円盤皇女ワるきゅーレのエロ小説 第3期

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1名無しさん@ピンキー
アニメ第3期発売中・原作も月刊少年ガンガン連載中「円盤皇女ワるきゅーレ」のエロパロスレッドです。
前スレは盛況につき容量制限が近づきましたので、ここに当スレも第3期と相成りました。
引き続き、大ワル小ワる・真田さん・ハイドラ・秋菜・リカetc.
様々な女性キャラのエロ妄想を吐き出したり吐き出されたりしてお楽しみください。

前スレ
円盤皇女ワるきゅーレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113737562/

前々スレ(dat落ち)
円盤皇女ワるきゅーレのエロ小説
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067991445.html

前々スレ投下作品はこちらで
2chエロパロ板SS保管庫
ttp://s1.artemisweb.jp/sslibrary/
2名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:08:52 ID:O0iJQMYn
>>1乙カレー

ところで、前々スレだけ保管庫に入れて貰ってるってのも収まりが悪いし、
前スレの文も入れて貰うようにお願いします?
こっちでまとめておいたら入れてくれるみたいだし。
3前・359:2006/02/11(土) 22:01:28 ID:/4UM2Yzz
>>1乙でございます。
4名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 01:17:28 ID:mCnWt0OP
保守
5前・359:2006/02/13(月) 01:31:34 ID:B85bWOWN
明日、14日にバレンタイン記念モノを行かさせていただいてよろしいですかね?
その後、リカの話を行かさせていただく予定ですが。
6名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 10:37:53 ID:DJwWbaen
>前・359氏
バレンタイン物期待しております。
ちなみにカプリングはどうされるおつもりでしょうか?
リカ話も楽しみにしておりますので、がんばってください。
近親○姦、ハアハア・・・
7前・359:2006/02/13(月) 16:12:55 ID:LIWTOCU4
ありがとうございます。
ご期待に沿えるかどうか…
ワルキューレ×和人
です。
彼女の一生懸命さが出せれば良いかな。とか考えてます。
それほど、長くはなりません。

リカの話はバレンタインで流れを切りたくなかったんで、後にしました。
あまりにも救われないって話になったんで、いづれはフォローの意味でハッピーな話も機会があれば書きたいと思ってます。

今しばらくお待ちください。
仕事中なので取り急ぎ。
8名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:50:37 ID:f6BkRzBD
>>2
前スレも保管庫に入れて貰えるならそのほうがいいんじゃない?
保管庫から(倉庫)の文字が消えれば人がもっと増えるかもしれないし。
9ワルキューレです:2006/02/14(火) 05:36:04 ID:gy4RVt+f
今日はバレンタインデー。
わたくしが和人様のチョコレートを差し上げるお話をコミカルに……
えっ! コミカル? ロマンチックなのでは…?
と、とにかくお聞きください。
10名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:37:42 ID:gy4RVt+f
2月12日
コーラスのアパート。
街に出た、ワルキューレと真田さんがコーラス、ライネと会いそのまま訪ねていた。
「バレンタインデー?」
ワルキューレが小首を傾げながらライネの方を向く。
ライネの
「お姉様は和人様に差し上げるのでしょう? バレンタインデーのチョコレート」
に応えたものだった。
「それは何かのイベントでございますか? ライネ様」
真田さんにもさっぱりのようだった。
11名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:39:10 ID:gy4RVt+f
「チョコレートに想いを込めて殿方に愛を告白する日ですわ」
得意げに言うライネ。
女性誌か何かで得た情報なのだろう。
「まあ、お菓子メーカーが広めたイベントだけどね。外国じゃ男の人が好きな女性に花を贈ったりする場合もあるみたいだけど…」
とはコーラスの解説。
「ワルキューレはあげるんだよね。和人さんに」
「そうですねぇ。姫様。是非とも婿殿に差し上げましょう」
真田さんも乗り気のようである。
12名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:40:56 ID:gy4RVt+f
「お姉様は手作りチョコをプレゼントなされば? わたくしは既製品で結構ですから」
それを聞いたワルキューレが驚く。
「ライネ。どなたか意中の方がいらっしゃるの? この地球に?」
「いえいえ、わたくしも和人様に差し上げようかと…」
「ラ、ライネ様!」
今度は真田さんが驚いた。
「いけません。ライネ様。婿殿は姫様と将来を誓い合った方・・・・・」
「そ、そうよ。和人様に… 貴方、和人様が……」
うろたえる姉を尻目にライネは実にあっけらかんとドライに答える。
「まあ、和人様をお慕いしてるのは事実でございますけど、義理ですわよ。義理。」
「ギリ?」
13名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:42:27 ID:gy4RVt+f
「義理チョコと言って、本当に好きな人では無く、親しみの意味のチョコだよ」
コーラスはアニメ雑誌を見ながら、またまた解説する。
「はあ、そんな物まであるのですか?」
(コレは勉強になった)と思う真田さん。
「何でしたら真田さんも和人様に差し上げたらいかがですの。お世話になってるのだし」
他人のお世話になりっぱなしのライネらしからぬ発言ではあったが一理あるとも思えた。
「それじゃ、わたくしは今からチョコレートを買いに行きますから、お姉様と真田さんもご一緒にいかが?」
「そ、そうね。ご一緒させて」
ワルキューレと真田さんが外出の準備をする。
「じゃあ、ボクは留守番してるから」
「それじゃ、お願いしますわね」
コーラスのアパートなのにすっかり家主気取りのライネだった。
14名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:44:12 ID:gy4RVt+f
デパートに着くと、辺りは若い女性の熱気に包まれていた。
「わたくしコレにしますわ」
ライネがハート型のチョコを手に取り、ホワイトチョコでメッセージを書き込んでもらうサービスを待つ列に並んだ。
順番が来ると
「「愛しの和人様。わたくしをお召しあがれ」でお願いしますわ」
そう告げるライネにワルキューレが反応する。
「ライネ! あなた…」
「ですから、義理ですわよ。お姉様。ギ〜リ。それよりお姉様。手作り用のチョコは向こうですわよ。」
(んもう。)
とか思いつつ、材料用チョコに向った。
真田さんは、小さい箱に入ったのを買ったようだ。
「ラッピングはいかがなされます?」
メッセージを書き終えた店員がライネに尋ねる。
「そうですわねぇ。白い包装紙でわたくしのカラー、朱(赤)のリボンをつけて下さいな」
「かしこまりました。」
手際良く包装紙をかけ、リボンをかけた。
15名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:45:44 ID:gy4RVt+f
ライネと真田さんが会計を終えてもワルキューレは悩んでいた。
と言うよりチョコレートなんてさっぱり解らない。
途方に暮れそうになった頃真田さんと事情に明るそうなライネがやって来た。
ライネがいろいろアドバイスするが、さっぱり解らないので、甘めのミルクチョコを大量に買い込んでデパートを出た。
アパートに戻ると手作りチョコに製作にかかる。
「まずは、チョコを溶かして、型に入れるのですのよ。お姉様」
TVを観ながらライネがアドバイス。
「姫様。この真田がお手伝いを・・・」
と言いかけた所で
「いえ、和人様にさしあげるのですから、わたくし1人でやらせて下さい」
と協力を拒否した。
(和人様。わたくし頑張ります)
16名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:47:58 ID:gy4RVt+f
「んっ! 何かコゲ臭いよ」
雑誌から顔を上げたコーラスが言う。
同時に台所から
「きゃぁぁ〜。おなべが… どうしましょう」
悲鳴に近い、ワルキューレの声。
どうやら、鍋に直接チョコを入れて、火にかけたようだった。
「ご、ごめんなさい。」
しゅんとなるワルキューレに
「わたくしも説明不足でしたわ。チョコは湯煎で溶かしますのよ。つまりはお湯で溶かすのですのよ」
「そうだったの。」
「まあ、鍋が使い物にならなくなったから、明日にしなよ。」
コーラスが今日の中断を勧めた。
「それより、ワルキューレ。和人さんにあげるんだから、「特別」な方法であげれば?」
「「特別」な方法?」
「そう。普通にあげたんじゃ、インパクトに欠けるだろ? だからさ。」
ここでもさっぱり(?)なワルキューレだった。
17名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:50:29 ID:gy4RVt+f
「何か良い策が?」
やはり事情に疎い真田さんが聞く。
「何ですの。溶かしたチョコを体に塗って「わたくしを食べて」とか言うんじゃ無いでしょうね。コーラス」
ライネが自分の大きな胸にチョコを塗る仕草をしながら言う。
「ははは。それじゃエロ漫画だよ。まあ、それもアリかもしれないけど。ライネは解ってないなぁ。」
「ん〜ま、失礼な。わたくし和人様ならそれでもよろしくてよ」

(わ、わたくしの体にチョコレートを…… そ、それを和人様が…)
(そ、それで、和人様が「おいしいよワルキューレ」なんておっしゃって… そのまま…… きゃぁ〜! どうしましょう)

「そのまま…… きゃぁ〜! どうしましょう」
「・・・・・・」
「あの、姫様!」
18名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:51:58 ID:gy4RVt+f
ハッと我に返った。
「な、何真田さん?」
取り繕うものの、頬はピンクに染まっている。
「最後の方は声になってましてよ。お姉様」
真っ赤になって俯いてしまった。

「まあ、和人さんにはそれより、違うアプローチで攻めた方が良いと思うよ。まあ、コレを見て」
雑誌を何冊か出してきた。
ページに降り込みがしてあり、そこを読めと言う。
19名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:53:25 ID:gy4RVt+f
「大丈夫かしら?」
一通り読み終えたワルキューレが若干の不安を口にした。

「そんな、まわりくどい事しなくとも」
とかライネの弁。
「そこはライネは解っていないんだよ。溢れる想いと魂の融合。みたいな感覚かな」
「ん〜ま。失礼な!」

妹達のやり取りも耳に入らない位、考えていた。
(この本だと、男の方はコレに弱いって書いてあるし。和人様も…)
「コーラスありがとう。私、やってみるわ」
「うん。それがいいよ。出来れば今日からね。」
策を授かったワルキューレはチョコを手作りしてるのを和人に知られないようにする為、材料をアパートに置いて真田さんと共に帰宅した。
20名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:55:06 ID:gy4RVt+f
夜。
2人はおやすみのキスをして布団に入ろうとした時、
「あっ! 和人様。すみません。わたくし、今日は真田さんと……」
「? う、うん。それじゃおやすみ」
改めてキスをして、ワルキューレは枕を抱えて真田さんにの部屋に向った。

ナイトキャップをした真田さんが寝ようと明かりを消した頃、ドアを叩く音とワルキューレの声がした。
「あ、あの真田さん。ちょっと、いいですか?」
誕生日だった一昨日、ワルキューレと久しぶりに一緒に寝た真田さん。
(えっ! 今日も… それはそれで嬉しいのですが……)
作戦会議にはゲームをしてて参加して無かった真田さんには事情が解らない。
ともあれ布団に招き入れた。
21名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:56:42 ID:gy4RVt+f
どれ位の時間が経ったのだろうか、
(ああ〜。今日も姫様と。婿殿には申し訳ございませんが、嬉しゅうございます)
とか感動に浸ってた真田さんだったが、ワルキューレがガバッっと起き上がった。
「もう、いいかしら?」
「ひっ姫様?」
布団から出て、自分の枕を抱える。
「ありがとう。真田さん」
いい残して、部屋を出て行った。

(そ、そんにゃぁ〜!!! せっかくの姫様ナイトがぁ〜。)
(も、もしかして、ここはおしおき時空?)
22名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 05:58:23 ID:gy4RVt+f
階段を上がり、和人との寝室に戻って来た。
ドアをノックするが返事がない。和人は寝てしまってるようで返事が無かった。
もう一度ノックすると、
「んん〜。ワルキューレ?」
寝ぼけ声がして、ワルキューレは中に入った。
「あ… あの、和人様。い、一緒に寝てあげます。・・・・いや、わたくしが一緒に寝たい訳じゃ無く……」
「寒いから。… あの… その…… 一緒の方があたたかいですから… その…」
「???」
寝起きの和人には何の事やらさっぱり解らず、とにかく眠りたい。
「うん。ありがとうね。ワルキューレ」
それだけ言うと布団の端に寄って、ワルキューレを迎え入れた。

布団に入り、和人の寝ていた部分に温かみを感じながら
(今ので良かったのかしら?)
そう考えながらも、和人の温かさを幸せそうに感じながら、眠りについた。
23名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:01:11 ID:gy4RVt+f
2月13日
また、コーラスのアパート。

今日は和人を見送ってから、直ぐにやって来た。
「どうだった?」
とコーラス。
作戦の首尾を聞いているようだった。
「ええ。多分、上手く行った…… と思うけど…」
「よかったね。じゃあ、今日はチョコだね。」
ワルキューレは台所に行き、鍋にお湯を沸かし始めた。

真田さんが手伝いを申し出たが、やはり断られ、ライネとゲームをする事になった。
「きゃぁぁ〜! 熱っ!」
またもや、台所から悲鳴が。
「いかがなされました姫様?」
「お湯でチョコレートを溶かそうとして…」
3人が見ると鍋には茶色い液体がグラグラ煮立っている。
どうやら、お湯の中にチョコを放り込んだようで、ハネたチョコで軽い火傷をしたようだった。
24名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:03:12 ID:gy4RVt+f
指にバンソウコウを貼る。沈痛な空気が部屋に拡がる。
「姫様。畏れながら申し上げますと、湯煎と言うのは適温のお湯でボール等に砕いたチョコを入れて溶かす手法にございます」
ついに見かねたのか、真田さんがアドバイスする。
「わたくしってダメね。 お料理もダメで……」
泣きそうなワルキューレ。

「でも、その苦労も想いとなるんだよ。和人さんは幸せだよ」
コーラスのフォローに
(そうね。頑張らなくっちゃ!)
と決意も新たに行動にうつるのであった。
さらに火傷を負い、悪戦苦闘しながら何とか完成した。
決して、良い出来では無かったがワルキューレの溢れんばかりの愛情が注ぎ込まれたチョコレートにメッセージを入れる。
「和人様へ。ワルキューレより愛をこめて」
ホワイトチョコで字を書くのも慣れていないせいか、やはり上手く出来なかったが、ともかく完成した。
自分のカラーである白地に青のストライプの入ったリボンをかける。
「出来たぁ〜」
宇宙に1つだけ。和人しか食べる事が許されないチョコを掲げ少女のような歓声を挙げた。
25名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:05:01 ID:gy4RVt+f
もう夕方になっていた。
「ワルキューレ。そろそろ和人さん、学校が終わる時間じゃないかな?」
「あっ!」

チョコは完成した。あとはそれを渡す「作戦」だった。
昨日は上手く行った(?)。今日も・・・・
「真田さん。和人様に見つからないように。コレを、真田さんの部屋に置いておいて下さい。」
チョコレートを託した。
ワルキューレの苦労を見てるだけに真田さんも力を入れ
「はい。この真田にお任せ下さい。」
チョコを受け取り、先に帰った。
「じゃあ。いろいろありがとう。ライネ。コーラス。」
「頑張って下さいましね。お姉様。」
「最後まで気を抜かないでね」
見送りを受けて和人の学校に向った。
26名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:46:44 ID:gy4RVt+f
学校に着くとまだ下校時刻にはなっておらず、待つ事になった。
2月の夕方は寒い。
門にもたれかかり愛しい人を待つ。

やがて、ポツポツと生徒が下校し始めた。
ひときわ目立つ美貌に何人もの生徒が振り返った。
少し気恥ずかしさを覚え始めた頃、聴きなれた愛しい人の声が聞こえる。
秋菜と何か話しながら歩いてるようだった。

(あっ和人様!)
声に出そうになるのを堪え平常を装い、門から少し離れた。
「それじゃぁ。和人。また明日ね」
和人と秋菜が別れた時、門に近づいた。
「あっワルキューレ。迎えに来てくれたんだ。もしかして待っててくれたの?」
27名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:49:22 ID:gy4RVt+f
しかし、ワルキューレがつとめて冷静に言い放つ
「いっいえ。たまたま通りかかっただけで… べ、別に待っていたわけじゃ……」
「そうなんだ。じゃあ一緒に帰ろうか?」
柔らかい笑みをたたえ和人が言う
こみあげて来る喜びを精一杯抑えながら、何度も心の中で練習した言葉を口にした。
「ええ。和人様がそうしたいのでしたら…… あの… ご一緒しても… いいです。」
「???」
ニブい和人にはピンと来ない。
並んで歩く2人に冬の風が吹き付ける。
「寒いね?」
やさしく問い掛ける和人。
(待ってました!)
と言わんばかりに
「あっ、あの… 和人様がどうしてもしたいのなら、手をつないでも、いいです。…」
28名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:51:40 ID:gy4RVt+f
「???」
やはりさっぱりの和人。
「べっ別に、わたくしが繋ぎたい訳では…」
だが、ワルキューレの手を取るように握ってくる。

(「待ってなかった」)
と言ってた割には手はもの凄く冷えている。
当然ながら和人にはその辺の事情、ワルキューレの心までは解らなかったが、
(これで良かったのかしら? でも… 和人様の手。とてもあたたかい。)
小さな幸せをかみしめるワルキューレ。
いよいよ明日は2月14日。決行日。
29名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:53:51 ID:gy4RVt+f
2月14日
「いよいよ。今日なのね」
和人を見送った後、落ち着きを無くしたワルキューレが居間をウロウロと歩き回る。
「まあまあ、姫様。婿殿がお帰りになりますまで、まだ時間がございますから…」
なだめる真田さんの声など聞こえないかのように落ち着かない。
「どうなってるんだ?」
シロと真田さんが、顔をを見合わせる。

一方、学校でも落ち着かない少女がいた。
秋菜は机の中にしまったチョコと時折手にする。
(渡そう。そうよ。ワルキューレがいても関係ないわ。これはあたしの心なんだもの!)
そうは思うものの、なかなか行動には出せない。
(あ、あのっ和人)
言葉にする寸前で和人と目が合ってしまった。
言葉にも出来ず、行動にうつせぬまま無情にも放課後となってしまった。
(渡さなきゃ。門を出て別れてしまったらチャンスはないわ)
箱を持つ手に力が、ぎゅっ! と入る。
「あ、あの。和人…」
「ん?」
30名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:55:22 ID:gy4RVt+f
その時
「和人様ぁ〜」
チョコの箱を持ったライネが近づいて来た。
「ラ、ライネ」
機先を制された秋菜。

そんな事を知らず
「和人様。コレわたくしの気持ちですの。受け取って下さいましな」
と赤いリボンのついた箱を手渡した。
「えっ。あ、ありがとう」
「それじゃぁ。和人様。秋菜様もごきげんよう」
用を済ませたライネはさっさと帰って行った。
「そうか、今日はバレンタインだったんだね」
31名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:57:05 ID:gy4RVt+f
想いを伝える最後のタイミングを逸した秋菜は和人に見つからないようにカバンの中にしまった。
(ちょっとぉ。何よ。ライネったら。あたしがこんなに苦労してるのにぃ〜)

「じゃあ、秋菜。また明日」
和人が手を振って時乃湯へと帰って行った。
(あ〜〜〜。う〜〜〜。ああ〜。 「ハイ和人。これあげる」こんな簡単な事が言えないなんて〜!)
ただ後悔の秋菜。
冬の風。特に今日は冷たく感じた。
その日、後悔にくれる秋菜はその思いをマイクにぶつけたのだった。
付き合わされたハイドラには良い迷惑だったが……
32名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:58:46 ID:gy4RVt+f
和人が帰って来た。
「お帰りなさい和人様。」
「お帰りなさいませ。婿殿」
カバンを部屋に置いて和人が居間に戻って来た。

「婿殿。これはわたくしから、日頃の感謝の気持ちでございます」
とチョコを渡す。
「ありがとう。真田さん」

(い、いよいよだわっ!)
秋菜同様、箱を持つ手に力が入る。
そして決心するように深呼吸をして
「あ、あの… 和人様。これ……」
箱を差し出す手が震える。
「あの… チョコレートをいただこうと思ったら買い過ぎちゃって… あの… 」
「わたくし、1人じゃいただけなかったので… 和人様に差し上げます。」
33名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 07:01:07 ID:gy4RVt+f
「!」
「ひっ、姫様。何をおっしゃいます。姫様があんなに…」
事情を知らない真田さんが慌てるが
(黙ってて!)
とワルキューレの目が訴えかけていた。

キレイではないが、心が込められているであろうなピンクの包装紙によるラッピング。
自分のカラーである白地に青のリボンも既製品と比べれば雑であるが、ワルキューレが心を込めて結んだのが和人にも解った。
そして、何より箱を差し出す手。指のあちこちに巻きつけられたばんそうこうが全てを物語っている。
「ありがとう。ワルキューレ。とっても嬉しいよ。」
火傷の手を思いやるように和人の手が包み込んだ。
「和人様ぁ」
34名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 07:04:17 ID:gy4RVt+f
感動の様子をこれまた感動しながら見つめる真田さん。
「はいはい。2人の世界に入らない。ごはんにするわよ」
リカが夕食の準備をしだした。
「あ、そうそう。おにいちゃん。あたしからもあげる」
ポケットから小さな箱に入ったチョコレートを渡した。

次の日。
ワルキューレはコーラスのアパートに来ていた。
「コーラス。上手く行ったわ。」
「そう。よかったね。やっぱり和人さんも男の子だからね。上手く行って良かったね。「ツンデレ」」
「たまにはコーラスの言う事もアテになりますのね」
本当に効果があったのかは、甚だ疑問であったが、ワルキューレに。そして和人の心に暖かく刻み込まれたものとなったようだった。
35名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 07:05:21 ID:gy4RVt+f
「それじゃぁ。来月のお返しは期待出来ますわね。お姉様」
ライネもワルキューレの成功を祝福するように言ったのだが、ワルキューレが
「えっ! 来月?」
「そうですわよ。3月14日がお返しをいただける日ですわ。」
そう言うライネに俯き、もじもじとしてしまう。

「???」
「あの、実はもう、夕べ和人様に… その…… たっぷり…」
「・・・・・」
顔を赤らめる姉に対し
「はぁ。もう好きになさいまし」
「それはよかったね。ワルキューレ。」
呆れるライネと微笑ましく答えるコーラス。

外はまだ寒いが、日差しは春の様相を呈している。
あたたかな日差しが、柔らかく3人を照らすのだった。
                  ・・・・・・・おしまい。
36前・359:2006/02/14(火) 07:19:58 ID:gy4RVt+f
ややっ!
読み返して解ったのですが、エロがスッポリと抜けてます。
ホントはライネが言ったようにチョコを塗って…
と言うのを入れたつもりだったのですが。
ワルキューレと和人が口でチョコを溶かして、それを塗りつけて云々と。

コピーし忘れて消しちゃったのかな?
申し訳ございませんでした。

さて、今日の夜か、明日未明から前スレ>>391さんからリクエストいただきました
リカ×和人(どん底エンド)
「リカ、心の絆血の絆 〜そして………〜」
を書かせていただく予定です。
前スレ>>391さん。大変長らくお待たせしました。

ではまた。
37名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 10:25:14 ID:PZSvGOxy
ツンデレになってないよ姫様w
38名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 20:09:24 ID:mtiasDib
死ねぇいアベックども!穢れたバレンタインデーをブチ壊すため、しっとマスク参上!!
                      /し, /    _>.
                     / { \レ/,二^ニ′,ハ 
                     |'>`ー',' ヽ._,ノ ヽ|
                     |^ー'⌒l^へ〜っ_と',!  
      __             ! u'  |      /
  /´ ̄       `!             ヽ  |   u'  , イ
  |  `にこ匸'_ノ            |\_!__.. -'/ /|
  ノ u  {                 _.. -―| :{   ,/ /   \
. / l   | __  / ̄ ̄`>'´   ノ'    ´ {、    \    
/ |/     {'´    `ヽ. " ̄\ U `ヽ.    __,,.. -‐丶 u  ヽ  
| / ヾ、..  }      u' 〉、    }    `ー''´  /´ ̄ `ヽ '" ̄\
! :}  )「` ノ、     ノ l\"´_,,ニ=-― <´  ヽ{  ノ(   `、  |
l   、_,/j `ー一''"   },  ノ ,  '''''""  \   ヽ ⌒ヾ      v  |
ヽ   _         /   } {. { l ┌n‐く  ヽ/ ``\        ノ
  `¨´    `¨¨¨¨´ ̄`{ 0  `'^┴'ー┘|ヾ    }、 u'   `  --‐r'′
>1 男がしっとに燃えるとき しっとマスクを呼ぶ合図
>2 素顔は誰だか知らないが しっとの心を仮面に隠し
>3 しっとパワーに炸裂だ!しっとビームはアベック倒し!しっとファイヤーはアベック焦がす
>4 行くぞ我らのしっとマスク もてない男の希望の戦士
>5 しっとマスクはしっとの王者
>6 男がしっとに叫ぶとき しっとマスクはやってくる
>7 素顔は誰だか知らないが しっとの心を仮面に隠し
>8 しっとパワーが全開だ!しっとパンチでアベック倒し!しっとビームでアベック壊す
>9 行くぞ我らのしっとマスク もてない男のしっとの味方
>10 しっとマスクはしっとの王者 愛と正義としっとの味方
>11-1000 しっとマスクはしっとの王者 しっとの王者 しっとの王者
39ワルキューレです:2006/02/15(水) 01:31:29 ID:5/BLN4L+
>>37
あ、あの… やはりどこかおかしかったのでしょうか?
コーラスの本の通りにしたつもりだったのですが……
わたくし勉強不足で…
40名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 01:55:35 ID:1HIXgeKc
>>8
だとしたら、前スレがdat落ちする前にまとめないといけないね。
41時野リカです:2006/02/15(水) 02:06:37 ID:O5XCzuMX
はいはい。ワルQごくろうさん。

前スレ>>391君。あたしの話をリクエストしてくれてありがとう。
このお話は現在、そして、少し未来のお話。
過去とは違って、確定されてない未来のお話。
今までの流れとはちょっと違うけど、たまにはいいよね。

それじゃ、あたしの話
「リカ、心の絆血の絆 〜そして………〜」
を聞いて。
42名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 02:09:35 ID:O5XCzuMX
あたしは時野リカ。花も恥らいまくる15歳の乙女である。

あたしには兄がいる。
コレと言った取柄は無いけど、やさしい。あっこれは取柄なのかな?

あたし達の現在の住まい。時乃湯に来たのはあたし達が子供の頃だった。
人見知りするあたしは、おにいちゃんにいつもくっついていた。
近所の公園に遊びに行く時も。
おにいちゃんとあたし、そして近所の神社に住む秋菜ちゃんの3人で遊ぶのが日課だった。
43名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 02:11:00 ID:O5XCzuMX
小さいながらも解った。
(秋菜ちゃん。おにいちゃんが好きなんだ)
と。
だから、あたしは夕方になるのが待ち遠しかった。
家に帰る時、おにいちゃんと手を繋ぐ。
振り返って秋菜ちゃんに手を振るおにいちゃんとあたし。
寂しそうな顔をして別れる秋菜ちゃんを見るとき、あたしは少しだけ優越感に浸れた。
(これからおにいちゃんはあたしだけのもの…)
・・・・・
まあ、子供の頃の話だけどね。
大きくなって、将来は秋菜ちゃんがおにいちゃんのお嫁さんになるのは仕方無いし、それでも良いと思ってた。
(おにいちゃんのドコが良いんだか?)
あたしも自分の世界も人生も考えられるようになって、「兄離れ」が出来たと。
44名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 02:12:15 ID:O5XCzuMX
兄は銭湯の経営に情熱を注いでいる。
儲りもしないのに、何が良いのか。
両親が仕事の都合で外国に行ってしまったので、おじいちゃんから受け継いだ時乃湯にあたしとおにいちゃんの2人で住む事になる。

「リカ。番台頼むよ」
銭湯が好きなクセに番台が苦手なおにいちゃん。
初めは
(そんなに番台が苦手ならさっさとここを潰してマンションにでもすればいいのに)
とか考えた。
でも、いつの間にか、兄に頼まれる事を密かに期待してた事に気付いた。
あの日… あたしとおにいちゃんの2人だけの生活にピリオドが打たれた日から数日後に…
45名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 02:13:44 ID:O5XCzuMX
ある日、時乃湯に円盤が降って来た。
ヴァルハラの皇女・ワルキューレ。
なんだかんだで、この宇宙規模の美人・ワルキューレがおにいちゃんの婚約者となり、その侍女・真田さん。
そして真田さんが調達した猫耳部隊が時乃湯にボランティアとして働いている。
そう、ボランティアよ。無賃強制労働じゃ無いからね。

そのおかげで、あたしは兄から番台を頼まれる事が少なくなった。
(これで勉強する時間が増える)
と喜んだ。
46名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 02:14:43 ID:O5XCzuMX
おにいちゃんとワルQは婚約者。
まあ、婚約者が1つ屋根の下で生活していれば、当然、男女の行為も行われる。
そう言った方面に疎いおにいちゃんも、やっぱり男。
女のあたしが見てもキレイなワルQ相手に欲情するのも解る。
………でも。

(「あああ〜和人様ぁ… 和人ぉ〜! もっと、もっと… 奥まで……」)
いいかげんにして欲しい。
嫁入り前の受験生には耳の毒である。
しかも2人(だけ)はあたし達にバレてないと思っているようである。
47前・359:2006/02/15(水) 02:17:56 ID:O5XCzuMX
>>40
向こう。埋めた方が良いのですかね?
何か短いのを1本書くとかして。

こっち、少し中断しましょうか?
48名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 09:40:42 ID:QxOgQ5rc
>前・359氏
とりあえず、私は中断しなくてもいいと思いますよ。
もともとここは職人様が自由に作品を投稿する場であるのですし、気にせず続けてもらっていいと思います。

そしてGJ&乙です。
バレンタイン話は甘い、甘すぎますね。(褒め言葉)
個人的にはもっと甘くてもよかったくらいです。
そして>>36のような甘いエロシーンがあればもっと良かったです。
時間があれば創作していただけると嬉しいです。(和人×ワルキューレの甘甘プレイなど・・・)

リカ話ですが、あんまりにもひどいどん底エンドだと少し警告も入れてもらえませんか?
(リンカーンENDや殺人ENDだとへこみそうなのでorg)
それでは続きを楽しみにして待機しております。
49前・359:2006/02/15(水) 18:41:10 ID:l8K1tJvL
>>48さん
わかりました。とりあえず続行させていただきます。
そして、感想ありがとうございます。

>個人的にはもっと甘くてもよかったくらいです。
あちゃ〜。だいぶ甘くしたつもりだったんですが。さらに甘くと。
ワルキューレなりに理解したツンデレ(になってないが)を入れたくて長くなったので、そこで甘くするのが半端になってしまった気もします。
勉強させていただきます。

>甘いエロシーン
あちゃ〜。実はエロシーンが抜けたのを確認した時、ホワイトデーにライネでやろうかと考えてました。
誕生日でも良かったのですが、ワルQが9月26日、和人が7月23日と先だし、やっぱりこの2人ですかね。
ライネは5月27日ですし。
やはりワルQ×和人は人気ありますね。勉強させていただきます。

>リカ話
一応、4段階のEDを用意してて、その都度、リカが尋ねる形でお伺いを立てて続けるか止めるか決めようと考えてます。
段階が進むにつれ救われなくなるのですが、あくまで確定された未来では無いお話ですので、いづれはハッピーなお話も書きたいと思います。

では、しばらくしたら再開させていただきます。
50名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 19:08:29 ID:iULQVvXq
>>40
リンクまとめるなら詩人 ◆Rz6BRmhr4E氏のSSと、前スレ56氏(円盤皇女ワるきゅーレのエロ小説の403)のSSと、359氏のSSだけでいいんじゃないかな。
戦神伝説に関しては2chエロパロ板SS保管庫のアップロード掲示板に誤字とか修正されたのが投稿されてるからそれ入れてもらえばいいですし。
>359氏
筆が早いですね。
内容もGJです。
続き期待してます。
51時野リカです:2006/02/15(水) 21:18:14 ID:peRl+XnT
>>50
感想ありがとう。
筆が早いとは言っても頭の中で出来てるだけだから……って職人が言ってた。
まあ、そんなモンよね。
また、話を創る時も、ついクセで分岐ごとの「その後」を考えるから、話が出来るのが早いだけかも。とも。

そうそう。続きを期待してくれてありがとう。
期待に沿えるかどうか解らないけど、とりあえずは語らせてもうらうね。
52名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 21:20:41 ID:peRl+XnT
そんなある日。
受験生のあたしとしては、深夜まで勉強をするのは当然なワケで。
机に向ってたら2階から物音と声がしたの。
ワるQが家出して、帰ってきて今度はワルQが家出。
帰って来た日からおにいちゃんとワルQは一緒に寝る事になった。
まあ、婚約者同士だし、それをどうこう言うつもりは無かったけど。
その2日目だった。
おにいちゃんとワルQの行為があったのは……

それ以来、2人は毎日じゃないけどしてるみたい。
にーなやれみが雑誌を見ながら
「中高生の男子は覚えたらヤリまくり」
なんて言ってたけど、兄には該当しないようで所構わず。とは違っていた。
(「和人様ぁ… そこっ! 気持ち良い………」)
今日はしてるみたい。

ホントにいいかげんにして欲しい。
「寝よ寝よ!」
勉強どころじゃないので寝る事にし、布団に入った。
(「ダ、ダメぇ。 …ああっ! あうんっ!……」)
2階からは普段ワルQが絶対出さないような声、言葉が聞こえてくる。
(あんなに大人しくて、しとやかなワルQでもあんな声出すんだ…)
53名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 21:22:47 ID:peRl+XnT
「っ!」
その時、偶然、あたしの手は胸に触れた。
それと同時に全身に痺れるような感覚が走る。
(な、何? 今の…)
恐る恐る胸に触る。
「!!!」
またビリビリする感じがした。

怖くなったけど、手は離せなかった。
ショーツの中がむずむずする感じする。
まだ生えかけの恥毛はすでにべっとりと濡れている。
もぞもぞと手を動かした時、さらに強い刺激に襲われた。
(何っ??? さっきより…… あっ!)
(へっヘンだよ。おかしいよ! でも… でも…… 止められないよぉ)

「あふっ んっ!」
自分の声に気付き、慌てて布団を頭から被る。
胸とアソコをまさぐる手は止まらなかった。
(気持ち… 良い…… のかな?)
「うっ、うんっ、んんっ!」
押し殺した声が布団のなかに篭る。
(何? この感じ? 怖いよぉ。 でもダメ! 止まらないよぉ。 いやっ! 助けて。おにいちゃんっ!!!)
布団がビクっと動き、中から荒い吐息が漏れている。
(・・・・・・・・)

(今のがオナニー?)
(れみが言ってたっけ。「気持ち良いよ」って。今のが(気持ち良い)って事?)
(ワルQの言う「気持ち良い」もこんな感じなのかな…?)
54名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 21:24:09 ID:peRl+XnT
その日以来、あたしはオナニストになってしまった。
そんなつもりは無かったんだけど、兄と近い内に兄の妻になる女性の声に触発されたり。
あるいは、それが無い日も勉強に疲れた時、身体が火照ってしまった時。
そうなると、もう手が指が止まらなかった。

あたしが気持ち良く(?)なって頭が真っ白になる直前。兄の姿が浮かぶようになった。
初めは
(何でおにいちゃんなのよ!)
とか思ったけど、やはり最後は兄だった。
(お兄ちゃん! お兄ちゃん!! おにいちゃぁぁんっ!!!)
その時、自分の中で結論が出た
(あたし、おにいちゃんが好きだったんだ!)
55名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 21:25:52 ID:peRl+XnT
そう考えると、おにいちゃんが、あたしに番台を頼むのを密かに期待してた事にも気付いた。
「なあ、リカ。番台頼むよ」
申し訳なさそうに言う兄が愛しかった。
「もう。しょうがないなぁ」
そう言う自分が好きだったし、嬉しかった。
兄に必要とされてる事を自覚出来たのだから・・・・

番台に座ってて、秋菜ちゃんが来た時、少し嬉しかったのは
(どう? 秋菜ちゃん。あたしはおにいちゃんに必要な存在なのよ!)
無意識の内にそう考えていたからではないかと。
56名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 21:28:05 ID:peRl+XnT
でも、それもあの女。ワルキューレが来てから変わってしまった。
ワルキューレについて来た真田さん。そして真田さんが地球で調達した侍女部隊。
彼女達が時乃湯を手伝う事によって、あたしが番台に出る事は極端に減ってしまった。

今日も…
「あっ! リカ。悪いんだけど、番台いいかな?」
(うん! いいよ。)
心の中でそう思ったけど
「え〜っ! あたし勉強があるのにぃ」
とか言ってみた。
前ならそれでも、結局はあたしが番台に座る事になるのだが、最近は違う。
「まあまあ、婿殿。リカ様はお勉強が忙しゅうございましょう。番台はこの真田が……」

「あっ、ありがとう」
口では言ったが、心は違う
(やめて! おにいちゃんはあたしに頼んでるのよ。おにいちゃんにはあたしが必要なの!)
(銭湯を手助けしておにいちゃん喜ばせるのはあたしの役目だったんだからぁ! おにいちゃんをあたしの方に向かせてよっ!)
(今まであたしだけのモノだった、おにいちゃんなのに。突然宇宙から降って来た宇宙人のクセに!)
57名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 21:30:19 ID:peRl+XnT
部屋に戻っても頭の中でそんな事ばっかり考えてしまった。
参考書も開かず、ベットに倒れ込むと胸とアソコに手を這わせる。
「ふっうんッ! あふぅ。 んっ! んんっ!! おにいちゃん!!!」
乳首を抓り、クリトリスを包皮の上から扱き、皮を剥いて刺激する。
「うんっ! おにいちゃん… イヤだよ。おにいちゃん… おにいちゃん! くふぅっ!!!」
(おにいちゃん…… 好きだよ。おにいちゃん。)

目から涙が溢れ、頬を伝って枕に落ちた。

枕元にある箱からティッシュを取り出し、指と股間を拭う。
でも指についた匂いまでは拭えなかった。
「いやらしい匂い…… あたし… この匂い嫌い。」
空しさとやり場の無い嫉妬がリカを覆う。

「おにいちゃん。おにいちゃんには、もうあたしは必要無いの? あの女と真田さんが居ればいいの?」
(もう、考えるだけでヘンになりそうだよ。 ……助けて。おにいちゃん…・・・・)
意識は遠くなり、そのまま寝てしまった。
58時野リカです:2006/02/15(水) 21:33:18 ID:peRl+XnT
とりあえず、今回はここまでね。
何かあたし、どんどんイヤな女になって行くなぁ…
ま、でもこれはあくまで「もう1つの世界」だからね。
ど〜でもいいんだけど。
59名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 13:30:32 ID:qfDBZu/p
GJ&乙です。前・359氏!!!
にゃっ、自分の発言で投稿を制限するような形にしてしまい、申し訳ありません・・・
私的にはあんまりにも酷い話の場合、前頭に注意書きだけ入れてほしいと言うだけでこんなつもりでは・・・
今度からは逆にどんどん投下してくださったほうが嬉しいですね。
何度もジコチュー発言ばっかりでスイマセンでした。

内容のほうは実を言うと、どちらかと言えばどこまで落ちていってしまうのかと期待してしまっている自分もおり・・・
でもやっぱし最後はリカも幸せになってくれるといいですね。
それでは続きを期待して改めてGJ&乙です。

(DVDで第二期を全話見てきましたが、ワルキューゴーストもいいですね〜 早速妄想が広がります!
和人×ワルキューゴーストで純愛のIFストーリーって形にできませんか?  難しそうですけど・・・)
60時野リカです:2006/02/17(金) 16:09:40 ID:AWowM17C
>>59
いえいえ、そんな事は……
とか言ってたよ。職人。
ただ、急な仕事が入って、昨日から徹夜してて眠いッス。
と言ってるみたいだけど。

ただやっぱり、ホンワカ話の方が場ここには合ってる気がするので、レベル1エンドまでに前スレ>>391君の希望を一通り入れて勘弁してもらおうかと思ってるとか。
レベル1エンドの後、あたし(リカ)が「レベル2はこう」「レベル3はこう」とか要点だけ説明するつもり。
「どう。前スレ>>391君。まだあたしの話を聞く?」
って入れて、皆にお伺いをたてる手法は最初から考えてたから、気にしないで。
それでどうしても話せ。となったら、それはそれで考えようかなぁ。とか。
61時野リカです:2006/02/17(金) 16:25:51 ID:AWowM17C
そうそう。
このお話じゃ、あたしはどこまで行っても救われないのよ。
ひどい話よね。

それと、前スレ>>389君のお話。メームおばさ……じゃ無かった。お姉様の話を創る時に第二期を見直したんで、ゴーストの話は2本程出来た。
とか言ってたよ。
1つはゴーストの誕生までの道程(要は4皇女がワルQとおにいちゃんのラブラブぶりにハラを立てる日常話)
これはワルQとおにいちゃんの「もっとあまあまを〜」との要求があったので。
そう1つはナイショ。と言うかあまりにもdでて書いて良いのだろうか…

しかし、フェロモンの塊みたいなゴーストで純愛話と言うのは……
ともあれ、あたしの話のあとにメームおば… じゃない。お姉様のお話があるので、その後にリクエスト下さい。
とか言ってた。

もうしばらくしたら仕事が終わるので、3時間位寝たら、あたしに続きを語らせるみたい。
期待してくれてありがとう。
62名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 18:49:23 ID:qfDBZu/p
前スレをよく見ていませんでした。ちゃんとリクの内容読んでなかった ory
妊娠&どん底ハッピーエンドだったら、むしろやってほし・・・ ゴメンナサイ。
と、とりあえず続きを楽しみにしています。

職人様もお体にお気をつけてがんばってください&お休みなさいませ
私は和人×ゴーストの妄想を更なる拡大すべく切磋琢磨しておりますので(オイ
63時野リカです:2006/02/18(土) 03:33:09 ID:AYY14+LN
ちょっと寝過ぎちゃったけど、再開するね。
ところで>>62君。どん底はどん底でハッピーエンドにはならないのよ。
このお話は糖分一切無しみたいだから。

ゴーストの話。ワルQと真田さんを使えば出来そうとも言ってたよ。
じゃ、話させてもうらうね。
64名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:34:54 ID:AYY14+LN
かすかな、物音と声で目が覚めた。
(また、してるのね。おにいちゃんとあの女)
時計を見ると1時を越えている。
(そんなに気持ち良いの?・・・・ それにしても、これじゃ眠れないよぉ!)

朝起きてもボ〜っとしたまま。
授業にも集中出来ない。
成績も下がりっぱなし… はぁ……
(おにいちゃんとあの女の行為はしょうがない。婚約者同士なんだから…)
(あたしとおにいちゃんは兄妹なんだから…… )
そう解っていても感情では納得出来ない。
勉強にフラストレーションをぶつけようにも寝不足で集中出来ないし…
65名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:37:37 ID:AYY14+LN
理由は言わず寝不足とだけ言うと、れみが
「だったらお医者さんで薬もらいなよ」
とアドバイスをくれた。

病院に行き医者に
「とにかく眠れない。熟睡出来ない」
とだけ告げると薬の処方箋を書いてくれた。
向かいの薬局で処方箋を出し、薬をもらった。
「ベンザリン」
という薬らしいけど、あたしには解らない。
でも、これで、あの忌々しいあの女の喘ぎ声。そして何よりあの女に愛を囁く兄の声から解放されると思うと気分も楽になった。
66名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:39:08 ID:AYY14+LN
夕食が終わり、机に向う。
日付が変わろうとする頃、あたしは薬を1錠飲んだ。
急に意識が遠くなり、寝てしまった。

ピピピピ・・・・
目覚ましが鳴る。
今日はいつもと違ってスッキリしてる。
(あっ薬効いたんだ! ああ〜っ。それにしても久々に良く寝た)
服を着替えて居間に行くと、真田さんとあの女が朝食の準備をしていた。

ピンクのエプロン姿もキレイで甲斐甲斐しく動き回る様子は新妻そののもだ。
眩しい位に1点の曇りもない美しさ。
ここまでキレイな兄嫁だと自慢にもなるかもしれないけど、あたしはこの女が嫌い。
いや、憎い!
67名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:40:37 ID:AYY14+LN
「あっ、おはようございます。リカ様」
こぼれるような笑顔の挨拶。
今のあたしにこんな笑顔が出来るだろうか?
多分、出来ないだろう。でも精一杯の笑顔を造って挨拶を返す。
「おはよう。ワルQ。真田さん」
(茶番だ。こんなの!)
目覚めの爽やかさは、不快さに変わってしまった。

相変らず、ご飯はあまり美味しく無い。
でも徐々に上達してるのは解るし、愛情が込められてるのも解る。
庭に干されてるシーツとバスタオルが昨夜、おにいちゃんとあの女の行為があった事を物語っている。
それが解ると、余計にイラ立った。

TVの時計が7時30分を指している。
「おにいちゃん。そろそろ行かないと……」
「うん。そうだね。」
68名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:42:11 ID:AYY14+LN
靴を履き玄関を出た所でおにいちゃんとあの女がキスをする。
この前までは何とも思わなかったが、最近は見てるだけでムカムカする!
「もう。おにいちゃん。行くよ。」
あたしの言葉を合図に2人の顔が離れる。

この合図を入れる時間が日に日に早くなってる。あたしってイヤな女だなぁ。

「おにいちゃん。手。繋ごうか?」
家を離れ、あの女から見えない所まで来た時、言ってみる。
「何だいリカ?」
少し困ったような笑顔で言うけど、手を繋いでくれる。
やっぱりあたしのおにいちゃん・・・・
69名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:44:00 ID:AYY14+LN
休み時間ににーなとれみが雑誌を広げてる。
ティーン誌だろう。セックスの事とかの話が多い。
中3ともなれば興味も湧くのだろう。以前のあたしは全く興味は無かったけど、おにいちゃんとあの女の行為を知ってしまってから……
オナニーを覚えてしまってからは興味無いフリをしながらしっかり聞いている。

「リカはホントにカタブツねぇ」
にーなが言う
(違う。あたしは… 兄と恋人のセックスに聞き耳立ててオナニーしてる!)
そんな事は当然言えない。代わりに
「あのねぇ。あたし達、受験生なのよ」
そう答えるのが精一杯だった。
70名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:45:47 ID:AYY14+LN
放課後になり、あたしは校門でおにいちゃんを待った。
家に帰れば、おにいちゃんはあの女のモノになってしまう。
だからせめて帰るまでは……

おにいちゃんと秋菜ちゃんの声が近づいて来た。
「あっリカちゃん」
「待っててくれたの?」
邪心の無い秋菜ちゃんと、やさしいおにいちゃん。それに比べてあたしは・・・・
「ううん。たまたま。でも、一緒に帰ろうか? おにいちゃん」
返事を待つまでも無く兄の手を取った。

「じゃあねぇ。秋菜ちゃん」
2人で振り返って秋菜ちゃんに手を振る。
そう… 昔、夕方の公園で繰り返された光景。
今はハッキリ自覚出来る。
(どう? 秋菜ちゃん。うらやましい? これからおにいちゃんはあたしのモノ・・・・)
ホント、あたしってヤな女。
71名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:47:39 ID:AYY14+LN
夕食を終えて部屋に戻ろうとした時、TVを観ながら会話するおにいちゃんとあの女を見た。
あの女の目が少し潤んでるように感じる。
男を捕まえて離さない目なのかな?
と言う事は… 今日もやる気なんだ。あの女。 いやらしい女!
じゃあ、あたしも薬を飲んで……
(そうだ!)
1つの考えが頭を過った。

銭湯も閉め、真田さんが部屋に戻り、シロは既に眠ってる。
2階に2人が上がって行くのが解った。
あたしは部屋の電気を消し、布団に入ってじっと待つ。
・・・・・
目覚まし時計の蛍光塗料を読み取ると0時過ぎ。
ギシッ!
2階から音が漏れてきた。
72名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:49:53 ID:AYY14+LN
おにいちゃんの愛をさらに貪欲に求めるようなあの女の甘い嬌声……
荒々しい吐息に混じった切なげな声が大きくなった。
(今なら!)
あたしは布団を出て、足音が出ないように靴下を履き、静かに階段を上がった。
2人の寝室の前に来た。
中からは絶えず喘ぎ声が聞こえる。

音がしないようにそっと扉を少しだけ開ける。
隙間から覗くと、中の様子が不完全ながらも窺えた。

「うわんっ! ううんっ。 和人様ぁ…」
「ワルキューレ…… 上に…・・・・」
「……はい」
73名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:52:24 ID:AYY14+LN
のし掛かってた和人が身をどけて仰向けになる。
その腰を跨ぐようにワルキューレが脚を拡げ、その白く細い指で和人の陰茎を持ち、狙いを定めるように自分の秘部にあてがうと、ゆっくりと腰を沈めた。
「あうっ! かっ和人様。 ……入ってる! 奥まで入ってるぅぅ!」

口の中がカラカラに渇いてるのが解ったが、ゴクリと唾を飲み込んだ。
その音が聞かれないかドキドキした。
幸いにも2人は気付かず、行為に没頭してる。

月の明かりに映えるレモンイエローの髪を振り乱し身体を上下させる。
左右が別々の生き物のように違う動きをする大きな膨らみを和人の手が捉えた時、一段と甲高い声が部屋に響いた。
「ああんっ! 和人。ちょ、ちょっと待って… ダメぇっ!!」
白い肌がビクっと震え、一瞬固まった。
その上体が和人の上に崩れ落ちる。
「はあ… はあ… んっっはぁ…」
「和人。そんなに、激しく… しないで……」
(何よ。普段は「和人様」って呼んでるのに・・・・)
「ワルキューレ…」
それだけ言うと、2人は口を合わせる。
74名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:54:59 ID:AYY14+LN
時折、離れるものの互いの舌を絡めあい、激しい呼吸で粘り気が多くなった唾液を貪り合ってるように見えた。

その間も昼間は気高い皇女の腰は、あくまでいやらしく絶えず動いている。
小刻みに上下させ
(クイッ! クイッ!)
っと音がしそうな動き……
(いやらしい… 何が皇女よ。ただのインラン女じゃないのよ。)
「ワ、ワルキューレ。そんなに腰を…」
(ホッホラ! おにいちゃんだって、言ってるじゃない。このインラン女!)
「そっそんな… おっしゃらないで…… 恥ずかしい……。 でも、でも…… 腰が止まらないですぅ!」
耐え切れなくなったのか、腰の動きは上下動から円を描くように変わった。
75名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:56:52 ID:AYY14+LN
和人も昂ぶってきたのか、ワルキューレと身体を入れ替え、上から強く律動する。
(ぐずぅっ! ぐじゅぅっ! ずぱんっ!)
和人の腰が沈み込む度に湿った卑猥な音がリカの耳に入って来る。
「あくぅっ うくぅっ…… 和人。 も、もう……」
「ボクも…… 行くよ。ワルキューレ!」
「あああ〜っ!」

一段と高い声の後、ワルキューレの身体が2,3回大きく痙攣し、続いて小刻みな痙攣を繰り返す。
和人もぐったりとワルキューレの身体に身を預け、しばらく荒い呼吸に合わせて身体が上下していた。
・・・・・

……!
リカはペタンとへたり込んでしまった。
その時、ショーツの中がひやっとし、濡れているのがわかる。
息の荒くなりかけてるのを、指をかんで吐息が漏れないようにした。
まだ、余韻に浸ってる2人に気付かれないよう、扉を静かに閉め、また音を立てないように階段をおり、部屋に戻った。
76名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 03:59:27 ID:AYY14+LN
布団に入ると自分の息があがり、興奮しているのがわかる。
ワルキューレには遠く及ばない、硬く小さなツボミもいつもよりより敏感になっている。
慌てて、布団を頭からかぶり、シーツを噛んで声が出ないように脚の付根のミゾに指を這わせる。
(やっぱり、… アソコにおにいちゃんのが……入ってるんだよね? 気持ち良いのかな?)
思うと同時に中指が生理用品すら受け入れた事の無い花弁に進入した。

「!!!っ!」

今まで生きてきて味わった事の無い激しい痛みが身体中を駆け抜けた。
(いたたたた。 何よ。全然、気持ち良くないじゃない!)
(でも、慣れれば気持ち良くなるのかな? それともやっぱり、おにいちゃんだから気持ち良いの?)
(どうなのよ。答えなさいよ。ワルQ! このインラン皇女!!!)

(………・・・・・)
(おにいちゃん…!)
77名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 04:01:19 ID:AYY14+LN
朝は最悪の寝覚めだった。
対照的に充実しきったようなワルキューレは一段と美しい。
ここまで来ると嫉妬に駆られるのがバカらしい程だった。
しかも、相手は自分に対して一切のマイナスの感情は持っていない。
まさに女神のような慈愛に満ちた笑顔と態度が逆に腹が立った。
(家事以外に欠点はないのこの女は? かわいくないっ!)
突き刺さるような感情をぶつけられてるとも知らず、美しい女神は真田さんに、和人にそしてリカに笑顔を振り撒いた。

(あ〜あ。こんなんだったら、昨日はとっとと薬飲んで寝れば良かったなぁ… )
兄を奪ったと思ってる女と、その兄との愛の深さを改めて見せつけられ、後悔の念がリカに渦巻いた。
(!!! 薬?)
リカに頭に1つの考えが過る。
普段のリカなら絶対に考えもしないであろう考えが…
(あの薬。ヴァルハラ人にも効くのかな? あの女に…)
(そうだとしたら……)
78名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 04:03:54 ID:AYY14+LN
休み時間にファムの所に足を向ける。
医学、科学の知識は学校の中で一番だし、なりよりあの女と同じヴァルハラ人。
円盤のドアをノックする。
「誰 どうぞ」
ドアが開いた。
「あら、リカちゃん。どうしたの?」
ニヤッ!
としそうなのを堪えてリカが口を開いた

「ファム先生。地球の薬とか使ったりします?」
(なに。突然?)
と言いたげだったが
「そうねぇ。たまには使うけど… 細菌やウイルスによる疾患の場合は使わないかな。」
「風邪薬とかですか?」
「まあ、そうね。時野君や貴方達、地球人とあたし達ヴァルハラ人とじゃ遺伝子構成が若干違うから…」
(やっぱりダメか)
79名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 04:06:02 ID:AYY14+LN
「でもどうして?」
「あっ、え〜っとぉ。眠れない時とか睡眠薬とか使うのかなぁ〜っとか?」
(しっしまった〜!)
あまりにも用件をズバリと言ってしまったので後悔したが以外にもファムは
「何? リカちゃん眠れないの?」
気付いてないようだった。
(チャンス)
とばかりに気を取り直して
「そ… そうなんですよ。 それで良いのがあったら教えて欲しいな〜って」
「う〜ん。 そうねぇ。脳、脳幹、脊髄から中枢神経あたりはあたし達も地球人と変わらないから、効くハズなんだけど、あたしは使わないからなぁ」

ベンゾシアゼピン系がどうだの、バルビツール酸系がどうだの説明をするが、リカにはさっぱり解らない。
「・・・・だから、もしあたしが使うなら、早く寝たいならハルシオン。熟睡したいならベンザリンとかを処方してもらうかしら」
(!!!)
聞き覚えのある薬だった。自分が処方してもらった薬の名をあの女と同じヴァルハラの皇女が確かに言った。
(「自分も使う」と。あの女にも効くんだ)

「あっ、ありがとう。ファム先生。」
慌てて、円盤から出た。
「リカちゃん。もう良いの? お茶でも飲んで行けば良かったのに。」
自分で入れた紅茶を飲んだ。

(あの女にも効くんだ。これで……)
80時野リカです:2006/02/18(土) 04:13:27 ID:AYY14+LN
とりあえず、今回はここまでね。
ホントはもっとサラリと行く予定だったけど、レベル1エンドで終わらせるようにしたので、表現とか細かくしたみたい。
迷惑な話よね。ホント。

続きは今日の夜か、明日にでも…
またあたしの話につきあってちょうだい。

ところで、前スレ>>391君は聞いてくれてるのかな? あたしの話。
81名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 13:37:24 ID:oGQVVDun
リカがどんどん堕ちてる・・・
続きを待ちつつ、ぐっじょょょょっっぶ!
82名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:20:01 ID:EaLKPH0M
>>80
森川君は・・・。
それともこのまま行き着く先は羽流原ライネの小屋になってしまうのか・・。
83時野リカです:2006/02/19(日) 04:23:12 ID:s4cEvGcX
ちょっと遅くなったけど再開するね。
>>81
そうなのよ。底なし沼なのよ。
ま。ど〜でもいいけどね。

>>82
ゴメンネ。森川君とは良いお友達だし、今回は出番がないのよ。
ライネ小屋で済めばいいけど……
そうそう、知ってた? この職人の1本目と2本目はライネ小屋が出て来る「七転八倒 花嫁修業」からもヒントを得てるんだって。
ま。これもど〜でも良いんだけど…

じゃ、行くね。
84名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:25:05 ID:s4cEvGcX
「あら、お帰りなさいませ。リカ様。今日は婿殿とご一緒じゃ無かったのですねぇ」
「おかえりなさい。リカ様」
真田さんとワルQの出迎えにもロクに答える事も無く、部屋に入った。
机の引出しを開けて、睡眠薬を取り出す。
(これを…… あの女に飲ませれば。大量に…・・・)

カラ…… カラカラ…
薬が机に落ちた音で我に返った。
(・・・! あ、あたし。今、何を……)
(ワルQを… なんて。 ダメダメ。第一、そんな事をしたら、おにいちゃんの心は永遠にあの女に向いてしまう)
(それ以上にあたしがおにいちゃんの嫌われる! そんなのは絶対にダメだよ)
首を振り、叩きつけるように薬の錠剤を机の上に置いた。
でも、その時、もう1つの考えが閃いた。
(そうだ… この際……)
85名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:26:56 ID:s4cEvGcX
兄が帰って来たのだろう。居間であの女と真田さんが出迎える声がした。
(おにいちゃん……。やっぱりダメかな?)

しばらくして、夕食になった。
今日は少し焦げたハンバーグと野菜が繋がったサラダ。
ご飯には少し芯が残っている。
ワルQが作ったみたいだ。
(全く、真田さんがついてるんだから、もうちょっとマシなモノ食べさせてよね)
(あたしが作ったら、もうちょっと美味しい物、おにいちゃんに食べさせてあげるのに…)
しかし、和人は相変らず
「うん。美味しいよワルキューレ」
少し困ったような顔で言う。
相変らずやさしい。
でも、そのやさしさが自分では無く、憎むべき女に向けられた時、さっき思いついた事を実行しようと決心した。
86名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:28:53 ID:s4cEvGcX
夕食も終わり、銭湯も閉める時間になった。
あたしは、部屋で薬3錠を砕いて粉にした。
冷蔵庫からジュースを出してコップに入れる。
そこに粉を3等分して混ぜた。

掃除や片づけを終えた和人、ワルQ、真田さんが戻って来た。
「お疲れ様。はい。コレ飲んで。」
薬入りのジュースを勧める。
「あ、ありがとうございます。」
「ありがたく頂戴いたします。」
「ありがとう。リカ」
兄の言葉に胸が少しチクリとした。
でも、もう後には引けない。
(飲んだ!)
しばらくTVを観ていたが、ワルQが
「何か、眠くなってきましたわ。」
和人も
「うん。そうだね。疲れたのかな? もう寝ようっか?」
「さようでございますわねぇ。わたくしもお休みさせていただきます。」
一礼して真田さんが部屋に戻り、2人も部屋に戻って行った。
シロは今日は付き合いで飲みに行ってる。
居間の明かりを消し、あたしは部屋に戻った。
87名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:31:13 ID:s4cEvGcX
当然、勉強なんて出来るはずも無く、落ち着かない感じで何度も時計を見る。
さっき時計を見てからまだ4分しか経って無い。
チッチッチ……
時計の秒針が進むのが遅い。壊れてるのではなかろうか? と思えた程だった。
2階からは物音1つしない。
どうやら眠った事は間違い無いようだ。

その間、あたしは昔の事を思い出す。
(おにいちゃんの笑顔もやさしさも、全部あたしだけのモノだった。全部…)
(なのに… おにいちゃん・・・・)
涙が1つ、2つと机に落ちる…
手が小さな胸の膨らみとショーツの中に伸びた……
もぞもぞと動かすと、ナルトの柄のハンテンがハラリと落ちた。
そのかすかな音で、当初の目的を思い出し、手を止めた。
(おにいちゃん!)
椅子から立ち上がり部屋から出るとそろりそろりと2階にある兄とあの女の寝室に向かった。
「おにいちゃん。起きてる?」
88名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:33:36 ID:s4cEvGcX
つぶやくように声をかけるが、答えは返ってこない。
扉をしずかに開け、中に入る。
「おにいちゃん。ワルQ」
もう一度、声をかけてみる。
しかし、返事の代わりに帰って来たのは規則正しい寝息だけだった。

真っ直ぐ天井を向いて眠ってる兄。その横で大きい胸が邪魔なのだろう。横向きに、兄の方に寄り添うように眠ってる女。
レモンイエローの髪と白い肌が月明かりを反射している。
くやしいが、眠っている姿も文句のつけようが無いほど美しい。
童話のお姫様が実体化したようだった。
(ま。実際。お姫様なんだけどね)
「おにいちゃん?」
少し体を揺すってみるが、起きる様子は全くない。
(よしっ!)
すうっと呼吸をして、兄に掛かってる布団をめくった。
89名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:36:30 ID:s4cEvGcX
魔法をかけられてるように眠ってる兄にそっと口を合わせる。
(おにいちゃん。これで起きても良いんだよ。この女にかけられた魔法が解けるんだったら。ここで起きても…)
しかし、起きる様子は無い。

手を下半身に伸ばし、寝巻きを脱がせる。
最後に一緒に風呂に入ったのは何時だったか忘れてしまったが、その時は体と同じ肌色だった陰茎が横で寝ている女の淫水をたっぷり浴びて淫水焼けしたのか黒々と変わっていた。
(この女が……)

昼間、クラスメートの2人の雑誌を盗み見て書かれていたように兄の陰茎を刺激する。
やわやわと幹を握り、手をスライドさせる。
加減がわからないが、とにかく一生懸命動かした。
ややして、リカの手の中でムクムクと体積が増して来る。
(・・・・!)
やがて、硬さも増し、最大限に勃起した。
(おっおっきい……! あたしの指なんかよりず〜っとおっきいじゃない)
(ホントにこんなのが… 膣内(なか)に入るものなの?)
(こんなのが入って、ホントに気持ち良いのかな。ワルQは?)
90名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:38:39 ID:s4cEvGcX
先ほど、少しだけ自分で慰めた名残りが残ってる自分の花弁に手を伸ばし、揉み解すようにしてから、指を入れてみた。
「うっ…! くぅっ!!!」
昨日ほどではないが、やはり痛いのは変わらなかった。
しかも、目の前にある兄の怒張はその指なんかよりもはるかに太く大きい。
さらにより女の膣を味わう為に襞に食い込むようになってるのか所々血管が浮き出ている。
釣り針の「返し」の役目をしそうな先が大きく膨らんで、スーパーで売ってる安物の松茸のようにカサが拡がっていた。

やさしい性格と顔の兄に似合わない、見るからに凶暴そうな逸物に、少し恐怖感を覚えた。
(ムリだよ… こんなの。絶対入らないよ!)
その時、兄の横で寝ている女の寝顔が目に入った。
(そうだ。この女はおにいちゃんに突き立てられ、差し込まれて「気持ち良い」って言ってた)
(自分から腰を使って、味わうように……)
そう考えると、揺らぎかけた決意を正した。
91名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:40:43 ID:s4cEvGcX
雑誌で見た通りに舌を這わせ、唾液を塗す。
リカの鼻腔にかすかなお湯の匂いがひろがる。
精一杯大きくあけた口の中でさらに体積を増す。
「うぐっ! ごほっ!!!」
先がリカの喉に届いて、思わず咽てしまった。
噛まないように慌てて口を離すと、亀頭とリカの口に唾液の橋がかかった。
リカの唾液を纏った陰茎がヌラヌラと月明かりに照らし出された。

意を決したようにリカがパジャマの下をショーツと一緒に脱ぎ。兄に跨った。
(いっいくよ。おにいちゃん!)
さらに決意して、兄の陰茎に手を沿えて、自分の花弁にあてがう。
(……っ!)
固く、そしてやや柔らかいモノが触れた時、ビクッ! と反射的に体が離れてしまった。
気を持ち直して、もう一度繰り返す。
92名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:42:29 ID:s4cEvGcX
今度は逃げないようにやや体重を乗せる。
(ギチッ!・・・・・!)
(「痛っ!」)
まだ、ほんの少し入っただけだが、自分の指とは比べ物にならない痛みが全身を襲った。
(やっぱ、だめだよ……)
諦めかけた時にワルキューレの寝顔が目に入った。

その顔がうっすら笑っているように見える
「ふふふ。貴方にはムリよ。和人は私だけの物なんだから……」
そう言われたような気がした。それがリカの心を燃え上がらせる。
(アソコが裂けちゃってもいい… ワルQだけなんてイヤ…… )

覚悟を決めあてがうと、激痛に耐えながら徐々に体重をかけていった。
ミリッ! ミチィッ!
「!!!!!!!!っ!…… うぐっ…… ぐうぅぅっ! いっ痛いよぉ。おにいちゃん!」
93名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:44:37 ID:s4cEvGcX
身体が引き裂かれるような痛みに耐えながらも、とうとう根元まで挿入した。
「はあ、はぁ、っはぁ! はっ入ったぁ」
「どうワルQ? 入ったわよ。おにいちゃんが… あたしの膣内に… くやしい?」
「今だけはおにいちゃんはあたしだけのもの。あんたのモノじゃないのよ。」

心臓の鼓動に合わせて、ズキンッ! ズキンッ!と痛みが走るが、それ以上に憎らしい女から兄を取り戻した事に満足した。
「おにいちゃん。今だけはあたしだけのおにいちゃんだよね? ……昔のように。この女が来る前のように…」
「待ってて、おにいちゃん。気持ち良くしてあげるから。おにいちゃんを気持ち良くしてあげるのはこの女だけじゃないんだからぁ・・・・」
身体にクイが打ち込まれたような痛みに耐えながら、ぎこちなく腰を動かす。
痛さのあまり、涙が止まらない。口も閉じられず舌を出して涎が流れ出す。

ワルキューレが言うように「気持ちいい」なんて事は全く無く、ただ痛いだけだった。
ぐちゅぐちゅと結合部から湿った音が漏れる。
(おにいちゃん。早く…早く…… もうあたし耐えられないよぉ。)
94名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:47:36 ID:s4cEvGcX
痛みのあまりリカの意識が飛びそうになった時、想いが通じたのか
「うっ!」
短い呼吸ともともつかない声をあげて、リカの膣中の陰茎がブルッっと痙攣し、射精した。
ドクン! どくっ! ずぴゅっ!
「っっっぁ!」
リカも声にならない声をあげ、身体をのけぞらせる。

射精の瞬間、さらに膨張した陰茎が、まだ固く狭いリカの膣中を掻き回し、せっかく少し慣れた所にさらに痛みを刻み込んだのだった。
「はあ、はあ……」
リカの膣内で兄の陰茎が小さくなって行き、リカも少しだけ楽になった。
それでも引き抜く時に新たな、別の痛みが走ったが、何とか引き抜く。
「…!」
兄の陰茎には精液とリカの愛液が混じった汁がピンクに染まっている。
自分の股間を見ると、より鮮明な赤い液体がつつ〜と一筋、二筋流れている。
破瓜の血だった。
95名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:50:36 ID:s4cEvGcX
まだ痛みが残り、感覚がおかしい下半身にムチ打つように枕元のティッシュを3枚取り、兄の陰茎を拭う。
さらに、跡や匂いが残るかもしれないので、口に咥えて舌で清める。

嫌悪してる自分の愛液の匂いと初めて知る精液の匂い。
それと、出血の鉄っぽい味が口に拡がった。
口を離し、もう一度新しいティッシュで拭った。

続いて、自分の股間を拭う。
ここでも痛みがあったが、とにかくがまんして拭いた。
一息つき、兄の寝巻きを直し、布団をかぶせ、使ったティッシュはクズ籠に入れるとバレる恐れがあるので、自分の部屋に捨てようと考え、パジャマのポケットにしまい部屋を出た。

まだ、股間に何か挟まってる感じがするが、汗もかいたし、何より兄の匂いをあの女に勘付かれるのがイヤなのでシャワーを浴びる事にした。
シャワーを股間にあてるとまだヒリヒリする。
が、暫くしたらまた、ドロッという感じで溢れてきた。
自分で広げてシャワーを当てると涙が流れた。
(おにいちゃん… これで良かったんだよね?)
自分に言い聞かせる。
同時にふと
(ワルQごめんね。でも今日だけだから、許して)
とも。

シャワーから出て、眠れそうにないので薬を飲んで深い眠りについた。
運命の一夜が過ぎ去り、何も無かったように夜が明けた。
96時野リカです:2006/02/19(日) 05:00:53 ID:s4cEvGcX
今回はここまでね。

職人は仕事があるんで、今日は続きをお話しする事は出来ないかもしれないけど、感想とかもらえると嬉しいな。
それじゃ。
97名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 13:02:42 ID:OyPRIuio
たしかにもう泥沼に・・・
わるQにばれて、昼ドラの展開に?
リカの壊れっぷりがどんどん絶望に向かっていくようで、続きが待ちどうしいです。
ラストはどうなるのでしょうか・・・?
98名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 20:09:01 ID:OyPRIuio
リカの落ちっぷりがイイ!
エロシーンでは背徳の恋愛に興奮しました
99名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 20:11:49 ID:digJEmx7
だがしかしこのことがバレたらヴァルハラ王家の素敵パワーで真田さんみたいに追い出されるオチが
100名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 20:41:20 ID:UpemMC59
リカが救われない程ドロドロな展開になりそうだな。
続きが待ちどうしいです。GJ!

