500KBを越えつつも、次がなかったようなので立てました。
が、誘導は間に合わなかった。無念。何か抜けがあったりしたら、補足よろしくお願いします。
hoshu
乙
5 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 00:19:11 ID:vMn0S5z3
あげましておめでとうございます&ほしゅ
7 :
ドルフ☆レーゲン:2006/01/01(日) 02:45:27 ID:dS9OgfC/
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 02:50:25 ID:lYa6SVZG
前スレの椿の人GJ!
椿萌えです。椿って胸そこそこあるんだっけ?
GF誌のイラストコーナーからちょっと妄想を書いてみる。
巫女服男子って実は初めて?保守代わりでも。
暗い部屋の中、二人の巫女装束の者達が体を張り合わせていた。
「マサトォ……」
赤みがかった女性がそう言って喘ぎ声を上げもう一人の方に寄りかかる。
眼鏡をかけたマサトと呼ばれた人物に寄りかかる
マサトと呼ばれた巫女装束の人物……実は男性がその体をしっかりと抱き寄せた。
事の発端は上級生との遊びだった。
マサトをコスプレさせて遊んだのだ。
「篝、下はいて無いんだよね」
そう言ってマサトはするりと袴の間に手を入れ始めた。
目をつむり彼の暖かい手が自らの狭間を撫でるのを篝はそっと感じ取る。
そっとなされるままにしておくと、唇にそっとキスがされる。
それだけではない。マサトの熱く立った物をその足に挟みこまされる。
「マサトの物びんびん言ってる……」
体を仰け反らせて篝は叫ぶ。
「だって、篝がとっても可愛いから……」
遠くで除夜の鐘が鳴り響く
「A Happy New Year!!」
10 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 20:24:47 ID:r8WYVudb
保守
続きです。椿さん野良支部長を尋問するの巻です。
そしてその翌日UGN C県県本部の第四小会議室に椿はいた。
「相談ってなんですか?玉野さん」
椿の対面に座る少女、薬王寺結希はそう切り出した。
現在、野良支部長である彼女は県本部に暫定所属しているのである。
「回りくどい言い方は主義じゃないので単刀直入に聞きます。結希さんには恋人がいますよね?」
「いきなり、何を言うんですか!」唐突な椿の質問に結希は赤面した。
「UGN新聞にスクープされてましたよ。結希さんに恋人がいる事はUGNメンバーなら誰でも知ってますよ?」
うつむいてごにょごにょと呟く結希に追い討ちをかける。
「それで、……もう彼に抱かれましたか?」
「えーーーーーーーーーーーーーー!」会議室に結希の絶叫が響く。
「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか?若いカップルの性交率は
八割強だと雑誌に書いてありましたし」
「知りません!私はなにも知りません!」
軽くパニくってる結希に容赦なく続ける。
「諜報部の人間が二人をホテル街で見かけたという報告もありますよ」
「そんな!尾行されてないかちゃんと確認したのに……。…え?」
一瞬、冷静さを取り戻した結希は自分の失言に気づいた。
「うーーー。私にかまかけたんですか?酷いです…」
「ごめんなさい。まあ、それはさておいて。その件でいろいろ助言して欲しいんです」
「助言ですか?私がですか?…玉野さんの方が年上なのにですか…」
「残念ながら私はまだ性経験がないので、経験者の結希さんに話しを聞きたいのです」
「私だって詳しくないのに…」結希の呟きを無視して椿は続ける。
「自分でするより気持ちいいですか?」
「!!そんなの言えません!」
結希は半泣きで椿を睨む。椿はまったく動じずに切り返す。
「…そうですか。じゃあ他の人に聞きますね。性交経験者の薬王寺支部長に聞いても
教えてくれなかったから、代わりに教えてくださいって」
「ダメです!絶対ダメです!答えます!答えますから!」
「人間素直が一番ですよね、支部長」椿は優しく微笑む。
二人の付き合いは意外に長い。椿はこの年下の上官を妹のように可愛がっているのだ。
多少意地悪な性格の椿はこうして結希をからかうのが楽しいらしい。
「玉野さんは意地悪です」
「私なりの愛情表現ですよ。好きな子ほどいじめたくなるってよくあるじゃないですか?」
結希は無言で抗議するも、椿にはまったく通じない。
「それで、やっぱり気持ちいいですか?男の子に抱かれるのって?」
「うーーーーー。気持ち、…いいです…」
結希は真っ赤になりながら小声で答えた。
「どんな事されるんですか?」
「あう!そこまで言わなきゃダメですか…?」
「ダメです。詳しく包み隠さず教えて欲しいです」
椿はそれから小一時間ほど結希から情報を聞き出した。
漏れにも詳しく聞かせれ
むしろ支部長の話の方に興味が湧いてきたが
支部長に逆襲される椿も希望
中学生に先越されてテラカワイソスw
目の前で見せ付けられる展開キボン(Not3P)
支部長編の続きです。
一時間後
「も、もう許してください〜」結希は仰向けで床に転がっていた。
椿の尋問は容赦のないものだった。
゛愛撫ってどんな感じにされるのですか?結希さんの性感帯ってどこですか?
口でされたりするんですか?それとも結希さんが口でしてあげてるんですか?
やっぱり勝負パンツって必要ですか?服は自分で脱ぐんですか?
お尻でしたりするんですか?入れてから何分くらいで終わるんですか?
彼は何回くらい出すんですか?結希さんは何回くらいイキますか?
シャワーって女の子が先に浴びるんですか?その後、服は着るんですか?
それとも裸でベッドに行くんですか?……黙秘は禁止です。
しゃべらないくすぐりの刑です。確か太ももが弱点でしたよね?
ほ〜ら、コチョコチョ〜。……゛
敏感な太ももを責められた結希は数秒も耐えられずに全てを白状した。
「大変参考になりました。ありがとうございました」椿は床でぐったりする結希に一礼した。
太もも責めから逃れ様と暴れたため、結希のミニスカートはまくれ、
ブルーの下着が丸見えになっている。
「やっぱり玉野さんはいつも意地悪です…」
「そんな事ないですよ?私は結希さんの事大好きですよ。
あと、話は変わりますが先ほどの会話を録音させていただきました。
あっ、誤解しないでくださいね。たんに覚えるのが面倒だっただけですから。
悪用したりはしませんよ。………多分」
「鬼!悪魔!人でなしーーーー!!」結希の絶叫を椿は軽く聞き流す。
「玉野さんが意地悪だから、私、ちょっと反撃します」
結希はムクリとおき上がりそう言った。
「??反撃ですか?まぁ、どうぞ」
「玉野さんの思い人は高崎隼人さんですね」
「さ、さぁどうかしら?」椿は必至に冷静を装う。
「隼人さん、他の子に取られちゃうかもしれませんよぉ?」
「な、なんですってぇーーーーーーーーーーー!!」椿は叫んだ。
支部長萌えるな
GJ
前スレ容量オーバーだったのか……気づかなかった。>1乙
GJというヤツだッ
続きです。なんか変な風にストーリーが進んできたなぁ。
一方その頃隼人の私室では
「なるほどそれで殴られたわけかね?そりゃあ災難だったねぇ」少女はクスクスと笑った。
部屋の主、隼人はむすっとしながら笑い転げる悪友を睨んだ。
「そんなに睨まないでおくれよ。ボクにやつあたりしたって仕方ないだろう?」
ベッドに腰掛けた少女はケラケラと楽しそうに笑う。
「なぁアカリ。俺どうしたらいいと思う?」
「どうって何がだい?質問は明確にしてくれないと流石のボクにも答えようがないよ」
「いや…だから、謝らなきゃまずい…」「どうして」アカリが割り込む。
「もとはといえば勝手に君の部屋に入った彼女が悪い。君に非はない」
「でも…」「別にいいじゃないか。彼女に嫌われるくらい。何が問題かね?」
沈黙する隼人。「彼女が好きなのかね?」アカリの問いにも答えられない。
しばし無言の二人。アカリは黙って立ち上がり―
「ボクじゃダメか?」隼人の唇を奪った。
「ちょっと玉野さん落ちついて!落ちついてくーだーさーいー!」
「落ち着いてなんかいられるかぁ!一体どう言う事よ!」椿は結希の体をガクガクと揺さぶる。
「玉野さんにはライバルがいるってことですよ」
「ライバル?」結希を揺さぶるのをやめて怪訝そうに訊く。
「゛白き月光゛さんて知ってますか?」
「たしか゛白き閃光゛の妹でしょ?ボクっ子で変な口調の子」
「そうです。その彼女と隼人君が親しいって知ってましたか?」
「いや。でも確か彼女まだ15でしょ?大丈夫よ、…多分」
「私まだ14なんですが…」ボソッと呟く結希。
「ああ、そっか。まさか付き合ってるんですか?隼人とその子」
「ん〜まだ付き合ってはいないと思いますけど。でも゛白き月光゛さん、
アカリさんという人なんですけど、積極的にアピールしてて隼人さんが陥落するのも時間の問題だろうとの噂ですよ?」
「そ、そんな…」
「去年のサハラ砂漠横断合宿で二人は同じテントで寝たらしいですよ」
「嘘…、なんで教官は放置したのよ!」
「二人はいわゆる幼馴染ですからね〜。それに合宿の教官はジョン・スミス先生でしたし」
「あのマトリックス教官め!いくら幼馴染だからって…そんな…。
ん?結希さん!二人は幼馴染なんですか?」
「そうですよ〜」
「それは強敵ね。幼馴染と言えば朝起しに来て一緒に登校したり、一緒にお弁当食べたり、
クラスメイトに夫婦とからかわれたり、両親のいない日に泊まりに来り、
子供の頃結婚の約束を交わしたりしていると言う伝説の存在ですよ?私に勝てるかしら…」椿はうなだれた。
「チルドレンの知識ってどうしてこんなに歪んでるんでしょうか…」結希がぼやく。
「結希さん!二人のフラグはすでに立ってしまってるんでしょうか!」
「フ、フラグ!なんですか、それ?」椿の発言に結希は困惑する。
「私もよく知りませんが、他のチルドレンが話してましたよ。なんでも恋愛には必須らしいです。
類似品に立てると次の任務で死んでしまうという厄介なものもあるらしいですが」
結希は、もしまた部下ができたらちゃんと教育しようと心の中で誓った。
何故かアカリに萌えてる俺がいるわけだが。
流行りの素直クールってやつか?
GJ!
チルドレンの知識の歪みの具合にワラタ
>25
そりゃあ教官からして「永遠の少年」だし、年齢の近いイリーガルズに妙なことを教えられたりするわけだし
日本の責任者からしてメイド喫茶を嬉々として(としか思えない)作る人ですから仕方ないかと
GJ。
>>チルドレンの性知識
じゃあ古典的だが、キスしただけで子供ができると勘違いしている“黒い天使”とかいうのもアリか。
>24
はっは、同胞ハケーン
あかりエンドを望みたくなってる自分ガイル
一発限りのゲヘナネタ。
嬌声の響く娼館の中、待っている。刀士の少年と暗殺士の少女、二人はいたたまれずに座っている。
また一つ嬌声があがる。それは同じ享受者であり、共に生死を越えた仲間の声だ。
「「……」」
少年は見知った堕天使の女性のそう言う状態を聞くのが初めてで、どんな事になっているのか気が気ではなく。
少女は大人であることをまざまざと聞かせられ、憤慨していた。
「……襲ってきたら、全力で抵抗するからね」
「それはそれで悲しいものがあるような……」
また堕天使と幼き頃共に過ごしていたと言う少年の嬌声が聞こえる。
「……あれ?」
気がつけば少年の両腕は縛りあげられ、容易に身動きできなくなっていた。
「お金を払って買ったのは私。だから、私が襲う方」
嬌声の響く中、少女の目が熱く、潤んでいた。
一応続きです。
「あ、アカリ…?何を…」隼人は呆然と目の前の少女を見つめた。
「そんなに驚く事でもないだろう?子供の頃はよくしたじゃないか。
ボクはキスした回数まで覚えているよ」いつもと変わらない調子でアカリは答える。
「ガキの頃の話だろう?」
「まぁそうだね。でも隼人君、昔言ったよね?責任とってくれるって。
あの約束はまだ有効かな?」
「俺そんな約束したか?」隼人の答えにアカリは軽くため息をつく。
「やはり忘れていたか。まあいいさ。なら今一度ここで告白しよう。
隼人君、ボクは君が好きだ。
世界で一番君を愛している。……だからボクではダメかい?」
突然の告白の隼人の思考は完全に停止する。
「君が望むなら今ここでボクのはじめてを捧げてもかまわない。
経験はないが君を満足させるよう全力を尽くそう」
アカリは真顔で宣言する。
一方結希たちは
「二人の仲がどうなってるのか私は知りませんけど、彼女は強敵ですよ。
なにせ゛関東支部四大美少女゛の一人の妹ですからね。後数年すれば、
お姉さんに匹敵する美人になりますよ」
アカリの姉、星野ヒカリは゛関東支部四大美少女゛の一人だ。
美少女的な容姿と悪魔的な毒舌のギャップが魅力の通称゛氷の美少女゛だ。
彼女のファンクラブでは゛ヒカリさんはツンデレなんだ派゛と
゛デレるヒカリさんはヒカリさんじゃない派゛が熾烈な内部抗争に明け暮れている。
結希の言う様に数年後のアカリは姉に匹敵する美少女になる事だろう。
「そういえば、四大美少女ってヒカリさんと゛水晶の瞳゛の天道姫子さんと、
あと二人って誰なんですかね?」
小首を傾げる結希に椿は゛あとの二人は私と結希さんですよ゛と心の中でつぶやく。
「ヒカリさんや姫子さんと並ぶって事は相当の美人なんでしょうねー」
清楚可憐な天然ホワホワ娘、天道姫子は三千人規模のファンクラブを持つ美少女である。
その彼女と同列に見られる結希も相当なものなのだが、
本人はそんなことはつゆ知らずである。
「残り二人のうち一人はロリーで貧乳でどじっ娘で時たまハンニャな子ですよ」
「ふぇ〜。そうなんですか。ん〜誰なんだろう?」露骨なヒントにも結希は気づかない。
まったりと萌えるな。GJ〜
(゚Д゚)ノ<はい、先生僕はクーデレだと思います!
うーむ、前スレで隼人に予防線張ってたまのんを牽制してたボクっ子は
聖音だと思ってたがヤラレタ。
4大美少女のうちで恋人キュマイラ率が高いな、オイ
チルドレンの中で
「クソ、俺もキュマイラになるぜ!」という連中が増えたりして
や、それより隼人の幼馴染発生率高さについて。
日常版幼馴染(七緒)が、施設系幼馴染(アカリ)、さらに同僚型幼馴染(椿)
場合によっては任務先で更に幼馴染を拵えている可能性がっ!?
なに、PC1はセッションごとに幼馴染をこさえるのがたしなみさ(゚д゚)y=~~
ブレイクアップなんて1シナリオ1ヒロインって感じだったしなー
PC1はセッションごとにヒロインか幼馴染みが増えるもんだ。
キュマイラは主人公率が高いからなァ。
キュマイラが主人公率高いのは同意する。
しかしこのSSでは四大美少女はフリーかもしれん。
いやむしろフリーを望む。
んでもってアカリとヒカリとの3Pとか…
>>29 ダヒカたんか? ダヒカたんなのかその暗殺士おにゃのこ!?
逆レイプで処女喪失だけど気が付いたら何度もいっちゃって、抜かずで
数発中出しとかだったりするのか!?
むしろ時代はヒロインがキュマイラ!
…なのになんでリプレイにもサンプルにも女キュマイラがいないんだろう…?
服が破けるのに問題があるんじゃなかろうカ。
でも《崩れずの群れ》って服破けるんでわ
エフェクトの演出は往々にして変わるからなあ。
椿も単なる無限カバーリングとしか扱ってない感じ。
《完全獣化》の場合は、演出を絵にするとどーしても服が破けがちってだけデ。
キュマイラ相当の魔法少女変身でどうだ。
【※どうだ、ではない】
《完全獣化》だけがキュマイラではないぞ
《鷹の翼》で天使
《大蛇の尾》で九尾の狐
《海の恩恵》+《セントールの足》で人魚
が可能だ!
(それぞれ、バストチューブ、Oバック、はいてない)
48 :
42:2006/01/07(土) 18:45:22 ID:/+zwS6FW
…しまった(アルターラインを見ながら)
そう言えばいたな、スカーレットビースト。
……そうか、コートはイザってとき脱ぎ捨てやすいようにか(何
つまり、お前はこういいたいのだな?
任務の帰り道は、彼女は裸コートだ、と。
;;∵・(゚Д゚)―ニーチェ曰く
わかってるじゃねェか兄弟。
そして彼女はなんと《神獣撃》まで持っている。
即ちラストアタックを放った瞬間獣化が解けてはだk(《一角鬼》
>35
そうかむしろこのスレ内の相手だとハヌマーン率の方がたかいかと隼人、ケイト、一撃の三人
シンドロームの数でもキュマイラと同率だし
ところでブレイクアップのヒロインはPC2だろ。
>35
そうかむしろこのスレ内の相手だとハヌマーン率の方がたかいかと隼人、ケイト、一撃の三人
シンドロームの数でもキュマイラと同率だし
ところでブレイクアップのヒロインはPC2だろ。
あー。なにげにハヌマーンのが主人公率高いかなあ。
公式リプレイの主人公にも多いしなあ、ハヌマーン。
プロットの迷走する椿×隼人(?)もの
舞台は隼人の私室に戻る
「じょ、冗談は止せよ。今はそんな気分じゃないよ」
「冗談じゃないよ?」アカリは優しく微笑むとタンクトップを脱いだ。
窓から差し込む夕日がアカリの白い肌をオレンジ色に染める。
余分の肉のないスレンダーな身体。膨らみかけの小さな胸を淡いピンクの下着が包み込んでいる。
細身ではあるが充分女らしい体型だった。
「好きにしていいよ。隼人が望むならどんな行為にだって応じるから。
好きなように僕を犯してかまわない。毎日だってボクは平気だよ」
アカリの甘い誘いに隼人はゴクリと唾を飲んだ。
「本気なのか?」戸惑いがちに確認する。
「もちろん。ボクの心も体も君のものだよ」ゆっくりと隼人に歩み寄る。
「椿君のことなんてボクが忘れさせてあげるからね?」アカリはスパッツに手をかける。
隼人の目の前でスパッツを脱ぎショーツとブラだけになるアカリ。
「さすがに少々恥ずかしいなぁ」アカリがわずかに赤面する。
アカリの赤面なんて何年ぶりに見ただろうか?隼人は自分がアカリに欲情している事を自覚した。
「ボクの体、変かな?貧乳なのは我慢してくれ。そのうち育つから」
照れ隠しなのかアカリは恥じらい気味に言った。
「変じゃないよ。その、綺麗だよ。月並みなセリフで悪いんだけど」
「そうかい?なんか照れるなぁ」モジモジと身をゆするアカリ。
その姿が隼人の加虐心をますます刺激する。
隼人はアカリをベッドに押し倒す。
アカリの両手を万歳させるてそのままロープでベッドの支柱に縛り付ける。
「あう。やはり縛るんだね?うすうす分かってはいたが。やはり恥ずかしいなぁ」
「縛られるのイヤか?」隼人はアカリの太ももの上に腰を下ろしながら問う。
「君になら何をされても平気だよ。あっ。今のうちに言っておくがボクはかなり敏感な体質
みたいだから最初のうちはくすぐったがると思うけど、気にしないで続けて良いからね」
「そうなのか?じゃあ」隼人はアカリのわき腹に指を添える。
それたげでアカリの体がピクッと反応する。
「平気か?」指でわき腹を軽く撫でながら聞く。
「ふみゃあ。んんん!あう!だ、大丈夫。へ、平気だかひゃん!」
アカリは真っ赤になりながら、愛撫から逃げ様と身をよじる。
「わき腹はダメみたいだな」隼人はわき腹から指を離し胸元に指を伸ばす。
「!!!!!!!!!!」胸を軽く揉まれただけでアカリは悲鳴を上げる。
「ア、アカリ?痛かったか?」
「胸の付け根はダメだ。むず痒くてたまらない。気が狂いそうだ」
アカリは涙目で訴える。まだお子様なアカリは快感よりも先にくすぐったさを感じるようである。
本人の申告通り超敏感体質な彼女は愛撫がくすぐったくてたまらないのだろう。
どうしたものかと隼人は思案する。そのとき―
「高崎隼人!私の妹がたずねて来ているな。ちょっと入らせてもらうよ」
声の主は隼人の返事もまたずにドアを乱暴に開けた。
「返事がないから勝手に入らせてもらう…………………おう?」
突然の乱入者、星野ヒカリはドアノブを握ったまま停止した。
下着姿でベッドに縛られた妹と妹にまたがる少年。
妹は涙目で少年を見つめており、少年の手は妹の胸をつかんでいる。
ヒカリは反射的に行動に出た。
「塵すら残さず消し飛ばせ゛雷神の鉄槌゛」雷鳴が轟く。
関東支部最大火力と評される奥義が容赦なく隼人を襲った。
ヒカリさんキター!GJ!
それはさておき以前《完全獣化》と《神獣撃》を使う美少女(幼女?)支部長と彼女を使役するノイマン/ソラリスの少年の漫画を読んだなぁ
少年『支部長、こうなったら神獣撃しかありません!』
少女『で、でも神獣撃を撃ったら裸に…』
少年『ご安心下さい。あなたの雄志は私がこのカメラにしかと記録しますから』
少女『だから嫌なのよ!』とかなんとか
続き。
微妙に間が空いたので前回までの粗筋:映画「中坊戦隊ジャスティスファイブ」を見に行く事になった姉弟に、
魔王達の魔の手がじわじわと忍び寄っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
映画館に入ったあたし達を、くす玉とクラッカーが出迎えた。呆然とするあたし達の前
で、「祝・入館者100万人達成」の文字が躍っていた。
いまいち状況をつかめないままに、ウサギの耳をつけた女の子から記念品を渡された。
「何が入ってるのかな?」
隣の座席に座った弟が言った。上映までにはもう少し時間がかかりそうだったから、記
念品の包装を解いてみた。中にあったのは金色の小さな鍵。
「何だろう、これ?キーホルダーかな?」
「多分。……あ、もう始まるよ」
照明が落ち、映画が始まった。
荘厳なパイプオルガンが鳴り響いている、ジャスティスX秘密基地。そこでは、少年
と銀髪の少女司令官が激しく言い争っていた。少女は紅茶を一口、口にしてから言った。
「分かっているのですか?あの子を今のまま生かしておけば……」
「分かってるさ。世界が滅びる、って言うんだろ?」
司令官の少女に向かって、少年が続ける。
「でも、俺はそんな事信じない。誰かの犠牲の上にしか成り立たない正義なんて、俺は認
めない。あの子を守る事こそが、俺の正義だ!」
「……どうしても、その意思を変えるつもりはないのですね?」
手にしていたティーカップを置き、司令官の少女は念を押す。
「ああ、あの日誓ったんだ。あの子を守るって。あんな悲劇を二度と起こさないって」
司令官の少女はため息を一つつくと、諦めたように言った。
「仕方ありませんね……ジャスティスX服務規程違反で、あなたを除名処分とします」
除名処分を言い渡された少年は、ひとり秘密基地を後にする。
紅いマントに身を包み、少年は荒野で敵と相対していた。敵は神父服を身に纏った筋骨
隆々の男。二人の手には武器が握られている。少年が駆け出し、神父に向けて刃を振り下
ろす。その一太刀を浴びせられる前に、神父が圧倒的な筋力で振り上げた剣先が、刃ごと
少年を吹き飛ばした。
大地に倒れこむ少年の方へ足を進めながら、神父がにやりと笑う。
「筋は良いが、まだまだ甘いな。貴様のジャスティス性はその程度か?」
倒れたままの少年の頭を踏みつけ、神父が言う。
「残念だ。実に残念だ……これほどの逸材をこの手にかけねばならぬとはな。だが、これ
も我らの大儀のため!覚悟しろ!」
その言葉と共に振り下ろされた剣が、何処からともなく現れた鞭によって絡め取られた。
「むぅ!?何者だ!?」
振り返った神父は、聳え立つ崖の上に立つ四人の人影を見た。逆光でその姿はよく見え
ない。そのうちの一人が飛び下りながら攻撃を放つ。神父はその一撃を、その巨体に似合
わない俊敏なバックステップで回避した。
「なにしてやがる、この筋肉達磨。レッド(左から二番目)を倒していいのは、宿命のラ
イバルである俺だけだぜ?」
不敵に笑うその男の手には、ジャスティスXの証である己の色の紋章が刻まれている、
細身の剣が握られていた。紋章の色は、内に秘めた情熱を象徴する赤。
「レッド(右から二番目)!来てくれたのか!」
立ち上がりながら言う少年に向けて、遅れて下りてきた三人が声をかける。
「僕達も来たよ、レッド(左から二番目)!」
そう言う彼の手には、己のカレーへの愛の深さを象徴する真っ赤なスパイスの絵が描か
れた紋章。
「レッド(左から二番目)のジャスティス性の影響かな?どうしても放っておけなくなっ
たの」
紅一点である彼女の手には、先ほど神父の剣を止めた鞭。彼女の慈愛の心を象徴する、
赤いハートのマークが描かれている。
「ほら、あいつをぶちのめすんだろ?……力を貸してやるよ」
チームのまとめ役の彼の胸には、あふれ出る正義の心を示す真紅の紋章。
仲間に囲まれたレッド(左から二番目)は、順に仲間の名を呼ぶ。
「レッド(一番左)、レッド(一番右)……それに、レッド(真ん中)も!……ありがとう。
みんなのジャスティス魂のおかげで、また立ち上がる力が湧いてきたよ」
それを聞き、感動の再開シーンを律儀に何もせずに傍観していた神父が言う。
「1人が5人になろうが同じことだ。神罰代行者たる我が力、やすやすと打ち破れると思
うなよ?」
そして、それぞれの正義をかけた戦闘が始まった。
神父の厚い筋肉に阻まれ、ジャスティスXの攻撃は有効打とならない。5人が徐々に体
力を消耗していくのに比べ、神父は全く疲れを見せていない。
「さて……そろそろ終わりにしようか、ジャスティスX!」
叫びと共に神父が突進する。万事休す、そう思われた瞬間、涼やかな声が響く。
「ジャスティスフュージョン承認!……行きなさい、ジャスティスX!」
「行くぞみんな!ジャスティス!フュージョン!!」
秘密基地で待機していた謎の女司令官の許可を受けた5人は、全員の武器を重ね合わせ
る。武器は光に包まれ、一つの巨大なバズーカ砲となった。それを構えるレッド(左から
二番目)以外の四人。
「ジャスティスXバズーカ!!」
掛け声と共に砲身から放たれたジャスティスレッド(左から二番目)が、神父の身体を
貫く。その一撃によって神父はなぜか火花を散らしながら爆発するが、それでも倒れない。
不敵に笑みを浮かべ、懐から何かを取り出し飲み込んだ。
「なかなかやるなジャスティスX……だが、遊びは終わりだ」
神父(とその服)が見る見るうちに膨らみ、全長数十メートルの怪人へと変形した。
「この形態のパワーは今までの一万倍……貴様らに勝ち目はないぞ、ジャスティスX!」
「一万倍がどうした!!俺達の正義の力は無限大だ!!」
全身に傷を負いながらも、レッド(左から二番目)が叫んだ。ちなみに傷の大半はバズ
ーカ砲で発射されたことによる負傷である。
「……ゃん!お姉ちゃん!映画、もう終わったよ!」
いつの間にか眠っていたらしい。目が覚めると、もう他のお客さんは帰っていて、残っ
ているのはあたし達だけだった。
立ち上がろうとして、バランスを崩した。慌てて座席を掴んで身体を支えた。
「大丈夫、お姉ちゃん?」
「うん……風邪かな?ちょっと身体の調子が悪いみたい。……あ、そうだ。映画、楽しか
った?」
そう尋ねると、パンフレットを開いて楽しげに答えた。ポーズつきで。
「うん!超巨大神罰代行神父(プロヴィデンス★ファーザー)を、汎用人型絶対正義兵器
(アルティメット☆ジャスティス)が倒したんだ!こう、『必殺!ジャスティスブレード・
クロス!!』って!」
「ぷ、ぷろびでん……?」
なんだかよく分からないけど、面白かったみたいなので良かった。
帰り道。突然弟が言った。
「お姉ちゃんは先に帰ってて。風邪気味なんでしょ?僕が薬屋さんに寄っていくから」
言うが早いか、弟は財布を持って駆け出した。
追いかけようとしたけれど、その気力さえない。確かに早く帰った方が良さそうだ。
そう思ったあたしは近道するために公園のほうへと歩き出した。
駆け出した少年は、裏路地へと曲がった。全く人の気配はない。しかし少年は、迷うこ
となく十数メートル先の段ボール箱を指差し、外見の幼さに似合わない静かな声で言った。
「そこにいるのは誰ですか?」
「なっ……!どうしてこの完璧な尾行に気づいたのですか!?気配は完全に絶っていたは
ずなのです!」
少女が叫び、それまで隠れていた、上部から兎の耳がはみ出ている段ボール箱を持ち上
げながら
「けれど、見つかってしまったからには仕方がないから名乗るのです。イコは、裏界の大
公ルー=サイファー様の第一のしもべ、イコ=スーなのです!どうですか、驚きました
か!?」
と名乗りを上げる。しかし、少年はそれにも動じず
「で、その大公のしもべが、私に何か用でも?」
その反応が気に食わないのか、イコは頬を膨らませて抗議した。
「何なのですかあなたは!もう少し驚くなり恐れおののくなりしないのですか!?」
「………………」
数十秒の沈黙の後。少年は口を開く。
「……驚く理由が見当たりませんね」
「……もういいのです!イコ、怒りましたよ!」
そう言い放ち、呪文の詠唱を開始する。
その詠唱が終わるより先に、少年が唱えた魔法によって空中に数本の水の槍が浮かび上
がり、一斉にイコ目掛けて襲い掛かる。イコは詠唱を中断し、片手を槍へと向けた。
「こんな魔法、イコには効かないのですよ」
【紐ほどき】。イコの目前で、水の槍は魔法の構成を解かれ雲散霧消した。
「でも、ちょっと驚いたから、仕返しなのです」
再び唱えられた呪文が発動し、少年の周囲に魔力が凝縮した闇が広がる。少年を取り囲
むように闇は急速に膨張し、直径十メートル以上の空間を飲み込んで膨張が止まった。
今度は徐々に闇が縮み、巻き込まれた建物の外壁はおろか、大地そのものまでもが粉々
に粉砕された状態が顕わになってゆく。
「まあ、イコの手にかかれば、こんなものなのです」
そう言いながら、余裕を持って闇の塊を眺める。闇が直径2メートルほどまで縮んだ時、
突如縮みが止まりヒビが入った。
ヒビから光が溢れ、闇が砕け散る。中からは、純白の翼に包まれ、傷一つ負っていない
少年の姿が。
「【禁術領域】……?生意気なのです」
少年が翼を広げると共に、無数の細かな水弾が飛び散った。それを避けようともせずに、
イコは次の攻撃のための詠唱を始める。水弾の大部分は、目標を大きく反れてあらぬ方向
へと飛んでゆく。地面や建物に当たった水弾が、破裂音と共に砕け散る。
「一体、何処を狙っているのですか?本気を出さないなら……」
その言葉は、落下してきた大量の瓦礫によって遮られた。先ほどのイコの攻撃で壊れか
けていた建物の残骸が、容赦なくイコの上に降り注ぐ。
落下が終わった時、イコは瓦礫の山から頭だけ出した状態になっていた。その近くまで
歩いてきた少年が、尋ねる。
「さて……もう一度聞きましょうか。大公のしもべが、私に何の用ですか?」
「……イコを見くびらないでください。極秘任務の内容をぺらぺら喋るほど馬鹿じゃない
のです」
「極秘任務中ですか。なるほど」
「ああっ!ついうっかり言ってしまったのです!イコの馬鹿!…………ですけど、これ以
上は何も言わないのです。ルー様への忠誠心を見せてやるのです」
「……何をされても、話すつもりは無いと?」
「そういう事です。あなたなんかより、ルー様のほうが百万倍怖いのです」
「……すばらしい忠誠心ですね」
そう皮肉をこぼしつつ、少年は月衣から何かを取り出す。イコは臆することなく、
「銃でもバズーカでも何でも来い、なのです。何を出そうとも、イコは決して一言も話さ
ないのです」
「そうですか、残念ですね。折角、おいしい高級チョコレートが」
「話しましょう、全てを」
イコの目には、目前のチョコレートしか映っていなかった。
「……という訳で、イコは金色の鍵を渡した後、あなたのお姉さんの様子を見るためにダ
ンボール箱を使って尾行していたのです」
「あの鍵は?」
「あれは、ルー様が“黄金の魔除け”を元にして作った、魔力を開放するための触媒なの
です。あれを長時間持たせる事で、眠っている魔力を強引に活性化させて、大いなる者と
して覚醒させるのが今回の目的なのです」
「つまり、あの鍵を無くせば問題は解決すると?」
「一言で言えば、そういうことなのです……けど、もう手遅れなのです」
イコの目線の先には、沈みゆく夕日。
「逢魔が時……一日で最も世界結界の弱くなる時間に、ルー様が直接に最後の仕上げをす
る予定になっているのです。ルー様はその道のプロですから、もうあなたのお姉さんはル
ー様の手に落ちている頃なのです」
それを聞き、少年は慌てて走り出し、
「待つのです!!」
その声の大きさと剣幕に、思わず立ち止まる。
「まだ、チョコレートをもらって……」
手に持っていたチョコレートの箱を乱暴に投げつけ、少年はその場を後にした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続きはまた今度。
GJ。
ジャスティスV笑った。主人公は左から2番目で、ライバルは右から2番目なんだなw
その調子で右端と左端が対になる関係だったりするのだろうか。
あと、
>>41 遅レスだがお前は俺か。
>>59-65 GJ! 続きを早く見たいぜ! ハリーハリー!!
だが……
…何故だ…。
何故、そこでイコ様に口を割らせる為にあんな事やこんな事をしないんだ…orz
>>56-57 あまりにもGJ。というかアカリがツボすぎて本筋が比較的どうでもよくなってきたぞ
なんというか今更新スレに気付いた。
椿と隼人の人と星くずの姉弟の人、あとゲヘナ少年受けの
>>29の人GJ−!!
>>67 そりゃおめぇ、お姉ちゃんとじゃなきゃ嫌なんだよ使徒キュンは!
星くずの人GJ!
ところで隼人×椿モノのアカリってどんな容姿だろ?
私的には黒髪のショートヘアで無表情系のロリっ娘のイメージなんだが
71 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 21:59:46 ID:PSJMPNsJ
65氏GJ!
い、幾つネタが入っている?
ツッコミどころ満載っすよ!
ジャスティスXバズーカの弾丸が、柊でないのを喜んでいいのか、悲しんでいいのかわかりません。(w
アカリルートに流れそうな今日この頃。
「ごめんなさい〜」少々間の抜けた声が部屋に響く。
「別にいいです。怒ってないです」星野アカリは無感情に答える。
「あう〜。アカリちゃんが怒ってるよ〜。怖い顔してるよ〜」
「ボクはいつもこんな顔です」
「ほ、ホントに怒ってない?お姉ちゃんのこと、許してくれるの?」
「あの状況なら誤解されたても仕方ないですから」
「よ、よかったぁ〜」ほっとするヒカリ。
そんな姉の姿を見てアカリはやれやれと肩をすくめる。
傲慢で高飛車な毒舌家。星野ヒカリは周囲からそう評される。
しかしそれは彼女の本当の性格ではない。臆病で優柔不断で極度のシスコン。それが本来の彼女である。
「でもアカリちゃん、大丈夫だった?」ビクビクしながらヒカリがたずねる。
「なにがですか?質問は明確にしてください」アカリの応答にヒカリはますます小さくなる。
「えっと〜。その、えっちなことしてたんでしょ?」
「姉さんのおかげで未遂に終わりましたが」
「あう!やっぱりまだ怒ってるよ〜」涙ぐむヒカリ。
「ボクはただ事実を述べているだけです。姉さんの被害妄想です。それで、なんの話ですか?」
「ん〜とね。その、体さわられてこそばゆくなかった?」
「正直に言えば耐えがたいほどこそばゆかったです。笑いを堪えるのに必死でした」
「やっぱりそうかぁ」ヒカリはうんうんと一人で納得する。
「なにがやっぱりなんですか?心当たりでもあるんですか?」
「え!ん〜一応あるのかな?」ヒカリは小首を傾げて悩む。
「話しなさい」
「私もね、体さわられるとむずむずして、こそばゆくてダメなんだよね〜。
アカリちゃんも私の妹だから同じ体質なのかなって思ったの」
「そうなんですか?」アカリは姉の手首をつかみ爪先で軽く引っかくように撫でる。
「ひゃん!ダメ!アカリちゃん手首撫でないでぇ〜。ホントにダメなの〜」
ヒカリは顔を真っ赤に染めて喘ぐ。
「全身こんなふうに敏感?」手首をコリコリと刺激しながら質問する。
「あう!ストップ!ストップ!答えるから意地悪しないでぇ〜」
ヒカリはすでに半泣きである。仕方ないのでアカリは一時責めを中断する。
「ふ〜。ん。全身こんな感じかな?あっ他のところの方が弱いかも」
「姉さん。一つ聞きますが一月前にマッサージチェアの上で気絶してたのはもしかして?」
「あ、うん。くすぐった過ぎて気絶しちゃった」てへっと舌を出す姉。
「…………」アカリは半目で姉を見つめる。
「もう。そんなに見つめられるとお姉ちゃん照れちゃうな」
「姉さん。ひょっとして性的快感って感じられないタイプですか?」
「ん〜私はえっちなことしたことないから分からないけど多分感じないかな?こそばゆいだけ」
「ボクも同じですか?」
「多分ね。今日のだってむず痒いとかくすぐったいだけで気持ちよくなかったでしょ?」
「む。確かにそうですが、それは僕の経験が浅いからです」
「でも慣れるまでくすぐったいんだよ?アカリちゃん平気なの?」
「正直自信はないです。今日の愛撫もむず痒くて気が狂いそうでした」
「お姉ちゃんはやめたほうがいいと思うなぁ」
「ボクは頑張ります。全力で耐えて見せます。ところで姉さんちょっとうつぶせになってください」
「ほえ?なんでー?」きょとんとしながらもヒカリは指示に従う。
「姉さんの体で実験です」アカリは姉の体にまたがる。
「ふぇ?実験?…………。ア、アカリちゃんちょっとタンマ!」
なにをされるのか気づいたヒカリは必死にジタバタと体をゆする。
「痛くしませんよ?」アカリは優しく微笑む。
「私達が本当に性的快感を感じられないかどうかチェックします。
姉さんはおとなしくしててください」ヒカリの返答もまたずにアカリのバストに指を当てる。
「ダメぇ。胸はダメ。くすぐったいからやめてよ〜」
「姉さんは大切な妹の頼みを聞いてくれないんですか?」
「え?あう。…そうじゃなくて。アカリちゃんのお願いは聞いてあげたいけど、こそばゆいのは…」
あうあうと悩むヒカリ。
「まあ姉さんの意志に関係なくボクは実験しますけどね」
アカリは容赦なく姉の体を責め始めた。
>72-74
GJ
でもどうしてだろう
姉妹丼フラグ踏んだようにしか見えない俺ガイル今日この頃
クーデレ!
なんでここのネタはDX率が異様に高いの?
DXってそんなにエロに向いている?
最近流行ってるってだけ。
過去スレではN◎VAが主流だった時もNWが主流だった時もある。
因みにSNE系はSWが別スレだったり百鬼はラノベスレだったりでここでは下火。
姉妹丼・・・
よしダブルクロスだけではもったいない。
ここはNWの要姉妹の丼ネタはどうだろうか
(馬鹿はわがままだった)
そろそろノエルだかカエルだか知らん人希望。
>>80 夢のないことを言うと……あの姉妹は、どっちも地雷っぽくないか?
妹が納得して引き下がってる今の状況を崩すとエラい事になりそうだ。
あの二人だと姉妹丼より妹だけがいい俺ガイル
というわけで春冬みの姉妹丼で手を打たないか
85 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 23:36:24 ID:318s8sQK
ダラダラと続きです。
全身に疼痛が走る。
「っ!いってぇなぁ…」高崎隼人は目を醒ました。
薬品と血の匂いが鼻につく。体の節々に鈍い痛みがある。
「ここ…医務室か」隼人は現状を理解した。全身に包帯が巻きつけられている。
「やぁ起きたかい、我が教え子よ」隣のベッドに腰掛けていた少年が声をかけた。
「教官?どうしてここに?地獄島に帰ったんじゃなかったんですか?」
群墨応理は読みかけの文庫本に栞を挟むと隼人に向き直った。
「先生だっていつもあの島にいるわけじゃないよ?いやー文明サイコー」
応理は芝居がかった動作で両手を上げる。
「まあ冗談はさておき。実は生徒に反乱を起されてね。島から追い出されてしまったんだよね」
「あんな無茶な訓練させられてたら追い出したくもなりますって」
「愛の鞭なんだけどなぁ。それはそうと、体はもう大丈夫かね?」
「まだ痛みますが、大事はなさそうです」
「まあ先生が駆けつけたときには、リザレクトでだいぶ回復していたからね」
「先生、俺の部屋ってどうなりました?」
「見晴らしがよくなってたよ。なんと女子風呂が覗けるロケーションだよ!」
「…………。アカリはどうなりました?」部屋の事は諦めた。
「星野妹君なら無事だよ。まったくの無傷だ。安心していいよ」
「そうですか。それで、ヒカリさんは……」
チルドレン寮内でのエフェクトの使用は禁止されている。違反者には罰則規定まである。
「先生が適当にごまかしておいたよ。彼女は無罪放免だよ」応理は自慢げに答える。
「適当に?」隼人はその言葉に不信感を抱く。
「聞きたいか?よし聞かせてやろう。『仕方なかったんです!
密かに思いを寄せる男性が目の前で自分の妹を襲おうとしている
光景を見て冷静でいられますか?無理でしょう。ええ無理でしょう!
彼女のまだ若い。実の妹との三角関係でいろいろと
悩む事もあったに違いない。そんな彼女を君達は責めるのか!
この人でなしどもめ!恥を知れ恥を!』とまぁこんな感じだ」
「なんて事をしてくれたんだ!」応理につかみかかろうとするが
負傷した肉体は思うように動かない。
「んん?なにか問題かい?三角関係のもつれなんだろう?違うの?」
悪意のない無垢な笑顔で微笑む応理。
「しかしアカリ君は『合意の上での行為です。
襲われていたわけではないです』って記者に答えていたよ?」
応理の言葉がさらに隼人に追い討ちをかける。
「ヒカリ君は『これは裏切りだ…』と鬼のような形相でコメントしてたし」
゛俺、死ぬかも゛高崎隼人はそう悟った。
「そんな…」玉野椿はがっくりとヒザをついた。
彼女が手にしているのは東UGNスポ号外、UGN内部で発行される
いわゆるゴシップ紙である。
見出しは『修羅場に響く雷鳴!星野姉妹、驚愕の三角関係発覚!』である。
「玉野さん、気を確かに」結希が優しく肩を抱く。
「結希さぁん」椿は結希の胸元に顔をよせて泣く。
「大丈夫。大丈夫ですから。Nスポの記事なんて嘘八百ですよ」
「ううっ。結希さん。ホント胸ないんですね…」
「大きなお世話です!」結希は叫んだ。
「さてと」椿は何事もなかったかのように立ちあがった。
「玉野さん?」椿の豹変に結希はかるく混乱する。
「嘘泣きです。久しぶりに結希さんの貧乳の感覚を楽しみたかったので」さらっと言う。
結希は顔を真っ赤にして胸元を押さえる。
「恋に障害はつきものです。ライバルなんて叩きのめせばいいだけです。
うじうじ悩むなんて私らしくない!結希さん、行きますよ。作戦会議です。勝つために」
椿は晴れ晴れとした顔で宣言した。
GJ。応理にワラタ
GJ!GJ!
応理素敵過ぎ
個人的にはアカリルートを望むがやはり椿ルートなのか…
ハラショー!
いいねぇ
椿の言動がさらっとヒデぇw
ぐじょーぶですよー
>>84・85
いい感じに発情しててGJ。
最近、DXネタ以外は全て押し流されるようで、なんだかもにょる。
自分で書いて流れを変えればいいじゃない
スマン、元ネタが分からなかったんだ……
まぁダブルクロスばかりというのも確かに寂しい。たまには別のネタを振ってみるか。
……エロネタが豊富なTRPGと言えば、なにげにガープス・ルナルだと思うのだが。
公式で発情光線>触手プレイというのはどうよ。
そしてリプレイ上唯一それの餌食になったのがアンディというのは更にどうよ。
第6師団の〈餓えし悪魔〉ブレイゾンというのが完全版に掲載されててな。
こいつが撃つ光線を浴びると性的快感に襲われて知力敏捷力−2、
更に触手で相手をまさぐって悶えさせ、行動不能に陥れる、という……
因みに長時間これを食らって意志判定に失敗すると、性奴隷化する。
えめすおねえさんをよぶべきだとおもいました
あるいは_NPCさんを
なんで_NPCさん?
>快感光線
確かリプレイでアンディが食らってたな
耳掻きしてもらってるくらいの気持ちよさだったらしいがw
途中で止まっている物を出すのもなんだが、ダブクロ以外の話ということで、ユエル。
草原編終わりのあたり。
続きは期待するな。
「ふう・・・・・・」
簡素だが広く清潔な寝床に横たわって、やっと一息つけた。
ここ数日でいろんな事があった。いや、ありすぎた。異世界に行ったり、ムーヤさんが死んだり生き返ったり、
トワちゃんが操られて襲ってきたり、ギナ先生があの伝説を継承する一族だったり・・・・・・。
そして何より、僕とミアンが世界を一つ作り上げるほどの大事のまさに当事者だということ。
異世界に行ってまでこんな事を思うのはおかしいのかもしれないけども、まだ実感がない。
子供の頃、考えていた将来像。平和な村で慎ましく暮らす僕。その傍らにはミアンがいる。そんな光景を疑い
もせずに信じてた。
でも今は・・・・・・。
今日はもう眠ろう。明日はまた旅立つ。今は進むしかない。どちらが前なのか判らなくても・・・・・・。
・・・・・・肌寒い、ような生暖かいような。ぼんやりとそんな感じ。徐々に意識がはっきりして行くに連れ、肌に感じる感触
もはっきりしていく。素肌に直接当たるシーツとぽにゃぽにゃと柔らかい何かの感触、胸の上の重くて熱い人肌の・・・・・・。
「はいっ!?」
目を開けると、褐色の肌が眼に飛び込んできた。というよりも、視界を占領していた。艶めかしい曲線を描くその背筋
にそって視線を上げると、首をひねったムーヤさんと眼があった。
「あ、起きちゃった」
「『起きちゃった』じゃないですよ!何してるんですか人の上で!しかも、その・・・・・・」
「裸で?」
あっけらかんと、ムーヤさんが僕の言葉を継ぐ。そうなのだ。ムーヤさん、一糸まとわぬ姿で僕の胸の上に乗っかっ
てて、つまり、僕の胸板の上にムーヤさんのお尻が直接触れているわけで・・・・・・。
「やだなあ、セルド君ったら」
そういって笑いながらくるりと向きを変える。ぷるんと、いやむしろぶるんとムーヤさんのおっぱいが、むき出しのおっ
ぱいがっ!さ、さきっちょの所だけピンクでっ!!
「ナニするのに、服は邪魔じゃない」
「ななななななななナニってそんな、ダメですどいてくださいっ!!」
とっさにムーヤさんを突き飛ば・・・・・・そうとして手首が頭上に縛られていることに気付いた。しかも、ご丁寧に地面に
杭を打ち込んで固定してあるみたいでぜんぜん動かせない。
「なっ!なっ!なんですかこれっ!!」
「あたしが縛ったの」
どことなく誇らしげにいいながら、フィーラさんがムーヤさんの背中からひょっこり顔を出す。
しかも、全裸で。
「えええええええええええっ!?なんでフィーラさんまでっ!?」
「ん〜、むーやん生き返らせてくれたから、そのお礼」
脂肪が少なく筋肉が浮いて見える中性的な身体つきだけど、白くて綺麗な肌はそれだけで女性を感じさせて・・・・・・。
薄く盛り上がった胸の頂はムーヤさんと違って唇みたいになってて、って違う!
「縛ってる!手首縛ってる!お礼なのに!」
「足首も縛ってるよ?」
「問題は其処じゃなぁーい!!」
ああっ!言われて初めて気が付いたけど、確かに脚を開いた状態で足首も縛られてる!
「そーそー、本題はお礼じゃなくてお詫びなのよ」
「は?はい?いや、何のお詫びかは知りませんけど、今縛っていることについて謝って欲しいんですが」
話が噛み合ってないのはわざとなのかなんなのか。真上から僕の顔を覗き込みながらムーヤさんがいたずらっぽく笑う。
「それはだめ、お詫びが出来なくなっちゃうから」
「だ、だから!お詫びって何の!」
「わかんないかなあ?じゃあトワちゃん自分の口から説明して」
「は、はい。お姉様」
「うわああああああああああっ!?!??」
ととととととととと、トワちゃんまでっ!?
なんで?どうして?全裸でいるの?しかもなんかほっぺた赤くして、潤みがちの眼で、うつむきがちの上目遣いで、
日焼けの後が色っぽくて、まだぜんぜん子供のはずなのにふくらみかけの胸がもう尖っていて、意外と其処は毛深くて
・・・・・・って違う!ナニ見てるんだ僕!
「あ、あの、セルド様」
「ななななな何?てゆうか何事?」
「あの、操られていたとはいえ、セルド様や皆様に襲いかかってしまったこと、申し訳ございません」
「いや!それはもういいから!気にしてないから!だからね、トワちゃん。もっと冷静に」
「いえ!それではいけません!」
そう言って突然トワちゃんが僕の上に覆い被さってきた!
うわ!トワちゃんの胸、小さいのに柔らかくて、僕の肌に吸い付いて来るみたいでっ。
「それに、それに部族の罪を背負う代表として、セルド様にあらぬ疑いをかけた罰も受けなければなりません。
ですから、その・・・・・・」
勢いづいたと言うよりテンパった表情のトワちゃんのトーンが急に落ちる。何か口の中でぼそぼそと呟いているみたいだ。
耳を澄ますと微かに漏れた声が聞こえる。
「わた・・・・・・の・・・・・・じょを・・・・・・さい」
「え?」
思わず聞き返してしまった。それが、更にトワちゃんを追いつめたみたいで、顔どころか全身を真っ赤にしてトワちゃんが叫ぶ。
「私の処女をもらって下さい!!」
・・・・・・ありゃ、セルド君鼻血吹いて失神しちゃった。
「せ、セルド様?」
「あー、トワちゃんが可愛すぎてセルド君失神しちゃったみたいね」
「わたし、興奮して鼻血出す人って初めて見たよ」
わたしも。とはいえ、この事態に一番困惑してるのは私でもフィーラでもなくて
「どどど、どうしましょう。お姉様」
この娘よね。ん〜、まあ、ここは一発。
「予定を戻しましょう」
そういってさりげなくトワちゃんの手を取る。
「え?ええと・・・・・・」
「だ・か・ら、寝てる間に、ね?」
ウィンクしてトワちゃんにそれを触らせる。私たちの身体をみて大きくなった、セルド君のアレを。
とととととととわちゃん、しょじょとかそんなまだはやいし、たいせつにしなきゃだめだぞう。
うんそうだね、わかってくれてうれしいよ。だからそんなにしめつけたり、うごいたりしたらだめだぞ。
・・・・・・え?
「う、う・・・・・・うん。・・・・・・うくっ」
ええと、僕の腰の上に、トワちゃんがいて、
「あっ・・・・・・ん。セ・・・ルドさ、まぁ・・・・・・」
僕の上で僕の名前を呼んで、
「だ、いす・・・き・・・・・・です、ぅ」
僕を締め付けてる、僕と繋がってるっ!?
「トワちゃ・・・んっ!?」
うあっ!す、すごい。熱くて凄く強く手でまんべんなく握られてる見たいに、僕のがトワちゃんの中に入ってる。気持ち
いいんだか痛いんだか分からない。頭の中の冷静な部分と身体が完全に別の生き物になっちゃったみたいで、見ちゃ
いけないって思うのにトワちゃんから目を離せずにいる。今すぐ離れなきゃいけないと思うのに、身体はこわばって動かない。
トワちゃんは涙をぼろぼろ流しながら、ゆっくりと腰を持ち上げてゆっくりと下ろす。少しずつ擦れる感覚に縛られて
動けない。何とか動こうと力を振り絞ると少しだけ身じろぎできた。
「っひゃあう!?」
「っく!?」
身じろぎした分だけ繋がってる部分も動く、お互いが全く未知の部分に擦れてまた新しい刺激が生まれる。目を大きく
見開いてトワちゃんがのけぞり、僕も軽くのけぞる。新しい動きがまた新しい刺激になって、僕たちを動かす。刺激と興奮
の永久機関に頭の中が真っ白になる。
気が付くと僕の手がトワちゃんの細い腰を掴み、下から何度も突き上げてる。トワちゃんも僕のお腹に手をついて、甘い
悲鳴を上げながら僕にリズムを合わせた。
以上
重ねて言うが、続きを期待するな。
おお、GJ。
続きは期待しないがそのうち続きを投下して貰う分にも吝かでないのでその辺一つヨロシク(何
ルナル系のエロって珍しいな。GJ
「ホントに敏感なんですね。姉さんの体は」
「ふみぃ〜」ヒカリは意味不明なうめき声をあげる。
妹の指先で敏感な肉体を執拗に責められたヒカリはトロンとした目で天井を見つめている。
胸元ははだけCカップの柔らかそうな乳房が外気にさらされている。
スカートは腰までまくれあがり、ショーツはヒザまで下げられている。
「姉さん。もう少し下着にも気を配ってください。それ、UGNの支給品じゃないですか」
「私はアカリちゃんと違って誰かに見せたりしないからいいの」
「ミニスカートで戦闘したら見えると思いますが?」
「大丈夫。お姉ちゃんは゛絶対領域゛ってやつを使えるから」
姉のアホな発言にアカリは半目で姉をにらむ。
「で。少しは気持ちよかったですか?」姉に目線を合わせて尋ねる。
「んー。気持ちよさ1のくすぐったさ9くらいかな?」
「なるほど。なら問題ないです。くすぐったいのは我慢して性的快感の方に意識を集中します」
「アカリちゃん、そんなことできるの?」
「愛の力は不可能をも可能にするんですよ。まあ恋した事のない姉さんには分からないでしょうけど」
「うう〜。アカリちゃんの意地悪〜」ヒカリは愛する妹を涙目で睨んだ。
「玉野さん?なんでお風呂なんですか?」
椿と結希は寮内の女子浴場に着ていた。
椿が結希の支部長権限を無断で使用して貸しきったため
脱衣所には二人のほかに人影はない。
「久しぶりに一緒にお風呂に入りたいなと思いまして」椿は上着を脱ぎながら答える。
「へ、変なコトしませんよね?」結希は椿を警戒して距離を取る。
「ヘンな事ってなんですか?」椿はとぼける。
「玉野さん。やっぱりスタイルいいですね」結希がうらやましそうに呟く。
長身でスレンダー、しかしバストはそれなりにある。
椿のスタイルは同性が憧れるレベルのものだった。
「そうですか?てか結希さん。なんで脱がないんですか?」
椿はバスタオルを巻きながら今だ着衣のままでいる結希を見る。
「私が脱がせてあげましょうか?」
椿はニヤリと笑うと一瞬で距離を詰めた。
結希が反応するより早く彼女の動きを封じる。
「ちょ、ちょっと玉野さん!」椿はブラウスのボタンを手際よくはずしていく。
「ダメです!自分で脱ぎますから!」
ジタバタ暴れる結希を無視してさらに脱がせる。
ブラウスに続いてシャツも脱がし、上半身はブラジャーだけにする。
必死に抵抗する結希のスカートのホックをはずして、すばやく脱がせる。
「結希さん可愛い〜」結希が纏うのは上下揃いの水色の下着たげになる。
「玉野さん。意地悪です…」結希はいじけていた。
「彼氏さんに見せるつもりだったんですか?その下着?」
脱衣所と浴室をしきるガラス戸をガラガラと開けながらきく。
「知りません!」自分で下着を脱いだ結希が椿に続く。
椿の脇を通り結希はシャワーの前に腰を下ろす。
「結希さん。そろそろ、結希さんをお風呂につれこんだ理由を話しますね」
結希が振り向くより早く椿は結希に後ろから抱きついた。
「た、玉野さん!」椿の突然の行動に結希は狼狽する。
椿は人差し指で結希の背筋を優しくなでおろした。
「きゃ!」結希の体がピクンと反応する。
背筋は先ほど結希自信から聞き出した彼女の最大の弱点である。
「ホントにここ、弱いんですね」椿はクスリと笑い、結希の背筋を何度も指先でなぞる。
指先の動きに合わせて結希の体が激しく反応する。
「ダメぇ。た、……まの…さぁん、ホントに…ダメ…そこ…弱いのぉ」
結希が弱弱しく懇願する。結希の反応に気をよくした椿は五指で背中全体を撫でまわす。
椿の腕の中で結希がさらに激しく悶える。本人の申告通り背中はかなり敏感なようだ。
「気持ちいいですか?」椿は結希の耳たぶを優しく噛む。
「きゃう!み、耳もダメです!」結希は真っ赤になって悶える。
椿は愛撫を一時中断する。開放された結希はぐったりと横たわる。
「玉野、さん…なんで意地悪するんですか?」
「意地悪じゃないです。エッチです。女の子同士の」椿は普通に答えた。
「じょ、冗談ですよね?」不安そうにたずねる。
「本気ですよ。私結希さん好きですし。それに、やっぱり不安なんです…。
もしかしたら私は星野アカリに負けるかもしれない。そう思うと、不安で仕方ないです。
だから結希さん。私の不安を消してください。……体で」
「発想が飛躍しすぎです!」結希が叫ぶ。
「私とじゃ、ヤですか?」椿が結希の瞳を覗きこむ。
「……誰にも言っちゃダメですよ?……二人だけの秘密ですからね」
「もちろんです」椿はうつぶせに横たわれる結希の太ももに腰を下ろし、
結希の背中に十本の指を当てた。
「ふみゃあ!玉野さん!背中はダメです!弱点なんです!」
「ダ〜メ」椿は楽しそうに言うと背中を優しく愛撫し始めた。
弱点を責められ結希は絶叫する。
「結希さん、可愛い声で鳴くんですね。いじめたくなっちゃう」
椿は結希の足を軽く開かせて自分のヒザを間に滑り込ませる。
両手で責めつつげながらヒザで結希の秘所を刺激する。
結希は中学生とは思えないほど艶っぽい声であえぐ。
「結希さんのえっちぃ〜」ヒザを小刻みに震わせてさらに刺激を送る。
結希の体がピクピク飛び跳ねる。椿は結希の体を持ち上げると自分の上に座らせる。
片手で結希の小さな乳房を揉み、さらにうなじに舌を這わせる。
「結希さん。ほんとにツルペタなんですね…AA?」
「はぅ〜ケイトくぅん…もっとぅ〜」結希は熱病に浮かされるように呟く。
すでに椿の声は耳に入ってないようである。
椿はちょっとむっとしながら余った手を結希の秘所にのばす。
すでにぐっしょりと濡れていたそこをまさぐり、クリトリスを指で撫でる。
クリトリスを刺激され結希の秘所からは愛液が溢れる。
「イカせてあげますね」椿は優しく囁くとラストスパートをかける。
「んあああああああああああ!!」たまらず結希は絶頂に達した。
ルナルキター!GJ
〉椿の人
レズプレイGJ!結希萌え
エグザイルならではの妙技に期待w
〉118
ピアノ線豆縛りとはなんぞ?
エグザイルなら《十徳指》だ。
さらに《エンタングル》で拘束し、ナイチチを《吸収》
極め付けは隼人の《一角鬼》(笑)を《異世界の因子》で…
まて!
まだ《一角鬼》(笑)見たことないだろうw
椿の写真で隼人が《一角槍》をしごいてる光景を見たやん。
そのときに記憶したんよ。
それはそうと結希ってそんなにナイチチか?
椿は水着のイラストをみる限りCカップくらいはありそうか?
こいのぼりってくらいだからなぁ。
少なくとも、起伏の少ない体型であることは間違いあるまい。
胸のサイズもエグザイルにお任せ。
そこで登場、 《ジャイアントグロウズ》。
詳細をみるに、
「肉体の一部を成長させ、強化するエフェクト」
とある。
女キャラでも男キャラでも、なんかドリームが広がる特技だと思いませんか。
あまつさえ、
「白兵攻撃の対象を[対象:範囲]に変更」
はターゲット層の拡大を意味し、
「攻撃力を上昇」
「対象に1点でも実ダメージを与えた場合、ラウンド終了時まであらゆる判定に2個のダイスペナルティを与える」
と続く。戦闘中はエグザイルのなすがまま。
問題はは100%エフェクトであることぐらいか。
やはり、エグザイルはエロい。
というか追加エフェクトはエロいのばっかだが。
【御客様へ】
《ジャイアントグロウズ》は『こいのぼり』には付属しません。
『良いこいのぼり』での特典となります。
葵ちゃん専用エフェクトってことか!?
ただでさえエロい娘なのに、この上まだエロくなるのか…
神崎夫妻、あなた達の娘は、想像を絶する怪物になりましたよ。
128 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 16:43:35 ID:vZt9Pw2L
グレープヴァインとFHエージェントの不倫ネタを考えたが挫折した。
旦那を愛してる奥さんの不倫物は痛々しくて書けん。読むのは好きなんだが…
うは、なんだかケイト×葵が読みたくなってきましたよ?w
葵は普段はクールだが、あれですごく情熱的だからな。
こいのぼりとより、熱い一戦に…
いや、一戦だけじゃ済まないな、きっと。
パワーオブラブ大予想
・柊がPC1
すなわち
柊がベルとくれはとヴィオとアンゼに同時に迫られて誰で童貞捨てるか悩む話
これだ!
