DRAG ON DRAGOON エロエロエロエロパロスレ 4章目

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1名無しさん@ピンキー
DRAG ON DRAGOONシリーズのエロパロスレです

公式・設定ホモ(レオナール、ヤハ、ドラゴン単一性等)は投下可
不安ならうpろだ使用

その他801はビデオ棚へ
ローカルルールを読んで利用しましょう
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1130935511/

前スレ
DRAG ON DRAGOON エロエロエロエロパロスレ 3章目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123430228/

作品保管庫
ttp://www.geocities.jp/hokandod/


次スレは>>970
関連リンクは>>2-5辺り
2名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 02:43:59 ID:BlxG0wjs
【DOD1公式】 http://www.square-enix.co.jp/games/ps2/dod/
【DOD2公式】 http://www.square-enix.co.jp/games/ps2/dod2/

DRAG ON DRAGOON 2【なりきり総合スレ】
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1119892392/l50

DODのアンヘルタンはエロカワイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1118958760/l50
DOD2のエリスたんはツンデレエロカワイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1123161611/l50
DODシリーズのセエレたんはエロカワイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1115461621/l50
DOD2のハンチさんはエロ濡れカワイイ 2発目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1122953410/l50
DODのマナたんはエロカワイイ 2歳目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1118925086/l50
DOD2のヤハはエロカワ美しい
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1120712103/l50
DOD2のレグナ親父は渋カッコイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1123143626/l50
絵板
ttp://f40.aaa.livedoor.jp/~vice/dod/
大好評オガーザーンボタン
ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/7822/oga-zan002.html
同じく大好評ブレイク工業DOD1編
ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/7822/bk_dod.html
DOD1会話集
ttp://www.paradox-logical.net/irony/dod/kaiwa00.htm
3名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 03:11:04 ID:a9ohEHzC
4名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 03:37:06 ID:vcWs4wdD
乙カレレレ
5名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 06:52:07 ID:Bni7NH68
前スレ埋まってねーじゃんとか思ってたら
容量限度までいってたんだな。
>>1
6名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 21:06:04 ID:razC9T0A
>>1
乙カアァァレエェェ!!
7名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 21:21:23 ID:6WmdmQwM
>>1
早速ですがカイマナ投下させてもらいます。
前スレ>>633->>635の続きです。
8なくしたものともたないもの4話:2005/12/06(火) 21:28:48 ID:6WmdmQwM
1〜3話>>633>>635


ノウェやユーリックと別れ、マナは一人明命の直轄区へ向かっていた。
極力人目を避け、山中の道を辿る。
町や村には、必ずマナを「聖女」と呼び、協力してくれる人間がいるのだが、マナは彼らとの接触も極力回避する。

今まで一人だった。
だからこれからも一人で行くのだ。
そう、心で呟きながら。

知られてしまった。
思い出してしまった。
自分が犯した罪を。

直轄区で虐げられている人々に、平等な平和を与えてあげたかった。
その為に戦おうと決めていた。
それなのに…
全ては18年前、自らが引き起こした厄災が原因で。
自分自身が厄災だった。
自分のせいで苦難の人生を歩む人々に、「聖女」などと呼ばれる資格はない。
だから、一人で戦わなくては。

「…っ、ハァハァ…」
獣道を駆け抜け、マナは追ってくる気配が無い事に安堵してその場に座り込んだ。
山道を選んだのは失敗だった。
騎士団と出会う確立が減る代わり、モンスターが頻繁に襲ってくる。
魔力もほぼ尽きて、手持ちの薬も底をついていた。
「もう少し、なのに…」
明命の直轄区までは目と鼻の先だったが、近くに手頃な町や村は無い。
来た道を戻るのは危険すぎた。
かといって、いつまでもこの場所にじっとしているわけにもいかない。
自分の身を守るのは、もう自分自身しかいないのだ。
ここには自分一人しかいない。ノウェもユーリックもいない。
守ってもらう、そんな資格はもう無いのは解かってはいるが。

「カイム…」

思わず漏れた声に、驚いた。
最も望んではならない人間。
赦しも、望みも、愛情も。

「カイム、カイム、カイ…ム」

カイムが自分を見る目が恐ろしかった。
憎しみや、怒りだけではなくなった、あの眼差しが。
本当は許してほしかった、それなのに怖かった。
まるで、カイムがカイムでは無くなってしまうかのような感覚だった。

あの時、カイムの元を逃げ出さなければ、どうなっていただろう?
あのままカイムと共に旅を続けていただろうか?

(こんな事、考えても仕方ないのに…)

一人になって、考えるのはいつもカイムの事だけだった。


(続)
9なくしたものともたないもの5:2005/12/06(火) 21:40:50 ID:6WmdmQwM
「カイム…」

何度呼んでも、マナの声は木立に吸い込まれるだけだった。
本来ならば、今すぐ立ち上がって先に進まなければならないのは判っている。
だが、マナは立ち上がることができずにいた。
どれ程の時間、そうしていただろう。
遠く、獣とも、モンスターとも判別のできない咆哮が聞こえ、マナはようやく立ち上がった。
徐々にそれが近付くにつれ、咆哮の主が一匹ではないことがわかる。

マナは動かなかった。
動けないのではなく、その場から動かずにいた。
唯一の武器、ロッドを強く握り締め、前を見据えた。

自らに残る魔力を集中する。

(もう少し。いいえ、もっと!)

茂みから現れたモンスター達は、獲物の姿を認める前に、巨大な氷の塊に押し潰された。

10なくしたものともたないもの6:2005/12/06(火) 22:14:19 ID:6WmdmQwM
無数のモンスターの亡骸を前に、マナは大きく息を吐いた。
全身の力が地に吸い込まれるような感覚に襲われる。
手に力が入らず、ロッドが地に落ちた。
もう僅かな魔力も残ってはいない。
全身を包む虚脱感とも倦怠感ともつかない感覚に耐えながら、マナは思考を巡らせた。
逃げるべきだったのだろうか、と。
もう、魔法は使えない。
騎士団相手に、この状態ではまともに戦う事はできない。
だが、この数のモンスター相手では、逃げ切れるものではなかった。

(どちらにしても、このままでは戦えない…)

ギャァァ!!

まとまらない思考を現実に引き戻したのは、一匹のモンスターだった。
先ほどの群れから離れた場所にいたのか、無傷のモンスターがマナを血走った目で見据えていた。
「くっ…」
必死に、モンスターの目を睨み返す。
視線を外すわけにはいかない、身動きもできない。
その瞬間、奴は獲物に襲い掛かるだろう。
だが、武器は自分の足元だ。
醜悪な笑みを浮かべながら、ジリジリと距離を詰めてきていたモンスターが動きを止めた。
(来る…!)
分かっていながら、マナはどうすることもできなかった。
心臓の音と、額を流れる汗がやけにリアルに感じられただけだった。
だが、モンスターの鍵爪はマナを引き裂くことはできなかった。

「ギャァァァァッ!!」

今度こそ、断末魔の悲鳴。
マナの目の前で、モンスターは火球に包まれた。
「………!?」
そしてようやく、マナは自分の背後にある気配に気付いた。
振り向いた瞬間、急激に眩暈に襲われ、目の前が霞んだ。
足が縺れ、立っていられなくなった。
もう体のどこにも力が入らずにいた。

倒れる体を、男の腕が抱き留めた。

薄れ行く意識の中、必死に瞼を開く。
霞む視界の中、男の隻眼が自分を見下ろしていた。

「カ…イム」


(続)
11名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 22:17:31 ID:6WmdmQwM
今回はここまで。
前回から間が空いてしまいましたが。
次回はエロ目指します。
それにしても今回は一々改行エラーにひっかかってしまった…orz
12名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 22:22:07 ID:l0O98SAy
>>1

>>8-10
マナカイキタ!!!!!!!
続きめちゃ楽しみ(エロも)
13名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:02:38 ID:NBE1q9pm
>>1
本当に、本当に乙でした!

>>10
マーナ!マーナ!カイムキター!ラララララ!
言語能力が退化するほど興奮した。続きを激しく楽しみにしてる。GJ!
14名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:32:22 ID:K44w+wWr
>>11
グッド!!グッド!!ヒャッハー!!!!
15名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 08:53:16 ID:YQB0Wgx5
新スレ乙。保管庫にあった新しい方貼っておく

DODのアンヘルタンはエロカワイイ 第二形態
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1133350637/l50
DOD2のジスモア団長はワルシブカッコイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1131032845/l50
DODシリーズのセエレたんはエロカワイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1115461621/l50
DOD2のノウェを愛をもって罵るスレ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1123650494/l50
DOD2のハンチさんはエロ濡れカワイイ 2発目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1122953410/l50
DODのマナたんはエロカワイイ 2歳目
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1118925086/l50
DOD2のヤハはエロカワ美しい
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1120712103/l50
DOD2のユーリック兄貴はエロカッコイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1123388388/l50
DOD2のレグナ親父は渋カッコイイ
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1123143626/l50
16名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 13:10:43 ID:s23Yerwp
旧スレ一体どうしたんだ?
17名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 18:39:33 ID:nfK+viw7
>>15
ありがとう、そっちまで気が回らなかった

>>16
最後のレスで500KB超えてたからもう書き込めないよ
18名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 21:23:31 ID:qO8Bm5XC
思いつきの妄想投下

「痛たたたた、岩棚で寝転がるのがこんなに痛いとは…、人の体とはまことに柔な代物よな」
(あたりまえだ、人間は竜とは違う、岩の上で転げまわって無事ですむほど頑丈でない)
「知っておればこんなしくじりはしておらんわ」
(しかしどうしてこんな事を?)
「わしは人間には欲情せぬ、お主とて竜には欲情すまい?ならわしとお主の姿が入れ替わっていれば都合がよいではないか」
(まあ、女の姿を取ったお前は確かに美しいし、俺もそういう気分にはなるが…)
「ほう、それはよかった、不細工ではする気が起こらんだろうからな、竜の姿のお主もなかなか凛々しい美形に仕上がっておるぞ、フフフ」
(そりゃどうも、それでこれからどうするつもりだ?)
「わしがお主にのしかかられても無事で済む場所を探すか…、無事ですむ方法を考えねばならんな」
(いや…その、このままなのか?)
「うむ、お主とやるまではこのままだ」
(は?)
「だ、か、ら、お主とわしがやらない限りはこのままだと言うておる」
(ハァ? 貴様せめてやる前にそういうことは言っとけよ!)
「いやいや、まさかこうも簡単に出来無いとは思わなかったのでな、ちょいちょいとやって元に戻るつもりだったのだが…」
(………)
「………」
(………)
「………どうにかならんか?」
(………どうにもならんわ!)
19名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 05:35:06 ID:iqIW6Ou1
うっほぁあ!!カイマナGJ!ワクテカしてるお
20名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 06:50:05 ID:T5fxD07l
>>18
ちょwwおまwwww一人称違うからレグナかと思ったwwwww
2118:2005/12/08(木) 09:00:57 ID:0SLlGjgA
うわー、アンヘルの一人称ってまちがってた?
2の方はやってないからレグナの一人称とは思わんかった
俺のDODは新宿上空で終わってるし
回線切って吊ってきます…orz
22名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 10:38:58 ID:MUMUTpOa
レグナスレで「ノウェが女の子だったら〜」ってあって書いてみたいんだがこのスレ的には有り?無し?
23名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 02:13:54 ID:hDScuGV0
カイアンはまだ有効ですか?
24名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 10:35:56 ID:kGCWQD1D
いちいち聞くなっての!胸張って投下汁
25名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 10:40:27 ID:gSyoP0qr
>>21
ドテラワロタwGJ

>>22
長くなるなら、そしてレグナに絡ませるならうpろだに上げて貰ったほうが有り難い。
前スレは長文連投が原因で事故ったようなもんだし

>>23
バリバリ有効ですが、何か
26名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 16:00:03 ID:vAKgDlJ7
>>21
間違えるおまいがカワイスw

>>25
前スレで普通に長文連投してた者として反省する。ごめんなさい。気を付けるようにするよ。
27名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 20:16:28 ID:wxvhVBiB
>>1乙&GJ
28名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 17:45:33 ID:fT6IeJ/a
>>22
カモーン
29名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 03:06:25 ID:73rAuCSi
オナール兄さんの続きまだー?
30名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:38:07 ID:98kTVL4j
ageてやる(>_<)
31名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:29:53 ID:uvj56sAL
>>1
本当に本当にありがとう、そして乙。

前スレで書きこめなくなったの一番にわかった奴なのに、結局何もしなかった自分を許して下さい〇| ̄|_大事なスレを見捨てて逃亡した気分だ・・・反省してます。
では最後の兄さん投下します。
32裏の林のレオナール兄さん 多分7?:2005/12/13(火) 21:34:44 ID:uvj56sAL
とりあえず保管庫の続きから。
保管庫の管理人さん、いつもありがとう。
─────

レオナールは振り向いた。
背後に顔を向けることによって、少しは冷静さを取り戻せるのではないか、と。最早彼の思考は滅茶苦茶だった。
精神を集中し、心眼を研ぎ澄ます。

が、しかし。
すぐ背後には、誰もいなかった。
ただ、少し離れた場所に淡い光がある。恐らくフェアリーだ。再び私を蔑むために戻ってきたのだろう。
レオナールは安堵した。フェアリーならば気にすることもない。いつものことだ。
先程の視線も、フェアリーのもの……?
疑問はすぐ湧いた。
フェアリーに見られることなど、いつものこと。既に慣れている。
ならば、今更フェアリーに見られたぐらいで、あのような視線を感じるだろうか?
……もしかしたら。
こめかみのあたりに、冷や汗が流れた。
何処だ、何処に誰が……

すぅ。
空気を吸う音がした。

「わっ!」

耳元に、声が響く。聞きたくて聞きたくて堪らなかった、同時に今一番聞きたくなかった声。
その声を境に、世界が、止まった気がした。

……今、何が起こったのでしょうか?
誰かに問掛ける訳でもなく。
風も、木のざわめきすらも止まった世界で、レオナールの唇だけが動く。
現実が、レオナールの想定を超えていた。
とりあえず、整理しよう。
先程の視線はフェアリーのものではなく、声を発した人物のものだとする。
しかし、視線は確かに背後から感じられた。
ならば何故この人物は私の体に対して前方にいるのだろうか?
回りこんだ、というのが妥当だろうか?
暫くレオナールはそんなことを考えていたが、やがてその行為は現実から逃避するためにしているということに気が付いた。
窮地に陥ると、必要なことよりも寧ろどうでもいいことばかり考えてしまうのは、仕方のないことなのか。
確かな事実は、一つ。

振り向いた状態の頭部の後ろ、体の向きに対して前方に。
……セエレが、いる。
33裏の林のレオナール兄さん 8:2005/12/13(火) 21:35:42 ID:uvj56sAL

「……レオナール?」
セエレは少し驚かせようと思っただけだった。
まさか耳元で大声を出すというのが、こんなにも絶大な効果を発揮するとは、予想もしていなかった。
「レオナール、レオナールってば」
再び名前を呼ぶ。微動だにしない。
首を捻ったままで、痛めないのだろうか?セエレは少し心配になった。
「……どうしよう……」
もしや、自分のせいでレオナールは大変なことになっているのか。
大声を出すのは大変なことになるようなことだったのか?
よくわからないが、とにかくレオナールは動かない。
少しばかりパニックに陥る。
誰か、誰か助けて!
「カッ、カイム!」
とりあえず、カイムに思念を送ってみた。
――……どうした。
苛立ちを含む返事がきた。
当然だろう、カイムはヴェルドレと二人きりで長い間待たされているのだ。ドラゴンはというと、空の上で偵察中である。
が、セエレは気にせず続ける。
「レオナールが、大変なことになっちゃった! どうしよう!」
――放っておけ。死体の面倒まではみない。
即答だった。セエレは慌てて返事をする。
「ちっ違うよ、生きてるよ! でも動かないんだ!」
――蹴飛ばせ。
またもや即答である。
「で、でも、そんなことしちゃっても」
――問題ない。いつもやってる。
カイムは言いきった。そういえば、よくカイムはレオナールを蹴っている。
「……う、うん、わかったよ!」
今まで、カイムに蹴られるレオナールを可哀想だと思っていたが、本当は、カイムはレオナールのためにやっていたのかもしれない。
多分、レオナールはたまに動かなくなっちゃうんだ。カイムが蹴ってそれを治しているんだ。知らなかった!
興奮する子供の頭の中は、たまに違う方向に突き進む。
「僕、カイムのこと勘違いしてた!」
――……。
カイムは黙ったままだった。返事がこないので、セエレは実行することにした。
「じゃあ……レオナール、ごめんね」
初めて蹴るので、一応謝っておく。
「せーの」
セエレの足が地面から離れる。
レオナールに、衝撃が伝わった。

「ぐっ」
突然の衝撃。
しかし、所詮は子供の脚力。大したものではない。
ただ、セエレに蹴られたという事実は、レオナールにとっての威力を十分に高めた。
もう……どうなってもいい……
端から見れば情けないが、レオナールにとってそれは至上の幸福だった。

レオナールは、座った姿勢のまま倒れこんだ。
34裏の林のレオナール兄さん 9:2005/12/13(火) 21:38:36 ID:uvj56sAL

「…………」
予想外だった。どうやら、事態は更に悪化したらしい。
「カ、カイムッ!? レオナールが、レオナールが、倒れちゃったよ!」
――……そこで寝かせとけ。帝国兵でも来たら嫌でも目が覚めるだろう。俺は待ちくたびれた。
「で、でも」
――どうせ近くにあの性悪もいるんだ。心配はいらない。
「うん……フェアリーの魔力、凄いもんね。わかった、今戻るよ」
フェアりーの存在で自分を納得させたセエレだったが、やはり多少の罪悪感が残る。
足を止め、もう一度、ちらっとレオナールを見る。
「……あれ?」
セエレは、ある部分に気付いた。
「レオナール、もしかして……」
ゆっくりと、その部分に近付く。それは、ピンと張っていた。
「……待って、カイム」
――今度は何だ?
「レオナール……あれ、出しっぱなしなんだ」
――……だから、何だ?
「その……ボソボソ」
――…………
カイムが蔑むのを通り越して飽きれ顔になったのが、目に浮かんだ。
「多分、レオナール……」
――…………
「トイレしてたのかな」
――……そうだな。
「もしかして、折角のトイレを僕が邪魔しちゃったから、レオナールは動かなく……」
――……そういうことにしておけ。
「わかった。でも、やっぱり出しっぱなしはよくないと思うから、せめてしまっといてあげようと思うんだけど」
――素早く終らせろ。
「うん」
セエレの小さな手が、レオナールのそれに触れ、握った。
柔らかい、幼児の手。
レオナールは、無意識のうちに、白濁色の液を吐き出した。
「…………」
一瞬、何が起きたのかわからなかった。
そして、唐突に理解した。
「レオナール……もしかして、病気にかかったんじゃ……」
セエレは白濁色の液を、尿として理解したのだ。
「たっ、大変だ! カイムーッ!」
三度目のカイムへの呼びかけ。
しかし、反応はなかった。
「カイムッ! どうしたのカイムッ!?」
セエレの額に汗が伝う。不安が大きくなる。
「……ゴッ、ゴーレムーッ!」
大地を震わせて、ゴーレムは地上に姿を現した。
「急いでカイムのとこへ戻ろう!」
「……ゴ……」
セエレを乗せたゴーレムが、動きだした。
レオナールを残したまま。
35裏の林のレオナール兄さん 9:2005/12/13(火) 21:39:30 ID:uvj56sAL

「カイムッ? ヴェルドレッ?」
そこには、ヴェルドレだけがいた。
「おぉ、セエレ。心配したぞ」
「心配? どうして? 僕の方が心配したよ」
「あぁ、スマンスマン。いや、そのようなことより、大変なことになった。アリオーシュが……」
「アリオーシュが……どうしたの?」
嫌な予感がする。
「いやな、先程アリオーシュがこちらへ戻ってきたのだが……また外れておったのだよ。急いで鍵をかけようとしたんだが……」
「…………」
「アリオーシュが精霊の魔力を借りて抵抗したのだよ。それで鍵をかけるどころか、ますます……」
セエレはぞっとした。ゴーレムがいるとはいえ、そんな状態のアリオーシュに出会ってしまっていたら……
「今、カイムが急いで捕まえにいっておる。恐らく一筋縄ではいかないだろう。今のアリオーシュは非常に危険だ。大人だろうと……」
「……大人?」
セエレは思い出してしまった。
「どっ、どうしよう!? 僕、レオナールのこと置いて来ちゃった!」
「なんと……だが、レオナールなら大丈夫だろう」
「それが、レオナールは今……」
ヴェルドレの顔が更に蒼白になった。
36裏の林のレオナール兄さん 10(終:2005/12/13(火) 21:49:31 ID:uvj56sAL

「なんだよ、いきなり戻っちまってよう」
唇をつきだし、不満げな顔をして、フェアリーは一人ごちた。
「あーあ、もっとあーんなことやこーんなことになるかと思ったのによう」
レオナールの近くを飛び回りながら、すっかり萎えたレオナールを見下ろす。
「ホント、駄目な奴」
フェアリーは、レオナールのそれを蹴飛ばした。くぐもったうめき声が漏れる。
と、その時。
「ねぇ、何してるの?」
「ん?」
振り向くと、少し離れた場所にあの食人エルフ。
「げ、アリオーシュ。俺あいつ苦手」
フェアリーはアリオーシュから更に距離をとった。
「もしかして、子供いるの? 私の子供?」
「はぁ、子供ねぇ。ここには中年のおっさんしかいませーん」
「いるんでしょ、本当はいるんでしょ私の子供」
「うわ、ちょっ、こっち来んなよ!」
「私の子供を隠さないで! 子供、子供は、私の子供ぉー!」
「うお!」
アリオーシュが突進してきた。
そして、急に立ち止まり、しゃがんだ。
「私の可愛い子供、私が守ってあげるからね」
「お、お前、もしかして……」
「さぁ、私と一緒になりましょうね」
アリオーシュは、なんと、レオナールのあれを掴み、起こした。
「や、やめろって、そんなことしたらそいつ死ん……」
アリオーシュの紅い唇が開かれる。

「い た だ き ま す」

「うわあぁぁぁあぁぁぁあ!!」



終)

─────
白状すると、最後のやつをやりたくてこれ書いてました('A`)マジスマソ。
そのうち錆の町ネタもやりたいので今の内に土下座して謝っておく。
〇|Zまともなエロじゃない兄さんでゴメンナサイオカーサン。
37名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:36:55 ID:va09aG1t
乙です
「いただきます」ワラタw
38名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 23:46:05 ID:i/4VyYXS
乙です。いやあ、ずっと続き楽しみにしてたんですよ
最初シリアスかと思ってたら、コメディなオチでワロタ。是非錆の町のオナ兄さんも書いてください。
39名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 07:55:23 ID:za2V6P+8
乙でした。楽しませてもらいました。次回作も期待してます
40名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 20:23:39 ID:MlrQ8Jff
マナ処刑に間に合わず、マナ死亡、捕らえられるノウェとユーリック
なんとかノウェを生かしてくれるようジスモアに頼むエリス
そこで、ジスモアはある条件をだす
牢屋の中で、まどろむノウェ、ふいに足音が聞こえてくる
そして、ノウェが見たものとは・・・・

DOD2第8話
「鬼畜、あえぎ、そして絶望」
また来週も、見てくださいね、じゃんけん、ぽん、うふふふ
41名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 15:50:18 ID:YdQbe+Zl
>>40
そのネタで書いてくれ
42絶望 1:2005/12/15(木) 19:46:00 ID:ooEfu/IH
ゴーン
ついに、9回めの鐘が鳴り響いた
「急がなければ、あと一つの鐘が鳴ったら、マナは!・・・」
目の前の敵を斬りながら、ノウェは、再び剣を握りしめた
封印騎士団の本部、ノウェとユーリックは、捕らわれたマナを助けるため
たった二人で封印騎士団に乗り込み、過酷な戦いを続けていた
10回の鐘が、鳴り響いた時マナは処刑される
二人は、マナが捕らえられている地下に向かいつつも、戦いの連続による
疲労、あせり、そして際限なく出てくる騎士団員達に押され中々歩を進めずにいた
そしてついに、騎士団員達に囲まれてしまう
「ちくしょう、きりがねぇ、あと一つ鐘が鳴ったら、嬢ちゃんは!・・・」
ユーリックが、巨大な斧で騎士団員を蹴散らしながら、呟く
「おいノウェ、ここはまかせろ、お前は嬢ちゃんを助けにいけ!」
「で、でも、こんな大勢の敵、ユーリックひとりじゃ・・・」
「いいから急げ、手遅れになる前にだ!、俺もすぐに行く!」
「わ、わかった」
ノウェが、地下の方の騎士団員にたいして魔法を放ち、血祭りにあげる
包囲網を突破し、ノウェは地下に向かった
「い、いかん、反逆者ノウェを逃がすな、なんとしてでも殺せ!」
あとを追おうとする騎士団にユーリックが、斬りかかる
「お前らの相手は俺だよ、かかってきな!」

ノウェは息を切らし、必死に走りながらマナの牢獄を目指す
長い石畳を走り、ついに牢獄の扉が見えてくる
「ハァ・・ハァ・・間に合った・・」
安堵するノウェ、ふいに、その耳に10回目の鐘が響き渡った
43絶望 2  :2005/12/15(木) 20:49:45 ID:ooEfu/IH
「そ、そんな、マナーー!」
ノウェは、急ぎ牢獄の扉を開ける
その目に写ったのは、血まみれに染まったマナとその体に剣を突き立て
薄笑いを浮かべる、騎士団員の姿だった
「残念だったなぁノウェ、お前の愛しい女は、すでに死ん・・オブゥッ」
騎士団員を一撃で切り伏せ、ノウェは、マナを抱き寄せた
「そんな、マナ目を開けてくれよ・・なぁマナ・・おい・・」
マナの体は、まだ温かさを残しつつも、何度呼びかけても目を開くことはなかった
「そんな、こんなことって・・嘘だろう・・マナーー!」
マナを抱きしめ俯くノウェの耳に、ノウェを呼ぶユーリックの声が聞こえてきた
「ハァ・・ハァ・・ノウェ、嬢ちゃんは、どうなっ・・」
牢獄に辿り着きノウェに話しかけるユーリック
だが、ノウェが抱いているものを目にし、絶句する
「間に・・あわなかったのか・・俺達・・」
マナの亡骸を見つめ呆然とするふたり
次第に、騎士団員達の声が、聞こえてくる
「こっちだー!反逆者共は、地下にいるぞ!兵をもっと連れて来い!」
「ノウェ、俺達もそろそろ逃げよう、このままここにいたら、捕まる
嬢ちゃんは、かわいそうだが、ここにおいていくしか・・・」
ユーリックは、沈んでいるノウェの肩に手を置きそっと話しかけた
だが、ノウェはその手を、振り払い叫んだ
「いやだ!マナをこんな場所において行くなんて!」
「仕方がないんだ!、もうすぐ騎士団達がやってくる、こんな所で死んじまってもいいのか!」
「で、でも・・・」
「マナが望んでいたことを考えろ!お前が、いなくなったら誰が、彼女の
意思を継ぐんだ?!」
「・・・・わかった・・すまない、ユーリック」
「別にいいさ、それよりも急ごう、騎士団達が、集まってきている」
牢獄を出る二人、ノウェは、最後にマナの亡骸を見つめ、そして走りだしていった

封印騎士団から、脱出し、ノウェはレグナを呼んだ
「どうした、小僧、あの娘は、どうした」
問いかけるレグナにたいして、ノウェは黙ったままだった
その様子から、レグナは何があったのか察した
「・・ノウェ、尻軽男、飛ぶぞ、しっかり摑まっておれ」
レグナは、その翼を広げ大空に羽ばたいた


44名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 20:54:06 ID:ooEfu/IH
なんというか、一応書いてみたんだけど俺、文才がないので
不自然な点が、あったらご指摘ください。
45名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 03:37:08 ID:27NhAjVy
いいと思う、GJGJ
続きはあるのか?エリスたん…
46名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 15:38:44 ID:G3gqe5DM
キタコレ!!!
続きキボソヌ
47絶望 3:2005/12/17(土) 00:22:54 ID:fzPClAsl
>>43
「これから、どうするつもりだ?」
レグナの背に乗り二人は夕焼けに染まった空を翔る
「明命の直轄区に行く!捕らわれた人達を解放するんだ!」
ユーリックの問いに、ノウェはそう答える
「だな、俺も付き合うよ、最後までな・・・」
「ユーリック?」
いつもと様子が違うユーリックを不思議がるノウェ、突然レグナ怒鳴る
「おい!無駄話しておる場合か!追っ手が来たぞ!」
ノウェが振り返るとそこには20機以上もの、高速飛空挺が追いかけていた
「チッ!やばいな、奴らの速さはドラゴン並だぞ!」
「レグナ、逃げきれないか!」
「無理だ!戦って叩きのめすしかない、いくぞ!」
レグナは方向を変え敵の方に突っ込んでいく
攻撃を開始する飛空挺、レグナはその攻撃を巧みにかわしながら一機また
一機と飛空挺を撃墜していく
「今更ながら、恐ろしいなドラゴンの力ってのは」
レグナの力にユーリックは感嘆の声を上げる
「あと8機だ!」
そして13機めを撃墜した時、別の飛空挺の銃弾がレグナの脇を掠める
「ぐッ!おのれ!」
その飛空挺に向けて炎を吐こうとするレグナに、ノウェが怒鳴りかける
「レグナ!上だ!」
レグナが見上げると飛空挺がレグナに向けて突っ込んでくるのが見えた
「ヤハ様のカタキィィィ!」
レグナが避けようとする前に飛空挺がレグナの腹に直撃した
「グフゥッ!」
レグナは大量の血を吐き大地へと落ちていく
・・・こんなところで・・・
空に放り出されたノウェは薄れゆく意識の中、そんなことを思った
ノウェとユーリックの体が湖へと落ちていく
その湖の隣には大地へ体中を叩き付けられ動かなくなったレグナがいた


48絶望 4:2005/12/17(土) 01:12:34 ID:fzPClAsl
・・う・・俺は・・どうなったんだろう・・
ノウェは目を覚ましぼんやりとした意識のままあたりを見回した
そこは薄暗い牢屋であり、蝋燭の光だけが爛々と輝いていた
身を起こそうとすると体中から痛みが走る
(まだ、動けそうにないな)
見れば、自分の両手両足は壁から出ている鎖で結ばれていた
(これからどうすればいいんだろう、ユーリックはレグナは無事だろうか)
飛空挺の体当たりをまともに受けたレグナ、ノウェはレグナが心配でならなかった
1時間ほど経っただろうか、ノウェがまどろんでいると牢屋の扉が開く音が聞こえた
ノウェは身を起こし訪問者を待ち構える
牢屋の鉄格子から見えたのはエリスだった
驚くノウェ、お互いに黙ったまま時間が過ぎる、先に口を開いたのはノウェだった
「なぁ、エリス、レグナは、ユーリックはどこにいる、無事なのか」
「・・ユーリックは貴方とは別の牢獄にいるわ、光も音もない闇だけの
穴倉の牢獄の中にね・・・」
絶句するノウェ
「・・多分、彼はこれから先ただ生きるだけの存在になるでしょうね
考えることも苦しむこともない、ただ生き続けるだけの存在に・・」
「どうしてそんなことを!!」
「・・彼が明命の守護者だから、殺すことは出来ない・・」
「なっ!嘘だろ、ユーリックが明命の守護者なんて!」
「本当よ、彼は貴方に殺されるつもりだったのよ、かって自分が、オロー団長
を見捨てて逃げた罪の償いとして・・・」
そう告げるエリスの顔は、どこか感情を押し殺しているようにも見えた
「・・そんな・・」
ノウェは唖然とした表情のまま、エリスを見上げた
「そ、そういえば!レグナは、レグナはどうなった!」
焦りながらエリスに問いかける