和人×ワルキューレのバレンタインネタがエロなしって事は、ハワイトデーでは、超甘甘な展開とか?
和人が口の中でトロトロに溶かしたチョコをワルキューレに口移しするとか・・・
バレンタインネタでもあった様に、ワルキューレの身体にチョコを塗って、和人が舐めるとか・・・
そのお返しに和人のモノにチョコを塗って、ワルキューレが、しゃぶるとか・・・
妄想拡大中・・スマソorz

和人×ゴーストこれも好きなカップリングだ。
ゴーストはワルキューレと違って、主導権を握りそうだし・・・
保管庫にあるSSみたいに、ワルキューレに見せつけそうなイメージが強いな。

職人様、もしホワイトデーネタやゴーストネタを作成する機会があれば、上記のネタ(自分の妄想ですが)を参考もしくは、引用していただいてもよろしいですよ。

101前・359:2006/02/20(月) 03:33:23 ID:3JhGSVw4
え〜。申し訳ございません。
頑張ってはいるのですが、ちょっと今はリカに続きを語ってもらえる状況ではございません。
今日の夜か、日が変る頃には必ずリカに続きを語ってもらう予定ですので、しばらくお待ち下さい。
ご意見・ご感想頂いた皆様への返事もその時にさせていただきます。すみません。
102名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 16:00:24 ID:Ua4ca5Bw
何とかリカにも幸せになってホスイ・・・
103前・359:2006/02/20(月) 22:08:08 ID:8A5WZ2wM
え〜。
今、仕事が終わりましたので、少し寝てからリカに語ってもらいます。
お返事もその時に。

ところで>>100さんの書き込みを見て、初めて保管庫に行きました。
先月の末に乱入みたいな感じでこちらにお邪魔させていただきましたが、以前のは読んだ事が無かったので
「どれどれ、先輩職人はどんなのを書いてたんだ? ちょっと勉強させてもらおう」
とか思って読みました。

当方はワるちゃんは登場させる予定は無いですが、出すとしても
「おねしょしてしまって、おしおきに綿棒でコチョコチョっとイタズラする」
程度にしようと思ってましたが……先輩方は遠慮ナシですな。
にゃんまんだぶ〜 にゃんまんだぶ〜!

「ちんちん電車」。いや〜。乗りたい!
「おっさん」オレと代わ・・・・・コホン。いや、とんでもナイですな。

ゴーストの話は一番書きやすい話だったと思います。
ですが当方の考えてる話と被ってなくて良かった。
と思ったのもつかの間。
「十二月の〜」
は上でどなたかが要望されました「純愛モノ」の話。
その出だし、序盤が細かい表現こそ違うものの、大凡は同じでビックリ。
あんたはオレかと。

リカのハッピーエンドがあったので、まあそれも良かったですかね。

ともあれ、今から少し寝て、再開させていただきます。
104時野リカです:2006/02/21(火) 02:33:27 ID:7IFHyTD7
続きの前に感想くれた皆にお返事するね。
>>97
感想ありがとう。
ラストはぁ…… 期待に沿えるかどうか解らないけど。話して行くから聞いて。

>>98
感想ありがとうね。
あたしは必死なのよ。もう。
壊れていくのは実感してるけどね。

>>99
おしいっ! でも違うみたい。
ともあれ感想ありがとう。

>>100
キリ番ゲットおめでとう。
そして感想ありがとう。
ホワイトデーはバレンタインがコメディタッチだったので……
とか言ってたよ。
ゴーストの純愛モノは出そうと思えば出せそう。とか言ってたけど、とりあえずメームおばさまの話があるから。

じゃ、続きを話させてもらうね。
105時野リカです:2006/02/21(火) 02:35:40 ID:7IFHyTD7
>>102
ありがとう。>>102君だけだよ。あたしの幸せを願ってくれるのは。
はぁ…

じゃ。改めて、続き行かせてもらうね。
106名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:37:35 ID:7IFHyTD7
「リカ様。リカ様ぁ。朝でございますよ」
真田さんの声で目が覚めた。
まだ頭がボンヤリする。
でも股間の違和感が昨夜の出来事が事実である事を示していた。
「うんっ!」
1つ伸びをして布団から出る。
制服を着て、カバンを持って居間に向った。

何も知らない3人。そして全てを知ってるあたし。
おにいちゃんの顔が見れない。
そういや、おにいちゃんとワルQの初めてがあった朝もそんな風だったなぁ…
あの時のおにいちゃんとワルQもこんな気持ちだったのだろうか?
・・・・多分違う。
求め合って結ばれた2人とあたしの場合は同じハズなんて無い。
(あんな事をしてもおにいちゃんを取り戻した事にはならないのに…)
そう考えると、また気分が沈んだ。
107名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:39:08 ID:7IFHyTD7
「あのさ。ワルQ。お味噌汁。もうちょっと濃い味だと嬉しいんだけどな。」
「ご、ごめんなさい。リカ様。明日は気をつけます。」
申し訳なさそうなワルQの顔を見ると、こっちも落ち込む。
(こんな事で因縁つけるあたしって、ホント、ヤな女)

食事が終わって学校へ。
昨日までと全然変わってない風景。変わったのはあたしだけ。
自分だけが疎外されてる気分になる。
(やっぱりしてはいけなかったのかな? いや、あれで良かったんだよね? おにいちゃん)
108名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:40:48 ID:7IFHyTD7
そんなこんなの変化に乏しい日常が繰り返された。
「あの夜」から3週間過ぎたあたり。
あたしの朝はトイレの中で手帳のカレンダーとにらめっこで始まる。
(6、7…今日で8日目かぁ…… )
白いままのナプキンを見つめ呟く。

あたしに初潮があったのは中1の夏だった。
それから2年。まだ周期は安定してないけど、ここまでズレ込む事はなかった。
(まさか… ね? 初めてだったのに。たった1回だったのに… 違うよね?)
自分に言い聞かせる。
109名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:42:31 ID:7IFHyTD7
コーナーにある汚物入れに手を伸ばした。
昨日、トイレットペーパーに包まれたナプキンを見つけた。
拡げて見たら、真ん中に赤い血が少し付着していた。
あたしのじゃないから、ワルQか真田さんのだ。

今日のナプキンには昨日よりやや多い血がベットリとした感じで付着している。
(ヴァルハラ人も2日目は重いんだ。 ……でもあたしよりは軽そう。)
(・・・・でも今は重くても良いから来て欲しい…)
再びペーパーに包んで、汚物入れに入れる。
「はぁ〜」
タメ息つくと同時に
ドンドンドンドン!
激しくドアをノックされる。
110名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:43:47 ID:7IFHyTD7
「リ、リカ様ぁ〜。まだでございますかぁ〜〜! わっ、わたくし… もう… 限界で… 」
ここしばらく考え事してしまうのでつい長く入ってしまう。
「ハイハイ。今、出るわよ。」
ショーツを上げて水を流してドアを開ける。

同時にあたしを押しのけるように真田さんが個室に飛び込んだ。
シュルっ!と布がズレる音がし、同時に
シュッ… シャァァ〜
と言う勢い良い水音がし、暫くして
ジョボジョボと溜まった水を打ちつけるような音が聞こえてきた。

ドアが薄いので外まで良く音が聞こえる。
いばらく続いた水音が止み、最後に真田さんの
「ふっ!」
と言う息とも声ともつかぬ声と同時に、ジョボっと音がし、カラカラと言うペーパーを取る音がした。
「はぁ〜〜。生きているって素晴らしい!」
真田さんの歓喜の声。
(真田さんって悩みがないのかな?)
111名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:46:11 ID:7IFHyTD7
トイレから出てきた真田さんは今日も朝からテンションが高い。

そして、一昨日、昨日、そして今日も2人の行為は無かった。
(やっぱり、あのナプキンはワルQの……)
そう思うと、また腹が立ってきた。
(あたしは、たった一回。しかもおにいちゃんに求められてしたんじゃ無いのに、こんなに不安になって)
(あの女はする時は1日に何回も何回も… 生理が無い時は殆ど毎日してるのに…)
(しかも、おにいちゃんに求められて……)
さらに腹が立つ。

(でも、どうしよう。ホントに妊娠(でき)ちゃってたら……)
112名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:47:26 ID:7IFHyTD7
学校の休み時間。
にーなとれみが雑誌を見ながら喋っている。
「何かあっても、出来ちゃったら困るよねぇ」
「ホントホント。だからぁ。あたし定期入れに… コレ入ってるんだぁ」
パスケースにはカラフルなアルミの包みが入っていた。
「なになに? 使う予定でもあるのぉ?」
「だから、もしもの為よ。ま。リカには関係無い話かな?」

言われて気付くと、額から冷たい汗が一筋流れた。
「と、当然でしょ。あたし達受験生なんだから」
「言うと思ったぁ」
作り笑いで答えるあたし。
雑誌のページを進めると、広告記事が目に入った。
「簡単にチェック出来る…」
113名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:49:44 ID:7IFHyTD7
放課後になった。
あたしはいつもとは反対方向に向かう。
普段は滅多に行かない方角にある商店街にある薬局に入った。

「……… あった!」
雑誌で見たのと同じ製品を見つけ手にする。
レジの女性店員がジロジロ見てる。
(しまったぁ。制服で来るんじゃなかった)
セーラー服の少女が妊娠検査薬を買うのだから仕方無い事だったが。
「1122円になります。」
つり銭が出ないように小銭を混ぜて、あたしは逃げるように店を出た。

紙袋をカバンに入れて家路に着いた。
沈む心が足どりを重くする。
時乃湯までの道程がすごく長く感じる。
(いっその事、このまま着かない方が良いのかな?)
(いやいや、まだ、妊娠ちゃったと決まったワケじゃないんだし。)
そうこう考えているうちに帰ってきてしまった。
114名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:52:16 ID:7IFHyTD7
夕食が済み、あたしは部屋にもどって、カバンから紙袋を取り出した。
パッケージを開け、説明書を読んだ。
「生理予定日より一週間後から検査出来ます。」
「尿を採尿部に約5秒かけるか、紙コップなどに尿を取りつけて下さい。」
「検査終了ラインに青い線がでたら検査は終了です。」
「陽性(妊娠時)は「+」、陰性なら「−」が表示窓に表示されます。」
「朝、昼、夜いつの尿でも検査できます。」
・・・・・
「か。」
2コある検査キットの1つを取るとトイレにむかった。
115名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:53:20 ID:7IFHyTD7
スエットとショーツを下ろし、キットの採尿部を近づける。
(ダメ。出ない。怖いよぅ。おにいちゃん……)
「ふぅっ!」
決意を固める。
しばらくして、チョロっと出る。
始めはワレメに沿って後ろに流れ、やがて勢いを増して、一条の流れが出る。
キットの採尿部に当てる。
「1…2…3…4…5」
流れから離しキャップをする。
あとは待つだけ…

しばらくすると検査終了のサインが出る。
結果は出た。
でも見れない。
(怖い。怖いよ。おにいちゃん…… 絶対出来てないよね。おかあさん!)
恐る恐る目を開く。
丸い表示窓が視界に入る……

「+」

(・・・・・!)
リカの心配をあざ笑うかのように冷徹にかつハッキリと+の表示がされていた。
(そ、そんな… 違うよね。間違いだよね? も、もう1個あるから、明日もう1度検査すれば… 違う結果になるよね…)
涙が溢れ、流れる。
ポタッポタッと床に落ちた。
(どうしよう…… あたし… どうしたら………)
 
116時野リカです:2006/02/21(火) 02:57:42 ID:7IFHyTD7
今回はここまでね。
予定ではレベル1エンド。つまりはこのお話しは次で終わるかも。
続きは今日の夜か、今回と同じような時間にでも…

じゃ。つきあってくれてありがとう。
117名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 17:30:46 ID:bCmS8adD
まさしく最悪な展開に・・・
やはりラストはどん底エンドなんでしょうね。
どん底と言うことは堕ろすという展開なんでしょうか・・・
それでは続きを待っています GJ!!!!!
118名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 01:33:12 ID:i0qv0YLV
あれでいいか不安だが全スレのSSまとめといた。
あとよろしく。
119時野リカです:2006/02/22(水) 04:40:39 ID:BA3nayGp
あたしの話は今日でおしまい。
前スレの>>391君は聞いてくれてるかな?

>>117
感想ありがとう。
最後は>>117君自身の目で確かめて。今のあたしに言えるのはそれだけだから…

じゃ、最後まで話させてもらうね。
120時野リカです:2006/02/22(水) 04:42:36 ID:BA3nayGp
怖くなってあたしは部屋に逃げ込んだ。
(どうしよう。)
この言葉しか頭に浮かばない。
それでも少しは寝たようだった。

目が覚めて時計を見たら5時過ぎ。
あたしは、もう1つ残っている検査キットを持ってトイレに入った。
・・・・・
結果はやっぱり「+」。
(違う。この薬が間違ってる…)
その後は眠れるはずもなく、布団を被っただけだった。
121名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:44:19 ID:BA3nayGp
外が明るくなった頃、居間で朝食の準備をする音が聞こえる。
真田さんとワルQの声も……

ピピピピ・・・
時計が鳴る。あたしはスイッチをおしてノロノロと起き上がると制服を着て、カバンを持った。
部屋を出る時、ひとつ呼吸をし
「よしっ!」
気合を入れて出た。

「おはよう。ワルQ、真田さん」
限界まで明るく挨拶をする。
122名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:46:00 ID:BA3nayGp
「あっ、おはようございます。リカ様」
「おはようございます」
2人が挨拶を返すと、ご飯の準備を再開する。
炊飯器から勢い良く湯気が出てる。
(!)
今まではどうって事の無い匂いだったが、今朝はこのおコメの炊ける匂いが気になる。
少し気分も悪くなって来た。

「みんな。おはよう。」
おにいちゃんが、居間に入って来た。
「おにいちゃん。おはよう」
すこし吐き気を覚えながらも挨拶をした。
準備も終わり、ちゃぶ台に朝餉が用意された。
「はい。リカ様」
真田さんがお茶碗にご飯を注いでくれてあたしに差し出す。
123名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:48:40 ID:BA3nayGp
(うっ!!!)
慌てて流し台へ・・・・・
「うえぇぇっ!…… おっ… えぇぇっ!」
急激な吐き気。胃に何も入って無いから黄色い胃液が口から出る。

ニガいし、苦しい。涙が溢れ、粘り気のある唾が糸を引いて流し台に落ちた。
「リカ!」
「リカ様!」
「いかがなされました。リカ様?」
3人が駆け寄った。
「大丈夫ですか? リカ様」
真田さんは背中をさすってくれた。
124名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:50:16 ID:BA3nayGp
一通り吐き出すと少し気分が楽になった。
「どうしたの。 具合悪いの?」
おにいちゃんが声をかける。
「あたしにも、解らないよ」
ウソだった。
ドラマでよく見る光景。つわりだろう。と瞬時に思ったが事実は言えない。

ご飯の匂いがどうしてもダメなので、あたしは冷蔵庫からプリンを出して食べた。
「リカ様。今日は学校をお休みした方が……」
ワルQが心配そうに言う。
(やさしいんだよね。ワルQは。でもこうなった理由を知ったらどうかしら?…)
それはワルキューレをドン底に叩きつけるだろうが、それ以上に兄をドン底に奈落の底に叩き落すだろう。
(だから、言えない。絶対、誰にも。)
「ううん。大丈夫。行くよ」
学校に行く事にした。
と言うより、ここに居るのが怖かった。
125名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:53:30 ID:BA3nayGp
放課後、図書室で保健の専門書を読む
「つわり……妊娠初期(4週〜7週)に始まり・・・・・」
「・・・・精肉店の匂いや、暖められたでんぷんの匂い(ご飯の炊ける匂い等)に敏感に・・・・・」
「個人差があり、妊娠の原因とされる日から数日後に来る事も・・・・・」
全てが一致している。
あたしがおにいちゃんの赤ちゃんを宿してるのは間違いなさそうだった。
(どうしよう? …… どうすれば良いの? おかあさん)
(どうしよう。どうしよう。どうしよう…)
126名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:55:05 ID:BA3nayGp
それ以外の言葉は浮かばない。そんな時に限って、早々と時乃湯に帰って来てしまった。
「リカ様。おかえりさない。」
時乃湯の暖簾をかけたワルキューレが迎える。

「ただいま…」
元気の無い返事をすると
「まだ、お体がすぐれないのですか? だったらお医者様に…」
「うん。ありがとう。大丈夫だから」
そう答えるしかなかった。医者なんかに診せるわけにはいかないのだから。
部屋の戻ろうと台所を通ると炊飯器から湯気が出てる。
そしてやっぱり吐き気を催してトイレに駆け込んだ。
「リカ様…… 」
真田さんとワルキューレが心配そうに見ている。
「ごめん。あたし今日、ご飯いらない。先に寝るね。」
127名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:57:07 ID:BA3nayGp
部屋に戻ろうとするあたしに真田さんが声をかけた。
「冷蔵庫にプリンとゼリーがございますので、具合がよろしくなられましたらお食べ下さいね」
(やさしいね。本当に。)
心遣いに涙が出そうになりながらも
「うん。ありがとう」
それだけ言うと部屋に入り、スエットに着替えて布団に潜り込んだ。
布団に入ると、もう涙が止まらなかった。
泣くだけ泣いたら眠ってしまった。
・・・・・
夜、目が覚める。
さすがにお腹が空いたのでハンテンを羽織って台所に行った。
夕食のあたしの分のおかずがあった。
ご飯を食べようと思ったが、あの吐き気を思い出し、怖くなってやめた。
冷蔵庫を開けるとプリンやらゼリーやらヨーグルトが沢山入っていた。
128名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:58:58 ID:BA3nayGp
真田さんが気を利かせてくれて買い物の時に買ったのであろう。
やたら「半額」やら「30%オフ」やらの赤いシールが貼ってあるが、それがまた真田さんらしい。
(真田さん。もうらうね。ありがとう…)
親と離れて数年。兄以外の人からの心遣いを忘れてた。
また涙が溢れてきた。

プリンとヨーグルトを食べ終わると部屋に戻った。
布団に入ると最近、忘れてた安らぎを感じ眠りについた。
朝になり、真田さんが様子を窺いに来た。
「いかがですか? リカ様」
「う〜ん。昨日よりは良いかも。でも今日は学校休もうかな」
学校には行きたくなかった。
「さようでございますか。では朝食はプリンか何かになさいますか?」
「うん。そうする。」
129名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:00:56 ID:BA3nayGp
「リカ。ぼく行って来るけど。大丈夫? 何か有ったらワルキューレか真田さんに言うんだよ」
「うん。解った」
兄の顔が見られず、布団に潜ったまま答えた。
やがて、和人が登校し、しばらくしてワルキューレと真田さんがプリンとゼリーとヨーグルトを2つづつお盆に乗せて部屋に来た。
「具合の方はいかがですか?」
ワルキューレが本当に心配そうな声をしながら伺う。

「さ、リカ様。こういう時こそしっかり食べませんと」
体を起こしてくれた。
あたしはゼリー食べ、プリンを手に取って食べ始めた。
「おいしい… ありがとうね。真田さん。随分沢山買ったのね。これは食べきるのが大変だ。」
カラ元気を出して言ったら思いがけない返事が来た。
130名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:02:54 ID:BA3nayGp
「いえいえ。これをお求めになったのは姫様でございますよ。」
「・・・!」
「あ、あの… ごめんなさい。昨日リカ様がご飯が食べられない時、美味しそうに食されてるのを見て…」
「真田さんと一緒に買い物に行ったのですけど、わたくし、あまりお買い物とかした事なくて……」
「真田さんが「赤いシールが貼ってあるのが良い」と言う物で、つい買い過ぎちゃって…… その…」

言葉が出なかった。
あれ程憎いと思ってた女が自分の事を本当に心配してくれている。
それなのに自分は・・・・
とにかく自分がミジメで情けなかった。
涙がポツリと落ちる。
「ありがとう。ワルQおいしいね。 ありがとう……」
ゼリーとプリンを食べると逃げるように布団に潜り込んだ。
131名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:04:56 ID:BA3nayGp
「何かあったら、お呼び下さいね」
2人が部屋を出て行った。
有り難いやら悔しいやら切ないやら、様々な思いが頭を過り、何も考えられなくなった。

その後、何度もワルキューレは心配そうに何度も様子を見に来た。
昼も、そして夜もヨーグルトやプリン、ゼリーを食べた。

夜も更け、皆が寝静まった。
あたしは天井を見つめながら考える。
そうして1つの考えがまとまった。
あたしは机に向って便箋に手紙を書く。
書き上がった手紙を机の、目立たない引出しにしまう。
スポーツバックにちょっとした荷物を詰めると、朝を待った。
132名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:06:42 ID:BA3nayGp
「おはよう。みんな。」
務めて明るくふるまう。
不思議と今日はご飯が食べられた。
「おにいちゃん。今日はあたし、先に行くね。」
「えっ! うん。」
「それとワルQ。あたしが居ないからって、いつまでもおにいちゃんとイチャついてたらダメだよ」
赤くなるワルキューレ。
「それじゃおにいちゃん。バイバイ。ワルQ、真田さん。ありがとね。」
こぼれそうになる涙を誤魔化すようにさっと玄関に行き、靴を履き家を出た。

しばらく走った時、時乃湯の方を振り返る。
(さようなら… ワルQ、真田さん。おにいちゃんをよろしくね。…… おにいちゃん。さようなら。)
133名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:08:47 ID:BA3nayGp
夕方になってもリカは帰ってこなかった。
夜になっても…
和人が心当たり全てに電話をしたが、リカの居所は解らなかった。
和人も真田さんも、そしてワルキューレも心配で部屋に戻って眠ろうとしなかった。
「2人共、寝てよ。」
そう言うものの、真田さんもワルキューレも首を横にふるだけだった。
朝になってもリカは戻らなかった。
幸いにも今日は土曜日。
3人は朝からリカを探す。

次の日もリカの行方は知れなかった。
月曜日
和人が学校を休もうとも考えたが、真田さんが何か解ったら連絡すると言われ学校に行った。
夕方、和人が帰宅すると、メームとイナルバが来ていた。
真田さんがリカの机から手紙を見つけ、事情を察し呼んだのだろう。
134名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:11:10 ID:BA3nayGp
「事情は解りかねますが、とにかくリカちゃんを探しましょう。イナルバ。司法局で捜索の手配を…」
「ええ。そう言う訳で婿殿。リカちゃん… いえ、リカ様の事はお任せ下さい」
「お願いします」
和人にはそう言うしか出来なかった。

次の日の朝、メームの巨大円盤の一室で十数名が整列している前でイナルバが言う
「お配りしたのがワルキューレ婿殿の妹君。時野リカ様の写真と資料です。」
「事を表立てない為にも聞き込みはやめるように。大変だとは思いますが、お願いします」
全員が敬礼をして部屋を辞す。
「そんなメンツにこだわってる場合でしょうか?」
メームが言う
「いいえ。この際、私達、ヴァルハラのメンツなど、どうでも良いのです。」
「事を荒立てるとリカちゃんが帰って来づらくなるかもしれないし、何かの事情で隠れてる場合、警戒されるでしょう。」
・・・・
「そうね。ここは貴方の判断が正しいかも。お任せするわ。しかしどうしちゃったのかしら。リカちゃん?」
しかし、その日も次の日もリカが探し出される事は無かった。
135名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:13:34 ID:BA3nayGp
数日後、制服でなく、私服に着替えていたリカを尾行する影があった。
仲間と連絡を取り、さらにリカを追う。
リカが人通りの少ない路地に入った時、前後から迫る人影に気付いた。
「だっ誰?」
男達が近づき
「時野リカ様ですね?」
(…!!! 胸に羽根の紋章 ヴァルハラ皇家の……)
前の男の脇をすり抜けるように走り出す。
「お待ちください!」
男達も追いかける。

はぁ、はぁはぁ……
「いらっしゃったか?」
「いや。まだ遠くには行っておられないだろう。お前はそっちを…」
業務用の大きいゴミ箱の陰に身を潜め男達をやり過ごした。
(ヴァルハラ皇家が動き出したんだ… もう、ここにはいられないな。)
再びリカは街並みに消えた。
136名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:15:55 ID:BA3nayGp
さらに強化された捜索にも関わらずリカの姿はようとして知れなかった。

時乃湯を出て何日が過ぎたのだろう?
リカは別の街中をアテも無く歩き続けていた。
(困ったなぁ。もうおさいふにお金無いや。キャッシュカード持ってくれば良かった……)
(いやいや、ダメ。ヴァルハラ皇家の力ならお金を下ろした所をつきとめるだろうし……)
(お金があれば、お母さんとお父さんの所に……)
(ううん。それもダメ。第一「おにいちゃんの赤ちゃん出来ちゃった」なんて言える訳無い)

冷たい風がリカに吹き付ける。
空腹にお腹も鳴る。
疲れと空腹と絶望感から立ち止まる。
そこは鉄道の高架だった。
眼下に電車の往来が繰り返されている様子を、ただボ〜っと見つめる。
137名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 05:19:54 ID:BA3nayGp
(寒いよぅ…… お腹空いたよぅ…… おにいちゃん。もう疲れたよ。)
トクン!
自分の鼓動だろうか? それとも兄と自分の間に出来た新たな命の鼓動だろうか?

(お母さん。お父さん。あたしもう疲れちゃった…… もう歩けないよ。)
(ごめんなさい。あたし… もう楽になりたい…… )

(次の電車が来たら… ここから一歩踏み出して…… 良いよね? お母さんが天国に来たらいっぱい謝るから許してくれるよね?)
(…… ダメよね。こんなあたしが天国なんか行けるワケないもんね。)
遠くから電車が向って来るのが見えた。
(真田さん。ありがとうね。ワルQ。おにいちゃんと幸せにね。プリン美味しかった。)
(あたしの赤ちゃん。ゴメンネ。)

(・・・・おにいちゃん。……おにいちゃん。もし生れ変わるなら… おにいちゃんの妹になりたいよ。)
(そうなったら、次はちゃんと銭湯、手伝ってあげるから…… ううん。手伝わせて。)
銀色の車体が迫ってきた。

(おにいちゃん………)
138時野リカです:2006/02/22(水) 05:23:18 ID:BA3nayGp
今まで、あたしの話につきあってくれてありがとう。
とりあえずは、あたしの話はここでお終い。
どう前スレ>>391君。まだあたしの話を聞く?

まあ、コレはあくまで予定してた終わり方だから聞いたけど、続きは話さないからね。
許してくれる?

んで、これからは書かないけど、当初予定してた話の要点を書くね。
139時野リカです:2006/02/22(水) 05:34:54 ID:BA3nayGp
と思ったけど、レベル2以降の話は時間を改めてと言う事にしてもらうね。
ココまでの感想とか欲しいから。
特にリクエストしてくれた前スレ>>391君の感想を聞きたいな。
他のみんなの感想も。

ともあれ、一応の最後までつきあってくれてありがとう。
次は前スレ>>389君がリクエストしてくれたメームおばさ・・・じゃなかった。お姉様のお話。
「失われた時間 とりもどした心 〜愛しいかけら〜」
を遅くても金曜日には語ってもらう予定です。
良かったらメームおばさ・・・お姉様のお話にもつきあってあげて。

今度は楽しいお話をみんなに出来ると嬉しいな。
それじゃまた。
140前・359:2006/02/22(水) 05:51:52 ID:BA3nayGp
>>118さん
乙でございます。

いかがでしたでしょうか?
皆さんのご期待に沿えたでしょうか?
また、書いてるうちに長くなってしまいました。
申し訳ございませんでした。

当初の予定通り、終了が日曜日だったら、今日は2月22日と言う事で「にゃんにゃんにゃんの日」にちなんで
「怪傑・猫耳頭巾モノ」(コメディ系・短編)
を行かさせてもらおうとしてましたが、猫耳頭巾には来年まで待ってもらおうと思います。

いや〜。しかし、こういう話はニガ手なんで上手く書けたのか皆様の評価が気になります。
改めまして厳しいご意見お待ちしております。
それでは。
141名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 15:39:31 ID:wWFQgTFV
>>140
リカぁぁぁ!ワルQの時の鍵でリカを救ってくれよ!魂の共有だってあるし。
このままじゃ時野家もヴァルハラ家も滅茶苦茶になってしまう・・。こんなの悲しすぎます。

次回はハッピーエンドな話を希望させていただきます。
142名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 16:38:10 ID:1ZN4l1JZ
GJ
神だな
143名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 03:51:12 ID:Oerc1MTx
前スレ>>391です。
素晴らしい出来です・・・でも悲しい・・・・
もう少しHなのを想像していましたが・・・
リカちゃん・・・・><。
144時野リカです:2006/02/23(木) 07:50:07 ID:4yQtD2ix
みんな、おはよ〜。
>>141
まあ、今回はどん底エンドのリクエストだったから…
あたしも次はぽかぽかのハッピーな話がいいな。
感想ありがとう。

>>142
出来が不安だったから安心したって。
感想ありがとう。

そして大本命
>>143君 前スレ>>391
要望された内容を自分なりに解釈して、とにかくあたしをドン底へ追い込もうとしたらこうなってしまった。
って言ってた。
エッチは、話の展開上これ以上入れられなかった。
とも。
続きを話す事を前提としてた時は、あたしは徹底してワルQを恨み続けたのよ。
プリンのシーンもワルQが買ったのを知って、トイレで口に指を突っ込んで吐く。って話にしてたし。
残った最後のお金で買えるのがプリンしか無くって、さらに惨めになるとか。

とにかく、あたしの話をリクエストしてくれてありがとう。
そして感想ありがとうね。
また、機会があったらリクエストしてね。
145時野リカです:2006/02/23(木) 07:51:53 ID:4yQtD2ix
ただ、ちょっと、失敗したかな?
最後にあたしが……と言う決定的な表現は避けてるのよ。
その直前にはそれしか考えられ無いような話し方してるけど。
ココだけで無く、以降のエンドも決定的な表現は避けてるのね。最後の最後を除いて。
それは話を聞いてくれてるみんなに「○○と言う事も考えられる」と思って欲しかったから。
まあ、話を続かせる姑息な手法だけどね。

上で続きの要点を話すと言ったけど、今、迷ってるのよ。
今の所、感想くれたみんながあたしに同情してくれてるから……
生き長らえてさらにドン底。挙句には……って話だし。
しかも、あたしも含めて全員がさらに救われないお話だから。
どうしようかな。
あたしじゃちょっと判断つきかねるから、
「話せ(書け)」「やめろ」
ももらえると嬉しいんだけど。いいかな?
146名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 09:07:54 ID:Fu0ospS+
>前・359氏 こんにちは、>>59です
素晴らしい出来なのですが、やっぱりこのENDは悲しすぎますよ・・・
まさしくどん底エンドですね。
書き方が上手なだけに余計に感情移入しまい、余計に鬱になります・・・
できればハッピーエンドのパターンも書いて欲しいです
要点は私は投下してもらっても大丈夫です。
少し立ち直ってから拝見させてもらいますので。
147名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 09:10:21 ID:Fu0ospS+
それと妄想だけ完成しましたので、ちょち投下させてもらいます。

時期的には和人がゴーストについていく10話〜のifストーリーで
ヴァルハラ星にいる和人とゴーストの話

連れて行かれた後、すぐに和人は目覚める(このとき地球側はワるQが和人に捨てられたと思い、泣き続けている時)
最終話で言っていたとおり、和人はゴーストが深い悲しみで満たされていることを知っていた
その事をゴーストに打ち明けてなぜ今も深い悲しみに包まれているか尋ねる
ゴーストは自分の元となった失われた4皇女と四つの月の事をしゃべる。でも心が満たされないのは解らないと答える
和人は最終話でメームが言っていた通りの理由を察する
そして和人は優しすぎるがために大きく心を動かされ、自分があなた達の幻ではなく本当の恋人になると申し出る
あなた達の心の痛みを少しでもやわらげたいと
純愛Hシーン
それでもゴーストの悲しみを完全に癒すことはできなかった
ゴーストも自身の心が満たされない理由がわかってしまう
和人を自分の恋人にすることも本当の意味で不可能だと知ってしまう
そして悲しみを抑えきれずに暴走し、時のブリザード復活(地球側はメームの船がヴァルハラ星に行こうとしているのに連絡が取れなくなっている時)
和人は最悪の事態を防ぐために最後の手段に出る(この時すでに和人の心は完全にワルキューレではなくゴーストに傾いていた)
ゴーストに自分はもう死んでしまった存在であり、今はワルキューレの魂の半分を分けてもらって存在しているのだと伝える
だから、君と僕とはそんなに変わらない存在であることを教える
そのためにワルキューレの魂の半分を彼女に返し、自分があの世であなた達と本当の恋人になることを誓う
泣き崩れるゴースト
再び重なり合う唇
その時すでに二人の心は完全に一つになっており、本当の意味で愛しあえた。
そしてゴーストは自身の心が癒されたことを知り、なおかつ和人がワルキューレの幻の恋人であったから自分も彼を愛したのではなく、本当に自分自身にとっても幻の恋人であったことを知る
(地球側はメームの船がヴァルハラ近辺に到達したあたり)
その時メームの船にゴーストが現れワルQに時の鍵を返す
そして和人もゴーストのワープでワルQのもとに行き、全てを伝える
約束したのに君の元へ返れなくてごめんと、そして最後のお願いで時の鍵で完全にブリザードを封印してほしいと頼み
泣きじゃくるワルQに何度も謝りつつも魂の半分を彼女に返す
ワルキューレは絶望してしまうがメームに叱咤激励され、和人の最後の願いを思い、悲しみを抑えつつもブリザードを完全封印する

そして再び死を迎えた和人はゴーストと・・・
アレ、コレッテバットエンド?
(各キャラの性格が変だというツッコミはこらえてください・・・)
148名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 09:14:20 ID:Fu0ospS+
チラシの裏↓
ここまで、妄想が完成してるのに何故てめえが書かねえんだよ!!
と怒る人もいるでしょう・・・
でもねそれには深い訳があるのです

そう、それは自分には文章力というものが全くないのです!!

私は時野リカのような成績ではなく、学生時代は現国と古文はいつも赤点すれすれ、大学時代もレポート一つ書くのにどれだけ時間をかけたことか・・・
てなわけで時間があれば是非とも創作お願いします!!
自分でも詳しく&へんちくりんに書きすぎたと反省しておりますので、変更&スルー等も全くおkです
ここまで詳しく書いてしまうとマジで書きにくいと思いますので・・・スイマセン
それでは長文スマソ&失礼しました
149前・359:2006/02/24(金) 00:09:09 ID:na2budME
>>146さん
過分なお言葉ありがとうございます。
最初からこの話は実験と言う事を意識してました。
皆様からも概ね良い意見を頂いてホッとしている反面、
「リカが可哀想だ。359氏ね」
とかまで言われて初めて、この話は大成功だったとも思います。

このテの話というのは、片方(この場合はワルQ)を読んでる皆さんが悪者に思える位までしないとご都合主義の話になってしまいます。
ですがワタクシめには、出来ませんでした。
自分の創ったキャラならかえってそれが出来たかもしれませんけど、この作品もキャラも好きなので…
恋愛モノにしてもシナリオとかノベルズでは片方をどっかに忘れ去られる位にしないと半端になってしまいます。
そう言う意味では>>146さんの考えた、ゴーストの想いを成就させる為にはワルQを切り捨てる。位の方がコンセプトとしてはワタクシの作品より良い評価を受けるかもしれません。
150前・359:2006/02/24(金) 00:10:47 ID:na2budME
但し、それはコーラスも言ってるようにあくまで書き切った場合です。
途中まで良い話、良い出来というのは誰にでも書けますし、どこかに持ち込んでも受け取ってもらえません。
ですので、このお話は>>146さんが是非とも完成させて下さい。
作品やキャラに対する愛情、情熱が大切で、文章の上手いヘタは問題じゃないですから。

ワタクシの書き方を誉めて下さいましたが、文章慣れすればワタクシ位の文はどなたでも書けます。
漫画でも小説でもいいから、とにかく文章に慣れ、書く事によって表現等を自分のモノにするのがよろしいかと。
白状しますが、当方もそれを使ってます。
自分の考えた言葉にそのキャラが使う口調(ライネだと「ですわよ」とか「じゃありませんこと」とか)をくっつければ、セリフっぽくなります。
151前・359:2006/02/24(金) 00:12:34 ID:na2budME
ですので、ビデオやDVDを観てセリフを研究するのも良いかもしれません。
ワるきゅーレのシリーズは最後まで見終わった後にもう一度初めから観ると味が出る作品ですので繰り返し観るのもいいかと。

第二期の和人とゴーストについては
「寝てばっかやんけ。いつゴーストと話し込んだんだ?」
「その割にワルキューレには「可哀想なのが解った」とか言うし。いつ解った?」
「ゴーストとマトモに話した時って浮気騒動の時だけだろ?」
とか思えます。
「そもそも4皇女が嫉妬する程、和人と大ワルの日常生活なんて描かれてないじゃん!」
「描かれてるのは、リカちゃん歳時記でネコを助ける話と星霊節の花嫁の6話でデートしてる場面がちょこっとあるだけじゃん」
とも思えます。
そこで
(よ〜し。それなら、その空白を埋めてやろうじゃないの)
とかになるワケです。
152前・359:2006/02/24(金) 00:13:51 ID:na2budME
実はワタクシめ。DVDを買ったんですが、観てなかったのですよ。
12月からAT−Xで第三期を放映し出して、
(そ〜いや、買ったよな)
とか思い出して、そこでやっと小包の箱を開けた次第で。

そこで最終巻のパッケージを見たんですが、その絵。手元にあれば見て欲しいのですが
(もう。最高! あたし幸せになりま〜す!)
って感じのワルキューレに対して
(すみません。勘弁してください)
って感じの和人の絵なんですよ。

コレと、天空閣の回廊で和人とワルQが一瞬目が合ったと思えば、2人共はにかんで俯く描写を見て
(あの2人…… ヤったな!。しかもワルQが激しくおねだりして和人君ゲッソリ)
と思って前スレ>>359〜を書かせていただいたんですよ。
153前・359:2006/02/24(金) 00:15:39 ID:na2budME
長々と書きましたが、きっかけなんてのはそんなモンです。
ですので>>146さんも一歩踏み出してみては如何でしょう。
人様に読んでもらうって事を考えながら書けば、良いのですから。
評価が芳しくなければ、勉強すれば良いだけの話。

と思いますが、どうでしょうかね?
あと、ワタクシめは下の投稿フォームにだらだら書いて、場面が変わるごとか、適当な長さで切って投稿してます。
>>146さんが文章を書いた事が少なく、自信が無いようでしたら、チラシの裏でも失敗したコピー紙の裏にでも下書きしてから投稿フォームに書くのも良いかもしれません。

なんか、ワタクシなんぞがエラそうに言うのもおこがましいのですが。


ちょっと、トピックの趣旨からズレてしまいました。すみません。
明日ぐらいから、前スレ>>389さんからリクエストいただきましたメームの話を行かせていただきます。
よろしければお付き合い下さい。

それでは。
154名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 00:27:35 ID:jT3yBe46
ハーレムエンド書いて欲しいと逝って見る
155名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 01:12:17 ID:YHELwHJZ
リカには、堕胎するという選択は無かったのだろうか。

「もぐりの医者で堕胎処置を受けるが、予後が悪くて結局リカは死ぬ」とか、
もっと救いの無い展開を思い浮かべてしまったwww
156名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 01:57:09 ID:CoFhm1LK
家出をしたリカがホームレスやチンピラに輪姦された挙句流産してしまい、精神崩壊を起こして路地裏に捨てられてる白濁液まみれのリカをワルと和人が見つけてエンドだったら神作品だと思った。
157前・359:2006/02/24(金) 03:10:33 ID:6KCxa7yK
>>154さん
3人が限界でしょうか。
それ以上になるとキャラを活かし切れなくなるので。
またワルQ&真田さん×和人
とか今すぐにでも書ける組み合わせもありますが、その反対もありますので…
すみません。

>>155さん。
もしかしてエスパーですか?
リカが飛び込もうとするのを助けるのが無資格医師で、堕胎を考えるも和人の子と言う事で出産する事にする。
と言うのが続きだったんですが……
産後の経過が悪くて……
もピッタリ! ビックリ!

>>156さん
もしかしてエスパーですか?
出産費用を稼ぐ為に、見ず知らずの男達と…
と言う展開を考えてました。
精神崩壊は最後の最後でワルQがなる予定でした。
これもビックリ!
ご期待には沿えませんでした。すみません。


しかし、どん底モノは反応がありますねぇ。
ちょっと複雑な気分でありますが。
158時野リカです:2006/02/24(金) 03:24:13 ID:6KCxa7yK
少し話しちゃったから、残りも話すね。
ニガ手な人はスルーしてね。

実はあの後、あたしは飛び込まないのよ。
ある男に止められてね。
説得されて、生きる事にしたの。
でも子供を産むにはお金がかかる。
お金を稼ぐ為にあたしは街で見も知らない男達に体を開いてお金を稼ぐんだけど…
途中で貯めたお金を盗られたりしてさらに大変なんだけど、ときかくお金を貯める。

そして次の年の7月23日。つまりはおにいちゃんの誕生日に娘を出産するの。
あたしを助けてくれた男が無資格医師で、そこで産むんだけどね。

出産後はしばらく安静にしないといけないんだけど、お金もないからそこを出るのよ。
街角のTVで伸び伸びになってたおにいちゃんとワルQの結婚のニュースが流れてて……
近親交配だったのに、幸いにも娘は五体満足で精神も普通だったんだけど、記憶、知能が優れてて。
ホラ。たまにいない? 生まれて間がない、まだ目も見えてないハズの頃の記憶が鮮明に残ってる人。
娘がソレだったんだけど、あたしがTVに向って

「リコ(娘の名)。あれが貴方のパパなのよ。時野和人。」
見えないはずの目で画面を見つめるリコ。
>>>ココでレベル2エンド
159時野リカです:2006/02/24(金) 03:26:18 ID:6KCxa7yK
出産後すぐ体を動かしてムリしてしまってあたしの体調が崩れ、もうリコを連れていられなくなる。
あたしは、リコを施設の前に放置して物陰にかくれる。
リコの産着にあたしのメガネと、ゴミ箱で拾ったチラシの裏に名前とこの子を頼みます。と言う手紙を挟んで。

施設の人がリコを無事見つけてくれて安心したあたしは息を引き取るの。
あたしの遺体を捜索隊が発見して、メームおばさまがおにいちゃんとワルQに知らせるかどうか悩む。
でも葬儀の事とかあるので知らせるのよ。

おにいちゃんは精神的ショックで不能。つまりは立たなくなっちゃうのね。
でもワルQや真田さん。他の皇女達の心遣いで3年後に日常に戻る。
そしてワルQ懐妊の報。1年後の7月23日に娘を出産。この時、リコは4歳。
この娘の名前の考えてあるけど、ここでは伏せておくね。

その娘が5歳。つまりリコが9歳の時、娘付きの侍女をつける事になる。
「血筋より人柄を重んじる」ヴァルハラの習しにしたがい、侍女候補が広く求められる。
その中にリコもいるのよ。
知能が優れてるリコは超難関を突破して娘の侍女に選ばれる。
おにいちゃんと、ワルQ、そして娘の前で挨拶するリコ

(ママ。ついにここまで来たわ。パパ、あたしがわかる? そしてこの女がママからパパを奪った女。ワルキューレなのね)
>>>ココでレベル3エンド
160時野リカです:2006/02/24(金) 03:28:28 ID:6KCxa7yK
おにいちゃんもワルQもリコを自分の娘のように接してくれ、娘も姉のように慕う。
ある日、おにいちゃんとワルQは8大皇家の会議で娘はリコを留守番する事に。
庭で遊んでる時にリコが肌身離さずもってたあたしのメガネを娘に見せる。
そしてそのメガネを石で壊すのよ。

ガラスの破片って鋭利でしょ?
「(娘)ちゃん。お姉ちゃんといい所行こっか?」
「いい所?」
「そうあたしのママの所。そして(娘)ちゃんの伯母様の所よ。」
「でも勝手にお出かけしたらお母様に怒られちゃうよぅ」
「フフフ。大丈夫。あたしも一緒に行くから。お母様にはあたしからもお願いするから。ね?」
(ママ。あたしもママの所に行くわね。今度はいっぱいだっこしてくれる?)
「おっお姉ちゃん?・・・・」
>>>レベル3.5エンド。一番最初に考えた最終エンド。
161時野リカです:2006/02/24(金) 03:30:16 ID:6KCxa7yK
まあ、娘とリコは死んじゃうんだ。
それを帰ってきたおにいちゃんとワルQが見つけて…
ワルQは発狂して廃人になっちゃうのね。

おにいちゃんもリコの側に落ちてるあたしのメガネを見つけて驚くのよ。
そしてリコを遺伝子鑑定して自分の娘だと解って精神を閉ざしてしまうの。
絶望のワルキューレ皇家。
だけど、最後に希望が1つだけ残った。
廃人にはなったけど、ワルQのお腹には2人目の命が宿ってた。
>>>コレでレベル4エンド。正真正銘の最後って事ね。

どう、全く救われないでしょ?
しかも全員。
だから、これはここではお話出来ないし、するつもりもないのよ。解ってくれるかな?


でも1つ言わせて。
このお話はあくまで確定されてない未来の「もう1つの世界」のお話だから。
162名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 18:47:24 ID:otDo4xRK
うわあ、まさしく救われなさ杉ですよ・・・
呼んでてひたすら鬱になるのは本当に久しぶりのことです。
結局誰も幸せになれずに、ひたすら落ちていく様子には言葉も出ません・・・
163名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 20:22:21 ID:h9kwnJ/V
>>161
姫様、ご安心を!きっと、怪傑猫耳頭巾が颯爽と現れ話をハッピーエンドに変えて差し上げますわ!
ええ、姫様のためなら作者を洗脳してでも・・・全て真田にお任せください!

164名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 20:27:39 ID:nKA4CJEL
>>163
ちょ…猫耳頭巾さん、自分で正体バラしてどうすんのw

しかしこの鬱展開…読んではみたいけど読後とてつもないダメージを受けそうだ…。
165時野リカです:2006/02/25(土) 00:49:57 ID:uoK3rKKB
>>162
まあね。職人も要求がどこまで来るか解らなかったから。
次よ次。

>>163
ちょっとぉ。真田さ・・・・じゃ無かった。猫耳頭巾。助けるならあたしを助けてよぉ。
ワルQは今までさんざん良い思いしてるんだし。

>>164
ダ〜メ。
オリジナル要素が強くなり過ぎちゃうし、何より、こう言うのは… あまり・・・ね。

さて今日からは、本来ならあたしの前に登場の予定だったメームおばさ・・・じゃなかった。
お姉様のお話。
実は真田さんの出番が終わった後から
「次はわたくしの番ですね」
って。おばさま・・・いやお姉さまが、ま〜た家に居座って・・・いぃいらっしゃってます。
お土産の宇宙入浴剤を試しに使ってみたら、副作用で全員小さくなっちゃった!
どうしてくれるのよ!ライネは騒ぐわ、コーラスは泣くわ、もう大変なんだから!!!
あ〜ぁ、オバさまが若返って正真正銘の「お姉さま」に!

次回からは、もう1つの「メーム夜間飛行」
「失われた時間、取り戻した心 〜愛しいかけら〜」

今宵からのお姉さまは、夢のヒロイン。
166メームです:2006/02/25(土) 01:08:36 ID:uoK3rKKB
前スレ>>389
大変お待たせいたしました。
この私の話をリクエストしていただきましてありがとう。
実は、あの後イナルバに事の顛末を報告をしました。

ですが、今からお話させていただくのは妹達も知らない。私の胸にそっとしまってある大切なお話。
本当は元になったお話との関係上、満月の日からお話させていだたきたかったのですが、生憎、次の満月は来月中旬との事。
職人は本気で狙ってたみたいではございますが、さすがに無理もございましょう。

それでは、今日からしばらくの間。私の話にお付き合い下さいますよう。
167名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:11:22 ID:uoK3rKKB
「・・・・・と言う訳なのよ……。 ちょっと聞いてるの?」
メームの巨大円盤のブリッジ。ヴァルハラ星に通信をしている。
「ええ。聞いてるわよ。入浴剤が不良品だったんでしょ? その間あたしとネスティが貴方の代行すると。あと不良の原因を調べるでしょ」
「後で連絡するわよ」
通話してるのはイナルバ。
何時の間に溜まったのか、山積みされている書類に必死で、変わり果てたメームの姿は見ていない。

「皇宮(そこ)にネスティはいるの? いるなら呼んで頂戴」
「ハイハイ」

別のインターホンのボタンを押し、その旨伝えたようで、間が無くネスティがやって来た。
「どうした? えっ? メー……ムだよな? どうしたんだ? その姿は」
モニターを見て驚嘆するネスティ。
ネスティの様子で異変を感じたイナルバが初めてモニターを見る。
168名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:16:13 ID:uoK3rKKB
「えっ! どうしたのよメーム。その姿は?」
(何をいまさら…)という感じで、ふぅっとタメ息をつきメームが語り出す。
「だからさっきから申してるでしょう。宇宙入浴剤が不良品だったって!」
「あっ、ええ。そうだったわね」

「他の皆はどうなんだ?」
腕組みをしたネスティが険しい表情をしていた。
「私と婿殿、リカちゃん、ライネ、コーラスと真田さんが若返ってしまったわ」
「婿殿が小さくなってしまったからか、ワルキューレは元の姿に戻ったみたいだけど」
169名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:19:42 ID:uoK3rKKB
「そうか…… で? あたしに用と言うのは?」
「ええ。先の戦いで予備だった艦隊を出来るだけ早く地球の衛星軌道上に集結させて頂戴」
ネスティの眉がピクリと動く。
「出たのか? ワルキューレ・ゴースト」

首を振りながら、
「いいえ。まだです。 が、私がこうなってしまっては、イザという時戦えるかは疑問です」
目を閉じながら聞いてたネスティが妹達の事を思い出した。
(あの2人がいれば…)
「しかし、ワルキューレとハイドラがいるのだろう? あの2人がいるなら……」
170名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:21:09 ID:uoK3rKKB
だが、メームは首を振って返す。
「いえ。ゴーストの狙いは婿殿のようです。婿殿が子供になってしまってる今はかえって危険だと思うのよ」
………
「そうだな。しかし、時の鍵を扱える可能性がある敵に宇宙艦隊が役に立つか…」
「あくまで念の為よ。お願いね」
「解った。早速準備させる」
ネスティが敬礼して部屋を辞した。

そこに秘書官がイナルバに書類を持って来た。
「メーム。報告が来たわ・・・・。 え〜っと。その作用はそちらの時間で約3日間続くらしいわ。それ以上の害は無いみたい」
「そう… ありがとう。何かあったら連絡するわ」
「何も無くても報告書は書いてもらいますよ」
「はいはい」
通信が切れた。
171名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:25:36 ID:uoK3rKKB
(3日か……)

真田さんからワルキューレ・ゴーストの報告を受けたメームはそれを確かめる為、地球に来ていた。
表向きの理由は
「たまたま寄った」
である。

姉が妹とその婿の所に訪問するのに、手ぶらはどうかと思い、時乃湯の仕事に相応しい、新発売の宇宙入浴剤をお土産にし、今回の事故になってしまったのだった。

昨日、真田さんと散歩と称して視察の為、街中に出た。
若い学生達が多く、メームの自分が学園惑星にいた頃を少し思い出していた。
だが、男に声を掛けられ躊躇無くついて行く女学生を見て
「近頃の若者は慎みがありませんねぇ」
とやや批判的な意見をした。
172名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:28:11 ID:uoK3rKKB
「下々の事ゆえ、メーム様のような高貴なお生まれの方とはワケが違いますわ」
真田さんの答えに
「そうですか・・・・」
と生返事をしたものの、その視線はアイスクリームを食べながら楽しそうに会話する男女の若者達に向けられていた。
(………)

イナルバとの通信を終えたメームが時乃湯に帰ると、てんやわんやの騒ぎだった。
家事が出来るのがワルキューレしかいない。
それだけで非常事態だった。
炊飯器が炊いたにも関わらず半生のご飯。
お湯に色がついた程度で、ダシも使ってない味噌汁。
炭の一歩手前の焼き魚。

無論、皆の評は散々だったが、和人だけは少し困った顔をしながらも
「うん。おいしいよ」
と誉めていた。

和人の愛情に内心微笑ましく感じたが、同時に
(ワルキューレも嫁入り前なんだから、もうちょっと何とかならないものかしら)
と思ったのだった。
173メームです:2006/02/25(土) 01:32:50 ID:uoK3rKKB
今宵はここまでに……

真田さんのお話。リカちゃんのお話と比べて少し短いお話でございますので、これ位を数日に渡ってお話させていただくつもりでございます。
ご了承の程。

それでは。
174名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:37:07 ID:N3GvGlXB
漫画派の俺はメームがわからない件について
ゴーストなら知ってますよ
175前・359:2006/02/25(土) 01:59:33 ID:uoK3rKKB
すみません・当方は極力アニメ版を元にしてます。
訳あって漫画の設定や世界観は極力使いません。

ちなみにメームはヴァルハラ・8大皇家の長で、ワルキューレの腹違いか父違いの姉です。
小姑みたいな言動が目立ちます。
176名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 14:25:35 ID:ilclMOSO
待っていました! リク主とは違いますが、私もあの話には思い入れがありまして…
期待してます
177名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 14:26:17 ID:ilclMOSO
IDが妄想…
178名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 18:53:35 ID:+qq9M6GF
>>165
ビデオ見直したら、メーム夜間飛行の予告に似せてありますね。
ナレーションもリカだし。
芸が細かいというか、たくさん引出し持ってますね。
期待してます
179メームです:2006/02/26(日) 04:40:06 ID:GyGwwTyl
>>176殿
ご期待くださってありがとうございます。
「この話、「メーム夜間飛行」を評価してる人が多いので、結構プレッシャーが・・・・」と申しておりました。
ご期待に沿えればよろしいのですが。

>>178殿
ご期待いただきありがとうございます。
「似せてあると言うより、殆ど、そのまま使った」と申しておりました。

それでは、やや遅くなりましたが、第2夜を語らせていただきます。
180名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 04:42:47 ID:GyGwwTyl
夜、寝床の中で思う……
ゴーストの事は当然だが、何より思いがけず時計の針が戻った自分。

学園惑星にいた頃には既に、ヴァルハラ皇家の長としての道が決まっていただけに、女学生しかいない惑星の中でも浮いた存在だった。
それだけに同じ皇女で歳が近いイナルバとネスティ位しか気軽に話せる人間がいなかった。
その境遇がメームの心のを重く乾燥した物にしてしまったのだった。

(とっくに諦めていたハズだった。殿方と過ごす楽しい会話と時間・・・・・。そして……)
心の奥にしまいこんでた思いが溢れ出てきた。
和人とワルキューレの関係に触発された部分もあったのだが、現実に過去に戻った事で

(失われた時間を取り戻したい)

そんなのはムリだと解っていても

(せめて、その真似事だけでも……)

そんな思いが頭を支配する。
眠りにつき、朝になった。
181名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 04:47:16 ID:GyGwwTyl
目覚めると、まず自分の姿を確かめる。
かつての自分が鏡の中で微笑んでいた。
(夢じゃない)
昨夜のうちに地球の若い女性が着る服を持ってこさせたので、袖を通し、羽根のついた帽子を被った。

台所ではワルキューレが悪戦苦闘していた。
赤子になったコーラスを負ぶって朝食の準備をしている。
コーラスをあやしながら炊き上がったご飯に気を取られ、ナベが吹きこぼしてしまう。
相変らず、要領が悪い。
(我が妹ながら…… 本当にもう少し何とかならないかしら?)
(しかし、これも花嫁修業の内です。頑張りなさい)
とは思うものの、妹の心配をしている場合では無いし、朝食どころでも無い。
182名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 04:50:26 ID:GyGwwTyl
失われた時間を取り戻せるかもしれないリミットはあと2日しかないのだ。
居間を素通りし、玄関に向う。
その様子をワルキューレに見つかり
「あっお姉様。どちらに?」
と声をかける。

平静を装いながら
「ちょっと散歩に・・・・」
とだけ告げて家を出た。

失ったものを取り戻す為に………
183名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 04:55:30 ID:GyGwwTyl
休日の街は若者があふれてかえっている。
群衆の中に一見モデルと思える美貌の女性が自信有り気に歩くと、たちまち男達の人だかりが出来た。

お茶にさそう者、食事にさそう者。
「どうしましょう…」
と答えながらも、心は満たされていた。

(コーラスに教えてもらった、この地球の古い映画)
(王女がお城を抜け出し、普通の少女として街に出る・・・・「ローマの休日」とか言ったかしら?)

周囲の男達との心弾む会話。
冷たく閉ざしていた心が暖かみを帯びて、それが表面に出てきてるらしく、こぼれる笑顔は輝いている。
184名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 04:59:17 ID:GyGwwTyl
人だかりから離れた所で羽衣町の風景をカメラに収めている少年。
カメラの向きを変えた時、ファインダーが天女の幻影を放つ女性を捕らえた。
一瞬見とれる少年の視線に気付き向くとカメラを構える少年と目が遭う。
「・・・・!」

少年は慌てて視線をそらし、街並みに消えた。
(………)

「知り合い?」
男の中の1人が言う。
「ううん・・・・・」
心に引っかかりを覚えながらも過ぎ去った少年と反対方向に向かうのだった。

そんな事を忘れさせるように、男達が次々とプレゼントをしてくれる。
綺麗な花、可愛い服…
一息つく為に入ったファミレスでも笑顔と会話が途切れる事は無かった。
その様子を、食事事情を改善すべくファミレスに来ていたワルキューレ達に目撃されていたが、その時は知る由もない。

(これが青春を謳歌してるって事かしら?)
(楽しい時間。でも…… 何かが足りない… のかしら?)
185メームです:2006/02/26(日) 05:04:15 ID:GyGwwTyl
今宵はここまででございます。
今日は休日。
皆様にとって良い休日でありますように。

また、わたくしのお話にお付き合い下さいますようお願いします。
それでは。
186名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 10:30:25 ID:vw8rjh/S
メーム夜間飛行の話は2期の中で一番好きな話なので期待してます。
187名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 15:39:14 ID:wFH+GT9N
GJですよ…自信を持ってください。
なんていうか…じわじわと何かこみ上げてくるものが…
188前・389:2006/02/26(日) 18:14:31 ID:pOUi85RJ
職人様GJ!
続きを期待しています。
189メームです:2006/02/26(日) 23:15:57 ID:e+Z17zGF
>>186殿
ご期待いただきありがとうございます。
皆様のご期待に沿えるとよろしいのですが…

>>187殿
正直、申しまして全く自信がございません。
が、今のわたくしが語れる精一杯のお話。これからもお付き合い下さいますよう。

>>188、前スレ>>389
わたくしの話をリクエストいただきまして、改めてお礼申し上げます。
このお話を語らせていただくにあたり、何かとございましたが、それはこのお話が終わった後、改めて職人から話させていただく所存でございます。
それでは、今しばらく、わたくしのお話にお付き合い下さいませ。

それでは続きを語らせていただきます。
190名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:17:03 ID:e+Z17zGF
「ねえ、次は何処に行く?」
男の中の1人が誘う。
空はうっすら色づき、夕方になろうとしていた。
「ごめんさない。今日はこれで…」
残念がる男達に軽く会釈をして別れた。

徐々に空が色づき、周囲の色に茜色が重なる。
その中をメームが河原を歩いた。
「流石にくたびれたわね…」
腰を降ろして、ゆったり流れる川を見つめる。
191名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:19:09 ID:e+Z17zGF
腰掛けた土手の下にカメラのシャッターを押し続ける少年の姿が目に入った。
(あの方…)
ファインダーから目を離した少年が視線を感じ、視線を感じる方を向くと穏やかな笑顔をたたえた女性の姿。
その整った顔立ちの柔らかそうな口がゆっくりと開く
「何してらっしゃるの?」

思いがけず声をかけられ戸惑いを覚え、鼓動が急激に上がった。
「えっ! しゃ写真を撮ってます。趣味で…」
そう答えるのが一杯だった。
「そうでしたの・・・・・」
さらに鼓動が激しくなる中、意を決したように言った。
「あの。貴方の写真を撮らせていただけませんか?」
192名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:20:22 ID:e+Z17zGF
「私の?」
女性は意外そうな顔をしたが
「お願いします」
改めて頼まれると、少し、ほんの少し考えて
「いいわ」
と返事を返した。

夕方の河原がスタジオになった。
「オレ、写真屋の息子で深見って言います」
「昼間、貴方を見かけたとき、どうしてもこの街の風景の中にいる貴方を撮りたいと思いました」
撮影を続けながら自己紹介をする。
立ちポーズ、歩く姿……

ピピピ…チチチチ……
ひばりだろうか。高音の鳴き声を上げながら飛び立つ鳥をメームの目が追いかけた瞬間
「パシャッ!」
シャッターの音がした。
193名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:22:39 ID:e+Z17zGF
その後もポーズ変える。
それを断続的にシャッターを切り、フィルムの中に収めていく深見。
(あっ! この感じ…… 私はこれを探してたのかも?)
(あの映画でも王女は街に出て、新聞記者の若者と出合った…… そして・・・・・)

深見がフィルムを使い切り、臨時の撮影会が終わった。
帰路につく時、あたりは既に夜の帳がおりていた。
時乃湯に向うT字路で別れを交わす時
「明日もモデルになってくれますか?」
再び撮影に誘われる。
メームは自分の心が高鳴るのがわかった。
そして、
「ええ」
返事をし、明日の約束をして別れた。
194名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:24:14 ID:e+Z17zGF
帰り道の足どりの軽さは、かつて経験した事の無いものだった。
地面を踏みしめて歩いているのに、まるで地面から数センチ浮き上がって歩いてるような。
まるで弾んでいるような……

時乃湯に戻ると居間ではワルキューレが裁縫をしていた。
和人と真田さんも一緒に。
針を刺そうとした時、背中のコーラスが暴れ、指をさしたみたいだった。
「大丈夫? ワルキューレ」
子供になってもやさしい和人の思いやりに感動する真田さんだったが
(真田さんも気を利かせてやれば良いのに)
とか思ったが、何より和人と妹を暖かく見守った。

何より無粋な説教などする気にもならない程、心はいまだに躍っている。
195名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:25:56 ID:e+Z17zGF
深見は写真の現像をしていた。
ネガをチェックし、上手く撮れてるのを選んでプリントして見る。
今まで風景専門でモデルを撮った事は少なかったが、今日、自分が撮影したモデルが素晴らしく輝いてる女性なのは間違い無かった。
しかし、何処か儚げで、その視線は自分では無く、どこか遠くに向いている気がしてならない。

(違う… 何かが…… ボクの腕が悪いだけなんだろうか?)

