前スレがdat落ちしていたので慌てて立てました。
24時間経たないうちに落ちてかなりショック
>1GJ!
トマって原作ではあまり女性と絡んでないんだなとふと思った。
>>1乙です(´・ω・`)ノ旦
落ちたのか!!(口゚‖)
前スレに良作あったのに…orz
保管庫という魔法があるじゃないか。
この板って即死判定あったっけ?
乙乙。
トマは確かにあまり女の子に縁なさそうだな。
>>7d
でもオイラはケータイからアクセスしてるからコピペ出来ないんだ…(´・ω・`)
>>1乙
dat落ちって、
この板って何日くらい放置したら落ちるもんかね?
13 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 16:56:28 ID:OBwzsVnz
とりあえずageる
昨日1月19日(のど自慢の日)誕生日はこの方!
1736年 J・ワット(数学者。蒸気機関改良)
1798年 A・コント(仏哲学者。三段階の法則)
1807年 R・E・リー(南北戦争南軍司令官)
1809年 エドガー・A・ポー(江戸川乱歩のパクリ。リアルロリ妹ヲタ)
1838年 ウィル・アントニオ・ツェペリ(波紋マスター)
1839年 ポール・セザンヌ(仏引きこもり画家)
1863年 W・ゾンバルト(独経済社会学者)
1909年 ハンス・ホッター(独オペラ歌手)
1909年 水原茂(三原に勝てず)
1919年 J・R・ロビンソン(黒人初メジャーリーガー)
1920年 J・P・デ・クエヤル(秘露国連事務総長)
1931年 明石康(国連職員。創価?)
1935年 柴田翔(芥川賞作家)
1935年 生田正治(郵政公社総裁)
1943年 J・ジョプリン(米ブルース歌手)
1945年 佐高信(経済評論家。日本企業批判。社民党応援団)
1954年 松任谷(荒井)由実(呉田軽穂)(紅白初出場)
1957年 柴門ふみ(弘兼憲史室。超恋愛漫画家)
1959年 竹本泉(少女漫画家。猫好き男。あんみつ姫)
1960年 新安保条約調印(対中国軍事同盟?)
1963年 松重豊(低音俳優)
1965年 相沢正輝(アニメ声優)
1967年 ねこぢる(〜1998)(猫漫画家。自殺)
1969年 川井郁子(ヴァイオリニスト女優)
1970年 ウド鈴木(柔道初段。熟女好き)
1970年 五味岡たまき(おニャン子脱退)
1971年 丸川珠代(小宮悦子後継者?)
1972年 中川家礼二(ツッコミ担当。鉄ヲタ)
1973年 木村郁美(TBSアナ。帰国子女)
1974年 川本真琴(早口自作自演歌手)
1977年 Cocco(沖縄ゴミ拾い歌手。絵本作家)
1980年 J・A・L・バトン(ホンダ残留)
1982年 J・L・スウィーティン(女優。フルハウスステファニー)
1982年 張韶涵(台湾歌手)
1983年 宇多田ヒカル(ヒッキー。ネタバレゲーマー)
1984年 加藤未央(週刊朝日グラビアアイドル)
1985年 石川梨華(モー娘。第四期。美勇伝リーダー)
1986年 牧野由依(ピアノ奏者。ツバサ・クロニクル)
1997年 松原葵(直球型後輩格闘少女)
1998年 安達妙子(東北弁家庭的ヒロイン)
2038年 2038年問題(C言語欠陥)
生年不明 衛藤(ニノチカ)ヒロユキ(DJ NICK-Q)(作曲家ファッショニスト。荒川弘の先生。本当に人前苦手なのか?)
生年不明 佐久間純子(松本保典室。アニメ声優)
誰かゲイルとエナお願いします
保守
ヒロユキがニケに下した 使命はククリだけの勇者様
>>18 お前が言っていることは、当たり前のことではないのか?
漫画家がストーリーから、構成や、絵を描いていくんじゃないか。
だから、そのようなことは言わなくてよい!!!
下手隠しの厨房め!!!!
>19
お前は何を守りたくて必死になってるんだい?