49名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 02:56:05 ID:fzPClAsl
あと少ししたらエロ書くので、もうちょい待ってて
鬼畜ものなので、苦手な人はスルーしてくれ
50絶望 5:2005/12/19(月) 00:40:00 ID:LPyRQuOJ
>>48
エリスは黙ったまま口を開かない
「エリス、答えてくれよ!!レグナはどうなったんだ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「エリス!」
エリスはノウェの顔を見ないまま話す
「・・あの竜は・・死んだわ・・地面に叩きつけられて・・・」
ノウェの心に衝撃が走る
「・・う?・・・・・嘘・・だろ・・レグナはドラゴンなんだぞ・・・」
「飛空挺に体当たりされた時に気を失ったのよ、そのまま受身も取れずに地面へ・・」
(そんな・・マナに続いて・・・レグナまで・・・)
うなだれるノウェに語りかけるエリス
「ねぇノウェ、ジスモア団長に慈悲を乞いなさい、今なら・・まだ・・」
「断る!そんなこと死んでもごめんだ!!」
「でも、このままじゃ貴方は」
「エリスはこのままでいいのか!今も大勢の人間が苦しんでるんだぞ!」
「私だってそんなこと分かってるわ!でも仕方ないのよ!封印が解ければ
それ以上の人が死ぬことになる!」
「だからってただ見てろって言うのか!」
エリスは苦悶の表情を浮かべ答えぬまま牢獄を去ろうとする
「エリス!!!」
エリスは去り際、一度ノウェの方を振り返りこう呟いた
「ごめんなさいノウェ・・私には・・どうすることもできないわ・・」
牢獄の扉が音を立てて閉まっていく
薄暗い牢獄に一人取り残され、ノウェは、立て続けに自分を襲う
現実に打ちのめされていた

(ごめんなさい・・ごめんなさい・・ノウェ・・)
涙を浮かべ廊下を走りながら彼女は悟る
(もう、私は二度とノウェと元の関係に戻ることは無いんだ・・)
「どうして・・こんなことになってしまったんだろう」
一人呟いた言葉は、廊下の闇へ消えていった
51名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 01:44:42 ID:YoMx0uL2
神ガンガレ!
ワクテカして待ってます
52絶望 6:2005/12/19(月) 02:04:46 ID:LPyRQuOJ
満月の夜、深夜を過ぎた夜更けにエリスはジスモアの部屋の前で立ちつくしていた
エリスがジスモアの部屋の前にいる理由、それは三日後行われるノウェの
処刑を止めてもらえるようジスモアに頼みに来たのだった
(首どころじゃすまないかもしれない、でもノウェ、私にとって貴方は・・)
勇気を出してジスモアの部屋をノックする
「入ってもよい」
扉の向こうからジスモアの声が聞こえ、エリスは部屋へと入る
「エリスか、こんな夜遅くになんの用だ」
「夜分遅くに申し訳ありません、無理を承知でジスモアで団長に頼みがあって参りました
「言ってみろ・・大体想像はつくがな」
「はい・・3日後に行われるノウェの処刑を取り止めて頂きたいのです」
ジスモアはその言葉を聞き高笑いを上げる
「フハハハハ、無理だな、あの男の処刑のことはもう決まったことだ」
「そこはなんとか!私はどうなってもかまいません、ノウェの命ばかりはお助けを!」
「ほう、あの男の為にそこまで言うか・・・・」
ジスモアは少し考えこむと口を開いた
「いいだろうノウェの処刑は止めてやる、ただし条件がある」
「条件?」
「ああ、エリス、お前は余の情婦となってもらう」
「なっ!」
エリスのの顔が驚愕に染まる
「別に不釣合いな要求ではあるまい、お前の体一つでノウェの命が助かる、安いものよ」
(私の・・体一つでノウェの命が・・・・)
エリスは考え込み、そして結論を出した
「・・分かりました、その代わり約束してください、ノウェの命を必ず助けると」
「ああ、分かっている、安心しろ」
ジスモアは唇を歪ませ、いやらしい笑みを浮かべた
「服を脱げ」
「・・・・はい・・・」
エリスの指が自らの服にかかる
鎧、上着とスカートと順々と外されていく
だが、ついにブラジャーと下着だけになった時、それ以上脱ぐのを躊躇う
「どうした、さっさと脱げ!」
エリスは一度躊躇いをみせ、意を決すると残りの衣服に手をかけた
ジスモアの目にエリスの美しい裸体がさらけ出されていく
53絶望 7:2005/12/19(月) 03:23:19 ID:LPyRQuOJ
「ほう、なかなかいい体をしている」
ジスモアはエリスの裸体を舐め回すように見る
豊満な胸にくびれた腰、しっとりとした唇、そして陰部に密生した恥毛
エリスは頬を紅く染め顔を伏せている
「フッ、女を抱くのは久しぶりだ」
ジスモアはエリスに近づきながら、自分の着衣を脱ぎ始めた
エリスの前にジスモアのたくましい肉体があらわになっていく
「ヒッ!」
エリスは怯えた声を洩らす
(あれが・・男の人の体・・・)
毛深い肉体、太い両腕、鍛え上げられた筋肉
エリスは怯えながらもジスモアの体から目を逸らすことができなかった
そして最後の一枚を脱ぎ終わる、エリスはジスモアの体を盗み見る
胸、臍、そして下半身に目がいった時、エリスの目は驚愕に開かれた
黒く密集した陰毛に大きな玉袋、そしてなによりエリスが驚いたのは
そのジスモアの男根だった
それは臍にまで届かんばかりに勃起し、まるで生き物のように脈打っていた
その先端からは透明の液体が垂れている
子供の頃、水遊びの時見たノウェのそれとは似ても似つかぬもの
エリスは初めて見る大人の男の男根に恐怖する
「いっ、いや!こないで!」
エリスは怯えながら後ろへとさがっていく
だがジスモアは、にやつきながら、まるでその男根を誇示するかのようにエリスに迫る
エリスはついに壁まで追い詰められ両肩を摑まれる
ジスモアはエリスの頬を両手で摑むと、その唇に口付けた
「んっ!・・やっ!・・んぐっ!」
エリスの口内へジスモアの舌が入る、ジスモアはエリスの舌と絡ませながら
その口を貪る、そして体内で生成した液体をエリスへ注ぎ込む
(いやぁっ!!なによ、これ!!!)
エリスは突然自分の口に、生暖かい粘ついた液体を流され、パニックに陥る
吐き出そうにも口はジスモアに塞がれている、やむなくエリスはその液体を呑み込んだ
54絶望 8:2005/12/19(月) 04:46:23 ID:LPyRQuOJ
・・ゴクッ・・ゴク・・ゴク・・
エリスは喉を鳴らしその液体を飲み干した
(・・な、なにか・・青臭くて・・変な味・・)
ふと、腹に温かい感触を感じ、目を向けるとジスモアの男根が腹にあたっていた
(うぅっ・・・!熱い!変な液が私のお腹に・・・)
ジスモアはゆっくりと腰を振りエリスの腹へ先走りを擦り付けていく
それから長い口付けのあとようやくエリスはその口を開放された
エリスはその場にへたりこむ
「ゴホ!・・ゴホ!・・今の液体は?・・・」
「フフ、じきに分かる・・さぁ次はこいつをしゃぶってもらおうか」
エリスが顔を上げるとジスモアの禍々しい男根が目に入った
「・・これを・・・口で・・」
「そうだ、急いだ方がいいぞ、余の気が変わらんうちにな」
(こんな・・おぞましい物を・・口で・・でも耐えるのよ・・これもノウェの為・・)
エリスは覚悟を決めるとジスモアの男根へと口を近づけた
その唇を男根の亀頭へとキスをする、その刺激にビクン、と男根が震える
それから根元を摑み男根へ舌を這わす
・・・ピチャ・・ピチャ・・ンチュ・・
先端を舌で突付いたり、竿の下の玉袋を優しく揉みだす
エリスの頭に手を乗せ、ジスモアは眉を寄せる
「う・・おッ・・いいぞ・・次は口で咥え込め・・」
エリスは大きく口を開け、その男根を咥え込んだ
エリスの口が上下し男根が出入りを繰り返す、その先端から透明の液体が垂れる
その液体を飲み干すエリス、口の中に広がっていく雄の味
エリスはなぜかその液体がとても美味しく感じた
(わ、私ったらなぜ?!・・こんな気持ちの悪いモノ・・)
エリスは男根をしゃぶりながら戸惑いを隠せないでいた
そんなエリスを上から見下ろしほくそ笑むジスモア
男根はますます硬さを増し、女の口の中で熱く脈打つ
・・・ング・・フッ・・ン・・ンン・・
「はぁっ・・はぁっ・・エリスッ!・・」
エリスが咥え始めて7分ほど経っただろうか、ふいにジスモアがエリスの頭を強く摑み乱暴に腰を振り出した
55名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 06:52:41 ID:6uvvRULv
続きを早く神様ハァハァ
56絶望 9:2005/12/19(月) 07:31:35 ID:LPyRQuOJ
(ふっ!・・ふんっ!・・んぐ!・・あああ!・・)
太い男根が喉にあたりむせ返りそうになる
「いい!・・いいぞ!・・エリス・・!」
ジスモアの腰を振る動きはますます激しくなる
エリスは頬をすぼめ、必死にジスモアの男根に舌を這わせる
・・・ジュプ・・ジュプ・・クチュ・・
「うおぉぉぉぉぉ、イクぞ!エリス!受け止めろ!!」
ジスモアがエリスの口へ腰を強く突き刺す
エリスの口の中の男根が一瞬震えると、射精を始めた
・・どぴゅ・・どぴゅ・・びゅるり・・・
幾度も脈打ち口内へ熱い精を吐き出す男根
「んん!ごくん・・ごくん・・んふぅ・・」
エリスは大量に出された精液を音を立てて飲み干す、胃の中を熱いモノが下っていく
「フゥ・・フゥ・・フゥ・・ハァ・・」
一方ジスモアは、口を開け射精の快感に酔っていた、最後のひと搾りを吐き出すと
エリスの口内から男根を抜き取った
・・チュポン・・・
いやらしい音を立てて引き抜かれる男根、エリスの唇に精液が糸を引く
唇に付いた精液を舌で舐め取るエリス
(甘くて・・・美味しい・・私、どうしてしまったんだろう・・さっきから体が熱い・・)
一度射精したにも関わらずジスモアの男根は硬くそそり返っていた
その男根へ目を向けるとまだ亀頭には精液が残っていた、それを舐めようと舌を伸ばす
舐めとろうとすると頭を手で押さえつけられる
「今は我慢しろ、後で好きなだけ飲ませてやる」
ペチ・・ペチ・・とジスモアは男根でエリスの頬を叩く
そのまま顔に男根を這わせ精液を塗りつけていく
(・・あふぁ・・)
至近距離で感じる精液の匂いにエリスはくらくらと酔いそうになる
エリスの顔が精液でてらされ艶やかしく輝く
「これでいい、そろそろお前を抱くとしよう」
顔へのマーキングを終えると、ジスモアはエリスを抱きかかえベットへ下ろした
57名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 15:57:39 ID:L/mHbqAa
つつつつ続きマダー?ハァハァ
58ぁゅヵ♪:2005/12/19(月) 15:58:35 ID:tGGPJ/MJ
http://pr1.cgiboy.com/S/1303085/
カキコしてね♪
59絶望 10:2005/12/20(火) 00:28:34 ID:rydNZf1+
>>56
柔らかなベットへエリスを下ろしその上に圧し掛かるジスモア
と、その体をエリスの手が押し止める
「ま、待ってください・・」
「なんだ」
「私、さっきから変なんです・・体が燃えそうなほど熱い・・・」
「フフッ、どうやらお前に飲ませたアレが効いてきているようだな」
(や・・やっぱり・・あの液体のせいで・・・)
ジスモアはエリスに飲ませた液体について語り始める
「あの液体はなぁ、余の契約相手であるシェイドの体液だ
それを飲んだ人間の情欲を燃え上がらせる効果がある」
「・・そ・・んな・・効果が・・」
「ああ、飲んだが最後、肉欲の虜となり自ら男を求めるようになる、たとえそれが
男を知らぬ生娘や貞淑な人妻であろうとな!」
そういいながらジスモアはエリスの白い乳房を揉みだす
「あっ、ああーっ、やめてっ!・・」
両手で左右の乳房を揉み、乳首を口に含み舌で転がす、たちまち硬くしこってくる
「あ、あうう・・・はぁ・・はぁ・・」
エリスは体中を赤く染め肉体に与えられる快楽から必死に耐えている
ジスモアは思う存分乳房を堪能すると、その口をエリスの陰部へと近づけた
「だっ、だめ!・・そんなところ・・きたな・・・」
エリスは必死に両足を閉じようとする
「慣らさなければ、痛いのはお前だぞ?」
ジスモアは強引に足を開かせると黒く繁った肉の泉へ口をつける
「ああ、嫌、嫌ーっ!」
ジスモアは舌を使いエリスの肉襞を押し広げる
エリスの性器から大量の蜜が溢れ出しジスモア顔を汚す
それをうまそうに吸い出すジスモア、ジュル・・ジュルといやらしい音が部屋に響く
「ああーー!・・もうだめ・・おねがい・・やめ・・・」
喘ぎながら必死に哀願するエリス、だがジスモアはそんなエリスの声を満足そうに聞き
エリスの勃起したクリトリスを舌で弄ぶ、次第にエリスの性器が震えだし濃厚な蜜が溢れ出てくる
エリスはジスモアの頭を摑みあらん限りの声で叫んだ
「あああああーっ!わ、わたしはぁぁぁぁぁーっ!」
大量の塩を噴き出しながらエリスは初めての絶頂を迎えた
その愛液を全て飲み干しジスモアはエリスの性器から顔を離した
60名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 00:59:38 ID:z8YKzVwH
だ、団長閣下フォオオオーーーー!!GJ!!!
続き楽しみにマッテル!!
61絶望 11:2005/12/20(火) 02:06:21 ID:rydNZf1+
エリスが体を震わせ快楽の余韻に浸っていると、ジスモアがその体をエリスの股間へ滑り込ませた
硬く怒張した男根をエリスの陰部に擦り付ける
「いくぞ」
そう言われるとエリスはそっと頷き手と足をジスモアの背中と腰に巻きつけた
ジスモアは腰に力をいれ、ついにエリスの女陰へその男根を突き入れた
エリスの純潔が散らされた瞬間だった、液体のせいか破瓜の痛みはないらしく
エリスは体を震わせ未知の快感を受け入れている
「きつくて、狭いな・・だが心地いい」
根元まで男根が入りジスモアはピストン運動を始める
ゆっくりと時には速く腰を振り女の膣をかき回す、エリスは嬌声を上げ快楽に翻弄される
ジスモアの剛毛がエリスのクリトリスと擦れ、切なげな声を上げた
エリスの性器からは白い蜜が泉のように湧き出している
ぢゅにゅ・・・じゅぽり・・ずちょ・・・ずにゅ・・
肉棒が膣を突きまた引き抜く音が部屋に響く、いつしかエリスは自分から腰を振り出していた
(ああ・・私はもう・・耐え切れない・・ノウェ・・・・)
肉の快楽に耐え切れず淫欲に身を委ねてしまうエリス
「ああ!いいの!もっと!・・もっと突いて!!・・」
(堕ちたか・・ふん・・ずいぶんとあっけないものよ)
ジスモアの腰の動きが速くなる、エリスの嬌声がさらに甘くなっていく
ぺち・・ぺち・・とジスモアの睾丸がエリスの尻にあたりいやらしい音が響く
エリスの膣も肉棒をきつく締め付けしごきながら射精へと導いていく
「く・・そろそろ・・イクぞ・・・」
ジスモアの男根がエリスの膣を抉り、その亀頭が子宮口を突付いた
「あっ!あああああーっ!!!」
その瞬間エリスは2度目の絶頂に至り、体を震わせ女の悦びに酔う
「はぁ!はぁ!・・さぁいくぞっ!」
そしてジスモアにも限界が訪れエリスの胎内へ大量の精液を放つ
「あっ!あついいいい!」
子宮に吐き出された精液の熱さに悲鳴を上げるエリス
猛々しい精液はエリスの白蜜と混じり合い、女の膣から漏れ出しシーツを汚す
ジスモアは最後の一滴まで注ぎ込むと男根を引き抜いた
さすがに二度目の射精で疲れたのか、力なく垂れ下がっている
ジスモアはベットの端に座ると、邪悪な笑みを浮かべ高笑いを始めた
62絶望 12:2005/12/20(火) 04:40:11 ID:rydNZf1+
ジスモアがエリスを犯したのは理由がある
一つはノウェの親友であるエリスを孕ませノウェに絶望を味あわせる為
もう一つは、エリスがオローの戦友である女騎士に似ていたからだった
ジスモアはエリスに女騎士の面影を重ね、エリスが快楽に悶えるたび歪んだ喜びを得ていた
(ふっ、オローが生きていたらいったいどんな顔をするであろうな)
ジスモアがそんなことを思っていると突然エリスが寄りかかり耳元に囁きかけた
「・・おね・・がい・・もう一度・・して・・」
そう言いながら後ろから手を伸ばしジスモアの萎えた男根を優しくしごきだす
ジスモアの背中にエリスの濡れた女陰と柔らかな乳房の感触が押し当てられる
途端に肉棒が鎌首をもたげ、硬く屹立していく
「ふはははは、いいだろう、余がいなくては生きてゆけぬ様な体にしてやる」
ジスモアはエリスの体に覆いかぶさりその唇を貪る、二人は舌を絡ませあい唾液を吸いあった
再びエリスの性器に男根を突きいれ、円をかく様に腰を動かす
「お前には余の子を産んでもらうぞ」
呟いた言葉は女の喘ぎ声にかき消されていった

それからエリスは毎晩のように犯され、その体に快楽を教え込まれていった
毎夜飲まされる液体によって彼女は思考力を奪われ、毎日のように中出しを
される危険性にすら考えることができなかった
それから月日が経ち、ノウェが捕まり牢獄へ入れられてからおよそ8ヶ月もの時が過ぎ去っていった

(・・・う・・うう・・・・)
ノウェは薄暗い牢獄の中、捕らえられてから数百回目の目覚めを迎えた
(今日は一体何日だろう?ユーリックは生きてるだろうか・・・)
ノウェは寝返りをしながら懐からかびついたパンを取り出し食べ始めた
牢獄に入れられてから毎日食べるのはかびついたパン一切れ、退屈で変わりばえのない日々
ノウェの精神は少しずつ削り取られていった、体は悲惨なほど痩せ衰え
ふけが溜まったぼさぼさの髪に虚ろな瞳は浮浪児にも見えた
牢獄の扉が開く音が聞こえた、ノウェが目を向けるとそこに居たのはジスモアだった
その両手には大きな風呂敷と椅子を持っていた
「ずいぶんとまぁ落ちぶれた姿をしているなぁノウェ」
ノウェにたいして嘲笑の眼差しを向け、ジスモアは風呂敷を投げた
鉄格子にぶつかり風呂敷の中身がこぼれる、風呂敷の中身は大量の白い粉のような物だった
「お前の父親の竜の骨だよ、死体が余りにも巨大だったんでな、わざわざ燃やして
持ってきてやったとゆうわけだ」
63名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 06:41:59 ID:T5wmaFDV
エリス板はリニューアルオープンしました
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1134642519/
悪団長閣下に敬礼!
すごく (・∀・) イイ!!!
64名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 06:49:52 ID:Zfg7D2mS
ハァハァハァハァ続きマダー??
65名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 08:25:14 ID:as01Z5OW
続き!続き!エロすぎてハァハァ(*´д`)
66絶望 13:2005/12/20(火) 23:15:25 ID:rydNZf1+
>>62
「レ、・・レグナー!」
ノウェを鉄格子ごしにレグナの骨粉を摑もうと手を伸ばす
あともう少しで手がとどくとゆう所でジスモアの足がノウェの手を踏み潰した
「う、うわぁぁぁぁー!」
「持ってきた者に対する礼はどうしたノウェ?お前は本当に野人以下だな」
「うぐぅ・・・ジス・・モア!」
ノウェは踏み付けられた手を擦りジスモアを睨み付ける
「ふん、なんだその目は?・・・まぁいい、今日はお前に見せたい物があるのだよ」
ジスモアは椅子をノウェの牢屋からすこし離れた場所に置くと扉に向かって声をかけた
「入れ」
扉が開き一人の女がゆっくりと歩きながら牢獄へと入ってきた
途中ジスモアに肩を貸され支えられながら、ノウェの前の椅子へと腰を降ろす
ハァ・・・ハァ・・と苦しそうに呼吸を繰り返す、その女はエリスだった
「エ・・・リス?・・・・」
ノウェは愕然とした表情でエリスの体を見渡す、エリスの腹は、まるで妊婦のように膨らんでいる
「ふふふ、丁度7ヶ月前に余の子を孕んだのが分かってな、だがお前を驚かそうと腹が大きくなるまで
待っていたのさ、おおそうだ、もう母乳も出始めているぞ!」
そう言いながらエリスの服を破り、豊満な乳房をさらけ出した
エリスの胸は以前より二周りも大きくなっており、母親になるのを間近に控え、硬く張っている
ジスモアは両手でエリスの乳を柔らかく揉みほぐす、乳房の先端から母乳が垂れだした
乳首に口を付け、それを赤ん坊のように吸い出すジスモア
・・チュパ・・・チュパ・・チュプン・・
「はあ・・あん・・うん・・いいの・・・ああああ!・・」
乳房を吸うジスモアの髪を撫でながら、エリスはノウェに話しかける・・
「・・ノウェ・・私・・幸せよ・・時々動くの・・お腹の子が・・ああん!」
乳首を強く吸われ喘ぐエリス、その表情はノウェが十数年間ただの一度も見たことが無い顔だった
エリスの変わりように唖然としながらもジスモアに問いただすノウェ
「エリス・・エリスに何をしたんだ!ジスモア!」
乳房から口を離し、ノウェを方を振り向くジスモア
「なぁに、この娘がお前の命を助けろと言うから、余は代わりに娘の肉体を欲しただけのこと」
「なん・・・だと・・」
「ふ、お前を助ける為に、自らの肉体を差し出すとは健気なものよ」
・・そんな・・・俺のせいで・・君は・・・
ノウェの心に暗い絶望と虚無が影を落とした
67絶望 14:2005/12/21(水) 00:51:10 ID:jKFhHl7/
「生まれてくる子には、オローとでも名づけようか、ふははははー!」
エリスの腹を愛しげに撫でながら、心底楽しそうに笑うジスモア
「・・ノウェ・・生まれたら貴方にも抱かせてあげるわね・・」
そう微笑むエリスの顔はどこか狂気を宿していた
(ああ・・エリス・・俺が捕まりさえしなければ・・こんなことには・・)
悔やんでも悔やみきれないほどの後悔がノウェを襲う
「ジスモア、お願いだ、エリスを解放してやっくれ、俺はどうなっても構わないから!」
頭を下げ頼み込むノウェ、だがジスモアの返事は冷たい
「だめだ、エリスとの約束なんでな、お前は一生ここで惨めに暮らしていろ!」
ノウェを冷たく突き放し、エリスを引き連れ牢獄を去ろうとする
「エリスーーーーー!」
「またね・・・ノウェ・・・」
・・・ガチャン・・・
二人が去った後、ノウェは涙が枯れるまで泣き続けた
(マナやレグナは死んだ・・ユーリックも今は・・・俺は誰一人守れなかった・・・)

数ヶ月が経ちエリスは元気な男の子を産んだ
今はジスモアの部屋の揺りかごで、すやすやと寝ている
ベットの上ではジスモアとエリスが、騎乗位で交わっている
下からエリスを突き上げながら話しかけるジスモア
「そういえば昨日ノウェが衰弱死したそうだ、骨と皮だけの哀れな姿だったとよ」
息を荒くさせ涎を垂らしながらエリスはジスモアに返事をする
「あん!・・あん!・・そう・・ですか・・はぁん!・・あ!・・」
幼馴染が死んだとゆうのに、余りにもそっけない態度
どうやらエリスは心の底まで、ジスモアの肉奴隷となってしまったようだ
腰を振り膣の襞が絡みつき必死に肉棒に奉仕する
(ふふふ、よく見ればなかなか可愛い女だ)
エリスの乳房を揉みながらジスモアはそんなことを考える
「あ、あの・・団長・・私・・もう・・」
「ああ、いいぞ、イっても」
エリスの腰の動きが速くなり、汗がはじけとぶ
(ああ!気持ちいい!!・・団長っ・・・・好き・・)
いつしかエリスはジスモアに対して歪んだ愛情を抱いてしまっていた
始めて見た時は恐ろしかった男根も、今はとても愛おしく感じられる
・・・グチャ・・クチャ・・
ふたりの結合部から愛液が流れている
「ああ!イっちゃう!団長ーー!」
エリスの膣が強く痙攣しジスモアの男根を強く締め付ける
「う!くっ!」
膣の締め付けに耐えかねジスモアも射精を迎えた
・・ドクッ・・ドピュ・・ドルュブ・・
力尽きたエリスがジスモアに倒れこむ
「はぁ・・はぁ・・団長?」
「ん、なんだ?]
「好き・・です・・」
「はっはっはっ、そうか」
ジスモアは笑いながらエリスの髪を梳く
(はぁ・・はぁ・・あったかい・・団長の体・・・)
ジスモアの肉体の体温を感じながらエリスは眠りについた
エリスの膣内では、ジスモアの精子が、受精すべき卵子を求め蠢いている
エリスが二人目の子を宿すのは、そう遠くない未来のようだ

(終)
68名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 00:58:38 ID:jKFhHl7/
エリス&ノウェファンの人、許してくれ、悪気は無かったんだ
ただ欲望に身を委ねて書いたら・・・こんなことに・・・
スレ汚しスマソ
69名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 01:36:18 ID:XoSkLrRN
グッジョブ!!そして乙!!

乱れまくりのエリスハァハァ
悪役度満点の団長閣下もハァハァ…
70名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 08:52:58 ID:zKkINOLW
>>68
GJGJGJ!
すごくハァハァさせて貰った。
頼む、これからも欲望に身を委ね続けてくr(ry
71名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 09:35:38 ID:Vomrbdg4
>>68
エロース!
素晴らしい
72名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 12:10:10 ID:2UTnvByA
>68
GJGJ!
乙でした!ハァハァ
73名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 16:51:26 ID:4jkppIma
>>68
神GJ
鬼畜ジスモアイイ!
74名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 06:56:49 ID:uDnU+apq
ものすごくDODっぽくてイイ!!!!
エロダーク展開萌えハァハァ
75名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 18:16:18 ID:qg9GIzx9
必死だなw
76名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:31:58 ID:P/rjeWqr
>>75
氏ね
77名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 19:36:29 ID:Gy/yuSFF
「何やら今日は『くるします』という儀式だそうだぞ、カイム」
「『クリスマス』だ。苦しませてどうする」
「なにやら町中や上空に赤と白の布を纏った人間がおるのだが?」
「町中にいるのはサンタクロースのコスプレだ。主にこの時期の客寄せの為に着ている。
トナカイにソリを引かせて空を飛んでいるのが本物のサンタクロースだ」
「……」
「…クリスマスに喰うのは七面鳥であってトナカイじゃないぞ」
「わ、わかっておるわ!!」
「だがよだれが…」
「う、五月蝿い黙れ!
ところでその『さんた』とはこの寒空の中何をしているのだ?」
「子供たちの願いを聞き入れプレゼントを配って廻っているらしい。
「何故」
「理由は知らん。聞くな」
「ふむ…では我らの願いも聞き入れて貰えるのであろう?
人間の童の願いは聞き入れ、我の願いを聞き入れぬなどありえまい」
「……願うだけならタダだから好きにしろ」
「よし、……ふむ。【カイムといつまでも一緒にいられますように…。】」
「……サンタは流れ星じゃないんだぞ。"欲しい物"を頼め」
「なっ…!馬鹿者!思念を読むな!!」
「仕方ないだろう、契約者同士なんだから」
「ぐぐ…なれば主の欲しい物は何ぞ!!」
「俺はいい。もう持ってる」
「何?」
「俺の欲しいのはお前だよ、アンヘル。
丁度サンタカラーで丁度いいしな」
「カ……カイム…(じ〜ん)」
「……しかし白い部分が足りないな」
「なにを……って待たぬか馬鹿者!!何故脱ぐ!」
「あぁ、白い部分が足りないから俺の白い精s





今日のごはん
カイムの丸焼き
78名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 01:36:25 ID:i/5bR7Tv
>>77
メリークリスマス
79名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 09:08:20 ID:c/SKdXCj
あっそ
80名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 16:10:27 ID:adSR5L9A
>>77に幸あれ。
メリークリスマス。
81名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 22:39:33 ID:jXGXIbvm
保守
82名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 07:35:55 ID:bWDpNwfS
みんな年末で忙しいんかなぁ
それとも>>68の出来が良すぎで尻込みしているんだろうか
83322:2005/12/28(水) 15:28:41 ID:XdAchdtf
単純にもうネタがないんじゃないか
84名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 15:30:12 ID:XdAchdtf
数字消すの忘れてたorz・・・
85名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 16:25:18 ID:Rbtk9t0y
みんな年末で忙しい時期だからだと信じたい…
まだ未完のSSもあるし、探せばまだネタもあるはずだ!
86名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 07:58:39 ID:8QuX0Qab
来年になったら未完SSの職人さんたちが戻ってきてくれますように
87名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 04:53:04 ID:uTTlqTe4
新年明けましておめでとうございます。
ことしも拙い文章でSSを書かせてもらいますが、何卒よろしくお願い致します。
88名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 17:02:32 ID:0vQxzbFx
今年もよろしく!頑張って下さい書き手さん!
89名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 17:00:59 ID:XNBQcdFj
もう俺は書かんぞ
90名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 20:23:47 ID:+iMtUCFu
(*´д`)没落した王家の剣に出てくる少女萌え・・・竜姦・・ハァハァハァハァ・・ 
91名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 14:50:27 ID:EloGdQAl
ここは極力NOT同性愛なんですか?
どの程度までなら書いてもOKなんでしょう?
レオナール、セエレ。ジズモア、ヤハ。ぐらいですか?
レオナール、妖精。エリス、マナ。とかはどうなんでしょう・・。
92名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 22:09:29 ID:tSMumcsp
>>91
とりあえず>>1を読んでくれよ
93名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 21:12:39 ID:f4BgL/Zh
>>92
すみませんでした。
94名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 23:16:44 ID:GdSTSptR
>>93
うpロダに上げて、
801板の□エニスレで「うpったよ」宣言すればいいよ
ぜひ読みたいので頑張って(;´Д`)ハァハァ
もしくはビデオ棚スレに投下
95名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 23:35:05 ID:DuMhMrAd
カイアン小説書いたけど…まだ見てる人いるのか?
96名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 01:13:55 ID:Tfi/CO/T
ハンチさんものなら待ってるやつがここに
97名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 01:47:41 ID:8dMDGgzh
>>95
是非投下してくれ。
98名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 04:37:59 ID:VnPLGt7R
毎日毎日無駄にリロードし続ける俺もワクテカして待ってますよノシ
99名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 01:39:03 ID:bgSeDbpG
>>95
ぜひうp!


