、使ってやろうか?」
「お、お尻……?」
「知ってるんだろ、アナルセックスさ。口と……オマ○コだけじゃなく……全部の穴の処女を……お、俺が、もらって……やるよっ、おおお!」
声を上げて男は自家発電で達し、ビュクビュクと白い汚濁で夏穂を汚していく。
私は我を忘れてその光景をあます事なく見ていた。
こ、こんなの初めて……見た。
「はぁっはぁっ……あ〜あ、出しちまったか。残念だったな森井」
「せ、先生ぇ……」
「なんだその目は。答えられなかったおまえが悪いんじゃないか」
「うう……でも、私……」
よく見ると夏穂は内股を自分の出した厭らしい液で濡らし、腰を左右に振っていた。
そんなにあの男の物が欲しかったの……あんな穢らわしい物を……
ギリッと歯を鳴らして、私の中で黒い炎が燻ぶり始める。
「しょうがない、じゃあもう一度チャンスをやろう。俺のチ○ポを勃たせてみろ」
あいつは腰に手を当てて、ぶら下がった物を指差した。
やめて……汚い物を夏穂に向けないで……
けど夏穂は仁王立ちをする男の足元までのろのろと歩く。
跪くとちょうど顔の前に萎えかけの物がぶら下がっていた。
先からは白い汚液が垂れ下がり、夏穂の膝に落ちて、まるでナメクジが這ったような跡を着けていった。
床にひざをつき、手もつけた夏穂が上目遣いで見上げると男は命令する。
「こいつの扱い方はちゃんと覚えているよな」
わざと腰を揺らして穢らわしい物を振るって見せる。
夏穂は「はい」と頷いてから両手でそれを包み込み、口を開かせると、舌を突き出した。
ねっとりとした舌はとても淫靡で、見ているだけで躯が疼く。
「んッ……」
すえた匂いが鼻につき、夏穂は眉を顰めて目を瞑る。
それでも顔は少しずつ近づき、見下ろしている男の目が期待に満ちていくのがわかった。
ヒヒヒと聞きたくもない笑い声が私の心を逆撫でる。
どうしてなの夏穂……そんな事までして……
悔しいはずなのに心臓は張り裂けそうなくらい鳴り続ける。
握っていた手を開くと汗が滲んでいて、自分がもぞもぞと躯をくねらせているのにも気づく余裕もない。
だって目の前では夏穂が今にも汚物を舐めようとしているのだ。
女を服従させ、奉仕などと蔑む言葉で、くだらない男のプライドと性欲を満足させる行為。
ビデオでしか見た事のない行為をしようとする親友の姿を見守る。
ついに我慢できず、私はスカートの中に手を忍ばせた。
「「んんっ……」」
私の声と男の声が重なった。
悔しかったけどショーツが濡れているのがわかった。
「そ、そうだ……こいつが欲しいんだったら、ちゃんと綺麗にするんだぞ」
上擦った声で命令している。
夏穂は先端に残った乳白色の雫を舌で掬い取り、AV女優と同じ行為に没頭する。
口を開けて犬がするようにペロペロと舌を動かし続ける。
やがて舌は竿へと動き、熱い視線をそそり立った物に注いでいる夏穂を見て嫉妬した。
厭らしい……
更に私が見ている前で、舌だけでは満足できないのか、浅黒い肉棒に唇を這わせた。
ちゅうちゅうと音まで立てて汚い物にキスをするのだ。
「なかなか上手いじゃないか森井。こんなのどこで覚えてくるんだ?」
「…………」
夏穂は答える代わりに自分の行為に勤しむ。
キスの雨を降らし、舌で舐め回す度に口から甘い吐息を漏らす夏穂の姿は、わざと男の征服欲を刺激させているのかと思えた。
「生意気だった森井が俺のチ○ポを奉仕してくれるとは夢みたいだぜ。それもこんなに一生懸命になって……なあ!」
「んあっ!」
髪の毛を掴んで上を向かせる。
ぽっかりと口を開けたまま、涙目の夏穂と男の目が合う。
「あ……あぅ……」
「ほら、お願いしてみろよ森井」
夏穂の顔を汚らわしい物でぐりぐりと押しながら命令する。
先の切れ目からはまだ中に残っていた汚液が溢れ、頬に粘つく糸を引かせる。
「あ、う……せ、せんせぇ……」
呆けた夏穂の目に何が映っているのか知りたくもなかった。
剛毛の茂みに顔を埋め、鼻をふんふんと鳴らす仕草はもはや発情した雌犬にしか見えない。
桜色に染まった頬に男の手が触れると、甘えるように目を細めて男に媚びて見せる。
「しおらしくしても駄目だぞ。ちゃんとその可愛い口で言ってみろ」
「お……お、チ○……チン」
ドキッと胸が大きく鳴って、同時に激しい焦燥感が私を襲う。
夏穂の口から卑猥な言葉を聞くだけでこんな気持ちになるなんて思わなかった。
しかも、あんな男の物が欲しいが為に、変わり果ててしまった掛け替えのない親友を見ているのに、私の躯は……
「やだ……こ、こん、なに…………私って……」
目の前に出した指と指の間には粘り気のある液体がアーチを描いていた。
ついさっきまで私の中に忍び込ませてた指。
辱められている夏穂を見て、火照った躯は私の意志とは関係無く反応していた。
「声が小さい!いつもみたいに大きな声で言ってみろ!」
「……お……おチ○チン!」
泣きながら叫ぶ夏穂。
可哀想なはずなのに、躯の奥からは更に熱い物が溢れて下着を汚す。
いけないこととはわかっていても、二人を凝視したまま、私は再びスカートの中に手を潜り込ませた。
「そんなガキみたいな名前じゃなくチ○ポって言えよ。いや、これからおまえをヨガらせてやる大切な息子だからな、おチ○ポ様って言え」
バ、バカじゃないのあいつ……
けど夏穂は男の言った通りに口を動かす。
「お……チ○ポ……さま?」
「そうだ。これからはそう言え」
ピタピタと穢らわしい物で夏穂の顔を叩きながら命令する。
右に左に男の物が動く度に夏穂の顔も合わせて動き、開けっ放しの口からは物欲しそうな声が出ている。
「よし、何が欲しいか言ってみろ」
「……おチ○ポ……様」
「誰のチ○ポだ?」
「佐藤先生の……お、チ○ポ様……」
催眠術にかけられたみたいに、言われた事に対して忠実に答えていく。
どんなに厭らしい言葉でも今の夏穂なら何だって言ってしまう。
目の前にある極上の餌を前にした夏穂が絶対に逆らえないのを、あの男は知っているのだから。
「俺のチ○ポがそんなに欲しいのか?」
「…………はい」
卑怯な男に対して怒りを感じるのは当然だった。
けど好きでもない男の物を欲しがる夏穂に対しても私は怒りが湧き上がっていた。
ずっと前からリレーのパートナーとして私は夏穂と走ってきたのに、こんな夏穂なんて知らない。
大っ嫌いな男の物を欲しがる夏穂なんて知りたくもなかった。
男に屈服してしまった惨めな女。
そんな夏穂を嘲るようにして、あの男は頬をニヤつかせながら、なおもいたぶろうとしていた。
「あんなに嫌ってた俺のをか?」
ビクリと肩が震え、夏穂の中の僅かに残った良心が再び表に出た。
「処女を奪った時、おまえなんて言ったか覚えているか?」
「や、やめてください……」
「覚えているぜ。確か殺してやるって言ってたよな。すげぇ形相で『絶対に許さない、殺してやる』って何回も繰り返して、俺のチ○ポを捻じ込まれて泣いてたよな」
「やめて!」
悲鳴に近い声で叫んだけど、あいつは無視して続ける。
「男の名前も言ってたなぁ。誰だったかは覚えてないけど、そいつの名前を呼びながら助けてとかごめんなさいとか」
「言わ……ないで……お願い……」
なんて酷い男……あいつは夏穂の大切な思い出まで犯すの……
ニヤニヤしている男の足元で夏穂は反抗する気力も消え失せて力無くうな垂れる。
時折聞こえる嗚咽と流れる涙。
けど、そんな夏穂を目にしても私の指は止まらなかった。
「ま、そいつだって今頃は他の女とサルみたいにヤってるんじゃないのか?それとも女がいなくて一人でマスかいてたりして」
「…………」
夏穂は何も答えず、ただ涙を堪えるだけ。
けどそんな自己防衛も卑劣な男には効かない。
「自分を惚れてくれてた女が違う男のチ○ポを欲しがってるなんて夢にも思ってないだろうな」
「やめて……許して……」
可哀想な夏穂を見ながら私はスカートの中だけじゃなく、制服の上から自分の胸を弄り始めた。
ブレザーの上から何度も何度も、シワになるまで揉みしだく。
胸元を開けてシャツのボタンを外し、中に手を入れる。
「は……あぁっ!」
気づかれない程度だったが気持ち良くて声が抑えられない。
ブラのカップを押し上げて直に触り、スカートの中に入れた指もショーツをずらして一番敏感な肉芽を弄る。
男の足元で打ちひしがれた夏穂を見ながら、私は立っているのも辛くなるほどの快感を得ていた。
「いつまで泣いているんだ森井。こいつが欲しいんだろ?早くそこに寝て股を開け」
絶対に逆らえない命令に夏穂は泣きながら従う。
嫌だと口にしていも結局は勝てない事がわかったのだろう。
可哀想な夏穂……ああ……私が今すぐ慰めてあげたい……
窓を喰い入る私の息は興奮で上がりっぱなしだった。
土埃で変色したマットの上で夏穂はカエルみたいなポーズをしてじっと待つ。
ここからでも薄く生え揃った茂みが良くわかる。
当然男を咥え込もうとしているあそこは厭らしくヒクついているに違いない。
「……何を黙っているんだ森井?何度も言わせるんじゃない」
「うぅ……先生のおチ○ポ……様……ください……」
「どこにだ?」
「おマ○コです!……お願いします……もう意地悪しないで……」
最後の方は涙声になっていた。
けど足を開いて男を誘っている夏穂の格好を見て、私の中では、とある気持ちが大きくなっていた。
夏穂って、あんな惨めな格好が似合うんだ……
知らず知らずに口許が歪んだ。
「あああああっ!」
汚らわしい物を挿れられ、夏穂の咽から歓喜の声が溢れる。
ズンズンと突かれ、小さな躯がガクガクと揺らされる。
口を大きく開けたまま、際限無しに悦びの声を出し続ける。
「どうだ、俺のチ○ポは?」
「イイ!イイ!イイ!セ、センセーの、おチ○ポっ……さまぁ……奥まで届くのぉ!」
「可愛い教え子の為だ……たっぷりと味わわせてやるぞ!」
「ありッあ、あ、あ、ありがとう……ございます!」
ここには夏穂はいない……あれはもうただの雌犬だ。
嫌いな男の背中にツメを立てて悶える狂う最低の女だった。
でも、その姿がすごく哀れで惨めで許せないのに、なぜか私は美しいとさえ思えた。
「んむぅぅぅ……ふぐぅ!」
初めて見た生のキスシーンは、唇と唇を合わせる生易しい物じゃない。
下品な音を立てて唇を吸い、舌を貪り、相手の唾液を咽を鳴らせて飲み込む、濃厚なキスだった。
M字に開いた足の付け根に男の腰がぶつかる度に夏穂は「先生、先生」と蕩け切った声で啼く。
今の夏穂にはあの男しか見えておらず、脳には快楽の信号しか伝達していない。
それが私の焦燥感を煽り、淋しい自慰行為に拍車をかける。
「ダメよ夏穂……あんなヤツの物で気持ち良くならないで……」
私の手の届かない所でヨガリ狂っている親友が許せない。
もうあの男にではなく、夏穂に怒りを向けるようになっていた。
その感情が嫉妬だと気づいた時、血が出るくらい唇を硬く噛んでいた。
「よおし、今度は俺の上に跨れ」
「……は、はいッ」
偉そうに言って体位を変え、椅子に座った自分の上に夏穂を跨らせる。
一度抜いた物を手で大切に支え、夏穂は自分の中に入っていくのを確かめながら腰を落とした。
「はあぁぁぁんッ!」
感極まった声を上げ、椅子の上で抱き合う二人。
けど動いているのは夏穂だけで、あの男は面白そうに眺めているだけだった。
「これなら自由に動けるだろ?もっと好きな風に動いていいぞ」
「んっんっ……わかりました……」
男の肩に手を置いて、腰を振りながら答える。
女の子なのに男の動きを真似て腰を前後に振り、器用にグラインドまでしていた。
男の物が奥に到達する度に頭を振りかざし、髪を乱して、卑猥な言葉を言わされても自分が何を口走っているのか理解できていないだろう。
快楽の為に自ら躯を動かし、惨めな自分に酔いしれている。
「あ、あ、あ、あああ……し、死ぬ、死んじゃうゥゥゥ!」
「そんなに気持ち良いんだったらお望み通りハメ殺してやるよ」
「もっとおおお、もっと突きまくって!」
私には夏穂の痴態を見ながら自分を慰めるしか出来なかった。
夏穂をここまで狂わせるセックスという物がなんなのか、まだ経験の無い私にはまだわからない。
わかるのは男の物で夢見心地になっている夏穂が許せないことだけだ。
夏穂……夏穂……夏穂……
親友の名前を繰り返しながら自分の躯を弄る指のスピードが速くなる。
そして徐々に高みへと昇り詰め、最後の一段を越えようとした時、信じられない事が起きた。
「…………え?」
夏穂が私を見ていたのだ。
ほんの一瞬だけ目を離した隙に。
男の肩越しに私を見詰める表情は凍りついていき、でも腰の動きだけは止まらずガクガクと動いたままなのが滑稽だった。
私の中で膨らんでいた嫉妬が軽蔑の眼差しに変わる。
その私の変わる様を見て、夏穂は狂ったように叫んだ。
「いやあああああ!やめ、やめてえええ!」
意識だけは正気に戻って男の身体から離れようとしても、繋がっている所は別で咥え込んだまま離そうとしない。
跨った足を男の後ろでクロスさせたまま、まだ腰をグラインドさせている。
「おほっ!し、締まる……」
「はな……離して!」
「どうした森井。離してって言ってもおまえの足が絡まって離せないぞ」
「うそよぉ!」
身体が言うことを聞かないのはこんな状況を差すのだろうかと、変に冷静になる。
「こんなにヨガリ狂っているのに嫌だなんておかしなヤツだな。よし、特別にイカせてやるよ」
「やめ……イキたくない……」
「ぎゅんぎゅんにチ○ポを締めながらじゃあ説得力無いぜ」
夏穂を抱えたまま楽々と立ち上がり、駅弁という体位になった。
腰を突き上げると脳天まで快感が突き抜けたのか、夏穂は大きく仰け反って蕩けた声で泣く。
浮かされた身体は自分の重みで落下して、再び串刺しになって声を上げる。
その繰り返しで、夏穂の意思とは関係無く脳髄が蕩けるほどの快楽を与えられ、躯は昇り詰めて行く。
「あああああ……やめ、てぇ!」
「イキそうなんだろ?イク時はちゃんとイクって言えよ」
「いや、やめ…………イ、イクぅぅぅ!」
「うあああああ!」
男の身体に抱き付き、足でがっちりと捕まえ、男の物を奥に届かせながら夏穂は躯を小刻みに痙攣させた。
多分イったんだろう。
同時に男も達したのか、おぞましい声を上げて身体を震わせ、何回かに分けて膣内に汚濁を流し込む。
これ以上夏穂を汚さないで……
でも汚されれば汚されるほど私の気持ちは高まり、泣きながら謝る夏穂の顔で達した。
こんなに気持ちの良いオナニーは久しぶりだった。
自分の体液で汚れた手を見ると、唾液が泉のように溢れて咽を鳴らす。
開いた口から舌を出し、夏穂がして見せたように指を丹念にしゃぶると、甘く感じられて顔が綻んだ。
けどその笑みには夏穂に対する負の想いが込められていた。
「じゃあちゃんと鍵をかけて帰れよ」
狂宴が終わると、あいつはそれだけ告げて用具室から出て行った。
残されたのは汚れた躯のままの夏穂だけで、あれから更に3回は中に出されていた。
一人静かになった用具室の中で夏穂はすすり泣く。
私はそこに入っていった。
「夏穂……」
「き、恭子……」
自分を守ろうとして自分を抱きしめる夏穂。
それを見て、私の躯の奥から熱い物が流れ出す。
それは穿いていた下着にシミを作り、私の口の端が吊上がる。
もう我慢できない……ううん、我慢しなくていいの……
「何してるの夏穂?」
「見ないで!」
親友の私なのに夏穂は拒絶する。
まあ無理も無いわね……あんな事があったんだから。でも大丈夫よ……
一歩一歩足が前に進む度に夏穂は後ろに離れようとする。
その姿がとても面白くて、まるで誘っている風にも見えた。
「き、恭子……?」
小さくなって怯えている夏穂。
私はしゃがんで夏穂と同じ目線になった。
綺麗だった夏穂の顔は涙と涎、汚濁で汚され、手で触れると糸を引くように粘つく。
頬から顎へ、そして柔らかい唇に指を当てて開かせる。
「な、何……?」
私を見る目には明らかに怯えの色があった。
なぜ怖がるの?私は夏穂を慰めようとしているのに……
けどそんな目で見詰められると躯の芯から熱くなってくる。
くっと咽が鳴る。
もう自分を抑え切れず、私は夏穂の唇を奪った。
「んっ!?んんっ……ふぐっ!」
熱い……
夏穂の唇は思っているよりも柔らかくて甘かった。
もっと夏穂を味わいたくて舌を差し込もうとした瞬間、私は突き放された。
「な、何で……恭子……?」
唇を拭いながら信じられない目で見る私を夏穂。
でも私だって夏穂が信じられなかった。
こんなにも夏穂が好きなのに……愛しているのに……
「なんで?なぜわからないの夏穂……私があなたを一番知っているの……一番わかってあげられる」
腰が抜けて力が入らないのか、へたり込んだまま上半身だけ私から逃げようとする。
その一方で、男の汚液を注がれた大切な所を必死に隠そうとしている。
本当、夏穂って可愛い……
「恭子……ダメ……!」
「何がダメなの?あんなに汚されて虐められたんだから私が慰めてあげるね……」
ひざと手をついて夏穂の目線と同じにする。
嫌がる夏穂に近づいて隠された茂みへと手を伸ばす。
ピタリと閉じた足の間に滑り込ませ、まだ気持ちの悪い男の体液で汚れているあそこに指を這わせると、か細い声で啼いた。
「あ……ンっ」
「可哀想な夏穂……あんな男に……」
「あ、あれは……」
抑え切れなかった怒りに気づいたのか、言い訳がましく口を開く。
ダメよ夏穂、私があんなヤツの事なんか忘れさせてあげる……
「ふぅぅぅ!」
もう一度口で口を塞いで夏穂を押し倒した。
体重をかけて躯を重ね、あんなヤツになんか負けないくらい厭らしい音を立てて唇を貪る。
膣内に挿れた指を動かすと、夏穂の物とも男の物ともわからないネバネバした液体が絡まって、淫らな音色を奏でた。
「んはっ……き、恭子……ダメだよ……ひっ」
指を少し動かすだけで躯が跳ね上がる。
唇から頬、首筋から鎖骨へと舌を這わせ、最後は白く形の整った双丘に辿り着く。
そこには所々に痣があり、痛々しく思えて切なくなる。
その一つ一つを優しく口付けして、痛みと悪夢のような記憶を取っていく。
「汚いよ恭子……」
「そんなことない……夏穂の身体はどこだって綺麗よ」
不潔な汚濁で汚れているけど夏穂の躯ならどんな所でも綺麗にしてあげられる。
その証拠に男の出した汚液で満たされた大切な場所に顔を寄せて口をつけた。
私が夏穂を綺麗にしてあげるから……
舌を尖らせ、奥に入り込んだ液体を吸い出す。
苦いけど夏穂の為だからと自分に言い聞かせる。
けど嬉しかった事もあった。
舌を奥に突き入れる度に夏穂が気持ち良くて啼いてくれる。
「はああんっ!そんなに奥まで……」
私の頭を抑える手にはまるで力が入っていない。
閉じていた足はすっかり開いて、私の思い通りにしてあげられる。
音を立てて吸い上げていると夏穂の膣内から白い液体が溢れてきた。
ドロっとしていて、少し黄ばんで不潔、見る者に不快感を与える男の体液。
それを口で吸出し、忌々しく床に吐き捨てる。
「全部吸い出してあげるから……大丈夫だよ夏穂」
夏穂を穢した証拠を消してあげたくて私は夢中で吸い続けた。
舌を入れ、指でほじくり、奥の奥まで綺麗にしてあげる。
その都度、夏穂は気持ち良さそうにしなやかな躯を跳ね上げ悦んでくれた。
「恭子……恭子ぉ……」
何度も何度も名前を呼んでくれて嬉して、もっと気持ち良くなってくれるために行為に熱を帯びさせる。
あんな男なんて忘れさせてあげるから―――
それだけの一心で吸い続け、最後は夏穂の中から温かい液体が勢い良く噴き出た。
「はああああンッ!」
甲高い声と全身の痙攣。
何度も躯をビクビクさせて夏穂は達した。
いや、私がイかせてあげたのだ。
顔に降りかかった夏穂の愛液が愛おしくて、舐め取ると得も知れぬ充実感が満ちていく。
でも、まだまだ足りない。
私の心にはまだ隙間があった。
「恭子……」
息を荒げながら私の名前を呼ぶ夏穂。
それに応える代わりに私は再びキスをした。
今度は夏穂も応えてくれて、最初はおずおずとした動きもすぐに積極的になって舌を絡めてくる。
お互いに吐息を漏らしながら唇を、舌を、唾液を求め合い、そして与え合う。
「き、恭子ぉ……」
蕩けた目を見せて雛鳥のように唇を開けて「もっとキスして」とおねだりする夏穂。
豊かな膨らみに手を置くと甘えた声を出して私に躯を委ねる。
その先の上を向いている蕾にツメを立て―――
「いッ痛い!」
ギリギリと蕾を抓りあげる度に頭を振って痛がる。
甘えた眼差しは消え、信じられない目を夏穂は向ける。
「な、なんでなの……恭子」
「なんで?」
低い声に夏穂の怯えは一層深まる。
目をすうっと細めて見下ろす私に夏穂は身を縮め込ませて構えた。
そんな夏穂の顔に手を触れてキスが出来るくらいに顔を近づけて私は逆に聞いた。
「じゃあ夏穂はなんであんな男に身体を許しているのよ」
「あ、あれは……」
「この可愛い唇も、綺麗な胸も……大切なバージンまで―――」
腹の底から這い上がってくる怒りが抑え切れなかった。
「だ、だって、しょうがないじゃない……逆らえないんだから……」
「逆らえないって、一体どうして」
「それは……」
そこまで来て言い淀む。
私には言えない事なのだろうか?
それともやっぱり汚らわしい男の物が忘れられないのだろうか。
だったら許せない。
「答えられないの夏穂?」
「いっ、言う!言うから!」
私が下の口の小さな突起にツメを立てていたのを感じて慌てていた。
けど泣いていたのは私に対する恐怖だけじゃなかった。
「着替えを覗かれて……ビデオに取られて……」
やっぱり弱みを握られていたんだ。それって犯罪じゃない……
一度流れた涙は堰を切ったかのように流れ、全てを打ち明ける。
「ネットに流されたくなかったら俺の言う事を聞けって、何度も何度も……私、嫌だったんだよ……あんなヤツに……どうして……」
「なんで私に相談しなかったのよ!」
「出来ないよそんな事!大会が近いのに……最後の大会だから……私が我慢すればいいんだって……自分に、言い聞かせて……」
最後まで言い切れず嗚咽を漏らす。
責任感が強い夏穂の性格を逆手に取った卑怯なあの男が許せない。
泣き崩れた夏穂を慰める為に涙を指で掬いあげ、両手でしっかりと顔を包んで私たちは見詰め合った。
憎悪、怒り、嫉妬、哀れみ、悲しみなど様々な想いが浮かんでくる。
その最後に夏穂に対する愛情が溢れ、私が夏穂を護ると強く決心する。
「……ん」
夏穂が目を閉じて唇を差し出す。
私も目を閉じて、互いの距離が零になる瞬間―――
「いやあ泣かせるねえ。麗しき友情ってヤツは」
忌々しいあの男の声。
振り返るとそこにはハンディカメラを構えたあの男がいた。
「でも最近の友情ってのは18禁のラブシーンまであるんだな」
かつてこれほど人を憎んだ事があっただろうか。
汚れたジャージ姿の男は悪びれた表情も見せず、薄ら笑いを浮かべて私たちの前に立つ。
その片手に持ったハンディカメラで私たちを撮っていたのがわかると、更に怒りが込み上げてきた。
「なかなか面白い物が見れて楽しかったぜ檜山」
「なんて酷い男……」
「誉め言葉として受け取っておくぜ」
直接私を見るのではなく、カメラの小さな画面に映っている私を見ながらしゃべっていた。
相手に向かい合うという最低限の礼儀も持ち得ない、人をバカにしたあいつの態度にムカついた。
夏穂を庇うように立ち上がると、あいつはカメラを私に向けたまま楽しげにしゃべる。
「勇ましいねえ。女にしとくには勿体無いな」
「ふざけるな!」
「ふざけてなんていないさ。そんな刺激的な格好をしているんだから真面目にもなるぜ」
その言葉で自分の格好を思い出し、慌てて制服の胸元とスカートを直した。
ギロリと睨んでも「怒った顔も可愛いねぇ」などとのらりくらりと交わし、真面目に私と向かい合おうとしない。
相手のペースに巻き込まれ苛ついていると、あの男はカメラを下ろしてようやく私の顔を直接見た。
そして一番恐れていた事を切り出す。
「わかっていると思うが、こいつでお前たちのレズシーンを撮ってあるからな」
ハンディカメラをチラつかせて見せて、私が逆らえないようにする。
あれには私だけでなく、私の後ろで震えている夏穂まで映っているのだ。
それを知っているからこそあいつはこんな状態でも一番安全な位置で私たちを見下していられる。
こんな事でしか優位に立てない臆病者なのに……
「なんだその目は?」
「べ、別に……」
「そんな顔するなよ。これから仲良くなろうってのに、なあ」
「触るな!」
なれなれしく身体に触れるあいつに平手打ちをしようとしても、いとも簡単にかわされてしまった。
それだけじゃなく足をひっかけられて、こんなヤツの足元に転んでしまう。
転んだ場所は埃まみれのマットの上で、ついさっきまで夏穂が犯されていた場所でもある。
悔しいけど体力ではあいつには勝てない。
男と女の力の差をこれほど恨んだ事はなかった。
「元気なのは結構だが、あんまりおいたが過ぎるのも良くないな。ちょっと躯に教えてやるか」
それが何を意味しているのかに気づき、背筋がゾっとした。
いや……あんなヤツにヤられるのは絶対にいやだ……
一歩一歩と恐怖心を煽るようにあいつはゆっくりと近づいてくる。
「逃げてもいいんだぜ。こいつに録画してある映像がどうなってもいいんならな」
「……くッ」
「この手のビデオっていくらで売っているか知ってるか?昔だったら結構な値段で売れたんだが、今は供給過多で安くなっちまってなあ……」
そんなの知りたくもないわよ……
私と夏穂の映像にかじりついて自家発電する男たちを考えるだけでもおぞましい。
それだけじゃなく、あいつの自慰行為も思い出してし吐き気がしてきた。
「現役女子高生、しかもアスリートってプロフィールがあるから値がつくかもな。そんなのが好きなマニアも結構いるんだぜ」
「知らないわよ!あんたわかっているの、犯罪なのよこれ!今すぐ警察に……」
「いいぜ」
予想もしなかった言葉に一瞬、思考が止まった。
「警察に突き出すんだろ?早くしろよ。ケータイ貸してやろうか?」
コイツナニイッテルノ……
呆然とする私に自分の携帯を放り投げる。
わけがわからず呆然としてしまい、それでも指で一つ一つボタンを押していく。
これで夏穂は解放される―――
けど最後のボタンを押そうとした時、やっとあいつの思惑を理解できた。
あいつの言葉で……
「でもな、証拠は全て警察に渡って、全て残らず余さず見られるんだぜ」
顔を上げると気持ち悪いくらい口の端を歪めてあいつが笑っていた。
「それに警察が来るまでの間に世界中にどれだけ配信できるかタイムトライアルってのも面白そうだな。
学校のネットワークが最近増強されたの知ってるか?大容量ブロードバンド、便利だけど危険な世の中になったもんだ」
長々と得意げに話しているけど私の耳には半分も届いていない。
怒りが瞬時に消し飛び、頭から血の気が失せて携帯を持つ手が震えていく。
結局あいつの手の上で踊らされているだけなの、私って……
「俺と森井がしてきた事は全部記録してな、え〜と……何があったっけなぁ」
わざとらしく思い出すポーズを取って、処女喪失シーン、制服、ランニングウェア、体操服、スクール水着、緊縛と指折り数えてまだまだ続く。
それを聞く度に夏穂は耳を押さえて、壊れるほど泣き叫んでいる。
なんて卑怯なヤツ……
最後のボタンを押せば携帯は警察に繋がって、あいつはこの学校からいなくなるのに、私には出来ないでいた。
やがて画面に表示されていた番号はキャンセルされ、待ち受け画面に戻ったのに気づく余裕も無い。
がっくりと肩を落として頭を下げる私は、まるであいつに土下座でもしているかのようだった。
もう敗北を認めるしかなかない。
けど、あいつは更に地獄に突き落とそうとする。
「そうだそうだ、脱糞シーンまであるんだった。流石にあの匂いまでは記録できなかったけど見応えあるぜ」
「やめてええええ!お願いします!それだけは……それだけはあ!」
私を突き飛ばして夏穂は目の色を変えてあいつにすがりついた。
何度も何度も床に頭を擦り付けて土下座して許しを乞う。
その姿はまさに絶対的な支配者に従う最下層の奴隷にしか見えなかった。
「俺だってそんな事したくないさ。けど檜山がなぁ……」
困り果てた声を出して私をあごで指した。
その目が笑っているのを私は見逃さなかった―――けど、どうする事も出来ない。
恥も外聞も無くお願いする哀れな奴隷を見捨てるわけにはいかないのだ。
「なあ檜山、森井もこれだけお願いしているんだから警察には連絡しないでくれるか?」
「…………くっ!」
「ほら森井、おまえからもお願いしろよ」
「お願い恭子!先生の言う通りにしてぇ!」
土下座していた夏穂が私に振り返って絶叫する。
答えは初めから一つしか用意されておらず、咽を振り絞って声を出す。
「わ……わかったわよ……」
「そうか、わかってくれたか。いやあ物分りの良い生徒で良かったよ」
心底嬉しがって見せるけど、この狭い部屋で喜んでいるのはあいつだけで、私と夏穂は絶望の底に落とされた。
汚い手垢の着いた携帯を握り締める手に力が篭り、ミシリと音を立てる。
「ああ、そろそろ俺のケータイ返してくれないかな?」
「はい……」
言葉では私にお願いする形だったけど、命令されているのも同然で嫌だった。
けど私は逆らう事が出来ない。
こんな惨めな思いを夏穂はずっと味わってきたんだ……
夏穂に目をやると壊れたレコードみたいにごめんなさいと何度も私に謝っていた。
「さて、それじゃあ始めるか」
「な、何を……」
今更になって身体が震えてきた。
近づいてくるあいつは厭らしく笑っている。
ジャージの下から押し上げているおぞましい物の形が見える。
これから私にされる事が簡単にわかってしまう。
「男と女がする事と言ったら一つしかないだろ、セックスだよセックス」
死刑の宣告が私に下った。
「痛い!いたいッ、いたいよぉ……抜いてぇ!」
私の中に入り込んできた凶器は、何度も私を串刺しにして暴れ狂う。
制服を着たままの私にあの男が覆い被さり、スカートを捲り上げられ、下着を剥ぎ取られ、私の処女はこの男に奪われた。
何の前触れもなく一瞬にして。
「やっぱり処女だと違うな。マ○コがキュンキュンに締めてくれる」
私は泣いているのにあいつは気持ち悪い笑みを浮かべて腰を振っている。
あいつがしているのはセックスじゃなくて女性の心も身体も蹂躙する行為だった。
身を引き裂かれる痛みが嫌でも私に教えてくれる。
「た、た、助けて……夏穂……」
ガクガクと躯を揺すられながら親友に手を伸ばして助けを求める。
しかし夏穂は少し離れた所でレンズを向け、私たちの行為を記録していた。
感情の無い機械はただ黙って持ち主の操作通りに仕事をこなす。
それがどんなに凄惨な光景でも、容量の許す限り撮り続けるのだ。
「森井!ちゃんと撮っているんだろうな!」
「は、はいッ!」
「もし変な映像だったら……わかっているな?」
「は……い」
正視出来ないでいた夏穂を叱り、更に脅す。
その手管は狡猾で、逆らうどころか、そんな気力さえも失くさせる。
私の喪失シーンを撮らせる事で罪悪感を植え付け、絶対に切れない鎖で縛り上げる。
ひどすぎる……この悪魔……
早く終われと祈りながら歯を喰いしばって身体を貫く痛みを我慢する。
「うぅ……うっ……ん、ん」
「苦痛に耐える女の顔か……意外に画になるな」
「ひっ!」
私を貫いている物が大きくなった気がして、顔が引きつる。
見開いた目にあいつの顔が入ってきて、臭い息が噴きかかる。
「ほら、キスしてやるから口開けろ」
私は顔をぶんぶん振って拒絶する。
払いのけようとしても力では勝てないし、そんな事をすれば私と夏穂の恥ずかしい映像が……
そんな思いで我慢しているのに、あいつはお構いなしに唇を擦り付け、顔中を舐め回して唾液まみれにする。
「はぁ、はぁ……いつまで我慢できるかな?」
唇にヌメリとした感触が這い回る。
舌でこじ開けようとしているけど、絶対に入れさせるものか。
けど、蛇ともナメクジともわからない生き物から逃げようと顔を背けても、顔を手で押さえられて何度も嬲られる。
「へへへ」
気持ち悪い声の後、ふいに体重をかけられて、躯を密着させてきた。
あいつの下で潰されたカエルみたいに、手と足を開いたポーズになると、胃の中にある物が逆流してくる錯覚に陥った。
ずぶずぶとあいつの物が根元まで私の中に入ってくる。
結合部まで密着してしまい、私はあいつを全部飲み込んでしまった。
「わかるだろ、俺のチ○ポが全部挿ったのが」
「はっ、はっ、はっ、はっ……」
空気を求めて口を開くと、すかさず舌を入れてきた。
両手で顔を押さえられ、あごを固定させられ、口の中全てをしゃぶり尽くされる。
唾液も入り込んできて苦しさの余り呑み下してしまい、上と下、両方から責められて気が狂いそうになった。
……違う、独りならとっくに気が狂っていた。
夏穂がいるからまだ意識を正常に保てていられた。
助けてくれなくても私が夏穂を護るって決めたんだから―――と言い聞かせてあいつが私の中で果てるのを待ち続ける。
不意に夏穂と目が合った。
すぐに気まずくなって夏穂は目をそらしてしまったが、私はいつも通りに言ってあげる。
「大丈夫だよ夏穂。私、こんなヤツに負けないから」
涙を堪えて笑顔を作って、いつもの私を見せる。
これには流石にあいつもプライドを傷つけられたらしく、ニヤけた顔が消えた。
「そう言われると何が何でも変えてやりたくなるな。四六時中チ○ポの事しか考えられなくしてやるぜ」
「……ふん、絶対に変わるもんか」
「森井だって最初はおまえと同じ事を言ってたんだ。おまえも簡単に堕ちるさ」
誰がおまえの思い通りになるものか……
四肢に力を入れて覚悟を決めた。
けど、私たちの間に入ってくる者がいた。
「もうやめてください……」
「……何勝手な事言ってんだ森井?早くカメラ回せよ」
「私が……私が恭子の代わりにお相手します」
「ひょっとして罪の意識でも感じてるのか?今更イイコぶるなよ」
あいつは言葉と目で凄むと夏穂が怯えた。
今まで辛い目にあってきたのは夏穂なのにまだ虐めるの……
私が守らなくては―――と、勇気を出す。
「私なら大丈夫だから……いいの、夏穂」
「でも……」
優しいんだね……でも、もういいの。
夏穂は私が守るんだから、こんな男になんか負けないんだから安心していいよ。
私と夏穂は見詰め合い、絆を確かめ合っていると、腹立たしい事にあいつが割り込んできた。
「今日はもう帰っていいぞ森井。それから―――明日はここに来なくていい」
「え……何なんですかそれ……」
「檜山の相手をするからに決まってるだろ!」
夏穂は私とあいつを交互に見る。
私は夏穂を安心させるために優しく言う。
「気にしなくていいよ。夏穂はもう十分頑張ったんだから……今度は私の番」
「よく言うぜ。こうなったら是が非でも俺の奴隷に仕立ててやる。森井が見ている前でも糞をひり出すのも気にしない変態にな」
トラウマが蘇って、夏穂は耳を塞いでよろめく。
そんな事にも見向きもしないで、あいつは腰を動かしてきてた。
しかも今までとは全然違う。
力任せに捻じ込まれて、一番奥で殺したいくらい憎い男の汚濁を流し込まれた。
男の精どころか経験も無かった私のバージンを奪い、躯の内までこいつは穢した。
「俺は絶倫なんだ……今日は腹ン中がパンパンになるまで犯してやるから覚悟しな」
汚濁を出し尽くしたあいつは汚い物を抜きもしないでピストンを続ける。
安全日だったのがせめてもの救いだった。
夏穂もこんな風に何度もこいつに……ごめんね、気づいてあげられなくて……
「恭子……ああ……」
私をかつての自分と重ねているのか、夏穂の肩がカタカタと震えている。
それに気づいたあいつは苛立たしげに声を出す。
「まだいたのか森井……邪魔だから帰れ」
「で、でも恭子が……置いていけない……」
「ああ?檜山はおまえの代わりになるって言ってたろ!それともおまえがまた俺の相手をするって言うのか?」
「でも……でも!」
「でもでもうるせえな!もう一度浣腸して脱糞シーンを撮ってやろうか!」
「い、い、いや……です」
おぞましい記憶を思い出した夏穂は即座に首を振り、はっきりと断る。
けど散々怒鳴られても、脅されても夏穂はここから出ようとしない。
その優しさに涙が溢れてくる。
強がってはいたけれど本当は心細くて不安でしょうがなかった。
そして思い通りにならない私や夏穂に、あいつの苛立ちは頂点に達した。
「ったく虫唾が走るぜ……おまえらの友情なんて所詮ニセモノなんだよ」
「……ふ、ふざけた事を言わないで……撤回しなさい!」
私と夏穂の絆をバカにするなんて許せない。
言い返されたあいつは力で訴えてくる。
埃だらけのマットに私の頭を押し付けて、バカの一つ覚えみたいに腰を振り続ける。
口で勝てないから暴力で女を負かそうって思っているの……最低な人間ね。
「……ふふ」
「何がおかしい!」
プライドだけが高くて本当に単純な男。
私と夏穂の絆はこんな男に負けない……だから怖くない。
ガタっと部屋の隅でカメラが落ちた音がして、音の方向を見ると不安な顔をしている夏穂がいた。
大丈夫だからと目で教えてあげる。
すると夏穂の目が私からあの男に移り、何か言いそうに見ている。
夏穂も言ってあげなよ、無駄だって……
けど、その時の夏穂が何を考えていたのか、私には正確に理解出来ていなかった―――
「なに信じきった顔してるんだ、胸糞悪い……」
「一人ぼっちなのがそんなに悔しいの?」
「他人なんて信じられるかよ……どうせ裏切るに決まってるんだ!」
「ふふふ、可哀想な人生送ってたんだね」
女にでもフられたの?そんな性格だからフられるのわかってるのかな?
哀れんだ目で見ていると見る見るうち血が上っていくのがわかって楽しかった。
「糞ッ!」
苛立たしげに夏穂に目を向ける。
目が合った夏穂は余りの怖さに悲鳴を上げる。
おまえの相手はこの私よ―――
そう言おうとした時、あいつは気持ち悪いくらい冷静な声で言った。
「だったら証明してやろうか?」
「証明?」
何を言い出すのかと思ってバカにする。
けどそれが、夏穂が本当に求めていた物だったのに気づけなかった。
「森井、これからは檜山がおまえの代わりになってくれるそうだ。だからおまえにはもう二度と手を出さない。
今まで撮り溜めたデータ全部消去してマスターディスクも渡してやるよ。これでおまえは自由だ」
ふざけた事言わないで……そんなの全部うそに決まってる。
こいつの卑怯な性格を知っているから私にはわかった。
夏穂も知っているからそんな交換条件なんて応じるはずが無い……そのはずだった。
「……ほ、本当に私を自由にしてくれる?」
「……夏穂?」
その時の私の顔がおかしかったのか、それとも夏穂の答えがおかしかったのか、あいつは声を上げて笑い出した。
「……っぷ!あーーーはははは!そうだ、おまえは自由だ。もう俺に怯えなくていいんだよ。」
「ち……ちょっと夏穂……本気……な……の」
夏穂は私の顔を見ようとしない。
薄暗い部屋の出口までよろよろと後ずさる。
用具室の引きドアに手をかけ、あいつに振り返り……
「約束ですよ……絶対に守ってくださいね」
「ああ、約束するよ。檜山が生け贄になってくれたからな」
私を置き去りにして取引が成立した。
そして最後に一言だけ残して夏穂は逃げた。
「ごめん恭子……」
「夏穂!」
「ははははは、友情なんてこんな物だ!残念だったな檜山」
悪魔のような男が笑い続け、目の前が真っ暗になる。
親友だと思っていた夏穂に裏切られて、私にはもう信じられる物も、心の支えも何もない。
意識が暗い泥の底に沈んでいき、テレビのスイッチを切ったみたいにパチンと音を立てて心が閉ざされた。
それ以後、何があったか覚えていない。
翌日学校にきても夏穂は私を避けるようになった。
私は毎日毎日先生に呼び出されて相手をして、それが日常となって月日が流れた。
やがて三年生最後の大会も終わって、それでも先生との関係は続いて、夏穂や友だちとも疎遠になっていく。
でも私は裏切られた事を恨んではいない。
私が自分で選んだ道なのだから後悔してない。
そして時は再び流れ、三年生の陸上部、つまり私たちの送別会が終わった時、思い切って夏穂に話しかけた。
「なんか久しぶりだね夏穂」
「そ、そうね……」
強張った表情で答えるのを見て、思わず笑ってしまった。
そんな目で見ないでよ、私たち親友同士なんだよ。
「やだ、まだ気にしてるんだ?」
「で、でも、私……」
謝ろうとする夏穂を制して私の方が慰めてあげる。
「辛かったんだよね……悲しかったんだよね、夏穂は。だからいいの。私のお陰で夏穂は自由になれたんだから、それだけでいいの」
親友だから当然じゃない。
胸に手を置いて、目を閉じて、誇らしくその事を思い出すと、とても清々しい気持ちになった。
私の選んだ道は正しかったんだと胸を張って言える。
けど今はそんな事を夏穂に伝えたいんじゃない。
「それよりもね……聞いてくれる?」
「な、何?」
嬉しそうに話す私にまだ負い目を感じているのか元気が無い。
だから私の元気を分けてあげたい……いいえ、受け取るべきよ。
夏穂はやっぱり元気な姿が似合うんだから、また私が助けてあげる。
そう思っただけで私の中から■■が溢れてきた。
「私ね、今……最っ高に幸せなんだよ」
「し、しあわ……せ?」
夏穂は不審な目を向けたまま、オウムのように聞き返す。
まだ夏穂はわからないのかな……本当は知っているくせに。
だから私はその証拠を見せた。
「見て、夏穂……私、こんなに愛してもらっているの」
制服のスカートを捲って、幸せの証し―――先生の精液があそこから溢れているのを見せてあげる。
パンティも穿かないで、白いセーシを股から垂らす私の姿を見て、夏穂は顔を凍りつかたまま言葉も出せないでいた。
幸せだから親友である貴女に祝福してもらいたい……どう、夏穂?
「送別会の最中にね、センセーがどうしてもしたいって言うから二人でこっそり抜け出してね……
トイレでせっくすして、特濃ミルクをいっぱい注いでもらったの」
思い出しただけでもイってしまいそうで、腰が厭らしく動いてしまう。
ダメよ、まだ我慢しないと……だってこれから夏穂も……
そして夏穂の後ろに世界で一番大好きなあのひとが顔を出す。
「恭子……おまえが最初におねだりしてきたんじゃないか」
「あ、先生ぇ♥」
「聞いてくれよ森井。恭子のヤツ、送別会の最中に『ジュースよりもセンセーのミルクが飲みたい』って言うんだぜ」
夏穂の肩に手を置いて先生が話しかける。
凍りついたままの夏穂はロボットみたいな動きで先生に振り返って、みるみる顔を青ざめさせていく。
「うふ、ふふふ……」
本当におかしくて笑いが止まらなかった。
だって愉しいんだもん……気持ちのイイことばかりしてもらって、おチ○ポ様の事しか考えなくていいんだから。
「きょうこ……」
「……親友だから」
でも私は独り占めする気はない。
掛け替えのない親友がそばにいるんだから……
「夏穂にも分けてあげるね、し・あ・わ・せ―――――――――あはははははははははははははは」
私は声を出して笑った。
先生も笑っていた。
楽しくて楽しくてしょうがない。
これからずっと幸せな日が続くんだ。
永遠に―――
以上(´・ω・`)ノ
濃ゆいぜ
まずは長文お疲れさま。
着替えを盗撮されたぐらいで夏穂が落ちるか?…と思った。ちょっと説得力がないように感じた。
逆に恭子は親友思いだからこそ顧問に陵虐されるわけで、その点は納得。
鬼畜系は好みではないが、盛りだくさんの内容でよかった。次作も期待!
夏穂が犯されるために、たとえばこんなパターンを妄想してみた。
日本記録にわずかに及ばない成績を上げて府大会を制した夏穂。
だが全国大会への出場選手名簿に夏穂の名前はなかった。
笹峰は顧問の一存で選手が決まるのだ。彼に逆らえばどんな成績も無駄になる。
陸上への思いのため、嫌いな顧問の言いなりになる夏穂。そして純潔が散る…。
なんてねw
65 :
34:2006/03/28(火) 20:51:55 ID:k4NhA/Yc
読んでくれてる人がいて良かったですヽ(´ー`)ノワーイ
過疎化が激しくてちょっと不安でした
>>63 >着替えを盗撮されたぐらいで夏穂が落ちるか?…と思った。ちょっと説得力がないように感じた。
この辺はスミマセン、考えるの面倒だったんです
顧問の先生は部員たちの着替えを盗撮して自慰に励むチキン野郎で
偶然カメラに夏穂の弱みを握る事が出来た……
って感じで行こうとしてたんですが、途中で力尽きました
次はもっとガンバります
>>61 読み応えがありました。興奮です!
別キャラでもぜひ書いて欲しいです。
良作だ…グッド!!
昔はたくさん書き手がいたんだけどね
寡占は百害あって一利なしだね
ということで新しい職人さんの登場を期待しています
69 :
保守コピペ:2006/04/05(水) 09:19:00 ID:lql8QmD0
『Before contest』
「今回のコンクール、審査員の顔ぶれはいつもと同じみたいね…」
東京都中野区。駅から数分の所に立つ中野サンプラザの控え室で、晶は小さく呟いた。
「今年は去年よりも練習は積んで来たはず。これで優勝できなかったら審査員が音楽を知らないだけだわ…」
鏡の前で薄く化粧を施す。だが、手が震えて上手く行かない。
(緊張してる?私が?)
晶は内心驚いた。それは今までに感じたことが無い感覚だったからだ。
出場回数14回、優勝0、準優勝14回。
それが高校生になってからの晶の全国規模のコンクールでの成績だった。
「またなの?」
美貌と技術は完璧、だが心情表現に欠ける。だから二番手止まり。コンクールでの晶に対する総評はいつもそうであった。
「もう、バイオリンなんて止めてやるから!」
晶は何度となく愛器を振り上げ、叩きつけようとした。だが、それは出来なかった。自分の腕に対する高い自信と、2位のままでは終われないというプライドがあったからだ。
そして、晶は再び東京で開かれるコンクールへと赴いたのであった。
(でも、無理も無いかもね…)
晶は化粧道具を置くと、鏡の中の自分に向かって自嘲するように微笑んだ。
(今回のコンクールが私達の年代で最後の奨学生を決めるコンクールですもんね…。これでまたいつも通り2位だったら…)
晶はそこで考えるのを止めた。それ以上は、自分の夢である海外留学が果たせなくなるのを考えたくは無かったからだ。
「やるしかない…」
晶は鏡を睨むようにして呟いた。
コン、コン
その時、不意に控え室の扉をノックする音が聞こえた。
(誰?)
晶はいぶかしみながら壁にかかっている時計に目をやった。みればコンクールまではまだ一時間ほど余裕がある。
コン、コン
再びノックが響く。
「何かご用でしょうか?」
晶は無視しようとも思ったが、コンクールの関係者かもしれないと考え、ドアの前に立って尋ねた。
「晶?俺だよ、葵」
「えっ?」
ドアの向こうから帰ってきたのは聞き覚えのある声だった。
「コンクールの前で悪いとは思ったんだけど、今しか暇が無くて。もしかして…」
「ううん、今開けるから…」
晶は葵が話している途中でドアを開けた。その瞬間、視界に大きなバラの花が飛び込んでくる。
「久しぶり」
その後ろから現れた葵の顔は困惑する晶とは対照的に明るかった。
70 :
保守コピペ:2006/04/05(水) 09:19:32 ID:lql8QmD0
「でも、よく入れたわね。今日のコンクールは一般開放はしていないはずよ」
テーブルを挟んで座った葵に、晶は不思議そうに言った。
「そうなんだ。多分花を持ってたから花屋と間違えたんじゃないの?」
「でも、驚いた。まさか貴方が来るなんてね」
「意外だった?」
「ふふ、そうね。だって最近電話もくれなかったし…」
「ごめん、バイトだったり学校だったり忙しくてさ。実は今日も朝からバイトだったんだけど、無理やり夜に移してもらったんだ」
「私に会うために?」
「うん」
「じぁあ、許してあげる」
晶はそう言うと、葵が持ってきたバラの花を一輪取ってドレスの胸元へと付けた。
「ところで、今回のコンクールはいけそうなの?」
「わからないわよ…」
葵の問いに晶は目を背けた。今の晶にとって一番触れられたくない部分だったからだ。
「そっか…でも、自信はあるんだろ?」
「もちろんよ。でも、あの頭の固い審査員たちがどう判断するかはわからないじゃない」
晶の語気が少し荒くなる。
「遠藤、もしかして緊張してる?」
葵はいつもと違う晶の態度に気がついた。
「私が?そんなはず無いじゃない」
だが、その言葉は晶の不安定な心に追い打ちをかける結果となった。晶は立ちあがると、葵に背を向ける。
「嘘だよ。だって…」
葵は席を立つと、晶の後ろから手を回すと、晶の大きく開いたドレスの胸元へと滑り込んだ。
「晶の鼓動、こんなに早いよ…」
「あっ…」
そして静かに晶の胸を揉み始めた。
「何を…」
「緊張感を解してあげるよ」
葵は晶のドレスの背中のファスナーを一気に下ろした。下からはドレス故にブラをしていない晶の豊かな胸が現れる。
「きゃっ…」
晶は胸を腕で覆い隠そうとする。だが、葵の手がそれより早く晶の胸を覆った。
「駄目?」
「駄目って、ここは控え室なのよ。誰か来るかも…あっ…」
晶の言葉は途中で打ち切られた。葵の手が再び胸を揉み始めたからだ。
「大丈夫。鍵はさっきかけたから」
「そういう問題じゃ…ない…うんっ…」
葵が晶の耳を噛む。
「ここ、相変わらず弱い?」
「うん…じゃなくて…あっ…」
胸と耳からくる快感は、晶の理性を徐々に失わせていった。
「…やっぱり、止める?」
晶の大きくなった乳首を葵は指で摘む。
「今更…そんなこと…聞かないでよ…」
顔を真っ赤にする晶の声はか細く、今にも消えてしまいそうだった。
「ここまで…したなら…責任…取りなさいよ…」
晶はそう言うと、目を伏せた。
「わかった…」
葵はそう言うと、晶のスカートの中に手を入れた。
「…ああん…」
晶のショーツは既に熱と湿り気を十分過ぎるほど帯びていた。葵はそれを確認するように割れ目の辺りをなぞる。
「…うん…」
晶の口から快感の声が漏れるのを聞きながら、葵は指をショーツの脇から滑り込ませ、愛液を絡みつかせながら晶のクリトリスを摘む。
「…ひゃん…ああっ…」
既に固く勃起したそこを、葵は皮を捲って転がすように愛撫する。
71 :
保守コピペ:2006/04/05(水) 09:20:13 ID:lql8QmD0
「あっ…あん…うっ…」
葵の指が動くたびに、晶のヴァギナから愛液が滲み出す。
「…時間…ないの…お願い…葵のを…頂戴…」
葵の愛撫に体を震わせて感じていた晶が、不意に葵の方を向いて哀願するように言った。
「分かった。じゃ、そこに手をついて」
葵の声に、晶は自分の愛液でべとべとになったショーツを脱いで化粧台の前に手をついた。
「…行くよ…」
スカートを捲り、愛液のあふれ出る晶のヴァギナに葵は一気に挿入した。
「…あっ…はあっ…」
奥まで入れると、晶の膣は葵のペニスを一気に締め付けてきた。
(…うっ…)
葵は声が出そうになるのを誤魔化すかのように、晶の膣へと激しくペニスを打ちつけた。
「あっ…あっ…あっ…ああん!」
葵の動きに合わせるかのように、晶は嬌声を上げる。
「ひゃっ…ああん…あん…あん…」
時折愛液まみれになったクリトリスを摘んだり、腰の動きと連動するかのように揺れる乳房を揉みながら葵は自らも快楽をむさぼるように晶を求めて動いた。
「ああん…もっと…あん…」
じゅぷっ…じゅぷっ…
控え室の中に淫靡な音が木霊する。床には晶のヴァギナから葵によってかきだされた愛液が垂れて水溜りを作っていた。
「あん…もう…あっ…あっ…」
晶の思考は完全に停止していた。快感を得る、そのことを除いて。
「どう、気持ちいい?」
動きながら葵は晶の背中に指を這わせる。
「イイの…イイ…あっ…あっ…」
晶が叫ぶように返事をする。その声に葵はペニスの前後運動を加速させた。
「あっ…あっ…もう…あっ…だめっ…イクっ…」
その動きに晶の快感はピークに達した。
「うっ…俺もだ…晶っ…」
晶の締め付けが強まり、葵のペニスにも限界が訪れようとする。
「だめっ…中は…だめっ…外にっ…あっあっ…イクっ…イクっ…あっあっ…あぁぁぁぁー」
一段と大きな絶叫の中、晶は体を痙攣させて絶頂に達した。
葵もその瞬間、ペニスを晶の膣から一気に引き抜いた。
どくっ…どくどくっ…
抜かれるが早く、ペニスの先端からは大量のスペルマが発射され、晶の緑のドレスを汚した。
「晶…」
葵は化粧台に突っ伏している晶を覗きこんだ。荒い呼吸の中、晶の顔は幸せそうだった。
「でも…、私がドレスを2着持ってきたから良かったけど…」
少しして、葵は晶の着替えを手伝わせられていた。
「ごめん…」
謝りながら葵は薄緑色のドレスのファスナーを上げた。
「まあ、気持ち良かったから…許してあげる。でも…」
晶は時計に目をやる。既に針は開始の5分前を指していた。
「今度は長崎でね…」
晶はそう言うと、葵に軽くキスをし、愛器を携えて控え室を出ていった。
「さて、掃除するか…」
その唇の感触を確かめるように一度指で自分の唇をなぞると、葵は自分たちがした惨状の後始末をするのだった。
END
72 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 20:55:55 ID:9DKsvlat
ほしゆ
73 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 04:51:09 ID:qDAW2N1t
>>69-71 ┼ + * *
_n * + +
( l ∧_∧
\ \ (*´∀`) グッジョブ!!
