このスレ用にひとつ書いてみたので投下します。
性行為なし。微エロです。
スレ住人さんたちのツボを外してなければいいのですが。
なお、やや長いので、前半と後半に分けて書き込みます。
以下、前半9レス。
兄夫婦が事故で死に、残された一人娘が俺の家に引き取られてくることになった。
ほかに引き取れそうな近い親類がいないのだ。
俺のような性格破綻者のもとで暮らさせるなんて、それこそ狂っていると我ながら思う。
俺にとっては姪にあたる14歳の佳苗。
6年あまりも顔を合わせずにいた彼女が俺の家を訪れたとき、彼女は美しい少女に成長していた。
「お久しぶりです、匡侍(きょうじ)おじさん。
あのっ、これからお世話になりますけど、家事とか私も分担してちゃんとやります!
迷惑にならないようにがんばりますから、よろしくお願いします!」
左右に結ったおさげを揺らしながら、一生懸命な口調で挨拶し、深く頭を下げる佳苗。
つやつやした長い黒髪に、気丈さを表すくっきりした眉。
丸い大きな目が顔をやや幼げに見せるが、ぽってりとした唇は歳に似合わぬ色気をアピールしている。
子供と大人の境目にある、アンバランスな容姿だ。
翌日、佳苗は元の家から送られてきた荷物の整理にかかりきりだった。
何年も放置しておいただけの机や箪笥を使っていいかわざわざ尋ねに来、俺の応答に深々と頭を下げる佳苗。
家具に限らず埃まみれのその部屋を、彼女は一生懸命掃除していたようだ。
雑巾をすすぐバケツの水を替えに、何度も洗面所と二階を往復する姿を見た。
そんな佳苗の手伝いなど当然せず、俺は翌日の計画を練っていた。
そして、片づけが一段落ついた夕方、俺は明日遊園地へ行こうと佳苗を誘ったのだ。
その夜、佳苗にゆっくり浸かってこいと入らせた風呂。
湯舟には、まるでゆず湯かなにかのように袋を浮かべておいた。
佳苗は中身を見るだろうか。見たとして、それが何かわかるだろうか。
それは麻雀で使う点棒ひとそろいだった。
俺が手に入れたささやかな力。
その格好の獲物として、佳苗は罠に飛びこんできたようなものだ。
俺は佳苗を弄ぶ。
ただ慰みのために。ただ興奮剤として。俺はそんな男なのだ。
次の日は三連休の中日だった。
佳苗は朝食中も終始笑顔で、今日体験するであろう楽しみを思い描いているのか、
何度も遠い目をしては頬をほころばせていた。
朝食後、支度するという佳苗をよそに、俺は応接間に麻雀卓を用意した。
点棒は昨夜佳苗の風呂に浮かべたものだ。
そして、雀卓を囲む4人が朝っぱらから我が家を訪れる。
30歳過ぎの刈り上げの男、20代半ばの紫の縁の眼鏡をかけた青年、
50歳前後で皺のよった福々しい顔のスキンヘッドの男、そして20代後半のカーリー・ヘアの金髪の女。
彼らには今日やることもその狙いもすでに伝えてある。
だから俺は、彼らを友人だとだけ佳苗に紹介し、きちんとした挨拶をしようとする佳苗を引っ張って、
すぐに2人で出発したのだった。
車を30分ほど走らせ、地元の遊園地に着く。
休日ということで、駐車場もそれなりに埋まっていた。
車を停め、トランクからスポーツバッグを引っ張り出していると、横から手が添えられた。
「おじさん。荷物だったら私が持ちます!」
俺は、いや、いい、と彼女の手をやさしく払い、バッグを肩にかける。
「おじさん。私は今日招待してもらってる身ですし、それに私のほうが若いです。
私元気ですから、持たせてください。
あ、じゃあ、いつでも持つの交替しますから、疲れてなくても遠慮なく言ってください。ね」
最初は必死な様子だったが、俺が意に介さないのを悟ると、柔らかな笑顔で小首をかしげ小さく頭を下げる。
役に立ちたいのか、あるいは媚びているのか、俺には計りかねた。
入場券を買って手渡したときにも、佳苗は大げさな反応を見せた。
「おじさん、今日はこんないいところに招待してくれてありがとうございます!
私、お部屋までひとつ使わせてもらって、住まわせてもらうことになって、ほんとに感謝してます!
今日はおじさんといっしょに楽しめるように、一人で突っ走っちゃわないようにしますね。
それじゃ、今日はよろしくお願いします!」
入場門の前で深々と頭を下げられて、俺は少し困惑した。
だが、そんな折り目正しい少女の姿を目の当たりにするうち、
胸の奥から嗜虐心がじわじわと沸いてくるのを、このとき俺は感じたのだ。
「今入った。まずはジェットコースターに行くつもりだ。多少混んでるから、待ち時間があると思う」
『ほ〜お、わかった。表で体操でもしてくるよ。なにせ部屋にはスモーカーが3人だ。かなわんね』
「乗るのが近くなったらまた電話する。じゃあな」
俺は携帯を閉じる。
電話の相手は今朝来ていた4人のうち最年長の、福々しい顔をしたスキンヘッドのほっさんだ。
今日の俺との連絡役は彼が務める。
状況に応じて意思の疎通が必要になると思われるので、昨日頼んでおいた。
「おじさん、そういえばそのカバンって何が入ってるんですか?
