【あいす】太臓もて王サーガでエロパロ【矢射子】

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1名無しさん@ピンキー
12月2日にコミックス一巻発売!

氷の微笑女・佐渡あいす(ドS)
鬼の生徒会長・百手矢射子(Gカップ)
他様々な萌え少女たちが登場するもて王で萌えてみないか?
2名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 21:49:55 ID:yRdfOn2K
2ゲト
3名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 22:47:39 ID:8LmMt0Um
3ゲトー?
あいすタン萌え
4名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:12:14 ID:5qu9eIj+
乾×矢射子とかイイと思う
コウミ×あいすとか
5名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 01:58:25 ID:BN65/edr
保守
6名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 22:16:30 ID:5qu9eIj+
需要あるのか…?
7名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 18:45:15 ID:FNuR9K+J
コミクス発売記念あげ
8名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 22:11:39 ID:ZM4JZNRL
宏海×あいすは良いな、読みたい
9名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 02:33:08 ID:g+ms6UWu
小学生矢射子は萌えた。
あいすはもっとサービス汁!
10名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 17:38:28 ID:FGWGaKhE
保守
11名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:54:03 ID:LonNCFGD
今週矢射子に萌えた
12名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:24:02 ID:pBxruxDG
あいすが陵辱されるやつ読みたい
13名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 12:46:37 ID:gfsphjWZ
>>12
問題はあいすが大人しく凌辱されないだろうということだ
氷封じる方法ねーかな
14名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 12:56:46 ID:hWZD9tvp
矢射子がひぐらしの魅音に見えてしまう私は
オヤシロさまの祟り候補の1人ですか?
15名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 19:06:20 ID:XglNbQPE
>>13
タイゾーがプラチナクラスの間界人呼んだらどうにかなりそう
16名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 00:09:15 ID:HOpW18mF
プラチナクラスの魔界人とタイゾーで矢射子とあいすを犯してみる
魔界人は暑苦しいやつ
17名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 00:24:13 ID:4I8wJa8c
>>14
お前は俺か

ここ数日でひぐらし始めたから余計見える…。
あいすはレナか?
18名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 00:28:01 ID:4I8wJa8c
ていうか真白木さん×あいすってダメ?
19名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 00:47:46 ID:bDdUELGG
>>17
しかし太臓が圭一ではないよな
20名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:43:59 ID:4I8wJa8c
あいすってどのくらいの強さなんだろ。
ゴールドクラスくらい…?
21名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 03:20:08 ID:IPjHkD3S
議論する前に職人がいないと始まらない
22名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 02:24:07 ID:7QTJHney
保守
23名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:17:00 ID:sCfYf/Su
どのスレにも神職人さんは降臨してるのになあ。
もちっと待ってみようよ。
24名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:32:11 ID:snnWfpPJ
宏海×矢射子って少数派だろうか。
神降臨お待ちしております。
25名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 00:24:56 ID:qC5JtB1T
あいすを蹂躙してくれる神来てくれ
26名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 02:45:36 ID:yS+Qc137
とんでもなく強い間界人(それこそ太蔵より強いような)のが出てこないとあいすを蹂躙するのは無理ぽいなぁ。
シルバークラスぐらいが束になってもかなわないだろうから集団レイプも厳しそうだし。
本気出した太蔵が犯すっていうのが一番現実的かもしれないけど太蔵が童貞を捨てられるというのが既に現実的ではないかもしれん。

とにかく神光臨待望!
27名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 16:26:03 ID:o0WF5AIJ
悠×あいす が見たい。
28名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:56:33 ID:qGw11DYZ
宏海×あいすがとても好き
29【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:17:41 ID:hWmVKuof
あいす陵辱ものです
鬼畜嫌いな人は飛ばしてくだちい
当方、エロSSが始めてで拙い部分も多々あると思いますが、ご了承くだちい><
30【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:18:16 ID:hWmVKuof
事の発端は一人、というべきなのか男の悪夢から始まった。
男の夢はハーレムをつくることだ。
しかし、皮肉なことにも、その夜の彼の夢で彼が作り上げたものはハードゲイのハーレムであった。
略せば同じハーレムであるが、本質は全く違うものだ。まさに悪夢。
彼は恐怖のあまり実のものをもらしてしまった。悪夢から生まれたと言うことに恥じない実を・・・
31【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:18:47 ID:hWmVKuof
その日、ある女は間界の領事としてその業務に取り組んでいた。
彼女の名は佐渡あいす。氷の微笑女として一般人からも、そして間界人からも恐れられている。
彼女は人を精神的にも肉体的に氷漬けにしてしまうのが得意である。
そんな彼女には最早弱点などないかと言われたほどである。
しかし、彼女がそんな振る舞いを見せるのはあくまでも自分に必要以上につっかかってくる人間だけで、
一般人に対する振る舞いは至って平凡であった。
今、彼女が話しているのは引きこもりの間界人である。
彼はホームステイ先に多大な負担をかけ追い出されてしまい、今は路上でホームレスとして生活しているのだが、
彼はその性格から、自分で食料の調達などできない。それを、間界の領事として彼女はそれを見逃すわけにいかなかった。
彼女はここ一週間ほど彼のために食料の買出しをしたが、それでは自身の業務がはかどらない。
そこで、彼女は彼に強制送還か実界への自立かを迫っているのである。
無論、彼は答えるのに頓着してしまい、一向に返事は聞こえない。
間界の領事権を握っているにしろその間界人の権利を奪うことはできない。
あくまでも問うて返答を待つ。それが今回の仕事である。
「はぁ」ため息が漏れる。夜中の路上で男の返事を待つ。
こんなこと、さっさと強制送還にしてしまい帰って寝てしまいたかった。
しかしそれもできないし、男はずっと下を見ているのだった。
32【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:19:21 ID:hWmVKuof
そんなところに、一筋の影が映し出された。その影はどうやら大人の人型生物の影のようだ。
彼女は不穏な影に振り向いた――そこには、タイツ一丁の男がいた。
とても不潔そうな風貌である。
やれやれ、また「あいつ」が何の因果かわからないが召還してしまったのか。
取りあえず黙らせようと氷の棍棒を生成する。
「こんな夜中じゃだれも見ていないし、平気よね。」
脅し半分で問いかけ、棍棒を翳した。
当たらなかった。
攻撃がはずれる――彼女としては随分とした失態、そして少しばかりプライドを傷つけた。
今まで攻撃が外れたことなどほとんどない。
それは、彼女が強力な間界人を相手にしたことがなかったからである。
しかし、現に目の前に見た目とはあまりにも裏腹である間界人が現れたのであった。
その生物はあいすに抱きついた。
「!!」
全く予想外の行動であった。しかし、自分に近づいてきたのは好機。
とっとと氷漬けにしてしまおう。彼女は冷気をはきだした。
予想通り、この行動は効果覿面であったようである。
その生物は氷漬けとなってしまった。
33【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:19:54 ID:hWmVKuof
「あの馬鹿王子、本当に強制送還にしようかしら。」
そんなことを思っていると、彼女はもとの業務を思い出した。
そう、引きこもりの彼を説得させる術。さて、どうしたものだろうか。
そんなことをのんびり考える暇はなかった。
氷が割れ、中から男が復活を遂げた。
「イヤッホーウ!!」
そんなような掛け声とともにまたもやあいすに向かう。
あいすは再度冷気を放った。また同じことの繰り返しになるだろうが、しないよりはマシだろう。
しかし、してもしなくても同じこと。生物に二度目の冷気は効かなかった。
「!?」
生物はあいすを強く抱きつける。あいすは冷気を放ったり足などをばたつかせたり、必死で逃れようとするが、できない。
あいすは生まれて初めて心からの恐怖と絶望を悟った。
このまま太刀打ちできないのだろうか――もしそうだとすれば、この何を考えているかもわからない生物は何をしでかすのだろうか。
頭の中に疑問文が浮かべば浮かぶほど不安、恐怖、絶望の負の思考要素が蓄積される。
その蓄積が、かなりの冷静さで知られる彼女でさえ、パニックへと陥らせる。
「離しなさいよ!!」「間界へ送り返すわよ!!」
普段冷静であるはずの発言が叫びへと化す。
「やめなさい、これは犯罪よ!!」
だが、こんな生物に犯罪などと言う概念を通用しなかった。あいすを強く強く抱きしめる。
あまりに強固な抱擁にあいすは顔をゆがませる。
そんな中、もう一人の男はボーッと座っているだけであった。
34【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:20:47 ID:hWmVKuof
「イヤッホーウ!!」
それは唯一変化をしめす合図となる掛け声。
あいすはその声に反応し、余計不安が募った。
不安的中――その生物はあいすの下半身に手を伸ばした。
「!?」
あいすはとっさの反応で下半身を押さえつけようとしたが、今、彼女の両手は封じられている。
男は尋常でない勢いでスカート、パンツをともに引き裂いた。
布があたりに乱舞する。
あいすは羞恥に顔を染め、下半身を隠そうと必死に手をもがくが、ままならない。
彼女が下半身を男性に見せる、と言うことは幼少期以来のことである。
もちろん、現在はその意味を知っているわけであるから、羞恥を感じるのであるが、それだけではない。
下半身を男性に見せるのが始めて、ということは、彼女は処女である、ということである。
間界人にも処女という概念は存在しているのであった。
35【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:21:49 ID:hWmVKuof
「イヤッホーウ!!」
「あぁあぁああああ、いたぁああぁああああ!!!!!!!!」
男は次に、両手であいすを両足をつかみ、開脚させる。
間接が外れるかと思うぐらいとてつもない勢いで腿を外側へと押しやるので、あいすは苦痛に悲鳴をあげてしまった。
そんな悲鳴を聞いても引きこもりの方の男は見ているだけ。関わることが怖いのでろうか。その他の意図があるのだろうか。
「イヤッホーウ!!」
次の掛け声は男のお披露目の合図であった。男の股間はもとより膨張していたのだが、さらに膨張し、タイツを突き破ってしまった。
あまりにもグロテスクであまりにも巨大な男のモノ。
間界の、もともと巨大なサイズの生物がこれを有す、というならばこれは理解可能である。
しかし、この男の体格に見合わぬ大きさのモノが堂々とそそり立っている。
「いやぁあああああああああぁああぁああ!!!!!!!」
あいすは次の掛け声が意味する行動を直感的に理解したのであった。
普通、前座であるはずの上半身の攻めも、下半身への攻めもなく、いきなり事に差し掛かるこのような行動は理解しがたい。
しかし、それまでの男の行動は常に尋常ではなかった。狂っていた。
男の狂気が見せる次の行動への予想は「ロストバージン」であった。
36【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:22:27 ID:hWmVKuof
「イヤッホーウ!!」
刻は訪れた。男はまだ微かにも濡れていないあいすの花に、純白なあいすの花に、一本の汚物を突きたてようとする。
「やぁああああああぁあぁああぁあああああああああ!!!!!!!!!!」
もはや手段など残されていないあいすは叫ぶことしかできなかった。選択肢は叫ぶ、受け入れるのいずれかであった。
あいすの秘部は濡れていなく、処女ということも手伝って、男の侵入を用意には受け止めなかった。
しかし、男はあまりにも性的な欲求を欲する志が強すぎた。
男はが本能のままに行動したいたことを、あいすはそのあまりにも乱暴な、人を人と思わないような扱いからやっと理解した。
本能で動く間界人――あいすも聞いたことがなかったが、今それはここに存在している。
本能で動く生物ほど恐ろしいものはなかった。
男はあいすの太ももの上をがしりと掴むと、物凄い力をかけて、下方向に引っ張った。
「いたぁあああぁぁぁぁあぁああああああぁぁぁああああああああ!!!!!!!!」
悲鳴がこだまする。呪いのような叫びが空気を震わせる。
それに合わせるかのように、あいすの股間からは赤い液体が滴る。
処女喪失の証であり、あいすの純白が消えたであった。
あいすの肉体的な痛み、精神的な苦痛が調和し、涙へと変わった。悲鳴へと変わった。
「やぁあああああぁああぁぁぁぁぁあぁぁああぁああ!!!!!!!!!!」
悲鳴はとても激しく、甲高く、悲痛さを感じさせる。
男は本性が獣であるのだろうか、野獣のごとく激しく暴れた。
もう一人の男は、ただ見ているだけであった。男は自分の非力を実感しつつも、あいすの公開陵辱ショーを心中では快く受け入れていたのかもしれない。
37【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:23:09 ID:hWmVKuof
男は動くことを止めない。いつまでもペースを変えずに最初からアクセル全快の状態だ。
「いぃぃいいいいぃいいいぁあああああぁぁぁああぁああああぁああぁあああああ!!!!!!!!!」
悲鳴は鳴る事を止まない。涙も、股間からの血も、落ちることを止まない。
あいすにとって苦痛は永遠と感じられるほどのものであった。
自分が何をしただろうか。領事としての仕事をしていた。そこで、男を補助していた。
その男は今、何をしているだろうか。男はこの状況から目を逸らしていない。しかし、その目はどこに向いているだろうか。
この苦痛の起因はあの男だ――あいすの心理はもはや冷静には働かなくなっていた。

「イヤッホーウ!!」
その声と同時に苦痛が少し引いた。もちろん良い意味ではない。恐怖に苦痛が覆された、と言えば語弊はなくなろう。
あいすは恐怖とともにまたもや直感的理解を働かせた。もちろん、あいすにとってはこれも良いことではないだろう。
あいすは痛みを伴いながらも、必死に身を捩じらせ、なんとか抜け出そうとした。
これだけは避けなくては、絶対に避けなくては。しかし男の抱擁はあまりにも固く、到底抜け出せるはずはなかった。
「やめてぇえええぇええええええええぇえええぇえぇぇぇええぇぇええええ!!!!!!!!!」
その願いが適うはずがなかった。
擬音を伴わない激しさとともに、あいすの膣を白い液体が満たした。尋常ではない量だ。
あいすは自分の体内が汚染されて行くのを感じた。
あいすは、自分の股間から赤い液体の他に、白い液体が零れ落ちるのを見た。
「やぁああぁぁぁあぁぁあぁぁぁああぁぁぁあぁああああああああぁああぁああああ!!!!!!!!!!!!!!」
いくら叫べどももう遅かった。それがわかっていてもなお、あいすは叫び続けた。
38【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:23:45 ID:hWmVKuof
凶器が引き抜かれ、あいすは横たえられた。
あいすは意識を失いたかったが、その痛みは意識を遠ざけてはくれなかった。
―ああ、私は処女でなくなった。
―ああ、私の初めては獣だった。
―ああ、私は獣との間に子供を生むのだろうか。
自然と涙がこぼれ落ちた。股間からもこぼれ落ちる液体が事を鮮明に表していた。
男はどこかへ行ってしまった。新しい女でも捜しに行ったのだろうか。
そのとき、ショーの観客は立ち上がった。そこには決意めいた表情が見えていた。
――観客は、自分がゲストとして招かれたと思ったのだろうか・・・
観客は、服を脱ぎ、見世物に自らのものを押入れ、適度な動きをした後、日頃溜めていたものを注入した。
そして服を正した後、その男もまた、どこかへ行ってしまったのであった。
39【鬼畜】悪夢:2005/12/14(水) 00:25:44 ID:hWmVKuof
つーことでお仕舞いです
バッドエンドっぽいのが嫌だったらスマソ
文才がないのは許してね
フヒヒヒ、すいません!!
40名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 19:41:11 ID:nspuwKyp
うは乙
41名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 20:02:43 ID:HioTvlEV
凌辱は苦手…だが
職人が来たことがうれしいな
GJ
42名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 22:57:59 ID:um6cBeJh
43 ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:04:25 ID:h+3MTSR9
スレ立てた者です。
文章書きでは無いので拙いですが、宏海×あいす書いてみました。

雪人についてなど少々勝手設定を付けてしまったので、気にする方は避けた方が良いかも。

>>29
投下乙です!
イヤッホーウww
44宏海×あいす 1/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:05:41 ID:h+3MTSR9
始業時間をとっくに過ぎた頃。
阿久津宏海は、のんびりと通学路を歩いていた。
不良の彼には遅刻・サボリなど日常茶飯事なのであり、
その日も大きなあくびをしながら学校への道を歩いていた。
(2限終わる頃ってトコか…面倒臭ぇな)
時計をちらりと見、いつもの交差点を曲がる。
と、涼しげな色がさらりと目を引き、宏海は驚き思いがけず声を上げた。
「佐渡!?」
「……あら。」
そこにいたのは、こんな時間に似付かわしくない優等生であるはずの、佐渡あいす。
「お前何でこんな時間に?もう2限終わんぞ?」
「知ってるわよ。自分だって遅刻じゃない」
話を聞くところによると、おばあちゃんが風邪をひき、一晩中看病をしていたらしい。
「朝には割と良くなってたんだけど。一応心配だから様子を見てたのよ」
「へぇ…」
普段の冷たさとはなかなか繋がらない一面。
その優しさの0.001%でも太臓に分けてやれよと思いながら
宏海はあいすの顔をちらりと見た。
「……。……?お前顔赤くねえ?」
「え」
よく見ると、足どりも少しおぼつかない気がする。
わずかにとろんとした目からは、いつもの鋭さが無くなっているようにも思えた。
45宏海×あいす 2/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:07:31 ID:h+3MTSR9
「風邪うつっちまったんじゃねえの?」
「………まいったわね」
あいすは少し重い溜め息をつく。
やはり具合が悪そうに見え、宏海はあいすの鞄をひょいと取りあげた。
「学校着いたらすぐ保健室行けよ。それまで持っててやるから」
「あら。そんなに気が利く人だとは思わなかったわ」
(…つくづく可愛くねえな)
口に出すと氷漬けにされること間違いなしなので、その台詞は心の中だけに留めておく。
「しっかし、間界人でも病気になったりすんだな」
「当たり前でしょ。化け物じゃないんだから」
「……」
充分化け物だ、と言おうとしてやめ、ふとある事に思い至る。
熱というものは体のなかから出るものだ。となると、雪人はむしろ、
実界人より発熱に弱かったりするのかもしれない。
平然とふるまってはいるが、あいすのたまにふらつく様子が辛さを物語っている。
なんだか、どんどんと悪くなっているようにさえ見えた。
「お…おい。大丈夫かよ」
「……」
返事の代わりに、あいすは一度大きくよろけた。そしてそのまま地面にふらりと倒れ込む。
「あぶっ…!」
間一髪。宏海はあいすを抱え、正門をくぐると真っ直ぐに保健室へと向かった。
46宏海×あいす 3/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:09:34 ID:h+3MTSR9
保健教諭はどこかに出ているらしく、保健室は空っぽだった。
あいすを一番手前のベッドに横にさせ、宏海は二人分の鞄を下ろすと近くの椅子に座った。
時計を見ると、既に3時間目は始まっている。
(…途中で教室入んのも面倒いしな)
もう1時間のサボリを決定すると、宏海は寝ているあいすに目をやった。
その寝顔は倒れただけあり非常に具合が悪そうで、宏海は少し不安になる。
頬が紅潮し、吐息も荒くなってきていた。
(……ちょ…マジで大丈夫かコイツ?)
部屋を見渡すと冷蔵庫があった。中に入っていた発熱用冷却シートを取りだし、封を開ける。
「オイ、佐渡」
声を掛けたがやはり返事は無い。
宏海は慣れないながら冷却シートをあいすの額に乗せる。――その瞬間。
「ひゃん…っ」
「へっ!!?」
慌てて手を離すが、あいすはさっきと同じように眠り続けている。
(い…今の声佐渡か!?)
心臓がバクバクと音をたてていた。
いつものあいすの冷たい淡白な声とはあまりに違う、色のある一瞬の声。
拍子に触れてしまった柔らかい肌の感覚が手に残り、宏海の心拍数をより上昇させている。
熱で上気した頬と艶っぽい唇は、ひどく官能的に見えた。
47宏海×あいす 4/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:12:16 ID:h+3MTSR9
「―――……。……………佐渡。」
もちろん返事は、無い。
自分でも何をしているのか半分分からなくなっていた。
宏海はそおっと身を乗り出すと、わずかに開いたその唇に、
――まるで引き寄せられるかのように、口付けた。
濡れて、柔らかい感触。宏海は少し唇を離すと、一拍おいてかすかな溜め息をついた。
「……何やってんだ…俺…」
自責の念が遅れて宏海を襲う。
眠っている人間に対して、なんて卑怯なことを。
と、宏海はふと首の後ろに何かを感じた。目を開けると、あいすがじっとこちらを見据えている。
「――――……!!!」
全身から血の気が引くのが分かった。同時に、首に手を回されているのだと理解する。
「さ……佐渡…起きたんか…」
この体勢から推定される、次の自分の被害状況。
「もういいの?」
動けない、逃げられない状態で血液の一滴も残さず氷漬け。
「……な……何が…だよ…?」
阿久津宏海、享年16歳。
終わった。
すべてが。
そう思ったときだった。
「続き」
宏海の唇は瞬間的に塞がれることとなる。
――あいすの唇によって。
(………は?)
48宏海×あいす 5/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:13:27 ID:h+3MTSR9
ちゅ、くちゅ、ぴちゃ。
いつの間にか二人の舌は互いに絡まりあい、体はベッドに倒れ込んでいた。
…っはあ。
顔を離すと、ぬらりと糸をひく。
「………佐」
言い終わる前に、また熱っぽい唇がそれを留める。
(ど…どうしちまったんだこいつ…!?)
くらくらする頭を必死に働かせようとしつつも、体は既にその行為に夢中になっていた。ふぅ…はあ。
舌先は宏海の首筋に移る。這い、舐め、ついばむ。
宏海はようやく自由になった口で、息を断続的に吐きだしながら、問う。
「…さ、佐渡…おま、何だ…どうしちまった?」
「……なにが?」
何がってお前、――…切り返そうとしたその時。顔をあげたあいすと宏海の目があった。
どこかとろんとしつつも、奥に底の知れないなにかが潜んでいるような、そんな瞳。
「――…寝惚けてんの、か?」
「………」
返事の代わりに、あいすは微笑した。
氷の――などと形容されるようなものではなく、もっと、煽情的な。
宏海の理性はそこで働くことをやめた。首に回っている手を振りほどき、
強引に片方の手で手首を押さえ付け、組み伏せる。
宏海はそのまま空いた方の手であいすのブラウスのボタンを外し始める。
49宏海×あいす 6/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:15:28 ID:h+3MTSR9
「………」
あいすは動じなかった。宏海はそのまま、薄く小さな作りのブラジャーも上にずりあげる。
あらわになった白い胸は、呼吸にあわせてかすかに上下していた。
小さな双丘と、淡いピンク色の突起。
普段無い無いと言われているが、それでも触れると柔らかさがじんわりと手に伝わった。
れろ、と突起を舌でつつく。と、瞬間体が跳ね、甘い声があいすから漏れる。
舌と空いた手でひたすらそれを触り、舐め、こねくり回す。
そのたびあいすは声を漏らし、宏海は高ぶる感情に身をまかせた。
「はっ…あ、やぁ、んんぅ…」
「………佐渡」
ふと手を止め、すすぅ、と横腹を指でなぞる。
「ひゃあぁんっ!!」
「へぇ。ずいぶん感度良いんだな、お前」
「………」
睨みつけてくるかと思えば、一拍遅れてふ、と微笑った。また、あの煽情的な笑みだ。
これがあの恐しい"氷の微笑女"。
本当に一体どうしちまったんだ、と思いつつも、宏海の手はスカートへと伸ばされた。
白いシンプルなショーツをずり下げると、あいすの女性があらわになった。
先程の行為で既に濡れはじめていたソコを、宏海は軽くなでる。
と、途端にとろりと蜜が指にまとわりついた。
50宏海×あいす 7/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:16:46 ID:h+3MTSR9
「あっ、は、あん…っ!」
ぐちゅ、くちょ。
ナカをかき混ぜるたび、蜜が溢れ、宏海の指はどろりとした液体にまみれる。
徐々にあいすの声のトーンは高くなり、宏海も自身が固く熱を持ち始めるのを感じていた。
クリトリスをきゅ、と触ると、びくびくんっ、とひときわ大きく身をよじり、声を出す。
もはや、宏海はすっかりとこの行為にのめりこんでいたのだった。
しかし、太くごつごつとしたその指を、二本に増やし、三本に増やした頃。
あいすの様子が変わった。
「ぇ…はぁ、えっ、な…何これ…?っあ!?」
「……佐渡?」
見上げると、あいすの顔には先程までは見られなかったとまどいの色が浮かんでいる。
「こ……宏海!?なっ、何やっ…ん…何やってるのっ!?」
「……何って」
指の動きは止めずに返事をする。
あいすは自分の胸がさらけ出されているのに今更気がついたようで、慌てて手で隠した。
「何って、お前がやり出したんだろうが」
「はぁっ!?…ひ、ふぁっ、あ、ちょっ…と、とにかく!止めて!それっ!」
「それって何だよ。これか?」
ぐちゅ、と音を立て、奥の方に指を突きたてる。
「ひゃあぅっ!」
途端にビクンと跳ねる体。
51宏海×あいす 8/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:18:19 ID:h+3MTSR9
あいすは今の自分の出した声が信じられず、口をバッと押さえた。
同時にさっきまで隠していた胸があらわになり、狼狽する。
顔は真っ赤。目には涙さえ浮かんでいて、完全に混乱しているのは明らかだった。
おそらくは氷で何とかするなどの考えは吹き飛んでいるだろう。
宏海は、ずちゅっ…と指を引きぬいた。途端漏れる声。
ソコはもうぐちょぐちょに蜜が溢れ、なにかを求めるようにヒクついている。
「ぁ……」
ようやくの解放と、物足りなさ。
あいすがとまどっていると、宏海はズボンのジッパーに手をかけた。
自身はもうすっかり膨れあがっていて、宏海の雄性を主張している。
「悪ぃけどな、佐渡」
「…ぇ…?」
「今更もう止めらんねぇ」
ぐっ、と、宏海はあいすの入り口に自身を押しこんだ。
「ッ!!や、やあぁっ!!」
充分に濡れていたにも関わらず、小さな入り口は宏海をすぐには受け入れなかった。
「やっ、やだ、痛っ、痛いぃっ!!」
「…ちょっ…ま、待てっつの…」
ぎし、ぎし。ベッドは軋み、音を立てる。
あいすの痛々しい声は、だが、次第に、徐々に、嬌声へと変化していった。
「ふぁ、ああんっ!ふゃあぅうっ!」
「っ…ぐ…」
52宏海×あいす 9/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:19:22 ID:h+3MTSR9
はぁ、はぁ、はぁ。
軋むベッドと、荒がる二人の吐息。そして、声。
「やっ、やぁ、あん、あぁ…は…!」
「…っ…はあ…っ…佐渡…っ」
動き、身をよじる度、繋がっている部分がずぷずぷと音を立てる。
あいすは宏海の肩にしがみつき、必死にこの襲いくる快感に耐えていた。
宏海が時折胸の突起を触ると、そのたび身をすくませ声をあげる。
きゅぅんと締まるあいすのソコに、宏海もまた限界に近づいていくのを感じた。
「佐渡…ちょ、俺そろそろやば、」
その時。
ベッドについて支えていた宏海の腕がバランスを崩し、宏海の雄があいすの最奥をぐん、と突いた。
「っ!や、ひあぁアぁっ!!」
「!!!」
やばい!!
瞬間、あいすのナカは強く宏海を締めつけ、宏海は咄嗟にそれを引き抜いた。
ソコから出た瞬間、先端からは白濁が飛び出し、あいすの白い肌に飛び散る。
二人は、同時に――果てた。


53宏海×あいす 10/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:21:27 ID:h+3MTSR9
「………」
「………」
あいすは、ベッドに腰掛けてブラウスのボタンを掛け直している。
宏海は、側の椅子に腰掛けて、何と無くあいすの顔を見られないでいた。
「…さっき、」
ふと、あいすが呟くように話しかける。
「……何だ」
「私からし出した、とか言ってたわよね」
「や…そうだけど…なんつーか、悪かった…っつか…」
何と言って良いのか分からずに言いよどむと、あいすは溜め息をついた。
「…雪女の話って、聞いたことあるでしょ」
「……は?」
思いもしない方向の話題を振られ、宏海は間抜けな声を出してしまう。
「雪山とかでね、遭難した男なんかを誘惑して襲うのよ」
「………」
「多分…私も。よく覚えて無いけど。そういう、本能的なものだったのかも」
「佐……」
「だからって何でよりによってこんな男誘惑しちゃったのかしら」
「どういう意味だ!!」
やっぱり可愛くねぇ!とばかりに振り返り、宏海の動きが止まる。向こうをむいていて表情までは見えないが、あいすの頬は、――微かに赤く染まっていた。
「―――…」
黙ってしまった宏海に、あいすは振り返る。
54宏海×あいす 11/11  ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:23:26 ID:h+3MTSR9
「何よ」
「……いや。何でも無ぇ」
「言いたい事があるなら言いなさいよ強姦魔」
「……」
言い返せない。だが、返事の代わりに。
けほ。
「?」
「げほっ、けほ…っ」
「あら。風邪?」
咳とともに襲ってくる寒気とだるさ。額に手をやると、僅かに熱さを感じた。
……うつされた。
「…ちっくしょ…げほっ!」
「良い気味だわ。ふふ」
その時浮かんだ微笑は、紛れもなく“氷の微笑女”のもので。
「………」
宏海は何ともいえず複雑な気持になった。

阿久津宏海は、その後数日風邪で学校を休むこととなる。
額に乗せられた氷から伝わる冷気を感じながら、
宏海は、この風邪を移し返してやればまたあの時のような微笑が見られるのだろうか、
などと一人ぼんやり考えるのであった。


終。
55名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 00:24:47 ID:cj6Ag64j
増えてタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!
乙ーーーーー!!(;´Д`)ハァハァ・・・
職人さん達GJでした!
56 ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:24:48 ID:h+3MTSR9
以上です。
短いの書くつもりが妙に長くなっちゃったよ。
書ききるまでに何日もかかって、ほんと文字書き本職の人はすごいなと思った。

ていうかマジで最近掲載順不安…。アンケ出そ。
57名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 00:52:42 ID:ZrzloKN4
宏海×あいすキタ━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!
言葉では表現できない萌えを感じた、GJです
58名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 09:13:43 ID:k8kHKuQM
>>56
すごい良かった!!!
文章も読み易くて好きだ。
いいねぇ宏海×あいす(*´∀`)
59名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:27:51 ID:TcWyzc9K
GJ!!
60名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:32:25 ID:kSUF/JiL
あいす良いな可愛い。GJ
61名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 02:20:23 ID:LscQDEg4
乙あげ
62名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 13:42:25 ID:TcWyzc9K
あいすかわいいよあいす
63名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 15:59:10 ID:AoZIor9F
アダルト神サイト集めてみました。
暇やったら寄ってくれい。
http://193.to/?urajouho
http://193.to/?omote
64名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 17:17:01 ID:kSUF/JiL
誰かまたあいすで書いてください
65名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 14:52:09 ID:pXml5BOj
あげ
66名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 02:49:20 ID:8mfwZLWS
あげ
67名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 10:38:45 ID:6dfpXaZT
萌えるシチュとか語ろうぜ
職人さんが触発されてくれるかもしれん
68名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 14:35:56 ID:8mfwZLWS
そうですね。まずあいすをどうにかしたいんだけど、あいすがエロいイメージ無いからやっぱり無理矢理犯るしかないかな?たいぞうが悠とかに協力してもらって。こんなのどうですか?
69名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 22:02:45 ID:blrSGeuO
なんであいすたんを無理に受けにしたがるんだヽ(`Д´)ノ!
あいすたんの魅力はそのサディスティックなところじゃないか。
エロエロなお仕置をしてくれるあいすたんとかあるじゃまいか!

というわけで、王子にHなお仕置をするあいすたんきぼんぬ
70名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 23:02:07 ID:/4eH3JeJ
>>69
あいすがそんな太臓大喜びなお仕置き
絶対にやるわけがない。
むしろ
これみよがしに宏海にエロエロに迫って
王子を悔しがらせる方がまだありえそう?
71名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 23:50:00 ID:+LWDcln3
>>70
ソレダ(・∀・)!!
72名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 23:53:52 ID:8mfwZLWS
いや、自分は凌辱ものが好きなので・・・
73名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 03:10:17 ID:PMdeEmcr
女にあまり興味のない悠に迫って冷たく断られてやけくそになって宏海を脅して襲うあいすたんとか。
74名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 14:22:24 ID:s5kY/dIQ
宏海×矢射子きたー
75名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 15:38:42 ID:MULc9ASZ
あげ
76名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 22:17:44 ID:XbelXW/W
>>74
きたな!
矢射子は一旦惚れたら乙女になるタイプだな。多分。

ところで突如おっぱいがでかくなり、戸惑うあいすと周囲ってどうだろ
77名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 22:50:10 ID:xguOBxg5
今週の見て、悠×あいす。意外といいかもしれんと思った
この組み合わせがかなり好きなんだが、二人のエロが想像しにくい・・・
78名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 00:21:29 ID:IzAjO2hP
>>76
それだ!
79名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 21:43:32 ID:SPIW4H2U
うは、このスレの住民の妄想力ハイクオリティすぎるww
自分も頑張って書いてみるか。
80名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 22:13:47 ID:vzo2Hu4H
>>79
期待してます
全裸で
81名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 05:01:04 ID:yzF4CzBD
弱みを握られて外でヤラされるあいすたんとか
82名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 15:37:35 ID:Ljwnm7+U
>81ナイス
83名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 16:55:49 ID:RQBLh0gI
悠あいすってどうよ?
悠は無理かorz
84名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 19:31:19 ID:64ian9ZB
あいす弱み握られたら問答無用で黙らされると思うんだが
85名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 19:36:19 ID:j0S7Jixm
宏海に想いを募らせた矢射子の想いを利用して
太臓が開発的なことをしていく
86名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 20:58:48 ID:yzF4CzBD
>>84
そこでおばあちゃんの出番
87名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 00:04:38 ID:Ljwnm7+U
>84「少しでも動けばネットに晒す。」とか設定しだいでどうにでもなる。
88名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 00:38:32 ID:AjdYwUqS
>>83
俺もそれ見てみたいんだが、二人の性格上むずかしいよな
89名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 01:56:55 ID:sh8CFpQx
>>85もおいしいよな
矢射子かわいいよ矢射子
90名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 14:50:39 ID:olfGpdWh
結構いいシチュ出たと思うけど職人さんがこないとなぁ・・・
91名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 18:12:59 ID:LHUS3DRD
他のスレで書かせてもらってるけど明らかにタイプが違うんだよな・・・
92名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 20:19:26 ID:6A6XViXw
悠の眼操奴でエロい事させられてる最中に正気に戻ったあいすたんとかどうだろう
93名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 23:24:04 ID:vZUP4gQZ
>>92
バーカバーカ
94名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 00:01:37 ID:pnK5TsWi
>>90
まずそれをココに書いて職人さんを刺激するんだ
95名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 01:39:24 ID:fnC6G65p
>>92
それだ
96名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 13:48:47 ID:S67W2B2q
あげ
97名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 14:24:35 ID:peOnzutK
>>87
クリムゾンみたいだなw


そういう俺は太臓が間界777ツ道具を使う1発ネタしか思い浮かばないわけだが。
98名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 01:30:59 ID:y6vFXMmj
矢射子って間界人の能力を封じる道具とか持ってないのかな(太臓に使ったやつ以外で)
99名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 04:50:36 ID:t4jrpwo7
>>87
それも無理だろう。もし奴をどうにかできる奴がいたら悠ぐらいかな。
催眠術みたいなもので屈服させるとか。
100名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 06:00:25 ID:9RZnrWT3
ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああく
101名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 16:24:20 ID:M2BKieKb
悠があいすの弱みを握ってやった後に
両思いが明らかになっていって和解みたいなのはどうだ
102名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 16:30:25 ID:IxCohTf7
悠がことに及ぶイメージが湧かないんだよな…
103名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 18:49:51 ID:t4jrpwo7
太臓に被害が及ばないよう牽制するためとか・・・。
でも、悠は忠誠心が無いからな。あいすに対する嫌がらせとか愉快犯?
104名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 19:04:28 ID:QOlvVeFF
>>102
そそ。悠はどちらかと言うと犯されているのを遠くから只見てるようなイメージ
しかない。

>>103
悠があいすに精神攻撃した後、太臓に襲わせるというシチュが浮かんだが
奴がそんな太臓に都合のいいことをする訳がねぇよチクショウ…OTL

これのエロパロは本当に難しいなwまぁこれが簡単に解決できたら
本編の方がヤバい事になるわけだがww
105名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 19:46:39 ID:VhPvz3/V
夢オチ・妄想オチしか書きようがないなー
個人的にはユリとヤイコのレズレズーンなのが見たい。
106名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 01:33:03 ID:FsbpgaJm
悠と太臓の精神が入れ替わったとか。それで悠の能力を手に入れた太臓があいすを…
107名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 01:38:12 ID:uen3b954
>106決定。間界人は人間じゃないんだから入れ替わってもおかしく無いナイ
108名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 11:36:40 ID:6ojw3AOY
悠×あいすはツンデレ系が似合う。
109名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 13:08:34 ID:Ll+Ry+eF
>>84-87
それこそ無理だろう。
銭型を人質に取った悪役を、ルパンが銭型に当たらないように銃撃をしたのと同じく、
脅迫のネタをぶち壊して弱みを握れなくしてから・・・。

いや、そういうのもありかな。最初陵辱系だけど後半から逆レイプになるっていうのも。
110名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 17:38:17 ID:uen3b954
>109仲間が2.3人いればいいだけだろ
111名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 23:27:33 ID:aHsg1CIA
雪女だから夏になると弱るよね
112名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 00:22:49 ID:0oJNHvSI
それだ!!
113名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 04:34:23 ID:lniQJ4M0
>>110
いやぁ、一度に大勢を一瞬でぶちのめしたシーンもあるから焼け石に水だべ。
114名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 22:53:53 ID:LlZstiwk
あげ
115名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 00:03:36 ID:Z0aVYKLa
こんな下手糞な絵の漫画でエロパロってあほすぎ
116名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 01:59:56 ID:0KWCjhcg
>113位置とかちょっと考えれば良いだけだべ。なっ
117名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 05:23:21 ID:fqcAtx9Z
気持ちはわかるが奴の攻撃はオールレンジだから
炎系の間界人でないとどうやっても無理だ!
118名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 22:33:49 ID:B7Mtq4XN
質問。
あいすを襲おうとした奴等が逆恨みして、ばーちゃんを誘拐。
「返して欲しかったら俺達の言う事聞きな!」っていう展開なのだが、ここから
1、このまま集団レイープ
2、実は悠がばーちゃんを救出してて、強姦達を返り討ち。
それで悠に助けられて恋しちゃったあいすが純愛セークス。
どちらが好み?
119名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 22:42:42 ID:xdIhwDxj
>>118
今週の見る限りじゃ
3、問答無用で誘拐犯が氷漬け
が正解っぽいな
120名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 23:42:28 ID:0KWCjhcg
>119だから違う場所に仲間がいればいいだけだろ
121名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 01:29:47 ID:DMXBwZwH
>118
1がいいな
122名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 02:22:31 ID:Bt/XYADB
スレタイにもはいってるってのに矢射子を思い切りスルーしてますねお前ら。
宏海×矢射子なら普通にかけるだろうに・・・
お前らそんなにあいすが好きですか。
123名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 03:37:51 ID:jTJVsI+N
個人的に2

>120
焼け石に水
124名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 04:47:07 ID:+aXbeCCa
あいすはツンデレキャラっぽいのにデレ要素皆無なのが良い
125名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 15:28:57 ID:V058hLO/
>123スマン説明不足だったか?数km離れた所でバーサン監禁して、交渉しに行った奴がやられたら、バーサンを殺すなりするって事。
126名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 17:18:02 ID:ilXQgHPd
>>122
あいす大好き。
特にハーゲンダッツが。
>>125
そうだよな。
携帯つなげたままにしといてって設定にして。
127名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 20:58:33 ID:MeSceyhX
1がいいお
128:2005/12/28(水) 23:37:14 ID:lrpSP7ih
129名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 01:15:11 ID:N4DURMHp
>>118
1だな
130名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 04:07:56 ID:NYyQ3PZx
あいすを強姦したがる人って多いのな。
やはり皆、普段生意気な女を屈服させたいって願望があるのか。
131名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 09:05:02 ID:+8YO8UNw
いや、むしろあいすに屈服させられたい願望が(ry
132名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 20:36:09 ID:fgc1km8I
>130まさにその通り
133名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 20:28:12 ID:HMSKcLSC
あげ
134名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 00:11:33 ID:1QHhcpyJ
初書き
135名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 19:03:07 ID:/gJlfyMH
ツンデレなあいすはあいすではない。彼女はそんなキャラ。
いわば、ツンツンとした気の強い女だ。
デレ要素が皆無な、そんな女だからこそ屈服させたいのだろう。
136名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 01:36:26 ID:JeYwMUCR
age
137名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 02:56:21 ID:7Vs3Ztw4
宏海×矢射子・・・かいていい?
かなり文才ないんだけどネタならある・・・。
138名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 04:32:27 ID:BLZGGSxy
まってるよー!!>137
139名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 13:00:20 ID:lY7X4p3D
wktk
140名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 06:51:44 ID:6K4mhjZN
43 : ◆tFKFAcP40Q :2005/12/15(木) 00:04:25 ID:h+3MTSR9
スレ立てた者です。
文章書きでは無いので拙いですが、宏海×あいす書いてみました。

雪人についてなど少々勝手設定を付けてしまったので、気にする方は避けた方が良いかも。

>>29
投下乙です!
イヤッホーウww




スレの私物化イクナイ(・∀・)!!!
141名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 07:38:00 ID:nMr1e86h
書いてくれれば何でもよいよ
142名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 22:46:00 ID:JmcVBOZf
SS期待age
143名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 09:03:04 ID:IDLWzi0e
SS80age
144名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 01:39:22 ID:MydjI20g
保守
145名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 05:36:04 ID:nJJujRD7
マダ-?
146名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 23:47:25 ID:0Z12V/oS
デレ要素のないあいすで書いてみた。
でも、なんで相手が悠なんだろう。
147名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:07:39 ID:uCYmPHeq
「ったく可愛くねー女だな!」
「何のことかしら」
告白を断られた腹いせで負け惜しみを言う上級生の歪んだ顔は、心底醜いと思った。
こんなところに来てしまって、時間の無駄になったとあいすは溜息をつく。
普段は下駄箱に手紙など入っていても、差出人の呼び出しに応じることは決してない
のだが、単なる気紛れで今日は体育館の裏まで来てしまった。
こんなくだらないことになるのなら、さっさと帰れば良かった。
いや、もう用事は済んだのだから今すぐに帰ろう。
そう思い直して悔しげに睨んでいる相手にくるりと背を向けたあいすの怜悧な瞳に
映ったのは、どこに隠れていたのか五人ほどの上級生たちだった。
「どこ行くんだよ」
「お気持ちは嬉しいけど、応えられません。そう言って断ったの。だから私の用件
はこれでおしまい。そこをどきなさい」
人数に勢いがついたのか、上級生たちはあくまでも強気だ。
「そうはいかねーんだよ。お前みたいな可愛い気のない奴はシメないとな」
にやにや笑いが寫有為に伝染する。こんな場面は何度も見たことがあるが、やはり
嫌な場面だ。力ずくなら女は屈服すると思っているバカな男の典型だ。
実界人に危害を加えないのが間界人としてのルールではあるけれど、それにはもち
ろん例外もある。
危害を加えられそうになった場合だ。
当然、状況、人数など細かい規定はあるが、この場合はすんなり当てはまるだろう。
ならば遠慮はいらない。
そう思い直してしばらく様子を見ることにした。
あくまでも間界人は実界人を重視しなければいけないのだから。
148名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:25:53 ID:uCYmPHeq
「シメる?つまらないことだわ」
「んじゃ、始めっか。あいすちゃん」
きっと、どんな答えをしても結果は同じだったのだろう。そんな獣じみた異様な雰囲気
が漂っている。最初の一人と合わせて六人がじりじりとあいすに近付いてきた。
「何をするつもりかしら」
「さあ、何だろうねえ、楽しくやろうねえ」
だらしのないへらへら笑いを浮かべながら、六人はそれぞれあいすの腕や制服を掴ん
だ。あいすを可愛い気のない女だと言いながら、男の優越感を満たす言いなりな女に
は逆に興味も持たない身勝手な嗜好がそこにはある。
つくづく歪んでいる、と思った。
これ以上接触をしてきたら、攻撃しよう。
そう決めて一触即発の場面の中、あいすは気を集中していた。
そんな時だ。
「先輩方、こんなところで犯罪は止めて下さいよ」
いつもは太蔵にくっついている悠が、やはり今日もハンディカメラを回しながら校舎脇か
ら出てきた。普段から油断のならない相手だとは思っているが、こんなところで出くわ
すとは思ってもいなかった。
「何だお前、邪魔するな!」
すっかり気が昂っているらしい六人は、口々に何か喚きながら悠に殴りかかっていった
が、まるで歯が立たなかった。いつもの何を考えているか分からない無表情でカメラを
構えながら四方八方の攻撃から身を交わし、ついでに一発ずつ殴る遣り方は全く見事
なものだ。
そのうちに、六人ともが地面に倒れこんでしまった。
「畜生…」
「突然のことで動揺してしまいまして申し訳ありません。ひょっとしたら殴ってたかも知
れませんが、もちろん正当防衛ですからね。それと、『お前みたいな可愛い気のない奴
はシメないとな』あたりから撮ってますから、もし、今後佐渡さんに何かあった場合はこ
のビデオを警察に提出しますから」
149名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 07:11:13 ID:mpfsZ2Qd
続き期待age
150名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 21:01:30 ID:p1xgfrMV
wktk
151あいす陵辱:2006/01/08(日) 01:17:01 ID:sXa9r6l0
「貴方の最近の行動は領事として目に余るわ、これ以上続けるなら間界に強制送還させるわよ」

「そんな事言われてもねぇ、これがボクの存在意義なわけだし?」

あいすは今日も間界領事としてその役目を果たしていた
ひょうひょうとした態度でそれを流すのは間界人インキュパスである。
インキュパスとは眠っている間に女性と性交し自らの種を残す種族
普通インキュパスは数年に一度その行為をし、類まれな才能を持つ人間を誕生させる。
しかしこのインキュパスは例外だった

「存在意義って、一体一週間に何人孕ませる気?」

「別に〜?ボクは孕ませることが目的じゃないしねー」

反省の色が見られないインキュパスに次第に苛立ちを増していくあいす
しかしインキュパスは更に続ける。

「大体あの子たちだってヤってるときは楽しんでるんだよ?
あんあん鳴いて腰振っちゃてさー、ボクもいい思いしてるけど彼女たちもいい思いしてるわけ
つまりギブアンドテイク?ってやつ。だからさー見逃してよ?」

ふざけてケラケラと笑うインキュパス
更に最後の台詞に『見逃してくれたら特別に君も犯してあげるからさっ』と付け足されると
あいすの目は殺人鬼の目に変わった。

「強制送還じゃ足りないようね・・・・少しお仕置きをしてあげるわ」

そう言ってあいすは冷気を放射する
インキュパスは戦闘能力がそれ程高いわけではない
雪女のあいすでも十分に対抗できる相手である。
152あいす陵辱:2006/01/08(日) 01:18:03 ID:sXa9r6l0
だが

「いやー、勘弁してよね今何月だと思ってるんだよー」

あいすの冷気が直撃したにも関わらずインキュパスは無傷だった

「・・・・やられたわね、いつの間に」

「フフフ、察しがいいね・・・そう、ここはもう夢の中なんだよ」

「私の冷気が直撃して無傷なハズないもの、それくらい誰でも予測できるわ
それよりも・・・・その勝ち誇った顔、目障りよ」

瞬間、インキュパスの頭上に巨氷が出現する
それは真っ直ぐにインキュパスに向かい落下した。

「っ!」

間一髪で横に飛んで巨氷を避けるインキュパス

「あら、なかなかいい反応ね
でもこれでわかったでしょう?貴方の能力は『相手の夢』の中に入る能力よ
気持ちで負けなければ貴方はカゴの中の鳥でしかないわ。
さあ、そろそろ終わりにしま・・・・・アンッ!?」

言い終わる前にあいすが突如慌てふためく。

「クク・・・・・ハハハハハハハ!
こんな巨氷で何をするかと思えばそんな幼稚な考えだったとはね
教えてあげるよ、インキュパスの能力は相手の夢に入るだけじゃない」

「・・・なんですって」
153あいす陵辱:2006/01/08(日) 01:19:03 ID:sXa9r6l0
「インキュパスの能力は相手を眠らせる能力なんだよ
だから本当のボクは眠っている君の目の前にいる」

「なっ・・・!?」

「まあ今頃知っても手遅れだけどね・・・・ほらっ」

「アっ!?」

その瞬間、あいすの胸に手の感触が伝わる

「フフフ、しかも現実で受ける感触はすべて夢の中の君に伝わるのさ・・・何十倍もの快感に変わってね
さ、次はここだよ!」

「ンンッ・・・!!」

乳首を摘まれ、思わず座り込んでしまうあいす
一方現実世界は・・・・。

「どうだい、何も出来ずに身体を遊ばれる感想は?」

ケタケタと笑うインキュパス
胸の陵辱に飽きたのかついにスカートの何に手を滑りこませ、そのままあいすの恥部に
指を挿入する。

「アアアアッ!」

あいすの口から色っぽい声が漏れる。

「あははは、イイ声で鳴くじゃない?ひょっとしてあいすちゃんって以外とエッチな娘?」

「うるさいわよ・・・・・貴方、自分の行動の愚かさに気づいてないの?
領事に対する犯罪行為は運が悪ければ死刑もありえるのよ」
154あいす陵辱:2006/01/08(日) 01:20:00 ID:sXa9r6l0
「あー、そうだっけ?まずったなまぁ・・・・・
あっそうだ!じゃあさ、君を完全にボクの女にしちゃえば問題ないよね」

「大したバカね・・・・性行為くらいで私が堕とせると思ってるなんて」

「フフフフ、まあ見てなって」

そういうとインキュパスはあいすのパンツをおろす

「きゃっ!?」

「ふーん、ここの毛もやっぱり青白いんだねぇ
ピッタリと閉じててヒダも出てないし・・・・ひょっとしてまだヤったことない?」

「・・・・・貴方に言う必要はないわ」

「あっそ、じゃあ自分で調べまーす」

そう言うとあいすの恥部に指を這わせるとおもむろに左右に押し開く。

「綺麗なピンク色だね、処女膜は・・・・・やっぱりあるね
そっか、あいすちゃんは処女だったんだねー」

「・・・・ッ」

恥ずかしさで顔中を真っ赤にするあいす
そんなあいすを無視し、インキュパスは恥部に指を沈める。

「あっ!止めなさい!それはっ、それだけは・・・・・・ンンンン!!」

ズブズブと指を沈めるインキュパス
生暖かいあいすの恥部が指をぎゅうぎゅうと締め付ける。

「フフフ、ほら、全部入ったよあいすちゃん?」
155あいす陵辱:2006/01/08(日) 01:21:09 ID:sXa9r6l0
面白げに指の関節を中でくいくいと曲げる

「あっ!ダメぇ・・・!指、曲げ・・・ちゃ・・っ・・アア、ン、ンアアッ!!」

インキュパスの能力で何十倍にもなった快感が容赦なくあいすに襲い掛かる
次第に恥部からは蜜が流れ出し、男を受け入れる準備を始める。

「あ、貴方・・・・見ていなさい・・・こんな事をしてただで済・・・・・アン!!」

言い終わる前にクリトリスをつねられる
気丈なあいすの心にも次第に恐怖が募る
理性の壁はすでに快感の前に崩壊しかかっていた。

「さ、そろそろ限界だろう?ボクの肉棒をあげるからさ、自分でやってごらん」

インキュパスはそう言うと夢の中で自身の肉棒を取り出し、仰向けになる

「・・・・はぁーーーー、はぁーーー・・・・はぁーーーー・・・・」

あいすは差し出された肉棒を見る
つい太いそれで自分の恥部を犯される想像をしてしまう。

「・・・・・ふん、本当にバカね、私が自分からそんな事をすると思うの?」

精一杯気丈な態度を保つあいす
しかしそれは誰が見ても力なく、ただの空元気だとバレてしまう程弱々しいものだった。

「あっそ、じゃあしまっちゃうけど・・・いいかな?」

「・・・・・・っ」

インキュパスは容赦なくあいすを追い詰める

(何を考えているの私は!あんなもの欲しいわけないじゃない!)
156あいす陵辱:2006/01/08(日) 01:23:16 ID:sXa9r6l0
心では必死に理性を保とうとするあいす、しかし身体はすでに快感の虜だった
蜜は床下まで垂れ、肉棒で貫かれる自分を想像するだけで潮吹きが止まらない。
夢の中のあいすは普段着を着たままなのでインキュパスにそれを知られることはないが
蜜が発するメスの匂いが、あいすが発情していることを十分にインキュパスに悟らせていた。

やがて葛藤を終えたあいすがゆっくりと自身の服を脱ぎだす
あいすは、欲望に負けたのだ。

やがて一糸まとわぬ姿になったあいすがふらふらとした足取りでインキュパスに近寄る
恥部はすでに限界と言わんばかりにひくひくと痙攣し壊れたように潮を吹く。

「フフフ、やっと素直になったねあいすちゃん」

「おちんちん・・・・欲しい・・・・です」

そう言うとゆっくりと腰を下ろし、恥部にインキュパスの肉棒を沈ませるあいす。

「あッ!?あアアアアーー!!!」

途端、あいすの口から歓喜の叫びが上がる。

「どうだい?インキュバスの肉棒は?これを挿入れられたら最後、もうこの快感からは逃れられないよ」

「あはぁぁぁぁ!す、すごいィィィ!」

「どうだいボクの肉棒の味は?」

「き、気持ちイイです!おまんこぉ!おまんこ凄いのぉぉ!」

先ほどまで処女だったとは思えないほど夢中で腰を振るあいす

「あっダメ!もう・・・・・イク!イクぅぅ!!!」

腰の振りを早めて絶頂へ登りつめるあいす、そして・・・
157あいす陵辱:2006/01/08(日) 01:24:03 ID:sXa9r6l0
「イクッ!イクのぉ!あいす・・・・もうッ、イッ・・・・・あ、あアァァァァーーーーーーーーーー!!!」

ついに果てるあいす。

あまりの快感に意識を失いバタリとインキュパスの胸に倒れる
失神してもなお余韻でビクンビクンと痙攣するあいすを見てインキュパスは完全に彼女が堕ちたことを確信する。

「あいすちゃん、これから君で色々と稼がせてもらうよ・・・・フフフフフ」

翌日、あいすは学校や家から姿を消す
氷の微笑女がAVに出演しているという噂が広まるのはその数ヶ月後のことである。

END
158名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 06:05:49 ID:KEPEZ0JT
GJ!
159名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 21:16:55 ID:mCkNcE3O
(・∀・)イイヨイイヨー
GJ!!!
160名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 15:35:14 ID:RwpSf2jc
GJ。
インキュパスのアイディアは正直うまいとオモタ
161名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 04:37:06 ID:iJTQjd8f
保守
162名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 14:47:24 ID:zMkKWTh8
GJ
163名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 01:15:36 ID:z7zEYzIP
矢射子×一でバター犬並みのご奉仕させるのきぼん!と言ってみる
164名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 17:40:08 ID:obCQ/O6g
age
165名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 18:58:24 ID:rqSrujDS
悠って、あいすのことなんて呼んでたっけ?
166名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 19:02:17 ID:eVJa4fPJ
あいす
167名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 19:57:23 ID:rqSrujDS
>166
さんきゅーです
168名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 21:22:26 ID:SZb4G906
>>163
自分も矢射子と一好きだ
169名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 18:21:14 ID:yNfKcIzF
今週のジャンプ、やっと見れたよ。
魔王様があいすの写真を撮るように悠に頼む最後のオチで
170名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 18:21:46 ID:yNfKcIzF
夕日に照らされた放課後の教室に、二人の生徒の姿があった。
一人は無表情のまま、デジカメを構える少年。
もう一人は、椅子に座って俯いている少女。
少女の足は椅子の上にM字で固定され、
スカートの中身が丸見えになっている。
ちなみに、スカートの中には何もはいていなかった。
「悠っ……いい加減にしなさい!!」
少女………佐渡あいすは、
自分に金縛りをかけ椅子に縛りつけた魔界人を睨みつけた。
それだけでも万死に値するのに、
悠はあいすの下着すらも奪い、その姿をカメラにおさめているのだ。
身体さえ自由になるなら、今すぐに氷づけにしてやりたかった。
「動かないでくれないか。
魔王様にあいすの写真を頼まれてるんだ」
いつもと変わらぬ単調な口調で、
デジカメにあいすの痴態を収めていく悠。
「もうちょっと濡らした方がいいかもしれないな」
呟いて、悠はあいすの秘裂に指を這わした。
ぐちゅりと湿った音が響き、悠の指は抵抗なく奥へと進む。
「ふぁっ………」
金縛りの状態では、身体を震わせることもできずにあいすは喘ぐ。
悠の指は義務的に動き、あいすを高ぶらせる。
「やっ、やめなさ………ひゃんっ!」




っていうの、妄想した。
171名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 19:34:06 ID:9eAXu33J
>>170
ちょ、いい所で切るなよwww
172名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 23:12:44 ID:Ru+W0pn/
おおおお!!悠×あいす、イイ!
続いてくれまいか?
173名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 20:31:02 ID:vuWwzFqN
イイヨイイヨー
続きキボン
174名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 01:53:42 ID:B9CNM/zf
続かないみたいだな
175名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 07:19:30 ID:Ss/3kmJj
それでも・・・それでも>>170ならなんとかしてくれる・・・っ!
176名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 19:13:53 ID:B9CNM/zf
>175そうですね。信じて待ってます。
177170:2006/01/22(日) 21:35:27 ID:Rg2o/Su6
信じるなよ……。
書くしかなくなっちまったじゃないか!!