>>18おまえw
どっからどうみてもそれは平●堅のポ●プ●ターじゃねぇかwww
22 :
18です:2006/01/24(火) 20:03:25 ID:Hfw6Kgsn
このスレにいる人達に質問
グルグルのエロ同人って持ってる?
持ってる場合は何冊くらいあるもんかな?
>>23俺が知ってるのは三冊。でも他にもあるんじゃね?多分。
でもグルグルのエロ同人サイトは見たことないなあ
見たことある人いる?
エロ同人サイトって?
同人を通販してるサイトか
それともエロCGを晒してるサイト?
前者は知らんが後者は探せば見つかる。
そういやちょっと前にグルグルのエロ同人
丸々1冊アップされてるサイトがあったなぁ。
…もう消えてたけど。
某同人サークルのレポでグルグルのえちぃ本を出してるサークルが2つあったとか書いてあった様な・・・。内容は知らんが。
数えてみた。
集めに集めてその数合計23、
我ながら圧巻。
質とか内容に差はあるものの
やっぱりニケククはいいね。
心があらわれる。
>>28 お前神すぎ。w
いいなあ・・・。(´・ω・`)
>>26 よく見つかったね…
漏れは探しても見つかりませんでしたとさ
同人の話もいいけどSSも読みたいよ
職人さん降臨してくれないかなぁ
秋葉凪樹がグルグルのエロ描いてた時はビビッた。
あといくたたかのんのもビビッたw
新貝田鉄也郎やにゃんこMICも描いていたな
35 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 22:31:30 ID:mBHhHIZg
カセギたんネタ きぼんぬage
ここって画像貼るのは御法度?
↑むしろ歓迎。
作品が投下されるまでの繋ぎにヨロ
「おーい、ククリさん、ちょいと話があるんだけど」
「はーい、どしたの勇者様」
「頭上にギップル、大きな声じゃあ言えないもんで、ちょっとお耳を貸ーして」
「うんうんなになに?」
「(ゴニョゴニョ)いやいやどうにも、股間の勇者2号が元気でねー」
「ぎくーり」
「元気なのは良いことだ、うん、実に良い。オレもまだまだ若いしね。」
「あせあせ、確か昨日も一昨日もその前の日も元気満点だった気が…」
「しかしだね、いささか元気が良すぎてね、このままじゃ眠れそうにないんだわ」
「あぁ、この流れってもしかして……」
「そこでだね、オレは思いついたね。名案だ。」
「あのー、その、勇者様の…があたってる」
「あててんだよ。で、誰かが2号を構ってくれればさすがに疲れ果てるはず。」
「ふぁあっ!やあぁ、ぱんつの中に手が、手がぁ」
「三つあみ黒ローブぷにぷにほっぺのおにゃのこに構われたいと申してる。指名入ったぞ、ククリさん。」
「うぅー、やっぱりこういう事に…」
「嫌?」
「うーうん、勇者様も2号君もいつも優しくて…あのその、気持ちも良くてあたし大好き」
「なら結構、好かれてると知ったら勇者2号も尚更元気に」
「じゃ、じゃあお布団敷くね…。今日こそ大きな声ださないように頑張る!」
ギップリャ!!!
__
/ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
′||||||||||||||||||< ゆ、ゆーしゃさまぁー
|(|||(× ×)ノ \________
ヽ|||、 ▽ ノノ\○
( |ヽ ̄∨ | ゝ
(| \ |/┌∧┐ フラフラ…
⊂ニニニ○ ニニ<@> フラフラ…
W┬‐┬┬‐┬W└∨┘
(___)(___)
ホシュ
44 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 20:24:37 ID:3wEHzFU0
上げろよ。
それはそうと、6巻のメタルさんのところでククリがパンチラしてるからよく見てみるべし。
マジか!パンチラと言ったら8か9のアラハビカ前のトマの発明品で転ぶククリだな…
15巻でモロ見えしてなかったっけ?
死ねぇいアベックども!穢れたバレンタインデーをブチ壊すため、しっとマスク参上!!
/し, / _>.
/ { \レ/,二^ニ′,ハ
|'>`ー',' ヽ._,ノ ヽ|
|^ー'⌒l^へ〜っ_と',!