こういうとこに遊びに来るんだったら、荷物ってそんなにいりませんよね?」
佳苗は問いつつスポーツバッグの持ち手をつかむ。
「必要なものだ。まだ開けるな」
簡潔に答えながら、まあいいかと佳苗の肩にかけてやる。
「あれ、あんまり重くないんですね。大きいからもっと重いと思ってました。
さ、行くんですよね、ジェットコースター。最初からとばしますね、おじさん」
佳苗は身軽に駆け出し、おいてっちゃいますよ〜、と楽しげに声を飛ばす。
その元気さも今のうちだと、俺は暗い興奮を胸にいだくのだった。
「今ジェットコースターの待ち行列に並んだところだ。30分待ちらしい。
そろそろ牌を積んで、つまみの支度でもしといてくれ。あと、最初はあまり安すぎる手は避けてくれ」
ほっさんの応答を確認し、俺は通話を切る。
今日の佳苗の運命は、自宅での麻雀勝負が握っているのだ。
昨夜の点棒入り風呂で、佳苗はその影響下におかれた。
俺は佳苗を弄ぶ。
この遊園地など、そのための容れものに過ぎない。
待ち時間があと5分ほどとなったとき、俺の携帯が鳴った。
『も〜お、そろそろ誰か上がりそうだ。構わんか?』
「それは困るな。あと7、8分延ばせないか? 乗る前に安い手で上がられて、乗れなくなると困る」
善処しよう、とのほっさんの応えに、俺は携帯を閉じた。
ここのジェットコースターには、当然だが身長制限がある。
ここまで待ったあげく、佳苗が乗れなくなるのでは意味がないのだ。
乗っている途中で変化が起これば理想的――俺はそう考えていた。
「私、ジェットコースター2回目です。どうしよう、ドキドキします。
すごい悲鳴あげちゃいそうなんですけど、そうしたらごめんなさい」
俺は構わないよと応じながら、心は全く別のところにあった。
佳苗の肩からバッグを取り、自分の手元に置く。
もうすぐ、この中身を使うときが来るはずだ。
俺は、胸が期待に震えてくるのを感じた。
いったん高所に達したコースターが、グングン速度を増し滑り降りる。
自分で言っていた通り、佳苗はうるさいほどの悲鳴をあげた。
だが俺の心はスピード感に高揚しながらも、隣りの彼女を注意深く見つめつづけていた。
もう来るんじゃないか。そろそろ来るんじゃないか。
そして、疾走するコースターがループに突入したとき、俺の目は見逃さず捉えた。
佳苗の身体が音もなく縮み、ワンピースに埋もれたわずか4歳ほどの姿になるのを。
とっさに俺は彼女の安全ベルトに手を伸ばす。
ループに内臓と血液が移動するのを感じつつ、幼い顔で目を見開いた佳苗が落ちないことだけに気をつける。
どうやら手でかばわなくても大丈夫そうだ。そこまで小さくなってはいない。
俺は少し落ち着いた意識で、佳苗の様子をうかがう。
佳苗は、もう悲鳴をあげてはいなかった。
黒目がちの大きな目は見開かれたままで、かわいい口も半開きの状態だ。
髪型はおさげのまま変わっていないが、髪の量はやや減って薄くなっている。
首がシャツに埋もれ、肘まで袖に隠れた細い腕で、手すりをかたく握っている。
彼女の後ろに座っている奴ぐらいはこの変化に気づいたことだろう。
だがそんなことは問題ではない。
ガタガタと登りはじめ、再び最高点に達したコースターの上で、俺は鋭く一声かける。
「佳苗!」
それまでガチガチに固まっていた小さな佳苗が顔をこちらに向け、俺を見る。
そして小さくなった自分の身体を見回している。
コースターが最後の滑降に入る。
佳苗が声をあげた。
耳をつんざくほどの、かん高い叫び声を。
すぐにそれは泣き声に変わり、佳苗は幼い子供特有の激しい泣き声を発しながら、
コースターが止まってもなお泣きやみはしなかった。
「佳苗。降りるぞ」
今の佳苗の身体では身長制限に引っかかる。
ここであまり注目を浴びるのも面倒なので、俺はしゃくりあげるばかりで動こうとしない佳苗の安全ベルトを外し、
身体に合わないワンピースごと抱えあげる。驚くほど軽かった。
「ごめんなさい……」
佳苗が幼い声をもらす。
さわって気づいたが、佳苗のおしりの下はあたたかく濡れていた。
おもらしをしたのだ。
俺はそのあまりに幼い失敗に愛おしさを覚え、佳苗の頭にこつんと額をぶつけると、
