旋光の輪舞でエロパロ

このエントリーをはてなブックマークに追加
288ルキノ A1 シーン1:2007/04/02(月) 03:19:53 ID:re6cMHau
頭がクラクラする。さっぱり状況が掴めない。言葉が通じない。
・・・気付いてみると、いつのまにかルキノの上半身は殆どはだけられ、袴の帯が解かれようとしていた。
「な、何してるの!? っていうかいつの間に!?」
「だって脱がないとデキませ〜ん」
「だから何を!?」「体液の採取〜」「何の体液?」「いっちば〜ん濃ゆ〜いDNA」
・・・。逃げる。
「抵抗しちゃダメで〜す。お洋服ビリビリですよ〜?」
和服だ。そんなことはどうでもいい。
華奢な身体なのにとんでもない力で衣服が剥ぎ取られていく。抵抗は不可能だった。
「・・・うぅ・・・・・・」
恥ずかしくてどうにかなりそうだ・・・
両手で股間を押さえてへたり込む。自分は裸だし、それをした相手も裸だし。
「恥ずかしがらなくてもいーのに。ルキノちゃんとっても肌キレ〜なんだし。女の子みたいにスベッスベー。ツヤッツヤー♪」
つぅ・・・と、肌を滑る指の感触にぴくりと震える。
「ん〜〜〜・・・ちゅ」
濡れた感触に慄いて恐る恐るみると肩に口付けされていた。可愛らしい唇が赤く艶めいている。
そのままうなじ、背筋、わき腹と唇や舌が這い滑る感触に思わず声が出る。
「ん・・・んぁ・・・!」
「んふ〜〜 声もカワイイ〜〜♪」
ルキノは羞恥と快楽に息が荒くなり、視界がぼんやりと滲んでいった。上手くものを考えることができない。
「わぁ・・・ルキノちゃんカワイイ顔なのに・・・すご〜い・・・」
いつの間にか前に回っていたペルナが、これもいつの間にか両手のガードが緩み、隠すものなく屹立するモノをみて
嬉しそうに声を上げた。その表情が、目線が、仕草が、潤んでどこまでも蠱惑的で屹立がさらに硬くなるのがわかる。
「ねぇ・・・ますたぁ。・・・いただきます、しちゃっていーい〜・・・?」
「やめて・・・ もう、これ以上は・・・ダメだ・・・」
蚊の鳴くような声しかでない。
「りょうか〜い・・・んじゃ、いっただっきま〜す・・・」
ペルナは明らかに何も聞いてない顔で息の掛かる距離に近付き、実際息をかけながらチロチロと舌でくすぐると、
あむっと音を立ててルキノのソレを口腔に含んだ。
289ルキノ A1 シーン1:2007/04/02(月) 03:20:41 ID:re6cMHau
唾液をまぶし、舌がそれを丹念に上塗りしながらゆっくりと上下する感覚に、ルキノはピリピリした快感をひき出され続ける。
ペルナの口の中は温かく、身体全部が丸ごと飲み込まれたような錯覚に陥って、殆ど恐怖を覚え断続的に震えた。
「るふぃのひゃん、ふぃくふぃくしてる〜。ふぁわいい♪」
潤んだ瞳を上目遣いに、もごもごと喋る。
「わぁ、しゃ、しゃべらないで! ・・・くぅ」
言葉を発そうと複雑にうねる舌の動きに強烈な快感を覚え、思わず腰が引けるが、がっちりと横合いから万力の様な力で
押さえ込まれた身体はぴくりとも動かなかった。
「にふぇひゃらめれふ。にふぇようとしふぁふぁら、おしおふぃしま〜ふ」
体を入れ替え、ルキノのお尻側に移動したペルナは、両腕で足の付け根を抱え込むように押さえつけ、さらに激しい勢いで
しゃぶり始めた。あどけない少女の体躯に不釣合いなほど大きく柔らかい双丘が、足に押し付けられぐにぐにと形を変える。
その中心でツンと存在を主張する2つのしこりが肌に擦れあうことでお互いの性感を高めていった。
「じゅ、ちゅぱ、ちゅるじゅ・・・ちゅ、てろ、ちゅるるるる、ちゅぷ」
唇が隙間なく包み込みながら吸い上げ、カサの部分を引っ掛けるように上下する。舌が踊り、先走りが延々湧き出る
穴を穿つ。かと思うと優しく舐め上げ舐め下ろされる。そして、吸い上げられての上下運動が始まる。泣きそうなほど気持ちいい。
「も・・・だめだ・・・出る、出ちゃう・・・」
それを聞いたペルナは一瞬動きを止め、悪魔的に可愛らしい上目遣いでこちらをみると、目だけで微笑み、さらに動きを激しくした。
「ちゅ、じゅ、ちゅぴ、ちゅ、んふぁ、んちゅ、じゅるちゅ、ちゅぱっ、じゅぱっ、じゅっ、じゅっ」
上下運動のなか、歯がわざと軽く押し当てられ擦れる感触にぞくぞくと背筋が戦慄く。視界が真っ白く染まる。
「ん、んーー、んふぁ、んく、ごくんふぁ、ん、んく・・・んぁ・・・あん」
今まで味わったことのない、何もかも全てを出し切るような放出感に呆然とするルキノ。
ペルナは多すぎて飲みきれなかった白濁を惜しむように、身体に零れたそれを指で掬い、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸い立てていた。
「すっごい出たね〜・・・ペルナちゃんびっくり〜・・・」
興奮に桜色に染めた顔を傾げながら、唾液が銀糸引く口元を持ち上げ、艶然としか言い様のない笑みを浮かべた。

さらに・・・

1.今度は自分が、ペルナちゃんを調べたい
2.今度はルキノちゃんが、ペルナちゃんを調べて欲しーの・・・
3.まだまだペルナちゃんのターン!!
290名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 11:04:35 ID:GvLTrliU
1か2でもっともらしい理由をつけて
ペルナちゃんに色々してやってくだちい
マスター堅物だから難しいか

途中でアンセルやカレルのことを気にしたり
ペルナちゃんを普通の女の子扱いして
不思議がられたりしてくれたら嬉しい
291名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 22:39:33 ID:x7Cqpktf
290が1か2っていってるな……。
せっかくだから横から2の誘い受けを選ぶぜ!