ちょっと待っててね。
178名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 23:45:20 ID:gWXx/0WH
wktk


ってか170のやさしさにワロス
179名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 19:36:50 ID:JZP4hayq
今週矢射子宏海確定ラブコメだったのに何だこの過疎っぷりあげ
180名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 20:51:19 ID:laqWMQuW
矢射子よりあいすがいい
181名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:08:05 ID:IZLysCr4
矢射子好きだ
宏海ウラヤマシス
182名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:43:50 ID:cR0fsd/O
あいすは単体で好き
矢射子は宏海関連が可愛すぎ
どっちも好きだー!!
183名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 23:04:46 ID:vtsDayl+
宏海、矢射子に逆レープ
184名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 02:24:58 ID:Ju9esLKj
「あぁっん・・宏海っ・・熱ぃ・・溶けちゃう!・・ああっ・」

ぬ〜べ〜のパロにするとこんな感じか?
185名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 02:25:51 ID:Ju9esLKj
>>184は宏海×あいすな
186名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 08:23:46 ID:xLUuDB6y
>>183
逆レイプ?逆じゃないのか?
187名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 19:11:39 ID:edpgYNOF
今週のジャンプの矢射子はカワイかった。
宏海×矢射子がみたいなー。
188名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 23:02:50 ID:16d2KmCe
189名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 23:47:22 ID:+NoN/5a9
>>186
「される」じゃないのかな?
それとも俺の妄想?
190名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 03:02:23 ID:gnBI5+fq
ガタンッ
「阿久津…」
「ちょ、おい、何だよ!?太臓仕留めるために俺をどうにかしようってか!?」
「へ?………そ、そうよ!太臓おびきよせるためよ!覚悟しなさい!」

逆レイープ失敗
191名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 11:54:57 ID:z1tgGFid
>>190
萌えた
192名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 14:21:03 ID:PkxSFN/I
あえて、宏海×あいすを望む俺。
193名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 11:41:18 ID:PtUvDIi+
あえて、乾×矢射子を望む俺。
194名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 16:03:21 ID:agAzUziO
誰も太臓は指名しないのなww
195名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:34:21 ID:VOBX1Bmh
ここでもモテ無いのか、太臓。
196名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 23:18:03 ID:uCiIwyJy
じゃあ 俺×太臓 で
197名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 19:28:17 ID:egj087N+
きさま…正気か!?
198名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 00:53:39 ID:ZqwhqmJ3
あいすが可愛くってしょうがない
199名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 00:38:43 ID:KgnYshwj
今気付いたけど今週あいすは文字でしか出てないよな。
200名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 13:24:14 ID:KgnYshwj
二百取得
201名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 18:00:11 ID:lsWKfP5y
悠とあいすはどうなったのダ
202名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 19:43:25 ID:8OW+25ly
悠は矢射子とラブってコメってる最中です。
203第16.5章:2006/02/08(水) 01:08:37 ID:kyz+HUaZ
昼休み。
フェンスを背に、宏海は屋上で黙々と焼きそばパンを頬張っていた。
陽光は暖かく降り注ぐものの、背中に当たる風は幾分冷たさを増してきている。
(そろそろここで昼飯食うのも辛くなってきたな……)
ふと思いながら片手で缶コーヒーのプルタブを開け、口を付けた。
その宏海の隣で、
「むふ。うぷぷ…。ぐふふふふふふ……」
締まりない笑いを太臓が繰り返す。
「なんだ? 気味悪ぃな、さっきから」
モグモグと口を動かしながら、宏海が問い掛けた。
「ふふふ。だってさ〜、聞いた? 昨日のアレ」
「昨日って、佐渡んちに行った時の事か?」
「そう、それ!! あいすの奴、ばあちゃんに俺の事しょっちゅう話してんだぜ! しょっちゅう!
そぉかぁ……いつもあいすの頭の中は俺への想いでイッパイだったなんて。俺って罪なオ・ト・コ」
でへでへと緩んだ顔のまま、コンビニおにぎりにかぶりつく。
一瞬、宏海の頭に“共食い”という単語が浮かんだ。
「話してるって……全部お前のやらかした騒ぎの愚痴じゃねぇか」
「フフフ、きっとアレだね。普段の冷たい仕打ちも俺への愛情の裏返し! 本当は毎晩俺を思って…」
宏海のツッコミも既に耳に届かず、太臓は妄想世界に突入する。

【太臓の妄想】

「ん……ふぁ……」
夜。布団の中で熱い少女の喘ぎが漏れる。
あいすの白い左手が、ささやかな胸の膨らみをパジャマの上から撫で回し、右手はパンツの中に潜って
大事な部分をクチュクチュと掻き回していた。
「んあ……太臓…………太臓ぉ……」
恋しい少年の名前を呼びながら、布越しに分かるほどツンと立った乳首を指で転がす。
「太臓……いつも酷いコトしてごめんね……。でも……ン…太臓が、他の女の子と仲良くなるの……
…………見てられないのぉ……」
我慢できなくなった指が、ボタンを外して胸元に滑り込む。白い膨らみの先端、肌よりほんの少しだけ
赤みの差した突起を、二本の指でそっと、何度も扱き立てる。
「ふあぁ……。吸われてる……太臓に…おっぱい吸われてるぅ……」
指の動きを舌に見立て、少年に抱かれる自分を夢想する。それだけで少女の全身に快楽の波が押し寄せ
じゅん、と淫らな液が奥から溢れてくる。
ぬるぬるの穴を右手の中指がせわしなく出入りし、零れた蜜が秘唇や指を伝って下着を濡らした。
「ん、ふぅ…………ふぅ…………」
全身を火照らせ、いけない指遊びに没頭していたあいすが、それまで閉じていた目を見開いた。
枕元の写真立てには無邪気に微笑む少年の姿。
「あっ!! 太臓ーーーーーーッ!!」
膣がギュッ、と中指を締め付け、びくん、びくん、と身体が痙攣する。少年の名前を呼びながら、
あいすは絶頂へと上り詰めた。
「はぁ……はぁ……」
荒い呼吸を落ち着け、あいすは右手を目の前にかざす。いやらしい液に濡れた、自分の指。
「私が、ホントはこんなエッチな子だって知られたら……太臓に嫌われちゃう……」
くすん。あいすの頬を、一筋の涙が伝った。
204第16.5章:2006/02/08(水) 01:10:42 ID:kyz+HUaZ
 * * *

「なんてなーーー! なんてなーーー!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴ………………ロゴロゴロゴロゴロゴロゴローーーーーーーーーーーッ
屋上のコンクリの上を、向こうのフェンスまで転がってまた戻る。妄想暴走機関車絶好調。
「たったあれだけの出来事で、そこまで妄想できるのがトンデモねぇな」
焼きそばパンの最後の一口をコーヒーで流し込み、宏海はコロッケパンの封を切った。
「幸せ気分に水を差すようで悪ぃが、過度な妄想はいらん不幸を招くことになるぞ」
「そうですよ王子。宏海の言う通りです」
それまで黙って照り焼きサンドをパクついていた悠が、会話に加わってきた。
「いいですか、王子。あいすは王子や私だけでなく、宏海の事も話しているんです。ここ重要ですよ」
「え? なんで?」
頭の上にでっかいクエスチョンマークを浮かべている太臓の肩に手を置いて、悠がその目を覗き込む。
「間界領事という立場上、あいすが王子の事を話題にするのは、ある意味当然です。それに対して
宏海は実界人。つまり、あいすは職務と関係ない部分で宏海の事を思い悩んでいる可能性が高い……」
「そ、それって一体……?」
ぐびび、と唾を飲み込む太臓に、悠が重々しく口を開いた。
「十中八九、セクハラですね。それも悪質な」
「勝手にヒトの悪行捏造してんじゃネェ!!」
コロッケパンを握り締めて宏海が怒鳴る。
「そ、そんなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!」
宏海のツッコミは完全にスルーされ、太臓は独り衝撃に青ざめている。
「ま、まさか俺のあいすが……。いや、宏海の奴は結構ムッツリスケベっぽいし、もしかして……」

【太臓の妄想:2】

ガタ、ガターン!
乾いた音を立てて椅子が倒れる。
「や、やめなさい! やめて!!」
ひと気のない教室。机の上に押し倒され、あいすは必死に男の腕から逃れようともがく。
「へへ……。腕力で俺にかなう訳ないだろ」
下卑た笑いを浮かべ、“赤い悪魔”と恐れられる不良、阿久津宏海が覆い被さってきた。
片手であいすの腕を押さえ、もう片方の手がぐい、と少女の顎を掴み、煙草臭い息が近付く。
「ん!? ンンンーーーーーッ!!」
強引に唇を奪われて、あいすがくぐもった悲鳴を上げた。粘つく唾液と一緒に舌が割り込んでくる。
「ンンッ! ンンーーーッ!」
ずるり、と男の舌が少女の舌に絡み付く。一方的に少女の舌を吸い上げ、嬲る。
「うぇっ!……けほ、けほ…………」
一分近く口の中を蹂躙され、解放されると同時にあいすが咽ぶ。その隙に、男の手が制服の上から
胸に触ってきた。
「この、調子にのると……」
あいすが自由になる方の腕を振りかざすと、その掌に白い冷気が集まる。
「おぉっと、変な力は使わないほうがいいぜぇ」
くっくっ、とおかしそうに宏海が顎をしゃくってみせた。
「!?」
顎で指し示された場所に視線をやって、あいすが息を呑む。いつの間に仕掛けられていたのか、そこに
デジカメがセットされ、自分たちを撮リ続けていた。
「もしもお前が雪人の力を使えば、そのシーンを世間にばら撒いてやるから、そのつもりでな」
「そんな……嫌ァ!!」
制服が皺になるのも構わず乱暴に胸を揉まれ、あいすが悲鳴を上げる。
「あ、あんたこそ、女子に暴行してる証拠映像になるのよ! 分かってるの!?」
「なんせ元々不良なんでな。……俺とオマエ、どっちが失うものが大きいか、分かるよなぁ」
「く……卑怯者!」
「なんとでも言え。あひゃーーーひゃひゃひゃ!!」
205第16.5章:2006/02/08(水) 01:12:25 ID:kyz+HUaZ
目を血走らせ、角を生やした宏海(注:イメージ映像)が、ブラウスを引き裂いた。ほんのりと羞恥に
紅潮した肌を武骨な指が這う。
「んん〜〜? 随分と可愛いブラしてるじゃねぇか」
いちご模様の下着をずり上げると、白い乳房と薄桃色の乳輪が露わになった。乳輪の中央には、小粒の
乳首がひっそりと隠れている。
「ひぅっ!? い、痛い!」
いきなり乳房に吸い付かれ、あいすが悲鳴を上げた。宏海は遠慮なく陥没していた乳首を吸い上げ、
無理矢理引き出された突起をレロレロと舐めまわす。
(うぅ……。悔しい……こんな変態で好色で不細工な不良にいいようにされて……
こんなことなら意地を張らずに太臓に告白すれば良かった……)
あいすの瞳から涙が零れ、小さな嗚咽が乳房を吸う音に重なり合う。が、その泣き声に微妙な変化が
現れ始めた。
「うぁ…………ん……ふぁ……」
すすり泣きの涙声に混じる甘い吐息。
「……あ……ど、どうして?……」
執拗に弄ばれ固く充血した乳首は、痛みを痺れに変える。ぷっくり膨らんでジンジンと疼く二つの
突起が舐め転がされる度に、あいすの下腹部に淫らな疼きが伝播する。そろそろと伸びた男の手が、
あいすのスカートに潜り込んで柔らかな太腿を撫で始めた。
「くぅん! や! やだぁ」
びくん、と反応しながらも懸命に男を拒む少女。
太腿をイヤラシねちっこく触っていた手がスカートをたくし上げ、下着を引き毟った。
「ひっ!? イヤァーーーーーッ!!」
なにか固いものがアソコに当たってる。
「駄目、それだけは許して。初めては……初めては太臓に、って……」
「なんだ、お前バージンかよ。ひゃひゃひゃ、こいつはラッキー!」
「止めてェ!! 痛ァーーーーーーーーーーッ!!!!」
愛撫も何もない挿入。身を引き裂かれそうな激痛に、あいすは悲鳴を上げる。
「へへ。初モンゲットだぜ」
滑りの悪い膣の中へ無理矢理ペニスをねじ込み、悪魔が笑った。
「うっ……ぐすっ………ゴメン…ごめんね太臓……」
純潔を散らされ、冷徹な仮面を剥ぎ取られて、少女はただ泣き続ける。
「おっと、これで終わりだなんて思うなよ。お楽しみはここからなんだからな」
三流エロビデオのレイプ魔みたいな台詞を吐いて、宏海が腰を動かし始める。
黒板の横に飾られていた椿の花が、ポトリと落ちた。

 * * *

「うわーーん! 宏海ぃ〜〜〜〜! あいすの処女返せーーーー!!」
「んなもん返せるかーーーーーー!!」
泣きながらすがりつく太臓を宏海が振りほどく。
「……ったく。妄想するのは勝手だがよ、人を巻き込むな」
乱れた襟を直し、うっかり握り潰してしまったコロッケパンを慎重に口へ運ぼうとしたところへ、
「阿久津ーーッ!! やっぱり貴様が元凶か〜〜〜〜!?」
「あんたもかい……」
どこから現れたのか、3年の真白木が泣きながら宏海に掴みかかってきた。
「ううううう! あんな可愛くて清楚な子が、こんな鬼畜の毒牙にかかるなんて……」
「待て。太臓の世迷言を本気にするな」
「はっ、そうか。今まであの子が俺に冷たくしていたのも、もしかして全てこいつに脅されて……」
「その通りです。貴方の知らないところで、あんなコトとかそんなコトとかそりゃもうイロエロと…」
またも悠が火に油を注いだ。
「い、い、イロエロだとおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜ッッ!!!?」
206第16.5章:2006/02/08(水) 01:14:47 ID:kyz+HUaZ
【真白木の妄想】

 ずぷちゅっ。ずぷっ。ぷちゅっ。
「あ、はっ。……んっ……くふぅ……」
「へへ……お前のココも、随分と俺のチンポに馴染んできたじゃねぇか」
ロストバージンのレイプ映像で脅され、呼び出された3階の視聴覚室。
窓に両手をついて、あいすは立ったまま後ろから犯されていた。
「うぅ…………は、早く、終わって……外から、見えちゃう…」
今にも崩れそうに震える膝を懸命にこらえ、少女は男の欲望に耐える。
「くっくっく。ソイツも面白いな。“氷の微少女”が男とヤッてたなんて知れたら、あっという間に
学園中の噂だぜ」
「そ、そんなの嫌ァ!」
「なら少しでも早く俺をイカせてみろよ。オラ! もっと腰使え!」
言われるままに、仕方なく少女は腰を前後させ始めた。
「へへ、いいねぇ。自分から身体くねらせてケツ振って……なかなかエロイぜぇ、あいす」
「くっ……!!」
悔しさに歯噛みしながら、それでも腰の動きは止められない。
キシキシと窓枠を鳴らしながら、下衆な悪魔を満足させるために奉仕し続ける。
恥ずかしさに閉じていた目をふと開き、そこであいすは驚愕に息を呑んだ。
「真白木先輩!? どうしてこんな時に!」
窓から見下ろす中庭に、密かに想いを寄せている男の姿。
「ん? 何だ? 下に真白木の奴が居るのかよ。うひゃひゃひゃ、こいつはイイや!」
宏海が背後から乱暴に犯し始める。膣の奥を叩かれる程の激しい突き上げに、あいすの上体が窓に
押し付けられた。
「嫌ァ! お願い、止めて! 気付かれちゃう!! 先輩に見られちゃうぅ!!!」
あいすの必死の哀願に、宏海はただ嘲笑うだけだ。窓の軋む音が更に大きくなる。
その音に気付いたのか、真白木が顔を上げた。
「!!」
視線が絡み合う。あいすの姿をみとめ、真白木が爽やかな笑顔を浮かべた。角度的に後ろの宏海までは
見えていないらしい。それでも、好きな男の前で醜悪かつ残忍な屑に犯されているのは事実なのだ。
(ああ、先輩。そんな無垢な瞳で私を見ないで……)
耐え切れず顔を背ける。
「おいおい、知らん顔してやるなよ。憧れの先輩に手ぐらい振ってやれや。もしも奴が不審に思って
踏み込まれたら困るのはお前だろう。あぁ?」
ぴしゃり、と尻を叩かれて、今にも涙の零れそうな顔に笑顔を装い、少女は眼下の想い人に小さく
片手を振ってみせる。応えるように真白木も手を振った。
「うぅっ、そろそろ出すぜ……」
びゅるっ。びゅっ。びゅくっ。
(やだっ!! 中に!? 嫌っ!! 私、先輩の前で汚されちゃった!!)
体内に広がるおぞましい温もりに気が狂いそうになりながら、それでも少女は笑顔を守る。
暫くして真白木の取り巻きの一人が彼の傍に駆け寄ってきた。何事か告げて彼を引っ張っていく。
名残惜しそうに何度か振り向きながら、やがて彼の姿はあいすの視界から消えた。
真白木が去るのと同時に、あいすがその場に泣き崩れる。
「……ぐす……ひっく……。もう嫌……こんなの、嫌だよぉ」
「メソメソ泣いてんじゃねぇよ! おら、俺のチンポきれいに掃除しやがれ!!」
髪を掴んで無理矢理引き起こされた顔に、青臭いペニスが押し付けられた。
「うぐ……ん…………」
2人きりの視聴覚室。赤黒い肉茎を舐めしゃぶる少女の舌が、小さな水音を立て続けていた。
207第16.5章:2006/02/08(水) 01:17:00 ID:kyz+HUaZ
 * * *

「オロロ〜〜〜〜〜ン!!! 宏海のアホーーーーーッ!!!!」
「阿久津〜〜〜〜〜ッ!!! てめぇの血は何味だァーーーー!!!!」
勃起したまま悔しさに号泣する2人の男。
「つーか、なんで興奮してんだお前ら」
食事を続ける機会を完全に逸して、宏海は妙なテンションで泣き喚く太臓と真白木を呆然と眺める。
「もうその辺にしとけって。もしこんな所を佐渡の奴に見られたら…」
「見られたら、どうだというの?」

澄んだ声に、文字通り空気が凍り付く。
宏海が恐る恐る声の聞こえた方向へ顔を向ければ、そこに立っていたのは無表情のまま腕組みをした
ショートヘアの小柄な美少女。
「……よ、よう佐渡! もう昼飯は終わったのか? まだなら一緒に……」
「あんた達、昼間っから随分と不謹慎な話題で盛り上がってるじゃない。それも学校で」
何とか場をごまかそうとした宏海の言葉を跳ね除け、少女が眉間に皺を寄せる。ツララのような冷たい
視線に射抜かれ、赤い悪魔の背筋を冷や汗が伝った。
「ま、待て! 落ち着け! ここには真白木さんだって居るんだぞ。下手に能力なんぞ使ったら……」
言いながら振り向くと、既に真白木は氷漬けにされて固まっていた。そして悠の姿も当然ながら
消えている。
(あんにゃろう! 逃げる前に一言掛けやがれ!!)
「うおおおぉーーーーん!! あいすぅ〜〜〜!! せめてお尻の処女は俺にくれぇ〜〜〜〜!!!」

ビキィッ!!

未だ妄想と現実の区別がつかない太臓の叫びに、あいすの自制心がひび割れて爆ぜた。
床から生えた無数の氷の刃が少女の左右に列を成し、宏海たちを取り囲む。
「(あんた達の命が)散れ…」
「ぎゃぁあぁーーっ!! せめて殲景にしてぇぇーーー!!!!」
「だから、なんで俺までぇぇぇーーーーーー!!!!」

「お、今日は特に派手だなぁ」
トマトジュースのストローパックを吸いながら、悠は屋上に湧き上がる雪煙と血飛沫を見上げた。

(おわり)
208名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 05:29:29 ID:rSdyBBPe
キタ━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!
本編にありそうなギャグ展開ですごくイイです!面白い!
恥ずかしながらハァハァしました。乙デース
209名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 07:32:12 ID:o+dnS6tM
上手いなー。
210名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 09:02:11 ID:AKn38JQX
妄想の宏海が必要以上に悪そうでワラタ
爆笑しながらエロ読んだのはじめてかもw
(・∀・)b グッジョブ!
211名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 10:03:11 ID:CMoSrLTL
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
うまいよーうまいよー
あいすたん萌え
212名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 16:56:42 ID:ROVWEsAL
作品を見て、俺は理解した。
―エロと笑いは共存できる―

どー見ても神です、本当にありがとうございました。
213名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 19:08:53 ID:qRTpCj55
スゴス!神!
妄想がいちいち脚色されてるのが…ww
なるほどジャンプには過激すぎて載せられないが実際はこんな感じなんだな奴ら。

宏海哀れすぎww
214名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:58:27 ID:LLBCA2Qq
>「なんとでも言え。あひゃーーーひゃひゃひゃ!!」
ここで大爆笑

ちゃんとエロイし

クオリティ高けぇw
215146:2006/02/10(金) 02:11:49 ID:kyb8jMTa
お久し振りです。
色々あって中断していましたが、続きを書きます。

何の感情もない声だった。
あまりにも波がなさすぎて、あいすを集団で暴行する気だったらしい六人はすっかり気
がそがれたように呆けた顔を一瞬晒した。
「いいですね、先輩方」
静かな声が、その場に決着をつけた。
「畜生、憶えていろ!」
こんな時は誰もがこう言うのだろうか。到底頭が悪いとしか思えない台詞を吐いて、六
人は渋々立ち去って行った。実際にカメラが回っていてはどう足掻いても不利だと判断
出来る程度には理性が残っていたのだろう。
何にせよ、助けられた形になったのが不満だった。

「どうした」
「どうもしないわ…貸しを作るのは嫌いなの」
日が落ちてきていた。もう学校の敷地内には他の生徒は残っていないだろう。冷えた空
気が肌を刺すほどだったが、そんなものは気にならなかった。
黙って制服を緩めたあいすを冷ややかに眺めていた悠は、ナーガ族特有の細い虹彩を
一層すうっと細めた。
「そんなもので、貸し借りなしにすると?」
「そう。あの男たちが醜いほど欲しがっていたものよ。それで相殺」
「随分安い対価だ」
基本的に、喜怒哀楽の感情の振幅のない少年がわずかに笑ったように見えた。要求を
呑んだと安堵した途端に後ろ抱きにされて壁に押し付けられる。がっちりと両腕を封じら
れては強がりを言うのもやっとのことだ。
「な、何よ…やっぱりあんたも」
「据え膳なら試しに食べてもみたいだろう。たとえ毒でもな」
囁くような声の後にぺろりと耳を舐められ、初めて本能的な恐怖を感じて身が竦んだ。大
蔵などとは全く違う、策謀を巡らすのを日常茶飯事にしているタイプの間界人は幾ら魔界
領事といえどもそれほど扱い馴れているとは言えない。
216名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:48:00 ID:S0dE4Io+
>>215
続きを!
217名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 16:52:00 ID:7gWlpJBl
>>215
wktkしながら待ってたよ!
gj!続きもwktkしながら待つよ!
218146:2006/02/11(土) 20:51:22 ID:BQ/18Y55
「あ、うっ…」
自分が仕掛けたこととはいえ、あっさりと逆手を取られていいようにされている不覚さを嘆
いている暇はなかった。次第に外気に晒されていく肌に鳥肌が浮く。
「もっと抵抗してもいいぞ、つまらないからな」
思った以上に手馴れた様子で制服をはだけ、肌を撫でている悠の声はこんな時でも苛立
たしいほどに静かだ。自分だけが追い上げられているような気がして、それが更に敏感さ
を増していく。
「私に、命令しないで…あぁ…っ」
「こんな状況で、よく偉そうな口が聞けるな」
「うあっ!」
がりっと強く耳を噛まれながら、思い切り両方の乳房を揉まれて一瞬理性が飛んだ。忘れ
る筈もない、この少年は間界一残忍で狡猾な種族だということを。ならばこの先どうなって
しまうのか、全く想像がつかなくなった。
それなのにこの場で借りを返そうとした自分の迂闊さに、あいすは悔し涙を滲ませる。
「…んっ…」
ざらりとした感触の壁に必死で縋りながら、湧き上がってきた体の中の熱の激しさにただ
喘ぐことしか出来なくなってきていた。こんな風にして手もなく囚われてしまうことが最初か
ら分かっていたら、あんなことは決して言わなかったのに。
もう何もかも遅いというのに、そんな後悔だけが頭の中を一杯にしていた。
「あ、ぁ、はああっ…」
しかし、そんなある種の余裕も吹き飛んでしまった。もう濡れ始めているショーツの中に手
を入れられたからだ。どこをどうすればいいのか知っているかのように、指先が余計な動
きなど一切無しで的確に淫核を探り当て、快感だけを与えてくる。その手口にまだ何も知
らないあいすはひとたまりもなく堕ちた。
体に溜まりきった熱が淫らに渦巻いて、苦しいほどだ。
「い、嫌っ、い、やだってばっ…」
「…嫌か、それはいい」
219146:2006/02/11(土) 21:27:37 ID:BQ/18Y55
「な、何を世迷言をっ、あああっ!」
ショーツを下げられたと思った次の瞬間、抵抗の隙も与えずに後ろからひどく熱いものが突
き立てられた。ずぶずぶと中に沈んでいく感覚が女としての本能を悪戯に逆撫でして、本
気で空恐ろしくなった。
「あ、嫌っ、い、たいっ…!」
苦し紛れに無理やり硬い壁に爪を立てたせいで、指先から薄く血が滲んでいるのにも気付
かない。
「何だ、初めてか。まあそんなことは俺には関係ないが」
声は相変わらず静かなままだが、本性を剥き出しにして思う存分に獲物をいたぶっている
少年がわずかに愉快そうな声を 出す。
まだそれほど慣らされてもいないそこが、奥の奥まで開かれて男を受け入れている。そん
な現実を頭では許容しきれずにパニックを起こしそうだ。中で傲慢に蹂躙しているものはど
んどん硬くなって敏感な粘膜を擦り続けている。
「あ、あぅうん…もう、もうや、めてっ…」
「まだだ。据え膳になるなら、もっと盛大に振舞え」
「あ、い、いやっ。いやよおおっ…!」
普段の冷静さも忘れ、あいすは翻弄されていた。逃れようにもがっちりと腰を押さえ込まれ
て執拗に欲望を打ちつけられていてはかなわない。壁を引っ掻く指先から、また新たな血
が滲んだ。
「ひ…何?」
一切の前触れもなく、繋がったまま片足を抱え上げられ、あいすの体は壁を背にする体勢
にされた。ごく間近で悠の細い虹彩を目にして、さっきまでの本能的な恐怖が更に深まっ
ていった。
「あいす」
「…何よ」
「お前は面白いな」
言葉の意味が頭の中で全く繋がらない。ぼんやりしているあいすの表情にそれほど感慨
もないのか、悠は突き上げを再開した。
「あぅ、嫌、もう嫌だってばっ。あああっ…!」
220146:2006/02/11(土) 21:56:52 ID:BQ/18Y55
擦れ合っている部分がじわりと熱くなる。
考えたくもないのに、感じているのか中から溢れてきた愛液がとろりと流れ落ちて腿まで
を濡らしている。
こうなるなんて思ってもいなかったのに、満更悪くもない気がするのは何故だろう。それだ
けが分からなかった。
「そろそろいくぞ、あいす」
どこか満足そうな声の響きで、傲慢に陵辱している少年が喘ぎ続けて半開きになってい
る唇を強く吸ってきた。
「ん、ん…う、んっ…」
体の中を渦巻く熱がもうすぐ放出される。待ち遠しいようなそんな感覚があいすを支配し
て、陶酔感を一層強めていた。
「いいな、あいす」
「…あ、も、もうっ…」
揺さぶられる体にひときわ大きい衝撃が加わった瞬間、全てがフラッシュのように発光し
て後は何も分からなくなってしまった。

「どうして」
身支度をしながら、あいすは側にいる少年に尋ねた。
「何だ」
「どうして、大蔵なんかについてるの」
「知りたいか」
元通りに制服を身につけてしまうと、普段の沈着さを取り戻したあいすは一筋乱れていた
髪を指先で撫でつけた。
「ナーガの者は間界一聡明な策略家。だからこそたまに疑問に思うわ」
「お前も間界人ならば、分からないではないだろう」
「…まあ、ね」
上手く交わされたような気がしたが、別にどうでもいいことだ。ともかく、今日のことはすぐ
に忘れてしまえる程度の出来事でしかない。

そう思っていたのに。
以後、度重なる逢瀬を重ねることになるとは、その時のあいすは思ってもいなかった。



終わり
221146:2006/02/11(土) 22:00:12 ID:BQ/18Y55
途中で中断したままだったので、やっときちんと終わらせられて良かった。
悠とあいすのエロって、あまりイメージしにくいので大変だったけど。
222名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:11:42 ID:l3afYHd+
ヒイイィィー!!GJ!GJ!!!
悠がこんなに攻めっぽいと思わなかった。
次の逢瀬も投下キボンヌ!!

こんなに神がいるなんて、なんていい板なんだ…
223273:2006/02/11(土) 22:16:23 ID:hffCADpA
続き待ってたよーGJ
言い回しがえろす!
224名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:16:47 ID:TkGc7Xlp
こ、これはすごい萌えだ
サディストVSサディスト…超エロス!!!
225223:2006/02/13(月) 18:34:59 ID:i7xz3E1i
名前消し忘れてた
226名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 23:37:16 ID:HOFFCq6q
バレンタインで補給できなかった
【あいす×宏海】
を補給して下さる神を所望しまつ。(´・ω・`)
227名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 19:29:00 ID:b1n6XSff
地味に木嶋×吉下なんかも良い
228名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:52:02 ID:NsG30xxS
悠×あいすを書いた者です。
結構書いてて自分でも萌えたので週末にまたまとまったものを書きたいと
思っています。
その前に前振りをば少しだけ。
229名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 00:31:54 ID:zNnTqkSj
昼休みの理科実験室は、しんと張り詰めた冷たい空気に満ちている。
こんな時間、こんな場所に生徒も教師も来る筈がない。
それが分かっていたというのにどうしてあっさりと誘いに乗ってしまったのだろうと、あいす
は自分の軽率さを後悔し始めていた。
左手首は薄いハンドタオルで机同士の境にある蛇口に縛りつけられ、逃げ出すことすら出
来なくなっている。
「何のつもり?こんなことをして」
だが、言葉はまだ余裕を繕っている。そうしなければこれまで辛うじて保っている自我が
崩壊しそうに思えたのだ。
どこまで目の前の少年に通用するかは分からないが。
蛇の本性と眼差しを持つ悠は、そんな思いなど一蹴するように笑みひとつ漏らさずあいす
を見下ろしている。
「別に、ただ遊びたくなっただけだ」
「あのバカのお守りはしなくていいの?」
「宏海がいるだろう。それよりも、王子をあまり悪く言うな。あれでもいい暇潰しにはなる」
「あんたの方がひどいことを言ってると思うけど?」
「黙れ、あいす」
昼休みは時間が短い。つまらない言い争いをしている暇はないとばかりに、いきなり女の
ように冷たい手があいすの顎を掴んだ。
「…うっ」
そのまま顔が近付いてきて唇が重ねられる。まるで血が通っていないように唇も舌もひん
やりと冷たかった。雪人のあいすでなければ飛び上がりそうなほどに。その冷たさに惑わ
されているうちに、何かが喉を通ったような気がしたのは決して錯覚ではないのだろう。
「悠、何をしたの」
「我が一族秘蔵の拷問薬を飲ませただけだ」
大したことがない、と言わんばかりの口振りの中にこの状況を面白がっているような要素
がある。あいすにとっては最もたちの悪い展開だった。
「つまり、有体に言えば媚薬」
「!何てことを」
油断のならない相手に対して、これまではまだ甘く見ていた。それほど関わり合いがない
のだから自分に実害はないのだと。しかし、そんな思惑はこのナーガの少年には全く通じ
はしなかった。
230名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 00:33:18 ID:zNnTqkSj
以上。
続きは週末の土曜日に。
231名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 01:48:48 ID:wEMU43+t
ネ申キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!GJ!GJ!GODJOB!
前回の悠×あいすに禿あがるほど萌えたんだが
こんなに早く最降臨とは!
土曜日楽しみにしてまつ!
232( ゚Д゚ ):2006/02/17(金) 00:58:06 ID:ZKohA5Bm
( ゚Д゚ )
233名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 13:20:30 ID:GUTzbSsb
こ、これだけでもおかずになるのに更にだってぇー!!
ハァハァハァハァ…
楽しみすぎて禿あがりそう
234名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:03:57 ID:cZ1iAfcJ
GJです!

そういや今週号で明らかとなった宏海×花子は公式カプという事でアリなのだろうか……
235名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:27:43 ID:0Ror7ryk
宏海×あいす 立場逆とか
あいす「あらあら、『赤い悪魔』と呼ばれたあなたが、こんな小娘に動けなくされちゃって。悔しくないの?
それにこんなに元気にしちゃって…クスクス…ここ、裏筋って言うんでしょ?」
氷で手足を固定され動けなくなった宏海の、弄ばれて膨張したモノの裏筋を、あいすの細く白い指が這う。

宏海「うあぁっ!」

どう見ても文才無いです
本当にあ(ry
(´・ω・`)
236名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:32:50 ID:NBWaRV2r
花子って喋らないからSSは難しそうだな
237名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:45:34 ID:NIxmybSv
つーか太蔵じゃないが年の差が・・・
238146:2006/02/18(土) 18:57:12 ID:grP4L/Ch
悠×あいすを書いている途中です。
今日中には投下可能に…したい。頑張ろう。
239名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:25:53 ID:qJhCo8SF
>>235
禿げしくモエス
続き読みたい
240146:2006/02/18(土) 23:10:27 ID:grP4L/Ch
完成したので投下します。
では、どうぞ。
241媚熱ゲーム:2006/02/18(土) 23:12:48 ID:grP4L/Ch
「やっぱさー、あいすの奴は完璧に俺に惚れてるな。分かるぜ」
午後の空は雲がやや多くなっていたが、それでも上々の天気だ。屋上は風がまだ冷たい
けれど、日向にいれば問題はない。
普段側にいる悠が今ここにいないこともそれほど気にならないのか、太臓はいつものテン
ションで勝手な妄想を飛ばしている。少しうんざりとしながらも、お守りを押し付けられた形
の宏海がぼそりとツッコミを入れる。
「普段の言動から、どうしてそう結論づけられんだよ」
「そりゃ、やっぱり俺ぐらいになると神レベルの察知力っての?そーゆーのがあるからさ」
「へーほー。ま、妄想はタダだからな」
太臓の話をまともに聞いていたらとても身が持たない。適当に受け流すことを覚えた宏海
は、半分ほど残っていた缶コーヒーを一気に飲み干した。
それにしても、悠はどこに行ったのだろう。いつもは面白がって必要以上に構っている太臓
を今日は放ったままで。
だが、まあそれもたまになら面倒を引き受けてやろうという気持ちにはなっていた。悠だっ
て一人になりたい時もあるだろうし、それなりにもてているのだから野暮用という可能性も
ある。
「ああ、いい天気だなあ」
見上げた空はうららかな春の陽気に満ちていた。

ぴちゃん。
左手首が結びつけられた蛇口から、一滴の水が滴った。
理科実験室には異様な雰囲気が漂っている。
「…こんなことをして、無事で済むと思わないで…」
拷問薬の効果が早くも出始めている。体の中から抗い難い熱が沸き上がってきているこ
とを忌々しく感じて、あいすは息を乱しながらも目の前の少年を睨みつけた。
「こんなザマで、よくそんなことを言えるな」
悠はまるで気にならない様子で乱れ始めたあいすを観察するように腕組みをしながら顔を
近付けてきた。
「いいから、早く腕をほどきなさい」
「断る」
242媚熱ゲーム:2006/02/18(土) 23:14:10 ID:grP4L/Ch
一言で切り捨てた悠の手が、あいすの制服にかかった。
「あっ…やめなさい!」
返事はなかった。ただ淡々と課された作業をこなすような性欲を全く感じさせない手つき
が、かえって火照っていく体を刺激している。
「あ、や、やめてったら…」
跳ね除けようとした右腕すらも、がっちりと掴まれて防御すら出来なくなってしまった。
あっと言う間にブレザーとブラウスのボタンを外してしまった手が、その下のブラに触れて
くる。ブラごとやわりと乳房を掴まれて、思わず声が漏れた。
「う、んっ…」
その反応に満更悪くない気分になったらしい。普段から笑みひとつ見せない悠の声音が
微妙に変わる。
「お前も、やっぱり女だな」
「…何よ、いきなり」
「触られれば浅ましく感じるのが、面白い」
侮蔑のような言葉に、怒りでカッと肌が燃え上がった。わざわざこんな風に人気のない場
所に呼び出し縛りつけ、御丁寧に薬まで飲ませて、この少年はただあいすを陵辱するだ
けでは足りないのだろうか。これではまるっきりオモチャと一緒だと哀しさを通り越して情
けなくなった。
だが、そんなあいすを嘲笑するようにぐいっとブラが引き上げられ、あらわになった乳房に
直に触られた。小振りだが形のいい乳房が、悠の手の中でほんのりと誘うように薄紅に
染まる。
「あ、ぁ…」
こんな自分をどうしても認めたくなくて、あいすは顔を背けた。どんなに翻弄されてもこの目
に映らなければ最低限は心で否定出来る。こうなったからには、きっと悠の思いのままに
されるのだから、何をされてもそうして遣り過ごすつもりでいた。
それなのに。
わずかも逃れようとするのを許さない、と執念深い蛇の本性を持つ少年は隅々までも縛り
上げようとしていた。
243媚熱ゲーム:2006/02/18(土) 23:15:51 ID:grP4L/Ch
「あぁあ…ダメ、ダメっ…」
机の上にぐったりと体を預けて、あいすはひたすら喘ぎ続けていた。じわりじわりとおぞま
しいばかりの拷問薬が体の隅々、指の先までも浸透していて、もう氷のように冷たくて硬
い理性も崩れ始めている。
まさにまな板の上の鯉となったあいすをいたぶるように、覆い被さる悠の片手がやわやわ
と乳房を揉み、舌と唇で舐めしゃぶる。最初の時の経験から察知していたように、悠はそ
れなりに女の扱いには慣れているらしい。乳房を揉む手の力は的確で、乳首を舐めている
舌遣いといったらこの上なく官能的だ。
翻弄されている、それがまだ許せなくてあいすは足掻くように潤みきった瞳で弱々しく声を
出す。
「…ねえ、やめてったら」
「今更か?」
「…悠、嫌。もう嫌…」
ガラスの器に入った水が、ぎりぎりまで注がれている。そんなイメージが頭の中で膨れ上
がっていく。言葉とは裏腹に表面張力の限界までも、体の中で熱と淫欲が溢れてしまって
いる。
嫌と言いながらもめくれたスカートの中では、ショーツをとろとろに濡らすほどの淫らな蜜が
滴り落ちて机の上に透明な溜まりを作っていた。
「ん…あ、いやあああっ!!」
既に朦朧としていた意識が一気に覚醒する。もう用を成さなくなったショーツを剥がされて
関節が痛くなるほど思い切り足を開かれたのだ。中心では熱を帯びたあいすの女の部分
が、薬によって浮かされたように充血しきって花と咲いていた。
「もういつでもいいようだな」
その時だけぞっとするほど冷えた声が降る。気のせいではない。
だが、それを疑問に思う間もなく再び意識が沸騰した。乳首を舐めていたあの素晴らしい
舌遣いが、美しい紅色の花のようになったあいすの淫核を舐め始めたからだ。まさかこん
な風にされるとはこれっぽっちも思っていなかったせいで、何もかもが頭から吹き飛んで
しまう。
「あ、あんっ、あぁああっ…!ダメ、もう、ダメえぇっ!!…」
どっぷりと快楽に囚われてしまったあいすには、もう何の枷もなくなってしまった。指先で
開かれ、舌で嬲り抜かれる刺激でたらたらと蜜が滴り落ちる感触さえもひどく感じさせる要
素でしかない。
「はあっ、は…こ、こんなのは嫌…嫌なのっ…」
244媚熱ゲーム:2006/02/18(土) 23:17:08 ID:grP4L/Ch
正気を失ったあいすは、呆けたような蕩けきった表情をして唯一自由な右手で自分の乳房
をしきりに揉んでいる。
ぺろりと蜜で濡れた唇を舐めながら顔を上げた悠の目が細められた。その奥に確かにぬめ
ったように淫らがましい欲が見え隠れしている。
「…そろそろ時間がない。行くぞ」
「えっ…」
あまりにも低く静かな声に正気を取り戻しかけた刹那、この間よりも硬く太いものが唐突に
あいすを貫いた。意識どころか血までも沸騰しそうな激しさに、これまでにない大きな声を
張り上げる。
「あっ、あああっ…!!」
一度奥まで突いた肉棒が、先端を残して引き抜かれていく。更なる刺激を欲してじれった
く腰を捩る間も許さない、とばかりに先程以上の強引さで何度も突き上げられてくらくらと目
眩がしそうになった。
こんな風に好き放題に陵辱されて、有り得ないことの筈なのにすごく気持ちがいい。良過ぎ
て何もかもどうでも良く思えるほどに。
すっかり制服を乱されているあいすとは逆に、詰襟の襟元すらもくつろげないままでいる悠
はこんな時でもほとんど変わりがなかった。ただ、唇に触れる吐息だけが興奮を表すように
異様に熱いのが不思議と嬉しくて、右腕だけで必死で縋りつく。
「あ、あんっ、悠…」
「あいす、もっと見せろ。こんな淫らなお前を曝け出せ」
「はぁあん…いい、いいの…もっとめちゃくちゃに、してよおぉっ…」
肌を染め、喘ぎ続ける唇が繊細な動きをする舌で舐められる。粘膜が激しく擦り上げられる
刺激が全身を麻痺させていた。ぐちゅぐちゅと断続的に響く卑猥な音すらも、もう耳には届
かない。
「んっ、ん…んう…」
重ねられた唇の間から、飲み切れない唾液が零れ落ちる。もう、何も考えられずに翻弄さ
れるだけだった。そうしている間に、悠にはもう限界が来ていたらしい。
「あいす、出すぞ」
「…あ、悠」
とんでもない、と言おうとしたのに、言葉が出ない。
245媚熱ゲーム:2006/02/18(土) 23:19:00 ID:grP4L/Ch
わずかに体が痙攣した後、抱き締められて大きく突き上げられた。
激しくがくがくと揺さぶられて、あいすの敏感になった膣内に大量の精液が放出される。
「ひゃっ…あぁっ…」
あまりのことに、呆然と目を見張ったままになった。
最初だけならともかく、二度目まで中に出されてしまった。これはもうわざとやっているとし
か思えない。だが、それよりもあいすには切羽詰ったことがある。
遠くで予鈴が鳴っていた。ようやく腕がほどかれて自由になった後も、身支度をするのが
やっとで体が全く動かない。
あいすは、まだ達してはいなかったのだ。
体の中でどす黒く渦を巻いている熱が開放されないまま溜まっている。じれったいような
もどかしさが指先までも支配していて、何もする気にはなれなかったのだ。
「…あいす、五時間目が始まるぞ。急げ」
そんな切ない気持ちを当然知っている筈の悠は平然としたものだ。床に座り込んでしま
ったあいすの頬を柔らかく撫でてくる。
「悠…どうして」
だが、返ってきた言葉は予想だにしないものだった。
「拷問薬、と言っただろう?効果は平易に言えば媚薬だが、何の為に拷問に使うと思って
るんだ」
「…何の、為よ」
こればかりは全く分からない。
少年は、せせら笑った。
「どんなに感じても決してイけないのは、受ける側にとって最悪の結果だろうが」
「…あんたって…」
本当に最悪だ。最初からこうするつもりで使ったのだ。うかうかと最初の呼び出しに乗っ
た自分の愚かさを今更嘆いても取り返しがつかなかった。
「体が動かないだろう。授業には出られないな。隣の準備室にでも隠れていろ。今日は
ここで授業をするクラスはない」
「そんな…」
「放課後に、また遊んでやろう。解毒薬も飲ませる。それでいいな…じゃあ俺は行くから」
これから二時間、このまま熱を溜め込んだまま放置されるのかとあいすは目の前が暗く
なった。こんな仕打ちは地獄のようだ。
そんなあいすを嘲笑うように、もう後も振り返らない悠によって理科実験室のドアは無情
にも閉じられる。
246媚熱ゲーム:2006/02/18(土) 23:19:59 ID:grP4L/Ch
「悠、お前一体どこに行ってたんだよ」
授業開始間際に教室に入って来た悠に向かって、太臓はぶうぶうと文句を言う。
「ええ、ちょっと私用がありまして」
「まさか野暮用じゃないだろうな」
「いいえ、私が王子を差し置いてそのようなことをするとお思いですか?」
「そっか。それもそーだな」
いつものテンションの会話だ。何も普段と変わることがない。
そんな二人の遣り取りを側で眺めながら、宏海はわずかな違和感をどうしても感じざるを
得なかった。何に引っ掛かっているのかは良く分からなかったが。
今日はいい天気だったけれど、明日もそうとは限らないようなものかと無理やりに自分を
納得させるしかない。
更に雲が多くなった空を二分割するように、飛行機雲が長く尾を引いているのが窓から見
えた。



終わり
247名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 23:21:09 ID:grP4L/Ch
以上です。
前以上に悠が鬼畜になりました。あーあー。
では、おやすみなさい。
248名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 23:52:40 ID:nhq3xiwH
GJ!鬼畜悠サイコーです!
二時間あいすはナニしてたんだろう(*´Д`)ハァハァ
二時間後あいすはナニされたんだろう(*´Д`)ハァハァ
249名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 10:51:21 ID:XgzttaYW
GJ!GJ!GJ!
鬼畜待ってたからサイコーですた!
放課後の遊びもぜひ…!
250146:2006/02/19(日) 12:37:28 ID:X45liE1d
お、レスがついてる。
喜んでくれてありがとう。
勢いで書いたら今になって気になるところが出てきたので、訂正を少し。

「隣の準備室にでも隠れていろ。今日はここで授業をするクラスはない」

「隣の準備室にでも隠れていろ。今日はここで授業をするクラスはないが、用心の
為だ」

これから二時間、このまま熱を溜め込んだまま

これから二時間、こうして熱を溜め込んだまま

理科実験室

科学室
うちの中学も高校も該当する教室の名称がこれといってなかったから。理科って
小学校かよ。

やっぱりここまでやったから、放課後編も書かないとダメみたいだね。
ある程度悠×あいすのイメージも出来てきたから書きやすくなってるんで、また
話を練ってみる。
251名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 16:26:24 ID:Wp5sjNap
なんと、まだ書いてくれるのか!?
ありがとう神!!
252名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:41:01 ID:7To2yHjU
この上なくどうでもいい事なんだが、もて四天王って4人出たっけ?
253名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 03:36:11 ID:zIS1hLIH
>>252
木嶋剣
乾一
大木玲夜
真白木さん

だったとオモ
254名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 13:18:24 ID:cgcrfBvt
真白木も?
255名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 19:23:38 ID:DlqjaVcd
>>253
真白木乙
256名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 23:50:33 ID:g4kxEWQ4
マジな話、まだ四人目は出てきてない。
悠かも知れないし。
257名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 00:01:56 ID:ZHd9UnSs
悠は違うだろ
258名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 00:00:56 ID:r9U9ofsX
宏海じゃねーの?
何気にチョコもらってたし。
259名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 00:41:27 ID:tVrKSeJs
>>258
悠よりチョコ少ないのにそれはねーだろwwとりあえず一人分温存してあんじゃね?
もしホントに悠や宏海でも納得の行く流れならおkだが、
今の段階でどうこうは言えないと思った

そもそもそのネタ使えるまでに連載がつづくかry
260名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 23:28:26 ID:wYWKA1Oy
職人期待age
261146:2006/02/27(月) 23:56:24 ID:8d5n6Dkz
今週末にでも、続きを書くつもり。
やっぱりあいす受難。
262名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 11:07:09 ID:WadgtQ2/
263名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 11:07:41 ID:WadgtQ2/
すまんageちまった・・・orz
264名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 17:34:55 ID:0tbQj5y6
普通に上手いってのはどういうことだ
265名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 01:08:11 ID:/1psAnlg
GJ!
266名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 10:06:29 ID:mFwb80KA
ttp://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/imageboard/file/1141175136.jpg
このスレには佐渡のサド分が足りない
267名無しさん@ピンキー :2006/03/01(水) 12:43:18 ID:p8U67lvx
誰か宏海メモリアル2005を手に入れるため悠に嬲られる会長の話を頼む
268名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 22:18:48 ID:WEjruaUI
悠のいたづらで多数に逆レイプされる王子きぼん
269名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 17:58:11 ID:4cH+0GtF
そんな幸せな王子いらない。
270146:2006/03/04(土) 23:57:27 ID:HipIlECp
こんばんわ。
今、悠×あいすの続きを書いているところです。
どんな出来になるか、頑張る。
271遊びをせんとや生まれけん 1:2006/03/05(日) 01:55:52 ID:g4maMyA0
熱い。
収まらない熱が体中を駆け巡っていて息苦しいほどだ。
今日は科学室を使用するクラスはないとはいえ、もしかしたらということはある。悔しいが
悠の言葉に従うしかないあいすは、薄暗く狭い準備室に篭もったままどうすることも出来
ずに、ただ時が過ぎるのを待つばかりだった。
淫らなまでに体に溜まっていく熱で、気が狂いそうだ。
さすがは執拗で残忍なナーガ族の秘薬だ、と感心するばかりだ。これほどダイレクトで的
確に性感を刺激されたら、恐らくはどれほど強靭な精神を持った者でもあっさりと陥落する
だろう。

六時間目の授業終了を知らせるチャイムが高らかに鳴った。
「あー、終わった終わった」
授業の間はつまらなそうな顔をしてこくりこくりと舟を漕いでいたりもしたのに、終わった途
端に太臓は生き返ったように元気溌剌で伸びをした。
「じゃあ、帰ろうぜ。悠」
カバンを掴んで、さっさと教室を出ようとしている太臓の腕をがっちりと悠はキャッチした。
「お待ち下さい、王子」

熱い、苦しい。
「…っ」
心臓が激しく打ち鳴らされて、このまま死んでしまいそうだった。
一体どれだけの時が過ぎたのだろう。狭い準備室の中には時間を確認出来るものなど何
もない。風船がどんどん膨らんでいくように、淫らな熱が体中を満たしていく。これはまるで
悪い夢だ。どうしてこんな風に掻き乱されているのだろう。
もう、何も考えられなかった。
もし、悠が気紛れを起こして、あるいはすっかり忘れてしまって帰ったりしたら、きっと自分
は狂うに違いない。それだけは確実だった。
272遊びをせんとや生まれけん 2:2006/03/05(日) 01:57:16 ID:g4maMyA0
狭い準備室の中にまで、熱は放出されている。暖房もないのに肌がじっとりと汗ばんでい
た。壁にもたれて蹲っているだけなのに、狂おしいほどに熱い。
「ぁ…んうっ…」
半端に乱されたままの制服が窮屈に感じるほどだ。体中どこを触っても感じてしまうほどに
じんじんと疼いている。
「はぁんっ…」
無意識の声が漏れた。長いこと放り出されたせいで、意識さえもが既に正気とは言えなく
なっている。もうたまらなくなって、そろそろと指先をぐっしょりと濡れそぼっているショーツ
に押し当てた。
「あぁんんっ…」
ゾクゾクするほど気持ちがいい。布越しとはいえ、触れているだけで何もかもが飛びそうな
感覚があった。もう我慢出来ない。
遠慮のなくなった指がショーツの中に侵入して、思う存分に疼くそこを掻き回す。すっかり
快感に支配されきっているあいすは、もう正気など完全に飛んでいた。
「あ、あん、あぁはんっ…」
「あいす」
夢中で自慰に耽っている最中に、突然少年の声が上から降る。
「…何だ、一人でお楽しみだったか。待たせたようだな」
底意地の悪いことを言いながら準備室に入ってくる足音が苛立ちの芯を踏みにじる。これ
ほど翻弄しておいて、どうして涼しい顔が出来るのか本当に腹が立つ。自分のしていたこ
とを見られたことには、今更だからと特別何も感じなくなっていた。
「当たり前よ。あんたのせいで授業に出られなかったじゃない」
「お堅い優等生がどうしたことだと噂になっていたぞ。まあ、俺の知ったことではないが」
あいすをこんな風にした当事者でありながら、あくまでも無関心を装う悠の手がするりと頬
を撫でた。
「約束だ。遊んでやろう」
これからまた、散々に蹂躙されるに決まっている。だが、いつ来るとも知れないまま疼く体
で放り出されるよりは遥かにましだった。
273遊びをせんとや生まれけん 3:2006/03/05(日) 01:58:40 ID:g4maMyA0
「あのバカは」
「何だ、いきなり」
「もう放課後なんでしょ。一緒にいないとまずいんじゃないの?」
「そんなことか」
もう着ているとは言えなくなっていた制服を脱がせる手を一度たりとも止めることなく、悠は
言葉を返す。
「王子は今頃数学の補習中だ。さすがに俺一人が帰る訳にはいかないだろう。そんなこと
もあって宏海は先に帰した」
「は、そう。なるほどね」
こんな時間に悠がいる理由が、ようやくあいすにも合点がいった。最初から分かっていたか
らこそ今日の暇潰しにとあいすを捕らえたのだろう。ただ、それだけのことだ。別に何かを期
待した訳でもないが、悠らしいとは思った。
剥き出しの火照った背中に、冷たいリノリウムの床が気持ちいい。

「はん…あぁああんっ…!」
突き上げられる衝撃が、体中の性感を一気に覚醒させていった。
放っておかれた間にすっかり蕩けきっている体だからこそ、悠はズボンのファスナーを開け
てすぐに襲いかかってきた。何もしなくても濡れて男を待ち受ける女の部分が、言葉などな
くてもあからさまに誘っているからだ。その感覚が自分でも嫌というほど分かるからこそ、あ
いすは目を閉じて耐えるしかなかった。
「いい反応だな」
「あぁぁんっ…い、いやよっ…」
「雪人の女は普段お高く留まっている分、性的な刺激には極端に弱くて攻めれば陥落しや
すいと聞いた。お前もやっぱりそうだったな…」
激しく突いてきながら冷めた声でそう呟く悠が、熱を帯びたあいすの耳を甘く噛んでは舌で
ねっとりと攻めてくる。
「ひゃぁんっ…」
「そういう女を手に入れたいと思うのは、当然だろう」
「あ、は…何言って、るの…?」
「お前は、それにはまった。ただそれだけだ」
274遊びをせんとや生まれけん 4:2006/03/05(日) 01:59:56 ID:g4maMyA0
熱い。何もかもが止まらない。
力の抜け切った体が四つん這いにされた。腰だけがしっかりと固定されていて、相変わら
ず灼熱と化した棒杭を穿たれている。頭の芯がじんわりと痺れるほどの快楽があいすを支
配しきっていて、もう従順な奴隷そのものだった。
突き上げられる度に、髪が振り乱される。
「あぁ…あん、ダメ、もうダメなのっ…」
たらたらと繋がった部分からは絶えず蜜が腿を伝って滴り落ちていた。膝の辺りで透明な
溜まりを作っている。それを見たのだろう、悠は桜色に染まった小振りの乳房を揉みながら
も満足そうに囁いた。
「そうか。その割にはいい反応だぞ。こんな風にな」
唐突に、痺れるほど感じている淫核を強く擦られた。
「ああああっ!!」
凄まじい快感に、背筋に電流が走った。もう何もかも振り切って、あいすは悶え狂うしか残
されてはいなかった。
「あはああ!!ダメ、ダメよっ…」
「…見込んだ通りだ。お前はやっぱり面白い」
ぞくりとするほど静かな声が、不思議と浸透していった。

結局、何度犯されたか分からなかった。
全てが終わった頃、解毒と称する薬を飲まされてようやくあれほど狂おしく駆け巡っていた
熱が綺麗に引いていく。
無表情なまま、この少年は蛇の嫌らしい特性を剥き出しにして好き放題にあいすを陵辱した
のだ。いや、そもそも最初から嫌だったら誘いに乗らなかった筈だから、決して今日のことは
一方的なものではないことはあいすにも分かっている。
分かっていても納得は出来そうにない。
「ねえ」
「何だ」
何もなかったように制服を着込んでしまうと、あいすは普段の冷たい表情に戻った。先に準
備室を出ようとしている悠の背中に言葉を投げる。
「私が雪人の女だから、こうしたの?」
275遊びをせんとや生まれけん 5:2006/03/05(日) 02:01:22 ID:g4maMyA0
「当たり前のことを言う」
ただそれだけの興味で、それ以外には何もない。そう言いたげな返事だった。悠はそのま
ま一切の躊躇もなく、振り返りもせずに立ち去ってしまった。
「…ふーん」
すっかり乱れてしまった髪を手櫛で整えながら、あいすは少年が消えたドアの外を眺めて
いた。そろそろ日が暮れようとしている。
こんな風に扱われたことには何の感慨もない。自分の不覚からきたことだし、引き摺るのも
らしくない気がしたのだ。
今日は見事にしてやられたけれど。
「次があれば、きっと反撃するわよ」
噛み締めるように呟く声は、低く響いていた。その癖、新しい遊びを見つけた子供のように
あいすの表情は柔らかくほころんでいた。
276名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 02:02:52 ID:g4maMyA0
はい、これでおしまいです。
悠がだんだん鬼畜化していく。それもまた良しかも。
277名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 09:22:21 ID:o4/Urf/G
神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
GJGJGJ
278名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 10:22:29 ID:2dmAzaY+
神降臨してた━━━━(゚∀゚)━━━━!!GODJOB!!
悠の鬼畜化最高です!
あいすたんの反撃お待ちしております(*´Д`)ハァハァ
279名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:45:54 ID:038TMmBj
GJ!!
羞恥心<屈辱感 なあいすモエス
次回作もお待ちしております
280名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 17:55:14 ID:ZzWrhlUy
暇さえあれば 宏海・悠×あいす でも書いてみようか…。
見たくないって言うなら、書かないでおく。
281名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 18:23:09 ID:OLFWhhUy
スレタイに入ってるのに矢射子全然書かれてねえw
282名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 23:31:00 ID:Y6+jIA9s
ここは貧乳派が多いようです。
283名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 02:01:22 ID:agvq/X4d
矢射子→宏海フラグが立ってるっぽいので、

・夜中、ぬいぐるみに宏海について話しかける(妄想混じりに)
・だんだん妄想の比率が高くなって、ついでにテンションも高くなってひとりエチー。
・昇天
・我に返って自己嫌悪と恥ずかしさで暴れる。
・翌日、乾に八当たり。乾(*´Д`)ハァハァ

っていうのはどうだろう。
284名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 05:28:48 ID:KBWtt6JP
>>280、283是非に!
285名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 09:40:50 ID:Csu8mH8v
>>283
ひとりエチー以外普段の矢射子と変わらない希ガスwww

しかし今週の矢射子かわいいな。
彼好みの女になりたがってる所とか…
前はあいすに胸自慢するくらいだったのに
そんなにほしけりゃくれてやるわよ!って…w

やっぱ宏海に惚れだしてからかわいさ5割増しくらいしてるよ、うん。
286名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 10:00:34 ID:7s+YHRK/
神砂嵐ってめっちゃ笑ったんですが。
287名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 19:39:48 ID:WHLUMx+V
キジヨシ萌え
288名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 07:30:56 ID:BgToXbuO
恋する女の子はいいね。うん。
289名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 21:51:32 ID:g3pHIW11
>>118
亀過ぎるが・・・、
3、婆ちゃんを皆で強姦。
290名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 14:20:32 ID:3ziMGXO/
皆で強姦って輪姦の事?
291名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 17:35:02 ID:zL0fG7KL
決めた。
今週のヤイコに萌えたので宏海×ヤイコ書く。
…小説なんて書いたことないけど、できるかな(´・ω・`)頑張って書いてくる。
292名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 19:57:34 ID:evER3+yY
がんばれ。考えるんじゃないパトスを使え!
293宏海×矢射子:2006/03/13(月) 22:06:38 ID:zL0fG7KL
291です。上・中・下の上の部分が出来上がったので一端投下してみます。
ちなみにエロの気配まだなしです。矢射子一人の悶々です。
小説(とはいえないようなものだけど)って難しい…(´・ω・`)
294宏海×矢射子 1:2006/03/13(月) 22:08:40 ID:zL0fG7KL
「うん、何も不自然じゃないわ。完璧よ」

 百手矢射子は、放課後の生徒会室で一人つぶやいた。デスクの上には、新品
の白いカッターシャツが綺麗にたたまれ置かれている。

「制服びりびりにしちゃったんだもの、新しいのを買って返すのは別に怪しく
ないわよね…。うん、怪しくない。自然な流れよ。後付けの匂いなんて一切感
じさせない周到な展開だわ」

 ぶつぶつと声に出しながら、矢射子は生徒会室をぐるぐると歩き回る。

「…ちゃんと手紙読んだかしら、阿久津のやつ…太臓に邪魔されてなければ
いいけど…」

 阿久津宏海、通称「赤い悪魔」。学校一の不良との呼び声も高い男だ。
もっとも、史上空前の変態である太臓や、その目付役の悠とつるむようになっ
てからというもの、喧嘩をする暇もないらしく、最近ではほとんど悪い噂を
聞かない。
 矢射子は以前、彼の制服をはからずもズタズタに引き裂いてしまったことが
あった。おかげでバレンタインのチョコレートも渡せなかったし、阿久津にも
誤解されるし、踏んだり蹴ったりだと矢射子は感じていた。

「あれは仕方なかったのよ、阿久津が後ろから突然やってきたりするから。
これもあのくされ太臓のせいだわ!今度会ったら頭の上に照明落として
やるんだから」

 でも今度は大丈夫、と矢射子は自分に言い聞かせる。

(今日は生徒会のない日だから誰も来ないだろうし、カギもかけられるし、
手紙には太蔵達を連れてこないように書いたし、何よりこうやってちゃんと
予行演習の時間を設けたんだから。ちゃんと新しいシャツを渡して、それから)

 矢射子は、シャツの隣に、包装紙でくるんだ箱をそっと置いた。

(チョコは渡せなかったけど、シャツを返すついでにお菓子くらい渡しても
別におかしいことじゃないわよね。第二ラウンドよ、第二ラウンド!)
295宏海×矢射子 2:2006/03/13(月) 22:11:32 ID:zL0fG7KL
 その時チャイムが鳴って、矢射子ははっと時計を振り仰いだ。時計の針が、
四時十五分前をさしている。約束の時間まであと十五分だ。
 矢射子は、いつも持ち歩いている木刀をそわそわと握った。精神統一のため
木刀を青眼に構え、深呼吸して心を落ち着かせる。

(やばい、緊張してきたわ。阿久津が来たらなんて言おうかしら、そうだわ、
第一声をどうするかってのは重要じゃない、あたしってば馬鹿なんだから!
ええと、最初は…)

「ほーっほっほっよく来たわね阿久津宏海!ありがたいと思いなさい、新しい
シャツをくれてやるわ!ケーキも作ってやったんだから、感謝する事ね!
そら、床に手をつきなさい、はいつくばって受け取るのよ!そしてあたしの足をおなめ!」

 椅子の上にダンと足を踏みのせながら、矢射子は高らかに叫んだ。デスクの
上にちょこんと乗っかっているクマのぬいぐるみの喉元に、木刀の先をつきつ
ける……が、矢射子はすぐに、振り上げた腕を力なくたらしてしまう。

(駄目よ駄目、これじゃいつもよりタチが悪いじゃない、もっとこう、しおら
しいあたしをみせてぐっと言わせる……そうよ、ギャップ!ギャップで攻める
べきだわ!妹いるし、幼女趣味とかいう噂があるし…甘えられるのが好きなのかも)

 今度は、両手を豊かな胸の上に重ね合わせ、小首をかしげて言ってみた。
勿論相手はクマのぬいぐるみだが。

「あ、阿久津…いきなり呼び出してごめん…でもあたしどうしても、阿久津に
新しいシャツを返したくて…破いちゃってごめんね、あの時はあたし自身の
胸のはりさけるのを避けるために、阿久津のシャツに犠牲になってもらっちゃ
ったの…本意じゃなかったのよ、本当は、シャツじゃなくて、阿久津の胸に………」

 そこまで言ったところで、矢射子の肩が震え出した。次の瞬間、矢射子の
木刀は、クマのぬいぐるみの顔のど真ん中に突き刺さっていた。
 矢射子の雄叫びと、ボスッという破裂音と共に、クマの腹に詰まっていた
綿がぶちまかれる。

「あたしキモォ!こんなん無理無理!もっとナチュラルに…好感度高く…
ううん、どうしたらいいのかしら…」

 矢射子は、困り果ててその場に座りこんだ。立てた膝の上にあごをのせる。
 窓の向こうから、部活動に勤しむ生徒達の声がわんわんと聞こえてくる。
 その中に、無意識に宏海の声を探してしまい、そんな自分に矢射子は顔を赤
らめた。思えば、宏海の前に出る度過剰に反応してしまって、いつも失敗して
いる。向こうも、ろくな印象を抱いていないだろう。だが仕方がない。阿久津の顔を見るだけで、いてもたってもいられない程うろたえてしまうのだ。
 
(あーもうめんどくさいわね…何悩んでるのよこのくらいのことで!
何も告白しようってわけでもないのに…)

 矢射子は、いらいらと床を叩いた。
296宏海×矢射子 3:2006/03/13(月) 22:14:12 ID:zL0fG7KL
「いっそのこと、手紙だけ残して……ううんそんなのだめよ、自分で渡さない
と意味ないわ!ゴルァ阿久津!いいから黙って笑って頷いてこれ受け取りなさいよ!
新品よ!新品のシャツなのよ!あと徹夜で作ったフルーツケーキよ!さっさと
受け取らないと、あんたと太臓がデキてるって生徒会新聞に載せてやるからー!!
…なーんてっ、もうこれでいいじゃない、アッハハハハハハハ」


 と、その時だった。


「…なんだかよくわからんが、最後のはマジ勘弁してくれ」



 ぼそぼそと低い声がして、矢射子は1メートルばかりも飛び上がった。
 慌てて振り向くと、生徒会のドアから、宏海が顔を半分だけ覗かせている。



「は、はわわわわわ阿久津ー!!何見てんのよ!四時に来いって言ったでしょ!」
 
 矢射子が叫ぶ。
 宏海は、矢射子のそのけたたましい声に頬をひきつらせた。
 時計の針は、四時五分前を指している。

「いや、だからちゃんと四時までに来たんじゃねえか…」
「馬鹿ね!四時に来いってことは四時ぴったりに来いってことよ!大体あんた、
不良のくせにちゃんと時間守るなんて言語道断だわ!湘南純愛組でも読んで
出直してきなさいよ!」
「なっ…おれは暴走族じゃねーぞ!」
「フン!似たようなもんじゃない、太臓とつるんでる時点で人生暴走してるわよ!」
「それを言うなそれをー!!」

 ひとしきり言い合った後、矢射子は、いつまでたっても部屋に入ってこない
宏海に気づいて、言った。

「なんで入ってこないのよ、入ってくればいいじゃない」
「……ドアに、『入ったら殺す』って書いてあるじゃねえか」
「あっ!そ、それは…っ」

 それは、矢射子が、宏海との時間を誰にも邪魔されないように貼った張り紙だった。

「……うるさいわね!あんたはいいのよ!さっさと入ってきなさいよ!その
くらいでびびるなんて、あんたそれでも不良なの!?ろくでなしブルースでも
読みなさい!」
「さっきから古いなお前…」

 めんどくさそうにしながらも、宏海は素直に生徒会室の中に入ってきた。
 後ろ手にドアを閉める。
 ドアの閉まるガチャリという音が、矢射子には何かの始まりを告げる音に
聞こえた………その瞬間。
297宏海×矢射子 4:2006/03/13(月) 22:15:28 ID:zL0fG7KL
「おおっ、悠の言った通りだ!宏海の野郎、密室に矢射子をおびき寄せたぞ!
こ、これから何が起こるんだ!?」


 頓狂な声が上がって、矢射子は青ざめた。


(ま、まさかこの声…!)


 その声は、生徒会のロッカーの中から聞こえてくるようだった。
 続いて、淡々とした小声が響く。

「そうですね、軍儀、毛狩り、テニスの試合、憑依合体、もしくは憑依でない
合体のどれか一つは確実に行われるでしょう」
「マジでか!さ、さ、最後のって何!?」
「何エロいこと考えてるんですか王子、AMONのことですよ」
「誰も知らない知られちゃいけない!?」


「おのれらあァアアア!!!」


 矢射子の叫び声が空を切り、繰り出した刀がロッカーを完全に貫く。
 今度は木刀ではない!
 が、開いたロッカーの扉からは、はらはらとスカーフが舞い落ちただけだった。


「ス、スカーフだけ…!?」


 矢射子が振り返ると、宏海につまみあげられた太臓が、おにぎり頭を振り
乱しながら何やらわめいているところだった。

「今だ!心をひとつに合体させるんだよ宏海!」
「お前は幻海師範か!」
「死以外に決着はないぞ宏海」
「うるせえ!」



(あーん、もうなんでこうなるのーー!!!)

 矢射子は、刀を握りしめて天を仰ぐのだった。
298291:2006/03/13(月) 22:17:55 ID:zL0fG7KL
とりあえずここまで。
続きはこれから頑張って書きます!
二次創作なんて初めてだから書いててすんごい緊張た!
299名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 22:47:12 ID:t821+CUw
面白いよー。楽しみにまってる。
300名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 22:57:41 ID:MYih/A7n
宏海×矢射子キター
あんまり緊張せず、むしろはっちゃけてくれ!
301名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:29:55 ID:w6s+g8PM
ヤバイー!矢射子好きとしてはたまらん!
というか皆何でこんな上手いんだ・・・凄く雰囲気がつかめてるなー

>>298
続き楽しみにしとるよ
本当に緊張してて打ち損じてるお前に萌え
302名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:58:25 ID:z+0ON7tg
凄いな。本当に初めて? 
二次創作が初めてってことはオリジナルなら……? 
文章上手くてびっくりしたよ。
こんなにさくさく読める文章はなかなかないからかなり新鮮。
続き期待♪ 
303291:2006/03/14(火) 01:21:38 ID:KzPwcCnb
うおおおお、優しいお言葉ありがとうございます。
今までオリジナルの漫画しか描いたことなかったので、
小説はまじに初めてです。プロット程度しか書いたことなくて。
皆さんの言葉でやる気がでました。エロに向けて頑張る!

打ち損じテラハズカシス(´・ω・`)
304名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 09:39:53 ID:6rgJTR9y
作品自体もGJなんだが他にも色々萌えたw
エロエロ道に向かって頑張ってくらはい!
ところで
漫画のうpまで期待しちゃだめですか!y=ー(・ω・)・∵.ターン
305宏海×矢射子5:2006/03/14(火) 20:12:45 ID:XSOTGy40
291です。続きでけました。エロ場面にようやく足がかかりました…!ホッ。
前部分が長くてごめんなさい。

____________________________

「そんでお前ら、一体何しに来たんだよ」

 宏海が、悪びれもせず突っ立っている二人に言う。へらへら笑っている太臓の
横で、悠が無表情を崩さず答えた。

「お前の机の中に矢射子からの挑戦状が入っているのを見て、せめてもの応援
として客席で技の解説でもしようと思ってな…」
「ほおー、随分見やすそうな客席だな」
「お前!矢射子ねーちゃんを呼び出して何するつもりだったんだ!?」
「おれが呼ばれたんだよ!字も読めねえのかお前は!」

 言い合っている三人を見ながら、矢射子は額に青筋を浮かべていた。

(ほんっと我慢ならないわ、太臓の奴、何度私の恋路を邪魔すれば気が済むのよ!
今度という今度はギッタギタのメッタメタに……!!)