ヽ___ ̄ ̄ ) ┼
* / / * +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
74 :
34:2006/04/08(土) 02:27:43 ID:0TMbZsCn
杉原真奈美と主人公、若先生、槇原つぐみ+αです。
鬼畜系ではありませんが、純愛ラブストーリーでもないので注意してください。
それから主人公の名前は適当なのが無かったので甲斐智久を使わせてもらいました。
「おや、今日も来ていたんだね」
気さくな声で二人に声をかけたのは白衣を着たまだ若い医者で、ちょうど診察に来たのだった。
挨拶代わりの一言に部屋の中にいた少年が応えると清潔な色のカーテンが靡いた。
日当たりの良い部屋で、開けた窓から入る風は夏であるのに涼しく、緑豊かな自然が窓の外に広がっている。
そしてこの病室の住人である杉原真奈美はベッドの上で上半身だけを起こしていて、少年に向けていた穏やかな顔そのままで話す。
「こんにちは、若先生」
「はい、こんにちは」
若先生と呼ばれた医者はこの病院の跡取りであり、医者としての能力も高く、温和な性格と優しい笑顔が相まって病院内でも信頼はとても厚かった。
真奈美は幼い頃からのこの病院のお世話になっていて、つい最近体調を崩してしまい、またお世話になってしまったのである。
「ふむ、今日は体調が良いみたいだね。顔色も良いし……検査が終わればすぐにでも退院できるんじゃないかな?」
「本当ですか!」
「もちろんだよ。もうじき夏休みだし、思いっきり遊びたいよね……彼と」
もちろん最後だけは真奈美にだけ聞こえるように。
「な……何を言ってるんですか若先生!?」
「ははは、ごめんごめん。あんまり嬉しそうな顔をしてたからつい」
二人のやり取りは微笑ましく、まるで兄妹のようにも見える。
それを離れて見ているのは看護師の槇原つぐみ、それと東京からはるばるお見舞いに来ている甲斐智久。
困ったような笑顔で見ているつぐみとは対照的に、少年は面白くなさそうな顔をで、じと目で若先生を見ている。
それもそのはず、何しろ東京からはるばる電車に揺られてきている目的は真奈美に会いに来る事なのだから。
その敵意の込められた視線に気づいたつぐみは若先生と真奈美を嗜めた。
「ほらほら、私たちは遊びに来たんじゃありませんよ若先生」
「ああ、そうだね。それじゃ始めようか」
聴診器を耳にあてて準備をする。
そしてある事に気づくと、少年に意地悪く言うのだ。
当然、若先生の言い方に少年は憮然とする。
「おおっと、君は少し席を外しててくれ」
「なッ、なんでですか……」
「君がいると真奈美ちゃんの診察が出来ないんだがね」
はっと気づいて真奈美を見ると、真奈美は顔を赤くしてパジャマを脱ぐのを躊躇っていた
何か言いたげな目をして、でも言い出せずにボタンにかけた指を弄んでいる。
二人の目と目が合うと、赤かった顔をさらに真っ赤にさせて俯いてしまった。
「ごめん!」
慌てて部屋から出て、ガチャっとドアを開けたらすぐさまバタンとドアを閉める。
それを見ていたつぐみが、あまりの初々しさにプっと吹き出してしまった。
「本当に慌て者ね」
「ははは、若いってのは素晴らしい物さ。さ、真奈美ちゃん服脱いでくれるかな」
少年が出て行ったのを確認して、若先生の言葉に従ってボタンに手をかける。
ボタンを外し、前を開けると、白く眩しい素肌と、僅かばかりに膨らんだ胸を覆い隠す可愛らしい下着が露わになった。
そして若先生の口許が僅かに歪むのをつぐみだけが見ていた。
◇ ◇ ◇
「はぁ……まずかったな、やっぱり」
盛大なため息をついたのは少年であり、もちろん原因は診察前の大失態。
あの後、真奈美とろくに話も出来なかった。
面会時間は終わってしまい、茜色に染まった夕陽をバックにトボトボ歩いていて帰る姿は哀愁を誘う。
「はぁ……」
もう一度ため息をついてバス停のベンチに座った。
しかも次のバスまで時間はたっぷりとあり、今日の自分を振り返って反省するには十分な環境となってしまった。
若先生に嫉妬して、真奈美に恥ずかしい思いをさせて、デリカシーの無い自分に自己嫌悪。
そして今日何度目か分からなくなったため息をついた時……
「こらこら、ため息をつくと幸せが逃げてくぞ」
「あ……つぐみさん」
「少年、乗ってくかい?」
車の窓から顔を出して、にっこりと笑っているつぐみがいた。
「今日は災難だったね。せっかく東京からきたのに真奈美ちゃんと話せないなんて」
「今日のあれはまずかったですよ……まあ僕がいけないんですけどね……」
車に揺られながらいきなり落ち込んでくる少年。
好きな人の態度に一喜一憂してしまう少年を見て、自分もそんな事があったなぁとしみじみと思い出す。
けどそこで、意地悪な部分がひょっこり顔を出すのはご愛嬌。
「嫌われちゃったかもね?」
「そ、そんな!でもあれは先生がいけないんじゃないですか?あんな風に人を嵌めるなんてずるいですよ」
「人のせいにするのは良くないぞ。心の狭いひとは嫌い……って真奈美ちゃんが言ってたような言わなかったような」
「うぐっ……」
つぐみの言葉に騙され、この世の終わりだと言わんばかりの顔になる少年。
流石につぐみも、この辺にしておこうと思ってフォローを入れる。
「ごめんごめん、うそよ。真奈美ちゃんが智久くんを嫌いになるはずないわよ」
「ほ、本当ですか?」
期待に満ちているような、それとも疑惑の目か……ともかく色々な感情が混じった目で少年は見る。
「本当よ。真奈美ちゃんの笑顔、今日も可愛かったでしょ?」
「はい……」
「嫌いな人にだったらそんな顔、しないわよ」
「そ、そうですよね……嫌われてないですよね」
真奈美を長く見てきたつぐみに励まされ、少年は少しだけ元気を取り戻す事が出来た。
こうして真奈美の事で相談に乗ってくれたのも一度や二度ではない。
少年にとっても、そして真奈美にとっても、槇原つぐみという女性は頼れる姉のような存在だった。
(お姉さんか……)
一人っ子の少年は感慨深い顔でつぐみを見る。
が、それもつぐみの姿を見てすぐに変わってしまった。
いつもとは違う私服姿は新鮮で、胸元を大胆に開けた半袖の上着とミニのスカートから覗く太腿に目が釘付けになる。
思春期真っ只中の少年にとっては、思わず見惚れてしまうのも無理も無い格好をしていた。
「どこを見てるのかな少年」
「ご、ごめんなさい!」
軽くたしなめられ、少年は罰が悪そうに窓の外に向き直す。
する事が無くなった少年は、流れていく景色をぼんやりと目で追っていた。
だからつぐみが笑っていたのに気づけなかった。
キィッっと音を立て、何も無い所で車が止まり、サイドブレーキも引く。
会話も止まって、なんとなくだが気まずい空気が車内に漂った。
「時に智久くん」
「は、はい!」
いきなり名前を呼ばれ、少年は驚いた。
真面目な横顔に気圧され、これから話す内容が重要且つ重大であろう事が予想される。
つぐみは何も言わず、前だけを見る。
長く重い沈黙が続き、咽がカラカラに渇いてゴクリと生唾を飲み込む。
そしてつぐみの口から出た軽い言葉に、少年は更に驚かされる事になった。
「真奈美ちゃんとキスした?」
「……は……い?」
「キスよキス。当然そのぐらいはしてるわよね、ね、ね?そ、それともまさかその先まで……」
真面目な顔が一転してニヤニヤ笑っていた。
「し、し、し、してません!」
「うそぉ!?二人の事だからもうしちゃってると思ったんだけどぉ」
「してません!!」
力の限り否定する少年。
真奈美と再会して以来、頻繁に会っているというのに、友達以上恋人未満で全然進展していなかった。
一抹の不安を感じてつぐみはもう一つ聞いてみる。
「もしかして……手も繋いでないとか」
「……はい」
しばらく間を置いてこくりと頷いた。
中学生の時はあったかもしれないが、その時は異性として意識していなかったはずである。
だが今は違う。
真奈美を一人の女の子として意識し、もし許されるのならば真奈美と……
そんな真面目な少年を見てつぐみはため息が出た。
「はぁ……」
意外に奥手なのねと思わざるを得なかった。
でもそれならそれで逆に都合が良かった。
とある計画の為に。
つぐみは自分の躯を使って実行する。
「これはもうオネーサンが人肌脱ぐしかないわね」
「つぐみ……さん?」
かちゃりと音を立ててつぐみはシートベルトを外す。
周りに自然の多い病院だから街から離れていて、車の量も人通りも少ない山道なのが幸した。
もちろんその意味は……
「はい、手を出して」
きょとんとした顔で言われた通りに右手を出した。
そこに触れるつぐみの左手。
少年は驚き、手を離そうとするが、つぐみがそれを許さない。
手の平を合わせるだけのものから少年の手を包み、そして握ってくる。
ツメを切りそろえたしなやかな指が絡み、少年の手を開かせて握り合う形になる。
「ほら、女の子と手を繋ぐなんて、なんでもないでしょ」
「う、うん……」
柔らかい手と温かさが伝わり、頬を染める少年。
その仕草が微笑ましかった。
だからこそつぐみは、まだ何も知らない少年が羨ましくて顔が翳る。
しかしつぐみは慌てて思い直し、もう後戻りはできないと自分に言い聞かせ、前に進むしかなかった。
「つぐみ……さん?」
「な、何、智久くん」
前屈みの態勢になって、わざと開いた胸元をチラつかせる。
その中にある豊かな膨らみは下着もつけておらず、痛いくらいに先を硬くして服を持ち上げている。
瞬く間に少年の顔が真っ赤になり、それでも目を逸らす事など出来ない。
「どこを見てるのかなぁ……」
エアコンが効いている車内でも躯が火照るくらい熱っぽい声を出す。
少年が慌てて顔を逸らしてもつぐみは身体を近づける。
顔を紅潮させながら開いた上着の付け根に指をかけ、少年の若い衝動をくすぐる。
「もっと見たい?」
「え……あ、あの……でも……」
少年の頭に泣いている真奈美の顔が思い浮かび、罪悪感が襲った。
しかし性に対して好奇心旺盛な年頃の少年には拒む事の出来ない誘いであり、抗えぬまま握られた右手をバストへと導かれる。
柔らかい弾力とつぐみの手に挟まれ、少年の思考がショートした。
「どうかな、女のひとの胸は……」
そう聞かれても、少年はなんと答えていいのかわからず、口をパクパクさせる事しか出来ない。
しかもただ触れさせるだけではなく、少年の手の上から動かして自分の胸を弄らせる。
ショートした思考は身体を硬直させ、手の平から伝わる柔らかな感触を受動的に受ける事しか出来ない。
それに拍車をかけるようにつぐみは甘く囁く。
「手、動かしてもいいんだよ。それとも中に手を入れて直に触る?」
「つ、つぐみさん……」
「私ね、ブラジャー着けてないんだよ」
手を離して少年に決めさせる。
けど、答えなどとうに決まっている。
つぐみは期待に胸を高鳴らせ、少年も思いは同じだった。
「あ……はぁぁぁ……」
開いた胸元に手を差し込み、直に女性の象徴である乳房を触る。
それだけではなく、円を描くように手を動かして手の平全体で豊かな膨らみを弄る。
初めての女性の肉体に夢中になり、手の平で硬くなった蕾を確かめると、つぐみが短く声を上げた。
「だ、大丈夫ですか?」
「う……ん。君の触り方がエッチだからね。ほら、もっと動かして」
つぐみに促され、少年の手は動き続ける。
触るだけの動きから、もっと女の躯が知りたくて手に力が入る。
まだ加減の知らない少年の手により、上着の中でバストは変形を繰り返す。
それでもつぐみは熱い吐息と甘い声を漏らし続ける。
「わかる?乳首が立ってるの」
「は、はい……」
「私ね、感じているの。気持ち良くて……」
目をトロンと蕩けさせ、言葉と触覚、そして視覚で少年の思考を混乱させる。
すでに真奈美に対する罪悪感などは消え、性に対する青々しい衝動だけが少年を突き動かす。
つぐみもまた同じだ。
まだ拙い少年の愛撫で昂ぶった躯を持て余し、自分から胸を揉みしだく。
それも少年の手の上から「おっぱいはこう揉むのよ」と教えるように。
「つ、つぐみさんの手つき、すごく厭らしいよ……」
「あら、厭らしいのは智久くんだって同じでしょ。手だけじゃなくて、こっちの方もこんなにして……」
つぐみの手は少年の股間へと伸び、手の平で硬くなった怒張を摩った。
「つッ、つぐみさん!そこ……」
「ほら……こ〜んなに硬くしている」
「や、やめ……」
ジーンズの下から押し上げる物を上から手で包み、軽く力を入れながら擦ると少年が悶える。
今にも張り裂けそうな程ヒクヒクさせながら、やめてなどと説得力の欠片も無い。
無論つぐみは止める気などさらさら無かった。
亀頭の部分を指でなぞったり、竿の部分を手の平を使ってぐりぐりと押し撫で、少年を感じさせる。
ジーンズの上から与えられる刺激はもどかしく、息も絶え絶えになってきた少年につぐみは更に囁きかける。
「キスして……」
簡潔な命令は少年の脳に直接訴えかけ、考える余裕すら失くす。
目の前では首を少し傾げ、顔を寄せるつぐみがいる。
断る理由は無い。
少年も目を閉じながら顔を寄せる。
闇の中でお互いの息遣いだけが聞こえ、唇が触れ合うと電気が流れたように全身が痺れた。
「んんん……」
ファーストキスは想いを寄せていた真奈美ではなく、つぐみとなった。
しかし、そんな事を哀しいと思わせる気はつぐみには無い。
それ以上のモノを与えるのだから。
「ンッ……!」
少年の口腔に侵入してきた蠢く物。
突然の出来事に少年の目が見開かれたが、次の瞬間にはつぐみの行為を真似て舌を動かす。
生き物のように舌と舌が絡み合い、淫らな水音を発する。
「んはぁ……ん、ん、ん……ちゅく……」
融けるような快感に意識を奪われ、少年は身を任せてしまう。
つぐみはそれを見て薄く笑い、股間に伸ばした手に力を込める。
少年をイかせるためだけに。
「んん!!ん……んぐぅっ!」
目を閉じ、唇を貪りながら少年がビクビクと躯を痙攣させた。
その間中もつぐみの手と指は動いている。
中に詰まっている最後の一滴を搾り出すまで止めようとはしないのだ。
全てを出し尽くし、心地好い脱力感に覆われながら唇を離しても、唾液で出来た銀糸と酩酊した目はまだ繋がっている。
そして肺の底から息を吐き出し、余韻に浸る間もなく少年は己の下半身の有様に気づく。
「ふふふ、出しちゃったね」
悪戯っぽく笑い、つぐみは少年の顔を覗いた。
あまりの恥ずかしさに俯いたままの少年の股間は、精を出し尽くしたにもかかわらず、まだ硬度を失わずにいる。
やがて気持ち良さが消えて幼い頃と同じ気持ち悪い感触が広がり、その頃と同じバツの悪い顔になる。
「ご、ごめん……」
辛うじて口にした言葉はそれだけだった。
でもつぐみはそれを許す。
患者に接する時と同じように、天使のような優しさと笑顔を持って、少年を責める事は決してない。
「いいの。気持ち良かったんでしょ?」
否定しようにも隠し様の無い事実が臭いと共に残る。
ヒクついた怒張とブリーフが擦れ、にちゃりと粘液質の音がした。
自分にも聞こえたのだから当然つぐみも気づかれ、恥ずかしくて何も答えられない。
しかし依然として硬いままの剛直はまるで意思を持っているみたいに、もっと気持ち良くさせてとつぐみの手の中でヒクンと動いてしまう。
「このままじゃ帰れないね」
つぐみの言葉は一体どちらを意味しているのだろう。
少年の服を気にしたのか、それとも硬いままの肉棒を気にしたのか。
―――家に来る?
そう聞かれた時、少年はどちらの意味だと捉えたのだろう。
無論、若い躯は正直で期待している。
それを承諾と受け取ったつぐみも当然少年の期待に応える気でいる。
自分の欲求を満たすためならば、病弱な女の子の気持ちを裏切る事すら出来る。
それが槇原つぐみの本質であった。
「その前に……」
ジッパーを下げて牡自身を取り出すと、独特の性臭が車内に充満する。
自分の出した樹液で汚れていたが、つぐみにとっては咽を鳴らすほどのご馳走に見えた。
そして少年の股間に顔を埋め、間近に見えた肉棒に向かって呟く。
「綺麗にしないといけないよね……」
吐き出した息がかかる程の近さでつぐみの口が開いた。
期待に胸を膨らませた少年の全神経はそこに集中し、つぐみが咥える様を見届ける。
「ん、ん、ん、んん……」
つぐみは唇と舌、頬と咽を使い、外に跳ねた髪が乱れるほど頭を動かして、じゅぽじゅぽと厭らしいまでに甘美な音をわざと聞かせる。
生温かく、ねっとりとした、初めての口腔奉仕の感触に、少年が再び果てるのも時間の問題でしかない。
そしてつぐみが咽を鳴らし、吐き出された精液を飲み下す音を少年は聞くのだった。
◇ ◇ ◇
「どうしたの、智久君?」
真奈美が心配そうな顔で少年を見つめる。
その少年は想い人を前にして、罪悪感を抱かずにはいられなかった。
理由はもちろんつぐみとの情事である。
一週間前、少年はつぐみと産まれて初めての性行為をした。
車の中で手と口で二回精を放ち、その後つぐみの家で一晩中女の躯を堪能した。
そのつぐみは真奈美の傍らでいつもと何一つ変わらぬ顔で体温を測っている。
「……な、なんでもないよ」
そうは言って見せるものの、少年の顔は何かあったと思わせるに足りる。
真奈美も少年に対して好意を抱いているからこそ、少年の変化を敏感に感じ取っていた。
気まずい空気が二人の間に漂い、こうなる事は当然予測出来ていた。
しかし、少年はここに来たいと切望していた。
もう一度、つぐみの躯を味わうために。
(来週も来るんでしょ?その時、またしようね……セックス)
翌朝つぐみは少年を駅に送り届け、別れ際にそう告げたのだ。
肉の交わりとも言えるディープキスと一緒に。
それからというもの、少年はこの日を待ち望み、毎日つぐみとの狂宴を思い出しながらいきり勃った物をしごいていた。
「37度ちょうど……真奈美ちゃんの平熱は高いから心配いらないわよ」
日課である体温を測り、何か異常が無いか簡単な問診も行う。
しゃべる度に少年は薄く口紅を塗ったつぐみの唇を追い、どうしても先週の事を連想させてしまう。
あの口でキスをして、舌を絡め、口唇奉仕をして、精液も飲んだ。
ワンルームマンションで玄関に入ってすぐ、我慢出来なくなった少年は服も脱がないまま、鍵もかけずにフローリングの冷たい床の上で童貞を捨て、つぐみは全てを受け入れてくれたのだ。
そして今日もまたつぐみと……
そう思うだけで少年は股間を膨らませ、二人が話しかけているのに気づけなかった。
「……久くん……智久くん!」
「え……あ……な、何?」
現実に戻ると真奈美とつぐみが見ていた。
「はぁ……真奈美ちゃんがいるのに心ここに在らずとは何事か!」
「つぐみさん……その、いいんです……」
「良くない!それとも悩み事かな?よおし、オネーサンが相談に乗ってあげるぞ」
少年に詰め寄ったつぐみは真奈美に見えないようにサインを送る。
もうすぐだから待ってなさい―――と。
そんな二人を真奈美は不審な目で見ていた。
「つぐみさん……つぐみさん……」
「こらこら、がっつくんじゃない」
空きの病室で少年は抱きつき、胸に顔を埋めて頬ずりする。
口では嗜めていたつぐみも内心は待ちきれなかった。
手はすでに股間へと伸び、硬くなった肉の棒をジーンズの上から摩る。
「こんなに硬くして……真奈美ちゃんに気づかれたらどうする気なの」
「でもつぐみさんとしたのを思い出して……」
「ふふふ、嬉しい事を言ってくれるね。私の躯、そんなに良かった?」
優しく語りかけ、その一方で手を情熱的に動かして少年の欲望を高めていく。
悩ましげな目で少年が見ているのは頼りになる姉ではない。
白衣を身に纏った、甘美な願いを叶えてくれる淫天使だった。
「つぐみさん、もういいでしょ?早くさせてよ」
「ええ、私だって待ちきれなかったんだから」
くるりと背中を見せ、備え付けのベッドに手をつき、少年に腰を突き出す。
スカートに映ったヒップのラインは官能的で、焦らす様にゆっくりとスカートを捲る。
そしてスカートの中、淫天使が穿いていた下着を見て、少年は胸を大きく躍らせるのだった。
「つぐみさん、それってTバックってヤツ?」
白く張りのある尻たぶ、その割れ目に細い紐が一本だけ通ったとても卑猥な下着を穿いていた。
それは太腿までのストッキングと相まって、つぐみのスタイルの良さを一層際立たせた。
「ええ、そうよ。キミに喜んでもらうために選んだの。どう?」
「素敵ですよ。こんなHな下着を穿いて仕事してるなんて……厭らしい看護師さんだ」
「ああン!」
少年に撫で回され、つぐみは声を上げた。
昂ぶった躯には些細な動作でも敏感に反応してしまう。
そして尻たぶを堪能した少年の手によって躯を隠す小さな布切れが下ろされ、手入れの行き届いた茂みが空気に触れる。
真奈美の検診の最中から少年の視線を浴び、高められてきた躯は今ここに昇り詰めようとしていた。
「ねえ智久くん、つぐみはいけない看護師なの……だから……早く」
「ええ、厭らしい看護師さんにはお仕置きが必要ですね」
「そ、そうよ……智久くんの太っとい注射で、つぐみをお仕置きして!」
カチャカチャとベルトを外している間もつぐみは美尻を振って愉しませている。
そしていつでも熱くて硬い剛直を挿れてもらえるよう、溢れた蜜が日の光に反射してテラテラと光る。
「あああ!」
肉壷を押し広げる剛直がずぶずぶ入ってくると、つぐみはあられもない声を上げて淫らな貌が表に出る。
つぐみと関係を持った者しか知らないもう一つの貌であり、少年を一晩で虜にさせた女の顔。
悦びの声を上げ、つぐみも少年に合わせて前後に動く。
白いナース服を着た雌と下半身だけさらけ出した雄が、誰もいない病室で互いの躯を貪るための肉宴を始めていた。
「あ、あ、ああ……智久くんので私、いっぱいになってる!」
シーツを掴んでシワを作る程、先週まで女の躯を知らなかった少年がもたらす快感は大きかった。
少年もまた締め付けてくる肉壁に顔を歪ませられ、ゆっくりと味わう暇も無く精巣から精子が込み上げてくる。
「ツ、つぐみさんッ!僕、もう……」
「いいわ、中に出して!精子でいっぱいにしてぇ!」
「くっ……で、出るッ!」
つぐみの望み通りに細い腰を掴んで奥まで突き上げ、最初の一撃を中に出した。
びゅくびゅくと何度も射精して全て吐き出し終えると、呼吸を整えるためにつぐみの背中に覆い被さる。
一方、つぐみの昂ぶりは収まらなかったが、中に感じる熱い樹液が心を満たしていく。
そして火照ったままの躯を密着させ、少年がそっと囁く。
「……ごめんねつぐみさん。我慢できなくて」
「謝らなくていいの。いっぱいすればもっと長く出来るようになるんだから……ね」
早く続きをしましょうと暗に伝え、覆い被さる少年の頬を触り、身体を捻ってキスをしてあげた。
少年もつぐみに応え、ぴちゃぴちゃと音を立てる。
舌だけでなく手も動かし、服の上から大きな胸を揉みしだく。
直接ではなかったが、それでも十分な柔らかさが手に伝わり、再び躯が反応してくる。
「ふふふ……まだいけるでしょ?」
淫らな顔をして、きゅっと締め付けて少年の躯にも聞く。
けど聞くまでも無かった。
蜜壷で締め付けられた怒張は硬いままで、ゆっくりと引き抜かれていき、雁首の部分が淫裂の入り口で止まる。
「ふぅぅぅん!」
肺の底から艶声が溢れ、肉と肉の交わりは再開された。
腰と腰がぶつかり、ピタピタ音が鳴り響く。
初めは緩やかだったスピードは次第に速くなり、奥へ突き挿れる度に中の樹液と蜜がぐちゅりと混ざり合う。
融けるほど淫靡な音は少年の欲望を刺激し、積極的にさせる。
「つぐみさん、横になってくれる?」
言われた通りに、繋がったままベッドの上で横になる。
少年が本で見た体位の一つ、側位であり、つぐみの太腿に跨り、片方の足を大きく開きながら抱える。
後背位では有り得ない挿入感を得て、更に膣内の奥深くまで怒張を届かせる。
「す、すごい……さっきまでより……ずっと、ずっと奥にぃぃぃ!」
「こっちもすごいよ!さっきと違う所に擦れて……くぅっ!」
「あ、あ、あ、イきそう……もっと奥をぐりぐりして……」
シーツを握り締め、自分の弱い所を教えて責めさせる。
だらしなく緩んだ口からは涎が流れ、閉じる事を考える気も起こらない。
スカートは本来の役目を果たせず、腰まで捲れて少年の性欲を煽る物にしかならない。
抱えられた足のつま先はピンとなり、押し寄せる快感に耐え、少年と自分が果てるまで長く肉棒を堪能しようと内壁が蠢く。
「つぐみさん……また、出そう……」
「ね、ねえ、今度はお口に出して……智久くんの精子、飲んであげるから……」
つぐみの言葉に少年の突き上げる一撃一撃は力強くなる。
ギシギシとベッドを軋ませ、注挿のスピードが限界近くまで速くなる。
切れ切れに漏れるつぐみの声、目には躯の芯からくる快感で涙が溜まり、官能的な響きが少年を絶頂へと導かせようとする。
「あ、ああああ!」
最初につぐみが果て、肉壷が収縮を繰り返す。
捕らえた獲物を逃がそうとせず、全てを搾り取ろうと肉襞。
それに耐え、少年が怒張を引き抜き、整ったつぐみの顔に先端を向けた。
惚けた瞳が怒張を捉えると口を開け、ここに出してと舌を差し出す。
「くぅぅう!」
最後の仕上げに手でしごき上げ、小さな口めがけて発射した。
勢い良く飛び出した精液は口だけではなく、頬にも鼻にも降りかかり、つぐみは恍惚とした表情で全てを受け止める。
「ん……んちゅッ……ふむっ」
白い樹液を出し尽くしてもつぐみは亀頭の先に吸い付き、竿の中の物まで啜る。
それが終わっても顔を汚した白濁液を指で集め、赤ちゃんのように一本ずつちゅうちゅう音を出して吸う。
とても美味しそうに目をうっとりとさせ、ちろちろ舌を覗かせて綺麗にする。
人の命を守る看護師なのに、今の姿は男の欲望を吐き出させる娼婦のようだった。
「んふ」
口の中に生温かい樹液を溜めたまま、目がすうっと細くなる。
つぐみは少年の見ている前で、両手の平に全ての精液を垂らし、舌先から流れ落ちる淫靡な動きを見せながら白い水溜りを作った。
「いっぱい出したね」
嬉しそうに話すつぐみの顔は淫らで、見ている少年の方が恥ずかしくなるほどだった。
ずずず……ちゅる……
手の平に掬った清水を飲むように白濁とした液体を飲み干す。
咽の奥に絡みついたが、上を向いて流れ落ちやすくさせ、呻き声を出しながら飲み下す。
「は……ああ……」
腹の底から息を吐き、少年の出した樹液は全て胃の中に流し込まれた。
それら全てを少年は見届けていた。
どれだけつぐみがふしだらで、男の吐き出す精液が大好きな精飲天使である事を。
そして少年に想いを寄せる女の子―――杉原真奈美もまた一緒になって見ていた。
「と……智、久……君」
扉を少しだけ開け、何かに取り憑かれたようにその光景を凝視する。
目の前の二人は愛欲の限りを尽くし、真奈美が覗いているのに気づかない。
例え気づいていても愛欲の虜になった少年はやめるのだろうか?
二人は真奈美に覗かれているのも知らず、着ている物全てを脱ぎ、ベッドの上で抱き合う。
つぐみが上になり、お互いの性器を愛撫する体勢で少年は指を淫裂に挿れた。
二本の指が出し入れされてつぐみの躯は大きく跳ね上がり、同じ女である真奈美ですらドキリとする貌を見せる。
看護師としてのつぐみしか知らなかった真奈美には信じられなかった。
硬いままの肉茎を握ったまま悶える女としてのつぐみの姿が真奈美の記憶に鮮明に焼き付けられる。
「つぐみさん、しゃぶってよ。精子欲しいんでしょ?」
「だって智久くんの指が気持ち良くって……ああッ!!」
ぐちゅっと雌穴に指が突き入れられ、背中を大きく反らして声を上げた。
それでも手は肉棒を離さず上下にしごき上げ、少年の若い精液を浅ましく欲しがっている。
その握られた少年の肉棒は大きく硬いままで、初めて男性器を見た真奈美は声も出せずにいた。
(あ、あ、あ……あんなのが挿るの?)
カチカチと歯を鳴らし、恐怖のあまり腰が抜けてへたり込んでいたが、開いたドアから覗き見る光景からは逃れられない。
真奈美が見ている前でつぐみが剛直を咥えると頭をがくがく動かして、唾液と唇と剛直が擦れ合う音を聞こえるように鳴らす。
優しく凛々しいつぐみの印象が音を立てて崩れていく。
「ぷはぁ!」
咥えていた物を離すと剛直がブルンと跳ねた。
真奈美には凶器にしか見えないグロテスクな形状。
くびれた部分に赤く濡れた舌を這わせると、少年が眉をひそめて悶えた。
(…………)
見ていた真奈美に変化が現れる。
胸がムカムカしてきてパジャマの裾を掴む力が大きくなる。
「ん……おお、お……」
つぐみは大きくて長い肉の棒を根元まで呑み込んでいく。
「うあッ!つぐみさんの咽に当たって……き、気持ち良い」
唇を噛み締め、表に表れる黒い炎。
少年に褒められたつぐみが嬉しそうな顔を見せる度に真奈美の黒い部分が大きくなる。
そして初めて真奈美は人を憎んだ。
「ずるい……」
恨めしくつぐみを見て、はっきりと自分の感情を言葉に表した。
「んあ……ああ……」
ゆっくりと吐き出し、唾液で滑りの良くなった竿をしごきあげ、妖しく笑いながら肉棒を見つめる。
そして愛しい人に口付けをするように、全体にキスを何度も繰り返す。
(ずるい……つぐみさんずるいよ……)
本当だったら今すぐ少年の元に走って行きたい。
けど、それが出来ないのは怖いからだ。
もし少年が自分よりつぐみを選んでしまったら―――
そう考えるだけで萎縮してしまう。
つぐみは真奈美が持っていない物を全て持っていた。
健全な身体、魅力的なスタイル、優しい性格、そして少年を虜にさせる躯。
どれも真奈美には無い物ばかりだ。
少年がつぐみを選んだのも当然の事……
「今度は私が上になるね。お姉さんが気持ち良くさせてあげるから」
「はい。期待してますよ、つぐみさん」
(……ずるいよ……つぐみさん)
涙が零れたのにも気づかない。
想いを寄せていた少年はつぐみしか見ていない。
ここにいるのに……こんなに大好きなのに……貴方が望むなら私だって……
真奈美にも人並みに性欲はある。
少年を想って病室でオナニーをした事もある。
いつかきっとそうなるんだと、密かに覚悟を決めていた。
しかしそれは叶わない夢でしかなかった。
「ねえ、気持ち良い智久くん?」
「う、うん。つぐみさんの腰遣いエロ過ぎだよ」
「うふふ、ありがとう。これからもいっぱい厭らしい事をさせてあげるから……」
「わかってるよ。精液が大好きなんだよね、つぐみさん」
「うん!だから沢山出して。智久くんになら妊娠させられてもいいかも……」
くびれた腰をくねらせながら少年にキスをする。
結合部では貪欲な雌孔が広がって今にも爆発しそうな剛直が出入りしている。
少年が見上げているのは形の良い豊乳で、つぐみの動きに合わせて大きく揺れている。
それに手を伸ばし、愉しむ様に揉みしだくと、つぐみが悩ましげな声を出して桜色の先っぽを尖らせる。
(…………)
もう見たく無い。
俯くと涙が床に落ちた。
嗚咽が漏れて少年を失くした喪失感に苛まれ、負け犬のように泣きながら誰もいない病室に戻るしかない。
昔のように自分の殻に暗く閉じ篭るしかない。
だから真奈美のすぐ後ろに人がいるのに気づけなかった。
「まさかあの二人がこんな関係だったなんて……」
ゆっくりとした動作で顔を振り向かせるとそこには……
「若、先生……」
「これでも飲んで落ち着いて」
カチャリとティーカップが鳴り、ミルクがたっぷりと入った紅茶を差し出された。
あの後、若先生の私室に招かれ、真奈美はミルクティーを言われるままに口にする。
一口飲むと温かい液体が咽を流れ、お腹の中に心地好く広がっていく。
小さく息を吐き、カップを置くと表面に波紋がいくつも広がる。
それをぼんやりと見つめたまま、円らな瞳に涙をいっぱい溜めていた。
若先生はふぅとため息をつく。
「元気を出して……って言われても無理か」
想いを寄せていた少年が選んだのがつぐみだった。
その逢瀬を目撃してしまい、舞い上がっていた分だけ落差は激しかった。
真奈美とつぐみの差―――
真奈美には持っていない物全てをつぐみは持っていて、それらを使って真奈美には出来ない方法でつぐみは少年を愛していた。
故に真奈美は思わずにはいられない。
―――ずるいと。
ぐずりと鼻を啜り、思い出したくもない光景が目に焼きついていて離れない。
浅ましく口で咥え、蜜の滴る肉壷に呑み込み、少年の若い性欲の全てを受け入れるつぐみ。
目を背けたくなるような行為だが、自分には出来ないからこそ妬む、憎む、羨む。
あんな風に男のひとを愛せるなんて……
何よりも少年が悦んでいたのが真奈美を絶望させた。
「ずるいです……つぐみさん、私の気持ち知ってるはずなのに……」
目の光が翳り、月明かりに光る涙が零れた。
辛い事は嫌い、悲しい事から逃げたい。
つぐみには勝てないと自己完結して、昔の真奈美に戻ってしまう。
それを留め様としたのは、そばにいた若先生だった。
「その……槇原君にはちょっと良くない噂があってね」
ピクリと僅かに肩が震えた。
それに気づいたのか気づけなかったのか、若先生は続ける。
「年下の子に興味があって……時々そんな事をするみたいなんだ。だから、その……一時的なものかも知れないし……
彼だってほら、性に対する興味が大きい年頃だ。だから……時間が経てば、自然に気づくんじゃないかな」
言葉を一つ一つ選びながら慰めるが、真奈美は何の反応も示さない。
先程からずっと一点だけを見つめている。
なんとかしないと―――
真奈美はそう思わせるには十分な顔をしていた。
「ぼ、僕の方からも言っておくから。そんな事をするなって。槇原君も大人だし、わかってくれるさ。ただの遊びだったっ……」
そこまで言った時、自分の失言に気づいた。
不用意な発言、『遊び』というキーワードに真奈美が初めて反応を見せる。
「…………遊びって……」
「あ、いや、それは言い方が悪かったって言うか……」
「遊びなら何をしてもいいんですか……」
初めて見せる真奈美の怒り―――ではなく、感情という物が無かった。
「あんな事をして遊びで済まされるんですか大人って……」
「だ、だから落ち着いて……ほら、ミルクティーでも飲んで」
若先生の言葉に従ってカップの残りを飲み干す。
お腹の中に温かい液体が広がり、じわじわと身体の芯まで染み込んでいく。
それを横から見ている若先生は見えないように口の端が吊り上げて笑う。
診察中の貌と同じに。
そして真奈美はぼんやりとした顔で、何もない宙を見ている。
「悔しいのかい?」
頭の中に直接響くような問いかけだった
それに対して真奈美はこくりと頷く。
「槇原君が妬ましいかい?」
「……はい」
抑揚の無い声。
「彼が欲しいのかい?」
「……はい」
「彼を取り戻したいのかい?」
「……はい」
「どんな事をしてでも?」
「……はい」
若先生の問いかけに次々と答えていく。
けどそこに感情という物は欠片も無かった。
心が壊れてしまったのか、それとも心を閉ざしてしまったのか。
それでも若先生の問いは続く。
「槇村君から奪ってでも?」
考えた末、真奈美は頷く。
横にいる若先生の顔が豹変しているのにも気づかずに。
「…………はい」
「よろしい。じゃあ始めようか」
虚ろな目をしたまま、ゆっくりと若先生の方を向く。
「は…じ…め…る?」
「そうだ。つぐみ君に負けたくないのだろう?」
真奈美はもう一度こくんと頷く。
頬を染め、躯を火照らせ、息遣いを熱くさせ、胸をドキドキさせて。
もはや正常な思考は働いておらず、頭ではなく躯が欲しがっているのだ。
男を―――
戸棚の端に置かれた小瓶。
その中に入っていた液体は無くなっていた。
「僕が教えてあげるよ。女の躯の使い方を」
「……は……い」
真奈美は言われるままに返事をした。
◇ ◇ ◇
季節は夏休み―――
少年は学生の身分を活かし、今まで以上に病院に……つぐみに会いに来ていた。
昨夜もつぐみの家に泊まり、通勤の車に同乗させて貰っている。
そこで最近病院内で広まっている噂の話になった。
「幽霊?」
聞き返したのは少年で、この手の話には興味はあったのだ。
楽しそうな顔になる一方で、話を切り出したつぐみは反対に酷くうろたえていた。
「そ、そうなのよ智久くん……あのねあのね、夜勤の子が見たって言うのよ」
ハンドルを握る手にも肩にも力が入ってガタガタ震える。
少年は何もそこまで怖がらなくても……と言いたそうにつぐみを見ている。
けど意外な一面が見れたのが嬉しくて、人間何か一つは欠点があった方が可愛いんだなと思っていた。
普段とのギャップに微笑ましく眺めていると、つぐみが情けない声で少年にお願いしてきた。
「ね、ねえ……今度当番なのよぉ……だから」
「いいんですか?病院に部外者が入ったらまずいでしょ」
「だ、大丈夫よぉ……適当な理由つけてみんな言いくるめるから。お、お、お、お願い……」
手を合わせ、涙目でお願いするつぐみ。
だが運転の途中というのを忘れていて少年が慌てる。
「つぐみさん!前、前!!」
「お願いよおおお!なんだってするから一緒にいてえ!!」
「わかりましたから!ちゃんと運転してください!!」
蛇行しながら走る車。
二人は街の中心から離れた、緑豊かな場所にある病院に向かっていた。
死にそうな目に遭いながらも、少年は青ざめた顔で真奈美の病室に顔を出した。
「ど、どうしたの?」
「いや、ちょっと車酔いしたかも……あははは」
心配そうな真奈美の目に、流石に心苦しくなって無理に笑顔を見せる。
お見舞いに来た自分が逆に心配されるなんてシャレにもならない。
何か話題を探そうと思った時、この季節にはぴったりの話を思い出した。
「幽霊?」
きょとんとした顔で真奈美が聞き返す。
「そ、幽霊だって。夜勤の人が見たっていうか……聞いたんだって。どこからか呻き声がしたのを」
「呻き声……」
「場所が場所だからね。そんな話があってもおかしくないか。それに夏だしね」
彼のオカルト好きは小学校時代に知り合った一人の女の子の影響であるのは言うまでもない。
その時を思い出すようにして少年はいかにも楽しそうに話していた。
つぐみと関係を持って以来、気まずい雰囲気が続いていたが、最近になって元の少年に戻ってきた。
慣れてしまえばどうとでもなり、罪悪感も薄まる。
真奈美に対して抱いていた感情も今は冷め、お見舞いには義理で来ているようなものだった。
少年はつぐみを愛している。
その愛が性欲から来るものであったとしても、今の少年は真奈美よりもつぐみを愛していた。
真奈美はその事に気づいていて、悔しくてしょうがなかった。
「どうしたの杉原?」
突然名前を呼ばれ、慌てふためく。
「な、何?」
「なんか上の空って感じだったから……もしかしてこういう話は苦手だったかな」
「う、うん。もしその話が本当だったらどうしようかって……」
真奈美の顔から元気がなくなっていく。
だから安心させるために少年は優しく答えてあげる。
わざとなのか、それとも天然なのか、真奈美にはどうしても庇護欲をかきたてる何かがあるのだ。
「大丈夫。その時は僕が守ってあげるから」
たとえその言葉が嘘であっても嬉しくて、真奈美はナイトの少年に笑顔を見せる。
「頼りにしてるからね」
「任せて」
ただの冗談みたいな会話でも、少年となら全部大切な思い出になる。
昔二人で小鳥の看病をした事も、ガンバレと贈られた言葉も、そして少年を好きな事も。
だから真奈美は願わずにはいられなかった。
黒い感情を燃え上がらせ、少年との甘いひとときを想像する。
「あ、でも夜だから面会時間終わってるね……どうしよう」
「ふふふ、この部屋に泊まっていく?」
「な、なに言ってるんだよ!?」
「あら、私は構いませんよ」
真奈美は顔を赤らめながら少年に微笑み、少年は真っ赤になりながら反対した。
そして少年の心臓が張り裂けそうなほどドキドキと高鳴る。
(…………す、杉原?)
少年が顔を赤くしたのは別に恥ずかしかっただけではない。
その時の真奈美に女を感じたからだ。
つぐみと同じ雌の貌を……
「へえ、幽霊ね」
病院の一室で若先生はとても愉しそうに話を聞いていた。
真夜中の病院はとても静かで冷たく、物の怪の類がいても不思議ではない。
現にここには少女―――真奈美を身悶えさせる淫魔がいる。
「セ、センセぇ……」
「ああ、すまないね。真奈美ちゃんの話が面白くて手が止まってしまったか」
「あああ……はぁぁぁンッ!そ、そこイイです!」
薄明かりの部屋の中心で少女が喘ぐ。
分娩用の椅子に座らされ、足が閉じられないように完全に固定されて、両の手首には手錠が嵌められ、犬の首輪から伸びる鎖に繋がれてもいる。
更に目隠しをされ、だらしなく開いた口と足の付け根から涎を垂れ流し、腰を浮かせ、長い髪を振り乱しながら淫らな雌の声をあげる。
そして患者を治すはずの若先生の手は真奈美の股間に伸び、指が菊門に埋め込まれていた。
指を僅かに動かすだけで哀れな少女を狂わせる事が出来る。
「だいぶほぐれてきたね。指が二本も入っちゃったよ……わかるよね、ほら」
若先生は指を根元までぐいぐいと埋め込み、直腸の奥まで届かせる。
それだけでは飽き足らず、二本の指がV字に広げ、腸壁を指の腹で撫で回して真奈美をおののかせた。
「そ、そんなに……お尻の穴、広げないでくださ……お、お、おおお!」
拘束されて抗う事など一切出来ない真奈美に更なる試練が襲い掛かる。
手首の捻りも加えられ、指を広げたまま右に左に菊座を押し回されると、未熟な躯に死にたいくらいの快感が襲い掛かる。
排泄器官を嬲られるという羞恥心がより一層の刺激となって真奈美の意識を徐々に侵食していく。
常識を覆い尽くす背徳の快楽は無垢な少女を淫魔へと創り変えていくのであった。
「お、お、お、お尻があああ!お尻の穴が気持ちイイのおおお!!」
「だろうね。お尻の穴が僕の指を咥えて離さないよ……本当に厭らしい女の子だよ、真奈美ちゃんは」
「だってこんなに気持ちイイなんて知らなかったんです!お尻の穴なのに……汚い穴なのにぃぃぃ!」
身動きが取れない状態で若先生の執拗な責めを受け続け、禁忌の悦楽により意識が白濁して身体が宙に浮く感覚がする。
気持ち良い事しか考えられなくなった時、その快楽を与えてくれる指が音を立てて突然抜かれた。
「え、なんで……センセぇやめないで!このままじゃ気が狂います!お尻でイかせてください!」
顔を振ってイヤイヤする。
隠し様のない無毛の淫裂からは甘い蜜を流し、餌に群がる鯉のように口をパクパクさせておねだりを繰り返す。
つい数日前まで何も知らないピュアな少女が、穢らわしい排泄器官でイかせて欲しいとお願いする姿など誰が想像できたか。
「大丈夫だよ。お尻の穴にはこれをあげるから」
スラックスとブリーフを下ろし、かちんかちんの剛直をお尻の穴に擦り付ける。
そこは少し力を入れるだけで、いとも簡単に呑み込んでしまうほど、柔らかい雌孔になっていた。
「これが何か分かるかい?」
「あ(はぁと)センセーのおチ○チン」
「アタリ。よく分かったね」
「だってそれ、すごく気持ちイイんです……今までいっぱいしてくれたから分かります」
まだ挿れてもいないのに真奈美の貌が綻び、盛りのついた雌犬のように息遣いを荒くして、いつでも剛直を挿れて貰える様に腰を浮かせる。
「お願いします……早く、お尻の穴に挿れてください」
肛虐の性行為に取り憑かれた真奈美にはすでに羞恥心は微塵も無い。
発情した雌の格好を見て、若先生は失笑してしまう。
「しょうがない子だな。今すぐ挿れてあげるから」
「はぁぁ……ン、ンンッ、くぅぅぅッ!」
剛直は苦も無く菊門に埋もれていき、逆流してくる異物に対して真奈美の身体は本能に従って押し戻そうと試みる。
だがそれは無駄な努力であった。
無理やり押し込まれ、真奈美は艶かしい悲鳴を上げて身悶えした。
一番大きくて太い部分の亀頭が菊花を広げ、腸壁を掻き分ける度に、幼さが残る白い裸体が跳ね上がる。
「らめぇ!お尻の中でおチ○チンが……あ、暴れてるのおお……お、おおおッ……お、お!」
昂ぶった菊門が灼けてしまう錯覚に陥り、真奈美は半狂乱になりながら達した。
それでも終わらない。
膣内の肉壁が雄の肉棒を締め付けるように、菊門が剛直を咥え込んで離そうとしない。
しかし若先生の力には敵わず引き抜かれ、雁首が菊座に引っかかり、排泄する時と同じように捲れ上がって再び押し込まれる。
そのおぞましいまで排泄と逆流の繰り返しで、真奈美は昇り詰めた場所から降りられなくなった。
「あああンッ!おお、お、お、おおおぅッ!」
あまりにも鋭い快感が脳を突き抜け、イクのが止まらない。
淫裂から透明な液体を噴き出し、声にならない声を上げて失神するまで続く。
そして直腸の奥深くに樹液を吐き出され、背徳の性交はようやく終わりを迎えた。
媚薬は安直だな。書き手の手抜きにしか見えない。
SMやスカ系統も受け付けない。苦手を通り越して嫌悪感さえある。
これらは個人の嗜好なのでSSに書くなとは言わないが、その注意が欲しかった。
そういった点が不満だが、総じてレベルは高いと思う。次作にも期待が持てる。
真奈美の細かな設定やエピソードもいい感じで散りばめられてるな。上手い。
あと唯と法子と彩花が出てきたらベストだったかも(w
「ん、んちゅッ……ちゅっちゅっ……」
真奈美は拘束されたままの格好で若先生の肉棒にしゃぶりつく。
「そうそう。終わったら後始末をしないとね」
「ひゃい……おチ○チン、キレイにしますね。んむ、ちゅく……」
手を使わずに唇と舌を使って愛おしく清める。
最初は上手に出来なかったが、若先生の教育のお陰で少しずつ上達していき、今では歯を立てず、咽の奥まで呑み込めるようになった。
先端が女の肉壷にも似た柔らかい咽に当たって若先生が僅かに声を上げる。
その声が真奈美の献身さに火をつけ、口唇奉仕に熱を帯びさせるのだ。
健気な姿に若先生は優しく微笑みながら頭を撫でてあげる。
「幽霊って多分僕たちの事かもね。真奈美ちゃんの声が大きいから絶対外に聞こえているよ」
「で、でも……気持ちイイから我慢できないんです……ごめんなさい」
不安な目で庇護を求める真奈美。
そんな小さな少女に若先生は目を細めて、選んだ道は正しいんだと慰めてあげる。
「謝らなくていいんだよ真奈美ちゃん。素直になれた証拠なんだから智久くんも喜んでくれるよ、きっと」
不安な表情は消し飛び、愛らしい笑顔が溢れてくる。
「はい!ああ……早く智久クンにおチ○チンを挿れてもらいたいです……」
「真奈美ちゃんはまだ処女だもんね」
「智久クンにあげるんだって、ずっと前から決めてました」
「羨ましいね。こんなに可愛い女の子の処女をもらえるなんて、智久くんも幸せだよ」
「ああ……ありがとうございます。ちゅ……ちゅっちゅ……」
真奈美は嬉しくなって、素敵な事を教えてくれた若先生のために、心を込めて奉仕を始める。
何度もキスをして、頭を振って、若先生が気持ち良くなってくれるために一生懸命になる。
真奈美に足りないのは自信だった。
それさえあればつぐみにも負けない。
そうさせたのは若先生ではなく、真奈美の大好きな少年だった。
若先生はきっかけを与えたに過ぎない。
なぜならば真奈美には雌犬になる素質が初めから備わっていたのだ。
「智久くんにはなんてお願いするんだい?」
「え…………私の処女を貰ってください……って」
真奈美は幸せそうに頬を桜色に染め、目の前に大好きな少年を思い浮かべて答える。
「それだけじゃ駄目だよ。はっきり言わないと伝わらないよ」
「は、はい。あ、あの……私とセックスしてください。フェラチオだって出来るんです。
智久クンの大っきいおチ○チンをお口でじゅぽじゅぽおしゃぶりして、美味しいミルクを飲ませてくださいって言ます」
真奈美は陶酔した目で恥ずかしい言葉を何度も口走り、幼子が大好きな父親に話すみたいに、嬉しそうな顔をしてなんでも打ち明ける。
「それからそれから……アナルセックスだって出来きます!」
「そうだね。真奈美ちゃんのお尻の穴、気持ち良かったよ」
「そんな……若先生のお陰です。私、智久クンのためなら何だって出来ます、頑張りました。
中学生のお別れの時、智久クンが頑張れってメッセージを残してくれたんです……
だから私、頑張れたんだと思います……智久クンが喜んでくれるために……だから……」
「だから?」
「智久クンのおチ○チン、私のおマ○コに挿れてください!」
まだ誰の侵入も許していない聖なる地は、来るべき日を想像してちゅくりと蠢いた。
◇ ◇ ◇
ついにつぐみの夜勤の日が回ってきてしまい、真夜中の病院に少年も付き合わされてしまった。
かくいう少年もまたこの日を待ち望んでいた。
噂の幽霊騒ぎに興味があり、その真相を突き止めようとして非常灯と月明かりしかない廊下を探検する。
ちなみにつぐみは怖くて着いて来ていない。
「つぐみさんには困った物だ」
もし一緒に来たらどこか適当な部屋でHをしようと思っていたのだが、当てが外れてしまった。
だが面白い事に幽霊に関する情報が手に入った。
この病院には地下室があるんだって―――
いかにもな場所を聞いて意気揚々と地下室を探すのだが、肝心の地下に降りる階段が見つからない。
「う〜ん、ガセネタかな……」
困り果てて窓の外を見た時、明かりが点いている部屋があった。
「あの辺はまだ見てないな……」
気になった少年はその部屋に向かった。
廊下を歩き、階段を降り、目的の部屋の前で立ち止まる。
その部屋は若先生の私室であった。
物音は無く、室内に気配は感じられない。
中に入ろうか考えあぐねていると、突然後ろから本人に声をかけられた。
「あれ、智久くんじゃないか」
「わ、若先生……」
「こんな時間に何をしているんだい?」
面会時間はとっくに終わっているのに若先生はいつもと変わらなかった。
「まったく槇原君もしょうがないな」
結局少年は若先生の私室に招かれ、怒られた。
その原因がつぐみだと聞くと今度は若先生が苦笑してしまった。
コーヒーを少年にも淹れて、話を聞きながら若先生はコーヒーを啜る。
そして話が幽霊騒ぎに移ると、今度は声を出して笑った。
「幽霊騒ぎ?……っぷ、あははは」
「な、何がおかしいんですか」
「ごめんごめん。あれは幽霊じゃないよ」
怒る少年を手で制していてもまだ笑いは止まらない。
その笑い方がどことなく変なのに少年は気づいた。
昼間の若先生と印象が違うのだ。
「知っているんですか?」
「うん。なんなら見てみるかい、キミの言う幽霊の正体を」
若先生は微笑みながら誘う。
警戒はしていたが幽霊の正体を知りたかった少年は考えた末、その誘いに乗る事にした。
何よりも若先生の笑い方が気になる。
誰かに似ている気がして頭から離れなかったのだ。
若先生の後についていき、階段を降りる。
その階段は初めて見た物で、地下へと続く階段であった。
この病院には地下室があるんだって―――
噂話に尾ひれがついて出来ただけなのか、それとも違うのか、地下室の話を思い出した。
「この病院には地下室があるんだけど長い間使われてなくてね、倉庫代わりにしているんだ」
夏なのに地下の気温は低く、ひんやりとしていた。
目の前に伸びる廊下は停滞した空気と薄暗さで、どこまでも伸びているような錯覚に陥る。
そこを若先生が先に歩き、見るからに厳重なドアの前に立った。
重苦しい雰囲気に圧されて少年は無意識に後ずさる。
「怖がらなくていいよ。幽霊なんていないんだから」
暗くて良く見えないが、恐らく笑っている。
少年の警戒心が強まった時、微かに物音が聞こえた。
物音というよりも声―――それも女の声であるのに気づくと若先生は明らかに笑った。
「聞こえたようだね。中に入って確かめてみるかい?」
試すように聞く。
少年は躊躇したが、勇気を出してドアのノブを握った。
「さあ、キミの目で真実を確かめるんだ」
神の代弁者のように、少年を新たな世界への扉に立たせる。
女の声に聞き覚えがある事や、声に熱が帯びているのに気づいていても、少年は確かめずにはいられなかった。
在りえない―――それだけを願いながら、少年はこの閉じた世界の扉を開けた。
「あ……あは、はは……」
女がいた。
それもただの女ではなかった。
全裸のまま床に這いつくばり、尻を高く上げて男性器を模した器具を菊座に挿れ、自分の手で器具を動かして身悶える雌犬。
「す、杉原……」
「あンッ……き、気持ち良いよぉ……」
ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイとヘッドホンをさせられ、真奈美は外界と完全に遮断されていた。
だから扉を開けたまま愕然としている少年に気づけなかった。
真実はいつだって残酷である。
寂しい病室で儚げな笑顔を浮かべていた女の子が、こんな冷たい地下室の中で雌犬に変えられていたなどと誰が想像出来ただろうか。
排泄器官で感じている真奈美が目の前にいるなんて少年には信じられなかった。
「ああ、誤解しないで欲しいんだけどね、これは真奈美ちゃんが望んだ事なんだ」
「あ……あんたって人は!」
人の仮面を被った悪魔に少年は掴みかかったが、若先生は涼しい顔のままだった。
それだけではなく薄ら笑いを浮かべ、取り憑かれたように快感を貪っている真奈美を指差す。
「ほら、聞いてごらんよ。真奈美ちゃんが何を言っているのか」
血が逆流しそうなほどの怒りを感じていたが、少年の耳に真奈美の声が届く。
小さくか細い声だったが、雌犬にまで堕ちた真奈美が何を言っているのかを聞いてしまった。
怖くて信じられなかったが、少年は戦慄した顔のまま真奈美に振り返る。
「智久クン、智久クン、智久クン、智久クン、智久クン」
白痴じみた顔で少年の名前を繰り返す。
本人がすぐ近くにいるのに、低い羽虫のような音を鳴らすバイブレーターを菊門の奥深くに呑み込み、少年を想いながら肛門自慰の虜に成り果てていた。
「杉……原……」
がっくりと膝が折れ、目の前が真っ暗になる。
思い出すのは真奈美の笑顔ばかりで、心のどこかではまだ彼女が好きだった。
それなのに―――
「真奈美ちゃんはキミの事が好きなんだ。だからつぐみ君に負けないよう頑張ってね」
「つ、つぐみ……君?」
聞き逃してしまいそうなくらい小さな違いだったが、若先生がつぐみを名前で呼んでいるのに気づいた。
ショックで打ちひしがれているはずなのに、少年の頭の回転は早かった。
「今、真奈美ちゃんが見ている映像を見せてあげるね」
若先生がスイッチを押すとモニターに映像が現れた。
男と女がセックスに狂う映像で、それは少年とつぐみであり、つぐみを縛り上げてベランダで犯しているこの映像はまさしく昨夜した事だった。
「そんな……」
これを眼前に映しながら真奈美はオナニーをしているのだ。
少年はつぐみを犯しているのに、真奈美はつぐみと自分をすり替え、自分が犯されているのを想像しているのであろうか。
そしてこの時の少年の貌は誰かと似ていた。
「キミは知らなかったかもしれないけど、隠しカメラで撮っていたんだ。つぐみ君が仕掛けてね」
「ごめんね、智久くん」
「つぐみさん……」
つぐみが現れた時、少年は総てを理解してしまい、絶望の淵に落とされる。
だが、それも僅かな時間だった。
酷く冷静で、絶望の淵に落とされるのを客観的に眺めるもう一人の自分がいた。
「僕が好きだっていうのは……あれは嘘だったんですね」
「ごめんなさい。真奈美ちゃんには幸せになって欲しいの」
これはつぐみの本心であった。
長い間、真奈美を見てきたからこそ、心からそう思える。
少年は少しの間、つぐみをじっと見つめていた。
それを裏切られたショックだと勘違いしたのか、若先生が少年を慰める。
「そんなに悲観する事はないよ。キミには真奈美ちゃんがいるじゃないか」
肩に手を置いて、真奈美と呼んだ雌犬を指差す。
彼女はまだ夢の中にいた。
そんな真奈美を見て少年の口許が邪悪に歪む。
「え……ああ、ちょっとボーっとしてました」
「大丈夫?」
心配そうにつぐみが聞くが、少年は至って冷静だった。
邪悪な貌は影に潜んでしまったが、常識という仮面を外せばいつでも表に現れる。
なぜならばそれが少年の本質だからだ。
「ええ、もう少し落ち込むかなって思ってたんですけど……意外と平気ですね。それに」
真奈美を見る。
「僕には杉原がいるから」
お見舞いの時、真奈美に見せる笑顔と同じ顔で少年は微笑んだ。
一つだけ違うのは、若先生と同じように口許を歪ませている所だけだった。
そして少年は真奈美の元へ歩き、閉じた世界を創り出すゴーグルを取ってあげる。
「あ……あれ、智久クンがいる……なんで?」
「こんばんは、杉原」
映像ではなくて本物の少年を前にしても、自分が裸なのに真奈美は少しも恥ずかしがらない。
それどころか惚けた顔をして少年に擦り寄ってくる。
弛緩した躯をゆっくりと動かす真奈美を少年は優しく見守る。
「あ、あの……私、智久クンに言いたい事があるの」
「何?」
「その……」
虚ろな目をしているのに、少しだけ恥じらいが現れる。
少しだけ躊躇って、それでもはっきりと自分の気持ちを大好きな少年に伝える。
「私の処女、貰って下さい」
「杉原ってまだバージンなの?お尻の穴にこんなのを突っ込んでいるのに?」
「は、はいいいいイイ!智久クンにあげるんだって、私、ずっと前から決めていたの!」
菊座から出ているバイブレーターを押してあげると、真奈美は悦びながら答えた。
更に少年の手で気持ち良くなっているんだと考えるだけで、その悦びは何百倍にも膨れ上がるのであった。
そして少年の手が離れ、脳髄を融けさせる快楽が止まった。
もう終わりなのと上目遣いで見上げると、少年は昔と変わらない笑顔で自分を見ていた。
少年との距離が近すぎて、少年の瞳に自分が映っているのが見えた。
今はつぐみではなく、自分を見てくれている。
それだけで胸がいっぱいになり、スキスキスキスキスキ―――と少年への想いが泉のように湧き上がる。
「私とセックスして……」
ずっと口に出来なかった気持ちを少年に伝える事が出来た、やっと伝えられた。
一度伝える事が出来たのだから、抑えていた気持ちが一気に膨れ上がり、真奈美は何度も自分の気持ちを少年に伝える。
「智久クンが喜んでくれるためにフェラチオの練習もしたの。最初は上手に出来なかったんだけど、今ならディープスロートだって
イラマチオだって出来るの。咽の奥におチ○チンが当たっても吐き出さなくなったんだよ。それからアナルセックスも出来るのよ。
お尻の穴を拡張してもらって……私、頑張ったの。智久クンに相応しい女の子になるんだって」
「僕に相応しい?」
「うん。智久クンの専属ペットになるために私、調教してもらったのぉ」
陶酔した顔で真奈美は足元に縋り付き、雌犬と化して飼い主に擦り寄り、尻尾の代わりに瑞々しい尻を振る。
「一生懸命ご奉仕するから……」
真奈美には少年しか見えていない。
少年に忠実な雌犬になるためにこれまで頑張ってきたのだから当然だった。
真奈美は自分の思いの丈を声に乗せて叫んだ。
「智久クンのおチ○チン、私のおマ○コに挿れてください!」
そして少年は真奈美の想いに応える。
「じゃあ準備をしてくれるかな、真奈美」
「はぁぁぁ……はい!」
苗字ではなく名前で呼んでもらえて、真奈美はそれだけで絶頂してしまいそうだった。
「失礼します」
少年の前に跪いた真奈美はベルトを外してジーンズを下ろすと、ブリーフを下から押し上げる剛直に目が釘付けになる。
この中にずっと待ち望んでいたものがあると思うと、胸がドキドキしっぱなしだった。
そして壊れ物でも扱うように大切に大切にブリーフを下ろすと、中からかちかちに硬くなった肉棒が現れた。
「はぁぁぁ……」
急角度を描き、脈動する逞しさに感動して、思わずため息が出る。
蒸れた匂いを肺の中いっぱいに吸い込んで幸せな気分に浸る。
映像で見たものよりもずっと素敵で、真奈美は我慢出来ずにいきなりバキュームフェラを始めた。
「んぶっ、んぶっ、んぶっ……」
歯を立てないように唇で食んで高速で頭を動かすと、しっとりと汗で濡れた肌に髪が貼り付き乱れる。
頬がこける程に吸い付き、口の中ではねっとりとした舌を熱い肉棒に絡ませる。
口腔を擦り、咽に当たり、唇の端から空気が漏れて下品な音をさせてもなおバキュームを続ける。
そうする事で自分がとても厭らしく淫乱に見えて、喜んでくれると思ったからだ。
真奈美は今まで習った事を全て出し切って、少年を気持ち良くさせようと一生懸命だった。
「ん……気持ち良いよ、真奈美」
「あはぁ♥ありがとう……」
大好きな少年に気持ち良いと誉められ、頭を撫でて貰えた真奈美は嬉しくて舞い上がりそうになった。
しかし少年はまだ絶頂の証である精液を吐き出しておらず、雌犬は飼い主のために口唇奉仕を続けなければならないのだ。
それにご褒美である熱い御主人様のミルクが飲みたくて、躯を火照らせながら奉仕を再開させた。
智久クンが喜んでくれてる……イク時ってどんな顔をしてくれるのかな……気持ち良いって言ってくれたからご褒美いっぱいくれるよね……
うっとりとした顔で目を閉じて、肉棒を咥えながら真奈美はすぐ近くの未来に胸を膨らませる。
自然に頭をスライドするペースが早まり、少年は真奈美の性技に驚かされた。
「ちょっと待って、真奈美」
突然奉仕を中断させられた。
少年に気持ち良くなって欲しかったのに、真奈美は不安でいっぱいになって泣きそうになる。
「ど、どうしたの……もしかして私、いけない事……した?」
「ごめん、真奈美のお口が気持ち良くてもうイっちゃいそうなんだ」
少年は少し恥ずかしそうに、不安な真奈美の頭を撫でて慰めてあげた。
(イきそうだったんだ……お口に出してくれれば良かったのに……)
正直に少年が言ってくれたお陰で、真奈美は照れながらもとびっきりの笑顔で応えた。
しかし、雌犬なんだから御主人様が精神的にも肉体的にも満足して頂けないといけないと思い直す。
(私の身体のどこにミルクを発射するかを決めるのは私じゃなくて、御主人様なのよ……)
従順な雌犬の真奈美は反省して、改めて少年に聞き直す。
