金色のガッシュ!!で…part7

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1名無しさん@ピンキー
「金色のガッシュ!!」のエロパロスレです。21歳未満者は立ち入り禁止。

         
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2名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 03:27:21 ID:1z2vKECp
もう利用者は期待できんが、最後のスレってことで
3名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 03:31:36 ID:Eof966c2
サンダー
4935-17:2006/02/09(木) 03:39:01 ID:73u6bYj3
保守するのが、人の道ってもんだ。
5名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 10:07:26 ID:yzEjhnP1
原作どうなってんの?最近見ないような気が…
6名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 21:46:33 ID:r5+OfIL1
原作は作者右手負傷の為、連載中止。
7ノワール:2006/02/09(木) 21:54:24 ID:fA3KmWKg
キヨメグ投下します。
コミックス10巻のバリー戦の後、負けたショックで落ち込んでいる清麿を優しく慰める恵…という話です。
8ノワール:2006/02/09(木) 21:55:10 ID:fA3KmWKg
その日、恵とティオは清麿とガッシュのお見舞いに来た。
 清麿とガッシュがバリーという名前のとても強い魔物と戦って大怪我した上に負けてしまった事を知ったからだ。
「じゃあ私はガッシュの方を見てくるから、清麿の方お願いね」
「ええ。分かったわ、ティオ」
 ティオはウマゴンの案内でガッシュがいるウマゴンの小屋へ向かって走って行った。
(清麿くん、大丈夫かな…怪我はそれほど酷くないって聞いたけど…)
 恵は清麿の家に入り、2階にある彼の部屋へと向かった。
「清麿くん、こんにちは。具合はどう?」
「こんにちわ、恵さん。ああ、もう大した事無いよ」
 ベッドに寝ている清麿の怪我は本当にそれ程酷くなかったので、恵は少しだけ安心した。
「ティオは?」
「ガッシュくんの所。ちゃんとガッシュくんを慰めてくれてるといいんだけど…」
「心配し過ぎだよ、恵さん」
「そ、そうね。ティオって本当に素直じゃないからつい…」
「恵さん、今日は来てくれてありがとう」
「お礼なんていいわよ、本当に心配したんだから…でも、思ったより怪我無くて良かったわね」
「ああ、もう心配要らないよ」
(今日の清麿くん、いつもとどこか違う…)
 清麿はいつも通りだった…だが、恵はどこか違和感を感じていた。
9ノワール:2006/02/09(木) 21:55:40 ID:fA3KmWKg
「ねえ、清麿くん…」
「何?」
「無理…してない?」
「えっ…何言ってんだよ、恵さん。無理なんかしてないよ」
「だってガッシュくんの本は燃やされなかったけど…大怪我したのに…」
 恵は「負けてしまったのに」と言ってしまわないように細心の注意を払って言った。
「いつまでも落ち込んでなんかいられないからな。とにかく、俺は無理してないよ」
 とうとう清麿は恵から目をそらしてしまった。
(きっと私やティオに心配かけない為にあんな事を…本当はとっても辛い筈なのに…清麿くん…)
 その時恵は思った…清麿くんの心の傷を癒してあげたい…と。
「清麿くん…」
「えっ…?恵さん…?」
 恵は清麿の顔を胸に優しく抱き締めた。
 大きく温かい胸が清麿の顔を優しく包み込む。
「清麿くん…辛い時は思いっきり泣いていいんだよ…」
「恵さん…くっ、ううっ…」
 恵の優しい言葉に清麿の胸が熱くなる。
 清麿は恵の腰に両手を回して抱き付き、大声で泣き出した。
「清麿くん…私の胸で良かったらいつでも貸してあげるから…もう独りで泣かないで…」
「うっ…うああっ…めぐみさぁんっ…!」
 恵は右手で清麿の髪を優しく撫で、左手で背中を撫でる。
 恵は清麿の髪と背中を泣き声が止むまで優しく撫で続けた。
10ノワール:2006/02/09(木) 21:56:11 ID:fA3KmWKg
「ふふっ、いっぱい泣いたね…胸の所だけびしょ濡れ。どう?思いっきり泣いたらスッキリしたでしょ?」
「ありがとう、恵さん…」
 清麿は胸の谷間から顔を出して恵の顔を見上げる。
「ゴメン…服、濡らしちゃって…」
「ううん、気にしないで。放っておけば乾くわ」
 自分の涙でびしょ濡れになった恵の事を気遣う清麿。
「そんな事より、よっぽど我慢していたんだね…辛かったでしょう…?」
「恵さん…うっ…」
 恵の優しい言葉に清麿の目からまた涙が零れ落ちる。
「あらあら、あんなに泣いたのに…はい、胸貸してあげるね」
「うっ…ううっ…」
 恵は清麿の顔を胸に抱き締め、優しく髪と背中を撫でる。
「私もね…辛い事があると自分の部屋で思いっきり泣いてたの…我慢していると余計辛いから…」
「そうなんだ…」
 温かい胸と優しい手の感触を感じながら清麿は恵の顔を見上げた。
 いつの間にか清麿の涙は今度こそ本当に止まっていた。
「だから清麿くんも我慢しないで。辛い事があったら思いっきり泣いてスッキリして、また頑張りましょう!」
「ああ…本当にありがとう、恵さん」
「どういたしまして♪」
 さっきまでとは違う心からの笑顔になった清麿に恵も笑顔を返す。
 恵は自分達の為に無理をしていた清麿が元に戻ってくれた事がとても嬉しかった。
11ノワール:2006/02/09(木) 21:56:53 ID:fA3KmWKg
「ねえ、清麿くん…」
「何?」
「次は清麿くんの体の方をスッキリさせてあげたいな…って思うの」
「え?体って…まさか…」
「そのまさかよ。清麿くん、えっちしよ♥」
「はい、喜んで」
 笑顔で提案する恵にあっさり賛成する清麿だった。
 早速2人は服を脱いで裸になった。
「清麿くん、おっぱいだけでもうこんなに大きくなってるよ♥」
「う…そりゃ、恵さんの胸が気持ち良かったから…」
「嬉しい…」
 すっかり大きくなっている清麿のモノを見て微笑む恵。
 清麿は恥ずかしさで顔を真っ赤にする。
「さ、来て…」
「うん…」
 清麿は恵をベッドに優しく押し倒し、覆い被さった。
「んっ…んふうっ…」
 清麿はディープキスをしながら左右の乳房を揉む。
「恵さん、恵さんっ…」
「うふふ、清麿くんたら甘えん坊さんだね♥」
 清麿は恵の乳首を音を立てて吸いながらもう片方の乳房を揉む。
 それを左右交互に繰り返して愛撫する。
「そんな甘えん坊さんは…抱っこしちゃお♥」
「うぷっ!?」
 恵は清麿の頭を両手で胸の谷間に抱き締める。
12ノワール:2006/02/09(木) 21:57:24 ID:fA3KmWKg
「ほら、いつもみたいに甘えて…」
「う、うん…」
 清麿は恵の胸の乳房に頬擦りしながら乳首を摘み指で挟んでこねる。
「ぱふぱふしてあげるね♪」
「うあっ…恵さん…気持ち良いよ…」
 恵は乳房に両手を添えて寄せたり離したりを繰り返し、清麿の顔を包み込んだ。
「今日は清麿くんをおっぱいでメロメロにしてあげるね♥」
「いつもメロメロにされてるような気がするけど…?」
「いいからいいから♪じゃ、清麿くんが下になって」
「あ、ああ…」
 清麿は言われた通り恵の隣に仰向けに寝転がった。
「それっ♪」
「むぐうっ!?恵さん…苦しいよ…」
「あら、しっかり抱き締めて言う台詞じゃないわよ♪」
 恵は清麿の上に覆い被さり、胸で清麿の顔を完全に包み込む。
 清麿は言葉とは裏腹に恵の腰に両手を回してしっかりと抱き締めている。
 その為、恵の胸に清麿の顔がどんどん埋まって行く。
「んっ…んんっ…」
「あんっ、くすぐったい…」
 清麿は恵の胸に頬擦りするので、髪の毛が恵の胸の谷間をくすぐる。
13ノワール:2006/02/09(木) 21:58:19 ID:fA3KmWKg
「んあっ…清麿くん…お尻も…太腿も…欲しいの…?」
「うん…欲しい」
 清麿は右手で恵の丸みを帯びた大きな尻を揉みしだきながら左手でむちむちした太腿を撫でる。
「欲張りねぇ…おっぱいだけじゃダメ?」
「うん…恵さんが全部欲しいんだ…」
「私も清麿くんが欲しいな…勿論全部よ♥」
「恵さん…」
「きゃっ…あん…」
 清麿は恵の胸の谷間に舌を這わせ、あちこちにキスをする。
「ねえ、清麿くんのがさっきからお尻に当たってるよ」
「うん、知ってるよ。恵さんのお尻、柔らかくて気持ちいいよ」
「ね、清麿くんの…おっぱいで挟んでいい?」
「いいよ。確か俺をおっぱいでメロメロにしてくれるんだよね?」
「うん。メロメロにしてあげる♥」
 恵は清麿の上に乗ったままバックして、清麿の下半身へ移動した。
「じゃ、挟むね♪」
「うああっ…恵さん…」
恵は乳房で清麿のモノを挟み込んだ。
 柔らかく温かく弾力のある豊満な乳房に自分自身を包み込まれる快感で清麿は蕩けそうになる。
「んっ…」
「うあっ…」
 恵は清麿のモノの先端を口に含み舌で舐めて刺激する。
14ノワール:2006/02/09(木) 21:59:30 ID:fA3KmWKg
「ううっ…くっ…(恵さん…こっち見てる…やっぱり恥ずかしいな…)」
「んん…んふっ…(清麿くん照れてる…可愛い♪)」
 更に上目遣いで清麿の顔を見つめながら乳房を動かす。
 恵に見つめられた清麿は顔を耳まで真っ赤にする。
「ひよまろふぅん、ろう?ひもひいい?(清麿くぅん、どう?気持ちいい?)」
「め、恵さんの胸も、口の中も、舌も…あ、温かくて…き、気持ちいいよ…だから、咥えたまま…喋らないで…出…るっ…」
「だひてもひひよ♪(出してもいいよ♪)」
「めぐみ…さんっ…うああ!!」
「んうう―っ!!」
 勢い良く射精された精液が恵の顔と胸を汚した。
「うふふ、いっぱい出たね…飲みきれなかったよ♥」
「はあっ、はあっ…はあっ…」
 恵はティッシュで顔と胸に付着した精液を拭き取った。
 清麿は射精の快感で息が上がってしまっている。
「恵さん、上になっていい?」
「うん、いいよ」
 清麿はベッドに仰向けになった恵に覆い被さる。
 恵の胸の谷間に顔を埋め、腰に手を回して抱き締める。
「ああ、凄く気持ちいい…寝てしまいそうだ…」
「清麿くん、全部終わるまで寝ちゃダメだからね」
「分かっているよ。じゃあ、そろそろ入れるよ」
「うん…」
 清麿は既に十分濡れて受け入れ準備万端な恵の秘所にすっかり硬く大きくなったモノを嵌め込んだ。
15ノワール:2006/02/09(木) 21:59:59 ID:fA3KmWKg
「ふああ…気持ちいいっ…」
「恵さん、まだ入れたばかりだよ」
 清麿は恵の細い腰を掴んでゆっくりと自分の腰を動かす。
「んあっ…はああっ…」
「恵さん、今日は…恵さんの胸に抱かれたまま…イキたいっ…」
「いいよ…清麿くんを包み込んであげるね…」
「ああっ、恵さん…温かいよ…」
 恵は清麿の頭を胸に抱き締めて両脚を腰に絡みつかせて太腿を密着させる。
 清麿は恵の腰に手を回してしっかりと抱き締める。
「んっ、はぁん、ひああ…清麿くぅん…」
「ううっ、くう…恵さん、恵さぁん…」
 清麿の腰の動きが少しずつ激しくなって行く。
 恵の豊満な胸に顔を埋めていても可愛い喘ぎ声と腰の動きに合わせて膣内から溢れる愛液の淫らな音だけははっきりと聞こえる。
「き、きよまろくんっ…わたし…もうっ…い、いっしょ、にぃ…」
「め、めぐみさんっ…おれ…も…うう!」
「うぁああああんっ!!」
 恵の膣内が収縮し清麿のモノをより一層締め付けた。
「ああ…めぐみさんっ…とまらないよ…」
「いっぱいだしたね…」
 清麿は恵の膣内に全て吐き出すと、入りきらなかった精液が少し溢れ出した。
「恵さん…凄く…スッキリしたよ…」
「清麿くんっ…凄かったよ…私も…スッキリしちゃった…」
 2人は繋がったまま快感の余韻に浸っている。
 清麿は恵の胸の谷間に顔を埋めている。
16ノワール:2006/02/09(木) 22:00:24 ID:fA3KmWKg
「これからも辛い事や悲しい事があったら私に言ってね…慰めてあげるから」
「うん…ありがとう、恵さん」
 恵は清麿の髪を優しく撫でる。
「その代わり、私が辛い時や悲しい時は慰めてね」
「ああ。その時は俺が辛い事も悲しい事も忘れさせてあげるよ…約束する」
 清麿は顔を上げて、恵の顔をじっと見つめる。
「ありがとう…」
「恵さん、2人共辛くて悲しい時はどうしようか?」
「そうね…その時は、抱き合って2人で一緒にひたすら泣きましょ」
「そうだな、涙が止まるまで抱き合おう」
「うん、一緒なら辛い事も悲しい事も半分に出来るね」
「その代わり、楽しい事や嬉しい事は2倍になるよ」
「清麿くん、ずっと一緒にいようね…」
「ああ。恵さん、俺達はどんな時でもずっと一緒だ…」
 清麿と恵はお互いの顔を見てにっこり微笑む。
「嬉しい…それって何だかプロポーズみたいね♥」
「え!?い、いや…そ、そうかな…?」
「ふふ、私はそう聞こえたけどな〜」
 清麿は恵のこの一言に顔を真っ赤にする。
 恵は顔真っ赤で照れる清麿を可愛いと思い満面の笑みを浮かべた。
17ノワール:2006/02/09(木) 22:02:10 ID:fA3KmWKg
・おまけ〜ガッシュとティオの場合〜
 見舞いの後、自分達のマンションに帰った恵とティオ。
「ティオ、ガッシュくんの方はどうだった?」
「もう大丈夫よ。すっかり元のガッシュに戻ったわ」
「そう、良かった…と言う事はティオが慰めてあげたの?」
「ま、まあね…ガッシュが泣いてたから抱き締めてあげたの…そしたら、ガッシュもっと泣いちゃって…」
 恵の質問にティオは顔を耳まで真っ赤にして答える。
「そうなんだ…」
「だから、ガッシュが泣き止むまでずっと抱き締めてあげたの」
「ティオ…優しいのね」
「だって、凄く悔しそうな顔で泣いているガッシュが…とても可哀想だったから…」
「本当に辛かったのよ……ガッシュくんも、清麿くんも」
「そうよね…ガッシュも清麿も……あっ、恵!清麿の方はどうだったの?」
「安心して。もうすっかり大丈夫よ。元の清麿くんに戻ったわ」
「そう、良かったぁ…ん?じゃあ恵も清麿を抱き締めてあげたの?」
「ええ。抱き締めてあげたわ」
 ティオの質問に恵は顔を赤らめたりせずに笑顔であっさりと答える。
「じゃあ清麿も泣いてたの…?」
「ううん。普通にしていたわ…無理に我慢してね」
「無理してたの?恵、よく気が付いたわね…」
「ええ。それに気付いたから清麿くんを慰めてあげたい…心の傷を癒してあげたいって思ったの…」
「でも、清麿は無理して普通にしてたんでしょ?どうやったの?」
「抱き締めて、辛い時は思いっきり泣いていいんだよって言ったの…そしたら我慢しないで泣いてくれたの」
「そうなんだ…」
「清麿くん、辛いのを凄く我慢していたの…でも、私の胸で思いっきり泣いてスッキリしてくれたわ」
「良かったぁ…これで清麿もガッシュも元通りね!」
「ええ。本当に良かったわ」
 清麿が元気になった事を聞いて喜ぶティオに恵はにっこりと微笑む。
「恵、そのバリーって奴がまた来たら今度は私達が助太刀しましょ!そいつだけは絶対に許せないわ!!」
「ええ、勿論よ!」
 清麿とガッシュを助けたいという気持ちを新たにする恵とティオだった。
18ノワール:2006/02/09(木) 22:03:06 ID:fA3KmWKg
・おまけ2〜ガッシュとティオと華さん〜
「ところで恵、ちょっと聞きたいんだけど」
「なぁに、ティオ?」
「清麿を慰めた後、ず〜っと部屋に2人きりで何してたの?」
「え!?…な、何でそんな事聞くの?」
「だって全然降りてこなかったじゃない。ねぇ、2人で何してたの?」
「た、戦いの事とか、また遊園地行こうねとか…と、とにかくいっぱい話してたわ(ずっとえっちしてましたなんて言えないわよ…)」
「ふう〜ん、そうなんだ…何でか知らないけど華さんが私とガッシュは清麿の部屋に入っちゃダメって言ったの」
「華さんが?」
「ええ、そうよ。華さんが清麿の事は恵ちゃんに任せましょって言ったから…だから私達は恵に任せる事にしたの」
「そう…華さんがそんな事を…華さん……ああっ!!」
「ど、どうしたの恵?急に大声出して…?」
「な、なんでもないわ…」
 恵はあの時清麿の部屋の扉に鍵がかかっていなかった事に今頃気付いた。
(と言う事は…あの時ティオとガッシュくんが部屋に入ってこなかったのは…)
 華が清麿と恵が何をしているか気付いたのでガッシュとティオに清麿の部屋に行かないように言った…これで間違い無い。
「ね、ねえ…ティオ、華さんいつ帰って来たの?私達が清麿くんの家に来た時はいなかったし…」
「恵気付いてなかったの?よっぽど夢中になって清麿とお話してたのね」
「ま、まぁね…降りて来た時にはもう帰って来ていたから驚いちゃって…」
「ん〜ガッシュが元気になって、一緒に外で遊んでいたら帰って来たから…私達が来てからあんまり経ってないと思うわ」
「そ、そうなんだ…(じゃあ殆ど最初からじゃない…清麿くんもガッシュくんに同じ様な事を言われたんだろうなぁ…ああ、恥ずかしい…)」
「どうしたの恵?顔真っ赤よ?」
 恵は恥ずかしさで耳まで真っ赤になってしまった…。
 ちなみに恵の思った通り、清麿もガッシュに同じ様な事を言われて恥ずかしくて顔を真っ赤にしていたという…。