既に子作りしてますが
柊の意志は無視して誰が奪うかでもめそうだが
女性陣で揉めるなら、グィードが貰えばいいじゃまいか
◇お正月を伝染そう
「レン」
「あっ、王者。また現代に化けて出たのだな、会えて嬉しいぞ」
「うむ」
「監視者は? 一緒ではないのか?」
「折角この俺が晴着をプレゼントしてやったというのに、袖を通しもしないで
どこかへ行ってしまったのだ」
「晴着って、この振袖のことか? 監視者には王者がいるのだから、振袖では
なく留袖を着ないといけないのではないか?」
「なるほど、あいつは俺の非常識さに怒ったわけか。納得だ」
「まあ、監視者に振袖を着せて帯クルクルしようとかいう目論見を見抜いて逸
早く逃げたとも考えられるが」
「……チッ、勘のいい奴め」
「ホントにそんなコト考えてたの!?」
「当たり前ではないか。男はそれを脱がすために女に衣服を贈るということを
忘れてはならんぞ」
「よーく憶えておくよ」
「というわけでレン、お前がこの振袖を着るがいい」
「がーん、わたしが王者に帯クルクルされてしまうのか!?」
「実の娘を相手に誰がそんなことをするものか」
「そうか、安心した。ではちょっと着替えてくる」
「ああ、別に場所を移さずとも、ここで着替えて一向に構わんぞ」
「着替えてくるっ!」
「やれやれ、強情な奴だ」
「……………………じゃーん、着替えてきたぞ王者、似合うか?」
「おお、監視者のためにあつらえただけあって、お前にもよく似合う」
「えっへん!」
「では記念撮影といこうか」
「はーい。って王者、わざわざデジカメを持ってきたのか」
「当然だろう。娘がおめかしするのに、カメラを持参しない父親がどこの世界
にいる」
「そんなものなのかな」
「いいから笑ってみろ」
「えへへ〜」
「……よし。次はお澄まししてみろ」
「つ〜ん」
「……よし。次は怒ってみろ」
「むーっ」
「……よし。次は困ってみろ」
「あ〜、どうしよう〜」
「……よし。最後に泣いてみろ」
「えぅえぅ」
「……よし。上出来だ」
「ところで王者、『笑ってみろ』は普通だけど、何で泣いたり怒ったりも写す
のだ?」
「お前の百面相が面白いからだ」
「あ、遊ばれているっ!?」
「遊ぶ? そうだな、どうせ遊ぶのならとことん遊ばねばな。
そういうことだから、レン。
……大人しくこちらへ来い……」
「みーっ、王者の目の色が変わったぁ! 帯クルクルされちゃうよぅ、誰か
助けてぇ〜」
「そんなことはせんと言っているだろう」
「本当? 嘘つかない?」
「ああ。単に、胸元と裾のあたりをはだけるだけだ」
「何でそんな!?」
「そんなもこんなもあるか。そら、ここをこうして、それからここを……」
「きゃーっ、いやーっ、王者のばかぁ〜!」
「ええい、父親に向かって『ばか』とは何事か。いいからそこに座れ。
こら、着衣の乱れは直すな、そのまま座れ!
違う、足はこう! 手はこう! 全体的なシルエットがS字を描くように!
そして目線はあっちだ!」
「うえ〜ん、王者が怖いよぉ」
「そのまま動くなよ…………よし。
今度は背中を大きめに出して、足はこう、手はこう、振り向き具合に、目線
をこっちに。
うむ、いい表情だ、そのままそのまま……よし」
「あうあう、どうしてこんなことにぃ」
「まあそう嘆くな。こんなこともあろうかとプリンタとパソコンも持参した。
これで画像を印刷しつつ、データをCDに焼いて、写真による被写体の客観視
とデータの保存とを完璧に行なうことが可能だ」
「何がどう完璧なのかさっぱりわからないよ」
「フッ、ならばたった今プリントアウトしたばかりの写真を見るがいい」
「……うぁ、自分の写真なのに、なんか別人みたいに見えるっ」
「豪奢な色合いの振袖に加えて、白い胸のチラ見せ、腰のひねりから脚にかけ
てのなよなかな曲線美、零れ落ちる寸前までに涙を浮かべて、怯えたような、
それでいて誘うような上目遣いの表情。
どうだ、とても色っぽいだろう」
「うん、凄いねっ」
「そしてこちらは見返り角度、うなじから背中へかけてのあざといまでの媚態
と、それを何も自覚していないかのような困惑した表情との対比が非常に艶か
しい」
「うんっ、凄いね!」
「もっと色っぽく撮って欲しくはないか?」
「色っぽくなると、いっぱい皆にウケるか?」
「当たり前だ。養父殿にも褒めてもらえるぞ。ハガネも喜ぶぞ」
「わーい、もっともっと色っぽく撮って!」
「何でもするか?」
「何でもする!」
「よーし、それでこそ【伝説の住人】。お前のレジェンド魂、この俺が見事な
までの芸術に昇華してみせよう」
「よろしくお願いします!」
「では今すぐこれを残さず飲み干せ」
「何これ、お酒?」
「うむ。次はほろ酔い加減の淫靡さを追求するのだ」
「わかった。…………飲んだぞ王者」
「ううむ、顔色一つ変えずにお銚子一本を一気飲みするとは、お前は俺に似て
酒に強いのだな。ならばこちらも飲むがいい」
「この一升瓶を一気に? ん、頑張る。…………ふー、飲んだぞ王者」
「むう、まだ顔色に表れぬとは猪口才な。
ならばこれでどうだ!」
「ええっ、この一斗樽を一気に!? ……が、頑張るもん。…………はふー、
飲んだぞ王者〜」
「ようやく目尻のあたりに赤みがさしてきたな。まあ無理をさせてもいかんし、
今日のところはその程度で勘弁しておいてやろう。さ、こっちへ来い」
「はにゃっ、ふにゃっ、ほにゃっ」
「何をしている、さっさとこちらへ来いというのに」
「ふりそーでふりそーで、振りふり袖そで、パータパータ」
「……そうか。こやつは顔に出ないだけで、酔うには酔うたちだったのか」
「パータパタまま、パータパタまま、パタパタ〜」
「こらっ、どさくさに紛れて監視者を召喚するな!」
「まま嫌い?」
「心の底から愛している!」
「そっかぁ。
ま〜ま、来ぃてもがっ!?」
「…………く、来るか? 来るのかっ? ……………………こ、来ないな。
ふう、あやうく監視者の奴に撮影会の邪魔をされるところだった。
よし、レン、今のうちに撮影を続けるぞ」
「あうぅ、ぱーぱ、離しちゃいやぁ。もっとずぅっとだっこしててぇ〜」
「あとでな。先に撮影を済ませてしまわないと、いつ何どき監視者が現れるか
知れたものではない」
「ぱーぱぁ、だっこしてってばぁ〜」
「あとでと言っているだろう」
「いやぁ、だっこだっこだっこぉ」
「我儘を言うんじゃないっ」
「むー。
おとーさん、おとーさぁぁん」
「何じゃ、呼んだかレン?」
「しまった、レンは養父殿も召喚できることをすっかり失念していた!」
「おとーさん、レンね、だっこして欲しいの。だからぁ、レンのこといっぱい
いっぱいだっこして欲しいのぉ」
「どないした、今日はえらい甘えっこじゃの。……酒臭い」
「レン臭くないもん〜。だからだっこだっこなのぉ〜」
「ああ、わかったわかった。あとで好きなだけだっこしてやるけん、一体全体
何があったのか、……ぬ、そこにおるんは誰じゃ!?」
「娘にかまけて、こんなにも近くにいた俺に今の今まで気づかなかったとは、
見上げた子煩悩だな、“法の番犬”よ」
「誰かと訊いておるんじゃ、とっとと答えよし!」
「俺はレンの実父、“鋼の王者”だ」
「“鋼の王者”。話には聞いておったが、お前さんがそうなのか。言われてみ
れば、レンにはお前さんの面影があるの」
「フ、よく言われるよ」
「特にそっくりなんが、その子供っぽい雰囲気じゃな」
「そこまで言われる筋合いはないっ!」
「ねーねーおとーさん、だっこしてってばぁ」
「……まさか、父親のお前さんがレンに何かしたんかっ!?」
「なに、晴れ着を着せて、少々酒を飲ませただけだ」
「少々? この一合銚子と一升瓶と一斗樽とを空っぽにした酒盛りが少々?
それに、うわ、何じゃこのやたらとエロっぽい写真はっ!?」
「我が子の成長、その足跡を写真に残そうという、父の切ない親心だ」
「どこの親心が娘の半脱ぎ写真を撮りよるっ!」
「そう言うな。遥か遠い昔、俺は敢え無く息を引き取り、実の娘とさえ滅多に
遭えないこの悲運」
「イモータルでもないくせにひょいひょい現世に化けて出といて、その言い草
は何じゃ」
「せめて写真だけでも心の支えにあの世へ持ち帰ろうというこの俺の気持ちな
ど、“法の番犬”よ、毎日のように可愛い娘の傍にいるお前には決してわかる
まいっ!」
「むしろわかってたまるかっ!」
「おとーさん、だっこぉ」
「ちょっと待ちよしレン、父さんは今こっちの父さんとお話をしよるんじゃ」
「う…………」
「だが“法の番犬”よ、お前も一人の男であるなら、この写真に何らも感じぬ
ことはなかろう?」
「た、確かに正直鼻血を噴きそうにはなったが。普段の洋服じゃのうて和装、
それも晴着の半脱ぎで、かてて加えてこの悩殺ポーズ、感心するほどお前さん
のセンスが光っちょるのう」
「それはもう、我が子の魅力を最大限に引き出せるよう幾度となく脳内シミュ
レーションを繰り返した成果だ」
「あ? 実際に嫁さん撮って研究した成果じゃねぇのか?」
「それができるよーなら、わざわざ娘で撮りはしないさ。顔立ちが俺に似てい
る以上、今イチ抜けんだろうが」
「おいおい、抜き目的で撮りよるんかい」
「他に何の目的で撮るというのだ、こんなエロ写真」
「我が子の成長がどうとかいう話はどないしたっ」
「それはそれ! これはこれ!」
「……悪かった」
「だっこなのに……だっこなのに…………おとーさん…………ぱぱ…………」
「しかしのう、“鋼の王者”。この2枚の写真、どちらかっちゅうと『これか
らヤられる』風情に見えんか?」
「勿論、そういう雰囲気を目指したものだが」
「どうせなら髪の毛をこう、パラリと乱してじゃな。気だるい感じの表情にす
ると、『もうヤられたあと』な風情に見えて面白いんではないか?」
「おお、そのアイデアは採用だ」
「ところで、アイデア料と言っては何じゃが、俺にも画像データをコピーして
もらえんかね。それと……」
「わかっているさ。俺達のほか、誰にもこの写真を見せはしない」
「うんうん、お前さんとは親友づきあいができそうじゃ」
「同感だ。
よーし、レン。撮影を再開するぞ」
「うわあん、だっこしてくれないよぉ、ぱぱもおとーさんも、だれもレンのこ
とだっこしてくれないよぉぉぉ!」
「レ、レン!?」
「ああ、泣くな泣くな、だっこなら幾らでもしちゃるけん、ほら」
「いやーっ! きらいーっ! おとーさんもぱぱもだいっきらいぃー!」
「「がーん! 娘に嫌われてしまったぁ!」」
「ああん、あああん、おにいちゃぁぁん!」
「どうしたレン、そんなに泣いて」
「う、ハガネっ!? レンめ、養父の次は兄を召喚するとはっ」
「おにいちゃん〜、ぱぱとおとーさんがレンのことだっこしてくれないのぉぉ」
「そうかそうか、可哀相に。せめて俺がアタマなでなでしてやろうな。はい、
なでなで。
どうだ、慰まったか?」
「……うん。ちょびっと慰まった」
「師匠に王者、二人とも。事情は知らないけれど、レンを泣かせちゃダメじゃ
ないですか」
「「ハガネ、これには深ぁいわけが」」
「言い訳は無用ですよ師匠、王者。
かあさ〜ん、カぁム・ヒア!」
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん。母さん只今参上〜」
「げげーい、監視者ぁぁぁ!
くぅっ、ぬかった! ハガネにも監視者召喚能力があったんだった!」
「……まぁま?」
「そう、ママですよ。さ、おいで、レン」
「うわぁん、まま、ままぁ〜]
「よしよし、いい子。もう大丈夫だからね。泣かないで、レン」
「うん、レン、もう泣かないの。ふにゅ〜、まま大好き」
「ああん、この子ったらもう、いつ見てもなんて可愛いの。ほっぺたつっつい
ちゃう、えいえい」
「きゃ〜、くすぐったいのぉ」
「いやぁん、このままあの世に持って帰りたいぃ。どうしてくれよう、このこ
のぅ」
「きゃっきゃっ、まーま、くすぐったいぃ」
「こ、このままキュッと首を絞めちゃえば……ウフフフフ…………」
「かかかかあさん! 殺しちゃダメだよ殺しちゃ!」
「むっ、何故止めるハガネ?」
「えーと、ほら、そんなことするとかあさんが人殺し、いや半魔殺しになって、
地獄に堕ちちゃうからね」
「ああハガネ、母親想いの優しい孝行息子を持って私は幸せだよ。えいこの、
つんつんっ」
「うひゃひゃ、くすぐったいよかあさんっ」
「こんな冗談を真に受けるあたり、君もまだまだ子供……って、あら、このあ
たりはもう子供とはいえない感じが」
「わーっ、かあさん、どこ触ってるんだよっ!?」
「か、監視者? おーい、監視者?
この俺を差し置いて子供達とじゃれあうとはどういう了見だ? ん?」
「あ〜ん? 何か文句でもあるのか王者?」
「い、いや何でもない。続けてくれ」
「母さん? ママ? 監視者? つまりお前さんがレンやハガネの実母の?」
「ええ。いつもうちの愚息豚児がお世話になっております」
「いやいや、二人とも実によくできたお子さんで」
「ほほほほほ、そうでしょうともそうでしょうとも!」
「謙遜しちょるのか自慢したいのかどっちじゃ!?」
「謙遜は社交辞令! 自慢が本音!」
「うぬぅ、人前でそうもドきっぱりと断言できる母心! 大したもんじゃ、俺
も見習わねばの」
「ンなもん見習うな、“法の番犬”っ!」
「かあさん、レンを泣かせたのはこっちの二人だから。断わっとくけど俺は無
実だから。
ついでに、こーゆーエロ写真もあったよ」
「………………なるほど。
レン、これはどうしたの?」
「あのねぇ、ぱぱがねぇ、レンのこと、デジカメで色っぽく撮ってくれたのぉ。
そしたら皆にウケるんだよぉ。すごいでしょー」
「そうなの。ママよーっくわかったわ」
「こっちにはパソコンとプリンタがあるよかあさん。データも写真も焼き増し
する気満々って感じ」
「そのようね。ありがとうハガネ。
さて。
……王者?
……養父殿?」
「待て、待つんだ監視者。そんな満面の笑顔を浮かべつつ憤怒のオーラを激烈
に発するものではない。お前の美麗さが台無しではないか」
「私の容貌など、父親にセクハラ写真を撮られた我が子の不幸に比べれば塵芥
も同っ然の瑣末事!」
「お、落ち着け、落ち着いてくれ、なっ、頼む!」
「そもそも俺は“鋼の王者”の狼藉を止めようとしていただけで、お前さんに
叱られる謂れは」
「ズルいぞ“法の番犬”、自分だけ逃げる気か!?」
「フン、私の娘を泣かせた時点で君も王者と同罪だっ!」
「そ、そんな!?」
「ハガネ、そのデジカメとパソコン、それから写真とCD。完膚なきまでに破
壊しておいてね」
「了解!」
「こ、こらハガネ、そいつらは俺の!」
「悪いね王者、これも母のため妹のため、えい! ……よーし、壊れた壊れた」
「「うわぁ、なんてことをぉ!」」
「王者はともかく、師匠まで残念がってどうするんです」
「やっぱり同罪なのではないか。
さ、レン、ママに合わせてね」
「はぁ〜い」
「…………なぁ、“法の番犬”よ」
「…………おぉ、“鋼の王者”よ」
「「逃げろーっ!!」」
「このうつけ者ども、我ら母娘の同時攻撃から逃げおおせるなどと思うな!」
「「ツイン《聖撃》あーんど《裁きの光》!」」
「「っぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」
「…………はー、やれやれ。死の概念神を母娘まとめて敵に回すなんて、豪気
な人達だよ」
「「ハ、ハガネ……そーゆー場合は『豪気』とは言わ…………ぐふっ」」
・・・・・おしまい。
以上、レンの半脱ぎ撮影会&酔っ払ってだっこだっこだだっこ攻撃が書きた
かったというお話でした。
でも監視者の方がよっぽど暴走しているのは何故だろう。
そして私事ながら、この1月16日は地下スレ投下1周年。
おめでとう、俺! ありがとう、俺! 俺から俺へ。
そしてさようなら。
始めて投稿します。あまりエロくないですけど勘弁してね。
百万迷宮夜話 序文 「言わぬが花の」ソープ
・ここにおさめられて居るのは、大百科編纂時に収録できなかった、
より生活(性活?)に密着した何篇かの記録・物語である。百万迷宮
の風俗を知る手助けになれば幸いである。
・2004年 鳥月蛙日
『日記』より抜粋 「隠された蕾」エルマ
・私には日課がある。やらなくていけないことじゃない。やってはいけない事、
騎士様からもらった鑓を持って、私室に入る。誰かに会わないかとドキドキした、
もちろん、言い訳は容易しているし、私が、あんな事をするなんて誰も思わない
だろうけど。このスリルも私が、あんな、こんな事をする理由なのかもしれない。
部屋の鍵をしっかり閉め、音が他に響かないように伝声管に詰め物をして蓋をする。
騎士様が神官様を好きなのは見ていれば分かる(神官様の考えはわからないが)。
私みたいに冴えない女の子なんて騎士様は相手にしないだろう、こんなこと、
言い訳にもならないが。騎士様の力強い手が握っていた鑓を抱きしめ、胸に挟む
目の前に鞘に納まった穂先、キャンプの時、神官様が話した猥談によるとちょうど
男の人ぐらいあるそうだ。子供の時見たお父さんのは、ずっと小さかった気がする
本当なのだろうか、こうすると喜ぶと神官さまがいっていたとおりに、胸ではさみ
ながら手と股で押さえ(神官さまがモグラ棒で実演したみたいに、胸だけで固定
するなんて出来ない、でも向こうが規格外なんだと思う、私は標準よ)先端を舐め、
横に舌を這わし、口に含んでしゃぶる。いつの間にか私は、鑓を挟んだ股の奥、
あつくなった所に鑓を擦り付けて腰を動かしていた。たまらなくなった私は、
右手でスカートのすそを捲り上げて、下着の中に手をもぐりこませる、お漏らし
をしたみたいに濡れている、後で洗濯しないといけないと思いながらも、
手で直接の刺激を与えたため、すぐにイッテしまった。いつか私は、この鑓、
いえ、迷宮探検の相棒(そしてプライベートの愛棒)に処女をささげるだろう。
・夜のお供の決定版、新製品発売!
『ハグルマ通販』より ハグルマ資本主義神聖共和国営業3421部
・当、ハグルマ通販は、ついに新型箱入り娘の量産化に成功しました!
もうこれで、寂しい独り寝とはさよならです!
抱きしめた時の感覚に拘った、「イシュタル08型」は、エキゾチックな褐色の肌の
豊満な美女が登場!Dカップのバストが貴方を魅了します!
いつも一緒に寝たくなる!「アリス04型」は、製造工程の途中で生まれた
突然変異の白肌金髪型!可愛らしいロリータタッチの女の子です!
注・成長抑止ホルモンによって、Aカップのまま出荷しておりますが、仕様であり、
不良品ではございません。
お得な価格保障制度
当店が販売している表示価格より、安い販売店がありましたらご連絡ください。
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■秘密厳守を徹底しております。
お客様の個人情報は徹底してお守りします!お客様の情報は
処理上どうしても必要な期間が過ぎればその都度全て破棄します。
■商品は中身が分からないようにしてお届けします♪
商品は厳重に梱包し、送り主名、商品名にいたるまで全てにおいて
お客様の秘密を第一に考え、営業させていただいております。
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お客様の秘密を第一に考え、営業させていただいております。
二重投稿すみません。
>江口少年修行中!さん
まよきんですか。
GJですよ〜
>椿と隼人の人
アカリに激萌え。クーデレ好きにはツボです。
アカリルートを激希望なり
メン簿スレからエロスフレア募集が誘導されている件
>>148 俺はあえて椿ルートを希望する。
まだこの二人のしっかりした絡みって見たことないからな。
>>143 あれ、まだ一年だったっけ。
もっと前からいたような。
153 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 00:44:06 ID:pBuqxt0z
ごめ、さげそびれTT
いっそ隼人とアカリと椿で3Pとか。
欲を言えばさらにヒカリも入れて4P…
(馬鹿はわがままを言った)
>>153 こいつは凄い息子さんですね
【右足です】
>>158 SWだが、もう、カオスフレアと見分けつきませんw
SWなのか?いったい誰だろ?
オリキャラか? どうだろ。
SWだったのか。知らなかったから普通にいるるんに見えた。
いるるん大人気だな。
…ついてるからか?
SW……SWで角持ちって物凄く限定されるぞ。
魔神か、竜……で、黒…………
オリキャラでないなら魔神王様か黒竜ナースくらいしか思い当たらん。
単に頭蓋骨がちょっと出っ張ってるだけだろう。
ちょっと、か……?
ごめ、オリキャラっす。
でも魔神王様とかナース様とか良いよねハァハァ(´Д`;)。
黒い看護婦コスの擬人化ナース様が我が脳内に降臨!
だが残念、俺には絵心が無いのだ。
でも蛇腹で円盤
でも触手で吸盤
触手があるなら問題ない。
まとめると、
世界はソードワールドで、頭蓋骨がちょっと出っ張ってて身体は蛇腹で円盤形。
吸盤付きの触手が生えていて、黒い看護婦コスプレをしていると。
萌え
ゲーム:ナイトメアハンター(ナイトメアハンター1本目)
形式:小説(男一人称)
エロ度:和姦。挿入あり。
レス数:9+1
終幕:ハッピーエンド
◇夢の中でも
妻の三回忌が終わった。
可愛い女だった。大切な人だった。苦労ばかり掛けさせて、挙句の果てに、
俺の目の前でむざむざと死なせてしまった。
「こういうことは、もう、本当に結構ですから」
妻の母親の、無理に作った愛想笑い。
「次郎さんも早く新しいひとを見つけて、あの子の分まで幸せになってやって
ください」
人当たりのよさげな表情の裏で、さっさと帰れ、二度と来るなと叫んでいる。
妻の父親は、俺と顔を合わせようともしなかった。怒鳴られ、殴り出されな
かっただけマシというべきだろう。
妻は中堅商社の社長令嬢で、両親にとても愛されていた。大学院で博士号を
取得した才色兼備。卒業して、大手メーカーに勤め始めて、そのうち相応な男
と見合いでもして、幸せな家庭を築くはずだった。それを、俺のようなヤクザ
な男が横から奪っていったのだ。結婚自体、最初から大反対されていた。まし
て、俺がついていながら『野犬』に噛み殺されてしまったとなれば。
妻の遺骨は実家の墓で眠っており、通夜も葬式も、法事の一切は妻の両親が
取り仕切った。夫である俺の意向は全く無視された。
文句を言わなかったわけじゃない、ただ、俺のような私立探偵業者――かて
て加えて在野のナイトメアハンター――は何かと後ろ暗いところもある。どう
やって調べたのかは知らないが、弁護士を介してそこを突つかれると、黙らざ
るを得なかったのだ。
ほんの数年とはいえ、妻と二人で守ってきた小さな事務所。ここをも失って
しまうのは、耐えられなかったから。
二人で暮らした安アパート。古くても狭くても、彼女となら幸せだと自信を
もって言えた。たくさんの諍いと、同じ数だけの仲直りを繰り返して、順風満
帆ではなかったけれど、あたたかな家庭がそこにあった。
『一緒がいいの』
妻の口癖。仲のいいときも、仲直りのときも、いつも口にする台詞。
俺でよければ。俺なんかでよければ。
一生、俺と一緒にいてくれ。それがプロポーズの言葉だった。
妻は、夕子は、ナイトメアハンターの素質こそなかったが、彼女の親友が夢
魔に悩まされナイトメアハンターに救われた経緯を知っており、俺の仕事には
理解があった。だからあの日も、助手を自称して現場についてきたのだ。家で
待っていればいいのに、一人は寂しいからと言って。本当に、甘えん坊なやつ
だった。
夢魔の犠牲者だと思っていたクライアントは、確かに夢魔には憑かれていた
が、それ以前に、人狼であった。悪夢に狂って暴れ始めたクライアントに夕子
は襲われ、応急手当の暇すらなく、事切れた。
最期に俺の手を取って、いつもの言葉を遺して。
『生ま、れ、変わっ……一緒が、いい…………』
俺が奴に勝てたのは、奴の牙の一撃を受け、人狼症に感染したからだった。
月の力を借りて相手と同じく狼に変身し、それでようやく、奴を取り押さえる
ことができたのだ。今や俺も、妻を殺した人狼と同じ、化け物。だのに俺は、
自殺もできずにのうのうと生き長らえている。
ドアを開ける。ドッと疲れが出る。靴を脱ぎ散らかして上がり込み、喪服を
脱いで、ランニング・シャツとパンツ一丁というだらしない姿で、布団も敷か
ず、畳に転がる。
妻のいない部屋は、ただの居住空間、物理的なスペースにすぎない。
俺はナイトメアハンターだ、自分の夢なら容易に、それこそ『寝てても』、
イメージを操れる。だから、夢の中では、いつだって夕子に逢える。
でも、それだけは、その誘惑にだけは、必死に耐えた。仮初の妻に逃げ込ん
で、自分の創った夢に溺れて、そんな男とわたしは結婚したの、とあの世で夕
子が嘆くような真似だけは、したくなかったのだ。
うとうとする。夢の中へ。俺が意識的に創造したものではない、脳が自動的
に生成する、平凡な、夢。
普通に見る夢の中に夕子が出て来たなら、それは拒絶すまいと思っていた。
そして今夜、初めて夕子が俺の夢に現れた。
「次郎さん」
夢の中の夕子が、俺に両手を差し伸べる。
「一緒が、いいな」
誘われるまま、俺は彼女を抱きしめる。
場面は、場末のホテル。初めて夕子と身体ごと愛し合った部屋。安さだけが
とりえの小汚いホテル、狭く薄暗い部屋に、夕子は文句一つ言わなかった。
「一緒だから、いいの」
笑って、そう言ってくれた。
俺は夕子の身体を貪る。目覚めたら、きっと夢精で下着ン中が物凄いことに
なっているだろう、ちらりとそう思ったが、もうどうでもよかった。
ベッドに這わせた夕子の、とろとろにとろけた紅い入口に突っ込む。動いて
揺すって、思い切り中出し。体位を変えて、仰向けに寝かせた夕子の脚を抱え、
彼女の内側を抉り、擦る。
「あ……っは、次郎さん、次郎さん……」
「夕子……夕子……っ!」
「一緒が、一緒がいいの、一緒に、一緒に、ね……?」
「ああ、一緒に……一緒に…………!」
夕子が仰け反る。高い声。それに誘われ、俺も絶頂に達し……!
ぱんっ!
銀玉鉄砲みたいな軽い音。
火薬鉄砲みたいなきな臭いにおい。
ぼん!
スイカを叩いて砕いたみたいに、夕子の頭が破裂した。
「…………え?」
無意識のショックと、それが死体であるという認識から来る恐怖とで、俺は
ゆっくり後ずさり、女の胴体の中から抜け出た。
「情けない……っ」
振り向く。大きな満月。あのとき、そう、夕子が死んだ夜のような月。
視界一杯の丸い黄光を背に、赤い金魚が泳ぐ淡い水色の浴衣を着て、夕子が
そこに立っていた。手には縁日で売っているようなプラスチックのピストル。
白煙が薄く立ち昇っている。だがその破壊力は、つい今しがた目の当たりにし
た通りだ。
「ミイラ取りがミイラ。ナイトメアハンターがナイトメアになるつもり?」
夕子は怒って、怒りのあまりに泣いていた。
ナイトメアハンターがナイトメア。夢魔に憑かれて死んだ者は夢魔になると
いう。彼女の台詞は、即ち。
ようやく、俺に理性が戻ってきた。
俺は夕子を、浴衣を着た夕子を庇うようにして、再び女に向き直った。意識
を凝らし、自分を保って、相手に集中する。
――正体を、現しやがれ。
女の姿をしたモノは、瞬く間にその形を崩した。夕子とは似ても似つかぬ、
異形の怪物、夢魔。俺の夢に、あろうことかナイトメアハンターたる俺の夢に
忍び寄って、俺の心を食い物にした魔物。
カッと頭に血が昇る。月光を浴び、瞬時の変異、骨格ごとゴリゴリと変わる。
俺の全身を獣毛が覆い、腕が、脚が、歪んで四つんばいに。顔が引き伸ばされ
て、耳まで裂けんばかりの口にゾロリと生え揃う牙。
狼化。吼え猛る俺の声が夢魔を打ち、飛び掛る、爪が牙が、悪夢の中の怪物
を千々の肉片と散らした。
……ハッと目を覚ます。時計が時間を刻む音。窓から光。恐らくは月明かり。
そうか、今日は満月。だから夢世界でも、人狼の力が使えた。
夢の中、妻の姿の夢魔に襲われ、そして妻に救われた。記憶は鮮明で、ナイ
トメアハンターでありながら夢魔の悪夢に囚われかけた自分自身の情けなさと、
そこから助け出してくれた夕子に対する感謝とで胸がいっぱいになる。
夢だけど。俺の心が作り出した幻の妻だけれど。
お前に会えてよかった。お前に愛されて、本当によかった。
「ありがとう、夕子」
「どういたしまして」
ギョッとなって跳ね起きた。上体を起こした俺の真横、金魚の浴衣を着た夕
子がちょこんと正座している。俺より2つ年下ってだけのくせに、童顔のせい
で、もっと幼く見える妻。にこ、と破顔、それこそ子供みたいに。
「……っ? ……っ! ……っ!?」
言葉が声にならない。てか、何を言っていいかすら。酸欠の鯉みたいに口を
ぱくぱくさせている俺に、夕子は楽しげに言ってのけた。
「やだー、次郎さんったら、まるで幽霊でも見たみたいに」
「幽霊だろぉが、お前ぇっ!?」
ツッコミを入れると、生前と変わらぬ明るさで、ころころと笑う。
「ご近所迷惑よー、そんな大きな声を出して」
「いや、ご近所迷惑も何もだな、」
俺は焦って、夕子に手を触れた。思った通り、擦り抜けた。向こうの景色が
透けて見えている、お約束そのまんまの幽霊。
「じょ、成仏できなかったのか? 俺が不甲斐ないから、迷って出て来たのか?」
「不甲斐ないから、じゃないの」
夕子が俺に唇を寄せる。
「一緒が、いいの」
触れられるはずなどないのに。
キスの、感触がした。
ぬくもりすら、生前のままに。
あたたかな感触がした。
「取り殺しに来たの、次郎さんを」
「そうか」
俺は笑う。嬉しくて嬉しくて。
「お前に殺されるなら本望だ。さ、連れてってくれ。ずっと、ずっと一緒にい
よう」
「あのね、次郎さん」
腰に手を当てて、小さい子供を教え諭すように。
「ひと月の半分は満月期で、心身共に絶好調なんだもん。人狼を取り殺すのっ
て、だから百年くらいかかるんじゃないかな」
百年だって? おいおい、百年もかけていたら、その前に俺は寿命で死んじ
まうぞ。
「百年間、退屈なのは嫌だから、わたし、ナイトメアハンターの修行をしてき
たの。『訓練所』で」
「え?」
訓練所。俺も卒業した、夢の世界のあのナイトメアハンター養成所か。
「そんなトコ行ってる暇があったら、もっと早く俺んトコ出て来いよ」
「あのね、次郎さん」
ぷん、と膨れっ面で。
「死んだら誰でも簡単に幽霊になれると思ってもらっちゃ困るの。こっちだっ
て色々あったの。訓練所で特訓して、やっと上手く幽霊になれたんだからね」
わたしだって、ずっとずっと会いたかったんだから。と可愛いことを言って
くれる。
てゆーか幽霊の養成までやってるのか、あの組織は。
「時間はかかっちゃったけど、なにせもう肉体の無い存在だからね、夢の世界
とは相性がいいみたい。物品の製作だって出来るようになったのよ? ナイト
メアハンターとして立派にやっていける、ってミスターGのお墨付きなんだか
ら」
先ほどの、おもちゃの拳銃。見かけはどうあれ、その威力は抜群の。
「だからね、百年かけて次郎さんを取り殺すまで、わたし、次郎さんの助手を
務めたいの」
少しずつ、意味が頭に染みてくる。
夕子の思いが伝わってくる。
「夢の中でも、一緒がいいな。ね? 次郎さん?」
たまらないほど、想いが込み上げてきて、気が付くと俺は夕子を抱きしめて
いた。強く強く、しっかりと。
……って、あれ?
「んふふ〜、気づいたぁ?」
いたずらっぽく、彼女が言う。
「エクトプラズム、ってR博士が言ってたかな? なんかそういうのを応用し
て、生前の身体そっくりの実体が持てるの。強い光に当たったら分解して消え
ちゃうけど、だから」
お喋りな唇を塞ぐ。理屈なんて、どうでもいい。久しぶりの、本当に久しぶ
りの、彼女の感触。口腔内を思う存分、舌で犯す。
「ぅ……ん、は…………ぁっ」
彼女の喘ぎが俺の口の中に響く。体奥に火が点いて、彼女を滅茶苦茶に可愛
がりたいと、暴力的なほど衝動が突き上げる。
「あの、ね、わたしがいると、次郎さんの、……この、状態だと、もっと……」
ああ。わかる。俺の精神エネルギーが夕子の身体に吸われて、その維持のた
めに消費されているのがわかる。
実体を持った、といっても、夕子の身体は輪郭が薄ぼんやりと光っているよ
うな、滲んでいるような、あからさまに生者の肉体ではない。彼女は死者。厳
然として、その事実は変わらない。
だけど構わなかった。俺は人狼で、彼女は幽霊で、こんな夫婦なら、百年で
も二百年でも、きっと上手くやっていけると思えた。
「気にするな。満月期だしな。新月期はどうか知らんが、半月も経てば回復す
るさ」
「……うんっ」
夕子は、俺を見上げて嬉しげに頷いた。
せわしなく浴衣を脱がせて、俺は彼女を素裸にひん剥く。月光に映えて白い、
夕子の身体。
夫婦になって、何度も素肌を重ねて。
それでも未だに初々しいほど、夕子は俺の前で真っ赤に頬を染める。
畳にぺたんと座って、両腕で胸と肝心な部分を隠して。
「ずるい、次郎さん。わたしだけ?」
「お前だけ」
俺だって、シャツ一枚とパンツのみだから、裸とあんまり変わりはしないが、
完全に脱いでいるかいないか、この違いは確かに大きい。
「全部、見せてくれよ。お前を、全部」
夕子の手を取り、促して、足を伸ばして座る俺の身体を跨がせ、膝立ちにさ
せる。恥じらい、身じろぎする夕子の腕をしっかり握って離さず、俺の目から
何もかもが見えるように。
「……夕子。お前、このおなか」
「え、な、何?」
「もっと下腹がポッコリしてたはずだろ?」
「そ、そんなことないもん! 前のまんまだもん!」
「ここぞとばかり、ちっと若返った感じにしてないか? 正直に言ってみ?」
「してない! してないもん!」
冗談だよ。あの頃、わたしも歳とったなーなんて体型のことを気にしていた
から、からかっただけさ。
茂みに隠れたあの敏感な豆粒に、いきなりしゃぶりついてやろうかとも思っ
たが、まあそう急くこともあるまい。俺は彼女の腕を解放し、代わりに、両の
乳房をたぷんと持ち上げた。Cカップの柔らかみ。相変わらず揉み甲斐のある
おっぱいだ。俺の掌に、嬉しくなるほどしっとりと馴染む。
「や……やぁだぁ……」
「何が嫌だ?」
くい、尖端を摘んでやる。
「っは! ……だって、キスしてもらってないもん……」
吐き出すように喘いでから、甘えたことを抜かす。
「さっきしただろう?」
「もっとがいぃのぉ」
駄々をこねる。ったく、仕方のない奴だなぁ。
胸から手を離して、腰を抱くようにしてやると、夕子は俺の頭を抱えて、額
に、鼻先に、頬に、その柔らかな朱唇を落とし、それから俺の唇へと攻めてき
た。ちろ、と舌先で挨拶めいて舐めてから、ちうぅ、と吸い付くように。
俺は夕子の舌を自分の中に誘い入れて、舐め上げ、擦り、絡めとった。
「んぁ……ん、んうっ……」
ちゅぷ、ちゅぱ、唾液が混じる音。
キスだけで盛り上がってしまったのか、夕子は腰を落として、自分の一番感
じるあたりを俺の身体にこすりつけてきた。具体的には、内容物が下から突き
上げている俺の下着に。くい、くい、とおしりを揺らして。淫らに、貪欲に。
「ん? もう挿れて欲しいのか?」
「や、ちが……っ」
はふ、と熱い吐息。
「ここ、気持ち、いいのぉ……」
「直接、俺のにこすりつけてみるか?」
「……ん」
夕子が頷いたので、俺はとっととパンツを脱ぎ捨てた。
びん、と立ったそいつの胴部を夕子は片手で掴んで、先端部分、カリの頭頂
を自分自身の蕾に添える。そして。
俺のものと。自分の腰と。揺らめいて、こすりつけ。
ち、くち、小さな水音。
「ん、あは……っ」
俺は夕子に触れない。夕子の痴態が俺を酔わせて、それだけで今は充分に快
感だ。
ちゅ、くちゅ、水音が大きく。
「はぁっ、ふ、ぁ……ぁっ」
彼女の愛液。俺の先走り。どちらだろう。どちらが余計に濡れているのか。
どちらでもいい。どちらも濡れてる。どんどん溢れて、零れて伝う。
「挿れるか? 挿れたいか? 夕子」
「ん、……挿れ、たい……っ」
「挿れてみ? できるか?」
「やっ、て、みる……」
夕子は、前戯の手抜きをとても嫌がる。だからいつもは30分以上、じっく
り愛撫してやってから挿入することにしていた。だのに。
始めて間もないというのに、今日は彼女が、自分から求めてきた。
ゾクゾクするほどの喜び。
熱く火照った夕子の泉が花蜜で濡れて、そこに俺のが当てがわれ。
カリの部分を、ぐ、と押し入れ。あとは彼女が降りてきて。
「んっ、はぁ、ああ……っ!」
淫蕩な、女の顔で。夕子が俺を呑みこむ。ぐ、ぐぐぐ、ゆっくりと、呑みこ
んでいく。
「全部、入っ……」
「ああ、全部入ったよ。お前の中に、全部な」
熟した肉が俺を包んで、忘我の境地。
俺は体位を変えた。
「えっ、何、を……っ?」
慌てる夕子を楽しみながら、彼女を後ろへ押し倒し、俺が上から圧し掛かる。
攻守交替。今度は俺が、お前にこすりつけてやる。
「ああっ、や、やぁ……っ!」
俺の下で、夕子が身悶えている。
「や、そこ、そこ、いい、そこいいの、いいの、いいよぉっ!」
お前、今日はいつも以上に感じ易いな? どうしたよ?
……そう、だな。丸二年、逢えなかったのだものな。
抱き合えなかったのだものな。
「しあ、わせか? ゆ、うこ」
荒い息の中、俺は彼女に問う。幸せか、夕子。
「幸せ、か?」
「ん、しあわせ、次郎さん、わたし、幸せ、ああああん!」
幸せだな、俺達。
本当に、幸せだ。
挿れたまま。夕子の身体を捻る。俺の両足で彼女の身体を前後に挟んで、松
葉崩し。側壁、いつもと違う部分を抉られ、
「や、そんなっ、っは……!」
夕子が大きく仰け反る。
更に半回転。畳に這わせて。
「おしりを上げて」
「は……はいっ……」
従順に、俺の意のまま腰を高くする、夕子の背中にびっしょりと汗。俺は目
一杯まで腰を引いてから、力いっぱい突き込んだ。
「ああああっ!」
それを繰り返す、何度も、何度も。
「ああっ、ああう、あう、あああうん!」
「痛いか、夕子?」
「いた、くない……ああ、奥に、奥に当たるぅ、ああああぁ!」
叫ぶような喘ぎ、苦しげな呼吸で、悦びに全身を朱に染めて。
再び正常位。最早ぐちゅぐちゅのそこを、俺のもので存分に掻き混ぜると、
止め処なく溢れ出てくる夕子のイヤらしい汁。
「ふ、ふううん、うはうぅぅ」
「そろそろ、イッていいか、……?」
「い、一緒、一緒がいいの、一緒がいいのぉ」
一緒にイく、なんて口で言うほど容易くないが。
今夜は。
「う、あっ……!」
俺の喘ぎと。
「は、ああ……!」
彼女の声とが。
この部屋に、この家に、共に響いた。
―〜―〜―
「……ひどぉい、ちっとも前戯しないで挿れたぁ……」
後始末を終えて、また浴衣を着て、ぷーと膨れて座っている夕子。
「お前が自分で挿れたんだろうが」
言い返してやると、ますます膨れて、しかし黙り込んだ。
「しかし何つーか……その」
気になることを一つ。
「中に出して、よかったのか?」
訊いてから、しまったと思う。すっかり忘れていたが、彼女は幽霊。子育て
幽霊、ってやつもいるが、あれは生前に孕んでいた女の話だ。子供なんて、間
違ってもできるはずはない。
夕子の返事は、俺の想像の遥か斜め上を行っていた。
「エクトプラズムって、主成分は水と蛋白質なの」
「は?」
「次郎さんのも、そうよね」
……えーと。
てことは、俺が彼女の中で出したら、俺の精液が、彼女の身体の構成要素と
して使われることになる、のか?
「つまり俺は、自分の精液を抱くことになる、のかな? 今後?」
「知らないっ」
ぷい、と妻はそっぽを向いた。
この点は、……深く追求しない方がよさそうだ、と思った。
俺達の幸せのために。
ブーン、と振動音。携帯電話機のバイブ。仲介屋からの電話だ、応答して、
用件を聞き取り、俺は夕子を振り返る。
「急ぎの案件だ、出るぞ」
「え? あ、はいっ!」
意味を察して、夕子は立ち上がる。よく見ると、足首から下は薄れて、無い。
ああ、足の指を舐める楽しみが……などと馬鹿なことを考えながら、俺は夢魔
に憑かれたという被害者の家へ向かった。
夕子と一緒に。
・・・・・おしまい。
以上、じんろーのじろーさんとゆーれーのゆーこさんのお話でした。ニッチ
SSの最たるものであるな。
うわあ、元ネタわからない
でもエローイ
あと簡潔にまとまってるとこ評価高い
ドリームハンター麗夢RPGか。何もかもみな懐かしい。
アリアンロッドのトラベルガイド、各種族の身長比較がイラストで載ってるんだが・・・
ヒューリン×フィルボルとかもうなんか、すごいな
ドゥアン男×フィルボル女、とかかなりヤバス?
188 :
罵蔑痴坊:2006/01/22(日) 18:41:35 ID:e83uQITt
そこでハーピィの雫ですよ!
>187
絶対壊れるというか裂けるな。
個体差で身長に差がある事を考慮したら
ドゥアン(男)の膝くらいの身長のフィルボル(女)とか?
腕よりでかかったりするかもしれん
あー、でもそんな体格差で健気に抱きつくように身体すりつけて口で奉仕とかちょっといいと思った
でも、よく考えたら赤ん坊が通るんだよなぁ。体格は似ててもヒューリンのガキたぁ話が違うか。
対比図見てたら、ドゥアン(男)の角くらいが丁度
肩車をするように頭にのせて、立ったまま頭の角で……
アクロバティックだな
むしろ個人的には
フィルボル(男)×ドゥアン(女)
の方が萌える
>>173-183 ナイトメアハンター!
ああ俺が生まれて初めて買ったRPGだよど畜生。
実はきくたけも関わっていたりするんだよこん畜生。
GMやってPCを人狼にしてしまったのも今じゃいい思い出さ。
懐かしいわエロいわで楽しませてもらいました。ご馳走様でした。
DXコントラストサイドの信念の槍に萌えた俺が来ましたよ。
まあだからなにって話ですが。
>>173-183 GJ! GJ! GJ!
めちゃめちゃ好みの作品でした
個人的にHDDに保存させていただきました
ごちです
>>195 ああ、股間から生えた「信念の槍」で(地下より深い所に引きずり込まれる)
>>193 ありがちだけど、ドゥアン(女)が初心でフィボル(男)が手馴れてて
一方的にあれしたりこれしたりするとたまりませんな(ムッハァ)
うはw並大抵のショタではないな、それ
規格外のロリも十二分ゾクゾクくるがw
フィボルやドゥアンって異種族間でセックスできるんだっけ?
子供は生まれないだろうけどするだけならできる。
幾らやっても妊娠しない、これ最強。
ハーフが出来ないだけで、妊娠はするんジャマイカ?
産まれる子供が片方の種族になるってだけでさ
初投稿、ARルージュから。
「ふぅ〜〜〜」
深く息をつき、湯の中に身を沈めるノエル。
アーガトラームを手に入れてから、次の武具の情報を求めて旅する途中に立ち寄った温泉町。せっかくだからということで、ここで一休みすることになり、ノエルたちは温泉を堪能していた。……と、そこに。
「なんだ、入ってたのか」
「あ、エイプリルさ……きゃっ!?」
声をかけながら入ってくるエイプリル。一瞬普通に挨拶を返しかけたノエルだったが、エイプリルがタオルも何も付けていない、全裸であることに気づき、思わず顔をそむけてしまう。
「ははっ、ウブだな。女同士で恥ずかしがることもないだろ?」
そう笑いながら、ノエルの傍に身を沈めるエイプリル。白く濁った湯の温かさが肌に心地よく、鼻歌などがでたりもする。……と、ノエルがちらちらと、こちらの様子を伺っていることに気づいた。
「……気になるのか?」
「え?あ、すみません!その、そういう訳じゃなくってですね、その……」
しどろもどろの返答を返すノエル。そんなノエルの様子に苦笑しながら、エイプリルは温泉から出て、縁に腰掛ける。
「ノエル……気にしてるのは、コレだろ?」
「え、あ、はう、と、その……すみませんっ!」
悪いわけでもないのに、赤面して謝ってしまうノエル。それでも視線をそらしきれずに見る先には、エイプリルの腰に生えた、本来女性にはありえないもの……男性器があった。
「気にするな。『男性の持つ闘争性が云々』って訳わかんネェ理由で身体を弄くられてな。そん時につけられたのさ」
達観した表情で言いながら、再び温泉に身を沈めるエイプリル。
「そ、その……なんと申し上げたらいいのか〜……」
大して、相変わらずすまなさそうに顔を赤くしたまま、もじもじと呟くノエル。そんな彼女の様子を見ているうちに、ふと、エイプリルのうちに悪戯心が湧き上がった。
「そう不便なことばかりでもないさ」
そういいながら、自分に背を向けているノエルの背後にゆっくり近づくエイプリル。
「そ、そうなんですか?」
「ああ。何しろ……気に入ったイイ女を抱けるんだからな」
「なるほどー」
なぜかあっさり納得するノエル。そんな純真で疑うことを知らない彼女に苦笑しながら、エイプリルは後ろから彼女を優しく抱きしめる。
「あ、あの?エイプリルさん?」
「誰かが言ってたなぁ。旨いものがあれば食らい、旨い酒があれば飲み、イイ女がいれば抱く。それが人生の楽しみだって」
「え、ででででも、あたしなんか、エイプリルさんみたいに綺麗じゃないですしっ」
若干焦点のズレた答えを返すノエル。だが、彼女に追い討ちをかけるように、エイプリルはノエルの耳元で囁く。
「自信を持て。お嬢ちゃんはイイ女だよ」
そして、ノエルの身体に回した腕で、彼女の胸元やお腹を撫で回す。
「は、はう……」
「ふふ、感じて来たか?」
「わ、わかりません……」
「そうか……こういうことは、したことは?」
「え、と。その……ちょっとは、聞いたことがありますけど……したことは……ひゃんっ!?」
ノエルの答えを聞きながら、その首筋に舌を這わせるエイプリル。突然の感覚に、ノエルは思わず声を上げた。
「そうか……嫌か?」
問いかけながらも手は止まらず、ノエルの小ぶりだが形のいい胸を撫で続ける。
「え、その……むしろ、気持ちいいっていうか……イヤじゃ、ないです……」
「そうか……ヤらしい子だ」
「!!」
嘲るような言葉と共に、強く乳首を抓みあげる。その衝撃に、ノエルが声にならない悲鳴をあげる。
「……ぇうう……エイプリルさん、意地悪ですよぉ……」
言葉にか、それとも行いにか。ノエルは半泣きになりながら、エイプリルに抗議の声をあげた。
「ははっ、済まなかったな。それじゃ、お詫びに……」
「あっ……ん、は、はぁんっ!」
再び、エイプリルの手が優しくノエルの胸を触りだす。その動きに合わせるかのように、ノエルは嬌声を上げる。調子に乗り、エイプリルは自分の胸を、ノエルの背中に押しつける。
「どうだ……んっ、分かるか。……ん、はぁっ……俺の胸が、お嬢ちゃんの……あぁっ……背中に、当たってるのが……」
「はい、分かります……んふっ、はぁっ……エイプリルさんの、胸……ふぁっ!」
「そうか、じゃあ……こいつは、何か……んあっ……分かる……か?」
ノエルが感じているのを見て、エイプリルはノエルの痴態にすっかりいきり立った自分のモノを、ノエルの秘所に当てる。そして、そのまま入れずに腰を前後し、自分のモノでノエルの秘所を擦るようにする。
「はぁっ……エイプリルさんの……が、あたしの……あそこに……」
「なんだ?はっきり言ってみろよ」
うっとりした、しかし遠回しな物言いに、エイプリルは動きを止めた。
「えっ……?やぁ、止めちゃやです……」
もう一度快感を得ようとノエルが身じろぎするが、エイプリルはノエルの両脚を捕まえて、その動きを止める。
「続けてほしかったら、はっきり言うんだな」
「えぅぅ……エイプリルさん、イジワルですよぉ……」
「ああ、俺は意地悪さ。で、どうなってるんだ?発言は正確にな」
しばし逡巡したが、結局は恥ずかしさより欲望の方が勝ったらしい。
「……あたしのお○んこに……エイプリルさんのお○んちんが……当たってます……」
「そんなこと言っちまうなんて、やっぱりお嬢ちゃんはヤラシイ子だよなぁ」
「そんなぁ……エイプリルさんがぁ……」
羞恥に顔を染め、それでも切なそうに太股を擦り合わせようとするノエル。
「ま、よく言えたご褒美だ……好きにしな」
そう言うと、エイプリルは押さえつけていたノエルの脚を開放する。
「はい……ん……ふぅっ、あはっ、ひゃぁっ!」
待ちかねたかのように、盛んに腰をくねらせ、太股を擦り合わせ、自分の秘所をエイプリルのモノに押し付けるノエル。
「はぁっ……はぁっ……いいぞ、お嬢ちゃん……!」
「ああんっ!これ、いいですっ!凄く、気持ちいいですっ!ああっ!エイプリルさん、エイプリルさぁん!」
切なそうに身をくねらせるノエルの背後から、エイプリルは彼女の胸を鷲掴みにする。
「そ、そんな乱暴にっ……あ、ひゃあっ!ふあぁぁぁん!」
「乱暴でも、気持ちいいんだろ?ほら、いっちまいなっ!」
「あぁっ、ふぁっ!ひゃん!あひっ、んんっ!ふぁ、あ、あぁぁぁぁぁっ!」
「ん……く、ふっ……はあぁっ!」
一際高い嬌声を上げ、くたっ、と全身の力を抜いてエイプリルにもたれ掛かるノエル。そんなノエルの声に釣られるかのように、エイプリルも精を放ち、全身を脱力させつつも、優しくノエルを受け止めていた。
「ふぁ……エイプリルさ……ん……くぅ」
「おいおい……ま、俺もちと調子に乗りすぎちまったかな……」
この後どうするか……ぼんやり考えながら、エイプリルはノエルの身体の重さと柔らかさを感じていた。
……おしまい。
おっとこ前なエイプリルに触発されて思いついたネタでした。
地上から案内されて来た。
グラディエーターは絆創膏3つでお願いしたい。
>>206 乙。
一発ネタとしてはそれなりにエロいと思う。もう少し長いのも見たい気になったよ。
おまえらは
ほんとうに
ふたなりが
すきだな
俺も大好きだ
お ま えらは
ふ た なりが
ほ ん とうに
す き だな
ばか!
ノエルならフェラに行くべきじゃないか!
この、GJ!
∧ ∧
ヽ(・∀ ・)ノ <ひゃっほぅ!
(( ノ( )ヽ ))
< >
なんかこのAA、最近横にしか見えない。
え? でも縦マウントじゃぜ?
パワーオブラブのCDを認識しないmyマシン
パワーオブラブの表紙の柊レンの乳はEカップ?Fカップ?
トリプルA
>>216 俺はEと見た
ところで誰か書かないのか?
蓮司×レン
もしくは
蓮司×キサラ(又はヴィオレット)
>>218 まるで洋物ポルノばりに騒ぎまくるヴィオか…
燃えるような、萎えるような。
柊力の抽出はソフィとエレナがああしてこうして
と考えた奴は全国に3000人ぐらいいいるはずだ。
もちろんソフィは触手付きで。
ソフィもエレナも人造人間だから、W触手でレンを攻め立てる方向で。
ところで、レンというとク・リトル・リトルを思い出してみたり。
そう、レンはホラーRPG世界の柊だったんじゃよ。
そうだよな、理知的で優しく、時として残酷な英断も下すアンゼロット様なんて
ホラー以外の何者でもないよな。
冷酷非道で傍若無人で残酷だけど、時として優しいの間違いじゃないか?
それはそれとしてガイアにいるらしい美少女グィードが気になる。
ガチ百合なんじゃろか。やっぱ。
>>223 いやいや、単に他人を切り捨てるだけの人なら信用できないが、
切り捨てる選択肢に自分も入ってる人なら認めざるを得ない。
世界のために、自分を囮にしてレンを隠し通す、みたいにさ。
>>224 性癖も裏返ってるんじゃなかろうか。つまりこの場合はホモからヘテロへ。
そして蓮司がノーマルということは、レンはガチ百合なんじゃよ。
227 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 12:40:19 ID:PejmvMf/
>224
080.bmpの右上みたいなのジャマイカ?(・ω・)<ガイアグィード
>>226 レン「それにしてもくれはが、こんな可愛い女の子に」
ワクワク(・∀・)テカテカ
sageワスレタ… orz
柊力貰ってクル・゚・(ノД`)・゚・。
>218
>蓮司×レン
取り合えず、恋人(付属シナリオ2のPC1あたりが有力か?)が居るにもかかわらず、
「別世界のボクとなら、自分でしてるのと同じだよね?浮気じゃないよ、ノーカン、ノーカン。」
とか言って襲うレンが真っ先に脳裏に浮かんだ。
って、こんなレスすると書けってレスが入りそうだ…さ、先に言っとくけど書けないから!絶対無理!
(馬鹿は逃げようとした!)
ところでさあ、柊力を体内で混ぜ合わせたらどうなると思う?
柊力を「何かを下げるエネルギー」(=マイナスの力を持つエネルギー)とすると、
マイナスとマイナスを掛け合わせるわけだからプラスの力を持つエネルギーになるわけだな
ということは、二人の柊力を混ぜ合わせると「何かを上げるエネルギー」になるんだよ
で、何があがるかと言うと、このスレ的にはやはりせい(ry
>>231 あーやっぱりそうだよなー
そう推測したアンゼ(ガイア)の命令で、蓮司に柊力の実験の協力を迫るレン
↓
応じてしまう蓮司(レンの、プラーナ全開の柊力で蓮司のガードを下げるか?)
↓
(くれはには言えない行為)
↓
レンの中に放たれた蓮司の柊力と、レンの柊力がまざる
↓
まざった柊力暴走。
何度もイってるのに、蓮司をくわえ込んだまま腰を振るレン。
これでもかと柊力を放出しているにもかかわらず萎えない、蓮司の柊力射出砲。
レン「やあっ、腰とまんない、とまんないよぉ!」
・・・というベタかつアホなプロットを考えたんだが、文章にする力がなくorz
オーディンの槍の後に知らぬ間に柊の魔剣が超巨大化していた件について
間違った、スルトだった……orz
こう、神の尻を持つお子さんが生まれそうな流れですね。
>>233 卓ゲ版本スレ向きな気がするけど、2本の魔剣を合わせて打ち直したんじゃないかね?
何時の日か
ありとあらゆる世界から柊力を集めて『柊玉』を作るかもしれない
238 :
233:2006/01/28(土) 21:36:36 ID:A4lUdyLq
七瀬晶が魔王を封じるためにいろいろと利用したと思われる魔剣が超巨大化ですよ!
ごめん、漏れの頭が腐ってるだけかもしれない。
「晶さん……」
「何?」
「ひょっとして、晶さんの――シンマラさんの子どもの父親は柊さん?」
「バカね。柊くんには赤羽さんがいるもの。浮気なんかできるはずないわ」
そんな柊×キサラもの(違う)。
つーか、これだと柊×晶ものです先生。
>>219 壊レ外人以外にも
「『出自:神の恩恵』で素晴らしい造形美」
「神秘的なよい香りを纏っているヴァルキリー」
「エロスパロでトイレってだけで旦那」
「柔らかそうなきょにゅう」
「通常モードもあるでな」
「“W.A.R.S.”で色々できそう」
な感じでネタは豊富だと思います軍曹!
あと何気に笑顔が可愛いしな……。
>>237 >>238 このふたつみて
「橘あすか」
という言葉しか思いつかなかった俺は駄目野郎。
全然違うのにな。
パワーオブラブ読了。
すごいね! 柊蓮司!
名実ともにそろっていた「下がる男」の称号に確たる証拠が!
>蓮司×レン
とりあえずフラグはたってるよな。
ぱっと考え付くのは、遊びに来たのにアンゼとかベルとかくれはが、
無理難題を押し付けにやってきて、
なんだかんだいいつつ何処か楽しそう(レン視点)な柊にやきもきしたり。
もしくは柊の隣で戦えるのは自分だけだと思っていたところに、
次元の壁(設定の壁も)超えてやってきた晶に対抗心を燃やすとかかな。
それとは別に柊力のことを知ったアゼルが自分の特殊能力の威力を下げようと
柊の所にやってくるとかが見たい
俺にはかけないけどな・・・ort
柊力でレンとアンゼのスボンとスカートを下げるんだ!
ぱんつ鑑賞を楽しんだ後、ぱんつと性モラルを下げて、てごめにしてしまえ。
今更だがアンゼってロリなんだよな
外見年齢14歳だからね……<アンゼロットさま
っていうか、ロンギヌスのイラストの外見であの性格かと思うと、ちょっと怖いぞ。
244 :
いつふた:2006/01/28(土) 23:49:08 ID:9lqcOQmq
ゲーム:ドラゴンアームズ(ドラゴンアームズ2本目)
形式:リプレイ形式。
エロ度:和姦。ほのめかし程度。
レス数:2+1
終幕:尻切れ蜻蛉。
◇シーン1 枕辺
GM:それではノーマルシーンに移ろう。登場PCはシルフ、それからリン。
シルフ:GM、GM。私は大竜士に昇進したのだから、個室がもらえているは
ずだよな?
GM:残念、個室は竜長からだよ。あと一回昇進しないとね。
シルフ:そこを何とか。
GM:じゃあ、竜士用の二人部屋に、今は一人で住んでいるということで。
シルフ:うーん、個室じゃないとシャワーが……。まあいいか。
ルイ:何がやりたかったんだろう(笑)。
GM:場所はシルフの自室でいいね? ではこのシーン、他のPCは盗聴する
ことによって登場と同じ効果が得られることにしよう。つまり、そのPCは部
屋には入れないものの、このシーンで起こったことを知っていていいし、それ
に絡んだロールプレイをしてもいい。
シルフ:見つけたらタダじゃおかないぞ。
アイシス:そんなことしませ〜ん。
アレックス:俺は試しに登場……失敗。
ルイ:僕も判定だけ……う、失敗。
アイシス:流石はダイスの神様(笑)。いえ、これもカノンのお導きです。
GM:結局、誰も登場しないんだね? では出発前夜、シルフは自室でリンと
差し向かいで今回の任務について話している感じに。
シルフ:どうせなら、一戦交えたあとのピロートークで。腕枕希望。
リン:話はやっ!?(笑) てゆーか、PC間感情〈友情:リン〉で、それは
早すぎなんじゃないかと。もうちょっとこう、ソフトな関係から始めたいんで
すけど。
GM:平気平気、セックス・フレンドも友達は友達だよ。
リン:きゃー、はーめーらーれーたー(笑)。
シルフ:文字通りハメられたわけだな(笑)。
リン:うー、でもこっちは〈腐れ縁:シルフ〉なので、腕枕ほど甘々な感じは
ないんじゃないかなぁと。たとえば、頭の後ろに腕を組んで仰向けに横たわっ
ているシルフの隣で、俯せで両肘をついて彼を見下ろしているわたし。勿論、
お互い何も着ていません。
シルフ:わかった、それでいこう。「奇妙な任務だとは思わないか、リン。あ
の遺跡に動態保存されていたファーヴニルは既に全騎回収されて、残っている
のは動かないファーヴニルの残骸だけのはずだ。どうにも、何か裏がありそう
な気がする」〈反感:任務〉。
リン:「別に? 例の古くさいMISTがらみかも知れないじゃない。神話の
検証でもするんじゃないの?」
シルフ:「この戦時下に、単なる学術的興味に基づいた調査が重要だとはとて
も思えん」
リン:「そんなこと、わからないわよ? ひょっとしたらMISTを倒す手が
かりになるかも知れない。アイリも、その辺りを期待していたみたい。彼女な
ら、きっと何か素晴らしい発見をするに違いないわ」〈友情:アイリ・ウェー
バー〉です。
シルフ:「君のその前向きな考え方が好きだよ」〈友情:リン〉。「そうだな、
これもグーデナー竜士の才能を見極める機会の一つだと思えばいいか」〈好奇
心:ルイ〉だ。
リン:「本当にあなたったら、慎重なんだかお気楽なんだか。まあ、今回のタ
スクフォースメンバーも、またみんな一緒なんだもの。何があったって、きっ
と大丈夫よ」これで〈腐れ縁:シルフ〉と〈信頼:仲間〉、OKですか?
