1 :
名無しさん@ピンキー:
しようぜ!
2げとで茜たんと(;´Д`)ハァハァ
3ならお初とエロエロ
>1
GJ
職人くるかわからんけど
蒼鬼×茜SSキボン
空前絶後の1乙感
左馬様×かえでプリーズ。
って言ってもしかたがないから自分で考えてみるか
茜たソが叔父に犯される天海マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
俺も蒼兄×茜が見たい(;´Д`)ハァハァ
職人様降臨期待
……いや
>>5を見習って、一応自分でも頑張って考えてみるけどね
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 15:30:35 ID:2jIdeuSH
ワクテカしている自分がいる
銃米ちゃん大人気だな
背中流すぜーな次回予告聞いて(;´Д`)ハァハァ
茜「アオ兄ィも一緒に入るか?」
(;´Д`)ハァハァ
>>1
乙
ついに立ったか 蒼鬼×お初も見てみたい
ムネオ痔のお古最悪
クリアしたがどうにも物足りんなぁ…、久しぶりに自分で書くか
しかしあのEDだと蒼鬼と茜の絡み以外考えられなくなるなぁ…
それでも良ければ書いてみるけど
宗矩×茜をゴリゴリ書いてみた。
事前の注意は、
やたら長い。
いわゆる凌辱ものでございます。
漫画買ったけどぶっちゃけゲーム未プレイなので矛盾は見逃して欲しい。
以上の要項に留意して読みたくない人はスルー推奨。
がふ、と喉に絡みついた血を吐いた。自分が倒れ伏しているという感覚さえ
遠い。片手に刀は握られていない。弾き飛ばされたのだろうか。再び
立ち上がって斬りかかっていく余力は、渾身から絞り集めても
見当たらなかった。萎えていないのは意思のみだった。
諸国を渡り歩いてやっとまみえた仇だというのに。
全身を余さず貫く苦痛と屈辱の中、茜は紅い瞳に更なる憎悪の光を
塗り固めた。だが、
「おーいおい。まっさかこれで仕舞いなんていうんじゃねえだろうなあ?」
横合いから腹をしたたか蹴り上げられた。
「お・・・が、はっ!」
茜の軽い体が床板の上を転がり、ごろりと仰向けになる。黒髪を一つに
束ねていた髪留めが壊れ、長い髪がばさりと散った。
「まだ遊び足りねえのよ俺は。もちっと気合入れて付き合ってくんねえと、なぁ!?」
硬い音が間近でした。鋼色の冷たい光が目の端に映った。茜の耳朶
すれすれに突き立てられた刃の光だった。
動くことの敵わぬ体に歯噛みしつつ、せめて茜はその双眸で
倣岸に見下ろす男を睨めつけた。
「面汚しの、てめぇ、が、オレを・・・殺せるか・・・っ」
戦慄く喉で男を罵る。男、宗矩はつまらなさそうにごきりと首を鳴らし、
次の瞬間突き立てていた刀の柄を握ると凄まじい勢いで斬り刎ねた。
くすんだ飴色に磨きぬかれたぶ厚い床板はささくれもなくざっくりと五尺にも
渡って断ち切られ、茜の黒髪も幾房も宙に舞った。
「減らず口叩けるんならさっさと立ちあがってこいよ小娘」
なあ、と茜の脇に片膝をつきその顔を近づける。先の闘いから変わらず、
いや柳生の庄で血みどろの
殺戮を繰り広げたあの日から、その口許ににやにやと蔑みきった
笑いを浮かべたままで。
一振りの小太刀でもこの手にあったなら、と茜ははらわたが
煮えくり返る思いで願った。この口で歯で手挟んで、こいつの喉首を掻っ切ってやるものを・・・!!
「全くジジイに見せてえザマだな、おい」
片側だけ短くなった髪を掴まれ、無理やり宗矩の視線の高さまで
引き起こされる。
「せっかくご大層な十兵衛の名前を授けてやったってえのに、肝心要が
これじゃあ、なあ?」
茜の唇からは血の筋が流れ、身につけた陣羽織も帯も破れて千切れ、
茜自身の血で汚れていた。
その露出した白い肌にもいくつもの擦過傷や切り傷が刻まれ、小柄な茜は
見るも無残な様で、目だけがぎらぎらと燃え立っている。
茜の髪を掴んでその全身を見下ろしていた宗矩は、何を思ったのか「へっ」と
せせら笑い、
「しゃーねえ、ガキは趣味じゃねえが折角の女十兵衛だ。
別の楽しみ方させてもらうとするぜ」
嘯くなりぼろぼろになった茜の装束にその手をかけた。
耳障りな、力任せに布地を引き裂く音を聞き、茜の目が見開かれる。ただの
切れ端になってしまった服の下からは、打撲による赤黒い痣と、
日に焼けぬ白い素肌が現れた。
自分に起こっていることが信じられなかった。
凌辱という単語は、女でありながら戦いの中に身を投じる茜の意識からは
縁遠いものだった。
男女の営みは剣士としての腕を求める茜にははなから無用のもので、
何より茜自身が幼かった。
戦いに負けたら死ぬのみで、他には何もないのだと、1か0、それだけだと
そう単純に思っていた。
まだ成長途中の薄い乳房を無造作に掴まれ、茜は「ぐぅっ」と
呻き声を漏らした。無骨な手で乱雑に掴まれた乳房より、その下の痛んだ肋骨が軋んだ。
「熟れるにゃ全然早え、まな板みてえな体だが・・・それはそれで
楽しみようってもんがあるか」
男の手が茜の華奢な体をまさぐる。
その手は茜がこの世で最も憎む男の手で、茜は悪心のあまり全身を粟立てさせた。
「は・・・なせ、この、糞野郎・・・っ!」
木偶人形のように、思うが侭にされている体を必死になって
奮い立たせようとした茜の視界がぶれて
ぐるんと揺れた。脳を揺さぶられたかのような強烈な吐き気が起こり、
呼吸が途切れた。
殴られたのだと知ったのは、吐き気よりも大分遅れて頬に新たな痛みを
感じてからだった。じんじんと痺れるような痛みと、口の中を切ったのか、
また唇から血が溢れ出す。
「うるせえ。未通娘に少しはいい目見させてやるつってんだ。
てめえがくたばる前にな」
そう言うや、茜の桃色の乳首を親指でぐりぐりと捏ねる。
ともすれば漏れ出しそうになる苦痛の声を、茜は下唇に歯を立てて
必死に噛み殺そうとした。
嗜虐癖のあるこの男に聞かれれば、かえって楽しませることに他ならず、
なにより茜の剣士としての誇りが、喩え満身創痍のこの状況下においても
無様な弱みを見せることを許さなかった。
(こんな奴に、畜生、こんな奴に!!)
憎々しく睨みつけることしか出来ない自分の無力が悔しかった。
再び服が裂かれ、今度は下肢を覆っていた短い裾と、
下穿きが剥ぎ取られる。直接肌に空気が触れ、無遠慮な視線がそこに注がれるのを感じた。
「なんだ。まだ禄に生えてもいねえな」
茜の顔にカッと血が上った。
瑞々しく張り詰めた太腿を宗矩の手が撫で、その奥の翳りの中へ
太い指が探りを入れる。
まだ濡れてもいない箇所を、宗矩の指が乱暴に弄る。
小さな襞を分けて膣穴を見つけ出すと、何の細工もなしに中へ
差し込んだ。ヒッと茜が息を呑み、細い四肢が微かに戦慄いた。
まだ何者の進入も許していない茜の狭い入り口を、優しく解すでもなく、
鉤状に曲げた指で玩ぶ。
無理に中を広げられ膣壁を擦られる感覚に耐えかね、茜は宗矩から逃れようと
体をのたうたせた。
「動くんじゃねえよ。今、いいところだろ?」
「うああ!」
宗矩の片手が茜の頭を床に押さえつけた。木目の跡が茜のこめかみに残り、
そのまま頭蓋を割るのかと思うほどぎりぎりと五指に力を加えて押さえ込み、
その一方、もう片方の手で茜の膣内を掻き回す。
中に埋め込まれた指は二本に増えていた。
「かっ・・・は・・・」
空気を求めて茜の口がぱくぱくと開く。その様を唇をゆがめて眺めていた宗矩は、
指をずるりと引き抜き、次に奇抜な色合いの細袴から堅く天を仰いでいきり立った
太い陰茎を取り出した。
内部から抜き出した宗矩の二本の指は分泌された透明な液で濡れていたが、
それは到底外に溢れ出るほどの量ではなかった。
宗矩はちっと舌打ちを漏らし、
「湿りがたりねえな」
自分の右手に唾を吐き、それを陰茎に塗りつけた。
茜の細い足首を掴み、大きく股を開かせる。その間に割り入った宗矩は、
片手を添えて滾った陰茎を花芯の中央に押し当てた。
その感触に、茜の頭がのろのろと動き、今まさに自分の中へ押し入らんとする
憎い男の姿を認めた。
そしてこのとき初めて茜は、剣士の誇りが蹂躙されていることの怒りよりも、
女である自分が、男の圧倒的な暴力によって犯されようとしている恐怖を
目に浮かばせた。
血の気の引いた顔にまざまざと怯えの色が刻まれる。
それは柳生流免許皆伝の剣士ではなく、年相応の、男を知らぬ無垢な少女が
怯える姿だった。
「や・・・やめ、止めろっ!やだ、じいちゃんっ、じいちゃぁん!アオ兄ぃ!!やだあ!!」
喉を引きつらせて喚く茜など意に介さず、宗矩は凶悪な陰茎を
茜の中へと突き立てた。みちみちと、未熟な女の器官の肉を左右に掻き分け、
深く深く呑み込ませる。
今までに受けたものとは異質の、体の内部を引き裂かれる痛みと恐れに、
茜は我を忘れ、白い喉を反らせて叫んだ。
その悲鳴を、むしろ心地良いものに聞きながら、宗矩は更に茜の奥へと
推し進めた。
小柄な少女である茜と、長身の宗矩である。茜の器ではどうやっても、
宗矩の全部を受け入れきれるものではなかった。
それでもあらかた収まりきれる部分まで無理に呑み込ませ、宗矩は打ち込んだものが
みっちりと肉襞に包み込まれる感触を楽しんだ。既に茜は声もなく、
白い腹を荒く波打たせて堅く瞼を瞑っていた。
試しに宗矩が揺すってみると、ぎゅうぎゅうと陰茎を千切らんばかりに
押し絡めてくる。
宗矩は軽く口笛を吹いた。
「おっと、こりゃすげえ・・・締りだけはいっちょまえでいやがる」
思ったよりも楽しめそうだと自分の唇を舐め上げて、
宗矩は茜の臀部を掴んだ。
「う、あっ!ああ!!」
茜が悲鳴を上げる。呼吸も困難なほどの苦痛がまだ去る気配も見せていないのに、
休む間もなく荒々しく中を掻き乱されたのだ。声を上げられないはずがなかった。
「十兵衛ちゃんよ。剣の腕はお話にもならねえが、女陰の具合は及第くれてやるぜ」
茜の体を激しく突上げながら、宗矩が嘯く。細い茜はがくがくと
良いように揺さぶられる。
「ぐっ、うう・・・うあ!あぅっ!」
「そうか、そんなに歓んでくれてんのか。じゃあもちっと気張るとするか、よっ!」
今迄で一番深く突かれる。黒髪を振り乱し、茜は絶叫した。
宗矩にはその声は美しい琴の妙なる調べだった。
やがて茜の体が無体な扱いから自分自身を守るため、摩擦を
増していくたびに中が蜜で塗れてきた。
だが、その自己の防衛本能が抽送を滑らかにし、ますます苛烈な情交を
煽り立てる結果となったのはまさしく皮肉だった。
ぐちゅぐちゅと濁った卑猥な水音が増し、それは苦痛に身悶える
茜の耳にも届くほどになっていた。
思うが侭に抜き差しし、絡み付いてくる襞を存分に味わっていた宗矩は、
ふと二人の結合部分に手を伸ばし、蜜に濡れてぷっくりと膨らんでいる紅い芽に触れた。
「ひゃうっ!?」
茜の体が目に見えて反応した。弄り甲斐のある玩具を見つけたように、
宗矩の口の端が釣り上がる。
宗矩は更に親指でその肉芽を強く押し潰した。
「はあんっ!」
茜の内部が一際宗矩のものを締め付け、ついで中からじゅんと
蜜が溢れ出して来た。
「おいおい、濡れたぜ?感じちまったのか?“茜”ちゃん。
ジジイが泣いちまうぞ?こんなインラン孫娘に十兵衛の名前を遣わしたのかってなあ!」
溢れた蜜を指に擦りつけ、それを茜の目の前で見せ付ける。茜は呆然と、
信じられない・・・いや、信じたくないという顔でてらてらと濡れた
宗矩の指を見た。
つい今しがたまで耐え難い苦痛に晒されていたというのに、
それも苦痛に身を焼いたままであったならまだしも、よりにもよって父祖の、
柳生一族の敵であるこの男の手によって、この体は浅ましく女の
快楽を貪り甘受しようとしているというのか。
八年前のあの日から、誰よりも強い意志を秘めていた茜の澄んだ目に、
皹が入る。
その表情に至極満足した宗矩は、破瓜の血の混じったそれを、
震える茜の色褪せた唇に塗り付けた。
そして再び激しく腰を動かしだす。片足を脇に抱え込み、
すっかり充血した肉芽を弄りながら茜の最奥に届くほど中を抉って突く。
「あっ、ぁあ、ひゃん!あう、ああっ!」
さっきまでの声とは明らかに違う質の喘ぎにますます宗矩の動きは増し、
茜の絶望は深まった。
そろそろだなと宗矩は見切りをつけた。なにやら惜しい気もしたが、
いつまでもこの小娘にかかずりあっている訳にもいくまい。
気を緩めばすぐさま精を放ってしまいそうなほど、茜の中は充分に
熱を帯びて収縮を繰り返し、宗矩のものにみっちりと絡み付いて引き離さない。
全く大した器だぜと宗矩はほくそえんだ。大事な孫娘が
不肖の息子によって辱められたと知れば、あの忌々しいジジイは
どれほどの衝撃を受けるだろうか。
その面を是非拝んでみてえがな、と宗矩は思った。
朦朧と焦点のあわぬ目で息を切らす茜の片足を抱え上げる。
「そら受け取れよ冥土の土産・・・たっぷりとなっ!」
ずるると入り口間際まで引き抜き、勢いよく突上げる。それとほぼ同時に
陰茎の先端が膨らんで、茜の膣奥で白い欲望をぶちまけた。
「ぁ・・・ああ・・・あ」
声にならない声で茜が呻く。
汚され、踏みにじられた。体ではなく、何より自分が大事にしていたものを。
子種を大量に流し込み、萎えた陰茎に纏わりついてひくひくと収斂する
肉襞を充分に味わってから、宗矩は体を引き起こして立ち上がった。房事の
疲労感はあったが心地のいいものだった。歪んだ征服心も満足できた。
身仕舞いを整え、ぴくりとも動かない茜を見下ろす。薄い胸は微かに上下していたが、
その様はまるで壊れて地べたに放り出された人形のようだ。
「さて」
宗矩は刀を抜いた。
冷ややかで非情な、宗矩が何よりも好もしく思っている刀の光が、隻眼を射抜く。
「少しばかり遅れたがその命頂くとするか。なに、たった今新枕を交わした仲だ。
その誼でご褒美もやるよ。苦しまずに三途の川を渡らせてやるぜ」
大上段に振り上げた刀を今まさに茜に振り下ろさんとしたとき、
「ちぃっ!?」
咄嗟に宗矩はその場から飛び退った。間一髪、宗矩が立っていた位置を、
巨大な刀身が唸りを上げて切り裂き、部屋の中央の円柱にガッと食い込んで
突き刺さった。異形はその大きさのみならず、刀身の
刃紋が花の散り浮かぶ流水を模しているというふざけた意匠の刀だ。
こんな得物の持ち主は、一人しかいない。
「十兵衛!無事か!?」
踏み込んできた闖入者を、宗矩は面白くもなさそうな顔で見やった。
「最後の締めで横槍ならぬ横太刀かよ」
抜き身の刀を、さてどうしたものかと無意味に振る。今ここでこの蒼鬼の相手を
してやってもいいのだが、それにはなにかと今後に差し障りが出そうだった。
(面倒だな・・・一旦退くか)
宗矩が胸中計算高く最も自分に都合のいい選択を計っていると、
年若い蒼鬼は宗矩の足元に転がっている少女の姿を認め、その有様に
顔色を変えた。
「貴様ぁ・・・十兵衛になにをしたッ!!」
抑えきれぬ怒りに眦を上げ、背に負った刀を引き抜き宗矩を睨みつける。
その眼差しに茜と同種のものを見つけ、宗矩は無言で肩を竦めてみせた。
蒼鬼の闘気が瞬時に燃え立つ。こちらに突っ込んでくる距離と呼吸を見計らい、
宗矩は抜く手も見せぬ早業で蒼鬼の目に二本の小柄を投げつけた。
「小細工をっ!!」
蒼鬼が小柄の一本を弾き飛ばし、時間差で投げられたもう一本を
左手で掴んだたそのときには、宗矩の姿は長方形に開け放たれた外界の、
楼閣の下へと掻き消えていた。
「くそ、逃がしたか!」
桟に手を掛け、もはや見えぬ宗矩の背中を眼下に一瞬捜し求めた秀康は、
ハッと後ろを振り向いて倒れ伏した茜に駆け寄った。引き千切られて
用を成さなくなった装束、頬は腫れて殆ど裸にされたうえに
押し広げられた太腿の間からは白濁した液が伝っていた。一目見ただけで、
なにごとが茜の身に起こったのか・・・秀康は察した。握り締めた拳が
ぶるぶると震える。
「あの・・・下衆め!」
どれだけ切り刻んでも足りないだろう。だがひとまず自分の怒りを置き、
秀康は鎧の一部を脱いで、深紫の単を茜の体に巻きつけた。今から
この楼閣を十重二十重に取り囲んだ幻魔の囲みを突破せねばならない。
この状態の茜を抱えてとなるとかなり難しい脱出になるだろうが、
秀康は茜を置き去りにしていこうなどとは考えもしなかった。ただ、
これ以上絶対に、髪一筋も茜を傷つけまいと思った。
両腕で抱え上げると、酷く軽く、だらりと力なく腕が落ちる。
(まだこいつはこんなにか細い少女だというのに・・・)
眉間に深く皺を刻み、青褪めた茜を傷ましい思いで秀康は見つめた。
そのまろやかな頬には、一筋の涙が伝っていたが、茜が
何ゆえの涙を流すのか――――――――悲しみに他ならないと、秀康は
そっと涙を拭ってやった。
茜が抱えた絶望を知らぬがままに。
宗矩は払暁いまだ遠い深い暗闇の、辛うじて松明の光が届く瀬戸際に立ち、
その隻眼で聳え立つ楼閣を見上げた。
その声には紛れもない愉悦が含まれていた。
「俺を殺したいんなら、生き延びて這い上がって来い十兵衛」
ぱちぱちと火のはぜる音が聞こえる。先程宗矩が投げ込んだ
いくつかの松明が、その火の手を大きくしている音だ。
間もなくこの楼閣は、巨大な炎に包まれ、夜の天蓋を焦がさんばかりの
さながら一本の巨大な篝火と化してこの周囲一帯を赤々と照らすだろう。
これも宗矩のお遊びの一つだった。
くるりと身を翻し、右手を虚空に突き出すと、ばさりと羽音を立てて
闇に羽根を同化させた鴉がその腕に舞い降りた。
闇の中でも主の姿を探し出すとは、これまた鴉の姿を借りた
異形の凶鳥だろうか。主の機嫌を伺うように、一声高く鴉が鳴いた。
あの二人の目に宿るのが、炎よりも激しく滾るものであれば、
この程度の陥穽などものともせず踏み越えて、再び自分と
対峙することになるだろう。宗矩はむしろそのときを望んだ。
くっくっく、と喉の奥で笑いながら、宗矩は更なる闇の中へと戻っていく。
「そのときはまた―――――――――楽しませてもらうぜ」
終
あー早くゲーム本編プレイしてみてえなあ。
こんなん書いたけど蒼鬼とのラブラブなのも読みたい所存。
乙武者!
宗矩の悪役っぽさが出てたよ!リアルタイム遭遇で抜きますた
>>23 ネ申降臨キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
職人さんゲームやったら驚くだろうなw
>>17-23 この後、蒼鬼が傷心の茜を慰める展開になるんだろうな(;´Д`)
>>28 その展開激しく見たい(´Д`;)ハァハァ
自分には文才ないから無理ぽ
これが大人のお灸ってやつか(;゚∀゚)=3
なんかね、ああいう重いの書くと腹にどっかりもたれるので
つい今度は別方向に全速力で突っ走る。公式風呂萌えハアハア(;´Д`)
注意。
本番とか全然ない。本番とか全然ないのに長い。
「女としての自覚がねえのか」
>>28、
>>29ごめんね180度違う話でごめんねJ( 'ー`)し
あとこの時代の風呂は普通蒸し風呂。
この辺り一体の宿場は湯治場も兼ねており、今宵秀康らが求めた宿も
温泉が売りで、源泉からのかけ流しという贅沢な風呂を味わえる、
というのが呼び込み文句の一つだった。
別に温泉に惹かれた訳でもないのだが、風呂釜で薪を焚く必要がないので、
夜半でも自由に内湯を楽しめるとの説明を聞き、茜が歓声を上げた。
「アオ兄ぃ、オレが背中流してやるよ」
茜のそんな台詞も、喜ぶ彼女の軽口の一つだと適当にいなした秀康だったが、
その後とんでもない事態に遭遇する羽目になる。
その夜、秀康は一人旅籠自慢の檜の湯船に浸かっていた。
朦々と真っ白な湯気が湯殿一杯に広がっている。道中、幻魔との
闘いで受けた傷も、この湯に浸かれば多少は治りが早まるだろうか。
新しい肉が盛り上がって、治りかかっている二の腕の傷にばしゃりと湯を掛ける。
大きく取られた明かり取り用の格子組の向こうには、
見事な満月が掛かっていた。
過酷な道中だ。たまにはこんなゆっくりとした時間を味わうのも
悪くない――――――――。
秀康はちゃっかりお勝手から湯殿に持ち込んだ盆の上の銚子を傾け、
盃に並々と酒を注ぎ、ぐっとひと息に呷った。
丁度その時、がらら、と湯殿の引き戸の開く音がした。自分と同じように
夜の風呂を楽しみに来た奇特な客だろうか。一人で広い風呂を
満喫したかったんだろうが、生憎俺という先客が・・・
「おーいアオ兄ぃー居るかあー?」
ぶぼはっ。
秀康は盛大に吹いた。
「じゅ、十兵衛ぇ!?」
慌てて口から吹き出した酒を手の甲で拭い・・・尾篭な話だが
鼻からもちょっと出た・・・秀康は動転しまくった声を上げた。
「あー居た居た。どこだ、湯船か?こう湯気が立ってちゃなんにも見えねえよ」
茜の声とともに、ぺたぺたと軽い足音が湯殿に響く。
「ちょーっと待て待て待てえ!!おまっ、お前、ここ・・・男湯だぞ!?」
「アオ兄、オレを馬鹿にすんなよ・・・?暖簾の字くらい読めらい!」
じゃあ尚更なんで入って来るんだよ!!
うら若い乙女が入浴の最中を覗かれたような有様で青くなったり
赤くなったりしながら秀康はおたおたと湯船を右往左往し、檜の縁に無駄に波を立てた。
「夕飯食う前に言ってたろー?アオ兄の背中流してやるってさ!」
「良いと言っただろうが!!」
「気にすんなって。アオ兄頑張ってるからさ、オレからの
ささやかな恩返し?っつーのかな」
そんな心遣いは要らねえむしろ意趣返しだと秀康は心の中で絶叫した。
段々と茜の声が近くなっている。おたつく秀康の目が、湯気の向こうに
ぼんやりと滲む小柄な人影を視認した。
ええい南無三!!と秀康は瞼を瞑った。
「あれ、なーにやってんだよアオ兄ぃ。天海の坊さん真似て瞑想か?」
近寄ってきた茜に、つん、と額をつつかれた。こめかみに汗を・・・
熱い風呂に入っているというのにそれは何故かやたらと
冷たい汗だった・・・浮かべ、目を閉じたままの秀康が、
「十兵衛、お前って奴ぁ・・・いや、もはやなにも言わん。早いとこ出てけ」
「なんでだよ。アオ兄、目ぇ開けてちゃんとオレ見てくれよー」
な、なんだってー!?
秀康は益々狼狽した。年端の行かない少女が、若い男に裸を見てとは
なんたる破廉恥。
今すぐ湯船から飛び出して肥前名護屋にでも駆け込んでそこの主と
最近頓に乱れる青少年の性について膝詰めし、拳を上げて激しく
討議したくなった。
「折角卸し立てのヤツ着てきたんだぜ?」
ん、と秀康は片眉を上げた。着てきた?なにを?
おっかなびっくり、そーっと薄目を開けて窺い見る。
湯船を挟んで正面に立つ茜が身につけていたのは、極薄い納戸色をした
半襦袢だった。
秀康は安堵のため息をついて全身の緊張を解いた。
「んだよ、焦らせるな・・・」
それだって太腿は丸見えなのだが、いつもの茜の装束とさして違いはない。
うっすらと花の文様が染め出してある半襦袢を、「初姉に
選んでもらったんだ!」と嬉しそうな顔をして見せびらかす。
「へっへーん。オレ知ってんだぜ。京の風呂屋で働いてるネーちゃんたち、
こういう格好してるだろ」
だからオレも真似してみたんだーとくるりとその場で一回りする。
だが秀康はそれを聞いてまた愕然とした。茜の言う「風呂屋で働いてる
ネーちゃん」のことを彼もまた知っていた。茜よりもよほど詳しく、正確に。
垢かき女、つまりは湯女である。湯女というのは現代における
個室浴場で男性に奉仕しもてなしに従事する泡姫の走りである。
つまるところは、遊女。
分かってねえ、こいつぜんっぜん分かってねえ!!所詮は
山出しの小娘だ!!
由緒ある身分でありながらそういった下世話な市井にも
妙なところで通じた結城秀康はぶんぶんと頭を振った。
「アオ兄、湯から出ろよ。今から背中流すから」
「・・・いらねえよ」
秀康は酷く疲れた声で言った。実際、茜との短いやり取りでとても疲れた。
だがその声がかえって茜の妙なやる気に火をつけた。ああ、アオ兄こんなに
疲れてんだ。色々しんどいよなあ、そりゃそうだよなあ、
いつも苦労掛けてるもんなあ、だからオレが少しは癒してやんなきゃな、などと。
茜は脅威に値すべき驚くべき朴念仁だった。
「そう言わずに、ほら!」
言うなり茜はあろうことか湯船の中の秀康の片腕を掴んで引っ張ろうとした。
秀康は大慌てでその手を振り切る。ばしゃっと大きな飛沫が立って、
危うく酒を載せた盆が引っくり返りそうになった。
「だから構うなって!」
「えーなんでなんでー?けちけちすんなよお」
その場で地団駄を踏みそうな勢いの茜に、秀康は眩暈さえ起こしそうだった。
いかん、このままこいつと阿呆な問答を続けてたら下手したら
湯船の中で卒倒する。本気と書いてマジで。
その事態だけは避けねばと、秀康は眉間を強く押さえ、
「分かった。分かったからお前、後ろ向け」
「なんで」
「いいからとっとと後ろ向けっ!!」
ぷうっと頬を膨らませながら茜が背を向け、秀康は手持ちの手拭いを
申し訳程度に腰に巻いて、湯船からざぶりと上がった。
慙愧に耐えぬという顔をして、簀の子状の板敷きの流しにどっかりと胡坐をかく。
「おら、存分に流しやがれ」
「・・・へへへっ」
茜は傍にあった手桶を取ると、湯口からざぶざぶと溢れる湯を汲んで
秀康の背中に掛けた。
「やっぱこうして間近で見るとさあ」
「なんだよ」
「アオ兄の背中ってでっかいよなあ」
備え付けの糠袋で秀康の逞しく盛り上がった背中をごしごし擦りながら、
茜が羨ましそうに言った。
「オレもアオ兄みたいな体がよかったよ」
「・・・なに言ってんだ。お前の売りは体躯を生かした身軽さと抜刀術じゃないか」
秀康のような大刀や、天海のような錫杖を扱うならばともかく、
その二つには膂力はさして問題とならない。
「そうだけど、たまーに鍔迫り合いとかやると、どうやったって押し負けちまうんだ。
なんとか相手の体勢崩して抜け出すけど」
「自分の不利に持ち込まないようにするのが一流の剣客ってもんだ」
「でもさでもさ、戦場での使える選択肢はなるたけ一杯あった方がいいだろ?」
ばしゃん、と熱い湯が景気良く何度も背に掛けられる。
「満遍なく能力を上げて自分の天井下げるより、一技能を特化させたほうが
いいと思うぞ。ない物ねだりなんかが一番意味がないな」
むうーと茜が不満そうな声を漏らす。後ろにいるのでその表情は分からないが、
その小さな唇をとがらせながら背中を流しているなと秀康は察しをつけた。
思わずふっと笑みがこぼれる。
なんだ、こいつ結構色々考えてるじゃないか。
流石は石舟斎殿の薫陶を受けた十兵衛の名を受け継ぐもの。と、少しばかり
感心していると、ぱん!と高い音を立てて背中を叩かれた。
「ようっし、終わり!」
そうか、じゃあお前は上がれと秀康が言おうとした瞬間、
「じゃあ次は前な!」
なんですと!?
総身から血の気が引いた。
よもや聞き間違いではあるまいか、いや頼むからそうであってくれと
秀康が神仏に手を合わせる心持で心の中で繰り返すのを露知らず、
茜は大層朗らかな声で、
「さ、アオ兄こっち向けよ」
「いやだ」
静かに、しかし断固として秀康は拒否した。男の一徹にかけても
否と言わねばならなかった。
「いーって、遠慮すんなよ!前も洗わせろってば」
無造作に前方に突き出されてきた華奢な手を、今の今まで我慢を重ねていた秀康は
思わず強い力で振り払った。
「お前なあっ、いい加減に!!」
茜の無頓着な行動に、堪忍袋の緒が切れた秀康が後ろを振り向いて茜を
怒鳴りつけようとした。
が、そこで秀康は見た。見てしまった。
「・・・?なんだよアオ兄」
固まってしまった秀康に、茜が不思議そうな顔をする。
それは秀康の網膜にはっきり映し出された光景のせいだった。
湯の飛沫を被ったのか、ぴったりと茜の体に半ば透けて張り付いた襦袢が
未成熟な女の稜線をあからさまに描き出し、湯殿の湯気に当てられて
ほんのりと桜色に染まった頬とその肌。艶を帯びた黒髪が儚い首筋や
腕に張り付いて、裾を乱した健やかな太腿からは、つぅっと湯の雫が流れていく。
とりわけ目を奪ったのは、小振りな胸の膨らみの頂に、ぽつんと浮かび上がった
可愛らしい輪郭だ。
これが目の毒だった。附子なみの猛毒だった。
秀康は無言でぎしぎしと顔を前に戻し、ゆっくりと立ち上がり、
そのまま緩慢な動作で再び湯船に浸かった。
「あれ、もっかい入りなおすのか?アオ兄って風呂好きなんだなあ」
「・・・・・・ああ。だからお前さっさと上行っ・・・・・・いや待て!
その前に板間で着替えて部屋に戻れ!!」
「オレこの格好で来たから着替え持ってきてねえよ」
「じゃあ俺の単着ていけ!衣棚の中に入ってるから!!」
頼む!!(そのナリで旅籠の中をうろついてくれるな!)と
拝み倒さんばかりに懇願しきりの秀康に、
「えー?まあ別にオレは構わねえけど、でもアオ兄の着物ってでっかいんだよなー」
と、小首を傾げる茜をやっとの思いで言いくるめ、湯殿から無理やり追い立てた。
やっと静寂が戻った湯殿の中、はぁああー、と奈落の底まで届きそうな
深いため息を一人吐いた秀康は、ふと揺れる湯の中の自分の股座に目を落とした。
そこは腰に巻いた手拭いを、厚顔にもぐいと力強く押し上げていた。
秀康はがくりと肩を落とす。
「・・・俺・・・女の好み変わったのか・・・?」
もしや自分は密かな童女趣味を持ち得ていたのかと、罪悪感と悲哀とに
打ちひしがれる。
十四といえば秀康の世界ならば他家に輿入れしていてもおかしくはない
年頃だ。それなのに茜に対して幼い印象を持ってしまうのは、あの天真爛漫、
いや世間知らずで男女の事柄などさっぱり斟酌しない性格のせいだろう。
柳生の庄ではあいつにもう少し女らしい振る舞いや相応の知識を教えたりは
しなかったのか、と秀康は酷く恨めしく思った。
そして俺はこの愚息が収まるまでずっと湯に浸かっておらねばならないのか、
そしてそれはいつまでなのだ、と、灰燼の蒼鬼は尚更悄然と肩を落とし、絶望に暮れた。
そしてその後も度々彼は茜の分別を弁えぬ無邪気な行動―――――――
目を覚ましたらいつの間にか寝床の中にもぐりこんでいたとか平気な顔で
湯文字を振り回したりあまつさえそれを手拭い代わりに差し出してきたりだとか
―――――――に振り回されることになるのである。
後日。
秀康は憤怒の形相で、巨大な刀の切っ先を、約十間ほどの距離を置いて
相対する宗矩に向けた。その顔には憔悴の色が濃く漂い、ぎらついた眼差しには
まさしく鬼気迫るものがあった。
そして、血を吐くような、鬼哭。
「柳生はッ!年頃の娘にッ!どぉぉおいう躾けしてやがんだぁあああ!!」
「・・・・・・ぁあ?」
空前絶後のガッカリ感。
終
今週末にはゲームできると思ったのにな・・・('A`)
>>31 鬼乙!
拙者、ハァハァスレで温泉ダイアログを投下した者なれば、
嬉しさもひとしお。動揺する蒼鬼もいいなぁ…
>>36 行って見た。
ちょ、色々ネタが被っちゃってるww
精進します。
>>31-35 ちょーGJ!!!
微エロで(;´Д`)ハァハァして最後で藁ww
39 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 01:57:21 ID:DBEvwTl0
大人のお灸…
みの吉「あ、ああ、そこは触っちゃだめで御座るー!」
41 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 08:41:38 ID:0tCqX3fh
>>31-35 GJ!!
そういや本編中では「暇なとき教えてやるぜ?女っぽいしゃべり方とか仕草とかよ」とか言ってたなアオ兄ィ…
それってやっぱ、「(前略)テヘッ!」みたいな言葉使いとかだけじゃなくて(ry
服の上からでも胸の大きさが分かるのは・・・怪しいな
女っぽい仕草を教えてやるとは言ったものの
いざ教えろと言われた時に
蒼鬼はやっと"そんなものは要らない"ということに気づくのですね。
1、2、3までは全然そうじゃなかったのに、
何故新のキャラになったら俄然蒼鬼×茜エロパロムッハーになったんだろうか。
今までの主人公がストイックぽかったからかな?
それとも年の差、身長差のポイントにやられたのか。
新鬼武者萌えキャラ多いな
女の子講座と称して茜にいたずらするアオ兄ぃ
こうしてパロ読んでると文書ける職人が羨ましいな
自分も妄想を文で表現できればいいのだが・・・
そんな事より今更だが
>>31氏乙です、良いもの見させてもらいました
49 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 21:03:54 ID:APNwAbdz
期待保守
阿倫たんネタきぼん
天海×阿倫?
それだったら自分もきぼん
阿倫って外見年齢いくつくらいなんだろ。
成長しない、というか出来ないんなら可哀想だな。
見たとこ茜より幼いか?
阿児がサイズチェンジ出来たから
見た目も自由に変えられるんじゃないかと思ってみたり。
少女の姿でいるのは天海の趣味です
天海ロリw
つか、左馬はかえでが好きだったのか。普通に信頼で結ばれてる
主従関係だと思ってたから、あの告白は意外。当時は左馬の
あまりに棒読みな台詞にばかり気を取られてたが。
そこで、主人が消滅して自由になった造魔かえでが旅に加わり三角関係化ですよ!
見ているこっちの胃が痛くなるような道中だなww
天海っていくつだと思ったけどまだ六十代か。
ゲームゲッツしてがっつり進めて終わらせたけど、
宗矩の言動がいちいちエロ臭いわ矢文を五百も射込む素敵な阿呆だわ
幸村リスペクトのつもりだった肥前名護屋が
マジで出てきて本編じゃそこのボス張ってるわ。
やっぱゲームやってみないと分からないことだらけだった。
何より蒼鬼と十兵衛の掛け合いが一番良かった。
つーことで萌えの趣くまま、懲りずに書いてみた。
前々回の続き、蒼鬼×十兵衛編。本番まで行く予定。
暇な人はどうぞー。
あの夜、火勢に煽られ、火の粉を天高く舞い上げて轟音とともに瓦解する楼閣から
辛くも脱出した秀康と茜は、今は洛外の山寺に身を潜めていた。
片腕に茜を抱きかかえ、押し寄せる幻魔を薙ぎ払い、秀康は夜陰に乗じて
道なき道を駆け抜けた。
天海と浅からぬ縁があると聞く住職は、仄々と夜が明けだした頃に
総門を叩いた、焼け出されて煤と血に塗れた二人を拒むことなく招きいれてくれ、
離れの庫裏を仮初の宿にあてがった。
謀反人に等しい自分たちを匿うことが追っ手に知れれば、住職も
同じ罪に問われるというのに、それとなく必要なものを揃え、
黙って世話をしてくれる住職の態度が秀康にはありがたかった。
今、秀康にとって一番気がかりなのは、茜のことだった。
寺に来た当初の茜は自分を守るようにして身を丸め、床から起き上がることもなく、
食事も秀康が勧めねば一切口をつけなかった。
やっと体を起こすようになったと思えば、生き生きと輝いていた目には
力がなく、部屋の中で閉め切られた白い障子をぼんやりと日がな一日眺めている。
宗矩から受けた屈辱を思えば当然だと秀康は思った。女子として、
最も辛い痛手を負ったのだ。あの日、あのときの茜の姿を思い返すだけで、
体の芯が冷えるような怒りに囚われる。
だからこそ、秀康は茜の回復に心を傾けた。女手があれば
もっと親身に茜を世話することができるだろうが、せめて自分が
出来る限りのことはしてやろうと心に堅く決めた。
そんな秀康の真摯な介抱が報いたのか、もう体の傷はほぼ癒えて、この頃は
短い会話も交わすようになった。
もう暫らくすれば旅立つことが出来る。
しかし―――――――――と秀康は深く考え込む。
果たして再び幻魔との戦いの場に連れ戻すことが、十兵衛の為の最善だといえるのだろうか。
夜半、秀康はふと目を覚ました。
もしもこの場所が知れてしまった場合の幻魔の夜襲を想定し、彼は
床を延べることなく、毎夜刀を片腕に抱き、部屋の壁に背中を預けて眠っていた。
「・・・?」
部屋の中を見回す。異常は見当たらない。
だが微かに項の辺りの皮膚がざわめくような、なんともいえないものを感じ取り、
立ち上がって障子を開け、廊下へと出た。
冬も深まった今、虫の音は絶えて久しいが、清冽な夜の気配は一切乱れることなく、
深山の夜は静かだった。
ふと秀康は隣の部屋を見た。
障子の一部が開いていた。
秀康の目が見開かれ、音を立てて障子を開け放つ。部屋の中に茜の姿はなかった。
秀康はすぐさま地面に飛び降り、駆け出した。床に乱れた様子はなく、
また隣室に居た自分に気づかれることなく拐かすことはありえない。
「十兵衛、何処だ!」
総門の閂は下ろされていた。厨や本堂にもおらず、住職は
今夜は麓の檀家の弔いに出ている。
人の気配のない寺を探し回った秀康は、本道と母屋とを繋ぐ渡り廊下から、
空を見上げた。夜よりもなお濃い黒い稜線。
(まさか・・・山か!?)
もしそうだとすると厄介だ。不吉を煽るかのように、山の竹林が
風にざわめいてざざざと揺れた。ざざざ、葉摺れの音が大きく木魂し、
山の陰が一層大きくなった。
狼狽する心を押さえつけ、秀康は寺院の裏へと回った。そこで秀康は
茜の姿を見つけ出した。
水浸しになった井戸端で、白い寝巻き姿のまま、茜は倒れ伏していた。
茜を抱き上げ、秀康は言葉を失くした。全身ずぶ濡れになった茜は
白蝋のような顔色で、がちがちと歯の根の合わぬほど震えていた。この時期に
水垢離など、正気の沙汰とは思えない。
急いで茜を部屋へと連れ戻し、濡れた着物を剥いで体を拭い、
新しい寝巻きを着せる。ありったけの夜具を被せ、火鉢に炭を放り込んだ。
かんかんに炭を熾して部屋を暖めて、やれるだけのことをした秀康は、
褥の直ぐ傍に腰を下ろし、気を失ったままの茜を覗き込んだ。
血色は先程よりもましになったが、唇は真っ青だ。
何故気付いてやれなかった、と秀康は迂闊さを悔いた。
暗闇の中、一人井戸の冷水を被り続けた茜の心情を思うと
耐えられなかった。体の傷は癒えようと、茜の心は秀康が思っていたよりも
深く穴を穿たれて、いまだに鮮血を流し続け、茜を蝕み苦しめ続けていたのだ。
自分は茜の表層しか見えていなかった。
握り締めた拳が震える。あのときと同じだ。所詮俺は無力なのか。
寒行を自分に強い、何度も水を浴びながら、
こいつはなにを思っていたのか――――――――。
心細げに濡れそぼつ、闇に押し潰されそうな茜の後姿が浮かび、
眉間に拳を当てて項垂れる。
微かな呻き声が聞こえ、秀康はハッと顔を上げた。茜が苦しそうに
眉根を寄せて、荒い息をついていた。
少し躊躇ってから、秀康は茜の右手を握った。氷のように冷え切った手に、
せめて自分の温もりを移してやりたいと思った。ぎゅっと握ると、
心なしか茜の眉間の険が薄らぎ、安らいだように見えた。
すっぽりと包み込むことが出来る、小さな手だ。それに続く手首も、
腕も、少女の骨格全てが華奢で
その背中に負うにはあまりにも酷なことが多過ぎる。
たとえ気休めでしかないとしても、茜が引き摺り込まれている眠りに
魘されることがないように、秀康はその手を握り続けた。
一刻ほどそうしていただろうか。
泥のように重たく纏わり付く睡魔を引き剥がし、茜はゆるゆると
瞼を押し上げた。目に写るのは既に見慣れた天井の木目だった。
井戸から汲み上げた水を何度も浴びて、心身に凍みる寒さも無視し続けて、
段々と体が痺れて寒いという感覚もなくなって・・・記憶はそこで途切れていた。
首をめぐらせ、秀康を見つけ出す。
「・・・・・・アオ兄ぃ」
掠れた声で呼ぶと、秀康は少し強張った、だが安堵した表情で「ああ」と答えた。
アオ兄ぃはオレに付きっ切りだったんだと、茜は申し訳なく思った。
本当に、迷惑や心配ばかりかけている。
「熱、出てないか?そうだ、喉渇いてるだろ。水を持ってこよう」
黙ったまま、茜は秀康と繋いである自分の手に視線を移した。
「ああ・・・悪い。触れられるの、嫌だよな」
茜は小さく前髪を揺らした。
「ううん・・・アオ兄ぃなら、平気だ」
事実だった。手から伝わる秀康の体温に、言い様のない安らぎを感じた。
不思議だ。あんな奇禍に遭ったからには、男に恐怖と拒絶を抱くのだろうに、
茜は秀康には一切そんな感情を持たなかった。
自分を決して傷つけないでくれるという絶対的な信頼と安心感が
そうさせるのか。
だが、それにいつまでも甘え、秀康に寄りかかることに、茜は罪悪感と、
怒りに似た不甲斐なさを感じる。
「・・・水垢離で願掛けは止めておけ。体に悪い」
茜の目を見つめ、秀康が言った。「お陰でこっちの肝も冷えたぞ」冗談口ではなく、
至極真面目な、真摯に茜の体を気遣ってくれている秀康に、
何も応えることが出来ないでいるのが歯がゆかった。
「違うよ。オレ、願い事なんかないんだ。ただ・・・」
衝動に駆られて危うく口走りそうになったところで、口を噤む。
これ以上は喋るのが憚られた。それは茜が抱え込んでしまった暗部だった。
「ただ、なんだ?」
その先を促されはしたが、茜は黙り込んだままだった。
しかし心の中では激しく逡巡していた。打ち明けるには自分の
醜悪な暗部を晒さなければいけない。
聞かせてしまったら、きっとアオ兄ぃに軽蔑される。茜にはそれが
恐ろしかった。
だが、懸命に自分を支えてくれている秀康に口を閉ざし続けることは、
途方もない背信行為にも思えた。
自然と唇が震え、秀康に包まれている茜の手が拳を形作った。
茜の尋常でない様子を察した秀康が穏やかに言った。
「言いたくないのなら構わないんだぞ」
その一言が、かえって茜の背中を押した。一息にぶちまけた。
「禊ぎでこそぎ落としたかった。オレの汚れを」
「・・・そんなことを言うな。自分を貶めてどうする」
だが、労わりの言葉は要らなかった。
茜が目の眩むほどの憎悪を持っているのは、宗矩と、自分自身だ。
「アオ兄ぃ。汚いのは、オレの、宗矩の下で喘いだこの女の体だ・・・っ!!」
茜はそう吐き捨てた。宗矩に力任せに犯され、蹂躙された。それだけならまだしも、
この体は確かに肉欲を貪ったのだ。
敗北してもまた立ち上がればいい。だが、相手の足に縋り付いて
命乞いをすることは許されない。それはあまりにも惨めで無様だからだ。
剣士としての潔癖さと、娘の無垢が、あの悪夢のときに味わった屈辱を
どうしても封印することができないでいた。
だが秀康は茜に断じた。
「体が必ずしも常に心に従うとは限らない」
まだこういった機微に幼い茜にどう言って聞かせれば良いのか分からなかったが、
茜の自虐はただいたずらに傷を抉り深めてゆくばかりだと、その無意味さを
説こうとした。
「止むを得ない場合もままある。・・・お前の心は宗矩を全く
受け入れていなかっただろう。お前が感じたものは、本当の男と女の交合に得るものとは
全然違う非なるものだったんだ」
「じゃあ、ほんものはどんなもんだって言うんだよ!アオ兄ぃ!!」
上掛けを跳ね上げ、片肘を突いて半身を起こした茜が叫んだ。その声には、
所詮そんなものは詭弁だと吐き捨てる響きがあった。たかが卑しい情欲、
どれだけ言い繕ってもどんな違いがあるというのだ。
秀康が言い放った。
「俺は今からお前に口づける」
全く唐突な申し出に、秀康を睨みつけていた茜の目が丸くなり、
あまりの突飛さに滲みかけていた怒気も散じた。
「なに言ってんだよアオ兄ぃ・・・」
呆気に、というよりどんな表情を出せばいいのか分からないという
茜の顔だった。
「嫌なら言え」
短く言うや否や、包んでいた茜の手をするりと離して腰を上げる。
自分に近づく秀康を、茜はぼんやりと見た。「ふざけるなよ!」と腕を突っぱねて
その体を押しのけるという選択肢も充分あった、また
それぐらい実行に移す猶予はあった・・・いや与えられた。それなのに、
何故か否もうとは思わなかった。
茜の頬を秀康の両手が包んだ。温かい掌に、茜は自然と目を閉じた。
二人の唇が触れ合った。薄い皮膚の触れ合った部分から、そっと
お互いの体温を確かめ合うような口づけだった。
重ね合わせても、それ以上深くなることはなく。
秀康はゆっくりと顔を離した。自分の胸に茜の頭を抱き寄せて、
まだ湿り気の残る茜の髪を撫でる。
目を閉じたままの茜は、されるがままに体を任せた。
力を抜いて身を凭せ掛ける茜に、言い様のない感情が浮かぶ。そのまま
腕に力を込めて、強く抱き締めたいという思いを捩じ伏せて、秀康は柔らな髪を
撫で続けた。
まだ駄目だ。自分の衝動に負け、機を間違えれば、また取り返しの付かない
結末を呼ぶ。先程の口づけも、本音はもし拒まれて逆の効果を生んでしまったらと
いう不安を覚えていた。
頃合だ。そろそろ引き上げねば愚かな過ちを犯しかねない。
秀康は細い両肩をそっと押し、自分の胸から引き離した。何か言わなければいけない、
だが適当な言葉は見つからなかった。
「・・・今日はもう休め」
そう言い置いて、立ち上がって離れようとした秀康の手を、茜は咄嗟に掴んだ。
続きはなるだけ早く書き上げたい。
あと、他の職人さん、いらっしゃるんでしたら是非SSを。お願いします。
63 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 09:25:41 ID:XBM0VXBN
乙
64 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 18:25:28 ID:nhmxn7Cw
GJ!
GJ!!
>>58-62氏
激しくGJGJ!!この展開、待ってました(*´Д`)せつない二人もイイなあ…
続き、楽しみに待っておりますっ
68 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 01:26:16 ID:347prr7D
ほしゅage
本番前なのにエロすぎる(;´Д`)ハァハァ
↓白服紳士が一言
素晴らしきかな!!素晴らしきかなこのエロス!!!!