次の日。
約束通り、朝から撮影が行われる。
ファインダー越しに見る笑顔がまぶしい。
メームもシャッターの音を聞く度、胸が高鳴った。
196名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:29:04 ID:e+Z17zGF
「少し休みましょうか?」
フィルムを交換しながら言うと
「ええ」
メームは答えて、コンクリートで出来たベンチに座った。

カバンから缶コーヒーを取り出してメームに渡すが、開け方が解らないらしい。
(どこかのお嬢様なのかな?)
深見がプルタブを開けて渡す。
「ありがとう」
一瞬手と手が触れ合った。
(あっ! ……)
メームの心の温度が上がったのが自分でも解った。
缶コーヒーを飲む。
(そう言えば、あの映画ではジェラードを食べてましたわね。今はジェラードじゃなくコーヒーだけど)
(でも私は、いえ、コーヒーだからこそ、私はあの映画のヒロイン)
(私達だけの… この世にたった1つの作品。「羽衣町の休日」のヒロイン…・・・・)

そう考えると自然に笑みがこぼれる。
心のときめきが、そのまま表れたような輝くような表情でコーヒーに口をつけた時
「パシャッ!」
思わず
シャッターを切ってしまった。
197名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:30:25 ID:e+Z17zGF
コーヒーを飲みながら、昨日の写真を取り出し、メームに見せる。
(これが、私…!)
「良く撮れてますね。実物より良いわ」
本心からの言葉が口に出た。
かつての自分のどの写真より素晴らしい。
表情も自分で言うのも何だが、素敵であった。

だが深見の考えは違った。
「この写真は貴方の本質が撮れてない。……そんな気がするんです」
(!!!)
メームは自分の正体を見抜かれた気がした。
再開された撮影ではその事を引きずったのか、今までの輝くような表情は出来なかった。
(そう。今の私は本当の私じゃない。)
(今だけのかりそめの姿…… 彼がそれを知ったら…)
198名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:32:49 ID:e+Z17zGF
夕方になり、フィルムを使い切り撮影が終わる。
帰り道で
「また明日も… 明日も僕のモデルになっていただけませんか?」
明日の撮影に誘われた。
だが明日は入浴剤の効果が切れる日。

元の姿に戻っても彼は撮影してくれるだろか?
恐らくしてくれるだろうが、それは… 違う!
(このときめきは今しか無いのよ。 恐らく彼も…… )
そう思うと覚悟を決めたように答えた。

「ごめんなさい。明日は… それに貴方とはもう逢えない」
事情を知らない深見は驚きながら
「えっ! ボク、何か悪い事言いましたか?」
あせりながら聞く。
理由を聞かれるものの話せるはずが無かった。
199名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:34:12 ID:e+Z17zGF
昨日とは打って変わって辛い別れ、重い足取りで時乃湯に帰った。
今日の夕食はカップラーメン。
いくらワルキューレでも失敗しようが無い、賢明な判断だった。

「はあ、明日はやっと元に戻れるんだね」
和人がしみじみと言う。
それを受けてのワルキューレの言葉がメームに突き刺さった。
「でもわたくしはちょっと楽しかった。だって、和人様の子供の頃を知らなかったから…」

(…! ワルキューレはまた1つ「愛しいかけら」を手に入れた。 私は・・・・ 私も……)
(これでいいの? 本当に後悔しないの?)
決断したメームが立ち上がる。
「ちょっと変身して来ます」
と言い残し、部屋に戻った。
(今の私なら…)
光がメームの体を包み、それが収まるとそこには、ヴァルハラ皇家の装束に身を包んだメームの姿があった。
200メームです:2006/02/26(日) 23:38:58 ID:e+Z17zGF
今宵、第3夜はここまででござます。

皆様、よい眠りを。
それではまたの夜に。
201名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:48:52 ID:WFxuiFkh
GJ!
なんか心にチクチク来ました…
ああ、あの本編の映像が脳内で蘇る……
202名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 00:15:07 ID:EnRnfkhi
カメラ小僧はオリキャラ?
203名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 00:44:37 ID:iexY3SRQ
深見君は第06話「メーム夜間飛行」のゲストキャラですよ…
204名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 00:57:09 ID:EnRnfkhi
キッパリと知らん
俺が知ってるのはゴーストと秋ドラだけだ
205メームです:2006/02/27(月) 22:39:11 ID:zvnlrhw1
>>201殿
今日からお話は佳境に入ります。
ご期待に沿えればよろしいのですが・・・・・

それでは、第4夜を語らせていただきます。
206名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:40:33 ID:zvnlrhw1
窓を開け一歩足を出してみる。
(今の私なら……)
身体がフワリと浮いた。
(飛べる!)
時乃湯の周りをゆっくりと一周してから、深見の写真屋に向う。

失われた時間を取り戻す為に、遠い宇宙の遥かな銀河を隔てた地球でやっと見つけた心のピース。
「愛しいかけら」を手にする為に・・・・・

(とうとう、来てしまった……)
窓の外で思いつめる。
1つ小さく頷くと窓ガラスを2回叩いた。
(んっ!……?)
深見が窓に近づく。その気配を感じて窓が開かれた。
207名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:41:55 ID:zvnlrhw1
カーテンが風に吹かれ、外の様子が見えた時、そこには満月をバックに佇むメームの姿があった。
(・・・・!)
「その格好は!」
驚きを隠さない深見にメームが、まるで新しい服を見せるように言う
「似合う? 昔着ていた服なの」
(………)
「貴方は… 宇宙の人だったんですか?」

全てを語る決意をして口を開く。
「ええ。でも明日には遠い故郷に帰らなければいけないの。夢より遠い… 星の彼方へ・・・・・」
「……」
「だからもう貴方のモデルにはなれないの。」
「・・・・・・」
208名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:44:12 ID:zvnlrhw1
「ねえ、良かったら、今から私に付き合ってくださらない?……… 星の海へ・・・・」
(お願い。私に心のピースを頂戴。1つでも多くの……)
「お別れに一緒に羽衣町を見ませんか?」
決意を表すように、深見の手を取って部屋から出てもらう。
手を繋ぎ、2つの体はフワリと浮き上がり、飛ぶ。

(あの映画では青年のスクーターに2人乗りしてましたわね)
(でも「羽衣町の休日」は私が彼を…… そう、これは私達だけの物語・・・・)
眼下には羽衣町の夜景が拡がる。

(この風景の全てを・・・・この時間の全てを私の心の中に…)

「貴方にこんな力があったなんて・・・・」
普段は見る事の出来ない羽衣町の夜景。
それを空を飛びながら見下ろす感動と、単なる被写体ではない、心ときめかす女性との夜間飛行に、上ずった声で言った。
彼の感動の感想を嬉しそうに聞いたメームが心の底から吐露する。
209名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:45:50 ID:zvnlrhw1
「ずっと忘れていた能力(ちから)。 明日になれば消えてしまう能力…… 貴方が私にもう一度、この能力を使わせてくれたのよ。」
(そう。貴方が… 貴方だから……… )

両手を繋ぎ、満月をバックに見つめあった時、羽衣町は停電になってしまったのか、夜景が消えた。
幻想的な月明かりだけが2人を照らしている。
月のスクリーンに映し出された2つのシルエット。
その距離が縮まり、やがて… 影が重なり合う。

心温まる口づけを終えた2人は言葉も無く、深見の部屋に戻る。
開かれた窓から月明かりだけが入り込む中、改めてキスをし、ベットに倒れ込んだ。
「いいの…?」
返事の代わりに、目を閉じ静かに頷く。
210名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:47:58 ID:zvnlrhw1
複雑な構造のメームの装束を解く。
一糸まとわぬ姿のメームの美しさに見とれながら、少し震える手がメームの美しい象牙色の肌を這い回る。
壊れ物を扱うようにやさしく、そして強く・・・・・
「あふぅっ!」
深見の手の温もりと刺激を感じると、身体が熱くなり思わず声が出る。

既に何度目か解らない口づけ・・・・・ 深見が指の間にメームの髪を滑らす。
髪を離れた手が丁度いい大きさの胸に届く。
指を弾き返すような弾力が深見の顔を呼び寄せる。
211名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:50:21 ID:zvnlrhw1
その膨らみの小さ目の頂きに、舌で、口で、時折軽く歯を立てる。
「ああっ……」
吐息ともつかぬ声を合図に深見の手が引き締まった腹部を通り過ぎ、メームの中心に伸びた。
あくまで控え目な若草はしっとりと濡れている。

指が秘口の上部にある突起に触れた時
「ああんっ!」
カン高い声が部屋に響いた。
さらりとした蜜は僅かに指を滑らす。
「いくよ…」
黙って頷くと深見がメームに入って来た。
212名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:52:06 ID:zvnlrhw1
「うくっ…うんっ!・・・・・」
上体を仰け反らせて受け入れるメーム。
身体と同時に心が満たされるのがはっきり解った。

(ああっ! わかるわ。貴方の想い。 だから… 届いて、私のこの想い……)
(もっと… 満たして…… 私の心を・・・・・)
(夢から醒めた時の… 失った時の未練が残らぬように… )
(無くした心のピースが確かに存在した証として…… )

心の高まりと同時に身体が昂ぶる。
深見も同しだったようで腰の注送が早まり、メームの膣内に思いのたけの全てを注ぎ込んだ。
やがて、深見の身体がメームにのしかかる。
その重みで、夢で無い事を改めて実感させた。
(そう。今私は確かにここにいる・・・・・)
213メームです:2006/02/27(月) 22:54:40 ID:zvnlrhw1
今宵、第4夜はここまででございます。
わたくしのお話もあと1回。第5夜をもちまして最後となります。
できれば明日、最後の夜までお付き合い下さいますよう。

それでは、皆様。良い夢を…
214名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 23:40:13 ID:AHJrY0o3
GJです。
つい原作の映像を引っ張り出した漏れがいます…
215名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 00:10:05 ID:uWZ9dq0f
そして昔コレで作ったMADを作り直してる漏れ……
216名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 04:42:02 ID:9pe2hDRl
情景が目に浮かぶようですね。
217名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 09:35:22 ID:aSycBtdL
GJ、GJ、GJ!!!!!!!
第5夜も楽しみにしております。

第3期こないだ見てきたが、まさかあのような結末になっていたとは・・・
和人×小ワル×大ワルの3P・・・(;´Д`)ハァハァな後日談をリクしてもよろしいでしょうか
218前・359:2006/02/28(火) 14:32:54 ID:AZIgJ9GS
>>217さん
ご期待いただきありがとうございます。
今日の第5夜でこの話は終わります。
思う所がありまして、この話が終わったら少しお休みをいただこうと思ってます。
詳しい理由は話が終わった後か明日にでも書かせていただくつもりでいます。
ですが、絶対に復帰させていただくつもりではいますので、その時に改めてリクエストいただけたら幸いです。

仕事中なので取り急ぎ。
他の皆様へのお返事は夜にメームにしてもらいますので。
219メームです:2006/02/28(火) 21:07:14 ID:WdysGgxK
皆様、ご感想、ご期待いただきましてありがとうございました。
本日、第5夜・最終夜をもちまして、わたくしの話もおしまいでございます。
最後までおつきあい下さいましてありがとうございます。

それでは最後のお話を語らせていただきます。
220名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:08:13 ID:WdysGgxK
2人が手を握り合って余韻に浸っている時、電気が復旧したらしく、パッと照明が点き部屋が明るくなった。

「あっ!」
見詰め合っていた互いの顔がまともに視界に入り、急に恥ずかしくなってしまう。
明るくなってもメームの顔を見つめ続ける深見。
「いやん! そんなに見ないで…」
恥ずかしさのあまり、思わず両手を頬に当てはにかんでしまう。

(!!!)

深見が慌ててベッドを降りて、机の上のカメラを取り、構えた。
(コレだ!)
パシャ!
シーツで身体は隠してるものの、はにかんだ顔をスナップに収められる。
221名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:09:33 ID:WdysGgxK
「もう……」
少し困った表情をして、整った眉毛をしかめるメームに深見が感動の胸中を語る。

「これが撮りたかったんだ。これが貴方の本質だったんだ!」

自分の気持ちを確かめるようにつぶやくと、カメラを置き、メームの手をとった。
見つめあう2人。そして2人の間に沈黙が流れた…

「あの… もう一回。いいかな?」
目を閉じ、静かに頷くメーム。
深見がメームの肩を抱き、部屋の明かりを消そうとした。
「待って……。このままで。私の全てを貴方の心に焼き付けて…… 私も貴方の全てが・・・・・」
言葉も無く、2人の身体が近づき、やがて2つの身体が1つに重なり合う。
222名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:10:50 ID:WdysGgxK
2度目を終え、深見は充実した寝顔で深い寝息を立てている。
メームは身支度を整えると深見の寝顔にキスをした。
「ありがとう。深見君・・・・・・私の想い人…」
窓から出る時、振り返って愛しい人の姿を目に焼き付けるように見る。
再び夜の街に飛び立つメーム。

しかし、暫くすると高度が下がり、地面についてしまった。
ややして、光が体を包み体に変化が起こる。
光が収まった時、メームの姿は元の姿、本来あるべき姿に戻っていた。

(真夜中になると魔法が解けて、馬車がかぼちゃに、姿も元に戻るお話もありましたわ…… そう魔法は解けてしまった。永遠に・・・・・)
(私はもう飛べない)
入浴剤の効果と言う魔法が解け、メームの夢の時間が終わった事を告げた。
ずっと止まっていた心の時計が動き出した。
223名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:12:17 ID:WdysGgxK
翌日、メームが1人で街を歩く。
(ワルキューレゴーストは時の鍵を操る可能性があるらしいわね)
(この「偶然」が時の力を使い、ワルキューレゴーストが引き起こしたのだとしたら…?)
(だとしたら、ワルキューレゴーストの目的は…… もしかして!)
(…… ううん。 考え過ぎよね)

街ではいつも通り深見がカメラに風景を収めていた。
いつもと違うのは
(今日もここで写真を撮っていれば、もしかしたら、あの人に…)
(話が出来なくても、せめてあの1枚を・・・・)
そんな考えが頭を支配している事だった。

カメラを向けると一人の女性がファインダーに飛び込んで来た。
224名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:14:59 ID:WdysGgxK
「・・・・・!」

女性のもとに駆け寄り声をかける。
「あの…」
(僕です。深見です!)
しかし女性は表情を変えずに深見の方を向くと静かに答えた。
「何でしょう?」

(間違い無い。あの人だ!)

カバンのポケットから1枚の写真を取り出そうとする。
メームからもチラっとその写真が垣間見える。
225名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:15:54 ID:WdysGgxK
自分が今まで一度もした事がない。おそらくこれから先、一生しないであろう表情をした若い自分の写真。
しかし、2人の時は昨日で終わったのだ。
(ダメよ。深見君。私は私であって、昨日の私じゃ無いのよ。)
(だから………)

深見もそれが解っていた。
だからそう考えた時
「いえ。人違いでした。すみませんでした」
としか言えず、写真をカバンのポケットにしまう事しか出来なかった。

「そう……」
表情を変えず言葉を返すメーム。
(そう。王女に戻った少女は記者の青年とお城で再会しても初めて会ったように振舞っていたわ。)
(私達の「羽衣町の休日」は終わったのよ………)
226名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:17:15 ID:WdysGgxK
きびすを返して人ごみの中に溶け込んで行く深見。
振り返ったメームに走り去る姿が見えた。

(深見君。私の人生の失われた時間を取り戻してくれてありがとう… )
(そして、私の心のピースを、愛しいかけらを与えてくれてありがとう……)

深見写真館には1枚の写真が飾られている。
ひばりの鳴き声を追った瞬間のメームの姿。

本当は別の1枚を貼るつもりだった。
美しい天女の面影を持つ女性の少女のようにはにかみときめく姿。
だが、それは出来なかった。
(この写真は天女がご褒美としてくれたモノなのではないだろうか?)
そう考えた時、ショーウインドゥに飾るのを止めた。
227名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:18:55 ID:WdysGgxK
遥かな時間と空間を超えて、一瞬だけ交錯した2つの心。
その心が呼び起こした天女の本質を捕えた写真。
後に深見は、この天女からのご褒美を肌身離さず持ち歩くものの、決して他人に見せる事は無かった。
それが、天女と自分を繋ぐ唯一の絆だから…

飛び立つ2羽ひばりが鳴きながら飛び立つ。
河原での場面を再現するように。
その様子をあの時と同じ仕草で、追うように空に目を送るメーム。
(貴方達は離れる事が無いようにね。ずっと・・・)
228名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 21:20:38 ID:WdysGgxK
メームの滞在期間が終わりヴァルハラ星に帰る時が来た。
巨大円盤をネスティが手配した艦隊に護衛されながら地球を離れる。
(地球を離れるのが、こんなに寂しいなんて…・・・・)
(いえ、彼と、彼と過ごした時間から離れるのが寂しいのかしら…)

(深見君。貴方との永遠の別れは寂しいけど……)
(寂しいのだけれど… 貴方に出会わなかった人生の方がもっと寂しかったことでしょう)
(貴方が私の心。セピア色しかなかった心の色を鮮やかな色彩で飾ってくれた)

(さようなら、過去の私。 そしてさようなら、私の… 私の人生でたった一人の・・・・・・想い人。)
229メームです:2006/02/28(火) 21:26:34 ID:WdysGgxK
これにて最終夜、第5夜。わたくしのお話はおしまいでございます。
いかがでしたでしょうか? 皆様のご期待に応える事が出来たでしょうか?
ご感想などいただけたら幸いでございます。

なお、いつもなら職人より一言ございます所ですが、今宵はやめておき、改めて明日にでも。
と申しておりました。

それではまたの機会がございましたら、このメームのお話にお付き合い下さいますようお願い申しあげます。
230名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 00:59:06 ID:Xond2eG4
そろそろ戦神伝説の人の出番ですよ
231名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 02:50:25 ID:oUVqhYC7
>229
お疲れ様。意外に終始爽やかな印象の作品でしたよ。
次は、メームかイナルバ×和人を読んでみたい。ネスティーでも。
232名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 06:12:31 ID:KLlejPLt
確かにほのぼのというかマッタリとした作品でしたね、GJ。
>231
私も見てみたいが、メームorイナルバ×和人ってシチュが難い気ガス
233名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 14:34:30 ID:Qwnc6C7t
>229
お疲れ様でした。爽やかな感動をありがとうございました。
ちょっと寂しい気もしますが……メーム様が幸せだったのなら…

では、お疲れ様でした。ごゆっくりお休みください。
234名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 15:18:19 ID:vFdd1rkS
前・359さん。やめちゃうんですか?
235前・389:2006/03/01(水) 17:04:00 ID:6yt8ba1e
職人様GJ!
お疲れ様でした。
リクエストに応えていただき、ありがとうございました。
ごゆっくりお休みください。



2度目の時、メーム様と深見君が、何してたか、激しく気になる。


236前・359:2006/03/02(木) 00:23:58 ID:164mDH3M
感想いただきありがとうございました。
この話、実は2つ用意した1つだったんです。
1つは、書かせてもらったやつと相違無いんですが、数十年後におばあちゃんになったメームが、暖炉の前でゆり椅子に揺られながら、思い出話として語る予定でした。
もう1つは経過は無視してメームと深見君の日常とデートの話だったんですが、入浴剤の効果が3日と言う事を考えて止めました。
話を考えた時、>>231さん>>232さんの言われるようなイナルバの話も思いつきました。
捜査の為押収した入浴剤を使って、文字通り「17才」になると…
タイトルはそのものズバリ「17才」で。
しかし、コレはオリジナル要素が強くなり過ぎるのでボツですが。
一応、和人のバージョンも考えたには考えたのですが、真田さんと同じようなパターンになりがちですので、流れから外れた短編じゃないと難しいですかね。

>>前389さん
リクエストいただきまして、ありがとうございました。
いや〜、しかし、書き始めてから、あちこちのサイトで「メーム夜間飛行」のレビューを見ました。
「見るんじゃなかった」
と言うのが感想でした。
「第二期の中で白眉」
と言う意見が殆どで、改めて評価の高さ、思い入れの強さが解ってしまい、それだけにプレッシャーになってしまいました。
当方のような三流料理人には素材が高級過ぎたと。
それだけにリカ話と違い、原作を殆ど変えない話にしました。
皆様の感想でお叱りの声が無いでホッとしてます。

ちなみにメームと深見君の2回目はワルキューレと和人ほど濃厚なエッチはしてないですよ。
237前・359:2006/03/02(木) 00:25:38 ID:164mDH3M
さて、大きいのを4本、小さいのを3本ですか。
1ヶ月に渡って書かせていただきました。
気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、各話ごとに表現や描写等を少しづつ変えてます。
しかし、それでもクセは出てしまうもので、読んでる方々に飽きが来るかもしれません。

何より、この1ヶ月で投下準備が出来た職人さんがおられるかもしれませんし、当方の作品を読んで
「こんなんならオレにも書ける。オレにも書かせろ」
と言われる方もおられるかもしれません。
そこで他の職人さん、新たな職人さんのお話を読ませていただき、勉強させていただこうと考えて、お休みをいただく事にしました。
まあ、平たく言えば
「他の方は円盤皇女ワるきゅーレ」と言う作品、キャラに対してどう言う考えを持っているのか?」
「それ(考え)を知るにも作品を読みたくなった」
が理由です。

ですので、他の職人さんが来られない場合は書かせていただくつもりでいます。
本当は複数の職人がローテを組んでやっていくのが理想とも考えてます。
そうなれば、1つのリクエストを複数の職人が各自話を書いて読み比べが出来るとか、さらに世界が拡がりますし。

今日から3月。月も変わって新しい風が吹くには丁度良いですし、1日からAT−Xでは第三期の再放送が始まりました。
それを見て触発された職人さんが来てくれるのも期待してます。
ですので、ひとまずお休みと言う事でして、他の職人さんが来られない時は
3月14日ホワイトデー記念作品で復帰させていただく予定でいます。

復帰の時期はどうなるかわかりませんが、その時は改めてお願いいたします。
238名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 10:06:54 ID:46BiHymJ
前・359氏はひとまずお休みですか・・・
復帰するのを心待ちにしておりますので、又お会いできる日を楽しみにしております。
239名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 18:37:31 ID:EqPk+OC7
間違ってたら申し訳ないのですが、ワルキューレゴーストの話をリクエストいただいた方ですか?
前・359でございます。
話が出来たのなら、是非投下してくれませんか?
違ってたらすみません。

この週末でどなたか職人さん、来て欲しいですねぇ。
240名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 22:47:26 ID:cD0v2HEC
どなたも来ないですね。
241名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 15:13:43 ID:N/sJX8nW
ワルQゴーストの話をリクした者です。
・・・もはや何を創作しているのかわからない状態になりました。
ほかの職人様のを参考にしつつやってみましたが、「〜と言った」という言葉がやたら多くなったりともうメタメタです・・・
しまいには逆切れする始末・・・orz
そして保存でさえも失敗したと・・・orz×2
242名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 18:48:14 ID:csgBNkw8
>>241さん
参考になりますかどうか解りませんが。まず紙に書いてみて下さい。
その方が圧倒的に上達が早いですから。

スタートを上の方に、ラストを下の方に書いて、その間に要点を箇条書きすると。
最初は4つに分けるのがラクでしょうかね。
スタートを起、ラストを結として、中盤を「承」「転」にすれば形になります。
「真田にお任せ〜」ですと、メーム&イナルバが真田さんに依頼するのが「起」
授業&お説教が「承」。皆に聞き歩く&和人とのえっち、バレて大ピンチが「転」。
大団円がオチと言うか「結」。です。

ただ、ワタクシめは紙に書かずに頭の中でやってしまいますので、書いてる内に長くなってしまいがちですが。
表現に関しては、小説等を参考にするか、類語辞典でも使うとかしてみてはいかがですかね。

「違うもん。ワるちゃん信じてるもん。和人浮気なんかしてないモン」
和人を信じる気持ちと、浮気と違って欲しいと言う願望が言葉となって表れる。
(和人… 違うよね? 和人はポン吉君とは違うもんね)

など文章をかぶせるのも1つの手ですし、

ゴーストの一言が和人の心を揺さぶる
「私がその人と同じ顔をしているのなら… 私にもチャンスがあるって事じゃなくて?」

と先に持って来るのも手です。
いくつか書いてれば慣れて来ますし、本なり漫画なりを読めば語彙も増えます(多分)
まずは1本書き上げてみてみて下さい。
どうしてもダメなようでしたら、違うシチュエーションの話ですが書かせていただきます。

頑張って下さい。
243名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 18:53:47 ID:5Kljwx1V
アドバイスありがとうございます。
とりあえずはアドバイス通りに一般の小説を参考にしつつ、紙に書いていきたいと思います。

おそらく(というかほとんど)だめだと思うので、前・359氏に書いてもらったほうが嬉しいです。
244名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 01:18:50 ID:HRz6VfIB
職人さん来ないかなぁ。
この週末で誰も来ないと、ワタクシめが書きますぞ。

>>243さん
ワタクシめのゴースト話は出来てるのとネタとしてが3本ありますが
1.エロなし
2.オリキャラ、オリ設定、エロ無し
3.レズ&乱交
と、こちらで書けばお叱りを受けそうな物ばっかりなので…
2はワルキューレ、和人すら出てこないし。
したがって投下するのは少々後になりそうなので、是非頑張ってみて下さい。

只今、職人さん待ちの状態ですし。
245名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:46:34 ID:mvBNtEK0
第4期やるんですなぁ。
「時と夢と銀河の宴」

嬉しいのは嬉しいのですが、どう繋げるんだろ?
大小ワルが合体とかかな?
漫画のような流れにならなければ良いのですけどね。
しかし、これを機に職人さん増えて欲しいですねぇ。
246名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 06:53:59 ID:wo51DdRX
どうせ地上波じゃないんだろ
見れネ
247名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 06:00:04 ID:cKZr6BjW
>245
情報サンクス
・・・3P、3Pできまりだ!!
248名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 16:58:02 ID:9wHloHLF
>>245
ハイドラの誕生日が明日だったかな? とか思って公式ページに確かめに行ったら告知があってビックリしました。
さて、14日から復帰させていただく予定でしたが、誰も来なければ明日から書かせていただきます。
ハイドラの誕生日モノじゃなくホワイトデーの話なんですが。
思ったより長くなりそうなので2日に分けて行かせていただくつもりでいます。

よろしければお付き合いください。
249名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 00:35:26 ID:XuslJHb4
>248
おk
250前・359:2006/03/13(月) 01:46:52 ID:zEyUOmxo
え〜。
残念ながら、今回は他の職人さんは来られませんでした。
ですが、引き続き職人さんの復帰&降臨を待つ次第であります。

それまでは僭越ながらワタクシめ、前・359がつらつらとお話を書かせていただきます。
が、前のようなペースではなく、週に1本か月に3本あたりを目安に書かせていただきます。
また、休養前にリクエストいただいた方もおられましたが、今回と次回の2本は希望作を書かせていただくつもりでいます。
その後、職人さんが来られない場合にワタクシめでよろしければリクエスト頂ければ幸いです。

それでは、皆様。改めてよろしくお願いします。
251ワルキューレです:2006/03/13(月) 01:48:03 ID:zEyUOmxo
あ、あの。今回は先月のバレンタインデーのお返しを頂けるホワイトデーのお話です。
バレンタインデーのお話は少しコミカルなお話だったので、今回はロマンチックなお話を期待してるのですが…
題して
「ワルキューレ(?)のホワイトデー」
です。
! ところで… (?)は何を意味するのでしょうか?
とにかく、お聞き下さいませ。
252名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:49:37 ID:zEyUOmxo
「ワルキューレ(?)のホワイトデー」

3月13日。夕方。
「まあ〜ったくメームお姉様のお話は長くていけませんわねぇ」
「でも、貴方の事を心配してくれてるのだから…」
地球に滞在する期間を延長する為、手続きをしに行ったライネとヴァルハラ星と羽衣町の役所に提出する書類の手続きの為、出向いたワルキューレ。
その帰り道。
飛んで帰っても良かったのだが、ライネの好意(?)によってライネの円盤に同乗したのだった。

コーラスのアパートが見えてきて、着陸の態勢に入ろうとする。
「ライネ。もう少しスピードを落とした方が良くなくて?」
「大丈夫ですわよ。お姉様は心配性ですことね」

振り返って自信たっぷりに言うライネ。
だが、地面はグングン迫ってくる。
「ライネ! 前見て。前!」
「んっ? あ〜〜〜!」
「きゃぁ〜っ!」
ずど〜ん!
・・・・・・・
253名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:50:47 ID:zEyUOmxo
コクピットが開き、中から折り重なるように2人が出てきた。
ワルキューレ(?)が声をかける
「いたたっ。お姉様。お怪我はございません事?」
ワルキューレ(?)の下になってるライネ(?)
「私は大丈夫。貴方の方こそ大丈夫なの?」

「・・・・・・・えっ?」×2

互いに見合い、自分の姿を確認する。
「ああ〜〜〜! わたくしが……」
「ああ〜〜〜! あたくしが……」
2人が本来の自分の方を指差し

「入れ替わってる〜!!!」×2

「どうしましょう。こんな事って……」
真剣に悩む姉に対して妹はあくまで楽観的で
「ふむふむ。これがお姉様の体ですのね。うわぁ目線が高いですわねぇ。やっぱりちんちくりんよりも、お姉様のようにスラっと背が高い方がよろしいですわね」
高い目線、長い手足に感動し、確かめるように見回していた。
254名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:51:49 ID:zEyUOmxo
「まあ、考えた所で仕方ありませんわね。」
「そ、そんな……」
とりあえず帰る事にし、ワルキューレ(?)は時乃湯に、ライネ(?)はコーラスのアパートへ。

夜になり、時乃湯の閉め、和人とワルキューレ(?)が部屋に戻って来た。
(そ、そう言えば、和人様とお姉様は…… その…やっぱりしてるハズですわよね? アレを)
「それじゃ寝ようか?」
和人の言葉に身体がビクッと反応した。
布団に入り、明かりが消される。

和人が自分の方を向く。
「ワルキューレ。その… いいかな?」
髪を撫でながら言う和人に
(き、来ましたわ! や、やっぱり… アレですわよね?)
(ど、ど、ど、どうしましょう?)
内心あせるライネだったが
(断る訳にはまいりませんし、まあ、これはこれで貴重な経験ですし)
好奇心も手伝って覚悟を決めた。
「か、和人様。 その… やさしくしてくださいましね」
知識もあり、度胸もあるライネだったが、いわゆる耳年増で当然ながら経験は無い。
255名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:55:54 ID:zEyUOmxo
和人が髪を撫でながら、耳たぶをそっと噛むと身体がビクンと反応する。
(あっ。何ですの……)
和人の口が首筋を這い、水色のパジャマのボタンを外し、自分とさして変わらない大きさの胸に手が触れただけで、身体中が熱くなり、中心部が濡れるのが解った。
(ええっ! ちょっと、お姉様の身体。感じ過ぎじゃございませんこと)

ライネもたまにオナニーをするのだが、その何百倍もの快感が姉の身体を通して伝わってくる。
(これは殿方に、和人様に愛撫されるからですの?それともお姉様の身体が敏感過ぎるから?)

大きさの割に小さめの乳首を口に含まれた時、ライネの意識が飛びかけた。
(ウソ! こんな・・・・)
自分がする時とは段違いの感じ方に、姉の身体が自分と比べて非常に感じやすいのだと知った。

「ああっ 和人様ぁ あたくし……」
胸を口で舐められ、舌で弾かれ、もう片方の胸を和人の手が揉み上げ、人差し指と中指の間に乳首を挟まれ揉まれると、ライネの脳裏に火花が散った。
「ダメ! だめですぅ。 和人様ぁ。 もう、あたくし…」
256名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:56:39 ID:zEyUOmxo
ワルキューレ(?)の声を無視するように、さらに和人が責め立てると、ライネはもう言葉らしい言葉は出なくなっていた。
和人の手が下半身に伸び、既に濡れている部分に達する。
ぬちっ
っと音がし、さらに中から溢れるのが解り、姉の身体が自分よりもずっと濡れやすいのも解った。

足を開かれ、和人の顔が中心部に迫る。
「んああっ。 ちょ、ちょっと待って下さいまし・・・・ あたくし、もう……」
舌が上下に、そして左右に動き回ると、ライネの意識が飛び、身体がガクガク痙攣してぐったりとなってしまった。
(・・・・・・・ああっ。すごく… 気持ちいい……)
(いくら、お姉様の身体が感じやすいとはいっても、殿方にアソコを舐められるのが、こんなに気持ち良いなんて……)

和人が顔を上げ、体を割り込ませて来た。
(!)
(い、いよいよですのね!)

初めては痛いという情報は持ってるライネだけに身構えるように身体が固くなりそうになったが、
「いくよ。ワルキューレ」
和人の優しい声と言葉にライネの意思とは関係無く身体の力が抜けていった。
257名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 02:05:30 ID:zEyUOmxo
襞を押し広げて何かが入って来る感じがする。
(痛っ・・・・・くないですわね。 まあ、お姉様の身体ですから当然でしょうけど…… でも… あっ!)
和人が根元まで挿入すると、ライネの思考は機能しなくなってしまう。
リズミカルな注送をされる度、身体が反応し、意識が遠くなりかける。
だが、遠くなりかけた意識をさらなる刺激が呼び戻し、結合部から身体が溶ける感覚が脳裏に走った。

激しい快感に身体が酸素を欲しがり、口を大きく開いて呼吸するも、膣内を圧迫されて声も同時に出てしまう。
今まで、味わった事の無い快感にライネの意思が耐えられなくなりかけた。
「か…和人様ぁ。 す、少し…… 休ませて・・・・ くださいまし……」
意識が飛びそうな限界で最後の力を振り絞って懇願するワルキューレ(?)
しかし
「ダメだよ。ボクも止まらないよ」
和人がさらに激しく腰を送り出すと、ライネの意思を無視するように姉の身体が動き出し、下から迎え入れるように腰を使い出した。
258名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 02:07:03 ID:zEyUOmxo
(ちょ、ちょっと… 身体が勝手にぃ……)
「ダ、ダメですぅ。 あたくし。 もう……」
「ボクも・・・・。ワルキューレ!」
膣内の異物がさらに固く膨張した瞬間、身体の奥にぶちまけられた精液の感触がし、ライネの意識は飛んでしまった。

(・・・・・!)
ライネの意識が戻った時、和人はワルキューレ(?)の頭を撫でていた。
(あれが… セックス。死んじゃいそうなくらい… 身体が溶けちゃいそうなくらい…… 気持ち良かったぁ)

「ワルキューレ。すごく良かったよ」
やさしく言葉を投げかけられたライネは幸福感で一杯だったが冷静に考えると、和人の言葉は姉に対してかけられてるのであって、自分にではない。

(それなら… もっと楽しまなければソンですわね)
(元の体に戻ったら和人様にはしてもらえないのですから・・・・・)
そんな考えが頭をよぎり、ワルキューレ(?)が半身を起こした。
「和人様。もっと楽しみましょう。 あたくしにも、させてくださいましな・・・・」
「えっ?」
「んふふ……」
259名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 02:09:24 ID:zEyUOmxo
ワルキューレ(?)との行為は深夜にまで及び、疲れ果てて眠ったものの、和人は何度か起こされてしまった。
いつもの、たまに寝返りをうつワルキューレでは無く、ワるきゅーレのように布団の中で暴れた。

とにかく寝相が悪い。
足を蹴られ、顔に裏拳が入り、布団を蹴飛ばされる。
当然、熟睡なんて出来なかった。
260ライネですわ:2006/03/13(月) 02:14:15 ID:zEyUOmxo
13日。つまりは今日の分はここまででございますわ。

えっ? なんでお前が?
ですって?

いやぁ。ワルキューレお姉様は今まで散々良い思いをされて来ましたから、たまにはあたくしも・・・・・
とにかく続きは明日にでも。
それじゃ、皆様。ごめんあそばせ。
261名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 07:53:03 ID:vQ9nvgZW
いかにもライネらしい計算が垣間見れてワラタが、コーラスの元に向かった
ワルキューレの動向が酷く気になる。
コーラスの煽りで、実は一部始終を目撃してるんではないかと。
262名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 13:26:56 ID:R00FQPkp
こ、これはっ和人×ライネ、ワルキューレの3Pも期待できるのでは!!!
でもホワイトデーということなので和人×ワルキューレの純愛も期待してGJ。  
263名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 18:57:55 ID:xP5SG/cW
ライネは楽しがってもいいけどワルキューレが普通に帰るのはおかしい
だけどそこは話の都合上突っ込んだらいけない場所ですよね
264名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 22:04:36 ID:Y1mD6hqG
ライネ、こんなにセックル楽しんじゃってさぁ、いざ自分自身のボディでやろうとする時に、
支障がでないんだろうか?w

・セックルのたびに、ワルキューレの身体を借りに来るようになる。
・初体験からいきなりこんななので、和人としかセックルを楽しめない体質になる。
265ライネですわ:2006/03/14(火) 01:26:59 ID:Ngw0TT1A
まあ! 久々に関わらず、こんなに感想をいただけるとは、流石にあたくしが登場いたしますと違いますわねぇ。
さて、お返事をさせていただきますけど、「」は職人の言い訳でございます事よ。

>>261
あたくしがサンドイッチならコーラスなんか一緒についてるパセリですわよ。パセリ!
「いや、ホントは考えたのですが、バレンタインよりかなり長くなってしまったのでカットしました」

>>262
んまあ! あたくしとお姉様と和人様の3P!
そ、それはあたくしも願ったり叶ったりですわねぇ。
「コレとその後1本が終わった後にリクエストを頂きやすいように出来てる話&ネタの一覧を挙げさせていただきますのでそれを参照して下さい。それっぽいのがあります」
266ライネですわ:2006/03/14(火) 01:28:18 ID:Ngw0TT1A
>>263
実は一悶着ございましたの。
「コレも長いのでカットしたけど、やっぱり消すべきじゃ無かったですかね?」

あたくしとお姉様が時乃湯に帰ったんですけど、
「何? ライネ。今日はあんたの分のご飯無いわよ」
「ささ、コーラス様もお待ちでしょうから……」
「そうですわよライネ。とっととお帰りなさい」
とかリカ様や真田さん、あたくしに追い立てられて帰って行ったのでございますわよ。

>>264
そうでございますわよね。
是非ともその辺りを考慮に入れて欲しいモンですわね。
「いや、実はちゃんと考えてありまして、後に挙げさせていただくリストを参照ください」

何か長くなって明日まで続くようですけど……
そうそう。あたくし、これから行き着けの美容院に予約を入れてまして。
あとがきと明日の分はお姉様にお任せしますわ。
それでは今日、14日の分を行かせていただきますわ。
では皆様、一足先に。ごめんあそばせ。
267名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:30:11 ID:Ngw0TT1A
3月14日。
無情にも朝が来た。
寝たのか寝てないのか解らないまま朝を迎え、もぞもぞと布団から出ると着替えて学校に行く準備をした。
いつもなら先に起きて真田さんと朝食の準備をしているか、自分が起きてしばらくすると起きるワルキューレと違い、今日は悪い寝相で時折いびきをかいて眠ったままだった。
(まるで別人みたいだなぁ)
ボンヤリした頭で考えてたら
「婿殿〜。姫様〜。朝食の準備が出来てございますわよ」
下から真田さんの呼ぶ声がする。

和人がワルキューレ(?)の体を揺すり起こす。
「ん? ここは何処ですの? …! おっおはようございます。和人様」
状況を思い出し挨拶をした。
昨夜、最後にした時にはもう後処理をする気力もなく、そのままにして眠ったせいか、花弁からドロリと行為の名残が出てきた。
(うわぁ! まだヌルヌルですわ)
ティッシュで拭くと服を着て2人で階段を降りた。
268名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:31:48 ID:Ngw0TT1A
食事が終わり、リカと和人が学校に行くのを真田さんとワルキューレ(?)が見送る。
玄関を出た所で和人が振り返り、キスをした。
(んまぁ! お姉様ったら、リカ様と真田さんの前でこんな事してらっしゃるなんて……)
和人との挨拶のキスだけでも身体がじんわり熱くなり、これ以上、少しの刺激が与えられればアソコが濡れてしまいそうな感覚に
(しかし、お姉様の身体。いくら何でも敏感過ぎじゃありませんこと?)
とか考えてしまう。

真田さんが中に戻ってもしばらく考えていた所にライネ(?)が走ってきた。
「あっお姉様。ごきげんよう!」
近づいて来る自分の姿をした姉に声をかける。

「ライネ。貴方、ちゃんと私の代わりをしてくれたでしょうね?」
ライネ(?)が心配そうに言う。
「和人様より早く起きて、朝食の準備とかしたの?ちゃんとお見送りしたの?」
(えっ! お姉様ったら、和人様の食事の準備をなさってるの? いやぁ。さすがは花嫁修業中でございますわねぇ)
感心したものの、和人に起こされて食事の準備など全くしてない。
真田さんが全て用意したおかげで、美味しい食事だった為、リカには好評だったが。
269名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:33:39 ID:Ngw0TT1A
「まあ、おおよそは・・・・・」
「おおよそって何? 何かいたらない所でもあったの?」
気が気でない様子のライネ(?)
誤魔化すようにワルキューレ(?)が
「でも、夜の方は堪能していただけた様子でしたわ。あたくしも堪能させていただきましたけど」
と答えた。
「夜って、貴方、まさか…? 和人様におねだりしちゃったの? 何回も…」
やっぱり心配そうなライネ(?)

「誤解ですわよ。お姉様。お求めになったのは和人様ですから……」
目を閉じ、思い出すように語るワルキューレ(?)
「ご、5回ですって! 私ですら・・・・・・」
言ってからハッ! として顔を赤らめる。
270名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:37:27 ID:Ngw0TT1A
「ですからぁ。5回じゃ無く誤解ですわよ。 まあ、途中からはちょっとだけおねだりしちゃいましたけど……」
「でも… 最高でしたわぁ。 アレを毎晩していただけるお姉様がうらやましいですわ」
夕べを思い出しうっとりと感想を漏らすワルキューレ(?)だった。

「そ、そんな… 毎晩だなんて…… 和人様の学校がある日は… おねだりしない日だってあるし…… でもでも、お休みの前の日は…… きゃぁ〜!」
「それに、お休みの日は朝起きた時に・・・・その…… ううん。あくまでたまにですからね」
両手を頬に当ててもじもじしながら告白するライネ(?)にワルキューレ(?)が
「自爆なさってますわよ。お姉様」
と冷やかに言い放った。

「と、ところで、どうするつもりよ? ライネ」
話題を変えるように切り出すものの
「あたくしはこのままでも構いませんけどぉ」
いつもとは違い、周囲を見渡すような視界とスラリと長い手足。
女性としての理想型である姉の体に不満があるハズも無く、さらには昨夜のめくるめくような快感が味わえるから尚更であった。
271名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:38:45 ID:Ngw0TT1A
「私は困るの! これ以上和人様を……」
悲観的な姉。
しかし妹は
「まあ、なるようにしかなりませんわよ」
とあくまで楽観的だった。

「それに、あたくしから言わせていただきますと、お姉様の身体。いささか敏感過ぎじゃございません事?」
「えっ?」
妹の思わぬ反撃に虚を衝かれる。
「だって、ちょっと和人様に愛撫されただけで反応してしまいますし、すぐ濡れてしまいますし……」
それを聞かされ真っ赤になって俯くライネ(?)

「あれじゃぁ和人様をマンゾクして差し上げる前にお姉様の身体が持たないんじゃございませんこと?」
「おっ大きなお世話よ! わたくしのせいじゃ無いし… それに… その…… 和人様ったら… きゃぁ〜」
顔を赤らめ、頬に両手を当てながらの反撃だったが
「・・・・・・・」
(しまった!)
と思ったが時既に遅かった。
慌てて話題を切り替えるように
「そっそれよりライネ。メームお姉様から今日も来るように言われてたわよ」
272名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:45:06 ID:Ngw0TT1A
「はぁ〜。そうですの。それは困りましたわねぇ。今のあたくしはお姉様なんですから」
「ど〜せ、またお説教でしょうから、お姉様。代わりに伺って来て下さいましな」
「その間、今日はホワイトデーですから、あたくしは和人様にバレンタインデーのお返しをたっぷりといただきますから」
さらりと他人事のように言うワルキューレ(?)がライネ(?)の方を見る。

ライネ(?)の亜麻色の髪が逆立つように波打つ感じを漂わせ
「冗談じゃありません! 貴方は昨日… その…… たっぷりといただいたんでしょう?」
ライネ(?)がワルキューレ(?)の手を握り引き摺るようにコーラスのアパートの方へ向った。
「いたたた。痛いですわよ。お姉様」
手を引っ張られてワルキューレ(?)がこぼす。

「それにメームお姉様の所に行ったとしても元に戻る訳じゃございませんでしょうに」
もっとも意見であったが、かと言ってライネへのお説教を黙って聴く訳にもいかない。
しかも次のワルキューレ(?)の言葉がいっそう決意を固めさせた。
273名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:46:31 ID:Ngw0TT1A
「今日もあたくしが和人様に愛されるって事でよろしいじゃありませんこと。減るモンじゃございませんし」
ライネ(?)が振り返る。
怒っているのは明らかだった。
「ライネ。貴方ねぇ・・・・ 減らなくてもダメです。和人様は私だけの和人様なんですからね!」

しかし、ワルキューレ(?)が
「でしたら、和人様におっしゃれば? 「わたくしがワルキューレです」って」
「あたくしの魂の初体験は和人様だったワケですから、身体の方の初体験も和人様でよろしくてよ。何しろ和人様は「幻の恋人」なのですから・・・・・」
目を閉じ得意げに言うワルキューレ(?)が目を開き、ライネ(?)の方を見るともの凄い形相で睨んでいる。
その後、目がうるうるし、ついに涙がこぼれた。
「ダメったらダメぇ! とにかくダメぇぇ!!! 和人はわたくしだけの和人なのに……」

ライネが小さい頃から美しくて、強く欠点など見つからない完璧な姉だったが、目の前で弱々しく泣く姿を見て
(当たり前の事ですけど… ワルキューレお姉様は本当に和人様をお慕いしていらっしゃるのでございますのね)
としみじみ思った。
「ふぅ」
思わず溜息をつく。
274名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:47:50 ID:Ngw0TT1A
「解りましたわよ。お姉様。 この事は後で考える事にして、とりあえずメームお姉様の所に伺いましょう」
まだ、ぐずぐずとべそをかいてるライネ(?)が頷き、ライネ用の円盤を停めてあるコーラスのアパートへ行き、乗り込んだ。
ワルキューレ(?)が操縦桿を握り、ライネ(?)は後ろの席に着く。

「それじゃぁ。参りますわよ」
スロットルを開けると浮き上がり、メームの巨大円盤に向う。
「はぁ〜。それにしても、今日もメームお姉様の長〜いお話というのはメゲますわねぇ」
「それに、この事をどう説明すれば良いのやら。 あたくしには皆目見当もつきませんわ」
「・・・・・・」
メームの巨大円盤が近づいて来た。

「あ、あら! ちょ… ちょっとぉ〜」
いつもの体とサイズが違い、長い手足が引っかかってブレーキをかけられない。
「おっお姉様! しっかり捕まって下さいまし!」

ど〜ん!

メームの巨大円盤にめり込む形でようやく止まった。
警備の者達が見守る中、シールドが開き、2人が落ちるように出てきた。
275名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:49:16 ID:Ngw0TT1A
「あいたたた。お姉様。お怪我がございません事?」
切り出したのはライネだった。
「ええ。大丈夫よ。貴方こそ怪我は無いの」
ワルキューレがライネとぶつけた頭を押えながら答えた。

「・・・・・・・えっ?」×2

互いに見合い、自分の姿を確認する。

「元に戻ってる〜!」
「元に戻ってしまいましたわ〜!」

「………」
「ライネ! 「戻ってしまいました」て何よ?」
「あっいえぇ… 別に深い訳は・・・・・」

侍女に先導されてメームの待つ部屋に通された。
「メームお姉様。ご用は何でございましたの?」
お茶を飲んでいたメームが顔を上げる。
「あら? ワルキューレも一緒だったのですね。まあ2人共おかけなさいな」
2人をソファに座らせ、侍女に妹達の分の紅茶を持ってこさせた。
紅茶が置かれると侍女は下がった。
276名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:57:50 ID:Ngw0TT1A
「お飲みなさい。冷めないうちにね」
2人がカップに口をつけた。
それを見計らったように
「ライネ」
声がかけられる。
(うわ〜! 来ましたわ!)
身を固めたライネだったが、メームの言葉は以外なものだった。
「昨日提出してもらった書類ですけど、間違ってる所がありましたよ。書き直して頂戴」
「へっ? それだけですの?」
お説教では無く安心したのか、つい言ってしまった。

「それだけですが何か?」
姉の言葉に内心ホッとしながら
「い〜え。それじゃぁ書き直しますわ」
メームから渡された書類を書き始める。
277名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:58:53 ID:Ngw0TT1A
心と体が元に戻り、
(今日は和人様に… きゃぁ〜! わたくしったら……)
とかバラ色の未来予想図を描いていた所に
「さて、ワルキューレ」
とメームから声をかけられた。

「え? はっはい」
今日は自分には用が無いと思ってただけに驚いた。
「いくら皇女であっても、貴方がそうすると決めた以上、もう少し家事の方をなんとかしなさいな」
「真田さんに教わるとか、リカちゃんに時野家の家庭の味を教わるとか……」
長〜いお説教をされてしまった。

夕方になり、ようやく釈放され、帰る事になった。
(もう。昨日はライネに和人様を盗られちゃうし、今日はメームお姉様にお説教をいただくし……)
落ち込んでしまう。
だが、ロクでもないことばかりだったワルキューレへのご褒美なのか今回は珍しく無事に着陸出来た。
そこへ、和人がライネの円盤の姿を見つけ小走りに近づいて来た。
278名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:00:20 ID:Ngw0TT1A
「いたいた。ライネ。ワルキューレも一緒だったんだね」
カバンから正方形の箱を取り出して
「ライネ。バレンタインのチョコありがとう。これお返し」
と手渡した。

「ありがとうございます。和人様」
喜ぶライネに和人も嬉しそうに微笑む。
箱を開けると、ライネのカラーである朱色のスカーフが入っていた。
「うわぁ。ありがとうございます。和人様。大切に使わせていただきますわ」
さらに喜ぶライネにワルキューレが小声で耳打ちする
(「貴方。昨日たっぷりいただいたのでしょう? なのに今日もなんて……」)
「それはそれ、これはこれですわよ。それに和人様にとっては昨日はあたくしじゃ無くお姉様だったのですしね」
「もうっ!」

「あっ。まさかライネと一緒にいるとは思わなかったから、ワルキューレの分は家に用意してあるから… ゴメンネ」
(やったぁ〜〜!)
昨日、今日と散々だったワルキューレにもようやく春が来たような和人の言葉に心の中で小躍りした。
279名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:01:54 ID:Ngw0TT1A
「あの、一緒に帰ろうか?」
さらに喜びが増す。
「それじゃ、ライネ。またね」
「和人様もお姉様もごきげんよう」

「あのさ。手、繋ごうか?」
和人の申し入れにワルキューレが答える代わりに和人の手を握った。
嬉しさの絶頂にあったが、肝心な事を思い出した。
(そう言えばライネは昨夜、和人様に… い言う事は今日のホワイトデーにかかってたはず)
(そ、それなら私だって・・・・)
そう考えると、ワルキューレは和人の指の間に自分の指を絡め、ギュッと握り変えた。
和人には解らなかったが、同じ様に握り返した。

時乃湯に帰ると和人からお返しを貰う。
真田さんには「かつおぶし削り器」リカには参考書。
そしてワルキューレがもらったのは、かわいいフリルのついたピンクのエプロンだった。
「ありがとうございます。和人様ぁ。わたくし、これからも一生懸命頑張って、和人様に相応しい妻になれるようになります!」
今使ってるエプロンはワルキューレが一生懸命家事を覚えようとしている努力が滲み出て、汚れが目立ち始め、あちこち綻んでいた。
(和人様はそれをご存知だったんだわ)
嬉しくてたまらなく、エプロンを掲げて踊るようにクルクルと回ってしまった。
280名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:03:33 ID:Ngw0TT1A
早速、新しいエプロンを使って夕食の準備をした。
まあ、エプロンが新しくなった所で急に成果が出るハズもなかったのだが。
食事が終わり和人が番台に行こうとした。
「待って下さい。和人様 あの… 大事なお話がありますから、今日は……」
それを聞いていた真田さんが
「それじゃぁ番台はわたくしが参りますわ。婿殿は姫様と・・・・・」
と気を利かせたのだった。

「うん。解ったよ」
座布団に座って真田さんとワルキューレが洗物をしている間、待つ事にした。
リカは勉強の為、部屋に戻る。
洗物が終わり、真田さんは番台に行った。
「何? 大事な用って?」
「・・・・・・」
ワルキューレが黙って和人の手をとって2人寝室に向った。
281名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:04:37 ID:Ngw0TT1A
「和人様…… あの… い、今から… その……」
もじもじしてか細く言うワルキューレ。

「えっ? 今… から? 店を閉めてからじゃダメなのかな?」
事情を知らない和人は少し照れながら言う。
「お願いします。和人様。今日。今日のうちじゃないとダメなんです。お願いします」
潤んだ目で必死に訴えかけるワルキューレ。

「うん。解ったよ……」
和人が部屋の明かりを消し、服を脱いだ。
ワルキューレも服を脱ぎベッドに潜り込んだ。
キスをしながら、ワルキューレにのしかかる。
やがて離れた口からワルキューレの甘く切なげな声が漏れ始めた。

階下のリカの部屋にも声が漏れ聞こえ始め、ベッドの軋む物音がし出した。
「「大切な話」ってコレの事かい!」
リカはしぶしぶ問題集と参考書を持って居間へ避難する事となった。
282名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:10:31 ID:Ngw0TT1A
和人の迸りを受け止めたワルキューレが時計を見ると14日は過ぎて無かった。
(良かった… まだ日が変わってなかった)
余韻に浸るワルキューレに
「あ、あのさワルキューレ…… その… また口でしてくれるかな?」
和人がねだる。

真田さんとの件以来、和人は度々ワルキューレに口でしてもらう事を要求する。
ワルキューレも和人の期待の応えるよう精一杯の愛情をこめてするのだが、要領が掴めず、奥まで咥え込むとどうしても歯が当ってしまう。
その時の和人の痛さは女のワルキューレには理解出来ないが、痛いのは和人の様子で解る。

それでも頼むと言う事は真田さんにしてもらったのがよほど気持ち良かったと言う事なのだろう。
そう思うと、和人の期待に応えられない自分を不甲斐無く思い、申し訳ないとも思い、また、寂しく辛かった。
それと真田さんへのかすかな嫉妬……

「昨日、してもらったのが、…… 凄く気持ち良かったから… 」
(!)
さらにショックだった。
身体は自分でも昨日和人としていたのはライネなのだ。
姉の自分が上手く出来ない愛撫を妹がちゃんとして和人を満足させた事に。
これは真田さんが和人を悦ばせた事より、耐え難い事実だった。
283名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:12:07 ID:Ngw0TT1A
「で、でも… 私、その……」
愛情では負けないが、真田さんやライネのように上手くする自信が無い。
戸惑うワルキューレに和人が
「ダメかな?」
と尋ねる。
(和人様・・・・)

「いえ… あの…… 上手くないですけど、一生懸命お口でさせていただきます」
和人の下半身に顔を移す。
さっきまで自分に最高の快感を与えてくれていたモノをやさしく握り、その先にキスをするように口をつける。
唇をすぼめ、舌でチロチロと舐めると和人の身体がビクンと反応する。

ここまではいつもやってる事で上手く出来る。
でも和人は「それ以上」を要求している。
一端、唇を離し、小さな口をいっぱいに開くとスッポリと全体を咥え込んだ。
「ああ〜。気持ち良いよ。ワルキューレ」
もっとしてもらいたいと言う表れだろうか。
和人がワルキューレの頭に手をそっとかけた。
284名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:12:56 ID:Ngw0TT1A
しかし・・・・

カリッ!

「いたたた!」
ワルキューレが慌てて口を離す。
「ご、ごめんなさい。和人様。私… その……」
涙を浮かべて謝るワルキューレを、痛む股間を抑えながら、もう片方の手でやさしく撫でた。
「うん。昨日はすごく良かったんだけどね」
和人に悪気はないのだが、ワルキューレには辛かった。

「でも… 昨日のワルキューレはいつもと違うみたいだったから・・・・・」
「えっ?」
(ライネ。貴方、何したの?)
不安を確かめるべく、恐る恐る聞いてみる
「あの… 和人様。昨日って?」

その言葉を聞いた和人がやや驚いたふうに
「覚えてないの?」
ワルキューレの不安が一気に膨らむ。
「ええ。すみません」
覚えていないも何も、昨日自分はこの場にいなかったのだ。

時計の針が12時を過ぎた頃、和人が思い出すように昨日の「ワルキューレ」との事を語りだした。
285ワルキューレです:2006/03/14(火) 02:16:38 ID:Ngw0TT1A
あの、ライネに任されて来てみたのですが……
今日はここまでです。

それにしても、和人様は何をおっしゃるのかしら?
私はとてつもなくイヤな予感がするのですけど。
では、続きは明日に。
皆様、おやすみなさいませ。
286名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 11:42:05 ID:JZzCSCAc
うん、やっぱり和人×ワルキューレがベストカップルと言うことだな。
バカップル良かったです。GJ!!
287名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 19:09:40 ID:8lOEWouQ
ワルキューレが真田さんのこと言ってるし続き物なのかよ
288名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 21:28:05 ID:9iJsJIei
和人が何を言うのか気になりますね。
黒和人だったりしてw


和人「またフェラが下手糞に戻ったのかよ。いい加減、使えねーな……。
   わかった、しょうがない。ワルキューレ、お前、歯を全部抜けよ」
289ワルキューレです:2006/03/15(水) 01:10:01 ID:BGnUvaDK
今日でホワイトデーのお話は最後になります。
しかし、あれから和人様が何をおっしゃるのか気になります。

ご感想をいただきましてありがとうございました。
>>286
わたくしと和人様がベストカップル。
嬉しいです! そうですよね。 もっとおっしゃって下さい。
>バカップル
バ、バカップル・・・・・・
やはり… どこかおかしいのでしょうか?
290ワルキューレです:2006/03/15(水) 01:10:47 ID:BGnUvaDK
>>287
「い〜え違います。時系列としてはそうですが」
だそうです。

>>288
そ、それは、おしおき時…… いえ、そう言った話も用意してあるようです。
>歯を全部抜け
「うげげっ! ライネの膣内の描写で「歯の無い口で噛締められているよう」ってのを使おうとしたのに」
「そう言えばワルキューレか真田さんでも使ってたかな?」
とか申してました。

さて、わたくしはあまり気が進まないのですが、最終話スタートです。
291名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:12:39 ID:BGnUvaDK
3月15日。未明。
「う〜ん。例えば・・・・・・・・とかさ」
(ええ〜。和人様に跨って、あっアソコを舐めさせた。なんて・・・・)

「他には・・・・・・・・・とか」
(自分でおしりを開いて… 和人様におしりのシワを数えてさせて……)

「それで・・・・・・・・・とか」
(それで、「舐めて」と言ったの。私が。 しかも「舌をねじ込んで下さいまし」って・・・・ さらには、指を………)

あまりにも恥ずかしい痴態が赤裸々に告白される。
当然の事ながら、和人は自分がしたと思っているのだ。
しかも、昨夜の「自分」の行為の詳細を和人が続ける。
292名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:13:40 ID:BGnUvaDK
「でさ、・・・・・・・・・・・とかも」
(い、一緒にお風呂に入って、私の身体にシャボンをつけて和人様の身体を洗って……)

「その時に・・・・・・・・・・・にはちょっとびっくりしたかな」
(和人様を座らせて、浴槽に片足をかけて、アソコを拡げて…… 「よぉ〜く見てくださいましな」とか言っておしっこを… それを和人様にかけてしまった。ですってぇ〜!)

顔から火が出る位恥ずかしかったが、昨日の自分がした事はそれだけでは無かったようだった。

「それでさ」
(きゃぁ〜〜。もうそれ以上はおっしゃらないで〜)
しかし、残酷にもおぞましい過去は変えられるはずも無かった。
最早、ワルキューレにとって死刑宣告に等しい和人の宣告が続けられる。
293名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:15:02 ID:BGnUvaDK
「それでさ・・・・・・・・・・・・とか」
(和人様の… その…アレにシャボンをつけて「あたくしの膣内(なか)も洗ってくださいましな」って言ったですって〜)

「最後は・・・・・・・・・・・だったし」
(シャワーで私のあそこにお湯を入れて… 和人様に見えるように拡げて…… 噴き出させたなんて・・・・・ああ〜っ!)

羞恥は限界を超え気絶しそうだった。
いや、いっその事、このまま気絶してしまいたかったが、ワルキューレに試練を与えるかのように願いがかなう事は無かった。

和人の顔が見れない。
ただ、和人の胸にすがり
「あ、あの… 和人様。 違うんです。 私… そんな……」
後は言葉にならず、和人の胸に羞恥に染まる顔をおしつけるのが精一杯だった。
294名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:20:17 ID:BGnUvaDK
和人は訳が解らないものの、やさしくワルキューレの頭を撫でる。
「ううん。気にしないで……」
(ああ〜っ、違うんです!)
「でも、あんなスゴイのって真田さんに教えてもらったの?」
(いやぁ〜。違うのです!)
「でも、どんなワルキューレでもボクは好きだよ」
(ですから、昨日のわたくしは違うのですってば!)
言葉にならず、ただ、和人の胸におしつけた顔でイヤイヤするだけだった。

安らかな寝息をたてる和人とは逆に、眠れないまま、朝になってしまう。
ワルキューレは早めにベッドを出て、朝の準備をした。
和人の顔が恥ずかしくて見れないからで、
朝食の時も、見送りの時も顔が赤いままで俯いてるだけだった。
295名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:21:30 ID:BGnUvaDK
見送った後、真田さんが戻ろうとした時ワルキューレを見る。
(今朝はずっとヘンですわねぇ。姫様)
「真田さん。私、ちょっと出てきます」
「はあ」
昨日、和人からもらったエプロンをつけたまま飛んで行ってしまった。

コーラスのアパートではコーラスが窓際にプランターを置き、じょうろで水をやっていた。
ライネはTVのワイドショーをボ〜っと見てる。
(はぁ〜。 やっぱり1人でするのとは比べ物になりませんでしたわねぇ。和人様との・・・・・)
(ああっ! それにしても、ワルキューレお姉様がうらやましいですわねぇ。)

水をやってるコーラスにワルキューレがもの凄い勢いでこちらに来るのが見えた。
「あっ! お〜い。ワルキューレ」
声を掛け終わる前に窓の所に来てしまった。
296名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:22:42 ID:BGnUvaDK
「はい?」
コーラスが思わず言ってしまう程、自分の知ってるワルキューレではない。
整った眉はハネ上がり、美しい髪は逆立つように揺らめいている。
全体から怒りのオーラが感じられるワルキューレは初めてだった。

「ライネ! 貴方、和人様になんて事してくれたのよ!」
「あわわわ!」
ライネが素早く押し入れに隠れる。
ワルキューレは窓から入り、押し入れの襖の前で半分涙目になって怒っている。

「いやぁ… あのぉ… あたくしはですねぇ…… 」
「いいから、出てらっしゃい!」
腰に手をあてて、言うものの襖が開く気配はない。
297名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:23:35 ID:BGnUvaDK
「え〜。あたくしが出ると、お姉様、お怒りになるのでしょう?」
ワルキューレが眉をピクピクさせながら
「いいえ。怒らないわよライネ。だから出てらっしゃい」
精一杯、やさしく言ったつもりだが、言葉の端々はわななき、押し入れの中のライネが姉の姿を見るまでも無く怒っているのがハッキリと解った。

「あの… お姉様… お話ならこのままで伺いますから…」
業を煮やしたワルキューレが黙って襖に手をかける。
危機を察知したライネが、同時に反対側を勢い良く開け押し入れから脱出した。

「あわわわ… お姉様。あたくしはお姉様と和人様の為に…・・・・」
「ウソおっしゃい。お待ちなさい。ライネ〜!」
外に飛び出したライネを追いかけるワルキューレ。
その様子を
(???)
な感想をもって見るコーラスであった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おしまい。
298ワルキューレです:2006/03/15(水) 01:34:36 ID:BGnUvaDK
……………
……………
…………… はぁ〜。
あ、あの… もう何と申して良いやら・・・・・
はぁ〜。

職人より
「皆様のご感想、ご意見、頂けたら幸いでございます」
「超あまあまを期待された方には、裏切る形になってしまいました。すみませんでした」
「次回は今週末に凄く短いのを行かせていただく予定です」
との伝言を承っております。

最後に
「当スレでは職人さんの降臨をお待ちしております」

それでは、皆様。またの機会に。     はぁ〜。
299名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 09:44:55 ID:ORxxpVhO
ワルキューレ・・・・・ご愁傷様でした・・・。
つまり13日は和人×ワルキューレではなく、ワルキューレ×和人だったのか
是非とも詳しく見てみたかった!

完成お疲れ様でした。
300名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 22:21:35 ID:GI59di8a
なんか今回はオチが弱いお
301名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 23:18:19 ID:SnxBRiDa
和人が言った「中の人がライネなワルキューレとのプレイ」は、全部が全部、ライネとの実際に
あった行為なのだろうか?
和人が、ワルキューレにやらせてみたいと密かに思っていることを、この機会にとばかりに
言ってないか?w

昨晩の中の人がライネだったことまではわからずとも、薄々様子がおかしいことには気づいている
だろうし、今晩の、元に戻ったワルキューレの態度からは、昨晩のことで覚えがないらしいこと、
和人の話を否定する材料は持ち合わせていないことがわかる。

和人にしてみれば、好き勝手言ってみていいシチュエーションだ。
>「でも、どんなワルキューレでもボクは好きだよ」
と言っておくことで今後の布石になるから、真に受けたワルキューレが今後さらにエロエロになって
くれれば儲けもの。少なくとも損は無いのである。
302名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 10:51:12 ID:uc/JkwTW
次は超ラブラブをお願いしたいですGJ。
303前・359:2006/03/17(金) 01:08:05 ID:orjjV7HC
え〜。皆様。感想いただきありがとうございます。
実を申しますと、この話はホワイトデーの話であると同時に三部作のトップでした。

「ライネ三部作」と勝手に銘打ったのですが、コレと、他の職人さんが居ない場合に彼女の誕生日の5月27日に投下予定の1つ。
ライネの誕生日の話は相手が和人とワルキューレの2パターン考えてあるのですが、その和人の話。
そして、その後になりますが、中ライネの話で完結させる話のトップであったわけです。

まあ、そんなネタばらしはともかく。
304前・359:2006/03/17(金) 01:09:02 ID:orjjV7HC
>>299さん
まあ、そこは読んで下さった皆さんが、後の和人のセリフを元にあれこれ考えていただくと言う事で。

>>300さん
あちゃ〜。弱いですか。精進します。

>>301さん
お主もワルじゃのう!
いやいや。失礼しました。
ちなみに実際にあった行為としています。
誕生日の話で和人がソレに気付くようにしてあります。

まあ、和人はそこまで性行為に対して打算的でも積極的でもないと設定してますし、ライネのおっさん臭い感じを強調する為の描写ですから。
305前・359:2006/03/17(金) 01:09:55 ID:orjjV7HC
>>301さん
ワルQの誕生日話や2人の初体験の話は超ラブラブなんですが…
来週にでもネタのリストを挙げさせていただきますので、よろしかったらリクエスト下さい。

さて、他の職人さんが来られない場合、明日の夜か明後日未明にでも凄く短いのを1本。
ワタクシめが自分を試す為に考えてる実験的なネタを書かせていただきます。
その時はまたお付き合いいただき、感想などいただけたら幸いでございます。
それではまた。
306真田でございます:2006/03/18(土) 01:07:47 ID:at1kTYi8
この度はわたくしめの短編を披露させていただきます。
あらかじめ、お断りいたしますが、これはリカ様のお話し同様、本編とは別の「もう1つの世界」のお話しでございます。
題して
「真田ふたたび 〜わたくしも女でございます〜」
それでは、始めさせていただきます。
307名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 01:09:19 ID:at1kTYi8
「真田ふたたび 〜わたくしも女でございます〜」

「婿殿、姫様。お疲れ様でございました」
浴場の清掃を終えた婿殿と姫様にお茶を出す。
「ありがとう」
「ありがとう。真田さん」
お茶と一緒に出したお茶菓子は3つ。
これは、姫様も知らない、わたくしと婿殿だけの秘密の決まり事……

お茶菓子が3つお皿に乗せてある時は
(今夜、お情けが欲しゅうございます)
そしてそれをお食べになると、それは
(解った)
と言う意味でございます。
308名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 01:10:16 ID:at1kTYi8
婿殿は目を閉じ黙ってお菓子を1つ、口になさいました。
そう。わたくしと婿殿は姫様に内緒で・・・・・・

きっかけは些細な事でございました。
布団の中で眠れずにいたある日の事
(ああっ。婿殿のご陽物。あの感覚が……)
わたくしはヴァルハラ皇家の侍女長。姫様の婿に身体を晒すなどと言う事は畏れ多い事ではございます。
ですが、わたくしも侍女である前に1人の女。
身体が寂しがる時もございます。

深夜に用を足しにご不浄に参りますと婿殿とバッタリ会ってしまいました。
歩き方がぎこちないのでお尋ねいたしますが、ハッキリとは申されませんでした。
しかし、どうやら姫様が婿殿のご陽物に歯を当ててしまったようでございます。
わたくしは「痛みを和らげる」と口実をつけ、婿殿のご陽物をさすり、口で……
309名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 01:11:34 ID:at1kTYi8
以前の、メーム様、イナルバ様よりご依頼を受けました件。
あの一度だけの過ち以来の婿殿… いえ、殿方のご陽物。
火照る身体がそれを欲しがる衝動にかられ、わたくしはご奉仕させていただきました。
唾液を全体に塗し、舌を這わせると、痛みのあまり萎縮していたご陽物が徐々に逞しさを増し、硬くなり、わたくしの口に猛々しい雄の匂いが拡がりました。

「さ、真田さん!」
婿殿が一言だけ発し、わたくしの髪の毛を抱える手に力が入った時、口の中に咽るような熱く濃い精液を注ぎになられたのでございました。
2度、3度とヒクつかせながら…

未だ出続ける尿道口を舌で拭い、残りを扱き出すように舐め上げていると婿殿のご陽物は再び、太く硬い逞しさを取り戻します。
その後はわたくしのお部屋で……

その夜以降、わたくしは婿殿に何度も身体を委ねました。
あの過ちの時もそうでございましたが、わたくしも婿殿も入浴しない状態の方が激しく燃え上がります。
ファム様が匂いそのものもそうだけど、誘導物質が云々とご説明されましたが、わたくしには詳しい事は存じません。
310名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 01:13:30 ID:at1kTYi8
ただ婿殿のお身体が本能的にでも、それをお求めであるなら、わたくしが求める日はなるべくお風呂を頂かないようにするのでございます。
ですから、今日も
「真田さん。ご一緒にお風呂いかが?」
姫様からの有り難いお誘いをいただきましたが
「申し訳ございません。わたくしは後ほどいただきます」
と応じる事が出来ませんでした。

侍女としての理性よりも牝として本能を優先させてしまったのでございます。

「それじゃ。そろそろ寝ようか?」
婿殿が切り出し、姫様と共に寝室に向われました。
わたくしは後片付けをすると、そのまま自分の部屋へ…
311名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 01:15:10 ID:at1kTYi8
布団に入り、これから数時間後の事を思うと自然に身体が火照って参ります。

(婿殿は今日はどのようにわたくしを可愛がっていただけるのでしょうか?)
(どのようにわたくしの身体を激しく貪っていただけるのでしょうか?)
(わたくしの女を満足させていただけるのでしょうか?)