 終わり。 
19ノワール:2006/02/09(木) 22:03:43 ID:fA3KmWKg
<あとがき>
清麿を優しく慰める恵…というのを自分なりに書いてみました。
清麿は誰にも弱みを見せない所がありますから、たまにはこういうのもいいかな…と思って書きました。
原作でもこれから先、仲間の魔物が、そしてガッシュとティオが魔界に帰る時はやはり辛いですからね。
20名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 17:36:47 ID:Ukl8IV9F
とりあえず乙です。
21名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:23:47 ID:tTPL6tmK
ノワール氏、グッジョブ!
あ〜、ふわふわの恵さんの胸に包まれたい!!

前スレの末尾の埋めAAマンガもグッジョブ
22名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 00:35:26 ID:91tZJnXB
 『幸福論/ジョナサン・F・ピカール』

メキシコ人の漁師が小さな網に魚を捕ってきた。その魚はなんとも活きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、「素晴らしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの?」と尋ねた。
漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。惜しいなあ」と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃぁ、余った時間で一体何をするの?」と旅行者が聞くと、
漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシェスタ(昼寝)して。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…
ああ、これでもう一日終わりだね」と満足げに語った。
すると旅行者は、まじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、君にアドバイスしよう。
いいかい、君は毎日、もっと長い時間漁をするべきだ。それで余った魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。 そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を二隻、三隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃には君は、このちっぽけな村を出てメキシコシティーに引越し、
それからロサンゼルス、さらにはニューヨークへと進出していくだろう。
君はマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮を執るんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね?」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの?」
「それから?その時は本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、君は億万長者になる」
「自分の会社の株を売ってしまうのかい?それで?」
「そうしたら引退して、死ぬまで気ままな隠居生活さ。
海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、
日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシェスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい?天国のような暮らしだろう」
23p1246-ipbf09okayamaima.okayama.ocn.ne.jp:2006/02/16(木) 15:12:05 ID:XYlCTSxg
ue-i
24望月:2006/02/23(木) 16:18:23 ID:GbeSlIBV
初めまして。
突然ですが、清恵投下します。
25望月:2006/02/23(木) 16:19:23 ID:GbeSlIBV
清麿の家に着くと華の姿はなく、清麿は少し慌てていた。
自分の家に連れて来たのはイイが、華がいない状態では恵の服を用意出来ないからだ。
「清麿くん。あの…」
「え?何?恵さん」
家中を行ったり来たりしている清麿に、恵は申し訳なさそうに声をかけた。
「タオル、貸して?」
「ご、ゴメン!えっと、上がって!!」
恵の髪からポタポタと落ちる水滴に、清麿は一層慌ててタオルを取りに向う。
雨で重い髪や衣服をタオルで拭くが、あまり効果はなく、2人の体は冷えたままだ。
「…恵さん、風呂沸かすから入ってくれ。服の着替えは…俺ので我慢してくれないか?」
微かに震える恵に、清麿は意を決し声をかけた。
「え?…でも…」
「そのままだと、風邪引くから」
戸惑う恵に、清麿は真剣な顔をする。
「…うん…」
引く気の無い清麿に、恵はコクリと頷いた。
それを確認した清麿は、タオルを首にかけ、風呂場へと足を向けたのだった。
26望月:2006/02/23(木) 16:19:54 ID:GbeSlIBV
ホカホカと温まった体に清麿の衣服を着け、恵は脱衣所を出た。
清麿の服を着ていると思うと、恥ずかしいけれど嬉しい気持ちで一杯になる。
「ゲンキンだよね」
先程の暗い気持ちなど吹っ切れた自分自身に、恵は思わず苦笑いした。
階段を上り、清麿の部屋をノックするが、中から返事は返ってこない。
不思議に思った恵は、そっとドアを開け、中を覗き込む。
すると、恵がお風呂に入っている間に着替えたのか、私服を着ていた清麿はベッドに横になっていた。
音を立てない様にスルリと室内に入り込み、清麿の顔が見える位置にしゃがみ込む。
「…寝てる」
規則正しい寝息をたて、眠っている清麿に、恵はクスッと笑った。
無防備に眠る顔をジッと見ていた恵は、薄く開いた唇に目を奪われる。
「…キス…したいな…」
思わずポソリと呟いてしまった自分の台詞に、恵は顔を赤くした。
清麿と自分以外は誰もいないと分かっているが、思わずキョロキョロと周りを伺う。
「…俺も、キスしたい」
不意に横から聞こえた声に恵が顔を向けると、薄く目を開けた清麿と視線がぶつかる。
「清麿くんっ。お、起きてたの?」
「最初は寝てたよ?」
真っ赤になって狼狽える恵に、清麿は体を起こす。
ベッドに腰掛け、恵を呼ぶように手招きすると、恵は怒ったように清麿の膝に腰掛けた。
「もうっ!清麿くんの意地悪」
ちょこんと膝に乗り、いじける恵を抱き寄せると、清麿は困った様に笑った。
「ゴメン、恵さん。どうしたら許してくれる?」
腰に回された腕に恵は満足したように微笑むと、清麿のその台詞に考え込む仕草をした。
「う〜ん…」
本気で考える恵に清麿はクスッと笑うと、恵の背中を優しく撫でた。
「…んっ…」
そのじれったい動きに、恵は思わず声を上げる。
「…恵さん…」
鼻にかかったその声に、清麿は掠れた声を出す。
自分の出したどこか甘い声に恵は顔を赤くして、清麿の視線から逃げる。
「恵さん…」
「あっ!?」
抱き込んでいた腕が肩に回ったと思った瞬間、恵はベッドに横倒されていた。
清麿に真上から見下ろされ恵は真っ赤になる。
「俺の服着た恵さんって、何かヤラシイ」
「何言って…」
戸惑う恵のその表情に、清麿はゾクリとする。
「…嫌…?」
「…っ…」
髪をひとふさ取られ、軽く口付けされ、恵は息を詰らせる。
「嫌なら、無理強いはしない」
恵の困った様な気配を感じた清麿は、恵の腕を取ると起き上がらせた。
「好きだよ、恵さん」
チュと軽く口付けし、自分から離れようとする清麿に恵は思わず清麿の腕を掴んだ。
「恵さん?」
「…嫌じゃないの…。清麿くんなら、嫌じゃない」
恥ずかしげに俯き、小さな声で打ち明けた恵は、清麿の腕をギュッと握る。
「…恵さん…」
そんな仕草で誘われ、止められるほど大人ではない清麿は、恵の体を抱き締めると、またベッドに横倒させたのだった。
27望月:2006/02/23(木) 16:20:56 ID:GbeSlIBV
キュッと目を瞑る恵の姿に清麿はゆっくりと口付けを落としていく。
頬や瞼、唇に軽く触れていくと、恵はうっすらと目を開けた。
「…清麿くん…」
名前を呼ばれ、誘われる様に深く口付けると、恵はピクッと体を震わせた。
「んぁ…」
逃げる舌を無理には追わずに、清麿が口内を舐め上げると、その感覚に恵はゾクリとする。
「…ふっ…んん…」
口内を犯され、舐められるたびに恵は鼻にかかった声を上げ清麿を喜ばせる。
ピチャと濡れた音と共に清麿が離れ、恵の顔を覗き込むと、目を潤ませ、はぁっと息を付いていた。
「可愛い…」
「ひぁっ」
ペロリと耳を舐められ、恵は高い声を上げた。
耳を食んでいた口は徐々に下り、手はトレーナーの裾から侵入していく。
「恵さん…!?」
「あっ…」
肌を這い上がり、胸にたどり着いた清麿は、恵がブラジャーをしていなかった事に驚く。
恥ずかしさからか顔を枕で隠す恵に、清麿はクスッと笑った。
「だって、濡れた服は乾燥機に入れてって清麿くんが言ったのよ?」
恵は、清麿が笑った気配を感じ、くぐもった声で言い訳をする。
「分かったから、顔見せてくれ」
「…ヤダ…あっ…」
強情に顔を隠す恵に、清麿は侵入させていた手を動かした。
柔からかく揉みしだき、ツンと尖っているソレに指を掠めさせる。
「ふぁっ…」
ピクンと体を震わせ、力の入らなくなっている手から枕を取ると、恵と目が合った。
「清まろく、んんっ」
潤んだ目でそれでも睨んでくる恵に、清麿は愛撫を続ける。
服をたくし上げ、目の前に現れたモノを口に含んでいく。
「やっ…はっ…」
ザラリとした感触に恵は声を上げ、肌を上気させていく。
そんな恵に、清麿の欲望はどんどん膨らんでいった。
28望月:2006/02/23(木) 16:21:32 ID:GbeSlIBV
胸を弄りながら、ふと下着も履いていないのか気になり、清麿はズボンの中に手を入れた。
「あっ…清麿くっ…」
突然侵入してきた手に、恵は驚いた声を上げる。
「下は履いてたんだ?」
「…っ…清麿くんっ!」
顔を覗き込みながら聞いてきた清麿に、恵は非難の声を出す。
「…濡れてる」
「やっ…」
清麿の愛撫に感じていたのがバレバレな程、恵の下着は濡れていた。
ゆっくりと撫で上げると、それだけで恵は体を震わせる。
「恵さん、脱がすよ?」
下着ごと全て脱がせ、現れた白い足に唇を落とす。
緊張を解す様にゆっくりと優しくキスを落とされ、恵の体は幾分力が抜けた。
ゆっくり開かせた足の間に体を入り込ませ、濡れる秘部に指を這わせる。
「ひゃぁっ…き、よまろく…」
クチュっと濡れた音と共に侵入してきた指に、恵は体を硬直させた。
キュッと締まり、それ以上侵入出来ない清麿は恵の背中を優しく撫で上げる。
「…恵さん、力抜いてくれっ」
「んんっ…」
コクコクと頷き、はぁっと息を吐いた瞬間に、更に指を挿入していく。
「あっ、はっ…んぁ」
ヌルヌルと滑る中を出入りさせ、内壁を擦り上げると恵は嬌声を上げた。
瞑られた目からは涙を流し甘い声を上げ続ける。
「…恵さん、挿入てイイか?」
張り詰めた己を取りだし、指が入っている部分にあてがうと、清麿は掠れた声を出した。
「あ…清麿く…」
恵は、返事をする代わりに清麿の首に腕を回す。
抜き取られた指の代わりにゆっくりと侵入して来たモノの大きさに、恵は眉を顰めた。
「…いたっ…っ…」
「…恵さん、唇噛まないで…」
苦痛に唇を噛み締める恵に清麿は自分の指を口内に入れる。
「噛んでイイから」
「んぁ…」
噛んでイイと言われても、そんな事をしたくない恵は口を開けて呼吸する。
するとその一瞬、恵の体から力の抜け、清麿は腰を進めた。
「んんー…っあぁ…」
「…っ」
最奥まで辿り着き動きを止めた清麿は、浅い呼吸を繰り返す恵の目じりにキスを落とした。
「あ…清麿く、ん…」
「恵さん」
苦痛を感じながらも微笑む恵に、清麿はキスの嵐を落とし、愛しい人の名前を呼んだのだった。