メッキリ住人は減ったけど需要あります
100名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 11:51:08 ID:eR7aRHgM
100ゲトー
101名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 17:33:01 ID:7miS3Xks
新年一発目は譲らない!
というわけで、職人様が書くと期待してたギョロアエロを待ちきれなくて自分で書き始めてしまった。
拙いもんだけど職人様の繋ぎにでも。

─────

空は晴れ、清々しい太陽の光が辺りに射しこんでいる。
あぁ、今日も一日が始まるのね!
女は歓喜の雄叫びをあげた。
足りない足りないまだ足りない。何が足りないのかもわからない。
世界を蹂躙し尽してなお、足りないモノとは何なのか。
ふと、見下ろした。
……あぁ、そうか。
何が足りないのかやっとわかった。
かつて愛した人間。
かつて?
愛した?
人間?
かつてとはいつ?
愛するって何?
人間って、動いたっけ?
わからない、わからないけど、体は執拗に求めている。
行かなきゃ、近くに。
再び世界に、雄叫びが響いた。



それはまさしく、地獄としか言いようがなかった。
こんな光景は、丘陵に神の裁きとやらが落ちた時以来、いや、それよりも酷い。
世界は真っ赤に染めあげられた。
空は、溶かした画材をぶちまけたようなでたらめな色に。大地は、血に。
ところどころに肉塊も散りばめられている。
それらは間違いなく人間だった。
何故こんなことになったのか。
真の理を知る者は、この一言で全てがわかる。
女神が、再生の卵に入れられたのだと。
102ギョロアエロ 2 (題入れ忘れてたorz:2006/01/09(月) 17:38:37 ID:7miS3Xks



男は、静かに息を吐いた。
今も徘徊する奴らに見つからないように。
全て滅ぼすと誓ったのに。
それが叶うことはないらしい。
何故ならば、頼るべき相棒は既に虫の息だからである。
相棒―――赤き竜は、男の契約相手である。
即ち、男もまた、命の灯が消えかけている存在だった。
――……ドラゴン。
「…………何だ」
語ることすら苦痛となった竜。
輝くほどに美しい炎の赤は、今は血がこびりつき、赤と黒で斑になっていた。
――動くなよ。
「……ふ、我を愚弄するつもりか? この程度の傷で動けなくなる我ではないと知っておろう」
その強がりは、受け入れるしかなかった。
これを拒否するということは、竜の誇りを汚すのと同等の行為だ。
「それに、お主は我がいなくとも奴らに挑むのだろう? ならば、お主が死んだら我とて死ぬ。我を気にする必要もなかろうて」
――気にしたわけじゃない。少しでも死に繋がる痛みを和らげ、奴らに挑むためだ。
「ほう……そういう事にしておいてやろう」――……。
それから暫く黙りこむと、男は唐突に思念を発した。
――ドラゴン。俺はお前に……



思念は途切れた。
男と竜は感じたのだ。
奴らが、自分たちの元に向かっている。
――……続きは生き残ってからだ。
「ふむ、残念だな。それでは生涯聞けそうにない」
――……なら死んでからだな。
「死してなおお主と共にいるのか、やれやれ、疲れそうだ」
――……聞かなかったことにしろ。
「そういうわけにもいかんな。お主はなかなか面白い人間だった。礼を言うぞ。お主と出会えて、我はまた一つ知識を得た」
――……たったの一つか。
「あぁ、そうだ。人間に対して存在する筈のない、ただ一つの感情がな」



かん高い、女の叫び声のような音が、耳元で鳴り響いたような気がした。

─────
ごめんなさいお母さん、ちょっと寝てからまた投下します。
103名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 22:53:02 ID:YF0OgHm7
>>102
乙は……人を生きる道へと導くものなのでしょうか………
104名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 23:14:25 ID:0PPcQ0Dx
>>101-102
新年初SS乙!
続き楽しみです

ところで>>1の通りだとヤハでホモ話オケーみたいだけど、明日から帝国兵×幼少ヤハのレイープSS投下していい?
イヤな人がいればヤハ萌えスレに投下するけど…
105痕 1:2006/01/10(火) 02:37:15 ID:QYJ5Ruce
>>102
GJ!!続きワクテカして待ってるお。
職人さん戻ってきたみたいなんで投下します。
完全妄想設定、アンヘルたん女神EDの流れで、
フリアエ自殺後にカイムが踏みとどまらずにマナを殺し
マナが消えたら神も消え女神の封印も消え
正常な世界になった都合のいい話。どうしてもアンヘルたんを幸せにしてやりたかったんだ!




はるか空の上、雲間に高速で飛ぶ生き物がいた。
鮮血の様に鮮やかな赤の翼を悠然と羽ばたかせ、凛と冷えた高空の空気を叩く。
それは竜と呼ばれる、神にも等しき力を持った生き物。
その背には、大剣を片手に握り締めた人間が乗っていた。

どことも知れぬ下方から、ごぉん…と、重苦しい音が響き
空気を切り裂いて飛来した鉄の砲弾を難なく避け、竜は呟く。


「フン…もはや我らは用済み、か。なんとも愚かしい」



帝国軍の脅威が去った今、もはや連合軍は散り散りになり、
帝国軍によって崩された無法の世界をどの国が治めるか、という
何とも醜い争いを続け、戦火は世界規模で巻き起こっていた。

帝国軍を打ち倒し、連合軍を勝利に導いた存在である
赤き竜とその契約者であるカイムは、世界の派遣を握らんとする諸国から
「呈のいい兵器」として、多数の国に力を貸すようにと誘われ続けていた。
しかし、全てを断り続けた先にあったのは
「危険因子と見なし全力で排除する事」という
短絡的な判断による攻撃だった。
かつて帝国軍が所有していた空に浮かぶ砲台や
プロペラの付いた高速で飛ぶ事のできる凧は
今や諸国の主力兵器となった。
帝国軍との戦争時に戦っていた魔獣や亜竜に変わり、
ここ一年間、これらがカイムと竜の相手となっている。
106痕 2:2006/01/10(火) 02:40:22 ID:QYJ5Ruce
「カイム、掴まれ」


竜は、その巨体に似合わぬ空気さえ抉り抜く速度でぐるりと体を捻り、
砲弾の飛来してきた方向へと飛んだ。
口から放った超密度の火炎は真っ直ぐに飛び、空中砲台を跡形もなく破壊する。
「他愛もない。帝国軍は意思こそ曖昧ではあったが
 空の飛び方は少しは知っていたようだな」
竜の顔の目の前に、複雑な文字列が浮かび、
幾重にも重なった輪を作る。血のように赤い紅の光。
「消えよ。愚かなる者共」
弾けた光は一瞬で敵を貫く。落ちてゆく30余りの兵器の残骸。
振り返る事も無く、竜はその場を離れていった。



うっそうと茂る樹海。目立つ赤も上空からは決して見えもしないであろう
この樹海に竜とカイムは降り立った。
ひどく澄んだ池に細く光が射し込み、きらきらと光を弾いて
水辺に座る竜の赤い身体を幻想的に照らす。
カイムは着ていた鎧を脱ぎ捨て、硝煙と煤に汚れた身体を洗い流していた。


「カイムよ」


静かな森に、ドラゴンの声はやけに通って聞える。


(何だ、アンヘル)
「よいのか?」
(…)
「あれほどに戦に執着し、殺す事で自分を見出してきた者が
 この戦のあふるる世界に興味も持たず逃げ回っておる」
(…)
「…お主の中で何が変わったのだ、カイムよ。
 何がお主を変えたのだ?」
(…)


カイムは側の剣を取り、光に照らす。
口の端に笑みを浮かべて、アンヘルを見つめる。
ぞっとするほどに、悲しい瞳。


(俺は全てを失った。両親は目の前で殺された。
 命を懸けて守ってやると誓った妹は、女神だと言われて引き離された。
 全てを失ってきた。だから壊してきた。
 …こんな世界は壊れてしまえ、と思いながら生きてきたんだ)
「愚かよ、カイム。世界を呪う者に未来などありはせぬだろう…」
(そうだ。だから親友をこの手で殺す事になった。
 妹も俺のせいで死なせてしまった。
 大切なものは失った。いらないと思った物が残ってしまった)
「封印も消え、世界は今安定しておる。世界を呪った男が
 結果的に世界を救ってしまったか。何とも皮肉な話よ」


カイムは剣をきつく握り締める。
107痕 2:2006/01/10(火) 02:42:31 ID:QYJ5Ruce
(…だからもう壊すのはヤメだ)
「………何と?」
(お前だけが残ったんだ。)
「…」
(本当に失いたくないものは、もうお前だけだ。
 だったら、俺はもう壊さない)
「…ほう?」
(だからもう、壊すのはやめる。
 俺が壊すと、お前も消えるというのなら…
 俺はもう何も壊さない)
「…」


そう言いながら、カイムはアンヘルの首筋をやさしく撫でる。
初めて、カイムの心からの笑顔を見た気がして、アンヘルは顔を逸らす。
何という、無垢で、温和で、悲しい笑顔か。


「この…馬鹿者」
(ん?)
「無理に心を押さえつければ、それ相応の負荷がかかる。
 契約とは魂の繋がり。魂とは心ぞ」
(だったら何なんだ)
「主の心は、未だ子供だ。
 拠り所を欲し、拠り所に怯え、拠り所に頼る。
 故に心は染まりやすく壊れやすい…」
(…俺は…もう子供じゃない)

少しむくれたような口調にアンヘルは内心苦笑をもらす。
もちろん、先のカイムの言葉に何か感ずる物もあったが、
"それ"を認めてしまうほと堕ちたくはないのだと、薄っぺらなプライドが未だ本心の邪魔をしている。
それを認め魂も体もカイムに伝え、預けてしまえば…どんなに楽になるのだろうか。
まったく、我ながらなんとも不便な性格だな、とアンヘルは心の奥で自嘲する。

「ふふ…しかして、我には分かってしまうのだ、カイム。
 我とお前は、『心』が繋がってしまったのだからな…
 主の心が子供なら、我も…子供かもしれぬがな」
(…今日はよく喋るな)
「お前の分まで、な」
(……)

アンヘルは戦争が終わってから、確かに良く喋るようになっていた。
用件を伝えるだけなら念話で十分だと言うのに、近頃は念話で話そうともしない。
カイムは、最初はアンヘルが、喋れない自分をからかって楽しんでいるのかとも思った。
しかし、違うと気付いた。まるて包み込むかのように優しい言葉は。
思えば、両親を求める時は、どんなに小声でも、必ず振り向いてくれたと言う事を。
思えば、イウヴァルトと酷い喧嘩をしたあとでも、優しく声をかければすぐに仲直りできたという事を。
思えば、まだ幼い頃、泣いていたフリアエにゆっくりと声をかけると、心底安心した顔をしていた事を。
フリアエが自分へ想いを寄せていたのは、この声があったからなのではないのか、と。

(…そうか)

そのためだったのだ、声を失ったのは。
他人の想いを得るために、他人に自分を見てもらうために、自分には声が必要だったのだ、と。
108痕 4:2006/01/10(火) 02:57:11 ID:QYJ5Ruce
声を失った事の辛さを、初めて、心底から思い知った。

(直接、お前に伝えたい事があったのにな…)
「何?」
(声を失って、もうお前に聞かせる言葉が俺にはない)
「馬鹿な。伝えたい事があれば念話があるでは…」
(直接、言葉で…言葉で、伝えたかった…)

それから、暫くの間沈黙が流れた。
きらきらと反射する水の光が夕日に赤く染まる。
アンヘルはゆっくり翼を動かしたり、ぺちぺちと尾で地面を叩いたりと、
かなり落ち着きがない。

(アンヘル…)
「待て」

長い沈黙を破り、話しかけたカイムの言葉を、しかしアンヘルは遮る。
まずい。非常にまずい。
この場でカイムの告げる言葉は一つしかないだろう。
そして自分は、その言葉に堕ちてしまうだろう事も分かっていた。
そう。種を残すという点においても最強なのだ。ドラゴンという種族は。

(アンヘル、俺は)
「待て!」

ばしゃ、と水しぶきをたて、アンヘルは後ずさる。
カイムは、少し微笑んで、手を伸ばす。
アンヘルの鼻先に指先が触れる。

「…っっ!待てと言うのが分からんか!!この馬鹿も…」
(待てない……もう、待ちたくないんだ。
 待つべきじゃない…心が、魂がそう言っている)

まっすぐに、赤い瞳を見つめられる。
アンヘルは焦燥した。
念話で接するのはまだいい。カイムとの会話は、自分の心が安らぐ。
それが、他愛のない話でも。
しかし、
そのような知識のないアンヘルにも、カイムの言わんとする事ぐらいは予想が付く。
もし、『暖め』られながら、カイムからあの言葉が告げられれば。
情けない。人間のたった一言の言葉にこれほど恐怖し、萎縮し…求める自分に気付いてしまうとは。
109名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 03:01:57 ID:QYJ5Ruce
読みづらい所が多々あるとは思いますがひとまずここで切ります。
続きは出来次第追ってうpします。

エロ在りにするか無しにするか悩。
110名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 03:36:04 ID:5mXSptat
>>109
リアルタイムで読んでた超GJ!
なんかすごい幸せな気分になれた。叶わなかったものが叶うってのは気分がイイ!
異種交配も好きだし、エロ無しも純愛な感じで大好きな自分としてはすごく楽しみにしている!



カイアンが良すぎるので、そんなカイアンをぶち壊しそうな勢いのカオスなギョロアエはしばらく控えとく。
余韻に浸らせてください。
111名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 04:52:24 ID:9OhtzYYr
GJ!職人さん帰って来てくれて嬉しい!
両方続きまってます
112名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 09:59:23 ID:hosaBFue
朝からアンヘルたんに癒されました。GJ!
113名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 22:08:59 ID:dsEr7J3e
やばい、涙腺緩んじゃったよ
やっぱ声って大事だね超GJ
114名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 09:33:22 ID:lZvQ8eZQ
>>109
新年早々泣いたノД`
GJ

>>104
>>1ではおkになってるから多分大丈夫
名前欄に(※ヤハホモ注意)みたいに追記してくれると有難い
>>114
どうもです。では幼児ヤハ受難の物語ですが、いかせていただきます・・・
ちょっと長くなると思うんで、何日かかけてぽちぽちと投下します。



その悲劇が起こったのは、帝国軍と連合軍の戦いが苛烈さを増していた頃だった。
とある町の外れの小さな一軒家に、若い夫婦と一人の男の子の一家が住んでいた。
何時この町にも戦火が及んでくるのか不安に思いながらも、三人は、ささやかな幸せに包まれて暮らしていた。
夫婦とも近所で評判の美男美女だったが、それよりも更に周囲の目をひいていたのは、
6歳になる一人息子のヤハであった。
両親の美貌をそのまま受け継いだのはもちろん、とりわけ母親に似たのか、男の子ながら
少女のような優美な顔立ちと白い柔らかな肌、そして輝く豊かな金の髪を持ち、
将来は両親以上の美形に育つのではないかと人の噂も耐えなかった。
ヤハが近所を歩くと、行く先々で顔見知りの大人たちが話しかけてきたり、抱き上げて「大きくなった、
また可愛くなった」だの誉めそやしたり、僅かながら貴重な菓子や果物を分けてくれたりと、
大変なもてはやし様だったのである。

しかし。

そんな大人たちの中の何人かは、単に可愛い子供を見守るのとは違った異質な視線を、ヤハに送っていた。
例えるならば、性的魅力にあふれた異性を前にして、その裸体を想像するときのような、情欲のこもった
いやらしい目つきだ。
実際、彼らがヤハを可愛がる時には、過剰ともいえるスキンシップを図ってきた。
やたらとその柔らかい頬に頬擦りをしたり、髪を褒めながらしつこくその匂いを嗅いだり、抱き上げて
下ろす時にはわざと小さな尻をすっと撫で上げたりした。
幼いヤハは、その行為に多少の違和感を覚えながらも、訳も判らずただ微笑んでいたが、母親はそれを
見つけるごとに、突然人が変わったように美しい顔に怒りの表情を刻みつけ、ものすごい勢いで駆け寄ると
奪うようにヤハを相手から取り上げ、もうこの子に触れないで下さい、と一喝した。
そして、家に帰った後は決まって、「もうあの人に近づいちゃ駄目」と真剣な顔で言いつけるのである。
当然、周りからは「奥さんはちょっと気にしすぎだよ。子供可愛さに過保護になってるんじゃないのかい?」と
冷やかされ、父親からも、近所の人と不和を起こすようなことをしてはいけないと諭されたりもしたが、
母親は頑として態度を変えなかった。
彼女は気付いていた。ヤハが美貌以上に、他人の性的興味を煽り立てる魅力を、子供ながらに備えている事を。
長い睫毛に縁取られた少し目尻の垂れ気味な瞳。小さく上品な口元を彩る、肉厚のつややかな唇。
そして、宝石のように濁りない双眸は、ひとたび見つめると吸い込まれそうなほどの妖しい輝きを放っていた。
いかにヤハが子供でかつ男の子といえど、性欲の対象として見るものがいるのであれば、母親としては気が気ではない。
『この子が、自分で自分の身を守れるようになるまで守っていかなくては。』
そう決心していたのである。


117115-116:2006/01/11(水) 23:43:07 ID:mza3gT9H
よくみたらちょっと文章詰まってて読みづらいな・・・
すいません、今日の分はこれで終わりです
次回は改行と行間もっと工夫します。
118名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:51:43 ID:Ln7kHgMh
GJ、まだ汚れを知らない幼ヤハ、いいなぁ。
119名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 18:20:36 ID:/0y8PbDm
>>117
GJ!
続きも期待
そんなある日の、夕方のことだった。

その日は父親の誕生日で、小さな家の食卓には母親が腕によりをかけた料理が並び、
それを囲む三人の明るい笑い声が部屋中にこだましていた。
母親と二人で祝いの言葉を述べた後、ヤハはおずおずとはにかみながら、父親に花束と、
小さな包みを手渡した。
「お父さん、はい。これ…プレゼント」
「そのお花、裏の花畑でヤハが選んで摘んできてくれたのよ」
「そうか。お、父さんの好きな花じゃないか。ありがとう、ヤハ」
父親は満面の笑みで受け取り、ヤハの頭をくしゃくしゃと撫でた。
「プレゼント、今開けてもいいか?」
包みのリボンに手を掛けながら、父親がうきうきと尋ねる。
少し顔を赤らめて微笑み、ヤハはこくんとうなずいた。

その時だった。

家の外から、にわかにざわざわと人の騒ぐ声が、かすかに聞こえてきた。
一家が耳を澄ますと、それは次第に近く、大きくなってくるようだった。
「どうしたんだろう?」
父親が席を立ち、窓を開けて外の様子を窺う。その途端、驚愕の色がその表情に浮かんだ。

「まさか、こんな、急に…」

父親の震える声を聞いた母親は、何事かと跳ね起きるように席を立つと、父親と並んで窓の外を見た。
すると途端にその表情も凍りつく。

二人が目にした光景は、昼間の穏やかな街道の様子とはあまりにも違うものだった。
町の方角からは火の手が上がり、すでに陽の落ちた空を赤く、禍々しく染め上げていた。
騒々しい声は、町から逃げてくる人々の悲鳴だったのだ。
そしてその後を、剣を振り上げ追いかけてくる、鎧を纏った不気味な一団。
ある者達は逃げ遅れた町人を片端から容赦なく斬り殺しながら走り、
またある者達は途中の家々の扉を蹴破り押し入ってゆく。

「逃げるぞ!帝国兵が来た!」
我に返った父親が叫ぶ。
母親は咄嗟に、不安におびえるヤハの手を取り、父親の後について玄関の扉に向かう。

父親が扉に手を掛けた、その瞬間。

いきなり外側から凄まじい音を立てて扉が蹴破られた。
父親は真正面から扉の直撃を受け、もんどりうって床に倒れる。
母親の悲鳴を聞きながら、ヤハは見た。
鈍く光る鎧兜を身に纏った一人の帝国兵が、壊れかけた扉から悠然と中に入ってくる姿を。

121115:2006/01/12(木) 23:24:40 ID:sJtIwAMH
>>118-119
ありがとうございます。書く時間があまり無いので、エロまでいくのがもうちょいと先になりそうですがご勘弁を・・・
連続して書き込み、申し訳ないです。
明日から来週半ばまで都合で出かけるので、下の続きは来週末あたりになります・・・
とりあえず、出来ているところまで投下させていただきます。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

父親は慌てて跳ね起き、二人を侵略者の手から守ろうと手を広げ、立ちはだかった。
が、次の瞬間、無情にも帝国兵の剣は、父親の左胸を深々と刺し貫いていた。

「あ…ぐっ……あぁ……っ」

うわ言のような断末魔を上げる父親の姿。
その光景を前にした哀れな母子は、こみあげる恐怖に体をふるわせ、絶望と悲しみの嗚咽をもらした。
帝国兵は、命の抜け殻と化した父親から剣を引き抜くと、次の獲物である母子に、狙いを定めた。

「うああああああっ!!」

突然、耳をつんざく悲鳴とも雄叫びとも付かない母親の頓狂な声が、部屋の空気を切り裂いた。
彼女は半狂乱で何かをわめきたてながら、そばにあった椅子の背を両手でひっつかむと、
力任せに帝国兵に向かって振り回した。
予想外の行動に虚をつかれた帝国兵は、不覚にも最初の一撃を頭部に食らう。
兜のせいで、怪我をすることは無かったが、それでも足元をふらつかせるには十分な衝撃だった。
「くっ…」
間髪いれず次から次と振り下ろされる椅子の衝撃を、かざした剣で受け止めながら、帝国兵は
反撃のチャンスを窺った。

『子を守る母親の本能というやつか…なかなかどうして、凄まじいものだ』
そんな事を考えていた、その時だった。
123カニバメイドさん襲来!?序章15:2006/01/14(土) 03:24:17 ID:pQ8J9p+u
前スレ
>>829>>832から続き


振り向いて見たら、アリオーシュが「首切り包丁」を取り出していた。目が合った。微笑んだ。

「・・・・!!!!いぎゃあああああああぁぁぁぁぁっっ!?」

――――――お゛あああああああぁぁぁっっ!?

自らの命の危険を肉眼で確認して思念で絶叫するカイム。
咄嗟にソファを飛び上がり、後ろへ逃げる。
カイムが叫ぶより前にエルフさんの行動を見たマナも絶叫しながらそれに続く。
しかし、二人が逃げた方向は壁側であり、扉はエルフさんの後ろにある。
つまり、逃げ道はない。壁際にべったり張り付く元王子(変態?)と元司教(メイド)。

――――――ま、まてっ? 冗談だ! 早まるな!?

決死の表情で説得をするもエルフさんは聞いてないのか包丁片手にノーリアクション、そのまま二人の元に
ジリジリと距離を詰めていく。恐怖するカイム、愛剣を傍に置いてなかった事を心から後悔する。
かくして、自業自得な最悪の事態に大ピンチのカイムと巻き込まれたマナ。
封印で押さえられているとはいえ、流石に丸腰では勝ち目が無い!
まさにまな板の上の鯉と女狐である!
このまま二人はエルフさんの夕飯になってしまうのか? 

そして、ついに目の前までエルフさんが来てしまった。
124カニバメイドさん襲来!?序章16:2006/01/14(土) 03:27:35 ID:pQ8J9p+u
「・・・・キッチンはどこですか? 料理するのでおしえてください。」

(なっ、なにぃ!?)

エルフさんの何気無い質問に心から驚愕&恐怖するカイム。

――――――お、俺達を、料理して喰うつもりか!?

有無を言わさない死刑宣告&カニバ宣告に驚きの余り、眩暈がしながらもやっとそれだけ思考をふり絞る。

「・・・はい?」

カイムの問いに不思議そうに首をかしげるエルフさん。無邪気な微笑みがほとばしる程猟奇的☆

――――――こ、この家に台所は無い・・・い、いゃあるが料理はできん!その、壊れぇ修理中だ諦めろ!
      
一方、カイムはこの場を何とか切り抜けるために、とにかく時間稼ぎを図ろうと必死。
だが頭がパニくってるのか、コンマ何秒の世界で嘘だとバレる言い訳しかできてない。
マナはエルフさんに背を向けた状態でうずくまり、頭を抱えながら私うまくない、うまくないと連呼してる。

「・・・?」

アリオーシュはそんな二人を交互に見ながらさっきから何やってるの?と言わんばかりに不思議そうに首をかしげる。
125カニバメイドさん襲来!?序章17:2006/01/14(土) 03:30:33 ID:pQ8J9p+u
「お二人ともご夕飯は食べたくないのですか?」

――――――は?

「夕飯、おつくりしようと思いますが?」

「不味いよぅ! 私不味いってぇ! 私ドブ貝の味が・・・へ?」



しばらくお待ちください。



数分たって再起動し、アリオーシュから出てきた信じられない言葉に驚くカイム。

――――――料、理?・・・・オマエが、作る、の?
(俺の心を読んで殺る前に食べようとしてんたじゃないの・・・?)

「もちろん。居候のミですから」

当たり前の様に返事をするアリオーシュ。・・・どうやら本人は普通に夕飯を作る気らしい。
(よ、よかった・・・・・気づかなかったのか・・・)
意外な返事にどう対応していいのか分からないが、自分達を料理するのではないと知り、ほっと安堵の表情を浮べるカイム。
マナはまだ信じられないのか、カイムの片足にしがみ付きながら泣き顔でエルフさんを睨んでいる。
126カニバメイドさん襲来!?序章18:2006/01/14(土) 03:32:49 ID:pQ8J9p+u
「・・・キッチンはどこですか?」

泣きながら睨むマナに嗜虐心と食欲をそそられながらも、再度アリオーシュが聞いてきた。
だが自分達を料理する気は無い、と知ったカイムは安心して場所を教える。
場所を聞いたアリオーシュは教えられた部屋に向かう。
いや、扉の前で立ち止まった。

「ごしゅじん、さま」

前を向いたまま、カイムに呼びかける。

――――――ん? どうした?

「誰を殺すかは知りませんが、お気をつけてくださいね?」

――――――!? い、いや、それは

「私はゴ・チ・ソ・ウが食べれるから構いませんよ。っていうか次はマジ殺すぞ?」

普段の電波口調がキャラ作り?と疑うくらい流暢に言い残して扉を開けて出て行くエルフさん。
後には顔面蒼白で口をぱくぱく動かすカイムと、口からエクトプラズムを浮かべながら放心しているマナの姿があった。
127名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 03:41:35 ID:pQ8J9p+u
割り込んでしまってすみません。投稿してから気づいた・・・
前の人本当にごめん・・・。
あと書くのが馬鹿みたいに遅くてごめんなさい。
128名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 03:42:57 ID:pQ8J9p+u
書き忘れてました、続きます。
129名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 04:00:42 ID:nYX2Dspu
>>128
待ってた!
年越しながら待ってた!
新年早々GJですハァハァ*´Д`)
130名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 05:18:07 ID:djDv4YMH
>>122>>128
GJGJ!
続きワクテカして待っとります。
131ギョロアエロ 3:2006/01/16(月) 00:15:18 ID:2YeIK7sm
>>122>>128
遅れたけどGJ! 楽しみが増えて素直に嬉しい。

実際は自我も記憶も無いんだろうけど無視無視。設定無視。ごめんなさい。

ギョロアエロ 1-2 >>101-102

─────

女神が、大量に集まる。どこか一点を目指しているのだろうか。
一人一人が叫びをあげ、奇妙なハーモニーとなっている。その旋律はどうにも心地が悪い。
やがて、空は女神の翼で覆い尽された。
その中心に、赤き竜が現れた。その背に男を乗せて。
最後の力を振り絞り、雄大な翼を広げ、女神の空に君臨していた。
命を削り、全てを焼き尽す紅蓮の炎に変えて。



刻が流れた。地に伏したる巨大な生き物。血を吐き、完全に黒く染まった表皮。
瞳は力を失い、焦点の定まらない瞳がどこかを見つめていた。
「……カイ……ム……」
呟きは、ついにその男に届くことはなかった。



――……。
男は意識を失っていた。
かろうじて残っていた竜の命が、男をこの世
に繋ぎ止めていた。
男は女神たちに囲まれていた。
一人の女神が手を伸ばした。
翼に覆われ、異様に長いその両の手を、男にかける。
鎧は外され、衣服だけとなる。
そして、女神は衣服を淡々と脱がす。
現れたのは、傷だらけの肌。
度重なる戦いによって付けられた幾多の傷。
けれど、それももう過去の話。もう誰も傷付く必要はない。
戦争は起きない。当事者である人間は、どこにもいないのだから。
女神の手が男の肌に触れた。すると、他の女神も手を伸ばした。
多数の手が、男の肌をなでる。滑らかな手つきで、淡々と。
女神という新たな生き物に、その様な表情は無いのかも知れない。
けれど、その姿はどこか、いとおしそうに見えた。
やがて、女神は残された下の衣服を脱がした。
男の陰茎が姿を見せる。
それを両の手で包みこむと、上下にさすった。
女神の力は強大なため、割れ物を扱うかのように、そっとさする。
女神は、それが何かを理解してないない。する必要もない。理解という概念は、今の女神にはない。
何故だかわからないけど、しなければならないという本能だった。
それは人類だけを殲滅せよという神の意思に逆らう行為だったが、ほとんど消えた人類の、たかが一人の人間のことなど、最早どうでもいいのだろう。
132ギョロアエロ 4:2006/01/16(月) 00:16:45 ID:2YeIK7sm

一人の女神が陰茎に触れる中、残りの女神たちは肌を撫で続けていた。
半無理矢理に勃起させた男の陰茎。女神は無垢な表情でそれを見つめた。
次はどうすればいいのか。
抜け落ちた魂が遺した、過去に読んだ書物の記憶。それを無意識に呼び起こす。
口を開け、優しく含む。ちゅ、と小さな音がした。
これは食べているという行為なのか。わからない。何もかもがわからない。
わからないまま、口いっぱいに陰茎をつめる。
舌を使い、舐めまわす。
味はない。そもそも味を感じることはもうないから。
吸ったりしながら、試行錯誤を繰り返す。
たまにかりっと歯をたてた。噛み千切らないように優しく、優しく。
気づけば、ピチャと音をたてながら舐めていた。執拗に、舌を滑らせる。
やがて、先端から何かが飛び出した。
白濁色の、人間の精液。所々血に染まった女神の顔を、白く汚す。
舐めてみた。ドロッとしていた。何故か、もっと欲しくなった。
顔についた液を、指で拭って唇まで持っていく。舌を出してそれを舐めとる。二、三回繰り返すと、今度は残りの精液を、自身の胸へと擦り付けた。
剥き出しの胸。母性の象徴。もっとも、胸の持ち主は母となることを許されることは無かったが。
次は、何をすればいいのか。
思い浮かんだ後で、肝心なことを忘れていた。
受け入れるための性器はどうすればいいのか。
上半身は一応人間の姿をとっている。
ならば、下半身は?
女神は、下を覆う布を捲った。
うごめく触手の間には、世にもおぞましい光景。
くちゅっと音を鳴らせ、透明の汁が滴らせている。てらてらと光沢を持っていたが、色は触手と同じだった。触手の色と肉の色が混ざった性器。
だが、それの存在は、女神にとって満足なものだったようだ。
女神たちの手をかきわけ、男の体に触手を絡ませる。
体を固定し、ぐ、と腰を落とす。
ヌプと沈む。潤った秘所は、あっさりと受け入れた。
133ギョロアエロ 5(終:2006/01/16(月) 00:24:31 ID:2YeIK7sm

女神は、性の行為に及んだことはなかった。
オシルシが、それを許さなかったのだ。
女神に選ばれた者には、オシルシが現れる。彼女の場合、それが膣内に現れた。
彼女は性行為だけでなく、誰かを想い感じただけで、壮絶な痛みに襲われる。
彼女は誰も受け入れたことがなかった。
しかし、女神の膣は男の陰茎をあっさりと受け入れた。
再生の卵によって劇的な進化を遂げた女神は、自身の願望も叶えさせたのか。
女神にも、それはわからない。
ただ、今までにない感情が溢れてきた。
あぁ、これが私の望んでいたこと?
腰を上下に動かす。膣内の壁を、陰茎が擦る。
けれど、摩擦は女神に快感を味あわせてはくれなかった。肉体は何も感じないのだ。
空虚に侵された心の片隅は、こんなにも悦んでいるのに。
意味のない上下運動を続ける。
結合部からは汁がこぼれた。いやらしい水音。
やがて、体内に衝撃がきた。
汁と共に、先ほどの白濁色の液が見える。
これで、終わり?
僅かな刻であった。
女神が男と及んだ行為。それは、なんら意味のないことであった。
けれども女神は確かに何かを手に入れた。
兄という男を。
女神が女神である前に望み望まなかった、結ばれるということを。
女神は腰を浮かせ、陰茎を抜いた。
自身の性器から液が溢れ出す。
そして、股間部から離れ、他の女神たち同様に肌を撫で始めた。
すると次の女神が男に近付く。
再び行為に及んでいた。



