あってもいいはずだろう
2 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 14:55:04 ID:N1oupjEe
確か主人公の彼女?が敵に寝取られたゲームだよな
支援
「ヨヨ様の部屋から、相変わらず、苦しそうな声が聞こえて来るの」
「また神竜のせいかなって思ったんだけど……」
「でも、ヨヨ様は神竜の怒りなんか、もうへっちゃらなんでしょ?」
「いったい、なんなのかしらねぇ」
>>4を聞いてビュウが様子を確かめに行って二人の情事を
目撃してしまう話が読みたい。どなたか書いて欲しいです。
古きツンデレのアナスタシアキボン
確かめに行くとパルパレオスがヨヨのベッドから飛び出して来るんだッけ…
昔のスクウェアはエロイな
「彼ったら、ふりまわすのよ。ブルンブルンって……ああ、からだにわるいわ…。」
「彼ったら、かたくてゆっくりなの…。ああ、いつもノロノロ……ああ、もうだめ…たおれちゃう…。」
エカテリーナ>>>>>>>>>>ヨヨ
ジャンヌの内股に萌える
ゲームではかなりエロい妄想をかきたてられたのでSSで補完してほしい。
13 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 09:56:33 ID:PDMVrAoW
即死したわけじゃないよな?
保守
SFCなのに男性全員で花街に泊まったり、カッ飛んでたよな。
即死回避に、好きなカップリングを書いていかないか?
俺、ビュウとルキア。
俺、ビュウとセンダック。
ビュウ×フレデリカ
ビュウ×マテライト
20 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 20:42:55 ID:buY8GTJW
180 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/06/16(木) 23:46:42 ID:uXt3nUZ7
ヨヨのエロSSだれか書いてよ
181 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/06/16(木) 23:49:26 ID:ejHapAC/
あ、それ俺も希望
182 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/06/17(金) 13:23:10 ID:LRTVzIyo
ヨヨ「やめてぇ・・・ビュウ!私にはパルパレオスが・・・あぁん」
183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/06/17(金) 13:45:09 ID:YTgd2vsS
before
>>182 after
ヨヨ「パルパレオスより・・・・・・はやーい」
ビュウたん(*´Д`*)ハアハア
ワガハイ萌えるであります
22 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 08:29:42 ID:30m2+UCu
保守でアリマス
SS読みたいなあ
鬼畜王ビュウがエカテリーナから順に犯すSS読みたいでアリマス
リア→ヨヨ
シィル→フレデリカ
マリス→
うーむ
孤独王ビュウがエカテリーナから順に犯されるSS読みたいでアリマス
27 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 14:07:35 ID:1M+CInuz
・・・・・・・・・・・・・
ビュウとサラマンダーのエロSS希望
ルキア、フレデリカ、アナスタシアの三人のうち
誰か一人使ってSS希望
ヨヨ×ビュウ
カーナ女王の寝室、眩しい太陽の差し込むベッドの上で
ふたりの男女が絡み合っていた。
カーナ女王は真っ白な肢体を恥ずかしげもなく晒し、
絹の下着を足首にひっかけたまま大きく脚を開いていた。
ウェーブのかかった金髪がかかる乳房を自らの細い指で揉みしだき、
女王は媚びるような甘い声で騎士の名を呼ぶ。
「ねえ…ビュウ、早く入れて…」
女王の上に体を重ね、ナイトが女を抱く正式な順序にのっとって
首筋に唇を這わせていた騎士は、その甘い命令に素直に従った。
手を添えるまでもなく女王自身が導いた肉棒は控えめに見てもかなり太く大きかったが
じゅぷりと水音をたてて易々と彼女の肉壷に呑み込まれる。
「ああっ…おっきい…熱くて…あぁん…」
かつて口付けにさえ頬を染めた清らかな娘は、
彼の手を離れ、再び戻ってきた時にはすっかり淫乱な雌猫に変わっていた。
金色の陰毛に彩られた性器は腫れぼったく熱を持ち、
卑しい液体を涎のように垂らして肉棒をねだる。
美しく気高い女王とはまったく名ばかりの仮の姿で、
一度スイッチが入ると満足するまで狂ったように求め続ける淫女なのだ。
ヨヨはビュウに肉棒を突き入れられ、歓喜の喘ぎ声を上げた。
待ちかねていた大好きなモノが与えられ、喜びに口元を緩ませ、自ら細い腰をくねらせる。
より深い挿入を求めて大きく股を開き、性器を押し付けると
彼のあやつる竜のようにそそり立った肉棒はぐいぐいと膣壁を擦り上げ、
ヨヨは一段と高い声で啼いた。
「っあぁぁん…! 気持ちいいっ…あぁん!」
恋人が遠いグランベロスで凶刃に散ったと聞き、遠いオレルスの空から
呼び付けられた際にはどう声をかけようか途方にくれたものだったが
その夜の閨で心配は無用であったと気づかされる羽目になった。
涙の涸れたヨヨはすがるように俺を求め、そのまま俺たちは身体を重ねた。
それからほぼ1週間、こうして二人は来る日も来る日も昼夜なく、
ただひたすら獣のようにまぐわっている。彼女が求めるままに。
「んっ…あっ…好きよ…ビュウ…」
"好き"という言葉にヨヨがどんな思いをこめているのかわからない。
もしかしたら意味などないのかもしれない。
そう思えるほど、彼女の口から聞くその言葉は重みなく感じた。
(だってよビュウ、俺だったら他の男とやった女を今更抱けねえよ)
脳裏にラッシュの憤懣やるかたないといった顔がよぎる。
(お前は御人好し過ぎるよ。だから"いい人"で終わっちまうんじゃないの)
それでもいい。ヨヨが求めるのなら、俺は応えよう。
俺の代わりにした男が居たとしても、他の男の代わりが俺だとしても。
「ああっ…ビュウっ…なかに欲しいのっ…ああぁぁ!」
主君の望みのまま、ビュウは激しく腰を打ちつけた。
戦で鍛えられたその力は無意識下にも強く、
ヨヨの華奢な身体はベッドの上で壊れんばかりに跳ねた。
「きゃぁん!ぃやぁぁん!すごぃのっ!ビュウっ…あぁぁぁー!!!」
華奢な割りに豊かな乳房がちぎれそうなほどに上下に揺れ、
ヨヨはシーツを握り締めて快感に叫び、のたうった。
結合部からぐちゅぐちゅと淫らな液体が溢れ、陰毛に擦られて白く泡立つ。
ヨヨが求めるのなら、俺は全部応えよう。
極限まで怒張したビュウがひときわ奥深くを突き上げた時、
気高いドラグナーの女王ヨヨはあまりの快感に屈し、ついに悶絶した。
だらしなく涎を垂らし、失神したヨヨの子宮にビュウの白濁液がどくどくと注ぎ込まれる。
失神してもなお子種を搾り取ろうとするかのように収縮する膣に、
ビュウの肉棒は再び硬直を増し、彼は弛緩したヨヨの身体を抱いて再び腰を動かし始める。
彼女が望んだもので、彼が与えられなかったものは何一つない。
彼は彼女の忠実な騎士。
以上!++
GJ!!
実際、ED後はこんな展開だと思う。
そこでメロディアですよ
ビュウとディアナでキチークなの構想中
全部かけたら落とします。もう尻切れトンボはしないぞ
期待!
じゃあ、俺はルキア物書きます!
おっ、何か活気がでてきたなw
ビュウ×ディアナ導入編投下
捏造たっぷり。陵辱予定ー。
「ねえ、知ってる?」
何時もながらの明るい様子、ファーレンハイトのムードメーカーのひそひそ話が、
まさか戦竜隊の隊長の心を抉るドレッドノートより鋭い一撃になろうとは、誰が想像
しただろう。
だが実際に、ディアナが切り出してきた「噂話」のせいで、ビュウの表情は明らか
に、普段彼がたたえているものとは異なるものと化した。
「ディアナ…それは、その。」
「え?何?」
ビュウのことだから心配をしてしまったのだろう、と少し困ったように眉を寄せた
ディアナは、しどろもどろと何かを言いかけたトゥルースの真意を読み取ることが出
来なかった。良くも悪くも幼い純粋さを持つが故に、人を不意に傷つけてしまった事
も。
肩を落として、静かに回れ右。外へ行こうとしたビュウを、ラッシュが心配げに呼
び止めるものの、「一人にしてくれ」と振り返らず告げれば、最も付き合いの長い彼
は、肩を掴むことなどする筈もなかった。
「…ふーん、そうかぁ。そうなんだ…」
ラッシュは溜息を吐いて、トゥルースが精一杯遠まわし遠まわしにしている説明を
耳に流していた。男女の性情や行為からはじめ、恋愛とその延長を限界まで美化して
いる―――多少の知識があるのか、ディアナは頬を染めながらこくこくと頷いた。普
通なら、直に聞けば、知識と結びつくのだろうが…ラッシュは検証するか、と思い立
ったが、トゥルースに視線で咎められたので止めた。
ファーレンハイトの甲板の風は、何時もより強かった。
流れていく空、島々。眠っていたり、暴れていたり、じゃれていたりする竜たち…
何も変わらぬ光景が其処にある。甘えていたくなる不変のもの。しかしふと周りを見
てみれば、状況は目まぐるしく変わっていくのだ。戦況も。戦う相手も。仲間の考え
方も―――愛する人の心さえ。
「…憎めないのは、辛いな…」
ヨヨにも、パルパレオスにも、何も罪はないのだ。一人の感情を束縛しようなどと
言う権利は自分にはなく、仕えるべき存在を、ただのクロスナイト風情が、お眼鏡に
適わなかったというだけで彼女を責める、悪にするなどと、ただの身勝手な子供の愚
行でしかない。 口約束、何も証のない一時の絆。いつの間にか解けていた糸。
何よりも…憎もうにも、二人とも、敬愛に値し、尊敬出来る仲間だからこそ。自分
の気持ちを吐露することに踏み切れず、遠巻きに祝福することを選んでいるのだ。
自分では彼女を幸せにすることは出来るまい。パルパレオス程、自分は大人でも、
強くも、寛大でもないのだ…嫉妬の炎に身を焦してしまっている自分とは。
「こんなんじゃ駄目なのにな。あいつはどんどん大人になってるのに」
自分は成長していない。足踏みをしている故に、彼女の背を見守っているのではな
いだろうか、そう思った。
唐突に、耳元で咆哮が聞こえ、ビュウは振り向いた。燃えるような真紅の毛を持つ
竜…彼の相棒、サラマンダーが、一見して獰猛でも、優しく純粋な瞳で主人を見据え
ていたのだ。 数度その目を瞬かせると、ビュウは苦笑して、その首を撫でつけてや
った。
「有難う」
心地よさげに喉を鳴らすサラマンダーに静かに声をかけると、ぽん、と撫でていた
部位を叩き、近くに置いてあった袋を漁る。超雑食のドラゴンにも好みは存在し、彼
は最も相棒が喜ぶエサを取り出した。
「でもな、サラマンダー。俺もまだ、大人になれてないんだと思う。
昔に比べて強くなった力で、あいつを無理にでも組み伏せてしまえば…とか。
馬鹿なことばっかり考えるようになってしまったんだ」
嫌になる。そして、そのせいで、親友に気を遣わせてしまっている自分がもっと嫌
だ。何が隊長だ…とんだ甘ったれだと。唇を噛んで、自責の念の痛みを噛み締める。
思うのだ。か弱い体を押さえつけ、無理に穢すことが自分には出来る。下卑た思考
だ。支配欲と嫉妬に突き動かされるがまま、そうする。そういうことを夢想する等、
昔から嫌ってきた「悪党」そのものではないか。瞼を閉じれば、そんな映像ばかりを
見てしまう自分…愚かだ、と。ビュウは涙を堪え、静かに呟いた。
「だから負けたのかもな」
声が震えたが、落ちた涙は一筋だけだった。
喉を下げ、見上げてきた相棒の瞳にうつった自分の面はとても間抜けだったが、こ
いつの前では隠しても仕方ない。もう一度撫でて、エサを差し出した。
「…だから、腕ごと食うなって昔から言ってるだろ」
慌てて口から飲まれた腕を引き抜きながら、咎めるような語調で相棒に告げる。し
かし、何を思うたか、その咎を受けた主はギャア、と鳴くだけだった。
そんな何時もの、甘えたくなる光景の中だったからこそ、彼はおずおずと自分を見
つめる視線には気づかなかったのだ。今は。
おかしい。それに気づいたのは、食事と湯浴みを済ませた後、あとは明日の準備を
して眠るだけ―――、その時間だ。
食べている間は無かったが、湯を浴びてからどうも何処かから視線を感じる。最初
はセンダックの何時ものストーキングだと思ったが、彼は既に執心したと見回りをし
ていたグンソーから聞き及んだため、それはない。そして今、それは扉の前に居るの
だ。ぴったりと。扉一枚隔てた向こうにその気配は在った。
覚えがある。しかし誰か、とふっと出てこない以上、親友達でも、頼りになる少し
癖のある先達の武人でもあるまい。であれば、普段あまり関わりを持たない者だと考
えるのが自然だ。 敵ならば、廊下に居るだけでバレバレなのだから。
「………。」
もしもの事を考えて、一応刃のつぶれを確認する。エカテリーナあたりにざくっと
いかれる可能性もなくはない。ホークの好みを正直に伝えたが、もし知らないところ
でまかり間違っていたのならば、彼女ならやる。殺られる。
片手に剣。そして、静かに扉へ歩み寄った。足音をわざと遺せば、気配がざわつい
たのが手に取るようにわかった。呼吸が乱れた為、存在がより確かに感じられる。
"誰だ"などとは言わない、扉を思い切り開け放ち、すぐさま踊りかかれるように力
を抜いた―――…次の瞬間には、それより早く力が"抜けて"しまったのだが。
「わっ!?」
「…ディアナ!?」
内開きのドアだった為に、その気配にドアが激突することはなかった。だが、その
音も開く勢いも、前振りを踏まえたとは言え十分唐突だったために、割と大きい身長
差故見下ろす形で認めた少女―――ディアナの顔は、驚愕に焦り、目を点にしていた
。心臓を普段の倍以上の速度でばくばく鳴らす彼女だが、ビュウにも驚きはあった。
殆ど関わりのない…たまに「噂話」を聞くことがある程度の少女が、尋ねてくるなど
ということは想像だにしていなかったのだ。
考えてみれば、今日へこんだ理由は彼女であるのだが、彼女の罪ではない。事実と
発信源は別物なのだ。だから、そうまで印象に残っていない為、柔らかなひとときに
豪勢な食事、心地よい湯浴みとあっては、記憶のかなたに吹き飛んでしまうのが妥当
だろう。
ここまで
次回で完結させまつ
GJ!
期待してます!
同上
GJ!
でも一応指摘
×ホーク
○ホーネット
△ホークアイ
続き期待してまつヨー
52 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 10:27:22 ID:JJs094vQ
保守&∩゚∀゚∩age
ジョイ×ドンファンをいつか書こうと思うんだ
今書いてくだされ
ドンファンが短小包茎で童貞という設定で書いたら全くエロくなかったのでやめときます。
これ以上良くはならないだろうけど改良できたらアップするかもです…
>>55 期待してまってますよん
ていうか設定面白そうなんだけど。
57 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 20:32:29 ID:UUcQoQXh
いつまでだって待つ
SSマダー?
60 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 22:45:48 ID:ue6aRz+e
あげ
「マテライトが、オレたちに戦いの基本とか、教えるんだってさ。」
戦艦ファーレンハイトを取り戻した反乱軍一行。
奪還作戦はみごと勝利をおさめ、ファーレンハイトは歓声であふれていた。
そして、今は無きカーナ王国の重鎮マテライトによる規律演説へと移ったのだが…。
「では、これはどうじゃ……まわれ!!」
ポカーンと立ちつくすビュウを尻目に、他のメンバーたちは回る回る。
どうやら、ビュウだけがマテライトの妙な規律演習についてゆけなかったらしい。
「ガハハハハ!! ビュウ!!
規律と秩序というものがまぁ〜だ、分かっとらんようじゃな!!
リーダー気取りかなんか知らんが、おまえはせいぜい軍の雑用係じゃ!!」
ビュウを貶めるセリフをはくと、マテライトは意地悪な笑みを浮かべ去っていった。
去ったマテライトに代わり、タイチョーが小隊編成のつかみを手短に話し、
それを最後に長かった演説会から解放された反乱軍の面々は、
マテライトへの不満を口にしながら船室へと向かっていった。
そんな中、一人だけ膝をついてうなだれている者がいた。
白いローブを羽織り、きれいな金色の髪に小柄な顔が似合うプリースト、フレデリカだ。
彼女はもともと体が弱く、薬に頼らなければならない体質なのだが、
先ほどのマテライトの無理な回転訓練(?)が追い打ちをかけたのか、
苦しそうに床にへばりついている。
「フレデリカ、大丈夫?」
そんなフレデリカを気遣って話しかけたビュウ。
「ああ……ビュウさん…お気になさらないで……いつものことですから……」
そういいつつ、彼女は震える手で茶色の薬瓶を取り出す。
「でも…、ビュウさん、おねがい……このくすりを……」
錠剤を口に運ぶことすら困難なフレデリカに代わって、
ビュウは薬瓶から白粒を取り出し、彼女の口に含ませる。
「……ありがとう。ビュウさんは優しいのですね」
「ビュウ…。わしの部屋、船員室より近いから……。彼女、ベッドに寝かせてやって……」
と心配性のセンダックの提案に従い、ビュウはフレデリカに寄り添い艦長室のベッドに連れていく。
「センダック艦長…、ありがとうございます」
「どういたしまして…。お大事にね、フレデリカ。
それとビュウ……、わし、クルーと船のメンテナンス確認…しておかないといけないから……」
そう言い残し、センダック老師は艦長室を去っていった。
さてフレデリカもこのまま休めばよくなるだろうし、と部屋を去ろうとしたビュウの背に声がかかる。
「……あ、あの…ビュウさん…。…実はもう一つ……副作用をおさえる薬……が…ぁぁ」
弱々しい声をあげたかと思うと今度は熱にでもうなされるように、
フレデリカは苦悶の表情でベッドに突っ伏せてしまった。
「…ぅぅう、ビュウ…さん、この、くす…り……」
なにやらもう一つ薬を飲ませてあげないといけないようだと悟ったビュウは、
ベッドの前までもどり彼女の様子をうかがってみる。
はぁはぁと息づかいが荒くなったフレデリカの頬は軽く赤みをおび、
その唇は冷たい空気をもとめるかのように甘くうごめく。
ビュウはその様子に内心ドキリとしたが、今は彼女の介抱が先と不純な気持ちを押さえ、
彼女の指をひとつひとつ開いていき、その手に握られた薬をとりだす。
(これって、粉薬、だよな)
それは白い紙包みにくるまれた粉末状の薬だった。
粉薬を飲ませるためビュウは水を一杯もってくるが、そこでまた考えさせられることになる。
今、フレデリカはうめき声をあげるばかりで、意識は朦朧とするばかり。
(こんな状態で粉薬を飲ませようとしても、咳き込んでちゃんと飲み込めないんじゃあ…)
と、そこまで考えたビュウは、その先にある方法に思いたどりつき、顔を赤くする。
「くちうつし……しかない、か……」
チャッ
と艦長室のドアの鍵をかける。
操舵士のホーネットは、操舵室の椅子に座って鼻歌まじりに日誌かなにかを読んでいた。
多分、気づくことはないだろう。
ほかの者も完全に出払っている。大方、甲板か船員室あたりで騒いでいるはずだ。
これで、だれもこの部屋に勝手に出入りはできない。
そう心の中で確認すると、ビュウはベッドに腰掛け、粉末と水を口にする。
そして、うなされるフレデリカの頭を片腕で抱きよせるように軽くもちあげ、
彼女の顔に自分の顔をそっと近づける。
「はぁぁ…んっ………」
唇が重なりあうのを最後にフレデリカのうめきは止み、
かわりに口内に流れ込む液体を静かに受け入れる音が聞こえる。
彼女のほのかな香り、すべらかな肌の感触、心臓の鼓動がはっきりと感じとれるその距離で、
水に溶けた薬を少しずつ少しずつ、彼女の口内へと移してゆく。
薬を求めての無意識下の動きなのか、赤ん坊のそれに似た人の本能によるものか、
彼女の柔らかな桃色の唇はビュウを離すまいと吸いよせる。
その大胆で熱烈な刺激と、彼女に断りなく不純な行為を行っているという背徳感で、
ビュウの心臓は激しく脈動し、唇はさらなる刺激をもとめ揉みしだくように少女の唇にのしかかる。
そうして甘美な陶酔に浸ること一時。
ちょうど薬を流し終えたころ、彼女が苦しそうな顔をさせるのを見て、
ビュウはその行為をいったん止める。
呼吸をするために間を離した男の唇と女の唇に、
ねっとりとした透明の橋がかかる。
「ん、む……はぁ……」
フレデリカの唇がなごりおしそうに空を食み、ビュウを誘惑する。
彼とて、すでにその甘い感触の虜となっていた。
(まだ、フレデリカも気づいてないかも)
一度その行為に魅せられたビュウは、彼女の息がある程度整うのを見て、
再びその唇に重なろうと軽く触れたのだが………。
やや苦しそうな表情のフレデリカのまぶたはうっすらと開き、
透き通るようなその瞳がビュウをぼんやりと見つめている。
視線と視線が交わること、約3秒。
「ビュウ……さん…」
「え? ぇぁあああ!!!! ふ、ふふフ、フレデリカ!!!」
「ビュウさんの顔が………私の顔と…近づいて………」
「え、ち、違う!!! あ、違うと言うか、そ、そう!!! 薬を飲ませていたんだ!!!
フレデリカ急に意識失うもんなぁーいや〜よかったよかっ……」
しかし、言い訳を取り繕うのを遮るように、フレデリカの腕がビュウの顔を抱き寄せる。
二度目のくちづけ。
一度目とは異なり、フレデリカ自らの意思でのくちづけ。
ビュウもそれに答えようと、フレデリカを抱きしめ接吻を始めるが、
すぐさま彼女の腕が二人の間を引きはがすように動く。
「フレデリカ…どうしたの?」
「ごめんなさい。ビュウさん…、手、震えてます………」
「…あ………俺、こういうのなれてなくて……ごめん」
フレデリカはその言葉を否定するように、強く首を横に振る。
「ちがいます……。やっぱり、ビュウさんは、こんなことすべきじゃない……。
私、わかります。………ビュウさん。ヨヨ王女のこと、考えてる。
……いつも嬉しそうにヨヨ様を見ていたから。…私はわかってます」
己の心の迷いを見透かされたビュウは、つなぐ言葉が浮かばない。
「……だから……、私はヨヨ様が戻るのをまちます。
だって、そうしないと、わたし、ヨヨ様と対等になれませんから………。
じゃないと……、ビュウ…さんは、わたしの…方を……向いてくれませんから………」
最後の方は途切れそうなほど、か細い声。
悲しいながらも、それでも天使の笑みを見せる顔を静かに涙が伝う。
そして、ゆっくりと決意の言葉を紡いでゆく。
「わたし、ビュウさんが好きです。
……ビュウさんが私を選んでくれるか、わからないです。
けど、ずっと……ずっと、まってますから」
「アニキィーーー!!!」
怒声とともに砕け散る鍵付き扉。
バチバチと火花飛び散る剣を携え、反乱軍の攻撃の要、
ナイトのビッケバッケが部屋へと飛び込んできた。
どうやらカーナ戦竜隊騎士の秘技『サンダーパルス』をわざわざ使ってまで、
ドアをブチ破ってきたらしい。
「おい、ビッケバッケ!! 帝国兵はどこだ!!」
「ちょ、ちょっとお二方!! もっと慎重に…」
ビッケバッケに続いて残りのナイト、ラッシュ、トゥルースが飛び込んできた。
「あ、あれ? ビュウ隊長? 敵は〜???」
「おいおい、おまえまさか…」
「はぁ……だから私はちゃんと様子見し作戦立てから、と言ったのです!!」
ビッケバッケの疑問に続いてあがる彼らのあきれ声。
「だ、だってぇ、エカテリーナさんが
『ああ!! きっとビュウ隊長は、隠れていた帝国兵から不意打ちを受けて!!! 無念!!!』
なんていうんだもん!!!」
どうやら、艦長室に潜む残存兵にビュウがつかまったという、エカテリーナの妄想を真に受けてしまったらしい。
「なぁんだ、そうならそうと鍵なんてかけなけりゃいいのに…」
そうぼやく3騎士の目が、ベッドの上のフレデリカをとらえる。
「ん? あ、フレデリカ。具合でも悪かったのか?」
「…プリーストとクロスナイト。……男女2人。………鍵のかかった艦長室………」
「なに言ってるんですか、トゥルース先輩。ビュウのアニキがそんなことするわけないじゃないですかぁ〜!!」
少し発想力のとんだビッケバッケらの発言に、ビュウはビクリとするが、
フレデリカのポツリと漏らした言葉で、そんなことを言ってられない状況であることに気づく。
「あ……火が、燃えてる……」
「おいビッケバッケ!! さっきのパルスの火花が延焼してるぞぉー!!!」
「うわぁ〜〜!! どうしよどうしよ、アニキィ〜〜!!」
「ちょおーーっと!! 二人とも叫んでいる暇あったら、早く助け呼んでくださいィイーーー!!」
この後、艦長室に駆けつけたウィザードの氷魔法でことなきを得たが、
その原因の予期せぬ乱入者のおかげで、二人の秘密の行為は知れることなく、
うやむやになったとさ。
もちろん、あとでカーナいちの金色鎧騎士に、こってりと搾られたことは言うまでもない。
以上です。
だれも書かないので、ビュウ×フレデリカで書いてみました。
これが、ほかのSS職人のいい刺激になってくれれば。。。
>ID:d0H1BnDm
(*^ー゚)b グッジョブ!!
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ!!
ナイス!グラッチェ!!
保守党
72 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 20:51:52 ID:Ims0yci8
保守
73 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 21:35:18 ID:nfcFGY5B
ほす
74 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 18:14:49 ID:HO7YL6RN
アルカディアってサイトにバハラグのSS一本見つけたんだが、
投げっぱなしで終わりかよorz
結構上質だったんで期待してたのに
職人さんいらっしゃ〜い
誰か、バハラグのエロSSの置いてあるサイト知らない?
77 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 03:21:38 ID:rBiVgoHi
保守
ビュウ×ルキアです。純愛和姦のつもり。
――世界はまるで己が儘。
光遮るカーテンを勢い良く開け切る。途端、射し込む陽光にルキアは眩しげに目を細め
た。窓の外に見える世界はこれ以上ないくらいの鮮やかな色を持ってルキアの彼女の眼に
飛び込んできた。これほどまでに眩しい朝を迎えた事など今まであったろうか。それは命
終えるかも知れぬ日の始まり。しかしその陽光は彼女を確かに祝福していたように見えた。
「綺麗ね……」
思わず口を吐いて出る言葉。この何より美しい世界。その中心に自分がいる。そんな空
想にルキアはただ微笑んだ。カーテンの裾を掴み、空を見上げる。淡い青色の空は吸い込
まれそうな程に深く、そして高かった。
この言い切れぬ幸福は彼の持ってきてくれた物だ。その彼は背中の寝台でいまだ寝息を
立てている。部屋はすでに眩しい光で満たされている。しかし穏やかなそれが途切れる気
配は無かった。
ゆっくりと振り返る。そして確かめるように瞬きを幾つか打つ。
まさか夢が途切れずにここまで続いているのではなかろうか。そんな想像すら浮かんで
きた。しかしそれならばそれでもいいと思う。こんなにも幸福な夢を見れるならば、それ
でもいいとさえ思えてしまう。ただ覚めないで欲しかった。少しでも長く続いて欲しかっ
た。ルキアは苦笑するように頭を振った。
足の裏に感じる冷たさは確かな物だ。そして腰に残る気だるさも、下腹部に響く淡い痛
みもそうだ。それらに少しだけ安堵を覚えてひたりひたりと寝台へと歩み寄る。
未だ寝息を切らさぬ彼を起こさぬよう、静かに寝台に身を横たえる。柔らかな羽毛の布
団に頬杖をついて彼の寝顔を眺める。無防備にただ彼は寝息を立て続けていた。そしてル
キアはただ彼を見続けていた。
やがてそれだけでは物足りなくなったルキアが指先でそっと彼の頬をつつく。マメで硬
くなった指が頬に沈む。白くしなやかな指先など疾うの昔にどこかに置いて来てしまった。
しかしそれすら彼は愛してくれた。口づけてくれた。深窓で佇む高貴な姫に傅く高潔で忠
ある騎士のように。
彼の唇に自らのそれをそっと重ねてみる。それはまるで眠り姫を起こす王子のようで、
彼女は『これじゃ立場が逆かしら』と少し自嘲しながらまた、ゆっくりと唇を落としてい
った。その唇は昨夜と変わらず甘い味がした。うっとりと反芻するように眼を瞑る。
鮮やかに思い出される昨夜の情事。それは甘やかな香りと共にあった。ルキアは大きく
息を吸った。
ああ、そうだ。あの香りは――。
優しくついばむようなバードキス。ルキアの心臓は張り裂けそうなほどに脈打っている。
しかしそれに反して明晰な頭。その不思議なほどの冷静さに感謝して、ルキアは目の前の
愛しい人にもう一度唇を寄せた。
「愛しているわ」
もう一度、言う。
「ええ、愛しているわ」
言い足りぬのか、再び言う。
「ううん、愛しているわ」
しかし四度目は無かった。彼女がその色づく唇を開く前に塞がれたからだ。その蓋は彼
の唇。しかし先程までの軽い口付けとは違った。
彼の唾液が流れ込んできたと思うと、すぐに舌が追いかけてきてルキアの咥内を蹂躙し
始めた。前歯の裏側も、奥歯のさらの奥も、およそ全ての場所をビュウの舌が這いずり回
っていった。ルキアだってただそれに甘んじていたわけではない。彼女も懸命に舌を絡め
て、唾液を嚥下し続けた。それは何だか甘露のように感じられた。
唾液が唇と唇の隙間から滴り落ちて糸を作る。それは燭光を受けて、てらてらと輝いて
いた。
ルキアの腰を遡行する手。彼をさらに引き寄せる手。互いに求め合う二人の心。部屋は
すでに唾液の混じりあう音で満たされていた。
潤い、蕩けきった瞳で哀願する。
「ねえ、お願い。続きはベッドでしましょ? もうこれ以上我慢できないの」
静かに頷く男。彼は労わるようにルキアを横抱きに抱き上げると寝台へと歩みを進めた。
ルキアは陶然とした面持ちで彼の首に手を回した。
互いに紅潮した頬で微笑み合う。そっと男が愛を囁く。女も頷き、肯定を返した。
ぼふりと優しい音で彼女を迎える、柔らかな布団。誘うようにルキアが手を伸ばす。ビ
ュウも抗わず、それに従った。
「ルキアさん。――俺もあなたを愛しています」
幾度と無く吐き出されたこの言葉。嘘偽りの介在しない心からの告白。しかしまだ足り
そうにはない。まだ想いの一分も伝えられてはいない。だからまた言うのだ。「――愛し
ている」と言うのだ。気の狂った鸚鵡のように飽きる事無く、ただ口にし続けるのだ。
ビュウがゆっくりとルキアの胸元へと手を伸ばす。ルキアは頷いた。大きく胸元の開い
たドレスを押し上げる膨らみが男の指先一つで形を変える。そしてルキアの口が面白いよ
うに官能の音色を奏でる。いつもは血に染まる指先だ。しかし今は天上の音を奏でる楽器
の演奏者だ。いつしか男の掌の中心でしこる何か。
ルキアが紅潮した頬をさらに染めて、恥ずかしそうに目を逸らす。ビュウは笑みをこぼ
すとルキアの唇を優しく奪った。彼女も笑みをこぼして、また頷いた。
ゆっくりとたおやかなカクテルドレスを剥いでいく。美しいドレス。上等のシルクで織
られたそれはルキアの持つたった一着の社交服。
彼女の首元に小さく光る青色の石。傍らに真紅に咲き誇る大輪の花。
――今日は誕生日。世界が彼女を迎えた最初の日。
ドレスの下から現れる裸体。寝台の上に大きく広がる金の絹糸。乳房の頂上に見える桜
色の蕾。淡い金の茂み。しっとりと円熟した肌。ルキアはただ若いだけがとりえの女では
ない。――彼女は美しいのだ。
彼女が恥ずかしげに乳房とその淡い恥毛を覆い隠す。しかしその初心な挙動が、成熟し
た身体とはアンバランスで。逆に扇情的に見えた。ビュウが優しくその障害を取り除く。
ルキアは顔を背けている。顔は真っ赤だった。
キスをもう一度。今度は軽いついばむように。情欲を高める物ではなく、親愛の情を、
胸を満たす感情を確かに示す優しいキス。
「ねえ、ビュウも、脱いだら? 私だけじゃ恥ずかしすぎるわ……」
ビュウは言葉ではなく動作そのもので応えた。もどかしそうに上着を脱ぎ捨てる。その
まま続けて、いつしか見えるのはよく日に焼け、極限まで鍛えられた無駄の無い身体が現
れる。その様をルキアはうっとりと見つめ続けていた。それに気付いて彼も羞恥から目を
俯かせた。
燭光が小さく照らし出す橙色の寝台。そこは今、彼女たちだけの世界だ。邪魔する物は
何も無い。
ビュウがよく焼けた首筋から、陽射しから免れいまだ白さを保つ肌へと舌を這わす。そ
のねっとりとした感触と羞恥にルキアは頭を振った。しかし舌は止まらない。乳房を舐め
上げ、乳首を口に含み、舌先でコロコロと転がす。すぐにそこは痛いくらいに硬くなった。
「ほら、ルキアさん。もう、ここがこんなにも……」
「そ、そんな事。知らないわ」
恥ずかしげに顔を背けるルキアに、ビュウはその硬くしこった蕾を甘く噛む事で応えた。
びくりと跳ね上がるルキアの腰。そして荒く吐き出される息。
「もう……。ビュウったら……、悪戯しないで……」
「ふふ、済みません。ルキアさんが余りに可愛かったもので。つい……」
「可愛い……って、あまり私をからかわないで。自分の事くらい自分でも分かっているつ
もりよ」
ルキアが俯き、自分の裸体を眺めて自嘲気味に呟いた。ミミズが這いずり回ったように
も見える醜い傷跡。鬱血して未だ戻らないどす黒い痣。それらは薄い燭光の下でも、はっ
きりとルキアの心に不快感を運んできていた。先まで紅潮していた頬も、青白く見える。
「だから――」
しかしルキアの言葉をビュウの唇が制する。長い長い接吻。ルキアの瞳が再び、蕩けだ
す頃、ビュウはゆっくりと唇を離した。名残惜しそうに唾液の糸が彼らを繋いでいた。
「俺はルキアさんを愛しています。美しいと思っています。可愛いと思っています。それ
では足りないのですか……?」
「そんな事ッ!」
「なら充分じゃないですか」
それに……。ビュウが続ける。
「俺としては、ルキアさんの美しさを知っているのは、俺一人で充分だと思っていますよ。
それなら、ルキアさんに腐れた虫も寄って来ることもありませんからね」
ビュウの言葉でルキアの脳裏に何かと自分に言い寄ってくる男が浮かぶ。そして、苦笑
と共に理解した。『ああ、ビュウは嫉妬しているのだな』と。
「ドンファンの事を言っているの? ビュウ。――大丈夫よ。私には、あなただけなんだ
から……」
「なら、もう自分を卑下するのは止めてください。――俺にだってあなたしかいないんで
すから」
「ええ、ごめんなさい。……ありがとう、ビュウ」
枕から頭を上げ、今度はルキアから唇を寄せる。やがて重なり合う唇。しかし、重なり
合ったのは本当に唇だけだったのだろうか。
仕切りなおすように舌を絡めあう。互いの咥内に流れ込む唾液を歓喜と共に嚥下し続け
る。ナメクジの交尾のような交歓に、獣欲を大いに刺激された肉は、女の身体には潤いを。
男の身体には滾りをそれぞれもたらしていった。
ビュウがそっとルキアの茂みへと指を這わす。しとどに粘液にまみれたそこはビュウの
指を悦びで迎えた。淡い茂みの奥に息づく肉芽を滑る指で探り当て、親指と人差し指で幾
度もしごき上げる。その余りに強い快楽にルキアの腰が今までに無いくらい跳ね上がった。
軽い絶頂を迎え、虚ろな瞳で大きく胸を波打たせているルキアを呼び戻すように、ねち
ょりとした水音と共に、ビュウが秘裂に指を探り込ませた。充分に潤っているそこではあ
ったが、使い込まれていないのがはっきり分かるほどにビュウの指を締め付けてきた。
「ビ、ビュウ……。イッたばかりだから。感じ過ぎッ……!」
ルキアの秘裂を弄る指が二本に増える。中で二本を別々に肉壁を引っかくように操る。
それだけで先の絶頂で敏感になったルキアの身体は面白いように反応を返した。やはり一
番はっきり分かるのが秘裂だ。ごぷりという擬音が聞こえてきそうなほどに愛液を垂れ流
し、腰は跳ね上がる。
「ひっ……! あ……ッ! ん……っ」
「気持ちいいですか?」
その問いにルキアは悶えながらも懸命に頷き、その瞳はビュウを射抜いていた。
「でも……、あなたの、ビュウので……、イかせて欲しいの。指なんかじゃなくて、ビュ
ウの、ビュウを感じてながらイきたいの……。ねえ、お願い、入れて、入れてちょうだい
……!」
ビュウだって余裕を持て余している訳ではない。すでに鈴口からは先走り汁が溢れ、亀
頭を濡らし、びくびくとその身を震わしていた。
融けかかり、最後に残った理性でルキアが枕元の燭台に目を向ける。その意をすぐに汲
み取りビュウは燃え盛る炎をふっと吹き消した。
音も無く、甘い闇が彼女らを包み込んでいく。その中でも爛々と輝く二対の瞳。そして、
ルキアは頷いた。
「あっ…、ああ……っ! ビュウ!」
潤いきった秘所にビュウが押し入る。歓喜に震える二匹の獣。
ルキアが耐え切れぬようにビュウの首に腕を回し、腰に脚を絡める。しかし、それが逆
に彼女の身体を強く穿つ結果となった。
「ひっ……。ふ、深い……!」
「くっ……、ル、ルキアさん」
ルキアの中は暖かだった。そしてうねっていた。やがて熱く、強く包み込む。まるで胎
内をじかに感じているような感触にビュウは夢中に腰を打ちつけた。
闇を切り裂くは喜悦の調べ。そして淫らな水音。
余りに強い快楽に跳ね上がるルキアの腰。ビュウはそれをしかと掴み、引き寄せるとル
キアの朱鷺色の秘裂に、己自身をさらに押し込んだ。
「ああああっ……! ビュウ……っ! ひ、ひもち良すぎるわっ!」
その歓喜の叫びに気を良くしたのか、圧し掛かるビュウはさらに抽送の速度を上げてい
った。それに比例するように部屋に響き渡る交歓の音も大きくなっていった。しかしビュ
ウの理性が持ったのはそこまでだった。
小手先のテクニックも、詰まらない虚栄心もすべて忘れて初心な少年のようにただ目の
前の愛しい人に、己のすべてをぶつける。ルキアだってそうだ。自ら腰を振り、快楽を貪
る。真っ白な頭には何の言葉も浮かんではこなかった。ただ一つだけ分かっていたのは、
今、自分が抱き、そして抱かれている目の前の男がどうしようもない位、愛しいという事
だった。
「んあああっ……! あああぁぁぁ……! ビュウっ、ビュウッ、ビュウ……ッ!」
掻き毟るほどにビュウの逞しい肩に爪を立て、尻には脚を強く絡める。
やがてルキアには自分とビュウとの境界線がはっきりと分からなくなっていった。そし
てそれはビュウも同じだった。溶け合い混じりあう、二つの心。そして二人は一つになっ
た。
汗と体液で湿りきったシーツの上で寄り添い合う二つの影。どちらも、ただ微笑んでい
た。情事の後、あれ程荒かった吐息も今はもう収まり、穏やかなものとなっていた。
「ねえ、ビュウ……。子供、できたらどうする?」
「子供ですか……? いいですね。そうか、子供か。俺とルキアさんの子供か……」
窓から空を見ながら、ビュウが言う。そう言えば避妊の事をすっかり失念していのだっ
た。
「でも、無理よね……。まだ戦争も完全には終わっていないし……」
ルキアが自嘲気味に言う。そうだ。確かに帝国との戦いには一応の終息を見た。しかし、
まだ空を穿っている大穴が残っている。戦乱はまだ終わってはいないのだ。もし子供が出
来てしまっていたら、堕胎せねばならない事は目に見えている。
「大丈夫です」
ビュウが力強く言う。勿論、根拠なんか無い。それはルキアも分かっている。しかし不
思議と納得してしまう自分もいる。
幾度、この言葉に励まされてきただろうか。実際、ビュウはこの言葉と共に何もかも成
し遂げて来た。今回もきっとその通りとなろう。
「ええ、そうね、そうよね。だから頑張りましょ?。……旦那様」
「はい。そうですね。……我が妻よ」
二人で声を立てて笑い合う。
淡いサファイアと、甘く芳香を漂わせる薔薇だけがこの新たな夫婦を見つめていた。
これでお仕舞いです。
最初は一般向けに書いていたのですが、エロくなってしまったので、
こちらに投下させて頂きました。無論、本人です。
では。
GJ!! GJ!!!
ビュウがこんな恋していたら、これから先ヨヨのいじめに耐えていけるだろうに 。゜(゚´Д`゚)゜。
(アルタイル突入前にルキアが戦闘参加できなくなるとヘビーアーマーズが…)
ほほう、ルキア。
ルキアもいいなぁ……GJ!
ルキアなかなかいいな、GJ!
意外といい女が多いバハラグ
ビッチ、ジャンキー、ロリ、ストーカー、ツンデレ、アネゴ、ジジイ・・・
よりどりみどりですぜ
ビッチ=?
ジャンキー=フレデリカ
ロリ=メロディア
ストーカー=エカテリーナ
ツンデレ=アナスタシア
アネゴ=ジャンヌ
ジジイ=まろやか
ルキアとミストとディアナはどのへんだろう
ルキア=秘書
ミスト=OL
ディアナ=学生
ビッチはヨヨだろ。
96 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 00:49:27 ID:SJEckj7x
ジョイは女医。
>>92 ちょwwwwwwじじいきつwwwwwwww
ミストがいい
ジャンヌ×ビュウで書いてるんだけど需要あるかな?
属性的には逆レイプと筆おろし。
ありあり
折角書いたのなら、うpしなくちゃもったいないっすよ
きれてないっすよ
保守&age
上げてみよう。
保守アゲ
最近久しぶりにバハラグをやって、SSを書きたくなったんだが、
このスレに投下される作品って、基本的に18禁限定なのかな?
どこかで、ちょうどいい投稿掲示板とか知らないか?
フレデリカが男だって嘘だよな…
誰か嘘だと言ってくれorz
>>106 バハラグSS職人が貴重なこの時代、俺は大歓迎。
>>107 嘘。
フレデリカ男疑惑が晴れて、こみ上げるものがあるだろう。
おまえさんも、それを文章にしてくれ。
よし
wktk
連載モノ可?
18禁展開に行くまでの日常も書きたいんだけども。
・ビュウがツンデレ(というか俺が書く無個性男主人公は一律ツンデレ)
・フレたんメイン
・話の大筋は原作に準拠(俺の趣味)
こんな感じ。
もう死に体のスレだから、グロ小説と他作品の小説以外だったら何でもいいよ。
>>111 フレデリカ出てくるんだったらもう大歓迎ですよ
期待保守
117 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 12:36:53 ID:tUIXJCxr
e
序章 「A Priest 〜結〜」
―――その日、私はあまり体調が優れなかった。
私たちの故郷―――カーナが帝国に滅ぼされてから、数週間が経った。
生き残った人たちは、忘れられた孤島のラグーンに身を寄せ、なんとか逃げ延びた。
…交戦の末、酷い負傷をした人が沢山いて、プリーストである私と友人のディアナは、三日三晩、彼らの手当てをし続けた。
そうして、全ての怪我人の回復が終わる頃には、案の定、今度は私が床に伏すことになったのだった。
「…ふぅ」
こくり、と、半身を起こしただけの格好で、いつもの常備薬を飲み下す。
…小さい頃からあまり体が強くない私は、こうして普段から薬を服用していないと、日々の生活すらままならないのである。
それでなくとも、今までの負傷者の看病で疲労が溜まっていたのだ。この調子ではあと一週間は一日の半分以上をベッドの上で過ごすことになりそうだ。
とはいえ、それ自体は、これまでも特別調子の悪いときはそんな感じで、別段珍しいことでもないし、無論、プリーストとしての役目である人の怪我の治療を重荷には思わない。
まあ、本当に、自分でもどうかと思うけれど。私の体というのは、生まれてこの方好調だったときの方が希少であるほど、この現状は呆れるくらい普段通りなのだった。
「ん…」
つ、と、窓の外から吹き込む風に空を眺めてみる。
少し、霧が出ているようだ。あのカーナ滅亡の日以来、まともに青い空を見た覚えがない。…私の目に、変なフィルターでも掛かっているのだろうか。
「………」
考えて、少しぞっとした。軽い冗談のつもりだったが、私の場合、少し笑えない。
何しろ、薬の量が量なので、いつ妙な副作用が発生するとも限らない。そうならないように調合・服用をしているつもりだが、「絶対」というのがないのが、薬というものの怖さである。
ポフン。適量は服用したので、再び枕に後頭部を預ける。
…思えば、ここに来てから、こんな風にゆっくりと物を考える時間はなかった。自覚するが早いか、色々な考えが私の脳裏をゆっくりと、巡り始める。
カーナが滅んだこと。ヨヨ様が攫われたこと。戦竜隊のドラゴンが散り散りになったこと。それに、―――。
「…あれ?」
何か、引っかかった。そういえば、先ほど目覚めてから、周囲に人の気配がない。道理で集中して思考できるわけだ。
他の人たちはともかく、いつも大声で騒いでいるマテライトや、負傷者の治療が終わったあとも元気で暇があればアナスタシア達と談笑しているディアナまでいないというのは、少し妙だ。
えっと。今日は、何か、あった、っけ?
私が必死に、眠りの彼方に追いやってしまった記憶を辿っているその時。
ガチャリッ
「あ、フレデリカ。起きてたんだ」
「ディアナ?」
寝室のドアが開き、件の友人が顔を覗かせる。短く整った金髪に、陽気な笑顔。うん、間違いない。
彼女はとことことベッドに歩み寄り、私と話すときの彼女の定位置―――お決まりの丸椅子に腰掛けた。
「おはよ、気分はどう?」
「うん、大丈夫。お薬も睡眠も十分とったし」
「ん、結構結構」
いつものやり取りを終え、先ほどの疑問を投げかけてみる。
「ねぇ、ディアナ」
「んう?」
「その…皆がいないようだけれど…今日は、何かあったっけ?」
何だか重要なことを忘れているような気がしたので、遠慮がちに、尋ねてみた。
「?」
きょとん、と、目を丸くするディアナがいた。…ああ、もしかして、私が思ってる以上に、大切なことだったんだろうか。
と、直後。
「…あちゃー…まずっ。そっか、フレデリカ、素で忘れてたのね」
顔を右手で覆い、目を伏せた。こうなると、ますます不安になってしまう。
「あの…ディアナ?」
「あんね、フレデリカ。今日は、ビュウ達がバラバラになったカーナのドラゴンを集めるために旅立つ日なの」
「………………あ」
すこーん、といういい音が聞こえてきそうなほど、私の引っかかりは気持ちよく外れた挙句、頭の中を何度も何度も跳ね返って脳震盪でも起こしそうな位の衝撃で目眩を覚えた。
「で、あたしたちはさっきまでその見送りに出てたんだけど。行ってからさ、あなたがいないことに気づいて呼びに行こうとしたんだけどね」
ゴーン、ゴーン、と大きなショックが頭の中を反芻する。ああ、私ってば、どうしてこんな大事なことを忘れてたのかしら!?
やっぱり昨日飲んだうにうじ入りの新薬の副作用!?お薬に絶対はない、ってさっき戒めたばっかりなのに早速…ああ、神様、天罰が下るのが少し早いのではありませんか?
ディアナが何やら事の詳細を説明しているように聞こえるが、今の私の頭には入っていってくれない。
「―――そしたらビュウが、無理に呼ばなくていい。多分フレデリカも、今の俺には会いたくないだろうから、なんて言い出すんだもん」
「―――――――――え?」
途端、頭の中が真っ白になる。さっきまでやかましいほど響いていた(脳内の)騒音も消え、彼女の言葉が驚くほどすんなりと理解できるようになる。
そうなった理由は簡単。ディアナが、彼の名を口にしたから。
「だからさ、ビュウとあなた、何かあったのかなーって。あんまりはっきりいうもんだから、フレデリカ、本当に彼に会いたくないんだと思ったんだけど。…そっかー、そうだったんだー。ごめんねー」
「あ、ううん、いいの。忘れてた私が悪いんだし。心配かけて、ごめん」
慌てて謝り返す。
…そういえば、「あの時」以来、私は治療で忙しいのと自身の体調の悪化とで、彼と会っていないのだった。それで彼は、ちょっとした勘違いをしてしまったのだろう。
でも、そうだった。彼は、立ち直ってくれたのだ。あの人がドラゴン集めの旅に出ることを決めた、と聞いた時は、本当に安心した。
両手を胸に当て、内心で喜ぶ。それを知ってか知らずか、ディアナは思い出したように、続きを口にした。
「あ、そうだ。ビュウから伝言があったんだっけ」
「…え?」
「『ごめん。それと、ありがとう』だって」
「!…」
キュッ。ちょっとだけ、胸が詰まった。
ずるいなぁ。そういうのは、その、直接いってほしかった。
「???なーに、フレデリカ。嬉しそうにしちゃって。ビュウと何かあったの?」
「え?あ、ん、何でもないの」
「ふーん、そっか、そーなんだ。…ね、ね、誰にも言わないから、おせーておせーてっ!」
「だ、だめだよ〜!」
しつこく食い下がるディアナ。
噂好きの彼女に知れたら、何をいわれるか分からない。…その、なんというか。こういうことはやっぱり、二人だけの秘密にしておいたほうが、いいと思うのです。いや、変な意味でなくて。
…ね、ビュウ。何年掛かるか分からない旅だけれど。必ず、帰って来てね。
エロくねぇ!
どう見てもクオリティヒクスです、本当に(ry
状況描写力がへぼですが、どうにか書いてくうちに鍛えていきたい所存。
ムスコが、期待して待っていると申しております。
GJJJ!!
続きが読みたいよ。
125 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 08:14:12 ID:4mSBqt+2
職人待ち
一応保守
う〜む、月刊なのかの〜
せめて隔週連載してほすぃ……
オレルスの空が悲しみに染まる
その日彼女の葬儀が静かに行われた
葬儀にはかつての仲間たちが参列し、戦友の死に皆が涙を流した
そんな中一人の男がそっと棺に花をそえる
彼女の最愛の夫、そして元戦竜隊の隊長でもあった男
彼は皆が涙する中、一人だけ涙をこらえ彼女を見送った
「安らかに・・・フレデリカ・・・・・」
あの戦いが終わってから三年が過ぎたその日彼女は亡くなった
その日ビュウは真実を知った。
いや本当は既に気付いていたのに目を逸らして逃げていただけなのかもしれない。
約束の教会に他の男と入っていくヨヨ。
既に彼女のココロから自分は消え去っていたのだと。
その真実を目にしてからの日常はビュウにとって地獄だった。
幸せそうなヨヨを見る度に惨めな思いに駆られ逃げ出したくなる自分。
反乱軍のリーダーとして(こう言うとマテライトは激怒するが)戦わなければならない自分。
二つの自分の間でビュウは苦しみ続けた。
そんなビュウを救ったのはフレデリカだった。
「ビュウ・・・私じゃ駄目ですか・・・・・私では、ビュウを支えられませんか・・・・」
病弱で常に薬を手放せないような身体なのに、
それでも健気に自分を慰めてくれるフレデリカに次第にビュウの心は惹かれていった。
そして、アレキサンダーを封印し全てが終わった後二人は艦を降り、フレデリカの願いでもあった薬屋を始めた。
二人は幸せだった・・・・・
そう、一年前にフレデリカの病状が悪化するまでは・・・
ここってこんなに広かったんだ・・・・・」
皆が帰ったその日の夜、独りきりになった家でビュウがそっと呟く。
もう愛するフレデリカはもう居ない。静まり返った部屋の空気がその現実を実感させる。
「久しぶりに会ったけどみんな全然かわってなかったなぁ。」
返事は返ってこない、当たり前の事だ。
けれども話さずにはいられなかった。寂しさに押しつぶされてしまうから。
「そういえばラッシュがワインを置いていったな・・・・」
アルコールが入れば少しは気が紛れるかもしれない。
そう思い立ったビュウは直ぐにグラスを用意し、ラッシュのワインを口にする。
フレデリカを気遣い、今まで一度も酒を飲んだことの無いビュウにとって初めての酒は、
甘く、悲しい味がした。
トントン
丁度アルコールが身体に回り始めた頃、ドアを叩く音が聞こえてきた。
「こんな夜更けに誰だろう?みんなはもう帰ったハズだし・・・・・」
不審に思いながらもビュウがドアを開けると其処には意外な人物が立っていた。
とりあえず書いて見たけど誰が尋ねてきたかは考えてない。
候補
メロディア ヨヨ ルキア ミスト センダック
⊃センダック
つアレキサンダー
つメロディア
ビュウに限ってはセックスよりオナニーが似合う
みなさん、ネルボたんも仲間にいれてやってください
ビュウの後ろ姿切なすぎ
ビュウ…凝視しちゃって……
ここでヨヨ空気嫁
空気読める奴だったらアリシアとヨヨで正方形三大悪女の
不動の二位を確立しておりません、
三位はよく変動するがこいつらはこれ以降も確実。
143 :
西の厨房:2006/05/22(月) 01:13:12 ID:+p4eZr7O
保守。
某ドラクエスレの投稿が佳境なのとフレたんの最萌えトナメ二回戦の支援準備もあり、
のっけから連載遅滞。マジスマン。
もうちっとお待ちを。
OK!期待してまっとるよ
期待保守!!