何事もなかったふうを装って出口の階段を下りた。
佳苗の足では、奇跡的に脱げ落ちなかった靴が、ゆらゆらと危うげに揺れていた。
佳苗は黙ったままだった。
俺は佳苗を木陰に連れていくと、サイズの合わなくなったワンピースを脱がせ、濡れたパンツも下ろす。
佳苗は一瞬パンツを押さえたが、それ以上の抵抗はしなかった。
同様に身体に合わなくなった靴と靴下、それにブラも取り去り、素っ裸にして、
持参したタオルで濡れた股と足を拭いていく。
俺の目には、下腹部の割れ目まで丸見えの状態だ。
14歳の身体であったなら、遊園地の片隅で全裸になる、などということには当然もっと抵抗しただろう。
性の対象としてはまず見られない年齢の身体になっていることを、彼女も認識しているのだ。
だから、身体を多少強張らせながらも、裸でいることができる。
幼児の肌は驚くほどすべすべしていて、細身なのにふにふにと柔らかい。
俺は下ろしたバッグから、女児用のパンツとスリップ、ブラウス、スカート、靴下と靴を引っ張り出す。
「着ろ」と指示すると、佳苗はやはり黙ったまま、キャラクタープリント入りのパンツに足を通していく。
通りすがりに幼児の着替えシーンを見ていく奴もちらほらいる。
彼女はそうした視線に気づいているだろうか。
気づいているとして、どのように感じているだろうか。
14歳の心は、はたして恥ずかしさを感じずにいられるだろうか。
佳苗の頬は、やや紅潮している。
俺は、彼女の羞恥心に期待していた。
「おじさんは、わたしがこんなふうになったげんいん、しってるんですか?」
たどたどしい口調で、佳苗が訊いてくる。
あめ玉のような甘ったるさを帯びた高くて幼い声。
俺はどう答えようか迷い、無言で間を置く。
佳苗は出された服を従順に身に着けていきながらなおも問う。
「しってるんですか? しってるんなら、おしえてください」
俺は「ああ」と曖昧に肯定すると、簡潔に真実を突きつける。
「俺が仕組んだ」
佳苗がさっと顔を上げる。驚きと非難のこもった目つきで俺を見つめる。
「佳苗。おまえが今日ここに連れてこられたのは、おまえを楽しませるためじゃない。俺が楽しむためだ」
どこまで話すべきか、話して理解できるものか、方針は定まらない。
ただ、すべてぶちまけてしまいたいという嗜虐的な思いがふつふつと沸いてくる。
「もとにもどしてください!」
佳苗はもう服を身に着け終えていた。
サイズは全体的にやや大きかったようだが、どこから見ても立派な幼児だ。
真っ白なブラウスにプリーツ入りの赤いスカート、フリルで飾られた白い靴下、赤いズック。
美しく成長しつつあった顔立ちは、大きな目とふっくらした唇という特徴をそのままに、
かわいらしい幼児のものになっている。
「佳苗。おまえは今日一日、俺に弄ばれるんだ。
逃げ場はない。おまえの保護者は俺だし、おまえの帰る家は俺の家だ」
佳苗ははっと息をのむ。
しかし1メートルそこそこの身体で、俺を見上げ、幼い顔で俺をにらむ。
「どうしてこんなことするんですか? わたしがきらいなんですか?
きらいなんだったら、でていきます。おじさんにめいわくはかけません。ひとりでくらします。
だから、もとに――」
佳苗の言葉は途中で途切れた。
俺の目の前で、佳苗はまた一回り縮んだ。ブラウスの袖口に彼女の手が隠れる。
身体の変化を感じとったのだろう。佳苗は自分の身を抱きしめて震えている。
俺の携帯が鳴った。
『首尾はどうだ? タイミングは良かったか?』
「上々だ。一度目はジェットコースターの途中だった。
今また変わったが、一度目が何点で、二度目は何点の上がりだ?」
『お〜お、上々なのはよいことだ。
一度目がおれが3900点で、今はひろが2900点で上がったところだ
もっと高いのを狙うよう指示しておこうか?』
「そうだな。高いのもほしいが、今のところは適当にやっておいてくれればいい。先は長いしな」
2900点――佳苗は今2.9歳か。静かな興奮を覚えつつ携帯をしまうと、俺の左手首がぎゅっとつかまれた。
「せちゅめいしてください! わたしのとしがかえられるんですか?