男か、竜か。どちらかが命を落とすまで、いや、落としてからも続けられるのだろうか。
宴は、始まったばかりなのだ。



(終

─────

次回、「大人(子)マナ×神」(仮)。なんちゃって。
134名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 17:28:51 ID:sVYJXCaw
職人さん乙です!!
どの作品もイイ(・∀・)!!
135名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 18:26:58 ID:IE+bm7nC
職人様方の降臨はまだでしょうか…
136名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 21:17:15 ID:HBnaMUrx
>>133
GJ!
137名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 22:48:57 ID:JVnITCE/
団長閣下フォーのギャグエロを思いついてしまったんだが、
今、団長×ヤハたんの続行中だったか。

思いつきで書くのはさすがにヤバイかな。
138名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 00:43:59 ID:Z6X8Knst
>>137
ヤハものはヤハものでガッツリ楽しむから問題なし
続きがないまま終わるとかじゃなければカモーン
139名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 06:44:32 ID:GfNHfmVU
ここはなんかすごいね!
いきなりやけど、ノウェXマナ(2設定)の濃ラブエロなんて・・・無理かな?
140名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 07:56:35 ID:x8vCQ0Th
>>137>>139
待ってる、いつまでも待ってる。
141名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 08:40:01 ID:2UoGNRN3
>>133
GJ乙!!
面白かった。逆触手?初めて読んだ。
142名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 00:55:36 ID:ZDgZ/7Oq
わくてか
職人さんお二人ともGJ!立て続けに読めるなんて嬉しい・・・

>>137
いえいえ、自分に構わず是非投下なさってください。団長ファンとしてワクテカして待ってます。
遅くなりましたが、>>122からの続きです

―――――――――――――――――――――

不意に母親の背後に、何者かが回りこんだ。と同時に、その者は振りかざした剣を彼女の背中めがけ、勢いよく振り下ろした。

「あぁ―――っっ!!」

空しい悲鳴を上げ、背中から夥しい鮮血を噴き出し、母親は手にした椅子ごと前のめりに倒れる。

打ち下ろされる椅子からようやく解放された帝国兵は、不意に現れた援軍に、一応の礼を言おうとした。
が、彼が口を開くより先に、相手は兜の奥から嫌味な声を掛けてきた。

「女一人に手こずるとはお前・・・情けないぞお?ヒヒッ」

『…あいつ、か』
帝国兵は、思わず小さく舌打ちした。
彼と、この兵士とは同じ隊の仲間であった。が、別に親しいわけではない。それどころか、いつも歪んだ
笑みを浮かべて、人の粗をあげつらって喜ぶしか能の無いこの卑しい男を心の中で見下していた。

「しかしこの女め、相当いかれていたな・・・。俺が入ってきたのにも全然気が付いていなかった。
 ・・・おいお前、感謝しろよ?俺が助太刀しなかったら、お前はこの女に殴り殺されていたかもな・・・イヒヒヒッッ」

下卑た笑い声をあげながら、この嫌味な男は上機嫌でまくし立てる。仲間に恩を売ってやったと思い、
優越感に浸っているのだろう。

「不意を突かれただけだ。誰がこんな細腕の女が、武装した兵に真正面から襲い掛かってくると思う」
憮然とした声で、帝国兵は言い放った。このような者をまともに相手などしたくは無かったが、言われ放しでいるのも
不愉快だったのだ。

「へっ」
言い返されて兵士はわざと肩を竦め、さらに言葉を続けた。

「女ってのは、皆おっかないもんだ。普段はおとなしく猫を被ってるくせして、突然牙をむいて噛み付いてくるから
 始末におえん。……その点、子供は……」
意味ありげに彼は、チラ、と背後を振り返った。
その視線の先には、両親の断末魔を間近に見せられ、床にへたり込みただ震えることしか出来ない、哀れな幼子―――ヤハがいた。



昨日の分、最後に締めの言葉付けるの忘れた・・・
タイミングわからなくて書き込めなかった職人さんがいたらすみませんorz

―――――――――――――――――――――――――

大きく見開き、涙に濡れたヤハの瞳は、母親の死体を見つめたまま動かなかった。その顔からは血の気が失せ、戦慄く小さな口元からは、
悪夢でうなされる様なか弱い嗚咽が漏れていた。
その姿を目で捉えながら、兵士はなおも言葉を紡ぐ。

「子供は・・・可愛いもんだ・・・非力で、純粋で、大人には絶対逆らえん・・・ちょっと駄々をこねて暴れたとしても、脅しつければ静かになって
 後は言いなり、だもんな・・・ヒヒ、ヒ・・・」

彼はいやらしい笑いを交えながら、じりじりとヤハに近づいた。
その足音で我に返ったのか、ヤハはハッと顔を上げ、おびえながらも、尻餅をついた格好のまま後ずさる。
近寄る兵士の兜の中から、荒い息遣いがハァハァと漏れてくる。
兵士はついに息苦しくなったのか、おもむろに兜を脱いだ。途端、周囲にむっとした臭気が立ち込め、汗まみれの乱れた赤い頭髪があらわになる。
お世辞にも美男とはいえない、あばただらけの顔貌にある双の瞳には赤い光が禍々と宿っていた。

「ヒッ・・・!」
およそ人とは思えぬ光を放つ瞳を目の当たりにして、ヤハは小さく悲鳴を上げた。

「い・・・やだぁ・・・っ」
泣き声を上げてヤハはますます後ずさるが、その背後にはもう、壁しかない。
追い詰められた幼子に、もう逃げ場は無かった。
赤毛の兵士は、ニヤついた笑いを口元に貼り付けながら、ヤハの目線に顔をあわせるようにしゃがんだ。
生臭い臭気を帯びた息が、更に荒くなっている。
「おい・・・見ろ・・・この小僧の顔・・・可愛いなあ・・・可愛すぎる・・・・・・ヒヒ・・・」
そう言いながら、成り行きを唖然と見ている仲間の方を振り返った。
欲望にぎらついたその醜い顔を見て、話を振られた帝国兵は兜の下で嘲笑する。
『フン・・・またいつもの”病気”か』

侵攻した町や村を陥落させる際、そこに住む女達を捕らえて陵辱し、日頃の欲望を晴らすことは兵士の間ではままあることだが、
この赤毛の兵士は、何故か女達には興味を示さず、可愛らしい男児ばかりを餌食にしていた。

”病気”――――――そう、普通の感覚を持った人間であれば、そう思っても仕方が無いおぞましい性癖。
まだ思春期を迎えるずっと前の、生殖能力も、性の知識も全く無い幼い子供を、欲望のまま犯す事を好む忌むべき変態性欲を、
この兵士は持っていた。
それどころか彼は、他人と違った性癖を持つことにおかしな優越感を持っているらしく、仲間に対しても隠す事なくその嗜好を吹聴して回った。
『ぎゃあぎゃあ煩い女など抱いて何が面白い。子供のほうがよっぽどいいぞ・・・。特に男の子はいいもんだ。今度お前達も試してみろ』
などと、誰も相手にしないにもかかわらず得意げに触れ回るので、隊の中では侮蔑と嘲笑の的であった。

『おおかた、あの顔と性格のせいで女に相手にされなかったから子供を狙うようになったのだろうが。取るに足らん屑め』
こちらを向いて、同意を求めるように歯並びの悪い口を開けて笑う兵士の顔を見て、帝国兵は心の中で侮蔑した。
「お前と違って、子供になど興味は無い。それより俺はまだやることがある。その小僧はお前が好きにしろ」
そう言い捨てると帝国兵は、隠れている家族がいないか確かめるため、二人を放って家捜しを始めた。
146名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:31:28 ID:Y3Cav3CY
今日の分はこれで終わりにさせていただきます。
多分、もう少しで本格的にエロ展開になるかと・・・
147名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 01:12:02 ID:lg4Vhe5V
オアズケショボーン´・ω・`
148名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 04:15:43 ID:x7SaCZhG
>>143-145
おおお!お帰りなさいGJ!楽しみにしてますた。

>>147
はやる気持ちはわかるが職人さん急かすようなレスはイクナイ
すいません、やっとエロ入れました。前ふり長くて申し訳ない。
では、今回はこれだけで・・・

―――――――――――――――――――――

「ヒヒ・・・愚かなヤツめ。この良さがわからんとは・・・しかし、本当に・・・たまらんな、このガキ・・・」
再び、赤毛の兵士の視線はヤハに釘付けとなった。
そして、おもむろに手の装甲を外し、怯えて固まっているヤハの滑らかな金色の髪を、柔らかい頬を、つんと可愛らしく聳え立つ鼻梁を、
感触を確かめるようにその太い指でねちねちとなぞりはじめた。
なぞりながらその指はどんどん下に降りてゆき、か細い嗚咽が漏れる口唇に行き着いた。
ふっくらとした、桜色の柔らかな唇。
赤毛の兵士は、その赤い双眸をさらにギラギラと輝かせ、ヤハの戦慄く唇を親指ですっと撫でた。
その感触の柔らかさ、ぷるんとした弾力の心地よさに触れ、ついに兵士は獣の本性を現した。

いきなり彼はヤハの頭を両手で掴み引き寄せ、激情のまま小さな唇に吸い付いた。

「んぐっ・・・!!」

突然襲った息苦しさに、ヤハは喉の奥からくぐもった声を上げる。
その間にも、兵士は何度何度も角度を変え、ヤハの唇を激しく吸い上げ、己の唇で挟みこむように啄ばむ。
ぴちゅ、ぴちゅ、と、唾液を伴って唇同士がぶつかり合う濡れた音が響き渡った。

『嫌だ・・・なに、何をしてるの、これ・・・』

錯乱状態のヤハの頭の中で、疑問が渦巻いた。
両親と同じように斬り殺されるとばかり思っていたのに、何故か突然、口付けをされている。それも唇に・・・
いつも寝る前に両親と交わす、頬への優しい口付けとは全く違う。
何かを奪いつくされるようなおぞましい感覚を伴う、悪夢のような口付けだった。

150名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 02:22:12 ID:zgeQDroN
キターー(゚∀゚)ーー!!
151名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 02:24:31 ID:zgeQDroN
途中で送ってしまった…orz

職人さん、応援してます!!

ヤハたん…(*´д`)ハァハァ…
152名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 14:02:46 ID:rWFt55xv
幼児ヤハたんハァハァ
続き楽しみにしてます*´Д`)
応援してくれる方、ありがとうです
ダラダラ長いですが、完結までの話は考えてるんで気長に見ていてください・・・

―――――――――――――

「うっ!んぐ・・・っうぅ・・・っ!」
余りの気持ち悪さに、ヤハはなんとか身を捩って逃れようとするが、しっかりと頭を捕らえられていて、離れられない。
それどころか、兵士は片腕をヤハの背中に回し、上半身をぐっと抱き寄せてきたので、余計に自由を奪われてしまった。
そして、よりおぞましい仕打ちがヤハを襲った。
幼い口中に、兵士の冷たくぬめる舌が挿入されてきたのだ。

『や、やだあっ!き、気持ち悪いよぅ!助けて!お父さん・・お母さん・・・っ!』
今しがた両親の死を目の当たりにしたはずのヤハだが、それでも助けを求めずにはいられない。
混乱するヤハの思いを無視するかのように、赤毛の兵士は、ヤハの唇を、まだ生え変わっていない乳歯の列を、小さな舌や口中の粘膜を、
赤黒い醜い舌で蛭が這うように嘗め回した。
兵士の口から漏れる荒い吐息と、ぴちゃぴちゃという唾液の音が、より一層ヤハの嫌悪感を煽った。

ひとしきりヤハの口中を貪りつくして満足したのか、兵士は口を離した。
唾液で濡れた口を手の甲でぬぐい、ヤハの顔を見てニタァと笑う。

「はぁ・・・はぁ・・・」
息苦しさと気味の悪い感触から解放されたヤハは、ひとまず安堵のため息をついた。が、それもつかの間。
兵士は、ヤハの服の両襟をつかみ、勢いよく左右に引き裂いた。

「!!」
突然のことにヤハは声も出ない。
上質とはいえない布地は兵士の力によって紙のように簡単に裂け、滑らかな白い皮膚におおわれた胸や腹部を露出した。

「ヒハハァ・・・シミ一つ無いガキの体だ。綺麗だァ・・・いい・・・いいぞぉ・・・」
口元から涎をだらしなく垂らし、兵士はヤハの体を視線で嘗め回す。
その赤く爛々と光る目の不気味さ。
ヤハは一層背筋が凍り、兵士の顔を見ないようにぎゅっと目をつぶり、顔を背けた。

『なぜお父さんやお母さんのように、すぐに殺さないんだろう・・・?
 どうして僕だけ残して、こんなことをするの・・・?
 きっと僕の何かが気に入らなくて、もっとひどく痛めつけるのかもしれない。
 それから・・・殺されるんだ・・・』

これから降りかかる絶望的な運命を想像し、幼子はきつく瞑った目から涙を零した。

赤毛の兵士は、小刻みに震えるヤハの幼い体を、ざらざらした掌でじっくりと撫で回す。
痩せてはいるが、肌は子供特有の柔らかい弾力を持っており、その感触に兵士は眩暈がするほどの陶酔感を覚えた。
そして、胸にぽつんと薄桃色に色づく、極小さな突起を、親指の腹で軽く擦る。
途端、ビクンとヤハの体が小さく跳ねた。

『な、何・・・!今の・・・感じ・・・』

その反応を見た赤毛の兵士は、興奮して上ずった声で、ヤハを辱める言葉を吐く。
「イヒヒッ・・・!か、感じたのか!?子供のくせに、乳首触られて感じたのかァ!?
 ハハッ・・・ハァ・・・ハァ・・・初めてだろうに、たった今親が殺されたばかりだというのに、
 男に触られて感じてるのか?お前・・・ハァ・・・ハァ・・・こりゃあいい・・・”素質”があるぞ・・・お前・・・」
調子に乗った兵士は、ヤハを完全に床に押し倒し、更にその乳首に愛撫を加える。
撫でるだけでは治まらず、摘むのもやっとの小さな突起を、親指と人差し指で摺り合わせるように揉んだり、
指先で弾いて刺激する。
さらにもう片方の乳首に唇を寄せ、突起を吸い、舌でチロチロと嘗め回した。
ヤハの体は以前震えていたが、その震えには恐怖以外の、別の感覚が混じりつつあった。

『い・・・いやだよ・・・な、何で、なんで、胸が・・・気持ちいいの・・・?怖くて仕方ないのに・・・どうして・・・』
触られ、舐められている部分が、ジンジンとして心地良い。今まで味わったことの無い快感に、ヤハは困惑した。

「や・・やだァ・・・やめ・・・やめて・・・っ」
涙声で、ヤハは懇願する。
兵士が何のためにこのような行為をするのか、そしてこの快感が何を意味するのかは、判らない。
だが、何か恥ずかしい、良くないことをしているという思いがヤハの頭に去来した。

お父さんも、お母さんも、殺されたというのに。
その死体の前で、僕は何をしているんだろう。
お母さんを殺した、憎い、怖いやつに、こんなことをされて、気持ちよくなって・・・

早く、はやく逃げなくちゃ。こんなこと、いけない! 

「やめて!!」

ありったけの勇気を振り絞ってヤハは叫び、もがいた。


――――――――――――
では、今日はここまでで失礼しまつ。
155名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 07:16:36 ID:Bi3cGyrO
続きがすげー気になる!!!!!
156名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 03:41:31 ID:/1XT1oro
ヤハたんが!!ヤハたんが〜!!


ハァハァ…続きワクテカしながらまって待つ。
157名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 15:45:46 ID:wax6huNY
目の前で両親頃されたにも関わらず乳首の刺激に生まれて初めての快感を感じる淫乱美少年(;´Д`)ハァハァ
ホモ兄貴でもハァハァした
「うっ・・・!こいつっ・・・」
思いきり振り回したヤハの手がもろに顔面に当たり、兵士は呻く。
さらに、なおも覆いかぶさる兵士の体から逃れようと、ヤハは細い脚を激しくばたつかせた。
すぐに両腕を兵士に捕まれてしまったが、それでも何とか逃れようと声を振り絞ってわめき、暴れる。
「離して、離してよぅ!やめて!」
振り上げた脚が兵士の纏う甲冑にぶつかるたびに鈍い痛みを感じるが、今のヤハには些細な事だった。
「お・・・大人しくしろっ!抵抗するな!糞ガキめェ!」
兵士は構わず行為を続けようとするが、ヤハが暴れるため中々次の行動に移れない。
しばらく二人が揉み合っていると、突然その背後に怒声が響いた。

「煩いぞ!さっさと殺してしまえ!」
家捜しを終えたのか、先ほどの帝国兵が部屋に戻ってきていた。

「フン・・・さっきは俺の事を女相手に手こずっただのと笑っていたが・・・お前はこんなちっぽけな小僧に手こずっているのか?」
帝国兵の兜の奥から、クックッと嘲笑う声が漏れる。
「う・・・うるさい!そ、それよりこのガキを大人しくさせるのを手伝ってくれ!俺が押さえてるから、その間に両腕を・・・」
「・・・そんなに手こずるのならいっそ殺せばいいだろう。何なら、俺がやってやる」
幼子の泣き喚く声に苛立った帝国兵が、剣を抜いて二人に歩みよった、その時だった。

「う・・・ぅ・・・」

帝国兵の耳に、ごく小さな、今にも消え入りそうな呻き声が届いた。
『何だ・・・?』
気のせいかとも思ったが、一応耳を澄ませてみる。
幼子と兵士の声にかき消されそうではあったが、声は、再び帝国兵の足元から聞こえてきた。

「あうぅ・・・ヤ・・・ハ・・・」
それは紛れも無い、先ほど赤毛の兵士に斬られ床に倒れ付した、母親の声だった。

―――――――――――――――――――
楽しみにしてくれる方がいてほんと、嬉しいです。
これからもっとヤハたん&お母さんが悲惨な目にあうので、ちょっと辛いかもしれませんが・・・
159名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 02:33:02 ID:E1vgbkf4
はわわわ…
続き気になります!
職人さん、頑張ってください!
子を守ろうとする執念の賜物か、大量の血を失いながらも母親の命の灯火は尽きてはいなかった。
しかし、既に呼吸をするのもやっとといった有様であり、立ち上がろうと何度も試みる両腕には
力が入らず、虚しく床を掻くばかりであった。

『死に損ないめ・・・』
足元の母親にとどめを刺そうと、帝国兵は彼女の背中に剣の狙いを定める。
が、その時、彼にとある考えが浮かんだ。
そして再び剣を柄に納めると、片手でむずと、母親の長い金色の髪を掴んだ。

「ぅ・・・あぁぁ・・・」
帝国兵は、苦痛の呻きを上げる母親をそのまま乱暴に引きずり、未だ揉みあい続ける二人のすぐ傍に立った。

「見えるか?お前の愛しい息子が、今何をされているのか・・・わかるか?」
「ぁ・・・ぁ・・・ヤハ・・・ヤ・・・・ハ・・・」
「え・・・?お、お母さん!おかあさぁん!!」
お互いに悲惨な状況で、母子は再び対面した。

「なっ・・・まだ生きてたのか?その女ぁ・・・」
赤毛の兵士は驚愕し、血まみれの母親を見る。
「お前の剣では、死に切れなかったようだな」
「くっ・・・う、うるさい・・・それより、ガキの方をなんとかしろって言ってるだろ!」
仲間の嘲りをごまかすように、赤毛の兵士は声を荒げる。
「ククッ・・・そう焦るな、これから協力してやる・・・おい小僧、よく聞け。お前は、母親を助けたいか?」
涙目で母親を見つめるヤハに、帝国兵は質問した。
ヤハはしゃくりあげながらも、コクコクと何度も頷く。

「よし・・・では、お前が最後までこの男の言う通りにしていたら、母親の手当てをして、命を助けてやる」

帝国兵は、世にも残酷な要求を、幼子に告げた。


――――――――――――――――――
>>159
ありがdです。
励みになります・・・

しかし、書きなれない文章ってのは難しいですね
では、今日はこの辺で。
161名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 00:51:35 ID:///Wte3D
やべ、救いよう無いエロカワイイ
162名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 01:16:28 ID:mcMA0MEA
ヤハたあぁん!!
辛いけどハァハァしてしまう自分がいる…
職人さんGJです
「ほ・・・本当?」
不安げに、ヤハが問う。

「なぁるほど・・・こりゃあいい」
赤毛の兵士が、ニヤリと笑う。

「ぁぁ・・・い・・・けなぃ・・・駄目・・・ヤハ・・・」
母親が、弱弱しく首を振る。

「本当だ。母親の命が惜しいなら、大人しくそいつに従え」
帝国兵の尊大な声が、部屋中に響く。

「さすがは俺の戦友だ。ありがとうよ・・・・さあ、それじゃ焦らされた礼、たっぷりとさせてもらおうかァ?!」
歪んだ笑みを浮かべた兵士は、もう待ちきれないといった風情で身に纏った甲冑を外し始める。
その様子を尻目に、帝国兵は母親の耳に顔を近づけ、喉の奥から搾り出すように低く囁いた。

「先ほどの礼だ。帝国兵に歯向かった事を後悔して・・・死んでゆけ」

「う・・・ぅくっ・・・ぐぅぅ・・・・・!」
母親は、絶望と悔しさのあまり歯を食いしばる。
何とか腕をヤハの方へ差し伸べようとするが、殆ど血の通わなくなった腕は虚しくぶらぶらと揺れるだけだった。
今なお彼女の傷からは、とめどなく血が流れている。手当てをしようがしまいが、後数分の命であろう。
帝国兵はそれをわかっていて、幼子に約束をしたのである。

「さてと・・・ヒヒ・・・それじゃあ、これから更なるお楽しみといこうか・・・
 おい小僧、そこのお兄さんが言ったとおり、これから俺の言うことをちゃんと聞け。
 暴れたり騒いだりすると、お前のお袋がどうなるか・・・わかるな?」
赤毛の兵士の脅しにヤハは震えながらも、観念して頷く。

「よし。やっぱり子供は素直で良いねえ・・・それじゃあ、早速”これ”をお前に慰めてもらおうか・・・イヒヒ」
言いながら兵士は、ごそごそと下衣の前を開き、これ以上ないほど屹立した赤黒い男根を取り出した。
すでにそれは、先端から零れるぬらぬらした液にまみれている。

「・・・・!」
まるで得体の知れぬ怪物を見るような目をして、ヤハは怯えた。
このような状態の大人の性器を見るのは、ヤハにとっては無論初めてである。
とめどなく粘液が零れヒクヒクと脈打つ様も、異様な臭気も、色も形も何もかもが、鎌首をもたげた蛇、いや悪魔のように見えた。
「い・・・いや・・・ぁ」
ヤハは再び泣き顔になり、首を振って後ずさる。
「いい加減にしろ!ほら、これを掴め!」
すかさず兵士はヤハの腕を取り、無理やりその小さな柔らかい手に男根を握らせた。

「や・・やだああああっ!!」
「ヒヒ・・・嫌だといっても、大人になったら男はみんなこうなるんだぞ?それにしても・・・うう・・・
 ガキの手で握られてるだけでもうイキそうだ・・・ハア・・・ハァ・・・」
うっとりとした表情で、赤毛の兵士は腰をゆっくりと振る。
ヤハの白い手と男根が擦れて、粘液の濡れた音がぐちゅぐちゅと薄気味悪く響く。

「う・・・うぅ・・・やめ・・・・て・・・」
母親の悲痛な呻きが漏れる。

『ごめんなさい、お母さん・・・でも・・・こうしないと、お母さんが・・・』
逃げ出したいのを必死で堪え、ヤハは震える唇を噛み締める。

「親に見せ付けながらっていうのが、更に興奮するな・・・ハァ・・ハァ・・・それじゃあ、次は
 その可愛いお口で”これ”を咥えてもらおうか・・・!」
兵士の目の赤い輝きが、更に強くなる。

『え・・・っ!そんな、無理だよ・・・こんな、大きくて、気持ち悪いの・・・いやだよぅ・・・』
ヤハの体は恐怖で強張る。しかし、拒めば母親は助からないのだ。
ヤハは意を決して、男根を見ないように目をしっかり瞑りながら、おずおずと口を開けた。

「イヒヒヒ・・・娼婦顔負けの色っぽい顔だあ・・・おい、女・・・見てるか?
 お前の息子、いい男娼になる素質があるぞぉ?褒めてやれ・・・ヒヒ・・・」
「うぅぅ・・・・ヤ・・・ハ・・・ァ・・・だ・・・め・・・」
目の前の光景と、息子を侮辱する言葉に耐え切れず、母親の目からついに涙が零れる。
追い討ちをかけるように、帝国兵がさらに耳元で囁いた。

「このまま貴様が死んでゆくものとはつゆ知らず・・・けなげなものだな。
 どうだ?愛しの息子が汚される様を見ながら、死に近づいて行く気分は?」

母親はもう答えず、びくびくと体を震わせながら、ただむせび泣くようにか弱い呻きをあげるだけであった。

――――――――――
応援励みになります・・・さらなるエロに向けてがんがります
土日忙しいんでまた来週になっちゃいますが、今日はこの辺で。
165名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 21:43:44 ID:///Wte3D
救いようのなさが萌える
せっかくチンコおっきしたのにフェラ来週かよ(´・ω・`)
166名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 22:38:26 ID:mcMA0MEA
職人さん、いつもホントにありがとう!!続き、楽しみにしてる!



それにしても赤毛の兵士がどうしてもザンポ連隊長とすりかわってしまうのだが……
167名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 12:41:40 ID:W54depRE
ヤハきゅんが淫乱なせいで昨日寝るときおっきしっぱなしだったじゃねーか
責任とってくれ
168名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 12:43:37 ID:U1chv+WW
昼間からわくわくてかてか
169名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 16:20:16 ID:9HsLdPBJ
わろわろてかてか
赤毛の兵士はゆっくりと腰を進め、ヤハの開いた唇の間に、肉棒の先端を当てる。
「歯を立てるなよ・・・立てたらどうなるか判ってるな?いいか・・・先をちょっと咥えるんだ・・・」
『うぅっ・・・嫌な臭い・・・・』
ヤハは悪臭に思わず吐きそうになるが、拳をぎゅっと握り、言われた通りにする。

「くぅぅっ・・・この唇の感触、たまらんなァ・・・次は唇を動かしてチュウチュウ吸うんだ・・・
 赤ん坊の頃、そこにいるお袋の乳を吸ったろう?そんな感じでやってみろ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
赤ん坊の頃の記憶などもう無い。が、兵士の思う通りに出来なかったら、母を手当てしてもらえないかもしれない・・・
そんな考えが頭をよぎり、ヤハは必死で、赤ん坊が乳を吸う様子を想像した。

『こ・・・これでいいのかな・・・?』
歯を強く当てないよう注意しながら、上下の唇で亀頭をきゅっと挟む。
そして、チュッチュッと接吻のような音を立て唇を連続して強く動かし、吸い付いた。

「お・・・うああっ・・!す、凄え・・・イ、イイぞお前・・・体中、もう痺れそうだァ・・・ハァハァ・・・
 よ、よし、今度は舌もちゃんと使え・・・ハァハァ・・・吸いながら舌を先っちょに当てて動かすんだ・・・ハァハァ・・・」
恍惚の表情で涎を垂らし、腰をがくがくと震わせながら、赤毛の兵士は更に淫らな要求をする。

「うぐっ・・・グスッ・・・うぅ・・・・・」
口中に生臭い味が広がるが、肉棒から口を離す事は許されない。
ヤハはべそをかきながら、兵士の要求通り、吸い付きながら亀頭を舌で舐め上げる。

「イッ・・・イヒヒ・・・初めてにしては器用だなァお前・・・ううっ・・・も、もう溜まらん・・・
 こ、このまま、一回、イク、ぞ・・・ハァハァ・・・ハァハァ・・・クゥゥッ・・・」
兵士は、ヤハの頭を両手でぐっと掴み、動かないよう固定した。
そして、幼い口中に向かって容赦なく腰を打ちつけ始める。

「・・・ん・・ぐぅっ!!くふゥッ!!」
喉の奥まで突かれる息苦しさに、ひたすらヤハは咽る。
肉棒の半分程しかヤハの口内に入らないにも関わらず、兵士は限界まで腰を突きいれ、引く行為を激しく繰り返す。
ヤハの唾液と、肉棒から吐き出される汚液が混ざりあい、激しい摩擦に合わせてじゅぷじゅぷと濡れた音を立てる。

「ウヒッ・・・ウヒヒィ・・イ、イクぞ!イクぞぉ!可愛い口ん中、たっぷり汚してやるぅ!!う、うあっ!うおおおおおお!!!」
感電したようにビクビクと激しく全身を震わせ、兵士はヤハの口内に射精した。
肉棒が痙攣し、先端からとめどなく濃い精液を吐き出す。
『・・・!な、何、・・・これ!?変なのが、口の中に・・・!』
明らかに小便とは違う、粘り気のある奇妙な液体が注がれる感覚を、ヤハは感じた。
その液体は小さな口内に満ち、男根を咥える唇の間からも溢れて零れ落ちる。
「イ、イヒヒ、イヒヒヒィ・・・!ハァ・・・ハァ・・・す、凄かったなァ・・・こんなに出たのは、久しぶりだ・・・
 ハァ・・・この小僧、やっぱり”才能”あるぞ・・・ヒヒ・・・おい相棒、しっかりこいつのお袋に見せてやったか?」
兵士は、余韻を楽しむようにゆっくり腰を振りながら、これ以上ないほど嫌らしい顔をして笑った。

勝手に相棒にするなと内心不愉快に思ったが、それは口には出さず、帝国兵は問いかけに答える。

「もちろんだ・・・一部始終な」
言いながら母親の頤に手を沿え、その顔が兵士に見えるよう、ぐっと持ち上げる。

「・・・ぐぅぅぅぅ・・・」
母親はもう、気力だけで生きているといっても過言ではなかった。
食いしばる口からは血を吐き出し、輝きを失いつつある瞳で恨めしげに兵士を睨み付けている。 
もはや息子を助けることが出来ぬ無念からか、その瞳からは、幾筋もの涙が零れていた。

「うわッ!女の恨み顔は怖いねぇ・・・おい小僧、お前のお袋はちゃんと見守ってくれたとさ。ヒヒ・・・」
ニヤニヤと笑いながら、兵士はヤハに視線を戻す。
ヤハは激しく咳き込みながら、口内のどろどろした液体を吐き出している最中だった。
「ゴホッゴホッ!うぅっ・・・グスッ・・・う・・・」

「おい・・・誰が吐き出していいと言った・・・?」
兵士の声音が急に不機嫌な様子になったのを聞き、ヤハはびくりと震える。
「ご・・・ごめんなさ・・い」
「お前はまだ出ないだろうから知らないんだろうが、これは汚いものじゃあ無いんだぞぉ・・・?
 それを、如何にも嫌そうに吐き出しやがって・・・胸糞悪いガキだ。こりゃ、お仕置きが必要だなァ?」
兵士の言葉は完全に言い掛かりでしかない。しかし、母親を救うために必死の幼子を怯えさせるには、充分過ぎた。
「ご、ごめんなさい、ごめんなさぁい!何でもするから、嫌がらないから、だから、お母さんを助けてぇ!お願い!!」
ヤハは、わんわんと激しく泣いて哀願した。
その泣き顔の愛らしさに、兵士の肉棒は再び鎌首をもたげ始める。
172名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 17:36:00 ID:2EWO0jpc
おっきしながら待っててくれた方、どうもお待たせしますた。また今週も頑張ります

>>166
ザンポ連隊長よりもブサイクで育ちが悪い男を想像していただければ、すりかわることはなくなるかも・・・
赤毛なのは単に特徴づけるのにふと思いついただけなので、この兵士はDODキャラの誰とも関連持たせてないので
安心してクダサイ(・∀・)
173名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 19:09:14 ID:YbMiaGqG
まさにDODらしいエロパロSS……
心から乙です。








ハァハァ*´Д`=3
174名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 20:11:48 ID:golQeEVY
Fキター
ヤハたんかわいいよヤハたん
175名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 21:21:36 ID:zP/hDx3v
ショタは好きだが、ショタエロはどうかと・・・
そう思っていた自分を、この小説は変えてくれました。

ヤ、ヤハたぁん(;´д`)ハァハァ
176名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 20:45:20 ID:mthAH8+G
職人さん、GJ!!