ヨヨはパルハムが死んでるし、傷の舐め合いを求めてくる予感
苦い思い出
回復レベルがあと1で上がる時に金が無いので仕方なくセンダックからシルクローブを剥ぎ取ってしまった orz
保守
149 :
西の厨房:2006/06/04(日) 00:06:00 ID:4CUFg8Zh
保守
H3-2
1位 129票 フレデリカ@バハムートラグーン
2位 122票 ティナ@ファイナルファンタジー6
3位 112票 リムスレーア@幻想水滸伝5
ごめん、この戦い長引きそうだ。嬉しいんだけどね。
フレたん支援頑張るので、ホント、ゴメンナサイ( つД`)
オラはなんもできねえが頑張ってくれ
連載の続きもマットルヨ
保管して守る
もしかして絵師でもあるのかの?
フレたんのエロ挿絵きぼんぬ
保守
期待あげ
保守
保守
保守
保守
――――――――――その噂は、瞬く間に女性部屋を駆け抜けた。
先日、解放軍は帝国の空中要塞トラファルガーの襲撃を受けた。
辛くも、将軍二人とグドルフを撃退することに成功し、ヨヨはトラファルガーの動力となっていた、神竜ヒューベリオンに接触を図る。
ヒューベリオンの激しい怒りに苛まれるも、帝国皇帝・サウザーの犠牲によって、王女は見事に、その怒りを克服出来た。
そして、数日後。ある噂が立った。
曰く、「神竜の憎しみを克服したはずのヨヨ様の部屋から、苦しそうな声が聞こえる」
キャンベルの神竜ヴァリトラとの接触以来、ヨヨが神竜の怒り・憎しみによって夜毎うなされていたのは周知の事実である。
まぁ、それが以前のように激しく寝込むほどのものでなくなったとして、多少なりとも残り香があるのだということも、あるだろう。
だが。人というのは、とかく物事を低俗な方向に持っていきたがる生き物なのである。
これはそんな噂が生んだ、とある一日の、青年と少女の、ほんの些細な秘め事である。
〜 『メロディア奮戦記』 〜
「…むー…」
メロディアは、不機嫌だった。
自分たちが生活している女性部屋が、ここ最近、妙な空気に包まれている。
それというのも、ディアナが数日前から、熱心に女性メンバー達によくわからないことを話し始めてからだ。
…が。ディアナは、どういうわけか、あれだけ噂を広めるのに執心だというのに、自分のところにはその噂を話してくれない。
何度もせがんではみるのだが、返ってくる答えはいつも、
「メロディアには、まだちょっと早いかもね〜」
という感じで、暖簾に腕押しであった。
何故だろう。自分が子供だから?だとしたら、どんな噂か?
いや、そもそも、理由がどうであれ、自分だけが仲間外れにされるというのが我慢ならない。
メロディアの不満は募るばかりである。
子供というのは、疎外感には敏感である。同時に、その行動力も大人の追従を許さない。
彼女が動き出すのに、それ以上の理由は、いらなかった。
「…よし、決めた」
ふん、と鼻息荒く、彼女は事の真相を暴くべく、女性部屋を後にした。
〜 〜 〜
「「女性部屋の噂?」」
男性部屋の休憩室、テーブルにかけてカード片手に向き合っているラッシュとトゥルースは素っ頓狂な声を上げた。
「うん。ほら、最近、ディアナが何かいってこなかった?」
「…っていわれてもなぁ…」
「ええ…」
シュ、と、積まれたカードの山から一枚抜き取るラッシュ。同時に一枚、ぺち、と手札を切る。
二人は顔を見合わせ、少女の問いに歯切れの悪い返事をする。
「こっちには来なかったと思うぜ、メロディア」
「…そうなんだ」
肩を竦めるラッシュを見て、メロディアは嘆息する。
それを見て、トゥルースは一言助言する。
「その噂、断片的にでもいいですから、手掛かりはありませんか?」
「え?」
「少しでも情報があれば、そこから推理して辿り着けるかもしれません。
或いは、ディアナ以外から噂が流れてきているかもしれませんし」
言いながら、山札からカードを抜き取る。
「…ん、そっか。…えっと、ちょっと待っててね、思い出すから」
「ああ。…っと、フルハウスだ」
「残念、フォーカードです、ラッシュ」
げ、と下品な声を出したラッシュは、懐から乱暴に硬貨を毟り取って、渋い顔でテーブルに叩きつける。
〜 〜 〜
夜毎ヨヨ様の部屋から苦しそうな声が聞こえる
でもヨヨ様は神竜の憎しみなんかへっちゃらなはず=@
声が聞こえるようになったのはパルパレオスが来てから…
「………」
「こんな感じ」
メロディアが何とか盗み聞きで収集した噂の断片を聞き、二人は先ほどまでの軽快な空気を淀む。
そりゃあ、そうだろう。真っ当な知識を持った大人が、こんな情報から導き出せる結論なんて、一つしかないのだから。
「どう?どう?何か分かる?」
「あー…メロ…ディア。これは、だな…」
「………むぅ」
心当たりあり、と読み取り、顔を輝かせるメロディアに、二人は気まずく視線を泳がす。
「メロディアには、まだ少し早いと、思います…」
「なんでよー!?」
相談を持ちかけ、散々考えて、まとめた情報を提示して、出てきて結論は結局、ディアナのそれと同じだった。
ここまでの不満を募らせていたメロディアは、頬を膨らませて駄々を捏ねる。
「ああ、いや、だって…なぁ?」
「…はい。流石に…」
手詰まりである。こんな年端も行かない少女に、そんな下世話な説明を嬉々としてするほど、二人は悪趣味ではない。
「ディアナもそういって、何にも話してくれないんだもん!だからラッシュとトゥルースのとこに来たんだよ?」
「あー、あー…どーすっかなぁ、トゥルース」
「ラッシュ、まずは落ち着きましょう。落ち着いて、現状を把握して…」
苦虫を噛み潰したような顔をして、打開策を練る二人。
…しかし。神は気まぐれを起こしたのか、今回ばかりは、この好奇心溢れる少女に、大人の階段を上って欲しかったようである。
―――バタンッ
「ラッシュさん、トゥルースさん!頼まれ物、調達して来たっすよーっ!」
突然。三人だけの休憩室の入り口のドアが、大声と共に勢いよく開いた。
彼らが一斉に振り向いた先にいたのは、一人のクルー。
―――そして。その、不運(いや誰の運が、とはこの際特定しない)にも、このタイミングでここに来てしまったクルーの両手には。
…どう見ても、無垢な少女の目に触れてはならないだろう書物が、高々と、掲げられていた。
「「!!!」」
「?」
「…って、え?」
一瞬にして、場の空気が凍りつく。
先ほどまでの淀んだ空気が、冬の雨の日の湿っぽい寒さだとしたら。
今度のは、さながら絶対零度の凍結地獄である。
「…!」
タンッ
こうなると、切り替えが早いのはメロディアである。
幼いながらも戦場に身を置く彼女。
そのバイタリティと恵まれた魔法教育による感受性の高さも伴い、いち早くこの空気の意味する所を理解し、駆け出した。
「あ…!」
両手の書物を、奪われる。突如として自分に突撃してきた少女に対し、非戦闘員であるクルーは、成す術もなかった。
「…これ。なに?」
ふふふ、と、小悪魔的な笑いを浮かべ、奪取した書物を手に振り返るメロディア。百点満点の、勝利の笑みである。
「「………」」
項垂れ、観念する二人。
メロディアの不敵な笑いが、
「ホントのこと話してくれないと、何だかわかんないけど、この本を皆のところに持っていっちゃうぞ☆」
と、告げていた。
…因みに。クルーの方は最後までただ呆然と、何が起こったか理解できぬまま立ち尽くしていた。
〜 〜 〜
「…んーと…」
一時間後。
メロディアは、ファーレンハイトの甲板に来ていた。
階段を上り、この艦でも数少ない、一面の青空を仰ぐことが出来るスポットに至る。
生い茂る芝生の上で、サラマンダーやムニムニ、戦竜隊のドラゴンが各々眠ったり追いかけっこをしたりしている。
彼女はそれを横目に、キョロキョロと、『彼』の姿を探す。
「…?メロディア、何しとるんじゃな?」
「あ、ドラゴンおやじ」
珍しい来客の姿に、サンダーホークの体を洗っていたドラゴン親父は手を止める。
メロディアは探す手間が省けたと、笑みを浮かべる。
「ねー、ビュウ、見なかった?」
「ビュウ?ああ、ビュウなら、裏の林で寝とるよ」
快く、先ほど巡回とドラゴンの餌やりを終えて彼が向かった先を教えるドラゴン親父。
「ありがと!じゃーね!」
「あ、ビュウ、疲れとるから、あんまり我侭しちゃいかんよ!」
「だいじょーぶ!気持ちよくしてあげるだけだからっ!」
駆け出すメロディアに、注意を促す。
ドラゴン親父も、彼女の言うことなので、肩でも揉んであげるのだろう、と感心し、それ以上気にも留めなかった。
実際、傍から見れば、何の変哲もない祖父と孫娘の、お気に入りのお兄ちゃんに関する会話に見えたろう。
だが。ドラゴン親父は、見逃していた。彼女の手に下げられていた、少し角ばった袋を。
〜 〜 〜
「…!」
林に入って数十秒ほどで、目的の人物を見つけた。
林といっても、ファーレンハイトの最後尾に茂る木々は小規模だ。
野生の動物がいるでもなし、人の気配があれば、例え寝ていてもすぐに分かる。
「ビュ…!!むぐっ」
いつもの癖で、叫んで飛びつきそうになる。今回の目的は、それでは果たされない。
というより、そんなことをしたら、先ほどのラッシュたちの反応を見るだに、彼は自分の行為を許してくれないだろうから。
今日はこっそりと、彼に近づいていく。
「すぅ…すぅ…」
林の中の、一際大きな木に背を預け、穏やかな寝息を立てる、カーナ戦竜隊隊長、ビュウ。
いつも身に着けている堅苦しい武装類は、脇の木の枝にまとめて引っ掛けてある。
「…うん」
それを見て、外す手間が省けて好都合、と、メロディアは微笑む。
頷くが早いか、彼女は手に持っていた袋を地面に置き、しゃがみ込む。
「すぅ…すぅ…」
規則正しい寝息。覗き込んだ青年の顔は、普段の凛々しい面持ちを崩し、穏やかに安らいでいる。
日常と戦場、両方の過密な実務から一時だけ解放され、夢の中で疲れを癒しているのだろう。
「………ビュウ」
彼の名を、囁く様に、小さく呼ぶ。当然、反応はない。
それを確認し、彼女は徐に――――――彼のベルトに、手をかけた。
〜 一時間前 〜
「せい…こう?」
「そう。性交」
メロディアに(人聞きは悪いが)脅迫され、彼女に性教育を施すことになったラッシュとトゥルース。
彼らはさっさと終わらせてしまおうと、とりあえず男女の性の意義について、洗いざらい吐いてしまうことにしたのだった。
「ヨヨ様とパル公は、その………多分、それをしてるんじゃないか、って、そういうことだろうよ」
「ラッシュ…」
ヨヨに思いを寄せていたラッシュは、やけっぱちになって吐き捨てる。トゥルースはそれを、複雑な面持ちで見つめる。
「えと…お互い好きな男の人と女の人が、するんだよ、ね?」
「一般的には、そうなります。ですが―――」
「こら、トゥルースッ!」
トゥルースの脳裏を、砂漠のラグーン・ダフィラでの一夜が過る。
危うく余計なことを口走りそうになったところを、ラッシュに止められる。
「…すみませんでした」
「???………それをすると、男の人は、気持ちいいんだ…?」
「「う…」」
こんな幼い女の子に、それを肯定しろというのか。否、現状では、しなければならない。
この辱め、殆ど拷問である。
「そっか…そっか。うん、わかった。ありがと」
スック、と立ち上がり、何を思い立ったか、手に持った例の本を見つめるメロディア。
扇情的な衣装を纏った、艶かしい女性で飾られた何ともいかがわしい表紙を見て、何を考えるのか。
「その、せいこうのやり方。この本に書いてある?」
「え?ま、まぁ、多少工程をすっ飛ばしてるだろうけど。………ちょっと待った、メロディア、何するつもりだ!?」
「ラッシュ、トゥルース、これ、貸してくれる?」
「!!?な、や、約束が違いますよっ!」
激しく狼狽する二人。あれほどの拷問を受け、まだ何かあるというのか。
「だいじょーぶだよ!あっちの部屋には持っていかないし、ちゃんと返すから!貸してくれないと…」
「わかった!わかったよ!好きにしてくれ!!」
もはやヤケクソになって承諾するラッシュ。トゥルースも、今回ばかりは敢えて彼の迷惑な大声を黙認する。
…結局。今回の一番の被害者は、この二人であった。
〜 〜 〜
噂の真相に辿り着き、彼女が次に興味を持ったのは、その実践だった。
何しろ、大人たちがこぞって自分に隠し通そうとしたことだ。子供であれば、背伸びしてやってみたいと思うのが世の常であろう。
まぁ今回のは、少しばかり背伸びのしすぎであると、いえなくもないかもしれないが。
それをすると、男の人は気持ちいい
メロディアがこのフレーズを聞き、彼女が好意を寄せている―――といっても、それが男女のそれかどうかには疑問が残るが―――ビュウに矛先が向かうのには、それほど時間はかからなかった。
―――で。時は現在。
彼女はこうして、憧れの青年の寝込みを襲っているのである。
「ん〜…とっ」
ベルトを外し、ぎこちない手つきでビュウのズボンをズリズリとずらしていくメロディア。
違和感に気づいて起きやしないかと、途中数拍間隔で彼の寝顔を伺う。…余程疲れているのか、はたまた誰もいない、いるはずがない旗艦の甲板だから安心しきっているのか。彼は殆ど反応しない。
「…♪」
ことが旨く運び、上機嫌でズボンの下から現れた彼の下着に手を掛ける。
そして。
―――ズリッ。
「………っ…わ…ぁ…」
勢いよく引っ張ったビュウの下着。乱した衣服の、半脱ぎの下半身を。彼の股間を、凝視する。
―――そこに現れた、見たこともない、異形の、ナニカを―――。
「…お爺ちゃんのとは、全然違う」
ほう、と溜息を漏らし、記憶の中の、かつて浴室で見た祖父の男性器をイメージする。する。する。
「…あう」
考えて、邪念を振り払う。
違う違う。こんなことをしてる場合ではなかった。しかし。
「…亀さんの頭みたいだよ。なんだか、かわいいかも」
ずらした下着の淵から、ダランと弛緩しているビュウのモノ。
見れば見るほど、好奇心をそそられる。青年の、まさしく活動期真っ盛りの男性器、その実物である。
初めて目にする彼女が興味を持つのも、仕方ない。
「…えっと…」
僅かに動揺しながら、脇に置いた袋の中をゴソゴソと物色する。
いじる間もチラチラとビュウの股間に目がいき、中々目的のものを取り出せない。
「うー…んー」
…と。四苦八苦しながら彼女が漸く取り出したものは。…ま、いうまでもないだろうが。
例の、いかがわしい本であった。
「確か、この辺に…と」
パラパラと、何とも扇情的・変質的な情景が続くページを捲っていく。
前もって少しだけ内容を確認し、初心者の自分にも出来そうな『コト』を、ある程度選出しておいたのだ。
いつも大変そうに動き回っているビュウに、少しでも喜んでもらいたい。
メロディアのそんな無垢な気持ちは果たして、今彼女の目の前でスーピー呑気に寝息を立てている当のご本人には予測もつかない亜空間からの一斉射撃の如き方向性で、形になろうとしていたのだった。
「…あった」
メロディアの手が、あるページで止まる。
紙面に写っているのは、仁王立ちした男性の(モザイクがかかっている)モノを、女性が上目遣いに頬張っている場面だ。
俗に言う、
「ふぇ…ふぇら、ちお…?」
というヤツである。
大半のページは、性に関してズブのど素人である彼女には理解できない専門用語(と彼女は思っている)と、(彼女にとっては)意味不明な液体塗れの写真などで埋め尽くされていて、実行するのは難しいと判断した。
それに対し、このページと他のいくつかは、このように行為の最中を写した写真つきで、何をすればいいのか分かり易く纏まっている。
メロディアはその『いくつか』をピックアップし、戦場に赴いたのだった。
行為に及ぶ前。最後にもう一度、ビュウの顔を覗き込む。
「スゥ…んく…スゥ…」
安らかな寝息。相変わらず、起きる気配はまったくない。
「…ビュウ。メロディアが、する、からね?」
微かに頬を紅潮させ、本能が訴える少しばかりの羞恥を押し殺し。彼女は、眠る彼の顔と同じ高さにあった自分の頭を、下げていく。
…近づく、ビュウのモノ。唇が触れる数寸手前で、メロディアはその小さな手で、彼の萎えたそれを持ち上げる。と。
「んんっ…」
「!」
僅か、呼吸を乱す。びくん、と肩を震わせ、視線を上げるメロディア。
…しかし、ビュウは眉を潜めただけで、やはり起きない。こうなれば、もう多少のことでは起きないのではないか。
思い切って、彼のモノを握ってみる。
「ん…んっ」
反応はある。だが、それだけ。
「…ビュウ…ん…」
脇に広げた本を覗き込む。…どうやら、咥え込む前に、先ずは男性のモノをぼっき≠ニいう状態にしなくてはならないらしい。
これについては、ラッシュがいっていた通り、読み手にある程度の知識があるのを前提に工程を省略しているのか、二冊の本のどこを見ても明確な答えはなかった。
ただ、彼女がいくらかを流し読みし、それら全てに共通する事項をまとめ、導き出した答えがあった。
何でもいいからとりあえずいじって刺激を与えてみる
…間違いではない、というのが、中々に悲しい。
畢竟、男性器というのは適当に刺激をすれば一先ず反応を返すのである。
「ん…ん…」
シュッ、シュッ、シュッ。手にモノを持ったまま、上下に擦ってみる。
同時に、不規則に握力に強弱を持たせ、くにくにと揉んでもみる。たまに、指を伸ばして、下の陰嚢もふにふにと突付く。
出来うる限りの、痛くなさそうな弄り方を考えて、実行に移していく。
「…く…んあ…」
次第に、ビュウの寝息のリズムが不安定になっていく。
歪んでいく彼の寝顔を、初めは横目に見ながらモノを弄っていたメロディアだったが、次第に顔ごと上に向け、正面に彼を捉えるようになる。
彼女は不思議そうに、彼の変化をまじまじと観察する。
本当に、このやり方でいいのだろうか。
ビュウの明確な返答を聞きたい。きっとビュウなら知っている。もっと気持ちよくするには、どうしたらいいのか。
メロディアなら、何でもしてあげるから。ビュウが、してほしいっていってくれれば、やってみるから。
考えながら、それでも手の動きは止めない。寧ろ、先ほどより更に早まっていくようだ。
そして―――。
「―――――――――あ」
はっと、我に返る。手の中の、違和感。先ほどまでの、柔らかい感触が、ない。
ビクン、ビクン、と脈打ち、まるで独立した生き物であることを主張するように。『ソレ』は、彼女の手の中で、立っていた―――。
「…なに、これ…」
不用意に視線を落とし、呆けるメロディア。
己が掌で、猛々しく鎌首をもたげる男根。その有様には、先ほどまでの、僅かな可愛らしさは見る影もない。
その変化に、激しく戸惑う。
だって、さっきまで、手の中に収まってたのに。こんな、こんな、大き、く…。
彼女の思考が真っ白になっている間も、屹立した醜い男根は、尚も彼女の、穢れのない瑞々しい掌を内側から圧迫する。
「…これが、ぼっき…」
今日何度目かの溜息を、ほう、と吐く。ピンク色の亀頭を見つめ、更に頬を紅潮させる。
「…っと。いけない、次は、と…」
思考を強引に引き戻し、再び横の本に目をやる。
そして、息を呑む。
「…っ」
いよいよだ。ふぇらちお≠フ、本番。
バクンバクンと、彼女の心臓が内側から感情の昂ぶりを伝えてくる。
「………」
スゥ…フゥ。一度だけ、深呼吸。
口に含むために、顔を男根に近づける。ツン、と、微かな汗臭さに混じった異臭が鼻を突く。
覚悟を決めて、彼のモノの先端を、柔らかな唇に、触れさせる。
「…んちゅ…!」
ビクンッ。瞬間、モノが明らかな反応を返す。勃起前よりも、明確な、返答。
もっと強く、と、訴える。慌てて顔を離し、戦慄(わなな)く男根を目の前に、しげしげとソレを見つめる。
…と。数拍、その場で固まった後。彼女は何を思ったか、無邪気に微笑んだ。
「…うん。メロディアが、もっと、してあげるね」
語りかけ、ピン、とモノの先端を軽く弾くメロディア。
…どうやら、彼女は強い自己主張をするビュウのモノに、ある種の動物的な愛らしさを見出したらしい。
となると、後は早い。何しろ彼女は、オレルス中で忌み嫌われるプチデビにさえ分け隔てのない愛を注ぐのだ。
一度そこに愛らしさを見出した彼女が、今更、人間の性器に何の嫌悪感を持つというのか。
「は…む…」
今度は躊躇いなく、再び顔を落とし、亀頭を口に運ぶ。
その様、傍から見たら、とてもその行為が初めてとは思えない思い切りの良さだった。
「ん、ん、ん…」
あむあむ、と、軽く口に含んだ亀頭部分を唇の淵で圧迫してゆく。
ビュウのモノは、刺激を与えるたびに、それと分かる反応をしてくれる。
メロディアは次第に、それが純粋に、喜びと楽しさに変わっていくのを実感する。
「ぷはっ…」
一度、口を離す。ひくつく男根が、名残惜しそうに脈打っている。
「ふふっ」
小悪魔的な笑みで、それを眺め、慈しむように愛でる。
もう一度可愛がってあげようと、今度は舌先を亀頭に這わせようとした瞬間―――。
「――――――メロディア。何をしてる…?」
「へ―――?」
舌を突き出したまま、頭上からした声の主の方に視線を向ける。結果的に、間抜けな構図になる。
…メロディアが見上げた先。
いつもの仏頂面に、まるで漫画のような大きな冷や汗を張り付かせたビュウが、こちらを見下ろしていた。
「…ビュウ。いつ、から?」
「………もっとしてあげるね、ピン≠フ辺りから」
いつも通り、感情を顔に出さないよう努め、冷静に状況を説明するビュウ。
巡回を終え。誰も来ないだろう甲板の裏の林で昼寝をし。
違和感を覚えて目を覚ましたら、自分の性器を仲間の少女が口にしていたのだ。
そんな無茶苦茶な光景を寝起きにかまされたこんな状況で、仮初とはいえ平静を保っている彼には、拍手を送りたい。
…だが、本人の努力とは裏腹に、不器用な仏頂面に覆われた彼の内心を大なり小なり、読める人間は艦内には少なくない。
因みに。メロディアは大≠フ方である。
「…ビュ〜ウ」
彼の微妙な表情の歪みから動揺を読み取ったメロディアは、そのまま、行為を続行しようと、微笑む。
「っ…」
メロディア本人は気づいていないだろうが。今の彼女は、性に対する意識が芽生え始めている。
実際に行為に及び、先ほどよりも更に紅潮した頬で小悪魔的な笑みを浮かべる彼女は、幼いながらに―――既に、女≠セった。
その様子を目にし、一瞬、普段のメロディアとのギャップに魅了され、うろたえるビュウ。
「…あむ」
「くあっ…!」
その隙を、メロディアは見逃さなかった。
口を僅かに広げ、唾液に塗れる亀頭を再び、勢いよく口に含む。
瞬時に、ビュウの背中に電流が走る。未体験の快感に、思わず、声が漏れる。
「メロ、ディア、ちょ…」
「ん…ん…ふ」
今度は更に口を大きく広げ、根元まで口に納めようと頬張る。
「ぐっ…!」
更なる刺激の急襲に、ビュウはあからさまに顔を歪める。
無茶苦茶だ。寝て起きて、気がついたらメロディアが俺のをしゃぶっている?何の間違いだ。冗談は王女だけにしてくれ。
「んくっ…っ!」
流石に、容易には入らない。こつん、と奥に届いた男根の先端を感じる。
ズリュッ。
僅かに咽(むせ)て、刺激を受け続けて更に大きくなった男根を、一度引き出す。
「ぷはぁ…ふぅ…ふぅ」
つう、と彼女の口と怒張の先端の間を、粘液が糸を引く。
唾液に塗れ、ビクンビクンと、力強く戦慄く男根を、うっとりと見つめる。
「………」
上気した頬に、屹立した自分のモノを前に、恍惚とした表情を浮かべる幼い少女。
その背徳的な光景に、ビュウは僅かばかり、理性を緩ませる。
「メロディア」
出来るだけ、優しく問いかける。だが。
「あ…あのね、ビュウ」
「?」
返ってきた答えは、弱弱しかった。
「メロディア、頑張るから、その、やらせてほしいの。下手かも、しれないけど、頑張って、気持ちよくなって、ほしいから、だから」
「―――――――――」
前言撤回。彼の理性は、大いに緩んだ。
何だ。要するに。今、彼女は、自分のモノを根元まで飲み込めなかったことを、『巧く出来なかった』と詫びているのか。
冗談じゃない。あんなのをいつまでも続けられたら、数分と持たないだろう。
「ビュウ、いつも忙しそうにしてるから、その、ラッシュとトゥルースに、男の人は、こういうことされると気持ちいいって」
矢継ぎ早に、支離滅裂な釈明を続けるメロディア。その唇を―――。
「ん…ふ…」
「………」
己が唇を合わせ、強引に塞ぐ。半ば、舌を押し入れ、彼女の口内を蹂躙する。
「ちゅく…ん」
それも、僅か。別に、彼女を貪ろうとキスをしたわけではない。今のは、彼女を落ち着かせるため。
第一、今ここで欲望に任せて彼女を犯したら、彼女の厚意を無駄にすることになる。
いくら俺でも、そこまで腐ってはいないつもりだ。
「メロディア………!!」
「…はぁ…はぁ…」
引き離し、彼はすぐに『やめときゃよかった』と、後悔した。
赤く上気した顔。僅かに目に溜まった涙。だらしなく、同時に艶かしく口元に光る唾液の跡。乱れた呼吸。
それらが彩る無垢な少女の、何という淫靡な事か。
確かに俺は童貞だ。だが、強姦や脅迫に走るほどイカれてもいないし、こんな年端も行かない幼子に手を出すほど、飢えが臨界点に達しているわけでもない。
だがしかし。この状況は、如何ともしがたい。
情けない話だが、既に俺の息子は俺の制止など全く受け付けないところまでいきり立ってしまっているのだった。
「ビュ、ウ…」
「メロディア。俺のいう通りに、出来るか?」
優しく、語り掛ける。
ビュウは、恐らく薄々気づいていただろう。そうする自分の滑稽な仏頂面が、これまた滑稽に赤く染まっていることに。
「ん…うん!メロディア、がんばるよ!」
ビュウの言葉で、弛緩していた自我を取り戻し、ふん、と可愛らしく気合をいれる。
そんなメロディアを見て、彼はいいようのない、妙な興奮を覚える。
「じゃあ…まずは、先を、舐めて」
「ん…」
再び顔を落とし、いわれた通り、ビュウの股間でそそり立つモノの先端に、突き出した舌を触れさせる。
ぺろり。
一瞬、うっ、と呻いた彼を見上げるが、彼の視線が、続けて、と訴えた。
確認を得て、メロディアはもう一度、その愛撫を続行する。
「…そのまま…うん、その調子」
「…ふ…ん…」
れるれる、れる。
先端の尿道口に舌先をちろちろと這わせ、微妙な刺激を与え続ける。
「そう…じゃあ、次は、そのまま、手で、擦って、みて」
「ふぁ…ん」
舌を突き出したまま、視線だけ上に向け、甘ったるい返事を返す。
指示通りに、メロディアは、男根に添えていた手を、徐々に、縦に動かし始める。
青筋が立つ醜悪なモノに、少女の白く美しい手が、リズムよく絡みつく。
「!く…」
にぎ、にぎ。メロディアは靄のかかった理性で、愛撫する手に力を込める。
元より力の弱い少女の、理性の弛緩した状態での精一杯の握力は、彼の性器に絶妙な快感を伝えていく。
―――と。気がつけば、彼女は手で男根を扱くのに夢中で、いつの間にか舌を引っ込めてしまっている。
「メロディア…口が、止まってる」
「ふぇ?…あ、ごめ、んね…」
れる、れる、ぎゅっ。
今度は、手の動きをそのままに、舌先が亀頭に密着する。
「っ!!」
ぞくり、と彼はあまりの快感に打ち震える。
行為に慣れが出てきたのか、メロディアは夢中で、二つの愛撫を一定のリズムで繰り返していく。
れろ、れろ、シュッ、シュッ、れる、ギュッ、シュッ。
時々、下の陰嚢も軽く揉みながら、彼女は愛撫のコツを掴もうと積極的に行為の幅を広げていく。
それを見て、ビュウは、断続的に襲い来る刺激に視界を歪ませながら、次の指示を出す。
「…はぁ…メロディア。先、口に、入れて」
「ふ…ふん…」
舌を突き出し、見上げながら首肯する。
と、言うが早いか、メロディアは唾液に塗れて、てらてらと光を反射する亀頭を、そのままの勢いで咥え込んだ。
「あっく…!!」
突然の刺激に、ビュウは呻く。
びくりと体を震わせ、メロディアはモノを口に含んだまま、恐る恐る上の彼の様子を伺う。
「大丈夫。気持ちいい、から」
「ふぅ…フん…」
「…歯を、立てられると、痛い。全部の歯を、上唇と下唇で包んでみるんだ。分かるか?」
こくん、と、僅かに迷いながら、『やってみる』と目で応える。
メロディアはいわれた通り、口先を窄め、奥に押しやる。
そのまま、口に含んだ亀頭部分を、圧迫する。
「ふ…ん…いい、そう」
「ん、ん、ん、ん…」
小さな口に、これ以上ないほど張り詰めた怒張の先端を頬張り、一生懸命に愛撫を続ける。
勿論、両手で扱いたり、揉んだりするのも忘れてはいない。
「………はぁ」
思わず、感嘆の溜息が漏れる。
小気味のいいリズムが、ビュウの男根に心地よい刺激を伝え続ける。
「…ん…ぶゅう、ひもひいい?」
「…咥えたまま喋るな」
むぅ、と仏頂面をいつも困ったときのように歪ませ、照れ隠しをするビュウ。
悔しいが、気持ちいいし、その与えてくる快感に反して子供っぽい仕種をするメロディアも、十分に、魅力的である。
「メロディア、もう少し、強くしても、いい、けど…?」
「んう?…ん、びゃあ…んん」
ズズッ!
「!?」
メロディアは、一気に男根の半ばまで口に押し込んだ。
ビュウにとっては完全に不意打ちである。もう少しどころか、これは、少し気を抜けばすぐに達してしまうほどの刺激だ。
「んう、ん…んんっ」
驚き歪めた彼の顔を、手応えあり、と判断した彼女は、そのままのペースで、根元まで口に納めようと顔を落とし込む。
先ほどは咽て、顔を離してしまったが、今の彼女はビュウからの指示を実行することで愛撫のコツを掴み、無理なく咥え込んでいく。
「くぅっ…メ、メロ、ディ…!」
この数分で、彼女がここまでの性技の上達を見せるとは思わなかったビュウは、不安定になっていた理性を一瞬で地平の彼方に押しやられる。
次々と飛来する極大の快感の波に、彼は一気に絶頂へと駆け上げる。
彼女の名を、呻く様な声で捻り出すが、既に彼女は自分の行為に入り込み、まるで耳に届いていない。
「く…ん…!!」
メロディアの舌が、口内に含まれたままの男根を這い回る。
カリ、裏筋、尿道口。より激しい反応を返す場所を打診する様に、彼女の舌は別の生き物のように暴れ回る。
「ん、ふ…ん」
更に、息苦しいのか、彼女は時々、急激に口で外気を吸引する。
それがより一層、ビュウのモノを吸い上げ、激しく刺激する。
既に彼女の唾液と混じり、どちらがどちらか判別は困難になっているが、彼のモノの先端からは夥しい量の先走り液が分泌されている。
だが、メロディアはそれをも、自分の行為にビュウのモノが気持ちよくて反応してくれているのだ、と解釈しお構いなしに啜り上げる。
それが、どれほど彼の快感に還元されているか、当人は認識不足ではあったが。
「メロ、ディア…はぁ、はぁ…そろそろ…!」
「ん、ん、ん、ん…」
口での激しい往復、舌での絡みつく愛撫、柔らかい両手でのマッサージ。
奏でられる三重奏に、ビュウのモノはいよいよ限界に達する…!
「メロディア、離れろ…!」
「ふぁ!?」
ぐいっ。
ビュウは力任せに、両手で彼女の顔を男根から引き剥がした。途端―――。
「くあ…っ!!」
びゅくっ、どくどくっ。
「!?…ふぇっ!」
ビュルッ、ビュクビュクビュクッ、ビュルルルッ!!
二、三度の痙攣の後、先走り液が混じった初撃が打ち出された。
その次の瞬間、パンパンに張った亀頭の先端から、凄まじい勢いで精液が迸る。
ビュククッ、ビュルビュルッ…。
「…ふぁ…はぅ」
メロディアは何が起こっているのかよく分からないという風に、呆然と、顔や衣服に降りかかる白濁液も構わずに、目前で起こっている現象を、ただ呆然と見つめる。
「くっ…はぁ、はぁ…」
まるで嵐のような快感が去り、ビュウはぐったりと、背後の大木に体重を預ける。
「………」
ぺろり。
頬や鼻に付いた、粘り気のある、見たこともない液体を舐めとり、メロディアは一人、不思議な味、と感想を漏らした。
「………む」
その光景を見て、ビュウのモノが再び鎌首をもたげそうになったが、彼はそれを、今度こそ強引にねじ伏せたのだった。
〜 〜 〜
「それ、なんとかしないとな」
「あう…変な匂い、とれないよ〜」
乱れた衣服を整え、ビュウはメロディアに付着した白濁液を拭き取ってやる。
しかし、至近距離で発射された精液を浴び、こびりついた衣服の異臭はとれず、メロディアは少し肩を落とす。
「…それで。なんで、こんなことしたんだ?俺の疲れをとるにしても、何もこんなやり方でなくてもいいだろう」
当然の疑問を口にする。
こんな状況でもなければ、ビュウは間違いなく、メロディアの行為を拒否しただろう。
「あう…だって」
かくかくしかじか。
「………成る程な。全く、あいつらの間の悪さと来たら…」
事の経緯を聞いたビュウは、呆れて顔を右手で覆う。
「でね、その、性交っていうの、を…好きな男の人と女の人がして、男の人は気持ちいいって聞いたから…」
彼女の一生懸命な弁解を聞きながら、ビュウは脇に広げられたエロ本を手に取る。
「…ふん。あいつらも、随分盛ってるみたいだな。ま、仕方ないか」
「?」
パラパラと本の中身を観察しながら、ビュウはもう一度、呆れ顔をする。
「…ねえ、ビュウ。あの噂、知ってた?」
と。突然、メロディアは真剣な声で、恐る恐る彼に訊ねる。
「…あの噂?」
「ヨヨ様が、その、…してるかも、って」
「知ってたよ。ちょっと前に、巡回先でディアナに聞いた」
あっさりと。彼は、その事実を認めた。
「ビュウは、ヨヨ様のこと、好きだったんでしょ?じゃあ…」
子供ながらに、気を遣って問う。
だが、ビュウはそんな彼女を見て、相変わらずの仏頂面に僅かな微笑を浮かべ、口元を緩ませる。
「まぁ、仕方ないさ。色恋沙汰って言うのは、そういうものなんだろう、きっと。とったりとられたり、捨てたり捨てられたり。
…尤も俺の場合は、随分中途半端な扱いなんだがな」
少し皮肉っぽく苦笑し、彼は目を伏せる。
それを、納得がいかない、という風に、メロディアは悔しそうに見つめる。
「だけど、それでも」
と。今度は、はっきりとそれと分かる微笑を湛え、メロディアを見下ろす。
「カーナが滅んで、塞ぎ込んで、立ち直って。…あの時誓った言葉は、嘘なんかじゃないから。
どんなになっても、俺はやっぱり、ヨヨを守りたいんだと思う。…半分くらい、意地と自己満足だけどな」
真っ直ぐに自分を見つめ、告白する彼の言葉には、迷いはなかった。
メロディアには大人の恋愛のことは、まだよく分からなかったけれど。それでも、彼が今の自分を嫌いではないということだけは、確信を持って言えた。
「…さて。そろそろ、戻らないとな」
立ち上がり、体に付いた土ぼこりをはたき落とす。
メロディアはそれを見上げ、一拍遅れて立ち、彼に並ぶ。
「ああ、そうだ。忘れてた」
「?」
そっぽを向き、僅かに頬を染めて、ビュウは頭を掻きながら、傍らの少女に告げる。
「…ありがとうな、メロディア。嬉しかった」
「!………うん!」
一言だけ、簡潔に述べられた、少女の奉仕への礼。
けれど、彼女にとっては、それ以上の報いは、あり得なかった。
「でも、もうこういうことはするなよ。メロディアにはまだちょっと早すぎる」
「え〜、なんで?ビュウまでそんなこというの?」
「だって、メロディア、その本がなければ、こういうことしようと思わなかっただろ?それが早すぎるって言うんだ」
「む〜…」
確かに、その通りだ。自分はあまりに、知識がなさ過ぎる。
今回の新鮮な体験の連続で、それは実感できた。ならば―――?
「じゃあ、ね、ビュウ。メロディアに、そういうこともっと教えて!」
「…は?」
「ビュウが色々教えてくれれば、メロディアももっと上手くなるし、気持ちよくしてあげられるよ!」
「いや、ちょっとまて、何を」
嬉々として提案するメロディアの迫力に、ビュウは気圧される。
「ビュウだって、気持ちよかったんでしょ?」
「…う」
それは、否定できない。悔しいが、メロディアの上達の早さは目を見張るものである。
…と、いうより。このまま彼女を放っておけば、いつまた今度のように昼寝の最中に強襲を受けないとも限らない。
午後の安らぎの一時を奪われることだけは、何としても避けたい。
ならば、予め要求を呑んで、軽めな性教育から施していったほうが、得策ではなかろうか。うむ。
「…わかったよ。でも、慌てるのは無しだ。ちゃんと教えてやるから、早まったことはするんじゃないぞ?」
「うん!!やったーっ!」
ぴょん、と跳ねて、満面の笑みを浮かべるメロディア。
その様子を見るに、これからのビュウとメロディアの間で秘密裏に行われる性教育の先が思いやられるのであった。
「じゃあさ、ビュウ!えっとね、あの本に書いてあった、きじょーい≠ニかマツバクズシ≠チて何っ?」
「………」
―――本当に、先が思いやられるのであった。
〜 『メロディア奮戦記』 完 〜
184 :
西の厨房:2006/06/29(木) 01:42:51 ID:KKddobux
祝・フレデリカ 最萌トナメ準優勝!
はい、というわけで、本編とは全く関係ない読み切りです。
…すみません、自分の器を見誤ってました。
某ドラクエスレとの並行で連載を展開できるほど、俺は逞しくなかったみたいです。
というわけで、終盤に差し掛かっているそっちを一先ず終わらせることにします。
こちらの連載はそれから、ということになりそうです。
それまで何も投下せずに、職人面して保守を頼む、というのも無礼な話なので、
こちらを手付け金代わりに投稿いたします…。それにしてもなげえ。
因みに、もし万が一需要があるようでしたらメロディア奮戦記の続編も書きますので ノシ
GJ!!
メロディア……。犯罪だな……。
まってたんだよ、西の厨房さん!
GJです。メロディア、カワエエなあ
ぐっじょぶです!!楽しませてもらいました。
個人的にメロディアは8〜9歳と思っているので……いくら何でも犯罪だよビュウ隊長w
続編や次回作にも期待してます。
一箇所だけ引っかかった点があったので僭越ながら指摘。
>>162 >メロディアが何とか盗み聞きで収集した噂の断片を聞き、二人は先ほどまでの軽快な空気を淀む。
【二人は先ほどまでの軽快な空気を淀ませる】
あるいは
【〜〜断片を聞いた途端、先ほどまでの軽快な空気が淀む】
等のほうが適切かと思います。
別にいいだろ
直せねーんだし
ともかくGJ!!
挿絵きぼんぬ
本編連載再開きぼんてぃーぬ
保守
…ファーレンハイト 艦橋にて
「・・・はい、これが今日の分の報告書です」
「うむ、ご苦労だったぞビュウ。今日はもう寝てよし!」
報告書といっても、今日も特にこれといった出来事はなかったのだが。
それでも、毎日毎日リーダー気取りのマテライトに敬語を使ってこんなことをしなくてはならない。
秩序のためだの規則のためだのと言っているが、正直堅苦しいだけと、ビュウの深層心理は語りかけてくる。
だが、これさえ終われば思う存分休めるのだ。
やっとのことで、決して心地よい訳ではないがベッドに横になれると思うと、気が楽になる。
ビュウは、べっとりとしたような、心配されているような、そんな視線をセンダックから受けながら階段を下りていった。
「…だから!何度言ったらわかるのよ!」
「そういう君だって!何度言ってもわかってくれないじゃないか!」
「(…ん?)」
階段を下りると、廊下に響く賑やかな男女の口喧嘩。
それは、毎日のように衝突するバルクレイとアナスタシアの『ヘビーアーマーとウィザードどっちが強いか』談義。
これに巻き込まれると、ビュウやラッシュのようなナイトはもちろん、ルキアやフレデリカや…
早い話、ヘビーアーマーとウィザード以外の人間は『どっちが強いか』を無理やり言わされる羽目になる。
以前巻き込まれたトゥルースが『二人が喧嘩してるときは終わるまで姿を出すな』と言うので・・・
ビュウは階段の壁に背中を寄りかからせ、喧嘩が終わるのを待つことにした。
「もういいわよ!あんたみたいなウスノロはどーせ戦場のど真ん中で『はどうほう』食らって死ぬのがオチなんだから!」
「ふん、堅いヘビーアーマーの後ろから魔法撃つことしかできないくせに。頼りになる壁がいなくなったら困るんじゃない?」
「…自惚れないで!別にあんたのことなんか頼りにしてないわ!」
そう言ったアナスタシアは、一瞬ぐっと下を向いた後、すっと息を吸って大声で叫んだ。
「あんたなんかよりね、ビュウ隊長のほうがずっと、ずっと頼りにしてるんだから!!」
…その言葉に、一瞬であるが、時間が止まった…気がした。
へー、俺って頼りにされてるんだなーと思っているビュウを尻目に、バルクレイは小馬鹿にしたように話し出した。
「ふ〜ん、そうかぁ、そうだったんだなぁ〜」
「なっ、なによ…その目は」
「いやぁ〜、べっつに〜」
兜の向こう側でにやにやと薄ら笑いを浮かべるバルクレイは、勝ち誇ったように鼻歌を歌いながら部屋へと入っていった。
「あ!ちょっと、バルクレイ!待ちなさいよっ!」
もう後の祭。男の部屋に入られては、女の部屋にビュウ以外の男が入れないのと同様、女が入れるわけがない。
悔しさと恥ずかしさを胸に、いつものように苛々しながら部屋に戻るしかなかった。
…が
「…それで、ビュウ隊長?いつからそこにいて、どこから聞いていたの?」
「!!!」
その、冷酷そうな口調の言葉が、壁越しにビュウの心臓を貫く。
バルクレイには気づかれなかったが、アナスタシアにはバレていたようだ。
「ビュウ隊長…そこにいるんでしょう?」
その言葉に、ビュウは…
…あとの展開は任せた。スレ汚しホントごめんなさい。
なぜそこで止めるううぅぅぅ
保守
保守〜
15章の熱砂決戦の後の革命って少し物足りないと思う。
どうせならパーティーの女性メンバーがさらわれるとかがあっても良かったのでは、
そうすればアナスタシアが居なくなって焦るバルクレイ、自分だけ置いていかれて拗ねるメロディア
誰を最初に助けるか悩むドンファンとか皆の反応が見れたりして面白そうだと思う。
ああ、自分以外にもそんな事を思ってた奴がいたか。
(戦場を駆ける証人の奥さんとかは被害に遭ってるけど)
ついでに仲間の○○たんがご無体な事をさせられそうになるとか
そこに○○が助けに来てどうたらこうたらとか
いろいろと勝手な妄想ができるのがウマーな所だw
その場合革命後は男性陣だけじゃなく女性陣も表示されるのかな?
たとえば
○○は女になった!とか
○○は母だった!とか
hosyu
ヨヨヨ・・・
>>33のプロローグみたいな感じでヨヨの変態オナニーSSキボン
連載再開きぼんぬあげ
保守
リメイクして欲しいゲームなんだけどね 無理だろうけど…
FF3みたいにDSリメイクを!!
リメイクしなければ思い出の教会をサンダーヒットで破壊する
通報しません
つかそのくらい皆とっくにやってるw
保守
ルキアさん(;´Д`)ハァハァ
リメイクじゃなくていいから、DSあたりに移植してほしい
さすがにスーファミを引っ張り出すのは億劫だぜ
移植にしてもリメイクにしても
ヨヨはいらねーな
いや要るだろ。
フレデリカ、アナスタシア、センダック他の引き立て役としてw
あと如何に世界最強の力を持とうとも身勝手なDQNじゃ幸せになどなれない典型例としてw
まあビュウの救済が大前提ではあるが。
ぶっちゃけヨヨいなければフレデリカも別に注目されなかったであろう件
リメイクするならキャラのグラフィックを良くして、ヨヨ以外の娘とエンディングを!
ギャルゲーしたほうがはやいか…
別にギャルゲー化とか不要だよ。
今のままでも俺の中ではビュウはフレデリカと薬屋やって幸せに暮らしてるから。
この作品、視点がパルパレだったらどうなったんだろうな。
特にどうという事もない無難なゲームとして、
歴史の波の中で忘れ去られていたであろうに20グンソー
俺はビュウ。しがないクロスナイトである。
色々な面倒ごとに巻き込まれる星の下に生まれたらしい。
いきなりカーナがピンチである。時間稼ぎで、マテライトが橋を落とした。
黒魔法で凍らせて進め?阿呆、そんなところで戦ったらツルツル滑ってコントにしかならん。
おぉ、そんな事やってる間にも敵兵が攻めてきてる。こうなりゃ…
う に う じ
お、効いてる効いてる。面白いように逃げ惑ってるぞ。あとは遠距離から遠巻きにすればいいや。
クロスナイトは遠距離から攻撃できるから便利だよな。
お、攻撃に巻き込まれたうにうじ共がこっちへ。サラマンダー、ちょっと火を吹け。
あーぁ。突っ込んでったマテライトがついでに被害受けてるや。
ま、いつもどおりの無駄なガッツで耐えてくれるだろ。さーて、脱出だ
俺はビュウ。しがないクロスナイトだ。
早速ストーリーから離れることにする。色々突っ込まれそうだが、まぁ気にしないで(by作者
今日は訓練だ。最近ちょっと反抗気味なラッシュを〆てやろう。盾でセイントヒットを受け止めろ。
出来ない?味の道と武の道は根性がなきゃできんのだよ。黙ってやれ。レベル差が20?手加減するから。
「それじゃ、軽く…」
と言葉で言っても、割と本気でセイントヒットを放つ俺。
「バカ、俺の準備がぁぁぁぁぁ」
あら、ラッシュの手に盾が無いな。悪い、ちょっと早とちりした。ま、いい色に焼けたからいいでしょ。
「お疲れ様です。お茶を淹れてきました…」
おー、わざわざありがとう、フレデリカ。
「いえ…やる事が無かったものですから…」
嘘だな…彼女は病弱だが、その割りに働いてるぞ。仕事の合間に淹れてくれたのかな…?
「ビュウ…俺を焦がしておいて、治療もせずにフレデリカと茶かよ…」
殺しても死なないような男が何を言う。黙って寝てろ。
「あの…ラッシュさん、いいんですか?」
あぁ全然大丈夫。鳩尾蹴ったぐらいで、へこたれる男じゃないから。さ、冷めないうちに飲んじゃおう。
「あ、そうですね。冷めちゃったら、美味しくないです」
しばらく談笑した後、フレデリカは帰った。俺も帰ったけど、ラッシュだけは次の日まで気絶してた。
ラッシュ曰く、川岸の向こうに綺麗な花畑が見えたらしい。
舟で行けるらしいが、金が無くて乗れなかったそうだ。ちょっと背筋が寒くなった。
保守
保守
>この作品、視点がパルパレだったらどうなったんだろうな。
実は小説版がそうでな。
224 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 05:02:27 ID:2txrm5uG
保守
バルクレイ×アナスタシアって需要ある?