END
29望月:2006/02/23(木) 16:22:42 ID:GbeSlIBV
中途半端でスミマセン。
私の頭ではこれが精一杯でした。
30ノワール:2006/02/23(木) 21:55:34 ID:cjFW8XCY
>>24
初めまして、望月さん。

清恵読みました。
清麿の服着た恵が可愛かったです。
余裕な感じで恵をリードする清麿もいいですね。

31名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 23:42:21 ID:SlVPUCFS
>>24-29
Great Job!!ヽ(゚∀゚)ノ
32名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 00:26:49 ID:tM3UNKGG
>>24
神キター!
文章も上手いし、原作のイメージも損なってなくて萌えた。
ここで終わりなんて勿体無い気が。
33名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 01:56:12 ID:AmaBOjQK
こんな過疎スレにようこそ。GJでござる
34望月:2006/02/25(土) 12:46:04 ID:P5V86kHK
今日は。

レス有り難うございます。

『清麿の服を着た恵』
は、書きたかったシチュの1つでした。
個人的には、
『清麿のパジャマの上だけを着た恵』
も萌えだったりします。
私の頭の中では
清麿→昼M・夜S
恵→昼S・夜M
みたいです。

実は、1年ほど前から読ませて頂いていて、
今まで勇気が出なかったのですが、
前回、振り絞って投下させて頂いた…。
と言うわけです。

それで、今回は、バレンタインに合わせて書いた
モノに加筆を加えたモノを投下します。

バレンタインネタ。清恵。
時期が遅れてしまってスミマセン。
35望月:2006/02/25(土) 12:47:55 ID:P5V86kHK
「今日は〜」
高嶺家の玄関を開け、挨拶をすると、居間の方から華が顔を出した。
「あら、恵ちゃん。いらっしゃい」
「清麿くん居ますか?」
「部屋に居るから上がって?」
ニコニコと微笑む華に恵も笑顔になる。
トントンと階段を上がって清麿の部屋の前に着くと、恵はフウッと息を吐いた。
軽くノックをすると、中から返事が聞こえる。
「清麿くん?」
ドアを開け、恵が中を覗き込むと、清麿は驚きに目を丸くした。
「恵さん!?」
「ふふふっ。びっくりした?」
清麿を驚かせる事に成功した恵は、嬉しそうに笑う。
しかし、恵のそんな態度とは裏腹に、清麿は慌てて何かを隠した。
「今の、何?」
「何でもないよ」
恵の前に立って隠した物を見せようとしない清麿に、恵は訝しむ。
「分かったわ。もう聞かない」
渋々身を引いた恵に、清麿はホッと胸を撫で下ろす。
「…なーんてねっ」
一瞬の隙をついて清麿の背後を覗き込んだ恵は、清麿の隠した物に気付いて息を飲んだのだった。
36望月:2006/02/25(土) 12:48:27 ID:P5V86kHK
「…恵さん?」
清麿は固まったまま動かない恵に、恐る恐る声を掛けた。
「…清麿くん…これって、チョコレート…だよね?」
「あ、あぁ」
綺麗にラッピングされた数個の箱から目を逸らさずに聞いてきた恵に、清麿は頷く事しか出来ない。
「やっぱり、くれる子いるよね」
「…恵さん…」
泣きそうな恵の笑顔に、清麿は辛そうな顔をする。
「無理に笑わなくてイイから…」
腕を掴み、恵の体を引き寄せた清麿は、その体をギュッと抱き締めた。
腕の中にスッポリと収まる華奢な体を、きつく抱き締める。
「きよ、ま、ろくん」
「ゴメン…断り切れなくて…」
「ううん…私こそ、ゴメンね?」
そっと清麿の背中に腕を回し、その胸に顔を埋める。
「あのね。渡したい物があるの」
「チョコですか?」
清麿の、からかう様な声音に、恵はムッとする。
「…清麿くんは沢山貰ったんだからいらないわよねっ?」
「え!?恵さん!?」
清麿の体を押し、離れた恵は、プイッと外方を向く。
拗ねた表情をして、自分の方を向かない恵に、清麿は焦りだした。
何とか恵の機嫌を取り戻そうとアタフタし始めた清麿の態度に、恵は思わず吹き出す。
37望月:2006/02/25(土) 12:48:58 ID:P5V86kHK
「ふふふっ。清麿くん可愛い」
「…からかってるだろ?」
クスクス笑う恵に、清麿は憮然とした表情になった。
しかし、そんな表情すら恵には可愛く見えて仕方がない。
「…恵さんには適わないな…」
「え?」
からかわれていると知りつつ、笑っている恵が可愛くて、愛しくて…。
清麿は、恵の体を引き寄せた。
「清麿く…んんっ」
腕の中に閉じ込め、可愛らしい唇を塞ぐ。
柔かい舌裏をなぞり、逃げる舌を絡め取ると、恵はピクッと体を震わせた。
逃げていた舌は清麿に答えるように絡められ、腕は背中に回される。
「…っ…はぁ…」
チュクッと濡れた音を立てて離れると、恵は焦点の合わない目で、清麿を見上げた。
その表情が誘っている様に見えて…。
清麿は、恵の体をそっとベッドに横たえさせたのだった。
38望月:2006/02/25(土) 12:49:29 ID:P5V86kHK
「あっ」
「恵さん、可愛い」
ポウッとした表情をしていた恵は、自分の置かれた状況に気付き、とたんに顔を赤くする。
「清麿くん…下におば様が…」
「恵さんが声を出さなきゃ大丈夫だろ?」
華が居る事を言えば解放してもらえると思っていた恵は、清麿の台詞に驚いた。
「…俺、我慢出来ない」
「え?…あっ!」
太股に押しつけられた清麿に、恵は目を見開いた。
ソレは既に起立していて、恵を欲している。
「恵さん…」
「や…」
耳元で低く囁かれ、恵はゾクリとした。
自然に目は潤み、更に清麿を追い込んでいく。
戸惑って視線を彷徨わせる恵に、本気で我慢出来なくなった清麿は、手を伸ばしていった。
39望月:2006/02/25(土) 12:50:00 ID:P5V86kHK
「ふぁぁっ」
裾から侵入してきた清麿に胸を触られ、恵は思わず嬌声を上げる。
「恵さん。お袋にバレるよ?」
「…っ!」
意地悪く指摘され、恵は慌てて口を押さえた。
恵が腕を上げたおかげで動きやすくなった清麿は、更に愛撫を仕掛けていく。
「んんんっ」
ブラジャー越しに触れていた手に直接触れられ、恵はくぐもった声を出す。
声を抑えている為か普段よりも強い快楽に翻弄され、恵はおかしくなりそうだった。
瞳は潤みきり体は朱に染まり、何処に触れられてもビク付くのを抑えられない。
「凄い濡れてる…」
「…んっ…」
スカートの裾から手を差し込み、ゆっくりと太股を撫で上げていた清麿は、見なくても分かる程に濡れている下着に触れた瞬間、思わず声に出していた。
「清麿く…はぁぁっ」
羞恥に耐えられなくなった恵が抗議しようと手を離した瞬間、突然、中を探られる。
「恵さん…ダメだって」
「んっ…きよ…く、の…バカぁ」
指を動かす度にクチュッと濡れた音が響き、それにさえ恵は反応する。
「バカは言いすぎだと思いますよ?」
粘ついた音と共に指を引き抜き、スルリと下着を脱がすと、清麿は自分を取り出した。
恵の顔を伺いながら入口に押しあてる。
「挿入れてイイか?」
「んっ…」
コクコクと頷く恵に、清麿はフッと笑みを浮かべると腰を押し進めていった。
40望月:2006/02/25(土) 12:50:32 ID:P5V86kHK
絡み付く内壁を押し広げ、ゆっくりと奥へ侵入していく。
「ふっ…んぁ」
必死に声を抑えようとしている恵に、清麿は愛しさが込み上げた。
恵の目尻に浮かんだ涙を吸い取っていく。
「っ…恵さん…」
清麿は全てを収めると、恵の額に張りついた前髪を払った。
上気した頬を緩ませ、ニッコリと笑う恵に、清麿は息を詰まらせる。
「やぁ…おっきくしな、でぇ」
恵が微笑んだ瞬間、ドクンと大きさを増した清麿は、カァッと顔を赤くした。
「ゴメン、恵さんっ」
「はっ…んぁぁっ」
悪いと思いつつ、恵の台詞に我慢出来なくなった清麿は、突然動き出した。
角度を変えて何度も突き上げると、恵も無意識に動き始める。
とめどなく溢れる愛液は清麿を濡らし、その動きを潤滑にしていく。
「あっ…も、やぁぁぁ」
襲いくる快楽に恵は声を抑えるのも忘れ、清麿の背中にしがみ付く。
「ん…あぁぁっ」
「くっ…」
背中を仰け反らせ、恵が達した瞬間…。
清麿はキツイ締め付けに耐え切れず、恵の中で達したのだった。
41望月:2006/02/25(土) 13:24:06 ID:P5V86kHK
グッタリと体を投げ出し、荒い呼吸を繰り返していた清麿は、萎えたソレを恵の中から引き抜いた。
「…んっ…」
ズルリと抜け出ていくその感触に、恵は思わず声を出す。
「恵さん…」
眉根を寄せて耐える恵の表情にさえ反応してしまいそうになった清麿は、誤魔化す様に体を起こした。
そんな清麿に恵は怪訝な顔をする。
しかし…。
次の瞬間には何かを思い出した様に慌てて清麿の腕を掴んだ。
「どうしたんだ?」
「おば様っ!」
後半、声を抑えられなかった事に気付いた恵は、サッと顔を青くする。
そんな恵に、清麿は納得したように頷いた。
「何で落ち着いてるの?」
「家に居ないから」
「え…?」
当然の様に言い切った清麿に、恵は唖然とする。
「お袋、出掛けるって言ってたから居ませんよ」
「…清麿くんの…バカー!!」
清麿の台詞が耳に届いた瞬間…。
恵は清麿を突き飛ばしたのだった。

END
42名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 17:29:07 ID:1qA+Kn2E
>>35
Excellent !!ヽ(゚∀゚)ノ
43ノワール:2006/02/25(土) 19:09:04 ID:S2hLIsR0
>>35−41
望月さん。バレンタインネタ読みました。
昼M・夜Sな清麿と昼S・夜Mな恵いいですね〜相性ピッタリですな。

清麿をからかう恵が可愛くて堪りませんよ!
下に華さんがいるように言って、わざとらしく敬語を使い恵を攻める清麿…策士ですな〜。
44望月:2006/02/26(日) 13:47:49 ID:4O7qEhKG
読んでくださり有り難うございます。

普段は白いのに、スイッチが入ると途端に黒くなる清麿…。
普段は黒い(笑)のに、スイッチが入った清麿に攻められると、
白くなる恵…。
そんな清恵が大好物です(アホだ)

攻める恵も書いてみたいと思いつつ、なかなか実行出来てません。
というか、書いているうちに、受身になってます(汗)
妄想に文才が追いついていない証拠ですね…。

私の中で、清恵は不滅なので、また現れるかもです(笑)
その時は、読んでやって下さいm(__)m
45名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 23:38:39 ID:vZ0b6EWN
912 風の谷の名無しさん@実況は実況板で 2006/02/27(月) 18:56:23 ID:/RnNM6Wp
>>911
「バニキス・ギーゴー」って言う変な名前のリオウのパートナーだよ。
今までは安全なリオウのお腹の中に退避してた。(原作単行本22巻参照)で、来週ようやく外に出てくるみたい。
それと念のために言っとくけど、彼には「ゼオンのパートナーのデュフォーと派手な格闘戦でもするのか?」とか、
「どんな過去を持ってるんだろう?」と言った期待は一切しないようにしておいた方が良い。
ただ、どうしても気になるって言うのなら原作を見なさい…。バニキスの遺憾ない(笑)活躍振りを…。
46名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 21:07:16 ID:wTnCKrLg
バニキス…?
ヴァニラアイスならいたがバニキスなんていたっけ?
47名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 00:45:54 ID:gVQ43kV5

                |
                |
                |
                |
     /V\        ,J
    /◎;;;,;,,,,ヽ
 _ ム::::(;;゚Д゚)::| ジー
ヽツ.(ノ::::::::::.:::::.:..|)
  ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
   ` ー U'"U'
48名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:14:49 ID:4ixysnj/
エサより針の方が大きすぎて、針が隠れてねぇ...
49名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 18:07:32 ID:yuR/T0FI
隠れてないから釣り相手のAAとして成り立っているんだが

「針が丸見え→あからさまな釣り」
50名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 01:20:25 ID:Acb5Sn3s
エサ?
51名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:39:40 ID:XFA3P6up
バオウ・ホシュルガ
52名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 22:32:26 ID:sCfPJMaa
「ギガノ・ニュルルン!」

「な、なにこれっ!いや、にゅるにゅる気持ち悪いっ!やだやだやだーーーーー!!!」
53名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 09:34:27 ID:8/lyA/kl
ほしゅ
54名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 00:33:05 ID:B7uSGaFz
ここに限らぬが、勘違いしてる人がいるようなので一言

保守≠age
55名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 12:04:38 ID:5VniKC3c
>>54
ageて目立たせてんじゃないの?
ageることで一目につく=職人の目にとまる
活性化のためにたまにageるのも悪くはないと思ふ
56名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 13:18:16 ID:d3GGBYsi
実は勘違いしていたのは>>54と言うオチ。
57名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 18:21:06 ID:B7uSGaFz
勘違いなんかしとらんよ
sageで保守カキコした直後に、「あ、間違えた」とか言ってわざわざageカキコしてる奴よく見るもの

>>55
ageたくらいで活性化するようなら、そもそも最初から過疎りゃせんと思うがね
58名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 19:20:40 ID:5VniKC3c
>>57
効果があるかどうかではなく、気休め程度にはなるだろって話
過疎ったスレの住人にはそれくらいしかできないだろ?