赤毛の兵士は、ザンポ連隊長の親父か親戚あたりに脳内変換してまつ。
177名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 01:01:58 ID:yWuV4Lb0
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ…
178名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 16:54:37 ID:Fhd8miNY
>>117は赤毛の兵士
179名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 16:55:14 ID:Fhd8miNY
スマソ>>117orz
>>177と書き間違えたんだ…;
楽しみにしてるからガンガッテください
「泣いたって駄目だぞぅ?大人を怒らせるような悪い子は、ちゃぁんとお仕置きしなくちゃなあ・・・そうだろう?」
赤毛の兵士は意地の悪い笑みを口元に浮かべ、ヤハを言葉で追い詰める。

「う、うん・・・お仕置き、ヒック・・・ちゃん、と・・・グスッ・・・受け・・るから!だから、ヒック・・・お母さん・・・を・・・助けて・・・ゥゥッ・・・」
「ようし。わかった・・・おい小僧、これからするお仕置きは、ちょおっと痛いかも知れん・・・だが、何があっても
 『気持ちいい』と言うんだ・・・いいか?『痛い』っていう代わりに『気持ちいい』ってちゃんと言うんだぞ? 
 ・・・そこのお袋にもよおっく聞こえるように、大きい声でなあ!ヒヒヒヒッ・・・!」

「!!・・・ぅぅっ・・・ふゥゥ・・・ゥゥ〜〜・・・!」
意識が次第にぼやけていく中、兵士のおぞましい言葉を聞いた母親は最後の力を振り絞り、息子の元へ行こうとする。
だが、心とは裏腹に、体はもはや言うことを聞かない。
さらにその身は、もう一人の兵士の腕にがしりと捕らえられている。
ずっと守ってきた、まだ幼い、愛する息子が、悪鬼のような侵略者に身も心も陵辱されようというのに。
自分はもう、何も出来ず死んでゆくしかないのか・・・。
薄れゆく意識の中で母親は、無情な現実をひたすら呪った。

「始めるならさっさとしろ。早く済まさないと・・・死んでしまうかも知れんからな・・・ククッ・・・」
母親の哀れな様子を満足げに眺めながら、帝国兵は仲間を促す。
その声にびくりとしたヤハは、母親の方を振り返った。

『お母さん・・・死なないで!ぼく・・・頑張るから・・・』
ヤハは悲愴な決意を湛え、息も絶え絶えに唸り続ける母親を見つめる。
すぐにでも駆け寄って行きたかったが、その気持ちはぐっと押し込め、赤毛の兵士に向き直った。

「ヘヘ・・・言われなくてもそのつもりだ。さあ小僧、これから楽しいお仕置きだ・・・!」
言うが早いか、赤毛の兵士はヤハのズボンに手を掛け、下着ごと一気に引きおろした。
「!!」
突然下半身を剥き出しにされ、ヤハは驚愕した。
きっと全身を痛めつけるつもりなのだろうと思い、襲い来る恐怖と肌寒さに震える。
しかし、兵士はヤハの下半身を見つめてニタニタと笑うだけで、暴力を振るうそぶりは見せない。
それどころか、もっと予想外のことをしてきた。
ヤハの幼い性器に手を伸ばし、触れてきたのである。

「あ・・・や・・・っ!」
嫌だ、と言いかけて、慌てて口を閉じる。
ヤハの脳裏に、母親が度々言っていた言葉が、蘇る。

『大切なところだから、よその人に見せたり、触らせたりしては駄目よ』

兵士の要求を拒むことはできない。
しかし、望んだことでは無いとはいえ、大切な母親の言いつけを破ってしまった。
『ごめんなさい、お母さん・・・僕、悪い子だね』
ヤハの瞳に、また涙が溜まる。

「ヒヘヘヘ・・・何また泣いてるんだぁ?ヘヘ・・・ほら、こうすると気持ちイイだろうが・・・どうだ?ほら・・・
 イイって言ってみろ・・・ヒヘヘ・・・」
嫌らしく涎を垂らした兵士は、つるんとした包皮に覆われた小さな性器を弄ぶ。
感触を楽しむかのように、根元から先のほうへと扱きあげながら、時折親指と人差し指で軽く挟んでねっとりと揉む。
そしてもう片方の手は、天を突くほど反り返った己の男根を掴み、同じように扱き上げていた。
181名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 17:13:48 ID:WVUV5iRQ
お待たせしました、今日の分投下です。

>>173-179
正直、最初はヤハたんエロに興味を示してくれる人がいるのか不安だったんですが、楽しみにしてくれる方がいて
マジで嬉しい・・・
エロ書くとどうしてもねちっこい描写になってしまうのでスマソですが、2月中には完結すると思うんでマターリ見てってください

182名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 22:40:33 ID:Ah+8ZrNO
正直ヤハたんそのものはあんま好きじゃないけど少年化(幼児化か)なのと
エロ描写が神、俺のS心をチクチク刺激するぜ
183名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 13:05:55 ID:9sTNaRGm
うん、エロの描写が神だwww乙です
『ど・・・どうしたんだろう・・・?触られてる所が、へ、変な、感じ・・・』
先ほど乳首に感じたものよりも、もっと痺れる様な強い快感が、性器を中心にじんじんとこみ上げてくる。
逃げ出したい気持ちとは裏腹に、頬はほんのり赤く火照り、呼吸は小刻みに荒くなってくる。
「ほら、どうだ?気持ちいいならちゃんと言えって言ったろう・・?いい加減素直にならないと、お前のお袋がどうなるか・・・ヘヘ・・・」
「!!う、うん・・・!気持ち、イイ・・・」
戸惑いながらも、ヤハは脅されるまま感想を口にした。
「ヘヘヘ・・・そうだろう?男はみんな、ここを扱くと気持ちよくて堪らないんだ・・・お、おお・・・いっちょ前に勃ってきたぞ!こいつ!」
兵士が興奮した声をあげる。
小さな性器は、絶え間なく与えられる刺激のせいでツンと上を向き始めていた。更に、先端からはうっすらと透明な液が滲み出ている。
「どうしようもないど助平だなぁ、お前は・・・くたばりかけた親の見ている真ん前で男に触られて、
 チンポコをこんなにして善がってるガキなぞ見たことが無いぞ・・・ヒヒ・・・これはお仕置きのし甲斐があるというものだ・・・ヘヘヘ」

『言わないで・・・お母さんの前で、そんな事言わないで・・・ごめんなさい、お母さんごめんなさいごめんなさい・・・』
兵士の言葉を振り払うように、ヤハは目を瞑りふるふると首を振る。
「ヒヒ・・・生意気にイヤらしい液まで出てきてるじゃないか?ようし・・・味見してやる・・!」

『あぁッ!』
勃ちあがりかけた己の性器にいきなり喰らい付かれ、ヤハは驚く。
ぴちゃぴちゃと嫌らしい音を立てながら、赤毛の兵士は醜い舌でヤハの性器を嘗め回し、美味そうにちゅうちゅうと吸い付く。

「ふ・・うゥン・・・・」
気持ちの悪い男に舐められて嫌な筈なのに、気持ちが良くて仕方が無い。
瞳がトロンと潤み、腰ががくがくと震える。
ヤハは母親に聞かれまいと、必死に自然と上がってくる己の嬌声を押し殺した。

「ヒヒヒ・・・美味い、美味いぞ・・・やっぱり可愛いガキは”ここ”の味も違うねえ・・・
 どうだぁ?気持ちよくって堪らないだろう?こういうお仕置きだったら、いくらでも受けたいと思うだろう?イヒヒヒ・・・・ッ」
口を涎まみれにしながら、赤毛の兵士はケタケタと醜く笑った。

――――――――――――
なんかいつも小刻みでスマソ。毎日こつこつ書いていかないと勢いが維持できなそうなんで・・・
>>182-183
ありがdです、ショタエロ書くのは実は初めてなんですが、萌えキャラだとキーを打つ手もやっぱ弾みますな。
185名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 20:05:02 ID:hYfyuy5K
ヤハたんのおっき見て自分もおっきおっき


職人さん、あなたは神です。
ヤハたんヤハたん…ハァハァ…
186名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 23:51:23 ID:ReyVmivK
すげーよくこんな変態な事思いつくなぁ。。。
ヤハたんかわいいよヤハたん
187名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 03:27:15 ID:3HlRl8FB
今日もありがとうヤハたん、君の犠牲のおかげで多くの性の殉教者が店に召されていったハァハァ。

ググル先生によると5、6才の性感は性器らしいからますますヤハたんハァハァ。
188名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 13:59:45 ID:upxlXwnl
しかしここも廃れたな。
他の職人がいないと来た
189名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 23:34:33 ID:UDwAFmil
ヤハたん神連載が終わったらハンチさんネタ投下するつもり。
>>184続き楽しみにしてる!ハァハァ
190名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 02:43:58 ID:3iUaFn7j
>>189も待ってるからな!!!
俺は映島ショックからいまだ立ち上がれないよ…
191名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 08:44:43 ID:3m8+Zv41
>184>189 どちらも続き&新作期待してます!
「さあて・・・これからがいよいよ本番だ。おい相棒、女の様子はどうだ?まさか、まだくたばっちゃあいないよなぁ?」
仲間に問われ、帝国兵は母親の様子を改めて確認する。
彼女の目は既に虚ろで、口からは弱弱しい呼吸に混じり、何事かをうわ言のように呟いている。
帝国兵がその口元に耳を近づけてみると、どうやら彼女は息子の名をひたすらに呼んでいるようだった。

帝国兵は、傍のテーブルの上にある水差しをおもむろに掴むと、中の水を、一気に母親の頭の上に注いだ。
流れ落ちる水は母親の頭から顔まで夥しく濡らし、長い髪を伝って床にぼたぼたと降り注ぐ。
「ぅぁ・・・・ぅぅ・・・っ」
「気付けの水だ。孝行息子がお前を救おうと頑張っている所をちゃんと見てやってから・・・」
そこまで言うと、帝国兵は俄に母親の耳に口を近づけ、低く「死ね」と言い放った。
意識を手放しつつある母親の耳にそれが届いたのか定かではない。
彼女はもはや、うわ言のように息子の名を呟く以外、何の反応も示さなかった。

「やめて・・・お母さんにそんな・・・ひゃあっ!」
ヤハが、突然頓狂な声をあげた。
兵士に、床に仰向けに押し倒されたのである。
「お袋の事はいいから、お前はこっちに集中しろぉ!これから楽しいお仕置きの本番なんだからなァ!ヒハハハハァ!!」
言いながら兵士は徐にヤハの両足首を掴む。
そして開脚させながら両足をヤハの頭側へと押し倒してゆき、丸い小さな尻が真上に向く体勢を取らせた。
「ヒヘヘヘ・・・ガキの体は柔らかいから楽だねえ・・・凄いぞ、タマタマの裏から尻の穴まで丸見えだァ・・・ヒヒッ、じゃあ早速・・・」
兵士はヤハの両太腿に手を掛け直し、さらにぐっと押さえつけると、双丘の狭間に存在する小さな窄まりに、その舌を這わした。

「ひッ・・・!!」
突然、肛門に異様な感覚を覚えたヤハは、驚愕の声をあげる。
その間にも兵士の舌は、尻から会陰を通り、ころんとした丸い陰嚢にかけてねっとりと唾液の後を残しながら動いてゆく。
「・・・どうだ?この体勢だと、お前の方からも何をされているかよ〜〜く見えるだろう?ヒヒヒ・・・それにしても・・・
 くぅ〜〜っ、いい味だあ・・・邪魔な毛がないからツルツルで舌触りもいいぞぉ・・・」
言葉でも辱めながら、兵士は何度も尻の穴から陰嚢の裏にしつこく舌を這わせ、味わう。

「や・・・やぁ・・・はぁ・・・あ・・・」
無理な姿勢を取らされ、床に押し付けられた背中が痛い。
嫌らしい顔でねちねちと自分の秘所を舐めてくる兵士の顔など怖くて見たくは無いが、いやでも視界に入ってきてしまう。
それなのに、何故だか舐められている所が心地よくて、自然と声が出てしまう。
体が、再び小刻みに震えだす。

『どうしちゃったんだろう・・・僕の体・・・恥ずかしい・・・嫌だよ・・・なんで、こんなことをするの?
 どうしよう、僕、どうなるんだろう・・・、イヤだよぅ・・・ああ、お母さん・・・』
哀れなヤハの心は、罪悪感と快感とのせめぎ合いで乱れていた。

「ヒハハ・・・気持ちいいかぁ?・・・つくづく楽しませてくれるガキだ・・・ようしそれじゃあ、いい加減”慣らす”とするか・・・
 いいかげん面倒だが、そうしないと俺のデカいのが中々入らんからな・・・イヒヒヒッ」
言うが早いか、兵士は己の舌先を尖らせ、小さな肛門をねじ開けるように差し込んだ。
「え・・・?やっ?!あぁっ!!」
兵士の言葉の意味など全く判らないまま、新しく訪れた感覚にヤハは再び驚愕する。
しっかりと閉じた穴をこじあけるように、兵士の舌先がぐりぐりと蠢き、少しずつ中に押し入ってくる。
「ひあ・・・っ!・・・い・・・あ・・・」
恐怖のあまり、ヤハは舌の進入を拒むように、体を硬く強張らせた。
それに気づいた兵士は、ぴしゃりと一つ、滑らかな尻に平手打ちを喰らわせる。
「やあぁっ!!」
ごつごつとした手の折檻はことさら痛く、ヤハは甲高い悲鳴を上げる。
「ちゃあんと力を抜け小僧・・・そんなに体を硬くしちゃあ、お前も痛いし俺も苦労するんだぞぉ?
 また余計な手間を掛けさせたら、今度は尻が真っ赤に腫れるぐらい何度もぶっ叩いてやるからな・・・ヒヒヒ」
脅しの言葉を浴びせた兵士は、再びヤハの尻にむしゃぶりつく。
怯えきったヤハは恐怖を必死で堪え、ひたすら体の力を抜くことに専念した。
193名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 20:27:58 ID:0Du6epqR
やっと今日の分投下です。今週やっとクライマックスにいけそうだ・・・。
いつも根気強く見ててくれる住人の皆さんに感謝してまつ。

>>189
おお!久々のハンチさんネタ到来ですか!
自分の連載完結まで待たずに、是非ともすぐ投下していただきたい所ですが・・・いかがでしょうか?
ワクワクテカテカしてます
194名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 21:39:15 ID:66KhHO8l
自分語りそろそろウザス
195名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:49:16 ID:xnZmJ3Jc
ただでさえ、人少ないんだから別にええやん。

それにしても、団長閣下がいた頃?はよく盛り上がってたなあw
196名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 08:39:01 ID:gn6FLmcd
頼むから些細なことで荒れるようなレスする奴止めてくれ。
これ以上過疎化が進んだらどうしてくれるよ…
197名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 23:54:11 ID:YYLmsEP9
俺、去年団長閣下で騒いでた…フォフォーーー
ヤハの不安を更に煽るかのように、兵士の蛇のような舌は、チロチロと穴の周囲を揉み解すように動き回る。
かと思うと、すぐまた穴に侵入し、中を広げ、ぐるぐるとかき回すように力をこめて蠢かす。
くちゅ、くちゅと音を立てながら、少しずつ、少しずつ、確実に舌の進入は進んでいった。
『どうして・・・こんな汚いところ、舐めるの・・・?これから僕、どうなるの・・・いやだ・・・イヤぁ・・・』
この行為に一体どんな意味があるのか、幼子に理解できるはずは無い。
はぁはぁと小刻みに荒い息をつき、後孔に感じるこそばゆさに堪える。
暫し中を濡らした後、兵士はやっと口を離した。
「フゥ・・・これだけ慣らせばもういいか・・・ヘヘッ・・・こっちも限界だしなあ・・・」
己の怒張した一物を誇示する様に扱きながら、兵士はちらりと母親の方を見やる。
「光栄に思えよ、女・・・自分の息子が、帝国兵の慰安に貢献する名誉をなァ!!」
そう言うなり、兵士は己の怒張をヤハの後孔に当て、体重をかけ無理矢理押し貫いた。

「ぎゃあああああああああっっ!!」
貫かれた部分から脳天にかけて電撃のような痛みが走り、ヤハは火のついたように泣き叫ぶ。
その声に反応するかのように、瀕死の母親の体はビクリ、ビクリと痙攣した。

「キヒヒヒヒッ!さすがガキのケツは凄い締め付けだァ!!くうぅッ・・・堪らんっ・・最高の感覚だァ!ヒャハハハァ!!」
陵辱の興奮に酔いしれながら、兵士は容赦なく腰を動かし始める。
「い、痛いッ!痛いよぅっ!!ぬ、抜い、てぇ・・・!ぎゃぁぁッ!!」
激しく揺さぶられながら、涙を振り飛ばしてヤハは見も世も無く許しを請う。
「ヒヒヒ・・・いい声だぁ・・・最高に興奮するぞぉ・・・もっと泣け、もっと泣けぇ!!ギャハハハハッ!」
幼子の懇願も虚しく、兵士の腰の律動は更に激しくなる。
後孔からはうっすらと血が滲み始め、その血は兵士の肉棒に絡みつき、出し入れの度にちゅく、ちゅくと淫猥な音を立てる。
「うぅ・・・っ!い、たい、ようぅ・・・!!やっ!止め・・・っ」
「ヒヘヘッ・・・おい小僧、さっき俺が言った事、もう忘れてるなあ!痛いときは何て言うんだったぁ?!おい!」
兵士はヤハの豊かな金髪をわし掴み、ぐいと強く引っ張る。
「い、やあぁ!!あ、き、気持ち、い、いっ!気持ち、・・・いい!」
振り絞るように悲痛な声で、ヤハは偽りの快感の言葉を口にする。
「ハァ・・・ハァ・・・そ、そうだ・・・いいぞぉ・・・ハァッハァッ・・・おい!聞いたか女ァ!お前の息子は相当な好きモノみたいだなぁ!!ヒャハハァッ!」
狂気に満ちた赤目をことさら爛々と光らせ、兵士は母親の様子を伺い見る。
仲間に捕らえられたその身は、もう唸り声すら発することも無く、我が子の受難を嘆くようにびくびくと痙攣しているのみであった。

――――――――-
今日の分終わりです。
不快にさせた方、すみません。以後気をつけます。
199名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:05:12 ID:t9jiq0mj
職人さん、気にスンナ! 応援してるぞ、ガンガレ!!
200名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:28:31 ID:/CblsNHp
痛々しくてちょっとウッてなったけど、楽しみにしてる。正直、ラストを見るまで死ねないぐらいの気持ちでいる。
自分も応援してる、頑張れ職人さん!
「ヒヒヒ・・・弱いっていうのは哀れなもんだなぁ・・・ハアッ・・・ハアッ・・・いいかぁ小僧・・・俺達帝国軍の前では、
 お前らのような虫けらどもはこんな風にお仕置きされてもしょうがない存在なんだぞぉ?わかったかぁ?!わかったら、もっと俺を楽しませろォ!!」
兵士はとち狂った笑い声をあげ、赤毛を振り乱し、小さな尻に向かって激しく腰を打ち付ける。
ヤハの体から流れる血と、兵士の肉棒から分泌される液で潤った結合部からは、ますます激しい水音がジュプ、ジュプと響き渡っている。
「はぁ・・・っはぁ・・・っ、ひィ・・・ああ・・・っ」
ヤハは叫び疲れ、ただ揺さぶられる動きにあわせて、掠れた悲鳴をあげていた。
大きく見開いた目は溢れる涙で霞み、その雫は振動のたびに頬を伝ってとめどなく零れ落ちる。

「ヒヘヘヘ・・・その顔、最高に色っぽいぞォお前・・・どれ、もっともっと気持ちよくしてやるからなぁ・・・」
兵士は腰を円を描くようにゆっくりと回し、肉棒でヤハの中をえぐるように刺激する。
「きひィィッ!!きゃあっ!やぁぁっ!!」
さらに傷が広がるような痛みに襲われ、ヤハはまた甲高い叫び声をあげる。
「クヒヒヒ・・・この声、堪らんぞぉ・・・これだからガキを襲うのはやめられんよなぁ・・・ハァ・・・ハァ・・・うぅっ、
 くう〜っ凄い締め付けだァ・・・キヒヒィ・・・」
そうして兵士は、再びヤハの小さな陰茎に手を伸ばしてきた。
「やっ!!」
摘まれた途端に先ほどの快感が蘇り、思わず甘い声が出る。
それを聞いてニヤリと笑った兵士は、己の腰の動きに合わせ、幼い陰茎を摘んだ指を、その根元から先に向けて擦るように動かす。
「はああっ!!やあっ!あ・・・あふっ!ふゥ・・・うっ!」
ヤハは、後ろからの痛みを紛らすかのように、前からもたらされる激しい快感に没頭する。
揺さぶられて我を忘れ、もはや母親に見られているという罪悪感も羞恥心も、ヤハの思考からは飛び失せていた。
絶え間なく与えられる痛みと快感で呆けた表情のヤハは、幼子でありながらも、艶かしい色香を放っていた。

「そら!そら!どうだ小僧!死に掛けのお袋の前でよがってる気分は!?ヒャハハハッ!しょうもねえ淫乱小僧だなァ!
 俺のデカい一物に突っ込まれて、こんなちっこいチンポコおっ勃ててアンアン喘いでるんだからなァ!!」
狂犬のように涎を垂らし、興奮の余り下卑た言葉をわめき散らす醜い赤毛の男。
先ほどからその狂態を蔑み、兜の下で嘲笑していた帝国兵は、ふと、抱えている母親の体がびくとも動かなくなった事に気づいた。

――――――――――
今日の分投下です。

>>199-200
ありがとうございます、最後まで頑張ります。
202名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 18:30:31 ID:giRoK68H
ヤハ母(´・ω・`)キングカワイソス
で、帝国兵Bはどうすんのかな?続きwktk
203名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 23:04:16 ID:kHCsR3fs
ヤハたんヤハたん…(;д;)
204名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 01:33:04 ID:uGY2MMjn
このSSは、DODを肌で感じられるな…
GJ
205名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 13:52:57 ID:UpNYyHbj
痛々しいが続きが気になる!
206名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:47:47 ID:0T91OiJe
ショタヤハタンもハァハァだが、他の職人さん達はもう来ないのだろうか…
207名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:01:35 ID:NyFwAFRQ
まだどうなるか展開決めてないが、ヤハ×ユーリック執筆中。
近々投下しようと思ってるんだが、おk??
208名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 04:00:41 ID:1UeG1y1+
いんじゃね?
209名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 07:49:42 ID:5oXJf17A
うpろだによろ
210名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 08:27:45 ID:qHPxRiuV
>>206
ハンチさん物を投下する予定の人もいたぞ

>>207
スレ的にはヤハホモはオケーだから無問題。
男だが、キャラの性格が余りにも原典とかけ離れてたり特定のキャラに対して
悪意が感じられる内容じゃなきゃ801でも全然読める。ガンガッてくれ
211名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 08:31:24 ID:qHPxRiuV
気づかなくてスマソ、209がもう意見出してたな。
212名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:38:18 ID:1osTdR6G
ハンチさんネタ投下すると言った者ですが
完全に書き上げてから投下したいので3月中旬くらいになると思う。
文章自体、久し振りに書くので出来上がっても色々見直したいし。

ちなみにエロ無しだと先に言っておこう。
213名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 10:42:41 ID:u2nRaIYj
ヤハはホモでもユーリックはノンケなんだよなw
と、変なところでキャラの人権擁護してみる。まあうpろだ使用が無難では

>>212
おk、パンツ脱いで待機する
214207:2006/02/21(火) 17:14:29 ID:+sod9OJ1
ヤハ×ユーリックネタ、ブログにもうpする予定だから、
そっち貼る事にした。
早ければ今日中に投下できるかも。
215名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 18:49:27 ID:7yOncQrb
乙!待ってます!
母親の顔を見るため、帝国兵は、ぐっとその首を己の顔近くまで持ち上げる。

輝きを無くした蒼い瞳。
その真中にある瞳孔は開ききっており、力なく開いた口からは、もう一声も、一息も発する事は無かった。
無念と、悲しみで固まった表情のまま、母親は、天に召されたのだ。
我が子がひとり立ちするまで守ってゆきたいという、母親としてのささやかな願いを果たせないまま。

「フン」
母親の死を確認した帝国兵は、嘲笑うように鼻を鳴らした。
彼にとって此処に留まる理由は無くなったが、このおぞましくも愉快な見世物を見届けてから去るのも、悪くは無いと思った。

「あは・・・ァ!はぁ・・・んんっ!」
目の前の幼子は、未だ母親の死には気づいていない。
それどころか、快楽に目覚め、組み敷かれるまま艶めいた声を出して喘いでいる。

傍らのテーブルに改めて目をやってみると、母親が乏しい食材の中で、心を込めて作ったと一目でわかる料理や焼き菓子が並び、
それと共に小さな花束と、贈り物と思しき包みが、リボンを解きかけた状態で転がっていた。
ほんの先刻まで暖かい団欒の中にいたであろう、小さな家族。
その幸せが、自分達の手によって呆気なく崩壊したことを思い、帝国兵は嘲笑った。

ささやかな幸せとやらに満足して生きる事など、強者の力の前には何の意味も価値も無い。
そんなものにしがみ付いて生きたとしても、結局はこのように、力によって踏みにじられ、搾取されるのだ。
母親の悲しげな死に顔を見て、帝国兵は思った。

「あ・・・あッ!!いや・・・ひィっ!ああッ!!」
「ヒャハハァ!!この淫乱め!あんなに嫌がってたくせに、すっかり溺れてやがる!イヒヒィッ!堪らねぇ!」
未だ、大人と子供の凄惨な陵辱劇は続いている。
母親を救うべく慰み者となったこの哀れな幼子に向かって、その努力は全くの無駄であったのだという事実を告げるべき時を待ち、
帝国兵は様子を見守る。

赤毛の兵士の腰の律動と、ヤハの陰茎を擦る手の動きが、次第に速くなってくる。
兵士は、迫る限界に向け、いやらしい言葉で更なる興奮を煽る。
「ハァ・・ハァ・・小僧・・・!今、どんな気持ちだあ?言葉にして言ってみろォ・・・!ちゃあんとお袋に聞こえるように、おっきな声で言ってみろぉ!」
「あ・・・い・・・気持ち・・・イイ・・・僕、気持ち、いい・・・よぅ・・・は・・・ァァッ・・・」
「ヒャハハハ!そんな小さな声じゃあ聞こえんだろぉ!どこが気持ちイイ!?恥ずかしがらずに言ってみろ!おら!」
兵士はヤハの尻をぴしゃりと引っ叩く。
「いやあっ!!お、おちんちん!おちんちんが気持ちいいの!気持ちいいっ!」
「ヒヘヘヘッ!大人しそうな顔して、でっかい声でおちんちん気持ちイイ、かよ!・・・ガキのくせに、全くとんだ淫乱だぁ!!
 クヒヒィ・・・凄え・・・も、もう、限界だァ・・・い、今、お前の中にたっぷりとザーメン、ぶちまけてやる・・・い、イクぞぉ・・・出るぞぉ・・・くぅっ、で、出る!うおおおおおっっ!!」
涎を撒き散らしながら獣のような雄叫びを上げ、兵士は体を振るわせた。

同時にヤハも、初めての絶頂を迎えた。
「ひ・・・んっ!ううっ・・・んんっ!」
きつく目を瞑り、恥らうように顔を赤らめ、細く幼い体をぶるぶると震わせた。

――――――――――
なんだか久しぶりのような気がする・・・
遅くなりましたが、今日の分の投下です。
217207:2006/02/22(水) 14:42:20 ID:JJM4R5x8
新たなる旅立ち@
*ヤハ×ユーリック・ホモ強姦系*
苦手な方はスルーでお願いします。
http://blog.m.livedoor.jp/yomimono2009/c.cgi?sss=XXpVygcBvf40Y2S9BNYmJmF9BIHS_PtDeW9taW1vbm8yMDA5%0A&id=50013886
218207:2006/02/22(水) 14:44:05 ID:JJM4R5x8
新たなる旅立ちA
*ヤハ×ユーリック・ホモ強姦系*
苦手な方はスルーでお願いします。
http://blog.m.livedoor.jp/yomimono2009/c.cgi?sss=XXpVygcBvf40Y2S9BNYmJmF9BIHu_ftDeW9taW1vbm8yMDA5%0A&id=50013936

219名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 15:54:55 ID:wzwcmJgE
双方乙!!!!
220名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 22:43:24 ID:dmYezWMr
>217-218
PCで一発で読めるようにしてくんない?
221名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 23:16:45 ID:ES3vF1g9
>>220
そこまで注文しなくても…
俺は携帯からだけど、PCからじゃ読めないとか?
222名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 03:44:24 ID:ZN3OzenA
ライブドアモバイルのtopに行くのみでサパーリ読めませんとも
いや、駄目なら諦めるけどね
223207:2006/02/23(木) 17:41:40 ID:gW2Kd0H7
>>220,222
すまん、気付かんかったorz
PCはここからどうぞ。

http://blog.livedoor.jp/yomimono2009/?blog_id=1571241
224207:2006/02/23(木) 17:43:29 ID:gW2Kd0H7
225名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 04:00:50 ID:gCTdwOmM
読めました。dです。
続き待ってます
「く・・・はあっ・・・はあっ・・・ヒィ・・・ああ・・・最高だったぞぉ・・・今まで襲った奴の中で一番だ・・・この・・・ガキめ・・・ヒヒ・・・」
荒く息を吐きながら、赤毛の兵士は、萎えた肉棒をヤハの体内から引き抜いた。
肉棒と後孔の間を、粘りのある精液の糸がつう、と引き、床に垂れる。
傷を負ったヤハの後孔はうっすらと腫れて、滲んだ血がトロトロと零れ落ちる精液と混じりあい、痛々しい様相となっていた。

「うぅ・・・お母さん・・・おかあさん・・・」
絶え間なく揺さぶられた苦痛と、初めての絶頂の余韻で、幼いヤハはぐったりと疲弊していた。
虚ろな目をして、縋るような声で母を呼んでいる。
「兵隊さん・・・もう、いいの・・・?お母さん、助けてくれるんでしょう・・・?」
疲れきった体を無理やり起こしてヤハが尋ねたその瞬間、帝国兵の口から残酷な事実が告げられた。

