1 :
名無しさん@ピンキー:
滝本達彦の「NHKにようこそ!」のエロパロです。
岬ちゃん萌え
2ゲト
立てたのにあげ
あげ
5get
素直に滝本龍彦スレの方が良くないか?
ファー…ブルスコ…ファー…ブルスコ………
8 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 22:07:47 ID:9MjbAGRZ
9 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 22:09:11 ID:a8dY7v5/
この感覚・・・
まだエースで続いてるの?
11 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 06:24:16 ID:nDdmoI+x
ようわからん
NHK
日本ヘンタイ協会
N H K
日本保守協会
ほっしゅ
滝彦?
あげ
18 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 01:19:55 ID:PlFiM+0S
NHKがなんやっちゅーんじゃ
もう駄目か…と思いつつも期待age
AGE
まだ連載してる?
22 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 00:36:56 ID:qwqkK8s5
保守
23 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 07:52:38 ID:Jp8OUL7S
アニメ化記念age
24 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 16:12:51 ID:6/YcyvO2
アニメ化したの?詳細きぼん
岬ちゃんかわいいよ岬ちゃん
26 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 09:12:27 ID:di+eqtZ2
期待age
27 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 15:09:33 ID:SoNszRLs
小説版ラストで佐藤君と岬ちんが廃屋に入った後、誓約書を書くまでの間って空いてるじゃん?
ゲームとかだと絶対何か入る箇所だよね
あげ
29 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 00:49:03 ID:98IzR0pu
保守
30 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 18:18:03 ID:18iZA7gw
コミック4巻発売記念あげ
31 :
佐藤:2005/11/30(水) 00:59:12 ID:LkARJgtq
あ〜ぁ。岬ちゃんとやっとヤれたのに、処女じゃねーのかよ。
しかも淫乱と来たからには、前の男とはさんざんヤりまくりの生活だったんだろうな。
(*゚∀゚ノ)ノ レイープリンカーンレイープ!
33 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 16:13:48 ID:skxsVOMk
岬たんって処女じゃないのか・・Orz
34 :
姫猫レン:2005/12/04(日) 16:22:58 ID:kAYO4PeQ
35 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 00:18:36 ID:lxWh2fim
保守
36 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 00:54:26 ID:fRykROT0
保守
「佐藤君はひきこもりでネット廃人。おまけに童貞なんだよね……。」
岬ちゃんが憐れむ様な目で俺を見つめている。
なんだってんだ!チクショウ!!だったらお前で筆下ろしさせてくれよ!
常にアンテナ三本立ってて電波受信し放題な頭してるけど、顔はいいからよ。
だから、やらせてくれ!
「ええっ!?ちょ…ちょっと何言ってるの!?」
だって岬ちゃんは俺を救ってくれるんだろ?
前言ってたよな?私の言うことだけ聞いていればいいって。
私の事ばかり信用して、100%頼ればいいって。
だから頼ってるんじゃないか。
俺、人と関わるのが怖いんだよ。
信じても裏切るんじゃないかって。
手を伸ばしても振り払われるんじゃないかって。
でも、でももし岬ちゃんが受け止めてくれるなら、俺、君の事信じるよ。
岬ちゃんの言う事だけ聞いて、岬ちゃんの事ばかり信用する。
だから、頼むよ!俺には岬ちゃんしかいないいんだ!
「……わかったよ。そこまで言うなら……いいよ。佐藤君を大人にしてあげる。」
ジーザス!マジかよっ!?言ってみるもんだな!
拝啓 山崎様。
前略、一足先に大人の階段上ります。君はまだツンデレラ達と戯れていればいいさ。
飴そふとで。
「ブツブツ……佐藤君には私しかいない……佐藤君が頼れるのは私だけ……ウフフッ……。」
39 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 21:35:39 ID:HY5UY0sR
40 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 23:56:57 ID:dPeFmeYM
>>37 グサッとくるな
漏れがふだん考えてることだよorz
そこで優は足がかりとして空木千枝に接近してみることにした。
クラス替えがあったので、昨年ほど容易なコンタクトは取れなかったが、
仮にも千枝とは合計十時間以上も会話を交した間柄である。
最近はなにかと疎遠だったが、別に問題はない。
ちょっと挨拶して軽い世間話をするだけだ。
簡単だ。優は下校途中の千枝にさりげなく声をかけた。
「いま帰りですか?」
「あ優君。ひさしぶり」
「今日は天気がいいですね」
「そうだね。……い、いい天気だねっ!」
「桜も咲いていますね」
「うん、綺麗だね……桜は綺麗だねっ」
「…………」
すぐに話すことが無くなってしまった。
────ファウストvol.3 『ECCO』から引用
岬も同じだけど、この独特のてんぱった口調がたまらない……
2年はひきこもらないとこの味は出さないのだろうか。
とか言ってどう見てもちらしの裏です。
本当にありがとうございました。
42 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 00:10:40 ID:iKyVSHsa
hosh
43 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 19:26:19 ID:QgXcTdpe
44 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 19:27:36 ID:QgXcTdpe
本に載ってないだけで滝本タソはエロシーンも書いてると見た。
WEB版じゃ書いてたんだっけ?
47 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 11:27:43 ID:06QmnTSD
49 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 21:42:23 ID:muQf9lBz
ネット連載のころは後輩が
二次元でハァハァしたりがあったらしい。
後輩って山崎クンか?
今も昔もかわらず虹ハァハァじゃないか
岬
−−−−−−−−−− チークタイム終了 −−−−−−−−−−−
保守
55 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:45:27 ID:g75C0wKS
捕手
保守
過疎り
アゲ
59 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 11:50:27 ID:KMQfqvUp
age
60 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 18:28:09 ID:Cr/D4Rv/
age
頭に銃弾を受け俺は死んだ。
俺の少ない人間関係は岬ちゃんのために滅茶苦茶にした。
けど後悔はしていない。すべては岬ちゃんのためだったからだ。
栄光に犠牲はつき物だ。俺が狂ってから係わったみんなどうか許してくれ!!
しょうがなかったんだ。だってよう、俺が守らなかったら岬ちゃんはどうなるよ?
俺はみんなを犠牲にしても岬ちゃんを守る!!
「佐藤君しっかりして佐藤君!!あなたアホだわバカすぎる!!」
「難題ミサとりゃン!僕真面目あるね。隣住んでる砂糖脅してジョージアコーヒーさー」
「ああ、佐藤君が滅茶苦茶よー何この人?ただのヒッキーからスーパーヒッキーにィー?」
「あはは、岬ちゃん俺空を飛べるんだ。滑走しまーす。」
「はぁぁ、ビルの背面を滑走路代わりにして・・・飛んだー!!で・・・落ちたー!!」
けど佐藤君は死ななかった。
この時点から私の佐藤君再生計画は狂って行った。
「もう辛すぎるよ。生きていけないよ。岬ちゃん。」
「大丈夫よ。佐藤君!あなたには子育てマイエンジェルな私がいるわ!!」
「佐藤さん、エロゲー作ればあそこも体でもボッキンボッキンですよ。まあ僕には彼女いますが!!」
「佐藤君、あなたも合法ドラック瓶ごとイッキすれば楽になるよ・・・ゲフゲフゥ、また自殺しましょ!!」
「佐藤君、奇跡を起こすマイウェイのウルトラC新製品を箱ごと買えば、今ならなんと!一ケース百万円!!」
もうほっといてくれぇー!!
自殺してやる!!俺は枕に隠してあった銃を取り出し
自分の頭に突きつけて・・・
頭に銃弾を受け俺は死んだ。
俺の少ない人間関係は岬ちゃんのために滅茶苦茶にした。
けど後悔はしていない。すべては岬ちゃんのためだったからだ。
と言えばウソになる。俺の少ない人間関係はもともと滅茶苦茶だったからだ。
俺が死んだ後、記念にみんなで乱交パーティーしたらしい。
ちくしょう、参加したかったなぁ、みんな結構ヤリマンじゃないか。
まあいいさ!神をも越えた最強のヒッキー佐藤は諦めない!!
待ってろよ。岬ちゃん!!