「お口に出しますか?それとも顔にしますか?私のどこに出しても構いません。おっぱいでもお尻でも……あ」
つい先程、決定権があるのは少年だと思い直したのに、どうしてもお願いしたい事が出来てしまった。
「どうしたの真奈美?」
自分を見下ろす優しい飼い主を前に、少しだけ期待を込める。
真奈美の蜜壷は肉棒を挿れてもらいたくて、フェラチオをしている最中からずっと濡れていたのだ。
「……おマ○コにしますか?お、お好きな方をお選びください」
少年はくすりと笑い、真奈美がおねだりしているのがわかる。
全身からシテシテ光線を発している真奈美の姿がとても可愛かった。
「じゃあ、せっかくだから真奈美のおマ○コに出してあげるね」
「あぁ……ありがとうございます!」
頬を染めて愛らしい笑顔を見せる。
こんな顔をされてはお願いを聞かないわけにはいかない。
ベッドに寝かせると、真奈美は自分から足を開き、無毛の雌壷を露わにした。
「へえ、真奈美って生えてないんだ」
「あの……恥ずかしいから、あんまり見ないでください」
「恥ずかしいのはそっちじゃないんじゃないかな。だって真奈美のここ、もうびしょびしょだよ」
早く挿れて欲しくて、甘い蜜が次々と溢れていた。
「堪え性のないおマ○コだ。でもこれならすぐに挿れてあげられるよ」
「は、早くぅ……切なくてもう待てません」
「わかってるよ。これがないと生きていけない僕専用のペットにしてあげるね」
少年は腰を前に動かして真奈美の中に入っていった。
「く……ああんっ、は、はぅぅぅ……」
少年に処女を奪われ、破瓜の痛みすら快感に変わる。
夢にまで見た最高の幸せを真奈美は自分の躯の中に感じている。
うねうねの肉ひだで少年のカタチを確かめ、中を掻き分けられる甘美な快感に震える。
少年を抱きしめ、何度も名前を呼びながら、産まれてきた事を感謝した。
「いい、いい、いい、気持ち良いの!智久クンのおチ○チン、美味しいよお!」
「真奈美の中もすごく気持ち良いよ……待っててね、いっぱい出してあげるから」
「うん!早く飲ませてください、温かいホットミルク……ずっと待ってたんです、いつ飲ませてくれるか楽しみに待ってたんです!」
真奈美の足が絡みつき、少年を奥へ奥へと導く。
躯の奥深く、子宮の中に射精して欲しくて躯が勝手に動いている。
少年も真奈美の中が予想以上に気持ち良くて、早く真奈美に射精したくて腰遣いが早くなる。
「智久クン、智久クン、智久クン、智久クン、智久クン……」
緩んだ口は大好きな少年の名前を繰り返す事しか出来ない。
それでも名前を呼んだ分だけ幸せな気持ちになれて、小さな躯が絶頂への階段を昇っていく。
膣内の肉壁は精液が欲しくて蠕動を繰り返し、少年を射精へと導いていく。
「ま、真奈美……!」
「智久クン、私も、……ああ、あああああぁぁ!」
「んあああ!」
躯を仰け反らし、目の前が真っ白になった。
意識が白濁した中、子宮に温かい感覚が広がる。
それが少年の精液なんだとわかった時、敏感になっていた躯がもう一度跳ね上がり、真奈美は更なる高みへと昇り詰めた。
「真奈美」
それだけで分かったのか、真奈美はのそのそと躯を動かし、少年の股間に顔を埋める。
さっきまで自分の膣内に入っていた肉棒を舐めて綺麗にする。
愛おしくて、可愛くて、幸せな気持ちにさせてくれる少年の生殖器を丹念にしゃぶる。
いじらしい姿を見せる真奈美に少年は笑顔を向けながら髪を梳いてあげた。
「どうだった、真奈美ちゃんの躯は」
「ええ、最高でしたよ。まさかあの真奈美がこんな事までしてくれるなんて……とてもじゃないけど想像出来ませんでした」
「キミが好きだからこそ、ここまで頑張れたんだ。真奈美ちゃんを褒めてあげるんだね」
改めて股間を見下ろすと真奈美はまだ嬉しそうにおしゃぶりを続けていた。
肉棒を扱う舌遣いも唇も、口腔の感触も心遣いも、全てが申し分ない。
自分の事を想い続けてくれた女の子が自分専用のセックスペットになってくれたのだから、不満なんて一つも無かった。
「もし良ければつぐみ君も好きにしてくれたまえ。キミが望む時にどこだって命令に従うよ。つぐみ君は僕の奴隷なんだ」
「随分気前がいいんですね」
真奈美の咽をくすぐりながら話す。
当然真奈美は目を細めて、気持ち良さそうに咽を鳴らす。
もう一つの手は真奈美の尻穴へと伸びていく。
「何、キミは僕と同じだよ。僕には分かるんだ。キミなら僕の趣味を理解してくれる」
「若先生の趣味?」
「ああ……キミならすぐに分かるよ」
暗い暗い地下室の中で二人は同じように黒い微笑をたたえていた。
◇ ◇ ◇
少年と真奈美は若先生とつぐみに連れられて、某市のホテルへとやってきた。
そこの1フロアを借り切って行われるパーティーに参加するため、少年は正装に着替えていた。
少年はドレスを身に纏った真奈美をエスコートしながら、若先生たちの後に続く。
セキュリティが厳重で、要所要所に黒服のガードらしき人間が配置され、今日行われるパーティーが外界と完全に遮断された物なのだと伺える。
フロントからこのフロアまで案内されるにしてもそうだ。
フロントで若先生が招待状を見せると奥からこのホテルの支配人が出てきて、その支配人が自ら案内している。
そして両サイドを黒服が固める扉の前に立ち、仰々しく頭を下げる。
「ごゆっくりお愉しみください……」
そこはまさに別世界だった。
銀幕の輝く特設ステージではドレスを着たままの女が何人もの男に躯を弄られ、陶酔しきった貌で声を上げていた。
いくつも配置されたテーブルでは紳士淑女が人目を憚らず抱き合い、わざと周りに聞こえるように艶声を上げて愉しんでいる。
互いのパートナーを交換し合い、名前も知らない人間の淫具で喘ぐパートナーを眺め、倒錯した性行為を愉しむ者までいる。
肉欲の饗宴ともいえるパーティーだったが、若先生とつぐみとも関係を持っている少年と真奈美には、これが異常には見えなかった。
非日常が日常に変わるくらい爛れた関係に溺れ、若先生の言う『人とは違う趣味』を少年は理解してのめり込んだのだ。
「……すごいパーティーですね」
少年にエスコートされていた真奈美が腕にしがみつき、控え目に育った胸を押し当ててきた。
声には澱んだ劣情がすでに込められており、物欲しそうに咽を鳴らしながら、すぐ近くで愛し合う牡と牝を見ている。
真奈美もまた少年のパートナー―――セックスペットとして『人とは違う趣味』に溺れた。
目の前で少年がつぐみとまぐわう光景をたくさん見せられ、自分も若先生に気持ち良くされる姿を存分に見てもらった。
堕ちるまでさして時間はかからなかった。
「ねえ、智久クぅン……」
濃厚な性臭に中てられ、少年に上目遣いで媚びる。
ぐいぐいと胸を押し付け、膝丈までのフレアスカーを揺らして「ここでして」とおねだりしているのだ。
少年は丸みの帯びた尻たぶを撫でてそれを軽く窘める。
「まだダメだよ。ほら、若先生が呼んでいる」
若先生は特設ステージに近いテーブルで老紳士に挨拶をしていた。
温和な感じのする老紳士で、どこかで見覚えのある顔だった。
確か政治家の―――とここで詮索はやめた。
ここでは素性などどうでもいいのだ。
「すいません若先生。なんか圧倒されてしまって……」
「いや、いいんだよ。何しろ初めてだからね。それよりもこちらは……」
若先生に紹介された老紳士は少年が予想した通りの人物だった。
けどここでは同じ趣味を持つ同好の志であり、特有の威圧感は無かった。
「初めまして、お若い人たち。座りながらで申し訳ないが……」
股間に和服姿の女性が貌を埋めていたせいで老紳士は座ったままだった。
長い髪をあげ、眼鏡をかけた女性は和服に身を包んでいるにもかかわらず、その躯のボリュームはとても豊かに見えた。
「そちらのご婦人は初めてですよね。以前は別の女性でしたはず」
「最近引き取った娘でね、なんでも実家の呉服屋が潰れて、行く当てがなかったらしい。この娘は妹で、ステージにいるのが姉なんだ」
「姉妹ですか。それはお優しいことで……」
若先生と老紳士が談笑しているのを聞いていたのか、和服姿の女性は嗚咽を漏らしながら一筋の涙を流した。
すぐ近くの特設ステージではワインレッドのドレスを着た姉が吊るされ、幾人もの男に躯を嬲られている。
黒革の目隠しをされているせいで感覚が鋭くなっているのか、少年たちがこのパーティールームに入った時からイきっぱなしだ。
まだ抵抗のある妹とは違い、この状況を心の底から愉しんでいるのが伺える。
ゆったりとしたスカートの中に潜った男が何をしているのか、少年には容易く想像出来た。
「ま、またイク!イっちゃうよ……イ、イクぅぅぅ!!」
腰を戦慄かせて姉は何回目か数えるのも空しいほどの絶頂を味わった。
躯が震え、背中を大きく仰け反らせ、自分の飼い主と妹に聞こえるほど大きな声で叫ぶ。
姉は自分が最高に輝いている姿を見て欲しかった。
「ぬおっ!」
その瞬間、老紳士が妹の口内に放ち、妹は咽奥でそれを受け止め、眉を顰める。
ごつごつした手が頭を押さえているせいで飲み下すしかなく、こくこくと咽を動かして大量の精を胃の中に流し込んだ。
「こふっ……こほ……」
「ふむ、姉にはまだまだ及ばないが、なかなか具合が良かったぞ」
「あ、ありがとう……ございます」
それで終わりではなく、後始末が待っている。
雌犬としての調教をきちんと受けているようで、唾液と精でまみれたグロテスクな肉茎を舌で丹念に清める。
涙を溜めながら男根奉仕に没頭する和服美人に、少年も真奈美も惚れ惚れする。
特に男に尽くす雌の姿に真奈美は魅入っていた。
その姿に自分を重ねると、緩んだ口からほうっと熱い吐息が漏らしてしまう。
(ああ……早く智久クンのおチ○チンが欲しい……)
躯も疼いてドレスの上から自分の花園を撫で、フレアスカートの中は甘い蜜の匂いで満ちていく。
少年も真奈美の変化に気づいていた。
折れてしまいそうな細い腰に廻した手で真奈美を引き寄せる。
当然真奈美は期待に満ちた目を嬉しそうに少年に向け、甘えた声を出す。
「智久クン……」
少年に抱き寄せられた真奈美は、悦に浸りながらドレスとお揃いの純白の手袋のまま少年の逞しい肉棒を愛でる。
少年の躯を知り尽くしている真奈美の柔らかいタッチは控え目だったが、その気にさせるには十分だった。
それを眺めていた老紳士の頭に妙案が浮かんだ。
「可愛らしいお嬢さんじゃないか。どうかね、ワシと一緒に愉しまないか?」
「よろしいのですか?」
「もちろん歓迎するよ、お若いカップル殿」
断る理由の無い少年は老紳士の申し出を受け、真奈美も少年に倣ってスカートを摘んで軽く会釈をした。
そして真奈美は老紳士の隣に座り、太めの身体にしな垂れ「よろしくお願いします、おじさま」と挨拶をする。
純白の手袋をしたしなやかな手を、隆々と天井を向いたままの剛直に伸ばしながら……
「僕たちはこの方とご一緒しますが、若先生はどうします?」
「キミたちは先生と愉しんでいきたまえ。僕たちはまだ挨拶が済んでいない人がいるからね。では先生、失礼します」
「ああ、こちらも碌に相手が出来なくてすまなかったね」
老紳士は真奈美の肩を抱きながら若先生に手を振る。
肩を抱かれている当の真奈美はすでに周りが見えておらず、肉棒をしごくのに夢中だった。
改めて少年がテーブルに着くと、身なりを整えた和服姿の女性がすでに待っており、ぺこりと軽く会釈をしてきた。
落ち着いた色に染めた紬を着ており、節目がちの面影が少年の被虐心を刺激して、思わず黒い微笑みを浮かべてしまう。
老紳士はそんな少年を頼もしそうに目を細めて眺めていた。
「あらおじさま、そちらの方たちは?」
ステージが終わったのか、姉が戻ってきた。
その顔はまだ紅潮したままで全身から雌のフェロモンを放つ。
お色直しをしてきたのか、ステージで着ていた赤ではなく、涼しげな水色のドレスだった。
そして一番目を引いたのは真奈美よりも短く、少し屈めば中身が見えてしまいそうな程、深く切り込まれたスカートだった。
「おお、ステージの方も終わったか。なら改めて紹介しようか」
老紳士が促すと姉は濡れた目を向ける。
まるで少年を値踏みするように視姦して、しかしすぐに愛らしく可愛らしく微笑んで挨拶する。
「初めまして、姉のユカリです」
「……妹のミユキと申します」
姉の後、和服姿の女性はミユキと名乗った。
どこかで聞いた事のあるような名前だったが、これから彼女を抱くのだから少年の興味はすぐに消え失せた。
「初めまして智久です。それから今、先生のお相手をしているのが私のパートナーの真奈美です」
「ま、真奈美です……よろ、よろしく、お願い……致しますぅ」
「こちらこそよろしくね、真奈美ちゃん。おじさまの手つきって厭らしいでしょ。私とミユキを毎晩その手で啼かせてくれてるのよ」
「はいッ、イイ……おじさま……そ、そんなにコリコリしちゃダメ……やぁ、摘まないでぇ!」
真奈美は老紳士の愛撫を受けて自己紹介もままならなかった。
挨拶が終わると姉のユカリが少年にソファを勧めた。
そこは真奈美が老紳士に嬲られる様を見るには絶好の特等席で、少年が腰を下ろすと姉妹は両サイドに座った。
姉が少年に口付けすると、妹は隣に座りながら股間に手を伸ばす。
硬くなった肉棒を取り出し、躊躇う事なく口に咥える。
その業は老紳士に鍛えられており、少年を唸らせた。
頭を押さえ、もっと奥へと突き上げても吐き出す事はなく、咽奥の温かい柔肉で受け止める。
情熱的な口唇奉仕は精神的にも肉体的にも少年を心行くまで満足させた。
「どうですか、妹のお口は」
「すごくいいよ。僕と同い年なのによくここまで……」
「くす……だって妹はお口専用の性処理ペットですもの」
姉の言葉を聴き、ミユキの目が哀しくなる。
「お口専用って……そこしかまだ使ってないの?」
「ええ、ですから妹はまだ処女です。前も後ろも……」
驚いた少年に姉はさも面白そうに笑う。
その意味は二人の話を聞いていた老紳士が答える。
「この娘の処女を散らす相手を探していてね。どうだね、ミユキの処女を貰ってはくれんかね」
先程の値踏みをする視線や笑顔はそのためだった。
少年の驚きは次第に薄れ、笑顔で老紳士の申し出に応えた。
その時、少年の肉棒は期待で膨れ上がり、咥えていたミユキは直に感じ取った。
(この人が私の処女をもらってくれる……)
契りを結ぶ相手が少年だった事にミユキは心の底から感謝した。
「私でよければ喜んで」
「そうか、それは良かった。ミユキ、おまえからもお願いして差し上げろ」
「はい……智久…………さま、不束者ですが、どうかよろしくお願い致します」
ミユキは新婚初夜の妻の如く、その場で三つ指を付いて少年に頭を下げた。
まだ乙女のミユキを気遣い、少年はどこか別の部屋へと誘おうとしたが、ミユキは首を横に振って丁寧に断った。
「お気遣い有難いのですが、ここで構いません。おじさまの前で私を女にしてください」
ミユキはふかふかのソファに背中を預け、足を広げると、褄下の部分が広がる。
吸い付くほど白い太腿が現れ、さらにスリットは広がっていく。
白い足袋を履いた両足をソファの上に乗せるとM字を描き、生え揃ったヘアが晒された。
無論、下着など無粋な物は一切身に着けていなかった。
「さ、智久様。どうぞおあがりください」
妹の両膝を押さえた姉のユカリが誘う。
後ろでは早くも真奈美を貫いている老紳士がにこやかに笑いながら少年を見ている。
下半身だけ着物を肌蹴させた和服美人というのも画になり、しばし魅入っていた少年は自らの手で肉棒を取り出した。
急角度を描いた若茎は逞しく、ユカリを、そしてミユキをため息が出るほど感動させた。
「それではいきますよ、ミユキさん」
「は、はい……どうか存分に私の躯をお愉しみくださいませ」
すでに準備の整っていた花弁を押し広げ、肉棒が蜜壷に入った。
「は……あああッ……い、いた……」
身を引き裂く痛みにミユキが悲鳴を上げた。
しかし破瓜の痛みよりも女に成れた嬉しさが上回り、次第に女の悦びに目覚めていく。
もともと老紳士の手によって開発されてきた躯は男を受け入れた事により、スイッチが入ったかのようにミユキを急速に女へと変えていった。
「ひ……はぁぁ……あああッ、駄目、智久様……わたし……ッ!」
ミユキは躯の芯からくる快楽に戦慄き、少年の背後に手を回し、指がタキシード越しに背中にめり込む。
少年の腰遣いは優しく、時には荒々しく女を責め立て、絶頂へと導いていく。
そして膣内の肉壁を収縮させたミユキは、少年の樹液を搾り取るようにして、初めてのセックスであるにもかかわらず達した。
「キミを相手に選んで正解だったよ」
性行為を終え、姉と妹を侍らす少年を、老紳士は頼もしそうに見ていた。
その老紳士も対面座位で真奈美を貫いている。
特に圧巻だったのが異形とも言える肉茎で、真珠まで埋め込まれていた。
邪悪な凶器で真奈美を一体何度絶頂させたのだろうか。
それでもまだ足りないのか、真奈美は貪欲に老紳士の上で腰を振る。
「やだッ、いやぁぁぁ……またイっちゃうよぉ……ご、ごめんなさい智久クン……
ま、またおじ様の、イボイボのおチ○ンチンで……………………イ、イクぅぅぅ!!」
老紳士にしがみ付き、パートナーである少年の視線を感じながら真奈美は果てた。
老紳士もまた同時に果て、結合部から白い樹液がごぽっと溢れる。
それを見ていた少年は黒い欲望を漲らせ、姉妹の躯を嬲り始める。
女になったばかりの妹をソファに寝かせ、その上に姉を重ねて、先ずは妹の蜜壷に己の肉棒を挿れた。
自分の妹が男に貫かれる悦びに喘ぐ姿を見て、姉は愛おしく口付けをする。
しなやかな手は豊満な双乳を揉みしだき、結合部のすぐ上の女芯を愛し、背徳の姉妹相姦に没頭する。
「はぁ、はぁ、はぁ……ま、真奈美……」
少年は老紳士の男根の虜になるパートナーを眺めながら、姉妹を犯すという倒錯した性行為にのめり込んでいた。
真奈美はふしだらに股を大きく開いて腰を落とし、陶酔した貌で老紳士と濃厚なキスをして愛し合っている。
果たして何度、その小さな躯に老紳士の精を受けたのだろうか。
悔しくもあったが、今の真奈美はとても綺麗に感じた。
自分の知らない貌を持つ真奈美が見せる最高の瞬間を目に焼きつけ、少年は姉妹に大量の精を放つのであった。
――――――END
うーん、GJ。
なんかすでにセンチではなくなっているような気がしないでもないけど、とにかくエロかった。
エロは正義だ。
116 :
34:2006/04/08(土) 09:15:27 ID:0TMbZsCn
以上(´・ω・`)ノ
途中で板が落ちて書き込めませんでした(⊃Д`)
> 媚薬は安直だな。書き手の手抜きにしか見えない。
真奈美が若先生の私室に入った場面ですが
あそこは真奈美を強姦するくらいしか思いつきませんでした
若先生が優しく手ほどきするにしても、主人公一筋な真奈美が受け入れるかどうかが難しいし……
で、やっぱり洗脳か?と考えあぐねていた時に、素敵で安直なアイテムを思いつきました(w
> SMやスカ系統も受け付けない。苦手を通り越して嫌悪感さえある。
> これらは個人の嗜好なのでSSに書くなとは言わないが、その注意が欲しかった。
これはデリケートな問題だと思ってます
書き手と読み手の嗜好が合えばいいんですが、合わないと嫌悪感しか持ちませんからね
やはり事前に注意事項として一言書いておく方がベターでしたか
次からは気をつけます
>>114 ストーリーはしっかりしているし長いし、エロも濃い、と
とても良かった。読み応えがあった。
ここはひとつ晶でも書いて欲しいです!
34氏GJ。
前半の主人公とつぐみさんとの絡みが良かった。
中〜後半は個人的に苦手な感じだったけど、
最後の美由紀も良かったよ。
119 :
34:2006/04/10(月) 20:20:45 ID:hfbxXMGH
>115 >117 >118
読んでくれてありがとうございます
一般受けする内容じゃないにもかかわらず嬉しいです
次もエロいの書きますのでよろしくお願いします(´・ω・`)ノ
> SMやスカ系統も受け付けない。苦手を通り越して嫌悪感さえある。
> これらは個人の嗜好なのでSSに書くなとは言わないが、その注意が欲しかった。
同意。
逆に注意さえあれば全然OK。
>>116 > 若先生が優しく手ほどきするにしても、主人公一筋な真奈美が受け入れるかどうかが難しいし……
筋弛緩剤みたいな、意識はあるけど体が動かなくなる薬を使えばいいんじゃね?
口では嫌がっても若先生のテクで次第に体が反応しちゃって、その後は肉奴隷とかね。
これなら安易な媚薬よりは説得力あると思うけど?
やっぱさぁ、エロが一番大事だと思うけどストーリーも楽しみたいわけよ。俺としては。
122 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 18:28:28 ID:4RtQH7KT
34うじGJwww
智久テラワロスだったぜwww
69氏はもう書いてくれないのだろうか?
>>123 忙しかったり、やる気が起きなかったりで書きかけのまま放置してあるのが5本あります。
うち3本(明日香、真奈美、えみる)は新作ですが、残りは改訂版です。
後者は旧作の続きで(後日談とは違います)、物語後のえっちシーンを書き足しています。
新作ではないので、加筆版の発表の予定は今のところありません。そもそも完成していませんし。
将来的に自サイトを開設したり、まとめサイトないし保管庫が出来るなら収蔵をお願いすると思います。
気にかけてくださりありがとうございます。
書くのをやめたわけではありません。ちょっとネタを温めているところです。
いつ、というお約束は出来ませんが、今しばらくお待ちください。
69さん、俺も期待してます。
>124
明日香SSはずっと楽しみにしてました。
時間ができたときにでもアップしてもらえたら嬉しいです。
127 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 03:07:20 ID:LgBtc0f/
圧縮回避age
128 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:40:21 ID:aN32wowV
『暗黒の星』
「りゅん……やった! 明日の運勢は最高だ! ………何々、待ち人来たる……えっ、それってダーリンの事じゃ…きっとそう、必ずそう、絶対そうだーーー」
えみるは、いつもの様に布団の上で占いをしていた。
そして、明日の運勢を占ったら、なんと最高の日、想いかない、待ち人来たると出たのだった。
えみるは、布団の上で大はしゃぎをして喜んだ。
しかし、"えみる占い"………当たるより、外れる方が断然に多い占いであった………………。
199*年6月16日、18時45分。
「…ふみゅ……」
えみるは、肩を落とし大変疲れて家に着いた。
それも、その筈である。
えみるは、昨日の占いを信じて今日、彼に逢えると思い、学校が終ると町中を歩き回っていたのだった。
「…何で、ダーリンに逢えないんだろう…えみる占いでは今日逢える筈なのに……」
えみるは、そんな事を言いながら家の門を開け、なにげなくポストに手を入れた。
するとそこには、1通の手紙が入っていた。
『永倉 えみる様へ』
とだけ書かれた、手紙だった。
「…りゅん、誰からだりゅん?…」
えみるは不思議がりながらも、手紙の封を開けた。
その手紙にはこう書かれていた。
『…6月16日21時、思い出の場所で待つ…』
えみるは、その手紙を読んで胸がドキドキと高鳴った。
「…ダーリンだー! …そうだ!絶対にダーリンからの手紙だー!」
えみるは、手紙を握り締め玄関の前で大はしゃぎだった。
6月16日、20時48分。
「ふーっ、ふーっ、まだ大丈夫だよね」
えみるは、廃屋の中に入って行った。
「ダーリンとの思い出の場所って言ったら此処だよね」
えみるは彼との思い出の場所、荒廃した校舎の教室にやって来た。
そして、教室の真ん中にある机の上に"ちょこん"と座った。
「りゅん、こんなに小さかったっけなぁ……」
えみるは、小さい小学生用の机の上に座って思い出に浸っていた。
6月16日、20時58分。
「…がたっ、……ぎしっ…」
えみるの耳に物音が聞こえた。
「だっ、ダーリン………」
えみるは、座っていた机から"ぴょこん"と下りると教室の入り口を見つめる。
「ぎしっ、ぎしっ、…」
足音が、だんだん近づいてくる。
えみるの鼓動もだんだん早くなり、気持ちはもう彼の所に行ってしまったかのようだった。
「……ガラガラ………」
教室の戸が開いた。
「ダァーーーリーーーーーン………」
えみるは、一目散にその人影に向かい抱きついた。
「………」
彼は向かってくる、えみるをしっかりと抱き止めた。
そう、しっかりと………。
彼の右手には、一本の注射が持たれていた……………。
129 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:40:56 ID:aN32wowV
6月16日、21時20分。
男は、えみるを机の上に仰向けに寝かせ、両手、両足を机の脚一本一本に縛り付けた。
そして、男はリュックの中からハンディーカムビデオとサバイバルナイフを取り出した。
男はビデオを適当な机の上に置きえみるの方を向けると、ナイフでえみるのブラウスのボタンを一つ一つ外し始めた。
"しぃーーん"とした教室の中にプチン、プチンとボタンの飛ぶ音だけがする。
"プチン"…"ピタン"男がえみるの第二ボタンを飛ばした時、そのボタンがえみるの顔に当たった。
「うっ、ううっ…んっ……」
えみるは、そっと目を開ける。
次の瞬間、えみるは目の前の光景を疑った。
何と、えみるの目に映ったものは一人の男が、ナイフを使ってえみるのブラウスを脱がしているものだった。
「…きゃぁぁぁぁぁっーー!………」
えみるは、叫び声を上げ、体をバタつかせた。
しかし、体は机にがっちりと縛り付けられていて動くに動けない。
それでは!、ともう一度大声を張り上げようとした瞬間、
「バッシン!……」
えみるの顔に強烈な平手が飛んできた。
えみるはその衝撃で目の前が真っ暗になった。
「…さわぐんじゃない、俺の言う事を聞かなければ………『殺す!』…。」
男はそう言ってえみるの顔にナイフを当てた。
えみるはもう頷くしかなかった。
そして、えみるは叩かれた痛みの恐怖、殺される死への恐怖、そしてこれから自分が何をされるか分からない未知への恐怖に失禁してしまった
6月16日、21時42分。
えみるのスカートはビチョビチョに濡れていた。
そしてその端からは、ピチャピチャと水滴が床に落ちた。
「あーあっ、こんなにしちまいやがって…」
男は、いかにも汚そうにえみるのスカートの端をつかみ上げた。
「いっ、いやっ、見たくない……。」
えみるは顔を背ける。
「見たくないって、お前がしたんだろう。しょうが無いじゃないか……それよりこれを始末する俺に感謝の気持ちを体で示すって言うのはどうだ。はっ、はっ、はっ………。」
男は、ひねた笑いを浮かべ、いかにもいい事を思いついたような顔つきをした。
えみるは男の表情に、本能的恐怖を覚えた。
『…"なにかされる"…えみる……どんどん汚れちゃう…ダーリン……』
えみるは涙で目を潤ませた。
130 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:41:28 ID:aN32wowV
6月16日、21時58分。
男は、ズボンを下ろしえみるの目の前にマグマを翳す。
「…ひゃっ……なっ、なに………」
えみるは今までに見たこともない不気味な物体に顔を背けようとするが、男に頭を押さえつけられてしまい、どうにも出来なくなってしまった。
「おい、口を開けろ!」
男の低く、濁った声がえみるの耳に入る。
「…いっ、いや………」
「ふざけるな!……さっさとやれ!」
えみるは小さな声で拒否するが、男は大声を上げるとえみるの鼻を摘み、唇にマグマを押しつけた。
「うっ、ううっ………」
えみるは必死に逃げようとするがどうする事もできずに男のマグマとキスを続けた。
さらに、男によって鼻を抑えられてしまったので息ができなかった……。
「…ふぁっ……はーっ…!」
えみるは案の定、耐えられなくなり口を開いた。
「…うっぐっ…うっーーー……」
男がその時を逃す訳も無く、すぐさまえみるの口一杯にマグマを押し込んだ。
「うん、どうだ!…うまいか?……うーん…そうかうまいか、じゃあしっかり食べろよ!」
男は、えみるの口にマグマを突っ込みながら、腰を動かした。
そして、自分勝手な質問を投げかけ、押さえつけている頭を勝手に上下させる。
「おっ、こりゃ、ちょっとだめだ!……」
男はさらに大きく腰をグラインドさせ、
「…おっ、……」
えみるの喉を突き破るくらい深くマグマを押し込むと口中に精液を放った。
「うっ、うっうううっぐっ………」
えみるは口の中に青臭く生暖かい液体が注ぎ込まれ、吐き気を催したが、
「全部、呑め!呑み切らないといつまでもこのまま入れっぱなしにしておくぞ!」
男はそう言い放ち、えみるの口の中で雫まで振り払うようにマグマを揺すりたてる。
「うっ、うぐっ・・・ううっ・・・」
えみるは全身に鳥肌が立つような不快感に襲われたが、窒息死から逃れる為、男の精液を胃の中に流し込んだ。
男はえみるが呑みほした事を確認するとマグマをゆっくりと引き抜き、目を怪しく光らせて見下ろしていた。
男のマグマは、精液と唾液によって光り輝き、名残液が滴り落ちていた。
6月16日、22時15分。
「こんな、ションベン臭いおまんこに俺のマグマを入れるのも嫌なんだが、まあ我慢してやるか…」
男はえみるのスカートとパンティを脱がし、自分のマグマを秘裂に当てた。
「…いっ…いやなら…やっ、やめれば………いい…りゅん…」
えみるの最後の抵抗だった。
しかし、男がそんな事で止める筈はなかった
えみるは、ぐったりしながら教室の窓を見ていた。
『…ダーリン………ダーリンと過した思い出のこの場所で…えみるは……今、………ダーリン……』
えみるは教室の窓から見えた景色を瞼に焼き付けるとゆっくりと目を閉じた。
男は、人形と化したえみるの身体を好きなように弄んだ。
外は、雨が降り始めていた。
6月16日、22時42分。
「えみる………『永倉えみる!』…」
えみるは男に自分の名前の呼ばれビクッとする。
男の手にはビデオが握られていた。
その液晶画面に映し出されているものがえみるの目に入る。
「…あっ……ああっ………」
えみるは真っ暗闇の中に引きずり込まれたような気分だった。
「わかるな!…お前は今日から俺のものだ……俺の女だ!」
男は、えみるにそう言うとリュックから携帯電話と着替えを出し渡した。
「携帯電話はいつも持ち歩いておけ、そして俺からの電話を待っていろ………はっ、はっはははぁ………」
男は、高々と笑いえみるを見下ろす。
えみるにはただ男の言う通りにするしか道はなかった。
外には、大きな雷が鳴り響いていた。
131 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:41:59 ID:aN32wowV
6月17日、10時22分。
えみるは今日、学校を休んだ。
布団の中に丸くなり、ぼんやりと虚ろな瞳を泳がす。
えみるの机の上には、バラバラに散らかるタロットカード。読み散らかされたオカルト本が投げ捨てられていた。
『どうして!なんで!・・・カードも本も、えみりゅんを助けてよ!・・・カードの嘘吐き!本の役立たず!もうピッコちゃんもそんな所で寝てないでえみりゅんを助けてよ!・・・・・・・バンッ!』
いつも一緒に寝ている、大好きなひよこのぬいぐるみピッコちゃんは絨毯の上に転がされ、目は黒く輝いていた。
6月18日、10時14分。
えみるは今日も学校を休んだ。
布団の中に丸くなり、ぼんやりと虚ろな瞳を泳がす。
えみるの机の上には、真っ黒の表紙の本と怪しげな魔法陣の書かれた紙が散らばっていた。
『あいつを呪い殺すりゅん!この魔法を使って・・・さあ死ねりゅん!』
えみるは顔を怪しく微笑ませていたが、その直後"ピピピッ・・・ピピピッ・・・"携帯電話がえみるの部屋に鳴り響いた。
出かける前にえみるは本を窓から投げ捨てた。
6月18日、12時30分。
「いいな!えみる、大人しくしているんだぞ!」
「・・・・・・・」
えみるはそう言われて、電車に乗せられた。
時間帯から言って、電車に乗っている人は少なく、男とえみるは車両の端の席にくっついて座った。
男はまずえみるのシャツに手を入れて、ブラジャーのホックを外すと下からスルリと引き抜き、ポケットの中に仕舞い込んだ。
「あっ・・・」
えみるはおもわず声を上げてしまいそうになったが、男に目で訴えかける事しかできなかった。
「なんだ!えみる、俺をそんな目で見て。これからされる事が恐いか?」
男は、そういって後ろから抱き寄せるように手をまわして、えみるの胸を揉みだした。
「いっ、うっ・・・・」
男は震える乳房をシャツの上から、つかんでは揉み、掌で転がすように擦った。
「うっ、やめっ・・・」
男は、なおも続けて、乳房の上を指で這いまわり、小さな蕾を探し当てるとコリコリといやらしく摘み上げた。
「・・ふぁっ、いっ・・・たっ・・・・」
男は、小さな乳首を嬉しそうに引っぱりあげていたかと思うと急に離し、今度はスカートの中に手を入れ始めた。
男はパンティの上から五本を指を巧みに動かし、お尻をねちっこく撫でまわす。そして、上から下へ双臀の切れ目を下りる。
「・・んっ・・・くっ・・・・・」
えみるは身体をピクッピクッと震わせながら、唇を噛み締め耐える。
男は調子に乗ったようで、正面のフレアスカートを捲くり上げて、前から白のパンティの奥へ手を差し込んでいった。
「えっ・・・・だめ!・・・・見えちゃう・・・」
えみるはスカートを捲り上げられた事に驚き、押さえつけようとしたが男の手によって払い除けられ、白のパンティを曝け出してしまった。
「大丈夫だ!今、まわりに人はいねーし、次の駅までは10分以上ある。それまでゆっくり楽しもうぜ!・・・へっへっへっ!」
男は、いやらしく笑ってえみるの頬を舐めまわし、唇に吸い付いた。
「うぐぅ、ううっ・・・」
えみるの口の中に、男の唾液が入り込み、舌は縦横無尽に口の中を這い回る。
えみるは吐き気を催しそうになるが、今できる事は我慢する事だけだった。
その間も男の手が止まる事はなく、パンティの上を這いまわっていた指は太股とお尻の境目から滑り込ませ、内部へと入っていった。
132 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:42:33 ID:aN32wowV
「ううっ、ううっ・・・」
えみるは秘部に突き入れられた指の痛みによって、悲鳴を上げそうになったが、辛うじて口を押さえた。
『いっ、今、声を出したら、えみりゅんのこんな恥ずかしい姿を他の人にも見られちゃう』
えみるはこの凌辱から逃れる為にも、人に助けを求めたかったが、自分のこんな姿を大勢の人に見られる事は大きな抵抗があった。それなら、まだ一人の方がまし・・・・・そんな思いから、えみるは男のする事に耐えるのだった。
男は、秘部を指で撫でて、秘裂を割り中に指を忍び込ませる。えみるの秘孔は、小さく男の指を吸い込むようにキュッキュッと締め付ける。その感触を嬉しそうに楽しむと内壁を擦り上げるように刺激する。
「あっうっ・・・あっ・・・」
おととい処女を破られ、まだ内部には痛みも残っていたが、男の指が巧みに震え、肉壁を刺激する事にえみるは自分の中に今まで無かった感情が芽生え始めているのに気がついた。
『・・・うっ、いやっ、いやな筈なのに、なに、この気持ちえみりゅんなんだか、わかんない・・・・・』
えみるの秘裂からは愛液が、流れ出しパンティを濡らし始めていた。
「よし、えみる最後の仕上げだ!」
男はそう言うと、えみるのパンティをスルスルと脱がし、秘部は晒された。
「えっ、あっ・・やっ、だめ・・・」
えみるは他の人に気づかれるのを恐れ、小さな声で抵抗したが、男は全然気にもせずに、今度はポケットから怪しいカプセル型のローターを取り出し、えみるの秘裂の中に潜り込ませた。
「やっ、やめっ・・・・うっ・・・」
ローターは、えみるの秘孔の中で怪しく動きまわり、ビクビクと肉壁を刺激する。
「えみる、さあ降りるぞ!」
「えっ、あっ・・・うっんっ・・・」
男は、えみるの手を引っ張り、強引に立たせた。
「あっ、うっ・・・・・」
えみるは立ち上がる事によって内部に入れられたローターが強く感じられ、足がガクガクと震えた。
「いやっ、だめっ・・・とって!・・・これ、取って下さい。お願いします」
えみるは涙をグッと堪え、男に哀願するが、
「いいから早く来い!・・・ノーパン娘!」
そう言って、スカートをハラリと捲り上げた。
「いやっ・・・・」
えみるはすぐさま、スカートを押さえて辺りを見渡した。どうやらまわりに人はいなく、見られた様子はなかったが、ノーパンという事を頭の意識に植え込まれてしまって、さらに下半身に神経が注いでしまい、震えるローターの刺激が今まで以上に頭のてっぺんまで感じられた。
えみるは唇をわずかに開かせながらも、乱れる吐息を押さえつけ、指先までギュッと力を入れてのろのろと男の後についていった。
6月18日、13時14分。
男は、えみるを駅からちょっと離れたホテルに連れてきた。
えみるは先程から入れられているローターの動きによって、もう歩くのにも限界が来ており、大人しく男の後に従い、ホテルの部屋に入ったがその部屋を見て、身体全体から血の気が引くようだった。
男に連れられて入った部屋は、えみるの目から見れば魔女が怪しい笑みを浮かべ壷の中の液体をまわして、怪しい薬でも作っているような所だった。ようするに、一般的に言えば、SM専用ルームであったのだ。
えみるは、こんな世界は本だけだと思っていたので目の当たりにして足が竦み、身体はブルブルと震えだした。
そんな、えみるを男は気にするようでもなく、部屋の中をフラフラとまわり、手になんだか怪しげなものを取っていた。
『いやっ、なに・・・これから、何が起るの?・・・・えみりゅん、なにされちゃうの?・・・・・恐い・・・助けて・・・助けて・・・ダーリ・・・・・ン・・・・』
えみるは、身体中に走る恐怖の戦慄と戦う。
そして、最後に思い浮かべるあの彼の顔。
しかし、今、えみるを助けてくれる人はいなかった。
あの時の彼はただ自分の記憶の中で笑うだけ。
えみるは、自分自身でこの恐怖に耐えねばならなかった。
133 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:44:05 ID:aN32wowV
6月18日、13時20分。
「きゃっ・・・」
男はえみるの腕をつかむと、ベットの上に突き倒した。えみるの白い双臀は露わになり、男は顔をほころばせる。
「さてと、どこにいったかなぁ〜」
男はえみるの秘部に詰め込まれたローターを探す為に指を突っ込み、秘孔の中をグリグリと掻き回した。
「きゃぅ、いっ・・・いたっ・・」
えみるは、震えるローターを秘孔の中でさらに掻き回させられ、身体をビクッビクッと震わせる。
「あれ〜、ないな〜」
男は、わざとらしく言い、指をさらに動かして肉壁を擦り上げる。
「あっ・・あうっ・・・あんっ・・・ああっ・・」
爪先を伸ばし、足をピーンと張った状態で反り返って、口をパクパクさせ、押し寄せる激情と戦う。えみるの身体の中に何か生き物が入り込んだようだった。
「・・おうおう、あった、あった」
「うっ、あっうっ・・・あんっ!・・」
男はわざとらしく、ローターを取り出し、えみるの秘唇のまわりに当てる。震えるローターは、力を加えなくとも自分で秘裂の刺激しながら、這い回る。
「うっ・・・うんっ・・あっ・・・やっ・・やめっ・・・・」
えみるの弱々しくも魅惑的な声が口から零れる。そして、首を振りイヤイヤする表情とは裏腹に秘裂からはトローリと愛液が零れだした。
6月18日、13時40分。
えみるは服を脱がされ、ベットの上に寝かされた。
男は、上着の内ポケットから箱を取り出すと中からは注射器が出てきた。そして、男の顔は不気味に笑みを浮かべ、取り出した小さなビンのキャップを外し、中の液体を注射器の中に吸い込む。
注射器の中にみるみる吸い込まれていく液体。全てが吸い込まれ針の穴に入った空気を抜く為、ピッと先から液体を出す。えみるは瞳を見開き、手にグッと力を入れてシーツをつかむ。今から起る出来事に耐える為に・・・恐怖と戦う為に・・・。
「えみる、天国に連れていってあげよう!」
男は左手をえみるの秘唇に当てて、指で左右に開いた。重なり合った大蔭唇の狭間から、ピンク色の肉壁が現われ、その上部にわずかな蕾が姿を見せる。
「いやっ・・やめて・・おねがい・・・・おねがいします・・・」
えみるは鳴き声を噴き零し哀願するが男は気にもせず、次の動作に入った。
「えみる、動くなよ!変な所に刺さっても知らないぞ!」
「やっ、ゆるして・・だっ・・めっ・・・・」
男は、えみるのクリトリスに狙いを定め、注射針を突き刺す。注射器の中の液体が徐々に無くなっていき、それはえみるの身体の中に注がれた。
「あうっ・・・うっ・・・」
えみるは身体中にヒヤッと水流が走ったかと思うとその後から追いかけるように熱い激流が襲い掛かった。全身真っ赤に燃えるような感じになり、背中に感じるベットの感触でさえ妙に気になり始めた。
「どうだ、えみる全身の性感体の気分は・・・」
男は首筋から乳房を通り太股へ指を這わせる。
「きゃぅ・・あっ・・・あんっ・・・・」
ビリビリと身体中が震えた。男の触った後は熱くなって、一本の線が走ったようだった。
「はははっ、いいようだな。これでお前はもう何も考える事はできない。そして、感じ続けるんだ!はははっーーーー!」
男は狂ったように笑い、そして自分の腕にも注射器を刺した・・・。
134 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:44:36 ID:aN32wowV
6月18日、14時00分。
「はっ、はっ、はっ・・・・」
男はえみる責める。激しく、激しく繰り返されるピストン運動。
「はぁ〜ん、いやぁ・・・あ〜んっ・・・・」
えみるは頭を左右に振り、哀感たっぷりのすすり泣くような喘ぎ声を上げ、官能の世界へと入り込んで行く。白く奇麗な身体は赤く染まり、男を求めるがごとく腰を動かす。男の背に足をまわし、自らが望み男のグラインドを呼び込む。
男のピストンはさらに早くなり、えみるを犯す。男は甘美な快楽の世界に浸っていたが、瞳は黒く濁り焦点は合っていなかった。
「はっ、はっ、はっ・・・・・」
ただロボットに様に腰を動かす。
「あうっ・・・いやっ、だめっ・・・えみりゅん、えみりゅん・・イッちゃう、気持ちいいの、ああっん・・・・いっ・・・いくぅーーー!・・・・・」
泣き喚きながらも男の体を求め、ギュッと抱きしめ求める。広がる快美感が男のマグマをヌルヌルの肉壁で締め付け絶頂を呼ぶ。
「うぉっ・・あうっ・・・・」
男は絶頂を迎え、えみるの内部に欲求を爆発させる。
「あぁーーーーー!・・・・・・」
男の精液を子宮の内部で受け止める。ドクドクと注ぎ込まれる液体に身体中を流れる電流のような衝撃。
えみるは身体が吹き飛んでしまうような壮絶な絶頂感に襲われ、それは身体全体、脳天までも突き貫け、そして次々に襲い来る芳烈なオルガスムス酔いしれた・・・・・。
「う〜〜ん・・・・」
えみるの秘孔は最後の一滴まで精液を絞り出すように伸縮を続けていた・・・・・。
135 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:45:07 ID:aN32wowV
6月18日、23時25分。
『・・・女なんてこんなもんだ!マグマを突っ込まれれば誰でもよく、抱いてもらえる男になら平気で尻を振るのさ!・・・はっはっはっ・・・』
頭の中をリフレインし続ける男の言葉。確かにあの時、えみるは感じてしまった。今まで味わった事のない、圧倒的な快美感・・・。
でもあれは、薬のよって起こされた訳で自分の意志ではない。
えみるは心の中で何度も否定する。
「違う!違うりゅん・・・」
布団をかぶり、ベットの上で涙を流す。
「・・あっ、あの注射のせいりゅん・・・」
呟かれる声は、鳴咽に変わり、シーツに涙が広がる。
しかし、頭の中を襲い続ける暗黒の記憶・・・・・・。
『・・・ああっ、あんっ・・ねぇ、もっと、もっと欲しいりゅん・・ねぇ、ちょうだい・・・ああっんぁ〜〜!・・』
最後に見せられたえみるのあられもない姿。男をギュと抱きしめ、淫らな声を上げ、男を求め続ける姿。
男は目を細めてえみるの顔を見ていた。流されるビデオを見てどんな顔をするのか観察していた。
そして、その期待通りの反応を示してしまったえみる。
『うっ、うそ・・・こんなのうそりゅん・・』
えみるは目の前に映る現実を否定した。否定したかった・・・。
しかし、男はその言葉を待っていたかのように、えみるの顔を睨み付け言葉を放った。
『嘘じゃないさ!・・お前はただの淫乱女子高生だ!・・・よく見てみろ、ほ〜ら〜あんなの嬉しそうに俺のマグマを咥え込んで、自分から腰を振っているじゃないか・・大声を上げて欲しがっているじゃないか。えみるは淫乱なんだよ!』
『いやっぁぁぁーーーーーー』
信じられなかった!信じたくなかった!あんな自分・・・。
好きでもない男に腰を振り、求め唇を重ねる自分・・・。
顔を上気させ、大きな喘ぎ声を上げている自分・・・。
えみるは現実から逃げるようにベット上でうずくまり、目を閉じ、両手で耳を塞ぐ。だが、えみるの耳には自らの淫らな喘ぎ声がリフレインし続け、気が狂いそうだった。
そして、男がえみるにかけた最後の言葉。
『・・・女なんてこんなもんだ!マグマを突っ込まれれば誰でもよく、抱いてもらえる男になら平気で尻を振るのさ!・・・はっはっはっ・・・』
男はそう言い放つと高々と笑い、満足げに部屋を後にした。
『いやぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!』
残されたえみるは大きな声を上げたがそれは空しく散っていった・・・・。
「あっ、ははっ・・・・違う・・・違うりゅん・・・えみりゅんがそんな訳無いりゅん・・・・ははっ・・・」
視点の合わなくなった瞳を天井に向け、口を僅かに開き、何かを求めるがごとく腕を振り回す。
暗黒の記憶に圧倒されるえみるの精神・・・・ぼやけた瞳は何を意味するのか?・・・・何を求めているのか?・・・・何を想っているのか?・・・・。
えみるはこの壮烈な現実に押しつぶされる寸前まで来ていた・・・・。
136 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:55:33 ID:aN32wowV
6月25日、15時24分。
「ああ〜ん、いい!もっと、もっと・・・・・・」
「ははあっ、はっ、はっ、はっ・・・・」
えみると男の狂乱の日々は続いていた。
あれから毎日のように呼び出され、昼間から抱き合う二人。
男の腕には無数の注射の跡があり、男はえみるを抱く度に至極の世界へと旅立っていた。
えみるは既に破りの痛みからは開放されており、男に抱かれる事によって身体は否応無しに快楽にのたうってしまうようになっていた。
「はははっ・・・・」
「はあん、ああっ〜、ああん・・・・」
狂ったように腰を動かす男と切なげに腰をくねらせながら男を求めるえみる。
男の瞳は視点を失い、瞳孔は大きく開かれている。
えみるの唇は快美な喘ぎ声を発し、秘唇は伸縮を続けマグマを包み込み締め付ける。
---だが---
二人の狂乱の時間は終わりを告げようとしていた。
「はっ、はっ、わははははははーーー!」
狂ったように笑い続ける男。
もう、男の瞳は何も見えなかった。
そして、身体は何も感じなくなっていた。
では、男の笑いは・・・快楽は何処から来ていたのだろうか?
その笑いは外的刺激のよって与えられた物ではなく、内的な精神の制圧によるものであった。
精神を征服する事によって起こされた笑い。
自らの悩み・葛藤・トラウマ・・・・・男の侵された精神。
---女性不信---
信じていた母親に裏切られた幼少の頃の記憶。
心の奥底に封印し、消し去り、生きてきた筈だった。
だから医者になり、婚約もした。
もう一息の筈だった。
もう一息で乗り越えられる筈だった。
だが、運命の神は無常だった。
封印した筈の記憶。
思い出してしまった。
思い出させられた。
それは、二度目の体験。
二度目の裏切り。
・・・・・婚約者の裏切り・・・・・。
「ははははーーー!」
楽しそうに歩いている少女が目の前にいた。
そして、聞こえてきた。
「・・・ダーリン・・・」
直後、耳の鼓膜がピンッと張り、何も聞こえなくなっていた。
そして、心を覆った黒い影。
『・・・こんな少女がダーリンだと・・・』
気がついたら、後を付けていた。
家を確認し、名前を調べていた。
そして、手紙を出していた。
内容なんてどうでも良かった。
夜、家から出しさえすれば・・・・後を付けるのだから・・・。
そして、狂気の扉は開かれた・・・・。
137 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:56:36 ID:aN32wowV
---終わり。
---もう終わる。
---男の命は終わる。
---いや、既に終わっていたのかもしれない。
---あの時、既に・・・・・。
「はぁーーーーー!ああっーーーーー!おおーーーーー!」
狂ったように動いていた腰は動きを止め、男は発狂した。
「うわぁぁぁーーーーー!」
それは、一瞬の出来事だった。
男の生命は終わりを告げたのだ。
---男は死んだ---
しかし、まだ終わっていない者がいる。
男の死体に押しつぶされている少女。
男の生は終わったかも知れないが、まだ少女の生は終わっていないのだ。
生ある者の宿命として、まだ少女は生き続けなければならなかった。
男が、死ぬまで悩まされていた精神の遺産を引き継いで・・・・・。
138 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:57:12 ID:aN32wowV
6月27日、3時07分。
暗闇に一人たたずむ、えみる。
狂乱の日々は終わった。
しかし、精神の狂気は今、始まったばかりであった。
身体に刻み込まれた、快楽の扉は否応無しにえみるへと襲いかかる。
そして、えみるはその欲望の渦に従うかごとく、自らを慰める。
「はぁん・・・あっ、あん・・・」
それは、狂ったように自らを慰める。
そう、確かに自らを慰めているのである。
しかし、それは性欲からではなく、暗い記憶から・・・・であった。
欲望に身を任せている時のみ、あの暗い記憶から逃れられ、すべてが忘れられた・・・・・いや、忘れられている筈であった。
---「あはっ、あん・・・ああっ・・・・」
---「気持ちいい!気持ちいいの!」
えみるはわざと声を上げて喘ぐ。
---「あん、もうだめ、はん・・・・」
しかし、その声はとても不自然で、あたかも自分に言い聞かせているようだった。
---「ああん・・・えみる、イッちゃう、イッちゃうよーー!」
大声を上げて、快楽の渦に巻き込まれたかと思えたえみるだったが・・・
---「・・・・・・」
沈黙の時が数秒、流れ・・・
---"バンッ"
次の瞬間、壁に枕が叩き付けられた。
---「・・・うっ、ううっ・・・・」
身体を起こし、シーツをギュッとつかむ。
そして、えみるの瞳には涙が流れ出ていた。
---「こんなの・・こんな事したって・・・・・気持ちいいわけないじゃないーーーーー!」
えみるは心の傷を快楽に流される事によって、忘れ去られる事はなかったのである。
それは、心がどうしても忘れてくれない一つの事があったからだ。
頭の中が真っ白になり、何もかもがどうでも良くなる一秒前。
その時になると、頭の中にフラッシュバックされる思い出。
出てこなかったのは注射を打たれた、あの時のたった一度だけだった。
その時以外は必ず出てくる一人の少年。
思い出の彼・・・・・『横見 達弥(よこみ たつや)』
「うっ、ううっ・・・・ダーリン・・・・・」
泣き崩れる、えみる。
えみるにとってたった一つ、日常の日々への想いとして繋ぎ止めてくれている思い出の彼。
彼に逢いたい。
彼に逢えさえすれば、もう何もいらなかった。
---命さえも---
今、えみるが生を保っているたった一つの理由がそれだった。
139 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:57:45 ID:aN32wowV
6月28日、11時46分。
この日は生気を失い、生と死の狭間を行き来する、えみるにとって運命の一日だった。
それは突然の出来事だった。
部屋の窓から、ボーっと外を眺めていたその時、家の前に立ち止まった一人の青年がいた。
青年は、確かめるようにえみるの家の表札を見たかと思うとその後、数歩ほど下がり、考え込むように向かいの電信柱に背中をつけた。
「・・・・・・」
えみるは最初は特に気にしなかった。
今は、そんな人の事を考える事さえ、嫌だった。
「・・・・・?」
だが数分後、いつまで経っても立ち尽くす青年が気になってきた。
「・・・・?!」
10分、20分・・・・・青年が動く気配はない。
えみるは恐くなり、カーテンを閉めようとしたその時、
「・・・・・!」
青年が、フッと顔を上げた。
えみるは身体全身に震えが走った。
140 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:58:17 ID:aN32wowV
6月28日、12時10分。
"バンッ"
ドアが激しく押し開かれ、中からえみるが飛び出してきた。
「ダーリンーーーーー!」
「うっ、うわぁぁぁぁぁ!」
えみるは体全体を投げ出すように、青年に預けた。
「ダーリン、ダーリン、ダーリン・・・・・・」
「えっ・・・・えみる?」
「うん、私・・・・・私、えみりゅんだよーーーーー!」
「くっ、苦しいよ〜!」
えみるは感情を爆発させて、達弥を抱きしめる。
達弥は激しい歓迎に喜びを憶え無くもなかったが、えみるの顔を見た時、戸惑いを隠せ無かった。
「ダーリン、ダーリン・・・・逢いたかった。逢いたかったりゅん・・・」
えみるは瞳からボロボロと涙を流していた。
「・・・えっ、えみる?・・・」
達弥の事を"ダーリン、ダーリン"と連呼し、涙を流し続けるえみる。
それを見た達弥の頭には確実に疑問符が付けられた。
「えっ、えみる?・・・どうしたんだい?・・・・何があったんだい?」
達弥はえみるの肩をつかみ、引き離し、話しかけた。
「・・・うっ、ううっ・・・」
流れ落ちる涙を拭おうともせずにえみるはただ達弥を見つめている。
「・・・・・どうしたんだい?」
達弥は優しい瞳でえみるを見つめると、もう一度ゆっくりと問い掛けた。
「・・・・えみりゅん・・・えみりゅんは・・・・もう、ダーリンと一緒になれないの・・・・・うっ、ううっ・・・・・ごめんなさーい!」
えみるは小さな声でそれだけ言うと、達弥を突き放し、家の中へと駆け込もうとした。
「ちょっと、待って!えみる!」
達弥はえみるが家に中に駆け込もうとした瞬間、咄嗟に腕をつかんで引き寄せた。
「あっ、ダーリン・・・・」
えみるはつかまれた腕によって、もう一度、達弥の元へ引き寄せられ、とても優しく微笑んでいる達弥の顔が見えた。
「えみる・・・」
達弥は名前を一度だけ呼ぶと後は何も言わずえみるをそっと抱きしめた。
「うっ、ううっ、ダーリン・・・」
えみるは肌ではなく、心によってつつ見込まれた温もりを全神経で感じ取った。
えみるによって、達弥は家の中へと招かれた。
この後、えみるの部屋で語られた事はこの日以後、この世の中において二人以外、誰も知ることのない話であった。
えみると男の最大の違いは何だったのだろうか?
・・・・・・それは・・・・・・。
歯車は大小関わらず、取れてしまえばもう回ることはないのだ。
だが、それを戻せるか戻せないかは、人の力によるのだ・・・・・。
141 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:58:50 ID:aN32wowV
199*年7月24日、11時17分。
「えみるーーー!早く来いよ!」
「はぁ、はぁ、はぁ、ダッ、ダーリン早いよぅ〜」
えみると達弥はある山にピクニックに来ていた。
「なに言ってんだ。ここに登りたいって言ったのえみるだろ!文句言ってないで登る」
「え〜ん、ダーリンが苛めるぅ〜」
「苛めてないだろ!・・・・こんな処、登らされて俺の方がずっと苛められてるよ」
「わ〜ん、ダーリンが怒ったぁ〜」
「怒ってないだろ!」
「怒ってるよぅ〜。わ〜ん、わ〜ん・・・・」
「泣くな!・・・・わかった、もう少しゆっくり歩いてやるから・・・・」
達弥はやさしくえみるに話し掛け、歩くペースを落としたが、えみるは泣き真似を止めず、達弥に話しかけた。
「わ〜ん、わ〜ん、疲れたぁ・・・ダーリンおんぶして♪」
「するか!もう知らん!帰るぞ!」
えみるは悪戯っ子のように微笑んでいたが、達弥が帰ろうとすると急いで抱きつき謝った。
「ごっ、ごめんなさ〜い。うそ、うそりゅん。ダーリン帰らないで!」
「まったく・・・・」
達弥は呆れ顔でえみるの手を取ると、今度はえみるのペースに合わせ、ゆっくりと登り始めた。
二人は手を取り合って、山を登っていくと頂上付近には広大な草原が広がっていた。
「おおっ!すごいな〜!」
「ふふふっ・・・ここはえみりゅんの取って置きの場所りゅん。ぜぇーったいダーリンと来ようと思っていたんだ」
二人の体は草原の心地よい風に包まれ、身も心も洗われるようだった。
「ところでえみる、お腹すかない?」
「すいた〜。じゃあ、お弁当にしようりゅん。今日はえみる腕によりをかけて作ってきたりゅん」
「・・・えっ、えみるが・・・作ったの?」
「そうりゅん。ダーリンの為に心を込めて作ったりゅん」
「・・・・・・」
「・・・ダーリン、その顔はなにりゅん・・・」
「いや、だって・・・ねえ・・・・」
「・・・"ねえ"って誰に言ってるりゅん。えみるの作ったお弁当が食べられないりゅん」
「・・・食べます・・・」
「宜しい!」
えみると達弥は草原の中の小高い丘に座りお弁当を広げた。
142 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:59:22 ID:aN32wowV
「はいどうぞ!」
「おおっ!」
えみるが作ってきたお弁当は達弥の予想とはうって離れた素晴らしいものだった。
「どうりゅん!」
「うん、見た目はいいよ、見た目は・・・・」
「むぅ〜、中々しつこいりゅん。じゃあ、食べてみるりゅん」
「おう!食べるぞ!
---パクッ---
「どうりゅん!」
勝ち誇ったような目つきで達弥の顔を見るえみる。
「うっ、うまい!」
達弥の口から思わず、言葉が飛び出す。
「ふっ、ふっ、ふっ・・・どうだりゅん」
「おおっ、えみる、うまいよ!うまい!」
達弥は次から次へとお弁当を口に運んでいたが、あまりに急いで食べたので喉を詰まらせてしまった。
「うっ・・・うううっ・・・」
「だっ、大丈夫りゅん。はい、これ!」
えみるはお茶を差し出し、達弥はそれを受け取ると一気に喉に流し込んだ。
「はぁ、助かった・・・」
「そんなに一気に食べるからりゅん。そんなに急がなくてもお弁当は逃げないりゅん」
「はははっ・・・・」
「じゃあ、えみりゅんも食べようかな・・・・・パクッ・・・・うん、美味しい」
143 :
保守コピペ:2006/04/28(金) 03:59:54 ID:aN32wowV
7月24日、13時35分。
達弥はえみるに膝枕され、空を眺め、思っていた。
えみると達弥はあの日以来、付き合うようになった。
それは確かに平坦な道ではなかった。
達弥も最初からえみるの事を愛していたとは言えなかった。
最初は確かに同情心も無かったとは言えなかった。
だが、今は違う。
えみるを心の底から愛している。
それは、断言できた。
何故なら、これは今後も変る事はなかったのだから・・・・・・。
えみるは膝の上に達弥の頭をのせ、優しく頭を撫でながら思っていた。
あの日、あの時、出会えていなかったならば・・・・。
自分の心を正直につげたあの日・・・。
達弥は何も言わず、ただ優しく抱きしめてくれた。
その時、強く感じたのだ。
この人と一緒にいれば安心する。
そして、生きていけると強く思った。
-----この人の傍にいたいと-----
そして、彼は今も傍にいてくれている。
そして、私は今も彼の傍にいたいと思う。
そして、これからも・・・・・・ずっと・・・・ずっと・・・・・・・・。
FIN
144 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 16:58:13 ID:IrYgyHw9
GJ
シチュ出ししたら職人さん書いてくれるだろうか?
山小屋で連れ去られた女性、埼玉県で発見・保護
これだ!
148 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 02:35:23 ID:kFjdGSn0
56歳なんですけど
妙子っ!
妙子はいまいかっ??