WILD
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
(*´Д`*)GJ!!
神様ありがとう…!
フロイス先生も何か↓
お、お尻を・・・な、撫で回して・・・み、みたいのぅ・・・・
↑の発言に対して、ロベルト氏が怒りのコメント↓
やらないか?
うほっ、いい実験動物!
軽妙なフットワークで階段を駆け上がって逃げる宗矩の叔父貴の
次回作での出演を切に望む。
蒼鬼に関しては王大人の「死亡確認!」フラグだと信じて疑わない。
百鬼丸もどろろの所へ戻ってきたんだから、必ず帰ってくる。そして鎖国寸前に
十兵衛の好きな船旅で外つ国に出てゲルで馬乳酒飲んどけ。
信じてるよカプンコ('A`)
つーことで前の続きが出来上がりました。短くするのはもう諦めた。
「アオ兄ィ」
何事かと秀康が茜を見下ろす。その目から自分のそれを逸らすことなく、
挫けかけるのを真っ直ぐに見つめ返し、
「知ってるだろ、オレ、今凄く寒いんだ」
茜はこくりと唾を飲み込んだ。どれだけの気力を振り絞っているのか、秀康を掴んだ手は
白く関節が浮き出て小刻みに震えていた。
「だから、今が、いい」
なにが、とは秀康は問わなかった。指しているものがなんであるかは承知していた。
「今じゃないと、きっと駄目なんだ」
しゃがみ込み、目線を合わせる。
「・・・良いのか」
それは了承ではなく確認だった。小さく頷きが返され、秀康は両手を伸ばし
ゆっくりと少女を褥に横たえさせた。
静かな部屋に衣擦れの音がやけに耳につく。帯を解いて、寝巻きを脱がせると、
秀康の目前にほっそりとした茜の裸体が現れた。初めて目にしたわけではない。
つい先程も、濡れた着物を脱がせるために裸にさせた。だが、劣情を抱いて
目の当たりにするのは初めてだ。
秀康に組み敷かれた茜は、流石に彼を見つめ続けることは出来ずに、
顔を背けてあらぬほうを向いていた。
自分の作り出す影の中に全て収まってしまえるほどの華奢な体だ。
束ねてしまえば目立たないだろうが、こうして白い夜具の上に散っていると、
疎らな長さになっている髪が目についた。宗矩によって切り落とされた部分だった。
この体を宗矩が蹂躙したかと思うと、怒りに頭が焼き切れそうになる。
だが秀康は激しい感情を無理やり押し込め、決して面に出さないように務めた。
茜を怯えさせたくはない。秀康は自らも身につけているもの全てを取り払い、
お互いに一糸纏わぬ姿になって茜の裸体を抱き締めた。
ため息にも似た茜の吐息が耳元で聞こえた。
ぴったりと密着した肌越しに、別々の温もりを感じあう。
「お前が辛いと感じたら、すぐ止めるぞ」
「大丈夫、アオ兄ィだもん・・・大丈夫だよ」
精一杯答える茜の強張りを解すために、小さな頤をつまんで数回頬や額に軽く接吻する。
ささやかな触れ合いに、ほっと体を少し緩めたのを見計らって、
細い首筋に顔を埋めた。瑞々しい少女の肌の匂いが鼻腔を擽り、
男の情欲を加速させようとするのを振り切るよう努めた。
滑らかな肌を唇で探り、舌を這わせる。生ぬるいものが肌を掠めた感触に
茜がびくりと小さく慄いたが、それ以上の大きな拒絶は見せなかった。
薄く敏感な肌を吸いながら、片手をそろそろと茜の乳房の上に被せた。
茜の睫毛が震える。
小さな膨らみは、すっぽりと秀康の大きな掌に収まった。とくとくと
鼓動の振動を伝える、可愛らしく、充分に柔らかい胸を外側から持ち上げるように
優しく揉む。微妙な力加減に、微かに茜がみじろぎをした。
秀康が顔を上げる。その顔に浮かぶ気遣いに、茜は言葉は出さずただこくりと頷いて見せた。
と、秀康が茜の腰に片手を回したかと思うと、桃色に色づいた乳首をその口に含んだ。
「あっ」
息を呑み、茜の背中が褥から僅かに浮く。その隙間さえ利用して、
秀康は口の中で存在を主張し始めた尖りにそっと舌を絡ませた。
「ん、ぅっ・・・」
生温かい濡れたものが与える、くすぐったいようなもどかしいような刺激に、
思わず小さな声が漏れる。忌まわしい声だ。
茜は咄嗟にその声を隠そうと指を噛んだ。
だが、目敏くそれを見つけた秀康が、茜の口から指を取り上げた。
「・・・お前はそれ以上傷つくな」
丹念な愛撫が、茜の奥底に密やかに眠る性感を、薄皮を一枚ずつ
剥いでゆくようにゆっくりと目覚めさせてゆく。
不安を和らげるように掌が支え、肌を滑る指先からも自分を
慈しんでくれているのが充分に分かり、
茜は嬉しく思った。その心の動きに伴って、秀康に任せている体が
じょじょに蕩けてゆくような、今まで味わったことのない心地が、ほんのりとした熱を
茜に帯びさせ始めた。
皮膚が擦れ合うだけで奇妙な感覚を覚え、呼吸も忙しいものになっていく。臍の下に得体の知れない
熱が溜まっていき、その未知の疼きに我知らず太腿を擦り合わせていた。
そんな茜の変化を見極めた秀康は、今まで触れようとしなかった両腿の間を割らせ、
その奥へ手を伸ばした。
そこはしっとりと湿り気を帯び始めていた。
(だが・・・まだだな)
男を迎え入れる準備は整っていない。そう見た秀康は、思い切った行動に出た。
「あっ、アオ兄ィ!?」
慌てた茜が体をずりあげようとした。秀康が一瞬身を離したかと思ったら、
次には割った足の間に入り込んで、そこに顔を埋めようとしたのだ。
「止めろよ、そんなとこ!アオ兄ィ!」
恥ずかしさのあまり怒鳴りつけて、頭を押しのけようと黄金色の髪の毛を
思わず掴む。しかし当の本人は聞く耳を持たずに、唾液をたっぷりと含ませた舌で
温んだ花弁に沿って舐めた。びくっと茜の背中が反り返る。今まで充分な愛撫を
受けてきただけに、敏感になった疼きの中心に思いも寄らぬ刺激を受けて、堪らなくなった。
秀康の舌先が花弁を解し、満遍なく蜜と唾液を塗りつけていく。
「やっ・・・めろ、ったら・・・アオ兄ィっ」
秘所を責める舌の動きに翻弄され、茜は弱々しく秀康の頭髪を掻き撫ぜることしかできない。
強烈な快感に翻弄され、目に涙さえ滲んだ。体はその快感に充分に感応し、
更に蜜を滲ませた。
「んんっ、ぁあ・・・っ!」
耐え切れずに腰がうねる。柔らかな内腿に、秀康の髪が触れる、その感触さえ心地いい。
やがて秀康が口許を拭って起き上がった。柔らかな夜具に半ば顔を埋めて、
はあはあと胸を上下させて荒い息を吐く茜を見下ろし、
露わになっている肉付きの薄い脇腹を、宥めるように擦ってやる。
そしてようよう息が収まった頃を見計らい、「・・・良いか?」と滑らかな膝に手を掛けた。
膝に置かれた手の感触で、ぼんやりと潤んでいた茜の瞳が瞬時に焦点を結ぶ。
その瞬間、奇しくも茜の瞳に映し出されたのは、秀康の実像ではなく、
別の男の黒い影だった。
脳裏に生々しく閃光のように甦る。
「ぅっ・・・、くっ・・・・!」
危うく悲鳴を噛み殺し、しゃくりあげる様な断続的な呼吸を繰り返す。
記憶の断片の流入に耐えようと、茜は無意識に両肩を抱き、夜具の上で体を縮こませ、
強く、こめかみが震えるほどに強く瞼を閉じる。
小さい体をなお一層小さく強張らせて、忌まわしい記憶に必死で抗おうとする茜を目の当たりにし、
秀康は自分がなす術を知らなかった。
ふっと、茜の体から力が抜け、きつく自らの両肩を抱いていた手が力なく滑り落ちる。
「――――――――――ごめん、アオ兄ィ。もう平気だから・・・」
か細い声に、この状態のどこがだと糺したかった。
だがそうはせずに、秀康は無言でそっと、茜の額を撫でて乱れ落ちた髪を
梳いてやった。立ち向かおうと踏み止まる姿勢が健気で、
故に胸をしくりと締め付ける。
「少し、痛むかもしれないぞ」
「へっちゃらだ、そんなの」
ゆっくりと足を開かせて、その間に押し入る。
虚勢だと直ぐにわかる態度と、割り行った際に一瞬怯えた眼差しで自分を見た茜へ、
「・・・触ってみるか?」
何を指しているのか直ぐにわかった。
秀康の言葉に、茜は躊躇いを見せた。が、やがておずおずと手を伸ばし、
熱を帯びて上向いた一物の先端に触れた。
一瞬だけ触れて、間違って火種にでも触れたかのように慌てて離し、
また恐る恐る、慎重に存在や質感を確かめる手つきで指先を伝わせる。
その指の、些細な動きが齎す疼きに耐えながら、茜のするがままに任せた。
「熱くてどくどく脈打ってる・・・」
ぽつりと茜が呟く。
「ここも、アオ兄ィなんだね」
じかに脈動を感じ、この器官は確かに秀康の一部だと、そう知って感じ取ることで、
茜の恐怖は段々薄らぎ、不思議なほど心も落ち着いた。
「今から入れるぞ。大丈夫か」
「・・・ん」
潤みきった秘所に陰茎をあてがい、蜜壷の入り口を探り当て、その先端を
ゆっくりと沈めた。
少しずつ、茜に掛ける負荷をなるべく最小限にとどめるべく、慣らすように
じょじょに腰を進めて挿入していく。
だが、どれだけ濡らして侵入を容易くさせようと、やはり二度目の茜の苦痛の全ては
除けなかった。
「くぅっ・・・う、ぁ、ああ」
痛い。漏れる苦鳴を噛み殺そうとすると喉が震えた。真剣で切りつけられたときのような、
鋭い痛みではなく、肉をゆっくり抉られていく、ずんと奥へと響く痛み。
さっきまでの甘い余韻も、どこかへ姿を消してしまった。膣に収まる質量が
増していくにつれ、茜の体がきつく強張った。
「・・・っ、十兵衛、力を抜け・・・っ」
きつい締りに少し眉根を寄せて茜に助言を与えつつ、頭を抱き寄せて髪を撫でた。
言われるがまま、できるだけ力みを失くすよう、不規則になった呼吸を
何とか整えようと大きく肺を膨らませて息を吸う。秀康は拙いながらも
助言に応えようとしている茜を励ますように髪を撫で続け、
茜はその無骨で優しい手の動きに僅かなりと癒された。
幼いころに身につけた剣術の呼吸法の流用で、酸素を取り込む、というありきたりな行為を
繰り返すうち、無意識にこわばりが解けていく。
「アオ兄ィ・・・はっ、はい、った・・・?」
「ああ・・・」
「ぜん、ぶ?」
「全部だ」
額に汗を滲ませて、茜は安堵の表情を浮かべた。余程辛かったのか、
目も薄く涙で潤んでいた。
「まだ痛いよな。って、当たり前か」
「ん、でも、・・・さっきより、ずっと良いよ」
下腹部に疼痛があるが、最初の頃ほどではない。秀康が急かすことなく
時間をかけて宥めてくれたお陰で、段々と状況に順応し、
肋骨に喧しく打ちつけていた心臓も平穏を取り戻しつつあった。
それにつれて、茜は自分の中に収まっている熱を今更ながらありありと感じた。
錯覚だろうが、その箇所を通して秀康の鼓動も伝わってきているように思えた。
不思議な感覚だった。奇妙な充足感さえあった。
「あ、アオ兄ィは」
「なんだ?」
「いま、どんな感じ・・・なんだ?」
秀康はちょっと吃驚した目で茜を見る。自分の質問がよく分かっていないのか、
それとも単に知識として知りたいのか、これといった他意はなさそうだった。
だがここで余計に言い繕うのも意味がない。極素直な感想を述べた。
「気持ち良い」
「・・・のか?」
「ああ。お前にはちょっと理不尽に思えるかもしれないけどな」
まだ痛みを感じている茜の内部は充分に蜜に濡れて熱く、
秀康のものを蕩けさせるように幾重もの襞がねっとりと絡み付いて締めつけている。
体の過分なこわばりが解けた今、持ち主の意思に関係なく、
深く埋め込まれた異物を取り込んで緩やかに誘おうと微妙に蠕動する肉の動きに耐えていた。
「・・・・・・じゃあ、もっとアオ兄ィが気持ちよくなるようにして、いいよ」
今度こそ、何を言い出すのかという表情で秀康は茜を見た。
「いいよ、アオ兄ィ」
「まだ辛いんだろ、お前」
「大丈夫だってば。オレ、そんな柔(やわ)じゃないぞ」
それに、と耳朶まで真っ赤に染めて、
「教えてくれるんだろ。その、ちゃんとした・・・あの」
語尾をうやむやに紛らせて、そっぽを向く。まだ時間を置いてからと
思っていた秀康だったが、茜がそう求めるのならば否と敢えて言うこともない。
この状態をいつまでも続けているわけにもいかない。
また、自分の本能的な欲求を誤魔化すことも流石に苦しくなってきていた。
腰間に疼きと熱が半ばした澱が溜まり、時折痺れるような感覚が強烈に開放を促している。
「・・・分かった。じゃあ、俺にしっかり掴まってろ」
今まで茜が縋っていた衾褥は、掌に強く握り締められて
呆気なく破れそうなほど皺くちゃになっていた。
その手を取って、自分の首に廻させる。細い両腕を絡めさせてから、
「最初はゆっくり動くからな。きついと思ったらすぐ言えよ?」
細腰をしっかりと抱き寄せて片足を抱える。そして、腰を引いて
埋没させていた陽根を僅かに引き抜き、熱の篭った膣の奥へ再び戻す。
「ん・・・く・・・っ」
ほんの少しの動きのはずなのに、その動きにあわせて、ずる、と内部の肉壁も
一緒に持っていかれそうな得体の知れない感覚に、茜は身震いをしてあえかな声を漏らす。
結合部にじんじんと痺れが走り、それが痛みなのかそれ以外のものなのかさえ分からない。
ただ夢中になって両腕に力を込めて縋りついた。
小さな反復を繰り返すうち、秀康の呼吸も段々と押さえきれぬほどに乱れ始めた。
もはや今この状況下で茜に止めてと乞われても、留め置くことはできそうになかった。
打ち付けていくうちに、膣の締め付けは更にあがって、男の精を貪欲に求める動きで
秀康を翻弄させる。溢れた蜜が立てる音が淫猥極まりなかった。
「あっ、アオ、兄ィ」
揺さ振られる茜の途切れ途切れの声に、我に返ったように秀康は茜を見た。
今更ながら、首に絡みついた腕の力に気がつく。茜の体を慮る余裕がなくなっていた。
しまったと一瞬臍を噛みかけたが、それより何よりも茜の様子が目を引いた。
頬はすっかり上気し、何かを懸命に伝えようと唇を震わせ、曖昧に閉じる。
苦痛を耐え忍んでいる姿ではない。
「もう平気か?」
茜は首を横に振った。「分かんない」確かに分からなかった。この未知の感覚を、
どう受け止めれば良いのか。
中を擦られ、掻きまわされる内に、体の奥の熱がせり上がってきて、その感覚に
自我が押し潰されそうになる。
「分かんなくて、こわいよ・・・アオ兄ィ・・・」
このまま溺れて自分で自分を保てなくなる、そんな予感に茜は怯えた。
秀康は一呼吸置いて、茜の火照った頬に触れた。
鬩ぐ感情に押され、額やこめかみにそっと口づける。
茜の不安を和らげる方法を、この程度しか思いつかないことに歯痒さを覚える。
「怖がることなんかない。俺もお前も、それを迎え入れるんだ。今から」
「・・・アオ兄ィも?」
「ああ」
それでも怖いなら、と言葉を続ける。
「俺だけを見てろ。他には何も、目を向けるな」
「・・・うん」
それは何よりの指針だった。秀康の言葉を信じ、従おうと決めた。
頷いて再び身を委ねる。
頬を離れて体の線を辿るように脇腹を撫でる指先に反応し、自分の中がきゅっと
中にあるものを締め付けたのが分かった。
今ならなんとなくだが分かる気がした。男と女が求め合う理由が。
収まっていたものが引き抜かれ、押し込まれる。先程までの再現だ。
ただし、ゆっくりとした動きが、じょじょに忙しないものへと変わっていく点が違っていた。
「あっ、・・・ん、うあ、あんっ」
堪えきれずに茜が喘いだ。深く抉られるたびに、強い刺激が脳を灼く。
ぞくぞくとした快感が背筋を奔り、もっととねだるように、知らず腰が浮いた。
秀康もまた荒い息を吐いて貪欲に求めた。内壁の動きが切羽詰ったように活発になり、
男をせがんで吸い付いてくる。すぐにでも気をやりたかったが、
まだだと自制した。目覚め始めた茜の官能に、今度こそ添わせてやらねばならない。
「アオ兄ィ・・・っ」
上擦った声で茜が呼んだ。途切れがちに何度も。
応えてやるように強く腰を叩きつけると、華奢な体が反って、肉付きの薄い脇に、
薄っすらと肋骨が浮く。擦れあう肌や陰茎に絡みつく肉襞から、
お互いが蕩けあって本当に一つになれそうな気すら起こった。
いつの間にか茜は両脚を秀康の腰に絡ませていた。がむしゃらに求め合って
二人分の熱い吐息と淫らな水音が響く中、律動に揺さ振られて
今にも首に回した腕が解けそうになるのを必死で堪えてしがみつく。
目まぐるしい波に浚われ、翻弄される中で、秀康の存在が唯一のよすがだった。
それを手放すまいとしたのだが、まだ足りない。
熱い息が肌を掠め、絶え間ない音が耳を犯す。見たこともない表情で
何かを耐える秀康の顔に、体の芯をぞくりと痺れさせながら、
茜は吐息で濡れた唇を戦慄かせ、懸命に言葉を紡いだ。
「あっ、あお、に・・・っ」
しがみつく腕で体ごと引き起こし、秀康の耳元で浮かされたように囁く。
「もっと、ギュって、して」
秀康は茜の望みをかなえてやった。折れそうなほど抱き締められ、
逞しい体を更に間近に感じ、茜は多幸感に包まれる。
それとほぼ同時に、急速に競りあがってきた熱が限界を超えた。
爪先が突っぱね、来るべき絶頂を示唆する。背中が弓なりに反り返り、
茜は黒髪を振り乱した。
「や、ぁ・・・だめっ・・・ぁ、ぁあああっ!!」
膣がぎゅうっと縮こまる。うねり、のたくる急激な収縮に、
秀康も堪えきれず茜の中で達した。
その押し殺した呻きを聞きながら、茜は自分の奥深くに放たれたものに
全てが・・・踏み躙られた足跡も、自分の鬱屈も迷いも、全て・・・真っ白に、
塗りつぶされるのを感じた。
余韻のように小さく跳ねて、断続的に注ぎ込まれる名残を打ち震えながら受け止める。
収まり切れなかった分が蜜と混じって押し出されて零れ、
とろとろと肌を伝うのが分かった。
二人の体はぐったりと弛緩しきって、暫らくは重なり合ったままだった。
やがて秀康が身を起こし、そのときに一緒に中から引き抜かれる感覚に、
茜は「んっ・・・」と小さく息を呑む。激しい律動を受け入れて敏感になったそこは、
その程度の刺激も強すぎた。
懐紙で汚れたところを拭って始末をつけてから横になり、
気だるい体で秀康は茜を抱き寄せた。
消耗が激しい。まるで初めて女を知ったときのような有様だ。このまま眠り込んだら、
死人のように深く眠りこけて、たとえ幻魔が法螺貝を吹き鳴らして雲霞の如く攻め寄せて来ても、
果たして起きられるかどうか、怪しかった。
それでもまあ良いか、と呑気に思えた。せめてこの僅かなひと時、
結城秀康でも蒼鬼でもなく、一人の男として茜と添い臥してやろう。
秀康は細い肩を引き寄せた。
そして茜もまた、心地のよい疲労感に身を任せ瞼を閉じながら、一つの決意を固めた。
心は決まった。長い逡巡を経て、やっと。
無意識に探った手は何も見つけ出せなかった。自分の傍に在るはずの温もりがない。
秀康は飛び起きた。肌を刺す冷え切った空気が、まだ夜が明けてそうときが
経っていないことを知らせた。
締め切られた障子の向こうから、僅かに風を切る鋭い音と、澄んだ鍔鳴りの音が交互に聞こえる。
まさか、と秀康は思った。だがそれ以外に考えられない。
あいつはどうしてこう自分に気配を悟られずに外に抜け出すことが出来るんだ?
一瞬場違いな疑念が頭に浮かんだのを慌てて打ち消して、
秀康は脱ぎ散らかしたままだった着物を、帯を結ぶのももどかしく身につけて廊下に出た。
庭先にはやはり、想像したとおり茜の姿があった。寝起きのままで部屋を抜け出したらしく、
単の寝巻き姿だった。
秀康の気配に気が付いた茜が、手を止めて振り向く。
その右手には、久しく部屋の片隅に立てかけられていた典太が握られていた。
「体も腕も、やっぱり大分鈍っちまってら」
「お前、大丈夫なのか?その・・・動いて」
「へーき平気。柔じゃないって、言ったろ?」
軽く返して、茜は鍛錬を再開した。
細い脛が露わになるほどぐっと腰を落とし、眼光鋭く前を見据え、
瞬時に疾った白刃が、朝日に煌き軌跡とともに空を切る。迷いのない抜き打ちだった。
その太刀筋を目の当たりにした秀康は、それ以上の口出しはせずに黙って
その挙動を見つめた。
一通り柳生の型を浚った茜は、ゆっくりと残心を示し、
深々と息を吐いてから刀を携えて秀康に顔を向けた。
「アオ兄ィ。朝飯食べたあとで稽古頼んでもいいか?」
「ああ」
「手加減抜きな。オレ、まだまだ鍛えなきゃならないから・・・
こんなんじゃ、全然駄目だ」
青味の増してきた空――――――その方向は人里、そして京へと続く空だ―――――――を仰いで
ぽつりと呟く。
「この辺りも、相当酷いことになってるんだろ」
「知ってたのか」
それは茜の状態に気兼ねして教えなかったことだった。
「前にアオ兄ぃと住職が話してたの、ちょっと聞こえてたんだ」
九州や四国、奥州といった、京から遠く離れた地から駆り集められた、
太閤秀吉の醍醐の花見のための桜の大樹。
しかしその空恐ろしいほどに艶かしく美しい花の本性は、
孕み女を贄にして咲く幻魔樹だ。
寺の住職が弔いに出かけたのは、妻ともうすぐ生まれる子どもを守ろうと、
力尽くで連れ去ろうとした秀吉の兵士に取り縋った百姓が斬り殺された、
その葬式のためだった。
辺鄙な雛の村から妊婦を集めていた秀吉配下の幻魔の軍勢は、
この洛外にまでその魔手を伸ばしていた。
治安の紊乱も気に掛けず、自分の直轄領からも贄を狩るとは、秀吉の暴虐は
益々留まるところを知らず、また、見境がなくなってしまっている。
それはまた、幻魔による支配が更に深く増しているということに他ならない。
村からの報せが届いたときには、既に兵士たちは引き上げていた。更なる生贄を求めて。
無謀な大陸への派兵も重なり、太閤の乱心が巷間に広く流布するのも近い。
時がたつのを待てば、民草や諸大名の不満が膨れ上がり、一揆や遠隔地での叛乱といった形で
豊臣の支配を脅かすだろう。
しかし、最早残された時間は僅かだ。
刻々と進む秀吉と幻魔の野望を知り、その恐怖の統治を阻止できるのは、
秀康たちを置いて誰も居ない。
だが、その一人に再び茜の名を連ねてもいいものか。
秀康は敢えて茜に訊ねる。
「行くのか、十兵衛」
「行く」
きっぱりと、一切の淀みなく答えた。
「ここで躓いてなんかいられない。みんなの、そしてなによりオレ自身のためにも。
戦わなきゃならない」
照れくさそうに鼻を擦り、「偉そうなこと言ってるな、オレ」と笑う。
こんな風に笑えるのも久しぶりだった。
「アオ兄ィのお陰だ。でも、まだ・・・吹っ切るの、時間が掛かると思う。
またなにか切っ掛けになって、しんどくなって・・・アオ兄ぃに迷惑、かけるかもしれない」
「好きなだけかけろよ。それぐらいの甲斐性の持ち合わせはあるつもりだぜ」
わざと茶化した口調で秀康が言うと、茜は微笑んだ。
こうして支えてもらわなければ、自分を囲む四方の手詰まりに浅慮を起こして
どうなっていたか知れない。恐らく、使命も何もかもを投げ出して、
最も愚かしい状態に身を堕してしまっただろう。
「ありがとな、アオ兄ィ」
心の底からの謝辞だった。でも胸の隅が針の先で刺したようにちくりと痛む。
こうして全部背負い込むアオ兄ぃは、一体誰が支えてやれるんだろう。
そして茜は己が右手の刀を持ち上げ、きゅっと唇を引き結んだ。
その手にあるのは柳生の伝家の宝刀であり、敬愛する祖父のかつての愛刀であり、
今は茜の誇りそのものだった。
鋼の輝きの刀のように、自分の心も腕も鍛え直せば強くなるはずだ。
決して、もう二度と手放すことはしない。
「―――――――――絶対に宗矩に勝つ。そして、自分に克つんだ」
自分に刻み込むために強く独白する。全ての決着はこの刀でつける。
柳生に生まれながらその血脈に背いたもの、従ったもの。同族の血を持って禍根を雪ぐ。
決別のとき、これで、この名で全てを終わらせるのが相応しい。
そしてまた同族としてのせめてもの餞。
やがて繚乱と咲き乱れる壮絶なる桜の下、誂えた様な舞台の上で、
少女は半ば狂える男と対峙する。
「柳生制剛流抜刀、柳生十兵衛茜。一族の義命によって貴様を討つ。
罷り通るぞ・・・宗叔父!!」
死闘の始まりを告げるべく、箍の緩んだ哄笑と、
火花と共に斬り結ぶ剣戟の音が高らかに重なった。
終
長々と個人的な萌えのダダ漏らしを書き込み、多少なりと
喜んでもらえたようで、
スレの皆さん本当にありがとうございました。
GJ!!
お疲れ様でした!!
あなたの書くものが大好き
乙(^ω^)b
>>89 グッジョブ!!超グッジョブ!!!!
18禁だったらこんな展開があるんだろうな(;´Д`)
GJ!感動した!
>>79-89 続きキテタ━━(゚∀゚)━━!!!!!
蒼鬼と茜はイイなあ・・・
途中で甘える茜にテラモエス(´д`*)
96 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 18:21:02 ID:Md7h4kLZ
ほしゅage
早く次の職人さん来ないかな・・・。
初対面で秀康に襲いかかる茜もいいネタに出来そうだ
「ばーかばーか」の挑発で蒼鬼に負けた後、
「さっき生意気叩いたのはこの口とこの尻かー!」
「わ〜止めろ変態っ!助平っ!はーなーせー!!」
と茜抱えてお尻ペチペチのお仕置きする図が頭に浮かんでしまったのですが。
いや勿論スパッツは穿いている上でね?
定番かもしれんが、宗矩×お初(幻魔蟲付き)のあたりキボン
茜に敗れ逆レイプされる蒼鬼きぼん
茜「アオ兄ィ・・・こんなにおっきくして」
うっかり一発でかいカウンター喰らってピヨる蒼鬼、そこをすかさずふん縛る茜。
近くの見世物小屋の中に転がし、
「こいつ物の怪じゃないとか言ってたけど、どーなんだ?怪しいなあ」
うし、調べてみるか!ととりあえずひん剥こうとする茜。
鎧をどう脱がせばいいのか悩む茜。
仕方がないから下から脱がそうとする茜。
なんか良く分からないけど色々弄ってたらおっきくなっちゃった!
見ているうちに変な気分になって顔を赤らめもじもじして(ryな茜。
ギシギシアンア(ry
勢い良く白い白濁k(ry
「よ、汚されちまった・・・!」どっちが言ったのかイマイチ分からない台詞。
再挑戦しますか? はい いいえ
こうですか?分かりません!><
蒼鬼は重度のロリコンだから茜に敗れても勃起してそうだな。
そしてその異常に気付く茜。
茜「ん?なんだコレ・・・?」
茜「う、うわっ!・・・な、なんか出てきた・・・」
茜に実地で性教育をしているスレはここですか?
茜「そういや腹ヘったなあー」と言いつつ
アオ兄ィの松茸を口にほお張る銃米
110 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 00:48:54 ID:X15HQVAl
「しかし十兵衛。本当にお前は男みたいだな!!胸はないしよ!!」からかう蒼鬼。
「…アオ兄ィは…おっぱいのちっちゃい子…嫌いか?」真面目な顔で見つめる茜。
「やっぱ女は大きくなくちゃな!!」まだからかう事をやめない蒼鬼。
「どうしたらおっきくなるんだ?!教えてくれよ!!アオ兄ィ!!」半ベソをかいて叫ぶ茜。
一瞬ニヤリ。として蒼鬼は言った。
「ああ。教えてやるよ。じゃぁまず服をぬぐんだ。」
顔を真っ赤にして頷く茜。
………な展開希望!!!
なにその素敵過ぎる展開。
そこで気になるのは、蒼鬼の目的は胸をおっきくしてやる手伝いをするだけなのか、
それともその先にまで突っ込んでいっちまうのか、だ。
触られているうちにだんだん体が火照って「どうしようアオ兄ィ、オレ
なんか変」とか茜が泣きそうになりながら言えばいいと思うよ。
蒼鬼の大刀を無刀取りする茜エロス
茜「」取ったーー!!!な、なんか出たーー!!」
114 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 18:30:45 ID:Tp4ZarXL
>>110の展開っぽいのを書いてみました。それではどうぞ。
蒼鬼と十兵衛は京を目指す途中、宿を見つけて泊まることに。
2人は一緒の部屋で寝る事になった。それぞれ浴衣に着替えて部屋に行く。
「寒いなぁ・・・。とりあえず布団を敷くぞ十兵衛?」
「あぁ!」
蒼鬼が布団を敷くと、十兵衛は子供のように布団に潜り込んで来る。
「あぁ〜暖かいなぁ〜布団!外は寒くてしょうがねぇぜ〜!」
「慌てるなよ十兵衛、まだ布団敷いてる最中だぞ?ってかお前も手伝えって!」
「へっへぇ〜ん!速い者勝ちだもん!早くアオ兄もは入れよ!」
蒼鬼は布団を敷き終え布団に入り横になった。
すると十兵衛は蒼鬼の布団に潜り込み隣りからヒョイッと顔だけ出してきた。
「何かぁ柳生の庄にいた頃を思い出すなぁ〜。」
「ん?」
十兵衛は突然蒼鬼の手を握り締めた。蒼鬼は少し動揺した。
「えっ!?お、おい十兵衛!?」
「あ、あぁワリィ。オレがまだ小さい頃、爺ちゃんと一緒によくこうやって寝てたんだ。
爺ちゃんの手、暖かくって、何か優しい感じがしてな。
それから爺ちゃんの優しい手を握ってないと眠れなくなっちゃって・・・、って時があったんだ。」
十兵衛は天井を見上げながら真面目に語っていた。
「お前、本当に爺さんが好きなんだな。今は1人でもちゃんと寝れるのかよ?」
「そりゃ寝れるに決まってるだろ!私もう14だぞ!」
蒼鬼は目を細めて十兵衛の顔、体、足など全体を見渡した。
「な、何だよ・・・?」
「いや、14のわりには出てくる物も出てきて無いなぁって。」
十兵衛はその言葉の意味がわからなかった。蒼鬼の目線は胸の方に行っていた。
十兵衛はまだ気づいていない。が、しばらく沈黙が走って蒼鬼の視線に気が付いた。
目線を辿ると十兵衛は胸を見られてる事にやっと気づいた。十兵衛の顔が少し赤くなった。
「!!、わ、悪かったなぁ胸が無くて!別に戦いに胸なんて必要ねぇだろ!?」
115 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 18:31:32 ID:Tp4ZarXL
蒼鬼は首をかしげてため息をついた。
「はぁ〜あ、お前はわかってない。」
「な、何がだよ!?」
「戦いの体の事じゃなくて、女としての体の事を言ってるんだよ。女は胸があった方が色っぽい、美しいって決まってるの。」
十兵衛は頬をプクッと膨らませて、少しスネたような顔をした。
「別にいいやい!色っぽくなくても!美しくなくても!オレにはオレのやり方ってもんがあるんだよ!」
突然蒼鬼は十兵衛の胸に手を掛け始めた。
十兵衛は突然の出来事に何も出来ず、顔を真っ赤にして蒼鬼の手を握る。
「おい何だよアオ兄!?」
「やっぱ全く無いなぁ。お前がもう少し身長が大きくて胸も大きかったらなぁ・・・、俺はお前に恋をしてたかもしれない。」
「え・・・?」
その言葉に十兵衛の心が大きく揺れるような感じがする。十兵衛の中の女心が激しく反応したのだ。
「ほ・・・、本当か・・・?アオ兄?」
「あぁ。間違いないぜ。」
十兵衛は体を起こして両手で自分の胸を押さえながら言った。少し興奮と緊張が走っていた。
「ど、どうやったら大きくなるんだ!?知ってるなら教えてくれ!」
蒼鬼は十兵衛の体を横に倒した。
「俺も詳しい事はよくわからないが・・・。破廉恥な事をすれば・・・、大きくなるかもな。」
そう言うと蒼鬼は十兵衛が来ている浴衣に胸元の間に手を入れて直接胸を触り始めた。
十兵衛は恥ずかしいのか、目を少し瞑り、顔は真っ赤で変な汗をかいている。
だが抵抗せずに蒼鬼の腕にしがみ付く。過敏に反応して硬くなって立った十兵衛の乳首を指でつまむ。
今までに感じたことの無い感覚を感じ、十兵衛はその場で体を揺すり始める。
「うぅ!(な、何だよこの感じ・・・?な、何か変だ・・・。)」
「(コイツ、どうやらかなり感じやすい体質みたいだなぁ。まだ胸しか責めてないのに。)」
蒼鬼は十兵衛の体を抱きかかえて、手を下半身の方に差し伸べて膣の中に指を入れる。
膣内は既にかなり濡れていた。膣内で指を動かすと十兵衛の体が激しく反応する。
十兵衛の体中に変な力が入り、蒼鬼の体を強く抱きしめる。
「あっ・・・、んぅ・・・。」
思わず声が出てしまった。
「どうだ十兵衛?気持ち良いか?」
「うぅ・・、うん・・・。わかん・・・、ないけど・・・。良い気分かも・・・。」
蒼鬼は指の動きをかなり激しくした。すると十兵衛は大きく声をあげて体がビクビクし始めた。
「あっ!いやぁ!」
116 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 18:32:18 ID:Tp4ZarXL
その時蒼鬼は突然指の動きを止めた。
「あ、ワリぃ十兵衛。ちょっとキツかったかな?(さすがに14の体だ。激しくやるのはまだ早いだろうな。これ以上は・・・。)」
蒼鬼が膣から指を抜こうとした時、十兵衛は蒼鬼の手首を掴んだ。
「十兵衛・・・?」
「ア・・、アオ兄・・・。」
「ん?」
「やめないで・・・。」
「えっ!?」
蒼鬼は目を見開いて驚いた。まさか十兵衛からまだ続けようと言い出すとは。
「オ、オレ、何か今おかしいみたい・・・。こんな事言うなんて変だけど、アオ兄にまだこうしててもらいたんだ!」
「・・・、わかったよ十兵衛!じゃぁ俺も本気出すぜ!!」
そう言うと蒼鬼はビンビンに立っている突起物を出して十兵衛の膣にぶち込んだ。蒼鬼はゆっくりと腰を動かす。
「十兵衛?あまり無理はするなよ?」
「お、おう・・・。わ、かってる!こんなのへっちゃらだからさ・・・。」
腰を動かすたびに十兵衛の体がビクビク震え始める。蒼鬼は動きを速くしてみせた。
「あぁぁ!!」
速く動かせば動かすほど十兵衛は大きく声をあげる。
感じやすい体質の十兵衛は、既に性感がかなり絶頂まで来ているようだ。
その時十兵衛はかすれた声で言う。
「あ、お・・、兄・・・。(ヤベェ、わかんねぇどオシッコしたくなってきちゃった・・・。)」
しかし蒼鬼は気づかずに動きに専念している。
その状態が少し時、十兵衛の意識が朦朧としていた。
「(ヤバいヤバい!漏れちゃうよぉ〜!)、アオ兄!何か出そうだよぉ!!」
大きく叫ぶ。しかし蒼鬼は逆に動きを速くした。
「あぁそれで良い!出しちまえ!!」
117 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 18:32:51 ID:Tp4ZarXL
蒼鬼の動きがかなり速くなり、十兵衛は絶頂を越えそうになった。
「や、ダメだっ!あぁぁぁ〜〜!!」
蒼鬼の突起物が膣から抜けたと同時に、十兵衛は大量に潮を吹いた。
潮吹きの勢いは凄く、布団をビショビショにしてしまった。
潮を吹いてイッた十兵衛は体がガクガク震え痙攣している。
「十兵衛!!」
蒼鬼は十兵衛の体を抱きかかえた。十兵衛の息はかなり荒くなっていた。
「おい大丈夫か!?」
「はぁ・・・、はぁ・・・。う・・、うん・・・。へっちゃらって・・、言っただろ・・・?」
「すまない・・・。やっぱまだこういう行為は早すぎた・・・。」
十兵衛は蒼鬼の顔に手を当てる。
「そんな事ないぜ・・・、アオ兄・・・。良い経験をさせてもらったからな・・・。気持ち良かったぜ・・・。」
蒼鬼は十兵衛の顔を見合わせて微笑む。
「ありがとう、十兵衛。」
しばらく時間が経って十兵衛は正常に戻り落ち着いた。
「胸、大きくなったかな・・・?」
十兵衛は再び自分の胸に触れようとする。その手を蒼鬼が握った。
118 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 18:33:26 ID:Tp4ZarXL
「お前はまだ14だ。もう少し年月が経てば、身長も、胸も大きくなるだろうぜ。だから、今は心配する事も、気にする事も無いさ。」
「アオ兄・・・。でも今のオレじゃぁアオ兄、オレの事・・・好きになってくれないだろ・・・?」
蒼鬼は優しく十兵衛を抱きしめた。
「お前は馬鹿だな。人は見た目じゃない。見た目がどんなであろうと、俺はお前の事・・・、好きだぜ。大切な仲間でもある、戦友だ。」
「アオ兄・・・。馬鹿やろう・・・。照れんじゃねぇか・・・。」
十兵衛は涙を流して蒼鬼の胸に顔を押し付ける。2人の友情はより強く結ばれた・・・。
終
どうですかね・・・?
GJ!!
GJ!
爺ちゃんっ子の茜萌えハアハア(;´Д`)
>>114 GJ。やっぱり二人旅のときそんぐらいやってなきゃな。
暇なんでキャラのゲーム中の年齢でも調べてみた。
結城秀康1574年生まれ、24才。
十兵衛14才。
ロベルト知らね。
柳生宗矩1571年生まれ、27才。
天海1536年(?)生まれ、62才(推定)。左馬も37年生まれとか
諸説あってよく分からん。1のときは24だったらしいが。
お初1569年(?)生まれ、29才(推定)。
お、お初・・・?しかももう京極と結婚してるし。
122 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 09:52:06 ID:+S80Xr2P
>>119-121 喜んでもらえて嬉しいです。
昨日新鬼武者のラジオ番組を聴いてて新たな真実が発覚しました。
ラジオの中で新鬼武者のCMっぽいのが流れるんですけど、まずはその内容を書きます。
5人で旅の途中、小さな泉を見つける。
十兵衛『やったぁ〜!泉だぁ〜!ひゃっほぉ〜い!』
十兵衛、服を脱ぐ音が聞こえる。
お初『じゅ、十兵衛ちゃん!?』
ザッパァ〜ン!
十兵衛、泉に飛び込む。
ロベルト『・・・、男3人の前で、何のためらいも無く素っ裸になったなぁ・・・。
まだ子供だからなのか・・・、それともそういうのを気にしない性格なのか・・・。』
蒼鬼『両方だろ・・・。』
十兵衛『お初姉も来いよ〜!気持ち良いぞぉ〜!』
終
十兵衛はみんなの前で素っ裸になっても気にしない性格って事がわかりました!イイね・・・。
>>122 茜は生え揃っていたのか否か
これ大事なこと
124 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 12:34:20 ID:f9NxxsvC
茜と蒼鬼が初めて出会た日の出来事。
二人の男に絡まれた茜は不覚にも媚薬を飲まされてしまい、悪戯をされてしまう。まさに陣入されようとした瞬間、蒼鬼登場。
二人の男から茜を助け、隠れ家に引き返す。既に服もはだけて、濡れていた茜は潤んだ瞳で蒼鬼に抱きつく。助けて貰った感謝の気持ちを込めて、それと味わった事の無い体の感覚に怖がる用に強く抱きついた。
そんな茜を見ている内に、何とも言えない気持ちになった蒼鬼は茜を強く抱き締め返した。そしてまだ相手の名すら知らない二人は、がむしゃらに体を求めあったのだった。
な展開希望!!!!
>>123 まだ生えてないんじゃないかと大胆な予想を立ててみる。
むかーしの人は発育遅かったから、
まだ十兵衛は初花も来てないんじゃね?
時代小説読んでたら16とかで来てるし。
126 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 19:31:38 ID:MGluicqU
>>123 >>125 茜はまだ生え揃ってないです。茜のラジオドラマで宗矩が、
宗矩『まだ毛が生え揃ってないガキどもがぁ〜!』
って言ってました。宗矩エロし。
>>126 なるほど、やっぱ宗矩見たのか。
エロいな。
さすが宗矩、自分のポジションとするべき発言を心得てる。
129 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 15:17:26 ID:9IwyDMCx
age
お初の人気がイマイチなのはグニャグニャだからか
宗矩の発言がエロすぎるからか
そこで嫁に行くのかよエンドのせいなのか。
>>130 本編中でウザかったから
ロベルトの片想いとか
逆にロベルトのが可哀想になってきたし
ロベルトが何でお初に惚れたかサッパリだ。
あの恋愛模様は必要だったのか?
133 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 02:34:38 ID:EAXmI9Hk
全員茜狙いで無問題
134 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 03:00:38 ID:r46c8vJl
島左近も石田三成もローゼンクランツも茜萌えか
なんつう世界だww
というか、平和な世界だなw
そして茜自身はお初姉ェ一筋ッ
>>137 何故茜までお初に惚れんといかんのだ
せめて爺ちゃんか阿国にしとけ
鬼武者2バージョンの爺ちゃんだったら
茜は更にかっこいいかっこいい連発して
べったりくっついて大好きな爺ちゃんから離れなくなるかもしれん。
だってかっこいいよね、2十兵衛。
そして蒼鬼のことを忘れる茜
141 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 08:51:47 ID:D0XvDc7H
蒼鬼、茜に惚れる
どういう何角関係?