__ ! u' | /
/´ ̄ `! ヽ | u' , イ
| `にこ匸'_ノ |\_!__.. -'/ /|
ノ u { _.. -―| :{ ,/ / \
. / l | __ / ̄ ̄`>'´ ノ' ´ {、 \
/ |/ {'´ `ヽ. " ̄\ U `ヽ. __,,.. -‐丶 u ヽ
| / ヾ、.. } u' 〉、 } `ー''´ /´ ̄ `ヽ '" ̄\
! :} )「` ノ、 ノ l\"´_,,ニ=-― <´ ヽ{ ノ( `、 |
l 、_,/j `ー一''" }, ノ , '''''"" \ ヽ ⌒ヾ v |
ヽ _ / } {. { l ┌n‐く ヽ/ ``\ ノ
`¨´ `¨¨¨¨´ ̄`{ 0 `'^┴'ー┘|ヾ }、 u' ` --‐r'′
>1 男がしっとに燃えるとき しっとマスクを呼ぶ合図
>2 素顔は誰だか知らないが しっとの心を仮面に隠し
>3 しっとパワーに炸裂だ!しっとビームはアベック倒し!しっとファイヤーはアベック焦がす
>4 行くぞ我らのしっとマスク もてない男の希望の戦士
>5 しっとマスクはしっとの王者
>6 男がしっとに叫ぶとき しっとマスクはやってくる
>7 素顔は誰だか知らないが しっとの心を仮面に隠し
>8 しっとパワーが全開だ!しっとパンチでアベック倒し!しっとビームでアベック壊す
>9 行くぞ我らのしっとマスク もてない男のしっとの味方
>10 しっとマスクはしっとの王者 愛と正義としっとの味方
>11-1000 しっとマスクはしっとの王者 しっとの王者 しっとの王者
のこぎり山突入前のお尻ビジョンで数日抜いたのも今ではいい思い出です
バレンタインも裸足で逃げ出すくらい
甘々なでラブラブなものを書こうかなとか思ってるんだけど
具体的なビジョンが閃かなくて困っている。
何か良いアイディア無いかな。
ちなみにニケククリもの。
ククリの大好物チョコレート。
でもニケは食べなかった。
プラナノにチョコのなる木を作ってもらっていたなぁ。
チョコレートネタね、なるほど。
時はバレンタインデー、世間のご多望に漏れず
手作りチョコレートを愛しの勇者様にプレゼントしようとするんだけど
そこはチョコ好きククリさん。
製作途中で味見をしすぎて、いざ完成してみればその数はごくごく僅か。
すっかり落ち込んでしまう訳だけど
それをもらったニケは怒ることも呆れることもなく
”ククリらしくて良いじゃないか”と笑って許し
あまつさえ”分けっこしようか”とまずチョコを自分の口に含み
口移し、舌でチョコをククリの方へ流し込む。
そんな感じでディープキスしながら良い雰囲気になっていって
その時ククリのポケットにチョコチューブが入ってるのを見つけたニケは
チューブでククリの裸にお絵かきしてはそれを舐め取って愛撫を行い
その行為についつい体が敏感に反応してしまうククリ。
ニケもニケの方で高まってきて
”オレのパラソルチョコを舐めてくれよ”といきり立ったモノを
ククリの目の前に誇示して、ククリも素直に舐めぺろ。
で、とうとう合体。
チョコを食べ過ぎたのでいっぱい動いてカロリー消費。
とても激しくギシギシアンアン。
最後に中田氏して”勇者様のホワイトチョコがあたしの中に…”でエンド
こんなん思いついた。
いいじゃないか。そのシチュだけでおっきしたぞ。
ただし、チョコを二人で口の中で、ってのは前にもあったような希ガスが。
でもまた違う感じになると期待。wktk
あ、口の中で、って所だけ、って事な。
流れ裁ち切り。
12巻のワンチンシーンでまたもやククリパンチラ。
このパターン、6巻のメタルさんでもあったから他にもあるかも。
エロパロ板というSSがメインの板において
誰かが作品を投下しようかという時に
その流れを断ち切ってまでパンチラの話を持ってくる
その思考が理解できない
その程度の話なら他のスレでもできるだろうに
というか発見した事をいちいち報告しなくてもいいよ
空気と流れ読もうね
それと
>>52 期待している
保守
人が(ry
保守しよっと
そういや同人でククリがニケに対して敬語使ってると萎えるよね
原作見てないのかよって思う
>>59 ククリがニケのことを普通に「ニケ」って言ってたやつもあったぞ
キャラをろくに見ないで描く同人誌は大抵そんなもんっしょ。
ニケ・・・くん
パスが違います
>>64 ほんとだ、パス違ってて見えない…めっちゃ見たいのにな〜
ニケククエロ同人誌あるなんて初めて聞いた。
欲しい…
もってるやつだた
ホシュ
70 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 12:37:29 ID:R+2lyzLa
あsげろよ
過疎ってるねぇ
>>67さん
ど どうやったらいいんですか??