たまにバルアンチの奴がいるらしいけど
俺は好きだ
ゾラのでかいケツに潰される、ちっちゃいムニムニ。
保守するウニウニ。
230 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 18:48:44 ID:0QL5QTb/
そして誰も書かなくなった
試みに書いてみました。長くなるかも試練。
しかもエロ描写は当分出てくる予定がないですが、
>>112の言葉に甘えて投下させて頂きます。
基本はビュウ×フレデリカの予定。
ただしヨヨとマテライトは完全にヨゴレの上、マテライト死亡予定。
怒られそうならやめます。
232 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 01:53:04 ID:TcBwEq56
戦争終結から半年…
長く空席であったカーナの王座も、現在をもって新しい王を迎えた。
ヨヨ女王である。
ラグーンを帝国の圧政から救い出した英雄でもある彼女は、戦争に倦み疲れた民衆に熱狂とともに受け入れられた。
カーナ王国の血縁者である女王が統べるキャンベルや、かつてヨヨを奉り帝国軍を退けたタイチョーが新国王となったマハール。
その他のラグーンも、伝説の神竜の力を得たというヨヨ女王に対しては好意的であった。
否。
好意的であったというより、宗主として扱わなくてはならないという意識さえあったかもしれない。
ヨヨが女王の座につくにあたり、殆ど機能していないとはいえ元老院を満場一致で納得させるために、マテライトが精力的に宣伝したことだ。
曰く、「ヨヨ王女は全ての神竜の加護を受ける存在である」と。
結果はマテライトの思惑通りで、元老院側が三拝九拝してヨヨを女王に迎えたと言って良い。
こうしてカーナは、長い沈黙を経て、新しい王朝をスタートさせた。
戦争集結後、新しく神格化されたものが、女王の他にもうひとつ存在する。
天空に浮かぶどのラグーンよりも遥か高く、全てのラグーンを見渡せる高みを、縦横無尽に飛ぶドラゴンとその騎手である。
それは、最も低い位置にあるラグーンから見上げてもその翼を識別することができるほど巨大なドラゴンだ。
これもマテライトの宣伝の賜物で、今では3歳児でもそのドラゴンの名前を知っている。
バハムート、と。
233 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 01:54:07 ID:TcBwEq56
ヨヨ女王の英雄譚の後半部分に至ってようやく登場する、オレロス最強のドラゴン。
彼ーバハムートは、ヨヨ女王の仰せ付けに従い、全てのラグーンを見守るために遥か大空を飛行しているのだ。そうマテライトは吹聴してまわったものだった。
そしてその背中には、やはり女王の指令を受けてラグーンの平和を守るべく戦う英雄、ビュウがいるのだとも。
毎日必ず3度、朝と昼と夕方と、バハームトとビュウはオレロスの空を飛んでいく。
それを見て、ラグーンの住人達は、今日もバハムートとその騎手によって自分たちの生活は守られたのだと確認し、感謝を捧げるのだ。
女王の即位からまた2年が経過した。
戦争の爪痕も次第に癒え、カーナ王国新王朝も安定期に入っている。
女王は周囲の意見を良く聞き、判断する、優れた統治者であった。
城下では商人達が店を開き、時には遠くのラグーンから来た商人が屋台を構え、必需品から嗜好品に至るまで手に入らないものは無い。
商人同士の諍いごともないではなかったが、役人による監視が行き届いており、表立った被害が出たことはなかった。
一方、城の外では、穀物が豊かに実り、見渡す限り金色の海を作っていた。
収穫期も近く、日の光と水をたっぷり吸ってずっしりと重くなった麦の穂は、商人を介して沢山の人々の口に入ることだろう。
そして、今日もバハムートの飛ぶ姿が金色の海に、3度巨大な影を作り、 流れて行った。
農夫達はその影を見送りながら、めいめいが収穫の段取りを心に描く。
さて、彼らの内の何人が目撃したことだろう。
日が沈む少し前、2つの小さな影が、バハムートの巣への帰り道を辿るようにして移動して行ったのを。
これなん、独居のビュウを久しぶりに訪れるかつての仲間達だったのである。
234 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 01:54:47 ID:TcBwEq56
ビュウは呆気にとられて上空を見上げた。
すでに日も落ちようとしており、ラグーンに降り立とうとするドラゴンに騎乗した人間達の顔をいちいち判別することはできないほど暗かった。
しかし、彼ら、否、彼女らのあげるかしましい声が、それがかつて一緒に戦った仲間達であることをビュウに教えてくれた。
「ビュウ!ビュウだよ!本当にビュウだ!」
「メロディア、暴れないで!落っこちちゃうじゃないの!!」
「ビュウ!これってどこに降りれば良いの!?」
「きゃあ!」
ビュウは慌てて手にした水桶をその場に置き、ドラゴン達に駆け寄った。
「こっちだ!そこは野菜を育ててる畑だから、そこに降りないでくれ!ルキア、こっちだったら!」
そう声を張り上げて、必死で誘導する。
はしゃいでいるのは人間達だけではない。
久しぶりにビュウの姿を見たドラゴン達、アイスドラゴンとサンダーホークもまた、乗り手の言うことも聞かずにてんで勝手にビュウの側に降り立とうとする。
ビュウが慌てて畑から遠ざかろうとするも、畑に立てかけたポールがサンダーホークの爪に引っかけられて引っこ抜けてしまい、ポールにつるを巻いてたわわに実を実らせていた茄子の木が数本、あわれにも地面に横倒しになってしまった。
こんなことならさっさと収穫しておくんだった!とビュウが頭を抱えて後悔する暇もあらばこそ。
栗色の髪をお団子に結った12、3歳の可愛らしい少女が、空中のドラゴンから飛び降りるとその勢いをつけたまま、ビュウに飛びついて来た。
「ビュウ!久しぶりだよー!ドラゴンのうんちの臭いがするー!くさーい!あ、おひげ生えてるー!」
「メロディア!?」
久しぶりに人の声を聞いた上に、それがこのメロディアの声だとは。
耳がキーンと痺れてしまって、なぜもどうしたも出てこない。
235 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 01:55:51 ID:TcBwEq56
頭をこつんこつんと叩かれたのに気付いて振り返って見れば、二匹のドラゴンが甘えているつもりなのか、嬉しそうにビュウの頭をくちばしで小突いていた。
「おまえら…」
ビュウが耄けた格好でドラゴン達のしたいようにさせていると、その間にドラゴンの背から降りた三人の女達がビュウの方へ駆け寄って来た。
そのうちのひとり、腰までもある輝くような金の髪を軽く結わえた背の高い女性はルキアである。
今はビュウの顔を覗き込んで、その目鼻立ちのくっきりした顔にあきれた表情を浮かべている。
「久しぶり、ビュウ。相変わらずね。」
その隣でニヤニヤと笑っている赤毛のおしゃべりそうな顔つきの女性はディアナだ。
「あらあら。ドラゴンのヨダレまみれになっちゃって…こんなのが帝国を倒した英雄のひとりとはねぇ。」
「うるさいなあ、ディアナ。」
彼女のことだからまたプリースト仲間でのおしゃべりのネタにするんだろうな、とビュウは相変わらずドラゴンに頭を小突かれながら唸った。
ふと側方に顔を向けると、視界にぎりぎり入るか入らないかの位置にもじもじとして立っていたのはフレデリカである。
今でもプリースト部隊にいるのか、ピンクのワンピーススカートの上から白いローブを羽織った姿は昔のままである。
4人とも、かつて苦楽をともにした戦友たちだ。
236 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 01:56:21 ID:TcBwEq56
「おまえら一体どうして…」
「一体って…今日来ることは伝書鳩で知らせてあったでしょ!?」
ようやく疑問の声が口をついて出たビュウに対して、信じられないというような声で聞き返すのはルキアである。
ああ、だからか…とビュウは額を抑えた。
例え訓練された鳩でも、ドラゴンに慣れていない鳩では、バハムートの気配に怯えてこのラグーンに近づいて来れなかったのは想像に難くない。
おそらく鳩はとんぼ返りに帰ったことだろうが、それと入れ違いにルキア達はこちらへ向かってしまったのだろう。
「まぁ、入れよ。俺の家はそこだから。」
女性達には自分の住まいの方を指差しておいて、ビュウは地面に投げ出されたポールを立てかけると、傷のついてしまった茄子をいくつかもいだ。
新たに聞こえて来た羽音に、既に暗くなった空を見上げれば、同胞の気配を嗅ぎ付けたサラマンダーがこちらに向かって翼を広げて飛んでくるシルエットがあった。
それを見て、メロディアはまた明るい歓声をあげた。
237 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 01:57:22 ID:TcBwEq56
台所からは、料理を作る女性達の楽しげなおしゃべりが聞こえてくる。
ビュウひとりはテーブルにつき、ぼんやりと彼女らの背中を眺めていた。
「人が来ると分かってれば、もう少し片付けておいたのに…」
「あら、片付ける程物があるわけじゃないじゃない。私たちのほうでも、まあこんなものだろうとは思ってたわよ。」
テーブルの配膳をしながら、ビュウの独り言に近い言葉にルキアはつっこんだ。
ビュウはひとつ溜め息をつくと、今度は少し声を低めて言った。
「何かあったのか?」
「ちょっと…後で話すわ。彼女らが付いて来たのは私も予定外だったの。」
同じく声を潜めて答えたルキアに対し、ビュウは一つうなずいた。
「さあ、秋茄子のたっぷり入った豚肉入りシチューをお送りしまーす!」
そう言って、ディアナは磨き込まれたテーブルの上にずっしりとしたシチュー鍋をでんと降ろした。
「おっ、上手そうだな。」
「ビュウ、タンパク質とってないでしょ?こんな無人のラグーンじゃあお肉も買えないだろうと思って、お肉をたっぷり買い込んで来たんだからー!」
褒めて褒めて、とせがるメロディアは3年近く経っても相変わらずだ。
少しは背も伸びたし肉付きも良くなったようだが…
「本当はね、他の皆も来たがったのよ。でもドラゴンにはそんなに大人数乗れないから。
私は早い者勝ちで、あとはどうしても来たい!って人だけ来ることになったのよ。ねぇ、フレデリカ?」
「そ、そうですね。私も久しぶりに身体を動かせば少しは健康的になれるかな、と思ったものですから。」
「そうじゃなくってぇ…もーこの子はー」
238 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 01:58:01 ID:TcBwEq56
他愛ない言葉を交わしつつも3人めいめいに席につく。
簡単な祈りの言葉を捧げると(これはビュウが久しく怠っていた習慣なので少しまごついた)、あとは簡素だが新鮮な素材を使った家庭料理をはさんでの楽しいおしゃべりだった。
戦争後の仲間達の身の振り方、最近国で起こった出来事、野菜のつくりかた…そこに暗い話は一切なかった。
最もこれは意識的に避けていた節がないでもない。
メロディア辺りは本当に知らなかったのかもしれないが、オレロス解放後、その覇権を失ったベロスは衰退の一途を辿っている。
カーナ王国から派遣された暫定政府が統治にあたっているが、その力は国を治めるに遠く及ばず、政府官邸の敷地外は殆ど無法地帯と化していると言っても良い。
もとより何の特色も持たず、国家としての活路を他ラグーンの侵略に求めるしかなかったベロスである。
しかも、オレロス解放後は、ベロス人というだけでどこのラグーンへ行ってもつま弾きにされてしまうのだ。
自然、人心も荒み、各地で犯罪を犯すベロス人が後をたたなかった。
今のところは組織的な犯行は見られず、各地で起こる犯罪も単発的な物だ。
しかし国家としては、情報収集につとめ、組織的なテロリスト活動を行なう集団があれば、早急に対処しなくてはならない。
またぞろ、グランベロス帝国の二弾、三弾が誕生しないともかぎらないのだ。
おそらく、ルキアの本来の目的はここらへんの情報にありそうだ、とビュウは既に読んでいた。
239 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 01:58:35 ID:TcBwEq56
ところで、ベロス関連の話題の他に、4人がビュウの前で敢えて話題に出さなかったことがもうひとつある。
カーナ女王、ヨヨのことだ。
ビュウがヨヨに失恋したらしいという話は当時の仲間内でも有名だった。
もちろんなかには面白がって当人の前でそのことを話題にするものもあったが、彼女らはそれほどあけっぴろげにはなれなかった。
そして、これはビュウの知らないことだったが、マテライトが語ってまわった「ヨヨ英雄譚」において、ビュウは「王女に恋するも報われなかった悲劇の男」として紹介されている。
どちらかといえば、「報われなかった悲劇の英雄に恋された王女」を描写することがストーリーテラーの主な目的だったのだが。
さて、周囲に語るだけならば今ほど人口に膾炙することもなかっただろう。
しかし、「ヨヨが帝国から救い出され、帝国を倒し、神竜の怒りを鎮める」という一連のエピソードは、書籍の形をとり、世界各地で出版された。
著者はもちろんマテライトである。
当然、読む側からすると相当のバイアスがかかっていることは容易に想像できよう。
実際、かつてビュウからヨヨを奪い、ヨヨのために帝国や神竜との戦いに全てを尽くした男の名前は本のわずか数行にしか登場しない。
マテライトにしてみれば、悪く書かなかっただけマシ、ビュウに関しては登場回数が多いだけマシというところなのだろう。
そのような内容ではあったが、グランベロス帝国を悪者としてわかりやすい勧善懲悪の形をとったこの書籍は、戦争の真相を求める一般大衆の間で熱狂的な人気を博した。
ただし、実際に戦争に参加したことがあり、なおかつビュウに好意を寄せる彼女達にとっては、苦笑を誘うか鼻白むだけの代物に過ぎなかった。
そのような不満もあって、マテライトやヨヨの名前をうっかり出すことは、ビュウのためにも彼女たち自身のためにも暗黙裏のタブーとなっていた。
もちろん、その辺りの話は、ビュウの知るよしもないことである。
そんなことはつゆ知らず、歓談のうちに食事は終わった。
240 :
新たなる波乱:2006/09/24(日) 02:00:55 ID:TcBwEq56
今のところここまで。
小説を書く事自体初めてなので、お目汚しな点が多々あると思われますが…
やっぱりチラ裏か自分のサイトでやった方がベネ?
×オレロス
○オレルス
うわ、スマソ
厨房時代にプレイしてそれきりだから、設定とかかなり曖昧な部分があります。
×暗黙裏のタブー
○暗黙の了解
どんどんn投下しる
スレが建ってからもうすぐ1年……
>>240 続き、頼むよ!
面白い
続き待ってるよー
>>243 しかも字間違えてました。×裡→○裡orz
今後の大まかな流れを先に言うと、
事件発生→ビュウ、ヨヨにに呼び出されカーナに→ヨヨが久しぶりにビュウを見て発情、復縁を迫る→
デリカ、ベロス兵に襲われる→ビュウ、救出に向かう
こんな感じ。推進力の5割はヨヨヌッコロス。
お言葉に甘えて前回の続きを書かせていただきます。
ルキア達がビュウの住むラグーンを訪れて、みんなで楽しく夕食食べて、その日の夜の話。
248 :
新たなる波乱:2006/09/26(火) 01:48:35 ID:SA+07TY6
夜もだいぶ更けて。
ドラゴン達は、久しぶりの仲間との再会に興奮して、遅くまでその辺を飛び回っていたようだった。
今はさすがに遊び疲れた様子で、ぐっすりと眠っている。
ドラゴン用に藁を敷き詰めた小屋の中、ランタンを片手に、ビュウはドラゴン達の頭を一匹ずつなでてまわった。
ここにいるのは、サラマンダー、モルテン、パピー。
それに、今日ルキア達が乗ってきた、アイスドラゴン、サンダーホーク。
ツインヘッドはラッシュが連れて行ってしまった。
あちこち商売してまわるためには、機動力があって遠くへ飛ぶことができ、商品を狙って近づく悪い盗賊を炎で追い払うことのできるドラゴンは必需品なのだとか。
そういえば彼とは久しく連絡をとっていない。
夕食の席でも、彼の消息についての詳しい話は出なかった。
かつての友人が自分の消息を知らせてこないのは寂しいことではあったけれど、便りがないのは元気な証拠とも言うし、とビュウは前向きに考えることにしている。
小屋を出ると、彼はラグーンの北にある山の洞窟へと向かった。
小屋からのんびり歩いて30分ほど、ちょうど山を挟んで住処の反対側に位置するこの洞窟は、バハムートのねぐらとなっているのだ。
ビュウが洞窟の出口の辺りで立ち止まると、中からビュウの気配に答えるように大きな鼻息の音がひとつ聞こえた。
249 :
新たなる波乱:2006/09/26(火) 01:49:40 ID:SA+07TY6
「こんばんは、ビュウ。」
「こんばんは、バハムート。起きていたのか?」
「ああ。今日は賑やかだな。」
「うん、ルキア達が…昔一緒に戦ってくれた皆が来てくれた…
っていうか、知ってるんだろう?」
「私を誰だと思っている。」
そう言って笑うように、また鼻息を大きく吐く。
その鼻息に吹かれて、ビュウの金色の前髪がぶわりと舞い上がった。
「ルキアは情報をもってきたんだと思う。その、多分あんまり良くはない知らせを。
これから聞くけど、あとで知らせるから。」
「あの娘はマハールの者だったか…もしかすると、マハールとダフィラの話だろうか。」
「そうなのか?」
「私の目はおまえよりも遠くを見渡せる。
数週間前、おまえとともにあの辺りを飛んでいたときだったな。
マハールとダフィラとの境にあるラグーンの辺りで飛行艇が数艇、ドラゴンが一編隊、飛んでいるのを見かけた。
何やら剣呑な様子だった。」
「どうして今まで話してくれなかったんだ。」
「話すほどのことでもないように思ったからだ。
飛行艇もドラゴンも、すでにマハールとダフィラ、それぞれへと帰る途中だった。
どちらも後方に警戒しつつ、ではあったが…
その後、そこで飛行艇やドラゴンを見たことはない。
無人のラグーンを挟んでの出来事だった。」
「へえ。」
「怒っているのではあるまいな。確かに話さなかったことは悪かった。
だが、あの娘がこれからする話が、そのことについてである保証もなかろう。」
「別に怒っちゃいないさ。うん、一応ルキアにそのことも聞いてみる。」
250 :
新たなる波乱:2006/09/26(火) 01:50:46 ID:SA+07TY6
「そうか…」
しばらく沈黙が落ちた。
ビュウの携えた小さなランタンでは、洞窟のなかのバハムートの姿を照らし出すことはできない。
バハムートの声は洞窟内を反響して、すぐ側から聞こえてくるようでもあり、意外にずっと奥の方から聞こえてくるようでもある。
この洞窟の中は、ビュウも覗いたことはないのだ。
頼めば中の様子を見せてくれるのだろうが、いまだかつてそれを頼んだことはない。
人間のものよりもゆったりとした、深い呼吸の音が、静かに空気を震わせていた。
「いい娘達ではないか。」
唐突に沈黙が破られたうえ、ビュウの全く思いも寄らない方向から話題が浮上したため、ビュウは思わず目を丸くした。
「なんなんだ、急に。」
「私に人間の女の美醜はわからないが…
共に戦った仲間でもあったのだろう。おまえの苦しみも悲しみもよく知っているはずだ。」
「うん。」
ビュウは、まだ話の方向が見えず、ただ頷いた。
251 :
新たなる波乱:2006/09/26(火) 01:51:32 ID:SA+07TY6
またひと呼吸分の沈黙があった。
その間、暗闇の向こうから、わずかに逡巡するような気配を感じた。
「おまえを慕っているのではないか?」
「なんだそりゃ。」
ビュウは思わず即答してしまった。
ワンテンポずれて、思い出したように吹き出した。
「バハムート。いきなり何を言い出すかと思えば…
それはもしかしてドラゴン流の冗談なのか?」
「違う。」
いささか憮然としたような声が帰ってきた。
「ごめん、バハムート。だけどお前にそんな話題は似合わないから。」
「…」
「違うよ。彼女達にとって俺はただの隊長だ。それも今じゃ違うけど。
確かに3年前は、苦しいこととか悲しいこととか全部一緒の戦場で経験したよ。
だけどこの3年間、彼女らには彼女らの生活があって、それは俺のとは違うものだった。
そんな彼女らに対して、そういう想像をするのは失礼すぎる。」
今の否定は少し強すぎたかな、とビュウは心配した。
また暗闇に沈黙が降りた。
今度の沈黙はいささか落ち着かないもので、ビュウはそろそろ小屋に帰りたくなった。
252 :
新たなる波乱:2006/09/26(火) 01:52:25 ID:SA+07TY6
バハムートは溜め息をついた。
「おまえは人に好意を抱くことへ嫌悪感を感じている。」
「なんだそりゃ。」
「それはおまえを不幸にしてしまう。あの娘のことで…」
「嫌悪感なんてあるもんか。
大体好意を抱くことに嫌悪感を持っているなら、俺が今バハムートとこうして話していることはどうなるんだ。」
「そういう種類の好意の話をしているのではない。話をそらすな。」
「そらしてないって。それにメロディアはどうなるんだ。彼女なんて12歳だぞ。」
「それが?」
今度はバハムートが、言われた言葉の意味を図りかねて困惑する番だった。
「俺はロリコンじゃないってことだ。おやすみ、バハムート。」
長生きしすぎるドラゴンには、人間の歳の感覚は理解しにくいものなのだろう。
ロリコン…?と呟くバハムートの声を背にして、ビュウはさっさと歩き出した。
真っ黒い山を左手に、青黒い空を右手にして、ビュウは山裾にひらいた道を南へと進んだ。
歩きながらも、先ほどバハムートに言われたことになんとなく腹を立てていたが、その怒りを正しく扱おうとすると、彼自身の触れたくない内面に触れなくてはならなかった。
したがって、怒りの感情を正しく燃やすこともできず、そんな状態をもてあました末に、結局バハムートを空気の読めない奴だと思うことで落ち着いた。
歩き慣れた夜道を黙々と歩き続けていると、あっと言う間に家へとたどり着いた。
ビュウは息をひとつ吐いてから、自宅の玄関のドアノブに手をかけた。
253 :
新たなる波乱:2006/09/26(火) 01:53:16 ID:SA+07TY6
その時だった。
背後から水の跳ねる音が聞こえてきた。
振り返ると、家のすぐそこにドラゴンの小屋がある。
その裏手に井戸があり、水音はそこから聞こえてくるようであった。
だれか水を汲んでいるのだろうか、明かりがいるのではないかと思い、ビュウはランタンを抱え直すとそちらへ歩き出した。
小屋の角を曲がると、そこにはメロディアとディアナがいた。
ただし全裸で。
タイミング良くというか悪くというか、ちょうど雲の切れ間に月が見えていた。
青白い光が二人の少女の裸体を照らし出し、闇を背にして二人の姿は、そこだけ白く切り抜かれたように眼底にくっきりと焼き付けられた。
一瞬、ビュウの思考は停止した。
ランタンを取り落とさなかっただけでも上出来だったと言える。
身体をこちらに向けて立っていたメロディアは、ビュウの姿をみとめた途端、
「ビュウ!」
と嬉しげに叫んだ。
おいおい、そこで嬉しそうにしてどうするんだ。
12歳といえば、少しは異性の目を気にする年頃だろうに。
今はその長い栗色の髪をたらしているが、その髪のかかった乳房はかすかな膨らみを見せている。
ほっそりとした、というよりは、依然子供独特のやせ型の体型をしている。
しかし、身体のうちのいくつかの箇所は、わずかではあるが、確かに女性とわかる曲線を描きつつあるのだ。
さすがに下は…まだのようだったが。
一方、メロディアの手前に背を向けて立っていたディアナは、メロディアの言葉を聞いた途端固まると、そのままビュウに背中を向けたまま前方へ、つまりビュウから遠ざかる方向に走った。
254 :
新たなる波乱:2006/09/26(火) 01:53:55 ID:SA+07TY6
背を丸めて手で前を隠し、白い足底を見せながら小走りに走って、井戸の後ろに逃げ込むと身を小さく屈めた。
そして、井戸の後ろから顔を覗かせると、ネコが威嚇するように、眦をきゅっと上げて鼻に皺をくしゃっととよせる怒りの表情を見せて叫んだ。
「なに見てんのよ、このスケベ!しかもヨダレたらしてぼーっと見つめてさ!ロリコン!変態!」
あはは、ビュウ、ロリコンだあ〜とメロディアが意味も分からずに、ビュウを指差して笑う。
いや、素っ裸に仁王立ちでそれを言われても。
ビュウは2、3歩後ずさると、急いで小屋の角を曲がり、2人の姿が見えない死角に立った。
「すまない!わざとじゃないから!」
「こんな美少女の裸拝んどいて、わざとじゃないですまされるわけないでしょ!?慰謝料払え!ロリコン!」
「ロリコン!」
「違うって!暗いかなと思ったからランタンを渡しに来ただけで!大体水浴びしてるなんて思わないだろう!
あと、メロディアに変な言葉教えるな!」
「水くらい浴びるわよ!ドラゴンに乗るのって結構体力使うの!わかるでしょ?
水使ってる音でそれくらい読み取らない男ってサイテー」
「サイテー」
「ああもう…好きに言ってくれ…」
ふと横をみると、木を組んで作った小屋の壁の板と板との間から、騒ぎに起き出したのか、パピーが迷惑そうにこちらを眺めていた。
ビュウはこっそりと頭を下げて謝った。
このやろう!
続きが気になるじゃねぇか!
一回戦がはじまるヨカーン
続きくれ
つづきぼんぬ
つづききぼう&ほしゅage
ディアナ&メロディアハァハァ
age
は、はやく、続きを……
老い先短ぃわしにぃゃあ、もぅ……
し、しっかりしろ
>>261 くそっ、続きはまだなのかっ
263 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 21:53:22 ID:tHBilCIC
ある程度書いたんでうpります。
>>256 ごめん、このふたり相手のエロは未定。今回ルキア相手に少しだけえちぃ展開。
でもその前にヨヨ王女を少しだけ登場させます。
264 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 21:54:35 ID:tHBilCIC
さて、ここでは時間と場所を少しずらすとしよう。
時は、ルキア達がビュウの家を訪れる前の日の午後。
まだ日差しが強い時間帯。
場所はカーナの宮殿。
その宮殿の奥深く、歴代の王が執務に使った豪奢な部屋は、現在は女王ヨヨの持ち物だ。
今、彼女は、使い込まれた飴色のデスクの前に座り、外交官の提出した資料に目を通すと、それにサインするという単調な作業を続けている。
戦争終結から3年。
当時から彼女はずばぬけて美しかったが、今ではそこに理知的な雰囲気と女王の風格をも備えている。
布地の比較的少ない機能性を重視した純白のドレスは、細いがつくべきところにはどっしりと肉のついた魅力的な身体のラインをさりげなく強調している。
輝くばかりの濃い金の髪は彼女の花のかんばせを縁取り、彼女の好きな色でもあるグリーンの宝石をあしらった首飾りが、彼女がペンを走らすたびにその白い胸元で揺れる。
ほっそりとのびる白く長い指で紙面の文章を官能的になぞり、銀の腕輪をはめた手首をひねらせてカーナ国主のサインをいれていく。
全ては、彼女の記憶の中で父親がしていたのと同じ作業だ。
少女時代、ヨヨは父親の膝に座って、父親の仕事の様子をながめたものだった。
ときおり書類をもてあそんだりして、父親に笑いながら叱られたものだ。
今思えばあれは、ヨヨを国主としての仕事に少しずつ慣れさせようという国王の思いやりであったのか。
仮の王として宮殿に入ったばかりの頃はするべきこともさしてなかったが、王朝が正式に始まってからというものの、朝廷の整備から対外文書の作成まで休まる暇もないほどであった。
それでも、比較的とまどうことなくスムーズにことを運べたのは、やはり父王の仕事を間近に見続けていたことが大きいだろう。
265 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 21:55:47 ID:tHBilCIC
さて、ベロス暫定政府から提出された殖産工場設置提案の書類にサインをすれば、その日の彼女の職務は終了だった。
ヨヨはひとつ息をはくと、デスクにおかれた小さな金のベルに手を伸ばし、2度鳴らした。
すると機械仕掛けのように控え室の扉がひらき、姿勢の良いメイドがひとり、しずしずと毛足の深い絨毯の上を歩みでてきた。
「おつかれさまです、ヨヨさま。お茶にいたしますか?
コーヒーとお紅茶、どちらにいたしいましょう?」
「コーヒーにしてください。少し疲れてしまったのでクリームを多めに入れてね。」
「かしこまりました。」
メイドはひとつお辞儀をすると、隣の部屋へと下がった。
ほどなくして、すばらしい香りのするコーヒーとオレンジ入りマドレーヌを盆に乗せて、メイドが戻って来た。
「オレンジは、キャンベル女王が庭園でおつくりなさって送って下さったものを使わせていただきました。
大変結構なお味でございますよ。」
「そうなの?女王さまに近いうちにお礼のお手紙を差し上げないとダメね。」
ヨヨはうなずくと、クリームのたっぷりはいったコーヒーで口をぬらした。
ひとくち口にふくんで、ふと顔を上げる。
「もしかしてコーヒーの豆をかえたの?」
「いえ、同じもののはずですが…
コックが変わりましたので、もしかすると焙煎の方法が若干変わっているのかもしれません。」
「そうだったの…。私は前の方が好きだな…。」
「申し訳ありません。コックには後ほど注意しておきます。」
「あ、いいの。ちょっと思ったことを口にしただけ。好みは合わせればいいのだし。
これもおいしいわ。」
「そうですか。申し訳ありません。」
「下がっても良いわ。ありがとう。」
266 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 21:56:27 ID:tHBilCIC
メイドは一礼すると、また姿勢よく、控え室に戻って行った。
ドアが閉じられてから、ヨヨは軽く息をひとつ吐いた。
思ったことをうっかり口にしなければよかった。
ヨヨが構わないと言っても、あのメイド長はあとでコックを叱りにいくだろう。
少し考えれば言葉に出すことなく止められたのに、それを敢えてしなかったのはわたしの気持ちの側に問題があるせい…
最近ではヨヨ自身も意識するところではあるが、フラストレーションが異様にたまっているのだ。
そして、それは一概に仕事疲れのせいとばかりは言えない。
ときおり、わけもなく、無性に苛々することがあるのだ。
そんなとき、あたりかまわず怒鳴り散らしてやりたい気分になる。
もっとも、そんなことをして周囲を心配させたくなかったから、想像するだけで実行に移したことはない。
なにかしら、これは?
ヨヨは柳眉をかすかにひそめて、自分自身の胸に問いかけてみる。
これはそう、例えるならば、消えたとばかり思っていた黒炭が、白い灰の中でいまだ熱をはらんで、必死に燃え盛ろうとしているかのようだ。
しかし、どんなに考えても、彼女には「それ」の正体はわからなかった。
だがその答えは、数日のうちに、懐かしいかたちをとって彼女の目の前にあらわれることとなる。
267 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 21:58:13 ID:tHBilCIC
思わぬ珍事に巻き込まれたビュウが、予想以上の気力を消耗して我が家に帰ってきた時、ちょうどフレデリカが台所のテーブルを布巾で拭いているところだった。
常々病弱だと思っていたフレデリカが長いおさげを揺らして忙し気に働く姿を見て、ビュウは一瞬驚いた。
フレデリカは、ビュウが台所にはいってきた気配に顔を上げると、手を休めて柔らかく笑いかけた。
「おかえりなさい、ビュウさん。」
「ただいま。ごめん、フレデリカ。後片付けさせてしまったみたいで…」
「いいえ、このくらいなんでもないです。
それにいきなりおしかけたんです。私もこれくらいのことはさせていただかないと…」
「そんな気を使わなくてもいいよ。気楽にしてってくれ。」
話す間にもビュウはフレデリカの様子を伺う。
赤々と燃える暖炉の火に照らされているせいもあるだろうが、フレデリカの顔色はいつもよりいいようだ。
3年前、フレデリカはファーレンハイト艦内においても戦場においても、常に蒼白な顔色で、戦闘員の健康管理も仕事の内と考えているビュウを随分と心配させたものだった。
今こうして会話の合間に相手の顔色を見てしまうのも、ひとえに当時の習慣の名残と言えよう。
しかし、このような気を回さずとも、ビュウの全く知らない3年の間にすっかり健康になっているかもしれない。
だとすると、これは余計なお世話というものだろう。
ビュウはこっそりとそう考えて、先ほどのバハムートとの会話を意識したわけではないが、少ししゅんとした気持ちになった。
自らの気を取り直すように、会話をつぐ。
「最近は調子いいのか?その、薬とか…」
「心配してくださるんですか?ええ、あまり昔と変わりません…
緊張したり疲労が溜まるとすぐ倒れてしまうし。相変わらず、お荷物です。
薬の量は増えてもいないけど、減ってもいない。
そんなところです。」
268 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 21:59:46 ID:tHBilCIC
「そうなのか…でも、今は3年前ほど大変ではないんだろ?」
「はい。今はカーナ国営の医療福祉施設で医療奉仕をさせていただいているんですよ。私が倒れても十分替えがききますから、安心して倒れられます。
あ、もちろん病院のお薬に手を出すようなことはしてませんよ。」
最後の言葉は冗談めかして言うフレデリカだった。
ビュウも思わず笑ってしまったが、笑いながらふと、前にも聞いたような台詞だな、と思った。
「そうか。でも、それなら安心だな。」
「どうしてですか?」
フレデリカはビュウの言葉に、目をぱちりと瞬かせて、聞き返した。
そうしたちょっとした表情や、プラチナに近い金の髪をきっちりとおさげに結んだ髪型など、彼女は年齢よりも幼く見えるところがある。そう、ビュウは思った。
「だってフレデリカがいるのは病院だろ?
そこで働いている限りは、もし倒れてもすぐに診てもらえるんだから。」
「あ、そういう考え方もできるんですね。なるほど。」
フレデリカはふふ、と柔らかく微笑みながら、うなずいた。
「3年前、ファーレンハイトに乗って飛び回っていた頃は大変だったからな。」
「ええ、そうでしたね。」
「なんだかんだ言っても集団生活はストレスが溜まるから。
いつも周囲の目があるわけだし。きみも普段より疲れやすかったんだと思う。
個人部屋があれば良かったんだけどね…
おまけに規則正しい生活が要求されるわけだから…
食事は毎日代わり映えのしないものばかりだったし。」
そう勢い込んで言った言葉の裏には、当時を懐かしむ気持ちとはまた別に、ビュウ自身が過去3年間を振り返って思い出した不満を込めた節がないでもない。
もっともこれは、当時艦内生活を送る兵士達のごく一般的な感情であったといえよう。
当然それを身にしみて知っているフレデリカも、こくこくと頷いて同意する。
269 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:01:00 ID:tHBilCIC
「ええ、そうですね。
しかも週3回の朝礼は決まって朝食の前にあって…
だから朝礼ではしょっちゅう貧血で倒れました。」
「 マテライトが隊の軍紀をただすためだとか言っていたかな。
俺は無意味だと思ったんだけど、あの人は否定されるとかえって意固地に通そうとするから。
しかも朝礼では無意味に大声をあげるもんだから、聞いてるこっちまで血圧が上がって。」
「そうそう。」
「倒れてもじっくり休養をとって回復するというわけにもいかないし。
それに、俺には病気のことも薬のこともさっぱりわからないから何もしてやれなかったし。」
「そんなことは… だって、ビュウさんは普通のお医者さんよりもお医者さんらしかったですよ?」
そう言ったフレデリカの顔は、何故か寂しげで、ビュウをわけもなくどきりとさせた。
どう言葉をついだものかとビュウが逡巡するわずかな時間、ディアナとメロディアが玄関をはいってくる音がしたので、ふたりの会話はそこで途絶えた。
270 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:02:35 ID:tHBilCIC
台所にはいって来たディアナとメロディアのふたりはすでに白いねまき姿に着替えていた。
ディアナもメロディアも、姉妹のように、お揃いで濡れた長い髪をアップにしていた。
ふたりの姿を見た途端、ビュウの脳裏につい先ほど見たふたりの白い裸体が浮かんだ。
慌ててその映像を振り払ったが、最早ふたりの姿をまともには見ていられず、ビュウはふたりから目をそらしながら、わざとらしく咳き込んだ。
ディアナはそのくりっとした目を意地の悪い猫のように細めると、わざとらしい口調で話しかけた。
「あらあら、ビュウ隊長。こんなところで女の子とおしゃべりですか〜?
ご精が出ますね〜え。」
フレデリカの聞いているところに来てまでその話をするとは。
ビュウはうるさ気に顔をしかめて、しっしっと、ディアナを手で追い払う仕草をしてやった。
ディアナに対してだけは、そもそも彼女がこういう性格なものだから、対応が雑になってしまうビュウだった。
ディアナはそんな扱いをうけて、かえって不敵な気持ちになったように、口を斜めに上げて見せた。
メロディアだけはそんな空気は読んでいるのかいないのか、
「フレデリカも昼間は汗かいたでしょ?井戸で水浴びしてきたらどうかな?」
とぴょんぴょんと可愛らしく飛び上がりながら言う。
「そうね!今水浴びすると、もれなくビュウ隊長が覗きにきてくれちゃうんだから!」
「ディアナ!」
ビュウは思わずこめかみを抑えつつ、ディアナに背をむけるとフレデリカに向かって弁解した。
「違うんだ。まさか水浴びしているとは知らなかったから。
明かりが必要だと思って見たら、ふたりに勝手に覗き扱いされて。」
支援
272 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:04:54 ID:tHBilCIC
「はい、知ってます。聞こえてましたから、3人で騒いでいる声。
ビュウさん、知らずに覗いちゃったんですよね。」
にこやかに笑って言うフレデリカの言葉に、ビュウはがっくりと頭を落とした。
メロディアはそんなやりとりを見て、メロ?と言いながら、不思議そうに下からビュウの顔を見上げた。
「何してるのよ、みんな。」
騒がしい4人の会話に割ってはいってきたのはルキアである。
それまで奥の部屋でシーツを整えていたらしい様子だった。
ビュウが住むこの小さな一軒家は、レンガ作りではなく、簡素なログハウスである。
戦争が終わってから、自分の果たすべき役割を決めたビュウがこの無人のラグーンに移って来た当初、それは住居と呼ぶのもおこがましいような粗末な掘建て小屋だった。
それを見かねたラッシュ達が自費で大工を雇い、今の住居を建ててくれたのだ。
玄関をはいってすぐそこはゆったりとしたダイニングルーム、左手にキッチン。
奥の廊下を挟んで、ビュウが普段使っている寝室と、使っていない部屋が二部屋あった。
その使っていない二部屋を寝室として使わせてもらおうと、ルキア達は食事中独り決めに決めてしまったのだ。
もちろんビュウに異存はない。
ラッシュ達がはしゃぎながら家の設計を考える様子を人ごとのように眺めながら、どうして独居生活に部屋が3部屋もいるのかと不思議に思ったビュウだったが、それが初めて役に立つ日が来たらしかった。
たまに掃除はしていたものの、空っぽのベッドしかない部屋にはうっすらとホコリが積もっており、掃除には若干の時間と大量のくしゃみを覚悟しなくてはならなかったが。
ついさっきまでホコリとクモの巣を相手にしていたルキアは少々機嫌が悪い様子だった。
273 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:06:11 ID:tHBilCIC
「ルキア、ごめーん。掃除まかせちゃって。あとで肩もんであげるからさ、機嫌直して?ね?」
機先を制して、ディアナがぴしゃりと顔の前で手を合わせてルキアに詫びる。
ルキアもディアナの調子の良さにはさすがに怒る気分にはなれない様子で、疲れた笑みを浮かべた。
「いいわよいいわよ、もう。汚い掃除はみんな私にさせるんだから。
私はこれから汗を流して来るけど、3人ともさっさと寝るのよ?
部屋割りはさっき決めたわね?ディアナ、先に寝ても構わないけどベッドを一人で占領しないでよ?」
「はーい。」
メロディアは素直に手をあげて答えた。
「3人って、ビュウは構わないワケ?」
ディアナひとりは納得のいかないことのある様子で呟いたが、ルキアは聞こえない振りで、着替えを手にとるとさっさと家を出て行った。
「待ってください。私も一緒に行きます。」
フレデリカは慌てた様子でルキアの後を付いて行った。
「おやすみ、ビュウ。明日はバハムートに乗せてね!」
「わかったよ。おやすみ。」
「なーんか納得いかないんだけど…」
「いいからさっさと寝ろよ。」
2人とも、さすがに慣れないドラゴンでの移動には疲れていたのか、比較的あっさりとそれぞれの寝室へと引き下がって行った。
残されたビュウは、ダイニングルームにある暖炉に薪をひとつくべると、木の椅子に座ってルキアとフレデリカが帰ってくるのを待った。
274 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:08:06 ID:tHBilCIC
汗を流してさっぱりしたルキアとフレデリカがダイニングルームへと帰って来たとき、屋内の暖かさにふたりは思わずホッとした。
秋も大分深まって来ているうえに、この高度にあるラグーンでは夜は結構冷えるに違いなかった。
「おかえり、ふたりとも。」
そう言うビュウは、テーブルに肘をついて先ほどまでうつらうつらしていたところを起こされた様子だった。
「ただいま。もう夜になるとかなり冷えるわね。
ねえ、フレデリカ。早くベッドに入らないと風邪を引くわよ。」
「え?…ああ、そうですね。
それじゃ先に失礼します。ビュウさん、水差しとコップを一つお借りしてもいいですか?お薬飲まないといけないから。」
「うん。ここのキャビネットのものを自由に使ってくれて構わない。」
言いながらビュウはキャビネットから水差しとコップを取り出すと、水瓶から水差しに水を移して、フレデリカに手渡した。
フレデリカはそれを受け取ると、
「ありがとう。それじゃおやすみなさい、ふたりとも。」
そう言って、そそくさと部屋を出て行った。
フレデリカは、ルキアがここに来たそもそもの理由を了解している様だ。
後に残された男女ふたり、寝室の扉が閉まる音を聞き届けてからしばらくの間、お互い椅子に座ってすぐには口を開かなかった。
275 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:09:32 ID:tHBilCIC
少し間を置いて、ようやくルキアが口を開く。
「ねえ、お風呂って炊かないの?そろそろ風邪をひくわよ。」
「うーん、家の横手に風呂をこしらえてあるけど。そういえば久しく使ってないな。」
「夏でも定期的にはお風呂を炊くわよ。
こんなところで風邪を引いてもお医者さんを呼べないんだから、せめて生活面で気を配らないと。
全くもう、一人暮らしをするとどうしても手を抜くんだから。」
「ルキアと一緒なら大丈夫そうだな。」
はは、と頭をかいて笑いながら何の気無しに言ったビュウだったが、ルキアはその言葉に思わず顔を赤くして、ふいとそっぽを向くと話題をそらした。
「冷えちゃったわ。何か暖まるものない?」
「アルコール類のことか?それならこの間仕入れて来たばかりのワインがあったな。」
そう言って立ち上がると、玄関脇に置いてあった木のケースを開封する。
ケースに詰まった大量のワインボトルの中から一本、無造作に引き抜いた。
「それってドラゴン用じゃないの?」
眉をひそめてルキアはワインを見る。
「まだ栓は抜いてないよ。」
不思議そうに答えるビュウの言葉に、ルキアは思わず額を抑えて溜め息をついた。
276 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:10:39 ID:tHBilCIC
「マハールでは気になることが2つある。」
ワイングラスを傾けながらルキアは言った。
「ひとつ、先の戦争犯罪人と考えられるベロス帝国幹部が未だ逃亡中である点。
この男は、旧ベロス帝国においても軍閥貴族であり、人望が高い。
かつ、ベロスが占領統治下におかれると同時に国外逃亡した際、持って逃げた財産はかなりの規模のものと思われる。
おそらくベロス出身の人間の元で保護されているのだと思うけれど、この潜伏先がいまだつかめていない。
ところが最近、マハールで捕らえられた工作員の口から、この男の名前が出た。
直接ではないけれど、間接的に問題の男から金を受け取って、マハールの軍事機密の持ち出しを図った疑いあり、と。」
ここで一息つくと、ルキアは空になったグラスにワインを並々と注いだ。
グラスに満たされた赤いワインはキャンベル産のもので、今年収穫されたばかりのブドウを使って醸成されたものだ。
グランベロス帝国の占領下にあったときは、キャンベル産のワインは帝国に押さえられて、流通量はごくわずかの上にバカみたいに高かったものだ。
それが今では市場に出回って安価な値段で手に入れることができる。
最近ではドラゴン達も舌が肥えたのか、以前のような安物のワインではごまかされない。
いい時代になったものだ、とビュウは思考を他に飛ばす。
ビュウが微酔気分でぼんやりしている間にも、ルキアはワインを煽ると、明晰な口調で報告を続ける。
277 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:12:34 ID:tHBilCIC
「もう一点。こちらはベロス出身の商人。
こちらも貴族出身の家柄で、軍需工業でひと財産築き上げたのね。
戦争終了した現在では、あちこちの開発に乗り出している。
その他、各種産業に事業を展開している新興財閥で、医療、新聞会社など幅広く手を出してる。
問題はこの組織が反カーナのベロス人達の求心力となるかどうか。
一応こちらには従順な姿勢を見せているけど、その父親はグランベロス帝国主義の急先鋒とも言える人間だっただけに、注意が必要、と。
以上。報告終了。」
言い終わると、ルキアはグラスに残ったワインを一気に煽った。
空のグラスにもう一杯注ごうとして、さすがに気が差したのか、もう中身が半分ほどになってしまったボトルを意味もなく揺らした。
「本当はね。
タイチョーさんが有給とらないかって言い出したことなのよ。
まあ私も最近は、ずっとタイチョーさんの下で根詰めて働いてたわけだし。
たまには休みもいいかなって。
そのついでにビュウに報告をして来いと、こういうこと。
タイチョーさん、ビュウのことも気になってたみたいだからね。
だから、ここに来たのは半分仕事、半分休暇。
カーナにいるトゥルースくんたちにドラゴンを借りに言ったら、居合わせたディアナ達に捕まっちゃった。で、みんなで押し掛けることになったのよ。」
怒った?と、ボトル越しに上目遣いで聞くルキアは、アルコールが入ったためか、来たときとは打って変わってしおらしい。
それがビュウには妙に可笑しくて、なんだか笑い出したくなった。
もしかすると自分も酔っているのかもしれない。
いけない、いけない。
ふと、ビュウは思い出した。
「ダフィラとマハールとの間でひと悶着あったわけじゃないのか?
俺はまたてっきりそのことかと。」
278 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:14:01 ID:tHBilCIC
「ひと悶着?…ああ、あのことかしら。」
ルキアは思い出そうとするように、こめかみを人差し指でトントンと叩いた。
「うん…。もう一ヶ月以上前になるかな。
ダフィラとマハールの中間くらいにあるラグーンに天然地下資源が豊富に眠っているということが判明したの。
このラグーンは本来マハールの領空内にあるんだけど、最初に発見したのがダフィラ系の開発グループで、しかもそのことをいち早く国内で発表した。
大々的に報道することで、その発見がダフィラ側に寄与するものであることに既成事実を作りたかったんでしょうけど…
ちょっと乱暴な話よね。」
「確かにそうかもしれない。今はどうなってる?」
「ややこしいから、目下タイチョーさんはそのラグーンを放置してるわ。
ダフィラの方はまだなんのかんのといちゃもんつけてきてるけど。
だけど法律的にはこっちのもの。
確かに今まで長いこと互いの領空権を主張するような機会はなかったし、住民も好きに行き来してるから感覚が麻痺しちゃうのもわかるわ。
でも利権が発生するとなると、はるか昔のものでも公式な取り決めに従わないと駄目でしょ?