そう考えるだけで、うっすら汗ばみ、メスの部分が熱く、そしてしっとりと濡れて来るのがわかります。
やがて静かに扉が開かれ、婿殿が・・・・・

この瞬間からわたくしは侍女長・真田では無く、1人の女。1匹の牝・真田になるのでございます。
(姫様。お許しくださいませ。朝までは… 朝になれば侍女長の真田に戻ります故、せめて今だけは………)
婿殿の手が、指が、口が、舌が、わたくしの身体を這い回ると、それ以上は何も考えられなくなります。

全てのしがらみと呪縛から解き放たれ、ただ本能の赴くままに、悦楽の夜は更けてゆくのでございます。


「真田ふたたび 〜わたくしも女でございます〜」・・・・・・・おしまい。
312真田でございます:2006/03/18(土) 01:24:11 ID:at1kTYi8
今回は趣向を変えて、現代的な「エロ」では無く、大正〜昭和初期の雰囲気を漂わす「エロス」を表現してみたく、このお話しとさせていただいたようでございます。
それを、セリフをなるべく使わない、かつ出来るだけ短い文章で表現出来るかのテストであったようでもございます。

皆様のご意見、ご感想を頂けたら幸いでございます。

また、他の職人様がいらっしゃらない場合、週明けにでもネタのリストを挙げさせていただき、皆様のリクエストがございましたら、勉強させていただく所存。
との伝言を承っております。

以上、真田がお送りいたしました。
それでは、皆様。良い夜を。そして良い週末を。
313名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 14:00:33 ID:1mDNE/Xi
GJ!!!!!!!!!
まさか伝説の和人×真田さんとは・・・
短い文章でも十分エロかったです。
314名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 23:31:22 ID:SVyqw0uX
直接的な描写は少なくても、エロい文章というのは結構成立するんだな、と。

それにしても、

>お茶と一緒に出したお茶菓子は3つ。

ワルキューレを交えた3Pの合図かと思ってしまう漏れは、よほどに病んでいるのかw
315名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 06:04:30 ID:zAWbBda9
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!!!!
続編キボン
316真田でございます:2006/03/19(日) 19:21:56 ID:yFSf8G7G
感想をいただきました皆様。ありがとうございました。

>>313
婿殿とわたくしのカップリングが伝説とは。
畏れ多い事でございます。

>>314
「3つの茶菓子は、1つが婿殿、1つが姫様、1つがわたくし真田。で、お皿はわたくしの部屋の布団を意味し」
「婿殿がその1つを食べる。この場合はその場から姫様を除いて、今宵の布団には婿殿とわたくし真田の2人」
と言う意味合いのようでございます。

>>315
沢山の「GJ」ありがとうございます。
さて、ご所望された「続編」でございますが、
「まあ、今回は特別なので、続編はまたの機会にでも」
と申しておりました。
317真田でございます:2006/03/19(日) 19:22:39 ID:yFSf8G7G
前スレからご覧になってる方はお気づきかもしれませんが、この話は前スレでお話しさせていただきました
「真田にお任せ 〜全ては姫様の為に〜」
に類似しております。
>>前388様は、わたくしめが婿殿に口や胸を使ってご奉仕さしあげ、女に奉仕させる喜びを覚えさせる。
と言ったリクエストを頂いたのですが、その前作
「侍女長は見た 〜わたくし和人様の花嫁になります〜」
から続けて書いた為、また、途中から職人の思い入れを入れてしまった為、非常に長くダレたモノになってしまいました。
ご所望された作品になったか? とも思いず〜っと引っかかっていたようでございます。

そこでお休みをいただいてた間に、お詫びの意味を込めてリクエストいただいたシチュエーションを盛り込んだこの話を考え、ホワイトデーと共に是非とも書かせていただきたい作品としましたようにございます。
ただ、焼き直しでは芸が無いので、「真田にお任せ」とは逆になるべく短く、なるべくセリフを使わず、表現もより間接的に変え、タイトルも
「〜全ては姫様の為に〜」→「〜わたくしも女でございます〜」
と、よりわたくし個人の欲求を満たす事により、背徳感を出し、退廃的な雰囲気に仕上げた別作品ように変えたようでございます。
前スレ388様へのお詫びの作品故、是非前388様に読んで欲しいと思ったようですが、如何なものでしょうか?

そして何より、この真田が単なるイロモノやヨゴレじゃありませんよ!
と。わたくし真田は、やる時はやる女でございます。
と言うのを示したかった。
などと申しておりました。

さて、今、頭を整理して話&ネタをメモ書きしております。
出来次第リストを挙げさせていただき、リクエストいただく際はそれを参考にされますと幸いでございます。
遅くとも、明日未明には用意出来ると思われますので、しばし、お待ち下さいませ。
318前・359:2006/03/19(日) 21:54:15 ID:DQ2VJoEw
え〜。ワタクシめ前・359が話を書いて構わないと言ってくださる方のリクエストを頂きたいと思います。
2種類ございまして
・カップリングを指定だけであとはお任せ。または、それに多少なりのシチュエーションなんかを添えていただいてあとはワタクシめにお任せ
・以下に挙げるリストから指定していただく
のどちらかでいただけたら幸いでございます。

あと、どん底話やレズ話等の読む人を選ぶシチュエーションとかエロ無し話は皆様にお伺いをたててからにしたいと思います。
基本的には1本づつにさせていただき、終わるごとに3日〜1週間程度のお休みを頂き、職人さんの降臨を待ちたいと思っております。

リストの見方
○・・・・・直ぐにお届け可能
△・・・・・日付限定モノやレズ物、エロが少ないといった条件付きの作品&ネタ
×・・・・・ここでは、まず書けない話&ネタなど。
319前・359:2006/03/19(日) 21:56:20 ID:DQ2VJoEw
ワルキューレ
A01「お誕生日おめでとう ワルキューレ」(ワルキューレ×和人)
△ ワルキューレ皇女殿下誕生節記念。9月26日限定。
商店街の福引で当てた、2人きりの温泉旅行。

A02「お誕生日おめでとう 和人さん」(ワルキューレ×和人)
△ 時野和人さん誕生日記念。7月23日限定。
海に来た2人ですが・・・・

A03「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」(ワルキューレ×和人)
○ 2人の初めてのお話。 とにかく「あまあま」

A04「ねえ聞いて、聞いて」(ワルキューレ他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜1の月〜」
12話セットのオリジナルモノの第1話。

A05「星降る夜 〜あふれる想いを短冊に〜」(ワルキューレ×和人)
△ 7月7日(羽衣町が北陸、東北の場合8月7日)限定。
七夕モノ。

A06「ホワイトラブ 〜サンタが銭湯にやって来た〜」(ワルキューレ×和人)
△ 12月24日限定。クリスマスモノ。書けるかどうか微妙。

A07「行く年来る年、新年あけましておめでとう」(ワルキューレ×和人)
× 12月31〜1月1日限定。時期的に書けないと思う。

A08「ごめんさない! 和人様」(ワルキューレ他)
○ 短編。とうとう「おしおき時空」の餌食になったワルキューレ。

A09「こんにちは赤ちゃん」(ワルキューレ×和人)
○ 雑誌を読んで2人の赤ちゃんが産まれた時の予行演習をするのですが…

A10「一番のおくすり」(ワルキューレ×和人)
○ もはや王道。カゼをひいたワルQを和人が看病し、ワルキューレは思いっきり甘えちゃいます。

A11「時(刻)の鍵」(ワルキューレ他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜11の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第11話。
320前・359:2006/03/19(日) 22:00:05 ID:DQ2VJoEw
真田さん
B01「お誕生日おめでとう 真田さん」(真田さん×ワルキューレ)
△ 真田さん誕生日記念。07年2月10日限定。
今年の誕生日話と関係があるようですが…

B02「にゃんぱらり〜ん」(怪傑・猫耳頭巾)
△ 2月22日(ネコの日)限定。天が呼ぶ地が呼ぶネコが呼ぶ。ネコ呼んでさすらいのヒーロー。エロ無し。

B03「真田ふたたび 〜わたくしも女でございます〜」(真田さん×和人)
○ 短編。もう1つの「真田にお任せ」
姫様には言えない内緒の話。


時野リカ
C01「サクラサク 〜あたしにも春が来た〜」(リカ×森川君)
○ 春限定?。第一志望に落ちちゃったけど…

C02「受験生ブルース」(リカ)
× 受験生の悲哀を少しコミカルに。エロ無し。
要はボヤき。

C07「シスタープリンセス 〜おにいちゃん大好き〜」(リカ×和人)
△ リカ話のハッピーエンドVer。あまりにも都合良い展開なので微妙。タイトルもクレームが来そう。


*B03は既に書かせていただきました。
*C03〜06はリカ話の続きで欠番です。
321前・359:2006/03/19(日) 22:01:26 ID:DQ2VJoEw
ライネ
D01「お誕生日おめでとう ライネ」(ライネ×和人)
△ ライネ皇女殿下誕生節記念。5月27日限定。
誕生日のプレゼントに和人とのデートをおねだりします。三部作の第2弾。

D02「お誕生日おめでとう ライネ」(ライネ×ワルキューレ)
× 憧れのワルキューレお姉様に迫っちゃいます。D01かコレかのどちらか1つだけ。多分ボツ。

D03「ライネ!ライネ!!ライネ!!!」(小ライネ×中ライネ×大ライネ)
× 「過去のあたくし」達を呼び寄せて、寂しさを慰めてもらいます。レズモノ。呼び方などややこしくなるので多分ボツ。

D04「ライネ!ライネ!!ライネ!!!」(小ライネ×中ライネ×大ライネ×和人)
× 「過去のあたくし」達をそそのかして和人をおそっちゃいます。が、同様の理由で
ボツかと。

D05「時をかけるライネ 〜もう1つの運命(さだめ)〜」(中ライネ×和人)
△ 5月27日以降限定。
タイムパラドクスですが、あえてこんな話も。三部作の最終話。

D06「ピエロの涙」(ライネ他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜9の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第9話
322前・359:2006/03/19(日) 22:02:27 ID:DQ2VJoEw
七村秋菜
E01「はじめてのおいしゃさん 〜あたしが先生よ〜」(秋菜×和人)
△ 子供の頃の話。熱を出して寝込んだリカ。2人は病気にならないよう「お医者さんごっこ」を。秋菜先生が和人君を診察しちゃいます。

E02「はじめてのおいしゃさん 〜お注射はイヤ〜」(秋菜×和人)
○ 同じ。和人先生が秋菜ちゃんを診察しちゃいます。

E03「秋菜のハートブレイク・ライブ」(秋菜×ハイドラ)
△ ついに失恋の秋菜。ハイドラが慰めるのですが…
レズモノ。


ハイドラ
F01「お誕生日おめでとう ハイドラ」(ハイドラ・秋菜・和人ほか)
× ハイドラ皇女殿下誕生節記念。3月13日限定。
ホワイトデーとかぶる為ボツかな?

F02「天馬の飛翔」(ハイドラ他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜7の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第7話。
323前・359:2006/03/19(日) 22:08:30 ID:DQ2VJoEw
メーム
G01「羽衣町の休日」(若メーム×深見君)
○ 「失われた時間、取り戻した心」の番外編。
2人のデート話。

G02「メームの休日」(メーム×深見君)
△ 今のメームが深見君と…
2人の関係を考えると微妙。

G03「統ざる者」(メーム他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜3の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第3話


イナルバ
H01「17才 〜夢・17歳・愛〜」(イナルバ×和人)
× 入浴剤で若返ったイナルバ。青春を取り戻す為に和人と。どうまとめるか解らないのでボツ。

H02「17才 〜鉄の女の仮面を脱いで〜」(イナルバ×?)
× 架空キャラ、架空設定使用の為、ボツ。

H03「意志の力」(イナルバ)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜5の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第5話。
324前・359:2006/03/19(日) 22:11:44 ID:DQ2VJoEw
ワルキューレ・ゴースト
I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(ワルキューレ・ゴースト×和人。ワルキューレ、真田さん)
△ リクエストいただいたゴースト話の1つ。リク主さんがギブアップなら○条件。

I02「失われた月 〜臘月の皇女〜」(4皇女)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜2の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第2話。

I03「時(刻)の旅路の果て」(ワルキューレ・ゴースト)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜10の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第10話。


ファム
J01「ファム先生の特別講習」(ファム×猫耳頭巾)
△ 星霊石集めの途中、和人&ワるQのピンチに颯爽と登場の怪傑・猫耳頭巾ですが…

J02「満たされぬ想い」(ファム他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜6の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第6話。
325前・359:2006/03/19(日) 22:13:06 ID:DQ2VJoEw
ネスティ
K01「滅亡と繁栄と…」(ネスティ他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜4の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第4話。


コーラス
L01「魂の座」(コーラス他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜8の月〜」
12話セットのオリジナル作品の第8話。
326前・359:2006/03/19(日) 22:14:45 ID:DQ2VJoEw
その他
M01「そうだ、八橋を・・・」(侍女部隊の京都への慰安旅行)
× エロなし。

M02「同期の桜 〜戦場の悪魔達の挽歌〜」(白・丸・妙)
× 元エース三人組の武勇伝、戦争話。かつ女性キャラも殆どナシ、当然エロ無しの為ボツ。

M03「いいから付き合いなさい!」(アキドラ)
○ 短編。ストーリー性ナシ。アキドラのおなぬー話。

M04「元祖・学園惑星の乙女達 〜かけめぐる青春〜」(メーム、イナルバ、ネスティ)
× 若かりし頃のお姉様トリオの学園生活モノ。エロ無し、オリ設定でボツ。

M05「正統・学園惑星の乙女達 〜真っ赤な青春〜」(ワルキューレ、ファム、ハイドラ)
× 3人の学園生活モノ。ファムが中心もエロ要素が極めて少ない上に百合っぽい展開なのでボツ。

M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(ワルキューレ×和人×真田さん)
○ 自分の性技に限界を感じたワルキューレは真田さんに相談しますが…

M07「にゃんにゃんパラダイス」(真田さん×小ワル×大ワル×ゴースト)
△ 小さい姫様、大きい姫様、黒い姫様にあんな事やこんな事を… レズモノ。
リクエストいただいたゴースト話の1つ。

M08「ワるちゃんにおしおき……して」(小ワル×和人)
○ 短編。おねしょしちゃったワるQ。メームに怒られて和人が代わりにおしおきしちゃうのですが…

M09「姫様メモリアル第弐巻 〜大きい姫様、密着24時〜」(真田さん、ワルキューレ、和人ほか)
○ 真田さん監督・脚本・演出・撮影・編集にナレーションまでしちゃう映画のお話。

M10「侍女長の本気 〜仁義無き戦い〜」(真田さん×和人×ワルキューレ)
× 大好きなコタツを占領され、その他いろいろ積もり積もってとうとう姫様と仁義無き戦いに、何故か和人も巻き込まれ……
M06のダークVer。 どん底エンドの為ボツかな?

M11「幻の恋人」(和人他)
× オリジナル「ヴァルハラの月 〜12の月〜」
12話セットのオリジナル作品の最終話。
リクエスト頂いたワルキューレ・ゴースト話の1つ。
327前・359:2006/03/19(日) 22:21:11 ID:DQ2VJoEw
忘れてました。

ネスティとかアルセイラ(女海賊)やキーナちゃん(小ライネの友達)等の極端にキャラの情報が少ない話はご希望に沿えない場合があります。
それと、白・丸・妙と言ったエロにするのが不可能っぽいのも、ちょっと……
「アルセイラ×マルドゥーク」みたいなのは途方に暮れると思いますので、何卒。

それでは。
328名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 01:34:26 ID:UuaMVqiz
大きい姫様が一人で濃厚な(*´Д`;)…ってヤツはどうすか?あれ前なんかそんなのあったような気もするけど…
329名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 18:56:29 ID:ygjtOChS
アニメ見てない俺にはなんのことかさっぱり
330名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 01:18:48 ID:2ZR38ggr
>前・359さん
ぜひ話の流れ的にも、ここは一つ

M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(ワルキューレ×和人×真田さん)

を希望致します!

まあ、単に自分が真田さん好きなんですけどね。

331名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:52:03 ID:+C68ucNx
真田を相手に吊るしのSM、アナル有りってのはどうだろう。

「大きい声を出すとワルキューレが起きちゃうよ」
等、和人が言葉責め主体で攻撃。途中でメームかイナルバが参戦。
332前・359:2006/03/21(火) 23:57:19 ID:rs+r9NoL
>>328さん
それっぽいのなら、前スレ359〜の「侍女長は見た」の最初のエロシーンがそれでした。
落ちちゃって見れないですけど、確かそうだった気がします。
でも行けます。書かせてもらうとしたら、エロは「侍女長は見た」とか「真田にお任せ」みたいな「こってりエロ」で良いですかね?
それと、あまり長い話にはなりませんが、よろしいですかね?


>>329さん
そうですねぇ。漫画版や小説版を元にする職人さんも来て欲しいですねぇ。
333前・359:2006/03/21(火) 23:59:44 ID:rs+r9NoL
>>330さん
いや… しかし……
あまり真田さんばかり続くのはどうかと。
メインヒロインのワルキューレが続くのは仕方無いかもしれませんが。

ところで、>>313さんか>>315さんですか? んでもってもしかして前スレ388さんだったりしますか?
違ってたらすみません。
実は、ワタクシめも真田さん大好きでして。
真田さんネタはすぐに出来てしまうんですよ。
「真田ふたたび」みたいに「もう1つの世界」を使って良いなら4本出来てます。
ただ、ワルキューレとの関係上、どうしても登場する回数が増えるのでリストには書きませんでしたが。

しかし、ワルキューレと真田さんが1つずつですか。
もう少し他の方のリクエストを待つ事にしましょう。
無ければ、土曜くらいから行かせていただきます。
でも、他の職人さんが来られた時は延期させていただきますね。


>>331さん
ソレ系の話はワタクシめの一存では決めかねます。
皆さんのご意見を伺わないと。
楽しいSMならアリかもしれませんが……
334前・359:2006/03/22(水) 00:11:12 ID:EH44SO6I
しかし… 何となく書いてみたい気もしますねぇ。
真田さんへのソフトSM。
言葉責めかぁ。
(ああ〜っ! 何でわたくしがぁ!!!)
(イ、イナルバ様! そっその手にお持ちの道具はナニに使われるおつもりで…)
とか。
「ああっ それ以上はお許しくださいませ」
とか。
う〜ん。しかしコレはワルキューレに転用出来ますな。

ともあれ、皆様にご意見を伺ってからですね。
335名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:49:21 ID:Vxkr8Rsg
>>333
ムチで打ったり殴ったり、というようなコテコテのハードSMは、個人的にはチョト勘弁。
だが、お尻を責めたりセリフで責めたりする羞恥系なら、かなり萌えそうだw
336名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 04:17:37 ID:hwpSKCoB
「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」をリクさせてもらいます。
純愛であまあまこそ真の正義だ、などと訳解らんことをいってみる

是非ともお願いします
337名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 21:36:39 ID:lR9xPgQX
A08「ごめんさない! 和人様」(ワルキューレ他)

個人的にお仕置き時空ネタが好きなので・・。
コミカルな内容でしたら読んでみたいです。
338名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 01:01:19 ID:G6+otHsU
「侍従長は見た」
たまらんとです(*´Д`;)
それでよろしくお願いします


339前・359:2006/03/23(木) 01:28:23 ID:C4Ep9iCg
え〜。皆様、ご意見、リクエストいただきましてありがとうございます。
>>335さん
ワタクシめも辛い話はリカ話であまり得意では無いと実感しましたので、どうかとは思うのですが。
そもそも真田さんの部屋の天井にフックや滑車を付けた所で真田さんの体重を支えきれるのか? とか考えますと……
せいぜい目隠し+手足縛りの羞恥系が限界のような気がします。

>>336さん
もしコレを書かせていただくとして、メーム話のような爽やか系がよろしいですかね?
それとも、侍女長は見たとか真田にお任せみたいなこってり系がよろしいでしょうか?
話は出来てますが、そこで悩んでます。

>>337さん
え〜っと。真田にお任せのような感じです。
コミカルではないと思いますが、悲惨でもないです。
340前・359:2006/03/23(木) 01:32:30 ID:C4Ep9iCg
>>338さん
大ワルのおなぬー話の事ですか?
とりあえず、皆様からいただいたリクエストについて考えがまとまらなければ、その方向(こってり系エロ)で行かせていただきます。

さて、今までに頂いたのをまとめると
・ワルキューレおなぬー話。
・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」
・真田さんを吊るしてホニャララ話
・A03「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」
・A08「ごめんさない! 和人様」
の5本ですか。

しかし、どうしよう。
適当な時期で止めて、その中から投票か何かしてもらった方が良いですかね?
真田さん話の是非も含めて。
皆様の知恵をお貸しください。
341名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 17:25:13 ID:JyAfRb2V
>>前・359氏
Agapeをリクエストした336ですが、できたら爽やか系でお願いできますか?

う〜ん、もともと人数があまりいないようですし・・・
自分は投票でOKです
342330:2006/03/24(金) 21:58:54 ID:lnulZ2JG
・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」をリクエストしました330です。
私も投票で決めていただければ結構です。
前・359氏の作品が読めればそれで充分です。

343前・359:2006/03/24(金) 23:48:59 ID:zOOQpCfX
え〜。
とりあえず、今回いただいた5本の内、1本は今から書かせていただきます。
残り4本ですが、真田さんのSM話は
「吊るしはムリで真田さん×和人。「もう1つの世界、姫様には内緒の話」」
と言う事で>>331さんが了承いただければ書かせて頂くと言う事で。
んで、この4本の内、投票数が多い順番に書かせていただきます。

それで新しいリクエストをいただいた場合、先の4本は第一シードにして、新しいのは第二シードにすると言う事で。
第二シードも投票が複数あれば第一シードに格上げと。
344前・359:2006/03/24(金) 23:50:37 ID:zOOQpCfX
とりあえず、今回は
・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」
・真田さんを吊るしてホニャララ話
・A03「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」
・A08「ごめんさない! 和人様」
を第一シードで25日から30日まで投票下されば幸いです。

それと、職人さんの復帰&新たな職人さんの降臨の場合は延期させていただく場合もあります。
ご了承ください。
345前・359:2006/03/24(金) 23:57:23 ID:zOOQpCfX
ところで、ワタクシめにワルキューレ・ゴーストの話をリクエストいただいた方はまだいらっしゃてるのでしょうか?
いましたら経過を教えて下さい。
ダメなようでしたらI01をシードに入れようかと思ってますので。

>336、341さん
A03の件は承りました。
346ワルキューレです:2006/03/25(土) 01:44:04 ID:YoxaT4O3
あの… リクエストのお話しはとりあえず方向がまとまったみたいですので……
と、とりあえずは…… >>338様よりリクエストいただきました… わたくしの… その………
すみません。わたくしの口からはこれ以上は申せません。
題して
「雨のち曇りそして晴れ」
です。
ではスタートです。
347名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 01:45:37 ID:YoxaT4O3
夕食の買い物を終えたワルキューレと真田さん。
「いやぁ。今日はようございました。タイムサービスのお豆腐と卵はゲット出来ましたし、お肉も20%引きを…… むふふ!」
目当ての品物を買えて大満足の真田さんだが、その横では浮かない表情のワルキューレ。
(お出かけになる前日と前々日は和人様に抱いていただけなかったし、お出かけになって2日。もう4日も… もう少ししたら生理が来ちゃうし……)

「もう、ホント。タイムサービスと値引き割引きシールの魔力にはかないませんわねぇ。」
「今日なんかまだ昼でございますのに割引きシールが…… むふ〜!  たまりませんわ。 ねえ姫様?」
話を振られても上の空のワルキューレには届いていないようだった。
「えっ? 何? 真田さん」
「いっいえ……」
(姫様。いかがなされたのでしょう? 今日は婿殿が帰って来られると言うのに)

和人は時乃湯も所属する全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会の地区の寄り合いで週末の2日は留守にしていて、今日帰ってくる予定なのだった。
その後2人の間に会話は無く時乃湯に戻った。
「♪すっきやき、すっきやき〜♪」
「さあて、今日は婿殿もお帰りになりますから、ご馳走しませんと・・・・」
その側らでエプロンを着けたワルキューレが買って来た物を冷蔵庫にしまっていた。

「・・・・・・!」
(あっ!)
牛肉の発泡スチロールのトレイが白い衣装とピンクのエプロンの中で苦しいくらいにパンパンに張ってる胸。そのぽつんと突き出た頂に触れた。
348名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 01:46:55 ID:YoxaT4O3
ここ数日、愛しい人に愛撫されてない身体は思いがけず敏感になってしまっている。
(いっいや!)
「あふっ!」
ジュースの紙パックが再び触れた時、立っていられなくなりぺたんと座り込んでしまった。
「姫様! 如何なされました。姫様?」
真田さんがワルキューレを覗き込むと、上気したように顔が赤く、少し苦しげな息をする姿が目に入る。

「姫様?」
「だ、大丈夫よ。真田さん」
「姫様。お顔が赤うございますよ。お体の具合がすぐれないのでは? 少しお休みになられた方が…」
既に、濡れ始めてる股間がジンジンと熱くなってくるのが解り全身がさらに熱くなってくるのが止められない。
「ええ。少し休ませていただくわ」
このままではいられないのでそう言って寝室へ戻った。

パタン!
扉を閉めると手で胸に触れてみる。
「あうっ」
身体に電気が走ったように痺れ、伸縮性のある白い衣装とピンクのエプロンの下にある乳首がハッキリ解る程、突き立っている。
さらに熱くなり、圧迫される感じで息苦しくなる感じが止まらない。
ワルキューレはエプロンを脱ぎ、衣装を解いた。
「あうんっ!」
脱ぐ時の布が擦れるだけでも感じてしまう。
349名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 01:48:39 ID:YoxaT4O3
全てを脱ぎ捨て、産まれたままの姿になった時、和人の机にあるスタンドミラーに映る自分の姿を見て愕然とした。
(こっこれが、私?)
目はとろんとして潤み、ピンクに上気した自分の顔。
ミラーを取って改めて見る
(……… えっちな顔)

角度をずらすと、より和人を誘う為なのか最近より一段と大きくなった胸。
周囲の白い肌色より少しだけ色づいた、全体の大きさに比べるとやや小さめの乳暈はこんもりと盛り上がり、その中心はピンクの乳首が自らの存在をアピールするように突き立っていた。

さらに下の方に向けると、キュッとくびれた腰。
そして、そこから大きく、充実したお尻のライン。
控え目に生え揃っている恥毛はすでにしっとりと濡れていた。
(なんて、いやらしい身体なの!)

ミラーを机に置くと和人と自分が写っている写真を入れたフォトスタンドが目に入った。
「いやっ! 和人様。見ないでください」
写真の和人の目と目が合った時、フォトスタンドを押え、もう片方の手で胸を押えてしゃがみこんでしまった。

ビクンっ!
さらなる刺激が全身を襲い、頭がぼうっとなってしまう。
フラフラとベッドに崩れ落ちた。
350名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 01:57:49 ID:YoxaT4O3
シーツに顔を埋め息を吸い込むとほんのりと和人の匂いがする。
(ああっ! 和人様のにおいがする…)
火照った身体がさらにあつくなり、心臓がドキドキする。
より和人の匂いを求めて深く呼吸しながら胸に当てた手をやわやわと動かした。

「ううんっ!」
手の平に収まり切らない膨らみを揉みしだくと、手に持ったフォトスタンドがベッドに落ちた。
写真の中の和人に見られている錯覚を覚え、盛り上った乳暈とグミのような乳首が豊富な弾力でまさぐる指を弾き返す。
「ああ〜っ 和人様ぁ」
フォトスタンドを手にし、和人の部分を乳首に押し当て、こねるように擦りつけた。
ガラスの冷たさが身体をゾクっとさせる。
「か、和人様… 和人様。 もっと、もっと・・・・・・」

もう片方の指をしゃぶる。
舌のヌメりがよりいっそう妖しい気分を昂め、ちゅぱちゅぱと音をたてた。
すぼめた口に指を出し入れする度、隙間から唾が漏れ、ワルキューレの頬を伝って枕にシミをつくる。

口から指を出し、もう片方の胸に這わせると、和人に舐められてるような感覚に襲われた。
「和人! 舐めて…… もっと… 強く…… 吸ってぇ!」
人差し指と中指で乳首を挟み、抓るように強く引っ張ると、脂肪の少ない乳房が重力に逆らうように伸びる。
「んああっ! 和人」
351名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 01:58:49 ID:YoxaT4O3
フォトスタンドを手放し、さらりとした蜜液から粘りのある蜜汁に変わって分泌している蜜壺にその手を伸ばした。
和人との激しいセックスを何度も経験してるものの、それほど型崩れもせず、色素の沈着も殆ど無く、まだ薄いピンク色の粘膜に指を潜り込ませる。
包皮の下に隠れてる肉芽がチョコンと顔を出し、蜜汁に塗れた指が触れると、さらに身体に電気が走ったように痙攣した。
扱くように刺激し、唾液に濡れた指で乳首をこね回すと粘りのある透明な蜜汁は白っぽく濁ったさらに粘り気のある淫汁に変わってしまう。

汁が纏わりついた指で肉芽をこねると、クリクリと指の圧力から逃れるように動き回った。
「んんっああっ〜! 和人ぉ」
複雑に入り組んでる襞が一枚、また一枚とめくれ、和人の陰茎を受け入れる牝穴がパックリと口を開き、新たな白濁した粘り汁と共に強い性臭を放出させた。

(ダメ・・・・・ 欲しい! 和人の……が)
指を潜り込ませると
じゅぶっ
と音がして、進入を拒むように柔肉が指にまとわりついた。
出し入れするたび、
にちゅ にちゅぅ ぐじゅぅ
ワルキューレの細く白い指が卑猥な音を紡ぎ出す。
(ああっ! イヤ! こんないらやしい音)
352名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 01:59:58 ID:YoxaT4O3
音に恥ずかしさを感じ、指を突っ込んだまま手を休めた。
外側の粘膜がピッタリと指を包み込む。
しかし、身体が更なる刺激を求め疼く。
手に力を入れて指を引き抜くと
っっぼぉっ!
湿った粘膜でピッタリ閉じられた牝穴に空気が入ったのか一段と卑猥な激しい音が部屋に響いた。
(イヤっイヤぁ!)
恥ずかしさを紛らわすように指を早める。

偶然、中指の腹が膣の上部にあるコリコリした部分を圧迫した。
「ひゃうっ!」
和人とのセックスで和人が指や陰茎で攻めたてられると、おもらしをしてしまいそうな感じになる所だった。
(あっココ! ・・・・・んん〜っ)
指に力を入れると、身体がガクガク震え、背骨が痺れるような感じがした。
(ああ〜。ダメ。止めなきゃ…… おもらししちゃうぅ〜)
「で、でも、指が・・・・止まらないぃ〜」
「か、和人ぉ。イヤ! ダメっ! 許してぇ〜 和人ぉぉ〜!」

ぶしゅっ しゅううっ!

放尿こそしなかったものの、膣内の分泌液が勢い良く飛び出し、シーツにシミが拡がった。
353名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 02:01:26 ID:YoxaT4O3
「ああ〜っ!!!」
絶頂と諦めの混ざった一際大きな声が部屋を支配し、ワルキューレの身体はビクンビクンと痙攣し、暫くしてぐったりとなってしまった。

「はあ、はあ、はぁ……」
(……………)
指を秘口から引き抜くと新たな粘液が溢れ、新たなシミをつくる。
ワルキューレが顔の前で指を拡げると、人差し指と中指の間に粘りのある液が糸を引いた。

それを薄目を開けて見たワルキューレ。
長い睫毛を濡らし、涙が溢れた。
(気持ち…… 良かった。 ・・・・・だけど、ダメ)
(こんなのじゃ… 私の指じゃダメ。 和人じゃないとダメなの……)
(和人。早く、早く帰ってきて。 でないと私…… おかしくなっちゃう・・・・・ 早く!)

ガラララ・・・・
遠く玄関の開く音がした。
真田さんがパタパタと廊下を走る音がし、和人を出迎える声がかすかに聞こえる。

「ワルキューレ!」
真田さんから様子を聞いたのか。階段の下から慌てた和人の声がワルキューレの耳に届く。
階段を登る音で和人が来る気配を感じたワルキューレの身体は再び火照り出し、獲物を求めるように膣孔が開き、部屋中に新たな牝臭を放つのだった。


「雨のち曇りそして晴れ」・・・・・おしまい。
354ワルキューレです:2006/03/25(土) 02:05:57 ID:YoxaT4O3
………
……

あ…あの……
何か、「侍女長は見た」を意識したお話しみたいですが…… こんな感じだったでしょうか?

と、とにかく。皆様からの感想・お叱りの声をお待ちしているそうです。
それでは、皆様。良い週末を。
おやすみなさいませ。
355名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 19:22:26 ID:+MGEWHb5
(*´Д`)ハアハア
356名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 17:01:48 ID:x1Qf7v6L
GJ!

>前・359さん
みんな、投票してないみたいので先頭を切って、
M06に一票


357名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 21:01:06 ID:se7U/qW5
GJというか姫様エロスというか…乙でございます

これ読んじゃうとワルキューレの痴態のスタート地点である
A03が読みたい気がしてきたので一票投じますよ
358名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 23:36:11 ID:JpvUNi4G
姫様、GJ!
エロいですよvvvv

漏れもAO3に一票です。。。。。
359名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 07:55:13 ID:sO/2YP/W
たしかに、そもそものとっ初めにおいて、和人がいったいどんな仕込み方をしたのか、
非常に気になるところであるw
360前・359:2006/03/27(月) 12:02:39 ID:tqE9+yOg
あの〜。
A03はメーム話みたいな系統で、こってりなエロとは違うので、あまりそっちの方向を期待されましても……
なんせ処女&童貞の2人で、なおかつ2人共そちら方面に疎いですし。
いいんですかね?

リストにはありませんが、「もう1つの世界」で真田さんが和人の初めてをリードする話とかなら、こってりエロですが。
あとはA10とかE02とかM03とか。


ともあれ。引き続き、職人さんの降臨と投票をお待ちしてます。
361名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 14:23:44 ID:sO/2YP/W
>>360
えー、それだと、ワルキューレがなにゆえあそこまでエロエロな性格になってしまったのか、
謎になるような気がw
362名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 14:52:04 ID:EKK3ejoE
>361
むしろ二人とも免疫が無かったので、はまっちゃったのでは?

>前・359さん
俺、ネコミミフェチなんでM06に一票いれます。
それから
>リストにはありませんが、「もう1つの世界」で真田さんが和人の初めてをリードする話とかなら、こってりエロですが。

これも良さそうなので、できれば第二シードに入れてほしいです。
363前・389:2006/03/27(月) 17:24:31 ID:cQQzlXrS
GJ!
姫様敏感すぎ!
その後、様子を見に来た和人と濃厚なセクースをするという続編展開キボン

リスト内では、A03、A08、A10キボン

後、ワルキューレに嫉妬したイナルバが、オナニーそして、和人を誘惑する話キボン
364名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 20:00:21 ID:S5VHr5vs
処女だったからといって、性格のほうまでエロくはなかった、とは限らないからな。
和人という理想的な伴侶を得たことで、それまで隠していた性的な欲望や嗜好を、
一気に開花させたのかもしれん。 > ワルキューレ
365名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 20:21:53 ID:ciD+mzgk
アニメ3期とかドラマCDとか、原作の時点で十分色ボケだったのが
実際の行為を知って色狂いにクラスチェンジしたところで何の疑問もなし、と言ってみる
366前・359:2006/03/28(火) 01:34:40 ID:iIxnMXbi
う〜ん。盛り上ってますねぇ。
皆様、感想、ご意見ありがとうございます。
ワルキューレの性格は書かせていただこうとしたら解説していただいてました。

>>363、前・389さん
メーム様から鞍替えしたんですか?
それはともかく、「雨のち〜」はおなぬ〜話のリクエストでしたので、一応はそこで完結と。
続きは皆様が各自考えていただくと言う事で。
367前・359:2006/03/28(火) 01:35:48 ID:iIxnMXbi
リクエストの途中経過は
・A03「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」・・・3票
・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」・・・2票
・A08「ごめんさない! 和人様」・・・1票
・真田さんホニャララ話
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・もうひとつの世界。和人の初体験話。真田さん×和人。(官能小説っぽい)
・A10「一番のおくすり」(逆のパターンも用意はしてあるんですが)
・イナルバ×和人の話

引き続き投票おまちしてます。
368名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 01:44:37 ID:o2czkY6x
我慢できなくなる姫様イイ!!!!!!!(;´Д`)ハアハア
GJっす!!!
369前・389:2006/03/29(水) 11:52:22 ID:gBw8Q/SS
前・359様
鞍替えと言うより、個人的にメーム、イナルバ、ワルキューレが
好みのキャラなだけです。

さて、以前リクエストした、イナルバ×和人の話ですが、自分が想像する範囲では、ストーリーが
少し長く、イナルバ×和人以外のエロもあるのですが・・・
自分で書こうにも、職人ではないので・・・
もし、僕のネタ採用なら、後日、簡易ストーリーを書き込みます
不採用なら、イナルバ×和人の話は、前・359様にお任せします
370名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 15:37:27 ID:G8lFKafG
お久しぶりです。
ワルQゴーストの話をリクした者です

近頃なにかと忙しくて久しぶりに来れました・・・
>>前・359氏
お気遣いありがとうございます。本当にそう言っていただけるとうれしいです
情けない話ですが時間もないし、才能もないしでもう書けそうにありません。
忙しいのはそちらも同じと思いますが、甘えさせていただきます。
371前・359:2006/03/29(水) 20:11:12 ID:RTkdI8V4
>369、前・389さん
是非書き込んで下さい。
それがきっかけで職人になるかもしれないですし。
好きだから書く。それでいいじゃありませんか。
お待ちしてます。

>370さん
あちゃ〜。せっかく魅惑の職人への世界にひきずり…… もとい。なってもらおうとしたんですが。
でも、待ってますよ。話を書いてくれる日を。
今回は、ゴースト話・I01を候補に挙げさせていただきます。
M07も捨て難いのですが……
372前・389:2006/03/30(木) 03:11:04 ID:/LtN4J4N
前・359様・・・では、書かせていただきます。


ワルキューレと和人の様子を見に、時の湯にやってきたイナルバ。
和人は学校に行ってて居なかったが、ワルキューレは、ぎこちないながらも、家事をこなしている。
家事が一段落し、部屋で、休んでいたワルキューレは、和人が学校がある日は、控えている所為か、性欲を抑えきれずオナニーをしてしまう。

それを見たイナルバは、「妻としての自覚が足りない」とワルキューレをお仕置き時空へ・・・
お仕置き時空では、ゴーストに、すっかり敏感になった身体を指・舌・唇で愛撫されたり甘噛みや、吐息責めで何度もイカされたり(快楽地獄)
「こんなんでイクなんて・・イヤらしい女」等の言葉責めを受けたり
最後には、目の前で、和人との濃厚なセックスを見せ付けられたりして、悪夢にうなされる

一方、現実世界では、学校から帰ってきた和人が、悪夢にうなされているワルキューレを看病。
その甲斐あってか、ワルキューレは回復。そして、自分の未熟さを反省する。
これにより、二人の絆は更に強くなる。

ヴァルハラ星に戻ったイナルバは、幸せそうなワルキューレに嫉妬心を抱き、オナニーをしてしまう。
再び時の湯に来たイナルバ。今度は和人以外は外出しており、チャンスと思ったイナルバは、
「あなたがワルキューレの婿に相応しいか、私が試します」と和人を誘惑。
セックスまで持ち込んだが、最後の最後で、ワルキューレの事が頭を過ぎった和人は、イナルバの中で出すのを避ける。
イナルバが、その理由を和人に聞くと「あのまま最後までやっていたら、僕とあなたは、ワルキューレを傷つけていたよ・・」と答える。
自らの過ちに気付いたイナルバは、自分自身に裁きを下す。


こんな感じのストーリーなんですけど、どうですか?
気に入っていただければ、幸いですが・・・何かと文章力が乏しいゆえ・・・
職人様のアレンジがあれば、深みが増すとは思いますが・・・
373名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 15:54:10 ID:oRWbESSK
投票ってまだ続いていますか?
続いているなら→A03に一票
374前・359:2006/03/30(木) 17:35:57 ID:eawjsetp
>372、前・389さん
う〜ん。マズいですぞ。
何がマズいかと言うと。ワルQのおしおき時空話はリクいただいてまして(時空での内容はワタクシめが考えてるのとは違いますが)
でも、イナルバの関わり方は似てます。
和人に対するセリフはかなり近いですし。
かなりかぶってると。

ワタクシなんぞが言うのもナンですが、これだけ出来ればもはや職人ですよ。

どうです? ここはささっと1本書いてみては。
とりあえず1本と。それで時間や意欲や愛情があるならまた1本と……
魅惑の職人ワールドの住人になりましょ。

例えの話ですが、おしおき時空のお題だけでワタクシめと考え方が違います。
職人の数だけ見解があると言う事で、複数の話が見られるなんて素晴らしいと思うのですが、如何なものでしょうか?

あなたは話が書きたくな〜る。 書きたくな〜る。
お待ちしてます。
375前・359:2006/03/30(木) 17:42:16 ID:eawjsetp
>373さん
今日の24時まで受け付けさせていただいく予定です。
承りました。
これで
リクエストの途中経過は
・A03「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」・・・4票
・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」・・・2票
・A08「ごめんさない! 和人様」・・・1票
・真田さんホニャララ話
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・もうひとつの世界。和人の初体験話。真田さん×和人。(官能小説っぽい)
・A10「一番のおくすり」(逆のパターンも用意はしてあるんですが)
・イナルバ×和人の話
376名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 22:15:50 ID:c9f7ylp4
>前・359様
投票って複数ありなんですか?
1票だけならM06に、
複数がありなら、それプラス「もうひとつの世界」にもう1票お願いします。
377前・359:2006/03/30(木) 23:35:05 ID:E1jbY8uZ
そうですねぇ。細かい事は考えて無かったので、どうでしょう。
とりあえず3つ位までなら。と言う事でよろしいでしょうか。
あと30分くらいですが
・A03「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」・・・4票
・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」・・・3票
・A08「ごめんさない! 和人様」・・・1票
・真田さんホニャララ話
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・もうひとつの世界。和人の初体験話。真田さん×和人。(官能小説っぽい)・・・2票
・A10「一番のおくすり」(逆のパターンも用意はしてあるんですが)
・イナルバ×和人の話

おおう。
「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)
は次回から第1シードですね。
378前・359:2006/03/31(金) 01:36:38 ID:8vR0G4c5
ご投票ありがとうございました。

当確・A03「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」
で、次回はこちらの話をお届けする予定です。
職人さんの降臨等の場合には延期させていただきますのでご了承ください。
・・・・・・・・・・
・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(3)
・A08「ごめんさない! 和人様」(1)
・「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)(2)
この3つと
・I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(ゴーストの話)(1)
・A10「一番のおくすり」(1)
がシードです。
イナルバ話と真田さんSM話は保留と言う事で。
なお、今回の得票()内数字、は持ち越しでよろしいですかね?

ご投票ありがとうございました&次の投票をお待ちしてます。
379ワルキューレです:2006/03/32(土) 01:49:55 ID:lEVYPlMm
今回はリクエスト投票の結果、
「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」
をお送りする予定でしたが、職人の都合で変更させていただきます。
先日、北アフリカから中東にかけて日蝕がありました。
その時、発作的に作ったお話をさせていただきます。
「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」
は近日中に必ずお届けさせていただくようですので、なにとぞご容赦の程。

題して
「エクリプス(日蝕) 〜ある愛の形〜」
「最後」まで読んで下さい。お願いします。
ではスタートします。
380名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:51:04 ID:lEVYPlMm
「エクリプス(日蝕) 〜ある愛の形〜」

(イヤ! なぜ? どうして?……)
今は春休み。学生である和人、リカは学校に行かなくてもよい期間ではあるが、受験生のリカには長期休暇など関係無い。
普段は全くと言っていい程、兄をアテにしないリカだったが、夕食後に勉強を見てもらっていた。
朝になれば図書館へ出かけるのだが、朝が来るまでの時間を惜しむように勉強をする為に。
一息入れてもらおうと声をかけにリカの部屋のドアを開けると、椅子に座っているリカとその背後に立ち、肩越しに机を覗き込んでる和人の姿。
互いの方を向けば口と口がつきそうな位の距離ではあるが、兄妹の2人にはそんな感情は全く無い。

だが、ワルキューレにはそうは見えなかった。
(ドクン!)
(イヤ! 和人様。リカ様から離れて)
その夜、ワルキューレは和人を求め、不安を消し去るように快楽を貪った。

ハイドラと秋菜が遊びに来た。
お土産は秋菜が作ったクッキー。
「うん。おいしいね」
「ホント。おいしゅうございます」
(おいしい…… やっぱり和人様は、お料理の上手な女の方が………)
(ドクン!)
(イヤ! ・・・・・)
381名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:52:13 ID:lEVYPlMm
ある晴れた日。
洗濯物を取り込んだ真田さん。
いっぱいの洗濯物に前が見えないようで、縁側で足を引っ掛けてしまう。
「あぶない!」
和人が支えるも、2人して倒れ込んでしまった。
「和人様。真田さん。大丈夫?」
2人を埋没させている洗濯物を取り除く。

「いたたた・・・・」
和人の顔の前で、手が真田さんの豊満な胸を掴むように……
「ああんっ 婿殿。お手を……」
ぐにょ!
「わあぁっ! 真田さん。ごめんなさい」
慌てて手を離す和人だったが、支えが取れた真田さんの体は和人の上に落ち、その顔で真田さんの胸が押し潰れた。
382名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:52:55 ID:lEVYPlMm
「ああっ! 婿殿。返す返すも申し訳ございません」
手をつき起き上がろつ2人は互いの顔を見ながら、真田さんの失敗を恥ずかしげに笑った。
(ドクン!)
夕食の時、和人にご飯をよそって渡す時、2人の手が触れ合ってしまった。
「あっ!」
「あらっ!」
昼間の事もあり、気まずそうに苦笑いの2人。
(ドクン!)

(やめて… やめて、やめて、やめて!!!)
(皆、やめて! 私の和人様に……)
(和人様も私以外の女に笑顔を見せないで、私だけに微笑みかけて!)

ワルキューレの想いは意外な方向へ向けられた。
383名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:56:10 ID:lEVYPlMm
深夜。誰もいない時乃湯の脱衣所にワルキューレの姿があった。
墜落したままの円盤に手を触れ
(わたしはヴァルハラの皇女なり。ヴァルハラの天かける船。我に応えよ)
念じると、つるんとした表面に線が入りそこからパソコンのようなコントロールパネルが出て来た。
ワルキューレが操作すると、少し離れた所に扉が現れた。
(まだシステムは生きている・・・・・ これで…)
また何やら操作をすると、扉は消え、再び元のつるんとした表面になり、そして和人の眠る寝室に戻った。

朝になり、リカは図書館へ出かける。
「私もお出かけして来ます」
ワルキューレは言伝てて出て行った。
だが、完全に時野家から離れた訳ではなく、近所で様子を窺っている。

昼過ぎに真田さんが買い物に出かけるのを見届けると家に戻った。
「あっ! おかえり。ワルキューレ」
和人の笑顔が胸にチクリを刺さる。
「和人様。 あの… ちょっと……」
意を決したように和人の手を取って脱衣所に連れて行った。
384名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:57:23 ID:lEVYPlMm
ワルキューレが円盤の外壁に手をあてるとコンロールパネルが現れる。
「この円盤。まだ動くんだ」
驚きを言葉にする和人の横で、操作をするワルキューレ。
レンズ状のセンサーに右目を映し、左手をタッチセンサーに触れる。
「お開けなさい」
(「網膜パターン正常、静脈パターン正常、声紋パターン正常。セキュリティロックを解除します」)
扉が現れた。

「うわぁ。 凄いね」
「和人様。どうぞ中へ」
ワルキューレに諭されて中に入る。
2人が入るとドアが閉じた。
「ワルキューレ?」
和人が振り向くと厳しい表情のワルキューレ。
重い空気の中、口を開いた。

「和人様。いえ、和人。わたくしの事、好き?」
「えっ! なに急に…」
驚く和人に
「答えて。和人」
強い口調で答えを求める。
「うん。好きだよ」
「愛してる?」
「うん。愛してる」
385名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:58:33 ID:lEVYPlMm
「そう… 嬉しいわ。じゃあリカ様は?」
以外な質問だった
「う〜ん。リカは大切な妹だからね……」
「じゃあ、秋菜様は?」
「秋菜? 秋菜は幼馴染だし……」
言葉を聞くとワルキューレは俯く。
「それじゃ… 真田さんは?」
「真田さん? あの人はワルキューレにとっても大切な人でしょ。だからボクにとっても大切な人かな?」
優等生の答えだったが、この時のワルキューレの求めていた答えでは無かった。

「やっぱり… それじゃイヤ……」
さらに和人に聞こえない程の小さな声で何やら呟くと格子が現れ和人を閉じ込めてしまう。
「ワルキューレ……?」
状況が解らない和人にワルキューレが、かつて和人が聞いた事のないような重い声で言った。

「和人。貴方は私のもの。貴方の笑顔も私だけのものじゃないとイヤなの・・・・・ だから… ここなら私と和人の2人きり……」
ワルキューレの声と表情に背筋がゾクっとした。
「どうしたんだよ。ワルキューレ。ここから出してよ」
386名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:59:21 ID:lEVYPlMm
しかし、ワルキューレはその声を無視するようにドアに向かい出て行ってしまった。
「ワルキューレ! 出してよ。いったいどうしちゃったんだよ」
声を上げるが外には聞こえない。
円盤を出て外壁にもたれかかるワルキューレにさえも。
その事を確認すると、何も無かったように再び家の外に出た。

「ただいま、戻りました〜」
真田さんが帰って来た。
鍵が開いてるのに中から返事が来ない。
(婿殿もどこかへお出かけになられたのかしら?)
しかし、それ程気にかける様子もなく、買って来た食材を冷蔵庫にしまった。

TVで時代劇の再放送を見ているとワルキューレが帰ってくる。
「ただいま。真田さん。 和人様は?」
何食わぬ顔でいつもの様に言う。
「さあ、わたくしが帰って来た時にはご不在でございましたが」
その返事を聞いて、心の中が顔に出てしまったのか、口元が
ニヤリ!
としたが、TVを見ている真田さんは気付いていないようだった。
387名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 02:04:21 ID:lEVYPlMm
夕方になり、リカも帰って来た。
夕食の準備が終わっても和人は帰ってこない。
いや、帰って来るはずは無かった。
「遅いわねぇ。おにいちゃん。どこに行ちゃったんだろ? ねえワルQ。あんた何か知らない?」
一瞬ドキっとしたが平静を装い
「いえ、わたくしは……」
リカは呆れたように
「秋菜ちゃんの所にでも行ってるのかな? とにかく食べようよ」
そう言って和人の居ない夕餉になった。

夕食後、リカは不在の和人を気にかけず、勉強をする為、部屋に戻って行った。
真田さんとワルキューレはTVを見ている。
時折
「婿殿、遅いですわねぇ」
独り言のように言うが、ワルキューレには聞こえてない。

「姫様。わたくしがお待ちいたしますので、姫様は先にお休みくださいませ」
すっかり夜もふけ真田さんが気遣うが
「いえ。私がお待ちしますわ。私は和人様の妻ですもの。真田さんこそ、先に休んで」
笑顔を造って真田さんに言うと
「それではお言葉に甘えまして… 何かあれば起こして下さいまし」
そう言って部屋に戻った。
388名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 02:05:39 ID:lEVYPlMm
深夜になりリカと真田さんが寝たのを確認してから、ワルキューレは円盤に向った。
下手ながらも一生懸命作った和人への食事を持って…
ワルキューレが合図すると、静かにドアが開いた。
「和人様。お食事をお持ちしましたわ」
和人をここに閉じ込めた時とはうって変わってこぼれるような笑顔でにこやかに言う。

「ワルキューレ。どうしてこんな事を……」
散々騒いで疲れたのか、和人は疲れてるようだった。
それを無視するように
「ハイ。和人様。あ〜ん」
ワルキューレがおかずを箸でつかみ和人に食べさせようとする。
「ねえ。ワルキューレ。ボク、何かワルキューレを怒らせるような事したのかな? だったら謝るから……」
それを聞いたワルキューレは、昼間の顔に戻る。
「だったら。今、私を抱いて……」
箸を置くと、立ち上がって服を脱ぎ始めた。

訳の解らないまま、ワルキューレの機嫌をとるように和人はワルキューレを抱いた。
「和人。愛してる・・・・・ 愛してるの。宇宙で一番、和人が好き…… 愛してる…」
和人の背中にツメを立てて、何度も絶頂の痙攣で身体を震わせる。

・・・・・・。
389名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 02:06:34 ID:lEVYPlMm
行為が終わり、服を直すワルキューレ。
だが、和人は再び格子の中に入れられた。
「ワルキューレ・・・・・・」
和人の姿を見ないように
「和人様。ちゃんとお食事なさって下さい」
それだけ言い残し円盤から出た。

ワルキューレはシャワーを浴び、居間に戻ってちゃぶ台に突っ伏すような姿勢で眠ってしまった。
(和人。愛してる。 誰よりも、貴方を愛してるのよ…… 和人)

和人は帰って来なかった。次の日も、その次の日も。
その日は朝からリカと真田さんは和人を探しに行った。
それを見計らって、ワルキューレはパンとジャムとママレードにミルクを持って和人のいる円盤へ急ぐ。
昨夜は最後まで真田さんがついていた為、1人になれず和人のもとに行けなかったのだ。

ドアが開き、中に入る。
「おはようございます和人様。昨日はごめんなさい。 真田さんがいて来られなかったの」
明るく挨拶をするものの、和人は答えない。
と言うより、ワルキューレが食事を持って来れない事が多くなり、空腹と閉じ込められてる閉塞感に気持ちが折れかけていたのだった。
390名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 02:07:40 ID:lEVYPlMm
和人が力なくパンに手をかけようとするのをワルキューレが制する。
「ダメですよ。和人」
パンにジャムを塗ってちぎる。
「はい。和人。あ〜ん」
抵抗する事なく和人が口を開き、女神の差し出すパンを食べた。
「和人。美味しい?」
慈愛に溢れた笑顔で問い掛けると和人は力なく頷いた。

「うふふ。いい子ね」
ワルキューレは服を脱いで、その胸にジャムを塗りつける。
「はい。和人」
ジャムに塗れた胸を和人に突きつけると、和人は大きく口を開いて頬張るように含む。
「ううんっ!」
和人が胸についたジャムを舐め取るとワルキューレが声をあげた。

「あん! 和人。それはイチゴじゃありませんよ」
口の中の胸にジャムが無くなると、もっと求めるようにぽつんとした乳首を含み、舌を這わせた。
もう片方にジャムを塗り、同じ様に舐めさせると、今度はママレードを股間に塗って、和人に舐めさせるように両足を大きく開いた。

「さあ、和人。いっぱい召し上がれ」
和人がフラフラと近づき舐め始めるとワルキューレは和人の陰茎に手を伸ばし、扱き始める。
生物としての本能なのか、ムクムクと体積が増し、硬くなった。
391名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 02:14:14 ID:lEVYPlMm
「いらっしゃい和人」
和人を迎え入れるとワルキューレは和人の背に腕と足を絡め、下から腰を送った。
ワルキューレが絶頂の痙攣に身体をうち震わせて間もなく和人も短い呻きを出しワルキューレの膣内に射精する。
愛しい人の射精を味わうように身体を密着させ、和人の口を貪り、やがてぐったりとなる2人。
ワルキューレがノロノロと身体を起こし、服を着る。
「また来るわ。いい子にしていて下さいね」
そう言い残して円盤を出た。

一方、真田さんは猫耳侍女部隊を動員し、リカは秋菜とハイドラに事情を説明し和人を探す。
夕方まで探したものの和人が見つかる事はなかった。
次の日は朝から真田さんもリカも和人を探す為に出た。
ハイドラが連絡しファムやコーラス、ライネと地球に来ていたメーム達と一緒に行動する。

ワルキューレは今日も和人のいる円盤に入り浸り、和人との爛れた愛を貪っていた。
「和人。どうしたの?」
和人は見るからにやつれ、精気に乏しい。
「和人。食べなさい」
ワルキューレはスープを口に含み、和人に口移しで食べさせるものの、殆どが隙間からもれてしまう。
392名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 02:15:29 ID:lEVYPlMm
焦ったワルキューレはジャムをはだけた胸に塗り
「ほ、ホラ。これなら食べられるでしょ?」
胸を和人の口に含ませる。
力なく舌がチロチロと動きジャムを嘗め取る。
「いい子よ和人。もっと食べなさい。お願い…食べて!」
だが、和人の舌の動きからは力が無くなって行く。

その頃リカは秋菜と捜索をし、交差点ごとに呪文を唱え札を立て、倒れた方に向う。
「また、ウチ?」
朝から何度も試行してるものの、札は常に時乃湯を指す。
「間違い無いわ。和人はここにいるはず」
仕方なくリカと秋菜は中に入り、全ての部屋と銭湯を見て回るが和人の姿は見つからない。

そこへ、真田さんが、ハイドラ達とやって来た。
秋菜が説明する。
「あとはあの円盤くらいしか……」
「!」
リカの言葉の皇女達が反応した。
一同が銭湯の円盤に向う。
393名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 02:16:29 ID:lEVYPlMm
「こいつぁオレの円盤と同じタイプだからな」
ハイドラが操作しようとするがセキュリティが働いて拒絶されてしまう。
「こいつ。コンピュータのロックがかかってやがる。 システムが生きてやがるんだ。 やっぱりこの中か・・・・」

「ボクに任せて」
コーラスが円盤の外壁に手を当てる
(ボクはヴァルハラの皇女なり。扉を開きたまえ)
(それは出来ません。時の鍵を継承するヴァルハラの皇女により命じられた事……)
ふぅ〜。
1つ息をつくと
「皆、ボクに力を貸して」
残りの皇女がコーラスと手を繋ぐ

(私達はヴァルハラの皇女達なり、そして私は8つの皇家の長。ヴァルハラの天かける船よ、扉を開きなさい。今ならまだ間に合う・・・・・)
(時の鍵の継承者が大きな過ちを犯す前に)
・・・・・・・・・
音も無く扉が現れ、開いた。
驚きの表情をしたワルキューレが出口の方を見る。
その側らでは、ぐったりとしている和人。
「おにいちゃん!」
「和人」
「ワルキューレ」
8人が8人。ワルキューレや和人に向って叫んだ。
394名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 02:17:34 ID:lEVYPlMm
「イヤ。誰も来ないで。私と和人の時間を邪魔しないで! 和人は私だけのものなの」
「私から和人を奪わないで!!!」
和人の頭を抱え、泣き叫ぶワルキューレ。

「貴方、自分が何やってるか解ってるの?」
ファムが掴みかかるような勢いで言う。
「いやぁっ! 和人を返して!」
封印を解除されたハイドラとコーラス、ライネがワルキューレを押え、その間に和人を外に出した。

「和人! 和人。和人ぉ! 行っちゃイヤ。和人」

幸いにも和人は一命を取りとめ、数日で健康を取り戻した。

(愛してる和人。 私達2人きりの世界じゃダメなの?)
(そのやさしさも笑顔も私だけに向けてもらえないの?)
メームの円盤の中の隔離病室ベッドで思いをめぐらすワルキューレ。
窓から外を見ると、羽衣町は数十年ぶりの皆既日蝕で、月に遮られた影が街を覆っていたが、日蝕が終わりを告げるように日差しが戻って来たのだった。


「エクリプス(日蝕) 〜ある愛の形〜」・・・・・おしまい?
395ワルキューレです:2006/03/32(土) 02:18:55 ID:lEVYPlMm
な、な〜んちゃって!
実は、まだお話しは続いているのです。
だってホ、ホラ。「おしまい」に「?」がついてますでしょう。

今日は4月1日。
って、アレ?3月32日になってますけど・・・・・。
と、とにかくエイプリルフールにちなんで、ウソ。つまり「ありえない話」をしてしまいました。
わたくしは和人様にこんな事はいたしません。
ホ、ホントですからね。


「エクリプス(日蝕) 〜ある愛の形〜」・・・・・おしまい
396ワルキューレです:2006/03/32(土) 02:22:16 ID:lEVYPlMm
あの… 申し訳ございませんでした。
ついついやってしまいたくなってしまいました。
と職人から伝言がございました。

「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」
は次回、必ず書かせていただきます。
とも。
それでは皆様。良い週末を。
397名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 01:27:23 ID:tM8I2n37
>396
GJ!!
しかし、嫉妬に狂いながらも?どこか普段どおりのつつましさを失わない
ワルキューレの態度と行動にチョト笑った。てっきり、もっと無茶をするものかと。

つーか、和人が何度となく逃げ出そうとし、そのたびにワルキューレに連れ戻されて
お仕置され、次第にそれがエスカレートしていってついには和人の手足を傷つけるとか、
ミザリーばりの黒い展開になるのを期待したのは漏れだけ?w
398名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 10:26:07 ID:QTFuFbsB
超GJ!!!!!!
ダークワルキューレ最高でしたvvvv
この後も更なる妄想が広がります。

てなわけで勝手に続編を考えてしまいました(マテ
参考にして続きを書いてくだされば嬉しさのあまり暴走してしまうかもしれません(笑

399名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 10:48:13 ID:QTFuFbsB
愛する人によって生命の危機にさらされた和人だったが、逆に自分がこれだけ愛されているのだと感じ、和人までもおかしくなってしまう
健康を取り戻した後、精神状態を考慮してワルキューレになかなか会えない日々が続いたが、ますますいとしさは募っていく
そして和人は真田さんにこのままだとワルキューレが可哀想過ぎると情に訴え、こっそりと会わせてくれるように仕向けさせた
真田さんの協力もあり再開した二人、深く深く愛し合い、ますます二人は互いの心の中に堕ちていった

「ワルキューレ、君がいて僕を愛してくれれば後はどうだっていいという事に気づいたんだ。もうリカも真田さんもメームさんも
・・・時の湯も、もうどうでもいいんだ」
「君をそこまで追い詰めているなんて、そしてそこまで僕を愛してくれていたことに気づかなかった僕は本当に馬鹿だった。
それでも僕を許してくれるのならば君と共に永遠に生きて生きたい」

「・・・和人、私も同じです。あなたがいなければこの世に私が存在する意味を持たないのですから・・・」
そう言って泣きながら和人と抱きしめあい二人は永遠の愛を誓ったのである・・・
狂愛という名の愛を・・・

その後二人は時の鍵の力で脱出し、行方をくらませてしまう。
もともと和人はワルキューレと共にどこまでも生きる覚悟をしていたらしく、時の湯の土地の権利書は持ち出されており数日後には売却されたことが判明
メーム達はヴァルハラ星の総力を結集して惑星都市を探し回ったが見つけることができなかった

それもそのはず和人たちは誰も見向きのしないような誰も住んでいない辺境の惑星を購入し、時の鍵の力によって緑豊かな惑星へと変えていたのである
ふたりはその星のアダムとイヴになっていたのだ
何年もたった後に発見されたときには子供達に囲まれて幸せに生きる家族がいた

愛する人以外の全てを捨てて幸せをつかんだ二人
その行為は決して褒められたものではないだろう
それでも二人は実際に幸せになれたのだ
ならばそれでもいいじゃないか
ある時、ふと和人は一瞬だけそんな思いをめぐらした

「エクリプス(日蝕) 〜ある愛の形〜狂愛編」・・・・・おしまい
400名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 10:54:39 ID:QTFuFbsB
まず土下座を100回させてもらいます。
勝手に続編を短くですが書いてしまったこと深く謝らせてもらいます
そしていつも氏が終わりに書いてある書き方、題名を無許可で使用したことも謝らせてもらいます
とにかく本当にスイマセンでした!!!