GM:構いません。ガンガン◎にしてってください。
シルフ:「それじゃ、この話はここまでだ」 片腕を伸ばしてリンの頭を引き
寄せて、キスをする。
リン:「もう、またぁ?」 と言いながら、自分から積極的に舌を絡めていき
ます。
GM:あとは推して知るべし、というところでこのシーンを終わろう。
・・・・・おしまい。
以上、ドラゴンアームズの2本目を考えているときに、
総合スレ8>175
>せっかくの卓上ゲームスレッドだし、ここでしかかけないようなエロパロ
これに感銘を受けて、リプレイ形式で書くことを思いついたというお話でし
た。
おお、これはなんか新しいかもしれない。
高貴なる行いの書フライングゲット。
んで、その中より
・アンブロシア
楽しさの本質を物質化したもの。ある状態の生き物より呪文で抽出できる。
(フィーンドが苦痛を物質化するのの対極だね)
・ある状態の例
強烈にデレてる人とか強烈な性的快感を感じてる人とかetc
・ちなみに最上位アルコン(天使)7人はアンブロシアしか食べない。
てことは捕えた悪のクリーチャーとハァハァ→(中略)→エネルギー回復ということで。
えーと、これなんてエロゲ(ry
パワー・オブ・ラブのボイスドラマにて、アンゼロットの台詞。
「柊さん、どう責任取って下さるんですかぁッ!」
妙に萌えた。
くれは 「……っ!(涙目になりながら無言で柊の頬を叩く)」
レン「そんな、嘘だよね……だってボクと……!!」
晶「…柊くん、ちょっとヒドすぎ。私達に言わなくちゃいけないことは−−−ない?」
パワーオブラブのアンゼロットに萌えすぎて、柊力でアンゼロットとレンをパンツ丸見えの刑にしていじめる話を考案中。
表紙だとレンは巨乳だが石田イラストはみんな巨乳だからのぅ。
実際はどうだろう?Cくらいかな?
Webラジオで言ってた気がするな。
なんでもレンの胸がデカ過ぎたんでリテイクがかかって、
石田御大将曰く、「極限まで小さく」してアレだったんだとか。
まあ、ネコミミさんだしなあ。
>>257 極限っつーことはあれがネコミミたん的Aなのか? そうなのか?
>>260 ベルもあのサイズにしてしまうお人ですし
真昼の月/輝ける黄金の見開きではだいぶサイズに差を付けていた気がする。
露出度のせいかもしれないが。
>262
ネコミミって今回表紙絵意外書いてたか?
264 :
強化(ry:2006/01/30(月) 14:34:54 ID:lFYuLbEt
(゚∀゚)!!
GJだッ!
地方民だが仕上がったら是非買いたい……通販乗せる予定ある?
うわ、色付き見TEEEEEEEE
ていうか欲SIIIIIIIIIIIIIII
あ、ああ! ベルのちっちゃい口が、ベルのちっちゃい口がああっ!(キモイ)
夏まで出ないと言うことは、ブラジル水着ベルエロが追加される可能性も!(ありません)
ということで脳内トレニーングしつつ夏まで待つわー。
あなたを待つわー。
パワーオブラブに触発されて。お目汚し失礼する。
「くらえ柊力!」
柊蓮司はなかばヤケ気味にそう叫んだ。
「え?………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
柊力の影響でズボンを足首まで下げられたレンが叫ぶ。
フリルのついた水色のショーツが丸見えになる。
「あらあら。男装の麗人のわりに可愛らしいパンツですね」
アンゼロットは紅茶をすすりながら、のほほんと言った。
「ヤダ!蓮司君見ないで!」
ズボンを上げようとかがんだその瞬間、レンはズボンに足を取られて前のめりに転倒した。
引き締まったヒップが高く突き上げられ、まるで誘っているかのようだ。
「やぁ…!ちょっと蓮司君。向こう向いてってば!」
レンは必死に起きあがろうとするが、なぜかできない。
「レンさん。今朝その辺に超強力瞬間接着剤をこぼしてしまったので気をつけてくださいね」
アンゼロットは楽しそうに言った。
「そんなバカな!」レンは必死にもがくがその体はしっかりと床に接着していた。
「さすがは柊力。ズボンを下げるなんて朝飯前ですね」
「……ずいぶん余裕だな。アンゼロット?」
アンゼロットは柊がニヤリと笑うのを見た。
次の瞬間「日ごろの恨みだ。食らいやがれ!スカート下げ!」
アンゼロットが反応するより早く彼女のスカートがパサリと床に落ちた。
「きゃーーーーーーーーーーーーーーー!」
アンゼロットはとっさに床に座り込む。
「その歳でくまさんパンツかよ。お子様」蓮司がぼそっとつぶやく。
アンゼロットの顔が真っ赤に上気した。
「ひ、柊さぁん!」
可愛らしい顔は羞恥と怒りで赤く染まり、目にはうっすら涙を浮かべている。
「抵抗するとパンツも下げるぞ?」蓮司の言葉にアンゼロットの動きが止まる。
「パンツを下げたら地獄に落とします」
「残念だったなアンゼロット。この部屋はもう柊空間にとり込んだ。
今やお前はのレベルは0まで低下。いやむしろイノセントレベルだ」
「そんな…嘘。ア、アンゼロットビーム!」究極魔法を唱えるが発動しない。
「これで分かったろ?今のお前はか弱い女の子なんだよ」
「私を…どうする気ですか…?」
「安心しろ。犯したりはしない。たっぷりいじめるけどな」
「イヤ…やめて…許して」
アンゼロットはへたり込んだままで後ずさりする。
「ダメだ。日ごろの恨みを今日晴らす」
続くかも
>>264 GJ!GJ!
是非カラーで見たいなり。
>>269 くまさんぱんつに癒された。
関係ないがアンゼロットとベルってどっちがロリ?
>>267>>271 無理だってwwモノクロマンガです。
カラーにするだけの根気もなければ、カラーを刷るだけの印刷代もないですorz
通販というか、前に言ってたとおり書店売りにはすると思うよ。
ただでさえマイナーなNW本がイベントで捌けるとは思えん。
ブラ水は……自分のまいた種だからなぁ。イラストくらい入れるべきなのか?
完成したら情報を載せてくれ!
これは素晴らしい!
>>269 ブラボゥ! GJ!
是非続きを! この調子で下げられてむしろ喜ぶベルタン希望。
>>269-270 GJ
しかし、特殊能力使ってやる事がスカート下げるとかw
カオシックルーンの、摩擦係数を0にしてぱんつ脱がせる彼を思い出しました
むしろ胸の大きさとか年齢とかを下げてほしいな彼には。
2人の貞操観念と人間性を下げて、徹底して調ky(次元の狭間へ
ふっとチンカラホイを思い出した俺は負け犬
>>276 その2人に下げるほどのむn(あzqzswぇdcあんぜろっと
【馬鹿は死亡判定に失敗した】
胸が小さくなる事を下がるとは言わないと思うんだ
むしろ胸が垂れる方がそれっぽい
…そういえば凄いババァが一人居るn
な、なにをするきさまらー!!
すまん誤爆TT
吊って来る
柊の対象年齢を下げてロリなアンゼロットを襲う展開とかキボン
>>285 強化人間劇場でそんなオチあったな、そういえばw
アンゼロットを襲いこそしないが、
3スレ目、596〜611で柊の異性に対する守備範囲が下がる話があったな。
すでに通過しているあたり、このスレは怖ろしいと思った。
と書き終わった後に286の書き込みが……(仲間をみるような目つきで笑顔)
>283-284
誤爆なのかそうでないのかヨクワカランw
>>288 アレだろう、このスレの住人が悪魔っ娘とかその辺関係のスレに
投下しようとしたら直前まで見てたこのスレへ投げてしまったんだろう。
多分、この板のSWスレに貼ろうとしたんじゃまいか。
柊力さえあれば、どんな魔王でさえも下げられまくって弱くなるのかな
ある意味世界最強だな、柊・・・
ゲーム的にはあれだな、「大いなる者」にクラスチェンジして
「小さな奇跡」を習得したんだろうな。
これでアンゼだろうがベルだろうがアゼルだろうが。
いつもは振り回され役なのにエロシーンになるとハッスルする
まっことエロゲーの主人公のような男よ。
柊の暴れん棒も超巨大武器になったんじゃろーか?
基本ルルブだとさして可愛くなかったけど、パワーオブラブだとめちゃ可愛いな、アンゼロット。
普段は柊をいじめてるけど、ベッドの上では柊に執拗に責められて泣いちゃう展開とか萌え。
アンゼの性格が「かつて陰気だったが今はひねくれている」に大決定したからには
アンゼ、ツンデレ説が大いに真実味を帯びてきたわけだが…
柊は柊で、立場が逆転するといい気になる性格なので、
夜に執拗にいぢめてもらうために、普段は柊をいぢめてるのです。
アンゼロット……恐ろしい子!
そういえば、ナイトウィザードのコネクションって組み合わせて使うことができるよな。
ということは、柊蓮司+妹で「柊蓮司はBカップだった」とか
世良ナオミ+兄で世良ナオミはふたなりだったんだと言い張ったりとか
平行宇宙柊+兄+姉でオネニーさま柊を創造しまくっていいんだよな。兄弟。
ベル+メイドで。
>298
そう主張するのは自由だが、ちゃんとGMの許可を取らないと
PCが「そう思い込んでるイタイ人」にされるから気をつけろ
転載。柊×アンゼ。
「柊さんなんて童貞じゃないですか!」
誰もが聞き惚れるような綺麗な声でアンゼロットが罵倒する。
「う、うるせえ!お前には関係無いだろう!」
「はん!あんな可愛い幼馴染が近くにいるのに、キスひとつしないなんて、この臆病者」
「くれは関係ねえ!」
「嘘ばっかり。知ってるんですよ。中学生の頃、くれはさんをオカズにしてた事くらい」
「てめえ!プライバシーの侵害だぞ!」
「私には世界の守護者として人々の生活を見守る義務があるんですー」
「横暴だ!のぞき魔!インチキ守護者!」
「負け犬の遠吠えって気持ちいいですねー。それはそうと童貞が許されるのは小学生までと漫画で読みました。死ね」
「くそ!だいたいお前だって経験無いだろ!」
その言葉にアンゼロットは言葉を失う。
「そ、そんなことないですよ?私、超絶美少女ですもん。私を通りすぎていった男は数知れず。
もうプロフェッショナルですよ。おほほほ…」
「ふ〜ん。そうかい…。ところでこれが何かわかるよな?」
柊は小さな紙をひらひらと見せつけた。
「あう!ギアスカードじゃないですか…なんで柊さんが?」
ギアスカード。異世界の大魔術師が製作したマジックアイテムの一つ。
相手に署名させることで、なんでも言う事をきかせる事ができるというイヤなアイテムである。
ちなみに書名の欄にはアンゼロットの名前がしっかりと記入されている。
「レンからくすねた」
アンゼロットがレベル8に下がった事件のとき、彼女はギアスカードを報酬としてレンに渡したのだ。
「柊さん?何する気ですか?」
「あれ?」
「柊さん!なんて事してくれたんですか!」
「え?ええ!」
「このバカ!…ひゃん!」
アンゼロットは可愛らしい悲鳴を上げるとその場に座り込んだ。
体の中から撫でまわされるような強烈なむず痒さと、耐えがたいほどの疼きが全身を蝕む。
「おい、大丈夫か?」
「ダメ…こんなの耐えられない…」
アンゼロットはたまらず床の上を転げまわる。
「柊さん!私の寝室わかりますね!先に行っててください。私はシャワー浴びてから行きますから」
「本気かよ?」
「契約を果たそうとしない限り、このむず痒さから開放されないみたいですから。
このままだと確実に悶え死にします」
「他に方法ないのかよ?」
「無いです。それに…私、柊さんとなら平気ですから。だから気にしなくていいです。
せっかくなんですから二人で楽しみましょう?ね?」
「わかった」
柊は床に倒れこんでいたアンゼロットをお姫様抱っこした。
「ちょっと!柊さん。先に行ってて言ったでしょ!何するんですか!」
「シャワーは禁止だ」
「ダメです!シャワー浴びさせてください!臭ったらヤです!」
「守護者に体臭なんて無いって自分で言ってじゃん」
「そうですけど…。心の準備とかあるし、下着も可愛いのに履き替えたいし…」
「ダメだ。心の準備なんてさせない。戸惑うお前が可愛いからダメ」
腕の中でジタバタ暴れるアンゼロットを無視して寝室のベッドの上に投げ出す。
「きゃ!」投げ出された拍子に腰までまくれあがったスカートを必死に直す。
「み、見ました?」頬を赤らめながら恥ずかしそうに聞く。
「ばっちり。てか、これから下着の中までじっくり見るんだから、パンチラくらい平気だろ?」
その言葉にアンゼロットはますます赤くなる。
柊はベッドに上がりアンゼロットのスカートに指を伸ばす。
「わ!ダメです!いきなりスカートめくるなてダメ!もっとロマンチックにしてください!」
「たとえば?」
「キスしたり、髪梳いたり、愛の言葉を囁いたり。あと電気消してください」
「電気消したらお前の裸、よく見えないだろ。だからダメだ。」
アンゼロットが抗議するより早く唇を塞がれた。
二人の夜はまだ始まったばかり…。
どこからの転載?
ミスした301と302の間が抜けてた。
失礼しました。
さっきまでの勢いはどこへやら途端に下手になるアンゼロットであった。
「そうだな。じゃあ俺の筆下ろししてもらおうかな。この年で童貞ってのも気が引けるしな。
それにアンゼロット様のようなベテランに筆下ろししてもらいたいしな」
「ダメです!それだけはダメぇー!」
「ダメって言われてもなぁ。俺だって童貞捨てたいし」
「わかりました!柊さんの好みにばっちり合って、しかも上手な女の子紹介しますから。
だから私はダメです!お願いですからぁ」
「ヤダね」
「そんな!お願いです。どんな可愛い女の子でも紹介します。ですから、それだけは許してぇ」
「ダメ。俺はあんたとしたいの。どんなに可愛い子でも他の相手はいやだ」
「いつもは私なんか好きじゃないって言ってるくせに」
「気が変わったの。それにあんた性格は無茶苦茶だが、顔はずけぇ可愛いしな」
「あう。………ごめんなさい!嘘です!経験豊富だなんて嘘です!
男の子としたことなんて無いです。処女なんです。だから許しください!」
「さいしょから見栄張らずに正直に言えばいいのに」
「だって…だって。…あう。じゃあ許してくれるんですか?」
「ああ。俺とエッチしろなんて言わないよ」
柊がその言葉を口にした瞬間、ギアスカードがピカッと光った。
゙その命令しかと聞きうけましだ
エイプリル=スプリングス
情報部13班時代に何があったのか。
あの若さで熟練の冒険者を思わせる口調。
以下妄想
貴族生まれ→幼くして家没落→情報部の班長(独身)に拾われる
→子供連れで油断させる手駒としてエイプリルに色々仕込む
→ある程度の年齢になってから色仕掛けも(ry
→班長が仲間を虐殺して失踪。
知らず知らずに彼の行動に加担したエイプリルが冤罪を受ける。
→現在に至る。
…といった感じで色々とアレかもとか。
正直アンゼロット14歳よりベル10歳のが好き
>>柊アンゼ
まあGJ
>>308 ベルだって外見年齢はアンゼと同じくらいだろ?
資料によって変わるから……
そんなこと言ったら、アンゼ様だって20代後半のs
近頃の世界結界は肌の露出が増えると肉体の年齢も増やそうとするらしいな!
>>307 ・TS仮説
実は元は男性だが呪いで美少女に変えられている。
・年齢変化仮説
実は熟練の冒険者だが、呪いにより年齢を下げられている。
・ハッタリ仮説
実はふたなりである。
なども考えられる。
>>307 美少女にオヤジ冒険者の霊が憑依してる説とか
>313
何その【命の価値は】ボマーソルジャー【50円】
ひょっとしてそれドラゴンマークか? 懐かしいなオイ
ボマーソルジャーか…
ドラゴンマークの女キャラで唯一性欲を感じた相手だな。
ところで相談なんだが、ネタ投下する時のシナリオネタバレってどこまで配慮すりゃ良いんだろう。
シナリオ独自のNPCが出てきたらアウトだろうか?
それともシナリオ本体のトリックに繋がる情報を伏せとけば大丈夫なんだろうか。
それ以前に、そもそもネタバレしないと誰だかわかんないキャラ使うのはネタとしてどうなんだろう。
ちなみにこういう事言い出すのは『パワー・オブ・ラブ』のシナリオを見たから。
検証のために見てくれとは言えないが、知ってるなら何したいかは大体わかると思う。
>>317 個人的にはネタバレは避けて欲しいな。
公式シナリオやSSSにのみ登場するNPCは避けた方がいいと思う。
俺はOK。ただしタイトルや前書に「ネタバレ」に一言が必須だが。
オレもOKかな。
ネタバレは今回予告で触れているレベルならいいような気もするが
もちろん、「ネタバレ注意」は必須だが。
注意書きあれば気にしないなあ。
>312
・関係ないとはいいつつも…‥仮説
実はカニアーマー装備。
前置きさえあれば別になんでも良い希ガス
専ブラ使えば、NGワードで回避も出来るだろ
ゲヘナアヌスを店頭で見てきた
・・・なんだ、あのサンプル神語術師(かな?裏表紙右下)のけしからんおっぱいは!
幻鏡つかいの炉っぷりがふにおちん程、
他のがおっぱいだらけだな。
これが堕落なのk
だがあえて言おう
炎術師きゅん(;´Д`)ハァハァ
アンゼ「少女の姿なのは便利なのですが、なぜ私は成長しないのでしょう」
ザ・ゲイザー「それは、私が柊力で年齢を下げているからなのだよ」
アンゼ「嘘!」
ということで、実はザ・ゲイザーがロリ説を提唱してもよろしいでしょうか。
おっさんに奉仕する少女使徒アンゼハァハァってことで。
獣甲闘士は頂いた
一番エロイのは魂装士だろう。
なんだなんだ、店頭でカバーしか見れなかったんだが、中身もエロいのか
ゲヘナメインだったOBが郷里に帰っちまったんでどうしようかと悩んでたんだが、ちょっと買ってくるわ
>>327 「お父様!」という台詞を一言添えてくれるとおじさんは嬉しい。
そうか。ロリな幻鏡使いはあまり人気が無いのか。
ならば俺がつれて帰ってだっこしながら頭を撫で撫でしても問題ないな。
>>332がつれて帰ってだっこしながら頭を撫で撫でしてもと思ったときにはすでに、
俺がコタツの同じ面で膝の上に乗せているので無理だ。
ならば黒炎妖霊使いの姉ちゃんは頂いていく。
もれなくヒゲマッチョが付いてくるのが難点だが。
>>332-334 貴様らをキャラ連続拉致犯として逮捕する
逃げても無駄だ
捜査本部は京都府警に置かれているからな
336 :
いつふた:2006/02/04(土) 21:25:12 ID:gK7CSID8
ゲーム:ドラゴンアームズ(ドラゴンアームズ3本目)
形式:小説(三人称)
エロ度:和姦か強姦かというなら強姦。挿入あり。
レス数:3+1
終幕:ハッピーエンドではない。
◇耽溺
彼女はヴァイツグラードの機甲士である。
同じヴァイツグラードの魔導士と何度か肉体関係を結んだが、別段深い意味
はない。泥沼の戦時下、絶望的な戦況にあって、ストレス発散のために後腐れ
のない相手を求める男女は少なくなく、そんな連中の中から、たまたま『同郷』
という心地よい要素をお互いが選んだ。それだけの話だ。
今日は彼も非番だったはずだ。そう思って連絡を取ってみたが、上手く捉ま
らなかった。緊急召集を受けたのか、他の女とでも遊んでいるのか。
「……どうでもいいけど」
彼女は街を散策した。行きたい場所も、やりたいこともなかった。誰か他の
男がナンパでも仕掛けてきたら、あるいは話に乗ったかも知れない。そんな、
虚ろな気分だった。
帝国の威信。ヴァイツグラード軍人の矜持。有能な大騎士としての自尊心。
かつては彼女を支えていた大切な感情が、今はもう磨耗して、痕跡しか残って
いなかった。いつになったら終わるのか? いつになったら帰れるのか? 故
郷に残してきた愛する家族の面影も、彼女には遠い日の夢のようで、全く現実
味がなかった。
生きている。そう感じられるのは戦場での死と紙一重の瞬間。あるいは自身
の肉の欲望を、相手の肉に叩きつける時間。
刹那の生き様。悪い熱に浮かされたかのような。脳内麻薬に中毒しているの
かも知れない。人類そのものが絶体絶命、この底無しの不安を、ほんのひとと
きでも紛らせたくて。
とん、肩がぶつかった。むしろこの繁華街で、ぼんやり歩いて今まで誰にも
当たらなかったのが幸運だった。
顔を上げると、彼がそこにいた。仮面のような無表情で。
彼女は唇を曲げるだけの、皮肉な笑みを浮かべてみせた。
「やはり非番だったのか。どうする、今夜は?」
彼は無言のまま、彼女の肩を強引に抱き、薄暗い路地裏へと連れ込んだ。
表通りから少し離れただけなのに、喧騒は遠く、光はもっと遠かった。予想
以上に静かで、予想以上に暗い。互いの表情は、もう、よく見えなかった。
彼が彼女の胸元に手をかける。
「こんなところで……んっ」
抗議の声は、口づけに封じられた。そんなにも我慢ができないのか? それ
ともこれは新たな刺激のつもりか? ここ暫くマンネリだった二人の間の情交
を思い出し、彼女は自嘲を込めて笑った。
「いいだろう。楽しもうじゃないか」
あっという間に胸をはだけられた。いきなり乳首を摘まれ、乳房ごとぐいっ
と持ち上げられる。
「ひ……」
悲鳴を飲み込む。なんて乱暴な。そう思いはしたが、その乱暴さに興奮して
いる自分を自覚した。
そうだ、メチャクチャにしてくれ。何もかも忘れて、自分のことすらどうで
もよくなるほど、メチャクチャにしてくれ……!
心を読んだかのように、彼は彼女のズボンを全部脱がせて放り捨てた。更に
下着も脱がせる。屋外で、下半身はほぼ全裸。彼女の肌が羞恥に燃える。
あまつさえ彼は、丸めた下着を彼女の口の中に突っ込んだ。声を出すなとい
うことか。こんな格好をさせているのだから当然だろう。そういえば彼も先ほ
どからずっと無言のままである。
具合を確かめるかのように、彼の指が彼女の狭間を這いまわる。触れられる
以前から彼女はぐしょぐしょで、イヤらしい音が大きく耳に響く。こんなにも
期待していたのかと、彼女は自分自身に驚いた。
前戯もそこそこに、彼は彼女の片足を抱え上げて、熱くほとびた部分へ自身
の剛直を捻じ込んだ。
「んんーっ!」
痛い、と思ったのは一瞬のこと。彼のものがもたらす快楽に、彼女の理性が
灼き切られた。片足で立たされ、残る片足を捕えられた格好で、彼女は彼の首
に両腕を回して強く抱きつき、彼が動くより先に自ら求めて腰を蠢かせた。
「んっ、んっ、んんっ、ん!」
蒼黒い空気に揺れる白い乳房。尖端が彼の衣服に触れて、それがもう一つの
快楽となる。互いの茂みが擦り合わされて、彼女の雛尖にちくちくと与えられ
る刺激が更なる快楽を呼ぶ。
自然とにじむ汗。悲しくないのに浮かぶ涙。口の中の下着をべちょべちょに
する唾液。
もっと。もっと。もっと。もっと!
背筋が反り返る。頭が仰け反る。宙に浮く足先がピンと伸ばされる。
「――――――!」
かつて経験したことのない激しい絶頂。脳髄に火花が飛んで、頭の中が真っ
白になった。
ああ……いい……気持ちいい……気持ちいいよぉ…………。
ぼたり、ぼたりとあふれた愛液が埃まみれの地面に滴り落ちた。
カッ、と照らされる眩しい光。サーチライトが、淫らに交わる二人の男女を
くっきりと浮かび上がらせた。
「貴様ぁぁ!」
怒声。光条。彼の頭がはじけた。
「逃げろ、そいつはステアクイーンだ!」
彼と同じ顔の男が叫び、レーザーに撃たれて仰け反った彼から、男は彼女を
抱き取った。
男の背後から数人の人影が銃口を向けて、一斉に発射、ステアクイーンと呼
ばれた彼を蜂の巣にした。敢えなく、彼は地面に崩れ落ちた。
「大丈夫か!? しっかりしろ!」
「……ん……」
彼女は口の中から重く濡れた自分の下着を吐き出した。
自分を揺さぶる男の手から、ハンドガンをもぎ取る。
「邪魔よ」
何が起きたかさっぱり把握できぬまに、男も、男の連れも、全員が頭を撃ち
抜かれて死んだ。
ハンドガンを捨てて彼女は仰向けに倒れ伏している彼に近づき、力なく垂れ
ていたものを艶かしく擦った。
「ねえ……ふふ、もう一度……」
彼に馬乗りになった彼女は、屹立させたそれを股間に深く咥え込んだ。片手
で自らの胸を揉みしだき、残る片手でその尖端を弾く。
「あっは、ああん、あああああんっ」
血臭漂う路地で、死体に囲まれて彼女はその身を妖艶にくねらせた。甘った
るい喘ぎが、いつまでもいつまでも聞こえいていた。
―〜―〜―
「こちらが新たに確認されたステアクイーンです」
人型大のMISTの残骸、そしてスクリーンに映し出された映像を順に指し、
ドラゴンフォース技術部ラルフ・ノートン百竜長は、総司令エドガー・ブロッ
ク提督に説明を続けた。
「従来のステアクイーンと異なり、このステアクイーンには被害者に対して催
眠暗示を施す能力があるようです。そのため、被害者は敵と味方を誤認し、極
端な場合は殺傷したケースもあります。幸いにも、というべきか、このステア
クイーンがその特殊能力を発動させるためには対象との性的な接触を必要とす
るらしく、今のところはまだ、無差別に被害が拡大することだけは免れていま
すが……」
・・・・・おしまい。
以上、MIST×人間というお話でした。いや、MIST×ドラゴンアーム
ズ、巨大MIST×バハムートというアホなネタも考えたんだが流石になぁ。
ドラゴンアームズは良く知らないが、GJだ
動きのない隙にジャグラー暗殺士はいただく
》336-340
GJ、激しくGJ
柊×晶
柊がヘリで連れ去られてから、魔王と対峙する間の話と思ってください。
前半なのでエロまで辿り着いてません。
アンゼロット城の一室。
アンゼロットが、ソファに腰を下ろしていた。
その向かい側には柊と晶が座っていた。
「んで、その魔王ってのはどこにいやがるんだ?」
暢気に紅茶をすするアンゼロットにややいらだちつつ、柊が問いかける。
「心配しなくても、後で直通の次元回廊を開いて差し上げます。
ですが、その前に、あなたたち2人にやっておいてもらわなければ
いけないことがあるのです。」
「なんだよ、まだ他にも何か必要なのかよ?」
「ええ…」
ふと、目をそらしつつ、アンゼロットが言葉を続ける。
「先ほどもいいましたが、かの魔王を倒すには、
柊さんと晶さんのお二人の協力が不可欠です。
ですが、今のお二人では、まだ魔王を倒すために足りないものがあるのです。」
「足りないもの…?」
「だからなんなんだよ。」
晶と柊の問いに対して、一呼吸置き、アンゼロットが答える。
「お二人の…絆、です。」
「き、絆?」
「チームワークってことですか?」
「いいえ、そういう意味ではなく、もっと直接的な…つまり…
お二人が結ばれること、です。」
一瞬の沈黙。
「お…おい、それって…」
「ああ、別に婚姻届を出しなさい、といってるわけではありません。
もうすこし品のない言い方をすれば、お二人に男女の交わいを」
「ええっ!?」
「ちょっと待てぃ!!!!?」
あまりの突拍子もない発言に思わず声をあげる晶、
そして立ち上がり抗議の声をあげる柊。
「いくらなんでも冗談が過ぎるんじゃねえかよっ!!?」
「いいえ、これは冗談ではありません。」
毅然としてアンゼロットが言葉を続ける。
「いくら私が普段お茶目な冗談を口にするとはいえ」
「お茶目なんでレベルかよっ!?」
「柊さんお一人ならともかく、晶さんに対してまでこのようなこと、
決して冗談で口にできることではありません。」
「う…」
アンゼロットの視線にたじろぐ柊。確かにいくらなんでも…
晶は両手で口を押さえ、顔を赤くしている。
「さらに言えば、柊さんの精を晶さんの中に注ぎ込まなくてはなりません。」
「な…正気かよ、てめえっ!?」
「何度も言わせないでください。これは、まじめな話なのです。」
「な…中に…出す…?」
「お薬は、ご用意させて頂いてます。」
スッ、とどこからともなくアンゼロットが薬剤の包みを取り出す。
「晶さん、今のうちに、どうぞ。」
「おいっ!?」
「柊さん、少し落ち着いてください。」
「お、落ち着けって言ったってよ…っ」
「よろしいですか、これには世界の命運がかかっているのです。
これまでこの世界を守るために戦ってきたウィザードたちの努力を、
ここで無に帰すわけにはいかないのです。」
「だ…だけどよ、他に方法がないのかよ…?」
「ありません!」
「く…」
苦悩する柊。おもむろに晶が「薬」に手を伸ばす。
「お、おい、晶!?」
止める間もなく、晶は「薬」を口に入れ、紅茶で流し込む。
カチャリ。紅茶のカップを置いて、晶が言った。
「アンゼロットさん、残り時間は、あとどのくらいですか?」
「作戦開始まで、あと3時間程です。」
「ちょっ…晶、お前…」
「覚悟…決めよう?柊くん。」
「あ…あのさ、晶…」
「ではお二人のためのお部屋を用意していますので、案内させましょう。」
晶が立ち上がり、柊の手を掴んで、言った。
「行こうよ、柊くん…。あんまり時間がないから…。」
決意を秘めたような、どこか照れているような、晶の表情。
「…!」
アンゼロットの呼び出しに応じて、老紳士が現れた。
「それでは、柊蓮司様、七瀬晶様、こちらへどうぞ。」
続く?
-----
ヘタレ文ご容赦下さい。
続きに期待。
なんとなく展開の予想はついたが、それやると職人さんもやりづらいだろうからここは黙するとして、
ただ「アンゼ、何の薬か口にしなかったね」とだけ。
つかどーしてだか
使命にかこつけて、自分も抱けと顔赤くしながら言うアンゼ様が浮かんだ
当然事が終わった直後顔真っ赤にしながら
「こ、今回の事は世界を救う為にどーしても、どーしても必要な事だからしたんですっ!」
「でもっけっっっっして使命だからと言って誰とでもするというわけじゃありませんよっ!?」
と暴走特急になる展開が浮かんだ
ご先祖様の思いを叶えるために押しかけ女房みたいな事をするキサラが思い浮かんだ
突如、お願いご先祖様という単語が脳裏を横切った
>349
アップルベーシックかよ
>>347 いかん、そのアンゼロットの台詞が小暮ボイスで脳内再生された(笑)
そしてしっかり萌えた(ダメすぎ)
やっぱ柊って幸せもんだよなぁ……
いや、CDドラマでは「不幸だと思ったことはない」って言ってたけど(笑)
柊が不幸なのは、あれだ。マサトやミコトや皇子みたいに自分が消えたり恋人が
死んだりなんて決定的にひどいことになってない分、小出しだからなんだよ
……たぶん。
>>351 くれははしっかり死にかけてましたが。
そのうえ、魔王になってましたが。
個人的には、それぞれのパラレルワールドのアンゼロットが見たいと思ったり。
特に銀河皇帝世界のアンゼロットってどんなんだよ。
354 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:09:52 ID:T7AfhrtQ
>>353 そりゃあ、後宮にいすわっ(どばきっめきげし)
すみません。FEAR通の木下グレープヴァインはエロかったです。
むしろ馬鹿兄貴との間になにがあったのかが気になる。
ところで柊って童貞だよな?
10歳ベルさまは生えてないよな?
358 :
いつふた:2006/02/11(土) 18:28:23 ID:W17OBlwl
ゲーム:モンスターメーカー・ホリィアックス(MM聖斧1本目)
形式:小説(三人称)
エロ度:和姦。挿入あり。
レス数:4+1
終幕:リプレイも含めればハッピーエンド。
◇ゴブリシャーズ
ゴブル半島西岸の一地方に、ゴブリンの小さな集落があった。
集落は、それぞれゴブリン達が住まいとし、又は仕事場、集会所、神殿など
に利用している幾つもの洞窟で構成されていた。
多くの洞窟は、その出入口が海に面しており、彼らは主として沿岸域の魚を
捕り、また、海藻を採って倹しく暮らしていた。
貧しいが、平和だった集落を、その年の初め、海賊が襲った。
海賊は、シャーズやヒューマンの荒くれどもで、規模は小なりであったが、
残忍で、戦い慣れていた。ゴブリン達は必死に抵抗したものの、戦士としての
訓練を受けたことがない男達は何人も惨殺され、怯えて逃げ惑う女達は何人も
連れ去られ、そして僅かながらの財産すら略奪された。
不幸中の幸い、海賊どもは、その後、件の集落を襲うことはなかった。が、
ゴブリン達の心に、海賊に対する恐怖とシャーズ、ヒューマンに対する憎悪と
が深く深く刻み込まれた。
とある一人の娘――ゴブリンの男とシャーズの女との間に生まれた混血児、
いわゆるゴブリシャーズの娘が産声を上げたのは、このような災禍に見舞われ
た不運な集落の傍だったのである。
―〜―〜―
「一人落ちたぞぉ!」
小船の上で仲間が張り上げる声を、青年は最後に聞いた。灰色の髪と黒い瞳
を持つ彼は、釣り舟を漕ぎ出し仲間達と共に、勇敢でこそなかったものの、そ
れなりに頑張って海賊どもと戦った。が、彼は海賊の凶刃を受けて海に落ち、
彼を助けようとしてくれた仲間達も、海賊に斬り伏せられた。
冬波にもまれて水面と水中とを何度か往復し、凍えと失血とで彼は気を失っ
た。
…………ぴちょーん。…………ぴちょーん。繰り返される水音。
目を開けたとき、そこは冷たい海底ではないようだった。集落の洞窟によく
似た、湿った岩壁が見えた。洞窟住まいのゴブリンは闇をも見通すが、その洞
窟は、外へ続く縦穴が天井に開いているらしく、外光が柔らかに反射して、と
ても明るく感じられた。……仮に、彼がヒューマンであったなら、その洞窟を
薄暗いと感じただろうが。
彼は、ボロボロの帆布にくるまれていた。傷には、揉み込まれた薬草が押し
当てられていた。頭痛が酷い。とにかく寒い。高熱が出ているのだ。
ひそやかな足音が聞こえて、彼の傍ら、燃え尽きた焚き火に、再び火が起こ
された。
そこにいたのは一人のシャーズだった。まだ若い女で、だから彼は、自分が
海賊に捕えられたのかという考えを、瞬時に打ち消した。娘は、ボロ布で胸と
腰とを僅かに覆ったなり。くすんだ金の髪はボサボサで、美しい左半分の顔と、
醜い右半分の顔とを有していた。
目元も口元も、右半分は蚯蚓腫れめいて膨れ上がり、髪も失われてまばら。
耳はギザギザに上半分が欠けていた。身体のあちこちに、顔のそれと同じよう
な酷い火傷の跡があった。
だが左眼は、春の若葉の如きまばゆい緑色をしていた。左耳は凛々しくピン
と立ち、面立ちは貴族的に整っていた。
「あんたぁ……誰だぃ?」
びくん、娘は怯えて身を縮めたが、すぐに彼が目を覚ましたことに気づき、
古ぼけた頭巾を慌てて取り出したかと思うと、すっぽり被って頭の右半分を隠
し、それから彼に向けてにこりと笑ってみせた。
青年が何を話し掛けてもにこにこしているだけなので、言葉を知らぬ物狂い
かとも疑った。が、そのうち彼は気づいた。娘は唖なのだと。
だから、彼女が何故こんなところに一人でいるのか、どうして彼を助けたの
か、そういったことどもは何も聞き出せなかったし、彼女にも、教える気はな
いようであった。
娘の献身的な介護によって、彼は日に日に回復していった。十日も経つと、
彼はもう歩き出せるようになった。洞窟から外へ出てみれば、そこは集落から
そう遠くない場所で、小一時間ほど歩けば懐かしい人々と再会することができ
た。……ただ彼は、その中に何人かの知人の顔を見つけ出すことができなかっ
た。
ゴブリンの青年は、自分を助けてくれたシャーズの娘のことを黙っていた。
たった一人であんなところに住んでいるのは気の毒であったし、命の恩人に礼
もしたかった。だが、海賊の残した傷跡に苦しむ集落に、シャーズの女を連れ
行けば、恰好の生贄、八つ当たりめいた復讐の牙が向けられることは明白だっ
た。なにより彼女自身、人前に姿を現わすことを極端に恐れたのである。
だから週に一度の割合で、青年が娘のところへ出かけていくようになった。
心づくしの食べ物や布切れを手土産にして、それから集落での出来事を土産話
にして。彼が喋り、彼女が頷き、又は首を横に振る。彼らにとって、そのよう
な会話は心楽しいひとときとなった。
筆談ができればもっとよかったかも知れない。が、彼はほとんど文盲で、そ
のうえ集落には書き物をする道具がなかった。かろうじて、掌の上に書く文字
から、彼は彼女の名前を知った。いい名前だ、と褒めると、彼女は嬉しそうに
微笑んだ。
二人が恋に落ち、愛を育むまでに、半年も要さなかった。
―〜―〜―
初夏から夏へ、季節が移る頃。
洞窟の中、縦穴の真下に月光が射し込み、きらきらと輝く岩地の上で、彼は
彼女を抱き寄せた。
彼と彼女との間には、既に着衣も、火傷を負った顔半分を隠す頭巾すら不要
だった。
古い帆布を敷いた上に、素裸で横たわる彼女はとても綺麗で、恋の神イリス
もこのようであったかと彼に思わせるほどだった。
朱に染まる彼女の頬を両掌で包んで、何度も口づけを交わしながら、青年は
想い想われる幸福をゴブリンの守護たる海の神メーラに感謝した。
直に触れ合う肌。互いの体温に心地よさを覚える。もっと、もっと近づきた
くて、彼らはぎゅっと抱き合い、その手で互いを撫でさすった。強く、そして
優しく。
「は……ぅ」
声のない彼女の吐息が、彼の耳に甘く聞こえる。
ややキツい口づけで彼女の胸に跡を残して、恥じらい身動ぐ彼女に囁く、
「どうせ誰にも見せやせんだろ?」
あちこちに幾つも散らばす口づけの印。一つが刻まれるたびに彼女の鼓動が
早くなる。
右の乳房に火傷の跡。彼の唇が触れ、彼女がビクリと跳ね上がる。
「っぁ……ぁぁ…………っ」
本気で嫌がっているのだとわかった。だから彼は左の乳房を揉みこねて、そ
の先端を口に含んだ。
「ふ……うぅ、ふぁ……ふう…………っ!」
激しくなる息づかい。同時に右の乳房を愛撫しても、もう彼女が嫌がること
はなかった。最早そんな余裕などないようだった。
彼女の狭間に片手で触れる。すっかり濡れそぼつそこをくちゅくちゅとイタ
ズラしながら、大潮だなと彼は笑い、彼女はますます赤くなって、拗ねたよう
に顔をそむけた。
その顔を自分の方に向かせて再び唇を重ね、そして彼は彼女への進入を開始
した。
熱く締めつけられる感覚に、彼は敢えなく達してしまい、バツが悪そうに頭
を掻いた。照れ隠しに、深く差し入れたまま彼は、くすんだ金色の茂みを掻き
分け、彼女の小さな蕾を見つけて、乱暴なほど剥き上げ逆撫でした。
「…………っ!」
彼女が背を仰け反らせた。敷き布を掻き乱す腕、宙空を蹴り上げる足。くい
くいそこをイジめ続けると、応じるように彼女の内側も反応して、彼のモノを
きゅうきゅうと喰い締めてくる。吸い込まれるようだった。彼は、ほどなく自
分自身が先ほど以上に硬く強張っていることを知った。
「もう一度……いいかぃ?」
彼は彼女にそう声をかけ、彼女が頷いたときには、もう彼女の両脚を抱えな
おして彼女の蜜壺を肉茎で掻き回していた。
月の光が、少し傾きを変えたようだった。
「は…………は…………は……っ、……は、は……!」
汗にまみれ、桜色に上気した彼女の肌。彼は彼女を貪欲に犯し、彼女もまた
彼の欲望に応えた。深く、より深くと彼の腰を足で捕えて、忘我の境地で自ら
振りたてる腰。背中が反り返り、尻が浮き上がる。声なき絶叫が、洞窟全体を
満たして。
「――――っ!」
頂点を越え、たまりかねたように二人は互いの身体を引き寄せて、熱い熱い
口づけを永く永く交わし続けた。
まるで、これが最後の別れででもあるかのように。
―〜―〜―
幸せな時間は、ほどなく彼女の死によって終わりを告げた。
誰が悪いわけでもない、偶然による事故。
父親によく似た灰色の髪と、母親によく似た緑の瞳、ゴブリシャーズの愛ら
しい娘を授かって、ほんの数ヵ月後の出来事だった。
まだ赤ん坊の娘を、彼は集落へ連れ帰るほかなかった。三角耳を頭に有して
生まれた娘は、ゴブリンよりはシャーズの面影が強く、そのせいで、未だ海賊
の惨禍を忘れ得ぬ人々に嫌悪の眼差しで見られた。
それでも、父親が生きているうちはよかった。
物心ついたとき、娘は一人ぼっちで、父親の親戚だという家族が暮らす洞窟
の隅っこに放り出されていた。彼女の父親は、漁に出たっきり帰らないのだと
聞かされた。どうせまた、どこぞのアバズレに引っ掛かっているのだろう、と
言う耳障りな嘲笑が、何もわからない娘に容赦なく浴びせられた。
たまに投げ与えられる残飯と、蔑みの眼差し、繰り返される罵倒と謂れなき
暴力といったものが、彼女の世界の全てだった。
愛し合い彼女をもうけた、両親の名前さえ教えてもらえることなく、彼女は
やがて洞窟を脱走し、独り行き倒れたところをヒューマンの老魔術師に拾われ
た。
ごぶり子と名乗るゴブリシャーズの娘は、数々の冒険を経てヒューマンの小
国のプリンセスにもなり、ついにはかの黒魔術師モンドールの陰謀を打ち破っ
た光の英雄の一人として伝説に語り継がれることになるのだが、海はただ何も
知らぬげに、今日もゴブル半島に波を打ち寄せ続けている。
・・・・・おしまい。
以上、ごぶり子の両親のことを書こうと思い、不幸な混血児ならやはり強姦
の結果として生まれたのだろうと考え、最終的にこんな物語を書き上げたとい
うお話でした。この方がよほど悲惨であるなと我ながら。
せつねぇーーーーーー
切ない。
が、胸が熱くなったのも確かだ。
切ない。
が、おにんにんが熱くなったのm
柊×晶
>>343-345の続きです。
前半と比べてすごいボリュームに(T-T)
勢いだけで書き込むんじゃなかったと後悔。
とりあえず本筋でないところをはしょったので、
話が見えないところがありますが勘弁してください。
あと読みにくいかも。
ひと番号何文字までか、わからなかったので適当に切ってます。
13区切り?
二人が案内された部屋、その中央には大きめのベッドがあった。
ベッドの四方には柱があり、上のほうは天蓋で覆われている。
室内にはえもいえぬ香の匂いがただよう。
部屋に入った後、晶は、柊の右腕にしがみついた状態で
静かにうつむいていた。
「お、おい…晶…?」
「…」
「いいのかよ、お前…こ、こんな…」
「…ちょっとだけ…」
「え?」
「…ちょっとだけ、待って…」
「…待つって…?」
「静かにしてて」
そしていくばくかの沈黙の時間。
柊は、うつむいたままの晶におそるおそる目を向ける。
そしておもむろに晶が口をひらいた。
「柊くん…落ち着いて、聞いてほしいんだけどの」
あわてて晶から顔をそむける柊。
「あ?…ああ、な、何だよ?」
「…多分、今どんなに反対しても、無駄だと思う」
「む、無駄って…」
「アンゼロットさんのことだもの。変な機械をかぶらされて無理やりとか、
魔法であやつって無理やりとか、やるかもしれない…でしょ?」
「う…まぁ、あいつならやりかねない…けど」
「そんな悲惨な状況でやられちゃうよりさ…
お互い、納得してからのほうが、いいと思うんだよ」
「…な、納得!?…って…」
「ひとつ、訊いていいかな?」
「っ!?な、何だ…よ…」
「私のこと、どう思ってる…?」
「ど、どうって?」
「女らしくないとか、顔がきらいだとか」
「はぁっ!?いきなり何を言い出すんだよっ!?」
「…もしかして、図星?」
「ばっ…馬鹿いうなよっ、お前って充分女らしいって!
か、顔だって充分…その、かわいいしよ…」
「お世辞なら、いいんだよ?」
「お世辞じゃねえって。普通に評判いいしよ、
大体お前に告って振られたやつが何人もいるし」
「他の人は、いいから…柊くんがどう思ってるか!」
「!!」
「正直に、…答えていいよ」
「馬鹿言え。正直にっつっても、こんな状況で嫌いだなんて言わねーだろ」
「…やっぱり…嫌いだったんだ…」
「あ、いや、違うっ、今のは言葉のあやだっ!」
「嘘」
「嘘じゃねえって、絶対!」
「じゃあ、ちゃんと答えて」
「う…なんて言うか、その…つまりだな…」
「…彼女にしてもいいと思う?」
「あ、ああ、彼女にしても…って何言い出すんだよっ!?」
思わず晶のほうを向く柊。
柊を見つめる晶。
「柊くんが私の彼氏になって、私が柊くんの彼女だったら
お互い納得して、できるでしょ?」
「お…おい…」
「今だけ…この部屋にいる間だけでもいいから、さ」
「そっ、そんな不謹慎な真似ができるかよっ!?」
一瞬、晶の目が大きく見開かれる。
そして晶から笑みがこぼれる。
「ふふっ…柊くんが、不謹慎なんて言うと思わなかった…あははっ」
「ぐ…悪かったなっ」
「ううん…じゃあさ、ずっと彼女にしてくれるんだ?」
「な、そーじゃねえだろっ!?」
「ふぅん…ということは、柊くんは今から彼女でもなんでもない
私をやっちゃうってことね?」
「ちょっっっと待て晶…話がおかしくなってねーか?」
「わかってる…私のこと、心配してくれてるんでしょ。
でも大丈夫…柊くんとだったら…」
「うをぃっ!?」
「私のことを、想ってくれるんだったら…
今だけ、柊くんの彼女、ってことで…さ」
そう言うと、晶は目を閉じて、柊に唇を寄せてくる。
柊が息を飲む。
もう一度、晶がつぶやく。
「お願い…いい思い出に、してくれないかな…?」
「…ほ、ほんとうに、いいんだな?」
「…うん…」
「晶…ずっとなんて、保障はできねえ。
けど、今だけなんてことも言わねえ」
「ん…」
そして、唇を重ねる。
…。
ゆっくりと、唇を離す二人。
「もう、後戻りできない、ね」
柊に念を押すように。あるいは自分に言い聞かせるように。
晶がつぶやく。
「服、どうしよっか」
「ああ…着たままのほうが、いいか?」
「え?…そ、それだと制服にしわが入っちゃうから。
できれば、きちんと掛けておきたいなって思って」
「ああ、そういう意味か」
「で、でも、柊君が、そっちのほうがいいんだったら、我慢するよ」
「い、いや、この場合は、晶の希望が優先だろ。
クローゼット、あるよな。掛けとくか」
「う、うん」
ややぎこちなく、二人でクローゼットの前へ向かう。
「あ、そういえばさ、男の子って、女の子の服脱がすの好きなんでしょ?」
「へ!?」
「柊くん、私の服、脱がしてみたいでしょ?」
「い、いや、そういう言い方だと、なんか変態みたいじゃねーか」
「自分で服脱ぐのも、なんかさ…ストリップみたいで、恥ずかしいし」
「…あー…どっちみち恥ずかしいことには変わりねーな」
「じゃあ、さ。さっき、私の希望を優先してくれるって言ったよね」
「…わ、わかったよ、俺がやる」
そういって、晶の制服を脱がしていく、柊。
まずはスカーフをするりとはずし、ベストのボタンをはずし…。
「柊くん…意外と、手慣れてるね?」
「うっ…あ…いやその、姉貴が、えーと…高校のときにな」
「お姉さん?柊くん、お姉さんいるんだ」
「あ、ああ」
「でも…姉弟だからって、着替え手伝ったりする?」
「いや、別に着替えを手伝ってたわけじゃなくて」
「もしかして…もしかする?」
「ま、待て、もしかしてってなんだ!」
「…ごめん、訊かないほうがいいよね」
「た、多分、勘違いだと、思うぞ?変なこと、考えてねーだろな?」
「ん…じゃ、そういうことに、しておく」
「いやだから本当に違うんだって」
「ふふ、冗談だって。ほら、手が止まってるよ?」
「先に話ふったの、晶だろっ」
真実の程はさておき。(?)
柊の手が晶のブラウスに掛かる。
やがて晶の上半身はブラをまとっただけとなる。
さすがにかなり恥ずかしげな晶。
「し、下着はベッドでね、…次はスカート」
「お、おう…っい!?」
そういうや否や、晶が柊に抱きつくように体を密着させてくる。
「晶っ!?」
「向かい合ったままだと、しゃがんで外さないといけないでしょ。
さすがに、恥ずかしすぎるから…このままで、外して」
柊は、もはやほとんど服を着ていない状態で密着するのもどうかと思いつつ。
晶の胸の感触を意識しつつ。
片腕を晶の背中に回すかたちで、スカートを外す。
パサッ。とスカートが床に落ちる音。
そっと、晶が柊から離れる。
そして、自分のスカートを拾い上げる。
「じゃ、次は私が柊くんを脱がす番かな」
「あああ、いや、俺はいいよ。自分でやるっ」
柊はそういって急いで服を脱いでいく。
「あ…。じゃ、じゃあ、先にベッドに、入ってるからね」
そういうと晶はやや急ぎ足でベッドに向かった。
しばらくして柊もベッドの傍にやってくる。
晶は、ベッドに潜り込み、覗き込むように顔の上半分だけを出している。
晶の靴と靴下がベッドのわきに揃えて置いてある。
柊もそれにならって靴を脱ぐ。
「横、入るぞ」
「う、うん…」
ごそごそとベッドに入り込む柊。
上半身を掛け布より出し、座った格好で晶の横に並ぶ。
「ご、ごめんな、晶。俺のほうが落ち着いてなくて、お前に気を遣わせて」
「え…?」
そして、不意に晶の上半身の掛け布をめくり上げる。
「あっ!?」
とっさに晶は両腕で胸を隠すしぐさを取る。
そして晶に覆いかぶさるように柊が手をつき、
晶の顔の正面に柊の顔が迫る。
互いに互いの顔しか見えない、そんな距離。
「な、何?なんか急に…様子変わっ」
「今度は俺が、…彼氏らしく、リードする」
「!…そ、そんなこと気にし、んっ!?」
言いかけた晶の口を、柊の口がふさぐ。
晶は一瞬目を見開き、しかしすぐにゆっくりと目を閉じる。
「ん…?んっ!」
晶の口の中に、柊の舌が入り込む。
いきなりのことにとまどった晶だが、やがてお互いの舌をからませる。
「んんっ…ん…ん…っ…ふぅ…」
そして、ゆっくりと晶の唇が柊から開放される。
唾液が糸を引いている。
晶が言葉を紡ぐ。
「その…リードっていうか、強引?」
「うっ!?」
「でも…なんか、嬉しい…かも」
「…」
「…次は?」
「え?」
「リード、してくれるんでしょ?」
「ああ…じゃ、腕、どけてくれるか?」
「ん…つ、次は、胸なの?」
「嫌か?」
「あ、その…恥ずかしい、な。やっぱり」
「でも、止めないぜ。…もっと恥ずかしいことに、なるんだからな」
「…!」
「ブラ、はずすから、ちょっと起きてくれ」
「ん…」
晶が上体を起し、柊から顔を背ける。
構わず、柊の手が晶の背中に回る。
ホックをはずし、晶のブラを脱がし取る。
「晶の胸って…形いいよな。きれいだし」
「やだ…そんなこと、言われると…余計に恥ずかしいよ」
「ちゃんと、こっち…向けよ」
「!!」
びくっと、晶の肩が震える。
ゆっくりと、柊のほうを向く晶。
その顔は、羞恥に紅く染まっている。
「ゆっくり、横になって」
その言葉に従い、再び横になる晶。
柊は手を添えてそれを補助する。
横になった晶の乳房の片方を、柊の手がもみしだき、
もう片方の乳房、その乳首を、柊の口が覆う。
「ーーーーーーー!!」
声にならないうめきを上げる、晶。
恥ずかしさに、体がこわばり、両手はベッドのシーツを握り締める。
「んぐ…晶、力、はいりすぎてる」
「あ、ん…そんなこと言っても」
しばし愛撫の手を休める柊。
「ガチガチだと、気持ちよくならねーだろ?力、抜いて」
「ふ…ぅ…気持ちいいなんて、余裕ないよ…」
「晶にしちゃ、弱気なこというじゃねーか」
「どういう…意味…よ…てか、柊くん…余裕ありすぎ…?」
「!…ああ、これでも…平気なふり、だけどな」
「あ…ごめん…」
「気にすんなよ。いちいち謝るな」
「うん…ちょっと、待ってね」
そういって、晶は、数回深呼吸をする。
「うん…おっけー、かな」
「じゃ、続けるぜ」
「ん…」
再び続けられる晶の胸への愛撫。
晶は悶えながらも、先程よりは力が抜けてきた様子。
やがて…
「ん…や…ああ…なんか…変な、感じ…はぁっ」
柊は、舌で晶の乳首を転がしながら、
それが弾力を増してきたことを感じる。
そして、腕を晶の下半身へと伸ばす。
「ん…えっ!?ああっ!やだっ」
「んぶっ…そろそろ、下の方も、ほぐしておかないとな」
「そ、そうなの…やっ!あんぁっ」
下着の薄い布の上から、柊の愛撫を受ける晶。
愛撫はなおも続く。そして…。
「ひ、柊くん、ちょっとストップ!」
「ん!?」
「あの、その、ショーツが…」
「…ちょっと、濡れてきたな」
「やっ!?言っちゃ、駄目…」
「…脱ぐ、か?」
「ん…う、ん…」
「じゃ…脱がすぜ」
既に掛け布は完全にめくられ、晶の素足の先まで完全に披露されている。
柊は晶のショーツに手をかける。
晶は、自分の顔を手で覆っている。
「晶、少し腰を上げて…あ、浮かして、か」
「ん…」
「後は…足、抜いてくれるか…?」
「ん…ん…」
柊が晶の膝近くまで下着を降ろし。
晶が恥ずかしがりながら、片方づつ足をショーツから抜いていく。
足はそのまま、膝を曲げて上に立てた姿勢をとる。
そしてあらわになった晶の秘部を見て、「ゴクリ」と柊が思わず喉を鳴らす。
「じゃあ…晶、いいな?」
「うん…わかってる…」
柊も自分の下着を脱ぐ。2人とも完全に一糸纏わぬ姿になる。
「目、隠したままで、いいのかよ」
「ん…」
晶がゆっくりと手を動かし、隠した目を現す。手は口をふさぐ位置におく。
うっすらと目を開けて、柊を見る。
「覚悟…してたつもりだけど…すごく、恥ずかしい…」
柊は応えず、晶の両脚に手をかけ、晶の秘部に顔を近づけていく。
「…え?柊くん、まさか、やだっ、口でなんて」
「もうちょっと、気持ちよくなっといたほうが、いいだろ?」
「そんな、汚い…あああっ!んんっ…!」
晶は柊の頭を手で抑える。だがその手に力はこもっていない。
柊にされるがまま、その愛撫に悶える。
しばらく口で晶の陰核とその周囲の愛撫が続き…。
「ぶふ…晶?そろそろ、いけるか?」
「ああっ…はぁ、はぁ…ん、やだ、もう…なんだか、わかんない…
けど…多分…大丈夫……?」
柊が晶のほうへ体を寄せていく。
晶の顔が、上気している。
「晶…いいな?」
「うん…ゆっくり、ね…?」
晶の膣口に、柊の男性器、いきり立った肉棒があてがわれる。
「うっ…かぁ…んっ」
「んんんっ…あぁぁ…は、入ってる…柊くんのが…」
「あ、晶…きつい…な」
「あ…はっ、あ…」
「う…くっ…な、晶…動く、ぞ?」
「あぁぁ…う、うん…」
ゆっくりと、柊が腰を動かす。
そして、徐々に、徐々に、その速さを増していく。
いつのまにか、晶の脚が、柊の体にからみつく。
「あん、あっ…あ…ひ…柊くん…」
「うっ…くっ…ん?な、なんだ?」
「もっと…んっ…顔…近くで…あっ…見せて…」
「ああ…こう、か…?」
下半身の運動はそのまま、柊は晶にかぶさるように手をつき、
晶の正面に顔を向ける。
その柊の顔をゆっくりと、晶の両手が、愛おしむように包む。
「ああ…柊くん…あっ…柊くんと…私…んっ…こんな…」
「あっ…晶…」
「柊…くん…好き、だよ…」
「ああ…俺も…晶の…こと…」
「…んはっ…あ…愛してる…って…言って…」
「…ふぅっ…あ…愛してる…晶…」
「もっと…んんっ…もっと言って…っ」
「愛してるぜ…晶…くっ…愛してる…」
「うん…うん…」
晶は嬉しさと切なさの混じった表情で、目に涙を浮かべる。
柊は絶頂に近づきつつあった。
「あっ…いきそう…いいか…晶…?」
「あぁ…ね、その…前に…」
「ううっ…な、なんだ…?」
「い…いっぱい、抱きしめて…抱いてて…」
柊は片手で晶の頭を抱えるように、もう片方の腕を晶の背中に回すようにかき抱く。
晶も両腕を柊の背中に回す。
そして、絶頂を迎え…。
「晶っ…あきらぁーーーっ!!!」
「あああっ!ぁあぁぁーーー!!!」
晶の膣内に、柊の白く熱い液が注ぎ込まれる。
「くうっ…うっ…あぅっ…!!!」
「んはっ…あぁ…ひ…ひいらぎ…く…」
「あ…あ…あき…ら…」
絶頂の余韻にひたる二人。
そして、不意に意識が遠のく。
疲れの故か、それとも…。
「…くん、柊くん!」
晶の呼ぶ声。
「あ、晶…?」
「あ、やっと起きた?」
「ようやくお目覚めですか?柊さん」
「…!?」
思わずがばっと上半身を起す柊。
とっさに状況が理解できない。
目の前には、ソファに座ったアンゼロットが紅茶をすすっている。
ふと、横を向くと、晶が座っている。裸ではなく、制服を身に着けている。
柊自身もソファに座っている。もちろん制服も身に着けたまま。
「え…?あれ?俺、なんでここに…?」
「私が今回の作戦の説明を始めたと思ったら、
いつの間にかぐっすりと居眠りされてしまいましたわ。
晶さんが気を遣ってそのまま寝かせておいてくれと頼まれましたので
仕方なく放っておきました。
とりあえず晶さんにだけは、ちゃんと段取りを説明しているので
作戦に支障はないと思います」
「さすがにそろそろ時間なので、起こしたんだけど…大丈夫だよね?」
「あ、ああ…?」
少しずつ意識が鮮明になっていく。
思い出されるのは、晶のさまざまな表情、白い肢体…。
「お、おい、晶…俺、ずっとここで、寝てたのか…?」
「え…?う、うん、そうだけど…?」
晶が不思議そうに、柊の顔を見つめる。
柊も晶の顔を見つめるが、ふと晶の裸体を想像して、目をそらす。
「あ…あれ…じゃ、あれは夢なのか…?」
「夢?」
「あ…いや、よくわからねえけど…」
「柊さん、妙に落ち着きがありませんわね。」
「そそそ、そんなことは、ね、ねえよっ!?」
「そういえば、寝言で晶さんのこと、呼んでらしたみたいですわね」
「いっ!?」
「いったい、どんな夢を見てらしたのやら…」
「ななな…おい、晶、あの、ほんとに俺、寝言で…?」
「え…?あ、いや、そ、そんなことないよ。やだな、アンゼロットさん。
あんまり柊くんをからかわないでくださいよ」
「ア、アンゼロット!?」
「申し訳ありません。柊さんはからかいがいがありますから、つい」
「てめっ…ん、夢?…まさか、アンゼロット、てめえが無理やり夢を見せたんじゃ」
「私が…?私、夢使いのチカラは持っておりません。
ロンギヌスのメンバーにはそういう方もおりますけど、
今日はこちらにはいらっしゃってませんし」
「ちっ…どうだか」
「あの、そろそろ時間が」
「あらあら、そうですわね。では柊さん、晶さん、ご健闘をお祈り致します。」
「さ、行くよ、柊くん」
「あ、ああ…」
二人は部屋から出て、魔王討伐へと向かう。
そして部屋に残されたアンゼロットが…つぶやく。
「なんとか、ごまかせたのでしょうか、ね。晶さんにはお気の毒ですが…
これも、晶さんの運命に対する、私からのせめてもの贈り物。
いつか、その意味を理解してくださるでしょう」
一方二人は。
「どんな夢見たの?」
「うっ…いや…その、よく憶えてねえよ」
「ふうん…憶えてないのか……(ぼそりと)寂しいな」
「ん?なんかいったか?」
「ううん。じゃ、内容は言わなくてもいいから、ほんとは、憶えてるんでしょ?」
「な…なんだよ、やけにこだわるな」
「魔王を倒すまでは、気を引き締めないといけないから。
よかったらさ、その後、聞かせてよ。なんか、おもしろそうだし」
「う…どうかな、晶が聞いたら怒るんじゃねーかな」
「ふぅん…?じゃ、そのときまで、忘れないで、ね」
「な、なんだよ…なんかえらく意味深じゃねーかよ?」
「そんなわけないでしょ。意識しすぎだって」
柊の手に残る感触、匂い、唇の感触…とても夢だったとは思えない。
納得いかなかったが、夢だと思うしかない。夢に違いない。
「まぁいいさ。とっとと魔王退治してくっか!」
(そして本編へ…)
GJ!!!!