後、核心を突くようで悪いがそこまでこだわるような問題ではないと思う
そんな細かなことを指摘するお前のような奴がいるから荒れたり過疎ったりするんだよ
もう少し広い心を持て
59名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 19:26:56 ID:B7uSGaFz
そりゃこっちの台詞
勝手に問題を大きくしてるのはそっちじゃん
60名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 19:56:38 ID:Uodo+poR
ほしゅ
61名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 20:16:23 ID:5VniKC3c
だから、最初からそんな細かいこと指摘する>>54のようなレスすんなって言ってるの
俺は>>56ではないんだし、そんなケンカ腰でレスされても困る
俺が言いたいのはついでにageてるってことで=で結んでるわけじゃない
自分の意見を突き通そうとするのはやめてくれ
人それぞれでいいじゃない

>>60
この流れでよくぞやってくれたw
62名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 20:25:15 ID:pwozayHe
あとは、書き手が現れるだけ・・・・
63名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 21:02:18 ID:WVckdmHa
昔、age嫌いな書き手がいたなぁ。
64名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 21:04:10 ID:B7uSGaFz
>>61
こちらからすれば、ケンカ腰で自分の意見を突き通そうとしてるのがそちらだと言ってるんだがね
こちらとしてはそちらが勝手に過剰反応してるようだから受け答えしただけ
>>56に対してもちゃんと分けてレスしてるじゃないか

元々こっちは別にageるなという注意した訳じゃなく、単に勘違いしてる人がいるかもしれないから
「ここに限らぬが」という注釈をした上で一言書いたまでの話
65名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 21:43:34 ID:0P0QNv0p
まぁ>>64は正しいんだけどさ
正しいことを指摘するときは、指摘される側が気分を害することも考えてから指摘しようね
正しいことをやってるだけでも荒れる元になるんだよ
って話をしたい今日この頃
66名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 21:43:49 ID:5VniKC3c
54 名前: 名無しさん@ピンキー Mail: sage 投稿日: 2006/03/21(火) 00:33:05 ID: B7uSGaFz
ここに限らぬが、勘違いしてる人がいるようなので一言

保守≠age

↑このくだらんレスがいらないって言ってるの

俺のどのレスが考えを押し付けてるように見えるのかまったくわからん
>>55にしたって保守のついでにageてることに対する自分の見解を述べただけだが

それに対して
ageたくらいで活性化するようなら、そもそも最初から過疎りゃせんと思うがね
なんていう相手の考えを否定するようなレスしてきたのはお前だろ?
>>58の前半も自分の意見に補足してるだけだ

どう考えても人の意見を否定しているお前の方が自分の意見を突き通そうとしてるだろ

>分けてレスしてるじゃないか
そんなこと言われんでもわかってるよ
ただ俺は>>56のようにお前を刺激するようなレスしてないから、ケンカ腰になられても困るってこと

「刺激するようなレス」に対して>>58の後半をあげてくるだろうから先に言っておくと
お前のような人のあら探ししているような人間に対して、そんな細かいこと気にするなと言って何が悪い?
67名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 21:55:25 ID:B7uSGaFz
少なくても俺は君みたく、命令口調で説教なんかしておらんがね。
それこそケンカ腰の押し付けに他ならないんじゃないのか?
人に細かいこと言うなと言っておいて、自分の方がよっぽどムキになってるじゃないか
68名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:15:48 ID:5VniKC3c
口調にまでケチ付けんでくれ
命令口調に見えるのは君の被害妄想だ
後半はそう見えても仕方ないかもしれんが、前半はそんなつもりじゃない
ムキになってるからそう見えるんだよ
頭を冷やしてここまで発展した原因の前半部分を読み返してみては?

私は君の意見にケチをつけてなどいないよ〜(まあ君にはそう見えるのかもしれないがこっちはそんなつもりじゃない
ケチつけたのはそっち

らちがあかないな
69名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:24:11 ID:B7uSGaFz
>そんな細かなことを指摘するお前のような奴がいるから荒れたり過疎ったりするんだよ
>もう少し広い心を持て


そちらから人をお前呼ばわりしながら、元のレスそのものを全否定しておきながらよく言うね

というか、もうそろそろミイラ取りがミイラになってることに気付いたらどうだい?
君、すっかり俺の揚げ足取りが目的になってるよ
70名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:03:18 ID:5VniKC3c
まあ、論点がずれてきてる気がするからこれで最後にしよう
自分も悪いって自覚はないの?
君という上からの物言いもどうかと思うよ?

自分がすべて正しいみたいなおさめ方はいただけないね
71名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:03:22 ID:xxSUstZb
馬鹿2匹
72名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:17:25 ID:KGXm77dA
煽る馬鹿も一匹追加、と
73名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 03:17:18 ID:cYcZ+ruW
とりあえず黙って神を待つべし
74名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 22:44:39 ID:guenvHmB
神は死んだ!
75名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 23:50:20 ID:cYcZ+ruW
信じる者は救われるさ…多分…
76望月:2006/03/24(金) 15:32:51 ID:HzyCt7kN
お久しぶりです。
遅れましたが、清恵でホワイトデーネタ投下します。
短いうえに、ちゅー止まりでスミマセン…。
77望月:2006/03/24(金) 15:33:50 ID:HzyCt7kN
校門前、横を学生が通り過ぎていく。
清麿よりも、大人っぽいその人達は、好奇の目で清麿を見ていて…。
それは当たり前だった。
今、清麿は恵の高校の校門に居て、恵が出て来るのを待っている。
今日はホワイトデー。
バレンタインにチョコをくれた恵にお返しをすべく、清麿はここに居た。
周りの視線が気になるし、恥ずかしいのも確かだが、嬉しそうに笑う恵の笑顔の為ならば大丈夫だ。
そう、自分自身に言い聞かせ、清麿は腕時計に視線を落とした。
「じゃあね〜」
不意に聞き覚えのある声が耳に届き、清麿が校門の中を覗き込むと…。
友人に手を振る恵の姿が目に入った。
可愛らしい笑顔を浮かべているその姿に、途端に清麿の心臓は早くなる。
「…清麿くん!?」
視線を校門に向けた恵と目が合った瞬間…。
恵は、大きな目を更に見開いて驚いていた。
そんな恵に、清麿は思わず笑みが零れる。
「驚きました?」
「何でここに居るの?」
可愛らしく小首を傾げ、見上げてくる恵に、清麿は顔を赤くする。
思わず詰まった喉はカラカラに渇き、上手く言葉に出来ない。
「清麿くん?」
「…移動、しませんか?」
何とかそう声を出した清麿は、不思議そうにしながらも頷いた恵を連れて、校門を離れた。
78望月:2006/03/24(金) 15:34:22 ID:HzyCt7kN
近くの公園に入り、なるべく目立たないベンチに腰掛けると…。
清麿はカバンから箱を取り出した。
可愛くラッピングされたソレを恵の前に出し、ゴクリと喉を鳴らす。
「チョコのお返し…です」
「え?有難う!」
フワリと笑って箱を受け取った恵に、清麿もつられて笑った。
本当に嬉しそうにしている恵を見て、渡して良かったと清麿は思う。
「開けてイイ?」
「どうぞ?」
綺麗に形作られたリボンを解いた恵は、中に入っていたソレを1つ摘む。
「美味しい!」
ヒョイと口に入れた恵は、口の中で甘く溶けたソレに笑顔が零れる。
「気に入りました?」
「勿論!あ、清麿くんも食べる?」
差し出された箱に、清麿は一瞬動きを止めると…。
1つ摘み上げ、恵の口元に運んだ。
「…え?」
「あーん…」
「清麿く!?…っ…もうっ!」
楽しそうに笑いながら引かない清麿に、恵はカアッと顔を赤くする。
諦めたように呟き、口を開けた恵の口内に清麿はソレを入れた。
「味見してもイイか?」
「…?…んっ!?」
恵の答えを待たず、チュッと口付けた清麿は、ペロリと恵の唇を舐め上げた。
驚いて薄く唇が開いた瞬間に、スルリと舌を差し入れる。
口内に残っていたソレと共に、恵の舌を絡め取ると、恵は睫毛を震わせた。
「甘い…」
「はぁ…んもぅっ!」
全て溶け、無くなってから恵を解放した清麿は、意地の悪い笑みを浮かべる。
「…好きですよ?」
拗ねたように顔を背けた恵に、清麿は背後からそっと囁いたのだった。

END
79名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 19:59:26 ID:K4BqaV2v
GJ!!
漏れも恵タソとキスしたいよ…
80ノワール:2006/03/24(金) 21:25:36 ID:49OxUoGg
>>76−78

望月さん、ホワイトデーネタ読みました。
恵の高校の校門の前で待っていた時と強引にキスを奪う時の清麿のギャップがいいですね。
清麿にからかわれてる恵が可愛いです。

81名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 07:33:58 ID:Lf8qMJyE
>>76
グッドですよグッド!
82名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 01:31:25 ID:Y8fjySjQ
保守
83名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 21:48:08 ID:WStiyPfP
ぬるぽ
84名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 02:09:19 ID:YdRf94YG
>>83 ガッ
85名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 15:27:19 ID:Mm4zrchO
揚げ
86名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 03:19:28 ID:cvCJNSMR
あげ
87名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 15:15:51 ID:kHDt8xup
ぬるぽ
88名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 23:59:07 ID:2X13y7zB
清麿×紫音キボン。あれ?字あってる?
89名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 00:17:21 ID:nJraLEDC
詞音
90名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 08:55:40 ID:XgnoR7lS
ありがとう
91名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 07:49:27 ID:NndflM80
ほほえましいやり取りですね
92名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 16:45:20 ID:9VD0yyoN
93名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 09:34:41 ID:jmtjW75L
94名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 19:32:40 ID:TLGtt/o6
95名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 04:37:22 ID:aSCt0xsR
あげ
96名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 04:45:53 ID:jDd34smK
a
97名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 02:31:13 ID:7dPtrsXT
ge
98名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 08:19:52 ID:ADyn7eQg
99名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 11:41:08 ID:KVNPRJm0
保守
100名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:51:04 ID:m3pIy/qF
age
101名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:35:14 ID:hr8Pm39v
age
102名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 03:02:06 ID:G9WvkXBc
age
103名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:56:50 ID:7rgIcM/D
age
104名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 14:30:47 ID:CbWSTBf8
この過疎ぶり、ガッシュってもう終わったのか?
105名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:44:22 ID:0UCYw1Ro
アニメは今年3月で終わった
原作は続いてるけど、つまらないバトルシーンを延々とやってて、もうダメポ
106名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 20:55:40 ID:1P73Zxdy
あげ
107名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 21:47:35 ID:etTqsQrx
「……貴様は確か、ガッシュのお気に入りだったな」
 ゼオンの足がお腹の上に圧し掛かり、ティオの口からくぐもった呻きが漏れる。
「二度と奴に近づかないよう、オレが教育してやろう」
 言うなり、ゼオンの手がティオの服にかかり……一気に引き裂いた。
「っ!!」
 反射的にもがこうとするティオを足一本で押さえつけ、ゼオンはティオの両足の間に指を捻じ込む。
「い…やぁっ!」
 ほとんど触れた事のないその部分を、ゼオンの指は無造作に、だが確実に快楽を煽るように蠢いた。
 ティオのうめき声が、徐々に泣きそうな甘い響を宿していく。
「っ…くぅ……いやぁ…」
 つぷり、とゼオンの指が胎内に潜り込み、ティオの身体が仰け反った。
 滲みだした愛液を指先に感じ、ゼオンは唇を吊り上げる。
「くくっ……これでは教育にならんな……ゼフォー!」
 ゼオンの声に、つまらなさそうに眺めていたゼフォーが顔をあげた。
 初めて味わう快楽に、呆然としていたティオに顔を近づけ、ゼオンは低く呟く。
「ここでザケルを使ったら、どうなると思う」
 びくっ、とティオの目が見開き、恐怖に竦んだ身体が、ゼオンの指を締め付けた。
「や…やめ…」
 ティオが声をあげるより、ゼフォーの呟きの方が早かった。
「ザケ

(省略されました 続きを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)
108名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 02:39:59 ID:JFmjp1rm
ワッフルワッフル
109名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 01:44:55 ID:ELOadoTZ
ワッフルワッフル
110名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 23:21:53 ID:ELOadoTZ
ワッフルワッフル
111名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 08:41:14 ID:g0qzRt9r
ワッホーワッホー
112名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 14:00:38 ID:0CbELloP
良スレage
恵さんのオナニーキボン
113名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:11:26 ID:TcK63V2Y
チェリッシュの調教キボン
114名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:20:36 ID:+UXR5P1X
115名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:45:19 ID:3VYEfm2b
>>107
デュフォーじゃね?
116名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 15:44:45 ID:Xg2O1X5E
チェリッシュのデット調教キボン
117名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 14:10:20 ID:EWo6Fb7g
ゼオンの入浴チェリッシュ調教キボン
118名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 14:39:53 ID:3cpKeZ+c
チェリッシュの凌辱キボン
119名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 19:30:09 ID:IQO5COfP
あげ
120名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 19:52:08 ID:EtHwk4aa
ギャロンのチェリッシュ調教キボン
121名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 19:59:44 ID:xUUqi0jM
シュナイダーを三角木馬化してティオ調教キボン
122名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 17:25:14 ID:quIshAzh
アゲ
123名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 22:51:29 ID:2zB1uY9o
age
124名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 02:06:07 ID:oh/qvqdG
あげ
125名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 13:55:02 ID:RcdWmbjf
http://w2.gazoubbs.com/2ji/img/1115808722/86.jpg
この漫画の詳細教えてくれないか
126名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 20:34:02 ID:CO7x5HP4
のんすとっぷろりぽっぷじゅんび号3
127名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 22:19:35 ID:uG/XkS5d
チェリッシュレイプキボン
128名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 14:23:33 ID:C3w2JHJJ
ttp://w2.gazoubbs.com/2ji/img/1115808722/86.jpg
この漫画(↑と同じ)が読めるっつーサイトないかね・・・。
それと>>126どうも!しかし検索しても出てこんかった・・・
129名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 23:21:33 ID:kuqfPtU2
同人誌をサイト上にアップロードすることは
犯罪だってのは承知の上のことだろうな
130名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 13:06:11 ID:NMomZdMy
その手のサイトは検索除けしてると思う
131名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 11:08:43 ID:KsuVPa9i
ttp://adult.csx.jp/users/douzinnhokan/index2.html
やはり検索除けしてるか・・・
132名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 09:24:52 ID:T6PdCZ5D
チェリーーーッシュ!
133名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 13:15:52 ID:OEaeoKyl
>>131
同人誌アップ系のサイトでガッシュを見たのは一度
ヤオイ本だったけど。
どうしても見たいなら
自分の足で売ってる場所に買いに良くか通販がお勧め。
134名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 17:44:25 ID:U8oOgbL1
135名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 23:54:01 ID:0yukdS36
念のため保守
136名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 03:52:40 ID:/UOJ7eb1
チェリッシュ
137名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 10:36:42 ID:dJekQ3LW
チェリッシュレイプきぼんぬ
138名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 22:34:35 ID:J1apLDms
シスターに萌えた
139 ◆WNCTZRfj36 :2006/07/02(日) 22:36:47 ID:iDPPlqsT
サンビームさん×シスターを希望

誰もやないというのなら・・・
140名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 22:38:53 ID:J1apLDms
>>139
wktk
141名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 03:32:59 ID:XBloCPvR
泣きながらレイプされるチェリッシュきぼん
142名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 00:59:15 ID:9W9THnkv
49 :ティオ:2006/07/04(火) 07:56:28 ID:???
負ける…もんです…か…。あんた…たち…なん…かに…
おか……され…て…たまるかぁっ!!!!