「残念だったな。お前の母親は死んだ」

「え・・・?」
幼子の表情が、一瞬で凍りつく。

「死んだ、と言ったのだ。嘘だと思うなら、その目で確かめてみろ」
帝国兵は冷然と言い放ち、幼子の前に母親の亡骸を放り出す。
乱暴に放り出されたというのに、その体からは呻き声すら発されず、動く気配も無い。
ヤハは恐る恐る、べっとりと血糊の張り付いた母親の肩に触れてみた。
「お母さん・・・?」
揺すぶってみる。が、母親の口は力なく開いたまま、返事は無い。
その代わり、見開いた目に溜まっていた涙の雫が一つ、つう、と零れ落ちた。
「お母さん・・・ねえ、お母さん、お母さん、おかあさん!」
ヤハの瞳に、みるみる内に涙が溜まる。
狂ったように激しく揺すぶり、呼びかけても、それに答えるいつもの優しい声は、もう返ってこなかった。
「おかあさん!おかあさん!おかあさん!・・・・嘘!嘘でしょう?・・・嘘だーーっ!!」
母親の亡骸に抱きついて、ヤハは号泣した。

「プッ・・・ククク・・・・プァッハハハハハハ!!」
成り行きを見ていた赤毛の兵士は、可笑しくて耐え切れぬといった様子で吹き出した。
「ギャハハハッ!イヒヒヒヒッ!・・・まったく、ガキは嘘でも何でもすぐ信じるから面白ぇ!いいか小僧!
 これだけドクドク血が出てヨレヨレになってから手当てしたって、助かるわけないだろうがぁ!!
 最初から死ぬ運命だったんだよ、お前のお袋は!このバカガキめがぁ!お前がいくら頑張っても無駄だったって事だぁ!ギャハハハハッ!!」
それでもヤハは母親の亡骸にとりすがり、悪魔の言葉を否定するかのように、泣きながら首を振り続ける。
「いやだ・・・イヤだよぅ・・・そんな・・・そんなこと・・・」
「フン・・・大人しく俺に殺されていれば、こんな目に会わずとも済んだものを・・・愚かな女だ。
 おい小僧、なかなか面白かったぞ。後は、そこの男にどうにでもしてもらえ」
もう付き合うのも面倒だとばかりに帝国兵は立ち上がり、扉に向かう。
扉の前で倒れている父親の亡骸を蹴り上げて退かし、ぐらついた戸に手を掛けた時、ふと、視線を感じた。
振り返ってみると、幼子が泣き腫らした目で、じっと自分を見ている。
きゅっと口元を結び、ただ無言のまま、輝く蜜色の瞳に悲しみと憎悪を漲らせ、ただ見つめていた。

「・・・フン」
帝国兵は、兜の下でひとつ鼻を鳴らし、嘲笑った。
そして踵を返し、未だ続く外の阿鼻叫喚地獄へと飛び出していった。
あの輝く瞳を見るのは、これが最後ではないかも知れない、という奇妙な予感を感じながら。

「ククク・・・ヒヒヒ・・・それじゃあ外のことは他のヤツらに任せて、時間までゆっくりエモノを楽しむとするか・・・
 こんな最高のエモノは、滅多に味わえないからなあ!!」
帝国兵が出て行った後をじっと見据えるヤハの背後から、赤毛の兵士が再び襲い掛かった。
あっという間に両腕を取られ、先ほど脱がされた衣服を紐代わりに、両手首をきつく縛られる。
「ああっ!い、いやあ!!」
「ヒャハハハハッ!!そぅら小僧!これで終わったと思うなよ!!骨の髄まで犯しぬいてやるからなあ!!ギャハハハハッ!!」
赤く光る目を殊更輝かせて、兵士は再び哀れな幼子に覆いかぶさっていった。
 
―――――――
今日の分投下です。
何とか今月中に終わるかも・・・
227名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 19:03:15 ID:nCm9BygL
ヤハたぁん…
ううぅ…
228名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 04:08:42 ID:c6wfDlj2
。・゚(ノД`)゚・。ヤハたんが、ヤハたんが……
いよいよラストスパートでwktk!
229謝れ、儂に謝れ! 1:2006/02/26(日) 06:03:27 ID:Ik4+G8TH
眠れなくて暇だったんで、馬鹿で愚かでどうしようもない物書いてみた。ただのノウェとレグナの親子会話(+馬鹿補正)。
─────

「小僧」

 草木も眠る丑三つ時。
 皆が寝静まっている中、用を足しに起きてきたノウェに、レグナが声をかけてきた。
「ん? どうかしたのか、レグナ」
「お前は最近、あの女の尻を追い掛けてばかりいる」
「あの女って……マナ? 別に俺は、追っかけてなんか……」
「ふん……よく言いおる。大方、成熟した女の性の魅力に惹かれておるのだろう。若い頃にはよくあることだ。儂にはわかる」
「何でわかるんだよ。レグナにもそんな経験あるのか?」
「戯言を……儂は悠久の時を生きる竜ぞ。まさしく百戦練磨の」
「長くなりそうだから遠慮しとくよ」
「根性なしめ、儂はお前をそんな風に育てた覚えはないぞ」
「だって、年寄りの話は長いのが定番だろ」「小僧!儂を年寄り扱いする気か!」
「え、いや、だってさっき自分で悠久の時がどうたらこうたら」
「そんなことはどうでもよい。儂が言いたいのはな、お前がいずれあの女と交わり子をなしたいとか思っているのかどうかだ」
「なっ、何言ってるんだよレグナ!? 俺はマナをそんな風に見た覚えは……」
「本当か?」
「俺はマナのことを、純粋に尊敬しているんだ。苦しむ人々の為に、骨身を削る姿を……」
「本当か?」
「俺は、」
「本当か?」
「まだ何も言ってないぞ!」
「ともかく、あの女はやめておけ。かといって鬼娘にしろと言ってる訳でもないぞ。いいか、人間全般は駄目だ!」
「はぁ!?」
「愚かな人間ごときが、お前の妻にふさわしいわけがなかろうが!」
「親馬鹿もいい加減にしてくれよ! いや、いくら親馬鹿だろうと人間との結婚禁止を唱える親なんて聞いたことがない! それ以前に俺だって人間だ!」
「何を言うか、お前は竜の子だぞ! 竜と結婚すればよい。儂もそれなら認める」
「どうしたんだよレグナ! 気でも狂ったのか!?」
「親に向かって気が狂っただと!」
「人間相手に竜と結婚しろなんて正気の沙汰じゃないだろ! 不可能だ!」
「不可能ではないぞ。遠いようで身近な存在がいい例ではないか」
「意味不明だよ」
230謝れ、儂に謝れ! 2:2006/02/26(日) 06:05:42 ID:Ik4+G8TH

「とにかく、お前の嫁は竜で決定だ」
「いや、レグナ。竜は誇り高いんだろ? そんな誇り高い竜が人間と結婚するわけないんじゃないのか? 矛盾してる気がするし、大体竜に結婚なんて概念あるのか?」
「大丈夫だ、お前は儂の自慢の息子。他のどの竜よりも誇りを持つがよい」
「頼むから俺の話をきちんと聞いてくれ」
「しかし、儂が認め、かつお前にふさわしい我が眷属か……うーむ」
「悩むなよ。まず竜の知り合いいるのか?」
「うーむ……うーむ……」
「いつまで悩むつもりだよ。馬鹿馬鹿しいから俺もう寝るよ」
「うー……む?」
ピコーン。
レグナの中で何かがひらめいた。
「小僧、いたぞ! お前にふさわしいのが!」
「本気かよ!?」
「お前もきっと気にいるぞ!」
「……一応聞いとくが、どんな竜だよ……」
「ふっふっふ。ずばり……儂だ」



「………………は?」
「儂とお前が子をなせば、きっと最強の竜になる筈だ」
「いくらなんでも気持悪いだろ! 親馬鹿だけじゃなくナルシストだったのか!?」
「知らんのか? 竜とは単一性の種族。雄にも雌にもなれるのだ」
「やめてくれ!」
「おぉ、そういえば丁度いい暗闇に草むらではないか。どうだ、早速」
「嫌だあぁぁぁっ!」



「……っていう、夢を見たんだ」
「謝れ、儂に謝れ! しかも夢オチとは何事だ!」



(終
231名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 08:42:58 ID:nLMQFibj
テラワロスwwwwww
GJ乙!!!!
232名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:30:50 ID:llQw0lCP
>「頼むから俺の話をきちんと聞いてくれ」
この辺で吹いたw

オチにもワロタ
233名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 16:16:52 ID:aKpBayh4
なごんだ〜
234名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 16:19:51 ID:aKpBayh4
連レススマソ


【単一性】って、雄にも雌にもなれるって意味なんだ?
単一っていうから、雄か雌かどっちかだけって意味だとオモテタ…
235名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:50:20 ID:D/v4RjCf
久しぶりに来た。
なんか人減っちゃったな…
236名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 17:08:36 ID:WqDfa6Ix
ショタヤハたん小説の続きマダー?
237名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:19:42 ID:Uy6frNiu
このスレの初期に書き込みされたカイマナも続きwktkしながら待ってるぜー
238名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:34:16 ID:AXa0Ke/Z
俺はカニバメイドさんの続きを待ってる。
239名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:51:26 ID:+K8Ohae1
>>236
上手くいけば来週あたり投下できそうです
なかなか終わらなくてスマソ。
240名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 16:30:10 ID:DwZjh7uF
>239
wktkして待ってます
241名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 04:05:15 ID:BXUVEiMg
>>1
今更すみませんが、レオナールタソもホモだったんだっけ?
242名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 15:34:15 ID:Bt46QxJa
オナールはショタホモ
243名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:57:43 ID:R6YDn+kN
セエレキュンを犯したくて仕方ないのと可愛がりたくて仕方ない狭間で揺れる微妙なお年頃です。
244名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 23:59:17 ID:iE6TSToO
ショタコンオナ兄さんww
245名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 03:16:02 ID:OlT70mzv
従騎士ヤハたんと純情ハンチさんの続きキボンヌ……もう職人さんいないのかな
246名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 15:53:01 ID:yxng0ft7
>>245
そんなSSがあったのか…保管庫見てくる。
247名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 01:35:52 ID:7Zv3oM0W
カイマナ、>>8->>10の続き投下します。
今回は短くてすまん。
248なくしたものともたないもの3:2006/03/12(日) 01:43:40 ID:7Zv3oM0W
ナンバーは保管庫に準じます。
1話 3章>>633->>635
2話 4章>>8->>10


白装束の、女がいた。
マナのすぐ傍、腕を伸ばせば届く所に、マナに背を向け、立ち尽くしている。

(誰…?)

女の顔は見えない。
だが、泣いていた。
それに気付いた途端、マナの中に女の声が流れ込んでくる。
声というよりも、彼女の感情。
言葉というよりも、彼女の叫び声。

愛して、愛して。
抱きしめて、傍にいて。
この想いを、私を受け止めて。
それが叶うなら、他はどうなってもいい。

どうか。

この想いを…赦して。

耳を塞ぎたくなるような、感情の奔流。

(ああ、この女(ひと)は…)

目を凝らせば、彼女の背にまで浮かんだ紋様。
自分が暴いた、彼女の本心。

(女神、フリアエ…)

何故、彼女がここにいるのだろう。
フリアエは死んだはず。
手を伸ばそうとした刹那、彼女は振り返った。

「……っ!」

振り返ったその姿は、フリアエではなく、マナだった。
そして、目の前のマナ自身からは、フリアエと変わらず愛を乞う想いが流れてくる。

あれは、私?
愛を求めているのは、許しを願っているのは。
私?
誰の愛を?誰の許しを?
誰の?誰の誰のだれのダレノ…


249なくしたものともたないもの3:2006/03/12(日) 01:45:56 ID:7Zv3oM0W
「あ…あああっ!!」

自分の悲鳴で目を覚ます。
可笑しいくらいに、体が震えていた。
背中を詰めたい汗が流れ落ちる。

(夢?私、何故あんな夢を…)

落ち着こうと、一度きつく目を閉じる。
と、同時に流れ込んでくる「声」

(大丈夫か?)

忘れていたはずの、懐かしい声。
そうして、気付く。
マナは地面に座ったカイムの腕の中にいた。

「あ…」

見回せば、朽ちかけた廃屋と思しき建物の中。
かつて窓であったであろう穴の向こうには、薄暗い森が見える。

「ここは…」
(直轄区の近くの、潰れた村の跡だ)

森を見据えたままのマナの呟きに、カイムが答えた。

「潰れた、村」

確かめるように呟いて、マナは視線をカイムに戻した。
視線が、絡まる。
こんなに近くでこの男の顔を見るのは久しぶりだった。
とはいえ、かつて共に旅をしていた頃でさえ、何度かあるかないか、だったが。
ただ、以前と違うのは、離れていた年月の刻まれた顔。
そして、マナが抉った…光を失った左目。
だが、残された右目に錆の町で再会した時に見た、狂気の光を見出すことはできなかった。
しかし、あれとは全く違う熱が、その隻眼に宿っている。
抱き寄せられたまま、マナはカイムの左目にそっと指を這わせた。
震える指先が、ゆっくりと瞼をなぞる。
その指の動きに、カイムの目が僅かに細められ。
そして。
カイムの腕が、マナを懐深く抱き込んだ。
250なくしたものともたないもの3:2006/03/12(日) 01:47:58 ID:7Zv3oM0W

「カイム」

名を呼ぶ声が震える。
応えるように、抱き締める腕に力が増す。
いつしか、マナの腕もカイムの背に回っていた。

「カイム、カイム、カイム」
(マナ)

カイムの名を呼び続けるマナに、カイムが答えた。

唇が相手のそれに触れる。
初めは互いに、恐る恐る触れるだけのキス。

それが、その夜の始まりだった。

(続)

今回はここまで。
またエロ無しです。
嘘ついてごめん。
251名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 01:55:01 ID:U6yDI//k
カイマナキタコレ
待ってた!待ってたよ職人さん!!
252名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:58:11 ID:pA3nbLD6
以前にハンチさんネタ書いてるといってた者です。
完成したので誰もいない隙にこっそり投下していきます。

エリス×ハンチさん主張のシリアス。エロっ気なし。
253エリス×ハンチ(エロ無し・シリアス)1/2:2006/03/13(月) 02:00:53 ID:pA3nbLD6
年に一度、封印騎士団の本部――大神殿の中庭で行われる天覧試合を控え、
ジスモア団長の命で各地に散らばっている直轄区連隊長達が本部に召集された。
事前に聞かされた滞在期間はほんの一週間程度。
集団生活に慣れないハンチにはとても悠長に感じられたが、命令なので仕方がなく応じた。

「ひゃー、やれやれ。参りましたよぅ」
天覧試合も無事に終了し、騎士団中の緊張が一気に溶けたため、異常に騒がしい食堂は
朝食を求める騎士団員でごった返している。その片隅に腰を落ち着けた途端、彼女は溜息を吐いた。
トレーの上にナイフとフォークがない――どうやら取り忘れてしまったようだ。
暫しうな垂れていたが、そうもしていられない。とにかく取りに戻ろう。このままではスープが冷めてしまう。
彼女――神水の直轄区連隊長ハンチはやれやれと立ち上がり、受付の方を見たがどうにも混雑しており、
最後尾から並び直すしかなさそうである。しかしハンチはここに大勢いる一般団員とは違い、連隊長である。
事情を話し、ナイフとフォークだけを取り、席に戻ることも出来ないわけないのだが、
ハンチはそんなこと思いもしなかった。周囲の人間から忌み嫌われていたからだ。
それを証明するかのように、食堂は多くの騎士団員で溢れ返っているのに、彼女の席の周囲だけは不自然に空いていた。
当の本人はというと、既に慣れているので気に止めているような様子はなかったが。
そんな彼女でもこれ以上、嫌われることのないように。と自分なりに気を使っているのだ。
……それが返って裏目に出ていることばかりなのだが。
ハンチはそんなことは知らないし、気づかないし、ましてや教えてくれるような者もいない。

「はいはいはい。すみませんねぇ。ちょっと通して下さいよぅ〜」
既に食事を始めている騎士団員の様子を伺いながら、団員の背後を掻き分け、遠慮がちに引き返していく。
彼女の通ったあと、団員達はそれぞれの顔を見合わせ、顔をしかめては、見てくれよ。と言うように
自分達の塗れた肩や背中、腕などを見せ合った。

彼女の契約相手はケルピー。水辺に住む精霊で、頭は馬、体は魚類のようで、ドラゴンよりも大きいという。
ハンチは幼少の頃、即ち契約前は"太陽の微笑み"といわれるほど可愛かったと言われているが、今では見る影もない。
造形自体は美人なのだが、契約してからのハンチは全身が常に水で塗れており、花をあしらった華やかな赤い色の髪とは裏腹に、
お世辞にも血色がいいとは言えない肌、そして蒼い眼の下には酷い隈が広がっており……実に幸薄そうだ。
その怪奇な症状は契約後に現れた、という。先に述べたとおり、幼少時代のハンチは誰からも愛される可愛らしい少女だったのだから。
彼女は"魅力"を失ったのだ。行く先々で疎まれ、両親からも見放され、おのずと性格も歪んでいき、卑屈な性格になってしまった。
――そんなハンチだが、前団長オローが戦死し、彼を敵視していたジスモアが団長になってから封印騎士団は実力主義となったため、
運が良いのか悪いのか"契約者"だったハンチはジスモアに、封印を守る五つの鍵の一つ、"神水"の連隊長守護者として抜擢されたのだ。
ハンチ歓喜した。偉くなればこんな惨めな思いをしなくて済む――そう思ったのだ。……しかし状況は変わらなかった。
自分で動かせる部下は沢山いるものの、どうも居心地が悪く、傍における部下はいなかった。だからいつも一人だった。
254エリス×ハンチ(エロ無し・シリアス)2/2:2006/03/13(月) 02:03:26 ID:pA3nbLD6
人の波の間を小柄な身体でなんとか縫うようにして進むが、目的地に中々辿り着けず困っていると、
「どうかされましたか」と、どこからともなく声を掛けられ、少々驚いてしまった。
すぐに声を頼りに辺りを探した。澄んだ声質からして女性団員だ……となると、かなり搾られる。
そしてすぐに同じ団長直属の準級騎士だと分かった。
「おやぁ、エリス殿でしたかぁ〜」
自分を気に掛けてくれたことが嬉しくて、思わず顔に出てしまった。
それに気づくと慌てていつのも調子に戻そうと努力した。
「……いえいえ、なんでもないんですよぅ。ナイフとフォークを取り忘れてしまっただけですからぁ」
更に、私の事なんかほおっておいてくれて全然、構わないんですよぅ。とまで付け足す。
これでエリスは自分なんかと関わらなくて済む。他の団員達の手前、エリスも後味悪くないだろう。
彼女なりに精一杯考えての台詞のつもりだった。やはりどこかズレているが。

しかし、エリスは団員達の行列に割って入り、平然とナイフとフォークを取りに行ってくれたのだ。
食堂にいた全団員の視線がハンチとエリスに向けられた。そのいくつもの眼は驚きに満ちている。
一同、言葉も出ないようであったし、勿論ハンチ自身、唖然としていた。
「どうぞ」
「別に、何も……出ませんよぅ?」
恐る恐る、上目でエリスの表情を確認した。何ともないと言うかのような平然としたエリスの態度に
頭が混乱してしまったため、すぐにはナイフとフォークを受け取れなかった。
――その後のことはあまり覚えていない。とにかく早々に朝食を済まし、ふと気付けば用意された自室に戻っていた。

「おかしいですねぇ……」
ベッドに腰を下ろし、ハンチは一人、カーテンを閉め切った薄暗い部屋でぶつぶつと何か呟いている。
他人に気を使われたことなど実に久しく、彼女の中での感覚が狂ってしまっているのだ。
ハンチは先程のエリスの行動の本心が気になって堪らない。
それを証明するかのように荷物をまとめる手がなかなか進んでいなかった。
「同情ですよねぇ。私が卑しくて不細工だから憐れに思ったんですよねぇ」

……そうでしょう? ケルピー。彼女は思念で今はどこにいるのか検討もつかない自分勝手な契約相手に同意を求める。
面倒臭そうに、思念で相槌を打たれ、ハンチは安心したかのように彼女特有の奇妙な笑い方で、笑った。

「ねぇ。そうに決まってますよねぇ」

連隊長の命と直轄区の封印の鍵は連動している。先日、一人の反逆者が気炎の連隊長ザンポが守護する"聖火"を破壊した。
それから天覧試合で見た青年が彼の育ての親の竜と共に脱走したという報告が来た。
その反逆者と青年と竜が"神水"を守護するハンチの元に現れたのだ。健闘も虚しく、彼女は反逆者一行に敗北した。
死への恐怖と全身を引き裂かれるような絶痛に悲痛の悲鳴をあげ、死にたくないと誰ともなく懇願し、
結果、地に這いつくばることしか叶わなかった彼女がこの世から消えた時、真っ先に駆けつけたのは他の誰でもないエリスだったのだ。
彼女は知らない。知る由もない。

糸冬。
...............................................................
投下中の職人さん達、楽しみにしてます。
255名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 13:33:54 ID:4rF9rYOI
おいおいきたきたきた!
2本も。がんがれ職人さん!!

その後、どれほどの時間犯され続けたのか、ヤハは覚えていない。
体中をくまなく舐められ、撫で回され、言うことを聞かぬと叩かれ、罵倒され、傷ついた後孔を蹂躙され、
気の狂いそうな苦痛に苛まれるうちに、気を失ったのだった。

気がついたのは、すでに夜も明けようとしている頃だった。
朝焼けの陽が窓から差し込み、薄明るくなった部屋の中で、ヤハは目を開けた。
最初に視界に飛び込んできたのは、古ぼけた板天井だった。
仰向けに寝転がったまま、その黒い木目をぼうっと眺めている内に、だんだんと意識が目覚めてきた。
辺りは、何事も無かったかのように、ひっそりと静まり返っている。

『怖い夢…だったのかな』

そう思いたかった。
きっと傍らには、いつものように毛布にくるまって、安らかな寝顔をした父と母がいるはず。
そうに違いないと、勇気を出して、ヤハは体を起こした。

だが、その視界に入ってきたものは、一面黒々と血の跡が染み着いた床。
そしてその上に倒れ付した、血濡れの両親の亡骸。
今にも外れそうになっている扉の隙間からは、両親と同じく血に濡れた人々の屍が、道に転がっているのが見える。

「ひっ…!!」
あまりの惨たらしさに、ヤハは思わず目を瞑り、縮こまる。

まだ、悪い夢を見ているのかも知れない。
恐る恐る目を開け、今度は己の体を確かめてみた。

両手首には、己の服が殆ど解けかかった状態で巻き付いている。
裸の体には、痛々しい青痣と、得体の知れない液が乾いて張り付いた跡が、あちこちに残っている。
それらを見た途端、ヤハの脳裏に、昨夜起こった忌まわしい出来事の一部始終が、鮮明に蘇った。

「い…いやあーーっ!!」

夢ではなかった。
過酷な現実に直面し、幼い体は恐怖に震えだす。
あの赤毛の兵士がまだ居るのではと思い、もう一度部屋を見渡したが、既に兵士は友軍と共に撤退したようで、その姿は見当たらなかった。

「…おかあ…さん…!」
傍らの母の亡骸に、ヤハは呼びかける。
ひょっとしたら気を失っているだけ。今に目を覚まして、優しく抱きしめてくれるんだ、と願いながら。
しかし、その願いは虚しいものだと思い知らされるのに、そう時間はかからなかった。
母親の体も表情も、昨夜と同じように石のごとく固まったまま、微動だにしなかった。

「おとうさぁん…!」
縋るような声で、今度は父を呼ぶ。
母と同様、倒れ付した姿のまま一言も発さない。
ヤハは急に、胸を締め付ける程の強い寂しさと、悲しみに襲われた。目頭が熱くなり、涙がぽろぽろと零れてくる。
泣きながら手首に絡みついた衣服を外し、床に手を着いて、よろよろと起き上がる。
「痛ぁっ!」
足を動かした途端、蹂躙されていた部分に激痛が走った。
「うぅ…っ」
痛みを堪え、傍らのテーブルに掴まって何とか立ち上がる。

テーブルの上には、昨日の団欒の跡が、そのままの形で残っていた。
大好きな母の料理、そして、喜んでもらおうと丹精込めて作った父への贈り物と、小さな花束。

ヤハは無言のまま、暫くそれらを見ていたが、やがて手を伸ばし、花束と贈り物の包みを掴んだ。
そして父の亡骸の元へ歩いて行き、その暗く見開いた目の前に花束の半分と、包みから取り出した贈り物を置いた。
ついに見てもらうことの出来なかったそれは、笑顔の父親を象った、粘土細工の小さな胸像。
その像と同じ笑みを、父親がヤハに見せることは、もうできない。
祝いの為の贈り物は、今生の別れの贈り物となってしまった。

再びヤハはふらふらと立ち上がり、残りの花束を手に、母親の亡骸へと向かう。
そして、父親にしたのと同じようにその顔の前に跪き、そっと花束を置いた。
顔に張り付いた乱れ髪を掬い、耳に掛けて整えてやると、蝋のように青白く変色した母親の死に顔が露になる。
それを見たヤハは、ついに大声を上げて泣き伏した。

父を、母を、これからずっと続くはずだった幸せを、全て奪われた。
自分の心や体の、何かはよく分からないが、掛け替えのない大切なものさえも。
自分が、今までどおりの自分では無くなってしまった気がした。

そして、生まれて初めて、人を憎んだ。
母を傷つけ、その目の前で自分を痛めつけ、辱めた赤毛の兵士を。
父を殺し、自分に嘘を吐いて、母を苦しめながら死なせた、あの恐ろしく威圧的な兵士を。
そして、彼らにひたすら怯え、言いなりになるしかなかった無力な自分を。
少しでも、あのおぞましい行為に快感を覚えてしまった、汚れた自分を。
父も母も、そんな自分を、きっと許してはくれないだろう。
もう自分は、両親にふさわしい子供ではなくなってしまった。
そんな思いに駆られ、ヤハは殊更激しく泣いた。

「ごめん…なさ…い…っ」

嗚咽と共に、ヤハの震える口元から言葉が漏れた。

「ごめんなさい…!ごめんなさい…!ごめんなさい…っ!!」

天涯孤独となった幼子は、その後連合軍に保護されるまで母親の死体に覆いかぶさったまま、ひたすら詫び、泣き続けた。

―――――――――――
久しぶりの投下でした。
あと後日談を少し書く予定ですが、ちょっと遅くなるかもです

>>248-250
>>253-254
職人さん方乙です。GJ!
258名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:55:32 ID:Uj+IPs6B
ヤハたん…(´・ω・`)
259名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:16:07 ID:d9NXve5Q
>>257
ヤハたんに泣いた。
不謹慎にもレイプもの大好きな自分だが、あまりにも痛々しく、正に拷問としか言いようのないシチュにマジ泣きした。
更に実はヤハってそんなに好きじゃなかったが、このSSと小説版で脳内補完したらもう感無量。
長い間乙。そして超GJ。

>>248
ワクテカしながらおっきして続き待ってる。GJ。
>>253
ハンチさん。・゚(ノД`)゚・。GJ。
260名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 01:43:01 ID:M7DQP8uG
ヤハたん…
辛かったね…

職人さんもGJです
261Bエンド・ノウェ×エリス(エロ無) 1:2006/03/18(土) 04:01:39 ID:EXfeGUrZ
決戦前のアハンウフンってありがちだよねなんて思って書いてみたものの、エロに至らなかったorz
エロはかけたら次回投下するやもしれない。
というわけで、Bエンドのノウェ×エリス。
小説も読み返さずに思い出だけで書いたので色々変でも見逃して下さい……

─────

大神殿。かつて、封印騎士団の本部だった場所。
けれど、大神殿は世界の崩壊の際に異形のモノたちで溢れかえった。
異形のモノたちは次々と騎士団員や神官を襲い、その数を減らしていった。
更には、先の反逆者たちによる襲撃。
騎士団は最早壊滅状態にあった。
しかし、僅かに生き残った騎士団員たちにもやらねばならないことがある。
女神不在により今だ続く崩壊の影響。
ミッドガルドには恐怖と混乱が渦巻いている。
人々は脅え、希望を失い嘆き悲しむ。
そんな人々を守るために。
そして、世界を脅かす崩壊を止めるために、本来ならば封印せざるを得ない相手を。

神を……"名も無き存在"を、葬らなければならないのだ。



「ノウェ」
大神殿の一室。かつてノウェが自室として使用していた部屋。寝台の上に座り込むノウェに、エリスは話しかけた。
「いよいよね、最後の戦いは」
扉を閉め、彼の元へと近付く。
「あぁ……本当に、これが最後になればいいんだけどな」
呟くノウェの瞳は、どこか虚ろだった。
彼は変わってしまったのだ、約束の地へ訪れた日から。
あの女……マナが、亡くなってから。
私を突き飛ばし、自ら再生の卵の贄となって。
そして彼女は、世界のために死を選んだのだ。
けれどノウェにしてみれば、自分が殺したのも同然なのだろう。
まぁ、私も彼に殺されかけたのだが。
思い出して、胸が苦しくなる。
私のときは、ここまで変わらなかったのではないのだろうか。
こんな、まるで心の一部がすっぽり抜けたような……
改めて、ノウェの中でマナの存在が大きかったことを思い知らされた。
ますます胸が苦しくなり、痛みを感じる。
何故、何故なの?
どうして、ずっと一緒にいた私よりも、ある日突然、それも反逆者として現れた彼女の存在の方が大きいの!?
問掛けに、答えが出てくる筈もなく。
ただ、悲しいことにそれが運命だったのだと、納得させるしかないのだ。

ノウェ、ノウェ!
私は……こんなにも貴方を愛しているのに。
今でも、貴方のことばかり想っているのに。
貴方に、愛されたいのに……
ことばかり想っているのに。
貴方に、

ついに、エリスの中で何かが外れてしまった。



「ノウェッ!」
「え? ……エ、エリス!?」
エリスは、突然ノウェの胸へと飛びこんだ。
「私、私は、ずっと貴方が好きだった! 初めて会ったあの日からずっと! 屈託のない、貴方の笑顔が、私の支えだった!」
「エリス……でも、俺……」
「わかってる……貴方が、今も彼女を想っていることを。私が、ずるい女だってことも。彼女が亡くなったことをいいことに……でも、でももう押さえきれない!」
エリスの頬を、涙が伝う。
「愛しているの。ずっと、ずっとずっと。私は、貴方だけに愛されたいの!」
「……」
ノウェは、エリスをそっと引き剥がした。
「俺は……俺はきっと、エリスの想いに応えられない。エリスは、やっぱり俺の幼馴染みだし、それに……マナを忘れることなんて、できない」
「……」
エリスは、顔を伏せた。沈黙が流れる。
やがて、エリスが呟いた。
「……なくても、いい」
「え?」
「忘れなくてもいいの! ……彼女のこと。だから、私のこと、少しでも、想っていて……」
エリスの一言一言が、ノウェの心に突き刺さる。
強すぎる想いが、痛い。俺が俺ではなくなってしまいそうで。
ノウェは、最後の防衛線を張る。
「でも、俺は……人間じゃない。エリスと同じ人間じゃ、なかったんだ」
「……」
真人類。
蒼竜曰く、人類を超越する新しい存在。神に対抗するための唯一絶対の存在。
それがノウェ。哀しき男女の魂の融合体。
種族の壁は厚い。けれどエリスは、そんな壁を容易く破った。
「それなら……私だって、女神だわ。候補、だけれど」
しかも、神を倒せたなら最早そんな肩書きは必要ないのだ。
ノウェだって、神がいなくなれば、普通の人間と同じように暮らすだけだ。
「私は、ノウェという存在を愛しているの。貴方が真人類であろうと、構わない」
エリスの真剣な瞳。その眼差しが、ノウェにとってとどめの一撃となった。
「エリス……」
ノウェは、目の前の女性を、愛しく感じた。
今まで、異性として意識したことは皆無に等しかった。唯一あるのが、剣の練習でエリスから一本とった日。彼女と自分は違うのだと。男と女だということ。
だから、男である自分が、女である彼女を守らなければならないのだと誓ったのだ。その誓いは、破ってしまったけれど。
だが、今度こそ誓う。
彼女を、エリスを守る、と。

ゆっくりと、二人の唇が重なり合った。



(続く予定を?
263名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 15:40:57 ID:c93Haey6
神様GJ乙!!!!!!
前々からノウェエリスが見たかったからすげー嬉しい。
続きに期待大…!
264名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 02:16:46 ID:WctAvfRe
かなり過疎ってるな。
265名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 19:49:43 ID:X+Erl5wp
ヤハレイプかなり大作だったんだな…
保存したら47KBにもなった。2ヶ月以上に渡り作者さんマジ乙。
後日談期待してます。
266名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 02:36:53 ID:N74wvviE
あげとこ
267名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 21:16:27 ID:Q09RVFnJ
しけてんじゃねぇよ!!!!!!11
268名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 22:50:46 ID:1/pOq2xz
エロパロ!エロパロ!
  、  ∩
 ( ゚∀゚)彡
 (  ⊂彡
 |  |
 し⌒J
269名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 02:41:54 ID:sQM8eN6u
萌スレ落ちたんだね…
270名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 05:08:47 ID:tcJS7MNW
>>253-254
かなりツボ
ご都合主義的かもしれないけど二人がお友達になれたバージョンとかのグッドルートも書いてみてほしい
271マナ×エリス(百合にご注意・まだエロ無 1:2006/04/05(水) 05:40:38 ID:M15fsC7w
空気も読まずにうろ覚えだけで百合なマナ×エリスなんて投下してみる。序盤だけだけど('A`)

---

「ザンポ殿!」

驚愕の声をあげ、女は倒れた男の元へと駆け寄った。
「……」
その光景を、マナは薄目で見る。

無駄なことを……助からないとわかりきっている男に駆け寄って、何になると言うの。

普段は苦しむ人々の為に骨身を削っているマナが、こんな冷酷な感情を抱くのも、消えゆく男が封印騎士団の一員、それも連隊長という重要な役職についていたからだろう。
世界の為に、殉教者として命を捧げることが贖罪だと騎士団は言う。
偽りの正義を振りかざして、一体何を言っているのだろうか。
言い換えればそれは、我々封印騎士団が潤う為に命を差し出せということなのだから。
そんな腐敗した騎士団の中でも、連隊長という存在は、酷く心が歪んでいる。
契約者、ということもあるのだろう。
ザンポと呼ばれる男の心の中を読んだ時、この男こそ世界の為に命を捧げる存在なのだと感じた。
あの男は、直轄区で苦しむ人々を、人間とは思っていなかった。
彼らを虫けらのような存在だと蔑み、自己の存在をより強大なモノと思い込んでいた。
愚かで、哀れ。
恵まれた家で育ちながらも、貧弱な体を生まれ持った為に、周りから馬鹿にされ、食べるという行為に憧れ、己を呪い、世界を呪い、力を求めた。
本当に、可哀想。
だからこそ、鍵を破壊したのだ。
直轄区と共に、あの男を解放する為に。

そして、男は消えた。
青く揺らめく炎が、男が存在していた場所にうっすらと残る。
その側で、女が腕を空に差し出していた。
男を抱きかかえていたのだろう、行き場を無くした腕はぶらりと下げられる。
呆然とし、その目が信じられないと言っていた。
端正な顔立ち。
未だ大人になりきれていない、僅かに少女を残した顔。
遺跡に入る前に彼女を見たときも、何かを感じてはいた。
そして何故か、みとれた。
けれどそれも一瞬のことであり、マナは言わなければいけないことがあるのを思い出した。
しかし、大量の魔力を行使したがために、マナの体は限界を向かえようとしていた。
それでも、唇を動かし言葉を紡ぐ。

「完全に……火が消えましたね。みなさん、これでもう自由です……」
言い終わると同時に、マナの体が崩れ落ちた。

(続

とっとと次回投下してちゃっちゃと拙いエロ書こうと思います。
後、今更ながらまとめサイトの管理人さん更新乙!てちゃっち?
272名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 11:19:28 ID:qfL6rzco
>>271 乙&GJ!!
続き楽しみに待ってます!!