今更になって氏が続編を考えていた場合私がこんな勝手なことをしてしまっては投下しにくいだろうと気づいた罠
401前・389:2006/04/03(月) 17:17:37 ID:uoiXEHvv
>396
GJ!
まさに歪んだ愛って感じがした。
特にジャムを胸に塗って舐めさせたりする所がツボだった
なんか、ワルキューレが主導権を握ると、よりエロいと思うのは俺だけ?
402名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 01:40:12 ID:ftotfv8J
え〜。感想いただきましてありがとうございます。
エイプリルフール話はコレと秋菜話と真田さん話を考えたのですが、日蝕があったので、コレにしました。

>397さん
まあ、エロさにしても残忍さにしても段階を踏んでエスカレートしますから、今のワルQではアレが限界かと。
それと、イキナリ極エロだとすぐネタに詰まってしまうので、彼女にはなるべく初心でいてもらいたいと。
403名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 01:42:19 ID:ftotfv8J
>398、399、400さん
またまた職人候補キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJ!ですよ。
日蝕(食)って月が太陽を隠す現象で、皇女はヴァルハラの月になぞらえてある所がありますので、太陽(和人)を月(ワルQ)が隠す。と言う事でこのタイトルにしました。
2人が元に戻りつつあると言う事で日蝕の終わりをラスに持って来たんで、続編のタイトルは別の方がいいかも。
ワタクシめが、SSを書き始めて間が無いので詳しいルールは知らないのですが、自分の書いた話に続編がつくとは光栄と思ってます。
そもそも、リカ話や「真田ふたたび〜」とか「晴れのち〜」とかは、読んで下さる方に、その方なりの続きを考えて欲しくて、そういう書き方してますから。

土下座は結構ですので、職人になって下さい。それとリクエストさせて下さい。
秋菜×和人
で。
学校の体育倉庫とかが…
404名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 01:44:21 ID:ftotfv8J
>401さん
実はバレンタインでやろうと思っていたネタでして。
ワルキューレが主導する話でしたら、A10「一番のおくすり」の続編がソレなんですが。


次回はリクエスト投票トップだった
「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」
を行かせていただきます。

そうそう、次々回の投票もお待ちしてます。
405名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 16:44:32 ID:butjkjRT
嫉妬に狂ってしまったワルキューレもそれはそれで萌えました
和人は永遠に私のもの・・・・とかこういうワルQ和人もGJ!
やはり俺はこのカプが最もいけると思うな

Agapeも期待してます
406名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 18:54:09 ID:gy7VMBu7
>396さん
GJ!
これまで和人×姫様派だったが、あなたのおかげで逆にも目覚めました。
407名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 21:26:00 ID:sOF5tFQx
メーム×和人、というのを読んでみたいな。もしくはハイドラ×和人。
そこに行き着くまでの構成に、かなり工夫を要しそうですが。
408前・359:2006/04/07(金) 01:22:18 ID:prX62nFy
さらなるご意見・ご感想ありがとうございます。
職人さんが来られない場合、今日の夜か明日未明にリク投票でトップだった
「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」
を投下させていただきます。

>405さん
お手元にビデオまたはDVDをお持ちでしたら5話後半と6話前半あたりを見ていただくと良いかも。
409前・359:2006/04/07(金) 01:23:02 ID:prX62nFy
>406さん
目覚めましたか。
まあ、たまにはこういうパターンも書かせていただこうと思ってます。
よろしければ、またお付き合いください。

>407さん
エロ無しなら何とかなるかもしれないですけど。メームには深見君がいますから。
ハイドラは比較的作りやすいと思いますが。
410ワルキューレです:2006/04/07(金) 21:16:42 ID:9TQW0kdt
今回はリクエスト投票でトップだった、和人様とわたくしの…… その…
は、初めてのお話です。
和人様とわたくしの大切な記憶。
上手くお話できますかどうか不安ですけど、お付き合いください。
題して

「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」

それではスタートです。
411名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:18:11 ID:9TQW0kdt
「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」


ファムの元から時野家に急ぐワルキューレ。

(「教えてあげましょうか? 貴方の家出の理由」)
(「マリッジ・ブルー・・・・・」)
(「不安なのは時野君だって同じじゃないかな? この不安は貴方達2人で解消するしか無いのよ」)
(「貴方の不安を消せるのは時野君。そして時野君の不安を消すのは、ワルキューレ、貴方」)
(!)
脳裏に和人の顔が浮かぶ。
和人の笑顔、辛そうな顔。
そして、自分が飛び立った時の和人の寂しそうな顔………
412名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:19:28 ID:9TQW0kdt
それが思い出された時、いてもたってもいられなくなり、その場から飛び立った。自分が居るべき場所へ。
自分が一緒にいるべき、愛しい人のもとへ。
時乃湯に着くと、和人は銭湯を開ける準備をしていた。
その後姿が視界に入ると、不安が消え、愛しさがこみあげて来る。
後ろからそっと抱きついた。

「…… おかえり」
愛しい人の愛しい声がする。
もう長い間聞いて無い感じがした。
「和人様…」

あくまで優しく、包み込むような声で
「いよいよ来月だね。星霊節」
和人は和人なりに覚悟も自覚もしたように言う。
「私ったらヘン… 考える事なんて何も無かったのに…」
「ボクだって…」
ワルキューレの手に和人の手が重なる。
413名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:21:25 ID:9TQW0kdt
「私、きっとなれますよね? 和人様の花嫁に」
「当たり前さ」
手のひらと手のひらが重なり、互いの指の間に指を絡め、強く握った。
「和人様……」
2人が痛くなるような強い抱擁を夕焼けの茜色が染め上げた。

「あら? 真田さんは?」
夕食になり、真田さんの不在に気付く。
「それがねぇ。お泊りらしいのよ。最近、多いのよね。忙しい時にドコ行ってるんだか……」
リカが呆れながら言う。
いよいよ和人との結婚も現実味を帯びてきて、それこそ花嫁の心得なるものを相談したかっただけに残念に思えた。

夜になり、皆が寝室に戻る。
ワるきゅーレが寝ていたベッドに横になると、朝まで和人に会えないという寂しさが心を支配する。
(もう、一瞬も和人様から離れたくない)
(和人様の愛が欲しい。和人様に私の全てを捧げたい…… 私の身も心も和人様に・・・・・・)
414名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:22:22 ID:9TQW0kdt
ワルキューレは立ち上がると枕を持って和人の部屋に向った。
ドアの前で1つ頷くとドアをノックした。
「ん? どうぞ」
扉を開け中に入る。
「どうしたの? ワルキューレ」
消していた明かりがつけられ、和装の寝巻き姿の和人が少し驚いたように見た。

「和人様。私… 私…… 一緒に………」
それだけ言うのが精一杯で、俯いてしまった。
いくら鈍い和人でもワルキューレの言わんとする事は解る。
(いいの?)
言いかけた言葉を飲み込み
「うん。 じゃあ… 一緒に・・・・・」
415名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:23:40 ID:9TQW0kdt
ワルキューレを招き入れた。
「じゃあ… 消すよ」
明かりが消され、部屋には月明かりだけが差し込んでいるだけになった。
2人は背中を合わせるような格好で横になったが、当然眠れずにいた。
しばらくの沈黙の後、2人が同時に寝返りを打った。

(!)
思わず、見つめ合う形になった。
(どうしよう?)
覚悟はして来たものの、この先、どうして良いのか解らない。
この困惑を救うように和人の口がゆっくりと開いた。

「ワルキューレ…… その… ワルキューレが欲しいよ」
その言葉を聞くと顔が赤くなるのが解った。
口の中が渇き、なけなしの唾を飲み込む
「はい。わたくしも、和人様が…… 和人様に私の全てを………」
「・・・・・・・・」
和人がワルキューレを抱き寄せ、口づけをする。
416名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:28:58 ID:9TQW0kdt
キスをしながら、和人の手がパジャマに触れた時、ワルキューレの体もビクッっとしてしまう。
愛しい人に全てを捧げるつもりで来たのだが、震えが止まらなかった。
だが、パジャマに手をかけた和人の手も同じように震えてるのが解った時、少し落ち着く事が出来たのだった。
和人は緊張で震える指先でワルキューレのパジャマのボタンを外そうとするのだが、なかなか上手く外せない。
それでも、1つ1つ外していき、月明かりにワルキューレの白い肌が照らし出され、やがてワるきゅーレのお尻よりも大きいのではないかと思われる胸が和人の目の前に晒された。

水色のパジャマが脱がされると
「ああっ!」
ワルキューレが両手で顔を覆い、羞恥の声を挙げた。
和人の手が胸を探るように触れる
「あっ」
ワルキューレの身体が反応し、再び小刻みに震え出した。
417名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:30:11 ID:9TQW0kdt
「ワルキューレ」
和人の声も緊張のあまり、少し震えている。
緊張と羞恥のあまり目が開けられないワルキューレの唇を和人が求めるようにキスをする。
2人の緊張を表すように互いの口の中は水分が乏しく、粘り気の多い唾液が舌に触れる。

キスをしたまま、和人がワルキューレの胸を揉む。
生まれて初めての女性の胸の感触を味わう。
柔らかそうな膨らみは思いのほか、しっかりとした弾力に富み、和人の指を弾き返すようだった。
「か、和人様…」
口が離れると、ワルキューレの切なげな声が甘い吐息とともに漏れた。

「ワルキューレ。愛してるよ」
そう囁くと、顔を離し、月明かりに照らされているワルキューレの身体を改めて見る。
(美しい……)
唾を飲み込んだ音がワルキューレにも聞こえ恥ずかしさが増し
「イ、イヤ。和人様。そんなに見ないで下さい」
418名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:31:35 ID:9TQW0kdt
「う、うん。ごめん」
しかし、目を離すなど出来なかった。
魅惑的な曲線は神が創り上げた最高の芸術品のように思える。
和人がパジャマの下に手をかけ、脱がそうとすると、ワルキューレはまた顔を手で覆いながらも少しお尻を上げ、脱がすのを手助けする。
やがて、一糸纏わぬ姿になったワルキューレ。
月明かりしかない状態でもワルキューレの裸体の美しさはハッキリと確認出来た。

和人も和装の寝巻きを脱ぎ裸になる。
しかし、ここからどうすれば良いのか、今ひとつ解らなかった。
無論それはワルキューレも同じだった。

(愛し合う男女が同じ寝床で裸になり一緒に寝る)

それ位の知識しか無いのであった。
419名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:32:28 ID:9TQW0kdt
和人は考えがまとまらないまま、ぷるんと震える胸にフラフラを顔を近づけ、その頂にある乳首を口に含む。
自分でも何故そうしたのかは解らないが、とにかく引き寄せられるようにしてしまった。
「ああんっ!」
ワルキューレの声がし、含んだ乳首を唇で挟み、舌を這わせると、ワルキューレの身体がクネクネと身悶えた。

乳輪が盛り上り、乳首がグミのように硬くなる。
息を吸い込むと、何とも言えない心地良い甘い匂いが和人の鼻腔をくすぐった。
(いい匂い。女の人はこんなにいい匂いがするのかな? それともワルキューレだから?)
その答えは出なかったが、ワルキューレの甘い匂いを貪欲に求めると和人の呼吸も荒くなり、陰茎が勃起して、ワルキューレのムチムチした太腿に触れた。

「……!」
和人の手と口で乳房を愛撫され、羞恥とゾクゾクするような感じに我を忘れていたワルキューレだったが、和人の熱く固い陰茎に身構えてしまう。
だが、和人の舌と手に胸を愛撫されると、それも考えられなり、和人の頭に手をかけ、胸に押し付けてしまうのだった。
420名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:33:37 ID:9TQW0kdt
名残惜しげに胸の膨らみから離れ、お腹から下半身に移ると、また身体が硬くなる。
和人の手がワルキューレの秘部に触れるとそこはしっとりと濡れていた。
「濡れてる…」
思わず声になってしまう。
「いやっ! 言わないで」
ワルキューレが両手で顔を覆い、いやいやをするように顔を左右に振った。

その仕草が堪らなく愛しく感じられ、ワルキューレにキスをした。
ワルキューレの股間を弄っている手は動きを止めずにいて、溢れ出る蜜はその量を増やしている。
(そうだ!)
和人が記憶の片隅にある知識を思い出した。
自分の陰茎をワルキューレに膣に挿入するのだと。

その時、ワルキューレもボンヤリと思い出していた。
昔受けた性教育を。
(和人様の………を私のアソコに……)
しかし、先程触れた和人の陰茎を思い出す。
硬く大きかった和人の陰茎。
(あんな、大きくて硬いのがあたしの中に……)
(初めては痛いって言うし)
(でも、和人様と1つになれるのなら… 1つになりたい!)
421名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:34:45 ID:9TQW0kdt
「ワルキューレ…… 行くよ?」
和人が指でまさぐりながら囁くと、
「はい。あ、あの… 和人様。やさしくしてください」
それだけ言うと固く目を閉じた。
ヌルヌルするワルキューレの秘部を弄る指先に神経を集中させ、処女の膣を探り当てる。
中指をそっと差し入れた。

「いっ痛っっ!」
その声に和人がビクっとして、第一間接すら完全に入ってない指を引き抜いた。
「ご、ごめんワルキューレ。 痛かった?」
目を開けると、和人が心配そうに、申し訳なさそうに覗き込んでいた。

「いえ。大丈夫です。和人様」
和人の体を抱き寄せるように背中に腕を回した。
改めて、和人がワルキューレの膣に指を潜り込ませると、ワルキューレがその美しい顔を歪め、唇を噛み苦痛に耐えていた。

差し込んだ指で円をえがくように揉みほぐし、ゆっくりと引き抜く。
その時の痛さと違和感にワルキューレの顔は一段と苦痛に歪む。
422名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:38:17 ID:9TQW0kdt
その手を陰茎に添え、位置を確認するようにワルキューレの花弁にあてがう。
(!)
こわばる身体が安心を求め、和人の背に回した腕に力が入った。
和人がゆっくりと腰を沈めるものの、位置もわからず、要領を得ないので上手く入らない。
何度か位置を確かめるようにあてがい、ようやくそれらしい場所を突き止め腰を進めた。
ぬちっ
っと音がしたような感覚がし、亀頭の先がワルキューレの花弁に潜り込もうとした。

「・・・・・・っ!!!」

まだ全然入ってないのだが、身体が引き裂かれるような痛みが襲う。
声こそ出さないものの、その顔は苦痛にあふれ、閉じた目からは涙が長い睫毛を濡らし、和人の肩に思いっきり爪が立てられる。
白い歯が唇を噛み、今にも血が出そうだった。
423名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:39:23 ID:9TQW0kdt
「いっいたっ…… 痛い」
我慢し切れなくなったのかとうとう声を出してしまう。
その声に和人が慌てて体を起こし、ワルキューレを見る。
「ご、ごめん……」
ワルキューレの涙につられたのか和人も今にも涙がでそうになる。

「私こそ、ごめんなさい。 和人様。来てください」
その痛さは想像しか出来ないが、それでも自分を迎えようとするワルキューレのいじらしさに、和人の陰茎は意欲を無くしてしまったように萎縮してしまった。
「和人様。 ごめんなさい。 私、初めてで…… 和人様に私の全てを捧げるつもりだったのに・・・・・」
そこまで言うと和人の胸に縋り、すすり泣いた。
「ボクも初めてで、全然解らなくて… ごめんね」
本当に申し訳なく思い、せめてもの償いとばかりにワルキューレを強く抱きしめ、サラサラの髪をやさしく撫でた。

ワルキューレが顔を上げると目には涙が。
和人は優しく指で拭い、キスをした。
(お願い和人様。 もっと、もっと強く抱いて。痛い位強く…)
そう思うと同時に和人の腕がさらに強くワルキューレの体を抱きしめる。
自分の考えが和人に解ってもらえたようで嬉しく、安心したように眠ってしまった。
424名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:40:41 ID:9TQW0kdt
そして和人も・・・・・
2人の最初の夜はちょっぴり苦い思い出になってしまった。

朝、ワルキューレは和人の目覚ましが鳴る前に起きた。
横には和人の寝顔。
地球に来て初めて、愛しい人の寝顔を見た。
全てを包み込むようなやさしい寝顔。
(私はこの人に全てを捧げたかったのに… この人のものになりたかったのに…… )
(心(魂)はもう和人様のもの。だから身体も、身も心も和人様のものになりたかったのに……… )
(和人様。ごめんなさい)
また涙が溢れ、頬を伝う。
425名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:42:07 ID:9TQW0kdt
まだ眠っている和人にそっとキスをすると服を着て外に出た。
和人と顔を合わすのが気まずかった。
歩きながら考える。
(私がいけなかったのかな? 何か特別な事しなくちゃいけなかったのかしら?)
(そうだ! メームお姉様が来てらっしゃるから聞いてみよう)

メームの母船が停泊している宇宙港に向って飛び立とうとするが、
(ダメダメ。まだ正式に結婚した訳でもないのに、こんな事言えない)
(真田さんに相談しようにも帰ってこないし・・・・・)
(ううん。やっぱりダメ。「ヴァルハラ皇室関係者は固くその身を閉ざすべし」と決まってるもの)
(じゃあ、ファムやハイドラに聞く訳にもいかないのね)
はぁ〜
タメ息をつくとあてもなく彷徨った。
426名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:45:53 ID:9TQW0kdt
和人もボンヤリとしながら登校する。
「おはよう。和人」
秋菜が声をかけた。
「うん。おはよう」
一瞬
(秋菜に聞いてみようか?)
と思ったが、改めて考えるとそんな事出来るハズもない。

(どうしよう?)

2人が2人共、そんな考えを巡らしながら夕方になった。
あても無く彷徨うワルキューレがついたのは公園だった。
小さい自分がよく遊ぶ公園。
砂場で遊んだり、ブランコに乗ったり。
小さくなった秋菜とケンカしてネギで叩かれた事もあったり……
427名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:46:52 ID:9TQW0kdt
ブランコに乗ると、ゆっくりと漕ぎ出した。
(初めては痛いって言うけど、あれ位は普通なのかしら?)
(私の我慢が足りなかったの?)
(和人様への愛が足りなかったの?)
(ううん。私は・・・・・ 和人様が好き。 愛してる)

和人もボンヤリ歩いてると公園にたどり着いた。
もう子供達が帰った公園にはワルキューレの姿が。
考え事をしてるように、実にゆっくりとブランコに佇んでいる。
(!)
その姿を見て、和人の迷いが消えた。
(そうだ。ボクはワルキューレが好きだったんだ)
(天女の幻影じゃ無く、実在するあの人(ワルキューレ)が……)
428名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:47:44 ID:9TQW0kdt
「ワルキューレ」
聞き覚えがある愛しい声がした方を見ると学校帰りの和人が手を振っている。
その声を聞き、その姿を見てワルキューレの頭からも迷いが消える。
(やっぱり、私は、和人を愛してる。 宇宙に存在する他の誰より時野和人を愛してる)
「和人様!」

愛しい人に駆け寄る。
「一緒に帰ろうか?」
「はい」
手を繋ぎ帰った。
(今日こそ、私の全てを和人様に。 それが私の願い・・・・・)
(はしたない女とお姉様達や妹達に謗られようとも)
(それが原因でヴァルハラ皇女の立場を追われてもいい。 私は和人のものになりたい!)
429名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:48:41 ID:9TQW0kdt
会話も無く歩く2人だったが、今の2人にそんなものは必要なかった。
互いの声が聞こえなくても2人は幸せをかみしめていた。
時乃湯に着く。
和人は銭湯を開ける準備をし、ワルキューレは夕食の準備をする。

「真田さん、今日も帰って来なかったわねぇ」
リカが心配半分、呆れ半分で言うが、2人の耳には届いていない。
時折、目が合うと微笑む2人を
(?)
と眺めるリカだった。

最後の客が帰り、時乃湯の暖簾が外される。
浴場の掃除を終えた和人が居間に戻るとリカは勉強の為、部屋に戻っているらしく、ワルキューレが一人でいた。
「お疲れ様でした」
和人の姿を確認すると、お茶を出す。
「ありがとう」
ワルキューレを見ると全身は高揚してる感じであった。
430名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:49:31 ID:9TQW0kdt
「そろそろ寝ようか?」
お茶を飲み終え、湯飲みを流しに片づけた和人が切り出す。
「………はい」
2人が手に手を取って2階の和人の部屋に。
ワルキューレは一端、自分の部屋に戻り水色のパジャマに着替える。
その間に和人は和装の寝巻きに着替えた。

扉が静かに開き、ワルキューレが入って来た。
少し緊張してるのか、強張っている感じが見られ、これから2人が永遠の愛を確かめる行為が行われる場所である布団に入った。
「じゃあ、消すよ」
和人が部屋の明かりを消した。
部屋は満月の明かりだけが部屋を照らしていた。

和人が布団に入って来た。
おもむろにワルキューレの方を向くと
「ワルキューレ。ボクはワルキューレが欲しい。ボクのものにしたい」
和人の言葉に涙が出そうになる。
「はい。私も ……和人様のものになりたい・・・・・ 身も心も」
431ワルキューレです:2006/04/07(金) 21:51:13 ID:9TQW0kdt
今日はここまでです。
続きはまた明日にでも。

それでは皆様。おやすみなさいませ。
432ワルキューレです:2006/04/08(土) 21:10:26 ID:Ao/U2vz/
それでは昨日の続きをお話させていただきます。
433名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:11:47 ID:Ao/U2vz/
昨日は少し震えていたワルキューレだったが、今日はそんな事はない。
和人も緊張はしているが、昨夜ほどではは無く、ゆっくりとパジャマを脱がせる。
青白い月明かりに照らし出された美しい体に見とれていると
「あの… 私だけじゃ…… 恥ずかしい。 和人様も……」
そう言って顔を赤らめ、横を向いてしまった。

和人も寝巻きを脱いだ。
そして、互いに見合うと言葉も無く、口を合わせる。
手を這わせ、胸に触れる。
ワルキューレの身体がビクンと反応し、声が漏れた。
その胸を和人が口に含み、乳首を舌で弾く。
「はうっ・・・・和人様ぁ」
とろけるような声が返ってきた。
434名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:12:42 ID:Ao/U2vz/
魅力的な胸から顔を離し、舌を徐々に動かす。
和人がワルキューレの太腿に手を伸ばし、控え目な恥毛に触れると既にしっとりと濡れている。
そして、ゆっくりと両足を開かせた。
和人が顔を離し、ワルキューレの秘部を見るものの、月の明かりも届かない部分で良くは見えない。

それでも、控え目に生え揃っている恥毛や、少しだけ濡れている粘膜の襞は解った。
手を当てて開く。
「ああんっ 見えちゃう。 全部・・・・・」
顔を手で覆いながらつい声になってしまうワルキューレ。
無理もない。今まで一度も他人に晒した事の無い部分を最愛の人に見られるのだから。

和人も産まれて初めて見る女性の大切な部分にしばし見とれる。
そして、その濡れそぼる部分に舌を這わせた。
「! ・・・・かっ和人様」
まさか和人がそこを舐めるとは思ってもみなかった。
思いもよらなかった和人の愛撫に驚きを隠せない。
「あうっ。ああっ!」
ぬるんとした粘膜を舐め、上にあるチョコンとした突起に舌が到達するとワルキューレの和人の頭を挟みつけている太腿に力が入る。
435名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:13:42 ID:Ao/U2vz/
その部分が何というかも解らないが、ワルキューレの反応を見ると、そこが気持ち良いのだろうと言う事は理解出来る。
また、和人自身もぬるんっとした舌触りが心地良く、ワルキューレの切なげな声を聞くのが嬉しかった。
さらりとした蜜から少し粘り気を増し溢れてくる。
(そうか、ここに入れるんだ)
和人がこれから散らす処女の部分に舌を入れる。

少しでも痛くないようにと指を入れてみる。
「うっ!」
顔を上げるとワルキューレが曲げた人差し指を噛んで顔をしかめている。
「ごめん。 痛かった?」
「すっ少しだけ… でも大丈夫です」
それを聞き遂げると和人はやさしく指を動かす。

指を締め付けるような感じが徐々にほぐれてきたようで、ゆとりが生れる。
人差し指に続き中指を入れた。
「うくっ」
やはり痛いのだろう。
和人はクリトリスを舐めた時にワルキューレが気持ちよさそうにしてるのを思い出し、痛みを紛らわせてもうらおうと思い、舌で刺激した。
436名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:15:07 ID:Ao/U2vz/
ワルキューレの太腿にさらに力が入り、和人の頭に手をあてるが、否定している様子は無い。
舌を左右に動かし、指をゆっくり出し入れすると、中からは白く濁った、さらに粘り気のある液が漏れ溢れて来た。
和人の陰茎も我慢出来ないくらいに勃起して、女神のような恋人を求めている。

指を引き抜き、顔をあげ
「ワルキューレ… 行くよ」
囁くように言うと、目を閉じ黙って頷く。
「愛してるよワルキューレ」
耳元で囁き、顔を寄せキスをするとワルキューレも不安を紛らわすように和人に手を回す。
陰茎を握り、さきほどまで舐めていた部分を思い出すように位置を確かめ、先端を当てた。

昨日の痛みの記憶が残っているのかワルキューレの身体が怯えたようにひくつく。
和人がゆっくり体重をかけると、押し当てられた陰茎がニュルっと入り込む。
やはり指とは違い、太い陰茎が入るのはとてつもない痛みを呼んだ。
「くっううっ!」
痛みに耐えるように和人を強く抱きしめた。
437名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:18:58 ID:Ao/U2vz/
膣口が丸く拡がり、先端が潜り込んだ。
柔らかい粘膜が進入を拒むように締め付ける。
和人はワルキューレを気遣うようにゆっくりと、かつ根元まで挿入し、身体をワルキューレに重ねた。

やはり痛みがあるのだろう。ワルキューレはシーツを強く掴み、大きく口をあけ息をしている。
だが、和人が根元まで挿入し終わると、痛みも一段落し目を開くと快感に打ち震える和人の顔が見えた。
苦痛に耐えるワルキューレには申し訳ないが和人にとっては言いようのない気持ちよさだった。
しかし、ワルキューレも痛さよりも、和人と1つになれた感動と幸福感が勝っている。
(やっと… やっと1つになれた。 和人様と・・・・・)
そう思ったのと同時に膣内の粘膜がニュルリとざわめき、その摩擦に和人は危うく射精しそうになる。

「ああっ。気持ちいいよワルキューレ」
切なげに言う和人を見て
(嬉しい。和人様が、あんなに…)
と思う。
身をよじると膣に埋め込まれた陰茎がずれ、新たな痛みが走る。
しかし、その摩擦は和人にとっては最高に快感で、その感触をもっと味わいたい和人が
「うっ動いていいかな?」
438名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:19:56 ID:Ao/U2vz/
膣内を掻き回される痛みは辛いが、それによって和人を気持ち良くさせられるのなら。と考えると
「あ、あの… はい」
と答えるだけだった。
和人がぎこちないながらも腰を送り出す。

下半身が燃えるように熱く、痛みも麻痺しそうになるものの、すぐにまた新たな痛みが起こる。
「ワルキューレ。最高に気持ちいいよ」
和人は熱くヌメった粘膜に包み込まれ、背骨が痺れるような感覚を覚え、今まで体験した事の無い快感が全身を駆け抜け、勢い良くワルキューレの奥にほとばしらせた。

「!!!」
ワルキューレも和人の熱い迸りを感じ、嬉しさの極みだった。
ぐったりとなった和人がワルキューレの身体に重なるように崩れ落ちる。
やっとの思いで和人と1つになれたと言う事が和人の体の重さで実感すると涙が溢れた。
439名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:21:09 ID:Ao/U2vz/
和人が目を開くとワルキューレの涙。
「ごっごめん。痛かった?」
心配そうに言う和人に、首をふり
「いいえ。私、嬉しいです。 和人様と1つになれて。 痛かったですけど…… この痛みの分だけ、また和人様の事が大好きになってしまいました」
「私は… 今、すごく幸せです。 幸せ過ぎて… 怖いくらい」

「ワルキューレ・・・・・」
健気に言うワルキューレが今までに無く愛しく感じられ、和人はギュッっと抱きしめ、キスをする。
(ボクも愛してる……)

重なっていた体をずらすと膣から和人の陰茎がぬるりと出る。
和人がティッシュを取り、ワルキューレの下半身を拭おうとした。
やはり破瓜の出血があったらしく、シーツには赤いシミが出来ており、白い太腿に流れ出た精液とワルキューレの愛液の混ざった液はピンク色に染まっている。
440名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:22:46 ID:Ao/U2vz/
それを見ると、改めてワルキューレの痛さが解った気がして、申し訳ないと思ってしまう。
丸めたティッシュを膣口に当てると
「あくっ! か、和人様。 まだ… 触らないで・・・・」
そう答えるのがやっとだった。
和人は自分の陰茎を拭うと再び横になりワルキューレを抱く。

「和人様。これでもう、私は身も心も和人様のもの」
和人に胸に顔を押し当てながらワルキューレがつぶやいた。
「ワルキューレ。 ボクも… 愛してる。誰よりも、ワルキューレ、貴方が好きです」
その言葉を聞くとワルキューレの目から新たに涙が溢れた。
「和人様。私は身も心も、そして永遠の愛を貴方に捧げます。たとえ、この身が滅びようとも和人様を愛する気持ちは変わりません」

「和人。愛してる。 もう自分ではどうしようも無いくらい…… 和人が、………好き」
441名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:27:26 ID:Ao/U2vz/
部屋に朝日が差し込み和人は目を覚ました。
そこには見るからに幸せそうに穏やかな寝顔の女神に姿があった。
その寝顔を見るだけで和人も最高に幸せな気分になる。
(ワルキューレ)

その思いが通じた訳ではなかろうが、ワルキューレが目を覚ます。
けだるそうに、うっすら開いた目には最愛に人がやさしく見つめている姿が。
(!)
「か、和人様!」
「おはよう。ワルキューレ」
やわらかく包み込むような声で言われると昨夜の事を思い出し、急に恥ずかしくなってしまい、布団に顔を潜らせてしまって
「おはようございます。和人様」
と答えるしかできなかった。
442名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:28:34 ID:Ao/U2vz/
まだ下半身には何かが挟まっている感じと鈍い痛み、そして和人の愛の名残りが昨夜の出来事が夢で無い事を実感させた。
(私はもう、身も心も和人様のもの。 和人様だけのワルキューレ)
(今日からの私は昨日までの私とは違う。和人様のためだけに産まれ変った私・・・・)
体が自然に熱くなった。

その布団を和人がめくり、ワルキューレにキスをすると布団を出て着替えた。
ワルキューレも自分が裸なのを思い出し、服を着る為に起き上がろうとするが下半身に力が入らず、上手く起きられない。
「大丈夫? ワルキューレ」
和人の心遣いが嬉しかった。が、恥ずかしくもあった。

そろそろと起き上がり、いつもの服を着る。
「あ、あの… 私、お食事の準備を……」
恥ずかしさのあまり、和人の顔がまともに見られない。
その様子を見て和人も同じようにワルキューレの姿をまともに見られなくなってしまった。
443名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:29:29 ID:Ao/U2vz/
ワルキューレが台所で朝食の準備をする。
いつもは真田さんかリカがついてくれるのだが、今日は1人である。
しかし、不安よりも昨夜の事ばかりが頭を過り、
(「ワルキューレ。 ボクも… 愛してる。誰よりも、ワルキューレ、貴方が好きです」)
和人の言葉が何度もリフレインする。
ワルキューレの表情は、はにゃ〜と崩れ、時々、頬をピンクに染め、もじもじと身をよじっていた。

「ワルQおはよ〜。 あっ! もう朝の準備出来てるんだ」
起きてきてセーラー服に身を包んだリカに声をかけられ我に返る。
「おっおはようございます。 リカ様」

手元を見ると、どうやって作ったのか、味噌汁の鍋は湯気を立てており、焼き魚はきちんと焼けて3つの皿に分けられていた。
炊飯器のアラームが鳴り、ご飯も炊けたようだった。
(いっいつの間に?)
444名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:30:42 ID:Ao/U2vz/
和人が降りてきた。
「あっ おにいちゃん。おはよ〜」
リカの言葉にドキンとしてしまった。
相変らず和人の顔が見れない。
ワルキューレはちゃぶ台に朝食の準備をした。
「いただきま〜す」
リカが一口食べる。

いつもご飯に芯が残ってたり、味噌汁が極端に薄かったり、魚が焦げてたりするのだが、今日の朝食は完璧だった。
「おいし〜い!」
本当に驚いたようにリカが声を挙げる。
(えっ?)
リカよりもワルキューレが驚いた。
445名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:31:38 ID:Ao/U2vz/
「うん。おいしいよ。ワルキューレ」
和人も美味しそうに食べるが、やはり恥ずかしさからワルキューレの方を向けないようだった。

そんな様子を見たリカは
(何? この2人。何かあったのかな?)
それ以上に、いつに無く美味しい朝食に思わず
「ねえ。ワルQ。真田さん、まだ帰って来てないよね? コレ全部あんたが作ったんでしょ?」
と疑問を投げかける。

「ええ。そうです」
答えるワルキューレに
「どうやって作ったの?」
素直な疑問をぶつけた。
「さあ? ………」
ワルキューレにも答え様が無かった。
幸せな気分に浸ってたら何時の間にか出来ていたのだから。
「「さあ」って何。 でもホントに美味しいよ。今日のは」
リカは素早く食べ終わり立ち上がると
「ご馳走様でした。おにいちゃん。 あたし週番だから先に行くね」
そういって慌てて出て行った。
446名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 21:32:41 ID:Ao/U2vz/
和人も食べ終え、カバンを持って立ち上がる。
ワルキューレも後に続き、外に出た。
「行ってらっしゃいませ。和人様」
見送りの言葉を告げた時、和人が振り返ってワルキューレの顔を上げさせる。

(!!!)
目を閉じた和人の顔が迫り、キスをした。
顔を離すと、和人が恥ずかしそうに
「それじゃぁ… 行ってくるね」
と言うと走り出してしまった。

走り去る和人の後姿を呆然と見送るワルキューレ。
さっきの事を確かめるように唇に指を当てると実感が湧いてきた。
(ああ〜っ! 私。 私、凄く幸せ〜!)
(まぶしい、朝のお日様。おはようございます。 小鳥さん。おはようございます。 爽やかな風さんもおはようございます。 わたくし、もう最高に幸せです!)
この嬉しさをこの宇宙全てのものに伝えたくて、大声で叫びたい気分だった。

まだ鈍い痛みが残る下半身が、その痛みを忘れたように軽やかに、まるでワルツを踊るように弾み。言葉が口をついて出てしまった。
「私はワルキューレは、時野和人様が大好きで〜す!」
「和人様。 貴方に出会えて良かった。 貴方に私の全てを受け取ってもらえて良かった。 そして…」

「そして、私の永遠の愛を貴方に捧げられて良かった。 和人。愛してる!」


「Agape 〜永遠の愛をあなたに〜」・・・・・おしまい
447ワルキューレです:2006/04/08(土) 21:46:54 ID:Ao/U2vz/
あ、あの… いかがでしたでしょうか?
上手にお話出来たか不安です。

さて、皆様より次のお話のリクエスト&投票をお願いします。
・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(3)
・A08「ごめんさない! 和人様」(1)
・「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)(2)
・I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(ゴーストの話)(1)
・A10「一番のおくすり」(1)

がシード作品で、ここにないお話は>>319〜のリストを参照されるか、カップリングと簡単なシチュエーションを指定して下さい。
で、すでに投票下さった方の再投票もお願いします。
お一人様3票までですが、同じ作品に3票というのは×です。
3つ無ければそれ以下でもOKです。
1週間または、1つの作品ごとに1回の投票を有効とさせていただきます。

現在のトップは
M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」
がトップです。
皆様の投票をお待ちしてます。

それではまた。
良い夜。そして良い休日を。
448名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 23:34:09 ID:Q1jLM92T
グッジョョョョョョョョョョョッッッッッッッッブ!!!
やはり、ワルキューレと和人のカプこそが最高です。
超純愛ごちそうさまでした!

そういうわけですので「一番のおくすり」に投票させてもらいます
449名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 00:17:23 ID:UWoT+VEY
>447
GJ!!
変な言い方になりますが、拍子抜けするくらい普通の、恋人同士の初エチという感じの
お話ですね。

このワルキューレがなぜ、毎晩身体が疼くまでにエロエロになってしまうのか。
このワルキューレがなぜ、いってらっしゃいのキスだけでヌレヌレになるほどにエロエロになってしまうのか。

大いに謎です。
例えるなら、ユダヤ人画商と仲のよかった貧乏画家のヒットラーが、なんで最後はあんなになっちゃったの、
みたいな。
450名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 00:20:57 ID:UWoT+VEY
ああ、投票は、
>・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(3)
>・「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)(2)
に1票ずつで。


>・A10「一番のおくすり」(1)
って、和人が自分の身体でワルキューレに「ぶっとい注射」をするとか、そういうオチでしょうかw
451前・389:2006/04/09(日) 05:16:17 ID:EO2zdPu6
Good Job!!!
やっぱり、和人×ワルキューレのカップリングはイイ
しかも、さりげなく宇宙の花の歌い出しのフレーズが使われている所が、職人技。

投票は、A10「一番のおくすり」に一票。
もちろん、逆バージョンも希望。
あと、リクエストで、ワルキューレと和人のシックスナインとか、
エイプリルフールみたいにワルキューレがリードする展開のヤツをキボン

話は変わって、以前リクエストした、>372の和人×イナルバのお話ですが、
とりあえず、ノートにまとめてみました。
Agapeを見て、職人様の足元にも及ばない作品と確信しましたが・・・
自信はありませんが、希望があれば、投下も検討する予定です。
452前・359:2006/04/09(日) 18:50:48 ID:te4v1GHJ
え〜。
感想、投票いただきありがとうございます。

>>448さん
やはりこの組み合わせは一番人気でしょうから、書くのは気を使います。
話が話だけに下品にならないようにとか。
ただ、もうちょっと改善できる気もしますので、いつかリメイクしてみたいとも思ってます。
453前・359:2006/04/09(日) 18:53:39 ID:te4v1GHJ
>>449,450さん
まあスタートとしてはこんなものではなかろうかと。
最初でつまづくと消極的になる女性が多いみたいでので、
「最初は痛いに決まってるんだから我慢してよ」
とかでムリヤリするとかはしないで、あくまで彼女にとって「良い思い出」になるようにしました。

0もともと和人が好きだった
1痛かったけど、和人に喜んでもらえた(心が満足)
2次の日から見送りの時、キスをしてもらえるようになった(心が満足)
3痛さがなくなり、苦痛が無くなった(心が満足)
4気持ち良くなった。小さいながら絶頂を迎えた(心と体が満足)
5快感を得たくて、うずうず
等の段階を経てそうなってしまったと、仮定してます。
6大きい絶頂を迎えた(「侍女長は見た」心も体も大満足)
7これらの段階を経て条件反射で感じてしまう(「ワルキューレ?のホワイトデー」〜)
と言った流れでしょうか。

某独裁者は様々な偶然が重なって必然になり歴史になったのであって謎ではありません。
ワルキューレも選んだ相手が和人だった。最初が良かった。段階を踏んで良くなった。
そう言った偶然が重なってそうなったと。

とか、言い訳してみましたが、「侍女長は見た」を書いた時には、まさかこんなに書かせてもらえるとは思ってなかった。
だから、かなりエロくしてしまったんですよ。
スタートがエロ過ぎたから、それよりたった2〜3週間前の出来事である初体験の話が大人しいのでギャップを感じられるかもしれません。
というのが真相の1つだったりもします。全てではありませんが。
だから、初体験で酷い目にあった。とか、初めからキツいプレイを強要された。とかだったらワタクシが書くワルキューレもここまでえっちにはならなかったハズでしょうから。

>「ぶっとい注射」
まあ、エロ漫画とかではお約束ですから当然あります。
オチもお約束ネタです。
454前・359:2006/04/09(日) 18:55:05 ID:te4v1GHJ
>>前・389さん
いいですねぇ。
是非投下して下さい。
お待ちしてます。

69はワルQのおクチが上手くなってからじゃないと。
ですので「真田にお任せ2」でその描写が入ると思います。若しくはそれ以降のお話で。
リードする話は「一番のおくすり」の続編で和人を看病するワルキューレがそれです。
あと、A09「こんにちは赤ちゃん」でもそんな場面があります。
まあ、コレはバカップルのバカップルによる少しおバカな話ですけど。
455前・359:2006/04/09(日) 18:55:51 ID:te4v1GHJ
投票の経過は
1、M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」4票
2、「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)3票
2、A10「一番のおくすり」3票
4、A08「ごめんさない! 和人様」1票
4、I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」1票
ですかね。
引き続き投票とご意見・ご感想などお待ちしてます。
456前・359:2006/04/09(日) 19:05:53 ID:te4v1GHJ
そうそう、一応補足を。
B04「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)
は気は弱いけど、えっちには興味津々の今時の高校生の和人。
大ワルにも滅多に合えず悶々とするばかり。
その欲望は大人の女性、真田さんに向けられ、また、真田さんも若々しい雄を……
真田さんのエロ全開のお話。「もう1つの世界」

I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
ワルキューレ・ゴーストの話。
時の鍵で封印しきれなかったゴースト。
この世に未練を残さないようにする。少し切ないお話。

です。
457名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 19:23:41 ID:rRUtEQPH
>前・359様
ど真ん中ストレートな作品を有難う御座います。
変化球好み(真田さんファン)の自分ですが、大変楽しめました。
やはりストレートがあって、変化球が栄えるのでしょうか。

それと投票ですが、当然のごとく
M06「真田にお任せ2」と「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)に各1票
でお願いします。
458前・359:2006/04/10(月) 01:22:23 ID:NlznF8j2
>>457さん
100マイル位出てたでしょうか?
2人の結婚を除けば、コレと侍女長は見た、がある意味究極ですので今投げられる全力を投げ込んだつもりです。
でも他の話もマジメに書いてますよ。

さて投票の経過は
1、M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(5)
2、B04「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)(4)
3、A10「一番のおくすり」(3)
4、A08「ごめんさない! 和人様」(1)
4、I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(1)

ちなみに新たな職人さんが降臨する予定ですので、発表の時期は未定です。
459名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 22:50:02 ID:z6X9uPzZ
>>前・389さん
いつもながらエエもん読ませてもらって感激です。

投票は
1、M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」
2、B04「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)
4、I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
に一票ずつでお願いします。

>ちなみに新たな職人さんが降臨する予定ですので、発表の時期は未定です。

どんな職人さんか今から楽しみにしています。

460名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 15:31:51 ID:ZHfuVtkL
>>前・359さん
うはっ、これまた甘い話ですね!
ラブラブパワー全快ですね(笑)
ですがそこがGJ!!
最後のワルキューレの浮かれっぷりが読んでいてすぐさま脳に浮かびました(笑)

「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」
「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
の二作品に投票させていただきます
・・・・・たまには和人×別の女性のラブラブ話もいいんじゃないかと
特に〜青い性(Saga)〜には期待しております。
461前・389:2006/04/11(火) 16:58:27 ID:LG1f4DFi
>前・359様
和人×イナルバのお話ですが、現在、急ピッチで作成中。
週末もしくは、来週に投下する予定です。
462前・359:2006/04/12(水) 01:29:28 ID:p2gZ9nZa
さらにさらに感想、ご意見、投票ありがとうございます。
>>459さん
いやぁしかし。「Agape」も「侍女長は見た」も改善の余地がありそうですので、いつかリメイクしてみたいです。
とは言っても侍女長〜は落ちちゃってて見れないのでアレなんですが。

新しい職人さんはワタクシめにメーム話をリクエストして下さった方です。
ワタクシめも勉強させていただく所存であります。
463前・359:2006/04/12(水) 01:30:37 ID:p2gZ9nZa
>>460さん
この2人のこう言う話はネタとしては思いつくのですが、書き出すと結構気を使います。
キレイにしようとしましたので。

ゴースト話はラブラブと言うより切ない系でしょうか。
真田さん話は官能小説を意識した極エロにしたいと思ってます。
464前・359:2006/04/12(水) 01:31:35 ID:p2gZ9nZa
>>461、前・389さん
いやぁ。ついにこのスレにも春が来た。
お待ちしてます。
そして勉強させていただきます。
465前・359:2006/04/12(水) 01:32:59 ID:p2gZ9nZa
さて今回の投票は職人さんが話を投下される予定が週末から来週となってますので今週木曜日までとさせていただきます。
経過は
1・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(6)
1・B04「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)(6)
3・A10「一番のおくすり」(3)
3・I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(3)
5・A08「ごめんさない! 和人様」(1)

おおっ! 真田さん頑張ってますねぇ。
しかしSagaよりSinのほうがしっくりする気がします。 内容的には。
なんか、某カーレースアニメみたいですが。
466名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 16:38:00 ID:vuz6e3xE
あいもかわらず前・359氏の作品はGjですね。
前半パートと後半パートで分けたことが、よりリアルさを増してるような感じがします
初体験はめちゃくちゃ痛いらしいですからね・・・・・
それがより伝わるような書き方にしているところが更にGjです

え〜投票ですが
「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)と「一番のおくすり」、「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
にお願いします。
467名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 21:41:38 ID:VaHEDian
>前・359さん
GJ!
いつも読み応えのある作品をありがとうございます。
ムリのない範囲で頑張っていただき、より多くの作品を読ませてください。

投票については
1・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」
1・B04「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」(仮)
5・A08「ごめんさない! 和人様」
に1票ずつでよろしく
468前・359:2006/04/14(金) 01:00:48 ID:a0xyLNRv
これでもかとばかりにご意見、ご感想、投票ありがとうございました。
いやぁ。こうやって見るとここに来る方増えてるんですかね?

>466さん
まあ、初体験の痛さについては、全く痛みを感じないという例もあれば、死ぬ程痛かったと言う例も聞きます。
しかし、あまりにもすんなりと行くと話としても上手く運べないので、ワルキューレには痛い思いをしてもらいました。
白状しますと、あるセリフを言わせたかったから痛くなってもらったんですけどね。
苦労が多いと感動も大きいって事で、2人にはこれで良かったと思ってます。
469前・359:2006/04/14(金) 01:02:02 ID:a0xyLNRv
>467さん
過分なお言葉、恐縮いたします。
ネタが尽きるかお払い箱になるまで頑張らせていただきます。

なお、一度あげさせていただきます。
470前・359:2006/04/14(金) 01:04:03 ID:a0xyLNRv
さて、投票を締め切りさせていただきます。
当確・B04「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」8票
あらぁ。逆転でトップですね。
新しい職人さんの作品が週末か週明けにも投下される予定ですので、その作品の後の週末か1週間ほど後に行かせていただきます。
但し、さらに続けて投下される場合や新しい職人さんの降臨があった場合は延期させていただきます。

次点・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(7)
3・A10「一番のおくすり」(4)
3・I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(4)
5・A08「ごめんさない! 和人様」(2)
となりました。
投票ありがとうございました。
投票再開は「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」の終了後からとさせていただきます。
つまりは来週はお休みでございます。

それではワタクシめも読み手モードに変わって待ちたいと思います。
ではまた。
471名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 09:45:49 ID:DkkVf9ZU
前・359さんの作品はキャラクターとか作品に対する愛情が感じられて読んでて安心できます
質問があるんですが
他の作品のSSは書いてますか?また書く予定はありますか?
あるなら書いてほしいのがあるんですけど
それとワルキューレや真田さんの胸とかの特徴を決めるのに何か参考にされたんですか?
質問ばかりですみませんがよろしければ教えてください
472前・359:2006/04/14(金) 18:10:53 ID:tCemrbXY
え〜っと前・359です。
ご意見ありがとうございます。
さて質問ですが、1月の末からここの前スレにお邪魔させていただいており、円盤皇女ワるきゅーレ以外は他の原作つき作品・ゲームも含めて書いておりません。
他のを書く予定はないです。折角のご希望ですが、ご期待に沿えないと思います。申し訳ございません。
考えてるネタを流用するのは簡単ですが、作品やキャラに愛情を注げないと書けないもので。

でも、ココに職人さんが増えて月に1本とかのペースになれば書くかもしれませんが、ワルキューレ程自由度のある作品は少ないでしょうから微妙ですかね。

それとワルQとか真田さんの胸とか体の特徴ですが、
ワルQは変身の時におっぱいがボロン! と弾みます。
乳腺が発達した脂肪の少ない、柔らかいと言うより少し硬めの弾力あるおっぱいがこのタイプですので、コレを書くとお叱りを受けるかもしれませんが
とあるAV女優のおっぱいを意識して、描写は、それに近いタイプのお金を払ってお相手をしてくださるお姉さんのを参考にしてます。
真田さんはリカ話で生理とか生理用品とか妊娠検査薬とかをレクチャーしれくれた友達のおっぱいを参考にしてます。

舌と下に関しては、今まで体験した感じをスポーツ新聞とかのエロ小説なんかで書かれてる表現をかぶせて使ってます。

あの〜。
よろしかったら、職人になりません?
ワタクシめに作品をご所望のスレは過疎なんですかね?
過疎ってても書いてればその内、春が来ますよ。ココみたいに。


ちょっと、トピズレになってしまいました。
すみません。
ともあれ、またご意見下さい。
473名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 04:48:34 ID:obzbA/2y
今週は前・359氏はお休みですか・・・・・・・
再開される日をワクテカしつつ、新しい職人さんがこられることを祈っております
もし増えたとしても、氏にはここ専属の職人さんでいてほしいですね

前・359氏のように職人様が増えればと私も思っていますが、やはりキーになるのは第4期です
某アニメ情報雑誌によれば、OVAだとか何とかで今年の夏発売予定とかあったような・・・
・・・普通にテレビでやってほしかったなあ(泣)

474名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 17:30:27 ID:EoLj+SjR
光栄なお言葉ありがとうございます。頑張らせていただきます。

第4期ですが、何やら全2話との話。
25分2話だと、殆どまとまらないように思われるんですけどどうなんでしょうかね。
1話目で大小を合体させて、2話目で結婚とか。

漫画版みたいに、なんとなくワルキューレと和人が離れてしまうって流れでしょうか?
それは勘弁して欲しいですが。
宴はそろそろワルキューレとの披露宴がいいですね。
「今までのは全て夢幻。宴が終わって現実に… 秋菜とくっつく」
とかなったら秋菜ファンには申し訳ないですが、ワタクシめは途方にくれるでしょうから。

なんか、今回は適当のドタバタさせて、まだ引き延ばして、コミックにあったみたいに全46話になるまで引っ張るつもりでしょうか?
TVはAT−Xとかでやるだけでしょう。一応第4期のネタはリリースからしばらく経たないとネタバレになるので書けないですけど。

ホント。どうなるんだろ?
475前・389:2006/04/16(日) 18:49:26 ID:DOq/59b5
和人×イナルバのお話が完成いたしました。
あまり自信は無いのですが・・・
とりあえず、スタートです
476名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 18:53:46 ID:DOq/59b5
〜女神の罪〜


「ほう・・ワルキューレもなかなか妻らしくなってきたな・・。」
居間でお茶を啜りながら、外で洗濯物を取り込んでいるワルキューレを見て、イナルバが呟く。
この日イナルバは、ワルキューレと和人の様子を見に、時の湯を訪れていた。
和人とリカは学校に行っていて不在であったが、ワルキューレは真田さんと家事をしていた。
イナルバの訪問に驚いた真田さんは、ワルキューレに家事を任せ、イナルバにお茶と煎餅を差し出した後、土下座をしたまま尻尾を起てて身体を震わせている。
以前からイナルバは、「ワルキューレは少々、家事に難がある。」とメームから、聞かさせていたが、ぎこちないながらも家事をこなすワルキューレに、少し安心感を抱くのであった。
477名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 18:56:10 ID:DOq/59b5
「ふぅ・・・。」家事を一段落終えたワルキューレは、部屋で身体を休めていた。
「あぁ・・。和人様。」
ベッドの上で身体を横たえていたワルキューレが甘い声を漏らしながら、愛しい男の名前を呼んでいる・・・。
「ダメ・・。明日も、和人様は・・・学校。でも・・・・。」
ワルキューレは、和人が学校がある平日は、夜の営みを極力控えるようにしている。
その分、休日には和人に愛情を注いでもらっている・・・。そんな生活が続いていた。
しかし、最近になって、和人が学校に行っている平日に、身体が疼く・・・。そんな日が多くなった。
息苦しさを感じ胸に手を置くと、「・・・!?」鋭い快感が、ワルキューレの全身を駆け巡った。
「あああぁぁぁぁ!!和人様ぁぁぁ!?」
更なる快感を求め、ワルキューレは、服を脱ぎ自分の豊満な胸を揉みしだく。
指が、乳房の中央でツンと勃っている乳首に触れた・・・。
「ハァ・・あぁ・・・和・・人・・・・もっと・・触って・・・」
和人とのセックスで自分の敏感な性感帯の一つである乳首をいつも丹念に愛撫されているワルキューレは、自分の指が触れただけで、和人に愛撫されていると、錯覚してしまっている。それほどまでに、ワルキューレは今、和人を求めている。
そして、もう片方の手が、股間に伸びる。
既に粘り気のある液体を分泌しているそこは、指が触れると、ヌチャッ!ネチャッ!と、音をたてる。
478名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 18:58:08 ID:DOq/59b5
「あぁん・・・和人ぉ・・もっと・・もっと・・・」
ワルキューレは、和人がしてくれている様に、肉芽をこね、指を自身の中に潜り込ませる。
指を出し入れする度に、グチュッ!ネチョッ!とイヤらしい音が流れる。
指を引き抜くと、酸味のある強烈な臭いを放つ、粘りのある愛液がべっとりとついていた。
ワルキューレは、恐る恐る指についた愛液を舐め取った
「これが・・私の味・・・!?何だか甘酸っぱい・・でも和人様は、いつも・・・」
ワルキューレはつい、自分を味わっている和人を想像してしまい、身体が熱くなるのを感じた。
「あぁうぅ・・!!和・・人・・もっと・・・もっと私を味わってぇぇぇ!!」
再び、ワルキューレは、快感と和人を求めて、胸と股間をまさぐり始めた。

「うむ。メームから家事が苦手と報告を受けていたので心配していたのですが、ワルキューレは、頑張っているではありませんか。少しは安心して、ヴァルハラ星に帰れますわ。」
「真田さん・・。これからも、侍女長としてワルキューレの事を、頼みましたよ。」
「はっ、はいぃぃっっっ!!わ、わか、わかりました!イ、イナルバ様!!」
震えながら、土下座している真田さんを尻目にイナルバは、居間を後にする。
「あうっ!あぁぁぁん!!」
居間を出たイナルバの耳に、聞き覚えのある声が聞こえた。
「今の声は、ワルキューレ?」
不思議に思ったイナルバは声が聞こえた方へ向かうと、ワルキューレの部屋の前で、足が止まった。
少しだけ、扉を開けて、中の様子を見てみる・・・
「・・・ワルキューレ!!」
思わず叫んでしまったイナルバ。
部屋の中には、ベッドの上で横になり胸と股間をまさぐり、自慰行為をしているワルキューレがいたのだった。
「ワルキューレ!何ですか、そのはしたない姿は!?」
部屋に入るなり、顔を赤くさせ、ワルキューレを問い詰めるイナルバ。
「違うんです!イナルバお姉様。これにはワケが・・・」
「言い訳はよろしい。ワルキューレ・・あなたは妻としての自覚が足りないようですね・・・」
イナルバの右手が妖しく光を放つ。
「やめてください。お願いします。許してください。」
「問答無用。お仕置き時空。」
ワルキューレの必死の哀願も虚しく、イナルバはワルキューレに裁きを下した。
479名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:00:00 ID:DOq/59b5
「こ、ここは一体?・・・」
気が付くとワルキューレは、一糸纏わぬ姿で、ベッドで横になっていた。
「フフフ、やっと目覚めたわね・・・」
「・・・誰?」
どこからか声が聞こえたワルキューレは、上半身を起こして辺りを見回すと、一つの人影が近づいてくる。
「あなたは・・ワルキューレ・ゴースト!!」
「フフフ、久しぶりね・・・」
ゴーストは、ワルキューレに近づくと、そのままベッドに押し倒し、ワルキューレの裸体を凝視している。
「い、いやぁ・・見ないで・・・・」
「フフ・・・そんなに恐がらなくても大丈夫よ・・すぐに気持ち良くなるから・・・・」
羞恥心で目を背けているワルキューレの耳元で吐息を吹きかけるように囁いたゴーストは、ワルキューレの身体を愛撫し始める。
耳たぶを甘噛みし、うなじへと舌を這わせ、手は胸をまさぐっている。
「ああぁぁ・・・いや・・やめて・・お願い・・・」
「あら嘘はダメよ・・・。本当は気持ち良いんでしょ?素直になりなさい。」
ゴーストは、ワルキューレの乳首を、ピンッと指で弾く。
「はうっっ!!」
突如、敏感な所を責められたワルキューレの身体に快感が駆け巡り、電気ショックを受けた様に、弓なりに反ってしまった。
「そう・・・。ここが気持ち良いのね?じゃあもっと気持ち良くしてあげる・・・」
ゴーストは、乳首を口に含むと、舌で転がしたり吸ったりと、丹念に愛撫し、ワルキューレを快楽へ誘う。
やがて、ゴーストの手が、ワルキューレの股間をまさぐる。
ヌチャッ!ゴーストの指が触れると、そこはもうベットリと濡れていた。
「フフフ・・・。ちょっと身体を触っただけなのに、もうトロトロよ。」
ワルキューレに愛液のついた指を見せつけ、ゴーストは妖艶な笑みを浮かべている。
「い・・・いや・・もう・・やめて・・・」
「これくらいで、イクなんて・・・イヤらしい女・・・・・」
ワルキューレの哀願を無視する様に、ゴーストは指についた愛液をワルキューレの乳首に塗りつけ、丹念に舐め取る。
「いやあぁぁぁぁ!!お願い、もうやめて!本当におかしくなっちゃう!!」
ついにワルキューレは、泣き出してしまった。
「・・・・・わかったわ。あなたがそこまで言うのなら、やめてあげる・・そのかわり・・・」
「そのかわり?」
「あなたには、見ててもらうわ。」
480名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:01:52 ID:DOq/59b5
ゴーストがワルキューレから離れると、ゴーストの傍に一人の少年が現れた。
「和・・・人・・様?」
それは間違いなく、ワルキューレが世界で、いや宇宙で一番愛している、時野和人・・その人である。
「あなた!私の和人様に何をする気なの!?和人様から離れなさい!!」
和人に寄り添っているゴーストを見て、ワルキューレが荒々しく声をあげる。
「何をする気ですって?フフフ。今から私とこの人は、一つになるのよ。」
「あなたと和人様が一つに・・・?まさか!?」
全てを悟ったワルキューレの顔が青ざめていく。
「そう・・・。これから私と和人は、セックスをするの。だから、あなたはそこで大人しく見てなさい。」
「・・・私と和人様は、魂で結ばれているのです!決してあなたを選んだりは、いたしません!」
「ウフフ・・。それはどうかしら?」
ゴーストは、わざとワルキューレに見せつける様に、和人と口付けをし、グチョグチョと音をたてて、舌を絡ませる。
長いキスの後、唇を離すと、互いの唇に唾液の橋が架かる。
そして、服を脱ぎ、激しく求め合った。
「嘘・・・・・そんな・・・和人様・・」
目に涙を溜めながらもワルキューレは、和人とゴーストの濃厚なセックスに見とれていた。
時折、ゴーストが、主導権を握り、和人を奉仕するが、その時の和人の表情が、ワルキューレとのセックスでは、見せない快感に満たされた表情をしているのだ。
「さあ・・和人、いらっしゃい。一つになりましょう・・。」
ゴーストは和人が入ると、和人の背中に腕と脚を回す。それを合図に和人が腰を突き動かす。
「くっ・・・もう、ダメだ・・」
「フフ・・いいわよ。さあ、思う存分出してちょうだい。私が全て受け止めるわ。」
「・・・・うっ!!」
短い呻き声をあげた後、和人はゴーストの中に精を注ぎ込んだ。
「ああ・・すごい・・すごいわ。和人・・・。」
和人の精を受け入れたゴーストが絶頂の余韻に浸っている最中、ワルキューレの方を向き、勝誇った様な笑みを浮かべた。
「そ・・・ん・・な・・・・。和・・人・・・様・・・。イ・・・ヤ・・・イヤアアアアアアアァァァァァ!!」
481名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:04:12 ID:DOq/59b5
「ワルキューレ!ワルキューレ!しっかりするんだ!ワルキューレ」
「・・・ううっ。和人様・・?」
ワルキューレが目を覚ますと、心配そうに自分を見つめる和人の姿が目に入った。
「大丈夫かい?イナルバさんのお仕置き時空で、何を見せられたかは知らないけど、すごく魘されてたよ?」
「和人様・・。ごめんなさい・・・。」
ワルキューレは、お仕置き時空での出来事や、それまでに至った経緯を和人に話した。
「私は本当に未熟です。家事もろくに出来ないのに、和人様を求めてばかりで・・・・・妻としての自覚なんて・・・」
自分の不甲斐なさを告白し、両手で顔を覆い泣いているワルキューレを、和人は自分の胸に抱き寄せた。
「そんな事ないよ・・・。ワルキューレはいつも一生懸命頑張ってるじゃないか。苦手な家事だって最後までやってるし、ワルキューレには、妻としての自覚は備わってると思う。もう少し、自信を持った方がいいよ。」
「和人様・・・。」

「失礼する。」
突然、ワルキューレの様子を見に来たイナルバが部屋に入ってきた。
しかし、和人とワルキューレはそんな事には気付かず、熱い抱擁を交わしていた。
「婿殿!!」
「わぁ!?イナルバさん!いつから居たんですか?」
いきなりイナルバに呼ばれた和人は慌てて、ワルキューレから離れる。
「ワルキューレ、目が覚めたようだな・・。少しは反省しているか?それと、婿殿には礼を言っておくのだぞ。ずっとお前の傍にいたのだからな。さて、もう私はヴァルハラ星に帰るが、くれぐれも婿殿に迷惑をかけるでないぞワルキューレ。」
482名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:06:25 ID:DOq/59b5
ヴァルハラ星に戻る途中の円盤の中、イナルバは地球で見たワルキューレの事を思い出していた・・。
最初は気にも留めていなかったのだが、ヴァルハラ星に到着した時には、完全に焼き付いて頭から離れなくなっていた。
フラフラとした足取りで、自室に入るとベッドの上に仰向けになる。
「身体が・・熱い・・・胸が・・・苦しい・・・。」
イナルバの手が胸に触れた瞬間・・・甘い痺れがイナルバの全身を駆け巡った。
「きゃっ!?今のは・・何?」
今まで感じたことの無い感覚に不安を抱きながら、イナルバは再び胸を触る。そして揉みしだく。
「あぁ〜・・はぁ〜・・気持ちいい。」
先程とは比べ物にならない快感が、イナルバの全身を駆け巡る。
クチュウゥゥゥ・・・。ふと、イナルバの股間から何かが漏れる様な音がした。
「今の音は・・まさか・・・!?」
イナルバの指がショーツに触れると、そこはもう愛液により、濃い染みが出来ていた。
恐る恐る指をショーツに潜り込ませてみる・・。
「やだ・・・もうこんなに・・・。」
イナルバの秘所は既に、指が触れただけで音を立てるほど、愛液が溢れていた。
「あぁ・・・・ダメ・・指が・・・指が止まらない!!」
ショーツに潜り込ませた指が、イナルバの意思とは逆に、快感を求め動きを早める。
「あああああぁぁぁぁうううううぅぅぅ・・・」
一際高い声を上げ、イナルバは、絶頂で身体を震わせている。
やがて、ぐったりとなったイナルバは指についた愛液を見つめていた。
「気持ち・・・良かった・・。でも・・何?この満たされない感じは?やはり、抱かれた方が、もっと気持ち良いんだろうな・・・。きっとワルキューレも婿殿に・・・・」
そう呟くと、イナルバは深い眠りについた。
483名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:10:09 ID:DOq/59b5
数日後、イナルバは再び時の湯を訪れていた。
その日は休日で、ワルキューレは真田さんとリカと一緒に買い物に出掛けていて、和人が一人留守番をしていたのだった。
イナルバは和人を見つけるや否や、ワルキューレの部屋に連れ込んだ。
「イナルバさん一体どういう事ですか?こんな所に連れ込んで・・・。」
「婿殿・・・。私は以前から疑問に思っていた事がありました・・。それは、あなたがワルキューレの婿に相応しいか・・・と言う事です。」
「はあ・・・!?」
「ですから・・・。あなたがワルキューレの婿に相応しいか、私が試します。」
イナルバは和人の前で跪き、和人のズボンと下着を下ろした。
「うわあぁ・・!?ちょ、ちょっとイナルバさん、何をするんですか?」
いきなり下半身を露出させられた和人は、驚いて尻餅をついた。
「何って?さっきも言ったではありませんか・・。あなたがワルキューレの婿に相応しいか私が試すと・・・」
そう言うとイナルバは、和人の陰茎を握り扱き始めた。時にはゆっくり、時には早くとスピードを巧みに調節し、和人に快感を与える。
やがて、和人の陰茎は太さと硬さを増して、勇ましいまでにそそり立った。
イナルバは指を止めて、そそり立った和人の陰茎をまじまじと見つめている。
「婿殿・・・素敵・・・」
そう呟きチロッと舌先で亀頭を舐める。
「ちょっ・・・イナルバさん。やめてくださ・・・・・うあっ!?」
抵抗しようとする和人に、新たな快感が襲った。
イナルバが瑞々しい唇で亀頭に口付けをした後、そそり立つ陰茎を口の中に埋めたのである。
口の中では舌が唾液をすり付ける様に陰茎を舐め回し、口の外では出し入れの上下運動で唇が陰茎を擦り、和人を快楽へ誘う。
口を離すと、和人の陰茎はイナルバの唾液でベトベトになっていた。
「すみません。婿殿・・・その・・汚してしまって・・・綺麗にしますね・・・・」
そう言うとイナルバは、和人の陰茎についた自分の唾液を丹念に舐め取った。
「どういうつもりですか?イナルバさん。これじゃまるで、僕を誘惑してるみたいじゃないですか。」
上半身を起こし、陰茎を見つめているイナルバを問いただす・・。が、イナルバは無言のまま立ち上がり、服を脱いで裸になり、和人の手を取りベッドへと導いた。
484名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:11:59 ID:DOq/59b5
「お願い・・・。今は、私をワルキューレだと思って・・。そして、いつもワルキューレにしている様に、私をあしらって・・・・。」
そう言って、自分の全てを和人に見せつける様に、ベッドの上で、大の字になる。
「婿殿・・・。私の・・全てを・・・見て・・・・」
顔を背け涙を流して、和人に訴えるイナルバ。
すると和人は、イナルバの両頬に手を添えて自分の方を向かせ、流れる涙を親指で拭った。
そして、改めてイナルバの肉体に目を通した。
手に余る程の豊満な乳房、引き締まったウエスト、スラリと伸びた脚・・・。どれもがワルキューレに匹敵する程の美しさと妖艶さを併せ持つ、芸術品であると和人は思った。
和人は、イナルバの肌をなぞる様に指を滑らせていく。
胸まで滑らせていくと、両方の乳房を優しく揉み始める。
「あ・・はあ・・あん・・・」
イナルバの身体に甘美の刺激が走る。
更に和人は、手をそのままで、片方の乳首を口に含み弄ぶ。勿論、もう片方の乳首も同じ様に弄んだ。
胸への愛撫が終わると、下と指を下腹部へと滑らせていく。
和人の指が股間に触れた瞬間、「ひゃん!!」イナルバがビクンと反応した。
快感で力が抜けているイナルバの脚を広げて、和人はイナルバの股間に顔を埋めた。
そこはもう、粘り気のある愛液が溢れ出し、鼻を刺す臭いを発していた。
和人の舌が、顔を出した肉芽に触れると、イナルバが快感の声をあげる。
更に、指を愛液が溢れ出ている穴に潜り込ませると、肉壁がまとわりつき、動かす度にグチョグチョと音を立てる。
指を引き抜くと、新たな愛液が溢れ出てきた。
「イナルバさん・・。もうこんなに濡れてるよ・・・」
和人が愛液のついた指をイナルバに見せるが、今までに感じた事の無い快感に、イナルバは身体をピクピクと震わせていた。
「イナルバさん。大丈夫ですか?」
心配そうな表情で和人が、イナルバの顔を覗き込む。
「うっ・・・。婿殿・・。あまりにも気持ち良くて・・・・もう大丈夫です。それよりも・・・早く来て下さい。」
そう答えると、イナルバは両脚を開けた。
「本当に大丈夫ですか?無理してませんか?」
「・・・大丈夫です。・・だから早く・・・来て下さい。」
和人は軽く頷くと、イナルバの中に陰茎を潜り込ませた。
「あうっ!あああぁぁん!!」
イナルバが喘ぎ声を発すると、和人の背中に腕と脚を絡ませる。それと同時に膣内の肉壁が陰茎を締め付け、和人に快感を与える。
根元まで挿入した和人は、ゆっくりと腰を動かしていく。
「あうん!はあっ!あぁ!」
腰を突かれる度にイナルバは甘い声をあげる。その声が和人を興奮させてしまい、和人の腰を突くスピードが徐々に早くなっていった。
「ああっ・・もう・・・もう、ダメ・・・・・」
限界に近付いたイナルバが、和人の背中に絡ませている腕と脚に力を込める。同時に肉壁が精液を搾り取ろうと、陰茎を更に締め付ける。
「うわあ。ダ、ダメだ。ぼ、僕も・・・!?」
和人も限界に近付いていた。その時、和人の脳裏にワルキューレが浮かんだ。
「ワ、ワルキューレ!!」
最後の力を振り絞って、陰茎を引き抜いたと同時に和人は射精し、精液がイナルバの身体に降り注いだ。
485名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:13:57 ID:DOq/59b5
「す、すみません。イナルバさん。」
和人は慌てて、イナルバの身体についた精液をティッシュで拭き取った。
「イナルバさん。一つ聞きたいんだけど、本当に僕を試す為にこんな事をしたの?正直に答えて欲しい。」
「・・・すみません婿殿。試すというのは、真っ赤な嘘。本当は、自分の欲求を満たす為に、婿殿を誘惑しました。」
「僕とワルキューレの関係を知ってて、こんな事をしたんですか?」
「・・・・・はい。」
和人の質問にイナルバは、短い沈黙の後、小さい声で答える。
「もし・・、もしあのまま最後までやっていたら、僕とあなたは、ワルキューレを傷つけていたよ・・・・」
和人の言葉が、イナルバの心に深く突き刺さる。
「婿殿・・・。今回は私の甘さ故、ご迷惑をおかけした事を、深くお詫び申し上げます。」
イナルバは額が床に着く程、深々と土下座をし、和人に謝罪した。
「これより・・・、過ちを犯した罪人、イナルバに裁きを下します・・・。」
天高く掲げたイナルバの右手が光りだす。
「待ってください!それなら、誘惑に負けてあなたを満足させようとした僕も、同罪だ。」
「・・・・いいえ。全ては私が仕組んだ事・・。自分の欲望を満たす為に婿殿を利用した・・・。だから婿殿に罪はありません。」
「・・イナルバさん・・・」
「・・・・お仕置き時空・・・!?」
過ちを犯した裁きの女神は、自分自身に裁きを下した・・・・・。
                        〜女神の罪 fin〜
486前・389:2006/04/16(日) 19:22:31 ID:DOq/59b5
皆様、いかがでしょうか?
初めて書いた作品なので、あまり自信はありません。
特に最後のほうは、もう苦し紛れですorz
487名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 03:48:06 ID:gKh/Fy2r
おおっ!
ついに来ました。
GJですよ。自信持って下さい。
上手くまとまってます。
これで晴れて「475」さんですねぇ。まあ、他の名前があるならそれでも良いのですが。

ところでイナルバは漫画版の設定ですか?
セリフがそれっぽい所があるので思ってみたりしたんですが。

あとはアレですね。ワタクシめも最初はやってしまったんですが、場面が変わるか、そうでなくても数行ごとに一行空けとかすれば読みやすくなると思いますよ。
それにしても、待った甲斐がありました。

ところで、次回作は決まってます?
決まってたらお先に投下して下さい。勉強させていただきます。
488名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 13:33:51 ID:RI6rT55a
イナルバとヤった時点でワルキューレが荒れるんではないかと
489名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 19:57:26 ID:Q+d/Kxa4
おおっ、新しい職人さんが降臨していらっしゃる!!
しかも和人×イナルバと一度見てみたいいと思いつつも難しいだろうなあと思っていたカプリングを!