今日から愛鳥週間
そんなわけで真奈美のSSキボンw
「ウフフっ、元気になってよかったね。もうちゃんと上手に飛べるようになったし、さえずりもとってもキレイ」
「……真奈美」
「えっ? あ、あの……ごめんなさい」
鳥たちと話すことに夢中になっていて、真奈美は僕の存在を忘れていたようだ。
ちょっと寂しいけど、僕は真奈美のそんなところも大好きなんで不満はない。
ここは杉原家が所有する山林だ。僕たちは一緒に山を散策している。
高校を卒業した真奈美は新年度から東京で暮らすことになった。
もちろん真奈美の体調のことを考えれば環境のいい高松で過ごすのがいいはずだ。
それでも真奈美は東京に出てくることを望んだ。当然ご両親は難色を示した。
最終的には東京に真奈美の叔母さんが住んでいることでご両親も折れた。
それだけ真奈美の決意が固かったからだろう。
そして僕は真奈美を迎えに来た。
前日に高松入りし、昨夜は真奈美のご両親に挨拶も済ませた。あとは出発するだけ。
空港には夕方行けばいい。それまでまだしばらく時間はある。
『東京に行ってしまえばしばらくは高松に戻ってくることもないだろう。だから小鳥さんに挨拶がしたい』。
そんな真奈美の申し出を受け、僕たちは山に登った。
そうして、真奈美が馴れた小鳥たちと楽しそうに語らっているのを見ていたんだ。
「この前真奈美が言ってた『小鳥さん』って……」
「はい。この子たち、前に巣から落ちてケガしていたのを私が助けてあげたんです」
言いながら真奈美は小鳥のくちばしに指を持っていく。
それをついばむようにして小さく鳴く小鳥に真奈美が目を細める。
「それで、今でもこうして時々私の家のバードフィーダーに遊びに来てくれるんです」
「なるほどね」
「かわいい……でしょう?」
僕の同意を求めるように、小首を傾げて聞く真奈美。
小鳥もそうだけど、そんな真奈美もとってもかわいいと思う。
「うん……」
真奈美もだよ。そう言いかけて、そこは飲み込む。
そんな僕の声の微妙な調子を感じ取ったらしく、真奈美がちょっとだけ怪訝そうな顔をする。
……昔からこういう気配を読むのが真奈美は上手かった。
だけど真奈美は何もなかったかのように少し離れたところの木を指差す。
「あっ、ほらっ、あそこに大きなムクの木が見えるでしょう? あの木の梢にこの子たちのねぐらがあるんです」
腰をかがめる。そして真奈美が指した方角を見る。自然と僕たちの距離が縮まる。
「あ、あれか……。優しいんだね、真奈美は」
「えっ? 私がですか? あ、あの……そんなことないです」
頬を染めて真奈美がうつむく。だけどすぐに顔を上げると、
「ただ、この子たちを助けることで私、自分にもできることを見つけたような気がするんです」
そう力強く言った。
「うん」
「私は空を飛べなくたって、飛ぶ手助けはできるはずだって」
そこまで言って、真奈美の顔にまた朱が差した。
そして僕を見上げて言葉を継ぐ。
「あっ……でも本当はこのこと、昔、あなたが私に教えてくれたんですよ」
そうだ。中学3年のとき、僕は真奈美にそう言った。
あの時からかもしれない。僕が真奈美に魅かれたのは。
3年かかったけど、その気持ちは今こうして形になり、僕たちは付き合っている。
今年の春、真奈美からの手紙をきっかけに僕たちは再会した。
あれから半年。真奈美は僕にとって、なくてはならない大事な存在になっていた。
「真奈美は僕にとって何よりも大切な人だよ。真奈美がいることで僕は元気をもらってる」
素直な思いを口にした。だけど真奈美はあわてて言葉を返す。
「そんな……。あなたがいなかったら私、きっと今でも弱い真奈美のままでした」
そして、
「あなたが勇気をくれたんです。いつも優しく励ましてもらって、私……」
かすかに瞳を潤ませ、真奈美が僕に寄り添う。
「真奈美……」
あごに指をかけ、心持ち顔を上向ける。
そのまま、そっと唇を合わせた。
ごめんなさい、154は間違いです。
容量と行数を確認していて、誤って書き込みボタンを押してしまいました。
SSはとりあえず書き上がっているのですが、推敲が済んでいません。
なるべく早く完成させて、遅くとも今週中には投下したいと思います。
前と同じミスをしてしまって申し訳ありません。今後は充分気をつけます。本当にすみません。
ドンマイ。
160 :
34:2006/05/14(日) 13:07:13 ID:C3JxqL4R
安達妙子×佐々木哲郎、工藤千草×安達純で書きました。
浮気ネタなので苦手な人は注意してください。
メインで書いている話が行き詰って気分転換に書いたお話なので短いです。
「あ、ああ、ダメッ……哲郎、もっと突いて!」
後ろから突かれながら妙子はあられもない声を上げた。
妙子を後ろからヨガらせている男は佐々木哲郎。
妙子の幼なじみにして、妙子の親友である工藤千草の恋人だった。
後背位で繋がっている妙子と哲郎の激しい行為を覗いているのは妙子の弟の純、そして哲郎の恋人である千草。
押入れに隠れ、僅かに開けた襖の隙間から驚きの顔と共に見ていた。
千草お姉ちゃん、面白いものを見せてあげるよ―――
ほんの数刻前、純が千草に投げかけた言葉。
浮かない顔をしていた純が気になって千草はその誘いに乗ってしまった。
その時はまさか「こんなもの」を見せられるとは考えもしなかった。
「は、早く終わらせてよね……でないと千草が……」
「テーブルの書置き見ただろ。学校まで戻ったんだから一時間は帰ってこないさ。久しぶりにたっぷりと可愛がってやるよ」
尻を高く上げている妙子の膣奥まで貫く肉棒。
親友の恋人なのに妙子はうっとりとした貌で剛直の硬さと形を味わう。
今の哲郎と妙子は千草の知っている二人ではない。
いっそ夢ならばと、二人がセックスを始めた時から願っていた。
「言った通りでしょ。この二人、こんな関係なんだ」
一緒に押入れに入っている純が暗い声で千草に教える。
しかし千草の耳に入っているか疑わしい。
二人の関係に驚いているのはもちろんだが、問題は二人の繋がり方だ。
哲郎が挿れている場所は性器ではなくその後ろの穴、肛門を使ってする性行為を心の底から愉しんでいた。
「やっぱり妙子のケツは締りがいいな。千草とアナルセックスなんて出来ないから余計に気持ちイイよ」
「あ、あんたね……千草は普通の女の子なんだから。こんな、事……させたら許さないんだから」
妙子は親友の事を言われ、流石に哲郎に念を押した。
しかし哲郎は意にも返さず、腰を振るスピードも深さも増して注意した妙子を更に責め立てる。
怒った顔が快感に歪められる様子が哲郎には堪らなく、菊門を抉る深さも一層激しくなる。
「許さなかったらどうするんだよ?尻の穴でチ○ポをぎゅんぎゅん締めながら言う台詞じゃないよな」
「ひンッ!そんなに激しくしないで……こ、壊れちゃう……」
口では嫌がっていても、親友の恋人を寝取る背徳感と肛門性交による快感には勝てない。
緩んだ口からは涎を垂らし、そばかすのついた幼さがまだ抜けていない顔立ちがふしだらで成熟した女の顔へと変貌する。
カチカチの肉棒が引き抜かれると菊門の肉が一緒に引かれて艶のある声を上げてしまう。
自分の知らない一面を見せる妙子の姿は衝撃的過ぎて、千草は息をするのも忘れて魅入っていた。
隣に純がいる事など、もはや頭の片隅にもない。
だから純が千草を見ているのに、そしてスカートの中へと手を伸ばしているのに気づかなかった。
「……え、ち、ちょっと純くん」
「しッ!バレちゃうよ、千草お姉ちゃん」
「で、でも……こんな」
純の手はスカートの中に這入り、女陰を覆い隠す布切れの上から千草を触る。
薄暗い中、真面目な純の顔が飛び込んできた。
とても小学生とは思えない真剣な顔に、年下の男の子なのに千草の胸がきゅっと締め付けられた。
「千草お姉ちゃんのここ、濡れてるね」
「ダ、ダメよ……お願いだから……私、哲郎君と付き合っているんだから……」
「でも哲郎兄ちゃんは姉ちゃんとしてるよ。見たでしょ、お尻の穴で繋がってるんだよ」
信じたくなかった事実が純の口から聞かされる。
千草は純の事が好きだった。
もちろんそれは親友の弟としてであり、ちょっと悪戯好きな手のかかる男の子で、一人っ子だった千草は本当の弟のように思っていた。
「千草お姉ちゃんは知らないみたいだけどあの二人はね、ずっとこんな関係を続けてるんだ。
だから千草お姉ちゃんが哲郎兄ちゃんと付き合ってるって聞いた時、すごく悔しくなって……」
「だからって……いやッ、そんなところに指を挿れないで!」
「しゃべらないで」
冷たい声が千草の抵抗を一時的に止める。
純の真剣な眼差しは、哲郎と妙子の肛門性交を見て荒んだ心に、鋭利なナイフで切りつけられたようにすうっと這入りこむ。
弟のように思ってきた年下の男の子が、こんなに真摯な目をするとは全然思わなかった。
だが純とて千草以外の女の子に、こんな目をするわけではない。
「僕たちが覗いているって二人に知られたらどうなると思う?」
純の言葉は一瞬にして千草を黙らせる。
二人の浮気現場を覗き見た千草はわざとそれを考えないようにしていた。
恋人との仲が壊れる。
親友との仲も壊れる。
二人とも千草にとってかけがえのない存在だった。
今、自分が押入れで覗いている事が知られれば一瞬にして、しかも二人同時に失う事になる。
「バレると、まずいよね」
純は身体を寄せて、たったそれだけの言葉で千草を黙らせた。
指は濡れほそばった花弁を愛で、顔を近づけさせる。
「だからってこんな事……ダメよ、純くん」
千草の声はいつの間にか部屋の真ん中で愛し合っている二人に気づかれないように小さくしていた。
純を止めようとする手の力も思うように入らない。
分泌した愛液で淫裂は濡れ、肉壺まで弄る子供の指に負けて、抵抗する気力が失われていく。
「好きだ、千草お姉ちゃん。初めて会った時からずっと……」
純の突然の告白に、千草の頭の中が真っ白になる。
親友の弟、7歳も年下の小学生、しかも恋人の浮気現場を覗いている状態ではまともに頭が働かないであろう。
自分よりも背の低い男の子に身体を支えられて、唇と唇が近づいていく。
ゆっくりと目を閉じる純につられて千草も目を閉じて、微かにおとがいを反らす。
何をしてるの私―――
千草は頭の中がめちゃくちゃに絡まって、何が正しいのか分からなくなった。
唯一つ、分かった事は純の唇の感触。
柔らかくて温かくて、触れただけで純の気持ちが伝わってきて、男の子の切ない想いに囚われた。
純とは哲郎と付き合うずっと前から会っていた。
淡い恋心に気づかず、それどころか哲郎と付き合っていると純の気持ちも知らないで嬉しそうに話した。
ちくりと胸が痛んだ。
いつの間にか傷つけていた。
後悔と自責の念に苛まれながら、千草は身体を純に委ねてしまう。
「ん……はぁぁぁ……」
舌が差し込まれてきても千草は抗わず、それどころか千草の方から舌を絡ませる。
ぴたりと閉じた脚が緩み、純の手が割って入る。
「千草お姉ちゃん……千草お姉ちゃん……」
「純くん……じゅ、じゅんくぅン……」
純を傷つけた事への謝罪?浮気をする恋人への当て付け?恋人を寝取る親友への復讐?
当事者の千草にも分からなかったが辛い現実が忘れたくて、今だけは純を感じていたくて両手を回して自分よりも小さな純を引き寄せる。
緩んだ脚は完全に開き切り、腰を浮かせて純が下着を脱がし易いように助けた。
大人しかった純の手つきはそれを境に激しく情熱的なものへと変わり、千草の弱いところを責め立てる。
絶えず背中を駆け上がる快感に純をぎゅっと抱きしめて、声が漏れ出ないように口付けをして必死に耐えていた。
「ひうッ!んむぅぅぅ……ん、ンン!!」
躯を何度も痙攣させて千草は果てた。
年下の男の子にイかされたとは思わない、思えないほど純は真剣であり、一途な気持ちが伝わってきた。
だらしなく緩みきった股ぐらから純の手が引き抜かれ、びしょびしょに濡れた指を見せられる。
「気持ち良かったんだよね、千草お姉ちゃん」
そんなものを見せられれば否定出来ず、惚けた顔でこくりと頷いてみせる。
恋人以外の男にイかされた事への罪悪感は無かった。
恋人の哲郎だって浮気しているからと思ったが、それ以上に純の気持ちはピュアで自分を愛してくれただけなのだと思ってしまう。
「ねえ、千草お姉ちゃん……」
声は熱を帯びて千草の心に染み込んでいく。
純の首に回した手が解かれ、手を取られて導かれる。
どこへ―――
霞がかった意識の中で、硬いものが手に触れた。
「今度は千草お姉ちゃんがしてよ……」
硬いものは勃起した純の性器だった。
手から伝わるそれの感触は大きくて熱く、千草が指を絡ませただけで声変わりのしていない女の子のような高い声を上げる。
だから抵抗感は少なかったのかもしれない。
恋人である哲郎の剛直を愛するのにもまだ慣れていないのに、千草は自分から口を開けてゆっくりと咥えた。
「ああ……千草お姉ちゃんが僕のをしゃぶっている」
狭い押入れの中で千草は純の牡器官を口で愛してあげる。
純のそれは不快な感じはしなかった。
だがその行為はまだまだ拙いものであり、その証拠として恋人の哲郎が部屋の中で妙子の口腔粘膜を味わいながら批評する。
「ううっ……やっぱり妙子のフェラは最高だ。尻に出したばかりなのにまたイきそうだ」
アナルセックスを終わらせたばかりの妙子はまだ欲望を漲らせたままの肉棒にむしゃぶりついていた。
咽奥の柔肉で亀頭を包めるまで呑み込んだまま惚けた顔を哲郎に向ける。
口唇奉仕は慣れているのか、頭を押さえられ、吐きそうになっても吸い付いたまま離さない。
悩ましく目を閉じて小さく呻きながらするフェラチオは千草とは視覚的にも比べ物にならなかった。
「気にしなくていいよ。千草お姉ちゃんの口の中はすごく気持ち良いから」
純が慰めてくれたが、恋人に言われたショックは大きくて悔し涙が流れた。
千草は純を咥えたまま嗚咽する。
更に追い打ちをかけるように恋人の浮気話を聞かされる。
「文化祭の実行委員になったのは願ってもいなかったよな。二人で遅くまで残って何回も出来たんだから」
頭を撫でられても嬉しくないのか、妙子は黙ってしゃぶり続ける。
その姿をわざと勘違いして哲郎は厭らしい笑う。
「妙子はチ○ポをしゃぶるのが好きだもんな。覚えてるか教室でしたこと。おまえ、千草の机に飛び散った精液を舐め取ったよな」
「あ、あれは汚れたままにしておくとまずいからじゃない」
「だったらなんで美味そうな顔をして舐めてたんだよ。あの時はおまえの顔がエロ過ぎて何回出したか覚えてないぜ」
痛いところを突かれて妙子は再び黙り込んでしまった。
「ほら、早くしないと千草が戻ってくるぞ。一回出しただけじゃ俺のチ○ポが鎮まらないの知ってるだろ」
「わかってるわよ!あんたが邪魔してるんじゃない」
「おおコワ……だったら早く済ませようぜ」
やおら座っていた哲郎が立ち上がり、妙子の頭を掴んだ。
何をするのかが分かった妙子はぎょっとする。
それでも口をOの形にぽっかりと開けて、ギンギンに漲ったままの肉棒を咥える。
「いくぜ妙子、吐かないでくれよ」
覚悟が決まったのか、妙子はぎゅっと目を閉じて待つ。
そして哲郎は頭を掴んだまま、ガシガシと腰を動かして一方的な快感を貪り始めた。
俗に言うイラマチオであり、妙子の口を女性器に見立てて哲郎は柔らかい口腔を嬲る。
「お、おおお……おぶっ!」
嗚咽にも似た声、しかし妙子は哲郎の腰に手を回して男の身勝手な欲望を口と咽で受け止める。
高速で抽挿される邪悪な牡竿は妙子の涎で汚れ、泡だった大量の唾液が悩ましく呻く妙子の胸や腹、太腿に垂れ落ちる。
その光景と音、苦しそうに眉をひそめる妙子の顔は千草には些か刺激が強すぎた。
純の若茎をしゃぶる口の動きが止まり、荒々しい恋人の知らぬ一面が怖くなって震え始めた。
「哲郎兄ちゃんが怖いの?」
純の言う通り、襖を一枚挟んだ向こう側にいる恋人が怖かった。
しかし目の前の純は優しくて、千草は縋りつくような視線を送りながら頷く。
どちらが年上でどちらが年下なのか分からなかったが、今の純は千草にとって頼れる男性にしか見えなかった。
「じゃああっちの事が分からないようにしてあげるね」
そう言うと千草を寝かせ、その上に純が覆い被さる。
但し正対した格好で、お互いの性器が目の前に飛び込んできた。
上からぶら下がる純の肉棒に千草の目が釘付けになる。
純の舌遣いは丁寧でとても優しく、千草の不安を消し飛ばして自分も浮気をしているという事実を溶かしていく。
溶けきった理性は千草のたがを外し、夢中で純の性器にしゃぶりつく。
拙い口遣いだったが一生懸命さが伝わり、純の睾丸がきゅうっと縮んで快感へと変わる。
「いつだったか三人で映画館に行った時におまえ、俺のチ○ポをしごき始めたよな」
再び襖の向こう側から声がした。
「千草がスクリーンに釘付けになってる隙にジーンズの中からチ○ポを取り出して
『静かにして、千草に気づかれる』って痴女まる出しの顔で言うからもうヒヤヒヤしたぜ」
三人で映画館に行ったのって、まだ哲郎君と付き合う前の話だ……
千草は頭の中からその時の記憶を思い出す。
けど今は純の若茎をしゃぶるのが忙しく、すぐに頭の隅へと追いやった。
「修学旅行の時もわざとはぐれたと見せかけて私服に着替えてさ、ラブホテルに入ったっけ。
なんの気兼ねも無く声が出せるから一日中してたよな」
千草はもう記憶の中から思い出すのも億劫になっていた。
純の舌は肉芽を重点的に舐り、指で膣内がほじくり回され、鋭利な快感が身体中を這い回って脳髄を侵し始める。
執拗な純の愛撫は哲郎とは比べ物にならなかった。
妙子にイラマチオをさせている姿を見れば分かるように、哲郎のセックスは壊れてしまいそうなほど荒々しく乱暴だった。
しかし哲郎以外経験の無い千草はそれが当たり前だと思い込み、愛する恋人が悦んでくれるならと耐えていた。
フェラチオだって、学校の空き教室でセックスをするのだって、オナニーを強制されるのだって、それが普通なんだと思い込んでいた。
純の愛し方は千草の心の壁を取り外し、弟への姉弟愛から一人の男性への情愛へと変わる。
今だけは哲郎ではなく、純を心から愛していた。
うっとりとした女の顔で蜜の溢れる肉壺を責められ、頬をへこませて口唇奉仕をする健気な姿を見れば明らかだった。
「出すぞ妙子!全部呑むんだぞ!」
咽の最奥に怒張をねじ込んで哲郎は大量の牡液を放った。
普通ならば吐き出してしまうほど濃くて大量の精液だったが、妙子は咽を鳴らして飲み下していく。
汚れないためでもあったが文化祭以来のセックスで、牡汁と哲郎の肉棒が恋しくて時間をかけて味わいながら胃の中へと流し込む。
久しぶりのセックスと、むせ返るほど大量のスペルマに妙子は満足して、ほうっと熱い吐息を漏らす。
しかしニヤついた顔を向けている哲郎に気づくといつもの顔に戻って後始末を始めた。
「ほら、早くチ○ポしまいなさい!千草が戻ってきたらなんて言えばいいのよ」
「んだよ、さっきまでエロい顔をしてたのに急に真面目になって」
「あのね……あんたは千草の恋人って自覚はあるの!ああもう、どうして千草はこんな男の事を……」
妙子は窓を開けて充満した性交の匂いを、座布団を団扇代わりにして外に出す。
その後姿、特に精液を垂らす菊門は淫靡で、萎えかけた肉棒が再び急角度を描いてそそり立った。
そして妙子を後ろから抱きしめ、剛直を尻たぶに押し付けながら耳元でそっと囁く。
「妙子、もう一回してもいいだろ……」
手は膨らんだ乳房としっとりと濡れた花弁へと伸び、妙子の躯を余す事無く愉しもうとふしだらに蠢く。
だが、悪戯もすぐに止められてしまった。
「あんたって人はぁ……」
「い、痛いって妙子!そこは敏感なんだから力任せに握るんじゃない!」
「だったら早く着替えなさい!いつまで経っても子供なんだか……ら……」
妙子の声が弱々しくなっていくのは当然で、握った牡竿はにちゃにちゃと厭らしい音がするほど濡れている。
誰がこんなに汚したのかは言わずもがな。
「このままだとパンツがカピカピになって気持ち悪いよな、やっぱり」
照れ隠しに哲郎が「あはは」と頭をかきながら笑った。
さすがに自分がした事なのであまり強くは言えない妙子はそのまま一階へと連れてく。
「もう!濡れタオル出してあげるからそれで綺麗にしなさい!」
「ああ、待てって妙子!服とパンツ持ってかないと……」
プリプリと怒った妙子の後ろを、着替えを持ってついていく。
そして二人のいなくなった妙子の部屋の押入れで、純と千草はまだ愛し合っていた。
純は快感に小さな身体を震わせながら腰をカクカクと動かす。
「気持ち良いよ千草お姉ちゃん……ごめんなさい、腰が勝手に動いて……」
純の腰遣いはすでに大人のそれであった。
千草の口を女性器に見立てて腰を振ると、口腔粘膜と唾液の摩擦で、僅かに出来た隙間からジュポジュポと猥らな音が鳴る。
千草は悩ましげな顔をして呻き声を上げているが、苦しいとは微塵も思わなかった。
弟のように思っていた純が真剣に自分を求めて、一生懸命になって腰を振る姿を愛おしく感じていた。
だから何をされても躯は純を欲して、千草は何かに取り憑かれたように幼い若茎に吸い付く。
「そんなに吸わないで……で、出ちゃうよ……ダ、ダメ!」
憧れの女性に肉棒を吸われ、更に後ろの穴を指で弄られながら純は射精に導かれた。
千草の口内に広がる青臭い精液は哲郎のそれとは全然違い、練乳のように濃く甘く感じられて咽を鳴らせて飲み込む。
全てを飲み干してももっと欲しくて吸い続け、若茎に残った僅かな精液ですら啜り取る。
射精の快感に惚けきった純が見たものは普段の千草ではない。
あどけない笑顔を向けているが、その瞳は年下の少年趣味を持つ淫乱な牝そのものであった。
僅かに開いた口から覗く舌が蛇のように蠢き、唇についていた残滓を舐め取る。
精飲の愉悦に浸る千草の貌に、純はごくりと咽を鳴らしながら若茎を再び硬くさせた。
我慢が出来なくなった哲郎は妙子を後ろから抱きしめ、剛直を尻たぶに押し付けながら耳元でそっと囁く。
「妙子、もう一回してもいいだろ……」
手は膨らんだ乳房としっとりと濡れた花弁へと伸び、妙子の躯を余す事無く愉しもうとふしだらに蠢く。
だが、悪戯もすぐに止められてしまった。
「あんたって人はぁ……」
「い、痛いって妙子!そこは敏感なんだから力任せに握るんじゃない!」
「だったら早く着替えなさい!いつまで経っても子供なんだか……ら……」
妙子の声が弱々しくなっていく。
それもそのはずで握った牡竿はにちゃにちゃと厭らしい音がするほど濡れている。
誰が濡らしたのかは言わずもがな。
「このままだとパンツがカピカピになって気持ち悪いよな、やっぱり」
照れ隠しに哲郎が「あはは」と頭をかきながら笑った。
さすがに自分がした事なのであまり強くは言えない妙子はそのまま一階へと連れてく。
「もう!濡れタオル出してあげるからそれで綺麗にしなさい!」
「ああ、待てって妙子!服とパンツ持ってかないと……」
プリプリと怒った妙子の後ろを着替えを持ってついていく。
そして二人のいなくなった妙子の部屋の押入れで、純と千草はまだ愛し合っていた。
純は快感に小さな身体を震わせながら腰をカクカクと動かす。
「気持ち良いよ千草お姉ちゃん……ごめんなさい、腰が勝手に動いて……」
純の腰遣いはすでに大人のそれであった。
千草の口を女性器と見立てて腰を振ると、口腔粘膜と唾液の摩擦で、僅かに出来た隙間からジュポジュポと猥らな音が鳴る。
千草は悩ましげな顔をして呻き声を上げるが、苦しいとは微塵も思わなかった。
弟のように思っていた純が真剣に自分を求めて、一生懸命になって腰を振る姿を愛おしく感じていた。
だから何をされても躯は純を欲して、千草は何かに取り憑かれたように幼い若茎に吸い付く。
「そんなに吸わないで……で、出ちゃうよ……ダ、ダメ!」
憧れの女性に肉棒を吸われ、更に後ろの穴を指で弄られながら純は射精に導かれた。
千草の口内に広がる青臭い精液は哲郎のそれとは全然違い、練乳のように濃く甘く感じられて咽を鳴らせて飲み込む。
全てを飲み干してももっと欲しくて吸い続け、若茎に残った僅かな精液ですら啜り取る。
射精の快感に惚けきった純が見たものは普段の千草ではない。
あどけない笑顔を向けているが、その瞳は年下の少年趣味を持つ痴女そのものであった。
僅かに開いた口から覗く舌が蛇のように蠢き、唇についていた残滓を舐め取る。
精飲の愉悦に浸る千草の貌に、純はごくりと咽を鳴らしながら若茎を再び硬くさせた。
「あれ、なんで純がここにいるのよ」
戻ってきた妙子が怪訝な目で二人を見る。
それもそのはず、二人はこたつの一緒の席に座っていた。
「哲郎君と妙ちゃんが戻ってこないから純くんのお勉強を見てたの。ね、純くん」
「う、うん……」
こたつに脚を入れて畏まる純の姿はらしくなかった。
いつもならば「千草お姉ちゃんをほったらかしにしてどこ行ってたんだよ!」と怒るはずなのに。
しかし先ほどの情事もあり、妙子と哲郎は気まずくて何も言えなかった。
「そ、そうなんだ……じゃあ、テスト勉強を始めよっか」
妙子がこたつに入り、哲郎も後に続く。
しかし純はこたつから出ていこうとはしない。
それどころか小さな身体を更に縮み込ませて恥ずかしそうな顔を見せる。
まるで先ほどの妙子たちのように、許されない情事に浸って悦楽に耐える顔。
「純……いつまでいるのよ」
見ている方まで恥ずかしくなって妙子は純を追い出そうとした。
しかし千草は純の味方なのか、妙子の言葉をのらりくらりと交わす。
「あら、純くんだってお勉強しているんだからいいじゃない」
「で、でも……」
「哲郎君もいいよね。勉強の邪魔をするんじゃないんだし」
「ああ、そうだな……」
笑顔を見せる千草に罪の意識を感じてしまい、哲郎も純の事を強くは言えなかった。
二人は仕方無しにテスト勉強を始めた。
チラチラと千草と純を盗み見ると二人は恋人同士のように身体を寄せ合って楽しく勉強をしている。
哲郎としては面白くない光景だったが、妙子との事もあって何も言えない。
「ねえ純くん、今度お勉強を見てあげるから家に来ない?」
「いいの千草お姉ちゃん?」
「ええ、純くんみたいな弟が欲しかったから歓迎するよ」
そう言って千種はすべすべな純の肌に頬擦りする。
過剰なスキンシップだったが妙子と哲郎は訝しげな視線を送る事しか出来ない。
それを知っている千草は心の中でクスリと笑い、こたつの中で幼い若茎をしごきながら「今度は最後までしようね」と純にだけ囁く。
妙子と哲郎は知らない。
自分たちの浮気が覗かれていた事も、千草が純を、幼い男の子の精液を飲み干すまで愛しているのにも……
170 :
34:2006/05/14(日) 13:18:47 ID:C3JxqL4R
スイマセン「秘密の関係 08」で「秘密の関係 07」と同じのを書き込んでしまいました。
そこは読み飛ばしてください。
とりあえず以上です(´・ω・`)ノ
34氏乙です。
正直微妙。抜きどころがよく分からず、実用的じゃないなぁ…。実際抜けなかったし。
なんつーか、「男の生理」が理解できない女流のエロ小説みたいな感じとでもいうのかな?
文章も構成も上手いと思うし、実際それは大事なことなんだけど、
エロパロが求めてるのはもっと直接的に下半身に訴えてくるものだと思うんだ。
その意味で展開が性急過ぎたというか、あっさりしすぎかなぁ…と。
エロが薄いってわけじゃないんだけど、もっとじっくり描いてあるとなお良かったです。
メインで書いてる話を楽しみにしてます。
まあアレだ。突飛な設定や奇抜な着想ってのは諸刃の剣で、ツボな人はハマるけど引く人は引く。
設定に凝ってて、かつエロが充実してればいいんだけど、そうでないと褒めようがなかったりする。
逆に普通の話でも描写がエロければそれだけで良作となり得る。エロくてナンボだし。
姿勢は評価するが、一般受けしたいなら純愛でもレイプでも「普通の話」をやった方がいいと思うぞ。
175 :
34:2006/05/17(水) 21:23:22 ID:TOOoR5CZ
>172 >173
ご意見ありがとうございます。
今後の参考にさせて頂きます。
真奈美のSSです。
元ネタは「思い出たちとの12ヵ月」同梱ドラマCDの「春」です。
>>154の部分も細部を修正しましたので、もう一度投下します。
「ウフフっ、元気になってよかったね。もうちゃんと上手に飛べるようになったし、さえずりもとってもキレイ」
「……真奈美」
「えっ? あ、あの……ごめんなさい」
鳥たちと話すことに夢中になっていて、真奈美は僕の存在を忘れていたようだ。
ちょっと寂しいけど、僕は真奈美のそんなところも大好きなんで不満はない。
ここは杉原家が所有する山林だ。僕たちは一緒に山を散策している。
高校を卒業した真奈美は新年度から東京で暮らすことになった。
もちろん真奈美の体調のことを考えれば環境のいい高松で過ごすのがいいはずだ。
それでも真奈美は東京に出てくることを望んだ。当然ご両親は難色を示した。
最終的には東京に真奈美の叔母さんが住んでいることでご両親も折れた。
それだけ真奈美の決意が固かったからだろう。
そして僕は真奈美を迎えに来た。
前日に高松入りし、昨夜は真奈美のご両親に挨拶も済ませた。あとは出発するだけ。
空港には夕方行けばいい。それまでまだしばらく時間はある。
『東京に行ってしまえばしばらくは高松に戻ってくることもないだろう。だから小鳥さんに挨拶がしたい』。
そんな真奈美の申し出を受け、僕たちは山に登った。
そうして、真奈美が馴れた小鳥たちと楽しそうに語らっているのを見ていたんだ。
「この前真奈美が言ってた『小鳥さん』って……」
「はい。この子たち、前に巣から落ちてケガしていたのを私が助けてあげたんです」
言いながら真奈美は小鳥のくちばしに指を持っていく。
それをついばむようにして小さく鳴く小鳥に真奈美が目を細める。
「それで、今でもこうして時々私の家のバードフィーダーに遊びに来てくれるんです」
「なるほどね」
「かわいい……でしょう?」
僕の同意を求めるように、小首を傾げて真奈美が聞く。
小鳥もそうだけど、そんな真奈美もとってもかわいいと思う。
「うん……」
真奈美もだよ。そう言いかけて、そこは飲み込む。
そんな僕の声の微妙な調子を感じ取ったらしく、真奈美がちょっとだけ怪訝そうな顔をする。
……昔からこういう気配を読むのが真奈美は上手かったっけ。
だけど真奈美は何もなかったかのように少し離れたところの木を指差す。
「あっ、ほらっ、あそこに大きなムクの木が見えるでしょう? あの木の梢にこの子たちのねぐらがあるんです」
腰をかがめる。そして真奈美が指した方角を見る。自然と僕たちの距離が縮まる。
「あ、あれか……。優しいんだね、真奈美は」
「えっ? 私がですか? あ、あの……そんなことないです」
頬を染めて真奈美がうつむく。だけどすぐに顔を上げると、
「ただ、この子たちを助けることで私、自分にもできることを見つけたような気がするんです」
そう力強く言った。
「うん」
「私は空を飛べなくたって、飛ぶ手助けはできるはずだって」
そこまで言って、真奈美の顔にまた朱が差した。
そして僕を見上げて言葉を継ぐ。
「あっ……でも本当はこのこと、昔、あなたが私に教えてくれたんですよ」
そうだ。中学3年のとき、僕は真奈美にそう言った。
あの時からかもしれない。僕が真奈美に魅かれたのは。
3年ちょっとかかったけど、その気持ちは今こうして形になり、僕たちは付き合っている。
去年の春、真奈美からの手紙をきっかけに僕たちは再会した。
あれから一年。真奈美は僕にとって、なくてはならない大事な存在になっていた。
「真奈美は僕にとって何よりも大切な人だよ。真奈美がいることで僕は元気をもらってる」
素直な思いを口にした。だけど真奈美はあわてて言葉を返す。
「そんな……。あなたがいなかったら私、きっと今でも弱い真奈美のままでした」
そして、
「あなたが勇気をくれたんです。いつも優しく励ましてもらって、私……」
かすかに瞳を潤ませ、真奈美が僕に寄り添った。
なんだか胸が苦しくなる。切ないような、ドキドキするような……。
「真奈美……」
そんな気持ちに背中を押され、僕は真奈美のあごに指をかけ、心持ち顔を上向ける。
そのまま、そっと唇を合わせた。
背中に回していた手からかすかに真奈美の震えが伝わる。
キスは初めてじゃない。緊張や恐怖が真奈美にあるとは思えない。
触れあっただけの唇を離す。
「寒い?」
四国がいくら温暖とはいえ、山の上は市街地に比べれば気温だって低い。
春のまだ浅いこの時期は、ややもすると少し肌寒い。
「大丈夫です。……だって、あなたがいるから」
真奈美はそう言ったけど、僕はジャケットを脱いだ。
そうして後ろから羽織らせる。それから前に回って襟を合わせる。
「これで大丈夫だね」
微笑みかける僕に、真奈美も
「ありがとう……真奈美、幸せです」
はにかんだ笑みを浮かべた。
もう一度、今度は丁寧にキスをする。
頬や首筋に唇を押し当てて吸い、耳たぶをはさみ、甘噛みする。
唇をこすり合わせ、髪をなでる。うなじに当てた手を静かに動かす。
「……ん」
小さく鼻を鳴らして真奈美が僕にしがみつく。……感じているみたいだ。
だけど唇はまだ開いてない。力は入ってないけど、閉じたままだ。
「真奈美……」
名前を呼んでから唇を重ねた。
閉ざされた真奈美の唇を舌先で何度かなぞるとわずかに開かれる。
その隙に口内にもぐりこませる。
舌をからめ、唾液をすする。歯列を数えるように舌を動かし、上あごをこすりたてる。
「んんっ……」
甘い声で真奈美が悶える。
腰に回していた手を引き寄せる。僕たちの下半身が密着する。
そうしながら体重を預けると、真奈美がひざを折った。
下草の上に真奈美を横たえ、そのままのしかかった。
すでに痛いほど勃起している。興奮も限界近くまで高まっている。
剛直を真奈美のやわらかい体に押し当ててるだけで達してしまいそうなほどだ。
真奈美が……真奈美が欲しい!
射精したい! たぎった欲情を真奈美に受け止めてもらいたい!
兇悪な欲望に衝き動かされた。
「真奈美っ!」
スカートをたくし上げ、手をもぐりこませる。
ひざに触れ、太もものあたりまで進んだとき、その手が真奈美によって止められた。
「だ、ダメですっ! ……こ、小鳥さんたちが見ています」
泣きそうな顔で僕に懇願する真奈美を見ていると、なんだかいけないことをしている気になる。
……だけども射精の欲求が僕を追い込んでいる。
「真奈美……ダメ?」
直接の言葉にしなくても、僕の声の調子から意味が伝わっているはずだ。
恥ずかしい話だけど、セックスできるなら、いや、射精できるならどんなことでもする気になっている。
僕の声に含まれた追い詰められた響きを感じ取ったのだろう。真奈美が僕の顔を見た。
「手で……してあげますね」
言うなり、ジーンズの前に手が添えられた。
はじめて真奈美と結ばれたのは去年の秋だった。
お父さんの上京に同行してきた真奈美と、僕たちは男と女の関係になった。
真奈美を抱いたあと、宿泊先まで送っていった僕は杉原のおじさんに交際の許可を求めた。
隠れてこそこそ付き合うようなことはしたくなかったからだ。
それに、真奈美にいい加減な気持ちじゃないことをわかってもらおうと思ったんだ。
幸い、僕は杉原家から真奈美の大切な男友達として認められ、公認の関係になった。
……真奈美の処女をもらってしまったことだけは伏せたけど。
真奈美が東京に来ることはあれ以来なかったけど、代わりに僕は高松に何度も出向いた。
そしてそこで幾度となく肌を合わせた。
性的なことに関心のある年頃だったせいもあって、僕たちはいろんなことを試した。
興味のままにお互いの体や性器を手や口で愛撫しあった。オナニーの告白や実演もした。
さまざまな体位や本で読んだだけの知識も実践した。行為のあれこれに没頭した。
絶頂する姿も見せあった。そして精液と愛液にまみれて、僕たちは何度も登りつめたんだ。
そんな恥戯の結果、最初は痛みしか覚えなかった真奈美も性の快感を得るようになっている。
それでも真奈美は性的に未熟な部分があるのか、『濡れる』のに時間がかかるのは変わっていない。
だから充分な前戯が必要だったんだけど、それは僕にとって楽しみであり、喜びでもあった。
だけど今は真奈美が僕に奉仕してくれようとしている。
「うっ!」
ジーンズ越しにたださわられただけなのに、得も言われぬ快感が股間から脳天に突き抜けた。
充分に昂ぶっていた剛直がビクビクと打ち震え、トランクスの中が生温かくなる。
……射精してしまった。
でもそれは暴発といった感じで、勃起は少しも衰えない。
それどころか、出し足りないと言わんばかりにトランクスの中で存在を主張している。
それでも溜まった欲望が少しだけ解消され、僕は冷静さを取り戻していた。
「ありがとう、真奈美」
「……え?」
ジーンズの上から勃起をなでさすっていた真奈美が怪訝そうな顔を向ける。
まだ満足させてあげてないのに……。そう言いたげな眼差しだ。
「いっしょに気持ちよくなろう? ね、真奈美」
深い色をたたえた瞳を覗きこむように問いかける。
「……でも」
一瞬、ためらうような間が開く。真奈美も本当は嫌がってるわけじゃない。
「真奈美といっしょにイキたい」
耳元でささやきかける。
「こ、ここじゃだめです……」
羞恥で真っ赤になりながら、真奈美は僕の目を見ずに答えた。
「真奈美……」
重ねて問いかけた僕に、
こくん
観念したのか、真奈美がためらいがちにうなずいた。
ロングスカートの裾から手を入れてたくし上げ、ショーツをつかむ。
「真奈美、お尻あげて」
ずり下げたショーツと一緒に体を移動させ、足先から抜く。
「貸してください」
脱がせたショーツは、いつものように真奈美が隠した。僕には見せたくないらしい。
「真奈美、足開いて……」
言いながら、真奈美の股間に顔を寄せるため体をずらす。真奈美を口で感じさせるんだ。
……のはずだったけど、真奈美が僕を止める。
そして
「あなたの顔をずっと見ていたいんです……」
小さな声がした。
女性器を口で愛撫するのが僕は好きだった。だけど真奈美が拒むなら無理強いはしたくない。
「うん」
微笑みを返すと、左手で真奈美の首の後ろから手を回すようにして肩を抱いた。
「逆らったりしてごめんなさ……」
僕の行動をやめさせたことを詫びようとする真奈美の言葉を、唇でふさいだ。
唇を離し、本格的に真奈美の股間に気持ちを集中する。
いつの間にか閉じられていたひざに手を入れて割り開く。
そうして太ももやその内側を手のひら全体で愛撫する。
指先を使って、触れるか触れないかの力でなで上げる。
……すべすべして気持ちがいい。
「あ、ん…」
わずかに開いた口から、真奈美のかわいいあえぎ声が聞こえる。
「真奈美」
見つめあいながら手を奥に進めた。
「!」
濡れたひだの感触と共に、真奈美がかすかに身じろぐ。
このままクリトリスや膣口を攻めるか、それとももう少しじらすか?
悩んだあと、僕は恥裂の中心をわざと避け、和毛に覆われた恥丘に手を持っていった。
やわらかく盛り上がるその部分は女性的な丸みを帯びていた。
どちらかといえば痩せ型の真奈美だけど、そこは対照的にふっくらとしている。
恥毛を指でまさぐる。こんもりとした丘を指先で軽く叩く。手のひらを押し当てて圧を加える。
「んん…ん」
そのたびに真奈美から鼻にかかったような声が洩れる。濡れた響きが僕の性感をあおる。
そろそろいいかな?
少し性急かとも思ったけど、ためしに割れ目に沿って中指をすべらせてみた。
指先に熱いぬめりが感じられた。
そのぬめりを指にまとい、左右のひだを円を描くようになでまわす。
さらには熱くほとびった肉ひだをつまんで軽く引っ張ってみる。
「ん…あ」
かわいらしい口元から切なげな声を洩らして真奈美が鳴いた。
「大好きだよ」
瞳を覗きこむようにしてささやく。
「わ、私もです……」
そう言うなり、真奈美が両腕を僕の首に回してすがり付いてきた。
頬と頬がふれあう。ぬくもりが伝わる。息遣いを感じる。真奈美の髪が甘く香る……。
「真奈美」
真奈美に対する気持ちがふくらむのを感じ、僕は名前を呼んで行為を再開した。
湿ったやわらかいひだを指で開きながら溝の中を優しくかきまぜる。
「くぅん……」
鼻を鳴らすようにして真奈美があえぐ。顔が見えないせいで想像がいや増す。
いま真奈美は、どんな淫らな顔をしてるんだろう……。
もっと真奈美を乱れさせたい。そう思った僕は攻撃先を変えることにした。
恥裂から湧き出す粘液を指先にまぶすと、ひだの合わせ目にある小さな突起に触れた。
「ひゃんっ!」
いきなりだったせいか、真奈美が背すじを反らせて嬌声を上げた。
片手で真奈美の肩口を抱きしめて動きを押さえる。もう片方の手はクリトリスだ。
優しく、そしてゆっくりと指の腹を使って回すように揉みこむ。
そして真奈美の様子を確かめながら、少しずつ力を加えていく。
「はぁん……」
艶を帯びたなまめかしい声を出して真奈美が身じろぐ。
痛がってはいない。だったらもう少し強気に出ても大丈夫だ。
僕は指を立てると指先や爪を使ってクリを転がした。弾いたり振動させたりといった動きも加える。
肌の中に埋め込むように強く押さえつけると真奈美の体がぶるぶると震えた。
「あっあっあっ……」
気ぜわしい呼吸が耳元を熱くする。触れあった頬も汗ばんでいるように感じる。
間違いなく真奈美は性感を得ている。
その証拠に真奈美は腰を浮かせるようにして僕の手にクリトリスをこすりつけている。
貪欲に快感を得ようとしているんだ。
それに応えるため、僕はクリトリスをさらになぶった。
爪を立てて引っかくようにする。爪の硬い部分で叩く。指先でつまんでこすってみる。
浮いていた腰は上に突き出されるようになっている。……イクのが近い?
これまでの経験から僕はそれを確信した。
執拗な僕の攻めに真奈美の腰が細かく蠕動を始める。
「いや……あんっ…ぅふっ……あっ」
身もだえしながら息が上がっていく。
「真奈美、イクの? イキそうなの? いいよ、イッてもいいよ」
耳元で淫らにささやく。
それに応えるかのようにコリコリした感触がより強くなる。
「んっ…んっ……んんー……あっんんーーー!」
あられもない声を上げて真奈美がすがりつく。
「イク! 真奈美イッちゃう! ……あっ、ああっ!」
切羽詰まった声が真奈美から洩れた。
イカせる!
これで最後とばかりに、クリトリスを指の腹で揉むようにしながら強く押し込む。
「ひゃんっ! んんーーーー!」
悲鳴にも似た声を上げて真奈美の全身がこわばった。
硬直しながら僕の肩に顔を押し当て、声にならない声で絶頂する。
……そしてブルブルと身を震わせたあと、静かに真奈美の力が抜けた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
荒い息がゆっくりと鎮まっていく。それとは逆に、僕の呼吸は荒くなっていく。
今の行為ですっかり興奮した僕の股間ははちきれんばかりになっている。
射精しないと収まりそうもない。出したくてたまらない。
達したばかりだから真奈美は充分に濡れている。苦痛もないだろう。
「真奈美、入れたい」
そう声をかけ、トランクスごと脱ぎ捨てた。
「……あ」
ぼんやりとした目が僕を見る。
スカートをまくり上げて真奈美の下半身をあらわにする。そして位置を合わせると
「行くね」
言葉と同時に腰を突き出した。
「んんっ!」
深く貫かれ、真奈美の体が上へずり上がった。
その肩を押さえると僕は何かに憑かれたように腰を叩きつけた。
そんな乱暴な行為なのに、真奈美の体はくすぶっていた性感の熾き火が燃え上がったようだ。
「あぁ…はぁ、やぁ……んくぅっ…んっ!」
下から僕にしっかりとしがみつき、自分も腰を振って快楽を得ようとする。
「あふぁあ……ひゃぁんっ!」
イッた直後で敏感になっていたせいか、真奈美の膣は収縮し、僕を締めあげる。
そして奥に引き込もうとする蠕動や、亀頭部でうごめく内部の凹凸が僕を追いつめていく。
……腰の奥で生まれた射精感がどんどん大きくなっていく。
いくらセックスに慣れてきたとはいえ、まだ僕は女体の経験をそれほど積んでいない。
どちらかといえば早漏かもしれないし、もしかしたら真奈美が『名器』なのかもしれない。
射精感がぐんぐん押し寄せる。……イキそうだ。
「やっあっぁぁん……あんっ!」
足を僕の腰にからませて真奈美がよがる。二人の腰が、そして性器が一体になったかのように錯覚する。
「あぁっ! な、なにかヘンな気持ちになっちゃいますっ!」
「真奈美、僕も…僕もイクよ……」
あまりにも早い絶頂の予感。正直もったいないとは思うけど我慢できそうもない。
「な、中は…中はダメぇ!」
反射的に真奈美が叫んだ。そしてとっさに僕を押しのけようと腕を突っ張らせる。
その反動で背中がのけぞったことで角度が変わり、絶妙な刺激が勃起に伝わった。
ダメだ、イク……。
「真奈美っ…真奈美っ! ……っっ!」
ぎりぎり直前で引き抜いた剛直から勢いよく精液がほとばしった。
びゅくっ! びゅるっ! どびゅっ! びゅっ!………
白濁がびちゃびちゃと音を立てて降り注ぐ。
どぴゅっ! びゅっ! ずびゅっ!………
真奈美の真っ白な下腹部や太ももに叩きつけるように射精が続く。
「ぐっ、んんっ! むんっ!」
頭の中が混濁するような強烈な快感に、僕の口から快楽のうめきが洩れる。
「あ、熱いです……」
ぶちまけられた精液の熱を感じたのか、真奈美も浮かされたようにつぶやく。
恍惚とした真奈美の声を聞きながらたっぷりと精を吐き出し、僕はようやく射精を終えた。
「はぁはぁ…真奈美」
整わない息で真奈美の名前を呼ぶ。
「……ぁ」
焦点の合わない視線が僕を見上げる。イッた直後で体に力が入らないんだろう。
それでなくても短時間で2回もイッたんだ。動けないのも無理はない。
僕は真奈美に羽織らせたジャケットからティッシュを取り出すと下半身に目を向けた。
膣口がまだヒクヒクと細かく震えている。そのまわりにも精液がまき散らされている。
それだけではなく、粘液はおへそから続くなだらかな曲線を穢し、薄めの陰毛にからまり、内ももを伝っていた。
淫猥な眺めだった。
「じっとしてていいからね」
声をかけ、真奈美を彩った欲望の残滓をティッシュで拭っていく。
「んん…は、恥ずかしいです……」
羞恥の感情と共にくすぐったいのだろう、真奈美が身じろいだ。だけど弛緩した体はすぐには言うことを聞かない。
朱を散らしたように頬を染め、僕が後始末を終えるまで真奈美は横を向いていた。
「小鳥さんに見られちゃいました……」
服を整えた真奈美が恥ずかしそうに言った。
「真奈美、僕の顔を見ていたいって言ったけど、見てなかったよね?」
僕は違う話題で返す。
「……え?」
「ほら、僕の指でイッちゃったとき」
見る見る真奈美の瞳に涙がたまっていく。
「くすん……そんな…そんな意地悪を言わないでください」
涙声が僕に抗議する。
「ご、ごめん…真奈美を泣かせるつもりなんて僕は全然……」
今夜から真奈美は東京住まいだ。詳しくない東京で戸惑うことも困ることもあるかもしれない。
そんな時、真奈美が頼りに出来るのは叔母さんと僕しかいない。それなのに、真奈美を泣かせるなんて僕は……。
「くすん…いいです。許してあげます」
鼻をすすりながら真奈美が笑顔を向けてくれた。
「本当にごめんね」
「くすっ、怒ってませんよ」
もう一度謝った僕の腕に両腕をからめた真奈美が、いたずらっぽい笑顔で見上げた。
この笑顔が僕は大好きだ。この笑顔をいつまでも守りたいと僕は思った。
おわり
えみるの小ネタです。
>>13-17と同じネタで別バージョンを書いてみました。
1の主人公が死ななかった2の世界です。
今年の夏は例年よりも暑いかもしれない。まだ7月の声を聞いたばかりだというのに、気温は毎日35度近くまで上がっている。
今日も暑い……。
一服の涼を求めた僕とえみるは、クラウドパークの中にあるプールに遊びに来ていた。
「やっほ〜! あはは、うふふ、楽しいりゅん!」
まるで子供のようにえみるがはしゃぐ。
最初は違和感のあった『えみる語』だけど、今ではすっかり耳になじんでいる。
社会人のえみるがそういう話し方をするのは僕にだけだ。それがうれしい。だってそれは、僕とえみるとの親密の証だから。
高校を卒業して僕は大学生になった。えみるは上京し、出版社に勤めている。
青葉出版という、仙台にいた頃からえみるが愛読しているオカルト系雑誌で有名な会社だ。
念願かなってそこに就職できたとはいえ、まだまだ半人前のえみるは雑用が主だ。
気ままな大学生の僕とは違い、資料集めや取材の手伝いで忙しい日々を送っている。
本当ならこんな昼間に会うなんて難しいんだけど、入稿直後で今日は休みだそうだ。
久し振りの昼間のデート。せっかくだし、暑い街中を避けて泳ぐことにした。
しかも7月に入ったばかりで小中学生は学校がある。だから空いてると思ってプールにしたんだけど、その予想は大きく外れた。
クラウドパークの近くには大学や短大がある。当然学生の数も多い。
おかげでプールは平日にもかかわらず、若いカップルでかなりの賑わいを見せていた。
「えみりゅん、プールだぁい好きなんだぁ……ダーリンもえみりゅんの水着見られてハッピーでしょ?」
薄紫を基調とした、だけど少しもいやらしさを感じさせないビキニのえみるが笑う。
健康的な笑顔がまぶしい。僕の心も躍る。僕は返事の代わりに笑顔を向けた。
「見て見てこの水着。すっご〜く気に入ってるのだぁ……ねぇねぇ、かわいい? かわいい?」
僕の返事がないことが不満なのか、えみるは畳み掛けるように聞いてくる。
「うん。とっても似合ってるし、すごくかわいいよ」
根負けした僕が返すと、えみるは
「ふにゅ〜。ダーリンに褒めてもらえると、えみりゅんとってもうれしいりゅん! えへへへ、あははは」
笑ってそう言い、僕の前でくるりと回って見せた。
えみるも大人の女性の体型になった。スタイルもいい。自然と胸のふくらみに目が行ってしまう。さらには股間に……。
恥丘がこんもりと盛り上がり、女性器へと続く淫靡な曲線を形作っている。
あの中にあるのはかすかにけぶる恥毛と、その下に息づく淫裂だ。
(いかんいかん)
頭に浮かんだ淫らな妄想を振り払う。今日は健康的にデートするんだ。
「えみる、その大きいのは何?」
足元に置かれていた巨大な物体をえみるが持ち上げたのを見て僕は尋ねた。
「え? これはね、イルカのウイリーくんだよ。えみりゅんのお気に入りなのだぁ」
「それ、持って来たの?」
「えみりゅんね、ホントは泳げないの。だからぁ、浮き輪のウイリーくんが頼りなんだぁ」
照れくさそうにえみるが答える。
僕たちが付き合いはじめて1年近くが経つけど、考えたら泳ぐのは今日が初めてだ。
去年は海に行ったけど、えみるがウニを踏んでしまい泳ぐどころじゃなかったっけ……。
だからえみるが泳げないのは初耳だった。
「プールじゃないほうがよかった?」
「ううん、えみりゅんプール大好きだよ。流れるプールで背びれにつかまってると最高に楽チンなんだからぁ」
そう言って本当に楽しそうに笑う。杞憂だったかな?
「これからそういうときは僕につかまってくれればいいよ」
安心させようと言った僕の言葉にえみるが真っ赤になる。
「ええ〜! キャー、ダーリンのえっちぃ! でも……それもいいかな? キャッ、えみりゅん恥ずかしいりゅん!」
えみるは僕の視線から逃げるように背を向けた。僕も、自分で言いながらなんとなく恥ずかしくなって視線を逸らした。
その視線の先に……。
「ねぇ、えみる、あれなんかどう? あれなら二人で乗れるよ?」
「え? どれぇ?」
ふり向いたえみるに、指で示したのは直径が1メートル近くもありそうな大きな浮き輪だった。
大きく手足を広げて浮き輪に寝そべった男性の上に、座るようにして女性が乗っている。
(アレならえみるとぴったりくっつけるしな……)
見ると、あちこちで何組ものカップルが浮き輪に入って揺られている。
他の人もやっていることでえみるも抵抗感が少ないだろう。そう思った。
「どう?」
「う、うん……」
同じことを考えたのか、えみるが頬を染めた。
浮き輪を借り出し、早速水に浮かべる。そしてバランスに気をつけて横たわり、手足を伸ばす。
「いいよ、えみる」
「う、うん」
おっかなびっくりといった感じでえみるが僕の上に乗る。やわらかさとぬくもりが伝わってくる。
「ほら、ここに乗って」
自然な感じで僕の股間とえみるのお尻を密着させる。
実際、バランスを取るにはそれが一番だった。だからえみるも僕の言うとおりにした。
それだけじゃなく、落ちないように僕はえみるのお腹に腕を回して抱えこんだ。えみるも据わりが悪いのか、もぞもぞとお尻を動かす。
ピクンッ
えみるのお尻に股間が刺激され、陰茎が脈打った。
「ダ、ダーリぃン」
お尻の下で動いたものの正体を悟ったのか、えみるが頬を染めた。
落ちないように安定させようとすると、自然と腰は水の中になる。
だから僕が勃起していることも、下半身を不自然に押しつけていることも周りに気付かれる心配はなかった。
抱えこまれてえみるが逃げられないのをいいことに、僕は腰を前後させて勃起をこすりつけた。
同時に耳たぶを甘噛みしながらささやく。
「えみる、好きだよ……」
「ひゃうっ!」
心の準備ができていなかったらしく、えみるが大きく身をすくめた。
その隙をついて、お腹に回していた手を股間に持っていく。
恥丘の上を軽くなぞったあと、僕はあえて太ももに目標を移した。
初めてえみると結ばれたのは今年のバレンタインデーだった。
チョコレートを届けるためだけに上京したえみると、僕は関係を持った。
それから卒業までに2回。えみるが東京に来てからは毎週のように体を重ねた。
処女だったえみるもいつしか性の悦びを知るようになった。
甘美な時間を過ごした僕たちがセックスの楽しさに耽るのは当然のことだった。
「ダ、ダーリン…ここじゃダメだよ。ここ出てホテル行こ? ね?」
内ももを這いまわる僕の手を押さえながら、えみるが真っ赤になってささやく。
それを無視し、僕はさらに手を足の付け根に持っていく。
「ダーリン、ダメだってばぁ……ちゃんとさせてあげるからホテル行こうよぉ」
「やだ」
無情にそう言い放つと、僕はえみるへの行為を激しくした。
恥裂の形をなぞるように素早くこすりたてる。布地に隔てられている分、いつもと違う感覚だ。
股間で存在を主張するクリトリスも、注意していないと見逃してしまうほどだ。
「あぁんっ!」
それでも敏感な場所を指が通過すると、えみるは甘い声を洩らした。
声を出してしまってから、あわてて指を噛むようにして封じる。
そんなえみるに意地悪がしたくなり、僕はさらに行為を続けた。
水着をずらす。その隙間から指を入れて、直接女性器をくじる。
ちゅ…ちゅく……
水の冷たさとは違う温かなぬめりが指先に感じられた。
「くふぅ……」
ヌルヌルの液体を指に帯びさせ、コリコリと尖っている突起にあてがう。
目視できない分、指先に意識を集中させてそこを攻める。
位置を確かめるようになぞる。最初は弱い刺激から。徐々に力を入れていく。
くっ、くっ……
指の腹で円を描くようにして圧を加え、二本の指にはさんで転がしてみる。
「んはぁ……」
切なそうな吐息がえみるの唇を震わせる。感じているんだ……。
僕は目標を変えた。淫裂を割り、膣に指をもぐりこませて中をくすぐる。
くりゅっ、くちゅ…くちゅっ
指が締めつけられる。それだけじゃなく、奥に引き込もうとする蠕動も伝わる。
中で指を曲げ、膣壁をこそぐようにしてかき回す。
「んっ!」
一瞬、えみるの体が跳ねた。
「んんっ! はぁ、はぁ…ダーリン……」
目元を染めて肩越しに僕を振り返る。
サポーターごとハーフパンツをひざまでずり下げると、屹立をえみるの膣口にあてがった。
「入れるね」
そう言うと、僕はえみるがうなずくよりも早く腰を突き上げた。
「ひんっ!」
突然貫かれたえみるが手で口元を覆う。
僕は浮き輪に背中を預けて横になった。両手は浮き輪をつかんでバランスを取る。
そのまま腰だけを器用に動かしてえみるを攻め立てた。
「ダ、ダーリン……ぅんっ! ひゃうっ!」
手を口元に持っていくことで、えみるはあふれ出る嬌声を防ごうとする。
「えみる……」
身を起こす。そして浮き輪に投げ出していた腕をえみるの背中から回す。
そうして左腕を抱え、そのまま右腕も押さえつけるとえみるの手が口元から離れた。
もうこれでえみるは口を押さえることはできなくなる。
「あぁんっ! んんっ、くうぅっ……」
それでも必死に唇を噛みしめて、淫らな声を洩らすまいとする。
僕は空いている手をえみるの股間に持っていった。
そして、僕たちがつながっている場所のすぐ近くにある肉突起をこすりたてた。
「んぐっ!」
弾かれたようにえみるの背中が跳ね上がる。
水着の上からとあり、ちょっと強めに揉んだ刺激がえみるを反応させたようだ。
「えみる、そんなエッチな声出すと、周りに気付かれちゃうよ」
耳元でささやくと、えみるは泣きそうな顔になってイヤイヤと首を振る。
それに構わず、僕はさらにえみるの敏感な場所をくじった。
「ダー…リン、お願い……だめ……声、出ちゃうよぉ……」
その言葉が聞こえたらしく、僕たちの横を泳いでいた小さな子供が不思議そうな顔をする。
はっとしたえみるは口をつぐんだけど、膣の収縮がより激しくなった。
本当はそんなことないはずなのに、周りの全員が気付いて注目しているような気さえする。
いつもは密室で行なわれている性行為が、今日は明るい太陽の下、大勢の人ごみの中だ。
もしも誰かに見られたら? 僕たちを知っている人に出会ったら?
そう考えると、興奮とは違う、あせりに似た異様な感覚が僕の心を支配した。
射精感が急速に高まる。我慢できそうもない。イク……。
「えみるっ……っっ!」
腰を高く突き上げ、えみるの一番深いところで射精した。
どくんっ! どぷっ! どくっ!………
ぎゅっと目をつぶり、何度もえみるの中に精を注ぎこむ。
「あんっ!」
押し殺した声を上げ、えみるも絶頂する。
収縮した膣から伝わった蠕動が僕の精液をさらに搾り取った。
たっぷりと白濁を射ち出し、冷静になった僕は急に恥ずかしくなった。
「えみる、戻ろう?」
声をかけてハーフパンツを上げると、プールサイドに浮き輪を着けた。
プールから上がったえみるは恥ずかしそうに小走りでシャワー室に向かう。
その後ろ姿を見ていると、内ももで粘液質の白いものが太陽を反射して光っていた。
……僕の精液だ。
ちょっと強引だったかな……。
罪悪感を覚えながら、それでも僕はえみると愛し合えた幸福な思いにひたっていた。
おわり
2作も嬉しいです。
真奈美の身体の描写が細かくて興奮しました。
水着を脱がしてしまうとガッカリなので脱がさないままっていうのが良かったです。
しかも周りに気付かれない様に耐えているっていうのがたまりません。
とにかくGJです。
2本もですか!GJ。
190 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 01:03:33 ID:kfl7qJJp
age
処女の家の千恵SSが一番おっきした。
ちょっと見ぬ間に色々貼られてたのね。
職人様GJ。
凌辱は注意が欲しいな。
最初から分かってたら飛ばないし、もちろん読まないで済むから。
世の中にはラブラブ和姦が大嫌いって香具師もいるんだろうけどな。
ラブラブ和姦は大嫌いだ。
ラブラブ和姦でも描写がリアルでエロけりゃOKですが何か?