せっかく言ってもらったのに申し訳ない…orz
夜は更け、鈴虫が鳴く声がする。
外がぼんやりと明るい…―今夜は満月か。
―もう秋になるのか…―
そんなことを考えながらふんどし魔人を見つめている。
何だか眠れないぞ…
横で寝息を立てる少女。
…よく、そんなにすやすやと眠れるよなぁ。
(横に男がいるっていうのになぁ)
そんなことばかり考えて、眠れないのだ。
ふと横に目をやると、向こう向いて寝てるククリの姿。
…最近気になっていることがある。
ククリの周りへの態度。
俺に対してのククリの態度は、いつもとそう変わらない。
いつも後ろにいて、離れればついてくるんだもんな。
それは別にいいけどさ…。
(ククリって誰にでも優しいよな)
俺だけにじゃない。
他のどんな男にも、優しい接し方…
誰に対してもあの笑顔。
笑顔なのはいいけど。
………。
……可愛いし。
けど、この間のレイドへのあの笑顔はないんじゃねーの?
(ククリにとって俺と他の男とは、何が違うんだろう)
…ん?
何考えてるんだ?
なんだ、この気持ちは。
確かにククリは俺の横で今、寝息を立てている。
俺の傍にいる。
…いるけど…。
(まさかヤキモチ…)
いや、そんなはず…。
何で俺がヤキモチやくんだよ。
だって、俺とククリは別に…
…別に何でもないもんな。
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!
78 :
72:2006/03/21(火) 02:02:59 ID:lbVVxCE8
77さん>うpお願いします!!!(><)
79 :
72:2006/03/21(火) 02:10:48 ID:lbVVxCE8
「う…ん」
ごろん。
!!!!
ドキ…
「……ぅん…」
寝言か…。
ククリは寝返りを打ち、こっちを向いた。
幸せそうな顔してるな…何の夢見てんだろ。
「ククリ…」
何だか胸が苦しいな。
俺、なんかおかしくなっちまったのかな―…
「――レ…イドぉ…」
ニケ「これは展開が気になりますなぁ」
82 :
72:2006/03/24(金) 00:29:15 ID:JKE/i9/S
81さん>
せっかくうpしてもらったのに…いつでも
「単位時間あたりの転送量が制限を越えました」
ウワァァァァン!!
空いてる時間とかあるんでしょうか。諦めないぞ。
83 :
72:2006/03/24(金) 00:46:17 ID:JKE/i9/S
「勇者様、どうしたの?」
「!!……いっ、いや…」
勇者様どうしたのかなぁ。
何だか最近ヘン。
ククリが声をかけても、何かギクシャクしてる。
ククリ、怒らせるようなことしたのかなぁ…。
「勇者様…どうしたの?」
「なっ何が?」
ぎくり…と足を止める勇者様。
やっぱり何か…ヘン。
「勇者様ぁ…ククリ、何かした?
最近あんまり…しゃべってくれないね…」
自分で言ってなんだか寂しくなってきた。
「い、いやっ別に!何でもないよ…」
…ウソだ。何でもないわけない。
勇者様は何かあったらすぐ態度に出るんだから!