50 :名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 15:24:06 ID:???
魔物を封じ込めた柱の中には触手がいっぱい
143名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 11:32:09 ID:sFiiLAPg
あげ
144名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:06:57 ID:4X7OzwmM
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「恵さん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、清麿くん!」
 日曜の夜8時頃。モチノキ遊園地近くの商店街で、高嶺清麿が女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「清麿、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのガッシュとティオがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “大海恵が逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“恵の熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・大海恵のプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、恵とティオは密かに清麿&ガッシュとモチノキ遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、恵がサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、おおうみめぐみだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な大海恵の“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、清麿!!」
 愕然とする清麿と恵の前で、ガッシュとティオが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、清麿君!」
 恵は朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 清麿も魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。

831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 恵の叫びでティオは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方では清麿が叫んだ。
 「ザケル!!」
 ガッシュの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないガッシュが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知している恵は赤面、そして清麿は激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ティオは、ふと時計を見た。
 「清麿、恵、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とガッシュが囮になって逃げるから、清麿と恵はここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ティオの必死さに、清麿と恵は頷いてしまった。
 「ガッシュ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ティオはガッシュの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかく清麿、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたガッシュの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“大海恵と男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらから恵と男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、ガッシュとティオの後を追っていた・・・。
145名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:08:04 ID:4X7OzwmM
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功した清麿がベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、恵も腰掛けた。
 「ごめんね、清麿君。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。恵さんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かった恵に、清麿が励ますように言った。
 だが恵は俯いたままだ。
 「ねぇ、清麿君・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 清麿はイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ティオだけじゃなく、ガッシュ君や清麿君にまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様に恵は叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきた清麿は、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、恵を悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「め、恵さん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 清麿は恵の正面に回って叫んだ。
 「だけど俺は、そんな頑張ってる恵さんだからこそ、応援しているんだ」
 恵の肩の震えが、止まった。

833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「俺は・・・、俺は・・・」
 清麿は幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんな恵さんが、好きだ!!」
 恵は、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「清麿くん、それって・・・」
 清麿は、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「清麿君、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 恵は、じっと清麿の目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前に清麿は、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いた恵は、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、清麿君にそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってる清麿君からそういって貰うと・・・」
 恵の涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、清麿はそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 清麿の本音だ。だが、恵が好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、恵が破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 清麿は突然の言葉に驚愕した。
 だが恵の瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴の恵。そんな恵にとって、初めての白馬の王子様は、まさに清麿だったのだ。
 そしてヒッキーだった清麿に彼女はいない。水野は・・・アレは妹分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
146名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:09:06 ID:4X7OzwmM
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「清麿君・・・」
 恵は目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”の清麿は既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態に清麿の脳裏はパニック寸前であった。
 「め、恵さん、俺・・・」
 「清麿君、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 恵は瞳を閉じたまま、叫んだ。既に恵は、覚悟を決めているようだ。
 「恵さん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決した清麿。
 その清麿は、震わせながら恵の口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇を恵のそれに触れさせた。
 だが恵は顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 清麿は恵の余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 恵の事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、清麿君の“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 恵はわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうど清麿が彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、清麿が自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてその清麿は、恵の豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、恵さん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 清麿はあがいた。だが恵の両腕は、シッカリと清麿の後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 恵の瞳は、相変わらず清麿のそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私は清麿君の“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 清麿はその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。

835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのために恵を悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? 清麿はその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、清麿君、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 清麿の脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 恵は仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 清麿はその恵の、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「め、恵さん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 恵が下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、清麿は鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、清麿もトランクス一枚となった。
 恵は意外とシッカリとした清麿の筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そして恵は、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 清麿は、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの大海恵の肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
147名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:09:50 ID:4X7OzwmM
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「清麿君・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 清麿は恵の豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆に恵は、自分には無く、初めてリアルで見る清麿の男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (俺は・・・俺は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (恵さんが・・・恵さんが・・・)
 (清麿君が・・・清麿君が・・・)
 『ほしい!!』
 再び、清麿が恵の上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 清麿は男の本能に正直に、恵の両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 恵が、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 恵が胸をみやると、清麿が左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、清麿の男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていた清麿。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 恵の頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがて清麿の顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 恵はその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「清麿君、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今の清麿には、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、恵さん!!」
 清麿は一寸強引に恵の両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まる清麿からの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 恵の決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、清麿君・・・」
 「何?」
 清麿がふと手を止めると、顔を上げている恵の瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいい清麿は、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 清麿は、もう恵がいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 清麿のうめきから間髪入れて、恵が叫んだ。
148名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:10:36 ID:4X7OzwmM
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(> 勿論、恵は処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しい清麿とはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「め、恵さん!?」
 ふと、清麿の行為がとまった。性欲より恵の体が心配になったのだ。
 恵は涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、清麿君に捧げたいの!!」
 「恵さん・・・」
 清麿は続けた。恵の耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 恵の秘所から愛液と、血が流れ始めた。清麿が初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 恵は清麿に処女を捧げた。と同時に、清麿の童貞も恵によって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「め、恵さん、俺・・・」
 「清麿君、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、清麿のシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、め、恵さん、俺・・・、俺!!」
 恵も、清麿がどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのまま清麿にしがみついていた。>837のつづき)

839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「清麿君、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 清麿の大量の精液が、恵の膣内に注ぎ込まれた。
 清麿は全てを出し切った快感で顔がほころび、恵も全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、清麿の子種が恵の中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、清麿が重い口を開けた。
 「ねぇ恵さん・・・」
 「・・・何?」
 「俺・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才の清麿は、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 恵は悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹に清麿君の子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直した清麿を前に、恵が続けた。
 「そして、私の名前は“高嶺恵”になって、男の子が生まれたら“我守”、女の子が生まれたら“貞緒”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、清麿は愕然としていた。
149名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:11:20 ID:4X7OzwmM
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、恵はくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、清麿君。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 清麿はふと我に帰った。
 もしかして恵は、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれて恵が幸せになるのなら本望だし、それまでは恵はアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それは清麿にとっても、恵にとっても、幸せなことだ。
 「あ、清麿君、もうすぐ10時よ! ティオ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたティオ&ガッシュと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、清麿と恵の絆は、まだ始まったばかりだ。
 清麿と恵の先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)



841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。
150名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:12:10 ID:4X7OzwmM
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。


844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?


846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。


849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
恵にDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…


850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
151名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 01:20:20 ID:aIk0yAY4
ほしゅ
152名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 01:21:09 ID:lhvVRxUS
hosyu
153名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 03:23:52 ID:TIB47Uex
保守
154名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 01:10:15 ID:Wr3m8//W
hosyu
155名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 03:24:46 ID:wTApnYoY
156名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 00:12:15 ID:9SqNJIRN
ふーん
157名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 02:09:46 ID:9rjvirD+
hosyu
158名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 22:09:16 ID:LAGe6TP8

  | 保守し続けるんだ!!!
  | 名スレにするんだ!!!
  | いつかきっと職人さんも来てくれる!!!
  \___________ ____
                       ∨  カタカタ____ ___
                  ∧_∧   ||\   .\  |◎ |
                  (.#`Д´)  ||  | ̄ ̄|  |:[].|
           ∧_∧ . ┌(   つ/ ̄l| / ̄ ̄/ ..| =|
   ∧_∧   ( TДT) |└ ヽ |二二二」二二二二二二二二」
  ( TДT)  (  つつ   ̄]||__)   | ||       | ||
  (つ  つ  /  / /  ./ ̄\  / ||       / ||
  と_)_)  (___)__)  ◎    ◎ .[___||     .[___||
            ∧
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | もういいんだ……
   | 本当に良く頑張った…もう充分じゃないか…
   | 楽になっていいんだ………
159名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 00:39:12 ID:NkKhQqr2
hosyu
160名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 04:16:55 ID:XKC0XQ8N
161名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 22:04:27 ID:43SXWHcT
162名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 21:22:31 ID:JJjCmhPj
あぁ〜ゼオン×チェリッシュなんてのも良いよね

163名無しさん@ピンキー?:2006/08/17(木) 01:54:42 ID:lq2lgZlx
未だに、私はゼオンを倒しに行ったガッシュたちのもとに行けない。

それは植えつけられた恐怖だけではなく、そう、
むしろ強制的に与えられた快感への恐怖。

--------------------------------

体は動かなかった。
激しい電撃で私の体は瀕死に近かった。
ファウードの体液で体の傷は癒えたものの、
体はついていかなかった。

「チェリッシュ・・・」
「ゼ、ゼオン・・・」

体液につかる私の上にゼオンが乗りかかる。
「やっやめっ くぷっ」
「暴れるな、おぼれるぞ?」
にやりと嫌な笑みを浮かべる。
力の差がこれほどある。
近くにはニコルもいない。
無理やり、足を開かされ、強制的にいじられる。
それは、痛みではなく、あえて快感に繋がるように。

「はっ あ、やめ、やめてぇ」
「なんだ?テッドにでもして欲しかったか?」

テッド

その一言に体が強張る。

「ふん、図星か。ならば、そいつを忘れてしまうほどの快楽でお前を溺れさせてやろう。」

快楽を与え続けられる苦痛。
大切な人が居ながら与えられる強制的な快楽という苦痛。

なのに感じてしまう淫らな自分。
全てが・・・嫌になる。全てが壊れる。

お願いだから私を壊さないで。

「イキ続けたら、どんな世界が見えるんだ?チェリッシュ?」

テッド・・・お願い、私を助けて。


---------------------------------
終わり。
鬼畜ゼオン様(゚Д゚ )モムーリ?o(゚Д゚)っ
初めてSSかいたよ・・・。

>>162
こんなんでどう?
164名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 23:36:09 ID:WneI2JIO
ナイスですΣd(/Д\*)ハァハァ
165名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 16:03:59 ID:NwaJmBii
166名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 22:29:03 ID:8WfTvRDb
そういや今日とらのあなでシェリブラの18禁同人みかけたな。
シェリーって同人絵で描かれると
神月かりんだかルヴィアリゼッタだかと似ててサッパリわからん・・・
167名無しさん@ピンキー?:2006/08/23(水) 01:55:15 ID:jKaBkUPD
>>164
" ゚☆,。・:*:・゚★o(´▽`*)/♪Thanks♪\(*´▽`)o゚★,。・:*:・☆゚ "
168名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:48:32 ID:6tuU085z
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。

831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
169名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:50:22 ID:6tuU085z
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。

833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
170名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:52:02 ID:6tuU085z
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。

835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
171名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:54:04 ID:6tuU085z
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
172名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:55:11 ID:6tuU085z
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、俺・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。

839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
173名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:56:16 ID:6tuU085z
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)










841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。
174名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:58:09 ID:6tuU085z
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。




844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?




846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。




849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…




850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
175望月:2006/08/27(日) 18:17:49 ID:3FEafua3
お久しぶりです。
えっと、清恵投下します。



