「へへ、きょうちゃん、また頼むよ」
男がファスナーを下ろし、ぼろん、と赤黒いペニスを露出する。
ひとけの無い路地裏に少女を連れ込んだその中年の男はいまだ仕事中なのか、店名の入ったビニールの前掛けを外しただけの姿で、どこか慌ただしさすら感じさせる。
「うん、魚政のおじさん、任せてください!」
その少女、『山田きょう』は、学校帰りの制服姿で、明るい太陽のような笑顔を見せた。
「おばさん、おなか大きくなって大変そう。
早く生まれるといいね♪」
少女の言葉に、男は相好を崩した。
まだ見ぬ赤ん坊の姿を想像したのだろう、なんとも幸せそうな笑顔だ。
そんな中年男の足元にしゃがみ込み、きょうは股間に顔を寄せた。
仕事中ゆえの汗くさいペニス。
彼女は、それでも嫌な顔ひとつせずに、その肉棒を口に含んだ。
ぴちゃ、ちゅく、くちゅ……
「おおう!」
男は、股間の刺激に不意を突かれ、思わず呻いてしまった。
「……ん、ンン、んーん……」
急速に充血し体積を増すペニスを、ちゅぶちゅぶと音を鳴らしながら少女が舐めしゃぶる。
それはこんな年頃の少女にしては熟達した動作で、とても丁寧なものだった。
相手の男に気持ち良くなってもらいたい、そんな気持ちを込めた、なんとも一生懸命で健気なフェラチオだった。
「……ちゅぱ、んふ、……おじさん、気持ちいいですか?」
のみこんでいたペニスを吐き出し、唾液にぬめつくソレを優しく扱きながら、きょうが問い掛ける。
男は、先程の笑顔を情欲の表情に変え、頷き返してやった。
「ああ、きょうちゃんのフェラは絶品だよ。
おじさん、もうすぐいってしまいそうだ」
彼女は、そんな男の表情も嬉しく思えてくる。
自分のサービスが喜ばれるのは、労働者にとっても嬉しいことなのだ。
そして再開された濃厚なフェラチオに、男はたまらず射精した。
15歳の少女の口を汚した大量の精液は、そのまま彼女によって嚥下され、体内に収められた。
「いやぁ〜、スッキリしたよ、ありがとう、これ代金ね」
身繕いを済ませた魚屋の主人は、水筒の水で口を濯いでいたきょうに、数枚の紙幣を手渡した。
「え! これ、多いですよ?!」
取り決めた代金よりも随分多い報酬に彼女は戸惑ったが、男は気にせずそれを受けとらせた。
「な〜に、普段からの感謝の気持ちだ。また頼むよ」
「はい、ありがとうございます!!
また溜まったら、言ってくださいね!?」
「あす、お待たせ!」
「おねえちゃん、お疲れ様!」
魚屋の側に待たせていた妹の『あす』の元へ、きょうが駆け寄った。
代金増額以外に、鮮魚のお土産まで持たされた彼女はご機嫌で、極上の笑顔を見せた。
そして二人して手を繋ぎながら、家路についた。
例え貧乏でも、まわりの人達の好意が嬉しい。
優しい人達に囲まれて暮らせることを、きょうとあすは素直に感謝した。
「おねえちゃん、今晩は焼き魚だよ!」
「やったー♪」
「ね、あす、コンドームって、洗ったらもう一度使えるかな?」
「……それはやめたほうがいいよ、おねえちゃん……」
おわり
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つうわけで、原作っぽい明るさにしてみました、貧乏姉妹物語。