どんなふうにやってるんですか? もとに、もどして! もとにもどして!」
2歳児にしてはけっこうな力だ。逃げられまいとでもいうかのように握りしめている。
必死なのだろう。何ひとつわからないまま、幼い身体になってしまって。
皮肉なことに、頼れるのはこの事態の原因をつくった俺しかいないときている。
「佳苗。ゆうべ風呂に入ったとき、湯舟に浮かんでいた袋の中身を見たか?」
俺は遠回しに話し始め、その問いに、佳苗はかぶりを振る。
「あれでおまえに力が及んだ。
ではおまえは、今朝居間に準備されていたものを見たはずだが、あれが何かわかったか?」
佳苗はなおも手首をつかみながら、答えを探すように目をさまよわす。
「……ドンジャラ、みたいなもの、でした」
俺は不意を突かれて笑い出す。
なるほど。佳苗の歳ではそちらのほうがメジャーなのかもしれない。
「あれは麻雀だ。今朝来た4人は、今あの麻雀を打っている。
そして誰かが上がるたびに、おまえの年齢は変化する」
こんな荒唐無稽な話をはたして信じるのか、と俺はいぶかしむが、佳苗は幼い顔で真剣に聴いている。
「上がる、というのはわかるな。決まった規則で牌をそろえて、決まった役をつくれば上がれる。
上がったときの役などで点数が決まり、そして、その点数1000点あたり1歳の歳におまえの身体は変化する」
麻雀を知らない佳苗にどれだけ理解できるかはわからなかった。
ただ俺は、年齢の変化がなかば偶然に左右されるものだという事実を佳苗に突きつけたかったのだ。
「さっきのジェットコースターの途中、おまえは3.9歳になった。だれかが3900点で上がったからだ。
次に上がったやつは2900点で上がった。だから、今のお前は2.9歳の身体になっている」
付け加えれば、親の連荘や場のリーチ棒で増える点数は変化する年齢に影響しない。
そして、誰かが役満で上がったときに限っては、例外的な扱いがなされる。
佳苗は何か考えこんでいた。そして俺に問いかける。
「いまやってるまーじゃんがおわれば、わたしはもとにもどれるんですか?」
なるほど。元の年齢に戻れるか否か。それが佳苗にとって一番重要なことなのか。
はぐらかそうかとも考えたが、元に戻れないと思いこまれ絶望されてもおもしろくない。
俺は真実を伝えることにした。
「ゆうべおまえの風呂に浮かべてあった袋には、今日の麻雀で使われている点棒が入っていた。
それがおまえに及ぼされている力のきっかけだ。
昨日の入浴時から24時間がたてば、力は消え、おまえは元の身体に戻る」
手首にかかる佳苗の力が少し弱まる。
安心したことだろう。この異常事態が今夜には終わることを知って。
しかし次の瞬間、俺の手首はぐいっと引っ張られた。
顔を向けると、佳苗の大きな目が俺をまっすぐ見すえている。
「いますぐもとにもどして! だれかがまーじゃんでいちまんよんしぇんてんであがればいいんでしょ!
でんわでそういうふうにたのんで、それでまーじゃんをおわれば、でんぶもとどおりなんでしょ!
いますぐそうして! わたしはおじさんのおもちゃじゃない!」
佳苗の目には涙がにじんでいる。
そのまっすぐな眼差しは、小さな身体と不釣合いに大人びて見える。
しかし、幼児用のブラウスの袖に手まで埋まり、膝丈のはずのスカートがふくらはぎまで覆っている今の彼女は、
大人びた内面を垣間見せれば見せただけ、そのギャップがぞくぞくするほどの興奮をかきたてるのだ。
俺は手首をつかまれたまま、おもらしで汚れたワンピースとパンツを袋に入れて口を縛り、
他の衣類といっしょにバッグに放りこむと、ひとこと言って立ち上がった。
「麻雀には14000点という上がり点はない」
佳苗の手が俺の手首から離れる。あきらめたのだろうか。
俺はバッグを肩にかけ、歩き出した。次はどうやって遊ぼうか考えながら。
と、カポカポとサイズの合わない靴の音を立て、佳苗が俺の前に立ちふさがった。
「だったらなんさいだったらできるんですか!? もっとおおきくしてください!
それで、おおきくなったらそれでまーじゃんをやめさせてください!
せっかくおじさんのいえにきたのに、おじさんとなかよくなれるとおもったのに、こんなのはひどいです!
ひととして、やっちゃいけないことってあるんです。
おじさんはおとななのに……。ちゃんとまじめにかんがえてください!
わたしのこと、きらいならきらいでいいです。でもこんなふうにおもちゃにしないでください!」
佳苗は必死に俺に訴えかける。
だが俺の心は、そんな正論で動くようなまともなものではないのだ。
「次はどこへ行こうか、佳苗。
ちょうどいいから、小さな子供向きのアトラクションがいいな」
312 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 01:37:50 ID:v/2f0IeP
GJ!!