 ジャキンという音に三人が振り向くと、矢射子が、全身に殺気をみなぎらせて
突撃してくるところだった。目が血走り、口元はぴくついている。

「太臓…あんたを呼んだ覚えなんかないのよ!消えなさい!」

 矢射子のその、闘神のごとき壮絶なオーラに太臓はひるみ、ひるむついでに
慌ててズボンをずりさげるのだった。

「装甲されたらまずい!召還だ!」

 太臓のアスタリスクゾーンが、まばゆい光りを放って生徒会室を照らす―――――


「こ、こいつは!!」


 巨大な影が、四人の前に現れる…




「みんなで目指そう!19世紀英国の貞淑さ!児童ポルノ禁止法の僕、
エロガード・エロリップみたび参上!」

「な、何ィ――――!!むっつりスケベー!?」
306宏海×矢射子6:2006/03/14(火) 20:13:33 ID:XSOTGy40
 そう、四人の前に姿を現したのは、ハバネロ錬金術師エロガード・エロリップ。
かつて、そのむっつりスケベさで二度も周囲に大迷惑をかけた間界の悪魔だ。
その頭には、前回と違い、なぜか動物の耳が生えている。
 スケベな者に対して厳しいので(自分もスケベだが)、太臓にとってはかなりの
難敵だった。

「お、お前、成仏したはずだろー!!」
「なんで犬耳が生えてんだ…?」
「ふっふっふ、成仏する間際、間界の児童ポルノ規制協会からスカウトされてな…
こうして甦ったのだ!ふとどきな淫人(えろうに)の居場所を示す金コンパスを
頂いた我が輩はまさに無敵!」

 エロガード・エロリップが、金の鎖の付いたコンパスを頭上に掲げたのを見て、
宏海がめんどくさそうに突っ込んだ。

「その針お前自身を指してねえか?」
「だまれ、お前の頭の中に煩悩の塊が見えるぞ!となりの二つの丸い物体を気に
して今にも鼻血が出そうなほど赤い髪をしている!」

 そう言われて反射的に隣の「二つの丸い物体」を見てしまった宏海は、矢射子と
目があって顔を赤らめた。矢射子が、とっさに腕で胸を隠す。

「な、何見てんのよ阿久津!変態!」
「うるせえな!条件反射だ!おいこのむっつりスケベ、髪の色なんか関係ねーだろ!
おい太臓、こいつなんとかしろ!お前が呼んだんだろ!」

 太臓は、しっかりと書き込みされた顔でうめいた。

「エロガード・エロリップ、政府の犬になりさがったってわけか…」
「お、珍しく真面目に怒ってる」
「児童ポルノ禁止法が施行されたら、王子ごと抹消されてしまうからな」


(くっそ、次から次へと邪魔ばかり!本当に規制されちまえ太臓!!)
307宏海×矢射子7:2006/03/14(火) 20:14:30 ID:XSOTGy40
「とりあえずそこの鼻血髪のお前と、淫猥な頭の形をしたお前はこの世から規制
させてもらう!」

 エロガード・エロリップは、なにやらどこかで見たことのあるような槍を
取り出すと、宏海と太臓の方にじりじりと詰め寄ってきた。だが、そのくらいで
ひるむ宏海ではない。

「へっ、やれるもんならやって…」

 と、その時、宏海の隣で炎のような殺気が吹き上がった。


「邪魔者は消えろって言ってんでしょーーーーー!!」


 我慢の限界を超えた矢射子が、刀を振りかざしてエロガード・エロリップに
突撃をかましているところだった。大きな胸が、バルバルと揺れている。その
揺れる乳を見て、エロガード・エロリップの暗い目が光り輝いた。

「あ、あばれエロ居乳を発見!危険度G!Gの予感!触診して爆発物でないことを
確認した後、排除する!」

 エロガード・エロリップは、槍をぶんと水平に繰り出した。槍は矢射子の服を
かすり、ついでにデスク上のものをなぎ倒した。
 矢射子の用意したシャツとケーキが、無残にふっとぶ。
 それを見て、矢射子はああっと声を上げた。さっきの一撃で制服の胸元が引き
裂かれ、ボリュームたっぷりの胸の谷間があらわになってしまっていたが、そん
なことも矢射子は忘れていた。

「シャツが…!!」
「馬鹿、危ねえぞ、こっちこい!」

 思わず駆け寄ろうとした矢射子の腕を、宏海の大きな手がつかんだ。宏海は、
そのまま矢射子を部屋の隅に引っ張り込む。
 と、部屋の角でで待ち構えていた太臓は、矢射子の胸に押しつぶされて歓喜の
悲鳴を上げるのだった。

「じ、G!Gの力が!!おれの禁鞭がますます俊敏な動きにィー!!」
「いやーっこのどぐされ変態ー!!」
「むむっ、スケベ頭部がエロ巨乳と合体し、これで猥褻度は倍率ドン!
許すまじ、恐るべき大発情時代…!!」
308宏海×矢射子8:2006/03/14(火) 20:15:03 ID:XSOTGy40
「くっそ、右も左も変態ばっかりだ!おい悠、あのむっつりスケベだけでも
なんとかしろよ!」

 ぎゃあぎゃあとわめくメンバーを飄々と見物していた悠は、宏海に声をかけ
られてようやくその見物の体勢をといた。ごそごそとポケットの中をあさり、
小さな箱を取り出すと、宏海の手に押し付ける。

「仕方ないな。このままではあまり面白展開になりそうにないし…。
宏海、いざというときのためにこれを渡しておくから」
「は?」

 きょとんとしている宏海に、悠はこくんと頷いた。

「がんばれよ。最後まで力いっぱいやりぬくんだ。妥協するな」
「おい、これって一体」

 悠はそれには答えず、太臓達に向き直った。太臓はその時、エロガード・
エロリップに向かって今まさに放屁しようとしているところだった。

「くっそ、健全な青少年の敵め!これでもくらえ!!」

 宏海は慌てて矢射子を床に引き倒し、鼻をつまんだ。直後、爆発音にも
似た音が響く。

「矢射子、鼻つまめ鼻!!」
「きゃああああ臭い!臭いわよー!!」

 その騒ぎを尻目に、悠は、もだえ苦しんでいる宏海と矢射子
(とエロガード・エロリップ)の前を素通りして生徒会室のドアを開けると、
太臓に向かって叫んだ。

「王子!今、全裸の女性が複数人その廊下を駆け抜けていきました!」

 その言葉に、太臓とエロガード・エロリップが、神経をつつかれた
かえるのように激しく反応した。

「何、全裸!?なんで学校で全裸!?」
「春だからでしょう」
「な、なんだと!?それは捨ておけん!この学校で狂乱のサクラ大戦が
起きる前に、その痴女どもを排除せねば!!」」

 太臓が、ジェット機のような勢いで生徒会室から飛び出していく。続いて
エロガード・エロリップも、電光石火の速さで走り去った。最後に悠が、
ちらっと二人を振り返って、静かに出て行く。
309宏海×矢射子9:2006/03/14(火) 20:16:22 ID:XSOTGy40
「一体なんだっていうのよ、もう!皆で邪魔ばっかりするんだから!」

 乱れた生徒会室の真ん中で、矢射子はいらだたしげに叫んだ。

(あたしはただ、阿久津にお返しをしたいだけだったのに…)

 愛用の椅子はひっくり返っているし、ロッカーには穴が開いたし、太臓の
最後っ屁の匂いが漂っているし……周囲の状態は悲惨だ。ぷんぷんしている
矢射子の傍らでは、宏海がようやく身体を起こすところだった。

「…もう慣れちまった自分が嫌だ…っておい」
「何よ」
「それ、なんとかしろ!」

 見ると、宏海は、ひっしで顔矢射子からをそむけているのだった。その頬が
真っ赤なのを見て、矢射子はようやく、自分が胸元を派手にはだけさせたまま
立っていることに気づいた。

「……何よ、あんたも真白木と一緒ででかいのには興味ない口なんでしょ!?」
「おれをあいつと一緒にするな!…あークソ、ボタンが割れてる…。
ったく、お前と関わってもろくなことねーなー」

 げんなりした感じの宏海の言葉に、矢射子はかっとなった。座り込んでいる
宏海の傍に詰め寄り、その胸元をつかもうと腕を伸ばしながら、怒鳴る。

「何ですって!?元はといえばあんたが太臓なんかと…」
「わっ、おい、だから胸隠せって!」

 今や、その谷間は宏海の顔面に迫ろうとしていた。宏海は、必死で首をねじって
そこから目をそらしている。その様子に、矢射子は意味も無く腹が立った。
310宏海×矢射子10:2006/03/14(火) 20:17:10 ID:XSOTGy40
「うるさいわね、胸がなんだってのよ!」

 そう言って、もがく宏海の制服をつかもうとした矢射子の腕が、下に滑った。
 そしてその時、矢射子の腕に、妙に硬い感触がかすったのだった。

(ん!?い、今のって……)

 思わず宏海の顔をまじまじと見つめると、宏海は足を胸の前に引き寄せ折り
たたみ、そこに赤い顔を伏せてしまった。

「………!!」
「…」

 気まずい沈黙が二人の間に流れる。
 行き場のなくなった腕をひっこめ、矢射子は、もそもそと言った。

「…あ、あの」

 言いよどんでいる矢射子を見て、宏海が何回目かのため息をつく。

「…………男だから仕方ねえだろ。別にお前が悪いわけじゃねえし、
気にすんな。もう行けよ、なんかもーいつにもまして疲れた」

 自己嫌悪に陥っているらしい宏海の顔を見て、矢射子は少し罪悪感を
感じた。

(こ、こういう時ってどうすりゃいいのかしら。よく、漫画では男が
『責任取れ』って怒ってるわよね…阿久津は優しいからそういうこと
言い出せないのかもしれないわ。ふん、何よなめちゃって)

「……そ……そ、そんくらい!責任とってあげるわよ!触りたければ
触りなさい!」

 矢射子は、そう言って胸を張った。宏海は、そのせり出した膨らみから
嫌そうに顔を背け続ける。少し怒っているようだった。

「お前って案外お子様なんだな、触ったぐらいで終われっか!
 早くどっか行けよ、これ以上べたべたされたらおれも変態の仲間入りしちまう」

 それを聞いた矢射子は、荒々しく宏海の手をつかみあげた。宏海が、
ぎょっとしたように矢射子を見上げる。
311宏海×矢射子11:2006/03/14(火) 20:17:45 ID:XSOTGy40
「あ、あんたあたしのこと馬鹿にしてるのね!?年下のくせに!
あんたこそ、乳もむ度胸もないんでしょう!」

 言って、そのつかんだ手を胸に押し当てる。宏海の手が、矢射子の手の中で
魚のようにびくつくのが感じられた。

「うわああ、お前なあ!そういう問題じゃねえっての!」
「別に減るもんじゃないしいいのよ!」

 宏海が矢射子を押しのけようとすると、その手は柔らかい肉にうずもれてしまう。
 その手は、すぐに握りこぶしに変わった。固く握られた宏海の指は、ぶるぶると
震えている。宏海の口から、くいしばるような声がもれた。

「くっそ、お前、おれもう我慢できねえからな…!」
「だから、良いって言ってるじゃ」



「……いいんだな?」



 その声が、今までと違ってあまりにも低くきっぱりとしていたので、矢射子は
思わず間の抜けた声を上げてしまった。

「え?」




 次の瞬間、泳いだ視線が天井をすべり、矢射子は、自分が床に引きずり倒された
ことを知った。ぽかんと見上げた天井を、宏海の厚い胸が覆っている。

「えっ、阿久津…」
「お前が悪いんだからな。今更嫌だっつっても知らねえぞ」
312291:2006/03/14(火) 20:22:07 ID:XSOTGy40
とりあえずここまでです。誤字とかあったらすみません。
次で終われる予定(`・ω・´)!

>>304
漫画ですか!いやあ…そんなこと自分にできるかどうか。
書き終わって、まだノリノリだったらやってみるかもしれません。
へたれ絵ですが…。
313名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:25:18 ID:3GRymDYd
GGGGGGJJJJJJJJ!!!!リアルで見させていただきました。
本当に文章初書きですが・・・?(゚д゚ )ポカーン
314名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:32:53 ID:3GRymDYd
です「か」だった_| ̄| (((○
改めてGJ!
315291:2006/03/14(火) 20:46:58 ID:XSOTGy40
>>313
ありがとうございます!


ていうかやっぱり誤字がありました「居乳」→「巨乳」すみません…o  rz
316名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 23:05:47 ID:t0h2U1j8
うおおおおぉぉ宏海×矢射子GJ!GJ!
続きもワクテカして待ってます。
317名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:07:28 ID:VuMb3X/Y
亀ですがGJ!!
続きお待ちしてます(*´Д`)ハァハァ
318名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 03:57:17 ID:zj7lRJhG
凄く面白いです! しかもなんかいいところで終わってるし! 
続き期待してまっせ! 
319名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 17:16:08 ID:NEyPXawD
すごい!面白過ぎる…!!!
ツンエロな矢射子かわいいよ(*´Д`)ハァハァ
宏海も矢射子も全員原作まんまでテラスゴス
つか禁鞭で爆笑しましたw
続き楽しみにしてます!!
320名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 02:03:59 ID:PRzyTe2i
エロガードの発言全部に凄い笑った。

いいなー、ツンエロ生徒会長。
続き、ワクテカしてお待ちします。

エロとギャグってこんなにも混在出来るものなんだなぁ。
321名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 12:43:39 ID:JJXj+/Lu
笑ったし萌えたし最高だGJ!!!
矢射子かわいいよ矢射子。
続き全裸で待ってます。
322名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 19:57:20 ID:Jlc0VU09
宏海×矢射子萌えのあまり、
仕事の帰宅途中で携帯からまた読んじまった!!!!
(;´Д`)矢射子、可愛いよ 矢射子。
神のエロを心待ちにしてます。
323名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 23:44:09 ID:ETPYCuVO
うはー、キタコレw
萌えエロワロスで最高。続き楽しみだ。
324宏海×矢射子12:2006/03/17(金) 02:06:20 ID:7UybFa0S
真夜中ですが、ようやく完成したので投下します…

____________________________



 一瞬、何が何だかわからなかった。だが、宏海が自分の体の上で、制服の上着を
もどかしげに脱ぎ捨てるのを見た矢射子は、慌てふためいて身をよじった。

「ちょ、ちょっと待って阿久津…そんないきなり」

 矢射子は、うわずった声を上げた。宏海の顔の前に手をかざし、あごを胸にうずめ
るようにして身をかばう。だが、その手はすぐにつかみ下ろされた。

「マジ無理。物理的に無理。あんだけやっといて勝手なこと言うんじゃねえよ」

 宏海の腕が、矢射子の腰を強引に抱き寄せる。矢射子は女性の中では大柄な方だが、
宏海の逞しい体に組み敷かれると、その大きな胸でさえすっぽりと覆われてしまう。
矢射子の胸は、宏海の体に押しつぶされて、破裂しそうなくらいばくばくと波打っていた。

(こ、こんな、いきなりすぎるわ!あたしこんなこと…!)

 驚きのあまり体中が硬直して、息も自由にできない。体の上に染み渡る宏海の
体温は、制服越しでもわかるくらい熱い。宏海の足に膝をからみとられて、矢射子の
逃げ場はもうなかった。
 宏海の手がシャツの下から入り込み、脇腹を滑り、ブラジャーのホックをさっさと
外す。はじけるようにブラジャーが浮いたと思ったら、骨張った指がそこに張り付いた。
矢射子の背筋に冷たい電流が走り、びくりと皮膚がはねる。
 目を丸くして宏海の顔を見上げると、宏海は困ったような顔をした。

「おい、さっき触っても良いって言ったのはどこのどいつだ」
「こ、こ、こんな体勢で触られるなんて思ってなかったのよ」
「あのなあ…お前ちょっと考えなしすぎ」
325宏海×矢射子13:2006/03/17(金) 02:07:39 ID:7UybFa0S
 言いながらも、宏海の手はよどみなく動き、シャツの前ボタンを次々外していく。
こぼれた豊満な乳房に宏海の熱い息がかると、胸から体中溶けてしまうような心地
よいしびれを感じる。
 宏海の唇が矢射子の胸をねぶる。熱くぬれた舌が胸の先端に当たって、堅く長い
五本の指が背を這った時、矢射子は、今まで感じたことのないような感覚に息を
震わせた。

「あ、ねえ、阿久津ってもしかしてこういうの慣れて…あ…」
「……慣れてなんかねえよ」

 と、宏海の手がなんの前触れもなくスカートの中に入ってきて、矢射子は思わず
宏海の肩をつかみ、足をねじって抵抗した。片手に膝を抱え込まれて、すうと腰が
冷える。もう一方の片手でベルトを外すと、宏海は体を乗り出した。

「わっ、ちょっ、阿久津、待って」
「待たん」

 宏海の手が、矢射子の脚を割り、ももの内側をはい上がっていく。下着が引きずり
下ろされ、足から外される時、靴が片方部屋の隅に飛んだ。身じろぎしたら逆に、
宏海の指がその敏感な部分に触れてしまい、矢射子は恥ずかしさに顔を覆った。
 と、その様子に気づいた宏海が、矢射子の顔をのぞき込むようにして問いかける。

「おい、お前もしかして、初めてなのか?」

 矢射子は、真っ赤になりながら小さく頷いた。宏海が、深いため息をつく。

「ヤッたこともねえのに、彼氏でもねえ男挑発したりして、ほんと馬鹿だな」

 その言葉に、矢射子はびくんと体を震わせた。

「べ、別に彼氏じゃなくてもあんたならいいのよあたしは!たっ、ただ突然だった
から心の準備ができてなくて、驚いてるだけ!あんたが、色んな段階すっとば
していきなり押し倒してくるからいけないのよ!」
「なっ、色んな段階すっとばしていきなり乳押しつけてきたのはお前の方だろ!」
「うるさいわね!入れたいならさっさと入れなさいよべたべた触ってないで!
あんたは別に相手が誰だって一緒でしょ!男なんだから!」
「……」
326宏海×矢射子14:2006/03/17(金) 02:08:13 ID:7UybFa0S
 恥ずかしさと悔しさのあまり、思わず目の端に涙がにじむ。
 矢射子は宏海から上体をそむけ、冷たい床に頬をおしつけた。宏海の腕に囲まれた
中で、唇をかみしめる。

「おい、矢射子こっち向け」

 その言葉が聞こえたと同時に、大きな手のひらに頬を傾けられる。顔が前に向き
直され、宏海の鼻がうんと近くにあるのが見えたその時、矢射子の唇は、暖かい
ものでぴったりと覆われた。口の中がこげるように熱くなる。

「ん……っ」

 二つの手に顔を包まれながら、矢射子も宏海の首に腕を回した。

 宏海が、唇を離して言う。

「いきなり突っ込んだら痛くて死ぬっての。慣らしてやるから、その間に心の準備しろよ」
「な、慣らすって…きゃっ」

 宏海が、矢射子の膝の間に押し入り、露わになっているその部分に指を押し当てた。
ゆっくりと何かをなすりつけるような動きで触られると、自然に下半身がよじれ、
息が細かく切れ、口からは声が漏れた。歯を食いしばって声をこらえていると、宏海の
指に優しく唇を開かされる。

「あ……ぁ、あくつ…あたし…」
「力入れなくていい」
「…う、うん…」

 早くなっていく指の動きに、矢射子は完全に身を任せていた。体の真ん中にじりじりと
燃える芯があるみたいに、体がほてっていく。少しの痛みと、足の先から感覚が無くなって
いくような快感に、矢射子は床に爪を立て、足の先を反らせた。

「あぁっ、や……あ、阿久津…!!」
「我慢すんな、声出していいから」
「ん、く、あぁあっ!」

 頭の中が真っ白になって、矢射子は一際大きな声を上げた。

327宏海×矢射子15:2006/03/17(金) 02:09:20 ID:7UybFa0S
「ぁ、阿久津…いいから」
「ん?」

 声が小さすぎて、宏海に届かなかったらしい。矢射子は、宏海の首に手を回すと、
その顔をひきよせ、ささやいた。

「心の準備、できたから」
「…ああ」

 言われた宏海が、ごそごそとズボンの中から自分のものを出すのを見て、矢射子は
一瞬ひるんだ。

「そ、そんなもん入るわけ!?」
「そんなもんってなんだお前!」

 矢射子は、自分の脚の前でそそり立つそれに手を伸ばした。触れると、それは熱く
固く、こんなものが体の中に入るとは思えないような代物だった。

「わっ、なんか大きくなった!」
「触るからだよ!」

 と、宏海が、小さい箱の中から何かを取り出した。
 矢射子は、それを見て驚きの声を上げた。避妊具だ。こんなものを常備している
なんて、宏海はやっぱりこういうことに慣れているんだろうか?

「あ、あんたってば、避妊具なんかいつも持ち歩いてるの!?」
「ちげえ!……悠がくれたんだよ。なんでこんなもん渡してくるんだろうと思ったら、
こんなところで役にたつなんてな」

 ゴムをつけると、宏海は、矢射子の脚を曲げ、入り口に自分のものを当てた。

「あんま痛かったら言えよ」
「…うん」
328宏海×矢射子16:2006/03/17(金) 02:10:04 ID:7UybFa0S
 ぐっと押し込まれ、矢射子は固く目をつぶった。骨のきしむような痛みに、体の
内側がきりきりと痺れる。とんでもない圧力が腹の中から胸を押し上げて、一気に
苦しくなった。つかむものがないので宏海の腕を握り、衝撃に耐える。

「い、いた…」
「変な格好すんな、俺に爪立てていいから」

 宏海が、矢射子の手を自分の背に引き上げる。矢射子は、その胸にしがみつく
ようにして宏海の首筋に顔を埋め、広い背に思いっきり爪を立てた。ぎりぎりと
肌をひっかいたが、痛みにそれどころではなく、指が白くなるくらい力をこめる。
 入りきると、宏海は矢射子の膝をそうっと支え、一度だけ緩く突いた。

「ん、ぁっ!」
「痛いか?」
「少し……でも大丈夫…」

 少しずつ、矢射子の体を揺するように宏海は動いた。矢射子は、自分の息が段々
深く、甘くなっていくのを感じながら、目を閉じた。動きに体をまかせていると、
自分の体が、宏海と一つになるのを感じた。でかすぎて時に邪魔な胸は、今は
宏海との隙間をぴったりと埋める接着剤だった。

「あぁっ、ふっ、ん…!」
「……く…矢射子、もっと動いてもいいか…」
「いい、わ……っ、あ、あぁ…!」

 腰ががくがくと揺れる。熱い塊が体の中で燃え、その熱で指の先までとろけそうに
なりながら、矢射子は宏海の胸にすがった。宏海の腕に腰を抱き寄せられ、脳天まで
突き抜けるような衝撃が脚の間からほとばしる。
 力の入りきらない膝で宏海の腰を挟みこむと、矢射子は悲鳴のような声を上げた。
 
「ひっ、んあぁっ、阿久津、阿久津…!」
「う……くっ、矢射子、おれ……」

 宏海が、激痛に耐えるような表情で背を反らせる。同時に、矢射子もぎゅっと宏海の
背を抱きしめ、二人は同時に達した。
329宏海×矢射子17:2006/03/17(金) 02:11:07 ID:7UybFa0S
「あーあ、シャツが滅茶苦茶だ…」

 服や髪を整えている矢射子に背を向け、宏海は自分の着ていたシャツを窓に
すかして見ていた。シャツは、矢射子が散々爪を立てたせいでしわしわで、その上
ほんの少し血の滲んでいるところまである。

「お前に関わると、毎回何か壊れるな」
「なっ、何よ、あんたが爪立てていいって言ったんじゃない」

 宏海は、そのシャツを丸めて鞄の中に突っ込むと、少し前にエロガード・エロリップに
よって床に放り出された、新品のシャツを拾い上げた。軽くほこりをはらって、矢射子の
方にかかげる。

「まあ別にいいや、これくれるんだろ?」

 矢射子は、ポニーテールを直しながらふんっと顔を背けた。

「そうよ!そもそもそれを渡したかったのよ。それだけだったんだから。断じて
こんなことするために呼んだんじゃないんだから」
「で、これも貰ってっていいんだな?」

 宏海の言葉に顔を上げると、宏海は今度は、包装の崩れたケーキの箱を抱えて
立っていた。

「そ、それ…。う、うん、あげようと思ってたんだけど、でも上手く作れなかったし、
しかもひっくり返って、それクリームとか色々ごてごてしててマリオRPGのボス
みたになってるケーキっていうか、きっと…」
「…何言ってるかわかんねえけど、おれが食っていいんだよな?」
「……うん」

330宏海×矢射子18:2006/03/17(金) 02:11:57 ID:7UybFa0S
 シャツをさっと腕に通してボタンをはめ、床に放り出してあった制服の上着を
乱暴に羽織ると、宏海は、まだ床に座り込んでいる矢射子に向かって、言った。

「お前、まだ帰らねえのか?」
「かっ、帰るわよっ、あんたが帰った後で!」
「…一緒に帰ればいいじゃねえか」

 宏海の申し出に、矢射子は真っ赤になって立ち上がった。転がしていた木刀を
突き出し、宏海ののど元に押し当てて言う。

「あんたとくっついてたら、太臓ともくっつかなきゃいけないってことじゃない!
そんなのまっぴらごめんよ、死神付きの男と付き合うより嫌!」
「太臓は死神以下か…悪魔の王子なのに…」
「だから早く帰りなさいよっ、もうすっきりしたでしょ?」
「ああ」

 宏海は、生徒会室のドアノブに手をかけた。そこで矢射子を振り返り、言う。

「おい、太臓とおれができてるなんて記事、書くんじゃねえぞ」
「わかってるわよ、そんなこと…」
「…お前とできてるって書かれても、おれ否定はしねえけどな」

 矢射子がびくっとして振り返るのと、ドアが閉まるのは同時だった。








 ガチャン
331宏海×矢射子19:2006/03/17(金) 02:12:46 ID:7UybFa0S
 ガチャン



 カチリ



 悠の指が、スイッチを押した。

「あーあー、結局全裸の女は見つからないし、エロリップと一緒にあいすに
凍らされるし、最悪だぜ…おい悠、何を録音してたんだ?」

 太臓が、みたらし団子を食べながら悠を振り仰ぐ。悠は、団子の最後の一個を
口で器用に串から外し、きっぱりと答えた。

「宏海の台所に録音機を仕掛けたんです」
「えっ、そんなところで何の音が取れるんだ?ハッ、もしかして宏海の父さん、
毎日裸エプロンの女を連れ込んで……そのやり取りを!?」
「ゴキブリの交尾の音が取れました」
「えええええー、パタリロ!?」

 と、その時、二人の歩いている道の先に、宏海の姿が見えた。

「あっ宏海だ!あいつ今までどこで何してたんだ!?」
「きっと腹を壊してトイレに閉じこもってたんでしょう」
「っぷー、じゃあ今はこの団子食えないな!よーし悠、もっと団子買ってこい!
うんと自慢してやる!」
「わかりました」
「おーい、宏海〜!」

 宏海の方へ駆けていく太臓の背と、遠くからでもはっきりとわかる程顔を
ひきつらせている宏海の姿を見送りながら、悠は録音機の中からテープを取り出し、
そのタイトル部分にこう記した。


『宏海メモリアル2006春』




(完)
332291:2006/03/17(金) 02:17:08 ID:7UybFa0S
以上です…優しく励ましてくれた皆様、本当にありがとうございました。
みんなのおかげで小説モドキ初めて完成できたよー(ノд`)。

今までアンチ二次創作だったのに、ついにやってしまいました。
もう今までの自分には戻れません…
初めての小説・初めての二次創作・初めてのエロ、
私の初めてをたくさん奪っていったもて王サーガに乾杯!
333名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 02:18:45 ID:1Ms+PCm7
GJ!!!!
リアルタイムで読ませてもらいました
アンチ二次創作とかは言わないほうが良いと思いますよ
334291:2006/03/17(金) 02:25:32 ID:7UybFa0S
うわあ無神経なこと書いてごめんなさいorz
このスレッドの作品によって、アンチ心はもうすっかり溶かされてます…。

読んでくれてありがとうございました。
335名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 02:47:34 ID:cVVcHb0E
GJ、ありがとう291氏。
何回か読み返して堪能させて貰いました。

絶対悠なら撮ってると思った。
でも映像ではなくて音声のみだったのは実は意外。

今年の宏海メモリアルは早くも濃厚ですね。

この後も逢引起こったとして、
悠、絶対どこかにいるんでしょうね。
眼通で念写、普通にやりそうです。
336名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 03:09:09 ID:cVVcHb0E
悠語録。

「がんばれよ。最後まで力いっぱいやりぬくんだ。妥協するな」
「ゴキブリの交尾の音が取れました」


が 害虫に比喩ですか。
原作でも段々増量して来ている悠の黒さが如実に再現されてますね。

面白展開に期待して投資(避妊具と珍しく激励)したのに、
あんまり面白かった訳ではない…という悠なりの揶揄かな。

と、思いました。
291氏面白かったです、GJ。
337名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 03:48:30 ID:sSTboGoX
291氏、激しく乙です!
おかげ様でここ数日とても楽しかったです。
色々初めてとは思えませんでしたよ!GJ。
気が向いたらまた投下よろしくおながいします。
私もまず練習から始めて、いつか投下するぞー。
338名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 04:43:48 ID:NSNDEZcM
女性側の感じ方が妙に生々しさがあって良かったですw
339名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 06:22:23 ID:RGndVIOV
>>291

 ∧_∧       
( ;´∀`)グ…グッジョブ
人 Y /     ハァハァ    
( ヽし       
(_)_)

初々しい矢射子に萌え氏んだ
矢射子テラカワイス&宏海テラカッコヨス(*´Д`)ハァハァ

あと自分は矢射子の体をあれこれいじる余裕のない宏海が生々しいと思ったw
矢射子が自覚ないまま告ってるのを把握しつつスルー気味でセクロス進めて
帰り際にフォローしてるのも生々しいけどカコ(・∀・)イイ!!!!
生徒会室に残された矢射子はどんな顔してるんかなーと
読んだ後まで妄想出来る作品ありがとうございました!!!!GJでした!!!!!
340名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 09:10:08 ID:AWdAyMSN
ありがとう神!!
ほんと、これで初めてなんて反則。まじで良かったです!

宏海…渡されたからだとはいえちゃんと避妊するなんて、なんていい男なんだ!(泣)
341291:2006/03/17(金) 12:06:29 ID:AgPuJ+zy
昨日は残業帰り&夜中のハイテンションで書き込んで
いらんこと書いたりすみませんでした(´・ω・`)
読んでくれたみなさん本当にありがとうございます。

漫画のうpとか、腰抜けすぎてできそうもないので、
その代わりというかなんというか、作品保管庫サイトを作ろうと思うのですが
やってみてもいいでしょうか?


>あと自分は矢射子の体をあれこれいじる余裕のない宏海が生々しいと思ったw
あれこるいじる余裕がなかったのは私ですorz
342名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 14:17:09 ID:2KfUVwxT
>>291

保管庫、ホシイ。

>>337

頑張って。wktk楽しみにしてまったりと待ってる。
343291:2006/03/17(金) 16:04:14 ID:AgPuJ+zy
とりいそぎ簡単に作ってみました。
他の保管サイトを見てやったんですが、こんな感じでいいでしょうか?

ttp://moteking2h.web.fc2.com/index.html

タグのこととか全然わからないもんで今多分ぐちゃぐちゃですが、
これからおいおい直していきます。デザインももうちょっとちゃんとします。
トップのヌード絵とかはお絵かき掲示板で描いてきたもので
そんなに重くないと思うんですが、もし重かったら外しますので言ってください。
344名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 16:21:54 ID:AWdAyMSN
GJ !GJ!
わかりやすいし読みやすいし!乙です!

ゴミ捨て場のあいす×宏海に萌えてしまったよ…!
345名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 18:20:43 ID:jGOGP271
GJ!保管庫速攻で読みました!
291氏の『思い立ったが吉日』的な漢気に惚れますた。

作品の作者さん達にも許可とったほうが良いんじゃないかな、一応。
自分作者でもなんでもないけど
346291:2006/03/17(金) 18:47:42 ID:AgPuJ+zy
>作品の作者さん達にも許可とったほうが良いんじゃないかな、一応。
そうですね、許可とってからの方がいいですね。
一端作品倉庫へのリンクを外してきます。
許可をいただき次第、リンクしていくようにします。


>今まで作品を投下された職人様方へ
保管サイトに作品を載せることについて、ご意見あったらお願いいたします。
作者様の了承を得た後、作品のうpをさせていただきますので、
イヤ(・A・)ダ!という方はこのまま無視してくださって結構です。


ほんとせっかち野郎ですんませんorzもちつけ自分
347名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 22:04:49 ID:RGndVIOV
>>291氏乙!仕事早いなw
あと>>291氏は鳥付けた方がいいようなキガス
348名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 22:50:16 ID:Lbh89tKn
悠×あいすで何作か書いた者です。
>>291氏の素早い仕事ぶりには頭が下がります。また、宏海×矢射子の作品も
ほぼリアルでハアハアしながら拝読させて頂きました。
私の書いた作品に関しては、御自由に保管サイトに載せて頂いて構いません。
いや、むしろ載せて下さいお願いします(笑)

これを励みにして、今後も悠×あいすを続けていくつもりでいます。
349 ◆elM7etVVV6 :2006/03/17(金) 23:16:45 ID:AgPuJ+zy
では、これ以降この鳥つけていきますね。

悠×あいす職人さん、了承ありがとうございました。
神作品を保管できるの嬉しいです。
私のなんかも読んで下さっていたとは!お恥ずかしい。

今後も、作者様に許可がとれしだいうp、という感じでいいでしょうか?
職業柄休みが滅茶苦茶不規則なので、対応が時々のろかったりするかもしれませんが、
こまめにスレッドは見ていますので、生暖かく見守っていてください。
保管サイト、掲示板等の設置も早くやれるようがんがります。


⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡早速悠×あいすを解禁してこねば
350名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 01:49:13 ID:iypxSMdD
悠×あいす職人です。
早速うpされていて感激しました。
個人的意見ですが、作者様に許可を頂き次第掲載というのが一番いいと思います。
それぞれに、やはり思うところがあると思いますので。
でも、他作品スレではこんなに丁寧な対応をしてくれることってなかったので
その意味でも感激でした。(まとめサイトに即座に掲載、とかね。許可待ちという
ところがかなり好感を持てます)

この感激は悠×あいすの短編で返したい。
是非とも返したい。
本当にちょっとしたものになるかもだけど。
明日も仕事なので、帰ってきてからガンガン書く。
351名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 20:41:44 ID:O3rIFmgD
>>349乙!

あまりの貴方のGJさに誘発されました。

ttp://www3.ezbbs.net/24/taizou/img/1142681839_1.jpg

一応矢射子を描こうとしたのですが、
似てない上に、髪の色が分からず、白黒処理してしまいました。
色が分かれば描き直したいです。
352共犯者たち 1:2006/03/18(土) 22:36:42 ID:iypxSMdD
「ぅっ…」
後ろ手に縛られた腕がぎりぎりと軋んで痛む。
それよりも、隙を見て攻撃しようとした先手を打たれて、簡単に手も足も出ないようにされたこ
とが悔しい。せっかく、また二人だけになる機会が出来たというのに。
雪人の中でもあいすは優れた能力者だと言われていたし、そのことに少なからずの自負もし
ていた。それが、どうして目の前で平然とした顔をして座っているナーガの少年には通じない
のだろう。
悔し紛れにあいすは叫んだ。
「…っ、早くこれ、ほどきなさい!」
「断る」
ここは放課後の体育倉庫。周囲には人気もない。今日もまた、太臓は英語の補習があると
かで学校に居残っている。だから当然悠も残らざるを得ない訳だが、暇なのをいいことにあ
いすを呼び出した。この間の報復を、と勇んだあいすだったが、反撃に出る前にこうして封じ
られてしまった。今のこの状態の経緯はこんなところだ。
「ほどきなさいったら!」
倉庫の中で一番奥まった、マットを積み重ねた上に座っている悠は表情ひとつ変えないまま
に、虫けらのように床に転がっているあいすを見下ろして足を組み替えた。
「まあ、そう突っかかるな。どのみち王子の補習が終わるまでは帰れないんだ」
「それはあんただけの話。私には何も関係ないわ」
「黙れ、あいす」
軽く苛立ったように片足がさっと伸ばされて、靴の先で無理やり顎を上げられた。
「…っ」
睨み上げた目と、冷たく見下げる目がぶつかる。
「そんなことは、俺が決めることだ」
短く言い放つ声が今日は一層冷たく冴えている。しばらくはここから逃れられない。そう感じ
て顔色を変えたあいすを面白そうに眺めながら、悠はマットから立ち上がった。
353共犯者たち 2:2006/03/18(土) 22:37:44 ID:iypxSMdD
冷たい床の感触がひどく心地良い。
「はんっ!あんうぅう…」
何も考えられなくなって濡れた声を上げ続けるあいすの秘められた部分が、余すところなく
晒されてはしたなくたらたらと粘度のある蜜を零していた。
大して慣らされもしないうちに後ろから突き立ててくるものが、傲慢なまでに熱い脈動を繰り
返している。腰だけを高く上げされられた体勢はまるで盛りのついた動物そのもののようで、
自分がこんな風に喘いでいるなど信じられなかった。
そしてまだ腕は戒められたままだ。こんな風に完全に自由を奪われたまま淫らな真似をさ
れているなんて、話で聞く奴隷と何ら変わりない。
「あんん…ダメ、そんなにしちゃ…」
「もっと乱れろよ。そんな顔は滅多に見られないからな」
こんな時でも憎らしくなるほど静かな声とは裏腹に、腰だけが慣れきっているように巧みな
突き上げを繰り出してくる。与えられる快感に呑まれてはいけない。そう思ってはいても、
何度かそれを経験しているからこそ次に来る甘美な波を無意識に待ち受けているのだ。
「うああっ!離して、私、私っ…」
制服の中に潜り込んだ手がぎゅっと小振りな乳房を握る。それだけでも、頭の中が沸騰
しそうな性感となってどくどくと体の中を巡る血を燃え上がらせた。こんなのは自分じゃな
いと思いたかった。
「ダメなの、離して…」
「そろそろだな、あいす」
互いに限界が近いことを分かっているのだろう。悠は殊更ゆっくりと乳房を揉み、耳を甘く
噛んでじらすように動きを緩める。
「…ん、そんなの嫌、もっとして、してよおっ…」
「そうか、じゃあ」
「ひゃっ、あああんんっ…」
途端に激しくなる動きに、もう余計な思考など吹き飛んでしまった。どろどろに溜まってい
たものが、ひとつの突破口に向けて突き進んでいく。
354共犯者たち 3:2006/03/18(土) 22:38:39 ID:iypxSMdD
「そろそろ行かなくてもいいの?」
腕時計の針が示す時刻は、もうすぐ補習の終了時間になろうとしていた。身支度を終えて
だるそうにマットの上に寝そべっていた少年は、その声にがばっと立ち上がると迷うことな
く出口へと向かう。
「…行くさ。王子を構うのは何よりの娯楽だからな」
「じゃあ、私も行くから」
服装にも髪型にも一糸の乱れがないことをざっと最終確認してから、後を小走りでついて行
く。どうしてそうしようと思ったのかは自分でも分からなかった。
「珍しいことだな」
「娯楽なら、楽しいことに決まっているじゃない」

「よー、あいす。やっぱ俺に会いたくなったんだな」
太臓はあいすまでが居残っていることに随分と上機嫌だ。カバンをぶんぶんと振りながら
抱き付いてこようとするのを軽くかわしてやる。
「今日はおばあちゃんが近所の寄り合いで帰りが遅いの。家に帰ってもすることがないか
ら図書室で勉強していただけ」
「またまたー、これってよく言うツンデレ?あいすのことは良く分かってるからさー」
「バカ言わないで」
別に勝手に勘違いをしているのなら、いちいち訂正する気もない。変な勘繰りをされるより
は遥かにましだ。
「それよか腹減ったな。悠、どっか食いに行こうぜ」
校門に向かっててくてくと歩いていると、急に太臓は大声を出した。さっき言ったことはす
っかり忘れているようだった。まるで子供のように側にいる悠にわがままを言う。
「この先の公園で、今日はタコヤキの屋台が出ているようです」
「お、いいね。行こっか」
「では、お供致します」
先程までのことが幻だったように、悠は相変わらず無表情な横顔を見せている。変な執
着をされるよりはいいけれど拍子抜けするほどだ。だが、そういう気性はまたあいすも似
通っている。何ひとつ縛り合わない関係は自由で心地良い。
「私も一緒に行くから」
二人の少し後ろを歩いていたあいすは、何かを吹っ切ったようにぴんと背筋を伸ばして早
足になった。
娯楽。
ただそのフレーズだけが悠とあいすの相容れない二人を繋げている。
まるで共犯者のように。



355名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 22:43:45 ID:iypxSMdD
悠×あいす職人です。
昨日あんなことを書いた手前、頑張って短編を上げました。
>>291氏の仕事振りに敬意を表して捧げます。
356 ◆elM7etVVV6 :2006/03/19(日) 01:19:21 ID:JF90RiDY
>>351さん
グググGJです!矢射子可愛いよ矢射子(*´Д`)
掲示板の方にも上がってたので、倉庫にうpさせていただきました。
絵に291の文字が!!感激です。この数字大好きになりました。

>>悠×あいす職人さん
おおお乙です!(*´Д`)ハァハァ
悠のサド振りと、有言実行な職人さんのパワーに敬意を表して
即倉庫うpさせていただきました!
短いのにちゃんとエロくてまとまっててテラスゴスです…私も頑張ろう
357名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 02:34:05 ID:5AHwdcok
>>146氏、 悠あいす職人

wktkしてて良かったです。
GJ、アリガトウ。
ヌテキでした。
そして最高のプレイだ。

2人とも大人。
悠は退屈凌ぎとして子育て(太蔵育成)をしてる位だから
結構な年齢ではと思うのですが、
あいすは正味、どうなんでしょう。

10年前から間界領事やってるって事だから、
実質16歳ってのはないと思うんですけどね。

>>保管庫管理人様
素早い保守作業、乙です。
でも目欄の「sage」はデフォルトで。
358名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 22:14:23 ID:UEZImsXd
一度、宏海×静(あの母親キャラっぽい人)というのが見てみたい・・・
が、一体何人がこんなCP考えつく人いるのだろう・・・・
359名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 22:20:06 ID:ApI1p3Qv
>>358
きみがいるじゃないか!
がんばれ
360 ◆elM7etVVV6 :2006/03/21(火) 00:51:41 ID:exN7++X6
今週のジャンプに静さん出てきてたのを見て
真っ先に358さんのことを思い出した。
361名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 10:05:10 ID:vAlbMFez
>>358
その昔「ばにぃはんたぁ零」ってエロゲがあってな・・・
君のカキコ見てそれの親子どんぶりルートを思い出したよ。
362名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 13:21:22 ID:NwupTBLY
>>361
花子もですか!?どんだけストライクゾーンひろいんだよ!
363名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 17:00:06 ID:NwupTBLY
ttp://www3.ezbbs.net/24/taizou/img/1142927775_1.jpg

阿久津を口説く練習中の矢射子たん

コノ後、阿久津が童貞じゃなかったら、どうしようかと悩みます。
364名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 19:46:06 ID:GlHhZ275
ちょ、悠×あいす乙ゥゥゥ!!
大好きな組み合わせなんで死ぬ程嬉しい
365358:2006/03/21(火) 22:02:44 ID:lRAIdtkm
僕は、人妻など年上キャラだけじゃなくてロリも妹も姉も弟も兄も
戦友も親友もおっさんも幼馴染もと何でも問題なしです
見るだけなら。男女だけじゃなく、
同性同士も大丈夫というのは幅が広すぎるのだろうか・・・・・
文才がないこの身が恨めしい・・・・!!
366名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:47:53 ID:RAyaRJCW
エロに入るまで結構長くなっちまったんだが
宏海×矢射子を投下してもいいものだろうか…
367名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:48:06 ID:i26F5evS
>>363
これ、鏡の前で角度とか表情とか試行錯誤しつつやってんのかなあ。
矢射子は空回ってたり奇行に走ってるときが一番萌える。

阿久津は非童貞なんじゃないかな、たぶん。うん、なんとなく。
368名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:51:53 ID:rAZHb0dG
>>366
是非お願いします!
369宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:19:19 ID:UBaD8o+Z
エロパロに慣れていないので冗長な点もあるかと思いますがお目汚しに;
---------------------------------------------------------------

(クソッ、あそこで百手が邪魔に入るとは…。)

放課後の生徒会室。てきぱきと仕事をこなしている矢射子を横目で見ながら、
木嶋は内心舌打ちをしていた。
せっかく腹黒い三連星まで呼んでお膳立てをした完璧な計画が、矢射子の乱入
で必殺のJSAまで無効化されてしまった。太臓達を陥れる絶好の機会が潰れて
しまったのだ。
木嶋の計画を台なしにした張本人は、いつもの机で書類に目を通しながら暢気
に茶を飲んでいる。溜息を吐いて視線を床に落とすと、矢射子の靴の紐が解け
かけているのが視界に入った。

「あ、靴が…」
「阿久津が!?」

がばっと顔をあげた矢射子は一瞬で真っ赤に頬を染めてそわそわしている。
木嶋は椅子に座ったまま立ち眩みを起こしそうになった。

「……いや。靴紐が解けかけてるぞ。」
「あ、ああそうなの!べべ別に阿久津がどうかしたかなんて考えてないわよ!
 太臓たちとまた何かやらかしたのかと思っただけだしね!」
「あァ…そうだな…。」

(ダメだこいつ…早くなんとかしないと…。)

処理が終わって横に置いていた方の書類をものすごい勢いで読み始める矢射子に
ぐったりと疲れを感じ、木嶋は背を椅子に預けた。ある意味誰よりも強靱な精神
力を誇る吉下が矢射子にツッコミを入れ、更に顔を赤らめた矢射子が今度はちゃ
んと読んでいるのかも分からないようなスピードで未処理の書類を捲り始める。

(・・・・・・・。)

はらりと手元に舞い落ちた書類を見ると、一応処理はされているのが流石と言え
ば流石だった。宏海や太臓が絡まなければ、矢射子は至極優秀で顔もスタイルも
かなり上の部類に入る女ではあるのだ。

(阿久津が百手とくっつけばいろいろとやりやすいんだが…。)

そう、矢射子が宏海と付き合いだせば、今回のような事はなくなり、しかも双方
に恩まで売れるだろう。太臓とつるんでいる宏海をこっちに引き入れられれば、
あのおにぎり頭の弱点を掴むのも容易いはずだ。
370宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:21:19 ID:UBaD8o+Z

(問題は、どうやってくっつけるかだな…。)

カラオケでの宏海の様子を見ていると、女関係にそれほど熱心という訳でもなさ
そうだった。矢射子は矢射子で、照れ屋が高じて暴力的な空回りをしており、自
然にくっつくのは望み薄である。

「木嶋、これにハンコ押してちょうだい。」
「ああ。」

伸ばされた手から書類を受取る。戻っていく腕に合わせ、矢射子の豊かな胸が
ブルンと揺れた。

(……百手が色仕掛けでもすれば、阿久津も楽に落ちそうなものなんだが。)

JSAは未遂だったが、いくら女に対する興味が薄いとはいえ、むっちりとした爆
乳にたぷんとやられて冷静でいられるのは、もてコントップの自分と某十二番隊
の隊長だけだろうと木嶋は思っている。木嶋の頭の中には微乳派というものは存
在しないようだ。

書類にゴム判を押しながら、木嶋は何かいい手はないかと考え始めた。
ベタに酔わせてみるのもいいかもしれないが、矢射子や宏海の酔い方が分からな
い内は失敗の確率も高い。未成年が酒を飲んでは後々面倒になりかねず、不祥事
を起こして生徒会が解散総選挙になる可能性もある。総選挙になっても当然再選
されるだろうが、副会長というポジションが気に入っているので、うっかり会長
になってしまうのも面倒だった。

「百手、終わったぞ。」
「ありがと、これもね。」

他意もなく胸を揺らし、矢射子が次の書類を渡してくる。戻った手はマグカップ
を取り、冷めた紅茶に眉を顰めた矢射子が新たに茶を淹れに席を立った。
371宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:22:02 ID:UBaD8o+Z

「あら?ピーチティもう無いのね。あたしのお気に入りなのに。」
「そうなの?会長しか飲まないから気づかなかったわ。」

女子同士の他愛ない会話に、木嶋が勿体をつけたような笑みを浮かべた。

「何だ、茶がないのか。俺が家から持ってきてやってもいいぞ?女の子達のプレ
 ゼントが溢れてしまってとても一人では飲みきれんからな。」
「あんたも相変わらずね。でもピーチティがあるなら欲しいわ。」
「任せろ、大抵のものは揃っているからな。吉下も何か欲しいものがあったらお
 前用に持ってきてやってもいいぞ?」
「私はあるものを飲むからいいわ。」

(クッ…!ま、まあ『あるもの』と言っても、今生徒会室に置いてある飲み物は
 ほとんど俺様と乾の持ち込んだ物だしな。俺様の美技で集めた物をありがた
 がって飲むがいいッ!)

吉下の言葉になぜか毎回打ちのめされる気分を味わいながら、ふと木嶋は思いつ
いた。

(……百手が飲むのは俺が持ってくるもので、逆に他の人間は飲まないという事
 か。それなら…。)

そう、ここで矢射子の口に入るのが自分の用意した物だけなら、そこに何を仕込
んでも確実に矢射子に的を絞れる。持ち込む時間を選べば、他人に何を知られる
事なく完全犯罪が可能になるのだ。

(酒はマズイが、睡眠薬なら何も問題はあるまい。あとは場所を選んで阿久津を
 呼び出せば…。)

「フフフフ…ファーッハッハッ、完璧だ!!目力(インサイト)ここに極めり!」

突如立ち上がって大汗掻きながら高笑いする木嶋を、矢射子と吉下は一瞬呆然と
眺めたが、二人で顔を見合わせると何事もなかったように手元の書類を片付け始
めた。

木嶋の笑い声だけが、夕暮れの生徒会室にいつまでも響いていた。

  *  *  *  *  *  *  *  
372宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:23:49 ID:UBaD8o+Z

机の中に入っていた手紙で指定された場所の前で、宏海は呆然と立ち尽くしてい
た。

(オイオイ、こりゃシャレになんねーだろ…。)

目の前の悪趣味な外装の建物から容易に想像出来る最悪の事態に目眩を起こし、
面倒な呼び出しを受けたとしか思っていなかった宏海の表情が強ばった。

宏海の受取った手紙。それには、百手矢射子を人質に取った、一人で指定の場所
に来い、応じなければ矢射子の安全は保障しないと書いてあった。

自分を呼び出すのになぜ矢射子なのか意味不明だったが、まったく知らない人間
でもない。また、あの矢射子が捕まったというなら、相手はそれなりに腕が立つ
か、人数がいたという事だろう。相手の目的が自分を呼び出す事なら、巻き添え
に遭った矢射子を見捨てる訳にはいかなかった。

そして。

実はここに来るまで考えもしなかったが、矢射子は一応女である。性格はかなり
アレだが、スタイルは女として相当上の部類だろう。人質を取るような卑怯な真
似をする人間が放っておくとも思えない。

「チッ、矢射子、無事でいろよ…!」

手後れになっていない事を祈りながら、宏海は自動ドアの前に立った。生まれて
初めて入るラブホテルに僅かに気後れしながら、フロントらしき小さな窓を見つ
け、今更ながらに自分が制服のままであるのを思い出す。校章と鞄の文字を見ら
れないように、走るようにしてその前をやり過ごし、廊下の途中にあったエレ
ベーターに身を滑らせて深い溜息を吐いた。

(……609号室か…。6階、だよな…。)

しわくちゃの手紙を広げ、部屋を確認してボタンを押す。機械音をあげて上るエ
レベーターの中、もう一度手紙を眺めて忌々しげに舌打ちし、まるで手紙が敵で
あるかのようにぐちゃぐちゃに握りつぶしてポケットに突っ込んだ。
373宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:25:22 ID:UBaD8o+Z

『6階です。』

無機質なアナウンスが流れ、ドアが開く。
用心深く周囲を窺い、目の前の壁のプレートで部屋の方向を確認してエレベー
ターから足を踏み出し、宏海は背後に神経を配りながら指定された部屋を目指し
た。

(607、608、609…ここか…。)

ドアに耳を当て、中の音を窺うが、特に変わった物音はしない。悲鳴が聞こえな
い事に少しだけ安心し、気を引き締め直してドアのノブを回した。
カチ…と小さな音を立ててドアが開く。身構えながら一気にドアを引き、部屋の
中の様子を窺うが、荒れた気配はなく、殺気もまったく感じられない。
そろそろと部屋に足を踏み入れる。右は壁、部屋に上がった正面と左にまたドア
があった。
後ろ手に入り口のドアを閉める。不意に電子音がしたのに驚き、後ろ手のままド
アノブをガチャガチャと回すがドアが開く気配はまったくなかった。

『いらっしゃいませ。』

エレベーターの中で聞いたようなアナウンスが流れる。閉じ込められたようだっ
た。

(野郎、上等だぜ。)

壁に背を向け、靴のまま部屋に上がって左のドアを開ける。中にあるのはトイレ
だけで人の気配はない。
ゴクリと唾を飲み込み、身構えて今度は正面のドアを一気に開ける。左右から
襲ってくる様子もないのでそのまま室内に足を踏み入れると、奥のベッドに横た
わる人陰が見えた。
374宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:26:20 ID:UBaD8o+Z

「矢射子…!」

宏海の口から思わず声があがる。が、中の空気は動かず、矢射子の反応もない。
部屋を見回すと、手前にソファとガラスのテーブル、奥にベッドとテレビ、ベッ
ドの右横から少し離れた場所にクローゼットらしき物が壁に据え付けられていて、
左の壁には摺りガラスのはめ込まれたドアがあった。

ベッドの下の隙間は狭く、人が隠れられそうなスペースはない。布団の盛り上が
り方を見ると、ベッドの中に矢射子以外の人間がいる事もないだろう。宏海は注
意深くガラスのドアを開けた。広めのバスルームにはやはり人の気配はない。
クローゼットを開けるがそこも同じだった。

「……何だよ…。」

部屋の中にいたのは、結局矢射子だけであった。ブレザーは脱がされているもの
の、布団から覗く肩はしっかりとブラウスを着けている。一気に体の力が抜けた
宏海は恨みがましい目で矢射子を一瞥すると、少し強めにその頬を叩いた。

「オイ、お前起きてんじゃねーのか?何企んでんだか知らねえが、冗談にしちゃ
 タチ悪すぎるぞ!」

だが、ベシベシと何度頬を叩いても、矢射子が目覚める気配はない。先程までの
不安が急に蘇り、宏海は焦って矢射子の布団を剥ぎ、ありえない勢いで元に戻し
た。

(はは、はいてねエ―――ッッ!!!)

一瞬だが見てしまった。ブラウスと淡いピンクのニーソックスの間には一切の布
がなく、髪と同じ色のヘアが薄く局部を覆っているだけであった。
混乱をぶつけるように、宏海は矢射子の肩を激しく揺さぶった。

「矢射子!おい矢射子、起きろ!起きてくれッ!!」

ガクガクと揺すっている内に、矢射子の眉が苦しげに寄せられ、小さな呻きを零
して瞳が開く。

「ん……っ」
「矢射子!……あー、よかった…。」
「え…ここどこ…って、阿久津!?」
375宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:27:06 ID:UBaD8o+Z

宏海に頭をぶつけそうな勢いで矢射子が起き上がる。が、そのまま頭を押さえて
ベッドに沈み込んだ。

「痛っ……!」
「オイ、大丈夫か!?」
「だ、大丈夫よ…!それよりどうなってるの?ここどこなの…?」

うっと宏海は言葉に詰まった。やる気満々の部屋はどう見てもラブホだが、出来
れば矢射子に悟られたくない。自分で起こしておいてアレだが、矢射子の腹に当
て身を入れてもう一度眠らせてしまいたいくらいだ。
目を泳がせた先に自販機らしきものを見つけてしまい、宏海は更に遠い目になっ
た。緑や紫やピンクのナニが、形もモロに陳列されている。

いや、それよりも。

「……矢射子。お前どっか痛いとこねえか?」
「え、何…?痛いって言えば頭が痛いくらいだけど…。」
「そっか。…その、身体は痛かったりしねえか?」

怪訝そうな顔で矢射子が宏海を見る。

「いえ、頭だけよ。それよりここはどこなの?あたし生徒会室にいたはずなのに、
 何でベッドに寝てるの…?……あと何で阿久津がいるの…?」

何故か頬を染めながら、不安げにきょろきょろと部屋を見回す矢射子の視界に自
販機が入らないように背中で後ろを隠し、溜息を吐いて宏海はポケットの中から
例の手紙を取り出して矢射子に渡した。

「何よ、これ…。」

不思議そうに受取った紙屑を伸ばし、目元を赤くした矢射子が文面を見る。その
顔色がみるみるうちに青くなった。

「ちょっ…これどういう事!?このあたしが攫われたって言うの!?」
「そうらしいな。で、呼び出されて来てみたはいいが、ここには俺を呼び出した
 相手はいねえみてえだ。」
「何が目的で…!!」
376宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:28:46 ID:UBaD8o+Z

わなわなと震える矢射子に溜息を吐き、宏海は一言『知らん』と告げた。

「くッ!パソコンで打ち出したら誰の筆跡か分からないじゃない!出て来いッ!
 誰だッ!!……あっ…!」
「バカ、急に起き上がんな!」
「悔しい…!不覚だわ…!!」

よほど悔しかったのだろう。ベッドに倒れる矢射子から、ブチッと何かが切れる
音がした。

「………っ!!」
「オイ、どっか痛むのか!?」

急に身を小さく屈めて横向きに丸くなった矢射子を心配し、宏海は矢射子の背中
を撫でようと手を伸ばす。触れるか触れないかのうちに、矢射子の身体が大きく
跳ねた。

「やっ、だめ…!!」

急にあがったどこかしおらしい声に、宏海は思わず手を引っ込めた。顔は見えな
いが、矢射子の耳が真っ赤だ。

「何だよ、お前ほんとに大丈夫なのか…?」
「だ、大丈夫よ!……それより、あたしのカバン知らない…?」
「お前のカバン?そこの壁に寄っかかってんのがそうじゃねえか?」

ベッドから少し離れたクローゼットにカバンが立て掛けられている。何やら可愛
らしいキーホルダーがついているので、それが矢射子のものだろう。

「あ、そこのあったのね…。」

言うなり矢射子はベッドの上からカバンに手を伸ばした。ベッドからも届きそう
に思えたカバンは、どうやら少しばかり遠かったようで、矢射子は布団から出て
宏海に尻を向けて四つん這いに近い体勢を取る。

「オイ!!」
377宏海×矢射子1 ◆0jAgXKmZxE :2006/03/22(水) 00:40:16 ID:UBaD8o+Z

(マジか――ッ!!)

突然の事に目を逸らせずに、宏海は呆然と目の前の光景を見つめた。
矢射子の桃尻がパックリと割れて、小さなアヌスと陰部が丸出しになっている。
中心でふっくら盛り上がった白い肌は縦に裂け、艶かしいピンクの襞が顔を覗か
せていた。

「あっ!」

バランスを崩したか、矢射子が前のめりに倒れる。張りのある肉がますます高く
突き出され、隠れていた肉芽までが宏海の目の前に晒された。

「痛…。って、阿久津!?見ないでよッ!!」

起き上がった矢射子が固まったままの宏海に気づき、慌てて尻を隠そうとする。
だが次の瞬間、矢射子もその場に凍りついた。

「き…キャ――ッッ!!!!」

つんざくような悲鳴に、やっと宏海も我に返る。
凍ったままの方がよかったと、目の前で全身を染めてぶるぶると震える矢射子か
ら目を背けた。

「あ、あああああんた、みみ、見――ッ!!」
「見てねえッ!!オレは何も見てねエッッ!!」
「嘘つくんじゃないわよッ!!見てない訳ないじゃない!!」
「バカ、事故だ事故ッ!!せせ責任なんて取れねえからな!!」
「そういう問題じゃないわよ!!」

真っ赤になって矢射子が吠えた。

「結局…あ、あたしの…見たって事じゃな――いッ!!!!!」
378名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:42:58 ID:UBaD8o+Z
無駄に長くてすみませんorz
とりあえず今日はここまでにしときます…;
379名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:48:05 ID:/4deEs2l
もしかして連投ですか?
支援が必要なら2ゲット出来ないスレとかでしますけど…
というか、こんな先の気になる良い所で終わられると困る!
380名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 00:57:19 ID:UBaD8o+Z
>>379
すみません、ここまで投じて実は半分もいっていないですorz
残りはもう一度誤字等を見直したいので明日になると思います…。
後からエロになるんですが、連投したのにこのザマなので
スレの皆さんのご迷惑にならないような方法があったら
そちらでお願いしたいかも…orz
381名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:00:16 ID:UBaD8o+Z
スレ的にhtml化したものをURLで投下する事は可能でしょうか;
その方がお邪魔にならない気がしてきましたorz
382名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:47:42 ID:dHwC2be7
切るも切らぬもtextもhtmlも作者氏の好きに
俺はただwktkしてます
上の保管庫には投下できる掲示板もあったような
383 ◆elM7etVVV6 :2006/03/22(水) 01:56:14 ID:0O2kI833
>>366-378
このスレの、作品保管サイトの倉庫番です。
宏海×矢射子キター!続き楽しみです!
連投は別に良いのではないかと思いますが…。
というか私もちょこちょこと間を開けて投下してしまった人です。
でも、もし気になるようでしたら、
まとめサイトの掲示板を使っていただくなどしていただいても結構ですので
どうぞお使い下さい(*´Д`)ハァハァ
あ、その場合、作品を保管させていただいてもよろしいでしょうか?
384 ◆elM7etVVV6 :2006/03/22(水) 01:58:30 ID:0O2kI833
>>363
書き忘れましたがGJ!
矢射子好きには嬉しい展開が続いていてwktk
今からダッシュでうpしてきます
385名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 16:48:54 ID:9KEcp8v/
>>◆0jAgXKmZxE 氏

続編 艶々して待ってます
386304:2006/03/22(水) 17:55:24 ID:uIY3wdt/
ぐわーーー!!!俺のいない間に何が起こった!?
これは夢じゃあるまいか…

>>291たんのSSが完成しててしかも超GJな内容だし
なんと保管庫まで出来てるし絵まで投下されてるし…

そしてさらに矢射子SSが投下されとる!!!
もう皆本当にGJ!!!!!最高だ!
387304:2006/03/22(水) 18:00:22 ID:uIY3wdt/
今読み返してみると保管庫作ったのも>>291様!!?
あなたが神か!?
388 ◆elM7etVVV6 :2006/03/22(水) 19:39:47 ID:GEAHO73g
>>387 交尾?オチンチン?なんのことです?

