桜の舌を感じる度に、胸の中から大切なものがドロリと零れ落ちていく。
警鐘が頭の隅で鳴っているのに、柔らかく絡み付いてくる体に逆らえない。
祈るように何度も"好きです"と囁く声を聞きながら、深く舌を絡めあった。
指が動くたびに、口の中でうっうっと短く悶える声に本能がうずいていく。
まるで発情期の動物のように荒い息を上げながら、白い体を乱暴に弄った。
溢れる蜜を掻き分けるように、二本の指でぐちゃぐちゃと膣穴を押し広げ
自分が入りやすいように準備する。
慌てる俺をなだめるように頭を撫でながら、まるで母親のように桜が微笑む。
ハァハァと荒い息を吐く俺の首元に、白い手がするりと巻きつき耳たぶを優しく撫でる。
まるでその合図のような仕草に誘われるまま、いきり立った肉棒を桜の中に押し込んだ。
じゅぶりと卑猥な音を立てながら、膣内に入っていくそれを凝視していると
嬉しそうに桜が鳴く声が聞こえる。
「っん!ぁぁ…ん!!気持ちいいです、んん!先輩と一緒になるの嬉しい………
もっとっ、先輩が欲しい…です、ぁん、先輩好き…もっと下さいっ!ぁぁぁぁ!!!」
いやらしく喘ぐ声に合わせて、細い腰に指を食い込ませながら直情的に腰を動かす。
愛情も優しさも無い獣のような動きで、ただひたすら生ぬるい桜の中を貪っていく。
別の生き物のようにうねる膣肉と愛液をかき混ぜるように動かしながら、肉棒が
膨張するように大きく膨らむ。
「ふふ…士郎ったら、可愛い。でもまだイッちゃダメ――――」
…射精の一歩手前、独特の快感に背中が震えた瞬間、桜とは違う手が俺に絡み付いてきた。
激しく動かしていた腰を優しく抑えながら、いたずらっぽい顔で俺に口付けてくる。
肉感的な桜とは違う、柔らかいけど引き締まった抱き心地の良さそうな体を曝け出し
いやらしく俺に寄りかかる人物…。
「とおさ…かっ――――――」
「んっ、ずるい…桜ばっかり。私見て興奮したくせに…あっん!」
驚く俺に妖しく笑いながら、自分の胸を俺に摺り寄せて自慰をしているように喘いだ。
擦るたびに胸板に押しつぶされた薄ピンクの突起が膨らんでいく、それを見せように
細い腰をくねらせて俺に口付けた。
まるで娼婦のように卑猥に腰を動かしながら、遠坂は自分の秘部に手を入れ
激しい水音を立てて激しく悶えている。
その表情に俺の知っている遠坂凛の面影は無かった。本能が求めるままに快楽を貪る雌。
憧れさえ抱いた強く気高いあいつはもうどこにもいない…悔しさに涙が伝う。
「悲しいですか?先輩……」
「さ…く…ら」
「泣かないで、ちっとも悲しい事じゃ無いんです。先輩はもう誰も・何も守らなくていい
ずっと私のお腹の中で、ずっと私が先輩の事を守ってあげます」
頬を伝う涙を優しい手が拭う。絡みつく遠坂や繋がったままの桜の肉を感じてるのに
その淫らさが消えるくらい、桜の手の温もりや声はとても清らかなものだった。
性行為を行っているとは思えない顔で、桜は花のような可憐な笑みを浮かべている。
「んっ…大丈夫です、大丈夫。ずっと私が守ってあげます。もう、何も怖くないです…」
まるで呪文のように何度も囁きながら、零れた涙を舌で丁寧に舐めとっていく。
短い喘ぎ声を上げて繋がっていた部分をずるりと引き抜き、桜は遠坂の体に触れた。
慈しむように笑いながら、乳房や濡れた太ももにそっと手を這わしていく。
桜の指や舌が白い肌を這う度に、遠坂が切なげな声を上げる。