爺ちゃん、茜に惚れる
144 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 22:09:09 ID:KgUcOwK9
ここは新鬼武者だけではないはず
あいにく新は今が旬だ。
1、2、3が欲しいなら自分なりにネタ振りなりなんなりしろ。
そんな切り出し方されても、2での十兵衛とお邑のキスシーンで
満天の星空に切り替わるところは
さすがにあれはないんじゃないか、ぐらいしか言えないぞ。
空気も読まず、懲りずに投下しますよ。
関が原前設定、茜の一人旅。
激しい雨音が耳をつく。
茜はぼんやりと色褪せた格子の手すりに頬杖をついて、部屋の外を眺めていた。
慶長五年、弥生。
一族の使命である柳生宗矩誅殺のため、ともに戦いを潜り抜けた仲間たちと別れて
旅を続けること早二年余りの月日が流れている。
柳生の庄から遠く離れ、南の果ては豊州、北は越後岩代まで、人伝の噂のみを頼りに
各地を放浪し、外道に堕した男の姿を捜し歩いた茜だったが、
過日滞在していた江戸から一路京を目指すべく中仙道を上っていた。
東海道と違い、難所の多い道のりだが、それだけ京へ早く辿り着く。
逸る心のままに旅路を急いでいた茜だったが、生憎途中のこの旅籠で足止めを食っていた。まさか川
止めのないこの中仙道で、大雨の煽りを受けるとは。しかし、この雨の中を推して
山路を行くには危険が多すぎるのも事実だ。
気ばかりが急く茜にはむやみに癪に障ることだった。
きな臭い話を聞いた。内府徳川家康の領地、江戸では、かなり声高に話されている噂
・・・いや、既に噂や風聞の域を出た、近い時期に確定されている事実を語った話だ。
大きな戦が起こるという。太閤秀吉の死後、豊臣家と五大老筆頭徳川家康の溝は広がり、
もはや誰にも、御所におわす今上帝にも修復は不可能なところにまできている。
天下を望む家康ならばこそ、あえて豊臣との軋轢を進んで深めたとは周知のことだ。
秀康の遺児、秀頼に、家康の孫娘の千を嫁がせるなどという話も出ているそうだが、
それしきのことで両家が収まり手に手を携えるとは誰も思ってはいない。
唯一家康と対抗できた豊臣寄りの前田利家も去年没してしまった。
天下を二分する戦い、久しく太平だった世に、再び戦禍が舞い戻る。茜は確信を持った。
奴は必ずその中心に喰らい付こうと現れる。必ず。
この千載一遇の好機を逃す男ではない。
力を求める男であるだけに、この天下の趨勢が定まらず曖昧な拮抗が
まさに崩れようとしている今、権力者の影にひそみ、暗躍し、立身のため
自分の地歩を固めようとするに違いない。
宗矩の在り処は間違いなくそこだ。
そう確信した茜は、騒乱の中心となる京へ入ることを決意したのだった。
雨は止むことを知らず、天と地とを無数の雨滴で繋いでいる。
こう雨ばかりが降っていては、茜も気が滅入った。何処にも出ることが出来ず、
旅籠の一室に軟禁されているようなものだ。
体を動かしているのが性に合っているのに、このままじゃ黴でも生えるかもな・・・と、
どうでもいいことを思う。
雨樋から滴った小さな飛沫が跳ね掛かるのも気に掛けずに、人気のない往来に
目を向けたまま、数える気もないため息をつく。微かに息が白く曇る。だが、花冷えというには
少しばかり早い。
ふと、目の端に動くものが映った。
なんとなしに見てみると、若い男女だろうか。後姿しか見えないが、
叩きつける雨に濡れぬよう、一つの番傘の中で肩身を寄せ合い、寄り添って、
とある店先で傘をすぼめて雨宿りをし始めた。娘は甲斐甲斐しく男の袖や手を
拭ってやっている。娘の肩がちゃんと傘の中に入るように抱き寄せたために酷く
濡れてしまったのだ・・・。
茜はもう一つため息をついて、障子を閉めて部屋の中に引っ込んだ。右目の眼帯を外し、
掌で瞼を擦る。
本当に、こう雨ばかりだと、余計なことばかり考えそうになる――――――――。
手慰みにと愛刀を引き寄せたが、暇を持て余して入念に手入れをしたのはつい昨日のことだ。
鞘を払うと、見事な白刃が現れた。目の上に持ち上げて、雨雲の所為で薄暗い室内の光に翳し、
峰を返したりしながら試す眇めつじっくりと眺めて再び鞘に戻す。
流石に目釘を落として茎を見ようとまではしなかった。それも昨日してしまったのだ。
次に部屋の片隅に放り出してあった荷物を手元に置き、適当に中を探ってみる。
種々の薬包を入れた布の嚢がずしりと重い。これまた雨に憂いて手持ちの薬草の調合に
精を出した結果だった。
繕い物の類も、今のところ無い。
他に目ぼしい、暇潰しに出来るものが何もない。
何もすることがなくなってしまった。
「・・・つまんねーの」
ぼやいて茜は畳の上に大の字になって寝っ転がった。組んだ両手の上に頭を乗っけて、
天井を見上げる。
面白みもない、ただの天井だ。
それをきつい眼差しで睨みつけていた茜だったが、やがて瞼を閉じて、
外の雨音も締め出して、何もかもから自分を閉ざそうとした。
戦は好きじゃない。弱いものばかりが酷い目にあう。田畑や家も焼き払われるし、
みなしごも一杯出る。大事な人が居なくなる。久三郎兄ちゃんは大陸から戻ってこなかった。
戦で喜ぶのはお偉いさんやそれで儲ける金持ちの商人ばっかりだ。
そしてなにより、今度の戦は茜に全く関係はない、という訳でもないことが、
茜の心を陰鬱にしていた。
豊臣方には茜の大事な知り合いがいる。
お初姉ェ。
元気にしているだろうか?嫁いだ先の京極高次とやらが豊臣と徳川の
どちらに付くかは知らないが、どっちにしてもお初姉ェにはとても辛いことだろう。
茶々、と呼ばれていたお初姉ェのお姉ちゃん。オフィーリアが化けたんじゃない、
本物の茶々は、ほんのちょっと会っただけだったが優しそうな女の人だった。
あの人もあの人のまだ小さな子どもも、否応なく巻き込まれているのだ、権力の争いの中に。
天海は・・・どうしてるだろう?あいつのことだから、
きっとこの戦いの行方をじっと見つめているんだろう。もしかしたら
何処かの陣営に与してるのかも知れない。幻魔との戦いで、あいつらの侵攻を
自分の体を張って食い止め、オレたちを導いてくれたように。阿倫ちゃんもきっとその傍で、
やたら分別くさいことを言いながら、天海を支えているだろう。
海の向こうのずうーっと遠い国にも今の情勢が届いているなら、
ロベルトも胸を痛めて・・・いや、あいつのことだから怒ってるかな。オレもそうだよロベルト。
でもぶん殴る相手が一杯いすぎて選べやしないんだ。
二年間の旅で、自分の可能、不可能、至らなさを思い知った。
二年前でも今でも、仲間と一緒なら何でも出来ると胸を張って言えただろう。
だが一人で感じる矮小さは、時代の鳴動、うねりの中での孤独を増すだけだ。天下分け目の戦いなど
あまりにも自分の手には過ぎる。
しかしこの状況に目を瞑り、ただ討ち逃がした宗矩を仕留める、それだけでいいのか。
自分が修得した柳生の剣は、人を守るための活人剣ではないのか。
なあ、どうしたらいい?どうすりゃいいんだよ。
駄目だ、こんな風に何もせずにいると、余計な・・・考えたくもない、
厭なことばかり・・・。
アオ兄ィ。
アオ兄ィなら絶対この戦いを止めさせようとするだろう。自分の実の親と、
育ててくれた秀吉の家が争うんだ。今際の際の秀吉が、秀頼を頼むとも懇願した。
是が非でも、たとえたった一人でも、双方の前に両脚で確り地面を踏みしめて
とおせんぼしちまうんだ。俺がいる限り、一歩だって向こうに行かせてやらねえぞって。
アオ兄ィはそういう奴だ。そういう奴なんだ・・・。
鼻の奥がつんとしてきて、茜は慌ててごしごしと手で擦った。こと秀康に関しては、
茜は自分でも呆れるほど涙脆くなってしまう。
そして湿っぽくなってしまったことを誤魔化すように、
茜はごろりと横向きになった。
この大雨では、折角芽吹いた桜の蕾も、綻ぶ前に打ちひしがれて地面に落ちてしまいやしないか。
「・・・アオ兄ィ」
後ろ向きだと怒られるだろうか。それでも度々思い返すのは許して欲しい。
記憶の中の面影を瞼に描くたびに胸が痛むけれど、月日が経つにつれ、その面影が薄れはしまいかと、
日々の流れに埋もれはしないかと、そればかりが恐ろしく、胸の痛みなど瑣末なことだった。
「アオ兄ィ・・・」
ぎゅっと体を抱え込む。
身に纏った鎧装束のように、真っ青に晴れ渡った空のような人だった。
「んっ・・・」
茜は胸を押さえた。秀康のことを思い出すたびに、遣る瀬無く、
切ない感情がそこで渦巻く。彼との記憶は酷く胸を締め付け、それと同時に抗いがたい
甘い疼きも伴っていた。
吐息が段々と熱くなり、心臓の鼓動が速まる。
茜の手はいつの間にか襟元の合わせ目から差し入れられて、
膨らみに直接触れていた。乳房を掴んでその大きさや形を自分で確かめてみる。
今更確認することもない。分かりきったことだが二年前よりもいくらか手ごたえがあった。
まだまだ豊満な体つきには縁遠いが、体の線は女らしさが滲んできており、
秀康に揶揄された胸も・・・目を見張るほどの著しい成長、とは言えないが・・・
それなりに大きくなったのだ。
(アオ兄ィが触った体、あのときのまんま、って訳にも・・・いかないんだな・・・)
記憶の中の秀康は変わらないで、自分の体は確実に変化を遂げてゆく。
それがまた心にわだかまりを残す。
茜はそれらの昏い感情を振り払って、一心に思い出そうと努めた。どんな風に
秀康の手が自分の胸に触れたか、その手の質感ごと思い描いて、そっと胸を揉んだ。
大きくて温かい掌を、自分の手に投影して。
若さが張り詰めた柔い乳房は、簡単に手の中で形を変える。
「ぅん、・・・ん・・・っ」
忽ち乳房は熱く熱を帯び、乳首が堅く立ち上がった。喘ぎ声を外に漏らさぬよう、
更に茜は体を縮め込ませ、自分の身の内に湿った吐息を篭らせた。
簡単な愛撫にも体は容易く反応し、次の甘い刺激を待ち受けている。「ぁ・・・ん、んっ!」桃色に
色づいた尖りを指先で捏ねたとき、ビクッと茜の背中が震えた。
はあ、と大きく息が乱れ、どくどくと血を送り込んでいる心臓の有様が
掌に伝わってくる。
しかしまだ足りなかった。
息を乱した茜はそろそろともう片方の手を下肢へと伸ばした。
動きやすいように太腿にあわせて仕立てた黒の下穿きの、ぴったりとした腹の部分から、
手をもぐりこませ、二本の指をおずおずと足の付け根へと伸ばす。
僅かな後ろめたさを感じながら触れたそこは、もう湿り気を帯びていた。
「んぅ、あ・・・っ」
秀康の愛撫を思い出しながら、指で雛尖の存在を確かめる。
指先の感覚は確かに、充血した突起の在り処を探り当てた。とりわけ
刺激的な官能を生み出す赤い粒の表面に、震えて慣れぬ手つきで掬い取った蜜を塗りつけ、
転がしてみる。途端に、強い刺激が茜を襲った。
「くぅ・・・んっ!」
漏れ出でる声を噛み殺すために、唇を噛み締める。
(オレ、こんなに・・・感じてる・・・)
体は面白いほどに反応し、恥ずかしいほどに蜜が溢れ出していた。
浅はかで、空しい。女の体のさがを我がことながら思い知る。
しかし、このひと時、茜はただ快楽の中に浸っていたかった。
どうしようもない寂寥を、疼きを、自分自身で慰めるために刹那の享楽へ身を投じていたかった。
くちゅ、と再び指を動かす。堅い胸板に抱き締められたとき、
肌に感じた吐息の熱さを脳裏に描き、それに伴っていた指の動きも再現しようと秘所を弄る。
(違う、アオ兄ィはもっと・・・アオ兄ィの指は・・・)
頭の中で秀康との情事を思い描いていくうちに、二本の指が彼自身のものであるかのような
錯覚に陥り、自然と指の動きは大胆に激しさを増していった。蜜が手指を濡らし、
着物の裾に染みを作る。
「ふっ・・・ん、ん、あ・・・!」
すぐ傍に、彼が居てくれているような感覚。
心得た手が、口が、舌が、茜を高みに押し上げ、露わになった肌に口づけをしながら、
注がれる眼差し。全て今はもうない。
熱に浮かされた声で茜は名を呼んだ。その名の男にはもはや手は届かない。
快感に唇を戦慄かせながら、蕩けた秘所を弄り続ける。じょじょに限界が
近まっているのを感じながら、指はまるで別の意思を持っているかのように動いている。
(あと少し、もう・・・少、し・・・)
熱く潤った箇所を慰めながら、彼の声を夢想する。
欲しい。欲しいよアオ兄ィ。
「うんっ・・・ん、く、んぅ・・・!」
強く唇を噛み締め、愛しい男を瞼に思い浮かべながら、茜は頑なに自分の体を屈めたまま
声を殺して・・・真っ白な絶頂へと達した。
暫らく経ってから、恍惚の余韻に震える体をようやく緩め、荒い息をつく。
強張りを溶かすように両足を伸ばすと全身もぐったりと力を失って弛緩してゆく。
居てくれる人は、いない。
一度の享楽のあとに残ったものは、傍に彼がいないという空虚さを、
先ほどにも増して、無慈悲につきつけた。
茜は泣かなかった。瞬きを何度か繰り返し、睫毛は艶を帯びたが、自分の代わりに
外では涙雨がざあざあ降っているんだ、そう思おうとした。
叶わぬ願いはいくらでもある。それでも想わずにはいられないのだ。
急速に体から熱が引き、心が冷え込んでゆく。
自分の腕を手枕に、茜はぽっかりと昏い口を開けて自分を飲み込まんとする喪失感から逃れるよう、
目を閉じた。
雨の音が耳をつく。降りしきる雨は止むことを知らない。
本当に、こんなときは余計なこと、悲しいことばかりを考えて、自分で自分の心を・・・苛む。
夢とも呼べない夢を見た。
何かを見たり、聞いたりするものでは一切なかった。
あったのはただ一つだけ。
茜はぼうっとした意識の中で、真っ暗な・・・目も開けていないのに真っ暗などと
何故分かるのか不思議だったが、夢の世界とはこんなものかと勝手に納得し・・・
闇の中を体を丸めてふわふわと漂っていた。
どこまで行くのか自分でも分からない。流されるままならばそれも別にいいか。
このままずっと、こうしているままでも――――――――。
不意に、温かいものが頭に触れた。髪をくすぐるその感触がとても懐かしく、恋しく。
その温かさの正体を、自分の瞳で確かめたいのに、どうしても瞼を開けることが出来なくて、
どうしようもないほどじれったく、奇妙なほどの安堵感と一緒に押し寄せる感情に、
茜は懸命に嗚咽を堪えたのだ。
ぼんやりと茜は目を覚ました。髪にまだ、さっきの感触が残っている気がした。
その名残が消えてしまうのが惜しくてそっと手を押し当てた。夢でも嬉しかった。
たとえ夢でも嬉しかったのだ。心震えるほどに。
雀の鳴き声がちちちと聞こえた。ここ暫らく聞かなかった朝の囀りだ。
―――――――――雨音がしない。
茜は起き上がった。
床もとらずに畳の上で寝入ったためか、節々が軋んだが、そんなものはどうでも良かった。
僅かな隙間から一筋の光明を畳の上に落とす白々と明るく照らされた障子を眺め、
茜は呆然とした。
「・・・ああ、止んだんだ。そうか。止んだんだな・・・」
なんとなく手を伸ばし、掌でその光を掬ってみる。温かい。じんわりと染み入るような、
あの温もりとそっくりだった。
起き抜けの頭は現実感に乏しく、まだ夢の中にいる気がする。それともやはり
これも夢の続きなのだろうか。
思わず茜は自分の頬を抓った。ちゃんと痛い。そういえばさっきも起きるときに
体が痛かったような気がする。
茜は喉を反らした。ふふ、と笑いが零れた。
何だか知らないけれど、とても可笑しかった。彼らしく、気鬱ばかりか曇天までも一緒くたにして、
拭い去って行ったらしい。
「ほんと、敵わないよなあ・・・」
「おばちゃん、お代わり!大盛りな!」
勢い良く突き出された飯茶碗を、宿の女中は目を白黒させながら受け取った。
小柄な娘の癖に、一体その胃の腑はどこに繋がっちまってるんだろ?
九度目のお代わりを要求した茜は、茶碗に飯が盛られてくる前にぽりぽりとお新香を噛み、
味噌汁を啜り、その口は休むことがない。
「・・・まあ良く食べなさるねえ」
呆れ半分驚き半分、女中が温かい湯気の立つ茶碗を盆に載せて運んできた。
いっそ釜ごと持ってきちまおうかしらと、お勝手で番頭と一緒に悩んだほどだ。
「昨日さ、晩飯食う前に眠っちまったからさあ」
それにしてもこの量は半端ではない。
「やっぱ人間食うもん食ってないと駄目だな。落ち込んでいけねえや」
ははあと女中は曖昧な相槌を打った。落ち込む?この娘っ子のどこをどう引っくり返して
逆さに振ったら?
「おばちゃん、街道のほう、どうだ?すぐ出立できそうか?」
「ええ、朝一で馬借が着きましてね。あれだけ酷い土砂降りだったけれど、
幸い山沿いも道が崩れることもなかったみたいで」
「そっか。そりゃー助かったぜ」
茜は一気に茶碗の中身を掻き込んで温くなった茶を飲み下し、パン!と音高く掌を合わせた。
「ごっそさん!じゃ、早速宿の勘定頼む!」
「えっ!?も、もう立ちなさる?食べ終えたばっかりでしょうに、こんなにたくさん」
「急ぐ旅でさ。長逗留で随分予定が狂っちまった。大丈夫、歩いてりゃ腹ごなしになるから」
女中は首を振り振り、宿の台帳を確かめに膳を持って階下へ降りていった。
「これでよし、と」
荷を背中に担いで刀を腰に差し落とす。出立の準備はたったこれだけで整った。
四日間留まった部屋を何気なく見回した茜は、往来へと面した障子をからりと大きく開け放った。
部屋の中にどっと流れ込んできた清冽な朝の空気を一杯に吸い込む。
格子に手を掛け外へと身を乗り出して天を仰げば、胸がすくほどに青い空が広がっていた。
「―――――――――甘えてばっかで、ゴメンな。アオ兄ィ」
やるべきことは山積みだ。京に入ったら長らくご無沙汰していた友達の阿国を捜そう。
芸人で独自の情報網を持つ年上の彼女なら、なにか有力な情報を持っているかもしれない。
お初姉ェに会いに行くのもいい。力になってくれる人を教えてもらおう。
やれるだけのことはやってやる。無益な戦いが避けられるのなら、それに越したことはない。
茜は再度空を振り仰いだ。嬉しげに目を細めて。
今日は一日、この蒼穹の下を何処までも歩いていくのだ――――――――。
終
「みの」ちゃんをどう捉えればいいのか分からない。奇跡の生還?別人?影武者?
ついでに。
在りし日。
はっし!とばかりに箸で箸を掴むという、お行儀のよろしくない食卓上の戦いが
今まさに火蓋を切ろうとしていた。
尖った眼光が交差する。二人の間に目に見えぬ緊張が走った。
「アオ兄ィ・・・そりゃオレの目刺だ」
「お前のはもうない。これは俺のだ」
「違う!アオ兄ィはちゃんとさっき自分の皿に取って食ってたろ、オレちゃーんと
この目で見てたんだからな!」
「そりゃ食べるときは皿に取り分けるだろ。十兵衛、それをお前はバクバクバクバク見境もなく!
ちったあみんなの配分ってもんを考えろよ、兵站は戦の生命線なんだぞ!?」
「知らね。オレ食べ盛りだもーん」
「程がある!見てみろこれを!」
秀康がパカっと蓋を開けて見せたお櫃の中には、米粒一つ無く、
空しくしゃもじが一本だけ転がっていた。
しかも畳の上には同じように空っぽのお櫃が累々と。
「これは殆どお前一人で食ったんだろうが!あれか、お前の腹は富士の風穴にでも繋がってるのか?
それとも頭の後ろにも一つ口をこさえているのか、キリキリ白状しろ!」
ちちち、と茜が箸を持ったままの手で人差し指を振り、
「細かいこと言うなよアオ兄ィ。――――――――オレのお代わり記録は最高三十杯だぜ?」
「さんじゅっ・・・お前は本当に人の子か!?」
「もー、あんまりくどいと女にモテねえぞ・・・隙ありっ!!」
「させるかぁ!」
てりゃとりゃおぉっと!当らねーよ!そこだあ!
白刃の代わりに激しく箸が乱舞する争いを、双方を除けば唯一同席している男は
全く止める気配も見せず、一人黙々と自分の膳を食べ進めていた。首に掛けた数珠に墨染め、
僧形・・・と呼ぶには剃髪もしておらず、三十路を越したとは見えぬ外見に似合わず
不思議と老成した雰囲気を漂わせる男である。
結い上げた髪が全て雪のように真っ白に染まっていることも、そう思わせる要因かも知れない。
丁々発止と、しみったれた戦いが――――――結構高度な目にも留まらぬ攻防であるだけに、
尚更そう見える、なにせ皿の上には目刺がぽつねんとしているだけなのだ―――――――
眼前で繰り広げられているというのに、平然と一人味噌汁の入った椀を傾けたりしている辺り、
どうにも彼も普通の神経を持った人間ではないらしい。
カッ、カカカッ!と鋭い音が宙を切る。苦無でも投げ合っているような音だが、
箸がかち合っている音である。
突っ掛かってきた茜を適当にあしらおうと思っていた秀康だったが、
予想外に白熱する状況に、十も年の離れた子ども相手に大人気なく本気になり始めていた。
暫し手を止めて息詰まるような緊張の中で睨みあい、茜はふてぶてしい笑みを浮かべた。
赤い鬼ノ眼も爛々と燃えるように輝いている。
「へへ、やるじゃねえかアオ兄ィ・・・オレと食いもんで争ってここまで互した奴は、
柳生の荘にもいなかったぜ」
「お前もな。どこもかしこもまっ平らなチビっ子だと思って甘く見ていた・・・」
むかっ。
「チビって言うんじゃねぇー!」
禁句に激昂した茜が、瞬時に頭に血を上らせた。勝った!心の中で快哉を叫ぶ。
秀康は勝利を確信した。やはりまだ尻の青い子どもだ、この程度の挑発に易々と引っ掛かるとは。
先程まで「攻撃こそ最大の防御」を体現した茜の堅固な防御陣が崩れ、
無闇に突っ込んできた茜の無造作なまでに大きく開いた腕の下の間隙を縫い、
紫電の如く箸を奔らせる。
「しまっ・・・!!」
茜が愕然と目を見開いても、時既に遅し。秀康の箸には皿の上の程よく焼けた最後の
目刺の一尾を獲得する栄光の手ごたえが伝わって・・・こなかった。
ひょい、とさり気なく、それはもう本当にさり気なく、あまりのさり気なさに
かえって嫌味を感じるというくらいの何気ない箸捌きで、二人の目の前から得物が
浚われてしまったのだ。
呆然と凝視する二人の視線の先で、横合いから掻っ攫った件の男は
最後の目刺を丁寧に咀嚼し、徐に頷いた。
「うむ」
咄嗟の出来事に固まったままの二人に、天海は重々しく言い放った。
「―――――――――二人とも。味噌汁が冷めるぞ」
「くっ・・・空気読めよこの野郎お!!」
「空気嫁とは朝から下品な」
「言ってねえよ!!」
絶叫、そして癇癪を起こした茜の拳をスカした余裕の態度で見切ってかわし、
更にムキーッ!と茜が地団駄を踏んで頭から湯気を立てんばかりになって、
秀康が暴れる獰猛な小童を羽交い絞めにする。
茜はジタバタとがむしゃらに両手両脚を動かし、秀康の腕を振り切ろうとした。
「殴る、この生臭坊主ぜってー殴る!離せよアオ兄ィー!!」
「待て、十兵衛!殿中でござる!」
「ここは旅籠だー!!」
「お客さーん、困りますよお。下まで響いてんですけど」
「すまんな亭主。聞き分けのない童が一人いるのだ。ついでに食後の白湯を一杯所望したい」
「うおおムッカつく!アオ兄ィ、武士の情けだ!せめて一太刀!!」
「斬る気満々か!?落ち着けって言ってるだろうが・・・しっかしお前本当細っこくて
棒みたいな体つきだなあ。食った分の飯は一体どこに付くんだか、ってコラ、
俺の鳩尾狙って肘打ちするな!」
「お客さぁん」
「すまんな亭主。ところで白湯はまだかな」
朝餉騒動は続く。
終
ネ申降臨キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
茜にとって蒼鬼は大きな存在だったんだろうな
ゲーム本編でももっとそういった描写がほしかったよ
>>146 いや〜あんた凄いなぁ。
よりによってエロパロ板でこんなにちゃんとした新鬼武者小説が読めるとは思ってもいなかったぜ!
前に誰かもいってたけど、こんだけレベル高けりゃ普通にエロなくても萌えれるわ。
もぉ〜さ、なんちゅうか…
超 G J !!
157 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 17:16:27 ID:nVEISKdt
GJ!
普通に真面目な物語でも面白いわ。エロ無しでも良いのでマジキボンヌ。
2ネタでこんなのどうでしょう?
オユウの正体を疑った小太郎はオユウを拘束し、エロ拷問を始める…(*´Д`*)
159 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:12:54 ID:NzRG0nle
また作ったんで書く。今回は本編に近い話を書きます。
比叡山延暦寺
※本編で言うと蒼鬼、十兵衛、お初の3人がロベルトを救出し意識が回復するまで待っている2ヶ月の間のある日の話・・・。
朝10時頃、蒼鬼はあくびをしながら床に寝っ転がる。
「ふぁ〜あ!最近幻魔どもとの戦いばっかで体が疲れてしょうがねぇ・・・。
まっ、ロベルトが回復するまでゆっくり休むかな。」
目を閉じて眠ろうとした時、寺の外から元気な声が聞こえてくる。
「アオ兄ィ〜!稽古してくれよ〜!」
十兵衛がやってきた。蒼鬼は稽古が面倒くさいのか、寝たフリをする。
「アオ兄?寝てるのか?起きろ!!」
蒼鬼の体の上にまたがって勢い良く乗っかってきた。小さいなお尻がミゾに入り、ムセて苦しがった。
「ぐはっ!ゴホッ!ゴホッ!じゅ、十兵衛!?」
自分の体の上にまたがっているのを見て蒼鬼は違う事を考えてしまい顔が少し赤くなった。
十兵衛は不思議そうに見てくる。
「どうしたアオ兄ィ?熱でもあるのか?顔も赤いし、せきもしてるし。」
「いや・・・。しばらく幻魔どもとの戦いが続いただろ?体が妙に重くて辛いんだ。ゆっくり寝かせてくれ。」
体を横にして目を瞑る。十兵衛は蒼鬼の横であぐらをかいて頬を膨らませて座り込んだ。
「ちぇ〜、アオ兄と稽古したかったのにぃ〜。」
しばらく沈黙が続く。その時十兵衛は何か閃いたような顔をしてニヤける。
「なぁアオ兄?疲れてるんだろ?俺がマッサージしてやるぜ!」
160 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:13:38 ID:NzRG0nle
蒼鬼はダルそうに転がって十兵衛の方を向く。
「お前がぁ?骨の一本や二本軽く折られそうだぜ・・・。」
「そんな訳あるかよ!まぁ黙ってオレに任せとけって!
小さい頃は爺ちゃんの肩叩きとか腰を揉んであげてたんだぜ。爺ちゃんメチャクチャ笑顔でさぁ〜!
すっげぇ気持ち良さそうだったぞぉ!」
「本当かよ?まぁそこまで言うんだったらお願いするかな。まずは肩を揉んでくれないか?」
「よしっ!やってやるぜ!」
蒼鬼は半信半疑で体を起こしてあぐらをかく。十兵衛はやたら笑顔だった。
後ろで立ち膝の状態になって蒼鬼のガッチリとした肩を掴んでゆっくり揉み始めた。
意外と揉み方が上手だった。
「おっ!意外とやるなぁ十兵衛!」
「エヘヘッ!だろ〜!」
しばらく肩を叩いたりもんだりした。
「あぁ〜気持ちかったぜ!ついでに腰を押してくれ。」
うつぶせになる。蒼鬼の背中にまたがって両手で腰をゆっくり押す。
蒼鬼は気持ち良さそうな顔をする。十兵衛もその顔を見て笑みがこぼれる。
突然蒼鬼が口を開く。
「お前の爺ちゃん、本当に良い孫娘をもったなぁ。」
「ん?」
「性格と喋り方は男勝りでどうかと思うけど、お前は良い太刀筋してるし、マッサージは出来るし、
あと時々見せる女っぽい反応が可愛いんだよなぁ〜、お前は。」
腰を押すのを止めた。
「・・・、十兵衛?」
161 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:14:31 ID:NzRG0nle
「アオ兄ィ!!」
十兵衛は寝っ転がっている蒼鬼の背中の上で体制を寝かせて蒼鬼の首に後ろから腕を回して
抱きしめて顔を蒼鬼の頭に擦り付ける。
「アオ兄!オレ、やっぱりアオ兄の事、大好きだぞ!」
蒼鬼は微笑んで目を瞑った。
「フフッ、鬼武者って言っても喜び方は子供だなぁ〜。」
十兵衛は我に返って顔を赤くして蒼鬼から離れた。
「うっ!うるせぇやい!だって、本当に嬉しかったんだもん・・・。
でも実際、オレまだ子供なんだから・・・、もう少しオマエに甘えてもいいだろ・・・?」
蒼鬼は仰向けに寝返る。
「まぁな。悪い気はしねぇから構わないぜ。」
十兵衛は少し照れた顔をして笑い、寺を出て刀の素振りを始めた。
やっと一人になりゆっくり眠れると思い目を閉じる。
「モテる男は良いねぇ〜蒼鬼や!」
いつの間に阿倫が後ろに立っていた。ビックリして起き上がった。
「うわっ!・・・、何だ阿倫か。」
「阿倫か・・・、じゃないよ全く!それより、最近だらけ過ぎなんじゃないかい?
ロベルトが意識不明のまま一週間が経つけど、アンタ寝てばっかじゃないか!
いくらここが結界が張られて安全っていっても、いつ幻魔が襲ってくるかわかりゃしないんだから!」
長々としたお説教が続く。やはり阿倫は尼僧だから不真面目なところは注意せずにはいられないみたいだ。
知らぬ間に蒼鬼は阿倫に正座をさせられていた。
「わかったかい?ったく!最強最悪の鬼、人類の切り札がこんな怠け者とはねぇ・・・。」
蒼鬼は言われ放題言われて黙って立ち上がった。
「阿倫、お前はわかってない。生き方は他人に委ねるもんじゃない。自分の行き方は自分で決める。」
阿倫はため息をついて首を横に振る。蒼鬼を寺の入り口に呼ぶ。
162 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:15:07 ID:NzRG0nle
そこから下で一生懸命素振りをして汗をかいている十兵衛の姿が見える。
「アンタ、十兵衛とお初、どっちが好きなんだい?」
いきなりの問いかけに動揺する。
「えぇ!?ど、どっちか・・・?」
「もちろん。本当に好きな相手は一人に決まってるでしょ?」
真面目な顔をして腕を組み悩む。
「・・・。今は・・・、十兵衛の方は一枚上手かもしれない。アイツとは一緒にいる時間が長かったからなぁ。
アイツの魅力みたいなのを感じてきてるんだ。」
「十兵衛もお初もお前さんの事が大好き、でも十兵衛の方がアンタの事を思ってるみたいだよ。」
「十兵衛・・・。」
「んじゃアタイは用があるから。」
阿倫は鬼門を調べると言い、門の中に入っていった。蒼鬼は十兵衛の素振り姿を見て寺に戻りまた寝っ転がった。
十兵衛は刀を納めて腕で額の汗を一拭きする。
「ふぅ!今回はこの辺にしとくかなぁ〜。」
その時お腹が鳴った。お腹を手で押さえる。
「うぅ〜、腹減ったなぁ・・・。阿倫ちゃ〜ん!飯出来てるかぁ〜!?」
返事が無い。いつもなら飯が出来たよ〜!っと言う返事が来るのに。寺に戻ってみる。
蒼鬼は寝てて、阿倫は鬼門の調査に、ロベルトは意識を失ったままでお初はどこかに出かけてる。
とても静かだった。棚に置いてある手ぬぐいを取って顔の汗を拭く。
「あぁ〜暑い!腹減って死にそうだぜ・・・。体の汗が止まんねぇなぁ。」
その場で今着ている羽織の上だけ脱いで上半身だけ裸になり体を拭き始める。
ほんの少し膨らんでいる胸と綺麗な乳首が印象的である。
163 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:15:38 ID:NzRG0nle
裸のまま寺の入り口に立って太陽の光を浴びて大きく伸びる。
「くぅ〜〜!気持ち良いなぁ〜〜!!」
体を拭き終わり、相変わらず上半身裸のまま寺の中を歩きながら手ぬぐいをクルクル回す。
蒼鬼の寝顔やロベルトの寝顔などを見る。
「ほぉ〜、西洋人も寝顔はやっぱ人間なんだなぁ〜。」
「ただいまでござブゥゥゥゥ〜〜!!」
みの吉が天井からぶら下がり落ちてきた瞬間、十兵衛の上半身を見て急に鼻血を噴き出してしまった。
「み!みのちゃん!!」
急いでみの吉に近づいて手ぬぐいで鼻血を拭いてあげる。
「おいしっかりしろよ!どうしたんだよ急に!?」
「あぁ・・・、鼻血が逆流したでござ・・・る・・・。」
しばらくしてみの吉はやっと落ち着きを見せる。しかし十兵衛の方を見ようとしない。
「おいみのちゃん?何でこっち向かないんだよ?」
「じゅ、十兵衛殿は・・・、自分の体見て気づかないのでござるかぁ!?」
「あっ・・・、ワリィなみのちゃん!すっかり脱いでた事忘れてたぜ・・・。エヘヘッ!」
急いで羽織を着た。みの吉もやっと十兵衛の方を向く。
「そういやぁみのちゃんどこに行ってたんだ?」
「みの一族の交流会があったでござる!色々お話を聞いたり美味しい物をたくさん食べたでござるよ!」
「美味しい物・・・。」
少しヨダレが出てしまう。その時また十兵衛のお腹が鳴った。
「十兵衛殿はまだ昼飯を食べてないのでござろうか?」
「あ、あぁ・・・。阿倫ちゃんもお初姉ェもいないから飯を作る人がいないんだ・・・。」
「そうでござるかぁ・・・。それでは十兵衛殿が料理を作ってみては?」
「えぇオレが!?」
164 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:16:13 ID:NzRG0nle
とてつもなく大きなリアクションを見せる十兵衛。
「もしや料理を作った事は無いのでは・・・?」
「ばっ!何言ってやがる!?オレが料理できないわけないだろ!女の子だぞ?」
少しムキになった口調でみの吉を叱る。みの吉は白い目で十兵衛を見る。
「どうにも料理の出来る女の子には見えないでござる・・・。まぁ論より証拠、実際に作ってみようでござる!」
「うぅ・・・、やってやろうじゃねぇか!」
寺の奥の部屋の調理場に行く。そこは阿倫が綺麗に並べた食器や器具が並んでいる。
「何を作ればいいんだ?」
「ん〜、それでは蒼鬼殿の大好物の里芋の味噌煮を作るでござる!」
「そういやぁアオ兄、里芋の味噌煮が好物って言ってたなぁ〜。『1ヶ月それでも俺は食って生ける!』って言ってたし。」
早速十兵衛は材料を並べて調理にかかる。包丁さばきなどを見ていると明らかに一度も包丁を握った事のない手つきであった。
見ているみの吉がとてもハラハラしていた。
「十兵衛殿・・・。指を切らないでくだされ・・・。」
材料を切り終えた。非常に雑で見苦しい形になっていた。今度は味付けの作業に取り掛かる。
「ん〜、(どんだけ調味料みたいなの入れればいいかわかんねぇなぁ・・・。)」
「どうしたでござるか十兵衛殿?まさかわからないのでは・・・。」
「うるさいなぁ!今からやるんだよ!」
明らかに十兵衛は料理をした事がないのが丸わかりだ。
「それ、入れすぎでござるよ?そんなに入れるとマズイんじゃないかと・・・。」
「うるせぇ!」
「ひぃ〜〜!(怖すぎる十兵衛殿・・・。無理に知ったかをしなくても良いでござろうに・・・。)」
そして器に盛って十兵衛特製の里芋の味噌煮が完成した。
165 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:16:45 ID:NzRG0nle
「出来た!!さぁみのちゃん!食ってみろ!」
みの吉の体が震えている。
「な、何で拙者なんでござるか!?拙者はすでに美味しい物を食べてお腹空いてないでござる!」
箸で摘んでみの吉の口に無理矢理突っ込む。
「んぐぅ〜〜!!」
「どうだ?おいしいか・・・?」
みの吉の目がだんだん白になり、顔色が青くなっていく。
「お、おいみのちゃん!?」
「拙者のじ、人生・・・、終わりそうで・・、ござる・・・。」
水を飲ませて少し時間をおいてみの吉の回復を待つ。みの吉はやっと喋れるようになった。
「おぉ!みのちゃん大丈夫かよ?急に目が白くなって顔色が悪くなるんだもん。そんなにオレの料理が美味かったって訳だろ?」
みの吉は泣きそうになったが必死でこらえる。
「・・・。(十兵衛殿に殺されそうになったんでござろうが!) もっと十兵衛殿は料理の勉強が必要でござるな!」
「そ、そうか・・・?」
「そうでござる!そして蒼鬼殿に里芋の味噌煮を食べさせるでござるよ!そうすれば蒼鬼殿の心を掴んだも同然!
お初殿には悪い気もするけど、十兵衛殿の勝利になる事間違いなし!」
なぜかみの吉が燃えていた。それを見て十兵衛も燃え上がってきた。鬼の眼が少し輝いていた。
「おぉ〜!!オレ、頑張るぜ!いろいろ教えてくれよみのちゃん!」
「承知でござる!」
そしてみの吉は里芋の味噌煮の作り方を一から十兵衛に叩き込んだ。
30分後・・・。
166 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:17:38 ID:NzRG0nle
「出来た!!愛情たっぷり里芋の味噌煮完成!」
「やったでござるな十兵衛殿〜!あっ!蒼鬼殿が起きたみたいでござる!拙者は一旦失礼するでござる。」
蒼鬼はゆっくり起き上がった。
「んぅ〜!よく寝たぜ・・・、ってもう昼かぁ・・。阿倫?飯は出来たのか〜?」
「出来たぞぉ〜!」
「えっ?十兵衛?」
調理場から阿倫ではなく十兵衛が出てきた。里芋の味噌煮を器に持って歩いてきた。
「よっアオ兄!やっと起きたか〜。遅せぇぞ!寝坊介さん!」
「・・・、わりぃな・・・。って・・・、この匂い!!里芋の味噌煮!!」
里芋の味噌煮を盛った器を蒼鬼の前に置いた。十兵衛に緊張が走った。
「食えよ・・・、アオ兄・・・。飯作る人がいなかったから・・・、勉強して作ったんだ・・・。
前に大好物って言ってたろ・・・?冷めないうちに・・・、早く!」
「おぉ!!十兵衛!!良いところあるなぁ!それじゃ、頂きます!」
箸で摘んで口に運んだ。蒼鬼は目を閉じてしっかり噛み締める。
しばし沈黙が続き、十兵衛は唾を飲み込む。
「ど・・・、どうだ・・・?」
「うん!!味付けは少々濃いが十分合格点だぞ!偉いぞ十兵衛!!」
大好評で十兵衛は顔を赤くして頭をかく。
「エヘヘッ・・・。作ってよかった・・・。これ、オレの初めての料理なんだぜ。」
「初めてでこの出来か!?お前は料理の才能があるぜ、きっと!」
「ま、まぁな!エヘヘッ!料理もオレにかかれば楽勝ってもんよぉ!あっ、まだ熱いよな?
大サービスでオレがフゥーフゥーしてやるよ!」
167 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:20:52 ID:NzRG0nle
箸で里芋を摘んだ。
「フゥー、フゥー。」
蒼鬼は困ったような顔をしてるが実は照れ隠しだった。
「さ、さすがにそれは自分でやるからいいって!」
「まぁ照れんなよアオ兄ィ!はい!あぁ〜ん!」
「ん・・・、あぁ〜ん。」
「よしよしっ!偉いぞ!」
「何で俺が子供扱いされてんだよ!お前は自分の料理食ったのか?」
「あっ・・・、食べてなかった・・・。味見とかしてなかったなぁ・・・。」
今度は蒼鬼が箸で里芋を摘んでフゥーフゥーした。
「な、何だよアオ兄・・・?」
「ほれ、あぁ〜んしろよ。お前も初めての料理、食べた方が良いぜ?」
「そ、そうか・・・?あぁ〜ん!」
十兵衛は自分の料理にかなりの手応えを感じた。実際に自分で食べて美味しいと感じた。
「うめぇ〜!オレ、こんな料理出来るんだぁ!!」
天井辺りでぶらさがっているみの吉は十兵衛の笑顔を見て涙を流していた。
「おぉ〜〜、十兵衛殿ぉぉ・・・。良かったでござるなぁ・・・。」
2人はまるで新婚のように里芋の味噌煮を食べあった・・・。
終
長くなってしまって失礼。どうですか?書き終わって思ったんだけど、エロが入ってなかった・・・。
でも、本編でも出てきた十兵衛の初めての料理や、実際に本編で出てくるセリフを入れてゲーム性を少しアピール。
自分の妄想では、十兵衛の初めての料理はこうして作られたんじゃないかって思ってます。
GJ!!!エロ無しでも面白いな―(・ω・`*)毎回楽しみにしてるぞ!!
>>159-167 茜が可愛らしくて非常に(・∀・)イイ!!
あの手料理の裏には
やはりみの吉のアシストがあったんだろうなw
170 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 03:39:44 ID:Q92Du4vH
今二週目終わったんだが、最後の方の茜と蒼鬼のやり取りはやはり胸が締め付けられる…
あのシーンで初めて蒼鬼が「茜」って呼ぶんだよな。
>>171 確かにちゃんと名前で呼んだのって一度しかなかったな
あんときの呼びかけって茜に聞こえてたっけ?
聞こえてたら聞こえてたで悲しいし、
聞こえてないのもまた切ねえ。
174 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:50:51 ID:vIbOUyVb
聞こえてない聞こえてない
蒼鬼「ただ、それだけでいいから…」
茜「何言ってんだよ、聞こえないよ!」
みたいなやり取り
あのシーンは良いものだが、
いつもいつも一人で背負い込んで云々、の台詞は何時聞いても微妙だ。
あのセリフだけ切ってれば違和感ないのになぁ
蒼鬼をもうちょっと掘り下げるなりすりゃよかったんだろうけどな。唐突杉。
実の親に嫌われ疎まれて養子先の秀吉ん家でも人質として侮られ、
秀吉に子どもが出来た途端
小大名の結城家に養子にやられてまさにたらい回し状態だったとか、
戦国の時代とはいえ過酷な生い立ちなのに
ゲームやってたら随分気の良いあんちゃんだったから結構驚いた。
177 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 06:11:42 ID:WmqYG4Rr
次回作は是非、蒼鬼を復活させてほしい
あのままじゃ悲しすぎる。
復活します
ラスボスの破壊神として
マジでそれをやってくれそうだから怖い。泣けるぜ。
180 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 06:39:51 ID:sWIRC00A
もしそうだったら茜がまた泣いちゃう・・・。
茜にハッピーエンドは来るのか・・・。
181 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 19:05:54 ID:P4fZG5MC
有り得ない話ではないよな
しかし、ハッピーエンドを望む
182 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 01:08:24 ID:Mamr0aDB
蒼鬼と茜は最後は刺し違えます
そして二人は天国で仲良く暮らしましたとさ
なにその欝エンド。
もし次回作で蒼鬼がラスボスだとしても、茜が主人公ってことはないだろうから
他の新キャラ主人公、幸村辺りがとどめ刺すのかと想像したら・・・うわあ。
蒼鬼なにか悪いことしたっけとか思っちゃうよ。
蒼鬼がラスボスとして登場、撃破した後茜がトドメ刺すイベントがあって
最期に正気取り戻してから消滅
「ありがとよ…茜…」とか言ってくれるかもしれん
どっちもきついな
茜には生き残って子どもでも生んで欲しい
史実のキャラだとどうしてもその後の歴史をなぞるから、
その点フィクションキャラだと楽
>>185 その場合茜は誰の子を宿すんでしょうか(*´д`*)
187 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 21:00:17 ID:pFmsV3eT
なかなか職人が来ない
繰り返しやるゲームでもないから職人が寄り付きにくいか?
俺も今アオ兄ィならぬバージル兄貴に掛かり切り
189 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 06:35:09 ID:ljduntwU
今まで何個か作ったけど時間が無い・・・。
何かアイディアが思い浮かんだら書きます・・・。
職人さん!!頑張ってください(・∀・)
エロネタねーかなーと久々に1やってみたら、
やっぱ駄目だあれ。左馬介が棒読みすぎて笑いがこみ上げる。
プレイだけしてる分には良いんだけどなあ。
ゆきひめぇー
新鬼のキャラが全員棒読みだったらネ申ゲーだっただろう
とうきちろう、てめー
>>193 なんだその悪夢ゲームはww
蒼鬼見てるとつい、梅毒に気ぃ付けろよ!と言いたくなる。
新鬼武者的には弟のほうになるんだろうが。
196 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 22:41:25 ID:ATD3tjqs
あげ
えーと今の時点で職人さんは二人か、少ないな
そろそろ鬼武者2あたりで誰か書いてくれないかなー
あとは当然かえでとか。
2の女キャラはお邑と、あとあの猪八戒だけだっけ?
蘭の方で誰か書いて………
一瞬、え、誰?と思ったけどあの豚っ鼻の若いときか。
あれがどう年取ったらああなるんだ?幻魔ってそんなもんなのか?
過疎ってるねー
なんかお初の技で「流星」ってあるが、アレ近くで見るとエロくね?
腰の動きとか。
あの腰の動きは狙ってるとしか
今2やってるけど、お邑が十兵衛に恋する乙女モードになって
「や、やだ私ったら」と突っ走ってるの見て、そっくりな母子だとおもた
柳生の頭領は鬼の一族の女と契って子をなすとかの設定、完璧忘れてたよ
イメージは浮いたが文章に直せないorz
流石に学生時代の作文の評価がオール2以下じゃ駄目なのか!?
パトスの赴くままにやってみ!待ってるから!
自信持ってくれ!!期待してるぞ(・∀・)
208 :
弐〇五:2006/04/05(水) 19:34:06 ID:lmwyrZPx
あまりの寒さに目を覚ました。
隣には十兵衛がぐっすりと眠っている・・・。
蒼「あー、さみぃなぁ・・・。布団が冷てぇからかな・・・。」
茜「ZZzz…」
蒼(( ゚Д゚)・・・!いい事思いついた)
茜「ZZZzz……ひやぁ!」
蒼「あ・・ごめん。起きた?」
茜「おい蒼兄ィ!どこ触ってんd・・あぅ!」
蒼「ちょっと布団が寒いので・・」
茜「んっ!・・やめt…ひぃ!」
茜「うう・・あっ!そこはダメぇ!」
蒼「ほぉ、十兵衛って感度いいんだなw」
茜「……はぅん! ……ひぅぅ …くぅ
「あ…… やぁ……やめっ……ん ぁん……
「イっちゃう…イっちゃうょぉ!・・・あれ?」
蒼「ふぅ。暖かくなってきたしこんなもんでいいかな」
茜「おい・・・、続きは?」
蒼「え?眠いだろ?」
茜「(´・ω・`)」
ごめん。ちょっとしたネタだったんだ。
期待はずれだろうなぁorz... なんか期待させてすまなかった…
いやいや、よかったよ。
ほのぼののよーな寸止め喰らった茜が
かわいそーなよーな。
210 :
弐〇五:2006/04/06(木) 20:50:19 ID:vkPO2AUV
過疎ぼってるねー。
保守
ふと思ったが
ロベルトって童貞なんだろうな
212 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 16:56:02 ID:t1vV965q
ドラマCDで分かったこと、
蒼鬼と天海とロベルトはおっぱい派
十兵衛への性教育はエロパロ板よりもえぐい
教材は春画か?
>>203 あの動きはサタデーナイトフィーバーしか連想できないなぁ
ヌかせない!
職人さんきてくれんかなぁ
217 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 00:29:46 ID:GVDyQMk9
age
誰かいないのかw
閑古鳥とはこのことだ。
見事に誰もいねぇwww
茜フィーバーはあっという間に冷めたなwww
冷めたってわけでもないんだがな・・・。
鬼武者シリーズはエロに持ち込み難い気がする。新になって
キャラが今までのとはちょっと違う連中になったから妄想しやすいが、
1〜3では何故か無理。
エロ同人も少ないし。なんでだろ?
たしかに新は妄想しやすい気がする
新はかなり狙ってるからな。無印は萌え要素やエロ要素がほとんど無い。
224 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 23:19:23 ID:yKhtznlu
>223
でも俺はヘキュバで抜いた。
ヘキュバってあの腰元がエロい体勢と声で変身する1の奴か。
あいつ、倒した後に魂吸えないから嫌いだ。
2では十兵衛は金山で町の女にモテモテ、
3・・・そういえばミシェルなんてキャラが居ましたねってところ。
226 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 01:45:50 ID:Kh9Yknwv
まあ携帯公式サイトもひと月放置されたからな
旬的な物は確実に過ぎ去ったかな
いつかはこうなるもんだ
ちと早い気もするがな
なにせネタがない
雨が、降っている。
春に時折降る、しっとりとした雨だ。
茜は、比叡山にいた。
幻魔王フォーティンブラスを倒し……蒼鬼がいなくなってから一週間が経っていた。
「いつまで…ここにいる気だ?」
声をかけたのは天海だった。
「ロベルトも…お初でさえも新しい道を歩みだしたというのに、お前は何をしている?」
慰めてくれたって良いじゃないか…と思ったが、天海の言う事ももっともだった。
「ちょっと、天海!!そんな言い方無いじゃないか?!」
阿倫ちゃんの声がする。またオレのこと庇ってくれてるんだ…
「私は事実を言ったまでだ。それに我々もこの鬼の篭手を封じる旅に出なくてはならん。」
「でも・・・!!」
「良いよ、阿倫ちゃん。天海の言ってる事、正しいから…」
茜は重い体を無理矢理持ち上げた。
「いつまでも、甘えてちゃ、ダメ、だよな…」
そう言うと、茜はゆっくりと外に出て行った。
「ちょ、ちょっと茜……?!」
追いかけようとした阿倫を天海が止めた。
「阿児、今のアイツには1人にさせてやる時間が必要なんだ。放っておいてやれ」
「佐馬介……」
当ても無く歩いていたが、気が付くと茜は見覚えのある、少し開けた場所にたどり着いていた。
―――蒼鬼と剣術の稽古をした場所だった。
「アオ兄ぃ……」
もう泣かないと決めたはずだったのに、涙は止まらなかった。
あんまり文才無いけど、頑張ってみる。
頑張れ
茜「おちんちーん、おちんちーん」
蒼鬼「・・・・・・・・・」
茜「おちんちーん」
蒼鬼「茜よ…」
茜「おち、何?」
蒼鬼「・・・なんでもない」
茜「おちんちーん」
青鬼「(´・ω・`)」
233 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 23:51:28 ID:79HK8ekr
ところでデカゾンビに蹴り倒されたときって
ちょっとエロくない?
フツウゾンビに寄って集って…。
「おら、十兵衛!その程度かっ?!」
蒼鬼の凄まじい剣戟に、軽い十兵衛の体は宙に舞った。
「ッのヤロォーーー!!舐めんなよ!」
すかさず体を返した十兵衛が、蒼鬼に2,3回蹴りのフェイントを加えながら反撃する。
「うわっ、ちょ、おまっ!」
「オラオラオラァーーッ!!」
「全く、こうなったら稽古じゃなくて喧嘩じゃないか…。」
阿倫が呆れたような顔で隣にいるお初に話し掛けた。
「あの2人にはこれが一番じゃないのかしら?」
困ったような顔でお初が答えを返した。
「もう、あの頃には戻れないのかな……」
思い出から目を覚ました茜は、低く呟きながら大きな樹の影にゆっくりと座り込んだ。
ふと、自分の胸に目が行った。
(お前の胸って、まるでまな板だなぁ)
(何ぃ!?)
「…実際に見たことも無いくせにさ……」
そう思いながら、服の上から自らの微妙な膨らみに手を伸ばした。
「んっ……」
乳首は、何故か痛いほどに固くなっていた。
(おっこの里芋の煮物、すげえうめぇ…)
(へっへーん、オレが作ったんだぜ!うまいだろ!?)
(おう、案外立派な嫁さんになれるんじゃねえか?)
(なっ、、、ば、バカなこと言ってんじゃねえよ!)
(ハハハハハ、耳まで赤くなってるぞー)
蒼鬼との思い出が甦るたびに、茜の体は火照っていった。
「アオ…兄…せつ……ない、よぉ…んっ…はぅ…」
服の上からでは我慢することはできず、気付けば直に胸を揉みしだいている。
そして、もう十分に熱く湿っている自分のソコにゆっくりと手を伸ばしていった。
雨は、もう止もうとしていた。
ID違うけど、
>>229の続きっす(´・ω・`)ノ
誰か文才をください。。。orz
保守
捕手
過疎っとるな
発売日から三ヶ月過ぎた、新作情報なんか来るわけないし
このままこのスレは盛り上がらずに潰えてしまうのだろーか
このスレもこのまま闇に葬られるのだろうか・・・。
否!!
此処にいる住人だけでも皆が抜けるSSを作ってやろうじゃないか!
昨日茜タンが夢に出てきましたよ(´・ω・`)
皆がんばろうぜぃ!!
発売されるDVDは多少はカンフル剤になるかな
たしかに
茜視点のストーリーらしいからな
DVDが発売されればここもちょっとは盛り上がるかな?
ちょっと、同じ会話の繰り返しになってるよ!
249 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 07:54:57 ID:8ZS6aG8n
始動する物語のドラマCD買いました!