意識したこともない本能に振り回されるルキノちゃんとかがですね
292名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 18:53:45 ID:d9ReUpgB
ほしゅっ
293ルキノ A1 シーン2:2007/04/07(土) 23:23:42 ID:BgO5zkid
2.ペルナ誘い受けルート選択

上手く・・・身体に力が入らない・・・
「何で、こんな・・・」
息はまだかすかに荒い。
「キミは・・・マスターとなる人にはこういうことを・・・?」
何を聞いてるんだ。胸がチクチクする。
「んゆ? えーっとねー、元のマスターはしてくんなかった〜。 
 気持ちいーし手っ取り早いからし〜ましょ〜? って言ったのにー。
 ケチケチ〜 って言ったら、代わりにいいオモチャやるよ、って言って、ランダーくれたの。
 一杯色んなもの壊して、楽しかったな〜」
胸が痛い。なのにどこか安堵のようなモノも感じている自分がいて、イヤになる。
「ね、マスター♪ 今度はペルナちゃんのこと一杯感じて、一杯知ってほしーなー」
あどけない微笑み。こういうとき、どうすればいいんだろう。どう言えばいいんだろう。
アンセルの別れ際の言葉を思い出す。
ずっと感じていたが、彼はカレルにとてもよく似ていた。
透徹、と言えるほどの純粋さを、決意と意思で覆い、痛みと穢れをまるで厭わない。
私は、彼らのようには生きられない。カレルもそれを望んではいないのだと思う。
だから・・・ わからないなりに、自分の内なる声に従って見たい。
「うん・・・ キミのことが知りたい。だけどそれはマスターとしてじゃない。
 一人の女の子として、キミを・・・ ペルナを、知りたい」
「・・・ど〜ゆ〜こと〜?」
「私は・・・多分、キミのことが好きなんだと思う。好きだから知りたい。
 キミのことを初めて見たときに、きっとそんな風に思ったんだ」
「・・・変なマスター。ペルナちゃんは、アンドロイドなのに」
「関係ない。キミは可愛い女の子で、私はキミが好きだ」
ペルナは戸惑ったような笑顔で少し固まった。
今まで貌に浮かんでいたそれと較べると、無表情と言える程平坦な表情だったが、
ルキノには今までで一番人間味のある表情として映った。
「んゆ〜・・・ んー、なんだろ、なんかすご〜い・・・ マスター、なんだかスゴーイ!
 胸の中、ホワ〜〜ってする! キュ〜〜って、変な感じ〜・・・」
戸惑いが綻んで、ゆっくりと自然な笑顔になる。夢を見るような表情で見つめてくる。
簡単な理屈だ。機械は夢を見ない。だからこの子は機械じゃない。
294ルキノ A1 シーン2:2007/04/07(土) 23:25:09 ID:BgO5zkid
「ペルナちゃん、キスして欲しいな・・・ いい? マスター」
熱っぽい瞳に引き寄せられるように顔を近づけ、ルキノは返事をする。
「ルキノって呼んでくれれば。いいよ、ペルナ」
「ルキノちゃん・・・ ん、ちゅ・・・」
唇が合わさる。一度精を放っていたそこを、しかし厭わしく思う気持ちは全くなかった。
ペルナの舌が、ルキノの軽く閉じた唇を割り、口中に侵入してくる。
「ぅ、ん?・・・は・・・んむ」
突然の侵入に驚いた拍子に、思わず軽く舌で押し返すようにすると、ペルナの舌がそれに合わせて絡みつき、踊るような愛撫を始めた。
舌を絡め合い、唾液を交換し、混ざり合ったそれを飲み込む。ルキノは、二人が口の中で溶け合うような感覚に恍惚となった。
両手は身体の後ろに回され、お互いの身体が固く密着している。裸の胸から鼓動が伝わってくる。
「ねぇ・・・ ペルナちゃん、もう・・・ 我慢できないよ・・・」
先ほどにも増して熱っぽく潤んだ瞳で、こちらをまなざす。 
ルキノの薄い胸板に、二つの突起を強く押し付け、片方の手を自らの股間に導く。
指に伝わる、トロトロとした熱さに、かろうじて保っていた理性がトぶ。
カタチを確かめるように、本能的に声の漏れる場所を探し当てるように、指を蠢かせる。
同時にもう片方の手で乳房を揉み解し、乳首を弄り回した。
「ふぁっ、ん、んぁ! あ、ん、あ、あぅ・・・」
ペルナはたまらない顔をしていた。自分もそんな顔をしてるんだろう、頭の片隅でそう思う。
上気した肌を伝う汗の一滴を、ペルナはちゅぱちゅぱと音を立てて吸いたてる。
舌を突き立てるような動きで愛撫され、電気的な刺激が背筋を走った。
お互いに愛撫に没頭し、熱に浮かされた様に求め合う。
いつの間にかルキノがペルナに覆いかぶさるような形で、二人は横たわっていた。
下から片足を絡められ、片手で軽く掴まれ、ルキノは囚われたような甘い感覚に陥った。
「きて・・・ ルキノちゃん・・・」
295ルキノ A1 シーン2:2007/04/07(土) 23:26:34 ID:BgO5zkid
あれだけ出したのに、さっき以上に大きく固くなっているものの先端を、潤みきった蜜壷に沿わせると、
入り口がまるでキスするかのように吸い付き、水音を響かせる。
衝動は最早制御しがたく、ルキノは本能のままに腰を動かして、ソレを埋めていった。
「あん・・・ あ、ん、んぁぅ・・・ん、ふぁ」
中は非常に狭いが、キツ過ぎず、ルキノを全て包み込むようにピッチリと密着させている。
「くっ・・・ ぅぁ・・・」
ちゅぷ、と水音を伴いゆっくり腰を進める。それだけで、鋭い快感が走り、思わず声が漏れる。
最奥に突き当たり、腰を止め、金色の瞳を覗き込んだ。下から両腕が伸ばされ、首を引かれ、舌を貪られる。
両足がホールドされて、首から背中に回された両腕とを支点に、ペルナの腰が貪欲に動き始めた。
「あっ、あんっ、とま、とまんないっ! 気持ちよすぎっ・・・ とまんないっ!」
ちゅぶちゅぶと淫らな音が響き、よだれと汗と愛液とで身体中をべたべたにしながら、二人は高みに昇りつめる。
ルキノはあまりの快感に声も出なかった。一瞬でも気を抜けば何もかも全部もっていかれそうになる。
何も考えられなくなり、ただ身体をぶつけ、舌を吸い、掌を這わせた。
そうだ、ひとつ考えられることがある。自分はこの娘が好きだ。伝えたい。
放出感に耐えながら、なおさらに激しく動きつつ、ルキノは言い募る。
「好きだ、ペルナっ! キミが・・・ 好きだ! ひと目見てっ、すぐにそう思ったっ!」
きゅっと、膣内がさらに締まる。ペルナは悦びに身体中をがくがくと振り、最後の加速を始めた。
「あぁっ! んぁっ、そん・・・なっ、あんっ、あっ、なんでっ、あん、んふぁ! あっあっあっ、んぁああ!」
同時に達し、意識が飛びそうなほどの快楽のなか、二人はただ身体をビクビクと打ち震わせていた。