それをダフィラ側は、ダフィラ政権もマハール政権も一度交替しているのだから、領土の問題はこれを機会にもう一度話し合うべきだとか言って…
まあダフィラの今の政権は立って間がないから、
どうしたって考え方が浅はかなのはしょうがないけど!」
最後の言葉はそのことに対する彼女の腹立ちを表すかのように、非常に強い口調で紡がれたものだから、ビュウは驚いてぱちくりとルキアを見直した。
279 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:15:22 ID:tHBilCIC
ビュウの知る限りにおいて、ルキアは公平なものの見方をする女性だ。
若干頭に血を上せやすい面がないでもないが、本来、感情的に相手に不当な評価を下してしまうことに対しては慎重であるはずだ。
というより、彼女の高潔な性格がそれをさせないはずである。
そのルキアをして、このような嫌悪の態度をとらせるとは。
これはかなり危険な兆候と言えるのではないか、とビュウはひっそりと危ぶんだ。
ルキア自身もそのような己を顧みて、わずかでも気がとがめるところがあったのか、一瞬気まずい表情を浮かべると、グラスに勢い良くワインを注いで一気に煽った。
「おいおい。」
「いいのよ、たまの休みなんだから。仕事の話はこれで終わりよ。
これを寝酒にしてあとは気持ちよく眠るの。」
ビュウは溜め息をつくと、自分もグラスに3分の1だけワインを注いだ。
沈黙が落ちた。
暖炉にくべた薪がパチりとはぜる音がふいに聞こえるばかりである。
火が大分小さくなっているようだが、もうこのままにしても構わないだろうな、とビュウは思った。
それにしても、とビュウは考える。
世界は案外危うい均衡の上に成り立っているようだ。
戦争が終結してからわずか3年で、また新たな火種が発生するとは。
ベロスは貧しい。
ダフィラも貧しい。
しかし、それに対して全力で救済するというわけにはいかないのが国家間の敷き居だ。隣人同士仲良く手に手を取り合ってというわけにはいかない。
もとより資源は限られているのだ。
均等に分け合って仲良く飢えるというわけにもいかず、間に国家の方針という建前を挟んで、結局は自分の取り分を確保することを念頭に置かざるを得ない。
280 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:16:34 ID:tHBilCIC
飢える側にとっては、なぜ誠意をもって対応してくれないのかと、その要求は人間的なものになる。
一方、飢えない側は、国家間のルールもわきまえず人間単位の誠意に訴えようとする相手が忌々しくもなろう。
国全体の飢えではなく、ごく一部の人間の欲求を満足させる目的で、国ごしに資源を取り合おうとすると話はさらにややこしくなる。
単純な割り振りの問題ではないのだ。
この辺の問題は、ビュウには自分自身の頭脳とメンタルの両面においてキャパシティを超えるものと思っているので、正直丸投げの領域である。
国家の仕事とは、人間のもつ一般的な規範に従いながら欲求を満たすべく行動し、かつ利益を守るためには平然と規範を曲げることだとビュウは考えている。
どこまで規範に沿い、どこまで曲げるかのさじ加減をはかる技術の問題でしかないではないかという反発があるのだ。
性格的な理由で、その時点で思考が停止してしまっているのである。
投げやりに言ってしまえば、政治的な問題は考えるのも億劫なのだ。
純粋にグランベロス帝国を悪として、要塞の破壊だけを考えていた時代が懐かしい。
しかし、自分がこのようなところで感傷に浸りながら国営のワイン工場で製造されたワインを飲む一方で、国民の利益を守るために日々頭を悩ませている人達がいる。
彼らのことを心配してもいるのだ。
自分のことを心配してくれているらしいタイチョーや、今は遠くカーナの地で女王としてのつとめをはたしているかつての幼なじみのことを。
今、彼女はどうしているのか──
「ビュウ。酔ってるの?」
思考に沈んでいるところを、ふいに横から声を掛けられたため、ビュウは驚いて顔を上げた。
281 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:17:55 ID:tHBilCIC
「やだ、寝てたの?」
「いや、考え事をしていただけだよ。ぼんやりしてた。」
ふとワインボトルを見ると、もうとっくに空だ。
ビュウはほんの2杯ほどしか飲んでいないから、ほとんどルキアが飲んだことになる。
「二日酔いになっても知らないぞ。」
「あら、いいのよ。こう見えても私、お酒には強いほうなんだから。」
そう澄まして言うルキアの顔を見て、あるいはその通りかもしれないとビュウは思った。
ルキアの白い肌は、あれだけのアルコールを飲んだというのに相変わらず白いままで、触れれば大理石のようにひんやりとするのではないかとさえ思われた。
掘りの深い目鼻立ち、冴え冴えとしたアイスブルーの目。
ルキアの硬質な美貌は、戦いの女神の彫刻を彷彿とさせる種類のものだ。
そんなルキアの横顔を見て、彼女は綺麗だな、と心の中で呟いた。
そう心の中で呟いてしまってから、もしかするとこんなことを思う自分は本当に酔っているのかもしれない、とも思った。
「ビュウさ…。」
「え?」
まさか思ったことが漏れ出ていたわけではあるまいか、と非現実的な想像をして、一瞬ビュウは焦った。
「三年間ずっとここで、ひとりで暮らしてたのよね。今まで誰かここにきた?」
「…ああ。
うん、ラッシュとトゥルースとビッケバッケにはこの家を立てるのを随分手伝ってもらった。それから様子を見に何度か来てくれてる。
あとはセンダックがたまに来るかな。
カーナの様子を伝えにくるのと、あとはボケだかなんだか分からないセクハラをしに。」
282 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:20:22 ID:tHBilCIC
「ふぅん。色気のない生活ね。」
そう言いながら、ルキアは妙に機嫌が良さそうに見えた。
「ルキア、もしかして酔ってるのか?」
「酔ってないわよ。むしろもう一本くらいいけちゃうかも。
ビュウ、もう一本空けても構わない?」
言いながらもルキアは玄関口にあるケースからワインを取り出す。
そのとき、妙に足下がおぼつかなかったのをビュウは見逃さなかった。
椅子に座ってコルクを抜こうとする手首を掴み、もう片方の手で素早くボトルを奪う。
「ちょっと、ちょっと。いじわるしないでよ!」
ルキアはテーブル越しにとられたものを奪い返そうと手を伸ばす。
その手を軽くよけながら、ボトルを右手に庇ってビュウは言った。
「別にいじわるしてるわけじゃないだろ。明日苦しい思いをするのは目に見えてるんだから、もうこの辺でやめとけよ。」
「いいじゃないの。休暇よ、休暇!ちょっとハメを外すくらい大目に見なさいよ。」
いつまでたってもボトルをとりかえせないことにじれたルキアは、立ち上がるとテーブルを回り込んで、座っているビュウの前に立った。
「駄目だったら。水飲んで寝ろよ。」
ビュウは溜め息をつきながら、手にしたボトルを椅子の後ろ手に持った。
ところが、ルキアはこれに対して予想外の行動に出た。
なんとビュウの膝の上に座ると、そうやってビュウの身を封じた上でボトルを取り返そうとしたのだ。
これにはビュウは大いに焦った。
「ルキア!おまえ酔ってるだろう!」
「酔うほど飲んでないったら。早くボトルをお姉さんに返しなさい。」
「いい加減にしろってば!」
そう言葉で応酬しあう間にも、ルキアは身を前に乗り出してビュウが背後に隠した酒瓶を奪おうとする。当然ビュウの前にはルキアの胸…
ルキアの白い服の布地が鼻をかすめるかかすめないか。
いや、はずみでもっと柔らかいものが頬に触れた気もする。
283 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:22:26 ID:tHBilCIC
ビュウもさっさと渡してしまえば良いのに、下手に焦って、逆にボトルを渡すまいとルキアの手から逃れる方向へと意識が働いてしまった。
椅子がふたり分の人間の重みを受けてギシギシと軋む。
ルキアは考え無しに前方へ身体を傾ける、ビュウは後方へ身体を反らすものだから、次の瞬間椅子は大きく後ろへ揺れた。
一瞬、ふたりともひやりとしたに違いない。
ビュウは慌ててボトルから両手を離し、左手でテーブルの端を掴んだ。
と、同時に、反動で後ろへよろけたルキアの背中に右手を回して、その身体を支える。
手を離れたボトルは、30センチほどの距離を鉛直下方向に落下。
そのまま割れることもなく、床をゴロゴロと転がってゆくと、ビュウの背後の壁にコツンと当たって止まったらしかった。
沈黙が落ちた。
危うく転倒を免れたが、心臓はなおもドクドクと打っている。
思い切り怒鳴ってやりたかったが、ルキアの背中に回したと思っていた右手が、そうではなくて彼女の腰を抑えていることに気付いてしまったものだから、逆に何も言えなくなってしまった。
ビュウからはルキアの表情は伺えない。
というより見上げればすぐそこにあるに違いないルキアの顔を見上げることができなかった。
何か言わなくてはいけないと思うのだが、どんな言葉を口にしても地雷を踏んでしまうような予感がして、口を開けることすらできなかった。
何故自分が言葉に窮してしまわないといけないのか、彼女が子供みたいに振る舞わなければこんなことには、という腹立ちと、自分がムキにならなければこんなことにならなかったと申しわけなく思う気持ちとがぶつかり合って、余計に石のように固まってしまった。
いや、本当はどちらの気持ちも、右手に感じた感触を意識の底に沈めるために、敢えて考えようとしたことだったかもしれない。
284 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:24:11 ID:tHBilCIC
そんなこんなで、まず右手をどうにかすべきではないかという考えに至るまで、たっぷり3秒は固まってしまっていた。
そうなると、今度はいかに自然に右手を腰から外すかが問題となる。
──といっても、この時点でもう十二分に不自然なので、ビュウは心底その場から逃げ出したくなった。
と。
それまで椅子の肘かけをつかんでいたルキアの手がふい、と上がった。
そのままビュウの頬に触れる。
そこでようやくビュウは顔をあげて、ルキアを見た。
ルキアの顔がすぐ近くにあった。
唇が触れる。
軽く啄むようなキスのあと、顔が遠ざかっていく。
そのとき、ビュウはルキアの顔に浮かんだ必死にすがりつくような表情に初めて気がついた。
「ねえ、ビュウ…私じゃ駄目?」
そう言うルキアの声は、常の彼女のものとは思われないほど心細げでか細かった。
「…ルキア、酔ってるんだろう?」
ここへ来てもビュウはまだ卑怯にも逃げを打とうとした。
いや、彼が恐れているのは、いわゆる責任をとらされる事態ではなく、むしろ愛情を抱き抱かれて、裏切り裏切られるという可能性だったと言える。
だから基本的に、ルキアが好意を寄せるような言葉を口にしたとしても、彼はそれを信じているわけではないのだ。
より正確に言うならば、信じないふりをして傷つくことへの防衛手段としていると言える。
だが、それでルキアの気持ちが収まるわけがない。
「酔ってなんかいない。お願い、ちゃんと聞いて。」
そう言って、ビュウの手を握るとその手を自分の胸へと導いた。
手のひらが薄い布越しに柔らかい乳房の感触を伝えた。
それを感じた瞬間、ざわりと背筋の立毛筋が収縮する。
285 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:28:49 ID:tHBilCIC
さらに、ルキアはビュウの手の上から、それよりも一回り小さい自分の手を重ねると、その手を浅く円を描くように動かした。
うつむき加減に、ただ一心にビュウに自分の熱を伝えようとするその様はいじらしい。
ルキアの肉の内に秘めた熱は手を伝わって、じんと頭が痺れるような感覚を脳髄に起こした。
知らず、ビュウはその指をわずかに動かしていた。
「あ…」
それを感じたルキアは、より一層激しくその手を動かそうとする。
気がつくと、ビュウは、ルキアの腰を支えていた右手をずらして、大きくスリットの入ったスカートから覗いた太腿をそろりとなで上げていた。
ルキアはびくりと左足を震わせると、胸をまさぐるビュウの左手に重ねた右手はそのままに、左手でビュウの背もたれをつかむと、それを支えにして身体をビュウに向かって前進させた。
衣擦れの音がいやに艶かしく耳を打つ。
元々大きく開いていたスリットが、ルキアが動くことでさらに大きく開き、白い腿がその付け根の辺りまであらわになった。
その白い内股がちらりと見えた瞬間、ずしりと下半身が重くなるのを感じて、ビュウはじわりと額に汗をにじませた。
今では、ルキアの胸に置かれたビュウの手は、はっきりと意志を持って動いていた。
ビュウの指が、ルキアの豊かな乳房を浅く、深く揉む度に、ルキアは眉を切なげにひそめる。
286 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:32:03 ID:tHBilCIC
そして、空いた左手を自分とビュウの身体の間に割り込ませると、そのしなやかに長い指を、ビュウのそこへと伸ばした。
そろりとなであげる。
ビュウは思わずびくりと背を反らした。
ルキアはビュウの反応に思わず怯えたかのように、指をつと離しかけたが、その弱気を叱咤するかのように唇をギュッと噛むと、さらに深くにぎり込んで上下になでた。
ビュウは呻くと、それに反撃するように、右手の指をスカートのスリットの下に潜り込ませ、内股の付け根を大きくなぞった。
「あっ…」
ルキアはうなだれて、頭をビュウの肩に落とした。
熱い呼気がビュウの鎖骨をなでる。
3年前の出来事が、うたかたのように記憶の水槽をゆっくりと浮上して来た。
ダフォラの自由革命軍がダフィラ宮殿を占拠した日の夜。
宮殿の奥深くにしまわれていた酒の封は切られ、王のハーレムがあった場所は革命軍の宴の場と化した。
ダフィラの解放軍のリーダー達は興奮してビュウ達に酒をすすめた。
ビュウ達も同様に血に酔っていた。
すすめられるままに杯を重ねては、流石は解放軍、英雄だと讃えられて胸を反らした。
287 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:32:52 ID:tHBilCIC
もうこれ以上は飲めない。天地がぐらぐら揺れるほど飲んだ。
杯をもつ手つきも怪しくなって来たビュウ達を見て、リーダーは傍らの女にあごをしゃくった。
女も心得たようにうなずいて、ビュウたちを寝室へ案内した。
前を歩くラッシュが、彼に肩を貸している女の背中をさするのを後ろから歩くビュウはぼんやりと眺めた。
部屋のベッドへどさりと身を投げる。
女は一旦部屋を出ると、すぐに3人の女を伴って戻って来た。
肌が褐色で瞳の色はグリーンの黒髪の女がビュウの相手だった。
─隊長さん、緊張してるのかしら。砂漠の女はお嫌い?
─カーナの王女さまのように肌の白い女のほうが好みなのかしら?
女の声には軽侮の響きがこもっていた。
─ビュウ…してもらえよ…
ラッシュの声はとっくに余裕を失って、女にあやなされるままに熱に浮かされたうわ言のようだった。
─俺はやめとく。
ビュウは俯いてそう言ったのだった。
「やっぱりやめよう、ルキア。」
ルキアの肩に手を置いて、ビュウは言った。
「いや、やめない。どうしてそんないじわる言うのよ。」
「お互い酔ってる。後悔する。
それにドンファンのことだって…」
ルキアは顔を、さっとビュウの肩から上げた。
「どうしてここでドンファンの名前が出るのよ?」
女の熱が急速に下がっていくのがわかった。
「ビュウ、最低。人をバカにしてるわ。
私だってよっぽど考えて行動してるわよ…!」
288 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:33:48 ID:tHBilCIC
「でも後悔する、絶対。」
諦念を滲ませて言われれば、ルキアも何とも言えなかった。
何よりビュウ本人が自分自身の価値を見限ってしまっているのだ。
「あんたって男は…どこまで卑屈なのよ!」
「ごめん。」
「ごめんって…そういう問題じゃあないでしょうが…」
ルキアはきっと下唇を噛んで、下を向いた。
「なんでよ…」
顔に浮かんだ赤みは、情欲の残り火のためか、拒否されたことへの屈辱のためか、それともビュウにここまで卑屈を強いた何者かに対する憤りのためか。
ルキアはビュウの膝から足を降ろすと、髪をかきあげて溜め息をひとつついた。
「言っておくけど、私、気まぐれでビュウとしようと思ったわけじゃない。覚えておいて。」
そういうと、ルキアはビュウの唇にキスを一つ落とした。
「今日はもう寝る。おやすみ。」
ルキアはその身を翻すと、寝室へとつながる廊下の暗がりへと消えた。
あとにひとり残されたビュウは、うつむき加減に暖炉の残り火を見つめていた。
289 :
新たなる波乱:2006/10/05(木) 22:36:12 ID:tHBilCIC
とりあえずここまで。ビュウはこんなにうじうじしてないかもしれない。
ヨヨに振られたことがトラウマで不能と化してます。
あまっちょろいエロでスマソ。
いや、GJだ。激しくGJ。
ただ、投下する前にあらすじを言っちゃうのは勘弁しておくれ…
続き期待して待ってます。GJ
本命だれになるんだろう
フレデリカだといいなあ
次回も楽しみにしてます
てか、ヨヨ萌えるんだけど…
ビッチイラネ
小説版2冊出てるけど両方共主役がビュウじゃないんだよね……。
片方パルパレオス視点でもう一つはなんかビュウの部下のガキが主役だった。
そして両方でヨヨにボロクソ言われるビュウ。
どこまで不幸だ。
メロディアに慕われフレデリカに薬屋に誘われ
女部屋に自由に入りドラゴンのハートまで射止める
幸せ者にしか見えない
小説昔見つけたときゲットしとけばよかったなー・・・
ともかくGJ!続き待ってる。
投下前のあらすじは俺も勘弁。
ビュウの最大の不幸は女を見る目がなかったこと、
と言ってしまっていいものか、どうか。
神降臨してたのか。GJ!!!!!!
初のエロ描写だが、かなりしっかりしてて安心した
恥らうルキアが可愛い
続きも期待してます
続き期待の保守
老い先短ぃわしにぃゃあ、もぅ
コレしか楽しみがなくてのぅ……
神降臨GJ!
つづき期待ほしゅ
べっ、別にネタを楽しみにしてるわけじゃないからね!
ただ保守しにきてあげただけなんだから!
流れが……止まった……?
また氷河期に突入かな…
自分の文才の無さが悔やまれる(´・ω・`)
寒い時代だとは思わんか…
神降臨を待つべし。祈るのじゃ
昔からずっとこんな漢字だったから
いまさら少し待つくらいどうということはない
この前までビュウのトラウマストーリーを投下していた者ですが
どうも先が書けないので、短めのエカテリーナ×ホーネットもの投下します
日曜の朝っぱらから
ファーレンハイト現艦長、ホーネットには最近非常に気になることがあった。
クルー達が給料アップを求めて組合をつくるという賢しい知恵をつけだしたことや、ドラゴンの糞害がひどいこと、ファーレンハイト艦の排水機能が馬鹿になってトイレが逆流していることさえ、今自分が直面している、身に差し迫った恐怖にくらべればどうでもいいとさえ思えた。
朝、目をさまして鏡に向かって髪に櫛を通す瞬間。
昼時にコーヒーを飲みながら新聞を読む瞬間。
クルー達とともに食堂でまずいシチューを流し込む瞬間。
ことあるごとに、ねっとりとした視線を感じるのだ。
態度だけは平静を装って振り返り、視線の感じる方向に顔を向けると、そこには決まって金髪の髪をポニーテールにくくった、小柄な金髪の美少女が立っている。
またあの女か!
ホーネットは見なかった振りをして、顔を前方に戻すと、食事に集中している風を装った。
ホーネットだとて朴念仁ではない。
大きな仕事が終わった後は、寄港先の高級娼館で娼婦も抱くし、あちらこちらに女友達(時には身体の関係)がいる。
あの少女のブルーの濡れた瞳が語りかけるところの意味も、とうに悟っている。
だが、それでも、あの女だけは駄目だ。
空の皿を乗せたトレイを乱雑にカウンターに戻すと、足早に食堂を出ながら、ホーネットは思った。
人の女だからとか、決まった女がいるからとか、明確な理由があるわけではない。
生理的にあの女はマズい、そういう気がするのだ。
311 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:20:15 ID:fJiQYwj4
ホーネットの少女に対する印象は、オレルス解放軍時代から変わることはない。
もっとも、自分に向けられた視線に彼が気付いたのは、戦争終結直前という、周囲から見れば何故今更になってというタイミングであったが。
元来、ホーネットはそちらの道には淡白な男なのだ。
当時、忙しい船での移動の合間を縫って、少女から彼の元へ好物のワインが届けられることが何度かあった。
「"E"より」と書かれたメッセージカードの差出人が誰かなど、ホーネットは考えることもせずに、手放しに贈り物を喜んだものだった。
今にして思えば、あそこで贈り物を素直にうけとってしまったことが、彼女の思慕を煽ってしまったのか。
やりなおすことができるならばやりなおしたい。
過去を後悔することの嫌いなホーネットだったが、この件ばかりは非現実的な想像を働かせざるを得なかった。
というか何かへんなものが混入されていたのではあるまいな。
ホーネットはゾゾッと背筋を駆け上がる悪寒を、頭をふって払いのけた。
足早に艦長室に滑り込むなり、素早く戸締まりを確認して、彼は思わず安堵の息をもらした。
どっかりとソファに腰を下ろして、目を閉じる。
そもそも、あの女は何故まだ俺の船に乗っているのだ…
いわれもない恐怖に追い立てられた自分を恥じる気持ちを、少女に対する腹立ちで紛らわそうとしていることはわかっていたが、ホーネットは考えざるを得なかった。
312 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:21:09 ID:fJiQYwj4
戦争終結後、ホーネットはカーナ軍を抜けて、気ままな運送業を始めた。
もう戦争の存在しないオレルスで軍隊生活に縛られるよりは、例えクルー達の食い扶持を自分の手で稼ぐ必要があろうとも、自由に空を飛び回れる方が自分の性に合っている。
そう、ホーネットは考えたのだ。
幸いにも、ファーレンハイト艦は、戦争の慰労金代わりにホーネットの手に残された。
その節は、裏でかつての友人ビュウが尽力してくれたこともある。
ホーネットもあの若い友人には非常に感謝している。
一方で、クルーの中でも軍に残りたいものは残り、艦に残りたいものは残るに任せた。
結局、クルーの大多数が艦に残ってホーネットについてきた。
そして、その中に、あの少女もいたのである。
現在、少女はファーレンハイトの中でも経営の仕事をしている。
細かい計算仕事は大雑把な俺たちには向かないし、彼女はその点よくやってくれますよ。
それに職場に花があっていいですしね。
そう言って屈託なく笑うクルーは、ホーネットの心境をしるよしもない。
自分の信用している人間達がこうやって懐柔されてゆくのを見るのは、好物のチーズにうにうじが湧くのを見ているような気分がした。
どうしてあんな不気味な魔女を信用できるのだ、とホーネットは彼に似ず理不尽なことを考える。
第一、容姿も気に入らない。
別に彼女がことさら醜いというわけではない。
いや、それどころかかなり目立つ美少女と言ってもいいくらいだ。
小柄な身体に細い手足。
目だけが大きい小作りな顔立ちは、表情の少ないことも相まって、可愛らしいフランス人形のような印象を見る者に抱かせる。
その身にまとった神秘的な雰囲気は、魔術をよく使う女と聞いて成る程道理でと思えたものだ。
313 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:21:47 ID:fJiQYwj4
くすんだ感じの暗めの色の金髪。
それによく似合う、青と黒を基調にした服。
タイトな黒い袖無しのシャツからすらりと伸びた二の腕は白く、日の光など一度も浴びたことのないようだ。
そんな彼女に、艦内にもファンは大勢いる。
だが、ホーネットの好きなタイプは円熟した印象の大人の女である。
求められれば抱かれるし、さりげない気配りで疲れた男を癒しもするが、彼に多くを求めることもしない、そんな女。
オレルスの空を飛び回ることが何よりも好きなホーネットにとっては、そんな(見ようによっては都合の良い)女が理想的だった。
対して、あの少女はおそらく男を束縛するタイプだろう。
恋というものに過剰な期待を抱き、自分の恋する恋愛を男にも演じさせようとして、疲れた男をさらに疲れさせるタイプだ。
さきほどの自分を見つめ続ける様など、その良い例ではないか。
一体自分に何を期待しているのだ、言いたいことがあるならさっさと言えお嬢ちゃん、とホーネットは苛々する思いである。
夢見る少女につきあってなどいられないというのが、つづめるところ、ホーネットの考えだ。
そうさ、気にすることなどない。
何も言わないなら永遠に言わないでいればいいだろう。俺は死ぬまで知らない顔をしていてやるさ。
ホーネットは、弱気な自分を叱咤するように両頬をぴしゃりと打つと、ソファから勢い良く身を起こした。
今抱えている大口の仕事が大詰めの段階に入っているのだ。
本来なら、艦長たる自分に、こんなところで悠長にしている暇はない。
ファーレンハイトのコンテナには、現在、軍用のドラゴン達を数十匹乗せており、世話に掃除と、クルー達はてんてこ舞いの忙しさである。
中には、ドラゴンに噛み付かれて怪我をする者も出ており、クルー達には、用心せよと毎日うるさいくらいに言って聞かすホーネットである。
その仕事も今日で終わりで、あと数時間もすれば目的地に到着する。
314 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:22:25 ID:fJiQYwj4
だがそこからの作業がまたひと苦労で、ドラゴンを入れた檻を軍の施設へと搬入しなくてはならないのだ。
今から作業の手順をもう一度確認して、ドラゴン達の状態を見回っておく必要があるだろう。
その仕事が終われば、昔なじみの女友達が近くバーを構えているから、そこで一杯やるとしよう。
ホーネットはそう考えると、気を取り直した。
軽く息を吐いてコートの襟を正し、手ぐしでその癖のない銀髪をかるく整えると、艦長室のドアノブに手をかけた。
扉を開けると──そこに件の少女、エカテリーナが、正面を向いて立っていた。
ホーネットは、思わずヒッと喉をならして後ろに後ずさった。
対してエカテリーナは、そのフランス人形のような愛らしい顔に何の表情も浮かべない。
「副艦長がお呼びです…ホーネット艦長…。」
魔術を紡ぐその形の良い唇を動かして可愛らしく、だが淡々として、エカテリーナは言った。
ホーネットはごくりとつばを飲みこんで、彼女の顔をまじまじと見つめた。
「今度の荷物搬送の件で」
そう言いながらエカテリーナがこちらに一歩足を進めたため、ホーネットはつられて後ろへ一歩後ずさってしまった。
一瞬、気まずい沈黙が落ちたようにホーネットは思った。
だがそう思ったのはホーネットだけのようで、エカテリーナは眉一つ動かさず、ただ小さく肩をすくめて一歩後ずさった。
「至急とのことです。」
「…ああ…わかった。」
ホーネットが絞り出すように小さく答えると、エカテリーナは身を翻してさっさと歩み去り、廊下の角を曲がって見えなくなった。
途端、ホーネットは足腰の力が抜ける思いがした。
315 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:23:09 ID:fJiQYwj4
と同時に、自分は何をこんなに怖がっているんだ、と情けない。
ベロス人らしい素晴らしい長身。
元クロスナイトらしい筋骨たくましい体躯。
いくつもの戦場を巡り歩いて来た経験は、こけ脅しではない、巌のようなどっしりとした風格を彼に与えている。
その自分が、例え魔導師とはいえ、ひとりの小柄な細身の少女を恐れるとは。
一体どうなっているのだ。
まるで、蛇ににらまれた蛙、蛙ににらまれたバッタ、バッタにかじられる草にでもなったような気分だ。
そんな馬鹿な、とホーネットは思う。
仲間達が多く死んでいった戦場にあっても一人生き残ってこれたのは、自分の生存本能が人並みはずれて強かったからだ、とホーネットは自負している。
その生存本能が、あの女はヤバいぞ、とレッドランプを力一杯点滅させて告げているのだ。
いつもならば、敵を前にして逃げ出す構えに入らなくてはならないところだが、今回は困惑するばかりである。
本能が告げる敵の危険度と、視覚から入る相手の情報とが、どうやっても噛み合わないのだ。
カタパルトがこちらを狙っているぞという警報が入っているのに、目の前に居るのはレギオン一体、という状況に似ている。
確かにあの女の存在は不愉快ではあるが、生命の脅威ではない。
そう自分に言って聞かせると、なんとか足に力をいれて、理性だけで身体をひきずるように操舵室へと歩き出した。
結局、彼は自分の第六感を否定することにしたのだ。
それが悲劇を身に招くとも知らずに。
316 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:23:52 ID:fJiQYwj4
「はい、それではドラゴン25匹。確かに受け取りました。」
責任者らしい男はカリカリと頭を鉛筆で掻きながら、ホーネットにそう言って書類を手渡した。
「そちらに言われた金額、たしかに銀行のほうに振り込んでおきましたよ。
あ、領収書の方、後で送ってください。」
おつかれさまでしたー、というのんきな声を背にして、ファーレンハイトは再び飛び立った。
今度は整備工場の方へ降り立つと、そこで燃料の調達、機体の整備。
一方で部下を走らせて、銀行に無事金が入金されているか確認にやらせるなど、まだまだホーネットの仕事は終わらない。
「お疲れさまです、艦長」
そう言って蜂蜜とブランデーのたっぷり入った紅茶を運んで来たのは、副艦長である。
「すまんな。」
ホーネットは湯気の上がる紅茶を受け取り、その香りを鼻腔一杯に吸い込んだ。
アルコールの香りがかぐわしかった。
そう言えば、今年のキャンベルワインの解禁は昨日だ。
一日遅れだが、今から買いに行って女の土産にするのもいいだろう。
「入金、確かにされていたそうですよ。これでようやく一息つけますね。
あ、そうそう移動中に怪我をした3人は病院に担ぎ込みました。
破傷風菌にでも感染してなければいいんですが。」
「一応、後で見舞いに行くさ。
1週間はファーレンハイトも動かせないことだし、のんびり養生させてやろう。」
「クルー達はもうとっくに街へ遊びに出かけましたよ。
残ったのは私たちだけです。
私はもう疲れたので今夜はここで休むつもりですが、艦長はどうなさいます?」
317 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:24:53 ID:fJiQYwj4
「俺は寄るところがある。」
「あ、ターニャさんのところですね?」
心得たというふうに、副艦長はにやりと笑って言った。
「艦長もマメですねえ。でも駄目ですよ。
あんまりハメをはずしちゃ。
明日は朝からふたりで整備工場の方に替えのパーツを見繕いに行かなきゃならんのですから。」
「分かってるさ。」
そう言って紅茶のカップソーサーをかちゃりとサイドテーブルに置くと、ホーネットはさりげなく聞いた。
「クルーは皆遊びに行っただと?
経理の奴らもか?
つまり…その、サインした領収書をチェックしてもらったほうがいいと思ったんだが…」
「あ、忘れてました。エカテリーナがまだ残っています。」
ガチャン、と肘が紅茶のカップに当たって、こぼれた紅茶がコートを濡らした。
「熱!」
「あ、大丈夫ですか艦長!?」
副艦長は慌ててハンカチを取り出すと、ホーネットの肘にできた紅茶の染みに当てた。
「そそっかしいですよ、艦長。どうしたんですか。」
「すまん…。で、なんだったかな…。」
「領収書の話でしょう。今からエカテリーナに頼んでチェックしてもらいましょう。」
「い、いや!いい!」
早くもテーブルに置いてあった領収書を取り上げて歩き出した副艦長を、ホーネットは慌てて引き止めた。
「早い方がいいのでは…」
「クルー全員休日モードに入ってるのに、彼女ひとりに仕事をさせるのはマズいだろう。」
318 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:25:35 ID:fJiQYwj4
「そうですかあ?」
副艦長は領収書を眺めながら言った。
「ここで逃しちゃうと次に集まるのは一週間後だし、なるべく今のうちにチェックしてもらった方がいいと思いますが…」
「いいんだ!それよりお前も早く休め。明日は早いんだからな。」
「それもそうですね。」
咳き込んで言うホーネットに、副艦長はあっさりとひきさがると、領収書をサイドボードに置いた。
操舵室の広い窓から目に入る空の色は、既に赤。
ちょうど西日が真正面から射し込む操舵室は、壁一面が赤く染め上げられていた。
何かそれに落ち着かないものを感じながら、ホーネットは素早く残った書類にサインを入れた。
そして、副艦長に手渡すと、椅子から立ち上がって言った。
「それじゃあ後はよろしく頼んだぞ。」
「わかりました。楽しんできてください。ターニャさんによろしく。」
操舵室を出ると、今は事務室と化している、かつての解放軍の控え室の横を通り過ぎた。
すでに室内灯を付けているらしく、事務室のドアの下の隙間からランプの明かりが漏れている。
かすかだが、ペンの走るカリカリという音が、部屋の中から聞こえて来た。
ホーネットは、息を詰めると、なるべく足音を殺すようにして廊下を通り過ぎた。
船を降りるとまず酒屋に向かい、目当てのキャンベルワインを数本購った。
そのまま部下の収容されている病院へ赴くと、折角の休暇をベッドの上で過ごさざるを得ない彼らを見舞った。
プリーストの白魔法で傷の方はあらかた塞がっていたが、幸い破傷風菌ではなかったものの、ドラゴンのヨダレから変な菌を貰ってしまったらしく、クルー達は揃ってベッドの上でうんうん唸っていた。
319 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:26:21 ID:fJiQYwj4
折角差し入れに持ってきたワインも看護婦に取り上げられてしまい、ホーネットは彼らを気の毒に思いつつも、病院をあとにした。
病院を出ると、既に、空は墨を流したような闇空。
あちこちの店に梯子して酒を飲んでいるクルー達の一団とすれ違い、彼らに冷やかされながらも目的地へ向かった。
女がいるのは繁華街の少し奥まったところにある、高級感漂う店だった。
「あら、ホーネット。そろそろ来ると思ってたところよ。
ファーレンハイトが降りてくるのが見えたから。」
カウンターでけだる気にピアノを聞いていた、艶やかに美しいブルネット髪の女が、ホーネットの姿をみるなり、ぱっと目を輝かせて立ち上がった。
「ターニャ、久しぶりだな。」
挨拶代わりに、軽く互いの頬にキスを交わした。
「本当に。あなたと来たらあちこち飛び回ってばかりだもの。
もうすっかりお見限りかと思ったわ。」
そう言いながらツンと拗ねたようにおとがいを反らしたが、むろん本当に拗ねているわけではない。
ホーネットもそこのところはわきまえているから、土産の酒をボーイに手渡すと、陽気に笑いながら女の肩を抱いて勝手知ったる店内の、奥の特等席へと移った。
少し明かりを落とした店の中で、静かなピアノのメロディーと、女達の内緒話をするような低いささやき声、客の楽し気な笑い声とが、バランスよく混じり合って、落ち着いた空間をつくりあげていた。
「ねえ、また面白い話を聞かせてよ。今度はどんなものを運んだの?」
ホーネットのすぐ隣に腰掛けて、膝を寄せると、甘えるようにターニャが言った。
「大して面白いニュースは持ち合わせてないぞ。
さっきまでは、カーナで軍隊用に交配されてできた新種のドラゴン数十匹、苦労して運ばされた。
その前は、ダフィラ産の鉱石二十数トン。
ドラゴンと違って餌やらフンの世話が要らない分、楽だったがな。
おかげさまで空賊に付け狙われた。
撃退できたはいいが、大砲を喰らって、よりにもよって船の排水機能がイカレたことがおもしろいと言えばおもしろい。」
「あらまあ。」
ターニャが口に手を当てて笑った。
320 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:27:39 ID:fJiQYwj4
「その前はキャンベル女王の娘さんとE氏との恋の逃避行を手伝わされた。」
「E氏?
やっぱり噂のエリオット卿との恋仲は本当だったわけね。」
「違う。アレはフェイント。本命は他に居る。俺も驚いた。」
「あ、待って!言わないで。当ててみるから。」
和気あいあいと2人で話をしていると、彼らに向かって面白くなさそうな目をちらちらと向けて来る客がいることにホーネットは気付いた。
少し離れたテーブルに座っている中年の肥満した男で、女の肩を抱きながら、酒をちびりちびりと飲んでいた。
ムチムチと音のなりそうなほど太い指の全部に、酷いデザインの指輪をずらりとはめている。見るからに成金風の男だった。
ホーネットは、女の耳元に口を寄せると囁いた。
「ターニャ、ピアノの側のテーブルに座っている、あの太った男は誰だ?」
「ああ、あのお客。」
ターニャはその美しいくっきりとした眉をひそめると、今度はホーネットの耳にその朱唇を寄せてささやき返した。
「自称、ダフィラの元王様よ。」
ホーネットは目を丸くした。
そう言われると、あの顔はどことなく見覚えがあった。
ハーレム作りに血道をあげて、女をさらうなど無道な真似を繰り返した結果、革命軍に追い出されたアホな王様。
革命の際には、友人のビュウが一役買ったらしい。
その後、宝石をいくつか持ち逃げして亡命したとは聞いていたが、まさかこんな場所でまたお目にかかるとは。
「ヒゲがないから気付かなかった…。剃ったのか?」
「あら、元王様ってはなし、本当なの?
まあ、だからといって何が変わるってわけでもないんだけど。
嫌んになっちゃうくらいケチだし、本当に趣味が悪いのよ。
見て、あの指輪。
私に気があるみたいで、しつこく言い寄ってくるの。」
321 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:28:24 ID:fJiQYwj4
「君に気があることに関してだけは趣味がいい。」
「あらお上手。」
ターニャはくすくすと笑いながら、ホーネットのコートの下にその白い腕を差し入れて、その逞しい胸筋をなでた。
ホーネットはにやりと不敵な笑みを浮かべると、女の肩を深く抱きこんで、そのブルネットの柔らかい髪に唇を当てながら、元・国王に向かって挑発的な視線を向けた。
その視線に気付かないわけもなく、肥満男は獰猛な怒りを顔に浮かべると、通りすがったボーイを呼びつけて何事か命令した。
命令されたボーイは、ひどく困ったような表情を浮かべて、ホーネット達の座っているテーブルへとやってきた。
「ミストレス。あちらのお客様がミストレスにこちらへ来いとおっしゃっているのですが…」
「こちらの大切なお客のお相手があるから、今夜はおつきあいできないと伝えてちょうだい。」
ターニャは呼びつけた客の方をちらりと見遣ることもせずに、ホーネットの胸に顔を埋めたまま、すげなく言った。
ボーイはますます困ったような顔で、何か言いたそうに口を2、3度開閉させたが、結局観念すると怒れるお客のテーブルへと帰って行った。
ホーネットの目に、可哀想なボーイがペコペコと頭を下げて謝罪している様子が見える。
だが、肥満男はそれでは治まらなかった様子で、その手をテーブにバシン叩き付けると、
「あの役者崩れのような男とこの儂と、どっちが大切なお客だ!」
と大声で怒鳴った。
途端、ピアノの音が止んだ。
他の客や、店の女達もびっくりしたような表情で、ぴたりとおしゃべりをやめると、一斉に肥満男のテーブルに注目した。
衆人環視の気まずさを逆に追い風にした様子で、肥満男は先ほどまで肩を抱いていた女を乱暴に突き飛ばすと、立ち上がってホーネットに指を突きつけて叫んだ。
「貴様だ貴様!さっきから儂の女にべたべたと触りおって!」
322 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:29:02 ID:fJiQYwj4
いつからあなたの女になったのよ…と、呆れたようにターニャが呟く声を聞いて、ホーネットは思わず笑ってしまった。
それを見て馬鹿にされたと思ったのか(事実馬鹿にしているのだが)、肥満男は顔をトマトのように真っ赤に染めあげると、隣の人物に向かって顎をしゃくった。
ピアノの影になって見えなかったが、肥満男の隣に用心棒らしい男がひとり、控えていたらしい。
それがすっくと立ち上がると、ホーネットに勝るとも劣らない長身の男だということがわかった。
「へえ、これは…」
ホーネットは口の端をにやりと上げると、好戦的な表情を見せた。
そして、腕に抱いた女を離すと立ち上がり、テーブルを回ると、近づいてくる男と相対した。
男はホーネットの3歩手前あたりまで近づくと、立ち止まった。
差し向かって立つと、相手の男のほうがわずかに背が高いことがわかった。
周りの者が皆、息を詰めて見守る中、肥満男だけが手下をけしかけるように、唾を飛ばしてわめいている。
いきなり男が動いた。
拳で横殴りに殴りにかかったのを、ホーネットは頭を低くして避ける。
拳のうなりをすぐ頭上に感じると同時に、男の足が動いて、低く伏せたホーネットの顔面を狙った。
どうやら拳での攻撃はフェイントだったらしい。
固い膝の皿が、ホーネットの顔面を直撃するはずだった。
が、攻撃をすでに予想していたホーネットは、軽く横に重心をずらして身体をわずかに逸らすと、攻撃を避けた。
男の足の勢いをそのまま流すと、男の襟首を掴んで後方にひきずるようにして、さらに右の足で男の軸足をひっかけた。
男はきれいに転倒した。
が、すぐに立ち上がると、今度はがむしゃらに拳で突いてきた。
ホーネットは、バックステップで軽く攻撃を避けて、歯を噛み締めて拳に力を込めると、男の横っ面に思い切りパンチを叩き込んだ。
323 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:31:27 ID:fJiQYwj4
男は放物線を描いて飛ぶと、違う客の座ったテーブルへと叩き付けられた。
そして、テーブルの上に並べられたグラスや料理を派手に巻き込んで、テーブルの上をスライディングすると、そのまま床にどさりと落下した。
そのままぴくりとも動かない。
ホーネットは軽く息を吐くと、身体を反転して、肥満男の方を向いた。
「で?」
肥満男は、呆然とした表情でホーネットと手下とを交互に見ていたが、すぐに恐怖の表情へと切り替わり、次に背を向けると店の扉に向かって走り出した。
蛙の悶絶するような声で、助けを求めながら。
「助けてくれ!殺される!助けて!」
彼の目には、かつて王宮に押し寄せた民衆達の怒れる姿が、恐怖とともにフラッシュバックしていたのかもしれない。
客や店の女達は、あぜんとした表情で、髀肉をゆらして走り去る肥満男の後ろ姿を見送った。
後には、床に伸びた手下の男がひとり残されたきり。
「まずかったかな?」
「私は大助かりだけど、あなたはまずいわね。
あの男、このラグーンに駐留してる軍のお偉いと昵懇なのよ。
警邏を沢山呼んで来るかもね。」
「そりゃ面倒だ」
「早めに逃げた方がいいかもね。どうする?」
結局、ホーネットは店の裏口から抜け出すことにした。
厨房横の小さな木のドアを開けると、そこは入り口に面する道路とは1ブロック離れた道に続く、細い路地である。
ホーネットは去り際に振り返ると、見送りに出たターニャに聞いた。
「俺がいなくて大丈夫か?」
「あら、大丈夫よ。
あなたのことは適当に言い繕っておくわ。
あのでぶっちょも、あんな恥をかかされちゃあ、流石に二度とこのお店に顔出せないでしょうよ。
ああ、これでせいせいした!」
「君、さては体よく俺を利用したな?」
324 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:31:58 ID:fJiQYwj4
「あら、わかってて利用されてくれたんでしょう?
おかげさまでイヤな客を一人追っ払えたわ。
ありがとう、愛してるわホーネット。」
できればお礼はベッドの上でじっくり聞きたかった…とホーネットは恨みがましく思ったものの、女にさあさあと背中を押されて、あっけなく裏通りへと閉め出されてしまった。
暗い路地裏にいつまでもつっ立っているわけにも行かないし、面倒ごとに巻き込まれるのも嫌だったので、そのままさっさと歩き出す。
結局、今夜はファーレンハイトでつまらない独り寝をすることになりそうだった。
ホーネットは溜め息をつくと、星空を仰いだ。
ホーネットが帰って来ると、ファーレンハイト艦内は、どこもかしこも照明が落とされていた。
左右対称につけられた天井の明かり取りから、月明かりがしらじらと射し込んでいる。
ホーネットが歩き慣れた廊下を歩けば、人気のない艦内を固いブーツの音がカツーン、カツーンとこだました。
操舵室へと続く大きな扉を開くと、暗い廊下にギギギッという音が、不気味に高く響いた。
おや、飛行している際や人の大勢いるときは気付かなかったが、こんな音を立てるのか、とホーネットは妙なところで感心した。
さて、操舵室の椅子にどっかりと腰を下ろすと、ホーネットは疲れた溜め息をついた。
全くなんて一日だ。
ストーカー女に怯え、ドラゴンには大便小便をふり掛けられ、元国王に因縁を付けられ。
しかも、酒まで飲み損ねた。
ファーレンハイトの操舵室にある大窓から、ちょうど雲の切れ間に覗いたらしい、大きく満ちた月が見えた。
月明かりに照らし出された手元をふと見ると、サイドボードの上にワインが置かれていた。
325 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:39:45 ID:fJiQYwj4
中身はすでに半分ほどない。
副艦長が飲んで置きっぱなしにしていったのかな、とホーネットは思った。
やけっぱちでワインコルクを抜くと、ラッパ飲みに中身を煽った。
今年収穫されたばかりのブドウから作られたワインらしく、さっぱりとしたフルーティな味わいだったが、その中にかすかな苦みが感じられた。
ワインをサイドボードに置く。
すると、瓶底がかさりと小さな紙片に触れた。
なんだ?と、その紙を引き抜いて見てみると、それは香水を染み込ませたギフトカードだった。
青いインクで、「"E"より」と書かれてある。
刹那、ホーネットは顔中の血が下る音を聞いた気がした。
それと同時に、何故か、視界がホワイトアウトする。
ホーネットはそのまま意識を失って、椅子の背に昏倒した。
気がつくと辺り一面真っ暗だった。
見覚えのある天井。
良くなれた枕の感覚。
そこは、なんのことはない、自室のベッドの上だった。
だが一体何故、と思いつつ、枕元にあるはずのランプを点灯しようとして、ホーネットはぎくりとした。
腕が動かないのである。
無理に腕を動かそうとすると、金属製のベッドの柵が、なぜかギシリと軋んだ。
首の角度を変えて懸命に頭上を見ると、白い麻縄が二本のたくましい腕を、手首のところでギッチリと固定しているのがわかった。
「なんの冗談だ、これは…」
乾いた声でそう呟くと、自分の発した声はあまりに寒々しく、静寂の中でひやりと耳を打った。
「気がつかれたんですか…。」
闇の向こうから、澄んだ少女の声が聞こえて来た。
326 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:40:31 ID:fJiQYwj4
この声は…間違いようがない、エカテリーナだ。
暗闇の中ではっきりとは見えなかったが、声の高さからして、ソファに腰掛けているらしい様子である。
それに、自分がどうやらズボンだけを残して、一切の服を脱がされているらしいこともわかった。
「気絶した人間を裸にしてベッドに縛り付けるのが、カーナ流の介抱の仕方とは知らなかった。
俺が怒らないうちにさっさとこの縄を解きな、お嬢ちゃん。」
「それはできない相談です。」
怒りを含んだホーネットの声にもまるで動じることのないような、淡々とした声で、あっさりとエカテリーナは答えた。
「あのワインに何かしこんだな。」
「大丈夫、後遺症の残らないものを使いましたから。」
会話するうちに目が慣れてきて、数メートル先のソファに、エカテリーナが膝を丸く抱いて座っているのが見えた。
ブーツを履いた足をぶらぶらさせて、この状況においても、全く平静な様子である。
やはりこの女は頭がおかしい、ホーネットは改めて認識した。
エカテリーナは、左手で作った輪に向けて右手で何か流し込む仕草をすると、囁くように言った。
「窓の外を見るとあなたが帰って来るのが見えたので、ちょっと薬をワインに溶かし込みました。こう。」
飛んで火にいる夏の虫ですね。
そう言うと、手の甲に呪文を縫い取った魔導師用の青い手袋をおもむろに脱ぎ、ぱさりと床に落とした。
立ち上がる。
「それで?どうするつもりだ?
まさか、この俺をレイプしようっていうんじゃないだろうな?」
ホーネットは鼻でせせら笑うように言ったが、片頬は軽く引きつっており、どうにも虚勢を張るのに失敗した感があった。
エカテリーナは、小首をかしげて答えた。
「この状況、他に何か考えられます?」
「生憎と俺は健常な思考の持ち主なんでな。
こんな状況、今までの人生で想定したこともなかったよ。」
327 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:42:21 ID:fJiQYwj4
減らず口を叩きながらも、ホーネットは真剣に焦った。
さっきから懸命に腕を動かそうとしているが、手首に巻かれた麻縄は、一向に緩む気配を見せなかった。
まずいかもしれない。
身の危機を感じて、ホーネットは額に冷や汗がにじむ思いだった。
そんなホーネットの胸中を知っているのかいないのか、エカテリーナは相変わらず何の表情も浮かべてはいない。
と思うと、腰のベルトをベルト穴から引き抜いて、その黒いズボンをするりと脱いだ。
そのまま、ぱさりとズボンを脇に捨てた。
暗闇のなか、青いノースリーブのロングシャツの下から白い太腿がすらりと伸びているのが見える。
シャツを脱ぎ捨て、ブーツを脱ぐと、あとは肌着を残すのみだった。
黒いレースのシミーズは闇に溶けるようなのに、露出した細い手足は発光するように白い。
エカテリーナは、そのままホーネットの寝ているベッド脇へと歩み寄ると、ベッドの端に静かに腰掛けた。
ベッドは2人分の重みを受けて、ギシリと軋んだ。
ホーネットの目から、いつもは白い少女の顔が、興奮して紅潮しているのが見てとれた。
幼い外見に不釣り合いな赤いルージュが、ひどくアンバランスな印象を与える。
そう言えば、この少女は一体いくつなのだ。
思えば自分はそれさえも知らない。
ホーネットは、精一杯嫌そうな顔をしてやると、目をそらした。
少女の白くひんやりとした手のひらが、ひた、とホーネットの頬にあてられた。
「やめろ、お前は俺の趣味じゃない。」
「知ってます。
昔、あなたに告白しようとしたけど、寸前であなたに嫌われていることがわかったからしなかった。
最初は船に乗ってるみんなも巻き込んで、あなたと一緒に死のうかと思ったんだけど、それって無意味なことだと考え直したの。
もう少しあなたと一緒の時間を作れば、私にもチャンスができるかもしれないって。
だけど駄目だった。
あなたはいつも私を冷たい目で見るだけ。
だから、どうせ望みがないなら、一発ヤっちゃおうかなって。」
328 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:44:13 ID:fJiQYwj4
この恐ろしい台詞を、淡々としてその可愛らしい顔と声で言ってのけたものだから、ホーネットは心底肝が冷えた。
一発ヤっちゃおうかな?
どうやったらそういう発想ができるのか、この女は…。
まさしく自分の第六感が告げた通り、危険度カタパルトクラスの女である。
しかも、今、自分はその女の目の前で、自由に身動きとれない状況だ。
世の中にはこの状況で興奮する変態が、ラグーン100個も探せば一人は居るかもしれないが、生憎と自分はそうではない。
ホーネットがそう思う間にも、エカテリーナはベッドの上で膝を進めると、彼の大腿部に股がった。
黒いレースのシミーズがまくれて、白い太腿が深いところまで見えた。
ただし、ホーネットはちっとも興奮しなかったが。
「おい、やめろ。洒落にならんぞ。」
「ご心配なく。至って真剣にやってますから。」
「いっそ洒落にしておけ!」
ホーネットは吠えると、腰に力を込めて思い切りよじり、足の上に座った女を跳ね飛ばした。
少女はキャッと悲鳴を上げると、ベッドから転げ落ちた。
まずいか?と一瞬、ホーネットはイヤな汗をかいたが、次の瞬間白い腕がぞろりと伸びてベッドに掛けられるのを見、下手に手加減したことを逆に後悔した。
「無駄です。」
起き上がったエカテリーナはホーネットの足をはしっとつかむと、素早くベッドの上に乗り上げた。
そして、彼のベルトに手をかけると、ホーネットが止める間もなく、留め金を外して一気に引き抜いた。
「やめろ!やめんか!」
こうなるともう、ホーネットは恥も外聞もなく叫ぶほかない。
だが、一旦こう覚悟を決めた女ほど怖いものはない。
ホーネットの叫び声に頓着も見せず、ズボンのホックを外すと、下着ごと一気に下に降ろした。
そして、現れたそこをまじまじと見つめた。
「これがそうなの…へえぇ…」
「見るな!変態女かおまえは!」
329 :
うにうじ!:2006/10/29(日) 07:45:54 ID:fJiQYwj4
ホーネットも必死である。決して自分のイチモツに自信が無いから見られるのが嫌とかそういうわけではなく、ただひたすら目の前に居るこの女の目にさらすのが嫌だった。
喰いちぎられかねないという恐怖がある。
ホーネットが再び足を蹴りだそうと暴れるのを制して、エカテリーナは素早くホーネットの上に覆いかぶさった。
そして、そのふっくらと柔らかい唇を陰茎の竿部分に当て、触れるか触れないかの軽いキスをした。
さらに、赤い舌をちろりと出すと亀頭にむけてツウッと舐め上げる。
途端ぞわぞわっと、あの慣れたが感覚が、脊髄を勢い良く駆け上がって脳へとシナプスした。
ホーネットは歯を食いしばって、必死で叫んだ。
「いい加減に…!」
しろ、というホーネットの言葉は言葉にならなかった。
エカテリーナがその口一杯に彼のペニスをくわえたのだ、
先端が少女の暖かい口蓋の感触を、竿部分が少女の柔らかい舌の感触を、一瞬味わった。
が、エカテリーナは咳き込んですぐに吐き出した。
「当たり前だけど…おいしいものじゃないのね…」
と、けほけほと咳き込みながら言う。
「でも大丈夫…できるわ。やってみせる。」
「いらん!やらんでいい!」
そんなところで一生懸命になられてもホーネットはちっとも嬉しくなかった。
が、ホーネットの制止が耳に届いているのかいないのか、エカテリーナはその小さな暖かい口内に、もう一度それをくわえ直した。
少女のビロードのように滑らかな舌が、ぬらりと竿の背を舐めた。
亀頭部分に、飴でもねぶるかのように何度も舌を這わせる。
ああ、まずい。
ホーネットは額に汗を滲ませて焦った。
彼の中心は、少女の舌に執拗に攻められて、とっくに変化をはじめている。
少女の小さな口を内側から圧迫して、先端が口蓋の奥の方の柔らかな部分をコツンコツンと突いた。
エカテリーナは、んんっ、と苦し気な声を出して、口から引き抜いた。
はああっと苦し気に息をつくと、大きく息を吸って、再び、今度はカリだけを口に含んだ。
一方で思い出したように、その白魚のように細く滑らかな指で握り込むと上下にしごいた。
すでに竿部分は唾液や先走りの液でぬめっており、手の中でヌチャヌチャと湿った音がした。
寸止めッ!?
ちょここで止めるのかよ
素晴らしい
知らぬ間に神降臨。
あとは続き……。
このスレだけは落とさせない保守
hosyu
ですざあんでっど保守
保守しかできないおれを、どうか許してほしい
戦いが終わった後私とビュウさんは国を捨て小さなラグーンの村の薬屋兼診療所を開きました。。
私が回復魔法で怪我人や病人を見て、ビュウさんが薬の販売をする。
お休みが取れたらサラマンダーに乗って薬の材料を集めに行く。
ささやかながらも私達はとても幸せな生活を過ごしていました。
・・でも不満はあります、結婚してからもビュウさんは私の体を気遣って、その、夜の・・・してくれないんです。
そんな不満を解消する為にある日私は一計を案じました。
フ「ビュウさん、ちょっと新しいお薬を作ってみたんです、子供でも平気なように味に工夫したんですけど・・
ちょっと試してみてもらえませんか?副作用とかはないですから。」
ビ「フレデリカの事は信頼してるからこれからはわざわざ副作用の事なんか断らなくても平気だよ」
ビュウさんは差し出された緑色の液体を手に取ってなんの疑いもなく飲み干しました。
その夜・・
隣のベッドで寝ているビュウさんの息が少し荒い、それもそのはず。
私が作ったお薬は本当は子供用なんかじゃなくて、夜のお薬でしたから。
高ぶる気持ちを抑えつつ、頃合を見計らって声をかけます。
フ「ビュウさん・・?眠れないんですか・・・?」
まさか起きていると思っていなかったのでしょう、よほど驚いたのかビュウさんは裏返った声で
ビ「あ、あぁ、ちょっとね」
なんて曖昧な返事をしました、ここまでは計算通りです。
心の中でガッツポーズを取りながらビュウさんを追い詰めます。
フ「私のお薬が間違っていたのかも・・・具合を見せてください、そちらへ行きますね」
取り乱すビュウさんを無視して私は自分のベッドから降り・・・
ドテッ!!
・・・こけました、痛い・・これは計算外です・・・。
ビ「だ、大丈夫か!?フレデリ・・・」
ビュウさんが心配してくれます、嬉しいです。
でもなんだか様子が変だと思って自分の様子を見ると・・
着衣が乱れてあちこちが見えちゃってました。
計算外なのが良い方に働いたんだけど、やっぱり恥ずかしいです・・。
フ「え、えっと・・・」
気を取り直してビュウさんの具合を見ようとすると、今度はビュウさんから声が掛かりました。
ビ「フレデリカ・・・その・・・今日は一緒に寝ないか・・?」
その言葉になんだか体中が熱くなって、あれ・・?予定と違・・
ううん、そんなことよりえっと・・・
なにがなんだか分からなくなった私はただひたすら頷きました。
まだ混乱している私をビュウさんは優しくお姫様抱っこしてビュウさんのベッドに乗せてくれます。
ビ「一応聞くけど・・いいんだね?」
私は今度はちゃんと答えました。
フ「はい、私をビュウさんのものにしてください」
〜翌朝〜
あの後の事はあまりハッキリとは覚えていません。
覚えている事といったら、
とてもやさしくしてくれた事とビュウさんも初めてで少しぎこちなかった事くらい。
だけど私達の距離は本当の意味で零になったのだからとても幸せです。
だけど私は幸せすぎて大変な事を忘れていました。
ビ「ところでフレデリカ、結局あの薬はなんだったんだ?
子供に飲ませるようなもんじゃなかったと思うんだけど・・」
フ「え、えっと・・・その・・子供が大人になる薬?ってことで・・・・」
ビ「・・・・・」
フ「あ、あの・・・」
その夜、私は腰が立たなくなるまでお仕置きされてしまいました。
終わり(;;^ω^)
フレデリカが初めてって事になってしまったのでエロシーンを急遽カットしてしまった。
反省はしていない。
乙!
面白かったよ
乙!続き書いてくれてありがd!
オチも良かったし面白かったぜ
乙!
フレデリカ可愛いよフレデリカハァハァ
乙!
子供用のお薬っていう題名で座薬が思い浮かんだ私は駄目駄目ですね
二次からすっ飛んで来ましたよ(*゚∀゚)=3
タイトルに「どこが子供用だよwwwwww」とツッコミつつ読んでみたらなるほど、そう来たかw
素晴しい!!
何その夢小説
349 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 08:50:58 ID:T+CRfOqp
落としちゃいけないよね
ここって何日くらい放置すると落ちる危険があるんだろな
長めのビュウ×擬女化サラマンダーなんていうマニアックな物を書いてみた。
需要有る?
いるー
あなーたがー 欲しい!!
ほしーい!
すげぇ読みたい
擬人化さいこー
ドット絵っていいよな、妄想をかき立てられる
そしてここの職人さん巧すぎです
いったい何でボクはドラゴンなんかに生まれちゃったんだろう
と近頃思う様になりました。
その原因はビュウさんに彼女らしき人が出来た事です。
その「ふれでりか」とかいう人のせいでこの前は、日課のブラッシングをやってもらえませんでした。
機嫌を悪くしたボクにビュウさんが、
「フレデリカと約束が有るんだよ。ごめんな。」
とか言ってましたが納得出来ません。
前からずっと一緒のボクよりその「ふれでりか」とかいう人の方を優先するなんて!