ラジオ未放送の特別版面白すぎました。茜への性教育みたいなのは面白かったです。
茜の性教育編って形で自分流で書いてみたいと思います。
250 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:10:11 ID:prsdLtKF
茜の性教育編
※ドラマCDのと似てる部分がありますがオリジナルで進めていきます。
サン=フェリペ号での航海の途中のお話・・・。
十兵衛はタルの上にあぐらをかいて座り、船から海をず〜〜っと眺めている。
「あら?どうしたの十兵衛ちゃん?」
お初が後ろから近寄ってきた。十兵衛は振り向く。
「お初姉ェ・・・。」
「十兵衛ちゃんが元気無いなんて珍しいね。どうしたの?」
「いやぁ元気が無いんじゃなくて考え事をちょっとな・・・。」
再び海を眺める。
「何を考えてたの?」
「あのさぁ、前にイルカって言う生き物の親子を見て思ったんだけど、赤ちゃんってどうやったら出来るんだ?」
その質問にお初は衝撃が走った。もう14にもなる女の子がまだそう言う関係の知識を一切知らないということに。
「・・・、え・・・?」
十兵衛はタルから降りてお初に近づく。
「なぁお初姉ェ!お初姉ェなら知ってるだろ!?オレ知りたいんだよぉ!」
お初は下を向いて悩む。
「・・・。(ど、どうしよう・・・。さすがの十兵衛ちゃんでも子供の作り方ぐらいは知ってると思ったんだけど・・・。)」
「なぁなぁお初姉ェ〜〜!!」
迫り来る十兵衛に慌てるお初。
「わ、わかったわ十兵衛ちゃん!落ち着いて!」
「えっ!教えてくれんのか!?」
「え、えぇ・・・。それじゃ、ちょっと船の中で待っててね。」
「わぁ〜い!あんがとよお初姉ェ!!」
十兵衛は笑顔で船の中に入っていった。お初は一息ついて蒼鬼にその事を伝えた。
251 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:11:12 ID:prsdLtKF
「な、何〜〜!?十兵衛の奴、まだ赤ちゃんの作り方を知らないのか!?」
「えぇ・・・。柳生の庄では剣術の稽古ばっかでそういう話はしなかったみたいなの・・・。お願い蒼鬼!アナタが上手く説明してくれないかしら!?」
「お、俺がか!?」
「アナタしかいないのよ!お願い!」
蒼鬼は頭を抱える。そして結論を出した。
「・・・、しょうがねぇ!わかったよ・・・。」
そして蒼鬼は十兵衛のいる部屋に入った。なぜかロベルトも連れて。
「あれ?お初姉ェは?」
「お初に頼まれてお前に赤ちゃんの作り方を教える事になった!準備は良いか!?」
「お、おう!」
「・・・、ってなぜ俺まで呼ばれているのだ・・・?」
ロベルトが不思議そうに問う。
「お前は俺の相手役になってもらう!つまり女役だな。動きを表現してもらうから。」
「なっ!?何をバカな事を!!」
「そっちの方がわかりやすいだろ?十兵衛のためだ。我慢しろ!」
「しかし・・・。」
蒼鬼はロベルトに耳打ちする。
「お初からの頼まれ事だぞ?もし十兵衛にちゃんと教えられたらお初がお前にウハウハな事させてやるってさ。(言ってないけど。)」
「!!、本当か蒼鬼!?」
「おぉ!」
「なら・・・、やむを得ぬな・・・。」
十兵衛は待たされ続けてふてくされていた。
「おぉ〜いまだかよ〜?耳打ちすると赤ちゃんが出来るのかぁ〜?」
「あぁ済まない!それじゃ、これより赤ちゃんはどうやったら出来るのか?っというテーマで勉強会を行いたいと思います!」
「は〜〜い先生!!」
「良い返事だな。まず赤ちゃんを作るには愛し合う男と女がむつみ合わなければならない。」
「むつみ合うって?」
「男と女が絡み合うって事だ!わかりやすく動きで説明してやる。ロベルト、お前そこで寝ろ!」
ロベルトは蒼鬼の言われるがままに仰向けになって寝そべった。蒼鬼はロベルトの上に寝そべって必死に絡み合う演技を見せる。
ロベルトは必死な蒼鬼をどかそうと必死になる。
252 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:11:47 ID:prsdLtKF
「こ、こら蒼鬼!!や、止めろ!気持ち悪いぞ!!」
「うるさい!こうやってこうやってだなぁ!!こうやるんだ!!」
「そんなんで本当に赤ちゃんできるのかよ?」
蒼鬼は我に返ってロベルトから離れた。
「っと言うわけで冗談はここまでだ。じゃぁまず男と女の違いから説明しなくてはな。じゃぁまず十兵衛!男と女の違いを言ってみろ!何でも良いぞ。」
「えぇ〜っとそうだなぁ〜。男は言葉遣いが荒い!」
「そりゃお前だろ・・・。他には?」
「うぅ〜ん・・・、破廉恥?」
「・・・。じゃぁ男と女の体の違いはわかるか?」
「うぅ〜んとぉ〜、女には胸に肉の塊が2つぶら下がってるのに男はぺッタンコ!って言ってもオレもぺッタンコだから違うか・・・。」
「お前は本当に知識がゼロだなぁ。ってか男の全裸って見た事あるか?」
「柳生の庄にいた時によく爺ちゃんと一緒に風呂に入ってたなぁ〜。確か爺ちゃんの股の間に太い棒みたいなのがあったような・・・。
触ろうとしたら爺ちゃんに叱られてさ。結局何だったんだろ?あれ。オレの股にはそんなの付いてねぇし・・・。」
「それが男と女の体の違いの1つさ十兵衛。」
「って事はアオ兄やロベルトにもあの太い棒が付いてるのか?」
ストレートな問いに2人は少し戸惑いを見せた。
「ま、まぁな。男の象徴というべき物さ!な!ロベルト!!」
「あ、あぁ!それが無いと赤ちゃんを作る事が出来ないんだぞ十兵衛。」
「そ、そうなのか!!じ、じゃぁ・・・。」
十兵衛は目に涙を浮かべて下を向いてしまった。そして鼻水をすすっている。蒼鬼は近寄って様子を見る。
「ど、どうしたんだよ十兵衛・・・?泣いてるのか・・・?」
「だ、だってよぉ・・・。グスンッ!!」
突然十兵衛は泣きながら蒼鬼に抱きついた。
253 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:12:20 ID:prsdLtKF
「おぉっとと十兵衛!?」
「だってよぉ!?オレにはあの太い棒が付いてないから赤ちゃんが作れないって事じゃねぇか!?チックショ〜〜〜!!!」
蒼鬼とロベルトは顔を見合わせてため息をついた。
「・・・。蒼鬼、後は任せたぞ・・・。(十兵衛・・・、まだ子供だからとは言え、物分りが悪すぎるぞ・・・。)」
「お、ちょっ!ロベルトぉ!!」
ロベルトは部屋から出て行った。蒼鬼は十兵衛を慰めて話を戻した。
「勘違いするなよ十兵衛。」
「グスンッ・・・、え・・・?」
「その太い棒ってのは男にしか付いてない物なの!だからお前に付いてなくて当然なんだ。」
「・・・、なぁ〜〜んだそうなのかよ〜!オレ、自分が男だと思っちゃってさぁ〜、それを早く言おうぜ!いやぁ〜〜冷や冷やしたぁ〜〜!でもその棒でどうやって赤ちゃん作るんだよ?」
「さっき言ったろ?男と女がむつみ合うって。その棒を女の股間に挿入するんだ。」
「女の股間に・・・?」
「さすがに自分の股間は見た事あるだろ?」
「あ、あぁ。何か割れ目みたいなのがあるけど。ちょっと待ってな!今もう一回確かめてみるから!」
十兵衛はその場で立ち上がって羽織を脱いで下半身裸の状態になった。
「お、お前大胆だなぁ・・・。」
「割れ目ってこれだろ?」
蒼鬼に割れ目を広げるようにして見せた。少し蒼鬼は興奮してしまった。
「あぁそれだけど・・・、ってかまだお前毛が生えてないのかぁ!?」
「・・・、毛?バカ言ってんじゃねぇよアオ兄!毛ならちゃんと生えてるじゃねぇか!」
十兵衛は自分の頭に指を指した。
「ちげぇよ!割れ目の回りにだよ!」
「割れ目の回り・・・?こんな所に毛なんて生えるのか!?」
「さすがに14にもなればとっくに生えてると思ったのになぁ・・・。毛1本すら見当たらねぇ・・・。」
254 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:12:57 ID:prsdLtKF
「それでこの割れ目に棒を入れると赤ちゃんが出来るってわけ?」
「棒を挿入した所で第1段階は終了ってところだな。」
「へぇ〜、まだ何かやるんだぁ〜。あっ、そういやアオ兄にも棒が付いてるんだよなぁ?」
「まぁな。」
「見せてくれよ!どんな風になってるか良く見てないからわかんねぇんだ。」
「・・・、お前マジで言ってんのか?」
「当たり前だろ!オレに赤ちゃんの作り方教えてくれるんだろ?だから良いじゃんかぁ!オレだけ脱いでアオ兄は脱がない何て不平等だぞ!?」
一方的に攻められて何とも言えなくなった蒼鬼。
「・・・、はぁ〜。(仕方ねぇか・・・、十兵衛のためだもんな・・・。) 特別だかんな!」
「わぁ〜い!ワクワクするぜ〜!!」
蒼鬼は鎧を外して下着を脱ぐ。半立ち状態の棒が姿を見せた。十兵衛の視線は棒に完全に釘付けだった。
さすがにずっと見られてると蒼鬼も変に興奮してしまう。
「お、おいジロジロ見すぎだぞ?」
「うぉ〜!すげぇ〜〜!!何か物の怪って感じがするぜ〜〜!」
「あ、あのなぁ・・・、人の体を見といて物の怪呼ばわりはねぇだろ!」
「ワリィ・・・。っにしてもこれが赤ちゃんを作るカギとはなぁ〜。触っても平気か?」
興味津々の十兵衛の顔に思わず許してしまった。
「少しだけなら・・・。」
「ヘヘッ!」
十兵衛は恐る恐る右手を伸ばして棒をゆっくり握り締めた。棒の温かさが手に伝わってくる。
「わぁ〜温かいなぁ!・・・、ん?何か出てきたぞ?」
棒の先っぽから透明の液体が出てきた。その液体に触れると少しねばねばして糸を引いている。
「うわぁ何だよこれ!?納豆か!?」
「違うぜ十兵衛、それは男が興奮した時に出るもの。名前はわからねぇけどな。」
255 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:13:30 ID:prsdLtKF
「って事はアオ兄は今興奮してるって事?」
「そんな訳じゃねぇ!!そんじゃ本題に戻るぞ。この棒を割れ目に入れた状態で男は腰を動かして棒を割れ目内で上下に素早く動かすんだ。
こうする事によって男と女はお互い気持ち良くなる。」
「何で動かすだけで気持ちよくなるんだ?」
「それはわからんが・・・。言葉じゃ説明できないほどの快感と言うものが押し寄せてくるんだとさ。」
「アオ兄はやった事あるんか?」
「実は俺もまだ無いんだ。あくまで聞いた話だけど。」
「ふぅ〜ん。んで?気持ちよくなると赤ちゃんが出来るの?」
「そこで男は気持ちよさが絶頂まで達した時に棒の先端から白い液体を放出するんだ。」
「白い液体?」
「あぁ。男が絶頂に感じると『精子』と呼ばれる白い液体を出す。この液体が子供を作る重要な道具と言ってもいいだろう。」
「なるほどぉ・・・。」
「そしてその精子が女の割れ目の奥に入り込み、上手くいけば女の体内に赤ちゃんが誕生するって訳さ!」
「そんな簡単な事で赤ちゃんが出来ちゃうのかよ!!すげぇな〜〜!!」
「これが人体の神秘ってやつだ十兵衛。これで赤ちゃんの作り方は完璧だよな?」
「あぁ!でも、その射精ってのが気になるんだ。」
「どこが?」
「アオ兄は射精した事あるのか?」
「え?男はみんなするもんさ。ロベルトも天海も何回もしてる。」
「今も射精できるか・・・?」
「・・・、お前何が言いたいんだ?」
「ここで射精ってもんを見せてくれよ!」
256 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:15:39 ID:prsdLtKF
「はぁ!?いつからお前はそんな破廉恥女になったんだよ!」
「だってぇ〜、アオ兄の説明だけじゃよくわかんねぇんだよ。今射精できるなら見た方が速いじゃんか?百閧ヘ一見にしかず!ってね!」
「・・・、わかったよ。じゃぁ特別にお前に射精をさせてやるよ!」
「本当か!?」
蒼鬼はその場で仰向けになり寝そべった。蒼鬼の棒はピーンと堅く立ち上がっていた。
「な、何か棒がさっきより大きくなってるぞ?」
「興奮すると大きくなって堅くなるのさ。さぁ十兵衛、その棒を掴んでくれ。」
右手でゆっくり握り締めた。
「握ったよ!」
「そして棒の皮があるだろ?その皮を掴んで上下に動かしてくれないか?」
「わ、わかった!」
右手をゆっくり上下に動かす。すると蒼鬼は少し気持ち良さそうな顔をする。
「ぐぅ!」
「ど、どうしたアオ兄!?」
「いや、だんだん気持ちよくなってきたから・・・。もう少しスピードを上げてくれ。」
上下に動かすスピードをドンドン上げてく。動かしてるたびに十兵衛はだんだん楽しくなってきた。
「何か楽しいなぁ!この棒も相当堅いし、何かビクビクしてるのが面白いよ!」
しばらく動かしてるとだんだん皮の滑りが悪くなってきた。
「あれ?何か動きが悪くなったなぁ・・・。」
すると突然十兵衛は蒼鬼の棒を舐め始めたのだ。まだこんな経験をした事のない蒼鬼にとっては相当な快感だった。
「うぐぅ!!何をする十兵衛!?」
「何か棒の動きが悪くなっちまってさぁ〜、舐めれば良くなるかなぁって思ったからさ!でもおかげで動きが良くなっただろ?
しかもこの棒少し良い味がするぜ!」
十兵衛はエスカレートして棒を口の中に入れて舌で舐めまわす。蒼鬼はもう限界が近づいてきていた。
257 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:17:07 ID:prsdLtKF
「あぁ〜!!くっ!もう射精するぞ!!」
「えっ!本当!?」
「上下にもっと速く動かしてくれ!そうすれば・・・、ううぅ!!」
必死で上下に動かす。
「うぅあぁぁ〜〜!!」
棒の先端から凄い勢いで精子が飛び出た。その精子が十兵衛の頬に掛かる。ビックリしてその場から離れた。
「うわぁ!!な、何だ!?」
「はぁ・・・、はぁ・・・。それが精子ってやつさ・・・。」
十兵衛は頬に付いた精子を指で触る。
「凄いネバネバしてるぞ・・・。これが割れ目に入ると赤ちゃんが・・・。アオ兄、お前気持ちよかったか!?」
「あ、あぁ・・・。凄くな・・・。サンキュー、十兵衛・・・。」
「エヘヘッ・・・、褒められるような事してないぜ・・・?」
「お前は結構手先が器用だ。棒をイジるのは上手いぞ!」
「そ、そうか?エヘヘッ!ま、まぁな!また射精したい時はいつでもオレに言いな!いつでも気持ちよくさせてやっからな!」
「あ、あぁ・・・。(風俗かよコイツは・・・。)」
そしてその後、十兵衛は船の甲板でタルの上に座り海を眺めている。
「あら十兵衛ちゃん?蒼鬼から教えてもらった?」
「えっ?あぁ!バッチシだよ!」
「そう!良かったわね!」
「うん!」
お初は船の中に戻った。十兵衛は海をずっと眺めている。すると船の横からイルカの親子が姿を現した。
「わぁ〜〜!あの親子だ〜〜!!」
イルカ達は楽しそうに泳いでいった。
「あのイルカも射精をしたんだぁ〜・・・。」
終
258 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 13:18:12 ID:prsdLtKF
正直エロさほとんど無いけど・・・、感想お願いします。
あの二人なら大いにありえるストーリーこの上ないね(*゚ー゚)
いい仕事でした、ありがとう
261 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 18:52:31 ID:aOwfnNBv
「茜が吸血鬼化した蒼鬼に襲われ、犯されて吸血される」みたいなの希望
何で吸血鬼。鬼武者にそんなん出たことないぞ、パラレルもいいとこじゃねえか。
今頃このスレ見つけてノリ遅れてショック。
もう神は降臨しないのか?
次のビッグウェーブ(鬼武者新作)が来るまで待ちな!
と言ってしまう位の過疎だから
1、2年位待たないかんな
266 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 18:34:42 ID:jw6OvWRZ
阿倫を犯す鬼畜天海を希望
267 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 20:17:24 ID:jw6OvWRZ
「どうしたんだい十兵衛?そんなに落ち込んで。」と、阿倫が話し掛ける。
「・・・アオ兄に胸が小さい女には用はないって言われた・・・・。」重い声で言う茜
「阿倫ちゃん、どうすれば胸が大きくなるんだ?」と、阿倫にたずねる。
阿倫は、何かたくらんでいるかのような笑みをしながら、「いいよ、教えてあげる。夜中にあたいの所に来な。」
そして、茜は阿倫に・・・・・。
茜と阿倫のレズ希望。
268 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 20:19:36 ID:jw6OvWRZ
でも、こういう状況でそんなこというわけにはいかないかも
269 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 19:44:40 ID:L/PqBOsI
茜×阿倫
フォーティンブラスを倒してから4年後、ある嵐の日のことだった。
茜は京都にある空家で雨宿りをしていた。
「ハアーーーひどい嵐だぜ。」
ため息をつき、床に寝転がった。
そして、4年前の出来事を思い出していた。
「みんな元気にしているかな?でもアオ兄は・・・・。」
もう戻ってこない蒼鬼のことを思うと、目に涙が浮かぶ。
「おっと、ごめんなアオ兄。もう俺は泣かないぜ。」
そのとき、茜は誰かの気配を感じた。
「誰だ!?」茜は刀を構えた。
空家の扉が開いた。
その正体を見た茜は驚いた。
「阿倫ちゃん!?」
それは確か天海と一緒に旅立ったはずの阿倫だった。
「会いたかったよ十兵衛。
ここに来た時にあんたの気配を感じたの。
そして、ここであんたを見つけたの。」阿倫は答えた。
「・・・・・?」茜は急にやな予感を感じた。
「なに?どうしたの?
そんなに俺のことを見つめて・・・。」茜は恐る恐る聞いた。
すると、突然阿倫は茜に口づけをした。
「あ、阿倫ちゃん!?」茜は驚き、後ずさりした。
阿倫は今まで見せたことのない欲望に満ちた顔で言った。
「十兵衛、今日から貴女はあたいの物だよ。さあ・・・」
「や、やめ、やめて!やだ、いやだ!!」
その日、二人の間で何が起こったかは嵐と雷の音に打ち消されて、だれも知るものはいなかった。
期待はずれでスミマセン・・・・。
二人の間で何が起こったかは想像してみてください。
できれば職人さんに書いていただければいいのですが。
こ…これは大人十兵衛?!(*´Д`)ハァハァ
かえでじゃね?
かえでのエロ同人見たいヤシは居るか〜!!
(゚д゚)ノシ
(・∀・)ノシ
そいやぁオークションで茜の同人あったな
277 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:34:22 ID:ynS/1SCU
278 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 18:44:05 ID:sgExB2qY
創造神からの神罰執行
「このスレの利用者にできることはたった一つ・・・全てを
諦める事。勝利を明日をそして命すらも。
しかし唯一生を得る方法があります。それは
茜や阿倫などのキャラのエロ小説でこのスレを満たすこと・・・。
さあ、職人達よ。今こそ活動を開始しなさい!!
>>18 みたいに茜がレイプされる作品を読みたい。
誰か作ってくれないかな…。
鬼武者ってエロ同人とか少ないよな。アクション系よりRPGのほうが多い・・・かな?
284 :
sage:2006/06/13(火) 01:19:30 ID:646+/iIA
終わり方があまりにも切なかったので
どうしても続きが書きたくなってしまい
生まれて初めて小説投下いたします。
っといってもこれもちょっと切なめかも…
みなさんの作品に比べたら全然ですが
一生懸命書かせていただきました。
蒼鬼×茜です。
285 :
sage:2006/06/13(火) 01:21:08 ID:646+/iIA
あぁ…何もかも初心者ですみません…本編いってみます!
幻想でも良いから蒼兄に逢いたい…
茜の片思いがあんな形で終わりを告げるなんて夢にも思っていなかった。
阿倫に言われた時はわからなかった
「あんたは蒼鬼が好きなのね」っと言う意味が、
やっとこれが好きだという気持ちなのだと気が付いたのに
その気持ちを伝える事なく終わりを告げてしまった。
「蒼兄…今年も桜が綺麗に咲いてるよ…」
桜をみたら俺を思い出してくれ…思い出さないわけがない
桜はこんなに綺麗なのに
何で胸はこんなにからっぽなんだろう…
大きな桜を見上げながら茜の赤い鬼の目からは
大粒の涙が一つこぼれた。
「蒼兄…っ」
大きな桜の幹にしがみつき声を殺して泣く。
柳生十兵衛の名を継承して、何よりも強い意志と心を持たなくてはならなくても
桜を見ると切なくなる…涙がこぼれる
「蒼兄に逢いたいよ…」
286 :
蒼鬼×茜:2006/06/13(火) 01:22:50 ID:646+/iIA
泣きつかれて茜は桜の幹に寄かかり寝息を立てる…
浅い眠り
頬を触る大きな手
「ん…」
目を開けると、そこには、逢いたくても夢にさえ現れる事がなかった
蒼鬼の姿…
茜は飛び起きて目をこする
「蒼兄…?蒼兄なのか??」
慈しむような瞳で茜の顔を見る蒼鬼、茜の髪をなでながら
言葉はなく静かにうなづく
「生きていたのか…?」
蒼鬼は何も言わない。
「蒼兄…っ」
茜は、蒼鬼に必死に抱きついた…もうどこにも行って欲しくない
ただその一心でしがみついた。
「十兵衛…しばらくあわない間に綺麗になったな」
茜が涙にぬれた顔を蒼鬼に向ける。
唇が震える…でも今伝えなきゃ…でも…でも…
「好き」の一言がどうしても言えない。
蒼鬼が微笑む…
「茜…」
茜の耳元でささやく
「お前が好きだ」
茜の涙がまた零れ落ちる…
「蒼兄…っっおれ…おれっっっ」
その先は言わなくても言いと蒼鬼は
茜の唇を自分の唇でふさぐ。
温かい蒼鬼の唇…
これは…リアルな夢なのか…現実なのか…
でも、茜はずっと願っていた事に
すべて蒼鬼に身をゆだねた。
「茜…俺の女になってくれるか?」
男と女の事情なんて、ほとんど理解していない茜、
でも、蒼鬼からのうれしい申し出に、茜はうれしそうに微笑む。
「後悔…しないか?」
「蒼兄なら、後悔なんてするわけないだろ」
強く蒼鬼にしがみつく
「その代わり…茜は俺が一生守る」
蒼鬼に押し倒されると、目の前には
満開の桜と満天の星
茜は思わず「綺麗」とつぶやく
「茜…星よりも桜よりも今は俺だけを見ててくれ」
切なそうな泣き出しそうな微笑をする蒼鬼…
蒼鬼の頬を一なでする。
「蒼兄…泣かないで…おれ…いや…あの…私は…蒼兄しか見ないから…」
287 :
蒼鬼×茜:2006/06/13(火) 01:24:04 ID:646+/iIA
今日はもう遅いのでこの辺でお暇いたします
288 :
蒼鬼×茜:2006/06/13(火) 10:55:06 ID:hQgvbsNW
会社に行く前に投下させていただきます。
二人の唇が重なる。
先ほどの重なり合うだけのキスではなく
今度は蒼鬼の舌が割って入ってくる。
反応の仕方がわからない茜は、追ってくる蒼鬼の舌になすがままの状態で
絡められていく。
「んっ…あっ…」
茜が蒼鬼の背中をぽんぽんとたたく。
「どうした茜?」
口を離すと、「ぷはっ」っと茜は慌てたように空気を吸う。
「息の仕方がわかんなくて、苦しくて…」
恥ずかしそうな気まずそうな顔の茜
「でも、蒼兄がこれから教えてくれるんだよな、いろんな事
お…私、わかんないことだらけだからさ」
また、蒼鬼は泣き出しそうな微笑を浮かべる
茜は何か言ってはいけない事を言ってしまった様な気がして
次の言葉を飲み込んだ。
蒼鬼が、再び茜の耳元でささやく
「茜…愛してる…」
その言葉だけで、背筋がぞくりとする。
290 :
蒼鬼×茜:2006/06/14(水) 09:22:05 ID:Nk74bgm3
蒼鬼の唇が耳から頬を伝い首筋にはってくる
「んっ…」
首筋に吸い付いて、一片の花びらの後を残す
「茜…俺のものだ」
きっちりと合わせられた着物に、手を差し込み肩を出させる
白い肩に舌を這わせ、まだ小さめなふくらみを目指す。
着物の合わせ目を再び広げ、あらわになった白い胸、桜色の頂の美しさに
蒼鬼は思わずため息をつく。
「蒼兄…ごめん…胸が小さいからがっかりした…?」
ため息の理由がわからず、茜が心配そうに蒼鬼の顔を覗き込む。
「違う…茜が綺麗だからだ」
顔を赤くする茜、蒼鬼は茜を愛しそうに見る
胸の膨らみに手を置き、柔らかさを確かめるようにゆっくりと力を入れると
茜の高鳴る胸の鼓動が伝わってくる。
「緊張してるのか?」
「は…初めてだから…」
「優しくする…大切にする…だから俺に任せろ…」
大きな手で胸をすっぽりと覆われ、柔らかくもまれていく
じわじわとこみ上げてくる快感にとまどいながら茜は蒼鬼を見つめている。
小さな頂を、指で挟み少し力を加えると
茜も少し耐えられないような感じで、甘い声をもらす。
「あっ…蒼兄…す…」
好きと言おうとしたら、蒼鬼の唇で口をふさがれる。
左手で再び乳首をひねり上げ、右の乳首に蒼鬼の顔が移動して口付けをし
舌が円を書くように乳首を転がす。
「あんっ…あっ…んっっ」
茜の感度のよさに満足する蒼鬼は、茜を早く快楽の波にいざないたいと
乳首を少し強めに吸い上げる。
「んっっっっ」
茜の体が少しはねる、蒼鬼の手が腰のラインから太ももへとなぞる
「蒼兄…体が熱い…」
291 :
蒼鬼×茜:2006/06/14(水) 09:23:03 ID:Nk74bgm3
不安げな茜に微笑み、口付けをまた一つ落とす
茜の足の付け根を優しく撫でる
「あっ…ん…」
手が遠慮なく、布の上から秘所に触れる
しっとりとした感触に蒼鬼は満足そうな微笑を浮かべる。
「ぬれてる…分かるか茜」
茜の着ているものは、蒼鬼の手によっていともたやすく取り払われる
「綺麗だ…」
脚を左右に開かせ、蒼鬼が割ってはいる
茜の秘所の誘う香りに吸い寄せられるように
蒼鬼は、唇をあてがう
流れ出る蜜をすすりつつ、興奮して大きく主張した芽を蒼鬼の舌は捕らえる
左右に転がし、軽く吸い上げる
蜜を生み出す膣に、ゆっくりと指も入れ
優しくゆっくりとかき混ぜる。
「あっ…っっ…蒼兄っ…私っ…あぁっっおかしくなっちゃう」
「茜…全部俺に預けて…」
中と外の刺激に、茜は意識が朦朧としてくる
体がしびれてふわふわして…どこかに飛んでいってしまいそう…
茜がそう思った瞬間、体が大きく弓なりになる
「あっっっくぅんっっ」
脱力感に襲われるが、蒼鬼は再び茜の脚を割ってはいる。
「全部俺にくれ…茜…愛してる」
美しく整った蒼鬼の顔…形の良い唇から放たれる愛の言葉にうっとりとしていると
秘所に、硬くて熱いものがあてがわれる。
茜がわれに返って起き上がると、蒼鬼の興奮したものが、茜にあてがわれていた。
「お前と一つになりたい…いいよな」
熱っぽい蒼鬼の瞳をみたら、急に逆らえない気分になって、大きく一つうなずく。
ゆっくりと、熱い塊は茜の中へ飲み込まれていく。
292 :
蒼鬼×茜:2006/06/14(水) 10:14:45 ID:Nk74bgm3
「くっ…んっ」
痛いと言うよりも苦しい…そんな感覚に茜は顔をゆがめる。
「少しだけ…我慢してくれよ」
茜の頬に口付けし、髪を撫でる。
茜の締め付けに、蒼鬼はたまらずため息をもらす。
「あっ…蒼兄が…私の中に入ってる…んっっ…痛いけど
何か幸せだ…」
目に少し涙をためつつ、とびきりの笑顔を見せる茜
愛しさがあふれる。
蒼鬼は、茜を強く抱きしめる。
「茜が愛しすぎて…もう我慢できない…少し動いてもいいか」
大きく茜がうなずき、蒼鬼に力いっぱい抱きつく。
まだ、抵抗のある茜の中をほぐすように蒼鬼の塊でかきまぜる。
「あっ…あんんんっ…」
甘い声、興奮して蒸気した白く華奢な体、
壊してしまいそうだが、もう理性では抑えきれず
茜の脚を肩にかけ、力強く打ち付ける。
「っっ…んんっ…蒼兄ぃっ…奥まで…ああぁっ」
最奥を打ち付ける度、茜の膣は蒼鬼をぎっちりと締め付ける。
「茜…少し気持ちよくなってきたんじゃないか?もうあまり痛さないだろ」
耳元で少し意地悪な声でささやくと、図星なのか茜は蒼鬼をまた締め付ける。
肩にかけた脚を開脚させると、敏感な芽に指を沿え、
腰の動きと指の動きを合わせて攻める。
「あっ…ああぁぁぁぁっ…兄ぃっ…ダメぇ…体がしびれるぅぅっ」
茜の絶頂が見えた頃合を見計らい、蒼鬼は、茜の腰をがっちりつかみ
さらに力強く茜に打ち付けていく。
茜の中で蒼鬼の塊がさらに硬さを増し一回り膨張する。
「あ…あお…にぃ…あぁっ…あぁぁぁっ」
茜の体が跳ねるのと同時に、蒼鬼の想いも茜の中へはじける。
293 :
蒼鬼×茜:2006/06/14(水) 10:20:12 ID:Nk74bgm3
蒼鬼の腕の中、夢心地でうとうととする茜。
風もないのに、桜が舞い始める
蒼鬼が茜の唇を奪う
「茜…愛してる…」
耳元に当てられた蒼鬼の唇が「さよなら」と告げる
「蒼兄?…」
立ち上がる蒼鬼は
桜吹雪の中去っていく。
「蒼兄…蒼兄ぃぃっっっ」
悲鳴にも似た呼びかけの声…
何となくわかっていた…これが今生の別れだって…
でも、これは切ないよ
泣き崩れる茜
でも、茜はもう一つ気が付いていた
鬼武者の想いが一つの種となって己の腹の中に息吹いている事も
-------------------------------------------------------------
結局せつなめになってしまいました
どうも、次回作のラスボスは蒼鬼じゃないかって言うのが
頭から離れなくて、ついこんな流れに
本当は甘〜い蒼鬼×茜を書くつもりが(汗)
ちなみにロベルト×お初とかも
いつか買いてみたいなぁ
294 :
蒼鬼×茜:2006/06/14(水) 10:21:37 ID:Nk74bgm3
買いみたいな×→書いてみたいな
失礼しました
>>294 このスレも終りかと思っていたが神が降臨していた…!!
甘く切ないストーリー(ノU`。)GJ!!
ロベ初も是非書いてくださいw
296 :
蒼鬼×茜:2006/06/15(木) 20:48:28 ID:HLoDQUar
まさか感想もらえると思わなかったので
感激です(*ノ-;*)エーン
私の文章で良かったらまた書かせてください!
頑張ります!!
294です、早速投下させていただきます。
どうして私の幸薄作品ばっかなんだろう^^;
蒼鬼がいなくなってから
お初は空を見上げる事が多くなった。
蒼鬼が帰ってくる事を祈っているようだ。
それは俺だった同じで、親友が帰ってくる事を何よりも願っている
でも…愛する人が、他の男を思うのは
たとえ相手が親友でも切ない…
「お初…」
「あ、ロベルト…」
「今日は冷える、もう部屋に入ったほうが良い」
ふんわりとした雰囲気…俺は、お初が懸命に看病してくれたあの時から
お初が…お初だけが好きだった。
自分の国へ帰る日も近づいてきた秋の夜
俺は、最愛の女に心のうちをぶつけてみる事にした。
「えぇ…心配してくれてありがとう、でももう少しだけ…」
細い肩を背後から抱きすくめる。
ロベルトの両の腕にすっぽりとかくれるくらい華奢な体
「ロベルト…?」
戸惑った声が聞こえる…
困った顔をしているのが顔を見なくても分かる。
「お初…愛してる」
「ロベルト…悪い冗談…」
振り返ろうとしたお初の腕をとり
唇を重ねる。
「ん…」
小さなお初の唇を割り、ロベルトの舌が進入する
優しく、口の中をほぐすように舌を絡めると
お初の腕の抵抗が少し和らぐ。
ロベルトの優しさがしみこんでくるような感覚
お初の瞳からは大粒の涙が一粒こぼれる。
唇を離すとロベルトはうつむくお初の顔を覗き込む
「すまなかった…お初が蒼鬼を好きなのは知っている
でも…どうしてもキスしたかった…」
お初は首を横に大きく振る
「私も…あなたの優しさにすがってしまいそうになって…」
少しだけ揺れた心が垣間見れた、
ロベルトは、お初の肩を抱き、ささやいた
「出来れば…すがってくれないか?他の奴にすがられるくらいなら
その方が数万倍もいい…」
「でも…それはロベルトを利用してしまうことになるわ
私達仲間なのよ…それは出来ない…
それに私、来月にはお嫁にいくのよ」
知っていた事とはいえ、ロベルトの胸がちくりと痛む
「俺には入り込む隙間もないのか?」
お初は困ったような顔をロベルトに向ける
困った顔さえ愛しい。
また再びロベルトの大きな懐にお初を包み込む。
「ロベルトやめて…」
「ダメだ」
再び唇を奪う
先ほどよりも少し荒々しく舌を絡める
収まりきらない唾液がお初の口のはじからつたっていく
「んっ…ふっ」
「お初…俺のものになってくれ」
懸命なロベルトの顔…本当は知っていたロベルトの気持ち
誠実なお初は、もう断る事が出来なかった。
少しだけ望んでいた気持ちか、ロベルトのまっすぐな気持ちを受けて
完全に開かれた。
お初は小さくうなづく
「でも…」
「でも?」
「約束して…これは今晩限り…ロベルトは国に帰ると決めた
私は、お嫁に行く事に決めた…決めた事は貫き通さないと
最後まで日ノ本を救うことを貫き通した蒼鬼に顔向けできないわ」
本当なら、さらっていきたい衝動
でも、親友の名前を出されると反論は出来ない。
この関係が永遠に満たされるものでないことは承知していた
一夜限りでも、ロベルトにとっては夢のような話で
ロベルトはお初の頬をなでながら微笑み
「そうだな…蒼鬼に顔向けできないのだけは勘弁だ
でも…今晩だけ…今晩だけは思いっきり愛させてくれ」
月明かりに照らされて、二人の影が重なり合う
次回エロ突入です。
299 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 23:03:09 ID:7rE5mcLb
>>298氏はこのスレの救世主だww
どんどん作品投下してこのスレの住人を呼び戻してくださいorz
ありがとうございます!
頑張ります(`・ω・´)
301 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 17:26:01 ID:lnzBjsCV
いつの間に神が降臨してたんだw
しばらく張り付いてます・・・。
お初萌え(*´д`*)続きを待ちます
ろうそくのやわらかい明かりに
肌襦袢だけのお初が浮かび上がる
白いうなじは頼りないほど細く
何をとっても華奢で、触ったらすぐに折れてしまいそうだった。
髪に口付けをしながら、襦袢を大きく左右に開くと
透き通るような白い肌が目の前に広がる
「お初…」
「…ロベルト…」
ロベルトの大きな手をとり、ほおずりをする
ロベルトのまっすぐな愛情にすがるというよりは
答えようと言う気持ちでお初は改めてロベルトの顔を見る
お初の吸い込まれそうな瞳が自分だけを見ている
幸せすぎて軽いめまいを起こしそうになるが
時間は限られている。
ロベルトは本能のまま、お初を押し倒した。
首筋に口付けをしながら、壊れ物に触るようにお初の胸に手を置いてみると
吸い付いてくるような感触がする。
胸の輪郭をなぞるように触ると、お初の体が震える
「後悔してるか?…今ならやめられる」
おそるおそる聞くロベルト
お初は微笑み、ロベルトの頬を撫でる
「今晩、私もあなたを精一杯愛します
後悔なんかじゃなく、ロベルト…あなたを受け入れたいの
あなたの愛情が痛いほど伝わってくるんですもの
その気持ちに答えたいし…私も建前なしにロベルトの事、大好きよ」
以前「好き」と言ってくれたお初にそういう言葉は本当に好きな男に言ってやれと
言ってしまった事がある
あれは、蒼鬼を好きなお初への嫉妬からだった
でも、今夜だけは…
「お初…ありがとう」
触れるような口付けを一つ落とすと、またお初の体に手を置く
手に吸い付いてくる癖になりそうなさわり心地
「んっ…」
胸の頂が存在を主張してきて、ロベルトはそれに誘われるように
親指で触れてみる。
弾力がある乳首を、押しつぶして見るとお初の切ない声が上がる
「あっ…んっ」
乳首に口付けをしてみると、お初の体が少しだけ反応する
お初の顔を見たくて視線を上げると目が合ってしまう
お初の顔が赤らむ。
「かわいい…」
優しいまなざしははずさないまま、お初の乳首に吸い付く
「あぁっ…」
吸い上げながら、先を舌で転がすと、お初の細い指が
ロベルトの長くいかみを撫でる
「んっ…ふぅん…」
あいている胸も、人差し指と親指で挟み込み、刺激を与えると
髪を撫でる指に力が少し込められる。
「もっと、お初の声が聞きたい…」
胸の輪郭を舌でなぞりながら、視線はお初の瞳からはずさない
舌は、へそをたどり、太ももへと到着する。
太ももを手でさすりながら口付けを数回落とすと
お初の脚も、抵抗をあまり示さずに少しだけ開く
内股に手を差し込むと、そこはいともたやすく開かれた。
胸への愛撫からの興奮か、秘所は蜜がしたたり、少しだけ口をあけていた。
綺麗な桜色に目が釘付けになる。
「ロベルト…恥ずかしいから…そんなに見ないで」
消え入りそうな声、手で顔を隠しているが
その顔が真っ赤なのはすぐに分かった
「顔をみせてくれ…」
手首をつかみ、優しくどかせると、優しい口付けをまた一つ
お初はうっとりとした表情で素直に受ける。
舌を絡ませて、口付けに集中している最中に、ロベルトの指が秘所に触れる
「んっむぅっ」
丁度、秘所の敏感な芽に指がふれ、お初の体はびくりと反応する。
今までにない過剰な反応に少年のように微笑むロベルト
「お初…もっと気持ちよくなって」
包皮に包まれた核をつまみ出すと、力は込めないでひねる
「あぁっっ…やぁっ」
「かわいい…」
顔を秘所に近づけ、息を吹きかけてみると
秘所の口がぴくぴくと動きロベルトを誘う
秘所に口をつけ、舌を膣の中に差し込むと、お初の体に力がこもる
「気持ちいい?」
「んっ…ロベルト…ごめんなさ…私こんなはしたない…あぁっ」
「もっと乱れて…愛してるお初」
舌の代わりに指を差し込むと、少しだけ手触りの違う壁をゆっくりとさする
「あんっっ…あっっっ…あぁっっ」
指の刺激に合わせて、大きく主張している芽に唇をあわせると
芽を吸い上げて舌先でちろちろと刺激する。
「だめっ…あぁっっっっ」
つま先に力がこもり、大きく脱力する
一度絶頂を迎えた事を確認すると、再びお初の顔を覗き込む
肩で息をするお初が色っぽくて、ロベルトは思わず息をのむ。
とりあえず一旦休憩します
コメントくださった皆さん本当にありがとうございます。
少しでも楽しんでいただければ幸いです!
「ロベルト…」
「ん…?」
少し体を起き上がらせロベルトの頬に口付けをすると、
お初はロベルトの息づき始めた日本人のものよりも大きな塊に手を添える。
「お初!?」
思いもしなかった行動に、少し戸惑うロベルト
お初は、熱っぽい瞳でロベルトを見上げながら、両手で上下に塊を撫でる
「くっ…」
硬さを増すロベルトをうれしそうな表情を見せると
亀頭の部分を口に含む
亀頭に舌を絡めながら、手で上下にさすると
ロベルトの背筋に甘い振動が走る
「お初…お初にそんな事されると持たない…もう欲しい…我慢できないんだ」
口を離すと、顔を赤くしてお初がうなづく
ゆっくりと押し倒すと、視線が絡まる
「優しくする…」
「壊してもいいのよ…」
何だか理性のたがが外れる感じがした。
手で一掴みできるほど細い足首をつかむと大きめに開かせる
熱をもった塊を秘所にゆっくりと差し込んでいくと
お初が少し苦しそうな顔をする。
「んっ…あぁっ…」
やわらかい壁がロベルトを包んでいく、まるで吸い付いてくる感覚に
ロベルトが一度身震いする。
少しずつ最奥めざして進んでいくと、8割りがた収まったところでいきどまりになる。
「ふぅっ…ロベルトでいっぱいよ…これで一つになったのね」
ほんのりと桜色に色づいた頬が官能的で、ロベルトをより興奮させる。
「もうとめられない」
脚を高々と持ち上げると、一度引き抜き、打ち付ける
開かれた脚の間、お初の目にも、ロベルトの接合部が丸見えで
恥ずかしさと興奮から、ただでさえロベルトでいっぱいの膣は
さらにぎゅうぎゅうとロベルトを締め付ける。
隅々まで刺激される膣内、もっとも快感の強い位置に亀頭の首の何度も部分がひっかかり
体に力が入る。
「あっっっ…はっんっっ…ロベルト…好き…あっっっ…愛してるっんんっっ」
その言葉がロベルトの絶頂へ強く誘う。
「お初…もう」
「あっ…私も…っっあぁんんんっ好すぎるのぉ…っあぁんんんっ良い
中に…んっっっっ沢山頂戴っっっ」
強く早くお初に想いを打ち付ける
壊してしまう…壊れても良い
二人が同時に思った瞬間、熱いものがお初の中を満たした
夜が明けると、ロベルトは身支度を整える
「もう行ってしまうのね」
「あぁ…」
大きな背中に寄り添うお初、ロベルトはだまってその熱を感じる。
「ありがとうロベルト…愛してくれてありがとう…気持ちを伝えてくれてありがとう
これで私、一生胸を張って強く生きていけるわ」
振り返ろうとするロベルトを手で静止すると話を続ける
「これから私達、離れ離れだわ…でも私ね、こんなに愛してくれる男の人が
同じ空の下いてくれるって言う事実だけで精一杯生きてていける気がするの
どんなに辛くても、あなたのために生きようって…」
蒼鬼の後を追う事も何度も考えたけれど…でも…
すべてを言わなくても、気持ちは伝わってきた
ロベルトが口を割る
「気持ちを受け入れてくれてありがとう…」
お初の手をとりふりかえる
涙をいっぱいにためているお初の瞳に口付けをし
震えている唇にも口付けをする。
「私の唯一の最愛の人…一生忘れない」
「ロベルト…愛してる」
一つうなづくロベルト
何もかもやり遂げた時…また逢えたら…今度は…
ロベルトは小さくつぶやくが
お初は、首をたてには振らなかった
寂しそうな顔をして、ロベルトは
ありがとうと愛してるの気持ちを込めて
再度口付けをすると、もう振り返る事はなく去っていってしまった
お初は泣き崩れる
血筋を重んじる日の本に生まれた女として
家族をすて、異国の地へロベルトと行く事は
今後の茶々姉さまの立場を悪くしてしまう…
お初は一人声を殺して泣き崩れた…
今度生まれ変わったら
私は迷わずロベルトを選ぶ…
神様、そう思う事だけでも罪ですか…
私はロベルトを愛してしまいました。
ロベルトが日の本を去ってから
またお初を空を見上げることが多くなっていた
でも、以前の思いつめた表情とは打って変わって
愛されている一人の女の顔をしている…
-----------------------------------------------------------------
何か最後がいまいちな感じで申し訳ないです。
ちょっと冒険して書いてみました。
最後のロベルトの「最愛の人」って言うフレーズに引かれてついつい
でも、やっぱ蒼鬼×茜が一番好きなんですよねぇ〜
とりあえず、想いのたけは全部ぶちまけました!
またROMります(o*。_。)oペコ
職人さんの登場まってますぅ!
309さんありがとうです(涙)
ここの住人さんは温かいです(/_<。)
ここのエロパロ見て鬼武者シリーズのファンになった罰当たりなオレがいることに気が付いた。
入り口がエロパロかよww
お初可愛すぎだろハァハァ(*´д`*)ハァハァ
ロベルトお初GJでした。
涙が出そうなくらいうれしいです!!
またネタと時間が出来たら投下させていただきますね!!
職人さんGJです。なんかまた新鬼武者やりたくなっちまいました(^-^)
少しずつだが住人が戻ってきたなww
職人さんのおかげだ(・∀・)
週明けくらいには
天海×阿倫とみせかけて
蒼鬼×茜な話を投下したいと思います^^
(現在製作中です)
>>317 楽しみにしてるぞ!!
ついでに口を挟むようで悪いんだが、是非旅の途中の話が見たいww蒼鬼が死んだ後の話も好きだが、悲しくてさorz
>>318 蒼鬼は死んでないもん!
一年ぐらいたったらひょっこり帰ってくるもん!
天海だって生きてたもん!
そうだな、きっと帰ってくる!
ラスボスとして。
「あっ…ダメ…誰か来ちゃうよぉ」
古びた本堂の中、甘えたような声が響き渡る
「阿倫…いや…阿児…お前が声を抑えれば誰にも聞かれまい」
天海のあぐらの上に、阿倫の小さな体が座らされ
両膝は、はしたなく開かれている、
その両膝の間に天海の大きな手が差し込まれ
もう片方の手はまだ膨らみかけた胸のふくらみをもてあそんでいる。
「くぅんっ…左馬介の意地悪…」
左馬介、阿児…二人だけの秘密の呼び方
阿倫の蒸気した艶っぽい表情
天海の熱っぽい男の表情
二人の秘密の情事…
秘所の入り口に中指を差し込むと、なまめかしい水音がして
天海のサドスティックな欲望にさらに火をつける。
阿倫の耳を舌で撫でながら、主張し始めた乳首を甘くひねり上げる
「あぁっ…んっっっ」
身をよじりながら、唇をかみ声を殺す阿倫
秘所に差し込まれた指が、きちkちと締め上げられる。
「もう欲しいんじゃないか?阿児のここは、指じゃ物足りないと
私の指に吸い付いてきてるぞ」
「はっ…あぁん…欲しい…欲しいよぉ…
左馬介の熱いのちょうだい」
身を反転させ、阿倫は天海の着物のすそを開く
そこには、熱を帯びた塊がそびえたっている。
-------------------------------------------------------------------
とりあえず出来上がったところから投下させていただきます。
その頃、
阿倫が天海と二人きりになりたいがばかりに
庭の掃除を言い渡された茜
「ぴっかぴかにするのよぉ〜…なんて言われたけどよぉ
ここまで荒れ果てた寺だろぉ…やってもやってもきりがねぇや」
ほうきをぶんぶん振り回しながら、境内を見回す
本堂から阿倫の声らしきものが聞こえるなぁ
そろそろ勘弁してもらおうと、本堂に近寄ってみる
しかし、聞こえてくるのはいつもの阿倫の元気な声ではなかった
「はふっ…大きい…これ頂戴…んっんんんっ…」
壊れた壁の穴から覗くと、茜は腰をぬかした
阿倫は裸で四つんばいになって、天海の股間に顔をつっこんでいる
天海は何だか苦しそうな顔をして阿倫を見つめている
茜の14年の中でこんなに異質な光景は見たことがない。
逃げなくてはと思いつつも、腰に力は入らずただ座り込むだけ
「ご褒美だ…」
天海が阿倫を床に寝そべらすと、両方の足を開かせる
天海のはだけたすそからは赤黒い大きな塊
茜は初めてみた男の欲情に目が離せないでいる。
すっかり女の顔をして天海のそれを待つ
「に…にげないと…ここにいちゃダメだ…」
とりあえず四つんばいになろうと試行錯誤している茜の頭に
突如手が置かれる
茜は叫びそうになった声を飲み込む
「あ…アオ兄…っ」
「覗きとは関心しねぇなぁ」
にやにやと茜の顔を覗き込む蒼鬼
「の…覗きじゃねぇやい!たまたま…」
「でも目が離せなくて、居座ってるんだろ?
十兵衛も子供だとばっかり思ってたけど、
やっと男と女の情事に興味を持つようになったかぁ」
はははっと笑い、視線を茜に戻すと
顔は真っ赤、目はなみだ目になっている茜が目に入り
からかいすぎたかと、舌を出す蒼鬼
「あ〜悪かった、悪かった、からかいすぎたよ
これはお前には刺激が強すぎるよな、ほら立てるか?」
「…腰に力がはいらねぇ」
茜の頭を数回撫でると、わかったわかったと蒼鬼は茜を抱え込む。
「まぁ…ここで天海たちを眺めててもただの迷惑だ、とりあえず移動するぞ」
抱き上げられると蒼鬼は足早にその場を離れた。
--------------------------------------------------------------------
とりあえず今宵はここまでです
すっかり女の顔をして天海のそれを待つ→×
阿倫はすっかり女の顔をして天海のそれを待つ→○
すみません
GJ!
wktkしながら続きを待つ
あ〜続き楽しみ(*´Д`*)S天海イイねww
(・∀・)イイ!