面白かったです
続編に期待
GJ!ツボですw
後半13レス投下します。
やや成長して5.2歳になり、上下動をしながら回る白馬にまたがった佳苗は、子供らしい笑顔を見せることもない。
心は14歳なのに、幼い身体に押し込められ、メリーゴーランドを楽しむこともできないでいるのだ。
佳苗は何を考えているだろう。
今日一日を、ただやり過ごすことだろうか。
何も思わず、何も感じないようにすれば、嫌な現実を耐えるには都合がいい。
だがそれではつまらない。佳苗の反応がなければ、弄ぶ意義も半減する。
と、そのとき、佳苗の身体がびくっと撥ね、泣き出しそうな顔がこちらに向けられるのを見た。
俺はすぐさまバッグを持って回転台に乗り込む。
佳苗の身体の変化はもう始まっていた。
顔が少し面長になり、子供っぽい丸さが消える。
ブラウスのボタンはブチブチと弾け飛び、豊かに膨らんだ胸が子供用のスリップを押し上げる。
スカートはそのままの形でウエストの位置までずり上がりつつ締めつけ、
ぴっちりと伸びきったキャラクタープリント入りのパンツが肌に食い込みながらあらわになる。
赤いズックは脱げて足元に落ち、靴下は破れてみっともない様を人目に晒している。
佳苗の身体は成人のものになっていた。
それが珍妙かつエロティックな服装でメリーゴーランドの白馬にまたがっている。
小さな悲鳴がいくつかあがった。
まわりで気づいた少数の子供やその親たちが、佳苗の格好を見て驚いたりひそひそ言葉を交わしたりしている。
俺の携帯が鳴り出すが、そっちは後回しだ。
「佳苗!」
俺は佳苗に駆け寄ると、背中側にまわりスポーツバッグを下ろす。
涙目で呆然としていた佳苗が顔を俺に向ける。
豊かなバストに持ち上げられたスリップには、乳首の突起さえ浮き出ており、
コットンのパンツを透かして黒い茂みがかすかに窺える。
俺は佳苗の両腋に手を入れると、馬から下ろすため佳苗を持ち上げた。
「キャアッ!」
股を開いたためだろう。パンッという音とともに、佳苗のパンツの上部がゴムもろとも裂けた。
「ちょっとあれ! なんなの!」
「おおっ、ラッキー、見えちゃったよー」
「かーくん、見ちゃダメ!」
するっと下がるパンツとその下に生えそろった陰毛が、まわりの奴らからは見えたことだろう。
次第に止まりつつあるメリーゴーランドの台の上で、佳苗は身体をばたつかせて俺の手から逃れると、
俺のバッグに隠れるようにしゃがみこんだ。
もはや、下半身はほとんど裸だ。
切れたパンツが足首にからまっているのがことさらに欲情を煽る。
「おじさん! 私の背中に立って!」
幼児の声とも、思春期の声とも違う、少し低い大人の佳苗の声。
言われたとおり俺が佳苗の背後をガードすると、彼女はスポーツバッグを抱え上げて腰を隠しつつ、
小走りで近くの木陰へと向かった。
俺は幼児用の赤いスカートがひらひらするすぐ下に彼女の成熟した臀部を見せつけられて、
押し倒し後ろから勢いよく突き込み犯すさまを妄想した。
携帯で確認したところ、ほっさんが親で倍満を上がったとのことだった。
24000点――佳苗の身体は24歳だ。滅多に出る点数じゃない。
木陰に入り、木に背をあずけると、佳苗は静かに泣き出した。
24歳の佳苗が、手で口を覆って声を殺し、しゃくりあげながら泣いている。
俺は黙って見守った。
幼児服の残骸を身体にまとわりつかせたまま、しばらくの間彼女は泣いていた。
泣きやんだ佳苗は、サマーコートとスカート、パンプスで表面だけ見られる格好をつくり、
トイレへ行って着替えを済ませてきた。
そして俺たちはレストランへ向かった。昼食だ。
「佳苗はお子様ランチにしておけ」
俺の言葉に、すっかり大人びた容貌の佳苗はきつい眼差しを向ける。
「なんでですか?」
もちろん、それで退く俺ではない。
「おまえの身体は今24歳だ。だが、24000点というのは滅多に出る点数じゃない。
誰かが次上がったら、お前は間違いなく小さくなる。
それも、8歳を下回る可能性が高い。麻雀とはそういうゲームだ。
昼食の時間は長い。それを見越して歳相応のものを頼んでおくべきだろう」
「でも私は――」
勢い込んで反論しかけた佳苗は、言葉を途切れさせると、疲れたように椅子にもたれかかった。
「お子様ランチでいいんだな」
「もう、いいです……」
目を伏せた佳苗の瞳が潤んでいたのを俺は見た。
注文を済ませ、やがて料理が運ばれてきても、佳苗の年齢は変わらなかった。
佳苗は疲れたような表情で、丸く盛られたチャーハンから旗を抜き、けだるそうに食べ始める。
これだけ時間がたっても変化がないということは、どういうことか。
俺は一つの考えにたどりつき、食事の途中で携帯を手にとった。
「ほっさん。そっちも昼休みか?」
『お〜お、そうだよ。ひろが焼きそばをつくってくれてな。
なおさーとカーミはビールを飲んどるし、休憩してくつろいどるよ』
やはりそうか。
俺は、こちらも昼食中であることと、佳苗にお子様ランチを食べさせていることを報告し、通話を切った。
「むこうも昼飯だそうだ。どうやら子供になる前に食いきれそうだな」
佳苗は無言でうつむいた。顎先から滴がしたたり落ちる。泣いているようだ。
涙をこぼしながら佳苗はお子様ランチを腹におさめていく。
24歳の姿で。
佳苗が立ち上がった。
「トイレに、行ってきます」
「待て」
俺も立ち上がり、佳苗を手で制する。
「用を足している途中で、もし1歳になったらどうする?