「…喉乾いた…」
自室のベッドの上。
深夜に目を覚ました恵は、キッチンへ向かった。
喉を潤すためコップに水を入れ、一気に飲み干す。
「ふぅ…」
漸く落ち着き、部屋へ戻ると、ベッドに横になる。
目を瞑り、寝ようとするのだが…。
ゴロゴロと寝返りを繰り返すばかりで、なかなか寝付けない。
「…明日は朝から仕事なのに…」
早朝から入っているロケを思い、憂欝になる。
時計を見ると、時刻は3時過ぎで…。
あと2時間もしたら起きなければならない。
「どうしよう…」
枕を抱え、思わず溜め息を付くと…。
サイドテーブルの上に置いていた携帯が鳴った。
「こんな時間に誰?」
不信に思いながら携帯を手に取ると、メール着信の文字が目に入った。
メールを開くと、清麿からで、驚きに目を丸くする。
「…ぇ…?何で…?」
清麿が携帯を持っていない事は知っている。
しかし、メールの内容は明らかに清麿からで…。
恵は、メールに書かれている電話番号に、恐る恐る電話した。
「も、もしもし!」
「…清麿…くん…?」
「う、うん…」
数回、呼び出し音が鳴った後、慌てた様な清麿の声が耳に届いて、恵は名前を呼ぶ。
返ってきた声は清麿のモノで、恵は思わず微笑んだ。
「もしかして…起こしたのか…?」
「ううん。それより、携帯どうしたの?」
「…あー…」
言葉を濁す清麿に、恵は首を傾げる。
「清麿くん?」
「今日買ったんだけど…昼間、連絡出来なくて…」
「それだけ?」
「…」
何時もの清麿らしくない態度に恵が問い返すと、清麿は黙り込んで…。
やはり、らしくないと確信する。
176望月:2006/08/27(日) 18:18:49 ID:3FEafua3
こんなに歯切れの悪い清麿は初めてで…。
恵は、どう対応してイイのか悩む。
気付いていない振りをした方がイイのか。
それとも、素直に聞いた方がイイのか…。
何も答えない清麿に、恵は気付かれない様、溜め息を吐くと、話を変えた。
どうして起きていたのか…とか、明日は朝から仕事なのに…とか、何気ない話題を振ると、清麿はホッとした様に息を吐いた。
「大丈夫か?寝た方がイイんじゃ…?」
「うん。でも、眠れないから」
「あ…俺が邪魔してるんだよな…すまない…」
声のトーンが落ちた清麿に…。
恵は慌てて否定する。
清麿からメールが来なくても眠れないのは事実だ。
それに、こうして話せるのは嬉しいのだから、清麿が気にする必要はない。
そう、伝えると、清麿は嬉しそうに笑って…。
「…実は…昼間に連絡したら、恵さんから返事が来そうで…それで連絡出来なかったんだ…」
「え?それって…」
「恵さんからの連絡がいらない…とかじゃないからな!」
不安げな声を出した恵に気付いた清麿は、慌てて否定した。
「…本当は、1番に連絡したかった…。けど、それには勇気がいると言うか…」
「勇気?」
「携帯買って、直ぐに恵さんに連絡するのって…恵さんが喜びそうなネタじゃないか…?」
溜め息混じりに呟いた清麿に、恵は納得した。
何故なら、もし清麿が直ぐに連絡して来たのならば、恵は躊躇う事無く、清麿をからかっていたからだ。
自分の性格を見事に見抜かれていて…。
恵は思わず苦笑いした。
177望月:2006/08/27(日) 18:19:56 ID:3FEafua3
素の自分を知られる事は、アイドルとしては良くない事なのかもしれない。
けれど、ティオやガッシュ…ましてや清麿にまで飾ったままで接したくないから…。
だから、自分の性格を見抜かれた事は恵には嬉しい事だった。
「…でも、1番じゃなかった方が残念かなぁ〜」
「うっ…悪い…」
わざと拗ねた口調で清麿を責めると、清麿は小さく謝った。
本当にすまなそうに呟いた清麿に、恵は気付かれない様に笑う。
「本当にそう思ってる?」
「勿論!…まだ…怒ってる…よな?」
「当たり前じゃない」
本当は、そんなに怒っていないけれど。
愁傷に謝ってくる清麿が可愛くて…。
恵はわざと否定しない。
「どうしたら許してくれるんだ?」
「う〜ん…。どうしようかなぁ?」
「…あんまり無理は言わないで欲しい…」
「…ぷっ!嘘よ。怒ってないから安心して?」
ポソリと呟いた清麿の台詞が耳に届いた恵は、我慢仕切れず、吹き出した。
クスクス笑い続けると、今度は清麿が拗ねて…。
ムッとした声を出す。
清麿の機嫌が悪くなったのは気付いていたが、笑いを止められない恵は、目に溜まった涙を拭う。
「恵さん…笑いすぎ…」
「ごめんなさ…」
「…恵さん…?」
「…っ!?」
咎める様な声を出した清麿は、謝りながらも笑い続ける恵に…。
わざと低く囁いた。
携帯で話しているせいで、耳元で言われた状態と同じだった恵は、思わず息を詰める。
「恵さん?」
「やっ!」
低く名前を呼ばれるだけで弱いのに、耳元で囁かれ、恵は心許ない声を出す。
「清麿くんのバカっ!もう…知らないっ!」
「え…?恵さ…」
慌てている清麿を無視し、恵は通話を切った。
そのまま電源も落とし、ベッドに潜り込む。
赤くなっているであろう顔を手で覆い、心の中で悪態をつく。
しかし、耳に残った清麿の声がまた聞こえて…。
恵は、ビクッと体を震わせた。
178望月:2006/08/27(日) 18:21:13 ID:3FEafua3
心とは裏腹に、熱くなってしまった体は治まらず、恵は涙ぐむ。
「…っ…もう、やぁ…」
目を閉じて眠り込もうとするが、視界が暗くなると更に清麿の声が耳に蘇り、眠れない。
『恵さん…』
「…!?」
直ぐ近くで名前を呼ばれ、顔を布団から出して辺りを見回すが、勿論、清麿の姿はない。
「きよまろ…く…」
耐えられなくなった恵は、勇気を振り絞り、携帯に手を伸ばした。
電源を入れ、リダイヤルを押すと、直ぐに電話は繋がって…。
心配そうな清麿の声が聞こえてくる。
「恵さん!大丈夫か!?」
「…きよ、まろく…どうしよう…」
「どうしたんだ?」
泣きそうに清麿を呼ぶ恵の態度に、清麿は真剣な声を出す。
「…っ…あの…ね?…熱いの…」
「熱いって…熱があるのか!?」
「ちがっ…そうじゃなくて…」
勘違いする清麿を否定した恵は、言葉に詰まる。
きちんと説明したいが、言葉にするには勇気が必要で…。
思わず、コクリと喉を鳴らす。
「もしかして…感じた?」
「…っ!」
恵の微妙な雰囲気を感じ取ったのか、聞き返した清麿に、恵はビクッと体を揺らす。
清麿の声には明らかに笑みが含まれていて、恵は目つきがキツクなる。
「清麿くんのせいなんだからぁ」
「…じゃあ…このまま、するか?」
「やっ…出来るわけなっ」
「俺も一緒だから大丈夫」
フルフルと頭を振って嫌がる恵に、清麿はまた低く囁く。
恵がソレに弱いと知っていて言う辺り、清麿も意地が悪い。
しかし、その1言で耐えられなくなった恵は…。
清麿が誘導するまま、己の体に手を伸ばしていった。
179望月:2006/08/27(日) 18:24:09 ID:3FEafua3
「濡れてる…」
「んっ…何でっ…」
携帯を顎に挟み、ベッドに横になった恵は…。
目を潤ませ、己の下着の中に手を入れていた。
清麿の言う通りソコは濡れそぼり、恵の指を濡らす。
しかし、清麿はココには居なく、知る由もないのに、決め付けられた物言いをされ、驚く。
「感じてるんだろ?」
「ちがっ…」
「違うのか?こんなに濡らして…」
意地悪く囁かれ、恵はビクッと震えた。
触れているのは自分なのに…。
何故か、清麿に触れられている錯覚を覚える。
「恵さん…挿れて?」
「…っ!や…無理っ…」
「ゆっくりでイイから」
宥める様な清麿の口調に、恵はキツク目を閉じる。
入口を撫でていた指を、ゆっくりと体内に埋めていくと、口からは吐息が洩れて…。
恵のそんな態度に、清麿は口の端を上げた。
「気持ちイイのか?」
「んぁっ…やぁ…」
清麿が問うと、恵はヒクッと痙攣して…。
飲み込んでいる指を締め付けた。
指の動きは無意識に早くなり、腰が動きだす。
「ふぁっ…き…まろ、く」
「っ…恵さ…」
「あっ、もうダメっ…んぁぁっ…」
ビクンと震え、体を仰け反らせて達した恵の声に…。
己に触れていた清麿も、白獨を吐き出した。
荒い息を付きながら清麿が声をかけると、恵は今更ながらに顔を真っ赤にする。
「もう…やぁ…」
「可愛かったですよ?」
「っ!?…清麿くんのばかぁ!もう、本当に知らないんだからっ!」
「え?め…」
一方的に電話を切り、恵は携帯をほおり投げた。
壁の時計を見れば、もう起きて準備をしなければならない時間で、バスルームへ足を向ける。
すると、部屋を出る際に着信音が鳴って…。
携帯を一瞥した恵は、舌を出すと、そのまま部屋を出たのだった。

END



電話エチなんですが…エロくないですね(汗)
感想・苦情などありましたら、お願いしますm(__)m
180名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 02:44:41 ID:NeJWI0U2
超超超超超超久しぶりに新作キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
181名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 13:00:41 ID:Y9WYN0X6
age
182ノワール:2006/08/29(火) 20:59:33 ID:a0iJ3ux4
>>175
望月さん、お久し振りです。

電話越しなのに、2人が本当にHしているかのように錯覚してしまいました。
言葉だけで恵をリードする清麿…言い方が意地悪いですね〜。
清麿の言うがままにされる恵が可愛くて、Hでした。
183名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 16:49:45 ID:lC2amcqV
184名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 01:21:26 ID:MREKfBRs
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
こういうの待ってました!
超超超超超超GJ!!
185名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 08:36:01 ID:bNYPBCCn
久しぶりにGJ!!
186名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 10:35:44 ID:Z+5CuaEe
 テレビの画面に食い入るガッシュ。
その画面には、『世紀の催眠術師ゲラ・ユリーの催眠ショー』というテロップの元、一人の初老の男性が女性タレントの目の前で五円玉に糸をつけたものを左右に振っていた。
しばらく何事かをつぶやいた後、その女性は全身の力が抜けたかのようにいすに座り込み眠っていた…。
「ウ、ウヌゥ!!すごいのだ!すごいのだ!」
 まるで上物のブリを見つけたかのように喜色満面のガッシュは、階下に駆け下りる。
「母上殿ー!5円玉を貸して欲しいのだー!!」
「あらあら、おやつでも買いに行くの?だけど5円で買えるものなんて…」
「催眠術なのだ!」
 ぴょん、ぴょんと跳ねながら両手を華に向けて差し出す。
催眠術ってなんだろう?と思いながらも、快くガッシュの手に5円玉を渡した。
「かたじけない!糸は確か清麿の部屋にあったのう!ウム!」
「あ、ガッシュちゃん。私今から買い物に行ってくるからお留守番お願いね」
「わかったのだーー!!」
 返答しながら、どたばたと再び清麿の部屋に戻っていくガッシュの小さな背中を見つめながら、「いつも楽しそうね、ふふ」と、頑なだった息子を変えてくれた恩人に微笑みかける。
一方、ガッシュは部屋に戻るとクローゼットの下段にある裁縫セットから縫い糸を取り出すと、それを5円玉にくくりつけていた。
チーンと指ではじいて左右に揺らせて、テレビの催眠術師になったかのような感覚に笑顔を浮かべる。ゆらゆらと揺れる5円玉、しばらくそうしていたガッシュだったが、突如叫んだ。

「ウヌゥ…かける相手がおらぬのだ!早く帰ってくるのだ!清麿ーーーーー!!」


 しかし…学校が終わる時間になっても清麿は帰ってこない。
いつもの帰宅時間を30分過ぎてもかえってこない、待ち人をしているとき人はさらに長さを感じる。
さらに、30分待つ…しかし、帰ってこない。イライラがたまり始めるガッシュ。
早く催眠術を清麿にかけたい!しかし帰ってこない。「うー、あうー」と部屋をぐるぐると回りながら落ち着かない様子だ。
そこに聞こえるドアを開く音。
「ウヌ!おかえりなのだ清麿ー!」
 清麿が帰ってきたのだ!とドアへと駆け向かうガッシュ。しかし…
「あ、ガッシュ君、ただいま!」
「ヌ?スズメではないか、清麿はどうしたのだ?」
 待ちかねた清麿でなく、彼の友人水野鈴芽だということを知るとがっくりと肩を落とすガッシュ。
なんでも今日は清麿はクラスメートの山中の草野球の助っ人を頼まれてしばらく帰ってこないらしい。
鈴芽も宿題を見てもらう約束をしていたのだが、友人の頼みとあっては断りきれない清麿に「先に家で自分でできるところまでやっていてくれ」と頼まれたため訪れたのだった。
しばらく帰ってこない清麿…、だが、ガッシュはすぐに笑顔になる。
「のう!スズメ!頼みがあるのだ!」
「え?なぁに?」
 ガッシュは鈴芽の腕を取ると、清麿の部屋へと引っ張っていく。
鈴芽ならきっと快く催眠術をかけさせてくれる、そんな期待をこめて…、だが、ガッシュはすぐに知ることになる。
生半可な知識でこのようなことを行うことのドタバタを……。


 一時間後、モチノキ町を泣きながら駆け回るガッシュの姿があった。

「清麿ーーー!!どこなのだーーー!!清麿ーーー!!」
187名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 10:36:27 ID:Z+5CuaEe
一方、探し人たる清麿は入れ違いで自宅にたどり着いていた。
ドアを開けて家に上がると、野球で体を動かして噴出した汗にぬれる髪の毛を梳かしながら一人ごちる。
「さてと……水野に勉強教えるまでに一度シャワー浴びるかな…  水野ー!俺ちょっとシャワーあびるからもう少し待っててくれー!」
 階下から自室にいるであろう鈴芽に声をかけて、浴室に入る清麿。
軽く汗を流してから、ポロシャツとハーフパンツを身に着け、自分の分と、鈴芽とガッシュの分のジュースを抱えて二回へと向かう。
(どこまでやったかな?あいつ、応用問題になるとさっぱりだからなぁ…)と、講義予定を考えながら階段を上っていく。
「入るぞー…っておい」
 がちゃり、とドアを開けた清麿の目に移ったもの。それはベッドの上で丸くなって寝息を吐く鈴芽の姿だった。
まったく、勉強もしないで…とあきれながらも、鈴芽の幸せそうな寝顔は「まぁいいか」という気持ちにさせられてしまう。
とりあえず喉の渇きを癒そうとペットボトルをあおり、自分の勉強道具を出すために机の引き出しを引く、そのとき、何かが引っかかっていたのか、引き出しの金具がキィッ!といやな音を立てた。
「うわっ……俺、この音苦手なんだよなぁ」
「うーん…」
「あ、起こしちゃったな水野。ごめんな」
 眠たそうにくしくしと手の甲で目元をこする鈴芽、とろんとしたその目が清麿を捕らえる。
その呆けた顔がなんとなく可愛らしくてドキリとしてしまう清麿、思わず顔を反らして、自分のノートや教科書を取り出しにかかる。
しかし、清麿は思わぬ声を聞き、鈴芽のほうを向き直ることになる。
「わんっ!!」
「わ……わん!?って、うぉおおおおおおお!?」
 可愛らしい声で犬のような、いや、犬の鳴き声そのものをあげる鈴芽。
思わず振りむいた清麿が見たものは、ベッドの上から自分に飛びつこうとする彼女の姿だった。
もたれかかるように体を預ける彼女を一旦抱き止めるが、そのままバランスを崩して再びベッドの上に彼女もろとも倒れこんだ。
「お…おい、水野?」
 自分の体の上に、鈴芽がいる。
その姿は大きく舌を出して、ハッ、ハッと息を吐いて、まるで夏場の犬のようだ。
とりあえず彼女の体をどかせようと、鈴芽の肩を抱く。しかし、そんな動きに反応したのか鈴芽がガバッと抱きついてきた、というかむしろ貪りついてきた。
ぺろっと、清麿の鼻先を舐める鈴芽。

「のわあああああああああっ!?」

 突然のことに声を上げて体を起こそうとする清麿、その表紙に軽くだが、コツンと頭が鈴芽の鼻先に当たった。

「きゃんっ!!」

 いじめられた子犬のように小さく鳴くと鼻を押さえる鈴芽、強く打ってしまったのか涙がにじんでいる。
188名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 10:37:05 ID:Z+5CuaEe