続きwktk
「アオ兄…も…下ろして」
太い腕にかかえられしばらく歩くと
茜は何だか少し恥ずかしくなり、蒼鬼の顔を見ないでお願いをする。
「そうだな、ここまで来たらしばらくは誰もこないな」
草のクッションがよく効いた場所へ茜を下ろすと、蒼鬼もその隣に腰を下ろす。
一息つくと、茜の頭には先ほどの天海と阿倫の情事が再びなまめかしく浮かぶ。
真っ赤な顔をしていると、蒼鬼は、茜の頭に手を置いて
自分の方を向かせる。
「何思い出してんだよ…エロガッパが」
「っんなっ!」
茜の顔は恥ずかしさと怒りでゆでだこのような顔色になる。
「まぁ…お前にはまだ早かったな」
下唇を強くかんで蒼鬼を恨めしそうに見る
子供扱いする蒼鬼はあまり好きじゃない
「子供扱いするな」
「無理すんなよ、腰抜かしてたんだろ」
悔しくて唇がふるえ、目に涙がたまってくる
何で阿倫はあんなに激しく愛されて、自分は子ども扱いされるのか
「おい、泣くなよ」
慌てる蒼鬼、茜の頬を優しくなでると
顔を覗き込んで
「ゆっくりとさ、好きな男が出来たら教えてもらえば良い
あせらせて悪かったよ」
頬を撫でる蒼鬼の手をつかむと
真剣な目で茜が言う
「アオ兄、教えてくれ」
「はぁ?」
まったく予想していなかった言葉
蒼鬼は茜をまた覗き込む。
「好きな男とって今いっただろう、何で俺なんだよ」
たくよぉと頭をかきながら背を向ける蒼鬼
蒼鬼の大きな体に、小さな茜の体がしがみついてくる
「俺が好きなのはアオ兄だけだ、俺を女にしてくれ!」
茜の頭の中には、あの異質な光景よりも
満たされた女の顔をしている阿倫の顔ばかり浮かんできて
どうしても蒼鬼の手で自分もああされたいという気持ちになってきた
一世一代の告白
大きな背中が茜の方を向き直る、真剣な顔をしている蒼鬼に
茜は一瞬息をのむ。
「お前は何を言ってるのかわかってるのか?どんな事をするのかわかってるのか?
結構酷い事、するかもしれないんだぞ」
「女に二言はない」
まるで勝負を挑む武士みたいだなと一瞬微笑む
蒼鬼も、決心したように一つうなづく
「泣いてもやめないからな」
天海に思わぬ反響が^^;
次回は天海×阿倫を予定と言う感じで
とりあえず蒼鬼×茜で勧めさせていただきますね
一緒に旅をしていて、始めは本当に兄のように思っていた
でも、その気持ちは日増しに形を変えてきて
見ていてどきどきしたり
お初と二人でいるところを見ると胸が痛くなったり
阿倫に蒼鬼の事を好きなんだねと言われた時にはわからなかったが
今日、初めてこれが好きだと言う気持ちだと言うのが分かったような気がした
阿倫のあの満ち足りた顔…自分もあそこまでいってみたいと心から思った。
一緒に旅をしていて、始めは妹としか思っていなかった
でも、その気持ちは日増しに形を変えてきた
兄としったって来るこいつに悪い気持ちはなくて
始めはかわいいと思っていた。
まっすぐな気持ちと、真っ白な心がまぶしすぎて
でも、それを俺の手で汚すのがどうしてもゆるせなくて
大きくなる気持ちはしまっておこうと思っていた
でも、今目の前でこいつはあけてはいけない扉をあけちまった。
茜のまっすぐな瞳が、蒼鬼をとらえて離さない。
「おい…そんな親の仇でも打ちそうな顔で俺をみないでくれよ」
「え…いや緊張しちゃって…ごめん」
微笑むと、しょんぼりとしている茜の唇に蒼鬼の唇が重なる
「あ…んっ…」
柔らかい唇を舌でなぞると、茜の甘い吐息が漏れる。
少しだけ開いた唇の間に舌を差し込むと
歯並びをなぞり、茜の舌を捕らえ絡める。
「んっ…っっ…んふっ」
収まりきらない二人の唾液が茜の口角からこぼれる。
唇を離し、茜の顔を見ると、とろんとした瞳と頬が蒸気している様が
女を感じさせ、蒼鬼の下半身の神経を刺激した。
「そういう顔されると…ちょっと余裕なくなっちまうな」
茜の耳元に唇をよせささやく。
自分が今、どんな顔してるかなんて分からず
恥ずかしい気持ちになってうつむいていると、
蒼鬼は耳元に寄せた唇でそのまま耳たぶを舌でくすぐる。
「あっ…アオ兄ぃ…」
身をよじり、逃げようとする茜の体を抑え
着物の上から、胸の小さなふくらみを捉えると
茜の動きが一瞬止まる。
耳たぶの唇を再び唇に移しながら
腰の紐の結び目を器用にはずすと、
まだ不十分だが形の良いふくらみが二つあらわになる
急に外気にさらされた肌に驚き茜は少し身を起こすが
蒼鬼は重ねていた口付けをまた深いものへと移して
茜を横たわらせる。
とりあえず今夜はこのあたりにします
おやすみなさい〜
333 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 01:07:46 ID:zGjvQD3J
神乙!
茜タン可愛いよ茜タン(;´Д`)
続きたのしみにしてます!
乙!続き待ってます。
最高!!続き楽しみだww
「んっ…ふっ…んんっっ」
蒼鬼に答えようと、茜は必死に蒼鬼の舌の動きについていく。
茜の口内をむさぼりながら蒼鬼の手は腰のラインを上の方へなで、
無防備になっている胸に手を置く
「あっ…」
胸の輪郭から、乳倫を指先でなぞるように動かすと
茜が小さく反応する。
薄く筋肉がついている茜の体は、思ったよりもはるかに女性の柔らかさをもっていて
触り心地の良いきめの細かい肌は触っていて飽きない。
蒼鬼は茜をすみからすみまで楽しむように、
手での愛撫と共に頬から首筋と唇を這わす。
「あぁつ…アオ兄ぃ…んっ…くぅんっ」
くすぐったいようなでも心地良いような不思議な感じに茜は戸惑い、
自分の意思とは裏腹な妙に甘い声に照れを感じて手で口をふさごうとする、
しかし、蒼鬼がその手をとって、茜を見つめる。
「女にされたいんだろ?ならもっと俺を誘えよ」
「でも…誘い方わかんねぇよ」
両手を大きな手でつかむと、蒼鬼はおもむろに茜の乳首を口に含む
まだ柔らかめの頂を舌でつぶすように転がす。
「あっんっあぁぁんっ」
刺激をいきなり与えられ、茜は甘美な声を思わずあげる
「そうだ…その声が男を興奮させる」
ぎらぎらとした黒い鬼の目…これが蒼鬼の男の顔…
そんな蒼鬼は誰も知らないと思うと、少しだけ優越感を感じる茜は
再び、蒼鬼に全てをゆだねた
「良い子だ…茜、全部俺に預けろ…俺がお前を最高に良い女にしてやる」
茜が小さくうなづくのを確認すると、蒼鬼は再び胸の頂を目指す。
硬くなり始めた乳首を口に含むと、優しく歯ではさみ
舌の先でくすぐるように刺激をする
「んっふぅ…あぁうっ…」
腰のラインをくすぐるように触ると
茜の身が少しよじれる
何時も凛々しく前を向いている茜の瞳は
段々と快楽と愛情に満たされる女の目と変わっていく
太ももを左右に少しだけ開かせ、手を差し込むと
すでに秘所からの熱が伝わってくる。
はいているものを荒々しくさげとりさると、秘所と布の間で透明な糸がひく
覗き込むように脚の間に入ると、あふれ出している蜜をすくいとり
茜の目の前に突き出す。
「子供だ子供だとバカにしていたが体はもう立派な大人だな
この濡れ方だったら、天海たちの情事を見てた時から濡れてたんだろ?」
図星をさされ、茜の目がまた潤む
しかし、興奮状態の蒼鬼はその表情にすら欲情する。
乾く唇をひとなめずりして、再び茜の秘所に目をやる
包皮に包まれた核を包皮越しに押しつぶすと
茜の体がびくりと反応する。
「やっ…あぁっっっ」
強い刺激に、体の芯がびりっとする感じがする。
蒼鬼は愛液でぬるぬるとする秘所に唇をあてがい
舌先で敏感な目を包皮からほりおこす。
赤い小さな芽は蒼鬼の舌につかまり
下から上になめ上げられる
茜の細い指が、蒼鬼の髪を優しくつかむ。
「茜…やらしくて綺麗な顔してるぞ…」
微笑む蒼鬼と目が合い、茜の頬が赤くなる。
「や…はずかし…んっ」
中指を秘所の口にゆっくりと沈めながら
核を口に含み舌先で上下左右に細かく振動を与えると
茜のつま先に力が入る。
何も知らない茜の中は、未開拓の締め付けはあるが
蒼鬼の指をすんなりと受け止める。
ほぐすように指で円を書くように回す。
「あお…兄ぃ…あっ…」
「茜…好きだぞ」
とろけそうな言葉…茜はうれしさでこらえきれず
一粒涙をこぼす
「ん…?痛かったか?」
首を大きく横にふる茜
「ん…今幸せすぎて…」
頬は蒸気し、目は蒼鬼しか見ていない
涙をぬぐうしぐさが色っぽい
蒼鬼の理性が音をたてて崩れていった。
「茜…」
茜の小さな手の平をつかみ、蒼鬼は自らの欲情した塊に導く
「お前があんまりにもかわいいから、俺もそろそろ限界だ」
天海のを見たときは怖いと思った男の欲情は
今は何だか愛しく感じ、茜は蒼鬼に手を操られるように熱いものをさする
「俺…アオ兄になら、何されても平気…」
完全に心を射抜かれた蒼鬼は、押さえがまったく効かなくなり
着ていた着物を荒く脱ぐと
再び茜を組み敷いた。
口付けをしながら、蒼鬼の右手は
茜の秘所に指を差込み、親指で核を押しつぶす。
「あっぁっっっ」
茜の両足を開かせると、蒼鬼の興奮は
茜にあてがわれる
腰に力を入れて少し進ませると、亀頭が茜の中へ飲み込まれていく。
異物感で茜の顔は少しだけゆがむが
蒼鬼の大きな手が髪を撫でると、茜は少し微笑んで見せる。
「少しだけ辛抱してくれよ」
頬に口付けすると、また半分進む、
蒼鬼にいつの間にかしがみついていた指先は、少し力が入る
「んっ…茜…お前の中、すごい良いぞ」
ささやく声が、茜の視覚を刺激し、蒼鬼をぎっちりと締め付ける。
「もう少しで、全部入るからな」
最後の一押し、破瓜の痛み
「あっ…いたっ…」
眉間にしわをよせて苦しさを表す茜をしばらく抱きしめていると
茜が蒼鬼の腕をさする
「アオ兄…もう痛いの収まってきた」
「少し動いても良いか?」
うなづく茜
蒼鬼は、ゆっくりと茜の中で抜き差しを始める
まだ不慣れな茜の秘所は、蒼鬼に力いっぱいしがみついてくる
「くっ…茜、そんなに締められるともたない…」
「あっ…そんなん…わかんねぇよ…あっぁんっ」
欲情が、蒼鬼の下半身からこみ上げてきて、限界を知らせる
蒼鬼は、茜の小さな芽を親指で捕らえ、腰を振る振動にあわせて押しつぶす
「あっっ…兄ぃっっダメっ…それダメぇ…あぁっ好いっあぁっっ」
最奥を刺激すると、茜の中は引き千切れそうなくらい締め上げてくる
蒼鬼の限界がすぐ近くまでやってくる。
「一緒にいくぞ」
硬くなった芽をつみあげ、軽くひねりながら
膣ないで蒼鬼を激しくこすりあげると
茜の限界も訪れ、膣が伸縮を始める
その細かい動きに蒼鬼も思いを解き放つ。
すうすうと寝息をたてる茜
「何でこんな子供に欲情したんだろうなぁ…まぁ…惚れた弱みか」
頬を撫でながら、蒼鬼は独り言を言う
「飛び切りのいい女になってく様子を見ながらってのも
悪い話じゃねぇか」
しょうがねぇなぁと言う蒼鬼の顔は
愛する女を見る男の顔になっていた。
----------------------------------------------------------------
何かエロのバリエーションが少なくて
本当にすみません^^;
再びROMります!
>>339 乙武者!!やっぱ蒼×茜が一番イイね(*´Д`*)
日頃は細々と小説サイト運営してる者だがロベ×茜ってのは邪道か?
体格差にちょっとそそられたんで試しに書いてみようかと思ってる。
ゲーム内で西洋人にはしゃぐ茜を見て思いついたネタなんだが……
>>342 ロベ×茜か…今までに無いから見てみたい!!
是非書いてくださいww
>>343 実はもう書いてるw
誰もいなかったらうpやめようかと思ってたんだが
明日は忙しいから投下はおそらく明後日くらいになる
>>344 俺は何時までもここに居るぞ!!明後日楽しみにしてるぞw
とりあえず出かける前に書けたとこまで投下していく
うまくいけば今晩遅くに完成するかもしれない
▼ロベルト×茜
二人の恋愛感情については読んだ方の想像にお任せ
体格差を一応書きたかったつもり
舞台はなぜかサン=フェリペ号
かなり長くなるかもしれないのでご注意を
347 :
ロベルト×茜:2006/06/23(金) 19:01:05 ID:djMp03Pu
サン=フェリペ号での夜――。
眠れない、とまばたきを繰り返しながら茜は、蒼鬼に言われたことを思い出していた。
「はしゃぎすぎると眠れなくなるぞ……か。アオ兄ぃはこのことを言ってたんだな」
体は疲れているのだが、頭も目も冴えてしまっている。しかたなく、茜は体を起こし、甲板へと出た。
甲板には先客がいた。大きな人影――ロベルトだ。
茜の足音に振り向いたロベルトは意外にもこう口走った。
「お初?」
「俺とお初姉ぇって似てるのか?」
茜が近づくと、ロベルトは、いや、と気まずそうに呟いた。
「そういうわけではないが……」
「西洋人から見れば日本人の顔は見分けがつかねぇんだってな」
「あ、ああ、そうなんだ」
ロベルトなりにごまかすための返事だったのだが、茜が気づく様子はない。なおも軽快に話す。
「見るのって初めてなんだけどよ。西洋人ってでかいんだな。ちょっと触ってもいいか?」
茜はロベルトを見上げ、本人がいいとすら言ってないのに、胸と腹をぺしぺしと叩く。蒼鬼とも天海とも違う筋肉の感触に茜は嬉しくなり、あちこち撫で始めた。
「すっげーな。オレ、チビだし、胸もぺったんこだってアオ兄ぃに言われたし、ロベルトみたいに幻魔を殴り倒す力もねぇし……」
並べあげるごとに自己嫌悪が茜を包み、今では力なくロベルトの腕を叩くのみとなっている。
体を叩く茜をじっと見下ろしていたロベルトは、茜の腕をつかんだ。
「俺から見れば、お初もお前も日本人女性に変わりはない」
「ほんとか? 胸もぺったんこだぞ?」
よく見てみろ、と言わんばかりに茜は誇らしげに『ぺったんこ』の胸をそらす。だが、ロベルトは表情を変えることもなく、
「そんなことはない」
と微笑むのだ。
348 :
ロベルト×茜:2006/06/23(金) 19:01:36 ID:djMp03Pu
今まで、チビ、と言われたことは数あれど、蒼鬼も含め、男から『女性』と言われたことはない。女性扱いなどもっての他だったから、当たり前のように女性だと言うロベルトの言葉に茜は嬉しくなる。
自分の中の女が茜をいつもと違うものに変える。
「そ、そうか? そうかな? なぁ、ロベルト、オレに胸があるか確かめてくれねぇか?」
この茜の発言にはさすがのロベルトも動揺を隠せないようだ。茜には理解できない祖国の言葉で何かを呟いた後、日本語でこう言った。
「確かめろ、とは?」
「わかんねぇのか? 触ってくれりゃいいんだ」
「しかし……」
胸を触れと平気で言う時点で、すでに女性の恥じらいというものがない。もちろん、茜はそんなことに気づいてはいない。
ロベルトもだてにここまで茜たちと付き合ってきたわけではないので、どう断ったところで茜が引かないことはわかっていた。
ロベルトの大きな手が茜の胸に触れる。いや、触れるというよりは包むといったほうが近い。
触れられた瞬間、茜の心に何かが湧き上がってきた。
「なんだ、これ?」
離れようとするロベルトの手をつかみ、茜は再び自分の胸に押し付ける。
驚いたロベルトが指を動かした。
「んっ……んん?」
突然もれ出てきた女の声に驚いたのは茜だけではない。
「い、今の、オレの声だったよな? ロ、ロベルト、これって何なんだ?」
ロベルトの指が今度は意図的に動かされる。ぺったんこではない茜の胸を軽く揉み始めた。
「ん……」
あの声がまた出そうになり、あわてて茜は口を手でふさぐ。だが、ロベルトによってその手ははずされた。
「怖がらずに声を出すといい。女性が反応しているのだろう」
茜は何が起こってるのかわからない。でも、声を出そうとすると、どうしてもあの自分のものではない声しか出ないのだ。ロベルトは声を出せ、と言うが、茜にはその『声』を出すのが怖い。
ロベルトが、茜の羽織や鎧を外し、その小ぶりだがぺったんこではない胸を外気に晒した。
いつもの茜なら、こんなことをされれば必ず蹴りの一つもいれるのだが、不思議なことに体がロベルトの行為を歓迎していた。大きくて無骨な指を待っている。
「どうしてだ? なんだ、これ? オレ、どうしたらいい?」
小さい子を抱くように、ロベルトの腕が茜を抱き上げた。これからの行為の邪魔になる、とロベルトは帽子をとり、茜の頭にかぶせた。
「金色の髪、だ……」
茜はロベルトの髪に触れる。子供が親の頭を触るように、しばらく髪をもてあそんでいた茜は、唐突に胸を襲った甘美な刺激に、思わずロベルトの頭を抱きしめた。
349 :
ロベルト×茜:2006/06/23(金) 19:02:44 ID:djMp03Pu
抱きしめてもなおロベルトの攻めは止まない。胸の先端を何度も行き来するものが、ロベルトの舌だと気づき、茜は目の前の頭を叩く。
「ど、どこ舐めてんだ。そんなとこ……う、あっ……、ない胸を舐めたって……なに、も、いいことなんか、ねぇ、だろ」
「女らしい、と言葉で言うよりも早い。痛くはないか?」
「痛いも何も……。オレだって、わかんねぇ」
「思う感触に任せればいい」
「お、おぅ……変な声出していいんだな?」
「女の声が、聞きたい」
ロベルトの声に安堵した瞬間、自分でも抑えられないくらい声が出た。
「ふっ……あ、あ、ん」
声を聞いたロベルトはさらに激しく先端を攻める。舌で触れてないもう片方の胸の先端を、人差し指の腹でころがした。
「ふっ、はっ……あっ、はっ、んん……」
今まで一ヶ所の刺激しか味わってなかった茜が、二ヶ所からくる刺激に耐えられるはずもない。ロベルトの髪をかきまわし、荒い吐息の中から声をあげる。 同時に、下半身の中心を流れる何かを感じ取り、太ももをもぞもぞと動かす。
それに気づいたらしいロベルトが、茜を横抱きにした。赤子を抱くように片手で茜を支え、もう片手で落ち着かなげに動く太ももを撫でる。
ロベルトの二本の指が、茜の秘所を布の上から押す。撫でているわけではないのだが、過敏になっているそこは触れられるだけで茜に艶かしい声をあげさせる。
「い、いやぁ……あっ、なん、で……そんなとこ触られて、こんな……オレ……」
すい、と撫でられたとたん、茜は背をそらせた。ロベルトの帽子が落ちそうになり、快感に震えながらも、茜は必死に帽子を押さえる。
「こんな状態なのに……ありがとう」
全ての刺激からつかのま解放された茜は、帽子をかぶったロベルトを見上げ微笑んだ。
「見慣れてるロベルトのほうが、いいな。アオ兄ぃよりかっこいいぜ」
「いや、蒼鬼のような侍にはかなわない」
「そうかな? オレはロベルトもかっこいいと思う」
ロベルトは答えず、柔らかかく微笑んだ。
同じく微笑み返そうとした茜の秘所に、今度は直接、ロベルトの指が触れてきた。布ごしとは明らかに違う感触に茜は、
「あ、はっ、ああ! あっ……」
と小さな悲鳴をもらす。
ロベルトは茜が声をあげるごとに、嬉しそうな顔を浮かべ、指の動きを速めていく。その表情に引き寄せられるように、茜はまた『女』の声を出す。
350 :
ロベルト×茜:2006/06/23(金) 19:04:44 ID:djMp03Pu
最初は、茜の声だけだったが、今ではかすかな水音も辺りに響くようになってきた。茜の秘所が悦んでいる証拠だ。もはや、茜も恥ずかしがることなく、ロベルトの指に反応して声をあげ続けていた。
一定の快感に身を任せていた茜だったが、急激に襲ってきたものに耐えられず、ロベルトの服を強くつかんだ。
「だめ、だ……ロベ、ルト……オレ、も……うっ」
刀で斬られた瞬間に襲いくる痛みに似た熱さが、秘所から流れ込み、茜の体を包んでいく。どうなってもいい、とさえ思えるほどの恍惚感。
茜は体を震わせながら、じっとロベルトの目を見ていた。ロベルトの指を引き止めようとする下半身のうごめきを、じっと受け止めていた。
やがて、秘所から指を抜いたロベルトが、茜の体を甲板の上に横たえ、鎧や羽織を整えていく。まだ少し震える体以外は、全て元通りになっていた。
体を起こした茜の前に、ロベルトがしゃがみこむ。それでも、目線はわずかにロベルトのほうが上だ。
「胸はぺったんこなどではない。蒼鬼が何と言おうと、俺は女性だと思っている。……もう、眠れるはずだ。皆のところに戻るといい」
茜は、立ちあがり、去ろうとしたロベルトの足にしがみつく。
「ロベルトも……ロベルトに、オレ、何かできないか?」
「何か、と言われても」
「オレみたいに、さっきみたいになる、からくり装置……は、ロベルトにもないのか?」
茜を悦ばせている間、ロベルトはどこか辛そうな顔、何かに耐えるような顔をしていた。茜にはそれが気がかりなのだ。
だが、ロベルトは茜の言葉に吹き出した。
「からくり、装置……か。ないことも、ない」
「教えろ。どこだ、それ?」
「ここ、に触れてみてほしい」
ロベルトに手をつかまれ、茜が触れた場所は――。
「固くて、膨らんでる?」
「お前の反応を見て……こうなった」
茜に、股間に触れている、という意識はない。ただ、物珍しく手の平で形状を確かめていた。筋肉とはまた違った未知の感触だ。
「どうするんだ?」
「出して……触れてくれれば……だが……」
「わかった」
茜はロベルトのズボンから器用にそれを取り出した。気持ち悪いと思うことも、恥ずかしいと思うこともなく、幻魔のしわざかと思えるほど奇妙な物体を眺める。
「これは、幻魔蟲か?」
ロベルトは小さく笑った。
「は、はっ……これは、生まれた時から男の体についているものだ」
男の中で育った茜は、小さい頃に男の子の体についているものは見たことがある。だが、ロベルトのような、こんなものは見たことがない。
「天海にも、アオ兄ぃにも?」
つめよった茜に向かって、ロベルトがうなずく。
「人間であれば、例外なくついているだろう」
「成長したら、こんな風になるってことかぁ」
大きさを確かめるべく、茜はそれを手でつかんだ。ぴくりと動くので、あわてて離す。
そんな茜を見て、またロベルトが笑う。
「お前が触ると、そうなる」
「もっと、触ってみてもいい?」
----------------------------
とりあえず、書けたとこまで。続きはまた後で……。
もう、読みたくねーって思ったら遠慮なく言ってください。
スレのお目汚しはしたくないので潔く撤退します。
これは・・・意外に萌えるぞw 是非続きを!
わぁ〜職人さんだぁ〜♪
楽しみにしてますね!!
ロベルト×茜いい!!
353 :
ロベルト×茜:2006/06/24(土) 01:24:12 ID:bOtk7Ha8
ロベルトの返事を待たず、好奇心が先走っている茜は、今度は手でつつんで少しこすりあげてみた。
ロベルトが彼特有の低い声で、うっ、と言いながら息を吐いた。
痛みをこらえるようなロベルトの表情に、思わず茜は手を離す。
「大丈夫か? 痛いのか?」
「いや、そうではない。……続けてくれ」
「なら、いいんだけどよ」
痛くないと言われても、先ほどの顔を見てしまった茜はまだ少し怖い。包み込まず、手で触れてさすってみた。
痛みを軽減させるかのような茜の手つきに、ロベルトは荒い息を吐きながらも苦笑いをもらす。
「痛くない、と言っているのに」
「でも、オレ、こんなの見たことねぇし、ロベルトのしてほしいこと、言ってくれよ。な?」
少女である茜の小さな手に、ロベルトの大きな手が重ねられる。ぎゅっと握りこまれれば、茜の手はロベルトのそれを包むことになる。
「このまま、撫でてくれればいい」
撫でろと一口に言われても、やはりどうすればいいかはわからない。ロベルトを喜ばせたい一心で赤ねなりに『撫でる』を実行した。
「こ、こう、か?」
震えながら撫でることで、ロベルトにより一層の快感を与えることになるとは、茜が知っているはずもない。
ただ撫でているだけなのに、ロベルトの吐息は確実に荒くなり、ときおり声ももれてくる。嬉しそうではなかったが、先ほどの自分と同じ気持ちを味わっているのだろう、となぜか茜には感じられた。
いつも見上げるばかりのロベルトが、自分の小さな手一つに翻弄されている。それが茜の胸と、そして、秘所を再び熱くした。
やがて、ロベルトの先端から何か汁が出てきた。茜の手に少しついたそれを目の前にもっていって眺めてみる。
「すまない。……もう、いい。これ以上やれば手を汚すことになる」
ロベルトが茜に背を向けて座る。
茜は手についたそれをぺろりと舐め、まずい、と顔をしかめてから、ロベルトの大きな背中に呼びかける。
「ロベルト、オレ、もっかい、やってほしいんだ、あれ。だめかな?」
「あれ? 何のことか……わからない」
「ほら、あの、指でさ、オレの……。わ、わかんねぇか?」
ロベルトの肩が揺れた。笑っているのだ。
「わ、わかってんだろ? なんかさ、もっかい、やってほしくなったんだ」
茜の本能が、それは恥ずかしいことだ、と告げていた。指が羽織をつかみ、自然と甘えたような声になった。
ロベルトが体を茜に向けた。ロベルトと同じく大きくそそりたつそれに、茜の目はくぎづけになる。
「指ではなく、今度は別のものを入れてみないか?」
「別のものって?」
言いながらも、茜はやはりそこから目を離せない。
そして、ロベルトは茜が見ているそれを指し、
「これを」
と、言った。
茜はますます、まじまじとその筒のような物体を眺める。お初の扱う銃ほどの太さがあるのではないだろうか。なによりも……。
「こんなもん、入るのか? オレのは大きいんだか小さいんだか知らねぇけど、さすがにそれは入んねぇだろ」
「指とはまた違う。だが、無理強いするつもりはない。お前が決めてくれ」
354 :
ロベルト×茜:2006/06/24(土) 01:25:16 ID:bOtk7Ha8
茜は本気で悩んだ。ロベルトのそれを何度も見るが、やはり大きいことに変わりはない。でも、指とは違う感触というものにも興味はあった。
「よし、いっちょ、やってみるか」
男女の営みも、茜にかかれば剣術の試合と同じである。だが、意気込んだものの、やはり茜にはどうすればいいのかわからない。
「つっても、オレ、やっぱりわかんねぇんだよなぁ」
「ここに座ってくれ」
ロベルトが自分の太ももを叩く。大きな足は座り心地も良さそうだ。茜はロベルトの腿に座り、
「爺ちゃんに座ってるみてぇだ」
嬉しそうに笑った。
こんな少女ではあるが、体はしっかり女性と化しており、秘所へと伸ばされたロベルトの指に艶やかな喘ぎ声をあげ始める。
「ん……ロ、ロベルト……また指で、なの、か?」
「そうではないが、濡らしておかないと、痛い思いをさせることになる」
「そ、か……わりぃな……だったら、いいんだ」
茜はぎゅっとロベルトの首に腕を回した。
幻魔を殴り倒す無骨な指がもたらす優しい快感に身を任せるために――。
「そろそろ、だな」
茜は、ここがどこだかすらわからないくらい、頭を快感に飲み込まれていた。ロベルトの指は抜かれたものの、指がまだ秘所を探っているように感じる。さすがの茜にも、濡れている、ということはわかった。
「も、だいじょ、ぶ?」
首にしがみついていた腕をゆるめ、茜はロベルトを見る。
「ああ、今から入れるが、無理だったらやめる」
ロベルトの手に抱き上げられ、茜は彼と向かい合う形となった。ゆっくりと下ろされ、何かの先端が茜の濡れた秘所に触れた。自分の体がロベルトを飲み込んでいくのがわかる。あるところまで到達した時、茜を激しい痛みが襲った。
「いっ!」
ロベルトが茜を下ろしていた手を止める。
「やはり、無理だろう」
引き上げようとするロベルトの手を、茜はぐっとつかんだ。
「大丈夫だ。爺ちゃんの稽古に比べたら、こんなの屁でもねぇ。オレはあの柳生十兵衛だからな」
やはり、男女の営みを剣術と混同している茜ではあったが、ロベルトが己の中に入っていく歓喜はなにものにも勝る、と思っていた。ぐい、と歯をくいしばり、ロベルトに先をうながす。
355 :
ロベルト×茜:2006/06/24(土) 01:26:40 ID:bOtk7Ha8
やがて、茜の忍耐の甲斐あって、ロベルトのそれは根元まで見事に秘所へおさまった。
「んっ……よっしゃ……やったぜ」
「痛むか?」
「少し、な」
「痛みがおさまるまで待とう」
「暇つぶしに胸でも舐めるか? あれ、嫌いじゃねぇんだ」
そう言って、へへ、と茜は笑う。
つられるようにロベルトも笑い、ああ、と着物の中から茜の胸を解放し、そっと先端を口に含む。指でもう一方を刺激してやることも忘れない。
「ん……ん、ふっ……やっぱ、好き、だ、オレ、ロベルトに、こう、される……んん……のっ」
「痛みは……どうだ?」
「な、舐めた……ま、ま、しゃべるな。よ……けいに、やばくなる……」
「少し、動かしてみる」
大きく、ゆっくりとロベルトが腰を動かす。合わせて茜の体も上下する。
「ん! ふ、んん!」
「やはり、まだ痛みが……」
「ち、が……う。痛く、なんて……ない、から」
その言葉を機に、ロベルトの両腕が茜の腰に回され、何度も上下に揺すられる。ロベルトも腰を動かしているので、茜の中にあるものの動きも自然と激しくなった。
まさに、かきまわされるかのような感覚と、止めることすらできない快感が、秘所を通して茜に流れ込む。
「ああっ……はっ、は、あ、はっ……ロベルト……ロベ、ルト」
揺すられながらも金色の髪を探り出し、茜は無我夢中でしがみつく。
ロベルトの動きがさらに激しくなった。
茜は、ただ、体の動きに合わせて声を出すことしかできなくなっていた。
「うっ……」
「あっ……」
耳元でロベルトのうめき声が聞こえた瞬間、茜の視界は真っ白に光った。
やがて真っ暗な夜空が視界に戻ってきた時、茜は全身をロベルトに預けていた。
秘所も、心も、まだ喜びに震えている。
茜の覚醒に気づいたのか、ロベルトが繋がりを解く。それが抜ける瞬間、強い快感が秘所にはしり、思わず茜は体を震わせた。
濡れて、役目を終えたそれを茜は愛おしげに見つめた。
「これも、ロベルトなんだな。中に入ったんだな」
ロベルトは、ハンカチで茜の濡れた箇所を拭き、彼女の服を戻していく。
「小さい体に無理をさせたな。すまなかった」
「オレがいいって言ったんだ。今さら謝るのなんかなしだぜ。それにさ、何度も女だって言ってもらえて、嬉しかったんだ」
「蒼鬼も、ちゃんと、気づいてくれるだろう」
羽織の帯を結ぶロベルトの腕をぺしりと叩いた。
「な、なんで、そこでアオ兄ぃなんだよ。だいたい、オレはアオ兄ぃのことなんて」
茜は早口で蒼鬼について抗議する。
だが、それを聞いているのかいないのか、ロベルトは笑い、
「お前も、気づいてないんだな……」
と、呟いた。
「なんだ、それ。ロベルトの言うことは、天海と同じくらいわかんねぇや」
軽く口をとがらせ、茜は星を見上げる。
ロベルトと繋がった秘所の痛みは、甘く彼女の体を包んでいた――。
◇終◇
なんだかんだ言ってたが今日中に完成した。長くてすまん。
とりあえず自分的には体格差だったんだ。書けて満足しているw
ロベルトの口調はあんまり自信ないがゲームの低い声は大好きだ。
まあ、なんだ。感想とGjの言葉もらえりゃそれで満足するのさ。
新鬼武者、意外と書いてて楽しかったからこれからも書いていこうかと思うが、読みたくねーって人いたら遠慮するからいつでも言ってください。
すごい!ロベルト×茜良いですよ!!
意外なカップルにはまってしまいました!
ゲームの中にわりと忠実な感じで
ロベルト良い♪私もゲームの声好きなんです^^
また作品是非見せてください!!
>>356 GJ!!!すげぇ燃えたw次回作も期待してるぜ
359 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 23:46:53 ID:YfTN3enZ
ぐっじょぶ!体格差がなんかどことなく危ない組み合わせなだけに余計に萌えた。
茜に萌えながら、次の作品待ってます。
>>357-359 マジでありがとう
ゲームクリアした時ロベ×茜なんてカップリング想像もしてなかったし投下したもののすげー不安だった。
でも、温かい言葉にさらなる意欲が湧いた。
プレイ中は茜苦手だったんだが書きやすいな、この娘さん。
次はロベルトの次に声がそそった天海と茜でいこうと思うのだが、これはさすがに邪道か?
私的に天海は天海として好きなんだよ。1しかプレイしてないしもはや記憶も薄れてるからw
茜にとって天海は謎の人っぽいので、そこら辺を活かしたのを考えてみようかと思ってる。いかがか?
イイじゃないかww天海がエロイ事してる所なんて想像つかないなぁw
期待して待ってる(*´Д`*)
天海×茜も是非書いて下さい!
それも燃えますね!
是非見てみたいです!!
楽しみにしてますね〜
>>361-363 了解。需要があってよかったとほっとしている。
書き始めることにします。完成しだい投下するんで。
天海の淡々さと十兵衛の子供っぽさの絡みを押し出す予定。
365 :
天海×茜:2006/06/25(日) 23:44:46 ID:7O/7HplH
書けたとこまで投下。睡魔が襲ってきたので途中で寝てしまうかもしれないから。
自分的天海と茜イメージで書いてはいるのだがイメージ壊してたらすまん。
-------------------------------------
最終決戦となる地での、最後の休憩場所となっている明智塚。
茜は小さな岩に座りながら、小さな丸薬を指でつまんでもてあそんでいた。
この丸薬は、天海が用意したいわゆる眠り薬というもので、決戦を前に眠れない仲間たち全員に配られた。疲れというものは思考も動きも鈍らせる。無理やりにでも眠ったほうがいい、という配慮からだった。
蒼鬼、お初、ロベルトは、すでにこの丸薬を飲んで眠っている。起きているのは、塚の前でじっと座っている天海と、岩に座る茜だけだ。
「天海、眠らなくていいのか?」
茜は、背中を向けている天海に話しかける。
「私は眠らないことに慣れている」天海が肩をすくめる。「……いや、慣れてしまっているからな」
「長く生きてるから、ってやつか?」
そう言って、茜は、風に揺れる天海の白く光る髪を見つめる。
「そうだな」
茜は青白く輝く空を見つめ、ふーん、と返した。
赤い丸薬はまだ手の中にある。
「そういや、これ、どうしてオレのだけ赤いんだ?」
「苦いと飲み辛いだろうと思い、甘い実を混ぜておいた。十兵衛は体も小さいから蒼鬼たちより量も少なくしてある」
「お初姉ぇのはアオ兄ぃたちと同じだったぞ。オレだけ子供扱いかよ」
「なぜ、そこまで子供にこだわる?」
拗ねたところで天海にさらりとかわされるだろう、と思っていた茜は彼からの思わぬ質問に驚いた。
答えを用意していないながらも、しどろもどろで答える。
「アオ兄ぃとロベルトに追いつこうなんて思っちゃいねぇけど、お初姉ぇはオレと同じ女なのにさ、なんかすっげー高いとこにいるっつうか、オレが見ても惚れちまいそうなくらい女っていうか」
「なるほど」
頷く天海に、茜は岩から離れて詰め寄った。
「オレの言ってる意味がわかったのか? オレ、自分でもどう言葉にすりゃいいのかわかんないんだ」
「私の推測ではあるが……」
天海が話し始めるので、茜は彼の隣へと座り、聞く態勢へと入る。天海を長く見てきたであろう塚を見上げてから、彼の横顔へと目を移した。
「十兵衛は大人に憧れているのではなくて、女性というものに憧れているのだろう。子供扱いというものは、男として扱うわけでも、女として扱うわけでもない。そこにこそ、まさに十兵衛の不満があるように私は思う」
天海の言葉に、茜は自身の中を振り返る。
366 :
天海×茜:2006/06/25(日) 23:45:31 ID:7O/7HplH
じっと考えている間、天海も何も言わず、やはり塚を見上げていた。
「そう、かも、しんねぇ、な……。アオ兄ぃによく言われんだけど、女らしい、って何なんだろう。こんなオレが女らしくなんてできんのかな?」
「恋慕の情が女性を目覚めさせることもある、というが……」
塚を見ていた天海が、茜を見て言葉を切った。その先は言われなくてもわかる。
「恋慕の情なんて知らねぇぞ、オレ」
「無理やり目覚めさせる妙案があるには……ある」
茜は天海の鎧をがしっとつかんだ。藁にもすがる思いとはまさにこのことだ。天海の後ろで広がる髪が、菩薩の後光のようにさえ見える。
「教えてくれよ」
「命の行方すらわからぬ戦いの前、教えるなら今しかない、か……」
茜を見下ろし、天海は呟く。そして、頷いた。
「これだけは聞いておきたい。十兵衛は私にどこを触られても平気か?」
天海の厳しい目に茜はわずかにたじろいだ。昔、祖父が茜に技を教える前、覚悟の有無を聞く際に見せる目によく似ていた。そうとうの覚悟が必要だ、ということなのだろう。
「へ、平気だ。天海なら、オレは平気だ」
刀に手を添えて、茜は強くうなずく。
天海がうなずき、錫杖を手に立ち上がり、歩き出すので、茜はあわてて後を追う。
「どこ、行くんだ?」
「さすがに仲間の前ではやりにくい。少しだけ移動する。塚の気の届かぬ場所へは行かないから安心するといい」
「そ、そうか」
蒼鬼にはない安心感が天海の背にはあった。茜は黙ってついていく。
少しひらけた場所へでた時、天海が地面に錫杖をさして何事が呟いた。やがて、赤く光り始めた錫杖をそのままにし、立ち止まった茜を抱き上げる。
「て、天海?」
「大丈夫だ、十兵衛……」
子供をあやすように、天海がぽんぽんと茜の背を叩く。子供ではない、と言いたかったが、茜は大きな手の動きに安心してしまっていた。
草の上に横たえられ、鎧をはずした天海が茜を覆うように四つん這いになる。肩から流れた天海の髪が、茜の頬をわずかにくすぐった。
日頃から茜は天海と祖父を重ねて見ることが多かったが、今は、彼は男なのだ、としか思えない。いとも簡単に抱き上げられたからか、こうして見下ろされているからか……。
「十兵衛、私が怖いか?」
「大丈夫だ。天海は爺ちゃんだからな」
天海は笑って、茜の耳元へ口を近づける。
「……いい子だ」
そう低い声で呟かれ、天海に耳たぶを軽く噛まれた茜は、味わったことのない感触に身震いした。
367 :
天海×茜:2006/06/25(日) 23:46:00 ID:7O/7HplH
両肘をついた天海は、茜の頭を撫でながら、今度は首筋へと口を移動させた。強く吸いつく。
「い、た……」
痛い、と言おうとしたものの、それと同時におとずれる甘い感覚に、茜はおもわず言葉を止める。
天海は顔を上げ、片手で茜の羽織の紐を解き始める。不用意に服を乱さぬよう、丁寧に胸元を広げ、発育途上にある茜の胸を外に出してやった。
今までじっとしていた茜だったが、伸ばされる天海の手を遮るべく、胸を両手で隠す。
「ちょっと待てよ、天海。こんなとこまで触るのか?」
「十兵衛」
「ぺちゃんこの胸まで触る気かよ」
「十兵衛」
「そりゃ、どこを触っても平気って言ったけど、オレだって……」
「十兵衛」
天海は先ほどから名前しか呼んでいない。その声音は怒気をはらんではいないのだが、なぜか、茜は素直に手を胸から離してしまった。男に何度も名前を呼ばれることなどなかったせいだろうか。それとも、天海の声がどんどん耳に甘く響いてきたせいだろうか。
胸に伸ばされようとしていた天海の手が引っ込み、かわりに顔が近づいてきた。胸の先端に彼がそっと口付ける。もう片方の胸にも同じように口付けがほどこされる。
愛おしげに何度も先端に天海の唇がふってくるので、茜は我慢できずに声を洩らした。
「ふっ、ん……」
触れるだけだと油断していたところへ、今度は先端に天海が歯をたてるので、
「んんっ……あ、あっ」
茜はさらに大きな声を出してしまった。
ふだんの自分のものではない声に怖くなり、茜は胸にある天海の頭を抱きしめた。
「天海……オレ、自分で自分がわからない。怖い、んだ……」
もぞりと天海が頭を移動させ、茜と目線を合わせる。初めて間近で見た天海の顔に、驚くと同時に、しばし見惚れた。
「それこそが女である声だ。大丈夫だ、十兵衛。怖がることはない」
目線を合わせて微笑みながら、天海は手を茜の胸に添えた。ゆっくりと指の腹と手の平で先端を刺激する。怖がるな、とでも言うかのような動きで。
目の前で優しく微笑み続ける天海に安心した茜は、胸から送り込まれる刺激に合わせて、吐息と声を洩らす。その声は、幼いながらも艶を帯びていた。
「どうだ? まだ、怖いか?」
それまで茜の顔を見つめていた天海が胸へと視線を移動させるので、茜も同じく自分の胸を見る。胸の先端は、天海の愛撫によって快感を味わったことを、精一杯に示していた。
「こんな風になるなんて、変だよな、オレの胸。やっぱ、ぺちゃんこだからか?」
天海の指が先端をつまんでこねる。
「おかしくはない。私が丸薬に混ぜた赤い実のようだ。口に含めば甘いだろう」
そう言った天海が、快感に震える胸の先端を口に含み、本当に実であるかのように舌で舐めるので、返事しようと開けた茜の口からは喘ぎ声が洩れるだけとなった。
368 :
天海×茜:2006/06/25(日) 23:46:52 ID:7O/7HplH
舌で愛撫を続けながら、天海の手は茜の下半身へと移る。
胸に加えて、どこかから突然襲ってきた快感に茜はただ体を震わせる。
「十兵衛のように素直なのだな、ここは」
自分の中に異質なものが入ってきているのを感じた茜は、足を閉じようとするのだが、天海の指がもたらす快感に抗えず、やみくもに足をバタバタさせる。その動きのせいで、天海の指があちこちに触れることとなり、結果、過度の快感を体に呼び込むだけとなった。
「ふっ、うっ、う、う……」
「十兵衛の体に負担がかからないようにしたいのだ。足の力を抜いて……」
「ふぅ……ん、ん」
茜は、足を閉じることを諦めた。なるべく力を抜いて天海の指に任せてみると、荒っぽい刺激がなぜか柔らかく感じられるようになった。
茜が足を動かすと縦横無尽に天海の指が中をかきまぜることとなる。快感に慣れていない茜の体には、かえってそれが負担となるのだ。
「十兵衛、一つ頼みがある」
胸から口を離し、まじめな顔で天海は言うのだが、指は茜の中をゆっくり動いている。
「てん、かい……な……ん、だ?」
「私を受け入れてはくれないか?」
「んん……、うけ、いれるって……どこに? なに、を?」
思考は半分以上、快感へと持っていかれてしまっている。だが、かろうじて残っている思考で天海の言葉を必死に理解しようと努めた。
「ここに、私の昂ぶりを挿し入れたい」
「今より……ふ、ん……もっと、よく……あっ……なるか?」
「ああ、今よりよくはなるはずだ。ただ、痛みを伴う。すまないが、私も抑えられそうにない。久しく女性の体に触れていなかったのでな」
「だったら、いいぜ……」
茜を頷かせたのは、天海の『女性』という言葉だ。いつも、蒼鬼や自分よりも遥か高みにいるような男が、自分を女性扱いし、さらに頼みごとまでしている。近くなったようで嬉しかった。
「ありがとう」
そう言って、天海は茜から体を離し、膝立ちで下半身から何かを取り出した。上を向いたそれを『挿し入れる』のだろうか。
天海の左手は茜の片足を持ち上げ、右手は取り出したそれを握っている。
先ほど、天海の指が探っていた場所に、ぬるりと何かが触れた――と感じたとたん、その何かが中へと潜り込んできた。
気持ち悪いが、温かなそれは、やがて茜に激痛を与えてきた。
「んっ、いたっ! てん、かい! 天海、天海! いた、い……」
めったなことでは泣かない茜であったが、この時ばかりはボロボロと涙が出る。小さい子がすがりつくように、天海に向かって名を呼びながら手を伸ばす。
応えるように、天海が茜を抱きしめる。彼の体へ茜は必死に両腕を回した。
「すまない、十兵衛」
頭を撫でながら、天海は十兵衛の耳元で囁く。
「名前、もっと、呼んでくれ……天海」
すまん、やっぱ寝る。続きはまた明日……マジですまん。
ここまでで天海と茜のイメージ壊してないか? 大丈夫か?
続き書くな、投下するな、と言うなら今だぞ。まだ書いてないからww
すごく良い♪
茜かわいいし、天海もエロかっこいいです(*´ェ`*)ポッ
頑張ってくださいね
続き楽しみです
GJ!!イメージ崩れてないぞww頑張って続きも書いてくれ(*´Д`*)ハァハァ
最高。茜かわいいなー。続きカモン!