他の職人様の作品も許可が下り次第どんどんうpしていきっせ!
389名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 01:00:13 ID:LJ2mP2oo
◆0jAgXKmZxE氏の続編を期待しつつ
◆elM7etVVV6 氏こと>>291氏の新作もwktk。
あの宏海×矢射子は名作
SSだというのに、その後どうなったのか気になって仕方がない。

そして毎晩の保守作業、乙です。
390304:2006/03/23(木) 01:08:03 ID:KF277AY4
>>388
神だ!やっと神と!
391 ◆elM7etVVV6 :2006/03/23(木) 22:54:53 ID:DCedaapY
倉庫番です。
絵を描き慣れていない、絵を描くソフトがないなどの理由で
自由に動けない神がいるんじゃないかと思ったので
お絵かき掲示板を借りてリンクしました。

宏海×あいす書いてみたいけど
エロに持ち込むまでの流れが思いつかないよ(ノД`)ウワアアン
0jAgXKmZxE氏の続きを全裸で待ちながら思案
392名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 03:27:40 ID:lbAgO4vs
みんなDEATH NOTEも好きなんですね。
393名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 19:41:51 ID:apu9TPHe
何だこのスレは………良すぎる!!
神作品のクオリティ高杉
マターリで雰囲気良いし
常駐させてくだはい
394名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 21:33:44 ID:eO+kpiHy
条件がある。
一つだけでいいからなにかSSを書くんだ
395名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 23:16:59 ID:C6cAQp88
ボッシュ
396名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 18:51:44 ID:q6+t7db/
宏海×花子を書く猛者は誰ぞおらんかー
397名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 20:26:20 ID:/ZiW76Ms
宏海は絶対に花子をやっちゃったりはしないと思うが
花子がこっそり、寝ている宏海のトランセルいじったりするのはアリかも
398名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 22:27:56 ID:VY1G//Fl
筆おろしをしてくれる谷先生
399名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 17:43:59 ID:dCJpUGeE
くすんだ油絵の具の匂いすら、この美術教師の手にかかると煽情的に感じられる。
谷は鋭い曲線の眼鏡越しに、教卓に腕を組ながら肘を付いてわざとその豊かな胸を寄せる。
そして瞳を細めてちらりと上目づかいに彼を見上げた。
谷「仮にも私は美術教師だからな。
 その“筆”の使い方を教えてやる」
教越しに、谷の白い手が黒い学生服に伸びた。
ジィィィィ+++++++++++++(チャック開ける音)
小城「せ、せんせ‥‥‥‥」
スマン、書いてて自分で噴いた。
何このありがちなAVシチュwwww
400女王様矢射子×飼い犬乾:2006/03/30(木) 18:31:04 ID:+p85v5wl
乾が誤ってぶちまけた紅茶は幸いにも冷めていたが、
それは矢射子の白い足に容赦なく掛った。
茶の雫が白い肌の上で転がって、つぅと重力に従って足首へ落ちてゆく。
このクソ忙しい時に馬鹿犬が!!
矢射子の胸中がどす黒い怒りに塗り潰される。
ごめんなさいとオロオロしながらポケットからハンカチを取り出した乾が、
叱られるのを覚悟した子犬のように床にしゃがんで矢射子を見上げた。
力なく垂れる犬耳の幻が見えそうなほどだ。
ぞく、と矢射子の心の一部に残る嗜虐心が悦びに震える。
女子が可愛いと騒ぐ大きな瞳の整った顔立ちの少年が、
己の足元で飼い主を絶対君主とする犬のように矢射子に対して
脅えている。
つやつやと健康的に輝くコシのある髪を、矢射子は力強く上から容赦なく掴んだ。
「悪い子ねェ、乾?」
その矢射子の何とも冷たく何とも艶っぽい声に、
乾はびくんと大きく揺れた。
「そんなモノ使わず、口で綺麗にするのよ」
乾の眼前に、紅茶を滴らせる矢射子の太ももが差し出される。
乾は心から脅えながらも心からの悦びに興奮を抑えきれずに、
こくりと小さく乾いた喉を鳴らした。

勢いで書いた。今では反省している(´・ω・`)
俺 宏海×矢射子好きなのに何書いてんだろwwwww
401名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 18:46:49 ID:Ax4dAxH4
>>399>>400で、俺な。
携帯からだと一回切る毎にID変わるんだな。
誰か専ブラ使わずパソでIEからでも、ここに書き込める方法を教えてくれ。
作品投下するからorz
402名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 18:51:22 ID:vG7XaNF2
>401
専ブラ使わなくても普通に書き込みできるが。
もしかして規制でも食らってるのか?
だったら規制解除を待つしかないが……
403401:2006/03/30(木) 18:57:43 ID:Kv5GTrhT
なんだっ(ry
404401:2006/03/30(木) 18:59:31 ID:Kv5GTrhT
書けた!!!wwwwww
今まで規制食らってただけかよ!
>>402 d!!!!
405名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 19:00:07 ID:vG7XaNF2
>>403
専ブラ使わずにIEでhttp://www.2ch.net/2ch.htmlにアクセスして
大人の時間の「エロパロ」のリンクを開いてこのスレを探せばおk
406名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 19:00:55 ID:vG7XaNF2
>>404
礼はSSで頼むぜ
407401:2006/03/30(木) 19:06:09 ID:Kv5GTrhT
分かった。
宏海×矢射子でもいいか?今日すぐには無理だが。
408名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 19:08:02 ID:vG7XaNF2
もて王のSSなら何だっていいに決まってるじゃないか。
ここはもて王のスレなんだし。
409名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 19:14:51 ID:Kv5GTrhT
ageまくってスマン・・・ハジケ杉たorz

書き込めなくて このスレを数ヶ月見守り続けたが、神が多いな、本当に。
しかも優しい(ノД`)
410名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 21:52:13 ID:QdNhNZ/5
398だが
399にはうれしかったぜ!
飼い犬もじつはネタ振りしようかと思ってたところ。
余裕があったら続きをたのんます!
411名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 01:34:38 ID:rgnodY1g
色々な意味で禁断の大木姉弟。
ビジュアルが超きっつーと思う方は、太臓並の美女変換妄想モードをどぞ。
つ□

春の柔らかな風がさらりさらりとまるで絹のように美しい髪を撫でている。
窓辺で趣味の刺繍をしていた姉、杉音はいつの間にかうたた寝をしているらしく窓枠にもた
れかかったまま動かない。レースで縁取られたクリーム色のワンピースの裾が軽やかに揺
れている。
「姉さん、そんなところにいたら風邪をひくよ」
大判のショールを持って玲夜が近付いてくる気配にも全く気付かず、無垢な寝顔を晒してい
る姉は一体どんな夢を見ているのか。
それが少しだけ知りたいと思った。
ショールを肩にかけてそっと様子を伺うと、わずかに唇が微笑んでいる。ああ、きっといい夢
なのだと安堵しつつも、夢の中にだけは入ることの出来ないもどかしさが焦りを生じさせる。
「…姉さん、今は幸せみたいだね」
よく手入れのされた髪を一束手に取って頬に当てると、それはとても心地良くさらりと零れ
落ちた。
本当はこの人に一番の幸せを与えてあげたいのだけど。
姉と弟で生まれた以上は生涯決して叶うことのない望みがちりちりと胸を焼く。
そう、そんな分別と割り切りがあったからこそ、一度は不本意にも他の男にこれほど愛しい
姉を渡しそうになった。
結果的にそれはあえなく破談となったのだが、今後も幾らでもこの優しく、美しく、賢く、全
てが完璧な姉に縁談は来るだろう。その時に自分は平静でいられるだろうか。
それが分からない。
もちろん、姉は愛する人と結ばれて幸せな家庭を持つことを夢見ている少女のように可愛い
人だ。もしも誰かに心を奪われたとしたら、その瞬間に全てがその相手の色に染まることだ
ろう。そんな変化をその時、心静かに受け止めていられるかどうか。
「姉さん、誰のものにもならないで」
心の中の困惑を表すように、手にした髪が全てはらりと落ちた。
「…玲ちゃん?」
突然、金粉のように美しい声が舞った。



エロはあえて自主規制。
412名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 03:12:05 ID:IaXIZKmk
>>411
なんつーか、天才だと思ったよ。
文章が洗練されてて美しいとしか言いようが無い。

もとがあれなのn(ry
413名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 07:00:29 ID:T2JEBY42
>411
弟の目には姉さんがこういうふうに見えているんだよ。
414 ◆elM7etVVV6 :2006/03/31(金) 08:40:13 ID:wc2OnDYv
倉庫番です。朝っぱらから感動!GJ!
まとめサイトへの掲載許可をいただきたい…!
415名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 17:56:47 ID:QR5bfOhp
倉庫番殿、ちなみに保存許可が出たとして、
シーンを一部分だけ書いた(例えば>>400さんの飼い犬乾とか)
断片的なものも載るのか?
416411:2006/03/31(金) 23:22:49 ID:rgnodY1g
実は私は悠×あいす職人なのでした。
大木姉弟も結構好きなので、どう書いていいかと考えた挙句あんな感じで。

もちろん、大木弟には姉が絶世の美女に見えていることでしょう。
でも容姿はアレだけど大木姉は性格もすごくいいし賢いし友達にも信頼されて
いるし、太臓が「やたらうまいチョコレートケーキ」と褒めてたぐらいお菓子
作りも上手いからきっと料理は得意そうだし、本当に女性としては完璧だと思
うな。
この手のキャラは容姿を茶化されたりするギャグキャラっぽい扱いになるけど、
(そういう面も少しはあるけど)基本的にはごく普通の子に描いているので
好感が持てます。

倉庫番様、そういう訳で私の作品は無条件で許可です。
てか、マジで載せて欲しいっす。
417名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 00:51:55 ID:FG4GCZNa
>>旧146、現411氏

毎度ながらGJ 
アナタの描く悠が素敵

>>倉庫番291氏

何時も仕事が早いのでGJ。
おかげで安心して堪能出来る。
418 ◆elM7etVVV6 :2006/03/32(土) 07:08:58 ID:lOZ14Kc3
倉庫番です。

>>415
自分としては、ある程度の文量があれば、そして掲載許可さえもらえれば、
断片的妄想も載せていきたいなと思っていますが、
他の皆様の考えも聞きたいです。どうしましょう。

>悠×あいす職人様
掲載許可ありがとうございます。
倉庫にダッシュッシュしてきます。
419名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 20:02:14 ID:DmMRInTK
悠×あいす職人です。
倉庫番様、相変わらず早い仕事ですね。
見に行ったらもう載っててびっくりです。

明日も会社は休みなので、何か書けるといいなあ。
420名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 21:59:14 ID:4Wg5u1Nx
>>417-418
今気付いたけど日付が3月32日になっている
421名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 23:12:13 ID:eu+ShLgZ
悠×あいす職人です。
今日投下予定のものは今書いている途中。
日付が変わる頃ぐらいには投下可かな。

>>420
今年のエイプリルフールは2ちゃんにはなかったようです。
当日のトップページにも記載されていました。なので三月は一日増えている
のです。
422リスキーゲーム 悠×あいす 1:2006/04/04(火) 00:55:31 ID:yaef4FxP
新学期が始まった。
桜の時期も過ぎた頃から汗ばむことも多くなっている。
日差しも随分強くなってきたから、油断をすれば確実に体力が落ちる。
今日は食事当番だから放課後になったらなるべく早く帰って支度をしよう。
そんな、とりあえず今は関係ないことを考えながら、あいすは動かせない腕を無理に捻ろう
としていた。その動きを間近にいるからこそ察したのだろう。
「無駄だ」
わずかな抵抗も許そうとはしない少年が、あいすの目前で告げる。

別に何の弱みを握られている訳ではない。
わずかも好意を持ってはいない。
そんな感情の非密着感は性質的に嫌いではないから、こんな風に関わっているだけだ。もし
どうしてもこの行為に違和感や嫌悪感があったとしたら、すぐさま氷漬けにしてしまえばいい
だけのこと。
どのみち、ただの遊びだからお互いに気楽なものだ。
だが、腕が少し痛くなってきている。
頭の後ろで組む形で縛られている手首から、鈍い痛みが広がってきているのだ。壁を背にす
る形で立たされたまま、もう十五分が経過している。科学室の掛け時計を眺めながら、いつ
までこんなことをしているのかとあいすは溜息をついた。
途端に不自由な腕が軋む。
「…うっ…」
「何だ、うるさい」
足元に膝をついてあいすのスカートを捲り上げ、ショーツの上から既に反応を始めている箇所
を執拗に意地悪く舐め続けている悠がわずかに不機嫌な声を出す。
「腕が痛いわ」
「我慢しろ、それぐらい」
「こんなことをして…跡が残ったらどうするの」
「…ふん」
少年は鼻で笑ってあしらった。
423リスキーゲーム 悠×あいす 2:2006/04/04(火) 00:57:57 ID:yaef4FxP
「それをわざわざ人に見せるお前か?」
ぐっと詰まった。
確かに、その通りだ。悠はあいすの気性を見越して何もかもを仕掛けている。それが癪に障っ
て思わず身を捩った。
「何をしている」
「…離して。つまらない恥をかかされるぐらいなら、もうこんなことは」
「今更なことだ」
表情こそにこりともしてはいないが、まさにそれは嘲笑といってもいい言葉だ。何よりも嫌いな
ものをあからさまにぶつけられて、あいすは怒りで我を忘れそうになった。こんな手首の戒め
ぐらい、その気になれば簡単に外してやる。
そうたかをくくっていたのに。
「…ん、嫌っ…」
再開された愛撫が全てを押し流してしまう。こんなにたやすく快楽に流される体になってしま
っていたことは只の堕落でしかないのに、それでも理屈ではないとばかりに与えられるものを
欲して一度ついてしまった欲望の火は燃え盛るばかりだった。
「ダメ…やめ、なさい…」
わずかな強がりで声を張り上げても、当然悠には通じてはいない。せせら笑うように布越しで
もはっきりと変化をしている淫核を舌先で刺激し続けている。
「…あ、あ…」
ぬるりと流れ出てくるものの感触を感じて、あいすは内心焦った。こんな風にされていては濡
れるに決まっている。そして、悠ならばもう気付いている筈だ。こんな恥ずかしい姿を晒すのは
ひどく屈辱だ。そんな気持ちを知り抜いているように悠は冷たく吐き捨ててくる。
「ザマがないな」
「…仕方ないじゃない」
はあ、と熱い息を吐きながらあいすはぽろりと涙を流した。快感が極まったせいなのか、こんな
ひどいことをされているのに高まっている浅ましい自分の体に絶望しているのかはさすがに分
からない。
ただ、いつまでもこんな風に緩い愛撫を続けられるのは我慢がならなかった。
体の中に溜まりきっている熱がわずらわしくて、気だるくなった首を一振りしてみた。
424リスキーゲーム 悠×あいす 3:2006/04/04(火) 01:00:31 ID:yaef4FxP
ショーツが濡れきって使いものにならなくなる前に、承諾も得ないまま脱がされていく。やめて
とはもう言えなかった。ぴちゃ、としきりに蜜を零しているそこを直接舐められたからだ。声も出
ないほどに気持ちがいい。そして今すぐにでも狂ってしまいそうだ。
「あ、あは……ん、んぅっ…」
もう意味のなくなった声を上げながら、あいすは手首を戒められたままで喘いだ。どうなっても
いい、もうどうなっても。体の中の熱が熱い刃物のように駆け巡ってあいすの意識をずたずた
に切り刻んでいく。
「う、ん…くっ…」
「あいす」
相変わらず醒めた声が急に上から降ってきた。それまで閉じていた目を開く間もなく、ぐいっと
強引に髪を掴まれて上向かされる。
「あ、何、を…」
驚いて声を上げかけた唇が塞がれた。途端に何かぬめりのあるものが喉へと一方的に流し込
まれる。咄嗟のことで、つい飲み下してしまった。
「……何、これ」
やや顔を離して少年はほんのわずかに笑ったような気がした。あくまでも、他の者なら気付か
ない程度で。
「分かるだろう、お前が垂れ流したものだ。責任を持って飲め」
「…!何てこと…」
思わず素の自分が現れてしまった。
信じられないことをする、と思った。自分の欲望を満たす為ならこの少年はどんなことでも仕出
かすだろう。今更ながらにそれが分かって、あいすは身震いするほど恐怖していた。その反面、
これほど面白いこともないと腹をくくる。
ただの遊びであるならば、あくまでも刺激的で何があるか分からない方が遙かに楽しいに決ま
っているのだから。

「…あんっ、あ…はぅぅ…」
剥き出しにされた乳房が淡い紅色に色付いていた。
気持ちいい、本当にこれほど気持ちがいいことなど今までなかった。
まだ手首を戒められたままで、あいすは少年の欲望をを受け入れて喘いでいた。こんなにいい
ことが与えられるなら、もう決して抵抗などするまい。それほどに今浸りきっている快楽は魅惑
的で全ての感覚を狂わせた。
「あいす」
たとえ声も表情も無愛想でも、体内を深く貫いてくるものがこの上なく熱く猛りきっているならば
何も問題はない。右足を抱え上げられ、深く腰を突き入れられながらもあいすはただ獣に返っ
たように感じ入っている快楽に浸っていた。
短い昼休みはもうすぐ終わろうとしていた。
425リスキーゲーム 悠×あいす 4:2006/04/04(火) 01:04:33 ID:yaef4FxP
「じゃあね」
身支度を済ませて何事もなかったようにあいすは一足先に科学室を出た。
遊びであるならば、終わった後は未練たらしく残る必要もない。その気もない。元より相応の情
けをかけられている訳でもないのだ。
これで終わるかも知れないし、案外まだ続くかも知れない。極めて不確定な関係だったが、そ
の方が都合がいいに決まっている。
「ああ、またな」
おざなりに投げつけられる声があいすのプライドを少しだけ傷つけたが、そんなことはどうでも良
かった。早くここを出てしまえれば。
だから、その時のあいすは自分の失態に気付かなかった。
悠が科学室の目立たない箇所にビデオカメラを設置していたことを。そして休み時間にここであ
ったことが全て撮影されていたことを。



426悠×あいす職人:2006/04/04(火) 01:13:11 ID:yaef4FxP
ちょっと遅くなったけど、何とか完成しましたです。
悠の鬼畜化がますます進行中。
ネタ探しでいつもエロサイト(主に無修正動画サイト)巡りしているせいだと
思うね。結構エロ萌えだから得るものはあるし。
まあ、今回書いたような場面はさすがになかったけど。
じゃあ、おやすみなさい。
427名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 02:45:24 ID:M+2Z0sTF
いつもいつもありがとう神!!
鬼畜最高!!
428名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 01:12:49 ID:eMYC4T7a
職人さんハイクオリティ良作でage
429名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 13:19:46 ID:MHCrL7ck
宏海×伊舞が読みたい
430名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 20:34:12 ID:WkUpGo7p
>>429
自分で作れ
431名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 17:00:08 ID:UrTZkhnY
言うことを聞かなければジョジョ全巻を燃やすと言われて
四つん這いやらブリッジやらを強要させられてしまう温子たんキボン
432名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 23:01:35 ID:7R9FNL15
そんだけネタが出てるんなら、自分で書けばいいだろう。
433名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 00:03:01 ID:U6auPKc/
期待するぐらいいいだろ
434名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 15:56:29 ID:ZNbegjst
このツンデレどもめ
くらえ!ツンをデレに変える力!!
435名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 21:10:47 ID:SY4MJLyp
>>434
ボーボーをツルツルに変える力!!
436名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 23:42:18 ID:2eczmefc
ここに書いてもいいよね?
291タン大丈夫ですかー
437 ◆elM7etVVV6 :2006/04/12(水) 12:46:47 ID:IeHG860Z
倉庫番です。
ちょっと忙しくてここんとこ見れてませんでした。
遅ればせながら悠×あいす職人さんGJです(・∀・)!!
保存してきます。遅くて申し訳ない。

近日中に、私も一個投下したいなと思ってます。
図らずも、429タンの要望に応える形となってしまいますが
438名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 18:33:35 ID:GoizFD0m
神だ…やっと神と…
439第28.2章(あく×さど):2006/04/12(水) 21:20:43 ID:qH2A2iL8
ドーーーーーン!!

「うおぉい! 太臓と真白木さんが吹っ飛ばされたぞ! あと召喚された間界の奴も」
「む、まずいな…」
あいすの暴走した冷気は瞬間的に氷の爆風と化し、見舞いに来ていた太臓たちを家の外へと放り出す。
辛うじて回避した宏海の視界の片隅に、外に居て巻き添えを食ったらしい真白木の舎弟の一人が
もんどりうって一緒に吹き飛ばされていくのが見えた。
「……う、くぅ……はっ。はっ……」
あいすは凍った畳の上に蹲り、何とか自身の力を制御しようと苦しそうに呼吸を荒げながら
湧き出す冷気の奔流に抵抗し続けている。
だが、その間にも渦巻く冷風は勢いを増し、背中を覆う氷塊は少しずつ大きく成長し続けていた。
「宏海。すまないが、この場は任せた」
しゅたっ、と挨拶代わりに片手を挙げて、悠が部屋から出て行こうとする。
「はぁ!? 冗談だろ! この状況で俺に一体どうしろってんだ?」
「こっちは役職上、吹き飛ばされた王子の見物…もとい保護が最優先だ。その後で何か対策を考える。
どのみち寒さに弱い俺には何も出来ない」
それだけ言い残して悠はさっさと氷漬けの家から逃げ出してしまい、吹雪舞う部屋の中には苦悶する
あいすと宏海だけが取り残された。

「あ……はぁ……宏、海……」
呆然と事態に困惑していた宏海が、弱々しく自分を呼ぶ少女の声に我に返った。
「さ、佐渡! どうした!? 苦しいのか?」
あいすの傍に駆け寄った宏海を、けれど少女は冷たい視線でただ見上げる。
「なに、してるの……。あんたも、早く……逃げなさい、よ……」
「……あのな。ここで俺が逃げたって、何の解決にもなんねぇだろ?」
「居たって……くぅっ……邪魔、よ……。さっきも……言ったけど…………はぁ、はぁ……
これは、私個人の……問題……なんだか、ら…………」
倒れそうな身体を懸命に両手で支え、必死に声を絞り出す。
「どう考えても個人レベルの話じゃねえだろ。さっきも婆さんが凍ってたし、何より近所迷惑だ」
「そ、そうだったわ……おばあちゃ、ん……。お願い、おばあちゃんを連れて……早く、逃げて」
頑なに自分だけで始末をつけようとするあいすに手を貸しあぐねて、宏海が一つ溜め息をつく。
(婆さんには“力になってやってくれ”って言われてるしな。さて、どうするか……)

しばらく無言で見下ろしていた少年は、やおらその場に自分もひざまづき、少女に両腕を伸ばした。
「な、なに?……きゃっ!?」
小さなあいすの身体が、抵抗も出来ないまま宏海の胸に抱き寄せられる。
「おわっ! 結構重いな。背中の氷のせいか」
「な!?……は、放しなさいよ!……ろくに動けない女の子を……どうする気……こ、の卑怯者!」
身の危険を感じたあいすが、力の入らない拳で宏海の胸をポスポスと叩いた。
「無駄に体力使うなよ。取って食ったりしねぇ」
なるべく少女を密着させ、自分の身体で包み込もうと試みる。
「……悪ぃな。俺じゃあ他に暴走を抑える方法を思いつかねェ」
胸の中で暴れるあいすを見ないで、ぼそりと宏海が言った。
疲れたのか、それとも単純な力比べでは敵わないと悟ったのか。もがいていたあいすが大人しくなる。
「うぅ……あんた、馬鹿じゃない?…………人間の体温程度で…どうにかなると……思ってるの?」
「あ〜〜〜……多分、無理だな」
「多分じゃなくて……絶対無理。……このままだと…………凍死、するわよ……」
「かもな」
些細なやり取りの間にも指先が冷えて痺れてくる。吹き付ける冷気は、寒さを通り越して痛い程だ。
「……わ、分かってるなら……早く…………出て行……」
「暴れるなって。頼むから、さっきみたいに大人しくしてろ」
再び宏海を押し退けようとするあいすを、更に強く抱きしめる。
「何でも一人で背負い込み過ぎなんだよ、お前。……立場とか性格とか色々あんだろうが、もう少し
他人を頼ったっていいんじゃねぇか」
「………あんた達が………頼りにならないから…困ってるんじゃない…」
「まぁ、それもそうか。実際俺ら何しに来たのか分からんしな」
納得半分、自嘲半分に苦笑する。
440第28.2章(あく×さど):2006/04/12(水) 21:21:59 ID:qH2A2iL8
「宏海………少し、苦しい……」「お、悪ぃ」
腕の力を緩めた。
「………………………馬鹿力…」
「すまん」
「………………………鈍感……」
「すまん」
「………………………………………迷惑掛けて、ごめん…」
「気にすんな」

学ランが白く凍てつき始め、吐く息は瞬時に氷の結晶へと変わる。冗談抜きで屋内遭難しそうだ。
(こりゃマジでやべぇな。じっとしてると意識がオチる…。何か話でもして寒さを紛らさねぇと──)
「そ、そういや一体全体どうしてこんなトンデモねぇ事態になってんだ? 間界領事のお前が…」
宏海の質問にしばらくの間黙っていたあいすだったが、やがて言いにくそうに口を開いた。
「少し………油断してたのよ。……アレの辛い日に、この冬一番の寒波が……重なって……
……ただでさえアレの時は……力が不安定に…………なるのに……」
「“アレ”ってのは…………やっぱりアレだよな」
「口に出して言ったら、殺すわよ………」
「そこまで無神経じゃねぇ」
気のせいか、あいすに纏わり付く氷塊の成長が止まったように見える。それでも部屋が吹雪いている
状況は変わらない。
「……って事は…その、あれだ。え〜〜、あ、アレが終わるまで暴走は止まらないって訳か」
「さすがに……それは無いと思うわ。……天気予報では……寒波は今夜には緩むらしいし……私も……
明日には、辛いの治まってる……気がする……」
「つまり、今日一日しのげば何とかなるんだな」
(長げぇ………………)
表情にこそ出さないものの、宏海は内心焦りを覚えていた。
この寒さの中で、ろくな装備も無しに普通の人間が一晩過ごせる筈も無い。悠が対策を講じるとは
言っていたものの、本人が寒さに弱いとあっては正直期待は出来ない。
(婆さんだけでも先に救出しといて正解だったな……)
床に突いた膝の感覚が無くなり始め、凍った空気を吸う度に喉と肺が痛みを訴える。
湧き上がる恐怖心を誤魔化すように、宏海はあいすの髪に指を通した。

「ん……」
無骨な掌が少女の後頭部に回され、髪の間に指が潜り込む。そのまま頭を男の胸に押し当てられて、
あいすはされるがままに目を閉じた。
力強い心臓の音。けれども同時に伝わる男の体温は、確実に吹雪に奪われ続けている。
(どうしよう………)
生理の痛みと倦怠感が精神の集中を妨げ、膨大な冷気の制御に必要な魔力を体内で生成できない。
けれど。
事態は深刻な筈なのに、不思議と気持ちは落ち着いている。

誰かが傍に居てくれる事がこんなに心強いなんて知らなかった。

今までずっと間界人であることを隠し続け、実界人との間に見えない壁をつくり続けていた少女は、
独りでいるのに慣れ過ぎてしまっていた。そんな彼女にとって、自分が雪人であることをを明かしても
実界人と分け隔てなく接してくれる阿久津宏海という少年は理解の範疇外であり、同時に理由も無く
自分を不機嫌にさせる存在だった。
その不機嫌の理由が、自分自身のつくり出した壁と、別の感情とのせめぎ合いにあることに、彼女は
まだ気付いてはいないのだけれど。

(あ、なんか少しだけ…楽になったかも…)
苦しそうだったあいすの呼吸が、わずかながら落ち着いてきた。身体の緊張を解いて自然に宏海の胸へ
凭れ掛かる。冷気の暴走も、何となく頭打ちになった感じだ。
(────!? 待って。いくらなんでもそんな筈は)

有り得ない変化に、ハッとあいすが目を開いて宏海を見上げた。
「宏海…………。あんた、本当に実界人よね」
「お、おう。何だ? 藪から棒に」
「…………魔力を感じる……」
澄んだ瞳が、少年の顔を覗き込む。
441第28.2章(あく×さど):2006/04/12(水) 21:23:18 ID:qH2A2iL8
「ち、ちょっと待て! 魔力だぁ!? んなもん、まったく身に覚えが無ェぞ!」
慌てふためく宏海をよそに、あいすは俯いて考え込んだ。人差し指を唇に当て、この不可解な魔力の
理由を探り当てようと、ぼんやりする頭を懸命に働かせる。
「……そっか。きっと太臓が原因ね。あんなのでも間界の王子だもの。いつもアイツの傍に居た事で、
知らず知らず放出されていた強い魔力を浴び続けて、それが身体に蓄積されていったのかも……」
「マジかよ! 放射能よりタチ悪いな。……つーか、それって人体に害は無ぇのか?」
「………………………………」
「なぜ黙る?」
「ねぇ、宏海」
不安げな質問を無視して、あいすは再び少年を見上げた。
「それだけの魔力があれば、この冷気の暴走を止められると思う」

絶望的な状況に射し込んだ一筋の光明。宏海の表情が一気に明るくなる。
「おお!! 助かるんなら幾らでも俺の魔力とやらを使ってくれ。むしろ取り除いてくれ!
手助けが必要なら何だってしてやるぞ。んで、取り敢えずどうすりゃいいんだ?」
あいすは宏海の問い掛けに数瞬視線を泳がせ、それから意を決して耳元へ唇を寄せて囁いた。
「うぉ!? …えぇっ!?」
少女の言葉に宏海は戸惑い、聞き間違いではないかと疑って、もう一度聞き返す。
「……マジで?」
「なによ。何でもするって言っといて、今更イヤだっての?」
あいすが拗ねたような上目遣いで宏海を睨んだ。
「い、いや、俺は別に嫌って訳じゃ……むしろお前こそ…その…………いいのか?」
「仕方ないじゃない。非常事態だもの、私一人の犠牲で間界と実界の平穏が保たれるなら……。
“魔物の生贄に捧げられるお姫様”って、きっとこんな心境なのね」
「おれは魔物と同レベルかい! つーか、この期に及んでそんなに人の罪悪感煽りたいんか!?
ったく、奮い起こしたヤル気も失せるわ」
「……やっぱり私とするの嫌なんだ。そうよね。赤い悪魔なんて言われてても、こんな冷たい雪女より
生徒会長みたいにいろんな所が柔らかくて暖かそうな実界の女の方がいいわよね」
「だから罪悪感煽るなってーの。…もういい、このままじゃキリが無ェからとにかく始めっぞ」
言い合ううちにお互い普段のテンションを取り戻し、空気が幾分軽くなったところで不意に宏海が
真顔になった。
「その前に一つだけ。あ〜〜……その……アレだ。非常事態とかそんな理由は置いといて、俺は
好きでもない女にこーゆー事をする気は無い。たとえ命に関わろうと、嫌いな女を抱いたりしない。
まぁ、その……一応、そんだけ言っとくわ」

緊張気味な少年の言葉に、あいすはキョトンと目を丸くして黙り込んだ。
それからようやく意味を理解して、肩を震わせながら下を向く。
「ぷっ……くすくすくす……なにそれ……全然似合わない台詞……くすくす…」
「わ、笑うなって! 俺そんなにおかしなこと言ったか?」
「くすくす……ええ、最高。こんなに笑ったの久しぶりだわ」
顔を上げた少女の目元に涙が光っていた。白い指先でそっと拭う。
「畜生、言うんじゃなかった。ええい、あれこれ考えるのはもう止めだ!!」
宏海が気合を入れ直し、パジャマのボタンに手を掛けた。
「あ、待って宏海」「な、なんだ?」
出鼻をくじかれて戸惑う宏海を、眉根を寄せながら少女が見上げる。
「もう。ちょっとくらいムード出しなさいよ。……最初はキスから……」
「…………へいへい」
かじかむ指先であいすの顎を軽く上向かせ、顔を寄せる。
ガサガサの唇に触れた柔らかな感触。二度、三度と繰り返し触れてみる。特に反応も無いので、
思い切って舌を伸ばしてみた。
「んっ……」
一瞬だけあいすの唇が固く引き結ばれたが、もう一度舌で触れると微かに開いて宏海を迎え入れる。
冷気を操る力を持つ彼女の口内は、意外にも温かだった。普通の女の子と変わりない唇を舐め、
舌を探る。
「んぷ…………ふ、う……」
応えるようにおずおずと差し出された少女の舌が触れた。柔らかなそれを自分の舌先でなぞると
驚いたのか少し引っ込んで、また差し出される。
「……ふ、ん……んふぅ…………」
くすぐるように輪郭をなぞると同じ動きで返してきた。宏海がリードし、あいすがぎこちなく真似る。
442第28.2章(あく×さど):2006/04/12(水) 21:26:11 ID:qH2A2iL8
ちゅっ……くちゅ……ぴちゃ……

濡れた音と共に恋人同士の戯れにも似た遣り取りを繰り返す。ほのかに甘く感じる弾力を存分に
味わって、宏海はそっと唇を離すと息を継いだ。
「ふあぁ…………やだ……宏海、慣れてる………?」
どこか夢見心地の声であいすが囁いた。極寒の中で微かに頬が上気している。
「いや、あんまりその辺は追及してくれるな」
「別に責める気は無いけど…………なんか悔しい」
宏海の襟首を掴んで、今度はあいすから唇を押し付けた。遠慮がちに宏海の口に舌を挿し入れ、出迎えた
相手の舌に絡み付かせる。お互い言葉も無く、ただ口内の温かさを共有し合う。
「………っぷはぁ! 意外と情熱的だな、お前。そんなに気に入ったか?」
「ん、そうかも。……宏海のキス、気持ちいい……」
少年の口の端に垂れる唾液をチロリと舐め取り、あいすがまたキスをせがむ。
口付けを交わしながら、宏海の手がパジャマのボタンに伸びた。手探りで上から三つ目まで外し、
はだけた胸元に掌を滑り込ませる。
「んっ!?」
ビクン、とあいすが身を竦ませた。
「わ、悪い! 冷たかったか?」
「…ううん。冷たいのは平気、だけど…。いま、胸…あんまり強く触られると、痛いから…」
「そ、そうか…。女は色々と大変だな……」
力を入れないよう、慎重に膨らみを包み込んだ。ブラは付けてないらしく、なめらかな肌の温もりが
凍りかけた指先にじんわり沁みる。ゆっくり、撫でるように胸の形を掌で確かめる。
「ん…………」
少女は宏海の愛撫に身を任せきって目を閉じた。時折、手の動きに合わせ小さな吐息を漏らす。
(これはこれで悪くないんだが……こっからどうすっかな……)
宏海は背中に巨大な氷塊を背負ったあいすの身体を片手で支え、もう片手で胸を弄りながら思案する。
こんな自由の利かない体勢でソフトタッチの愛撫を続けていても、寒さに体力を消耗するばかりで
先へ進まない。指先に当たる小さく尖った乳首の感触に愚息がいきり立つのを自覚しながら、
(なによりこっちが辛抱たまらんわあぁっ!!!)
久しぶりに触れる女性の肌に、軽く理性が飛んだ。

「えっ!? ちょ、ちょっと宏海? ひゃん!」
抱き上げられ、あいすの視界がぐるりと回転した。殆ど衝撃を感じないで凍った畳に横たえられる。
「スマン。俺、何気に限界」「や、バカぁ! 何する気よぉ!?」
抵抗する暇も無く武骨な手がパジャマのズボンに掛かり、パンツと一緒に引っ張り下ろされた。
軽々と持ち上げられた腰をするりと布地が滑り、足首から逃げていく。
「やだっ! 見るな、バカ! 変態!!」
背中の氷が重くて起き上がれない少女は、両手で大事な部分を隠しながらぴったりと膝を閉じ、何とか
男の視線から逃れようと身を丸くする。が、そんな恥じらいの仕草すら今の宏海にとっては興奮を
かき立てる蠱惑的なポーズにしか見えなかった。幼さの残る小さな腰のラインからスラリと伸びた白い
脚の眩しさに、思わず息を呑む。

「そんなに膝曲げてるとケツ丸見えだけどな…」
剥き出しの下半身に目を奪われながら、宏海があいすの膝頭に掌を乗せた。そのまま力任せに左右に
脚を割り開こうとする。凄みを増した真剣な目付きに、あいすが怯えた。
「やめてよ、何する気!? この、あっち行け!」
蹴飛ばしてやろうと振り回した足は簡単に掴まれ、逆に両脚を大きく開かれてしまう。その脚の間に
素早く潜り込んできた宏海の頭を手で押し退けようと力を込めるが、びくともしない。
「ひんっ!?」
少女が短く悲鳴を上げ、喉を反らす。股間を這う、ぬるりとした感触。
「駄目っ! そんなトコ、舐めちゃ駄目ぇっ!! 私、お風呂入ってないから…」
「余計なコト考えんな。俺は別に気にしないから」
「そーゆー問題じゃないの!」
あいすの抵抗を意に介さず、宏海は小さな割れ目に繰り返し舌を這わせた。白い肉の丘と、その間から
少し覗いた薄桃色の襞をまとめてベロリと舐め上げる。
「ひっく……馬鹿ぁ…………。駄目だって……言ってるのにぃ……」
とうとう両腕で顔を隠してあいすが泣きじゃくり始めた。
443第28.2章(あく×さど):2006/04/12(水) 21:27:38 ID:qH2A2iL8
「今のうちに濡らしてほぐしとかねぇと、後で辛いのはお前の方だぞ」
内腿の温もりが頬に心地いい。なるべく舌全体を使って満遍なく唾液を塗り広げ、大口を開けて
少女の股間にむしゃぶりついた。
「っ!? んあっ! あっ! あっ!」
軽く吸い上げられ、ねぶられる。舌の動きに合わせて、あいすが小刻みな喘ぎ声を上げていく。
伸ばしたつま先が、ぴん、と氷の上に脚を突っ張った。

「……っぷぁ。はぁ、はぁ……佐渡……」
宏海の舌は襞の合わせ目を何度も往復し、唾液を染み込ませる。それからゆっくりと襞を掻き分け、
奥へ潜り込んでいった。尖らせた舌先を熱い粘膜の中に出し入れさせ、かき混ぜる。
「んっ! ひっ!? ヤぁっ!!」
太腿をがっちり掴んで跳ねる腰を押さえ込み、夢中になって啜る。寒さに弱っていた筈の肉体が俄かに
活性化し、ケンカの直前にも似たアドレナリンの昂ぶりと同時に内燃機関がフル回転を始めて身体の
内側から新しい熱を帯びていく。
あいすから顔を離すと、口に収められていた部分からほのかに湯気が立ち上った。嬲られて充血した
花弁がほんの少し大きさを増し、ぽってりと膨らんでいる。指でそっと開くと赤みを帯びた粘膜が
ぬめ光り、小さな入り口が収縮した。
「やべぇ…………」
ごくり、と宏海が喉を鳴らす。今すぐ自分のモノを突っ込んでメチャクチャにしてやりたい衝動を
ぐっとこらえ、唾液で湿らせた指を挿し入れた。同時に、包皮に隠れた敏感な芽を唇で啄ばんでやる。
「ひゃぁああんっ!!」
一際高い声とともにあいすの身体が弓なりに反った。
「駄目っ! それダメェ!! んあっ!! あああああああぁぁっ!!」
構わず突起を舌で転がし、指を捻じ込む。冷えた指を温かく包んで締め付けるあいすの胎内。
肉芽を舐めながら垂れる唾液を指先で掬い取っては、狭い穴の奥の方まで塗りこんで濡らしていく。
(この指だけシモヤケになりそ……)
細やかな奥の凹凸を名残惜しく感じながら指を引き抜き、宏海は身を起こした。
「佐渡。…そろそろ、いいか……?」
まだ顔を隠したままのあいすに問い掛ける。
「ぐす。……知らない! さっさと終わらせてよ。恥ずかしくて死んじゃいそう……」

ベルトを外し、ズボンとトランクスを膝までずらす。
「うおお! やっぱ寒い! 金玉縮み上がる!!」
寒さに吼えながら、それでも股間のモノはギンギンにいきり立っていた。腰を寄せ、あいすの花弁に
軽く先端を押し当てる。それだけでも気持ち良くて跳ねる肉茎を押さえ、丸い亀頭の先で入り口を
上下に擦りながら粘液をまぶしていく。
「……いくぞ。痛かったら、言えよ」
脈の浮き出た剛直を少しだけ押し込んだ。
「んっ…………」
侵入してきた圧迫感に、あいすが唇を噛む。
「くっ……うぉ……。予想はしてたけど……やっぱ……キツイ、な……」
先っぽが熱いぬめりの中に飲み込まれ、気持ち良さに宏海の背筋が震えた。小刻みに抜き差しを
繰り返しながら、少しずつ深く屹立を埋めていく。

「佐渡」
半分ほどをあいすの中に埋めたところで少女の身体に覆い被さり、名前を呼んだ。
「……………………」
あいすは両腕で顔を覆ったまま黙りこくっている。
「佐渡。こっち向けって」
もう一度名前を呼んで、手首を掴んだ。
「やっ! 顔見ないでよ! バカ!!」
無理矢理腕を引き剥がされ、あいすは宏海の視線から逃れるように顔を背けて固く目を閉じる。
はだけた胸元から首筋、そして先の尖った耳までが桜色に染まっていた。雪の白に映える羞恥の色に
魅入られて、宏海はあいすの耳に舌を這わせる。
「きゃあ!? こ、この、どこを舐め……んむっ!?」
怒鳴ってやろうと顔を向けたあいすだったが、それより先に唇を塞がれた。
「んーーーーっ! んんーーーーーーっ!!」
抗議の唸り声を聞き流し、宏海は無遠慮にあいすの舌を吸い上げ、唾液を送り込む。たっぷりと時間を
かけて吸い続けるうちに、あいすが抵抗を止めた。それでもしばらく吸い上げ、ようやく口を離す。
444第28.2章(あく×さど):2006/04/12(水) 21:29:01 ID:qH2A2iL8
「ふはぁ…………はぁ…………はぁ……」
長い責めから解放されたあいすは、軽い酸欠状態に朦朧としながら息を継ぐ。その間にも、宏海は
彼女の頬や首筋のあちこちに唇を落とし、すべすべとした肌の柔らかさを楽しみ続けていた。
「……佐渡」「ん……宏海……」
呼び掛けに今度は素直に応じて、あいすは宏海と口付ける。同時に宏海は少女の中に埋めていた自身の
屹立を、ゆっくり前後させ始めた。キスとは別の水音が、身体を通して二人に伝わる。
押さえ付けていた手を放すと、あいすの両腕が宏海の首に回された。宏海は冷たさも意に介さず氷の
上に両手をついて身体を支え、更に深くあいすの中へ挿入していく。
「んっ。んぷっ。ふぁ…こお……みぃ……んむぅ」
少年の突き上げに身体を揺すられながら、あいすは自分から唇を求める。縋り付くあいすに応えながら
宏海は少女の膣の気持ち良さに没頭して腰を捻り、掻き回す。
まだ男のモノを受け入れ慣れていないあいすの中。侵入を拒むかのようにギュッと締め付ける一方で、
腰を引けば離すまいと吸い付いてくる。最初のうちは引き攣れて動かしにくかったが、次第に奥から
溢れてきた蜜でぬるぬると潤い、細やかな襞々が宏海のペニスを擦り立てる。

「んぁっ。こ、宏海。もっと、優しくして……。奥の方、当たると痛い……」
内壁を無理矢理引き伸ばされる苦しさに、か細い声であいすが呻いた。
「わりぃ。もう少しだけ辛抱してくれ。俺、そろそろ……」
あいすの中を圧迫している凶暴な肉茎が、ぐぐっ、と一際大きく膨れ上がる。宏海は本能的に最奥まで
怒張を突き入れ、膣の行き止まりで一気に爆発した。
「ぐぅっ! さ、佐渡!!」
「!? やっ! 何!? んあああああぁぁーーーーーっ!!!!」
宏海の迸りと同時に解き放たれたエネルギーが、内側からあいすの身体へ広がっていく。
「あっ! やぁっ! 宏海っ!! 宏海ぃっ!!」
凄まじい魔力の奔流に吹き飛ばされそうな気がして、あいすは腕と脚で宏海にしがみ付き、必死に
名前を呼んだ。

ピキ、ピシピシピシ──

少年のペニスが跳ねる度に見えざる力の波動を受けて胎内が疼く。血よりも勢い良く駆け巡る魔力は
急速に身体の隅々に行き渡り、周囲の空間を“在るべき姿”へと修正していく。背中に張り付く氷が
細かく音を立ててひび割れ始めた。

パキィィィィン!
445第28.2章(あく×さど):2006/04/12(水) 21:30:12 ID:qH2A2iL8
 * * *

氷が砕け散り、吹雪が止んだ。
騒がしい風のうねりが消えて部屋に静けさが満ちる。
「……………………とりあえず……助かった、のか?」
背中にうっすらと雪を積もらせた宏海が顔を上げ、安堵の溜息をついた。
「これで一安心か。よく頑張ったな佐渡。…………おい、佐渡!?」
気が付けば、あいすは宏海の腕の中で“くてん”と意識を失っていた。軽く頬を叩いても反応しない。
「ま、まぁ呼吸もしっかりしてるし…大丈夫だよな、多分」
少々やりすぎたかと反省しながら、あいすの中から強張りを引き抜いた。
(そういや生で中出ししちまったが…………いいのか?)
多少の不安を覚えつつ、そそくさと後始末を済ませてあいすのパンツとパジャマを拾い上げた。半分
凍っていたが、裸よりマシだと軽く氷を叩き落として未だ気を失ったままのあいすに履かせてやる。
無防備な裸身に誘惑されそうになりながら四苦八苦して元通りにパジャマを着せ、額の汗を拭った。
「しっかし、暴走が治まっただけで随分と寒さが和らぐもんだな。むしろこう、ポカポカと………
って、んなワケねぇだろ!! 何だ、この陽気は!?」
不審な熱放射を感じて、慌てて宏海が振り向いた。そこには────

「キャーーーーっ!! キャーーーーっ!!」
部屋の入り口で巌のような巨体を丸め、両手で顔を隠して乙女全開な悲鳴を上げている推定少女。
間界人と実界人のハーフで、大企業の令嬢でもある大木杉音が居た。偶然覗いた睦事に赤面するあまり
巨大なダルマストーブと化して、周りの氷をみるみる溶かしていく。その杉音の隣では、
「うむ、近年まれに見るお宝映像だった」
悠が満足げにデジカメを懐に収めていた。
「いつからソコに居たーーーーーーーーっっっ!!!!!!!」
こちらも真っ赤になりながら宏海が怒鳴る。
「何を憤ってる? 対策を講じるから待ってろと言っておいたろう」
憎らしいくらいのポーカーフェイスで悠が言い返してきた。
「いや、まぁ、その通りだけどよ…」
「で、でも取り返しの付かない大事になる前に自力で解決したんだから、お手柄ですよ阿久津君」
バツの悪そうな宏海に杉音が助け舟を出した。
「後の処理は大木グループに任せてくださいな。あいすさんには領事として普段お世話になってるし、
こんな時こそお役に立たなきゃ」
「あ〜〜……そんじゃ今日のところはお言葉に甘えます。…………いろんな意味で心苦しいが」
宏海が杉音に頭を下げた。
弟の玲夜が太臓たちのイジメに遭って裸に剥かれたことを、彼女は知っているのだろうか。

「それにしてもあいすに手を出すとは……。王子のハーレム計画に真っ向から挑むその命知らずな姿勢、
本気で見上げたものだぞ宏海」
「お前こそ、佐渡の盗撮エロビデオなんて命知らずもいいとこだろ。バレたらマジで殺されるぞ」
「? なんの話だ? このカメラには宏海の尻しか写っていないが」
「やっぱりそーゆーオチかよ、チクショーーー!!!!」
あわよくばダビングを頼もうと思った宏海の野望はあっさり潰えた。
「あ。そういや、太臓の奴はどうした?」
「それなんだが、公園で小便小僧と熱い抱擁を交わしていたんでな。気を利かせてそっとしておいた」
「ハタメーワクだ!! 回収しろ!」
怒鳴り声にも眼を覚ますことなく、あいすは宏海の腕に抱えられて穏やかな寝息を立てていた。


(おわり)
446名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 21:36:13 ID:qH2A2iL8
保管庫が出来てたんですね。ご苦労様です。
よろしければ第16.5章も収録してやってください。
447名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 22:25:16 ID:v1p171l9
GJ! あいすがエロ可愛くて良かった!


以下、蛇足なツッコミですが
あいすは辛い日のアレなのに広海はクンニした上に
その後、キスまでして大丈夫なんでしょうか?
それともあいすのアレは、俺が想像してるアレじゃなくて
発情期かなんかだったのかな…
変な事、気にしてスイマセン
448名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 15:28:08 ID:Ovaw5nV6
GJGJ!
あいすのデレがよかった。

普通のアレと違って魔力も絡んでるから、
宏海の魔力と作用して楽になってると解釈した。
449名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 17:24:28 ID:0tjx6AEx
あくさどGJGJ!!!!!

Hシーンの描写が上手ではぁはぁしたですよ!!

で、作者さまに不確定なお願いなんですが、この作品を漫画に
させていただいても…いいですか?(月末から取り掛かりになりますが)
すみません、なんか脳内で映像バシバシでちゃったもので…!!
スルーしてくださっても結構ですごめんなさい
450名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 19:20:35 ID:0vRlVgSE
太臓パロ王サーガ
451 ◆elM7etVVV6 :2006/04/13(木) 19:45:47 ID:uE53oSDh
倉庫番です。

>>439さん
グググGJ!掲載許可もありがとうございます。
16.5章大好きだったのでめっちゃ嬉しいです。
今から保存してきます(・∀・)
職人名等注文があれば承りますのでいつでも言ってください。
452439:2006/04/14(金) 01:57:53 ID:rwuclkgi
皆さんレスありがとうございます。

>>447
あいすのアレ、後半はスッパリ忘れてましたorzアホダ・・・

>>449
こちらは全然OKです。でも余り無理しないでマイペースで。
途中で投げてもいいや位の軽い気持ちで頑張ってください。

>>451
早速の収録ありがとうございます。コテは特に名乗ってないのでこれで充分です。

それでは名無しに戻って今夜は去ります。
453449:2006/04/14(金) 19:36:33 ID:mQat1EUe
イキオイで描かせていただきました。
(ラフですが…完成はぜひちゃんと仕上げたいです)
完全にイメージぶち壊しです。本当にあry
整理については「その前の日」という解釈にさせて
いただきました。かってに…すみません、本当にすみません。


パジャマ脱がされて赤面あいすなシーン
ttp://strawberry.noob.jp/1/src/1145010661557.jpg
あいす陥落シーン
ttp://strawberry.noob.jp/1/src/1145010680101.jpg
おまけ
ttp://strawberry.noob.jp/1/src/1145010717785.jpg

保管庫さまの掲示板、画像アップロードできなくなってしまった
んでしょうか。それとも私の見落としか…。 うーん

それでは〜
454 ◆elM7etVVV6 :2006/04/14(金) 21:24:11 ID:4IkMfRjg
倉庫番です。

>>449,>>453さん
(゚д゚)エロウマー!GJです!
保管しても良いのでしょうか?
ラフということですが、完成してから保管の方が良いですかね?

>掲示板について
画像アップロードが有料オプションになったようですorzショック
すみません…近いうちに、他の画像アップできる掲示板に変えておきます。
455名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 23:28:29 ID:di6q227x
( д ) ゚ ゚
>>449
まじGJ!!!良スレあげあげ
456名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 09:08:43 ID:F/RWBMK+
>>449
普通に上手え!!
457名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 18:36:44 ID:htjPfTyL
age
458名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 22:03:21 ID:Ihgx+Ldk
>>499
同人誌にしたら普通に売れそうじゃねーか!!
むしろしろ!欲しいから!
459名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 00:08:28 ID:eWpDW0k1
本家より遥かにうめぇwwwwwww
GJJJJJJJJJJJ!
460名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 05:00:44 ID:ca1t0Nes
461名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 07:53:52 ID:FHWbXynf
>>499に期待
462 ◆elM7etVVV6 :2006/04/19(水) 14:30:40 ID:0yOj22Ux
倉庫番です。

499に超超期待しながら業務連絡。
まとめサイトの掲示板にSSが投下されたのでうpしてきました(・∀・)
キジP先輩とよしもとさんです 
463名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 01:01:32 ID:paI+zTA1
こんな時間にこっそり訪問。
こんばんわ、悠×あいす職人です。
倉庫番様、遅ればせながら「リスキーゲーム」掲載まことに
ありがとうございました。
今週末、また何か書けるといいなあと思いつつ、まずはお礼
まで。
464名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 07:34:24 ID:M/XWkdCh
やいこ姉ちゃん
ttp://volac.net/aup/img/aup1463.jpg

宏海「木刀持って風呂はいっとるーーーーッ!!」
465名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 16:51:30 ID:/dsh8olk
>>464
宏海は覗いてたのか?
466名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 16:59:02 ID:uQjIceBa
>>464

GJ キレイだな

髪も結んだまま入るのか?
467名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 16:14:37 ID:wYwEuo/2
>>464 
GJ!!!
備ー蓄だけに色塗っているのがエロス!!
468名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 22:40:40 ID:4APdieh/
>>465
そのまま『突き合い』の開始ですよ(;´д`)ハァハァ
469名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 13:42:15 ID:BGGPWwTb
>>468
そのまま突き合った後、付き合ったりしてな!
470名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:15:55 ID:6nHdLyKu
おまいらが太蔵に見えてくるよwww
471名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:47:02 ID:CgsG+rZV
>470 同意www
しかし、確かにいやいこだな!
472名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 12:05:34 ID:Hhfn+Y2Q
hosyu
473名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 01:12:41 ID:Br7RCX0I
矢射子姉ちゃん
ttp://volac.net/aup/img/aup1503.jpg
「なるほど いい乳…いや いいおっぱいしとるわ」
「言い直した意味あんのか?」

矢射子姉ちゃんのおっぱいが描きたかっただけです。ごめんなさい。
474名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 13:33:20 ID:UhnDp091
>>473
ナイスおっぱい!
475 ◆elM7etVVV6 :2006/04/29(土) 20:01:23 ID:+360cPhy
倉庫番です。
>>464>>473
萌え絵GJです!
保存させてもらっても良いでしょうか?
476名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 22:45:17 ID:Br7RCX0I
>>475
倉庫番さま、お初にお目にかかります。464=473です。
最近このスレの存在を知ったばかりですが、
保管庫には大変お世話になっております。
絵についてですが、本来、保管庫の掲示板に投稿させて頂こうと思って
描いたものですので(アップロードの関係で別場所にアップしてしまいましたが)、
ご自由にご利用ください。というか、保存して頂けるなんて光栄です。

今後ともよろしくお願いします。
477名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 04:13:20 ID:ulMx7rUY
今週のジャンプのネタが良いなあと思った。
宏海の誕生日だと知ってわざわざセクシーな服装に着替えて出かける矢射子。
矢射子可愛いよ矢射子
478名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 13:00:24 ID:KfE5xvxK
今気付いたけど温子の話って無いんだね
承太郎×温子とかどうよ
479名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 13:47:22 ID:0VCFIXJ5
>>478

承「オラオラオラオラオラオラ!!!」(激しく腰フリ)
温「アァ〜ン!」(肉の芽ポロリ?!)
承「フゥ、やれやれだぜ」

・・・って、温子の妄想かよw
マンガの世界が違うエロパロってのはいいのか?
480名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 14:42:39 ID:NBFTJTyF
>479
「宏海知らないのか? クロス物といって結構あるんだぜ?」
「そ、そうなのか」
「だから俺も! ふ〜じこちゃーーーん(ぴょ〜〜ん」
「ルパンダイブ!?」
(キラン
ばごーーーーーん!
「クロスカウンター決まったーーー!!!(がーん」
「クロスがちがう〜!」
その一部始終をカメラに収める悠 。
481名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 23:18:32 ID:JcnNIyQV
>>479
不覚にも萌えた
482 ◆elM7etVVV6 :2006/05/06(土) 11:51:19 ID:3kU3OoYT
倉庫番です。
ちょっと困ったことになってしまいました。
実は仕事の都合で、夏から某スパゲチーの国へ飛ばされることになりましてorz

半年くらいの予定なんですが、その間保管庫の管理ができるかどうか。
外国にそんなに長期滞在したことないんでわからないんですが、正直自信が無いです。
ガンガンスレッド消費する程投下の激しいスレではないですし、
保管庫動いてなくても別におkでしたらこのまま旅立ちますが、
もしも引き継いでもいいという方がいたら、管理をその方にお任せしたいです。
元々私が勢いで作ったほったて倉庫なので、
その場合はじゃんじゃんサイトいじっていただいて結構です。
また、もしも1からまた別に作り直したいという方がいましたら、
今のまとめサイトは消去していこうと思っています。

結構慌ただしく決まってしまったことなもので、いきなりですみません。
まとめサイト作ってからまだ少ししかたってないというのに
実に申し訳ない(´・ω・`)
483名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 08:53:54 ID:/4+ratN+
うーん…この速度のままだとぎりぎりか…
ちょっと荷が勝ちますが…よかったらその間だけお預かりしますよ
484名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 13:43:55 ID:zNudRYTU
>>478
温子が徐倫ぽいから近親相姦ぽいな

けど漫画違うからなあ…でも温子ネタ見たいな
太臓の妄想でマ○タベしまくりの温子とかか?
485 ◆elM7etVVV6 :2006/05/08(月) 13:27:21 ID:jHkY8vIH
>>483さん
どうもありがとうございます。
ギリギリまでは倉庫番のお役目きちんと果たします。
六月終わりか七月頭に出発することになっていますので、
その頃になりましたらまたご連絡します。
486483:2006/05/08(月) 17:07:15 ID:EVaaA+4J
了解しました。
では、また後日宜しくお願いします。
487名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:15:55 ID:0YnHV2c8
スパゲチーの国といったら温子たんが喜びそうだな
倉庫番さん483さんご両人ともありがとうございます
488名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:57:01 ID:+mJSXOd8
>>倉庫番
行ってらっしゃいませ、ご主人たまvv

今週のオタマジャクシの名前、アレよく載ったなぁ
489名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:22:24 ID:G62UIVL/
今週の「悠様に乗っかられちゃった」のコマのセリフ 
まともにエロいですね
ベロに特化した記述があるのも、ヘビへの伏線をうまいこと
言ってるし
490名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 17:43:48 ID:Ryo3riUI
ありゃぁ桃白白とかけたんだよ
491名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 20:51:18 ID:8XLqAMZ3
需要あるかわからんけど木嶋×吉下できた(`・ω・´)
現在投下に向けて待機中
今日深夜に持ってきます。
492名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:03:22 ID:RanwsWu5
>>491
需要あるよあるよー超あるよー
wktk
493名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:10:51 ID:03Y+5U5G
>>491
はげしく読みたい。お願いします!
494491:2006/05/09(火) 23:48:43 ID:8XLqAMZ3
うわああ2ちゃんはROM専だったから書き込みする事自体がすごく緊張する・・・!
上手く書き込めると良いのですが。
投下、いきます。

@

休日と言えど、侮れない。

‥‥‥‥‥‥
昼も半ば、今日も今日とて、校舎は騒がしい。
「キャーッ!キジPセンパーイ!!まさか日曜にセンパイに会えるなんて…☆
あーん、明日も絶対お会いしに行きますねー!!」
「コラー!!全っ然反省してないし!!ミーティングサボってどこで遊んでるのかと思えば…!
お前は明日放課後、日焼け止め無しでグラウンド100周!究極にダサイ靴下焼けしろ!
紫外線浴びるだけ浴びて20年後に己を悔いろ!」
「先生、明日の天気予報は午後から雨です」
「うるせー!」


昼も半ば、今日も今日とて、校舎は騒がしい。
顧問に首根っ子を引っ掴まれて尚、ハートマークを飛ばし続ける
バスケ部マネージャーが引き摺られていく姿を、生徒会室入り口から、生暖かい目線と共に見送った。
「…」
(うん、終わった。静かになったし、早く生徒会便りの原稿書いちゃおう。…あ、
その前にお手洗い行こうかな。帰りついでに自販機でジュース買って来よう、よし決めた)
珍しくも無い光景。特に感慨もない。
2人の姿が見えなくなった所で、吉下は持ったままだったドアの端を引いた。
―しかし無言で閉めようとしたその瞬間、
「やれやれ、もて過ぎるというのも考えものだな…」

先程飛んでいたハートマークの終着点。部屋の外でカッコ付けていた男が、
漫然と勝者の笑みを湛え、独り言を装って話し掛けてきた。
誰も聞いていないというのに、自分のモテっぷりについて語りはじめる。
それすらもいつもの事なので別に構わないのだけれど、それよりもこの男は、
自分よりも早く仕事を終えて、先に帰ったのではなかったか?

「いやー全く、寂しがり屋の仔猫ちゃん達には困ったものだ。部活を蹴ってまで
俺に逢いに来たいなんて、気持ちは嬉しいが…こちらにも立場というものがあるというのに」
「仕事終わったなら帰ったら。何で居るの?」


背後に何か良く分からないオーラを感じたけれど、多分無我の境地か何かかな、と思ったので、
吉下は気にせず生徒会室を後にした。
495491:2006/05/09(火) 23:55:18 ID:8XLqAMZ3


‥‥‥‥‥‥‥
(…ぬおおおおっ!)
静かな生徒会室に、頭を抱えて悔しがる男子約一名。
「くそ…相変わらず木嶋ゾーンが通用しない…!早くスカウターを修理しろ吉下!」
彼の名は木嶋剣。生徒会副会長にして、もてもて審査会公認のもて四天王の一人である。
文武両道、眉目秀麗という最強の条件を兼ね備えている故、言い寄る女性は後を絶たず。
歩いているだけで女性を引き付けられるのが特技だと言わしめる程の、正に学園アイドルだ。
無論当人が一番それを自覚しており、女生徒を喜ばせる為の、それなりの振る舞いを欠かさない。
(吉下っ…)
ところが、その「それなりの振る舞い」が一切通用しない昔なじみ一人に、彼は四苦八苦していた。

「のれんに腕押し」まさに、この表現がぴったりくる。
押しても駄目なら引いてみろとばかりに他の女生徒との仲を見せ付けてみても、
紙より薄いリアクションしか帰ってこない。最近、彼女が「冷たい」のではなく、
「興味の無い」瞳をしている事にやっと気付いた。驚愕の事実である。
自分の存在を目も合わさず切り捨てる吉下の存在は、既に落とす落とさないの問題では無く?
そもそも、女性は落とすものでなく、落ちてくるものだと思っている?もて四天王としての
尊厳維持に、大いに関わるのだった。
(…どうにも気に食わん奴だ。女なら、もう少しこう…惚けろとは言わんが、せめてこっち見ろ。)
他に熱を上げる人や物がある人間ならともかく、吉下は。
意中の相手の存在など本人からは窺い知れないし、特に浮いた話も耳にしない。
しかし、もしやフリーだと踏んでいる事自体が間違いか。

「…まさか」
ふと、記憶の底に封印していたバレンタインデーの出来事が頭をよぎる。
義理には興味無いと一蹴したあの女が、チョコを手渡していた相手は…


(―ありえんッ!!)
オニギリ頭の二頭身変態を窓からはたき落とすイメージをしつつ、
バン、と派手な音を立てて机を叩きながら立ち上がる。我ながら馬鹿な考えに行き当たったものだ。
どんな細工をしたのか知らないが、確かに、あの変態軍団との勝負には敗北を期した。
かといって、自分があれより魅力が無いとは到底思えない。
この間、風にのって聞こえてきた「俺を変態に含めるなー!!!」という阿久津の声は、無視した。

しかし―吉下が大蔵にチョコを渡す瞬間は、自分の目でしかと見てしまっている。


「…茶でも入れ直すか」
ひとりごちて、窓の外を見る。空は日が傾き始めているせいで、教室に入る西日が却ってきつい。
「…」
シャッ。
眩しさが気に障った事も手伝って、八つ当たりついでに力一杯カーテンを閉める。
沸き上がった不快感から逃れるべく、木嶋は考える事を放棄した。
496491:2006/05/10(水) 00:02:48 ID:psqcZqnn
すまん文字化けした!どうしたらいいんだろうこれ。記号「―」が、記号「?」になってます。
取り敢えず次から気を付けて続けます。



……………

パックのオレンジジュースをくわえながら生徒会室に戻ると、木嶋が定位置の椅子に座っていた。
「あら、まだ居たの」
「悪いのか」
「え? いや、別に。どうぞ」
「ああそうか、俺と二人きりだからといって緊張する事は無いぞ。ちなみにカーテンが閉めてあるのは
日差しが熱かったからであって、特に他意は無いからな」
「それならエアコンある家に帰ればいいのに。暇なのね」

「…」

向こうが思いつきで物を言うので、こちらも適当に返す。
程よく距離を置いた、しかし気兼ね無い昔馴染み。木嶋と吉下の関係は、常にこうだ。
普通のファンの女子ならば、木嶋を「見上げる」立場にしか立てない。
しかし旧知の友人というポジションは、木嶋と対等、時に自分の方が有利に立つ事もある。
その分、他の女生徒とは違うという、ほのかな自尊心が彼女には有った。

だから、彼女は今の状態に満足していた。


確かにちょっと暑いなあ、と思ってブレザーを椅子にかけ…
ふと、去年の資料が見たくなって席を立つ。
そうだ、暇ならば午前中に作った資料の推敲でもしてもらおうか。
さっきから黙っているだけの木嶋が謎だったが、ここに居たい意志は伝わってきたので、
吉下は本棚を漁りながら声をかけた。

「ま、好きにしたら?」
497491:2006/05/10(水) 00:04:40 ID:8XLqAMZ3


……………

ーそれならエアコンある家に帰ればいいのに。暇なのね。
(・・・・・・・・っっっ!!!)
また流された。額に青筋を浮かべながら、それでも気にしない振りで紅茶を啜る。
熱いのにホットティーを飲んでいる時点で不審だが、幸いにも2段ツッコミは入らなかった。

確かにこちらも思いつきで軽口を言うが、幾ら何でも適当に返し過ぎだ、吉下。
程よく距離を置いた、しかし気兼ね無い昔馴染み。吉下と木嶋の関係は、常にこうだ。
普通のファンの女子相手では、優しくあしらってやれば良い分、一枚猫を被る必要がある。
しかし旧知の友人というポジションは、女子と対等・・・往々にして言いくるめられたりもする、が。
その分、例え素で接しても相手の態度は変わらないので、気楽なつながりではあった。

しかし、彼は今の状態に満足していなかった。


(またこちらを見向きもしない)
見れば、さっさと自分の席に戻り、原稿の下書きをしている。
大蔵達とはまともに向かい合って会話するというのに、俺は半無視か?
(この女…いやもう女なのはこの際関係ない。いつか一泡吹かせてやる)
既にいじめっ子の心理状態となった木嶋が悶々としている中、
彼女はかたり、と音を立てて椅子から立ち上がると、教室隅の書類棚へ向かった。

苛ついたまま、相変わらず自分に背を向けている吉下を眺める。
微妙に高い位置にあるファイルを背伸びしながら取り出している。スカートが軽く揺れた。

西日がカーテンの隙間から零れる。日が落ちた瞬間一気にやってくる、逢魔ケ時の前座か。
沈む直前の酷く鮮やかなオレンジ色に、時が止まった様な感覚を引き起こされ、一瞬気が遠くなる。
ぼうっとした頭は、あらぬ所へ思考を引っ張られていた。
(いっそ1時間位、無理にでも向かい合ってやろうか、吉下?)


「ま、好きにしたら?」

何の気なしに言ったそれが引き金になった事など、彼女が知るはずも無い。
498491:2006/05/10(水) 00:09:49 ID:psqcZqnn


……………

「ああ、あった。去年のやつ」
目当てのファイルを探し当て、吉下が言う。
背を向けていた彼女は、木嶋の目に険呑な光が宿った事にも気付かず、話を切り替えた。
「それよりテーブルの上の総会資料だけど。会計報告の部費の欄ね、野球部から訂正が入ったから、
直しておいたわよ。で、あとは会報の原稿と、あと」
「…吉下」

すぐ真後ろから嫌に低い声を投げ掛けられて、吉下は眉をひそめた。
名を呼ばれた、たったそれだけの事だったが、猛烈に違和感を覚える。
何があったかと思わず振り返れば……自分を遮った相手は、存外近くに、居た。
「・・・何」
目の前に木嶋の襟元しか見えないこの至近距離は、どう考えても会話に不適切だ。
思わずファイルを両手て抱きかかえ、言い知れぬ威圧感に肩をすくめる。
(この人、さっきからなにやってんの…)
内心かなり驚いたけれど、それを悟られるのも何となく癪だったので、
ひとまず普通に答えつつ、半ば無意識に一歩退こうとした。
………………が。

ガン!