これもボクがドラゴンだからです。
ビュウさんだってボクが人間になったら、きっと振り向いてくれる筈。
そんな思いを抱えていたある日の事でした。
夜、甲板でボクが羽を休めていると、目の前に人がいきなり現れたのです。
その人は普段、世話を見てくれているドラゴンおやじさんで有る様にも、
まるでドラゴンの様で有る様にも見える不思議な人でした。
不思議に思っているボクにその人は言いました。
「人間になりたいのか?」と。
その人がボクの願いをなんで知ってるかはわかりません。
ただ、この人なら知ってて当然、何故かそう思いました。
その人の問いにボクはゆっくりと答えました。
「はい」と。
すると、その人はこう言いました。
「お前の願いを叶える事は出来る」
それを聞いたボクは慌ててこう答えました。
「な、ならさっさとお願いします!」
そう答えたボクにその人はこう言いました。
「ただ二つ条件が有る。一つ、人間でいられるのはこの一晩だけ。そしてもう一つ。
チャンスは一回だけだ。一回だけしか人間にはなれない。
それでもやるのか…?」
条件もへったくれも有りません。ボクには一晩でもチャンスが有ればいいのです。
「はい」とボクは答えました。
そう答えを聞くとその人はゆっくりボクに手をかざしました。
そして、体が浮かんでいくような感覚と青白い光に包まれていき…
やがて、その感覚が終わるとボクは二本足で地面に立っていたのです。
「今晩だけだ。忘れるな。」
そういうとその人は現れた時と同じ様に消えて行きました。
ホントに人間になれたんだろうか、そう思って体のあちこちを見てみました。
赤い流れる様な毛。二本の手と二本の足。
それに胸の所もちゃんと膨らんでいました。
いっつも見てた「ふれでりか」という人とおんなじ作りです。
ボクは本当に人間の女の子になれたのです。
それを確認した時、ボクは後ろに気配を感じました。
その日、ブリッジで見張りをしていた俺は甲板に変な物を見た。
それは、激しく青白く輝き、そして一瞬で消えた。
慌ててそれを横のラッシュに伝えたが、寝ぼけていたと思われたらしく本気にはされかった。
しかし、艦への攻撃だった可能性を一応考え、見張り後、甲板へ様子を見に行く事にした。
甲板へ降りて、光を見た辺りを見回るが特に異常は無い。
いつものファーレンハイトの甲板のままだ。
やはり俺の勘違いだったようだ。そう考えて艦に戻ろうとした時。
一人の少女が甲板に佇んでいるのを見つけた。
女衆の内の誰かが外に出ているのか?、そう思いその少女をよく見てみたが、
どう見ても知らない顔だ。そして、もう一つ。
その少女は服を着ていなかったのだ。
これはあきらかに変だ。そう思ってその少女に声をかけようとした時。
その少女がいきなり振り向き、こちらに飛びかかって来た。
いきなり飛びかかられたせいで俺は地面に倒れ、その少女に上を取られてしまった。
ーやられる…!
そう思った時、俺の上のそいつはこう言った。
「ビュウさん!ボクもビュウさんと同じ体になりましたよ!!」と。
「は…はぁ?」
何がなんだかさっぱりだ。なんでこいつは俺の名前を知っているのか、
というか、それ以前にこいつは一体誰なのか。
わからない事だらけだった。
だが、とりあえずは。俺の上から降りてもらうしかない。
「おい、俺の上に乗っかってるそこのお前」
「?」
「とりあえず…降りろ…」
ようやくそいつの重みから解放され、俺は起き上がる。
「で…だ、あんたは誰なんだ?こんな所で全裸で何やってる?」
「ビュウさん…ボクが誰かわからないんですか…?」
「あたりまえだろ、お前なんて知るか」
そう言うとそいつは急に俯いてしまった。
「……どうした?」
よくわからないが少し心配になって声をかける。
「……どい」
「なんだって?」
「ひどいです!いくらボクの姿が変わったからって…!!」
「す、姿が変わった?」
「そうです!まだわからないんですか!!」
「わからん」
「カーナ所属の戦竜、サラマンダーです!いっつもビュウさんボクの面倒見てくれてるじゃないですか!!」
「…は?」
「あ、疑ってますね!」
「い、いや…疑うとかそういう話じゃなくて…ありえないだろ…」
「う…で、でも…ボクはサラマンダーです!信じてください!!」
そう言うとまたその少女は俯いてしまった。落ち込んでいる、というのが顔を見ずとも雰囲気でわかる。
この落ち込み様、まさか本気でこの少女はサラなんだろうか?
よくわからない。だが、ドラゴンが人間になるなんてありえない。
しかし、龍人という物が実在していた以上、もしかしたら…という事も有る。
一回、この少女を試してみるのもいいかもしれない。
「なあ、あんた…」
「な、何ですか…?」
「あんた、本当にサラなのか?」
「は、はい!」
「なら、教えてくれ。あんたの好きな食い物と嫌いな食い物」
「えーと、好きな物はあまあまハニーと…後はビュウさんのお下がりの装備品ですね。この前のドレッドノートとか最高でした。」
「嫌いな物は?」
「にがいものと、後は暗黒の草とかうにうじです。」
まったくサラの好みと一緒だったし、この前、俺があげた餌まで知っている。
この少女はやはりサラとしかいいようがない。
俺とサラしか知り様が無い事を知っているのだから。
「やっぱり、あんたはサラ…なのか?」
「そ、そうです!やっと信じてくれたんですね!!」
「うーん…まあ…な…」
そう言うと、そのサラらしき少女は大喜びしだした。
やった!やった!と叫んでいる。
「でだ、サラ」
「わーいわーい」
「サラ!」
「は、はい!」
「とりあえず俺の部屋に来い。そんな姿でうろつかれると困る。」
「そんな姿…?」
「お前、裸じゃないか。いくら冬じゃなくても風邪引くぞ」
「はだか…ってなんですか?ボク何か変な事してるんですか?」
それを聞いて、少し驚いたがすぐに当然だ、と思った。
サラはドラゴンなのだから。服を着る習慣が無くても当たり前だろう。
「いいから来い。ほらこれ羽織れ。」
そう言って見に着けていたマントをサラに羽織らせる。
「さ、行くぞ。ちゃんとついて来いよ」
そうして俺はサラを自室へと引っ張っていった。
部屋についてサラに適当な服を着せる。サイズが合わなくてダブダブだがこの際、
仕方が無い。
「さてと…サラ」
服に慣れないのかモジモジしているサラに俺は言った。
「どうやって人の姿になった?」
「いや、ボクもよくわからないんです。」
「よくわからない…だと?」
「はい、何かドラゴンおやじさんの様な、竜の様な人が現れてですね.…」
その後のサラの話からまとめると、おそらく前から睨んでた通り、
ドラゴンおやじは龍人だったらしく、
サラは体を貸してもらっているのだろう。
あのドラゴン好きオヤジの事だ。ドラゴンの幸せの為なら何でもするだろう。
何をどうしたらサラを人の姿に出来るのかわからないが、どうにかしてそれをしたらしい。
その犠牲か、サラが言うには今晩しかこの体ではいれないらしいが。
そして、今晩が終わればもう2度と人間にはなれない、とも。
「今晩だけか…」
思わずそう呟いた。月の高さからして夜もだいぶ更けた。
時間はあまりにも少ない。なのに何故、サラは人間なんかになったんだろうか。
「なあサラ。聞いていいか。」
「何ですか?」
「何故、人間に…?今晩だけだったら何にも出来ないと思うんだが…」
「え、えーと、それはですね、あ、あの、ビ、ビュウさんに」
「俺になんだ」
「振り向いてもらう為です!」
そうサラが叫ぶと同時に、さっきの様に俺をベッドに押し倒した。
そして、俺の上に乗り、俺の服をいきなり脱がし始める。
「ま、待て!」そう言うがサラは止まらない。
どんどんと俺の服を脱がし、ついに俺の下半身はあらわになってしまった。
そして、サラは俺の性器を自分の性器を挿入する。
当たり前だが、サラは処女だったらしく、サラが一瞬苦痛に顔を歪めるが、すぐに元の顔に戻る。
そして、サラはこちらを勝ち誇った様に見ながら言った。
「ビュウさん…ボクが何にも知らないと思ったら大間違いですよ…
ビュウさんとあの「ふれでりか」とかいう人がやってた事…
ボク…全部、窓から見てたんですからね…」
そう言って、サラがゆっくりと腰を動かし始めた。
サラの膣内が俺の性器を締め付け、確実に俺の神経を刺激してくる。
「サ、サラ…お前…見てたのか…っていうか…なんで…こんな…」
「理由ですか…?」
「そ…そうだ…」
「ボク…ずっとビュウさんの事…好きだったのに…ビュウさん…他の女の人とくっついちゃって…
ボクはドラゴンだからって諦めようとした時…
こんなチャンスが巡ってきたんです…でも…このチャンスすら今晩だけ…
ボクには時間が無いから…だから…」
「サラ…」
「ビュウさんの事…ボク…本当に好きです…ビュウさんの全部が好き…」
そう言って更にサラは動くスピードを上げて行く。
「…ッ!」
やがて俺の快感はどんどん増していく。
それが解るのかサラがこちらを見て、嬉しそうに言う。
「気持ちいいんですね…ビュウさん…ボク…ビュウさんに喜んでもらえて嬉しいです…」
「ううっ…!」
徐々に俺も声が我慢出来無くなってくる。頂点が近づいてくる。
それはサラも同じなのだろう、声が徐々に艶を帯びて来ている。
「あ…ああ…ん…ビ…ビュウさ…ん…」
「く…!あ…あ…サ…サラ…!」
「ボクも…!ボクも…!気持ちいいで…す…んんっ…!」
「サ…サラ!俺…もう…!!」
「ビュウさん…!ボクに…ボクに…全部ぶつけてください…!!」
その声を聞いて、俺の頭の中の箍が外れた。
サラの気持ちに応える為に、サラの一番奥で、俺は…果てた。
「もう…後少しで夜明けですね…」
事が済んで一緒にベットで寝転んでいたサラが寂しそうにそう言った。
「ねえ…ビュウさん…?」
「何だ…?」
「その…やっぱり…ビュウさんは…あの人が好きなんでしょう…?」
少し考えて、俺は答えた。
「そう…だな…」
「やっぱり…そうですよね…」
「すまないな、サラ…」
「いいんです…ボク…一晩でもビュウさんと一緒になれたんだから…それに…」
「それに…?」
「ボクの本当の気持ちも…伝えられたから…」
「……」
「夜明けまでは一緒にいて下さい…ビュウさん…お願いします…」
「ああ…」
俺はサラをゆっくり抱きかかえた。
次に目覚めた時には消えてしまっているであろうこの少女を、
今だけでも、繋ぎ止めておきたかったから。
原作の設定無視しまくってますが気にしないで下さい。
スレ汚しすいませんとしか言いようがない駄文ですが読んでもらえれば幸いです。
GJとしか言いようがない。最高今日は良く眠れそう。
ドラゴン各形態少女化とか
なんかすごい何かを幻視した。
おいおい、GJじゃないか
意外と豊作ですね。このスレ。
GJ!!!!!
捕手
マイナーなカップリングですが、
保守変わりにとラッシュ×ディアナのエロ無し書いてみたんですが、
エロ無しはやっぱ駄目ですかね?
全くもって問題ないですwktk
アーそれでエロ書こうと思ってたのに先越された!w
というのはおいといて自分的には大歓迎ですよハイ
371のも是非読みたいので楽しみに待ってます
保守〜
ほっしゅほしゅ
まってるよー
288、329の続きと369、371を
今も同じ思いで待ち続けています。
ノロノロと保守るでアリマスよ
がんば!
状況からいえば、ぬっちゃけミストはカーナ滅亡後
帝国兵にあんな事やこんな事をされていても十分おかしくない展開であるように
見えるんだがな
それがあまりエロ妄想のネタにされないのは、ひとえにミストのあの性格のせいと見たw
(ミストはそこが好きだけど)
ミスト、逆に帝国兵を尻に敷いてそうな・・・
あのミスト様がなびいちまうんだからパルパレオスにヨヨが転んだのも致し方ない
いやミスト、よさげな男なら誰でも狙ってるっぽいから
よく考えれば無個性主人公と"イイ男"を比べたらそっちに転ぶのは当たり前か
385 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:27:45 ID:9SN63SBo
ageちまうぜ?
ビュウって無個性か?
少なくともルックスはイケメン美形のはず
取説かファンブックかなんかに無個性って書いてあった気がする
美形かどうかは知らんが
みんな童貞捨ててる中我慢してる描写からして主人公はホモだろ
常識的に考えて
ビュウがガチホモだったらそれこそヨヨからパルパレオスを寝取ってるに違いない
案外、ビュウはヨヨに簡単に見切りをつけて色んな女に手を出して童貞を捨ててたかもしれない
「ルックスがイケメン美形」ってのはプレイヤーの脳内補完だよ
そう思ってる人が多いらしいけど
まあゴドランドのおねえさんに「ふ〜ん、なかなかいい男ね。ちょっと臭うけど」
と言われてるくらいで、ゲーム内や公式で美形だとはどこにも書いてない
ヨヨは帝国兵&パルパレに林間調教淫乱開発されまくって
奴の肉棒なしでは生きていけない体にされてしまったんだ、
とかでもいーじゃんと思う
エロパロ的には
ビュウはバハムート&サラマンダーに林間調教淫乱開発されまくって
奴の触手なしでは生きていけない体にされてしまったんだ、
とかでもいーじゃんと思う
ウホッ的には
ラッシュとビュウでディアナをお仕置きする話とか読みたいねえ
ヨヨの部屋から毎晩苦しそうな声
→気になるディアナ、夜中にこっそり部屋の扉の前へ
→ビュウとラッシュに見つかる
→「覗きなんかする悪い子にはお仕置きが必要だな」
→二本挿しで「苦しそうな声」の真相を実践レクチャーされてしまうディアナたんハァハァ
こうですか?!わかりません!!
バーバレラ様に調教されたがりつつ保守
アナスタシアの貧乳萌え
ビュウのおしり萌え
エカテリーナとネルボはきっと耳が性感帯に違いない
エカテリーナとヌルポに見えた
ガッサンドラ
サンタ姿のフレたんがムラムラしたビュウに襲われる小説はまだですか
まったりと保守るであります(ボリボリ)
今年は頑張って書きたいと思ってるのでヨロシク
405 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 02:06:20 ID:HE+9Bymc
ヨロシク、期待してる。
某所に影響されてラッシュ×ディアナ書こうと思うけど需要あっかな…
超有ります
すごい読みたい。>ラッシュディアナ
409 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 22:05:05 ID:GjKrjTfo
読みたい読みたいラッシュディアナ
ホッス
良スレ捕手
ディアナ萌えをもてあます
そろそろ保守?
ラッシュ×ディアナ
ビュウ×フレデリカ
パルクレイ×アナスタシア
ホーネット×エカテリーナ
俺×フレデリカ
>>414 「パルクレイ」のパチモノっぽさに笑った
きっとこいつは攻撃力が1なんだろう
頑張って下さい
応援してらす
保守
418 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 23:35:09 ID:YatxQmsz
ほす
419 :
ほす:2007/01/23(火) 17:55:20 ID:U23FI7BH
もしかしたらその内、作品投下出来るかもしれません。
期待せずに待ってて下さい。
タコでも釣りながらのんびり待っとるであります。
こっそり楽しみにしてるから頑張れー。
421 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:05:37 ID:6AhWnZbg
頑張って下さい!
保守
今日も元気にヤリヤリ!
保守だッ!
期待しながら保守だッ
426 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 10:59:38 ID:SXFhRcCt
ビュウがヨヨを寝取られて、ルキアやフレデリカetc・・・に手を出しまくるSSを考えているのですが、投下してもおk?
どんとこい
いや、むしろヤレ
とことんやってくれ!
少しリリカルなビュウ×フレSS考えてるのだが、どう考えてもエロ入りそうもない罠。
需要ある?
432 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 21:35:55 ID:Z7qm7qKl
426です。只今、執筆中です。SSはルキア編・フレデリカ編etc・・・と、続き物な上に遅筆なので期待せずにお待ち下さい。
ビュウフレでSS書いてみました。
クオリティも全然無い癖に短いという終わってるSSですが、
>>426、
>>429のお二人が降臨されるまでの暇つぶしにでも読んで頂けたら幸いです。
ーポツリ
と頭の上に冷たい物が降り注いだ。その冷たさに思わず空を見上げる。
朝から曇ってはいたが遂に降り出してしまったのか。
「降って来たか…」
そう呟きながら持って来ていたカサを開いた。
そうこうしている間にどんどん雨足は強くなって来る。
「たまの寄港日ぐらい降らなくてもいいだろうに…」
そんな風にぼやきながら歩いていくと、町の中心部にある広場に差し掛かった。
天気の良い日には町の住人達の憩いの場になっているのだろうが、
今は人影もなくただ雨の音だけが響いている。
「ん…」
その時、広場の中心にある植え込みの所に誰かが雨宿りしているのに気付いた。
「あれは…」
あの長い金髪と何処か儚げなあの姿。間違い無い。フレデリカだ。
どうやらカサを忘れてしまったらしい。
「フレデリカ」
木の所まで近付き、フレデリカに声をかけると、
フレデリカはこちらに気が付いてなかったらしく、
一瞬、ビクッと震えてこちらを向いた。
「あ…ビュウさん…え…えと…どうしたんですか…?」
「いや、フレデリカが雨宿りしているのが見えてさ。
カサ忘れちゃったんだろ?だから、この雨で困ってるだろうと思って」
そう言いながら、カサをたたんでフレデリカに渡そうとした。
だが、フレデリカは一瞬受け取ろうとしたが、すぐに手を引っ込めてしまった。
「どうした?」
「や、やっぱり…いいです。ビュウさんの迷惑になっちゃうし…」
「いやいや、そんな事言わずに使いなよ。俺は別に気にしないから」
「でも…」
そう言ってフレデリカが何か言おうとした時、不意にフレデリカがくちゅんと
小さなくしゃみをした。
「ほら、このままだと風邪引くしさ。艦で返してくれればいいから」
それにかこつけて半ば強引にカサを渡し、そこから立ち去ろうとした…のだが。
その時、背中の方の服をぎゅっと握られているのに気が付いた。
振り返るとフレデリカが俯きながら小さな今にも消え去りそうな声で何かを呟いている。
「え、えーと。どうした?フレデリカ」
「あの…その…二人で…使えば…良いんじゃないでしょうか…
カサ…一本しかないですけど…」
「でもそれって…」
それは男同士とか女同士とかでやるもんじゃないだろうか。
男女というのは何か色々とマズい気がする。
そんな事を考えていると、フレデリカが少し焦った表情で言った。
「あ、あの…ビュウさんがイヤじゃなければの話ですけど…」
「俺は別に構わないけどさ…フレデリカは大丈夫なのか?」
そう言うと更にフレデリカは俯いて、ますます声はか細くなった。
「わ、私は大丈夫です…」
「じゃあ行くか」
そう言って俺はカサを再び開く。それと同時にフレデリカがカサの下に入ってくる。
更に酷くなってくる雨の中。フレデリカと並んで俺は再び歩き出した。
その後、その町のとある道では、
顔を真っ赤に染めたプリーストが、顔が赤いのを風邪かと思って本気で心配するような鈍くて鈍くて仕方無いクロスナイトと幸せそうに、
並んで歩く姿が目撃されたという。
そして、その姿を不気味な笑みを浮かべながら眺める悪魔のごとき
噂好きのプリーストの姿も。
435 :
429:2007/02/13(火) 05:20:00 ID:a3t/+vn9
一応需要があるようなので、気合入れて完成させてみた。
二日ほどで書いたものなので出来に関しては笑え。
カーナ王城。
神竜の王を懐に抱くその城の廊下で、一人の少女が廊下に倒れ伏していた。
名を、フレデリカ。年の頃は10代前半といった所だろうか。
路傍の花のような素朴な美しさを感じる美貌であったが、しかし今、その額にはじっとりと脂汗が浮かんでいる。
元々体の弱い彼女は薬に頼りがちで、普段なら薬を懐中に入れて忘れずに持ち歩いている。
だが、今日に限りそのストックを切らせてしまった。
仕事が終わって医務室に貰いに行こうかという、その矢先に倒れてしまったのだ。
その上、周りに人通りもなかった。急いでいた為に人通りの少ない廊下を使ったのが災いしてしまったのだ。
(誰か……助けて……)
苦しさのあまり声を出すこともできず、心の中で助けを呼ぶ声を発しながら。
彼女の意識は暗闇の中に落ち込んでいった──
(……ここは?)
フレデリカが目を覚ますと先ほど倒れていた場所とは全く違う場所にいた。
目に映るものは白い布と、天井。
身を包むベッドと毛布の感触。
(ここって……医務室? でも、誰が?)
疑問を頭に浮かべるフレデリカに声がかけられた。
「……目を覚ましたか」
「え……?」
フレデリカは飛び起きて声のした方向を向こうとして……
「カハッ! コホッ!」
思い切り咳き込む。
慌てて動いた為に起きたばかりの体が驚いたのだろう。
そんな彼女に再び声がかけられる。
「すまん、驚かせたか」
彼女の脇の椅子に座っていたフレデリカと同年代の少年──目にかかる程度に乱雑に伸びた髪と額当てが印象的だ──が、落ち着いた様子で謝罪の言葉を口にする。
鎧を着ているところを見ると、きっと騎士見習いか何かなのだろう。
436 :
429:2007/02/13(火) 05:20:40 ID:a3t/+vn9
「ご、ごめんなさい……」
「謝る必要はない。俺のせいだ」
思わず謝る彼女に、そっけなく少年は言葉を返す。
(……怒ってるのかな?)
そう思うが、もちろん面と向かって聞く事など出来よう筈もない。
会話が途絶えてしまい重苦しい空気が場を支配するかと思われた瞬間──
「ちょっとビュウ、少しは喋りなさいよ!
フレデリカが戸惑ってるじゃないの!」
仕切り幕の後ろからお盆を持って出てきた出てきたショートカットの跳ね髪の少女──彼女の同僚、ディアナが額当てをした少年──ビュウという名前らしい──に噛み付くように騒ぎ立てる。
「……そうなのか?」
「え、ええと……」
真顔でそう聞いてくるビュウに対してフレデリカがどう答えていいものか悩んでいると、ディアナが呆れた様に頭を抱える。
「ビュウ……あんたってさ、無愛想に見えるけど案外天然よね……」
「……随分な言い草だな」
「や、事実だし」
「むぅ……」
ディアナにやり込められて困ったような顔をするビュウ。
一見するととっつき難いが意外にかわいい所もあるのかも知れない、などと考えていると廊下から怒鳴り声が響いてきた。
「こぉの悪ガキ共ぉッ! 今日という今日は許さん! そこに直れぇぇぇぇぇぇっ!」
カーナの名物男、カーナ重装兵団長マテライトの怒声だった。そして、その声が響いた瞬間ビュウが大きな溜め息をつく。
「…………またやったのか、アイツらは」
そう言いながら、座っていた椅子から腰を上げるビュウ。
「別にあんたが怒られる必要はないんじゃない?」
事情を知っているらしいディアナがそう尋ねると、ビュウは苦笑しながら答える。
「そうもいかないさ。……面倒見ると約束した以上、約束は守らなきゃな」
「難儀な性分ねー……」
「俺もそう思う」
苦笑したまま、仕切り幕の向こうに消えていくビュウ。
それを見送ったところで、ディアナが脇の机にお盆を置いてフレデリカに語りかけてくる。
「……で、フレデリカ」
その眼はちょっぴり怒っていた。
「な、なにかな、ディアナ……?」
言いたい事は分かっているが、敢えて聞き返してみる。
「また無理したわね、アンタは! 体弱いんだから無理するなっていつも言ってるでしょうが!」
脳天に思いっきりチョップを食らった。
「うぅ、痛いよディアナ……」
痛さのあまりフレデリカ、ちょっぴり涙目。
「自業自得。いい薬になったでしょ……と、ハイ。こっちの薬も飲んでおきなさい」
机の上においたお盆から薬湯をフレデリカに手渡す。
「そう言えば、ディアナ。さっきの人って……?」
薬湯を飲みながら、疑問に思っていたことを口にする。
「あ、ビュウの事? アイツが廊下で倒れてたアンタを連れてきたのよ」
「ビュウ……そう、ビュウさんって言うんだ……」
確認するように名前を口にすると、ディアナが楽しそうな口調で声をかけてくる。
「あれあれー? フレデリカさんってば、なんだか意味深な反応ですなぁ?
もしかして一目惚れとか言うやつですか?」
「ちょ、ちょっと、ディアナ! からかわないでよぉ……」
赤面しながら反論するフレデリカ。こういう話に耐性がないのである。
「ふふふ、照れない照れない。そうですか、浮いた話がないと思っていたフレデリカさんにもついに……」
「だから違うんだってばぁ……」
親友のからかいに、どういうわけかドンドンと体の熱が上がっていく。……今日の薬湯は、随分と効き目が強いようだ。
437 :
429:2007/02/13(火) 05:21:44 ID:a3t/+vn9
数日後の昼過ぎ。
「あ、あのビュウさん。ちょっと宜しいですか?」
戦竜隊の訓練が終わり、遅い昼を取ろうとしていたしていたビュウに、手に包みを持ったフレデリカが声をかける。
「……俺になにか用か?」
「あ、あの、この前助けてもらった礼をしていなかったので……」
「別に大した事はしていない」
フレデリカがみなまで言う前にその言葉を遮られる。
だが、彼女はそこで負けはしなかった。
「で、でも、聞きました。本当はあの時、戦竜隊の訓練があったのにわざわざ連れてきて付き添ってくれたんだって」
「……誰に聞いたんだ、そんな事を」
「ディアナです」
ニコリと笑ってそう答えると、ビュウは「あの口軽女め」などと呟きながら苦虫を噛み潰したような顔をする。
「だとしても、俺が好きでやった事だ。お前が気にする事じゃない」
「ええ、ですからこれは私が個人的にお礼をしたいだけです。受け取ってもらえますか?」
フレデリカが笑顔を浮かべてそう切り返すとビュウが困ったような顔をしながら頷いた。
(やっぱりこの人、凄くかわいいかも)
思わず、そんな失礼な事を考えてしまう。
「で、そのお礼っていうのは……?」
「あ、はい……ええと、これです」
抱えていた包みを手渡すとフレデリカ。
ビュウはそれを受け取ると、少し驚いたような顔をする。
「ずいぶんと軽いな……ここで開けてみてもいいか?」
フレデリカが頷くとビュウは包みを開いた。
その中に入っていたのは一枚の布だ。
それもカーナにはあまり出回らない、寒さを防ぐ上質な生地でできた、首に当てる布──すなわち「マフラー」と呼ばれるものである。
「……いいのか、こんな上等な物を?」
「はい、勿論です……もしかして、気に入りませんでしたか?」
ビュウは首を振る。
「でしたら、受け取ってください……私にはこのくらいの事しか出来ませんから」
「分かった。だが、これだと少し荷が勝ちすぎるな……」
ビュウはマフラーを首に巻きながら考えるような顔をする。
そして、何かを思いついたのか、フレデリカにこう問いかけてきた。
「少し、時間を取れるか?」
フレデリカが頷くと、ビュウは「付いてきてくれ」と言い歩き始めた。……帰り道とは逆の方向に。
数分も歩いただろうか、木陰の向こうにレンガ造りの建物が見える。
ビュウは「少しここで待っていてくれるか?」と言い残すとその建物の中に入っていく。
一分もしないうちに、中から何かの叫び声が聞こえ……そして、その後すぐに空中から強い風が巻き起こった。
独特の匂い──不快ではないが鼻につく匂い──がフレデリカの鼻をつく。
カーナにいる者なら誰もが知る匂い──即ち、ドラゴンの匂いだ。
「どうどう……よし、良い子だサラマンダー」
手綱をつけた赤毛の竜──サラマンダーをフレデリカの前に着地させると、ビュウは地面に降り立って言う。
「あんな上等な物をもらって返礼しないというのも寝覚めが悪い。
こいつで家まで送らせてくれ。少し『臭い』返礼だが、受け取ってくれるか?」
「は、はい! 勿論です」
フレデリカがサラマンダーの鞍に乗り込むと、ビュウが彼女を抱え込むようにしてその後ろから手綱を持った。
何故だか酷く、心臓の鼓動が、早くなる。
「あ、あの、ビュウ、さん?
「……急な話だったので、あいにくと二人乗り用の鞍が無くてな。もし嫌なら止めるが……」
慌てて首を振るフレデリカ。
一瞬怪訝そうな顔をしたビュウだが、すぐに手綱を引きサラマンダーを空に浮かべた。
その得難い体験にフレデリカの心臓は高鳴り──そして、その心臓の鼓動はどういう訳か家に帰り着いて薬を飲んでも収まらなかった……。
438 :
429:2007/02/13(火) 05:22:24 ID:a3t/+vn9
共に空を飛んだその日から、時々ビュウとフレデリカは話をするようになった。
話の内容は他愛の無いことだ。天気の話であり、城下町に出来た新しい店の話であり、或いはビュウの舎弟三人組の話だったり。
その時間は、とても楽しくて幸せなものだった。
だがある日の事だった──たまたま時間の空いたフレデリカがビュウの所に顔を出そうと竜舎へ足を向けると、奇しくも竜舎の前にその本人がいた。
「ビュウさ──」
「ビュウ、今日はどこに連れて行ってくれるの?」
竜舎の中からフレデリカの声を遮るように女の子の声が響き、遅れてその声の主が現れる。
そこにいたのは、ビュウより2,3ほど年若い上等な服を着た少女。
フレデリカはその少女の名前を知っている。いや、このカーナに住む者で彼女の名前を知らぬ者は居るまい。
名をヨヨ。このカーナ王国の王女だ。
「……ヨヨ。勝手にここに来てばかりだとまたマテライトが怒り出すぞ……」
「もう、ビュウってばそんな事ばっかり言ってる。
せっかくビュウに会いに来たのに」
そんな様子を目にしながら、私の頭の中には疑問だけが駆け巡っていた。
何故だろう。何故、私はこんな風に竜舎の脇に隠れるようにしているのだろう。
何故だろう。何故、私の心臓はこうもひどく痛むのだろう。薬はいつもどおり飲んでいるのに。
何故、何故、何故、何故何故何故何故────
それから、どう家に帰ったのかは覚えていない。
ただ覚えているのは、とても苦しかった事。
ただ覚えているのは、いくら薬を飲んでもその苦しみが取れなかった事。
そして確かなのはその痛みがずっと続いている、その事だけ。
神様。どうか、教えてください。
──この胸の痛みを取れる方法を。この胸の痛みを治す薬を。
439 :
429:2007/02/13(火) 05:27:14 ID:a3t/+vn9
以上。
以下、言い訳めいたもの。
Q:特にフレデリカやディアナがカーナ所属という描写は無いはずですが
A:捏造です
Q:ビュウがエロゲの主人公っぽい
A:仕様です
Q:ラストがあっさりしすぎだろう
A:実力不足です
カッとなってつい書いてしまった。
後悔も反省も両方している。
440 :
429:2007/02/13(火) 05:31:03 ID:a3t/+vn9
あ、書き忘れてたがガワのイメージに関しては旅団さん準拠ですのであしからずw
あと、フレデリカやディアナがキャラ崩れすぎという意見は自分でも良く分かっているので却下w
>>429も
>>433もフレデリカ好きの俺にとって超絶GJなのは確定的に明らか
さらばマテライトだかでカーナ奪回したとき玉座に並んでたから
フレデリカはカーナ所属じゃないかと言ってみるテスツ
むしろ攻略本でフレデリカが「キャンベル出身」と書いてある事の根拠の方が
大いによくわからない
それはともかく両方大いにGJ!!
控えめな感じなのが自分の脳内図ぴったりで嬉しい。
もし書き手さんの気が向いたら今後も期待したいです。
続きが読みたい……
出身はどこでも問題にはならないっしょ
キャンベル女王だって出身はカーナだしね。
ふとキャンベルに立ち寄ったビュウを見、
それを追ってカーナに入ってきたとか
いくらでも想像できる。
ふとネタが浮んだんだが、寝取られ&陵辱要素ありなビュウ×フレデリカに需要はあるかい?
良いからとっとと書け……ジジイ
いらん。半年ロムってろ、ジジイ
→良いからとっとと書け……ジジイ
や、マジに書いてくださいお願いします
447 :
429:2007/02/15(木) 05:57:37 ID:cnkmqqSM
気が向いたので書いてみた。
例によってクオリティに関しては期待するな。
今回はエロに挑戦してみた。しかしエロさに関しては(ry
神竜の住まう地アルタイル。いや、「住んでいた」地と言うべきか。
カーナ旗艦にしてオレルス救世軍旗艦、ファーレンハイト。
突如として空に現れた亀裂──そう、まさに「亀裂」としか形容しようがない空間の裂け目に吸い込まれたその艦は、今その空に漂っていた。
そして、彼らは今より決戦に赴こうとしている。
敵は己以外の神竜を姦計によりアルタイルの空より追いやり最強の力を手にした暴君。
名を「神竜王」アレキサンダー。
そして、この話はその決戦の少し前に起こった、一組の男女の物語である。
フレデリカの心は、乱れていた。
言った。言ってしまった。あの人に、告げてしまった。
今までずっと隠し続けていたこの思いを。
あの人が傷ついてるのを知っていながら、まるでその傷につけこむようにして。
なんという醜悪さ。
なんという浅ましさ。
そんな自責の念に駆られながら艦内の自分の部屋に隠れるように閉じこもる。
もとより無理な事だったのだ。彼に振り向いてもらう事など。
「……なんで私はあんな事を言ってしまったの……」
きっと彼が眩しかったからだ。
傷ついてもなお、前を向き歩き続ける彼が。
だから、自分の弱さも省みず彼に想いを伝えるような事を言ってしまったのだ。
所詮、自分は月。太陽に振り向いてもらうなど不相応な事だ。
「フレデリカ。少しいいか?」
フレデリカが自分を責め続ける中、「彼」がノックの音とともに彼女に声をかけてきた。
「ビュウ……さん……?」
「あぁ……悪いが開けてもらっていいか?」
いつもながらの、落ち着いた声。
愛しき彼の声に、フレデリカの心が高鳴る。
だが、すぐにその首を振ってその想いを否定した。
彼は優しい。だからきっと彼女に自分の答えを伝えにきてくれたのだ、と。
なにより──彼が自分など選んでくれようはずがない。他にも彼を慕う同僚は沢山いるのだ。
「あ、はい。わかりました」
内心の動揺を隠していつもどおりの様子を装い、フレデリカはビュウを迎え入れる。
……奇跡など、信じてはいけない。そんな事を考えながら。
448 :
429:2007/02/15(木) 05:58:53 ID:cnkmqqSM
奇妙な事に、ビュウは部屋の中に入った後もしばらく言葉を発さなかった。
それどころか、差し出されたお茶に手を触れようともしない。
きっと彼の事だ、どう伝えたら私を傷つけないかと考えているんだろう──フレデリカがそう考えていると、ビュウが唐突に口を開いた。
「フレデリカ。この間の、一緒に薬屋をやらないかという話だが……」
「……はい」
思わずビクリと肩を震わせる。答えはわかっているのに。奇跡など起こらないと知っているのに。
「あの後、色々考えてみたんだが……」
「はい……」
それでも、彼の口からその答えを聞くのは、とても、辛い。
だが、これは、私の罪。そう、彼の想い人を知りながら、彼に心を伝えてしまった私への──罰。
そして、彼は続けて言葉を口にした。
「俺は……フレデリカと一緒に薬屋をやってみたい」
──その言葉を聴いた瞬間、思考が、停止した。
ビュウは、そんな彼女に再確認するように、言葉を続ける。
「もちろん、フレデリカが嫌でなければの話だが……構わないか」
「ビュウさん……意味が分かって言ってるんですか?」
彼が、私を選んでくれるわけがない──そんな冷静な思考が、想いを無視して口から言葉を発する。
「分かってるつもりだ」
思考は、なおも抵抗する。
「私は体が弱いですよ」
「なら、俺が支えるまでだ」
「私はヨヨ王女みたいに美しくないですよ?」
「フレデリカだって美しいよ。ただ、美しさの種類が違うだけだ」
「私と一緒にいたって楽しくないですよ?」
「それは俺が決めることさ。俺はフレデリカと一緒にいるだけで楽しい」
フレデリカの言葉は、出すそばからビュウに否定される。
「……ビュウさんは、卑怯です」
どんな言葉を言っても引かないビュウに、思わずそんな言葉が口に出た。
「何をいきなり……」
急な言葉に戸惑うビュウに、フレデリカが言葉を続けた。
「だって、そうじゃないですか。どうして……どうしてそんな冷静にいられるんですか!
私がこんなに驚いて、ドキドキしているのに!」
言葉があふれ出す。──感情が、止められない。
「俺だって、ドキドキしているよ」
「だったら、どうしてそんな冷静な顔で……ッ」
フレデリカがビュウに反論をしかけるが、それを遮るようにビュウが答えを返す。
「俺は感情を表に出せないだけさ。戦竜隊の隊長としてそういう訓練を続けてきたからな」
「そんなの……信じられません……」
フレデリカが意固地になったように言い返す。
449 :
429:2007/02/15(木) 05:59:34 ID:cnkmqqSM
すると、ビュウは少し迷うような様子を見せた後──彼女を自分の胸元に抱き寄せた。
「え……?」
フレデリカが戸惑ったように、ビュウを上目で見上げる。
「……心臓の音が聞こえるか?」
照れているのか目線を外してそう言い放つ。
「はい……」
とても不器用で、だからこそ純粋な愛の伝え方に。
荒ぶっていた心が不思議なほどスゥッと収まっていく。
少しの間そうしていただろうか、唐突にフレデリカがビュウに囁きかけた。
「ねぇ、ビュウ。キスして、くれる……?」
「………………ダメだ」
フレデリカの言葉に、ビュウはしばらく悩んだ後に否定の言葉を口にする。
すると、彼女は悲しそうな顔をして呟いた。
「やっぱり、私を愛してるっていうのは……」
「そうじゃない……そうじゃないんだ。
今、キスをすると、その……行き着く所まで行っちゃいそうだから……」
普段のビュウを見慣れているものなら目を疑ったことだろう。
彼は耳たぶまで真っ赤にしながら、そう答えていた。
そんな彼が、フレデリカにはすごく愛しくて……そして、思わず答えていた。
「それでも……いいです」
「……済まない」
フレデリカに一言謝罪すると、ビュウは彼女の唇に唇を重ね合わせる。
「んん……んむ……んはぁ……んん……んふ……」
ビュウの舌とフレデリカの舌が互いに絡み合い、吸い寄せあうようにしてお互いの口内を蹂躙する。
「んはぁ……んふぁ……んふ……ぅん……ぷはぁ」
長い長い、恋人同士のディープキッスが終わり、互いに空気を求め合う。
そしてフレデリカが恥ずかしがるように言った。
「その……ビュウ、続きはベッドで……」
450 :
429:2007/02/15(木) 06:00:47 ID:cnkmqqSM
「……や、やっぱり、恥ずかしいです」
ローブを脱ぎ、ベッドの上で生まれたままの姿になったフレデリカが恥じらいを見せる。
「恥ずかしがる必要はない。フレデリカは綺麗だ」
そう言いながら、ビュウは彼女にキスをする。
「んん……」
そうして、フレデリカを安心させるように髪を撫でると唇を首筋に──そして、胸の膨らみにと移動させていく。
「ん、ふぁ、んぁ……なんだか、変な……感じです」
「どんな?」
「んん……なんか、体の……んふぁ……底から上がってくるような……あぁ!」
みなまで説明する前にビュウが乳頭を甘噛みすると、フレデリカが叫びをあげた。
「フレデリカの声は可愛いな……」
「ん、んはぁ…………し、知りません……ん、そ、そこは……あ、あぁ……」
フレデリカは照れたように反論するが、すぐにそんな余裕も無くなった。
ビュウの指がフレデリカの秘所に到達し、胸の膨らみと共にその場所を攻めはじめた為だ。
「ぅん……んん……んふぁ……ひぁ……んん……ふぁ……」
甘い声が部屋に響き、ビュウの指の動きと共に徐々にそのペースが上がっていく。
「んん、んふぁ、ぅんん、んふぅ、んぁ、あ、あぁ、ぁぁぁ……あぁぁああぁぁぁぁ!」
フレデリカが叫びをあげ、体から一瞬力が抜ける。どうやら一度果てたようだ。
451 :
429:2007/02/15(木) 06:02:50 ID:cnkmqqSM
「ん……ビュ、ビュウさん、ばかり、ず、ズルイです」
直後、フレデリカ鼻にかかったような甘い声でそう言うと、ビュウの股間に倒れこんで逸物を口に含んだ。
「ん……んふ……んむ……ろ、ろうれふか、ビュウふぁん……」
モノを口に含みながらビュウを上目遣いで見つめて、フレデリカが問う。
……その様子に、ビュウの理性が焼き切れかける。
「もう……少し……、裏を……吸い上げるように……む、むぅ……んく……」
ビュウの要望にフレデリカは従順に答えていく。
彼女の熱心な奉仕は、逸物に強力な快感を一方的に送り続ける。
「はぁ……はぁ……フレデ……リカ……一緒に」
危うく射精をしかけたビュウだが、理性を総動員してそれを押しとどめる。
「ん、ふぁ、ふぁい……」
フレデリカが逸物から口を外して横になると、ビュウがその足を掴み逸物を一気に突き入れた。
「んぁぁぁァァァァァぁぁぁッ!!」
フレデリカの喉から叫びが漏れる。同時に、その股間から鮮血が流れ落ちる
その声に、ビュウの動きが止まる。
──彼女の体を考えたなら止めた方が良いのではないか。
だが、ビュウの心を見透かしたようにフレデリカが語りかけてくる。
「やめないで……ください……これくらいの痛み、私は……慣れてますから」
「…………わかった」
あれだけの声を上げて、大丈夫な筈がない。
だが、彼女の想いを無駄にする事はできない。
ビュウがゆっくりと、そして静かに腰を動かす。
「んくぁ……ふぁぁっ……んひゃぁ……んぁぁぁ……んん……」
「く……はぁ……ぅ……くぅ……くぁ……」
だが、フレデリカの締め付けは非常にきつく、まるで搾り取るように彼の逸物を包んでくる。
「くッ……フレ……デリカ……もぅ……」
「はぃ……ビュウ……私も……」
共に高みに駆け上がっていく二人。
「ん……ぁ……あぁ……ビュ……ビュ……ウッ……あぁァァぁあぁァァァぁッ!」
フレデリカが果てるのとほぼ同時に……
「く……で、出るッ……!」
ビュウが彼女の中に精を解き放った。
452 :
429:2007/02/15(木) 06:03:47 ID:cnkmqqSM
「すまん……中に出してしまったな」
性交の余韻に浸っていたフレデリカに、ビュウが声をかける。
「……もし、子供ができたら一緒に育ててくれますか?」
「当たり前だ。……むしろ、育てさせなければ許さない」
軽い気持ちでフレデリカがそういうと、ビュウは間髪いれずに答えると彼女を抱き寄せる。
彼の腕の中で、フレデリカは思う。
──彼と共に生きて帰ろう。あの、懐かしいオレルスに。
──大丈夫、彼と一緒なら敵がどんなに強大だろうが負ける気はしないから。
453 :
429:2007/02/15(木) 06:06:48 ID:cnkmqqSM
以上。時間軸は最終決戦直前だと思いねえ。
前回とフレデリカのキャラが変わってるだろ、というのは貴方の気のせいだ。
きっと気のせいだということにしておいた方が幸せだ。主に俺が
マーベラスだッ
小説の投下がないなら、自分で書けばいいじゃない
そう感じて初めて小説書いてみた エロ無し フレデリカ
あの戦いから三年が立ち、私以外の皆は新たな人生を歩み始めた。
私はというと、あの当時隠していた思いを言えないまま逃げ
一人きりで命尽きようとしている。
体が動かないと、することがないのであの当時のことをよく考える。
初めてビュウにあった時のこと。
薬を飲ませてくれたこと。
倒れているときにベッドに運んでくれたこと
一緒に薬屋を開くといってくれたこと。
口約束か本気だったかはわからない、でも
あの時私と一緒に薬屋を開こうといってくれたことはうれしかった
ビュウはヨヨ様のことを今でも好き…なのかはわからない
でも、あの人は反乱軍を導いた英雄。
私みたいな死にかけの女なんかより相応しい人がいるだろう
グランベロスを滅亡させ、皆が新しい国にむけて道を歩んだ時
私は、私の体がもうどうしようもないところまでいっていることを知った。
ビュウに合いたいからかかりつけの医者にも数年いかず、鎮静剤などで無理やり体を
抑えていたが、ダメだったらしい
馴染みの医者は私を散々叱りつけた後、手遅れになっていることを告げた
だが私は幸せだった
ビュウの戦う姿、ビュウのドラゴンを飼育している姿、ビュウの演説する姿
幼い頃から長生きできない、20歳までが限界、戦いなんてできる体じゃないと
言われた私がここまで生きてこられたのはビュウがいたから…
今でも鮮明に思い出すことができる
ビュウとの始めての出会いを
私は子供の頃から王子様に憧れていた。
病弱でまともに学校にもいけなかった私はいつも本を読んでいた。
魔女にさらわれた王女様が王子様に助けられて恋に落ちる
国が滅びそうになった時、王子様が現れて国を救う
私はハッピーエンドが好きだった。
そんなある日
私は家を抜け出し、森に遊びにいった
理由はよく覚えていないけど、森にいけば白馬にのった王子様がいる
そんなことを考えていた気もする。
今考えると子供っぽくて笑えてしまう
そこでビュウと初めて出会った。
気が付くと、森深くまで入ってしまい道に迷ってしまい私は泣いていた
そして座っていると空からドラゴンが飛んできて私は食べられてしまうんだ
そう思っていたら…
「えぐ…えぐ…」
「迷子か、大丈夫?」
それがビュウだった。
私にはそれが白馬の王子様に見えた。
彼はないている私を胸に抱き、町まで送ってくれた
ビュウはその時の子供が私とは知らないだろう。
王宮で再開したときも、彼は何も言わなかった。私も何も言わなかったる
今なら言わなかった理由もわかる、私は…知られたくなかったんだ
恋をしてしまった人との出会いであんな泣き顔でぐしゃぐしゃの顔をみせてしまったことを
それからである彼に憧れて、いや恋をして、カーナのプリーストになるため猛勉強を始めたのは
運がいいことに私にはプリースとの素質があった。
父親も母親も私を止めたが、あのお医者さんは私の背中をおしてくれた。
お医者さんは私に生きがいをみつけてほしかったらしい…
カーナ王国が滅亡した時、私はどうでもよかった。
国には何の感情も抱いてなかったのだ
元々ビュウがいるから目指したプリーストである。
でも彼は、カーナを復興させようとした…
だから私は彼の傍らにいたいからついていった
こんなぼろぼろの体の私を船から降ろさず最後までつれていってくれたビュウには感謝している
この言えなかった感情はもう伝える機会は永遠にないだろう。
私はこの田舎、多分誰にも見取られることなく死んでいくのだろう。
でも、私はこのぼろぼろの体をビュウに見られたくない
体があまり病んでいなかった、その時の綺麗だった私の顔を覚えていてほしい
病気で絶望し、ひっそりと死ぬ運命だった私
ビュウにあえて…本当に…よかった…
ビュウ…私はずっと…好…………た…
ーバサッバサッ
「ここにフレデリカがいるって本当だろうな!」
「ああ、情報部で調べたから間違いないぞ、ビュウ」
「三年もかかるなんてな、少しドラゴンを見ていてくれ」
「おうっばしっと決めてこいよ!
以上です。
正直スマンカッタ
言葉使い、文章にに違和感が多いのはスマンカッタ
フレデリカの病気が死の病だったらと考えたらこんなのができてしまった…
460 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 06:51:22 ID:8PBFPW1g
>>459 俺によし! お前によし! みんなによし!
つまる所GJ!
よかったる!
GJ
神の再降臨を俺は待つ
今も待つ
かこうとしてもかけないぜ、ネタはあるんだが…
誰か台詞集みたいなのもってない?
口調がわからん
保守だぜ
>464
「パルパレオス グッバイ」とか
「ダフィラ モテモテ」とか
「エカテリーナ ウフフフフ」とか
「サジン ヌメヌメ」とか
「ヨヨ 大人になるって悲しいことなの」とか
適当なキーワード打つと1番目〜5番目あたりにヒットするよ>セリフ集
「サジン ヌメヌメ」てww
「サジン ヌルヌル」ではいけませんか?
「フレデリカ ヌルヌル」
フレデリカの皮膚はどっちかというと
栄養不足でパサパサしてる気がする
そこでビュウの栄養を吸い取ってしまう吸血鬼フレたんですよ
そんなおうじょの???で即死しそうなフレは嫌です
ホッス
保守
こんな時間でも保守
フレデリカとビュウがくっついたりしたらディアナ辺りはラッシュとか捕まえて飲んでクダ巻いててるんだろうなw
で、成り行きでエッチしちゃったりするSSを書 か な い か ?(他力本願ですか)
>>476 おまいのアイディアにビビッときた
だから、俺、頑張ってみるよ!
ホッスホッス
480 :
477:2007/03/12(月) 14:09:35 ID:lCzlY1yU
戦争が終わって、私達がカーナへ帰って来た後の春のとある日。
良く晴れ渡ったその日に、フレデリカとビュウの結婚式が行われた。
花嫁姿のフレデリカはとても幸せそうに笑っていて、
その笑顔を見ているだけで、私も幸せだった。
でも、私が抱いていた感情はそれだけじゃなかった。
フレデリカがビュウと結ばれた事は本当に嬉しい事だったけど、
それでも、心がまるで締め付けられたみたいに痛かった.
本当はとても寂しかった。
フレデリカとは子供の頃からずっと一緒で。
彼女は体が弱かったから、私はずっとフレデリカの側にいて、
彼女を私なりに守ってきて、それは軍に入っても変わらなかった。
子供の頃みたいにいっつもくっ付いている、という事は無かったけど、
彼女は一人にしておくにはあまりにもか細くて儚かったから。
でも、今日、フレデリカの横にずっと立っているビュウを見て、
それも終わってしまったんだな、と感じた。
これからは彼女を守るのは私じゃない。もう彼女の隣に私の居場所は無いのだ。
それが寂しくて、それでいて彼女の成長が嬉しくもあって。
私の心は複雑だった。
481 :
477:2007/03/12(月) 14:10:22 ID:lCzlY1yU
結婚式も終わった頃にはすっかり夜も更けていた。
仲間達とも別れ、私は軍の宿舎に帰る為に一人、カーナの街を歩いていた。
そうして一人で歩いていると、多くの思い出が浮かんでは消えていった。
それらを思い出すのは辛かったけど、同時に少し慰められる様だった。
「…はぁ」
…こんなに自分は弱かったんだろうか?
…これからどうすればいいんだろう?
そんな事を考えている内に、いつの間にか宿舎の前へとたどりついていた.
扉を静かに開けて、宿舎の中に入って行く。
宿舎の灯りはとっくに消えていて、当たりは一面、闇だった。
「…あれ?」
その時、何か気配を感じた。誰かがいる、そんな気配がしていた。
「誰だ!?」
そう叫びつつ、ローブに入れておいた杖を引き抜く。
宿舎の仲間なら灯りぐらい点ける筈だ。
灯りも点けないでこんな闇の中にいる様な奴はどう考えても怪しい。
「ここは軍の施設だ!早く出て来なさい!!」
そう叫ぶと、闇の奥からゆっくりとこちらに歩いてくる足音が聞こえた。
杖を握りしめ、その音がする闇の方へ構える。
泥棒?強盗?それとも過激派?
そんな事を思いながらその足音の主を待ち構えていると、
「…スマン」
と闇の中から、聞き慣れた声が聞こえてきた。
この声は…確か。
「ラッシュ?」
そう聞き返すと、足音の主はぼそりと、ああ、と答えた。
482 :
477:2007/03/12(月) 14:12:09 ID:lCzlY1yU
「で…何やってたのよ?」
カーナの街のとあるバーのカウンター、そこに座りながら私はラッシュに尋ねた。
「アンタのせいで宿舎はハチの巣突っついたみたいに大騒ぎ。
アンタが何をしてたかは知らないけど、こっちは超弩級の迷惑よ…まったく…」
そう言うと、さっきの光景が頭の中に甦ってくる。
私の叫び声を聞きつけて起きてきた仲間達が何を勘違いしたか、
侵入者が来たと思って大騒ぎ。
騒ぎは騒ぎを呼び、何がどうなったか遂には警報まで発令されてしまった。
慌てて逃げては来たが、騒ぎの原因が私と知られたらどうなるか。
「だからそれはさっきから謝ってるだろ!?