 いじめられた子犬のように小さく鳴くと鼻を押さえる鈴芽、強く打ってしまったのか涙がにじんでいる。

「くぅん…くぅ〜ん……」

 涙目で鼻をこする鈴芽、それでも犬のような仕草を忘れない。その姿に思わず犬をあやすように思わず鈴芽の頭をなでる。
清麿の暖かい手のひらに癒されたかのように、泣いていた鈴芽が嬉しそうに清麿を見つめると再びのしかかってきた。

「わん、わんっ」
「うぉぉっ み、水野!だから離れろって!!」

 必死に逃げようとする清麿の目に映ったのは、今もまだ放映中の「世紀の催眠術師ゲラ・ユリーの催眠ショー」と、テーブルの上に乗った糸のついた五円玉……。
(ま、まさかガッシュがあのテレビを見て、水野に催眠術かけたというのか?いや、でも催眠術なんて…)
 じゃれつくように清麿の胸板に笑顔で頭をすりよせて「わぅん、わぅんっ」と嬉しそうに鳴く鈴芽を見つめた。
普段の鈴芽の純真というか、まっすぐすぎて天然ボケとすら言える心や、一度思いつくと突っ走りがちなところ……、催眠術にかかりやすい…かも。と納得する。
だが、このままにしておくわけにもいかない、清麿は相撲の猫だましの要領で鈴芽の目の前で、力強く手のひらを打ち合わせた。
ぱちぃん!と乾いた音がして、鈴芽が驚いたかのように目をまんまるにする。

「きゃぅん!?……ぅ……わぅん…くぅ〜ん…」
 
 一瞬おびえたような表情をした後、散歩の途中で大きな犬に吼えられて主人の足にすがる子犬のように先ほどよりも更に強く清麿に抱きつく。
ショックを与えれば治るだろうかという安直さを反省しながら、自分の胸に顔をうずめておびえたように震える鈴芽の背中を撫でながら、必死に謝る清麿。
「あー……、ご、ごめんな水野。ほら、泣くなよ」
「くぅん…、くぅん…」
 清麿のあったかい胸に顔を擦り付けて震える鈴芽……、背中に回した腕を鈴芽の頭に移してゆっくり撫でてやる。
すると、まさに犬そのもののように嬉しそうに、気持ちよさそうに目を細めて微笑む鈴芽。
189名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 02:55:14 ID:DNiq1esL
これはなに?コピペ?
190名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 17:00:56 ID:dFzprVJt
age
191名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 17:34:09 ID:9TdAur6y
空気無視してティオおもらしキボン
192名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:44:49 ID:ZDdZEZV2
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。

831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
193名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:46:53 ID:ZDdZEZV2
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。

833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
194名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:49:03 ID:ZDdZEZV2
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。

835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
195名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:51:23 ID:ZDdZEZV2
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
196名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:55:01 ID:ZDdZEZV2
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。

839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
197名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:57:21 ID:ZDdZEZV2
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)










841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


198名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 08:59:24 ID:ZDdZEZV2
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。




844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?




846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。




849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…




850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
199名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 12:49:30 ID:40aLFvH4
>>175
・・・すでに読んだことあるんですけど・・・。
なんだ、ぱくりかよ。うぜぇ。
200名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 14:45:05 ID:ZDdZEZV2
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。

831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
201名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 14:47:25 ID:ZDdZEZV2
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。

833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
202名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 14:49:28 ID:ZDdZEZV2
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。

835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
203名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 14:52:37 ID:ZDdZEZV2
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
204名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 14:55:06 ID:ZDdZEZV2
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。

839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
205名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 14:58:07 ID:ZDdZEZV2
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)










841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


206名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:02:43 ID:ZDdZEZV2
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
207名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:05:46 ID:ZDdZEZV2
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。

831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
208名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:08:02 ID:ZDdZEZV2
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。

833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
209名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:10:09 ID:ZDdZEZV2
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。

835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
210名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:14:12 ID:ZDdZEZV2
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
211名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:17:17 ID:ZDdZEZV2
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。

839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
212名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:20:46 ID:ZDdZEZV2
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


213名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:23:09 ID:ZDdZEZV2
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
214名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:25:23 ID:ZDdZEZV2
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
215名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:27:28 ID:ZDdZEZV2
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
216名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:29:35 ID:ZDdZEZV2
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
217名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:32:12 ID:ZDdZEZV2
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
218名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:34:39 ID:ZDdZEZV2
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
219名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:37:13 ID:ZDdZEZV2
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


220名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:39:37 ID:ZDdZEZV2
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
221名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:45:26 ID:ZDdZEZV2
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
222名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:47:37 ID:ZDdZEZV2
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
223名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:49:40 ID:ZDdZEZV2
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
224名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:51:49 ID:ZDdZEZV2
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
225名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:54:01 ID:ZDdZEZV2
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
226名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:56:57 ID:ZDdZEZV2
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


227名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 15:59:00 ID:ZDdZEZV2
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
228名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:02:08 ID:ZDdZEZV2
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
229名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:04:55 ID:ZDdZEZV2
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
230名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:08:15 ID:ZDdZEZV2
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
231名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:11:05 ID:ZDdZEZV2
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
232名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:13:37 ID:ZDdZEZV2
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
233名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:15:51 ID:ZDdZEZV2
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


234名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:18:38 ID:ZDdZEZV2
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
235名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:21:52 ID:ZDdZEZV2
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
236名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:24:45 ID:ZDdZEZV2
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
237名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:27:35 ID:ZDdZEZV2
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
238名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:30:21 ID:ZDdZEZV2
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
239名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:33:10 ID:ZDdZEZV2
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
240名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:36:55 ID:ZDdZEZV2
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


241名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 16:39:26 ID:ZDdZEZV2
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
242名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:34:20 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
243名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:37:24 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
244名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:40:28 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
245名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:43:21 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
246名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:46:31 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
247名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:49:41 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


248名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:53:41 ID:nNcLEMjz
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
249名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:56:11 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
250名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:59:27 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
251名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:03:05 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
252名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:05:07 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
253名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:07:57 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
254名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:10:04 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


255名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:13:02 ID:nNcLEMjz
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
256名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:16:11 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
257名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:17:55 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
258名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:20:41 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
259名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:23:19 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
260名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:26:12 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
261名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:28:15 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


262名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:30:54 ID:nNcLEMjz
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
263名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:33:23 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
264名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:36:00 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
265名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:38:10 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
266名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:40:38 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
267名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:43:30 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
268名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:46:24 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


269名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:51:57 ID:nNcLEMjz
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
270名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:54:05 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
271名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:57:45 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
272名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 03:00:21 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
273名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 03:02:43 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
274名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 03:04:48 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
275名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 03:08:49 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


276名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 03:11:31 ID:nNcLEMjz
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
277名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 14:34:37 ID:oafp2/sC
いい加減にしろよ糞野郎!死ね!
278名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 15:52:56 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
279名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 15:56:03 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
280名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 15:59:24 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
281名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:03:03 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
282名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:06:53 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
283名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:09:20 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


284名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:11:24 ID:nNcLEMjz
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
285名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:14:31 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
286名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:17:45 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
287名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:21:07 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
288名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:24:27 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
289名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:28:25 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
290名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:30:55 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


291名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:33:29 ID:nNcLEMjz
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
292名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:35:52 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
293名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:38:00 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
294名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:42:32 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
295名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:46:39 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
296名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:51:29 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
297名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:54:08 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


298名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:57:15 ID:nNcLEMjz
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。
299名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:00:45 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。


831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
300名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:04:32 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。


833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
301名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:07:53 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
302名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:10:02 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
303名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:13:01 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
304名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:17:53 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


305名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:22:40 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。

831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
306名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:25:28 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。

833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
307名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:29:00 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
308名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:31:37 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
309名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:34:20 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。


839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
310名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:36:48 ID:nNcLEMjz
830 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:19 ID:60ftsM5y
 「サザエさん! こっちだ、早く!!」
 「え、ええ、マスオさん!」
 日曜の夜8時頃。桜新町遊園地近くの商店街で、フグ田マスオが女の子の手を引っ張りながら逃走していた。
 「マスオ、どうするのだ!?」
 「とにかくどこかに隠れなきゃ!!」
 二人の許にはパートナーのカツオとワカメがいた。
 とにかく暗闇の中を四人が必死に逃げていた。
 何故か? それは四人をとある一団が追ってるからだ。
 “磯野サザエが逃げたぞ!”“追え、追うんだ!”“サザエの熱愛現場をスクープするんだ!”
 そう。超人気アイドル・磯野サザエのプライベートを追う芸能レポーター関係者だ。
 この日、サザエとワカメは密かにマスオ&カツオと桜新町遊園地でデートをしていた。
 途中タッグバトル等のトラブルはあったが、午後は楽しい一時を過ごした。
 しかし帰路につく途中、サザエがサングラスを落っことしてしまい、勘の鋭い幼女がそれを見て大声で叫んでしまったのだ。
 “あっ、いそのさざえだ!!”
 しかも運が悪いことに、そこには別のスクープにと芸能レポーター数人も帰路につこうとしていたのだ。
 辛うじて四人は彼らのフレームにおさまることなく暗闇の商店街に紛れ込んだのだが、食いついたら放さないピラニアまがいの連中だ、今尚執拗に追っているのだ。
 何せ清純派で、なおかつ生まれて彼氏イナイ歴をリアルで続けている事で有名な磯野サザエの“デート現場”であるのだ。マスコミが食らいつかない筈が無い。
 そして四人は遂に、行き止まりにぶつかってしまった。
 「行き止まりなのだ!!」
 「もうどうするの、カツオ!!」
 愕然とするマスオとサザエの前で、カツオとワカメが慌てふためいた。
 「仕方ないわ、マスオさん!」
 サザエは朱色の魔本を手にした。
 「ああ、仕方ねえ」
 マスオも魔本を手にした。もしここで捕まったら、醜聞以上に魔本の機密性が保てないと瞬時に計算したのだ。

831 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:20 ID:60ftsM5y
(>>830のつづき)
「マ・セシルド!!」
 サザエの叫びでワカメは第3の術を放った。この巨大な盾は追跡者達の前に立ちはだかり、彼らを弾き返した。
 “うわっ!”“いたた!”“何だこの壁は!?”と、向こうで追跡者達の悲鳴が轟いた。
 一方、その逆方向の前方ではマスオが叫んだ。
 「ザケル!!」
 カツオの口から第1の呪文の電撃が放たれた。するとそれは、眼前のブロック塀を吹き飛ばした。
 「やったわ!」
 「よし、今だ!」
 見事なチームワークで突破口を作った四人は、そのまま逃げていく。そして、ちょいといかがわしいホテルに目が止まった。
 「ウヌ、あそこに逃げ込むのだ!!」
 そこがどんな場所か知らないカツオが叫んだ。
 だがそこがどんな場所か熟知しているサザエは赤面、そしてマスオは激怒した。
 「バカ、あそこがどんな場所かわかってるのか!?」
 だが、また追跡者達が追ってくる気配がした。ワカメは、ふと時計を見た。
 「マスオ、サザエ、ジタバタしてる時じゃないわ! ここは私とカツオが囮になって逃げるから、マスオとサザエはここに隠れてて。そして10時になったら、とにかく駅前で集合よ。わかった!?」
 ワカメの必死さに、マスオとサザエは頷いてしまった。
 「カツオ、いい、とにかく逃げて、あいつらをまくのよ!!」
 ワカメはカツオの手を強引に引っ張ってつっぱしり始めた。
 「ウ、ウヌ、とにかくマスオ、隠れておるのだぞ!!」
 引っ張られたカツオの姿が遠くになる。
 “子供二人を見つけたぞ!!”“磯野サザエと男の姿はどこだ!?”“とにかく先に子供を捕まえよう!! あいつらからサザエと男の居場所を聞きだすんだ!!”
 そして暫くして、レポーター達は、いかがわしいホテルに隠れた二人に気付かず、カツオとワカメの後を追っていた・・・。
311名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:40:00 ID:nNcLEMjz
832 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:22 ID:60ftsM5y
(>>831のつづき)
 「ふう。ひとまずはまいたか」
 何とか年齢を詐称し、一部屋借りることに成功したマスオがベッドに腰掛けて一息ついた。
 その隣には、サザエも腰掛けた。
 「ごめんね、マスオさん。折角のデートなのに・・・」
 「仕方ないさ。サザエさんの立場上、覚悟していたことだから・・・」
 ちょっと表情が暗かったサザエに、マスオが励ますように言った。
 だがサザエは俯いたままだ。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「え? 何?」
 「私・・・、芸能界、引退しようと思うの」
 「え・・・?」
 マスオはイキナリの一言に愕然としてしまった。
 「だってそうじゃない! 私は皆に夢に与えるために、この仕事を一生懸命やってきたわ! でも、普通の女の子みたいにデートもできない!」
 「・・・」
 「折角作った休みも、こんな事になるなんて・・・、ワカメだけじゃなく、カツオ君やマスオさんにまで迷惑かけて・・・、もう、もうこんな辛い事に耐えられない!!」
 セキを切ったかの様にサザエは叫び、顔を両手で覆ってしまった。
 肩も震えている。
 足元には瞳からの雫が静かに落ちた。
 “純真な女性の涙”とは余り縁の無い生活をしてきたマスオは、困惑してしまっていた。
 だがここは、彼女を、サザエを悲しみから救ってやりたい。そんな気分で一杯になってしまっていた。
 「さ、サザエさん、落ち着いて、そりゃ辛いこともあるさ、だけど、」
 マスオはサザエの正面に回って叫んだ。
 「だけど僕は、そんな頑張ってるサザエさんだからこそ、応援しているんだ」
 サザエの肩の震えが、止まった。