しかし、ラブラブって死語だろ。
確かに死語っぽいが、他に言い換える上手い言葉が思い当たらんなぁ。
200 :
30代ジジイ:2006/05/25(木) 00:03:12 ID:xVvDVG6A
他のキャラはラブラブ和姦の方がいいが
妙子だけは「制服姿で当日のパンツは白で輪姦によるロストバージン」
な陵辱物じゃないと気が済まない
原因はあのレトロなセーラー服とソバカス
同人誌の直リンはやめとけ。
そうなのか。
「sleep machine」という同人誌(
>>174の若菜のやつ)も見つけたんだが、
ならばそれはやめておく。
つか、このスレにくる奴ならポロリン件はデフォ買いしてるだろ。
>>204 キャラの絵「だけ」が好きなのか、主人公との想い出やイベントなどのストーリー「込み」で好きなのか、だな。
顔は似てるが、ただそれだけ……の同人誌など買う気はない。褒めて作者を付けあがらせる気もない。
「本」の形になっていなくても構わないという人もいるだろうし、だからネットの同人誌掲載も否定しない。
とにかく俺は某トレスサークルは嫌いだし、お布施するつもりもない。デフォとか言われても困惑する。
207 :
206:2006/05/26(金) 11:27:37 ID:wd8jmyIZ
追加。
気に入ったのはちゃんと金出して買ってる。
だけど「内容を確かめる」という意味でネットで見られるならそれは歓迎する。
センチだから、という理由で闇雲に買うことを、俺はしていない。
だからどうした?ってレスしかできないんだが。
追加レスあったかと思ったらどうでもいいことだし。
つか、センチなんてキャラ絵にしか興味ないけどな。
甲斐絵に惚れただけだし。
シナリオなんてあってないようなものだしな。
ポロリン軒は「LOVE TRAIN」だけ買いっぱぐれたから教えて欲しいとは、思った。
まぁ、たしかに「それで?」としか答えられないな。
>>207の好みでしかないし。
俺はポロリン軒大好き
ゲームの発売前から知ってるかどうかじゃないかな?
俺は初めて知ったのがジャーニーだったんで、甲斐絵に対するこだわりとか思い入れがない。
それよりなにより、このスレは絵がない分「キャラらしさ」がより求められる。
だからあまりセンチっぽくないのは正直どうかと思う。
>キャラの絵「だけ」が好きなのか、主人公との想い出やイベントなどのストーリー「込み」で好きなのか、だな。
なら同人誌なんか買わなくてもゲーム本編だけでいいんじゃね?
正直、センチ大好きな自分でもあのシナリオはどうかと……
でも逆に泣きゲーみたいな凄い脚本だったら多分ここまでセンチに入れ込んでいなかったと思うのも事実。
あのツッコミ処満載のヌルイ脚本も含めて、センチが大好きです。
ほのかのSSを投下します。
稚内で一夜を過ごす「2通目の手紙イベント」が元ネタです。
傾向としてはラブラブ和姦になりますので、苦手な方はスルーでお願いします。
ほのかから手紙をもらった。
『ほのかです
函館山でのこと、私、やっぱりわからなくて…
あなたがどうしてあんなことをしたのか…
稚内の別荘にいます ほのか』
函館山の夜景を見に行ったあの日、僕はほのかを傷つけるようなことをしてしまった。
ほのかにキスしようとして平手打ちを喰らったんだ。
ゴミが入ったために目を閉じたほのかを、僕が誤解した。
僕に裏切られたことがショックだったらしく、ほのかは泣いていた。
今年の夏、僕たちはそれぞれの気持ちを確かめあい、交際を始めた。
手も握らないプラトニックな関係だったけど、僕たちはお互いを信頼し、いい関係を築いていた。
それが一転、ほのかと連絡が取れなくなった。
電話をしても取り次いでもらえない。手紙を出しても返事がない。
札幌まで行ったけど、ほのかは僕を見ると逃げ出してしまった。
本気で怒っているようだ。もう僕たちの関係は元に戻らないのだろうか?
ギクシャクした関係が続いていたそんなある日、ほのかから手紙が来た。
うれしかった。
稚内の別荘まで来いということなのだろうか? 行ったら許してもらえるのだろうか?
ほのかと仲直りしたい。また笑顔が見たい。できるなら、またほのかと付き合いたい。
僕は取るものも取りあえず、祈るような気持ちで稚内に向かった。
稚内は広い。
手紙には別荘の住所が書いてあったものの、探すのは大変だった。
雲行きも怪しい。この季節、降るとしたら雪だろう。しかもこの天候では吹雪くかもしれない。
ほのかに、ほのかにもう一度会いたい……。僕はそれだけを思って付近を探し回った。
「あ、あれは!」
冬の海を見つめてたたずむ後ろ姿。それは間違いなくほのかのものだった。
「ほのか〜! ほのかぁ〜!」
「あっ…」
僕の叫び声に振り返ったほのかが一瞬困惑した表情を浮かべた。
「ほのか…やっと、やっと会えた……」
「私……」
そのまま言い淀むほのかをさえぎる。
「待って。まず、謝らせて欲しいんだ。この間は本当にごめん。あんなことしちゃって。でも……」
「でも?」
そう問いかけ、ほのかも黙る。ほのかは僕の言葉を待っている。
「でもわかって欲しいんだ。僕はほのかだから…その……あんなことしちゃったんだ」
「えっ?」
「だから、その…上手く言えないけど、ほのかだから、相手がほのかだったから……」
続きを言ってもいいのか? 僕の心にためらいが浮かんだけど、それは一瞬だった。
「キスしたいって思ったんだよ。でも、その……やっぱりごめん」
「……私だから? それ…ほんとう?」
戸惑ったような表情でほのかが聞き返す。
「うん」
「ふ〜うっ…もういい……」
大きく息をつくと、ほのかがにっこり笑ってそう言ってくれた。
「えっ?」
「許してあげる」
いつものほのかの笑顔がそこにあった。
「ほのか!」
「不思議だけど、毎日ここで冬の真っ白な海を見ていたら、なんだか素直な気持ちになれたの」
「ほのか、それじゃ僕たち、これで仲直りできたんだよね?」
「うん……。あっ、でも今度またああいうことしようとしたら、私、絶対許さないから」
上目遣いでちょっと僕をにらむようにして、ほのかが微笑んだ。
「うん」
ようやく取り戻したほのかの笑顔を僕は失いたくなかった。だから力強く言い切った。
「はい…大丈夫。うん…早ければ明日の朝一番の札幌行きで帰るから」
「どうだった?」
「うん……吹雪じゃしょうがないだろうって」
電話を切ったほのかが僕に向き直ってそう告げた。
あのあと、すぐに天気が急変したんだ。
なんとか別荘までたどり着いたものの、吹雪の影響で交通機関が寸断されてしまっていた。
札幌に戻る手段がなくなった僕たちはここで一夜を過ごすほかはなくなってしまった。
「そう。じゃあ取りあえず、今夜はここで二人きりだね」
「あ〜っ、もしかしてヘンなこと考えてるんじゃないでしょうね?」
下唇を噛むようにしてほのかが僕をにらむ。
「ま、まさか! せっかく仲直りできたのに、またほのかとケンカなんかしたくないよ!」
あわてて手を振って否定する。
「そう…ならよかった……でもよりによって吹雪だなんて……夜が心配だなぁ〜」
「えっ?」
「ううん、なんでもない……」
目を伏せたほのかが小さくつぶやいた。
有り合わせのもので軽く食事を済ませ、交替で風呂に入り、僕たちは床に就いた。
もちろん部屋は別々だ。
普段だったら残念に思うのかもしれないけど、今日ばかりは心の底からよかったと思った。
別荘にはテレビもなく、長い夜をほのかと二人っきりでいると間違いを犯しそうだったからだ。
それが怖かった。今度こそほのかの信頼を裏切ることはできない。
窓がガタガタと鳴っている。外ではゴウゴウと風の渦巻く音がする。
別荘はしっかりした造りのようでこんな強風にもビクともしないけど、音はうるさかった。
「う〜ん、すごい音だな。これじゃ眠れないよ」
僕がひとりごちたとき、
コンコン
ノックの音がした。
まさかという思いと、よこしまな期待に胸が高鳴る。
「ん? はい、開いてるよ」
ドアが開く。そしてほのかが顔だけを出して僕に言う。
「あっ、ごめんね……入ってもいい?」
「ほのか……そ、そりゃいいけど」
ほのかが部屋に入ってきた。
ライトブルーのパジャマに黄色のカーディガンを羽織ったほのかが恥ずかしそうに立っている。
「………」
「どうしたの?」
無言のほのかに問いかける。
「笑わないでね」
「うん」
「あのね……外の吹雪の音が怖くて眠れないの」
「そ、そうなんだ」
気が抜けた。やっぱりそんなことがあるわけないか……。
風が怖いなんて、なんだかんだ言ってもほのかもやっぱり女の子なんだな。
「それで…お願いがあるの……」
「えっ、なに?」
「ここで寝てもいいかな?」
「そ、それはいいけど……い、いいの?」
緊張で声が裏返ったのがわかった。
「うん……だってあなたのこと、信用してるから」
「ほのか……」
僕の動揺に気付かないのか、ほのかは
「ウフフッ…私、ソファーで寝るね」
小さく笑うとソファーに向かった。
「いいよ僕がソファーで寝るから。ほのかはベッドで寝てよ」
ベッドから降り立ち、ほのかを引き止める。
「いいの?」
「うん」
「ありがとう……」
それからしばらく、僕たちはたわいもないおしゃべりを続けた。
些細なことで笑いあい、ちょっとした冗談で拗ねて見せる。
相手を思い遣り、取り留めのない話ができること、それがうれしかった。
「ねぇ」
僕に顔を見せないよう、天井を見上げたままほのかが言った。
「なに?」
「私が部屋に入ってきたとき……えっちなこと、考えた?」
「……え」
返事に詰まる。
「考えた?」
さらに重ねてほのかが問いかける。
「……うん。でもちょっとだけ」
正直に答えてしまったあとですぐに言い添えた。
「私、だから?」
怒った様子もなくほのかが聞く。
「……うん」
ほのかに隠し事はしたくないし、そう思ったことは事実だから素直に言う。
「女の子なら誰でもいいんじゃないんだ……」
つぶやくような声だった。
「ほのかだから……ほのかじゃないと僕はそんなこと考えない」
その言葉にほのかが僕を見た。
その視線を受け止める。そしてほのかの目を見ながら僕は続けた。
「ほのかが好きだから、大好きだから……だから、そういう関係になれたらいいなって……」
ソファーを降りてベッドに向かう。
そのまま、僕は何も言わずにほのかを腕の中に引き寄せた。
だけどほのかは抵抗しない。僕はそのやわらかな体をきつく抱きしめた。
「愛してる、ほのか……僕の、僕だけのものにしたい……」
「……あ」
……ほのかの肩が小さく震えた。
パジャマのボタンに手をかける。
そうしてひとつずつ外していくと、中から淡いピンクのブラジャーが現われた。
ボタンを下まで外し、肩からパジャマを脱がせる。
続いてブラジャーだ。そう思って背中に手を回したけど、ホックが外れない。
何度か試したけど、布地がたわむだけでどうしても外せなかった。
「待って……」
僕を制してほのかが手を後ろに回した。
と、あっけなくブラジャーがすべり落ちた。
僕はベッドから降りると壁際のスイッチを消した。そして服を脱ぐ。
その間にほのかも脱いでいた。ほっそりとした両腕で恥ずかしそうに自分の乳房を隠している。
部屋の電灯はすでに消してある。明かりといえば窓の雪明りと暖炉の火だけだ。
暖炉で燃える炎に照らされ、ほのかの体が陰影に富んで見える。
暗くて見えない股間の翳りが僕の興奮をかきたてた。
ほの暗い闇の中にほのかの裸身だけがぼんやりと浮かび上がっていた。
不安そうな眼差しをほのかが僕に向ける。僕は経験がない。僕だって不安だ。
「ね、ねぇ……」
小さな声。そしてほのかは続けて
「わ、私……初めてなの」
早口で言う。
「だ、だから……優しく…してね」
最後は聞き取れないほど小さな声だった。
「ぼ、僕も…その……初めてなんだ。上手くできなかったらごめん」
ぎこちない笑みを返す。
「そっか……いっしょだね」
緊張で引きつったほのかの顔に、少しだけ笑みが戻った。
静かにベッドに横たえる。
「ほのか……」
名前を呼んでそっとキスをした。
「んっ……」
甘い吐息が頬に当たる。
僕は舌を伸ばし、閉ざされたほのかの唇を割った。そのまま口の中に静かに進めていく。
わずかに開いた歯の間を抜け、ほのかの舌に触れた。
「んっ…んぅっ……」
小さく鼻を鳴らし、ほのかはかすかに身をこわばらせた。
それに構わず、僕はほのかの舌を追いかけ、からませた。
ほのかも僕に応えて舌を動かす。
……闇の中に僕たちのくぐもった声だけが響いていた。
唇を離す。
暗い部屋を満たしていた濡れた音が止む。
……見つめあう。
もう一度唇を合わせようと僕が顔を近づけるとほのかが顔を逸らせた。
「ご、ごめん、なんか恥ずかしくなっちゃった……」
今の行為が生々しく甦ったのだろう。ほのかが小さく詫びる。
恥じらうほのかの態度に僕も羞恥心を覚えた。
だけど近づけた顔を戻せるほど冷静ではなかった。そのまま首筋に顔をうずめる。
「……あ」
艶っぽい声を聞きながら、石鹸の香りとともに漂うほのかの甘酸っぱい匂いを胸一杯に吸い込んだ。
女の子の匂いが肺を満たす。
そうしながら首筋に舌を這わせる。耳たぶを甘噛みする。鎖骨のくぼみに唇を寄せる。
「あぁっ! あんっ……」
感じているらしいほのかの声が僕を大胆にさせた。
「ほのか、ほのかぁ……」
浮かされたように名前を口にして、肩口から胸に唇をすべらせた。
ふくらみの頂に口をつける。もう片方の乳房は手のひらで包みこむ。
これまでさわったどんなものよりも温かく、やわらかく、そして弾力がある。
まるで僕の手にあつらえたかのようにぴったりと収まる乳房を静かにもむ。
同時に口に含んだ乳首を舌の先でゆっくりと転がす。たちまち硬くしこっていく。
「んっ! ぁあん……」
その途端、背中を反らせてほのかがあえいだ。
その動きに離されないよう、ほのかの体にしがみつく。体重をかけないよう注意して覆いかぶさる。
そのままほのかの顔を上目遣いに見るけど、白いのどを反らしていて顔が見えない。
(ほのかってこんなに敏感なんだ……それとも、僕が感じさせてる?)
男としての自信が湧いた。
もっと、もっと感じさせる!
女の子がいちばん感じる部分……アソコを攻めようと、僕はほのかの下半身に手を伸ばした。
おへその下から続くなだらかな曲線に沿って指を動かす。
と、シャリシャリした陰毛の感触がした。さらに指を進める。
ぬかるんだ溝に指が到達した。
ヌルヌルで温かく、やわらかなひだを指先が感じる。そこを何度も指でなぞる。
淫溝の中ほどにくぼんだ部分が見つかった。
中指でそのまわりを巡るように揉みこみ、くぼみをこするように動かす。
と、ほんの少し力を入れただけなのに、ヌルッという感じで指がもぐりこんだ。
「あぁんっ!」
細いのど見せてほのかがのけぞった。どうやら処女の膣に指を入れてしまったようだ。
「ごめん、痛かった?」
「ううん、平気……びっくりしただけ」
泣き出しそうに潤んだ瞳でほのかが答えた。
「ごめんね」
再度謝ると、僕はより慎重にその辺りで指をうごめかした。
肉ひだの合わさったところにコリッとした手応えがあった。
「ひゃんっ!」
弾かれたようにほのかの体がビクッと震えた。続いて小刻みに体を痙攣させる。
どうやらクリトリスみたいだ。
女の子のいちばん敏感な部分。そう聞いたことはあるけど、まさかこれほどとは……。
もう一度、今度は慎重にクリトリスに指を置いた。
「あ、あんまり強くすると痛いの……」
頭の上でほのかの声がした。
「さわらないほうがいい?」
「あ、そういうわけじゃ……そっとさわって……」
ほのかは自分でクリトリスをいじったことがあるんだろうか?
そんな疑問が浮かんだけど、それを聞くのはやめにした。
「痛かったら言ってね」
僕は目標を変えることにした。クリトリスだけじゃなく、女性器全体を愛撫することにした。
ももの付け根を指先でたどる。陰唇をつまむ。中のぬめりをまとい、静かにかきまぜる。
くちゅくちゅと湿った音が立ちのぼる。それと同時にほのかの息がせわしなくなっていく。
「あん…っ!」
切なげな吐息を洩らしてほのかが鳴く。それが僕を勇気づける。
僕は右手を淫裂で、もう片方の手と口は胸でほのかを攻め立てた。
「ぁあっ、あっ…あぁん……んふ…っ!」
短い間隔の呼吸で、僕の指に、口に、手に合わせてほのかが嬌声を上げる。
それに合わせるように僕の指がぬめりに包まれていく。
「あァン…」
ほのかのかわいらしい唇が僕の名前を呼んだ。顔を上げた僕とほのかの目が合った。
こくん
小さく、だけど力強くほのかがうなずいた。
「ほのか」
名前を呼んでその手を取る。そして僕の下半身で屹立する男性器に導く。
びくっ!
握らされたほのかの体が小さく震えた。
「熱い……それに、とっても固い……」
そのまま手を添えて軽く上下させる。
「僕のも…お願い……」
耳元でささやくとほのかはまた小さくうなずき、握った手を自分からさわさわと動かしはじめた。
火照った体とは対照的にひんやりとしたほのかの指の感触は、たちまち股間に快感として伝わった。
「あぅっ!」
不覚にも声が出た。
経験のないほのかがただ本能的に動かすだけの手が、僕に圧倒的な快感を与えている。
たちまち先端から先走りがあふれ、それがほのかの指を濡らす。
まるで射精したかのような大量の先走りのせいで、ぬちゃぬちゃと淫らな水音が鳴る。
そしてすべりが良くなったほのかの指が僕をさらに高めていく。
「ほのかっ!」
何かに衝き動かされるような思いに駈られ、僕はほのかと唇を重ねた。
……ひとつになりたい。
ほのかの足の間に身を移す。そして勃起をつかんで角度を固定すると膣口にあてがった。
「行くよ」
それはほのかに声をかけるというより、まるで僕自身に言い聞かせているような言葉でもあった。
『男』になる。愛するほのかを僕のものにする。ほのかの人生に責任を持つ……。
どことなく不安そうに僕を見上げていたほのかだったけど、数瞬後、
こくっ
小さくうなずいた。
それを見た僕は、一瞬のためらいのあと、ほのかの中に入っていった。
ぐぐっ!
剛直が処女を割り開いていく。
「っ!」
声にならない声を上げて全身をこわばらせたほのかが僕の腕を握りしめる。
苦しそうなほのかの表情に、このまま続けるべきか迷いが生まれた。
だけど亀頭部から立ちのぼる強烈な悦楽が僕の腰を止めようとしない。さらに奥深くへと陰茎がもぐっていく……。
と、不意にほのかの全身から緊張が解けたように力が抜けた。僕も詰めていた息を大きく吐き出す。
……僕たちはひとつになっていた。
「ごめん、痛いよね?」
「ううん、平気」
そうは言うものの、ほのかは決して平気な様子じゃなかった。眉根を寄せて苦悶に耐えているように見える。
淫茎全体がきつく締めつけられる。
女の子の中は自分が想像していた以上の気持ちよさだった。
いちばん大好きなほのかとセックスしているという興奮も大きかった。
何もしていないのに射精感がこみ上げてくる。
あまりに早い絶頂は男として情けなかったけど、苦しそうなほのかを見ると少しでも早く終わったほうがいいとも思った。
「ほのかっ、ほのかぁっ!」
名前を呼んで体全体でほのかを抱きしめる。
ほのかの体のぬくもりが、やわらかさが、そして甘い香りが僕から理性を奪っていく。
精液が根元までせり上がっている。……ダメだ、イク!
膣の中で射精したい思いを必死に封じ込め、最後の精神力でほのかから引き抜いた。
直後、
びゅっ! びゅくっ! びゅるっ!………
強烈な快感を伴って精液が射ち出された。
ほとばしった白濁がほのかの下腹部からお腹、果ては胸のあたりにまで飛び散る。
「あ、熱い……」
精を体に浴びながら、ほのかが浮かされたようにつぶやく。
これまでの人生で味わったことのないような愉悦に僕の頭の中も真っ白になる。
どびゅっ! どぴゅっ!………
ほのかの裸身を僕の精液が穢していく。炎に照り映えた肌を白濁が彩っていく。
淫靡な眺めに酔いしれながら、僕はいつまでも射精を続けていた。
永遠に続くかと思われた射精もようやく終わった。
大きく息をついてほのかに覆いかぶさる。
二人のお腹の間で精液が押しひろげられ、濡れた感触がしたけど気にならなかった。
「えっち……しちゃったね」
天井を見上げたままほのかが言う。
「ほのか……後悔してる?」
ほのかの顔を覗きこむようにして聞いた。
「ううん。だって、あなたは私だからこういうことしたんでしょ?」
まっすぐに僕の目を見てほのかが言う。
「うん」
「私だってそうだよ。あなただから……あなたが好きだから抱かれたの」
「ほのか……」
「あなたなら……ううん、あなただけは私にヘンなことしてもいいからね」
いたずらっぽい笑顔でそう言うと、ほのかからキスしてきた。
そのまま唇を割り、舌が伸びてくる。それに応えて僕も舌をからめた。
性愛の意味をこめた口付けに、射精したばかりのペニスがピクンッと脈を打った。
「!」
それが伝わったらしく、ほのかの舌の動きが一瞬止まった。けどすぐに動き出す。
気がつくと、吹雪の音はいつの間にか収まっていた。
おわり
220 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 20:50:39 ID:+1hW8dRW
GJ
69さんGJGJ!
おっきした
ほのかの印象に残っているシナリオからの流れが自然なので
エッチが余計に興奮しました。ほのかって難しい子だw
またそのうち書いて頂けたら嬉しいです。
ネットで読めるエロSS
>3-5
永倉えみる
「思い出たちとの12ヵ月」同梱ドラマCDの「夏」 >13-17
「思い出たちとの12ヵ月」同梱ドラマCDの「夏」別バージョン >184-186
星野明日香
『give a discount for you』 >25-28
森井夏穂と檜山恭子
奈落の底へ >35-60
遠藤晶
『Before contest』 >69-71
杉原真奈美と主人公、若先生、槇原つぐみ+α
夏の思い出 >75-96 >98-114
永倉えみる
『暗黒の星』 >128-143
安達妙子×佐々木哲郎、工藤千草×安達純
秘密の関係 >161-167 >169
杉原真奈美
「思い出たちとの12ヵ月」同梱ドラマCDの「春」 >177-182
沢渡ほのか
「2通目の手紙イベント」 >214-219
ほのかこそツンデレ
ファザコンほのかは高校生になってもパパとお風呂に入っていそうw
>219
GJ!
69様久しぶりに晶をお願いです!
浴場で欲情したパパがほのかの薄い体を押し倒して・・・
でもほのかはピュアアイの大きさに慣れてるからパパでは満足できない…
ほのかに「あ、もう入ってるの? 小さすぎて気がつかなかったよ」といわれてショックを受けるパパ
ほのかはキツキツだよ!
緩くなんかないよ!
主人公と再会する前に、馬によって処女を散らされたほのか・・・
ピュアアイって、メスじゃなかったっけ?
>>233 小説「再会」に『彼の鼻先を優しくなでてやる』ってあるからオスだと思われ。
「馬」という言葉にこんな意味があった。
>(馬の腹帯に似ているところから)月経時に用いる丁字形の帯。転じて、月経。おうま。
他にも動物がらみだと
途中で送っちった……
猿猴(えんこう)
月経の異称。
こんなのもあった。
援交晶
ナンチャッテ
援交してそうなのは明日香だなw
>>208 前期と後期で絵柄に変化があるがどっちが好みよ?
一番援交やってそうなのは優
トラック運ちゃんに一発やらせてタダで北海道まで騎乗
>>240 トラック運ちゃんに犯らせてヒッチハイクするSSはたしかに斬新だなw
誰か書いてくれないかな?
いや、冗談だが……。
1の主人公が事故死したときの運ちゃんもやはり・・・。
実は運転しながら優とセックスしてて注意が散漫になった
>>243 現実にはセックスよりフェラだろうな
運転手が昇天した瞬間、思わずアクセルを踏み込み、それであわててブレーキと急ハンドル
進行方向には主人公が・・・
つまり主人公を殺したのは間接的に優だったんだなw
245 :
保守コピペ:2006/06/17(土) 03:10:30 ID:HU54LZG4
『Undress archery』
シュッ…
朝早い道場に矢の空気を切る音が響く。
シュッ…
それは一直線に飛んだかと思うと、的の真中を正確に射抜いた。
「ふう…」
京都は綾崎邸の弓道場で、若菜は日課となっている朝の鍛錬を黙々と続けていた。
(今日は調子が良さそうですね…)
次の矢を弓に番えて構える。その姿は一枚の絵のように美しい。
シュッ…
無心で放たれた矢は、再び一直線に飛ぶと、的の中心を射抜いた。
「へえ…」
矢の的中を確認して若菜が次の矢を番えようとした時、不意に背後から声がかけられた。
「葵様…」
後ろを振り返ると、そこには前日若菜を尋ねてきた葵の姿があった。
「もう少し寝ていらっしゃるかと思っていました」
弓を壁に架け、若菜は微笑みながら言った。
「いや、いつも朝はこれくらいに起きるからね。でも、若菜はもっと早く起きたんだろう?」
「はい、一時間ほど前には…」
「…そっか」
葵が弓道場の時計に目をやると、針は5時を回ったばかりであった。
「でも、若菜の弓の腕は凄いね。十射して全て当てるなんて、全国大会でもなかなかお目にはかかれないよ」
「いえ、これは練習ですから…」
葵に誉められて若菜は頬を少し赤らめる。
「これじゃ、とてもじゃないけど僕じゃ相手にはならないな…」
「葵様、弓道おやりになられるのですか?」
葵の発言に若菜が驚く。
「少しだけね。というより、前に少しやってたって程かな…」
「そうなんですか…」
「で、今回若菜に会おうと思ったから、学校の近くの弓道場で練習してきたんだ。でも、若菜の腕を見ると圧巻というか、自分の実力の無さを思い知るね」
「そんなことはありません。葵様、よろしければ一緒にやりませんか?」
若菜はお手上げという表情を浮かべる葵を促す。
葵は考えるような表情を浮かべた。
「…わかった。でも若菜、やる以上はできれば手加減無しで仕合って欲しいんだけど」
しばらくして葵は口を開いた。
「葵様がそうおっしゃるなら」
若菜が即答する。
「有難う。でも、今本気でって言ったばかりだけど、常識的に考えたら僕は若菜に勝ち目はないから、特別ルールで仕合しない?」
「?」
「一仕合は五射で行い、先に五仕合取った方が勝ち。全部的中の場合は引き分けで、勝ち負けはつかない。で、もし若菜が一本落としたら、一枚ずつ服を脱いでいくっていうのはどう?」
「服を…脱ぐのですか?」
「そう。体を縛るものが無くなれば集中も途切れるだろうし。まあ、一種のハンデかな…」
葵の提案に若菜は首を横に振ろうとした。しかし、葵と弓の勝負もしたいという気持ちと、祖父の「いかなる仕合においても負けは許さん」という言葉が頭を交錯する。
「まあ、そんなに深くは考えなくていいって。服を脱ぐっていうのは冗…」
「分かりました。その条件、お受けしましょう」
葵は若菜を怒らせたかと思い、慌てて前言を撤回しようとしたが、それを打ち消すように若菜は言い放った。
「え、いいの」
「はい。葵様は本気でとおっしゃいました。一本も外さなければ若菜は勝つことが出来ますから」
覚悟と自信に満ちた表情で若菜は応えた。
「わかった。じゃ、やろう」
246 :
保守コピペ:2006/06/17(土) 03:11:10 ID:HU54LZG4
それから5分後、弓道着に着替えた葵と若菜は弓道場に並んで立った。
「葵様、手加減はしませんよ」
「お手柔らかに頼むよ…」
かくして仕合は始まった。
最初の三仕合を若菜は全射命中で終わらせたのに対して、葵は全て三本しか当てられずに終わった。
「やっぱり若菜は強いなぁ…」
葵が情けない声を出した。
「本気ですから…」
若菜が返す。だが、声ほどに葵が落ちこんでいないのを若菜は見落としていた。
かくして四仕合目が始まった。
「行くよ…」
小さな声と共に葵はすばやい動作で立て続けに矢を射た。
「…よし」
小さく拳を握る。視線の先では五本の矢が全て的の真中を射ぬいていた。
「…」
それを横目で見ながら、若菜も四射目を的中させる。葵が先に打ち終えたことで別段気負うことは無かった。
だが、五射目を放った瞬間、道場の中に一陣の風が吹いた。それは的中するはずであった筈の矢の進路を少し、ほんの少しだけ狂わせる。若菜の視線の先で、矢は真中を少しずれた場所へと突き刺さった。
「あっ…」
若菜の口から声が漏れる。四仕合目は五射快中で葵の勝利に終わった。
「…」
若菜は次の仕合を正座して待つ葵の方を向く。一瞬目が合って躊躇したが、若菜は床に静かに弓を置くと、ゆっくりと弓道着の上を脱ぎ始めた。下から純白のブラが現れる。
「…もう、負けません…」
恥ずかしさで顔を赤らめながら、若菜は道着をたたんで弓を再び持った。
その後は両者完全に互角に打ち合った。快中か外しても一射までというすばらしい出来で仕合数を重ねていく。だが、やはり男女の差か、除々に若菜の右手から力が抜けていった。
そして…。
「よし…」
「…あっ…」
再び五射快中を決めた葵に対して、若菜の最後の一本は的の中央を大きく外した。
(最後に握力が落ちた…)
若菜は後悔したが後の祭であった。結果は自分の負けを表している。
(仕方ありません…)
若菜は袴に手をかけると、一気に脱いだ。ブラとおそろいのショーツが下から現れる。
「もう、やめる?」
葵が流石にこれ以上はまずいかと思ったが、若菜は首を横に振った。
「勝負ですから…」
自分の恥ずかしさとは裏腹に、口から出たのは弓道にかける思いからくるプライドだった。
だが、一度抜けた握力は戻るどころか落ちていく一方であった。更に、若菜の集中力は羞恥で途切れそうになっていく。
(葵様が…見てる…)
背後に立っている葵の視線が自分の何処に向けられているかを考えるだけで顔が赤くなり、若菜の体は熱くなっていった。
結局若菜は五射中三射しか当てることが出来ず、あっさりと仕合を落とした。
「…ふう…」
口から思わずため息が毀れる。また脱がなければならないと思うと、若菜は少し気が重くなった。
「若菜、本当にもういいよ…」
だが、葵にそう言われると若菜は何故か意固地になってしまう。それに、脱ぐことには抵抗はあったが、見せる相手には抵抗はなかった。
「…いえ…」
若菜はブラのホックに手をかけ、ゆっくりと外した。肩紐がするりと滑り落ち、下から白く豊かな乳房が現れる。
「…恥ずかしいから、まじまじと見ないで下さい…」
若菜は葵の視線を感じて手で胸を隠すと、振り返った。
「でも、勝負は勝負です。葵様、どちらかが負けるまででしょう?」
247 :
保守コピペ:2006/06/17(土) 03:11:44 ID:HU54LZG4
ショーツ一枚の姿で若菜は弓を構えた。白い肌に黒髪がかかって何とも美しい。
「…分かった…」
だが、やはり若菜がいくら意気込んでも、もはや勝ち目は無かった。先程より力の無い手では正確な射撃は無理だった。しかも若菜の体、特に胸と秘部は視線を感じてドンドン熱くなっていく。
「よし…」
葵の五射快中の前で、若菜は二射当てるのが精一杯だった。
「…負けてしまいました…」
既に勝てないことを悟って若菜はくるりと葵の方を向くと、ショーツに手をかけた。
「もうこれで、最後です…」
ゆっくりと下に降ろす。肌とは対照的に黒々とした恥毛が葵の目に飛び込んでくる。
「若菜…」
葵は全裸の若菜の美しさに一瞬目を奪われた。だが、すぐに若菜に近づくと、さっきまで若菜が着ていた弓道着の上を羽織らせた。
「ごめん…」
葵の声に若菜は首を振る。
「いえ、葵様の腕、お見事でした」
葵はその言葉に救われたような気がした。自分の腕の中にいる若菜はとても華奢で、先ほどまで弓を引いていた凛々しさは薄れていた。
「若菜…」
葵はその小さな唇にそっとキスをした。
「ん…」
若菜も目を閉じて応じる。
「…若菜…」
葵はしばらくその柔らかさを堪能すると、手を若菜の股間へと伸ばした。
「…あっ…」
そこは既にしっとりと濡れていた。
「若菜のここ…」
若菜の顔が真っ赤に染まる。実は弓を射ている自分から若菜のそこは濡れていたのだった。
「……あっ…ううん…葵…様…」
若菜は葵の視線から逃れようとうつむいたが、クリットを触られて思わず声を上げた。
「…ああっ…ああん…」
若菜は脚を閉じて抵抗しようとするが、葵のては既に完全に若菜の秘部へと到達していた。
「…あん…んんっ…もっと…ゆっくり…」
激しく自分のクリットを擦り上げる葵に、若菜は脚を開く。手が自由になった葵は若菜のヴァギナへと手を伸ばした。ぴったりと閉じたラビアを掻き分けると、そこは愛液が今にも溢れ出しそうになっていた。
「…ううん…あっ…」
葵はそこに指を一本、ゆっくりと沈めていった。
「あっ…あっ…あっ…」
入っていくたびに若菜は声を震わせる。葵は指を完全に挿入し終えると、ゆっくりと動かし始めた。
「ああ…うんっ…あああっ…」
中で指を少し曲げ、第二関節の部分で若菜の内壁を刺激する。葵が指を出し入れするたびに若菜のヴァギナからは愛液が毀れて太股を伝う。
「…ああっ…あっ…葵様…若菜は…若菜は…」
快感に震える若菜は立っていられなくなったのか、葵に持たれかかってきた。葵は若菜に肩にかけていた弓胴着を道場の床に敷くと、若菜をそこに横にした。
「…葵…様…」
若菜を横にすると、葵は自分も弓道着を脱いだ。股間ではすでにペニスが若菜の痴態に刺激されたのか、はち切れんばかりに勃起している。
「あっ…ああん…あああっ…」
葵は横になった若菜の脚を開かせると、中央でぱっくりと口を開けているヴァギナに舌を這わせた。
「若菜のここ、凄いことになってるよ」
「ああっ…ああん…そんな…ああっ…」
葵がいくら舐め取っても、愛液の流出は止まらなかった。
ずっ…ずるっ…
「あああっ…音を…立てないで…」
自分の愛液を吸われる音にも若菜は敏感に反応する。
248 :
保守コピペ:2006/06/17(土) 03:12:17 ID:HU54LZG4
「若菜、いくよ…」
葵は若菜の濡れ具合が凄いのを確認すると、自分のペニスを若菜のヴァギナに擦りつけて愛液まみれにし、正常位で一気に挿入した。
「はぁぁぁぁ…………」
「…キツイ…」
愛液でヌルヌルの割には、若菜の中はきつかった。それでも何とか奥まで挿入すると、葵はゆっくり動き始めた。
「はあっ……くぅっ……あぁ……あん……くぅん」
若菜の嬌声が動くリズムと一体となって毀れる。だが、やはり自宅の道場という恥ずかしさから若菜は自分の口を手で塞ぐ。
「んんっ……うんっ…うん…ん…」
葵は時折乳首を愛撫したり、結合部分の上で勃起して自己主張するクリットを摘んだりして若菜に快楽を与えていった。
「ううん……うん…ふんっ…ううん…」
「若菜の中、気持ちいい…」
葵は若菜にやさしく微笑むも、若菜の頭の中は快感ですでに思考できる状態ではなかった。
「うん…うん…私…もう…ああっ…」
若菜はもう押さえられなくなったのか、口から手を離すと、自分の乳首を揉み始める。
「…おれも…若菜っ…」
「あっ…あああっ……あああああっっ…」
葵が射精感が爆発するペニスを引きぬく瞬間、若菜もヒクヒクと痙攣しながら絶頂に達した。
「…はあ…はあ…」
若菜の白い腹部に強かに精子を放って葵は荒い息を吐いた。視線の先では恍惚とした表情を浮かべた若菜が、やはり同じように肩で息をしていた。汗で黒髪が白い肌に貼りついて何とも艶かしかった。
「どうです?お湯加減…」
行為の後、葵と若菜は風呂へと入っていた。温泉のようなそこは大理石造りのなんとも壮観な風呂である。
「いいお湯だよ…」
壁を挟んで反対側から話しかける若菜に湯船に肩まで浸かって葵は応えた。
「でも、ごめんな…」
葵は素直に謝った。冗談のつもりが本当に行為まで持ちこんでしまった罪悪感があったからだ。
「…いいんです。そういえば葵様は初めての時にもそうおっしゃいましたね…」
「そうだっけ…」
「はい。でも、謝る必要はありません」
若菜はそこで一度言葉を切った。湯気の中で顔を赤くし、一息つく。
「若菜のお相手は葵様一人だけなのですから…」
その言葉に、葵はぐさりと心を射ぬかれたような気がした。さらなる罪悪感で冷や汗が一条背中を伝う。それは風呂の中なのにとても冷たかった。
「ごめん…」
葵には小さくそう言うしかなかった。
END
おっきした
250 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 00:05:44 ID:VF8imy0L
bokkiage
胸当て付けなかったら乳首がこすれて痛いだろうに……。
腫れて赤くなった先っちょをチュパチュパして癒します
253 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 23:43:29 ID:8vmwQZ/w
圧縮が近そうなのでage
254 :
保守コピペ:2006/07/01(土) 04:16:32 ID:tgOhxUYb
『Waterside amour』
20世紀も終わりを告げようとしている1999年、日本は未曾有の不況に襲われていた。
リストラ・倒産などの暗いニュースは後を経たず、企業・個人を問わず、人々は自己の資産を守るか細々と運営していくことで明日の糧を得ていた。
「ね、来て良かったでしょう?」
ここ名古屋にある高級ホテルもそれは例外ではなかった。不況の為に客室をはじめとして、高層レストランやバーなどの付加施設の利用が激減していたのだ。
「こんな所、ついこの間までは入ることも出来なかったんだけどね」
そこで、ホテルのオーナーの提案により、それまでかなり高くしていたプールやレストランなどの料金設定をすべて下げ、一般客をターゲットにした運営形態に移行することとなったのである。
結果、日によって閑古鳥が鳴きそうになっていた各施設には、客足が戻るようになっていった。
「でも、丁度平日で、バイトが遅番で良かったぁ。ここ休日だと結構混むからね」
「そうなんだ」
そのホテルのプールの一角に、るりかと葵の二人の姿はあった。
「うん、この間の日曜に友達と来たら、泳ぐスペースも満足に無くって、本当に水浴びだけして帰っただけだったんだ」
プールサイドに設けられたプールバーで、泳ぐのを一時中断して二人は話をしていた。
「るりかは結構ここに来るの?」
目の前に置かれたブルーハワイを飲みながら葵が尋ねる。
「ちょくちょく、かな。友達でミーハーな娘がいるんだけど、その娘が行こう行こうってよく誘うから。それに…」
「それに、何?」
「ダイエットにもなる…しね。ほら、秋って美味しいものが多いから…」
るりかもグレープフルーツジュースを一口飲んだ。
「そうなの?るりかってスタイルいいと思うけどなぁ」
「本当?そう思う?」
「うん、腰も細いし、脚も長いし。だからかな、その青のビキニ、とっても似合ってる」
葵の言葉にるりかは嬉しそうな顔をした。
「ありがとう。じゃ、そう言ってくれたお礼に…」
るりかはそう言うと、ビキニの胸元の紐を引っ張る。密着していたビキニの布地がずれ、るりかの胸が露になりそうになった。葵は見てはいけないと思うのだが、男の性か、視線は自然とそちらに向いてしまう。
だが、あと一息で乳首まで見えそうになる時、不意に葵の額をるりかの指が小突いた。
「なーんてね」
不意を突かれて驚く葵の顔を見て、るりかが笑う。
「乙女の柔肌をそんなに簡単に見せるわけ無いでしょ。もう、そんな真剣な目しちゃって」
「そ、そうだよね…」
自分の下心をずばりと見抜かれて、葵はややうろたえる。
「でも、本当に見たかった?」
るりかは残ったジュースを飲み干すとやや真顔になって尋ねた。それに葵は素直に首を振った。
「…男だったら誰でもそうだと思うよ」
るりかはその答えに、少し微笑むと、葵の額に軽くキスをした。
「じや、もう少し泳ごっか…」
そしてタオルを椅子にかけると、プールに一直線に向かうのだった。
255 :
保守コピペ:2006/07/01(土) 04:17:16 ID:tgOhxUYb
「ふう、結構泳いだね…」
一頻り泳いだ後、るりかはプールサイドに上がり、既に疲れてぐったりとしている葵に声をかけた。
「…るりかは元気だね…」
タオルを頭から被り、椅子にもたれながら葵は応える。
「なんだ〜、だらしない。ちょっと競争しただけなのにもうへばったの?」
るりかは葵の向えの椅子に同じように座る。
「るりかが元気過ぎるんだよ…。俺最近運動不足で…」
「ふふふ。じゃ、丁度良かったね、今日のデート…」
るりかは笑うと、葵が飲んでいたジュースをこくりと飲んだ。
「あ、ところで今何時?」
「もうすぐ三時かな…」
「うそぉ〜、バイトまであと一時間?」
るりかは勢い良く立ち上がると、葵の手を取ってシャワー室の方へと歩き出した。
「るりか?」
「ごめん〜。四時からバイトなんだ。他にもどこか行けば良かったんだけど…」
「あ、俺なら気にしないでいいよ。また名古屋に来ればいいんだし」
「ごめん…」
るりかはそう言って頭を下げると、女性用のシャワー室へと足早に去っていった。
「さて…」
一人になると、葵はもう一杯ジュースを貰おうとプールサイドバーの方へと歩こうとした。
「葵!」
だが、急にるりかが戻ってきて、葵の腕を取った。
「どうしたの?」
不意を突かれて葵が驚く。
「女性用のシャワー室、半分が故障してるみたいで、満室みたいなの。だから、男性用を使おうと思って…」
「え?」
「あ、大丈夫よ。ここのシャワー室個室だから、入ってしまえば分からないから」
「はぁ…」
「バイトまで時間無いから、お願い…」
「はぁ…」
あまり状況把握をしていない葵を尻目に、るりかは率先して男性用のシャワー室へと向かった。
256 :
保守コピペ:2006/07/01(土) 04:17:49 ID:tgOhxUYb
「ね、広いでしょ?」
開いていたシャワー用の個室に入ると、るりかは自慢実に言った。
「ああ、流石は高級ホテル」
大理石造りの壁と、一人用にしてはかなり広いそれに、葵も頷く。
「じゃ、さっさと済まそうかな…」
るりかはシャワーのスイッチを入れると、気持ち良さそうに浴び始めた。
「次はいつ頃来れそう?」
葵に背を向けて髪を洗いながらるりかが尋ねる。
「分からない。俺のバイトも結構忙しいから…」
葵は大理石の壁にもたれていた。背中に大理石特有の冷たさが伝わる。
「そっか、でもまた来てくれるよね…」
「ああ…」
「本当?」
「信用無いなぁ…」
「そんなこと無いけど、ほら、名古屋と東京ってすぐ会える距離でもないから…」
るりかは背を向けたままで話を続ける。その背中に葵は何故か寂しさを感じた。
「じゃ、証拠を見せるよ」
「証拠?」
「そう、証拠」
葵はそう言うと、るりかの背中から手を回し、水着越しに胸に手をやった。
「きゃっ」
るりかが驚いて、葵の腕の中で跳ねた。だが、葵は手を離すどころか、やんわりと力を込めた。葵の手の中で、るりかの柔らかい胸が形を変える。
「葵…」
「こんなんじゃ、駄目かな…」
その声にるりかが葵の方を向く。その瞳はシャワーの水滴か涙かは分からないが、しっとりと潤んでいた。
「いいよ…葵なら…」
るりかはそう言うと、胸元の結び目をしゅるりと外した。ぷるん、と水着の締め付けから開放された胸がこぼれる。
「でも、バイトの時間が迫っているから手早くね…あん…」
るりかの言葉が終わらないうちに、葵はゆっくりとるりかの胸を揉み始めた。
「…うん…」
柔らかく、そして適度に張りのある胸を揉まれ、るりかは思わず声を上げた。胸の中心では乳首が徐々にしこり始める。
葵はそれを確認すると、軽くるりかの乳首を摘み、指の間で転がした。
「…ああん…」
るりかの白い胸は葵の愛撫によって徐々に赤みを増していく。顔を見ると目をとろんとさせてるりかは快感に酔い始めようとしていた。
心なしか、呼吸も荒くなる。
「…ううん…あん…」
「るりか、感じてる?」
胸を愛撫しながらの葵の問いに、るりかは黙って頷く。葵はそんなるりかの唇に軽くキスをし、続けざまに胸にもキスをした。そして舌を乳首に這わせ、完全に勃起したそれを舐るように舐めると、るりかの声が完全に喘ぎ声へと変わった。
「あっ…ああん…ううん…」
唾液をたっぷりと付ける様に乳首を舐め、時折ちゅっ、ちゅっと音を立てて吸う。その度にるりかは体をぴくっとさせて快感をあらわした。
「ああん…ああっ…」
葵は丹念に胸への愛撫を続けた。白い乳房に無数のキスマークが付けられる。
「…ああん…葵…こっちも…」
そうしているうちに、るりかは絶えられなくなったのか、葵の右手を取ると自分の股間へと導いた。
「るりか…」
葵の指先に粘性の液体の感触が伝わる。それはシャワーのそれとは明らかに違っていた。
「…うん…濡れてるの…葵…触って…」
るりかはか細くそう言うと、葵の右手をぐいぐいとそこに押し付ける。葵もそれに応えるかのように右手の指をビキニパンツの丁度中心部、粘性の液体で最も濡れている部分で動かした。
257 :
保守コピペ:2006/07/01(土) 04:18:26 ID:tgOhxUYb
ぐちゅっ
熱く柔らかい感触。もし下着だったならば大きく染みが広がったであろうその場所を、葵は重点的につついた。
「ああん…んっ…あんんっ…」
るりかの声がシャワーの水音と共に個室に響き、股間の濡れは酷くなる。葵はそれに、愛撫の対象を大きくなったるりかの突起を転がすことで応じた。
「ああっ…ううん…だめっ…」
るりかの体の痙攣が大きくなる。だがその声とは裏腹に、るりかの股は開かれていく。
「ここが、気持ち良いんだね…」
葵は意地悪く聞きながら愛撫を続けた。すっかり重くなった水着の上から執拗にクリトリスを触る。だが、るりかはそれでは物足りないのか、ついには水着を完全に脱ぎ、全裸となった。
「葵も脱いで…」
ヴァギナから愛液を垂らしながらるりかは葵のトランクスを降ろす。
「今度は私がしてあげるね…」
既に大きく勃起した葵のペニスを、るりかは細い指で握ると、ゆっくりとしごき始めた。
じゅっ…じゅっ…
間もなく先端から先走り汁が出、しごかれるたびにペニスがてらてらと光る。
「葵も感じてるんだね…」
るりかは微笑むと、そっとペニスを口に含んだ。柔らかい口腔の感触が葵の脳裏に伝わる。
「ふん…うん…あふっ…」
「ううっ…」
ぴちゃぴちゃっという音とも共に、るりかは葵のペニスをしゃぶる。それは動きこそぎこちないが、葵に快感を与えるには十分だった。
「うん…ふうん…おっき…んん…」
るりかは好きな男のペニスを丹念に愛撫していた。カリ首を舌で突つき、裏筋を舐め上げ、ペニスをしごきながら、玉袋を口に加える。慈しむように、葵が気持ち良いようにるりかのフェラチオは続いた。
「…るりか、そろそろ…」
「…うん…ふぁひても…ひひんだよ…」
しかし葵は射精感を押さえながら、半ば無理やりるりかの口からペニスを引き抜いた。るりかが口から唾液を糸のように引きながら名残惜しそうにペニスを見つめる。
「ほら、るりかが時間が無いって言ったから…な」
慌てて葵はフォローに走る。だが、るりかはそれに笑って応えると、タイルの上にバスタオルを敷いた。
「ふふ…別に怒ってないよ。それより、気持ち良かった?」
葵が頷くと、るりかはタオルの上に腰を下ろして脚を開いた。
「葵…来て…」
葵の目に、陰毛がべったりと張りついたヴァギナが跳びこんでくる。その視線を感じてか、るりかは恥ずかしげに顔を背けた。だが、手は股間にもって行き、葵を誘うようにヴァギナを左右に広げた。
「るりか…」
葵はるりかの愛撫ではちきんばかりにいきり立ったペニスを、一気にヴァギナに挿入した。
ずちゅっ…
大量の愛液が殆ど抵抗もなくペニスをヴァギナに飲みこませる。
「あっあっ…ああっ…」
程無くして葵のペニスはるりかのヴァギナに完全に納まった。
「るりかの中…熱い…」
「葵のもだよ…ああっ…」
るりかと葵はそういうと、少しの間そのまま抱き合った。互いの鼓動とぬくもりが伝わりあい、なんとも幸せな感情を与える。
「葵…大好き…」
「えっ…」
「ううん、何でも無い…」
るりかは顔を真っ赤にすると、誤魔化すかのように抱き合ったまま自ら動き始めた。
ずちゅ…ぐちゅっ…じゅぷっ…
「ああん…はあん…あん……………………うあん…あん…」
結合部分から愛液が溢れ出し、二人の股間に垂れ落ちる。
258 :
保守コピペ:2006/07/01(土) 04:18:59 ID:tgOhxUYb
「あん…んふっ…ああん…あはん…ううん…」
るりかに会わせるように葵も動く。快感を得るために、自分の情欲をぶつけるために。
「あん……ああん…いいっ…あああん…うん…」
快感でるりかの目から涙が毀れる。葵は手をるりかのお尻に回すと、愛液を指につけて蕾にゆっくり挿入した。
「あっ…そっち…は…ああん…だめっ…ああん…」
だがるりかの意識とは別にるりかのヴァギナは葵のペニスをぎゅっと締めつける。それが気持ち良いので葵はアヌスを断続的に愛撫した。
「ああっ…うっ…もうっ…あっ…あっあっ…」
るりかの声が途切れ途切れになる。それは絶頂が近いことを間接的に葵に教えるかのようであった。だが、実のところ、葵のペニスも何時でも射精できる体勢になっていた。それほどるりかの膣は気持ちが良かった。
「あっ…あっ…ああああっ…あああっ…ああん…うん」
「るりかっ…俺もっ…」
葵は最後とばかりにるりかのクリトリスを思いっきり摘んだ。もうそこは白く濁ったるりかの本気汁まみれになっている。
「ああっ…あああああああっ…イクっ…私…イクっ…ああああっ…あっ…ううううん…あああん…イッちゃうっ…イッちゃうの!」
その瞬間、一段とるりかの膣は収縮し、葵のペニスを締め上げた。
「うっ…るりかっ!」
「あああああああああっ!!!!」
葵が危険を察してペニスを引き抜いた瞬間、るりかは大きく痙攣して絶頂に昇り詰めた。意識を失う瞬間、顔に葵のペニスから放たれた大量の精液を浴びながら…。
「はっ…はっ…はっ…」
荒い二人の呼吸音が、水音の中に静かに木霊していた。
「じゃ、私はバイト行くね…」
バイト先のコンビニの前で、タクシーから一人降りながらるりかは車中の葵に寂しそうに呟いた。
「仕事、頑張ってね」
葵も手を振る。
「うん。また、遊びに来てね…。きっとだよ…」
るりかはそう言うと、葵の頬にキスをして、急いでコンビニへと入っていった。
「いや、若い人はいいね〜」
一人駅に向かう車中で、葵に運転手が軽い口調で話しかけた。しかし、葵は返事を返すことは無く、ただ運賃メーターを見つめていた。るりかがバイトに遅れそうだったため、葵は結構距離があったのだが、やむを得なくタクシーを使ったのだ。
(もし、あと1500円かかったら帰れない…)
性欲の代償は高くつくのである…。
END
259 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 21:25:12 ID:hHeOIN4J
gj
久々に来たが、スレが続いてて嬉しい
>>262 嬉しいと思うならもう一歩踏み込んでスレが続く努力をしよう。
SSの感想でもいいし、自分で話題を振ってもいい。少しだけ積極的になってみないか?
座して待つだけなら、いつかはここも消えてしまうよ。
早起きして散歩に出た。うちの実家は緑が多い。
朝靄の中で草と川の匂いを吸い込んで、なんとなく優の事が思い浮かんだ。
265 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 05:11:41 ID:qn5fJZ7I
圧縮に耐えて生き残ったage
優はマグロの気がする。
真奈美は恥ずかしがってても頼めば奉仕してくれそうだし、
夏穂はスポーツ感覚で楽しんでエッチすると思う。
あと晶は主導権を握りたがるタイプかな。
他の子も積極的にプレイしそうなんだけど、優だけはマグロだw
若菜は相手に気持ちよくなって欲しいって気持ちが
強そうだから結構やってくれそうだな
少しでも嫌なことしたら締め殺されそうだけどw
268 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 22:26:56 ID:aVYv/EnY
つまり・・・・騎乗位をしてくれそうなセンチキャラは
若菜・晶・千恵・妙子・明日香・夏穂ってことで
美由紀ちゃんもしてくれるよ
ジャーニーの若菜は煩悩として手を繋いでみたいとか
唇を重ねてみたいとかって表現だったけど、
実際はセックスのことで頭がいっぱいなんだろうな。
>>270 つまりオナニーもしまくってるってことか……。
>>271 しまくってるかもしれないけど
「私ったらこんなはしたないことを・・・」
って思ってずっとガマンしてるのかもしれない。
でもガマンすればするほど頭のなかでは・・・
ID:75CvJJ33さんに触発されてちょっと書いてみました。
若菜の小ネタで、内容はひとりエッチです。男キャラの射精シーンはありません。
自室に入る。制服を着替えることもせず学生鞄から一冊の雑誌を取り出す。それは学校で友人から借りて来たものだ。
表紙には同じ年頃の女の子が写っている。彼女を囲み、芸能人の名前やメイクやファッションという文字が配されている。
東京や横浜から広がりつつあるらしい流行についての最新報告ともある。
高校生や中学生を対象にした、若い女の子向けのよくある雑誌の一つだった。
私は自分で洋服を買ったことはない。普段はお母様やおばあ様が見立ててくださった服を着ているし、それに不満はない。
けれども、私だって自分で着てみたい服はあるし、お化粧や装いに関心もある。
そう言って借りてきたのだけれど、本当の理由は別にあった。
ぺら、ぺらっ
ページをめくり、目指す記事を見つける。……あった。
『投稿企画・彼との初体験』。
この夏に意中の人と一線を越えてしまった女の子たちの告白手記のコーナーだった。赤裸々な内容が、過激とも言える筆致でつづられている。
それを学校で目にしたとき、私は居ても立ってもいられなくなった。……どうしても読みたい。
でもこの手の本を買うのはためらいがある。下校の途中で中島さんに本屋さんに寄ってもらうのも気が引ける。
雑誌を借りることは思いのほか簡単だった。
『若菜もたまにはこういうの見て勉強しなよ。高校生のうちしか着られない服ってあるよ!』
そう言って、友人は気安く貸してくれた。私の本当の目的も知らずに。
誌面に目を落とす。
『カレの指が乱暴に私のアソコに』
その情景が頭に浮かぶ。文中の女の子を自分に置き換えて読みすすめる。
いつしか私の右手はスカートにもぐりこんでいた。そして下着の上からゆっくりとなぞる。
「んっ……」
洩れ出る声をおさえながら左手でページをめくる。
『クリちゃんをカレがいじってきたら、頭の中に火花が散ったみたいに』
指をショーツのすき間からねじ込むように侵入させ、敏感な突起に触れた。
ビクッ!