俺だってあんな大騒ぎになるとは思ってなかったんだよ」
「いくら今が平和だからって一応あそこは軍の施設よ!?
ああなるのは目に見えてるじゃない!」
「大体、お前があんなに大声出して叫んだりするからバレたんだよ!
確かに俺も悪いがお前にも責任は有る!!」
「あんな暗闇でごそごそしてる様な奴がいたら誰だって警戒するわよ!
悪いのはアンタだけよ!!」
「相も変わらず減らず口ばっか叩きやがって!このアバズレ!!」
「何よ低細胞!!」
お互いそう叫ぶと、そっぽを向いた。
しばらくはラッシュへの怒りで頭が一杯だったが、
その時、ふと、ある事に気が付いた。
ラッシュに思いっきり怒鳴ってから、何かが吹っ切れていた。
まるでさっきまでうじうじしていたのが嘘みたいに。
483 :
477:2007/03/12(月) 14:15:14 ID:lCzlY1yU
そうだ、どうせ悩んでいても仕方無いし、解決もしないのだ。
こういう時は昔から言われている方法に頼ってやろう。
「ラッシュ!」と大声で呼ぶ。
「…何だよ?」
「アンタ今日はヒマよね?」
「別に用事は無いけどよ…どうした?」
「今日はフレとビュウさんの結婚を祝って朝まで飲むわよ!
ラッシュ!あんたも付き合いなさい!!」
「な、何!?」
「マスター!ハイパーウオッカ瓶でちょうだい!」
「俺は今日はもうかなり飲…」
「いいから!」
そう言ってラッシュの口に無理矢理、酒を流し込んだ。
そうして、私も酒をラッパ飲みする。
アルコールが体に回って、私の感覚はふわふわとしたものに包まれていった。
「でねぇ〜フレの奴とか一時、鬱寸前だったわよ。
何か変な薬にも手出してたしね…」
「こっちも大変だったぞ。その頃、ビュウの奴、
フレデリカに嫌われた、とか言って本気で落ち込んでたからな」
「そんな二人がねぇ…結婚したって言うんだから驚きよね…」
「そうだな…」
さっきからどれだけ喋っただろうか。アルコールの勢いも有って、
私とラッシュは喋りに喋っていた。噂話にヨタ話に愚痴に色話に世間話。
色んな事を話して、笑って、罵りあって、文句言って、頷き合って、反発して、
ずっと話をしていたが、その時、初めて会話が途切れた。
484 :
477:2007/03/12(月) 14:15:47 ID:lCzlY1yU
しばらく私達の間に沈黙が流れていた。
けれど、その時、私はある事を思い出して、ラッシュに尋ねた。
「そういえばさあ…
アンタがさっき宿舎で何をしてたかまだ聞いてなかったわね…
…何やってたの?…あんなトコで」
そう聞くと、ラッシュは少し困った顔をしてこちらを見て言った。
「それ…どうしても言わなきゃだめか?」
「どうしてもって…アンタ、まさか…泥棒でもしてたんじゃないでしょうね」
「バ、バカ言うな!俺は元カーナ軍人だぞ!!」
「じゃ、何よ」
「そ…それはだな…」
「やっぱ泥棒か何かやってたのね…明日当たり憲兵に…」
「わ、わかった!言う!言わさして頂きます!!」
そう言ってラッシュは一呼吸置いて、言った。
「…誰にも言うなよ」
「はいはい」
「…ちょっとな…寂しかったんだよ」
「へ?」
思わず素っ頓狂な声が出てしまった。
あのラッシュから寂しいなんて言葉が出るなんて、思ってもみなかった。
485 :
477:2007/03/12(月) 14:16:42 ID:lCzlY1yU
「…寂しいって何が?」
「ほら…ビュウの奴がさフレデリカさんと結婚しちまってさ…
俺にとってビュウは家族みたいな奴だったから…
これからはもう本当に別れて生きて行くんだなって…
そう思うと何か辛くてさ…」
「でも…何で宿舎へ?」
「ガキの頃にビュウが俺達を軍にいれてからずっと…
あそこは俺達の家だったんだ…だから…あそこに帰ったら…って思ったんだよ
別に帰っても何も無いってのにな…」
そう言い終わるとラッシュは、ふうと息を吐いて、手元の酒を一口飲んだ。
「…いざビュウがいないとなると…俺はこんなに弱い…
俺は強くなったと思っていたけど…それは違ったよ…」
「そうだったの…」
不思議な気持ちだった。
お互い、大切な人がいて、それを支えにして生きていた。
例え、普段はそんな事を微塵にも感じさせなくてもずっと。
そして、いざその人がいなくなってしまえば、
二人とも自分がいかに弱いかという事に気が付いた。
私とラッシュは自分たちは自覚していなくても、
端から見れば似た者同士だったのかもしれない。
「…はは」
思わず微笑が零れた。何だか可笑しくて堪らなかった。
486 :
477:2007/03/12(月) 14:17:27 ID:lCzlY1yU
「…何が可笑しいんだよ?」
「アンタも人並みに悩み事有るんだなって思ったら可笑しくてね。
つい笑っちゃった」
「そりゃどういう意味だよ?」
「気にしない気にしない。さ、飲み直しましょう。場がシラケたわ」
「元々はお前がいらん事聞くからじゃないかよ…」
「なーにブツブツ言ってんのよ!いいから飲みなさい!!」
そして、その後にも続いた二人っきりの酒宴の中、
やがて私の意識はゆっくりと途切れて行った。
487 :
477:2007/03/12(月) 14:25:16 ID:lCzlY1yU
>>476さんの素敵なアイディアを台無しにした気がして止みませんが、
とにかく、これで前半?は終わりです。
で、この後、エロシーンに繋がっていく予定なんですが、
どうでしょうか?読みたい人いますか?
すでにかなり長くなってるので、さっさと引っ込めって言われたら、
中途半端ですがここで終わらしたいと思ってます。
書けって言われたら、ウンコみたいな文章能力しかないですが、必死に頑張ります。
>>487 GJ!!!
ディアナとラッシュの細やかな心理描写に萌えた!
続きぜひお願いします!
489 :
476:2007/03/13(火) 01:41:42 ID:V2GY4ajs
幸せでしたーーーー!
>で、この後、エロシーンに繋がっていく予定なんですが、
>どうでしょうか?読みたい人いますか?
アイデア元の俺も読みたいので続きをくださいw
というか、ラッシュかわいいよラッシュ(そっちかよ)
ラッシュ&ディアナの組み合わせ好きなんで萌え死ぬかと思った…
良かったら続きを是非是非。
すぐ下に寝取り・寝取られ総合スレがあってワロタwww
493 :
477:2007/03/14(水) 15:08:29 ID:z/eTMu46
続きを必死に書いてたんですが、エロシーンに繋げそうにありません…OTL
エロ無しのラッシュ×ディアナになりそうなんですが、
それで許してもらえるでしょうか?
自分の実力の無さが憎いです…OTL
494 :
476:2007/03/14(水) 17:17:33 ID:p6ft1yR6
>>477氏
>エロ無しのラッシュ×ディアナになりそうなんですが、
>それで許してもらえるでしょうか?
全然かまわないです。
というか、貴方ほどの文章力で実力がないといったら俺の立場は……orz
>>477さん
ラッシュディアナ続きが気になる…
エロ無しでも是非読みたいです。
496 :
477:2007/03/18(日) 01:38:28 ID:VSaE8n1f
:
:
「ん…」
最初に目に入ったのは、心配そうにこっちを見ているラッシュの顔だった。
「あれ…」
「あれ…じゃねえよまったく…気分はどうだ?」
「私…どうなったの…?」
「飲んでたらいきなりぶっ倒れたんだよ。覚えてないのか?」
「あ…」
そう言われると、微かにさっきの記憶が甦って来た。
飲んでたら、いきなり気持ち悪くなって…目眩がして…
「そのまま寝ちゃったのね…」
「で、いくら起こしても起きなかったんでな。ここまで俺が運んで来た。」
「ここって…」
そう言いながら、辺りを見回すと、今、私が座っている様なベンチや、
街灯に微かに照らされている鬱蒼とした木立が見えた。
「…中央の公園?」
そう言うと、ラッシュはああ、と言って小さく頷いた。
「何だか具合も悪そうだったからな…静かな所の方が良いだろうと思ってな。
で、さっきも聞いたが気分はどうだ?大丈夫か?」
「まだ頭も重いし…なんかふらふらするけど…
気分は悪く無いから大丈夫…だと思う」
「そうか…まあ無理すんなよ。気分悪くなったらいつでも言ってくれ」
「うん…」
それを聞くと、ラッシュはやれやれ、と小さく呟いて、少し笑いながら言った。
「普段は威張ってるくせに酔っぱらうと弱いんだな」
「…なによ」
そう言って、笑っているラッシュを睨みつけたけれど、
酔ってるせいで、全然迫力が出なかった。
「普段の元気は何処行ったんだ?ディアナさんよ」
「今日は酔ってるからよ!…酔ってなきゃ別にアンタなんて…」
「よく言うよ…酔ってるからじゃなくて、落ち込んでるからだろ?」
「落ち込んでる…?」
「結婚式の時からズーっとな。そうだろ?」
497 :
477:2007/03/18(日) 01:39:11 ID:VSaE8n1f
いきなり思いっきり図星をつかれてしまって、頭の中が真っ白になった。
まさか…さっき酔っぱらってる時にでも言ってしまったんだろうか。
少し慌てながら私は言った。
「そ、そんなの……何でわかんのよ?」
ラッシュの前では弱い所なんて見せてないのに。
ずっと元気な様に振る舞って来たのに。
なのに、どうして。
「そんなもん顔見たらわかんだよ。
あんな表情は今まで見た事が無かったぞ。泣き笑いというか…何と言うか。
それにさっきも一見、元気そうだったが、何かどっか寂しそうだったし」
「…顔見ただけでわかる?」
「そ。一応、お前とは今まで散々やり合って来たからな。
そんなぐらいならわかるんだよ」
「そんなぐらいって…」
私は隠していたつもりだったのに。
誰にも弱い所を見せたく無くて、ずっと必死に耐えて。
でも…ラッシュにはとっくに知られていたのだ。
「…よりによってラッシュに気付かれるなんてね」
私のそんな呟きを聞いて、ラッシュが言った。
「…バカにしたりする訳で無し、別にいいだろ」
「でもね…何だか私がバカみたいじゃない」
498 :
477:2007/03/18(日) 01:40:35 ID:VSaE8n1f
「何でだ?」
「とっくにラッシュは知ってたってのに、
私は酒飲んで無理矢理自分を励まして…
無意識の内にアンタに弱い所を見せない様にしてたんだから…」
それを聞いて、ラッシュが小さく笑い出した。
何だかバカにされた気がして、ムッとしてラッシュに言う。
「何がおかしいのよ…?」
「いや…お前さ…俺には弱い所見せない様にしてたって言っただろ?
俺もな、最初はそう考えてたんだよ。誰がこんな奴に見せるかって感じでな。
俺達って本当に考え方似てるんだなって思ったらやたら面白くて…」
それを聞いて、私は驚くと同時におかしくなってきた。
結局、ラッシュもそう考えていたのだ。二人はそっくりだと。
「アンタまでそう考えてたなんてね…そんな所までそっくりだわ」
「何だって?」
「さっき、アンタがバーで語ってるの聞いてね。
ああ、私にそっくりだなって思ってたのよ」
「考えてる事まで同じか…ホントにそっくりだな」
そんな事をマジメな顔をしてラッシュが言ったから可笑しくて、
堪らなかった。
私もつられて笑いながら、ラッシュに言う。
「どっちも寂しがりやで、弱虫のくせに強がってるからややっこしいのね…」
「まあ…素直さでは俺の方が上だな。俺はお前に全部ぶっちゃけた訳だし」
「あら…そんな事もないわよ」
私はそこで少し真面目な顔になってラッシュに言った。
499 :
477:2007/03/18(日) 01:42:31 ID:VSaE8n1f
「そんな事もないわよ、って何がだよ…?」
「…つまりはこういう事よ」
そう言って、横に座っていたラッシュに思いっきり抱きついた。
「…なッ!」
私のいきなりの行動に驚いたのか、ラッシュが声にならない声を出した。
「…何をいきなり!」
「…言ったでしょ、これからは素直に生きていく事にしたの」
「そ、それとこれがどういう関係が有るんだ!?」
「私は寂しがりやなのよ?あんたも知ってるでしょ。
で、今日はあんな事が有ったばっかで寂しいからくっつくのよ。
それとも…私なんかに抱きつかれるのは嫌?」
「い、いや…嫌とかじゃないけどよ…その…何と言うか…」
「なら、何の問題も無いじゃない」
そう言ってラッシュをもう一度ぎゅっと抱きしめた。
そうすると、ラッシュの温もりが伝わって来て、とても安心出来た。
「アンタの側にいると…本当に安心出来るの…
…だから…ね?お願い…今日だけでいいから…」
明日になったら、ここまでは流石に恥ずかしくて出来ない。
なら、今だけでも精一杯甘えておこう。
そんな事を考えながら、私はさらに強くラッシュを抱きしめた。
500 :
477:2007/03/18(日) 01:43:41 ID:VSaE8n1f
:
:
「…眠れん」
俺に抱きついたまま、ぐっすり眠っているディアナを尻目に俺は一人そう呟いた。
先程から、かなりの時間がたっていたが眠気など微塵も感じなかった。
さっきから何度も眠ろうとしているのだが、目を瞑ると、
さっきのディアナの言葉が甦ってきて、恥ずかしい様な、嬉しい様な、
そんな複雑な気持ちになってしまうのだ。
「気持ち良さそうに寝やがって…」
あんな顔で、あんな声で
あんな事言われたら、眠れる筈がないだろうが。
「うぅ…」
ある意味究極の我慢大会ともいえる状況の中、
彼の終わらない苦悩は続く。
そして、この日の後に、
似た者夫婦など周りから揶揄されまくるカップルが一組誕生するが、
それはまた別の話。
501 :
477:2007/03/18(日) 01:44:55 ID:VSaE8n1f
アホみたいに長くなってしまいましたが、ようやく完成しました。
無駄に長い上に、レベルも低い作品ですが読んで頂けたら幸いです。
今回、書く事が出来なかったエロ分は、そのうちまた別の機会に頑張ります。
では素敵なアイディアどうもありがとうございました
>>476氏
502 :
476:2007/03/18(日) 02:16:18 ID:Srrw2qr5
幸せでしたー!!
477氏の文章が大雑把な俺には決してたどり着けない繊細で美しい文章なのに軽く嫉妬(ぉ
とりあえず、前半部分以上にラッシュの萌え度がアップしてやがるぜ……w
あえて注文つけるとしたらキスくらいまでは行ってよかったんじゃないかと。いや、単なる好みの話なんですが。
何はともあれGJにも程がある!!
あ、エロ分に関しても待ってますw
センダックって年齢と性別を抜きにすれば結構萌えキャラとか思いつつ保守
むしろ女にしたら結構萌えキャラなんじゃね?
とか思いつつ保守
保守
>>503 そりゃ年齢と性別を抜きにしたら、世のかなりの数のキャラが該当しうるw
最強は女の子ビュウ
508 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 22:39:00 ID:DzwBxahT
やっぱりラッシュディアナはいいですね!
それでも俺はビュウフレを推すんだぜ
まぁ、バハラグのヒロインはフレデリカだからな
なんでこんなに俺がいるんだよ
誰か職人来ないかなあと思いつつ保守
なんか
>>477さんのSS見てたら漏れも書きたくなっちゃったな。
久々にバハラグつけてみようか…つか、
ネタを集めるにも結構時間掛かるよな、バハラグって。
ヨヨ「大人になるって(ry」
ビュウ「お前みたいな奴が居るから!ここからいなくなれーっ!!」
>>514 ヨヨ「そっすねw じゃあパルパレオスと二人っきりで教会に入るから彼に肩貸してやってね^^」
期待だぜ
期待。しかし良い絵だなこれ。
そこの絵はいつ見ても感動するほどハイクオリティ。
そこのバニールキアさんで五回抜いた
ビュウ×ルキアが好きな俺は間違いなく異端
いいねぇ・・・
ついでに、くだんの「うる星やつら」の「最後のデートの巻」を思い出してちょっと泣けてきた。
あれはいい話だ。
病弱な女の子の名前は、たしか望ちゃんだっけ?
あと、アメフラシの話(あたるが主人公の回じゃないけど)も切なくってイイ!
>>521 お前は独りじゃない! 独りじゃないんだ!
hosyu
カーナ戦竜隊……ここまで書いた^^
>>521,523
あ、俺がいる
想い出の教会といえば、「ルキアフラグ キター!」とぬか喜びされた記憶しかない
というかルキアは作中で結構ちょっかい出してくるから、
ビュウの相手候補に挙がるのは全然普通の発想だと思う。
異端というならビュウ×サイキックドールとか、
ビュウ×戦場を駆ける商人の奥さんぐらいまで突き抜けないと。
ここでアーバイン×バーバレラが好きな俺が登場
サジン×ミスト
>>529 たしかにそれは異端だ……。初めて聞いた。
>>530 多分、ネット広しと言えど、俺だけだろうと思う
なんでかなー
他にもオレルス×メロディアとか好きだし
異端は辛いぜ
>>531 オレルス×メロディアは何となくわかる気がする
優しいお兄さん的な感じ?
サジンとミストはお互いの事を馬鹿だと思ってそうなところがいい
二人ともわりと間抜けだし、包容力の欠片もなさそうだけど
>>531 そうそう
ただオレルスが精神的には優位に立ってるんだけど、
総じて見ればメロディアの方が彼を引っ張ってる、みたいな関係が理想
恋愛未満、ただし友情ではない、みたいな。わかりづらいな
マイナー過ぎて誰も仲間がいないけど、いつか誰かに同意して貰えるようなSSを書き上げ
たいものだぜ
534 :
533:2007/03/31(土) 23:40:22 ID:22HRa25F
>>534 何かいいなそのオレルスとメロディアの関係。
今日から俺も仲間だぜ
でも、ヨヨは悪女悪女と言われるけど性格的にはわりかしマトモだよな。
ただ破滅的なまでに空気が読めないだけでw
>>537 その意見かなりマイノリティかと。
まあ自己中を性格とカテゴライズしなきゃ
そうかもしれんけどね。
破滅的に空気が読めないっていう時点で、まともとは言えないんじゃないか
>>527 まあ、世の中にはビュウ×ラディアとかペルソナ×ラディアとかレスタット×ラディアもあるわけだし
>>537 「あンたとは子供の恋愛、あたしは大人の恋愛に生きてンの」
って言いまくるのがウザス
「こっちから願い下げだ」という展開を選べるなら、ああまで叩かれんべ
制作側の大人の恋愛=NTRみたいなんが鬱陶しい
>>541 十年近く経っても、こんな風に粘着するようなのは
間違いなく子供未満だな。
ヨヨが嫌いということに異論はないが、
それはそれとして>541の文体はなんか気持ち悪い。
某ビュウフレ小説サイトの人の設定は、
ビュウとヨヨには恋愛感情は無くて、信頼と上下関係だけって設定でな
あの設定のおかげでヨヨが好きになった
腹黒守銭奴でパパスが大嫌いなビュウを書くところか?あそこはオレも好きだ
それはもはやヨヨじゃない別の何かという気がしないでもない。
hosyu
好きな人には悪いけどあそこのは個人的にちょっと
オリジ設定があまりに幅きかせすぎてて、バハラグだか何の小説だか
読んでてわからなくなってくる
嫌われる要因をソフトに改変してるのか
もう別の作品だなそれ
バハラグ小説サイトの中では、質的にも量的にも一番まともなサイトだと思うがな……。
大体、作者本人が「もうオリジナル同然だから、それが嫌な人は見るな」と明言してる以上、
548みたいな叩きは筋違いもいいとこ。
グジャグジャ陰口ぬかしてる暇があるなら喪前の理想のバハラグ小説を
ここで書いて投下すればいいだけの話じゃないか?
バ
大
5
グ
こ
・・・?
まあまあ、マターリしなさい
好きなんだったら触るな、荒れるぞ
嫌いだったら見るな、気に障るぞ
どうでもいいならフレデリカ
よし!みんなでフレデリカを胴上げだ!
556 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:59:51 ID:9pVK5BFr
胴上げしたら死にかねないので
花束贈呈ぐらいで勘弁してあげて下さい
「もうオリジナル同然」のサイトのどこがまともなんだか
まあまあってば
ここでマニョモニョムニョは実は女の子のプチデビだという妄想に萌えてみるんだぜ
名前の語感がおっぱい揉んでるみたいでやらしいよなこいつら
つまり3対1で逆レイプされるワガハイと申したか
>名前の語感がおっぱい揉んでるみたいで
その発想はなかったわ
ホシュ
最近、作品投下が無いんで保守ついでにでも書いてみようと思ったんだが、
アイディアが浮かばないんだ
そこで、皆に聞きたいんだが、何か理想のシチュとか有るかい?
アナスタシアたんをレイープ
アソウルト
as・sault
━━ n. 襲撃, 強襲; 突撃; 強姦(ごうかん)
>>562 「私とウワサになってみる?」後のビュウとルキア
>>562 作中でカップル成立しているのにも関わらずエロSSが一つもないアナスタシア×パルクレイでよろろw
フレデリカによるビュウM男化でよろ
アナバルはほのぼの可愛いから
エロ妄想とかそういう連想に直結しにくいんだよな
しかし萌え
569 :
561:2007/04/14(土) 23:28:24 ID:InE59D/h
じゃあアナスタシア×パルクレイでやらしてもらうぜ
文才は自慢じゃないが絶望的に低いので、期待しないで待っててくれ
>>544 読んできた
オリキャラ大活躍と邪気の高さはアレだけど、まあ面白かった
ビュウとヨヨを血縁にするって発想は無かったわ
でもこれ、スコッパー以外には読めんべw
>570
スコッパーで何さ?
ぐぐってみたけどよく分からんかった
>571
地雷を掘る、ということから、色々とアレなSSに敢えて突撃する連中を差すスラング。
某型月板意外で目にするのは初めてだが。意外に普及してたのか?
元々はエヴァンゲリオン板で出来た言葉だな
あれはジャンルゆえか地雷の数が凄まじかったから
地雷SSの数だったらKanonとAIRも割にすさまじかった。
シスプリとか、とらハにも多かったぞ
さすがにスレ違いだろw
ビュウ×フレデリカを書こうかと思ってるんだが俺はSSを投下したことがない
文才もないし表現力も人並み以下
素人お呼びでないというなら俺の頭とPCのファイルの中に保管しておく
諸兄らの意見を聞きたい
尚、この妄想のネタは1日経つと自動的に消滅する
>>577 好きにすれば?
としか言いようがないな
「もうあの頃には戻れないの・・・」
「それでもあなたは私にとって大切な存在・・・」
かつて好意を寄せ、また寄せられていた相手からの言葉
残酷とも言えるその仕打ちを青年は微笑み返す
心に受けた衝撃を微塵も顔に出さず
愛し合う二人が祝福の階段を登る
その様子を途中まで見守っていた青年はそっと教会を立ち去る
二人を祝福するかのように 二人の邪魔をせぬように
右目に涙を浮かべ 左の頬を濡らしながら 淡い恋心と決別するように
「俺は・・・うまくできたのかな・・・?」
最後にそんな言葉を漏らした
その様子を見守る少女が一人
少女の名前は フレデリカ
正直こんなレベル
声援をもらえると続きを書けるようになるかも
見飽きた展開と言われるのであればここでストップしときます
エロが出来そうにないんで
そんな短いんじゃ力量を測れないがな
でもそうだな敢えてフォローさせてもらえば
化ける可能性は十分にあるから自分に期待もっていいかもよ
584 :
び×ふ:2007/04/18(水) 03:29:39 ID:FUmQM8a0
>>580の続きです
キャラの設定などがかなりうろ覚えですが
よろしければ見てやってください
「はぁ・・・」
自室で一人回想に耽るフレデリカ
3人の様子が気になって教会に行ってみれば予想通りの、尚且つ予想外の光景を見てしまった
ヨヨ様がバルパレオス様に好意を持っている事は一部の人を除き知れ渡っていた
だからあの二人がこうなるであろうことは予想に難くなかった
ただ自分にとって信じられないものが目に映るまでは
「・・泣いて・・・」
自分の想い人が泣いている
国が滅びようと、どんな大怪我をしようと、センダックさんにセクハラを受けようと
ただ前を向き進み続けてきた人が初めて後ろを向き泣いた
その光景を見て自分の胸が締め付けられた
そして私の中から囁く声が聞こえる
「今駆け寄れば慰めてあげられるかもしれない
今駆け寄れば自分の事を見てくれるかもしれない
今駆け寄ればアイシテクレル 」
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・」
私の中の色欲の声に耳を貸すまいと走った
私の体のことなどお構いなしに全力で
私の初めての全力疾走は随分滑稽だった
自室に戻り息を整え天井を仰ぐ
するとまた囁かれる
「あの時駆け寄っていれば私の事を見てくれたかも知れな」
「それは無いですよ・・・」
頭を振って囁き声を振り払う
あの時の自分の顔は醜かったに違いない
人が傷ついた時を見計らって自分の欲を満たそうとする人の顔が美しいはずが無い
そんな自己嫌悪と戦っていると何時の間にか日は沈み夕食の時間になっていた
気だるい体を引きずりながら食事に向かう
585 :
び×ふ:2007/04/18(水) 03:33:14 ID:FUmQM8a0
パンを齧りながらあの人を見る
仲間と一緒になって和気藹々と食事をしている
事あるごとにもう大丈夫なのかと聞いてくる仲間に
「俺ならもう平気だからそんなに気を使わないでくれ」
「本当に大丈夫だって」
「みんな本当に心配性なんだから」
「やめてください、ジジイ」
と普段どおりに返していく
私にはそれがたまらなく切ない
辛くないはずがない 大丈夫なわけが無い
笑っている顔を見るたびに泣いていた顔が鮮明に思い出される
そんな堂々巡りをしていると
「フ〜レデ〜リカ〜♪」
「ひゃっ!?」
いきなり後ろから抱きつかれた
恥ずかしい程素っ頓狂な声をあげてしまった
私にこんなことをする人は一人しか居ない
「もう、びっくりするじゃないですか」
「びっくりさせるために抱きつくんじゃないの♪」
こっちの心境などお構いなしにあっけらかんと笑っているディアナが居た
「あいつに随分と熱っぽい視線を送るもんだからなんか妬けちゃってさ」
「いえ・・別にそんなつもりで見ていた訳じゃ・・」
「おやぁ、見つめてた事は否定しないんだね」
「あ・・うぅ・・」
抗議しようとして一瞬で玉砕した
彼女にはかなわないと思いながらもそれが不快だとは思わない
「ところでさ」
と言いつつ私の顔をむぎゅっと掴み
「食事が終わったら話があるから自分の部屋で待ってなさい」
「は、はい・・」
声に怒気が混じっていたので私は素直に頷いた
「よしっ、それじゃぁまた後でね
薬もちゃんと飲みなさいよ」
そう言いながらディアナはあの人のところに駆けていった
「私、何か怒らせるようなことしたのでしょうか・・・」
記憶の糸を辿りながら少し硬くなったパンに齧りついた
586 :
び×ふ:2007/04/18(水) 04:36:40 ID:FUmQM8a0
「まぁいくつか聞きたいことはあるんだけどね」
「な、なんでしょうか?」
自分の部屋で就寝の準備をしながらディアナを待っていると程なくして彼女は入ってきた
約束していたとはいえノックくらいして欲しいと思いつつもなんとなく怒っているようなのでその言葉は飲み込んでおく
そして尋問が始まった
「まず一番目の質問」
「はい、なんでしょう?」
「・・・なんで走ってたの?」
「・・・・・え?」
自分が何かしてしまったのだと思っていた私は質問の意図がよく分からなかった
確かに私は体が弱い
貧血なんていつものことだし薬が無ければ普通の生活もままならにくらいに
本来なら走るなんて論外
そんな私が脇目も振らず走っていたのだから目立つのは考えてみれば当たり前だった
そして私の体のことをよく知っている彼女がそれを目撃すればこの状態になるのは更に当たり前だった
「え、えと・・あの・・・その・・・」
私があの時の自分の状態をどう言おうかと考えていると
「あたしはさ」
突然ディアナが私の顔を見つめながら言った
「フレデリカは頭が良いと思ってる」
「頭がいいってどういう・・・」
「あんたは自分の体のことを考えて行動できる娘だと思ってるってこと
周りに居た人の目もあるんだろうけど自分が倒れそうなことはしない
自分の体を無理に追い詰めたりはしない
そういう匙加減の出来る賢い娘だと思ってるの」
確かにその通りだと思う
私はこんな体だから周りにいる人は私のことを気にかけてくれる
みんなには感謝しているし迷惑をかけたくないとも思う
だから自分の行動を抑制するようになった
「まぁその努力が結果に結びついてるかどうかは別としてね」
「・・・///」
「だからさ、安心してたの
仕方の無いところは別としても自分の命に関わるような無茶はしないだろうって
でも、ね・・」
なんとなくディアナの顔色が悪い
多分あの時の私のことを思い出しているのだろう
「あんたが自分の体のことも省みずに走ってる姿を見て心臓が止まるかと思った
本当に・・・」
ディアナの顔色がみるみる蒼ざめていく
「何があったのか・・・話してくれるよね・・・?」
私はこくりと頷いた
ここまで心配させておいて何も言わないままなんて私のほうが耐えられなかったから
とりあえずここまでですみません
ビュウ×フレとか言いつつ全く絡んでなくてすみません
もう少ししたら絡む予定なので期待しないで待っててください
エロがあるかどうかは未定です
588 :
び×ふ:2007/04/18(水) 16:18:27 ID:tsInPLzX
私は自分の見たもの、感じたもの全てディアナに話した
いや、ぶちまけたと言ったほうが正しいのかもしれない
あの人の事を思い出すだけで胸が苦しくなる
自分の感情の先走った説明をディアナは黙って聞いてくれていた
そして一期後感情を吐き出していると少しだけ胸が軽くなった
私はゲンキンなのかもしれない
「そっかぁ、なるほどね」
全て話し終えた後にディアナは一言そう呟いた
「つまり今告白すればあいつを自分に振り向かせられるけど
そんなずるいやり方はしたくない、とそういう訳ね」
「多分、そう・・だと思います・・」
もっといろいろと渦巻いていたと思うのだけど掻い摘むとそういうことになる
自分の中のもやもやを簡潔に要約してくれた友人に心の中で感謝しながら頷いた
「でもさぁ、それってそんなにいけないこと?」
ディアナは少し不思議そうに私を見る
「心の穴を埋めた人とくっつくなんて別に珍しくも無いじゃない」
「あの時の私は・・そんなに献身的じゃありませんでしたよ・・
もっと利己的・・と言いましょうか・・
自分で自分が嫌になる位自分勝手な事を考えてました・・」
「それこそ考えすぎだと思うけどなぁ
そういう打算も恋愛には付き物だと思うし
とは言ってもあたしも経験あるわけじゃないからよく知らないけど
でもあんたが深く考えすぎなのはよく分かるわ
もっと単純でいいのよ
好きなら告白する その前のことも後の事も考えちゃダメ」
「ちょっ・・まっ・・こくは・く・・な・んて・・」
私はその光景を浮かべるだけでハルマゲドンを喰らったのかのごとく頭が真っ白になる
「だから考えるなっちゅーに」
と、頭にチョップを繰り出すディアナ
痛いです
「告白・・・してみようかな・・」
「おりゃ?いきなりどしたの??」
自分でも唐突だと思う
でも考えて、煮詰まって、それで他の方に迷惑や心配をかけるくらいなら潔く砕け散ろうかと思う
「前向きになったかと思えば随分後ろ向きな覚悟ねぇ
ま、でも悩むだけよりはましだわ」
そういうとディアナはすっと立ち上がり
「じゃ、明日に差し支えないように今日はもう寝ないとね・・・フフフ」
「?」
なにやら不適な笑みを浮かべながらディアナは自分の部屋に帰っていった
少し怪訝に思いながらもこれ以上体を冷やすのよくないと思い私も眠る事にした
>>587 GJ!
いいじゃないか!たゆたう心のフレデリカが可愛い!
正座して続き待ってるよ!
591 :
び×ふ:2007/04/19(木) 04:06:27 ID:1SGAxSAd
>>588からの続きです
暇な方は読んでやってください
「ハァ・・・ッ・・アッ・・ハァ・・」
体が熱い 焼ける様に熱い
ディアナが帰った後、私はすぐにベッドに入った
するとしばらくして体に違和感を覚え始めた
まず始めに動悸が少しずつではあるが速くなってきた
ディアナと長話をしたしその時にあれだけ感情を吐き出したのだから興奮が残っているのだろうとあまり気にしなかった
またしばらくして次に感覚の違和感
いつも被っている毛布に、いつも着ている就寝服に、いつも身に付けている下着に
全てに違和感があった
全く感じたこの無い感覚に戸惑うが理由には心当たりがあった
「ハァ・・ハァ・・や、ぱり・・いつも・の・ッァ・・りょっ・に・・」
薬
思い当たるのはこれしかない
私はいつも食後に薬を飲む
ただ今日は昼間の無理のことも考えて多めに飲んだ
調合の比率は変わらないように細心の注意は払ったが多めに飲むのは初めてでどんな副作用がでるかはわからなかった
それでも命に関わるようなものではないことだけは分かっていたので飲むことにした
飲まなければ命に関わるのだから
とはいえこの体の熱さは尋常ではない
感覚も麻痺してきた
「そぉ・・だ・・か・んぱ・・んに・・」
甲板にでて体を涼ませれば楽になるかもしれない
そう思ってベッドを出ようとした刹那
「イッ・・クッ・・アッ・・ハァア!?」
毛布 シーツ 服 下着
その全てが私の体に一斉に刺激を与えた
得体の知れない感覚が私の体を支配し全身の力が抜けていく
「な・・に・?今の・・は・・」
そう呟きつつも私は自分の体に起こっていることを理解していた
恐らく、私は今絶頂というのを体感したのだろうと
私だって年頃の女の子だ
性に関する興味だってあったし実践したこともある
全部ディアナに教えてもらったことだけど
それでも《感じる》とか《イク》とかはよく分からないままだった
「ハァ・・ハァ・・ハッ・ア・・ハァ・・」
私は唐突に訪れた快感に呆然としながら余韻に浸った
592 :
び×ふ:2007/04/19(木) 04:08:50 ID:1SGAxSAd
以前、もっと自分の体に効く薬はないかとディアナと一緒に資料を漁った事がある
といっても半ば強引に立入禁止の書庫に勝手に入ってしまったのだけど
私自身も冒険気分で楽しかったのは秘密
私はそこでいろいろな本を見た
体の傷を治す薬、体の傷が治らなくなる薬、神経を麻痺させる薬、体は麻痺させても感覚だけは残す薬
薬と言うものは一歩間違えば毒になると聞いたことがあるけどその本には意図的に毒を作る方法が記されていた
用途については思い出したくも無い
唯一つだけ自分が調合している薬と材料や調合比率が似通っているものがあった
「媚薬?」
効果に関しての説明はいたって単純に
「相手を壊し従順にする」
とだけ書かれていた
意味はよく分からなかったがこんな本に書かれているくらいだからきっとものすごく危険な薬に違いない
私は自分の薬と媚薬とやらの相違点を探した
すると一つだけ違いがあった
材料の量だ
この媚薬とやらを作るには私が一回で作る薬に使う量のおよそ10倍
更に特別な機械で圧縮し濃度を高める必要がある
自分一人で今の10倍の材料を取るなど到底無理だし
仮に材料が集まったとしてもこの機械が無ければ媚薬自体が完成しない
この事実を確認し私はほっと胸を撫で下ろした
媚薬に関するページを読み終え本を閉じると
「フレデリカ」
ディアナに名前を呼ばれた
「そろそろ警備の奴が来る頃だよ
あんまりあんたの体に効きそうな薬の本もなさそうだしそろそろ退散しよ」
「そうですね
見つかったら怒られちゃいます」
「そゆこと♪
それじゃ行こうか」
「はい」
「鉢合わせするのも面倒だし窓から出よ」
ディアナと私は警備の人に見つからないようにそっと窓から出て家路に着いた
私はもう少し意識的に見ておくべきだったのかもしれない
最後のページの最後の行
尚、例え濃度が低くても常時服用すれば効果が現れるので注意すべし
593 :
び×ふ:2007/04/19(木) 04:10:25 ID:1SGAxSAd
「ハァ・ハァ・・・ハァ」
私は先の余韻に浸りながら自分にとっての初めての冒険を思い出していた
最後の一文もしっかりと
「もっと・・・ちゃんと・・みとく・・べきで、し・・た」
後悔先に立たず 覆水盆に帰らず 後の祭り
形容すべき言葉いくらでもあるがそれこそ後の祭りである
それよりも今はこの状態をどうにかしたい
一回イッたくらいではこの体が鎮まらなかった
鎮める方法を私は知っている
あとは実行するだけ
ただそれだけなのに私は躊躇っていた
「ハァ・・ハァ・・どうしよう・・声・・でちゃう・・」
我慢するという選択肢は無い
私の頭が 私の心が 私の欲が 先程味わった快感がその選択肢を一瞬で消去したからだ
「そ、いえば・・たしか・・・」
ディアナに聞いたことがある
部屋と部屋の間の壁には防音材というものが組み込まれていて隣同士であろうと決して音が漏れない仕組みになっているという
機密保持のための仕様なのだそうだ
「ハァ・・ハァ・・」
その事を思い出した私に最早躊躇いは無かった
あとはこの体を鎮めるべく快楽に身を委ねるだけ
そんなことを考える私はいけない子なのかなと思いつつも体は勝手に動いていく
「ハァ・・アッハァ・・・」
まずは右手で右の胸を揉む
「ァハァァッ・ン・・ク・・フゥ」
左手でもう片方の胸も揉む
「あ・はぁあ・・・んっ・・ふぅん・・」
両方の胸を揉みしだく 乳首が下着に擦れる それだけで意識が飛びそうになる
「ああぁ・・んんっ・・・ひっ・・っくぅ・・」
アソコから愛液が流れるのが分かる
クリトリスが勃起し愛液で濡れた下着に擦れる
私がイクまで時間が掛からなかった
「アッ・アアッ・・ンッ・・イッ・・クゥ・・フゥン・アッアッアッアァアァアァァァァ!」
「ァッ・・ハァ・・ハァ・・」
私は二回目の絶頂を迎えた
でもまだ体の疼きが止まらない
私は後何回イケばいいのだろう
不安と一緒に確かな期待が私の胸の内にあった
594 :
び×ふ:2007/04/19(木) 04:14:51 ID:1SGAxSAd
今はここまでです
結局まだビュウと絡んでなくてすみません
エロに挑戦してみましたが全くエロく無くて更にすみません
とりあえずもう少しで絡む予定なので興味のある方は見守ってやって下さい
次はもう少しえっちくなるといいなぁ
いやいやいやいや
なかなかいいですにょ
>>594 いいから続きを早くうpするんだ
俺の息子が暴れてる
597 :
び×ふ:2007/04/20(金) 04:06:00 ID:ebfeyiJg
クチュ・・ジュッ・・クチュ・・ヌプッ
「アッ・・ンンッ・・・・ヒ・・ィン・・クフゥッ・・」
私は何度目になるか分からない自慰に耽っていた
今はもう何も身に着けていない
体を冷やさないように毛布を被ってはいるもののその中身は生まれたままの姿になっていた
毛布が私の肌に擦れ乳首を刺激する
物言わぬ刺激は自分でするよりも気持ちよかった
左手は胸を揉み、右手は秘部に挿し込み更に激しく愛撫する
「ヒッ・・ンゥッ・・アァッ・・アッ・・ハァッ・・ハァアァァッ・・」
自分の愛液で濡れた指でクリトリスも撫で回す
「アアアァッ!・・アハァ・・いい・・す、ごい・・」
自ら生み出す快楽に酔い痴れる
「ハアァァ・・アンッ・・アッ・・アッ・・アアアァッ!」
もうダメ 我慢できない
私は今まで必死になって抑えてきた言葉を口にする
「アアッ・・ビュ、さ・・ん・・ンンッ・クンゥッ・・ビュウ・・さぁん・・」
愛しい人の名前 口にしてしまった
その一言で私の感度は更に引き上げられる
この行為があの人を穢す事を分かっていても、もう止められない
私の左手はあの人の左手 私の右手はあの人の右手 乳首を刺激し続ける毛布はあの人の舌
私は今、あの人に・・・ビュウさんに犯されている
そんな妄想は背徳感となって私を未だ感じたことの無い絶頂の域に誘う
「アンゥゥウンッ・・ビュウさん・・いいのぉ・・そこ・・すご・・アァン・・いのぉ・・」
愛しい人を穢しながら自分の快感を高めていく
きっと今の私はこの世界で一番イヤラシイ
「アァッ・・ビュウ・・ハァン・・いい・・もっとぉ・・もっ・・とぉ・・」
とうとう呼び捨て でもいい 誰かに聞かれてる訳じゃない
私だけの秘密にすればいい
「アアァッ!・・ビュ、ウゥ・イクの・・わったし・・イクのぉ・・」
恍惚と絶頂の言葉を口にする、そして
「アア!!アンアアアンアンアンァァ・アッ・アッ・アッンン・・・アアアァァァッッッ!!!!」
イッた
獣のような雄叫びを上げながら 秘部から愛液を噴出しながら あの人の事を想いながら
そして絶頂を迎えたあとには決まって胸が張り裂けそうな切なさが込み上げてくる
ホシイ アノヒトガホシイ ホンモノノカイカンガホシイ
際限なく溢れてくる欲望に再び身を任せようとすると
タッタッタッタ コンコンコン、
「フレデリカ!?どうしたんだ?」
「!!??」
あの人の声が聞こえた
598 :
び×ふ:2007/04/20(金) 04:08:20 ID:ebfeyiJg
時は少し遡る
「アッ・アアッ・・ンッ・・イッ・・クゥ・・フゥン・アッアッアッアァアァアァァァァ!」
「!?」
明日はどうやってあの不器用同士をくっつけようかと画策していたあたしは隣部屋から聞こえてくる叫び声に驚愕した
「な、なんなの?今のは??」
叫び声が聞こえたのは隣の フレデリカの部屋からだ
あたしは慌てて例の仕掛けを動かした
あたしの部屋の壁には取っ手がありそれを引きぬくとと小さな穴が出来る
フレデリカの部屋のベッドがギリギリ見える程度の小さな穴
ビッケパッケの色本を没収した時に何でもするから返して欲しいと縋り付いて来たので作らせたものだ
あの娘に不測の事態が起きたときにすぐに隣の様子が分かるようにとフレデリカには内緒で
「う・・そ・・?」
その穴を覗き込んだあたしの目に飛び込んできた映像は信じられないものだった
フレデリカがオナニーしてる
それも普段のあの娘からは想像もできないくらいな大きな声で喘ぎながら
「なんで・・?それにあんな大声だしたら誰かに聞かれ・・あ・・」
そこまで呟いて思い出した
そういえば前に一度機密保持の為の防音処置について話したことがある
ただあれにはフレデリカに話し損ねた続きがあった
防音処置が施されているのは機密を扱うことが多い艦長、隊長の部屋だけで普通の部屋には一切施されていないのだ
「うあ・・ちゃぁ・・」
我ながら迂闊だったと思う
フレデリカだって女の子
まして今のあの娘の頭の中はビュウのことで一杯
そりゃオナニーくらいするかなどと考え込んでいると
「ヒィン・・ハァ・・ハァ・・アアッ・・ン・・」
第二回戦を告げる嬌声が聞こえてきた
「うそ・・もう・・?」
どうも様子がおかしい
人間一回イッたらそうそうすぐには始められない
あたし自身が既に経験済みだ
「一体どういう・・・」
「アアアァアァ!・・クゥンッ・・イイッ・・アハッ・・」
「・・・・・・ゴクッ・・」
あの娘が何故あんなことになっているかなんてあたしにはわからない
ただあの娘の事を見ているだけであたしまで変な気分になってくる
「き・・・気持ちよさそう・・・」
あの娘と同じように自分の体に指を這わす
599 :
び×ふ:2007/04/20(金) 04:09:49 ID:ebfeyiJg
「すご・・・あんなに・・乱れて・・」
フレデリカは14回戦目に入っていた
あたしはと言うと3回ほどイッたところであえなく力尽きていた
「アアアァッ!・・アハァ・・いい・・す、ごい・・」
それでもフレデリカから目を離せずにいた
普段は清楚でおしとやかを地でいっている娘がああまで乱れられるものなのかと感心していると
「アンゥゥウンッ・・ビュウさん・・いいのぉ・・そこ・・すご・・アァン・・いのぉ・・」
フレデリカはあいつの名前を囀りながら快楽を貪っていた
もし今あいつがあの娘を見たらどうするかなどと不謹慎なことを考えていると
ギィ・・ギィ・・ギィ・・と足音が聞こえてきた
こんな時間に艦内を徘徊・・・もとい巡回している人間など一人しかいない
あいつだ
どうしよう
フレデリカに教えて・・いやダメだ そんなことをしたら覗いてたのがばれてフレデリカに恥ずかし殺される
あいつを足止めする・・どうやってよ? 第一フレデリカのオナニーショーはまだまだ続きそうだ
あいつを気絶させる・・無謀無謀 あたしが瞬殺される
あいつに事情を説明して帰らせる・・アホかあたしは
とりあえず大騒ぎして注意を引く・・そんなことしたらキチガイ決定+マテライトの回転訓練耐久フルコース確実
結論・・
「フレデリカ・・・あたし・・あんたのことちゃんと見守ってるよ♪」
自分でも酷いと思うがもうどうしようもない
ここは成り行きに身を任せてみるのが一番最良の選択肢だと思うことにした
そして
「アア!!アンアアアンアンアンァァ・アッ・アッ・アッンン・・・アアアァァァッッッ!!!!」
今まで最大の大嬌声
タッタッタッタ コンコンコン
「フレデリカ!?どうしたんだ?」
「!!??」
動き出す二人の時間
あたしはその始まりを見届けることになった
600 :
び×ふ:2007/04/20(金) 04:13:26 ID:ebfeyiJg
ほんっとまじすみません
次で投下で完結する予定なのでもうしばらくお待ちください
妄想しながらSS書くのって時間掛かりますね
おかげで一日このペースで精一杯です
以上言い訳でした
コンスタントに進行しているからこのペースもいいと思う。
フレデリカの行方も気になるが耳年増ディアナの行く末も気になってしまうこの頃。
この二人はいいなぁ。
602 :
び×ふ:2007/04/21(土) 05:14:38 ID:IlogIEOB
>>599からのつづき
何故? どうして? 声は外には漏れないはずなのに
私の頭の中は疑問符で埋め尽くされる
でも、どれだけ考えようと今の状況が良くなる訳じゃない
「ごめん!フレデリカ!!入るぞ!」
ドアの前にいるであろビュウさんが入ってこようとする
「あ・・まっ・・」
ガチャ バタン
遅かった
ビュウさんが私に駆け寄ってくる
「どうしたんだ?フレデリカ・・すごい叫び声だったぞ・・」
ビュウさんが心配そうに私の顔を覗き込む
「あ・・・の・・その・・・」
どうしたかなど言えるはずも無く閉口するしかない私
「顔が赤いぞ・・熱でもあるんじゃないのか?」
不意にビュウさんが私の額に手を置く
ド ク ン
ただ額を触られただけなのにそれまで混乱で吹き飛んでいた快楽が一気に押し寄せる
「・・・ンンンッッ!!」
必死に自分の中の快感を抑える
「すごく熱い・・」
大丈夫 気づかれていない 気づかれるわけにはいかない
こんないやらしい姿の私を見られたくない!
その思いで理性を奮い立たせる
「いけない!早く船医に知らせないと!!」
ビュウさんが慌てて出て行こうとする
「ま、待ってください!!」
私も慌てて上体を起こしビュウさんの手を掴む
今人を呼ばれるわけにはいかない
その考えが先行して自分の状態を忘れていた
毛布が滑り落ち、私の一糸纏わぬ肢体が露わになる
「え?・・あ・・フ、フレ・・デリカ・・?
ビュウさんが私を、正確には私の体を見つめている
ビュウさんの視線を体で受け止める
理性が粉々に砕け散る
もう、煩悩に突き動かされるという選択肢しか私には残されていなかった
「フ・・フレデリカ・・一体どうし」
ビュウさんが何か言おうとするがそんなことどうでもいい
私はビュウさんを力一杯引き倒した
普段のビュウさんなら私がいくら押そうが引こうがビクともしないだろう
でも今のビュウさんは私以上に混乱しているらしく簡単に私に倒れこんでくれた
ベッドの上で絡まり合うビュウさんと私
「う・・わぁ!!ご、ごめん!!」
何故か謝り私から離れようとするビュウさんを抱きしめて
「ビュウさん・・・好きです・・愛しています・・」
告白の言葉を口にした
603 :
び×ふ:2007/04/21(土) 05:15:55 ID:IlogIEOB
「え?・・・あ、あの・・え??・・え、えと・・・え???」
目を白黒させながら、何回も聞き返してくるビュウさんに
「好きなんです・・ビュウさんの事が・・愛しているんです・・ビュウさんの事を・・・」
私は聞き返された分だけ告白した
「・・・・・・」
黙りこむビュウさん
自分の事を引き倒し、裸で抱きつき、いきなり告白してくる目の前の女の事を彼は今どう思っているのだろう?
変質者? 淫猥な女?