いつかまためぐり合って恋してとことん愛してやる。いつかその日までどうか・・・・待っていてくれ・・・・
佐藤は死んだが何度でも蘇る。
運命のあの日の約束を守るために・・・
約束を果たした時、佐藤が見たものはいったいなんだったのだろうか?
それは恋人の愛、隣人の愛に包まれた、すばらしい物だった。
佐藤よ永遠なれ。ヒッキーよ永遠なれ。
「やっぱ、思ったとおり君ってすばらしい人(ハート)」
こんな、アホ丸出しですいませんでした。
酒飲み過ぎてもうだめです。酒に逃げていてスイマセン。
もう頭マルコメものですが、ではまたこんど!!
67 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 20:52:08 ID:aEEX3yIg
謝ることは無い。やっとの投下らしい投下なので何はともあれGJ。
もっと職人さん来ないかね…
職人期待あげ
>>46 kwskkwskkwskkwskkwskkwskkwskkwskkwskkwskkwskkwskkwskkwsk
同じくKkwskkwskkwsk
71 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 16:29:45 ID:cEA+DxDn
2ゲット
「あの女まだいるんですか」
一気にビールを飲み干し、山崎はそういった。あの女とは岬ちゃんのことである。
俺が小さく返事をすると、山崎は嬉しそうな声で
「男女が二人同じ部屋にいたら何するかしってますか」
と言った。よくみると山崎の顔は不気味なぐらいにやけていた。
「できるわけないだろう。そんなこと」
「なんでですか。佐藤さんいつはしたくないんですか。本当はいつも思ってるんじゃないですか」
確かにそれは山崎のいう通りだった。俺はいつも岬ちゃんと会うたびに脳内で彼女を犯している。
じっさいやってみたいと思っている。しかし、岬ちゃんがさせてくれるとは思えなかった。そういうことを
山崎にいうと、豪快に笑いながら、
「だったら無理やりすればいいじゃないですか。今も部屋にいるんでしょう。今すぐいってがばっとやって
くればいいじゃないですか」
確かに岬ちゃんは今、俺の部屋で部屋掃除をしている。だから、俺は山崎の部屋にいるんだが。
「できるわけないだろ」
口でそういいながらも、脳内で犯しながら、俺の股間は既にテントを張っていた。もう、準備は整っていた。
「佐藤さんがやらないのがら、僕が行きますよ。実は、結構好みなんですよね。胸が小さいし」
そう言う山崎の股間も同様だった。恐らく、何度も岬ちゃんで抜いてるのだろう。
「さあはやく決めてください。あと12秒で言わないと僕が行きますよ。1、2・・・・」
いきなり山崎はカウントをはじめた。山崎の目は本気だった。だから俺は行った。
「ああ、分かったよ。今から言ってきてやるよ。ふたつの意味でな」
そういいきった俺に山崎は静かな拍手を送った。
>>72 ∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
74 :
72:2006/03/19(日) 19:50:56 ID:3tnnhMqM
俺は自分の部屋の前に立っていた。心臓がばくばくする。
ドアを開けようとドアノブを持ってみる。いつも触っているものなのに何か異質の
物のように感じられる。俺は、それを軽く捻ってドアを開け、部屋の中へと進入した。
wktk
76 :
保守:2006/03/31(金) 13:36:28 ID:MiDWizDg
保守
77 :
72:2006/03/31(金) 20:16:49 ID:objHZ420
すいません体ぶち壊して入院してました。
明日までに続きは書きたいと思います。
ちょwwwwwwwwww3月32日wwwwwwwwwwww
80 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 15:29:20 ID:DCmvcjes
保守
保守
ほしゅ
84 :
72:2006/04/08(土) 22:54:05 ID:DtgddbDq
「おかえり、佐藤君。今、ちょうど掃除終わったとこだよ」
隣の部屋から帰還した俺に岬ちゃんは微笑みながら話しかけてきた。
「ただいま」靴を脱ぎ、部屋に上がりながらぼそりと言った。俺は必死で興奮を抑えている。
はやく爆発させてしまいたい。そう思っていた。
「どうです。凄いでしょう」
俺の脳内にある汚い妄想を知らずに、岬ちゃんは明るい声で言った。
部屋は確かにきれいになっていた。いや、かなりきれいになっている。まるで魔法みたいだ
と思った。まさにいっつミラクル。
思ったことをそのまま言い、岬ちゃんを褒めてみると、子供のように喜んだ。そんな、岬ちゃんの
無邪気な行動が俺の欲望をさらに刺激した。
85 :
72:2006/04/08(土) 22:55:45 ID:DtgddbDq
エロシーンの書き方がよく分からない。
18禁小説を書くのは初めてだし、なにより童貞なのでみなさんの
期待には応えられないかもしれない。
いやいや!期待してます!!
頑張ってください!
保守
88 :
72:2006/04/09(日) 22:22:47 ID:/EBVdvhQ
「岬ちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど」
俺は、思い切っていってみた。自分では分からないが声はかなり上ずってるかもしれない。
「お願いって何。佐藤君」
無垢な目で俺を見つめながら岬ちゃんは言った。
「それは・・・」
言う前に俺はいいことを思いついた。それは、コロンブスの卵並に画期的だった。だから、
俺は予定変更することにした。
「前に中学校の頃の制服を着て来たじゃない。あれをもう一度みたいなって思って」
俺は、予定変更した通りに言った。岬ちゃんは少し迷ったが、
「佐藤君が喜ぶなら、いいよ」
と言いった。もう俺の作戦は90%達成したも同然だった。作戦といってもただ制服姿の岬ちゃん
とやりたいということなんだが。
そんな考えを知らない岬ちゃんは、ちょっと待っててねといい自分の家へ着替えにいった。
89 :
72:2006/04/09(日) 22:53:15 ID:DvgseGK8
「ただいま」
15分くらいたって岬ちゃんは帰ってきた。俺は、待っている間、どうやって岬ちゃんを
犯すか、真剣に悩んでいた。考えつく前に岬ちゃんは帰ってきた。
「どうです、似合うでしょう」
岬ちゃんは、そういい胸をそらした。
岬ちゃんはちゃんと制服をきてきてくれたが、微妙に違うところがあった。それは、岬ちゃんが
着ているのは夏服バージョンだった。これは、嬉しい誤算だったなざなら、俺は夏服が大好きだからである。
岬ちゃんの夏服姿に、俺の理性は止めを刺された。
「岬ちゃん」
俺はそう叫ぶようにいい、正面から抱きついた。
90 :
72:2006/04/09(日) 22:54:40 ID:DvgseGK8
私の家はいまだにISDNのため、しょっちゅう回線が切れます。
IDが替わるのはそのせいなので気にしないで下さい
一気に投下してもらわないと困る
92 :
72:2006/04/10(月) 21:18:25 ID:V8BbmQF+
>91
続きは全然できてないので3日後ぐらいに投下するでよろしいでしょうか。
>>92 楽しみにしてる
日にちはそちらに任せます
いつまでも待ってます
期待
95 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 21:41:20 ID:0hOE6rKe
原作小説読んだ俺がきましたよ
96 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 09:12:28 ID:kwLwzxGS
帰ってくれ
97 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:14:34 ID:PYGcF/xD
続きがハゲシク気になる
99 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 11:03:11 ID:KkSD3nWe
このスレが寂しいのもNHKの陰謀なのよ
ゥフフ
100 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 03:15:26 ID:FCpA6a9n
ほ
101 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 19:05:04 ID:aiVzIAR8
もう5月じゃないか!
>101
5月だね〜
小説版のその後
あ゙ー、あのヒッキーが花の女子大生か…
まぁ、皆さんご存知だろうがヒッキーとは岬ちゃんである
自分はヒッキー以下なのにそんな事いえねーかと自嘲する
俺はここんとこコンビニと家との往復すらしなくなって来ている
以前は隣の住人山崎のとこに行けば飯にありつけたが
今はそうは行かない……
言いたい事は食料が底をつきたということだ
買いに行くか?イヤ、それはナイ!外は怖い
実はさっきからコレを繰り返している
覚悟を決めた俺は玄関に向かう
途中冷蔵庫にちゃんと働けと喝をいれ、蹴飛ばしてやった
イタイ…
その時チャイムが鳴った
そこには女神がおられた
いつ見てもまぶしいぜ!岬ちゃん
「なんか、佐藤君が困ってる気がしたから寄ってみたの」だって
両手には近くのスーパーの買い物袋
「み゙、み゙ざぎぢゃん…」なんか泣いちゃたよ俺
「今日、講義とかはいいの?」料理を作っている岬ちゃんの背中に話し掛ける
「あー、大丈夫でしょ!」
岬ちゃんやっぱり大学入って明るくなったね…
この前彼氏かな?二人で歩いてるとこ見たよ
幸せになってくれよ
そんな事考えてるうちに悪戯を思い付いた
アレだ!新婚さんとかがやるアレ!