それでも指は止まらない。ここまで来たらもう戻れない。
性感が高まっていくのが意識される。でも指が動かせない。もどかしい……。
私はとうとう下着を取ってしまった。
狭い空間から開放されて、指の動きに自由度が増した。
溝に沿って激しく指を動かすと、
くちゅ、ぬちゃ…
淫らな水音が立つ。
「あっ、あっ!」
何度かした行為だけあって、どこをさわれば快感が得られるのかを私は知っている。
その部分を的確にこすりたてるうち、頂が見えてくる。
東京に住む愛しい人の名前を呼びながら絶頂に向かっていく。そうしながらも目は文字を追っていく。
『行くよって言って、カレの熱くてたくましいアレが私の中に入ってきたの』
あの人に貫かれる自分を想像した。
「んんーっ!」
嬌声を洩らすまいと食いしばった歯から押し殺した声が上がる。
「あっ、好き…好きです……」
私は目を閉じ、彼の顔を思い浮かべながら一心に恥ずかしい突起をこすりたてた。
「もっと、もっとしてください……」
はしたないことを口走りながら快楽をむさぼる。体中が熱い。意識が薄れていく。もう何も考えられない……。
「あ、ダメ……イキます……」
次の瞬間、私は
ビクンッ
と体を跳ねさせると絶頂した。
「また、してしまいました……」
ティッシュを使いながら後悔の念が胸にわき上がる。
「こんな女の子だって知られたら……嫌われてしまいます」
悔恨の情がよぎるものの、この悦楽のとりことなった体はまた疼きはじめていた……。
おわり
275 :
270:2006/07/14(金) 22:37:25 ID:75CvJJ33
>>旧69様
まさかSSを書いてくださるとは思いませんでした。
ありがとうございます。
若菜はネタを手に入れるのにも苦労してるんですねw。
277 :
275:2006/07/15(土) 21:16:38 ID:Ru6Zjl4a
自分のレスを読み返して気になったので。
>若菜はネタを手に入れるのにも苦労してるんですねw。
これは若菜がオナニーのおかずを手に入れるのに苦労しているという事です。
誤解を招きかねない内容だったので補足しておきます。
自分は御覧の通り文才がないのでSSが書ける人は本当に尊敬します。
次回作が読める日を楽しみに待っています。
>>277 お気遣いなく。ネタに苦労してるのは私も若菜も同じですw
書こうという意志はあるのに、いいシチュが浮かばなくて困っています。
今回のようにヒントをもらったり、ネタを思いつくこともありますので、スレでの雑談は本当にありがたいと思っています。
あと、
>>124で触れた明日香はストーリーは出来てるんですが、なんとなく筆が進まない状況です。
その完成も含め、今後も少しでも楽しんでもらえるよう、そしていささかでも実用になるようw 努力します。
ほのかほど犯され役が似合うキャラはいない。
ついでに殺して山の中に埋めちゃって
282 :
34:2006/07/21(金) 21:28:06 ID:P++G5HnZ
沢渡ほのか×沢渡総一郎で書きました。
一応近親相姦ものです。
「ねえほのか!今度の日曜日、空いてる?」
休み時間の教室で楽しそうな声がした。
窓際の席で外の景色を眺めていた女の子―――沢渡ほのかが振り返り、頬杖をついたまま少しだけ首を傾げ、友だちに「何?」と聞き返す。
その仕草一つとっても愛らしく、思わず見惚れてしまう男子の数は一人二人ではない。
本人はいまいち自覚は無いのだが、その容姿から男子の間では結構人気があるのだった。
「遊びに行くにきまってるじゃない!もちろん大丈夫よね」
有無を言わさず元気いっぱいに話す友だちの沙樹。
だがほのかは少し困った顔を見せた。
「な……何か、予定でもあるの?」
「うん。実はパパと……ね」
ほのかの口から度々出てくるキーワードに「またか……」と困った顔を見せて、がっくりと肩を落とした。
そして恨めしそうな顔のまま、ずいっとほのかに詰め寄る。
「ねえほのかぁ。パパとばっかりじゃなくてさ、たまには違う男の子と遊ばない?」
「違う男の子って……まさか」
「そっ、男の子もくるの。高校生なんだから女の子だけじゃなくて男の子とも遊ばないとね」
異性と遊ぶのを想像しているのか沙樹は楽しそうな顔をしているが、肝心のほのかは顔を曇らせる。
友だちとしては暗い青春時代にさせないためにもこうして何度も誘っていたのだが、当の本人はこうした話は好きではなかった。
「……行かない」
沢渡ほのか―――
私立祥桜学園高校の生徒でどこにでもいる可愛らしい女の子、性格もおとなし目で特に問題はない。
だがしかし異性に対して酷く臆病なのである。
今回のように断るのは何も初めてではなく、むしろ行った試しがない。
昔の例外は除いてだが……
「行かないって、またぁ!?」
「そっ、だって今度の日曜日はパパとデートなんだもん」
「パパとデートって……普通、自分の父親とデートなんてしないよぉ」
こめかみを押さえて難しい顔をする。
ついでにファザコンなところも悩みのタネで、沙樹とほのかの間には深い溝でもあるのか歩み寄る気配は一向にない。
強引に正常な道を歩ませようとする友だち思いの沙樹と、男の子とは何が何でも行きたくないファザコンのほのか。
唯一つ、二人の間に明確な意識の相違点があるのを沙樹は気づかない。
そしてそのままこの話は物別れに終わってしまった。
「ただいま」
日曜日、父親とのデートが終わったほのかは父、沢渡総一郎と一緒に家に帰った。
買い物をして、たくさんおしゃべりをして、美味しい物を食べて、今日一日ほのかはパパとのデートを満喫したようだ。
総一郎も満更ではないようで、酔いがほど良く回った顔で嬉しそうに愛娘を眺める。
そのほのかはぴょこぴょこと長い髪を揺らせてバスルームへと向かった。
「パパ、お風呂沸いたらちゃんと入ってね。この前みたいにリビングで寝て風邪引いても知らないんだから」
「これからは気をつけるよ」
ほのかの言葉に反省する。
ちなみに風邪を引いたその日はほのかに付きっ切りで看病をしてもらったのだ。
甲斐甲斐しく世話をしてくれる娘の姿に不謹慎にも頬が緩んでしまい、幸せを感じてしまったのを思い出す。
ほどなくするとピピッとお風呂が沸いたのを知らせるアラームが鳴った。
「ほのか、沸いたぞ」
「ごめん、いま手が離せないの。だからパパ、先に入っていいよ」
「はいはい」
姿は見えないけど声がする方向に返事をした。
重い腰を上げて父親はほのかに従ってバスルームへと向かった。
「ふぅ〜〜〜」
ザブっと湯船からお湯が溢れる音を聞きながら肩まで浸かる。
乳白色の入浴剤はほのかのお気に入りで、冷えた身体芯から疲れと一緒に癒す。
思わずうとうとしてしまい、ゆったりと時間が過ぎる。
そんな幸せな気分に浸っていると曇りガラスの向こうにほのかの姿を見つけた。
「お湯加減はどう?」
「ちょうどいいよほのか。思わず寝てしまうところだったよ」
「んもう、そんなところで寝ないでよねパパ」
「わ、わかってるよ」
頬を膨らませて怒っている姿が見えるのか苦笑いをする。
二人の仲は他人が羨むほどとても良好であり、父親を敬遠する娘が多い昨今、希少な存在であろう。
ただ少し違うのは、二人の仲はこれで終わりではなかった。
ほのかの影がもぞもぞと動き、ガラスの向こう側のシルエットがはっきりと見て取れた。
二つにまとめた髪を解く仕草、キュートな服を脱ぐ仕草、清潔感のある下着を脱ぐ仕草まで父親は全てを余さず眺める。
最後にバスタオルで前を隠して父親のいるバスルームへのドアに手をかける。
「じゃあ入るね」
「ああ」
父親の返事を待ってバスルームのドアが開いた。
ほのかはイスに座り、それを湯船に浸かりながら眺めるのは父親の総一郎。
二人にとっておかしな点はどこにもない、いつもと全く変わらない日常。
しかし世間一般からはかなりズレている。
年頃の娘が父親とお風呂を一緒にするはずなどない。
なのにほのかは楽しそうに鼻歌を歌いながら、ザバッと身体にお湯をかけて冷えた身体を温める。
張りのある瑞々しい肌に弾いたお湯が珠になって流れ落ちた。
少しばかり小さい胸の膨らみだが、ほのかに色付いた蕾は上を向いて尖り、未成熟な身体のラインを眺めていた父親は更なる成長を密かに期待する。
「何、どうしたのパパ?」
父親の視線に気づいたほのかが首を傾げながら聞く。
「いやなに……ほのかがあまりにも綺麗だから見惚れていたんだ」
いきなり言われて驚かないはずもなく、照れと恥ずかしさでほのかの顔にカアっと朱が差した。
しかし大好きな人に褒められて嬉しくもあり、胸中複雑な表情で怒って見せる。
……見せるのだが、何でもお見通しの父親の目には愛らしく映っていた。
「も、もう……恥ずかしいこと言ってないで早く上がってよ。背中、流してあげるから」
座っていたイスから離れたほのかは横で膝立ちになり、ポンポンと叩いて見せて「早く座りなさい」と父親を急かす。
女性の象徴である双丘も薄く生えた黒い絹草も隠さず、胸の鼓動はドキドキと心地好い音を立てる。
「じゃあお願いしようかな」
ザァっと音を立てて立ち上がる。
歳を重ねて少しばかり身体に弛みはあったが、それでもほのかの目には愛しく映る。
特に隆々と上を向く牡竿は実際の年齢よりも若く見え、硬さも大きさもほのかを惚けさせるのに十分過ぎた。
「パパ……」
熱い吐息を漏らしながらうっとりとした声で呼ぶほのかの目は、すでにトロンとまどろんでいた。
そんな愛娘の前を恥ずかしがりもせず、むしろ堂々とした姿でイスに座る。
イスの形は少し変わっているのか背が高く、真ん中に深く溝が一本通った円形をした、普通の家庭ではまず見かけないタイプだ。
ほのかの目の前に父親の大きな背中が広がった。
「はぁ……」
ほのかはため息にも似た声を出して広い背中に頬を付けた。
その顔は幸せでいっぱいで、父親も同じ顔を見せる。
ゆっくりとした時間、天井から水滴が落ちる音が響くほど静かな時間が流れ、ほのかは父親の背中に甘える。
たっぷりと堪能してから桜色の愛らしい唇を触れさせ、眩しいほどの笑顔を向けた。
「じゃあ背中、流すね」
嬉しそうな声を出してボディーソープをタオルではなく、自分の身体に塗りたくる。
小さな胸、臍、腕と、丹念に塗る手つきは厭らしく、ときおり熱っぽい声を短く漏らして身体が跳ねる。
そして満遍なく塗り終わると「ふふ」と悪戯な声で笑って、柔らかい身体をぴったりと父親の背中に密着した。
「んッ……」
硬い背中に尖った蕾が当たって、全身に甘く痺れた感覚が奔る。
小さな膨らみがひしゃげるほど身体を押し付け、父親に柔らかい感触を伝える。
ドキドキと高鳴る心臓の音が聞こえてしまうかと羞恥で染まったけれど、肌を重ねる嬉しさと温もりが勝り、更にぎゅっと押し付けて前に廻した両手で抱きついた。
「大好き……」
それだけの言葉でほのかは幸せな気分に浸る。
「うん。パパもほのかが大好きだよ」
「わかってる。だってパパのおチ○チン、カチカチだよ」
ボディーソープの泡で濡れた手が猛り勃った牡竿を優しく握り締める。
父親の逞しい肉棒は両手で握っても余るくらいで、その熱さと硬さを直に感じながら亀頭の部分を手で包み込む。
そしてほのかはゆっくりと身体を上下に揺すり始めた。
「ん、ん、ん……ふぅぅぅンっ!」
ボディーソープで滑りが良くなっても硬い背中で転がる胸の先が気持ち良くて声が出る。
しかし声を出したのは父親も同じだった。
背中に感じる愛娘の身体はもちろん、敏感な肉幹を握る手と亀頭を包み込む手は異なる動きを見せ、むず痒い刺激に不覚にも声を漏らす。
父親にしてみれば恥ずかしかったが、最愛のひとが気持ち良くなってくれている声が聞けたほのかにとって、これ以上の嬉しい事はなかった。
「気持ち良い、パパ?」
「ああ、ほのかの手も身体も気持ち良いよ」
「ありがと。いっぱい気持ち良くしてあげるね」
褒められたほのかは笑顔を浮かべて手と身体を優しく動かして父親を気持ち良くさせる。
硬い背中を身体全体で感じて、手は見えない牡茎に奉仕を続け、時々ヒクンと手の中で跳ねる様子をつぶさに感じ取り、まだイかないように釘を刺す。
「まだ出したらダメだからね。我慢すればもっと気持ち良くなれるんだから」
「あ、ああ……」
耳元で囁かれる娘の言葉にこみ上げてきた物を上から押さえつけた。
すると牡竿が小さな手の中でヒクンと跳ね、さっきよりも明らかに硬くなる。
我慢している父親の可愛い姿を感じたほのかはクスリと悪戯な顔を浮かべ、亀頭を包み込んでいた手を離した。
「ここも綺麗にしないと……ね」
「うぁ!ほ、ほのか……」
「気持ち良いでしょ。男の人ってここも気持ち良いんだって、あおいさんに教えてもらったんだ」
排泄口を指の腹で撫で、そこから前へと続く道を優しくなぞる。
「冬木くん……よ、余計な事を教えないでくれ……」
頭に浮かぶメガネをかけた教え子の顔。
ゾクゾクとする快感が身体中を駆け巡り、ほのかの手がイスに穿たれた溝をくぐって前へと伸びる。
「だってパパのためだもん。パパが気持ち良くなってくれるなら私、なんだってしてあげられる……」
絶妙なタッチで柔らかい陰嚢を揉み、中にある睾丸を転がす。
牡竿を握り締めていた手も前後に滑り、人差し指が鈴口をくすぐり、痛くないように加減をして爪を立てる。
男性器を扱う娘の上達振りに満足して父親の頬が思わず緩んでしまう。
「ほのか、そろそろ……」
「うん」
父親の声に従って手を離し、後ろから前へと移動して正面に膝をついた。
開いた足の間に腰を下ろしたほのかは自らの顔を今にも射精してしまいそうな牡竿の前に持ってくる。
そしてヒクヒクと上下に跳ねる元気な牡竿と鼻につく独特の性臭に、可憐な少女は咽を鳴らした。
「しゃぶってごらん……」
ほのかの頭の中に直接溶け込む甘い誘惑に胸がトクンと鳴った。
剛毛の生えた根元を両手で握り締め、大きく傘の張った先端から目が離せない。
魔法にでもかけられたかのように、父親の命ずるがままに少しずつ顔を近づけ、愛らしい口が開く。
「最後はお口の中に出してね、パパのザーメン……」
しっとりと濡れた唇をOの字にいっぱいに開け、温かい口腔と舌で愛おしく牡幹を包み込み、首を僅かに傾げて頬の粘膜に敏感な亀頭を擦らせる。
硬い感触を口全体で感じ取り、口唇奉仕をするほのかはくぐもった声を発した。
「ん、んんッ!」
快感にも似た声が口の隙間から漏れ出る。
唇で挟んだ牡竿を柔らかい頬をへこませて、口の中で舌を絡め、頭を前後に動かし、あたかも自分の口を肉壺のように変えて父親の肉茎を愛する。
「いいぞ……ほ、ほのか」
熱の篭った父親の声にほのかの胸がキュンッと締め付けられる。
もっと気持ち良くなって、パパ―――
数え切れないほどフェラチオ奉仕をして馴染ませた口が牡竿の形と硬さ、温もりを確かめるように何度も厭らしい音を立てて吸飲する。
「ん……」
頭の上に重さを感じると父親の大きな手が乗せられていた。
優しく撫でられるとほのかは太い肉幹を咥えたまま、飼い犬のように目を細めて甘える仕草を見せる。
咽奥の柔肉を突く牡竿も今のほのかには快感以外の何物でもない。
興奮して頬を紅潮させ、時折小さく身震いさせる躯を見れば一目瞭然であった。
「感じているのか、ほのか?」
「うん。だってパパのおチ○チン、おいしいんだもん」
返事が終わるとまたすぐに逞しい牡茎にしゃぶりつく。
両手と両膝を床ついて身体を前後に揺すり、水を吸った長い髪が真っ白な背中に貼り付き、扇情的な愛娘の姿に睾丸がきゅっと縮む。
「ほのか、そろそろ……」
「いいよパパ、いっぱい出して!」
滾った肉棒を吐き出し、ガチガチの硬い竿を高速でしごく。
先端のすぐそばで顔を少しだけ上に向け、口を開けて紅い舌を覗かせる。
そして父親に性的奉仕を尽くしたほのかに対するご褒美が、心待ちにしていた顔に降り注いだ。
「ふぁ……あ、あぁン。んん……」
大量の樹液が口の中を目掛けて放出される。
トロみのある白い液体は塊となってあどけない顔を汚し、温もりが肌に染み込んで甘い感覚となっていく。
狙いをそれた精液は紅潮した頬、長い髪を汚して、まるで自分の所有物とでも言いたげに強烈な臭いをつける。
しかしほのかにとっては頭の芯が痺れる芳香となり、生臭い精液の臭いをいっぱいに吸い込んで汚れた顔のまま悦楽の淵に浸る。
「ん、んちゅ……」
そして白濁液が付着したまま射精の終わった牡竿に唇をつけ、中に残っていた愛しいひとの絶頂の証を吸い上げた。
「そんなに美味しいのかほのか。ほら、まだ残っているぞ」
優しげな声がして頬に大きな手が触れる。
塊となった白濁液を指で掬い取り、小さな口許に運ぶと、ほのかは恍惚とした表情で指先を見つめる。
「あん、もったいない……」
水あめのように滴る自分と同じ遺伝子を含んだ液体に見惚れ、ほのかの躯はどうしようもなく昂ぶり始めていた。
熱を帯びた息を荒げながら、ほっそりとした手が黒い絹草の茂みに伸びる。
ちゅくりと厭らしい音を立てる幼い秘裂の中に指がずぶずぶと消え、甘い香を放つ蜜が溢れて内股を伝い落ち、更に奥へと侵入する指の動きに小さな躯を震わせる。
「ちゅぴ……ちゅっ、ちゅちゅ……」
舌先に感じる甘さと精液の香りにほのかの目が細くなり、気持ち良さそうに眉尻が下がる。
汚れた指をしゃぶる口の中ではフェラチオをしていた時と同じ献身的な舌の動きを見せていた。
敏感になった内壁を掻き回す指も激しくなり、快感を得るために恥知らずな自慰行為を父親に見せつける。
「厭らしい子だなほのかは。人前でそんな破廉恥な姿を見せるなんて」
「だ、だってパパのセーシ飲んだら我慢出来なくなって……手が、手が止まらないの!」
父親に咎められて泣きそうな顔になる。
それでも指の動きに健気な反応を見せ、背筋を這い上がる快楽に躯を身動ぎさせる。
雄々しく勃起した父親の牡棒を目の前にして、くちゅくちゅと蜜を滲ませる柔肉を弄る指は止まらない。
浅ましい姿を晒すほのかの躯は父親の舐るような視線を感じ、普段よりも鋭敏になって指の動きに生々しく反応する。
「ほのか、パパにもっと良く見せてくれないか」
「え……は、恥ずかしいよ」
僅かに見せる動揺と羞恥の思いに指がぴたりと止まる。
しかし心のどこかでは恥ずかしい姿を見てもらいたい願望でもあるのか躯の芯に火が燈る。
期待と不安が溶け合い、心臓がドキドキと早鐘を打つ。
おずおずと身体を起こしたほのかはバスルームの床に直に腰を下ろし、上目遣いの表情を父親に向ける。
「今日だけだからね……こんなことするの」
「ああ、パパはほのかの全てが見たいんだ」
恥じらいを見せる愛娘に総一郎は年甲斐もなく胸を躍らせる。
父親が見ている目の前で立てた膝を開き、狭い肉洞を見てもらうために指で花弁を押し広げる。
にちゃっと粘り気のある音がして子宮がズンと重くなった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
息を荒げ、胸を上下させている顔が快感で歪んでいく。
外気に晒されたサーモンピンクの内壁が舐め回す視線を感じて艶かしく動き、胸の先を痛いくらいに勃起させる。
「やだ、恥ずかしいよパパぁ……んくッ」
まともに目も開けられず眉根をひそませながら、かぼそく咽を鳴らす。
花弁のすぐ上にある雌芯に触れる指が拙い動きを見せ、小さいながらも女性である事を主張する膨らみを弄る手の動きにもまだ恥じらいを感じさせる。
抑え切れない躯の疼きがザワザワと這い上がり、物足りない指の動きに煩わしい思いを抱かずにはいられなかった。
「ほのかはいつもそんな風にオナニーをするのかい?そうじゃないんだろ」
「え……」
心を見透かすような声に怯えを潤ませた目で父親を見る。
「恥ずかしがる事はないよ。ほのかがどんなに厭らしい子でもパパは大好きなんだから」
「ほ、本当パパ……?」
愛の言葉に心がほだされ、指が牝孔に触れる。
身体の中にずぶずぶと埋没する指の感覚に痺れて上擦った声を上げる。
肉襞を掻き回す手も、胸の先の蕾を摘む指も、今までとは比較にならないほど情熱的な動きを見せる。
心を溶かす戦慄がさざ波のように押し寄せ、花びらのような可憐な唇から生々しい呻き声を上げ、少女は倒錯した快楽の淵へと落とされていく。
「見ないで……お願いだから見ないでパパ!違うの……恥ずかしいのに、気持ち良くなんてないのに……」
私のせいじゃない、こんなにエッチな女の子じゃないのにと、恨みがましい言葉を繰り返す。
しかし言葉とは裏腹に、ほのかの身体の節々には恥辱の快感に従順な態度が見え隠れする。
視姦される悦びに頭がジンジンと痺れ、快楽中枢が容赦なく揺さぶられ、悲鳴にも似た愉悦の声を上げる。
緩んだ口からは涎を流し、乱暴に円を描く胸の手の動きと淫裂で淫らな旋律を奏でる手の動きがシンクロして早く激しくなる。
粘り気のある淫らな液を牝孔からだらしなく垂れ流し、それでも躯はそれ以上の快感を求めて高みへと昇り詰める。
「いや、ダメ!イクゥゥーーー!!」
躯の奥深くへ突き刺す指と跡が残るほど乳房を強鷲掴む手、寂しい行為がもたらす快感にほのかは身を任せる。
幼い顔立ちが淫靡に歪み、未成熟な身体がビクビクと躍動する。
伏せた睫毛から薄っすらと涙が滲み、硬直した身体はやがてぐったりとして深いため息をついた。
予想以上の快感に少女の身体はまだ敏感に反応し、内側から漏らす蜜が甘い香りを強く放って父親の劣情を刺戟させた。
「ほのか―――」
どこか遠くで呼ぶ声にほのかは夢現の意識のまま顔を向ける。
その先には堂々と上を向く愛おしい牡槍が見えた。
んくっと咽が鳴り、一向に収まる気配の無い性欲にあっけなく支配され、熱い吐息を漏らす。
「ほのかのオナニーを見ていたらパパも我慢出来なくなってしまったよ」
「もう、パパったら……」
牡である父親の求める声に、ほのかの牝の本能が揺さぶられる。
気だるい身体を起こして父親の元へ―――いきり勃った牡竿に近寄る。
ふしだらに内股に伝う雌汁は、男を受け入れるには十分過ぎるほど垂れ流していた。
「さあ、ほのか……」
「うん。今度はパパと一緒に……」
惚けた顔でイスに腰を下ろしたままの父親に跨った。
屹立した肉幹はこれ以上ないほどに逞しく、先端を秘裂の柔肉に触れただけで鋭い快感が背筋を駆け上がる。
それは父親も同じで、地熱のような熱っぽさを湛えた牝肉が敏感な亀頭が包まれ、少年のような顔で耐える姿が愛おしくなった。
「ん……うんん、は……あ!あ……んん」
ゆっくりと腰を下ろし、父親の全てを呑み込むと肺の底から感極まった声を搾り出した。
それだけでも大量の気力を削り取られたのか、息が上がって小さな胸の膨らみを上下させる。
そして深々と頭を垂れ、小さな身体を父親に預けた。
心地好い重さに父親は幸せな笑顔を浮かべ、愛娘の身体を細い腰に回した手で支える。
「さて、これからどうするんだいほの―――んむ」
意地悪く聞いてくる父親の口をほのかは甘酸っぱいキスで塞ぐ。
絡みつく舌も、熱を帯びた息も、甘く感じる生温い唾液も混ざり合い、躯は否応無しに高まる。
牡竿の形と硬さを直に感じ取る牝孔は肉襞で締め上げ、媚香を醸し出す艶のある顔を父親に向けて言う。
「パパったら、わかっているくせに」
「ああ、わかっているさ」
「じゃあいっぱい出してね、私の孔中に……」
キュンッと肉襞が締まり、牡幹を子宮へと導く。
ゆさゆさと身体を揺らすほのかの姿に親娘という線引きなどはなく、牡に惹かれる盛りのついた牝でしかなかった。
「うっ、ああ……パパのおチ○チン、素敵!」
「ほのかの中も最高だよ。狭くて締め付けが……う、んん」
「ああん!私の中がおチ○チンでいっぱいになって……あ、暴れてる!」
ビンと反り返った肉柱が秘肉を貫くたびに、ほのかは嬉々として身体をくねらせる。
大人というにはまだ早い少女は中年の域に達した父親を相手に雪肌を淡く色付かせ、躯を弓なりにのけ反らせる。
牡の象徴に腰を深々と打ちつける度に肉の叩き合う音がバスルームの壁に反響し、二人の愛の行為が激しさを一層増していく。
(ねえほのかぁ。パパとばっかりじゃなくてさ、たまには違う男の子と遊ばない?)
不意に沙樹を思い出す。
異性に対して酷く臆病なほのかしか知らない友だち。
父親の股座で汗ばんだ長い髪を翻しながらケダモノのように細腰を振り乱す姿など考えも及ばない。
切なげに眉を寄せながらセックスにはまる姿など知りもしない。
何も知らない友だちに優越感を感じながら父親の身体にしがみつき、火照った躯が快感にのたうつ。
「お、奥まで届いて……イイ、気持ち良いの!」
同級生の男子がこんなに気持ち良くしてくれるの?
こんなに逞しくて太いおチ○チンを持っているの?
パパ以上の男の子がどこにいるっていうの?
ねえ教えてよ!
「あ、あああ……ヘンになっちゃう!おチ○チンがおくでごりごりしてきもちいいの……ぱぱぁ!」
牝孔を掻き回す牡竿に小さな身体を戦慄かせ、父親にぎゅっと抱きつく。
それでも腰の動きは別で、女らしく丸みを帯びた尻を振って膣の入り口から奥まで肉棒を何度も往復させる。
結合部からはポタポタと芳醇な甘い香りを放つ牝汁が分泌され、この世で一番大好きな父親に身を委ねる。
「ほのか、ほのか……ほのかっ!」
父親が呼ぶ悩ましい声もいつもより胸に響き、全身に駆け巡る快楽信号へと変換される。
背中に爪を立て、両脚でもがっちりと父親の大きな身体を抱き締める。
細身の躯の中でいっぱいになっている牡の肉槍に、子宮ごと貫かれる感覚が絶えず背筋を這い上がり、頭の中に突き抜けていく。
「イっ、イクっ!い、っあっ!くはあぁぁぁん!」
「うぅ……ぐあっ!」
ほのかの嬌声と父親の呻きが共鳴して、二人は抱き合いながら躯をビクビクと痙攣させた。
同時に脈動していた牡竿が膨れ上がり、熱い樹液を噴出すると、昂ぶったほのかの躯が更に上へと押し上げられる。
膣襞に染み込む精液の生温かさも快楽神経を熱く灼き、父親の胸板に額を当てながら肺の底から気だるい吐息を漏らす。
そして収縮と弛緩を繰り返す牝孔から牡竿を咥えたまま、強い匂いの放つ乳白色の液体を漏らした。
沢渡家のお風呂は二人一緒に入るには少し狭いようで、父親がほのかを抱っこする形で湯船に浸かっていた。
痩せているのかと思うくらい細いお腹に手を回し、全身の力を抜いている愛娘を抱き締めていると、ふと父親らしく思うところがあった。
(この子もいずれは私の元から離れていくんだろうな……)
娘の躯の全てを知りながらも、心の奥底ではそれを善しとしない部分もまだ残されていた。
そもそもどうしてこんな関係になってしまったのか。
昔を思い出そうとした時、抱いていたほのかが屈託のない笑顔を向けてきた。
「ねえパパ」
「ん……なんだい、ほのか?」
今だけは普通の親娘―――
そう思って父親らしい声と顔で愛娘に答えたのだが、肝心のほのかは違っていた。
「お尻でするのって気持ち良いの?」
「んなっ!!」
あまりの突飛な質問に父親の顔があっという間に崩れてしまった。
娘の真意が読めず、頬の筋肉を引き攣らせ、どうすればいいのか答えを持ち合わせてはいない。
その代わりに一人の女性の顔がふと思い浮かんだ。
「も、もしかして……冬木くんが?」
「うん。あおいさんがね、お尻の方が気持ち良かったって」
頭に思い浮かんだメガネをかけた女性は悪戯っぽく笑っていた。
そのメガネと白衣の下に隠された端正な顔立ちと肢体を知っている父親の身体がご丁寧にも反応してしまう。
「あれ……なぁ〜んだ、パパも興味があるんだ」
愛娘の顔があおいと同じ顔にニンマリと笑う。
「いや、これは……その、ほのか、違うんだ。第一これ以上は煙も出ないよ……」
「でもパパのおチ○チンは出したいって言ってるんだけどな」
もうこれ以上出ないほど搾り取られたはずなのに猛り勃つ牡竿。
湯船の中でしなだれかかる娘の身体にまたもやときめいた父親は「私もまだまだ若いな」と自分自身に呆れてしまう。
手はすでに愛娘の尻たぶを撫で回していた。
「それじゃあするか、ほのか」
「うん。お尻もいっぱい愛してね、パパ」
ほのかの愛らしい笑顔に父親も笑顔で応える。
だが菊門を弄る指の動きですぐにほのかの顔は、もどかしい快感に喘ぐ切ないものへと変わった。
294 :
34:2006/07/21(金) 21:36:35 ID:P++G5HnZ
以上です(´・ω・`)ノ
ほのか…。
296 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 22:01:12 ID:symZtDT7
(*^ー゚)b グッジョブ!!
GJ!今回のは今までで一番よかったよ。フェラのシーンが特に好き。
ただ個人的にはノーマルプレイが好きなんで
>>293は蛇足だったけどね。
あと、文字が詰まってると.ちょっと気後れしちゃうんで適度に空白行があるといいと思った。
今後の作品も期待してるよ!
GJです。
ほのちゃんのSSよんでたらちんちんからなにかでたよ
>>294 純愛ものも大好きですが34さんの主人公以外の男とH、なSSも興奮です。
妙子×哲郎は最高でした。遠藤晶でもこういうの書いて欲しいです。
例えばジャーニーに出た変な外人と、とか。
302 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 22:29:57 ID:LErhKkZE
俺だったら5万円出しても買うねwww
ほかの似たようなカードも500円とかだったしな・・・
5万なんて行くわけないお(#^ω^)ビキビキ
305 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 23:31:28 ID:hlulwMAx
>>302 く. |/ // 〃/!/i ,' j / | :| |
j \ |/1|/_i厶|斗l‐' V/ l. ,1 / ト、 _
, `ーァ'j _ l' / ヽ|/ |/ | } ! \
/ ノ /1 ‘´ ̄` __/ \ /イ / ' ヽ ___◎_r‐ロユ
. // 〈.r| ‘⌒ヽ、 ノ1 / ,∠ └─‐┐ナ┐┌┘
,/ } ',.| i fう 厶/`ー ´ /./┌┘└┬┘└┼────┘ロコ┌i
. / __ / ハ. l … --┐ /.7 </ </  ̄L.l ̄ ̄L.lL.!. ┌┘|
/ / .V' / ヽ | ,' ,/>/ . |
_/ ̄{. } / /ヽ ヽ _/ ,. イ二. イ |
/ / ヽ - イ / /7 \__ ... - /´ | | | |
i |‐ ‐ {/ '、`¬-'^{ ` …- ...__/、 | | | |
センチのキャラと10回SEXできるならどんな割り振りにする?
まあSS職人さんのキャラ選択の参考になるかもしれないってことで。
ほのか、妙子、えみる、美由紀、明日香、るりか、
若菜、夏穂、真奈美、優、千恵、晶、
の並びで自分の場合は
110100
401002
ってとこかな。
俺の中の萌えランクとは微妙に違うけどね。
020211
100102
000000
021340 西に偏ってんなあ私……
000000
802000
うはwwwww若菜大杉www
>>306 10回ってことはひとり一回ずつでも二人余るじゃないか・・・。
>310
全員選択されたらアンケートにならないじゃないかw
4人合計
130311
D24444
キャラ人気投票で最下位指定席の千恵が意外に多いな。確かにいい体してそう。
えみるの人気がないな。4人の中にはロリがいないようだ。ほのかも少ないし。
俺は
011111
111011
目移りしすぎ!
遅れて参戦だが
100211
20003
ガーター付なら晶10
020200
100401 マグロの気がするとか何とか言われようが優に萌え。
プレリュードなんて熱心なファンでも忘れてるよ。
フレンズのPS版もそうだけど。
何年も経ってから発売してもねえ。
なんか8月15日でBBSPINK(旧「大人の時間」)が閉鎖になるとかって話が出てるな。
そうなると当然ここも存在できなくなってしまう。すべてが削除されるとも言われている。
萌え語りやエロ雑談は本スレでもいいとして、エロSSはどうなっちゃうんだ?
昔、七曜蒼龍陣ってサイトでほのかが病院の帰りに陵辱されるって
小説があったと思うんだけど誰が保存してる人とかいません?
320 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 23:52:55 ID:GZaVPeQR
出遅れたが
100201
301002
誰と何回やりたいか書くよりシチュ出しの方が参考になるんじゃないか?
なんて言ってみる。
2のED後、恋人になった若菜に撮影の時の水着を着てもらって
思い出に浸りながらエッチってのはどうでしょ。
2は認めない!特に若菜は絶対に認めない
投票を集計してみました。
>313の下段は0が四つってことでイイのかな。
ほのか 3
妙子 7
えみる 1
美由紀 10
明日香 3
るりか 4
若菜 20
夏穂 3
真奈美 6
優 8
千恵 5
晶 11
とまあこんな結果になりました。
シチュですか、じゃあ1位になった若菜で。
彼とデートをした若菜は門限に遅れてしまう。怒った御爺さんは次のデートの
約束の日に若菜を倉に閉じ込めてしまう。約束の時間になっても若菜は現れず
不審に思った彼は若菜の自宅を尋ねる、しかし若菜はいないと言う。
もしやと思って昔と同じ様に倉の中に忍び込んだ彼。そこで彼が目にしたのは縄で
身動き一つ出来ない様に縛られた若菜の姿だった。 つづく・・・といいなあ。
プレリュードの知名度ってどの程度ある?キャラとかイベントとか浸透してる?
未プレイなんだけど、安く売ってるみたいなんでやってみようかなと思って。
で、書けそうならSSにしてみようと思うんだけど、どれだけ知られてるんだろう?
327 :
偽69:2006/08/02(水) 22:17:00 ID:KNckQID5
月の明かりに照らされて浮かび上がった綾崎家の蔵の白壁を僕は必死によじ登った。
(そういえば……)
唐突に在りし日の記憶が甦る。既視感ではない。
そうだ。確かにずっと前にもこんな風にしてこの蔵の中に忍び込んだ事があった。
今と同じように、自分の手作りのおむすびを携えて。
明り取りの小さな窓に手が掛かった。腕の力で身体を引き上げて頭を突っ込み、
あの頃よりもずっと広くなった肩幅を精一杯に縮めて窓を潜り抜ける。
「だ……誰ですか?」
誰何する彼女の声が聞こえた。
「若菜!……やっぱり此処に……僕だよ」
彼女を安心させるためにそう呼びかけながら窓から上半身を乗り出した。
「……そんな……本当に、本当に来て下さるなんて……」
彼女の声は聞こえるものの、一体何処にいるのだろうか? あの長持ちの陰? どうして顔を見せてくれないんだ?
蔵の外に脚だけを出しているこんな所を誰かに見られる訳にはいかない。
訝しみながらも、逸る気持ちを抑えきれずに僕はさっさと蔵の中に隠れてしまおうと思った。
「うわあっ!?」
「だっ、大丈夫ですかッ?!」
窓を潜り抜ける瞬間、僕はバランスを崩して蔵の床に背中をしたたかに打ちつけた。一瞬、呼吸が止まった。
何年もの間に溜まった埃が舞い上がる。僕はゴホンゴホンと咳き込みながらも上体を起こして周囲を見回した。
「……若菜?……」
「こ……此処です……」
僕は持って来ていた懐中電灯を取り出し、周囲を見回した。声はすれども姿は見え……ん?
すらりと伸びた白いふくらはぎが光の輪の中を通り過ぎた。
「若菜っ!」
僕は背中の痛みも忘れて彼女の元へいざり寄った。あの柱の向こうに若菜が!
「若……!」
彼女の姿を見た瞬間、息が止まった。
「は、早く……これを解いて下さい……」
若菜の身体は太い縄で幾重にも縛められて自由を奪われていたのだ。腰を下ろした状態で柱を背負わされて麻縄が巻き付いている。
躾だかお仕置きだか知らないがあの爺さん、なんて酷い事を……
などと頭の中で憤りながらも、僕は目の前の光景に完全に心を奪われてしまっていた。これが縄の魔力か。
只でさえ超が付く程の美少女が荒縄で拘束されている姿というものはこれ程までに壮絶で凄惨な美を醸し出すものなのか。
とりわけ僕の視線を惹きつけて止まないのが彼女の胸元だった。
麻縄で不自然に縊り出された二つの膨らみはいまにもブラウスのボタンを弾き飛ばしてしまいかねない程だった。
「そっ……そんなに見詰めないで下さいっ……」
懐中電灯の光がずっと胸元に当てられているのを若菜がそれとなく嗜めた。
「ごっ、ごめん」
……だが、僕は自分の内側で目覚め始めた獣性を抑える事が出来なかった。
「……今、解いてあげるよ」
立ち上がり、月に光に照らされた僕の顔を見上げた若菜の瞳に一瞬、怯えの色が浮かんだ。
若菜は勘が良い。僕の目の中に普段とは違う何かを見てしまったのだろうか。
彼女にとっては残念な事に、その勘は当たっていた。
救いの王子様だった筈の僕の手から逃げるようにして若菜が脚でいざろうとする。だが縄の縛めは強固でびくともしなかった。
「い……嫌ッ……止めて下さいッ……」
月の光を浴びて、僕の中の狼が若菜に牙を剥いた。
だ、誰か……続きを頼む……ガクッ
328 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 09:21:10 ID:rG8r4Sup
実は俺が手なずけたゴキを彼女の部屋に放しました
>328
ほのか「キャーーーーー!キャー、キャー!…………(失神)」
妙子「あっ、きゃっ!……もう!この、えいっ!(洗剤垂らしアタック)」
えみる「やあああああ!!!助けてえ!!!」
明日香「わわわぁ!?っ、くらえっ!(ハエタタキ攻撃)」
美由紀「…………(硬直)」
るりか「わっ、やっ、ちょっ、あっち行けっ!(殺虫剤スプレー)」
若菜「わ、我が家名の威信にかけて……!キャアアア!」
夏穂「うわ!このっ!飲食店の敵ぃ!(新聞紙チョップ)」
真奈美「や、やだっ……来ないでぇ!」
優「もう、そんな時期か……フッ、別に恨みは無いけど……(バルサン炊いて出かける)」
千恵「〜〜〜〜〜!!!!!く、来るなら来いっ!(手近な紙束とか教科書を手に)」
晶「☆$#%&@*¥!?(常人には聞けない音程の悲鳴)」
>>329 北海道にゴキブリはいないらしいので、「あっ、珍しい虫!」とか言って喜ぶんじゃね?
>>327 いや、そこで力尽きないでぜひ続きを書いてください。
最後まで鬼畜風味で行ってもいいし、我に返って和姦路線でも構いません。
とにかく最後までお願い!
キャラクタープロフィールには「嫌いなもの:乱暴な男の子、ゴキブリ」とはっきり書かれてたりする。
製作者サイドも多少不自然だと思ったのか、なんかのビジュアルブックで
「嫌いなものはゴキブリ!1度だけ見た事あるんだけど、もう二度と見たくないなあ……内地にはいっぱいいるって本当なの?」
というほのかのコメントがあった。
≪主人公≫
165cm〜180cm (??)B??W??H??(??) 天秤座(9/23〜10/23) B型 田中一郎
≪大型≫
168cm (25)B83W58H83(25) 蠍 座(10/31) AB型 遠藤晶
≪長身≫
165cm (27)B84W57H85(28) 乙女座(09/16) A型 綾崎若菜
165cm (26)B82W56H84(28) 獅子座(08/22) O型 山本るりか
≪一般的≫
162cm (31)B88W57H87(30) 射手座(11/23) AB型 松岡千恵
162cm (25)B83W58H84(26) 牡羊座(04/19) O型 森井夏穂
160cm (29)B85W56H85(29) 射手座(12/18) B型 七瀬優
160cm (23)B79W56H80(24) 牡牛座(05/14) O型 沢渡ほのか
158cm (25)B84W59H86(27) 山羊座(01/19) A型 安達妙子
158cm (22)B78W56H81(25) 魚 座(03/12) A型 杉原真奈美
≪小型≫
156cm (27)B85W58H84(26) 水瓶座(02/16) A型 保坂美由紀
154cm (22)B80W58H83(25) 蟹 座(07/20) B型 永倉えみる
153cm (20)B80W60H86(26) 双子座(06/21) B型 星野明日香
≪ウェストサイズ≫
56cm:ほのか、るりか、真奈美、優
57cm:若菜、千恵
58cm:えみる、美由紀、夏穂、晶
59cm:妙子
60cm:明日香
≪バストサイズ/B〜W差≫
巨乳:千恵(88/31)、優(85/29)、美由紀(85/27)
一般的:若菜(84/27)、るりか(82/26)、夏穂(83/25)、晶(83/25)、妙子(84/25)
貧乳:ほのか(79/23)、真奈美(78/22)、えみる(80/22)、明日香(80/20)
≪ヒップサイズ/W〜H差≫
豊臀:千恵(87/31)、妙子(86/27)、明日香(86/26)、優(85/29)
一般的:若菜(85/28)、るりか(84/28)、夏穂(84/26)、美由紀(84/26)、
貧臀:えみる(83/25)、晶(83/25)、真奈美(81/25)、ほのか(80/24)
≪プロポーション≫
Beautiful:晶(20pt)、るりか(19pt)、若菜(18pt)
Excellent:千恵(15pt)、優(14pt)、夏穂(14pt)、ほのか(14pt)、真奈美(12pt)
Good:妙子(9pt)、美由紀(8pt)、えみる(6pt)、明日香(3pt)
≪セックスアピール≫
Erotic:千恵(64pt)、優(62pt)
Excellent:るりか(58pt)、若菜(58pt)、美由紀(55pt)、夏穂(53pt)、妙子(53pt)
Good:晶(52pt)、ほのか(51pt)、真奈美(51pt)
Cute:えみる(49pt)、明日香(46pt)
≪フィジカル総合≫
Excellent:千恵(79pt)、優(76pt)、るりか(77pt)、若菜(76pt)、晶(72pt)
Good:夏穂(67pt)、ほのか(65pt)、真奈美(63pt)、美由紀(63pt)、妙子(62pt)
Cute:えみる(55pt)、明日香(49pt)
>>332-334は公式データを下にしたキャラ考察。
Physicalは千恵が最も素晴らしい。
人気が低いのはMental、Technical面での補正だろう。
例えば人気の低い、るりかと絶大な支持を受ける若菜。
Physicalでは常に互角かるりかが数値上少々上回っている。
「大和撫子」属性とは人気面でそれほどまでに大きな差をつけるのだ。
ちなみに「髪型」はPhysicalではなくMentalとして評価すべきと考えたので査定していない。
>>335修正⇒”「髪型」はPhysicalではなく「Technical」として…”
気に入らないので
>>334修正
≪プロポーション≫
Beautiful:晶(20pt)、るりか(19pt)、若菜(18pt)
Excellent:千恵(15pt)、優(14pt)、夏穂(14pt)、ほのか(14pt)、真奈美(12pt)
Good:妙子(9pt)、美由紀(8pt)、えみる(6pt)、明日香(3pt)
≪セックスアピール≫
Erotic:千恵(64pt)、優(62pt)
Excellent:るりか(58pt)、若菜(58pt)
Good:美由紀(55pt)、夏穂(53pt)、妙子(53pt)、晶(52pt)、ほのか(51pt)、真奈美(51pt)
Cute:えみる(49pt)、明日香(46pt)
≪フィジカル総合≫
Excellent:千恵(79pt)、優(76pt)、るりか(77pt)、若菜(76pt)、晶(72pt)
Good:夏穂(67pt)、ほのか(65pt)、真奈美(63pt)、美由紀(63pt)、妙子(62pt)
Cute:えみる(55pt)、明日香(49pt)
じゃあガチ喧嘩の強さだったら
Verystrong:若菜、千恵、
Strong:夏穂、妙子、ほのか、るりか
Normal:優、えみる、美由紀、
Weak:晶、明日香、真奈美
だろうな…なんとなく
ちなみに
>>338は
体力、精神面、武道や運動・バイト等で鍛えられる個所による面
を考察しますた
若菜が一番強いのは落ち付きがあり、かつ武道を心得ており
切れたら一番怖いタイプだからです
ファイトスタイルも冷徹かつ非常でしょう
千恵が若菜に及ばない点は熱くなったら見境がつかなくなり
攻撃も隙が大きくなりがちだからです
そういうタイプの選手は一瞬の隙を点かれやられるパターンが多い
特若菜や優のような落ち付きのある相手と相性が悪い
夏穂は普通に身体能力があるから、妙子は足腰が程よく鍛えられてるでしょう
優も落ち付きがあり旅をしているから精神面・体力面もいいでしょう
しかしコレという運動武道を心得ていない為Normalですが
彼女は上位を食う試合展開を見せることも有りうるでしょう
晶、明日香は以外と口ばかりでこういう喧嘩になると真っ先に逃げる
のではないでしょうか?体力の面でも決して高くない為長期戦に
持ってこられたらキツイでしょう
真奈美は言わずもがなですが、団体戦になると動物を使ってくるので
油断はできません
タイマンなら真奈美は最も弱いでしょう
≪B型≫
主人公
性格:偏執質タイプ、外向的直感タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:× エゴ:○ 自信:○
出自:青森の平民。
得意:日本各地で行われる労働活動、サバイバル、ヒッチハイク、野宿、女性
苦手:無言電話
星野明日香
性格:顕示質タイプ、外向的直感タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:× エゴ:○ 自信:○
出自:横浜のブティック、私立聖華女子高校、ファミレスのウェイトレス
得意:行列、都会、情報収集、UFOキャッチャー
苦手:無為
永倉えみる
性格:分裂質タイプ、外向的感覚タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:× エゴ:○ 自信:○
出自:仙台の平民、私立萌黄女子高校オカルト研究会
得意:えみる語、数学、理学、占卜、霊視、霊場巡り、パソコン通信
苦手:オカルト現象
七瀬優
性格:分裂質タイプ、内向的直感タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:× エゴ:○ 自信:○
出自:広島の音楽家、県立朱之宮高校
得意:旅行、地理、地学、天文学、星見、掘り出し物の目利き
苦手:野暮、人込み、騒音、都会
≪A型≫
安達妙子
性格:循環質タイプ、内向的感情タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:○ エゴ:× 自信:×
出自:青森の酒屋、県立青垣高校
得意:家事全般、スキー、雪かき、子供の世話
苦手:化粧、装飾品
保坂美由紀
性格:粘着質タイプ、外向的思考タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:○ エゴ:○ 自信:×
出自:金沢の呉服商、県立茶山高校美術部
得意:世界史、数学、印象派の絵画、日本画、美術館巡り、絵画の鑑定
苦手:和服
杉原真奈美
性格:神経質タイプ、内向的直感タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:× エゴ:× 自信:×
出自:高松の地主、県立白井坂高校植物研究会
得意:静寂、小鳥、詩集を鑑賞、読心術、化学、生物学
苦手:喧騒
綾崎若菜
性格:粘着質タイプ、内向的思考タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:× エゴ:× 自信:○
出自:山城の名門、私立紫雲女子高校弓道部
得意:日本史、数学、物理学、抹茶、骨董品、寺社巡り、歌舞伎、応急手当
苦手:暴力、閉鎖空間、祖父
≪O型≫
沢渡ほのか
性格:神経質タイプ、内向的感情タイプ
特徴:カリスマ性:○ リーダーシップ:× エゴ:○ 自信:○
出自:札幌の大学教授、私立祥桜高校馬術部
得意:生物、地学、ショッピング
苦手:ゴキブリ、無頼漢
備考:ファザコン
山本るりか
性格:循環質タイプ、外向的感覚タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:○ エゴ:× 自信:○
出自:名古屋の平民、県立水塚高校、アルバイター
得意:日本語、野次馬、面白いこと
苦手:嘘吐き、男女交際
備考:双子の兄が二種類
森井夏穂
性格:循環質タイプ、外向的感覚タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:× エゴ:× 自信:○
出自:大阪のお好み焼き屋、私立笹峰女学園高等部陸上部
得意:料理(お好み焼き)、陸上競技
苦手:テスト、祖母
≪AB型≫
松岡千恵
性格:顕示質タイプ、外向的感情タイプ
特徴:カリスマ性:× リーダーシップ:○ エゴ:○ 自信:○
出自:博多の平民、私立黒曜館高校、アマチュアバンドのボーカル
得意:ブリティッシュ・ロック、バロック演奏
苦手:歌謡曲
備考:弟が一人。
遠藤晶
性格:顕示質タイプ、外向的感情タイプ
特徴:カリスマ性:○ リーダーシップ:○ エゴ:○ 自信:○
出自:長崎の貿易商、県立誠林女子高校、管弦楽同好会
得意:音楽、世界史、装飾品、テニス、ショッピング
苦手:優柔不断な人間
概して、
B型は行動派が多い。
A型は自信の無い人間が多い。
O型は他人から好かれやすい。
AB型は妙に色っぽい。
主役はO型(読者の投影対象)、ヒロインや部下はA型(絶対的な味方)、
ボスや参謀はAB型(異常者、強力な敵)、
脇役や道化はB型(第三勢力)にするのが常道。
≪根拠の無い脚本上の考察≫
AB型ヒロインは(千恵、晶)は主人公に対して受動的かつ性に対して積極的。
脱ぐまでは身持ちが固いが、脱いだら大胆になるタイプ。
O型ヒロイン(ほのか、るりか、夏穂)は主人公に対して能動的かつ性に対して消極的。
軽い気持ちで挑発してマジに襲われるとビビるタイプ。SEXは相手次第。
B型ヒロイン(明日香、えみる、優)は主人公に対して能動的かつ性に対して積極的。
このタイプには主人公に依存しきっているM女が多い。
A型ヒロイン(妙子、美由紀、真奈美、若菜)は主人公に対して受動的かつ性に対して消極的。
恥かしがり屋さんが多いが、恥じらいがキレると反転する。それからはド淫乱状態。
345 :
325:2006/08/03(木) 23:38:44 ID:ezwREovM
>>327 本当に書いてくれるとは感激です、グッジョブです。
GJ・・・なんだけど寸止めですか、生殺し状態です_ト ̄|○
だ、誰か続きを〜
若菜のSSです。
>>325さんのシチュエーション、
>>327さんのレスを流用しました。
「緊縛もの」や「SM」は不得意なので内容は和姦です。しかもせっかくの「縄」を活用してません。申し訳ありません。
>>327さん、勝手に続きを書いてしまいました。ご容赦ください。
若菜が約束の時間に来なかった。
今までデートをすっぽかしたことのない若菜がどうして?
病気なのか? 事故にでも遭ったんじゃないか? ……よくない想像が心によぎる。
気になった僕は若菜のプライベートナンバーに電話をかけた。が、誰も出ない。
綾崎家に電話をしても要領を得ない。まるで何かを隠してるような雰囲気も伝わってくる。
……こうなったら直接確かめるしかない。
僕は若菜の家に向かった。
月の明かりに照らされて浮かび上がった綾崎家の蔵の白壁を僕は必死によじ登った。
(そういえば……)
唐突に在りし日の記憶が甦る。既視感ではない。
そうだ。確かにずっと前にもこんな風にしてこの蔵の中に忍び込んだ事があった。
今と同じように、自分の手作りのおむすびを携えて。
明り取りの小さな窓に手が掛かった。腕の力で身体を引き上げて頭を突っ込み、
あの頃よりもずっと広くなった肩幅を精一杯に縮めて窓を潜り抜ける。
「だ……誰ですか?」
誰何する彼女の声が聞こえた。
「若菜!……やっぱり此処に……僕だよ」
彼女を安心させるためにそう呼びかけながら窓から上半身を乗り出した。
「……そんな……本当に、本当に来て下さるなんて……」
彼女の声は聞こえるものの、一体何処にいるのだろうか? あの長持ちの陰? どうして顔を見せてくれないんだ?
蔵の外に脚だけを出しているこんな所を誰かに見られる訳にはいかない。
訝しみながらも、逸る気持ちを抑えきれずに僕はさっさと蔵の中に隠れてしまおうと思った。
「うわあっ!?」
「だっ、大丈夫ですかッ?!」
窓を潜り抜ける瞬間、僕はバランスを崩して蔵の床に背中をしたたかに打ちつけた。一瞬、呼吸が止まった。
何年もの間に溜まった埃が舞い上がる。僕はゴホンゴホンと咳き込みながらも上体を起こして周囲を見回した。
「……若菜?……」
「こ……此処です……」
僕は持って来ていた懐中電灯を取り出し、周囲を見回した。声はすれども姿は見え……ん?
すらりと伸びた白いふくらはぎが光の輪の中を通り過ぎた。
「若菜っ!」
僕は背中の痛みも忘れて彼女の元へいざり寄った。あの柱の向こうに若菜が!
「若……!」
彼女の姿を見た瞬間、息が止まった。
「は、早く……これを解いて下さい……」
若菜の身体は太い縄で幾重にも縛められて自由を奪われていたのだ。腰を下ろした状態で柱を背負わされて麻縄が巻き付いている。
躾だかお仕置きだか知らないがあの爺さん、なんて酷い事を……
などと頭の中で憤りながらも、僕は目の前の光景に完全に心を奪われてしまっていた。これが縄の魔力か。
只でさえ超が付く程の美少女が荒縄で拘束されている姿というものはこれ程までに壮絶で凄惨な美を醸し出すものなのか。
とりわけ僕の視線を惹きつけて止まないのが彼女の胸元だった。
麻縄で不自然に縊り出された二つの膨らみはいまにもブラウスのボタンを弾き飛ばしてしまいかねない程だった。
「そっ……そんなに見詰めないで下さいっ……」
懐中電灯の光がずっと胸元に当てられているのを若菜がそれとなく嗜めた。
「ごっ、ごめん」
……だが、僕は自分の内側で目覚め始めた獣性を抑える事が出来なかった。
「……今、解いてあげるよ」
立ち上がり、月に光に照らされた僕の顔を見上げた若菜の瞳に一瞬、怯えの色が浮かんだ。
若菜は勘が良い。僕の目の中に普段とは違う何かを見てしまったのだろうか。
彼女にとっては残念な事に、その勘は当たっていた。
救いの王子様だった筈の僕の手から逃げるようにして若菜が脚でいざろうとする。だが縄の縛めは強固でびくともしなかった。
「い……嫌ッ……止めて下さいッ……」
月の光を浴びて、僕の中の狼が若菜に牙を剥いた。
部屋着らしい楚々としたブラウスに麻縄が食い込んでいる。
痛々しいというより、その姿に興奮する。暴れたために裾の乱れたスカートから伸びる太ももも僕の劣情を煽る。
「若菜っ!」
名前を呼びながら飛びかかった。そして太ももの上にまたがるようにして若菜を抱きしめた。
「っ!」
逃げられない若菜が息を飲んで体を硬直させる。
付き合いはじめて半年近く。僕たちはすでにキスを済ませていた。
だけどこんな乱暴な行為はしたことがなかった。恐怖なのか、若菜の体が小刻みに震えている。
「若菜……」
唇を重ねた。
「!」
若菜の体が小さく跳ねた。
暗闇が苦手な若菜は極度の緊張状態の中にいたのだろう。唇が乾ききっている。
その閉じられた唇を僕の舌で湿らせるように何度もなぞった。
くり返すうち、唇に込められていた力がゆるんでいくのがわかった。
舌を若菜の口の中にすべりこませる。ほほの内側のやわらかな粘膜をなでさすり、唇をすり合わせる。
舌先で歯の裏側や上あごをくすぐるように刺激する。唾液を交換し、音を立ててすする。
「ん…ふぅ……ん…」
若菜が鼻から声と同時に息を洩らした。キスの快感を知っている若菜が性感に溺れはじめているみたいだ。
僕も昂ぶっていた。下半身を前後させ、勃起を若菜の下腹部にこすりつける。
性の衝動が高まるにつれ、鼓動が激しくなり、息苦しくなってくる。
名残り惜しいけども唇を離す。
「はぁはぁはぁ……」
空気をむさぼるように大きく呼吸する。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
暗闇でもはっきりわかるほど頬を紅潮させ、若菜も大きく胸を弾ませて息をついている。
麻縄によって強調された二つのふくらみが僕を魅了する。
「若菜……」
そのふくらみに僕はそっと手を伸ばした。
「あっ……」
顔を伏せるようにして若菜が僕の視線から逃げた。それでも忌避の声は出ない。そのまま続ける。
ボタンを外す。
わずかに出来たすき間から手を差し入れ、ブラジャーの上から静かになでまわす。
……やわらかい。女の子の胸ってこんな手触りなんだ。
初めての経験に息苦しさをまた感じる。
「な、縄を……」
懇願するような声が聞こえた。だけど僕の体は意志とは無関係に動きつづけた。
ブラジャーを押し上げ、直接ふくらみに触れた。
下から持ち上げるようにして手のひらに収めると、ずっしりとした重量感に気付かされた。
それと同時に温かさと若菜の鼓動が伝わってくる。
「若菜……」
顔を寄せた。そのまま顔中で乳房の感触を楽しむ。乳首が頬に当たるコリコリした肌触りがなんとも心地よい。
続けて僕は乳房を口に含んだ。
「あっ……」
戸惑ったような若菜の声が頭の上でした。
舌で先端の突起を転がし、そのまわりで円を描くようにうごめかす。口の中で突起が少しずつ固くなっていく。
乳房全体に舌を這わせ、軽く歯を立て、唇でこすり、その舌触りを堪能する。
「あん……いや、です……」
艶を帯びた、それでいて小さな抵抗の声を洩らして若菜があらがう。
それが僕をますます駆り立てていく。僕は若菜から下りるとスカートに手を伸ばした。
反射的なのだろう。若菜は足をすぼめてひざに力を入れた。だけど手をくびられ、床に腰を下ろした状態では逃げようがない。
太ももをなでさすりながら僕の手は足の付け根に達した。そしてショーツ越しに下腹部をまさぐる。
「そ、そんな……」
困惑した若菜の声をキスで封じ込める。そして左手で胸を、右手を恥毛のあたりでうごめかした。
しばらく続けるうち、若菜がひざをこすり合わせるようにして体をよじりはじめた。
「ん、んん……」
鼻にかかったような濡れた声も立てている。
僕は指をショーツの中にもぐりこませた。
「んんっ!」
唇をふさがれて声を出せない若菜がビクンッと跳ねる。
それに構わず、僕の指は若菜の恥毛をかき分けて中心部へと進んでいく。
いつしか足の力がゆるんでいた。それほどの抵抗もなく、僕の指は若菜の恥ずかしい部分に到達した。
ぬるっ
ぬめった感触を指が察知した。その粘液をまとわらせ溝の中をゆっくりとかきまぜる。
「んんっ!」
若菜が大きく首を振った。はずみで僕たちの唇が離れる。
「だ、だめです……」
力なく首を振る。
「若菜?」
「は、恥ずかしいです。こんなになって……」
くちゅくちゅと湿った音が若菜の股間から立ちつづけている。
「僕はうれしいよ。……ずっと、ずっと若菜とこうしたかったんだ」
言いながら動かしていた指が肉ひだの合わせ目にある敏感な突起に触れた。
「ひあっ!」
腰を浮かせるようにして若菜が鳴いた。
自分のやり方が間違っていないことを確信した僕は執拗にソコを攻めた。
溝の間の粘液を指先に塗りたくってクリトリスを転がす。
揉みこむように回したり、そっと弾いたり、軽く押し込むようにして愛撫していく。
「あふぁあ、くふっ…んんっ! んぅ……」
そんなことを続けていくうちに若菜の息が気ぜわしくなっていく……。
どれだけ続けたろう?
若菜の声が切迫してくる。
「い、いやです! 変に、変になってしまいますっ!」
オナニーの経験があるのだろう、若菜は感じやすいようだった。そしてイキそうなのか、絶え絶えの息で訴える。
「だめ、だめです……あふっ! や、やめてください! ……っ!」
このまま、できることなら若菜をイカせたいとは思うけど、おかしくなりそうなのは僕も同じだった。
ジーンズを突き破りそうな勢いで勃起している。
それだけじゃなく、不快感を覚えるほど先走りが下着を濡らしている。
童貞の僕が暴発しないのが不思議なほど興奮の極致にいた。
もしかしたら興奮しすぎていて、かえって感覚が鈍くなっているのかもしれない。
射精感こそあるものの、まだまだ絶頂は先のように感じられた。
「もっと、もっと変にしてあげる……」
浮かされたようにつぶやくと、僕は若菜の下着に手をかけた。
ショーツをゆっくりと脱がしていく。
目の前の事態に混乱しているのか、若菜は抵抗しなかった。
靴下を履いた足先からショーツを抜き取ると僕は若菜の両ひざに手をかけ、力をこめた。
ぐっ!
足を大きく割り開き、そこに身を入れる。そして内ももを押さえながら顔を近づけた。
「い、いやっ! 汚いです!」
腰を振って若菜は逃げようとするけど、柱に縛り付けられた状態ではそれも無駄だった。
床に腹ばいになる。そして恥毛に唇を押し当てる。そのまま顔を下げていく。
シャリシャリした感触が鼻に当たり、僕は思いっきり大きく息を吸いこんだ。
……女の子の淫らな匂いが胸一杯に広がる。
そうしてから舌と唇を使って若菜のいやらしい部分をじっくりと攻めはじめた。
粘膜の隅々まで舐めまわし、股間に小さく頭をのぞかせる突起をついばむ。
「あ、そんな…だめ…だめです……」
若菜の声を頭の上で聞きながら、僕はさらに舌を使った。
若菜の体から出てくる液体をすくい取り、音を立ててすすり、飲み込む。
そのたびに若菜は腰をよじって身悶えた。
肉ひだを唇ではさんで引っ張り、尖らせた舌を膣に差し込んでかきまぜる。
「あっ、んくぅっ! ふぁあ……」
徐々に若菜の声が潤んでいくのがわかった。
体を弓なりに反らせるかのように腰を突き上げもしてくる。
……感じているんだ。
「あ、あぁん、あぅっ!」
もう快感を隠すことなくあられもない声を上げている。このまま若菜をイカせたい!
だけど床に勃起がこすられ、僕は我慢ができなくなっていた。このままでは射精してしまう……。
「若菜…若菜がほしい……」
顔を上げ、目を見てささやく。
「!」
若菜は一瞬、動きを止めた。だけどすぐに潤んだ瞳でうなずいてくれた。
「あなたの…好きにしてもいいんですよ」
下着ごとジーンズを脱ぐ。
「っ!」
勃起を見た若菜が息を飲んだ。
ビクビクと脈打ち、先端から先走りをしたたらせた兇悪な姿が怖いのだろう。
「若菜……」
「私の初めて……もらってくださいね」
静かに、だけど力強く若菜が言った。
僕たちが結ばれるのに縄をほどいたほうがいいとわかっているのに、性の衝動がそれをさせない。
少しでも早く若菜とつながりたかった。少しでも早く若菜を僕のものにしたかった。
ひざを立てた若菜の足の間に入り、そこに座って足を伸ばす。たしか対面座位とかいう体位だった気がする。
そうして性器の位置を目で見て合わせる。
「きれいだよ、若菜」
充血した女性器が僕を魅惑する。
「そ、そんなに見ないでください……」
恥ずかしさからか、泣きそうな顔で若菜が答える。
剛直を手で持って若菜の肉ひだの中で上下させ、粘液をまぶす。
「行くよ」
くちゅっという濡れた感触とともに亀頭が若菜の膣にあてがわれた。
「あ、熱いです……」
若菜の声を聞きながらゆっくりと腰を突き出した。
ぐぐっ
先端の部分が肉の壁を押しひろげる。
「あぁっ!」
きつい……。まるでミシミシと音を立てそうなほど若菜の膣は狭かった。
苦悶の表情を浮かべ、それでも唇を噛みしめて若菜は痛みに耐えていた。
逃げることも、痛みを軽減させるために姿勢を変えることもできないまま若菜が貫かれていく。
罪悪感が心に広がる。若菜のことを思うならやめたほうがいい。
そう思うのに、性欲は僕の体を止めようとしない。若菜を分け入って埋まっていく。
メリメリという音が聞こえた気がした。若菜の目尻から涙が一筋こぼれた。
……そして僕は根元まで若菜に収まった。
「入ったよ、若菜。僕たち、ひとつになったんだよ」
そっと若菜を抱きしめながら耳元でささやく。若菜が無言でうなずく。痛みでしゃべることができないのか?