373 :
天海×茜:2006/06/27(火) 01:17:25 ID:V+XhLayQ
天海が呼ぶ『十兵衛』は他の誰に呼ばれるよりも心地よかった。『十兵衛』を甘い響きにしてくれるのは天海しかいないと思っている。
「十兵衛……十兵衛」
耳元に響く低い声、頭には大きな手、体の中には痛みと、天海自身が入っている。温かな充足感が茜の心の中を満たす。
目の前に広がる天海の髪を手で梳いてみた。
「爺ちゃんの白髪と全然違うな」
手を引くと、すっ、と指の間を銀色が流れ落ちる。
「十兵衛の黒髪も、綺麗なものだ。過ぎし日の記憶を呼び起こしてくれる」
「過ぎし日?」
「ああ、蒼鬼のように女性を愛したこともある。黒い髪の女性を……」
天海は黒髪を撫でながら、じっと茜を見ている。だが、その天海の視線の先にある景色はいつの時代なのだろう、と茜は思った。黒髪を通して、愛した人を思い出しているのか。ならば、自分は――。
「その人だと思ってくれてもいいぜ。オレは全然平気だから。オレが黒い髪でよかったな、天海。まあ、乱暴に扱ってる髪だから、その人とは全然違うだろうけどよ」
こつん、と天海が茜と額を合わせる。茜より遥か長い時を見てきた目がそこにある。
天海の指が茜の黒髪を梳いた。
「完全に過去のものとできぬは私の未熟だが、十兵衛ならば、今は己を見ろ、とでも言って私を引き戻してくれるのではないのか?」
少し弱気になってしまったのを天海に見透かされた茜は鼻の頭を掻く。
「お、おぅ、今はオレを見てろ。同じ黒髪でもオレの髪だ。……天海とこんなことしてるから、調子狂っちまったんだな」
「では……」天海が片手を茜の顔の横につき、それを支えにわずかに上半身を浮かせる。
「お互い、余計なことは考えられぬようにしてしまおう」
天海が体を揺らす。そうすると、もちろんのことだが、茜の中に入っているそれも動く。
ただ、自分の中に入っているだけだったものが急に動き出したので、茜はまず驚いた。次いで、強く奥を突かれる快感に体をよじる。
天海の言った通り、頭の中に快感の渦が乱入してきて、何も考えられない。
腰に添えられた天海の片手が体を動かすので、茜はただじっと快感に身を任せるだけだ。いや、それしかできなかった。
「痛くは……ないか?」
日頃、幻魔と連戦を繰り広げてもあまり疲れた様子を見せない天海だったが、今は息も絶え絶えになっている。しかも、うっすらと額には汗までにじんでいる。
374 :
天海×茜:2006/06/27(火) 01:19:06 ID:V+XhLayQ
茜は天海に揺すられながら、手を伸ばし、彼の額に触れた。前髪を梳き、頬に触れる。熱かった。
「いっ、痛く、は、ないぞ。……天海、オレの、なか、いい、か?」
「くっ……あ、ああっ……もちろん、だ」
だが、天海は苦しそうに顔をしかめている。男性も自分のように痛みを伴うのだろうか、と茜は疑問に思った。
「んっ、ん、天海……本当は、痛い、だろ? そんな……くっ、うっ、くるし、そうな、かお、して」
苦しそうな中、天海が微笑んだ。
「おしゃべり、は……もう、おしまいにしよう」
そう言った天海は動きを少し大きく、速くした。
さきほどよりもさらに体が揺れる。茜の中にあるものも激しく突いてくる。
「んん! ふっ、う、うう……」
「十兵衛」
耳元で囁く天海の声が、白濁していく思考の中に優しく響く。名前を呼ぶ声が好きだ、と言ったのを天海は覚えてくれていたのだ。
「て……んか……い、ぃぃ」
「じゅう、べえ……」
天海の言葉も途切れがちになっている。
そして、激しい攻めに耐えかねた茜の体はついに――果てた。
「くっ、じゅう……」
直後、名を呼んでいる途中で天海も果てた。
茜の頭が快感から醒めた時、天海は具足を付けていた。
「オ、オレも……」
茜も正座になり、着衣を整える。
立ち上がった天海により、カシャリ、と錫杖が地面から抜き取られた。
「皆のところへ戻ろう」
天海が手を差し出す。
茜は駆け寄って手を握る。天海の手は、祖父のものと全く違う感覚を茜に与える。胸がほんのり熱くなった。
仲間の眠る場所へ二人は戻った。
天海は変わらず塚の前へ座り、茜はしばらく立ち尽くしていた。やがて、天海の隣へと座る。
「天海、オレ、ここで寝ていいか?」
「塚の気から離れなければ、どこで眠ろうとかまわない」
あんなことをしたというのに、天海の横顔はいつもと変わらない。塚を見上げたその視線は、茜を振り向くこともない。
茜は丸薬を口に入れ、天海の甘い気遣いを飲み込み、自分の荷を枕代わりにして寝転んだ。
「……天海」
自分の目の前にある天海の手を握った。握り返してくれなくてよかった。
もう少し、天海の顔を見ていたかったが、瞼が勝手に落ちてきて、意識は自然と遠ざかる。
「おやすみ……十兵衛」
眠る茜に囁きかけ、天海は小さな手をぎゅっと握り返した。
◇終◇
色々と生活のあれこれして、書き終えたらこんな時間になってた。
遅くなってすまん。続き楽しみとか言ってくれてありがとう。
私的に天海って妙に反抗できない雰囲気がある。
そんなわけで茜がかなり天海になついちゃった感じになった。
乙女チック文章になってるのは女だから勘弁してくれwww
エロよりストーリーメインになってる気がするよ、今回の。
GJ感想歓迎だが嬉しくてまた書こうとするから注意しろよww
てst
>>375 グードゥ!茜可愛いよー。天海のカリスマが表れてる感じも良い。
ふと思ったんだけど、茜と宗矩って昔から仲悪かったのかな。ちょっと絡みが見てみたい気も・・・。
でも茜×宗矩はもう出てたか・・・陵辱モノでw
>>377 感想ありがとうー。
宗矩か……うちは申し訳ないがパスだな。
キャラはマジで最高につかみやすいんだが恋愛対象につかえねーw
悪役として宗矩登場させて茜×男キャラ絡みならたぶん書けるが。
宗矩はエロを匂わせるセリフが多いからな、使いやすいだろな。
次はロベ×お初あたりを狙っている。暴走したロベルトっつーのはどうか?
個人的にロベルトの体格のでかさがどうにもたまらん感じだ。
素敵でした(*´∇`*)
天海良いですね!
愛情たっぷりな終わり方が好きです!
次も楽しみにしてます!
>>378 GJ、巧い描写で楽しく読ませてもらった。次回作も待ってる。
ロベルトは確かにガタイ良いな、力士にするみたいに触ってみたい。
つか新鬼武者は鬼武者シリーズの中でも背の高い男が多いような気がしてきた。
中肉中背かなと勝手に思ってた左馬より天海のほうが何故か背が高いように見える。ポニテのせいか。
>>379-380 お二方、感想ありがとう
キャラ発表時からロベルトの腕のでかさはインパクトあったな。蒼鬼でもぶら下がれるんじゃないかと思える。
左馬と天海は見かけと声優の違いもあってか自分の中では別人物と成り果てている
次回作はちと遅れる。サイトのオリジナル小説を書きたいんで。
みんながGJと言ってくれるので長居してしまったじゃないかw
普段はエロのかけらもない恋愛小説書いてるんだ。よかったら見に…って無理かw
ロベルト×お初をたずさえてまた戻ってくる予定。申し訳ない。
こっそり
>>381だ
オリジナルを書き終えたんでロベ×初に入ろうと思うんだがもう不要だろうか?
とりあえず、書き始めてみる…
顔を叩かれて、お初は目を覚ました。目を開けて見れば、隣で眠る蒼鬼の手がお初の頬の上にある。
蒼鬼は十兵衛に次いで寝相が悪い。朝、目が覚めた時、足が乗せられていたり、抱きしめられていたりすることもしばしばある。だが、お初は、距離をおいて寝ようと思ったことはない。
愛しい人の手を顔からそっと下ろし、お初は体を起こした。蒼鬼は自分の隣に寝ている。天海は乱れることなく眠り、お腹の上には彼の隣で眠る十兵衛の足がのっかっている。いつも、そんな十兵衛から仲間を守るように寝る大きな体の持ち主――ロベルトがいないからだ。
立ち上がったお初は、天海のお腹から十兵衛の足を下ろしてやり、彼女の乱れた服も直してやる。
眠ろうかどうか迷ったお初は、浜辺にある粗末な桟橋の先に大きな背中を見つけた。帽子をかぶったその人物の背後へと近寄る。
「お初……?」
そう言って、桟橋に座っていたロベルトが振り返った。
「どうして、見ていないのに私だってわかったの?」
隣に座ったお初に向かって、ロベルトは肩をすくめてみせる。
「わかるに決まってるさ。お初は俺の」彼はそこまで言って首を振る。「……いや、偶然だ」
呟いたロベルトは、両の拳へと目を落とす。
二つ目の魔空石を壊したその拳は、わずかに変色していた。
お初はそっとその手に触れる。ぴくりと震えた。ロベルトの痛みに触れてしまったのだと思い、お初は手を引っ込めた。
「ごめんなさい。痛くないはず、ないのよね」
「いや、触れてくれてかまわない。お前が触れると痛みも少し薄れる」
お初は、痛々しげな拳に再び手を添えた。本当に痛みが薄れるのかはわからないが、ロベルトの表情が少し和らいだのは確かだった。
「手が痛むのか……心が痛むのか……わからない。パパの笑顔だけがずっと離れない……」
誰に聞かせるわけでもなく、ロベルトが独り呟く。
大きな彼の手を、お初は両手で包み込んだ。
「お父様の笑顔を信じられないの?」
「信じる?」
「嬉しいから、楽しいから笑うのよ。……幸せだから笑えるのよ」
「パパは……ルイスは幸せだったのだろうか」
「お父様は幸せだった。そう思わないと……あなたも辛いわ」
お初の両手の上に、ロベルトのもう片方の手が重ねられる。
「パパは確かに笑っていた。幸せだから笑っていた」
ロベルトは、自分の言葉を耳に聞かせ、心に言い聞かせる。
お初はロベルトの笑顔を見て、安心した。体は大きくても、心は仲間の誰よりも小さいのではないだろうか。そんな気さえした。
「そろそろ、寝ましょう」
お初は、ロベルトの手の間から、自分の手を抜き取ろうとした。だが、その手を彼につかまれ、突然引っ張られる。
「えっ……ロベルト?」
一般女性の体型を持つお初であったが、ロベルトに比べれば小さくて軽い。引っ張られれば、当然、彼の体に倒れこむこととなる。
ロベルトの手に口を塞がれた。
もがくお初の首を甘く吸い上げたロベルトの唇が、今度は耳元へと寄せられる。
「静かにしないと蒼鬼が起きてしまう」
お初の弱みをついた的確な言葉だった。蒼鬼が起きれば、ロベルトと抱擁しているかのようなこの光景を見られてしまう。それだけは避けたい。
お初は数回頷いた。ロベルトの手が口から離れる。
「嫌いに、なる」
ロベルトを睨みつけると、彼は辛そうに目をそらした。
「……好きにしてくれ。もう、止められない」
桟橋に押し倒されたお初の胸元に、ロベルトの手が潜り込んでくる。引き離そうとロベルトの手をつかんだが、まるでお初の妨害などないかのように、手は胸を撫でている。
「んっ……」
声を出すつもりも、感じるつもりもなかった。だが、ロベルトの指がふいに触れたそこは、お初が思う以上に敏感だった。
隣で眠る蒼鬼の腕を見ながら、抱かれたい、と思ったことは何度かある。だが、今がそれどころではないこともわかっていたし、蒼鬼に言えるほどの勇気もなかった。
そんなお初の欲望と恋情を抑えこんでいた体は、今、男の手に屈しようとしている。
唇を噛みしめ耐えようとしたが、強い力とは対照的に、お初の胸を撫でるロベルトの手は優しい。それがかえって、お初の中の官能を煽りたてる。まるで、蒼鬼に優しく触れられているかのような錯覚さえ起こしてしまう。
「秀康……秀康……」
蒼鬼の名を声にしたとたん、ロベルトの手が止まった。不思議に思いながらも、解放してくれるかもしれない、という期待を抱き、もう一度、蒼鬼の名を呼んだ。
「ひでやす」
顔を上げたロベルトが、鋭い目でお初を睨みつける。
「俺を蒼鬼に置き換えようとしているのか?」
彼の気持ちを知らないお初は、ロベルトの声がなぜ怒りに震えているのかわからなかった。
あわてて否定の意をこめて首を振る。
だが、ロベルトの鋭い目が和らぐことはなかった。
「お前の気持ちなど……どうでもいい」
-----------------------------------
また例のごとく書けているところまで。
まだまだ導入部ですまん。じらしてるわけじゃないんだw
いつも不安なのだがイメージは壊してないか?
大丈夫なようなら安心して続き書くぞ
大丈夫大丈夫、ちゃんとキャラを崩さず書いててくれてるから。
冷たく言い放ち、ロベルトは、布をたくしあげお初の胸を晒した。まだ、何も感じていない先端へ唇を添え、舌先で集中的に攻める。
「やめて、ロベルト」
「本気で嫌がるのであれば、やめる」
「さっきから、嫌がってるわ」
言いながらも、お初はロベルトを強く拒絶することはできなかった。ロベルトの舌を気持ち悪いと思うどころか、求めようとさえしている。でも、何かの間違いだ、と内心で強く自分に言い聞かせる。
右の先端は舌から、左は指からの刺激を受け、お初のふんばりも空しく、それらは徐々にロベルトに快感を訴え始めていた。
「これがお前の、嫌がっている、なのか?」
冷笑しながら、ロベルトはつんと突っ張った先端を指で弾いた。
過敏になってる箇所を指先で弾かれれば、受ける刺激も半端ではない。お初の口から喘ぎが洩れそうになったが、自分の指を噛むことで未遂にとどめる。
「お初が悦ぶのなら、何度でも……」
大きな手の親指と小指を巧みに操り、ロベルトが、お初の両胸の突端を何度も弾く。
声はなんとか出さずに済んでいるが、吐息は歯の、指の間から溶け出していく。
体が快感へと傾いているのは明らかだったが、声を出して全てをゆだねることだけはできない、との一念だけでお初は懸命に耐えた。
「うっ……ふっ……」
「お初、そんなに噛んではいけない」
ロベルトが力ずくで口から手をはずそうとしてきたが、お初はさらに強く噛むことで抵抗した。
睨むお初と、じっと見つめるロベルト。
「……仕方がない」
嘆息と共に、ぎり、と聞こえそうなくらい強くつかまれ、お初は、痛い、と口を開いた。もう、お初の手を阻むものはない。ロベルトの手によって口からはずされた。
お初の指に残った赤い歯型をロベルトの唇が覆う。
「嫌なら、俺の指を噛め」
お初の口の中に、ロベルトの指が三本ねじこまれた。
そのまま、ロベルトは、お初の胸への愛撫を再開する。
やめて、の気持ちをこめ、わざと強く口内の指に歯を立てた。やがて、甘い鉄の味が喉を通る。それは指から流れるロベルトの血――。
胸に顔をのせたままロベルトが微笑んだ。
「お前が与えた痛みなら甘んじて受けよう」
お初は、ロベルトの指から歯を離した。少量ではあったが、あいかわらず血は喉を流れていく。傷のついた箇所を探ろうとわずかに舌を動かした。
直後、ロベルトが貪るように胸を激しく舐め始めた。
「お初……初……」
名を呼ぶ低い声は耳をくすぐり、ぴちゃぴちゃと舐める音は、お初の理性を蒼鬼の傍から引っ張り出そうとする。荒っぽいながらも、決して自分を痛めつけてはこないロベルトの行為。
愛おしげに何度も名を呼ぶ声と、哀しげな顔で胸を舐めるロベルトに、お初の中の母性が少しずつ目覚め始める。
「ロベルト、大丈夫よ」
ふいに出た言葉にお初自身も驚いた。
ロベルトも顔を上げる。
「どういうことだ?」
「えっ、あ、あのっ……私……その」
どういうことだ、と問いたいのはお初のほうだった。自分で言っておきながら、その真意がわからない。だから、ロベルトに返すべき答えも見つからない。
ふぅ、と息をついたロベルトは、呆れるように頭を振って、お初の体から離れた。
「残念なことに冷めたようだ。いや、お初には喜ばしいことか」
解放されたにもかかわらず、胸をさらけ出したままお初は呆然としている。やがて、おもむろに上半身を起こしたが、胸の先端はまだ快感から覚めていない。
「ロベルトが、あまりにも辛い顔してるから、私、思わず……」
見つめ合う状況に耐えられず、お初はとりあえず思いついた言葉を並べる。
ロベルトが哀しげに微笑んだ。
「どうかしていたんだ。勝手な言い分だとは思うが、今宵のことは忘れてほしい。……すまなかった」
行為の最中、無我夢中で胸の上にたくしあげたお初の布を、ロベルトがそっと戻した。
ロベルトの表情はあいかわらず痛々しい。自業自得といえばそうなのだが、目覚めた母性は彼の笑顔を見るまで引っ込みそうにない。
「ロベルト、もう、ああいうことしない?」
「もう、大丈夫だ」
「じゃあ、少し、頭を下げてくれるかしら?」
けげんな顔でロベルトは座ったまま、お初の顔の位置まで頭を下げた。
「もう、少し……」
桟橋に手をついて、さらに顔を下げるロベルト。
胸のあたりまできた時、お初はロベルトの頭をそっと抱きしめた。
「お、お初?」
戸惑いの声をあげるロベルトの頭に手を添え、子供をあやすように優しく撫でる。
「大丈夫。あんなことされたけど、私は逃げないわ」
「だが、お前はまた蒼鬼の傍へ行く」
「あ、え、と……」動揺したお初だったが、気を落ち着かせた。「じゃあ、今だけ」
「……ありがとう」
頭を抱くお初の腕に、ロベルトがそっと手を添えた。やがて、その手が、お初の胸へと移る。
驚いたお初は、ロベルトの頭を叩いた。
「ロ、ロベルト、もうしないって言ったでしょう?」
だが、ロベルトは胸をまさぐる手を止めない。
「約束を守りなさい」
頭を強く突き放せば、ロベルトは温かい笑みを浮かべてお初を見ていた。
先ほどのように襲われることはない、とは思ったが、では、なぜロベルトは胸を撫でているのか。安心はできなかった。
「ママを……お初を悦ばせてあげたいんだ」
そう言って、ロベルトはお初の胸を覆う布をずらし上げた。胸の先端には快感の跡がまだわずかに残っていた。その突端をロベルトは口に含む。
忘れていたあの感覚が、お初の体にはしる。
「んっ……だから、ロベルト、やめ……て」
「挿れない、と約束する。お前の体を最後まで導いてやりたい」
そう言うと、ロベルトはお初の胸を激しく攻め立てた。
先ほど快感に飲まれそうになっていたお初である。抗う間もないほどに、甘美な刺激が体を幾度も通り抜ける。
「ん、ふっ……」
「もっと、声を出してくれ、お初」
「い、や……」
言葉での抵抗はしているが、お初の息はどんどん荒くなっていく。
ロベルトの指が、お初の秘所をふいに撫でた。確かめるかのように、その指は布の間から中へと滑り込んできた。
「痛くない。苦しくもない。少しの間、体をあずけてくれればいい」
ロベルトの手は、秘所の周りをおおう襞を撫でている。周りの液を指にすりつけているのだ。
「痛くない……」
異物がお初の中へ入ってきた。
「ん、んん!」
「お初、どうだろうか?」
「ん、ふ、うう……」
異物がもたらす快感に、お初は言葉も紡げない。だが、秘所から流れ出るお初の愛液は確実にロベルトの指を濡らしていた。
「こんなものしか入れられないのが残念だ」
さらにもう一本、指が侵入してきた。
ぬるりと内壁にそって潜り込んでくる指に、お初は大きな喘ぎ声を上げた。胸を愛撫していた手が、あわててお初の口を塞ぐ。
「本当に蒼鬼が起きてしまう。お初、少しだけ声を抑えるんだ」
ロベルトの言葉に頷いて、お初は懸命に声を押し殺そうと努めた。
吐息と共に洩れるお初のわずかな声だけが、しばし二人を包んでいた。
大きな刺激を与えないよう、ゆっくりとロベルトは指を動かしながら、お初の口を塞いでいた手を離す。
「ん、んん、ん……」
ロベルトの指の動きに合わせて、お初の声が漏れ出る。
「あまり時間をかけすぎてもいけないな」
ロベルトの指が徐々に速度を上げる。
快感を引きずり出すかのようなロベルトの指の動きに、座っていられなくなったお初は桟橋に背をあずけた。
お初が寝転んでしまっても、ロベルトは指を抜かない。
腰を浮かせて、お初はただ体を震わせる。
「すまない、お初。……耐えられないなら噛め。俺はかまわない」
果てる寸前なお初の口に、ロベルトの指が入ってきた。
快感の波へ入ろうとしている理性のかけらをかき集め、お初はロベルトの指を噛んだ。
ロベルトが痛みに顔をしかめる。
理性を使い果たしたお初に、それを気遣う余裕はない。
ロベルトの激しい攻めに、声を出せないお初は快感のため息を洩らし――果てた。
着衣を整えたお初が、ロベルトの指を見て顔を赤らめた。
「汚してしまったのね。ごめんなさい」
「汚れなどと……とんでもない。洗うのも惜しいほどだ」
ロベルトは、愛おしげに自身の指を舐めて見せた。
「きちんと、洗って。それから……あの……今宵のことは……」
ロベルトには、お初の言いたいことはもうわかっていた。彼女の想い人は自分ではない。立場もわきまえていた。
だから、頷く。
「ああ、忘れよう。蒼鬼にも言わない。お前にも忘れてほしい」
「悲しみを背負っていることだけ、覚えておくわ」
お初が背を向ける。数歩、歩いて振り向いた。
「おやすみなさい」
そう言って、彼女は駆けていった。蒼鬼のもとへ。
『じゃあ、今だけ』
見送るロベルトの脳裏にお初の言葉がよみがえる。
お初の愛液が残る手を、海の中へと潜らせた。
届くことのない恋慕の情も流してほしい。
そう、願いながら――。
◇終◇
なんとか完成。最後まで暴走ロベルトの予定だったが限界があったようだw
ラストなんて完全にロベルトの切ない恋愛小説だな……
まあ、これでも書いた本人は実は気に入ってたりするんだ
だんだんエロが薄れてきてるんだが、こんな調子でいいか?ww
接合がなくてロベルトの奉仕に近いのでお気に召さない方いたらごめん
ま、イメージ崩れてないことを祈る。楽しんでもらえりゃ幸いだ
gj!!お初カワイイよ(*´Д`*)ハァハァ
イメージ通りというかむしろこっちの方が良いというかw とにかくGJ!
お二方、GJのお言葉ありがとう
>>393 自分的にはロベルトに力を入れているのだがお初に負けたかww
かわいいオナゴを書くのは実は得意なんだ オナゴ視点は書きやすい
>>394 こっちのほうがいいと言ってもらえてマジで嬉しい
気にいってもらえるだけでも嬉しいのに過分なお言葉ありがとう
次作は天海×お初×ロベルトを書こうかと思ってる。
つまりはお初が天海とロベルトの二人に攻められるというようなもの。
今回のロベ×初の続きみたいな感じでいこうかと……。
とりあえず読みたい人いるか?という確認だったりするww
妄想吐き場所にしてスマン……そろそろ撤退したほうがいいか……
読みたいっす!!どんどん投下しちゃって下さい!
3Pめっちゃ見たいw
何も遠慮すること無いっすよ!!!
むちゃくちゃ反響あって驚いてる。サンキューですww
今はオリジナルの書いてるからそれ終わってから……
3Pと言われると元も子もないのだが3Pか…3Pだな…うん
愛のある3Pというジャンルでよろしくwwwww
401 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 15:36:15 ID:3LAnzThJ
>>400 3Pすげぇ楽しみ(*´Д`*)wktk
まだ、わずかにぬめりを見せる下半身を気にしながらも、お初は蒼鬼たちのもとへと戻った。空の闇は深く、皆、まだ寝ている。
「お初……」
突然、足元からあがった声にお初は驚いた。見れば、天海が目を開けて見上げている。彼の腹には、今度は十兵衛の手がのっかっていた。
ロベルトとの行為の余韻が抜けきらないお初は、まだ、はっきりと現実に戻れてはいない。なぜ、天海が声をかけてきたのかもわからず、ただただ動揺する。
「天海、さん?」
小声で呼びかけると、十兵衛の手をのけながら、天海が体を起こした。
「先ほどのロベルトとの行い、蒼鬼には決して言えない行為――とお見受けした」
「み、見てたんですか?」
「いや、私からは影しか見えなかったが、あれが何かわからぬほど子供でもないのでな」
「や、やだ……」
お初は自身の体を抱きしめた。天海の目に気づかないほど没頭していたことに、激しい羞恥が湧き上がる。
「蒼鬼の耳に入れば、本人も止められぬほどの鬼となろう」
「え……天海さん?」
天海が眠る蒼鬼へ目を移す。
お初もそちらを見れば、蒼鬼はあいかわらず手足を投げ出して寝ていた。
「無論、私とロベルトが黙っていれば、蒼鬼の耳に入ることはまずない」
ロベルトは必ず黙っていてくれる。お初は確信していた。だが、天海の意図はわからない。蒼鬼はもう鬼武者となっている。それに、蒼鬼さえも止められぬほどの鬼は日の本に住まう民の災いにもなるはずだ。天海がそんなことをするはずがない。
「秀康――蒼鬼には決して言いません」
天海からの忠告だ、とお初は判断した。鬼にはさせません、との意味も込め天海に向かって言い切る。
「お初、私の口を封じる良い方法があるのだが、試してはみないか?」
「良い方法?」
天海が、ふっ、と笑った。それはいつもの笑みに変わりないはずだが、説明された方法の内容は天海らしからぬものだった。
「それが……良い方法なのですか?」
お初は己を抱きしめる手に力を込める。
天海の微笑みは崩れない。
「そうだ。秘密を共有すれば、私もうかつに話せない。己の首をも締めることになるからな」
「でも、それはロベルトと同じことを私に……」
「つかの間、聞こえた悦びの声を私の耳は覚えている」
ロベルトの攻めに耐えかね、お初は一度だけ大きな声をあげたことがある。ロベルトが慌てて口を塞いでいた。天海はそのことを言っているのだ。
天海が淡々と話す分、お初はどんどんと恥ずかしくなる。
「蒼鬼に抱かれておらぬ体は――もう、限界ではないのか?」
つい、と天海は、露わになっているお初の内ももを指で撫で上げた。
「ん……」
体を震わせたお初は、天海の指を挟むように、太ももをぴたりとくっつけた。
太ももの間にある手をもぞもぞ動かし、天海はにやりと笑った。顔だちの整っている天海は、笑うと女性以上の艶を見せる。
「私が触れただけでこの有様だ。決断はお主にゆだねよう。さて、どうする?」
お初が蒼鬼を想っていることに変わりはないのだが、体は天海の指の感触をなおも求めている。ロベルトとはどのような違いを見せるのだろうか、天海はどのように女を抱くのだろうか。そんなことばかりがとまどうお初の脳裏に浮かぶ。
天海はするりと手を抜き取った。指が股の間を滑るおかしな感覚に、また、お初の体は震えた。
もう、抗えない――。そんな諦めが去来する。
ゆっくり、小さく、お初はうなずいた。
「では、あの岩場へ移ろう。ロベルトはこちらを見ていない。大丈夫だ」
錫杖を手に立ち上がった天海は、お初の背を押す。
岩場の影へ着いたとたん、天海の指が、お初の背で結われている紐を解いた。胸元を覆っていた布が、潮風にひらりとあおられる。
「私の指一本、か。頼りないもので隠しているのだな」
天海が笑いながら座った。脇に錫杖を置く。お初を見上げる目には、布から解放された二つの頂が見えているのだろう。
揺れる布がお初の胸の先端を時折かすめる。
お初を見上げる天海の目は、やはりいやらしいとは程遠く、かえって気恥ずかしくなり直視できない。
天海が自分の太ももを叩いて示した。
「お初、私に背を向けて、ここに座るといい」
言われたとおり、背を向けて天海の膝に座ると、彼と顔を合わせなくて済むのだ。天海の気遣いに気づいたお初は、自分の嫌がることはしないだろう、と少なからず安堵した。
お初のわきをくぐりぬけて、後ろから天海の手が両方の胸を包む。まだ、動いてはいない。
「確かに、ある、な」
大きさを確かめるように、天海の手が一度お初の胸を握りこむ。
「何が、ですか?」
「蒼鬼が言っていた。お初はああ見えて胸がある。手を出すなよ、と」
思い出したのか、くく、と天海が笑う。お初の背にあたる彼の体がわずかに揺れる。
お初は、蒼鬼が自分の胸を見ていたことに、そういう対象として見ていることに、驚いた。
-----------------------
書けたとこまで投下。とりあえず寝る。
ロベルトは近々乱入してくるので3Pはもう少し待っていてほしい
お初にアレを咥えさせることは絶対にしないので過度の期待に要注意
とりあえず乱暴にすることは好かんのであまり期待しないように
お初が天海にどういう口調で話しかけるのか全然わからん……
神キテタ―――!!続きwktk(*´Д`*)
お初は、蒼鬼が自分の胸を見ていたことに、そういう対象として見ていることに、驚いた。さらに、天海たちに忠告をしていてくれていたことにも――。お初の胸が温かくなる。
そんな彼女を現実へ引き戻したのは、胸を撫で始めた天海の手だ。
「私やロベルトが先に手を出すことになるとは、蒼鬼も予測してはいまい」
天海の吐息が耳にあたり、お初は彼の腿をきゅっと握った。
しかも、と言い、天海がお初の胸の先をつまむ。
「こうして、お初が私の指に感じることも……」
一番過敏な両方の胸の先を指でこねられ、お初は何度も背をそらした。痛いとは思わない。驚くほどほどよい強さで天海の指は胸をつまみあげる。さらに、爪で先をつつかれる。
「ふっ、んん」
「いい声だ、お初。私に遠慮することはない」
低く、甘く、天海の声が耳を通して頭に響く。
「て……ん、かい……さっ」
そこまで言って、お初は言葉を飲み込むように息を吸った。
お初の視界に突然、黒い影が現れたのだ。大きなその人は、とりわけ後ろの人物へ殺気を放ちながら、二人を見下ろしている。
「ロベルト……」
天海がその影の名を呼ぶ。
「お初の体から手を離してもらおう」
黙って天海はお初の胸から手を離した。
ロベルトが、腕をつかんでお初を天海から離す。そのまま、彼がぱっと手を離したので、お初は勢いこんでよろけそうになったが、近くの岩に手をついて耐えた。
「天海、どういうつもりだ?」
「見たままの通りだ」
ロベルトの拳が天海へ向けられる。あとは勢いをつけるだけだった。
「やめて、ロベルト!」
お初は慌ててロベルトに背後から抱きつく。さすがのロベルトもお初を引きずってまで天海を殴るわけにもいかず、ゆっくりと拳を下ろす。
「殺気を放ちすぎだ。蒼鬼のような武士は大きな声では目覚めなくても、殺気には敏感だろう。考えてみろ。この状態で蒼鬼が目覚めれば、傷つくのはお初だ。わかるか、ロベルト?」
ロベルトの背で天海の言葉を聞いていたお初は、冷静に相手の弱みをつく話術は彼の戦い方にも似ている、と思った。蒼鬼のような手数の多さも、ロベルトのような力もないが、天海は的確に相手の急所を突く。長年の経験の成せるわざなのだろう。
ロベルトが振り返ってお初を見る。
「すまない。お前のことを考えず俺は……」
苦しそうに言って、彼はお初の手から離れる。
「待て、ロベルト。私が察するに、お前はまだ最後まではしていない。そうだな?」
去ろうとしていたロベルトは立ち止まって頷く。
「ああ、子を成す危険がある。お初を苦しめることはしたくない」
「子を成す危険がなければ、どうだ?」
「……なんだと?」
「どうして……」
これには、ロベルトと共にお初も驚いて聞き返した。
天海が懐から小さな何かを取り出して見せる。
「お初の中に入る前に、これで男性のものを覆えばいい。世界を旅して見つけたものだ。これを使えば子を成す可能性は大幅に減る。確実、ではないが」
「お初の中に、入れる……というのか?」
ロベルトは天海の手にあるそれをじっと見つめる。
「ああ、そういうことだ」
力強く天海が頷く。この頷きこそが、確信がある、という証拠だ。
男たちの問題は解決した。あとはお初の返事次第。二人の目がお初の返事を待っていた。
「あの……でも、私、それは……」
天海が立ち上がって、お初の手に指を絡ませる。
「先ほどの私の手にどう反応していた? 嫌なら途中で止めればいい。私も、ロベルトも無理強いはしない。お初は大切な我々の仲間だからな」
お初の前へ来たロベルトは帽子をとって、祈るように胸にあてる
「お前を傷つけるようなことはしない。止めろと言えば止める。俺はお前の言葉に従う。神に――いや、お前にそう誓おう」
こう言ったからには、ロベルトは決してお初の嫌がることはしないだろう。同じく、天海の言葉も信用できる。今後の戦いのためにも、ここで仲違いするわけにはいなかいのだ。
お初は、寝ている蒼鬼を見ると、天海とロベルトも同じほうへ目を向けた。
「蒼鬼には敵わない、か……」
「そのようだな」
二人は顔を合わせて苦笑いを浮かべる。しかたがないな、という風に。
お初が蒼鬼に目を向けたのは、彼を選んだから、というわけではない。今だけ二人を選んでしまうことを許して、とそんな言葉が内心で呟かれていた。
お初はゆっくりと二人へ目を移す。
「天海さん、蒼鬼には本当に言わないでください。十兵衛ちゃんにも。ロベルト、あなたは力が強いけど痛くはしないでくれる?」
「お初にここまで言わせて、蒼鬼に言うのは男として野暮というものだろう」
「愚問だ。俺がお初を痛めつけるはずはない」
二人の男は同時に頷いた。
「じゃあ、あの……はい」
自分を抱いてもいい、と男たちに言うのは淫乱な気もして、無意識にお初は顔をうつむけていた。頷いたものの、そこからどうすればいいのかわからず、お初はじっと岩場近くに立っていた。
まず、ロベルトが手を差し出してきた。
「さあ……愛しいお初」
告白にも等しいロベルトの言葉だったが、緊張しているお初は、差し伸べられる手にそっと体を預ける。ロベルトの腕がお初をぎゅっと抱きしめた。
「ロベルト、独り占めか?」
後ろで天海が笑う。
ロベルトがお初を離し、天海へと押しやった。だが、お初の足は天海の前で止まる。旅の中で、彼と話したことはほとんどない。ロベルトと同じようにしていいものか、お初はしばし迷った。
「私も一人の男だ。女性を抱いたこともある」
とまどうお初に焦れたのか、天海の腕が強引に引き寄せ、抱きしめる。
「お初、怖がらないで、くれないか……」
耳元に天海のあの甘い声が入り込む。
「ご、ごめんなさい」
「慣れた女では興も醒める。お初くらいがかわいくてちょうどよい」
この自称長く生きている男は、口説く言葉まで会得しているようだ。蒼鬼では絶対に聞けない言葉に、お初の頬も熱くなる。
「あっ」
唐突にお初の口から声が洩れた。
恋情があるかのような顔でお初が天海を見つめるのに苛立ったロベルトが、彼女の胸を後ろから強引にわしづかんだのだ。指がお初の胸の先端をリズミカルに弾く。
お初はたまらず、天海の胸に顔を預けた。
「子供のようだな、ロベルト」
続きマダァ(*・∀・*)??
続き待ってくれるのは嬉しいが時間の都合で毎日少しずつしか書けないんだ。
気長に待ってくれると助かる。
出来上がってから一気に投下したほうがいいのなら2〜3日待ってくれ
急かしてスマンorz職人さんのペースで書き上げてくれww
気長に待ってる!!
もたれたお初の首筋を天海の唇が襲う。さらに、耳たぶを噛まれた。
「う、ん」
胸から与えられる刺激のため体が過敏になっているお初は、すい、と天海の舌に耳を舐められ、その思わぬ感触に声をあげた。
「耳が弱いのか?」
天海の声が間近に聞こえ、彼の息が耳の中を通る。お初の中の女性が、甘い男の声に悦び震える。
「そうなのか?」
ロベルトの歯が空いているほうの耳を噛む。胸への攻めはあいかわらず続けられたまま。
耳が弱いかどうかなどお初にわかるはずもなく、ただ、男たちから与えられる刺激に翻弄されている。
お初を支えていた天海の片手が、秘所へと伸ばされる。
「もう、そろそろ、いいのではないか?」
「まだ、早いと思うのだが?」
天海の指がまず秘所を探った。続いて、ロベルトの手も確認のためか秘所へ触れる。
快感を与えるためではなく、確認のために探ってくる二人の手に、お初は身をよじりながらただ秘所を潤ませるしかなかった。
「ふっ、うっ、うう……」
ちゅ、という音と共に、ロベルトの指が中へと入り込んできた。
お初が小さな悲鳴を上げる。
「ロベルト、入れたな?」
「このお初の反応が見たくて」
「なるほど。では、私はこちらを……」
天海の指が秘所にある小さな粒をとらえた。
「や、ぁ」
指はまだ粒に触れただけだったが、お初のそこはロベルトの指をきゅっと締める。
「きつくなった」
「濡れているか?」
「ああ、太ももにまで流れてきている」
お初自身が見ることのできない秘所の光景が、男たちによって伝えられる。その淡々とした口調が、さらにお初の羞恥をかりたてる。
天海がお初の内ももを撫で、手を彼女の眼前に示す。彼の手の平はうっすらと濡れていた。
「お初、私とロベルトにここまで濡らしてくれるのだな」
嬉しそうに微笑む天海だったが、お初は自分の愛液を見て軽く衝撃をうけていた。何かが秘所から流れ出ているのはわかっていたが、まさか、天海の手をここまで濡らすほどの量だとは思ってもいなかったのだ。
「わ、私は……知りません」
お初は天海の手から目をそむけた。
彼女の背後に立つロベルトが天海を睨む。
「天海、お初をいじめるのはやめてくれないか」
「濡れた手が愛おしくてつい、な。では、ロベルトからいくか?」
ロベルトがお初の秘所から指を抜く。
「もう、いいのか?」
「私が先に挿れてもいいが?」
「……いや、俺がいく」
ロベルトに先を譲ったのは、お初を想う気持ちを知っている天海なりの配慮だった。
天海が、お初を支える手に力をこめる。
「お初、恥ずかしいとは思うが、ロベルトに尻を突き出してやってくれないか?」
「どう、やって……?」
お初も女性だ。自分から尻を突き出す行為などしたことがない。天海に言われたものの、動き出せないでいた。
「ロベルト」
天海の呼びかけにロベルトが動いた。ロベルトはお初の腰を浮かせ、倒れないようにゆっくりと後ろへ引っ張った。
天海はお初をしっかりと支えている。
浮いていた足が地面へ着く。急な態勢の変化に驚いたお初は、天海に強くしがみついた。
「お初、辛くはないか?」
お初の尻に手を添えたロベルトが後ろから問う。
恥ずかしくはあったが、なんとか頷くことで、お初は彼に答えた。
「これを着けるのだ。根元まで」
天海から渡されたものを慎重に破らないよう、自分のものに被せる。子のできる仕組みを知っているロベルトは、その形状に感心した。
「そういうこと、か」
「これで子を成す不安は減っただろう?」
「いいものだ」
ロベルトの指がお初の秘所を探ってきた。かすかに静まりかけた快感がまた呼び起こされる。
秘所をまさぐるロベルトの指とは違う大きさのものがゆっくりと侵入を開始した。
「ん、んんっ」
「くっ、うっ……」
きつそうな二人の声が、挿入の音と共に岩場に響く。
見守りながら、天海は顔をしかめるお初の頬や頭を撫でた。
「……入った」
やがて、ロベルトが呟いた。
「お初、もう大丈夫だ」
見上げたお初に、天海が微笑みかけた。
お初は大きく息を吐き、体からよぶんな力を抜く。秘所の締め付けも少しましになった。
ロベルトが腰を動かし始めると、秘所の鈍痛はゆるい快感へと変わっていった。
「はっ、あっ、あ、あ……」
揺すられるリズムに合わせるように、お初の口から吐息が洩れる。
天海にしがみついている手から徐々に力が抜ける。
「てん……かい、さ……だ……め」
途切れるお初の言葉を理解した天海は、
「わかった。私が支える」
と、彼女のわきに手を入れ、力を込めた。
「ロベルト、早く頼む。私も限界が近い……」
「わかった」
お初の尻にロベルトの腰が強くぶつけられる。奥を突いたかと思えば、右側を滑り、浅いと思えば深いところへ入り込む。お初の中でロベルトのものが縦横無尽に暴れまわっていた。
波の音とは異質の水音が三人の間に響いている。
「ふっ、はぁ、あ、あああ……!」
背をそらし、足を伸ばし、お初は高々と声をあげて果てた。
直後、無言でロベルトが顔をしかめる。そして、己のものを抜き取った。
天海は、倒れこもうとしたお初を抱きとめた。彼女の体を支えたまま座る。
お初は、天海の胸の中で荒い呼吸を繰り返していた。額には汗もにじんでいる。
「お初、休ませてやりたいのだが」
疲れと快感の引かないお初は、天海にされるがままとなっていた。気づけば、挿入しやすい態勢へと変えられている。お初の秘所を見上げるように天海のものが勃っている。
「え、ま、待って、ください。まだ、私、そんな……」
抗議するが、天海の指が秘所にあてられたとたん、お初は小さく喘いだ。達して間もないせいか、ささいな刺激にも体は反応する。
-------------------------------
まとめる意味も込めてエロ可ブログを借りてみた。
ttp://satsuki178.blog73.fc2.com/ 今までのはここにまとめて置いたのでよかったらどうぞ。
職人さんのことが少し詳しくわかるぞorz
「準備は十分すぎるほどできている」
「でも……」
先ほどロベルトの大きさを受け入れたばかりで、秘所にはわずかな鈍痛が残っている。なにより、達してすぐに別の男のものを受け入れたことなどお初には経験ないことだった。
「少し急がせてもらう」
天海が5本の指を器用に使って、お初の秘所とその近くの突起を撫で、もう片方の手で胸の先端を緩急をつけて揉み始める。
天海の言った通り、少し性急な愛撫ではあったが、お初の秘所に絶大な効果があった。先ほどあれだけ濡らし、ロベルトのものを迎えていたというのに、新たな蜜が天海のものを受け入れられるほど流れている。
お初は恍惚とした意識の中、天海の首に腕を回した。彼の首に、耐え切れぬほど溢れる吐息を吹きかける。
「見ているだけというのも、なかなか辛い、な」
ロベルトが天海と向き合って座る。大きな手を伸ばして、お初の乳房を包み込んだ。
「では、私もそろそろ挿れさせていただこう」
胸をロベルトに譲り、天海は、お初の腰を浮かし、装着の済んでいる己のものを挿入させた。
「は、あっ……あ、んん」
吐息だけだったお初の口から声が洩れる。すんなりと秘所は天海のものを飲み込んだ。
「俺の時と違って、天海を簡単に飲み込むんだな、お初のここは」
後ろからロベルトが、お初の尻の谷間を撫でた。
くすぐったいやら、甘く響くやら、でお初は体を震わせる。
「くっ、きつい、な」
ロベルトからの刺激に反応したお初の秘所が天海のものを締める。
お初の秘所より後ろの穴にロベルトの指が一本入ってきた。
「天海、もう一つ穴がある。ここはどうだ?」
「いや、やめておいたほうがいい。お初を痛めつけたくないなら」
「そうか。指で我慢しよう」
小さくすぼむお初の穴はロベルトの指一本でもきつい。下半身の穴を両方とも塞がれ、お初はどう力を入れたらいいのか困った。前に力を入れれば天海を締め付け、自分にも快感が訪れる。後ろに力を入れれば異物感に圧迫される。
だが、不思議なことに、後ろの指が徐々に快感をもたらすことにお初は気づいた。天海はまだ動いていない。ただ、ロベルトの指だけが抜き挿しされている。
「ん、ん、ふぅ」
「お初、俺の指で感じているのか?」
「わ……わから、ない……わ、で……も」
「気持ちいいのは確かなようだ。私のものを締め付ける力が強くなった」
天海が腰を浮かし、下ろす。上下させる速度を徐々に早めていく。
お初は、下半身の圧迫がもたらす快感に、天海の手に揺られるがままに、がくがくと体を震えさせることしかできずにいた。
何かが迫ってくる。そう感じたとたん、天海の動きが急激に速くなった。天海とお初の腿がぶつかる音が小刻みに響く。
「い、いや、ぁ、ああ……」
お初は全ての体重を天海の体へと預けた。
果てながら、天海は、ぐったりとしたお初の体を抱きしめる。
最初はロベルトの指で、そして、二人の男のもので果てたお初に、もう立ち上がる気力も体力も残されていなかった。
下半身を戻す天海に代わり、ロベルトが赤子のようにもたれてくるお初を腕に抱いている。汗で額にはりついているお初の前髪をロベルトの指が払う。
「お初、大丈夫か?」
「ご、ごめんなさい。わ、たし……立て、なくて」
「いいさ。俺が運ぶからお前は寝ていればいい」
「でも、着ているものを整えない、と」
お初は体を起こそうとしたが、支えるはずの手ががくりと折れる。
「俺が整えるから」
「私も手伝おう」
ロベルトがお初を支えながら、片手で乱れを直し、天海が紐などを結んでいく。
お初の秘所も拭き取られ、着衣も元に戻された。
「二人とも……ありがとう」
お初を抱く態勢を変え、ロベルトが立ち上がる。
天海がお初の顔を覗き込んだ。
「天海、さん?」
「お初、このようなことをして言える立場でもないが、今宵はゆっくり眠るといい」
ロベルトがうなずく。
「明日の戦いではなるべくお前の傍を離れないようにする」
では、と言い、天海が先に皆のもとへ戻っていった。
ロベルトが、お初の額に口付け囁いた。
「お前の中、温かかった。俺は……忘れない」
「やだ、ロベルト。そのことは忘れて」
ぺし、とお初はロベルトの胸を叩く。
「明日、辛かったら俺に言え」
「でも、みんなの足手まといになりたくないから、よほどでない限りは放っておいてね」
「強いな、お前は。だから、俺は……」
ロベルトの目が空を見つめる。
お初も、同じように上を見上げた。
「いや……。さあ、行こう」
空を見るお初の視界がふいに動いた。
ロベルトの砂を踏みしめる足音が、波の音と共にお初の耳に優しく響いていた。
◇終◇
-------------------------------
日数がかかったうえに長いけどようやく完成。
何回も分けて投下して…かえって続きを気にさせたよな。悪かった。
今までで一番長いのはやっぱ3Pだからだろうなorz
次は茜あたりをまた書きたいかも……。ロベ×初も結構気に入ったぞ。
そろそろ蒼鬼を絡ませていかんとな。でも、蒼鬼はゲーム中であんま喋りないからいまいち口調を覚えてないんだよなぁ。
まあ、とにかく、毎度のことながら感想求ムwww
gj!!スゲェ良かったよw次は蒼鬼と茜のほのぼのエロが読みたいお(*´Д`*)
>>414 感想サンキューです。
…蒼鬼は辛いな。ゲーム中は天海とロベルトに集中してたから蒼鬼をあんまり覚えてないんだorz
今ちょっとゲームできないからゲーム再開してみて書けそうならってことで、な。
ここ、字数制限あって投下しづらいから今後は自ブログで更新していく。
ttp://satsuki178.blog73.fc2.com/ 今まで世話になりました。感想くれた人ありがとう。
今後はよかったらこっち見てください。リクエストも受け付けるぞ。
…なんだろう、このもにょり感は…
そして、また過疎化…神のご降臨を待つ…
過疎ってなんかない。過疎ってなんかないぞ…
カワイイ茜を俺に読ませてクレ(*´Д`*)ハァハァ
漫画二巻じゃ普通に素っ裸で戦ってるんですけど、あの小娘ったら。
しかしあのムサシはバサラMUSASHIを髣髴とさせるな。
421 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:42:54 ID:oUZMRT5h
天海X阿倫タン(*´Д`*)ハァハァ
本当にムサシに裸見られて「どうした?」ってどんな娘だ、茜w
27日になったらここ来てたヤシはバサラへ移るんだろうなww
424 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 09:58:45 ID:8ej0vvKr
イエーイ
425 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 16:43:43 ID:rd/DC3ET
イエーイ('A`)
遅くなったけど、DVD発売age
現代パロで良いなら書きたい…。
>>426 現代パロw それはそれで面白そうだ。頼む
429 :
426:2006/08/01(火) 10:01:03 ID:UsPjk4sG
>>427-428 反応マリガ!!蒼鬼×十兵衛になるけど良い?
自分、好きカプがそれしかないもので…スマソ
大好物だぜ!!蒼鬼×十兵衛ww
432 :
426:2006/08/08(火) 21:56:27 ID:E3Q0udf+
最近忙しくて、話は頭の中で出来てるのに、纏めたいからPC開きたいのに開けない。(´・ω・`)セツナス
携帯からごめんよ。も少し待っててね。
434 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 14:19:54 ID:1t7+vxjv
ずっと張り付いてるんで頼んだ〜。茜(*´Д`*)ハァハァ
435 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 00:51:05 ID:2Cpt7gQS
気長に待ってるよ〜
436 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 15:07:04 ID:sePcU0Yl
流れを読まずに新参者ですが蒼鬼×茜を…。
比叡山でロベルトの回復を待つ一行。
早朝、茜がいつもの稽古から帰って来た。
茜「ああ〜つっかれた〜!お初姉ぇ朝ご飯出来てる〜?」
しかし返事が無い。
まだ準備してる途中か…と少しがっかりしながら寺の中に入るとまだ蒼鬼は熟睡していた。
茜「なんだよ。まだ寝てんのか…しょうがねぇなぁ。」
勢いよく起こしてやろうと思ったが蒼鬼の寝顔を見てもう少し寝かせてやるか…とそのままじっと寝顔を見ていた。
ふと目線を下げると太腿の間に棒状の形が見えた。
茜「アオ兄の奴…いつから小刀なんか持ってたんだ?」
437 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 15:19:06 ID:sePcU0Yl
蒼鬼が小刀なんか使ったのは見たことが無い。じゃあ何でこんな大事そうに…?