背後から抱き着くやつ!
なんか人と会ってなかったからか人が恋しい…
なんて引きこもりの風上にもおけないような理由が恥ずかしい
いますぐ死にたい
岬ちゃんロープを!
でもやってからでもいいよな?
106 :
104:2006/05/22(月) 03:41:34 ID:my8bWClW
もはや誰もこのスレにはいない気がする
続きは誰かの生存を確認してから
小説もマンガも持ってるが最近読んでないな…
見直すか…
107 :
104:2006/05/22(月) 03:57:22 ID:my8bWClW
ウハッ
全然違うね(/ω\)ハズカシーィ
次から似せるわ
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
いてくれてよかった。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
誰もいないんじゃ悲しくて書けなかった
岬ちゃん忘れてもらっては困るぜ。
ココは男の部屋だぜ?
安心するのは早いんじゃないか?
俺も男だヤルときゃヤルさ
俺は背後から岬ちゃんに忍び寄る
うわ…岬ちゃんってこんなちっちゃいかったか!?
最近会わなかったからか…
つか、おもいっきし抱きしめたら壊れちゃいそうだな。
「岬ちゃん!」そんな事言って、いきなり俺は抱きつく
「ひゃっ!」
岬ちゃんは手に持ってたニンジンを落とした
ウッシッシ、岬ちゃんは予想通り驚いた様子。
隣人山崎とエロゲを作ろうとしたとき俺はシナリオを担当していたんだぜ。
こんなシチュエーション王道すぎるぜ。
笑いを堪えつつ続ける。
岬ちゃんは振り返り
「もう!佐藤君いきなり何s…」
すぐそこに俺の顔があったからか顔を下げてしまった
これは傑作だ。純情ぶりやがって、あの彼氏とヨロシクやってんだろ?
「いきなりやめてよ。包丁持ってたんだから…危ないでしょ…」
岬ちゃんは俯きながら俺に言う。
「言えばやらしてくれた?」からかうように言ってやった。
「もう!料理作ってあげないよ?いいの?イヤだったら座ってて!」
頬を膨らまして岬ちゃんが言う。
ヤバイ。かわいい。
俺は岬ちゃんを見つめたまま動かない。
「佐藤君?」
ハッと我に返り机へと向かう。
岬ちゃんエプロン姿似合ってんなー
料理もうまいしなー
俺は椅子に座り彼女を見つめる
陽気に鼻唄なんか歌っちゃって…
俺の鼻がくすぐられる。カレーの匂いだ。
「岬ちゃん、カレーだよね?」…一応確認する。
「そうだよ。男の人はみんなカレーが好きって本に書いてあったから。」
岬ちゃん、それは人それぞれなんじゃ?と言いかけやめた。
カレーが運ばれてきた。
仕事の合間にここまで書いたので投下しました。
イッキに出せず申し訳ない。
久しぶりに神が光臨なされた
素晴らしい出来でした
>104
続き楽しみにしてます。
今日、岬ちゃんのフィギアヤフオクでゲットしました。
ええ、ニートですよ
117 :
104:2006/05/31(水) 05:54:49 ID:y6fzk4uD
あれれ…投下したやつが反映されてない…
ちゃんと確認しろよ俺…(´・ω・`)
テキスト捨てちったから書き直さなきゃな…
118 :
104:2006/05/31(水) 05:57:21 ID:y6fzk4uD
ニュースでサッカーの結果を見ちまった
テレビ中継を楽しめねーぜ
>>118 俺は2chで実況してたらバレ投下された
このスレこそ超過疎スレの名にふさわしい
「私なんてどうせ淫乱で、他人よがりよ。」
「でも俺そんな先輩が好きです。」
「え!?」
「私なんてどうせ狂ってる!!あんたなんてカモよ!!」
「大丈夫だよ。委員長。あんたが幸せになら」
「え!?」
「佐藤君!貴方は狂っていなきゃいけないのよ!!私のために!!」
「いいよ。それで岬ちゃんが癒されるのなら」
「え!?」
八方美人って設定にしてみたらなんか
無理ある展開なってきました。
期待あげ
佐藤くん、心配するな、ギンコは車の運転は上手いんだ。
だが、ギンコの運転は非常に下手くそすぎ。見た目も危ない走り方。
フラフラしながら走っている。曲がり角では一回で曲がれず2〜3回切り返しを行うらしい。たまに側面を塀などにぶつけることも。
ブレーキの掛け方もひどい。ガツンガツンと前につんのめるくらいショックの大きなブレーキの掛け方。
おかげで佐藤くんはあっという間に車酔いしてしまいました。その場でもどしていました。
125 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 18:19:44 ID:5mmtmwjH
今度は山崎を車酔いさせてみたくなった。
わざとブレーキがガツンガツン。まっすぐ走らず惰行運転。
停車するときはいきなり急ブレーキ!
山崎はすぐ酔ってしまいました。サービスエリアに着くナリ、山崎はその場で吐いていました。
「さ、佐藤君…?」
不安そうな表情を浮かべる岬ちゃんに俺は満足そうな笑みを浮かべた
結局俺は脳内だけでは我慢できずに結局彼女を押し倒してしまった
「悪ふざけはあんまり…良くないよ?」
全く説得力のない言い方で講義する岬ちゃん
その可愛いらしい講義はむしろ俺を興奮させるだけだった
必死で抵抗しているつもりなのだろうが、所詮は男と女
力で岬ちゃんが勝てるはずがない
「や…佐藤k」
彼女を大人しくさせる為に俺はまず彼女の唇を
(省略されました…全てを読むには山崎山崎と書き込んでください)
128 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 16:13:12 ID:hPiu5Bq2
山崎山崎
山崎X山崎
山崎山崎
蟲師線のキハ95系にグモになった山崎
山崎の身体はグチャグチャ。いくら何でも100キロではねられたらすごい風圧と衝撃力でバラバラになってしまいますよ。
おそらく、山崎は自転車で第二種踏切(遮断機も警報機もない古風の踏切)を通過しようとして、快速列車にはねられたらしい。
山崎山崎
「!ん…」
不意に唇が塞がれて岬ちゃんは目を見開いていた
「ふ…んっ!」
俺は流れに任せ、そのまま舌を進入させると
息苦しくなってきたのか、岬ちゃんは俺の背中をバンバンと叩き出した
やはり妄想の中とは違う反応である。
それがまた新鮮で俺は更に意地悪したくなった。
更に深く口の中で舌を動かし好き勝手に蹂躙する。
「んっ!んん〜!!」
本格的に息苦しくなってきたのか、叩く手に力が入ってきていた
しばらくして、俺は彼女の口を解放してあげた。
「んっ…はぁっ…はぁ…」
当然。岬ちゃんの息遣いは荒く。瞳はトロンとなっている
「可愛い…岬ちゃん。」
思わず口から本音が漏れた、それくらい岬ちゃんは俺好みになり始めていた
「佐藤君…。もうダメ…だって…」
キスだけでここまで、反応するとは俺の妄想以上だ。
俺の心の中は、もっと彼女を虐めたいという
黒い気持ちが大きくなっていた。
>>131 それは確か、昨年の1月に起きたJR日光線で乗用車をはね飛ばした事故みたい。
107系にはねられた乗用車は跡形もないほどペチャンコ。
>133
山崎山崎
とりあえず順序良く、俺は岬ちゃんの体を楽しむ事にした
まずは…胸からだな。
俺は勢い良く岬ちゃんのTシャツを首まで引き上げた
「ひゃっ!」
岬ちゃんが驚いている間に俺は彼女のTシャツを脱がしてしまった
さて…これからだな。
少しだけ膨らみのある、その胸を手で撫でる
「ゃっ!…佐藤く…んっ!」
すぐに反応する岬ちゃん。どうやら相当敏感らしい
「どうした…?もう気持ち良いのかい?」
良くありそうな台詞を言ってみた
「そ!…そんな事…な、い…っん!」
声だけは必死で抑えているようだ。
これから脳内でしてきたイメージが、役に立つかもしれない…
胸を揉みながらすぐそばの突起に手を伸ばした
既にそこは、ピンとなっていた。まるで夢を見ているようだ!