しかし本当に過疎ったな。
職人さんたちはどこに行ったんだ…。
273名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 17:34:17 ID:Cn74CHzh
>>271
GJ!!(*´д`)ハァハァ
楽しみに待っていますので、どうか頑張ってください。
274ノウェorカイム×エリス:2006/04/09(日) 16:33:39 ID:s/emdXEw
この懐かしい光景を後方から眺めているのは、きっとこれが夢だからだ。

青い髪の少年と、模造刀で打ち合いをしている、幼い私。
木製の剣がぶつかりあい、小気味好い音を奏でる。

しかしその音も次に放つ私の一撃で止む。

力を籠めた重い斬り上げが、少年ノウェの持っていた模造刀をはじき飛ばした。
上空にうち上げられた擬い物は、陽の光を浴びても美しく反射することはなかった。
そして木が地面に打ち付けられ、終りを告げる虚しい音がり響いた。

剣を弾かれた衝撃で、床に尻餅をついているノウェを私はジロリと睨む。
ノウェはばつが悪そうに顔を背け私の視線から逃れようとしている。
その様子は滑稽で、でも無邪気さがあるとてもかわいげのある動作だった。
「ノウェ!そんなことでは騎士になれないわよ」
その一喝にノウェは身をビクリとさせ、言った。
「ごめん、エリス……でも、エリスは凄く強いからきっと騎士になれるよ」

私はノウェのそんな一言に頬を赤らめたのを覚えている。
でもそれは昔のこと。
あの頃感じたことはなかった溝が、今は大きな崖となり彼と私を隔てている。

反逆者のノウェと封印騎士団のエリス……
彼と一緒に居たいという乙女としての心と、騎士としての誇りが私の中で渦を巻いていた。

そして私は、封印騎士団長に盾として利用され、狂おしい程愛している者に身を突かれた。
私は体を沼に引きずりこまれていく感覚を今も感じている。
体は初めて手にした長剣より重く、心はノウェを思う気持ちより軽い。
それはきっと、これから私が死にい――――。

続く。
275名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 16:48:15 ID:s/emdXEw
すまん、ひどいミスをやってしまった。

投稿後に各所をいじったりもしたので、次のときに纏める。
ほんとにすまん。
276名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 11:32:18 ID:xfzTqoki
続きwktk
277piacere! chapter.1:2006/04/16(日) 00:49:25 ID:wo1EiWYJ
「やっ」
少年の声が練習所の一角から聞こえてくる。
掛け声と共に振り下ろされる、模造刀。
それを剣の腹で流す少女―これは私―。

少年少女の撃ち合いが小気味好い音を練習所内に響かせる。
体重を乗せた一撃を少女が放つと、少年は剣を頭の上で構え、防ぐ。
いつしか剣戟は少年は撃ち帰すこともままならなくなる。
そのような攻防がしばらく続いた。

撃ち合いを続ける度に少年は壁際へと追い詰められていく。
しかし少年の眼には、形勢逆転のチャンスを窺っているのが感じ取れる。


この懐かしい光景を後方から眺めているのは、きっとこれが夢だからだ…。
そしてこの練習の結末もわかる。
私が彼の一撃を受けなが――――。
思い出している間に練習は終わってしまっていた。

床に尻餅をついている少年、ノウェを私はジロリと睨む。
ノウェは、私と眼をあわせまいと忙しく顔を動かしている。
その仕草は無邪気さがある、とてもかわいげのある動作だった。
「ノウェ!そんなことでは騎士になれないわよ」
その一喝にノウェは身をビクリとさせ、言った。
「エリス……ごめん。エリスは強いから……でも俺もがんばるから、一緒に騎士になろう」

私はノウェのそんな一言に頬を赤らめたのを覚えている。
でもそれは昔のこと。
あの頃感じたことがなかった溝が、今は大きな崖となり彼と私を隔てている。

反逆者のノウェと封印騎士団のエリス……
彼と一緒に居たいという乙女としての心と、騎士としての誇りが私の中で渦を巻いていた。

そして私は、封印騎士団長に盾として利用され、狂おしい程愛している者に身を突かれた。
私は体を沼に引きずりこまれていく感覚を今も感じている。
体はノウェを思う気持ちより重く、心はあの憎たらしい女を恨む気持ちより軽い。
それはきっと、これから私が死に――――。
278piacere! chapter.2:2006/04/16(日) 00:52:14 ID:wo1EiWYJ
薄れてゆく意識の中で私の瞳を覗き込む男のぼやけた顔をみた気がする。

……眼が、覚めた。
まだ深い夢の中にいるような感覚が残ってはいるが、肌に感じる風の冷たさは現実だと私に告げる。
そして大量に血を失った私の体にこの寒さは堪えたのだが、それ以上に心が冷たく感じる。
ノウェへの想いが、今まで抑えてきた感情が砕け散ってしまったかの様に伽藍の心だけが残されている。
思考する事すらつらい。
いっそこのまま「死にたい。」と感じる。

――そして涙が零れ落ちた。
その雫は冷えた身体にはとても暖かく感じ、私に生の実感を与える。
心が空っぽでも人間は生きているのだ。

私はここで――
その時、とても温かいものが私の頬を伝う涙を拭った。
「エリス……ごめん。」
夢で思い出していた、彼の台詞と一緒の台詞を聞いた気がした。
幻ではないかと思い、瞼をあけ“彼を”探――した。
偽りではない、夢ではない、確かにここに存在している。
「ノ……ウェ」
私はおもたい腕を持ち上げ、ノウェの頬に触れた。
指は鉄の塊の様に硬く、すぐ閉じてしまったが、それでもノウェのあたたかさを感じることができる。
その頬はとても、とてもあたたかかった。
そして涙が、ノウェの瞳にも溢れていた。

「エリス……君の事が、好きだ」
「――――――です……わたくしも……好きです」
伝えることが出来た。
いつの間にか心に穴が開いていたのも忘れていた。
筆舌に尽くし難いとはこういうことではないのだろうか。

「ノウェ、あなたのことが好きだわ……」
塞ぎこんでいた感情を、言葉に乗せて彼に届けと願い飛ばす。
ノウェはゆっくりと、でも強い意志をこめ、頷いたように見える。
「でも、鍵は……もういいのですか?」
少し戸惑いがノウェの顔に浮かんだが、すぐに消え去った。
「後悔、したくないんだ。――俺は、君の方が大切だ」
ゆっくりと、抱きしめられた。
冷えた身体が余計にノウェの体温を、鼓動を感じる。
それだけで満たされていくのがわかる。
漠然と空を眺めた。
満点の星空…はそこには存在せず、あるのは秩序を失った空のみ。
これから世界は大変なことになるかもしれない。
しかしノウェといることができれば私はそれで良いと。
世界は、もうどうでもいい。

「ノウェ……傷が痛いのですけど」
「……」
ノウェは私を放し、再び地面に寝かせてくれた。
しかし彼は何も言わず、私の傷を眺め続ける。
そしてポツリとつぶやいた。
「寒くないか?」
「少し寒いわ…」
「…今ここで火をおこす事が出来ないんだ。騎士団に見つかるわけにはいけないし」
「そうですね…我慢するので気をつかわぁえッ!?」
急に抱きつかれ、悲鳴に近い声が出てしまう。
それが傷に障り、少し血がにじむ。
「 」
そして耳元で、ノウェが何かを囁いた様だが、動転しているせいか、聞き取ることは出来なかった。
279piacere!:2006/04/16(日) 00:53:51 ID:wo1EiWYJ
>>274の物を書き直したものです。
もう少し続きます。
280piacere!:2006/04/16(日) 00:58:06 ID:wo1EiWYJ
久しぶりに団長閣下
ヽ((('A` ))))ノ
 ((((  ))))  
ノノノノω|||||
281名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 02:16:39 ID:ff1yp6d+
>>279
乙!期待して待ってるよ
282名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 08:11:22 ID:e/vn/1bu
休日に久々にキタ´∀`)ノ
283名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 07:17:14 ID:ZyCXA1gx
>>271
マナ×エリスの百合 チンチン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
284名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 14:39:51 ID:Pt620hoP
久しぶりに活気が戻ってきた…?
職人さんがたの続々帰還祈願(-人-)
285名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 17:35:26 ID:go2V3WRq
期待age!
286名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 13:24:26 ID:VeEDue8S
ならずか…OTL
287名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 13:23:53 ID:mREz6vwU
幼マナキボンヌ
288名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 00:58:01 ID:+qZgV4UZ
以前、エリス×ハンチを投下した>>253-254です。

>>270
ありがとう。
調子にのって番外編考えてみた。
妙にポジティブなハンチさんと、エリスの話。
天覧試合の後、しばらく平穏な毎日を送っていたということに…orz(ご都合主義)
289エリスとハンチ(エロ無し・ほのぼの)1/2:2006/04/30(日) 00:59:41 ID:+qZgV4UZ

きらきらと朝日が差し込む大神殿――その渡り廊下にハンチはいた。
小春日和で実に気持ちのいい朝である。外に出てみようか。
天覧試合で召集されるまでは、命令でもない限りは戻ってくることなどなかったのに、
近頃は度々、大神殿を出入りするようになっていた。

「おはようございます。ハンチ殿」
その凛とした声にハンチは振り向いた。多少ぎこちなくはあるが、顔がほころぶ。
声の主――エリスの元に駆け寄るなり、彼女は言葉を覚えたばかりの子供のように喋りだす。

「ひゃーっエリス殿〜今日はいい天気ですよぅ。お散歩しませんかぁ?あっ嫌でしたらいいんですけど、
 今日は非番だと聞きましたのでぇ〜私、今日暇なんで…良かったら付き合ってくれませんかぁ?」

興奮のあまり、挨拶すらも忘れている。が、後半の用件の部分は妙にもじもじしていた。
一体、誰から聞いたのか。否、聞き出したのか。
暇――と言っても、基本的に連隊長の仕事といえば直轄区、そしてその付近の見回りや警護くらいである。
この奇妙な組み合わせは最近の団員の注目の的だ。一体、あの二人に何があったというのだろう。と。

「はい。ハンチ殿がよろしいのでしたら…私、ご一緒させて戴きますわ」
エリスは微笑み、二人並んで正門の方へと歩き出す。
道行く団員達すべてが振り返り、立ち止まるのもハンチは気にならなかった。
女性にしては長身で、白を貴重とした服を纏ったエリスと、全身ずぶ濡れの黒い衣服に身を包む小柄なハンチ。
団員達の中にはこの両名を、面白がって見物に行こうなんて言っている者までいる。
こそこそと、しかしそれにしては目立つこの団員達。

「おっ。おまえも行くか?」

その隣を通り抜けて行こうとする青年をあざとく見つけた一人の団員が嫌味ったらしく言った。
青年は足を止め、顔色一つ変えず「いや、いい」とだけ言い、去っていった。
「ちぇっあの野郎…かわいくねえな」
その一連の最中だけ、団員達の興味は竜に育てられた青年――ノウェに移っていたが、
すぐさまエリスとハンチの話題に戻っていた。まるで主婦の井戸端会議のようだ。


――そんな彼等のことは露知らず、木陰にゆっくりと腰を落ち着けた。
既に陽は昇り始めていて、小鳥も何羽か水場に集まり、囀っている。
青い空をゆっくりと行き交う白い雲を二人で暫く見つめていたが、先に口を開いたのはハンチだった。

「そういえば、竜に育てられたっていう子、天覧試合で見ましたよぅ」
「ノウェといいます。彼はまだ実戦経験が少ないので……宜しければハンチ殿、今度稽古をつけてくれないでしょうか」

エリス自身もノウェに毎日稽古をつけてはいるのだが、連隊長直々が稽古をつけるとなると、
ノウェにもいい刺激になるだろう。と思ってのことである。

「あはっ勘弁してくださいよぅ。こーんな丸腰の女と竜の子を手合わせさせるなんて。エリス殿、いじわるですねぇ」
「いえっ!私、そんなつもりではっ!」
「冗談ですよぅ」

慌てるエリスを尻目にハンチはうへへへ、といつもの調子で笑い、
「エリス殿は真面目すぎますよぅ。もっと肩の力抜くといいですよぅ」
と、年長ものらしく助言などしてみたものの、余計なお世話だったかもしれないと思い、直後のエリスの表情の確認も忘れない。
悲しいことにもう癖になっているのだ。意見を言ったあとは相手の顔色確認を怠らない。

エリスは特に不快を示したような様子はなく、ハンチは安堵した。
しかし、エリスは深刻そうな面持ちでうつむいてしまったので、今度はハンチが慌てる羽目になった

「やはり私が悪いのでしょうか……」
「ややっ、いきなりなんですかぁ?」
290エリスとハンチ(エロ無し・ほのぼの)2/2:2006/04/30(日) 01:00:24 ID:+qZgV4UZ
その頃、団員達は彼女達の背後に位置する物置の影に息を潜めて見守るかのようにまじまじと見つめていた。

「聞こえたか?」
「いや、あんまり。天覧試合がどうとか……」
「くそっあの二人、一体どんな話してるんだ」

「何をしているんです?」
団員達それぞれが押し合い圧し合いをしてたため、彼等は背後への注意を怠った。
油断していたのだ。これが実戦なら、間違いなく彼等は敵の攻撃を受けていただろう。

その少年ゆえの、あどけない声の持ち主に邪魔するなと言わんばかりの形相で全員が振り返った。が、
全員が全員、ぎょっとし、声をそろえて、なんでもありません!と言うものだから
気になったのだろう、声の持ち主――神官長セエレまでもが慌てふためいている団員達の間から、
小さな身体を乗り出して彼等が見ていたと思われる方向を覗き込んだ。
――先程の二人の会話の続きが聞こえてくる。

「私が真面目すぎるのがやはり問題なのでしょうか?だからノウェは……」
「何がなんだか私にはちょっと分かりませんけど…そうやって張りつめていると疲れませんかぁ?」

「私、子供のときに契約してからというもの、友達がどんどん離れていきましてね、友情とか恋愛ってわからないんですよぅ。
 だから、今エリス殿とこうやって話せて、相談して…もらってるんですよねぇ?そういうのすごく嬉しいんですよぅ。
 そうやって悩めるのも……正直、羨ましいんですよぅ。わたしから見れば」

「ハンチ殿……」

「さっ!私、魅力は失ってもどこかの誰かみたいに食欲は失ってないのでお腹空いちゃいましたよぅ。
 エリス殿、甘いものでも食べに行きませんかぁ?」
「お供します!」

二人がすっくと立ち上がり、彼等の前から立ち去っていったところで
ぱんぱんと両手を叩きながら振り返り、セエレは団員達の解散を促し、にっこりと笑った。
「はいっ。散ってください。あとで僕のところに一連の事態レポートを出すのも忘れずに」
その場にいたどの団員も素直に応じ、早速そのレポートを仕上げるために宿舎に帰っていった。


その日の午後、町でついハメを外してハンチと共に食べ過ぎたエリスであった。


「あれ、エリス…ちょっと太ったんじゃないか?」
「ノッ、ノウェ!余計なお世話ですっ!」




糸冬。

291名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 01:02:51 ID:+qZgV4UZ
…勢いで書いたのでちょっとあんまりかもしれないが。
自分は書けないので、神エロ書きさんまってます。
292名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 01:38:33 ID:lbtDIKAP
GJです!
ハンチさんかわいいよハンチさん(´Д`*)
293名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 05:38:24 ID:6KQ7JoQG
>>289-290
GJ!なごんだ(*´∀`)
294名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 10:56:18 ID:7Jf71v4W
>>291
GJ!
295名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 17:35:27 ID:Bd07Oho4
ここからエロくするとすれば・・・

ハンチさんはいつも自然とエリスを視界に探すようになり
会えない日にはエリスのことを思い浮かべ
ノウェと談笑しているエリスを見るとなぜか胸が苦しくなってしまい
そんな自分の気持ちに気が付いても、潔癖なエリス殿にこんな気持ち知られたら・・・
 もう話しかけてもいただけなくなるでしょうねぇ、と諦め、
そして毎夜ベッドの上で一人エリスを想って自分を慰めては自己嫌悪

とかそういう展開かね。百合片思いっていうか、友情から恋へと進展っていうか
296名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 17:55:07 ID:arDNy8E6
>295
その調子で!
297名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 19:56:51 ID:Bd07Oho4
いや俺は・・・作文はニガテなのよ
298名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 04:33:01 ID:L51G78NQ
SSに仕上げなくても設定だけでおっきする


それもまた…愛
299名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 19:42:39 ID:QxeQecGp
↑いいこといったね(´Д`*)ハァハァ
300名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 22:31:58 ID:nzXbaYij
女神は処女じゃなければいけなかったかな?
301名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 04:35:02 ID:wp4nHFUH
アシラの例がある
女神になる前は可能
なった後でも可能
(ただし激痛アリ&オシルシが膣に出来たフリアエに限れば更なる痛みがある)
302名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 04:43:39 ID:Vyd+/xIi
>>301
ありがとう、助かったよ
303名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 15:16:01 ID:Bnp9f7m9
>>302
なにか来そうなヨカン!*´∀`)
304名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 01:14:15 ID:ZCWDKNNO
>>288-291
ハンチさんがしあわせになってる話は少ないので読めてうれしかった。ありがと
305名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 03:05:16 ID:EoT3XgQW
おまえらキモイよwww
306名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 08:14:43 ID:vYXYA/Ia
うんキモイよキモイさキモイとも
307名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 13:21:05 ID:ZbXaawCU
つーか2ちゃんのエロパロ板をクリックした時点で皆諸ともにキモイわけだがw
308名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 11:22:39 ID:0uT9qUDs
wktk
309名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 02:59:47 ID:h9bzumHJ
なんかちょっと落ち着き気味だね

SSにまで仕上げる文章力は無いけどシチュ妄想だけはあるって人も
会話だけの文だろうが箇条書きだろうがなんでもいいから書いてみて欲すぃ
310名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 18:45:23 ID:kkruAvO+
夢の中ですごくいいネタを思いついたはずなんだが、起きたら思い出せないという
311名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 19:01:41 ID:3/klV6r3
好きじゃないカプの話が延々と投下されてたんで、
しばらく足が遠のいていたわけだが。

て、こんな事書くと職人叩きはよせとかなんとか…
312名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 21:23:03 ID:CDb27Kz9
キャラ数が結構あるんだから好きじゃないカプの話になるのも当たり前、別に変な事じゃないと思うよ
313名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 00:51:37 ID:/IFrF3i+
>>311
特定の職人さんを名指しや安価指定で叩いてるわけじゃないから、叩きにはならないと思われ。
しかし、誰の事かはなんとなく分かる。
314名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 14:25:04 ID:cxPeWavT
保守
315名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 01:46:05 ID:hxm3ZE3W
さて、じゃあ>>311の好きなカプを聞こうか。
話はそれからだ。
316名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 02:32:03 ID:TeXkzmU9
>>309
オローのモテモテさすらい旅。
・修業がてら放浪の旅をしている騎士オローさんがある谷の隠れ里で虐待されてる幼女発見。
養女としてひきとる。マナが幸せなので帝国軍発生せず。オローをお父さんと呼ぶ。
・どっかの町で「魅力」を無くしたため家族にも疎まれ別荘の屋敷かなんかで孤独に生きる少女発見。
養女として引き取る。卑屈で引っ込み思案なのでお父さんとか気軽に呼べない。
・立ち寄ったどっかの貴族の家で騎士志望の少女にちょっと稽古つけてやる。
感じ入ったらしく修業の旅に同行させてくれと勝手についてくる。

それでこの三人の少女がそれぞれオローに恋愛感情を抱いて互いを牽制しつつアプローチ
でもオローは養女や人様から預かった娘に手は出さない、みたいな。
そういう妄想を抱いてみました。

あと立ち寄った村で人食い女エルフの討伐を依頼されてやっつけて捕えたけど、
詳しい事情を知ると同情心がわいて殺せなくなって、絶対自分でほどけないような
しっかりとした結び方(亀甲縛り)で縛って持ち歩くとか

退屈しのぎとして人里を脅かして回っているヒマなレッドドラゴンの退治を依頼されて
いくらなんでもドラゴンは倒せないので都合よく持っていた
「怪物をその者の本質を表すような姿の人間型に変身させる薬」を騙して飲ませて
退治しようとしたら少女の姿になったので倒す気が失せてやっぱり縛って持ち歩くとか
317名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 21:33:50 ID:VBi2BH1E
>>316
都合良すぎだけど萌えた
禿萌えた
318名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 23:34:39 ID:P3hB5AB9
アンヘルたんを持ち歩くなんて…持ち歩くなんて…ハァハァ
319名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 12:29:49 ID:VdG9AdZS
マナカイ続きキボン。
320名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 19:10:48 ID:YGpGdXx9
ネタ帳あさってたら書きかけのカイアン(アンヘル擬人化)出て来たので、体裁整えたら投下の予定。
オチが2通りで悩んでる…。
321名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:28:37 ID:L61IgqTd
AエンドとBエンドにしたらいいじゃないのかな
322名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 22:40:43 ID:K/OlX043
ハンチさんネタに切り替えたらいいんじゃないかな
323名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 04:17:11 ID:dhVckr4a
>>316
萌えスw
>>320氏に期待
324名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 15:13:36 ID:bEgIWxK2
もう俺は書かない!
325名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:06:12 ID:cVLZbA+S
326名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:33:33 ID:cNJ2IBgl
wktkしながら待つo(´・ω・`)o
327名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 03:34:07 ID:XEmC33Oc
>>324
書かないなら書かないでいいけど
いちいち言いに来なくてもいいよ*´・ω・`)
328名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 17:42:17 ID:QFJk2p/N
保守
329piacere!:2006/06/05(月) 03:15:34 ID:zWt3htbi
>>277-278

ノウェが私の首筋に吸い付き、舐める。
「    」
不意打ちを喰らい、声にもならない悲鳴があがる。
身体がビクリとなり、傷がヒシリと痛む。
吸い付かれている箇所が、火傷をおったように熱い。
しかしノウェが集中して舐めるうなじに、意識を集中させようとしていた。

ノウェは一度愛撫を止め、私の服を脱がせた。
衣を纏わない、醜い身体を見てノウェは失望したのではないだろうか、と思ってしまう。
が、ノウェは綺麗だね、と云って私の胸をしゃぶる。
そして左の乳首を舌の上で弄ばれる。
「――――っ」
必死に洩れかかる声をこらえる。
声を堪えている時にもう片方の乳を右手でしだかれる。
敏感な乳首はノウェの執拗な愛撫により、痛いほど程にいきり勃つ。
乳首を噛まれ、堪えていた声がついに洩れた。
「―――いぁ」
堪えられなくなったとき、よがり声が悲鳴のように口から溢れてきた。
その時は傷のことを忘れてしまっていた。
330piacere!:2006/06/05(月) 03:16:30 ID:zWt3htbi
胸の上を這うノウェの舌に私は意識を集中させていた。
舌が敏感な箇所へと触れるたびに、筋肉か強張りそのつど私は股を濡らす。
「の――うぇっ」
口から発するのはノウェを求める言葉ばかりだ。
恐らく今の私は頬を真っ赤にそめ、飢えている下衆と同じ眼をしているのではないかと思い、恥じる。
が、それすらも快楽となりつつあった。
今直ぐノウェの服を下ろし、少し前から己の存在を誇張している男根を貪りつくしたかった。
おねだりをしてみるのもいいかも知れない。
恐らくノウェに何かをねだるチャンスなど生まれ変っても、ないと思っていた。
そしてできるだけ、少女らしく、いつも自分の中で黙殺されてきた、心の中だけの、私の想像していた女の子でねだってみる。
胸への愛撫を続けているノウェの頬を両手で触れ、行為を一度中断させる。
その後、一度だけ眼をあわせ、恥じらい横を向いて、
「ノウェ……<<わたし>>の初めてを……奪って」
言い終わった瞬間に耳まで真っ赤に染まる。
顔が燃えているように熱く、穴と言う穴から火を噴出しかねない程頬を紅潮させていた。
恐らく今、私の耳からはきっと湯気が出ているはずだ。
しばらく心地よい沈黙が流れる。
そしてノウェが口を開いた。

「エリ――」
331piacere!:2006/06/05(月) 03:17:34 ID:zWt3htbi
なぜかノウェは、途中でやめてしまう。
その顔は驚愕に染まっている。
「ノ……ウェ」
「……」
何を云わないノウェの表情は、硬くなっていた。
「ノウェ……ど、うしたの、で、すか」
舌が絡んでうまく発音できない。
嫌な予感がして、胸が苦しくなる。
このままだとノウェを、失ってしまいそうな、そんな予感。
「ごめん、エリス……俺、行かないと。ジスモアの封印が……壊れたみたいなんだ」
そう言って私の頬に、触れた。
その手はとても温かかった。
……私は、ノウェの手を握ろうとする。
だけど、少し、少しだけ――なのに震える腕は後少しでノウェの腕を掴めるのに。

上がってくれない。

――上がって。

――お願い。

――ここで掴めないとノウェを……

頬に触れていた温かい、手。
それがゆっくりと、離されていく。
だんだん感じなくなるノウェの温かさを、名残惜しく思う。
先ほどまで、あんなにも幸せだったのに……。
悔しいのか、悲しいのか、何故だかわからない。
ただ、ただ、涙を流すだけの私を置いて、ノウェは行ってしまった。


ノウェは別れ際に云った。

――世界を元に戻したら……帰ってくるよ。それまで待ってて。
332piacere!:2006/06/05(月) 03:18:19 ID:zWt3htbi
あれから3年。
世界は彼が蒼い竜に乗って飛び去っていった4日後、世界は元に戻った。
でも、彼は帰ってこない。
もしかすると彼は、もう……

ある日、ドアを叩く音が家に響いた。
この3年間、来訪者は一度も着たことがなかった。
もしかしたら。

そんな期待に胸を膨らませ、私は扉を――開けた。

その時、冬なのにとても『あたたかい風』が私の頬を撫でる。
それがとてもうれしくて、涙が、零れる。
とめどなく涙はあふれてくる。
床にはいくつもの染み。
そして、彼の影。

――おかえりなさい。

――ただいま。エリス。

END
333名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 15:42:57 ID:SgAQtMs7
GJ乙!!!!!
エリスかわいいよエリスハァハァ
334名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 02:49:54 ID:perldthv
あぁエリス切ナス…ノД`)
激しく萌えますた!
職人さんマジでGJ!
335名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 04:14:33 ID:5yrCwHMQ
今保管庫見てきたけど、ノウェエリほとんど無いのな
そういう意味でもGJ!
336名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 21:43:40 ID:Tt1DqpxG
エリスたあぁぁぁああん('Д`;)ハァハァ
GJです!
337名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 03:23:17 ID:5Q3GVIbn
次回作期待保守
338名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 10:50:37 ID:GrengP+n
保守



↓ドゾー
339名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 04:10:56 ID:sJGkbWKZ
エロスたん;´Д`)
340名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 21:56:14 ID:DW2tUG/A
age
341名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 03:14:24 ID:Wuwthypw
妄想で保守
ゲーム本編の十年くらい前 ちょっとノウェの設定改変

オロー団長が拾ってきた竜の子ノウェ
彼は特殊な生まれのためか、契約者が「契約」によって得た力は彼には無効、
さらに「代償」も彼が近づくとキャンセルされるという反則気味な力を持っていた。

ジスモアを指さして「あの全身真っ黒なおっさんなにー?」と言う。
シェイドの力によるカムフラージュの効果が効かなかった。
契約者だという事を不自然に隠していた事がばれて信用を失い
そのせいで調査が入って元帝国軍だったと言うこともばれ、ジスモアクビ。

ヴェルドレ、封印の形態を変えるとかの悪巧みよりノウェをそばにおいて
毛をフサフサにする野望に取り付かれてそれどころではない。

こうして未来の禍根が絶たれた上で契約者たちのノウェ争奪戦が始まる。

ザンポ(こいつと居れば味が解るー!やったー!飯時にはいつでも一緒にいさせようっと)

ヴェルドレ(フサフサの日々よもう一度・・・!それには常に近くに居る必要がある・・・!
他の契約者たちが邪魔だな。どうにかして処分せんと・・・・)

ヤハ(この子となら快感を得られるはず・・・まずは私の魅力の虜にして、
そして寝室であんなことやこんなことを・・・
ふふふ、私はノンケの幼児だってかまわず喰っちまう人間なんですよ)

ハンチ(「太陽みたいにきれいなおねえさん」って言われた・・・
ああ、そんな事言われたの十数年ぶりですようっ! んんっ・・・
うへへへへへ。年の差なんて関係ないですよねぇ〜?
お姉さんがかわいがってあげますよう〜〜〜?)