一人で服を直すこともできないまま、個室に閉じこめられてもいいのか?」
「トイレぐらい一人でできます。1歳になっても、助けを呼ぶことぐらいできます」
「迷惑だな」
抵抗する佳苗に俺は喜びを覚える。そうでなくてはおもしろくない。
「1歳児の、何を言っているのかわからない声で助けを呼ばれても、まわりの人間は困るばかりだ。
そもそも見ず知らずの他人に助けを求めて当然だなどと考えるな。
おまえは他人のことを考えていない、ただの我がまま娘だ」
佳苗は言葉を返せない。彼女は倫理観が強い。そこを突いてやるだけだ。
俺はついでに舞台を整える。
携帯を取り出し、ほっさんを呼び出す。
「早急に1歳か1歳代にしたい。誰かに上がってもらえるか?」
『ほ〜お、構わんよ。この局か、遅くとも次の局には誰かを上がらせる。まあ待っといてくれ』
通話を切り、俺は佳苗の手をとる。
「トイレに行くぞ」
佳苗はビクッと手を引く。俺に怯えているのか。だが歩き出すと、後ろからついてきてはいるようだ。
当然のように男子トイレに入り、俺は振り返る。
佳苗はトイレの前で困ったように立っていた。
人の出入りも頻繁にあるなかで、24歳の姿の女性として男子トイレに入ることは難しいか。
だが俺は、立ち戻って佳苗の手をつかむと、強引に男子トイレに連れ込み、空いていた個室に入って施錠した。
「おじさん、なんで入ってくるんですか!?」
男子トイレにいることが不安なのか、佳苗は緊張した様子だ。
「おまえが突然1歳になったときのためにだ。1歳ではドアの錠も開けられまい」
「だったらすぐ外で待っててください! そうしないと、できません……」
「ドアを開けられないおまえのために、俺にドアを乗り越えて入ってこいというのか。わがままな言い分だな」
「だってそんな、トイレを、見られるなんて――」
そろそろくると思っていたが、佳苗の姿がふっと消えたように視界からいなくなる。
足元を見ると、成人用のシャツやスカートや下着にからみつかれて座りこんだ赤ん坊が、目を見開いてこちらを見上げていた。
おそらく1歳の佳苗だろう。
もらされても面倒なので、俺はからみついた衣類をバッグに手早く詰め込むと、裸の佳苗を抱え上げる。
髪も眉も薄く、おなかも太ももも肌がしっとりと手に吸いついて、つまむともちもちと柔らかくとても気持ちがいい。
目の前の便器にさせようといったんは思ったが、もっと良いやり方があることに気づく。
俺は佳苗を抱えたまま錠を開けると、男子の小用便器に歩み寄り、佳苗の足を開く。
「うぉ、丸見えじゃん」
「バカやろ、幼すぎるだろ」
まわりの男たちの目はもちろんあるが、1歳児なら問題あるまい。
佳苗は俺の意図をしりぞけようと身体を激しくバタつかせるが、俺は動じず、佳苗の股間を便器に向け続ける。
やがて佳苗は暴れるのをやめ、ふえぇんふえぇとかわいらしい泣き声をあげはじめると、
割れ目からひとすじのおしっこを放っていった。
ちらちらと覗き見る男たちの視線に気づいているのかいないのか、放出が終わっても佳苗は泣きやまず、
俺は個室へ入りトイレットペーパーで濡れた股間を拭いてやると、
服を着せるのが面倒なのでバスタオルで佳苗をくるみ、男子トイレを後にした。
バスタオルにくるまれた1歳の佳苗が12歳の佳苗に変化したのは、ベンチでの休憩中だった。
俺が気づいたときには、佳苗はもう太腿から上をバスタオルで隠して、スポーツバッグを開いていた。
家族連れなどが頻繁に通り過ぎる場所で、バスタオル一枚の格好は相当に恥ずかしいのだろう。
佳苗は適当な衣類をバッグの中から引っ張り出すと、ベンチの裏で素早く服を身につけた。
Tシャツにジャンパースカート。
12歳の佳苗にはちょうどいい大きさのようだ。
佳苗は、何か含みをもった目で俺を見つめると、俺と同様にベンチに腰かけた。
「おじさん。今日はいつ帰るんですか?」
冷静に問う声。
「そうだな。あと2時間はいたいな」
年齢が変化して困っている佳苗を見ているだけでも楽しいのだ。
俺はまだ帰るつもりはなかった。
隣りで深く息を吸う音が聞こえる。
そして突然佳苗はスポーツバッグを持って立ち上がると、
「私先に帰ります!」
と言い残して遊園地の出入り口の方向へと駆け出していった。
「佳苗、戻って来い!」
無駄だと知りつつ俺は叫んだ。まだこの遊びを終わりにしたくはない。
なにより、ここで逃げられたとあっては俺のプライドが許さない。
俺は携帯を開き、ほっさんを呼び出した。