内容も私的にGJです
最後も綺麗にまとめていますしね
・・・・・まあ別に二人がそれ以後も愛し合う愛人end的なものでも(ry
490名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 19:03:43 ID:YRfdhiGB
>前・389
GJ!
なかなか良くかけてると思いますよ。
次回作も期待してます。
491前・389:2006/04/21(金) 03:10:47 ID:3qQiMF3i
感想ありがとうございます。
>487
一応場面が変わる際に、一行空けたんですが・・・
指摘の通り、一行空けはまめにした方が、いいですね。

イナルバはアニメ版の設定で、書かせていただきました。
と言うより、漫画版も似たような性格なので・・・

今後の投下予定ですか・・・
頭の中では、何パターンかイメージがあるんですが、どれも全体的にストーリーが、まとまってない状況なので、しばらくは、作品の投下はありません。



>489
イナルバが何かしらの理由で、和人を誘惑する。という展開だったので、そう難しくはなかったです。
流石にワルキューレと婚約関係の和人がイナルバを求めるってのは、有り得ないだろうし・・・

和人×イナルバの愛人関係・・
これも厳しいな。二人とも真面目な性格だし・・・
492名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 03:09:12 ID:CSH8Og4M
が〜ん。
しばらくは投下の予定ナシですか。
プライベートを含めてダブルでショックであります。

イナルバの設定に関してはセリフでして。
アニメ版は強気の中にも、あくまで物腰は柔らかいので、少し疑問に思ったもんですから。
ともあれ、お疲れ様でした。

では、新たな職人さんの降臨がなければ、ちょっと忙しいので流動的ですが、今日の夜か明日にでもリクエスト投票いただきました
「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」
を行かせていただきます。
493真田でございます:2006/04/22(土) 21:49:30 ID:deK/nFVH
この度はわたくしめのお話をさせていただきます。
お話は本線から離れた架空の世界「もう1つの世界」のお話しにございます。
また、前にも「真田ふたたび」の名を冠したお話がございましたが、あのお話とはまた別物です。
このシリーズは今の所、4話まで考えてございますが姫様のお話とは一線を隔した世界と言う事をご理解下さいませ。

それでは
「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」
始めさせていただきます。
494名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 21:50:55 ID:deK/nFVH
「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」


1日の最後にのんびりお風呂に入っている真田さん。
だが、しかし、ここ数日はのんびりと出来ずにいた。
浴槽から出て、体を洗ってると今日も脱衣所に人の気配がする。
「またですわ……」
異変に気付いたのは数日前。
朝、洗濯をしようと洗濯機の蓋を開けた時、昨夜、自分が放り込んだ下着の変化に。

取り出して見てみるとブラジャーに何かの付着物が乾いた形跡が見られ、ショーツには明らかに自分の分泌物とは違うシミが認められた。
その夜、入浴中に脱衣所に気配を感じた。
(こんな時間に… リカ様は考えられ無いから婿殿?)
風呂から出て脱衣籠の中の脱いだ下着にハッキリと痕跡があった。

ブラジャーのカップにはべっとりと白く濁った液体が付着し、独特の雄の臭いを発している。
ショーツを裏返し、股間の当る部分には、まるでナメクジが這いまわったような跡。
(やっぱり! ………婿殿)
真田さんに動揺が走る。
(婿殿には姫様がおられるのに…… 姫様がああなってしまわれて大人の姫様に会えないから、わたくしを代償としてらっしゃるのかしら?)
495名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 21:52:14 ID:deK/nFVH
次の日は朝からその事ばかり考えていた。
「ん〜〜!」
ワるきゅーレがご飯粒のついた顔を向けるが気付かなかった。
「真田さん! ん〜〜〜!」
ワるきゅーレの催促で気付く。
「あっ! はいはい。お口の周りを拭きましょうね」
ふきんで拭う。
「どうしたの真田さん?」
天真爛漫なワるきゅーレが顔を傾げながら尋ねるものの
「いえいえ。何もございませんよ。姫様」
としか答えられない。

夜になり、最後に真田さんが入浴する。
脱衣所で袖のカフスを外し、メイド服を脱ぐ。
ストッキングを脱ぎ、白いブラジャーが外され、同じ白のショーツを脱ぐと脱衣籠に入れ浴室に入った。
それを見計らったように脱衣所に和人が来た。

暗い脱衣所は明るい中からは見えにくいのだが、気配は感じる。
真田さんはそれを感じ取るとシャワーを出しっぱなしにしてバレないように細工をして扉をそっと開いた。
目に飛び込んで来たのは、主君の夫になるべき少年が自分の汚れた下着でオナニーをしている姿だった。
496名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 21:53:07 ID:deK/nFVH
気付かれていないと思っている和人はいつものように真田さんと今日1日を共に過ごした下着を漁る。
ベージュのストッキングを手に取り足の裏の部分を鼻に押し当てると少し脂っぽい匂いがうっすらとする。
次の獲物の白いブラジャーの内側には汗の混じった体臭がほんのり甘く感じられた。

身を翻した時にサラサラの黒髪からふんわり漂う甘い香りとは少し違う匂い。
ご飯をついでくれる時に体を捩った時、胸元に隙間が出来、そこから漂うミルクのような匂いだった。
そして、忙しそうにパタパタと動き回る度にゆさゆさと悩ましげに揺れる胸。
それを包んでいるのがこの白い布だと思うとその中身を想像してしまい、和人の興奮は高まる。

すでに大きくなっている怒張にブラジャーを巻きつけると残された最後の獲物。白いショーツに手をかけた。
裏返してクロッチの部分を眺めると股間のワレメにフィットしていたのかクイコミ跡が見られる。
その中心に控え目な感じの僅かなシミがあった。
和人はシミの部分を鼻を押し当てると思いっきり深呼吸する。
汗と乾いたおしっこの匂いに他の分泌物が混ざり合った匂い。
商店街のお菓子屋さんで時々漂うチーズケーキのような匂いがした。

(これが…… 真田さんの匂い・・・・。 キレイな女性(ひと)なのにこんなに、いやらしい匂いがするんだ)
和人は張り詰めた怒張を扱きながら、匂いを貪り、シミの部分に舌を這わせる。
497名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 21:54:03 ID:deK/nFVH
ワルキューレに会ってからオナニーの対象は当然ながらワルキューレだったが、滅多に会えない事や目の前に若く美しい侍女が存在する事で最後の瞬間は真田さんが脳裏に浮かぶ事が多くなっていた。
今日も絶頂を迎えようとした時、やっぱり頭に浮かんだのは真田さんだった。

和人の体が小刻みに震え、最後が近いと感じていた真田さんだったが、和人の言葉が凍りつかせた。
「さっ真田さん!」
一言、うめくように搾り出された言葉はハッキリと自分の名を呼んでいた。

「!」

体をビクンビクンと痙攣させ、自分のブラジャーが巻きつけられた怒張からは若く荒々しい欲望が吐き出されているのが容易に想像出来た。
少し落ち着きを取り戻した和人は陰茎からブラジャーを外し、ショーツの股間の当る部分に残りの精液を擦りつけると元のあった位置に戻して、脱衣所を後にした。

一部始終を見ていた真田さんは足に力が入らなく、その場に座り込んだ。
(そっそんな…… 婿殿がわたくしをそんな目で見てらしたなんて・・・・・)
(姫様の代償としてでは無く、わたくしを女として、性欲の対象として見ていらしたなんて……)

少し冷えた体を温めるようにお湯に浸かりながらもそんな事ばかり考えた。
風呂から出て、脱衣籠の中の汚れた下着を見ると和人の青い性の迸りがあり、現実である事を実感させた。
布団に入っても……
498名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 22:00:34 ID:deK/nFVH
だが、困惑はしたものの、悪い気はしなかった。
主君の夫になるべき人間であり、言わば「高嶺の花」である色白の美少年が、自分に女を感じ、自分を想って性欲を処理しているという事実。
今は子供の姿になってしまったワるきゅーレには申し訳無いとも思えたが真田さんの女として、雌としての自尊心を大いに満足させていたからだった。
それを思うと身体はじんわりと火照り、なかなか寝付けなかった。

殆ど眠れないまま朝になり、布団から出てメイド服に着替える。
皆がそろそろ起きるので洗濯機を回そうかと思ったがワるきゅーレがおねしょをしてる恐れがあるので、それを確認してからにしようと思い、起しに行く。

幼い主君の寝顔を見ると和人の行為と真意が脳裏を駆け巡った。
それを振り払うように、起しにかかる。
「姫様。おはようございます。 朝でございますよ」
「うっ… うう〜ん・・・・・・ 真田さん。 おはよ〜」
怪獣の着ぐるみのようなパジャマの目を擦りながら挨拶をした。

幸いにもワるきゅーレはおねしょをしておらず、普段着に着替えさせると、洗濯機の元へと向う。
洗濯層に水が張られ洗剤を入れる。 スイッチを押すと洗濯物が回りだした。
ボンヤリと眺めていると白いブラジャーが見えた。
今の時野家でブラジャーをしているのは自分とリカだけ。
499名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 22:01:46 ID:deK/nFVH
リカは白も使う事があるが、色の付いたのを使う事が多い。
しかし、何よりもカップの大きさが全く違うので、すぐ自分のだと解る。
昨夜の事が思い出された。
(婿殿がわたくしのブラに・・・・・・)
こびり付いた精液がちゃんと落ちるのか心配になり、洗剤を追加してしまった。

洗濯機の蓋を閉め、朝食の準備をする為、台所へ。
準備をしていると和人が起きてきた。
「おはよう真田さん」
いつもと変わらぬ声だが、昨日の今日だけにビクンと反応してしまう。
「はっはい。おはようございます婿殿」
慌てて返事をし、動揺を悟られないように料理を続けた。

しかし、しっぽの辺りにチリチリとした気配を感じ、後ろを振り向くと、こちらを見ていた和人が慌てて視線を逸らした。
(むっ婿殿! まさかわたくしのシッポを?)
(…… それはありえませんわね。 と言う事はやっぱりわたくしのお尻………)
急に顔が赤くなり、心臓の鼓動が激しくなる。
下半身がムズムズとするのがわかった。
500名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 22:02:35 ID:deK/nFVH
真田さんが料理を再開するのを確認すると、和人の視線は再びスカートから飛び出している白くムッチリとした健康的な脚に、そして、魅惑的なボリュームを誇らしげに主張している大きなお尻に向けられた。
「ごくり」
音も無く唾を飲み込んだが、真田さんにはその様子が手に取るように感じられた。

和人の視線は食事中には、その大きな胸に向けられた。
あくまでチラチラとではあるが、真田さんには痛いほど感じられる。
その様子を和人と真田さんの間に座っているワるきゅーレは自分が見られていると思い
「かずとぉ〜。どうしたの? ワるちゃん、ご飯ちゃんと食べてるよぉ」

「えっ ああそうだね。 良い子だねワるきゅーレは」
「うん。ワるちゃん、良いコだも〜ん」
無邪気なワるきゅーレを見て2人の心が一瞬曇った。
食後に洗物をしてると、またしても和人の視線を感じる。
(ああっ! いけません。婿殿)
(婿殿には姫様が… )

洗物が終わり、洗濯も終わったようなので干しにかかる。
縁側で座っている和人とワるきゅーレ。
「うんとね〜。それでね。ピョン子ちゃんがねぇ……」
休日の今日は一日中和人と一緒にいられる嬉しさからか、今日のワるきゅーレは実に楽しそうに話す。
しかし、時々相槌をうつものの、和人の注意は真田さんに向けられている。
501名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 22:03:36 ID:deK/nFVH
手を伸ばしながら洗濯物を物干し竿にかける時、脇から豊な胸の膨らみがプルンと弾むのが見える。
お尻が左右に揺らめく。
ここの所、毎日の日課になっている真田さんの下着を使ってのオナニーを思い出した。
甘い匂いがするブラジャー。
(今、揺れている胸を包んでいるブラジャー・・・・・)
いやらしい匂いがするショーツ。
(あの布の中身はもっと濃い匂いがするんだろうか? どんな味がするんだろうか?)
和人の妄想は自身の下半身に変化をもたらした。

(!)
それを紛わすようにワるきゅーレの顔を見て話しかけた。
しかし、ワるきゅーレの長い髪、そして体からは真田さんの匂いとは微妙に違う、ミルクのような甘い匂いが立ちこめる。
天女の面影のワルキューレとは違うのだが、そのままサイズダウンしたワるきゅーレは文句無く美少女である。
自分は本当はワルキューレが好きだと言う事を思い出し、対応に苦労した。

ワるきゅーレと和人が遊びに出かけ、掃除を始めた。
1階の各部屋を掃除し終わると2階へ。
ワるきゅーレの寝室を終え、和人の部屋に入る。
ベッドの端が不自然に乱れてるのが見えた。
(こっこれは! ……まあ、婿殿もお年頃ですから・・・・)
ベッドのマットと布団の間に手を差し入れると硬い感触があった。
502名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 22:04:35 ID:deK/nFVH
どうやら3〜4冊の本のようだ。
取り出してみて、真田さんは「見てはいけないモノ」だった事を自覚する。
グラビアや漫画等であったが
「ネコ耳メイド 肉体奉仕」
「コスプレメイド アンソロジー」
「巨乳ネコミミ ご奉仕するにゃん」
「ネコミミメイドは電気羊の夢を見るのか」
・・・・・・・・・・
見事にジャンルが統一されている。

中でも自分と同じ、黒髪のショートヘアの胸の大きなモデルが猫耳のカチューシャを着けて煽情的なポーズを取っているページにクセがついている。
行為中に開いたページが閉じないようにクセを付けているのだろう。
(む、む、む… 婿殿は、やはりわたくしの事を・・・・)
急いで、本を元の位置に戻し、自分が入った形跡を残さないように、記憶の限りを使い、布団のシワまで再現し、逃げるように部屋を出た。

居間に戻ってTVを見ながらお茶を飲む。
しかし、TVの内容など全く頭に入らない。
(昨日の事があったから解りましたが… 婿殿はわたくしの事をあんなに…… 雄の眼。獲物に狙いを定めるような… 獣のような視線)
(それと・・・・ あの本)
(婿殿の視線が…… 熱うございます。 痛い位に…)
503名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 22:05:19 ID:deK/nFVH
困ったとも思ったが、やはり相反する思いが同時に湧きあがっていた。
(もし婿殿の欲望が限界を超え、迫られたら・・・・ 力づくで欲望をぶつけられたら…… わたくしは・・・ ああっ!)

そうこうしてる内に夜になった。
夕食を終え、さらに時間が進む。
ワるきゅーレが風呂から上がって来た所を寝巻きを着せる。
「さあ、姫様。お休みいたしましょうねぇ」
「うん。ワるちゃんお休みするぅ。 かずとぉ。おやすみ」
ワるきゅーレをベットに寝かしつけ、絵本で読んであげるとややして、眠りについた。
部屋の明かりを消すと居間へ戻る。

リカは勉強なのか就寝かは解らないが、部屋に戻っているようで、居間には和人1人しかいなかった。
互いが相手に気付かれないように振舞い、微妙は沈黙が流れる。
緊張感漂う重くなりかけた空気が支配しようとする頃、真田さんが声をかけた。
「婿殿。お風呂どうぞ」
和人も見ていたTVにはそれほど関心が無かったようで
「うん。じゃあ、お先に」
と答え立ち上がった。

1人になった真田さん。
その頭は相変らず、2つの相反する考えが交互に浮かんでは消えた。
ヴァルハラ星にいた時、そしてこの地球に来てからもずっとワルキューレ(ワるきゅーレ)一筋に仕えてきたのだが、その婿である美少年の想いを知ってしまい、体だけで無く頭まで急激に妖しく疼くのだった。
胸の前で両手を握りながら考えていたが、唾を飲み込んだ時、自分の中で何かが弾けた。

立ち上がるとTVを消し、和人の後を追うように風呂場に向った。
504真田でございます:2006/04/22(土) 22:07:03 ID:deK/nFVH
今宵はここまでに。
続きは明日の夜にでも。
それでは皆様、良い夜。そして良い休日を。
505名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 00:50:22 ID:QytRC+Nn
GJ!!!!
和人×真田さんのカップリングは個人的に一番好きでなんですよ!
続き期待してます!!!
506名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 14:33:28 ID:iEXbnH/A
GJ!
思春期の和人と真田さん、こういうアナザーストーリーがあってもおかしくないですね
落ちていく二人、してはいけない愛・・・とにかく続きが非常に待ちどうしいです。

そして、和人の隠し持ってたエロ本のタイトルに笑ってしまった自分がいました(笑
507真田でございます:2006/04/23(日) 23:38:04 ID:VJtyPXL5
ご感想いただいた方々。ありがとうございました。
このお話は姫様、ライネ様と並んでわたくし真田のシリーズ物の第一弾でございます。
最終章は前々からこちらをお払い箱になった時とかネタが尽きて引退する時、最後にお話させていただこうとしてた作品でございます。
まあ、そんな話はさておき、昨夜の続きをさせていただきます。
508名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:39:15 ID:VJtyPXL5
洗面器でお湯をかけてからゆっくりと湯船に浸かる。
(真田さん・・・・ 今日は最後に入るんだな)
(ボクはワルキューレが好きなはずなのに真田さんの事ばかり……)

脱衣所に真田さんがやって来た。
和人の脱いだシャツを手に取る。
一日中ワるきゅーレに振り回され、たっぷりと汗を染み込ませたシャツからは頭がクラクラするような濃厚な雄の匂いがする。

1つ深呼吸すると、服を脱ぎ裸になると浴室の扉を開けた。
「婿殿。 お湯加減は如何でございますか?」
まるで日常会話をするようにあっけらかんと言い入って来た。
一方の和人は慌てるだけだった。
真田さんがタオルで下だけ隠しながら入って来たからで、最近、想像の限りを尽くして妄想する豊かな胸を露にしている。

湯船に近づくと、タオルをタオルハンガーにかけ、しなやかにしゃがみ、洗面器でお湯を掬い肩からかけた。
白い肌はお湯を弾くようだった。
「後でお背中を流させていただきますわ。 ご一緒させて下さいませ」
そう言うと湯船に浸かる為に立ち上がって浴槽のふちを跨いだ。
509名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:40:12 ID:VJtyPXL5
その瞬間、ふちを跨ぐ真田さんの股間がチラっと見えた。
楚々とした感じで髪と同じ色の恥毛が控え目に生え揃っていたが、一瞬の出来事で、それ以上は解らなかった。
何より、あまりにも急な展開に頭が混乱しかかっている。

「・・・・・・・」
「………」

お湯に浸かってしばらくは真田さんは黙っていて、和人は声も出す事も忘れ、真田さんの身体に目を奪われていた。
白く大きい胸は少しお湯に浮かび上がる感じだが、薄いピンクの乳輪と乳首はお湯の下で直接は見えなかった。
太腿の間には控え目な恥毛がゆらゆらと海藻のように揺らめいている。

想像するだけしかなかった真田さんの身体を目の当たりにしてのぼせそうになる。
「婿殿。 お体を流させていただきます」
先に浴槽を出て、イスよ用意し、さっとお湯をかける。
「さっどうぞ」
和人は操られてしまったかのように浴槽を出てイスに座った。

タオルにせっけんをつけて泡立てると、背中から擦り始めた。
真田さんの手にはタオルから溢れた泡が纏わりつく。
背中に時折、真田さんの胸がくっつき、乳首が触れながら背中を流す。
色白で華奢で男なのに無粋な筋肉があまりついていない美少年の背中を流しながら、思わず舌なめずりしてしまったが、和人には見えるはずもなかった。
510名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:41:16 ID:VJtyPXL5
「さあ、次は前を・・・・」
ここで現実に引き戻されたように和人が慌てる
「いっいや…… 前は・・・・・」
それだけ答えると
「お恥ずかしいですか? それではこうして……」
脇からタオルを滑り込ませる。
胸板を擦りお腹を洗うと手を伸ばす為、和人の背中に真田さんの乳房が押し付けられる。
そして、タオルを持っていない方の手が和人の下半身に伸びた。

「あっ!・・・・」
和人の身体がビクンとする。
時野家の家事一切を取り仕切る真田さんであるが、その手は肌荒れ1つしていなく、細く柔らかなしなやかな指のままだった。
シャボンのまみれた指がやわやわと陰嚢を刺激し、やがて、既に最大限に勃起している幹に……
「あううっ 真田さん!」
思わず、声をあげてしまう。
真田さんが泡まみれの手で陰茎を包み込むように握り、大きさや硬さを確かめるようにニュルニュルと動かした。
「いかがですか婿殿? 気持ちようございますか?」
真田さんが和人の耳に唇を触れさせ、囁く。

その声は普段の声とは違い、妖しく粘りつくような色気を漂わせていた。
和人は声にならず、ただ黙って頷く事しか出来なかった。
そんな和人をさらに真田さんが追い込む。
「婿殿のココは…… もう女を知ってるのでございますか?」
「例えば秋菜様とか?」
尋ねられて和人は今度は首を横に振った。
511名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:42:14 ID:VJtyPXL5
その間も真田さんの手は休む間もなく動き続けるが、あくまで和人をじらすように決定的な刺激は加えない。
「女を知りとうございますか? それともわたくしのような下賎な女はイヤでございますか?」
和人の心を知り、拒絶されないのを知りながら尋ねる。

「高嶺の花」。いや、別に主君の婿でなくとも、この美少年の初めての女になると言う特別な感情が真田さんを興奮させる。
この先、主君・ワルキューレと結ばれるとしても、他の女としようとも、この美少年の最初は自分なのだと。
和人の頭の中に絶えず「初めての女」として記憶されると言う事実。
それを思うと、また和人には見えないが舌なめずりしてしまったのだった。

「真田さん。 ボク、真田さんを想って… その……」
そこまで言うと言葉に詰まった。
「嬉しゅうございますわ。 それじゃぁ・・・・・」
それだけ答えると、幹を扱き、親指と人差し指と中指の先で亀頭を摘むように触れ、擦る。
「さっ真田さん。 もう……!」
和人は刺激に耐え切れず喘いだ。

泡のヌメりや指、そして手での刺激。
背中には常に思い描いている豊満な胸が押し付けられれいる。
なにより、若く美しい猫耳族の女性の全裸姿が目前にあり、その女性にこんな事をしてもらってると言う夢にも思わなかった事実が和人を昂ぶらせる。

「まあ、それでは口でさせていただきます。今しばらくご辛抱くださいませ」
和人を自分の方に向かせると、洗面器に蛇口からお湯を溜め、せっけんを洗い流すと和人の股間に入り、顔を近づけた。
真田さんが和人の陰茎に指を添えると、猫耳族特有の表面がザラザラした舌で亀頭の先端部に軽く触れる。
亀頭全体を舐め、唾液をまとわりつかせると丸く開いた唇を改めて亀頭に押し付け、含んだ。
512名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:42:57 ID:VJtyPXL5
「あくっ!」
真田さんの口腔の温かさ、湿り気、そして円を描くようにざわめく舌の感触に打ち震えた。
その様子を上目遣いに確認すると、溢れる程、分泌された唾液を陰茎全体に纏わりつかせ、蛇が獲物を飲み込むように深く、喉の奥まで咥え込んだ。
時折、亀頭だけをアメ玉をしゃぶるようにころがされ、そして唇を少し締め付けると、顔全体を上下させ、スポスポとピストン運動を始めた。
唾液にまみれた唇の粘膜による摩擦、そして僅かな隙間から漏れ聞こえる、湿った音がリズムを崩す事無く断続的に浴室に響いた。

今までで最高の快感が和人を襲い、真田さんが数回、顔を上下させただけで、背骨あたりが痺れるような感じがした。
「あううっ! くっ!」
全身を痙攣させながら和人が悶え、真田さんの頭を股間に押し付け、熱い精液を真田さんの口に迸らせた。
真田さんは全く慌てる素振りも見せず、精液をこぼさないように唇を締め付けた。
舌の動きは止めず、ザラザラした表面とヌルリとした裏面を交互に、まだ出し続ける尿道口に這い回させ、時に陰茎の裏側をしごき、また尿道口を舐め上げる動きを繰り返した。

和人の痙攣が治まっても快感は続き、うっすら目を開けた時、真田さんの喉がゴクリと鳴った。
さらに舐め続け、和人の陰茎が一仕事終え縮み出した頃、締め付けた唇でしごき、最後の一滴まで搾り出すように引き抜き、それを唾液で薄めまたゴクリと飲み込んだ。
「ふぅ」
1つ息を吐いた真田さんが舌なめずりする。
「沢山、お出しになられましたわね。 気持ちようございましたか婿殿?」
真田さんの問いかけに頷くと、
「それはようございました。この真田も嬉しゅうございます。」
「後ほど、ゆっくり、たっぷりと、さらに気持ち良くして差し上げます」
と告げ、手早く自分の身体を洗った。
513名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:49:20 ID:VJtyPXL5
風呂から上がり、2人は真田さんの部屋け行く。
真田さんが来るまでは、物置として使ってた部屋だが、今は少し所帯じみてるが若い女性の部屋であり、部屋全体には女性特有の甘い香りが漂っている。
さらに、今からこの部屋で行われる事を考えると、和人は頭に血が登りフラつきそうだった。

「少し、お待ちくださいませ」
押し入れを開け、布団を敷く。
敷き終ると明かりを消して、暗くなったが、布のすれる音でナイティを脱いでいるのが解る。
脱ぎ終わったのか、真田さんが布団に入った。
「さっ婿殿も……」

和人も寝巻を脱ぎ布団に入ろうとしたが、願望が口をついて出た。
「あ、あの。真田さん」
「はい。いかがさなれました?」
「あの…… 電気、点けちゃダメかな? その… 真田さんのが・・・・・・」
ここまで言うと口篭もってしまった。

部屋は暗いが、そんな様子が容易に想像出来、真田さんもこれから賞味する初心な美少年にゾクゾクする。
「さようでございました。初めてでいらしたのですから、ご覧になりたいですわね?」
真田さんが布団から出て、机に置いてある電気スタンドを取り明かりをつけた。
「コレをお使い下さいませ」
514名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:50:22 ID:VJtyPXL5
自分の身体が少年の欲望の目に晒される事にひどく興奮し、声が少し上ずってしまう。
和人が電気スタンドを受け取ると、真田さんは寝そべり、その白く長い脚をM字に開いた。
「さあ、心行くまでご覧下さいませ。 奥の奥まで・・・・」
和人は唾を飲み込むとスタンドの明かりを真田さんの中心に向けた。

ムチムチと肉付きの良い白い太腿の中心に、まるで息をしているかのような縦長い唇がある。
上の盛り上った丘には黒々とした恥毛が控え目に生えており、下に目を戻すと少し濃く色づいたピンクの小陰唇が縦長のハート型にはみ出している。
和人は震える指を当てて左右に開いてみた。
外側より薄く、鮮やかなピンク色の粘膜で、ジットリと蜜を湛えている。
膣口が真田さんの呼吸に合わせるように息づき、上部の包皮から鴇色のクリトリスが真珠のように覗いていた。

「いかがですか。 良くご覧になれますか?」
「もっと、強くいじってもらって結構ですわ。 奥までご覧下さいまし」
自分でもまじまじと見ない部分を光を当てて見られ、真田さんも、さらに興奮してきたのか、お腹や太腿がヒクつき息遣いも僅かに荒くなってきている。

和人が注意深くいじっていると、何時の間にか新しい蜜が溢れ、ネットリと濡らした。
毎晩のように嗅いでいるショーツの匂いと味を思い出し、もっと新鮮で濃いモノを期待し、顔を寄せ、恥毛に鼻を押し当てた。
「あうっ!」
真田さんの太腿が和人の顔を締め付けてきた。
515名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:51:16 ID:VJtyPXL5
和人が深く息を吸い込んだものの、うっすらとしたお湯の香りが殆どで、汚れた下着の匂いはせず、少しガッカリした。
しかし、何より、ナマの真田さんの女の部分を賞味出来るのだから、これ以上の贅沢はない。
舌を伸ばし、真田さんの突起を舐め上げる。
既に硬くなったそれは舌を弾き返すようだった。
「あくっ! もっとお舐め下さいませ……」
ビクンと身悶え、和人の頭を押える。
突起に吸い付き、チュパチュパと音をたてながら吸うと顔を挟む太腿にさらに力が入った。

顔をズラして粘膜の内部に舌を這わせると、先程とは違い、少し酸っぱい匂いがし、酸味混じりの蜜が絡みつくように舌を濡らした。
目を離すと、ぴったりと閉まってた膣口がパックリと開き、中から少し生臭いような匂いと白く濁った汁が滲み出ていた。
それを舐め取るが、唾液とは混ざらず、ヌルヌルとした感触が溶けずに残る。

脚を持ち上げると、灰色がかったお尻の穴がキュッっと閉まっているのが見える。
(ここなら匂いがするかも)
そう思うと、吸い寄せられるように舌を当てた。
「ああっ! 婿殿・・・・・ いけません。 そんな所を…… あくっ!」
真田さんが脚を下ろそうと、また和人の顔を遠ざけようと手と足に力を入れるが不十分な態勢と和人の欲望がそれを阻止した。

周囲を舐めまわし、指の腹でなぞるように刺激すると、さらにキュッっと萎む。
しかし、真田さんが息を吐くときにお尻の穴もゆっくりと開き、真ん中から粘膜が顔を出し、レモンの先のように盛り上る。
穴が緩むのを待っていたように和人の舌が潜り込んだ。
「あっ! ああっ!・・・・・・・ いけません! 婿殿」
516名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:52:01 ID:VJtyPXL5
しかし言葉とは裏腹に真田さんは肛門をゆるめ、和人の舌をもっと深く受け入れようとしているようだった。
外側のヒダによるザラつきから、ヌルっとした粘膜に変わり、同時にうっすらと独特の匂いと、少し苦い、渋い味がした。
「お止め下さい。 そこは…… お許し下さいませ」

舌を引き抜き、白い精液に似た汁を溢れさせている膣口に指を差し入れる。
膣内は出産の時に拡がる産道がコンパクトに収納されてるせいか蛇腹のように折りたたまれており、それがザラつきを作り出していた。
(ここに挿入たらあっという間に出ちゃうだろうなぁ)

ボンヤリとそんな事を考えていたら
「ああっ! 婿殿。 もうよろしゅうございますでしょ?」
「そろそろ、いらして下さいまし」
我慢の限界なのか羞恥の限界かは知らないが、真田さんが激しく息をし、上ずった声で和人を誘う。

和人にとってはまだまだ名残惜しいが、顔を上げ体をズラし、のしかかるように体を重ね限界まで勃起している陰茎を手に持ち先端をヌルヌルした陰唇にあてがった。
「そこっ そこにございます…… 」
真田さんがやや腰を浮かせて和人を手助けする。

一気に腰を押し込んだが、ヌメッた粘膜に滑り、入らなかった。
その摩擦だけで出てしまいそうな妖しい感触だったが、歯を食いしばり、なんとか堪えた。
「婿殿。落ち着いて…… そうですわ。これなら」
真田さんが身体を反転させ、うつ伏せになり、お尻を高く突き上げた。
「これでしたら、挿入やすいでございましょう」
517名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:55:48 ID:VJtyPXL5
真田さんが自ら指を当て、パックリと陰唇を拡げる。
和人が体を進めると、真田さんが拡げていた指を離し、和人の陰茎を握り、膣口にあてがう。
息を止め、腰を進めると今度はちゃんと潜り込んで行き、ヌルヌルと根元まで完全に挿入した。
体温より高い、熱くヌメった粘膜が四方から包み込み、その感触だけで、また出そうになる。

「ああっ! 気持ち良い…… 婿殿のご陽物。硬くて熱うございます……」
和人は真田さんの背中にのしかかるようにし、暫くは動けず、初めて知った女の膣の感触を味わい、感激に浸っていた。
動きたくても動けないのが正解だったかもしれない。
少しでも動かせば、すぐに射精してしまいそうだった。
(女の人のここがこんなに気持ち良いなんて…)

「婿殿…… 動いて下さいませ」
小刻みに腰を前後させてきた。
和人もゆっくりと腰を前後させる。
「ああっ! ああっ! 気持ち良いです。 婿殿。 もっと激しくても大丈夫でございますから・・・・」
和人が必死に堪えている苦労も知らずに、真田さんがシーツを握り締め、催促するように腰を激しく揺さぶってきた。

ヌルヌルした粘膜が擦れ、くちゅくちゅと音がし、和人も腰の律動を早めると、その音がクチャクチャと変わる。
憧れの美人侍女とセックスしていると言う満足感と粘膜の感触に和人はたちまち限界を迎えた。
オナニーとは比べ物にならない激し過ぎる快感が身体中を駆け巡り、ついにドクドクと勢いよく真田さんの肉の最も奥い部分に射精した。
518名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:56:44 ID:VJtyPXL5
「あうっ! ううんっ! お出しになられてるのですね。 もっとお出し下さいませ。 一滴残らず……」
膣をキュッっと締め付けながら、うっとりと言った。
和人もしがみつくように真田さんを抱きかかえると、膣に吐き出された精液がジュクジュクと逆流するまで腰を振りつづけた。

真田さんが崩れ落ちるように、立ててた膝を伸ばして寝そべる。
陰茎がにゅるりと抜け、膣から精液が溢れ出た。
和人が真田さんの体に重なりあうようにのしかかり、黒髪に顔を埋めた。
シャンプーの香りにうっすらと汗の匂いが混ざった芳醇な香りを思いっきり吸い込み、憧れの女性と1つになった感動を実感した。

暫くしてゴロリと真田さんの横に転がり荒い息を整えると、真田さんが身を起こしティッシュを取って、自分の股間を拭う。
その様子をぼんやり見つめていた和人だったが、その仕草に激しく色っぽさを感じたのだった。
股間を拭った真田さんだったが、和人の精液は思ったより多く、またティッシュ箱に手を伸ばす。
「婿殿ったら、お風呂で1回お出しになられて2度目なのに、こんなにたっぷり……」
息とも声ともつかぬ声がまた色っぽかった。

やがて、処理し終わると和人の股間に顔を移し、舌で清め始める。
尿道口を舌で掃き、残りを舐め取り、幹の部分にも舌を這わせ、一通り舐め終わると顔を離した。

和人の顔を胸に抱きかかえ、子供をあやすように髪を撫でる。
「女の。この真田の身体は如何でございましたか?」
「ご満足いただけましたか?」
年上らしく、優しさあふれる声で聞く。
「うん。すごく気持ち良かった」
519名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:58:07 ID:VJtyPXL5
それを聞くと
「それはようございました。真田も嬉しゅうございます」
「姫様が元のお姿に戻られるまでは、婿殿が出したくなられたら、この真田の身体をお使い下さいませ」
「いいの?」
夢のような提案に和人も不安になる。
真田さんが思い出したように
「ええ。 その代わり…… あの… わたくしの下着でオナニーなさるのはお止めくださいね」
「汚れた下着の匂いを嗅がれるなんて、女として最も恥ずかしい事でございますゆえ」

「えっ! 真田さん。知ってたの? ・・・・ごめん」
「もう、よろしいのですよ」
そう言われた時、自分が真田さんの大きな胸に顔を埋めている事に今更ながら気付いた。
彼女の大きな乳房に欲情していたはずだったが、今日は殆どといっていいほど触る事すら出来なかった事を思い出し、何か非常に損をした気分にもなったが、これからは真田さんの身体を自由に出来るという幸福感でいっぱいになり、下着漁りが咎められなかった安心感。
そして憧れの真田さんとのセックスを終えた疲れも出てきたのか、睡魔が襲ってきた。

「婿殿。 お休みになるのは、お部屋にお戻りになってからになさらないと……」
和人の様子を察して言うが、和人は顔を上げ甘えるような眼差し、そして甘えるような声で
「ゴメン。今日はこのままで…… 真田さんと一緒にいたいよ」
と懇願した。

「まあまあ。婿殿ったら・・・ 」
そう言うと和人の髪を再び撫で、そしてチュッっとキスをした。
「でも、姫様やリカ様がお起きになる前には、お部屋に戻っていただかないといけませんから、適当な時間に起こして差し上げますわ」
「それまでは、真田がご一緒させていただきます」

電気スタンドを消し、布団を被り2人の夜は過ぎていった。


「真田ふたたび 〜青い性(Saga)〜」・・・・・・おしまい。
520真田でございます:2006/04/24(月) 00:08:54 ID:l8nPfd5O
いかがでございましたでしょうか?
爽やかエロと違い、こってりエロは長くなってしまいます。
ですので当初予定してた半分しかお話出来ませんでした。

しかし、姫様の爽やかなお話とは打って変わって……なんともまぁ…


さて、今日から投票を再開しとうございますが
現在のトップは、姫様のお話でございますが、わたくし真田の名を冠した
M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」が7票いただいております。
このままトップでしたら、どうしましょう。
姫様を差し置いて、わたくしが出ずっぱりなのはどうかと思うのですが……
ランキングは
1、M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(7)
2・A10「一番のおくすり」(4)
2・I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(4)
4・A08「ごめんさない! 和人様」(2)
となっております。
投票は新しい職人さんが降臨されるか、お話が投下されたらその瞬間で終了。
それ以外は木曜日くらいまでにさせていただきます。

お一人様3票まで。
前に投票して下さった方の再投票もOKですが、同じ作品に3票はペケでございます。

それでは皆様。今週一週間を有意義に過ごされますよう。
お休みなさいませ。
521名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 00:52:06 ID:XD3f4mIE
>前・359氏
エロエロだぁー!!!
これで当初予定してた半分の話なんて、続きが読みたい!
全4話で最終話は隠しダネとのことで、差し障りがなければ2・3話も投票候補に入れて欲しいくらいです。
何はともあれ、GJでした。

それと投票は、
M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」とI01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
に1票ずつでお願いします。
522名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 12:17:29 ID:I9hx2FzC
ワロタ。GJ!!
しかし、359氏の描く和人は、本当に匂いフェチだなw
523名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 14:10:04 ID:zfI5Uoak
でもさ、胸フェチなら秋菜やリカの話は出来ないだろう
尻フェチなら全員アウト
メガネならファムとリカだけ
氏の嗜好かはともかく、匂いは妹も幼馴染も宇宙人も公平にあるからね

524名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 14:13:30 ID:zfI5Uoak
そうそう、投票は「一番のおくすり」と「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
をお願いします
525名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 18:40:16 ID:7PQG3sx4
和人をリードする真田さん実にエロかったです。 GJ!!
このまま行けば麗しの重婚END一直線!?
細かいことですが、和人の部屋には確かベットはなかったのではないですか、確か布団だったような?
勘違いだったらスマソです

どうでもいいことですがちょっと前・359氏に質問を・・・・・・
真田さんがやけに経験豊富そうですが、実際経験とかどうなっているんでしょう?
アニメ見た感じだと真田さんが男性にときめくといった話が露ほども出ないので創造の域を出ないのですが。
そもそもネコミミ星人には処女とかあるのでしょうか? 確か猫には処女はないはずですが・・・
どうでもいいじゃんとか思わず、前・359氏の妄想の範囲(もしくは脳内設定)で答えてみてくださると光栄です(爆)

私も「一番のおくすり」と「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」で投票させていただきます
526名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 21:06:06 ID:zZ3jgqo9
真田さんは原作では男には目もくれないからなぁ。
ワルQしか興味ないし、ワルQのためなら男湯にだって飛び込むし。
527名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 22:55:39 ID:I9hx2FzC
メーム様は、意外と肉付きがよくて、尻フェチを満足させるような立派な引き締まった
お尻をしてるんではないかと思う。
服装が服装だけに、外からはとてもわからないが。
528前・359:2006/04/24(月) 23:42:38 ID:t/1oE7at
うわっ! 
いっぱいレスがついてますぞ。

>>521さん
こってりエロは表現やら心理描写やら細かくなりがちですので長くなってしまいます。
ですので今は全5話になってしまいました。
書いてる内に増える恐れもありますし。
ちなみにリストで×にしてある
M10「侍女長の本気 〜仁義無き戦い〜」
を手直ししたモノです。
続編の希望をいただきましたが、ライネの話みたいに適当な時間をおいて書かせていただこうと思ってます。
長くなりがちなのと、やはりメインのワルキューレを多めにすべきと考えてますので。
この続きは来月あたりにでも。
ちなみにワルキューレをメインにした流れとライネの流れは同じですが、これだけは完全に別の世界にしてます。
529前・359:2006/04/24(月) 23:43:53 ID:t/1oE7at
>>522さん
う〜ん。ここまで匂いに拘ったのはコレが初めてだと思うのですが……

マジレスすると、股間だけでなく五感を使うのがセックスで、匂いは本人は居なくとも実感出来る唯一の感覚だから、積極的に入れてます。
真田さんやワルキューレをただの記号として描きたくないので。
530前・359:2006/04/24(月) 23:45:18 ID:t/1oE7at
>>523さん
和人が真田さんに「エロい声出してくれ」「おっぱい揉ませてくれ」「ちょこっと舐めさせてくれ」とか頼める性格ならともかく・・・
それが出来ず、風呂覗きも襲う事も出来ない和人も、匂いは真田さん本人に頼まなくとも味わえます。
嗅覚以外の感覚は人形でも味わえますが、えっちな匂いは生物特有のモノですので、ワタクシめはなるべく入れます。
>氏の嗜好
とありますが、ワタクシめはふくよかなおっぱいは好きですが、匂いはどっちでも良いです。
ただ、匂いの描写を無くして、キャラに質感を持たせる術を知らないから書いてるのであります。
それに、いやらしく感じるし。
531前・359:2006/04/24(月) 23:47:01 ID:t/1oE7at
>>525さん
この話は最後まで行っても重婚はないです。
その為の「もう1つの世界」ですから。
>ベット
はい。確かにありません。侍女長は見たの時だったかにも、ご指摘いただきました。
「姫様メモリアル」で布団に寝てましたし。
ですが、あえてベッドにしてます。
使い勝手がいいので。
ベッドの軋む音を真田さんやリカに聞いてもらったり、大ワルがイキナリおなぬ〜したり、和人がエロ本隠したりと何かと便利ですので。

頂いたご質問ですが……
>実戦経験
はある事にしてます。そうしないと和人をリードするどころじゃありませんから。
ワルキューレも知らない過去みたいな感じで。
以前はセックスにのめり込んでた時期もあったが、ワルキューレに仕える事になり、ある意味「女である事を捨てた」とか。
ただ、それを話として書く事は無いと思います。
ワルキューレもそうですが、ライネとかのキャラも和人以外の行為はワタクシには書けないです。

>処女
まあ、モグラにも処女膜がありますから(本当)、ネコミミメイド星人の彼女も処女だった時があるのではなかろうかと。
発情やらフェロモンやらネコっぽい体質と人間に近い身体と「良いトコどり」の設定にしてます。
処女の時期が無く、イキナリ快感を得られるとしても、経験がなければ婿殿をいやらしくリードするのも不可能でしょうし。
そうなれば、このお話も真田にお任せも成り立たないかと。
532前・359:2006/04/24(月) 23:50:37 ID:t/1oE7at
>>526
まあ、そのまんまじゃ、真田さんのエロ話が作れないですので……

ちなみに
恋人にするならワルキューレ、結婚するなら真田さん、愛人にするならライネ。
という感じにしてます。
どんな恥ずかしい事でも和人が頼べば(最悪、土下座してでも頼べば)やってくれそうなワルキューレ。
始めは相手にもされないけど、結婚を考えるくらいに真剣に付き合えば、どんな要求にも応じてくれるのが真田さん。
頼まずともやってくれそうな、セックスを楽しむのがライネ。
と言った感じです。
533前・359:2006/04/24(月) 23:51:37 ID:t/1oE7at
>>527さん
ワルキューレの変身シーンでも胸は、ぼよんっ!って感じで増量しますが、お尻が盛り上る描写は無いので、どうなんでしょうねぇ。
しかし、メームのその設定は使えそうな気もします。


さて途中結果は
1、M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(8)
2、I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(7)
3、A10「一番のおくすり」(6)
4、A08「ごめんさない! 和人様」(2)
となっております。
おおっ! ゴースト話が追い上げてますねぇ。
534前・359:2006/04/25(火) 02:50:28 ID:h831wBE/
すみません。>>526さん。
敬称が抜けておりました。
535前・389:2006/04/25(火) 17:44:12 ID:wCK4Zl+W
相変わらず前・359様の作品は、GJ!&勉強になります。

投票は、A10「一番のおくすり」とI01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」に一票ずつ
A10「一番のおくすり」は逆バージョンもキボン

さて、以前伝えたように、次回の投下は未定なのですが、作成への意欲は衰えていないので気長に待ってて欲しいです。
一応、頭の中でイメージしているのをリストにしてみました。ほとんどストーリーはまとまってませんけど・・・

和人×ワルキューレ・・・ベーシックなカップリングという事で、イメージしているが、全体的なストーリーが浮かばない状況。

メーム×深見・・・ストーリーは大半まとまっているが、オチをどうするかで迷っている。

和人(小)×ワルキューレ・・・メーム×深見のサイドストーリー的な感じだが、まだストーリーがまとまらず

和人×ゴースト・・・これはある意味、前・359様のエイプリルフールネタのパクりになるかも・・

ファム×ワルキューレ・・・これも全体的にまとまってない状況。

※リストをまとめただけですので、あしからず・・・
536名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 01:28:38 ID:EMmxzwii
前・359様
いつも良い作品をおりがとうございます。
1真田さんファンとしてうれしいかぎりです。

投票は「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」と「ごめんさない! 和人様」に各一票です。
537名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 04:51:33 ID:76bppQ7K
前・389さん
今週、1本書けませんか?
只今仕事が修羅場モードに入ってて、週末に投下出来るかどうか解らないので。
それと、6月上旬に1〜2週間ほど趣味と仕事をかねてドイツに行くかもしれないので、その間お願い出来ません?
>>536さんも含めて、お返事は少々お待ちください。
538名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 17:33:18 ID:V69C/7TG
あいもかわらず、前・359氏の作品はGJです。
今回の作品も楽しませてもらいました。
I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
A10「一番のおくすり」
自分はこの2作品に投票します。

前・389氏もがんばってください。
539名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:12:02 ID:KyLCbnli
>前・359様
毎度毎度GJです。お体に気をつけてこれからも頑張ってください。
えっと、投票ですが
I01「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
A08「ごめんさない! 和人様」
に各一票ずつでお願いします。

>前・389様
いずれの組み合わせにしても面白そうです。
首を長くして気長に(どっちだよ)待ってますので頑張ってください。
540名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:47:00 ID:msMDJQ8e
え〜。感想&投票いただきました皆様、ありがとうございました。
沢山のGJ。励ましのお言葉、ありがとうございました。
今回は以上で締め切らせていただきます。
さて、結果ですが…… おお〜っと!

当確:「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」(10)

が逆転でトップですねぇ。
しかし、肝心のゴーストとのエロが無い、せつない系の話ですが良いんでしょうか?
ともあれ、今日の夜・・・・はちょっとムリかも。
最悪、GW中にはなんとか書かせていただきます。

次点:M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(9)
大本命かと思われてたのですが、正直言いまして助かりました。
コレだったら、今週中に書かせていただくのは、ほぼ絶望でしたから。
しかし、いつも次点ですね。コレ。
以下は

3:A10「一番のおくすり」(8)
追い上げて来ましたねぇ。立場が逆転する裏面もあるからそこが原因でしょうか?

4:A08「ごめんさない! 和人様」(4)
おしおき時空話ですので、しばらくは様子見といった所でしょうかね?
短いし。

さて、次回は大分前にリクエストいただきました、ワルキューレゴーストの話
「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
を書かせていただきますが、例によって職人さんの降臨時&復帰や作品の投下時には延期させていただきます。
それではまた。
541名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 16:30:45 ID:7Vdx5cpj
あまりムリなさらないで頑張って下さい。期待してます
ところで、少し前のダブルでショックというのは何ですか?
542名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:00:48 ID:YI+Ldodg
え〜。
1つは前にも書いた事でしたが、また書いてくれるという事ですので、解消されました。
プライベートの方は、真田さんのおっぱいのモデルにしてる友達にワタクシめが「前・359」である事がバレてしまったという事であります。
オークションでもチェックするのかと思いきや、2ちゃんねるのエロパロスレを見るとは……
エロパロスレに来ると、名前欄に「前・359」ってのが残りますので、それでバレてしまいました。
その後、あまり似てなかったけど、真田さんの声マネされて、「真田ふたたび」の初めのヤツ読まれた時、ムチャクチャ恥ずかしかったですね。
羞恥プレイでありました。
543ワルキューレ・ゴースト:2006/04/30(日) 05:02:03 ID:YI+Ldodg
今回は、大分前にリクエストいただいた私、ワルキューレ・ゴーストの話
「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」
を話させていただくわ。
でも、リストにあるようにエロは無いから、そっちを期待してる人はスルーしてちょうだい。
スレ違いになるかも知れないから前もって謝っておくわ。
それじゃ、始めるから。
544名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:03:50 ID:YI+Ldodg
「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」


今日は2人でデート。
元の姿に戻ってからというもの、2人は今までの時間を取り戻すようにデートを重ねていた。
(子供の私が和人様と過ごしたように。私も一緒に……)
また、和人も2人の時間を満喫していた。

「ねえ、和人様」
はしゃいでスキップするように和人の数歩前を歩いていたワルキューレがクルリンと振り返ると、当然のように和人の姿が。
当たり前の事が嬉しかった。
だが、目に飛び込んで来た和人の顔は蒼白で、目は見開かれている。

「和人様?」
その声は届かないのか返事が無い。
その答えを確かめるべく、ワルキューレも和人の視線の先に目を向ける。
「!」
そこには、かつて自分と和人が時の鍵を使って封印したワルキューレ・ゴーストが佇んでいた。

「お久しぶりね。 私達の遠い子孫・ワルキューレ。 そして… 幻の恋人・・・・・・」
ゴーストの言葉に、ワルキューレが和人の前に庇うように立ちはだかる。
「何故、今になって? 私達が封印したはずなのに。 それに和人様は……」
ワルキューレの言葉を手の平をこちらに向けて制止する。
545名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:05:13 ID:YI+Ldodg
「時の鍵は私達4皇女の思念が産み出した神器。 言わば私達の意思。 封印した所で消え去る訳ではないわ」
「それに・・・ 今日は貴方の恋人をどうこうしようってつもりは無いから……… ふふふ」
「貴方にとって「恋人」でも私にとっては「幻」なのだから……」

宇宙規模で見てもずば抜けた美貌のワルキューレとそのワルキューレと瓜二つのゴースト。
周囲から見れば双子かと思える2人にあたりの人々も、その歩みを止めて見入った。
その視線が気まずく感じた和人が
「あの… ここじゃ何だから、ウチで話しようよ」
「・・・・・・」
答えないワルキューレに対し
「私はよろしくてよ」
ゴーストが和人の方に歩み寄ると、ワルキューレがその間に割り込むように入り、和人の腕を抱えた。

「・・・・・・・・・・」
3人は言葉も無く時乃湯へ向う。
その途中でも行き交う人々の視線を天女のように美しい2人が独占した。
立ち止まる者、振り返る者。 男性はおろか、女性の視線をも絡め取る。
見とれる男性の視線と、嫉妬まじりの感情を持つのがムダに思えるのか、その美しさに感嘆しているような女性の視線。
546名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:06:14 ID:YI+Ldodg
やがて時乃湯の煙突が見えて来た。
「ただいまぁ」
和人が玄関を開けて挨拶すると、奥から真田さんが出て来た。
「あらあら。 今日はまた、随分とお早い………! えっ? ゴ、ゴ、ゴ、ゴースト!」
真田さんが腰を抜かしそうな様相で3人を見る。

「久しぶりねネコ。 元気だった?」
「・・・・・・・・・!」
驚きのあまり声も出ない真田さんを尻目に
「それじゃ、お邪魔させてもらうわ」
ゴーストが上がり込んだ。
我に返った真田さんが、居間に通す。
和人とワルキューレが続いた。

ちゃぶ台を囲んで座るものの、言葉は発せられず、重い沈黙が場を支配した。
真田さんがお茶を持って来る。
ゴーストは目を閉じ、穏やかに口にした。
その様子を、美しく整った眉毛をつり上げ、睨みつけるな視線を投げつけるワルキューレ。

それを察してか
「そんな怖い顔をしていると和人が逃げちゃうわよ」
からかわれたような口調がワルキューレの神経を逆撫でする。
「だから。何の用があって来たの?」
つい感情的になる。
547名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:07:12 ID:YI+Ldodg
お茶を出した後、部屋の隅で窺っていた真田さんだったが、「2人の姫様」を観察。いや鑑賞していた。
(うにゃにゃ〜ん。 姫様と黒い姫様。 ああ〜っ! どちらもお美しゅうございますぅ)
(!)
何かを思いついたのか、台所に行き、戸棚からカステラを出して皿に乗せると居間に戻った。

「御茶請を忘れておりました。 ど〜ぞ」
和人の前に皿を置くと、わざわざワルキューレとゴーストの間に入り双方にお皿を置くのだった。
(むふ〜! わたくしの両側に白い姫様と黒い姫様が〜!!!)
(こっこれは! 「姫様の白黒オセロゲームですわ〜!」)
最近覚えた料理番組のレポーターの口調が頭を過る。
(さっさらに、このままお2人が会話をなされようものなら、それは「姫様の音声多重放送ですわ〜!」)

「まあ、落ち着きなさい。 今日は貴方達の文句が言いたいのと、お願いに来たのよ」
静かに告げ、カステラをフォークで食べるゴースト。
「えっ! それってどう言う事?」
(これですわ〜! わたくしの右の耳には姫様の。そして左の耳には黒い姫様の声が!!!)
(「こっこれこそ、姫様による「朝まで○TVですわ〜」「姫様のお声の独占禁止法違反ですわ〜!」)
悦に入る真田さんを不思議そうに見つめる和人だった。
548名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:12:43 ID:YI+Ldodg
「そもそも何故、私が実体化したのか覚えてる?」
「不幸だった私達に比べて、貴方が幸せ過ぎるから」
お茶を飲みながら静かに語るゴースト。さらに続ける。
「まあ、言わば嫉妬なんだけど、最後は貴方達… 特に幻の恋人の心にほだされて封印したのよ。自らの意思と未練を…… いや封印したはずだったと言うべきかしら」

「でもね。 想いを時のブリザードと共に封じ込めてはみたけど、やっぱり・・・・・・・」
「でね。あえて「私達」と言うけど。私達にも貴方のような「平凡な日常」が欲しいのよ」
しみじみ語るゴーストだが、ワルキューレはそうでもないようだった。
「だったら、何も和人様の前に出てこなくても……」
ここまで言った所で体をよじった時に真田さんにぶつかってしまった。

2人のやりとりをうっとりと聞き入ってた真田さん。
「あの… ちょっと…… 真田さん?」
「はっはい?」
ワルキューレに問い掛けられて慌てた。
「ジャマよネコ! 端にでも行ってなさい」
反対側のゴーストに言われる。
やりとりが白熱化してきて、間にいる真田さんが目障りになったようで、ワルキューレも言葉にこそしなかったが、同じ考えのようだった。

「そんにゃぁ〜」
しぶしぶ部屋の隅に場所を移した。
それを見て和人も
「じゃあ、ボクも、そろそろ店を開ける準備をするから・・・・」
そう言って部屋を出た。
それを見届けるとゴーストが続ける。
549名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:14:04 ID:YI+Ldodg
「私達も貴方のような恋人との時間が欲しいのよ。 お喋りしたり、デートをしたりとかの」
「それで和人様を…… そんなのダメです。 和人様は私だけの和人なのに!」
「しかし、失われた4つの月。4人の皇女を満足させられるのは「幻の恋人」だけ」
「だからちょっとで良いから、貴方達の日常を、幸せを私達にも分けて欲しいって事」

「いや… しかし……」
真田さんが思わず声をかけるが
「ネコは黙ってなさい」
凍りつくような妖しい視線を投げかけられ、言葉が止まった。
「和人はあくまで貴方の恋人。 だからあくまで代わりだし、前みたいに本気で奪うつもりはないわ」

遠い先祖達の思念が実体化したゴーストの言い分も解る。
彼女達が自らを犠牲にしてくれたおかげで現在のヴァルハラ星の繁栄も、自分が存在する事も。
彼女達の悲運から比べれば自分は何と幸運なのだろう。と考える。
この事を和人が聞けば、おそらく承諾するだろう。
何より、ゴーストの言葉。
宇宙で一番大切な和人(ひと)を奪うつもりは無いという言葉を信じるしか無いようにも思われた。

「ええ。解ったわ。 でも…… 」
ワルキューレがそれこそ断腸の思いで言うと
「解ってるわ。決して私からは和人とそんな事はしないから… うふふ!」
妖艶な表情にワルキューレが反応する
「「そんな事」って?」
焦りながら確かめるワルキューレに
「そんな事はそんな事よ。貴方ももう知ってるのでしょう?」
また、からかうように薄笑いを浮かべながらワルキューレを見つめるとワルキューレは顔を赤らめて俯いてしまった。
550名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:15:42 ID:YI+Ldodg
「でも、ありがとう。 私達に失われた時間をくれて」
真剣な表情に戻ったゴースト。
「貴方達に失われた時間を差し上げるのは和人様ですから。 ところで、1日だけですからね」
4皇女の失われた時間はたった1日では埋めようがない位なのは解りきっているが、和人を自由にされるのは1日でも辛い。
そんな思いが言葉になった。
「1日あれば充分よ」
ここでまた妖艶な表情になりワルキューレの心は大きく揺れるのだった。

夕方になり、食事になる。
「まぁ〜ったく。今月も赤字なのにぃ〜」
食事をするゴーストの姿を見てリカがボヤく。
「だいたいアンタ、お化けなんでしょ? 何でご飯なんて食べるのよ?」
ボヤくリカに、今度もちゃっかり2人のワルキューレの間に収まっている真田さんが
「まあまあリカ様。よろしいじゃありませんか」
とかフォローし、リカは苦々しくご飯を食べた。

夜になり
「そろそろ休ませてもらおうかしら。和人の部屋はどこ?」
軽く言ったのだが、ワルキューレは目を吊り上げて、明らかに怒っている。
「ダメです。 和人様に… その…… 和人様とご一緒して良いのは私だけなんですから」
表情が今にも泣きそうになり、目がうるうるしている。
551名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 05:16:27 ID:YI+Ldodg
「冗談よ。貴方から和人を奪うつもりは無いって言ってるでしょ。 仕方無いわね。ネコ。ご一緒させて」
まさに棚からボタ餅。千載一遇とはこの事
「ええ。それはもう。どうぞどうぞ!」
と喜色満面の真田さん。
部屋に戻っていそいそと布団を敷いた。
枕元に何故かティッシュが置かれているのかは不明だが。

「それじゃあ明日ね。和人」
そう言うとゴーストは真田さんと共に部屋に行った。
和人とワルキューレも部屋に戻り就寝する。
不安を消し去るべく、和人に抱いて欲しかった。 意識が飛んでしまう程、激しく抱いて欲しかったが、ゴーストに全てを見透かされているようで、口に出来なかった。
代わりに舌を絡めあうような激しいキスを長い間して、眠りについた。

真田さんの部屋の明かりも消されている。
言葉もなく同じ布団に入っている2人だが、真田さんは当然、眠れなかった。
もう1人の姫様。しかも実在しないはずの「レアな姫様」が横にいると言うのだから。
「ねえ。ネコ?」
おもむろに声がかけられた。

「はい。何でございましょう?」
興奮を抑え応える。
「あの2人。とても幸せそうね」
娘が幸せそうな様子を微笑ましく見つめる母親のような優しい声で話しかけた。
「ええ。それはもう…… 」
「・・・・・・・・・」
以降、言葉は無く、ゴーストの寝息が聞こえ、真田さんが期待した「ときめきの姫様ナイト」は幻となってしまった。
しかし、「レア姫様」と一緒に寝られると言う感激を味わいながら真田さんの意識も遠のいた。
552ワルキューレ・ゴースト:2006/04/30(日) 05:18:09 ID:YI+Ldodg
今回はここまで。
続きは今日の夜か、明日にでも。

それでは皆、良い休日を。
553名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 08:22:05 ID:GXdPf1r2
GJ!
真田さんの反応がまさしくそれだ!と言う感じで楽しかったです。
Agapeとはまた違う運命の話ですね。
第二部終了→初体験→遥かなる時を越えて、という時期列でしょうか。
それではワクテカしながら続きを待っております。
554名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 10:03:20 ID:YlRq+1ee
Gjですよ!
音声多重放送どころか(さっきまで二期サントラ聞いてた所為か)BGMまで聞こえてくるようでしたよ。
今度はちゃんとシーンを隅々まで思い描けるよう二期を再び見つつ続きを待ってます。
しかしこの様子を秋菜が見たらとても荒れそうだなぁ・・・・

>>553
ワルキューレが大きいままなので
前・359氏の話は基本、三期五話『家出皇女ワルキューレ』以降だと思うのですが・・・
自分、このスレに来たのはスレが第3期に入ってからなのでその辺が良く分かりませんが・・・
おそらく三期五話〜三期六話『天空閣結婚式場の攻防』の間の事ではないかと・・・
555前・359:2006/04/30(日) 20:56:51 ID:1fzWZ1Nn
え〜。感想ありがとうございます。
時系列は>554さんが申してます通り、第3期・5話と6話の間がスタート地点としてます。
Agapeがそれにあたります。
ココを0として、「侍女長は見た」はそこから2週間後あたりのお話で、その翌日の話が「真田にお任せ」
それと「雨のち曇り、そして晴れ」は「侍女長は見た」の前にも「真田にお任せ」の後にももって来れそうです。

今回の話は星霊節の後と設定してます。
リカの話も星霊節の後で、メームの話は第2期の「メーム夜間飛行」をそのまま。つまり時間軸はマイナスです。
それと、この前書いた「真田ふたたび」も星霊節の前。メーム話よりは現在に近いですが、第3期が始まる前あたりでしょうか。
最初の「真田ふたたび」は星霊節の後と。
あと、誕生日とか時事ネタモノは基本的には星霊節の後ですかね。

真田さんの「もう1つの世界」は別の次元の話ですので時期が重なっても別モノです。

ですので、第3期・5話→Agape→星霊節→遥かなる時を越えて
となります。

それでは、今から書かせていただきますので、どうでしょう。2時間後くらいに投下させていただきます。
556名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 22:03:58 ID:yJkOSBzE
そうでしたか、お答えいただいてありがとうございます。
いや、小ワるQがいないからてっきり星霊節(六話)より前だと思ってたんですが・・・
小ワるQはきっと昼間は近所の公園で友達と遊んで、夜は七狐神社にお泊りしてたんだと脳内補完することにします。
それでは続きを楽しみにしています。
557ワルキューレ・ゴースト:2006/04/30(日) 23:00:05 ID:gkNwIS6+
んふふ。ホントに2時間後になったけど、続きをさせてもらうわね。
558名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:01:09 ID:gkNwIS6+
「それじゃあ行ってくるね」
和人が玄関を出て言う。
「行ってらっしゃいませ」
ワルキューレが見送る。
「それじゃあ、行ってくるわね」
(「あの… 和人様には……」)
和人に聞こえないように注意を諭す
(「んふふ。 約束は守るわ。 私からは求めない。 でも・・・・ 和人が私を求めて来たら…… 私は拒まないわ… ふふふ」)
思わせぶりに囁くゴーストの言葉がワルキューレの心を掻き毟った。

(ああ〜っ! 行ってしまわれましたかぁ)
内心がっかりした真田さんだが、目の前には本家・姫様がいる。
しかも、今日は和人はゴーストに掛かりきりなので、自分がワルキューレと一緒にいられる事を思うと、また顔がニヤけてしまうのだった。

「さあさあ、姫様。 お戻りに……」
ワルキューレとお茶でも飲もうとしたのだが
「和人様・・・・・」
ワルキューレはそれどころではないようだった。
「・・・・・・・・」
「姫様。婿殿が心配ですか?」
「えっ!」
559名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:02:08 ID:gkNwIS6+
「でしたら、お2人の様子を窺いましょう」
主君を気遣うようが言うが完全にヤジ馬である。
「でも… 覗きなんて…… 私は和人様を信じてるし……」
戸惑いながら自分に言い聞かすように言葉を搾り出す。
「しかし… ゴーストは信じてないように思われますが・・・・」
「まあ、姫様がそう申されるのでしたら、この真田は何も申しません。 それじゃ、お茶でも……」
ワルキューレをチラりと見ながら誘う。

「で、でも……」
「やはり、ご心配ですか?」
この辺りは全てお見通しの真田さん。
「あ、あの…… ゴ、ゴーストの事が心配なんですからね。 わたくしは和人様を信じてますから」
必死に弁明するワルキューレだが
「さようでございますか」
と少しニヤけながら答える。
「ホッホントですからね!」
「はい。さようでございますね」
「・・・・・・・・・あの… 真田さん…… 」
かくして、和人とゴーストの後をつける事になった。
560名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:02:59 ID:gkNwIS6+
一方、和人とゴーストは普段、ワルキューレと和人がしているようなデートをしている。
と言うより、女の子とデートなどワルキューレとしかした事が無いだけに、それしか解らなかった。
露店のアクセサリー売りにゴーストが歩み寄る。
「いらっしゃい」
ゴーストがしゃがみ込んだ。
「どれか気に入った?」
和人が声をかけ、横にしゃがむと、
「そうね。これかしら?」
ゴーストが手にしたのは、少しデザインや色が違うものの、かつてワルキューレが欲しがり買ってあげた、ビーズのアクセサリーだった。

(!)
これには和人も驚いた。
(やっぱり、同じ血筋の人からなんだろうか?)
そう考えると、ゴーストの存在が、哀れみの感情だけで無く愛しく感じる。
(遠い昔の人達の思念だけど、今は普通の女の子なんだ)
お金を払うとゴーストがアクセサリーをつける。
「どう? 似合う?」

いつもの妖艶な笑みとは違う、少女のようなあどけない笑顔がかえってまぶしかった。
「うん。とっても似合ってるよ」
和人がゴーストの手を取った。
「あっ!」
繋いだ手から和人の温かみが伝わったのか、ゴーストの顔が少し朱に染まる。
手を繋いだまま2人は予定の遊園地へ向った。
561名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:03:58 ID:gkNwIS6+
「穏やかな春の日差しが暖かく照らし出されております。今日の羽衣町。 まさに絶好のデート日和と言った所でありましょう」
「それにしても、おやさしいですわねぇ。婿殿は」
真田さんが実況なのか、独り言のようにつぶやくがワルキューレは答えなかった。
そして黙って2人に気付かれないように後をつけ、真田さんも後に続くのだった。

遊園地では2人は完全に周囲と同化している。
カップル達が楽しそうに過ごしているのと同様、ゴーストと和人も。
行列に並ぶ間もゴーストは実に楽しそうだった。
昼になり、テーブルに腰掛け、和人と向かい合って食事をする時も。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、空が茜色になろうとしていた。

あれだけいたカップルの姿もまばらになる。
「最後に…… あれに乗りたいわ」
観覧車を指差した。
「うん。乗ろう」
順番が来て乗り込んむ。
ゴンドラが一番高い所に差し掛かった時、ゴーストが口を開いた。
「本当に優しいのね。和人は。 でも… その優しさはいつか人を傷つける事になるわ」
「・・・・・・・」

「ううん。今のは忘れてちょうだい。 その優しさがワルキューレを虜にしたのですものね」
「・・・・・・・」
観覧車から降りた2人はベンチに腰掛けた。
「本当に今日はありがとう。楽しかった」
「ねえ、和人。 目を閉じて……」
「・・・・・うん」
和人が従うと
「いい? 私が良いと言うまで目をあけてはダメよ」
562名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:05:05 ID:gkNwIS6+
それだけ告げると、音も立てずその場から離れた。
そして近くの茂みに近寄る。
(バレましたか?)
茂みに潜んで様子を窺っていたワルキューレと真田さんのすぐ側にゴーストが立ち止まった。
「まったく、覗きなんて…… でもいいわ。ワルキューレ。今日はありがとう。 交代よ」
2人も少し離れたベンチにいる和人にバレないように静かに茂みから出た。

「交代?」
ワルキューレが怪訝そうに言う
「そう。 それとも、このまま私が和人と夜までいたほうが良いかしら?」
「………」
「和人を待たせるつもり?」
ゴーストがワルキューレの背中を押すように言葉をかける。
そして、おもむろに真田さんの後ろ襟を掴むと
「ネコ。2人の邪魔しないようにね。 貴方は私の相手をするのよ」
「ええっ? それってどういう事・・・・」
戸惑う真田さんをそのままずるずると引き摺っていく。

その場に残されたワルキューレはゴーストの真意を解りかねて佇んでいた。
いや、ぼんやりとは解るのだが……
しかし、ゴーストの言葉通り、和人を待たせる訳には行かず、歩み寄り声を掛けた。
「和人様」
ゴーストとは微妙に違う、聞き慣れた声がして和人が目を開けるとワルキューレが。
「あれ。ワルキューレ。 どうしてここに?」
563名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:12:57 ID:gkNwIS6+
もっともな疑問だったが
「いえ、あの…」
ワルキューレが答えにくそうにしていると、それ以上は聞いてこなかった。
「ゴーストは?」
その問いにも明確な答えは出せなかったが
「その… 今日はありがとう。と申してましたけど・・・・」
そう言うと和人の横に腰掛けた。

・・・・・・・・・・・
ゴーストに引き摺られていた真田さんだったが
「逃げませんから、お放しくださいませ」
襟から手が離される。
しばらく並んで歩いていると、ゴーストが立ち止まる。
「?」
「ここに入るわよ」
見るからにケバケバした建物。
「こっこれは!・・・・・」

「そう、恋人達が愛を交わす場所。 入るわよ」
中に入っていった。
タッチパネルに触れるとドアキーが出て来る。
「あの…… 本当に入るのですか?」
「黙ってついて来なさい」
真田さんの手をとってエレベーターに乗り込んだ。
564名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:14:05 ID:gkNwIS6+
鍵の番号の部屋に入る。
「はぁ。 以外と言いましょうか、普通の部屋っぽいですわねぇ。 わたくしはもっと総鏡張りとか、部屋中がピンクとか、回転するベッドとか「いかにも」って感じだと思っていたのですが」
「さすがにお風呂はガラス張りのようですが……」
どこから仕入れた情報なのかは解らないが、少し古い情報がインプットされてるようだった。

「!!!」
部屋中を見回している所にゴーストが抱きつき、真田さんをベッドに押し倒した。
荒々しくメイド服をたくし上げ、白いブラジャーをズリ上げ胸を露出させた。
(あわわわ… 「お相手」とは申されましたが、やはり……)
「あ、あの… 何を考えてこんな事をなさるのか解りかねますが、わたくしごときでよろしいのですか?」

務めて気丈に言う真田さんの頬に上からポタッっと落ちるものが・・・・・
(涙? ゴーストが泣いてる?)
「良い訳ないじゃない。 貴方なんかが、和人の代わりになる訳が…… でも・・・・」
(やはり、寂しいのでしょうか?)