だがコレは妄想ではない。俺は固くなっている突起を指で弾いてみた
「んっ!…ぁ…ふっぅ!…っ!」
良い反応だ。岬ちゃんは何処までも、俺の期待に答えてくれている
「別に声を抑えなくても…誰にも聞こえないよ…。」
俺は岬ちゃんの耳元で囁きながら刺激を与え続ける
「ひっ!…ぅ!んんっ!…そういう意味じゃ…ぁっ…」
意地でも声は出したくないらしい…
だったら声が出るまで、いじり倒すしかないな…
(省略されました…これ以上は思いつかないので山崎山崎しないでください)
>137
ダメだよ
山崎山崎
岬ちゃんって誘い受けタイプだよな
無意識のうちに佐藤を誘惑して
結局プッツンした佐藤に犯されるって感じな気がする
「岬ちゃん。恥ずかしいのかい…?」
「ちっ!ちが…ぅんっ!…ぁっ…」
どう見ても感じているのに、必死で否定し続ける岬ちゃん
こういう所は頑固らしい…
しかし、こうやって如々に追い詰めていくのも、中々楽しい
ここまで必死な岬ちゃんは、滅多に見れない…充分に楽しむべきだと思った。
「ぁっ!…ふぅ…んんっ!あぁ…っ!」
ただひたすら、胸に刺激を与え続けるだけで、次第に岬ちゃんの声は大きくなってきている
「…岬ちゃん。感じてるんじゃないの?」
俺は意地悪するように分かりきっている事を聞いてみる
「佐藤く…っふ!違うって…んぁっ…!」
…とことん頑固だな。そろそろ次に進むかな…
「岬ちゃん。感じてるか、どうかはコッチの方ですぐわかるんだけどな〜…」
俺はゆっくりと岬ちゃんの下着に手を伸ばした
「ぇ…さ、佐藤君…待って…」
俺は岬ちゃんの言葉を待たずに下着の上から触れた
「ぁ…!…待ってって…ん…言ってる…ぁん…の…」
すぐに反応した岬ちゃん。分かりやすいほど敏感だ…
「大丈夫だよ。すぐに可笑しくなれるよ…」
俺はからかうように下着を弄る
「やぁっ!…くぅ…ダメって…はっ!ぅん…」
可愛いな…岬ちゃん。
(省略されました…期待しないで山崎山崎してください)
ガタン、ガタン、ガタン、ガタン、プァーン!!ギギギギ〜〜〜ッ!!!!
ドガシャン!! 列車は牛車を引きずったまま100メートルも空走。
蟲師線のキハ99系は時速95キロで運転中、踏切にいきなり飛び込んできた牛車をはね飛ばした。
牛車はバラバラ。牛も列車のスカートにはねられ、即死。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 山崎!山崎!
⊂彡
143 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 17:26:59 ID:1vCxnOCP
山崎山崎
山崎山崎
山崎山崎
「下着の上からでもわかるんだけど…岬ちゃんが濡れてるかどうかさ…」
俺は追及しながら、指でなぞるように触れている
「そっ!そんな事…んぅ!…な…ぁっ!」
「その割には、だんだん声が大きくなってきてるんじゃないの?」
まるでセクハラ親父のような発言だ…我ながら関心する。
「んっ!佐藤君なんて…ふぁっ!ぁぁ…佐藤君なんて…!」
言葉だけは完全に抵抗している。しかし…岬ちゃんの体の方は…
「岬ちゃん。そろそろ素直にならないと…岬ちゃんの事、壊しちゃうよ?」
更に指に力を入れて下着を弄り出した
「ぅっ!…や…嫌だぁ…佐藤くぅ…んぅっ!」
力を入れただけで岬ちゃんの反応は大きくなった。
もっと追い詰めて…Hな女の子だと認めさせてやる。
「じゃあ。壊しちゃおうかな…」
俺は下着の中に手を滑り込ませると直に秘所を指で刺激する
「ひゃあっ!あっ!…だ、ダメ…佐藤く…ぁっ!ん!…私…!」
しつこくじわじわと責めていたせいか、どうやら限界らしい。
「だったら…ほら、イッちゃいなよ。岬ちゃん」
とりあえず岬ちゃんに嫌でも認めさせる為限界に追い詰める事にした。
指を奥に押し込み力を入れる
「んんぅ!ぁ!…はっ!…佐藤君…ふぁ、ぁぁ…んんっ!!!」
ビクビクと岬ちゃんの体が仰け反り、少し経つとグッタリとしてしまった。
どうやらイッてしまったらしい…
「ぁ…はぁ……はぁ……はぁ………」
全裸でグッタリしている岬ちゃん。
一定の間隔で荒い息遣いを繰り返す。岬ちゃん
吐息を漏らしながら、恨めしそうな顔でじーっと俺を見上げてくる岬ちゃん。
可愛い。可愛いなぁ…岬ちゃん。
……俺、変態親父みたいだ…
(省略されました…山崎山崎されても続きは当分先になります)
148 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 16:10:44 ID:CV5eBptM
山崎山崎
アニメ記念sage
週末までに頼みます
山崎山崎
月曜日までになければ私が書きます!
154 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 19:53:56 ID:B9m6j5bT
山崎山崎
岬ちゃんが犯される続きマダー?
俺の手には二枚目の契約書が握られていた。
ダメで寂しい人間の、相互扶助計画に関する計画書と書かれたそれを一読し、
顔をあげると作り物の笑いを浮かべた岬ちゃんの顔が視界に入ってきた。
「佐藤君なら、あたしを好きになってくれるよね。だってさあたしよりもダメ人間だもん。
……こうやって長い間、頑張って計略を推し進めてきたんだから、もう、あたしのとりこでしょ」
俺は岬ちゃんの言葉に沈黙で答えた。
「優しくしてよ、あたしもやさしくするからさ」
作り物めいた笑顔をそのままにどこか縋るような声をだして岬ちゃんは俺にそう言ってきた。
俺は目を閉じ、軽く深呼吸をした後、俺は岬ちゃんに近づきその細い肩を両手で掴んだ。
岬ちゃんは俺の行動に驚いているようだったが、俺は構わず岬ちゃんの瞳を覗き込むようにして口を開いた。
「本当に俺でいいの……」
「えっ?」
「俺は岬ちゃんの計画にまんまと嵌って岬ちゃんを好きになった」
本当の事だった、女性経験も少なく内向的で単純な俺は岬ちゃんのプロジェクトに付き合っているうちに彼女に惹かれ初めていたのだ。
「でも、俺は岬ちゃんの言う通りの筋金入りのダメ人間だよ。岬ちゃんでも見下せるような最低のひきこもりだよ」
岬ちゃんの顔から笑みは消えその表情は強張っていた。たぶん今度は俺が作り物めいた笑いを浮かべているのだろう。
「そんなダメ人間にやさしくしてくれる、そんなダメ人間を好きになれる」
そう問うと、岬ちゃんは俺を睨み口を開いた。
「できるよ……」
「嘘だね」
「嘘じゃない!」
即座に否定した俺に岬ちゃんは食って掛かってきた俺は微笑み岬ちゃんの耳に口を近づけた。
「じゃあさ、やらせてよ」
岬ちゃんは顔を真っ赤にして顔を俯けた。
「そういう事は…、もっと後で……」
「俺はね証拠が欲しいんだ。岬ちゃんが俺のことを好きでいてくれるっていう証拠が、それさえわかれば
この契約書の通りにするよ」
岬ちゃんは黙ったまま俯いていた。俺は契約書をポケットにしまうと肩を掴んでいた手を離し岬ちゃんから離れた。
「サインも印もやっておく、俺は明日はずっと部屋にいるからその気があるなら契約書とりにきてくれ」