頭をかきながら、居づらそうにしてるもん…
「…………」
「ほ、ほんとに何でもないったら…
あっ、ほらククリ、都が見えてきたぞ!なっ!」
すごい話を逸らそうとしてるのがわかる。
都なんてずっと前から見えてたのに。
84 :
72:2006/03/24(金) 00:47:00 ID:JKE/i9/S
「…………」
ククリ、さっきからずっと黙ったままだな。
さっき、めちゃくちゃ適当なこと言ってたから…それがいけなかったのか。
ククリはずっと俺の後ろについて歩いてる。
もう、10分はだんまり…
ああ、気まずいな。
…だけど……―
(1週間前のあの夢が引っかかって…)
とにかく、気にくわない。
夢の中で俺以外の奴の名前呼ぶなんて。
だけど気にくわない、なんて言えるもんか。
ましてや…夢だぞ。
でもククリがどんな夢を見ていたのか気になる。
苦しそうに、ククリがレイドの名前呼んでた。
その表情は少し安心してるようにも見えて…―
レイドは敵なのにな。
この間の戦闘でも、「仲良くしよう」だなんて。
仲良くなんか出来るもんか。
ククリらしいけど…
そんなに他の奴に優しくされたら…
…………。
いや、別に…関係ないことだよな。
最近一日中こんなこと考えてる。
こんなこと考えてる場合じゃないってのに、全く…
とても気になるので保守
ageてマズかったらゴメソ
この板って下から圧縮されるんだっけ?
87 :
72:2006/03/25(土) 02:00:31 ID:s1gTeQHR
何だかよくわからないうちに都に着いちゃった。
それにしても、すごい人、人、人…
色んな人が歌を歌ったり、商売していたり。
騒がしい街だなぁ…でも楽しそう。
勇者様と一緒だから、もっと楽しい!
…はずだったのに。
「…………」
「…………」
さっきからずっと無言。
ククリも悪いの。
ううん、黙り込んだのはククリの方。
でも、勇者様が話を逸らすから何だか怖くって…
何を考えてるのか、全くわからないから。
うーん、ククリだって何考えてるかわからないかも。
そこはお互い様。
でも、ずっとこのままじゃあヤダから。
勇気を振り絞って、もういちど…。
「…勇者、様?」
88 :
72:2006/03/25(土) 02:01:15 ID:s1gTeQHR
「えっ?!」
ふいをつかれた俺はまたも足がもつれそうになる。
ククリからは、もうしゃべってくれないかなぁなんて思ってたから…。
周りはこんなに騒がしいのに、俺らは全くのだんまりで。
そろそろ、声をかけようかな、やめようかな、でもなぁ〜
…なんて思ってたら、ククリの方から話しかけてきた。
「ど、どうしたんだ?」
「…う、うーぅん何でも、無い」
ククリはそういって少し下を向いた。
何だか寂しそうな顔してる。
「な…何だよ?」
気の利いたことは言えない、俺…。
「あの、ほんとに、何でもないのっ…」
「何でもないことないだろ、その、声かけといてさ」
俺も一体どうしたいんだ。
うまく喋れない自分が…情けない。
「〜〜っだって…勇者様、さっきから黙ってるから…」
「ククリの方こそ……黙ってるじゃないか…」
「そうだけど…だって、勇者様が…」
「お、俺が悪いのかよ…」
…とか何とか言いながら、ククリとは逆の方向を向いてしまった。
何をムキになってるのやら…何なんだこの展開は。
そして、何やら嫌な予感。
…というより、背中に感じる冷たい空気…―
「…っ勇者様の…ばか」
89 :
72:2006/03/25(土) 02:04:49 ID:s1gTeQHR
未だにエロに突入する気配なくてスマソ…
前置き長くなるかもorz
いや、頑張れ。
個人的に萌え系の流れのほうが好みだから、しっかりやってくれ。
91 :
72:2006/03/27(月) 19:46:54 ID:TH1YyG6k
90さん>
ありがとうございます!
続き投下…そしてまだエロに入らずorz
92 :
72:2006/03/27(月) 19:47:30 ID:TH1YyG6k
「あっ、待てよ!」
勇者様なんて知らない!