「すぐに1000点で上がってくれ。1300でもいい。大至急だ!」
向こうの返事も待たず携帯を畳み、俺は歩き出した。
ここから遊園地の出入り口まではかなりの距離がある。
佳苗が走っても5分ほどはかかるだろう。
佳苗は一度俺の家を訪れている。俺の家の住所は知っているはずだ。
この地域の交通機関には疎いだろうが、タクシーに乗れば家に帰ることはできる。
遊園地を出たところにはタクシー乗り場もある。
最悪でもそこに行くまでには捕まえなければ。
麻雀のほうがうまくいけば、追いつくのはわけがない。
俺は努めて心を落ち着け、佳苗の後を追った。
ほどなく、俺は佳苗に追いついた。
遊園地の入り口近くで、だぶつく衣服を引きずりながらよちよちと歩いている1歳児を見つけたのだ。
引きずるスカートを持ち上げて歩くだけの手の力もなく、スカートを踏んづけて転んでは、
泣き出しそうなのを懸命にこらえているかのように声をもらしていた。
「佳苗」
俺はすぐ後ろまで近寄り頭上から声をかける。
佳苗はぱっと振り返ろうとし、またよろめいておしりから転んだ。
ふぇ、と声をもらし、それでもすぐ立ち上がる。
「佳苗。俺はまだ帰らない。おまえは俺と帰るんだ」
すると佳苗は、大きな目に涙をためて、舌足らずの口で訴えた。
「おぃしゃんは、ひろいれしゅ。ぁちゃしを、いりめちぇ、わぁいもぉにしちぇ、
たくちゃんのひちょに、はじゅかしぃちょころ、みしぇちぇ、もぅ、もぅ、がまんじぇきないでしゅ!」
そこまで一生懸命になって言うと、ぎゃ――っとすごい声で泣き出した。
これまで弄んだことで、限界に達したんだろう。
一度、すっかり吐き出させてやればいい。
俺は小さくて軽い佳苗を抱き上げると、なるべく人の少ない方へ向かった。
その後俺と佳苗は幾つかのアトラクションで楽しんだ。
極端な年齢変化もなかったので、佳苗は12歳時の服で無理やり通していた。
帰り道、俺は銭湯に寄った。
佳苗に及んでいる力はあと4時間はもつ。
俺はもうひと遊びしていきたかったのだ。
銭湯の前で、そのとき7.7歳だった佳苗はひとこと、
「女ゆに入ります」
と言った。
さすがに俺が何かを企んでいることはわかるか。
今日一日、さんざん弄んできたのだから。
しかし、俺はまだまだ遊び足りないのだ。
携帯を取り出し、ほっさんを呼び出す。
『お〜お、なんか用事か』
「まだ打ってるよな。そのまま続けといてくれ。安い手が出ても構わない」
『ほ〜お、適当にやっとくよ。こっちでは若いのがピザをつまんどる。
若者の好みはわからんね。私だけずうっとするめだ』
今から銭湯なのでしばらく通話できないとほっさんに伝え、俺は佳苗に問う。
「麻雀はまだ続いてる。おまえは湯舟で1歳児になって溺れたいか?」
「おじさんは……ひきょうです! 人として、やっちゃいけないことはやっちゃいけないんです!」
俺は答えず、ただ怪訝な顔をしてみせ、さっさと男湯のほうへ入っていく。
番台でさりげなく振り返ると、うつむきながらついてきている佳苗がいた。
佳苗は俺のすぐ横でいっしょに身体を洗っている。
1歳児になるのを恐れて、俺から離れられないのだ。
しかし俺のほうを見ようとはしない。可能な限りうつむいている。
男湯にいるということは、7.7歳の今の身体のことはともかく、14歳である少女の心には大きな負担なのだろう。
「まわりは男ばかりだな」
佳苗は一瞬ピクッとするが、聞こえなかったかのように身体を洗いつづける。
「おまえの歳ではこんな機会もないだろう。いろいろ見て、勉強していったらどうだ?」
そう言った俺の目の前で、佳苗はまた縮んだ。
これは、2歳ぐらいだろうか。タオルで身体を洗う手つきが覚束なくなっている。
「佳苗」
俺はひょいと佳苗を抱え上げ、腿の上にまたがらせた。
「おまえは一人で風呂に入るには幼い。俺が身体を洗ってやろう」
「ゃめてくらしゃい!」
佳苗はひとしきりバタバタ暴れたが、俺は胴を片腕で抱き押さえ、タオルでごしごしと佳苗の身体を洗っていった。
シャワーを浴びせ、まっさらな2歳女児が男湯で姿をあらわにする。
と、彼女は俺の腕から抜け出して湯舟に向かいよたよた駆け出し、すぐにべちゃっと転ぶ。
「佳苗、大丈夫か?」
俺は心配するふりをして彼女を立たせ、2歳児ではあるが裸の佳苗を男湯の入浴者たちに晒す。
佳苗はぶつけたところが痛むのか、あるいは裸を晒された悔しさでか、しゃくりあげて泣き声をもらしていた。
「今日は疲れたな……」