勃起全体がきつく握られたかのように締めつけられている。抜くことはおろか、動くこともできそうにないほど若菜の膣は僕を引き絞っていた。
それどころか、中で細かなひだが小刻みに動いているようにも感じる。
亀頭のあたりで何かがうごめいていて、それがカリをこすっているような気もする。
それらが快感として僕を追いつめていく。
「若菜ごめん……出る」
あまりに早い絶頂は男として情けなかったけど、とても我慢できるようなものではなかった。
「若…菜……っっ!」
引き抜くこともできず、そのまま膣の中で射精した。
びゅくっ! びゅるっ! びゅっ!………
目の前が真っ白になった。背すじを強烈な快感が走りぬけ、そのたびに若菜の奥深くに精を注ぎ込む……。
精液を射ち出してやわらかくなったモノが膣の圧力で押し出される。若菜の膣からは乳白色をした粘液が垂れてきた。
……処女の証によってかすかに朱が混じっている。
「ごめん、僕、中で……」
「後悔はしていません。あなたの好きにしていいと言いましたから」
まだ痛むのだろう。それでも若菜はぎこちない笑みを返してくれた。
ティッシュで情交の跡を清めようと若菜の股間にひざまずいた。すると若菜は足を閉じてしまう。
「若菜、拭くから足を開いて」
「あの、縄を……」
赤面した若菜が小さく言う。
「あ……ご、ごめん。そうだよね」
ようやくそれに思い至った僕は柱の後ろにまわった。
かなりきつく縛られていたようで、ほどくのに思ったより時間がかかってしまった。
だけどようやく若菜のいましめを解くことができた。
「大丈夫? 痛いところはない?」
若菜にティッシュを手渡し、服についた埃を払いながら聞く。
「はい。おじい様が古武術の縛り方をしてくださいましたので、抜けられないだけで痛くはないんですよ」
「そうなんだ」
あのじいさん、思ったよりも思慮深いんだな。そんなことを感心していると、
「それより、あなたも服を着たほうが……」
僕から目を逸らして若菜が口にした。
「え?」
下を見る。……下半身が丸出しだった。ティッシュを使い、あわててジーンズに足を通す。
「あ、あは、あははは」
決まりが悪く、笑うしかない。
その間に若菜も僕に背を向けて二人が交わった跡を拭き清めていた。
「でも、来てくださって本当にありがとうございました」
若菜がはにかんだ笑顔を僕に向ける。
「あ、ううん、それはいいんだけど……どうして縛られてたの?」
「この前のあなたとのデートで門限に遅れてしまったことの罰なんです」
「だからって……」
「約束を破って咎めを受けるのは当たり前のことです」
凛として若菜が答えた。こういうところは名家なんだって思わされるな……。
そうだ!
「だったら今日のデートの約束も何かであがなってくれる?」
「……と、言いますと?」
「また若菜を抱きたいな。今度はちゃんとベッドで」
「!」
意地悪く言った僕の言葉に若菜は一瞬目を見張ったけど、その顔が見る見る真っ赤になっていく。そして
「……はい。いつでもあなたのお好きなときに」
聞こえないほど小さな声で答えが返ってきた。
おわり
しかし主人公が蔵から抜け出せなかったら、余計に若菜が叱られる気がする……。
2回戦や蔵からの脱出シーンは想像で補ってくださいw
>>352 GJ。
>兇悪
なんかカコイイと思った。
354 :
325:2006/08/04(金) 23:53:39 ID:Rkc/K4gt
>>352 (・∀・)bグッジョブです。
最後まで縄を解かないままなのがエロくて良かったです。
できれば「彼」には入れたあともう少し我慢して欲しかったですがw
でもこれで生殺し状態から開放されました。
ありがとうございました。
あっ、このあと若菜は狭くて暗い場所が好きになってたりしてw
ほのか:田村ゆかり
妙子:野川さくら
えみる:かないみか
明日香:真田アサミ
美由紀:能登麻美子
るりか:小清水亜美
夏穂:雪野五月
若菜:沢城みゆき
優:斎賀みつき
真奈美:南里侑香
千恵:冬馬由美
晶:岩男潤子
声優オタうざい
戦地免たる虞らふ態
69氏、乙です。
若菜はエロ要素が多くていいね。
口の中で出しちゃってもゴックンしてくれそうな娘
ほのか ×
妙子 ○
えみる ○
明日香 ×
美由紀 ○
るりか ×
若菜 ×
夏穂 ○
真奈美 ×
優 ○
千恵 ×
晶 ×
若菜は○だ、どんなプレイも応じてくれる。
真奈美には、「健康にいいんだよ」といって飲ませる。
千恵とか晶様みたいな気が強い女に無理やり飲ませるのがイイんだよな。
ほのか「いやっ、汚いっ、やめてえっ」
妙子「あなたの、おいしいのね」
えみる「げほっ、げほっ、げほっ、」
明日香「ええーーー、未来のアイドルに何するのーーー」
美由紀「ぶちゅーーー(吸い込む音)」
るりか「ぺっ、口の中に出さないでって言ったでしょ」
若菜「気持ち、よかったですか?」
夏穂「口の中に、いっぱい出してな」
真奈美「あの、、、こんなに出るものなんですね、、、」
優「フッ、、、こんな味か、、、」
千恵「うえっ、の、飲んじまった!」
晶「うぐっ! あたしの口の中で出すなんて、許せないわ!」
362 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 20:07:04 ID:jqbDwJ8l
>>360-361 / ̄ ̄ ̄\
_n / \,, ,,/ .ヽ
( l | (●) (●) ::::|
\ \.ヽ ∀ ::::ノ グッジョブ!!
ヽ___ ̄ ̄ ̄ ̄ )
/ ̄ ̄ ̄ /
NHKの陰謀に巻き込まれてる主人公を愛してくれそうな娘
ほのか ×
妙子 ×
えみる ○
明日香 ×
美由紀 ×
るりか ×
若菜 ×
夏穂 ×
真奈美 ×
優 ○
千恵 ×
晶 ×
>>360 最終的には全員飲んでくれそうな気がする
「ねぇ……口で、してあげましょうか?」
ベッドの上でささやく。これから彼と愛し合うところ。でも今日の私、どうしちゃったのかしら。
「ど、どうしたの晶? 何かあった?」
ちょっとうろたえた感じで彼が聞き返す。
そうよね。私が自分からしてあげたことなんか一度だってないもの。
今日はなんだか機嫌がいい。だって久し振りに会えたんだもん。うれしくないはずがない。
街ではついいつもの調子で憎まれ口も叩いちゃったけど、二人きりになったら甘えたいって思う。
私はこの人が好き。だから少しでも歓んでもらいたい。
「もう! なんにもないわよ。どうする? やめる?」
ブンブンと音がしそうなほど彼が大きく首を横に振る。そんな仕草がなんだかかわいい。
……ホントに鈍感なんだから。私があなたに会えて、こんなにうれしがってるのがわからないの?
「うふふ…してあげるわね」
そう言ってから、ベッドに仁王立ちした彼の股間にゆっくりと顔を近づけていく。
もうこれ以上はないっていうくらい大きくなってるペニスがビクン、ビクン、と脈を打つ。
……期待、してる?
ちろっ
舌先で先端の割れ目を舐めあげた。途端、
「おぉうっ!」
獣みたいなうなり声を上げて彼が身震いした。……気持ちいいんだ。
いいわ、もっとしてあげる。もっと感じさせてあげる。
私は唇を大きく開いて咥えていった。
彼のを口に含みながら上目で顔を見る。……目が合っちゃった。
急に恥ずかしくなって目を伏せる。そしてそのまま行為に没頭する。
「あ、晶ぁ……」
感じてるのがはっきりとわかる彼の声が聞こえるたび、お腹の奥で何かがずぅんと響く。
そして体の中からとろりと垂れるものを意識する。
(濡れてきちゃった……)
それは内ももを伝ってベッドについたひざのほうにまで垂れていく。
「晶…晶ぁ……」
髪に手が添えられ、指ですかれる。耳が優しくさわられ、首筋をなでられる。……そんな些細なことでも幸せを感じる。
舌を使って裏側や大きく張ったところを丹念に攻め立てる。唇で締めつけるようにして頭を前後させる。
手は茎のところをしごきながら、もう片方の手でタマタマを転がす。
「あ、晶……すごくいい。気持ちいいよぉ…」
私だけが知っている彼のエッチな声が頭の上から聞こえてくる。イキそうなの? イキたい?
だけどダメ。最後まではイカせないわ。……あなたには私の中で気持ちよくなってほしいから。
じらしたり攻め立てたりしながらの愛撫に応えて彼のものが口の中で大きさと固さを増す。
「あ、晶……くぅっ!」
私の名前を呼ぶ声にも余裕がなくなっていく。……と、
「うっ!」
彼が短くうなった次の瞬間、口の中のものが大きくふくらんで熱いものが勢いよく飛び出してきた。
「!」
とっさに口を離そうと思ったけど、そうするとソレが顔や髪にかかっちゃうじゃない!
びくっ、びくっ、と何度も痙攣しながら精子を射ち出す彼の性器の脈動が感じられる。
(バ、バカ! 出すなら出すって言いなさいよね!)
心の中で文句を言いながら、それでも私は彼が出し終わるまでそのままじっとしているしかなかった。
口の中に精子を溜めたままにらみ上げる。私の怒った顔が怖いのか、ますます彼が恐縮する。
「ご、ごめん……」
私は立ち上がるといきなり彼に口付けした。そして口の中の液体を口移しで彼の口に……。
「んんっ!」
彼の体が突っ張った。
「どう? 黙って出した罰なんだからね! これからはちゃんと言ってから出しなさいよね!」
おわり
366 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 23:06:08 ID:hKw5iygx
>>365 / ̄ ̄ ̄\
_n / \,, ,,/ .ヽ
( l | (●) (●) ::::|
\ \.ヽ ∀ ::::ノ グッジョブ!!
ヽ___ ̄ ̄ ̄ ̄ )
/ ̄ ̄ ̄ /
>365
晶は良い!もっと読みたい。
今日の収穫物報告マダー?
373 :
369:2006/08/13(日) 23:40:48 ID:0+y/GZ3T
374 :
371:2006/08/14(月) 21:56:31 ID:dJ/rA5nP
375 :
(・。。・) ◆.Shinjo.HA :2006/08/15(火) 06:53:14 ID:py/u7C9a
(・。。・)b
GJ
るりか、若菜、優と心身ともに魅惑的なトリオですね。
378 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 19:29:06 ID:55kOCNrN
>>376 ,.イ´| ̄`ヽr<´ ̄  ̄`ヾ´ ̄ `ヽx''´ ̄「`丶、
/ _|ノ ├〈,.-― ;. _ ,ゞ--'、:\___lヽ
,':∨::\ /´ ̄  ̄`ヽ ヽ/´ `ヽ、-.、 \::::::::::',
|、_;/ / /´ ,. 、 、 \. \ \―|
’、 / / ,. / / ,ハ ',. ヽヽヽヽ \ヾ/
\_/:/:/:./ , / .,' / // | l | , l: | ', ',. ! l :',!|
|/:/::/:/:/:! l | { /|:! l l } !ノ|::,!l | :| |::|:::::::|ノ
|:/l/:/:::,|::|:{イ⌒lヾゝ ノノイ⌒lヽ|:::!::}:;!::l::::::/
|::/|/l::/l';:{ヾlー''! lー''!/リノノ/::/:l::/
|| |:/リ、|::l;ゞ ̄´´ ,. ` ̄" ハ:lリノノノ'
リ |' __,⊥!、 " " r===、 " " /ノノ ||
'/´ \ ヽーノ /`ーー-、 ヾ、
_ / `ヽ、 _ ,.イ ヽ \____
. /'/ ` ー- ,,_ _,,、 |、 / /
\l 、 , ` '´ ̄ | |\ ̄
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∧ヽ \ ゙=':... ∧
圧縮に耐えて生き残ったage
380 :
保守コピペ:2006/08/23(水) 01:22:21 ID:BbqCAI7A
『Hug』
僕と若菜が正式につきあい始めて、はやくも半年が経った。依然として、東京と京都の長距離恋愛だったが、若菜のお爺様もそれなりに認めてくれるようになったし、僕たちの仲はまずまず順調だった。
今日は、若菜の誕生日。ちょうど週末で、もちろん僕たちは二人で会っていた。
「京都タワーですか?」
若菜がたずねる。僕の突然の提案に少し驚いた様子だった。
「うん。若菜と一緒に行ったことなかったなって、思ってさ」
僕たちは食事までの時間の潰し方について、いろいろと考えていた。いつもなら、少し散策するのが定番なのだが、今回は少し趣向を変えてみたかった。
「確かにそうですが…」
「きっとキレイだよ、夜景」
「…そうですね。まいりましょうか」
1階で展望台の入場券を買うと、僕たちは、タワーの展望台へと続くエレベーターに向かった。
「あんまり行かないの?」
「はい…あまり機会がありませんので…」
「お寺とかは行くんでしょ?」
「それは…趣味ですから…」
エレベーターが到着した。僕たちはエレベーターに乗り込む。
「僕たちだけみたいだね」
「そのようですね」
軽い衝撃のあと、エレベーターは上昇を始めた。
若菜が寄り添ってくる。僕の二の腕に軽く手を添える。
「…まだ、苦手?」
「はい…ここはまだ明るいので大丈夫ですが…やはり…」
若菜は過去のトラウマから、閉所暗所を極端に嫌う。最近は随分マシにはなったとはいえ、このエレベーターは狭い。
「大丈夫だよ」
僕は、若菜の掌に掌を重ねた。
「はい…」
ガクンッ!
若菜が返事をしたその時、エレベーターが大きく揺れた。
「え!?」
「きゃっ!」
衝撃とともにエレベーターは、その動きを止め、同時に室内の照明が落ちた。
「…い、一体…どうなったんだ?」
停電だろうか…単なる故障かもしれない…。
「………」
若菜が僕にしがみつく。暗くてよくわからないが、怯えきっているのが肌で感じられた。
「大丈夫…僕がついてるから…」
僕は、若菜を抱き寄せ、言った。
「……は…はい…」
少しづつ落ち着いてきたのだろうか。僕にしがみつく力も少し弱くなってきた。
「…停電…でしょうか?」
「たぶん…大丈夫、こういうところは非常用の電源があるからすぐに復旧するよ」
口からでまかせだったが、ここで下手なことを言って、若菜の不安をあおってもしかたない。僕は力強く若菜に答えた。
「はい…そうですね…信じましょう」
381 :
保守コピペ:2006/08/23(水) 01:23:02 ID:BbqCAI7A
おそらく数分しか経ってないと思う。でも、暗闇の中の僕たちには数十分ともとれる長い時間だ。
緊急用のインターホンも通じなかった。不安がつのるが、待つしかない。
今、僕たちはエレベーターの床に並んで座り込んでいた。
「…遅いですね…」
「うん…でも大丈夫。きっと助けは来てくれるよ」
「はい…」
「……」
「……あの…」
「ん?」
「もう少し…そちらへ行ってもよろしいでしょうか…」
「え?」
もう少しって…もう僕らはピッタリと肩を並べている。これ以上って…。
「…いけませんでしょうか…」
「い、いや…いいけど…これ以上って…わ、若菜!?」
若菜は、僕の返事も最後まで聞かなかった。あぐらをかく僕の膝の上に向き合うようにして座ると、身体を僕にあずけた。ちょうど、『だっこ』する感じだ。そして、腕を僕の背中に回し、顔を僕の胸に埋めた。
「…こうすると…安心します…」
もちろんというか何というか、僕たちはプラトニックな関係ではない。いわゆる『恋人同士の身体のつながり』もある。だが、どちらかというと彼女は受け身なタイプ。こんな大胆な彼女は初めてだった。暗闇の不安がそうさせるのだろうか……。
「若菜…」
僕は彼女のしなやかな髪をなでた。
「…ぁ……」
若菜が小さく声をあげる。そして、
「…不謹慎かもしれませんが…」
「?」
「…私(わたくし)は…いつまでも…こうしていたいです…」
「若菜…」
「こうして…あなたの鼓動を…息づかいを…あなた自身を…いつまでも感じていたい…」
「……」
「…強く…抱きしめてください…」
僕は腕に力をこめる。
「若菜」
僕の声に彼女が顔を上げる。自然と唇を重なった。いや、彼女のほうが唇を求めてきた。舌をからげ、口腔を吸う。いつもの若菜ではなく積極的に僕を求めてきていた。
「…んふぅ…ぁ…」
「若菜!」
僕は抱きしめる力を強めるとともに、身体をまさぐり始めた。胸に腰に掌を這わせる。彼女の息づかいも次第に荒くなる。ゆっくりと体勢を変え、彼女を床に横たえる。
Puuuuu!!
突然、インターホンが音をたてた。と、ほぼ同時に室内の照明も復活した。
「大丈夫ですか! お怪我はありませんか!?」
インターホンから警備員らしき男性の声が響きわたった。
「…は…はい…だ、大丈夫です…」
僕はきっとすごく間抜けな声だったに違いない。
382 :
保守コピペ:2006/08/23(水) 01:23:40 ID:BbqCAI7A
「くすっ…うふふっ…」
「あ、思い出し笑いなんて、いやらしいなぁ…」
食事のとき、若菜はしきりに思い出し笑いをしていた。よっぽど、さっきの僕の(間抜けな)声がおかしかったらしい。
「はい…申し訳ありません…うふふっ…」
謝りつつも口許がゆるんでる…。
「…そ、そういえば、夜景、奇麗だったよね」
僕は話題を変えた。
「え? あ、はい…そうですね…美しい夜景でした…」
「……」
「……」
「…うるさかったよね…」
「…はい…少々…」
たしかに夜景はキレイだった。だが、問題は僕たちの周りだった。ゲーム機やらなんやらの音がうるさかったのだ。もちろん、会話ができないほどじゃなかったが、横で怪獣に鳴かれたら、ムードどころじゃない。
「ゴメンね」
「あの…私はこうしてあなたと過ごせるだけで満足です…ですから…」
「若菜…ありがとう」
帰り際。新幹線ホーム。
「今日は楽しかったよ」
「私もです」
「若菜が意外と積極的なのもわかったし」
「あ、あれは…意地悪です……」
「あはは、ゴメンゴメン」
「もぅ…知りません!」
「だから、ゴメンって。あ、もう行かなきゃ…」
「はい…お元気で…」
「うん…また来るから」
「はい…お待ちしております」
383 :
保守コピペ:2006/08/23(水) 01:24:27 ID:BbqCAI7A
〜後日談〜
「…あの…やはりこういうのは…」
「大丈夫、大丈夫…やることはいつもと変わらないんだから…よいしょっと」
僕は裸の若菜を抱えると、『そこ』へ押し込んだ。
「きゃっ!」
「あ、ゴメン。どこか打った?」
「いえ…どこも……ですが、やはり…」
「任せてよ。きっとスリルがあって面白いと思うよ、『暗闇プレイ』」
「あの…ですから、私はそういうことを…あっ…」
僕が引き戸を閉めると、僕たちの周りは暗闇に包まれた。
「……あの……ぁ…ん…」
僕は、掌で若菜の顔を探りあて、唇を重ねた。
「大丈夫…安心して…」
「はい…」
僕はさらに唇を重ね、掌を下へと這わせる。頬…首…胸…。豊かな胸の柔らかな感触をしばし楽しむ。ゆっくりと揉み、先端を刺激する。
「…あ…んぁ…ん…あン…」
身体をずらし、もう片方の乳房に顔を近づける。乳首を舌で転がし、ちゅうちゅうと、わざと音をたてながら吸いつく。
「あぁ…あん…そ…そんな…音を…」
空いている掌を、内股へ挿しいれ、じらすように太股をなでる。そして、秘部へと掌を這わせる。
「あれ? これは…若菜、期待してる?」
「…そ、そんなこと……嫌いです…」
「あ…嫌われちゃった…やめようか…」
僕は身体を浮かせ、若菜の身体から離れた。
「あっ! …嫌…」
若菜が離すまいと抱きついてくる。
「…あの…」
「?」
「…もっと若菜を…可愛がってください…」
「若菜…」
「だから…離れないで…」
く、暗闇プレイ…いいかも……でも、若菜の弱みにつけ込んでいるのは確かなんだよな…。良心の呵責がないわけじゃないんだけど…結局煩悩が勝ってしまう…ゴメン…若菜。
「大丈夫。心配しないで…」
唇を重ねる。
「ん…んはぁ……よかった…あぁん」
先程の続きを再開する。
「あ…あん…あぁ…ん…は…」
「若菜…そろそろ…」
「…は、はい…きてください…」
僕は自分のモノを彼女の秘部にあてがい力をこめる。
ちゅるん
「あっ!」
あれ? 入らない…ちょっと狙いが外れたか? いつもと体勢が違うし暗くてよくわかんないし…よし、もう一度。
ちゅるん
「あぁん」
あっれー…おかしいな…。
「あの…どうされたのですか…」
「あ、ゴメンゴメン…暗いからいつもと勝手が違って…ゴメンね」
「いえ…」
えっと…若菜のは…このへんだよな。先っちょをあてがって…よし、これで大丈夫。若菜の腰を抱えるようにして固定して、あとは…
「せぇの…よっ!」
ガンッ!
力を込めようと身体を起こしたその時、後頭部に衝撃が走った。
「あっ………くぅぅぅ……」
……い、痛い……。
「あ、あの…大丈夫ですか? すごい音がしましたけど…」
「…だ、大丈夫…」
「…やはり、押し入れの中というのはやめたほうがよろしいのでは…」
「そ、そうだね……出ようか…」
おわり
384 :
(・。。・) ◆.Shinjo.HA :2006/08/23(水) 22:09:57 ID:vVJGB7H8
保守がてらネタを出してみる。
曰く、ヒロインは「彼」の男性器をなんと呼ぶか?
ほのか「アソコ」
妙子「おちんちん」
えみる「おちんちん」
明日香「チンチン」
美由紀「おちんちん」
るりか「オチンチン」
若菜「あなたの」
夏穂「チンコ」
真奈美「アレ」
優「ペニス」
千恵「チンポ」
晶「ペニス」
それは違うだろ?みたいなのあったらプリーズ!
恥じらいの有無や会話のノリや、『彼』(作者)が淫語に萌えるかどうかもあるから、一概にどうとは…
個人的に千恵には「アレ」と呼んでほしい。
方言で呼ぶ場合はありだと思う。
真奈美とほのかは逆じゃね?
あと、優にはもう少し詩的な表現をして欲しいw
>>388 好きなものを選べw
「熱血棒」「肉槍」「牡芯」「陽根」「硬くなったもの」「キミ自身」「性器」「キミのもの」
「巨大大砲」「昂ぶり」「へのこ」「魔羅」「男子の尊厳」「煮え滾る闖入者」「鬼棍棒」
「いけない旦那様」「如意棒」「熱い情熱の固まり」「素直な肉体の反応」「肉男爵」
「欲望の化身」「排尿器官」「肉樹」「逞しいもの」「灼熱」「魁偉なもの」「得手吉」
「急所」「凶刃」「男の道具」「亀の頭」etcetc……
>>389 ちょwwなんでそんなに語彙が豊富wwww
必死になってバイトして晶に高価なアクセサリーをプレゼントする主人公。
だが晶はただ一言「そう。ありがと」で済ましてしまう。
いいとこのお嬢さんだから「彼」に買える程度のものには関心がないのだ。
そこで逆上した主人公が晶をレイプする、なんてシチュはどうでしょ?
中学時代でないと主人公では難しいでしょうな
遠藤さんはそういう女の子じゃないでしょ
今野さん、ラブやってたんだ……知らなかったよ
オナニーしてそうな娘
ほのか × 性的なものやことを嫌悪してるから
妙子 ○
えみる × 性的に未成熟
明日香 ○
美由紀 ○
るりか × 双子の兄のせいで男性に冷めている
若菜 ○
夏穂 × 部活やバイトで疲れてそれどころではない
真奈美 × 考えただけで卒倒する
優 ○
千恵 × 女らしさが希薄だし、そもそも興味がない
晶 ○
396 :
(・。。・)b ◆.Shinjo.HA :2006/09/03(日) 23:11:02 ID:SleD4Agb
>>395 いやいや千恵はああみえてエロい娘、オナヌーはシャワーの水圧で(ry
2のED後、晶にヌード写真を撮らせてもらってその後Hというような
SSが読みたい。どなたか書いてけろ。
若菜は自分の中で一線を越えるまでは我慢してる。
千恵は普通にしてる。
晶は自慰行為に嫌悪感があるのでしていない。
千恵はやってない方が色々と面白そうだけどなぁ
ほのかは逆に自分がやってるからこそ過剰反応するのかも…
テレビの電源が消えると同時に外の雨音が聞こえてきた。
ここ数日雨が続いている。
昌宏はしとしとと降る雨を意識しながら、大学に入学してこの部屋に住む様になってから、これだけの長雨は初めてだなと思った。
ピンポーン。
そろそろ寝るかと伸びをしながら首を軽く回していると、玄関のチャイムが鳴った。
宅急便か何かと思いつつ、今が午後十時過ぎという、そういったモノが来るには遅い時間である事に気が付く。
一体誰だろうと思いながら昌宏はドアを開けた。
「あ……るりかじゃないか。どうしたんだ?」
そこいたのは実家にいるはずの妹だった。
しかも驚いたことに全身ずぶ濡れであり、何か遭ったと思わせる暗い表情を浮かべている。
「兄貴……私……」
「と、とにかく入れよ、な?……そのままじゃ風邪引くぞ……」
「うん……」
元気なく頷く妹を部屋に入れながら、慌ててバスタオルを取りに走る。
「っと、そうだ、とにかくシャワー浴びろ。体冷えちゃってるだろ?」
バスタオルを渡そうかと思いつつ、それよりも体を温めるのが大事だと思った昌宏は、妹をバスルームへ連れて行った。
「ほら、お湯出るから……入れよ、な?……あと着替えだけど……えっと……取り合えずこれ着ろ……」
近くにあった洗濯物を妹に渡す。
「ありがと……」
暗い表情のまま妹はバスルームのドアを閉めた。
少しするとお湯の流れる音が聞こえ出し、それと共に昌宏は深い息を吐き出した。
(るりかのやつ……一体どうしちゃったんだろ……?)
いつもうんざりするくらい明るい妹が、まるで別人の様に暗くなっている。
ズブ濡れという事は、雨が降っている中ずっと傘を差さずにいたのだろう。
しかも手には傘を持っていたのだから、それで差さないという事は、精神的にどこかおかしくなっているとしか思えなかった。
(どうしよ……どうすればいいかな……?)
そんな状態の妹を相手にした事がない昌宏はどうしたものかと悩んだ。
(う〜〜ん……)
だがしばらく考えてみても思いつかない。
恐らく何か辛い事があったに違いないのだが、それを慰めるなど自分には無理だった。
(駄目だっ……分からないよ……)
諦めるのと同時にお湯の流れる音が止まった。
(あっ……出てきちゃう……わぁ、どうしよ……)
動揺しているうちにバスルームのドアが開き妹が出てきた。
(って……何て格好だ……)
そのあまりの姿に慌てて視線をそらす。
バスタオルで頭を拭いている妹は、先ほど渡したワイシャツを着ているのだが、下には何も身に付けていないのである。
大きく開いた胸元と真っ白な太ももが眩しく目に映り、その微妙にいやらしさを感じさせる格好に、昌宏は思わず唾を飲み込んでしまった。
妹は何も言わず、頭を拭きながら近づいて来ると隣に座った。
しばらく二人とも黙ってしまい、部屋には妹が体を動かすたびに擦れる服の音だけが響いた。
「……」
「……」
「……あ〜〜、何か食べるか?」
無言の状態に耐え切れず尋ねる。
「ううん……いい……」
「そうか……」
食事の用意でもすれば気がまぎれると思ったのだが、断られてはできなくなってしまう。
「ね、兄貴……」
「ん? 何だ?」
「聞かないの? 何があったか……」
「う……聞きたいけど、聞いても何も言えない様な気がするから聞かない……」
「そっか……」
そう呟くと妹は黙り、昌宏は深い息を吐き出して頭をかいた。
「で、どうするんだこれから……?」
「できれば泊めて欲しいかなって……」
「そうか……別にいいけど……」
「ありがと……」
暗く礼を言う妹を不安げに見つめる。
「はぁ……何か……疲れちゃったなぁ……」
妹は溜め息を付きながら肩を落とした。
「じゃあ、もう寝るか? 布団は一つしかないけど、俺は別にいらないからさ」
「え? そんなの悪いよ。一緒に寝よ」
「だけどさ……」
「私たちは兄妹なんだし、気にしない気にしない」
妹が明るく笑う。
それはいつもの口調ではあったが、顔に浮かんでいる笑顔は無理をして作っているのが丸分かりだった。
「じゃあそうするか。久々に兄妹で仲良く寝るとしよう」
「うん……」
昌宏も無理をして明るく言うと、立ち上がって押入れから布団を取り出し敷き始めた。
楽しい雰囲気にすれば妹が少しは元気になるかと思ったのだ。
「っと、これでよし……それじゃ俺着替えるからな、見るなよぉ……」
布団を敷き終えた後、わざとふざけた感じで妹に言う。
「ふふ……どうしようかなぁ……」
心配をかけまいと明るいフリをしようとしているのか、妹もそれに乗ってきた。
「エッチなやつめっ」
「ふふふ……」
「あははは……」
兄妹は可笑しそうに笑い合った。
だがその笑いには虚しい雰囲気があり、どちらも無理をしているのがあからさまだった。
パジャマに着替えて布団に体を入れると、妹も横になって体を近づけてくる。
(あ……)
白い太ももが目に映り、そのいやらしさに昌宏はゴクリと唾を飲み込んでしまった。
妹の様子が心配なのは確かなのだが、そうは言っても健康な男子である事に違いない。
妹とはいえ露出の多い異性とここまで接近すれば、その肉体に興奮してしまうのは仕方がないだろう。
その事を意識してしまうと心臓が激しく鼓動した。
「兄貴……どうしたの……?」
ジッとしたまま動かない兄を不審に思ったのだろう、妹が声をかけてくる。
「いや、何でもない……」
昌宏は慌てて横になると妹の方を見ないようにした。
「変な兄貴……」
妹も寝転び、ゆっくりと呼吸しているのが聞こえてくる。
「じゃ、電気消すぞ……」
「うん……」
電灯の紐を引くと部屋が暗くなった。
全ては消さなかったため、ボンヤリとした明かりに部屋が包まれている。
「ふふ……何か懐かしいね……」
「え? 何がだ?」
妹が心配をかけまいと、一生懸命楽しげに聞こえる口調にしている事が分かったため、昌宏もできるだけ明るい感じにしながら問いかけた。
「昔はさ、こうして兄貴と同じ部屋で一緒に寝てたじゃない」
「そういやそうだな……」
まだ幼い頃、妹と同じ部屋で寝起きしていた時は、確かにこうして同じ時間に寝ていた。
布団もすぐ横に敷いて、何かあるたびにふざけ合ったものだ。
「あの頃は仲良かったよね……」
「今だってそうだろ?」
「まあ……ね……でも昔ほどじゃないよ……最近あんまり話さないじゃない……」
「そりゃそうだ……離れて暮らしてるもんな……」
「それだけじゃなくてさ……やっぱり昔みたいに何でも一緒にしてないからだと思うんだ……」
「そりゃな、大人になれば色々あるし……あ……」
今まさに妹は、その色々遭ったらしい状況なのである。
昌宏はマズイ事を言ってしまったと思い押し黙った。
妹もそれを意識したのか喋るのを止め、ジッとしている。
「……」
「……」
「……ぅ……ぅ……」
しばらくすると小さな声が聞こえ、どうやらそれは泣き声の様だった。
妹は泣いているらしい。
「大丈夫か……?」
「うん……ぅ……ゴメンね、変なとこ見せちゃって……」
「気にするな……俺はお前の兄貴だからな……変なところなら沢山見てきてる……」
「そっか……ふふ……そうだよね……私、兄貴に変なとこ見せて大きくなったんだもんね……」
「そうだぞ……だから遠慮するな……泣きたいなら思いっきり泣け……兄ちゃんは気にしないから……」
「あ、ありがと……うぅ……兄貴、ありがとぉ……」
妹は突然上半身を乗せる形で抱きついてくると、大声を上げて泣き始めた。
泣き方は昔と変わらない、引きつる様なしゃくり上げをしている。
昌宏はそれを見つめながら妹の頭を優しく撫でた。
背中にも手を回し、ゆっくりとリズムを取る様に軽く叩く。
昔から大泣きした妹を慰める時にはこうしたものだ。
昌宏はそうして妹が泣き止むのを待った。
「兄貴っ……兄貴ぃっ……」
妹はギュッと抱きつき、顔を擦り付ける様にしてくる。
腹の辺りに昔はなかった柔らかな肉の感触が感じられ、昌宏は焦ってしまった。
(るりかのやつ……ずいぶん胸がデカクなってたんだな……ってヤベっ……)
意識すると一気に股間の一物がそそり立ち、早く何とかしろと言わんばかりにビクンビクンと震え出した。
妹に対して欲情している己の体に苦笑しながら、それを何とかしようと意識を逸らそうとするが、初めて感じる柔らかい感触は容赦なく襲い掛かってくる。
「あのねっ……私っ、私っ……振られちゃったのぉっ……」
妹は泣き叫び、まるで擦り付ける様に乳房を押し付けてくる。
服越しとはいえ、初めて感じる胸の感触に昌宏は頭がボンヤリとしてきた。
「もういいってっ……お前には飽きたってっ……言われちゃったのぉっ……」
妹の告白に耳を傾けようとするのだが、脚を絡めて体全体で抱きついて来るため意識がそれてしまう。
股間に肉の重みが感じられ、まるで肉棒に刺激を与えるかの様にグリグリと擦りつけてくる。
(う……気持ち、いい……)
今自分が妹とはいえ、女の肉体と密着しているという事実に激しい肉欲が湧き起こってきた。
(ば、馬鹿っ……相手は妹だぞっ……そういう相手じゃないんだっ……落ち着け俺っ……)
だが抑えられない性的な高揚が昌宏の理性の壁にヒビを入れていく。
肉棒が強く押され、体中に快感が広がった事がトドメとなった。
「るりかっ!」
昌宏は妹をギュッと抱き締めると、自ら肉棒を擦り付ける様に腰を動かした。
「兄貴っ!」
妹もギュッと抱きつき、体中を擦り付けてくる。
兄妹はそうしてお互いの存在を確かめ合う様に抱き締め合った。
(ああ……気持ちいい……るりか……るりかって……女なんだな……)
数年ぶりに抱き締める妹の体は、柔らかく温かで、昌宏の中にある雄を刺激するのに十分な魅力に溢れていた。
元々妹として可愛いと思っていた相手である。
そうして抱いていると心地良い思いが心に広がり、愛おしさが込み上げてきた。
「兄貴っ……わたしっ……わたしぃっ……」
突然唇が塞がれたかと思うと、柔らかなモノが口の中にニュルリと入り込んできた。
(!……)
目の前に迫る妹の顔に驚きながら、口内に広がる快感に体が震え出す。
(るりかっ……)
昌宏は自らも舌を動かし、そのまま顔を左右に入れ替えながら激しいキスを繰り返していった。
「んっ……んんっ……んふぅっ……んっ……んんっ……」
妹の舌がチロチロと蠢き、唇を、舌を刺激してくる。
そのたまらない快感に昌宏は夢中になって妹の唇を貪っていった。
「んんっ……んっ、んっ……んふぁっ……はぁ……あぁ……」
しばらくそうしてキスをした後ゆっくりと唇を離し、頬を上気させながら荒い呼吸をしている妹を見つめる。
「兄貴……わたし……忘れたい……忘れさせて……お願い……」
「るりか……」
妹が何を言っているのか分かったが、昌宏はもはや止まらなかった。
それが許されざる行為だと理解していても、今感じている興奮を止める事などできなかったのである。
体を入れ替えて上になると、妹の姿を眺める。
そこには昔から知っている可愛らしい顔があった。
幼い頃から一緒に遊んだり喧嘩したりした顔だ。
自分にとって大切な妹の顔……。
それを泣き顔にしたヤツがいる。
許せなかった。
そして悲しむ妹を何とかしてやりたかった。
(そうだ……忘れさせてやるんだ……俺が……兄貴の俺が……るりかのために……)
昌宏の頭には妹に対する愛おしさが溢れていた。
己の行為で妹の悲しみがまぎれるのなら、禁断の行為をする事に躊躇はなかった。
無論高まった肉欲が後押しをした事も大きいだろう。
「るりか……」
「兄貴……」
もう一度唇を重ねると舌を激しく吸い合う。
「んんっ……んっ……んんっ……」
そのままワイシャツの上から豊かな胸の膨らみを掴んだ。
「んんっ!」
妹がビクンと体を震わせた事に一瞬驚きつつも、そのまま力を入れて揉んでいく。
(柔らかい……)
初めて触れた乳房の気持ちのいい感触に鼻息を荒くしつつ、何度も揉みしだく。
指が食い込みつつも、すぐに強く押し返してくるのがたまらない。
昌宏は妹の唇を強く吸いながら、何度も乳房を揉みしだいていった。
「んっ、んんっ……んはぁっ……あっ……兄貴、ああっ……」
「るりか……可愛いぞ……」
うっとりとした表情を浮かべながらこちらを見上げる妹を愛おしく感じながら、ワイシャツのボタンを一つ一つ外していき、ゆっくりと妹の乳房をあらわにしていく。
(綺麗だ……)
薄明かりの中でも肌の白さが感じられ、程良い大きさと美しい形をした膨らみに感嘆の思いを持つ。
「やんっ……」
生の乳房をギュッと握り締めると、妹が少し顎を上げて甘い声を漏らした。
「るりかぁ……」
そのまま両手で強く掴み、回す様にして何度も揉みしだいていく。
「あっ、ああっ……あんっ……やっ……やぁっ……兄貴、はぅっ……ああんっ……」
面白い様に形を変える乳房は、昌宏にとって新しいおもちゃだった。
何度揉んでも飽きる事のないその膨らみは、体の奥底からワクワクする様な興奮を呼び起こし、揉むことを止められない。
「ああっ、あっ……やぅっ、やっ、兄っ、ああっ……兄貴ぃっ……あんっ、あっ……はふぅっ……」
妹が頭を左右に振り、いやらしい表情を浮かべて悶えている。
そのたまらない様子に我慢できなくなった昌宏は、乳房をギュウッと握り締めると、親指と人差し指の輪から出ている乳首にむしゃぶりついていった。
「ああんっ……やっ、やぁっ……」
唇にコリコリとした感触が感じられ、それをチュパっと吸い上げると甘い味わいが口内に広がった。
(美味い……るりかのオッパイ……美味いよ……)
左右の乳首を交互に舐めながら、舌先で弾きつつチュパチュパと吸っていく。
すると淡いピンク色をした乳首がプクッと盛り上がり、まさに今自分は女の乳首を吸っているのだと興奮が高まっていった。
「あんっ、あっ……やっ、やんっ……あっ……兄、ああっ……いいっ、あんっ……オッパイぃっ……やぁんっ……」
千切れんばかりに乳首を吸い上げて離すと、ポヨヨンと乳房が揺れて興奮を誘った。
同じ様に左右の乳房を交互に吸いながら、形を滅茶苦茶に歪めるほど力を込めて揉んでいく。
「あはぁっ……あっ、やんっ……いいよぉっ……やっ、兄、あふぅっ……あっ、あっ、ああんっ……」
可愛らしい声を上げて悶えるその様は、昌宏の中の雄を激しく刺激し、妹というより女として認識させた。
(こんな可愛い……いい女が……俺の妹……)
震えるほどに愛おしくてたまらない感情が込み上げてくる。
(るりかっ……るりかぁっ……るりか可愛いぞぉっ……)
このまま食べてしまいたいと思わせる欲求が押し寄せ、昌宏は妹の首筋に舌を這わすと吸い付き、可愛らしい耳を甘く噛んでいった。
耳の穴にも舌を差し込み、レロレロと蠢かす。
「あっ……ああっ……やっ、兄貴、あっ……くすぐった、やぁんっ……」
まるで幼い少女の様な声を上げて悶える妹の姿は最高だった。
続けて白い顔の中でそこだけ薄い桜色をした唇に吸い付き、舌を絡ませて口内を貪っていく。
「んっ……んんっ……んふぅっ……あっ……兄貴ぃっ……」
妹の甘えてくる声を聞きながら、昌宏は体を下半身に移動させて両脚をグイと開くと、すでに丸出し状態になっている股間に顔を近づけた。
(これが……女……)
初めて見るそこは、まるで貝の様な外観をしていてテラテラと光を放っていた。
(感じてるんだ……)
女は感じると濡れる。
妹が自分の愛撫で快感を得ているのだと思うと誇らしさが込み上げ、昌宏はそこを思いっきり舐め上げた。
「ああんっ! あっ、あはぁっ……」
途端、妹が体を仰け反らせて激しく頭を左右に振った。
その反応に驚きつつ、それだけ感じさせている事に興奮してさらに舌で強く舐めていく。
「あっ、ああっ……やっ……はぅっ……やぁんっ……」
握り締めた手を口に当て、頭をブンブンっと左右に振っては止め、すぐにまた振るのが可愛らしい。
「兄、あっ……兄貴っ、やぁっ……わたし、はぅっ……わたしぃっ……」
頭に手が置かれて股間にグイグイ押し付けられる。
妹の脚がガクガク震え、時折跳ね上がる様に動くのが面白い。
(凄い……凄いぞ……)
たまらなかった。
最高だった。
初めて女の乳房を揉みしだき、秘所を舐め、こうして喘がせ悶えさせていると、自分が何か凄い存在になったかの様な錯覚が起こってくる。
しかもこれはまだ大した事ではないのだ。
今股間で猛っている肉棒を押し込めば、もっと妹は反応するはずなのである。
その事を想像すると強烈な興奮が湧き起こり、早く入れたいという激しい欲求が押し寄せてきた。
この痛いほどに勃起している肉棒を、目の前にある穴に押し込み思いっきり動かすのだ。
それは信じられないほどの気持ち良さを与えてくれるに違いない。
(でも……いいのか……?)
頭の片隅で尋ねてくる声がする。
相手はただの女ではない。
血の繋がった妹だ。
これからも家族として付き合っていく相手なのだ。
そんな妹を、肉欲に押されるまま抱いてしまっていいのだろうか。
今ならまだ引き返せる。
肉棒さえ入れなければ無かった事にもできるだろう。
しかし入れてしまえば、体を繋げてしまえばもう引き返せない。
近親相姦の罪を背負って生きていく事になるのである。
自分にそれが耐えられるのか。
昌宏は悩んだ。
「あ……兄貴……お願い……わたしを……」
妹の悩ましい声が聞こえ、潤んだ瞳でこちらを見つめているのと目が合った。
(!……)
その表情は、昌宏の悩みを消し去るのに十分な色気と悲しみを持っており、なぜ妹とこういう状態になっているのかを思い出させてくれた。
自分が今こうしているのは、失恋したらしい妹に相手の男を忘れさせるためだった。
そのためにはその男よりも自分が激しく妹を貫き、快楽を与えなければいけない。
セックスをしなければならないのだ。
「うおぉっ!」
その思いは雄としての激しい競争心、そして独占欲に火を点け、昌宏は叫び声を上げて起き上がるとパジャマを一気に脱ぎ、そのまま肉棒を妹の膣穴に押し込んでいった。
「あぅんっ!」
「うぁっ!」
二人の声が重なり、ついに兄妹の肉体は繋がった。
(うぅ……凄い……うぉっ……凄いぃっ……)
初めて体験する膣の感触は凄まじいものがあった。
ズブリズブリと入り込んでいく肉棒は、温かくヌメヌメとした膣襞に包まれ、微妙な蠢きによって奥へ奥へと引き込まれていく。
(うぅっ……気持ち……う……気持ち良すぎるぅ……)
肉棒から伝わる快感はジワリジワリと体中に広がっていき、その耐え難い快楽に体を震わせながら、昌宏は激しい勢いで腰を動かし始めた。
「ああっ、あっ、ああんっ……はっ、あぅっ、ああっ……」
妹の可愛らしい声が聞こえ、それと共に摩擦によって発生した快感が肉棒に押し寄せてくる。
「るりか、うっ……るりかぁっ……」
信じられない気持ちの良さに妹の名を叫びながら、昌宏はぎこちないながらも激しく腰を振っていった。
「あっ、あっ、ああっ……あんっ、あんっ、ああんっ……」
その動きに合わせて妹の体が荒々しくずれ、ワイシャツの間から見える豊かな胸の膨らみがプルンプルンと揺れた。
「ああっ、あ、兄、やっ……兄貴、はぅっ……」
潤んだ瞳で妹が見上げ、しがみつく様にして抱きついてくる。
可愛らしい顔が近づき、唇に柔らかな感触があったと思うと、ニュルリと舌が入り込んできて昌宏のものと絡んだ。
「んんっ……んっ……んふぅっ……」
腰を動かしつつ、舌を激しく吸い合う。
上下の口で交わりながら、兄妹はお互いの肉を貪った。
「んぐっ……んっ……んふぅっ……兄貴……兄貴私を……私を抱き締めてっ……強くっ……強くしてっ……強く抱いてぇっ……」
「るりかぁっ……」
涙を流しながら抱きついてくる妹を、言われた通り強く抱き締め、腰の動きを早めていく。
「あんっ、ああんっ、やぁっ……そう、ああっ……そうだよ、あんっ……強くっ……もっと強くぅっ……もっと強くするのぉっ……」
頭を激しく振って悶える妹の姿に興奮を高めた昌宏は、潰してしまうのではないかと思えるほどに強く抱き締め、これでもかと腰の動きに力を入れていった。
「やっ、やぁっ、やぁんっ……兄、ああっ……兄貴、はぅっ……兄貴ぃっ……」
ブルブルと体を震わせ、妹はギュッと抱きついてくる。
背中に爪が立てられるが、それ以上の強い快感が痛みを消し去った。
「るりかぁっ……るりかぁっ……」
愛情を込めて呼びかけると、妹は潤んだ瞳を向けて肩を甘く噛んできた。
「あっ、あっ、ああんっ……好き、やっ……好きなのぉ、ああっ……兄貴大好きぃっ……」
妹が叫ぶと同時に膣内がキュッと締まり、昌宏の耐久力を奪っていく。
ガッチリと肉棒が掴まれるのと同時に、ヌメヌメとした膣襞が絡み付き、いやらしい蠢きで吸い込んできた。
「るりかっ、るりかっ、るりかぁっ!」
その強烈な信じられない気持ちの良さに、初心者の昌宏が耐えられるはずもなく、ラストスパートとばかりに腰が凄まじい早さで動いていった。
「あんっ、あんっ、ああんっ……凄いっ、凄いの、ああっ……兄貴凄いぃっ……あっ、あっ、ああっ……わたし駄目、ひゃぅっ……わたし、ああっ……わたし駄目ぇっ……はぅっ、はっ、はひゃぁっ……あぅっ、あっ、あぁあああああああああっ!」
「るりかぁっ!」
妹が絶頂を迎えた瞬間、膣内がキュウッと締まり、その刺激に耐え切れなくなった昌宏は一気に精を放った。
ドピュドピュドピュ……。
勢い良く吐き出された精液が妹の膣へと注がれていく。
「くっ……う……るり……か……」
ガクガクと体を震わせながら、昌宏は何度も何度も射精を繰り返していった。
信じられないほどの快感を感じながら、しばらく精を放ち続けた後、ようやく射精を終えた昌宏は、ガックリと力を抜いて倒れ込んだ。
ハァハァと荒い呼吸を繰り返しながら、受け止めてくれている妹の肉体を心地良く感じる。
しばらくそうしていると、己がとんでもない事をしてしまった事に気が付いた。
(俺……何てことを……兄貴なのに……るりかとしちまった……)
「るりかのため」などという言い訳を利用して、自らの欲求を発散させてしまったのだ。
(俺は……最低の兄貴だ……)
罪悪感が強く心に痛く刺さり、昌宏は慌てて上半身を起こして妹から離れようとした。
「兄貴ぃ……」
しかしそれに気づいた妹が、泣きそうな、それでいて色気のある表情を浮かべながら首を左右に振った。
(う……)
それはまるで、見ただけで石にされてしまう伝説の怪物の様に昌宏の体を縛り、動けなくしてしまった。
「……」
妹は何も言わず、ただ見つめてくる。
(るりか……)
その瞳には、今の行為をもっとして欲しいという願いが込められていた。
口に出してはいないが理解できたのだ。
目は口ほどに物を言う。
そのせつなげな瞳は、十二分に妹の意思を昌宏に伝えてきたのである。
(だけど……)
しかしもうする訳にはいかない。
すでに過ちを犯してしまったが、一度だけで済むのならその方がいいのだ。
「るりか……俺は……」
「兄貴……」
言いかけた言葉を遮る様に妹が再び呼びかけてくる。
妹は望んでいる。
もっと滅茶苦茶にして欲しいと。
別れた恋人を忘れさせるくらい激しく、思いっきり貫いて欲しいと。
快感を与えて欲しいと言っているのだ。
(駄目だ……目を見ていると……)
妹のせつなげな表情は、理性を駆逐してしまいそうなほどに淫靡であったため、昌宏は慌てて視線を下に向けた。
(ぐ……)
しかしそれは失敗だった。
目に映ったのは、乱れた服装の女体。
はだけたワイシャツから見える乳房が、先ほどまでの熱いまぐわいを思い出させる様に激しく上下している。
呼吸に合わせて乳房が浮き沈みする様は、抑えきれないほどに昌宏の欲情を高めてしまった。
「兄貴ぃ……」
三度目の呼びかけをしつつ、コクリと頷く妹の姿に昌宏の理性は消え去った。
「るりかぁっ!」
むしゃぶり付く様に乳房に吸い付き、激しく揉みながら体全体を舐め回していく。
「ああんっ……兄貴、やっ……あっ、ああっ……」
妹がクネクネと体を動かして悶える。
それがたまらない可愛らしさを感じさせ、昌宏はすでに硬く大きくなっていた肉棒を持つと、妹の膣の中へ再び押し込んでいった。
「あぅんっ!」
「うっ!」
二人の声が部屋に響く。
再び繋がった兄妹は、お互いを求める様にしっかりと抱き合うと腰を動かし出した。
「うぅ……るりか……るりかぁ……るりかぁっ!」
ジワジワと肉棒に絡んでくる膣襞に呻きながら、妹の名を何度も呼ぶ。
「兄貴っ……兄貴ぃっ……兄貴ぃっ!」
妹も同じ様に昌宏を呼び、兄妹はお互いを貪る様にして激しく肉体を絡ませた。
「あんっ、あんっ、ああんっ……兄貴いい、はぅっ……兄貴いいよぉっ……あっ、ああっ、あやぁっ……」
妹が甘く叫び、肉棒が擦れる度にたまらない快感が体中に広がっていく。
温かでヌルヌルとした感触に加え、肉棒に絡みつく膣襞がピッタリと張り付き吸引してくるのが極上だった。
(うぅっ……こんなっ……ぐっ……こんなの凄いよっ……)
二度目とはいえ、慣れることのない快楽は昌宏の理性を奪っていった。
相手は血の繋がった実の妹であり、今自分がしているのが近親相姦という許されない行為であると分かっていたが、これほどの気持ちの良さを止めることなどできる訳がなかった。
肉棒から伝わる快感、快楽に歪む可愛らしい顔、耳に響く甘い声。
それら全てがハーモニーとなり、昌宏の心と体を肉欲の獣にしていった。
「兄、ああっ……兄貴、あぅっ……兄貴っ……」
甘える様にしがみついてくる妹の姿に、庇護欲と征服欲、そして独占欲を刺激され、男としての満足の極みに昌宏は達していた。
これほど自分を頼り、甘え、気持ち良さそうにしている存在は他にないだろう。
何しろ実の妹なのだ。
幼い頃から一緒に育ち、愛情を持って接してきた相手。
赤の他人の恋人では、ここまで愛おしくは思えないに違いない。
妹であるため、妹であるからこそ感じられる想いというものがあるのだ。
「るりかっ……るりかぁっ……好きだっ……大好きだぁっ……」
「私もっ……私も好きぃっ……兄貴大好きぃっ……」
思わず発した愛の言葉に妹も答えてくる。
その効果は絶大で、「好き」と言い、言われた瞬間、昌宏の中に妹が愛おしくてたまらない想いが溢れてきた。
「うおぉっ……るりかっ……るりかぁっ……」
それまで以上に腰の動きを早め、そうする事で己の愛情を伝える事ができるかの様に肉棒を叩きつけていく。
「ああっ、あっ、あやぁんっ……兄貴凄い、あぅっ……凄いの、ああっ……兄貴凄いよぉっ……はっ、はぅっ、はやぁっ……」
狂わんばかりに頭を振り、妹が激しく悶える。
体が前後に勢い良くズレ、豊かな乳房がブルンブルンと揺れまくる。
汗で額に張り付いた髪が色気をかもし出し、少し開いた唇からは赤い舌がチロチロと蠢いているのが見えた。
「うぉっ……るりかっ……るりか可愛いっ……るりか可愛いぞぉっ……」
自分は妹を愛している。
死ぬほど愛している。
妹が好きで好きでたまらない。
そんな想いが押し寄せ、昌宏は妹のこと以外何も考えられなくなった。
「ああっ、あっ、ああんっ……兄貴、はぅっ……兄貴、ああっ……兄貴ぃっ……やっ、やぁっ、やぁんっ……」
妹が背中に手を回し、腰に脚を絡めギュッと抱きついてくる。
すると膣内がキュッキュッと締まり、強烈な快感を伝えてきた。
「ぐっ……るりか、うぅっ……俺駄目だっ……もうっ……うっ……」
「いいよ、あっ……いいの、はぅっ……出して思いっきり、ああっ……るりかの中に、るりかの中に思いっきり、あんっ……兄貴の精液、やぁっ……兄貴の精液出してぇっ……」
限界が近いことを告げると、妹は自分の中に出せと、精液を注ぎ込めと言ってきた。
それは雄の本能が歓喜する言葉であり、その事が体に作用したのか腰の動きが自然と激しくなった。
「出すっ、出すぞぉっ……俺っ、出すっ……お前の中にっ……思いっきりっ……思いっきり出すぅっ……」
「あんっ、あんっ、ああんっ……いいっ、いいっ、いいのぉっ……兄貴いいよぉっ……凄い、あっ……凄いぃ、やぁっ……凄いんだよぉっ……はっ、はぁっ、はぁんっ……やっ、やっ、やぁあああああああああんっ!」
「るりかぁっ!」
二人の叫びが重なると同時に肉棒の栓が開き、勢い良く精液が放出された。
ドピュドピュドクドクドクドク……。
今や愛おしくて仕方のない妹の膣の中に、肉棒から噴射される白い液体が止め処も無く注がれていく。
「くっ……がっ……」
射精するたびに押し寄せる快楽に、昌宏は何度も何度も頭を仰け反らせた。
「兄……はぅ……兄貴……あ……やぁ……」
体内に入り込んでくる精液を感じているのか、妹がビクビクと体を震わせながら快楽の笑みを浮かべている。
そのいやらしい表情に心臓を激しく鼓動させながら、昌宏は次々に精を放っていった。
「うぅ……う……ふぅ……」
しばらくして最後の射精を終えると、ゆっくり妹の体に倒れ込み、その柔らかな感触に心地良さを得る。
(また……しちまった……)
肉欲が去ってしまうと、途端に罪悪感が押し寄せ、昌宏は己のした事に恐怖を感じた。
実の妹と交わり、快楽を得てしまったのだ。
しかも二度も。
これはどう考えても許される行為ではない。
「兄貴……」
(う……)
しかし妹がいやらしさの中に悲しみを含んだ表情を浮かべながら呼びかけてくると、ピクリと心と体が反応してしまう。
また抱けるのだと、妹のこの気持ちのいい肉体を貪れるのだと、歓喜に震えてしまうのだ。
「るりか……俺は……」
僅かに残った理性が「もう止めろ」と必死に言ってくる。
「兄貴……」
しかしそれも、妹のすがり付く様な泣きそうな顔を見た瞬間消え去った。
妹の表情が、兄を頼ってくるその表情が免罪符となってしまうのだ。
たとえ許されぬ行為であったとしても、その事で妹が救われるのなら兄としてするべきだ、いやしなければならない、といった使命感にすり替わってしまうのである。
無論それはただの言い訳、理性を騙すための方便でしかない。
だがすでに昌宏は妹の気持ちのいい肉体の虜となってしまっていた。
もう抱かずにはいられない。
妹の肉体を味あわずには我慢できないのだ。
「るりか……」
その魅力的な体をギュッと抱き締めると、体の奥底からジワリジワリと肉欲が湧き起こり、肉棒を硬く大きくしていく。
覚えてしまった禁断の肉の味は、もはや忘れる事のできない淫靡な甘さを持っていた。
「兄貴ぃ……」
可愛らしい妹の声に、昌宏の情欲は激しく燃え上がった。
「るりかぁっ!」
再び肉棒を妹の膣に押し込み、獣の様に腰を動かし始める。
「ああっ……兄貴、いいよぉっ……」
どこか暗い影を感じさせながらも、嬉しそうな表情を浮かべ、妹は兄の体を抱き締めた。
その暗さに気が付きつつ、今己がしている行為によってそれが無くなるのならと、昌宏は必死に腰を振っていった。
「兄貴……大好きぃ……」
妹の腕と脚が絡みつき、二人の体は一つとなった。
兄妹はまるでそうする事が悲しみを消せるのだと言わんばかりにお互いの肉体を貪り合い、許されぬ交わりをいつまでも続けていくのだった。
了
「センチらしさ」とは何か?