俺はそう言って岬ちゃんを一人残し、公園を立ち去った。
家に帰った俺は契約書にサインと印鑑を押した。明日は絶対、岬ちゃんはこないだろうけど。
岬ちゃんがいったように真性のダメ人間である俺にいくら寂しいからといって、抱かれに来ることはしないはずだ。
しかし、岬ちゃんが明日きたらどうしよう、本能まま抱くかそれとも冗談だとでも言うか。
「もう、サインしちまったからなぁ」
俺は一人そう呟くと、布団に寝転がり目を閉じた。すべては明日だ明日考えよう。
翌日、なんだか早起きした俺はゴムを買いにコンビニに出かけた。
使うことがなかったら田舎に帰る山崎の手荷物にでも紛れ込ましてやろう。
家に帰ると俺は散らかった部屋を片付け始めた。よほど集中して片付けていたのか気づいた時には昼前だった。
あらかた終ったので一息つこうかとした矢先呼び鈴がなった。
覗き穴から外を見るといつものように長袖を着た岬ちゃんが佇んでいた。
ドアを開け俺は岬ちゃんを部屋に招きいれた。
「いらっしゃい」
岬ちゃんは小さく頷くと部屋に入ってきた。
コタツの上に置いてある契約書を見つめている。
「書いてくれたんだ……」
「まぁ、約束したからね」
俺は後ろから岬ちゃんを抱きしめた。
「来てくれたって事は、いいってことだよね?」
耳の近くでそう問いかけると、岬ちゃんは顔を赤くして頷いた。
「……佐藤君の好きにしていいよ。そのかわり約束は絶対守ってね」
「わかってるって……」
俺はそう言うと顔を俺のほうに向けた岬ちゃんの唇を奪った。
岬ちゃんはいきなりの事に大きく目を見開いたが、すぐに目を閉じた。
「……んっ…ぅ…っ…」
そして俺は岬ちゃんの舌に自分の舌を絡めた。岬ちゃんの体はふるえ強張り、きつく目を閉じた。
そんな岬ちゃんを見ながら、俺は歯茎をなぞったり更に舌を絡めたりして口の中の感触を愉しんでいた。
「んっ……ふぁ…んんっ」
舌を動かすたびに岬ちゃんから甘い声が漏れてくる。
俺は舌を引き抜き唇を離すと顔を赤くし呆けている岬ちゃんを抱きかかえた。
「よっと…」
「ひゃ?!」
かわいらしい声をあげる岬ちゃんは予想以上に軽かった。
岬ちゃんを布団まで運ぶと俺は岬ちゃんに覆いかぶさり、服に手をかけ脱がそうとした。
しかしその手を岬ちゃんは押し止めるように掴んだ。
「どうしたの?」
「上は着たままじゃだめかな……」
岬ちゃんの行動に疑問を感じた俺はその言葉で合点いった。
「火傷の跡は見られたくないか……」
俺の言葉に岬ちゃんは小さく頷き答えた。
「ねぇ、岬ちゃん。俺は岬ちゃんが約束を守ってくれたからなにがあっても岬ちゃんから離れないよ」
普段の俺なら絶対言えなさそうなことをすらすらと口をにして、岬ちゃんの髪を撫でながら俺は言葉続けた。
「それに俺、岬ちゃんの全部みたいんだ」
俺の言葉に岬ちゃんは逡巡すると意を決したように口を開いた。
「わかったよ、でも自分で脱ぐから向こうむいてて、それと佐藤君も脱いでよ」
俺は岬ちゃんから背をむけて服を脱いだ。トランクス一枚の姿になると後ろから声が掛かった。
「もう、こっちむいていいよ」
そこには白い下着だけを身に着けた岬ちゃんがいた。
とりあえず保守がわりに書いてみた。
エロ続きは気長に待ってくれ。
神光臨きたわぁww
期待
これは素晴らしいエロパロですね
岬ちゃんってまな板って言うほどペッタンコでもないよな
このスレはこのペースだからいいのかも
166 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 01:23:34 ID:PG8Uzz4V
岬ちゃんは
ヤリマン
犯される岬ちゃんマダー?
書き込みすらないとは、見事だ
六時間以内にレスがなかったら。岬ちゃんをいただく
阻止
岬ちゃんの体は透き通る様に白く、だからこそ腕の火傷の跡は際立っていた。
しかし、俺は驚く程その火傷に関して醜いとか汚いというような感想は沸かなかった。
むしろ、その火傷の跡がその白い肢体をより蟲惑的に見せていた。
「あんまり、ジロジロ見ないで……」
頬を染めて抗議する岬ちゃんを見て俺はこのまま押し倒して、滅茶苦茶に犯したい衝動に駆られたが理性を総動員し、
なんとか抑えると岬ちゃんの腕を取り火傷の跡を舐めたり、口付したりした。
岬ちゃんは驚いた顔をした後、俺が舌で跡を舐めるたびにくすぐったそうに身を捩る。
肘の辺りまで来ると俺は右手で岬ちゃんのブラを外した、露になった小振りな胸の片方を掴み、もう片方に舌を這わせる。
「んっ…はぁ…んん」
甘ったるい声が上から聞こえてくる。俺は更に岬ちゃんに感じてもらうため執拗に胸を責めた。
乳首を指で摘みしこり、口に含み舌を使って舐めた後に甘噛みをする。
「はぁ…やぁ…ん」
指先や舌先に乳首が硬くなり勃っていくのがわかる。
俺は充分に岬ちゃんの胸を堪能すると、俺は身体を起こし岬ちゃんを見下ろした。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
小振りな胸が激しく上下に動く様を見てから、俺は視線を下に動かす。
すると白い下着が見事に濡れてシミができているのが確認できた。俺はその下着を剥ぎ取ると、岬ちゃんは膝を閉じて、
抵抗してきた。
「やめて、佐藤君そこは……んっんっっ…」
俺は岬ちゃんの抗議の声を無視して、膝を開かせ割れ目のあたりに顔を埋めると、
目の前の割れ目から溢れ出る愛液を舌で舐めとった。
「はぁ…んっ…」
岬ちゃんは喘ぎながら俺の頭を強く掴んだ。快感に押し流されまいとしているのかかなり強い力で掴んでいる。
顔を固定された俺は舌を割れ目の中に入れ動かし、クリトリスを軽く噛んでやった。
「んっ…あっん…んっんん…っああ!!」
岬ちゃんは身体を弓の様に反らし俺の頭に更に強い力を加えた。
ビクリと体を少し震わせて手から力が抜けていった。
岬ちゃんは軽く達してしまったのか焦点の合わない目で俺を見つめていた。
俺は岬ちゃんのその様子を見て取ると、トランクスを脱ぎコンビニで買ってきたゴムを取り出して自分自身に装着した。
俺がそうやって、用意してると股間になにやら視線を感じた。
振り返ってみるとさっきまで呆けていた岬ちゃんがじっと俺の大事な部分を凝視していた。
俺の視線に気づいたのか岬ちゃんは慌てて顔を背けた。
「もしかして、見るの初めて?」
岬ちゃんは何も答えず顔を赤くして下を向いた。俺は岬ちゃんのその初々しさに笑ってしまった。
むっとした顔を見せた岬ちゃんだったが、おそるおそると言った感じでもう一度俺の股間を見てきた。
「そんなの入れるの……」
十分に漲っている俺の怒張を見て、明らかに引いていた。
「別に怖いんだったらやめても構わないよ。でも契約はなしだからね」
岬ちゃんがどういう反応してくれるのかためしてみたかったので少し脅してみることにした。
「ああ、でもその方がいいかもしれない。初めてはメチャクチャ痛いって言うし、それに……」
俺は言葉を区切ると岬ちゃんの顔を見つめた。
「俺みたいな最低なダメ人間に処女を捧げたら絶対に後悔するぞ」
岬ちゃんは微笑し、俺に近づいてきた。そして俺の耳を塞ぐと自分から口付けしてきた。
