180 :
269:
陽が落ちてからの風は冷たく、落ち葉がかさかさと乾いた音を立てて足下を掠めていく。
「ルナ!ルナ!しっかりしろ!どうしたんだ、いったい何だってこんな・・・!」
倒れているルナマリアに駆け寄りその体を抱き起こしたシンは
そのすぐ傍らの草陰に小さく丸まった水色と白の縞模様の布切れ・・
投げ捨てられたルナマリアの下着を見つけると、一瞬のうちに自分の妄想が
最悪の形で現実に起こったのだと判断した。
シンはぐったりとしているルナマリをきつく胸に抱きしめると
憤怒の表情で停められている車に鋭い視線を向ける。
暗い夕昏の闇に溶けるようにひっそりと佇むオープンカーは静まり返っており
一瞬、風に乗りぼそぼそとした人の話し声が聞こえた気もするが、
腕の中でルナマリアが微かに身動ぎをしたため
シンの注意は再び腕の中のルナマリアに戻った。
「・・・・あ・・・・・シン・・・?」
ルナマリアの焦点の定まらない瞳がふらふらとシンを捉え、次第にはっきりとした意思の光を取り戻す。
「大丈夫か!誰にやられたんだ・・・・あいつらだな!あいつらがルナを・・・
ガソリンを分けてやるからその代わりに(自主規制)なことや(自主規制)なことを・・・!!」
シンが怒りを込めて叫ぶのを見てルナマリアは驚いてシンの腕を掴みそれは違うと首を振った。
まさかと思うが、切れたシンは何をするか全く予想がつかない。
このまま放って置けば単身あのアスハ代表とアスランの車に突撃し大騒動が起こるに決まっている!
181 :
269:2006/01/10(火) 19:04:54 ID:bvvou54N
「違うの!違うのよ、シン!あの車は関係ない・・・ないこともないんだけど、
ううん、関係ないんだから少し落ち着いて!ね?」
ルナは必死にシンの注意をあの車から逸らそうと瞬時に頭を廻らせた。
どうすれば良い?
「あ・・あのね、シン、アナタが行った後・・・
あの車の人にガソリンを分けて欲しいって頼みに行こうとしたんだけどね
その・・・あの車に乗ってた人って・・アスハ代表だったの。」
「アスハが!?」
「それでね、アスランさんも一緒だったの。」
「・・・・護衛をたった一人だけ連れてこんなところでサボってんのかよ!
まったく、いい気なもんだよな!」
一層怒りだすシンに、ルナマリアは大きくため息をつく。
「・・・・・シン、わたしが言いたいこと全く通じて無いみたいね・・・
いい?アスハ代表とアスランさんが二人っきりでこんな辺鄙な場所に車を止めて
することっていえば・・・・一つしか無いじゃないの!」
「???」
「あーもう!本当にシンったら鈍いんだから!」
182 :
269:2006/01/10(火) 19:05:31 ID:bvvou54N
そこがまた可愛いんだけど!!
ルナマリアが心の中でそう付け足したとき
何故かここでルナのSEEDがぱりーんと炸裂した。
ただ、他の者と違うのは周りにピンクの蝶々とハートが舞い散っているのだが。
ルナマリアの身体の中で先程鎮めたはずの欲情の炎が再びむらむらと息を吹き返し
何も覆い隠すものの無い下半身の裂け目からまた新たな粘液がとろりと溢れ出る。
「んもうっ・・・仕方ないわね、普通こういうのは男のほうが気を利かせるものなのにぃ」
ルナマリアはそう言うと妖しく笑いながらシンの上に馬乗りになった。
シンは目を白黒させてルナマリアの顔を見つめる。
「ルナ?」
「アスハ代表とアスランさんがしていたのはこういうことよ。」
ルナマリアは目をぱちぱちさせているシンの首にゆっくりと腕を回すと
シンの太腿の上に自分の股間を擦り付け淫らに腰を前後に振り始めた。
「ル・・・ルナ・・どうしたっていうんだよ、急に!」
「ねえ、シン・・・わたしがここまでやってもまだ気がつかない?
二人がやっていたっていう・・・秘密のこと、
それじゃあもう一つヒントをあげる。」
ルナマリアはそう言うとシンの頭を強引に引き寄せると
有無を言わさず唇を重ね、シンの口腔に舌を捻り込んだ。
「モ・・もガッ!?」
183 :
269:2006/01/10(火) 19:06:07 ID:bvvou54N
驚くシンにかまわずルナマリアの舌は縦横無尽にシンの口腔を嘗め回し
歯茎の裏や舌の付け根や柔らかい粘膜などありとあらゆる場所を自分の唾液で湿らせ
唇の端から溢れ出る雫をものともせず更に激しくシンの舌を吸い込み
息の続く限りその欲望を飲み込もうとする。
それと同時にルナマリアの右手がシンの股間に滑り落ち
やんわりとその中心にあるシンの男性自身を握り締めた。
いつの間にかシンの中心はウブな心の内とは裏腹にカチカチに固まっており
硬いジーンズの布越しにもしっかりとその存在を主張し始めていた。
・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・