「!?」

下げた右足が棚にぶち当たる事で、今置かれている状況を思い出す。そういえば、
すぐ後ろには書棚。
(えーと、)
そして目の前には木嶋。

―挟まれた。
そう気付いたのと、伸びてきた手に両手首を掴まれたのは、ほぼ同時だった。
499名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 00:18:30 ID:bREoO4PR
ちょ、続きプリーズ
500名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 00:22:16 ID:oliKZ50F
時間が空くところを見るとメモ帳か何かに書いてるのを
コピペしてるんじゃないみたいね。直打ち・・・?
つ、続きーーーーーープリーズ!!!真剣なキジPガンガレ。
501491:2006/05/10(水) 00:36:20 ID:psqcZqnn


…………

ファイルが派手な音を立てて落ち、中の藁半紙が床を滑った。
「はっ?…ちょっと…!?」
頓狂な声音で抗議する様は、こちらの心情を何も把握していない証拠だ。
軽く溜め息を付きながら、足下に残るバインダーを靴の横で軽く蹴り飛ばす。
(―呑気なものだ)
華奢な手首は握ったままに、更に半歩、距離を詰める。彼女の内股に自分の右脚を入れて軽く引っ掛けると、
細い身体はいとも簡単によろけた。転ぶまいと彼女が身を捻った瞬間にその背中へと片手を回し、
続いて自分の身体ごと横の壁に押しつけた。
「…っ…痛あっ!」
余裕の無い高い叫び声も意に介さず、壁に縫い止めるように身体で挟み込む。

「う…何…」
絞り出す様な声が耳に届く。
苦しいのならとっとと顔を上げれば良いものを、吉下は可能な限り身を縮め、木嶋に触れる面積を減らそうとしていた。
膝を曲げて足の裏を支えに力を込め、残る頭と肩を使って必死に押し返そうとする。
(おのれ…!)
この後に及んで尚も顔を背ける様子に苛ついたので、片手で顎をぐいと持ち上げて固定し、
「目を背けるな」
無理矢理視線を合わせてやった。
驚愕に見開かれた眼が瞬きもせずこちらを見ている事実に、言い知れぬ優越感が心を満たしていく。
「!」
次いで、ぞくりと沸き上がる狡虐心。


「人と会話するときは目を見て話せ、と教わらなかったのか?」

びくっ、とした後完全に動きを止めた吉下に諭す様な笑みを投げかけ、囁く。


「逃げるなよ?」


微かに震え出した唇を一舐めすると、ようやく何をされたか理解した吉下の頬がかっと上気する。
(今更、気付いても遅い)
「きっ…………んっ!」
悲鳴を上げようとするのを見越して、間髪入れずに舌を差し入れた。


日は今、まさに落ちようとしていた。
502491:2006/05/10(水) 00:38:52 ID:psqcZqnn
ごめん、メモ帳からなんだが、文字化け酷くてちまちま打ち直しになってしまった。
今日はここまでにして、ちゃんと直してまたきます。すまん
503名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 00:44:27 ID:bREoO4PR
GJ!
なんか状況ってか雰囲気がエロいです。
続き・・・wktk
504名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 00:51:27 ID:oliKZ50F
GJです。続き、楽しみに待ってますよ!
二次創作をたくさん書いたことはないけど、
触発されて何か書きたくなってきたw
505名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 07:05:39 ID:UnQm6uMW
幼馴染はいいものだ。
この二名の組み合わせが好きなので
SSが読めて非常に嬉しい。GJ!
506 ◆elM7etVVV6 :2006/05/10(水) 16:40:25 ID:bQIqeh32
私もこの2人好きです。
491さんガンガレ
キジP先輩もガンガレ

そして完成の暁には倉庫に入れさせて欲しいです…
507名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 19:53:39 ID:75Y4xfEG
>>491
続きをテカテカしながら待ってます

落書きでもしてくるかな
508491:2006/05/11(木) 22:11:38 ID:CnTyr+rV

……………………
(ちょっと待って。何かした!?何かした!?ねえ私何かしたの!?)
吉下は混乱していた。彼女だって、校名からして惚気ている高校の一生徒だ。
恋愛沙汰や、それに付随するなんつーかアレな事に興味が無いわけではない。
しかしそれにしたって木嶋君はない。これは無い。

昔から、彼のモテる故の余裕も、女生徒の扱いの丁寧さもずっと見てきている。
だからこそ、無理に女に迫るなど間違っても無いと思っていたし―というか、そもそも考えた事も無かった。
…ましてや、取り巻きの生徒よりも地味な幼馴染みになど。だから、そういう意味では友人として、無言の信頼を置いていたのに。

長年信じてきたそれらの前提が全て、一瞬で突き崩された。

木嶋は奥へ逃げる舌を捉えて絡ませ、唇をはむ。生暖かい舌が吉下の口腔を這い回る。貪る様に、何度も口付けた。
吉下は驚いて抵抗するが、がっちりと固定された頭は動かず、強引にされるがままだ。
「!…はあっ…やっ……苦し…っ!」

「…何だ、鼻から息を吸えば良いだろうが」
数分の後ようやっと解放されて、荒い息をつく。酸欠で頭痛のする頭に、無神経な低音が響く。
(いや…そういう問題じゃないわよ)

自らの意志に反して、身体がかたかたと震えている。変わらないトーンで喋る木嶋がまた気味悪い。
さっきの不自然な笑みが死ぬ程怖かった。眼が全く笑っていなかった。
また、逃げるべく引っ掻いたりしようとする素振りをすれば、途端に掴まれている手首にギリ、と力が籠る。
これは…もしかしてもの凄く怒っている様な気がするのだが、原因が特に思いつかないでいた。
この状態では、多分闇雲に謝った所で更に怒る気がする。
かといって、バカ正直に理由を聞いたら最後、確実にブチ切れる。そういう人だ。
(…どうしろってのよ――――!)

吉下の心情をよそに、長い指が身体の輪郭をなぞるように動く。
先程から頭を抱え込まれている。襟のリボンが抜き取られ、そこから侵入した唇が吸い付き、首元に赤い痕を作っていた。
「…ん…っふっ…んんうっ…!」
焦っても身体は全く動いてくれないし、せめてもの意地で声を押し殺せば喉が痛いし、どうしたら良いか全く分からない。
…と、突然、ぐっと抱きすくめられた。視界が開け、木嶋の肩口から先程まで作業していた机が見える。
「!?」
今度は何をされるかと身を固くすれば、腰元を撫ぜていた右手がシャツの内側へと潜り込んだ。
ブラジャーのホックがものの数秒で外される。そのまま大きな掌が背中から脇へ、そして胸へと移動してくる。
「やっっっ…木嶋君あの…っ!」
「無駄だ」
「一蹴!? ………触んないでっ、嫌!やだってば!…ひゃあっ!…ッ!」

胸に張り付いた掌が、節くれだった指が、神経を伝う様にじっくりと掴んでは揉んでいく。
身体がびくびくと勝手に痙攣するばかりで、力が入らない。
それを良い事に木嶋は次にシャツのボタンを外し、胸元を大きくはだけさせた。
片手は吉下の胸を揉んだまま、今度はもう一方の膨らみに唇を滑らせる。
「な…きゃあああ!」
先端をちゅ、と甘く噛まれて、思わず声を上げる。
反射的にのけぞった拍子に張りのある胸がふるっ、と揺れた。意に反して腰も揺らめく。
もう無理、恥ずかし過ぎる。
段々と激しくなる手と舌の動きになすがままになってしまい、せめてもの抵抗にぎう、と目をつぶる。
耳を噛まれた時に聞こえた木嶋の呼吸が、予想以上に荒い事にぞっとした。

木嶋ファンクラブが思い描く、妄想の木嶋もこんな感じなのだろうか。
いや、もっと異国の王子の様な優雅さでお姫様だっこでダブルベッドにエスコート、とかそんなんだろう。
それはそれでキモい、だがこれも怖い。
(会員の女子の皆様、シチュエーションさえ問わない様なら代われ私と!今すぐに!)
底知れぬ恐怖と恥ずかしさからとにかく抜け出したくて、出来る筈も無いテレパシーを必死に送った。

頭もいっそ惚けてしまえば楽かもしれない。認めたく無いけれど確実に快楽に蝕まれて行く中で、ふとそんな事を思った。
509491:2006/05/11(木) 22:16:19 ID:CnTyr+rV

………………………
予想外だった。
詰め寄った直後は、ちょっと困らせてやるだけのつもりだったし、
本気で泣き出しでもしたら冗談を装ってやめようと思っていた。
そして、いつもの様に痛烈な一言を言われて、運が悪くば殴られて終了。そのつもりだった。
ところがどうだ。嬲られてるにも関わらず、必死に耐えながらまともに会話しようとする所とか、
思ったより感度が良かったとか聞いた事も無い可愛い声とか反則だろ、お前。

正直、自主的に止められる自信はもう無い。

大人しくなってしまえば、赴くままにおそらく気の済むまで弄ぶだろうし、
かといって抵抗されれば、それはそれで寧ろ燃えるというか何というか。

(…どうしろと…)

「ふぁ…あんっ…!」
両胸を良い様に嬲られた吉下が、切なげに一鳴きした。
ボタンが全て外れたシャツが肘の所で止まっているのは、何も着ていないよりも却って扇情的だ。
何をしても沸き上がる快楽。既に思考と半ば乖離した所で、身体が勝手に動いていた。
熱を持った下肢を彼女の秘部に押し付けるようにして抱えると、片足を持ち上げて白い太腿を撫でる。
「っは…っ!あ…」
しっとりとした柔らかな感触に、どうしようもない疼きが走った。入れてしまいたい衝動を堪えたのは、もう何度目だろうか。

(―しかしだな。)
学校で事に及ぶなど考えもしなかった為、避妊具などは持ち合わせていない。
副会長とモテ四天王、どちらの立場としてもスキャンダルは大打撃だ。どうするかと逡巡していたその時、
「お願い、おねがいだからもうやめて…!離してよ…!…っ!」
ぐったりとなっていた彼女が、潤んだ目で自分を見つめて懇願してきたのだった。
「…!」

思わず、自分でも口元が緩むのが分かった。期せずして加虐的な笑みが浮かぶ。
木嶋の変化を目の当たりにして、吉下がしまった、という顔をした。逆効果だったという事に気付いたらしい。
「くっ・・・」
もうこうなると収まらない。抱きしめて、必死で笑いを咬み殺した。……お願い離して、だと。
(―普通に無理だ。この状況でこれ見て引ける奴の気が知れん)

「もう嫌よ…嫌!…ゃあ!」
今迄以上に性急な動きで、全身を犯していく。執拗に愛撫を繰り返す。
そして下着を引き下ろすと、今まで敢えて直接触れなかった、彼女の敏感になった部分を割れ目に沿ってゆっくりと、なぞった。
「ひゃ、あ…やああん!んっ…!」
快感に身悶える吉下のそこから、とろりと蜜が溢れ出す。なんだかんだと言って、彼女が自分に翻弄されている事を実感する瞬間が堪らない。
背中から這い上がる様な快楽が欲しくて、声が聞きたくてぐいと指を差し向ける。手のひら全体で抑えたり、
中指だけでぐりぐりと押し込んだり、円を描く様に擦ったり。
その度に、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響き渡り、掬いきれない愛液がつう、と木嶋の指に絡まった。
「やあああっ!ひゃっ・・・・もうやめて!や・・・ッん・・・」
その度に、耐えきれず喘ぐ様が可愛くて仕方が無い。頬を伝う涙を舌で拭って、一瞬だけ優しく宥めた後、
直ぐにまた集中的に責め出す。先程の件で、懇願されてもやめる気など無い事は分かっている筈なのに、
弱々しいお願い、やめて、という声が途切れ途切れに聞こえた。その声も酷く甘いもので、正直、誘っている様にしか聞こえない。

吉下が何かから逃れる様に首を振った瞬間、眼鏡がずり落ちる。
最早遠くを見る必要性など感じられないので、黙って取ってしまう事にした。

しかしフレームに指をかけた瞬間、ふいに彼女の眼に意志の光が灯る。
「あっ…眼鏡…!ちょっと何も見えないじゃない…っ!」

「……は…?どうせ故障中だろう。別に構わん」
「構うわよ!ていうか故障って何!?返して、放り投げたりしたら承知しないから!」
(―全く持って訳が分からん、この女。)
この状況下において尚刃向かう吉下に、木嶋は本日何度目かの溜め息をこぼした。
510491:2006/05/11(木) 22:19:40 ID:CnTyr+rV
9
……………………
突然気丈に戻った吉下に弱干面食らいながら、それでも眼鏡は彼女の手に届かない所、先程の棚の上に置いた。
自分を束縛する力が減った所で逃げ出そうとした彼女だったが、2、3歩歩いた所でガクリとくずおれる。
「ひゃうっ!…え………何…で……!?」
眼鏡が外れたせいで、理知的な鋭さが多少抜け、代わりに一回り大きくなった瞳があどけない可愛らしさを強めていた。
へたり込んだまま、予想外だと言わんばかりにその瞳を涙で潤ませて、視線だけをせわしなく泳がせる。

当たり前だ。何の為に時間をかけたと思っている。

しかし自分にここまでさせておいて、まだ自制心があるとはどういう事だ。こっちは既に限界だというのに。
己の女の扱いにちょっと自信が無くなりつつ、自虐的な考えで吉下に尋ねる。
「そんなに、俺が嫌か?」
都合の良い答えは絶対返って来ないと知りつつ、小さく肩を震わせて、驚いた様に自らをかき抱いている
吉下の所へ悠然と歩み寄る。いつも平然と自分の台詞を切り返すはずの彼女の姿に、余裕は見られない。

―折角、こちらを向いたんだ。もっと、もっと。色々な表情が欲しい。

腹が立ったから、という稚拙な当初の目的も理由もどこかに吹っ飛んでいた。
もっと正確に言うなれば…そんな目的も理由も全くの、嘘だった。


……………………
学校の完全無敵美形に目を付けられ、校内で無理矢理組み敷かれる。
(―有り得ないでしょ!!)
おととい笑うネタのつもりで読んだ少女コミックのノリがそのままそっくりやってきて、
吉下の頭はツッコミを考えるのに必死だった。
危なかった。さっきの一件が無ければ、多分意識も飛んでいたに違いない。

力では全く敵わない。かといってこうなってしまっては、下手に助けが来てしまって見つかる方が大問題だ。
だから願わくば、この異常な雰囲気でもぶち壊して、彼が正気に戻ってくれれば。

吉下にとって気兼ねの無い男の友人は貴重な存在であるから、関係を手放すのは惜しいというのも
あるにはあるが…正直、自分が女として見られていたり、扱われていたりする今の状態に耐えられない。
彼が女性を侍らせているのは多分、生粋の女好きというよりは、自己のステータス誇示の為だ。
昔から思っていたが、女に苦労した事が無い分、木嶋は女性の事をどこか軽く見ている節がある。だからこそ。
(落ちるわけには、いかないのよ…!)

―貴方にとって、今日の私は何人目なんですか。
木嶋剣と寝た女その1、そんなつまらない称号を貰うのは死んでも嫌だ。
(…私がどれだけ居たたまれないかなんてわかってない、この人)

残った理性を総動員した吉下は、回らない頭でまだ、逃れる手を考えていた。
そして自分に投げかけられる声に半分震え、半分うんざりする。
「そんなに、俺が嫌か?」
(嫌じゃないけど嫌だっての!どう言ったら分かるかしら…『貴方とは友達で居たいの』とか?)
(いや駄目だ!なんか勘違いして勝手に振ってるっぽいし私のキャラじゃないし、今この格好で言っても説得力無いわ)
(そもそも何でこの人怒ってるんだっけ…?あー無理…頭全然働かない…口も回らない…駄目かもね)

「…触らないでよっ!…っうあ…や、いやぁ……」
後ろから再び抱き寄せられ、胸に股間に手が伸ばされて、そして繰り返される淫猥な行為。
どんどん敏感になっている気がする。大腿からつま先にかけてがぷるぷると震えだす。
蕾を直に刺激されて、吉下は快楽に身をよじる。
胸を弄ぶ木嶋のシャツ袖を指が白くなる程握りしめて、沸き上がる快感に必死で耐えていた。

二人の思惑はどこまでも方向を違えていた。
しかしそれに反して、熱くなる身体だけは唯一、揃ってお互いを欲していた。
511491:2006/05/11(木) 22:39:14 ID:CnTyr+rV
前回は手際が悪くて申し訳ありません。
60行まるまる使った長文になってしまったので、
今回はひとまず3連投で一度切ります。あと残り3つです。

レスくれた皆様有り難うございます。
言葉の暖かさが凄く嬉しかったので、これからは自分も感想を書き込もうと思いました。

保管庫管理人様、お疲れ様です。
拙い文で気恥ずかしいですが、倉庫に加えて頂ければ幸いです。
512名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 23:02:47 ID:jyqBB6Tu
>>491
ここで『つづく』なんて生殺しもいいとこです
正直、この二人でここまでエロが読めるとは思ってなかったので
今の私から言えることは一つです

はやく・・・続きを・・・!
513名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 00:27:24 ID:5tcbo3F3
>>508-
ちょ、落書きしてたら続きが!!!
更にwktkしてお待ちしてます・・・!
514名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 01:03:31 ID:7+A4Nrsa
491さん、今日もGJ〜〜〜〜!!!
ほんと、こんなに良質のエロが読めるとは…感激です。
続き、待ってますよ!
515名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 02:01:25 ID:wmnrazaD
くっはー! 491氏GJGJGJ!
当人自覚なしの吉下の特別でいたい感情とか、
木嶋のこっち向かせたい気持ちとかのお互いのすれ違いっぷりがツボすぎる。
笑うネタのつもりで読んだ少女漫画のネタ〜のくだりでは思わず吹き出したw
相手がモテ王世界の木嶋でなければ、確かに王道ネタなのにな!
516名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 01:05:23 ID:kSSLnZrq
ホスアゲ
517名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:55:36 ID:R1WS0b63
ラスト期待待機wktk
518491:2006/05/14(日) 02:35:04 ID:XSyftKaV
10
…………………………
二人の深い息づかいが暗い教室の空気に融けていた。寛げたズボンのベルトが重く邪魔で、
もどかしい手付きで引き抜いて床に放つ。カシャ、と軽い金属音が嫌に耳に響いた。
力の抜けた彼女の身体を半ば横抱きにして床に押し付け、脚の間に指を差し入れながら、秘核をこね回す。
「っふ…!も…いいでしょ…早く、帰っ…んな、きゃ、」
「やめたら却って困るぞ、この状態…」
「!…っうう!」
ちゅぷり、とわざと音を立ててそう告げてやると、吉下は歯を食いしばり悔しげに唸った。
指を関節の途中まで差し入れ、柔らかに纏わりつく内壁を探る様に撫でれば、動きに会わせて喘ぐ。
従順。見た目よりも数段、黙って従うという言葉の似合わない彼女が、完全にされるがままになっていた。
「っう…うあ…ん」
愛液でぬめる中はいかにも気持ち良さそうで、
一刻も早く繋がってぐちゃぐちゃにしてしまいたい気分だったが、
いかんせん、酷く狭い。圧迫感を感じるのだろう、吉下の声に多少苦しそうな色が混じる。
(相当きつそうだな…今日一日で全てこなすのは無理か。何日か指で慣らして、
多少広げた所で入れた方が吉下にも良さそうだ。
学校の床では節々にも精神的にも負担がかかるだろうし…そうだな、
明日は総会の準備だけやれば夕方は空くし、やはり邪魔の入らない俺の家にでも)
「…って」

ーーん?

(おいおいおいおいおい…今俺は何を考えた)
数日間に渡る吉下開発計画を、至って真剣に3日目まで考えた所でようやくセルフツッコミが入った。
(一体どれだけ狂ってるんだーッ!)
彼女と呼ぶどころか、普段自分に興味すら持ってない女子相手に何をする気だったのか。
今は彼女の本能に訴えて抵抗出来ない様にしているだけであって、本人の意思とはほぼ無関係である。
これまでの、警戒心の薄い吉下なら一度位家に引っ張り込めたかもしれないが、
前科があっては確実に無理だろう。実際に実行したとすれば、どう良心的な解釈をしても犯罪行為だ。

真面目に考えたつもりの事が全てとんでもない妄想だった事態に気付き、愕然とした。
もしやあの大蔵と同レベルではないのかこの発想は。
己のあまりのイタさに転げ回りたくなったが、それならばそれでと向き直る。
もうこんな機会は巡って来ないだろう。次が無いのならヤケだ。
あと少し。やれそうなことはやってしまえ。指を引き抜くと、自分も眼鏡を外した。ーーー今度は、口で。

「ひ……いやあああああぁっ!!!」
既に水分をたっぷりと含んだ部分に舌を押し当てて、じゅるっ、と一度吸い上げた。
腰をひねり逃げようとしている吉下の両脚を抑え、柔らかい秘肉の感触を確かめる様にして再び繰り返す。
指とはまた違う何か別の生き物の如く、にゅるにゅるとくすぐる刺激の連続に、
彼女の視界は弾け、頭が真っ白になった。

「っは……いまの…な…に」
「…いったか、それは結構。まあ相手が俺だ、当然の事だろう…続けるぞ」
「…」
特に冷たい一言も返って来ない様なので、木嶋はそこで終える事無く、ひくつく秘部に更に舌を進めた。
「はんっ・・・んっ…」
花弁を割り広げて襞を丹念に舐めると、容赦無く今度はもっと奥、肉壁に舌を這わせた。
時折思い出した様に陰核に刺激を加えると、甘い悲鳴と共に新たな快楽の証が次々と溢れてくる。
必死に脚を閉じようとしているが、擦り合せた太腿が木嶋を挟んでしまっている矛盾に気付いているだろうか?
いつ終わるとも分からない様な長い愛撫に、彼女の身体は抵抗する力を失っていた。
「…も…やだ…っ!」
電撃が走ったようにびくりと跳ねて、吉下の身体にまた、快感が弾けた。
519491:2006/05/14(日) 02:37:18 ID:XSyftKaV
11
……………………
顔を上げた木嶋は、ゆっくりと身体を離し、上体を起こした。
惚けた姿で横たわる彼女の髪を優しく撫でて、ふと動きを止める。
自分の行為がここまで発展するとは思っていなかったので、満足感からか、心の中に選択肢が現れる。

→やめる
 すすむ

(…本番はまた次の機会にするか…っていや、次など無い様な気がするんだが、
痛みの無いここで止めておけば、吉下も女だ、それとなく誘えば少しは考え直すかもしれんし…
何より心象もそんなに悪くならないだろう。強引に進めてしまえば確実に痛みを伴うが、
…だーもういい、俺も限界だ、入れずとも擦り合せるだけで十分に達するだろうし)
まとまらない事をぼんやりと考えながら吉下の火照った身体を見下ろす。
(―挿入せずに終えて、次に繋げるに賭ける)
そう決めると、吉下の上に覆いかぶさった。―の、だが。

猛った己を直接花弁に擦り付けた瞬間、そこから火のついたように全身に快感が広がり、そして悟った。
ああ、無理だ無理。

「え……ちょっ」
「終われるか馬鹿」

僅か3秒で心に前言撤回すると、いきり立った先端を無理に付き入れた。

……………………
完全に快楽に飲み込まれていた身体が引き攣り、脳が一気に覚醒する。
数瞬とはいえ自ら彼を欲していた精神状態が信じられない。
浅ましいさっきの自分を殴り飛ばしてやりたくなった。
鋭い痛みを受けた時に唐突に一つの答えが浮かんで、得心すると同時にぐっと怒りが沸き上がる。
―そう、よね。

結局、自分の思い通りにならない女が気に食わないだけじゃないの…!
痛みと、そして圧倒的な悔しさにぱたぱたと涙がこぼれていく。
「やめて…木嶋く…い…た……っあああ!」
(こいつ、他の女子相手ならもっとずっと労るんでしょ!何この嫌がらせ!痛い死ぬ…!
…最低ね。顔がよかろうがなんだろうが、こんなの恋愛対象として見ない。一生。)
木嶋から感じるのは強烈な征服欲。声と言えば掠れた悲鳴しか出ないので、心の中で罵倒する。

―うっさい!私は絶対あんたの思い通りになんかならないわよ!
鉄より固い決意をした所で、木嶋がぐっ、と更にねじ込んだ。

「…………………!!!!!」
あまりの衝撃に悲鳴を上げる間も無いまま、吉下は気を失った。
520491:2006/05/14(日) 02:40:01 ID:XSyftKaV
12
………………………
「……っは…っ!」
本能だけで先から半分程を吉下の体内に埋め込んだ瞬間、
熱く蠢く内壁にしごかれて一気に射精感がこみ上げる。慌てて引き抜く瞬間にも更に中がぎゅっと収縮し、
全てを搾り取られる感触と同時に信じられない位の快感を呼んだ。
寒気にも似た感覚が走り、木嶋も登り詰めた。

精を吐き出してほぼ萎えた己のものを吉下の太股に擦り付け、彼女の手を包み込む様に掴んで竿に添え、
上下に扱って痺れる快感と共に残滓を搾り取った。お前、それは無いだろうと
もう一人の自分がしきりに静止の声をかけるのだが、どうにも身体は言う事を聞いてくれなかった。

そして全てが終わった所で―木嶋は木嶋で、また別の自己嫌悪に陥った。

壊れない様にと丁寧に扱っていたのが逆に仇となった。一度も射精せず長時間欲望に耐えていた反動で、
最後の最後で獣の如く振る舞ってしまった。この状況、陵辱以外の何物でも無い。
しかし罪悪感の横で、彼女の処女を奪った満足感があったりするからタチが悪かった。



目を覚まさない吉下から皺だらけのシャツを脱がし、赤い痣の残る身体を持ってきていたタオルで拭く。
役員の私物入れと化しているクリアボックスを漁ると、そこから取り出した本人のジャージと体操服も使って、
外に出ても問題無い位の体裁は整えた。自分も身なりを整えて、ドアに向かい―
しっかりと閉まっているものの、内鍵はかけてなかった事に今更気付いて青ざめたりした。
カーテンを閉めておいた事は正解だったな、とひとりごちる。
備品のタオルケットを巻いて彼女をそっと横たえると、一息ついて時計を見た。

校内セキュリティのロックが作動するまであと1時間。まだ余裕がある。

完全に冷えた頭が強烈な警鐘を鳴らしていた。いつもの自分が戻ってくる。
端正な顔を苦々しげに歪めて、そもそもの原因について考えていた。

自分に全く関心の無い吉下に腹が立った。それは、自尊心を根底から崩されたのが理由だ。
だが、もしこれが吉下で無かったら、同じく腹が…まあ立つだろうが、普通仕返しで事に及ぶだろうか。

―しかもさっき、俺は何を望んだ?
(振り向かせるだの、次に繋げるだの)

自分の人生において、まともに告白した経験も思い出せなければ、振られた経験も思い出せない。
この先も、自分の栄光に傷を付けたくはなかった。だから、自分が追う立場になどなる気は無いのに。
「……」
気の迷いだ。気の迷い。
自分の本心に気付きそうになって、全力で封じ込める。

このままいけば女に困る事なく、羨望の眼差しを一心に集める学校生活が送れるはずだ。
たった一人に本気で執着したまま卒業するなど勿体無い。校内一モテる自分のプライドが許さない。
先程とはうって変わって胸が苦しい。やりきれない感情をかぶりを振って追い払う。
(それよりも、今日の痕跡の消去、吉下の途中原稿や総会準備をどうするのか、というか
明日吉下は来ないかもしれないので先に「色んな意味で」フォローを想定しておく事、あとは)

床に散らばった資料をファイルに入れ直しつつ、傍らで眠る吉下を眺めながら、
今後の対策について想いを巡らせるのであった。


昔馴染み同士。すれ違い続けた最後の最後で、二人の思惑は完全に一致した。

――この先も、関係は、変えない。
521491:2006/05/14(日) 02:44:30 ID:XSyftKaV
終わりました。 レス消費して申し訳ないです。

吉下さんの心理描写は原作であまり出て来ないので喋り方とか自信ナス(´・ω・)
なのでひとまず、ちょっとプライド高い感じのツンツンを目指しました。NGだったら指摘して下さい

途中にも関わらず感想レス有り難うございました。すれ違い萌えとかも伝えられたみたいで良かったです。
原作では現行通りのそっけなさが萌えなんで、最後はちょいと糖度を低めに。

遅レスですが>>504、507氏
その言葉を待ってました…書(描)いて下さい是非とも!

さて、そろそろ他職人様の神SSが読みたいですよ!
個人的にイブたん単体萌え(・∀・)!
522507:2006/05/14(日) 03:03:04 ID:R1WS0b63
>>518-
そ う き た か!
最後まで二人らしくて糖度低めでも超萌えでしたGJ!神!

そんなわけで保管庫BBSに描いてたのを捧げます。ご笑納くださいな
ttp://www3.oekakibbs.com/bbs/moteou2ch/oekakibbs.cgi
523名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 10:36:19 ID:QUbQS+Ry
萌え死んだ・・・。
goooood job!!!!!!!
ドライな二人いいね!
吉下のつれなさの、いと萌えたることよ!

キジP、処女開発する妄想乙。
モテモテのやつに限って、
本当に好きな娘に振り向いてもらえない・・・
よくあることさ。   by太臓

続編キボンだ・・・。


>>522
絵神も降臨!!吉下の表情いい!!
眼鏡はずして、髪を解いて、服を乱したい。
そんなキャラだな、吉下は。
黒い木嶋はカコイイです。

お二人ともgod job!
524名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 10:39:25 ID:QUbQS+Ry
申し訳ない、sage忘れ
orz
525名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 11:51:48 ID:fVTEwreN
>>491
GJ!!
都合良く純愛エンドにするよりこっちのほうがツボでした。
すれ違ったままでどこまでも平行線をたどっている二人テラセツナス
心理描写は丁寧で感動するわ状況描写はエロ格好良くて燃えるわで、
素晴らしい作品でした。数日間に渡る萌えをありがとうございます!
自分も続編キボン・・・だが続けるのは難しそうだ。
というわけで次回作に期待して待ってます!

>>522
イイ!!
色鮮やかな吉下と黒一色の木嶋の対比っぷりが小説のすれ違いを彷彿とさせますね。
神が神を呼ぶ、まさにそんなスレですねここ。
526承太郎×徐倫ママ:2006/05/14(日) 14:06:09 ID:x1hzGzLM
お2人ともGJです!!ラスト、いいですねー。
こういう終わり方だと思ってなかったので新鮮でステキ。
続編とかあるならマジキボン!!
527名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 14:07:11 ID:x1hzGzLM
ぎゃ〜!名前消すの忘れてたw
も、もしかして住人カブってる?w
528名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 17:22:24 ID:EqtFaSv9
↑ワロタww
529名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 19:33:41 ID:M9OoRZeR
誰か、そろそろ大蔵にも鼻…花を持たせてやろうぜ。
530名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 19:53:49 ID:N2vKECC5
俺は、半分本気で、自慰する紋を視姦する太臓というのを妄想した。
531名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 01:09:32 ID:NbkSV4Vw
雑談切ってスマソ、スレの皆と>>522氏に礼だけ言わせて ありがとう!!感想は絵板に書いた
続編は多分あるが、ひとまずおまけ置いて去るノシ
ttp://1st.geocities.jp/so_ko_491/ep/y.jpg

大蔵も>>530みたいなネタだったら何とかなるのかもしれないな。
あとは女装姿が可愛いので女の振りしてじゃれるとか。前にも出てた話題だが本当に難しいw
続き↓どぞ
532名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 02:29:34 ID:aYP+fMBO
>>531
ちょ、絵もGJ!きびだんごワロスwwwww
そして続編wktk

太臓はなー、エロシーンだとハイパーテンションモード確定だろうし、難しいな
533名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 02:42:59 ID:5jiZCwxw
新しい話題ということでひわいい(卑猥+かわいい)翠タンなんかどうだ?
534名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 11:55:10 ID:xTI7Js28
漏れは悠×あいす職人さんが翠をどう料理するか
楽しみでしょうがない。
535名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 18:42:23 ID:S7bneQMC
>>534
こんな所に俺がいる
536名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 09:19:17 ID:w3Sew+GL
宏海&ヤイコ合体。少年誌ギリギリだぜ!
537名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 19:09:21 ID:LtS32khb
来週どうなるのかwktk
>>527
ここでその名前欄見て、俺が間違ったのかと思ったwwww
あっちで読みましたよー。住人少しかぶってるかもしれませんね
538悠×あいす職人:2006/05/18(木) 23:43:00 ID:3teef/B9
>>534
ども。
最近どうもスランプ気味ですが、たった今通りすがりました。
翠はキャラ的に、そして自分の作風的に「これは是非ともエロを書かねば」
と意欲が湧くような子なので、今のところは色々エロい妄想をして構想を
まとめているところです。
539名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 01:16:03 ID:Ued2leIa
491さんのキジP×吉下を読ませてもらったおかげで
来週ちょっとだけ出てきた2人に激萌えw
なんでもないシーンだけど、特別に感じてしまった。
540名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 21:20:15 ID:dPtBHWLZ
ここって百合ものはおk?
541名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 12:31:06 ID:IEXy3aQ/
俺個人は無問題&wktk

心配なら注意書き+タイトルで回避可能とかにしては?
542 ◆elM7etVVV6 :2006/05/22(月) 23:12:45 ID:pxkxO+yp
倉庫番です。
491さんの作品、収納し終わりました。
ものすごく遅くなって申し訳ないorz

491さん、遅ればせながらGJ&乙です!萌えました
あの2人好きな者としてはたまらんです。
絵板に投下してくださった絵路さんもGJ!

パスタの国に行く前に
なんとしてももう伊舞ものを投下したい…!
543名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 01:20:39 ID:Df+lKKyR
今週の話の矢射子宏海は感覚を共有してるんだっ!!
544名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 18:38:59 ID:JNhWPhKm
最後に照れてた矢射子が良かったなぁ。
あーゆう何気ないラブコメがたまらん
545名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 20:24:02 ID:gAlIdByW
今週の矢射宏海に萌えすぎて勢い余って描いてはみたが・・・

ttp://volac.net/aup/img/aup1569.jpg

どうみてもふたなりです。本当に(ry
546名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 20:33:15 ID:G8JlIXbq
>>545
ちょっ、エロ杉!!GJ杉!!
股間の太臓がハイパーテンションモードですよ!(゚∀゚)
547名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 00:16:29 ID:iy2iXspY
>>545
ぐお、上手すぎ!エロすぎ!
545氏の後に載せるのは気後れするが矢射子萌えがひどくてつい描いた。
ttp://vista.x0.to/img/vi4839733471.jpg

正直シャツを着たとは思っていないが、宏海が起きるまでに
ちゃんと着替えて髪もセットしたんかな、と
548 ◆elM7etVVV6 :2006/05/24(水) 00:49:11 ID:HWmwkFvW
神絵が2連続…ッ!!
お二人ともGJ杉です!ハァハァですよ!
倉庫に入れさせていただいても良いでしょうか(゚∀゚;) !?
549547:2006/05/24(水) 07:34:54 ID:iy2iXspY
>>548
倉庫番いつもお疲れ様です!
自分の絵で良ければどうぞご遠慮なく。
お仕事の方も大変でしょうが頑張って下さいませ!
550545:2006/05/24(水) 08:34:36 ID:UzeqE32v
お褒めdクスです。

>>547
裸シャツktkr!エロイヨエロイヨー(゚∀゚)

>>548
自分の絵を置いていただけるのですか?
ディ・モールト光栄です!
551名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 19:56:53 ID:lwpc3dqK
>>545
>>547
お二人ともほんっっっとぉぉぉぉに
ごちそうさまっしたぁぁぁぁぁ!!
552ガイシュツだけど:2006/05/27(土) 13:53:33 ID:qiHPf0co
http://w2.oekakies.com/p/motemote/p.cgi
絵板もキター!

なんだ阿久津その気持ちよさそうな顔は!どうみても情事後だ!
553名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 00:12:48 ID:ktQd5gRi
だめだぁー矢射宏海萌え熱が下がらねぇ〜

ttp://volac.net/aup/img/aup1597.jpg
554名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 01:46:08 ID:W6YZ33UA
ありがとう、新しい神!
早速保存させていただきます。
555名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 05:26:05 ID:1c7fYyj0
>>553 乙!

倉庫番291氏作のSS:生徒会室の情景とダブった
また読んで萌えてくる
556名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:15:45 ID:LLskOmPO
>>553
すげええええええ
エロ切ない!!
神GJ!!!!
557名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:25:03 ID:q3q2wPil
文化祭、フルーツパフェに使うバナナとキウイを見て鼻血を噴く矢射子。なんてな。
558 ◆elM7etVVV6 :2006/06/02(金) 00:27:08 ID:0AnqboeE
倉庫番です。
>>545 さん >>547さん
掲載許可ありがとうございました。
遅くなりましたが保存してきました。
最近神クオリティが止まりませんね。
こっちの絵板にもエロエロな矢射子が投下されて、仕事疲れもふっとぶ勢いです。

>>553さん
またも神が!このスレには八百万の神が宿っているに違いない。
よろしければまとめサイトに保存させてください。
559名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 23:51:20 ID:0+I7HLu+
ああ、誤解させてしまったようですみません。
>>553 = >>545です。
名前欄に書いたほうがよかったでしょうか?
保存のほうはおkです。

しかし3巻おもしれぇ。
56040話ネタ:2006/06/04(日) 09:38:48 ID:xoyVIOFD
矢射子が目ざめると、目の前に愛しい阿久津宏海の寝顔があった。
「…………!!!!!」
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…
心臓が異常に速く脈打つ。
(あ、阿久津の寝顔…!!)
時間は早朝、まだ窓から見える空は白み始めたばかりだ。早く起きすぎだ、矢射子よ。
宏海は寝息を立てて眠っている。半開きの口が無防備で、キスしてくださいと言わんばかりだ。
(阿久津ったら…寝ているときは子供みたい)
ふと、矢射子は自分が枕にしていたものが、宏海の腕だと気づく。
「はわっ!」
布団を捲り上げ、自分の服装を確認する。
男物の大きなパジャマの上着一枚。下半身は隠れてはいるがスッポンポン状態。
(こ、こんな格好でいられないわ!パンツパンツ…)
ふと、宏海の衣服を見やる。上半身裸。たくましい胸板が露出している。
また矢射子の胸の動機がドキドキと速くなり、顔が赤みを増す。
「あ、ズボンは穿いているのね…」

「……」

男兄弟がいない矢射子は、宏海の股間に生まれて初めての光景を見た。

「〜〜〜〜〜!!!!!」

宏海の股間は、立派なバナナが直立して高々と布を押し上げていた…。
56140話ネタ:2006/06/04(日) 10:22:42 ID:xoyVIOFD
「あ、あ、あ、あ、…あ、わわ、わ」
矢射子は今までにないほど混乱していた。
宏海だって思春期の健康な男児、朝立ちは男のメカニズムである。
意識がないとはいえ寝ているときに女の肌が触れていれば、こうなることは
コーラを飲めばゲップガ出るくらい確実なことで、
デスノートのLなら、「17歳なら普通です…」と言ってくれることだろう。
「ん?…ん゛〜」
宏海はまだ眠りの中だ。

(阿久津が…阿久津の身体が大変なことに…ああ、こんなに大きくなるものなのかしら?
 片手じゃ余るくらい大きいじゃない…そうね、両手を添えて持たないと…
 ってナニ考えてるのよ私!??それもこれも阿久津のアレがこんなに大きいのが悪いのよ、
 まるで擂り粉木じゃない、まさにそんな感じなのかしら、大きくなったのも見てみたいような…
 何考えてるのヨォ!私!ああ、でもこれをオッパイで挟んでにゃんにゃんしたら、阿久津は気持ち良いって言ってくれるかしら…)

矢射子の思考回路はショート寸前だった。(…否、すでに暴走している。)
身体の心がぐつぐつと煮え立って、宏海の今の状態を何とかしたいと言う欲望が矢射子を突き動かす。
(ほ、ほっといたら病気になっちゃうかもしれないしね…こ、こうなっちゃったのも少しはあたしのせいかもしれないから…)
もうツッコミどころがわからないが、とにかく矢射子はこれを射精させて元の状態に戻すことに決めた。
そっと…布越しに触れる。
「硬い…(ドキドキ)」
本当に片手では余るくらい大きい。太臓のそれの3.5倍くらいはあるだろう。
宏海の太腿のたくましい筋肉とのバランスもよく取れている。
矢射子の下半身もずくずくと疼きだした。
矢射子は尻を突き出した姿勢で宏海の下半身に覆いかぶさり、ズボンをゆっくりと下げた。

「ん、もう…。引っかかる…」
いかんせん股間がパンパンなので、脱がせるのは至難の技だったが、なんとか矢射子はこの課題をクリアした。
56240話ネタ:2006/06/04(日) 10:58:12 ID:xoyVIOFD
(…す、すご…、阿久津のって…////きゃー!!!うわーん!!!!)
宏海のMAX状態のペニスを見て、矢射子は泣きそうなほど感激した。
ジャンボになった宏海のカメはバナナどころではない。
大きさは太めの整髪スプレー缶くらいになっていた。ヒクヒクと揺れている。
(こ、こんなのがアソコに入っちゃったら、次の日立ち上がれないかも…
 だ、だめよ、それは強姦よ、あたしは女だから強制わいせつかしら?
 あ、阿久津に気持ち良くなって欲しいからこうしてるんだからね、私!ダメダメ!)

矢射子は舌を出しいっぱいいっぱいに広げた口を、宏海ジュニアに近づけ、先走りするペニスを咥えた。
「んっ…」
あまりの大きさに、また精液の苦さに、矢射子の口端はゆがむ。
(キツイ、これ…ニガイ)
それでも矢射子は耐えて、宏海自身を舌と口で丹念にねぶる。
ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ…
(阿久津…大好き…)
矢射子の想いが届いたのか、宏海の寝息はこころなしか気持ち良さそうな物に変わった。
「ん…」
(阿久津、気持ち良がってくれてる?…あたしのフェラで感じてくれてる?)
「…ん…」
(…嬉しい)
もぞもぞと太腿をまさぐり、Gカップのおっぱいで脚とキウイの部分にご奉仕する。
ぷるんとしたおっぱいの先の乳首が、ほんのり硬くなっていた。
「…ん、はぁ、ハァ…」
眠りの中であっても、宏海は快楽に身を虜にされていた。
そして解放の時は近づく。
56340話ネタ:2006/06/04(日) 11:13:12 ID:xoyVIOFD
びゅじゅっ!びゅちゅるる…
勢い良く宏海ジュニアは射精した。矢射子の喉に精液がぶちまけられる。
「ごほっ!??」
けほけほ、と矢射子はむせる。と、同時に焦りが彼女を襲う。
「お、起きちゃうかも…」
矢射子はパジャマのスボンをかぶせて証拠隠滅を図った。
しかしまだ射精はゆるゆると続いていたので、宏海の股間は濡れてしっとり湿ってしまった。
(お、お漏らししたみたいに見える…あ、阿久津ったら、もう!)
そして矢射子は衣服を纏い、手と顔を洗いに洗面所に行った。幸せな気分で御機嫌だった。


半刻後、宏海はズボンの中の惨状に「うわっ!?中学生かよ…」と一人突っ込みを入れる羽目になる。
(終)
564名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 11:19:37 ID:xoyVIOFD
駄文献上。やっぱり矢射子→宏海はいいの〜。
他のSS職人さんの降臨もお待ちしてまあす!
565名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 12:02:43 ID:Nf7+T597
おお〜GJ!確かに、あの場面は色々想像しちゃいますねー。
566名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 12:50:34 ID:NHqFtZYQ
>>560-
ドキドキ&大胆な矢射子GJ!最後のツッコミまでナイスw
567名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 21:17:05 ID:w/3JtaeL
泣きそうな程感激したのかw積極的な矢射子もいいねーGJ!
フュージョンの回はほんとにいいネタを恵んでくれたよあもたん

エロパロ絵板にもセクシー矢射子姉ちゃん来たし、最近フィーバーだな
568名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 06:47:13 ID:zjiW61t1
うおおお宏海矢射子SSキタ-(*´д`)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
矢射子かわいいよ矢射子( ;´д`)ハァハァ
>>560-神GJ!!!!!1!11
569名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 13:31:27 ID:iDWleu3b
いっぺん綾X太蔵考えたんだが、
8割5分は悠が喜びそうな内容になってしまった・・・。
570名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 16:45:24 ID:8nVNONN+
>569
それはそれで見てみたい
571名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 20:08:38 ID:Lr4WllFi
ちょ、悠とあいすがコスプレ喫茶で大変な事になってますよ皆さん>絵板

>>569
気になる
572名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 20:32:47 ID:BS6NzJiK
>>571
見てきた。アレはイイな。

>>569

見たい、見たい。
非常に見たい。
573名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 20:54:02 ID:iDWleu3b
いいのか?
俺はエロパロなんて初めて書くんだけど。
糞話かもしれんよ?
574名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 21:16:27 ID:BS6NzJiK
>>573 BL系という事かな?
ならば、BLスレのが的確かもしれん。

575名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 00:08:41 ID:HO7g3EEr
>>573
全然いい!

最近は太臓にも萌えてきて
太臓×伊舞
太臓×まわる
太臓×温子
太臓×紋
が気になってきている
576名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 10:05:16 ID:RrxLyyxK
>>573
だったらここで処女作書いてみないか?
577573:2006/06/06(火) 18:20:40 ID:HKPkoNCr
じゃあ書くぞ?

(ヘイ!そこのお嬢さんたち!俺と甘い夜をすごさないかい?)
(ふざけんじゃないわよエロ王子!)
(キモいから寄るな!)
ボコッ!
(流石は王子だ・・・。)
(うえーん!!またダメだった!!!)
(よかったじゃないですか王子。それはつまりまたナンパできるということじゃないですか。)
(あ、そうか!なーんだ!)
だが間界では全然もてなかった・・・・・・・・。
(うおーーー!!お前ら全員俺と突き合えー!!)
(ふざけんなエロオニギリ!!)
(あんたと同じ空気すら吸うのもいや!)
(この世から消えな!)
ドタバタボコドカ・・・。
(今日もいい絵が取れたぞ・・・。)
(悠ーーー!なんか間界よかレベル高くね?)
(そのぶん得るものもすごいですよ。あきらめるべきじゃないですね。)
(そうだな!よっしゃ!次行くぞ!)
実界でもなかなかうまくいかなかった・・・。
愛なんてなくていいのに。ちょっと一夜ともにしてくれりゃいいのに。
わかってるんだ。自分がキモいことぐらい。
誰も心から好きといってくれることなんてありえないことぐらいわかってる。
そうだと思ってたのに・・・。
太蔵(まったくなにすんだよ・・・。)
紋(ごめん・・・。でも、太蔵くんの制服姿があまりにもかわいくて・・・。)
太蔵(あーはいはい・・・・・・って絵ええええええええええエーーーーーーーーーーー!!!!!)
宏海(中身がいっぱい飛び出したぁーーー!!!)
温子(スタンドも月にぶっとぶ衝撃!?)
太蔵(ま、マジで!?罰ゲームとかじゃなくて?)
紋(・・・・うん。)
太蔵(・・・い・・・い・・・)
「いやったあ!!!!!!ってあれ?」
夜中。
「う〜ん・・・。何事ですか王子・・・。」
「い、いや。なんでもない。」
「まったく・・・。(いくらおもしろいからって眠りを妨げるなよ・・・。
明日はどんな罠を張ろうか・・・。)」



太蔵「で、夢精してたのは言うまでもない。」
宏海「あの日の再現で!?」
578バニー宏海に突かれたい:2006/06/07(水) 09:56:17 ID:hX5viwRZ
579名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 22:25:59 ID:klmDBE5p
>>577
セリフだけなんで、いまいち情景がわからなかったが、
チャレンジ精神にGJ




最新巻どころか、1、2巻も売ってない…
何?皆最近の矢射子の萌えっぷりにやられちゃったの?これは売り切れなんだよね?(涙)
580素晴らしき眼X操奴1:2006/06/08(木) 00:46:36 ID:t9xo8mGg
書いてみる、多分更新は遅いができるだけ頑張ります

―――――

――

頭が重い・・・

いや、体中が重い・・・この感覚は、そうだ・・・アレをした次の朝はこうなるんだっけ
「う〜ん」
俺はまるで鉛のような体をゆっくりと起こす、時間は・・・まだ五時じゃねーか
二度寝でもするか、そんな考えが浮かんだが俺には先に確認することがあった
(誰とやったんだ?)
太臓達と出会ってからコッチのことはからっきしだ、一体誰と?
相手には悪いがまるで覚えていない、部屋は俺の部屋だ、普段と変わりはない
「ん?」
布団が動いた、そういえば不自然な盛り上がり方をしている
「一体だ・・」
布団を捲るとそこには全裸でスヤスヤと寝息を立てる佐渡あいすがいた
「佐渡・・・」
なぜか俺は落ち着いていた、あの佐渡あいすが俺との情事の相手だってのに
(俺はなんでこんな落ち着いてるんだ?)
自分でも不思議だった、だが俺の不思議な行動は続く
俺は自分のソレが朝立ちしているのを確認すると佐渡の腰を掴んだ
(オイオイ・・・まさか)
俺の体は突然の如く佐渡に挿入した
「!!!?」
同時に佐渡が目を覚ます
「よぅ、佐渡」
「こ・・宏海・・」
佐渡の顔は恐怖に満ちていた、よく見たら顔に涙の跡がついている
581素晴らしき眼X操奴2:2006/06/08(木) 00:48:16 ID:t9xo8mGg

何か恐ろしい事でもあったのだろうか、佐渡にしては珍しい
「もう・・・やめて・・お願い・・・」
あの佐渡が俺に涙ながらに訴え掛ける
「どうしたんだ一体?」
「ひぐっ!?・・・あっ・・ぁぁあ・・・」
言葉とは裏腹に体は腰は動きだしてした

何があった?、なんで俺ん家にいるんだ?そんな質問を投げ掛けながら
腰の動きは速くなる一方で佐渡は涙と涎で顔をぐちゃぐちゃにしながら声にならない声であえいでいた
「出るぞ・・」
「ひぐっ!・・・あぅぅ・・・うぐぅ・・・」
びくびくと痙攣しながら脱力する佐渡を俺は何事もなかったかのように見つめていた
「二度寝するか・・・」
俺はそのまま眠りについた・・・

起きると隣に佐渡はいなかった
(夢か・・にしてはかなりリアルな夢だったな・・)
実際の佐渡のキャラからすればあんな事態は起こり得ないわけだし夢なのは当然だ
「やべぇ!!」
時計を見ると遅刻ギリギリなことに気付く、変な夢のせいだ!クソ!

当たり前だが学校にいる佐渡はいつもの佐渡だった
「何見てるの?」
「いや」
目があっただけで凍らされそうな勢いだ、なんで俺はあんな夢を、しかも相手が佐渡だなんて
(疲れてるのか?・・心当たりが多すぎる・・・)

続く
582名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 02:47:38 ID:u/fnzSzY
wktk
583紋×太臓:2006/06/08(木) 20:46:57 ID:E7ylwStn
紋と太臓で書いてみた、むずすぎるお、チャレンジャー537の心意気に乾杯
次の小説来るまでのお茶受けにどうぞ
全部で4レス、タイトル兼NGワードは doll で
584紋×太臓:2006/06/08(木) 20:47:35 ID:E7ylwStn
「というわけで、呪いの藁人形を作ってみました」
「”みました”じゃねえだろ」

休み時間、2-B前廊下。教室内で自前の枕に突っ伏して盛大に寝ている太臓を尻目に、
男二人が会話にもならない会話を繰り広げている。

「つーかそれ、太臓そのものじゃねーか!!ワラどこだよ!?」

悠の右手には、全長5〜6センチ程の「太臓そっくりな人形」が握られていた。
三角頭に、小さな胴体。頬の窪みまで再現されたその表情は、なかなかに愛嬌がある。

「外観は円に作らせた。どうだ、良くできているだろう」
「いや、確かにそっくりだけどよ・・・」
「藁はこの内部に埋め込まれていてな」

言いながら、ずいと宏海の目の前に人形を近づけた。

「草木も眠る丑三つ時にありったけの念を込めて攻撃すると、絶大なる痛みを相手に与えられると言う」
「シャレになんね―――――!!流石にマズいんじゃねえのか、それ!!」
「不死の間界人、そのトップに立つ王子だぞ?そう易々と消滅させられる程、ヤワに出来ていない。馬鹿にするな」

説明を聞いて血相を変えた宏海だったが、悠は悪びれた風もなくきっぱりと言いきった。

―――――ああ、ろくでも無い事がまた起きる。
どこか嬉々とした声音で語るナーガの少年を横目にして、宏海は頭を抱えたのであった。
何も知らずに幸せそうな寝言を言う太臓に、珍しく同情の念を抱きながら。


「え・・・これを私に?」
「造形が簡単だからと言ってな、谷が人形の試作品として作った物だ。余ったのでな、一つやろうかと」
「貰ってもいいの?本当に?…………ありがとう、とっても素敵ね!」
宝塚の方ですか、と思わず尋ねたくなる様な雰囲気を持つクラスメイト、その凛とした表情が
一瞬にしてぱああ、と明るくなる。
「服もあるぞ。三つ編みバージョン、ブリーチバージョン、女学院バージョン、姫バージョン……」
「全部女装なの!?可愛いからいいけど…!」
付近の生徒が理解出来ないといった表情で悠と紋を見たが、2人は一向にお構い無しだ。

悠は小さな太臓を、彼女の机にぽんと置いて差し出した。
「好きにするといい。じゃあな」
既に紋の身体から危ないフェロモンが出ているのを感じ取り、そそくさと退避する。

「さて…後は運任せだな」
きゃあきゃあ言いながら帰って行く紋を表情の読めない眼で見送りながら、呟いた。
585紋×太臓:2006/06/08(木) 20:48:19 ID:E7ylwStn
―深夜午前、2時半。紋は人形をうっとりと眺めていた。
ミニチュア太臓は美術教師が作っただけあって、非常に精巧に出来ている。
滑らかでさらさらの、セミマットな肌の質感。ちょこちょこと今にも歩き出しそうな小さな手足。
鳶色のくりっとした目は綺麗に光を反射し、恍惚とした紋の表情を映していた。

――――――――かーわーあいいいいっ!!!
うっかり目が眩みそうになる。ああ、貰っておいて良かった。
「百手君、本当に可愛い…そうだ、折角貰った他の洋服も着せてみようかしら!きっともっと可愛いわ!」
もう一度見たいと思っていたビューナス女学院のミニチュア制服を取り出して並べ、
うきうきと赤いパーカーを何も考えずに引っ張り……はた、と我に返った。

今自分が遊んでいるのは、同じクラスの男の子の形をした人形。
今自分がやろうとしていたのはつまり、その男の子の服を、上も下も全部、
――――――――……わ、私ってばっ、何考えてるのかしら!

さっきまで着せ替え人形のマスコットの様に扱っていたというのに、何だか妙な気分になってしまって
落ち着かない。…落ち着かないのだが、どうしても制服を着せたかったのと、唐突に湧いた別の好奇心で、
人形が身に付けていた衣服を全て剥ぎ取ってしまった。

無造作に手の中に収まった人形にはささやかながら…男子であることの証明まで付けられていた。
作りが異様に細かかったので、ぱっと見た時からもしかしたらと思ったのだが、その予想は見事に的中するl。
それは人間ならキューピーや小便小僧の亜種みたいなものだと思うくらいの、
到底性的な物とはかけ離れた印象を与える筈のデザインなのだけれども。

――――――――な、何なの…この無駄に凝ったディテールは!?
顔を真っ赤にし、真夜中にひとしきり騒いで、一瞬の逡巡の後。

「……………ごめんなさい。だって可愛いんだもの」
躊躇いがちに、細い右手の指を人形の「それ」に触れさせた。
そしてもう片方の手は、自分のパジャマのズボンの内側に。

――――――――はっ………んん、あ…………っう……………!
下着の上から指でぐっと押し、軽く挟む様にして前後に擦り上げると、じんじんとした疼きが身体を駆け巡る。
左手には一糸纏わぬ姿の人形。その脚の間をそろそろと往復する様に指で撫でると、
いけない事をしているという妙な背徳感が後押しして、紋の脚の間も一層濡れた。
「あ………何、やってるの、かしら……………ふっ」
いつしか、下着の上から擦っていた指を中に入れ、熱い吐息と連動する様に指で浅い所を掻き回していた。
最早何に興奮しているのか良く分からないが、一度火照ってしまった手前、中途半端に止めるのももどかしい。
愛らしい、小さな私の王子様。人形を布団の中に引き込んで、その頬を軽く舌でなぞる。
きゅっ、と片手で握りしめて、突き出したソレを薬指でをとんとんと叩いてみた。
「っ……………ん……………止まんな、い………………!」
頭から布団を被った真っ暗闇の中で、いたずらなお人形遊びは続く。
586紋×太臓:2006/06/08(木) 20:48:52 ID:E7ylwStn
―その一方、猫耳アパートの一室にて。
背中があったかい。なんか、ぬるま湯に浸かった様な心地がする。
甘い匂いがほのかに鼻をくすぐって、とても心地が良いと思っていた刹那、
痺れる様な刺激が下肢に走った。ゆるゆると当たる、人肌の感触。
やっべえぇぇ!!なによこのきもちいいの!!何か女の子に膝とか腿とか当てられて焦らされてる感じ?
そんな経験無いけどきっとこれそんな感じだよな?

誰が自分にそうしているのかは全く分からない。視界も霞がかっていて
機能しないのだが、身体のあちこちに当たる柔らかい感触や花にも似た香りから、
美しい女性のイメージが直ぐさま形作られる。
―――――――イヤーンちょっとそんなに弾かないでー!!あっでもやめちゃ駄目ー!!
ぎゃーぎゃー言いながらも、彼は今正に幸せを感じていた。
只一つ惜しむらくは、自分の身体が全く動かない事だ。動けたのなら、速攻で胸に飛び込みたい所なのだが。
身体の自由がきかないまま、唐突にぬるりと左頬を這った謎の物体にびくりとする。
―――――――ちょっ、何コレ、触手プレイ?緊縛&触手プレイなの?うおおお大胆!!
誰だ、オレの女神、エロの女神様は!これはもう目と目で通じ合うしか!念じろ、オレ!!
テンションゲージは、最早MAX寸前だった。

…と、突然、興奮していくのと比例する様に、視界がクリアになっていく。
―――――――アレ?なんかちょっとさっきと雰囲気変わった様な?いい匂いもしないし、
背中があったかくもない。まあいっか、もう少しで女神と…!

ご対面まで、あと5秒、4秒、3秒、2秒、1秒――――――――――――――――――


「ぎいやあああああ!!悠!!悠!!助けてェーーー!」
「どうしました王子!!サボテンダーみたいな顔になってますよ!!」
「ねっ、猫ドラが!!猫ドラがオレのジュニアに…にゃんにゃんして!!じゃれ付いてッ…!!
…あああああああああああああああ!!」

「落ち着いて下さい王子。ちゃんと目が覚めましたか?安心して下さい、この部屋に
私が来た時には王子だけしか居ませんでした。召還もしていません。王子は夢を見ていたんですよ」


「…………あ……………………………ゆめ?」
「はい」

こくり。



「…………………っ、うわあああああああん!!怖かった、怖かったよ―――――!!」
一瞬の沈黙の後、安堵感から赤ん坊の様に泣き出した太臓、それをなだめる悠。
[マジメな委員長がこんな大胆な事を…]号室の夜は、こうして更けて行くのであった。
587紋×太臓:2006/06/08(木) 20:49:38 ID:E7ylwStn
「つーわけでさ、昨日の夜は大変だったんだぜ?折角の淫夢も台無し!もーオレトラウマよ」
「至って元気そうじゃねーか」
「いや、だってよ!?最初とかホントリアルだったんだって!!マジに!!金メダル級に超気持ちいー」
「聞きたくねえよ!微妙な古さの流行語も聞きたくねえ!」

「ああっ………あのいー匂いの美女はどなた!?夢にまで出てくるなんて、
よっぽどオレの事が好きなんだな!さー恥ずかしがらずに出ておいで!!」
「王子、意外と身近な人物かも知れませんよ」
「プホー!マージマジマジーロ!?まーじで!?……温子かな?まわるかな?………や、やっぱ紋かな!?
やっべーやっぱり次世代のもて王はオレじゃね!?」
「おい悠…いい加減、少しは現実を見せてやれよ」

「何を言う、宏海。真実を言ったまでだ」
「いやお前こそ、何を言う」

昼休みの屋上、いつもと変わらぬハイテンションな声が響き渡る。
へにゃりとした笑顔で宏海に語るその姿からは、早朝の凹み具合など全く感じ取れない。
嫌な事は忘れる、都合の良い事だけを記憶する王子。やはり、早く止めに行き過ぎたか。

―――――しかし、紋は実に良い働きをした。珍しい実界人だと感心する。

念を込めて触れた人形を通して、実体に感覚が伝わる。

呪いと書いて「まじない」とも言う様に、占いやおまじないは、恋愛の定番アイテムだ。人間の思念は、何も怨みだけではない。
距離の遠さから”眼通”でも鮮明には見えなかったが、人形相手に相当な事をやってのけたようで。
王子も予想を超えて興奮していた様なので、面白く無――仕方無く、”千の目”でテンションを下げた。
腐ってもプラチナクラスの間界人、うっかりハイパーテンションモードでの誤召還でも起きれば、
流石に事態を収められるかどうか予測がつかない。

そう考えて相当な悪夢を割り込ませた筈なのだが、流石は王子だ。へこたれない。


「呪いの人形、矢射子かあいすあたりに渡したらどうなっただろうな」
「受け取る前に粉砕だと思うけどな。釘刺すまでもなく死ぬだろ」
「ふむ、それもそうか」
そう言ってフェンス越しに悠が見下ろしたのは、数人の女生徒に囲まれている紋の姿。


まあ、仕方無い。たまにはいいだろう。

――――――――――――――――――――――よっしゃあああ!!!THE ENDォォ!!!



終わり。これは無理だ……設定も状況もあんま深く考えず、さらっと読んで頂ければ嬉しいよ
588名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 21:42:00 ID:5mQF44OS
>>doll氏

GJ 猫ドラで大爆笑。 
しかしよく考えた設定だなー、そこに感心したよ。
589名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 22:48:12 ID:PYIyj8Pt
GJ!! 大爆笑したw
設定上手すぎ。悠恐ええよ。太臓かわいいよ。 
590573:2006/06/08(木) 23:28:45 ID:6NFU3g/4
またせたな。


宏海「ったく・・・・。おまえにしてはシリアスだと思ってたら
   ラストがしまらないな。」
悠「なにを言う。それが王子のいいところじゃないか。」
宏海(おまえにとってだろ?)
太蔵「あれ以来本当におかしいんだ。なんというか・・・ムラムラがとまらないというか・・・。」
宏海「それは元々だろ?」
太蔵「全然!最近は前とは全然違うんだ!例えば・・・。」
あいす「なに男3人でむさくるしい話を・・・。」
氷の微笑女・あいすがあらわれた次の瞬間。
太蔵「ライト・アクセル!」
光の速さで太蔵が翔る。
宏海「な!全くモーションが・・・。」
あいす「フリーズクラッカー。」
さらに0・5秒後、太極拳の要領で投げ飛ばされながら、凍った太蔵が飛んでくる。
あいす「ったく。だんだんタチ悪くなってくるわね。」
悠「すごい・・・。千の目をもってしてもあまり見切れなかった・・・。
  これが王子の新たな力か・・・。」
宏海「メリットのかけらも感じられないな・・・。」
太蔵「あー!それもこれも全てはあの時紋が・・・。」
宏海「お、張本人がおでましだぜ。」
女子ども「紋さま!私の水筒を飲んでください!」
    「いや!わたしも紋さまのためなら命すら惜しくありません!
     私ののどなどかまわず飲んでください!」
    「私なんか水筒だけじゃなく体中の水分を差し出しても
     かまいません!」
    「私だって!」
    「私も!」
    「アヤさまー!どうか私の水筒をー!」
    「アヤさまー!」「アヤさまー!」
紋「み、みんな・・・。私はちゃんと水筒もってきてるから大丈夫だよ・・・。」
宏海「流石はもて四天王最後の一人、笛吹 紋といったとこか。」
悠「そろそろ王子が口付き水筒を狙って動くころだ。」
太蔵「ライト・アクセル!」
宏海「やっぱりな!」
悠「・・!いや!違う!」
591573:2006/06/09(金) 00:32:50 ID:aX3+nhlQ
技名はテキトーに考えました。
エロ要素はまだまだ後。

太蔵が光の速さで翔る。
たった一つの目標をめがけて。
悠「王子は紋しか狙ってない。」
宏海「まさか・・・。あのエロに関しては欲張りな太蔵が・・・。」
悠「おかしい。あれはケーキを食べる時イチゴを最後までとっといて、
  おまけにイチゴを食べる時はエロくじわじわと食べたりなんかして、
  あまりにエロくてエロガードの奴にエロ判定されて襲われていたいつもの王子の動きじゃない!」
宏海「それはスゴイ!ある意味。」
一方時がゆっくり流れているようなこの空間の別の場所で、
太蔵「俺は迷わない!紋に「オレ」というなの一品料理をご馳走する!」
紋「た、太蔵くんが迷いのない目でこっちに向かってきてる・・・。なんかステキ・・・。
  心臓が高鳴ってきた・・・。」
モワモワモワ・・・。
女子A「貴様のような下賎の者が紋さまに近づくなど・・・。

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!」
温子「WREEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!」
宏海「喰い付いた!」
温子「紋ちゃんってやっぱりスタンド使いだったのか・・・。」
宏海「あれ生身の人間だから。」
太蔵「グ・・・・ググ・・・。」
宏海「奴は不死身か・・・。」
太蔵「貴様ら・・・・・。よくもよくもよくもぉ!!!!!」
悠「いかん!眼X躁奴!」
太蔵「な、なんだお前たち!いったい何を・・・。うわっ!やめて!
   ぎゅうぎゅう詰めにしないでぇ!!!!」
悠「あぶなかった・・・。」
宏海「え?危なかったのか?」
悠「ああ。あれはいつもの王子じゃない。Mなはずの王子が女子に殴られてるのに感情が
  性的興奮ではなく怒りに染まっていた。このままだと怒りでハイパーテンションになって、
  ドキ高は滅んでいた。」
宏海「まじか・・・。」
普段の太蔵からそれほどの力を感じてなかった宏海は改めて太蔵の恐ろしさをしったようだった。
悠「まあ、王子の召喚獣におしくらまんじゅうされる幻覚を見せたからもう大丈夫だろう。」
宏海「ああ・・・。それはそうとうだな・・・。」
太蔵の召喚獣はドライマンブラザーズといい、ろくなのがいないからだ。
宏海「とにかく授業が始まるぞ。」
女子B「ほんと太蔵って最低よね。」
女子C「紋さまのために要塞でも立てようかしら。」
悠「その話、詳しく聞かせてくれ。」
女子「え?」
悠「ふふふ・・・。面白いことになってきた。やってやるか。史上最大の釣りってやつを。」
今、かつてない戦いが始まろうとしていた。

ひとまず続く。
592名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 15:15:01 ID:Zec6Ps5R
イイヨイイヨー
職人さん求む!個人的には温子ちゃんや円先生なんかも…
593名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 16:29:15 ID:/FPb3fZE
来週は本編で悶えますよ。キジ×吉下好きには。
594名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 03:27:43 ID:aZG8tEPK
こんな時間だけど、悠×あいす職人です。
絵板のあのエロい素晴らしい絵に萌えたので、今は書いているところ。
もう眠くなってきたので、投下は明日にします。
595学園祭の隙間:2006/06/11(日) 12:32:12 ID:aZG8tEPK
学園祭の最中は誰もが気を張っていて、普段の日常とは異なる状況をそれぞれに楽しん
でいた。
だからこそ、意外と不届きな考えを起こす連中にとっては、その非日常性が程良いエアポ
ケットになってくれる。
わずかな時間、そこからいなくなったところで誰も気に留めることはない。不思議とそうな
っているようだ。

「こんな時にしたくなるなんて、大概いい心掛けだこと」
「何だ、うるさい奴め」
憎まれ口を利くあいすの薄い耳を、悠は強めに後ろから噛む。力の加減というものを心得
きっているのか、一番激しく性感を刺激する強さだ。
堪らない。
「あうっ」
「声を出したら、気付かれるぞ」
「…それなら、あんただって同じよ」
「黙れ」
悠は女生徒の姿をしていた。そんな格好で突然その気になられても困る。軽いエスケイプ
を持ちかけられた時にそう言ったのに、どうしてうかうかと言葉に乗ったのだろう。あいすは
意外と薄弱な自らの意思を呪った。
ナース服のボタンは全部外されている。男の手には難しい筈のブラのホックも難なく外さ
れた後はもう、背後から回された手で思う存分撫で回され放題をされている。
信じられない話だ。
周囲からは楽しそうな生徒たちの声が聞こえてくるというのに、二人で空き教室に篭ってこ
んなことをしているなんて。
「…いいから早く終わってよ」
投げやりに言葉を吐いたあいすの乳房がぐいっと掴まれた。
596学園祭の隙間:2006/06/11(日) 12:33:00 ID:aZG8tEPK
「いたっ」
「無駄口は聞くな、いいな」
あくまでも短時間で効率良く快感を搾り取るつもりなのか、今日の悠にはいつも以上に容
赦がない。
何の前触れもなく最初に脱がされたショーツが教室の隅に落ちている。
無防備になったそこに忍び入る指が、淫らに蠢いていた。奥に入るでもなく、ただ焦らすよ
うに感じる部分をいじるだけだ。そんな意地悪い遣り方が最も感じてしまうことも、きっと知
っているだろう。
あまりにも狡猾な手口に、さしものあいすも音を上げる寸前にまで簡単に追い詰められて
いた。学園祭の最中ということも多分に影響しているに違いない。決して声が漏れてはい
けない、誰かに見られでもしたらこれまでのことが全部水の泡だ。そんな気持ちも更にブロ
ックをかけている。
もはや、あいすに有利な状況など微塵も残されてはいなかった。
「あいす」
殊更ゆっくりと、囁くような声があいすの耳を残酷に引っ掻いた。
「まだ触っているだけなのに、もう濡れてるぞ」
「う、ぅ…だから何?」
「淫乱女」
波のない声が嘲笑のように耳元で弾けた。
「あ、あ…心外ね、そんな言い方」
「本当のことだろう」
声こそは静かな癖に、指だけは執拗に蠢いてそこからねっとりとした愛液を湧き上がら
せ、あいすを淫らに変貌させていく。どっちにしろ、一応のけりがつくまではここから出ら
れないのだ。
「くっ、あんたって…最低」
こんなところにいたい訳ではないのに、気持ちがいい。
悔し紛れに吐き捨てた言葉が空しくぽろぽろと床に零れていった。
597学園祭の隙間:2006/06/11(日) 12:33:45 ID:aZG8tEPK
「…ぅあっ、ダメ、もっとゆっくりして…」
床に這いつくばる体勢にされたあいすは、さして慣らされもしないそこに無理やり突き入
れられた灼熱の肉棒の勢いに、堪えきれずに苦しい悲鳴を上げた。
腰だけを高く上げさせられているだけでも屈辱なのに、何だか物足りないとの悠の酷薄
な一言によって、それまで無事だった後ろの穴には近くに転がっていたマジックのボディ
の先が突っ込まれている。
本当は痛い筈なのに、どうしてなのかそれもまた感じてしまっている。
「あひっ、動かさないで、おかしく、なるからっ…」
「うるさい、声が漏れてもいいのか」
「ぅ、ぅ…」
容赦なく腰を 使いながら、時々突き立てたマジックを動かして後ろも刺激してくるのが堪
らない。こんなことは何も知らなかったのに、どんどん予期しない方へと開発されていくの
を感じて恐怖に身震いをした。
このままでは、どうなってしまうか分からない。
なのに、そんな戦慄すら今は全て快感にすり替わってしまっている。
「あ、あんっ、いゃああんっ…」
極限まで極まっていることを表すように、結合部からは抜き差しされる度に熱い愛液がた
らたらと漏れ出ていた。わずかなプライドが残っているのか、形だけ逃れようとしているよ
うに床を引っ掻く爪の先が空しく上滑りしていく。
「あ、悠、私、わた、しっ…」
既に呂律も回らなくなっていた。叩き壊すほどに激しく腰を打ちつけられ、ほんのりと染ま
った乳房を揉まれて、あいすはもう正気ではなくなっていた。
「さあ、懇願してみろ。『お願いです』とな」
無理に顎を掴まれて、合わされた唇の間から傲慢な舌が入り込んできて乾きかけている
口腔内を存分に犯していく。
選択はひとつしかなかった。
「…お、お願いします…早く、早く良くしてっ…!」
激しく全身を震わせながら、出口のない灼熱を体に溜め込んだままであいすはやっとの
こと、というように言葉を返す。
「よし、いいだろう」
わずかに残った理性が、その言葉だけを知覚した。
そして、後は何も分からなくなる。
598学園祭の隙間:2006/06/11(日) 12:34:23 ID:aZG8tEPK
外の楽しそうな喧騒は相変わらず続いていた。
目覚めてからしばらくは、さすがにあいすもぼんやりしていた。こんな日に犯されるとは
思ってもいなかったし、経験していなかったことを強制もされた。
ただ、もうここにはいないと思っていた悠が、相変わらずつまらなそうに床に座って様子
を伺っていたことには少し驚いている。
「…さっさと出て行ったと思ったわ」
がんがん痛む頭を抱えながら、起き上がるあいすを少年は無表情に眺めるだけだ。
「戻ったところで王子のお守りだ。暇潰しならいいが、尻拭いは正直御免こうむる。なら
ばこうしていた方が少しはましだ」
情などかけて欲しいとは思わないが、やはり呆気ないほどに気のない言葉だ。まあ、そ
れが自分たちの関係には一番似合っていると、あいすは少しだけ心が明るくなった。
重荷になる心など少しもいらない。
「…さあ、戻るわよ」
乱れた髪を何とか撫でつけて元通りにすると、ここであったことなど全部忘れたような顔
で立ち上がった。まだ、今日はやらなければいけないことが山ほどある。
「私は行くけど」
「それでは俺も行こうか」
当たり前のように、悠も立ち上がった。
あれから、それほど時間は経っていないようだった。



終わり
599名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 12:37:42 ID:aZG8tEPK
やっと終わった。
絵板での、あの絵がなかったら書けなかったよ。
600 ◆elM7etVVV6 :2006/06/11(日) 15:08:36 ID:vhfxKFH4
倉庫番です。毎度作業が遅くて申し訳ない
545氏のイラストと、悠×あいす職人さんの新作保管してきました。
目を離した隙にSSがどっさり!
有無を言わせず保管したいところですが確認を

>>560氏 >>573氏 >>584doll氏
投下乙です!堪能させていただきました
まとめサイトに入れても良いという方はいらっしゃいますか?