茜「もしかして…俺にくれる為に買ってきてくれたのか!?」
そうだ、きっとそうに違いない。後で俺を驚かせようと内緒で買ってきてくれたんだ。
茜「なんだよ〜。照れるじゃねぇか。さてはこの前の里芋の味噌煮の御礼だな?じゃあ早速拝見させてもらうぜ!」
そう言うと蒼鬼の布団をひっぺがした。しかし刀が無い。服の中に入れているようだ。
茜「アオ兄…いくら驚かせたいからって服の中にまで入れるか?しょうがねぇ…そーっと…そーっと…。」
438 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 15:29:25 ID:sePcU0Yl
茜は蒼鬼を起こさぬ様慎重に袴を脱がしていった…。
茜「う、うわっ!?なんだこれ?」
初めて見るそれは茜にとっては物の怪の様に見えた。
茜「これはもしかして…鬼武者の証みたいなもんか?俺には付いてないし…。」
初めは萎えていたそれは急に外気にさらされた為に緊張し、しだいに堅くなっていった。
茜「マズい!!アオ兄が起きちまう!な、なんとかしないと!!」
しかしどうしていいか解らず触ってみたりするが全く元の形に戻る気配が無い…。
それどころか余りに触り過ぎた為、下腹部に違和感を感じた蒼鬼が起きてしまった。
蒼鬼「…お前何やってんだ!!!?」
439 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 15:40:39 ID:sePcU0Yl
茜「やべぇ!起きちゃった!!アオ兄!俺小刀を探してたら鬼武者の証が堅くなって慌ててなんとかしようと…」
蒼鬼「な、何言ってんだお前!?これは鬼武者の証とかそんな立派なもんじゃねぇ!!男には皆付いてるもんだ!」
茜「そ、そうなのか!?じゃあじぃちゃんにも!?」
蒼鬼「付いてる!!!」
茜「なんだよ〜。てっきりこれには鬼の力が宿ってるのかと思ったよ…。じゃあなんでこれは堅くなるんだ?」
蒼鬼「…一応確認しとくが子供の作り方って知ってるか?」
茜「前にじぃちゃんに聞いたけど教えてくれなかった…。アオ兄は知ってるのか?」
蒼鬼「そりゃあ…知ってるけど…。」
440 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 15:50:05 ID:sePcU0Yl
茜「教えてくれ!!ずっと気になってたんだよ〜俺。」
蒼鬼「教えてくれって本気か!?俺だってどう説明したらいいか解かんねえよ!」
茜「知ってる事教えてくれたらいいから!!た〜の〜む〜よ〜!!」
そう詰め寄ると蒼鬼の肩を掴んで激しく揺さ振った。
蒼鬼「わかった!わかったから落ち着け!!…っつっても何処から話せばいいか…お前、男女が交わる事は知ってるか?」
茜「…ってどんな風に?」
蒼鬼「こう…女と男が裸で抱き合うような感じだよ。」
茜「ああ!あれなら柳生の庄で一回見たことがあるよ!でも暗くて何やってるか解らなかったな…。」
441 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 16:00:11 ID:sePcU0Yl
蒼鬼「それが子供を作る儀式だよ。」
茜「あれが!?でもただ寝転がってるだけだぞ?」
蒼鬼「そこでこいつの出番だ。こいつは普段は柔らかいが儀式になると堅くなり、女の股に入る様になっている。」
茜「ま、股ぁ!?そんなの刺したら死んじゃうだろ!俺が知らないからって出鱈目教えるなよ!!」
蒼鬼「本当だって。実際子供を宿した女は腹が膨れてるだろ?」
茜「…確かに。じゃあそれを刺したらあんなに腫れ上がるのか!?」
蒼鬼「まぁ入れるだけじゃあそこまではならん。儀式が終わりに近づくとこの棒から液体が出るんだ。この子種を腹の中で出すと子供が出来るって事だ。」
442 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 16:10:11 ID:sePcU0Yl
茜「そんな簡単なのか!じゃあ俺とアオ兄の子供も作ろうぜ!!」
蒼鬼「馬鹿か!?そんなホイホイ作っていいもんじゃねぇよ!!」
茜「でもアオ兄の棒は儀式が始まってんじゃん。」
蒼鬼「うっ!?」
今まで破廉恥な話をしていたせいか、最初の時よりも大きくなってしまっていた。それでも慌てて隠し、
蒼鬼「駄目だ駄目だ!!この儀式はお前がもっと大人になってからだな…。」
茜「え〜。なんでだよぅ…。」
蒼鬼「駄目なもんは駄目だ!」
茜「わかったよ…。じゃあせめて小種ってやつを見せてくれよ!」
蒼鬼「なっ!小種を!?」
茜「いいだろ〜?子供の種がどんなのか見たいんだよ。頼むよ!」
443 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 16:19:51 ID:sePcU0Yl
このまま放置したら寝ているロベルトにちょっかいをだしかねん。観念した様子で蒼鬼は言った。
蒼鬼「…解ったよ。そのかわり俺がやると疲れるからお前がやってくれ。」
茜「おぅ!まかせとけ!!」
蒼鬼は渋々ながらも袴を脱ぎ、立ち上がってみせた。
蒼鬼「んで、お前はこの棒を握って上下にさするんだ。」
茜「なるほど…これでいいのか?」
蒼鬼「ああ。いい感じだぜ。」
茜「なんか鞘から刀抜いてる感じがして面白いな!」
蒼鬼(本当はこんな雰囲気でするもんじゃないんだけどな…。)
茜「この棒すごい熱いな…。おっ?なんか出て来た。ネバネバするなぁ…これが小種か?」
444 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 16:30:59 ID:sePcU0Yl
蒼鬼「それは後少しで小種が出るって印だ。あともうちょっとで出るぜ。」
茜「本当か!?なんかワクワクしてきたぜ!!」
蒼鬼「お、おい!!そんなに激しくさすったら…。」
もうまずい!出そうだ!!
と、その時、
お初「秀康、十兵衛ちゃん。朝ご飯が出来…た…」
蒼鬼「うっ!!?お、お初!!??」
その時、体が緊張し、絶頂を迎えてしまった。
茜「う、うわっ!!?熱っ!!か、顔にかかっちまった!!!」
蒼鬼も久しぶりの事でその量は普段より多く、茜の髪、頬、更には唇までを汚していった。
茜「うわ〜…。顔中ベタベタだぁ…。これが小種かぁ。なんか白くて小さい泡が沢山あるなぁ…」
445 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 16:40:40 ID:sePcU0Yl
お初「…秀康…これは…??え…?」
お初も自体が飲み込めずただ混乱するばかりだった。
蒼鬼「いやお初よく聞いてくれこれはあの小刀が鬼武者の証で子作りが教えててその…」
最早先程の茜と同じ状態になっていて説明が全く出来なくなっていた。
お初「あ、あのロベルトの薬草摘んでくるからちょっと先に御飯食べててね!」
蒼鬼「いや違うんだお初!!これは十兵衛が…」
茜「アオ兄〜なんだこれ〜!!すっげぇ苦いじゃないか〜!!匂いも取れねぇよ〜!!」
もう事態の収拾がつかずにただ蒼鬼は立ち尽くしていた…。
蒼鬼「…終わった…もう全部終わった…」
446 :
小鬼武者:2006/08/12(土) 16:41:57 ID:sePcU0Yl
以上、駄文すいませんでした。携帯からだったんで細かくなってしまって読みづらくなってしまいました…。
447 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 10:32:56 ID:tktW+cMz
キターーー!茜の無知さが萌える(*´Д`*)ハァハァ
蒼鬼カワイソスww
448 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 01:46:23 ID:7NjOOAy6
>>446 GJ!!久しぶりに茜タンに萌えたよ〜(*´Д`*)
gj!!なんか蒼鬼笑えるw
450 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 01:41:42 ID:kg+ePIuE
た〜の〜む〜よww
451 :
426:2006/08/17(木) 01:04:10 ID:FUSpzeA7
凄くお待たせしてごめん。やっと前半部分が書けた…orzでも、なんか変な感じ。文章力ないんだなぁ…って思って更に鬱。
えっと、設定的には
蒼鬼:高2
十兵衛:中2くらいで。
で、2人は幼なじみで家が隣で、恋人同士となんか典型的な幼なじみ。笑
なんか、話的には前半〜真ん中辺りがちょっとシリアスかも。そんなんでも、楽しんで貰えると嬉しいよ。
今出来てるとこから後は、出来次第載せるね。
んじゃ、次から行きまーす。
>>436-445 萌えさせてもらったよ。ありがとう!!
452 :
426:2006/08/17(木) 01:05:44 ID:FUSpzeA7
「…く………ん、ぅ…」
目の前で曝される、痴態。
「気持ち良いのか?」
呼び掛ける声は、普段の自分のそれとはまるで違う程低く聞こえた。
「ゃ…違っ……あ、ぁ…」
本人は精一杯否定しているつもりだろうが、桜色に染まる肌と、蜜を滴らすソコを見るだけで、それは只の虚勢に過ぎないとわかる。
「ゃ……こんなの、ヤだよぉっ…」
何度この言葉を聞いた事か。
それでも止めない。止められない。
理性が、効かない。
いけないものを見てしまった。
付き合い始めて半年。出会ったのはガキの頃。
惚れたのは、…何時からだったか。
昔からの付き合いだったからか、未だに付き合っているという実感がない。
それでも、コイツを好きだという気持ちに嘘はない。それは十兵衛も同じだろうと、なんとなくではあるが確信している。
453 :
426:2006/08/17(木) 01:07:24 ID:FUSpzeA7
勿論、俺にだって欲というものがある。一般的にいう、性欲というものも勿論持ち合わせている。
でも今は、十兵衛を抱こうとは思わない。そういう行為は、俺が学を学び、きちんと就職し、食わしていけるようになってからする事と思っているからだ。
周りの奴は、それを「古臭い」と笑う。確かに、今の時世ならそれは何十年も前の考え方だろう。
単に「周りが経験しているから」とか、「快楽に溺れたいから」等という安直な理由でセックスをするのは、猿と同じだというのが、俺の考えだ。
なにより、『十兵衛を大切にしたい』という思いが1番にある。
例えそれが、恋仲は恋仲でも友達のような関係が良いという、俺の自己満足な願いだったとしても。
それでも、多少なりとも欲に負けてしまうこともあって。
そんな時は、十兵衛の事を考えながら、己の欲を沈めるのだ。
という訳で、十兵衛とは、未だにキスは愚か、手も繋いでいない。
しかし、そんな思いも崩れてしまった。
退屈な学校が終わり、十兵衛が通う学校へと足を運ぶ。
俺の学校と十兵衛の学校は、さほど距離があるわけでもなく、ほんの10分も歩けば着いてしまう。
校門前。そこが、俺達の待ち合わせ場所だ。
そこで待ち合わせ、街へ行くなり家へ帰るなりしている。
454 :
426:2006/08/17(木) 01:08:13 ID:FUSpzeA7
コンビニに入り、ひんやりとした空気の中、雑誌コーナーへと足を運ぶ。そこからなら、窓が硝子張りになっている為に十兵衛が出て来たらすぐに顔を合わせることが出来るからだ。
適当に雑誌を選び、ぱらぱらと読む。どれもこれも低俗な物ばかりだ。小さく溜息をついて、窓の外を見る。すると、校門の前で立っている十兵衛が目に入った。
「なんだ、もういたのか」
小さく呟いて、雑誌を閉じる。すると、十兵衛は自分の横にいた男の体を叩き、俺の事を指差しながら嬉しそうに何かを話していた。
声は聞こえないものの、自分以外の男と話している十兵衛を見ただけでムカムカする。
いつから、こんなにガキっぽい感情が生まれたんだろうか。
その時だった。
男が、十兵衛と同じ視線になるように屈む。十兵衛が、なんだ?というように、首を傾けて不思議そうに男を見る。当然、俺の視線も男から離れなくなる。
男は十兵衛の顎を指で挟み、自らの首を傾けると、俺の方からは見えないように顔を重ね合わせた。
何があったのか、わからなかった。
思考が停止する。
あの角度では、何をしているかが明らかだった。
俺がしたくても、出来なかった事。
十兵衛を大事にしたいという、思い。
それが、1人の男の勝手な行動で崩されてしまった。
「………くそッ!!」
突然の事だったせいで、未だに思考が纏まらない。
近くにある雑誌を蹴りあげたい気持ちを必死に押さえてコンビニを出た。
455 :
426:2006/08/17(木) 01:24:04 ID:FUSpzeA7
校門に目を移すと既に男はいなくて、十兵衛だけが立ちすくんでいた。
一見見れば普段とは何も変わって見えないものの、ほんのりと赤くなっている頬はさらに俺を苛立たせた。
「おい」
小さく、それでいて低い声で十兵衛に声をかける。
その声に気付いたのか、俺ににっこりと笑いかけてくる。それが嬉しいはずなのに、今は何故か、笑い返す事が出来なかった。
「おぉ、アオ兄ィ!なんだよー、もう来てたなら早く来てくれれば良かっ「今の、誰だ」
言葉を遮り、静かに問う。
腹の中は煮え繰り返っているのに、どうしてこんなにも冷静でいられるのか、不思議だった。…否、こんなのは、“ふり”に過ぎないのだろうが。
「え?…あぁ、友達!そうそうそう、友達なんだ!」
明らかに取って付けた様な答えが、余計に俺を煽った。
『ただの友達が、キスをするのか?』
大声で叫び、出来る事ならばあの男を殴りたかった。殴っても殴り足りない程、十兵衛の唇に触れたあの男の唇が切れて腫れ上がるまで、殴り倒したかった。
だから、俺は十兵衛の体を何も言わず抱き上げて、自分の家を目指して走った。
頭の上から驚きと不満の声があがっても、何も言わないまま。
456 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 11:48:56 ID:JpDvA25n
>>451 現 代 パ ロ 待 っ て た ぞ !
むちゃくちゃ先が気になるんですが。続きをどうか・・・
457 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 23:48:14 ID:bnibjcbV
ワクワクテカテカ
458 :
426:2006/08/19(土) 00:53:53 ID:50kjxm4z
>>456 >>457 楽しんで貰えてるみたいで嬉しいよ。ありがとね。
また長くなっちゃったけど、次回からエチ部分が入る…はず。
じゃ、これからまた続き貼ります。
459 :
426:2006/08/19(土) 00:55:18 ID:50kjxm4z
学校からさほど離れていない、人通りの少ない住宅街。そこが、俺達の家のある場所だ。
十兵衞を抱き抱えたまま、家までの道を行く。自分の家が見えてくると同時に歩調が速くなり、扉を荒々しく開けて家に入る。
駆け足で階段を昇る。振動がいくのか、十兵衞が小さく悲鳴をあげている。
が、そんな事を気に出来るほど、俺は落ち着いていなかった。
自分の部屋の前に立ち、荒々しく扉を開ける。それと同時に、俵を担ぐように肩に抱き抱えていた十兵衞をベッドへと放った。
「あいたっ!何すんだよ、アオ兄ィ!!」
不満を更に濃くして、俺を睨むように見る。そんな視線を浴びせられても、今の俺には何も感じるものはなかった。
ただ、あるのは怒りと憤り。真っ黒な気持ち。
投げ掛けられる不満等ものともせず、自分からベッドに飛び込み、十兵衞の両腕をがっちりと掴む。
その行動が何を意味するのかわからなかったのだろう、相手の瞳から不満や少しの怒りが消えた。代わりに沸き上がったのは、小さな疑問。
「…アオ兄ィ、なんで怒ってんの?」
俺が普段とは違う事にやっと気付いたらしい十兵衞は、そう問いた。
だから、俺は言った。
「キス、されたか?」
聞いてから、今更何を、と思った。
俺は普段から、自分の目で見た物が正しいと思っている。百聞は一見に如かずとは、まさに俺のような事を言うのだろう。
だから、さっき見た事は現実であり、真実なのだ。自分が普段から信じて違わない事を、俺は今、自ら否定しようとしていた。
そこまでしてでも俺が欲しい言葉は、一つだけだったのだ。
ぎり、と腕を掴む力を強める。まるで、俺の欲している言葉を言え、と強要するように。
460 :
426:2006/08/19(土) 00:57:36 ID:50kjxm4z
しかし、現実は無慈悲だった。
俺の言葉を聞いて、だんだんと十兵衞の頬が朱に染まり始める。それが、答えだった。
―――愕然とした。
そんな訳無いだろ、と言って欲しかった。ばかだなぁ、アオ兄ィは、と。
あの男が十兵衞に口付けた事は、間違いではなかったのだ。
途端に、腹の底から渦巻いていたどす黒い感情が俺を包んだ。
その矛先は、男にでは無く、十兵衞に向いた。
何故拒まなかったのだ、と。
お前はあの男にどうして隙を見せた、と。
理不尽な意見だとはわかっていた。拒まなかったのではない。突然の事故、拒めなかったのだ。そんな事はわかっている。
それでも、吐き出さなくては治まらなかった。
ぎり、と奥歯を噛み締める。
顔が歪んだ事に怯えたのか、十兵衞は俺に不安げな視線を送った。
今は、それすらが演技に見えた。普段は活発な十兵衞が時折見せるか弱さ。それは、男を騙す武器なのだ、と。
俺は、長い間それに躍らされていた、くだらない男に過ぎないのだ、と。
461 :
426:2006/08/19(土) 00:58:41 ID:50kjxm4z
そう思った刹那、俺の手は十兵衞の腕を離していた。
十兵衞の腕に、俺の手の痕がくっきりと残っていた。
相手が開放感に溜息を吐いたのも束の間、俺は制服のネクタイを引き抜き、十兵衞の腕に巻いた。
素早い行動に呆気に取られてしまったのか、十兵衞は成すがままだった。
ネクタイの端を、ベッドに結ぶ。これで、腕を使う事が出来ないだろう。そう思っただけで、ふ、と自然に笑みが浮かんだ。
そこには、普段から生意気な十兵衞を、屈服させる良い機会だと思う自分がいた。
勿論、十兵衞のその生意気で勝ち気な口ぶりや行動は、照れ隠しであったりする事等はわかっていた。同世代特有の、恋人同士の間で起こる、擽ったいような気持ち。相手の事が好きだからこそ起こり得る、優しい感情。
それまでもが、巧みな演技なのだ、と思い認識する自分がいた。
こんな感情を持つ自分は、俺自身知らなかった。
自分は、周りよりも好きな人間の事を考えられると思っていた。
何があっても、十兵衞を好きでいられる、と。
周りの環境に流されて人と付き合うというような愚かな事はしない、と。心から好きな奴とだけ付き合い。そして、相手に触れたい、と。
それがどうだ。自分の考えを覆されれば、暴走する。相手を信頼しなくなる。好意を、忘れる。
所詮、自分は井の中の蛙だったのだ。流行りの歌手が軽々しく口ずさむような愛情程度しか、好きな相手に向けていなかったのだ。
自己嫌悪の感情が、爆発した。
更に強く奥歯を噛み締める。視線をおろおろと様々なところへ動かしながら、十兵衞が俺を見つめている。
―――汚してしまおう、と思った。
今の俺から見れば、不可抗力とはいえ、他の男の体に触れたコイツは既に汚れたも同然だった。
なら、更に汚してしまえば良い。そう思った。
黒は他の色に染まらない。どんな色が混じっても、黒であり続ける。
それならいっそ、黒をもっと深くしてしまえば良いのだ。
この手で、十兵衞を汚すと決めた。
それは自分の都合の良い解釈だ。十兵衞を信じろ。今すぐ戒めを解け。そう叫んだのは、きっと俺の声ではない。言い聞かせるように、繰り返し頭の中で呟いた。
ふぅ、と息を吐く。それを見て、アオ、と十兵衞の唇が動いた。
名前なんて、呼ばせない。今の俺は、十兵衞が知っている俺では無いのだ。
せめて普段から十兵衞が良く言っている、『優しくて恰好良い』という印象の俺のままで汚してやるのが最良だ。
十兵衞の胸元に手をかける。セーラー服の胸で呼吸に合わせて揺れるリボンの下に手をつけると、そのまま薄い布地を引き裂いた。
ビリビリという音が、やたらに耳に心地良かった。
「…………は?」
ぽかんとした十兵衞の顔と、その場に似合わない間抜けな声は、俺の知っている柳生十兵衞茜そのものだった。
462 :
426:2006/08/19(土) 01:03:24 ID:50kjxm4z
そう思った刹那、俺の手は十兵衞の腕を離していた。
十兵衞の腕に、俺の手の痕がくっきりと残っていた。
相手が開放感に溜息を吐いたのも束の間、俺は制服のネクタイを引き抜き、十兵衞の腕に巻いた。
素早い行動に呆気に取られてしまったのか、十兵衞は成すがままだった。
ネクタイの端を、ベッドに結ぶ。これで、腕を使う事が出来ないだろう。そう思っただけで、ふ、と自然に笑みが浮かんだ。
そこには、普段から生意気な十兵衞を、屈服させる良い機会だと思う自分がいた。
勿論、十兵衞のその生意気で勝ち気な口ぶりや行動は、照れ隠しであったりする事等はわかっていた。同世代特有の、恋人同士の間で起こる、擽ったいような気持ち。相手の事が好きだからこそ起こり得る、優しい感情。
それまでもが、巧みな演技なのだ、と思い認識する自分がいた。
こんな感情を持つ自分は、俺自身知らなかった。
自分は、周りよりも好きな人間の事を考えられると思っていた。
何があっても、十兵衞を好きでいられる、と。
周りの環境に流されて人と付き合うというような愚かな事はしない、と。心から好きな奴とだけ付き合い。そして、相手に触れたい、と。
それがどうだ。自分の考えを覆されれば、暴走する。相手を信頼しなくなる。好意を、忘れる。
所詮、自分は井の中の蛙だったのだ。流行りの歌手が軽々しく口ずさむような愛情程度しか、好きな相手に向けていなかったのだ。
自己嫌悪の感情が、爆発した。
更に強く奥歯を噛み締める。視線をおろおろと様々なところへ動かしながら、十兵衞が俺を見つめている。
―――汚してしまおう、と思った。
今の俺から見れば、不可抗力とはいえ、他の男の体に触れたコイツは既に汚れたも同然だった。
なら、更に汚してしまえば良い。そう思った。
黒は他の色に染まらない。どんな色が混じっても、黒であり続ける。
それならいっそ、黒をもっと深くしてしまえば良いのだ。
この手で、十兵衞を汚すと決めた。
それは自分の都合の良い解釈だ。十兵衞を信じろ。今すぐ戒めを解け。そう叫んだのは、きっと俺の声ではない。言い聞かせるように、繰り返し頭の中で呟いた。
ふぅ、と息を吐く。それを見て、アオ、と十兵衞の唇が動いた。
名前なんて、呼ばせない。今の俺は、十兵衞が知っている俺では無いのだ。
せめて普段から十兵衞が良く言っている、『優しくて恰好良い』という印象の俺のままで汚してやるのが最良だ。
十兵衞の胸元に手をかける。セーラー服の胸で呼吸に合わせて揺れるリボンの下に手をつけると、そのまま薄い布地を引き裂いた。
ビリビリという音が、やたらに耳に心地良かった。
「…………は?」
ぽかんとした十兵衞の顔と、その場に似合わない間抜けな声は、俺の知っている柳生十兵衞茜そのものだった。
463 :
426:2006/08/19(土) 01:08:12 ID:50kjxm4z
うわ、同じ文続けて連投しちゃった…(´・ω・)ゴメンヨ
464 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 10:07:59 ID:lz7rKRH8
続き待ってます ハァハァ
465 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 22:59:05 ID:TPUUNGSn
続きまだですか。楽しみです
466 :
PSPで頑張る男:2006/08/19(土) 23:27:47 ID:TPUUNGSn
こんなの考えちゃいました
時期は左近を倒して船で目的地に向かっているころです。
茜が海上に浮かんでる薬品入りの瓶を飲んでしまって、3日間、お初に負けない体になってしまいます。
旅によってガマンしていた性欲の飢えた男3人が黙っているはずはない。
茜(の体)をめぐって男3人がバトルロワイアルをする、という話です。
このシリアス(?)な話が終わったら書き込んでいいですか?
467 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 23:51:05 ID:lz7rKRH8
おねがいします
468 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 15:38:32 ID:22+oBsST
ム リ ヤ リ ネ タ で す か
続きを待ってます・・・・・。
469 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 10:20:45 ID:g2v3o8Wf
現代パロの続き待ってます
470 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 15:00:21 ID:Zkl4ADyx
ゴーガンダンテスのエロパロキボン
471 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 21:22:32 ID:g2v3o8Wf
ダンテスは難しいんじゃ・・・
それより続きキボン
473 :
426:2006/08/22(火) 09:55:58 ID:PyCbovsb
暫く投下してなくてスマソ。少し忙しい今日この頃…。
でも、今日辺りからまた出来る筈だから、待っててくれると嬉しいな。
>>466 是非お願いします。
自分が遅いから、中々投下出来ないかな?ごめんね、なるべく早く終わらすから。
474 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 14:31:33 ID:3l/S3Phm
楽しみにしてます
475 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 17:51:07 ID:Qy/jwX6r
1〜3と通してプレイしてきて、最近になって新を始めたら萌え萌え路線でびっくりしたww
十兵衛可愛いよ十兵衛w
477 :
PSP:2006/08/26(土) 20:36:21 ID:eDR5kMIT
473さん 続き楽しみに待ってるよ。急がず焦らずに頑張って下さい。
478 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 08:47:30 ID:ICMXZRMz
479 :
pokm pakl palepoli:2006/08/27(日) 08:50:06 ID:ICMXZRMz
>>478 GJGJGJ!
十兵衛のエロ画初めて見たかも
481 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 04:55:35 ID:M75ueAbq
あこ無いの?
あるよ
483 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 10:44:14 ID:mqH2YaGa
484 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 10:46:47 ID:mqH2YaGa
485 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 10:49:07 ID:mqH2YaGa
486 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 10:52:49 ID:mqH2YaGa
487 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 10:53:21 ID:mqH2YaGa
488 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 10:58:07 ID:mqH2YaGa
489 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 11:01:25 ID:mqH2YaGa
490 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 11:03:43 ID:mqH2YaGa
491 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 11:05:54 ID:mqH2YaGa
492 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 14:31:36 ID:csLizjy9
ほしゅ
保守
エロパロ師が帰って来ないな・・・ほしゅ
495 :
oloooo:2006/09/10(日) 15:30:05 ID:YQX8j5lN
続きマジで頼むよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
497 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 23:20:27 ID:0Btqu5JP
保守
498 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 11:45:24 ID:inyO8fo9
499 :
PSP:2006/09/15(金) 02:12:40 ID:/o2Mpbs+
「続きまだか?楽しみなのによぉ」
「なんだよアオ兄、そんなに俺がアオ兄に犯されるところ読みたいのか?」
「ち、違う!俺はただ楽しみなだけで・・・」
「じぃーーーーーーーっ」
「なっ、なんだその目はぁぁっ!!」
499 結構そういう小ネタ好きだ
保守
orz
「お願いします。どうか小説を誰か書いてください本当にお願いします
「あ〜あ 続きまだかな〜」
「そんなに気になるのか十兵衛?」
「だって気になるじゃんアオ兄だって気になるだろ?」
「お、俺はべ、別に」
「アオ兄顔赤いぞ」
「いや、べ、別に何にもいやらしいことか、考えてないぞ」
「ホントかなー何かここ膨らんでるぞ」
「触るなーーーーーーーーーーーーー」
「あーー逃げる事ないじゃんか待ってよーアオ兄ーーーー」
506 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 15:56:08 ID:yy4JG65b
続きプリーズ
507 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 11:32:36 ID:nJHkJJQX
「ん・・・」
蒼鬼は真夜中に突然目が覚めた。
「何だ夢か・・・」
先ほど久しぶりにお初に再開したのが原因なのか
お初の夢をみていた。
しかし、そのお初は柳生宗矩によって連れさらわれたという夢だった。
「くそ、変な夢みちまったな」
蒼鬼は、ふっと横を見た。
そこには自分のことを「アオ兄ぃ」と呼んでいる少女がいた。
名は柳生十兵衛茜。
鬼の目を持つ14とは思えないような小柄な少女だ。
「そういえばみの吉は・・・あっそうかみの一族の
集会か・・・」
「じゃあ今夜はこいつと二人っきりか・・・」
そう言いながら蒼鬼は十兵衛の肌に触れた。
スベスベしていて柔らかい。
蒼鬼は「もっと触りたい」という気持ちになった。
508 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 11:34:21 ID:nJHkJJQX
「ちょっとだけなら」
蒼鬼はそぉ〜と十兵衛の服を脱がした。
白く日に焼けぬ肌を見て自分でちょっとと言いながらも
十兵衛の胸に吸い付いた。
ほのかに甘い香りがするそれを赤ん坊のように
強く吸った。
「ん・・・何だ・・・」
胸に違和感を覚え十兵衛はおきた。
「えっ・・・」
目の前には我を忘れて胸に吸い付いてる
男がいた・・・。
周りを見たが蒼鬼がいないことに気がついて
十兵衛は気がついた今、目の前にいるのが・・・
「あ・アオ兄ぃ・・・?」
一旦投下 昼飯、食ってくる すぐ戻る
509 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:36:46 ID:nJHkJJQX
遅れてごめん続き書くよ〜
その男が蒼鬼と分かり十兵衛はどうしたらいいか分からなくなった。
ついさっき敗北した自分をなぐさめてくれた優しいアオ兄ぃ
ここで拒絶して蒼鬼に嫌われるのが怖い。
そこに蒼鬼は乳首を甘噛みをしてきた。
「ん・・・」
こらえたいけど出てしまう声。
その声にとうとう蒼鬼は気がついた。
「じゅ・十兵衛・・こ・これはその」
蒼鬼は必死になって言い訳を考えた。
しかし、この状況どうやってもいい考えは浮かばなかった。
「その・・ごめん」
もう謝るしかないと思い蒼鬼はそう言った。
しかし、十兵衛から思わぬこといった。
「もっと・・・やってアオ兄ぃ」
510 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 12:43:42 ID:nJHkJJQX
その言葉に蒼鬼は戸惑った。
しかし、十兵衛の紅潮した顔を見て蒼鬼は
「いいのか?」
その言葉に十兵衛はコクリとうなずく
見ると十兵衛の秘所はかなり濡れていた。
蒼鬼はちょうど限界になっていた自分のイチモツを解放した。
それを見て十兵衛は
「あ・アオ兄ぃそれなんだ?」
「これは男の象徴だ」
511 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 13:01:59 ID:nJHkJJQX
「そ・それをどうするんだアオ兄ぃ」
十兵衛はそのそびえるイチモツを見て十兵衛はいった。
「おまえのここに入れるんだ」
蒼鬼が指差した方を見た。
「こんなところに入るのか?」
「たぶん大丈夫だ」
「た・たぶんて」
「大丈夫だ痛くないようにするから」
「頼むぜアオ兄ぃ」
「よしいくぞ」
蒼鬼はそういいながらいっきに貫いた
「く・・」
二人そろって違う意味でそう言った。
蒼鬼はそのあまりにも気持ちの良い十兵衛の中に
いきなりきた射精感をこらえるために
十兵衛は痛くないようにとはいったものの
流石にまったく痛くないようにするのは無理だったためである。
「すまん・くっ・・痛かったか?」
「はぁはぁ大丈夫だアオ兄ぃ」
「動いて良いか?」
「ああ、こんぐらい大丈夫だ」
「よし、動くぞ」
そう言いながらちょっとづつ痛くないように動いた
512 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 13:17:10 ID:nJHkJJQX
中はすごい締め付けですぐにでも射精しそうだった。
十兵衛も紅潮した肌をさらに紅潮させ
「あ・あ・くっアオ兄ぃ・・アオ兄ぃ」
そう言いながら揺さぶられている。
「くっ十兵衛だめだもう出る」
「あ・アオ兄ぃ・アオ兄ぃーーー」
そして蒼鬼は十兵衛に精を放った。
「ホントにすまん十兵衛」
「良いんだよアオ兄ぃ、俺も気持ちよかったもん」
「さっもう寝ろ・・」
「うん、おや・すみ・・・アオ兄ぃ」
「寝るの早っ!!!」
「まぁ今回はホントにすまなかったな」
そう言いながら蒼鬼も深い眠りについた。
エンド
513 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:18:43 ID:NCBwBppf
514 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 17:36:32 ID:DjiLf/bI
史上最悪の作品だ
515 :
PSP:2006/09/28(木) 00:35:38 ID:X99XDH/M
499の続きっぽいの
茜「アオ兄のへんたーい、すけべー」
蒼鬼「くっ・・・。まあいい。お前が何を言おうとしかたがねぇ。だがな!男ってもんは心にスケベを秘めてるんだよ!!」
茜「そっ、そうなのか!?」
蒼鬼「そうだ!だろ?ロベルト、天海?」
ロベ「何言ってる蒼鬼」
天海「そんなわけなかろう」
蒼鬼「なっ!ロベルト!お前、この前お初が水浴びしてた時、こっそり岩の影から覗いてて、オマケに、はぁはぁ言いながら右手で自分のイチモツをいじくってたくせによぉ」
お初「へぇー、そうなんだ」
ロベ「!!(なっ、なぜ蒼鬼が知っている!?)」
天海「ロベルト、お前そんなことしたのか」
蒼鬼「そう言う天海も、この前の夜に変な法力使って阿倫を呼びよせて、阿倫が持ってきた縄で裸の自分を縛らせて、棒で叩かせたり、シゴかせたり色々とさせて喜んでたよなぁ!そういえばローソクも使ってたよなぁ!」
茜「へんたいだ!」
天海「!!(なっ、なぜ知っている!?)」
ロベ「そっ、そんなことするはずがないだろう!」
天海「そっ、そうとも!ありえん!私たちがそんなことをするように見えるか?」
茜・蒼・お「じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ」
516 :
PSP:2006/09/28(木) 00:41:25 ID:X99XDH/M
ロ・天「なっ、なんだその目はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
いきなりすみませんでした。オチが同じでつまらなかったですか?
517 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:25:13 ID:7X7PgkEk
GJ!
518 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 09:42:11 ID:pqznN4eR
みの吉の空間移動の力で【原の宿場町】に戻り移動していた蒼鬼と十兵衛だったが、一時的な空間の歪みのせいでみの吉の力が届かなくなり、比叡山の瑠璃堂へと戻れなくなってしまった。
途方に暮れる蒼鬼と十兵衛だったが、日も暮れ辺りが闇に包まれ始める。
仕方なく、たまたま見つけた無人の民家へと身を潜めることにした二人であった…。
「腹へったなぁ…」
十兵衛が我慢できないといった感じで言った。
「嘆いたって飯は空から降ってこねぇよ。朝になれば歪みもマシになるかもしれねぇ。我慢しろよ。」
「ちぇ…わかったよ…。」
そんな時、ふと部屋の中に隙間風が吹き抜けた。夜になり、かなり冷え込みが激しくなっているせいもあり、十兵衛はたまらず身体を震わせた。
「寒いか?ちょっと待ってろ…」
寒がる十兵衛の様子を見た蒼鬼はふと立ち上がり空き家の中をあちこち探し、どこからか大きめの布を持ってきた。
「ほら、これ着てろ。少しは暖かくなるだろ。」
そう言いながら蒼鬼は十兵衛の肩に優しくその布をかけてやった。
「(なんだかアオ兄…いつもより優しい…)」
十兵衛はいつもより自分を気遣ってくれる蒼鬼に少し胸を高鳴らせた。
519 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 10:06:23 ID:pqznN4eR
「なぁ、アオ兄。アオ兄はお初姉のこと…どう思ってんだ?」
「ん?なんだよ、急に」
「べっ、別に…。ただ、どう思ってんのかなって」
「どうもこうも…。お初は俺にとっては妹みたいな存在でもあるし、姉みたいな存在でもある…。ま、簡単に言やぁ、兄妹だな」
「じゃあ、お初姉と結婚したいとか思った事とか、ないのか?そッ…その…接吻とか…」
「おいおい!十兵衛!どうしちまったんだよ!」
「別にどうもしねぇよ!ただ…昨日、阿倫ちゃんがいろいろ話してくれたんだ…。宗矩と秀吉を倒して、全てが終わったら、女として生きる道を考えてみるのもいいかもよって…」
「…なるほどな」
「なぁ…アオ兄、もし全部終わって平和になっても、オレと一緒にいてくれる?一緒に旅とかしてくれる?」
「十兵衛、本当にどうしちまったんだ?」
「オレ…ずっとアオ兄と一緒にいたいんだよ!平和になったら柳生の庄戻って爺ちゃんにも会わせたいし、一緒に京で買い物もしたいんだ!アオ兄…オレと一緒じゃ嫌か?」
520 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 10:23:12 ID:pqznN4eR
「いや、そんな事はねぇよ…。わかった…平和になったら、一緒に諸国を廻って美味いもんでも探しに旅するか!」
「うん!アオ兄!約束だからな!」
「あぁ…。約束だ。」
「じゃあ…こうしないといけないんだよな…」
「おい、なんだよ十兵衛!いきなり抱き着いたりして!」
「だって…阿倫ちゃんが言ってたんだ。惚れた男にはこうして抱いてもらえって」
「おい、ちょっと待てよ!俺はお前の事は…」
「それ以上言わないでくれよ…。アオ兄…オレ、今はまだ無理だけど、アオ兄の好物の里芋の味噌煮込みも作れるようになるから…だから…だから…」
「十兵衛…」
「アオ兄…」
「ンッ…」
「いっ、今のは、オレの生まれて始めての接吻なんだからな!アオ兄、責任とれよ!」
その時、空き家の屋根に二つの影がうごめいた。
「阿倫殿、これで本当によかったでござるか?」
「当たり前さね!みの吉のお陰で、十兵衛の秘めた想いも成就できたのさ!」
「でもお初殿は蒼鬼殿を…」
「お初は…きっと蒼鬼とは結ばれない。人には天命ってのがあるんだ…。」
「どういう事でござるか?」
「さぁね…ただそんな気がするのさ」
521 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 10:32:43 ID:pqznN4eR
「さて…明日の朝まで歪みは消えないようにしといたからね。二人きりにさせとこうか」
「そうでござるな…」
そして二つの影は音も無く消え、次の朝、蒼鬼と十兵衛は何事もなかったかのように、仲間の元へと帰り着いたのだった。
完
(全然うまくかけねぇ…)
GJ
523 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 09:09:27 ID:C3aG4+Ad
525 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 13:20:51 ID:kq5MAVLI
保守
乳がでかくなった茜も見たい。という訳で早く新鬼武者2デロ
廉価版の出る19日以降に新たな神が降臨してくれると期待
もちろん今までの神の創作意欲復帰にも期待している
528 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 10:35:02 ID:n0kAsk4x
529 :
jujuran:2006/10/17(火) 10:36:04 ID:n0kAsk4x
530 :
jujuran:2006/10/17(火) 10:40:51 ID:n0kAsk4x
531 :
ichigo:2006/10/20(金) 06:09:11 ID:FCmVkhpl
532 :
ichigo:2006/10/20(金) 06:10:55 ID:FCmVkhpl
ほ
PS3鬼武者で背が伸びた茜を早く見たいよ〜
保守
>>534 正直、PS3以外のハードのが嬉しい
536 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 02:16:42 ID:CeiBYh5Q
hosyu
>>535 Wiiはイヤだな・・・。ハードのコンセプトそのものが鬼武者には不向きな感じ。
xbox360は悪くないけど、ハード自体が全く普及する様子がなくて駄目だし。
PS2もアリだけど、ここはやっぱスタンダードにPS3がいいと思う。
この調子だと次回作が出るのは2008年ぐらいだろうし、その頃にはPS3も賑わってるだろう
Wiiで出したら本格的に鬼武者終わるw
PS3で出だすんならロストプラネットをさらに超えるグラフィックで出してほしい。
もちろん十兵衛たんも出してなー
539 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:30:53 ID:ZK/RiYp5
あげ
540 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 20:12:03 ID:Vvn7OL3o
これがオレの最後のあげ
>>537-538 でも刀振るのにリモコンで連動ってのはやってみたくはある
まあ、バッサバッサ斬るタイプのアオ兄ィならともかく
茜みたいな連続攻撃タイプは連動できんだろうけどなw
542 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 09:31:08 ID:ykO+xYM2
もう職人はこのスレに来ないのか・・・
543 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 09:32:18 ID:ykO+xYM2
現代パロの続きが読みたい・・・
誰か書く気になったら是非とも頼む
ずっと楽しみにしている
545 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 17:26:02 ID:67/IRVf4
いま新プレイ中なんだが、茜のスパッツとお尻が気になって集中できないw
保守
保守
ひっさびさに鬼武者やったぜ
549 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 19:16:56 ID:MAnKVl6I
新鬼武者やってみたけどすげぇおもしれぇなw
茜たんにはあはあです。
2のOPのオユウがエロいよな
551 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 10:33:29 ID:CZTLCVq/
この過疎をなんとかしたいが文才が無いと言う事に気付き愕然とした
そしてセックスなんてやった事ない自分に泣きたくなった。
552 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 23:52:38 ID:mIUuWRM5
茜「蒼兄ィさぁ、その刀、スゲェ大事にしてるよな?なんでェ?」
蒼鬼「いなくなった母上殿からの贈り物だからだよ」
茜「ぶはっ!ぎゃばばばば!母上殿だってよォォォォ!(爆」
蒼鬼「うるせェ!こういわねえと柵の上を飛び越えてマリーさんが
来るんだぜ!いや!多分くる!ってババァ…嫌ッ!母上殿が言ってた!」
茜「バッカでぇ!(*´ω`)σプッ (´д`#)ムッ」
蒼鬼「馬鹿じゃないもん!灰燼の蒼鬼だもん!強いもん!」
茜「バーヤ!バーヤ!あははは!」
蒼鬼「待てェーイ、なぶり殺しにしてやる〜」
茜「かかってこォーい、どうせ赤鬼にボコボコにされて逃げるんだろ〜
赤い眼だぜー、強いんだぜー。」
蒼鬼「バッ・・・!青鬼さんを馬鹿にするんじゃねェェェェ!おめぇあの
童話読んだこと無ぇのかよ!泣いたよ!?僕泣いたよ!?」
茜「アッハッハ!泣いてんじゃねーよ!泣いた青鬼ィ!」
という小ネタ、文才無くて本当にゴメンナサイ。
553 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 18:10:23 ID:jK1XsyGz
あげ
保守
かえでの赤い下着はやっぱふんどしなんだろうか
558 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 19:34:32 ID:d4fTxK0q
タコ坊主のエケイをシめてやるッ!
織田家の回し者かもしれないオユウが見守る中、制裁は行われた。
既にエケイの口中ではジュウベエの灼熱の烈火剣が暴れている。
「マゴイチさん、お坊さんのお尻がおねだりしているようね」
オユウの声に応じて、マゴイチのフンドシから発射準備の整った国崩しが顔を覗かせた。
ゆうに一尺はあろうかという業物に、恐怖に顔を歪めるエケイ。
しかし、その恐怖心とは裏腹に、エケイの淫槍は硬度を増していく。
−エケイにとっては、その恐怖こそが色欲そのものだったかもしれない…。
天を仰いだエケイの頭皮を、コタロウが絶妙な忍術で剥いていく。
茹でダコのようなピンク色の亀頭が徐々に姿を現すのと平行して、
マゴイチの国崩しがエケイの菊門に撃ち込まれていく…。
「鬼武者2」男性陣によるド迫力の4Pファック!
だが、長い夜は幕を開けたばかりだ…。
560 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 19:56:26 ID:rKBxNnch
>>558 エケイが犯される役だったらギャグにしかならないじゃないか…
いや元ネタからしてアレだしどいつが犯されてもやっぱギャグにしかならんか
ピンクローター 南蛮伝来の、夜の大人のおもちゃ。
コタロウに ピンクローターを 渡しますか? はい
コタロウ「こいつは珍しいな ぜひ俺に譲ってくれよ
………んおっ!んおおーーっ!あ゛み゛ゃあ〜〜〜っ!!らめぇ〜!
あ゙あっでるっ…!! たまみるくでるっ!! でっでるうっコタロウのこくまろみるくぅ!!
みっ見てぇっ!! でるよぉ精子ッ、コタロウのちんぽみるくがでるよおおッッ!!
……な、なんだよ、鳩が豆鉄砲食らったような顔して!」
コタロウは人が変わったように叫びだしたが、正気に戻ったようだ
563 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:56:53 ID:ZxT3z+ZS
鬼武者2の今庄の町でDQNの財布をスッたコタロウ、もしあのときジュウベイが助けなかったら
銃を突きつけられたまま酒場の二階に連れ込まれDQNどもに輪姦されてたと思う
DQN「ふへへへへっ忍者の小僧以外と良く絞まるな〜」
コタロウ「らめええぇぇぇぇ」
ギンガムファッツとジュジュドーマの幻魔ファック
コタロウはギンガムファッツにバックから激しく突かれてイッちゃったからな。
そしてギンガムファックはマゴイチ自慢の太くて硬くて熱い国崩しを体内にぶっぱなされてイッっちゃう。
エケイは嘘の言葉で十兵衛を焦らして誘い、激しく攻められつつ自らも激しく身体を動かし
最後は涙を流し喘ぎながら本当のキモチを告白しつつイッっちゃった
569 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 19:11:59 ID:/MRW2QFG
なんだこのながれwwwww
まったくなんだこのホモ臭い流れは
夢丸たんハァハァ
小太郎たんハァハァ
アンリたんハァハァ
蘭丸たんハァハァ
572 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 22:00:02 ID:UO5LLrAC
鬼武者1に出てきた蜂女の変身シーンがかなりエロい
あのシーンだけ18菌。
>>572 英語音声にするとあのシーンカットされるんじゃなかったっけ?
・ギンガムファッツにバックから激しく貫かれてイッちゃう小太郎
・ジュジュドーマ(鬼2バージョン)に無理矢理乗っかられる小太郎
・今庄酒場2階にて、小太郎を無理矢理犯すオユウとそれを覗き見するエケイとぬこ
・ぬこが小太郎の膝に無理矢理乗っかる、どかそうとしたら引っ掻かれた小太郎
このどれかのシチュエーションで何か書こうかなと思ってますが
今更小太郎ネタって需要ないですかね?スレ自体過疎だし。
鬼武者の世界観・設定を使ったオリジナルってのはありだろうか?
ネタ無いしいいんでないの?
まあ完全なオナニーにならん程度に
了解しました
投下できるか自信はないが、試しに書いてみます
頓挫する可能性の方が高いがw
待っとるよ。
十日経過。
ほす
ヘキュバとジュジュドーマとベガドンナ、どれが一番エロカッコイイだろう
585 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 02:49:11 ID:jkYijCxk
現代パロの続きが読みたい!
586 :
SS保管人:2007/06/21(木) 19:53:41 ID:msVICGCo
>>586 俺は作家じゃありませんが是非お願いします。
こうも過疎だと、ちょっと確認が取れそうにありませんし、おそらく住人の総意だと思います。
588 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 21:31:40 ID:nTMbcAFJ
590 :
SS保管人:2007/06/25(月) 00:55:06 ID:HmHjk6mk
問題無いようですので「ゲームの部屋1号室」に収蔵させて貰いました。
保管庫にて「346様」とされている職人です。自HPのアクセス解析からここに辿り着きました。
SS保管庫の管理人様はまだおられますか?
うちのHPへのリンクについては問題ありませんが、新鬼武者SSはすでに更新終了していて今後書く予定もないので、その旨を追記しておいていただけると助かります。
当時、こちらで投下したSSを読んでくださっていた皆様ありがとうございました。
593 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 00:40:13 ID:66Nfe0Ie
では、このスレは終わるのか?
保守
まだ人いる?
コタロウ×お市が出たんで小ネタ程度に書こうと思うんだが
596 :
名無し@ピンキー:2007/07/07(土) 12:03:31 ID:9R5tlR9B
かえでの小説だって、まだ書かれていない
そうだ…!!
598 :
名無し@ピンキー:2007/07/09(月) 01:42:32 ID:7xVkJ0ee
ど、ど、どうした! なにがそうだだ?
おれのカミソリシュートは”にまいば”よ!
保守
601 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 10:52:33 ID:XC5ZoXRH
かえでのエロ同人うpはどうなったん?
雲散霧消
ほしゅ
かえでいいよな
鬼武者ヒロインズの中で一番好きだ。
茜
607 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 01:17:40 ID:OKMu20oI
誰か、かえでで書いてくれないかなぁ
茜タン
かえでは確かに良いんだが、エロを書くのは何となく躊躇ってしまうんだよな
左馬介との純愛風ならいいのかもしれないが、なんせ浮かぶ顔は金城だしなあw
(´・ω・`)オイ、ココヲアケロ バケモノハオレガタオシタ
あの「ゆきひめー」がなあ・・・。
612 :
冷凍食品:2007/08/25(土) 09:55:35 ID:FfvvINs3
「ん・・・・っ・・」
静かな夜にポツリと響く声。
−どうなってるの?−
かえでは自分の主君左馬介に各地の大名の動きなどを報告しようと主君の部屋へ向かっていた。
そして部屋に入った時、誰かに布のようなもので目を隠され、床にねじ伏せられた。
「誰・・・・・!?」というかえでの質問に答える気配はまったくなかった。
かわりに、かえでの着物を黙々と脱がしていく。今の時期はただでさえ寒いのに(冬設定ですよスマンね)
着物を脱がされ、かえでは身震いをする。「何をする・・・・っ!」内心、かえでは何をされるかわかっていたが、わずかな望みのためにも聞いた。
しかし、わずかな望みがかなうはずもなく、「誰か」はかえでの太ももの部分へ手を伸ばす。
そして、かえでの秘部へと手を滑らせる。「ひあ・・・う・・やめ・・・」
かえでの頼みを「誰か」が聞くはずもなく、手が秘部へ埋もれていく。
そしてその手は探るように秘部をかき回す。「ん・・・・・・・あっ!」敏感なところを触られ、たまらず声を出してしまった
ピタリ。とその手は止まる。そして数秒考えるようにとまったあと、かえでの一番敏感なところを嫉妬にかき回す。
「ああ!!んああ!!・・・・やああああ!!!」かえでの声と同時に粘着質な音が響く。
不意に、手が嫉妬にかき回すのをやめ、秘部から手を抜けた。
「・・・?」
すると、再びかえでの秘部に硬いものが押し付けられる。
「・・・・・・!!?」
硬い肉棒がまだならせれきっていないかえでの秘部に無理やりいれられる。
「・・・・っ!!!痛!!!!」そのかえでの悲痛な叫びに一瞬肉棒の動きが止まったが、またどんどん埋もれていく。
やがて、その肉棒がすべてかえでの中に納まりきった。
−左馬介・・・たすけて・・・・・・・−
その心の中の声が「誰か」に聞こえるはずもなく。(心の声だしなあ)
貪欲な肉棒は自らの欲に溺れ、かえでの中で暴れる。
「・・・・・・・っ!!あああああ!!」と、かえでもその快感に溺れ、痛みのことを忘れ去っていた。
そして、かえではとうとう耐え切れなくなり、果ててしまった。そして秘部が凝縮し、一気に中の締め付けが強くなる。
そして貪欲な肉棒はかえでの中に自分の欲望を吐きつけた。
「左馬介・・・・・」かえでは薄れる意識の中、弱弱しくつぶやいた。
そして「誰か」はその言葉を聞いてとまどった。
しかし、「誰か」の心情がもう果ててしまったかえでにはわかるはずもなく、意識を完全に失った。
静かな夜にもう音は聞こえない。
613 :
冷凍食品:2007/08/25(土) 09:59:47 ID:FfvvINs3
文才なさ過ぎてすいませんでしたあああああああああああああああ
職人さんが来るのを待ち、廃品を投下してしまった。
もう頼むから誰かああ。。。。。職人さーん。ヘルプミー。
もう二度と読みたくない。でもものすごくわかりにくいので涙の解説。
ええ、誰かさんとはまさしく左馬介ですスイマセン
左馬介→←かえで でした・・・・すいません。だけです。
誰か来るのを期待して上げます。スンマセン。
>>612-613 GJ!