どちらにしろ褒められたものではないだろう
「どうして・・俺のことが・・?」
「え?」
いきなりの質問に今度は私が聞き返した
「ほら、俺って戦うことくらいしか能が無いし、いつもサラマンダーたちと一緒にいるからドラゴン臭いし・・・」
「・・・・」
どうやら黙り込んでいたのは自分の《良い所》を探していたせいらしい
「それは・・・」
戦っている姿がカッコいい ドラゴンに跨る姿が凛々しい 優しい
そのどれもが当てはまるけど一番の理由は
「泣いていたから・・でしょうか・・」
「??」
ビュウさんは不思議そうに私を見る
自分が泣いていたから自分の事を好きになったといわれて喜ぶ人はいないだろう
でも本当の事だからしょうがない
それまで知らなかった一面に、私は強く惹かれていたのだから
「ダメですか?こんな理由じゃ・・・」
「いや、ダメなんてことは・・」
自分の泣き顔を見られていたことが恥ずかしかったのかビュウさんは俯いてしまった
月明かりに照らされた彼の顔を見つめていると、忘れていた欲望が顔を覗かせた
「ビュウ・・さん・・私・・・もう・・・」
愛しい人がそこにいる
その事実が私を高揚させる
「え?なん・・んむ!?」
彼の唇に私の唇を押し付ける
嫌われるかもしれない 蔑まれるかもしれない
でも・・・・もう遅い
例え嫌われようと後悔しないように、彼の唇にむしゃぶりつく
ビュウさんは黙って私の行為を受け入れてくれていた
604 :
び×ふ:2007/04/21(土) 05:17:00 ID:IlogIEOB
「ん・・・ちゅ・・ちゅむ・・んん・・んはぁ・・」
どれくらい続けていただろうか
息が苦しくなって唇を離す
もうこれで最後なのだと名残惜しむように
「・・・・・・」
彼は何も言わない
ただ少し震えている
「ビュウ・・・さん・・・?」
私は恐る恐る彼に触れようとして
「え・・・あ・・・」
・・・・・抱きしめられた
「ごめん・・・フレデリカ・・・」
「あ・・・・」
一瞬、その言葉はさっきの告白への返事なのかと思ったが、次に彼が口にした言葉は
「ここまでされたら・・・俺・・・我慢・・・できないよ・・・」
私を求めてくれる言葉だった
「寂しいんだ・・・辛いんだ・・・どうしようもないくらい・・・
そんな心の隙間を・・・君を抱くことで埋めようとしてる・・・
俺は・・・君に愛される資格なんか・・無い・・・最低な奴なんだ・・・」
「いいんです・・・私だって・・最低なんです・・
ビュウさんのそんな気持ちを解ってて・・・心の隙間を利用して・・・
自分を愛してもらおうとしてる・・・ずるい女なんです・・」
自分自身を罵り合いながら私たちは抱きしめ合っていく
心の隙間を埋めるように 欲望を満たすように
そしてくちづけを交わす
先程の一方的なキスじゃない 二人で求め合う淫らな儀式
「フレデリカ・・・俺はまだヨヨの事を完全に忘れられていない・・
そんな・・・自分勝手な俺を・・君は・・・」
「はい・・・愛します・・・今は・・ヨヨ様の変わりでもいい・・
いつか・・きっと・・貴方の中のヨヨ様に・・勝って・・みせます・・」
「フレデリカ・・・・・」
更にキスを交わす
今までの比じゃないくらい濃厚なキス
口を開け、舌と舌を絡ませ、彼の口の中を犯し・・・私の口の中が犯されれる
何時止めるとも知れない激しい愛撫
唇を離すと一筋の淫橋が架かった
605 :
び×ふ:2007/04/21(土) 05:18:08 ID:IlogIEOB
舌と舌の蹂躙合戦は終わり、次の愛撫を受ける
彼の手が私の胸に触れ、揉みしだく
「アァッ・・アンン・・ハ・・アァ・・アアッ・・アハァッ・・」
「ここ・・凄く硬くなってる・・」
硬くなった乳首をつままれる
「アァッ!!」
余りの快感に思わず仰け反る
「い・・痛かった?」
「い・・いえ・・気持ちよすぎて・・・」
「そう・・じゃあこれは・・?」
そういうと彼は乳首にしゃぶりついた
「イッ!ハァァァァッ・・・アッ・・・アッアッ・・ダメ・・そんな・・イャン・・」
乳首を嬲られ、舌先でコロコロと転がされる
気持ちよすぎる・・・
自分でするのとは比べ物にならないくらい気持ちいい
早くもイキそうになる私を見て彼は動きを止めた
「アンッ・・・・あ・・・」
きっと今私は凄く物欲しそうな顔をしていたに違いない
「あ・・の・・どう・・して・・」
そこまで言って
クチュッジュプックリュッ
「!!!!イイヒッ・・ィァアア・・アアンッ・・・アアアアッッッ!!」
いきなり秘部に指を挿し込まれ、クリトリスを撫で上げられる
快感の奇襲が私を絶頂へと押し上げた
「アハァ・・ハァ・・ッ・・ハァ・・ハァ・・ひ・・酷いです・・」
「ゴメン・・あんまり感じてくれるから・・ちょっと意地悪したくなって・・」
ホントに酷い人です
「なら・・次は私の番ですね・・」
606 :
び×ふ:2007/04/21(土) 05:18:59 ID:IlogIEOB
「あむ・・ちゅぱ・・ちゅ・・・むぅ・・れろ・・ちゅぴ・・ぷちゅ・・」
私は彼のそそり立ったモノを咥えこみ舐める
これもディアナから聞いたのだけどフェラチオという技なのだそうだ
「あ・・・く・・・」
ビュウさんは気持ちよさそうに私のフェラチオを受けてくれている
「あはぁ・・ん・・んん・・ちゅぷ・・ちゅぷ・・むふぅん・・」
硬いモノが更に硬くなっていく
気持ちよくなってくれていると思うと私も感じてしまう
もっと気持ちよくなって欲しいと動きを加速させる
「ンゥッンッンッンッムッムッンッンッッ」
じゅぷっじゅぷっといやらしい音を立ててフェラチオをする
硬かったモノは私の口の中で暴れだす
必死で快感を得ようとするモノに愛らしさすら感じる
「チュッチュパッチュムッジュプッンッンッンゥッゥウンッ」
ただひたすら舐める 吸う
「フレデリカ・・・もう・・出そう・・・だ・・」
「んぅっ・・んむ・あしてくらさい・・・んっんっんっむぅ・・・」
私は彼をイカせるために夢中で舐める
「ア・・編む・・ムッ・ムゥ・・んんんっんっんぅんっんっんっんっんっんっんっ!」
「うう・・そ・・・・そんなに激しくしたら・・う・・うううああぁぁ!!」
「ンゥッ!!ンンンンンンンッッッッ!!!」
ビュウさんは激しく腰を動かしながら私の口の中を穢す
「ん・・・んぅ!んぅっんむっゥンっんぅん・・・ゴクッ・・・」
はじめて精液というものを口にした
ネバネバして独特な匂いのするそれは喉に絡みついたけど嫌な感じはしなかった
「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・」
「ビュウさん・・私・・欲しい・・・」
「俺も・・・フレデリカが・・欲しい・・・」
そういうと彼は私のことを押し倒した
607 :
び×ふ:2007/04/21(土) 05:22:07 ID:IlogIEOB
すんませんほんとすんませんまじすんません
次で終わるとかホラふいてすんません
肝心のエロが短くてほんとすんません
自分の力量を見誤ってました
次でホントに終わるはずですから許してください
ってか自分のSSまじまじ見てるとはずかしいです
>>607 GJ!!!
卑下する必要は全く無い。朝から良いものを読ませてもらった。
続きを期待して待ってる!
マーベラスだ!
610 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 18:13:55 ID:3+7Y6Ykb
>>607 ∧_∧
( ・∀・)ワクワク
oノ∧つ⊂)
( ( ・∀・)ドキドキ
∪( ∪ ∪
と__)__)
ニコ動にラグーンの動画あったから見ちゃったよ。相変わらずの悪女ぶりでした
GJ!
何をそこまで自分を責める必要があるのか?
ノープロブレム!アイアムノヴァ
614 :
び×ふ:2007/04/23(月) 03:56:37 ID:E4da0g6l
「フレデリカ・・・いくよ・・・」
「はい・・・あ、あの・・」
なに?と聞き返す彼に
「一気に・・・奥まで・・来てください・・・」
とお願いした
ディアナによれば女性にとって初めての行為とは物凄く痛いらしい
早めに膜とやら破っておかないと何時までたっても痛いままなのだそうだ
彼は少し驚いた顔をして
「・・・・・わかった」
微笑みながら頷いてくれた
「それじゃ・・・一気にいくよ?」
「おねがい・・します・・・」
そう言うと彼は自分のモノを私の秘部にあてがい
ジュブッと思い切り挿し込んできた
「ヒッ・・ハッ・・・アアアアァァ!!」
ミリッという音がする
「や、やっぱり痛い?」
「ハァ・・ハァ・・」
返事ができない
ただその理由は痛いからと言うわけじゃなかった
「そ・・・その・・私・・・・」
声を上げた理由を説明するのはかなり恥ずかしいのだけど目の前で心配そうに見つめてくる彼に言わない訳にはいかない
「い・・・・イってしまい・・・・まし・・た・・」
言ったあとで更に顔が熱くなる
死にたくなるくらい恥ずかしい
「可愛すぎるよ・・・」
「あ・・・」
恥ずかしさのあまり両手で顔を隠していると彼が私を優しく抱きしめてくれた
私も負けじと抱きしめ返す
そんな幸せな時間を堪能していると
「フレデリカ・・・俺・・動きたい・・」
彼は更に私を求めてくれる
嬉しい その言葉を聴くだけで私は満たされた
でも満たされた端から欲というのは沸くもので
「私も・・・動いて・・・ほしいです・・」
そんなおねがいをしていた
615 :
び×ふ:2007/04/23(月) 03:57:49 ID:E4da0g6l
ズプッグチュッブチュッズチュッ
「アハッ・・アアン・・アッ・・イッ・・アアッ・・アンッ・・アッハァ・・」
まるで私の襞の感触でも確かめるように彼は私の膣でゆっくりと動き始める
「アッンッ・・ア・・ハァ・・アァ・・ハァア!・・・イッ・・ん・・・」
ゆっくりと膣を擦られる感触に快感ともどかしさが混じり合う
「ハッアアアァァァ・・・ビュウさぁん・・おね、がいですから・・もっとぉ・・」
そういいながら私は自分の腰をくねらせる
もどかしさから勝手に腰が動く
自分でも初めてだなんて思えないいやらしさ
ちょっとショックです
「フレデリカ・・・ホントに初めてなの?」
意地悪な笑みを浮かべる彼
「は・・・初めてですよぉ・・」
かなり説得力にかける私の反論
きっと目に涙でも浮かべているに違いない
「・・・・・ふふっ、ゴメンゴメン
あんまり感じてくれるものだからびっくりして」
「も、もう・・・ビュウさぁん・・」
こんなに意地悪な人だとは思わなかった
・・・・でも、そういうところも好きになりそうです
ズチュ
「イッアアアァァァッッ!」
いきなり腰を動かし始めるビュウさん
ホントに意地悪な人
さらに動きが早くなる
「アッンッンゥッアッハァッアアァッンンッアアッァアア!」
ダメ キモチイイ モットホシイ
彼の背中に手を回ししがみつく
彼の動きに合わせて腰をくねらせる
彼の息遣いと私の息遣いが重なる
彼のモノが私の膣で獣のように暴れる
「アンッ・・いい・・すご、く・・いいで・・す・・ビュウさンアアアアッッ!!」
「フレデリカ・・さんは・・いらないから・・」
「で、でも・・ンッアンッ・・アハァ・・そん、な・・」
「俺がそう・・よんで欲しぃッ・・だ・・」
「アアンンッ・・ビュ、ビュウ・・・イッ・・・アァ・・ハァッ・・アンッ・・」
彼の名前を言う 彼の目の前で 彼に愛されながら
なんて・・・・・カイカン・・・
「フ、フレデリカ・・・もう・・・」
「いい・・です・・ンッアッ・・膣に・・出して・・」
「でも・・・」
「お願い・・・感じたいんです・・貴方を・・・」
そういうと一層速く腰を動かす彼
「イッンッアッンンッアアンッンゥッアッアッアッイッイキ、ます・・ンッアッわ、たし・・アァ」
「フレ、デリカ・・ううぅ!!」
「ヒッアッアッアッアッ「アアァ!!」」
私の膣に彼の熱い精液が流れ込む
その熱さは私を今迄で一番の絶頂に押し上げてくれた
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・んむ・・ちゅ・・」
二人で抱きしめあいキスをする
夢中になっている私に小さな物音など聞こえるはずも無かった
616 :
び×ふ:2007/04/23(月) 03:59:02 ID:E4da0g6l
コトッ
仕掛けをバレないように元に戻す
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・ったく・・あいつったら・・」
あたしは愛のセックスを見せ付けられて(勝手に覗き見しただけだが4回目のオナニーをしてしまった
ちょっと寂しい
途中から割り込んでやろうかと思ったけどそこはフレデリカのために我慢した
あの娘のはじめてをぶち壊すわけにはいかない
「しっかしなぁ・・・」
いや、実際驚いた
フレデリカの初めてとは思えないあの乱れ様
しかし結合部から見えたあれは紛れも無くあの娘の純血
「あたし・・やばいかも・・・」
セックスを見て興奮したこともそうだけど何よりやばいと思ったのは
「フレデリカ・・・」
ビュウではなくフレデリカを見て興奮したことだ
まさかあたしに百合の属性があったとは驚きだ
激しく乱れるフレデリカを回想するだけで体が疼いてくる
「ふん、見てなよビュウ・・・
そうそう簡単にあの娘はあげないんだから・・
ってかいつか絶対あの娘襲おう・・うん、決めた
あの娘を性教育したのはあたしみたいなもだし
もっといっぱい気持ちいいこと教えてあげないとね
あ!あいつと3Pってのもありかな
なんかノッてきたなぁ♪あとは♪あとは♪」
かなりえっちぃ未来設計をしながらあたしの夜はふけていった
617 :
び×ふ:2007/04/23(月) 03:59:59 ID:E4da0g6l
「ゴ、ゴメン!!フレデリカ!!」
朝起きていきなり謝られてしまった
「???」
私の頭は疑問符だらけになる
「そ、その・・今思うと・・俺・・・物凄く身勝手な事を口走ってた・・・」
彼はしゅんとうなだれている
「い・・いえ・・その・・私も・・かなり恥ずかしい事を・・・・」
今度は私がうなだれる
そして顔を上げると彼と目が合った
「・・・・・・」
「・・・・・・」
少々長めの沈黙
「と、とりあえず・・服・・着ようか・・」
「そ、そうですね・・」
思えばずっと裸のままだった
とりあえず服を着ようとすると
「フレデリカ・・」
彼に後ろから抱きしめられる
心臓が高鳴る
昨日あれだけ愛し合ったというのに私の心臓が彼にかなり弱いらしい
「かなり身勝手な事を言ったと思うけど・・・俺はフレデリカの事・・」
「ビュウ・・・」
後ろに向き直り彼にキスをする
昨日の濃厚なキスとは違う、軽くて甘いキス
そして私は微笑みながら彼にこう質問した
「私は・・・貴方の中のヨヨ様を・・・超えられそうですか?」
FIN
618 :
び×ふ:2007/04/23(月) 04:03:36 ID:E4da0g6l
完結記念カキコ
ようやっと終わりました
なんか最後急ぎ足で申し訳ないです
エロもやっぱりあんまりエロくないですね
もうちと修行してきます
それでは駄文にお付き合いくださりありがとうございました
といいつつ名無しにもどります
おっつ〜!
>>618 GJ!
つか何?このフレデリカ
滅茶苦茶萌えるんですけど?
ホッスホッス
落とさせはせんぞ
職人降臨を期待しつつ携帯から捕手
その内ビュウフレで投下出来るかもしれないんで
あんまり期待せずに待ってて下さい
625 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 23:51:28 ID:WFmlQbxx
大穴でゼロシン×ミストなんての考えてみた。必殺仕事人なサジンに取られそうになるけど、という。
けどあのアサシン二人、どっちも頭ブッ飛んでるからエロには結びつけられん。
626 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 00:01:14 ID:iD0MnXJY
時々でいいから実は大人だったビッケバッケの事も思い出してあげてください
時々でいいからビュウ一筋なセンダック艦長の事も思い出してあげてください……あれ?
>>626 それ、なんかいいな。
ビッケバッケの初めてをファーレンハイトの誰かが奪うSSとか面白そうだ
アナスタシアとバルクレイもずっと待っていたりする
アナスタシアかぁ…アナスタシアってやっぱ人気なのか?
じゃあ、バルクレイが言っていた「ヘビーアーマーとウィザード、どっちが強いか」
ってやつ書いてみるか?
632 :
630:2007/05/06(日) 14:49:08 ID:WUelv7Xq
>>631 そんなすぐに書けるかバーローwwwww
分厚い鎧を外したバルクレイの体は軽く
普段鎧を身に纏っている姿からは、想像もつかない速さで腰を振る
重装兵として鍛え抜かれた彼の体は硬く、力強い。
バルクレイが腰を振る度、重い衝撃がアナスタシアの華奢な体を貫き
突き抜けるような快感がアナスタシアを襲う。
バルクレイの愛を彼女は子宮で感じ、彼もまた、自分の分身が締め付けられる事に愛を感じ
激しく腰を打ちつけ、愛をぶつける。
と、書いてみたがこんな感じか?
アナスタシアに興味なかったからわかんね
ワッフルワッフル
即興でそのくらい書けるのは素で尊敬するけど
まあこの板的には自分が萌えるキャラで好きに書けばいいと思うよ
ん、じゃあアナ×バルは他の人に任せるとしようか
|
|
∧
∪
∧ ∧
∩ ) ・・・
| |
| 〜
.∪∪
| ̄ ̄ ̄ ̄
||
||
|| バッ
∧||∧
(∩ ⌒ヽノ
\ _⊃
∪ Σ
≡| ̄ ̄ ̄ ̄|
||
||
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
||
サラマンダーより、はやーい
||
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
ドンファンが盗んだヨヨのアレってなんだろ?
1.パンツ
2.唇
3.処女
ドレダ?
多分どうせくだらない物と予想
そりゃひでぇw
だからあんなことにw
あーなるほどと思った俺ガイル
ドンファンのせいでビュウの人生が・・・ナンテコッタイ
645 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 17:17:31 ID:x2FpOSKh
ビュウも、自分のようにフヌケな男になってしまうかもしれないでアリマスね・・・
ドンファンが盗んでくれたおかげで、
ビュウはフレデリカと結ばれたと考えるんだ
みたか、これがドンファーンの実力だー!
ドンファン自重汁
649 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 10:37:05 ID:JgfkpKnT
ああ、パルパレオス…。扉が、扉が開く…!
……何を今さら
>>43氏のビュウ×ディアナの続きが読みたい…
イヤ、自分デモ書イテルヨ?(棒読ミ)
260 名前: 名無したんはエロカワイイ [sage] 投稿日: 2007/04/05(木) 11:55:20 ID:Us4ALBQ8
「ビュウ…ごめんね、ごめんね…!」と泣き叫びながら、
ディアナやらアナスタシアに逝かされてしまうフレたんハァハァ(*´д`)
エロイの書こうとしてたらギャグ短編みたいになっちまった
(´・ω・`){ディアナた〜ん]
百合だったらヨヨ×フレが意外と萌えると
ネタでなく割と本気で思ってる俺はたぶん異端
>>652 ギャグ短編でもいいから投下しる!
>>653 いや、ちゃんとエロにまで持ってくからまだあげない。
ただ、会話パートが多いから後二ヶ月くらいかかるかも。
ディアナ「いや〜っ!ビュウお願いやめてー!」
ビュウ「うるせぇ!オレの事をバカにしやがって…!ズタズタに犯してやるっ!」
ビリビリビリ〜ッ!
ディアナ「嫌ー!お願い許して〜!!」
ビュウ「へっへっへ…良い尻してんじゃねぇか!このまま入れてやるっ!」
ディアナ「いやっ、いやぁ〜!入れないでーー!!!」
ビュウ「入ってます」
ディアナ→( ゚д゚ )
小学生より、小さーい…
ビュウ「俺のエクスカリバーを食らえー!!!
,
ω
ねぇ……ビュウ。大人になれないってかなしい事なの……アソコが
ヨヨ バハムートより・・・・・・はっや〜〜〜〜〜〜い! (#‐ゝ‐)
ビュウ OTZ
663 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 12:13:02 ID:tlL32vmF
遠くからでもヤリヤリ!
本当に粗チンが振られた理由だったらビュウは速攻で自殺すると思う
へへ
 ̄ ̄7 ヽヽ
/ ヽヽ
|
/ ヾ○シ ←ビュウ
| )ヘ
|. /
/
耳年増でえっちに興味津々だけど身体は処女で実体験のないディアナたんと
隣室でヨヨにギシアンされてやる瀬ない性欲を持て余す素人童貞のラッシュが
なんか興味本位とかなりゆきとか気の迷いとかでやっちゃう展開(;´Д`)ハァハァ
でもラッシュが「俺は一応経験者だからリードしなきゃ」と焦るあまり
空回りして結局ディアナたんが優しく主導権取るとか、
そんな想像になってしまうのは何故なんだぜ
>>666 この悪魔めっ、悪霊退散!!
…てのは冗談で、書くんだ。
大丈夫、ドうグナーのおまいなら出来る!!
つか、ラッシュ×ディアナ萌えが多いようだが
ビュウ×ディアナは異端か?
あ、ごめ、間違えた。
漏れ×ディアナだったわ
ギャルゲーでもやってなさい
ランサー四人組による精ント出スト
レーヴェ:アルスヴィズ
フルンゼ:ブリューナク
ドンファン:ロンギヌス
オレルス:インビンシブル
うにうにダスト↓
○〜○〜○〜○〜
ボリボリと保守
671の???を手に入れた
アッー!
ヌメヌメと保守
このスレに職人って何人くらいいるんだろ?
書いた香具師、今書いてる香具師、手あげろ
(´・ω・`)ノとりあえず1
今書いてる途中
ノシ
まあ書いてる途中と言えなくもないけど、
いつ仕上がるか(そもそも仕上げられるか)不明だから
「書いてる」と言えるかどうかは謎
ノシ
俺もそんなん
ノ
書いたことはある
今は書いてないけど
キャラ覚えてないという致命的な欠陥があるから書けないといったほうが正しいかな
ノ
書いた事ある。
そして今書いてる途中。……途中ダヨ?
しかし、なんだな。ここまで不当な評価受けてるゲームも珍しいよな。
ストーリーはともかくも、ゲーム自体は面白かったのに。
ノシ
今書いてる某スレの外伝SSが完結したら、漸くこっちにとりかかれる…。
意外と多いんだな、俺は見てるだけしか出来ないけど
ストーリーというか・・・ねぇ
恐らくは誰もがメインヒロインと思っていたキャラが寝取られるなんて想像もできんかったからなぁ
ストーリー一本で良いからマルチEDにして欲しかった
そうすれば強くてニューゲームももっとやりがいがあったろうに
寝取られ属性の無い人間にはトラウマ以外のなんでもないからな
ストーリーはほとんど忘れてるのに寝取られた事は鮮明に覚えてるから困る
ある意味斬新なストーリーではあった
ふと、もし発売当時に2chとかあったらめちゃめちゃ叩かれただろうなと思った
スクエニリメイクしてくんないかな…
予備知識無しでプレイする奴らの怨みの声が聞きたくてしかたないw
悪い意味で有名だから、買う奴は皆顛末を知ってると思うぞw
ある意味で物凄くキャラゲーだと思うんだw
キャラの立ちかたと言うかキャラの濃さは随一だと思う
プレイしてる最中センダックはホントにじじいなのかそれともビュウが勝手に言ってるだけなのかどうか
判断できんかった
だってあんなじじぃ見たこと無いしさ
ドットキャラじゃそこまでワカランかったしさ
俺は一体誰に言い訳してんだろ
>>690 、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:}
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ 逆に考えるんだ。
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「呪いか何かでジジイになった」と考えるんだ
,/´{ ミ l /゙,:-…-…、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `……´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
693 :
675:2007/06/03(日) 11:09:49 ID:5ACFWIz0
点呼6人か、スレ見返すと多いような少ないような…
>>694 ラグーン巡り乙帰りノシ
これで7人か。
696 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 08:14:28 ID:YMlCsC5g
スレができた頃からいる俺が通りますよ。
697 :
ビッチ:2007/06/05(火) 09:30:37 ID:tgNIEkGO
じゃあ実際にプレイしてた当時の年齢は何歳だろ?
自分は13歳
リア厨であのストーリーはまじトラウマもんだったわ
ウチは10〜11だったかな、「え、ヨヨはパルがいいの?そっか、お幸せにノシ」
てな感じだったかな。
今でも別に恨んだりはしないが、大人になってから見るとアレは酷いな
そう思うと何も知らない頃にクリアした自分は勝ち組かも
俺も10才ぐらいだったな。
当時は「は?何こいつヒロインじゃないの?何で他の男といちゃついてるの?」
なんか異様にむかつくんだけど何なんだこの感情は?
って感じだったな……。
で2chを見るようになってようやくこれが寝取られということかと納得したなw
じゃあ俺も勝ち組だな
むしろパルヨヨ萌えな俺が新世紀の神になる
今考えると、あれはビュウを主人公として考えるからアレなんで、ヨヨを主人公として考えるとスッキリする感じがする。
……どう見ても、異端です。本当に(ry
じゃあ俺はバルクレイが主人公だと思ってアナスタシアたんに萌えるぜ!
いや主人公じゃなくてもこの二人好きだけどさ
俺もその二人好きだった。あとはエカテリーナの壊れ具合とかも
チビで小生意気なウィザードを心も体もボロボロに犯したいです
>706
バルさん乙
バルはそんなこと言わん
病弱なプリーストと心も体もひとつになりたいです
ふと思ったんだが、カーナ王に隠し子とかいたりしないのかな?
王様だったら妾とか側室がいてもおかしくないし
そもそもヨヨの母親は死んでいると勝手に思っていたからな
ダフィラでカーナ王の真似をしていた奴がハーレムを作っていたのも
案外好色だった王を忠実に真似していたんだったりして
ビュウの出生ってはっきりしてたっけ?
してなかったらもしかしたらビュウがその隠し子ってこともありえるかも・・・やっぱねぇか
>>711 それは割と思い付く人がいる案だろうけど
言っちゃなんだが厨設定のような気がする
>>712 その設定で商業作品にするプロっていくらでもいそうな気がするのは俺だけ?
最近地雷を踏みまくってるせいかシナリオライターって誰にでもなれんじゃないかって想いだしてる
厨設定=プロ級の奴が使えばいい物が出来るが、ヘタレが使っても見苦しくなるだけの設定。
なわけで、
「○○は厨設定」というレスに
「○○使ってるプロはいくらでもいる」と反論するのは根本的にズレてると思うんだ。
もしフレデリカがそんな設定なら
病弱な原因はヨヨと同じという風に理由付けができるな
716 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:50:19 ID:lskulHAV
全然できないし。
そこまで無理矢理フレデリカと結びつけなくていいよ。
>>714 正直スマンカッタ
意味を勘違いしてたわ
皇帝の腹心であるパルパレオスや元腹心らしきホーネットと同じクロスナイト
序章当時ですでにカーナ戦竜隊隊長
しかも戦竜隊はカーナの独自組織で陽動したくなるような精鋭部隊
序章以前には王女とサシでお出かけが出来る=直接の面識がある
しかもそのときから竜を扱える(隊長じゃないかもしれないが)
パレスアーマー(近衛?)やワーロック(宰相?)とも顔なじみ
以上からビュウの出自は王族or貴族のエリート階層
でも不良を拾って戦竜隊に入れたりドラゴンに好かれまくりで相当の変わり者
719 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 12:06:30 ID:XS+RTNkz
平民だけどドラゴンと通じあえる才能を買われて出世したとか
狼少年みたくドラゴンの乳吸って育ってたところを拾われたとか
いくらでもこじつけられそうなもんだけど。
わざわざ貴族に限定する意味がわからん
そこは個人の勝手だろ
憶測なんだから
718のような文章は憶測じゃなくて断定と言う
レア職のクロスナイトだから重要視されたんじゃね?
パル公も竜乗ってたし、クロスナイトは竜に乗るのが常識だったとか
中世世界観な部分もあるし、宮仕えしてるビュウは爵位くらいは持ってるかもしれん。
ただ、マテライトが騒いでる辺り、持ってたとしても(出自が貴族だったとしても)あんまり高い身分じゃないんだろうけど。
或いは、平民だったけど貴族の家に形だけの養子に入ったとか。
まぁ、何にしろ妄想のタネとしては「竜を扱える事」から取り立てられたと考えるのが妥当なところなんじゃないかと。
少なくともゲーム内を見てる限り「竜(戦竜)」の数そのものも多くないんだろうし、それを扱える人間となるとさらに限られてきそうだし。
というわけで、俺は
>>722の意見とはちょっとアレンジして「クロスナイトは竜に乗るのが常識」ではなく「竜を扱えるものはクロスナイトになるのが常識」という意見を提案してみるw
ホーネットはどうなんだ?
竜を扱えるとかそういう描写はなかった気がするんだが。
パピーには懐かれていたがw
扱うっつーか、ちゃんと訓練されたドラゴンだったら
乗るだけくらい割と誰でもできるっぽいっしょ
クルーすら単独でムニムニに乗ってスパイに逝ってたくらいだし
自分脳内では、クロスナイトである事と竜に好かれるどうこうは別に関係なくて
単にビュウが両方兼ね備えてただけってイマゲだな
もちろん「他人もそう思ってないといかん」とか言いたいんじゃないけど
726 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 13:55:48 ID:1wn2z/y4
ともあれ、
設定関連の議論は、
後発SS職人を躊躇させる原因になるから
やめてほしいと願う所存。
俺クロスナイトだけどドラゴンの扱い下手だし、好かれてもいないんだよね。
ていうか高所恐怖症だし。ドラゴンの背中に乗っただけで震えちゃうんだよ。
でも、どういうわけか男には好かれるみたいなんだよね。
俺は傭兵だったから厳密に言えばナイトですらなかったんだけど
必死こいて戦場で活躍して、この二本の剣だけで名を上げたんだよ。
自分で言うのもアレだけど実力に伴うだけの知名度はあったと思う。
そんな傭兵生活を続けていたら、ある日の夜に一人の見知らぬ男が俺を訪ねてきた。
その男は俺に「俺と一緒にこい」とか「大きな夢を見せてやる」とか言ってきたんだ。
熱く語る男の瞳は、今まで俺が出会った男たちとは格の違う野心に溢れているように見えた。
名前も名乗らなかったものだから、あんた誰だいって尋ねたら男は思わせぶりなことを言って席を立った。
別れ際にニヒルな笑顔でまた来ると挨拶していったけれど、それ以来あの男と会う事はなかった。
わずかな時間を共にして一杯の酒を酌み交わしただけなのに、ひどく印象に残る男だった。
オーラというかカリスマ性というか、とにかくあの男にはそういった大器の気配を感じた。
結局あれから一度も再会することがないまま十年以上も経っていた。
相変わらず俺は空が苦手なクロスナイトとして傭兵稼業を続けていた。
その間、故郷では国の名が変わったり、頭の名が変わったりと忙しいようだったけれど
俺はそれほど興味はなかった。そんなことより飯の種、次の雇い主を探すことの方が重要だった。
そんな俺があの男の名を知ったのは、俺の故郷があの男の帝国ではなくなった日の夜のことだった。
それまであの男のことは遠い記憶の彼方に消えていた。時の流れがそうさせたんだと思う。
あの男の名と、どうやら死んだらしいということをいつもの酒場で聞いた。
涙は出なかった。俺は名前すら教えなかったあの男のために独り黙祷した。
IDがウザもしくはウゼー...orz
>727-728
なんという腐女子。
>>726 議論というか保守がわりの雑談のタネにはいいんだけど、
そのへん決まってない(たぶんスタッフも考えて無い)とこが
なんだかんだ言ってバハラグの魅力だと思うんでその気持ちもわかる
「○○は有り得る有り得ない」つーより
「俺脳内ではこうだぜ!」でいいじゃんいいじゃん。
731 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 16:52:08 ID:WcWaH8Dd
巷の創作サイトのビュウは
やたらきらびやかな設定が多くて疲れる
俺はぶっちゃけビュウの過去や背景設定云々より
ディアナたんの脚の美しさについて妄想したい
733 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 21:46:43 ID:3tU85Ybu
すればいいじゃない
そしてここに書けばいいじゃない
ここで流れを読まずにバルクレイ×アナスタシアを投下
エロさに関してはあまり期待せんで下さい
湿った音と肉のぶつかり合う音が、ふと途切れる
自分の腰に跨ったまま手をつき息を切らす新妻を見上げる
じゃれつく猫の様だと思ったが言わない事にした
──上に乗ってしてみたい、そう言い出したのは彼女だった
どこから聞いたんだなどと追求はせずに話に乗る事にした
普段から自分より二回り半は小さな身体に覆い被さっている訳で
何となく負担を強いているような罪悪感があったからだ
勿論自分でも興味はあったが正直想像以上だった
普段からは想像もつかない姿が今はさらけ出されている
滑らかにくびれた腰を振るのも
大振りではないが形のいい乳房が揺れるのも
肩で切り揃えられた髪を振り乱すのも
何より気の強さをすぐに出す顔が快楽に染まるのも
全部見て取れる
自分だけが見られるものだと思うと妙な優越感が湧いてきた
「何…ニヤニヤしてるのよ」
「可愛いなと思ったからな」
「…バカ!恥ずかしい事言わないでよ」
「キツくないか?」
「大丈夫、よ…」
「そうか、じゃあ少し激しくしてみるか」
「え…ちょっと待っ…やあっ」
潤んだ目と掠れた声で大丈夫だと言われてもな…と思ったが
少し意地悪をしてみたくなって彼女の腰を掴んで揺らす
かぶりを振るのにも構わず掴んだ腰を揺すり、突き上げる
「ちょっ…ダメ…ぁんっ…やだ…奥にっ…当たっ…ぅあっ…」
嫌がる口振りを、流れ出す程の濡れようと吸い上げる様に締め付ける身体が否定する
「いやぁっ…深っ…のぉ…あっ…ふあっ…はっ…」
その口さえももう喘ぎしか出て来ない
髪を振り乱し、身を捩り、悶え叫ぶ
深い、というのは自分でも感じていた
いつもとは違う感触に限界の近さを悟り動きを速める
「!…っやあっ、も、やぁ、ダメ、ぅあっ、ダメ、…っふあああぁぁんっ…!!」
一際大きな声と共に繋がった所が締め付けられる
外に零すまいと腰を押さえつけたまま、一滴残らず注ぎ込んだ
お互いの荒い息遣いだけが部屋に響く
彼女は繋がったまま自分の上に倒れ込んでいた
汗に濡れた背中を撫でていると胸に頬ずりしてきた
やっぱり猫みたいだと思う
「落ち着いたか?そろそろ抜くぞ」
「ん…もう少し」
「このままでいいのか?」
「あなたの心臓の音…聞いていたいの」
そんな事を言われたら動けなくなってしまう
まったく本当に猫のようだ
好奇心旺盛で気が強くて時々人懐っこくて、いやらしい雌猫
──でも、君が人間に生まれてくれて良かったよ
人と猫じゃこんな風に愛し合えないからな
そんな事を考えながら眠ってしまった妻の髪を撫でる
朝までこのままだったらきっと怒り出すだろうな
心地よい疲れの中でそう思いながら眠りに落ちていった
以上です
カーナ城で何故バルクレイはマテライトに引っ張り出されずに
舞踏会に参加してたんだという事が気になって仕方ありません
お陰でアナスタシアの名台詞「どうして腹が立つのかな」が拝めたとも言えますが
ようはアレアレ…この2人に萌えてるという事です
ではROMに戻ります
>>739 GJ!
最後のバルクレイの心の声(?)に萌えた(´Д`*)
やべ、アナバル萌えるなw
GJ!バルクレイ羨ましいぞ!w
アナスタシアはやっぱり猫系っぽいよなあ
保守
ボリボリ
保守
ボリボリ
―反乱軍の拠点、ファーレンハイト…
マテライトの案でグランベロス帝国にスパイを送り込む事にした反乱軍。
マテライトは帝国へと潜入する者を選ぶ為、艦のクルーをブリッジへと集めると
センダック艦長とマテライトが話した結果
ビュウが帝国へと潜入するスパイを決める事になった。
ビュウは考える…スパイとして必要なもの、それは二つある
一つは、目立つ人物では駄目だということ。
帝国にその顔を知られていない影の薄い人物…それを選ぶ必要がある
そして二つ目は…情報収集能力に長けた者という事。
これらに当て嵌まる者をビュウは探した…
すると、一人の人物がビュウの目に留まる
ビュウは思った、『彼女』ならやってくれるだろうと。
そして、その責任重大な任務に選らばれたのは…
「えーーーっ!私〜!?」
人の噂大好きっ子、プリーストのディアナだった。
続きを書くかどうかは分らん、書きたい人はどぞ。
保守
SS書いててどうでもいい所で詰ると文才がない事を改めて思い知らされるよな…
クソ、鬱だ、死のうorz
保守s
せっかくSS書いてたのに、
規制巻き込まれた…
…保守
>>754 投下しようと思ってた所かい?
で今は携帯から書き込んでるのか?
>>755 いや、まだ書いてる途中なんだが…
携帯じゃあ投稿出来そうにもないし、
しかも永久規制とか言われてるし、
\(^o^)/オレオワタ
>>756 テキストを印刷してネカフェで書き込むとか
書き忘れ。
ロダに上げるのも手
保守
760 :
ポエムにっき:2007/07/05(木) 18:10:44 ID:1RbNE3ua
はぁあ〜。
待機時間になって何度目かのため息をもらす。結果が恐いので、ビュウは回数を数えるのをやめた。
「どーすんだよ」
誰にともなく告げる。分かっている。これは自分のせいなのだから。
「ひょっとしてあいつ、ドラゴンとかの声まで分かるとかないよな。いや、くそっ!変態の条理を常識で考えるな!」
ファーレンハイトの男子宿舎から見る空はいつもと違って見えた。いつもと同じようにも見えた。
つまりは、いつもと同じような青空だった。
と、
「アニキ〜!」
「うわぁっ!?」
突然耳元で響き出した声に思わず一歩飛び退く。
驚きを隠さないままに振り返ると、舎弟のビッケバッケが、彼と同じくらいに息を切らしながら立っていた。
「ビッケ!いるんならいるって言えよ!」
ビッケバッケは少し面食らったような顔で答えた。
「でもアニキ、何回も声をかけたんだけど、僕に気づいてくれなかったんだな」
ビュウはようやく落ち着きを取り戻した自分の心臓に手を当てながら聞いていた。
「本当かよ」
「本当なんだな!最近アニキキノコ買ってくれないししかも毎日のように誰かに盗まれてっるし、ってこれ、艦首像のところにかけてあるんだけどこれ、アニキのシワザってことないよね!?
」
「いや、だから」
「そういやオイラ、そんなこと言いに来たんじゃなくて!ラッシュとトゥルースたちがんっ!?」
みぞおちに容赦のない一撃を食らい、ビッケバッケがうずくまる。
「悪い。イライラしてる。なんか今はお前のテンションに乗っかれそうな気分じゃないや。多分」
「そんな、多分ってぇ」
目に涙を溜めてこちらを睨んでくるビッケバッケに一瞬だけ同情した後、ビュウは再び窓に向かってため息をついた。
「アニキ、やっぱりまだ引きずってる?」
「いやあんまり。あいつら、俺からコソコソ逃げてるっぽいし」
「じゃあ、前向きな復讐心だね!なるほど、痛みを殺意に昇華できたんだ!おめでとうアニキごふっ!」
この日最大にして最長の嘆息とともにビュウが放った拳は、ビッケバッケの下顎を確実に捕らえ、この小太りの舎弟ほ体は石の床を派手に滑っていった。しばらく起き上がることはないだろう。
と、再び窓に向かい嘆息するが、それが何の解決にも結びつかないことは初めから承知していた。
「くそっ!みんな秘密持ち過ぎなんだよ。それとも俺だけがバカだったってのか」
弱々しく壁を叩く彼の拳の音は、興味なくみつめる掃除中のゾラの息子にしか聞こえていなかった。
761 :
ポエムにっき:2007/07/05(木) 21:56:22 ID:1RbNE3ua
それは、もう数日前のことだった。
同郷カーナ出身のヘビーアーマー、バルクレイに突然足を踏まれた。人がすれ違う通路のような場所ではなかった。
「失礼」
その一言を残してバルクレイは去っていった。
ビュウがその時何も言わなかったのは、単に情況が把握できなかったからにすぎない。あるいは、
「あれ、もしかして実はグンソーだったんじゃないのか?」
温厚なバルクレイの人柄を知るビュウは、いつも汚い声で自作の歌を聞かせてきたり、
寝ている間に勝手に人のベッドの中に入ってきたりする別の人間の顔を思い浮かべた(似ていて区別がつかなかったのだ)。
しかし、わざとらしい嫌がらせが回数を重ねるうちに、さすがのビュウも自分に対する露骨な悪意を受け止めざるを得なくなっていった。
「ビュウよ、お前の気持ちはワシが一番分かっておる。
じゃがな、今はガマンじゃ。姫さまを敵の将軍に奪われたなど認めたくない。ワシとてくやしさでいっぱいなのじゃ。それをバルクレイのような実直な騎士の中傷などで憂さ晴らしするなど、お前はそんな男だとは思っておらんかったわい。
なあビュウ、思い出してみろ。この空が赤く染ま…こらビュウ!話の途中じゃ、逃げるな!」
マテライトに相談したことを後悔しながらビュウは女子宿舎に向かっていった。
彼には何となく今回の災難の理由が分かりかけていた。
「バルクレイったらフレデリカとダンスしたんですって!」
前の晩、愚痴るようにそう告げてきた小柄なウィザード、アナスタシアの話は、酒も入りながら今朝まで続いたのだった。
「ああ、ビュウ。なんか言いたいこと言ったらすっきりしちゃった。ありがとね。まだ頭痛い?」
彼女なりに昨夜のことを気にしていたのだろう。部屋に入るなり目ざとくこちらを見つけてきたアナスタシアはこう言ってきた。
遠くで恨めしそうなドンファンの声が聞こえたような気もしたが、これはいつものことなので当然のように無視した。
「ビュウ、ごめんね。
なんだかフレデリカのことまで悪く言っちゃったかもだけど、私の中ではもう全部解決したと思うから。
そうだ、この前のパーティーからフレデリカ、なんだか体調悪いみたい。奥で寝てるからビュウもお見舞いしてあげてよ」
後になって思えば、日常の延長ぐらいに思えていたのはここまでだった。
なんていうかさ、書き溜めてから発表してくれないか?
763 :
ポエムにっき:2007/07/05(木) 23:42:02 ID:1RbNE3ua
正直、頭が痛いのは昨夜の酒のせいもありそうだった。
これを決定的な痛みにしたのはプリーストのディアナのかん高い声だったのだが。
アナスタシアによると、彼女とバルクレイはかなり前から恋仲になっていたらしい。
「えへへ。でも、みんなに知らせるのは二人いっしょの時って約束してるからビュウはフライングだね」
だからって、ヨヨにフられた自分は自暴自棄な無差別レイプ魔なのだと警戒する男もどうかと思ったが、
ビュウはあえて何も言わなかった。
すると、
ちくり
と、なにか引っかかるような視線を感じた。ルキアたちがホーネットにねじ込んで設えさせたバーのカウンターのほうからである。
どうせドンファンだろう。と、ビュウは気にしないことにした。
汚れ具合でいうと、女子宿舎は男子宿舎と大差なかった。
また女の汚い面を見た、と一瞬だけ絶望していると、背中に突然衝撃と重みを感じた。それは予測していたことだったのだが。
瞬時に細く白い二つの手がビュウの首に回る。
「大っ成功!ビュウ、メロディアもう自分の力だけでおんぶしてもらえるようになったよ!」
ビュウは迷わず、手近なベッドの足に頭から飛び込んだ。
軽い悲鳴と共に、背中にかかっていた小さな重みが体から離れていく。
「まだまだだな。体術じゃまだプチデビたちの言うことをよく聞いとけよ」
「も〜、今日は絶対チューできるって思ってたのにぃ」
白いベッドに落とされた少女が悪態をついてくるが、これには適当に微笑み返して、ビュウは目的のベッドへと視線を動かした。
「起きてるか」
「はい。あれだけうるさくされたら」
むっとしたフレデリカの答え。
「ごめん、体調悪くしてたんだな」
「うれしくないです。それよりも、私より先に話さなきゃいけない人がいるんじゃないですか?」
「えっ?」
慌ててあたりを見渡してみる。近くに見えるのは酔いつぶれて高いびきをかくジャンヌと、何か面倒くさそうな目つきでこちらを凝視しているミストぐらいだった。
「ディアナから聞いてるけど、俺は別にヨヨが誰とつきあってたって、それでおれが…」
こほっ
と、フレデリカが咳き込んだ。
「ビュウさん。…ビュウ、本当に気づかないのね。あなたの遊び心がどれだけ人を傷つけたのかって。しかも、よりにもよってあの子を」
再び激しく咳き込む彼女を介抱しようと伸ばしかけたこちらの手を目線で遮り、フレデリカほ今度こそ毛布に頭まで埋まってしまった。
「あの夜。カーナ再興のパーティーをやった夜、おかしいとは思ったんですよ。あの子、エカテリーナに恋人なんてできてるはずないって」
ビュウの背中に冷や汗が走った。
「かわいそうなエカテリーナ。憧れのホーネットが大好きなものを『うにうじ』っていったあなたとアナスタシアをいつまでも許さないでしょうね」
764 :
ポエムにっき:2007/07/06(金) 00:17:26 ID:cTmxXQqs
ホーネットに話しに行くこともできず、とりあえず男子宿舎に逃げてみたが、やはり騒ぎは絶えることはないらしい。
「ど〜すんだよ、って俺のせいか。エカテリーナの全身全霊の恋心だってわかってたら『うにうじです』なんて言わなかったのに」
かといって、アナスタシアを悪者にするわけにもいかない。嘘を教えてしまった自分が一番悪いのだ。
「う、うに、うにうに…」
よほどの悪夢だったのか、苦しそうにビッケバッケが目を覚ます。
感情に任せて暴力に逃げてしまった自分を思い、ビュウは後悔を改めて深くした。
「あっ、アニキ!なんかボク殴られたような痛みがあるんだけど、これってアニキのせいじゃないよね!」
「ビッケ、しばらく俺に近づかない方がいいかもしれない。俺は殺されるかもしれない、多分」
気絶から覚めたばかりのビッケバッケはまだ視点が定まっていないようであったが、
「アニキ、ラッシュたちが心配してたんだよ。なんかアニキの持ち物とか通り道に毒や薬が見つかったとかで」
「ありがとうビッケ。だいたい分かってる。ついさっきだけど」
ビュウはその会話から逃げるようにして、今は誰もいないはずの艦長室へと向かった。
悪いのは自分。困ったのは他人。ならば、裁きを受けるのも自分。
艦長室のベッドに横になりながらビュウは、この道理を少しでも不利でなくするよう考えていた。
(やっぱり、ホーネット本人に言うしかないか)
眠ってはいなかった。最初から見えていたその残酷な答えに向かおうと、ビュウは目を開けた。そして、次の瞬間また目を閉じ、そしてまた目を開けた。
そこには、異様なまでに青い肌をした少女エカテリーナが立っていた。
「もう、あなたでいいんです」
見えていながら気配なく近づく人影に、ビュウは戦慄を覚えていた。
765 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 00:19:07 ID:cTmxXQqs
とりあえず
今日はここまでです
混沌感が実にバハラグらしくていいなw
初プレイの時のフレデリカは実際こんな印象だった
ワッフルワッフル
769 :
ポエムにっき:2007/07/07(土) 22:15:45 ID:GwWjEE7U
「言い直します。もう、あなたでいいことにしたんです」
そう告げるエカテリーナの視線はビュウの少し上をさまよっていた。
「それは、結局はお前、」
何か言い返そうとするが、うまい言葉が浮かばない。青白い肌の少女はもう、彼の眼前にまで迫っていた。
「ビュウさん。わかりますか?私、何がしたいのかわからないです。でも、何かしたいんです」
ビュウは沈黙していた。言うべき言葉が見つからなかった。
少女の細い手が彼の首筋に伸びる。震える腕に戸惑いと背伸びを感じた。
「エカテリーナ、やめろ。もっと自分を大事にしろよ」
少女の手は止まらなかった。気がつくと、ビュウの上着は、辛うじて肘にかかっているほどに取り払われていた。
体温を感じさせない指が堅い胸に触れる。ぎこちない動きにビュウは、不覚にも興奮を覚えた。
「エカテリーナ、待て。絶対に後悔する」
気づかぬ間に多少上ずった声になってしまっている自分が悔しい。
「知ってます。だからこういうことやってるんです」
エカテリーナの声もまた震えていた。初めて見る男性の胸板に戸惑いを感じているようだ。
「お前だけじゃない。現に俺はもう後悔している」
「だったら、なおさらです」
全身の体温が一気に下がったような気がした。自分が、不意に口づけされたのだと悟ったのは一瞬後のことだった。
「男はなぁ」
エカテリーナの手が一瞬止まる。視線はあさっての方を向いたままで。
「聞いとけ。男はな、全部脱がなくてもいいんだよ」
エカテリーナの動きが完全に止まった。はじめてこちらを直視してくる。
「それは、私はまた嘘をつかれてるんですか?」
ビュウは答えず、ベッドから起き上がり、完全に乱れてしまった上着を直した。
無言でこちらを見つめてくる少女の手首を乱暴に掴み、静かに告げる。
「エカテリーナ、男は消去法で選ばれた時、こんな風に怒るんだ。俺が許せないのは分かる。でも次からは自分が何をしたいのかちゃんと理解してから行動してくれ」
エカテリーナは全くこちらの話に理解したようなそぶりはみせなかったが、素早くこちらの腕からのがれると、足早に艦長室を出ていこうとした。すると、
きゃっ
と、不意の悲鳴が聞こえて、ビュウはドアの方へ急いだ。
そこには、急病で安静中なはずの老艦長、センダックが倒れていた。
「あっ、ビュウ。いま、エカテリーナが急に走ってきて、それでワシを突き飛ばして逃げていったんだけど」
ビュウは無言で、ただ息を整えることだけを考えていた。
「ビュウ、ごめんなさい。まだみんなには言ってないんだけど、実はワシ、あれなの。仮病だったの。神竜の心が恐かったから」
勝手にしてくれ。ビュウは未だ激しく上下する胸を押さえながら言外にそう叫んだ。
読みたい!読みたい!SSが読みたい!!
む、職人さん!?GJ斬りLv3
据え膳は食っとけよ;;
全オレヒット
ワッフルLv99
wktk Lv10
正座して待ってるLv5
JoJo「ドラグナーだ!!
私は痛ェぞ!!」
ちょっといいかい?
今SS書いてて解らない所があるんだが、知ってたら教えて欲しい
ファーレンハイトって船だよな?で戦う時は外の広場で戦ってるけど
この「広場」って表現(てか言い方)が個人的にシックリこなくて…
誰かこのアフォな漏れにもっといい言葉を教えて下さいorz
ケツ掘られてもいいですからor2{プリン
甲板・・・?うーん
>>775 d♪
電子辞書で甲板・デッキって出たから、どっちか使ってみる
おかげで先に進めれたよ(といってもやっと半分だがorz)
っていうか、作中で外を「甲板」と読んでるシーンなかったか。
>>777 ……マジデ(゚д゚ )?
ちょっと甲板からグッバイしてくるわノシ
 ̄ ̄7
/ ヾ○シ
| ミ/
/ ハ
|
|
/
それよりバハラグでエロ妄想しようと思うと微妙に問題なのは、
ヒラの自軍メンバーは基本的に私室がなくて大部屋で寝てるっぽいから
(軍隊つったら普通そうだろうけど)
二人きりであんな展開やこんな展開に持ち込む場所に困るって点だと俺は思う。
ビュウやマテは立場からしても自室を持ってておかしくないだろうけど。
まあ「エロパロ的には各自個室がある設定でオケー」でも構わないし
倉庫とか裏庭とか人気のないとこに連れ込んでってのも非常にロマンではあるな
>>780 エカテリーナやフレデリカといった(傍目から見て)気の弱そうな女を
男部屋に連れ込んで、輪姦するという楽しみがあるじゃないか!
エカなんか林間したら後が怖くて玉が萎えるどころの話じゃありません(ビュウ談)
エカテリーナたんはヤンデレカワイイ
エカとネルボってマップ上のキャラ絵は同じだけど
ネルボはエカと違って服はレオタード(でいいのか?)タイプじゃない、
つーか露出度の低いローブだろ?
髪も茶色だった気がするし、
まさか同じウィザードだという理由で同じ絵なのだろうか?
全くの別人だと思う、専用の絵を作ってあげようよ。
相方の女医がフレデリカと同じ絵なのは渋々ながら納得はいくが。
あと一人だけエルフ耳なのも非常に気になる。
>>781 フレデリカを輪姦なんかしたら死んじゃうんじゃないか
まぁ一番キャラ絵が酷いのは槍の皆さんだけどな、
あいつ等マジ区別付かねぇ!
ゾラむすは箒持った専用の絵があるからまだ救いがあるが、
ドンファンはあれだけキャラ立ってんだからちゃんとして欲しい。
余談だがキャンベルの二人組みってお姉さんぶるOLちっくな感じがする、
ネルボは大人だけど何となく子供っぽさが抜けていない、
ジョイは大人で振舞いも完璧だけど気を許した男の前では…、
というイメージがある、
まぁあくまで漏れの妄想だが。
ビュウって剣二つもってるが、鞘は左右に一つずつつけてんのかな?
おそらくそうじゃないか
二つある剣の鞘は邪魔にならないように背中で×字に吊っている。
双剣使いの騎士がクロスナイトと呼ばれるようになった由来である。
なんつってな
まぁクラウドの剣は磁石で貼り付けてあるとかいう公式設定のある正方形だから
案外そうかも知れんな
保守
保守
フレたんはビュウと結婚した後は意外と妖艶な人妻になってると思うんだ。
妖艶つか「村の準ミス」ぐらいの身近で微妙なかわいさの方がいい>フレ
みんなが大輪の薔薇を見ているときにふっと横を向くと
さりげなく咲いてる野草の美しさというか
某サイトの受け売りだが
夜は妖艶になるんじゃないか人妻フレは
ヨヨも男と夜を過ごした結果 あの妖艶なグラフィックになったわけだしな
グラフィックがかわるのってバハムート入手後だっけ?