湯舟に浸かり、ゆったりと身を休める。
隣りの佳苗は答えない。
2歳の身体である今の佳苗は立っていないと顔が湯に浸かってしまうので、
俺が膝を貸そうと言ったのだが、無言で首を振られてしまった。
「ぁしたから……」
佳苗がつぶやく。
「明日から、どうした?」
佳苗は大きな丸い目で、何か思いつめたような表情をしていたが、やがてはあっと息を吐くと、ふるふると首を振った。
「明日からも一緒の暮らしだからな。佳苗は明後日から学校だろう」
俺の言葉に、佳苗は絶望したような表情を浮かべてみせ、ぼちゃんと湯舟に沈んだ。
「佳苗!」
俺は慌てて佳苗を抱き上げる。佳苗はぼうっとしたまま俺から目をそらす。
その瞬間、俺は突然体内に名状しがたい力を初めて覚えた。
そして、その力が佳苗の身体と強くつながっていることも、当然のように感じた。
「役満だ……」
今、誰かが役満を上がったのだ。
誰かが役満で上がった場合、俺は佳苗の年齢を上がり点に関係なく自由に決めることができる。
その効果は、次に誰かが上がるまで持続する。
しかし、もう夕暮れ時だ。
役満が出た時点で勝負を終えてしまう可能性も高い。
手元に携帯があれば確認できるのだが、これが最後の年齢変化になるかもしれない。
さあ、どうする。
20歳ぐらいにして男湯の中で恥ずかしさを味わわせるか、逆に1歳にしてよちよち歩きでもさせるか。
いや、違う。
俺は、今日まだやっていないことをやろうと思った。
俺は佳苗を俺の前に立たせ、目を合わせて告げる。
「佳苗。おまえはこれから14歳の、元の年齢に戻る。
今日、長らくおまえの手から離れていたおまえ本来の身体が、おまえの元に戻ってくる。
本来のおまえの顔、本来の身体だ。
ゆっくりとそのありがたさを噛み締め堪能してくれ」
そして俺は、佳苗の頭に乗っかったタオルをさりげなく奪うと、力を意識して開放する。
佳苗の背がすっと伸び、14歳の若々しい裸がそこに現れた。
小さく悲鳴をあげ、佳苗はしゃがみこむと壁際に寄って壁に身体を向ける。
だが佳苗もわかっているはずだ。自分の裸を余さず見た男が何人もいただろうことを。
おまけに、背中を見せた佳苗は、肩まである髪を垂らしているので、
その肩幅と合わせて後姿でさえ年若い少女であることをアピールしてしまっている。
「あれ見てあれ。ほら、女の子じゃん」
「ちょっといいんか〜、男湯に入れる歳じゃないだろ」
「あの子が出るまで粘ろうぜ」
「後姿だけでも、なんか、こう、興奮するよな」
佳苗の耳にも届いているだろうか。彼女に対する欲望に満ちた声が。
佳苗は顔や胸に手をやって、自分の身体を確認しているようだった。
そして胸を腕で覆い、壁を見つめたままじっと湯に浸かっている。
出るタイミングをうかがっているようでもある。
と、彼女が動き出した。首まで湯に隠して、出入り口からいちばん近い場所へ湯船の中を移る。
俺は一足先に湯舟から上がると、出入り口の前で彼女を待った。
この状況での彼女の顔を見たかったのだ。
やがて佳苗は、胸と股を手で隠しながら、静かに湯舟から上がり、出入り口のほうへ、つまりこちらへ歩いてきた。
目立たないようにさりげなく、早足で。
うつむき加減のその顔は、隠しきれない身体以上に赤く上気していて、耳など真っ赤に染まっている。
なるべくまわりを見ないように、足元だけに視線をやりつつ、佳苗は歩いている。
その横や背後からは、彼女の若々しい身体をじっと、あるいはちらちら見ている多くの男の眼差しがからみつく。
俺は無言で出入り口の扉を開け、先に更衣室へ出る。
佳苗も無言のまま、後からついてきた。
そうして俺の今日の遊びは終わった。
携帯で確認すると、ひろが役満で上がって麻雀はおひらきになったとのことだった。
彼ら4人には、改めて礼をする必要があるな。
帰り道、車を走らせながら、俺は佳苗について思う。
佳苗は後ろの座席ですでに眠ってしまっている。よほど疲れたのだろう。
今日は思う存分佳苗を弄び、楽しませてもらうことができた。
だが、同じことはもうできない。
力が及ぶきっかけについて明かしてしまったからには、佳苗はもう二度と点棒入りの風呂には入らないだろう。
俺は、俺を保護者としてこれから暮らしていかなければならない佳苗を哀れみ、
そして今日見た佳苗の様々な姿を胸の内で反芻しては深い満足にひたるのだった。
(終)
読んでくださった方、ありがとうございます。
意見・批判・つっこみ等、いただけると嬉しいです。