1.ハッピーエンド
2.グッドエンド
296名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:19:45 ID:85M6iuHM
イイぜ……とてもイイ……。
1時間くらい考えたが彼らの主観的なことを重要視して
1.ハッピーエンドを希望したいぜ。
297名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 02:23:41 ID:BPIkvIa5
>>293-295
ネ申GJ!!!!
グッドとは違うハッピーな展開にwktkしまくりですよ?
298名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 06:43:30 ID:G2kuRB9L
ハッピーとグッドの違いに暫し悩んだがそういうことか。
既に選択されてしまってるけど1でおながいします。

しかしストーリー準拠でクオリティが高い小説ですね。
次回の予定があるなら今回とは逆の趣向で櫻子かアーネチカを頼みたい。
氏が大人のお姉さんを書いたらどんな風になるのか想像するだけでテカる。
299名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 07:12:16 ID:rzjiGOyV
そんな、まだペルキも終わってない内から気の早いw

が、今まで出てなかったしアネとかいいかもね

300名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 18:05:24 ID:csF9X5uw
GJ!GJ!
ペルナちゃんが可愛すぎるぜ・・・
エロイのになんともいえず切なくていいな
読者参加企画なんてどうなることかと思ってたが
いやはや良質のSSに仕上がってるジャマイカ
俺も気は早いがエンディングと次回作に期待age
301ルキノ エピローグ:2007/04/09(月) 00:05:42 ID:E7prwm7X
1.ハッピーエンド選択


衣服を整えて、壁際に二人並んで腰を下ろす。
お互いにもたれ合うように身を寄せて、心地良い虚脱感に浸っていた。
ルキノはぼんやりとペルナの頭に手をやり、髪を漉く。
光を集めて糸にしたみたいで、綺麗だな・・・ サラサラして気持ちいい・・・
「・・・ふふっ。くすぐったいよ、ルキノちゃん・・・」
地面に付いて身体を支える片手に、ペルナはその手を重ね合わせる。
「あっ、・・・すまない。 とても綺麗だったから、つい・・・」
小さくて白い手指が、ルキノの細長い指先を包み込んだ。
「ぅうん、なんか、あったくて気持ちい〜よ・・・」
そう言って微笑む。慈しみに満ち、大人びた笑顔。
そのまましばらく、手を繋いだ二人はじっと肩を寄せ合って、ゆっくりとした時間の流れに身を任せていた。
「あ・・・ 寝てるー。かわい〜寝顔〜・・・」
いつの間にか寝息が聞こえていた。ペルナは繋ぎあったままの手を見、それからルキノのやすらかな寝顔を見て、囁いた。
「・・・可愛い女の子って言ってくれて、ありがとー。
 関係ないって言ってくれて、ありがとー。
 好きだって、一杯言ってくれて、ありがと・・・」
起こさないように、そっと肩に頭を預ける。
「ペルナちゃんも大好きだよ、ルキノちゃん。 ・・・ううん、マスター」
決意が瞳に宿る。
「安心してね、マスター。マスターは・・・必ずペルナが守るよ。何があっても、必ず・・・」
ペルナは二人を翻弄する過酷な運命を予期していた。誰にも見せない、破壊者の、戦士の側面。
初めて、意思を持ってその力を行使する。それは、今まで感じたことのない、人間らしい幸せだった。
302名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 01:20:24 ID:0UEgSkbD
お疲れ様でした。いやなんていうかもういい子や……(ノ∀`)
困難を打ち破って幸せに過ごして頂きたいぜ……。
303266:2007/04/09(月) 02:18:39 ID:qs1O1XBS
とりあえず、ペルキノ終了です。
実験作な感じで、至らない所も多々ありましたでしょうが、楽しんでいただけたなら幸い。