>>796 同意だな、
フレデリカは何度か食えば飽きる豪華なご馳走でなく
毎日食べても飽きないお惣菜的な魅力だと思う。
>>798 グラフィックが変わるのは何か食って姿が変わるドラゴンと同じ、
世々はろくでもないものを食って正体不明に変化しただけだろ。
>>799 マジレスするとそう。で、職業の表記も「ドラグナー」になる。
並のゲームなら「単に職名がバージョンアップしたからグラも変わっただけだろ」
で終了だけど、ヨヨはタイミングがタイミングなだけにどう見ても
「男を知ってキレイになったんだな…」という思考を誘うようになってるとこが
いかにもバハラグらしい心憎い仕様。
>>798 なるほど。
つまりフレデリカがビュウを捨てて、パルパレオスに走れば
より綺麗に、かつ魅力的になるということか。
ビュウ×ルキアな某サイトの小説のエンジョイ&エキサイティングな反乱軍を見て、イイと思ってしまった俺は人間として間違っているかもしれない…
その小説の作者この板にいるから、多分ここにもいるよ。
あそこは
基本設定を忘れて妙なキャラ叩きをする→忘れてる基本設定を指摘される→逆ギレする→さらに指摘される→サイト改装して痕跡全部消す
のサイクルを年中繰り返してる点の方が
小説よりもエンジョイ&エキサイティング
ビュウ×ルキアが好きだから通ってたけど、
管理人が「ビュウ大嫌い」と言ってるのを見て一気に冷めた>Loadstone
だったら無理して書かなくてもいいよ。
鬼畜・陵辱系というシチュ自体は自分は割といけるんでそれだけで拒否反応は出ないけど
あそこはなんつーか、そういう問題じゃない部分での異様な厨二病臭さが正視に耐えない
>>807 そもそもバハラグが大嫌いなんだなとしか思えないのは俺の錯覚だろうか
>804
あそこは言葉面だけ乱暴なだけで、
中身はそんなにエンジョイ&エキサイティングでもないような気がする
某ビュウフレサイトのが、(書き方はさりげないけど)よく見りゃよっぽどドス黒いこと書いてるような
っていうか、個人サイトの話は思いっきりスレ違いじゃないのか?
正直両方ともろくに思い出したくない。
話題が乏しいのはわかるけど、ヲチスレじゃないんだし程々にしとこうぜ
>>811 おまいもさりげにひでえw
けど二行目同意。
814 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 10:01:36 ID:3D8aHbr2
自分は言いたいこと言っておいて
「自分以降は叩き禁止」とのたまう虫のいい811がいるスレはここですか
もういいじゃん
マジどうでもいいんだけど
そのうちどうでもいいフレデリカネタでお茶を濁す奴が出てくるから大丈夫
そういう言い方するとジジイネタやグンソーネタで来る奴が出ると予想
ウホッアッー!
>>816の為に俺が人妻フレデリカネタを製作中だ!
お茶を濁してやるから待っといてくれ!
さて、たっぷりかき混ぜないと濁せないように薄ーーーいお茶を淹れるか。
821 :
センダック:2007/07/27(金) 05:24:28 ID:kHjZ5ZoW
ちゃんと書き込まれてる?
みなさんこんにちわ(*^o^*)
やはり世界を救うため抑えていたヨヨの裏切りによる憎しみを
本編終了後爆発したビュウがクーデター起こして
ヨヨを部下の兵士達にまわさせる話が読みたい
そんな器の小さいビュウいらん
つか痴情のもつれでクーデター起こされても
というか、そんな憎しみ抱く設定にしたら、
前提として「ヨヨのことが好きだった」とか「ヨヨにふられて悔しかった」とか
色々と嫌な事実を認めにゃならんやん。
いいじゃん嫌な事実を認めても、
どうせ二次創作だし公式設定にはならないし
無個性主人公なんだから人の数だけビュウ像があるもんでしょ
人間臭いビュウがいてもおかしくない
827 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 23:30:33 ID:F1SbtCkK
人間臭いか否かと
惚れてる相手がヨヨか他の女かは
全然関係ない件
>826
だったら別にいいじゃん。
>822に対して>823-825みたいな意見が出ても。
人の数だけキャラ観があるなら、
むしろ出ない方がおかしいでしょ。
822に異論を唱えちゃいけないというのはそれこそ
キャラ観の自由の侵害。
無個性主人公というか……「物語としての」主人公は多分ヨヨなんじゃないかと思う俺。
ビュウは「プレイヤーキャラクター」ではあるけど、お話の軸的には「主人公」ではない気がする。
正直、ビュウが別のキャラに置き換わっても話自体は問題なく成立するわけで。
……どう考えても、自分を慰めてるだけです。本当に(ry
いや、それは自分も大昔から思ってた。
同じ無個性系といってもドラクエの主人公なんかは
英雄の血を引いてる設定とかで「物語の主人公」の座から外れてないんだが
ビュウはそういう特権的立場を与えられてるキャラじゃないんだよな。
バハラグやってる時のなんか独特なやるせなさは、単にヨヨに振られるどうこうじゃなく
実はこれが原因になってる所も大きいと思ってる
まー結局は「でもそういうバハラグとビュウが好きだ」と言いたいだけなんだけどさ
人の世界の中心にいたのはヨヨ。
人の世界を離れて、空と竜の世界に一番近づけた人間はビュウ。
どっちも取ろうとして自滅した馬鹿がサウザー。
そんな印象。
>>828 ビュウは喋らん方がいいと思ってる俺みたいのもいるしな
まあビュウは「台詞が無い」じゃなくて「しゃべる台詞をPLが選べる」
な仕様だから、実際にはけっこう名(迷)台詞もあるし
どんな口調でしゃべるのか大雑把には公式像が存在するキャラなわけだが
>>831が凄くうまい事言ってるんだがスルーかい?
俺これ見たときバハラグに出会って以来長年胸のうちで燻ってたモヤモヤが晴れるくらい感心したんだけど
>831
パルパレオスはバミューダトライアングルに迷い込んで
右往左往の末に墜落した飛行機みたいなもんか。
>>834 スルーってか、俺も初プレイの時そんな印象だったんで
ナチュラルに納得してた。
「結局はヒロインとくっついてどうこう」とかいう
ありきたりな締めじゃない所がいいなと。
サウザーは、人の世界を制覇したとこでやめときゃ
国民も幸福だったのにな。
良くも悪くもそこがサウザーって奴なんだと思ってるが
837 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 02:00:38 ID:tiu7z5P6
退かぬ!媚びぬ!!省みぬ!!!
byサウザー
空気を読まずに話を変えるが
ランサー成分が圧倒的に足りないと思うんだ。
レーヴェとかはともかく
ドンファンは使えると思うんだ。色々と。
でも自分では書けない orz
839 :
そう言えば:2007/07/30(月) 11:59:15 ID:jOIz6tIA
OPで出たミストってどうなったんですか?
何処のサイトで実はあの女将軍が帝国についたミストだと言われたんですが……
>>839 バハラグで唯一と言っていいくらいの隠しキャラなのかもしれないなぁ。
ゴドランドで見つければ仲間に出来たと思ったけど、詳細は忘れてしまった。
841 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 12:39:04 ID:je0PFnZq
>>839 ミスト仲間にした状態でバーバレラ会えるから
その設定ありえん
>>839 ゴドランドで街の人全員に話しかけた後、木の下の女に話しかけてみなさい。
メロディアのじいちゃんには話しかけない事。
アレ?
名前を間違えたかな?
最初のカーナが占領される話で出た人なのですが
おまいは一回病院で検査受けた方がいい
>838
ドンファンは美味しいキャラだとはおもうんだが、自分で書くとなると扱いに困るんだよな。
どうにもシリアスが似合わないキャラだから困る。
かといって、ギャグでも女関係以外には使いづらいし。
いや、まぁ、好きなんだけどさ、ドンファン。
まぁ、ジョイとネルボを落としている辺り、顔は良いんだろうねw
シリアスとギャグを書き分けれる人が書けば面白いものができるかも。
俺? 無理。
そういや、ミストが仲間になるときパルハムのことをサスァ・パルパレオスっていうけど、
『サスァ』って何?名前?苗字?それとも敬称とか?
>>847 ってことはパルパレオスってのは名前じゃなくて苗字(家名)なのか?
そう言ってるだろうに…
グドルフとイッパイアッテナ
作中でも関連書籍でも名前とは断定されてないから、
サーみたいな敬称・称号という可能性もある
バハラグ世界は日本みたいに、名を名乗る時「名字・名前」
って呼び方をするのが普通なんだとかいう可能性もあるしな
要するに(バハラグの他の多くの謎と同様)真相は誰にもわからないので
>>846みたいな疑問提起は昔から繰り返しよく見かける
パルオ以外にフルネームらしいフルネームがある奴が誰もいないしな
本名ですらない奴もいるしなw(名前は一応あるけれども)
ビュウとヨヨは、語呂のいい名字をくっつけるのが難しい名前だと思う。
二次創作だと妙に格好付けたフルネームがつけられることが多いけど、
なんか「ビュウ」「ヨヨ」の部分だけ浮いてて合ってないというか、
違和感感じることが多い。
>>855 ビュウよりタイチョーのほうが苦しいんじゃね?
ヨヨは名前じゃなくて略称なんだよきっと。
Josev Josterとかの。
タイチョーやグンソーまでいくと逆に楽だろ
「山田タイチョー」とか
「鈴木グンソー」とか
吉田戦車風に考えればいくらでも
>856
JOJOか
まあ二次創作の名字設定が寒いのはバハラグに始まったことじゃないし
センダック艦長に萌えれる俺はきっと異端。
>>860 ガキの頃はホモという概念を知らなかったので普通にセンダックは女だと思ってたな。
プレイ中はなんでこいつは自分の事をジジイとかいってるんだろ?って不思議に思ってたw
後にとりせつやらファンブックのキャラ絵を見て……。
ちょっとへこんだ、もしくはトラウマになったとか?
>>861 幼いながらに自分を強引に納得させようと、婆さんに脳内補完していたこともあったw
しかしジジイはよく見れば普通に可愛いし善良な人なのが更に困る
というか善良だからゲイとして存在が許されいるんだろう多分。
善良じゃない奴がゲイをカミングアウトしたら
それを口実に迫害されて終わり。
まぁ、性格や嗜好はともかくとして能力的には結構優秀っぽいけどな>ジジィ
戦闘力はともかく、大臣・宰相系の役職としてはダメダメなんじゃないか?
弱気で優柔不断だし。
まぁセンダックがカーナ王国でどんな役職だったかははっきりしないけどさ。
本人が気弱なんで表立って仕切ってる感じじゃないけど、
よく見るとストーリー上においてはセンダックが一番
大局的な事をきちんと考えてる奴という印象がある。自分的には。
あれで決断力があってどこから見ても優秀な宰相だったら、
かえって可愛げのないキャラになってた気がするんだがどうか
カーナは「バハムートを精神的支柱にする一種の宗教国家」らしいから
ワーロックは聖職者みたいな一面も負ってて、
その関係で高い地位に就けるんじゃね
OPで王様についてバハムートのところにいったり
形式?だけでもファーレンハイトの艦長任されるぐらいだから
王様の相談役だったりとか、
>>870の言うような感じの高い地位、だったんだろな。
確か「それなりに優秀だったけどカーナ陥落のショックでめっきり判断力が落ちた」みたいなこと説明書に書いてなかったか?
そもそもホモダックになったのも、陥落のショックと聞いたことがあるような気がする
>>873 それは明確に言われてる箇所はなかったような。
しかし序章を見てると、「カーナ陥落のせいで変になった」ちゅーより
別に陥落後と違わなく見えるんだよな…
「艦長は若い頃とぜんぜん変わってない」とゲーム内で言ってるクルーもいるし。
まあ公式のはずの設定なのに資料によって描写が食い違ってるとこって
他にもいくつかあるから、結局は「個人の想像の自由」でFAなんだけど
ジジイは、カーナ時代は地位と責任があるから取り繕ってた妙な部分が、
フリーダムな反乱軍の空気で一気に丸出しになったような人だと思う
>>875 それはありえない話じゃないから怖いw
というか、バハラグ自体になんというかホームコメディー臭が漂っている気がするのは俺だけか。
本筋とは全く関係ない部分限定だけど。
サウザーの夢見がちすぎる英雄気質とか、ヨヨの空気読めなさすぎる言動とか
本筋でのイベントもかっこよく演出されてるだけで、視点を変えれば結構コメディーだけどな
切り口が違うだけで
ドンファンの行動を真剣に描写して分析してったら、ヨヨどころの騒ぎじゃないわけだし
>>875 >カーナ時代は地位と責任があるから取り繕ってた
ジジイは変な所は徹底的に変だけど
その割には妙なとこで他人の考えを気にしたり
常識的な面もあったりするから、それいかにもセンダックらしいと思った
>877
そういう本筋でのシリアスな愚行と、
脇道でのホームコメディー臭ただよう愚行をひっくるめて、
「人間は馬鹿でどうしようもないけど(そして広大な空や無邪気なドラゴン達と並ぶとその馬鹿さが際だつけど)、なんだかいいもんだなあ」
と人間讃歌してるのが、バハラグのメインテーマだと思う。
hosyu
Loadstoneの管理人は別にビュウ嫌いじゃないよ。
サイトの日記で本人が言ってる。
言葉尻とらえすぎ。
個人サイトの話なんてどーでもいいよ
>882
叩く時は好き勝手に言っておいて、
擁護されたら「個人サイトの話はどうでもいい」ですか?
ネラーは個人サイト叩く前に自分を顧みたら?
醜いよ、はっきり言って。
はいはいわかったからもう巣から出てくんな
ていうか、伝わってなかったら意味なくね?
物を書く人間は書いた物で評価されるべきだ。
そして、二次である以上は原作を可能な限り尊重した上で書くべきだ。
俺設定の話がやりたいなら一次でやるべき。
そういった事が出来てないから叩かれる、それだけの話じゃないか。
>>885 同意せざるじゃないのか?
もう個人サイトとかどーでもいいから職人達のssをwktkしつつ待っとこうぜ。
>>888 何か違和感有るなと思ったら、素で間違えてたわ
案の定話が全然通じてなくってギザワロスwwwwwwwwwwwww
まあ別にいいけどね、叩かれるのは嫌いじゃないし。
>884
大体こんな意見が出てくる時点で、まともに対象サイトを見てないって証拠でしょう。
まともに読んでたら文体も、文体を作ってる思考回路も全然別物だってわかる筈なのに。
>886
だから、
巣をつついておいて、巣の側から何かが出てきたら「帰れ」っていうのはおかしいって言ってるんでしょうが。
だったら初めからつつかないのが常識的な考えでしょう。
>887
その論理で言い出したら、このスレで書かれてるフレデリカは
原作なんか微塵も尊重してなくないですか?
ただヨヨみたいに生々しくない、男にとって都合のいい女が欲しくて、
それを押しつけるのに、たまたま立ち位置的に都合が良かったのがフレデリカだったというだけ。
それは全面的に許されて、あのサイトの作品は許されない、と言うんだったら、887は欺瞞。
気にくわない物を叩くための大義が要るから、もっともらしいこと言ってるだけ。
本音は「自分を振るような女は死ね」だけど、
それだと情けないから「ヨヨは性格が悪いから死ぬべき」と理論武装してきたのと一緒。
そこから全然進歩してない。
頼むからよそでやってくんないかなあ
もうほっとけ
煽りに乗ってるといつまで粘着するかわからんぞ
>>890 某個人サイト云々の事情がよく分からないから何とも言えないけど、
>たまたま立ち位置的に都合が良かったのがフレデリカ
これって十分に原作を尊重しているって自分で言ってない?
894 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 07:47:42 ID:LEbVTuZl
面白けりゃなんでも許される。
原作無視のキャラ捏造やエログロブラックジョークをやってて作者が痛いサイトでも、
支持されてるサイトは無数にある。
あそこは叩かれるのは単に話がつまらんから。
なのに叩かれるたんびに
「キャラ捏造やエログロを受け入れられない読者はおかしい」
とか言ってんだから頭が悪すぎる。
余所のサイトの状況見りゃ、
問題はそこにはないことが分かるだろうに
895 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 07:57:59 ID:JHVApowA
可哀想な子にさわっちゃメッ
どうでもいいが俺はヨヨもパルパレオスも大好きだぜ
>891
頼むから>890の9〜11行目ぐらい読んでくれないかなあ〜。たったの3行なのに・・・
と言ったらまた叩かれるんでしょうかね。
>893
だったら、このスレのフレデリカ像が許されて
あのサイトの作品は許さないというのは、やっぱり欺瞞ですよね。
あなた方が叩いているサイトの小説も、
立ち位置的に都合がいいから役を割り振ってるだけで、原作を十分尊重しているのだから。
>894
「原作を尊重しないから叩かれる」と言った舌の根も乾かないうちに180℃違うことを言い出した事の是非は置いておいて、
その“面白けりゃ”の基準はどこにあるんですか。
少なくとも私は、他のSSとも呼べないような文章サイト
(ここの住人のように嫌味ったらしくぼかすのは嫌いなので言ってしまいます。SKY OF DRAGOONやNeueweldです)より、
あのサイトの作品の方がずっと読んでいて面白いし、価値があると考えます。
このように面白さは恣意的すぎて、基準たり得ません。原作尊重論と同じ、ただの後付けです。
>895
(^Д^)9m
>897
じゃあスレの総意は829-831が全てで、
これまで何度も出てきたヨヨ=ビッチ呼ばわりや
ヨヨをヨゴレ役にして喜ぶSS等は、バハラグアンチの大がかりな陰謀工作だと。
ずいぶん壮大なドラマですね。
>>899 ならそのサイトに面白いと書き込めばいいジャマイカ
少なくとも此処に書き込む事じゃないし、叩きがウザイと思うのなら
個人サイトアンチのスレ立てるなり、そのサイトの掲示板にでも書き込め、とか言った方がよくないか?
まぁ、こんな話はどうでもいいから早く職人達のSSが読みたいんだよ、漏れは。
そういや、喪舞いさんのレス見て嫁内漢字がいくつかあったが
小説サイトを色々巡ってるなら書いてくれ内科?
この空気じゃ職人も投下為づらいだろうし、アホな夏厨が増えた原因の一部は
喪舞いさんが夏厨相手にマジレスしたのもあると思うぜ?
それに、個人サイト晒して(しかもハッキリと)その小説に評価つけるならそれなりに目や文章力は肥えてるだろう?
ならここは喪舞いさんの言いたい事をSSにのっけて投下してくれい。
そうすりゃ此処の住人達も納得すると思うよ(良くも悪くも)
901 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 23:52:09 ID:LEbVTuZl
板の空気読まん腐女子用語の佃煮に夏厨がどうとか言われても
>>890 >巣をつついておいて、巣の側から何かが出てきたら「帰れ」っていうのはおかしいって言ってるんでしょうが。
>だったら初めからつつかないのが常識的な考えでしょう。
これは
>>890の擁護してる管理人の方にこそ当てはまる話だろ
あそこは他サイトを攻撃しておいて、反論されたらログを消して逃げて、その繰り返し
>>890の理屈でいったら
あそこの管理人のがネラーよかよっぽど無能でタチ悪い。
ログが改変消去できずに残って、反論にはレスもつく2chと違って
あそこは不都合があればログ改変&消去で逃げて、反論はガン無視だからな。
あと関係ないサイトの名前を出すな。それやった時点で同類。擁護の資格なし。
もうさ、この人ほんものの真性だから何言っても無駄だと思うんだ
本気で
もうなんでもいいから
>78は自演を止めるなり信者を連れ帰るなりしてくれないか。
あぁ、なんだ、ホンモノか……
今暴れてるのが当該サイト管理人本人でないなんて
誰もいまさら信じてないと思うんだけど。
文体も論旨も頭の可哀想ぶりもここまで瓜二つな人間が、
狭いジャンルに二人も存在してたらそれはそれで笑える話だが
そろそろグンソーとセンダックを愛でるというこのスレ本来の趣旨に戻ろうぜ?
汗臭い漢とジジイはいりませんかそうですか…
>>899が管理人で、中二病で、どうしようもない馬鹿なのはよく分かった。
保守頑張って
>>907 ヘビアマ(それもおやじ組)をきちんと描写したSSって稀少だから
ネタでなくけっこう読みたいんだけどね>グンソー
タイチョー×セリーヌとかいいよね
男は黙ってバーバレラ
男連中が全体的に虐げられてるというか実質的に艦内で立場が弱いあたり、妙にバハラグってリアルだと思う今日この頃。
……さて、ジジイはどっちに含めればいいんだろうw
やけにレスが進んでると思ったらSSじゃないのか・・・
センダックってビュウに挿れたいの?挿れられたいの?
ビュウのおしりまろやか発言からして突っ込みたいほうだと思われる
ジジイだから立たないべ
そういやグンソーはマハール組なのに
故郷でもスポット当たらないよな
どこまで話が通じないんだこの人達は。
でも話が通じない相手ほど意地になって通じさせたくなる。
天の邪鬼でサーセンwwwwwwwwwww
>900
>そういや、喪舞いさんのレス見て嫁内漢字がいくつかあったが
>小説サイトを色々巡ってるなら書いてくれ内科?
ごめんなさい。ここの二行を筆頭に、全体的にどうしても日本語に見えません。
「2chのサイト叩きに対して言いたいことを、バハラグの二次創作に乗せて表現しろ」
という指令も異次元的すぎて意味不明です。
世のSS職人は、原作の物語とは関係ない事柄への憤りを核に、キャラ萌えエロ小説を書くのが普通なんでしょうか?
それこそ原作を尊重してない不純な創作スタイルだと思うんだけど・・・。
>902
それは「反論」が「反論」の体を為している時に成り立つ論理でしょう。
反論にもなってない言いがかりをつけられたら、そりゃあ逃げたくもなるんじゃないですか?
今も残っている掲示板の書き込みのレベルから察すれば、
あそこの日記に対する反論は、よほど感情的で不当なものが多かったのだと思います。
(それこそメルフォが匿名なのをいいことに、ここの住人が好き放題に書いてきた可能性もあるわけですよね。
叩きができるぐらいに、あのサイトの内容について詳しいみたいだし・・・)
少なくとも私が見た範囲では、あのサイトの日記は、
あくまで他ユーザーとの考えの違いを示しているだけで、
このスレのような不当な誹謗中傷は行っていませんでした。
その程度の日記に対して、そういった不条理なリアクションが帰ってくれば、
常人なら付き合いきれずにリセットしたくもなるのでは?
>904
きょうびの2chは、「サイト叩きは良くないことだ」と正論を言って、
「○○の小説は面白い」と言っただけで○○信者にされるのか・・・。
・・・あ、きょうびじゃなくて前からか。
思えば「ヨヨはそこまで悪くなくね?」と言っただけの人間が
ヨヨ信者扱いされてリンチに遭うのがバハラグスレの伝統だもんな。
うん、全然変わってないや。
そんなことよりタイチョーって可愛いな
大人ぶりながら子供であることを利用してるメロディアが可愛いな
>>919 ビュウのアナルにセイントヒットまで読んだ
バッキャロー、一番可愛いのは漏れの愛娘ディアナたんだよ(´∀`*)
反論が言い掛かりに見えるのは管理人の頭が悪くて読解力が無いから
そんだけ
ラッシュやトゥルースが筆下ろししてもらったダフィラの夜のおねえさまって
どんな人なんだろうと思うと夜も眠れず昼寝
とりあえずフレデリカがビュウと幸せに薬屋をやっててくれれば俺はそれで十分満足だ
ーーーーーーーーーーーーーーひとりごとーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんか凄くみっともないな・・・。
いつもは閑古鳥を鳴かせているのに、
こういう事があると、とってつけたようにキャラ萌え話を初めるのって・・・。
本気でそこまで熱を上げてるなら、それを普段から毎日書いてればいいのに。
サイト叩きなんかやってないでさ。
ーーーーーーーーーーーーーーひとりごと終わりーーーーーーーーーーーーーー
>920
あの偽善者のどこがどう可愛いのかkwsk。
人を殺すのを仕事にしておいて、帝国が仲間を殺したと言っては恨み、
人に殺されるのが仕事のような職業に妻を就けておいて、いざ妻が殺されたら相手を恨み、
それを大義にすり替えて反乱軍でまた人を殺し、
散々好き放題した後に「レギオンも人間なんだよね!彼だって守るべきものが色々あったんだ!」
と口先だけで反省して、その後具体的に何か行動を改めたかといえばなーんにもやっていない。
なのに、あの台詞だけで巷では善人認定されてお咎めゼロなんだから理不尽すぎる。
2ch住人は「サウザーの行動が美化されすぎ」といって叩くのがやたら好きだけど、
美化され具合だったらこっちも相当酷くないですか?
>924
つまり管理人はどんな馬鹿なクレームにも何らかの意味を見いだし、
正当な反論として受け止められる部分を取りだすよう努力するべきだと。
それは「頭が良い」のではなくて「被害妄想が激しい」と表現した方が正しいし、
「読解力が有る」のではなくて「曲解が好き」なだけだと思います。
ID:SFKWwUI2
きめええええええええええええええ
ID:SFKWwUI2
きめえええええええええええええええええ
叩きばっか熱心で、
肝心の小説の量も質も更新頻度も下がりっぱなしのサイトの信者に
「叩きばっかやってないで二次やれ」と言われても
おまえらスルーしろよ、これじゃあ次スレでもこんな流れになってしまうだろ
まったりスレだったのに、どうしてこんなキチガイが住み着いたのか。
まあ、いくら荒らしても立て続ければいいだけなんだけど。
つか、正真正銘これどっからどう見ても管理人本人以外のなんでもないのに
(もしまだ「別人です」と言張れると思ってるなら
>>927の頭は冗談抜きで本当にヤバいと思う)
いまだにこれが本人でなく儲って扱いにしといてあげてるお前らも優しいな
>いくら荒らしても立て続ければいいだけなんだけど
まあね
掲示板における多くの問題事はスルーすることで解決できる、でアリマス!
>>927 そういって結果的にスルーできてない俺ゆえにおまけ。
かわいそうな君に言っておく。
「とってつけたように」じゃなくて、まともに相手されてないだけ。
誰だって電波の仲間にはなりたくないものw
あと、電波すぎて言ってる事がよくわかりません。
軍は「人を殺す訓練は受けて」いるが「人を殺すのが仕事」じゃない。
圧倒的に知識の足りないであろう君に言っておくが、基本的に軍の仕事は「国土防衛」であり、遠征軍だって「拠点制圧」が目的だ。戦闘行為はそのおまけにすぎん。
だから、不必要な虐殺行為や非人道的行為は(感情論はともかく少なくとも建前上は)許されてませんけど。第一、そんな事すれば無駄に敵を増やすだけですし。
こんな基本的な所を誤認してるようでは話になりません。とっととお帰り下さい。
というか、おまえの妄想と作品内の描写を一緒くたにするな。
妻が殺されて相手を恨みは描写の通りだが、「大儀にすり替えて」なんて描写は作品内に寸分たりとも存在しない。
主観と客観の違いくらい判ってから来い。話はそれからだ。
それと「愚か者は『自分は常に正しい』と思い込んでいる」という言葉を知ってるか?
SS連続投下で、
この電波を見えなくしてしまわないか?
どうせ、もうすぐ1000だし短編長編エロ有りエロ無し何でも来いで
こんなんに反応して何かしてやる必要なんかないって、ほっときゃいい
荒れる時は何をどうやっても妙な荒れ方するのが
ある意味バハラグスレの伝統行事みたいなもんだし
「なんでこんな有様に…」とか思う方が精神衛生上よくないと思うぞ
>>927 君のサイト叩いたやつはもうここを見てないから
ここで反論しても意味ないよ
つーか927みたいな考えだったら
バハラグキャラの大半がとても許容できたもんじゃない
(実際927みたいな理屈で大半のバハラグキャラを叩いてたし)と思うんだけど、
なんでバハラグサイトやってんのか純粋に疑問だ。
あとあそこの掲示板は、どうみても客より管理人の方がバカだと思う。
つかもう荒らしの話しなんかどーでもいいよ。
スルーが一番。
パルパレオスが凶刃に倒れ、死んだ。
その報告を受けた時にヨヨの頭に最初に浮かんだのは――安堵だった。
恋人を失った悲しみでも、犯人に対する怒りでもない。
ただ、パルパレオスという男がこの世から消えたことによって自分を苛む罪の一つが消えたという安堵だった。
「私、こんなに薄情だったんだ…」
ポツリ、と呟き苦笑する。
何を今更。
既にこの身はビュウを裏切った時から薄情で塗り固められている。
そのような女が自嘲をするなど滑稽でしかないではないか。
「これから、忙しくなわるね」
窓の外を見上げ、その果てにあるグランベロスをヨヨは思う。
サウザー亡き今、実質的にかの国の責任者はパルパレオスである。
その彼が殺されてしまったのだ。
今後の混乱を思うといささか頭が痛む。
「マテライトはそのあたりもう少し腹芸を覚えた方がいいのかもね」
くすり、と微笑む。
忠誠心、という面に限っては自分に仕える臣下一のパレスアーマーの顔を思い出したからだ。
パルパレオスの訃報を伝えに来た時の彼の表情は見物だった。
恋人を亡くした姫君が浮かべるであろう悲しみを悼む沈痛な表情の裏で確かに彼は喜んでいたのだ。
まあ、それも無理はないと思う。
マテライトの主観からすればパルパレオスほど気に入らない男はいなかったのだから。
国を裏切る、友を裏切る、今までついてきてくれた己の兵を裏切る。
それは古き騎士道を第一の旨とする彼からすればどんな理由がそこにあろうと許しがたい行いだったに違いない。
もっとも、それは表向きの理由である。
実際のところは孫娘のように可愛がっていたヨヨを取られたことに対する嫉妬だということは誰もが知っていることだった。
「悪気がないっていうのはよくわかるんだけど」
少々その古臭いまでの忠誠心が煩わしく思うこともある。
ヨヨは机にうず高く積まれた書類を見て顔を顰めた。
その書類は全てヨヨの伴侶候補のデータ、平たく言えばお見合い写真だった。
恋人が死んだばかりの傷心の女性にお見合いを勧めるなどデリカシーがないにもほどがある。
ヨヨは既に諦めの境地だったので特に気にすることこそないが、このマテライトの行動は城内の女性陣に大顰蹙をかっていた。
「結婚、か」
いずれは結婚をしなければならないだろう。
自分の立場を嫌というほど理解している少女とってその二文字は重みがあった。
だが、塔のようにそびえ立つ書類を見る気力などヨヨには存在しない。
元よりそんな気はさらさらないのだから。
別段、パルパレオスに操を立てるなどという気があるわけではない。
悲しみはある、心の一角にポッカリ穴が空いたという自覚もある。
それでも、ヨヨはもう夢見る乙女ではないのだ。
恋に浮かれ、人を傷つけ、それに無自覚でいられた時代などとうに終わっているのだ。
それを大人になったというべきなのか、それともただ冷たい人間になってしまっただけなのか。
それを判断する材料はない。
「ビュウ…」
大切な、とても大切だった幼馴染の少年の顔を思い出す。
大好きだった。
そして、愛していた。
カーナが陥落する前までは無邪気に彼と結婚することを規程事実として認識していた。
子供を産んで幸せに暮らす自分を想像することすら当たり前だった。
自分の手が彼につながれていることが当然で、その手が離されることなど考えたこともなかった。
だけど、その手は今はつながれていない。
理由は簡単だった。
自分から彼の手を離したのだから。
「なんて――蒼い空」
窓の外に広がる無限の蒼がヨヨの目を覆う。
この空のどこかで彼はバハムートにまたがり、世界を守り続けているのだろう。
今、彼は何を思っているのだろうか。
仲間たちの平和を祈っているのだろうか。
今日の晩御飯をどうするかとでも考えているのだろうか。
それとも、好きな女性のことでも想っているのだろうか――
そこまで考えてヨヨは頭を振った。
もはや自分に彼を心配する資格などない。
ましてや、彼が誰を好きになろうが関係ない。
「だけど…」
ただ、幸せになって欲しかった。
誰よりも優しく、誰よりも強く、そして誰よりも弱い人だったから。
ヨヨは手を伸ばした。
そうすることで、彼の幸せがつかめるのではないかと思ったからだった。
最近全然SSの投下がないので自力で頑張ってみた。
この後、ビュウを幸せにしてあげなくちゃ! と一念発起してビュウを結婚させようとヨヨ様が頑張ります。
実はお見合い書類の中にはこっそりとビュウのものも混ぜられていたりしてそのことが後に影響してきたり…とか。
とかまあいくつか続きの妄想が浮かんでますが、書くかどうかは不明。
元々悪女と称えられるヨヨ様を多少は救済したかっただけで書いた代物ですし。
…といっても俺が好きなのはフレデリカだったりする罠。
元鞘大好きな俺としてこれはGJせざるをえない
ビュウとの結婚が元鞘になるのかどうかはわからんが
>>943 GJ!!!
これはいいヨヨだ。できれば続きを書いてほしい・・・
>>943 GJなんだぜ
ほろ苦い大人な感じがちょっと新しいな
このヨヨ様なら萌える
とりあえず乙。確かにちと早かったかもw
けどま、こういう状況だしな。落とさないように保守っていきましょ
つか保守人どこいった
「ごめんなさい、マテライト。今はまだ…」
申し訳なさそうな表情と共に発せられたその言葉は、今日こそはと意気込んでいた老臣の心を叩き折るには十分だった。
項垂れる老臣のはマテライト・ゴルード。
新生カーナ王国一の忠臣にして口やかましい年寄りの冷や水を地で行く男である。
(ヨヨ様にも困ったもんじゃ…)
隠し切れない落胆の溜息を下げた頭の下でこっそりとつく。
目の前にはつき返されたお見合い用の書類。
幾度となく繰り返された光景にマテライトは虚しさを覚える。
(ヨヨ様のお気持ちはわかる。わかるが…)
デリカシーがないだの頑固ジジイだの言われているマテライトだが、ヨヨの気持ちを察していないというわけではない。
勿論、嫌がらせのつもりもない。
想い人が死去したばかりの年頃の女性に結婚を勧めることがどれだけ無遠慮な行為なのかも百も承知。
故に彼はそれ以上何も言わない、言えない。
(じゃが、せめて見るくらい…)
しかし、しかしである。
それでもマテライトは自分の思いが伝わらないことに落胆を覚えた。
マテライトはヨヨのことを孫娘もかくやというくらい可愛がっているし大切に思っている。
国のためとはいえ、見ず知らずの馬の骨に彼女をやるなど本来は言語道断。
だが、それでもなおヨヨの結婚は急務なのだ。
戦争は終結したとはいえ、オレルスにはグランベロスの混乱をはじめとした多くの問題が残っている。
カーナはグランベロスとは違い、他国を傘下においているわけではない。
しかし、一連の戦争の中心にいたのはまぎれもなくカーナ。
世界で最も発言力があり、また頼られているのはカーナ王国なのだ。
故にそのカーナの中心であるヨヨの地盤固めは何よりも優先されるのである。
とはいえ、戦力という外的な面ではカーナは磐石といってよい。
主力メンバーが抜けたとはいえ、戦争で鍛え抜かれた戦竜隊をはじめとする百戦錬磨の騎士達。
各国に散らばったかつての解放軍の仲間達。
そして何よりも、ドラグナーであるヨヨやセンダックがいる。
今は中立的な立場にいるビュウもいざとなればカーナの味方になるだろう。
実質、外敵に対するという面では今のカーナに太刀打ちできる戦力は存在しない。
(だからこそ――)
だからこそ、カーナを一人で支えているといっても過言ではないヨヨには伴侶が必要なのだ。
ヨヨは今でこそ数々の経験を経てカーナを統べるに相応しい君主になっている。
だが、彼女を幼少時代から見守ってきたマテライトにはわかるのだ。
彼女は無意識の内に自分の立場をこなそうと無理をしているだけなのだと。
勿論、最大限自分を含めた臣下達はサポートを勤めている自信はある。
しかし、それはあくまで仕事の面、つまりは肉体的な負担を軽減しているに過ぎない。
ヨヨはまだあくまで十代のか弱い女性に過ぎないのだ。
いくら経験を積もうと、彼女の精神はまだ成熟しているわけではない。
彼女を常に傍で支えることができる人間が必要なのだ。
(そしてそれができるのはただ一人)
マテライトは多少苦味の走る表情で一人の男を思い浮かべた。
それは書類の中にこっそり紛れ込ませておいたヨヨの伴侶候補の一人だった。
いや、候補というのは正しくはない。
何せ、マテライトの中ではその男一人だけが己の認めるヨヨの伴侶だったのだから。
(忌々しいが、ヨヨ様をお任せできるのは貴様しかおらんしな…ビュウ)
ビュウ・フレイヤード。
ヨヨの幼馴染にして先の戦争における実質的なリーダー。
そして、唯一マテライトが(渋々ながら)認めている男だった。
(まったく、あんな裏切り者のグランベロス将軍なんぞにヨヨ様を奪われおって!)
言うまでもないが、マテライトはパルパレオスをヨヨの伴侶として認めたことは一度もない。
いや、正確には憎んでいるといってもよい。
祖国を裏切ったというだけでも憤慨ものだというのに、目に入れても痛くないほどの存在であったヨヨの心を掻っ攫った存在である。
しかも、自分が傍にいなくてどうしようもなかった時期に、だ。
ヨヨの前だからこそ大人しくしているが、パルパレオスの死亡報告が来た時彼はタイチョーの手を取って踊りだす寸前だったという。
無論、ヨヨ様を悲しませおって! と怒りを覚えたのも確かではあるのだが。
「わかりました。それでは、失礼いたします。ですがヨヨ様…」
「わかっています。この件に関してはちゃんと考えておくから…」
「は!」
ピシ、と見本のような敬礼を送りマテライトはヨヨの前から去っていくのであった。
(見合い作戦がダメだったとなると、他の手を考えるしかなさそうじゃ…)
とりあえず続きを書いてみた。
キャラの苗字など、公式で不明な設定は今後すべて俺の捏造でいく予定。
GJです。
設定捏造は仕方ないと思うけど、苗字は無理につけなくても支障ないんじゃないかな?
とりあえず続きをwktk。
GJ!!!
続き期待してます!
「うんしょ、うんしょ」
積みあがった書類を運ぶ一人の老人がいた。
彼の名はセンダック・マーカオ(独身)
ヨヨにこそ及ばないものの、ワーロックとして神竜の力を操ることが出来る世界有数の魔道士。
そしてここカーナ王国におけるナンバーUの権力者である。
さて、肩書きこそこのように大層なジジイが何故書類運びなどをやっているのか?
それはひとえに彼の上役、つまりはヨヨからの命令が下ったからであった。
その命令の内容はというと
『ビュウ・フレイヤードの調査書を提出せよ』
というものである。
調査せよ、ではなく調査書を提出せよというところがミソだったりする。
センダックというとヨヨに次ぐ肩書きに目を奪われてしまうのだが、彼をよく知るものは口を揃えて彼のことをこう評するだろう。
ちょっとビュウに愛を注ぎすぎな気がするおちゃめなジジイ、と。
元々彼はカーナ王国の重鎮として仕え、その能力も比肩するものがいないと謳われたほどの老臣だった。
だが、カーナ王国の陥落を切欠に彼は大きく変わった。
常におどおどした態度をとるようになり、往年の能力など全く見る影もなく気弱なジジイとなってしまったのである。
そんな彼ではあるが、一つだけ執着する人物がいた。
それが解放軍のリーダーことビュウである。
過剰ともいえる信頼と敬愛を若き竜騎士に注ぎ続ける老人の姿は解放軍では一種の名物であった。
閑話休題。
長い廊下を書類を抱えて歩く一人の老人という図は非常に目立つ。
当然、有名人であり国の重鎮であるセンダックのことを知らないものはいない。
しかし誰もセンダックを手伝おうとはしなかった。
これはイジメだとか疎まれているだとかそういう問題ではなく、彼からキャラクター的にあまり近づきたくないなぁオーラが出ているのだ。
無論、センダックから手伝いを要請されれば皆率先して動くだろう。
だが、自主的に手伝おうというものはない。
何故ならセンダックはそういうキャラクターだからだ。
「ふぅ…ふぅ…姫様、わし、センダック…書類持ってきたよ…」
「ご苦労様センダック。じゃあそれはそこの机の上に置いておいてくれる?」
「うん…わかった。でもこんなもの何に使うの?」
どうにかこうにか書類をヨヨの執務室まで運んだセンダックは答えのわかりきった質問を口にした。
ヨヨの返答は予想通りの無言。
ただ、寂しそうな、それでいて嬉しそうな笑顔がセンダックを見つめる。
「ごめんなさい…わし、余計なことを聞いた」
「ううん、いいの。答えない私が悪いんだから」
「…用事が終わったら、返してね?」
「わかっているわ」
バタン。
ドアを閉めたセンダックはコキコキと関節を鳴らしながら自室へと向かう。
マッサージでも頼もうかな。
そんなことをつらつらと考えながらもセンダックは先程のヨヨの表情を思い出していた。
(まさかとは思うけど…姫様、ビュウとよりを戻したいの?)
表情を悲しみジジイに変え、センダックは廊下をトボトボと歩く。
パルパレオスの死は既にセンダックの耳にも入っている。
身体こそ男だが、心は乙女の彼はヨヨの気持ちはよくわかっているつもりだった。
一人の女性としての悲しみ、女王としての重責。
その二つを一片に背負う形になったヨヨである。
さぞ苦しいだろう、誰かに寄りかかりたいだろう。
(けどビュウは…)
その想いに応える義務はない。
むしろ拒否するほうが自然である。
それだけのことをヨヨはしたのだ。
勿論、ヨヨにも言い分はあるだろうし、当時の状況を鑑みれば仕方ない部分もある。
だが、彼女は紛れもなくビュウを裏切ったのだ。
例え彼ら二人がはっきりとした関係でなかったとしても、ヨヨの行為は裏切りだったのだ。
(わし、複雑)
しかしカーナ王国の家臣のセンダックとしてはヨヨの精神状態を早く安定させなければならないことは百も承知。
私情で国を傾けかねない事態へと方向を操作するわけにはいかないのだ。
(ビュウ。会えなくてもわしを困らせるなんて…わし、困っちゃう)
いやんいやんと体をくねらせるジジイは周囲からキッチリと距離を空けられていた。
三話終わり。
二回続けてジジイ主役でスマソ。
次からはヒロイン達が出っ張る予定、ビュウは別だが。
おもろい
続きも期待
センダック・オカーマ?
>>963 おまいさんのレスで気づいたww確かにオカマだわ。
マテライトはゴールドかw
GJ!!
キャラ一人一人をしっかり描いていて好印象
続きwktk
ヨヨは書類に一通り目を通し終えると目をこすってふぅと息を吐いた。
吐息には呆れと感心が半分ずつ含まれている。
そのどちらもがビュウのことをここまで調べているセンダックに対してのものだった。
彼の調査書は正確かつ精密だった。
身体データを始めとするプロフィールは勿論、最近の交友関係、終いには店での購入物までが記載されている。
中には、幼馴染である自分すら把握していないようなことまで書類には記載されていたのである。
ふと、ヨヨの脳裏にストーカーの文字がよぎる。
(この書類は破棄。センダックにも今後ビュウへのこういった調査はしないように釘を刺しておこう)
センダックは泣いてガックリするだろうが知ったことではない。
万が一にもビュウにこのことがバレたらどうなるか考えただけでも恐ろしい。
そもそも男、しかも白髪だらけのジジイがここまで己を調査しているなど知らない方が幸せに決まっている。
「だけどよく調べてあるのね…」
センダックのビュウ愛は知っていたつもりだったが、まさかここまでとは。
自分を含めてビュウに好意を持つ女性はそれなりに多かったが、あるいはこの老人こそが一番ビュウを愛しているのかもしれない。
そんなことを思いながら必要なデータが書かれている書類を選別する。
ヨヨが必要とした情報、それはビュウの女性関係についてだった。
センダックもこの部分については特に力を入れたのか、かなり詳細な情報が書かれていた。
「未だ独身、か…」
パサリ、と書類をテーブルに放り投げてヨヨは椅子に背を預ける。
ビュウの性格上、結婚するとなれば自分に報告するであろうから書類を見るまでもなく彼が結婚していないことはわかる。
だが、とヨヨは思う。
ビュウは何故結婚しないだろう?
戦争は終わり、世界に名を轟かす英雄ビュウ・フレイヤード。
質素な生活を好むため手付かずの財産がそれなりにあり、容姿も悪くはない。
性格はやや真面目すぎる嫌いがあるものの、冗談もわかり女性には基本的に紳士的。
ドラゴン臭いという欠点こそあるが、地位も名誉も兼ね備えている若き英雄がモテない理由は無い。
年齢的に考えても結婚を考えてもいい時期のはずのだ。
「まあ、気後れはするかもしれないけど」
相手がバハムートを駆る世界の守護神ともなれば一般の女性は近づくことをためらうだろう。
ある程度の地位を持つ女性にしても、それは同じだ。
「外見や名声に釣られて近寄って来るような女の人をビュウが相手をするはずはないけど…」
それは半ば確信を持った声音だった。
距離が離れてしまった今でも、ビュウという男を一番知っているのは自分だという自負がヨヨにはあった。
その自負もいずれはビュウの隣に立つであろう誰かに奪われるのだろうとはわかってはいたけれども。
「となると…この三人、いえ、二人ね」
調査書に書かれていたセンダック印の要注意女性。
それはすなわち、現行でビュウに近しい女性ということだった。
フレデリカ・メディンス。
ルキア・エルダータシス。
メロディア・リロータ。
以上三名がセンダックの言うところの要注意人物達だった。
上二名はともかく、まだ十代前半のメロディアまで警戒しているあたりがいかにもセンダックである。
フレデリカは病弱プリーストの代名詞だったが、現在では健康を取り戻し王都で薬屋を開いている。
ビュウはたびたびその薬屋を訪れているらしい。
ルキアは現在故郷であるマハールに帰郷して復興の手伝いを行っている。
一時期はランサーのドンファンと怪しい雰囲気だったらしいが、今ではカーナを訪れるたびにビュウと会っているという報告がある。
メロディアは故郷のゴドランドに帰らずにプチデビルたちと共にビュウの家に押しかけ居候をしている。
ビュウのお嫁さんになる! と公言して憚らない彼女は王都ではちょっとした有名人らしい。
「こうしてみると、ビュウって結構女の子に人気があるんだ…」
むう、と唸りつつもヨヨは今後のことを考える。
今の自分の目標はビュウを幸せにすることだ。
それが自分の義務であり、せめてもの彼への償いなのだ。
自分の幸せはそれから考えればよい。
勿論、それがただの言い訳であることは承知している。
これからしようとしていることは彼にとってはただの余計なお世話だろう。
独りよがりの偽善、だがそれでもヨヨは彼のために何かをせずにはいられなかった。
それはパルパレオスの死を紛らわすための行為だったのかもしれない。
けれど――それでも、それでもなおヨヨは行動をとめることはできなかった。
彼女は知らない。
ビュウのことを考えているときの自分がとても嬉しそうな表情をしているということを。
彼女は自覚していない。
ビュウの隣に立つ自分ではない女性のことを想像するだけで苦しく締め付けられている胸の痛みを。
彼女は考えが及ばない。
ビュウが結婚しない原因が自分にあるということを――
4話終わりー、次は新スレかな?
キャラの苗字についてはそれっぽい単語をアナグラムしてつけてます。
次はいよいよ我らが悲運の主人公ビュウ君の登場です。
GJ
しかしビュウとルキアの苗字の元がよくわからん
GJ
ビュウは「プレイヤー」だろうか
GJ!!!
これだけ間を空けずに良作投下してくれる職人さん見たこと無い!
GJ
>>972 ルキアの名字
エルダータシス→エルダーシスター=姉?
ロリータとメディスンがそのまますぎて吹いたw
ムリに苗字つけなくてもいいと思ってたけどここまで巧いと主要キャラ全部に期待しちゃうな
こんなに説得力と納得力のある苗字を考え出すあんたはスゴいぜ!GJ!!
ところでフレイヤードをプレイヤーではなくグレイブヤードと深読みしたのは俺だけ?
ほら、結婚は人生の墓場と言うではありませんか。
言いませんかそうですか…
少年と少女がいた。
二人はとても仲良しで、いつも一緒だった。
少女が王女という身分だったが、少年はそれを気にすることなく少女に接した。
少女も、自分を特別扱いすることなく接してくれる少年が大好きだった。
やがて、時が流れ二人は思春期を迎えた。
少年は少女を意識し、同時に身分の差に悩む。
少女は、そんな少年の葛藤に気付くことなく無邪気に少年を慕う。
僅かな気持ちのすれ違いはあった。
それでも、二人は幸せだった。
そして更に時は流れ、二人の運命を別つ事件が起こる。
二人の住んでいた国が他国に攻められ滅亡してしまったのだ。
王女であった少女は敵国に連れ去られ、少年はそれをどうすることもできずに見つめることしかできなかった。
少年は決意した、必ず少女を取り戻すと。
少女は信じていた、少年が自分をいつか助け出しにきてくれるのだと。
そして解放戦争と呼ばれる戦いが始まり、少年と少女は神なる竜の前で再会する。
少年は待ち望んだ再会の瞬間に歓喜に打ち震えた。
それは少女も同じはずだった。
だが、既にその時――少女は別の男を好きになっていた。
『お願い…ビュウ…私の大切な人なの…』
『今まで、ありがとう…でも…私…もう戻れないの。楽しかったあの頃に…』
『でも…ビュウ。貴方はやっぱり私の大切な人なの』
「……ぐ、ぅ」
胸の辺りに感じる鈍い重みと痛みにビュウは目を開けた。
ぼんやりと曇った視界に徐々に光が差し込んでくる。
「あ、起きたーっ」
「…何をやってるんだ、メロディア」
はっきりとした視界に映ったのは見慣れたメロディアの満面の笑み。
少女は古い目覚まし時計のベルのような髪をゆらゆらと揺らしながらこちらを覗きこむようにニコニコと笑っている。
体の位置はビュウの腹の上。
胸の上に両手を置いて前方に重心をかけるような体勢だった。
この苦痛はそのせいか…
ビュウは顔を顰めながら重りを排除するべく手を伸ばした。
「…とりあえずどいてくれないか、重い」
「あーっ! ビュウったら酷いー!」
「ええいうるさい」
「もにょっ!?」
ビュウの実力行使にメロディアはあっさりとベッドから妙な悲鳴を上げながら転げ落ちる。
「酷いよービュウ! レディになんてことするのー!?」
「そういう台詞は十年後に言え」
「ぷんぷん! 折角起こしにきてあげたのに!」
ふにゃーと猫っぽく怒りを露にしつつメロディアは部屋から走り去っていく。
ビュウはそんな小さな同居人の姿に苦笑をもらした。
「後で謝らないとな…」
押しかけ女房といった風情でビュウの家に住み込んでいるメロディアは見た目とは裏腹に家事能力が高い。
今では炊事洗濯、果てにはドラゴンの世話までこなしているくらいである。
彼女がいなくなったら生きてはいけない、とまではいかないが困るのは事実。
さて、どうやって機嫌をなおしたものか。
ボリボリと頭をかきながらビュウはゆっくりと身を起こし、ベッドから降りた。
「戦争が終わって一年…今更なんであんな夢を見たんだかな…」
頭に浮かぶのは夢に出てきた少女のこと。
少女は大切な幼馴染だった。
歳を取ると共に綺麗になっていく少女にドギマギしていたことは今でも鮮明に思い出せる。
一緒に遊びまわったことも、無邪気に笑いあったことも――伸ばした手が届かなかったことも、よく覚えている。
だが、少女はもう目の前にはいない。
かたや辺境のラグーンで暮らす世界の守護者。
かたや世界を統べるカーナ王国の女王。
そんな二人が滅多な理由もなしに会えるはずがない。
「ヨヨ、君は今どうしてるんだ…?」
パルパレオスの訃報は既に耳に入っていた。
正直、思うところの多い男ではあった。
死人になってしまった者をどうこういう気はない。
しかし、彼の死によってヨヨが悲しみに突き落とされると思うと冷静ではいられなかった。
手を握ることが出来ない場所にいるとしても、ビュウにとってヨヨは大切な人であることは変わらなかったのだから。
五話終わりー、悩んだ末にまだいけると判断してこっちに投下。
流石に次は新スレにしよう…
GJ!!!!!!!!
GJなんだぜ。
メロディアかわいいよメロディア なんだぜ。
オレのなかでビュウ争奪戦のトップにメロディアがたつことになろうとは…なんだぜ。
埋めがわりに
この話を読んでからヨヨにも感情移入できるかも、と最初からやり直してる
しかしヨヨの一挙一動がカンに障る
ゾラがぶったときはスカッとした
でもビッチの気持ちもわからなくはないかもしれない
これがSSの魅力だと思う
>>980頑張って下さい
気分はすげーわかるしヨヨ嫌いな人が多いのも無理ないけど、
ヨヨがメインで出て来るSS投下の後でビッチ呼ばわりはちょっと無いんでないかいと思った
次スレの第6話もGJ!
メロディアかわいいよメロディア