すげぇ
アンタ最高だよ
GJ!超GJ!!
>意外と、手慣れてる
という事は、姉貴が当時中学生の柊に無理やり…
輝明学園高等部の女子用制服を着せたわけか。
だから脱がし方が分かったと。
つまり…
柊の恥ずかしい秘密とは女装癖の事だったんだよ!!(AAry)
な、なんだってー(AAry)
GJ!
結局薬は、晶の記憶を失わせる物だったのかな?
柊の秘密は、小さい頃にくれはに「おまえはおとなになったら、おれととけっこんするんだぞ」
といった事だと信じてる自分。
うは!
ソレダ!
(゚∀゚)ソレシカナイネ!
そして本人はすっかり忘れてるくせに「柊のひみつはー!」とか言ってんのか…
哀れ柊。
>385
んー…晶は覚えてるんじゃないか?「一方二人は〜」の感じだと。
晶さんにはお気の毒ですが〜〜のくだりは、この任務で晶が二度と柊に会えなくなる点じゃないかな。
アンゼはその後の流れを見通してるみたいだけど、晶は魔王戦の後を楽しみにしてる風だし。
薬の方はアレじゃないか、『豊穣のエリクサ』(GURPSかよ)
389 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 20:45:37 ID:3UCohRi4
いきなりで恐縮だが
http://ikinari.pinky.ne.jp/ にあるランダム次回予告作成HP「いきなり次回予告」に、
柊、くれは、アンゼロットの名前を入れてやってみた。
「陰陽師・くれはは、謎の術師アンゼロットの呪詛を妨害すべく結界をはる。
結界の中の柊そして自分の命をかけて結界をはりつづけるくれは。
二人の愛の力はアンゼロットの呪詛を跳ね除ける事が出来るのか!?
そして術師アンゼロットが放った怨霊がっ!
次回『柊結界の中で熟睡』見るよろし!!」
他のも見たが、普通にNWでありそうなのがなんとも……
うはwww
よくピンポイントででたなぁwww
俺は
ある日、柊の経営しているかつら店に、くれはとアンゼロットがやってきた。
くれは「かつらをください、あふろのを…」
アンゼロット「くれははあふろをあつめているんです」
次回「こいつの家は、アフロ館」
だったwww
小暮ロット「ねぇ、柊さん…」
柊「なんだい?小暮ロット?」
小暮ロット「いつになったらイケるの?」
柊「もうちょっと動いたらすぐにイクよ…」
小暮ロット「ああっ…もうダメ…待てない…」
柊「よし!準備体操終わり!飛び込むぞ!ひゃっほーう!!!」
くれは「どんな会話しながら準備運動やってんだよ!!」
(ちなみにプールサイドでの会話)
いかん、笑ったw
レン「蓮司…!早く…早く来て…!」
「レン…?!」
一体レンに何があったのか?!
レンの異変にはやはりアンゼロットが関係していた?!
果たして蓮司はレンを救えるのか?!次号は、必見だ!
こんなのが出た、妙にエロスw
さて、蛇足、かもしれませぬが。
>薬
豊穣のエリクサって効果がよくわからんのですが、
なんとなく近いような気がします。
いちおう妊娠遅延薬(謎)のつもりで書いてました。
>晶の記憶
388氏のご明答です。
先にアンゼロットに起こされてとりあえず口裏合わせてる、という感じで。
部屋に睡眠薬撒いた後ガスマスク着けて入ってきて…という描写も
考えてたのですが、冗長になりそうだったのでカットに。
>アンゼロット
もうちょっと裏事情とか考えてたのですが長くなるのでやっぱりカット。
>くれは
くれはの描写を入れるかどうか迷いました。
思わず柊が口にしたり、脳裏によぎったりとか。
どっちがらしいか今でも悩みどころ。
>手慣れてる?
単に脱がすのに手間取る描写がめんどかったから、てのは秘密(ぉ
ただ、するする脱がすとツッコミ入るよな…とか情景を考えてたら
こんな台詞になりました。
実際どうなのかは深く考えてなかったのです。
姉貴が、ってのがブラフという可能性も…。
>結局
本編最後の写真の赤ん坊は実は柊との子供、ってオチをつけたかったのですよ。
単に晶の子孫ってだけじゃキサラと柊の繋がり弱くないかな、と。
気分は修羅の刻のあとがき、みたいな。(ぇー
まぁ所詮脳内設定ですさorz
いきなり〜系って誰かがやると下手すると100レス近くそれで埋まるよなぁ
こじまベネット聞いたせいで俺の中でベネット熱が再燃。
「けーけっけっけ!これであたしがヒロインでやーんす!」
ごめんのっかる
柊がただ一人だけ愛したくれは……
だが、くれはには忘れられない想い人、アンゼロットがいた!
次回「私の恋人は父アンゼロットの愛人…」!禁断の愛がここにある……
アンゼ男かよ!というか性別ドウなってんのよ!オチはきっと二人がかりでくれh(BAN!)
あと「豊穣のエリクサ」って子作りのクスリね。
使うと本来ありえない組み合わせ(例:犬と猫など)でもコドモがデキちゃうスグレモノ。
>395
ベネット、よく見ると可愛いんだよな
ただ、ベネットは「あたし」とは言わん!
次世代型どじっこ三下犬娘は「あっし」もしくは「拙者」だからな!
柊と晶が致さないといけない理由はやっぱ、子孫がうまれないと勝つことが出来ないからだろうか。
便乗して〜。
♪ある晴れた〜ひ〜るさがり〜ベルへ続く道
アンゼロットがご〜とごぉと柊を乗せていく
かわいい柊売られていくよ
悲しそうな瞳で見ているよ〜
>豊穣のエリクサ
アンゼ「つまり普通の人間である晶さんと、[種族:柊蓮司]の柊さんが子作りするためには
これが必要だったのです!」
柊「おいちょっと待て」
アンゼ「下がる力にさらされ続けた影響か、既に柊さんは遺伝子的にも
人間の枠を超えて(下がって)います」
柊「今、小声で下がるとか言わなかったか?」
アンゼ「気のせいです……紅茶、お飲みになりますか?」
401 :
強化(ry:2006/02/15(水) 11:48:30 ID:zwKMOdiQ
なあ、あくまで参考までに聞かせて欲しいんだが
ベル(いけない11歳)が柊を強姦することにすることになったとしよう。
そのときのベルの格好は
・全着衣。勿論ポンチョも。下着はずらす。
・ポンチョなし着衣。下着はずらす。
・全裸にストッキングとぱんつだけ。ああ勿論ずらしますよ?
・全裸ポンチョ
のうちどれだろうか。
いやネタにツマッタワケデハナイデスヨ
一番下
> ・全着衣。勿論ポンチョも。下着はずらす。
> ・ポンチョなし着衣。下着はずらす。
> ・全裸にストッキングとぱんつだけ。ああ勿論ずらしますよ?
> ・全裸ポンチョ
>
> のうちどれだろうか。
ニーソックスのみ。
ストッキングとポンチョのみ
ポンチョ&制服で最初から履いてない
406 :
強化(ry:2006/02/15(水) 19:02:05 ID:zwKMOdiQ
参考になった。
とりあえず制服は脱がすんだなww
サンキュ
あえて大人にしてみる
久々に紅巫女読んだら、「あー……そういえば別に、魔王は女の子って決まってるわけじゃなかったな」
としみじみ思ってしまった。
次回予告
通学途中に見かける柊蓮司に心奪われるアンゼロット…。
異性交友禁止の校則にどう立ち向かう!!?
電信柱から強敵ベール=ゼファーも狙ってるぞ!!?
次号 波乱の急展開!
ちょ、これ、結局柊の運命かわらなさそう(w
>>408 男女比1:9くらいになってそうだけどな。
……そうか、魔王が様々な美少女に化けるのは男日照りなのと子孫を残s(ヴォーテクス
じゃあ俺、これからベルとアンゼのギャルゲシナリオ作ってくる
今更だけど、真昼の月って昼行灯みたいだと思ZAPZAPZAP
そういや、似たよーな名前の居合技が某エロゲにあったなあ。
……いや、全く関係ないんだが。
>>409 > ちょ、これ、結局柊の運命かわらなさそう(w
ゑ? あいつの運命 = “何か”が下がる じゃねえの?
>>411 ここで発言した後にシナリオ製作ってことは……つまり、
最終的にどこかにあがってくるって淡い期待を抱いてもよろしゅうございますね?
さて、じゃあ俺はキャラを作りながら待つか……(シートに柊某と書き始める)
闇から生まれた者を闇に帰すために、アンゼロットが来日した。
「良い死を――」
アンゼロットは『狩り』を始めた。
最初の標的となったのは親友、くれは。
柊の前に姿を現したアンゼロットは――
次回、運命の螺旋が廻りはじめる――。
こういうのもいいな
年末大感謝セール!今月は休まず営業いたします。
大特価!今が旬の矢野俊策。
ぴちぴち取れ立てムチムチの田中天、お一人様1個。
お近くの菊池たけしたちをお誘い合わせの上、ふるって御来場下さい。
(で、結局何屋さんなんだ?)
…我々はとんでもないものを生み出してしまったのか知れない……っ
「…ッ、いけません……止めて下さい…!」
「いいじゃねぇか…お醤油サービスしとくぜ?」
柊蓮司の留守中に七瀬晶に忍び寄る影……キサラ=ノースライトの不穏な気配を察知した柊蓮司は一体!?
次回最終回!『昼間の団地はキケンがいっぱい☆』
絶対見てくれよな!
がけっぷちに立たされた上月司に矢野俊策が迫り来る。
上月司は生理痛に苦しむ柊蓮司との愛を貫けるのか?!
次回「上月司のお料理教室」
…いやもう、何が何だか…。
いきなり系は、オモロイけどスレが流れるな
言わんこっちゃねぇ・・・
>魔王の男女比
あー…そういえばそれ関係で一個ネタ浮かんでたんだっけ…。
今度かいてみるか。
422 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 23:28:03 ID:NKYGpj5n
>>422 マテ、それだとウホッになってしまうじゃないカ。
某所に柊蓮司バレンタインネタが投下されてたー
読んだー
パール様がでてたな
某所ってどこDA?
おー。せんきゅーです、心の友よ。
>428
ついでに
過去ログも調べてみ、いくらか出てくるから
430 :
いつふた:2006/02/18(土) 19:49:46 ID:J4EI62GI
ゲーム:天羅万象(メールで天羅)
形式:いつものふたり。
エロ度:陵辱ネタ。
レス数:3+1
「ねぇねぇ」
「あ〜?」
「前スレ
>>91がさ、天羅零2本目の感想をくれてるんだけど」
「ああ」
「ヨロイの憑喪神×ヨロイ乗りがリクエストみたいなんで、何かラブラブなの
を書いてくんない? ……ってドコへ行く」
「い、いや、ちょっと用事を思い出してな。悪いが先に帰らせてもらう」
「逃がすかっ。さあ書け、今書け、すぐ書けっ!」
「ううっ……そ、そうだな、ヨロイの憑喪神とは、要するに大太法師。明鏡の
中にヨロイ乗りの魂を封じ込めて、『これで彼女は僕だけのもの……』みたい
な感じじゃないか?」
「そういや、大太法師はヨロイ乗りを失うことが特級の弱点なんだっけ。確か
死亡ゲージが埋まるんだよね。この場合、大太法師が失って困るのは、明鏡の
中のヨロイ乗りなんだ?」
「さてな。敵がヨロイなら、その中にもヨロイ乗りはいるはずで、愛するヨロ
イ乗りの面影を重ねて、やはり攻撃ができないかも知れない」
「じゃあ、機面ヨロイなら? 中にはおっさんとか乗ってるよ? 具足ヨロイ
はヨロイの一形態としても、ヨロイ乗りの類型である人形使いは? 無印アー
キの無宿はどう? 魂が明鏡に接合している状態をヨロイ乗りと考えるなら、
《接合》で行動する金剛機なんかも攻撃できないわけ?」
「知るか。基本的なネタは出してやったんだから、あとは自分で何とかしろ」
「……あのさあ。ひょっとして、ヨロイとかヨロイ乗りとかって嫌い? さっ
きからの態度を見ていると、どーにもそういう臭いがぷんぷんするんだけど」
「そういうわけではないんだが……」
「ないんだが?」
「ちょっと…………トラウマが」
「わぁお、そりゃいい、聞かせろ聞かせろ!」
「ほう、聞きたいか」
「ギクッ」
「そうか、聞きたいか……。そんなに言うなら聞かせてやろう」
「い、いや、あの、微に入り細に渡って説明しなくていいから。概要だけ、さ
らっとお願い」
「天羅無印の頃、とあるGMと電子メールで1on1セッションを行なったの
だが、何しろ若かったからな。あれも陰陽術、これも陰陽術の一言で、今にし
て思えば厨設定に厨展開が満載のグダグダなノリ」
「ん、でもまあ、GMとPLがそのレギュレーションで納得してるなら、別に
何の問題もないんじゃないの?」
「とりあえず女のヨロイ狩りが主人公という前提だったので、アーキタイプの
データを元に、陰陽術持ちで再生蟲入りの処女というPCを送りつけた」
「あれ? 無印のヨロイ狩りって、戦で負けてヨロイから引き摺り下ろされた
不幸を背負ってるんじゃなかったっけ? そーゆーときって普通、可哀相なこ
とされるんじゃないの?」
「それが嫌だったから、たまたま気のいい女ヨロイ狩りに救い出されて、そい
つに師事してヨロイ狩りになったという設定にしたのだ」
「はあ、まあ、そういう子もいたって悪くはないよね。それで?」
「水浴びしてたら後ろから殴り倒されて、気絶している間に胎内に盗聴用の式
を仕込まれたり」
「うわー」
「ちんちん代わりに蟲を生やした女蟲使いに迫られたり」
「うひゃー」
「ヨロイの中に生えているヨロイ乗りの娘に強姦されたり」
「何それぇぇ」
「そのヨロイは甲腔内から多数の触手がうじゅうじゅ生えまくっており、そい
つでもって、アオカンで陵辱された挙句に処女喪失したり」
「うううわかった、もういい、もういいよっ」
「そのヨロイを倒すため、自分の身体を罠に使ったところ、援護が間に合わな
くて、時間稼ぎに自分から腰振って頑張る羽目に陥ったり」
「もういいってば!」
「そうそう、師匠は既に殺されて、生首だけがヨロイの触手の先端に植えられ
ていたのだが、その生首に口を吸われたり」
「やめてぇ、気色悪いぃ」
「散々犯されまくって結局倒せなかった上、新たに仲間に加えた男のシノビと、
行きがかり上、毎晩せっせとヤることになったり」
「もぉ勘弁してよぉ〜」
「あまつさえ、そのシノビと、更に黒幕が制作した傀儡も加えての3P……」
「なんとかなんないの、そのメチャクチャなエロ展開!?」
「エロだけはないぞ、普通に憎まれたり恨まれたり無力感に苛まれたり、妖と
化したり人間に戻ったりもした」
「て、天羅だけどさ、天羅だからって、もうちょっとこう……!」
「尤も、これはPCがヤられた主な内容を列挙しただけのことだ。NPCだっ
て悲惨な目に遭っている。GMが出して来たキャラだけじゃなく、こちら側か
ら仲間として提案したNPCが目の前で次々犯されるわ殺されるわ、この衝撃
は自キャラが酷い目に遭ったときと何ら変わるところがない」
「そ、そうだろうねぇ」
「メールのやりとりをしている間は、しかし、脳内麻薬でもドバドバ出ていた
んだろう。そっちがそういう話にするならこっちはもっと凄いネタで対抗して
やる、てな感覚で暴走しまくってな。かてて加えて、こっちがとんでもないネ
タを出せば、あっちは歴戦のGMだからな、予想を遥かに越えた凄まじい返し
で応じてくるわけだよ。その結果、」
「あとで読み返してトラウマになるような物語が生まれたと」
「そういうことだ。流石にもう本文は紛失したんだが、描写そのものというよ
り、それを読んだときに感じた吐き気や生理的な嫌悪感は、今もまだよく憶え
ているよ。特にヨロイやヨロイ乗りに犯されるシーンは目眩を覚えさえした」
「なるほど、そんな思い出があるんなら、ヨロイの憑喪神×ヨロイ乗りなんて
見るのもダメだろうねぇ」
「いや、書くのが抵抗あるだけで、見る分には一向に構わん。というわけで、
書いたら即座に読ませてプリーズ」
「……懲りない奴……」
434 :
メールで天羅:2006/02/18(土) 19:54:59 ID:J4EI62GI
・・・・・おしまい。
以上、ホントにやったメールエロセに基づくお話でした。
------業務連絡------
あれから三ヶ月。
神様まだですか魔物使い×夢使いの続き…………。
待ってます。
えーと…GJ…ではないか、この場合。
…南無?(意訳:ご愁傷様?)
関係ないけど、最近のお気に入りの言葉。
「止める人は大事だ。」
激しく見てみたいなあ、そのログ。
……というわけで、一応、GJ。
「ネモ船長が秋刀魚でいけないこと覚えちゃいますよ、いえー」
「え?」
「メアリーシェリーって夫とやれて無くて欲求不満たまってんじゃね?」
「え?え?」
だめだ、普段からエロネタばっかり言っているから、こいつ等ネタをネタとして認識する
脳の大事な部分が麻痺してやがる。
サヴェッジ・サイエンスか。
あれはなぁ……世界観が安っぽすぎるというか、デザインの思想が刹那的すぎるというか、
どっちにしろ“ネタ”にする余地があんまりないんだよなぁ。
FEARゲーに慣れすぎたからかもしれんが、ゲームとしてあまり好きじゃない。
ネモ船長とメアリ・シェリーとセリアントロープの始祖だけ異様に浮いてたな、そう言えば。
安っぽいかなぁ。使い古されたファンタジーよりマシじゃない?
まあデータ部分にあらが多いのはまずいんだが。
でもいきなり人間形態のエージェントが卵生み出したり電柱にマーキングするゲーム。
このスレ的にどうよ?
440 :
ちょっと妄想:2006/02/19(日) 19:49:36 ID:FmQUXxBT
あらパール、何泣いてるの?
えっ、自分より幼馴染の方が良いって言われた?
相手は……柊蓮司?ふーん確かに彼強いし顔も悪くないからね。
あらあら、枕を投げつけるなんて、行儀悪いわよ……。
それに幼馴染ってのは結構なアドバンテージよ。
ずっと隣にいれるんだからね……
えっ、まだ諦めきれないの?
くすくす、あなたにしては珍しいわね。
まあ良いわ、良い事を教えてあげる。彼は結構アンゼロットのお気に入りだから、
彼女にちょっかいを出せば彼が出てくる事多いし。
あら、貴方もアンゼロットに手を出すつもり?
言っておくけど貴方にも星の巫女にも負けるつもりは無いからね
===
色々と妄想したベルとパールの会話。
今では反省してる。
ヤヴェェ、大岡裂きされる柊を創造した(;´Д`)ハァハァ
アンゼロット「なるほど、皆さんの意見は判りました。ではこうしましょう。
三日交替のローテーションと言うことで。これぞ三日に一発損」
柊「俺の意志は無視かい」
ベル「こうしない?みんなで代わる代わるやった上で腎虚になるまえにやめた人が本物とか」
柊「ぜってえ殺す気だろ。お前等」
ベル「やだそんなつもりは無いわよ」
柊「……信用ならねぇっ!?」
ベル「ほほほ(まずは柊力を誘導して好みの年齢を下げて……)」
アンゼロット「……で、自分はロリーな肉体になって篭絡する、と」
ベル「ええその通り……って、カッコ内は心理描写なんだから読まないで頂戴」
アンゼ「ほほほ」
平然とこんな会話をする彼女たちが愛らしいけど(10%)、恐ろしい(200%)。
僕は、そんな彼女達が恐ろしくて仕方なかったわけで…
裏の国から’06 春
きまぐれの春日恭介を思い出した
ああ、でも実際ベルを選んだらばいんばいんからツルペタまで堪能し放題なんだろうなあ
某所更に追加
みんなすっかり蝿の女王でも気にしなくなってるな
恐るべしエミュレイター
いつの間にか常識が上書きされているッ!?
え?これが世界の萌える常識ですよ?
【馬鹿は胡乱な目で紅い月を見上げる】
ロリで人外で可愛いんだぞ。
これ以上何を望むのか。
従順さ
>>454 ここは俺たちに任せて、お前はツンデレの何たるかを学びなおして来い。
俺たちはここでベル様を崇めておくぜ!!
456 :
今回予告:2006/02/21(火) 22:41:16 ID:NeXilQtx
今更ARAリプ
エイジ×ショコラ
一応、未読の人はネタバレになるので注意。
(当人もルージュの後に揃えたので…)
かわいいショコラしかダメって人も読まないほうがいいかも。
時期は最終回の後。
9スレの予定。
とある町の宿屋の一室。
エイジはベッドに横になり、うなされていた。
フェルシア曰く、
「粛正の鍵となることを選び、永遠に生き続ける為に肉体の構成が変化している最中。
一時的な不調。とりあえず数日は続くので安静にしたほうが良い。」
他の4人は、路銀を稼ぐため神殿の依頼を受け、数日は帰ってこない。
苦痛を和らげるため、その手の魔法を心得る神官を当たろうという話も出たが、
エイジの存在が万一誰かに知られるとまずい、とのことで見送られた。
宿の主人等には「ちょっとした風邪」と偽っている。
不意に、部屋の戸がノックされる。宿屋のおかみの声が続く。
「カインさん、今宜しいですか?」
「?…はい…どうぞ…」
カイン、というのはエイジの偽名。
鍵を開ける音がして、戸が開く。2人の人影が部屋に入ってくる。
一人はもちろんおかみ。そしてもう一人は。
「旅の神官さまが、ぜひあなたの様子を見せてほしいっておっしゃって。
お金は頂かないから、とおっしゃったので連れてきたのだけど」
「はじめまして、カインさん。ご容態はいかがですか…?」
若い女性の声のようだ。が。
ふと、エイジはその声に聞き覚えがあるような気がした。
「風邪と伺っ…っ!?」
神官と思しき女性の言葉が詰まる。何かに驚いたように感じられる。
エイジはうっすらと、目を開け、その神官の顔を覗こうとする。
おかみも怪訝な表情で、神官に話しかける。
「あら、どうかされました?神官さま」
「い、いえ…あ、おかみさんはお戻りになってください。
しばらく、お時間がかかると思いますので」
「あの…なんかまずい病気なのですか?」
「あ、いえ…それは今から詳しく見てみないとわかりませんが…
大丈夫だと思います」
「そ、そうですか…じゃ、わたしは戻りますね」
そしておかみが部屋を出て行く。パタン、と戸が閉じられる。
エイジは、まだ、相手が誰なのかわからない。
うなされていたせいか、視点が定まらない。
その女性神官は、おかみが去った後、入り口の鍵をすばやく掛ける。
そして再びエイジの側に近づいてくる。
「まさか、こんなとこで会えるとは、ね。…エイジ君?」
「…!き、君は…!?」
その女性神官がベッドの側の椅子に腰掛け、エイジの顔を覗きこむ。
その顔にようやく焦点が合ったエイジが、つぶやく。
「…ショコラ、さん…!」
「粛正を回避するため、死んじゃったって聞いてたけど…生きてたんだね?」
「…どうして…ここに…?」
「別にエイジ君がいるって知ってたわけじゃないよ?ほんとに偶然なんだからね」
「…でも…どうして…?」
頭が回らないエイジ。その様子を見て取ったショコラは…。
「ほんとに辛そうだね。ちょっとじっとしてて」
「え…?何を…?」
そして魔法を唱えるショコラ。エイジの体が淡い光につつまれ、痛みが和らいでいく。 苦痛から開放されたエイジはほっと安堵する。
が、すぐにがばっと上半身を起こす。
「…!?これって、治癒魔法?ショコラさんがなんで…?」
「ふふ、驚いた?苦労したんだよ、習得するの。
エイジ君に指摘されてから、密かに訓練してたんだよ。
まぁ、今も訓練中なんだけどね」
にっこりと笑うショコラ。
その顔をただ呆然と見つめる、エイジ。
「あら、お礼くらい、言ってほしいな」
「え?あ、ありが…とう…」
「どういたしまして」
「…僕のこと…どうするんですか?」
「え?」
一瞬、エイジの言葉の意味を理解しかねるショコラ。
「ああ…さっきも言ったけど、ここに来たのは偶然。
別に今すぐエイジ君をどうこうしようなんて、思ってないよ?」
「あ、そ、そうなんだ…」
どうやらショコラがここに来たのは、(エセ)神官としての訓練と称し
病人に治癒魔法をかけるためのようだ。多分。
とまどうエイジ。安心していいものかどうか。
魔族であるショコラがこのまま自分を放って置くのか。
「じゃあ、お礼代わりに、説明してくれない?
エイジ君に何があったのか、ね」
最初は事情を話していいものかとまどったエイジ。
だが、生きていることが知れた以上は、隠しても大きな意味はないと諭され、
ショコラに事情を説明する。
しかし、これ以上他の人や魔族に知れるのは、まずいと考え…。
「そっか…エイジ君は、殺されない限り、死なないんだね」
「う、うん…あ、あの、ショコラさん」
「何?」
「できれば…僕が生きていること、他の誰かに話したりしないで欲しいんだけど」
「んー。そうは言ってもねぇ。魔族としてエイジ君をほうっておくのは…」
「こ、こんなこと言うのもなんだけど、ショコラさんには貸しがあるし、その」
「…うん、黙っててあげても、いいよ」
「えっ!?」
驚くエイジ。とりあえず言ってはみたものの、
そう簡単に承諾が得られるなど、考えていなかった。
「その代わり、私からのお願いも、いくつか聞いてくれるってことならね」
「う…」
「さすがに、今までの貸しとは、ちょっと釣り合わないでしょ。
その分、埋め合わせてくれるんなら、黙ってておいてあげる」
「そ、それは…」
「大丈夫。他の人間に害を与えるようなことは、お願いしないから、ね?
あと、危険な目にも、遭わせないから」
「ほ、本当に…?」
「どの道、エイジ君に断るって選択肢はないでしょ。
まぁ、神様に誓って、無茶なお願いはしないから、ね?」
「うん…」
魔族が神に誓っても、とエイジは思ったが、口には出さない。
そういえば以前にも「神の思し召し」とか言ってた気がする。
「じゃ、まずはコレを、受け取ってくれないかな」
そう言って、ショコラが取り出したのは、ひとつの指輪。
エイジの左手をとり、その薬指に指輪をはめる。
とっさに状況が理解できず、されるがままのエイジ。
エイジの指に収まった指輪は、唐突に消える。
「えっ!?今のは?」
「エイジ君には、見えないし、触ることもできないけど…私の指にも」
ショコラがエイジに向け左手の甲をかざす。 その薬指に…ふっ、と現れる指輪。
先程エイジにはめられたものと同じ。 そしてやはり、唐突に消える。
「ど、どんな指輪…?」
「ふふ…人間同士だと、愛を誓った2人が指輪をするんだよね。
それに倣って、エイジ君と愛を誓ったの」
「ええっ!?」
「…てのは、冗談」
「な、なんだ…」
「ほんとは、いつでもエイジ君の居場所がわかるように、ね。
遭いたいときに、すぐ遭えるように」
「うっ…!?」
「このくらいなら、いいでしょ?」
「うーん…」
正直、ショコラに首根っこを掴まれた気分のエイジ。
ショコラに所在がいつでも知られるというのは…。
「そう悪いことじゃないと思うけど?
エイジ君がピンチのときとか、すぐ助けに来れるんだよ」
「え?た、助けに?」
「だって…エイジ君に死なれたら…私…」
そう言って、頬を赤らめ、うつむくショコラ。
「あ、あの、ショコラさん…?」
「ほんとはね…私、ショックだったんだよ。エイジ君が死んだ、って聞いたとき」
「え、えっと…」
「そのとき、気づいたの。私、エイジ君のこと…」
「うわ、あの、そのっ…ショコラさん、ままままた、
…色仕掛けなんて、ししし、しなくても」
「あの時は、確かに、ほんの遊び心だった。でも今は違うの」
ゆっくりと、エイジに迫るショコラ。たじろぐエイジ。
ショコラがエイジの胸にしなだれかかる。
「私、エイジ君に…抱かれたい」
硬直するエイジ。その言葉の意味するところがわからない歳ではない。
その瞬間、思考が止まった。そして意識も遠のいていく。
ふと、エイジの意識が覚醒する。
目を開けると…視界に毛の塊と思しきものが入ってくる。
他にもピンク色の何かが見える。それ以外は人肌と思しき色で埋め尽くされている。
しばし状況が理解できない…。
下半身に違和感というか、妙な感触をおぼえ…
「ひっ!な、なんだっ!?」
「ぶふ…ん、あ、気がついた?」
「ショ、ショコラさん!?あ、うわぁっ!?」
ベッドに仰向けに寝そべっているエイジの上にショコラが全裸でまたがっている。
ショコラの頭がエイジの男性器の上あたりにある。
そしてエイジの顔の上にあるのはショコラの股間、女性器…
「なな、なんで、こんな格好って、そんな、手でしごかないでくださいっ」
「感じてる?エイジ君」
ショコラは片手でエイジの逸物をしごく。
エイジのそれははちきれんばかりに充血していた。
そこに柔らかい別の感触が這い回る。
ショコラの舌が、唇が、エイジのそれを愛撫し、刺激する。
「ん…んっ、んふ…んー、んん…」
「ひっ、や、やめ…ショコラさ、う、あ、あああっ!!」
刹那、エイジの肉棒の先端より噴き出す白い液体。
「んぐっ、ん、ん…ん」
ショコラはエイジの肉棒を咥えたまま、液体を飲みこんでいく。
「ん…ふふっ、エイジ君の、濃いね」
「う、そんな…ショコラさん…」
「じゃ、次はエイジ君の番だよ」
「え…」
言うや否や、ショコラの下半身が、エイジの顔に降りてくる。
「わたしのも、舐めて」
「いやあの、ショコラさんっ!?」
「ちゃんとしてくれないと、約束、反故にしちゃうよ?」
「あ…う…」
「ほら、早く〜」
エイジが、おずおずとショコラの股下の部分に舌を伸ばす。
「あんっ…うふふ、エイジ君が、私のアソコを、舐めてる…」
「ん…」
「ああん…舌だけじゃなくって…うぅんっ…唇で触れたり、指で撫でたり」
「………」
「んっ…んふっ…エイジ君…いやらしい…」
「ぶっ…そ、そんなこと言ったって、ショコラさんがやらせてるんじゃないかっ!?」
「ほらぁ、休まないで…続けて」
「ええっ…う…」
「そうそう…んくっ…」
そうやってショコラへの愛撫を続けるエイジ。
ショコラがエイジを言葉で責める度に抗議しようとするが、
すぐに「続けて」の一点張り。
やがてエイジも一心不乱にショコラへの愛撫に没頭する…。
「あっ…ああっ…あふっ…エイジ君…激しくなってきた…
じゃ、そろそろ…いいかな」
「んぐ…えっ?」
不意に、ショコラの腰が、エイジの顔から離れる。
エイジの顔は、すっかり自分の唾液とショコラの愛液で、塗りたくられている。
だが、そんなことに気を掛ける間もなく。
ショコラの美しい腰からお尻にかけての曲線に目を奪われたのも束の間。
膝立ちになったショコラが身をくねらせ、向きを変える。
先程までエイジの足側を向いていたショコラと、向き合うかたちになるエイジ。
ショコラの、少女のようなほっそりとした身体に、豊かな乳房が揺れる。
事に至ってから、顔をあわせることのなかったショコラと目があう。
ショコラが魔族であるということを忘れているわけではない。
だが、目の前のショコラから感じられるのは、欲望をそそる少女の姿。
そして女としての姿。愛おしさと、艶めかしさと…。
「やだ…エイジ君、そんなに見つめちゃって…」
「あ…ご、ごめん…」
「ふふ、あやまらなくっても、いいんだよ…」
「ああ、な、何を…」
ショコラがやや後ろにさがる。
そして、エイジの股間からそそり立つ肉棒を片手で握り締める。
「くはっ…」
「エイジ君のアソコ、元気いっぱいだね…ほら、エイジ君のが、
私の中に入っていくよ…ちゃんと、見ててね…」
「ううっ…ああっ…あ…」
エイジとショコラが、繋がろうとしている。
エイジは、そこから目を離すことができない。
やがて、えもいえぬ感触が、快感が、体を伝う。
「ひっ…あく…ショコラ…さん…あっ」
「んふっ…ああんっ…あ…は、入った…入っちゃったよ、エイジ君…」
「うぅ…うぁっ…」
「どう?…エイジ君…私の膣内(なか)は…」
「ど、どうって…こんなの…ぐぁぁっ」
「んんっ!?」
刹那、ショコラの膣内で果てるエイジ。
「あふっ…エイジ君ったら、またイっちゃったのね…」
「あぁ、ご、ごめん、ショコラさん…」
「先に口で抜いてあげたのに、もう出しちゃうなんて」
「…ぁ…その…」
「…赤ちゃん、できちゃうかもね」
「ええっ!?」
恥ずかしげに、しかし悪戯っぽい笑みを浮かべてエイジを見つめるショコラ。
気が気でないエイジ。
「あ、あの、そんな、子供、できるんですかっ!?」
「魔族とヒューリンじゃ、できないって思った?」
「あの、ごめん、ごめんなさいっ」
「ふふ…冗談、だよ」
「え?…あぁ、なんだ…」
目に見えてほっと気が抜けていくエイジ。
ショコラは、それを楽しそうに目を細めて見つめつつ、。
ゆっくりと上半身をかがめて、エイジに身を寄せていく。
「は、今度は何を…んっ!?」
喋りかけたエイジの口は、しかしショコラの口で塞がれる。
エイジの頭を愛しむように、あるいは逃がさないように、ショコラの両手が掴む。
二人のくぐもった声と、唇が触れ合う音、咥内の音、かすかな音が部屋に響く。
エイジが感じたのは柔らかいショコラの唇、そして互いにからみあう舌、
覆いかぶさるショコラの乳房、こすれる乳首、それらの感触。
互いの汗の匂い。
やがてゆっくりとショコラが重ねた唇を離す。
どちらのものとも知れない唾液が互いの口の間に糸を引く。
「…思えば、エイジ君とちゃんとしたキスをするのは、初めてだね」
「…あ、うん…そう…なんだ…」
「…どうしたの?…エイジ君?」
「…なんか…気持ちよくて…考えが…」
もはや意識が朦朧としているのか、エイジは惚けた顔をしている。
「あらら…刺激が強すぎたの、かな?」
「…うん…そうかもね…」
本気でダメそうな、エイジ。なのだが。
「でも、私の中のエイジ君は、また元気になってきたみたい」
「…あ…?」
「次はどのくらい、保つのかな?」
そういってショコラが腰を動かし始める。
「まだまだ、これからだよ…エイジ君?」
それから何度エイジが果てたのか。顔にはげっそりとした疲労感が漂う。
最後のほうの絶頂はもはや空砲だった。
「…ちょっと、とばし過ぎちゃったかな」
「…う…ぅぅ…」
「私をイかせるには、まだまだスタミナ不足だったね、エイジ君」
もはや萎びたエイジの逸物が、ようやくショコラから解放される。
体を正面からややずらし、エイジに抱きすがるように倒れこむショコラ。
「…ぉ…ぁ…」
「まともに口が聞けないのも困りものだね。仕方ないなぁ」
ショコラが念じるように目を瞑る。
エイジの体を淡い光が包む。
「…あ…魔法…?」
「…ちょっとは、ましになった?」
「…うん…少し…」
「…よっぽど、疲れちゃってるんだね」
「そんな…こと、言っても…さ」
「今度はもうちょっと、がんばってね?」
「…え…」
「ま、今日はこれくらいにしておいてあげる」
「…あ…うん…」
「まぁ、エイジ君のギルドって、女の子多いみたいだし」
「…?」
「あの犬みたいなのが、エイジ君の好みだとは思えないけど。
銀の髪の監視者は、ちょっと華奢な感じだね。
ちゃんとした面識はないけど、エイジ君の幼馴染だっていう
あの女の子はちょうど活きのいい時期かな」
「…あの…ショコラさん…何を…?」
「…3人もいれば…」
それまで、エイジによりかかり、あさっての方向を向いていたショコラが
つい、と顔を向け、エイジと顔を、目線を合わせる。
目を細めて、悪戯っぽい笑顔で、さらりと言葉をつむぐ。
「エイジ君の訓練には、ちょうどいいかな?」
「!?………あの…訓練って…なんの…」
「…うふふ…しらばっくれなくっても…わかるでしょ?」
「っ!?」
「あるいは、実の妹のほうが、興奮するかもね?」
「ちょちょちょ、ちょっとショコラさんっ!?」
「まぁ、それに関しては、無理強いはしないよ。約束だもんね。でも…」
「…でも…?」
「次は、ちゃんとイかせてね?じゃないと約束、破っちゃうよ」
「ええっ…そ、そんな…」
「…なんて、ね。エイジ君、かわいい」
「…え?」
「まぁ、約束破るなんて言わないけど、できれば、努力してほしいな」
「…」
その後しばらく余韻を味わうかのように静かに時間が流れ。
「そろそろ、エイジ君のギルドの人たちが帰ってくるかもね。
私も、ハーちゃんとネーちゃんが待ってるみたいだから」
「あ、うん…」
ごそごそと起き出し、服を身につけ始めるショコラ。
「エイジ君も、後でちゃんと服、着ておいてね?」
「あわわ、そ、そうだね」
「ふふっ…あ、そうだ、エイジ君」
「ん?」
「さっきさ…魔族とヒューリンに子供はできないって言ったけど…嘘だから」
「………ええええええええええっ!?」
「ま、私みたいな高位魔族なら、その辺の身体機能を調節するのも無理じゃないから、
今回は安心していいよ。一般的にも、確率低いみたいだし、ね」
「…それって…なんか安心できないような…」
「いつかは、エイジ君との子供が欲しくなっちゃうかもね」
「ああああのっ!?」
「ま、でも子供育てるなんて似合わないよね、きっと。私には…」
「あ…」
ふっとうつむいて遠い目をするショコラ。
何かあったのだろうか、とエイジが思いを巡らす。
しかし次の瞬間、ショコラが何事もなかったかのように笑顔でエイジに振り向く。
「じゃあ、またそのうち、遊びに来るからね」
「あはは…うん…その…お手柔らかに」
ぐっじょぶ!
よくやった、いい話だったぞ! 貴様にはこれをくれてやろう!
ショコラ=10点
今後を匂わせるオチ=3点
子供とか子供とか=5点
訓練とか=3点
萌え尽きるまでプレイ=6点
>>456に「合計27点」
さて、活きのいいという年頃のアムが今何歳なのかkwsk
GJ!
そして何気に、エイジには経験点が入っていない罠w
>>466>>468 感謝。
>>467 おぉ、経験点貰うとは予想外。謹んで承り申し候。
しかしARA初の経験点がエロSSとは…orz
アム、何歳なんでしょうねぇ。10代のどこかと思うのですが…?
熟女に「活きのいい」って使うなら別ですがね。
ED時点では確か13歳だったh(黒い車に連れ込まれる
ヒント:外見年齢
当然、その経験点を卓に申請する時は本文と467のプリントアウトをGMに見せるんだぜ?
アリアンには経験点ないから結局使えないがな
あるぞ
経験点じゃなくて成長点だってあげあしとりじゃね?
それはともかくGJ!
エイジとみんなが一緒にいるってことは最終話のクライマックスからエンディングまでの帰還の道中だと解釈してる……んだけどいいのかな?
476 :
名無しに戻る:2006/02/23(木) 21:19:36 ID:INNWBe5C
なるほど、成長点でしたな。失礼。
>>475 …ぐはっ!?なんか大変な勘違いをしてたかも。
ラスト、エイジとアム、2人ですなぁ…(遠い目
フェルシアがベネット拾ってたからてっきり再度合流したのかと。
街に出入りするときは別行動(宿で合流とか)。
さらに生存がばれないようエイジは偽名を、と想定してました。
つまりこの後でアムにばれて修羅場ということですね。
しかし過去ログのフェルシアの時と言い、やっぱり修羅場を展開するのはアムなんだな、うん。
終了時のアムの目的って世界を粛正せずにすますこと(エイジの解放)
だったけど、自分もエイジと一緒に生きたいとかいう線でネタにならんかな。
魔を貫くもの、読んでないんだけど、ショコラが出てるらしいので
取り寄せるかどうか考え中。誰かアドバイスを。
GFの別冊に載ったやつ?
まだ手に入るのか。
品切れみたいだね。
>>479 ショコラさんは出てるだけであまり見せ場はないよ。
そういやまとめサイトの人、年末から更新ないが元気だろうか……?
3Gしか入ってない財布を落として探してたり
現地モンスターを誘惑して「ショコラ命」の旗印つけた親衛隊つくってけしかけてきたり
そんなくらいしかしてないなぁ<ショコラ
485 :
479:2006/02/27(月) 07:43:24 ID:FJh75Isu
なるほど。致命的なネタは特にないということですね。
提供してくださった方々ありがとう。
しかも品切れだと入手はまず無理っぽいですね。
今更だけど、レヴェナってえちーそうな魔族ですなぁ。
シナリオのネタにした人います?w
ARAに限らずサキュバス系ネタでもいいですが。
>485
レヴェナだっけ?
とりあえず女の子モンスターをシナリオネタにすることは多い。
ドライアド、ローレライ、バンシー、リーンフォースで追加のウンディーネとかシルフとか。
最近のTRPGはこの手のネタに困らないね。いい事だ。
>486
おにゃのこ型水竜族:ヴィーヴルも追加されたのを、忘れるなよ!?
誘惑されたPC1ショタメイジ(CL9)が一夜を共にしてしまい、躯と心と
血(と体液)の契りを交わした事により、上級職&ドラグーンに転職!
睦み合ったヴィーヴルの為に、立派な勇者になる事を誓いつつも……!
文才ないんで、ここまで。誰かこのネタでSS化キボンヌ。orz
今月号のNW合わせ巫女の予告マンガ…
翠の尻に…
は げ し く 萌 え ま す た ムハッー(*`Д´)=3
って言うか…
は い て な い ? ワクテカ(*・∀・)
モチツケオレ orz
483 :名無しさん@ピンキー :2006/02/26(日) 18:08:22 ID:UitCctsR
そういやまとめサイトの人、年末から更新ないが元気だろうか……?
484 :名無しさん@ピンキー :2006/02/26(日) 23:54:15 ID:BOXhFetp
3Gしか入ってない財布を落として探してたり
現地モンスターを誘惑して「ショコラ命」の旗印つけた親衛隊つくってけしかけてきたり
ここまで読んで、
「そりゃまとめサイト更新してる暇なんかないよなぁ」と思いました。
頑張れまとめサイトの人。
↑スマソ ミス
>>488 モチツケ? 予告マンガでなく挿絵の事ジャマイカ?
とりあえずオレも萌えた(´Д`*)
某名雪スキーな折れには、ポニーテールより髪を下ろしている方が…(ガンナーズブルーム
>>489 ここはエリンディルにつながってるインターネットですね
>>489 不覚にもまとめサイトの人に萌えた。がんがれまとめサイトの人。
>翠の…
Tバックかもしれんぞ?
いや、でも貧乏だから…と、ふと頭によぎったのがなぜか木パンツ。
>>488 CEOjvnIE
最高経営責任者か…さしずめ鈴吹社長か?(`・ω・´)
翠嬢は、12個ものバイトを掛け持っているって言ってるから、
さぞかしいろんな職種なんだろう…とか妄想してみるテスツ
「かわいそうだなあ、あたし」。゚(゚´Д`゚)゜。
で職人様の降臨を祈念してみます( ー_ー)人
>>491 言われてみれば水瀬家の彼女も、こんなパジャマだった様な記憶ですな?
>>494 腰蓑?(・ω・) ROなキノコのペットアクセサリを連想…
>>495 木パンツ履いたス○アの後ろ姿参照。
なんか4コマかアンソロかでネタになってたような。
GF表紙のノエルが、すげえエロカワイイ件について。
・・・ハッタリのリプレイの文字がすげえ邪魔な件について。
ベネットの尻について一言言いたい。
小笹吾郎ぐっじょぶ!
GF見付からんよー。
これだから田舎は困る・・・・・・ orz
502 :
ちょっと妄想:2006/03/02(木) 23:07:27 ID:JKMP4Xk2
翠は目が覚めたら柊に刺された夢でオ○ニーしてる。
ごめん、相当ありえなさそう。
>>502 違うところに違うものを挿された夢を見始めればおk
くれは(巫女+幼馴染)
アンゼロット(イヂワルお嬢様)
ベル(イヂメっ子ロリ〜可変タイプ)
ポーリィ(天然)
晶(明るい元気っ娘)
キサラ(けなげ系きょにう)
ヴィオレット(クール系orブチギレ系、きょにう)
京子(姉)
レン(病弱だが快活なボクっ子)
翠(貧乏三下)
姉の京子、同一人物のレンと既に脱落済みの晶は除外して……
それでも見事なハーレムっぷりだw
強いて言ったら……メガネと獣耳が足りない?
めがねさんだったら
ぐぃーど しんぷで
たりているよ !
ハ_ハ
('(゚∀゚∩ たりているよ!
ヽ 〈
ヽヽ_)
「ふふっ」
思わず笑みが漏れた。
今私が居るのは、一面に亀の甲羅のような六角形の模様がついた場所。
そこを見下ろすように、私は浮かべた岩の上に足を組んで座っている。
もう直ぐあいつに逢える。もう直ぐあの快楽を味わえる。
そう考えれば笑みを我慢するのは馬鹿げたことだ。
私はあいつに合ったらどうするかを考えながら岩の上で笑っていた。
「ふんっ。ずいぶんと機嫌がいいようだな、ベル」
「あら、・・・ルーじゃない。どうしたのこんな所まで?」
突然出現した気配に驚くことなく私は後ろを振り返った。
そこにいたのは金髪をなびかせた私の同僚。あるいは一応の上司といったほうがいいかもしれない。もっとも私たちの間に信頼や友情なんてものは無いけれど。
「貴様がまた何かをすると聞いたのでな。・・・しかし、いまさら精霊獣を持ち出したところであまり効果はないと思うが」
足元を見ながらそう言ったルーは、今度は私を探るように見てくる。もしかしたら何か言いたいことがあるのかもしれないが、一応私の意志を確認するまでは待つつもりみたいだ。
いつもなら傲岸不遜を絵に書いたようにこちらの意見など聞く耳持たないくせに、今日はずいぶんと珍しい。
「・・別にいいのよ。この子は餌だからね」
私は微笑んで答えてやることにした。別に邪魔させるいわれはないし、手柄には敏感なルーもあえて邪魔をする気は起きないだろうから。それにもう少しであいつに逢えるのだから、こんなことくらいでい尼の私から微笑が消えることはない。
「餌か。・・・どうやら貴様が人間に執着しているという噂は本当のようだな」
多少の怒気を含んでにらみつけてくるルーに私は変わらない笑みで応じた。
何を言ってくるのかと思えば、私にとってはいまさらなことだ。と、言うよりもその噂が出たのは随分と前のことなのだがルーは今まで知らなかったのだろうか?
だが、わずかばかり訂正する場所がある。
「一応言っておくけど私は人間に執着しているわけじゃないわ。私が執着しているのはあいつだけ。それに執着なんて無粋な呼び方はやめてほしいわね」
「ふんっ。多少の力はあるようだが人間に変わりはあるまい。分かっているのか? やつらは脆弱で愚鈍、その上無才で寿命だって短いのだぞ。奴等が我々に執着するならばともかく我等がやつらに執着してどうする。しかもお前は私の次席。大公なのだぞ」
すごい剣幕というわけじゃないけど随分と怒りを溜め込んでいるようだ。もっともプライドの高い彼女にしてみたら、下の者になめられる様な事はどんなことでも許せないのかもしれない。まぁ私にとってはそんなことは関係ない。
「分かってるわ人間がどれだけ愚かかって言うのわね。でもそんなことは関係ないの」
そういってやるとルーは今は何を言っても無駄だと思ったのか腕を組んで鼻を鳴らした。
ちょっと下品だと思ったけどこれ以上機嫌を損ねることもないので黙っておく。それより――
「私こそ言ったわよね? 執着なんて無粋な言い方はしないでって」
「執着以外の何だというのだ。貴様がやっていることは人間世界で言うストーカーではないのか?」
「執着じゃないわ。これは――恋よ」
私の言葉がよほど意外だったのか、私が言った瞬間にルーは唖然とした顔で私を見つめてきた。ちょっと残念だ。今の顔を写真にでも取っておけば貸しの一つにでも出来たかもしれない。
「こ――い? ・・・恋だと? 貴様・・貴様正気なのか! 人間に恋するなど!」
「十分正気よ。それに私はこの感情を恋と表現することしか出来ないだけ。厳密に言えばこれは恋じゃないのかもしれないわ」
そう、これは恋じゃないのかも知れない。
でもそこにあるのはどうしようもないほどに、まさに恋焦がれるような感情なのだ。
まるで灼熱のマグマのように。あるいは底の無い泥沼のように。私はあいつに恋焦がれている。
「あいつを跪かせてみたい。あいつから屈服の言葉を聞いてみたい。快楽の奈落に堕ちていくあいつを見てみたい。
苦痛、恐怖、絶望、懺悔、憤怒、哀切、悲痛、歓喜、ありとあらゆる感情で、あいつの顔がどんな風に歪むのか見てみたい。
ふふっ。きっときっと楽しいわ」
もしかしたら私は陶然としていたのかもしれない。ルーが呆れた、でも何処か安堵したような表情でこちらを見てくるのに気づいて、私はルーのほうに向き直った。
「なんだ。それでは単に新しいおもちゃがほしかっただけではないか」
そういってルーは挨拶もせずに帰っていった。多分私の言葉を聴いて馬鹿馬鹿しくなったんだろう。今私が言ったことだけでは確かに恋じゃない。そんなことのためにこんな所まできて時間を無駄にしたとでも思ったんだろうか?
でもそれだけじゃない。
あえてルーには言わなかったこと。
私はあいつとの戦いそのものが楽しみなのだ。
視線、息遣い、交わされる殺意に、憎悪の念。あいつのすべてが私を興奮させる。
戦いの一瞬一瞬を想像しただけで私の体は歓喜に打ち震える。あいつを傷つけ、あいつに傷つけられる。それを想像しただけで私はイッてしまいそうになる。
それだけじゃない。
あいつの前に跪いてみたい。ぼろぼろの体で這いずり、今にも止めを刺そうとするあいつに命乞いをしてみたい。あいつの与えてくれる快楽におぼれて底の底まで堕ちてみたい。
傷だらけの体で許しを請う私を無視して強引に服を破り、胸を弄ぶあいつを見てみたい。泣き叫び、やめてと喚く私に構うことなく欲望のままに抱かれてみたい。
濡れそぼったあそこに無理やり入れられるのはどんなに甘美なんだろう。貪るように交わされる口付けはどんな歓喜なんだろう。
私はあいつを壊したいと同時に、あいつに壊されたい。
多分私は狂っているんだろう。だが構うことは無い。私に人間の価値観なんて意味は無いんだから。
「てめぇ! ベル!!」
ふふっ。どうやらやっとあいつが来たようだ。今回は随分と速い。
多分今回はレベルを下げられることも無かったんだろう。
アンゼロットもあいつに恋をしているのか、私がらみの事件にあいつがくることは少なくなった。
でもアンゼロット。恋は障害があるほど燃え上がるものなのよ?
あなたがあいつを来させないなら、あいつがいやでも来なきゃいけない状況を作るだけ。
私は今まで座っていた岩から立ち上がると、あいつに艶然と笑いかけた。
「何のつもりだ!」
「柊。あなたは相変わらず頭が悪いわね。
あなたが勝てば世界は今までどおり。私が勝てば世界は滅びる。簡単なことじゃない。
時間は残り少ないわよ。もうおしゃべりはお終い。
( 愛 し )
さ ぁ 殺 し あ い ま し ょ う
甘甘なベル以外も見てみたかったからやった。
今は反省している。
エロなんてかけねぇよ! orz
つまり、殺し愛いってことDeathか
いい雰囲気だ。
魔族らしいゆがんだ愛情がテラモエス。
傷付き倒れ伏すベル。とどめを刺そうと近づく柊にベルは…
なんて続きを期待してみる。
いいねぇ
これぞベル様だ
「……プラーナ全開、《魔器開放》、《生命の刃》の最大出力……!」
予め《エア・ブレード》を纏わせておいたワイヴァーンを中心に、周辺一体全ての空気が渦を作って巻き上がる。
背中側に振り上げた竜巻が虚無の蟲どもを吹き飛ばし、その中央に立つアイツの傷付いた肢体と、驚きを貼り付かせた表情を露にした。ベール=ゼファーの驚愕は、敗北に繋がる危険認識とは別の理由から驚いていた。
理解できないのだろう、俺が早々からこんな切り札を切る事が。実際、感覚的に見てまだ序盤戦の段階だ。俺もまだプラーナに余裕があるし、ベルはそれ以上に余裕があるはずだ。決め技を使うのは明らかに時期尚早にすぎるはずだった……普通なら。
「だが、これで終わりだっ!」
「なっ!?」
自分でも嫌な笑みを浮かべながら突き込んだ風の刃。それは蠅の女王を守る近衛の蟲を吹き散らしてプラーナに還し、次いでポンチョを引き裂き、その下の制服の接合部分を生地ごと引き裂き、吹き飛ばし、月衣の加護を失った布地をズタズタの糸屑にまで分解する。
その下に着ていた白が、一瞬だけ肌に映えて見えた。一瞬だけというのは、その下着も外套や制服と同じ運命を辿る事になったからだ。
俺がそれを認知するのとほぼ同時に、魔剣そのものも魔王の右肩辺りの虚空を貫いて攻撃動作を終える。ベルの月衣を侵食して即時に有効打を与えられる、しかしまだ直接切るのではない、ギリギリの位置だ。
わかりやすく言えば、ベルの衣服を全部ひん剥いて裸にしつつ喉笛に剣を突きつけた。
「……まだやるか?」
事実上の勝利宣言。
ベルはこのあまりにメチャクチャな事態に呆然とし、次いで顔面を紅潮させ、しかし状況が状況なので怒鳴り散らす事も余裕ぶる事もすぐにはできず、しばらく口をパクパクと動かしていた。
「……こ、こ、このっ……卑怯者っ!
あ、あなたには戦いの美学というものがないのかしら!?」
「じゃあ他にどうやって勝てってんだよ、魔剣使いが魔王と1対1で戦わされてっ!」
そう、別にベルを辱めたかったわけではない。
自分で言うのもなんだが、俺は戦闘に関してはクレバーに物事を考えられる。
でなければそもそも今まで生きてない。
ただ純粋に、戦いを切り抜けるための奇策として、こうする事が必要になったから実行に移したのだ。
実際、今回は今までの戦いの中でも間違いなく最悪の戦況だった。
仲間のウィザードが一人もいない状況で、フォートレスの奥で魔王と決戦。
そんな状況で勝ったウィザードの事も何人か知ってるが、意図的に再現しようと思ったら《小さな奇跡》が必要だ。
「う……五月蠅い!
だからって決闘の相手を全裸にして辱めるなんて一体どういう神経してるのよ!
せめてウィザードならウィザードらしくまともに戦いなさい!
あなた柊力のせいで誇りまで下がったの!?」
「お前こそ黙れよ卑怯者! まともに戦って勝てるか馬鹿女!
誰も補助魔法とか掛けてくれない! 回復とか施してくれない! 魔法対策も立てられない!
卑怯な心理戦で決着うやむやにする以外に生き延びる手段がない俺の気持ちがお前に分かるか!
事実関係バレたら人間としての尊厳が思いっきり下がるの覚悟の上で戦いの場に立った俺の立場が!」
果てしなく不毛な口論を始めながら、それでも俺は安心していた。
犠牲は果てしなく重いが、賭けには勝ったと見て良いだろう。これからリターンマッチという風ではない。
あとはベルの逆鱗にこれ以上触れないよう注意して、あっちに逃げの一手を打たせるよう仕向ければ良い。
そうと分かれば余裕も出てくるし、余裕が必要だ。舌戦を続けながら気付かれない程度に様子を観察する。
羞恥に怒り狂った魔王は相変わらず全裸のままだ。魔力で着替えを編む心の余裕はないのだろう。
表情は相変わらず真っ赤だし、首から下の肌の方も紅潮している。精神状態は極限まで乱れているはずだ。
語気に対応して呼吸も荒く、小さな胸がしきりに上下している。魔法を唱えても呪文をトチるのがオチだろう。
脚にも震えが走っていて、内股にも雫が垂れて……あー、まあともかく、まともに格闘ができる状態でもない。
「……はぁ、はぁ……下がった経験が豊富すぎて最低限のラインも見失ったみたいね柊蓮司!
こっちも無理な状況下であなたと対等に戦わざるを得ないのを覚悟して待ち構えていたっていうのに!」
「あーはいはい……って、待て。今おまえ、なんて言った」
「……!」
怯えたようなベルの瞳を見据える事で、その言葉が完全な失言だという確信を得た。
思考のギアをさらに上げる―――感じた違和感の正体。そしてなぜその失言にベルが恐怖したのか。
「対等に戦わざるを得ない、って言ったか。そうか、言われてみれば確かにそのはずだな。
アンゼロットが最優先で対処して、それでも辛うじて俺を単独で送り込めるほど綿密な妨害。
相当に高度な作戦が必要だし、それを支える戦力と前線指揮官と魔法だって必要になる」
「ええ……そうね」
落ち着いた返答が帰ってきたが……声色はひどく震えている。もう間違いないか。
「エミュレイターだって使えるプラーナは有限だ。奪いに来る以上に浪費してたら世話がない。
もちろんウィザードに打撃を与えるために最初から赤字覚悟の事もある。だが今回の目的はそうじゃなかった。
だから投入できるプラーナには限りがあった。プラーナを一番浪費したくなければ一番良いのは戦わない事だ。
だから手下を使ってリスクをコントロールして、成果を上げて撤退するまで時間を稼ぐのが一番効率的だった。
いざ敵が来てしまえば、魔剣使い一人でもなんとか潜り抜けてこれるほどお粗末な警戒しか取れなくなるが……」
ベルは答えない。
俺は努めて、静かに続けた。
「さらに悪い事に、俺はお前の戦力を過大評価して卑怯な奇策に走った。
総合戦力で対等くらいなら、今のこの状況下から逆転する目はもうないだろう。
だが俺は戦力を過大評価してたから、無理に引きとどめてまで決着を付けようとはしなかったはず。
……だから、俺がその事に気付く前に油断を誘って、逃げるチャンスを掴まなきゃいけなかった。だろ?」
「……もう、駄目か。ええ、私の負けよ……」
投げやりに言って、しかし泣きそうな顔で、真っ赤な肌で、震えながら、ベルは両腕を下ろした。
反射的に腰の辺りに置かれた手を見るが、相変わらず魔法や特殊能力の気配はない。
だが、その腰は酷く震え、両足は秘唇から溢れた蜜を擦って太腿に塗り込んでいるような状態だった。
「でも……その剣で、私の首を斬り飛ばせる?」
恐怖の色と、媚びたような響きの声。
俺は魂の根源から受け継いだクレバーな思考を最大限に駆使し、辛うじて抑揚を抑えて答えた。
「命乞いをしたいなら、もう少し誠意が必要だと思わないか?」
……とりあえず以上。寸止めな点も含めて私は謝らない。いややっぱり謝る。ごめん。
ここまで書いといて書き逃げかよ!?
頼むよ!
俺らに希望をプリーズ!
なんてクレバーな柊だ。
GJです。
GJ!
柊はもぅ骨の髄まで戦いが染み付いてるんだなぁ…就職どうするつもりだ柊。
そのスキル生かせるの絶滅社かロンギヌスぐらいしかないぞ。
永久就職先ならよりどりミドリだけどな>柊
>522
つまりオマエは柊に主夫になれと>永久就職
意外と似合いそうだな
主夫柊
>よりどりミドリだけどな>柊
つまり復活したミドリの毒牙に掛かるという事ですか。
ふと思いついた。
柊in番町学園
……思いついただけだが。
ベルって人間のことは取るに足らないと思ってそうだけど
なんか柊が軍門に下ったら喜び勇んでお持ち帰りしそうではあるよな。
んで、その後の柊
→俺はこの悪夢に縋って生きる
絶望すらも朽ち果てた
俺はこの悪夢に縋って生きる
絶望すらも朽ち果てた
→アンゼロットに酷使されてた頃と大して変わらない
お二人ともGJ!
柊、もしベルに負けたら還ってこれないんだろうな…。(ガクブル)
>527
デモンベインじゃねーかwww
>528
どれ選んでも地獄行きかよwww
トコトン酷い扱いだな柊
弄られキャラの宿命か・・・w
ペットにされるベル様も見てみたいがねw
デモンベインだとそのときの相手はニャルラトホテップなわけだが。
……それくらい異質な、おどろおどろしさがあったほうが萌えるな>ベル
定点カメラにより目標を補足しました。
予想ではあと10秒後に接触予定ポイントに目標が到着します。
これより、マーキュリーおよびフォーリナーサンプル01確保作戦を開始します。
5・4・3・2・1、開始。
「助けてください旅のどぱがっ」
や、やっべー。人、だよね今の。急に飛び出してきたから止まれずに跳ね飛ばしちゃったけど・・・。
どきどきする心臓を抑えて恐る恐る5mほど跳ね飛ばしてしまった相手に近づいてみる。
ん?このメカメカしい服装、馬鹿でかい銃。ってゆうか、腕なんか途中で分離して宙に浮いてる。
ひょっとしなくてもグレズかな?