以下、選択してないルートの大筋を簡単に。

――・センコロ学園
A・B・双子・4つ子何れかに色々な肩書き(お兄ちゃん、先輩等)で慕われる展開。ウサカレルなんかも出してパロディ分過多で。

  ・事件後の二人
今回のルートのその後。脳内設定としては、ノーネームに搭乗させられたルキノを守り、面々と戦うペルナ。
そのルキノの命令で、苦悩しつつノーネームを破壊。ペルナはゴディバに回収、保護される。
ルキノも無事で、今回の事件や過去の事件の真実を知り、自身を成長させ、カレルを救う力を得るため櫻子のいるゴディバに出入りするうちに
ペルナと再会して・・・といった感じ。


――・B1、 A&B
本当はA1選択されたらもっと軽〜い感じにする予定だったんですが、>>290さんのリクを取り入れるとこれは結構シリアスに行きそうだなと。
Bにさせる予定だった言動が大分混ざりましたが、結果としてはかなり良い方向に進んだような気がします。
A&Bはまんま3pルート。


――・経口粘膜摂取
キス分を濃厚に。

  ・体感覚把握
ペルナ攻めの愛撫を濃厚に。後のまだまだペルナちゃんのターン! の軽めバージョン。
304266:2007/04/09(月) 02:23:00 ID:qs1O1XBS
――・今度は自分が〜〜
ルキノのぎこちない攻め。スキと言われたペルナが力抜けちゃった場合ですな。

  ・まだまだ〜〜
上述。こっちを選ばれてたら、はっちゃけた感じにしたかも。


――・グッドエンド
事件後の二人ルートの導入をエピローグとして、再会する二人をメインに。
二人の心情としてのハッピーエンド、二人を取り巻く状況としてのグッドエンドと分けたのですが、
全く言葉足らずなのに、>>296-297さんにしっかり汲み取られていて、嬉しかったです。


読み手の意思が介在する物語というのは、書き手としても面白かったです。
次は女性主人公でやってみようかな。
選択肢じゃなくて、シチュ・行動を投げかける感じでも面白いかも。
305名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 08:27:00 ID:Qsz5l66g
リクを汲んで頂けた者です
自分がゲームやってて感じたペルナ像に程近く
無理のない展開の運び方にエロスと感動を覚えました
これもうオフィシャルでいいんじゃね?みたいなw
お疲れ様でした、ありがとう
しかしネタを知ってしまうと他のルートも見たくなるもんだw

次は女主人公ということでこれも期待しとります
>>298-299じゃないけどアーネチカとかどうですか?
今回でルキノに興味を持てたのでサブキャラも良いなと
個人的な好みで言えばチャンポが良いんだけどw

とりあえずは選択肢待ちですな
306名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 19:14:41 ID:foEDL3c+
同じく、リクを採用していただいた者です。
非常にきゅぅっとしたくなるペルナを見ることが出来て幸せでした。
本当にお疲れ様です、いい話をありがとう!

アーネチカもいいけれど、櫻子もどうでしょう?
”剃刀女時代”の初めての恋心に戸惑う乙女な一面とか。
307名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 06:00:15 ID:w3Y+aATF
保守
308名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 13:29:39 ID:iipgsulb
中身固まってないので、かなり時間かかるかもですが、とりあえず主人公だけでも決めようかと。
アネか櫻子か、あるいはそれ以外をリクして頂ければ、練って来ますので。
309名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 15:58:18 ID:+Io7rraX
流れを無視してリリ嬢で頼みたい所ですが、
やはりここはアーネチカを推しておきますw
無理をしない程度に頑張って下さいまし。
310名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 20:18:01 ID:Ye3x61P5
ほしゅー!
311名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 18:14:39 ID:V6t+3Vcq
保守。リリも見たい…なあ…。
312名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 21:37:58 ID:/7OIpTmA
なにっ!!貴様
リリ揉みたいなあ、だと!?

俺も混ぜてくださいおながいしまつ
313名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 19:12:08 ID:oAYAk7bO
1.SSSの支配者(性的な意味で)ルート

ならリリとも絡ませられるかなー?
個人的にアネはミカ以外の相方を想像するのを脳が拒否るので、他の人を出すとなると逆ハーレムルートしか・・・

2.初々しい恋人達ルート

3.センコロ学園ルート

などを考えてはいます。
リリスキーなのでリリメインも多分いつかやると思います。
314名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:27:44 ID:qXqvVXYI
百合リや負け犬との絡みが見られる
1.SSSの支配者(性的な意味で)ルートも捨てがたいけど
ここは2.初々しい恋人達ルートを希望したい。
あの人でなし隊長が初々しい恋人になれるのかという興味がw

またの機会があれば是非リリもお願いしますお。
315名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 09:54:12 ID:/tkQ+8tP
久々に来てみたら何この良い流れ
アネ大好きなので期待してます
職人さんガンガレ!
316運命 1:2007/05/03(木) 02:37:16 ID:W7Zql4Lb
・初々しい恋人たち 選択