833 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:24 ID:60ftsM5y
(>>832のつづき)
 「僕は・・・、僕は・・・」
 マスオは幾分か躊躇した後、覚悟を決めた表情で声を飛ばした。
 「そんなサザエさんが、好きだ!!」
 サザエは、おそるおそる手を下げ、顔を露わにした。
 「マスオさん、それって・・・」
 マスオは、ゴクリと息を飲んだ。勢いで言ってしまった。だけど、確かに本音だった。
 「マスオさん、その“好き”って、私がアイドルだから? それとも、普通の女の子だから?」
 サザエは、じっとマスオの目を見つめていた。その瞳は、まさに純真な娘の眼差し、そのものだった。
 それを前にマスオは、本音をぶつけるしかなかった。
 「ふ、普通の女の子だからだ!!」
 それを聞いたサザエは、再び目を閉じ、清い涙を露わにした。
 「嬉しい・・・、マスオさんにそう言って貰って嬉しい・・・、魔本を持って闘う辛さを知ってるマスオさんからそういって貰うと・・・」
 サザエの涙は、嬉しさの余りのものだ・・・、マスオはそれを知ってホッとした反面、かなり重大な言葉を放ってしまった事に、少し不安になってしまった。
 (アイドルに告白して、その気にさせてしまった・・・)
 マスオの本音だ。だが、サザエが好きだという気持ちに、ウソは無かった。
 暫しの沈黙。
 だが均衡を、サザエが破った。
 「キスって・・・、どうやるのかな?」
「え・・・えぇっ!?」
 マスオは突然の言葉に驚愕した。
 だがサザエの瞳は真剣だ。まさに一途な生娘、そのものだ。
 リアルで彼氏イナイ歴のサザエ。そんなサザエにとって、初めての白馬の王子様は、まさにマスオだったのだ。
 そしてヒッキーだったマスオに彼女はいない。花沢は・・・アレは親分みたいなもんだし。
 そんな二人の今の瞬間。初めて互いを「異性」と意識した瞬間だった。
312名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:42:28 ID:nNcLEMjz
834 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:25 ID:60ftsM5y
(>>833のつづき)
 「マスオさん・・・」
 サザエは目を閉じ、唇の先を尖がらせた。それが何を意味するのか。“男”のマスオは既にわかっていた。
 だけどアイドルと・・・、あまりの空前絶後の状態にマスオの脳裏はパニック寸前であった。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、本当に私が好きなら、私を“普通の女”と認めて」
 サザエは瞳を閉じたまま、叫んだ。既にサザエは、覚悟を決めているようだ。
 「サザエさん・・・、ちょ、ちょっとだけだよ・・・」
 初めての事に意を決したマスオ。
 そのマスオは、震わせながらサザエの口に近づき、寸での所で目を閉じ、そして自分の唇をサザエのそれに触れさせた。
 だがサザエは顔を更に近づけ、キスを濃厚にした。
 「う・・・」
 マスオはサザエの余りの積極性に戸惑いつつ、口付けを続けた。
 サザエの事が、いとおしく感じられたから・・・。
 いつしか二人の気持ちは、完全に連動していたのだ。
 「ふぅーっ」
 「ハァハァ」
 やがて二人の口が離れ、荒い息とともに、眼が開かれた。
 そしてほぼ同時に、二人は抱き合っていた。
 「私・・・、マスオさんの“彼女”になりたい」
 「え・・・」
 サザエはわざとベッドの上に仰向けに倒れた。ちょうどマスオが彼女に覆い被さる様な状態だ。
 そう・・・、マスオが自分と“契り”を結び易い姿勢になったのだ。
 そしてそのマスオは、サザエの豊満な胸に顔が埋まる様な姿勢になっていた。
 「う、うわ、サザエさん、や、やばいよ、いくらなんでも!!」
 マスオはあがいた。だがサザエの両腕は、シッカリとマスオの後頭部を掴んでいた。
 「確かにやばいかも・・・、でも、でも、」
 サザエの瞳は、相変わらずマスオのそれを見つめている。
 「今、この時を逃したら、私はマスオさんの“彼女”でいられなくなるかも・・・」
 マスオはその眼差しを見て、暴れるのをやめてしまった。


835 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:29 ID:mAsqW8j6
(>>834のつづき)
 未成年者がこんなトコでこういうことをするのは、まさに禁忌行為だ。
 だが、そのためにサザエを悲しみのドン底に叩き落していいものか・・・? マスオはその点が気になってしまったのだ。
 「ねぇ、マスオさん、生まれたままの姿になって」
 「・・・」
 マスオの脳が、真っ白になった。
 「私、生まれたままの姿で、好きな人と一つになりたい」
 サザエは仰向けになったまま、服を脱ぎ始めた。
 マスオはそのサザエの、余りにも大胆かつ一途な行為に、理性が吹き飛んでいた。
 「サ、サザエさん・・・」
 勢いというものだろうか。
 二人は、次々服を脱ぎ始めた。
 サザエが下着姿になった。ブラもパンツも清潔な白だ。
 その美しい異性の刺激的な姿に、マスオは鼻血の出る勢いに耐えていた。
 一方、マスオもトランクス一枚となった。
 サザエは意外とシッカリとしたマスオの筋肉に、興味を示していた。
 男というものを良く知らなかったのだろう。とにかく眼差しがものめずらしそうだ。
 そしてサザエは、ブラをとった。やや豊満な胸は、ちょっと恥ずかしげなのか、両腕で隠したままだ。
 マスオは、その様子を見入ってしまっていた。何せ、成長した女性の着替えといえば、母のそれしか実体験が無い。
 それだけに、乳房を露わにせんばかりの女性、しかも現役アイドルの磯野サザエの肢体だけに、まさに夢幻の如き光景だった。
 だが・・・これは現実だ。
313名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:44:54 ID:nNcLEMjz
836 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:30 ID:mAsqW8j6
(>>835のつづき)
 「マスオさん・・・、一緒に、なりましょう」
 「あ、ああ・・・」
 二人は同時に、下半身につけていた下着を、脱いだ。
 『!!』
 二人は、互いの生まれたままの姿に硬直した。
 何せ、互いに同じ年ごろの異性の一糸纏わぬ姿を初めて見たのだ。驚天動地の心境だろう。
 マスオはサザエの豊満な胸と、その先端の美しい桃色の乳首、そして自分とは違う秘所に目を奪われていた。
 逆にサザエは、自分には無く、初めてリアルで見るマスオの男としてのシンボルに、衝撃を受けていた。
 (これが、女の子の体なんだ・・・)
 (男の子のあそこって、そうなってたの・・・)
 二人は暫し立ち尽くし、そして、自ずと歩み寄った。
 (僕は・・・僕は・・・)
 (私は・・・私は・・・)
 (サザエさんが・・・サザエさんが・・・)
 (マスオさんが・・・マスオさんが・・・)
 『ほしい!!』
 再び、マスオがサザエの上に覆いかぶさった。

 「あっ!!」
 マスオは男の本能に正直に、サザエの両胸を揉みしだいた。
 自分には無い、女性の特徴をあらわすもの。
 それを思いのままもみしだくのは、男として当然の行為だった。
 「あっああ、あ!!」
 サザエが、痛みと快感を同時に味わうかのような叫びを上げた。
 相手のイヤらしい行為。だけど、その相手は自分を認める大切な人。
 その人の行為に、妙な快感が押し寄せてきたのだ。
 「ひゃう!!」
 サザエが胸をみやると、マスオが左の乳首を口に含んでいた。
 その姿は、まさに母親の乳を吸う赤ん坊の様だ。
 やはりこれも、マスオの男としての本能だ。かつて赤ん坊の頃、母と同じ様な行為をしていたマスオ。
 女に甘える行為を象徴した愛し方だ。

837 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:31 ID:mAsqW8j6
(>>836のつづき)
 「うっぅう・・・!!」
 マスオの頬が赤らんでいく。大切な人によって快楽が押し寄せてくる。この女としての悦びは、アイドルのままでは決して得られないものだ。
 やがてマスオの顔は、自身の股間へと下がっていった。
 「あ・・・」
 サザエはその事に気付いてハッとした。快感の余り、“濡れた”ことに気付いたのだ。
 「マスオさん、ちょっとまって、そこ、汚いから・・・」
 だが今のマスオには、無問題であった。男の本能には、そういう配慮は通じない。
 「キレイだ、キレイだよ、サザエさん!!」
 マスオは一寸強引にサザエの両脚を広げ、彼女の秘所を露にした。そしてそこにも、自分の顔を埋め、秘所を吸い始めた。
 「あああああ、ああーーっ!!」
 更に強まるマスオからの快感。自分の大切な所に、愛しの王子様が求めてきている。
 (もう、何を捧げてもいい・・・)
 サザエの決意は揺ぎ無いものとなった。
 「ねぇ、マスオさん・・・」
 「何?」
 マスオがふと手を止めると、顔を上げているサザエの瞳を見た。
 「私の大切なものを、貴方に捧げたいの。お願い」
 頭のいいマスオは、それの言葉に直感した。女にとって大切なものとは何か。そして捧げるものとはなにか。
 医学的には、知っていた。実践は皆無だが・・・。
 「あ、ああ・・・」
 マスオは、もうサザエがいとしくてたまらなくなっていた。そして、アナコンダのように太く硬くなっていた自分の“モノ”を掴み、彼女の秘所にあてがった。
 「ぐうっ!!」
 「あっああ、ああぁーー!!」
 マスオのうめきから間髪入れて、サザエが叫んだ。
314名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:47:49 ID:nNcLEMjz
838 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:33 ID:mAsqW8j6
(>>837のつづき)
 勿論、サザエは処女だ。だからその「膜」が破られるのも初めて。
 いくら相手が優しいマスオとはいえ、契りを結ぶ代償として破爪の痛みには耐えねばならなかった。
 「サ、サザエさん!?」
 ふと、マスオの行為がとまった。性欲よりサザエの体が心配になったのだ。
 サザエは涙をこらえつつ、肩を震わせ、痛みに耐えていた。
 「いいの、続けて・・・、後悔したくないの、マスオさんに捧げたいの!!」
 「サザエさん・・・」
 マスオは続けた。サザエの耐えを無駄にしたくなかったからだ。
 「う、あああぁぁ!!」
 サザエの秘所から愛液と、血が流れ始めた。マスオが初めての相手と指し示す“純潔の証”だ。
 サザエはマスオに処女を捧げた。と同時に、マスオの童貞もサザエによって喪失した。
 二人が身体的に「男」と「女」になった瞬間だ。二人は互いの生殖器が一つになった状態にいる。
 「サ、サザエさん、僕・・・」
 「マスオさん、やったね、一つになれたね・・・」
 二人は、再び熱く深く口付けをする。そして体を上下に動かした。
 「ううっ、うっ、うっ!!」
 完全に二人は、獣の様な行為に我を忘れていた。
 そして、マスオのシンボルには、男の生殖行為としては当然の現象が起こっていた。
 「うぁ、ああ、サ、サザエさん、僕・・・、僕!!」
 サザエも、マスオがどういう状態にいるのか、勘が働いた。だが敢えて、そのままマスオにしがみついていた。

839 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:34 ID:mAsqW8j6
(>>838のつづき)
 「マスオさん、お願い、出して!! 中に出して!! 妊娠してもいいの!! アイドルは引退して、貴方と結婚して子供を生むから!!」
 「うわぁぁぁぁ!!」
 どくっどくっどくっ!!!
 「あああぁ、ああああぁぁーっっ!!」
 マスオの大量の精液が、サザエの膣内に注ぎ込まれた。
 マスオは全てを出し切った快感で顔がほころび、サザエも全てを受け入れた充足感で笑みを浮かべていた。
 そして二人は同時に、果てた。
 この行為で、マスオの子種がサザエの中に宿ったかもしれない。
 だが今は、そんなことよりも結ばれた瞬間のことで、二人は幸せの絶頂にいた。

 そして。二人はシャワーを浴びた。暫し沈黙していた二人だが、マスオが重い口を開けた。
 「ねぇサザエさん・・・」
 「・・・何?」
 「僕・・・その、中に、出しちゃったけど・・・」
 天才のマスオは、その行為が医学的にどのような結果を招くのか、予想がつくのだ。
 サザエは悪戯っぽく笑って、そして答えた。
 「そうねぇ・・・、私のお腹にマスオさんの子供が宿ったかもね」
 「・・・」
 硬直したマスオを前に、サザエが続けた。
 「そして、私の名前は“フグ田サザエ”になって、男の子が生まれたら“太羅”、女の子が生まれたら“育裸”って名付けて、幸せに暮らしたいな・・・」
 「・・・」
 中学生なのに父親になってしまう恐怖に、マスオは愕然としていた。
315名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 17:49:58 ID:nNcLEMjz
840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)

840 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:35 ID:mAsqW8j6
(>>839のつづき) 
 だが、サザエはくすっと笑うと、お湯で濡れた体をバスタオルで拭き始めた。
 「安心して、マスオさん。今日は安全日だったから・・・。でもね、このことがバレて芸能界でやっていけなくなったら、その時はお願いね!!」
 マスオはふと我に帰った。
 もしかしてサザエは、アイドルを引退して幸せになるため、自分とこのような事をしたのだろうか?
 だが、それでもいい。自分と結ばれてサザエが幸せになるのなら本望だし、それまではサザエはアイドルとして輝き続けよう。
 そして王を決める争いが終った後でも、共に行き続けるパートナーがいる・・・、それはマスオにとっても、サザエにとっても、幸せなことだ。
 「あ、マスオさん、もうすぐ10時よ! ワカメ達と合流しなきゃ」
 「ああ!」
 二人はいかがわしいホテルの裏口から出て、一路駅へと突っ走った。そしてマスコミをまいたワカメ&カツオと合流した。
 
 ・・・こうして、4人のなが〜いデートは終った。だけど、マスオとサザエの絆は、まだ始まったばかりだ。
 マスオとサザエの先には、いかなる運命が待ち受けているのか。それは、また後の話・・・
(了)







841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


841 名前: ◆WNCTZRfj36 :04/01/06 22:39 ID:mAsqW8j6
・・・どうも。アニメ板の本スレの長文オヤジです。
突然ですが、今日から1月11日までここに出張いたします。
>>830-840まで手土産を投下しましたので、お目通しいただけましたら幸いです。
それでは。


316名無しさん@ピンキー
842 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 22:48 ID:CtkvTmz4
(;´Д`)・・・・名乗るなよ。
おまいさんは長文のほうでキャラが固まっちまってるんだから。
エロは書き手の素性が見えてしまうと萎える。



844 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:22 ID:cblSnz4Z
しかも、つまらない…。自ら荒らしたがってるようにしか見えないが?



846 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/06 23:57 ID:X15NiFc5
なんでここが長文の人の『謹慎場所』にされなイカンわけ?
日陰的なところだからですか?侮辱です。帰って下さい。



849 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:36 ID:ADxFHFK0
しかし…アイドル引退はいいんだが、まだ中学生相手に結婚を言い出すてのは…
子供生まれてから更に3年経たんと無理やン(;´Д`)

いきなり子供の名前を決めようとしてたり、安全日だからOK(当てにならない)とか
サザエにDQN発言連発させるのがアカン。

なんつーか、書き手がアレだとキャラまで聡明さが…



850 名前:名無しさん@ピンキー :04/01/07 00:51 ID:KtEjy4E3
頼むから長文の人は本スレから出ないでください隔離されてください(;´Д`)人
それかせめて名無しで投稿してくれ・・・つーか作品もいまいちだったけど・・・。
長文書きも糞ならSSの出来も糞だな。
自サイト作ってそこでオナニーSSでも投稿してろ時代遅れの糞オヤジ。