はっ!いけません。私としたことが数秒ですが意識を失っていたようです。どうやら目標の乗っていた原始的な乗り物
には慣性制御装置がついていなかったようです。
データ不足のために起きた不可避のアクシデントによりダメージが生じました。直ちに損傷の回復を行います。
周囲の大気成分の解析結果からすぐ近くにモーリス社のバーガーMセットが存在することが判明しました。代謝に必要
な化学物質を十分に含んでいる物質です。すぐに摂取しましょう。
もぎゅもぎゅ・・・
・・・口内センサーがノイズを感知しました。どうやら対象にはピクルスが含まれているようです。ピクルスは摂取できません。
即座に排除し、摂取を再開します。
もぎゅもぎゅ・・・
ずずー・・・
どうやらシェイクはストロベリー味のようです。成分に苺が含まれていないのに何故ストロベリー味なのか不明です。
どうでもいいですが。
もぎゅもぎゅ・・・
摂取が終了しました。消化以降の代謝は自動運転に任せて作戦行動に戻ります。至近距離で軽くパニック状態に陥って
いると推測される目標に対して偽装接触を試みます。
「助けてください旅のお方」
「・・・ええと、何を?」
「戦乱によって村を焼き出され、もう何日も何も食べていないのです」
「た、食べたよね?今俺の昼飯食べたよね?しかもピクルス抜いて」
・・・検索中
どうやら「食べる」とは有機体の摂取行動のことのようです。
以上より判断すると、私の偽装情報は目標に疑われる可能性が高いです。
作戦を変更します。
「助けてください旅のお方。私の妹が山賊につかまってしまったのです」
「ええと・・・、さっきといってること違わない?」
「気のせいです」
「そうかなー」
どうやら目標はこの情報も疑っているようです。ここは目標に対して魅力的な情報を提示して興味を引くべきだと判断しました。
データベースから男性が持つ理想的な妹像の条件を検索します。
「ああっ、早く助けに行かないと私のかわいい巨乳で低身長で甘えん坊で家事が得意で無防備で兄を『おにいちゃん』
と呼び実は兄への恋心を隠していて性的な行為に少し興味を持ち始めていて横マウント猫耳を生やした妹が山賊の
慰み者になってしまいます。危険です。よって今すぐいきましょう」
「こわっ」
なぜでしょう。目標の警戒度が上昇したようです。私のことを不審に思っているかのように距離をおきました。
原因が不明です。
・・・思考ルーチンがひとつの可能性を算出しました。確認をしてみます。
「もしかして、弟のほうがよかったのですか?」
「もっとやだよ!」
さらに距離をとって危険物と相対するかのように反応し始めました。
「ってゆうか、それ以前にグレズに兄弟姉妹がいるの?」
「同系機であればそのように表現できます」
「やっぱり君、グレズなんだ」
・・・
どうやら目標の巧妙な誘導尋問により私の所属がばれてしまったようです。こうなれば実力行使によって確保します。
ポジトロンライフルを・・・おや、ポジトロンライフルがありません。
「もしかして、探し物はこれ?」
驚くべきことに目標が私の唯一の兵装であるポジトロンライフルを抱えております。目標にあれを使用する技術力は
ありませんが、私も攻撃手段を失ってしまいました。危機的状況です。
「なんと卑劣な・・・いつの間に私から奪ったのですか?」
「いや、君が俺の昼飯食ってる間、地面に転がってたから拾っておいただけなんだけど」
「目標に対するデータを更新。目標は予想以上に用心深いことが判明しました」
「君、もしかして頭悪いんじゃないか?」
「なんと失礼な。たしかに私のバージョンからメイン思考演算装置が設計変更され固定部品が減ったために生産性向上
のかわりに安定性がわずかに落ちましたが、それとて誤差の範囲に過ぎません」
「固定部品?」
「ネジですが」
私の正確な報告に何らかの感情ノイズが発生したのか、目標が自らの額に手を当てて視線を上に向けました。
このような無意味な行動をとるとは、やはり有機生命体は非効率的です。
「まあ、君の頭からネジが抜けてようと元から入ってなかろうとどうでもいいんだけどさあ。ともかく、君、これからどうすんの?」
確かに、対象が非効率的であろうと私の陥っている危機的状況に変化はありません。よってここは私の最終プランを発動させます。
作戦名「色仕掛け」状況を開始します。
「ずっと前から愛してました」
「初対面でいきなりそれ!?」
目標に作戦内容を見抜かれましたが、問題ありません。対象の感情ノイズを利用して仕掛ける作戦なので、情報に論理的矛盾が
あっても強引に成功させることは可能です。
というわけで、目標の右手をとり私の胸に押し付けます。
「ちょ、ちょっと!いきなりなにするの!?」
「ほら、こんなにどきどきしてます」
「ぼ、棒読みでそんな、うわわわわわわわ」
目標に大きな動揺が見られます。それでいながら私の手を振り払わないところを見ると、この作戦は順調に進んでいるようです。
「ちょっとまって、こんな、うわ、機械なのにやわらかい・・・」
「ハダリア人の肉体データからナノマシンで再現された有機体ボディです。肉体とほぼ同じ・・・んっ」
説明が警報によって中断されました。有機体センサが高熱を感知しました。ですが、熱傷が発見されません。不審です。
「わっ!ご、ごめん・・・・・・。痛かった?」
「いえ、ダメージは存在しません」
「あ、よ、よかった。思わず力入っちゃったかと」
「どこにでしょうか?」
「どこって、そりゃあ・・・・・・って、なに言わせんの!」
「私の胸部には破損するほどの圧力がかかっていませんでした。たしかに若干握られましたが、破壊する為には先ほ
どの最大出力の4327%の力が必要です。おそらく、あなたの最大握力でも破損することはないと推測できます」
「そ、そりゃよかった・・・・・・」
「ですので、行為を再開して下さい」
「・・・・・・え?」
今回は対象の両手を取り私の両胸に押しつけます。目標の体温が感知されます。平時よりも体温・心拍共に上昇しているようです。
「えっと、あの・・・・・・」
「再開して下さい。もっと強くても問題ありません。安心して再開して下さい」
「・・・・・・うん」
目標が唾液を嚥下しました。両手が緩やかな開閉運動を始めます。有機体ボディからの刺激がコアに入力されます。圧力センサの表示は許容値です。
「ん・・・・・・ふぅ、はぅ・・・・・・ぅんっ」
「わ、わわ。・・・・・・感じてる、の?」
「圧力、温度ともに、んっ!許容値で、すぅ・・・・・・あ」
言語の発音に異常が確認されました。機能的には必要最低限の性能を維持できているので問題なしと判断します。
「あ、あのさ・・・・・・」
「なんで、はうっ・・・・・・しょうか」
「き、キスしていい?」
・・・・・・検索中。
検索結果が出る前に、目標が行動に移りました。目標が自身の口と私の口を接触させました。不意打ちです。卑怯です。
更に目標は私の身体に抱きつき、密着状態にしました。目標の体温が上昇してることが確認できます。心拍もドキドキです。
目標が口から私の口内の空気を吸飲しているようです。このまま私の呼吸を妨害し、窒息によるダメージを与えようと
しているのかも知れません。危険です。対抗して私も吸い返します。
・・・・・・10秒。
・・・・・・20秒。
・・・・・・30秒。
目標が唇を離しました。どうやら逆に目標が窒息する結果になったようです。
「・・・・・・終わりですか?」
結果を確認すべく質問すると、いきなり目標が行動しました。
「・・・・・・ごめんっ!!」
密着させたまま私の身体を転倒させます。グラップルプログラムが自動で反応し、ガードポジションを取ります。これで
パウンドやサブミッションに対してもすぐに対応できます。
目標はそれを知っているのか知らないのかいきなり私のアーマーに手をかけ、胸部を露出させました。
「ひゃん?!」
目標が胸部尖端をくわえ込むと、有機体ボディが反射的に身体をのけぞらせます。
被ダメージを確認しますが、破損は見られません。目標の攻撃は脅威でないと判断できます。
「女の子のおっぱいって、甘いんだ・・・・・・」
「と、糖分は・・・・・・正常値ですっ。んあっ」
ホメオスタシスコントロールからは体内分泌物の異常について報告がありません。ただ性ホルモンの分泌が多くなって
いますが、肉体の故障には及ばない範囲です。
「ひゃ、う・・・・・・あん」
「気持ちいいの?」
快適な状況ではありません。ですが、目標に有機体ボディを触れられることには不快さはありません。肉体の損傷はありません。
思考プログラムにエラーメッセージが出ています。いつのまにか感情ノイズとボディ内フレアが危険値に達しています。
「わかり・・・・・・ませんっ!」
聞かれたことに回答を出力すると、目標が私を両腕で締め付けてきました。同時に首筋に噛みついてきます。ダメージは
ありませんが危険です。
「かわいい・・・・・・」
「やぁんっ!」
匂いとか嗅がれると、ダメです。目標の嗅覚はオリジン人の平均レベルとの予想データがありますが、機密が漏洩しなくても
私が観察されてて、すごくいろいろわかりそうでダメです。
目標が唐突に上半身を起こしました。すぐに私も体勢を立て直しま・・・・・・。
有機体ボディが上手く反応しません。危険値を超えた感情ノイズとボディ内フレアが命令伝達を阻害しています。
目標からのフレアと私のフレアが共鳴現象を起こして増幅し合っているようです。
目標がズボンのチャックから膨張したペニスを取り出しました。私と生殖行為を行うようです。協力すべく私もアーマーの
股ぐりの部分をずらし股間を露出させました。
指先が粘性の液体を感知しました。有機体ボディの分泌液のようです。
「う、うわああああああっ!!」
「ひぐっ!!」
悲鳴みたいな声を上げて目標が私の内部に侵入しました。軽微損傷を受けましたが、問題はありません。
「うわっ、あっあっあっ」
直後に胎内に高熱を感知しました。どうやら目標が射精したようです。有機体ボディが反射的に目標の身体を両脚で
固定します。
「ご、ごめん。だしちゃった・・・・・・」
「も、問題ありません。まだ、行為に十分なほどの硬度が残っているようです」
「う゛」
「だから・・・・・・再開して下さい」
「・・・・・・うん!」
目標が腰を前後させ始めました。二人の分泌した大量の粘液で、結合部は潤滑な動作をしています。前後運動のリズムに
同調するように私たちのフレアも、フレアも共鳴して高まっています。
「すごいよ!こんなにあったかくて、やわらかくて、きもちいい!!」
「ああ!ああ!もっと、もっと動いてください!」
「うん!うごくよ、だから、きもちよくなって!」
「んあああっ!」
過剰な感情ノイズとフレアの高まりに思考プログラムがなんどもフラッシュアウトします。でも不足です。予想ではもっともっと
フレアは高まります。
「あ、あ、ああ、ああああああ、きます!なにかがきます!」
「うん、俺ももうすぐだ!だから・・・・・・」
「いっしょに、いっしょに!」
「う、あああああああああああああっ!!」
目標の、フレアで、私が、いっぱいに
意識が回復しました。目標はまだ私と接続しています。行為が可能なほどの硬度はもうありませんが。目標も意識を
回復したようで、私と目が合いました。
「着床の可能性75%」
「え゛」
目標の筋肉が硬直しました。
「着床した場合、責任を取ってもらおうと思います」
「せせせせせ責任って・・・・・・」
目標の顔面から汗が分泌されてきました。顔色も悪くなっているようです。
「まずはきちんとした定期収入を持ち、それからニューマンハッタン郊外に4人ほど暮らす為の家を建て、
大きな白い犬を飼うことを要求します」
「なにその具体的に夢見がちな目標!?」
「そして、あなたの隣にいるのは私です」
「え、えっと・・・・・・着床してなかった場合は・・・・・・?」
「するまでやります。マーフィールールにより、いつか必ず成功します」
「ちょっとおっ!?」
「いやですか?」
そう聞くと、目標は即答しませんでした。5.7秒迷ったあとに会話の流れを無視した質問をしてしました。
「あのさ、今更なんだけど、君の名前は?」
そういえばそうでした。将来を決めた相手なのに、まだお互いの呼称すら不明でした。
だから、まずはここから始めるべきです。二人の将来を。
「私の名前は−−−」
以上
ああ、書き忘れてたけどサンプル界渡りとしろがねね
うはっ GJ
折れカオスフレアは知らない保守的イナカモノ(ってか既に半ば引退してる退役者)だけど、
ルールブック買ってみようかと思ったYO!!
脳内照合だとNWの強化人間ちゃん当たりのシーンってトコだろうか、
機械的(綾波的?)だけど、それでいて熱愛系、マサニモエス!!
>>506〜509続き
先手を取ったのは私のほうだ。
愛用のポンチョをなびかせて空間を移動し、一瞬のうちに柊の懐に入り込む。
柊の顔に驚きの色はない。直接対決したことはあまりないけれど、私が空間を渡ることぐらいは知っていてもおかしくはない。
「くそっ!」
柊があわてたようにバックステップで距離をとろうとする。
いくら魔剣使いが接近戦を得意としていても、逆に接近しすぎれば武器を振るうことが出来ずに戦闘力は激減する。
何とか自分の得意な間合いに持ち込もうとする柊に追いすがり、私はそっと右手を差し出す。
手の先にあるのは魔力で編まれた漆黒の円錐。
漆黒の円錐が、着ている服を素通りして柊の体を直接侵食していく。
「ぐぅっ!」
魔力弾を通して柊の体が悲鳴をあげているのが分かる。
私はぞくぞくとした気分でその感触を楽しんでいた――が。
次の瞬間それは何かに弾かれたように音を立てて霧散した。
一瞬柊の体が光ったところを見るとプラーナを使ったのだろう。
今の今まで円錐を形作っていた魔力が黒い雪のように二人の間を舞う。
私はそれに見とれていることは出来なかった。
攻撃の失敗を知ったと同時に、私は周囲に魔力の障壁を展開する。
私の攻撃に苦痛の声を上げていた柊はすでに魔剣を振り下ろし始めていた。
完全に防げるわけではないけどそれでも十分役には経つはず。
だけどその考えは次の瞬間に覆された。
「っ! くぅ!!」
魔剣は障壁をたやすく切り裂き、ほとんど威力を減らさずに私を切りつけた。
左肩から右わき腹にかけて袈裟切りに。
昔のより一回り以上に巨大になった魔剣は完全に私の体を二つにわける。
「ちぃぃ!」
私はその体を直すこともせずに空間を渡っていったん距離をとる。
不思議と痛くはなかった。ただどうしようもないほどに熱い。
「強くなったわね、柊。初めにあったころはあんなに弱かったのに」
「はっ! お前こそ弱くなったんじゃないのか、ベル!」
二つに別れた体の線を、そっと右手でなぞる。そうすることで別れていた体は再び一つになる。
切り裂かれた服も、まるで夢だったかのように元通り。
でも、私は戸惑っていた。切られた箇所がまだ熱い。
普通のエミュレーターや雑魚の魔王ならいざ知らず。
私ほどのものになるとウィザードの攻撃に苦痛を感じることもないし、ましてやそれが後を引くこともない。
それのなのに何故?
答えは柊を見ることで分かった。
私が攻撃を仕掛けたのは腹部のみ、それなのにぱっと見た感じそれ以外の部分の生命力も減っている。
答えは簡単。『生命の刃』自分の生命力を攻撃エネルギーに転化して相手に直接送り込む魔剣使いの能力。
「ふふっ」
思わず笑みがこぼれた。それが不思議だったんだろう、柊がいぶかしげな顔でこちらを見ている。
「? 何がおかしい」
「いえ。別になんでもないのよ」
言いつつ私は両腕を回して自分で自分を抱きしめる。
だって嬉しいのだ。いま自分の中で熱さを感じさせているのはいってみれば柊自身だ。
柊の生命、あるいは魂といってもいいかもしれない。それが今時分の中にある。
そう考えれば、この熱さは中から愛撫されているようなもの。
体が火照る。興奮した体がもっともっと柊との交わりを求めている。
そしてそれは私の望みだ。
私は微笑をうかべたままで柊に向かって駆け出した。
柊も巨大になった魔剣を構えて駆け出す。
お互いがお互いしかみていない。それは言ってみれば二人だけの世界。
そこにあるのが敵意だろうと、憎悪だろうと、まして殺意であろうとも。
今、この瞬間、確実に柊は私だけのもの。そして私も柊のものだ。
「食らえ! エア・ブレード!」
言いざま柊が魔剣を振るった。下段に構えられていた魔剣が逆袈裟に切り上げられその軌跡から風の刃が飛び出す。
魔法による攻撃距離の延長。魔力が低く接近戦しか出来ない魔剣使いたちがよく使う手だ。
私は驚くことなく風の刃を見据える。はっきり言ってしまえば私はこの攻撃を読んでいた。
柊もこの攻撃で私に傷を負わせられるとは考えていないだろう。
風の刃を放った後もなお距離を詰めようとしている柊に私は微笑みかけた。
瞬間私は空間を渡る。今度は柊の後ろ。
いまだ走り続ける柊の背中に、魔力のこもった右手を振り下ろす。
しかし、柊も私の行動を読んでいたのだろう。右手が触れる直前に身を翻して間一髪のところを避ける。
それどころか柊はその遠心力を利用して、突き出した私の右手を切り飛ばした。
でも、それも言ってみれば予定調和。私は慌てることなく次の攻撃に出る。
右足を軸に半回転。回し蹴り気味に魔力を込めた左足を叩き込む。
「!? くっ! がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
クリーンヒット。
何とか魔剣を引き戻してガードしたみたいだけど、柊はガードした魔剣ごと吹き飛んだ。
しかし、ガードが間に合ったおかげでダメージが少なかったのか。
柊はワンバウンドしたところで体勢を立て直し、両足で着地するとすぐさま魔剣を構える。
私が過小評価していただけなのか柊はまだ戦う力を失ってはいないようだ。
きり飛ばされた右手が空中に浮き、自動的に傷が修復される。
今の攻撃で熱さは感じなかった。さすがに右手だけでは致命傷を負わせられないと思ったんだろう。
今までの攻防で二人のダメージは、六:四位だろうか。
もちろん私のほうが優勢。
でもそれは柊が弱いというわけじゃない。むしろ柊は心底強い。
ただ魔剣使いと魔王では相性が悪すぎるだけ。
私相手に一対一で、ほぼ五分の勝負を出来る魔剣使いが柊のほかにどれだけいるだろうか?
残念だけれど次の攻防で決着がつく。魔力攻撃に弱い柊は次に攻撃が直撃したら耐えられないだろう。
「・・・魔器、開放!」
それが自身でも分かっているんだろう。柊は静かに魔器の力を開放した。
大気がざわめく。本来は風のない月光の中。風は渦を巻いて柊を取り囲んだ。
ルーンを浮かべた魔剣が周囲の空気を圧して、柊を中心にした大気の流れが加速する。
一瞬ごとに速く鋭くなっていく流れは――魔剣を一振りすることで霧散した。
柊が準備を終えるとほぼ同時に、私も最後の攻撃準備を終えていた。
私の右手には漆黒で作られた巨大な魔力弾。今までの円錐ではなく純粋な球体のそれは威力も比ではない。
今の私が出せる最大最強の攻撃力。
まだ余裕のある私がそんな最後の切り札を出すとは思わなかったんだろう。あるいは何かの罠かと思ったのかもしれない。
柊が油断なく私を睨み付ける。
「何のつもりだ。ベル。お前なら今のままでも勝てるだろ」
「ふふっ。あなた相手に油断なんてしないわ。それに一対一の勝負で、猫が鼠をいたぶるようなことは無粋じゃない」
「はっ! 嬉しくて涙が出てくるぜ。そうしなかったことを後悔させてやる!」
「出来るものならやって御覧なさいな。でも、その前に私が全力で叩き潰してあげる」
言葉の押収をしながらも私たちは間合いを詰めていた。
すでに一足一刀の距離。先に隙を見せたほうが圧倒的に不利な状況。
そして先に隙を見せたのは柊のほうだった―――――
「負けちゃった・・・」
空に浮かぶ赤い月を見ながら私は横たわっていた。
一刀両断に断ち切られた上半身と下半身がゆるゆると再生を始めているが、そのスピードは亀のように遅い。
逆にそこから伝わる熱はまるでマグマのようだ。灼熱が蝕み無意識に汗が出る。
魔剣から伝わった柊の命は確実に私の体を犯していた。まだ神経はつながっていないがおそらく下半身からは蜜が溢れているだろう。
「ふふっ。あはははははははははははは」
笑う。笑う。私は笑いを止められずに狂ったように笑った。
最後の攻防。先に攻撃を命中させたのは私のほうだった。それなのに負けたのは私。
なぜかと問われれば答えは簡単だ。結局私はまだ柊を過小評価していただけのこと。
攻撃が命中する瞬間柊は一つの魔法を使った。
『エア・ブレード』
攻撃距離を延長するその魔法は同時に風の属性を与えられる。
アルティメット柊戦で見せた、直接攻撃から魔法攻撃への転換による仲間の援護。
そして柊の着ていた服のポケットからは、風に対しての加護が得られる護符が出ていた。
さすがにアンゼロットも、私との対決にいつもどおりの装備だけで放り出すようなことはしなかったらしい。
それでも最後の最後まで、その切り札を取っていたのは柊だからこそだろう。
今この場に柊はいない。
私が倒れ付すと同時に柊はもっと奥の方に行ってしまった。
それも当然。柊の目的は私を倒すことじゃなくて精霊獣をとめることなんだから。
魔王である私に止めをさすという誘惑を断ち切り、目的を達成しようとする柊が誇らしくもあり寂しくもある。
柊がもし私に止めを刺そうとしていたら?
私は多分今までのような興味を柊に持つことはなかっただろう。
柊には守るべき者がいる。その筆頭は幼馴染の赤羽くれはだろうが、そのほかにも一緒に戦う仲間や、
あるいはなんとか気を引こうとするアンゼロットも含まれるかもしれない。
でもそれは未来永劫変わらないことなんだろうか?
人は変わっていくもの、もしかしたら数年後にはその内容は変わっているのかもしれない。
でも、私は違う。柊に関わろうとするものたちの中で唯一の"敵"
例えそれが憎悪と敵意の果てにあるものでも私だけが変わらず柊の中に存在し続ける。
憎みあい、傷つけあい、殺しあう関係。
でも、それで柊の一番になれるのだったら構うことなんて何もない。
「速く、速く来なさい、柊。そっちにあなたの求めるものなんてないから」
私は震える声で柊を呼ぶ。もちろん遠くにいる柊にその声が届くことなんてないだろうけど。
再生の終わった体を私はぎゅっと抱きしめた。いまだ残る柊の命を命一杯感じるために。
息が荒い。予想通り溢れていた蜜が下着にしみこんで少し違和感がある。
でも、そんなことは関係なく私は上気する顔で柊の言った場所を見つめていた。
とりあえず戦闘シーン
一応この後のことも考えてはいるがエロなんて初めてだから書けるかどうかは未定
それにしてもリプレイでは炎砦が二人の初見だよな?
二人とももうすでに知り合いみたいだったけど
ついでに聞きたいんだがこの後のエロシーンもし書くんだったら
1 このままベル視点
2 いやいや柊視点
3 どっちも駄目 第三者視点
のどれが良い?
>>532-542 GJ〜。
しかしルルブ持ってないのでしろがねのイメージがよくわからず。
表紙左中央のヘルメットぽい女の人かな?
>>544-550 GJ!
1.ベル視点
に一票入れときます。
>>550 素敵だ。GJ。
1.ベル視点 に一票。
そしてベルの外見はロリで。できれば11歳!11歳!
>>550 4.視点を交互に
書くのはえらく難しいだろうが(;´Д`)
>>550 柊視点が良いんじゃないか?
話の流れとして、柊が何考えてるか理解できた方がすっきりすると思う。
既に知り合いってのは、多分アレだ。
ルールブック、スタメモ、ロンギヌスの公式シナリオ6つ全部でPCやってたんじゃん?
コスモガード時代に遭遇してたとか
>>550 ベル視点で。戦う高校生と恋する地獄なかんじで。エロス。
>>551 うん、それ。
>>553 難しいって言うか、面倒くさいよね、ザッピングは。
>550
柊視点も読んでみたいから柊に一票
>>554 それってリウイがシナリオソース使い潰してるみたいでやだ。
公式シナリオでベルとラブくなってるのは実際にプレイした
PLの特権だと思う。
リウイ…初期設定の段階から、出生・立場・能力に恵まれたハーレム主人公。
柊 …初期設定はただの魔剣使い。セッションの過程で不幸街道まっしぐら。
積み重ねって大事だよね…
リプレイとかでの柊の優遇かつ不運ぶりが受け入れられてるのも、何となく
そういった積み重ねが「おれたちの代表」っぽいところもあるからだろうな。
もちろんエロパロでもなー。
>>554さんに同意。
通して読んだ時、柊に視点を変えた方が状況説明とか、緊迫感が伝わりやすい気がします。
本音をいえばベル視点で読んでみたいですが!(w
でも、書きやすい方で書かれた方が一番かと…
ベル視点でまず書ききって。
そしてその後、柊視点で改めてハァハァ(´д`;)
>>564 早っ!
股間のもう一匹の蛇さえなかったら最高だったのですが・・・。
ムッチムチですな、股間の蛇(;´Д`)ハァハァ
数ヶ月ぶりに投下
すみません、ごめんなさい。数ヶ月ぶりなのにまだ終わってません
***
〜2日目 10:00 支部屋上〜 Side 和樹
屋上に出た和樹はその拳を壁に打ち付ける。
痛みは感じなかった、それよりもこの怒りが内側から体を焼き尽くしそうになる感覚が自分を支配していた。
自分でもよくわからなかった。何に対する怒りなのか。
FHへなのかマスターレイスへなのか、真希やUGN、梓に対してなのか、それとも何もできない自分に対する怒りなのか。
わからない、怒りの衝動に駆られていた。
理性では、わかっている。自分一人では何もできない。
だが、それを他人に指摘されることがさらに怒りを鎮めることができない原因のひとつなのだ。
自分は仲間に信用されていないのではないか?という疑問すらわき上がり、何も考えずに港に今すぐ向かうべきではないかと、もう一人の自分が叫ぶ。
「和樹!!」
女の声……、梓だ。
「……何の用?」
自分でも怖いくらいに冷たい声がでた。自分を追ってきたであろう彼女は、その声でビクッと肩をふるわせる。
『いつも俺に説教をするくせに、そんな反応するなよ』
もう一人の自分がささやく
「大丈夫だ、一人で行ったりはしない。ちょっと放っておいてくれ」
彼女から目をそらし言う。信頼を裏切られた、そんな感情が彼女に冷たい態度をとらせる。
「だが……」
「放っておいてくれと言って居るんだ!!」
自分でもびっくりするほどの大きな声が出た。
「放っておけるわけがないだろう!!」
そして、彼女は俺を抱きしめた。突き放そうと動くことも俺にはできなかった。
「そんな顔をしているヤツを、放っておけるほど。私は冷酷じゃない」
その時、俺ははじめて自分が泣いていることに気づいた。
〜2日目10:03 支部屋上〜 Side 梓
咄嗟のこととはいえ、和樹を抱き寄せてしまった。
なんでこんな事をしてしまったのかは、自分でも解らない。
でも、そうしなければならない、そうしなければ和樹が「向こう」に行ってしまう。
「梓?」
「私は、お前を失いたくない。真希だってそう思っている。だからお前を護り、妹を救い出すために最善を尽くす……」
和樹の顔を撫で、涙をぬぐってやりつつ
「だから、お前も私たちを支えてくれ」
「梓!!」
今度は向こうから私に抱きついてきた。胸が苦しい。彼の香り臭いが私を狂わせる。
「すまない、梓、俺は!!俺は!!」
「大丈夫だ。私たちはお前を裏切ることはない。だからお前も私たちの信頼を裏切らないでくれ」
私も彼を抱き返す。
パチパチパチ……
空々しい拍手が響く。
「すばらしい!! まさに感動的な場面に出くわしてしまったようだね!!」
見たこともない男が何故か、屋上給水塔の上から私たちを見下ろし拍手をしている。
私と和樹は咄嗟に離れ戦闘態勢を引く
「思わず背筋がむずがゆくなるほどの台詞ありがとう!! いやあ、大変愉しませてもらった!!《黒翼の獣》、そして《ワールウィンド》」
「何者だ!!」
和樹が《ワーディング》を張りながら男に問う。
「おや、すまんね邪魔をしてしまって。私はこの件を担当させていただいている《マスターレイス》だよ」
気障ったらしい口調、慇懃無礼という言葉がしっくり来る態度で男は名乗りを上げる。
「貴様が《マスターレイス》?」
私は顔をしかめる。昔、我々にちょっかいを出してきたマスターレイスとは明らかに別人だからだ。
「マスターレイス=日下部のことだと思っている輩が多いんだね、日本は!! 悲しい、悲しい事実だ!!その呼び名はただの役職にしかすぎんし、あんな男と一緒にされるのは甚だ不愉快だ!!」
芝居がかった台詞と、大仰なジェスチャーで男は応える。
「お前が、FHと言うなら……」
私と和樹は同時に男に攻撃を仕掛ける
「私の研究所を荒らされると、片付けるのが面倒だから。仕方なく出向いてきて上げたよ。UGNエージェント」
男、《マスターレイス》はその攻撃を避けもしなかった。
そして彼の異形化した腕と、私の刀が男を貫く……が、手応えがない!!
「どこをねらっているのかな?」
背後から男の声、目の前の、貫かれた男は次第に消えてゆく
「なに!!」
「私の領域で勝てるとは思わないことだ。ボーイ&ガール」
「オルクスシンドローム!!、そして幻影を使ってきたことを考えるとソラリスシンドロームか」
私はつぶやき刀を構えるが、この目の前の男が本物とは限らないのだ。気配を探る。
「ご名答。そして既に君たちの感動劇の最中に仕込みは終わっているのさ」
その瞬間、和樹が息を荒げる。
「ど、どうした和樹!!」
「体が・・・」
その瞬間
……ドクン……ドクン……ドクン
私の体にも変化が起こる。体が妙に熱っぽく、力が入らない。
「急激に動くから毒が回ってきたようだね? 動くことも億劫だろう?」
男はにやにやしながら私たちを見下ろす。
「君たちはとても興味深い存在だ。日下部のオモチャにするのはもったいない。だから私が有効に使ってやろう」
「何を、何をするつもりだ」
男は下卑た笑みを浮かべる。
「何、人間というヤツは苦痛や圧力という物には必ず反発する生き物だ。だが、快楽、悦楽、いわゆる「楽」という物に対してはその誘惑を抗する力という物は極端に弱い」
私と和樹の周りに霧が立ち上る。
「オーバードになってもそれは変わらん。喜怒哀楽、喜悦と快楽を刻み込まれた人間はそれを与えた者を裏切ることは、それを上回る「喜楽」を与えたれぬ限り無い。
だから限界までの快楽を君たちに与えよう!!私に逆らおうという気もなくなるほど、いや私に喜んで従うほどの快楽を」
心臓の動きがおかしい、正常に脈を取ることができない。息苦しい……。
「だが、私が与えるは切っ掛けだけだ。お互いでその快楽の高みに登りたまえ」
そしてその瞬間もう一人の私が囁きはじめる。いつも押さえている私が
『この衝動に従ってしまえ、お前の隣にいる男をお前の物にしてしまうチャンスだ』
「ふざけるな!! そんな物に私はまけない!!」
全身の力を総動員し、近づいてきた男に刀を突き出す。
刀は男の肩口に吸い込まれるが、私の足は思うように動かずたいしたダメージを与えることはできなかった。
「無駄なあがきだ」
男は私の手を振り払い肩に突き刺さった刀を抜き……
「ぐぁぁ!!」
横で動けずにいた、和樹の太股に突き刺す!!
「君が私に手向かうから、君の大事な人が傷ついてしまったよ?」
「やめろ!!」
叫ぶがもう、体が言うことを聞かない。
「二人から離れなさい!!」
一発の銃声、男の心臓をまごうことなく貫く弾丸。
真希が屋上入り口から男をねらい、グロックを構えている。
「おや、支部長殿も参加してくれるのかい?」
普通なら致命傷である傷なのだろうが、男は意に介した様子もなかった。
「アクア・ウィターエ」
そうつぶやくと傷はみるみるふさがってゆく
「私に傷は無力だ!! そう君たちは無力なのさ!!」
そう言うと彼の領域が広がり、霧が真希にも取り巻きはじめる。
「何なの、この霧は!!」
真希も霧に囲まれ、力が抜けたのか崩れ落ちる。
「ふ、これでこの支部も終わったな……フハハハハハハァァァ」
男の哄笑が屋上に響き渡った。
***
今回は以上で
次にエロがある・・・はずだ!!
>532-540の人
GJ!
>匂いとか嗅がれると、ダメです。目標の嗅覚はオリジン人の平均レベルとの予想データがありますが、機密が漏洩しなくても
>私が観察されてて、すごくいろいろわかりそうでダメです
ここに激しくおにんにんがおっきしたお!
>ベル戦闘の方
がっつり、ベル視点、かなぁ。
>軍門に下った柊
俺はこの悪夢に縋って生きる
絶望すらも朽ち果てた
アンゼロットに酷使されてた頃と大して変わらない
→寧ろ、待遇がよくなってねーか?
がダークホースな希ガス
うわ、一日見ないうちに大量に投下されてる。
>>532 前半の掛け合いでウケた。
実は夢見がちなしろがね萌え。
>>544 1.ベル(11才)視点 に一票。
>>568 GJ!!
この展開を待っていた。
続きを楽しみにしておく。
引越しやら何やらで忙しいけど、大量投下を見てやる気が出てきたので
どうにかして今月中に続きを投下するつもり。
しばし待て。
>532-540
>「そして、あなたの隣にいるのは私です」
むねがときときした
ルージュ読み直してたら、エイプリルの一話のハンドアウト、皇帝との関係が友人になっとるな。
二話からはビジネス・・・つまりあれか、牢屋にいる時は友人関係?
ツンデレ皇帝と、見透かした上平然としてるエイプリルとかいう妄想が湧き出てきましたよ?
いやアレだ、他に人の来ない地下深くの独房でふたりっきり=オレはオマエのお飼いモノ♪
で内心ハアハアしてたのに「オモテへでろ」言われて
「・・・オレに・・・もう、飽きたのか?」とかショックうけていったん関係が冷めたんだよ。
で、
キャンペーン終了時にはきっと釈放されたのに、自分の意思でまた首輪つけて牢屋に戻るね。そっぽ向きながら頬染めて。
つまり二人とも素直じゃない、さらに四月タンはマゾっけ有りに一py(BAN)!
え?拘束プレイは友達のよしみだけど、野外露出プレイは金取るぞって「BLAM!BLAM!BLAM!」
誘導されて来てしまいました。
ふとDX2のエロエロステージを思いついてしまったので
ココに置いといて反応を伺おうと思った次第ですが、
ココにざっくり貼っても(・∀・)イイ?
>>580 くっ、こんなにレスポンスが早いとは。少々地下を過小評価していた様だな私は。
有り難い限り。そんな訳で以下につらつらと。
ダブルクロスエロステージ
Xanadu of Nightmare 〜淫魔の楽園(がくえん)〜
■テーマを一言で
ダブルクロスで淫獣学園
■従来ステージとの変更点(こまかい設定は後ほど紹介)
PCは女性のみの、「ナイトメアレネゲイド」に侵蝕されたオーヴァード。
(…にした方がいいのかなあ。腐女子の方々が男のみで遊びたいと思うんかなあ)
衝動はステージ専用の表を用意する(えろいの)。覚醒もそうするかも。
女性のジャームを「サキュバス」と呼び、
その眷族となった男性のジャームを「インプ」と呼ぶ。
PCから敵NPCへの攻撃は、従来通りの致命を狙う事が目的。
敵NPCからPCへの攻撃は、傷つける事ではなく「絶頂」させる事が目的。
敵NPCのHP(Hit Point)は、従来どおりに扱う。
PCのHP(Hentai Point)が0になった場合は「バッドステータス:絶頂」を受ける。
侵蝕率が100%未満なら、「絶頂」してもHPが回復する(<<リザレクト>>する)が、
侵蝕率が100%以上なら、「絶頂」状態が永久に続いてしまう。
この状態を解除するには「死亡する」「サキュバス化する」「タイタスを使う」の三通り。
クライマックスフェイズ終了後の自律判定まで侵蝕率が100%未満の場合、
PCは「サキュバス」としてNPCになる。
自律判定時に、通常よりもダイスが1個減る。
クライマックスフェイズの戦闘終了後に、ロイス(PC間可)と「慰め」を行った場合はダイスが1個増える。
GMは、「慰め」の為に別のシーンを設ける事ができる。
■設定
○舞台
私立の女学院(のつもりだったけど、共学の方がええかなあ)。
ここ最近、篠山涼果と言う(いかにも彼女っぽい容姿の)若き女性が学院長に就任した。
○突然変異種「ナイトメアレネゲイド」
この学院内で発見されたオーヴァード、ジャームから検出される「ナイトメアレネゲイド」は、
通常のレネゲイドウイルスとは異なる性質を持っている。
・感染経路や発症要因は通常のレネゲイドウイルスと同じだが、
その中でも特に「性交渉による粘膜感染」が極めて高い。
・男性が発症(感染ではない)してオーヴァードとなったケースは今のところ皆無である。
ほとんどがインプ化している。(変更の可能性有り)
・多量のナイトメアレネゲイドが通常のレネゲイドウイルスと混ざり合うと、
レネゲイドウイルスがナイトメアレネゲイド化する結果が発表されている。
その為、UGNは各エージェント、イリーガル(主に男性)に対し
女学院に近寄る事を禁止している。但し、女性はレネゲイドが書き換えられるものの
オーヴァードの状態を維持できる為、女性メンバーが潜伏している可能性はある。(変更の可能性有り)
○「ナイトメアオーヴァード」
ナイトメアレネゲイドに感染し、オーヴァードとなった者達を総称した呼び名。
通常のオーヴァードとの違いとしては、以下の点が挙げられる。
・性的な接触に対し、敏感になる
・侵蝕率が高くなるほど、性欲を抑えきれなくなる
・侵蝕率が高くなりすぎるとサキュバス化する
・絶頂に達すると、通常のオーヴァードで言う所の<<リザレクト>>に似た現象が発生する。
UGNでは、この現象をそのまま<<リザレクト>>、分別する場合は「ナイトメアリザレクト」と呼ぶ。
・侵蝕率が上がり過ぎたナイトメアオーヴァードについての経過報告からの推測だが、
ナイトメアオーヴァードがサキュバスとの戦闘後にサキュバス化しない者に共通する事として、
その多くが戦闘後に性欲を抑えきれなくなり各々の方法でそれを発散、
特に親しい間柄にある者同士で発散していたケースが多い。
これについては溜まった性欲をただの「肉欲」として発散するのではなく、
恋愛や友愛など、各種の「愛情表現」として発散させる為との、関係筋による説が有力である。
○「サキュバス」と「インプ」
サキュバスとなった者の目的は通常のジャームとは異なる、大別して以下の二点になる。
・性欲を満たす……説明は省略する。
・眷族を増やす……相手がオーヴァードだろうが一般人だろうが、男だろうが女だろうが、
自らの能力を駆使して肉欲の虜にし、自分の操り人形を増やす事を目的とする。
覚醒させられた者は、多くの場合はそのサキュバス(インプの場合は、その主人)との
性交渉が病みつきになり、以降は継続的な性交渉を約束する事で主人との主従関係を結ぶ。
インプとなった場合は確実に眷族になりますが、
ナイトメアオーヴァードと化した場合は理性がまだ働くため、眷族にはならない。
また、オーヴァードを通り越してサキュバス化した場合でも、潜在能力が高ければ高いほど
眷族になる可能性が低くなる。一説によると、主従関係が逆転してしまったグループまでも。
つまり、サキュバス化してしまった者を夜の街に出すと、大変な事になる。
1つの街が淫魔の巣と化すのも、時間の問題となるからだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ざくっとこんな感じです。ステージ専用衝動表作るのめんどいなあ(ぇ-
まあ面白そうであれば改変するなり使っていただくなりどうぞ。
突っ込みも歓迎です。
エージェント、イリーガルが近づけない、女性のみ、っつーのはちょっとつまらんかも。
百合もいいんだが…
サキュバスがかなり危険な存在な気がするからなぁ。
隔離都市にしてしまえばいーのではないかと愚考。
(AA)略
百合!百合!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 百合!百合い!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
面倒くさいらしいので作ってみた。
○ナイトメア衝動表(1D10ROC)
0:無欲
すがすがしい気分だ。常識という名のつまらぬ衣を脱ぎ捨て、自分はより純粋な存在になるのだ。
自我、ヒトとしての性欲、愛。もう、そんな下らないものに依存する事は、ない。……素晴らしい、のか、それは?
1:吸精
ふいに感じたのだ、激しい吸血衝動を。同時に、それがただの血では癒せない渇きである事も知った。
それができるのは、君が欲するのは、君に体を……そして心を捧げた者の身体から流れる液体だけだ。
2:飢餓
今、眼前にいるのはただの肉奴隷だ……まだ抵抗する? それは些細な問題だ。
素直に貪れ。味わい尽くせ。生きたまま魂を失い、隷属していく人間の姿は想像するだけで……。
3:支配
憎いゆえに危害を加えたいわけではない。恐怖に震えた魂が安寧のために身を委ねる過程が楽しいのだ。
ぞくり、これから起こるだろう出来事に身体を震わせ……君はそのおもちゃに声をかけた。穏やかな声で。
4:自慰
心から突き上がる性欲。今、この場にいるのは自分だけで良い。誰にも自分を見せたくない。
……そんな自分の浅ましさを死ぬほど情けないと思いながらも、指のうごめきが止まる事は、ない。
5:加虐
弱い者をいたぶるのは快感だ。見たいのはただひとつだ、許しを請い、泣き叫ぶ姿。
さあ、恐怖に震えろ。お前は私の指に蹂躙されるためだけの存在だ。
6:嫌悪
唐突に喉の奥から熱いものがこみ上げてきて、差し伸べられた手を乱暴に振り払う。
誰にも触れられたくない。何もされたくない。身体中の全てが嫌悪を示すのだ、ヒトの愛に対して。
7:乱交
触れ合える全ての人々と愛し合いたい。一人だけを独占したいと思うのは偽善だ。
裏切り者と蔑まれて相手を失うならそれでも良い。笑顔のまま、次の相手を探そう。
8:妄想
もう一度考えてみろ。彼女が自分を愛してくれるのは、心からそうしたいと思っての事か?
信じられない。まわりのものすべてが。そうだ、今、自分に微笑みかけてくれるあなただって……!
9:被虐
自分はまともな人間の中にいてはいけないのだ。ただここにいるだけで、誰にも必要とされない。
誰にも認められない自分を傍に置いてくれるというのなら、たとえ相手が悪魔でも構いはしない!
10:失禁
心臓が高鳴った。本能が、心に警鐘を鳴らした。だめだ、嫌だ、助けて、怖い!
体がすくみ、心が真っ白になり、無様に転倒する。下腹部から漏れ出した液体が不快な感触を伝えてくる。
11:淫乱
欲しい……眼前にあるもの、全てが欲しい。身体の内からくるこの衝動に身を任せたい。
あまりの期待に眩暈がする。湧き出るのは純粋な愛欲。状況も場所も関係ない。
587 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 13:42:00 ID:AwPMkKJ+
乙
ヘソ出しボディースーツのオッサンがこの表に従って夜な夜な奥さんに襲いかかってるのかとオモタ。
ここでボードゲームネタを期待してみる。
…「艶っぽい要素を兼ね備えたボードゲームなんてあるのか!?」と言う指摘は置いておいて。
人生ゲーム、出産マスでの出来事とか
超人ロックのトラップ「スカイホークダンディ」とか。
シルエットをレマI(使用前)からレマII(使用後)に変えるのが流行ってたな…‥
…‥一体何人の住人にわかるんだこのネタ。
「コールドブラッド」の一件の後、謹慎という名目での休暇を得る隼人と椿。
先の一件での無茶(特に隼人)から、トレーニングも禁止され、途方に暮れる椿は、ヒカルに勧められるままに、隼人と休日を過ごす。
映画や、二人でのショッピングなど、今までろくに体験したことがない休暇を過ごす二人。
意識してこなかった、今までとは少し違う絆に気付く二人。自然に笑い合って、自然に唇を重ねる。
という話を考えてみたけど。
なんだ、この二人は妙に意識し合うよりも、自然体でくっつくほうがいいよなあ、と思うんだ。
反応があれば実際に書くかも(´・ω・`)書かないかも
594 :
581:2006/03/09(木) 23:15:58 ID:JIBRLv25
>>583 やはり女性のみってのはアレですか。そこは改善しないとなあ。
エージェントが近づけないフレーバーってのも「女性のみ」を強調させる為に選択した策なので、
その辺は大幅に変えないと。
隔離都市は…流石にキツいかなあ。
そして百合スキーだとバレてしまったっぽい私ガイル
>>586 >10:失禁
おにんにんおっきした
それはさておき、ありがとうございました。
完成度高いわぁ。エロいわぁ。
>>588 オッサンはインキュバス
異能使いネタとかどうよ?
あのムチムチの美咲フランカとスリムな会長の飽く事無く続けられる痴戯…
異能使いもなぁ、公式サイドのメタプロットがないからちょっと話の広げようがない。
ハードなエロを期待できるNPC(永遠姫とか)もいるが、男の方が「誰てめぇ」状態になるのは避けられんし。
リプレイの鳴神を使ってやるか、公式サンプル同士で絡ませるくらいじゃないか?
固まった世界観に囚われずに“単なる伝奇エロ”でやれるのは利点かもしれんが。
13歳は危険だなあ・・・
まあ、アムも13だが
こいのぼりもおなじくらいじゃない?
>>597 性的にもお肌の張り的にも一番魅力的な年代だと思うが。
お前の嗜好は好きにしてくれて構わないが、風潮的・世間的にマズいから
内緒にしとけ、な?
そうだよ、最高なのは二次元の14歳d
【地下よりも深い奈落に堕ちたという】
今、ここに
>>601という俺の魂の片割れがあったはずなんだか、君たち知らないか?
それでしたら今さっき私の黒の剣の糧になりました。
初出のベルたんは10歳ですよ?
あれは魔王で超古代の生きものだからソフ倫的にはOK。
つか、もっとも若いであろう魔王(邪神?)でさえ齢70は超えてるはずでは?
ソフ論は、実年齢が云々、のはず。
でなければ、どう見ても○学生にしか見えないキャラが、
エロゲに横行するはずはないかっ!(クワワッ!
ベルたんは実年齢は軽く億いってるだろうから
どんなにロリエロリかましても超OKということで……よろしゅうございますね?
あたり前田のクラッカー
>>608 常識で判断して下さい。
当然OKです。
星継が第28話「アンゼロットの一日」聴いたーヽ(`Д´)ノ
時雨やんちょっとだけキャラが立ってきた哉とかは、置いておいて…
ア ン ゼ 様 呑 み す ぎ wWw
流石に腎臓とか肝臓とかヤバイだろ…とかも置いておいて…
お小水タイムも多そうだな…(*´Д`)
と地下スレ的感想をば
同じこと考えたけど、アンゼ様はトイレ行かないと本気で言いだしそうなのでスルーした。
ていうか本気で飲んで寝て遊んでを繰り返しているだけだったな。
仕事もほとんど遊んでるようなものだったし。
昼寝の時間で柊の事呟いてるのが少し萌えた
午前の世界滅亡の危機を速攻で救って、午後にはまた別の危機に向かわされる
柊は、やっぱすげーわなー、いろんな意味でw
シャワーシーンは、ゼヒともヴィジュアル化して欲しいよなっ!(・ω・)b
「ふんふふ〜ん」は、ゲストのじゅんいっちゃん意識なのだろうか…(笑)
さやさやの「あっは〜ん?」もエロ系だったし、
(本当は天の「こぐれでぇす?あはぁん?」を連想してしまった負け組だったが…orz
今月号も結構マンゾクなでした(´Д`*)
ところで柳は何であんなにセクシーばっかり、言うんだろうか…?
強化人間劇場コミックというかベル本ですが、先日こんなやり取りが。
おかん:そういえば忘れてたわ
強化:何が?
おかん:先月戻ってきてたよ、この郵便
【知覚力ジャッジ:成功】
強化:ちょwwwコレwwwwwヤバスwwwwww
なんか夏のお祭りにエントリーする権利すらないみたいですが。
このマイナージャンル本を出せるイベント誰か知ってたら情報プリーズ。
ttp://vippic.moo.jp/up/files/up44632.jpg
>夏のお祭りにエントリーする権利すらない
……世の中間違っている!(血涙)
神は死んだ!(号泣)
大変かもしれませんが、虎の穴とかで通販になる可能性はないのでしょうか。
それはそうと、管理人様、更新お疲れ様です。
>>593 隼人と椿の話はぜひ読んでみたいですが、もうすぐ3巻が発売なので複雑ですね。(汗)
いきなり新キャラ(安達さんPC)と隼人が恋人になってたりした時にはもう…。
しかし、オリジンが全4巻になるのって、3巻ラストで隼人がジャーム化したからなんてことはないですよね。(汗)
>>618 生還者は伊達じゃないと信じたいが、椿がジャーム化しちゃったらだうしやう(ドキドキ)
>>618 だからこそ今書きたいかもしれぬ(´・ω・`)
ラジオCMに聞いたら余計に、隼人と椿の「日常」を書きたいなと。
いろんな意味で3巻が楽しみではある。
>616
>616がどこの所在か知らないので、東京近辺であると仮定するならば、6月と10月のサンクリぐらいかと思われる。
もしベルの服を制服だと言い張る気があればコスカという手もあるが、流石にそれは厳しいか?
卓ゲの虹がメインだとオールジャンルぐらいしか出られるイベントが無いんだが、如何せん関東近辺のオールジャンルイべントはほとんどが(実際は)女性向けだからな。
>>621 来月東京に引っ越す。
サンクリかー。考えてみる。
虎とかには卸すとおもうけどイベントでなくショップ直ってのは抵抗が。
むしろオールジャンルよりコミティア向けじゃね?
>623
それも考えんでもなかったが、コミティアはオリジナル限定だからベル本だとアウトじゃね?
オリキャラならともかく、既存キャラ出してる時点でオリジナルとは言えねえべ。
神様ァァァァ。・゚・(ノД`)・゚・。
ええい、地方民だからどの道買えんが、見たいもんは見たいんじゃ畜生ーッ
委託! 委託!
委託が一番無難ですかな
無難かもしれませぬが、強化神(おい)におかれましては、
委託もショップ通販と同じように抵抗を感じられるかもしれませぬな。
自分で本を捌けぬことには変わりないわけですから。
>>620 ぁぁ、なんとなく、その気持ちわかるような気がします。
自分も、『愚者の楽園』でレンが柊と誰かの子どもかもしれないと思ったとき、
書きかけのSSに立ち向かったり、好きなカップリングのSS書こうとしたり、
変な焦燥感?に駆られました。
…結局、書き上げられませんでしたが。orz
某所完結(ボソ
何にせよ、出たらここで曝されそうな予感>ベル本
1000円以下の金をケチってレアジャンルの芽を潰すくらいなら普通に買うけどな
イベントの後でとらには卸すって言ってるし、ここの住人はそれ程バカじゃない
たとえ曝されたとしても、紙媒体で手元に置いときたいな
地方だからとらに期待
さらされるって書いてるが、発売場所がさらされる、の意でないかな。
と信じたい。
何が晒されても漏れは買うけどな
地方で入手できればorz
636 :
いつふた:2006/03/18(土) 11:25:02 ID:bmhCm69E
ゲーム:天羅万象(天羅零3本目)
形式:小説(男一人称)
エロ度:和姦と言えるほど合意が成立しているかどうか微妙。挿入あり。
レス数:4+1
終幕:主人公にとってはハッピーエンド。
◇かいらい
父が傀儡師であったから、物心ついたときから私にとって傀儡術――幻術は
人生の一部だった。
傀儡を削り出した神木の廃材を利用して、犬や猫を形づくっては幻術を掛け、
鳴いたり走ったりさせて遊んでいた幼い日。
息子には非凡な才がある。そう自慢した父の誇らしげな顔が忘れられない。
お前には非凡な才がある。そう呟いた父の妬ましげな背中が忘れられない。
父は傀儡師としては三流だった。父の手になる傀儡は『愛玩人形』に過ぎな
かった。教えられた通りに笑い、教えられた通りに泣く、綺麗な綺麗なお人形。
それでも傀儡師自体が珍しく、傀儡そのものが貴重であるから、父も父の傀儡
も珍重された。
あんな物を作って、何が嬉しいのだろう。小さい頃から私には不可解だった。
違うだろう。傀儡とは、永劫を有する一瞬の“美”。限りある時間に生きる
人間の、不恰好な子供時代を経て、ほんの一瞬だけ光輝き、次の瞬間には醜く
老いさらばえる、その一瞬を捉えて永劫となすのが傀儡師の仕事ではないのか、
と。
私が処女作の傀儡を、その不出来のゆえに叩き壊した冬の朝、父は死んだ。
理想は高く、現実は変えがたい。実際に傀儡作りを始めて、その困難さには
絶望すら覚えた。幻術は、幻ゆえに、自在であって不自由だ。確たる想いがな
くばそれは形を為さず、確たる想いだけでは、それは形を留めない。頭に思い
描く“美”が、素体の上に結実しない苛立ち。ようやく形を為した“美”が、
あっという間にほぐれて消える喪失感。
父が羨んだ私の才能。一体、それは何だったのだろう。助言を求めようにも
師たる父は既に亡く、仮に生きていたとて、かつてあんなにも馬鹿にし嘲った
父におめおめ教えを請うわけにもいかなかったろう。
悔しさのあまり枕に落涙する毎日。
そして私は、彼女に出会った。
―〜―〜―
折れそうに細い背中。その後ろにまわって、私は彼女の帯を解き、胸だけを
はだけてやった。夜気に浮かぶ蝋燭の灯火に、蜻蛉めいて透明感のある真っ白
な双丘がまろびでる。
「……恥ずかしい、です……」
ぽつりと呟く彼女。やはり、これは興を殺ぐ台詞だと思った。二度と口にし
ないよう幻術を施す。
彼女は黙って頬を染める。そう、それでいい。
しっとりした素肌に両掌を当て、小ぶりながらも柔らかな肉づきのそれを下
からすくいあげるようにして揉みこねる。ん、と喉の奥で声を堪える反応。そ
の調子だ。
ぎゅう、少し力を入れると、
「あ、いた……い」
遠慮がちに痛みを訴える。ここまでは教えた通りだ。
私は力を抜き、優しく、あくまで優しく胸を揉む。少しずつ、段々強くして
いく。
私の動きに合わせて、彼女の息が荒くなる。軽く目を閉じて快楽を享受しな
がら、快楽を受け止めかねて小さく顰められる眉。
「は……は……はぁ……っ、は、ぁ…………」
ぎゅう、再び力を入れると、
「ああ……っ」
喉をさらすように頭を仰け反らせ、甘い快美感を訴える彼女。
同じ刺激を与えられて、先と今とでは異なる反応。しかもこんな仕草、私は
教えていない。即ち傀儡が、私の幻術を基に、自ら『動き出した』証拠だ。
深い満足感が私の心を占めた。だが、まだ、これからだ。
―〜―〜―
彼女は病人だった。半死人だったと言ってもいい。最初は軽い風邪だったの
だろう。だが貧しさが彼女に無理を強いて、病をこじらせた。
翌日には祝言のはずだった。だが婚約は、疾うの昔に解消されていた。彼女
は一人で、一人ぼっちで、家とも言えない傾いだ小屋の薄暗い片隅で、若い命
を終えようとしていた。
死ぬのは、仕方がないと思うのです。彼女は言った。
けれど、折角こうして生まれて、女の華も知らぬまに死んでいく、それだけ
が心残りなのです。彼女は泣いた。
例えば事故で、生娘のまま死んだ女は化けて出る。それがこの里の言い伝え。
だから普通は通夜の晩に、村長かそれに類する男が、亡くなった女を抱く。
だが、死因が病の場合は別だ。感染る、そう怖れられて、生きているうちか
ら隔離され、死んだあとは、化けて出られぬよう遺体を千々に砕き、山深くに
捨て獣に食わせるのがこの里の慣習だった。男を知らない、それだけの理由で、
女は家族や親類縁者の眠る墓に入れてもらえなくなるのだ。
私は、彼女とは何の関係もなかった。ただ、傀儡の制作に行き詰まり、自暴
自棄になっていた。感染って死ぬなら、そこまでの男だ。そう考えて、彼女に
情けをくれてやった。
ところが、それで救われたのは私の方だった。
ありがとう。死ぬ寸前に彼女の浮かべた笑み。かつてあれほど美しいものを
私は見たことがなかった。
“美”を追究して、そのくせ私は、今まで本当の“美”というものを知らな
かったのだと、やっと自覚した。
そして気づいた、自分の勘違いに。だらだらと続く永劫の“美”、それは私
の目指すべき真の“美”ではない、と。
私は旅に出た。八方手を尽くして望み通りの神木を手に入れ、狂ったように
ノミを振るって素体を削り出した。
為すべきことは一つだった。彼女の“美”を。あの表情を再現すべく、私は
素体に幻術を施し始めた。
笑いながらの死。
全ては、その一瞬のために。
―〜―〜―
“あの”彼女が濡れがたい体質であったように、“この”彼女も濡れがたい
ようにしてある。たっぷりと、彼女の狭間に唾液をまぶしてから、私はそこに
自分を沿わせた。
ゆっくりと、中央の門に、先端を……押し込む。
びくり、彼女の身体が跳ねた。『未知の』行為にあって、彼女は不安と期待
に揺れている。実際には何度も繰り返している行為だが、彼女の頭にその記憶
がなく、肉体にも痕跡がないのだから当然だ。たとえ誰にどれほど犯されよう
とも、傀儡として完成するまでは、彼女はまっさらの処女なのである。
少し奥へと進む。すぐに手ごたえがあった。
ここからだ。
膜を突き破る感触でもなく。
癒着した襞を突き剥がす感触でもなく。
そんな物理的な感触を遥かに凌駕する、『処女を奪う』という行為に対して
男がいだく幻想と悦びを、彼女自身が、傀儡自身が、無意識の幻術行使を以っ
て相手の男に与えるように。
私は彼女に幻術を施す。慎重に、丁寧に、細心の注意を払って。ぽたり、彼
女の肌に落ちる私の汗。それに気をとられて幻術が途切れかける。いけない、
もっと集中しなければ。
そして――私は――彼女の――最奥部に、達した。
「これだぁ…………っ!」
我知らず、絶頂にも似た吐息の中から私は独りごちていた。
この感触。この感触だ。一体の傀儡が、否、一人の処女が、生涯にたったの
一度、男に対して与える最大にして最高の法悦を、私は傀儡というかたちで物
にすることができたのだ。
私に貫かれた苦悶と幸福、うめきと喘ぎ、喜びに浮かぶ熱い汗と痛みに強い
られる冷たい汗、どのどちらでもありどちらでもない様子で淫らに身をくねら
せる彼女の姿は、私の身体に伝わる感触に素晴らしい彩りを添える。
完璧だ。私は絶賛した。
と、同時に……不満にもなる。
まさかこれで終わりではないだろう?
これが傀儡の、私の限界ではないだろう…………?
いや、今は、今の私の最高傑作である彼女を完成させることに専念すべきだ。
ふと彼女を見下ろすと、下肢の一点に幻術を集中させすぎた弊害だろう、頭
部の幻術が疎かになっており、髪質が僅かに絹糸そのものの色合いに戻ってい
た。これでは画竜点睛を欠くというものだ。私は急いで彼女の中から抜け出て、
もう一度、基礎から幻術を施し直したのだった。
―〜―〜―
一年後、私は完成した彼女を野に放った。
処女喪失の翌朝に、死ぬ。そういう傀儡を、私は作ったのだ。勿論、彼女に
はそのことを伝えてある。
生きていたければ、彼女は文字通り命懸けで貞操を守らなければならない。
それでいて彼女は、真実の愛を捧ぐべき男には死を賭してでもその身体を開く
のだ。そして、心から満足して、彼女は笑いながら死ぬに違いない。私の望ん
だ理想の“美”を体現して、彼女は死ぬのである。
また、彼女を抱いた男は、生涯でただ一度、これ以上ない絶頂を迎えること
だろう。他の女とでは決して味わえない最高潮。彼女を抱いたあとで、彼女以
外の女に彼が満足することはあるまい。しかも彼女の死によって、それは二度
と体験することができないものとなる。だからこそ“美しい”思い出として、
彼の心に永劫に刻まれることだろう。
苦しむからこそ、苦しむ心があるからこそ傀儡は美しいのだ。ならば傀儡を
手にした男の苦しみもまた、傀儡の美しさではないか。求めても得られない彼
の苦悩が、彼女が死んだあとでなお、彼女の“美”をより一層浮き彫りにする
ことだろう。ましてや彼もまた、彼女を愛したとすれば…………。
私の視界から、やがて彼女の姿が消えた。彼女が体現する“美”、その顛末
を私が見ることはなかろうが、そんなことは最早どうでもよかった。
早速、私は新たな傀儡の制作に取り掛かった。
さて、次の傀儡には、何を以って“笑いながらの死”を体現させようか?