目の前で行われている痴態を俺は阿呆のように目に焼き付けていた。
「ぁっ!んんっ、桜…だめっ!!それ以上触ったら…ふっ、ん!イッちゃうよぅ…」
「ふふっ、姉さんったら…本当にいやらしいなぁ、ねぇ先輩?見てあげて下さい」
「ひゃぁ!いや…だめぇ、そんな所、士郎に見せちゃイヤァ…やだぁ…………」
子供のように泣く遠坂を後ろから抱きしめて、俺に見せるように両足を大きく開いた。
恥ずかしげな中にどこか歓喜の色を含んだ声を上げて、遠坂は熱っぽい瞳で俺を見る。
「姉さんのココ、先輩としたくてしょうがないんですって。
知ってました?姉さん先輩の事好きだったんですよ?先輩は知らないでしょうけど
聖杯戦争が始まる前から先輩の事見てたんです…ねぇ?可愛いでしょ?」
――――だから、入れてあげて下さい。
耳の奥で桜の声がする。目の前にはぬらぬらと妖しく光る遠坂の穴がある。
まるでサルのようにその穴から目が離せない。ギンギンにいきり立ったソレを入れたい。
誘うように二つの白い肌が揺れている、もう何も考えられない。
俺は獣のように濡れる穴に、自分の肉棒を押し込んだ。
「ひゃぁ!んっ!!しろう、の大きいのが入ってくる……ああっん!!ぁぁぁぁぁ!!!」
遠坂の嬌声と共に、膣穴からぴゅっと潮が飛び出した。挿入と共に達しぐったりとした
体を抱きかかえ激しく腰を突き動かしていく。
達したばかりで緩やかに震える膣肉と、そこから零れる愛液を掻き分けるように
ひたすら腰を動かして遠坂の中を貪った。
「ぁん!っああ!!しろう、しろう…やだぁ、激しいよぅ…!だめっんん!!!」
泣いているような声で喘ぐ遠坂に更に興奮する、こんな声を聞いて止めれる訳が無い。
俺が動きに合わせて小さく震える乳房を強く揉みながら、指の腹で乳首を捏ねる。
きゅうっと締まる膣内の肉に応えるように俺の肉棒も吐き出すように震えだした。
「っあんん!!!しろうの、また大きくなってる…んん!!気持ちいいよぅ!!!
出してぇ…士郎の、たくさん!!!!ふぁっぁぁぁぁ!!!!」
「とお、っさか…俺、もう―――――っ!!」
俺の声に反応して、ねだるような白い手がパンパンに膨れ上がった睾丸を優しく揉む。
それが合図となってびゅるっ!と鈍い音を立てて、遠坂の膣内に精液を打ち込んでいく。
射精とは思えないほどの大量に出ていく精液に耐え切れずに引き抜くと
受け切れなかった、白い液体と微かに血が混じった透明な愛液が秘口から零れ落ちた。
白い太ももにまるで傷のように残る、その汚液を荒い息でぼんやりと眺めていると
背中に柔らかいものが抱きついてきた。
「…先輩、お疲れ様でした。姉さん気持ちよかったでしょう?今度はセイバーも
連れて来てあげますね。セイバーの体は小さくて壊れそうで…
とっても可愛くて気持ちいいんですよ」
先に私が味見しちゃいました、とクスクスと笑いながら桜は俺の髪を優しく梳く。
眠気に耐え切れずに、うとうとと揺れる俺を桜は愛しげに抱きしめながら
耳元で甘く甘く囁いた。
「やっと捕まえました…もう、絶対離しません。先輩は私のもの。みんな私のお腹の中…」
狂喜の宿ったその声を聞きながら、ゆっくりと目を閉じる。
おやすみなさい―――と言う桜の声を聞きながら、自分はもう戻れない事を悟り
ただ、胎児のように深い眠りに落ちていった。
―終―
以上です、レスくれた人ありがとうございました。