……ということをふと思った。
「おはようございます」
時間はすでに午後一時になるところだが、この業界では一日中どの時間でもあいさつはこれひとつだけ。今日はお酒のコマーシャル撮影。CMの仕事は久しぶりなので、明日香は少し緊張している。
マネージャーは控え室まで送ってくると「会議がある」といって事務所に戻っていってしまった。今回の監督である田崎竜也は、前に「マイフェアレディコンテスト」で世話になったということも手伝って、マネージャーが不在でも特別な心配はないだろうと明日香は思った。
しばらくするとノックの音がしてスタイリストが衣装を持って入ってきた。明日香はあいさつをして席を立つ。衣装を確認していると黒くて小さい下着が目にとまった。手に取り、広げてみるとそれはなぜかTバックだった。
下着の指定は別段不思議ではない。衣装のスカートは丈が長く、体にタイトなものではないから、体のラインは気にならないはずだ。
明日香は小首を傾げた。
Tバックは動いているうちに食い込んでいってしまうのであまり好きではない。
上は肩紐になっている紺色のキャミソールで、ブラは上着から透けてもいいように黒で肩紐がない。こちらは疑問に思うほどのものではなかった。
「仕方ないか‥‥」
明日香は口の中でそうつぶやくと、いそいそと着替えに入った。
撮影がはじまった。
白い背景と白い床、そして白い冷蔵庫が置かれた中に、黒い目の衣装の明日香が映えるという感じで、至ってシンプルなもの。お風呂上りにお酒をロックで、というこれまたシンプルなシチュエーションだ。
絵コンテによると、床に置かれたグラスに、四つん這いになった明日香が近づいたり、そのグラスを持って覗き込み、ちびりと一口やるというようなもので、あとは明日香のキャラクタに追うところが大きい。
まずは一口飲んで決めゼリフをいうシーンから撮影に入った。
明日香は指示された演出どおりリハーサルをこなす。何個もの熱いライトに照らし出されるのと、一度は少しずつの量でもやはりアルコールを体内に入れることにより、頬が紅潮し、ポゥとピンク色に仄かに色づく。
通常なら本物のアルコールは使わないが、こういった演出も含み、今回は商品そのものを使用している。もちろん明日香も了解済みだったし、この撮影の後に他の仕事は入っていない。
「ん、やっぱこれだな」
用意されたセリフだったが、明日香はこのお酒が好きだった。
このシーンの本番を取り終える頃には、ほどよく気持ちよくなってしまう程度に飲んでしまい、体が熱くなっていた。しかしあの黒い下着があたる部分、特に胸の先と股の部分が、ひときわジンジンと痺れているような感覚に妙な胸騒ぎを覚えた。
(どうしたんだろ? これくらいのお酒じゃいつもどってことないのに‥‥。それとも‥‥最近、シテないからかな‥‥)
休憩中の明日香は、ふとそんな考えを巡らせていた。
今年で23才になる明日香はオンナとして脂の乗りはじめた歳であると言える。
どちらかというとひとりで楽しみを見つけるタイプの彼女は、それほど写真週刊誌を賑わせることもなかったし、もちろん、知られざる男性関係があったにしろ、乱れた関係までいくことは少ないと言えた。
(彼氏、欲しいな‥‥)
本人は気づかずとも、やはり体を持て余し気味なのだろう。少し鈍った光を宿した瞳で田崎を追っていた。
(結構気になるんダナ、田崎さんのこと)
知らず知らずに田崎の方を見つめている。世間一般に言う格好良さはないが実直でスマートな印象を持っており、明日香はかなり好意的に感じていた。
そんなことを思っていると組んだ脚の奥の方が一層熱くなったように感じて明日香は焦った。
(やばっ‥‥。なんか今日はおかしい。体が感じやすくなってるみたい)
「明日香さん、次のシーン、よろしくお願いしまーす」
ADのかける声にビクッとなった明日香は、少しかすれた声で返事をすると、組まれたセットに再び入っていった。
次の撮影は、床に置かれたグラスに四つん這いになって近づいていくというシーンである。
普段の明日香は仕事に対して真っ直ぐで、気になったことは質問するし、ちがうと思えば意見も出す。
このシーンにTバックでは、まず間違いなく食い込んでしまうから、理由は誤魔化すにしろ、下着を替えてもらうなど意見を言うのだろうが、今日は何かがちがっていた。頭の中にピンクの靄がかかってしまったようで、そんなことを考える余裕すらない。
リハーサルを重ねる。
お尻を高い位置にキープし、床にあるグラスに這って近づくということは、お尻は少し横に揺れることになる。その揺れを繰り返すたびに、少しずつパンティが明日香の割れ目に食い込んでいった。
(やだ‥‥ぴっちりハマっちゃってる‥‥)
動くたびに明日香は快感を高ぶらせる。このころにはもう、ブラの中では乳首がこすれてしまうほど力を漲らせていた。
(ああ‥‥ん、どうしよう。撮影中なのに‥‥)
「本番、いきまーす!」
(もぅ、本番だなんて‥‥)
ADの声に過剰に反応してしまうほど倒錯的な感覚に取り付かれてしまっていた。
単純に這っていくだけなのに、腰の動きがイヤラシイんじゃないかとか、感じているのがばれてしまわないか、といった気持ちが芽生えてしまい、それがまた明日香の淫らな気持ちを燃え上がらせた。
しかし明日香は高いプロ意識をもっているため、辛うじてその撮影を無難にこなしてはいる。
テイク5でようやくOKが出た。その頃には太腿のあたりまで秘蜜が垂れてきていることに明日香はとまどっていた。
そんな明日香の様子にほくそ笑む男がいた。
監督の田崎である。彼は筋金入りの明日香ファンだ。
五年以上も前、素人発掘オーディションコーナーのあった番組で、明日香がエントリーしていた頃から目をつけていた。
明日香に逢いたくて、明日香を撮ってみたくてこの企画を立てた執念の男なのである。もちろん執念だけではどうにもならないこともあるから、それなりの才能も運もあったことは確かだろう。
そんな男が前回のコマーシャル撮影でようやくチャンスを手に入れ、しかも少なからず、好意を持ってもらっていることも感じていた。そして今日、明日香を我が物にせんと一計を巡らせたのである。
(効くだろうな、アノ媚薬つきの下着‥‥)
田崎は明日香の下着の部分部分に、あろうことか媚薬を湿らせていたのである。もちろん、効果については一昨日にリサーチ済みだった。
(早めに試しておくべきだったな。まだ疲れが‥‥)
試された女性には相当な効果があったのか、かなり激しく火がついてしまったようで、朝までキッチリと相手を務めさせられた。
(まあいい。お陰でいろいろとやりやすくなったから、結果オーライ、だな)
その女性というのは、明日香の控え室に衣装を運び込んだスタイリストである。お陰で、下着を用意し、媚薬を染み込ませ、運びこむ、という手筈も無難に乗り越えた。
(さぁて、次の一手、と)
「はい、みなさん、おつかれさまー。明日は別のパターンをとるのでよろしく。じゃあまた明日」
田崎は大きく声をかけると、スタッフは勝手知ったるもので、一斉にそそくさと身支度をはじめた。つまり暗に「はやくかえれ」という合図だった。普段田崎は滅多に声をかけない。
「明日香ちゃんはお疲れのところ悪いけど、ちょっとミーティングしたいんでよろしく」
明日香も早く控え室に戻って、火照った体を冷ましたいところだったが、田崎の一言でやむなくセットの脇にあるイスに腰掛けた。しかし濡れてしまっていることに気づき、すぐに立ち上がり、そのまま田崎が来るのを待っていた。
「悪かったね、疲れたでしょ?」
田崎の声が、ふたりっきりになったスタジオに妙に響き渡る。
「あ、いえ、とんでもないです」
「実はさ、さっき撮ったパターンの30秒バージョンに、ひとつカットを足してみたいんだ」
CMというのは15秒バージョンや30秒、長いものになると60秒のものもある。つまり今日の撮影分で15秒と30秒の二通りをつくる予定だったが、その30秒の方に、ちがうカットを入れてみたいというものだった。
「あ、構いませんけど、みなさんを帰してしまってよかったんですか?」
「あ、ああ。カメラなら昔まわしてたし、固定で撮れるから問題ないよ。明日香はこのあと大丈夫?」
明日香は突然呼び捨てにされてドキッとしたが悪い気はしなかった。むしろ呼び捨てにされて、心の距離が縮まったように思えた。
「このあとは仕事入ってないのでOKですよ。わたしも久しぶりのCMなんで、いいものつくりたいし」
「じゃ話は決まった。そのカットというのはね、指で軽くステアして口に含むっていう感じの何だけど、大丈夫かな?」
「はい、えっとじゃあやってみますか?」
「OK。明日香の思うように動いてみてよ」
「はい」
「ところでさ、なんか体だるそうじゃない? 涙目だし。ホントに大丈夫?」
明日香は感じてしまって火照っている体を見透かされてしまったようで内心びくついたが、わかるはずもないと気持ちを取り直し「大丈夫です」と答えた。
「うーん、それでもいいんだけど、もっとアダルトにっていうかさ」
結局四つん這いになるスタイルで、床に置いたグラスを指でステアし、その指を口に含むというシーンを撮ることになった。明日香は普段のキャラクタを活かし、キュートに見えるように工夫していたが、田崎のOKはなかなかでない。
さっきまでの這う動作に比べたら動きは少ないが、一旦潤みかけ、感じはじめていた明日香にとって、お尻を突き上げる姿勢をキープすることはかなりツライ。
Tバックがよれてじわじわと割れ目を侵食してくる鈍い刺激が、かえって甘美な感覚を体の奥に呼び覚ます。それ加えて、これは明日香の知らないところではあるが、パンティが湿ったせいで、染み込ませていた媚薬が活性化したことも大きな要因だろう。
何度もリハーサルを重ねるうちに、せっかく小さくなった欲望の火が、またメラメラと燃えてきてしまうようで明日香は怖かった。
「ね、明日香、ホントに調子悪くない? 何か息あがってるみたいだけど」
気づかないうちに呼吸が激しくなっており、抑えようとすると吐息のような声が出てしまっていた。
「い、いえ‥‥体調は問題ないんですけど‥‥」
「そう? ならいいんだけど。でね、指でステアするときに少しお尻をくねらせて欲しいんだけど。できる?」
「え‥‥と、なんかエッチっぽいですね」
「うーん、そうなんだけど、顔のアップでいくからさ、お尻のあたりはピンがとぶからわかんないとは思うんだ。でも全体の雰囲気でそういうのが欲しいんだよね」
「あ‥‥はい。こんな感じですか?」
普段なら撥ね付けてしまうような要求なのだが、知らず知らず刺激を欲しがっていた明日香は、田崎の提案を幸いに興奮を体の奥に送った。Tバックがよれてキュッと食い込む。
「あ‥‥ん‥」
明日香の思考能力は完全に低下していて限りなくゼロに近かった。田崎は明日香の喘ぎ声を聞き逃さなかったが、聞こえていないふりをした。
「うん、いい感じだね。もう一回やってみて」
田崎はそういうと、カメラをのぞきこんだ。
明日香はもう一度お尻をふった。傍目に見たらいやらしい腰つきだったが、そんなことはもうどうでもよくなっていた。
「もう一回」
明日香は田崎の言葉に操られるようにまた腰を振る。今度は横だけでなく、少し前後にも動いた。おかげで更にぎゅっとパンティが食い込んで、その勢いでつぅぅっと一筋、内腿を濡らす。花弁はすでにはみ出していることだろう。
「うぅん‥」
明日香はファインダー越しの視線を感じていた。それは田崎ひとりのものではなく、このコマーシャルをみるであろう何千万という数の男の目に視姦されているところを想像してしまっていた。
「なんかちがうなぁ‥。後ろからチェックするよ」
田崎はそういうと明日香の背後に回り込む。そして股間をのぞきこむと、スカートにあたるその部分は、濡れて少し変色しているように見えた。
「(スカートの中はもう洪水だろうな)さ、もう一回」
「はぁ‥‥はぁ‥‥。は‥い」
明日香の途切れ途切れの呼吸はどう聞いてももう喘ぎ声になっていた。ブラの中でもピンとはってきた乳首がいい具合にこすれている。
(ああ‥‥思いっきりさわりたい。このままじゃどうにかなっちゃうよ‥‥)
「明日香、直接演技指導するよ」
明日香の心中を察してか田崎はそういうと、返事を待たずにお尻に両手を優しく添える。
「あン」
体中が敏感になっている明日香はそれだけで艶めかしい声を上げた。
(こ、これが憧れていた明日香ちゃんのお尻かぁ‥‥)
田崎は妙に感動しながら、それでもできるだけ冷静を装い動きを指導する。
「いいかい、こういう感じでねっとりとお尻を‥‥」
田崎は明日香のお尻に添えた手で、そこにゆっくりと円を描くように、特に下から上へは力を込めて二、三度さする。
「あ‥、あ‥、はい‥、んんん」
明日香はうっすらと目を伏せ、田崎の愛撫、いや演技指導に集中する。
「こうっ。こうだよ。ね、わかるかな」
田崎の両の親指はさりげなく確実に明日香の際どいところへ近づき、すでにねっとりと濡れそぼっているであろう部分を左右に開くように撫でさする。田崎の親指は、染み出した明日香の淫らな潤みを感じ取っていた。
(あ、もう少しで‥‥。田崎さんになら‥‥わたし‥‥)
「そうそう、もっとお尻を高くつきあげて」
名残惜しかったが田崎はさっと手を離した。もっと、じっくりと明日香を楽しむつもりなのだ。
「あ‥‥ふぅ‥」
もっとさわって欲しい、当然そこに刺激をくれるだろう、と思っていた明日香は、溜息まじりの吐息をついた。
「OK、いいよ。じゃあ次はステアして指を舐めるところ」
田崎は明日香の気持ちを知ってか知らずか、元の位置に戻ってカメラを覗き込む。
明日香は指導されたようにお尻を振りながらグラスを指でステアする。火照った体に、指先だけとはいえカランカランと音をたてる氷の冷たさが心地よい。
「いいよ〜。じゃあその指を舐めてみようか」
明日香は濡れた指先を口元に持っていく。
(あぁ‥‥この指で思いっきりさわってしまえたら‥‥)
だんだんと快感に絶えられなくなってきた明日香は、時折自分で慰めるときのように、すでに濡れている指先に自分の舌でさらに濡れさせる。ほとんど無意識の為せる技だ。
口に含み、舌を絡ませながらゆっくりと出し入れする。明日香はギリギリのところで戦っていた。快感を求めたい気持ちと、演技を続けなければと言うプロ意識のせめぎ合いを、田崎は興奮した目で見つめ、声をかけることさえ忘れている。
(これでいいんだ。これで計画通り、明日香を手に入れられる)
ふと我に返った田崎は明日香に近づいていくと支えるように体を起こしてやる。何が起こったか、焦れるような緩やかな快感の波の中にいた明日香はきょとんとした表情を見せる。二人は膝立ちしたままで見つめ合う。
「好きだ」
田崎はそれだけを告げると、明日香の開きかかった唇に自らの唇を重ねていく。
はじめは軽く。
少し離し、もう一度見つめあうと、今度は激しくお互いの唇を、舌を、貪るような口づけを交わす。
(田崎さん‥‥。わたしも‥‥好き)
田崎の差し込まれた舌に応えることで、明日香はその気持ちを伝えていた。
(明日香のつば、甘くておいしい。こんなのはじめてだ)
(こんなに情熱的なキス、はじめて。これだけでイッちゃいそうになるくらい)
唇と舌による長い長い交歓が終わると、お互いの唇の間に粘ついた糸がかかっていた。眩しい照明に照らされてキラキラと光っている。
田崎はすっくと立ち上がると、明日香の目の前でズボンを下ろし、勢い、パンツも脱ぎ捨てた。昨晩の乱交が祟ってかソレはだらりと垂れていたが、念願果たせるとあってか、芯は入りかかっていて、長さで興奮を表している。
明日香は目をそらさなかった。心の奥底でそれを欲しているのを自覚していたからだ。それどころか早くチカラを与えて、自分の中に迎え入れたいとさえ思っていた。
田崎は床にあるグラスをとると、下を向いているソレをグラスに入れる。
「つぅぅ」
さすがにくびれの部分までしか入らなかったが、氷の冷たさとアルコールの鋭さをソレに感じるのははじめてのことだ。明日香はしゃがんだまま見ている。
「明日香、舐めて」
田崎はソレを取り出すと、ぐいっと腰を突き出した。明日香は潤んだ瞳で田崎を見上げてからふっと目を伏せ、手を床についたまま舌で先の部分をちろりと舐めあげた。
「うっ」
田崎は思わず声をあげてしまった。
明日香はその呻き声を聞くと、両手で根元を抑えるようにしてソレを自分に向かせる。そして一度音を立ててキスをすると、口を開け、舌の上にソレを載せるようにしてくびれまで唇をかぶせる。
(田崎さんの、スゴク熱い‥‥)
明日香は襟のようになっている裏の部分に、つぱを塗り込めるように舌先だけを動かす。小さくピチピチと若魚が跳ねるような音がこぼれる。
(明日香にこんなことしてもらってるなんて‥‥感激だ)
明日香の微妙な舌使いで田崎はみるみるチカラがみなぎり、少しの隙間もないくらいピッチリと口にはまり込んだ。明日香は抑えていた両手を左右の腰の方へずらしていくと、ソレを徐々に呑み込んでいく。
(んん‥‥硬くなってきた)
舌先をウラスジにあて、そこをレールのようにして出し入れを繰り返す。時折首を傾げ与える刺激に変化をつけると、田崎のソレはパンパンに膨れ上がった。
(おお‥‥これは、た、たまらん)
「明日香‥‥すごくイイよ。もうびんびんだ」
喉の奥にあたり出して苦しくなり、明日香はソレから口を離す。
「ホントに? 気持ちいいの? 田崎さん」
「ああ、とってもイイよ」
明日香は疼きっぱなしの体を持て余していたが、田崎に快感を与えることで気を紛らしていた。そして左手で鎌首を持ち、田崎のお腹に軽く押さえつけると、露わになったウラスジに下から上へと舌を這わせる。そのときに左手の親指の部分でくりくりと動かすことを忘れない。
「うっ、いいよ、明日香。明日香ももうぐちょぐちょなんでしょ? 知ってるよ。さわりたくて仕方ないんじゃない?」
田崎は体を少し右に傾けると、キャミソールの上から明日香の胸をさする。
「ああっ!」
明日香の体がビクンと跳ねた。田崎はそのまま二三度服の上で手を遊ばせると、胸元からいきなりブラの中に手を潜らせた。
「ね、もうこんなに」
田崎はすでに大きくなっている明日香の乳首を手のひらでこねる。
明日香は唐突な刺激に耐えかねて、田崎のソレから口を離す。
「はぁ‥‥はぁ‥‥。そ、そうなの。この衣装に着替えたときから、はぁ‥っふぅっ、なんだか体が熱くて‥‥」
明日香は田崎に倒れこむようにして、胸から伝わってくる刺激に身を委ねている。そして時々思い出したように、そこここを舌で愛撫する。
「知ってるよ。だってそれ、ボクが仕掛けたことなんだ。明日香とこうなりたくって」
「え?」
「さっきも明日香のお尻をさわったとき、ぐちょぐちょに濡れてるのがよくわかったよ」
「ど、どういうこと?」
ひとつ前の田崎の言葉にようやく反応できた明日香は、至極当然の疑問を口にした。田崎は明日香の胸から手を離さず続ける。
「だから、明日香とこうなりたくってボクがやった。明日香のつける下着に媚薬を塗ったんだ」
「‥‥どしてそんなこと」
田崎はしゃがみこむと明日香の唇を奪った。
「何度も言わせないで。明日香とこういうことしたかったんだ。イヤだった?」
ジッと明日香の目を射るようにのぞきこむ。
しばしの静寂。
明日香は少し顔を伏せると、首を左右に軽く振った。
明日香は一応意思表示しながらも、軽く混乱していた。
ある意味卑怯な方法で体を奪われようとしているのだが、明日香は田崎に対して悪い印象を持てないのだ。それどころかこんな手口を使ってまでも、自分とひとつになりたいという気持ちを伝えてくれた田崎を、愛しいとさえ感じている。その感情が混乱の原因だ。
田崎は明日香の顔をじっと見ていた。そうしながらまた胸元に手を差し込み、胸の感触を楽しんでいる。明日香の鈍い思考は中断され、また快感に支配され始めた。
「あ‥ん‥‥」
明日香は田崎の目の前で喘ぐことに恥ずかしくなって軽く目を閉じた。田崎はもう片方の手で明日香の肩を抱くと上体を起こす。そして胸を弄んでいた手も抜き取ると、明日香の両肩にかかっているキャミソールの肩紐を、ゆっくりとずらしていく。
明日香は体をビクンとさせ、かすかな抵抗なのか両手を胸のところで組んだ。
「明日香‥‥。ボクに見せて‥‥」
田崎は肩紐を完全にはずしてしまうと、明日香の耳元でそう囁く。そして耳に軽くキス。明日香はその感触に過剰なほどに体を揺らせると、覚悟を決めたように両手を下ろした。
「ふぅ‥。すごく綺麗だよ、明日香」
田崎は、小ぶりだが形のよい胸を目の当たりにして、我が身の幸福に感謝した。それに乳首の色も、明日香の年齢から考えても当然綺麗だと思えた。
(び、美乳だ。こんなに素敵なおっぱいだったのか‥‥)
明日香は自分の胸に、田崎の熱い視線を感じていた。
(田崎さん‥‥早くさわって‥‥さわって欲しいの‥‥)
「は、恥ずかしいから‥‥、そんなに見ないで‥‥」
「恥ずかしがることないさ、こんなに綺麗なのに」
田崎はそう言うと、明日香の両胸に下から手を添えた。
「すべすべで気持ちいいよ、明日香」
「ああぁ‥‥」
田崎は乳首に触れないように注意しながら、明日香の乳房の形と感触を慈しむように揉みあげる。
「ん‥はぁ‥‥っ‥‥くぅ‥ん」
明日香の口からは喘ぐ音しか洩れてこない。
(ね、田崎さん‥‥、じらさないで‥‥)
明日香の思いが通じたのか、田崎は目の前で揺れているツボミを舌先でチロッと持ち上げた。
「きゃっ」
明日香は突き抜けた快感に軽く悲鳴をあげた。
田崎は手の愛撫を続けながら、両方のツボミを交互に口に含む。そして口から離れる瞬間、唇で強く挟みひっぱる。
(あ、うぅん。そ、それ、気持ちいいよぉ)
明日香は自分の胸元で愛撫を繰り返す田崎の頭を、両腕で優しく抱きしめた。
(もっと‥‥もっと気持ちよくして‥‥)
「明日香、どうして欲しい? どうなりたい?」
田崎が明日香のツボミから口を離すとそう問いかけた。ツボミは田崎によって、朝露をかぶったようにキラキラと光っている。
「そ、そんなこと‥‥、い、言えないよ‥‥」
「ちゃんと言わないとやめちゃうよ。それでもいいの?」
(やめないで。ひとりでしたって‥‥、そんなんじゃもう‥‥。田崎さんのが欲しい‥‥。田崎さんにもっと感じさせて欲しい)
明日香はそう思っていたがとても口に出せるものではない。今までそんな言葉を発したことさえなかった。
「ほら、これが欲しいんでしょ?」
田崎は明日香の右手を掴むと、自分のモノをさわらせた。
「あっ」
明日香はその感触にためらいながらも、無意識のうちにさすっていた。
「ほら、体が欲しがってる証拠に、こんなにイヤらしい手つきで撫でまわしてるじゃない」
「だ、だって‥‥」
「だってじゃなくって、ほら、ボクにいうことあるでしょ?」
明日香の手のひらを田崎の先走りが濡らした。明日香が手を動かすたびに淫らな糸を引いている。
田崎は明日香を軽く抱き寄せた。そして左腕で背中をささえ、もう一方の手を下におろし、明日香の太腿を撫ぜた。右手は膝の裏辺りからお尻の方まで行動範囲を広げたが、決して明日香の中心まではいかない。
自然、明日香の息は上がり、快楽を求める体は勝手にむずむずと腰を動した。その間も明日香の右手は休むことを知らず、それどころか手のひらに載せるようにしっかり握り、前後に動かしていた。
田崎は明日香の耳元に口を寄せる。
「頑固だね、明日香‥‥。体はこんなに求めているのに。うっ、そう、気持ちいいよ。明日香だって、もっといろんなこと、シテ欲しいでしょ?」
明日香の手からはにちょにちょという音が立ち始めていた。田崎からは先走った感激が順調に溢れている。
(男の人もこんなに濡れるんだ‥‥。すごい‥‥)
田崎は手を明日香の胸においた。そしてツボミをつねるようにひねる。
「‥ィタッ」
明日香は言葉ほどは痛がっていなかった。それどころか腰の奥の方がじわっと反応した。
「明日香‥‥もっと感じたいんでしょ? 恥ずかしくて言えないの?」
明日香は田崎の肩の辺りでこくりとうなづいた。もっと感じたいし、それを言葉にすることは恥ずかしかった。つまりどちらの質問も答えはイエス。
田崎は明日香の手の愛撫を受けながら、再び明日香の太腿を撫ででいた。
「そう‥。じゃあボクの言うことを繰り返して。それで許してあげるから」
明日香は田崎の肩にキスするように、もう一度うなづいた。
田崎は猛っていた。
早く明日香とひとつになりたいと思っていたが、反面、もっと焦らして、焦らして、今以上にイヤらしく乱れた明日香を見たいという気持ちもあった。
「じゃあ、こう言うんだよ。明日香のぐちょぐちょになったアソコをさわってください。って」
明日香は田崎の肩口でイヤイヤをするように首を振った。
(そんなこと、恥ずかしいよ‥‥。でも‥‥)
「言えないの? じゃあこのままでいいのかな?」
田崎は当然このまま終わるつもりはない。早く明日香の濡れた花弁を見てみたい。ここまできたら抵抗しないだろうが、どうしても言わせてみたかった。あの声でイヤらしい言葉を聞いてみたい。
「ほら、明日香」
太腿をさすっていた田崎の手がTバックの縁をなぞる。明日香はくすぐったさ半分、快感半分だったが、内股の切れ込みまでくると、反射的に腰を引いてしまった。
「あ‥‥、んやっ」
「逃げないで。もっと感じたいんでしょ?」
田崎はどこまでもいじわるだと明日香は思う。でも田崎の言うことはあたっている。もっとさわって欲しい。明日香は引き気味の腰を元の位置に戻した。
「そうそう、それでいいよ」
田崎の指は丁寧に下着のラインをトレースしている。明日香の吐息が田崎の耳をくすぐった。
(あ、んん‥‥。これ以上焦らされたら‥‥。は、早く、田崎さん)
明日香の体は田崎の指を追って淫らにくねる。早く核心に触れて欲しいと。
「さわって欲しいんだネ、明日香。ヤらしく体が動いて‥‥」
明日香は返事の代わりに田崎の肩をギュッと掴んだ。ふたりの距離は自然と縮まり、伸びきった明日香の胸のツボミが田崎の胸板に押し付けられる。
「でもね、ちゃんと言わなくちゃダメだよ」
田崎は我慢強く、暗示にかけるように繰り返し諭す。そして人差し指と薬指とで明日香のアソコを跨ぐように、内股の付け根で前後に往復させる。
「ひゃっ‥‥ん」
(もう‥‥オカシクナッチャウ)
時折何かの加減で、中指が濡れた入り口を軽く叩くあたりがなんともモドカシイ。明日香の呼吸は一層激しくなり嗚咽が洩れる。
「はぁ‥‥はぁ‥ん、くぅぅ」
明日香の腰が少し低くなり、中指のあたりを欲しがる。乳首同士が微妙に擦れて田崎もたまらなくなる。
「あ、ん‥‥、もう‥ダメ‥‥。これ以上は‥‥。ね、田崎さん。さわって。早くわたしに‥、さわって、オネガイ」
焦らされる愛撫に耐え切れなくなった明日香はとうとう欲求を口にした。
「やっと言えたね、明日香」
田崎はそう言い放つのとほぼ同時に、パンティのフロントから手を差し入れた。
「あ!」
田崎の手は、盛り上がった柔らかい草むらを感じながら、素早く進入していく。そして明日香の大事な部分を手のひらで捉えた。
(あ、やっとさわってもらる‥‥。ウレシイ‥‥)
「ン、ふぅ〜」
そこはとても熱く、まとわりつく液体が支配していた。
田崎は喰い込んでしまっているTバックを丁寧に剥がすように更に深く突き進んでいく。
「もうグッショリだね」
「う、うん。ハヤクさわって欲しかったの、とっても」
明日香は自分の気持ちを正直に口に出していた。とても小さい声ではあったが、ハジメテの経験だった。セックス中に会話をすることなど思いもよらず、しかし口に出してみることで感じるカンカクがあることを知りはじめていた。
「そう。じゃあ‥‥」
田崎は、中指で花弁の中央の割れ目を慎重に確め、隣の二本の指で両方の花弁を優しく挟む。
「ゃん‥」
そして三本の指をできるだけ不規則に動かす。
──ねちゅっぬちゅっ
「ぃゃぁ‥‥」
明日香は自らの発した音に、吐息交じりで気持ちをあらわした。
「スゴイよ、明日香。とても熱くてぽってりしてて、ビラビラが絡みつくみたいだ」
「そ、そんな‥‥、あ‥んんっ」
明日香と田崎は、相手の熱をみるときのように額をつきあわせている。
「ね、明日香。ボクのもさわってくれるかな」
「う、うん」
明日香はさっきまでそうしていたように、熱く猛ったソレに下から手のひらを添える。そして先走りを感じながら、それを全体に塗りこめるように動かす。
「明日香‥。気持ちいいよ」
「‥‥田崎さん、わたしも‥‥イイの、とっても」
「ね、しごいて」
「うん」
田崎の指に気を取られながらも明日香は確実に刺激を送る。先走りのおかげで滑らかに動く。
田崎はトロトロに濡れた三本の指を想像しながら、中指を第二関節から曲げ天を向かせた。その先には明日香の開きかかった入り口がある。
「あアっ!」
入った。
明日香は少し仰け反る。
田崎は中に入ったのを確認すると、ゆっくりと指を奥に伸ばしていく。
「あぁ‥‥ん、ンん‥‥や‥‥ん」
「入ったよ、明日香」
「‥‥ん、入っ‥‥て‥る」
状況を口に出すことで更に感度が上がる。疑いようのない事実を明日香は掴んでいた。
──じゅぽっぬちゅっ
田崎は指で「の」を書くように動かす。入り口が開くため時々空気混じりになり、さっきよりも激しい淫音がスタジオ内に響き渡る。
「あ‥‥ん、ぃ、ぃい‥‥」
「どんどん溢れてくるよ。指がふやけちゃいそうだ」
明日香の顔をのぞきこむように田崎が言う。
「ん、ん、ゃだ‥‥。そんなふうに言わないでェ‥‥あぁぁ」
「ほ、ほら、明日香も動かして」
明日香もできるならそうしたいのだが、感じすぎてしまってドウニモナラナイ。握った手よりも腰の方が活発だ。
「感じてる顔もとってもカワイイよ」
田崎はそういうと指の動きを止め、明日香の震える瞼に口づける。
そして唇は頬を伝い、明日香の唇を甘噛みしながら一巡りする。
「ん、はぁ‥」
明日香の口から赤く濡れた舌があらわれると、田崎のそれと絡み合い、ぴちゃぴちゃと音をたてながら濃厚なキスが飽くことなく続く。
明日香の手が優しくしごきはじめると、田崎は薬指も明日香の中に収めた。
「ん、あぁっ」
お互いの唇と舌はねっとりと絡み合い、舐め合い、吸い合い、境界がわからなくなるくらいだ。
田崎は明日香の唾液を吸い取りつつ、激しく中を掻き混ぜる。指を伝い、手の平にまで熱いぬめりが感じ取れた。
「明日香のジュース、手の平にまで垂れてきてるよ」
「はっ‥ぅんん‥。き、気持ちイイの‥‥。あっ‥‥ん、田崎さん」
明日香は田崎の指の動きにタイミングを合わせるようにして、田崎をキュッキュッとしごきあげる。そうすることで既に田崎を受け入れているかのような錯覚を起こさせ、自らの快感を高めているかのようだ。
貪るようなキス、指で味わう田崎、しごきたてる明日香。淫らな音の三重奏。
(ほ、欲しいの‥‥。ナカに‥‥これが‥‥)
「あっ、明日香‥。そんなに激しくしたら‥‥」
さすがの田崎もこれだけの快感を与えられ、憧れの人の淫らな姿を見せられたら堪らない。田崎は逆襲とばかりに、草むらの中の突起を親指が探り当てる。
「あン、ダメ。そこは‥‥」
「ここ? これだね、明日香のクリちゃんは」
思ったより小さかったが、それでもしっかりとその存在をアピールしている。田崎は指にジュースをまぶしてから、再びそこを捉えると、ピストンしながら優しく弾く。
明日香の様子が一変した。
「あっ、やっ、い‥‥ちゃう‥‥よぉ‥‥」
「いいよ、イッテも。今まで我慢してたんでしょ?」
明日香は驚くような力で田崎の腕を掴む。爪の痛さが田崎を煽る。
「で、でも‥‥。あ、ホントに、あ、あああ」
「ほら、イッチャいな。明日香。イクとこ、見せて」
明日香の股間はズヂョズヂョと音をたて、田崎の激しさがよくわかる。明日香の腰もイヤらしく前後に揺れている。
「あ、は、そんなこと、だ、ダメなのにィ‥‥。あっ、あっ、も、もぅ、だめェ‥‥。はあああぁぁん、ぃっくぅ‥‥」
田崎の腕の中には、達してビクついている明日香がしっかりと抱かれていた。
(明日香ってイキ顔もカワイイ‥‥)
明日香の揺れる髪を見下ろしていると、田崎自身がビクンと反応した。
(ゆ、指だけでこんなにイイなんて‥‥)
明日香は田崎の胸で呼吸を整えている。まだ体の震えが止まらない。膝立ちしているため、そこが擦れて少し痛むがそんなことは気にならなかった。
田崎の指はまだ明日香に入ったままだった。しかし明日香を気遣っているのか何もしてこない。
(やっぱりこの人、基本的には優しいんだ‥‥。悪くなりきれないのね‥‥)
呼吸が整ってくると、今自分が置かれている状況が酷く恥ずかしく思える。それでもなぜだか心地良い。
うっすらと目を開ける。
明日香の視線の先には、まるでローションを塗りたくったかのようにてらてら光る田崎があった。
明日香は田崎の胸から額を外す。
「‥ごめんなさい、田崎さん。わたしだけ‥その‥先に‥‥」
先にイッてしまったことを詫びる明日香の瞳を見つめつつ、田崎は指を静かに抜く。体が少し揺れ、吐息が洩れる。
田崎はすっかりと濡れてしまった指を、明日香と自分の視線の間に持ってきた。それはヌラヌラと妖しく光っている。
「まだしたい、よね?」
田崎の濡れた指を両手で握り締め、明日香は頷く。
「ね、ちゃんと言って」
「‥シタイ‥‥。田崎さんに‥‥イカセテ欲シイ‥‥」
はっきり言葉にして言うと、体中が、心までもが早くそうしたいと願っているかのように意思統一されるようだ。明日香がハジメテ覚えた、新しいセックスの楽しみ方、そして悦び。
「今イカセテあげたじゃない?」
田崎は明日香の手をほどきながら意地悪くそういった。
「そ、そうじゃなくて‥‥えっと‥‥イレテ‥‥」
「入れてたじゃない」
田崎は明日香が握ったせいで、中途半端に濡れ残る指を明日香の胸にあてる。明日香は少し頬を膨らます。ちょっと尖った唇がアヒルみたいで可愛らしい。
「もぅ‥‥。コレが欲シイの」
明日香は田崎の屹立したものを優しくさわった。
「っ‥‥と。でもイッたばかりなのにすぐいれるとつらくない?」
「田崎さんもつらそうだから‥‥。大丈夫。早く田崎さんを感じたいの」
そう言った後、照れてしまう明日香を、田崎は益々愛しく感じてしまう。
「じゃ明日香も裸になって‥‥」
田崎は、すでに着衣としては意味を為さなくなっていた明日香のキャミソールを脱がせにかかる。
「ほら、バンザイして」
明日香はその口調に可笑しくなってクスッと笑みがこぼれる。
「なんか子供になったみたい」
「子供がこんなになっちゃうわけ?」
ブラジャーから零れている胸の先を指でくっと押し込む。
「ゃん‥‥」
「明日香って思ってたよりエッチだね」
田崎はブラのフロントホックをはずすと、明日香の上半身を遮るものはなくなった。
「それって誰のせい?」
「ゴメンゴメン。でも明日香がエッチでうれしいよ、ボクとしては」
明日香がポンと田崎の胸を小突く。こんな軽口を言い合いながらスルのもハジメテでとても新鮮に感じる。
田崎の手は休むことなくスカートのホックをはずし、ファスナーを下ろすとニュートンの法則に従って床にふぁさっと落ちる。明日香の膝元に輪を描くように。
「もっとエッチになろ」
田崎はそう言うと明日香に顔を近づけ唇を奪う。膝の周りにある脱ぎかけのスカート以外は黒いTバックだけになった明日香の前から、田崎はゆっくりと横にずれると、脱ぎ捨てた服をそこいらに敷き詰めた。そして明日香を再び四つん這いの姿勢になるようにリードする。
「これって‥‥恥ずかしいよ‥‥」
「今更じゃない? 明日香」
田崎はまったく意に介さない。もちろん明日香も言葉の上だけで、特に嫌がる素振りはなかった。
「肘もついて」
両肘を床、いや敷かれた服の上につくを確認すると、田崎は明日香の真後ろに周り込む。
「ああ‥‥」
明日香は、大事な部分を田崎に突き出す格好になっている自分の姿を想像してしまい、恥ずかしさのあまり声が洩れた。田崎は蒸れてオンナの匂いを撒き散らす股間を凝視する。少しヘアがはみでているが、もともと濃くないのかそれほど量はない。
「とっちゃうよ‥‥いいね」
興奮するあまり、声が上ずっているのが自分でもわかった。返事はなかったが気にせず両腰に引っかかる部分をしっかと掴むと、ゆっくりとお尻をくぐらせる。
(あ‥‥とうとう‥みられちゃうんだ‥‥)
明日香は田崎の視線の先にある、更に奥の方が、より一層熱くなるのを感じた。
(いよいよご対面‥‥)
田崎は心の中で呟くと少しずらす。
「お尻の穴が見えてきたよ」
「やだ‥‥そんなこと言わないで」
明日香は顔を伏せたまま言う。スタジオ入りする前に自宅でシャワーを浴びてきてはいたが、汚れていないだろうかと気になってしまう。
「大丈夫。明日香の体に汚いところなんてないよ」
見透かしたように田崎が言う。
「そんなこと‥‥」
「嘘じゃないよ」
そしてまたゆっくりと剥がすように下ろすと、黒いTバックと明日香との間に何本もの糸が伸びていく。裏返ったところをみると濡れているどころか、白く変色している部分もあった。
「ああ‥‥」
「明日香のここ、びちゃびちゃで洪水みたいだね。それにひくひくして、なんか誘ってるみたいだ」
明日香の腰が震えた。言葉で責められることに感じているのだ。
「いや‥‥ハズカシイ」
何度目の恥ずかしさだろうか。
(そんなにゆっくり‥‥じっくりのぞきこまないで‥‥)
口に出してまでは言えなかったが、そんな気持ちも明日香をより高ぶらせた。
「あんまり毛がなくって‥‥とっても綺麗だよ」
「や‥‥だ‥ぁ」
更に下ろしていくと糸がひとつ、ふたつと切れていき、明日香のすべてが曝け出された。田崎はスカートと一緒に脱がせようとアクションを起こすと、明日香は右、左と膝を浮かして協力する。
(ああ、なんてヤラシイんだ‥‥)
田崎は自分のモノがいつもより大きくなっているような気がした。そしてほとんど無意識のうちにソコに顔を近づける。
「ヤ‥‥田崎さん‥‥」
黙ったまま見入ってしまうほど、ソコは田崎にとって夢の場所であった。もちろん明日香の心はそれ以上なのだが。
「サーモンピンク‥‥かな‥‥」
田崎はむせかえるような明日香の匂いを吸い込みながら、じっくりと観察する。
「そ、そんなに見ないでぇ‥‥」
「やだ。もっとじっくりとみたいよ、明日香」
「だ、だって‥‥。こんなふうにされるなんて‥‥」
明るい場所でシタことなど今までなかったから、体を隅から隅まで確かめられるような今の状況に不安を覚えながら、認めたくはなかったが酷く興奮していた。
「これがクリちゃんだね。こんなにぷっくりしてる」
田崎はソコで指を濡らすと、ソレを塗りつけるようにふくらみを撫でた。
「ひゃっ‥‥ぅん」
悲鳴にも似た声。イッたばかりなのだから、さぞかし敏感になっているのだろう。
「ね、そんなに見ないで‥‥」
「あとでボクのもじっくり見ていいからさ」
田崎は意味のない交換条件を言い放つと更に顔を近づけ、プチュッと音を立てて明日香の亀裂を吸った。
「ああぁン」
「ん‥‥。甘酸っぱくておいしいよ、明日香のジュース」
田崎は続けてズズッズズッと吸い取るようにしながら、ヘアの中の小さなふくらみにもコリコリと刺激を送る。
「あっ‥‥んんっ‥‥ダメぇ‥」
両手でソコを開き、舌で明日香を味わう。
「はっ‥ン‥‥ン‥‥、イイっ‥」
田崎の舌は確実に割れ目をなぞる。舌が行き来するたびにピチャピチャと淫らな音がする。際限なく溢れ出てくる泉のようだ。
「どんどん溢れてくるね、明日香」
「ん‥‥ん‥‥」
唇を噛み締めているのか、うなるような声が聞こえてくる。
「明日香、気にしないで声を出して。その方が気持ちよくなれるよ」
「ん‥‥はぁっ‥ん‥‥あっ‥あっ‥」
ときどき花弁を唇で挟む。
田崎の口の周りは、明日香で濡れている。
「ン‥むぐっ‥‥はむっ‥‥」
「あ‥‥ああん‥‥、い、イイの‥‥あっ‥ン‥‥な、中に‥‥き‥て‥‥ぇ」
憧れていた明日香の嬌声を聞くに連れ、田崎はその中に入りたいという気持ちが強くなってきた。いや「こんなチャンスは二度とない」と、今まで無理に抑えていたのかも知れない。でももうそれも限界だった。
田崎はソコから口を離すと、明日香の腰に手をやる。
「あン、田崎さん」
田崎は自分で濡らしていたが、ソレを明日香の潤んだ亀裂に擦りつける。
「も、もぅ‥‥焦らさないで‥‥」
明日香のジュースをにちょにちょと音を立ててまぶすと右手を添え、砲身さながら照準を絞り込んだ。
「明日香、入るよ」
「うん‥‥きて‥‥、わたしの中に‥‥」
田崎は同意を得ると、明日香の中を確かめるかのように、ゆっくりと腰を送り出した。
(あ、あたってる‥‥。ん‥入ってく‥‥)
「ん‥‥んんん‥‥あっああ〜ん」
田崎が明日香の熱い輪を押し広げるようにくぐっていく。明日香の花弁は田崎のソレにまとわりつき、内側に向きをかえる。
「熱くてぬちょぬちょで、気持ちいいよ」
田崎はエラの部分まで埋没させるとそういって挿入をとめた。そして両手をお尻に添えると、親指に力を込め、結合部分がよく見えるように押し開く。
田崎の眼下に淫靡な景色が広がった。
こげ茶色のお尻の穴の向こうに、自分のモノが濡れてひくつく肉にささっている。田崎は胸の高鳴りを抑えきれなかった。
(ど、どうしたの? なんでとまっちゃったの?)
一気に入ってくると思っていた明日香は不思議に思った。
「‥田崎さん‥‥、どうしたの?」
絶え絶えになる息をしながら、お尻を高く突き上げたままの格好で後ろを向くこともできないままそう訊いた。
「あ、いや‥‥。みとれちゃっててね。明日香に入ってるとこ」
「そ、そんな‥‥」
「あのね、昔っから明日香のファンだったんだ。だから今こうしてることがとてもうれしいんだ」
田崎はそれ以上深く入らないように軽く明日香を突いた。
ぐちょっと淫らな音が響く。
「あぁっ」
「それに‥‥自分でも驚いてるんだけど、今まで一番おっきくなってるんだ、これ」
もう一回ジャブ。
「んはっ」
さっきよりもちょっとだけ深く突くと、半分くらいまでが中に入っていった。そしてゆっくり腰を引くと、エラに掻きだされたジュースが溢れ出てくる。
「あー、明日香のジュースが垂れてきた」
明日香はイヤイヤをするように頭を振った。本当に厭なのではなく、田崎の動きがモドカシイのだ。
「ね、ねえ‥‥、ぜ、全部‥‥来て欲しいの‥‥。田崎さんを全部感じたい‥‥」
ずっと憧れていた女性にこんなことを言われたら堪らない。腰に力を入れようとした田崎だったが、ふと思いついたことがあった。
「今ね、半分まで入ってるんだ。ここまではボクが入れたから、あとの半分は明日香に任せるよ」
「え? どうしたらいいの?」
「簡単だよ。このまま動かずにいるから、少しずつ下がってきてご覧よ」
「で、でも‥‥」
「できない? じゃあこのままだよ」
明日香は黙り込んでしまった。
(まだダメなの?‥‥もうここまできてるのに焦らすなんて‥‥。ああ、わたしに入ってきて欲しい。そして思いっきり感じさせて欲しい‥‥)
明日香はしっかりと締め付けて離していない。じっとして動かないから、余計に刺さりかけているものを実感できる。どうにかなってしまいそうだった。いや、そんな状況は最初からずっと続いているといっていい。
ああやっと、と思うと、思ったそばからはぐらかされている。そして田崎の要求。
「ああ、いやらしく動いてるよ、明日香の中。襞ひだがくすぐってるように‥‥うっ締めちゃダメだって」
「だ、だって‥‥」
「体に正直になりなよ。ほら、ボクのを確かめるように動いてるじゃない? じっとしてるから神経が集中しちゃうんじゃない?」
「ん‥‥う、うん‥‥‥。押し広げられて‥‥入ってるのがわかる‥‥」
「でしょ? じゃあ全部入れちゃおうよ。このままだといつまでも持ちそうにないよ。中、熱くて、すごくいいから」
「あ、ダメ‥‥そんなの」
明日香はそういうと両膝を後ろへずらし、少し伸びた体を縮めるように田崎に近づいていく。さながら後ろ向きに進む尺取虫のようだ。
「あぁ‥‥」
田崎は再度右手を添え、明日香が近づいてくるのを待つ。
「もうちょっとだよ、明日香」
腰がいやらしくくねり、視覚的にも興奮を覚えていた。こんなに素直で、実はすごくエッチだった明日香のことを、田崎は絶対離すもんか、と心に決めていた。
「ん‥うん」
「そう、もう少しで全部‥‥、あ、全部、入った、よ」
「はぁぁ‥‥」
「よくできたね、明日香」
田崎は明日香の腰をつかむと、ぐいっと腰を引き、ずどん、と突き入れた。
「ああ〜〜」
一際大きい声がスタジオに響いた。
(ああ、そう、もっと‥‥)
その動作を繰り返すたび、明日香の中からおびただしいほどのジュースが掻き出されてくる。それはすぐに田崎の袋を濡らし、明日香の太ももに幾筋もの淫らな筋を作らせた。
「ああ、吸い付いてるよ、明日香。引き出そうとするとぎゅってしがみついてくるみたいに‥‥」
「や、あ、あん、そんなふうに、あ、あああっ」
「で、でも、すごくいいんだ。だから、もっと、もっと感じて‥‥」
田崎は止まらず腰を打ち付ける。びたんびたんと規則的に音が生じる。まとわりつく明日香のジュースは透明なものから、白濁したものに変わっていった。
「あ、あ、田崎さん、い、イイの‥‥。気持ちいいのぉ‥‥」
「ボ、ボクも、いいよ。こんな気持ちいいセックス、明日香とだから‥」
「ね、もうダメかも‥‥。さ、最後は、ふつーのがいい‥‥」
「あ、うん。じゃあ‥‥」
田崎は腰をつかんでいた手をぐいっと押して、明日香を四つん這いの格好からうつぶせになるようにした。もちろん繋ったまま外れないように注意しながら。
そして明日香の右足のくるぶしのあたりを持って、膝から折れるようにずらしていくと、自然と明日香の体が横向きになっていく。
田崎はつかんだ右足を左手に持ちかえると、明日香に上を向くよう促すと、正常位のかたちになった。
「明日香‥‥」
田崎は思わずつぶやくと、明日香の両足を太ももの上に載せて覆い被さっていった。
バックのときよりもより深く入ってきた気がした明日香は少しうめいた。
眉間に軽く皺がよる。
そんな表情が堪らなく色っぽい。田崎は今度は激しく突くことはせず、明日香の入り口を広げるかように円運動をする。
「あっいや‥‥」
明日香はてっきり突き上げてくると思っていたため、意外な刺激のされ方に驚いた。掻き回されるときに発する粘っこい音、ヘアがこすれるチリチリとした音が混じっている。ヘアに隠れた突起のあたりも微かに捩れるようで心地いい。
「こ、こんなのって、ああ‥‥。気持ちいいの、田崎さん」
田崎の目線のすぐ下で、明日香の顔が快感でゆがむ。思わず頬に口をつけると明日香の目がうっすらと開いた。その目の中には感じつづけているせいで涙がたまっている。
田崎は動きを変えた。
半分ほど引いて浅く突く。これを素早く繰り返す。
くちゃくちゃという音に変わった。明日香の喘ぎ声も田崎の動きに合わせて断続的に短い。
「ん、あ、あ、ん、ふぅ‥‥」
明日香はときどき意識的にか息を深めに吐き出す。
「‥明日香‥‥、ごめん。感じすぎて、もう‥‥出ちゃいそうだ」
「わ、わたしも‥‥。いつでも‥‥出していいよ‥‥」
明日香は田崎の首に腕をまわした。
それが合図だった。
田崎は腰を大きくグラインドさせる。
「‥田崎さん‥‥」
明日香は仰け反りながらもしっかりと田崎に絡まっている。
「‥明日香っ‥‥」
ふたりはお互いの名前を呼び合い、快感を高めていく。
「あ、ああ〜〜、も、もう、は、はやく‥‥、田崎さんっ」
「あ、ああ。い、いくよ、明日香っ」
田崎は下腹に力を入れ、ギリギリまで耐えると明日香がイクのを待った。
「あ、ぃっくぅ‥‥」
明日香の中がきゅうんと締めつけ、続いて小刻みに痙攣した。それを感じ取った田崎も限界だった。
「う、う、も、、もぅ‥‥」
田崎は慌てて名残惜しそうにまとわりつく明日香から抜き取ると、そのままおなかの辺りを目掛けて放出した。
それは感激のあまりか、明日香の小ぶりな胸まで届いていた。
明日香の顔の左側には、激しく呼吸を繰り返す田崎の頭があった。
明日香は左腕で愛おしそうに抱いて、少しそちらに顔を傾けると、耳元に唇を近づけた。
「もう‥使わなくてもいいから‥‥」
「え? あ、ラブ・シードのことか‥」
「ラブ・シード?」
「う、うん。媚薬のことだよね。それの名前」
「そう。使わなくっていいんだよ‥‥」
明日香はそういうと、田崎を抱いた腕に力を込めた。
媚薬ラブ・シードはすでに田崎の手元にはなかった。ふたりの様子を覗き見ていたあのスタイリストが盗み出していたのだ。
田崎と明日香を結びつけた媚薬はないが、もう必要ないだろう。だって、ふたりの心の中には"愛の種"がしっかりと植え付けられているのだから。
おわり
そろそろ次スレの季節?
>>423 480KB超えると一週間カキコなしでdat落ち
500KB超えると24時間でdat落ち
今469KBだから、あとSS1本か2本で限界になるね
425 :
保守コピペ:2006/09/18(月) 19:52:07 ID:v47YVFse
『Temple is best?』
陸上競技とは神が人間だけに与えた至高のスポーツである。
短距離・マラソン・障害…。確かに能力だけを測るならば動物の方が上だろう。だが、ペースを計算して走るということだけは人間だけに与えられた特権だ。
道具を使わずに風になる…。競技者達はその快感の為に日々の鍛錬に励み、1秒でも時間を縮めようとするのだ。
「あれ、もうへばった?」
大阪の郊外、緑の中にひっそりと佇む神社の境内で、夏穂は階段の遥か下で蹲る葵に声をかけた。
「…か…ほ…」
「え、何?聞こえないよ!」
葵は息も絶え絶えに返事をしようとするも、激しい呼吸の前ではそれは不可能だった。
「ちょっと、大丈夫?」
葵の只ならぬ状態に、夏穂は階段を足早に駆け下りた。
「…か…ほ…」
「葵?」
葵の顔を覗きこむ。そこには汗だくになっている葵がいた。
「…もう…走れない…」
汗をタオルで拭いながら、葵は夏穂に切実に訴えるのだった。
「しょうがないなぁ…じゃ、少し休憩ね」
そう言うと、夏穂は葵の手を取って神社へと連れていくのだった。
葵が大阪に到着したのはその日の朝であった。真っ先に夏穂のバイト先のお好み焼きに向かうと、夏穂は兆度陸上のトレーニングに向かうところであった。
「葵じゃない!久しぶりだね」
突然の訪問に夏穂は驚いたものの、直にスニーカーの紐を結び直して一言葵に言った。
「そうだ、久しぶりに走りに行こうよ!」
直後、葵は夏穂の練習場となっている郊外の神社へと拉致されたのであった。
「ふう…」
「一息つけた?」
神社の社の下で、二人は夏穂が持ってきたスポーツドリンクを飲みながら休憩を取っていた。
「なんとかね…。それにしても夏穂は元気だね…」
ゆっくりと呼吸を整えながら、葵は夏穂の方を向いて頭を掻いた。
「そうかな…葵がなまってるんじゃないの?」
ドリンクをこくりと飲んで夏穂が笑う。
「それは…そうだね。でも、百段もある石段を十往復して、ほとんど息が乱れてない夏穂はさすがだと思うよ…」
「ふふ、ここは私の秘密の練習場だからね。毎日やっていれば誰だってこうなるよ。葵も前みたいに大阪に引越して来て毎日一緒にする?」
夏穂の問いに葵は言葉を詰まらせた。晩秋の風が沈黙の中、静かに木の葉を巻き上げる。
「じ、冗談だよ。葵、東京で忙しくしてるもんね…。その中で忘れずに会いに来てくれるんたから贅沢言っちゃいけないよね。うん、じゃ、もう少し走ろっか!」
最後の方は何か強引に言葉を切ると、夏穂は再び(いやがる)葵を連れて石段へと向かうのだった。
一往復…ニ往復…三往復…
その後二人は無言で走り続けた。無論、葵が最初から遅れていたというのもあったが、夏穂が意図的に無口にしていたというのもあった。
四往復…五往復…
「…」
更に走り続けて、葵は終に体の限界を感じて立ち止まろうとした。その時、
…ザー…
俄に空が黒くなったと思いきや、激しい雨が振り出した。
「げっ…」
バケツをひっくり返したようなそれに、たまらず葵が声を上げる。汗まみれで熱くなった体に晩秋の雨はとても冷たかった。
「葵、こっち!雨宿りしよっ!」
疲れて呆然と空を見上げる葵に、夏穂はさっきと同じように石段の上から声をかけた。
「わかった…」
葵は力なく答えると、先に休憩を取った社へと走り出した。その足は明らかに先程より早かった。
426 :
保守コピペ:2006/09/18(月) 19:52:44 ID:v47YVFse
「ふう…まいったね…」
社の中で葵はぽつりと言った。視線の先では大粒の雨が激しい音と共に振り続いている。社の軒先では雨が吹きこむので、二人は社の中へと入ったのであった。
「多分にわか雨だと思うんだけど…。さすがに冬が近いからこの格好じゃ寒いね」
夏穂は外を眺めながら自分の体に腕を回した。練習用にとさすがに上はティーシャツを着てはいるものの、下は短パンのままだったからだ。しかも、雨に濡れている。
「あ、寒い?」
葵はそれを聞いて自分の着ていた黒のスポーツジャンパーをかけようと夏穂の方を向いた。
「あっ…」
だが、葵の体はそこで硬直した。雨に濡れて、夏穂の下着がすっかり浮かび上がっていたからだ。しかも髪が顔に貼りついて妙に艶かしい。
「何?」
夏穂もその視線に自分の体を見回す。だが、下着が透けていても夏穂は別段動じはしなかった。
「別に見られてもいいよ、葵にだったら」
そればかりか、夏穂は葵の横へと来て、葵に濡れた体をぴったりとくっつけた。
「ねえ、葵…。寒いんだけど、温めてくれる?」
そう言うと夏穂は葵の手を取ると自分の胸へと導いた…。
「ほら、冷たいでしょ…」
夏穂の言葉に、葵は無言で応じると、優しく夏穂の胸を揉み始めた。
「…あっ…」
冷たい肌が、揉まれて徐々に暖かくなっていく。そして肌に赤みが戻る頃には夏穂の乳首は完全に勃起していた。
「…あ、脱ぐ…」
葵の指が乳首を挟んだ時、夏穂はそう言うと葵から少し離れた。
…ばさっ…
濡れた服を1枚ずつ脱いでく。ティーシャツ、スポーツブラ、そして短パンとショーツを一気に脱ぐ。雨に濡れた体は白く、透き通るようだった。
「いいよ…」
夏穂の言葉に、葵はその冷たい体に後ろから手を回し、先程の続きをするように胸を揉み始めた。
「…っ…っ…」
特に固く勃起した乳首を重点的に責める。夏穂は声を出さないようにしていたが、感じているのは乳首が更に勃起することで葵には分かっていた。
よく女子の陸上選手は痩せているために貧乳といわれるが、夏穂のそれは手に余るほどのボリュームがあった。葵はそれを楽しむように揉みしだき続けた。時に乳輪の周辺を指で撫でたり、勃起した乳首を指の間で転がしたりすると、腕の中で夏穂は悶えた。
「…あっ…あっ…」
そして、夏穂の口から喘ぎ声が漏れるまでにはそう時間はかからなかった。
「ここは暖かくなったから、次は…」
夏穂の体から力が抜けてきたのを知ると、葵は右手を夏穂の股間へと延ばした。そこは陰毛が冷たい水滴でヴァギナの形にぴったりと貼りついている。
「ここかな…」
恥丘へと指を這わす。ぴくりっと夏穂が反応を示したが、葵は構わずにヴァギナを人差し指と薬指で器用に左右に開き、中指をその中へと少しずつ入れて行った。
「あっ…葵の…指が…」
その感触に夏穂が声を出した。だが葵の指はその間もズブズブと夏穂の膣へと入っていく。胸の愛撫で溢れた愛液は指を伝って葵の手の甲へと垂れ出していた。
「あっ…あっ…」
「あ、ここは熱いままだね」
「…そんな…こと……ああっ…」
意地悪く葵が言う。夏穂は否定の言葉を出そうとするも、それより早く葵の指は夏穂の膣内を掻きまわし始めた。
「ああっ…あっ…」
葵の指が夏穂の膣の柔壁を擦り立て、出し入れされる。その度に夏穂は喘ぎ声を上げ、葵の為にゆっくりと足を開くのだった。
「気持ちいい?」
「あっ…っ…う…うん…」
葵の愛撫に感じながら、夏穂は頭を縦に振る。
「じゃ、もっとするね…」
葵はそう言うと、膣内から愛液まみれの指を抜くと、ヴァギナの上で勃起しているクリトリスに愛液を擦りつけた。
「…あっ…あっ…そこはっ…」
その瞬間、夏穂が大きく仰け反る。葵は夏穂の腰に手を回して支えながら、クリトリスを弄んだ。
「ああっ…ああん…もう…」
クリトリスを転がし、摘む。愛液が指とクリトリスのを包む皮との間で淫靡な音を立てた。
くちゅっ…くちゃっ…
「あっ…そんなに…もっと…優しく…」
だが、葵は夏穂のクリトリスを愛撫し続けた。夏穂のクリトリスは葵に愛撫されるたびに更に勃起し、喘ぎ声は早くなっていった。
427 :
保守コピペ:2006/09/18(月) 19:53:19 ID:v47YVFse
「葵…もう…お願い…」
「え、何?」
夏穂が何を求めているのかを葵は知っていたが、敢えて聞き返した。
「…葵のおち○ちん、私の中に入れて…欲しい…」
「うん、わかった…」
葵はそう言うと、夏穂をジャンパーを敷いた上で仰向けにすると、ズボンを脱いだ。股間では既に勃起したペニスが準備万端と言うかの如くそそり立っている。
「じゃ、入れるよ…」
じゅぷぷっ…じゆぶっ…
「ああっ…あっ…太いっ…」
葵のペニスを夏穂は歯を食いしばって受け入れる。だが脳裏では痛いというよりは気持ち良いという感触の方が強かった。
ペニスが奥まで到達するや否や、葵は一気に動き始めた。
「あっ…ああっ…あん…ふっ…」
じゅぶっ…じゅぶっ…じゅぶっ…
二人の結合した部分から藍液が淫猥な音を立てながら溢れ出す。
葵は夏穂の中を貪るように腰を突き入れた。
「ああっ…あああん…あうっ…あっ…」
葵が腰を突き入れる度に、夏穂の乳房は激しく揺れ、口からは喘ぎ声が止めど無く漏れた。
「あっ…あん…だめっ…ああっ…」
夏穂の腰に手を当て、葵は激しく打ちつける。
ぱんっ…ぱんっ…
「くあっ…ああっ…ふあっ…」
子宮まで届くような葵の動きに、夏穂は涙を流して善がる。
「あっ…もっと…もっと突いて!」
その声に応じるかのように、葵はひたすら腰を動かす。時折クリトリスを摘んだり、胸を揉むと夏穂の嬌声は更に大きくなった。
「あああっ…もうっ…もうっ…私っ…あああっ…」
「まだっ…もう少しっ…」
「だめっ…私っ…イクのっ…もうっ…ねえっ…ああっ…イってもいいでしょ…ああっ…お願いっ…」
夏穂がそう言って上目遣い見た瞬間、葵のペニスにも限界が来た。
「あっ…ああっ…イクっ…イクっ…ああああっっ!」
「うっ…ああっ…あっ…出るっ…」
絶頂を迎えた瞬間夏穂の膣が葵のペニスを一気に締めつける。だが間一髪葵は夏穂の膣からペニスを引きぬいた。
…びゅくっ…びゅるっ…
夏穂の腹の上に大量の精を放って、葵は後ろに倒れこんだ。
外は雨が止み、既に薄日が射していた。
「へっくしゅん!」
神社の中で、葵は大きなくしゃみを一つした。
「大丈夫?」
情事の後始末をして、やや乾いた服を着た夏穂が心配そうな顔をする。
「風邪引いたかな…」
「御免ね…Hしないでおとなしくしていればよかったかな…」
「気にすること無いって、前々から少し風邪気味だったから…」
「そう…何なら今日泊まっていく?」
「大丈夫だよ。それに、明日からまた学校だし」
「そう…」
この後、葵は無理やり東京に帰るのだが、彼は知らない。自分がかかっているのが風邪ではなく、インフルエンザだということが。
そしてワクチン不足の中、一週間高熱を出して寝こむということも…。
END
センチヒロインがリアルにいたらそろそろ20代後半だな
仕事は充実してるだろうか?結婚してる子もいるだろうか?
「彼」を吹っ切って誰かと恋やセックスも経験してるだろう
そんな感じの、ちょっと切なくてほろ苦い大人の恋愛SSが読んでみたい
真奈美は病死
優は行方不明
夏穂は不特定多数の男とやり過ぎて性病持ちに
明日香は枕商法常習者で女性芸能人で一番の嫌われ者
「彼の死を乗り越えて新しい恋を始める」のはセンチ2だね。
過去にとらわれて耕平に心を開かないバッドエンドもあるけどねw
20代後半なら2に比べて女っぽさが増してるから、そこが見せ場かな?
そろそろ次スレ移行した方がよさそうなんで立ててみる。
432 :
431:2006/09/20(水) 19:43:28 ID:T7xLvIaI
以前のまとめは>224
綾崎若菜
『Undress archery』 >245-248
山本るりか
『Waterside amour』 >254-258
綾崎若菜
ひとりエッチ >274
沢渡ほのか×沢渡総一郎
近親相姦 >283-293
綾崎若菜
縄で身動き一つ出来ない様に縛られた若菜 >347-351
遠藤晶
口内発射 >365
綾崎若菜
『Hug』 >380-383
山本るりか・昌宏
近親相姦 >400-407
星野明日香・田崎竜也
媚薬つきの下着 >409-421
森井夏穂
『Temple is best?』 >425-427