641 :
天羅零3本目:2006/03/18(土) 11:32:25 ID:bmhCm69E
・・・・・おしまい。
以上、傀儡の調教もとい制作を題材にしようと思ったお話でした。
良い感じに狂ってますな。乙です。
乙。狂気とエロスの交差がイカス。
今DXオリジン3巻読んでるんだが…
狛江を仔ライオンが慰めるシーンでいきなり妄想が膨らんだ俺
バター猫ハァハァ
>644
喰われるぞw
>641
GJ、人工生命フェチの漏れには致命的ロールだ
漏れが抱いて、腕の中で安らかに逝ってもらいたい
【コイツも変質者だという】
今DXオリジン3巻読んでるんだが…
戦闘に負けた狛江が道場内で不特定多数のジャームに辱められる妄想を膨らませた俺
あと伊織たんハァハァ
狛江、人気だなあ。
子犬キャラだからだろうか。
主人を失った仔ライオンのその後が気になってるのは漏れくらいか…‥
そして伊織と言われると竹脇無我が…‥
伊織なら医者だけど、庵だったら手から炎出しそうよね
641<棒状のものを三本献上します
つ= |||
>>649 そりゃ、狛江が普通の猫と勘違いして育てるんですよ。
隼人「一年経ったらめっちゃおおきくなってる様な」
狛江「すっごく大きくなったよ(笑)」
ダブクロスレの萌え京香に触発されて京香SSを書こうと思い立った。
微ロリな京香がえちぃお仕置きをされる感じ(非凌辱系)
>653
んじゃあ、責め役は3巻のラストに出てきた春日一族のロリっ娘で
そういえば、随分前に誰だったかのブログ(天か希有馬だったか?)で
春日恭二の妹がロリっ娘という話題があったような…
姉がろりっ娘だったら嫌だろう
いや、ありかもしれん
問題ないだろ。エロゲなら年上のロリっ娘なんてザラだし。
>656
つ[冷凍睡眠]
…あの世界にあったかどうかは知らんが。(烙印シリーズ片手に読みつつ)
>>658 エロゲじゃなくてもベルたんがいるじゃないか
重要なのは外見年齢であって
肉体年齢ではないですよ?
【「せんせいのお時間」を読みながら】
精神年齢も、その次くらいに重要だろうが!
卓上ゲーム板のDXスレで萌えプランナーネタが鈴生りですよ、おまいら。
すずめすずなり
萌えプランナーがふたな(ry
(バカはジャーム化した)
ダヒカたんもふたなり
とりあえず某所で頑張ってるハッタリ君を激励するためにも誰かふたなりものを書いてくれ
イウサールがフタナリになるのとか?
ベル「下等な人間なんて大キライ。臭くて臭くてやってられないわ。
なんで生きていられるのかしら?
あ、でも柊蓮司なら……そうね、精液を飲んであげてもいいわよ?」
とか何とか宣ったベルらしきエミュレイターがいたので、とりあえず斬り殺した。
俺が一撃で斬り殺せたので偽者だ。だから問題もなければ良心の呵責もない。
もし万が一にも本物だったなら、きっとベルは正気を取り戻した後に自決する。だから問題もなければ良心の呵責もない。
というかベルは敵だから問題もなければ良心の呵責もない。
「うりゃー、しねまおー、とりゃーとりゃー、ぐさぐさー」
「柊蓮司さん。そのエミュレイターはもう死んでいます。無駄な労力はお控えください」
「……だな。悪かった。いろいろストレス溜まってて、つい」
今回の仕事でコンビ組む事になった強化人間の榊原燐にたしなめられて反省。
ちなみに、榊原燐のプロフィールについてはNW164pを参照。何でこんなヤツと組んでるのかは聞くな。
今回は一応ロンギヌスの代表で来ている事になっている。アンゼロットはどうも俺の事をウィザードに宣伝したいらしい。
何の謀略かは想像がつく。要するに、俺をアンゼロットの手駒と認識させて、他からの依頼を干させる気だ。
まぁ、今はそれは良い。
「アンタ絶対覚えてるだろうから聞くけどよ、この種の悪趣味な仕掛けは今回で何度目だ?」
「確かに覚えています。今と同じ仕掛けは本作戦ではまだ遭遇していませんでした。
が、これと類似した―――パターン命名。『魔王の粗悪な模造品』は今倒したものを含めて26体。
それらは全て異なる外見に設定されていますが、擬似人格は全て同一設定と考えられます」
「そんなもんか。そういやベール=ゼファー以外にくれはとアゼル=イブリスとパール=クールもいたな。
命名するときに『魔王の』なんて付けたからには、他のも全て魔王なんだな?」
これは確認だ。俺はその26体のモデル全員と面識がある。
「不確定ながら、そう考えるべきでしょう。19体は既知の魔王のものと推測。
残り7体は個体識別できませんが、内閣調査室が把握する既知のウィザードでないのは確かです」
ちなみに、その七体はおそらく日本政府に話の通ってない未知のエミュレイターだ。
ロンギヌスの資料室で調べた(調べ物はウィザードになってから得意になった)俺は全部元ネタを知ってる。
ぶっちゃけ、全部が魔王だ。造物主は魔王に対して劣情と悪意に満ちてる奴、というわけだ。
「ところで、アゼル=イブリス、パール=クールなる人物はその7体のどれかのモデルと考えられますが」
「あんたにはそれを知る権利がない、と主張したがる奴がいる。それで通してくれ」
「了解。では進みましょう。魔法資源の無駄遣いはしていませんか?」
「そんな機会はなかっただろ。でもアンタのほうは、そろそろ無駄弾を撃つ覚悟しといた方が良いぜ」
そろそろ嫌な予感がする。こんなエキストラ扱いの代物じゃないマジモンのエミュレイターがいる気配だ。
警戒するに越した事はない。
特に今回は物理系二人のパーティだし、肝心の相棒も資料ほど強くない。おそらくレベルも俺とタメかもっと弱い。
最初に実力見極めた時はこいつもレベルが下がったのかと一瞬思ったが、そういう節もないようだ。
公表情報における組織幹部のレベルは全部プロパガンダだって話を前にナイトメアのおっさんから聞いた事がある。
レベル50ってのはレベル50ウィザード1人に匹敵する戦力を持つという意味であって、それは必ずしも単体戦力じゃない。
なんで世界の危機にマーリンや天眼大僧正が立ち向かわないかといえば、純粋にそんな力はないからだ。
そもそもレベルという概念自体が魔法相対論における……と複雑な論理的背景はあるが、要するに誇大広告という事だ。
実の所、彼女個人がレベルゼロ以下でない事を感謝しないといけないんだろう。
「うし……いくぞ!」
なんだかすごく矢薙柊っぽいな
ここのエロSS書きさんはホントレベル高い。
毎回すごい楽しみに見てる。
でね、自分も混じろうとしてみた訳ですよ。
DXオリジン3巻の狛江があんまりに可愛かった。
可愛かったんでSSを書いてみたんですよ。
そしたらなんかエラいことに…。
でも書いたのにゴミ箱ポイよりはマシかなぁと。
開き直って投稿させていただくことになりました。
皆さんの足元にも及ばない若輩ですが、どうぞよろしくお願いします。
―――悲しくなるほどにやつれた体が、私の上に圧し掛かって来る。
少し力を入れれば、砕けてしまいそうなやせ衰えた体躯。
かさかさに乾いている皮膚の下で、どろどろと欲望が煮え滾っている。
今から私を犯そうとする異性の全てを、両手を広げて、受け入れる。
あの人の瞳が、今夜も私を見てくれていないことが、少し寂しかった。
もう慣れてしまった、年上の男性の体のニオイ。独特の、体臭。
荒くなった吐息と鼻息から強く感じられるそれが、鼻腔を満たしていく。
木の枝のような両腕で開かれた両足の間で、あの人の体が激しく動いていた。
実験室の天井を向くほど勃起した男性器が私を貫き、腰の動きに合わせて私を揺さぶる。
クスリで濡れそぼった私の女性器は、挿入された男性器に絡みつき、締めつける。
擦れる粘膜の心地よさに、発情した体が火照り、互いにより強い快楽を与え合う。
それは愛し合う男女が行う行為の筈なのに、なぜかとても虚しさを漂わせていた。
体が快感に熱を帯びれば帯びるほど、私の心とあの人の心の冷めて、距離が遠のいていく。
首に回した両手で、あの人の顔を引き寄せて、唇から漏れる喘ぎを耳元で聞かせてみる。
体と体は近づいたのに、心と心の距離は泣きたくなるほどに遠くなる。
気持ちいいのは、ウソじゃないのに。この行為を厭うてはいないのに。
その気持ちがクスリでもたらされたモノじゃないと、あの人には伝わらない。
女性器から水音が鳴るほどに濡らし、男性器を咥え込む私をあの人が罵る。
淫売、売女と罵り、さらに激しく腰をぶつけてくる。胸が張り裂けそうだった。
あの人に、誰とでもこんなことをする女だと思われていることに。
そして、そんな言葉を投げかけられてもお構いなしに、昂ぶってしまう体に。
程なくして、私の胎内にあの人の精子が放たれる。一方的な絶頂と、射精。
あの人は私を、今、性欲処理の道具として扱っているのだから、当たり前のこと。
歯を食いしばり、呻き声をあげながら、あの人は熱い白濁を私の中に注ぎ込んでいく。
私はぎゅっと、両足をあの人の裸の腰に巻きつけて、その迸りを受け止める。
たとえ一方通行の性行為でも、私をあの人が満たしてくれたことが、嬉しかった。
「――緒方さ……きゃっ!」
ばしん、と音がして、走る痛みに、私は頬を打たれたのだと気がついた。
あの人――緒方昭良は、同時に絶頂に達しなかった私を役立たずめと、吐き捨てた。
そのまま、乱暴に裸の私――辰巳狛江を突き飛ばして、身支度を整えて出て行く。
一度も、振り向いてはくれなかった。ただの一度も。熱くなった頬を押さえる。
頬を打たれた痛みより、役立たずだと言われたことに、強く胸が痛んだ。
あの人を実験体としても、女としても、満足させられない自分。
無力さに歯噛みする私の両足の間から、情事の名残である精液が零れる。
あれほど熱かったそれが、すぐに冷めてしまうことが、私を無性に惨めにさせた。
「―――っ ぐ……っ…… ふっ…ぇ…」
無機質な実験室の寝台の上、私は、裸の肩を両腕で抱きしめながら。
零れ落ちる涙と嗚咽を止める術を見つけられないまま、泣き続けた。
以上、緒方さん傾倒の狛江SSでした。
裏設定として、狛江は緒方さんに処女を奪われ、毎夜求められてます。
女の子に実験→裸にするよねぇ→裸にしたらしちゃうよねぇ
とゆープロセスを経て完成いたしました。
小ネタ
隼人「なんだよその態度は!」
椿「うるさいわよ変態!私に話しかけないで!」
隼人「へ、変態!このヤロ…」
椿「変態に変態って言って何が悪いのよ!
だいたいね、半脱がしでベッドに縛りつけて、言葉責めと焦らし責めで
執拗に責め抜いたあとに、失神するまでイカせ続けるなんて鬼畜よ!このド変態!」
隼人「全部お前がしてくれって言ったことじゃねえか!」
椿「な!私のせいにする気!卑怯者!」
隼人「あんなに喜んでたくせに、いまさら文句言うなよ!」
椿「うるさいうるさい!男らしく非を認めなさいよ!」
伊織「あのぅ〜二人とも。ここ病室なんだけど」
オリジンを読んだ後、夢に見た伊織の見舞いに来た二人の痴話喧嘩(?)ネタ
私の理性は、それは椿ではないと警告する。
だが同時に、私の感情が激しく萌え盛りグッジョブを連呼するのまた、
紛れもない真実だ。
>>671>>672でベル、アゼル、パールの名前が出てるけど、
別に今まで他の職人の書いたSSに出てる奴を意識したわけじゃないよな?
久々に保管庫行ったら柊と絡められてる魔王と名前の出てる魔王が一致してるのが気になっただけだが。
って、んなわけないか。
最近仕事のせいか文章を悪意をもって読むクセついてるなorz
>>680 ん、そういう意味じゃないのか?
ただ、多分悪意とか無く。
これまでのSSで柊と面識の有る魔王、『の模造品の魔王出現』という事件でしょ。
最初に本物に面識がないと模造品も何も無いわけだし。
で、面識の有る魔王をそれまでに投下されたSSを意識してチョイスしたと思った。
>>681 だよな。そういう解釈でいいんだよな。
待てよ……ということはヘタするとべるぐるみが出てくるのか。
初めて書き込みます。つたない一品ですがどうぞ。
コントラストサイドより桜×史朗で。
いきなりだが僕は立ったまま縛られている。しかも鎖で。ご丁寧に特殊鋼だ。
壁から吊り上げられた手をジャラジャラ動かすがびくともしない。足は大の字
に広げられている。腰の辺りで桜が懸命に僕のズボンのベルトと格闘している。
「えっと、どうすればいいのよ、もう」それは僕の台詞だ。どうしてこうなった
のだろう。分からない。いつものように学校帰りにUGNの支部に顔を出すと──
「史朗、ちょっと、第三研究室に一緒に来て。野暮用があるから」
富士見桜はM市のUGN支部のイリーガルとして熱心に働いている。さまざまな作戦立案などにも中心的な役割を果たすことは少なくな
い。本人自ら抱えるUGNの秘匿情報から懸念の声も他の支部から上がっているが支部長の水原マキは気にしない。
この頃は実働作戦ばかりでなく内部研究にも目を向けるようになった。レネゲイドウイルスには分かっていない事が多い。熱心にレポー
トを取り寄せて読んだり、スタッフにさまざまな指示を与えたりする。その目的はようとして知れない。
一方、松永史朗はかつての気の弱さに鳴りを潜め、圧倒的な戦闘力を駆使し数々の作戦を成功に導いてきた。誰もが困難といわれ犠牲者
なくして解決不可能と思われた作戦も犠牲者ゼロて解決したりもした。その手腕に他の支部もとより本部からも勧誘の声が高まるが頑とし
て離れようとしない。あくまで応援のみにとどまる。その理由は不明だ。
ただ、やはり他のエージェント。とりわけオーヴァードとは積極的に関わろうとしない。対抗種としての自制の鍛錬は続けているが時折
傷つけることは生じてしまう。触れただけで火傷がおこる。本人だけの問題でなく他のオーヴァードの能力も関わっているようだ。
そのため、明るく振舞っているが内心はやはり悩んでいるようだ。
第三研究室には誰もいなかった。いくつかの見られぬ機材や感染者が暴れないように
押さえる拘束具を見て史朗は眉をひそめる。桜がこの頃、さまざまな研究を調べていると
聞いてるが一体、自分に何のようなのだろうか。
「さて。とりあえず、そこの壁の方に立って。うん、それでいいわ」
戸惑っている史朗に桜は指示をする。「はい、そこで手を万歳して。足ももう少し
広げる。よし」と同時に手に持って何かのボタンを押す。あっという間に史朗は鎖で
拘束される。
「おい、何の冗談だよ」
抗議する史朗にどこ吹く風か、
「ああ、研究の一環よ。サンプルが欲しいから。協力してくれるって言ったでしょう」
がちゃがちゃと桜はベルトと格闘している。「なかなか外れないわね、もう」
「だから、何をしようとしてるんだ?」
はっきり言って分からない。焦る史朗は鎖をがしゃがしゃさせる。びくともしない。
「ん、史朗の体液を収集しようと思うの。対抗種のサンプルはやっぱり少ないから」
気が遠くなるようなことを言ってきた。めまいがする。腰の辺りがスースーする。
とうとうズボンが脱がされた。ついでにパンツも。
「へー、やっぱりトランクス派なんだ。昔はブリーフだったのに。それにしても
けっこうグロテスクね。ほんと、昔は小さくてかわいかったのになー」
……神様、これは何かの罰ですか? 無神論者だが、今だけは神に祈りたくなった。
物怖じせず史朗のアレをいじる桜を見下ろす。
「──勃ってないわよ?」
ひょいとかわいく首をかしげる。
「たつかーーー!!!}
叫び声を上げて抗議する。
「ああ、ちなみに叫んでも無駄よ。水原さんに頼んでここは立ち入り禁止だし、
防音もばっちりだし」
しこしこと史朗のアレをいじる。むくりともしない。
「……勃たないと精液が収集できないのよね」
協力してくれないの? という桜の視線に顔をそらして無視する。
「仕方ないわね」
顔をそらして無視を決め込んでいた史朗は突然襲った股間の感触に驚く。
熱くぬるりとしている。下を見ると桜が史朗の肉棒を口に咥えていた。
「おい、やめろよ。あうっ」
その初めての刺激に史朗は耐えられない。むくむくと肉棒が硬くそそり立つ。
「わーい、立った、立った」
喜んだ後、桜は再び咥えた。まずは先端の方からすっぽりと口に含む。
もごもごと動かす。たっぷりと唾液を溜めてたらしていく
あむっ、むぐ。んっ、うぐ。ずぽっ、ずぼぼぼぼっ。
いやらしい音がする。我慢したくても我慢できない。べちゃりと
舌が蠢くとそれだけで背筋にまで快感が奔る。
「やっ、やめろよ」
何とか抗議の声を上げても、
「ふふ、こんなに立派になっているのに我慢できるの? さっさと
出しなさいよ」
自らの行為に桜も興奮しているのか顔が上気している。舌でぺろりと
肉棒の横をなめる。軽く歯を立てて噛む。痛みすら快楽に繋がる。
史朗は呻く。桜の舌は史朗の袋まで犯していく。舐め上げられたとたん、
呻いて腰が逃げる。ジャラリと鎖がなる。
「逃げないでよ」
あむっと咥える。片手で袋を嬲る。優しく指を這わせる。
史朗とて自慰の経験はある。自分の性器をいじり慰めたことはある。
けれどもこれほどの快楽は得られなかった。いや、別な意味で自分の手
のほうが気持ちいい。触って欲しいところ。刺激して欲しいところが分かる
から。桜の口と手は肝心なところを刺激してくれない。圧倒的な快楽なのだが
手が行き届いてない。
「はやく、イッテよね」
そう文句を言いながら口を動かす。自らも興奮しているのか片手はスカート
の下に潜っている。ときおり「んふっ、あふ、ああっ」と軽くあえいでいる。
「そうは言っても……」
とはいうものの限界は近い。初めての口淫に耐え切れない。
「うっ、でる」
呻きとともに果てた。史朗の肉棒から桜の口の中にめがけて放つ。
「うむぅ」と言って、桜は肉棒から口を離した。白い液が線を作る。
「んふっ。史朗の精液、飲んじゃった」
ごくりと喉を鳴らして微笑んだ。
「おい、待て!」
顔が青ざめる。史朗は対抗種。自分の体液がオーヴァードである桜を
傷つけるかもしれないのだ。
「大丈夫よ。史朗はわたしを傷つけたりしないんだから」
優しく笑う。と同時にむせる。けほけほと咳き込む。
「桜?」
心配そうに叫ぶが、桜は顔を上げて、
「ウウ、むせたー。まずいー」
そう言って、苦笑いした。これには史朗も呆れて笑った。
こんな状況にもかかわらず二人は笑いあった。
「……なあ、なんでこんなことしたんだ」
あの後、二人は研究室にあるシャワーで体を洗ったあと、ソファーに座りコーヒーを
入れる。
「ん、史朗が変なことで悩んでるからガツンとしようとしただけよ」
ちょっと、赤くなりながら桜は言った。
「ちょっと、この頃は見直してきたけど、また、うじうじしてきたんだもの。
もう、これで分かったでしょう。あなたは大丈夫。史朗は大丈夫だって」
胸が熱くなる。顔が熱くなる。
「そうだな。ごめん」
いつも迷惑かけていた。いつまでたっても頭が上がらない。けど、それが
たまらなくうれしい。
「分かればいいのよ」
そういって、桜はコーヒーをすする。
「──それにしても」
視線は史朗の下に注がれる。
「まだ元気よね。それ。あれだけ出してもまだ、足りないの?」
史朗の股間は未だにそそり立つ。
「しょうがないだろう。そんな格好でうろうろしてるし」
二人は患者用の簡易白衣をまとっている。ちなみに下着はつけていない。
「ふふ。なら、もう一戦する? 考えてみれば史朗に奉仕したんだから、
今度はわたしが奉仕される番よね」
さらりと上衣を広げる。ちらりと見える。さらにそそり立つ。
「ねえ、まずキスして。もっと、熱くさせて」
二人は一つに重なる。ゆっくりと横たわる。
体液収集はまだまだ時間がかかりそうだ。
寺愚っ叙撫!
むしろ椿の場合は自前の糸で相手を縛ってしまう気が。
転倒、捕縛、引き寄せてゲッチュできる性能の持ち主だしなあ。
(侵食率がやばすぎです)
自分の糸で自身の体を縛り上げて
椿「これで隼人に何をされても私は抵抗できないよ。
好きなだけ私をいじめて…犯して…いいよ」
そんな椿たんを妄想した。
>691
いいな、それ。
【既にして侵食率がヤバそうな目で】
>>692 おいおい、ここには侵食率なんて気にするやつはいないぜ
ジャーム化して地下に逃れた連中ばっかりだからな
このお話はダブルクロスと異能使いのクロスオーバーです。
異能使いからは焔狼と氷楔。ダブルクロスからは荒ぶる魂と
黒い天使をモデルとして使用してます。ただし、焔狼は炎から
風の異能へ変更し、氷楔は怪異なるもの/土地神の異能特徴を
追加してます。
ダブルクロスでは荒ぶる魂をハヌマーンからモルフェイスへ。
黒い天使はエンジェルハイロゥからブラックドックへ変更してます
(後はエフェクトと能力値以外は変わらず)
なお、それなりに経験点をつぎ込んで成長させてます。
話としては基本的に一回ごとにエロを投入しようと考えてます。
表情に出さないがブラック・セラフ≠ヘ困惑していた。目の前のジャーム。
風を纏った人狼、恐らくキュマイラ/ハヌマーンにいくら銃弾をぶち込んでも
びくともしないからだ。
普通の弾丸ではない。対レネゲイド用に開発された抗レネゲイド弾だ。新型で
動きが鈍るだけでなくより強いダメージも与えられる。なのに平然としている。
動きに翳りが無い。
咆哮。
風の流れが変わる。自分にまとわりつく。海に放り込まれたかのように空気が粘る。
強引に振り払い、距離をとる。さらに一撃。効かない。焦りが生じる。
静かなる咆哮≠ヘ困惑していた。天武八家の命令でコールドプリンセス
達とこの街に潜む魔性を調査に赴いた。誰かが人々を変異させる何かをばら撒き、
魔性化へと誘う。その原因を探りに出ていた。
深夜、繁華街の片隅で何かの反応を確認。行ってみるとOLが異形化した魔性
に襲われていた。あわやというところでOLを逃がし、魔性を倒した。変異が
解けてあどけない少年へ戻る。なんともやりきれない思いに駆られたときに、
それは起こった。
長袖のセーラー服を着た少女が姿を現した。こちらを見ると、何も言わずに
どこからとも無く銃を取り出し、撃ってくる。まるで機械のように無表情で正確だ。
あらたなる魔性かと思ったが気配が違う。見たこともない雰囲気を纏っている。
霊力や魔力の流れも感じられない。何よりその目は理性を讃えている。敵ではない。
誤解だと言おうとした。
だが苛烈な攻撃が待っていた。通常の銃弾ならば簡単に避けれるが、少女の弾丸は
なんとも避けにくい。正確無比にして強烈な銃弾を何度も叩き込んでくる。
殺したくは無い。
だから風で拘束し捕縛しようとするが避けられる。仕方がない。
傷つけぬように強引に押さえ込む。
違和感が生じる。分析──理解。目の前のジャームはらしく≠ネい。
動きが冷静すぎる。殺意、殺気が感じられない。なぜだろう。鋭い爪や牙
を使わず、風でこちらを拘束しようとしている。なぜだろう。
ブラック・セラフは深夜、繁華街に探索へ赴いた。この街にジャーム化
する何かをばら撒いてる者がいる。FHとの関連は未だ不明。もっとも、
こういうことをするのはやつらしかいないが。十代の若い男女を中心に
広まっている。潜入した学校での聞き込みで深夜の繁華街でクスリ≠
格安で売っているという。中毒性が無く、集中力が高まる。目がさえる。
頭の回転がよくなる。身体能力が向上するなどいいこと尽くめらしい。
調査の途中でワーディング反応を確認。行ってみると目の前の人狼が
少年を斬殺していた。
敵。
攻撃を開始するがしぶとい。ここまで手ごわいのは初めてだ。どうする?
失敗。
思考に没頭しすぎた。相手の反応についていけない。敵は間合いを詰めてくる。
接近戦は不利だ。なんとか距離を──駄目、捕まる。
押し倒される。両手は封じられて地面押さえ込まれて圧し掛かってくる。
牙も爪も使おうとしない。分析──理解。ジャームは本能に基づいて行動する。
理性的に見えてもフリだけ。根本的に己に忠実。殺戮欲は満たした。自分は女。
ならば、欲するのは一つ。キュマイラに力では対抗できない。ならば、
やることは一つ。
何とか押さえ込んだ。怪しげな拳銃をはじく。なぜか、携帯電話へと変化する。
それはいい。とりあえず、誤解は解こう。いくら見ても敵とは思えない。
「おい、オレは──」
敵ではないと言おうとして言葉が詰まった。少女は足を上げた。ひざを立てた。
股間を蹴ったのではない。その程度ならば簡単に耐えられる。摺り寄せてきた。
ゆっくりと柔らかく撫でていく。
「私が欲しいのね」
無表情で告げられる。頭が真っ白になる。誤解だと言おうとする。けど、
「いいのよ、好きにして。けど、優しくして」
今まで無表情だった少女にそんな風に誘惑されてはたまらない。
──まあ、据え膳食わねば男の恥と言うしな。
ゆっくりと少女の首筋を舐める。傷はつけない。フェミニストなんだ。
この顔ではキスは出来ないから優しく舐める。「んっ」と反応する。両手を
片手で押さえて、もう片手で上半身を這わせる。
「もう少し胸が大きい方が好みなんだけどな」
呟いた言葉が聞こえたのか「余計なお世話よ、ばか」と頬を膨らませて顔を
そむけられた。かわいい。
指で胸をつつく。爪は立てない。薄くても柔らかい。感触を楽しむ。厚手の
布ごしに感じる。乳首はどこかな?
柔らかい肉の中に突起を見つける。
「ここかな?」
呟きながら指をめり込ませる。ぐりぐり押し込む。だけど乱暴にはしない。
「んふっ」と反応する。もっと、かわいい声を聞きたい。軽く爪を立てる。
セーラー服だけを切り裂く。白いブラの紐も切り裂く。小ぶりな乳房があらわ
になった。まだ、未成熟だが張りも艶もある。むしゃぶりたくなるが、がっつく
のはよくない。優しく舐めるだけ。
「──ああんっ」
声が出る。訓練所で習っていたことを思い出す。自分は女。ジャームは欲望を
満たすために襲うことがある。それに対する鍛錬。実際に襲われたこともある。
すでに自分は処女でない。いつ捨てたか忘れた。時には女も武器にしなければならない。
──あいつはこんなのは知らないだろうけど。
頭に浮かぶはつい最近、パートナーとして組んだあいつ。何も知らないのに賢者の石≠ニ
呼ばれるレネゲイドクリスタルに適合したためこちら側に来た少年。未だに悩んでいるようだ。
純粋であるがゆえにまっすぐだ。何度も死線を潜り抜けた。けど、体はまだ許したこと無い。
求められたらどうしよう。何も知らない。自分がこんなにも汚れていることに。
「んんっ」
声を抑える。相手に油断というものがない。けれども的確に攻めていく。長い舌は唇を舐め、
頬を舐め、首筋を舐め、胸も舐めていく。
うまい。そして優しい。
今まで襲い掛かってきたジャームは乱暴だった。こちらのことなど気にもしない。
ただ、襲い。食らう。だから簡単に隙を見つけることが出来た。気持ちよいと思った
ことは無い。性交にロマンを求めたことは無い。
だけど、この人狼は違う。激しいけども優しい。荒々しくも繊細。喉の奥にこみ上げて
くるものがある。股間に熱がこもり濡れていく。
まだ、気を張れる。だけど、時折流されそうになる。もっと、触って。もっと、舐めてと
言いたくなる。
人狼は盛んに胸ばかり攻める。小さいと文句を言ってるのにしゃぶりついてくる。
乳首を立たせ、はじき、ひねり、舐めて吸う。一つ一つの動作に肩が震え、
反応してしまう。
「……あっ──ああっ、あーん」
乳首に歯を立てられたときは思わず甲高く啼いてしまった。はっと見ると、
人狼は笑ってるように見えた。くやしい。
足を立てる。ひざでぐりぐりと刺激してやる。人狼の股間は熱く硬い。
そして大きい。意識しただけで太ももの奥から垂れるような気がする。
だめ。流されないように。うかがうこと。相手の隙を。狙うはそれだけ
「はうっ」だけど、気持ち良い。ぬれそぼる乳首に息を吹きかけられる
だけで声が出るなんて信じられない。
くちゅり。
少女のショーツの中心に爪を立てずに指を差し込む。もう濡れている。
べちょべちょだ。ショーツは用を足さなくなっているだろう。濡れて
張り付き秘裂があらわになっているだろう。
上下に指を這わせる。それだけで少女の体がビクンビクンと跳ね上がる。
「あっ、いや、やめて、ああっ」と何やら言っているが気にしない。
ゆっくりと探る。見つけた。少女の芽。ちょんと突付くと体をこわばらせて
「あうっ、はっ」と呻く。苦しくない。気持ちいいみたいだ。目から涙が。
唇からよだれが。首筋から汗が流れている。もう、全身が濡れている。
爪を立ててショーツだけを引き裂く。上半身は人外魔境と血風爪牙の異能を
発動したときに吹っ飛んでいるがズボンは穿いている。かちゃかちゃとベルト
を外す。いそいそと脱ごうとする。少女は懇願するように濡れた瞳で見ている。
「キテ」
そう呟いたように聞こえた。ゆっくりと腰を落とす。
「何をしようとしてるののです、この駄犬!」
冷たい声がした。そう、本当に空気が凍えるような震えるような
蒼ざめる声。ゆっくりと振り向くと長く黒い長髪──いや、一房だけ真っ白
な髪を持つ少女が睨んでいた──彼女は相棒。今回の事件に一緒に派遣された
仲間の一人。
「つばさ?! てめー、何しやがるんだ、おい」
なぜか知らない少年と一緒にいた。胸の辺りが黒い学ランを着ているのにも
かかわらず、青く光る。胸に何かが埋め込まれているようだ。
同時に右腕が変わる。前腕部から甲にかけて三日月型の刃が生じる。
「あっ……タケル」
少女──ブラック・セラフことつぱさは少年を見ると羞恥に駆られ、
切り裂かれたセーラー服を掻き抱くと退く。ますます少年──タケルは
激昂する。今にも飛び掛らんばかりだ。否、飛び掛った。
「落ち着きなさい」
冷たい声で少女──コールドプリンセスはたしなめる。指を鳴らすと同時に
氷の壁がタケルの前に現れて激突する。
「さて、静かなる咆哮。話を聞かせてもらいましょうか? あなたは何をしに
この街に来ているのです? まさか、少女を陵辱して孕ませて回るとなれば
──封印しなければなりませんね。なにせ、闘犬は雇っても種犬は雇った覚えは
ありませんし」
コールドプリンセスはぽきぽき指を鳴らす。
「落ち着け。話せば分かる。話せばよーーく分かる」
静かなる咆哮は尻尾を丸めて焦りきった声で叫んでいた。
「さあ、一言で説明しなさい!」
コールドプリンセスの鋭い声に、
「えーと、据え膳食わねば男の恥?」
と言った。
「死になさい!!!」
どかどかと氷の塊が静かなる咆哮に降り注ぎ、埋めてしまう。
「大丈夫か?」
タケルは学ランを脱いでつばさの肩に掛ける。
「……うん」
つばさはうなずくだけ。買ってもらったばかりの缶コーヒーを両手に持つ。
「寒くないか?」
心配そうに尋ねるタケルにつばさは、
「ううん、温かい」
と、コーヒーをすすりながら言った。
まずはごめんなさい。なにやら色物を投下したようで。一応続き(と言うより長編だし、
まだ、出してない登場人物もいるし)もあります。ただ、皆さんの反応見て考えます。
こういうのを嫌がる方もおられると思いますし。
温かく大きな目で見てくださるようでしたら続きも随時投入したいと考えてます。
追伸 黒い天使≠ヘ女の武器も使用するようで。きちんと説明に掻いてあったのでびっくり。
クロスモノはちょっとなぁと思う俺がいる
作品自体はいい出来だと思うんだけどな〜
>>691 それってどこの貧乳ロシア人よ。と思った俺。
(いや。あやかしびとってエロゲのトーニャのHシーンがそんな感じだったので。)
まあS=F・NW・アルシャードと公式でもクロスオーバーやってるようなもんだし
別に構わんとは思うが
というわけで柊とカイエと春日恭二が不幸を競うような話を(ry
エグザイルでDロイス:実験体の俺の嫁がどうかしたか?
>>691の続き(?)
椿「隼人さ、私のパンチラ写真をオカズに使ってるでしょ?」
隼人「な、何言ってんだよ!」
椿「隠したってダメよ。それにあの写真は私が自分で撮って、
隼人の手に渡るようにしくんだやつだし」
隼人「…ほんとか?」
椿「うん。本当。…見たいんでしょう?私のパンツ。
いいのよ。見ても…」
椿が糸を引くと、ただでさえ短いスカートがめくれていく。
あと数ミリでパンツが見える位置までめくると椿は糸を停止させる。
椿「見ていいよ。もちろん見るだけじゃなくてもいいし…
"中身"を好きにしてもいいよ」
隼人「中身って…」
椿「隼人だって写真より生身の私のほうがいいでしょ?
私、結構スタイルに自信あるんだけどな?」
隼人「……(唾を飲みこむ)」
椿「私、体鍛えてるから締めつけとか自信あるし。
隼人が望むのなら、どんなプレイも平気だよ」
隼人「ぷ、プレイっておまえ…」
椿「お口でしてあげたっていいし、なんなら飲みほしてあげるよ」
椿が艶っぽい視線を送る。
隼人「ホントにいいんだな?」
椿「うん。いいよ。私が隼人のモノだってこと、体で教えて…
隼人のモノだってこと、私の魂に刻み込んで…」
隼人「椿!」隼人は椿に襲いかかる。
ミニスカートを捲り上げ、乳房を鷲づかみにする。
フリルのついたシンプルなパステルブルーのショーツが丸見えになる。
椿「どう?私の胸、柔らかいでしょ?Dカップだよ?」
隼人は椿の柔らかな乳房を乱暴に揉みしだいた。
椿「生でしていいよ…。私の中に沢山だして…」
そして
>>678に続く
昼間はツンツン。ベッドの上では甘々な椿たんなのさ。
質問です、ここは遊戯王デュエルモンスターズはOKでしょうか?
以前、自治スレで質問をしたらここが適任と紹介されたので
>>1のテンプレにもカードゲームに関するならOKと書いてあったので
遊戯王スレはアニメと原作のみでOCGは禁止なので此方に投下しても良いですか?
遊戯王は漫画原作だからグレーゾーンじゃないかな
遊戯王スレでどうにかならないのかい?
ジャンプ系の総合スレとか、遊戯王の単独スレとか、なかったかなあ。
ここはなんだかんだでTRPG関係が主軸なのでアンマシ知ってる人がいないかも。
投下は別にいいんじゃないかと思うが反応は薄いかも
カードのキャラオンリーでアニメやコミックのキャラを使わない分にはスレ違いとは言い切れないだろ
ゲーム知らなくても読んで面白いものがないわけじゃないし。
>>703 そういやあやかしびとはダブクロっぽいと言われてたなぁ・・・
「病人」という定義の能力者、銃刀法の改正で一般市民も銃を持つ日本、
能力者を集めた隔離都市と
>>707 俺も投下は構わんと思うが、スルーされても泣かないようにしてくれ
元ネタ判らないし
ここってTCGはあんまりネタとして出てこないよね
MTGとかアクエリとか
書くは一時、書かぬは一生と言う訳で投下しても構わないんジャマイカ?
ゲーム的な部分が前面に出てると卓上っぽくなると思うゼ!
あ、あと、最近のトレンドはふたな(ry
【馬鹿は灰になった!】
>書くは一時、書かぬは一生と言う訳で
とは言え「エグザイルの柔軟性の検証」と言う名目でFHの手によって
穴と言う穴を拡張されてしまう椿たんと言うシチュはドン引き確定なので
自分の頭の中だけで楽しむ事にする。
>最近のトレンドはふたな(ry
パワーオブラブを読み返して気が付いたんだけど、異世界の柊って殆どが男なのに
レンだけ女性って事は…まさかレンには生e
【紅茶を浴びて死亡】
>>706 GJ!萌えた
どうでもいいが俺の中で椿のCVが浅川悠になった
ダブルクロスえろいなあ
ガンドッグで、
33歳の元・戦略自衛隊第14旅団特科連隊の、
デモリッション×オペレータのBLネタ大好き同人腐女子PCが、
アヌースだけ掘られる展開になってしまいますた。 *
「どうだ、ヲトコノコになったみたいな気分だろう〜」
>>715 浅川はこの手の台詞は死ぬほど棒読みになるのがなぁ
個人的にはあの棒読み感が椿っぽい気がしたのさ
オリジン新刊発売とあってDXネタが旬だが、
そう言えばケイト×こいのぼりって一回も出てない気がするな。
小ネタには良く出てくるけど、そういえばSSってないね。
むしろたくさんのこいのぼりをはべらせtGAAAAAAA
【馬鹿はジェネシフトした!】
722 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 22:56:27 ID:ssLhPhwE
遊戯王物を投下してもいいようなのでします。
元ネタ知らない人はゴメン……適当にスルーして('A`)
脳内設定だけはTRPGっぽい。
時は、まだ王国とヤマト国が争っている時代。前線での戦いが激化しだした時代……。
一人の女暗殺者が、ある極秘任務を受けてヤマト国の城へと潜入していた。
任務の内容は――ヤマト国の王、天下人 紫炎の暗殺。
「フン、殺すなら殺しなさい……でも、紫炎はもう死んだ」
女暗殺者は羽交い絞めにされながらも気丈に言った。
無事城内へ侵入できたものの、紫炎暗殺の直前に女忍者ヤエに見つかって戦いになった。隙を見て紫炎は殺せたが、ヤエに捕まって今に至る。
「それはどうかしら……?」
「なにッ?」
そう言われて女暗殺者は改めて紫炎だったものを見た。自分が記憶している紫炎の情報と見比べれてみる。
「紫炎……じゃない? 偽者……!?」
「そう、影武者。殿はあちらにいるわ」
女暗殺者が見た先には、紛うことなき紫炎がいた。
「ほう、まだ若いな。その若さでワシの首を取ろうとは、なめられたものだ」
「紫炎……!」
「さて、いくつか聞きたいことがある。王国の機密情報だ。それさえ教えてくれれば、生かして帰してもよいが」
紫炎は女暗殺者へと近づきながら言った。
「冗談。それを教えて本当に帰してくれたとしても、今度は王国から裏切り行為として、私だけじゃなく、一族全員が殺されるわ」
女暗殺者はギリギリまで紫炎を近づけようと大人しくしていた。怪しまれないよう時おり抵抗する。
「ふむ……それは困ったな」
紫炎がさらに近づいた。その距離は、女暗殺者の間合いである。
「……ところで、私がなんて呼ばれているか、教えてあげましょうか?」
女暗殺者がそう言うと、右手から炎が燃え上がった。
「きゃあっ!?」
突然の炎にヤエは反射的に身を引く。
「“炎の女暗殺者”よ! 覚えておきなさい!」
女暗殺者は燃え上がる右手を前に出し、紫炎へと駆ける。
「ほう、素晴らしい炎だ。だが――」
紫炎は顔色一つ変えず佇んでいた。そして右手が紫炎に届くかという瞬間、女暗殺者の動きが突然止まった。
「……ッ!」
否、止められた。女暗殺者の各急所に、五人の色物忍者の刃が添えられている。
「まだ、護衛がいたの……」
女暗殺者の動きは完全に止められた。少しでも動けば、即斬られるのは目に見えている。
「なかなかよい炎だが、ワシの名は紫炎。炎には、少しばかり耐性があるぞ」
紫炎は左手でまだ燃えている女暗殺者の右手首を掴むと、熱がる様子もなく力を入れた。
「ぐっ……!」
女暗殺者は痛みで集中が解けたのか、右手の炎は消えてしまう。
「ふふ……」
紫炎はそのまま女暗殺者の陰部へと手を伸ばす。
「ひあっ……!」
「どうか王国の機密を教えてくれないかな……?」
紫炎の指はせわしなく動き、女暗殺者の股を濡らしていく。
「な、にを……あっ!」
女暗殺者は抵抗しようとするが、今まで感じたことのない感覚に戸惑い、意識がもうろうとする。しかし、そこは選び抜かれた殺しのプロ、なんとか意識だけははっきりとさせる。
それに気づいたのか、紫炎は指の動きをいっそう激しくする。クチュクチュと粘り気のある水の音が部屋に響く。
「やっ、あ……! やめ……てっ……!」
意識が体の快楽を抑え切れない。前かがみになり、涙を流しながら紫炎を見る。
「なかなかいい顔だ。あまり使っていないようだが、処女か?」
「なにを……はぅ! あっ、やっ……」
女暗殺者は自分の足では立っていられず、紫炎に抱きついた。五人の色物忍者は今の女暗殺者では紫炎に危害を加えることはできないと判断してか、なにもせずただ見ている。
「ダメッ、なにか……く、る……」
その言葉に、紫炎の指の動きはよりいっそう細かくなり、激しくなる。
「あ……やあ……アアアアァァァァァ!!」
女暗殺者は身をのけぞり、絶頂へと達した。体中に力が入らなくなり、ずるずると座り込む。汗と汁が畳に染み込んでいく。
「さて、なにか話す気になったかな?」
紫炎はふやけている右手を舐めながら言った。
「そ……それは……」
女暗殺者は肩で息をしながら、絶頂の余韻を抑えていた。
「……言えない」
「……そうか」
残念そうな顔で紫炎は言った。そして五人の色物忍者に首で合図を送る。
「えっ、ちょ……なにするの!?」
五人の色物忍者は女暗殺者を仰向けにし、両手足と二の腕を押さえる。
「ならば、いやでも教えてもらおうか」
そう言うと、紫炎は大股を開かれあらわになっている女暗殺者の下ばきに手を触れた。それは汁でべっとりと濡れ、その先にある秘所が透けて見える。
「や……あん」
女暗殺者は少し震える。一度絶頂に達し敏感になっているそこは、指を押し当てているだけでみるみる沈んでいく。
それを確かめると、紫炎は自らの猛々しい男根を取り出す。
「ひっ……!」
始めて見る男性器に驚き、女暗殺者は恐怖する。紫炎はゆっくりと男根を女暗殺者の膣(なか)へと侵入させていく。
「いや! ムリ! ム……あ、あぁ……が……!」
プチプチと処女膜が破られていく。女性器から垂れる血とともに、激痛が走る。
半分ほど入って、紫炎は動きを止めた。女暗殺者は突如訪れた休息に驚きながらも、荒く息を立てる。
しかし、それは一瞬だった。紫炎は一気に力を入れ、女暗殺者を貫く。
「がっ……! かはっ……あ……」
熱くたぎるそれを急に体の一番奥にまで入れられ、女暗殺者は泡を吹きながら失神した。だが絶え間なく続く躍動に、再び意識が戻される。
「ひっ……あ! や、ああ!」
「っ……さすがにきつい、な」
紫炎は少し辛そうな表情を浮かべつつも、腰の動きは止めない。むしろ早くし、滑りやすくする。
快楽をまだ知らない、苦痛の声が部屋に響く。血と汁が混ざり合い、紫炎のモノの出入りを容易にする。
「い、やぁぁ……! も、う……やめ……あぁ!」
「だったら……分かる、な……?」
「それ、あ……ああ……はぁ……」
女暗殺者の声は体中を駆け巡る不思議な感覚に遮られ、意識が混濁する。
「ダメッ……また……くる……!」
「ワシも……! いくぞ!」
「ひっ……また、い……アアアァァァアアアア!!」
膣に入っている紫炎の男根が小さく脈動し、熱い液体がばら撒かれる。紫炎自身も身震いし、しばし絶頂にしたった。
「殿ぉ……わたしにも、殿の摩羅(まら)をぉ……」
紫炎が女暗殺者の膣から出ると、ヤエが自慰しながら淫らに言った。
紫炎は一度女暗殺者を見る。女暗殺者は二度の絶頂に疲れ果てて痙攣している。意識があるかどうかも疑わしい。
「そうだな……では、まずはこれをきれいにしてもらおうか」
そう言うと紫炎は未だ高々とそびえている男根をヤエへと向ける。ヤエは這いながら紫炎の元へいき、紫炎のモノを愛撫する。
「んむ……はぁ、はむ……んん」
ヤエは必死に紫炎のモノを舐め回しながらも、右手は常に自らの陰部をいじっている。
「ふむ、頃合いか……さて」
ある程度その行為を見守ってあと、紫炎は仰向けになってヤエを持ち上げた。
「あとは自分の好きなようにしろ。許す」
そう言うと、紫炎はヤエから手を離す。ヤエは妖艶とした眼差しで、ゆっくりと腰を下ろし、紫炎のモノを入れていく。
「ああ……あ、ん!」
ヤエはのけぞりながら、紫炎のモノを全て受け入れた。その顔は快感にふけっている。自ら腰を動かし、快楽をさらに高める。
「殿、少々またぐことをお許し下さい……」
「サスケか……まぁいい」
色物忍者の一人、サスケは紫炎のちょうど顔の真上に立ち、夢中で腰を振っているヤエを見る。
「ヤエよ、多少なりとはいえ、殿に危険を及ぼしたこと、許されることではない。仕置きが必要だな」
そう言うとサスケは自らの男根を取り出す。
「は……あ……? むぐっ!」
サスケはヤエの口に無理やり男根を入れる。ヤエは一瞬驚いたが、それも喜びながら出し入れする。
「サスケよ、よがっているぞ。これでは仕置きにならんのではないか?」
「そうですね……少々使いすぎましたかな。仕方ない、黒い(ブラック)忍者」
「御意」
サスケがそう言うと、黒い忍者はおもむろに自分のモノを出し、ヤエの菊座へと挿入する。
「んっ、んんーっ! んぐっ!」
ヤエは前と後ろから入れられ、失神しそうになる。しかし、次第にそれも快楽へと変わっていく。
「す……すご……い」
女暗殺者はヤエの行為をぼんやりと見ていた。あんなものが本当に入るのかと、自分の体で想像する。
「さて、休憩は終わりだ」
しかし、その思考は途中で止められる。色物忍者の一人がすでに自分のモノを出し、女暗殺者へと手を伸ばす。
「いやっ……もう、いや!」
女暗殺者は逃げようと後ろに後ずさるが、色物忍者はその細い足首を掴み、自分のもとへと引っ張り寄せた。
立ち上がるとまだ幼さの残る女暗殺者をひょいと抱き上げ、ゆっくりと自分のモノで突き上げる。
「ひっ……い、あっ! ああ!」
再び自分の中へになにかが侵入する痛みと快楽に、女暗殺者は狂いそうになる。
「白い(ホワイト)忍者よ、さっきこいつはヤエを恍惚に見ていたぞ。もしかしたら自分もやってほしいのかもな」
「そうかもな……よし、赤い(レッド)忍者、やれ」
女暗殺者の後ろから、赤い忍者が菊座に男根を押しつける。
「いやっ! ダメッ! それだけは本当にムリ! ムリだから……あ、ああ、あが……!」
女暗殺者の叫びも虚しく、赤い忍者の男根は少しずつ侵入してくる。かなりきついのか、入れている赤い忍者自身も辛そうだ。
「あ……ダ、メ……いぐ……また、イクゥゥゥウウウウ!!」
白い忍者と赤い忍者のモノを同時に入れられ、女暗殺者は一人絶頂に達した。
「一人でいってしまったか……だが、まだまだこれからだぞ!」
白い忍者と赤い忍者は腰を振り、時には同時に、時には別々に女暗殺者の膣を犯す。
「い、やぁぁぁ! イッたばか、り……なのに……ああ! ダメェェェエエ!」
女暗殺者は何度も絶頂へと達し、そのたびに失神しそうになる。しかし、休むことなく続く上下運動に意識を失うヒマもない。
さすがに疲れたのか、白い忍者は仰向けになった。だが一向に腰の動きは止まる気配がない。
「どうだ? 話す気になったか?」
色物忍者の最後の一人が女暗殺者の前に立ち、落ち着いた口調で聞いてくる。
「ああ……あ、ん……は、あぁぁぁ……」
しかし、女暗殺者の目はすでに正気を失い、もはやその質問に答えれる状態ではない。
「青い(ブルー)忍者よ、もうなにも話せんようだ」
「……そのようだな。ならば、その口にもう用はないか」
そう言うと青い忍者は自分の男根を女暗殺者の口に押し込む。
「んぐっ! んんっ、ん……」
初めて味わう男のモノに、女暗殺者は戸惑う。独特な臭いと形、熱く長いそれをくわえているという羞恥心が込み上げてくる。
だがその感情も、次第に快楽に押し流される。
「向こうも盛り上がっているな……では、そろそろいくか!」
紫炎はそう言うと、腰の動きをよりいっそう早くする。それに呼応して、五人の色物忍者たちの動きも激しくなる。
「ん、んんん……ん」
「んん……ん、あ……ああ……」
『アアアアァァァァァァアアアア!!』
女暗殺者とヤエが同時に絶頂へと達した時、紫炎と色物忍者たちも自分のそれを爆発させた。白濁色にまみれ、女暗殺者とヤエはその場に倒れ伏す。
それから数日後の夜――。
「殿。一つご報告が」
「なんだ」
「先日捕らえた、あの暗殺者ですが……」
「おお、あのあとなにかしゃべったか?」
「いえ……それが、自ら舌を噛み切り、自害いたしました」
「……そうか」
「いかがいたしましょう」
「塚を作り、丁重に葬ってやれ」
「はっ……」
サスケは返事をもらうと、スッと音もなく消えた。
部屋に一人残った紫炎は深く息を吐く。そして夜空に浮かぶ三日月を見た。
「今宵の月は、まるで炎のように紅い、な……」
そうつぶやくと、紫炎は部屋を出た。
以上っす(´・ω・`)
一番最初のヤツ、下げ忘れスマソ(⊃д`
初めて書いた禁物っす……まだまだ未熟さが電波のように伝わってくるようなものです。
バッドエンドなのは……ま、気にせず。
ベネ!
隼人狛江エロを構想中なんだが。
隼人と友達になれ、と怜央に言われて、体で迫る狛江とか。
ぐーたら隼人の朝立ちにヘンな対抗意識起こしてエロな狛江とか。
狛江がぐでぐでのしか思い浮かばないw
それに何の不都合が!?
強いて言えば、その場面にさらに椿が出くわして対抗心を刺激されて
乗せられ成り行きで3pにしてほしい。
>>731 やるなら、怒り任せに隼人ボコろうとして、狛江に隼人のスゴさを語られて、勢いで押し切られるとか。
「隼人のって思ってたよりスゴいんだよ!」ってw
さりげなく怜央さんがエフェクトで手伝ったりとか・・・・おや?イイ流れがきましたよ?w
734 :
706:2006/03/28(火) 01:11:43 ID:jAwoIp82
流をきって悪いのだが続きを書こうかと思い立つ。
自分から誘ったくせに、いざ意地悪な責めをされると
かわいく狼狽する椿ネタで。
>>715 いかん、俺の中でも定着してしまうじゃないか…
>>729 組手の最中に隼人に敏感のところを触られて
悶えてしまうとかどうよ?
>>734 狛江が悶えても、隼人が受動的なタイプなので、エロに発展しにくいんだよね。
少なくとも俺の中では、隼人は自分からは迫らないタイプ。
そして狛江は、無意識の誘い受け&真性のMキャラw
しかもただただ乱暴だった緒方に比べ、
紳士的な(隼人的にはビビリなだけ)態度に感動し大胆になるとか
でも隼人が相手なのに達するときに思わず緒方の名前を呼んでしまう。
そんな狛江を妄想してしまう狛江陵辱物を投下した俺。
隼人と組み手をした時に寝技をかけられ、偶然にも性感帯を刺激されてしまった狛江。
組み手に敗北したあと
狛江『私の負けです。ですから、私を抱いてください!』
隼人『バカ!なにいってるんだよ!』
狛江『さっきの寝技でエッチな気分になっちゃったんです。責任取ってください。
もう一人エッチじゃ我慢できないんです!
もし抱いてくれないなら、私だれかれかまわず「抱いて」ってお願いしに行っちゃいますよ』
隼人『よせ!わかった。わかったからはやまるな』
こんな感じか?
オプションで椿乱入で3Pになる展開もあり
ううーむ、いろんなシチュがあるが……とりあえず書いてみんことには、か。
ちょっくら書いてみるかのう。あんまり期待せんでおくれ、諸氏。
>>739 影ながら応援するから頑張っておくれ
それはそうと狛江ってスタイルいいんだっけ?
それともロリ寄りだっけ?
隼人と組み手したい狛江だが、理由もなく戦う気になれないという彼を その気にさせるために、
狛江は賞品を用意する。
狛江「ぱんぱかぱーん! 狛江の『スペシャルご褒美ボックス〜空手道は修羅の道スペシャル』〜!」
隼人「……俺には単なる抽選箱にしか見えないんだが」
隼人の言葉は当たらずとも遠からず、中には狛江の取って置きのご褒美の書かれたカードが入っており、
組み手をして自分に勝った分だけ引けるとゆーシステム。
内容は、「学食のカレー券(しかも2枚!)」とか「月刊空手道'99・3月号(マニア垂涎の一冊)」とか「大山
倍達サイン入り空手着」とか、「狛江の血と汗のしみこんだ鉄下駄」ナドナド、彼女にしてみればどれも
身を切る思いで準備した秘蔵の品だ。
隼人「……………………………………………………」
反応に困った隼人は、ふとイタズラを思いつく。こっそりモルフェウスのエフェクトを発現しカードを書き換え。
隼人「おい、こんなの引いたぞ?」
狛江「お、なに出た? 『狛江ちゃんの処女差し上げます♪』……ってえええええーー?!」
隼人君、真相に気づいた狛江に責められれば事をうやむやにできるし負けロールは出来るしでワクワク。
しかし、狛江はこう言い放ったのです。
狛江「覚えはないけど、出てしまった以上、後には引けぬ! 謹んでお相手させていただきます!」
隼人「は?!」
(省略されました。続きを読むには、脳内妄想を全快にしてください)
>741
ワッフルワッフル
狛江は……脳内だと、ぺったんこなイメージがあるなぁ。
>>741 >マス大山サイン入り空手着
……いや、それマジ欲しいんですけど。
そして負けロールにwkwkな隼人君にワロタ。
異能使いとダブルクロスのクロスを書いた人です。
色々考えましたが別のところで投稿しなおそうと思います。
理由はやはり、ここでは長編より、一品モノの方がいいかなと。
と言うわけで現在、ケイトとこいのぼりのお話を書いてます。
アキハバラに呼ばれなかったケイトがすねまくるお話です。
ゲストに久遠寺綾さんも登場ですよ?
しのとうこが描けばスレンダー、四季童子やネコミミたんが描けばムッチムチ
盛
り
上
が
っ
て
ま
い
り
ま
し
た
ぷにぷに
隼人狛江ドタバタエロ執筆中。
初SSがエロSSってのはどーなのよ?と思いつつ、楽しく書けてる俺。
>>752 オレも初SSはエロSSだったよ。
現在、前に予告した京香エロに悪戦苦闘中
>>753 同じく。
こっちは今、NWのルー様が暴走中。
「合言葉はルー」「パルパル!」思い出すなwww
NWの魔王ならシアースとアゼルが好みだのぅ
魔王達を攻略するギャルゲとか誰か作ってくれないかのぅ
魔王を攻略するシナリオなら普通にあるよね(攻略の意味が違う)
PC版のNWの2作目作ってくんないかな
その前にエンゼルギアを(ry
>>745 >異能使いとダブルクロス
できれば、新しい投稿先を教えてください。
760さんへ。はい、加筆訂正して投稿したら報告します。
ここは、分かっていることを前提として書きましたが、投稿先は
分からないことを前提に説明しないといけませんし。
結構な分量になりそうです。はい。楽しみに期待してくれる方が
いるというだけでうれしいです。
性急に展開された為だろうか。月匣の強度は意外に脆く、打ち破って進入するまでにそう時間はかからなかった。
即座に再生を始める“壁”の穴に滑り込んで、クラウチングスタートに似た姿勢で身を沈め、即座に起動できるよう、相棒の背に手
を乗せる。
「…っと、これはこれは」
警戒の目で周囲を走査して、あたしは思わず呟いた。フォートレスの内観は現実の学校内と殆ど変わらない。だが床には学校備品の
破片が、そこかしこに散乱していた。机に椅子に黒板クリーナー、モップにちりとりに自在ぼうき、掃除用具入れのロッカーから蛍光
灯まで、およそ校内で見かける限りの物品が、見るも無残に打ち砕かれている。
誰かのヒステリーの結果では無論ない。これらは付喪神の核。この月匣の主に精気を吹き込まれ、そして撃破されたクリーチャーの
なれの果てだ。
そしてあたしの視線の先。異界化した昇降口から十数m離れた廊下に、それらを打ち払ったウィザードは居た。
長めの浅黄のツーテール。どこか憂えるような、どこか眠たげな、そしてひどく冷めた大きめの瞳。抜けるように白い肌。けれど今
の彼女が纏うのは制服ではない。意図の知れない意匠の服装。それは夢使い達の装束だと、あたしは知っている。
どすんと地響きめいた音で、飛び箱が跳ねた。そいつは、視界内では最後の一体の付喪神。蛇腹のようにガタガタと段をくねらせて、
その隙間の全てが牙持つ顎であるかのような獰猛さで彼女へと襲いかかる。
だがそれよりも、彼女が魔術詠唱を完了する方が早かった。
クリーチャーを一指する指先に灯るのは、小さな、けれど全てを飲み込む虚無の弾丸。中空の飛び箱へ放たれたそれは、着弾するな
りその体積を拡大。自らの非存在を満たすべく手近の実存を蝕み飲み干していく。なんとも表現しがたい軋みめいた音と共に、食べ残
しの木片が周囲に散らばり――それで、終わりだった。
夢使いの装束の長い袖が、構築された術式の余韻でふわりとたゆたう。
「驚いた」
ふう、と小さく息をついた彼女は、あたしの声にばねじかけのように振り向いた。咄嗟に口ずさまれる呪句。
「あたしよ、あたし。キミも、ウィザードだったんだ?」
敵意と緊張を和らげるべく相棒を少し下がらせて、あたしは両手を高く上げて降参の格好を示してみせる。
「あ……先生も?」
一瞬の緊張の後、あたしと相棒とを見比べ、それから彼女の瞳が理解を示した。やっぱり聡い子だ。
「そ。同じウィザード仲間ってわけ。さっきやる事が残ってるって言ったの、これだったんだね」
首肯してから問うと、彼女は観念したように頷いた。
「…うん。学校のどっかに隠れてるはわかってたから、ずっと見張ってた。さっき先生と話してる時に出てきたのが判ったから、それで」
あー、なるほど。さっきのはあたしから逃げたんじゃなくて、こっちに反応したわけね。ものすごく嫌われたわけじゃないと判って、
こんな状況だけれど、あたしはちょっとほっとする。
「それに多分今なら、まだ捕まってる子を助けるのに間に合うから」
あ、そうか。彼女の言葉に、個人的感慨からウィザードとしての思考に切り替える。
この半月で二人の行方不明事件と、そうあたしは聞いていた。逆に言えば、男子生徒二名は行方不明として、まだ世間に認識されて
いるのだ。侵魔にプラーナを全て略取されてしまったのなら、世界から存在そのものが消失している。行方不明として扱われようはず
もない。という事は、彼らはまだ生きているという事になる。
「じゃあさ。ちょっとキミの知ってる事、あたしにも教えてくれない?」
少し考えてから、あたしはそう切り出した。
「え、でも…」
「戻ってきたばっかりのあたしなんかよりも、生徒やってるキミの方が、ずっと状況は把握してるでしょ? それに三人寄れば文殊の
知恵、なんてね。ふたりで検討すれば、違った角度からの視点も入って、何か得るところもあるかもしれないじゃない」
困り顔の彼女にさらに言い募ると、しぶしぶといったふうに口を開いた。実はこのコ、押しに弱いタイプだったりするのかもしれない。
「OKOK、整理してみましょう」
ひと渡りを聞いてから、あたしは廊下に腰を下ろした。彼女にも座るように手招きする。
フォートレス内で悠長な、と思うかもしれないが、情報というのはとても大事だとあたしは思ってる。何せ命に関わる事だしね。
そんなわけで、月衣から引っ張り出したメモ帳を片手に再確認。
「まずエミュレイターについて。こいつはどこかでウィザードと戦って、それでこっちに逃げてきたっぽい、と。傷を治すのにプラー
ナが必要で、それでひとの出入りが多くて獲物を見つけやすい学校に潜んだんだと思われる」
促されるままにちょこんと廊下に正座して、あたしの言葉に彼女はこくんと頷く。やっぱり押しに弱いんだ、とあたしはそっちも再
確認。
「で、キミと遭遇戦を一度やって逃げ延びて、以降身を潜めてなかなか去就をつかませない」
「ごめんなさい」
「いいから。それは謝るトコじゃないし、ましてやキミひとりの所為じゃないから」
叱られた猫みたいにしゅんとしたので、フォローで撫でてやろうかと思って、あたしは伸ばしかけた手を押し止める。多分大丈夫だ
ろうけど、でも万一一日に二度も逃げられたりしたら、流石のアタシもバツが悪い。
「それで、男の子を捕まえて生徒を生餌として確保している。即座にプラーナを奪っているわけではないらしくて、しばらくは皆の記
憶にも残ってる。捕まったのは昨日のを含めて5人」
こくんとまた頷く。つまり、3人は間に合わなかったって事か。このコが自分を責めないように態度には出さず、けれどあたしも軽
く唇を噛んだ。
「ラスト。一番大事なところだけど、力が回復してきているみたいな感触がある。だんだんと行動が大胆になってきている。大まか、
これで間違いないね?」
「はい」
総合すると、わりと狡猾で隠身に長けた相手、って事か。ちょっとやりにくいかな?