勇気を出して喋りかけたのに。
これじゃ、ククリが全部悪いみたいじゃない。
…それでいいもん、ククリが全部悪いんだ。
勇者様にククリの気持ちなんてわからない。
いっつも、わかってくれないもん…。
…ククリの気持ちなんて。
「おい、待てって…」
勇者様の声を無視してどんどん歩いていく。
周りは騒がしい人たちばかり。
最初は楽しそうだなって思ったけど…
自分の気持ちが落ち込んでいるせいか、何だかうるさいな…
周りには可愛い雑貨屋さんや、お洋服屋さんがたくさん。
ククリも、こんなの着たいな。
お金があったら、毎日でも服を買えたい。
ククリだって…おしゃれをしたい。
それで、勇者様に「可愛い」って言われたい。
でも、勇者様はククリのことなんて…
……ううん、勇者様なんて。
だいっ嫌い…
93 :
72:2006/03/27(月) 19:48:10 ID:TH1YyG6k
「…もういいよ、とにかく俺はこの宿で泊まるから。
ククリはどっか、他…探せよ」
「えっ…」
むしゃくしゃしてるのがわかる。
ククリがあんまりにも俺を無視するもんだから、頭にきたんだ。
そっちがそう出るなら、俺だって。
…いつまでも優しくなんか…出来ないんだからな。
いつも一緒に行動して、一緒の所に泊まって。
俺達はずっとずーっとそうしてきた。
だけど…今日は別々に行動してみよう。
変な意地がそう思わせる。
「…勇者様、一緒の宿じゃ駄目…なの?」
ククリは今にも泣きそうな顔してる。
…………。
俺も一緒の宿に泊まりたい。
けど…
「一緒の宿じゃなきゃいけない理由なんて…ねーじゃん」
ばかなことを言ってしまう。
「…………」
「…………」
長い沈黙が続く。
そして、段々と後悔の念が俺を襲う。
…しまった、絶対言い過ぎたぞ。
どうにか、元には戻せないかな?!
しかし、結構酷いこと言ったからなー…
でも、このままじゃどうにもならんし…
色んな考えが頭の中をぐるぐると回っている。
しかし言葉にしようにも、考えもまとまらず…―
悪循環とはこのことだ。
…とにかく、同じことは繰り返しちゃいけないよな。
「…あ…あのさ、ククリ…」
94 :
72:2006/03/27(月) 19:49:12 ID:TH1YyG6k
「…ククリ、あっちにする」
耐え切れなかった。
「…へっ?」
「…あっちの宿にする。勇者様はここでしょ。
ククリ、あそこに泊まるから。じゃぁ…」
そういって、別の宿へと走る。
とにかくここから逃げ出したい…
「あっ、ク、ククリ!」
勇者様の声が少しずつ小さくなる。
人ごみにまぎれて、すぐにわからなくなった。
とにかく、今日は別々に…
…………
今日だけなのかな。
「ねぇ勇者様…」
お目当ての宿をめいっぱい通り過ぎた、森の前で足を止めた。
「勇者様、ククリのこと…嫌いになったん、だよね…」
自分で言ってて、涙が出てくる。
いっぱい出てくる。
止まらない。
「ククリのこと、嫌いになった、から…喋ってくれなかった。
宿も、別々に…するん…だ」
自分に言い聞かせてみる。
信じたくない現実を。
もしかしたらもう勇者様と旅できないかもしれない。
勇者様がククリのこと嫌いになったら、もう会えないかも。
このままだったら絶対そうなっちゃう…―
(そうなったらグルグルも…もういらない…)
「っく…ククリは…勇者様のこと、ひっく…
……好きなのにぃ…ひっく」
わかっていることを自分で何度も何度も繰り返しながら、
一時間は、そこで泣いていた。
95 :
72:2006/03/28(火) 01:31:24 ID:vbE/kHii
探せど探せど見つからない。
さっきククリが泊まるっていってた宿にはいなかったし…
近辺の宿にもククリはおろか、少女すら泊まってないらしい。
段々辺りが暗くなってきたな…
夕方の街。
さっきまでの騒がしさはどこへやら、
家に帰っていく人がちらほら見える位だ。
「はぁ〜…」
さっきから何度ため息をついたことか。
…ああ、本当に後悔してる。
あんなこと言うんじゃなかった。
あんな態度…取るんじゃなかったぜ。
今までククリと喧嘩という喧嘩をしたことがないから、
初めての大喧嘩?で、全くどうしていいかわからない。
元々こういうの苦手なんだよなぁ。
まぁ、俺が悪いんだけどさ…。
…………
しかし本当にどこにもいない。
さっきから同じ所をぐるぐると回っている。
でもそれでも見つからない。
(一体どこいっちまったんだ…)
怒って帰ってしまったのか。
…といっても、どこへ?