久しく投下が無かったところへの投下、刺激になると思います。
ところで「嫉妬に」の部分は「執拗に」の間違い?
615 :
冷凍食品:2007/08/25(土) 17:52:09 ID:Ajp1jXll
ああ、そうだった執拗にでした。これで職人さんもどってきてくれないかなあ。
もっと修行してくるよ。
>>615 やはりそうでしたか。
他には()を使った注釈が少し気になるところでした。
と、偉そうに指摘して申し訳ないです。
また次の職人さんがいらっしゃるのを期待すると共に、冷凍さんの次作にも期待してますよ!
617 :
名無し@ピンキー:2007/08/30(木) 02:14:52 ID:3o+lk3y0
かえでのがもう一回、見たいぞぃぃぃーーーーっ
618 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:24:22 ID:Iyte78HA
かえでが人気だけどお初を希望するわ
カップル無しで幻魔のレイプを
最終決戦のオフィーリアや魔空空間とかで
お初なら幻魔蟲を仕込まれた話だろうか
これはネタとしてはちょっと安直かなぁ…
つか、既出なんじゃ?
620 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 00:20:37 ID:yOmZ78jT
幻魔ちゅう(変換出来なかった)だと露出の問題で厳しいと思う
既出ではないはず
621 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 20:29:30 ID:D5k2VHO9
あげ
保守
623 :
名無し@ピンキー:2007/09/18(火) 23:52:18 ID:uZEOO1RN
過疎ってるな・・・・・
誰か、新しい作品を投稿してくれないかなぁ
書いてはみているものの、これがどうも上手くいかないもので…
未熟過ぎて申し訳ない。
625 :
名無し@ピンキー:2007/09/20(木) 10:30:32 ID:QiTRaxt/
いやいや、ぜひがんばってください
保守
627 :
名無し@ピンキー:2007/10/01(月) 12:32:45 ID:PnGhxgPp
過疎ってるなぁ‥‥
茜
は
630 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 09:13:26 ID:uBN44V5V
あげ
誰かお初×幻魔で書いて欲しい・・・ラストは無残に
お初が上なのか…
お初が幻魔の男どもを食い散らかしてく話なんだろうな。
633 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 12:08:49 ID:LmSbj6vL
王仁丸×おぼろ。兄妹姦・・・・
634 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:38:30 ID:vf+QSCwy
ゴメン言い方悪かった正しくは
幻魔×お初 または オフィーリアかルイス・フロイス×お初で
幻魔なら・・・屍か絶影で。
圧倒的な強さに惨敗するお初・・・
新鬼武者の敵側の大きい公式イラを見れるところって無い?
茜タン
かえで…
638 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 07:43:13 ID:hhnjl88M
職人降臨期待上げ
保守
かえでモノの降臨期待保守
641 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 02:28:37 ID:nGA5Qiio
age
642 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 15:12:18 ID:zYYj3dOP
お肌上げ・・・じゃなくてお初上げ
age
保守
645 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 18:03:23 ID:HepMQdO0
あがって。
圧縮回避保守
ちまちま蒼鬼X茜を書いてるんだが、ご都合主義になってしまう・・・投下してもいいだろうか?
お願いします!
久しぶりの作品投下にwktk
648の者だが、アクセス制限に巻き込まれて書き込めない・・・今は携帯からなのだが、長文はパソコンでないとキツイ
ほしゅ
652 :
648:2007/12/05(水) 20:51:38 ID:PFDQ2cqL
ご都合主義&へたくそでスマソ・・・
誰か文才をください・・・
「行こう、みのちゃん」
蒼鬼と涙に別れを告げ、墓から離れようとしたとき、十兵衛の背後で足音が聞こえた。
仲間のうちの誰かか?とも考えたが、全員が自分の道を歩み始めているのでそれは無い。
自分たちの大切な場所で、しかも今だけは自分と蒼鬼だけの空間だと思っていた十兵衛にとって、他人が存在することに少し嫉妬感をおぼえたが、
それ以上に地獄の中からすべてを救い出した蒼鬼を十兵衛は誇りに思った。
蒼鬼の証である桜の美しさをわかちあいたくて、足音に話しかけながら振り向いた。
「綺麗だよな…満開…だ…な…」
息が詰まる…足音の主は笑いながら言った
「約束を守ってくれてたんだな…?ありがとうな、茜」
「あ…うっ…くぅ…うわああぁぁぁん!!」
思い切り飛び込んでいった十兵衛をやすやすと受け止め、蒼鬼は強く抱き返した。
十兵衛にとって優しさも力強さも、何もかもが懐かしく、涙を流し続けた。
「…アオ兄ィ…アオ兄ィ…アオ兄ィ…っ!!寂しかったんだからなっ!!辛かったんだからなっ!!何をしていても、どこにいても…アオ兄ィはいなくて…暖かさも、オレを呼んでくれる声も、何もかもが恋しくて…!!アオ兄ィ…っ!!」
蒼鬼は何も言わずに優しく頭をなで続けた。
653 :
648:2007/12/05(水) 21:37:06 ID:PFDQ2cqL
心の底から泣きちらし、少し落ち着いてきた十兵衛は蒼鬼に今までのことを聞いた。
「なぁ、アオ兄ィは今までどこにいたんだ?あれからかなりの時間がたってるってのに、誰一人アオ兄ィをみかけたって人はいなかったんだぜ?」
蒼鬼は頭を掻きながら言った
「実はオレもよくわかんねぇーんだよなー、なんか何も無いところにいたような気がする…それで気がついたら目の前に墓石があって…茜、お前を見つけたんだ」
なんとも解らない話だったが、蒼鬼の体中の傷があのときのままで、真実であることを物語っていた。
「ほかのみんなは?無事なんだろ?」
十兵衛は迷った。お初のことを蒼鬼に話したら、きっと悲しむだろう…それにその落胆が自分よりもお初のことを気にかけていることが突きつけられるようで…
どうしよう…ガサガサッ…バサッ!!
「そうきどの〜〜〜〜!!!!」
「!!みの吉…!!お前、生きてたのか!!!」
「久しぶりでござるよ、そうきどの〜〜!!拙者、喜びのあまり、鼻水が逆流したでござるよ〜〜」
2人の再会を邪魔しないように隠れていたみの吉が、十兵衛の気持ちを酌み、その場をしのぐために降りてきた
(茜殿、このことは拙者から…つらいのでござろう?)
(いいんだ、ありがとう…でも、このことはオレが言うよ…その方がいいと思うからさ…)
「なぁ、アオ兄ィも疲れてるだろ?近くに宿があるんだ、今日のところはそこにいかないか?いろいろと話したいこともあるし…」
「あぁ、そうしてくれると助かる、んじゃ、案内してくれ…っておい…大丈夫か?」
「わ、わりぃ…叫びすぎて、腰に力がはいんねぇや…ちょっとまってくれ、すぐに立…あっアオ兄ィっ?!」
蒼鬼は動けない十兵衛を抱きかかえた、今で言うお姫様だっこである
「無理すんなって…お?少しは女らしい体つきになってきたか?!」
「バッ、バカヤロー!!て、照れるじゃねーかぁ〜…」
「はっはっは〜!!うそうそ、冗談だって!!」
「ムキーッ!!それはそれで馬鹿にされてるみたいでムカツクー!!!」
蒼鬼の腕の中での他愛の無い会話が、十兵衛の空いていた時間を確実に埋めていった…
へたくそでごめんよ〜…もう少し続くかと…
GJ!
久しぶりの投下にワクワクしてきたぜ!!
655 :
648:2007/12/06(木) 21:24:39 ID:y3G+7h8F
>>654 こんなものでワクワクして頂けて恐縮です。
お暇なら最後まで読んでやってください
「ところで、なんでお前はまた旅なんかを始めたんだ?柳生の庄に戻るんじゃなかったのか?」
2人は賑やかな食事の後、蒼鬼がいなかった間のことを話していた
「あの男…柳生宗矩が生きているといううわさを聞いたんだ…もし本当なら、いつ柳生の庄が襲撃されるかわからねぇからな…ただの噂ならいいんだけど、念には念をと思ってさ」
「そうか…あんまり無茶してないだろうな?」
「へッ!!アオ兄ィだけには言われたかねぇ〜よ!!」
「そりゃそうだな…悪かったよ…」
少し会話が途切れ、十兵衛は本題に入った
「…あのさ」
「ん?どうしたんだ?」
「お初姉ぇのことなんだけどさ…」
蒼鬼は少し眉をひそめた、この顔が十兵衛には強張っているように見えた
「どっかの偉いさんのところへ嫁いだんだ…なんか、前から決まっていたことらしくて…あ、でも、茶々って人と一緒だし…その…」
蒼鬼を傷つけたくなく、十兵衛はなんとか言い繕うようにと努めたが上手くいかなかった
「そっか…今まであいつは辛い思いをしてきたからな…幸せになってほしいもんだな…」
蒼鬼は座っていることをやめ、そのままごろ寝して天井を見つめた
寂しそうな表情をした蒼鬼をみていられず、風に当たってくるといって十兵衛は部屋から出て行った
656 :
648:2007/12/06(木) 23:35:24 ID:y3G+7h8F
桜が月の光に照らされ、淡く光る…桜の香りだけで酔ってしまいそうな夜だった
月が良く見える場所に十兵衛は腰掛けた
(かける言葉が見つからないでござる…茜殿…)
なんと声をかけても逆効果な気がして、みの吉は遠くから見守ることしかできなかった
「アオ兄ィ…辛そうだったな…そりゃそうだよな…好きな人が遠くに行っちゃったんだもんな…」
十兵衛の頬を涙が伝う
「解ってたけど…オレなんかじゃ無理だって…お初姉ぇみたいな綺麗で女らしい人の代わりができるわけないって…でも…アオ兄ィ…痛いよ…苦しいよ…」
「好きだよ…アオ兄ィが好きだよ…一緒にいたいよ…買い物も、剣術の稽古も、旅も…」
どれだけ願っても、叶わないと感じるだけで胸が締め付けられる…どうしようもない事であるのは十兵衛にも解っている…だが辛いのだ
「茜?ここにいたのか…どうした?」
帰りが遅いので蒼鬼が様子を見に来たのだ
「…!!いっいや…なんでもないんだ、気にすんなって!!」
まだ流れ続ける涙を蒼鬼の目はとらえた
「泣いてるじゃねぇか…どうしたんだ?」
十兵衛にはその優しさが余計に辛く感じ、さらに涙を流しながらいった
「…アオ兄ィは…お初姉ぇが離れていっちゃって辛いか…?」
「それは…少し寂しいとは思うけどな…」
突然の問いかけに蒼鬼は面食らったようだった
「オレは…寂しかったんだ…すごく…アオ兄ィがいなくなってから…ずっと…、アオ兄ィとまた会えた時、本当にうれしくてさ…」
蒼鬼は静かに話を聞き続ける
「うれしかったのと同時に、お初姉ぇのことを…アオ兄ィに言うのが辛くて…落ち込んじゃうんじゃないかって…
オレなんかがいても、お初姉ぇがいなかったらしかたがないんじゃないかって…、オレなんかじゃお初姉ぇの代わりにはなれないから…でも…」
「オレはアオ兄ィが好きだ…」
蒼鬼は強く十兵衛を抱きしめた
「お前はお前だ!意味がないとか言うんじゃねぇ!それに…お前は勘違いしてる」
十兵衛はなにも答えない
「確かにお初はオレにとって大切な人だ…恋愛感情を抱いていたこともあったかもしれない…でもな、今のオレが好きなのはお前なんだ…」
「オレに気をつかわなくったっていいよ…」
「そうじゃない、お前と出会って、旅をして…いつもお前には励まされてたんだぜ?
あの日…お前がオレを引きとめようとしてくれたとき、他の誰かに任せちまおうかと少しだけど思ったんだ…、
でもな、お前を助けるために、お前の住む世界を守るために自分の手でケリを付けにいったんだ…オレは茜…お前が好きだ」
十兵衛の瞳からは止め処なく涙が流れ続けていた
「オレなんかでいいのか?本当に…?」
「お前がいいんだ…お前が欲しいんだ…」
次からエロに入ります
GJ
これを機に投下が増えるといいなぁ(´∀`)
あげ
左馬×阿児とか需要ありますか。あるなら書いてくる。
阿児ちっさいままで。
あああああるある
わっふるわhっふる
663 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23:05:52 ID:I8tRq5JO
あげ
664 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:38:00 ID:M+useQKk BE:439680184-2BP(1000)
hssh
665 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 01:08:23 ID:i7/Z9rfI
666 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 17:07:31 ID:83LFFKcm
たしか「地獄」ってタイトルのかえでのエロ同人あったはずなんだが
どこにもうpされてない・・・
667 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 09:16:47 ID:xT+VRA4K
あげ
668 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 15:59:53 ID:1/DcYLnx
新作ってもう出ないのかな
三成も宗矩も生きてるしエンディング後の時期的に関ヶ原直前だから
その絡みで宮本武蔵とか前田慶次とかの新キャラ要素もあるのに
669 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 00:55:23 ID:H7X6Ye0Y
過疎ってるなあ……
俺ずーっと
>>659を待ってるんだぜ?
670 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 21:01:20 ID:hkMMuM35
茜タン
671 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 22:03:48 ID:znxtC4lK
なぜお初が少ない
レイープものが皆無に等しい・・・茜はあるけど
672 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 19:31:33 ID:3tM5J9rL
もう2月だな…
age
673 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:14:23 ID:m0MgHHdX
674 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:29:49 ID:6Q+X93RX
ミシェルって人気ないの?
誰?と素で思った。男やもめと結婚した行かず後家か。
ミシェルかぁ
イベントシーンの時は胸元の谷間ばかり目がいってしまったな・・・
オフィーリアが好きです
茜ちゃんしか強化しなかったから進めなくなったアゲ
柳生の庄は今日も平和だった。
「おい、茜〜!どこだ!俺のグラサンどこやった!」
老練な威厳のある、いや、若い頃から変わらないドスの利いた黒い声が柳生の屋敷に響き渡っていた。
(うふふ、祖父ちゃんの色眼鏡だぁ。うわぁ…カックいい)
茜は天井裏に隠れていた。
天井から頭だけ出して、色眼鏡越しの景色を楽しんでいると…
「お゙お゙い゙っ!グラ゙ザン゙何処やったんだっつってんだよ!」
(ひゃっ!あっ…)
突如開いた障子と野太い声に驚いた茜。
グラサンは茜の手をはなれ、板の間に落ちて…
カシャーン
砕け散った。
「な…なんじゃこりゃぁぁぁぁあ!!!」
「ごごごごめんなさい祖父ちゃん!」
器用に天井裏から降りて、平身低頭ジャパニーズ土下座の体を取り繕う茜。
「謝ってすむもんだいじゃねぇだろぅ!こんの馬鹿が!まったく…後で俺の部屋こい!わかったな!」
「わ、悪かったよぅ。許してよ祖父ちゃん」
「口答えすんな!わかったな?ちゃんと来いよ?」
「ううう…わかった…」
680 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:45:42 ID:9YyUAL75
左馬之助×ギルデンスタンプリーズ!!
683 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 19:24:27 ID:FqBAfRv8
蒼鬼と茜の書いてくれないかな〜
てか新作が出れば職人さんかえってくるかな〜?
新作が出る可能性は限りなく低いと思うが。
シリーズ打ち切りなんだろ?
685 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:51:06 ID:+OzMCdfv
マジで?知らなかった…
>>684 新の出来がアレだったから新作は無いだろうとは思っていたが、打ち切りとは知らなんだ。
売り上げが悪かったらしい。
正直面白さでは新は過去3作に迫れなかった。
3はストーリーは糞だったがシステムは全作随一。ムービースキップしたら
すげー面白かった。
新作は宮本武蔵が出ると期待してたんだがなぁ
やっぱ俳優路線を没にしたのがいかんかったのか・・・
オレは、よく嘘を吐くようになった。何回も同じ嘘を吐いている。
「これで泣くのは最後にだからな」
同じ場所で、ずっと同じ嘘を。
空っぽの墓、アオ兄ィの最後の頼みから、目印にしようと勝手にオレが立てた墓だ。勿論アオ兄ィが死んだなんて思っちゃいないけど、せめて目印になる物が欲しいと思って、オレが立てた。
此処に来る度に、オレはアオ兄ィと約束する。もう泣かないって。これがいつも嘘になる。
アオ兄ィと約束してるのに、アオ兄ィの為に何度も約束を破る。オレは逆に、よく泣くようになったかも知れない。
「なぁ…みのちゃん」
「ふぇ?」
「今のオレ見たら…アオ兄ィ、なんて言うだろう?」
「む〜」
「怒るかな…」
「…きっと、少しだけ怒ると思うでゴザル」
「そっか…」
「でも、その後は凄く優しくしてくれると思うのでゴザル!」
「…アオ兄ィ、大人だったなぁ…」
宗矩を探す旅はまだ続いてる。もう結構な距離を歩いてきたと思うけど、前の旅、秀吉と幻魔を倒す為の旅を思い出すのは、少なく無かった。
みのちゃんには悪いと思うけど、アオ兄ィが居ないのはやっぱり淋しい。きっとオレは、一人での旅は出来なくなってると思う。
アオ兄ィが居なくなってからオレは、弱くなる一方だ。
「甘えてたな…オレ…」
今じゃ旅の目的が時々解らなくなる。宗矩を探す旅なのか、アオ兄ィを思い出すだけの旅なのか。
オレは…甘ったれだ。
桜。どっちかって言うと良い思い出じゃあない。桜と言えば覚えてるのは秀吉が作ったのは紛い物の桜で、アオ兄ィとオレの別れの象徴の、アレだ。
…なんでオレが起こされたのか。なんて思った。あの時は、本当ならお初姉ぇの出番で、きっとお初姉ぇなら上手くさよならが言えた筈だ。
オレが起こされたから上手くさよならが言えなくて、いつまでもオレはもやもやしてる。
…いや、今でもさよならを言う気にはなれない。オレはずっと、一生掛けてでもアオ兄ィを諦めたりはしない。
「桜を見たら…俺を思い出してくれないか?」
綺麗な夜桜だ。節約の為にオレは野宿をする事が多い。天井を見るより、夜空を見る方が落ち着く。それに何故か、桜の幹で眠ると安心した。
「妙な時間に起きちまったな…」
まだ朝は遠そうだ。でも、寝付けそうにも無い。
「変だな…こんな時間に起きるなんて…」
夢かとも思ったけど違うみたいだ。景色だけは、夢と言われても信じられるけど肌の寒さが本物みたいだった。
「あ、あ…」
「みのちゃん?」
「茜殿ぉ!」
「こ、この気はぁっ!」
みのちゃんの震え方が普通じゃない。ほんの少し右目が痛む気がする。
でも、やな気じゃない。懐かしい、オレが望んでた気だ。
「早く確かめるでゴザル!」
「確かめるって…まさか!」
「あちらの方角でゴザル!」
みのちゃんの指した方角へ、オレは走り出した。
月明かりのおかげで、足元ははっきりした。此処は桜の林。あの日みたいに紫に近い月光と桜の花びらが目の前に散ってて、あの日みたいにオレは走り出している。
あの日別れた、アイツに会う為だ。
木と木の狭間、ほんの少し開けた場所があった。丘のような場所。月が真上にあるような明るみの中の人影を見て、
足が止まった。
最初に見たのは背中だった。アイツの性格らしくない、格好の着いた背中だ。
二本の剣には見覚えがある。オレの横でよく振られた剣。オレを助けた事も何度もある、心強い武器だ。
足は、何故かそこから動かない。先に、あっちから話し掛けて欲しかった。
夜風が冷たい。これが夢じゃない証明であって欲しい。
「…十兵衛」
「…」
「…久しぶり。で良いか?」
「…ああ。オマエ、あんまり喋り方上手くないしな…」
「ああ」
「夢…じゃないよな。オレ、やだよ。夢なんて…」
「ここは夢みてぇに綺麗だけどな」
確かめたい。夢じゃないと。
オレの足は、目の前の背中に向かって走り出した。
アイツが振り向いた。あの時みたいに月の光を背景にして、心強い顔で。違うのは、別れか再会の違いだ。
力いっぱい、ぶつかって腕を回してみた。
暖かかった。男の体っぽく引き締まってて、でもどこか安心する力強さがあって、一気に泣きそうになった。
「…今帰って来たんだ。夢じゃないさ」
「だよな…流石に神様でもこんな悪夢は見せないだろうぜ…」
「俺が帰って来たのが悪夢なのか?」
「もし夢だったら…こんなに泣かせる夢だったら最低だと思うぜ…」
「…そうだな」
「…あと、オレの呼び方違うだろ?オレ覚えてるぜ。あの時」
「そうだったな…茜」
「…お帰り…」
「ただいま…」
オレはアオ兄ィの服をぐしゃぐしゃにした。涙と俺の握力で。アオ兄ィは何一つ怒らずに、抱きしめてくれていた。
「拙者も抱きしめて欲しいでゴザル…」
「みの吉!オマエ!」
「蒼鬼殿ぉ!」
次はみのちゃんの番だった。
結構ベタで既出なんだと思うが…orz
Gッ!J!
たまには見に来てみるもんだな!
いいもん見れたGJ!
あの微妙なストーリーも文字で続き妄想を見ると満更でもない感動だから不思議だ。
GJ保守
695 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 14:37:58 ID:stWDyv5y
お初に特殊コスと光線銃を持たせるとモンハンだかEDFだか分からんくなる
とりあえず武者ではない
696 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 10:16:01 ID:1n7JPHPC
>>695 特殊コスって・・・複数あるけどどれが?
それにしても幻魔×お肌・・・じゃなくてお初の鬼畜物はまだかな?
>>696 ガンマンコスじゃね?
実際、モンハンのガンナー用装備にあんなのあったハズ。
698 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 10:12:44 ID:uklXarVm
>>697 ガンマンね・・・私は個人的にはデフォルトが好き。
しかしいくら戦闘とは言え下着を見せながら蹴るとは・・・(笑)
保守
700 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 08:41:09 ID:LqTC9gCV
上げ
職人さん返事頼むわ!
701 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:54:38 ID:NiAl4P8v
あげ
702 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:56:55 ID:NiAl4P8v
ていうか
>>1から光の速さで読み切った俺もアフター茜シリーズが物凄く描きたくなったんだが時間できたらうpしていいか?
ものすごく期待してます!
704 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:03:43 ID:mxrp4gHK
“オレ達”の旅はあの時に終わった。
大切な人が用事で出掛けて、そこからみんなそれぞれの旅を歩み出した。
お初ねぇは結婚して、ロベルトはイスバニアに帰り、天海は阿倫ちゃんと二人旅だってさ。
…オレ?オレは……。
「……宗矩、見つけたぜ。」
「…ァア゛?」
オレの最後の旅はコイツを討つ事から始まった。
美しい桜が咲き乱れる季節に。
オレはオレに決着をつける。
――――――――――
ていう内容から始める長編エロ少を暇を見つけたら投下、でいいならこのスレを保守しながら投下してもいいか?
705 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 12:44:09 ID:0nQGWe9w
706 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 19:52:29 ID:NBiMBV67
>>705 もうこのスレには誰も来ないのかと思ったがレスが来るとは思わなかった…
正直誰も見てないなら書かない方がいいのかと思ってたから
うん、なんかありがとう
明日からがんばる
707 :
茜アフター「宗矩」1:2008/05/18(日) 23:33:12 ID:NBiMBV67
桜の舞う季節……。
そう、『あの時』に見た光景に似た月明かりに光る夜桜の並木道に十兵衛は立っていた。
鋭く真っ直ぐな左眼をフラつくいかにも『異形』と思える男の背中に向ける。
あれから一年、奇跡の生還を遂げたみの吉と旅に出かけた十兵衛は『鬼ノ眼』を眼帯に封じ修行をしながらこの男をずっと探していた。
自らの旅を終わらせる為に。
「やっと会えたぜ、宗矩…」
「茜…カァ…?久シイナ…、ヒャハハハ…ッ!」
「異形になってもくたばんねーってやっぱお前の生態はゴキブリ並だな?」
「人ノ事言エルノカ?茜ェ…ッ…!!」
「へっ、オレは無敵の『柳生十兵衛』様だぜっ?」
「…柳生…、ヤギュウ…。…ソノ名前…柳生…、ムカツクンダヨ…」
「テメェも柳生の血が流れてるから幻魔がいなくなった今でも異形でいれんだろうが、めんどくせー身体しやがってよー?」
「茜ェ…オシオキシテホシイノカァ…!?」
「ケリをつけるぜ、宗矩…!」
708 :
茜アフター「宗矩」2:2008/05/18(日) 23:34:13 ID:NBiMBV67
…決闘は激しく始まり終わった。
『異形』と化した宗矩との戦いは何度刀を交えても手強い、しかし十兵衛の腕も格段に上がっていた。
鬼ノ眼を使い超スピードで迫ってくるがそれを流すようにさらりと避けて十兵衛も得意の居合いであっという間に追い詰めていく。
「ナッ…!!茜ェ…ッ…『鬼ノ眼』モ使ワネェデ…ッ…!?」
「オレはそれ程強くなったんだ…よッ!!!!」
「グァアアアアアアアアアッ!!!!!!」
そして十兵衛の一撃が胴体を斬り裂きドス黒い血を吹き出し宗矩は倒れた。
返り血を避けるように十兵衛は距離を取り様子を見る。
「……宗矩…、まだ立てるんだろ?」
「…………」
「異形になって、不死身とかそういうのなんだろ?だから生きてたんだろ?」
709 :
茜アフター「宗矩」3:2008/05/18(日) 23:34:49 ID:NBiMBV67
宗矩の身体は確かにビクビクと振動したような動きを見せていた、きっと細胞の自己再生でもしてるのだろう…。
「…ァ…カネ…ェエ…ッ…」
息を吐くように十兵衛の名前を呼びながら宗矩はゆっくりと身体を起こした。
「宗矩…、オレの剣じゃきっとお前を討てないって解ってる。それぐらい今のお前はもう『人間』じゃねーだろうてのは予想できてたぜ?…だから……」
十兵衛はそう言うとさっきまで付けたままだった眼帯をゆっくり外し真っ赤に光る『鬼ノ眼』を輝かせた。
そして懐から『札』のような物を手に取り自らの小太刀の刃に貼り付けた。
「ナ…ッ、ソ…レハ……ッ…!!!!」
「『浄化符』だ、万が一の為にって天海が渡してくれたんだ。」
「ヤ…、ヤメ…ッ!茜ェエエエ――――ッ!!!!!!」
「宗矩ぃいいいいい―――ッ!!!!!」
十兵衛の刃は紅い光を放ち、それは宗矩の心臓に深く突き刺された。
瞬間、光が十兵衛を包んだ。
710 :
茜アフター「宗矩」4:2008/05/18(日) 23:35:23 ID:NBiMBV67
「ウギャアアアアアアアアアア―――――ッ!!!!」
宗矩は光の中で身体から放たれる闇の痛みに叫び声を上げた。
光に満ちて、眩しすぎて、十兵衛の小さな姿が見えない。
いや、もう小さくなんかない。
大きく勇ましい…、宗矩がバカにしていた頃の『茜』じゃない。
俺の天下は…ッ?やっと、やっと届く筈だったのによーッ…!
三成…、助けに来いよぉお…っ!!
幻魔らはもういねーのかよおおおッ!!!!
声にならない声でまだ自らの存続を願う宗矩は光の中で十兵衛に手を伸ばす…、が、指先も届かず虚しく空を切った。
「畜生ォオオ――――ッ!!!!鬼…武者ガアアアアアア――――ッ!!!!」
宗矩には見えていた、薄れゆく意識の中で光の中に見える十兵衛の勇姿と…
大きな『蒼い影』が……。
異形は、光の中で崩れ去った。
711 :
茜アフター「宗矩」5:2008/05/18(日) 23:38:19 ID:NBiMBV67
………
…
「………、ん…、……?」
十兵衛は桜の木にもたれ小太刀を握ったまま気絶していたらしく暫くして目を覚ました。
…刃に貼り付けた『浄化符』は消し炭と化し、宗矩は装具と2つの刀を残して消滅していた。
「ぉ…、終わったのか……」
意外にあっけない終わり方に多少十兵衛も唖然とした。
目をぱちくりとさせ、暫く桜の幹にもたれたまま座り込んでいた。
「…そっか…、…宗矩を…討った……のか…。…アオ兄ぃ、見たか……?…オレ…やったぜ…」
桜を見上げて、そう呟いた。
優しい風が吹き上げて十兵衛は目を閉じた…。
712 :
茜アフター「宗矩」6:2008/05/18(日) 23:38:52 ID:NBiMBV67
アオ兄ぃ、オレ、やったよ。
褒めてくれてるのか…?
風が、桜が、まるでアオ兄ぃみたいで…。
「泣かないって決めたのにさぁ…、アオ兄ぃ…、そんなに優しくされたら…オレ…オレ……」
涙が溢れそうになって十兵衛は思わず目を閉じた、そして…。
ゆっくり目を開いくと……、…。
「十兵衛どのぉ〜ッ!!!!!!」
「…ぅああああああ―――ッ!!!?」
ものすごい勢いでみの吉が桜から降ってきて十兵衛は驚きのあまり叫びながら緊急回避した。
「び、びっくりしたなー!!」
「よかったでござる、よかったでござる――ッ!!」
みの吉は感動したのか見事に顔面を涙と鼻水でぐしゃぐしゃに汚している、それを見ると十兵衛は苦笑しながら手拭いを取り出し顔を拭いてあげた。
713 :
茜アフター「宗矩」7:2008/05/18(日) 23:39:46 ID:NBiMBV67
二人はその場に朝になるまで休息を取った。
夜明けを眺めながら桜の下で…。
眼帯を着け直し、身なりを整え、立ち上がり朝日を浴びながら。
「十兵衛どの、これからどうするでござるか?」
「ぅ〜ん…、柳生の笙に帰ってじいちゃん達に報告もしたいんだけどさぁ?ちっと寄り道したいんだよねー」
「寄り道ですと?」
「うんっ!実はオレ、宗矩を討ったらどうしようかずっと考えてたんだっ!!」
「ほうほうっ?」
「まずはお初姉ぇの所行って、次はロベルトん所!天海と阿倫ちゃんは旅してるから偶然を祈るしかないけどさ、会えたら会いたい!!」
「仲間に会いに行く旅でござるな!!」
いつもの元気な笑顔で十兵衛はそう語ると桜に触れながら「できたらアオ兄ぃにも…」と呟いたがみの吉にはどうやら聞こえなかったらしい。
「なら拙者も十兵衛どのの旅が終わるまでお供するでござるよ!」
「うんっ、よろしくねみのちゃんっ」
………そして、十兵衛の最後の旅は始まった。
714 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 23:41:57 ID:NBiMBV67
とりあえず今日はここまで書いてみたが十兵衛関ヶ原行ってねーwwww
エロねぇwwwやばいwwwちょwwwwwwww
多分次は茜アフター「お初」編で投下すると思われ
おやすみなさい(´∀`)
しかも史実的には宗矩バリバリご健在の時期だというww
まあssは面白かった
GJなんだぜ
716 :
宗矩を殺した人:2008/05/20(火) 18:42:29 ID:XoSrnMpX
>>715 うはwwwタイムパラドックスwwwwww
アンチ宗矩派だしヤク中宗矩だし殺さないとと焦りすぎたぜwwwww
感想ありがとうwwwwww
柳生宗矩は最近の創作物の中では悪役として描かれることが多いが、大河ドラマ「春の坂道」では情誼に篤い剣聖であり、徳川家光の良き師として描かれる
俺も原作小説読んだけど新鬼武者のイメージとかけ離れていて驚いた
最近の創作物でも、知勇兼備の厳格な傑物という点は変わらない
また、没年は1646年でこれは新鬼武者から50年近く生きていたことになる
ちなみに公式には、生涯で斬ったのは大阪夏の陣で秀忠に迫った七人だけだそうだ
まあ、結局何が言いたいかってーと、宗矩もけっこう立派な人だったんだよってこと
宗矩は柳生一門の出世頭だからねえ
隠遁した石舟斎や放浪した兵庫助みたいに求道的な人間が多い中で兵法指南として幕府に仕えて出世した宗矩はやっぱ異質だしね
個人的には冷徹に自ら求めるものを追い続ける宗矩にカリスマを感じたりするが…
大河ドラマの武蔵で中村貴一が演じた宗矩はクールで秀逸だったと思う
新鬼みたいな壊れた宗矩もあれはあれでいいけど
鬼武者ってあんだけバーチャルな世界観なのに結構人物の設定が史実から外れてないから二次創作のときは困るな。
左馬助=天海ってのも明智光秀=天海説があるからあながちぶっ飛んでるとも言い切れん。
まあ明智光秀=天海説は両者の残した書物の筆跡鑑定の結果でほぼ否定された説だが。明智左馬助秀満は光秀の側近で血筋もかなり近いからなあ。面白くはある。
しかし本編のヤク中宗矩が70まで生きたってのは新鬼的にはどうなんだろうな。蟲下しでも飲んだのか?
>>718 関ヶ原を無傷で凌ぎ、1610年に亡くなるはずだった本多平八郎忠勝が、1582年の安土城で全身を斬り刻まれて死んでいる以上、
あの時点で歴史の流れは俺たちの知るものとだいぶ違うものになってたんだろうよ
信長に反旗を翻したのが明確である以上、クローン再生してまで歴史の流れを修正するとは思えないし
そうなるとあの宗矩も75まで本当に生きたかどうか、怪しいものだ
>>719 ということは忠勝が3で死んだせいで本来宗矩が仕えるはずだった徳川家の台頭にひずみが生じたのが原因か?
でも忠勝には息子がいたし忠勝がいてもいなくてもあんまり関ヶ原の勝敗には関係なかった気も…
>>720 それでも忠勝の死が徳川に少なからず影響を与えたのは間違い無いし、何が歴史に影響を与えるかわからんよ
有名な話に「バタフライ理論」って考え方がある
ブラジルの蝶の羽ばたき一つが遠く離れたアラスカが吹雪になるって考え方でな
ホンの僅かな「ひずみ」が、巨大なズレをもたらすって喩え話に使われる
時間旅行系の題材でよく使われるネタで、最近じゃ映画のサウンド・オブ・サンダーがそんな話だったはず
確かに忠勝は家康の旗上げ以来の重臣だしそいつが急死したとなればやはり少なからず影響は出るだろうな
だとしたら関ヶ原では光成が勝利し宗矩はそこに仕えるのか…光成は幻魔の力に執着してたから鬼と幻魔の二つを持つ宗矩は重要だろうし
いやちがうな、関ヶ原で茜たち鬼武者が家康に味方して光成やそっち側についた宗矩と戦うのかな?
>>722 宗矩は1594年に父の柳生宗厳(2の十兵衛)と一緒に徳川家康に仕えてるから、関ヶ原では宗矩は徳川に肩入れしてる
宗厳が家康を無刀取りで破ったことで剣術指南役として出仕を請われたが、老齢を理由に辞退し、代わりに宗矩を推したかららしい
つまり、本来の歴史なら親子仲も悪いワケじゃなかった
さらに言うなら本来十兵衛と名乗り、隻眼の剣士として有名になったのは宗矩の長男の三厳だった
ただ、鬼武者世界の歴史の歪みはもっと根が深くて、宗厳は織田信長の大和国入りの案内役をしている
つまり柳生と信長は対立なんてしなかった
まあ、そこまで言ったら稲葉山城で人がバタバタ死んだ時点で歴史の流れはだいぶ狂っていたんだろうがね
でも鬼武者の設定だと鬼の一族の柳生と幻魔の首魁である信長は対立せなしゃーないじゃないか。信長は生き残ってるしこの時点ではあまり狂ってない気がする
宗矩は柳生のイレギュラーな存在として身内でありながら敵方につく役所だからやっぱり関ヶ原では豊臣(つーか光成)につかなきゃならないだろうし、そっちのが展開もラクだろう
蒼兄ィも関ヶ原の時点じゃまだ生きてるしねえ。徳川方の忠勝が信長を殺そうとしてるし…ひょっとしたらタイムトラベルしたときに大幅にねじれたのかもね
稲葉山は多分信長が美濃を落すのに11年もかかったのには実は左馬助が暗躍してたからだって設定なんじゃない?
3で大幅にズレたと考えりゃ宮本武蔵や真田幸村が茜側につく可能性もありうるなw
725 :
705:2008/05/29(木) 10:09:23 ID:X9qjGAyb
>>714 うっかりスレを忘れてたけど・・・久しぶりに良いSSを見させて貰ったよ
続きを待ってる
名字がリアルで柳生な俺もワクテカしてお待ちしております
>>724 武蔵といえば関ヶ原の時17歳
茜は関ヶ原の時16歳
これは……!!
再開はもう無いかもな…
続編できるとしたら武蔵はどんなキャラになんだろう?
バガボンド的なやたらカッコイイ武蔵かバサラ的なアホっぽい武蔵か
>>729 バガボンドは未読だからよくわからんが、多分熱血漢タイプじゃないかね
731 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 09:44:17 ID:j/tRNYol
鬼畜モノを書いて欲しい・・・
キャラは雑魚幻魔×お初で
雑魚幻魔って性欲あんの?
てか幻魔の美的感覚からするとヒトの容姿ってどうなんだろうね
733 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:25:49 ID:c2OhEMi4
>>732 雑魚幻魔に性欲が無くとも命令に従わせる上級幻魔が居るじゃないか
オフィーリアが
他には魔空空間の絶影
どっちも雑魚幻魔をお供に連れてる
734 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 11:03:02 ID:qYZnrIzf
保守
ダンテスが「ここですか」とかいいつつ紳士的に責めるSSを待っている。
別の会社の牧師が頭に浮かんだ。
保守
保守
圧縮回避保守
アオ兄タツノコVSカプコン出場決定記念保守
ホ
ほ
743 :
竜の住みし時 鬼の帰る場所 1:2008/09/28(日) 20:53:22 ID:hVr5ZO2u
エロなし投下失礼
現代あおにぃ×茜パロです。
茜-中2 あおにぃ-保健医
ほかに天海×阿倫 宗矩→茜もかすってます。
オリジ設定などありますがそれでも良い方のみどうぞ。
*********************************************
「ちっきしょー最悪だな、こりゃ…」
普段は生徒であふれかえって賑やかなゲタ箱も今はザァザァと激しい音を反響させていた。
「あーーーっっったくっ、なんで大雨なんて降ってやがんだよーーっっ」
竜の住みし時 鬼の帰る場所
雨は勢いを増して振り続ける。やむ気配はとんとない。
「あーぁ、なんでこんなことになるんだろうなぁ…
だいたい、ちょっとばっかし提出が遅れたくらいで天海のやつ…」
白衣と白銀の髪を振りかざし有無を言わさず教室のドアの前で仁王立ちする化学教師を思い出す。
降り始めの雨はまだ優しかった、まだまだセーフだった。なのに
『俺の課題を出さないなんて、言わないよな・・・?十兵衛?』
にこやかにだけれども決してに笑っていない目でこう言い放ったのだ。
逃げ出そうという素振りを見せようものならどこからか錫丈を取り出そうとする。
そして1時間の拘束の後足止めされるような大雨を目の当たりにしている。
雨音はなおも激しさを増し、その音に負けないように十兵衛の口からブツブツと漏らす文句も次第に大きくなっていた。
「いんや、まぁ、それは俺のせいだから自業自得か…人に当たるとは、俺もまだまだだなぁ…
…いやいや、よく考えろ柳生十兵衛十兵衛なんでこんなところで俺は足止めされてんだ?」
普段なら傘を忘れても自転車で大雨の中走りぬくくらいの根性は十兵衛にはある。
自転車で10数分、雨に打たれて帰るのも「水も滴るイイオンナ」にあてはめて笑い飛ばせる。
しかし、自転車で10数分でも徒歩ならば30〜40数分、さすがにきつい。
「なんでこんな日に限って宗矩の野郎はトンチンカンなことを」
そう、それは1週間に数回あるいつものトンチンカンなのだ。
老け顔の宗矩の野郎はなぜだか十兵衛をチームの副ヘッドとして引き込みたいらしく果たし状を事あるごとに十兵衛の下駄箱に放り込むのだ。
ちなみに本日の文章は【放課後体育館裏で待つ、サドルを返しておしければ必ず来い】…正々堂々もあったものじゃない…
巡り巡ってそれが恋心に近い何かであることに当の本人が気づくのはいつの事やら。
もちろん十兵衛は興味などかけらもないのだが…
かくして十兵衛は家に帰れずにいるのだ。
「だーーーっっどーしたもんかなぁ…雨、ひどくなってるし…」
(こんなとき、あおにぃがいればなぁ…)
保健医蒼鬼…いつからかそう呼ばれたのだろうか…
保健室でサボろうとする生徒をことごとく追い出しては伝説を連ねる男。
保健室が必要な生徒には甘いマスクで優しさをふるまっては伝説を連ねる男。
なんだっけ、この間は留学生のロベルトに手取り足取り腰取り教えてたら、ロベルトがくらくらで…
ま、そんな蒼鬼ことあおにぃは十兵衛の住むアパート(築50年はとうに過ぎている。最近座敷わらしが出るらしい)のお隣り同士なのだ。
もともとお隣り同士であれよあれよと十兵衛の通う中学の保健医と生徒という関係が成り立ったのだ。
あおにぃはいつもスクーター通勤なのでこんな日は後ろに乗っけてもらえばよいのだが…あいにく今日は出張で昼過ぎから不在なのだ。
「あおにぃめ、肝心な時にいないんだから、さ…」
雨はやみそうにない。
この場所で立ち尽くしてどれくらいたっただろうか。
厚い雨雲で暗い空はさらに暗さを増している。雲の向こうの日も落ちかけているのだろう。
雨でかすむ校庭の向こう側、少し陰になっているところに2人の人物が1つの傘を共有して歩いていた。
「あれは・・・天海と阿倫ちゃん?」
薄暗すぎてきっと至近距離に行かなければ顔の判断も難しいことをいとも簡単にしてしまう十兵衛の鷹のような視力。さすが柳生だ。
阿倫ちゃんは生徒会長さん。小さいけど一つ年上の先輩。
天海は生徒会の担当の先生だからよく二人が話してるのは知ってるけど、
「なんで二人して帰ってんだ?たしか家は反対じゃなかったけ???んん???」
十兵衛の鈍さもここまで来るとさすがとしか言いようがない。さすが柳生。
「・・・」
なんだろ・・・
「・・・?」
このもやもやした気持ちは・・・
その時厚くて暗い雲の中からビカリと光が溢れて…
ビシャァァァァッッッ
大きな雷が鳴った。
一般の女の子ならば悲鳴の一つでもあげるだろう、しかし。
「おー、今のはでかかったなぁ〜」
けらけらと笑っている。
別に雷なんかは怖くない。
「また光んねぇかなぁ…」
もっと怖いものを知っているから。
バツンっ
「ぎゃっっ!?」
鈍い音と共に校内の明かりが消えた。
745 :
竜の住みし時 鬼の帰る場所 3:2008/09/28(日) 20:56:59 ID:hVr5ZO2u
さっきの雷が近場に落ちたのだろうここから見える何軒かの民家も闇に包まれている。
「んだよ、停電かよ…たく、輪をかけて最悪の日だな」
暗闇に目が慣れない。暗い。
暗闇は自分が一人だと強く認識してしまう。
「あ、あれ?あれ?」
なんでだろう、さっきまで、全然、平気だったのに
「いま、俺・・・一人・・・?」
ぐるぐるぐるぐると考えたくなくて、思い出したくないことが思い返される。
(こんなこと、思い出したくないのに、考えたくないのに・・・)
俺は 今 一人きり
ビカリ
ビシャァァァァァァアァッッッ
「――っっっ」
(あおにぃ、あおにぃ、あおにぃ…っっ!!)
カチカチ パッ
乾いた音を鳴らして校内が明るくなった。
いつの間にかその場に座り込み耳をふさぎ目を強くつむっていた。
背筋にいやな汗が流れる。
少しだけ震えた身体と少しだけ滲んだ涙がゆっくりと乾いていくなか周りを見渡すと、やっぱり一人だった。
一回深呼吸して立ち上がり背筋を伸ばした。
(なにをしているんだ、俺は)
来ないってわかってるのに、なのに
(誰をを思ったんだ、俺は)
滲んだ背景をもう一回良く見まわす。
相変わらず暗い外、一人の空間。スカートや髪が翻る音が妙に響く。
目を閉じる。
もう一回だけ呼んでみる。
「あお、にぃ・・・」
雨音が響いてる。
返事は、ない。
だけど騒々しい音が雨音をさえぎる。
足音が近づいてくる。
恐る恐る振り返ると、そこには
「ったく、だから折りたたみ傘くらいカバンの中に入れておけって言っただろ?」
「・・・あおにぃ・・・?」
(あれ?いつの間に俺ってば妄想力パワーアップしたのかな?)
「なんで、今日、出張じゃ…」
「家帰ってもお前の部屋に光入ってなかったから、もしかして学校で足止めされてんじゃ?って思ってよ」
ひたり
雨でぬれて冷たいスーツを触る、あぁ、本物だ。
「・・・びしょぬれじゃねーか」
「うるせぇな、来てやっただけ感謝しやがれ」
「・・・ぅん」
「・・・どうした?」
「・・・なんでも、ねーよ」
「なんだなんだ?一人でさみしかったのか?」
「っ、んなわけねーだろ!バカっ!あおにぃのバカっ!!」
「おーこわ。ほれ、帰るぞ。どうせチャリは使えない状況なんだろ?」
「よくわかってんじゃん、宗矩がさぁ、ってこれ・・・」
「?どした?早く着ろよ」
手渡されたのはレインコートで、
「あおにぃ、レインコートあるのに着てこなかったの?」
「だって、一枚しかねぇから。俺が着たら十兵衛がびしょぬれになっちまうだろ?」
あぁ、くそ、なんでこんなにこの人は…
「じ、自分が濡れたら意味ないだろ!ばっかだな、あおにぃは!」
「はいはい、とっとと着ちまえよ、ほれ!」
シートの下にしまってある俺専用のヘルメットを手渡す。
慣れたようにヘルメットを装着し、スカートを巻き込まないように後部に跨る。
「ヘルメットつけたか?雨であぶねぇから、しっかりつかまってろよ!」
雨音よりも早く体が進む。学校が後方に遠ざかる。
ぎゅぅっとあおにぃの体にしがみつく。
雨にぬれて冷たい体だけど、とてもとても温かい。
「・・・ぁりがと」
「ぁあ?なに?」
「なんでもねぇよ!前向け前っ!!」
雷雨のなかで竜は踊り尾を振り乱し光を放つ。
鬼は家路をまっすぐに、竜の雨音聞きながら、帰っていく。
かえったら暖かいものを食べよう。
もちろん二人で。
end
おまけ
ザァァァァァァァァァァァァ
「茜、なぜこねぇんだ?あかねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」
次の日宗矩は38度の熱で学校を休みました。
馬鹿は風邪ひかないってのに、なんでだろ?
*********************************************
以上です。
age sage失敗しすぎてすみません…orz
優しくご指摘、アドバイス等いただけましたら幸いでございます。
読んでいただきましてありがとうございました。m(_ _)m
748 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 19:59:59 ID:PKrrZ37a
749 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 20:07:17 ID:PKrrZ37a
750 :
みの松:2008/10/12(日) 21:14:35 ID:b56ahqaz
初めまして!
今日初めてここを訪れました!文才はないですが、物語を考えることが好きな軟弱者です
こんな僕ですが、時々物語を考えて、書き込んでいきたいと思っています
どうか、仲良くしてやってください
751 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 22:15:45 ID:PKrrZ37a
なんか、画像の需要はないみたいなので・・・
撤収
無頼伝やってて思ったんだが…
ムサイドって何かエロいよね
754 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 08:38:48 ID:NCIzBSFo
お初 の絵かSSを知りたい・・・
2もので何かないか。
ダンテスもいいキャラだがエロ方面には動かしにくいと来ているし・・・
756 :
名無しさん@ピンキー:
ジャイドもえろいぜ あのガリガリの体が