舌を絡める音が頭の中に響く、呆然としてされるがままになっている俺に岬ちゃんは微笑みかけた。
「後悔なんてしないよ。だって佐藤君は私が今まで生きてきて、初めて出会った心の底から見下せる人だもの」
相変わらずひどい言われようだが、曲解すれば俺じゃなければダメだという意味にも取れる。
「佐藤君こそいいの、あたし契約が成立したら絶対に佐藤君を離さないよ。ずっとあたしと一緒に入られる」
「岬ちゃんが俺を捨てない限り俺はずっと一緒にいるよ」
死のう、死のうと考えていても、そんな度胸はない俺の命だ。
こんな俺の命で岬ちゃんが少しでも救われるのなら、ずっと一緒にいようと思った。
俺は自分自身を岬ちゃんの濡れた割れ目にあてがいゆっくりと膣にめり込ませていった。
「んっ…っん…」
充分に濡れているとはいえやはり耐え難い痛みなのか岬ちゃんはきつく目を閉じ、シーツを握り締めていた。
岬ちゃんの荒い息遣いに合わせるようすべて膣に収める岬ちゃんの膣は予想以上にきつく、俺のものを喰いちぎるくらいの締め付けだった。
じっとしていても逝ってしまいそうな締め付けに耐え、俺はゆっくりと腰を動かしていく。
「はっん…あんっ…あっあ…」
初めのうちは苦痛に耐えるような喘ぎ声も何度も出し入れしてるうちに艶っぽいものが混じってきた。
俺は腰を打ち付ける度に悶る岬ちゃんを見て、速さを上げ動きを激しくした。
「ふっん…佐…藤君…んっ…あっあん…もう」
岬ちゃんは俺の背に腕を回してきつくしがみつき、俺の名前を呼びすがるような目を向けてくる。
岬ちゃんが絶頂に達しようとするのを感じ俺は更に動きを激しくした。
「ぁあっ、ん、ぁんっ……、ふぅ、あぁあんー!!」
岬ちゃんは達したのか身体を弓なりに反らしたそれと同時に膣がしまり俺は精液を吐き出した。
俺は力が抜け倒れるように岬ちゃんの横に寝転がり岬ちゃんの方へ身体を向けた。
汗まみれで荒く息を吐く岬ちゃんは俺をじっと見詰めて微笑んでいた。
「これで、もう契約は成立だよ佐藤君」
その笑みを見て、猛烈な睡魔に襲われながら俺は頭の片隅でもう逃げられないなと覚悟した。
気がつくと辺りはもう真っ暗だった。俺の隣で岬ちゃんは静かに眠っていた。
岬ちゃんを見つめながらこの先どうなるんだろうとぼんやりと考えていると例の契約書に目が止まった。
俺は考えるとペンを取り一文を加えた。
アスファルトに太陽の日差しがガンガンと照りつける中、俺はクーラーの利いた涼しい場所で仕事していた。
「ありがとうございました」
形だけの感謝の言葉と笑顔で俺は客を見送る。今俺は岬ちゃんのツテで漫画喫茶で働いていた。
このままただ関係していても俺ばかりか岬ちゃんもダメになるだろうと思った俺は契約書に
甲乙とも相手の頑張る姿を見て自分も頑張らなければならないという一文を加えた。
「具体的になにすればいいの」
「俺も働くからさ、岬ちゃんも大検とったんなら大学受けて大学いきなよ。お互いがんばってみようよ」
そして、次の日から岬ちゃんのコネで例の漫画喫茶で働き始め、岬ちゃんは今年の4月から大学に通い始めた。
岬ちゃんは俺を立ち直らせることですっかり自信がついたのか人付き合いも普通にできて、大学生活を愉しんでいるようだった
俺は岬ちゃんが大学に通うことで俺に飽きて契約を破棄することを望んでいたのだがそんなことはなかった。
岬ちゃんに大学で告白されたりしないのか聞いた所……
「されるけど、全部断ってるよ。だって佐藤君位だもんあんな一方的な契約に同意してくれるなんて」
笑顔を浮かべて岬ちゃんはそう言った。
そのとき俺はこのまま一生縛られたままなのかという恐怖と諦めを感じたが、それもいいかとどこかで思っていた。
俺みたいなダメ人間を救ってくれた女神様にもう少し付き合うとしよう。
佐藤の性格が随分違ってるけど俺の妄想力じゃこんな所が限界です。
ぜんぜん違和感を感じないよ。
素晴らしい。GJ!
10分以内にレスがなかったら。岬ちゃんをいただく
誰もいない。俺も何か書こうかな・・・
今から次のレスがくるまで、岬ちゃんに膝枕してもらう
184 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 22:18:00 ID:0XDdnS/L
上を阻止して
岬ちゃんの膝枕は俺のものだ。
佐藤に調教される岬ちゃんキボン
そんなの佐藤くんじゃないよ。岬に翻弄されなきゃだめだ。
じゃあ、岬ちゃんに調教される佐藤キボン
佐藤が通販でうさんくさい媚薬買ってそれを岬ちゃんに試せばいいんじゃね?
エロエロ岬ちゃんハァハァ
そのネタで佐藤に犯される岬ちゃんキボン
結局佐藤と先輩が不倫にどっぷりはまって、そのうち二人ともエロジャンキーになってしまうというのはどうだろうか。
つまり。
佐藤が媚薬を買う
↓
岬ちゃんで試す
↓
岬ちゃんエロエロ
↓
効果がわかったので先輩に使う
↓
先輩エロエロ
↓
3P開始
完璧だ!!
岬ちゃんが俺に犯されるのキボン
俺が岬ちゃんに犯されるのきぼん
岬ちゃんが佐藤に犯されるのきぼん
岬ちゃんは大人しく佐藤の所に帰って
ふっきれた佐藤にズコバコ犯されるのキボン
196 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 21:18:53 ID:A8/lizmf
>>177 頼む、早く続きを書いてくれ。
どんな話でもいいから・・・
197 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 21:31:54 ID:0hClyckQ
激しく期待ヾ(≧∇≦)〃
神の光臨マダー?
岬ちゃんマダー?
200なら佐藤が岬ちゃんに犯されるの書く
203 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 10:41:27 ID:pbv9D8Ur
激しく期待ヾ(≧∇≦)〃
204 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 21:02:16 ID:jG/u7ALg
保守
誰かリレーでも良いから書き込まん?
205 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 21:44:32 ID:aNcPDmoK
保守ヾ(≧∇≦)〃
それもいいかもしれない
だが、職人さんにも激しく期待(*^∇’*)
バイト仕事ないぜいいぜベイビーヒューマン!(`・ω・´)
俺。近い内に少し投下するから
続きは頼んだぞ
物にもよるが神妙に待つ
安芸
210 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 00:23:00 ID:aH3LMbH8
投下まだ?
22日の午後1時過ぎたら俺が先に投下するぞ?
それが嫌ならさっさと投下しろ!
別に待つ必要ないんじゃない?
投下できる人から投下しちゃえば・・・
∩
( ゚∀゚)彡 逆レイプキボン!逆レイプキボン!