「・・・ん、ぅ・・・ん」
カーテン越しの柔らかい日差しが、目蓋の裏を薄紅く染めて、アーネチカはゆっくりと瞳を開いた。
ぼんやりとした頭が、曖昧な昨夜の記憶を検索し始める。
同じベッドで眠るミカの寝顔を視界に捉えた瞬間に記憶は鮮明になり、顔に血が集まるのを感じた。
「そうだ・・・昨日は久しぶりに二人で、休み重なって・・・」
・・・凄かった。長い警戒待機が明けて、身体は疲れきってたのに、ベッドにもつれ込むように重なり合って・・・
「疲れてたのもあるけど・・・気、失うなんて・・・・・・」
眠りに落ちる前の自分の様子を思い出して、さらに顔が真っ赤に染まる。
恥ずかしさのあまり、アーネチカは思わず頭を振りながら裸の胸にシーツを寄せると、寝癖でクルクルと巻いた金色の髪が薄明かりに鈍くきらめいた。
「ミカ。・・・ミーカ。まだ、寝てる?」
頬を寄せてそっと囁く。普段の彼を知るものが見たら驚くほどに幼い寝顔が、視界一杯に広がって、胸がアマい気持ちで満たされる。
「ぅ? うぅん・・・ アーネ・・・チ・・・・・・」
言葉にならずに声は小さくなり、穏やかな寝息に変わった。
「ふふ、隊長さんはねぼすけなんだから・・・」
形になって手で触れられそうなほどの大きな愛しさがこみ上げてくる。夢現に名前を呼ぶというのも、予期せぬ角度からの奇襲だ。ずるい。
知らずアーネチカは微笑みを口元に浮かべると、サラサラした黒髪をそっと一房つまんで、手慰みに弄り回す。
そうしながら、自分がこれほど深く一人の人間を愛しているのだということに思いを馳せて、今更ながらも不思議な感覚に捉われる。
「好きよ、ミカ。大好き。 ・・・ねぇ、ミカ? 聞いてる?」
アーネチカはミカの寝顔を優しく見つめながら、決して起こさぬように、聞こえぬように、口の中だけで呟く。
そして、彼と出会った頃のことを思い返していた。
317運命 1:2007/05/03(木) 02:37:55 ID:W7Zql4Lb
繰機演習の最終過程、候補生たちが何組かに別れて、実戦さながらに戦う大規模な模擬戦。
私はそれに、オペレーター兼シェル転送・制御の一部を受け持つ、という形で参加した。
前線にはIIが配備されて久しく、練習機として候補生に駆られるヴェントゥーノは、その特徴の少ない機体をさらに真白く塗装されている。
被弾判定を受けた箇所が黒く染まり、その機能を停止させるという仕組みで、致命的な損害を受けたと判定されれば、真っ黒になった機体が
演習宙域に「死体」となって漂う、ということになる。
小隊単位で私が受け持った候補生たちも、白より黒が目立つ機体が多くなってきた中、ただ一機、殆ど出撃前と同じ色のままに、
踊るような機動で黒いヴェントゥーノを量産し続ける機体があった。
機能停止した敵機を盾に射撃し、敵弾をミサイルの爆風で相殺し、かと思うと死角から一気に近付いてナイフを突きつける。
本来、被弾する際に爆発して運動エネルギーを相殺するためのオートリアクティブ機構を手動で起動し、格闘戦を仕掛けてきた敵機を
迎撃した段に至っては、戦闘の模様をモニターしていた作戦室にどよめきが起きたほどだった。
私は戦闘情報を送りながら、その白い軌跡に見入っていた。


「ちっ、グラフラなら絶対負けなかったのによ。あんな型落ちのトロい機体で戦ってられっかってんだ」
「名人は道具を選ばないものだよ、ファビアン」
「ふん、いってろ」
演習を終えた候補生たちが、かまびすしく講評し合いながら入ってくる。
どんな人が乗っていたのだろう。
今年の候補生にはとんでもなく優秀なのが一人居る、ということは噂に良く聞いていたので、その人だとは思うけど、顔までは知らない。
演習を終え、ほっとしたり悔しがったりしてる面々に視線を走らせていると、その中の一人と目が合った。少し微笑んで、ゆっくりと歩み寄ってくる。
「オペレーターを担当して頂いた、アーネチカ・アルチェロフさん・・・ですよね?」
同じオペレーターの娘達の間で評判の、端整な相貌、柔らかい物腰。彼だ。
「え、えぇ。あなたは・・・ミカ・ミクリくんね?」
少しドギマギしながら応える。
「はい。ありがとうございます、あなたの的確なサポートのお陰で何とか生き延びることができました」
「何言ってるの。あなたが、入ってきた情報を素早く処理して正確な判断を下せたからよ。
 大体あんな機動、現役パイロットでもどれだけ出来る人がいるか・・・」
「学生時代にもランダーには乗ってましたから・・・ それに」
彼は少し遠い目をする。
「力が欲しいんです。何かが起きたときに、翻弄されるばかりでなく、自分で状況を変えられるだけの力が」
318運命 1:2007/05/03(木) 02:39:15 ID:W7Zql4Lb
どこか心が遠くにあるような感じ。どんなに仲良くなっても最後の一線で歩み寄れない、そんな予感。
なんでだろう、私はそれが凄くイヤで、とにかく距離を埋めたかった。
「あ、あの、そーだ! わ、私に敬語は使わなくていいよ? ホラ、私もまだ入隊一年目で、現場にも入ったばかりであなたと大して立場変わんないし。
 それにさっきのあの調子なら、すぐに配備任務について同僚にもなるだろうしね、あはは」
なんだなんだ、何焦ってるんだろ私。自分の心が制御できなくて戸惑う。
「いや、しかしそれは・・・」
「いーのいーの! 万年人手不足のSSSがあなたみたいに優秀なのいつまでも演習させとくワケないんだから。というか遠からず上官になるかもね。
 そんな訳だから、私のことはアーネチカって呼んで。私もあなたのことミカって呼ぶから」
性急すぎるかな。彼は困ったような表情でどう言うべきか迷っていた。が、やがて、ふっと微笑むと、
「うん・・・ わかった。僕が優秀かどうかはともかく、よろしくね、アーネチカ。
 ・・・実戦に出たときに、キミのような人のバックアップを受けられたら、心強いな」
鼓動が早くなる。
後になってみれば、この時すでにそうだったのだと判るけれど、今の私は、自分の心にそんなものが訪れるとはまるで想像もしていなかったのだ。
胸を占める嬉しさの正体が掴めなくて困惑してたけれど、
「よろしく、ミカ!」
そう言って笑顔を浮かべて、私は手を差し出した。