「でも… 仕方無いじゃない。 和人はワルキューレの、私達の子孫の恋人なのだから」
「ワルキューレが惹かれた和人の優しさに付け入るなんて出来る訳ないじゃない!」
「・・・・・・・・」
「私達が… 4人が、命も未来も犠牲にして願ったのは、ヴァルハラの繁栄と子孫の幸せ……」
「その私達の想いが産み出した「時の鍵」を受け継ぐ白の皇女。 今まで何人も白の皇女が誕生したけど、やっと幸せを掴んだ白い皇女の幸せを私達… いえ、私が奪う事なんて・・・・・」
そこまで言うと真田さんの胸の顔を埋め、本格的に泣き出してしまった。
565名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:15:05 ID:gkNwIS6+
(寂しいのですわね。 それとジレンマ)
真田さんはゴーストをキュッっと抱きしめ髪を撫でた。
「お辛うございますわね。 わたくしで宜しければ、その寂しさ、辛さを紛わすのをお手伝いさせて下さいませ」
すると、泣き止み、少し落ち着いたゴーストが握り潰すように真田さんの胸を揉みあげる。
そして、全体の大きさの割にやや小さめの薄いピンクの乳輪に歯を当てた。

「いたたた! 痛うございます」
しかし、その声を無視するようにキリキリと強く歯を当てた。
そして、口を離し、顔を上げるとゴーストの口と真田さんの胸の間に唾が糸を引いた。
薄いピンクの乳輪と白い乳房には強く噛んだからであろう、少し内出血しているようで赤く歯型がついていた。

「?」
さらに何かをされると覚悟をしていた真田さんだったが、ゴーストは何もしない。
「ふふふ。 もういいわ。 ありがとう。ネコ」
(???)
服を直しながらゴーストを見る。
先程とは違い、穏やかな佇まいのゴースト。
そしてポツリポツリと語り出した。

「星霊節も終わっても2人はそのまま…… 2人は幸せなのかって思ったりしたけど」
「2人が幸せで良かった。 ワルキューレが好きになった人が和人で良かった。 平和な時代に、穏やかな所で2人が出会って良かった」
「私達4人の想いが、願いが叶って良かった・・・・」
(………)
「これで、もう思い残す事はないわ」
566名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:16:15 ID:gkNwIS6+
「しかし…… 婿殿とのロマンスは心残りなのでは?」
真田さんが言うが
「そうね。 まあ、しかし、それはあの子に任せるわ。 未来はあの子達のモノだから・・・・・」
「私達の分まであの子が幸せになってくれれば…… それで良いのよ」
「・・・・・・・・」

「どうしたの? ネコ」
「いやぁ。 あの… 実は貴方はいい人だったのですねぇとか思いまして・・・・ ひぃっ!」
キッと睨まれて縮み上がるが、ゴーストの表情が柔らかくなって続ける。
「当たり前でしょ。 私は、私達はあの子のご先祖なんですから。 幸せを託した子孫が幸せになっているか、ちょっと確かめに来ただけ」

「本当にですか?」
「そうね。 まあ、本当という事にしておきましょう」
真田さんが服を整え終わるのを確認すると外に出た。
外はすっかり夜空になっており、数え切れない星がまたたいている。
「じゃあ… 私は帰るわ。 遥かなる時を越えて・・・・・」
「あ、あの……」
(「姫様と婿殿にお別れをしなくて良いのですか?」)
と言おうとしたが言葉に詰まった。
567名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:18:57 ID:gkNwIS6+
「さようならネコ。 あの子達をよろしくね。 それと……… 貴方の期待に沿えなくてゴメンなさいね。 でも、「次」があるならお相手してちょうだい」
真田さんの頬にキスをすると、ゴーストは虚空へ消えた。

遊園地が閉園となり帰り道を手を繋ぎながら歩く和人とワルキューレ。
「ゴーストは本当に失われた時間を取り戻しに来たのかな?」
和人の言葉にワルキューレは答えられなかった。
明確な答えも出なかったが、遠い先祖に対して思う事があった。

(あてもなく、果てしなく、はぐれてる夜にも、和人と私は愛し合ってます。感じあってます。 そして、呼び合います。 それで良いですよね?)
(あなた方4人の分まで、そして、今を生きる7人の姉妹達の幸せを合わせた分以上に、私達は幸せになります)
(遥かなる時を越えてあなた方の想い、時の鍵を受け継ぐ者として、貴方達と一緒に幸せになりましょう。 だから、貴方は、貴方達は忘れ去られた月なんかじゃありませんから)


「遥かなる時を越えて 〜ALL IN ALL〜」・・・・・おしまい
568ワルキューレ・ゴースト:2006/04/30(日) 23:25:25 ID:gkNwIS6+
これで私の話はおしまい。
どう? 期待に沿えたかしら?

さて、明日から投票を再開させてもらうみたい。
現在のトップは…… ネコの話みたいだけど、ワルキューレの話
M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」
が9票。
以下
A10「一番のおくすり」(8)
A08「ごめんさない! 和人様」(4)

となってるみたい。
ルールはいつも通り。

この話には職人から一言あるみたいだけど、それはまた後日らしいわ。
それじゃ、またどこかでお会いしましょう。
569名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 18:45:51 ID:F9jOBGmW
すごく良かったです。
最後で和人と別れ際にHするのかなーと思っていたのですが、良い意味で裏切られました。
このラストのほうがゴーストの思いの切なさがより強く伝わってきて感動しました。
やっぱし、(この運命の)和人の性格から考えたら抱きしめるが精一杯でしょうし、ワルキューレを裏切る真似は誘惑されてもしないでしょうからね。
それでも欲を言えばゴーストも幸せになってほしいですね・・・報われるすべがない存在というのは悲しすぎです・・・・

そろそろ投票できる範囲が少なくなったので新規も投票させていただいてよろしいでしょうか?
大丈夫なら
A10「一番のおくすり」
D01「お誕生日おめでとう ライネ」
D05「時をかけるライネ 〜もう1つの運命(さだめ)〜」
の3つに投票させてください。
下二つはまだ期間が来ていませんが投票だけできますか?(あと1ヶ月切ったことですし)
それと3部作とありますが、第1部はどの話になるのでしょうか?
ただの私の見逃しだったらすいません。
570名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 20:51:51 ID:F9jOBGmW
むっちゃGJ
最後のワルキューレの台詞が良すぎ
ハッピーエンド話もいつかは見てみたいものです
571名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 22:01:13 ID:OB3dER3T
GJです。いや本当に良かったです。
是非とも四皇女にも幸せになっていただきたいものです。

>>569
確かこのスレの>>251-298の『ワルキューレ(?)のホワイトデー』だったかと
典型的な精神入れ替えものですがワルキューレが哀れすぎてかなり笑えます。
ん?なにやら強烈な殺気が!?はっ!?貴女はさなd(どかぼこめきざしゅっ!
572名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 15:57:54 ID:/MUKhNot
うわー凄い。やられたって感じです。
神!
ワルキューレゴーストをいい人にするというのは、初めてじゃないですか?
うーんこれは凄いです。
573名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 00:21:56 ID:WDDIPTzE
GJ!!
574前・389:2006/05/03(水) 01:10:36 ID:NvWU/FBb
前・359様、相変わらずGJです。
自分の中では、ゴーストはダークなイメージが強かったので、凄く切なく感じました。
と言いつつ、ダークな展開も期待しましたが・・・



投票は、A10「一番のおくすり」に一票!
575前・359:2006/05/03(水) 05:47:51 ID:jnQvmlMI
え〜。沢山のGJ、お褒めの言葉ありがとうございます。
この話は大分前にリクエストいただいた物ですが、リク主さんが書いてくれる事を期待して書かなかった話であります。
リクエストいただいた時に思いついた話は、やはりと言うかワルQの目の前で和人を・・・・と言う話でした。
しかし、保管庫にそのテの話がありましたし、ゴーストのキャラを考え方向をかえました。
8人の中で格闘戦では1,2であろうハイドラやワルキューレでも歯が立たず、長のメームですら敵わない。
そこまで強大なキャラなのに、明らかにオーバーパワーのアキドラの登場で「かませ犬」になってしまい、最後は「二人の愛の共同作業・ケーキ入刀」の如く自ら造り出した時の鍵でブスリ。
ここでゴーストの立場で考えてみました。
まあ、ケーキ入刀でもそれに合わせて結婚でもすれば、ケーキになっても良いでしょう。
でも、第2期はやっつけられて「めでたしめでたし」
第3期も最後はアレでは、あまりにも浮かばれません。
ですので、「キミ達、いいかげんくっつきなさい」という意味でこの話にしました。

そもそも本気で幻の恋人(和人)と奪うのが目的ならあの姿で良いのだろうか? とも。
4皇女はシルエットでしか出てこないので姿は解りませんが、あの姿で無い事は確実。
もし、借り物のあの姿で和人を手篭めにした所で、それは自分も子孫(ワルキューレ)も和人も傷つくだけです。
ワルキューレの姿の自分に浴びせられる精液は「愛の迸り」では無く単なる排泄物、もっと悪く言えば「ワルキューレの汚物」
としか感じないのではなかろうか? と。
そもそも、ワルキューレの姿にならなければ幻の恋人は振り向いてくれない。では寂し過ぎます。
彼女達もそんな同情みたいな愛(?)はいらないだろうし、そんな同情はされる方がミジメだし。
それでは宇宙を救った報いとして辛すぎますので、和人との行為は無い代わりにせめて「いい人」になってもらおうと。
576前・359:2006/05/03(水) 05:48:54 ID:jnQvmlMI
そして、ここからはネタばらしですので、嫌な方はスルーして下さい。
この話を創るにあたり「男はつらいよ」に出て来るキャラを当てはめました。
ゴーストは寅さん。 ワルQ&和人はさくら夫妻。 真田さんはご隠居+タコ社長。
と言った具合です。
話も人の恋を纏め上げて、最後はまたふらりと旅に出る寅さんなんか、ゴーストそのものにしてます。

ともかく、ダークなゴーストは既に書かれてますし、他の方に任せるという事で、こういうゴーストもたまには良いかなと。
577前・359:2006/05/03(水) 05:49:42 ID:jnQvmlMI
あと、お返事おば。
>>569さん
ライネの話は真田さんの誕生日話やバレンタイン、ホワイトデー、エイプリルフール等と同じで、その日が来たら次の予定が決まっててもワタクシめの勝手で変更して書かせてもらうつもりであります。
上手い具合に5月27日は土曜日ですし、週末に投下予定のワタクシには有難いのであります。
>第1部
は>571さんのおっしゃる通り「ワルキューレ(?)のホワイトデー」がそれです。
タイトルはワルキューレとなってますが、(?)がクセ者でライネが実質主役です。
お時間がございましたら、読んでみて下さい。

さて途中経過は
1・A10「一番のおくすり」(10)
2・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(9)
3・A08「ごめんさない! 和人様」(4)
ですかね。
とりあえず、明日までと言う事で。
578名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 05:19:03 ID:knvpjFOW
>>571、前・359氏
お返事サンクスです。
やっぱし私のただの見落としでした・・・。

「ワルキューレ(?)のホワイトデー」ですが、ライネらしいといえばライネらしいのですが・・・
自分自身処女なのによーあそこまでやるなあと感じてしまいました。
まあ、彼女らしいと言えば彼女らしいですが。
それがどんな感じで
D01「お誕生日おめでとう ライネ」
D05「時をかけるライネ 〜もう1つの運命(さだめ)〜」
にかかわってくるのか楽しみにしております。

・・・とにかく今は中ライネエンドというのがめっちゃ気になっております。
579前・359:2006/05/05(金) 00:49:29 ID:pRY8R2Fo
>>578さん
読んでいただけましたか。
頭の中では第2部、第3部は上手く収束と言うかまとまってるのですが、文章にした時どうなりますやら。
ともあれ、第2部・D01「お誕生日おめでとう ライネ」はワタクシめ以外の職人さんがいらっしゃらない場合、今月27日に投下させていただく予定であります。
580前・359:2006/05/05(金) 00:50:10 ID:pRY8R2Fo
え〜。
投票いただきましてありがとうございました。
結果は…… にゃ、にゃんと
当確:A10「一番のおくすり」(10)
がトップであります。
GWで皆さんどこかへお出かけなのか、最初にいただいた2票が決め手になりました。
明日の夜か明後日未明にでも書かせていただきます。
以下
2・M06「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」(9)
またしても2位。完全にシルバーコレクターになってしまいました。

3・A08「ごめんさない! 和人様」(4)
おしおき時空モノの短編。真田におまかせ2とコレが終わったら、ライネ話でしょうかね?

それでは次回は「一番のおくすり」を行かせていただきますが、例によって、職人さんの復帰&降臨時は延期させていただきます。
581名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 03:37:56 ID:0vyYxanh
遅レスですがGJ&乙!
ワルキューレゴースト・・・・・・・゚・(ノД`)・゚・。
「一番のおくすり」は砂を掃くほど甘いと期待してます
582ワルキューレです:2006/05/07(日) 01:23:05 ID:D/Q+EAO+
ゴホ… ゴホッ……
失礼いたしました。
季節の変わり目。わたくしも風邪を引いちゃいました。
体はだるいし、咳き込むと苦しいし、鼻も詰まって息苦しいし、熱が出て寒気もしますし、歩くのもままなりません。
でも…… 和人様が・・・・ きゃぁ〜!
と言う訳で今回は通算15本目記念作品、リクエストでトップをいただきました
「一番のおくすり」
をお届けいたします。
それではスタートです。
583名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:24:14 ID:D/Q+EAO+
15th 「一番のおくすり」


「ああ〜っ! おいたわしや。 姫様。 大丈夫でございますか」
ただオロオロする真田さん。
「ええ。ゴホ! 大丈夫だから・・・・ ゴホッ!」
2、3日前から体の不調を訴えてたワルキューレだったが、今日になっても改善する事は無く、むしろ酷くなっているのだった。

咳が止まらなく、熱も出ている。
地球に来ているメームの母船から医者に来てもらい診察を受けた。
メガネがちょっぴり冷たいイメージさせる女性の医師が診断結果を下した。
「ワルキューレ様。 どうやら地球の風邪のようです」
「ただ、ワルキューレ様は今まで、地球の疾患になられた事がおありにありませんので、今回は抗体がございません」
「完治しますまで、暫くの療養が必要ですし、それまでに少し高めの熱が出ます」
「が、今の所、お命に関わるような重大な疾病にはならないと思われます」
「ただ、地球のウイルスがヴァルハラ人のワルキューレ様の抗体と結合して新型になってしまってるかもしれませんので、こちらにお住まいの地球の方との接触を避けてください」

「ご苦労様でした」
医者と同行して来たメームが告げると女医は頭を下げて部屋を出た。
「ご苦労様でございました」
真田さんが頭を下げ、居間へと案内した。
お茶を出すと、ワルキューレが床に伏せっている以前、ワるきゅーレが寝ていた部屋へと向った。
584名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:26:06 ID:D/Q+EAO+
「失礼いたします」
扉を開け、中に進む。
「姫様。申し訳ございません。 わたくしがついていながら・・・・・」
深々と頭を下げるとメームが制する。
「まあ、仕方ありません。 しかし、ワルキューレ何か心当たりがあるのですか?」

「い、いえ…… 特には……」
答えると熱のせいで赤く染まった顔がさらに赤くなったのだが、2人は気付かなかった。
実は、数日前。
和人との行為の後、布団をはだけたまま眠ってしまったのを思い出した。
とは言え、あまりにも激しい絶頂を迎え、自分は途中を気を失ってしまった。
和人もワルキューレの絶頂を迎えた時の無意識の蠕動に魂まで吸い取られるような感覚の中、一滴残らずワルキューレの膣に射精し、その後は崩れるように眠ってしまったのだったが、和人は風邪を引いてないようだった。

「ともあれ安心しました。 私は戻ります。 ゆっくり養生なさい」
「真田さん、よろしくお願いしますよ」
「は、ハイ! それはもう」
ただ控える真田さんを横にメームが部屋を出ようとする。
真田さんが見送ろうとするが
「ワルキューレを看ていてあげて」
と制した。

ワルキューレの下に戻った真田さんが、ワルキューレの額に乗せてある濡れタオルを替えた。
咳が体力を奪い、疲れたのかワルキューレは目を閉じたままだった。
しかし、鼻は詰り、苦しげに口で息をするワルキューレを見ていると真田さんの胸は締め付けられるようだった。
(ああっ! 姫様。 おいたわしや〜!)
585名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:27:40 ID:D/Q+EAO+
「お〜い。 誰かいねえかぁ?」
玄関の方で声がした。
「はいはい。 只今〜」
ハイドラとコーラスだった。
「あらあら。 御二方」
「さっき、メームの姉貴から聞いたんだけどよ。 風邪引いちまったんだって? ワルキューレ」
「それで、ちょっとお見舞いにね」
コーラスがコンビニの袋を差し出した。

「これはお心遣いありがとうございます」
2人を居間に通す。
「御二方は地球の風邪とか感染症になられた事はございますか?」
「まだでしたら、姫様にお会いするのは危のうございます故」
聞くと、ハイドラが胸を張って
「大丈夫だ。 オレはもうなっちまったからな。 そんときゃぁ秋菜に迷惑かけちまったけどよ」

「ボクは大丈夫だから」
コーラスも言う。
コーラスの体は謎が多く、真田さんには解らないので本人が「大丈夫」と言うのを信じるほかは無かった。
「さようでございますか。 それでは……」
2人を部屋に通す。
ハァハァと苦しげな呼吸をするワルキューレ。
2人の気配を感じて目を開けた。
586名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:28:32 ID:D/Q+EAO+
「どう具合は?」
コーラスが話し掛けると起き上がろうとしたが、それを2人が抑えた。
「いいから寝てろ」
「・・・・・ごめんなさい」
「まあ、何だ。 オレの場合はしばらく寝てたら治ったからよ。 おめぇも……」
コーラスがワルキューレの頭を撫でた。
「早く良くなると良いね」
黙って頷くと目を閉じた。

その様子を見て
「んじゃ、オレ達は帰えるけどよ。何かあったら言ってくれ」
「ありがとうございました」
2人を見送った後、ワルキューレの所に戻るが、ワルキューレが苦しげながらも眠っているようなので、扉を閉めて、居間に戻った。

夕方になり和人が帰ってきた。
「お帰りなさいませ。婿殿」
「ただいま、真田さん。 ワルキューレの具合はどう? ちょっとだけ様子を見て良いかな?」
心配そうに言う。
医者の言葉が思い出された。
「いや、あの… 婿殿。 お心遣いは嬉しいのですが、今はちょっと、お控え下さいませ」

それを聞いた和人
「えっ! そんない悪いの? だったら……」
「いえ。そう言う訳ではございません。 ただ・・・・・」
診断結果を伝えた。
「そうかぁ。 困ったな。 ボクにも原因があるのに……」
「えっ? 婿殿、理由をご存知なのですか?」
和人もワルキューレと同じ理由を思い、少し照れたように俯いてしまった。
587名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:33:23 ID:D/Q+EAO+
そんな事があったのが一昨日。
つまりワルキューレはもう一週間近く寝込んだままだった。
「姫様。 お食事をお持ちいたしました。 たくさんお食べになって体力をつけませんと……」
ワルキューレのもとで卵が入ったおじやをレンゲにとりふぅふぅと冷まして食べさそうとする。
だが2、3口食べると
「ごちそうさま。真田さん。 もう……」
そう言って布団に入った。

「姫様・・・・・」
心配そうに見つめる真田さんが、かすかに震える布団に気付く。
「…… 和人様・・・・・・」
医師に言われ、和人は部屋に入れなかった。
病気で弱っている所に和人にも会えず、ワルキューレは心まで弱ってしまって、食欲も無くなって来ている。
「和人様。 和人様に… 会いたい」
その声はすすり泣くようであった。

「姫様。 お気持ちはお察ししますが、そればかりは……」
「ええ。解ってます。 和人様やリカ様にご迷惑をかける訳にはいきませんものね」
布団に顔を埋め、声を押し殺して泣いているのが解る。
「姫様。 何かご用がございましたら、お呼びくださいませ」
悲しそうなワルキューレを見ているのが辛く、真田さんは逃げるように部屋を辞した。

しかし、真田さんにとって、ここ数日は久々にワルキューレの身の回りの世話が1人で出来るので嬉しかった。
お風呂に入れないので、お湯を絞ったタオルで体を拭いたり、トイレの為、肩を貸して階段を降りたり。
でも、個室に入るのは1人で入っていった。
当然と言えば当然だが、決して真田さんの助けを請う事はなかったのだった。
(このまま姫様が中で倒れたりされたら・・・・ その時は… 姫様を抱き起こして、姫様のアソコを拭いて…… )
(それでいて、姫様が「あ、ありがとう真田さん。 私、もう真田さんがいないと生きていけない」とかおっしゃったりして…… むふ〜!)
とか、妄想し、シュミレーションするのだが、実現する事は無かった。
588名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:34:22 ID:D/Q+EAO+
しかし、何度か倒れそうになり、真田さんがここぞとばかりに成人用紙オムツと尿瓶を用意して来た。
「これで大丈夫でございますわ。 姫様も心置きなく、わたくしが不在の時でも…… 」
「まあ、とりあえずはテストと言う事で」
尿瓶を手に取った。
「さ、真田さん・・・・・?」
ヨダレを垂らしそうな真田さんの顔に恐怖を覚える。

「姫様。 何もわたくしは不純な気持ちでしようとしてるのではございませんので、さぁ、お聞きわけ下さいませ…… むふふふ!」
真田さんがパジャマの下を脱がそうとする。
むふー むふー と息が荒くなってる真田さんがワルキューレの恐怖を最高潮にまで高めた。
「い、いやぁ〜。 真田さん。 や、やっぱりイヤです」
怖さのあまり泣き出し、真田さんも諦めてしまい、紙オムツと尿瓶は部屋の片隅にどかされてしまったのだった。

だが、真田さんのには別の楽しみ・・・・ もとい、仕事が残されていた。
ワルキューレの体を拭くと言う、これまた夢のようなイベントが。
体がだるく、汗もかき気持ち悪いので、ワルキューレにとってはこれは楽しみの1つだった。
「それでは、姫様。 失礼いたします」
パジャマを脱がすと、白い肌が露になる。
熱に上気し、あちらこちらに汗が浮かんでいる。

和人に抱かれるようになってから、さらに大きくなった乳房。
肌色と紛うばかりの薄い色合いの乳輪と、その頂でふるふると震えているような乳首。
引き締まったお腹。
ムッチリと張りがある太腿、その合わせ目で控え目に生え揃っている恥毛。
極限までくびれた腰に反発するように、張った骨盤に肉厚のお尻。
すらりと伸びた脚。
どれをとっても、美味しそう…… もとい、美しかった。
589名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:35:11 ID:D/Q+EAO+
ワルキューレの体を拭いていると、甘い体臭が汗と混じってさらに甘くユラユラと陽炎のように漂うのが解る。
(ああ〜。 この姫様のお体を、こんなタオルでは無く、わたくしの口で舌でお清めしとうございます!)
とか思ってしまうのだが、それを口にしたら、流石にこれ以上ワルキューレの世話はさせてもらえなくなるであろう。
したがって、務めて冷静に拭き続けた。

「ああっ! 気持ち良い。 でも…… お風呂に入りたい。 和人様が心を込めてお沸しになったお風呂に……」
出来ぬ事とは知りつつもつい言葉となってしまう。
「・・・・・・・」
それを聞くと真田さんの不純な気持ちもどこかへと去ってしまった。

一通り汚れを落すと、乾いたタオルで拭き、パジャマを着せ横にさせた。
喉が渇いたと言うのでリンゴジュースをコップに入れて来る。
ここでも
(「あっ 真田さん。上手く飲めないわ。 お願い。飲ませて… 真田さんの口で・・・・・」)
などど、極めて都合の良い想像・・・・・・・ いや、妄想と言うべきか。 をしてしまう。
しかし、ワルキューレが自分の手でコップを取り飲んでしまい、真田さんの妄想が実現する事は無かった。

本人が自覚してない内にピンチを脱しているワルキューレだった。
590名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:40:48 ID:D/Q+EAO+
ワルキューレの部屋に布団を持ち込み、24時間態勢で看護する真田さんだったが、その日、ワルキューレの寝言で目を覚ます。
熱にうなされながらも和人の名を口にするいじらしさに涙がこぼれた。

翌日、和人が学校に行く時、扉ごしに挨拶をした。
声が聞こえるものの、姿は見えない。
真田さん1人が玄関まで見送り、部屋に戻るとワルキューレは頭から布団を被って泣いていた。
かける言葉も無く困り果てた所にライネとファムが見舞いに来た。

「お姉様。 まだ、良くなられないのですか?」
「でも、コレって大チャンスじゃありませんこと?」
ライネの言葉にワルキューレと真田さんが驚く
「ホラ。 良くありますでしょう。 恋人に看護してもらって「あっダメです。 感染(うつ)っちゃう」「良いよ。キミに感染されるんだったら」ってヤツですわよ」

ポカ〜ンとするワルキューレだったが真田さんは
「そうですわね。 それはアリかも・・・・」
言いかけるとファムが突っ込む
「こらこら。 一体何が「良くある」のよ」
ライネが続ける
「和人様の太くてあつ〜い「お注射」でお姉様の風邪なんか、文字通り1発ですわよ」
「1発って・・・・」
呆れるファムだが
「1発で済むのでしょうか?」
真田さんが口にして思わず、
(しまった)
と思い、口を押える。
591名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:41:43 ID:D/Q+EAO+
しかし、肝心のワルキューレは
「そ、そんな… 和人様はお医者様じゃないのに、お注射なんて・・・・」
まるで理解してない。
「・・・・・・」×3
3人がズっコケた。
訳が解らないワルキューレ。
「えっ? どう言うこと? ファム、知ってるなら教えて」
頬をピンクに染めるファムに尋ねたが、
「言えるかぁ!」
答えに困る。
「え〜。コホン。 お姉様。 この場合のお注射はお医者様じゃ無くても良いのですわよ。 お姉様には和人様が一番のおくすりでしょうから」
代わりにライネが答えた。

「しかし…… 姫様の風邪が婿殿に感染ってしまったらいかがなさいます?」
「その時はその時ですわよ」
「その時はワルキューレが看病してあげたら良いだけだし」

「と言う訳で真田さん。しばらくは私の所に来なさいな」
ファムが誘うが、ファムには猫耳頭巾の時の前科がある。
「お心遣いは有難いのですが…… いや〜。あの…… しかし・・・・」
「仕方ございませんわねぇ、わたくしの所でよろしければいらっしゃいまし」
すまし顔で言うが
「貴方の所じゃ無くコーラスの所でしょ」
592名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:42:58 ID:D/Q+EAO+
ともあれ話がまとまったようだった。
「あ、あの…?」
おいてけぼりのワルキューレが不安を口にするが、
「姫様。真に心苦しゅうございますが、わたくしはコーラス様の所にご厄介になります故」
そう言って、いそいそと準備をし出した。

「それじゃあワルキューレ。 時野君には早く帰るようにさせるから、しばらく待っててちょうだい」
「お姉様。 頑張って下さいましね。 にひひ」
3人が出て行き、部屋にはワルキューレ1人になった。
「・・・・・・・・・」
(何よもう。 私がこんなに苦しんでいるのに。 ライネだけじゃ無くファムまで)

しかし、ファム達の言葉を思い出し、考えてみた。
(和人様の「お注射」って何?)
(「おくすり」って?)
次のキーワードを思い出した時、熱のせいで染まっているワルキューレの顔がさらに赤くなった。
(「太くて熱い」……… ってまさか!)
ファムの恥ずかしがりようやライネのいやらしくニヤついた顔。
それはどう考えてもそう言う事なのだろう。
(そ、そんな! 和人様がわたくしに「お注射」なんて。 ダ、ダメよ。 ずっとお風呂にも入ってないし・・・・)
他人が聞けば
「おいおい! そこと違うだろ!」
となる所であるが、頭がボ〜っとしてるワルキューレにはそこまでの考えは浮かばなかった。
593名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 01:45:22 ID:D/Q+EAO+
ライネと真田さんはコーラスのアパートに、ファムは学校に向った。
学校に着いたファムは和人のクラスに出向き
「時野君。 今日はお帰りなさいな。 真田さん用事が出来てワルキューレの側にいられないから、面倒見てあげて」
と伝えた。
「えっ? どうして? 真田さんが」
驚きの和人に
「いいから、早く戻ってあげて。 ね!」
和人はカバンを持ち急いで帰路につく。
(大丈夫だよね、ワルキューレ)

時乃湯へと走っていく和人を微笑ましく見送るファム。
(ワルキューレ。 貴方にとって今一番のおくすりを届けたわよ。 早く良くなりなさい)
かくして、くすり…… もとい、注射器・・・・・ でも無い、和人が時乃湯に帰って来た。
594ワルキューレです:2006/05/07(日) 01:50:09 ID:D/Q+EAO+
あ、あの…… ゴホッ。 ゴホン!
今日はここまでです。
続きは明日にでも。 ごほ。

ところで「シュミレーション」は正しくは「シミュレーション」でした。
申し訳ございません。 ごほっゴホッ!

それでは皆様、GW最後の休日が素晴らしい日でありますよう。
お休みなさいませ。
595名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 06:08:15 ID:395Xa9OG
姫様〜
風邪をひいた原因も原因だが、もはやラブラブする気マンマンですか、そうですか
明日のバカップルぶりを楽しみにしております
596ワルキューレです:2006/05/08(月) 01:30:08 ID:65JsnmwV
あ、あの…… マンマンだなんて、わたくしはそんな・・・・・

ともあれ続きをお話させていただきます。
597名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:31:39 ID:65JsnmwV
玄関の開く音がした。
ワルキューレの体がビクっとする。
(か、和人様… どうしましょう。 汗臭くないかしら? 髪ももうだいぶ洗ってないし……)
和人に会えると言うだけで浮ついてしまうのだったが、事情を知らない和人はそうでもなかった。

「ワルキューレ!」
切迫した声が響き、階段を上がって来る。
ノックもされず、扉が開かれた。
「か、和人様・・・・」
半身を起こした、パジャマ姿のワルキューレ。
和人はカバンを床に落すと、近づき、黙って抱きしめた。
ギュッと痛い位に抱きしめられる。和人の体が少し震えているようだった。

「和人様?」
「良かった。無事だったんだね…… 」
ファムが何と言って和人に伝えたかは知らないが、思いっきり心配していたようだ。
ワルキューレの背中に安心して、ついこぼれてしまった和人の涙が落ちる。
「和人様ぁ・・・・・」
和人が心配してくれてる事と、もう10日近く触れ合ってない事が思い出され、今自分を抱きしめている和人に会いたくて仕方なかった事。
それらが鮮明に頭に浮かび、ワルキューレも和人の背に腕を回し力一杯抱きしめた。
598名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:32:45 ID:65JsnmwV
「・・・・・・・・・」
どれ位の時間が過ぎただろうか?
2人間だけ時間が止まったように強く抱き合ったまま、しばらく動かなかった。
だが、ワルキューレの咳が合図になり、2人の間に距離が出来る。
「大丈夫? 寝てなくて良いの?」
ワルキューレを気遣い、背中に手を当て、ゆっくりとベッドに横にさせる。
その時

ぐぅ〜〜!

ここ数日、食欲が無く殆ど食べていなかったワルキューレのお腹が鳴った。
和人を目の前にし、安心して体に活気が戻ったのであろう。
「ああっ! イヤ……」
ワルキューレが熱で上気してる顔をさらに赤らめ、恥ずかしそうに布団に潜り込んでしまった。
「お腹空いてるの? ちょっと待ってて」
布団からチョコンと出ている頭を撫でながら言うと部屋を出た。
和人は台所でありあわせの食材で料理をし、お盆に乗せて部屋に戻る。

しかし、その間、ワルキューレは
(ああっ! せっかく和人様に会えたのに。 私ったら… 恥ずかしい…… 和人様。私の事「だらしない女」とか思ったかしら?)
例え病に臥せっていても恋する乙女なのだった。
599名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:33:38 ID:65JsnmwV
和人が戻って来た。
「急いで作ったから、あまり自信無いけど・・・・・」
扉を閉めワルキューレの所に来る。
「少し、起き上がれる?」
和人が言うと体をずり上げ、もたれかかるように半身を起こした。

土鍋の蓋を開けると温かそうな湯気が立ち昇り、ダシの利いた、いかにも美味しそうな匂いがする。
とき卵とカニカマボコ、わけぎの色が程よく混ざり、見た目にも美味しそうだった。
真田さんが作ってくれた食事とさして変わらないのだが、ワルキューレにとっては全然違う。
愛しい人が自分を心配してくれて作ってくれた、自分の為だけのスペシャルメニュー。
宇宙に存在するどんな高級店の料理よりも、彼女にとってはご馳走なのだった。

「熱いから気をつけてね」
和人がワルキューレの太腿あたりにお盆を置く。
レンゲを取って、食べようとしたが
(もう少し甘えても良いですよね?)
そう考えると、レンゲに伸ばした手を引っ込め
「あ、あの…… 和人様・・・・・」
そこまで言うと和人が
「ゴメン。食べづらいんだね。 じゃあ・・・・」
和人がレンゲを取り、おじやを掬ってふぅふぅと冷ます。
600名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:34:31 ID:65JsnmwV
「あ〜ん」
言いながらワルキューレが口を開くとレンゲが口に運ばれる。
「おいし〜い!」
嬉しさもあり、最高の味付けに思えた。
しかし、後に思った事だが、実際和人は料理が上手い。
花嫁修業ゲームでも高得点をマークしていたし。

体がだるく、食欲の湧かなかったので真田さんの作ってくれた食事は殆ど食べられず残してしまったが、今は全て食べてしまった。
真田さんには申し訳無いと思ったが、今はそんな事考える余裕は無かった。
鍋がカラになると、和人はお盆を持って出て行く。
ややして、アイスクリームを持って戻って来た。

「コーラスが買って来てくれたみたいなんだ。 食べる?」
銀色のスプーンがキラリと光り、見入られたように
「はい! いただきます」
と答える。
アイスの容器なら手で持てるが、やっぱり甘えたような声で
「和人様。 食べさせて。 あ〜ん」
小さい口を一杯に開く。

和人も、少し掬って口に運ぶ。
「冷たくて美味しい」
・・・・・・
(ああっ! 幸せ! これなら病気になるのもいいカナ? )
体も辛く、和人にも会えず散々だったが、その和人に甘えられると現金にもそんな事を考えてしまうのであった。
601名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:39:27 ID:65JsnmwV
アイスも食べ終わると、和人はワルキューレを寝かしつける。
「何かあったら呼んで。 隣りにいるから」
自分の髪を撫でる手が離れた時、ワルキューレがその手を掴む。
呼べば直ぐ来てくれるだろうし、呼ばなくても様子を見に来てくれるだろう。
だが、この10日あまり会えなかった寂しさの記憶がトラウマのようにワルキューレを恐怖に陥れる。

「…… えっ!」
「あ、あの。 和人様。 もうしばらく… 少しだけ、一緒にいてください。 1人にしないで・・・・・」
潤んだ目で懇願するワルキューレ。
和人もワルキューレに会えなかった寂しさを思い
「うん。 じゃあ・・・・」
床に座る。
ワルキューレの手を握る。
2人の間に言葉は無く見つめ合うだけだった。

「あ、あの…… 」
ワルキューレの一言がきっかけで会話が生れる。
普段は口数の少ないワルキューレが、まるでまくしたてるように、喋り出した。
寂しかった事や体の事から、看護してくれた真田さんの事などとりとめのない話題も。
時折、和人は「うん。うん。」と相槌を打つが、ワルキューレは無理してでも話題を見つけて話そうとする。

自分の話が終わってしまえば、和人が去ってしまうのではないだろうか?
そんな心配からか、何とか必死に和人を繋ぎ止めておきたいという感じだった。
しかし、寝たきりのワルキューレの話題はすぐ尽きる。
和人も察して
「ワルキューレ ボクはどこにも行かないから、少し寝ようよ」
そう言われると、ワルキューレも目を閉じた。
602名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:41:02 ID:65JsnmwV
しかし、しばらくするとワルキューレがもぞもぞと布団から出ようとした。
「? どうしたの?」
和人が心配そうに尋ねる。
おしっこに行きたくなったのだった。

「あの… その…… 」
立ち上がろうとすると、熱で朦朧とするのか倒れ込む。
「ダメだよ」
心配して言うか
「あの、おトイレに……」
力なく言うと和人が肩を貸そうとするが、やっぱり力なく崩れ落ちた。

どうしようか考えてると部屋に片隅に紙オムツと尿瓶が目に入った。
和人がそれらを手にすると掛け布団とどかせて、ワルキューレの股間のあたりに紙オムツを敷く。
「か、和人様?」
不安なワルキューレ。
「ワルキューレ、コレで・・・」
尿瓶をかざすとワルキューレの顔がひきつった。

「そ、そんな……」
和人に全てを晒したワルキューレだった。
セックスの時、思わずおもらしをした事もあった。
だが、それはあくまで性行為の一連の流れで、今の状況とは違う。
真田さんに迫られた時も恥ずかしかったが、和人となるとさらに恥ずかしい。
いくら病気とは言え、そこは恋する乙女。
耐えられそうになかった。
603名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:42:58 ID:65JsnmwV
しかし、尿意は確実にワルキューレを追い込む。
「ワルキューレ。あまりガマンすると悪いから」
和人がパジャマのズボンを脱がせる。
「ああっ!」
ワルキューレが顔を手で覆い羞恥に震える。
和人がお尻の下に紙オムツを敷き、少し脚を開かせ、口の広い女性用の尿瓶を当てる。

太腿にガラスの冷たい感触があり、体がビクンとした。
「これで良いよ。 ワルキューレ」
和人の言葉にワルキューレが戸惑う。
「そ、そんな…… 出来ません」
だが、熱で体に力が入らないワルキューレにこれ以上堪えるのは無理だった。

「み、見ないで下さい…… お願い」
また手で顔を覆い懇願し、それが合図だったようにガラス越しに見える陰唇の奥のピンクの肉が何度かせり出し、下腹部がヒクヒクと震えた。
同時にチョロっとしたためらいがちな水流がほとばしる。
「あっ… ああっ! ・・・・・恥ずかしい! 見ないで下さい。 お願い。見ないで」

ためらいがちだった流れも、やがて徐々に勢いが増し、飛び散る感じだったのが、1本のしっかりとした流れに変わり尿瓶の内側に溜まっていった。
体温が高いからか、ほんのり立ち昇る湯気がガラスの内側を微かに曇らせる。
新たな液体が既に溜まっていた液体を叩き、泡立てる音をたてた。
ガラスの中に溜まった女神の果汁は体調のせいか、少し濃い黄色をしている。
604名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:43:47 ID:65JsnmwV
ぴったりと当ててるつもりでも、隙間があるので、多少漏れ、下に敷いた紙オムツにシミを作った。
(ああっ! 早く、終わって・・・・・)
ワルキューレの切なる願いにも関わらず、女神の放尿はなかなか終わらなかった。
やがて、勢いが弱まり、ポタポタと滴るだけになった。
「はぁ〜っ」
ワルキューレが顔を隠した手の、指の間で小さい溜息をついた。

和人が温かく黄色い、女神の分泌物が入ったガラスの容器を床に置くと、ティッシュを取って濡れている股間を拭こうとする。
「あっ! 待って…… 私が拭きますから」
しかし、和人は
「ううん。良いから」
そうやってやさしく拭った。

やっと作業が終わると、2人の間に恥ずかしさが支配し、
「あの… ボク晩御飯の準備してくるから」
そう言って、紙オムツと尿瓶を持って部屋を出て行った。
ワルキューレも恥ずかしさが最高潮に達し、布団に潜り込んでしまう。
(ああっ。 いくらこんな時とはいえ、和人様に、その…… おしっこしてる所を… しかも… こんな明るい所で…… もう私、お嫁に行けない)
和人以外に嫁ぐ気なんかさらさらないが、混乱した頭の中でぐるぐると駆け巡った。
605名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:52:57 ID:65JsnmwV
夕食もワルキューレは和人に甘え、食べさせてもらう。
食事が終わると
「あのさ。 地球の風邪って事はボク達の使ってる薬が効くって事なのかな?」
和人はそう言って薬を持って来た。
本当はそんな事な無いのだが、専門知識の無い2人には解らない。
とりあえず服用する。
ただ、風邪薬に含まれる眠くなる成分はヴァルハラ人のワルキューレにも作用し、寝息をたて眠ってしまった。

夜になり、真田さんが残した布団を広げて和人も横になる。
体が本格的に病気と闘い出したのか、夜半になるとワルキューレの寝息が苦しそうにハァハァと荒くなった。
和人が電気をつけてワルキューレを見ると、熱があるのか、顔がピンクに上気しており、寝汗をたっぷりとかいている。

(汗を拭いて、着替えさせないと……)
和人は自分の寝巻の着替えと、洗面器にお湯を入れタオルを持って来た。
薬が効いてるのか、熱にうなされるような呼吸を繰り返すだけで目を覚ます様子はなかった。
何度も脱がした事のある水色のパジャマのボタンを1つ1つ外すが、本人も脱がされる事を意識しているセックスの時と違い、今は眠っている。
思うように袖が抜けなくて苦労したが、ともあれ、脱がす事が出来た。

汗を拭くと自分に言い聞かせてタオルを絞り、拭き始めるが、白い肌に目が行ってしまう。
「宇宙一」そんな安っぽい言葉では形容し切れない美しさ。
天使? 天女? 女神?
人間の考えつく例えなど及ぶ所ではない存在。
それがワルキューレ。
606名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:54:01 ID:65JsnmwV
数日前までは毎晩のようにワルキューレを求め、その身体を貪っていたのだ。
直視出来ないような輝くような美貌。
脳から理性を奪う声。
そして、魂まで奪い取る肉体。
さらには、この世で和人しか知らない、秘密の部分。
性に対して、それほど積極的でない和人だったが、数日の空白がワルキューレの肉体への欲求を極限まで高めていて、和人の身体がワルキューレを渇望していた。

布団をめくり、パジャマを脱がせると内に篭っていた熱気が甘い匂いと共に立ちこめた。
仰向けになっても形が崩れない、弾むような大きな膨らみに舌を這わせる。
ぬるい汗はちょっぴりしょっぱい味がし、ほのかな匂いがする。
桜色の乳輪、そしてその頂に舌を唇を這わせるが、ワルキューレが目を覚ます様子は無かった。
しかし、あくまで汗を拭くと言う当初の使命を思い出し、顔から首筋、胸、お腹と拭く。
タオルを絞り直し、下半身に移ろうとするが、性器は脱がせたパジャマを掛けておいた。

今、その部分をしてしまえば、自分の理性が飛んで、目的を忘れてしまいそうだし、何よりワルキューレは病なのだ。無理は出来ない。
ムッチリと張りのある太腿を拭くが、タオル越しに感じるその弾力に理性が飛びかける。
思わず、その白い太腿に舌を這わせ、その弾力を直に味わった。
舌がさらに下へ移動させ、桜貝のような爪が散りばめられてる指に到達した。
汗に少し脂っぽい垢が混じった匂いと、しょっぱい味が和人の雄を刺激する。
指を1本、1本しゃぶっていると、時折、和人の舌を指が挟んだ。
和人は一通り味わい尽くすとタオルで拭き、最後まで残していた部分に向っていった。

パジャマをどかせて、そっと両脚を開かせる。
何度も見て、舐め、味わった事のある部分だが、和人は逆上せ上りそうになり、ゴクリと唾を飲んだ。
今、この瞬間、ワルキューレが目を覚ましたらどうなるだろうか?
さすがに怒るだろうか? それともあまりにの羞恥に泣き出すだろうか?
そんな考えも浮かんだが、自分のワルキューレに対する欲望は抑えられなかった。
607名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:55:28 ID:65JsnmwV
両脚のつけ根の中心には深いタテ溝があり、薄いピンクの陰唇がちょっぴりはみ出していた。
タオルを洗面器につけると、和人はワルキューレの中心に顔を埋めた。
ぬるく、ちょっと湿り気のある匂いがする。
いつもより強くキツい匂い。
この10日あまりは真田さんに体は拭いてもらってるものの、入浴はしておらず、真田さんも性器までは拭いてないだろう。
指で拡げると、汗とおしっこと粘膜から分泌された汁の混ざり合った匂い。
それと、所々ポツポツと点在する白い恥垢から独特の匂いが混ざり、激しい匂いとなっていたが、和人にとっては気にならない、愛しい人の性臭でしかなかった。

和人を夢心地に導いてくれる膣が複雑に入り組んだ襞の奥で息づいている。
その少し上にポツンとした穴。尿道口が認められた。
(ここから…… あのおしっこが出てきたんだ)
昼間の事を思い出し、顔を寄せると、ペロっと舐めた。
さすがにしょっぱい味が強かった。
ぽってりとした肉付きのいい粘膜は舌触りも良く、和人は念入りに味がしなくなるまで舐め続けた。

上部で突き出ているクリトリスを覆う包皮をめくると、白い恥垢がびっしり付着しており、控え目なワルキューレには似合わない強烈な匂いが発せられている。
和人はヌメヌメしている粘膜に舌を這わせる。
しょっぱい味に粘膜から分泌される果汁の酸味が混じった味が口に拡がった。
白い恥垢に舌が触れると痺れるような感じがし、少し苦いような、しょっぱいような味が感じられた。
608名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:56:41 ID:65JsnmwV
実は、この時、ワルキューレは起きていた。
汗がべったりとして気持ち悪いと思っていたら、和人が体を拭いてくれようとしてるのかパジャマを脱がしてくれた時、意識が戻った。
でも、声をかけるきっかけを失い、今更声をかける訳にもいかず、黙って目を閉じていた。
しかし、数日間も洗い流してない性器を和人に見られ、嗅がれ、舐められてしまったのだ。
恥ずかしさのあまり、声が出そうになるのを必死に耐えている。
しばらく、和人の愛撫を受けていない性器は敏感になっており、ワルキューレの我慢の限界に近づいていた。

和人が突き立った小さい突起まで舐め上げる。
「はうっ!」
ついに声が出てしまい、身体がビクンと反応してしまった。
和人がビックリしたように体を離す。
だが、ワルキューレは両手で顔を覆って恥ずかしがっている様子を見て愕然とした。
「あ、あの… ワルキューレ」
「いやっ!」
今にも泣き出しそうな声が。
「ご、ごめんね。 そんなつもりは無かったんだけど…… 本当にごめんね」

和人は残りの拭き残した部分を手早く拭くと、ワルキューレに洗濯済みの自分の使っている寝巻を渡し、部屋から出ようとした。
「まっ待ってください…… 私… 私…… 恥ずかしいけど、決してそんなつもりじゃ・・・・・」
「えっ?」
自分の言った言葉を考え直すと余計に恥ずかしさが実感され、布団に顔を埋めた。
(恥ずかしい。 ずっと洗ってないアソコを和人様に…… でも・・・)
今和人が部屋を出て行ってしまえば、気まずくなって、さらに顔を合わせづらくなる。
(せっかくファム達が気を利かせてくれたのに、私は……)
この時、朝のライネの言葉が思い出された。
609名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 01:57:40 ID:65JsnmwV
「あの… 和人様。 私におくすりをください」
またもや手を顔を覆い、声を絞り出した。
「くすりって?」
わけを知らない和人が尋ねる。
「あ、あの… その…… 和人様のお注射を、私にください。 ああっ………」
ここまで言うともう言葉に出来なかった。

和人にもようやく理解出来、真っ赤になってしまった。
「そ、それって…… 」
和人もそれ以上は言葉に出来ない。
「お願いします。 もう、これ以上言わせないで・・・・・ お願い…… 」
手をどけたワルキューレの潤んだ目で見つめられ和人は吸い寄せられるように彼女のもとに近づく。
「いいの?」
ワルキューレは黙って、頷くと2人はベッドに倒れ込んだ。
610ワルキューレです:2006/05/08(月) 01:59:55 ID:65JsnmwV
あの… お話が思ったより長くなってしまいそうで、今日はここまでです。
続きは今日の夜か明日のこれ位の時間にでも。
またお付き合いくださいませ。
611名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 08:32:01 ID:UCMnSgas
GWあけて来てみればこんな砂を吐くような甘さの作品が!(褒め言葉)
もう完璧に二人の世界という感じですね・・・・・・
本番になるとどうなることやら・・・・・・・・・・・・・・・
612名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 20:24:00 ID:WOaYOtB3
GJ!!

>(か、和人様… どうしましょう。 汗臭くないかしら? 髪ももうだいぶ洗ってないし……)

これで「匂いフェチ来たかー!」と思いきや、放尿羞恥プレイという内角高めの剛速球でしたか。
そしていよいよ、お注射ですね。
613ワルキューレです:2006/05/09(火) 02:04:17 ID:ofaPXdp0
え〜っと…… あの… 遅くなりましたが…… お注射です。
最後までお付き合いくださいませ。
614名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:05:31 ID:ofaPXdp0
ワルキューレの上目遣いに潤んだ瞳で魅入られると、和人は激しく興奮するのだった。
彼女は性欲が高まると目が潤みとろんとする。ましてや、今は微熱があり、自然とそうなっている。
また、声も行為の最中のような鼻にかかったような声で艶っぽいと言うか可愛らしく感じた。
「ワルキューレごめんね。 病気で弱ってるワルキューレにあんな事するなんて」
先程までされていた行為が思い出され、ワルキューレは恥ずかしさのあまり和人の顔が見れなかった。
「わたくしこそごめんなさい。 ずっと…… その… 和人様が欲しかったのに、言葉に出来なくて…… 和人様にはしたない女だと思われるのが怖くて・・・・」

和人がワルキューレの顔を上げさせると
「いっいけません和人様。 風邪が… 感染っちゃう……」
力なく言うが、その声がまた艶っぽく、和人を昂らせた。
「良いよ。 ワルキューレの風邪だったら…… ボクは喜んで・・・・」
目を閉じるとワルキューレの小さな唇を和人が塞いだ。
ライネが言ってた通りのセリフを和人が言ったので、少し可笑しかったが、何日ぶりだろう? もう10日にはなるだろうか?
体を密着させてキスするだけで、体が熱くなり、そんな事は考えられなくなった。

キスをする時、いつも目を閉じているワルキューレだったが、今日は途中で恐る恐る目を開けてみた。
今まで会いたくて仕方が無かった和人が目の前にいる。
それが夢で無い事を確かめたかった。
目を閉じている和人の顔が視界いっぱいに展開されている。
かすかな呼吸の音、和人の舌と自分の舌が滑り合う音。
舌に感じる和人の味。
年頃の男子なのに控えめな体臭。
そして、苦しいくらいに抱きしめられている。
五感全てで和人を感じられ、夢でも妄想でも無い事がわかった。
615名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:06:52 ID:ofaPXdp0
そこからは、互いの身体を賞味する事に専念するように、殆ど言葉も無く行為は続いた。
和人の手が胸の膨らみをまさぐり、じらす事なく、乳首をつまみ、抓る。
もう片方を乳輪ごと口に頬張り、強く吸い付かれた。
「あっ! 胸が… おっぱいが伸びちゃうぅ・・・・」
いつもは始めはやさしく愛撫し、ワルキューレをトロトロにさせる和人だったが、今日は時間に追われているような性急に、荒々しく貪るような愛撫だった。

べちゃべちゃと音を立てしゃぶりつき、指の跡が残りそうなくらい強く、握り潰すように揉む。
微熱でボンヤリする頭に、いつもとは違う刺激による新しい快感が刻み込まれた。
「いっ痛!」
和人がグミのような乳首を歯を立てる。
まるで自分の所有物である事を証明する刻印を打ち込まれているようで、痛がるワルキューレに詫びる事も無かった。
その痛みが
「お前は俺のモノだ」
と宣言されてるようで、ワルキューレはそれが嬉しく、和人の頭を抱え込む。

和人の口が乳首だけで無く、乳房や首筋、お腹、太腿に強く吸い付き、あちこちにキスマークをつける。
寝巻を脱ぐと和人の手がワルキューレの股間を、濡れ具合を確かめるように弄り、したたる蜜を確認すると身体を割り込ませて来た。
身体を拭かれていた時からさんざん弄られ、舐められ、和人が欲しくて堪らなくなっていたワルキューレが嬌声にも近い声で叫んだ。
「和人様。 和人、も、もう… ください。 お注射して」
その口を和人の口が塞ぎ
(行くよ)
そう言った気がした時、和人が挿入って来た。
616名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:07:44 ID:ofaPXdp0
「うっううんっ!」
自分の股間が押し拡がる感じがして、力強く和人の陰茎が潜り込んで、入り組んだ粘膜を蹂躙されるのが解る。
やっと与えられた刺激に身体中の細胞が反応し、自分に入って来た異物を迎え撃つように粘膜が和人の陰茎に巻きついた。
「は、入ってるぅ。 奥まで入って来てるぅ!」
和人の陰茎がワルキューレの膣、その奥を突いた時、瞼の裏に火花が飛び散り、体がフワフワ浮き上がるような感覚が湧き上がる。
熱のせいか、いつもより締め付けが若干弱いものの、久しぶりのワルキューレの肉体に和人も快感を噛締めるように顔をしかめ
「凄い、ワルキューレ。膣中が熱くて… ヌルヌルしてて…… 気持ちいいよ」
と美肉の味の感想を漏らした。

ワルキューレの顔中にキスの雨を降らせ、腰の律動を早めた。
叩きつけるようにぶつけられる結合部から擦れ、泡だった粘液が漏れ出し、2人の腰の律動のリズムが一致した時、和人はワルキューレの柔肉の奥に精液を迸らせた。
「あうっ! 今… 出てる。 入ってくる……」
一瞬の硬直の後、ぐったりと崩れた和人の重みを心地良く感じ、うっとりするように言った。
息が整って来た和人が顔をあげ、ワルキューレを見つめると、今度はやさしくキスをした。
一変してやさしいキスにワルキューレはまたトロけそうになる中、和人が
「最高だったよ。 ワルキューレの膣内。 蕩けそうなくらい気持ち良かったよ」

2人は繋がったまま抱き合っていた。
少し汗ばんだワルキューレが下から脚と手を和人に絡め
「私も… 身体がバラバラになっちゃうくらい、気持ち良かったです。 太くて、熱くて… 硬い和人様のお注射」
消え入るような声で言うと恥ずかしそうにそっぽを向いた。
「でも…… まだ私の病気は治りそうにないです。 ……… もっとお注射していただかないとダメです」
「和人様のおくすりを全部、注いで下さらないとダメみたいですから…… その… もっと・・・・」
ワルキューレの粘膜が自分の言葉に反応するように妖しげに蠕動し、埋め込まれたままの和人の陰茎を刺激し、また、和人の注射器もそれに呼応するべく、その硬さを増し、薬液を注入する準備を整えつつあった。
617名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:14:10 ID:ofaPXdp0
「ボクも、もっと。いっぱいワルキューレが欲しいよ」
「ずっと、ワルキューレに逢えなくて寂しかった。 だから、今日は・・・・」
そこまで言うとワルキューレがさらにギュッと抱きしめた。
「はい。私の身体を味わい尽くしてください。 私も寂しかったです。 辛かったです。 おかしくなってしまいそうでした。 ですから、私にも和人様のありったけを下さい」

下から腰を使って来た。
しかし、切なかった思いをぶつける2人だったが、行為は先程と一変し、ゆるやかなソフトなものだった。
互いの身体をじっくり味わうように。
ゆっくりと腰を抽送し、時折、乳房をやさしく揉みしだく。
小柄な和人は正常位だと、ワルキューレの大きな乳房を持ち上げると乳首を口に含む事が出来た。
薄いピンクの乳首を含むと、締め付けが強くなる。
熱のせいか柔らかくなっていて、いつものように強く締め付ける事は出来ないが、その分、陰茎にピッタリと吸い付き、和人が腰を引いても容易に抜けにくくしていた。
和人もいつもと違うワルキューレの柔肉の感触に打ち震えた。

それでいて、一番奥の唇のような粘膜がチロチロと亀頭の先を刺激するのは変わらず、襞の妖しい蠕動も相変らず和人を酔わせ、精液が尿道口に押し寄せるのを必死で堪えなければならなかった。
当然ながら外からは見えないが、和人の尿道口からは既に透明な粘液が滲み出してるのは間違い無かった。
口から乳首を離すと、代わりに手でわし掴みして揉み、腰の抽送を早めた。
「あっあっ…… あぁ〜!」
ワルキューレの眉間にシワが寄り、送り込まれる快感を消化しようとするが、和人の腰が早まり、消化しきれない内に更なる快感が押し寄せる。

ワルキューレの膣内のヒダのザラつき、天井のツブツブの摩擦に和人の我慢が限界を超え、堰をきったように精液が尿道口にひしめき、爆ぜた。
立て続けの2度目とは思えないほどの大量の精液がワルキューレの膣の奥深くの唇のような粘膜にぶちまけられた。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
言葉も無く、同時に身体を硬直させる2人。
出し切ると和人はゴロリとワルキューレの横に転がった。
618名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:15:18 ID:ofaPXdp0
和人がワルキューレの頭を抱え、顔を寄せると、ワルキューレが心配したようにキツ目の汗の匂いがしたが、和人は構わず、その匂いを吸い込み、撫でた。

まだ味わい足りない。
もっと欲しい!

とも思ったが、ワルキューレは不調であり、負担をかけるだけではないだろうか?
そう考えると、欲求を口に出来なかった。
しかし胸板にワルキューレのプルンとした胸が触れると、身体が正直に反応しそうになる。
「和人様…… あの、もっと…… 」
ワルキューレが絶頂の時に出た涎を拭うこと無く、求めてきた。
その言葉だけで硬さを取り戻しつつあった和人はワルキューレをうつ伏せにすると、お尻を突き出させ、狙いを定めるとズブリと突き入れた。

「あうっ!」
一気に押し込まれ、腹部が圧迫されたのか、自然と声が出る。
ぱちんぱちんと叩きつけると、巨大な桃のようなお尻が波打つ。
この姿勢だと、結合はさらに深まり、粘膜に密着度も増し、ますますもって抜けにくくなる。
しかし、腰に力を入れ抜ける寸前まで引き抜くと、それを離すまいとするように膣肉が絡みつくのだった。
「ああっ イヤ! 和人、抜かないで!」
叫びに近いワルキューレの声を聞き遂げるように、今度は一気に突き入れると、ヌルヌルした粘膜が進入を拒むように抵抗した。
後ろから手を回し、重々しく垂れている乳房を掴み揉むと最後に向って腰の動きを早めた。
「も、もう ダメ……」
ワルキューレがシーツを掴んで引き込むと、シーツに手を中心に放射状のシワが出来た。
619名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:16:59 ID:ofaPXdp0
3度目なので、なるべくゆっくりとワルキューレの身体を味わおうと思っていた和人だったが、女神の身体からもたらされる快感がそれをさせず、性急になってしまった。
「かはぁっ!」
半分、白目を剥き意識が飛んでいるワルキューレ。
その無意識の蠕動が和人の陰茎を責め立てた。
ワルキューレのこの無意識の時の膣粘膜の蠕動こそ、宇宙中の男達が捜し求めている「お宝」なのではなかろうか。

「ワ、ワルキューレ…… イク」
2回分。しかも数日分溜まりに溜まった精液を飲み込んでるワルキューレの膣にはもはや余裕は無く、3度目の迸りはその殆どが、ぶしゅ! っと濁った音を立てて逆流した。
「和人・・・・・・ もうダメ。 そんなに出されても… もう飲めないですぅ」
ビクビクと脈打ちながら流れ込む精液に意識が呼び戻されたワルキューレが呟いたが、また気を失ってしまった。

気がついた時、和人の顔がやさしく見つめていた。
「あっ 和人。 和人のおくすりいっぱい貰っちゃった。 もう入りきらないくらいに」
「でも… これで良くなっても、また病気にならないように…… その…… また… いっぱい、い〜っぱいお注射してください」
「うん。 ボクも、もう病気になって離れ離れになるのはイヤだから・・・・・ はっハクションっ!」

「えっ?」×2

「ははは。 まさかね」
「うふふ。 まさか」

「・・・・・ハクション! う〜。何かゾクゾク寒気がする。 それに少し熱っぽいし」
当然と言うかお約束と言うべきか、やっぱり感染ってしまった和人なのでした。


「一番のおくすり」・・・・・・・おしまい。
620ワルキューレです:2006/05/09(火) 02:23:19 ID:ofaPXdp0
……… あの… その… 和人様に感染してしまいました。
どうしましょう?
私のせいですから、私が責任を持って看病させていただきます!

明日からは
「お熱を計りま〜す」(仮)
を……… って。
えっ! 今月はダメ?
それでは、このお話はまたの機会にでも。

他にいろいろありますが、それも後日。
それでは皆様、お休みなさいませ。
621名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 16:39:09 ID:NrSNPfqx
いや、なんともお約束的な展開な・・・
でも氏の作品の中で最も個人的に気に入りました+興奮しました
この二人の甘さに勝てるものなしって感じです!! 超GJ!!!!!!!!!!!
えっ、続きがあるのですか!?
こっ、これは是非とも見てみたい・・・・
投票はいつごろできるようになる予定ですか?