⊂彡
213 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 20:55:24 ID:DzHM+2uK
逆レイプって、書くほうからしたら大変だぞ
温泉いったときの佐藤君のお前は俺のもの発言からレイプ(和姦か?)される岬ちゃんをせつに読みとうございます。
普段とは立場が逆転して、佐藤に言い包められて
そのまま犯される岬ちゃんだろ
イジメが高じてレイプされた岬ちゃんに決まってる
レイプマン佐藤
仮面レイパー、すなわちおまえら
219 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:23:27 ID:UgC/2w9p
「やばい!もう9時だ!カウンセリングに遅れる!」
俺はアパートを飛び出し、急いで公園に向かった。
そこにはもう、岬ちゃんが待ちくたびれた様子でベンチに座っていた。
「佐藤君、またゲーム作ってて遅れたの?もう9時だよ。次から罰金100万円だからね。」
「その言葉は聞き飽きたよ!」
「じゃあ、今回から罰金100万円でいいの?」
「親から借りればいいだけだ。」
「佐藤君、本当にそれでいいの?」
「・・・」
「ゲームの中の世界なんて、現実と比べたらすごく小さなものなんだよ。」
「ゲームを馬鹿にするんじゃねぇ!ギャルゲーを超えられる現実なんて存在しねぇ!」
「そう?じゃあ、私はもう帰るね。ゲーム作りたいんでしょ。」
「おい、ちょっと待てよ!」
俺が叫んだ時、岬ちゃんは俺の視界から消えていた。
「まったく、なんなんだよ・・・」
俺はゆっくりとアパートに帰った。
220 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:24:14 ID:UgC/2w9p
「佐藤さん、どうしたんですか、ギャルゲーのシナリオすっぽかして!」
「すまん山崎、ちょっと用事があってな。今からシナリオ作り再開するから。」
パソコンに向かう俺、しかし、すぐに睡魔に襲われてしまった。
「お兄ちゃん、起きて、朝だよ。」
俺の耳元で声が聞こえる。
「ん・・・」
「お兄ちゃんってば!」
だんだん俺の意識と視界がはっきりしてくる。
目を開けて、そこにいたのは、岬ちゃんだった。
「!!!何でここに!!!」
「何でって、私はお兄ちゃんの妹なんだよ、一緒に住んでるの普通でしょ。」
「い、、いや待て、お前は絶対俺の妹なんかじゃないぞ。」
221 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:24:44 ID:UgC/2w9p
俺が慌てて部屋を飛び出そうとすると、山崎が目の前に現れた。
「佐藤さん、シナリオできたんですか?」
「や、山崎!今それどころじゃないんだ!」
「また寝坊して岬ちゃんに迷惑掛けたんでしょ。あんないい妹がいてどうしてシナリオが書けないんです?」
「は、あいつは妹なんかじゃ!」
「お兄ちゃん、寝ぼけてないで、朝ごはん作ったから一緒に食べよ。」
「いいですね。佐藤さんは妹が料理作ってくれて、僕は毎日親から牧場に来いと電話が来て大変なんですから。」
「お、お前ら、二人で俺をだます気だな!」
「は、何言ってるんです佐藤さん、いいかげん夢の世界から戻ってきてください。」
(夢?そうか、これは夢なんだ!だから全てが思い通り行くんだ!)
「お兄ちゃん、朝ごはん冷めちゃうよ。早くたべよーよ。」
「おう、そうだな。山崎、夕方までに世界最高のシナリオ書いて渡すから。それまで待っててくれ。」
「わかりました。約束ですよ、佐藤さん。」
山崎はそのまま部屋を出て行った。
これで、部屋には俺と岬ちゃん二人っきりだ。
222 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:26:14 ID:UgC/2w9p
「ほら、今日の朝ごはんのおかずは納豆と玉子焼きだよ。」
「おお、家庭料理なんて久しぶりだな。」
「何言ってるの?いつも食べてるじゃん。」
「そうだったな。」
俺は玉子焼きを口に運ぶ。
「う、うめぇ!」
「今日は味付け変えてみたんだ。」
「そうか、いいよ、これ。」
俺はあっという間に朝飯を食べ終えた。
223 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:27:55 ID:UgC/2w9p
「今まで、ずっと一緒に暮らしてたけど、やっぱ知ってたんだね。」
「何が?」
「私とお兄ちゃんは、本当は血がつながってないし、私はたまたまお兄ちゃんのお母さんに拾われてきただけだって・・・」
(な、なにを言い出すんだこいつは!)
「でも、ずっと一緒に居たいの!お兄ちゃんのこと大好きだから!」
俺の身体は、そのまま床に押し付けられた。
「み、岬・・・」
「お兄ちゃんは、私のこと嫌いなの?」
「嫌いだよ、お前なんか!」
「そう・・・ごめんね!」
今度は、ハンカチを口に押し付けられた。
「う・・・」
こいつが、マンガやアニメでよく見るクロロホルムというやつらしい。
そして、この間にも俺の意識は・・・
224 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:28:55 ID:UgC/2w9p
俺が気が付くと、両手両足がベッドの4隅に結び付けられている。
そして岬ちゃんは裸だった。
「あ、気が付いた、お兄ちゃん。」
「おい、これはどういうことだ!」
「私、ずっと一緒に居たいって言ったでしょ。だ・か・ら、もうお兄ちゃんが私から離れられないようにしてあげる。」
「岬・・・」
岬ちゃんは、俺の上に乗り、俺の着ている服を破き始めた。
「あ、もうおちんちん硬くなってるのね、お兄ちゃん。」
「や、やめろ!」
「大声出して助けをよぼうとするの?そんなことさせない。」
そう言うと、岬ちゃんは俺の顔に、おまんこを押し付けた。
225 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:29:47 ID:UgC/2w9p
「お兄ちゃん、私のこと、好きなら、おまんこを1回吸って、そうじゃないなら2回吸ってね。」
俺は「そんなこと出来るか!」と言おうとしたが、口がふさがっていて声が出なかった。
「お兄ちゃん、私に反抗する気ね。」
岬ちゃんは、立ち上がると俺の股間を思い切り踏みつけた。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
「わかった?お兄ちゃんでも、私に逆らったら容赦しないわよ。」
「わ、わかったからやめてくれ!」
岬ちゃんはまた、俺の顔におまんこを押し付けてきた。
「お兄ちゃん、私のこと好きなら、おまんこを吸ってね。いっぱい、いーっぱいだよ。」
俺は、こんなことをしたくなかった・・・だけど、逆らうことが怖くて、俺はおまんこをずっと吸い続けた。
226 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:30:45 ID:UgC/2w9p
「お兄ちゃん。そんなに好きなら、ちゃんと、それなりのことをしてあげないとね。」
岬ちゃんは、おまんこを俺の股間にあてがった。
「おい、お前まさか!」
「好きなんでしょ、これくらい当たり前だよ。」
「や、やめ・・・」
俺が言いかけたとき、岬ちゃんのおまんこは、俺の股間をくわえ込んだ。
「い、いくー!」
「お兄ちゃん、それでも男?もう出ちゃうの?」
そして、俺はすぐに射精してしまった。
「お、お兄ちゃん、本当に早いよ!」
「う、うう・・・」
227 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:32:28 ID:UgC/2w9p
俺は、声も出ないくらいだった。
そこへ、山崎がやってきた。
「佐藤さん、そんなんじゃいいシナリオ書けませんよ。」
「や、山崎・・・居るなら助けてくれ・・・」
「佐藤さんにシナリオ書いてもらうために、わざわざ岬さんに協力してもらったんですよ。」
「ゲームの世界を超える現実もあったでしょ。」
俺の心の奥から、怒りが込み上げてきた。
「て、てめえら、そういうことだったのか!ぶっ殺す!」
「さ、佐藤さん・・・怖いですよ・・・」
「ねぇ、山崎君、危なそうだから落ち着くまでこのままにしとこ。」
「そうですね。」
そして、二人は俺の視界から消え去った。
228 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:33:52 ID:UgC/2w9p
第1話終了です。
第2話は1週間以内に作ります。
ktkrktkr!!!
待ってた甲斐があるってもんよ!GJ!
物凄い展開だなww
だがNHKらしい。GJ
今まで見たSS中でこれが一番良かった
GJ!!
232 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 20:25:06 ID:Tci1oAzP
そんなにいいのか・・・これ・・・
GJ!
NHKらしくていいな
狂ってるな(絶賛)
235 :
右翼:2006/09/01(金) 16:11:36 ID:Qb2BNp8n
ghjぎfjkgtmdsmgrjgfgmちょpvbmkl;ghrkl;mhp
gksdgjv;ldmきょpdfml;gtrjfbんvbんkdfjggjlfjgほpj
gjdふぃldrじょpdk@py:pbkrp:htb:dfhk@phj@0r
gんじsdfvhびおdsじょpmbfl;いhyy・;lkvgl;fbgk
保守ピタル
237 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 20:54:35 ID:S8qAWkVk
や、やばい・・・
1週間以内に作るって言っておきながらぜんぜん進んでない・・・
しかもどんどんageてる・・・
イジでも間に合わせてやる!