そして、ミカは私の予言通り、早々に候補生から正隊員になって、彼の友人だというファビアンと共に配備任務に就いた。
私は、彼と同じ隊になり、彼のサポートが出来ることを、いとけない少女のように純粋に喜んでいた。
現場を共に踏んで、一挙手一投足をつぶさに観察し、癖をとらえて、修正すべき点をフィードバックする。
どんどん息があっていくのが嬉しくてしょうがなかった。自分が彼の手足の一部になったような充実感。
笑顔の種類を見分けられるようになって、流石に私もいい加減、自分の気持ちに気付いてしまう。
SSS最年少小隊長の噂がちらほらと囁かれるようになった頃のことだった。


1.過去(初H)ルート
2.現在(Hに慣れ始め、ハマり始めた頃)ルート
3.未来(快楽に溺れる二人)ルート
319名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 10:04:43 ID:K5VePp1e
あっまーい!これはいい少女小説ですねw
更に恋する乙女なアネを期待しつつ、

1.過去(初H)ルート

でひとつよろしくお願いします!
320名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 10:54:16 ID:uycalcHn
うは!!!
これはまたいいお話が始まってましたよ?
是非とも319さんと同じ

1.過去ルート

で!!
楽しみにしています
321名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 00:11:41 ID:+ZtPgl91
保守しとく
模擬戦の描写が好きだ
322名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 05:53:46 ID:7y/4n/cd
続きマダー?
323名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 23:39:32 ID:PteHrqAo
すまんす・・・最近土日しか纏まった時間取れんで・・・
お待たせしてる方々には申し訳ない。
明日こそは書き上げる。書き上げられればいいな。
資料も本編での絡みも少ないキャラをメインに据えると案外大変ですたい。
324名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 10:21:55 ID:jq3RptcG
確かに外見と立場の設定以外は
・ミカの恋人
・世話焼き
・センス微妙
ということしか解らないもんなw
性格も勝気なのかおっとりなのか曖昧だし…
でも>>323氏のアネは可愛くて好きだ
無理せず暇のある時好きなように書いて下ちい
325運命2:2007/05/13(日) 09:03:35 ID:YwlUYUgv
1.過去ルート選択


夜の帳も深い中庭を、二人肩を並べて歩く。
「ご、ごめんね、ミカ・・・ パパ、ちょ〜〜っとだけ、お酒好きな方だから・・・」
「・・・うん。・・・大丈夫、大丈夫だよ。・・・アーネチカ」
大丈夫な人は肩借りて歩かないです。でも、ミカは頑張ってた。
身体に、血ではなくウォッカが流れていたという民族を祖に持つ我が家は、例外なくお酒に強い。
とりわけパパは熊でももう少し遠慮する、ってくらいに飲む。そのパパに勧められるまま杯を空けたのだから、こうなるのも無理はない。
「・・・ミカ」
触れ合う身体から温もりが伝わってくる。この朴念仁とこうしてくっついて歩くようになるまでは、実に大変な道のりを経なければならなかった・・・。
わざとやっているのかという程、鉄壁のスルー能力。遠回りな手段には効果がないと、すぐに気付かされた。
スルーされる中で芽生えた、彼の気持ちは自分には無いのではないか? という怖れと葛藤を乗り越え、直接告白して思いを伝えて。
「・・・キミと居ると、僕はとても自分らしく在れる気がする。あぁ、・・・うん。僕からお願いする。付き合って欲しい、アーネチカ」
しばし逡巡して、はにかむように言ったその表情その言葉を、私は今でも喜びと共に、全くつまびらかに思い出せる。
付き合い始めて、何度かデートを重ねて。そして、小隊長昇進内定のお祝いがてら、恋人として家族に紹介できる日が来た。
幸い、パパはミカを気に入ったようで、宙軍パイロットのお守りとして良く使われる宇宙鷲の羽飾りを、昇進祝いに贈ってくれた。
それは、パパが現役の頃から肌身離さず身につけて、退役した今でも大事にしていたもの。
見込みある後進に託そうという、暖かくも厳しい表情のパパと、その意思を感じ、神妙に受け取るミカを見て、私はとてもとても嬉しかった。
そこから先はミカにとっては可哀想な展開で、今の有様に繋がるんだけど。
・・・ふらふらした足取りのミカを支えながらゆっくりと歩き、中庭を抜けてようやく彼の為整えられた客間の前に着いた。
「大丈夫? ほら、着いたよ?」
「う?・・・うぅん」
半分寝てる、ダメだこりゃ。何はともあれ部屋の中に入れないと。
手探りで明かりをつけて、ベッドに二人で歩み寄る。
「あっ、きゃっ!」
肩で支えていたミカの身体を、ゆっくりとベッドに横たえようとして、勢い余って二人倒れこむ。
326運命2:2007/05/13(日) 09:05:19 ID:YwlUYUgv
「あ・・・・・・」
気がつくと、覆い被さる様な体勢になっていて、顔が近い。どきどきする。
こんな時間に二人きりだと言うことを、今更意識して顔が赤くなってる私も、大概鈍いな。
お酒が入って、紅く艶めいている唇に瞳が引き寄せられる。告白と同じく、初めてのキスも私からだった。
デートの帰り際、不意打ちの様に、触れ合うだけのささやかな口付けだったけど、ふふ、ミカは目を丸くして驚いてたっけ。
驚いたのは私も同じ。まさかファーストキスを自分からするとは思わなかった。
ミカといると、私はどんどん大胆になっていく。自分の感情に、どんどん素直になっていく・・・
多少落ち着いた様子のミカの顔が、いつの間にかさらに近付いていた。目を瞑る。なんで? わからない。
わからないけど、彼の唇の位置ははっきり覚えてる。
「・・・・・・ん」
・・・また、不意打ちだ・・・。でも、これからは隊長さんなんだし、こんなに隙があるほうが悪いよね・・・。
唇が触れ合う感覚に、胸が甘い何かで満たされる。と同時に、足りない、渇くと胸が叫ぶ。もっと。
「ん、ぅん・・・ んちゅ・・・」
唇を唇で挟み込むようにして吸い付く。舌先で形を確かめる。私は夢中になり、呼吸も忘れてキスに没頭していた。
「ん、む・・・ ん・・・ふぁ」
ゆっくり顔を離して、ゆっくり息を吸う。呼吸できなかった所為だけでない、顔の火照りを感じて、・・・熱い。
「・・・やっぱりそうだ」
ぽつりと呟く。薄々気付いていたけど、私は・・・ 欲が深いんだ、とっても。
初めてミカに会ったとき、必死にその距離を詰めようとしたのもその所為。
本当に欲しいものはどんなことをしても手に入れたいと、こんなにも強く想う。
今までここまで欲しくなったことがないから、分からなかっただけで。
「欲しいよ・・・ミカぁ」