>>580
続きを全裸で待ってます。
完成したら保管させていただいてもいいでしょうか

悠×あいす職人さんも相変わらずG(OD)J!
悠の鬼畜ぶりにますます拍車がかかってますね。
601560:2006/06/11(日) 15:39:47 ID:5lYHDOZW
いいですよ。まとめサイトへのわかりやすいリンクも貼って欲しいです。
602悠×あいす職人:2006/06/11(日) 21:27:55 ID:aZG8tEPK
うわ、倉庫番様激乙です。
早速のまとめサイト収録ありがとうございました。

最近ハマったエロアニメであいすに似たキャラが二穴責めされてたから、
ついあんなものに。
603名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 21:30:18 ID:aZG8tEPK
ついでに、まとめサイトへのリンク貼り逃げ。

ttp://moteking2h.web.fc2.com/index.html
604名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 10:14:26 ID:P24MXk+/
悠×あいす職人さん GJ!!
板絵と合わせると破壊力凄すぎデス(*´Д`)

>>600倉庫番さん お疲れ様です。いつもありがとうございます。
ちょっと要望なんですが、連絡系は感想等の書き込みが
一通り終った後の方がよくないですか?
レスとか流れそうで書き込みしてもいいのかちょっと迷ったもので。
605573:2006/06/12(月) 10:21:47 ID:CWtMiDEs
続き

悠「建設完了。次の作戦にとりかかるか・・・。」
ナーガ族の少年悠は、久々に楽しそうにしていた。
(顔がいつも同じなのでわかりにくいが。)
悠「さて、後は荷物を取って王子にこの手紙を渡すだけだ。」
早くも到着。
悠は自分と太蔵の部屋に向かう。
悠「よし着いたぞ。あとは・・・。」
翠「これは貰っていくわ!」
太蔵「代金を置いていけ!」
悠「おもしろそうセンサーが過剰反応!見てみよう!」
みてみると、そこには自分のおっかけ翠と太蔵がなんか争っていた。
太蔵「持っていくならおまえのパンツでもおいていけよ!脱ぎたてを。」
翠「ざけんなやニギリメシ!オク・ドゥー・ヴァース!」
太蔵「しょ、触手!?やめてぇ!ヌメっとするぅ!!
およめにいけなーい!!!!」
悠(そろそろ出てくるな。)
ガチャ!
出てきたのは翠だった。手になにかを持っているようだ。
翠「あ、あら悠さま!帰ってきてたんですか?」
悠「忙しいので退いてもらいたいんだが。」
翠「え、ええ!ハッ!勘違いしないでください!
今日は作戦がないのでおとなしく立ち去るワケじゃない!」
精子(本当にそうなら言うなよタマ・・・。
ツンデレの使い方間違ってるタマ・・・。)
翠「ではそろそろ・・・。」
太蔵「待てぇ!!!このエロ魔女!!!」
悠「眼X躁奴。」
太蔵「ド、ドライマン?猫ドラ君?お、おまえら何する気だ?
ち、近かないで!その余裕さがなんか怖い!
なんでにじりよってくるの!?」
翠「ハッ!さらばだ明智くん!」
翠逃走。
太蔵「な、なにすんのドライマン!なんで羽交い絞めしてんの?
猫ドラ君は何する気だよ!ま、待て!にじり寄ってくるな!
やめろ!本当におヨメいけなくなるから!や、や、やめてぇーーーーー!!!」
悠「何やってんですか王子。」
太蔵「悠!ドライマンたちが!」
悠「ドライマンなんて呼んでないでしょう。夢ですよ。
それより王子あてに手紙が来てます。」
太蔵「ラブレター!?だ、誰から?
誰のラブコール!?」
悠「挑戦状ですね。」
太蔵「ハァ!?」

まだ続く。
606名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 19:26:23 ID:TTlUolFx
595>>
うおお、相変わらずのGJ!!小柄なナース少女と女装の似合う男の子なんてちまくて可愛いはずなのに、
この2人だとやってる事は容赦ないぜ!!確かに絵板とのコンボが強力だ、驚いた

600>>
どうかね、管理人さんも現実生活で忙しいみたいだ、好きな時間に書き込め無いのかも知れないぞ。
確かに、SS→感想→連絡とか雑談→SSの流れは一番綺麗だと俺も思ってるけどな

573>>
乙 しかし台詞の前にキャラの名前を書いて状況描写を省くと、ゲームの画面みたいになってしまうので、
地の文を増やした方がいいかも。セリフ回しや会話は面白い、ガンバレ
607名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 19:35:24 ID:TTlUolFx
アンカ付け方間違えた!ゴメソ
608573:2006/06/12(月) 21:17:59 ID:CWtMiDEs
>>606
ゲームみたい?それはこれを見れば理由がわかる。

悠「自分でみてください。あと私は忙しいので関わりませんので。」
太蔵「お、おう。・・・どれどれ?」

百手 太蔵へ
笛吹 紋は預かった。
返してほしかったら同封した地図の場所に4人
くらいつれて来い。
もし来なかったら紋のアソコにアレを即座に入れる。

太蔵「・・・アソコにアレって・・・。
つまりこれ書いた奴のを紋の大事なところに?


うわあああああああああああああ!!!!!!!!!!
させるかあ!!!早く行かなきゃ!
ま、まず何を・・・。アレをナニしてドウすればいいんだぁ!?」
太蔵は事の重大さに混乱する。
太蔵「そ、そうだ!まずは仲間・・・。
悠がだめなら宏海だ!
まずあいすのスカートの中を妄想して・・・。
いでよ!”阿久津宏海”!!」



609573:2006/06/12(月) 21:18:46 ID:CWtMiDEs
一方、
伊舞「お兄ちゃんの家に寄ったの久しぶりだね。」
宏海「あ、ああそうだな。」
宏海は、伊舞と一緒にいた。
宏海「ちょっとトイレに・・・。」
だが用を足した後・・・。
ドッペルゲンガー「阿久津宏海。阿久津宏海。」
宏海「アイツ何の用だ・・・?
・・・いくもんか。」
ドッペルゲンガー「・・・アクツコウミ!アクツコウミ!アクツコウミ!」
宏海「目覚ましみたいに騒ぎ出した!?」
伊舞「一体何の騒ぎ!?」
宏海(や、やばい!伊舞にコイツを見られるわけには・・・!)
「くそ!何の用だ!」
宏海はドッペルゲンガーに飛び込んだ。
伊舞「あれ?お兄ちゃん?」


宏海「で?」
太蔵「だから!宏海の力を借りたいんだよ!」
宏海「そうじゃなくて!そんなうそくさい理由で俺を呼んだのか!?」
太蔵「紋が大変なんだ!早くしないと他の奴に紋のバージンとられちまう!」
宏海「結局それが目的かよ!」
太蔵「それだけじゃない!紋は・・・初めてオレを認めてくれた!
初めてオレに惚れてくれたんだ!こんな奴を助けなくて誰を助ける!?」
宏海「(惚れてるんじゃなくて萌えてるんだけどな。)
まあ確かに心配だ。早く行かないとな。」
太蔵「おお!ありがとう!」

阿久津宏海が仲間になった!!

宏海「な、なんだ今の!?」
太蔵「お前が仲間になったアナウンスだよ!」
宏海「はぁ!?」
太蔵「ふん!なんせエロパロ初の紋X太蔵だぞ!?
ただの紋X太蔵のはずがないだろ?
今回はRPGゲームの世界観で行くぜ!」
宏海「マジかよ・・・。だから573の書き方が
ゲームっぽかったのか!」
太蔵「ちなみにみごとエンディングにたどり着いたら、
やっとオレと紋のHシーンなんだって!
そういうわけで、なんとしてもエンディングまで
いってもらうぞ!!!」
宏海「(史上最大の焦らしだな・・・。
そういや仮にエンディングにたどりついたとして、
太蔵が童貞捨てちまったら問題になっちまうんじゃないか?)」
太蔵「宏海!早く行くぞ!」
宏海「あ、ああ・・・。」

見ている人スイマセン・・・。
610573:2006/06/12(月) 21:45:05 ID:CWtMiDEs
能力

百手太蔵       史上最悪の馬鹿王子
HP458/458
FP144/144
AT   59
DF   48
SP   87
IQ   01
RK(ラック)81

阿久津宏海    唯一”まとも”の赤い悪魔
HP500/500
FP 80/ 80
AT   86
DF   69
SP   49
IQ   110
RK   03

太蔵IQが、
宏海RK低杉・・・。
なお、IQは100が基準。
611573:2006/06/12(月) 21:46:38 ID:CWtMiDEs
あ、宏海がAT抜けてる・・・。

AT   87

これ追加。
612 ◆elM7etVVV6 :2006/06/12(月) 22:02:29 ID:8J1PhsYI
まずは560氏、掲載許可ありがとうございました。
保管させていただきました。

>>604
タイミングを見計らわず書き込みしてしまって申し訳ないorz
確かに感想レスなどついてからにするべきでした

上で書いたスパゲティの国への緊急出張についてですが
6月の27日に出発することに決まりました。
ギリギリまでは自分が倉庫番を、と思っていましたが、
出発までこういう風にしか出てこれなさそうですので、
早めの処置を取るべきかなという気がしてきました。

これ以上書くとレス流しになってしまいますので、ご意見下さる方は、まとめサイト
ttp://moteking2h.web.fc2.com/index.html
の「通常掲示板」に私が立てた記事にレスをお願いいたします。

>>573
ゲーム風とはおもしろいですね
613悠×あいす職人:2006/06/14(水) 02:13:17 ID:hCODDgwy
スパゲティーの国への緊急出張、大変ですね。
いよいよ目前となって、仕度等で何かとお忙しいでしょう。
とりあえず、日頃の感謝の意味を兼ねて、今度の土曜日にでもドカンと一発
エロいのを書こうと計画しています。
普段の悠×あいすに加えて、最近は原作に悠に惚れてる翠というキャラも
出てきたので、何かハード3Pモノが書けそうな気がしてきました。
個人的には、それをもって倉庫番様への敬意の気持ちと代えさせて頂きます。
海外は大変だと思いますが、無事に帰って来て下さいね♪
614名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 20:18:15 ID:qfhmfClg
>>291倉庫番さん
いつもありがとうございます!倉庫の方へメール送らせていただきますた。


しかし、あかん今週笑い過ぎた 吉下カワイス木嶋テラバカスwww
翠も良キャラで好感度更に上がった、翠可愛いよ翠。
つーわけで、悠×あいす職人さんの3人対戦に超期待しつつ自分は木→吉の単発ネタ投下
本誌の台詞も入ってるので今週ジャンプ未読の人は念の為、NGワード「43章」でスルーを推奨。
615木嶋×吉下:2006/06/14(水) 20:26:06 ID:qfhmfClg
「吉下、もう諦めたらどうだ」
顔を真っ赤にして本気で暴れる姿など、こうでもしなければ見られない。
組み伏せた身体は予想以上に甘く柔らかく―そして、どうしようもなく気持ち良い。
感触を楽しむ様に、色づいた肢体をゆるりと揉み撫でる。

「…気持ち悪いから触らないで」
渾身の怒りを込めて見上げてくる瞳すらも情欲を煽る要素にしかならず、
木嶋の唇からはふう、と熱を帯びた吐息がこぼれた。
手の動きにいちいち反応し身体を震わせている奴にそんな事、言われた所でなんの迫力も無い。

半ば引き破った様な女物の制服が、ベッドと持ち主の間に挟まれ皺を作っている。
何度も嫌だと叫んだけれど、一切を聞き入れて貰える事は無く―――
あられもない姿で素肌を晒した彼の幼馴染みが、唇を噛み、屈辱に肩を強ばらせていた。
もう長い事この状況が続いていたのか、口調こそはっきりしているものの、
声音にあまり覇気は感じられない。

「いい加減に放してくれない!?ね、ぇっ……………んっ、やあっ……!」
拒絶の声などお構い無しに、既に濡れた秘所へと手を伸ばした。
制止しようと掴み掛かってきた華奢な手を、逆に掴み返して握り込む。
そのまま彼女自身への花心へと誘導してやろうとすると、あまりの出来事に
耐えられなかったのか、吉下は驚愕の面持ちで弾く様に手を引いた。
無駄な事はしない方がいい、含み笑いの表情だけでそう告げてやり、
何事も無かったかの様に敏感な箇所を擦り上げる。焦らす様に緩く、何度も。
そっと割れ目を開くと、彼女のそこは刺激を待ち望むかの如く震えていた。

「……気持ち悪いってお前な、」
十分すぎる程に潤んだ蜜壷に、長い指は何の抵抗も無く中へと挿入された。
「ふあっ!…………あ、…あ、………っく」
探る様にぐちぐちと掻き回される。深く浅くとリズムを付けて、長い指が抽送を繰り返した。
止めどなく零れていた快楽の蜜を絡め取った手がずい、と目の前に突き出される。

「これでもまだ言うか?」
二ヤつきながら勝ち誇った様に見下ろしてくる男を直視したく無かったのか、
吉下は無言でふいと目線だけを逸らした。当てつけの様にその指を首筋へと撫で付けられて、更に眉を顰める。
どうにもならなかったが、下手に肯定などはするまいと口を引き結んだ。

愛液を肌に塗り込める様に這っていた木嶋の指は滑る様にして徐々に移動し、やがて再びソコへと戻って、
「……………………!!」
息を飲む間も無く2本に増えた指に浸食され、彼女の身体は再び内部から嬲られ始めた。
616木嶋×吉下:2006/06/14(水) 20:26:58 ID:qfhmfClg
「どうなんだよ」
「……はっ、ん…………っう……!」
肯だろうが否だろうが、もう何も言えたものではない。紡ごうとする言葉は全て快感の吐息へと変わるばかりで、
身体の中がじりじりと溶けるような錯覚に陥る。散々弄られたにも関わらず与え続けられる刺激の連続に
全てを奪い取られ、最早耐える体力も気力も残っていなかった。
親指で秘核を軽く押された瞬間に腰が跳ね、彼女はすぐにくたりと弛緩する。

その様子を嬉々として見届けた木嶋は長い指を無造作に引き抜くと、一旦身体を話し、再び体重をかけ直した。
だらしなくも先走りで濡れた己の先端を、同じく潤みを持った彼女の秘部に押し当てて入り口を探る。
ぬるぬると滑る感覚に思考を捕われ、一気に頭に血が上った。
「き……木嶋君、無理!…………そ……もう、無理…………」
「なるほど、もう我慢が出来ないと。では、淫らで可愛い仔猫ちゃん、仰せのままに」
「なあっ!?違っ、逆!やめて!…………い…………っあ、あああッ!!」


―――下腹部に籠った熱が沸騰しそうだった。
一度ぐちゅり、と淫らな音を立てて差し入れたモノを緩慢な動きで引き抜き、
確かめる様に再び貫いてはは小さく動かす。ひくひくと締め付ける内壁に、擦り付ける様にしてかき混ぜる。
脈拍と律動のタイミングを合わせる様に、流れを持って。

「はあっ………!……あ、あっ、んっ…………」
粘膜が擦れる事によって生まれる鈍痛と、それを簡単に上回る快楽が彼女を襲う。
刺激を求める泉の中心は、押し入ってきた熱の塊をぎゅうと包み込んで柔らかに擦り上げた。
断続的に来る熱と重さに翻弄され、苦しいのか、気持ちが良いのか、それすらも判別出来ない。

深く貫いた状態でゆっくりと揺らし、角度を変えてはまた打ちつける。
探る様な、そして抉る様なその動きは、確実に吉下を追い詰めていった。

「…くっ!……………な、気持ちいいん…だろ?」
おぼろげながら、彼女が限界に近い事を感じ取り、
抽送の速度を徐々に上げながらわざと耳元で囁いてやる。
「ちがうっ、ちが―――――……………ぁん!」
必死で首を左右に振りながらも、拠り所の無かった片手がいつの間にか、木嶋の背中に回されていた。

このまま果ててしまうか、そう思った瞬間、
「っ、ね、ぉ願い……っ…………ああ………!」
細く高く、懇願する様な切ない声に―――木嶋はぴたりと動きを停止した。
617木嶋×吉下:2006/06/14(水) 20:29:33 ID:qfhmfClg
「……!?」
拍子抜けした様に男を見上げる表情の中に、焦れた瞳の色を見つけて確信する。
――――――どう見ても、”お願いだから止めて欲しい”奴の反応じゃあない。

「吉下」


「それは、どっちの『お願い』なんだ?」
「…………………」

朦朧とした意識の中から彼女が紡ぎ出した言葉を聞き逃さなかった。
訊かれた問いに答えかねた吉下は、恨みがましく潤んだ目をそのままにして、黙り込む。

今まで散々否定ばかりしていた、つれない幼馴染み。強情な彼女が陥落する瞬間を、沈黙の中でじっと待つ。


暫くして唇から零れたそれは、殆ど涙声だった。

「…………っ早く、楽に……………なりた、い」
「敬語で」
「……………………です」

消え入りそうな語尾を最後まで聞き終わったかと思うと、再び一気に突き上げ、動かした。
焦らされていたのはこちらも同じである。何せ黙っている間も銜え込んだままの密壷は正直で、
刺激を求めて不規則に締め付けて来るのだからたまったものではない。
「やっ、………あ、ああっ………………………いやああぁッ!!」
鈍い水音と共に、痺れる様な快感が身体全体を駆け巡る。
繋がった部分からは二人の混ざった証がつうと肌を伝って滑り落ち、シーツに更なる染みを作った。


「―――で、何だ、お前は三角形フェチか何かか!?そんな奇っ怪な性癖知らなかったぞ!!」
「いやいや何言ってるかさっぱり分からないんだけど!」

しばし脱力し、荒い息を整え、緩慢な動きで結合を解いてそして―――――
絶頂の余韻もそこそこに。組敷いた体勢はそのままで、言葉だけの応酬が再開されたのだった。
かたや熱い炎、かたや冷たい炎。瞳にたたえた温度は違えど、明確な意志の宿った視線が交錯する。

そもそも自分達は、何かと槍玉に挙がるクラス2―B、問題行動を起こす生徒について
談義していて―――そう、最大の目の敵にして嫌悪している”あの”百手太臓を、
事もあろうに擁護する様な発言をしたのだ、この女。

(くそ、どこまでシラを切る気だ…っ)
どこか諦めの混ざった表情の吉下はそれでも、意味が分からないと突っぱねる。
どうしてコイツは、自分の癇に障る様な発言をしてくるのか。
胸が締め付けられる様な痛みと共に、先程とは違う理由で頭に血が上った。
この上無く近距離に居るにも関わらず、何かが遠くてもどかしい。

昔から強烈に親しい仲という訳では無かったけれど、持ち合わせた能力の近さからか、
委員、会員、役員、そういった席では必ずと言って良い程顔を合わせ、行動を共にしていた。
お互いの性質も把握した2人。ぽっと出の奴らなんぞには到底介入出来ない、
強固な繋がりが有る筈だというのに。

(なのに――………………何故、俺じゃ、無いんだよ。)
618木嶋×吉下:2006/06/14(水) 20:30:21 ID:qfhmfClg
「………なあ、吉下」
己のアイデンティティを賭けて、真剣に問う。この俺が、あんなバカより劣っているなど認められない。
―――――――容姿も、頭も、その他どれをとっても、
「俺の方が上だろ?少なくとも、あのオニギリ頭よりはずっと」


「冗談でしょ?」
顔色一つ変えずあっけなく返された答えに、木嶋は真っ白に固まった。
「この状況で良くそんな台詞が言えるわね」


「貴方がやってる事は太臓君以下よ」

ぴしゃり、と。
微かな、しかし会心の冷笑で放たれた一言は、遥か宇宙から隕石を呼び、
恐竜すらも滅ぼす熱波と共に星を吹き飛ばす勢いで胸に突き刺さって――――――




「―――――ぐわああああ何だこの展開!!」

ガコン!と豪快な音を立てて、プラスチック製のフタ付きゴミ箱が揺れる。
時刻は早朝5時も半分回った所。跳ね上がる勢いで身を起こした木嶋が、
握りしめたティッシュを力任せにゴミ箱へと投げつけていた。
しかしろくなカーブを描かず直線的な軌跡を辿ったゴミは結果的に床の上に落ちたのであり、
木嶋は更にイライラしながらゴミ箱に近づくと、欲の残骸を包んだ紙を再度、直に突っ込んだ。

二度寝するには足りず、かといって何もしないで朝を待つのも暇。
そんな半端な時刻に目覚めてしまったので、自らの意志と関係無く元気にしていた己の愚息に
何となく手を伸ばしてみた。この時間でまあその、処理でも、と。
そしてたまたま頭に浮かんだのが、旧知の仲の眼鏡女だっただけ、それだけ、なのだが。
(―――――洒落にもならんわっ!俺の邪念に対する吉下の呪いか!?)

6月、ドキ高も衣替えの季節となり、校内に満ちる色彩は一気に明るさを増した。
ふと隣に座る生徒会会計を見た時に、白いワイシャツの下にうっすら透けて見える
下着の線に目が止まってしまい、ベスト着ろよ、とかあれ吉下こんなに胸あったっけとか
色々考えていた結果の肥大しまくった妄想で、はいすいません俺がわるかった。

どこかで聞きかじったメガネっ娘エロい説を思い出し、一人で盛り上がってみたものの。
彼女をネタに使う事に多少の罪悪感でも働いたのか、気が付けば、
自己満足の為の筈の想像世界は妙な現実感に浸食されていた。

「……………………」
静寂の中、ずーん、と効果音が聞こえてきそうな暗さで夜明けを迎える男子高校生ここに一人。
どこからか微かに聴こえるニワトリの鳴き声がまた、この上なく間抜けで虚脱感を誘う。

(―――………妄想の中ですら勝てんのか俺はァァァーーーーッ!!?)
心の中で大絶叫して、がっくりとシーツの上で手と膝をついた。
619木嶋×吉下:2006/06/14(水) 20:31:13 ID:qfhmfClg
その体勢で硬直したまま30秒程経った頃だろうか、今度は突然はっ、と顔を上げる。
わたわたと周りを見渡すと、目当ての学生鞄は枕元の直ぐそばにあった。
肩にかけるベルトを掴んで引き寄せ、中をごそごそ探って手帳を引っ張り出す。
午後の予定欄に女の子二人の名前を確認して、小さくほくそ笑んだ。
そう、これこそが現実だ。

(放課後に女の子とデートなど、アイツには有り得まい。
 ―――やはり俺様に敵うわけが無いんだよ、百手太臓!!はははははは…!!)
怒濤の早さで完全に立ち直り、一人ヒートアップして仁王立ちになった木嶋は、
寝間着のまま、窓から差し込む朝日に向かって高らかに吠えた。




「木嶋くん!?………………………………………どうしたの木嶋くん!」
しかし約12時間後、持ち直した筈の彼のプライドは完膚無きまでに叩きのめされる。




そして更にその翌日、ドキドキ学園の事務室に届く一本の苦情電話。
「白昼の逢魔市中通りにて、全裸で発狂している御校の学生がいた」との目撃証言は、
いつもの如く、校長権限でうやむやになった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
木嶋妄想の吉下ってどんな性格なんだろうな?
真白木妄想のあいすみたいなデレデレ可愛いなのか、矢射子妄想のあいすみたいなエロ素直クールなのか。
それとも新しい属性なのか。

分からんかったので、サドになってみたいナルシスト眼鏡×ツンだけど身体だけエロい眼鏡にしときました 以上!
620名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 20:58:58 ID:+0mgPCbI
ちょ
GJにも程がある・・・!!ネ申・・・!!!
ありがとう!今週号で萌えてさらにこんな素晴らしい作品読めて
こんな幸せはないとオモタヨー!
621名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 22:31:10 ID:xJhbt8xc
GJGJ!!
このスレは神が多すぎて困る
倉庫番さんも乙です!
しかしもて王で萌えを感じてしまうとは思わなかった
今は宏海×矢射子でもやもやしてる
あと太臓の女装w
622名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:05:13 ID:b9hGmTW1
木嶋吉下エロイイ!! gjgj!
このスレのせいか、最近脳内のもて王のカテゴリが
ギャグからラブコメに変換されつつあるw
623名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 01:21:46 ID:bzNaQAay
GJ!GJ!
吉下かわいいよ吉下
身体はエロ、イイヨー
もて王はどのカプも大好物だ
624名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 19:19:20 ID:giPBSU7p
うっかりするとラブコメ漫画より萌えるギャグ漫画 それがもて王
円やルリーダの先生組、まわるや透のスピン組も読んでみたいね、さて頑張って妄想するか
625名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 20:12:33 ID:wBjJrIL4
サド貧乳あいす、ツンデレ巨乳矢射子、マニアっこ温子、ロボっこス…まわる、
ヅカ系麗人紋、眼鏡っこ吉下、ロリ百合夕利、エロ魔女翠、
いもうと伊舞、巫女みこ美子、清楚杉音、女装美少年怜夜…

ドキ高生徒だけでもこんなに粒ぞろいだもんな
626名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 20:21:35 ID:GVyZYCQp
>>625
wwwちょwwwおまwwww最後2つwwwww
627名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 20:31:14 ID:wBjJrIL4
あ、サマンサ忘れてた
サマンサの属性って何だろう…
628名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 21:00:30 ID:Q+z5Ycdc
にぎやかし担当。元気ッ娘じゃないかな?
629573:2006/06/15(木) 21:08:06 ID:3GPAaHDD
さて。

太蔵「さあ!旅立つぜ!オレの初のために!」
宏海(せっかくの午前終了に何やってんだろ俺・・・・。)
太蔵「さて!宏海は確保したし、次は誰をお供につけるかな?」
宏海「(確保?)めんどくせえな・・・。とりあえずこのあたりをうろちょろ
してよーぜ?」
太蔵「そうだ・・・な?あれ?宏海!あのお前好みそうな小っちゃいのどこかで
みたことないか?」
宏海「勝手に人をロリコンにしてんじゃねえ!!ってあれは!」
スピン「あれ?太蔵さん!宏海さん!どうしたんですか?」
スピンだった。ただし、小さい状態の。
太蔵「スピン!なんでまた小さくなっちゃったんだよ!?」
スピン「え、そう言われても困ります・・・。バッテリーが少ないんです。」
宏海(今のうちにケータイで助けを・・・。生徒会室の矢射子でも呼ぶか?)
太蔵「電気なら宏海のケータイでも使えよ。」
スピン「あ、助かります!」
ウィィィィン・・・。(スピンが宏海のケータイから電気を吸い取る音。)
宏海「うわあああああ!!!!!俺の最後の希望があああ!!!!」
太蔵「まあよかったじゃないか。スピンが有効に使ってくれるさ。
さあ、いつもの状態になれよ。」
スピン「で、でもまだ足りません・・・。単5乾電池があと5本必要です。
あと15分しか持ちません・・・。」
宏海「しかも犬死にかよ!ていうか単5って!」
太蔵「よし!電気屋に行くぞ!あとスピン!用済んだら俺たちを手伝ってくれ!」
スピン「え、でもいま博士に呼ばれてて・・・。」
太蔵「緊急なんだ!実はかくかくしかじか・・・。」
スピン「あ、あの、よくわからないです。アソコにアレとか、バージンって何ですか?」
太蔵「俺が今夜じっくりおしえてやるぜ・・・。」
宏海「言っておくがこれ紋X太蔵だぞ。」
太蔵「わかってるって!さあスピン!俺の脱童貞に協力してくれよ!」
スピン「よくわからないけどわかりました!私も紋さんを助けるために協力します!」

スピンが仲間になった!

スピン「ところで脱童貞ってなんですか?」
太蔵「え?それはね・・・。」
宏海「本当にエンディングいく気あるのか?」

続け。しばらく・・・。
630573:2006/06/15(木) 21:21:11 ID:3GPAaHDD
スピンのステータス。

無敵鉄姫スピン    メタルでキュートな先代主人公
HP1〜999
FP1〜999
AT     1〜999
DF     1〜999
SP     1〜999
IQ     測定不可。
RK     わからん。

宏海「ちょっと待て!何だこのどこからつっこんでいいかわからない
ステータスは!」
太蔵「スピンはトリッキーなキャラで、変形、感情、コンディションによって
そのときのステータスが変わるんだって。」
宏海「IQはロボットだからともかく、RKは間違いなく作者の手抜きだ・・・。」
631名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 15:33:20 ID:INBngHnt
イイヨイイヨー

ときにサマンサはSEXのときもうるさそうだ。
632名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:45:22 ID:fUnG2oB5
サド寄りだろうか?明るい笑顔でずっと言葉責めとかエロワロスだな
しかし、余裕無くなるにつれて口数少なく、しおらしくなっても萌ゆる>サマンサ

しかし相手は誰だー
633名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 01:03:43 ID:GFRX05r3
あげ
634名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 15:11:50 ID:9sFK9PSt
宏海は童貞だろうか?それとももう…
635 ◆elM7etVVV6 :2006/06/18(日) 01:24:57 ID:MqeU34Mw
>>613悠×あいす職人氏
楽しみすぎて今から鼻血が
労いのお言葉もありがとうございます

>>614
うおおお神ー!GJです!
>>583氏でよろしかったでしょうか?
作品うpさせていただきました


立つ鳥跡を濁していこうかということで、現在SSとイラストを作成中。
625氏の書かれた「清楚杉音」という言葉を見て
「そういえば玲夜ビジョンの杉音てどんなのなんだろうか」
という疑問がわいたので落書きしてみました
ttp://moteking2h.web.fc2.com/e/e/sugi.jpg
636放課後の女教師:2006/06/18(日) 06:19:15 ID:7+/b6bQJ

「たくっ…何で俺が、面倒くせぇ」

話は遡ること少し前。

放課後のHRも終わり、何時もなら大蔵と悠の三人で帰る阿久津達だが、
今日の帰りだけは、その何時もとは違っていた。
何故ならHRが終わると同時に大蔵は、鞄を肩に引き下げ、既に廊下を駆け出していたからだ。

「あんなに急いでどうしたんだ、あいつ?」
「今日は王子の好きなアニメ『美少女ロボめがぷりん』の復刻版DVDが発売される日だからな」
「…そうか」

悠の予め用意したかのような説明的な台詞を聞かされ、呆れる阿久津。

「それじゃ宏海、私も後で王子の為にDVDに細工する用事があるので先に失礼する」
「どんな用事だ」

その後、久しぶりに一人で帰れることに心密かに喜んだ阿久津のところに、
美術担任の谷円に声を掛けられ、ブルーな気持ちに陥り出したのが十分ほど前のお話。
637636:2006/06/18(日) 06:22:31 ID:7+/b6bQJ
いっけね、もう出かける時間だ。
帰ったら再投下ってことで。
638名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 06:25:05 ID:R4W6C2xm
>>635
ディ・モールト美しーい!!
杉音モエスw
倉庫番291さんの作品を読んで宏海矢射子にはまりました
SSとイラスト期待してます(´∀`)
639名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 06:30:54 ID:R4W6C2xm
>>636
なんかキテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
早く帰ってきてねw
640名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 10:50:25 ID:iLhvChBy
おおっ、宏海のトロピカルの活躍を期待してるぜ!
641悠×あいす職人:2006/06/18(日) 13:10:46 ID:N0YIYuv0
3Pモノ、昨夜投下する予定だったのですが、意外と長くなりそう。
まだ描いている途中です。
投下は夕方から夜になるかな。
642名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 13:57:47 ID:rILG+esr
636氏と3Pモノにwktk
643名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 14:05:40 ID:5ui7Kpvh
>>291
もう僕は姉さんしか見えない
「姉さんより完璧な女性なんていないよ!」


おお、今夜は大量投下のヨカーン(゚∀゚)!読破する気満々ですよ!
八百万の神の降臨を待ってる、全裸で
644悠×あいす職人:2006/06/18(日) 19:39:04 ID:N0YIYuv0
書いたので投下。
ちなみに今回のテーマ(笑)は「使える一品」
645黒遊戯 悠×あいす×翠 1:2006/06/18(日) 19:40:17 ID:N0YIYuv0
「ねえ精子、私可愛いわよね」
その日の放課後、間界の魔女、翠は女子トイレの鏡の前で髪を梳きながら一人言のよう
に呟いた。
「大丈夫、翠たまは可愛いタマ」
こればかりは、精子もどう返したらいいのか分からないらしい。
それもそうだろう。今日は特別変わったことなどなかったのだ。そう、魂の片割れだと信じ
きっている悠との間には今日もこれっぽっちも。これもみんな、あの王子のせいだ。そう思
って色々手を尽くしているのに、これまで何の効果もないのが腹立たしい。
これまで自分の思い通りにならなかった男など一人もいなかったから、尚更だ。
そんな時のこと。
「あら」
すっかり人気のなくなった校内だったが、誰かがトイレに入ってくる気配があった。何の感
情もない声。
「こんなところで出くわすとはね」
悠と同じクラスのあいすだった。
「だから何よ。ここは誰でも来る所じゃないの」
「まあそうね。ところで」
氷のように整った冷たい美貌が一瞬醜く歪んだ気がしたのは、気のせいだったのだろう
か。後から考えればその勘は正しかったのだが。
「明日のこの時間、三階の視聴覚室に来てくれないかしら。悠が用事があるって」
「えっ?」
まさか、この冷たい上級生の口から恋焦がれる悠の名前が出てくるとは思わなかった。
一瞬何を言われたのか分からなかった翠だったが、すぐにそれは相変わらずの自分に都
合のいい解釈に摩り替わった。自分に用事があるというのは、もちろん愛の告白だろう。
男女間ならそれしかない。
これまで散々男たちを手玉に取ってきた翠にとって、それ以外の選択肢などひとつもなか
った。実界人でも間界人でもそれまでの経験で全てを判断してしまうものらしい。
646黒遊戯 悠×あいす×翠 2:2006/06/18(日) 19:41:36 ID:N0YIYuv0
翌日の放課後、別棟三階にある視聴覚室に翠はうきうきしながら出かけていった。あらか
じめ念入りに身だしなみを整えて。やはり、自分の魅力に悠が気付いていない筈がなか
ったのだと自信を深めて。
視聴覚室の前で深呼吸をしてドアを開こうとした時、中から異様な声が漏れ出ていること
に気付いた。そうっと様子を伺うと、こともあろうにあいすが立ったまま壁に縋りついて悠
に後ろから貫かれている。
あまりの驚きに、目が見開かれた。
「あ、ぁ…んん、いい、すごくいい…硬いのっ…」
成績優秀、完璧なあいすの声が淫楽にまみれてじっとりとあられもなく濡れている。制服
から剥き出しになったささやかな乳房を掴みながら腰を使っている悠は、こんな時でも平
静そのものの表情と声だ。
「全く淫乱な女だ」
「そ、そんなことぉっ…いや、いやぁああん!!!」
既に限界が来ているのだろう。一際大きく叫んで激しく体を震わせた後、あいすの動きは
急に止まった。少しして悠も達したのだろう、ずるずると崩れる体が引き離れていくのをや
はり無表情で見下ろしていた。
あいすの真っ白な内股から伝うものが、今までしていた行為を教えている。
どうして、こんなことを。
目の前の場面が信じられなくて、翠はついドアを開いて中に入ってしまった。
「悠様!」
「……意外と遅かったわね」
床に崩おれているあいすが翠の姿を認めて視線を合わせた。どこか勝ち誇ったような眼
差しの色が気に障る。
「な、なにを…」
「あんたを待ってたけど、あんまり遅いから遊んでたの」
「…何言ってるの!」
「別に気にしないで。悠は自分の興味のあること以外はこれっぽっちも関心を持たないか
ら。今していたのもただの遊び。それだけのことよ」
あっさりとそんなことを言ってのけると、乱れていた制服を直し始めた。こんな異常な状況
についていける筈がない。さっさと立ち去るべきだと本能が警告をしている。
なのに、足が根を生やしたようにここから動けないのだ。
647黒遊戯 悠×あいす×翠 3:2006/06/18(日) 19:42:43 ID:N0YIYuv0
「せっかく悠が待っていたんだから、遊びなさいよ。主賓でもあるしね」
まだ激しく息を弾ませたまま、あいすは視聴覚室の入り口で立ち尽くしたままの翠の手を
引いた。
「遊びって、主賓って…やああ!!!」
まだ完全に頭がついていっているとは言えない翠は、そうして完全にドス黒い企みの中に
呑まれていった。

「う…」
「ほおら、悠が触ってるのよ。こうされたかったんでしょう?」
「あ、違う、違…私はこんなのじゃ…」
あいすに後ろ抱きにされ、身動きを取れなくされて耳を噛まれながらも翠は更に抵抗しよう
と足掻いた。だが、目の前の悠が全ての判断を狂わせる。座り込んだ床の冷たさが、辛う
じてこの忌まわしい場面が現実であることを認識させてくれる。
いつも首から提げている、精子の入った玉は邪魔だとばかりに遠くへ転がされていた。心
配して翠を呼ぶ精子の声が時々聞こえてくる。
「期待してたんだろう?」
どんな時でも感情の見えない表情が今はひどく恐ろしい。この人ならば一生愛してもいい
と思ったのに、こんな風に扱われては端からぐずぐずに溶けていきそうなあやふやな感情
に変わる。
「こんなの嫌です、悠様やめて。私はもっと別の」
「別の、なあに?」
からかうように、あいすの舌がねっとりと耳を舐めてきた。
「どんな回り道をしたって、男と女だったらいずれはこうなるんじゃないの。だったら余計な段
階なんて不要よ。ましてあんたは」
制服の上から、ぐいっと強く乳房が揉まれて思わず声が上がる。
「い、痛いっ!」
「普段なら、こんな機会すら与えられなかったんだから」
「まあ、そういうことだな。珍しくその気にはなってやったんだから、とりあえずは感謝して欲
しいところだ」
スカートの中に手を入れ、ショーツの上から感じる部分を撫でてくる悠が、さも当然のように
あいすに同調した。
「そんな、そんな…悠様はそんなひとじゃ…」
「翠」
あいすよりも冷たい声がざらっと肌を撫でた。
「俺の何をお前が知っていると言うんだ」
「そんな、そん…」
かぶりを振りながら、抵抗を続ける翠の頭の中は再び混乱し始めていた。
648黒遊戯 悠×あいす×翠 4:2006/06/18(日) 19:43:45 ID:N0YIYuv0
「あ、うぅんっ…」
頭に血が昇りすぎているかも知れない。何だかくらくらしていた。
その間にも、悠とあいすの二人は今日手に入れた格好の獲物で愉しむべく、こなれた様子
で的確に制服を引き剥がしていく。
「やめて、もうやめてぇ…」
きっと、これは悪い夢。
そう何度も思おうとしても、首筋を吸い上げられたり乳房を舐められたりすればおぞましいほ
どに感じてしまう。これまでずっと男など好き放題貢がせ翻弄してきただけで、性の経験など
皆無だったにも関わらず。
いや、男をいいように弄びはしても体だけは純潔であることが何よりも自分の価値であると
信じていたのだ。簡単に許すほど安い女じゃない。いずれ自分にとって一番の相手が現れ
るまでは。翠は今までそうやって生きてきたのだ。それが正しいと信じきっていたのに。
「あ、あ、あぅ…」
意味をなくした言葉がむなしく翠の唇から零れた。
「あらあら、さっきまでの威勢はどうしたのかしら」
小馬鹿にするように、あいすが耳元で囁く。反論しようとしても、既に全部を二人に握られて
しまっている。それが分かっているから惨めな気分になった。
「うあっ!」
ハイとロウが行きつ戻りつする気分の高まりの中、いきなりロウの最中に足を 広げさせられ
た。ショーツはもう脱がされて、愛しい悠に全てを見られている。恥ずかしくて消え入りそう
だった。今後の翠の中のシミュレーションでは、近いうちに悠ときちんと付き合いを始めてか
ら、何度目かにここを許すつもりだったのに。女の子だったらみんなそう考えているのに。
「悠様、ダメ…私、もう嫌…」
ふるふると頭を振りながら、それでもささやかな抵抗をする翠がじれったいと思ったのか、悠
は物も言わないまま広げさせた足の中心に顔を埋めた。
「あああんっ!!」
途端に訪れる凄まじい快感。自分の指でしか触れたことのない部分が舐められている。事
実そのものは分かっていても、頭の中はとうにヒートアップしていてついていくことが出来な
くなっていた。
「あ、あ、あ…それだけは」
「…いい、みたいね。悠、もっとしてあげなさいよ」
嘲笑のようなあいすの声が耳元で響いていた。
649黒遊戯 悠×あいす×翠 5:2006/06/18(日) 19:44:45 ID:N0YIYuv0
もう、潤んでいる。
こんなにされては感じてしまって当然だ。
これ見よがしに煽りながらも、悠は指と舌で濡れ始めている部分を嬲っていた。柔らかな
肉を指先で押し広げ、誰も触れていない内部までを舌が探っていく。未知の感覚の筈なの
に、肌がひどく震えた。ふるっと真っ白い乳房が揺れる。
首筋を舌でなぞっているあいすが冷たく囁く。
「ほら、よく見なさいよ。あんたの大好きな悠がしてくれてるんだから」
「あ、あ…悠様、ダメ、そんなのダメだったら…」
「黙りなさいよ、もう諦めて愉しんだら?」
「あ、あん…嫌…」
煽られる、嬲り尽くされる。
今まで自分が男たちにしてきたことの仕返しをされているようだった。もうここから逃れら
れない。逃れようにもこの二人が満足するまでは終わらないだろう。
それに、翠もまたこの機会を逃せば悠にこうされることなどないと、今までの悠の反応で
心のどこかでは感じていた。そうして体と心に自分で何重にもブロックをかけながら、だ
んだんと翠は従順になる。
くすっとあいすが笑ったような気がした。
「いい子ね」

「あ…ふぁ…」
感じる部分を念入りに攻められて、もう翠は限界を迎えようとしていた。こんな風にいいよ
うに二人に扱われて、何一つ抵抗出来ないままでいることに、もう不本意など唱えられな
かった。既に深く感じているのだから。
「あぁ…悠様、悠様ぁ…」
「そろそろ、いいみたいね。悠」
「そのようだな」
翠の反応を見て取った悠は、ようやく顔を上げた。こんな時でもやはり無表情のままなの
がひどく悔しい。自分だけが冷たい二人の間で燃え盛っているなんて、と頭の隅でちらり
と考えたが、あっさりと霧散する。
ズボンの前をくつろげた悠が、さっきあいすを犯していたものを引き摺り出したからだ。
「…悠様…私もう」
「すぐにくれてやるさ、翠」
普段以上に居丈高な口調すらも、もう翠を昂ぶらせるだけだった。
650黒遊戯 悠×あいす×翠 6:2006/06/18(日) 19:46:04 ID:N0YIYuv0
「あ、悠様…」
すっかり蕩けきった部分にひどく硬い感触を感じて、思わず身をよじった。拒否しているの
ではなく、単なる本能からの恐怖だ。それを一笑するようにぐりっと先端を捏ね上げるよう
に擦りつけながら、少しの間戯れていた悠は頃合いを見て男など知らない内部へと強引
に突き込んできた。
身が竦む間もなく、激痛が翠を支配していく。逃れようにも、足を抱え込まれてしまってい
ては無駄だった。
「…いやああああ!!!」
情などないことを証明するように、少しも労わりのない遣り方だ。充分に濡れてはいるもの
の粘膜が悲鳴を上げるように軋んでいる。一度奥まで到達した後、慣らすこともなく激しく
突いてくる度に擦れた切ない悲鳴が喉から漏れた。あまりにも突き上げが激し過ぎて、呼
吸するのもおぼつかないほどだ。
「あ、ひぅ…く、悠さ…あああっ!」
快楽など、これっぽっちもない。ただ痛くて苦しいだけ。こんなことを誰もがしているのかと
思うと信じられないほどだ。ただ、今翠を犯しているのが悠だからこそ、何とか耐えられて
いるだけなのだ。
「あぁ…悠様…悠様のが私の中にぃ…」
こんなことをされても、それだけは変わりがなかった。
「あらあら、殊勝だこと」
乳房を揉みながら、あいすが吐き捨てる。
「ダメ、もう…私、ダメなのっ…」
悠にされている。ただそれだけが翠を一気に追い上げていった。同時に、じわりと熱いもの
が胸の中に込み上げてくる。こんな乱暴に扱われているのに、感じ始めているのが分かっ
て別の苦しさに変わったのだ。
「ね、ねえ…もう…ダメえええっ!!!」
熱い、苦しい。何も分からなくなりそうで恐怖の余り翠は絶叫していた。もうじき絶頂がやっ
て来ることも怖い。
「イきなさいよ、遠慮なく」
制服の中に潜り込んだあいすの手が、直接やわりと乳房を揉み、敏感になっている先端を
爪で強めに引っ掻いた。それだけでもひどく感じてしまい、びくびくと体を震わせる。
「あん!」
「これだけで?あんたも大した淫乱ね」
651黒遊戯 悠×あいす×翠 7:2006/06/18(日) 19:47:13 ID:N0YIYuv0
くすくすと笑う声が耳を撫でる。
気持ちがいい、こんなにされているのに気持ちが良かった。
もう全部が快感に変わって、翠は訳が分からなくなる。無理やり首を傾けられてあいすに唇
を吸われても、舌を差し入れられて口腔内をじっくりと嬲られても。その間にも、すっかり追い
上げられた体は限界を迎えようとしていた。
「翠、いくぞ」
短く告げられた声がすぐには認識出来なかった。
「あ、悠様ぁ…中はダメですっ、赤ちゃん出来ちゃいます…あぁんっ!」
そんな抵抗も、ただ緩く返すだけでは昂りきった悠には何の変化ももたらさないだろう。
「無駄だ」
一言で切り捨てて、悠は腰遣いを早めた。同時に凄まじい快感が浸透していく。気持ちがい
い、こんなに良かったことはこれまでになかった。
「ひゃあっ!!もう、ダメ…いやあんっ!!!」
激しく身悶えし、震えながらも翠はあっと言う間に昇り詰めていった。無意識に内部が引き絞
られたのだろう、ひどく熱いものが流れ込む感覚があった。中に出された屈辱も、悠なら構わ
ないとさえ思える。
「悠様、大好き、大好きぃ…ああ…」
陵辱でしかない行為でも、幸せだった。

「はふ…」
もうわずかも体力の残っていない翠は、床に転がされて少しの間喘ぐように胸を上下させるだ
けだった。これで開放された。もう帰れる。そんな安堵に満ちて。
だが、悠とあいすの二人がそう簡単にせっかく見つけた獲物を逃す筈がなかった。

「じゃあ次は私がいくわね」
「ああ、まあお手並み拝見といくか」
倒れている翠を冷たく見下ろしたあいすは全裸だった。いや、腰から男のものそっくりの物体
が生えたショーツだけを身につけている。
ぐったりとしている翠の、まだ何の後始末もしないままのそこを指で押し開くと、物も言わずに
腰から突き出ているものを挿入してきた。
652黒遊戯 悠×あいす×翠 8:2006/06/18(日) 19:48:11 ID:N0YIYuv0
「あああっ!」
まさか、またされるとは思ってもいなかった翠は、一気に意識が覚醒した。悠によって目覚め
たばかりの体が再び燃え上がる。
「…やっぱりね、あんたもただの淫乱だわ。実物じゃないものに犯されて、感じてるなんて」
冷たい物言いをしながら、あいすは更に膝を開いて内部へと入り込んでくる。一度味わった
快感がまた翠の中に蘇ってきた。堪らない、こんな快感に憑かれては微塵も我慢出来そうに
なかった。
「いやあ、嫌だったら。もう帰して…」
抵抗らしき言葉が口から漏れ出ても、それはもう許容でしかない。それが分かるからこそ、あ
いすも遠慮なく男そのもののように腰を動かして攻めてきた。
さっき感じた怒涛の如き快感が再び襲ってきて、目が眩むほどに気持ちがいい。こんなに良
かったら、もうおかしくなってしまうほどに。
「どう?こんなものでも最高でしょ」
「ああん、いい、分からないけどいい…」
正直、痛みはまだ残っている。まだ純潔を失ったばかりだから当然だ。なのにそれ以上の感
覚がこうして麻薬のように全てを奪って浸透している。
「いいって、悠。あんたも来なさいよ」
充分な反応を鼻で笑いながら、あいすは体勢を変えて翠を上にした。
「あ、な、に…?」
快感に霞む頭が疑問を形作る前に、悠は翠の腰を掴んで後ろを指で探り始めた。先程の激
痛を思い出して恐怖が蘇った。
「いや、そこだけはダメ、ダメです…」
「何が嫌なの?こことは違って中に出されても赤ちゃんの心配もないわよ」
せせら笑うようなあいすの声と共に、敏感になりきった柔らかな肉が乱暴に紛い物の男のシ
ンボルに掻き回される。
「あああっ!」
「そんなに悦んでいるなら、ここも慣らす必要はないな」
残酷な声が降ってくるなり、自分でも直接触れたことのない部分にさっき感じた熱くて硬いも
のがずぶりと突き刺さってきた。
「ああうっ、ダメえぇぇ…!!」
こんな風にされる場所ではないと思い込んでいただけに、これまで以上の苦痛とやるせなさ
で混乱するばかりだった。
653黒遊戯 悠×あいす×翠 9:2006/06/18(日) 19:49:17 ID:N0YIYuv0
「どう?いいでしょ。翠」
「こんな…こんなのは…」
「いいと言いなさい、ほら」
更に激しく突き上げられ、後ろからも攻められてもう何も分からなくなりそうだ。いっそ、その
方がいいかも知れない。もしかしたら既におかしくなっているのだろう。こんな風に好き放題
オモチャにされていても感じるなんて。
「はあ…はあん、いい、感じるの…」
「ほうらね、淫乱だこと」
崩れそうな腰を引き上げ、悠も黙ったまま内部を壊す勢いで激しく攻め込んでいた。痛いの
に、抱かれて感じているのは確かなことが翠のわずかに残された正気を剥離させていく。
もう、何でもいい。
一層狭いそこの締まりは格別なのか、すぐに悠は動きを早めてきた。ここにも出される、支
配される。恐ろしい筈なのに、ひどく甘美なものが胸を満たしていた。やはり、この人の虜に
なる運命なのだと思い知らされる。
「あは、ぁあんっ…!」
激しかった動きが一瞬にして止まった。粘膜を擦る感覚にあいすも一緒に達してしまうと、た
らたらと内股を精液が重く伝い落ちてきた。それをもう忌まわしいとも思わない。
「じゃあ交代しましょうか」
まだこの行為を続けるつもりなのか、あいすはあっさりと体を離した。

「ん、ん…」
今度はあいすが後ろを攻めてきていた。声も出ないまま、翠は強制されるままに硬く勃ち上
がっている悠のそれを舐めている。床は相変わらず冷たく、四つん這いになった膝が硬く擦
れた。
「しっかり奉仕することね、もしかしたら悠が続きをくれるかもよ」
開発されたばかりの二つの穴を交互に抜き刺ししながら、あいすは冷笑した。もう何の痛み
も感じない。ただ痺れるように熱く疼くだけだ。
「もっと奥まで咥えろ。そうだ」
機械的に頭を押さえつけるようにしながら、悠の冷たい声が聞こえてきた。本当にこの二人
は冷たい、心の底から冷た過ぎて吐き気がするほどだ。なのに昂ぶり過ぎている体にはそ
の冷気が心地がいいとさえ思えるのだから不思議だった。
硬い肉棒を咥えて舌でなぞりながらも、奇妙なほどに幸せで、この時間が永遠に続けばい
いとまだ思う。
「全く、いいオモチャを見つけたものね」
「うさばらしぐらいは欲しいだろう、お互いにな」
陶酔しきっている翠の上で、冷たい二人が遊びの続行のように唇を交わしていた。
654黒遊戯 悠×あいす×翠 10:2006/06/18(日) 19:50:54 ID:N0YIYuv0
それから、何度も二人に散々弄ばれた挙句、日が暮れる頃にようやく開放された翠はしば
らくの間、歩ける体力すら残っていないほどだった。もちろん、用が済んでしまえば二人は
さっさと気遣うことなく立ち去ってしまって、一人きりになっていた。

数日後の昼休み。
「翠たま」
「なによ、精子」
「この間のことは無防備過ぎたタマ。今後は気をつけるタマ」
どうすることも出来ずに一部始終を見ていた精子は、あれから更に口うるさくなった。ああ
うるさい、と思いながらも翠にとっては耳が痛いことこの上ない。あれはたまたま弱みを見
せたから二人に狙われたのだと、自分を納得させるまでには時間がかかったけれど、今
はもう簡単に言いなりになる気はなかった。
でもまあ、何だかんだで恋焦がれる悠とは関係が持てたことだし、その点では良かったか
も知れないとほくそ笑む。
どのみち、今後ちゃんと付き合いを始めればいいだけのことだ。
「翠たま」
突然、警告のように精子が叫ぶ。
何事かと振り向いた翠の目に映ったのは、あいすの姿だった。氷そのもののように冷た
く硬い表情が悔しいけれど美しい。
「…何よ」
「あら、警戒しなくてもいいじゃない。また遊ぼうって言ってるわよ、悠が」
「悠様が?」
「ええ、この間と同じ時間と場所で待ってるわ」
用件だけ短く告げて、立ち去る上級生の姿を翠はただ目で追うばかりだった。今日もお膳
立ては出来ている。自分はそこに行けばいいだけとなって。
もしも自分が行かなくても、あの二人には何の差し障りもない。まあ構わないと淫らな遊び
を続けるだろう。それだけは何だか癪だった。
この間のようなことが、再び起こるかどうかは翠の手に委ねられている。



終わり
655悠×あいす職人:2006/06/18(日) 19:56:13 ID:N0YIYuv0
自分のエロ魂をかけて、今書ける最大限エロエロなものにしてみたけど、
なんかもう、エロというかポルノっぽくなったかもorz
こんなものを倉庫番様に捧げるかと思うと、顔から火が出そうっす。
656名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 22:30:48 ID:Ex61NEjw
   _、_
 ( ,_ノ` )      n
 ̄     \    ( E) グッジョブ!!
フ     /ヽ ヽ_/

翠たま陵辱(;´Д`)ハァハァ
転がされる精子にもなんだか(;´Д`)ハァハァ
百合のあいす攻めも大好物なんで二度おいしくいただきました!
657名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 20:48:50 ID:AE1U+553
>>644-
蝶エロいぜGJ!!

>>656
俺も転がされてるしょこたんにハァハァしたww
658名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 23:11:22 ID:1UP+bF7Z
すげ、本来の姿のナーガ&雪女verに脳内変換してみたらエロさが倍増した
659名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 22:23:29 ID:LgUJjg7G
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660名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 22:24:00 ID:LgUJjg7G
失礼、誤爆した
661636:2006/06/22(木) 00:00:55 ID:JRA/X7/m
放課後の女教師は色々な諸事情により執筆中止となりました。
代わりに番外編、美少女ロボめがぷりんをお楽しみ下さい。

ドカーン!!

「きゃあああー!」

妖魔将軍マルコポーロの斬撃派がめがぷりんを襲う!!
その斬撃はめがぷりんのあらぬ肌を露出させていくのだった!!

「ぐわーはっはっはー!どうしためがぷりん!」
「くう!こんなに強いなんてぇ…このままじゃ!」

めがぷりんはピンチだった…長時間にも及ぶ激闘の末、
今やめがぷりんの体を守るレオタードはぼろぼろであり、女性の柔肌を隠す布の生地も
破れ、レオタード本来の機能は最早果たしていなかったのである。

「ククク…良い眺めよのう」

妖魔将軍マルコポーロの視線はねちっこく、めがぷりんの体を蹂躙していく…
恥辱に耐えながらも体の何処かで疼くメスの本能に戸惑うめがぷりん…彼女は、濡れていた。

「うぅ、貴方なんかに絶対負けないんだから!」
「ほぅ!良くぞ吼えた!!ならば己の最強と思う一撃をこの我に放ってみい!!」
「言われなくたって!!ハァァァァ!!!」

魂の咆哮…彼女はレオタードを脱ぎ出し必殺の準備に入る、そして自分の胸を両手で掴み
それを真上に寄せ挙げた!!

「行くわよ!!巨乳の力を借りて!今必殺の…!」
662636:2006/06/22(木) 00:13:46 ID:HH2jin7m

「うおおーめがぷりーん!!負けるなー!!ハァハァハァ…」

TV画面に釘付けになりがら三角頭を上下に揺らす大蔵。
彼は滾っていた、その血を巡らせて。

「おお、あまりに熱中するあまり王子はヘッドハンティングされているな…」
「意味が違うだろ…つーか何てアニメだこれ…こんなのが本当にTVで放映されてたのか?」
「まぁ、くりいむれもんがまかり通ってた時代だからな」
「うおおー!!めがぷりーん!!」


こうして彼らの一日は今日も不毛に終わるのだった。









「…俺、もう帰って良いか」
663名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 10:00:18 ID:MCfemAFn
>放課後の女教師は色々な諸事情により執筆中止となりました。

エエエエエエエエ…orz
664名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 18:26:58 ID:3D96PbqK
番外編ワロタが残念


……メガネはずせないからか?
665名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 14:02:57 ID:bMaMMug8
>>636
残念…だったけどめがぷりんワロタwwまた来て下さいね!

本スレでも話題に出てたけど、本家絵板凄いね
せっかくこちらのエロパロ絵板も数人の神が来てくれている好機だから、
そろそろ本気で活性化させてもいいと思うのだが、下手に宣伝も誘導も出来ないのでどうしたものか。
ここがあまり知られていないのは、勿体無さ過ぎると思うんだよね
666 ◆elM7etVVV6 :2006/06/24(土) 00:39:47 ID:FPHwj6Pk
倉庫番です。
おおおおおお悠×あいす職員さんGJーー!!
ワシワシ堪能させていただきました(*´Д`)ハァハァハァハァ
このようなものを捧げてもらうほどの者ではありませんが
せめてものお礼としてしっかり保管させていただきます!

イラスト一号 あいす
たいしてエロくないんですが…
ttp://moteking2h.web.fc2.com/e/e/aisu4.jpg
667名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 03:54:21 ID:cMp9T0Eb
>>666
あなたが神か?

萌えすぎて卒倒した
横になることで乳が流れてより微乳に
というかもはや皆無状態になっている様が
乳マニアにはたまりませんぜ( ゚∀゚)o彡゜
一号ということは二号を期待してもいいんですか?w
668名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 05:15:21 ID:oAedKkER
>>666
「あいす…COOLからHOTになっちまったか…。」

HOT&WETということでGJですよ!
ナイチチ、表情、外れた髪留めと乱れ髪、最高です。
2号、V3を経てXぐらいまで行っちゃってください。
669名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 06:00:41 ID:GBAcY22P
木嶋×吉下を書いたんだがかなりドギつくなってしまった…
ここってハードなのは注意入れたほうがいいよね?
670名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 11:23:10 ID:KMLsw8Bc
触手とかスカトロ、ふたなり等の特殊なものなら
入れた方がいいかも
671名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 11:49:41 ID:SRsF4JUW
投下プリーズ!   ご心配なら注意を入れて。
672悠×あいす職人:2006/06/24(土) 20:58:37 ID:WKlDodjr
倉庫番様、早速のまとめサイトへの保管ありがとうございます。
これを励みに、今後も色々と書いていきたいと思います。
673名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:00:31 ID:XKKa3xH8
>>669はまだかっ!?
674名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 17:12:33 ID:E3t7qXeK
呼称についてスレ住人にお尋ねしたいです
1、夕利が乾を呼ぶ時の言い方
2、生徒がルリーダ先生を呼ぶ時の言い方

両方まだ出て無い?
675名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 17:59:15 ID:rhQqhprc
両方出てきてない・・・と思う
ただ俺は四巻収録分で見過ごしてるところあるかもしれん
676名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 19:36:01 ID:UxS0ISGu
乾→夕利なら「おまえ」だけどね。
677名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 20:40:45 ID:E3t7qXeK
>>675-676
サンクス!迷ってたもので助かりました。
678乾×一口:2006/06/25(日) 22:58:17 ID:P/oTHrsk
(゚Д゚;≡;゚д゚)
投下おk?