帰るところもないのに。
空は更に暗くなっていくばかりだ。
96 :
72:2006/03/28(火) 01:32:02 ID:vbE/kHii
勇者様が泊まってる宿からずいぶん離れた所にきた。
小さな小さな宿屋さんだけど、優しそうなおばあちゃんがいて…。
気に入ったので、泊まってみることに。
「おじょうちゃん、一人でこんな所まで来たのかい?」
「えっ、あ、あの…はい」
おばあちゃんはコポコポと暖かい紅茶を入れてくれてる。
…ジミナ村のおばあちゃんと大違い。
「こんな所に一人で来るなんて、何か探し物かね?」
「あ、あのっ、可愛い雑貨屋さんがいっぱいあるって友達に聞いて、
そ…それで一度来てみたくて、…あのぅ…」
「はぁ、そうかいそうかい。でも一人旅は危ないよ。
この辺でも、絶対に安全とは言えなくなってしまったからねぇ…。
おじょうちゃんも、買い物が終わったらお母さんに迎えにきてもらいね」
おばあちゃんはニコニコしてそう言った。
…ククリが魔法使いなんて言えないもんね…。
「おばあちゃんの紅茶…美味しいな。ありがとう」
「いぃえ」
今、勇者様がいたら…。
勇者様がいたら、おばあちゃんの言葉一言一言にも
突っ込みを入れたりして。
…ククリがそれをなだめたりして。
勇者様…。
ククリの中に勇者様だけの場所がある。
何にしても、いっつも勇者様のことが頭に浮かぶ。
―いつだってククリの中には勇者様がいたの…―
「…おばあちゃん、ご馳走様。お風呂…入るね」
「はいはい、どうぞ」
ボロボロのパジャマを抱えて、さっき案内してくれたお風呂場に入る。
おばあちゃんに、泣き顔見られたくないもん。
…だめ。
…やっぱり…好き。
好きだよ…勇者様ぁ。
。・゚・(ノД`)・゚・。なんか泣けてきた
早いとこ仲直りしてほすぃ
なかなか、いい話の進み方だよな
すんごくジーンと来る・・・
99 :
72:2006/03/28(火) 23:20:13 ID:vbE/kHii
>97さん、98さん
おおっ感想ありがとうございます!
少しずつうpしていくのでちょっとやるせない気分になるかも
しれませんが(?)気長にお付き合いして貰えたら幸いデス…
100 :
72:2006/03/28(火) 23:20:48 ID:vbE/kHii
「よっこいせっ…」
ようやく固いベッドに腰掛ける。
もう2時間は歩き回って…足が棒のようだ。
ようやく空いている宿を見つけたので、とりあえず落ち着くことにした。
…さっき行こうと思ってた宿はククリを探してる間に満員になってたからな…。
「はぁ…」
結局ククリは見つからなかった。
に、してもこの街は広すぎて探すには困難すぎる。
途中で諦めたくはないが、仕方が無い。
…本当にどこにいっちまったんだ。
ベッドに寝転がって、茶色い天井を眺める。
茶色い…―ククリの髪の色みたいだ。
あいつ、三つ編みも可愛いけど、風呂上りの髪型も可愛いよな。
その状態でアクセサリーなんて付けたら…まるでお姫様かも。
そういえば、この前泊まった宿から出てきたククリ…
ふわふわの髪の毛で、ひらひらレースのパジャマ着てた。
安い宿にしては、置いてる服が可愛かったな。
…ククリ、喜んでたっけ。
あの時…ククリには言ってなかったけど、ちょっと目のやり場がなかった。
胸元がやけに開いてるパジャマで、胸の谷間が少し…
…やっぱり、胸大きくなったんじゃねーかな、最初に比べたら。
別に、特別触った事もないけど。
あのメケメケローブじゃわからないが…
ちょっと露出してる服着るとすぐわかる。
…うん、ちょっと、でかくなったよな。
毎晩、ギップルのテントで寝てる間にそんなことを考えていたり。
…少し、エッチなことを想像してしまったり。
横に女の子がいるから?
…それとも、ククリがいるから?