1.同じベッドに入って、自分を・・・
2.寝込みを・・・
3.ミカ、半分覚醒・・・
327名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 10:45:24 ID:qDm18AhW
つ2
328名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 12:32:49 ID:7qV3N+gS
  _  ∩
( ゜∀゜)彡 寝込み!寝込み!
 ⊂彡
329名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 23:21:06 ID:EsWgjm2t
全力で寝込みを襲いながら途中から半分覚醒してほしいと希望しつつ保守
330名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 13:04:45 ID:kn4Gdw0j
そして十日もの歳月が過ぎ去った保守
331名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 18:02:29 ID:W0G9rXBy
僕らはまだ待っている保守。
焦らずに執筆を!
332運命3:2007/06/01(金) 03:04:35 ID:WFGzEIIH
2.寝込みルート選択


二人きりの部屋、鼓動と衣擦れの音がやけに響く。
身体を隠すものが下着しかない自らの姿が、ベッド脇の鏡台に映って、思い出したように恥ずかしさが襲い掛かってきた。
目を逸らして、身体をかき抱く。鼓動はうるさい位に脈打ち、その結果として運ばれた血が頬を染め、頭をボーっとさせる。
サラサラと音を立てて、素肌がシーツを滑り、寝息を立てるミカへと、身を寄せる。
先ほどと同じように、覆い被さって覗き込むような体勢。
違うことと言えば、私が半裸であることと、偶然起きたことではないということ。もう戻れない、ということ。
「服、脱がないとね。 ・・・寝苦しいでしょ?」
襟元に指を這わせて、ゆるゆると衣服をはだけさせていく。 ・・・私が選んであげた服。

試着室の前で合わせたときも、その後街でバッタリとファビアンに会ったときも、照れ臭くてか、何か微妙な表情してたっけ。
「よ、よぉ・・・ 良く、似合ってるぜ・・・ じゃ、じゃあ」
急ぎの用でもあったのか、そそくさと立ち去ったファビアンを見送りながら、恥ずかしそうに引きつった笑顔を見せていた。

そんなことを思い出しながら、にこにこと手際よく剥ぐ。薄い筋肉が程よく引き締まった、均整の取れた肉体が露わになる。
「それにしても、起きないなぁ」
起こさないように静に、丁寧に脱がせてはいるが、どうしても音はたつし、身体にも触れる。
それでも起きないということは、彼は相当深い眠りの中にいるのだろう。苦しそうな表情ではないから、心配はいらないと思うけど。
確認のために、耳元に唇を寄せて、そっと囁く。
「ミカ。・・・ミーカ。まだ、寝てる?」
身体が自然、ぴったりと寄り添う。指先が、太ももが、胸が、肌と肌の触れ合う所が、熱い。
キスした時に感じた、充実感と飢餓感がせめぎ合って生まれる炎。それに炙られるまま、耳元へとさらに顔を近づけ、ちろちろと舌先で耳朶を嬲った。
かぷっ、と口内に迎え入れ、甘噛みしながら唇で包み込むように愛撫していると、湧き出てきた涎が零れ落ちそうになった。音を立てて啜る。
「あ・・・ゴメン ・・・垂れちゃったね。今、綺麗にするから・・・」
耳元から首筋に伝い落ちた液体を追って、唇を這わせ、啜り上げる。恥ずかしいと思う気持ちは、全て興奮に転化されて、もう訳がわからない。
舌が感じる、肌の上の汗の匂いと、その中にうっすら香るアルコールが、とてもとても甘くて、思考がどんどんと蕩けていった。
333運命3:2007/06/01(金) 03:08:54 ID:WFGzEIIH
「ふ、んちゅ・・・ ちゅ・・・」
独立した意思を持つように、私の口唇はミカの肌を踊り続ける。
「ん・・・? は、ぁ・・・」
訝しげな声をあげ、身じろぎをするミカ。覚醒してはいないようだけど、濡れた何かが這い回る感触に、吐息を零し、切なげに眉根を寄せていた。
その表情を見ていると、身体の奥に燻る情欲が、更に身を焦がしていくのを感じる。
この熱を冷ますためには、もっとくっ付いて、もっと素肌を重ねるしかないように思えて、手足を絡ませた。
「・・・熱い」
身体全部で密着するように、覆い被さり、しな垂れかかる。胸を隠す下着が、触れ合う肌の妨げになってもどかしい。
最早恋情を越え、執着心とすら言える薄昏い何か。いつしか私は、それに支配されていた。