矢射子の事が大好きな二人、乾&一口のぬる〜いエロ 前後半に分けて投下
乾→矢射子←一口を前提としてますよ
679乾×一口:2006/06/25(日) 22:59:41 ID:P/oTHrsk
「… うう、とうとう一ケタ台の点数とっちゃったよう」
「気にするなよ!オレなんか一ケタの点数しか取らなかったんだから」
「さわやかに言ってる場合じゃ無いでしょー!?」

梅雨の中休み、天気は晴れ。
ドキドキ学園高校の渡り廊下を、二人の生徒が並んで歩いていた。

明るい表情でのうのうと切ない台詞を吐いているのは、2年B組、乾一。
子犬の様などこか幼く可愛い容姿と、類い稀なる運動神経の良さ。
何かと話題の多い彼は、学校の中でも屈指の有名人である。

その横で溜め息をついて、残念そうな表情で口を尖らせているのは、同じくB組、一口夕利。
妙なキャラクターの髪留めでサイドの髪をちょこんと結んだ、小さな身体が跳ねる様に動く。
身軽にどこまでも走って行きそうなその無邪気な姿は、まるで小学生の様だ。

二人は進路相談室の扉を開けて、中へ入った。
赤本だとか、大学資料だとかには目もくれず、その更に奥にある小部屋へと向かう。
そして、お目当てのがらんと空いた会議用机を発見すると、筆記用具と荷物を置き、席に着いた。

「数学難しかったよねえ… 2もBも全然解んない」
「プリントだけ渡されたって出来るわけないよな」
「ねー、解法見たってちんぷんかんぷんなのに」

元々出来のあんまりよろしくない二人は、補習の後、更に、
教師から課題と称して問題プリントを渡された。
――― 俺は夕方5時まで居るから、それまでに終わらせて、職員室に持ってくる様に。

一度授業でやった問題を集めただけだから、教科書かノート見れば答えは載ってる。と言われたけれど、
それが分からなかったからこんな点数を取ってる人間にとって、これは意味が有るのだろうか?

ぶつくさいいながらも取り敢えず、教科書の中から同じ問題を見つけ出すべく勉強― というより検索を始めた二人だったが、
日の当たりの激しい教室は暑く、湿気も多かったので、涼しそうな部屋を求めて移動してきたのだった。

「オレ3点だったんだよね。一口は8点?」
「…何で知ってるの?」
「ほら、ペンの跡がオレのとこにまで写ってたから」
「また!?先生も気ぃ使って欲しいよ」

「いぐち」と「いぬい」、出席番号で並んだ二人の答案用紙。
筆圧の強い教師に採点されると下の紙にまで筆跡が残る為、
一口の成績は時々、乾に筒抜けになってしまうのだった。
まあ、相手は常に成績最下位及びブービーを走っている人物なので、別に良いのだけれど。

ひとまず二人は、自分の名前欄だけ書き込んであったプリントに向かい、解法の丸写しを始めたのだった。

――― そして、15分もしないうちに、手が止まる。
680乾×一口:2006/06/25(日) 23:00:23 ID:P/oTHrsk

「――― でさあ、強くて、信念があって!!」
「凛々しくて、でもすっごい女らしくて…!!」

『ああもう、ホンッと矢射子会長(お姉様)は最高!!!!』

二人が全力ではしゃいでいる話の種は、ドキ高第38期生徒会会長、百手矢射子の素晴らしさについて。
強く美しく、頼りがいのある彼女は、二人の憧れの的なのである。
当の矢射子は、彼らのクラスメイト、阿久津宏海にめっぽう入れ込んでいるのだが、
幸か不幸か、二人はその事実をまだ知らない。

「ホントスタイルいいんだよねー!あーあ、あたしもお姉様みたいな体型になりたいなー」
「うわー、無理そう」
「何でよー、まだわかんないでしょ!」
いつものたわいないお喋り。今日だって、それと何ら変わらないはずだった。

――― しかし軽く悪態をついた後、ふと一口の動きが止まって、乾は首を傾げた。

「どうした?」
「…… そういえばね、聞きたい事があるの」
覗き込む乾をじっと真剣な目で見つめて、一口はゆっくりと口を開く。
「…?何だよ」

「乾君さ、どうやって胸大きくした?」

ぶ。

「オレ男だぞ!?」
あんまりな問いかけに、思わず机に頭をぶつけそうになった。何だその質問。
「あ、ごめんごめん間違えた。胸の筋肉ってどういう鍛え方するのかと思って」

「胸筋鍛えると、大きくなるんだって」
「いやまあ… 確かに胸囲は増えるけどさ、そーいう問題なのかよ」
「良くわかんないけど、そうみたいだよ」

そう言うと、一口は鞄の中から雑誌を取り出した。
ぱらぱらとめくり、特集ページがあるのだと言って探す。
「昨日佐渡さんと見てたんだけどね、コレ」

(こんなん載ってるのか… なんかごちゃごちゃしてんな)
恋に効く☆必勝コスメ!とか、肌見せの夏に向けてなんたらとか、
普段縁の無い写真や用語がずらっと並ぶ紙面を、乾も興味深そうに眺める。

「女子ってこういうのよく買うのか?」
「んーん、いつもは週刊ポストとか買ってるんだけどね、なんか特集がコレだったから… つい」
「ごめん、あの、一口のいつもは女子のいつもじゃ無かった」
「何よそれー……… あ、これこれ」

「… へー」
見開きページででかでかと「毎日3分エクササイズ・バストアップ編」と書かれた記事への
リアクションがとりづらくて、乾は何とも言えない気持ちになった。
681乾×一口:2006/06/25(日) 23:02:25 ID:P/oTHrsk

しかし、一口は至って真剣な表情で紙面を見つめている。
「どう思う?あたし、やっぱり小さいよね?」
「…… はっ!?」
「どう思う!?」
「え…… や、分かんないけど………… 丁度いいんじゃない、か?
 一口は身長低いし、胸だけでっかくてもバランス悪いっていうかさ」

そんな、意見を求められても。困りつつ、何言ってんだオレと思いながら真面目に答える。
そもそも、こんな事、何で自分にまで相談するのだろう。
じろじろと相手の胸元を見るのも失礼な気がして、分かりもしない教科書に目を落とした。

「そっ… そっか… な。でも、せめてフツー位にはしたいよ」
小さく呟いて、また雑誌をぱらぱらとめくっている一口。どうやら、読者コーナーの欄を読み進めているらしかった。
……… そして、数分後。
「ねーねー」
「い〜ぐ〜ち〜…もー、今度は何?」
「ここね、読んでみたんだけど」
ひょいと、指で示された箇所を、先程と同じ様に覗き込んだ。が、字が細かくて良く分からない。
結局自力で見つける前に、一口からどうしようもない記事の内容を読み上げられてしまった。
「えっとねー、胸ってね、」

「おとこのひとに揉んでもらったら大きくなる、って…………」

「はあっ!?あはは、そんっ……………」
「… な事、あるかな」
ぱち。

『……』

超のつく至近距離、絶妙なタイミングで、二人の視線がかち合った。
あるかな、って。縋る様な目で見ないで欲しい。気のせいかもしれないけど。
何となく気まずくなって、乾は不自然に目を泳がせた。
しかし、数秒の沈黙の後、一口は再び先程と変わらぬ口調で語りかけてきた。

「… だから、あのね、あのね乾君」
「……… 何だよ」

――――― いや、まさか、

「ちょっとね、試しに…」






 (:-0)  



――――― あああえええええ嘘だろ!?
言葉が出なかった。心の中では全力で叫んでいるけれど、実際の口は力み過ぎてぐっと引き結んだままだ。
唐突過ぎる一口の頼みに、乾の大きな目は更に飛び出さんばかりに見開かれ、身体も完全に、がちがちに固まったのだった。
682乾×一口:2006/06/25(日) 23:03:39 ID:P/oTHrsk

伺う様な目つきでじいっと乾を見ている一口の目に、好奇心こそあれどやましさは感じられない。
至って真剣、からかうわけでも無い。
気まずくなったと思っていたのは自分だけだったのか。思わずまた彼女の胸元に目をやってしまい、慌ててそらす。

「お… おまえな… 何言ってんだよ!そんなの適当だって。信じない方がいいよ」
「………… えーー…」
「まずいだろ、それは、いくらなんでも」
「何が」
「何がって…」

「……………」
「……… ちょっ、こっち見んな」
「むー!どうせ小さいもん!お姉様みたいに、触りたくなる様なのじゃ無いもん!」
「そう言う意味じゃねーよ!」
「どうせ、ブラだってホントはいらないんだもん!っていうか今日つけてないし!」
「わーーーーー!もういいから!静かにしろって!カミングアウトはしなくていい!」

過激発言を連発する一口を抑えようとしたけれど、一度言い出した意地か、彼女は引かない。

「……女子に頼めばいいじゃん」
「男の人って書いてあるじゃん」
「どっちだって変わんないだろ」
「だってあたし多分一番貧乳だし色気ないし、前に小学生より無いねってからかわれたし………… っていうか、
 そっちの方が絶対恥ずかしいよう!」

なんでそうなる、という言葉は口に出る前にかき消えた。

そういえば、一口は男に興味が無いという話を聞いた事がある。
現に今、彼女は矢射子会長にぞっこんで、会長を見つけるや否や飛びつこうとする一口を抑えるのに必死な自分がいたりする。
彼女の恋愛対象が女性に限られているのだとすれば、彼女の意見も多少は頷ける気がしないでもない…か?

一口にとってはむしろ、矢射子会長に忠誠を誓うもの同士の自分の方が、近い存在だとでもいう事か。
だから胸の相談まで、女子以上に出来る仲だと………

いや、それ、絶対違う。
683乾×一口:2006/06/25(日) 23:04:17 ID:P/oTHrsk

「や、やっぱ駄目だって。オレの好きなのは会長、なのにそんな節操の無いマネをするわけには」
「何言ってるの?乾君が例えば、他の誰かと付き合ってても、お姉様は別に気にしな」
「いきなり冷静な意見吐かないでェェーー!」

勝手に操を立てようとする乾を遮って、さらっと言われた毒舌に涙する。

――――― どうしよう。
そもそもその記事自体、男に揉んでもらうっていうより、好きな奴に揉んでもらうと、
って意味じゃないんだろうか、そんな事を考えたけれど、それを聞いて、
じゃあやーめた、と言い出されるのも何か…うん。

それだと今度は会長に頼むかもしれないし、もし会長がOKしたら…そんなの一口だけずるい、
オレだって…………… オレだって…………………っ!

……………………… 会長に踏まれたいのにーーーーー!!!!

はたから聞けば異常な、しかしまぎれも無い本音が背中を押した。
それを抜きにしても、乾だって、興味が…あるっちゃある。
本人が良いというのだから良いのだろう。

「え、えっと、知らないぞ!後でセクハラとか言うなよ!」
「言わないよっ」
「先に言っとくけど、別にお前がどーとか……そういうんじゃ無いからな!」
「あたしだって、矢射子お姉様が大好きだし!何かそーいうの、関係なくて!」

『……』

ぐるり、と周りを見回した。
元々ここは、部屋の更に奥の部屋。
廊下との間は白い蛇腹のパーテーションで区切られている。窓は―――― すりガラス。



「――― じゃあ、そっち行くから」
「うん」

一口はあっさりと頷いて立ち上がり、やっぱここ涼しいね、と言いながらスカートの中にしまっていたワイシャツを外に出す。
オレが言うのも何だけど、そんなにのんきに構えてていいのか。一口のせいで、自分はちっとも涼しく無い。

椅子を引く音も、靴の底が鳴る音も、うるさいくらいに耳に響いた。
684名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 23:09:40 ID:P/oTHrsk
前半終了。もて王キャラ皆好きなので新境地に挑戦です。
間が空いてしまうかもしれませんので、
構わずSS投下とか雑談とかしてて下さい

ティーン向け雑誌の記事、ワカンネ
685名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 23:13:11 ID:rhQqhprc
やっべ、超萌えた。二人ともかわええー!ていうか生殺しー!
続きもwktkしてお待ちしてます
686名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 23:49:20 ID:jUulD7w5
いいねいいね、恋愛未満だけどときめく感じ。
いかにも中高生っぽいのがリアル。
ぜひぜひこの新境地を頑張って下さい。
687名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 00:58:42 ID:q0rCeVBw
何この中学生日記テラモエス(;´Д`)ハァハァ
続きを全裸でお待ちしております!
688名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 04:46:47 ID:E2wEb1Rj
>>684
GJ!
週刊ポストとか原作どおりおっさん趣味な一口モエスw
689名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 22:15:58 ID:E0cD1kdt
おっさん趣味な描写ってあんまり出てないけどね
690名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 23:20:07 ID:mfNEtQPV
生かしにくそうな設定だよな>おっさん趣味

ところで、倉庫番さんはそろそろイタリア出発かね
エール送っとく 異国の地でもガンガレ!
691名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:16:11 ID:49Ex9mQh
あ、俺漏れも
遠くなるけどガンガレー!!>倉庫番氏
692 ◆elM7etVVV6 :2006/06/27(火) 00:27:46 ID:EnRdSwSp
倉庫番です。これが今年最後の書き込みになるかと思います。
イラストもう一個とSSを残していきたかったのですが
どうやら間に合わない悪寒で…このまま旅立つことになりそうですorz
きっと半年後に必ず!必ず遅れは取り返します!

>>690 >>691
。・゚・(ノД`)・゚・。ありがとう!
こんな情けない管理人にエールを送ってくれるとは
なんて良いスレなんだここは

半年したら戻ってきます!
スレのみんなガンガレ 職人さん達もガンガレ そして大亜門ガンガレ
もて王がディ・モールト大好きだ!
693名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:36:20 ID:vMKhdb5k
>>692
それではいってらっしゃいませです!
お帰りお待ちしてますよー!

…もう出発しちゃったかな…
694483:2006/06/27(火) 00:44:42 ID:vMKhdb5k
えー…あと、一応お知らせを…。
半年の間だけ保管所の管理をさせて頂く事になった483です。
倉庫番さんのいない間だけではありますが、宜しくお願い致します。
至らない点などはご指摘頂けると幸いです…。
695悠×あいす職人:2006/06/27(火) 00:51:01 ID:Be6s8ci7
あ、倉庫番様の応援とお見送り間に合わなかった。
半年は長いけれど、無事のお帰りをお待ちしております。

そしてお留守番の管理人様、半年の間よろしくお願いしますね。
696名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 23:12:58 ID:ptnhGpka
くう、なんかしんみりした雰囲気になっちゃったな。
景気づけにSS投下があるといいんだが。
キジ×吉のエロイのまだー?
697名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 00:06:15 ID:49Ex9mQh
きじよしエロもいいが
俺は一一の続きも待ってるぜー
698乾×一口:2006/06/28(水) 20:52:04 ID:++p4nCU+
後編でけたので持ってきました。誤字ありませんように…!

……………………………………………………………………………………………

「ん?後ろ?」
「そう」

机の前に佇む一口の更に後ろに回り込み、ぎこちなく、Yシャツの裾に手を伸ばした。
たくし上げさせておくのはいくら何でも、と慌てて押しとどめたのだけれど、
服の中に手を突っ込むと言う状況は何か、かえっていやらしい気もする。
(いや、どっちにしたって異常だ、これ)

さっき一口が中のキャミソールまで一緒に巻き上げた事についてはもう、敢えて聞くまい。
というか、聞けない。直に触れなんて、何考えてんだ。

もういい。悩む事は苦手だから。
両脇の下から腕を回すと、肘を曲げた一口は軽く両腕を上げ、小さな肩をきゅ、とすくめた。
(…会長!不甲斐ないオレに………… 罰を!!!)
震えながら乾は手を中へと差し入れ、目的の場所に辿り着くと、恐る恐る、指で触れた。

――――― う、わっ…!

確かにささやかではあるけれど、その、無いわけじゃ、無い。
鍛え上げた固い自分のそれとは全く違う、頼りなくも柔らかい質感。
(げ…… 油断、してた……!じゅーぶん感触が、……… うわ、やば……)
――――― 一口は全く意に介さないのかもしれないが、自分は一応、異性が好きなわけで。
後ろに回ってて良かった、と思う。おそらく今自分は、目をぐるぐるさせて、
冷や汗だらだら流して、絵的にとても情けない状態にあるだろうから。

こわごわと撫でる様に指を動かす。が、不意に掠めた先端の感触にまた、血が逆流するような感覚に陥る。
――――― こっちを向かれませんように……!!
思いっきり横を向いて、顔を背けて、ともすれば乱れそうな呼吸を悟られないように。

しかし唯一助かった、というかそれはどうよ、と思った事と言えば―――――

「い、いいのか、こんな…で」
「うん…?…っは、なんか… くすぐったい」

「笑ってんなよ……」
「あはは、だってさー」

この、近所の犬にじゃれつかれて頬を舐められてます。みたいな、
どうしようもなく気の抜けた一口の反応。これじゃこっちが一人で変態みたいじゃないか。
有り得ねえ、心からそう思いながら、ちょっとヤケになって掌で撫で回してみた。
ふに、と吸い付く肌を存分に堪能するように。

「ふぇ… あ、待って?ちょっと待って!」
突然慌て出した一口に、驚いた乾は光の早さで手を引き抜いた。新たな冷や汗がどっと出る。
やばい、やり過ぎたかもしれないオレ。
「……… え、あ、何、」

「んーなんかちょっと… 変な感じだった… けど、ん、もう何でもない、うん」
――――― 変な感じっていやいやいやそれ、えっと…

「もっと強くていいよ、弱いと余計くすぐったいから」


やっぱ有り得ねー。ドキ高って絶対、普通の奴居ないんだ。
699乾×一口:2006/06/28(水) 20:52:58 ID:++p4nCU+

強く、とは言われたけれど、乾だってちょっとは、自分の握力の強さを自覚している。
加減が分からなくて、結局自分が気持ちいいと感じる強さで触っているのがまたなんとも。
下手に力を加えれば、身体ごと潰れて壊れてしまいそうだと思った。

いっそ開き直って机に押し付けて思いっきり抱きしめてみたら、むちゃくちゃ気持ちいいんじゃないの。
そんな思いを必死で振り払う。はたから見れば、どう見ても身体を許されている状況なのに、絶対に手を出してはいけない。
自分の精神状態を知られてはいけない。道徳とか、正義とか、そんなものとは真逆の。

拷問の様なこの事態に―――― まあ、拷問みたいな事態、そんなに嫌いじゃ無いんだよな、これがまた。
辛い状況は却って快感に変わる。それがまた焦る。更に辛くなって、またぞくぞくとする。
反応が反応を呼ぶ増幅ループ。心の一人SMをしながら、乾はまた一つ、ゆっくりと息を吐いた。

いつの間にか、一口は背中を軽く曲げ、両手を机に置いて俯いていた。
息を詰めている様にも見える。全然喋らなくなって、只、じっとしているだけ。
自分に余裕の無かった乾は、変化に気付かなかった。
触れている胸から伝わる彼女の脈が異常に早い事も、細い腕がぎっと不自然に力んでいる事も。

緊張で濡れた手はじっとりと白い肌にへばりついて、いきおい動きは強く揉み込むようになる。
一旦掌を離して、軽く押し潰すように乗せ直すと、固く立った突起がつい、と存在を主張して迎え入れた。
――――― なんかもう、ダメかもしれない。
何がダメなのかも自分で分からない程に、憔悴していた。

「いぬいくん、」
そして、一口は。
「… はっ………… はは……… なんか、んぅ……… あついね………」
無言になってから数分後、ちょっとだけ首を動かして、再び笑いながら話しかけてきたのだけれど。

最初の頃の無邪気さとは全く違う、吐息の混じった艶かしい声音に、本気で鳥肌が立った。
色気無いから、と自虐ネタを言っていた、あのお子様全開の一口はどこへ行ったんだろう。
薄い肩も、ちらちらと見える細い首筋も、今や庇護欲とは別の何かをそそるもので。
ミルクの様な甘ったるい匂いに当てられて、ぼんやりと霞がかかってくる。

最初にあれだけ断っていたというのに、今や自主的に手をしっかりと絡み付かせてしまっている己が情けなかった。

――― そして、ずるずると引き延ばされた責め苦は、ついに終焉へ。

「っあぅ…んんっ…!」
確実に、ごまかせないほどにびくりと震えて、一口が身を捻った。
(え、ちょっ………うわあああ!!ちょっと、これ以上はヤバい、無理、オレ……
 ゴメン、一口っ!!)


「あ… ご、ごめん!もういいや、こんな変な… 頼んでゴメンね、あ、ありがとう!」
ばっ、と乾の両手を引き下ろし、身を翻して離れた一口。いつもの明るい表情を浮かべているからこそ目立つ、
不自然に上気した頬と高過ぎる芝居がかった声。

しかし乾もそれは同じだった。思いっきり顔を向けられて、今度こそ取り繕う暇が無い。
固まったまま、惚けた様な困った笑顔の様な、何とも微妙過ぎる顔を晒す事になった。

乾の態度が予想外だったのか、驚いた一口。お互いの表情を認めて――――――


パイプ椅子が倒れる音が、合図になった。
700乾×一口:2006/06/28(水) 20:53:34 ID:++p4nCU+

「うわ、一口!椅子倒すなよ!」
「あっつーい!窓開けよ窓!」
「あ!あーーーそう言えば喉乾いたなーーオレ!」
「水道行けば!」

どちらからともなく、元気に叫びながらガタガタと動き出す。
間が持たなくなった二人の、つたない照れ隠し。

お互いに分かってるけど聞かない、もう今の無し、今の無し!!
そう、何もしなかったし、何も無かった!!
いつもの二人になら絶対に作り得なかった濃密な空気、それを全て吹き飛ばすように、
大げさなリアクションと、大きな声で場の雰囲気を変えていく。
手の汗で濡れていた机の一部もごしごしと拭き取って、無駄に参考書達の四隅を揃え直したりして。

「出来れば生水よりペットボトル!」
「言えてる!はい窓開けた!涼しい!」
「おう!……じゃ、オレ、こ、購買行って来るから!」

ポケットの小銭をろくに確かめもせず、パーテーションの外側へと脱出しようとして――――
ふと振り返った乾は、窓の外を見ながら手でぱたぱたと自分を仰いでいる一口の姿を見て、
咄嗟に声をかけた。

「一口さ!」
「はーいっ!何!」

「… その、大きさとかあんま関係ないと思う」
「……?」

「自分で色気無いって言ってたけどさ、あの、」



「だから、…… やっぱお前には会長みたいな胸は無ー理!諦めるんだな!」
「!… むー!無理って言う事ないでしょー!?」
いたずらっぽい笑みを浮かべて言い放つ乾。からかいを含んだ台詞に、ぶー!と拗ねた一口が、
窓枠から手を離し、乾の近くへ一歩踏み出そうとした――― その時。


「太臓オオオオオ!!あんたさえいなければああああーーーーー!!!」
棟全体を揺らす程の、強烈な怒号が響いた。
701乾×一口:2006/06/28(水) 20:55:10 ID:++p4nCU+

聞き慣れた声に、二人は弾かれた様になる。
我先にと廊下へ飛び出して、声のする方へと顔を向けた。

「やべえ!バレちまったじゃねーか悠!どうすんだよ!」
「ふむ、やはりタイミングが悪かった様ですね。
 今日の更衣室探索、及び特殊カメラ設置イベントは延期にしましょう」
「もーー許さんこのクサれ外道共ーーー!!三人まとめて粛正じゃコラァーーー!!!」
「俺は一ミリたりとも関係ねえええええええええ!!悠!お前ワザと見つかったろ!!」

「あいつら、居ないと思ったらあんな所に………!」

補習授業の合間、いつの間にか姿を消していたクラスメイトの三人が、
自分達の憧れの人物― 百手矢射子に、怒濤の勢いで追いかけ回されていた。

「うっ……… うるさいわね阿久津!!太臓とつるむ奴はみんな一緒なんだから!!
 どうせあんたも、女子のっ…… き、着替えとか覗こうとしてたんでしょ!スケベ!」
「お前は俺をどういう目で見てんだっ!第一、一回あんな合体」
「な!どういう目って…… その…… ってきゃああああ合体とか学校で言うんじゃないわよ!
 っていうかやっぱりあたしのっ、見たのねーーーーーーッ!覚悟しなさい!」

「うるさいぞお前ら!!学校で盗撮だけならまだしも、合体とは何事だ!!
 何を見たんだ!風紀を乱す奴は許さん、この色番に出来る限り具体的に、詳細を聞かせろ!!」
「いや盗撮もダメだろ」
「先生、ヒントはトロピカルフルーツとかけましてきびだんごと解きます」
「悠お前も適当こいてんじゃねーーー!」

「出たなエロ教師!!めんどくせーからとっととズラかるぞ、悠!宏海!」
「はっ!」
「もう…… 俺、嫌だ………」
「こンの………… っ、どいつもこいつもオオオオーーーーーーーーー!!!」


「楽しそう…… だね」
「……………… だな」

思わず顔を見合わせて、お互い嬉しそうに口元を綻ばせた。
その様子と言ったら、まるで水を得た魚の様。

「会長、助太刀します!」
「お姉様、今行きますー!」
「お前は会長の邪魔になるからダメだ!…… あっ、コラ、待てって!!」

いつの間にやら、ぎこちなかった空気も修正。
爛々と好奇心に輝く目の先にあるのは、揺れるポニーテールの後ろ姿。

固い廊下を上靴で蹴って、二人は何よりも愛しい人の所へ向かって、全力で駆け出した。




End

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「胸の小さい事を気にしている事」が良いのだァーーー!!
最終的に中学生日記どころか、さわやか3組になりました
702乾×一口:2006/06/28(水) 20:56:12 ID:++p4nCU+
股間にチンを飼ってる男と百合女コンビ、というギャグの壁を越え、じゃれあう子犬の様な関係に萌えを発見しますた。
次の新境地は誰と誰にしようかと考えつつ、絵板の保健室シチュ(絵路氏&R氏の吉下さん)も捨て難い。

呼称は結局、お互い名字呼びにしておきました。教えてくれた方々、感想コメントを下さった方々、有り難うございました!

<1×1劇場 前半と後半の幕間>
とらぶる的な
ttp://1st.geocities.jp/so_ko_491/ep/1_1t.jpg
もて王的な
ttp://1st.geocities.jp/so_ko_491/ep/1_1m.jpg


483氏、倉庫番お役目お疲れ様です。よろしくお願い致します。
とりあえず、今は他の職人さんの作品が来るまで全裸で待機だwktk
703名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:42:18 ID:jpEpKyPJ
>>698-
続きキター!!
乾の心中一人SMにワロタ&感じちゃう一口エロくてGJ!!絵も素敵です!
704名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 02:25:02 ID:dJpdxLzc
アンタうますぎやー!!!
原作のイメージを壊さずアホで初々しい爽やかなエロを有難う。
似た者どうし(報われない者どうし?)恋愛感情抜きで良い組み合わせだと思いますた
705名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 02:26:51 ID:dJpdxLzc
ついしん

吉下嬢も是非とも期待しています。
706名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 03:29:54 ID:sfDmsdHP
GGGGGGGGJ!!!!
男を男と思わないながら感じちゃう一口と
一人SMで盛り上がっちゃう乾がすげーらしい。
原作の雰囲気のままエロに持ち込むのがうまいなあ。
707483:2006/06/29(木) 17:43:54 ID:EbKsiXtD
皆様遅くなって申し訳ありません、
乾×一口、前編後編アップしました。

それとですが、702で描かれた絵の方はどうしましょう?
708名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 19:02:02 ID:RLwiklGW
乾×一口書いた者です、うわ、早くてびっくりしました…!
絵は作品でなく完全にチラ裏なので、保管しないで流して下さいな。
お疲れさまです、前後編の格納、ありがとうございました!
709483:2006/06/29(木) 23:35:46 ID:vEkMkcY6
了解しましたー。
こちらこそ、ありがとうございますです。
710名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 03:14:39 ID:aid/m2kf
保管所入れなくなってません?
711名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 10:57:47 ID:t6jL7HME
俺もも
712名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 14:00:10 ID:0xiFZJIZ
お休みついでに昼から巡回してる住人です
今Topからはリンク辿れないようになってる様ですよー
可能な方は保管庫掲示板を直で読みに行ってみて

というわけで483さんご光臨待ち
713483:2006/07/01(土) 00:04:05 ID:YZoQ/dIY
大変ご迷惑おかけしました、483です。
コピペミスでページの下半分が吹き飛んでしまったようです。

レイアウトが少し変わってしまいましたがリンクは復旧しました。
代理着任早々大変なご迷惑をおかけしたことお詫び申し上げます。
714名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 23:24:22 ID:fwtXVOsW
hosu
715名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 23:15:07 ID:cCU5q/Ku
乾と一口は確かに一緒にいること多いものな、可能性は限りなく低いけど
最終的にはくっついてたりして。坂田、残念
716名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 17:55:13 ID:hk6vBuNT
GJ!
最後の3バカの様子も面白かったよ。
717名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 21:22:23 ID:OyHSHmMu
ドラゴンガールズの百合…とかどうだろ。
いや、言ってみただけ。
718名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 22:28:25 ID:Rjlr82SX
>>717
3Pなのか?

本スレのネウロ犯罪プログラムネタにちょと萌えた俺ザンギエフ
719名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:20:51 ID:T7EZCPsI
悠が犯罪プログラムをピーコしてそうだな。
「他の世界でこういうのみつけました」とか言ってなにか一騒動起こしそうだ。
720名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:15:23 ID:M+fPSd7s
>>717
ごめんオバアチャンのは見たくないよ。
721名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 04:37:55 ID:dKzbQDUB
阿久津がジョジョのコスしてるの見て
このカップリングは以外にいけるんじゃないかと思った
722名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 09:50:52 ID:3q6nzjpn
>>717
温子と紋なら。
723545:2006/07/06(木) 15:39:47 ID:kcYmg774
(´・ω・`)流れ豚切りだが
ここ最近蒸し暑いので冷たいものを作ってみた。

ttp://volac.net/aup/img/aup1742.jpg
724名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 21:40:14 ID:yEtac8p0
>>723
これはいい練乳がけですね。
725名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 22:13:48 ID:meJkkp2/
>>723
美味しくいただきました(;´Д`)ハァハァ
腹壊すまでおかわりし続けます
726名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 23:15:06 ID:W7lYHkY5
>>721
本物に少しでも近づけるようにと温子が宏海を特訓させてる情景が浮かんだ
727名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 01:16:49 ID:bOW7XsUM
>>723
おおーっ。
涼やかエロいね。GJ!!
728名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 01:37:48 ID:z5V2s2WC
>>723
練乳ごちになります
下の毛もちゃんと青白いw
729483:2006/07/07(金) 03:00:21 ID:hknDhofd
>>723
GJ・・・!!
頭にキーンときますですよ((( ゚∀゚)))!

早速ですが作品倉庫に入れさせて頂いてよいでしょうか?
730名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 04:08:45 ID:Lc1AaU+I
あ、管理人さん!通常掲示板に投稿されていたエロパロ絵板移転?の件について、方針を示して頂けると有り難いです。
保管庫掲載の有無に関わらず、(保存申請されてる絵師さんもいらっしゃいますし)
今までの画像は全部ログ取っておいた方が良いかと思いました。
いきなりあぼんされたら勿体無いので

もし291さんから「全権委任」状態ならば、483さんがやってもいいと思うんだ。


>>723
GJ!貴方の絵は可愛くて、おにゃのこにハリがあって好きです
731名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 21:54:59 ID:XeKM+m3c
>>722
温子と紋で百合…まさか同士がいたとは…
ビューナスに行った回以来結構ハマったんだが…
732名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 10:05:25 ID:58R9wB3r
紋「これが温子ちゃんの好きな漫画?イギリスの話なのね…」
温子「それは第一部の話で、二部、三部と主人公が変わっていくの…(以下、ジョジョ薀蓄が続く)」
紋「このゾンビのデザインが、なかなか可愛いわ」
温子「そこなの!?(わ、私以上にマニアック?)」
紋(もわ〜)フェロモン放出
(数分後)
温子「…あれ…?わたしなんだか…体が火照って…」
733483:2006/07/09(日) 02:13:14 ID:J4WoKoWX
失礼します、483です。
遅くなりまして申し訳ありません。

>>730さん、ななしーさん
一応方針としてはログは全部保存して、新しいお絵かき掲示板を
設置するつもりだったのですが……条件に合うのが中々見つかりません。
高機能なものは大抵有料かアダルトサイト禁止なので……orz

取り敢えずログはとってあるので、保管庫は月曜前までにはうpする予定です。
734名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 02:25:15 ID:aSjHG9er
アダルトOKな掲示板ってならお絵かきデパート(ttp://homepage2.nifty.com/tomohp/pbbs/)とか…?
なんで大抵のとこってアダルト駄目なんだろうね

数字板でのもて王絵版ではお絵かきBBSだけど思い切りエロス全開なのにね
735483:2006/07/09(日) 12:54:27 ID:J4WoKoWX
失礼します、483です。
遅くなってしまいましたが、

新お絵かき掲示板
ttp://netgame.mine.nu:10017/lpbbs/f1152403224/index.php

お絵かき掲示板ログ保管庫
ttp://moteking2h.web.fc2.com/log.html

設置完了しました。
これまでのお絵かき掲示板も取り敢えずリンクは残しておこうと思います。

ななしーさん、>>730さん、>>734さん、ご教示ありがとうございました。
736名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 00:21:39 ID:RTIwOOzB
>>618
今更ながらGJ このカプが一番好きなのに読んでなかった…貴方の作品が大好きです
てか

>遥か宇宙から隕石を呼び、
恐竜すらも滅ぼす熱波と共に星を吹き飛ばす勢いで


劇場版手塚ゾーンネタワロタww
737730:2006/07/10(月) 19:42:40 ID:Q6Sp0C8/
>>735
うおー、なんか出しゃばってしまって申し訳ないです(´・ω・`)ハズカシス
素早い対応に感謝の意を、管理お疲れさまです!
738名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 22:04:27 ID:P+KTYo45
うおー管理おつかれ。でも発起人には華麗にスルー。なんて正直。其処に痺れる憧れる。
739名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 02:54:07 ID:oGxHaQO/
ところで、絵にしても小説にしても、今まで書(描)かれた分はともかく、
これから書(描)かれる分は「基本的に載せる」にして、載せて欲しく無い人は最初にそう書くかすれば良いんじゃなかろうか。
最初から「掲載OKです」ってなかなか書けないし、「載せて良いですか?」「良いですよ」ってやりとりはイチイチ面倒だと思うのよなぁ…
740名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 06:44:15 ID:QBd9/pEb
>>739
おれも前々からそう思っていた。
保管庫の意味合いからもいちいち掲載許可を確認する必要はないと思う。
保管して欲しくない人だけが、「保管しないで」って意思を表明すればいい。
741483:2006/07/11(火) 18:53:57 ID:Gol21J+I
失礼します、483です。

>>739さん>>740さん

…そうですね。
職人さん・絵師さん方の作品については、書き込まれた時点で倉庫に保管してしまうようにします。
都合が悪い場合はそう書いてくださるよう職人さん・絵師さん方お願いしますです。
742名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 12:34:59 ID:t4Bn0cck
宏海ってガタイいいよなあ。
体がしっかりしてるとあそこも大きい…よな。
743名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 00:54:15 ID:mTivpCym
今週号、扉の矢射子が可愛かった(´∀`*)
エロい身体してるなぁと再確に(ry
744名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 21:28:37 ID:9T2URtOl
宏海×矢射子で何か書きたい。が、シチュが浮かばないんだ。

何かネタあったらたのむ。
745名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 23:22:33 ID:SILzsxrd
おお!それは是非読みたい!

けど、ネタが浮かばない。
746名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 23:27:05 ID:HUTfwhQC
そんな時のエロガード

つ【体育館裏か保健室】
747名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 23:56:45 ID:SGWja1Oi
絵板の中華なパイパイと宏海ィバニーみて妄想してたのは、
文化祭の後夜祭で生徒は皆校庭に出てる中、バニー姿をさらけ出したくない宏海は片づけで人気の少ない倉庫へ。そこで自分の制服一式をカバンごと発見。
片づけも今運び込んだもので終わりだし、誰もこないこの倉庫で着替えて帰ろうと思ったその時、同じような出し物をしていた矢射子も片づけで一人倉庫へ。思わず隠れる宏海。
自分しか倉庫にいないと思い、自分のチャイナ服姿を宏海にあまりみせられなかった事から妄想モードに入る矢射子。


とか想像してた。つか倉庫番さんの作品の影響をうけた妄想だが。
748名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 13:19:31 ID:/Q9XYUco
乾×一口の人です
今週の一口さんの態度により、前に書いたSSの一口が偽物くさくなった気がしたので、
慌てて軌道修正の為の後日談を追加↓
http://1st.geocities.jp/so_ko_491/ep/1_1after.html
2〜3レス分位の非エロなんで、直接投下せずにアドレスで
483さん、これもまとめて保管して頂けると嬉しいです


>>744さん
王道のお薬系ネタはいかがですか

偶然にも媚薬の生成に成功した翠が、悠に飲ませようとするも敢えなく失敗。で、手違いで矢射子がそれを口にしちゃう。
宏海と二人っきりになった所で薬が丁度効いてきて、相変わらず超ツンデレな会話をしてるんだけど、
段々身体が言う事を聞いてくれなくなって混乱して、最後は涙目で必死に
「阿久津……どうしよう、私っ………どうしたらいいの、分かんない、助けて!」ってしがみついて懇願。
宏海も何が起こったのか分からなくて慌てるけど、矢射子の様子でなんとなく事態は把握する。
「いやこれおかしいだろ!」とかツッコミいれつつどうにか宥めて助けようとする宏海と、
どーしようもなくて媚薬効果で乱れちゃった矢射子とか。

翠だと薬の出来自体が怪しいけど、まあその辺はふやふやとごまかしーので。
薬が切れた後、ちょっとイイ感じの空気を全てぶち壊す、超アホな副作用があっても面白そう。

困った時の悠と翠ですよ!(゜∀゜)幻覚夢オチ操りに記憶違い、何でもありさ!
749名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 22:33:59 ID:74bxK2MB
宏海×矢射子激しく読みたい!!!
>>747
>>748
どっちのシチュも萌へ〜(;´д`)ハァハァ
ネ申よ、現われてはくれまいか‥
750483:2006/07/15(土) 18:32:17 ID:dX3pybgq
失礼します。

>>748さん、僭越ながら後日談GJです!
早速ですが保管させて頂きました。
751名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:24:04 ID:o5bnlgPA
>>748
後日談GJ!ビーストウォーズワロスww
752名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 15:11:39 ID:KdPy+ANv
ルリーダ先生のエロ求む。
753名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 21:04:59 ID:Hkqi0fnI
はい、すいませーん
おしりが通りまーす。
754名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 22:08:58 ID:AL9VCDvR
一周年記念保守あげ
755名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 23:32:30 ID:x5asNJ3h
あーたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた
たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた
たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた
たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた
たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた
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たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた
756名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 18:46:09 ID:IV4KEG0T
>>755
お前は既に死んでいる
757名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 23:33:30 ID:X7XtnDyr
やべえよ今週の浴衣の女衆やべえよ(*´д`)ハァーン
途中からいなくなった吉下は、たまたま合流した木嶋と
花火を見て見られてるといいなあとか思っている俺ガイル
758名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 11:59:50 ID:mwpUHwGF
>>757
ハゲドウ。今週かなり萌えた。
759名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 23:08:20 ID:OalG7syx
>>377の続き見たいな…
760名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 23:10:12 ID:OalG7syx
>>377の続き見たいな…
761祝・もて王一周年:2006/07/28(金) 19:48:45 ID:yPJefQ6p
話を切ってすみません、一周年を祝いに来ました
全5レス

>>759
同じく377の続きずっと待ってる
あと原作の幕間を書いてたあいすたんの方とか399辺りからの小ネタの方とか色々待ってる
762名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 19:50:07 ID:yPJefQ6p

目に飛び込んできた傷だらけの肌に、どう反応すべきか分からなくてつい、うろたえた。
そんな自分の態度を見て、先生が苦笑を浮かべた事に、何だか申し訳なく思った。
去年赴任してきた美術教師といい、最近ドキ高に来る女教師は変わり者の美人が多い、と
男子生徒の中で大盛り上がりだったのだが、一体彼女の過去には何があったのか。

尋ねる事が出来ないまま――― いや、今はそんな事どうでもいいんだ。
先程感じた申し訳なさも吹っ飛んだ。とにかくこの状況から抜け出す術を誰か、教えてくれ。


「あの、お願いです……… ホントもう、無理なん、ですけど………」
呼吸もままならない状態でへたり込み、縋る様にルリーダの脚を引っ掴む。
すると、声を掛けられた女教師はしゃがみ込んで小城と目線を合わせ、その頬を撫で、
落ち着くのを待ってやった。その優しげな様子に、一瞬彼の目に期待の光が灯る。
「先せ……」
「まだ終わってないだろう?……… さ、もう一回」
「!……… っは、そ…… ん、なっ!」
しかし、肝心の必死の想いを込めた哀訴は、無情にも却下された。

再び彼女の手の中に握られたソレは、彼女の意のままに扱われ、膨張してびくびくと震えている。
「今日は特に気持ちいいだろう?」
「や…… もう、分かりません…… 気絶したい」
裸でいるにも関わらず、身体中がとても熱い。完全に集中力が切れた今、
ぐったりと弛緩し虚ろな目で中空を眺めながら、流れに身を任せるしか無かった。
「何を言ってる。するべき事なら分かっているな?小城」
「う…… あ、それは、分かってます……」
結局、この教師に逆らう事は出来ない。


「…… はあっ、はあっ、……… っはあっ、………… っあ」
(ありえねえ……… っ!!)
荒い息をつきながら、それでもやめるにやめられなくて必死で動く。
女教師の命じるままに、オレはひたすら行為を続けていた。
「そ……… 暴れ…… な………! 落ちつ… て、… 余分な…… 力… 抜くん………」
平坦でストイックな声音が却って扇情的だが、その台詞も途切れ途切れにしか聞こえない。
落ち着け、なんて到底無理な話だ。まともな思考は殆ど働かなくなっており、
早く解放されて楽になりたい、その一心で身体を打ちつけた。
水音を立てる程激しく、こうやって自身を中で往復させるのも何度目か。

「ホラ、まだ達してないぞ。全く、だらしのない奴だな」
「そん… な……… 体力、残ってないで、す」
やっとの思いで身体を引き、ずるずると這う様にして離れるが、
付近の壁にもたれかかろうとすると、すかさず叱責が飛んだ。
(時間も回数も異常だろ……!早く、解放してくれよ……!)
かなり頑張ってるのに、あんたが全く容赦ないのは、オレが駄目すぎって事ですか。

始まってしまえば気持ちイイから、とか何とか言われたけれど、
そんなの嘘だ。……… いや、確かに最初こそ気持ち良くはあったけれど、
ここまでくれば最早拷問にしかならない。
この教師が相手ではつら過ぎる、精も根も尽き果てそうだ。
ああ、何でオレだけこんな事になってんだろ。

「……… っぐ………… ッ!!」
――― と、気まぐれに、ルリーダが先程から弄んでいたモノを両手で掴み直す。
思ったよりも強い刺激に、思わず小城の口から声が漏れた。
少しばかり濡れていたそれは、彼女の指に扱かれてびくり、と跳ねる。
先端を軽く掴まれて、たらたらと薄く零れた液が、ルリーダの白い手を伝い濡らしていく。
「ん? これでは刺激が足りんか」
「ちょっ…… な、…… うあ、やめて下さいよ!」
763名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 19:51:17 ID:yPJefQ6p

一旦静まったと気を抜いた瞬間、小城は寒気と共に、痺れる様な新たな衝撃に襲われた。
きゅ、と一段と強く握り込まれる。更に親指と人差し指で先端をつまみ上げるようにして、
反応を試す様に何度も擦り上げられた。
「痛って!……… そんな、強くすっ、しないで下さいって!」
無造作なルリーダの攻め様は、それでも確実に小城に刺激を与えてゆく。
「だ… っ、やめ………!うわあああ!」
「何……… わっ!?」

ぐいと指の腹で押された瞬間、不意に勢い良く液体が飛び散った。
暴発したそれに対応しきれず、ルリーダの手や顔にも飛沫がかかる。
「やれやれ、加減を誤ったか。何をやってるんだ、小城」
「…… いや…… 先生がっ、悪いんでしょーが!」
思わず目を瞑っていたのだが、咎められて視界を復活させる。
慌てて離れ、ルリーダから数メートルもの距離を取って叫んだ。

「まあ、今のは確かに私が悪いな。……… だが、私がこうしているのはそもそも、お前が原因だぞ。
 今学期の出席率はどの程度だ?明らかに足りてないだろう」
「…… それは、その」
「だから、これは授業をサボり過ぎたバツだ」
「……」
先程耐えきれずに放ったモノは、また張りつめて真っすぐに立ち直り、その先端をじんわりと滲ませていた。
女教師と二人きり。逃げるにも逃げられない。この状況――― もう、限界だ。
「いや、もう…… すみませんでした!ホント反省してます!…… だから早く…… いかせて下さい!もう無理なんです!」
「じゃあ、早い所、始めようか?」

「はいっ!?…… あの、それはホントに……… そんな」
「だから、さっきも本当だと言っただろう? ほら、早く……」
あっさりととんでもない事を言い放つと、ルリーダはそこを人差し指と中指で掬い、
「ここへ」
誘導する様に、更にその指を中へと沈めて掻き回した。
「え、え、先生……」
(マジで言ってんのかよ……!)
信じられない展開に、ぎくしゃくとしながら後ろに下がる。逆らう気は毛頭無いけれど、でも。
思わず目を背けたけれど、ぴちゃぴちゃと小さな水音が絶え間なく聴覚に侵入してくるので、現実から逃れる術にはならなかった。

「……」
ちゅ、と濡れた指を引き抜くと、ルリーダは小首をかしげ、
目の前で固まった男子生徒が次のリアクションを取るまで、じっと見つめていた。
「あ、あの、それはさすがに無理っス……!」
「ん?…… 今更何を言ってるんだ。その格好、もう準備万端じゃないか」
「え……… や、まあ…………」
口では拒絶しているのに、ゴム製のそれをしっかと手に持っている事を指摘されて、小城が耳まで赤くなる。
最初こそ小生意気な感じがしたものの、何だかんだ言って、彼は素直な生徒なのだ。
「早く着けろ」
「…… はい………… あれ? えーと……」
「…… 手伝ってやろうか?」
「いいっすよ別に!」
慌てて用意する小城を微笑ましく思い、ルリーダはふっと目を細めた。
たまにはこんな「個人授業」も、悪くない。


(…… ちくしょー!何でこんな時に……!)
あールリーダ先生に保健体育習いてー!とか言ってた奴らからすれば、これだけ構ってもらえたら御の字なんだろうけど。
今、眼前で微笑みを浮かべて自分を呼んでいる彼女の姿は、どうみても、美しい女神の仮面を被った死神だ。
「来い、小城。折角の機会に…… 教えてやるから」
濡れた手が差し伸べられた。落ち着いた中に熱さを秘めた声が、じわり、絡めとる様に小城を誘う。
「…… 分かりましたよ」
観念した小城はルリーダの元へ歩み寄ると、ゆっくりとその身を沈め、委ねていった。
そして冒頭、言われるがまま、気が遠くなるまで行為を繰り返す事となってしまったのだ。
764名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 19:52:07 ID:yPJefQ6p

「はあっ、はっ…… つ…… 疲れた」
「ホラ、それ位でへこたれてどうする!まだまだ終わらんぞ!」

焦がす様に照りつける太陽の下、バシャバシャと涼しげな水の音が響き渡る。
「あと背泳ぎとバタフライが残ってるだろう?合わせて残り50メートル×100本!」
「っだーーもーーマジ無理、です!……うわーーーん真白木さああああん!
 オレも早く真白木さんの所に行きたいのにィィーーー!」
「何を言ってる、今日逃げた二人はこの倍だ。むしろ、これだけで済んだ事を喜ぶといい」
(全く喜べねえっ!!)

35度を越える真夏日である。通常授業も終え、世間はすっかり夏休み、そんなある日の午後1時。
水泳帽とゴーグルをむしり取って水面に叩き付けた小城は、プールの中で涙ながらに絶叫していた。
「ははは、小城、自業自得だぞ」
その様子を、仁王立ちで見守る体育教師、ルリーダ。
あまりの暑さのせいなのか、普段ジャージの彼女もタンクトップにホットパンツの完全夏仕様。
なかなか見る事の無い露出の高い姿に、普通ならば男子生徒は手を叩いて喜ぶべき所だが、
今の小城には本気でどうでも良かった。

「あ〜〜〜… あ、またゴーグルの紐伸びた」
「貸せ、調節してやるから。だから手伝ってやるって言ったじゃないか」
「先生は引きちぎりそうだから遠慮します!……あーもー何でオレだけ……!帽子もこれもダッセーし………… ぶっ!」
「投げるな!疲れにくく無駄のない泳法、その身に刻め……!身体で覚えるんだ!」
「ごめんなさいわかりまし… 冷たッ!わかったから水掛けないで下さいよ!…… っ、わ、やめ、あっ!!
 …… いてえ! ホースから直とか痛いんスから!」

ルリーダが手に持っているのは青いゴムホース。先端をぎゅっとつまんで出口を絞れば、
水圧は増して水鉄砲の如く強力になり、中で暴れる水流に翻弄されたホースはせわしなく跳ね回る。
思いっきり流水を当てられる度に、小城の肌にはくすぐったさ3割、痛さ7割の冷たい刺激が走った。
「ほら、早くしないと終わらなくなるぞ!」
こっちに向かって水を掛けてくるルリーダは水遊びをする子供みたいに何だか楽しそうで、
小城が反抗していようがいまいが、時折思い出した様にホースの口を向ける。
くっそー、絶対面白がってるだろこのセンセ。

ホースの水圧攻撃から逃げる様に、小城はプールに身を沈めた。
水面に半分だけ顔を出して、ジト目で水面に映る自らを見つめ、拗ねた様にもごもごする。
(どうしてオレを縛り付けたりしたんだ………柴め!)
一緒に同じ目に遭うはずだった友人を思い浮かべ、ギリ、と思わず歯噛みした。


「めんどくせー……… いつごろ終わるんだろうな」
「まあまあ、いいじゃん柴。補習なんてさ、適当に水遊びして終わりだろ」
夏休み中に体育の補習を、と言い渡されたのは、真白木と柴と小城、いつもの三人組。
真白木より先に着替えを済ませていた二人は、更衣室の中で愚痴っていた。
とは言っても、暑いし水に入れば気持ちいいし。まあ丁度いいかと、それなりに納得していたのだが。

バタン!
「!?…… 真白木さん!遅かったじゃないですか!」
「それどころじゃねえ!」
大変興奮した様子で、二人にとってのボス・真白木宇月が扉を開けて入ってきた。
彼はぽかんとしている子分に向かって、鼻息荒くまくしたてる。
「おい!お前ら!今日は白いスーツでミラーボールでもてデー記念にフィーバーらしいぞ!」
「真白木さん!わかりません!」

「す、すまん!慌て過ぎてまとまらなかった!もう一度言うっ!
 俺はたった今、聞いてしまったんだ……… 今日これから、
 太臓もて王サーガ・一周年記念の表紙撮影があるという事をーーッッ!!!」
『えーーーーーッ!?』
先輩の口から出た思ってもみない言葉に、二人のボルテージも一気に上がったのだった。
765名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 19:52:50 ID:yPJefQ6p

「し、知らなかった………!不覚でした!」
「ああ、そんな記念すべきこの日に、補習などやっている場合ではない。行くぞお前ら!」
『ハイ!真白木さん!!』
授業と一周年記念、重要度は比べるまでもない。
でかでかと『祝』の文字がプリントされたTシャツを着てはしゃぐ真白木を見れば尚更だ。
既に帰る気満々の彼に倣い、二人も即刻帰り支度を始めた。

「しまったーあああ!Tシャツも良いけど、お、俺もやっぱスーツだよな!イイカッコしなきゃな!!」
「そうですね真白木さん!ここはビシッと決めて、佐渡に会いにいきましょう!」
「だよな!だよな!あああいすちゃんとチュ、チューショットなんか……… いやツーショットなんか撮れたりして!」

「それいいと思います!…… あ、オレら後から行きますんで、先に行ってて下さい!」
「おう!待ってるぜ!じゃあまた後でな!…… 漢・真白木、今、逢いに行きます!いや、愛に生きます!!」
「………」
嵐の様な真白木が去り、更衣室は再び柴と小城の二人だけになった。
「――― さ、俺らも急ぐか」
「ああ………」
(な、何でオレらしか居ない所でもカモフラージュを……
 柴も気付かねーし…… 正直に阿久津が好きだって、言ってくれれば良いのに)
先程の会話を反芻しながら、小城はYシャツのボタンを留めていた。
照れ屋で本心の言えないボスと、そんなボスの本心に全く気付く気配のない友人。
表面には見えて来ない微妙なすれ違いっぷりを、もどかしく思う。
まったく苦労するぜ。心の中だけで呆れた表情を作ると、小城は一つ、小さな溜め息をついた。

ところが、その瞬間――― 後ろに、不穏な気配を感じた。振り返るより先に、首に衝撃が走る。
「許せ、小城!」
「え………… ッ、ぐあっ!!」
突然、視界が暗転した。覚えているのは、そこまでだ。

次に目を覚ました時には誰も居なくて、身体をよく分からない複雑な縛り上げ方で拘束されていた。
そのまま暴れる事数分、良い事なのか悪い事なのか、様子を見に来たルリーダに発見されたのだが。

「小城!どうしたんだその格好は!?」
「せ、せんせーーー!助けて下さい!」
「待ってろ、今自由にしてやるからな」
「はい……… って、刃物!?ぎゃー先生ちょっと待って怖い痛い怖い!」
「痛くも怖くも無いさ。心配するな、扱い慣れてる……… 動くなよ」
「慣れてんのかよ!何で!?」

美人女性教師の手で体中の縄をほどいてもらう、という状況に若干期待してみたのに、
当然の様に懐から取り出されたのは、なんと槍の様な形状の刃物。
ルリーダは、怯える小城を優しくなだめ……… 正しくはなだめきる前に、
構わず鋭い一刀が入れられ、縄はばらばらに切り裂かれ、彼は一瞬にして自由の身となり
そして――― 今のスパルタ補習授業を受けさせられている。

(ルリーダはルリーダで、あの状態だったオレにすぐ泳げとか言うし…… どいつもこいつもヒドい奴)
鬼教師と裏切った友人に心の中で怒りをぶつけるが、水面から目だけ出ている状態で何か言った所で、
ぶくぶくと泡が立ち上るばかり。
悔し涙を浮かべながらの彼の呟きは、誰にも伝わる事は無かった。
766名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 19:53:29 ID:yPJefQ6p
青々とした広葉樹の葉が、本格的な夏を告げている。素足で立てば足裏ごと灼かれそうなグラウンドには、
正に高校選抜まっただ中の野球部を始め、練習を続ける運動部の掛け声と、
コンクールを控えるブラスバンド部の音楽、やかましいくらいのセミの鳴き声、
それらが同時に響いて、独特の空気を作り出していた。

その中で一人、校庭の隅を、制服のまま俯き加減で突っ切る生徒が居た。
走るのに邪魔なのか、肩かけ鞄を更に小脇に抱えている。
彼はいかにも暑さで辛そうにしていたが……ふと立ち止まって、空を仰いだ。
リーゼント、というよりはふわふわとした雲みたいな髪を、微かな風が揺らす。
手で乱暴に汗を拭うと、ドサリと荷物を地面に落とし、彼は独り言を呟いた。

「小城……… お前には、悪い事をしたと思ってる」
空に点描で描かれた枠が発生し、その中に笑顔の小城が映し出されると、その幻影に向かって柴は懺悔した。
今見えている小城は無邪気に笑っているけれど、最近、彼は時々もの憂げな表情をする様になったと思う。
原因はおそらく――― 佐渡。
「………… っ」

――― は… は… はは……!!こっそり隠れて様子を見ててよかったぜ!はははは……!!
確かに自分は、至らないながら、先輩と友人の恋を応援しようと思っていた。いや、今だって思っている。
しかし、あの七夕の時の勝ち誇った様な――― 暗い笑いを浮かべたあいつの表情が、未だに忘れられない。
(真白木さん……… 佐渡……… そして小城…………)

柴は悩んでいた。自分が慕う真白木と友人の小城が、揃いも揃って
「あの」氷の微笑女・佐渡あいすに惚れ込んでいる事を知ってしまってから。
照れ屋で恋に不器用なボスと、そんなボスの恋心に全く遠慮のない友人。
表面には見えて来ない微妙なすれ違いっぷりを、もどかしく思う。
「一周年、なんだ」
言い訳する様に、ぽつりと呟く。
「ツーショット、撮りたいって言ったから」

「二人とも佐渡と一緒に写真撮れなかったのならまだいいけど、その場にいるのにどっちかだけ撮れたりしたら、
 撮れなかった方が悲しむだろうし…… またあいつ、邪魔するかもしれないし」
去年の今頃は、まさか自分が忠誠心と友情の間で板挟みになるなんて思いもしなかった。
そしてそれらを犠牲にして尚、望み薄な恋だという事にも胸が痛んだ。
今日の事だって、正しいとは思っちゃいない。
只、本当にどう振る舞うべきかが分からなくて、とっさにやってしまったのだ。
(俺達は一体、どうなっちまうんだろう。…… 俺は、どうしたらいいんだ?)

過ぎた事は仕方が無い、問題はそれをどう修復するかだ。しかし今の所、その術も良く分からない。
数瞬の逡巡の後――― 柴はぐ、と拳を握りしめ、決意の目と共に、空に向かって宣言した。
(すまん、小城………!オマエは俺の大事な友人だし、俺はどっちも応援してるが、)

「一周年記念くらいは、真白木さんに花を持たせてやりたいんだ……!!」


今日使われるはずだった水泳道具を肩にかけ、柴は涙のダッシュで校庭を駆け抜けた。




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使い古されたネタだが、ルリーダと真白木軍団が書きたくてやった
今は反省している
767名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 20:11:36 ID:Yaz97meY
>>761
反省するな、続くんだ。
768名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 23:14:03 ID:K1YO9KNo
>>761
超UMEEEE!
堪能させていただきましたGJ!
769名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 17:13:48 ID:F/alzAfG
小城はけっこういけるな。ハァハァ
770名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 22:18:58 ID:hFusgeIv
アホなネタ文なのにレスついてて驚いた、読んでくれてありがとう
しかしやっぱり素で反省したので、>>757-758と絵板のネタを拾って軽めのSSする

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「お寺よね、ここ」
「…… それが?」

「色んな意味で、」
一呼吸置いて、ぎっと見据えながら言い切る。

「日辺野さんが泣くわ」
「困ったな。女性を泣かせる趣味は無いんだが」
「そうよね。フェミニストの貴方がまさかね」
「あと、確か日辺野は寺じゃなくて神社だぞ」
「…… そういえば、そうね」
(木嶋君に真顔でツッコミ入れられるなんてね……)

じりじりと迫る危機に、さすがに動揺を隠せない。
乱されかけた合わせ目をぐいと引き上げ直しながら、吉下はひとまず、
目の前の何かおかしくなった眼鏡ヤローをどうにか諌めようと躍起になっていた。
しかし、状況打破の為の策を考えてみるものの、出てくる案はろくでもないものばかりなのだ。

吉下の脳内に、赤マントを羽織った顎長の男が、鼻息荒く登場する。
(――― そこのお前ーーッ!寺の境内で木嶋に突っ込まれるだとォーー!?けしからん!まことにけしからん!―――)

「……」
うわあ。自分で思い浮かべておいてなんだけど…… すごく、鬱。
きっと今も「生徒の見回り」と称して暴れているであろう、ウチの名物教師の姿が鮮明に浮かんで、頭が痛くなった。
でもこの際、もう色番先生でも何でもいいから乱入して来ないかしら。
普段なら絶対思いつかない事を願ってみるけれど、きっと、こういう時に限って来ないのだろう。

吉下の心情も分かっているだろうに、この状況下において尚、木嶋は普通に話を振ってくる。
「百手はうまくやってるかな」
「……… さあ……… 太臓君達と団体行動してたから、阿久津君と二人って事は無さそうだけど」
「へえ、こっちの方が数段都合がいいな」
「何を……… 私も無理やりついていけば良かったわ」
一応会話は成り立つものの、どこかタガが外れている感がある。…… もしや、酒が入っているのか。

「やっ…… なっ!ちょっと…… っ……!」
先程やっとの思いで引き剥がしたというのに、再び伸びてきた手に捕まってしまって、時間稼ぎも無駄に終わる。
慣れない浴衣で思うように動かない身体は、上背があるのをいい事にのしかかってくる木嶋にあっさりと競り負けた。

「……!」
眉根を寄せつつ、組敷かれた状態から幼馴染みを見上げてみると、怖い事に、彼は薄く笑みすら浮かべて自分を見下ろしていた。
女の子相手に振りまくキザったらしい微笑みでも、打倒太臓君を画策するときの悪い笑いでもない、
強いて言うなら、自己陶酔の微笑。――― 顔がいいから何とかサマになってるけど、人に向けるもんじゃないでしょ、その表情は。
「…… お酒に酔って自分にも酔って、一体何やってるのよあなたは」
一瞬状況を忘れ、思わず呆れて呟いてしまったのだが。
771名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 22:20:35 ID:hFusgeIv

「何か言ったか?……… っはははは!」
(うわああ怖!怖ーー!何で笑うの!?何も面白い事無いわよーー!?」
――― 酔ってる、これは予想以上にひどい。
自分のあまりの分の悪さに半泣きになりそうな所を、それでもぐっと堪え、身体を引き摺るようにして脱出を試みた。
けれど、すぐに腰を押さえられて身動きが取れなくなった。直したばかりの襟元も、無遠慮に手を入れられて再びはだけてゆく。
「……!木嶋君、やめて、やめてってば!」
「あ?どれを」
「全部!何もかもよ!…… っは、…………… んっ!」
裾がめくれて露になった脚に、つうと長い指が這う。
制止の声には一切耳を傾けない青年に、思うままに撫で回され、唇を押し当てられる。
腿の付け根辺りを焦らすようになぞられて、思わず身体が跳ねた。

「…… 痛いっ!木嶋君、畳痛い!擦れたから!」
力づくではもうどうしようもないので、ひとまずケガをした事をアピールしてみる。
実際倒れた時に、右腕が多少擦り剥けたのだ。うっすら血が滲む小さな傷を、これみよがしに目の前にかざす。
――― その途端、木嶋が動きを止めた。それまでどこか締まりの無かった表情も、一変して真摯なものになる。
「……」
そこに気遣いと躊躇い、両方の感情が見て取れて、吉下はほっと安堵した。
基本的にフェミニストを気取る彼は、自分のせいで女が傷ついたり、ケガをする様な事態は避けるだろうと踏んだのだ。
その予想通り、自分を拘束していた腕の力が緩み、木嶋がうろたえながら口を開く。

「あっ……!いや……… えーと………………… す、すまん!」
「うん……… まあ……… どいてもらえれば…… それでいいの」
「痛かったよな!?…… 悪かった」
「うん、とりあえずいいから、退けて」
ああ、いつもの木嶋君だ。心の底から安心した途端、どっと疲れがやってくる。
…… でも、良かったこれで終わりだわ、この未成年飲酒の幼馴染みには夜店で烏龍茶でも飲ませて、もう帰っ
「そうだな…… 済まない」

「?………… うあっ!?」
表情こそ変わったものの、一向に動く気配のない青年に再び不安を感じた瞬間、身体が少し浮いた。
腰と背中に手が回り、一段としっかり抱きすくめられる。不意打ちとも言える行為に慌て、思わずぞくりと鳥肌が立った。
「え?……… え、済まない、じゃなくて…… あ………… の………」
「その、ケガさせるつもりは無いぞ!…… 今から…… 気をつける」
「はっ!?いや、ちょっと!?」
(――― 論点が違ーう!!……… 拾うのはそこじゃないでしょーーー!!)

至って真面目な声音に乗せて、何か違う決意表明をされた。声にならない叫びの代わりに、彼の両肩を押して全力で引き離す。
そして、あやまるくらいなら降りてよ、そう言おうと口を開きかけたけれど。
「…… 怪我をさせるつもりは無い。気をつける。…… だから」


「大人しくしててくれ。………… 誰にも言うなよ、吉下…… すまん!」
異常なまでに真剣な目つきに気圧されて、抗議の声は、ごく小さな引きの悲鳴と共に飲み込まれた。


_______________________________________________
終わり
772名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:11:25 ID:UEj6ftvO
>>770-
うお、終わりッスかぁぁぁッ!? GJ!
773名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:42:12 ID:DNFYZHHs
真剣&天然(?)キジPイイ!!
吉下も結局流されちゃっててカワイイー!
GJでしたぁぁ!!
774名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 00:24:58 ID:CuVHMyV0
続きはないのか!?
775男×一口:2006/08/02(水) 13:34:22 ID:GtozaB2C
空気読まず投下



辺りは紅に包まれ、下校時刻を知らせるベルが校舎中に鳴り響く。
慌てて校門を出る者、女性のストーカーを始める(?)者と様々だ。そんな生徒の様子も、ここからでもよく見える。


────

帰りかけた一口に話かけてきた4、5人の男子生徒。
用件は体育館裏に来て欲しいとの事で、今の状況に至る。

「…で、私に何か用ですか?」

昔の坂田の件で、こういう太めの男子に囲まれて不可解を覚えた一口は、少し強きな発言を試みた。

始めから体育館裏に行かなければ良かったものの、頭の悪い一口に判断力は無かった。
776男×一口:2006/08/02(水) 13:37:37 ID:GtozaB2C
男達はニヤニヤと笑っているだけで、何も答えようとしない。

(早く帰らないと、渡る世間…始まっちゃう〜)
オヤジ臭い趣味をしている一口は、一般女子と少しずれている。
そうこう考えていると、一人の男がずかずかと歩み寄り、側のマットに一口を突き飛ばした。

(ーーっ!?)

急激な腰の痛みに、起きあがろうとしても出来ない。
そこに待ってましたと言わんばかりに4、5人の男子が一斉に襲いかかる。
男供の体重が、一気にのしかかってくる。
腰の痛みはますばかりで、もはや逃げる術が無かった。
777男×一口:2006/08/02(水) 13:38:53 ID:GtozaB2C
「お前みたいないっつも惚けてる奴が、一番襲いやすいんでね。…胸は小さいがな」
と、一口を突き飛ばした男がそう語る。

…冗談じゃない。

(私が心も体も許せるのは、お姉様だけなんだからっ!!)