「それで、どんなのだった?」
「蜘蛛みたいなのだったんだけど…」
今度は首を振ってからの回答。ちゃんとは確認していない、という事か。エミュレイターは同一の形を持たない。似たような能力を
保持していても、まるで姿形が違ったりする。極端な話、竜と食べかけのお雑煮めいた代物が同等の能力を持っていたりする場合だっ
てあるのだ。魔術相を明確に確認して識別しなければ、どんな相手かなんて断言できようはずもない。
「巻き込んじゃってごめんなさい。ワタシがもっと早く対処してればよかったのに」
「だから。そこはキミの気に病むところじゃないって、そう言ってるでしょ?」
責任感が強いのはいいけれど、典型的な責任に潰されるタイプでもありそうだ。
あたしが尻を払って立ち上がると、彼女もそれに倣った。
「さて、それじゃあ、」
「じゃあ、先生は気をつけて帰って。危ないから」
「…は?」
ふたりで退治に行きますか。そう言いかけた矢先に重ねられて、あたしは随分呆けた顔を晒していたに違いない。
「あとはワタシがなんとかするよ。悪い夢を狩るのは、ワタシたちの仕事だから」
夢使い。それは特殊で異質なウィザードの中でも、更に特殊で異質な存在だ。現を夢とし時に現実すら自在に書き換える夢使いたち
にとっては、あたしたちウィザードすらも守るべき対象なのだと。そう聞いた事がある。
「――あのねぇ」
でもあたしは若干のどころじゃなくむっとした。きっ、と彼女を見つめる。
「折角ふたりもウィザードが居合わせたんだよ? 協力して事に当たった方がいいに決まってるでしょ?」
でもそんな怒気も空回り。夢使いは視線を無視すると、すいとあたしの脇を行き過ぎる。
「いいよ。大丈夫だから。いつもひとりでやってきてるもの。これからもひとりで平気」
取り付く島もないとはまさにこの事。さらりと言い捨てるようにして背を向ける。
正直、かちんと来た。
一人でも生きていけるのと、独りで生きなきゃならないのとは違う。そんな事も知らない子供のクセに、斜に構えて捨て鉢になって
何様だと、そう思った。
「あのねぇっ!」
感情を爆発させかけたその時、ずっと大人しくしていた相棒が危険を告げて鋭く鳴いた。
警告から瞬きひとつの時間もあったか。彼女を追おうとしかけたあたしの背後で、水面がせりあがるように、ぐうっとタイル張りの
廊下が持ち上がった。皮膜を抜け出るようにして現れたのは女の体。白くたおやかな裸身。艶やかな光沢の長い銀髪。
だがそれは人間ではない。腰から続くその下は、針金のような剛毛を生やした蜘蛛のもの。
――土蜘蛛!?
脳裏にそいつの種族名が閃く。同じ魔術相を持つ侵魔と、以前あたしは対峙した事がある。
でも、大きい。あたしがやりあった奴だって体高2m、体長3m近くはあったけれど、そいつはそれよりもふた回りは大きかった。
上半身のサイズこそさほど変わらないけれど、床に沈んでいる下半身まで含めれば、容易に校舎の天井に届くだろう。
女が凄艶な笑みを浮かべた。そこでようやく彼女も気配に反応するが、遅い。振り向いた時にはもう、四つ指揃えた抜き手が眼前ま
で迫っている。驚きに身動きすら忘れた彼女の首を、それは細い喉笛は容易く切り裂くだろう。いや、侵魔の膂力をもってすれば、華
奢な喉首を頚骨ごと貫通して両断、頭部が宙を舞うに違いない。
肩を掴もうと一歩近寄っていたのが幸運だった。
出しかけた手の動きで、あたしは彼女の胸を突く。飛びつく勢いで押し倒して、その身を攻撃の軌道から無理矢理に逸す。
同時に衝撃。防御魔法も相棒のフォローも間に合うものじゃなかった。入れ替わって割り込んだあたしの丁度鳩尾の裏辺りから、背
骨をかするようにして痛みが、熱が、体の中に沈み込んでくる。
あ、ヤバイ。
直感的に判った。これはちょっと、洒落にならない深手だ。
「――ッ!?」
声にならない彼女の悲鳴。胃の奥から熱いものがこみ上げてくる。大丈夫と笑おうとして、けれどこらえきれずに血を吐いて、そこ
であたしの意識は暗黒に呑まれた。
今回はここまで。次からエロに入る予定。
…遠い昔の続きを置きに参りました。恥ずかしながら生きております。
どう言い訳して鬱陶しいばかりなので、一言ごめんなさい。
中途で投げっぱなして放置とかだけはしないつもりでおります。そこんとこだけ信用していただければ幸い。
んじゃまた、そう遠くないそのうちに。
GJ。ワクテカしながら首を伸ばして待ってる。
>>765 お待ちしておりましたッ……!!(感涙)
まずは再開を心より喜び申上げる次第。
そして近い内の続きを心待ちにしております。
先生にデレな夢使いもまた見たいと、ちょっと小さな願いを。
>>759 まだエンゼルギアが出ると思っているのなら・・・・・・常識を知らなすぎですよ(笑)
エンギアに関してはアナウンスが出てるよ。
今年中に出なかったら来年サプリにまとめるってアレ?
敗北宣言にしか見えん。
負けてこそ華、とか思わんでもない。
じゅんいっちゃんの場合。
ブレカナ3rdがエロ分豊富だった件
>>773 とりあえずヒルデガルド姫(ヒルダ)が子持ち(父親は不明)になっているとだけ書いておく。
あと徹底的に異端を撲滅する鬼教皇(冷たい美貌のロリ)もいるでよ。
775 :
いつふた:2006/03/31(金) 22:11:56 ID:KdT20HxM
ゲーム:モンスターメーカー・ホリィアックス(MM聖斧2本目)
形式:小説(三人称)
エロ度:強姦(少なくとも合意は成立していない)。口でする程度。
レス数:2+1
終幕:ハッピーエンドに紙一重。
◇アフレゴール
――アフレゴール。
耳元で、何か低く呟く声が聞こえたような気がした。
目の前に、つい、とキャンディ・バーが差し出された。白、ピンク、黄色が
螺旋を描いたカラフルな棒状の飴だ。なんとも美味しそうで、涎が出てきそう
なほど。
――舐めてごらん。
「いいの? ありがと」
軽く礼を言って、彼女はキャンディをペロリと舐め上げた。
……甘い。
もっと味わいたくて、キャンディの先端を口の中に含んだ。それだけでもう
たまらないほどの甘さ。行儀が悪いと自覚していたが、子供のようにちゅう、
と吸い付き、ぺろぺろ、せわしく舌を動かし、ちゅぱちゅぱ、音を立ててしゃ
ぶりついた。
――歯を立てちゃダメだよ。
そっと囁かれる声に、そんなことしないわと心の中で応える。
――喉の奥まで入れてみて。
望まれるまま、彼女はキャンディの根元の方までするすると飲み込んでいっ
た。
キャンディは意外に太くて長い。流石に全部は入りきらなかった。
舌全体でキャンディを包み込む。あるいは頬の内側にすりつけるようにして。
出したり、入れたりの繰り返し。堪能しているのはキャンディの味だけでは
ない。無意識のうちに、彼女は口唇刺激も楽しんでいる。
口一杯にあふれる唾液が、キャンディを伝い落ちていった。
またこぼれちゃマズいわ、と唾をすすりあげるじゅるりとした音。
――ああ。本当に溶かされそうだよ。
そういえば、と彼女は訝る。先ほどからずっと舐めているのに、このキャン
ディ、ちっとも小さくならない。
――もういいよ。これ以上されると、君の口の中に出してしまいそうだ。
「え?」
パキッ、と指を鳴らす音が聞こえた。
我に返ると、そこは寝所。二人で泊まった宿屋の一室。
ベッドに腰掛ける、下半身素裸の男。その両足の間で、床の上に座っている、
下着姿の自分。
目の前には、てらてらと濡れ光る赤黒い肉棒。剛直しきって、先端にぬめり
を帯びた透明の液体が盛り上がっている。
肉棒の根元、縮れた剛毛が泡を含んだ粘液――恐らくは、唾液――にまみれ
ていた。
反射的に彼女は自分の口元に手を当てた。口の周りにねっとりと濡れた感触。
見上げればそこには、にこにこ、というより、にやにや、と自分を見ている
恋人の顔。
〈心〉の呪文を得意とする魔術士。
ぱあっと記憶が甦る。冒険の途中、久しぶりに安全な場所で眠る夜。せっか
く仲良くしていたのに、口でして欲しいなと彼がねだり、嫌よと彼女が拒絶し、
押し問答の挙句ケンカになりかけて、そして。
「イ、イリュージョンの呪文!? 貴方、あたしに魔法を掛けたのっ!?」
「当たり。ここまでしないと口でしてくれないなんて、君も頑固というか何と
いうか」
「…………っ!」
怒りとか、呆れとか、そういった感情が強烈に渦巻いて、そのため却って文
句の一つも言えず、わなわなと震えるだけの彼女に、彼はお気楽に言ってのけ
た。
「けどちょっと面白い趣向だったろう? こうして一回やってしまえば心理的
な抵抗もなくなるだろうし、次からは魔法なしでお願いするよ」
ぷちんと堪忍袋の緒が切れた、彼女は〈水〉の呪文を得意とする魔術士であ
る。
「ウォルクヒック」
呑んだくれの呪文。アルコール度数の高い酒をガバガバ飲んだあとのように、
酔っ払った彼のイチモツはヘナヘナと萎びてしまった。明日の朝、彼は凄まじ
い二日酔いに悩まされることだろうが、それ以前の問題として。
「うわぁ、ひっどいなぁ〜。これじゃあ入れられないじゃないかぁ〜」
「お休み」
ベッドに上がりこみ、バッ、と一人だけ毛布を被って寝てしまった彼女を、
彼は情けな〜い声でヘロヘロと揺さぶった。
「そりゃあないよぉ〜、最後までヤろうよぅ〜」
「『そんなん』じゃできないでしょ? お休み」
「大丈夫だよぅ〜、代わりに指でイカせてあげるからさぁ〜」
「お休み。お休み。お休みったらお休み」
「謝るからぁ〜。ゴメンってばぁ〜。ねぇ〜」
バカップルの夜はキャンディよりも甘く更けていく。
・・・・・おしまい。
以上、フェラしてくれない彼女に幻覚魔法でフェラさせるというネタありき
のお話でした。
>765
待ってましたよお待ちしておりましたよぅっ!
またあなたのお話が読めるんですね! ああもう嬉しくて嬉しくて!
……正直、なんで続きを投下してくれないんだと拗ねておりました。
事故か病気かと不安になってもおりました。
でも今! こうして再び幸せの日々が訪れた以上は!
これがイリュージョンの呪文で生じた幻覚でないことを祈るばかりです。
切に祈るばかりです。
>>778 GJ!
>>775の時点で何となく妙な予感がしたが、やっぱりかw
短編たくさん書けるっていいなあ。
自分の場合話がまとまらなくてやたら時間かかるんだよなあ…
やっと一区切りついた>>65からの続きを投下。
時間空きすぎたせいで季節がずれてるが、舞台は冬。
某所の影響でルー様が酷い性格に。
・・・・・・・・・・・・・・
ひとり、公園へと歩む少女。その足取りが、突如止まった。いや、止められた。
足首に何かが絡まった。下を向くと、不気味な色をした細長い紐のようなものが足首に
巻きついている。それを確認した瞬間、腕や腰にも何かが巻きつく。その直後、少女の身
体が宙を舞い、公園へと引きずり込まれた。
少女を公園で待ち受けていたのは、無数の触手を持つ巨大な肉塊だった。
その後方、沈んでゆく夕日の上に真紅の月が昇っている。
「手荒な真似をして済まんな」
何処からともなく発せられた凛とした声が、現実感のない赤い世界に響く。
「だが、我々にも果たさねばならぬ大義があるのだ」
いつからそこに居たのか、肉塊の前に立つ金色の髪の女が指を鳴らすと、四方八方に広
がっていた触手が瞬く間に肉塊の中へと戻っていく。
触手の拘束から解放された少女は、朦朧とした頭で尋ねる。
「あなたは……?」
「我が名はルー=サイファー、裏界の大公だ」
名乗ってはみたものの、小娘の反応は無い。……正直困った。これまで会ってきたウィ
ザードはみんな、私の名前を聞くと恐怖と絶望に打ちひしがれたというのに。どうしよう。
とりあえず威厳を保つために、このままの口調で話してみる事にする。
「ふふ……恐ろしさの余り声も出ないか?」
「いえ、何がなんだかさっぱりなんですけど」
……そうだった。この小娘は未覚醒のウィザードだった。私としたことが、ついうっか
り忘れてしまっていた。
このままではまずい。影で配下たちに「ルー様も年のせいで物忘れが激しくなった」と
か噂されてしまう。何とかしてごまかさなければ、大公の沽券に係わる。頑張れ私、負け
るな私。裏界の命運は、私の手に掛かってるんだ。
「所詮は人間、理解力は我らには遠く及ばない……ということか」
「はあ……」
よし、上手くごまかした。良くやった、私。このまま話を続けよう。
「人間の娘よ……お前の両親に戻ってきて欲しくは無いか?」
「!?……でも――」
小娘は動揺したようだ。今のうちに畳み掛けるように話を進めれば、イチコロだ。裏界
のベストセラー『完全侵略マニュアル』に、そう書いてあった。大切なのは勢いだ。一気
に話を進めるために、深く息を吸ってから話そう。
「……確かにお前の両親は死んだが我が力を持ってすれば二人を復活させる事も十分に可
能ではあるのだがしかし二人の蘇生を実行するためにはお前の力が必要なのだそういうわ
けで協力してくれるな!?」
……パーフェクトだ。こんな長い台詞を一息で言い切った。ここまで頑張ったんだから
小娘は間違いなく協力するはずだ。さすが私。
そう思って小娘を見たけれど、頷きもせずに何かを考えているようだ。……少し押しが
足りなかったかな?
「何を悩む事がある?かつての幸せな日々が帰ってくるのだぞ?お前は、今の不幸な日々
を続けようと思うほどに愚かなわけではあるまい?」
そう、この計画が成功すれば、私たちはかつての力を取り戻せる。世界の裏側から脱出
することができる。そのために、この小娘の協力が必要なんだ。
「さあ、過去の幸福を取り戻すのだ。心配する事は無い。お前が望む物、全てを用意しよ
う。お前たち姉弟を差別する者もいない、理想の世界を与えよう」
ここまで言って、やっと小娘が口を開いた。苦労の甲斐があった。
「……お断りします」
「そうか、協力してくれるか。では――………………………………………ん?」
たっぷり十数秒の沈黙の後、私は異常に気付いた。
「小娘、今なんと言った?」
「お断りする、と言ったんです」
……聞き間違えではなかったらしい。冗談じゃない!このままじゃ、折角の苦労が水の
泡に!
「何故だ!?何が不服なのだ!?」
「あたしは今が不幸だなんて思っていません。それに……」
一呼吸置き、私の目を見て、小娘が言う。
「『過去は決して戻ってこない』……お父さんが言ってたんです。だからこそ、過去に囚わ
れずに、前を向いて今を大切に生きなきゃいけないんだと思うんです」
「……人間風情が知ったような口を利くな!」
思わず、叫ぶ。
「我らは幾万幾億の夜を越え、我らが造り出したこの世界を取り戻すために戦ってきたの
だ!我らは過去の囚人などではない!正当なる復讐者だ!」
まずい。この小娘の言葉は危険すぎる。
さらに何かを言おうとする小娘の口を塞ぐため、触手に指示を出す。
「協力しないのなら、その力だけでも頂く!」
少女が悲鳴を上げる間もなく、触手が襲い掛かる。少女の小さな口を塞ぐように触手が
巻きつき、言葉を封じる。群がる触手が、四肢の自由を奪う。
「跪け!」
叫びと共に触手が上半身を引き落とし、両腕を大地に拘束する。少女には、ルーを見上
げることしかできない。
「ふふ……恐ろしいか?我に忠誠を誓うと言えば、今なら許してやらぬでも無いぞ?」
そう言ってルーは薄ら笑いを浮かべ、睨み付ける。数秒の沈黙。
沈黙が続くと、ルーが苛立ちを見せ始める。それが限界に達するかに思えた時、ルーは
驚きと共に口を開いた。
「!!――ああ、話せぬようにしたのだったな……ついうっかり忘れ……いや、忘れてな
ぞいなかったぞ、当然。裏界の大公としての残忍さを見せ付けるためにわざわざ非道な行
いをしたのだ。……だが何にせよ、もう遅い――」
これまでは口を封じ、四肢を拘束するだけだった触手が、じわじわと蠢きだす。穢れた
触手が、少女の柔肌を汚す。少女の必死の抵抗も意味を成さず、触手は服の中に潜り込ん
でゆく。
恐怖と嫌悪感から涙を流す少女を見下し、ルーは酷薄な笑みを浮かべる。
「この触手は我が手足も同然だ。直接に恐怖を刻み付けてやろう」
襟首から侵入した触手が、未発達で平坦な胸を撫で回す。
「……随分と小さいな。あの小憎らしいベールといい勝負だ」
「ん〜〜〜〜……んぅっ!!」
少女の顔が羞恥で朱に染まり、その直後苦痛に歪み、身体が跳ねる。桜色の小さな先端
を、極細の触手が刺すように刺激していた。
「ふむ、少々刺激が強すぎるか。ならば、これならどうだ?」
既にショーツの中へと侵入していた触手が、まるで根を張るかのように広がり、緩慢な
刺激を与える。しかしその微細な先端部は、確実に秘所へと向かっていた。
「さて、どこから責めてやろうか…………決めた。まずは最大限の屈辱を与えよう」
無毛の恥丘を覆いつくした触手から、粘液にまみれた蛙の手のようなごく小さな黒い手
が無数に生じ、粘液でショーツを濡らしながら、ぴっちりと閉じている秘裂を押し開いて
ゆく。
ひんやりとした感触と本能的な恐怖から、少女は身をよじるが、四肢が拘束されている
ため、ただ腰を浮かせることしか出来ない。その結果、スカートが捲れ上がるが、それを
気にする余裕も無い。
「ふふ……心配するな。まずは屈辱を与えると言っただろう?」
「……ん……んんっ!」
漆黒の手が少女の秘部を揉みしだき、極細の触手が尿道口へと入り込む。苦痛から逃れ
られない少女は、喘ぎ声を上げ、背を仰け反らせて小ぶりな尻をいっそう高く突き出し、
そして限界に達した。
「んっ、んっ、んっ!んぅぅぅぅぅぅっ!!んん――――――っ!!!」
既に粘液でべとべとになっていたショーツから黄金色の液体が滴り、大地に水溜りを作
る。冷たい外気に晒され、それぞれから湯気が上がる。少女は涙を流しながら、真っ赤な
顔でルーを見上げる。
その光景を、ルーは侮蔑と軽蔑の眼差しで見つめ、言う。
「この程度で漏らしてしまうとは……どうやら幼いのは胸だけでは無いらしいな」
先程の言葉を思い出したのか、少女は更に顔を赤くする。
「……では、そろそろ本気を出すとしよう。これはまだ序の口だ」
ルーの瞳が、怪しく光った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更に続く。なんとか3月中に投下できたw
死なない限り最後まで書くんで、もうしばらく(下手するとまた数ヶ月単位になるかもしれないが)のお待ちを。
GJ
だがルー様がアホだw
UGN日本支部長の霧谷氏が倒れたことは各地の支部に大きな衝撃と動揺を
与えた。すぐに黒崎氏が就任。代理として手腕を振るっている。
檜山ケイトがアキハバラに訪れたのはそんな時期だ。とある任務で
東京近郊に赴任した。途中、一緒に任務に当たっていた薬王寺結希は
別の任務で別れることになる。
じくり。
胸が痛む。薬王寺結希がどんな任務を受けているかは詳しくは知らない。
ただ、大きな権限も与えられ。各地から優秀なエージェントを徴集できたと
いう。現にS市で一緒に戦った上月兄弟やケイトでも名前の聞いたことがある
有名なエージェントがそろっていた。
だが、僕は呼ばれなかった…………。
なぜかは知らない。薬王寺結希は自分を頼りにしてくれなかった。支えようと
誓った。あのクリスマスの日は忘れたくても忘れられない。なのに引き裂かれた。
自分だけがのけ者といういやなものが掻き立てられる。
任務にとりあえずのめどがつき、ケイトは薬王寺結希に会いに行くことにした。
しかし、やはり、その表情はかげりと憂いに満ちていた。
秋葉原は電気の街と聞いていた。最先端のテクノロジーが席巻している。
はなやかな表通りを一歩はなれると、怪しげな店が立ち並ぶ。ガラクタの中に
とてつもない掘り出し物が潜んでいる。そんな印象を持っていた。
訂正しよう。秋葉原は萌えの街だ。
「どうぞ、ご主人様」
街頭でメイドがニコニコ微笑んでビラ配りをしている。立ち並ぶ店先のポップは
とてもピンク色だ。サイバー的なハードな印象がガラガラと崩れ去る。
「薬王寺さんはこんなところで任務についているのか……」
なんだか、不安になる。先ほど、通りすがった一団、口々に「もえー」と
言っていた。
そういえば、薬王寺結希の赴任している支部はメイド喫茶だという。それが
どういうものかよく分からないが、
──
────
────────
不安だ。
なぜか心が掻き乱れる。先ほどとは違った不安が膨れ上がる。
「ここか……」
薬王寺結希が任務についてる支部。メイド喫茶「ゆにばーさる・がーでぃあん」
なぜ、ひらがななのか。そういえば、ここに来る途中にFHの春日恭二がハッピを着て、
客の呼び込みをしていたようだが、気にしてはいけないのだろう。
「──お帰りなさいませ、ご主人様」
喫茶店に入るとメイド服を着たウエイトレスが近寄り、まったく
抑揚の無い口調で声をかけてきた。
「こちらです。ご案内します」
ケイトにくるりと背を向けるとメイドはすたすた歩き始める。慌てて
ついていく。
「ご注文が決まりましたらこのベルを鳴らして呼んでください」
ケイトを席へと案内し、くるりと背を向けようとするメイドに声をかける。
「あっ、待って。薬王寺さんはいるかな?」
ケイトの言葉にメイドは冷たいまなざしで答えた。
「一見の客ふぜいが厚かましくもいきなりのメイド指名ですか。紅茶で顔を洗って
出直してくださいませ」
無表情かつ低い抑揚の無い声で言われると答える。「なっ」と、言葉が詰まる。
「失礼しました、ご主人様。本日は『罵詈雑言』キャンペーン実施中です。接客中に
ご主人様をけなすということです。まあ、先ほどのは本音ですので気になさらずに」
そういって、すたすた去ろうとする。
「ああっ、待った待った! えーと、確か久遠寺綾さんだったよね。僕、ケイト、
ケイトだよ」
必死のケイトの呼びかけに久遠寺綾はひょいと首をかしげる。ケイトの今いる支部で
一度顔をあわせたことがある。
「檜山ケイト? そんな人、知りませんが……」
人差し指を唇にあてながら久遠寺綾は言った。
「嘘だ! というより分かってんじゃねーか。大体僕は苗字は言ってねーぞ」
どうやらからかわれたらしい。始めからか、それとも途中なのかは意味不明だが。
さらに何かを言おうとした久遠寺綾だが、
「ケイトくん──?」
ホールからケイトを見つけた薬王寺結希にさえぎられる形となった。
「ちっ──」
久遠寺綾が舌打ちしたように見えたのはケイトの気のせいだろうか。
「……ごめん。急に尋ねにきて」
いま、ケイトと薬王寺結希はメイド喫茶の休憩室にいる。
簡素なたたずまいで、冷蔵庫、テレビ、ソファーなどを小さくまとめてある。
ケイトの前にコーヒーを置くと薬王寺結城もソファーに座る。少し、どきまきする。
薬王寺結希はメイド格好をしている。ちんまりとした格好にひらひらのメイド姿は
凶器といっても良い。
沈黙が訪れる。言葉が途切れる。ケイトは言いたい事があった。聞きたいことは
たくさんあった。だけど、いい。こうして会えただけで言葉は要らない。
コーヒーをすする。
「何も聞かないんですか?」
先に口を開いたのは薬王寺結希だった。
「──お店は大変なのか」
その問いに答えず、別の質問をする。
「あっ、はい。霧谷さんが倒れてしまって、紅茶を入れる人が居なくなって
しまったんです。ここは料理や飲み物も本格派を目指してましたから。
困ってしまって……。けど、黒崎さんが来てくれて何とか持ち直りました。
黒崎さんはコーヒーが淹れるのが得意で「私は霧谷の代理だ。だから、ここも私が責任を持つ」
と言ってくれ────」
少しずつ言葉が小さくなる。不安なる。怖くなる。薬王寺結城はちらりと上目遣いで恋人の
ケイトを見た。
呼ばなかった。ケイトのことを。自分のわがままで呼ぶのをやめた。考えてなかった。
ケイトのことを。悪いのは自分。分かっている。
「その、怒ってる?」
聞いてみる。
「ああ」
と、答えられた。
胸がぎゅっと掴まれた。痛い。
「自分に腹を立ててる。頼りない自分に。結希を支えられない
自分に腹を立ててる」
そうだ。自分に力が無い。だから、ここにいない。立つことができない。
そう解釈している。悪いのは自分だ。
「違う。違うの。悪いのは私なの。ケイトが──ケイトにあんなことさせたくなくって。
だから、呼ばなかったの」
涙がポツリと流れる。アキハバラ支部の話を聞いたとき、真っ先にケイトも呼ぼうとした。
しかし、支部の概要を聞いたときに改めた。
このメイド喫茶「ゆにばーさる・がーでぃあん」はメイドだけでなく、ウェルターとして
執事もいる。男性にはメイドを。女性には執事で接客を行う。
つまり、ケイトに他の女性を相手にさせることになる。
いやだ。
だから、呼ばなかった。自分の醜い嫉妬とわがままで。
全て吐露した。涙がこぼれる。ごめんなさい。何度も呟く。
「いいよ」
いつの間にか、ケイトは結希の横に座ってた。優しく肩を抱きしめる。
「いいよ。こうして会えたんだ。こうして会うことができるんだ。僕はそれだけ
でいいよ」
ケイトの胸に包まれる。それだけで幸せになれる。もう一度呟く「ごめんなさい」
けど、僕も嫉妬するなー。結希のこんな姿、男たちに見られるんだもの」
そういって、ケイトのスカートのすそを弄る。
「結構、短いね。このひらひら。結希はどじだからなー。みんなの前で転んで、
スカートの中をさらしてない?」
ケイトの手はスカートから太ももへ、さらにはその奥へと侵入していく。
「あっ、やだ……」
結希は身をよじる。だけどケイトは方を抱き締めて離さない。
「だーめ。これはバツ。僕をのけ者にして頼らなかった結希へのお仕置き」
スカートの中で蠢く手。ショーツの上から嬲る指。強くは無い。軽く触れて
は離れる。じんじんと炙るだけ。だけど、結希は肩を震わせる。
「声……でちゃう」
切なくもらす。
「だったら、出さなきゃいいじゃん」
肩にまわしてた手が降りる。メイド服の上から結希の胸に触れる。「あっ」
「ふふっ、結希のむねは相変わらず、小さいなー」
エプロンごし、メイド服ごしに指を這わせる。スカートの中に侵入した手も
動きはやめない。
「──もう、どうせ私はこいのぼりですよぅ」
顔を赤くあえぎながらもむくれる。
「だから、乳首はどこかすぐに分かっちゃう」
きゅっとひねる。
「あうっ」
さらに下もひねる。
「きゃうっ」
結希はいいようにケイトに翻弄されてた。トロンとした目で結希はケイトを
見つめる。キスをする。優しいキスではない。唇同士をあわせるだけではない。
互いの舌を交換し合う激しいキス。唾液を吸い送る。むさぼるようにキスをする。
そのため、ケイトは少しだけ手の動きが緩んだ。その隙に結希の手が動く。
「あっ、待って」
待たない。結希の指はすばやくズボンのチャックを下ろし、トランクスの合わせ目
からケイトの肉棒を取り出す。外気にさらされてなおもそそり立つ。
指が動く。ケイトの肉棒を優しく包みしごく。先端をきゅっきゅっ撫でる。
力は強くない。むしろ弱い。だけど、刺激は強い。
「くっ」
翻弄されていく。「いっ、いつのまに──」呻くケイトに「私だって、いつまでも
『はにゃーん』してるわけじゃないんですよ。色々と皆さんに教えてもらったんです。
もちろん、女の子の同僚にですよ?」
人差し指の腹でケイトの肉棒の先端の穴をぐりぐり突付く。それだけでのぞけってしまう。
「ケイトさんにあったら色々試したいことがあったんですよ。いつまでもさせてばかりじゃあ
悪いですからね」
ふふふっ、と微笑む。まだ幼いのにどこか妖艶だった。
「ケイトさんの──本当に硬くなっている」
先走り液がにじみ、結希の指を汚す。
「結希──のだって……」
何とかケイトは結希のスカートの奥に入れた手を動かす。ショーツをずらし、
指を秘裂へと指し挿れる。熱くぬるぬるしてる。
「きゃうっ。もう、いきなりなんて反則です。今はケイトさんにご奉仕してるの」
そんな抗議もどこ吹く風。ケイトは指を動かし、肉芽をはじく。
「もう……だから──」
濡れた眼で見つめる結希にケイトは、
「挿れていいかな」
と、聞いた。結希は何も言わずにコクンとうなずく。ソファーに座るケイト。
肉棒がそそり立つ。スカートを持ち上げて結希はまたぐ。ショーツはつけたまま。
ケイトが指でショーツをずらす。そのまま結希は腰を落とす──否、落とそうとした。
ガチャ。
休憩室のドアが開く。久遠寺綾が入る。二人を無視してソファーに座る。
リモコンを操作してテレビを点ける。手に物缶コーヒーをプルタブを開ける。
ゆっくりとくつろぐ。二人は凍ったまま。
「──気になさらずに続けてください」
こくこくと缶コーヒーを飲みながら久遠寺綾は言った。
「出きるか!!」
二人の声はハモってた。
結局、二人は欲求不満のままだった。
その後、ケイトはアキハバラ支部に転属願いを出した。
ところで、どうして久遠寺綾は二人を邪魔したのだろう?
「──もしかして、意中の人が振り向いてくれないからですか?」
薬王寺結希がウェルターとして働く探求の獣♂チ賀十也を見ながら聞くと
、久遠寺綾は何も言わずに目をそらしたのだった。
>>785-790 ぐあヽ(`Д´;)ノ寸止めカヨ!
でもGJ!!(・∀・)b
最初は、こいのぼりがケイト裏切ったのかとかハラハラしたけど、
激甘だった… orz
よーっしパパ、メイドなこいのぼり描いちゃうぞ――
とか思ったエプリルフールの朝でした…
待たれよ、そこのパパ。
本日はエイプリルフール(4月1日)にあらず。3月32日なり。
GJ!久遠寺…道のりは遠いぞっ
あと、黒崎じゃなくて藤崎なー
ぐほ、単純なミス。すみませんでした。
えーと、先日投下した上記の作品はこちらに投稿しました。
ttp://mai-net.ath.cx/ SS投稿提示版→十八禁→「狭間へと侵食するものよ」というタイトル
をクリックしてください。
ではー、一応、要望がありましたのでお知らせしますね。
まとめサイト更新。
現行スレまで来た管理人さん乙です。
管理人さん乙。
・・・ってあれ?カオスフレア載ってなくない?
カオスフレアといえば、誰か信長で書いてくれんか喃。
フタナリかどうかがどっちでも良いから。
あ、でも女役だと丁度良い男がおらんか……
>>798 ばっかお前、そこはアムルタートで触手か裏柳生でジョンソンだろ。
裏柳生は鬼畜系に流れそうだからなぁ。
強引は好きでもレイープは嫌いなデリケートな俺。
鬼畜スキーな俺はノエルたんは獄中であれこれされた後遺症によって戦場で不覚を取ったと信じて疑っていない
802 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 22:23:32 ID:FP9Zi/Ky
>801
何?貞操を守る為に∵無敵防御∵使い切ったからだって?
>802
むしろ受胎うわなにをするやめ
むしろヒルダは子供産んでなくてあれはノエたんの子
ノエルは産後の肥立ちが悪いのを押して出撃したため死んだ
耳の奥でざあざあと音がする。まるで雨降りの只中にいるみたいだった。
あたしの大事な思い出は、不思議に雨と連結している。
ぼんやりとした意識のまま、そんな事を思う。母が死んだ日。初めて魔術と出会った日。一生ものの友人を得た日。いずれも
雨音に包まれていた。
相棒と初めて会ったのも、そういえば土砂降りの雨の夜だった。
当時中学生だったあたしが庭先で出くわした、体中傷だらけの巨大な甲虫。弱弱しい声で鳴いて、あたしから逃れようとした。
そんなに深い傷を受ける事になった理由は知れないけれど、死に掛けているのは見ただけで判った。いつものように、父は居なか
った。どうしたらいいか判らなくて、でもどうにかしたくて。大丈夫だから、怖くないからと通じない言葉で必死で説得して家に
引っ張り込んで、ありったけのタオルを持ってきて、それで濡れた甲殻を拭って。死んだら駄目だよって、ずっと体を撫で続けた。
翌朝、いつの間にか眠り込んでしまったあたしが気付くと、そのコは確かによくなっているふうだった。傷から流れ続けていた
体液は停止して、あたしの覚醒を察した赤い瞳がきょろりとこちらを見た。
何故だかあたしはぼろぼろ泣いた。そうして、そのコはあたしの家族になった。
その日も、小雨がぱらついていた。
土曜日の一限が突然休講になって、数人の友人たちと空いたラウンジで軽食を取っていた。話題は卒業後の進路で、まだ真面目
に考えるには早いけれど、その分言いたい事を言えるような雰囲気だった。
「お前はどうするつもり?」
話題の矛先が急に向いて若干焦ったけれど。でも大学に入った時から、進路なら決めていた。
「先生になるつもり」
「ありえない。似合わない。というか教育される子が可哀そう」
答えると、ひとりが言下に断言した。
「喧嘩売られてるのかな、それ?」
「うん、ちょっとだけ」
「ここ、キミの奢りね?」
「えー!?」
すかさず「ごちそうさまです」と唱和する他の連中。そんなふうに他愛ない冗談でかわして、でも少しも心がぐらつかなかった
と言えば嘘になる。けれど、ひとしきり騒いでから別の人間を肴にし始めた奴らを他所に、
「わたしは、らしいと思うよ?」
親友は静かに告げてそっと笑った。多分、それが最後の一押しだったと思う。
ずっと思ってた。あたしは、困ってる誰かに手を差し伸べられる人間になってやろうって。
自分が満たされなかった分、自分が満たしてやろうと。そう決めてた。求めて得られなかったものを、ひとに与えようとしてい
る。それは代償行為なのだろう。
でも偽善でもなんでも。実際に助かるひとがいるならそれでいいじゃない。そんなふうに思っていた。
耳の奥で、ざあざあと音がする。
だんだんと意識が鮮明になっていく。自分の状態が認識されてくる。それはうるさいくらいの血流の音だ。
――あ、そうか。
人間は今際の際に走馬灯を見るというけれど。あたしにとってこの雨音の記憶がそうだったんだろう。
死ぬんだな。
自分でも意外なくらい冷静に、あたしはそう思考する。
あのコを庇って、侵魔の攻撃に身を晒した。あれは相当な深手で、即死でなかったとしても、まず血を流しすぎている。死んで
いるのも死んでいく途中なのもあまり変わりはない。
先生ってのは、「先に生まれた」って意味だって誰かが言ってた。後から来るコたちを見守って育てるのが役目なんだ、って。
だから、というわけじゃないけど、自分の行動に後悔はなかった。
ただ、あたしの生徒の事だけ気になった。ちゃんと逃げ延びれたろうか。頭良さそうに見えて、意外と駄目っぽいからなぁ。ちゃ
んと面倒を見てやりたかったな、なんて考えて、あたしにこの先はないのだと思い出して苦笑した。
雨音めいた耳鳴りが、次第に弱まっていく――。
「ふぁ……ん、や……あ……っ!」
歳若い女の子の喘ぎ声。それは体に帯びた熱に耐えて耐えて、それでも耐え切れずに漏れてしまった嬌声だった。あたしにだっ
て男が居た時期くらいはあるから、それがどういう時の声くらいかは判る。でもそれは全然現状の理解に繋がらない。
「う……」
視覚が眩んでいる。相変わらず状況の認識が出来ないまま、あたしは頭を振る。数度瞬きして、
――生きてる?
少なくとも、死後の世界ではないようだった。
まだよく見えない目を凝らす。視界がぼんやりと焦点を結び始める。そこは教室のようだった。整然と整頓されているべき机と
椅子が、壁際に乱雑に寄せて積み上げられている。部屋の中央がぽっかり円形に片付けられたような具合。
「やだ……も……やぁ、っ……許し…て……ぇ…っ」
そこで、しろいものがふたつ。絡まるように蠢いていた。
一方は蜘蛛だった。正確には、あの土蜘蛛と同じ魔術相を持っていた。人間用の建物では、サイズの問題から元来の姿では活動
しにくいのだろう。下半身もひとのものに変じて、八脚が今は両足となっている。
けれど完全にひとに変化しているわけでもなかった。額と鎖骨の合わせにひとつずつ、そして肋のあたりに更に二対。女は都合
8つの眼を備えている。明らかに人外の妖しいまでな肌の白さ。そこに生じる緑の瞳は、いっそ淫靡ですらあった。
けれどよくよく見れば、目の半分は輝きがひどく鈍い。おそらくは潰れて光を失っている。
そして。
「――うぁっ! やっ……ぁ、あぁっ!」
もう一方は彼女だった。夢使いの装束は床にわだかまり、生まれたままの姿を晒していた。その手首には白い糸。天井へと繋が
るそれがすっかり彼女の自由を奪って吊り上げている。
「ん、あ、ぁ、ぁ……だ、めぇ……」
到底拒絶には聞こえない甘い声。まだ小ぶりな胸を蜘蛛の指が捏ねくり回し、硬く尖ってしまった乳首をざらざらと舌が吸う。
別の指でなぞられる秘裂からは、内腿へと蜜が伝い零れていた。
彼女は幼い肢体を這い回る蜘蛛の愛撫に、いいように声を上げさせられている最中だった。
かっと頭に血が昇る。
「あたしの生徒に触るなッ!」
跳ね起きようとして、あたしは身動きが取れない事にようやく気付いた。
視力だけでなく思考も鈍っていたらしい。頭を巡らすと、白い糸のようなものが巻き付いているのが見て取れた。バンザイのよ
うな格好で頭側に伸ばさせられていた両腕が、床と天井と繋ぐ糸の柱に肘まで飲み込まれたような形になっている。
粘性があるように思えるのに、力を込めてもびくともしない。下半身は自由だけれど、これだけ入念に束縛されては動きの取り
ようもないはずだった。
僅かな希望で相棒の姿を探す。が、期待はすぐさま落胆に変わった。
彼女を弄ぶ蜘蛛を挟んで、あたしの反対側。檻のように組み上げられた机と椅子の残骸に、相棒もまた糸でべっとりと囚われて
いた。
「おや、気がついたのかい?」
胸の先端から唇を離し、振り向いてエミュレイターはにんまりと笑った。ここは間違いなくあの土蜘蛛の巣。あたしが動きの取
りようがないのを熟知しているのだ。
そんなあたしの態度に満足したように瞳を揺らめかせ、蜘蛛は彼女の背後に回る。後ろから抱き締めるような格好で絡みつき、
責め手の隙間で荒い息をついていた彼女のおとがいを持ち上げた。
「ほら、ごらん」
耳元で囁きながら、ぐいと彼女の視線をこちらへ固定した。
「お前の大事な先生が目を覚ましたよ?」
快楽に煙っていた瞳が、途端に焦点を結んだ。羞恥に、上気していた顔が更に赤く染まる。
「あ、や、先生、み、見ない……んぁっ!?」
あたしへの哀訴を終える間もなく。くちゅり。何の侵入も許した事のないだろう襞が掻き分けられて、指が沈み込む。同時に
きゅっと蕾を強く刺激されて、電流を流されたように華奢な体がはねた。
「んっ、……ぃ、あっ……!」
べたべたと蜘蛛の唾液が、彼女の肩のラインを汚していく。
何故女が立ち位置を変えたのか、遅まきながら理解する。
彼女には絶望を。あたしには無力感を。マイナスの感情を植え付け無抵抗にして、そしてプラーナを奪う。侵魔の常套手段だ。
判ったところで、どうにも対処の仕様がなかった。
涙に濡れて助けを求める彼女。あたしが何もできないでいるうちに、未成熟な身体には強すぎる快感が、その意識を漂白して
いく。
「――お前、自分がどうして生きていると思う?」
歯噛みするしかできないあたしに、蜘蛛が言う。迂闊ながらそこで初めて、深手を負って意識を手放したのだと思い出した。
視線を腹に落とす。あれはあたしの体を貫通しかねない一撃だった。その感覚を証明して、服の鳩尾の辺りは乾きかけの血で
黒ずんでいた。けれど腹側にも背中側にも、出血どころか痛みの感覚すら存在しない。治癒している。
土蜘蛛がわざわざ敵であるあたしを癒す道理はない。ならばこれは彼女の施術という事になるのだけれど、あそこまでの重傷
を治療する魔法となれば詠唱時間も効能の高さに比例して長くなる。あの状況でのんびりとキャスティングできる道理もまたな
かった。あたしの疑問に応じるように、
「お前が倒れたら後ね、この娘は泣きながら私に頼んだんだよ。『ワタシのプラーナをあげるから先生を助けさせて』ってね」
「な……っ!?」
「いい生徒を持ったものだねぇ?」
それが狙いだと分かっていても。心を抉られたように思った。ひどい無力感だった。
そんな問答の間にも、彼女を弄ぶ指は止まらない。
彼女の肌はすっかり薄桃色に染まめられて、いやいやをするように振りたくられる首も最早無意識の動作に違いなかった。深
く根元まで潜り込んだ指が蠢くその度に、白濁した愛液が糸を引いて床に零れる。
「…っ、……ッ! …ん……っ…」
あたしに見られている。そう意識してから、彼女はどうしようもない喘ぎを必死でこらえようとしている。けれどその含羞こ
そが、逆に自分を高み押し上げる一助だとは気付いていないのだろう。
「意外とこれは効率のいいやり方なのさ」
あたしたちそれぞれが耐える様をゆったりと見比べてながら、蜘蛛の指が胸から離れる。前から溢れる蜜を後ろのすぼまりに
塗りたくっていく。予想だにしない感覚に、彼女の肢体が大きくくねる。けれどそんなものは俎上の魚の足掻きに等しい。
「一々全てのプラーナを奪って殺すよりも、こうしてじわじわといただいた方が総量としては多いのだよ?」
この先の運命を知らしめるつもりなのだろうか。歌うような調子で蜘蛛は講義する。
法悦。それは短い死であるという。魂が離れるというその束の間に、空き巣でもするようにプラーナを汲み出しているのだろう。
「いやらしい娘だねぇ。見られ始めてから、随分と敏感になっているよ?」
「んぁっ、そ……こ…ダメ……ぇ」
後ろを責める指への反射的行動で腰を突き出す。結果、前の奥深くにまで指が侵入した。慣らされつつも狂おしい快楽から逃
れようと身
を引けば、後ろ側の指が更に深いところを擦り始める。そうして彼女は、自らを追い詰めるだけの官能のダンスを強要される。
「ああ、ふぁ、やあぅっ、うんっ、く……っ」
彼女は、もう翻弄されるばかりのようだった。よだれ交じりの火のような吐息を早く浅く繰り返し、切なげに身をくねらせる。
「ほら、イクところをよく見てもらうといいよ。大好きな先生に」
蜘蛛の指が、花弁を無理矢理に押し広げた。ぐちゅぐちゅと出入りの度に、大きく水音が響く。
「あっ…や、見ない…で……お願い、センセ…ふぁ…見ない…、で…っ………ああぁっ」
泣き顔のまま彼女の身体がしなった。ぽたぽたと濃密なとろみが床に滴る。やがてと深い息をついて、かくんと人形のように
うなだれる。吊り下げる糸の所為で、倒れる事もできないようだった。
「ふふ、流石に…ウィザードのプラーナは…」
恍惚と呟くエミュレイター。彼女の精気が吸い出され蜘蛛に流れ込んでいくのが、ウィザードであるあたしには、目には見え
ずとも感知できた。その存在が力を得て膨らんでいく。同時に鈍く光を失っていた眼のひとつが輝きを強めた。
やがて瞬きでもするように皮膜が剥がれ――その下で再生した緑眼が、炯炯と毒々しい光を放ち始める。充分なプラーナを得
て、手負いだった侵魔は再生を遂げようとしていた。
今回はここまで。流れぶった切って置いていきます。
そしてレスを下さった方、続きを待っていてくださった方に感謝を。衷心より感謝を。でもデレはもうちょい後回しです。
それからまとめサイトの管理人さんにも、お疲れ様でしたとありがとうございますを。過去の作品を見ようと思った丁度のタ
イミングで更新されていたので、大変に助かりました。…自分の事ばっかりだ!?
あと以前は感想つけれるだけつけるぜとかぶっこいてたのだけれど、スレを覗き見る頻度的にちょっと無理そうなので、格好
悪い事この上ないながらそいつは断念。機があった完結物のみへに留める。
んじゃまた、そのうちに。
>>776-777 >>779ではないけれど、短編をさくさく書けるのは本当に羨ましい。ところで「ハッピーエンドに紙一重」なのはバカップルエ
フェクトによって読者がダメージを受けるからですか。
>>785-790 微笑ましい行き違いかと思いきや遠慮なく手が早いなケイト。そして勉強熱心だなこいのぼり。そしてバカップルは正直公害で
すよね。独り身にはそれ以上ですよね久遠寺さん。
あと重箱の隅なのだけれども読んでてどうしても気になってしまったので。ウェイター、っすよね?
そんなアナタにグッド・ジョブ。
続きを楽しみにしつつ。
……ウチもネタ半年放置してるなァ。多分忘れられてるだろうけど、決着だけはつけねば。
ウェルター→ボクシングの階級でした。ごめんなさい。
誤字脱字ばかりです。うー、見直しと推敲不足だー。
えー、感想は書いておりませんが、どの作品もGJばかりで。
いや、だから僕も投稿しようと考えたのですが。
機会あれば、また、投稿いたしますね。
>809
眠る前に一言。投下乙。読んだらGJを言いに来る。必ず言いに来る。
寝取られ(?)きたー
あ、でも時間的にはむこうが先か
純愛が好きなのに……
…くやしい…!
でもおっきしちゃう……ッ!
GJってことです!
あー、でも早く幸せ(?)な続きが欲しいかも
堕ちた幸せになりそうなキモス
とりあえず、今は限りないグッジョブを
815 :
いつふた:2006/04/08(土) 00:25:47 ID:m+IkArmR
ゲーム:扶桑武侠傳(万葉夕月のこと)
形式:いつものふたり。
エロ度:陵辱ネタ。
レス数:4+1
「ねぇねぇ」
「あ〜?」
「前スレ>442がさ、『万葉夕月ってエロくね?』って言ってるんだけどさ」
「ああ」
「万葉夕月って『扶桑武侠傳』に出てくる人名だったんだね。他に誰も反応し
ないしさ、何のことだか見当もつかなくて、きっと誤爆に違いないってずっと
勘違いしてたよ」
「そりゃあ>442が悪いな。読み手に誤解を与えぬよう、自演でもして話を盛り
上げるべきだったのだ」
「そ、それはちょっとどうなのかなーっと。
ところでさ、どうして『扶桑武侠傳』のルールブックなんか買ったの?」
「扶桑武侠傳『なんか』とはご挨拶だな」
「違っ、言葉のアヤだよ、他意はないんだ他意は! だってほら、武侠物とか
中華物とか、これっぽっちも興味なかったじゃない」
「事情を順に話すと、こうだ。
『カオスフレア』が欲しくなった。
『ギガントマキア』の購入を検討しながら本屋へ行った。
『扶桑武侠傳』を買って帰った。
以上」
「…………あのさぁ。なんか話に全然脈絡が無いんだけど」
「だが嘘はついていない」
「でも正確には語っていない。
何で『カオスフレア』が欲しくて『ギガントマキア』? なんで『ギガント
マキア』を買いに行って『扶桑武侠傳』?
『カオスフレア』は地下スレでも大人気で黙ってても情報が入ってくるし、
『ギガントマキア』は要するにガオガイガーらしいから、するっと対応できそ
うだなっていうのはわかるよ。
だけど『扶桑武侠傳』はさ。そもそも武侠って何? から始まるでしょ?」
「安心しろ。『少林サッカー』と『カンフー・ハッスル』は観たから武侠物の
知識は無きにしもあらず」
「『無きにしも非ず』? 『無きにしも在らず』の間違いだね」
「さて、万葉夕月がエロいか否かを検討しよう」
「話を逸らすな。てゆーか何で万葉夕月がエロいかどうかの検討に入るんだ」
「>442のリクエストに応えるためだ」
「リ、リクエストだったの、あれ?」
「まず始めに、名の夕月はともかく姓の万葉は、ローマ字でmannyouと
打つべきをmanyouと打ち損じて『魔尿』と変換しがちだ」
「は?」
「魔性の尿だ」
「はあ」
「これはエロい」
「そ、そうかな?」
「真尿、と変換すると、古来眼病の妙薬として幼女の尿が用いられていた話を
思い出すな。ほら、一番手軽な生理食塩水だから」
「ほら、って言われてもさ。大体、何で幼女なの?」
「子供の尿は大人の尿に比べて雑菌が少ないかららしい」
「じゃあ、どうして幼女であって幼男じゃないの?」
「医者には男が多かったからではないか?」
「……なるほど」
「これもエロい」
「そ、そうかな!?」
「馬尿、と変換すると量が多くて大変そうだ。世界地図どころの騒ぎでなく、
夜の床がぐっしょり重く濡れることだろう。
間尿、だと間欠泉をイメージするな。具体的には、放尿の途中で一回止めて
から続きを出す。膣の締まり具合が向上するぞ。
そして摩尿、だと」
「いい加減『まにょう』ネタから離れようよ。夕月さんに点穴突かれて死にた
いの?」
「そもそも天蒼派そのものがエロい。被験者を女性に限ったアミバみたいな奴
が存在しているほどだ。何を実験しているのだか、容易に想像がつく」
「それは想像とはいわない。妄想というの」
「ここで、万葉夕月自身の人生に目を転じれば、彼女は結婚前夜に惚れた男を
殺された挙句、その犯人に陵辱されたという不幸てんこもりのねーちゃんなの
だが」
「そうそう、仇を追い求める視野狭窄なまでの必死さが物凄く可哀相でさ。で
も、確かにその生き様には、そこはかとないエロさが漂うよね。生死の狭間の
エロチシズムって感じ?」
「そこはかとない? それはどうかな?
万葉夕月は、自分の目的のためならば無関係の男まで殺そうとするほどの復
讐鬼と化している。つまり彼女は、犯人に身体を奪われ、その上で犯人に『心
までも奪われている』。換言すれば、彼女は自分を犯した相手に、自らの全て
を捧げている。
この皮肉。生死の狭間に愛憎渦巻き、そこはかとないエロさどころか、どう
しようもないエロさが漂うな」
「それってなんか悲惨すぎるよぅ。だったら夕月さんは、一体どうすればいい
の?」
「さぁて、たとえ犯人を見つけて殺したとしても、それで彼女が満足感を得ら
れるかどうかは大いに疑問で、そもそも復讐したから愛する男が生き返るとい
う話でもない。どんなことでもそうだが、古今東西、復讐に身を投じたところ
で得るものは少なく失うものは多い。
ましてや彼女は意図的に他人を側杖を喰らわせているのだから、かつての被
害者、今や加害者だ。彼女が襲った男がたまたま腕に憶えのある武侠で、結局
勝負はお流れに終わったからいいようなものの、この先、彼女のせいで新たな
被害者が発生する可能性は非常に高い。
さりとて一旦絶望のどん底に突き落とされた人間が、事件とは無関係に第二
の人生を始めようとするのも難しかろうし、仮に彼女が復讐を諦めて、その後
は幸せに暮らしたとしても、犯人がヤり得だということに変わりなし。被害者
の泣き寝入りで社会正義が死に、その結果、更に泣き寝入りする被害者が増え
ることになろう。
や、もう詰んでるな、これは」
「えーん、ヤな話すぎるぅぅ」
「しかも憎悪は割と簡単に愛情にひっくりかえるからな。たとえば放浪の旅路
の果てに、疲れた彼女の心身が弱ったところで、犯人がちょいと優しい一面な
んかを見せてやれば、もうコロッと」
「それヤだ、それヤだ、もうちょっとマシな展開はないの!?」
「在り来たりなところで言えば、たとえば彼女が襲った例の武侠、林正常が、
彼女の代わりに彼女の仇を死闘の末に倒す」
「ほう!」
「死闘の末に、ってあたりがポイントな。簡単に倒してしまったのでは、彼女
がカタルシスを得られない」
「いやそこまで分析してくれなくてもいいから。それで?」
「女は自分のために命を懸けてくれた男を見つめ、男はそのために命を懸けた
女を見つめる」
「通いあう熱い想い、って感じだね」
「そう、場面の演出は花鳥風月の花。優しく流れる琴の音。春めく陽光に小鳥
は歌い、突如として扶桑の大地に発生するキックオフ空間!
はーっぴーえーんど。ぶらぼーぶらぼー」
「……話を丸くおさめてくれたのは嬉しいんだけどさ。いきなり『キックオフ』
とか出して来た上、最後の方が異様に投げやりなのは何故」
「気にするな。言ってて飽きてきただけだ」
「飽きるなよっ。
とにかく、『万葉夕月はエロい』でファイナル・アンサーなんだね?」
「いいや、まだ続きがある。犯人の手緩さを語らずして、真の回答とは言えま
い」
「犯人の手緩さって、何が手緩いの?」
「手口がだ。普通は逆だろう」
「逆? 何が逆? 結婚式の前日に襲うんじゃなくて、結婚式の後日に襲うべ
きだったってこと? それとも万葉夕月さんの方を殺して、彼女の婚約者の白
風月さんの方を陵辱すべきだったってこと?」
「阿呆。犯行の手順が逆だと言っているのだ」
「…………ゴメン、意味わかんない。解説して」
「犯人は、白風月を殺してから万葉夕月を強姦している」
「うん、ルールブックの記述からはそのように読めるね」
「その手順が逆なのだ。
先に男を殺してしまえば、自分の死後、ひょっとしたら女が無事に逃げのび
てくれるかも知れないという希望を死に逝く男に与えてしまうことになる。
そして女の方にも、少なくとも犯人に辱められる自分の姿を愛する男に見ら
れずに済んだという不幸中の幸いが生じてしまう。
そんなしょーもない隙を作ってどうする。ヤるなら徹底的にヤれ」
「ヤるなら徹底的にって、おい!」
「どうせなら生きた男の目の前で散々に女を嬲るべきではないか? それでこ
そ、男女双方に最高の屈辱を与えることができるだろうに」
「鬼畜かアンタわっ!」
「その上で、たっぷりと無力感を味わわされて滂沱の血涙を流す男を惨殺すれ
ば、男は死ぬに死に切れぬ思いをかかえたまま儚く落命することになり、その
ため女の心を占めるのは、男への愛ではなく、犯人へのこの上なく激しい憎悪
となる。
即ち愛をも超える強烈な感情で、犯人は女の心を掌握することができるのだ
よ。これ即ち、犯人による被害者の女の、完全なる独占にして支配。
最高にエロい話ではないか」
「うわーっ、最悪ーっ!」
「しかし犯人は、先ほども言及した通り、愚かにも手順を逆にしたことで一種
の救いを残してしまった。ゆえに、>442の問いに答えるならば、『エロいが、
詰めが甘い』でファイナル・アンサー」
「それはファイナル・アンサーとは言わない。人として『終わってる』答えだ
よっ!」
・・・・・おしまい。
以上、『カオスフレア』が欲しくなったので『ギガントマキア』の購入を検
討しつつ本屋へ行って『扶桑武侠傳』を買って帰ったというお話でした。
>809
前言通りGJを言いに来ました。
相変わらずエロ描写がエロいです。特に、
>後ろを責める指への(中略)官能のダンスを強要される。
この部分。まんまパクりたいくらいです。
ただ、個人的意見で申し訳ありませんが、私は陵辱物が苦手なので、バーッ
と敵をやっつけちゃって甘々のラブラブって展開を是非、近いうちによろしく
お願いします。
>>809 (クリムゾン)来たか>813
もとい。
予想以上に早く続きが読めて、その内容と相俟って身悶えしておりますよ。
デレな純愛もイイけど、こういう寝取られ陵辱なのも、その、何だ。昂ぶる。くっそぉ。
この試練を越えた先の、二人の絆を信じたいですよ ああ
>>820 ギガントマキアは買ったけど、エンギアのルルブと並べてスターウォーズごっこしてそれっきりなワケですが。
折角の間垣絵なのに巨乳分が足りないのはどう云う事か。
……もとい。相変わらずな二人に和ませて頂きました。
扶桑はエロいTRPGですね。【その結論で済ませるのはどうか】
822 :
いつふた:2006/04/08(土) 17:56:40 ID:TXH518hQ
ゲーム:扶桑武侠傳(がんばれ! 武侠くん 太極の巻)
形式:会話形式。
エロ度:下世話なだけ。
レス数:1+1
◇目的は手段を正当化するか
「趙飛雲大侠」
「何かな陸双英くん」
「瑞覇との戦いで、大侠は卑怯な行為で勝ったとのことですが、一体どのよう
なことをなさったのでしょう?」
「訊くな、今思い出しても恥ずかしい」
「ですが大侠。あのまま瑞覇を放置しておけばこの扶桑全体のためにならない
からと、敢えて名を捨てて実を取られたわけでしょう? 要は大儀のために汚
名を被られたわけでしょう? ならば恥じる必要などないではありませんか」
「し、しかし……」
「後学のために、是非」
「…………おれに限らず、飛雲会の武侠は《変装》を得意とするものだが」
「ええ、おれもそうです」
「予め瑞覇の嗜好を調べておき、可愛い女の子の姿でエロい格好をして奴を油
断させた」
「……え、えと、まあ、ヤマトタケルの時代から、英雄が女装して敵を倒すの
は普遍的によくあることで、別に恥ずかしいというほどのことは……」
「ちなみに奴の嗜好というのが、ロリ顔、巨乳、猫耳、ミニスカ、あまつさえ
語尾に『〜だぴょん』」
「うっわ、そりゃー恥っずかし〜」
・・・・・おしまい。
以上、扶桑武侠傳を読んで真っ先に思いついたお話(の一つ)でした。
久しぶりに保管庫を覗きに行って、
>業務連絡(2006/04/04)
> >797
> 抜けた!?
……ちょっとドキドキした。
いやそれはともかく、更新ご苦労様です。
ということを言いたいが為に3レス消費するわたし。
ううむ、武侠はエロイな。
このペースだと、久々に500kb越す前に1000レスまでいくかな
お前らいますぐけうまブログ行け。
QuickStart! のこのスレ向け絵があるぜ。
神 を み た !
いや長年ケウマー信者やってるけどこれはねぇべっ!
エロッ! …股間に伸びてるのは誰の手だ?
>>828 エローイ!エローイ!エローイ!エローイ!エローイ!エローイ!エローイ!エローイ!エローイ!エローイ!
やっとこさGF55号〜57号入手〜(嬉)。
表紙の椿ちゃん、ふとももがエロいなぁと今頃。
>827
調べてみたら、未投下テキストファイルが100KB超あった。
よかったら連投して埋めてあげようか。
>830
フミちゃんでしょう。
検証:サチちゃん→右手は床。左手はフミちゃんのおでこ。
フミちゃん→右手は股間。左手は乳房。
833 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 23:50:14 ID:9qgsqoWN
>832
ぜひに、お願いいたす所存に仕る。m(_ _)m
834 :
NPCさん:2006/04/11(火) 23:53:47 ID:9qgsqoWN
あげてもた... 吊ってくる orz
>828
えろーッ! イイナコレ。
けうま屋が表示出来なくなってる……
やっぱあの絵はまずかったか……
そらgooの鯖だしな
消されたのでは無いようだか
みそこねたー!?