・・・身体を覆う全てを、ゆっくりと脱ぎ捨てていく。ブラのホックを外すと、ふるん、と、興奮に薄紅く色づいた乳房が、解放された歓びに震えた。
そして、腰から太ももへ、ショーツを引っ掛けた指を滑らせる。クロッチ部分が股間を離れようとする際に感じた、濡れた感触と湿った音。
「キスして、舐めてただけなのに、こんな・・・ 想像してたよりずっと・・・」
・・・すごい。出会って、好きになって、彼とこうなることをずっと考えてた。でも、私がこんなに風になるなんて、思いもしなかった。
浅い眠りの中、薄く開き、呼吸をする彼の唇に私の唇を重ねる。もうそれだけでは足りない。舌を入れ、唾液を吸い、そして送り込んだ。
「ん、ぅん・・・? ん、く、うぅん・・・」
強制的に送り込まれたとろみのある液体を、ただ嚥下するしかないミカが、苦しげに喉をならす。そして、ぼんやりと目蓋を開いた。
「ぅ、んむ・・・ んぁ・・・? んちゅ、ぅむ・・・ ん・・・ ぷは・・・」
まだ思考する力が戻っていない、呆けたような焦点の定まらぬ瞳で、口内を蹂躙する私をただ受け入れているミカ。
彼の胸板に押し付けている双丘の頂きは固くしこり、足の付け根からは、蜜が溢れていた。
太ももを挟み込むように股間を押し付け、私は知らず知らずに腰を前後に揺らしてしまう。くちゅり、と、微かな、たまらなく淫らな音が断続的に響く。
334運命3:2007/06/01(金) 03:10:19 ID:WFGzEIIH
唇を離すと、銀糸の橋が出来た。まだ酔いは残るが、徐々に焦点を結んできたミカの瞳を見詰めて、語り掛ける。
「・・・起きた? 黙ってこんなことして、ごめんね。ごめんなさい・・・ でも、もう、我慢できなかったの・・・」
淫らに蕩けた心にちくりと、針を刺すような恐怖が覗いた。こんな私を見て、ミカは何て言うだろう。・・・嫌われたら、どうしよう。
針で突付かれて出来た穴は、徐々にその大きさを拡げてゆき、抑えきれない欲情との二律背反の狭間で、私は身動きも取れない。
「アーネ、チカ・・・? つっ・・・! ぅ・・・・・・ ここ、どこ?」
「ミカの部屋・・・の、ベッドの、上」
「ゆめ・・・かな・・・? なんか・・・ アーネチカ、はだか・・・」
呂律の回らぬ口調。ただ言葉を交わすだけで、こんなにも愛しさが募る。どうにかなってしまいそうだ。
「夢じゃないよ・・・ 私、ずっとこうなりたかった。その、どうしてもその気持ちが、抑えられなくて・・・
 ダメ・・・? こんないやらしい私は・・・きらい?」
真っ直ぐに、見詰める。覗き込んだ瞳に、すがりつくような表情をしている私の顔が映りこんだ。
「えぇと、あの、正直、頭がハッキリしなくて、ゴメン、まだゆめなんじゃないかと思ってるんだけど・・・
 ちょっと、いや、かなり、凄く驚いてるし。でも、一つだけ言えることがある」
頭を振り振り、掴めない状況に混乱しながらも、泣きそうな私の視線を受けて、精一杯真摯に応えようとしてくれるミカ。
「ぼくが、キミを嫌いになることはないよ、アーネチカ。・・・それだけは、確かだ」
・・・涙が零れる。くしゃくしゃな顔を見せたくなくて、私は彼を抱きしめ、キスをした。触れるだけの、だけどとても温かくて、甘い口付け。
「・・・抱きしめて、ミカ。一つになりたい・・・ いいよね?・・・」
温かな気持ちで満たされると、急に自分の大胆さが恥ずかしくなる。羞恥に頬を染めて、返事を待った。
ミカは酔いと照れに上気し、まだボンヤリした所の残る顔で微笑み、
「・・・うん。僕も、そうなれればと思ってた。・・・こんな形とは、想像もしてなかったけど・・・」
と、言った。



1.上
2.下
3.後
335316:2007/06/01(金) 03:15:11 ID:WFGzEIIH
なんというか、お・そ・す・ぎ。orz
ここ二週間全然時間なかったのは確かなんだけど、待ってて頂いてた方にはホント申し訳ない・・・
ってかある程度即応性がなきゃ、選択肢の意味ないやね・・・
336名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 03:40:37 ID:U4/p0HJD
おおリアルタイムで待ってました!
この勢いに乗って1.上を選びますw
下から優しくリードしてやって下さいw

待ち時間の間に選択肢を弄りすぎたら
誰かしら文句も出るだろうし
今回も選択肢通りなんで大丈夫ですよ
気にせず都合の良い時に書いて下さいな
337名無しさん@ピンキー
上だな
展開的に

そしてGJ