そんな事を考えている一口にはお構いなしに、男がブラウスを獣のように引きちぎった。

「きゃああ!?」

露出した白い肌と可愛らしいブラ。異性に全く関心の無い一口でもこればっかりは恥ずかしくて悲鳴をあげた。
相手が大人数のせいで、抵抗する事が出来ない。
白い肌を撫で回す男共を見た一口は、心底恐ろしいと思った。
778男×一口:2006/08/02(水) 13:40:14 ID:GtozaB2C
「ひゃ、止めて…」
目に涙があふれ、視界がぼんやりとする。

そんな一口を嘲笑うかのように、側にあったロープを手に巻き付ける。…完全に抵抗が出来なくった一口は、先ほどから「お姉さま…」とぼやいていた。

暫くすると、一人の男がついにスカートの中に手を突っ込んできた。下着の割れ目をつつ…となぞる。
「!!!?」

自分でも触った事はあまり無いのに、見知らずの男に触られる事で羞恥心はMAXになった。

(…やっぱ男ってサイテーね)

そう心の中で呟いた。そして改めて誓った。一生矢射子についていく、と。
779男×一口書いた奴:2006/08/02(水) 14:05:03 ID:GtozaB2C
続きはいつか。と思いつつも反省orz
780名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 15:58:08 ID:9bHhH/Gq
>>770
続きは、続きはないのか!?
GJ作品が多すぎてレスがおいつかないw
木嶋吉下はやっぱ良い。この二人好きだー。
>>775
おお、ここのSSにしては珍しいシリアス話。
こっちも続き待ってる。
781名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 12:38:05 ID:Syfxkmyj
阿久津矢射子読みたいよー
782名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 23:38:27 ID:7INpCPNd
谷先生の手付きがどうにもエロい。
あいすにはどーするつもりだったんだろう。
783名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 01:03:18 ID:eQ8EwnAv
>>782
やっぱり「泳ぎを練習する前に、その白い肌を守る日焼け止めだな。」と言って、
寝かせたあいすの身体にトロトロのローションを塗りたくっていくんじゃ。
784名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 15:28:36 ID:WCXdpk++
デカパイイイヨー
785名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 05:24:18 ID:4X1c7syW
age
786名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 15:30:58 ID:SMmzY8KM
ブリーチの夜一さんのカッコで宏海を押し倒す矢射子姉ちゃんの話が読みたい
787名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 01:35:06 ID:E4fz++f2
夜一は巨乳タイプじゃないからなー。
あのコスじゃバランスが変わりそうだ。
788名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 10:38:50 ID:sAyCIzPG
夜一は巨乳だぞ?ソイフォンと間違えてないか?
789名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 12:45:56 ID:nmg/AK0x
私も夜一は十分巨乳だと思うが
あの世界にはもっとえげつない乳してるキャラがいるからなぁ…
790名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 20:51:18 ID:cw4zoiHm
もて王で一番えげつない乳は…円?
791名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 23:44:49 ID:iORvTChx
>>790
眼鏡を外すという最終手段があるからな。
792名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 00:31:05 ID:m4wfE6iI
あれは絶対的な大きさが巨大化するだけだろw
793名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 18:13:29 ID:qCCvKGv0
偽太臓×温子
ゆり×矢射子モエス
794名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 04:51:12 ID:wxQZEOqm

綺麗な女の子に出会った

俺は伊舞と会う予定があったんだが、伊舞の都合がつかなくなってしまい
その日は予定のない休日となった、折角だから本屋で立ち読みでもしようと歩き始めた時、
視界にオロオロと地面にはいつくばっている人影が入った、
歳は伊舞と同じくらいだろうか、困ってそうだったので声を掛ける。
その少女は俺を見ると驚いていたようだったが、俺には見覚えがなかったから
他人のそら似だろう、少女は無口だったが何かを落としてしまったということは伝わった、
どうやら誰かへのプレゼントらしい、俺は一緒に探すことにした。
30分ほどしてようやく見付かった、少女は心の底から安堵したような表情を見せる
俺はそのまま帰ろうとしたが少女に腕を捕まれた、お礼がしたいらしい
795名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 04:55:06 ID:wxQZEOqm

喫茶店に入ると俺はコーヒーを頼んだ、少女は財布と睨めっ子しながら
メニューを見ていたようだったので俺がパフェを頼んで俺が出すよと告げると
少女は首を横に振った、俺は暇だったし楽しかったからそのお礼だと告げる、
少女は申し訳無さそうな表情をしてたがパフェがくると幼児のようなあどけない笑顔になった。
少女はかなり無口で俺が一人で話して少女が頷くという形で時間が過ぎていった。
会計を済まして外に出る、もうなくすんじゃないぞ、そう言い少女は照れながら笑顔で頷いた、
別れを告げ歩き出すと後ろから背中を叩かれた、振り向くとさっきの少女がいて―

チュッ

突然のことに呆然としてると少女は顔を真っ赤にして走って行った。
796名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 04:58:02 ID:wxQZEOqm

数日後、俺は太臓に呼ばれ太臓の家に行った。
行く途中佐渡と合流し太臓の家に向かう、着くと静さんが出迎えてくれた。
そのブローチ可愛いですね、佐渡が静さんの胸元に付いている装飾品に気付いたようだ、
話を聞くと数日前に貰った花子からのプレゼントらしい、
ん?まてよ、俺は一人の少女が頭の中に浮かんだ、
いや、あの少女は伊舞くらいの歳頃だった

そんなことを考えていると前から花子が歩いてきた、やっぱ有り得ないな

「まさか・・・・な」







―――――――
花子が力を使って成長したりする話に期待してかきました
エロ無しスマソ
797名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 05:03:24 ID:bgmEyMiQ
>>794-796
宏海×花子大好きだ!萌えた、GJ!!
次は是非エr(ry
798名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:20:48 ID:6+kOCXKz
文章が独特すぎる
799名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:49:42 ID:5Q7JYgiU
保守age
800名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 18:03:19 ID:GLl7tcgH
なんか急にさびれたな
最近のもて王が好きになれない住人が多かったのか?
801名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 18:43:27 ID:weFZxc+A
確定カプ少ないからエロ萌えしづらいような気がしないではない
あとエロ雑談しようにも本誌の方がキワドイ罠wのせいだよ、きっと
802名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 20:14:24 ID:vIFjAEuH
逆に本誌に萌え過ぎてそっちで満足してる俺がいる
803名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 21:22:12 ID:wtEDN+9L
>>802
俺はお前か
804名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 23:05:11 ID:RPnDsEse
矢射子ねぇちゃんしか萌えキャラがいない…
805名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 06:57:59 ID:pMAGP72r
笛路は
806名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 16:39:16 ID:Yo9e2AUC
そろそろ公海×矢射子が読みたいのらage
807名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:35:34 ID:QDL2Hdyq
ひょっとこ公太郎×矢射子かと思ってびっくりしたのだsage
808名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 13:47:49 ID:7YpVg+gl
公ちゃん保守なのだ
809名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 21:18:47 ID:rYMBSbp+
公太郎とズボンちゃんは絶対エロい関係なんだろうな
ていうか人いないな
810名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:33:42 ID:wS9F72iH
宏海×温子とか

温子「もうダメよ……………… おしまい… 見られた…… 男の生徒に…… あたしもう………… 生きてられない…… もう死にたいわッ!! クソッ!! クソッ!!」
宏海「お、オマエ… 何してたんだよ… 放課後の教室で…」
温子「つまり…だから…その…マ…マで始まる言葉で……マ…マス……
    きゃーー♥はずかしィィ〜〜〜
    もうあげちゃうわッ…あたしのパンティー!
    今、ここで直にぬいぢゃうヤツぅッ!」
宏海「脱がんでいい!」
811名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 10:46:18 ID:3N1/Jed1
萌えワロタ
812名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 20:40:50 ID:X5XNp887
続き

温子「さあ お仕置きの時間だよ ベイビー」
宏海「何もしてねえよ、俺は…」
温子「阿久津宏海っ! きさま! 見ていたなッ!」
宏海「おめーが見えるようなところでしてたんだろーがっ!」

温子「いいわ」
宏海「は?」
温子「あたしにセックスを申し込んでもいいわ…って、言ったの。」


宏海(2…3 5…7… 落ち着くんだ…「素数」を数えて落ち着くんだ… 11…13…17……19)
温子「あたしを見て 阿久津くん これがあたしの「魂」…… これが あたしの「知性」……」
宏海「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーッ!パンツも脱ぐなっ!」
温子「男はこういうとき『オレは くれるっつーもんは 病気以外なら何でももらうかんなーー コラァ!』って言うもんよっ!」
宏海「オレは億泰じゃねえ!」

温子「そう……一味………違うのね………」
宏海「迷惑なんだよ
    自分の回りでこういうことされるのはスゲー迷惑だぜッ!
    このオレはッ!」
温子「そう…わかったわ…」



ぎゅっ…
温子「でも…触れてはいけない物というのは 触れてしまいたくなるものね」
宏海「お、おい、どこ触って…」











813名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 23:34:36 ID:tRxUk1+Z
上手いw
814名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 12:12:36 ID:75R12Xt5
宏海「ウッ…ハッ、ハッ、ハッ…」
温子「快適?でも汗はかき続ける 今も…これからもずっと」
ショ…ショックだッ! か…彼女は宏海のズボンのチャックをを勝手に開けて見ているッ
しかも彼のペニスを「レロレロレロレロレロレロレロレロ」とチェリーをねぶるように舐めている…
いや、「味もみておこう」と蜘蛛を舐めるようにのほうが近いか?

宏海「おまえ何やってるんだマニ・アツコーーッ! フェラチオはともかく理由(ワケ)を言えーーッ!」
温子「大きい声出すと、人が来ちゃうわよ?」
宏海「ウッ」
宏海は両手で口を塞いだ。
温子「フフ…おまえはわたしにとって 釈迦の手のひらを飛び回る孫悟空ですらない」

そのまま宏海は温子にしばらくされるがままになり、やがて一回目の絶頂を迎えた。
宏海「ウッ!」
ドピュルルルッ!
温子「…こっ、これはっ!」
ゴクンっ!
精液を飲み込んだ温子は、ゲホゲホと咳き込んだ。

温子「最初にフェラチオをした者を尊敬する…… 毒かもしれないのにな…… ただの幸運なバカ女がたまたま飲んだら大丈夫だったのか…………? それとも………愛欲で追いつめられた必死さが切り開いた発見なのか?」

815名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 12:49:57 ID:75R12Xt5
宏海「ち、ちくしょーイッちまった…全然良くなんかなかったのによ…」
温子は少しその言葉にムッとしたが、そのまま精液だらけの唇で宏海に口付けた。
宏海「むぐっ…」
温子「ん…」
クチュクチュと舌をすり合わせ、長く、熱いキスをする。
スタンドも 月までブッ飛ぶ この衝撃…
阿久津はそんなことを思った。

やがて名残惜しそうに温子は唇を離し、、言った。
「この味は! ……… ウソをついてる「味」だぜ……」
宏海はため息をつき、
「ああ、良くなかったっていうのは… スマン ありゃ ウソだった」
「うっ… うれしい! 阿久津くん…」
温子は嬉しそうにニッコリ笑う。
…カワイイ。

俺はマジにこのマニア娘にはまっちまったのかもしれねぇな…
宏海はふと思った。


こいつは グレートにまいったぜェ…

(いちおう今回はココまで。コピペ三昧の作品ですが、好評ならまた…)
816名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 16:00:54 ID:1NCag5uB
中出し見たい
817名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:06:29 ID:qQnMwWZJ
>>816


ヤバイ『PENIS』がIN!!
宏海「いけない…これは…感じすぎる」
ズンズンズン・・・ウッ
宏海「ゴールド・エクスペリエンス!」
温子「おまえ何腔内射精(ナカダシ)してんだアクツ・コウミ───ッ!
スピードはともかく理由(ワケ)を言え───ッ!」


こうですか?わかりませェん
818小ネタ3発:2006/09/16(土) 10:33:34 ID:k+/VgYmc
温子「生まれろ、生命よ!」
宏海「おい、ピル飲んだはずじゃ…」

洒落にならねえよ…


温子「阿久津君のムケたペニスの皮、『コンドーム』みてーにベロベロになっている...」
宏海「そんなもん触ってんじゃねえ!」

そんなにキレイにむけるか?


宏海「俺は上!貴様は下だ!」
温子「カモォ〜ン、ポルポルくん!」

宏海もけっこう(ジョジョが)スキモノですね…
819名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 02:26:43 ID:EtbbYNE9
恋愛スレの熱さにワロタw住人の半数は考察と称して己の萌えを吐き出しているな
しかし、もし21歳以上のスレ住人が居るならばぜひ「俺はこれが萌えなんだ!」
というこだわりをここで文章として見てみたい、エロ関連に限られてしまうけど
当スレは原作での恋愛感情の有無など愚問ですよ、むしろ
ありえない組み合わせでいかに萌えられるか、という逆説的スタンスも持ち合わせてますよ
あくまで妄想、と割り切れる方は書き散らしてゆくがよい

あ、厨呼び込みはまずいのであっちで「エロパロ池」って言わないでね
820名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:12:43 ID:zzAkTKjW
ついでに童貞の立ち入りもごめんこうむる
あ、処女はオッケー
821名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 16:24:30 ID:RrbZ6XKl
誤爆?
822名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:56:41 ID:BuVFuLdJ
だね
823名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 03:53:41 ID:xqXwNpWz
あいす×真白木で(あいすが真白木さんに)乳首責め

って需要あります……? 無いならクールに去ります。
824名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 11:15:58 ID:+AEDxEi0
なあなあ、宏海のペニスってどのくらいの大きさだと思う?
通常時とMAX時。
SSの参考にしたいので意見求む。
825名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 12:37:35 ID:hB4a37Lw
>>824
平常時:トロピカルフルーツ
戦闘時:裂けちゃうんですけど!
826名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 19:00:59 ID:OMc8PHCg
>>823
真白木さんと奉仕のキャッチボール
OR
あいすが乳首以外の部分も責め立てる

なら個人的にOKですよ
827名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:01:54 ID:HzrRZ3p4
需要など、投下したその瞬間から発生するものだ!
って控え室スレのえろいひとが言ってた

というわけで頑張れ同胞よ
828名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 21:30:13 ID:hfcTSlKt
吉下は乳首茶色そう
829名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:12:15 ID:rorQJanK
てめーはおれを怒らせた
830名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:54:31 ID:itKF7HGA
吉下はドラゴンガール説はどうした。

関係ないが吉下は下着が白のイメージ。翠は黒のイメージw
831名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:37:58 ID:rtmpRMsE
翠は色よりも形状が奇抜そうだなー
色は特定の色を好むってより、カラフルに取り揃えてそうな気もする。

黒は円先生じゃね?
個人的にスピンと静さんと花子は白イメージだ
832名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 15:58:25 ID:G0WMHsCn
とうとう俺はたどり着いたんだ…
「乾×伊武」!これでどうだッ
833名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 09:14:57 ID:0I75dv3I
>>829
女子高生がみんなピンクと思うなよ。

矢射子は乳輪でかそう。肌色に近い淡いピンク。
834名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 09:30:40 ID:znssXkh9
>829
つーか日本人は色素的に濃淡の差はあれほぼ茶色。
間界人設定はしらんがな。
みんなピンクだと思い込んでいる童貞乙wwww
835名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 11:07:29 ID:YuMKg7hG
普段は茶系でも乳首立ってる時はピンクな女も結構いるんだが…。
836名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 22:31:11 ID:RP3zEGj3
矢射子はでかめのバナナで毎晩オナニーしてるんだろうな
「ああ〜ん、阿久津の、こんなに反ってるぅ…先、固いよぉ」
皮ついたままなら中身は無事だしおれる心配も無いな
837名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:56:49 ID:4nJvutMB
阿久津と言う名の大人の玩具かもしれんぞ
838名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 02:26:54 ID:0KCIdZTO
謎の彼女あいす
839名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 03:07:20 ID:0KCIdZTO
「阿久津、第六話であなた、机で寝てたわたしを太臓が起こしたでしょう?
あの時机にこぼれてた私の”よだれ”なめたでしょ?
凍らしたり、跡が残らないように殺したりはしないから正直に答えて。なめたでしょ?」

「けだものね・・・口開けて。
私の指先を口の中で舐めなさい。」

「あなた第六話で私の”よだれ”をなめて体の中に吸収したわね?
それなのにそのあとずっと私の”よだれ”を取り入れなかったから
阿久津の体に禁断症状が生じてたのよ。
だから今もう一度わたしの”よだれ”をなめたから治った」


という感じで誰かお願い
840名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 11:10:49 ID:2iSca+ht
言い回しがジョジョっぽいがどのシーンか思い出せない・・・
てか、そこまで書けるんなら自分で完成させられるんじゃないの?
841名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 19:14:41 ID:3C9bOrM2
いや、まんま「謎の彼女X」の場面です
よだれのシーンはそこからかなと思って
842名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 02:00:30 ID:XN3xbGDZ
age
843名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 11:34:53 ID:Z64Ym1cb
矢射子姉ちゃん…
844名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 12:45:40 ID:85zV4DVC
矢射子にノーブラで制服の白いブラウスを着せ、
その上から菱縄縛りしたいという妄想があるのですが、
そんなことができる命知らず、この漫画に出てこねえよ…
845名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 13:01:55 ID:y6Ol3e6d
じゃ、矢射子がオナニーしながら自分で縛るとか
846名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:25:25 ID:4fBXcSR+
>>844
ttp://akm.cx/2d/src/1159546953223.jpg
鉛筆ラフ画でスマン
847名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:52:10 ID:qrG6S6qg
>>846
ガガガッチンポー!!!(*´Д`)ハフハフ
848844:2006/09/30(土) 07:15:48 ID:ph0/xUHg
ありがとうありがとうありがとう
白いブラウスに乳首浮かせて恥ずかしがる矢射子が見たかったんだ!!1!
849名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 15:50:36 ID:L2Bn+qtG
あいすに巨乳は似合わん。
850名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 19:16:13 ID:mwddKQ00
>>849
それには同意
851名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:56:29 ID:MzVzyGjY
阿久津の馬並みペニスを矢射子にバックから突っ込んでヒイヒイ言わせたい
852名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 05:17:23 ID:wbMKYNgd
>>851
読みたい!
…書いてくれるネ申、お待ちしてます…裸で。
853名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 11:15:00 ID:o16TNBCG
俺も期待して待つ。全裸で。
854名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 02:55:16 ID:azCwi65j
バックじゃないしラフですが
「あたしのおっぱいメチャメチャにしてぇ!!!」なカンジで。
855名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 02:57:11 ID:azCwi65j
856名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 03:28:54 ID:HcYUPOmd
一瞬そういう願望なのかと思ってしまったがgj
857名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 13:23:20 ID:2XEGl6Zj
URLはhを取ってほしいな
GJ。
858名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 00:34:46 ID:f45vgYoK
>>855
ナイスGJ!!!萌える表情してるな矢射子姉ちゃん
本誌での扱いがひどくなる一方だからここでハァハァしてるよ
859名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 06:32:37 ID:KN28OB6R
>>855
イエッス!gj!
朝っぱらからイイもん見させてもらいました!
阿久津のむしゃぶりつきっぷりが…(*´Д`)ハァハァ
860名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 20:24:49 ID:lunesXy4
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡
861名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 20:25:48 ID:G7lEIrJO
>>855
 G J !

柔らかいヤイコ巨乳ハアハア
862名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 18:11:42 ID:Fl1aCyjA
真白木さんに100票近く入れた18歳の少女って、萌えないか?
863名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 02:28:11 ID:0HT2pYMO
あれは18歳の少女が一人で百票いれたのではなく、
真白木にたいする票の百票近くが
18歳の少女(複数人)からのものだった
ってことじゃないのか。

一人で百票入れた少女がいたなら確かにもえだけど。
864名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 04:20:46 ID:gawQJrIi
流れ豚切って申し訳ない
調子に乗ってまた矢射子の乳絵描きました…

ttp://akm.cx/2d/src/1160335149138.jpg
865名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 04:59:00 ID:jUDjt+KW
何というけしからん乳を描くのだ貴様!!!1!
866名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 10:02:05 ID:YkxIMB9m
何いってんだ組織票としてネタにされるんだから
一人で入れたに決まってるじゃないか!

それはそうとなんて け し か ら ん 乳だ
867名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 11:03:57 ID:qZxSPxp+
>>76
予言しやがった!
868名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 00:25:33 ID:BIGuoi2W
宏海矢射子バニー小説書いてて煮詰まったorz

連投申し訳ないが息抜きの木嶋×吉下
ttp://akm.cx/2d/src/1160493111719.jpg
869名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 00:34:51 ID:xnku8vc2
>>868
楽しみに待ってるよ!!
870名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 11:14:09 ID:V/qIMCz9
いつの間にかこのスレ神が光臨してる
871名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 19:42:14 ID:NLdyL1DK
絵だけじゃなく小説まで!?
あなたが神か!?
872名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:34:30 ID:iT3l0QPN
秘密の時間(1/3)

いつからだろうか、佐渡を名前で呼ぶことになったのは
勿論、人前では佐渡と呼ぶ、周りが煩いのは目に見えているからな
「シャワー借りるわね」
「おいおい、もう少しゆっくりしたら・・」
「何言ってるの、あなたの父親が帰ってきて、こんな姿見られたらどうするの?」
「まぁ、そうだな」
佐渡は「他にまともな男がいなかったから」と言っていたが
俺達の関係を唯一知っている伊舞からは「あいすさんはお兄ちゃんの話しかしないんだよ!」
とかなんとか言っていた、なんとも複雑な心境だが
他に佐渡の真意を知る術がないから仕方ない
なんせ学校で俺達の関係は秘密で警戒して一緒に帰ることもまずない
まぁ、週に数回こうして佐渡が家に遊びに来るのが
俺達の関係を立証する全てだろう、間界領事は何かと忙しいらしい
873名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:36:09 ID:iT3l0QPN
秘密の時間(2/3)

「あなたもシャワー浴びてきたら?」
着替えて戻ってきた佐渡はそういうとテレビをつけ、夕方のニュースを見始めた
「ああ」
こうして見ると学校でいつも見るのと変わらない佐渡あいすだ
俺は気だるい体を動かしながらシャワーを浴びた
(一応髪の毛落ちてないか確かめとくか・・・)
親父に佐渡との関係を知られたらこの間以上に何しでかすかわかったもんじゃない
「ふぅ、まだ平気なのか?」
「ええ」
佐渡の隣に腰を下ろしテレビに目をやる
「牛乳、勝手にもらってるから」
「ん?ああ」
佐渡もすっかり家の仕組みを把握している、俺よりも詳しいかもしれない
そんなことを考えていると佐渡が体を少し寄せてきた
(こういうとこは普通の女の子なんだな)
そして俺の肩に頭をもたれながら話掛けてくる
「名前」
「ん?」
「またHのとき佐渡って呼んだ」
「そうだったか?」
「そうよ」
「悪かった」
「名前」
「悪かったよ、あいす」
「・・・ええ」
正直、名前で呼ぶのは照れ臭い、普段佐渡って呼んでる分尚更だ
874名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:37:07 ID:iT3l0QPN
秘密の時間(3/3)


――――

「じゃあ、帰るわ」
「送るか?」
「平気よ」
今日もまた、少ない二人だけの時間が終わった
「次はいつ来れるんだ?」
「多分・・・明後日ぐらいね」
「そうか」
こんな会話もいつものこと
「宏海」
「ん?」
「私が来れないからって他の・・」
「・・あいす」
「んっ」
「またな」
これは初めて
「・・バカね」
「あぁ」
ゆっくりと閉まる玄関を見ながら俺はせっせと後処理に取り掛かった

end
875名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:38:15 ID:iT3l0QPN
当然の投下&エロ無しスマソ

ただ書いてみたかった、後悔はしてない
876名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 15:22:50 ID:Kb+ClG6X
>>875
GJ!
エロなくてもイイヨイイヨー
伊舞ふくめた3人が好きだから萌えた
877名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 16:25:45 ID:6AsZRCLz
>>868
息抜きでこのクオリティか?!!
GJ!!!
878名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 23:57:08 ID:soCS+s56
エロ絵板の方もおっぱいおっぱいで良い事です
879宏海矢射子人気投票バニー話:2006/10/16(月) 01:35:35 ID:SwjokNqE
矢射子は焦っていた。
人気投票の〆めに急いで着替えるように渡されたバニー服。何で自分までがと思いながらも、
宏海が着ると知って同じ服を着たいと思ってしまったところに罠が待ち受けていた。

(どうしよう……。)

サイズが合わない。胸が全然入らないのだ。
いくら押し込んでも、布を引っ張り上げても、下半分も入らない。
いくら頑張ってみても、布に乗り上げるように胸がはみだして大事な部分が隠れてくれないのだ。
元々上背がある上に、校内一の巨乳である矢射子が苦労をしている間に、他の女子はどんどん
更衣室から出ていってしまい、残っているのはいつしか矢射子だけになってしまった。

(このままじゃ遅れちゃう……!)

焦れば焦るほど胸が溢れ、時間ばかりが過ぎていってしまう。
更衣室のドアを叩く音がして、まわるが声をかけてくるのに『すぐに行くわ』と返事を返したものの、
矢射子は途方に暮れていた。

「どうしよう…この布がもうちょっと……んくっ、入らないわ……。」

胸の布が足りないのをどこの布で補うか。せめて下着が黒なら、肩ヒモを横に押し込んで
ブラの上からバニー服を着込み、胸の部分がレースだと誤魔化す事も出来ようが、
矢射子は母親のSMセットを思わせるような黒やアダルトな雰囲気の下着が嫌いだった。
今日のブラも淡い水色で、そんなものの上からバニー服を着てはモロに下着だとバレてしまう。
そんな恥ずかしくもみっともない格好を人に見せる訳にはいかなかった。

(こうなりゃ最終手段よ……!)

ヤケになり、矢射子は一旦すべてを脱ぎ捨てた。何も身につけないまま網タイツを穿き、
その上からバニー服に足を通す。
思いきり引き上げて、本来は半分は尻を包むはずの布がTバック状に食い込むまで引っ張ると、
なんとギリギリで布の上部が乳首を覆ってくれた。

「あくっ……!」

夢中になって布を引っ張り上げる。何とか無理矢理詰め込んで他の女子と同じ位まで隠れ、
それに安堵する矢射子は別の部分が異常なまでにハイレグになっている事に気付かない。
880宏海矢射子人気投票バニー話:2006/10/16(月) 01:41:35 ID:SwjokNqE
「これでいいわ…。んぅっ、ちょっと歩きにくいけど……」

網タイツの粗い目が感じやすく柔らかな箇所に食い込む。なんとかこらえ、履き慣れない
高めのヒールにフラつきながら、胸がこぼれないように慎重に歩いてドアを開けて外に出た。
すっかり人気のなくなった廊下に、もしや自分は間に合わなかったのかと嫌な汗が胸の谷間を伝っていく。

「急がないと……!」
「いや、一応まだ大丈夫だろ。」

不意にかけられた宏海の声に、驚いて矢射子は振り返った。

「阿久津!?……ああッ!!」

勢いが良過ぎた。不馴れな靴が災いして矢射子は足を捻り、転んでその場に尻もちをついてしまったのだ。

「きゃあぁっ!!」
「あ、オイ!」

驚いたのは宏海である。ちょっと声をかけただけだったのに、いきなり目の前でコケる矢射子。
倒れながらも体勢を整えようとした根性は見事だが、根性以上に見事な乳房がぶるるんと弾け、
ピンクの乳首ごと弾みながら服の外に踊り出る。
あまりのおっぱ…いや、あまりの事に、支えようと伸ばしかけた手が空を掴み、非常に見たいが
見ちゃ悪いと伏せた視線のその先では、尻もちをついた矢射子の足がこれまた見事な食い込みM字を描いていた。

「痛っ……」
「〜〜〜〜ッ!!」

ポーズがエロヤバ過ぎである。
しかも、タイツに押されて編み目の隙間から盛り上がってるアレ、何かちょっと薄い肉っぽいピンクのものは、
非常にヤバいアレではなかろうか。

「い…嫌アアァァッッ!!!!!!」

つんざくような悲鳴が廊下に響き、宏海の視界に腕に潰された下乳がふにっと現われた。それだけで
他の女子の胸以上あるんじゃないかというボリュームだ。
更に、矢射子は気付いていないのか、悲鳴と共に膝は寄ったがつま先は寄らず、一番ヤバい部分が
丸出しのままであった。

「おわッ!」

硬直したままの宏海を我に帰らせたのは、後ろから肩を引く手であった。

「悠!」
「人が来るぞ宏海!更衣室に急げ!!」

促されて意識を向ければ、何事かと問う声と走る足音が耳に入る。こんなところを見られては、
オスのバニーがメスのバニーを襲っていると誤解されかねない。

「そうじゃないぞ宏海。女装男のレズ行為だ。」
「更に酷い誤解が!?」

焦りのせいか普通のツッコミになってしまう。
いや、それ以前に呑気にツッコんでる場合ではない。

バカをやってる間にも足音はどんどん近くなる。
881宏海矢射子人気投票バニー話:2006/10/16(月) 01:45:04 ID:SwjokNqE
「くそッ!オイ、早く更衣室に戻れ!ここはオレがテキトーに誤魔化しておくから!」

蹲ったままの矢射子に向かって宏海は叫ぶが、矢射子は胸を隠したまま青い顔をして座り込んだままだ。

「あ、足が…」
「挫いたのか!?」

青ざめて頷く矢射子。人の気配はすぐそこだ。

「仕方ねえ、暴れんなよ!」
「きゃあ!?ちょ、ちょっと、何すんのよッ!」
「いてェ、暴れんなって言ってんだろ!」

ギャーギャーと騒ぐ矢射子を抱え上げ、宏海は女子更衣室に向かって走り出す。

「悠!後は頼んだぞ!」

嫌な奴に借りを作る事になるが、今の状況は不用意に声をかけた自分の責任でもある。
そんな細かい事に責任を感じてしまうから流され不良と化してしまうのだが、
まあそれはうこんのポスター並みに今はどうでもいい事だった。

「これでまた貸しが出来たな宏海!」

背後から聞こえる嫌なセリフに心の中で膝を折りながら、なんとか宏海は人が来る前に矢射子を
更衣室に押し込む事が出来たのだった。


  * * *


更衣室のドアの前。

宏海は薄いドアに背中を預けながら、中の矢射子に声をかけた。

「オイ、…足は大丈夫か?」
「……うん…。」

細い声だった。いつもの勢いがあるというか、血の気の多い物言いからは想像もつかないほどの。

「あー…、……悪かったな。いきなり声かけたりして。」
「べ、別に阿久津が悪い訳じゃないわよ!」

ドアの向こう、更衣室の中で蹲ったまま、矢射子は言葉を返した。

「だから平気よ…。それより、主役がいつまでもこんなとこにいていいの?
 早く行かないと間に合わなくなるわよ。」

(……見られちゃった…。)

最悪だった。あんなに苦労して押し込んだ胸は無惨に服から溢れ、多分絶対に見られて、
足まで捻ってあの場から自力で逃れる事が出来なかった。
宏海がここまで運んでくれはしたが、情けなくて恥ずかしくて惨めで、いろんな事が頭の中で
ぐちゃぐちゃになって涙が出そうになる。
882宏海矢射子人気投票バニー話:2006/10/16(月) 01:56:55 ID:SwjokNqE
「ほら、早く行きなさいよ!」

それでも、これ以上宏海に迷惑をかける訳にはいかない。まだドアの前にいる宏海は、足を挫いた自分を
気遣って、一緒に集合場所へと行ってくれるつもりなのだろう。
ただでさえ遅れ気味なのに更に足手纏いになるのはごめんだと思う矢射子に、この状況をおいしいとか
宏海と2人きりだとか思える余裕はなかった。

それなのに。

「バカ、オレだけ行ってもしゃあねえだろ。大体、野郎のバニー姿が見たいなんて変態は悠だけでたくさんだ。
 オレを口実にアンタとか女子のバニー姿が見たいってのがほとんどだろうが。」
「‥‥‥‥。」
「だからほら、早くしろ。もしかして立てないくらい傷めたのか?だったら保健室まで肩貸すが。」
「だ…大丈夫って言ってるじゃない!」
(なんで阿久津はそんなに優しいのよ…!)

別に優しさではなく、宏海にしてみれば単に責任を感じているだけだった。大丈夫だと言う割りには声が
頼りないままの矢射子は心配だが、出来れば少しでもムキムキムーチョなバニー姿を人前に晒すのが遅く
なればいいとさえ思っている。

が、それが優しさに見えるフィルター付きの矢射子は、動こうとしない宏海の気配に俯いて唇を噛んだ。

「大丈夫ってんなら早くしろ。オレにも責任あっからな、ほんとに大丈夫なの確認してからじゃねえと
 安心できん。」
「わかったわ…。でも、ほんとに大丈夫なんだからねッ!」

どうやら諦めるしかないようだった。のろのろと胸に手を伸ばし、矢射子は散々苦労した胸をまた服の中に
押し込みはじめる。
883宏海矢射子人気投票バニー話:2006/10/16(月) 02:18:17 ID:SwjokNqE
静かになった廊下で、宏海は大きく息を吐いた。
どうやら矢射子はやっと準備を始めたらしい。保健室まで送れれば時間を稼げると少しでも思った自分を
反省する。もう少し気遣ってやればよかった。盛大にポロリをやった挙げ句、足まで挫いた矢射子が
混乱しているのは当たり前だ。きっと今頃はあの胸を服の中に詰め込んでる最中だろう。

(やべぇ…。)

あらわになった白く豊かな矢射子の胸を思い出し、宏海は一人で赤くなった。
乳首までハッキリと見てしまった。ピンクだ。乳輪は胸の大きさとバランスが取れていて、ふよんと現わ
れた下乳は本当に柔らかそうだった。

(オイ!マズイだろうが!!)

下と言えばあの食い込みだ。黒い布に押し分けられて左右にこんもりと盛り上がった肉が、網目に逆らい
ながら柔らかさを主張していた。隙間から覗いていたアレは絶対に例のアレだろう。

頭を振って散らそうとするが、一度思い出してしまったものは簡単に離れてくれなかった。
下半身に血が集まってくる感覚に宏海は青くなる。矢射子が着替えて出てくるまでに散らさなければヤバイ。
そう、矢射子は今あの胸を布に押し込んでいて、多分その布はぱつんぱつんに膨らんでいて…。

(くそッ…!)

焦っても、目の前で布がテントを立てはじめる。服の上から掴んで腹に押し付けるが、その感触で
ありえないほどに滾っているのがよくわかった。そのまま扱きあげてしまいたいほどに興奮してしまっている。

そこに。

「いい格好だな宏海」
「悠ゥ!?」
884宏海矢射子人気投票バニー話:2006/10/16(月) 02:37:30 ID:SwjokNqE
不意にかけられた声に思わず目が飛び出す。そこにはカメラを回す悠の姿があった。

「服が下がって乳首が出てるぞ、宏海。」
「おわァ!?」

慌てて目をやると、勃起したナニに布を奪われて胸あてが下がり、自分の乳輪が丸出しになっていた。

(最悪な絵ヅラだー!!)

だが、それは絶妙な萎えネタでもあった。視線の先で、あんなに猛っていたモノがみるみるうちに
しょんぼり萎れていく。

「こうまでレアな絵が撮れるとは思わなかったぞ、ナイスだ宏海!」
「うるせェ!!」

血の涙を流しながら片手で布を引っ張りあげて乳輪を覆い、片手を振り回して悠を殴ろうとするが、
悠は相変わらずいとも簡単に宏海の拳をすり抜けていく。

「お待たせ……って、何やってるのよ?」

ガチャリとドアが開いて、ひょこりと片足を引きずった矢射子が顔を出した。

「なんでもねェ!!」
「うむ、それじゃオレは先に行くぞ。そろそろ王子がまわるあたりに自動防御を喰らっているだろうからな。」

カメラを回しながら悠が逃げていく。がっくりと床に両手をついて、宏海は涙した。
矢射子が不審そうに覗きこんでくる。視界に現われた谷間に我に返り、少しフラつきながらも宏海は立ち上がった。

「阿久津…?」
「……何でもねえ。それより行こうぜ。キツかったら肩貸すから言え。」
「? ええ……。」
885宏海矢射子人気投票バニー話:2006/10/16(月) 02:53:51 ID:SwjokNqE
お互いに別の理由で気まずいまま廊下を歩く。
無言で歩いている内に集合場所まで着いた。

「遅いですよ!他のみなさんはもうステージの上で幕が上がるの待っています!」
「……何でこんな事に実行委員がいるんだ。」

げんなりした声で宏海が言う、それが更衣室を出てから最初の言葉だ。

「そうね……。」

何を話していいのかわからずに困っていた矢射子は、ここでもやはり相槌しか打てずにいた。

(私のバカ!謝れもしなかったわ…。)

らしくもなくしゅんとしたままの矢射子に、宏海がぶっきらぼうに言った。

「……あのな。また、その…さっきの廊下みたいな事になったらヤバイだろ。だからなるべく腕とかも挙げねえでオレの後ろにでも隠れてろ。」
「阿久津…?」
「何かあって太臓が飛びかかってきても、その足じゃいつもみてえに防げないだろうが。そうなっちまったのはオレにも責任あるし、太臓のガードは引き受けてやっから。」

胸がじんとする。火照る顔を上げられず、矢射子は俯いて言った。

「……ありがとう。あと、……ごめんなさい。」
「バカ、気にすんな。行くぞ。」
「はい…!」

ライトの白い光の中、幕が上がる。

「みんな、投票ありがとーう!!」

バニィーンとはしゃぎ跳ねる中、矢射子は頬を染めながら宏海の後ろに隠れていた…。


--------------------------------------------------------
次号:矢射子に襲い掛かる太臓から逃げる為に、宏海は矢射子をおぶったまま
   ゴンブトゼクターを装着するが…?


嘘です。エロくなくてすみませんでしたorz
886名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:59:39 ID:XOw3T6QX
リアルタイム遭遇キタ! 超 萌 え た よ … !
矢射子可愛いな! 自分もあの回の後ろの方で妙に
照れてる矢射子が気になってたんでSSで読めて嬉しいよー。
887名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 03:17:16 ID:SwjokNqE
>>886
エロくないのにthxです!
……煮詰まってたのは嘘予告の部分で、おんぶ逃走時に
食い込んだ矢射子のおま(ryをもぞもぞ這い上がっていくゴンブトの精とか
避難した先で気付いたら摩擦で2人とも全裸とか、そういうの書きたかったorz

また機会があったらお目汚しするかもです…。
888名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 05:45:57 ID:W0ZvmiHF
とっつぁん…真っ白に萌え尽きたよ…<宏矢バニー話
エロなくても、萌えシーン満載で始終ハァハァさせられた!
本気と書いてマジと読むくらいgj!

で、うさ耳装着して予告に期待。
889名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 10:51:30 ID:D255twBF
神キター!
こういう謎解説的?SS、俺は大好きだ!
同じく次作に期待。
890名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 15:50:24 ID:66ZQQn8i
うさぎさんって精力絶倫だよね
891名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 15:54:00 ID:k6XTvLKG
あのコマの矢射子の表情に萌えてたから、嬉しいー。
次作もどうぞよろしく。
892名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:26:39 ID:H7gmOfDr
うわあああ凄えキた―――!
ちょ、ちょっとほんわか絵が描きたくなったけどジャンプが見当たらん!
バニーの耳って垂れてたっけか?
この位の絡みの方が個人的には好きかも知れん!とにかくGJ!
893名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:41:08 ID:QR+6hwpy
最高! 超GJ!! 次作に超々期待!!!

>>892
先週号の矢射子バニーの耳は垂れてなかったよ。
ほんわか絵にも超期待!!
894名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 23:14:39 ID:H7gmOfDr
>>893
dクス!
長さとか衣装とか違ってても大目に見てくれ・・・
つーかほんわかと言えるのかも分からんが。

たぶん幕が上がるちょっと前辺り。
はみ出しそうな感じって難しいな・・・
ttp://vista.x0.to/img/vi6100776854.jpg
895名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 23:31:11 ID:SwjokNqE
うお、コメントthxです!
つ、次もなるべく頑張るよ…!

>>894
こぼれるから!その胸こぼれるから!!
矢射子の表情超萌えるよ(;´Д`) ハァハァ
ほんわかなのに今にもぺろんといきそうな乳がGJ!!!!
896名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 00:41:52 ID:bXl5aDjo
保守age
897名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:52:06 ID:Up6ggOjv
保管所には小説や画像は追加しないの?
898名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:29:31 ID:AWl2+eyf
吉下テラカワイス

剣さまwとの絡みが意外と長い付き合いで良い感じ
眼鏡外しても可愛いよな

しかし他のファンの女の子は
木嶋の本命が居ても何も言わんのだろうか
もて四天王だから無問題なのか?
899名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 02:09:33 ID:FhQOh2G4
宏海矢射子イイ!!
矢射子のバニーと奮闘する姿を想像しただけで萌えた!
次回も楽しみにしています。
900名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 04:19:05 ID:rztLZocU
ROM専だったがここに触発されたww
つーことで宏海×矢射子SS投下させてもらいます。
一応甘系、矢射誘い受なんで苦手な人はスルーお願いします。
901宏海×矢射子1:2006/10/18(水) 04:22:39 ID:rztLZocU



気づいたときには大分ひどくなっていた。これくらい平気とたかをくくっていたが、まさかこんなに強くなるなんて。
ベストが水を吸って重くなる。雨宿りをするよりは早く家に帰った方が賢明みたい。そう思って走り出した矢先だった。
「傘、ないのか」
丁度通り過ぎようとしたコンビニから、買ったばかりとみえる傘を持ったアイツに声をかけられた。
突然で、緊張して、声がでない。
「ぁ、ぁぁあ、あく...」
濡れた体は寒さを感じているのに、体の中から熱くなる。力が抜けて落ちそうになる鞄を、落とさないようにするだけで精一杯だった。
「そう身構えんなよ。太臓ならいねーから」
言われて初めて気づいた。確かにいつも一緒にいるあの変態おにぎり太臓も、目つきの悪い小さいのもいない。いるのは、阿久津だけ。
「ほら、傘、ないんだろ?どんどん濡れてるぞ」
ビニール傘をガサガサ広げながら、阿久津の身体が近づいてくる。ついその分だけ後ろに下がってしまう。
「だから身構えんなって!風邪引いたら困るだろ」
心配を含んだ口調。阿久津が、あたしのこと考えてくれてる。阿久津が、あたしを同じ傘に入れてくれる。
902宏海×矢射子2:2006/10/18(水) 04:24:48 ID:rztLZocU



顔が赤くなるのがわかる。今、阿久津と並んで歩いてるなんて。一つの傘で、相合い傘なんかして歩いてるなんて。
「ありがと...」
珍しく素直に言葉がでた。すごく小さくて、しかも俯いて言ったから阿久津に聞こえたか不安だった。
「な、なんで今日は一人なの!?」
恥ずかしくて、すぐに話題を変えた。もしさっきのお礼が聞こえてなかったら、阿久津に礼もできない女って思われちゃってるのかな。
阿久津は特に表情を変えずに言った。
「いや...途中まではいたんだがな。いきなり雨降ってきたから、太臓が暴走しやがって」
太臓は下校途中のブラが透けるチャンスだ!と突然来た道を戻っていき、悠もそれについていったと話した。
相変わらずの変態に、今だけはお礼を言っても構わない。阿久津と二人で、邪魔されずに話せるんだから。
903宏海×矢射子3:2006/10/18(水) 04:27:59 ID:rztLZocU



「ふぇ...くしゅ!!」
くしゃみ一つでもつい不安になってしまう。今のくしゃみ、オヤジっぽくなかったわよね?阿久津に引かれたりしてないわよね?
それだけで心臓が早くなる。相変わらず顔も赤いままだ。阿久津に気持ちが気づかれないか、さらにドキドキしてしまう。
「大丈夫か?」
「え?」
思いがけずに視界に阿久津の心配そうな顔が写る。普段つり上がってる眉毛が心なしか下がっている。
「べ、別に...心配してもらうほどじゃ!」
そんな表情見せられたら平常心なんか保てない。恥ずかしくて、こんな顔みられたくなくて、つい反対側に顔を背けた。
「ならいいけど...無理すんなよ。」
阿久津はやっぱり優しいなぁ。すれ違う人が、やたら赤いあたしの顔を見て少し笑った。
「矢射子」
その赤い顔を、振り向いて阿久津に見られてしまった。でも、見られたことよりも名前を呼ばれたことの方が恥ずかしかった。
「なななな、何よ!?」
声が裏返った。阿久津がきょとんとして、それでもじっとあたしを見てる。変な奴って思われちゃったかな。
「...家、どの辺だ?」
「ぇ、あ!あっち、あっちよ!あっちの方に10分ぐらい...」
「10分か...」
オーバーすぎるぐらいに家のある方を指さした。阿久津が何を考えてるのかわからなくて、次の言葉を待った。
「うち、来るか」
904宏海×矢射子4:2006/10/18(水) 04:31:07 ID:rztLZocU



『阿久津』
表札を前に緊張が高まる。まさか、まさか阿久津の家に呼んでもらえるなんて。
ちょっと片付けるから待ってろと言って阿久津は横にいないけど、そんな淋しさより、ドキドキと阿久津に対する好きって気持ちが頭を占める。

「うち、来るか?」
言葉を発した唇まで見ていたのに、その意味を理解するのに時間はかかった。
「ぅううう、う、うち!?ぁ、あっ阿久津の!!?」
驚きでつい立ち止まって、阿久津と距離が離れた。雨で、濡れる。
「ああ、今ならうるさい奴いねーし。そのまま10分も歩いてたら風邪引くぞ」
阿久津が振り向いて傘を差し出す。また距離が縮んで、歩きだした。
「ありがと」
また素直に、今度ははっきり言葉がでた。

ドアが開く。阿久津はまだ制服のままで、あたしを入れてたせいか左肩だけ濡れていた。
「散らかってっけど気にすんな」
「気になんかしないわ」
阿久津の普段のままが見れるんだから!胸で思った言葉を口には出さなかった。
「とりあえず上行くぞ。階段気をつけろよ」
赤い悪魔と呼ばれた男がこんな細かいところまで心配してくれるなんて、すこしくすぐったい。
阿久津の部屋はそんなに散らかってなくて、マンガとかゲームとか筋トレ器具とか、そんなものが隅に追いやられてるだけだった。
905宏海×矢射子5:2006/10/18(水) 04:34:43 ID:rztLZocU



「結構濡れてんな。風呂入るか?」
濡れた体と服で座るのが忍びなくて、立っていたあたしに阿久津が聞いた。
「ぉ、おおお風呂?」
また声が裏返る。おまけに噛み過ぎで決まりが悪い。
「風邪引いたら困るだろ。遠慮すんな」
鞄だけ部屋に置いて、阿久津の優しさに甘えることにした。本当は阿久津に先に入ってほしいけど、阿久津は優しいからあたしに譲ってくれた。
「タオル、こん中あるから」
お風呂場まで案内して、それだけ言うと阿久津はドアを閉めた。律儀なんだなぁ。
水を含んだベスト。すこし透けたワイシャツ。ところどころ濡れて斑点模様になってるスカート。それに下着。
全部脱いでカゴに入れた。下着まで湿っていた。
浴室に入って、忘れていたリボンを解く。濡れないように鏡の前に別にして置いた。
906900:2006/10/18(水) 04:38:10 ID:rztLZocU
今日はこのくらいで。全然エロなしで申し訳ないorz

おまけに太臓、ジャンプで5、6回しか見たことないから変なとことか間違ってるとこあるかも...
それを含めて、何かあれば指導お願いします。

矢射子と宏海大好きなんだがキャラ掴むのって難しいなorz
907483:2006/10/18(水) 06:54:55 ID:rdNVmMYv
すいません、長いこと更新を滞らせてしまいました。
最終更新以降のss、絵などは全てうpした筈ですが…漏れがありましたら申し訳ありません。


……と、書き込もうとしてスレッドをリロードしたらまた職人さんが降臨しててGJ噴きましたが、
一緒にうpらせて頂きました。
職人様方、いつもいいお仕事をありがとうございますです。
908名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 10:50:50 ID:L56UU5Cz
阿久津兄妹の近親モノって需要ある?
無論エロで!
909名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 14:48:14 ID:RwliEtlB
>>908
読みたいノシ
宏海絡みで一番好きなカプだ
大声でいえないが
910名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 17:04:47 ID:fkrS0w5H
>>900
台風話の矢射子の妄想みたいでGJです!
太臓をあまり読んでおられないそうなので、
宏海の家が公務員住宅なのをご存知ですか、と一応ご確認まで。
(あと参考までに、宏海はクリスマスに矢射子の部屋に行ったことあります…)

続き、楽しみにお待ちしてます!
911名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 20:48:45 ID:obcV+06J
>>900
おわ、矢射子かわいいー!ギャグ分抜けるとここまで乙女化するとはw
文体も、もて王キャラ内で人一倍心理描写や一人語りの多い矢射子に合ってて良かった。
キャラ性格や設定はやっぱ原作読破するのが早い、おすすめは4巻かな。次も楽しみにしてるよ!

>>908
当たり前じゃないか
ここは萌えたり抜けたりできれば何でも来いだ
912900:2006/10/19(木) 10:44:14 ID:eexcrQo5
>>910
宏海の家は、谷先生巨大化のときに見てはいたんですが、何故か2階建てのイメージがありました……
実際はマンションか何かでしょうか?

>>910>>911にもおすすめされたので、太臓の3・4巻買ってきましたが宏海の家が全然でてこない...orz
そのかわり矢射子がますます好きになりましたww
続きは今日明日中に投下します。
913910:2006/10/19(木) 12:27:26 ID:uqPEQJng
>>900
コミックス未収録の第56章で、宏海父が「狭苦しい公務員住宅ですが…」と言ってました。
建物の様子は、たしか1巻収録の海の話の冒頭にあって、5階建て程の集合住宅だった
ように記憶しています。
この場面では、玄関の様子も描かれていたと思います。瑣末なことで恐縮ですが…。

続き、wktkでお待ちしてます!
914名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:53:04 ID:epbubPxP
>>900
すごく良い!続き期待してます!!
915900:2006/10/19(木) 23:35:38 ID:eexcrQo5
参考の為に、今日1巻も買ってきました。確かに宏海の家は5階の団地っぽかったです。ご指摘ありがとうございます!部屋の様子もあったので一部訂正です。

訂正▽
4の宏海のセリフ『「とりあえず上行くぞ〜」』を『「そこの段差気をつけろよ」』に。

5の最後、宏海の部屋の様子を『マンガとかゲームとか筋トレ器具とか、明らかにひきっぱなしだった布団とか、そんなものが隅に追いやられてるだけだった』と真ん中一部追加します。
保管庫の方も、暇があれば直してもらえると嬉しいです。

正直矢射子がどんどん別人乙女な展開になりますが、続きを投下させてもらいます。
916宏海×矢射子6:2006/10/19(木) 23:38:29 ID:eexcrQo5



このシャンプー、阿久津が使ってるんだ。この石鹸、阿久津が使ってるんだ。このタオル...
そんなことを思いながらの入浴は早かった。気持ちの問題でもあるが、阿久津にも風邪を引かれては困る。普段の半分以下の時間で、急いでお風呂から上がった。
タオルで体を拭く。タオルはフワフワしてて、水分をすぐにとってくれた。
このタオルも阿久津が使ってるのかな。いけない、また鼻血がでそう。
「あ...」
ここで初めて着替えに困った。せっかく阿久津が心配してお風呂に入れてくれたのに、濡れた服をまた着たら意味がない。図々しいけど、着替えを借りるのが一番だろう。
「阿久津ー...阿久津ー!」
タオルを体に巻いて、少しだけドアを開けて叫んだ。
「阿久津ー、ねー、ちょっと...」
しばらく呼んだが反応はない。でも、このまま待ちぼうけても阿久津がお風呂に入る時間が延びるだけだ。
「...ちゃんとタオルで巻けば平気よね」
Gカップの胸をちゃんとしまうと下が見えてしまうため、ギリギリまで下げて、ちょっと破廉恥だけど谷間ぐらいしょうがないと覚悟を決めた。
廊下をゆっくり歩き、阿久津の部屋の前でもう一度呼ぶ。
「ねぇ、阿久津。すごい図々しいんだけど...ぃ、いやだったらいいの!あの...着替え、貸してもらえないかな...」
最後の方は声が小さすぎて聞こえなかったかもしれない。阿久津にこの姿見られて、はしたないって思われたらとか考えたら急に自信がなくなってしまった。
それでもやはり反応はなくて、もう一度タオルをチェックしてからフスマを開けた。
917宏海×矢射子7:2006/10/19(木) 23:42:04 ID:eexcrQo5



「阿久津...?」
隅にある布団に上半身だけ乗せて、阿久津はいた。ドアに背中を向けてたけど、規則的な呼吸で寝ているのがわかった。
「阿久津...お風呂上がったわよ?」
軽く揺さぶってみたが起きない。阿久津は濡れた学ランを脱いでワイシャツ姿だった。触れたとこからじんわり体温が伝わる。
揺さぶったせいか、阿久津は一度手を払って寝返りを打つ。こっちを向いたと思ったらすぐに天井に顔を向けた。
「起こしたら悪いかな」
幸い阿久津の部屋は暖かい。少しぐらいこのままでも大丈夫かな。
脱ぎ捨ててあった阿久津の学ランをハンガーにかけて窓辺に吊す。人の家だからとも思ったが、乾かすために自分の制服も掛けさせてもらった。下着は見えないように隠しながら干した。
「あーくーつー」
手持ち無沙汰になり、また阿久津に声をかける。やっぱり反応はない。
「...宏海」
初めて口にした下の名前。これも阿久津には届かなかった。
918宏海×矢射子8:2006/10/19(木) 23:45:55 ID:eexcrQo5



寝ているんだからと手をとってみた。
大きくて、暖かい。
指を絡めてみたり、じーっと眺めてみたり。
それに飽きると、空いてる手で髪の毛をいじってみたり。
そしたら、阿久津が起きた。

「ん...」
ゆっくり阿久津の目が開いて、目があった。
「きゃっ!ぉ、おおおおはよう!」
絡めていた指を素早く外し、髪をいじっていた手もひっこめた。何だこいつって思われてないかしら?
阿久津は一度髪をかき上げて、上半身を起こした。ボタンとボタンの間から、肌が少し見えた。
「あ...わりぃ...て、お前!!」
私の姿を認知して、謝るやいなや思い切り首を反対に向けた。阿久津の耳が赤い。
「なな何だ!服着ろ、服!!」
ああ。言われて自分の格好を思い出した。思い出したと同時に恥ずかしさがこみ上げて、阿久津に嫌われちゃうって思った。
「あっ、ち、違うのよ!せ、せっかくお風呂入れてもらったのにまた濡れた服着るのって変でしょ!?あ、阿久津に、それで、服借りようと...」
必死に状況を話すうちに涙がこみ上げてきた。阿久津が私を見てくれない。照れてるのかもしれないけど、はしたないって思われて嫌われちゃったんじゃないかって思って。
「だから...ゎ、私...違、違くて...変な子じゃ...ぁの、阿久津が...」
これで泣いたらますます変な子に思われるってわかってたのに涙は止まらない。阿久津の方を向くこともできずに、俯いて涙を隠すことしかできない。
下を向いたまま何か気配を感じて、それがそのまま私を覆った。
919宏海×矢射子9:2006/10/19(木) 23:48:33 ID:eexcrQo5



顔を上げると赤い髪が目に入った。特徴ある阿久津の髪。
「わかったから...んなことで泣くな」
阿久津に抱きしめられてる。私、今、阿久津の体温感じてる。
そう思ったら涙は余計に流れて、顔は赤くなってきた。動悸は、きっと聞こえてる。
「とりあえず落ち着け」
ぐって引き寄せられて、顔が阿久津の胸に埋まる。肩に置かれた阿久津の手が、熱い。
「う、うん...」
阿久津の匂いを、体温を全身で感じる。ワイシャツはまだ湿ってるのに、寝てた阿久津の肌は心地いいぐらい暖かい。
「ごめん、阿久津...落ち着いた」
顔を上げて、体温に名残を感じた。阿久津の顔は優しくて、私の言葉を聞いてにこって笑った。
920宏海×矢射子10:2006/10/19(木) 23:50:30 ID:eexcrQo5



「そんな格好で待たせて悪いな」
阿久津がそう言って立ち上がろうと腰を上げる。阿久津と、離れたくない。
「...矢射子?」
気づいたら阿久津のワイシャツの胸元を引っ張っていた。顔の距離は、近い。
阿久津の視線が私の顔とその少し下、胸の辺りをさまよってる。顔は赤い。
「矢射」
開いた唇に口づけた。キス。あ、私、初めてだ。
阿久津がびっくりして目を見開く。それだけ確認して私は目を閉じた。
乾をいじめてるときより、太臓を打ちのめすときより、断然気持ちがいい。
阿久津が体を引こうとしたのを首に腕を回して阻止した。阿久津と、離れたくないから。
921900:2006/10/19(木) 23:53:32 ID:eexcrQo5
今日はここまでです。
エロもないのに前置きだけで10って…引っ張りすぎで申し訳ないorz 次回投下分からはちゃんと本番入る予定です!

また何か違う点や違和感のあるところがあったら指摘お願いします。
922910:2006/10/19(木) 23:59:27 ID:uqPEQJng
リアルタイムで読ませていただきました!
キャラも展開も自然でいいですね。
続きがますます楽しみです!
923名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 00:06:47 ID:uTdeimlA
乙です!
続き楽しみに待ってます
924名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 05:05:22 ID:mMMKYHcs
現在476KB
次スレを先にたて、続きは次スレで即死回避のために投下してもらったほうがいいと思う
925名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 10:06:30 ID:y2Rcf/fr
細かい描写イイヨイイヨー
矢射子が乙女でカワイス・・・ハァハァ
926900:2006/10/20(金) 12:00:40 ID:KDdIW0ki
感想ありがとうございます。今執筆中ですが、思うようにまとまらずまだ10以上続きそうです...orz

>>924の言うとおり、続きは次スレに投下させてもらいます。太臓スレが2にいくとは嬉しいですね。
927名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 17:22:58 ID:uTdeimlA
291氏が帰ってくるまで連載が続くといいな…
つーか、こんなに続くとは正直思わんかった。
928名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 15:42:46 ID:xdNM86py
次スレ用のテンプレみたいなのはある?
929名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 20:27:12 ID:Ja9ONeIJ
女の子増えたしシンプルに→
太臓もて王サーガでエロパロ 第二章

"またまたやらせていただきましたァン!
様々な萌え少女たちが登場するもて王で萌えてみないか?
推奨:sage進行、作品投下の際カップリング・傾向等の明記"
許可or修正レスきたら立てますよ
930名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 22:05:28 ID:bSMpU4Jk
>>929
いいんじゃないでしょうか?
それに前(当)スレと保管庫を載せるといったところでしょうかね?

太臓もて王サーガエロパロ保管庫(絵板あり)
http://moteking2h.web.fc2.com/index.html
931名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 23:19:16 ID:Ja9ONeIJ
了解です 行ってみます。
次回はテンプレ相談し合う時間があるといいですね。
932名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 23:26:58 ID:Ja9ONeIJ
933900:2006/10/22(日) 00:26:53 ID:Wx/sVEC8
>>929
乙です!!

さっそく続きを2スレ目に投下させてもらいました。また何かあればご指摘お願いします。
2スレ目も盛り上がりましょう!
934名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 10:51:59 ID:gxR8I1Rx
こっちも埋めるか
あいすに俺の練乳かけたい 練乳あいすにしたい

関係ないけど練乳(゚Д゚)ウマー! なスレ
ttp://food6.2ch.net/test/read.cgi/jfoods/1100591434/l100
935名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 10:41:04 ID:7DFZOVTb
練乳あいすたん…
シコシコシコシコドクドクピュッ!
936名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 18:14:36 ID:JkzEnB/t
うめますか
937名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 23:56:21 ID:IlZeFIwo
うめ
938名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 00:17:20 ID:mfYQdKHl
エロシーンに入ったとたん、男子高校生のセリフなのになぜか津川雅彦っぽく…orz
それ以外はGJ!
939名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 00:20:56 ID:6ElgO2cE
940名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 01:33:00 ID:h1BWpfFw
あいす派 ノ
941名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 01:38:34 ID:V0rGT8Ma
両方おいしくいただく派 ノシ
942名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 05:36:35 ID:h1BWpfFw
うめ
943名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 07:03:22 ID:h1BWpfFw
うめ
944名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 16:40:39 ID:oUfKhAof
まわる萌え
945名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 17:53:27 ID:6ElgO2cE
スレがッ
946名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 17:54:41 ID:6ElgO2cE
埋まるまで
947名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 17:55:33 ID:6ElgO2cE
書き込むのをやめない!
948名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 19:15:18 ID:OFysbnbE
>>900
続きGJ!キラキラの妄想宏海が浮かんで一気にネタの香りがww
矢射子視点通した宏海との事なので、わざと狙ってやってるならOK
(只それなら言葉攻め上等の玄人オッサン系より、白馬の王子様系の方がモアベターかと)

マジなら台詞を10代青少年ぽくした方が良いかもしれない
水着姿を照れながら褒めたり、ちんこみたいな胸像作ってる谷先生見てテンション上がったり
巨乳あいすを思わずチラ見するキャラとして動かすとまた違ってくるよ

はっちゃけポルノ系でもなく、むしろ恋愛描写を重視した作風なので
登場人物は学生っぽさや若さを強調した方が似合うのではないかと思いました
949名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 23:59:16 ID:h1BWpfFw
UME
950名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 00:00:13 ID:h1BWpfFw
951名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 02:39:47 ID:aM7IYDJI
うめうめ
952名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 15:45:37 ID:4AHhBsi7
はやくうまれ(・∀・)
953名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 19:11:33 ID:FYWjTpcP
うめ
954名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 01:55:04 ID:bDaTlxPe
          ドッカ━ l|l l|l ━ン!!!
              ∧ ∧
  、 ヾ (⌒     (*‘ω‘ *)  うめ);;)/. ,
 、\(⌒ゝ;(⌒ヾ   (   )    ⌒)/)) .,/ ,,
((⌒-丶(;;;(⌒ゝ;;(⌒  v v     /-⌒));;ノ;;;::)
 (;;;;(⌒(⌒;;;(⌒         ぼいんっ⌒);;;)⌒))
ゞ (⌒⌒=─       川    ─=⌒⌒)ノ;;ノ;;;::)
((⌒≡=─  人从;;;;( (  ) );;;从人─=≡⌒)丿;;丿ノ
955名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 04:04:39 ID:wBJZbXEu
ume
956名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 20:42:16 ID:XU8jMZN8
そしてスレは埋まりだす
957名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 16:17:36 ID:zXEVS0ya
なかなかうまらんが
958名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 21:28:45 ID:Jn6XuCmC
>>945にならうか
959名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 21:29:57 ID:Jn6XuCmC
スレがッ
960名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 21:30:49 ID:Jn6XuCmC
埋まるまで
961名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 21:31:46 ID:Jn6XuCmC
書き込むのを
962名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 21:32:33 ID:Jn6XuCmC
やめない!
963名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:00:04 ID:Z1tXmK8v
伊舞「お兄ちゃーん」
宏海「ん、なんだ?」
伊舞「へへ、呼んでみただけ」
宏海「……埋めか」
伊舞「うん、埋め」
964名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 00:41:28 ID:8XZzYi/z
もて王しりとりでもするか

か……

「かずお」
965名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 01:18:46 ID:P/MUGfHa
おっぱいの大きなあいす
966名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 02:13:24 ID:VlAFnoCh
ス・・・まわる
967名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 09:28:07 ID:xwnXpiJa
ルリーダ
968名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 15:48:40 ID:v4IJqyth
だいあも……負けちゃうじゃんか><
969名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 19:34:10 ID:COPAaHnj
ンドゥール
970名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 19:47:51 ID:kdpIFqw7
ルパン脱ぎ
971名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 00:48:11 ID:3z+A0l6C
ギアッチョ
972名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 14:20:39 ID:uY/mxTwt
吉下千里
973名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 20:22:39 ID:g/DbJg19
透瑠…じゃあまた『る』だから、
トニオ・トラサルディー
974名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 20:41:45 ID:2hU0JFOT
一口夕利
975名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 03:21:09 ID:ZRfTjKB4
理由は一つ、面白いからだ by悠
976名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 17:49:11 ID:wLQR2nOB
うこんあります
977名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 01:42:53 ID:UdHIswQZ
『すぐおわるから・・・早く横になって』号室
978名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 01:43:36 ID:UdHIswQZ
sage忘れスマソ
979名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 17:42:16 ID:jKjWAfiz
つーか あんたの子供なんか死んでも産みたくないんですけど!
980名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 21:21:01 ID:adbBqo3H
ドリル
981名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 03:59:05 ID:+kI0Zdpk
おっぱい
982名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 04:01:34 ID:H4hOV2ck
ボインボイン
983名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 04:39:27 ID:+kI0Zdpk
宏海あいすネタ(非エロ)の続き(エロ有)を書いてるんだけど
設定が二人が付き合ってる前提なんだよね、これだけで肌に合わない人いそうだけど
需要はあるかね?

まぁ大体宏海あいす自体妄想の域だけど
984名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 06:01:25 ID:H4hOV2ck
需要あります。
できれば、付き合うようになった経緯も書いてほしいですが。
985名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 09:48:01 ID:41ALf2J0
ここは恋愛考察スレと違っていかなる妄想も許容します(でもBLだけは勘弁な!)
もし読む側に配慮したいなら投下前に大まかな内容を書いておくといい
そうすれば読みたくない人はスルーできる
986名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 12:26:41 ID:NV+zVqk+
>>980 続き
ルリーダ「さ 押せ」
987名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 22:29:48 ID:ALplo+fZ
せつこ、それおはじきや!
988名無しさん@ピンキー
矢射子、装甲