839 :
いつふた:2006/04/12(水) 23:26:30 ID:MtL86oR1
ゲーム:番長学園!!(番長学園!!2本目)
形式:小説(三人称)
エロ度:和姦。キス止まり。
レス数:11+1
終幕:ハッピーエンド。
◇Make Love
番長学園の門番四人を始めとする全国多数の番長生徒達の尽力により、邪番
長の復活は阻止され、各地で暴虐の限りに及んでいた邪番長の眷属どもは塵と
化して消えた。
だが、それは邪番長の完全なる滅びを意味しなかった。一旦ほころびた封印
は以前より容易に解けるようになり、特に眷属どもは、三々五々と甦っては破
壊行為に走るありさまだった。
「こちら埼玉県たまさか高校! 埼玉県たまさか高校です、邪番長の眷属1匹
に襲われています、どうか救援を……!」
通信機に向けて叫んでいた副会長が、やがて絶望の面持ちで生徒会長を振り
返った。
「通信途絶……一方的に断ち切られました…………」
「見捨てられた、というわけですね……」
運動場に面する校舎、3階、生徒会室。窓から外を眺めつつ、悔しさを隠し
もせずに生徒会長は唇を噛んだ。彼女は腰まで伸ばされた水流の如き長い黒髪
を有する、面立ちの整った女生徒であったが、深い苦悩の表情が、その美しさ
に陰りを落としていた。
一般生徒のみで構成されているたまさか高校は、かつて豪巌の侵攻に遭い、
ひとたまりもなくその軍門に下った。彼らの支配を受け入れ、毎月高額の上納
金を支払い続けることで、細々とその命脈を保ってきたのだ。力なき彼らに、
逃げ場などなかった。どこへ行こうと豪巌高校の制圧下。そして、今もまた。
この学校を捨てて去れば、確かに生き長らえることはできるだろう。だが、
生き延びて、そして彼らは高校難民としての生活を余儀なくされる。いまどき
高校難民を受け容れられる余裕は他の高校にはなく、唯一の希望である番長学
園へは、しかし、同じ関東地方という距離の近さを考慮に入れても、豪巌の魔
手をかいくぐって彼らが無事に辿り着ける可能性は限りなく低い。
ならばせめて最期のときまで、級友達と共にこの学舎にいよう。そう考えた
生徒達が、各教室で、震えながら身を寄せあっているのだった。
彼らを護るべき立場の生徒会も、しかし、自らをすら護る力のない一般生徒
の集まりだ。
「どっ……どうします、か」
もはや思考力が停止したような書記が、生徒会長に指示を求めた。
窓の外、巨大な信楽焼きの狸の如き形状である邪番長の眷属は、正門を叩き
砕いて運動場に入ろうとしているところだった。正門脇には2体の番長戦車が
配備されているが、これはたまさか高校の生徒を恐怖によって統治するための
代物であり、内乱を抑え反乱分子を駆逐する役には立てど、外敵から生徒達を
護るようなプログラムは全く施されていなかった。
眷属が手に持つ大福帳、その紐である大蛇が、1体の番長戦車を瞬く間に絞
殺した。灰色の煙を上げて呆気なく爆発する番長戦車。
残る1体の番長戦車が、自衛プログラムに基づいてその砲塔を眷属に向けた。
発射される砲弾、それは眷属の股間に命中し、ぼよん、と跳ねて地面に転がっ
た。不発弾を踏み潰して眷属が咆哮し、その口から放射された純粋な邪番長力
が、爆発のいとまも与えず番長戦車を鉄屑に変えた。
「安心なさい」
屋外から室内へと目線を動かし、彼女は努めて強気な笑顔を浮かべてみせた。
「こんなこともあろうかと、密かに番長学園にSOSを発信しておきました」
「番長学園に!」
執行部の面々にぱあっと明るさが広がった。番長学園の番長生徒達なら、た
とえ豪巌の支配を受け入れた高校であっても、一般生徒を見捨てるマネはすま
い。これで助かる、時間の問題だ。そんな空気が醸成された。
時間の問題。
否、時間が問題。
如何に正義の志に燃える番長生徒とて。間に合わなければ、意味はない……。
ガラッ。ノックも入室の許可も無しに、生徒会室の扉が開けられ、ドガッ、
と乱暴な音が響いた。
「おい」
そこにいたのはボザボサの黒髪に鉢巻を巻いた男子生徒。学ランの上に裾の
長い羽織を重ね、三白眼の険しい眼つきは、まるで目の前の者全員に対して敵
意を顕わにしているかのようだった。もしも彼のうしろに回ることができたな
ら、羽織の背中に「誅」の一字が読みとれたことだろう。先ほどの乱暴な音は、
彼が椅子の上に片足を、蹴るようにして乗せた音に違いなかった。
「幾ら出す」
彼の台詞の意味を、正確に捉えることのできた者はいなかった。わかったの
のは、制服の形からして、彼がこの学校の生徒ではないということだけだった。
「ば、番長学園の人ですねっ!?」
勢い込んで生徒会長が尋ね、
「……あんな連中と一緒にするな」
不機嫌な応じが返った。
「助けてください、邪番長の眷属が!」
「見ればわかる。で、幾ら出すんだ」
「お金よ、お金。タダで助けてもらえるなんて、甘いこと考えないでよね」
他校の男子生徒に続き、やはり他校の制服であろうセーラー服を身につけた
女子生徒が、ひょいと入口から室内を覗き込んだ。ショートカットの活発そう
な美少女だ。
「番学の連中じゃあるまいし、こっちはボランティアじゃないんだから」
「俺達から金を取ろうっていうのか!?」
会計の男子生徒が絶句する。そのとき物凄い地鳴りが彼らの耳を打った。邪
番長の眷属が、一撃で体育館を瓦礫の山となした音だった。
「まあいい、交渉は後回しだ。邪番長の眷属一匹。安くはないぞ」
生徒会の返事を待たず、男子生徒はドカドカと部屋を横切り、軽々と窓から
身を翻した。続いて、彼の連れである女生徒も。
風を切り、よろけもせず、彼らは運動場に降り立った。
「行くぞ、さや」
「オッケー、怨雷」
さやと呼ばれた女子生徒が、怨雷と呼んだ男子生徒の腕に、これから二人で
デートなの、といった楽しげな風情でしがみついた。直後、ぱさりと乾いた音
がして、埃っぽい地面に空っぽのセーラー服が落ちた。
女子生徒の姿は、もうどこにもない。その代わり、男子生徒の手に、先ほど
まではどこにもなかった一振りの刀が握られていた。
妖刀“裏草薙”。北海道の生体技術の粋を凝らして創られた人造番長の一人。
――敵。
体育館の次に記念会館を壊し始めていた邪番長の眷属は、その凄まじい殺気
に気づいてグルリとこうべを巡らせた。
眼下、ほとんど足元に、一人の、たった一人の番長生徒。焦げくさい臭い、
それは、無数に蠢く小蛇の如く彼の身体を取り巻いている漆黒の雷が、周囲の
空気を焼いている臭いだ。
閃く白刃。
妖刀の斬撃、鋭い剣風が眷属の膨れ上がった胴部を薙いだ。ばっくりと開い
た傷口から邪番長力が勢いよく漏れ出る。だが致命傷には程遠い。
眷属は、自らの勝利を確信して野太い腕を振り上げた。が。
番長生徒は妖刀の刃を自分の陰に置く脇構え。片足首を支点に足先を上げ、
そして降ろす。ただそれだけの動作で、翼あるもののように悠々と宙を舞う跳
躍力。
――二回攻撃!? 邪番長の眷属が、低い知能で考える。馬鹿な、ありえな
い!
そのからくりは簡単だ。先の攻撃はさやの、次の攻撃は怨雷の攻撃。ヒロイ
ンたる武器を手に持つ番長は、ゆえに見かけ上、二回攻撃が可能となるのだ。
「天剣・雷霆一閃」
番長・怨雷のダメージ技。
「天剣・空一閃」
ヒロイン・さやの応援技。
眷属の頭部に、二人の合わせ技が炸裂して。
それで、終わりだった。
―〜―〜―
校舎のあちこちから万雷の拍手。
肩から少年の羽織を掛けたなり、素裸の少女は歓声に応えて手などを振って
いる。
「とっとと着ろ」
ばさ、投げつけられたセーラー服を反射的に受け取って、
「なによぅ、イジワル」
イッ、と怨雷に向けて舌を出してみせ、さやは校舎の陰に走っていって、手
早く衣服を身につけた。
昇降口から生徒会長を先頭に、生徒会執行部の面々が、しかし彼らは不安な
面持ちで近づいてくる。
会計が生徒会長の目配せに応じ、麻袋を手にビクビクしながら怨雷に近づい
てきて、ギロリ、彼に睨まれ、ヒッと息を呑む短い悲鳴を上げた。麻袋を彼の
足元に置き、というより落とし、脱兎の如く背を向けて走り去る。
麻袋の中身を改めた怨雷は、フンと鼻を鳴らした。
「これっぽっちか」
「それでも我が校の半年分の上納金です」
「半年分でこれでは、道理で豪巌に見捨てられるわけだな」
麻袋を手に、怨雷が生徒会長に背を向けた。
「待ってください!」
必死の面持ちで、彼女は彼に声をかけた。
「あ、明日になれば豪の者が上納金を取りにこの学校へやってきます、ですか
らどうか、」
「どうか、何だ」
「そのお金でたまさか高校を、私達を護っていただきたいのです」
目を灼かれた。生徒会の者は例外なくそう錯覚した。耳鳴り。聴覚を失った
と思い込んだ。
生徒会長が恐る恐る目を開けてみると、彼らの周囲、足元が深く深く穿たれ
ていた。怨雷の怒りを意味する漆黒の稲妻が解き放たれたのだ。
それでも、怪我人は一人も出ていなかった。変わったな、怨雷。さやは密か
に微笑みを浮かべたが、しかし、何も知らないたまさか高校の者達は、一様に
怯え、恐怖した。
「ふざけるな。おれは貴様らを護る気などない」
だったらどうして、とさやは小さく肩をすくめた。学校が滅ぼされる前に、
邪番長の眷属を倒したのかしらね?
怨雷は『一般生徒を憎んでいる』のだから、単に金が目当てなら、一般生徒
を脅してそれだけもらっていけばいいことだし、眷属狩りが目当てなら、この
学校が壊滅したあとで戦ってもよかったはずだ。だのにそうしなかったという
ことは。
けれど彼の『親切』は、たまさか高校の面々には理解されなかった。
「番長生徒なんて……やっぱり番長生徒なんて、みんな同じだ!」
憤りの絶叫は、副会長の口から上がった。彼ほどの勇気がある者は他にいな
かったが、誰もが同じ思いであることは、その眼差しからして明白だった。
怨雷は無言できびすを返した。さやは至極自然な足取りで彼を追う。
彼はこの学校を見捨てていったわけではない。さやだけは、そのことに気づ
いている。ほどなく番長学園の番長生徒達が来るだろう。そしてたまさか高校
の窮地を知り、必ず彼らの力となるだろう。つまりこれ以上、怨雷達がここに
いる必要はないのだ。
ともあれ、二人が校門から出て行ってほんの数分後に、押っ取り刀で駆けつ
けた番長学園の番長生徒二人――諸井猛とよしなか――が、たまさか高校の生
徒達に謂われなきブーイングを浴びることになるのだが、それは怨雷やさやの
知ったことではなかった。
さやの思った通り、番長生徒二人は生徒会長の懇願に応えて翌日までたまさ
か高校に居残った。新たな番長戦車を引き連れて上納金を回収にきた豪の者達
は、よしなかの声援を受けた滅裏拳番長に気持ちよくブチのめされるのだが、
それはまた別のお話である。
―〜―〜―
まとまったお金が手に入ったんだからいいでしょ? そんな、さやの我侭に
付き合って、怨雷は適当なラブホに部屋を取った。
駅の裏手のホテル街、その一郭にある、なんか変な女神像みたいなのが立っ
ている白亜の洋館風の建物。金ぴかの外装は如何にもゴテゴテして安っぽかっ
た。
せめてもう少しロマンチックな感じの……さやはブツブツ文句を言ったが、
別に怨雷は手抜きをしたわけではない。ここなら彼女も気に入るだろうと思っ
た所が、さやのお眼鏡には適わなかったというだけの話だ。要するに、その手
のセンスを怨雷に期待したさやが悪いのである。
今時、窓口でおばちゃんから鍵を受け取るタイプの受付。おばちゃんは、い
や、窓口のおばちゃんどころか、何人もの大人達が、制服姿の高校生がラブホ
テルに入るところを目撃し、そのくせ咎めはしなかった。
PTAによる弾圧教育。その結果として台頭した番長生徒。日本国内は未だ
高校生達による内乱状態にあり、大人達はとりあえずの社会体裁を整えるのに
忙しい。何より、普通の人間である彼らに、番長生徒に意見する気力など湧き
ようはずもなかった。そのため、普通の大人達の中にはPTAによる高校生達
の再支配を願う者が少なくないという。
「あの人、妙なマネをしなければいいけど」
おばちゃんを横目に、さやが呟く。
5月の戦い以来、怨雷とさやは帝凶高校に戻っておらず、黒死館高校にも顔
を出していない。関東地方を流浪し、あちこちで残党狩り――邪番長の眷属や
信奉者どもの抹殺に日々を費やしている。裏切ったつもりはない、だが、番長
学園に知己の多い彼は、多数の豪の者に何かと目を付けられている存在だ。点
数稼ぎのつもりで、雑魚が襲撃を仕掛けてくる可能性はゼロではなかった。
無論、その程度の連中、怨雷は全く意に介さないだろうが……さやとしては
折角二人きりの夜を邪魔されるのが嫌なのである。
学生寮にも帰っていないため、最近の二人は、豪巌に攻め滅ぼされた、ある
いは生徒達が自主的に離散した無人の校舎に入り込み、家庭科室で適当に自炊
し、体育館のシャワー室で汗を流して、保健室の固いベッドで睡眠を取ること
が多かった。
スプリングの効いたベッドで、今夜はゆっくり眠れそうだな、と、ゴロリ、
横になった怨雷を置いて、さやはうきうきとバスルームに向かった。
その正体は妖刀、とはいえ円堂さやは17歳の女の子である。バスタブいっ
ぱいに張ったたっぷりの湯の中で、彼女は久々にのんびりと手足を伸ばした。
隅から隅まで、今日はぴかぴかに磨き上げよう。その女心が、勢い1時間以上
の長風呂となってしまい、
「怨雷〜。上がったよ、交替〜」
声を掛けたときには、グースカといびきが寝室に響いていた。
「怨雷。怨雷、ねえ怨雷ったら。お・ふ・ろ! ほら起きて!」
揺すっても叩いても、ううんと唸るだけで目を覚ましもしない。ここ数ヶ月
の連戦で、さしもの彼も疲れがたまっているのだろう。だが、だからといって。
ちょっとぉ、こんなところにまで来といて、清く正しい夜を過ごすつもでい
るわけぇ? 冗談じゃないわよぉ。泣き出しそうな情けな〜い表情でさやは、
思い余って、怨雷が絶対に起きる呪文、敵襲ー! と叫ぼうとしたが、
「……摩耶……」
ぽつり。
その寝言は彼の亡き妹の名であった。きっと懐かしい夢を見ているのだろう。
怨雷は、今は扶桑高雄という名の、どこにでもいる少年の顔をしていた。
「………………」
深く深く、さやは溜息をついた。
家族の絆を知らない彼女は、彼の妹に妬いたのか、怨雷を羨んだのか。
「んもう。あとでわたしの夢も見てよね」
むーっとむくれながらもさやは怨雷にそっと布団を掛けてやり、そして、自
分も彼の傍らに滑り込んだ。
「おやすみ、怨雷」
そっと頬擦り。枕元のパネルを操作し、照明を落として……暗転。
―〜―〜―
怨雷が目を覚ますと、部屋の中は薄明るかった。カーテンを通して、夜明け
の光が漏れ込んできている。
彼は上体を起こした。夕べは制服のまま眠ってしまったようだ。そういえば、
風呂に入れとさやに起こされたような気がする。寝惚けて聞いた現実だったの
か、それとも夢だったのかはわからないが。
そのさやは、彼の隣で寝ているようだった。何の気なしに目を落として、
「ぃいっ!?」
思わず声を上げてしまった。
怨雷が起きた拍子に上掛けがズレたのだろう、上半身の顕わになったさやは、
紛うことなき……すっぽんぽん。
ばさ! 一瞬で彼女に布団を掛ける、怨雷の顔は真っ赤っ赤だった。
その衝撃で目が覚めたのだろう、ふわりとまぶたを開けたさやが、まだ半ば
眠っているような声で言った。
「おあよぉ、怨雷」
「何が『おはよう』だ、服ぐらい着て寝ろ!」
「え〜、だって面倒だったしぃ」
「パンツ穿くのは身だしなみだと言っただろうっ!」
「そう言うと思って、ほらほら、パンツはこの通り」
「見せんでいいっ!」
朝も早よからにぎやかなことであった。
さやは“裏草薙”の化身。そもそもが抜き身の刀である。裸に対する羞恥心
は、実はあまりない。
出逢った当初、着衣を嫌がる彼女を、怨雷は必死で説得した。
「刀を鞘に収めるのと同じで、人は服を着るものなんだっ」
「刀は戦闘中に鞘から抜くけど、人は逆に鎧を着込んだりするよ?」
「ええい口答えをするな、さっさと着ろー!」
……と。
時計の針は6時。ここは9時チェックアウトだ、残り時間はあと3時間。
「一っ風呂浴びてくるっ」
まるで怒っているかのように、そこらにあったバスタオルを担いでドスドス
バスルームへ歩いていく。その背中に、期待に満ち溢れた台詞が飛んだ。
「お風呂出てからヤるのっ?」
「何をだっ!」
「え〜っ、女の子にそんなこと言わせないでぇ」
「そこで恥らうよーな奴が、素っ裸で男と同衾するなっ!」
「だって怨雷だもん」
ベッドの上、少しは学習したのか上掛けで胸元を隠しながら、さやが彼を見
詰める。にこっ、と、本当に愛らしい笑顔で。
「メイクラブしよーよ」
彼への好意に満ちた欲を何の衒いもなく口にする、彼女の素直さが、怨雷に
は眩しすぎる。自身の性根を省みて、その昏さに嫌悪感をもよおすほどに。
好き合っていて、それがわかっていて、だのに怨雷が未ださやに手を出さな
い、口づけひとつすらしようとしない、最大の理由。
好きだから。惚れたから。安易に抱けない。軽い気持ちで抱きたくない。
自分の歩む修羅の巷に、このままさやを連れていていいのか。それは彼女を
愛しているのではなく、彼女を利用しているだけではないのか。そんな疑問を
かかえたまま、さやを抱くことなど、彼にはできない。通りすがりのどうでも
いい女と一夜を過ごすのとはわけが違うのだ。さやは、心底大切なひとなのだ
から。
「……くだらないことを言ってる暇があったら、その格好を何とかしろっ」
「折角ホテルに来たのに、メイクラブしないなんて非常識だよぉ」
「お前に常識を云々される謂れはないっ!」
「じゃあ、怨雷と一緒にわたしもお風呂に入る」
「何だと!?」
「それもダメだって言うのなら、」
ぷん、とさやは頬を膨らませた。
「もう服着てあげない」
ついに怨雷は折れた。
―〜―〜―
何とも居心地の悪い風呂であった。何しろ身体を洗っている最中、風呂桶の
中からさやがず〜っとにこにこにこにこしながら彼を見詰めているのだ。あま
つさえ「背中流してあげる」だの「頭洗ってあげる」だの、うるさいことこの
上ない。
あんまりうるさいので、ついつい許してしまった。
「わかったわかった、洗いたきゃ洗え」
「うんっ」
ざば、湯面を波立てて、さやが風呂から洗い場へ出てきた。
据え膳食わぬは男の意地。怨雷最後の心の砦として、さやにはきっちりバス
タオルを巻かせてある。
しかしながら、濡れたタオル地を透かして彼女の少女らしい曲線美が、健全
な少年の目に焼きついてしまう。どこまで耐えられるか、自分でも全く自信が
なかった。
もっとつらいことなら幾らでもあった。怨雷は努めて、番長能力に目覚めて
以来の迫害の記憶、最愛の妹を殺してしまった記憶、死に物狂いの戦いの記憶、
そんな、やたら暗くて重い記憶をのみ、重点的に回想した。
「えへへ〜」
やたらと嬉しげに擦り寄ってくるさや。怨雷の背中に、タオルの感触を介し
て柔らかな胸の感触が如実に伝わってきた。
理性のたがにヒビが入る音を、彼は確かに聞いたような気がした。
付属のスポンジにボディシャンプーを含ませて、ぶくぶく泡立て、さやは怨
雷の背中をこすった。
「お客さん、学生さん? こーゆーとこ初めて?」
「どこで憶えてくるんだンな台詞!?」
怒鳴りながら怨雷は、振り向きざまにさやを抱き寄せつつ立ち上がり、湯を
吸って重いバスタオルがべちゃりと床に落ちるのも構わず、天井に向けてさや
を、否、彼女の変じた妖刀“裏草薙”を突き立てた。
つっ、と刀身を伝う赤い血糊。手ごたえありだ。
天井を突き破って襲い掛かってくるかと思ったが、案外諦めのいい奴だった
のか、存外重傷を負わせたのか、気配は速やかに去っていった。
「……フン。ネズミが」
誰がいたのかは知らない。誰であろうと関係ない。怨雷の隙を狙って、返り
討ちにされた馬鹿がそこにいた。それで充分だ。
戦いの合間にすら、血なまぐさいトラブルが絶えない。それとも生きてある
限り戦いは引きも切らず、彼には、彼らには、戦いの『合間』などというもの
はないのかも知れなかった。
人型に戻ったとき、当然さやは何も身に着けていなかった。
「どうして」
しょんぼりした風情で、曲者の去った天井を見上げて、彼女は呟いた。
「どうしてわたし達のこと、放っておいてくれないのかな…………」
なんて頼りない、弱々しい姿か。支えがなくては、支えてやらなくては、こ
のまま消えてしまいそうな。
「さや」
彼女の名を呼び、思わず怨雷は再びさやを抱き寄せていた。今度は、しかし
妖刀を手にするためではなく、彼女自身と、素肌で触れ合うために。
「怨雷……」
どこか悲しげに、彼に身を寄せたさやは、怨雷のあたたかさに安心したのか、
ふうっと身体の力を抜いた。
心が通い合う、ひととき。
修羅の道を選んだ男と、そんな男を選んだ女。だから多分、これもひとつの
愛のかたち。
恋情を。押し殺す必要など、本当はなかったのだ。
くだらない痩せ我慢を、ついに怨雷は放棄した。彼の指がさやの小さな頤に
添えられ、上を向くようにと誘う。
重ねる唇。
初めての、口づけ。
一旦、僅かに離れて……吐息を辿って、彼は彼女に舌を絡めた。
甘くて。柔らかくて。頭の芯が痺れるほどに、いい匂いがする。
もっと。もっと。貪るように、怨雷の舌がさやの奥を求める。歯と歯がぶつ
かっても、息が苦しくなっても。
「ん……怨、雷……っ」
彼の唇に触れたまま、彼女の唇が動く。
「嬉しい、わたし…………」
ぽろり、透明な雫が彼女の瞳から頬へと流れ落ちた。
「これで、赤ちゃんができるんだね」
「……は?」
彼女の台詞の、意味がわからない。が、わからないなりに、なんとなく目眩
がして彼は少々退いた。
「なんだ、怨雷、知らないの? 男の子と女の子がメイクラブしたら、女の子
は妊娠するんだよ」
自信たっぷり、さやはそう言い切って。
「だからわたし、怨雷の子供を産むの」
「ちょっと待て、お前。メイクラブっていったら、その……」
「んもう、怨雷ったら、こーゆーことホント疎いんだからぁ。メイクラブって
いうのはね、」
戸惑う怨雷に、今度はさやからキスをして。
「こうすることだよ」
「はあ!?」
メチャメチャ間抜けな声が、バスルームの中に反響した。
―〜―〜―
爽やかな朝の光は、ホテル街には異様に似合わない。
何食わぬ顔で建物から出てきて、怨雷とさやは、とりあえず駅の方へと足を
向けた。面倒なので、朝食はファーストフードで済ませようと思う。
「ねえ、怨雷」
「ん?」
「子供の名前、考えておいてね」
そこに、もう二人の愛の結晶が宿っているかのように、自分の腹部を優しく
撫でて、さやは幸せそうに、どこか誇らしげに言った。
人造番長“裏草薙”の化身であるさやに子供が産めるのかとか、一般生徒に
対する恨みの念が未だ消えやらぬ今、生まれてきた子供が万一番長能力者では
なかったら、その子を心から愛せるのかとか、怨雷の脳裏に様々な疑念が湧き
あがる。
てかキスで子供はできねぇ。どこでそんな知識を仕入れたか知らんが、ライ
トキスであろうがディープキスであろうが、普通、それだけで妊娠することは
絶対にねぇ。怨雷は真っ先にそうツッコミを入れるべきであった。が、じゃあ
どうすれば子供ができるのか、訊かれたら死ぬほど困るので黙っていた。
それに、番長生徒は“普通”とはいえないのだし、ひょっとしたら、さやは
キス一つで新たな命を宿す力を持っているのかも知れない。
彼は答えた。
「ああ、そうだな。そのうちに、な」
かつて平凡だった、平凡ゆえに幸せだった頃には、もう二度と帰れない。そ
れは確かにつらく哀しいことだけれど、
「赤ちゃん、男の子だったらいいなぁ。3人ぐらいの兄弟でさ、怨雷みたいに
メチャクチャやんちゃでさ。でも女の子も一人ぐらいいた方がいいかなぁ?」
今はこうして、自分の傍らで希望の未来を語る少女がいて、そのことに彼は
安らぎを感じている。
「どっちでもいいさ」
「そうだね、どっちでもいいよね、怨雷の子供だもんね」
「『俺とお前の』、子供だからな」
「…………うんっ」
ならば、多分。ならばきっと、いつかはそんな日が来るのではないかと。
非凡で、非凡ゆえに幸せな日々が訪れるのではないかと。
二人の時間、つかの間の休息に、そんな夢を見るのも悪くはない。そう、怨
雷は思うのだった。
・・・・・おしまい。
以上、むしろ赤頭巾チャカを出したかったなぁというお話でした。
GJ。この二人の組み合わせは大好きなので、とても嬉しいですよ。
まずはGJ。しかし番長学園!!は懐かしいなぁ。ルールブックどこにやったっけ?
ちなみに現在ダブルクロスのエロSS作成中。?(秘密)×綾で。
855 :
いつふた:2006/04/13(木) 21:49:31 ID:TEA6SGvY
ゲーム:アルシャード(アルシャード4本目)
形式:小説形式(三人称)。
エロ度:和姦。挿入有り。
レス数:10+1
備考:リプレイの登場人物。
終幕:リプレイ込みでハッピーエンド。
注意:本日作成。つい今し方書き上げたとこ。校正はほとんどしていない。
◇リコの森
少女は、いつも森の中から空を見上げていた。
故郷の森は息苦しくて、彼女はそこから逃げ出すことばかりを考えていた。
木々の合間に切り取られた狭い狭い空。
その空を、大きな鳥が悠々と横切っていく。
彼女は鳥が羨ましかった。
あんな翼があれば、もっと広い世界に飛んでいけるのに。
故郷は、少女の与かり知らぬ大事件によって、焼け落ちてしまった。
森から焼け出されたとき、彼女はあてもなくとぼとぼと歩いていた。
ふと、目の前にいる一人の男に気づいた。
――一緒に来るか?
差し伸べられた手に、少女は自分の手を重ねた。
ああ、翼だ、と思った。
彼が自分をここから連れ出してくれるのだ。
少女は男の妻となり、彼と街で生活することになった。
森の暮らししか知らない彼女は、街の暮らしに戸惑うばかりだった。
慣れれば楽しいに違いない。そう自分を励ましてみても、見知らぬ人々、見
慣れない風景、聞き慣れない言葉、使い慣れないカバラ機器。何もかもが彼女
を苦しめ、疲れさせた。
男はエージェントだった。毎日遅くまで真面目に働く会社員。賭け事一つ、
女遊び一つするわけでもなかったが、そもそもが中途採用の営業職。給料は歩
合制だというのに、彼は今一つ要領が悪く、そのため収入はとても多いとはい
えなかった。仕方なく、彼女が造花作りの内職を始め、それでようやく家計の
赤字がギリギリ埋まる状態だった。
朝、朝食を作って男を会社へ送り出す。
午前中に洗濯と掃除を片付ける。
お昼御飯は朝の残りで済ませる。
午後は内職。そして洗濯物の取り入れ。
夜、夕食を用意して男を待って、待ちながら内職をする。
男が帰ってきて、夕食。二人が前後して風呂に入って、あとは寝るだけ。
毎日毎日、その繰り返し。
毎日毎日、同じことの繰り返し。
少女は毎晩、森へ帰る夢ばかり見ていた。
男と二人で来た道を逆に辿って、緑豊かな故郷へ。
あんなに息苦しかった森。
あんなに出て行きたかった森。
その森が目の前に広がって、彼女は安堵感と幸福感でいっぱいになる。
目が覚めて、彼女はいつも泣く。
彼女の隣で眠っているのは、彼女の愛する男。彼女をこよなく愛してくれる
男。
その彼は、彼女に背を向けて、いびきをかいて眠っている。
彼の背に寄り添い、彼女は声を殺して泣く。
どうしてこんなことになってしまったのだろう、と。
その日はあまりにも男の帰りが遅かった。
残業が過ぎて、徹夜で泊り込みになったのだろう。今日みたいな月末には、
よくあることだ。
少女は自分だけ夕食を済ませて、あとは片付けてしまった。風呂に入って、
それから寝る時間まで内職の続きである。
寂しい、と思う。彼女にとって、この街での知己は彼一人なのだから。仕事
だから仕方がないとはいえ、狭い家の中、ずぅっと一人ぼっちで放っておかれ
て、寂しくないわけがない。
けれども、その寂しさも、なんだか最近は当たり前のようになってしまった。
慣れたのではない。寂しいことを基本として毎日を過ごすようになったのであ
る。
「……ただいまぁ〜」
死ぬほどくたびれた男の声が聞こえた。
嬉しい。ホッとする。安心する。
けれど彼女は出迎えにも行かなかった。
身体の中にわだかまる生活の愚痴が重くて、腰が上がらないのだった。
――一緒に来るか?
一人ぼっちの自分に向けて優しく力強く手を差し伸べてくれた男への想い。
感謝の気持ち。
それも生活疲れに摩滅して、どうでもいいような気にすらなっていた。
「お帰りぃ……」
自分でも嫌になるほどくたびれた声で、お座なりに返事をする。玄関口でゴ
ソゴソと気配がして、やがて男が彼女のいる居間に上がり込んできた。
「なあ、俺のメシは……?」
「遅いから、片づけちゃったわよ」
投げ遣りに答えながら、心の中では自己嫌悪。もう少し言いようもあるだろ
うに、と。
彼が台所で余り物の御飯を漁り、お茶漬けを作っているのが見えた。
――わたしが行って、さっと用意してあげれば済むことじゃない。
そう苛つく心と。
――何言ってんの。明日までに仕上げなきゃならない分がまだまだあるんだ
から。
そう苛つく心とが、彼女の中で刺々しく自分を刺す。
痛みに耐えかねて彼女は、ほんの小さな音でギターを弾く彼を言葉で刺した。
「ちょっとぉ……近所迷惑なんだからやめてよ」
古びた家とはいえ、壁はしっかりしている。あの程度の音なら近所に響くわ
けがない。
わかっているだろうに、彼はギターを片付けた。
ご近所ではなく、自分に気を遣っているのだ。彼の思いやりが――否。腫れ
物扱いが感じられるだけに、彼女は余計にイライラした。
「あんた……なんか、変わったわよね……」
「ほら、あんた昔はもっと夢があったじゃなあい……わたしを森から連れ出し
てくれたりさあ……」
「昔のアンタはさあ、もっと夢があったわよねえ……」
言っても詮無い繰り言を、ねちねちと、ぶつける。
そのたび彼が気弱な声で、
「そ、そおかあ?」
「ああ……わーがかったからな〜あ……? でもさあ、俺たちも最近、なんか
燃え上がるもの、ねえよなあ……」
「だけどな、いいかよく聞けリコ? 俺ももう三十過ぎだあ……」
だるだるだらだら、繰り言を吐く。
何かが違ってしまった。
何かを間違えてしまった。
夢はあるのに。捨て切れていないのに。
捨てたフリをして。見ないフリをして。
安定した生活、という美名の下に、灰色の未来へと足を引きずっていく。
男が風呂から上がってきたとき、少女はもう蒲団の中に潜り込んでいた。
二人で一組の蒲団。彼女は蒲団の片端に、小柄な身体を丸めて眠る。
彼は逆の端で眠る。
夫婦間の交渉は、もうずっとなかった。
「リコぉ?」
彼が彼女をそっと揺さぶった。
「まだ起きてるかぁ?」
彼女は片目を薄くあけた。
「なぁに?」
不機嫌な声。彼は愛想笑いを作る。
「実はなぁ、会社の同僚から新製品のモニターを頼まれてな。ちょいと試して
みたいんだけどなぁ?」
ころん、と目の前に転がり出たそれが、ピンク色した小ネズミに見えて、彼
女は思わず起き上がった。子供の頃は、森の奥でこういう色の裸ネズミを捕ら
えては、今にして思えば色々と残酷な遊びをしたものである。
が、その小ネズミの本体は、小さい卵型の塊だった。予想より持ち重りがし
たが、まあ軽いといっていい代物である。ネズミに見えたのは、卵型の太い方
から同色の細いコードが伸びていて、それが尻尾のようだったからだ。
コードの先には、白い筒。小さなバーと、そのバーが動く溝と、その溝の脇
に彫り刻まれた目盛と。何だかよくわからないが、カバラ機器にはよくあるコ
ントローラの類いであろう、とは、今の彼女にも察しがついた。
ネズミでないのは残念だったが、新製品というからには、きっと何か物珍し
い物に違いない。
「何、これ?」
問われて彼は、コントローラのスイッチをオンにした。途端、ブーンと低い
唸りを上げて、卵の部分が小刻みに震動を始めた。
「あ、動いた」
突付いてみる。触ってみる。なんだかビリビリくる。でもそれだけ。
「これ、わたしが使う物?」
「んー、俺がおまえに使うモンだぁ」
「え〜?」
彼女は好奇心を押し隠して、面倒臭いから嫌だ、という表情を作った。
「試してみてもいいけどさぁ。その代わり、あとでわたしの言うことも、何か
一つ聞いてよねぇ?」
「あー、まー、あんまりムチャなモンでなけりゃあな」
「やったぁ」
彼女は小躍りした。気晴らしに、新しい服でも買ってもらおう。そう思った。
「それで、どうやって使うの?」
「これはな、こうやって使うんだぁ」
彼は彼女をひょいと抱え上げた。背中側から抱き寄せて、あぐらをかく自分
の上に座らせる。
彼女の胸の膨らみを、揉みこねるように持ち上げて、その先端に、震える卵
を当てる。
「うひゃ!?」
彼女が飛び上がった。
「お、効いたか?」
彼の表情に浮かぶ期待の色は、
「うひゃひゃは、何、やめ、うひゃ、くす、くすぐった、ひゃははは!」
彼女の馬鹿笑いの前に失望の色と化した。
「何これ、くすぐりっこオモチャ? こんなのわざわざカバラで作んなくたっ
て、そこらの野っ原でネコジャラシでも採ってくればいいじゃない」
「ぬぬ、ネコジャラシっ?」
カバラ技術を雑草と同列に扱われたせいか、それとも彼女の反応が彼の期待
に沿わなかったせいか、彼はムッとした顔で、
「ええい、ならば思う存分ジャラしてくれるわ、このネコ娘めっ」
彼は彼女を蒲団の上に放り出し、
「あ〜れ〜ぇ」
大仰にわざとらしい悲鳴を上げる彼女の足の裏を、脇腹を、背中を、とにか
く彼女がくすぐったがる部分を全身くまなく卵でなぞった。
「うひゅひゅ、ひゃはは、ぶははは、くは、ひー、くひひー!」
最初、彼女は子供みたいに大笑いしていた。手足をじたばた暴れさせ、蒲団
狭しと転がりまわっていた。
そのうち、
「ん、あっ、ひゃはは、やめてってば、く、ん、はひひひー」
笑い声の合間に、笑い声以外の何かが混ざるようになった。
「やめ、ひあ、やめ、て、んんっ」
その、どこか色っぽい声音が漏れるたびに、手足の暴れはピクン、ビクンと
いう引きつった動きになる。
彼女は子供ではない。彼に開発された女の身体だ。くすぐられて笑い、暴れ
るうちに暖気されて、血行がよくなり、その分だけ感覚が鋭敏になってきたの
だ。
要するに、性感が高まってきたのである。
ましてや久しぶりに夫婦水入らずの戯れである。スキンシップが彼女の体奥
に火を灯し、瞳は熱っぽく潤み始め、上気した頬は恥らうかのような朱色。
「リコ」
彼が卵を放り出して彼女を抱き起こしたとき、彼女は自ら彼に両腕を投げか
けた。
「シド」
小さく彼の名を呼ぶ唇。彼の目に映るそれは、強烈な誘惑だった。
互いが互いを引き寄せて、口づけ。
絡まる唾液に、
「ん……シドの味」
深まる吐息に、
「シドの匂い」
ふふ、と浮かぶ笑みは淫らで、可愛い。
抱いてもいいか、とも。抱いて欲しい、とも。もう、言葉は必要はなかった。
軽いキスを繰り返しながら、服の上から彼は彼女の乳房を揉んだ。
「着たままするの?」
「脱がせて欲しいか? 自分で脱ぐか?」
「…………脱がせて」
ご要望に応えて、無骨な手が繊細な身体を剥き出しにするまで瞬く間。
自分も素裸になった彼は、裸形の彼女をひょいと抱え上げた。先ほどと同じ
ように背中側から抱き寄せて、あぐらをかく自分の上に座らせる。
彼女の胸の膨らみを、揉みこねるように持ち上げて、その尖端に、震える卵
を再び当てる。
既にツンと立っていたそこに卵の震えを受けて、
「あっ……あっ、あっ……」
彼女の可憐な声が、断続的に上がった。
期待以上の反応に、彼はゴクリと生唾を飲む。
「今度は、どうだ?」
「ん……くすぐったい、けど……」
彼女が言い淀む。彼は追い打ちをかける。
「けど? ちゃんと言わなきゃモニターにならんだろ?」
彼女は彼の手を取って、卵が当てられていない方に導いた。
そして上目遣いに、おねだりする。
「……こっちの方が、好き……」
くすぐったいけど、気持ちいい。でも、気持ちよさなら彼の手が勝る。そう
いうことだ。
そうかそうか、と彼は脂下がり、指先で彼女の尖端を摘まんでクリクリ転が
してやった。
「ああっ、ああああっ」
卵を当てたときよりも更に可憐な声が、連続的に上がった。
「とゆーことは、こいつは不要ということか?」
彼は震える卵を指先でもてあそび、ややあって、
「ひあっ!?」
彼女は飛び上がった。彼が卵を彼女の股間に挟んで、力いっぱい足を閉じさ
せたのだ。
間接的に、とはいえ、過敏な雛尖に対してブーンと途切れない震動が与えら
れ、
「うあっ、や、やだっ、何? 何? 何っ!?」
ひくり、ひくりと身体が跳ねる。
「なるほど、な」
彼は大喜びで、彼女を仰向けに寝かせた。勿論、足の間には卵を挟んだまま
である。彼女がそれを外してしまわないように、彼は彼女に跨る格好、自分の
両膝で彼女の両足を固定した。
その状態で、両手と、そして口とを使い、彼女の乳房を果敢に攻める。
「ひ、ひあ、ああ、ああんっ、んああっ、あ、ひゃ、う、はぁんっ」
可憐な声は更に更に可憐に。
彼女の全身にしっとりと汗。その味を舌先で楽しみ、愉悦の顔で、彼は彼女
を貪り続ける。
「も……お願……」
彼女の切ないおねだりが聞こえる。
「お願い……お願いだから……シドぉ」
「何がお願いだ?」
赤ん坊みたいにちゅうちゅうと彼女の乳首を吸う。
「何がお願いだ? ちゃんと言わんと俺にはわからんぞ?」
「い……」
「い?」
「い……、じ、わるぅっ!」
「そうかそうか、俺は意地悪か」
ほくほく顔で彼は彼女を引っ繰り返した。四つん這いに這わせて、すぐさま
突っ込む。
「あああああっ!」
快楽の悲鳴が、彼女の悦びを如実に示していた。
「ほれ、鳴け」
彼は腰を使う。遠慮なく腰を使う。彼女の中に突き込んで、彼女を鳴かせる。
歌わせる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あ、ああんっ! ひう、あ、ひゃ、う、く、い、
い、いいよぉっ!」
彼女の叫びを耳に楽しむ。彼女の身体を身体で楽しむ。
「いい、いいよ、いい、いいぃっ!」
彼はまたもや卵を手に取った。
「ひ!?」
彼女が息を呑む。
ぶーんと唸る卵。その先っちょを、彼女の後ろの門に押し当て。
コントローラを操作。卵の震えを大きく、小さく。
「や、そこ、いや、ダメ、ダメ、ダメ、ダメェ!」
拒絶の言葉。横に振る頭。そのくせ尻は後ろに突き出し、彼のものを奥へ奥
へと咥えこむのだ。
ぐ、と卵を押し込む。
「やぁっ、入れないでぇっ!」
勿論入れるつもりはない。ここは未開発なのだ、卵はそれほど大きくないが、
受け入れて楽しめるほどでもないだろう。
だから押したり緩めたりするだけ。それでも。
「い、入れてるの? 入れてるのっ? それ、入れてるのぉ!?」
彼女には刺激がキツすぎるらしい。どうやら中に突っ込まれたと錯覚してい
るようだ。
「んん〜? 入ってるかぁ? リコぉ、おまえの中に、これ、入ってるかぁ?」
抉りながら押す。
「あああん、入って、入ってるよぉ、それ、中に、中に入ってぇっ!」
彼女の胎内がぎゅうぎゅう締まる。彼の方が急激に昂ぶらされる。
彼は卵を捨てた。
「行くぞ、リコ!」
限界を超えた律動。激しく前後し、あっという間に。
「で、出るっ!」
「く、はぁっ!」
彼の射精に伴って、彼女の背中が仰け反った。
少女は、いつも森の中から空を見上げていた。
けれども、今、森の中から空を見上げているのは、もはやあのときの少女で
はなかった。
故郷の森は懐かしくて、彼女はそこへ戻ることばかりを考えていた。
木々の合間に切り取られた狭い狭い空。
その空を、大きな鳥が悠々と横切っていく。
……違う……あれは、鳥じゃない。
あれは翼だ。
太陽の光を眩しくはじく、あれはわたしの翼。
シドの飛空艇。
目を覚ますと、そこに気遣わしげな男の顔があった。
少女は彼に横抱きにされていた。
二人ともまだ裸のまま。汗にまみれて、熱くて、冷たい。
「だ、大丈夫か? 身体、平気か?」
自分の顔を覗き込んでおろおろ尋ねる彼の姿が可愛くて、愛しくて、
「ん、大丈夫。何ともないよ」
彼女は小さく笑った。
気を失うほどの絶頂は初めてで、全身が気だるく、心地よく。
夢見心地のあたたかさ。なんとも幸せで、今なら言えると思った。
今なら、言える。ずっと、ずぅっと、心の中で、本当は願い続けていたこと
を。
「シド。さっきの約束。何でも言うことを聞いてくれる、って」
「あ、ああ、何だ? 言ってみ?」
「会社、辞めてきて」
……硬直。
……無言。
部屋の端から端まで、ぴよぴよヒヨコが通り過ぎていくぐらいの時間経過。
「あん? な、何だって?」
「あんただって、本当は考えてたんでしょ? 空が飛びたい、空賊に戻りたい。
大空に……帰りたい、って」
「そんなことは……」
「嘘つかないで。わかってんだから。わたしを誰だと思ってんの? あんたの
嫁さんだよ?」
彼女は目を閉じた。そして彼の胸にそっと頬を寄せた。
「わたしも、あんたも、街でなんて暮らせないよ。わたしが森に帰りたいのと
同じくらい、あんたも空に帰りたいんだよ」
「けどなぁ、俺には飛空艇が」
「そんなもん、帝国の基地あたりからかっぱらってくればいいよ」
「それに、部下たちだって」
「あんたが空に帰ったってわかりゃ、すぐさま集まってくるよ」
「第一、」
その瞬間、彼女の指が、彼の唇を閉じさせた。
お前を残して、俺は行けない。
その言葉を、言わせなかった。
「あんたはわたしの翼だよ。あんたは森からわたしを連れて出てくれた。あん
たはわたしに広い世界を見せてくれる」
わたしに空賊は無理だ、それはわかってる。あんたについていくことはでき
ない。だけど。
「あんたが空にいるとき、わたしは森にいる。別々の場所で、わたしらは一緒
にいるんだよ。……わたしの言うこと、わかる?」
彼は頷いた。言葉は不明瞭でも、理解できた。
共感できた。
彼は大空に生きる男。
彼女は森に生きる女。
別々の場所で、だからこそ、二人は『一緒に生きる』のだ。
「ねぇ、シド。お願いがあるの」
「何だい?」
「明日の朝は、わたしより早起きしてね」
彼女は再び、彼の胸に顔をうずめる。
「わたしが眠っている間に出発してね」
でないと、多分、泣いてしまうから。
最後の夜は、裸のままで。
強く強く抱き合って、眠った。
「ところでさ」
「ああ?」
「さっきのアレ、ホントに新製品? ホントにモニターのお仕事?」
「……実は、俺が買ってきた」
「だと思った」
かつて豊かな森があった場所。
焼け爛れた大地に、リンクスの女がやってきた。
彼女はたった一人で、コツコツと植林を始めた。
――お一人で、大変でしょう。
誰かがそう尋ねると、彼女は決まって破顔一笑する。
そうして空を指差すのだ。
――一人じゃないさ。あそこに、ダンナがいるからね。
彼女の周りに人が集まり、人の周りに村ができ。
何年も、何十年も経って、彼女が死んで、それから何十年も経って。
かつての森ほどではないけれど、そこに小さな森が生まれたとき。
その森は、リコの森、と呼ばれた。
・・・・・おしまい。
以上、モヒカンvs怪生物もといシド×リコで一本書いてみようと思って、無
印のルルブしか持ってくせにテキトーかまして考えたお話でした。あとピンク
ローターネタ。
ありえねぇーーーーーッ!?
……なんだこのいい話。シドと怪生物なのに。GJ。
い、いかん!いつふたの人に加速のかかる時期が来た!!
大海嘯がくるぞお〜!?
GJ
GJ!!
でも、リコは最後にモヒカンになって船に乗ってたような・・・というツッコミは野暮だ!!
あいつらとは思えないほどいい話だった!!
改めて言おう GJ
何か久々にいい話読んだよ!
GJ!
うわ、何このイイ話っっ。
>>855でどのリプレイかなーと思って、読み始めてもしやと思ってタイトル見てペプシNEX噴いて。
リプレイの挿絵を思い浮かべて色々複雑な気持ちになりながら、読み終えて。
見事な〆にちょっと感動しましたよ、ええ。GJです。
なんだこのイイ話っぷりはっ!?
これが、いつふたのシャードだというのかっ!?
すヴぁらしい。
すgええええええ!!!! GJ!!!!!
483KBだったので、まずは新スレ立ててこようと思ったらホスト規制。投稿できねぇ! 誰か立ててくれ!
新しくなってた関連スレの変更だけ貼っておきます。
青い小鳩亭 inソードワールド 9号店
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138714551/l50 ロードス島戦記のSS3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142255852/l50 あと色々と反応とか。
誤字脱字は俺も多くて。というか手直しした文章の体裁が整ってない事が多くて。見直したつもりでも後から後から出てきやが
るんだあいつらは。きっと狙いすましてるんだ。何かのいじめに違いないんだ。いじめカッコワルイ。
放置物。きっと待ってるひとがいると思う。俺も待ってるのがいくつか。
そして扶桑武侠傳ってそういうTRPGだったんですね。(←勘違いも甚だしい)
(謎メロディを口ずさんでから)「番長学園!!」
CM明けました。懐かしいな番長学園。怨雷君はなんか立ち位置的においしい奴だったなぁ。やたら露出してるくせに、なんだ
か微笑ましい。甘々のラブラブとはこういう事ですね先生。っつーかツッコみてぇよ、このバカップルに。未来を思い描けるのは
強さなのだと思います。
リコの森。うわ、いいな。「明日の朝は、わたしより早起きしてね」からの締めの流れがすっげぇ好きです。「その森は、リコ
の森、と呼ばれた。」でぞくっと来た。
ちょっと失礼に聞こえるかもしれないが、ふとこっこさんの「幸せの小道」って曲を連想しました。
マジキューの電柱に座ってるベルの表紙を見てて3点ほど気付いた。
・体型がペタンコに戻ってる
・今まで俺がタイツだと思っていたものはオーバーニーだった
・明らかにぱんつはいてない
衝撃だった。特に3つ目はおまいらも確認してみれ。
877 :
強化(ry:2006/04/14(金) 12:11:17 ID:Jj864HGX
委託はッ、通販流通に乗る予定はッ!?
……興奮してウッカリ忘れたが、スレ立て乙。さぁ埋めるか。
880 :
強化(ry:2006/04/14(金) 12:23:33 ID:Jj864HGX
テンプレあれで合ってるよね?
とらに卸すとか言ってなかったっけ
882 :
強化(ry:2006/04/14(金) 13:11:57 ID:Jj864HGX
んじゃあ卸したら言ってくれい
なんばか梅田のとら行くから
取り扱いの多さからいってなんばの方がいいかな
884 :
832:2006/04/14(金) 22:41:20 ID:Vpa/mIxo
>827
1000スレ行く前に500KB行きそうですね。
―――業務連絡
次スレ地鎮祭。19KB14レス。
まだ足りないなら、あとはよろしく。
こっちは埋めた方がいいのかな?
886 :
いつふた:2006/04/15(土) 21:31:50 ID:qlqoIFAX
ゲーム:扶桑武侠傳(がんばれ! 武侠くん)
形式:会話形式。
エロ度:変装ネタギャグ。
レス数:5+1
「みなさ〜ん、こんにちはー。サンプル風侠の風ちゃんでーす。今日は飛雲会
の門派座談会ということでぇ、掌門・趙飛雲大侠と、飛雲会を代表する武侠の
一人である陸双英先輩においでいただいてまーす」
「……ちょっと待て風ちゃんとやら」
「はいっ、何でしょ〜?」
「サンプルキャラクターの飛雲会武侠は、あのイラスト、どう見ても男だろう
が」
「はーい」
「なんでおまえは女なんだ?」
「ヤだなー、先輩。キャラシーちゃんと見てくださいよぉ。ほら、ここんとこ。
ちゃーんと書いてあるでしょ?」
「え? どこかに性別が書いてあったか?」
「違いますよぉ、こっちです、こ・っ・ち」
「……《変装》。ああ、あのイラストは、男装した状態を描いてあるのか」
「……………………。それはさておき」
「ぅおいっ!? おれの目を見て言ってみろ、よもや現状の方が《変装》した
状態じゃあないだろうな!?」
「だってだって、仕方ないじゃないですかぁ。それでなくとも趙飛雲大侠と先
輩とで男が二人、この上ぼくまで男だったら鬱陶しくて息が詰まりますよぉ」
「だからってなあ!?」
「大体ぃ、飛雲会のNPCに女の人がいないのが悪いんですよぉ。天文会だっ
て、天蒼派だって女の人がいるのにぃ。白虎派に至っては二人も女の人がいる
し、凶門派なんかサンプルイラストはおろか、サンプルシナリオの宿敵までも
が女の人で、あまつさえ掌門が性別不詳ですよぉ?」
「性別不詳なら男かも知れないじゃないか」
「何を言ってんですかぁ。こーゆー場合、男ならわざわざ性別を隠す理由なん
てないでしょお? あれは女の人か〜、さもなくばフタ」
「やめとけ、凶侠にブチ殺されるぞ。てゆーかそれ以上アホなこと言うなら、
先にこのおれが手を下す」
「やーん、先輩コワ〜イ」
「それに、剣聖派だってNPCに女性はいないし、サンプル剣侠のイラストも
男じゃないか」
「剣聖派はですねー。
林正常先輩に亡き奥さんがいるからセ〜フ」
「何がセーフだ。どういう切り分けなんだ」
「それでダメなら最後のしゅだ〜ん。異世界からシュウ・レンシを剣侠として
召喚しちゃいましょお。そしたらもぉ女の子がザックザック付いて来ますよぅ」
「だ、誰なんだ、シュウ・レンシって」
「漢字で書くとぉ、『柊蓮司』」
「ぎゃああっ、扶桑に世界の危機をもたらす気かぁっ!」
「“大殺戒”再び、ってとこですかねー」
「むしろそれだけで済みゃあいいがなっ」
「要するに、飛雲会が一番女っ気ないって言いたいんですよぉ。掌門からして
おっさんだしー、料理人だっておっさんだしー、かてて加えて住所不定無職の
おっさんまでもいるしー」
「悪かったな、住所不定無職のおっさんでっ」
「それはそれとしてー、趙飛雲大侠はどちらですぅ?」
「話を逸らすな。
と言いたいとこだが、大概にしとかないとあのひとが出て来れないからな」
「そうしてくれ。先ほどから会話に加わるチャンスが全然なくて、ずっと黙っ
ていたんだ。なかなか歯がゆい時間だったぞ」
「あ〜、それは申し訳ありませ……ぅきゃっ!?」
「うぎゃあっ!」
「ん? どうした、おまえたち?」
「あ、あ、あの〜ぅ、趙、飛雲、大侠、ですよねぇ?」
「そうだが」
「うっわー、びっくりしたぁ〜。何なんですかぁ、そのカッコぉ?」
「女っ気がない女っ気がないと風ちゃんが嘆くから、女装をしてみたんだ」
「は〜……なんとも見事な化けっぷりですぅ。
喩えるなら、そう、『乱太郎』に出てくる忍術学園の、山田先生の女装みた
いなー」
「うむ、的確な比喩だな」
「的確すぎて涙が出てきますよっ!」
「はっはっは、これが《変装》20レベル、超神話的成功の威力だ」
「超神話的成功で山田先生の女装並みですかっ!?」
「何を言う。このおれの女装は、かつてあの瑞覇をも堕とした逸物だぞ」
「冗談は顔だけにしてくださいっ!」
「さっきからツッコミが激しいな、双英」
「おれ以外に誰がツッコミ入れるんです、このメンツでっ!」
「それもそうだ」
「ところで趙飛雲大侠〜、何で《変装》如きに20レベルも費やしてらっしゃ
るんですぅ?」
「そうでもなければ7年間も行方不明をやってられないだろう? それでなく
ともおれは《江湖風聞》自動成功で素性のバレる男だ」
「天砕四傑のひとりですもんねぇ。なるほどぉ、とんと消息が知れないと思っ
たら、山田先生の女装みたいな顔して扶桑のあちこちをほっつき歩いてたんで
すかぁ」
「そういうことだ」
「へ、《変装》20レベル持ちで、何でわざわざそんな格好なんですっ」
「逆転の発想というやつだ。
《変装》20レベル持ちならば、寸毫たりとも疑う余地のない《変装》をす
るものと誰しもが思い込むだろう。よもや、《変装》0レベル、てかマイナス
レベルじゃねーの? みたいな珍妙な《変装》をするとは夢にも思うまい。
つまり! 『山田先生の女装』は、素性を隠すのに最も都合の良い《変装》
と言えるのだよ!」
「うっわ〜、流石は飛雲会掌門ですぅ、拍手拍手ぅ」
「騙されてる、騙されてるぞ風ちゃんっ!」
「とまあこういう次第でぇ、飛雲会にも女っ気が加わったわけですがぁ」
「これを女っ気と言っていいのかこれを!?」
「仮にも掌門に向かって『これ』とはご挨拶だな」
「『これ』扱いでじゅーぶんですよっ!」
「それはさておき、女っ気はあってもラブがありませんねぇ」
「ら、らぶ?」
「ラブか。それは重要な要素だ」
「でしょお?
愛がなければどんな女の人だって、女性という記号でしかありませんよぉ」
「ふむ。
暴論だが、いいトコを突いてるかも知れん」
「その点、他の門派はラブ満載ですよねぇ。
例えば剣聖派の林正常先輩は、亡き奥さんに対する思慕がありますしぃ。
天蒼派は、万葉夕月先輩の亡き婚約者さんに対する盲愛や、掌門・鵬蒼月大
侠と天文会の十三鬼将・緑雲先輩との悲恋がありますぅ。
ひるがえって白虎派は、なんと言っても武鏡花先輩の師父・丘紫電大侠に対
する不毛の愛に尽きますしぃ。
一方、凶門派は、李梅雪と秋花との兄妹愛や、勿忘草に対する絶無縁の捨て
身の愛がありますぅ。
ラブがないのは飛雲会だけじゃないですかぁ」
「え〜と、はばかりながら、おれにも一応は」
「うーむ、これは由々しき問題だ」
「聞けよ人の話」
「ダメですよ先輩ぃ、ルールブックに1行ばかし、ちょろちょろっとオマケみ
たいに書かれた【因縁】エピソードなんて、無いも同然ですよぉ」
「そんな無茶苦茶な!」
「待てよ、男女間のラブに限るから話がややこしいのであって、同性間もラブ
を認めれば我が飛雲会にもラブがあると言えまいか」
「あ〜、陸双英先輩と天文会の錦雲信先輩との愛憎渦巻く敵対関係ですねぇ。
う〜ん〜、……もうそれで手を打ちますかぁ」
「打つなーっ! てか勝手にラブ認定するなーっ!」
「大丈夫ですよぉ、錦雲信×陸双英は、扉小説にもなっていますからぁ」
「何がどう大丈夫なんだっ!」
「双英。これも飛雲会のためだ。門派を代表する武侠の一人として、明日への
礎となってくれ」
「そんなっ、笑いを噛み殺しながら言われてもっ」
「さ〜て先輩、女装してくださぁい」
「何でだ!?」
「病弱なビジュアル系の男性×元気な可愛い系の女の子って、萌えじゃないで
すかぁ」
「萌えとかそういうのじゃなくてなぁっ!?」
「おれに任せておけ。《変装》20レベルの威力を思い知らせてやる」
「って、《変装》は対象が自分自身じゃ……うわーっ!?」
「わー、見事に《変装》しましたねぇ。
とゆーわけで、錦雲信先輩を連れてきましたよぉ」
「何ィィィ!?
み、見るな錦雲信、このおれを見ないでくれぇっ!」
「あ、錦雲信先輩が《天文鉄布術》を使った。
あ、陸双英先輩をグルグル巻きにした。
あ、スマキ状態の陸双英先輩を担いで、ラブホに駆け込んでく」
「た〜すけて〜ぇぇぇぇぇぇ…………………………」
「あーあ、行っちゃった。
…………って、あれぇ?
錦雲信先輩って、日常生活にも支障をきたすほど虚弱な武侠じゃなかったで
したっけ? なんであんなに精力的なんです?」
「あれぞ愛の力。パワー・オブ・ラブだ」
「なーるほどぉ」
「さてと風ちゃん、双英の奴がバック・バージンを守りきれるかどうか賭けを
しないか?」
「いいですねぇ。
じゃあ、ぼくは守りきれない方に200文〜」
「それでは賭けにならんな、はっはっはっは」
「あはははは〜」
「笑いごっちゃねぇぇぇ!」
「おお、双英。無事だったか、心配したぞ」
「嘘つけぇぇぇぇぇ!!!」
「とまあ、和やかな雰囲気の中、まだまだ話題は尽きないところではあります
が、最後にお二人の抱負とか大望とかをお聞かせください〜」
「扶桑の人々に、風の如き雲の如き自由を。ただその一言に尽きる」
「……ううっ、もっとマトモな掌門と後輩が欲しい……」
「ありがとうございましたぁ。ではでは、これにて飛雲会の門派座談会を閉会
いたしまーす」
・・・・・おしまい。
以上、サンプル風侠は男に見えるけど、実は男装の麗人。というネタと、異
世界から来た剣侠・柊蓮司というネタとを使いたかった。ただそれだけのお話
でした。
>>892 R&Rの連載リプレイネタで書いて欲しいと思う今日この頃。いつふた様は御健勝でございましょうか?
このたびはこのようなSS、まことにGJでございます。
当スレ住人といたしましては今後とも末長いおつきあいの程を願えればと思っております。
次の新作も楽しみにしております。それではいずれまた・・・・・・
四月某日 名無しより
ただいま496KB
もう埋めてもいいか
すでに新スレが動いているのだからOKじゃね
896 :
あれ?:2006/04/23(日) 08:35:18 ID:5FaU8IEL
どーでもいいけどこちらの表示は495KBであります。
ま、どっちにしてもこのスレは埋めの方向で。
898 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:29:25 ID:0BMtoF8n
んじゃ埋め助力
なんか埋めるのもったいないな
そんな事言わないで
次回以降に繋がるように、有意義な埋め方でも検討するか?
読んでみたい物を羅列するとか?
この板のなのはスレに五竜亭ネタが投下されてたでヤンス
アレはエロパロじゃなくてただのパロだったからなぁ……
>>905 つまり卿は五竜亭のエロパロを所望いたすのか
五竜亭といえばさ、PSゲーム「だんじょん商店会」にカールスや赤熊、フンバルトがでてきたのさ。
でそこに出てくる盗賊グループ(後にギルドマスター)のルビーさんって人の師匠の盗賊が、
彼女をかばって死んじまったらしいんだが、それって蛇の目ダイスかな?(ゲームブック参照)
>>907 いや、それは藤浪智之のD&Dでの盗賊PCくんの事。名前はRedwing=ワキアカツグミ。
彼のペンネームはこのキャラから採られたもの。
あれ?
ゼノスケープの前書きだか後書きにもそんな話がなかったっか?
ソマーウィンドハァハァ
ヴィヴィハァハァ
ベルはぁはぁ。
ダイスとは、良いカップルだよな。
913 :
907:2006/04/28(金) 22:27:02 ID:sV5dmwTA
遅ればせながらありがとう。ゼノスケープに詳細が載ってるのかな?
サークルで持っている人がいるから借りてみるよ。
ダイスとベルは幸せに暮らしているとこれで信じられるさー。
マリアさんハァハァ。
【ところでイリーナとマリアってキャラの方向性似てない?】
キャラ性能は似ているが、キャラ付けは結構違うぞ。
915 :
908:2006/04/28(金) 23:10:43 ID:Q17LCH96
一番詳しく載ってるのは昔のRPGマガジンのFロ記事だったと思う。
あれ読んで「うわ、藤浪氏アイタタな人だ」と思った記憶アリ。
D&Dで一緒に冒険してたパーティのうちファイターは領主になり近隣の領主よりもちょっとはマシな領地経営で
領内の一握りのではあるが、戦乱に疲れた領民に善政を施し。
またクレリックは冒険で手に入れた財を教会に還元して孤児院経営や慈善活動に勤しみ、
「私の手は血塗られている。だが私の金で救われる人もいる、私は偽善者で構わない」と自らの道を進み。
だが我らがRedwing君はギルドで出世を目指すでもなく自分の欲の為に生きるでもなく、
ただ世の無常を儚みつつ死んだ部下二人(低レベルシーフ)を偲んで酒場でハモニカを吹き、
三人目の部下の少女シーフとは上司以上恋人未満の中途半端な態度のまま結局彼女を庇って死んだそうな?
……かなり昔の記事で、手元に元本がないから正確でないかもしれん。結果的に嘘書いてたらすまん。
>>913 ダイスは某魔剣使いに転生して・・・・・・(合体事故確実なつなげ方をしてみる)
そろそろ埋まるか
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