622名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 01:25:46 ID:ZAfE0LAI
「お熱を計りま〜す」まだー?
623前・389:2006/05/10(水) 02:00:10 ID:H/92jIb+
お約束のオチ&甘々バカップル!!GJ!
和人が、おじやを食べさせるシーンでは、口移しを期待したが・・・
でも結果的には、いい意味で期待を裏切られた感じです(褒め言葉)
「お熱を計りま〜す」も期待しています。
624名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 20:38:27 ID:fJsKT3R4
え〜。皆様。
ご意見、ご感想ありがとうございました。
作品について書きたい事やお返事等もろもろございますが、只今モーレツに多忙でして、出来ません。
ご容赦の程。申し訳ございません。
625名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 20:19:44 ID:HXND1pNC
え〜と、このスレの職人さんたちの作品を読んでいてなにやら猛烈に創作意欲を掻き立てられてしまい勢いで一本書いてみたんですが、
肝心のエロが薄い(というか本当にほとんど無い)上、かな〜りシリアスでやたらと長いものが一本仕上がってしまいました。

今挙げたほかにも色々至らないところが多くて正直稚拙にもほどがあるってくらいの作品なんですが、ここに投下してもよろしいでしょうか?
626名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 20:57:06 ID:KvFJObKC
御託はいいからさっさと(ry
627625:2006/05/11(木) 21:30:49 ID:KSsNeMbv
分かりました。それでは投下したいと思います。
本当に稚拙なんで期待しないでくださいね。
628625:2006/05/11(木) 21:34:29 ID:KSsNeMbv
 (一体どうしたらいいんだろう・・・?)
時乃和人は今、ある特別な悩みを抱えている。
無論、学校の成績だとか進路などではない。かといって和人が命より大事にしている時乃湯の経営云々、と言ったことでもない。
ではそれは何かと言うと・・・

 「和人様」
 「かずと〜っ」
家路つきながら頭を悩ませていた和人は聞き慣れたその声に一旦その思考を頭の隅に追いやった。
 「ワルキューレにワるきゅーレも・・・二人ともどうしたの?あっ、夕食の買い出し?」
 「ううん、違うよ。ワルちゃんかずとを迎えにきたの?」
 「二人で散歩をしていたらちょうど和人様がお帰りになる時間だったので・・・」
 「そっか、それじゃあ三人で帰ろうか」
 「はいっ(うんっ)!」
そう、その悩みの種というのは他でもないこの二人のことなのである。

ついこの間まで一心同体と言うか表裏一体の存在であったワルキューレとワるきゅーレ。
それが星霊節の一件で分離して早数週間、それでも二人が元に戻る気配はまったく無い。
だからといって原因さえはっきりしないのでは打てる手などある訳もなく、済し崩し的に二人のワルQがいる日常を受け入れざるをえなかった。
この事態に当初、周囲の目は和人に集中した。
ついに結婚!という時になってコレである。和人がこの事態にどう反応し、対処するのか、そのことに皆が注目したのである。
以外にも和人はすぐに答えを出した。ワルキューレにもワるきゅーレにも等しく平等に、これまでと変わらず同じように接したのだ。
 「ワルキューレとワるきゅーレが分離しようがしまいが僕は大して気にしてないよ。二人そろって初めて僕が好きになった"ワルキューレ"なんだし、どっちか一方とか選んだり区別したりする気は最初から無いよ」
とは和人の弁だ。だから和人の日常は『三人いっしょ』が基本になった。
掃除をするにも散歩をするにもいつだって和人はワルキューレとワるきゅーレの二人と一緒に行動した。
たった一つだけのあることを除いて・・・
629625:2006/05/11(木) 21:37:05 ID:KSsNeMbv
 「和人様・・・」
日付も変わって土曜日の深夜、あたりがすっかり寝静まった頃。和人の部屋を訪ねる一つの影があった。ワルキューレだ。
 「ワルキューレ、ワるきゅーレはもう寝たの?」
 「ええ、ぐっすり。さっきまで明日・・・そういえばもう今日でしたね・・・のことではしゃいでましたけど」
明日は学校も無いので三人で出かけることになっている。きっと遠足前日の子供のようにはしゃいでいたのだろう。
その様子を話すワルキューレの表情はまるで自分の娘のことを語る母親のように穏やかで和人もつられて微笑んだ。
 「そっか」
 「はい・・・それで、その和人様・・・きょ、今日は・・・」
急にもじもじし始めるワルキューレ。なにを言わんとしているのかは和人も良く分かっている。こんな時間にワルキューレが和人の部屋に来たのもこの為なのだから・・・
 「うん、おいでワルキューレ」
そう言って和人はワルキューレを自分の布団に招きいれた。
窓から差し込む月明かりがほんのりと二人を照らし出す中。和人はワルキューレのパジャマにそっと手をかけ、脱がせていった。
 「和人様・・・」
 「ワルキューレ・・・いくよ・・・」

『三人いっしょ』ではできないたった一つだけのこと・・・それが和人とワルキューレの『二人』による夜の営みだった。
そしてこれこそが和人を、否、和人とワルキューレを悩ませていることでもあった。
もともと同一人物であったとはいえ年齢一桁代のワるきゅーレを交えるわけにはいかないし、知られるわけにもいかなかった。
二人を区別しない、三人一緒と言った手前というのもあるが、なによりこの事実はワるきゅーレの心を傷つけかねない。このことはなにがあってもバレないようにしなければならなかった。
ワるきゅーレを寝かしつける必要があるため必然的に翌日学校の無い土休日の夜―それもかなりの深夜―に限られることになったが、それは仕方の無いことだった。
ただ、それでもワるきゅーレだけが何も知らずにいるということを考えるとそれだけで二人の心は痛んだ。だから行為の最中はそのことを考えないように熱く、激しく、二人は求め合い、愛し合った。
630625:2006/05/11(木) 21:40:05 ID:KSsNeMbv
 「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
 「とっても良かったよ。ワルキュー・・・」
いまだに覚めやらぬ興奮と快楽の余韻に浸っていた和人は半ば気を失いかけたワルキューレに声をかけようとして思わず固まった。
夢見心地といった気分が一気に悪寒へと置き換えられ、まるで冷水を浴びせられたかのように背筋が冷たくなった。
顔を上げ、辺りを見回した和人はその悪寒が的中したことを瞬時に悟った。
和人の様子がおかしいことに気がついたのかワルキューレが怪訝そうな顔になる。
 「和人様?どうかなされたんですか?」
 「・・・ゅーレ・・・」
 「えっ?」
和人がつぶやいた言葉にワルキューレは一瞬わが耳を疑った。
上半身をゆっくりと起こしつつ振り返ったワルキューレの視線の先には見慣れた少女が一人。それは一番この場を見られてはいけない相手であり、この場を見て一番傷付くであろう少女。
いつもは太陽のような笑顔を浮かべているその顔は驚愕の表情のまま凍り付いていた。
 「かずと・・・二人とも、何してるの?」
 「ワるきゅーレ・・・」
 「・・・」
もはや先程までの夢見心地な雰囲気は消え失せ、まるで時が止まったかのように和人もワルキューレもその少女、ワるきゅーレを見つめることしかできなかった。
631625:2006/05/11(木) 21:44:09 ID:KSsNeMbv
まるでそこだけ空気が詰まったような重苦しい雰囲気が三人を包み込んでいた。
気が付くとワるきゅーレの表情は驚愕から悲しみのそれになっており、その大きな瞳は涙で潤んでいた。
 「・・・やっぱり、ワルちゃんは二人のお邪魔むしさんなんだね」
 「それは違うんです!私達は決してそんなつもりでは・・・」
 「もう、いいの・・・二人とも、ごめんね・・・」
消え入りそうな声でそういうとワるきゅーレは顔をうつむかせながら走り去ってしまった。
 「待って!話を聞い・・・っ!?」
後を追おうと立ち上がりかけたワルキューレは次の瞬間、力なくその場にへたり込んでしまった。
先ほどまでの和人との行為により身体に思うように力が入らないのだ。
一方の和人は布団のそばに脱ぎ捨ててあった寝巻きを着込むと立ち上がった。正直和人も酷い倦怠感に襲われていたが無理に体を奮い立たせた。
 「ワルキューレ、君は無理しないでここで待ってて、ワるきゅーレのことは僕に任せて」
無言のままであったが視界の片隅でワルキューレが頷くのを見て和人は戸に手をかけた。
 「それじゃ、行ってくるね」
 「あのっ!」
踵を返そうとしたまさにそのときに呼び止められ、和人はワルキューレを見た。
 「・・・小さい私をお願いします・・・」
 「うん、必ずつれて帰ってくるよ・・・必ず」
632625:2006/05/11(木) 21:46:44 ID:KSsNeMbv
街頭さえも疎らな夜の街を和人は隅々まで探し回った。
よく歩いた河原の土手、お決まりの遊び場だった丘の上の公園、かくれんぼのときの宇宙船の発着タワー・・・思い当たるところはすべて周ってみたがワるきゅーレの姿は何所にもなかった。
 「はぁ・・はぁ・・どこに行ったんだろう・・・これだけ探しても見つからないなんて・・・」
当然の疑問をもらすが答えてくれる者は誰もいない。と、火照った和人の頬を汗とは違う冷たい何かが伝った。頬以外にも断続的に同じ感覚が走り、やがてそれは連続的なものへと変わり始めた。
 「・・・雨・・・か」
町中走り回り疲れきっていた和人は近くの商店の店先で少し休むことにした。
先ほどまで街を照らしていた月はすっかり雲に隠され、アスファルトの道には早くも水溜りができ始めていた。
風も吹いているせいで僅かしかない日よけは雨宿りの意味を成さず数との身体を容赦なくぬらす。が、今の和人にはまったく気になどならなかった。
頭にあるのは涙をこぼしながら駆け出していくワるきゅーレの姿と必ずつれて帰るというワルキューレとの約束のことだけ。
 (ワるきゅーレはちゃんと雨宿りしてるのかな・・・こんな雨の中をうろついていたら風邪を・・・)
 「雨・・・宿り?」
と、そのとき、和人の脳裏にある場所が思い浮かんだ。それは和人とワるきゅーレが最初に心を通わせたあの場所。
次の瞬間、和人は走り出していた。ワるきゅーレがいるであろう。その場所へと・・・
633625:2006/05/11(木) 21:49:47 ID:KSsNeMbv
 「かずと・・・」
薄暗い体育用具倉庫の中でワるきゅーレはひざを抱えたままうずくまっていた。
うつむくワるきゅーレの脳裏にはつい数時間前に見た光景ばかりが浮かんでは消えてゆく。
 あの場に出くわしたのは本当に不幸な偶然だった。珍しくトイレに行きたくなって目が覚めてしまい部屋を出たときに和人の部屋から和人とワルキューレの声が聞こえたのだ。
不思議に思い、鍵のかかってない戸を少しだけ開けて中を覗いてみることにした。最初はちょっとだけ覗いて、その場に加わるなり、すぐに戸を閉めるなりするつもりだった。
だが、二人のしていることを見た瞬間、そのいずれをもできなくなってしまった。
ショックだった。二人が自分の知らないところでそのような行為をしていたこと、そしてそれ以上にこの場で何もできない自分のことが・・・
二人がなにをしているのかはすぐに分かった。かと言ってその場に加わるにはワるきゅーレはあまりにも幼すぎた。そして、和人たちに覗いているのを見つかってしまった。
見たことを忘れることも、その場に加わることもできないワるきゅーレにできることはその場から逃げ出すことだけだった。

 「ワルちゃんがいると和人にも大きいワルちゃん迷惑かけちゃうし・・・やっぱりワルちゃんはいらない子、なんだよね・・・」
自分がいても邪魔になるだけ、そう思ってここまで逃げてきた。
始めはいっそのことこのまま消えてしまってもいいと思った。消えてしまわないでも以前のように何所か遠い宇宙の果てに行ってしまおうと思った。でも、いずれもできなかった。
宇宙はおろか羽衣町を出ることすらできなかった。離れたくなかった。
 「かずと・・・かずとぉ・・・ぐすっ」
目頭がまた熱くなり視界が歪み始める。と、そのとき―、
 「ワるきゅーレ!」
 「!?・・・かずと?」
開け放たれた体育用具倉庫の戸に手をかけたまま息を切らせている見慣れた姿がそこにあった。今一番会いたくて、一番会いたくなかった相手、和人の姿がそこに・・・。
 「かずと・・・どうして?」
 「迎えに着たんだよ。ワるきゅーレを」
 「だって、ワルちゃんがいるとかずとにも大きいワルちゃんにも迷惑が・・・んぐ」
言いかけたワるきゅーレを抱き寄せると和人はキスをした。それも変身のときや寝る前にするようなものではなく、深夜、ワルキューレとしていたようなディープキスを・・・。
ワるきゅーレも最初は驚いたように目を見開いていたが、やがて目をつぶるとそれを受け入れた。それはワるきゅーレにとって始めての"大人のキス"だった。
634625:2006/05/11(木) 21:57:38 ID:KSsNeMbv
どのくらいそうしていたのだろうか、少なくともワるきゅーレにはとても長い時間に感じられた。キスを終えたとき、不思議と先ほどまでの不安は消えていた。
いつの間にか雨は止んでいて、月明かりが開いたままの戸から差込み和人とワるきゅーレの二人を照らし出していた。
校庭に出るとところどころに大きな水溜りができていて、月明かりと星の瞬きによりそれらが煌びやかに光り輝いていた。
その光景をどこか遠くを見るような目で見ながら和人は語りかけた。
 「ワるきゅーレ、覚えてるかい、あのときの約束」
 「うん・・・かずと、ワルちゃんとずっと一緒にいるって言ってくれたんだよね」
それは出逢ったばかりの二人が最初に交わした約束。二人の心が最初に通い合うきっかけとなった約束。
 「ああ」
 「ワルちゃん、和人と一緒にいていいんだよね」
 「ああ、当たり前さ」
そう答えながら和人は優しく微笑みかけるとワるきゅーレに手を差し出した。
 「さあ、家に帰ろう」
 「・・・うんっ!」
白み始めた空の下、並んで歩く二人の手は二人の結びつきを表すかのようにしっかりと繋がれていた。


 ちなみに、唯一『三人いっしょ』ではなかった夜の件だが、この日から"大人のキス"を求める小さな少女が加わり晴れて『三人いっしょ』の習慣になったそうだ。


  おしまい
635625:2006/05/11(木) 22:04:59 ID:KSsNeMbv
と、言うわけで以上でございます。
最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
そして本当にエロがほぼまったく無くてスイマセン。

こんなのですが感想とか罵倒とかお叱りとかアドバイスとか頂ければ幸いです。
それでは
636名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 02:52:25 ID:5WXjAy31
おおっ! 新しい職人さんが来てます。
しかも、これ以上無いタイミングで。 これは嬉しいですねぇ。

え〜っと。
>>625さん

個人的には良く出来てると思います。GJですよ。
この難しい素材をこれだけまとめるとは。
表現や言い回しと言いますか、完全にご自身の物にされてない部分があると言いましょうか。
言葉に振り回されてる所が見受けられますが、かなり文章慣れしてる感じがします。

沈黙を表すのは三点リーダー(…)が正式ですが、中黒(・・・)を使われてます。
ワタクシめも使い分けてるので、エラそうに言えないですが、625さんも使い分けてみてはいかがでしょう?
同じ沈黙でも幅を持たせる事が出来ると思います。
あと、もう少し適当な所で改行をしてもらえると読みやすくなると思われます。

話ですが、急いでまとめた感がしないでも無いですねぇ。
慌てず、もう少しじっくりと進めても良かったかと。
最後の方に大ワルの描写がないので、それを入れた方がキャラを活かせるとも思います。

それと、こんな絶好の機会ですので、真田さんを使うのも手だったかも。
例えば

「さあさあ姫様。 婿殿とは明日お出かけでございますから、お早くお休みになられた方が……」
「うん。ワルちゃん寝る〜。 かずとぉ〜おやすみ〜」
「おやすみワるきゅーレ」
和人がほっぺにチュッとキスをするとワるきゅーレは真田さんに・・・・・・・

とか、小ワルに「子供のキス」をする場面を入れておけば、エロが無くても大ワルに「大人のキス」をしてる所を見せるだけで話が展開させられるように思います。

さらに、大小ワルが交互に和人と一緒に寝て、もう片方は真田さんと寝る設定にしておけば
「いや、いや、いやぁ〜。ワるちゃん。今日も和人と寝るぅ〜」
「姫様、そうワガママを申されては」
「イヤったらいやぁ! だって、ワルちゃんと一緒の時はすぐ寝るのに、大きいワルちゃんの時は、和人と夜まで遊んでるんだもん。 大きいワルちゃんだけズルいもん!」

とかにすれば直接エロ描写を入れなくても、和人と大ワルにはそう言う関係だと印象づけられます。
あくまで、ワタクシめがそう考えるだけであって、他の意見は違うかもしれませんが。

・・・・・・・
まあ、ワタクシなんぞがエラそうに言える立場ではございませんが、一言(?)申させていただきました。
次回作も期待させていただきます。
それにしても既にどこかで書かれてたんでしょうかね。
前・389さんもそうでしたが、1本目から上手くまとめますねぇ。
ワタクシなんぞグダグダだったのに……
637名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 12:41:12 ID:k62yyZRF
偉そうですが、エロなしでもなかなかのできだと思いますよ。
また引き続き投稿して下さると嬉しいです。
GJ!
638名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 17:49:35 ID:J1iHaZ4p
ちょおGJ(*゚Д゚)b
これぞ俺が待ち望んだエンディングです!!!!!!
本当にありがとうございました。
脳内で第3部が終わってしまったあとに、何度この妄想を繰り返したことか!

内容もアニメをよく観察して書かれていて違和感も全然なく読めました。
これでヴァルハラ星で重婚が認められるようになれば・・・・(*´д`)ハァハァ…
639625:2006/05/12(金) 22:07:15 ID:hkfOqCtx
色々な感想やアドバイス、本当にありがとうございます。

この話はこのスレで読んできた和人×大ワルの真っ最中をワるきゅーレが見てしまったらどう反応するのだろう?
という素朴な疑問から生まれました。
最初は『修羅場』とか『3Pなだれ込み』とか考えたのですがどうもしっくりこない。
それがワるきゅーレもれっきとした一人の恋する女の子だ。というごく当たり前のことに気がついたとき、この話がすっと思い浮かんだのです。
それを思いつくままに文章に起こしたのが今回の作品です。
なので私自身、話がちょっと荒削り過ぎやしないかと懸念していたのですが、ご好評を頂けてほっとしています。
それでは個別レスを

>>636
まず多くの丁寧なアドバイス、ありがとうございます。
特に真田さんを絡める実例など読んでいて大変参考になりました。以後精進したいと思います。
それとSS書きの経験ですが、学生の頃に少々かじっていた程度でして
最近はまったくやっていなかった為、少々ぎこちなさが残る結果となってしまいました。
私の場合、何かを書くときは上記のように話の大筋がすっと浮かぶ(私はこれを『ネタ天使の降臨』とよんでいます)が基本でして、
あとは思いつくがままに書いてるだけなんです。なのでご指摘のとおりちょっと急ぎすぎたかな?という点がかなりあるのです。
学生時代はもうちょっとマシだったはずなんですけどねぇ…
シリアスもラブコメに見せかけたギャグコメも書けたあの頃の自分がうらやましいです。
640625:2006/05/12(金) 22:09:23 ID:hkfOqCtx
>>637
というわけでして続くかどうかは『天使様』か『電波』次第、となっております。スイマセン・・・orz

>>638
種明かしをしますとこの話を書くにあたって実は色々棚から引っ張り出してます。
家出皇女とか花嫁修業とか宇宙大歌劇とか・・・
なのでそう言って頂けると物書き冥利に尽きる思いです。
やっぱりワるきゅーレにもワルキューレにも幸せになってほしいですしね。


他の皆様の作品とネタの天使様を待ちつつ、今日はこの辺で失礼させていただきます。
読んでくださって本当にありがとうございました。
641名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 08:45:07 ID:3XVtxZSY
新たな職人さんが来られている!
625氏、始めまして&GJ!

前・359氏はとても忙しいようですね・・・
また再び投下してくださるのを楽しみにお待ちしてます。

642名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 18:57:52 ID:Kp2iGTAD
そう言っていただくと嬉しいです。
おかげさまで、だいぶ余裕が出来ました。
ただ、週末に投下されたので、どれ位間隔を開けたら良いのか? とか解らなくて。
今後の事もあるし。
夜にでも前作の反省やら今後の事やらで皆様にお伺いをたてたいと考えてますので、お知恵を拝借出来れば幸いと思います。
643名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 19:36:55 ID:1oI7oYOy
>>642
前・359氏ですか?それとも625氏?
どちらにしてもお待ちしております。
644名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:34:56 ID:fB5hOGcA
>>643
多分、前・359氏ではないでしょうか間違ってたらすいません。
私は今週末にでも再開してくださると嬉しいのですが
645森永凍らす:2006/05/15(月) 22:39:56 ID:pRT71D+P
コーラスです。
今は社会復帰しつつありますが、昔の名前で出ています。
>>642はボク…… じゃなかった前・359です。
え〜っと。 3人目の職人さんのお話も一段落したみたいなので、前回の「一番のおくすり」の反省会&緊急座談会を行いたいと思います。
出席者は出演者のハイドラ、ライネ、ファムに真田さんとワルキューレ。 司会進行はボク、コーラスでお送りします。

646名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:41:16 ID:pRT71D+P
コーラス「さて、やっぱりと言うべきか、感染(うつ)ってしまいました」
ハイドラ「感染ったな」
ライネ「感染ってしまいましたわね」
ファム「そうね。感染ったわね」
真田さん「いや、むしろ感染ってしまったと言うべきでは?」
ワルキューレ「・・・・・・・・」

ライネ「しかし、どうして和人様に感染ってしまったのでしょう?」
ファム「風邪はウイルス性疾患だし、空気感染、つまりはワルキューレと同じ部屋にいても感染する事あるけど……」
ライネ「あるけど?」
ファム「やっぱり粘膜から感染しやすいのよねぇ」
ハイドラ「粘膜?」
ファム「そう。喉とか鼻とか耳とか目とか…… まあ、耳と目からは風邪は感染にくいけど・・・・」
ライネ「あと、粘膜と言えば……」
真田さん「粘膜と申せば?」
ライネ「ホラ。 ございますでしょう。 ねえワルキューレお姉様?」
ワルキューレ「わっ私に振られても…… 」

ライネ「んまぁ! 和人様のお注射をいただいてすっかり良くなったお姉様のお言葉とは思えませんわ。 ご不憫な和人様」
ワルキューレ「なっ何よ。 貴方達が和人様をけしかけたんじゃない!」
ハイドラ「しかしよ〜。 おめえがねだらなきゃこうはならなかったんじゃねぇか?」
ワルキューレ「そんな…… 私が和人様におねだりしたって言うの?」
コーラス「まあまあ、それでは検証してみようよ。 真田さん」
真田さん「はい。かしこまりました。・・・・・・ え〜っと「エロパロ」→「円盤皇女ワるきゅーレのエロ小説 第3期」→「>>582〜」っと」
真田さん「あっこの辺りでございますね。・・・・・・ いや、何と申しましょうか。やたら「和人様に逢いたい」とか、お食事の時なんかも・・・・・」
ライネ「「あ〜ん」ですものね」
ワルキューレ「ちょ、ちょっと真田さん。 ライネも」
ハイドラ「アイスも食ってるな」
ファム「「冷たくて美味しい」かぁ」
647名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:42:45 ID:pRT71D+P
コーラス「次に(これなら病気になるのもいいカナ?)とあるね」
真田さん「ややっ! >>602で姫様が用を足そうとする所………」
ワルキューレ「いや〜! 皆、そこはダメぇ〜!」
ハイドラ「ん? 何だぁ・・・・・ ん!尿瓶って… 尿瓶って何だ?」
ライネ「オプショナルなプレイの際に使う道具ですわよ」

ファム「こらこら! 何が「オプショナルなプレイ」よ。 病人が立てない時とかに、寝たまま用を足す道具よ。 しかし、ワルキューレそんなんまで用意してたんだ?」
ライネ「準備万端ってヤツですわね」
ワルキューレ「ち、違うの。 これは真田さんが・・・・」
真田さん「姫様酷うございます。 わたくしの時はあんなに拒絶されましたのに、婿殿の時はこうもあっさりと……」
ハイドラ「おいおい。それは話が別だろ」
真田さん「コホン。 さようでございました」

コーラス「まあ、この話はちょっと別だね。 今はワルキューレが和人さんに「おねだり」しちゃったか否かが問題なんだから」
真田さん「さようでございますわ。 ではこちらは如何でしょう。 >>605〜の婿殿が姫様の体をふいてさしあげるくだりとか……」
ハイドラ「え〜っとなになに・・・・・」
ライネ「んまぁ! 」
ファム「え〜っとぉ……… 時野君も男の子なのねぇ」
ハイドラ「でもよ。 一週間もフロに入ってないアソコなんて良く舐めるよな。 和人も。臭くね〜か?」
真田さん「い〜え! 姫様のお体が臭いなんて事はあろうハズがございません」
ワルキューレ「あの… 真田さん?」
ライネ「真田さん、お姉様のお体を拭いてらしたでしょ? 汗臭くとかありませんでしたの?」
真田さん「い、いえ…… ええっ! ございませんでした!!!」
コーラス「引っ込みがつかなくなってしまったね」
648名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:44:58 ID:pRT71D+P
ライネ「んじゃ、お姉様のアソコのニオイを嗅いだ事ございますの?」
ワルキューレ「あの… もうその話は止めない?」
真田さん「不本意ながらございません」
ファム「それじゃぁ解らないじゃない」
ワルキューレ「聞いてないし・・・・」
ライネ「それじゃあ確かめ様がございませんわね」
ハイドラ「そ〜だな。 和人を呼んで直接聞くか? お〜いかず……もがが!」
ワルキューレ「いやぁ〜! そんな事したら、ホントに貴方達とは縁を切るわよ!」
コーラス「怒ってるね」
ライネ「怒ってますわね」

ファム「まあ時野君なら臭くても、臭いとは言わないでしょうけど」
真田さん「さようでございます。 婿殿の姫様への愛の前には障害すら情熱を燃え上がらせる油でございます」
ライネ「和人様「匂いフェチ」なんでしょうか?」
真田さん「姫様の婿殿は違うのでは? わたくしの婿殿はそのケがあるようでございますが……」
ワルキューレ「ちょ、ちょっと真田さん。「わたくしの婿殿」ってなに?」
真田さん「い、いぃえぇ。 「わたくしのお話の婿殿の間違いでございました」
ワルキューレ「えっ! 真田さん。 真田にお任せ以外でも和人様と?」
真田さん「な、な、何のことでしょう。 わたくしにはさっぱり……」
649名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:45:59 ID:pRT71D+P
コーラス「まあまあ。 あっ! ココだ! >>608
ハイドラ「ん? なになに「中略〜恥ずかしいけど、決してそんなつもりじゃ・・・・・」ってどんなつもりだったんだよ?」
ワルキューレ「いやぁ〜。お願い。 もう皆許して!」
ライネ「あ〜〜! ココですわ。 >>609。「あ、あの… その…… 和人様のお注射を、私にください。 ああっ………」 これってモロに……」
コーラス「おねだりしてるね」
ハイドラ「おねだりしてるな」
ライネ「ハッキリとしてますわね」
ファム「やっぱりしてるんじゃない」
真田さん「むしろ、おねだりしてると言うべきでは?」

じぃ〜〜〜

ワルキューレ「・・・・・・・ ええ、ええっ! しましたっ! おねだりしちゃいましたっ!」
「・・・・・・・」×5
コーラス「キレちゃったね」
ハイドラ「キレちまったな」
ライネ「キレちゃってますわねぇ」
ファム「どうみてもキレてるわね」
真田さん「見事な逆ギレでございます」

ワルキューレ「キレてないっすよ…… ええっ キレてない。 むしろキレさせたら大したモンですよ。 ええっ!」
「・・・・・・・・」×5
コーラス「微妙だね」
ファム「微妙ね」
ライネ「どちらかと言えば……」
ハイドラ「あんまり… と言うか……」
真田さん「むしろ似てらっしゃいませんわねぇ。 姫様の頑張りは素晴らしいのですが、いかんせん・・・・・」
ハイドラ「まあ、アレだな。 精進しろってこった」
650名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:46:58 ID:pRT71D+P
コーラス「んで、おねだりしちゃったと」
ライネ「呆気ない幕切れ…… いや、お姉様の逆ギレと」
ハイドラ「誰が上手い事言えと言ったんだよ」
コーラス「そして和人さんが「お注射」しちゃうと」
ライネ「ああ〜っ! ココをご覧下さいましな! No614。 「いっいけません和人様。 風邪が… 感染っちゃう……」・・・・・・・ ホントにおっしゃったんですねぇお姉様」
ワルキューレ「・・・・・・・」
ファム「「良いよ。 ワルキューレの風邪だったら…… ボクは喜んで・・・・」って時野君まで」

ライネ「お熱いですこと」
ハイドラ「見てるのがバカらしくなるな」
ワルキューレ「だったら、見なきゃいいじゃない!」
真田さん「いえいえ、そうは参りません。 ヴァルハラ皇室関係者として、地球の方にご迷惑をおかけしたお詫びをする為に、その傾向と対策を考える上で・・・・・」
ハイドラ「おめぇはヤジ馬だろ?」
真田さん「とんでもない!」

コーラス「まあまあ。 それで和人さんからお注射を・・・・」
真田さん「ひい、ふう、みい…… 3発… じゃなかった。3本でございますか?」
ファム「ちょっと、真田さん。 「3本」ってちょっと生々し過ぎない?」
ライネ「そうですわね。 和人様には1本しか生えてらっしゃらないですし…… ね? お姉様」
ワルキューレ「も、もう、好きにして!」

コーラス「まあまあ。 これで考えられるのは、和人さんの風邪はワルキューレの風邪が感染ったのは間違い無さそうだね」
ワルキューレ「ちょっと! 何? そんな事検証する為だけに私にこんな恥ずかしい思いさせたの?」
ライネ「仕方ありませんわよ。 お姉様にも原因がございますのがいけないのですから」
ワルキューレ「原因って?」
ライネ「お姉様みたいに全身から「いじめてオーラ」が出まくってるとどうしても…… ねぇ?」
ハイドラ「まあ、そうっちゃそうだよな〜」
コーラス「うん」
ファム「そうよねぇ」
真田さん「こればかりは・・・・」
ワルキューレ「ちょっと… 誰かフォローしてよ!」
651名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:55:29 ID:pRT71D+P
ワルキューレ「と、とにかく。私が責任を持って和人様を看病してさしあげるって言ってるじゃない!」
コーラス「う〜ん。その話なんだけどね。 やっぱり旬のモノだから早めにした方が良いと思うけど」
真田さん「それと、この2つのお話と微妙にリンクしてる「A09「こんにちは赤ちゃん」」と言うお話がございますが・・・・・」

ファム「だったら、今週と来週で2本続けてやれば?」
ライネ「ちょ、ちょっとぉ〜! 皆様、何かお忘れじゃございませんこと?」
「???」×5
ライネ「ええ〜っ! 信じられませんわ。 それでもあたくしの姉妹&ヴァルハラ皇家侍女長ですの?」
ライネ「来週土曜日27日はあたくしの誕生日ですわよ。 ホントにお忘れになられてますの?」
ハイドラ「んで?」
ライネ「ん〜ま失礼な! つまりは、あたくしのお誕生日のお話が用意されてるのでございますのよ」

コーラス「いいね。誕生日の話があって」
ファム「そうよねぇ」
ワルキューレ「わ、私のお誕生日のお話はあるみたいです」
真田さん「わたくしは既に発表させていただきました。 来年の分まで用意されてる様子でございますが・・・・・」
ハイドラ「おめえらは、既に用意されてるとか、リリースされたとか、誕生日の設定がされてないから仕方無いとかだろ」
ハイドラ「オレなんか、誕生日が設定されてるのに華麗にスルーだぜ!」

ライネ「3月13日なんてホワイトデーの前日なんて日に産まれるハイドラに問題があるんじゃございません事?」
ハイドラ「何だと〜! ・・・・・まあ、仕方ねえよなぁ」
コーラス「でも来年、バレンタインの話が無ければ、ホワイトデーの話も無いわけで、そうなればチャンスなんじゃないかな?」
ハイドラ「そうかな。やっぱりそうだよな!」
ライネ「しかし、バレンタインデー&ホワイトデーとハイドラの誕生日じゃネタにしやすさが段違いですわよ」
真田さん「まあ、それはございますかと」
ハイドラ「お〜お〜! ど〜せ、オレにはお色気話は向かねぇよ!」
652名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:57:08 ID:pRT71D+P
コーラス「それと、今回はワルキューレは風邪って事でお腹を壊して… そのおしっこだけじゃなくて……」
ライネ「ま、まさか! 「大」の方も……」
コーラス「うん。 予定してたみたいなんだ。 あと「ゲ○」も」
ハイドラ「うっ! 「○ロ」それはオレだけの荒ワザだと思っていたけどよぅ」
ワルキューレ「いやっ イヤです。絶対にイヤ!」
コーラス「だから、皆様の判断を仰ぐ為に止めたんだってば」
ワルキューレ「絶対にイヤですからね!」
「ハイドラ「そう言ってもなぁ」

コーラス「この決議についても賛成か反対か。どこまでOKか意見くださると嬉しいそうです」


コーラス「まあまあ。 と言う訳でワルキューレが和人さんを看病する話とA09の2週連続はムリと」
真田さん「後は容量でございますね。 この座談会の前で457KB つまりはあと50KB程でオーバーと言う訳でございます」
コーラス「微妙だね。 コレとライネの話で次スレかな?」
真田さん「ただ、ライネ様のお話とかわたくしのお話とか続き物が多いですから……」
ファム「新スレになって読み出す方は置いてけぼりの可能性があるわね」
653名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:58:08 ID:pRT71D+P
コーラス「その話はその時に考えるとして、とりあえず今週は「お熱を計りま〜す」で良いのかな?」
ライネ「だ〜か〜らぁ。 それではあたくしのお話がスレをまたぐ可能性がございますってば!」
ハイドラ「んじゃ ど〜するんだ?」
真田さん「姫様とわたくしのお話「真田にお任せ2」はこれまた長いですし……」
ファム「何か短編で行って、ライネの話で締めって事でしょ」

ライネ「と言う事で、今週はとにかく、来週27日はあたくしライネの誕生日の話でございますわよ」
ハイドラ「それは解ったから、今週はどうするんだよ!」
コーラス「ん〜! そろそろ、時間が無くなって来たから、その時までに考えると言う事で。今回はお開きと」
ワルキューレ「ちょっとぉ 私が恥ずかしい思いさせられただけじゃない!」
ファム「仕方ないわ。 ヒロインの宿命よ」
ハイドラ「だな」
コーラス「だね」
ライネ「ですわね」
真田さん「さようでございますわ」
ワルキューレ「ちょっと……」

コーラス「それでは緊急座談会「ワルキューレが和人さんにお注射されたら和人さんに風邪が感染ちゃった。困ったね会議&以後の展開を話し合おう会議」を終わらせていただきます」
654名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 05:47:20 ID:rHHTj3J+
この時間まで起きててよかった・・・・・・・Gj!
見てて笑いました
やっぱ姫様は 「M」 ですよね
Sの和人にいじられるのもまあ当然と言うわけで(笑)

返レスですが個人的にはスカやゲ○はNGですね・・・
短編とライネ話期待しております。
655名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 04:50:18 ID:EZcX8oLS
漏れもスカゲロはきついが つ わ り なら全然OK!
656625:2006/05/18(木) 00:42:49 ID://Jrh4Pa
え〜皆様こんばんわ。
なんていうか2作目です。
上の緊急座談会を読んでいて何所からともなく『電波』が来たのでまた書いてしまいました。
『天使様』ではなく『電波』なので1作目と同じようなものを期待される方はスルーしてください。
また、構想3分製作4時間の為色々と壊れています。なのでそういうのを受け付けられない人もスルーしてください。


それでもOKだよ。という心の広いお方、またまた微妙な作品ですが、お付き合いくださいませ・・・
657625:2006/05/18(木) 00:45:15 ID://Jrh4Pa
 「和人様、お茶が・・・」
 『かずと…本当にやるの?』
休日の昼下がり―、
開店準備前にちょっと一息入れようとお椀を片手に和人の部屋に入ろうとしたワルキューレは中から聞こえた声に思わず戸にかけた手を止めた。
 (小さい・・・私?)
別段ワるきゅーレが和人の部屋にいること自体はたいして珍しくない。
むしろ遊びたい盛りな為かよくある事と言っても良い。
だがしかし何故か分からないがワルキューレは違和感を覚えていた。
気の所為かいつもよりワるきゅーレの声のトーンが低く聞こえる。
もっと具体的にいうならそれは怯え。そう、まるでなにかに怯えているような、そんな印象を受けたのだ。
 『ワるきゅーレ…』
 『ワルちゃん、やっぱり恐いよぉ』
 『最初はちょっと痛いかもしれないけど、僕に任せて』
 『・・・うん、わかった。…かずと、やさしくしてね』

中から聞こえてきた会話にワルキューレは思わず固まった。
と同時にワルキューレの脳裏をよくない想像がぐるぐるとめぐり始める。
具体的に色で例えるならピンク色な想像・・・もとい妄想である。
 (えっ?今の会話ってもしかしてもしかしなくてもアレ!?そんな和人様、小さい私相手になんて事を…い、いいえ違いますよね。大抵こういうのは肩揉みか何かと相場が決まって・・・)
恐慌状態に陥りかけた精神を何とかなだめるべくそう思い込むワルキューレ。だが・・・
 『わっ!?それを・・・入れるの?』
 『うん、そうだよ。ワるきゅーレ、・・・・やっぱり止めるかい?』
 『う、ううん、大丈夫だよ。でも…思ってたのより大きいんだね…』
 (絶対違う!肩揉みじゃない!!入れるってなに!?大きいってなんですか!?答えてください和人様!)
思わず心の中で叫び声をあげてしまうワルキューレ。本当は声に出して叫びたいところなのだが言葉にならないのだ。
もはや冷静さなど光の99%の速さで宇宙の彼方へ消え去っていた。
 『かずと、早くやっちゃおうよぉ』
 『わかった。それじゃあワるきゅーレ、始めるよ』
 (やっぱりアレなの!?和人様にそんな趣味が…それに小さい私もなんだかやる気満々だし…)
658625:2006/05/18(木) 00:48:42 ID://Jrh4Pa
 (確かに小さい私もあの日から夜も加わるようになったけどそれでもAだけだし、まさかBを飛び越してCまで行っちゃうなんて…)
もし誰かが聞いていたらいつの時代の人?と聞かれそうなことを考えている間にも戸の向こうでは展開が進んでいる。

 『ん〜っ!いひゃいいひゃいいひゃいよぉ〜!ひゃずとやめふぇ〜!!』
 『うわっ!?暴れないでワるきゅーレ!そんなに動いたら入らないよ』
 『婿殿、一旦よろしいですか?ここはわたくしめにお任せを…』

 (こ、この声は真田さん!?ま、まさか二人は真田さんが見ている前でそんなことを!?・・・ああっ、真田さん!見ているなら二人を止めて〜!!)
心のそこからそう願うワルキューレ。が、戸の向こうから聞こえてきた言葉はその希望をあっさりと打ち砕いた。
 『姫様、いくら婿殿が慣れていて上手といってもそれではできるものもできませんよ。ここは耐えてください。姫様も婿殿をあまり困らせたくはないでございましょう?』
 『う、うん・・・』
 『ワるきゅーレ、すぐに楽にしてあげるから、我慢してくれないかな』
 『う〜・・・・分かった。ワルちゃん我慢する』
 (な、何でそうなっちゃうの!?ああ〜っ神様、私はいったいどうしたら良いのですか?)

 『・・・婿殿、ほんとーに大丈夫でございますよね』
 『ええ、大丈夫ですよ。任せてください』
 『お兄ちゃん私がワルQぐらいのときも何度かやってるもんね〜。お風呂沸かすのとあれのテクニックだけはすごいんだよねぇ』
さらに聞こえてきた声がワルキューレに追い討ちをかけた。
声自体もそうだがその内容が何よりもショッキングだった。
 (えっ!?ええっ!?リカ様までいるんですか!?そ、それよりもリカ様が小さい私ぐらいの時って!?テクニックって!?
 ああ和人様、私とのが初めてというあの言葉はウソだったんですか!?)

 『それじゃあワるきゅーレ、いくよ』
 『うん・・・・』
 (和人様っ!やっぱりダメっ!!)
そのとき、ワルキューレの中で何かが切れた。もはや限界だった。
今のワルキューレにはこれ以上このまま黙って聞いていることなどできなかった。
弾かれたかの様に戸の取っ手をぐわしと掴むと一気に戸をあけて部屋の中へと飛び出した。
659625:2006/05/18(木) 00:51:03 ID://Jrh4Pa
 「和人様っ!小さい私と一体なにを・・・」
 「よしっ!取れたぞっ!」
 「ほんほっ!?やっひゃ〜っ!」
その瞬間、時が止まった。
中に飛び込んだワルキューレと部屋の中にいた和人たち全員との視線が交錯し、次の瞬間異口同音で同じ言葉を口にしていた。
 「「「「「へ?」」」」」
中に飛び込んだワルキューレの見たもの、
それはさっきまで頭の中を回っていたAやBやCではなかった。
部屋に布団は敷かれておらず、その代わりに椅子が一脚置かれていて、その上にちょっと涙目になったワるきゅーレがちょこんと腰をかけていた。
いつもの服は脱がされているどころかはだけてすらいない。
多少乱れてはいるがそれはワるきゅーレを押さえつけている手の周りだけで、しかもその手は真田さんとリカのものだった。
一方の和人はといえばその前に立ち尽くしたままこちらを見ている。
こちらも服はちゃんと着ている。手には何故か大きなペンチを持っていたが・・・

半ば止まりかけた思考の中、ワルキューレはやっとの思いで言葉を搾り出した。
 「えっと、和人様…なにをなさってるんですか?」
660625:2006/05/18(木) 00:53:14 ID://Jrh4Pa
 「抜歯…ですか?」
一通り事のあらましを聞いていたワルキューレはその言葉に思わずそう尋ね返していた。
 「うん、そうなんだ」
 「ワルちゃんのね、ここの歯が抜けなかったの」
そう言うとワるきゅーレは口を大きく開けて中を指差してみせる。
綺麗にならんだ歯の中でそこだけぽっかりと穴が開いていて、ピンク色の歯ぐきからは小さいながらも白い永久歯がその姿を見せ始めていた。
 「自然に抜けるのに越したことはないんだけど、永久歯が見え始めてるから抜いちゃった方がいいと思ってね」
 「本当は歯医者さんに行くのが一番なんだけど、小ワルが嫌がっちゃって…。で、お兄ちゃんなら小ワルも言うことを聞くんじゃないか…って思ってね。私のときも何度か抜いてくれたことがあったから腕は問題ないし」
 「そうだったんですか…」
和人とリカは口々にそういうと淹れ返られたお茶を口に運んだ。
 「前々から姫様がそこの歯をしきりに気にしていたのでこのわたくしも気になっていたのですが…無事に抜けて何よりです」
 「抜歯は久々だったから僕もちょっと心配だったけどね。あっ、そうだワるきゅーレ、今日抜いたところはよく歯磨きしなきゃだめだよ。生えたての歯は虫歯になりやすいからね」
 「うんっ!ワルちゃん、一生懸命歯磨きするよ!」
そう言ってワるきゅーレは満面の笑みを浮かべる。一箇所だけ窓ができているのはご愛嬌だ。
その様子を見て、ワルキューレはほっと胸をなでおろした。
 「ふぅ、よかった。私はてっきり和人様と小さい私が・・・」
言いかけてワルキューレは口をつぐんだ。ついうっかり口から出掛かったがまさか自分がそんなことを想像していたなど言えるはずもない。
だが周りがそれを許さなかった。
 「そういえばワルキューレは入ってきたときずいぶんと慌ててたけどあれはどうしたの?」
 「えっ!?えっと、それは…その…あっ!小さい私がとって食われちゃいそうに見えたから・・・」
 「ワルQ、素直に言っちゃった方が身のためだよ」
見え見えのウソをつこうとしたワルキューレをリカがぴしゃりと封じた。
怪しくなりだした雲行きを察して真田さんはワるきゅーレをつれて退場を図る。
 「さあさあ姫様、立派な大人の歯が生えてくるように縁の下に埋めてきましょうね」
 「う、うん…」
真田さんにつれられてワるきゅーレが部屋を出て行った瞬間、ワルキューレはこのあと始まるであろう激しい追求に対して決して何も言うまいと硬く心に誓った。



  とっとと終わる
661625:2006/05/18(木) 01:05:05 ID://Jrh4Pa
さて皆様まずは謝ります。すいませんごめんなさい。
言ってみれば古典的な肩揉み系勘違いネタをやってみよう!という単純なコンセプトに基づいて始めたのですが、
相手が小ワルな為肩揉みや整体といった典型例が使えずない頭をひねってようやく出たのがちょっと(というか大分)無理のある抜歯と相成りました。
その為途中途中がかなり不自然です。大ワルとか今回暴走しすぎです。
その点重ね重ね謝らせてください。平にご容赦を・・・

それと最後に、小ワルの歯の生え変わり云々はあくま個人設定です。実際に成長するかどうかは確かではないのでその辺ご了承ください。
それでは皆様乙でし(PAM!PAM!

追伸:前・359様へ
私もやっぱりそういう系は苦手ですねぇ。あのぐらいが甘甘でエロエロだったのでちょうど良かったのではないかと思います。
662名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 04:39:57 ID:rx8yqBR9
う〜ん………
確かに微妙ですねぇ。
何度か、または、何日か頭の中で練り直せばいいデキ&いい作品になる可能性も上がりますが、今回は625さんが急ぎ過ぎましたか。

また例えですが、今回ですと、「耳かき」にすればもっとスムーズに行ったのではないでしょうか?
「かずとぉ 痛くしないでね」
「大丈夫ですよ。姫様。 婿殿ならやさしくしてくださいますから……」
とか
「わたくしも昨日、婿殿にしていただきましたが。それはもう気持ち良くって・・・」
「最近してもらってなかったから、後であたしにもしてもらおうかな?」
とか。いかにもなセリフが使えますし。

「ああんっ かずとぉ…… そこ…… もっとぉ」
「んふふ。 やはり姫様も気持ち良いようでございますね。 如何ですか? 中でかき回されるのは?」
「あっ ちょっとワるQ あんたヨダレ垂らしてるじゃないの」
「だって気持ち良いんだもん!」
とか。

>構想3分
コレを3日に変えれば、もっと良い出来&良い作品になったかも。
ワルキューレの心の声&セリフとかも洗練されると思います。
次回作に期待しますね。 次あたりはエロ入りでお願いします。
663名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 04:43:59 ID:rx8yqBR9
それと、スカ・ゲロは×と言う事みたいですねぇ。
おしっこ・おもらしはセーフでよろしいですよね? ね?
664625:2006/05/18(木) 12:59:14 ID:+/N0oDJY
うぅっ、今回はすいませんでした。
なんというか自分の悪いところばかりがもろに出てしまいました。
昨夜のあれは黒歴史として忘れてください。
寝て起きた今、普通の掲示板なら投稿者削除かけたい位ですから・・・
本当、穴があったら入るどころかそのまま埋めて下さいと頼みたい気分です。


それと今現在一作目のちゃんとした続編を構想中です。
まだ基本コンセプトの段階ですがこちらはちゃんとした話に仕上げるつもりです。
今回のようなことにはまずならないはずですのであまり期待しないでお待ちくださいませ。

皆様、このたびは本当に申し訳ありませんでした。
665名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 18:07:28 ID:sn17EYZ8
お馴染みのネタですね、GJ!
自分は似たネタで耳かきと肩もみ、マッサージは見たことありましたが抜歯は初めてでした

自分の脳内では小ワルは成長し10年後ぐらいには大ワルが和人を独占されるかもしれないと恐れさせる第二夫人と
なっている予定なので成長してもまったく問題なしです
それと何も謝らなくてもよろしいかと・・・・・

(次スレの立て方がわかりません・・・申し訳ないですが自分は役に立てないです。限界まできたら誰かお願いします)
666名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 19:32:09 ID:MmeZlR62
625さん
今、考えられてる話は投下されるのに来週の水曜日くらいまでかかります?
それ以降までズレ込むようでしたら、投下は少々待っていただけますか?

それと、来週の週末はワタクシめに下さい。ライネの話を書きたいので。
お願いばかりですみません。


さらに、ココどうしましょう?
前・389さんか625さん、さらには新たな職人さんの投下の予定が無ければ、少し短めのを1本行こうかと考えてるのですが。
それで埋めるか、625さんの話で埋めて、ライネ話は新スレで行こうと考えてますがいかがなモンでしょうか?
前・389さん、625さん、そして皆様の考えを聞かせてもらえると嬉しいのですが。
667625:2006/05/20(土) 01:06:18 ID:78nR99F3
>>666様こと前・359様
え〜一作目の続編の件ですが只今具体構想兼執筆中です。
今のところ筆は進んではいるので多分来週の水曜まではかからないと思います。(多分)
とりあえず次の休みの日曜(土曜は出勤なのです・・・)あたりにはその辺の見通しも立つと思うので・・・
今のところ容量は8.8KB位ですので容量の都合と完成の見込みさえ立てば埋め立てに参りたいと思います。
いやはや頑張らねば・・・

とりあえずライネの話は次スレでよろしいかと私は思います。
ライネ話、期待しております。それでは
668名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 09:12:40 ID:c0FPGrqg
そろそろ次スレか
2人の職人様のどちらの投下もお待ちしております
669前・389:2006/05/21(日) 03:33:14 ID:3mfrkUWe
前・359様、625様
私は今のところ、構想中ですので投下は次スレになります。
670625:2006/05/21(日) 08:52:21 ID:kXWGAzHJ
皆様おはようございます。一作目続編、残るは校正だけなのでそろそろ投下できそうです。
容量は13KBほどで多分使い切ってしまうと思います。なので一応次スレ立てておきました。

円盤皇女ワるきゅーレのエロ小説 第4期
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148168712/

で、相談なんですが私の作品でここを埋めるか次スレの保守か、どちらがよろしいでしょうか?
671前・359:2006/05/21(日) 09:43:15 ID:GuUeVoA9
スレ立てご苦労様でした。

埋めましょう。
13KBなら495KB位なので、残ると思います。
向こうの保守に使えば、こちらを埋めるのに苦心しますし。
新スレの保守は談話か、短編を投下すればOKでしょうから。
672625:2006/05/21(日) 19:32:51 ID:052l2t/B
準備が整いましたので参りたいと思います。
エロは苦手(というか今まで甘甘orシリアス健全ものばっかり)なのでさじ加減が間違ってるかもしれませんが、ご容赦の程を
それでは最後までお付き合いくださいませ
673625:2006/05/21(日) 19:35:04 ID:052l2t/B
 「ねぇリカちゃん、ワルちゃん、かずとを気持ち良くさせたいんだけど何をしたら良いの?」
 「へっ!?」
突然の思いもよらぬ質問にリカは思わず目を剥いた。
驚きのあまり石のように固まった指から今の今まで目で追っていた単語カードがぽとりと落ちる。
色々ありすぎて大抵のことには動じなくなってきたリカだがコレにはさすがに度肝を抜かされた。
リカの動揺などまるでわかっていないワるきゅーレはさらに尋ねてくる。
 「ねぇリカちゃん、どうしたらいいの〜?」
 「うっ・・・あ〜、えっと・・・」
 「ねぇねぇ〜」
完全に虚をつかれたリカはとりあえずこの場をしのぐ為・・・
 「そ、そういえばワルQ、何で急にそんな事言い出したのよ」
質問で質問に返してみることにした。
 「えっ?えっと、それはね〜・・・」
ワるきゅーレはそういうと事の顛末を話し始めた。
674625:2006/05/21(日) 19:37:09 ID:052l2t/B
あの夜以降、三人いっしょでやるようになった夜の情事。
といってもワるきゅーレはまだ子供、やれることには限度があるし、あまり遅い時間までは起きていられない。
たいてい最初のキスかもって次の愛撫の段階で夢の世界へと引きずり込まれてしまい、本番を見ることはない。
例え本番まで起きていたとしてもワるきゅーレにそれ以上させるわけにはいかず、
またワるきゅーレ自身もその辺は理解していたからその段階で寝るようにしていた。
最後までできるワルキューレに羨望や嫉妬を感じないといえばウソになるが、
無理を言って和人を困らせるのはもっと嫌なので『大きくなってからのお楽しみ』ということになっていた。
それでも和人とワルキューレのしていることに興味を抱かずにはいられず、つい先日、寝たふりをしてその様子を見てみることにした。

和人にかけてもらったタオルケットと枕で顔の半分を隠しながら隣の布団の方を覗くと、今まさに始まろうかというところだった。
 「ワルキューレ…良いかい?」
 「はい、和人様…」
まさかワるきゅーレが見ているとは露知らず、二人は激しく求め合い始める。
前に偶然覗き見てしまったときはショックが先走りすぎて他の感情など一切入り込む余地などなかったが、改めて見てみた感想は『凄い』の一言だけだった。
こんな凄いことを大人になったら自分もやるんだと思うと不安のような楽しみのような、なんとも複雑な気分だった。
そして・・・
 「ああっ!和人様っ!わたしっ、わたしっ!」
 「ワルキューレ、僕も、僕ももう・・・っ!!」
それまでの激しさがうそのように二人はゆっくりと布団の中に崩れ落ちた。結局ワるきゅーレは最後の最後まで視線をそらすことなく見届けてしまっていた。
そして、そのときワるきゅーレは気づいてしまったのだ。
675625:2006/05/21(日) 19:39:16 ID:052l2t/B
 「それでね。そのときのかずとがとっても気持ちよさそうな顔をしてたの。
ワルちゃんもキスしてもらったり撫でてもらったりすると気持ちいいんだけど、してもらうだけだとかずとは気持ちよくなれないでしょ?
だからどうやったらワルちゃんもかずとを気持ちよくさせらるのかなぁ・・・って思って」
 「なるほど…そういうことね」
ワるきゅーレの考えは確かに一応筋道は通っている。
大好きな相手から与えられるだけじゃなくて与えたい、と言うのは至極当然の感情だ。
ただ内容が常識とか道徳を軽く超越してしまっているのが大いなる難点だったが・・・。
 「は〜っ、あの二人も鈍いんだから。よりにもよって小ワルが見ているのに気づかないなんて…」
まさか騒音公害(リカはこう思うことでどうにか平静を保っている)の他にこんなところでとばっちり(?)がこようとは思っても見なかった。
さて一体どう答えたものか・・・・考えた挙句リカが出した結論は・・・
 「・・・ああ、お兄ちゃんって、薪割りとか風呂焚きとかでよく肩がこってるって言うから肩揉みでもしてあげればいいんじゃないの?」
とりあえず健全な答え・・・つまり誤魔化すことにした。
当然誤魔化された側のワるきゅーレは不満の声を上げる。
 「違うのぉ!ワルちゃんが言ってるのはそういうのじゃなくて・・・」
 「はいはい、一応答えたんだからあっち行ってよね。わたしまだ勉強の途中なんだから忙しいの!」
 「う〜っ・・・・」
結局、ワるきゅーレは何の収穫も得ないままリカの部屋を後にした。
676625:2006/05/21(日) 19:42:16 ID:052l2t/B
 「えっ?女の子が男の子を気持ちよくさせる方法?」
 「うん、ワルちゃん、かずとにしてあげたいの」
リカの部屋を追い出されたワるきゅーレは次に開店準備中の時乃湯へとやってきていた。
今度の相手は時乃湯の頼れるお姉さん戦力こと猫耳侍女部隊の皆さんだった。
 「えっと、姫様…それは肩揉みとかそういう類のものじゃ・・・」
 「それはもうリカちゃんに聞いた〜。そうじゃなくて夜中にね、布団の中で出来ることの方のことだよ」
ワるきゅーレがきっぱりと言い切ると侍女部隊最精鋭と言われる彼女たちは一様に顔を赤らめた。
 「ふ、布団の中って…」
 「それっていうとやっぱりアレのこと?」
 「アレだよねぇ、これって」
 「間違いなくそういう類のことよね」
ワるきゅーレや侍女長である真田さん、ひいてはこの時乃湯に心身共に捧げる身である彼女たちもそういう話には興味津々なわけで、話は瞬く間に発展し始めた。
 「ん〜、男の子を気持ちよくって言うと・・・やっぱり胸を使わない手はないよね〜」
 「うんうん、なんたって胸は女の最大の武器だしね」
 「胸?胸でなにをするの?」
初めて出てきた具体的な答えにワるきゅーレは思わず身を乗り出した。
 「えっ?そうですねぇ、例えば胸で男の人のアソコを挟んで揉んであげるとか、胸で身体を洗ってあげるとか・・・」
 「も〜、お約束というか古典的すぎるよ」
 「そうですかぁ?」
 「そうだよぉ、それだったら…」
ああでもないこうでもないと議論を始める侍女たち、すっかり蚊帳の外に追いやられてしまったワるきゅーレは自分の胸を見下ろしてみる。
 「胸で・・・挟む・・・」
見下ろした自身の胸はとても小さくて、挟む込むことなど到底できそうもなかった。
 「ワルちゃんには無理かも…」
ちょっぴり打ちひしがれながらワるきゅーレは次へと向かった。
677625:2006/05/21(日) 19:44:21 ID:052l2t/B
 「ひっ、姫様?い、今一体なんと・・・・」
 「だからね、今のワルちゃんでもやれる方法を教えてほしいの」
次なる被害者、もとい難しい質問に答える立場になってしまったのは他でもないこの人だった。
 「ねぇ真田さぁん、ねぇねぇ〜」
 「うっ、そう申されましても・・・」
姫様の為ならなんでもござれな真田さんだがこれには流石に言葉がつまった。
 (姫様がこうしてわたくしを頼ってきて下さっている・・・しかし姫様はまだ8歳、こういったことを教えてしまうのはちょっと・・・)
真田さんの中でワるきゅーレへの忠誠心と教育的・道徳的観念がせめぎあい、ぶつかりあってどうにもできないでいた。
が、次の一言がその拮抗を一気に崩し去った。
 「真田さん、お願い。ワルちゃん、このまましてもらうだけなのはイヤなの。これじゃあワルちゃん、かずとのお荷物になっちゃう…」
すがるようなワるきゅーレの表情と"お荷物"と言う言葉が真田さんの中の使命感に火をつけ燃え上がらせた。
 「お荷物などとはとんでもございません!わかりました、姫様、この真田にお任せを!」
 「本当に!?」
今までの不安そうな顔が一転満面の笑顔になるワるきゅーレ。
泣く子と姫様にはかなわないと改めて実感しながら真田さんは胸を張ってみせる。
 「もちろんです姫様、これよりこの真田が姫様にもできるヴァルハラ侍女流・口で殿方にご奉仕する方法を懇切丁寧に伝授して差し上・・・」
言いかけて、真田さんは固まった。
妙なデジャヴというか何かとんでもなく大きな引っ掛かりを覚えてしまったのだ。
一度は猛烈に燃え上がった使命感が見る見るうちに萎んでいく。
 「口?口でならワルちゃんにもできるかも・・・あれ?真田さん?どうしたの?」
 「・・・・・くっ、すみません不肖この真田、しばらくお暇を取らせていただきますっ!」
目の幅の涙を流しながら真田さんは脱兎のごとく駆け出した。
 「えっ?真田さん!?真田さぁ〜ん!!待ってぇ〜!!」
 (姫様、このふがいない真田をどうか許してくださいまし)
真田さん、痛恨の敵前ならぬ御前逃亡。
678625:2006/05/21(日) 19:46:20 ID:052l2t/B
 「で?めぐりめぐってあたくしの所へ来た、と?」
 「うん・・・ライネ、"お口でごほーし"ってどうやってやるのか知らない?」
時乃湯の中で聞ける当てがなくなったワるきゅーレはとうとう時乃湯を飛び出してコーラスのアパートへとやってきていた。
 「理由はどうであれどーしてあたくしなんですの?それにそういう話ならお姉様のほうが知識も経験も豊富なんですからお姉様に聞いたらどうですの?」
 「う〜、それはそうなんだけど・・・でも・・・」
ライネの言葉にワるきゅーレの声が一気にトーンダウンする。
困り果てたような顔とあいまって『それだけはイヤ』オーラがぷんぷんと漂ってくる。
 (はっは〜ん、さてはこのお子様、一丁前にワルキューレお姉様にライバル心とかなにかを抱いちゃってますわね)
そう思うとライネの中に小さないたずら心が芽生えた。
ライネはわざとらしく焦らすように言う。
 「そうですわねぇ、口でご奉仕、ならあたくしも知らない事はないんですけどねぇ…」
 「知ってるの!?お願い、やり方ワルちゃんに教えて」
 「どうしましょう、教えて差し上げても別に構いませんが・・・やっぱりやめようかしら」
一瞬期待を持たせてさらに焦らす。典型的なおちょくりのパターン・・・だったはずなのだが今のワるきゅーレにはあまりにも酷だった。
 「ライネぇ…お願い、お願いだからぁ…ぐすっ」
ワるきゅーレの瞳が潤み始め、目じりから大粒の涙がぽろりと零れ落ちた。
ライネとしてはちょっとからかっただけのつもりでいたのだが、まさか泣かせてしまうとは思っても見なかった。
流石に見かねたのかコーラスが言う、
 「ライネ、ちょっとやりすぎだよ」
 「・・・そのようですわね」
 (まさかここまで真剣だったとは、あたくしもちょいとおふざけが過ぎましたわね)
ライネはため息を一つつくとワるきゅーレの方に向き直った。
 「仕方ありませんことね。分かりましたわ、あたくしが口でご奉仕のいろはを教えて差し上げますわ」
 「ぐすっ、ライネ、本当に?」
 「あたくしがウソを申しまたことがありまして?コーラス、バナナは冷蔵庫にありましたわよね?」
 「えっ?うん、あるけど・・・なにに使うの?」
わけが分からないという風なワるきゅーレとコーラスにライネはウィンクをして見せた。
 「特訓ですわよ。特訓」
679625:2006/05/21(日) 19:49:28 ID:052l2t/B
 「うぅん…和人様・・・」
 「おやすみ、ワルキューレ」
小さな寝息を立て始めたワルキューレの頭を撫でながら和人はさてどうしたものか、と思案していた。
なんと言えばいいのか少しばかり物足りない。
今日はワるきゅーレがいつもより早く寝付いてしまい、久々の二人だけの行為となった為、配分を間違えてしまったのだろう。
 「仕方ない、明日もあることだし、とっとと処理して・・・」
 「待って、かずと…」
 「!?」
半ば諦めムードに入りかけていた和人は突然の声に思わずそちらを見、驚いた。
寝ていたはずのワるきゅーレが起きて、そこに立っていたのだ。
 「ワるきゅーレ・・・どうしたの?あっ、もしかして起こしちゃった?」
 「ううん、違うの…ワルちゃん、ホントはずっと起きてたの・・・」
 「えっ?」
ワるきゅーレの言葉に和人はわが耳を疑った。
眠っていたと思っていたワるきゅーレが起きていた。と言うことはつまり・・・
 「ワるきゅーレ、どうして寝たふりなんか・・・」
 「大きいワルちゃんの見てる前だとやり辛いから…」
 「やり辛い?ワるきゅーレ、さっきから何を・・・」
ワるきゅーレの意図が理解できず尋ね返そうとした和人は次の瞬間、わが耳を疑った。
 「ワルちゃん、かずとを気持ちよくさせたくて…ずっと練習してたの・・・かずと、ワルちゃんにお口でごほーしさせて・・・」
ワるきゅーレはそう言いながら和人の前にちょこんと腰を下ろすと、和人のモノにその小さな舌を伸ばした。
 「くっ…」
突然の刺激に和人は思わず声を漏らしそうになった。
何所で覚えてきたのかワるきゅーレの舌遣いは初めてとは思えないほど上手だった。
 「かずと、気持ちいい?」
 「うん、ワるきゅーレ、すごく気持ちいいよ」
 「それじゃあもっと気持ちよくしてあげる」
そう言ってワるきゅーレは口を大きく開けると和人のモノをすっぽりと咥え込んだ。

正直、失礼な話だが、和人はこのとき思わず身構えていた。
舌遣いこそ上手であったが咥えてやるのは簡単なことではない。ワルキューレでさえ上手くいかないことのほうが多い。
ましてやワるきゅーレは今日が初めてだ。
咥え込む口も小さいし、歯があたってしまうのは仕方がない。
和人はそう考えて覚悟を決めたのだが、最後まで歯があたることはなかった。
そして・・・
 「わ、ワるきゅーレ!」
和人は言い知れようのない快感に浸りながらワるきゅーレの口の中へと一気に迸らせた。
680625:2006/05/21(日) 19:51:07 ID:052l2t/B
 「かずと、ワルちゃんのごほーし、気持ちよかった?」
いつものようなご飯粒ではなく精液のついた口の周りを和人が拭きとっているとワるきゅーレが言った。
 「うん、とっても気持ちよかったよ。ありがとう、ワるきゅーレ」
 「えへへ・・・よかったぁ、上手くできて」
和人がそう答えるとワるきゅーレは顔を綻ばせた。和人はさっきからずっと思っていた疑問を口にする。
 「ところでワるきゅーレ、あのやり方は何所で覚えてきたんだい?」
 「・・・えっと、それはねぇ・・・ひみつ」
 「えっ?ひみつって…」
思わず絶句する和人をよそにワるきゅーレは布団の中にもぐり込む。
 「ひみつはひみつなの〜。それじゃあワルちゃんもう寝るね。おやすみ〜」
 「あっ、おい・・・はぁ…おやすみ、ワるきゅーレ」
ちょっと困ったような和人の声を聞きながら、ワるきゅーレは眠りに落ちる直前に誓った。
 (大きくなったらもっともっと気持ちよくさせてあげるから・・・それまで待っててね、かずと・・・)
681625:2006/05/21(日) 19:52:17 ID:052l2t/B
数日後、外で干していた布団を持ってワルキューレの部屋に入ったリカは思いもよらぬものを見ることとなった。
ワルキューレがなにやら本を見ながらバナナを食べ・・・いや、咥え込んでいたのだ。
 「・・・ワルQ、バナナなんか咥え込んでなにしてるの?」
リカが声をかけるとワルキューレは一瞬飛び上がり本とバナナを慌てて隠した。
 「えっ?あっ、リカ様!?い、いいえ違うんですよこれは!決して小さい私に負けたくないとかそういうのじゃなくてですね…えっと、その・・・」
 「はいはい、もう分かったから。わたしはここで何も見なかった言わなかったいなかった。そういうことにしといてあげる。じゃあ布団はここに置いておくからね」
そう言うとリカは顔を真っ赤にしているワルキューレをよそに戸を閉めた。
 「はぁ・・・なにやらWワルQ抗争勃発の予感・・・」
リカはぽっと出にそうつぶやいたが、それはそう遠くないうちに現実のものとなりそうだった。


                   おしまい
682625:2006/05/21(日) 20:10:50 ID:052l2t/B
はい、というわけで以上でございます。
前作から引き続き小ワルが主役であるためいきなりアレなのもどうかと思いこのようになりました。
また、ギャグじゃないエロはほぼ初めてな為、エロなんだかそうじゃないんだか正直自分では判断し難い代物となってしまいましたがどうだったでしょうか?
こんなものですがよろしければ感想やアドバイスなどあればいただけると幸いです。
最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

追記というかいいわけ
え〜実は今作、最初のプロットではライネではなく真田さんが小ワルを指導しちゃう、と言う展開だったのですが、
投下する側としても読者としても今スレからであったため、最初は気づかなかったのですが、改めてこのスレの作品を読んでいて
前・359氏が前スレで書いたという作品と内容が被ってしまうのではないか?という事実に気づき慌てて修正を加えています。
その為、誠に勝手ではありますが、真田さんパートでちょっとだけ前・359氏のネタ(?)を使わさせていただきました。
前・359様、勝手に使ってしまい本当にすいませんでした。
683名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:54:23 ID:0fchdzWh
おおっ! コレはいいですよGJですよ。
お気遣いはありがたいでのですが…… 同じ事を考える方はおられるのですなぁ。 とも。
ご指摘の作品は「真田にお任せ 〜すべては姫様のために〜」ですが、実は、やっぱりライネがバナナを使って、コーチしてるんですよ。
口と胸の。
そのコーチを受けた真田さんが婿殿とホニャララという話でした。
そして、真田さんがワルキューレにコーチするのが、投票で万年2位の「真田にお任せ2 〜いや… しかし……〜」だったりするのですけど。
ちなみにネスティを除く全キャラを使った作品だった為、やたら長くてまとまりのないダラダラした作品になってしまいました。 個人的には思い入れがありますが。
しかし、ライネは偉大だなぁ。 これからはライネ先生と呼ばねば。

話の方ですが、ワタクシ的には全体的なバランスがとれてて良いと思います。
大ワルが苦手な口を小ワルをこなすのは、二人のバランスを考える上ではベストに近いのではないでしょうか。
最後にリカを使う所も上手い!
ワタクシなら真田さんを使うでしょうから、勉強になりました。

あとは、シリーズ化するなら、最後の心の声はセリフにして良かったかも。とは思います。
小悪魔的なイメージをつけられるかと。
しかも、手と言うか指を使わせれば
「ワるちゃんが大きくなるまで、ちゃんと出来るようになるまでニギニギとぺろぺろしてあげるね」
とか言わせてしまえば、主導権をワるQに握らせられるし、ワルQに対抗できる武器を持たせる事にもなるし。

まあ、あくまでワタクシめの個人的な意見ではありますが。
ともあれ、これは良く出来てますよ。 コレは新スレになっても期待してもよろしいですね。
684名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 08:41:54 ID:WQzfLarO
ぐっじょぶ!
とうとう次回は3Pでつか?
猛烈に期待しております。
685名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 14:52:33 ID:sg5CHSeE

円盤皇女ワるきゅーレのエロ小説 第4期
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148168712/
686名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 10:24:36 ID:Fde1eBNQ
とりあえずまとめた
保管庫に頼むなら使って
前・359氏
「バレンタインデー」>>9-35
「リカ、心の絆血の絆 〜そして………〜」>>41-46>>52-57>>64-79>>84-95>>106-115>>120-137>>158-161
687名無しさん@ピンキー
「失われた時間、取り戻した心 〜愛しいかけら〜」>>166-172>>180-184>>190-199>>206-212>>220-228
「ワルキューレ(?)のホワイトデー」>>251-259>>267-284>>291-297