カイム(ふ〜ん、そいつが居れば声が出せるのか。・・・別にどうでもいいな。
ていうか近くに来たらアンヘルたんとの電波が通じなくなるからむしろジャマ。
それよりマナどこに逃げたゴラァ)
342名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 03:27:02 ID:Wuwthypw
調べたらノウェ拾われたの8歳のときだから「幼児」じゃねえな
この頃はザンポ10歳だからまだ騎士団に居ないし
343名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 06:46:30 ID:Wgmu7zXa
なかなか面白そうだと思った自分は勝ち組。この妄想SSを読んでみたい。
344名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 12:17:53 ID:ShXMWFpT
その年頃のノウェはオナ兄さんのストライクゾーンですよ
345名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 00:38:29 ID:nRharGs5
なんかカイムがギコに見えたwww
346名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 03:39:33 ID:8NeuwrYk
毛がぜんぶなくなるのと
快感がなくなるのと
魅力が全くなくなるのでは
やっぱり魅力が無くなって誰からも嫌われるのが一番切実だと思うから
他の二人はハンチに譲るべき

エロ展開的にもそれしかないし
347名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 17:08:36 ID:LyQrOX80
なんかイマイチだな。
もう粗方神作品は出尽くしたのか…ヤハたんとか
348名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 16:42:34 ID:CyAZn4CM
>>341
全身真っ黒ジスモア次団長カワイソスwww

ちなみに、元帝国兵士って事、オローだけは知ってたはず。
349連カキコスマソ:2006/07/02(日) 16:48:45 ID:CyAZn4CM
ついでに書くと、
ジスモアの代償は肉体だから、代償キャンセルされるとしたら、
全身真っ黒ではなく、普通の全裸のオッサンに見えるんでは?w


とりあえず、ヤハたんと野上あたりは気になるw
350名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 15:32:19 ID:3kQr66hN
なんていうか、全員まとめて…とか
351名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 21:44:11 ID:v/fOaFt4
保管庫ひさしぶりにみた。
みんなどんなSS好きだった?シチュとか…
今思うと、去年の今ごろ〜年末にかけて最盛期だったなぁ
352名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:32:18 ID:6NROezOJ
シチュというのは違うかもしれんが***氏のが好きだった。
氏のアンヘルたんは凶悪にかわいかった。
353名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:32:47 ID:WcPWFNhS
ハンチさんがエリスにやさしくされるやつと
セエレが女神エリスとしちゃうやつ。
幸せな話が好きだ。
354名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 23:08:44 ID:CsVSa+T8
私は裏の林の話が……あ、いえ、なんでもありません。
355名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 23:43:21 ID:D03pq72T
オナ兄さんの一人遊びはちょっときつくないかww
356名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 00:06:02 ID:uZQTxSqL
わしゃ幼ノウェの続きが見たくてのぅ・・・。
357名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 05:03:59 ID:DYWKNvGk
358名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 15:40:04 ID:yYUyoAme
カイマナの続きをとにかくひたすら待っている
359名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 15:38:17 ID:C7um0LNz
見習いヤハの面子がめっさ可愛かった
エロに続くのを待ってもう半年以上…
360名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 03:20:30 ID:sPuumCVb
好きだったやつ挙げるだけじゃなく、こう続いたらいいなって展開とか書いてみてくれ
361名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 05:04:01 ID:eVbenBTi
カニバメイドさんのやつで、アリオーシュが意外に性的奉仕を簡単にOKして
夜な夜なカイムとギシアンする展開キボン。
しかし気分が高まると首筋にかじりついてくるので一度死にかけてからは事前にさるぐつわをかける。
カイムとしては口での奉仕もさせたいが絶対食い千切られるとわかってるので断念してる。
隣の部屋で寝てるマナは毎晩毎晩ギシアンうっせーんだよ!と思いながらも
その音に刺激されてついつい手が股間にむかったりしている。
362名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 02:45:53 ID:MgUuaV0I
想像力貧困だからな俺
ハンチさんが攻め攻めのエロイ格好しか思いつかない
363名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 04:41:39 ID:nZnAoNRZ
>>351
俺は「絶望」が好きだった
ジスモアに孕ませられるエリスたん萌え…(;´Д`)
また似たようなシチュのssが見たいな
364名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 04:05:03 ID:ebo49j/4
団長閣下は攻めキャラとしては最強だよなw

誰でも相手にできそう。
365名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 02:46:50 ID:v0JX4cu+
誰でも相手できそうな団長…と見て何となく思いついた。


ヴェルハゲ亡き後、封印制度に不安を持っていたジスモアは
第六の封印をほどこすため、封印の女神、アンヘルが眠るその場へ踏み入れる。
新しく人の手で作り出した、封印の器具。
これが成功すれば、神官長いなくとも我ら人間の手だけで封印ができるかもしれない。

するどく尖った巨大な杭のような形を模した器具、釘付けが目的の道具であるが、
さあどこに打ち込もうか。翼か?首か?
と悩みながら団長が赤き竜の回りを歩いていると、目の前に赤き竜の秘部が…。


団長×アンヘル、というより、器具にやられるアンヘルだねこりゃ。
すごい妄想。ゴメン。
366名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 05:09:12 ID:WX6M1+dd
SS化キボンヌ
367名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 05:09:19 ID:DgXZFvxw
http://www.geocities.jp/hokandod/3/3_19.html
この話の「あの時に戻れるなら」と悔やんでるマナが本当に戻った話が読みたい
368名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 05:16:23 ID:DgXZFvxw
http://www.geocities.jp/hokandod/3/3_23.html
これで「もう耐えられない!」と逃げ出さずに機会があるたびにカイムに奉仕を続ける展開も読みたい
369名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 21:50:13 ID:L6AQkRss
保守
370名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 04:03:17 ID:Y3f+O7Ry
保守保守
371名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:14:19 ID:lKwFo2zM
保守保守保守
372名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 13:28:52 ID:3qw5jTox
保守
373名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 02:36:53 ID:TvMYe+8I
>>352
遅レスだが***氏はHP持ちだぞ。DODsearchで探してみここの含め新作大量にあるから。アンヘルタン相変わらず凶悪にかわいい
374名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 17:52:46 ID:euCnZsnt
375名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 00:07:59 ID:fc/G/xcI
>>373
ありがとう。君はとてもいい匂いだ
376名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 00:40:23 ID:VITD70g5
じゃあこのスレもういらないな
377名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 15:27:03 ID:s2iANynV
な なんだってー
378名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 21:27:41 ID:Ex2dSlFP
保守
379名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 09:19:14 ID:yvD2WD80
保守
380名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 01:56:28 ID:1bZ1pezI
***氏以外の職人のサイト見つけたけど
ここで連載途中のSSの最後に
「打切」って書いてあった・・・・

次に職人来るのは続編発表までか?
381名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 06:38:42 ID:oW0A3CFp
なんで途中で投げ出してしまうんだろう。構想を最後まで練っていないのか?
ドラマやアニメの打ち切りに近い?
382名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 16:17:10 ID:H5PhiRla
どの職人とかに限らず
設定資料集出たあたりから一気に勢い落ちたよな → SS投下
383名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 01:15:32 ID:cPkpSYib
創作は自己満足とはいえ、やっぱ職人も人間なんだから反応あるかないかでやる気も違ってくるもんだし
人が少なくなれば投げ出したくなるのも分からんでもない
384名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 10:20:46 ID:4LSGQMp+
ROMも結構いると思うんだが
やっぱスレに書き込んだ方がいいよな
385名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 15:11:43 ID:RDu2DdXU
書けないけど三日に一回はチェック&保守してる
386名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 18:06:06 ID:PDD9PrYz
>385
上の>378-379は君だな?
387名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 20:13:44 ID:65P04Qkl
どこまでも晴れ渡った、空。
その下で私はのんびりと暮らしていた。

青い空が割れた時も、私はのんびりと暮らした。
赤い竜と青い竜が上空を飛んでいた時も、のんびりと暮らしていた。

竜の群れが空を飛び回っていた時も、私はのんびりと暮らしていた。
与えられることのない出番。

そう、私はジャブスター。
覚えている人はいるだろうか。

私はジャブスター……。
覚えている人は……いるだろうか?
388名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 21:02:20 ID:7PRkg1e8
>>387
ジャブスターじゃねぇよジャスタブーだ

http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1105520182/882

882 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:05/02/09(水) 01:17:28 ID:ZQEAhMGb
ファミ通でDODの情報載ってたんで、要所だけ書いとく

新味方キャラ「ジャスタブー」
騎士団に対抗する勢力「紅(あけ)の逆徒」の元団長で、
単独で動くレジスタンスのマナの存在を気に懸け
サポートしてくれていた穏和なオヤジ。上手く大計画を進めていたハズだったが、
あることをキッカケに直属の部下は内部により皆惨殺され、「夜叉」と契約し10本の手指を失う。
以後、騎士団員を殺すことに依存し、己の快楽を満たすためノウェ達と組む。
武器は義指につく太い鎖。攻撃スピードは普通だが
超広範囲攻撃や吹っ飛ばし攻撃、束縛攻撃など、攻撃は多彩。

他、ゲーム中のカット(「生まれつきで口が臭いなんて死んだ方がいいよ」とジャスタブーに喋るノウェ等)
「紅の逆徒はジャスタブー&直属が消えただけで何事もなく活動しており、ノウェと敵対」など多少の世界観の説明
序盤の武器4つとコマンド8個の簡単な説明等・・・・計2ページ
面倒なので明日帰ってきたらスキャナでうpしとく
389名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 00:33:59 ID:2NLTq0oe
うpまだかな
390名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 01:10:07 ID:Drzi+ocX
ほす
391名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 01:54:40 ID:AaD3DuoA
ジャスタブーネタナツカシス。
392名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 16:41:36 ID:npMZ1sEs
職人参加悶
393名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 19:28:31 ID:T7TLB4c4
ブラックジャック21みてたらブラックジャックが皆無に、ピノコがマナ にみえた
おれ、末期か?
394名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:00:14 ID:yH757pTy
ピノコがマナに見えるか

そうか
395名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 01:44:11 ID:IxFtzNc+
一度だけ、本当に一度だけ聞いたことがある。
あの時、彼女は頬を赤らめ俯いていたのを鮮明に覚えていた。
今思えば、俺は彼女の事を何もわかっていなかったのだと実感させられる。
俺はこの人を守ると決めた。
でも、俺は……エリスを守りたかった。
決断という物は簡単にできてしまうが、その重さを理解しなければならない。
昔、親父にそういわれたことがあった。
俺は、封印騎士団を――エリスを裏切る事がどれだけの重さか理解できていなかった。
そして失ってから気づくなんて……


古の墓標。
そこで俺が感じたモノ≠ヘ、衝撃的なものだった。
俺が神竜族の武器で、神を殺すための道具なのだと。
確かに、納得はできる。
だが、すぐに受け入れることは出来なかった。
いや、受け入れられる人間≠ヘいない筈だ。

――そう、人間は

レグナの背で、意識して風を感じる。
今までの、どんな時でも感じた安心感が少し、揺らいだように感じた。
エリス……俺はどうしたらいいんだ…。

墓標へとやってきた時とは違い、静かだった。
レグナが言うには、認められたからだそうだ。
嬉しくはない。
……嬉しいわけがない。
396名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 01:44:58 ID:IxFtzNc+
俺は、人として、人間としてではなく武器≠ニして認められたのだ。
マナが錯乱状態である今、俺はどうしようもなくなっていた。
そんな時、封印騎士団の艇がアークドラゴンに襲われているのが見えた。
「レグナ、あの艇を――」
俺がそういうとレグナが、体当たりで軌道をそらし、古の墓標へと不時着させる。
「世話の焼けることよ」
と、レグナは皮肉るが中には神官長が乗っているかもしれない。
古の墓標へと着地した艇へと近づく。
艇には致命的な破損が幾つもあり、もう飛ぶ事はできないだろう。

生存者を確かめるため、レグナの背から飛び降り、マナを地面に寝かせた。
「誰か乗ってるか」
ガタンッ。
近くの扉が壊れ、そこから一人の女性がでてきた。
その容姿は紛れもなくエリスだった。
見間違える筈もない。
正真正銘エリスである。


その姿を見たとき、俺はその場に膝を突いてしまった。
……エリスがゆっくりと近づいてくるのが感じられる。

そしてエリスが俺の前にしゃがんで、優しく抱いてくれた。
その瞬間、こらえていた感情があふれ出す。
エリスを殺していなかったという安堵と、刺してしまったという恐怖。
それらが一斉に襲い掛かってくる。
感情の渦が、俺を子供のように無力にする。
謝ろうと、謝ろうとしてもうまく発音が出来ない。
ただ嗚咽だけが静かに、静かに溶けていくように、消えていった。
397名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 01:46:41 ID:IxFtzNc+
ノウェの葛藤を書いてみたかった。

続きはまた後日。
一応、エリスと得炉あり。
398名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 03:05:30 ID:tsaX+aDb
乙!wktk
399名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 09:48:27 ID:eSc8NK8C
神降臨!続きを楽しみにしているよ。
400名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 05:20:05 ID:jZwgXzF4
イヤッホウ!GJ!
降臨を信じて保守していた甲斐があった!
続き楽しみだ
401名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 12:35:36 ID:7RODUlI4
保守
402名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 02:44:36 ID:NAmaIBlM
続き楽しみだなぁ
403名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 03:37:14 ID:BPux79f4
うわぁ、しばらくエロパロスレの存在忘れてた……
罪深き自分だけれども、保守ついでに>>271の続きでも。今更で本当にすまない……所詮ただの凡人、職人様には遠く及ばない。

>>397
遅レスだがGJ!続きが凄く気になる!
404マナ×エリス(百合にご注意・まだエロ無 2:2006/09/13(水) 03:41:35 ID:BPux79f4
絡みの無理矢理感が否めなくてスマソ。

---

深い闇に覆われた土牢の中で、マナは目を覚ました。
「ここ、は……」
意識を失った後、捕われたのだろう。手足は拘束され、身動きのとれない状態となっていた。
「……」
無機質な壁から、僅かに足音と話声だけが耳に届いてきた。
同時に思念も流れ込んでくる。
(まったく呆れたもんだ。次から次へと暴れやがって)
(奴らも何で懲りないんだか。そんなにあの女が大事なのか?)
(マナ様ぁ、我々が必ずお助けしますぅ、ってか? 勘弁して欲しいよ)
(いくら弱くてもああ何度もやられちゃあなぁ)
「……何て、こと」
察するに、私を救い出すために多くの人々が潜り込んできたのだろう。しかし、それは無駄なことなのだ。
炎洞塁の警備は厳重である。となると、逃げ出す機会は処刑時のみ。今はまだ刻ではない。
「皆さん、すみません……」
届かない謝罪を、マナはぼそりと呟いた。
処刑から逃げ出した後も、マナをより安全な場所へやるために、きっと多くの人々が犠牲となるだろう。
「あなたがたの命を無駄にはしません。私が必ず、残りの鍵を破壊します」
マナはうっすらと目を閉じた。
そういえば……あの白い女騎士。何故あんなにも気になったのだろう。盲目的な心を持ってはいたが、大して際立っていたわけでもない。
側にいた若い青年騎士の顔にもほんの少し見覚えがあるような気もした。遠い誰かの、面影が。
何か接点があるような、そんな。
「……気のせい、よね」
考えるだけ無駄だ。何もあるはずがない。私としたことが。
記憶にないのだから、それでいい。
そう、記憶にないのだ。
マナは再び意識を落とした。
405マナ×エリス(百合にご注意・まだエロ無 3:2006/09/13(水) 03:43:27 ID:BPux79f4

聞こえてくる音がやみ、静寂がやってくる。それが何度も繰り返され、長い時の経過をマナに知らせた。
そして、ある日。不意に、足音が土牢へと近付いてきた。
「……あなたは」
あの女騎士と一緒にいた青年だった。
誰かの面影をちらりと見せた顔も、今は手燭にぼんやりと照らされていた。
「こんな夜中に処刑を行うのですか」
青年が驚いた顔をした。動揺する心を読み取ると、それは何でもないことだった。
軽く説明をし、問掛けた。心の中を見透かされたような反応に、青年はまた動揺を示す。
「……なぜ、気炎の鍵を壊した?」
問掛けをあっさりと無視し、青年は質問をしてきた。
なぜ?
寧ろ、こちらが「なぜ?」である。そんな決まりきったことを聞くなんて。
が、疑問は彼の心を読むことで消えていった。
この青年は、何も知らないのだ。騎士団の、世界の真実を。
恐らく、多くの団員が彼と同じく「無知」であるのだろう。騎士団の行いを正義と妄信させるために、事実から遠ざけられている。
「……きみも見たでしょう?」
仕方がない、初めから説明してあげよう。

一通り話し終わった後、マナの中にある考えが浮かんだ。
彼女のことについて訪ねてみよう。なぜか、知りたいと思ったのだ。
「ところで、きみと一緒にいた女性は……」
「一緒にいた女性……エリスが、どうかしたのか?」
「エリス……そう、エリスというの」
エリス。綺麗な響き。心の中で何度も呟く。
「……わたくしが、何か?」
「エリス!」
噂をすればなんとやら、というか。不快と苛立ちを込めた足音を響かせ、彼女がやってきた。
「ノウェ……何をしているのですか」
「いや、別に何も……見回りだよ」
「……随分と距離の近い見回りなのね」
鋭い棘を含ませて、エリスは青年……ノウェに言い放つ。
すると、ノウェはマナからほんの少し離れ、
「エリスこそ、何の用だ?」
と、問いかけた。
「こんな時間に土牢なんて、誰でもおかしいと思うでしょう? 失礼ながら後をつけさせて頂いたわ」
「だ、だから見回りだって……」
「ノウェ」
エリスが真剣な顔でノウェの言葉を制した。
「この女は危険な存在よ。逃走の恐れもあるし、早々に処刑されるべき存在です。そんな女に……一体何なの?」
「もういいでしょう」
困り果てたノウェに助け舟を出したのはマナだった。
「私が処刑されるのは決まったこと。ならば私のことなど気にせず、『騎士様』方は戻られたらどうですか」
冷めた目をしたマナを、エリスがじろりと睨んできた。
「あなた、何のつもりかしら? その眼……不快としか言いようがないわ」
「いいえ、別に何も」
エリスは益々不快さを顔に表してきた。
「明日には処刑だというのに、随分と落ち着いていられるのね。こんなに早く諦めてしまっては、つまらないわ」
「そう、あなた、私を極限まで苦しめてから死に追いやりたいのですね。何て非道」
「なっ……」
「斬首した後は、私の首を踏みつけるのですね。その後首は晒しモノ。もしくは火あぶりですか? 笑顔で私に火をつける様が目に浮かびます」
「何を言って! あ、あなた頭がおかしいの!?」
「エ、エリス……」
ノウェが怯えたようにエリスに声をかける。
今のは別に、彼女の心をそのまま言ったわけではない。ただ、似たようなことを思っていたので少し誇張して言ってみただけだ。
何なのだろう、この感覚は。
人の心を暴くのは、こんなにも胸に響くものだったのだろうか?
心を暴く。
それは、この上なく下劣な行為。
けれど、相手が封印騎士団ならば。世界を破滅に導く者たちならば。容赦なく行える。
それとも……彼女だから?
何なのだろう、この気持ちは。

「……あなた、少し足りないようね」
少し取り乱したようだが、エリスはすぐさま心を落ち着かせた。
「何がですか?」
「わからないのなら、教えて差し上げるわ。ありがたく思いなさい、この女狐」
邪悪な笑みを浮かべ、エリスは言う。
「ノウェ。今からこの女に自らの行為と存在を後悔させてあげます。あなたは少し下がっていなさい」
「な、何をするつもりなんだエリス……!?」
「悪いようにはしません。ただ少し、わからせてあげるだけよ」
「……」
普段は片鱗も見せない闇の部分を見せ付けられ、ノウェは心底怯えきっていた。
「わ、わかったよ……でも、エリス」
「明日にはもうこの世に存在しない人間。何をしたって勝手でしょう?」
ついにノウェは言葉を無くし、静かに土牢を去って行った。
「さて……何から始めましょうか」
チャラリと鍵を鳴らし、エリスが扉に近付いてきた。
「……」
エリスが何をする気なのかは、視えていた。

「女としての、屈辱を味あわせてあげるわ」
マナは、エリスに悟られぬように小さな笑みをこぼした。

---
次からエロいきます。に悟られぬよ?
407名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 08:23:16 ID:Bg9rON1l
キター!!!!
続きwktk
408名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 03:14:51 ID:/GaYS9JG
やべキテター!
GJ(*´Д`)ハァハァ
409マナ×エリス7(百合にご注意・ここからエロ:2006/09/20(水) 02:44:50 ID:cqdpHsNM
wktkとGJありがとう。・゚(ノД`)゚・。
百合エロムズいと感じる修行不足な自分。

---

土牢の扉が、エリスの持つ鍵によって開けられた。
「安心しなさい。何も苦痛だけを与えようというわけではないわ」
「……」
エリスの心の中は今、醜悪な感情に満たされている。マナは、自分がこれからどうなるのか、手にとるようにわかっていた。
エリスはしゃがみこみ、マナの顎を持ち上げる。
「同時に快楽も与えてあげるわ。一体どんな気分になるのかしら」
「それは楽しみですね。ですがその言葉、そのままあなたにお返しすることになりますが」
「何ですって!?」
小気味のいい音が響く。頬を叩かれたのだ。
「……二度とそんな生意気な口が聞けないようにしてあげるわ」
エリスはマナの金の髪を掴み引き上げる。
「貴女、身動きがとれないのよ? どんな辱めを受けても、逃げ出すことすらままならない」
エリスの手から、さらりと金砂がこぼれ落ち、瞬間、マナの衣服は無惨にも引き裂かれた。
白い素肌が暗闇に晒される。彼女の肌のところどころには痣が浮かんでいた。
「……っ」
得体の知れない、痣。気付けば体に刻みこまれていたもの。
剥かれると予期してはいたが、やはりこんな醜い肌を人前にさらけ出すのはいい気がしない。
それでも、彼女は動じない素振りを見せた。
「……顔色一つ変えないなんて。もしかして、鳴れているのかしら? ……ふっ」
エリスは小さく吹き出す。
「聖女の正体はとんだ売女だった、てわけね。命を捨ててまで貴女を崇めるのは、淫行に身を堕落させられていたからだなんて、とんでもないわ」
「……あまり憶測でものを語らないで欲しいのですが。くだらない、ただの妄想ですね」
すぐに心を落ち着かせたマナが言葉を返す。
「あなたの言う辱めとは、こんな程度ですか?」
「馬鹿にしないで。これからよ」
エリスも慣れてきたのか、小さなことは気にならなくなっていた。
もうすぐ、この女の冷めた顔が醜く歪むのだから……。
それが、マナの読み取ったエリスの喜々とした心中だった。
「それにしても……随分と小振りなのね」
ぎゅっ、と、エリスはマナの胸を乱暴に掴んだ。
「やっぱり、ここがいいのかしら?」
白い手が、小さな突起をこねこねといじる。
「……っ」
刺激が、伝わってくる。
マナの表情の微細な変化に、エリスが口角をあげる。
「ふふ、聖女様も快楽には弱いみたいね。これから徐々に強くなっていくわ」
きゅっ、と、反対の突起も摘まれる。
「ぃあっ……」
強弱極端な刺激を双方に与えられ、マナは僅かに湿り気を感じた。
(そういえば、人にされたのは、初めて……)
どんなに聖女として崇められようと、マナという存在を、何も纏っていない私を見てくれる人はどこにもいない。
寂しさに耐えきれず、気付けば乳房に、秘所に手を当てがっていたことは、数えきれないほどあった。
実の所、マナはまだ性行為の経験がない。
卑しい野盗に襲われかけたことはあったが、マナの強大な魔力に叶うものは誰一人として現れなかった。
今だって、そう。
彼女の行いをやめさせようと思えばできるのだ。
ただ、マナは機会を待っていた。
逃走の試みを処刑寸前まで待っているように、彼女を驚愕させ、逆に辱めを与えるのに丁度いい瞬間を……
「さて、こっちの方はどうかしら」
いつの間にか、エリスの手がマナの秘所へとのびていた。
丁度秘裂に沿う様になぞられる。
布ごしの刺激は小さなものだったが、マナは自分が濡れていくのがわかった。
「ん……」
マナはほんの僅かに顔を赤く染めた。
「直に触って欲しいのかしら?」
答えも聞かず、エリスはズボンの中へと手を差し入れる。
下着は、ねっとりと湿っていた。
「ふっ、ふふ。あははっ、やっぱり貴女、淫売ね。こんなに濡らしちゃって、殿方の熱いモノが、欲しくて堪らないのではなくて!?」
「思い上がらないで下さい。単に身体が刺激に反応しただけですから」
「そんな理屈、貴女を守る殻にはならないわ」
マナは、自分の言葉がエリスを更に高ぶらせていることがよくわかっていた。
「焦らなくとも、直ぐに入れて差し上げるわ。ただ、指でごめんなさいね」
下着を僅かにずらし、秘所の中へ指が入れられた。
くちゅり。
秘裂は、いとも簡単にエリスを受け入れた。
411名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 07:15:12 ID:SWYjebxR
ちょ、続きマダー???
412マナ×エリス (百合エロ 7:2006/09/20(水) 19:05:31 ID:cqdpHsNM
うっかり寝てしまってスミマセン。そして誤字発見orz
6の「魔力に叶う」→「魔力に敵う」。

---

「同性の指、というのも、新鮮じゃないかしら?」
ぐちゅ、ぐちゅ、と掻き回される。
いかに経験がなかろうと、自慰により慣らされた其処は十分に潤っていた。
しかし、未だ太いモノを刺し込まれたことがない故か、膣壁はその細き侵入者ですら喜んで歓迎した。
「んぅ、ふっ」
他人にされる、というだけでこんなにも感じるものなのか。
マナは、自分でするのとは明らかに違う、圧倒的な恥ずかしさを覚えた。
流石の彼女も、このことまでは予測できなかったらしい。
まるで、心の中まで、掻き乱されているような……
しかし、エリスは途中でぴたりと指を止め、手を引き抜いてしまった。
「ぁ……!」
思考が朧気だった為に、エリスの変化に気付かなかったマナが動揺を示す。
「同じ女にこんなことされて感じちゃうなんて、相当の変態ね、貴女」
「……」
この言葉に関しては、マナは否定することができなかった。
身体機能としての反応だけではない、体の昂ぶりをマナは確かに感じたのだから。
「ほら、見なさい。これは貴女のいやらしい蜜よ」
べっとりとした指を目の前に突きつけられる。
そして、エリスは一言。
「汚れてしまったわ、舐めて綺麗にしてくれないかしら」
マナの唇に、指を押し付けた。
「っ……」
とっさに、マナは顔を背けてしまった。
いくらなんでも、自分の体液を舐めとるという行為には抵抗を感じたのだ。
「生意気な女ね。まだ自分の立場を分かっていないのかしら」
エリスは、マナを強引にうつ伏せにさせ、よつん這いに近い格好にさせた。
「何を……」
白々しく声をあげてみたものの、エリスの狙いは明確なものだった。
「さぁ、痴体でも晒してなさい」
ずるり、と、下着ごとズボンが下ろされる。
「……!」
外気にあてられた襞(ひだ)がひくひくとする。
マナの下半身がエリスから全て見える形となってしまった。
「あら、汚い所まで丸見えね」
卑しい笑みを浮かべながら、エリスは満足そうに言う。
エリスには今、マナの菊座の皺までもが見てとれた。
「これはどうかしら」
ぎゅっと、マナの陰部にエリスの掌が押し付けられた。
413マナ×エリス (百合エロ 8:2006/09/20(水) 19:09:46 ID:cqdpHsNM

「ふあぅ!」
包まれた陰核に、襞に、新たな刺激が伝わる。
そのまま円を描くように回していく。
「あ、はぁ」
指を中に入れられるのとは違う、甘い痺れがマナを襲う。
(ん、うぅ……まさか、こんなにも、乱されるなんて……ぁん!)
「ふふ、そんなに気持ちいいの?」
唐突に、エリスはマナの陰部を力いっぱいひっぱたいた。
「ひぎぃ!?」
強烈な痛みと刺激が同時に来る。
あまりの痛みに、マナはじわりと涙すら浮かべた。
「これはおしおきよ。先程の、ね」
びくびくと小刻に揺れるマナの鼻先へ、再び手を見せつける。
「今度こそ、綺麗にしてくださるわね?」
「……」
マナは観念したかのように、おずおずと舌を出した。

ぺろ、ぺろり。

エリスの指先を、手首を、指の間を、余すところなく丁寧に舐めとる。
舌により逆に掌を蹂躙されたエリスは、ゾクッと体を震わせた。
「言うことをちゃんと聞いてる貴女、なかなか可愛いわよ?」
年上の、大人の女性にかける言葉とは思えないが、それほどまでに、今のマナはまるで小動物のように見えたのだ。
故にエリスは気付かない。マナの瞳の奥に、暗い意思の炎が宿っていることに。
「さぁ、これからが本番よ」
すっと立ち上がり、牢から出ると、エリスはおもむろに槍を取り出した。
エリスがいつも持っている大事な槍とは違う、装飾の無い凡庸の槍だ。
万が一の為に持ってきていたのだ。本来は相手を純粋に傷付ける為に、だったが。
「悦びなさい。あなたの相手は、命なきモノよ」
刃を逆にし、マナの方へと向ける。
「それとも、魔物の方がお好きかしら」
楽しくて愉しくて仕方がない、玩具を見つけたかのようなエリスの、光惚とした顔。
それが崩れたのは、すぐのことだった。

「ふっ、ふふふ、あは、あはははは」
高らかに笑いだしたのは、うつ向いていたマナだった。
「素敵な余興をありがとう。実を言いますととね、初めてだったの、人にされたの」
土牢の中が大きく揺れ、地面から次々と土が盛り上がる。
「そ、そんな……!? まだこんな力が!?」
驚愕を隠せないエリスは、動けないでいた。
彼女が最も油断する刻を、マナは待っていたのだ。
彼女は魔力を、睡眠によって回復させていた。
「本当はもう魔力を温存させる予定でしたが、仕方がないですよね。あなたに、お礼をしてあげないといけませんから」

マナの拘束が外れると同時に、土で出来た即席の拘束具がエリスへと襲いかかった。
414名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 19:14:27 ID:cqdpHsNM
最後数行コピペミスしてしまった。
携帯だといつも最終行変になってしまうなぁ(´・ω・`)

---

マナは魔力を、睡眠によって回復させていた。
「本当はもう少し魔力を温存させる予定でしたが、仕方がないですよね。あなたに、お礼をしてあげないといけませんから」

マナの拘束が外れると同時に、土で出来た即席の拘束具がエリスへと襲いかかった。

---

次回、マナの逆襲。
415名無しさん@ピンキー








とっても…おっきした(`・ω・´)bグッジョブ