頑張れ!気長に待つぞ
239 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:31:27 ID:S8qAWkVk
放置されたまま3日たった。
誰も助けに来ない・・・
「佐藤さん居ますかー・・・あ、忘れてた・・・縛ったままだった。」
「山崎、お前、さっさとほどいてくれ、俺は3日間この状態なんだぞ。」
「わかってますよ。で、シナリオは考えました?」
「この状況で考えられるわけないだろ。」
「それもそうですね。」
山崎は俺の手足の縄をほどき、俺を開放した。
「山崎、こんなことを考えたのはお前か?」
「違いますよ。この話を持ちかけてきたのは岬さんです。」
「そうか。わかった。」
俺は服を着ると、かばんを持ってアパートを飛び出した。
「ちょ、ちょっと佐藤さん!シナリオ!」
俺がついたのは、いつもの公園。
もちろん、誰も居ない・・・はずだったのだが・・・
240 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:32:43 ID:S8qAWkVk
「佐藤君!」
「岬・・・なんでこの時間に?」
「この前のこと、誤ろうと思って、ずっと待ってたの。」
「そうか・・・」
そかし、岬ちゃんの居た近くには、エロゲーの攻略本が落ちていた。
危ない危ない、危うくだまされるところだった。
「この前はごめんね、深夜の1時だし、いったんうちにきなよ。」
「話なら、ここで大丈夫だよ。」
「あ、でも・・・」
岬ちゃんが後ろを向きながらポケットに手をかけた。
あいつはまた俺を監禁する気だ!
俺はとっさに落ちていた棒で岬ちゃんの頭を殴りつけた。
「きゃぁ!」
岬ちゃんはその場に倒れた。
241 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:33:58 ID:S8qAWkVk
「お、おい、まさか、死んでないよな・・・?」
「だ、大丈夫・・・」
「へぇ。で、やっぱりポケットの中に入ってたのはこの前と同じハンカチか?」
岬ちゃんの服のポケットから、白い、薬品をしみこませたハンカチが出てきた。
「さ、佐藤君・・・ごめんね・・・」
「いまさら謝ってもおせぇぇぇぇ!!!」
俺は、岬ちゃんの腕を持って引きずり、そのまま公園の端の木に縄で縛り付けた。
「この前はよくもやってくれたな。今度は俺の番だ!」
「あ、あれは山崎君に頼まれてやったことだよ・・・」
「山崎はさっき助けに来てくれたが、お前は来なかった。」
「私だって、佐藤君を引きこもりから救おうと・・・」
「どうせ、ひきこもりの俺を馬鹿にしてただけなんだろ。」
そう言いながら、俺はポケットからナイフを取り出した。
「さ、佐藤君!私を殺したら、警察に捕まっちゃうよ!」
「ああ、いいさ、でも、その前に、お前を犯すのが先だがな。」
俺は岬ちゃんの足の間に手を入れた。
242 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:34:58 ID:S8qAWkVk
「あ、ああ、ダメ!」
「そうか、ダメか。でも、俺はこの前やめろといったのにお前はやめなかったよな。」
俺はさらに奥のほうに手を押し込む。
「あ、ああぁぁぁダメェェェェ!!!」
「そんなに嫌ならやめてやるか。」
「え、あ、佐藤君・・・」
「なんだ、俺に犯されたかったのか?」
「そ、そんなんじゃ・・・」
「じゃあ俺は帰る。」
俺はわざと犯す前に帰るそぶりを見せる。
「待って!」
俺は振り返る。
「今度は何だ?」
「ごめん、佐藤君、私を犯して・・・」
「仕方ねぇな。」
243 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:35:29 ID:S8qAWkVk
俺は岬ちゃんの前に立つ。
そして、俺は岬ちゃんを縛っている縄をほどき、服を全部脱がせた。
その後、また木に縛り付ける。
「さーて、写真でも取りますか。」
俺はあらかじめ用意してあったカメラで、裸で木に縛り付けられた岬ちゃんの写真を撮り始めた。
「ちょっと、早く犯して!」
「まだダメだね。」
次に俺はビデオカメラをセットした。
「佐藤君・・・犯してくれないと・・・私壊れちゃいそう・・・」
「そうかそうか。じゃあ、犯してやるよ。」
そして、俺はかばんの中からバイブを取り出した。
244 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:36:16 ID:S8qAWkVk
俺は岬ちゃんの前に立つ。
そして、俺は岬ちゃんを縛っている縄をほどき、服を全部脱がせた。
その後、また木に縛り付ける。
「さーて、写真でも取りますか。」
俺はあらかじめ用意してあったカメラで、裸で木に縛り付けられた岬ちゃんの写真を撮り始めた。
「ちょっと、早く犯して!」
「まだダメだね。」
次に俺はビデオカメラをセットした。
「佐藤君・・・犯してくれないと・・・私壊れちゃいそう・・・」
「そうかそうか。じゃあ、犯してやるよ。」
そして、俺はかばんの中からバイブを取り出した。
245 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:36:51 ID:S8qAWkVk
第3話も1週間以内に作ります。
保守
249 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 07:16:55 ID:fXwQl9/d
保守
保守
保守
250 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 22:59:23 ID:y4tsHvU6
保守ヾ(≧∇≦)〃
あれからいったい何ヶ月が過ぎただろう。
移り変わる季節が目まぐるしく町の景色を塗り替えていくのに、俺は何も変わっちゃあいなかった。
死ぬわけでもなく、かと言ってまっとうな人間に改心して就職活動をするわけでもない相変わらずのひきこもりだ。
唯一変わったと言えるのは毎月定収入を得られるようになったことだろうか。
それでもバイトなんかはやってられない。
貴重な時間を安い時給で切り売りするなんて俺の性には合ってない。
第一かなりとってもめんどくさい。家から出るのがおっくうだ。
そんな真性引きこもりの俺がどうやって生活費を稼いでいるのかというと、
インターネットを駆使した最先端のオシャレビジネスなのだ。
しかも趣味と実益を兼ねているというパーフェクトさ。
俺、天才。俺の脳味噌は最高だ。
そうこうしているうちにそろそろいつもの労働時間だ。
「コンコン、佐藤クン、入るよ?」
ドアを開けた後に口でノックの音を再現する辺りの見事なボケっぷりが素敵な岬ちゃんが俺の部屋に入ってくる。
「遅れてごめんね、ゼミの飲み会が長引いちゃって」
岬ちゃんは上手い具合に大学生活にも溶け込み、一見幸せな日常を送っていた。
だけどもそれが普通の大学生活かと言うと、ちょっとかなり違っている。
なぜかというと俺とのある契約をかわしている身だからだ。
「う〜ん、約30分の遅刻か。これはお仕置きが必要だな…」
俺はワザと嗜虐的な笑みを浮かべる。
「えっ…そ、そんな…おしおきって…」
岬ちゃんは真っ赤になってうつむく。そのうえ潤んだ瞳で上目遣いに俺を見つめる。
思わず「いやいや、今のは嘘だよ」と優しくしてしまうほどの可愛さだぜ、ちくしょう。
それでも俺は心を鬼にして、譲らない。
「ダメだ。真NHK規約、甲(岬ちゃん)は乙(俺)を信頼し、言うことには何でも従うこと」
「破ったら罰金ひゃくまん…だよね…はぁ」
岬ちゃんは諦めたように肩を落とす。
「ということで、納得してもらえた様なので今日はこれを着てもらおうか」
俺は意気揚々と通販で購入したばかりのメイド服を差し出す。
「うわぁ、こんなのをわざわざ買ってくるなんて…佐藤クンって変態だね」
ちょっとザックリ傷つくようなことを言われた気がしたが俺はあっさり無視してやった。
「よし、じゃあ次は膝立ちのポーズで……そうそう、そんな感じ」
と俺はいつものように岬ちゃんを被写体にデジカメのシャッターを切りまくる。
そう、俺の仕事と言うのはいわゆる会員制エロサイトの運営である。
岬ちゃんのあられもない姿をネットにうpしてエロオヤジから小銭を巻き上げているのだ。
もちろん岬ちゃんの顔は微妙に分からないように加工している。
「メイド服のスカートを手で少し持ち上げて……うん、イイ感じ」
ホントにかなりイイ感じだ。
メイド姿の岬ちゃんは可憐で清楚で上品で、いつもより180%アップ(当社比)の魅力を醸し出している。
やっぱり俺は天才だ。
「うん、よし。普通のショットはこれくらいでいいだろう」
「それじゃあ…次は…?」
岬ちゃんが期待とも不安ともとれる表情で俺を見つめる。
いや、きっと期待だろうと俺は自分勝手に脳内変換する。
「岬ちゃん、ベッドに座って…」
戸惑いながらもベッドに腰掛けるメイド岬ちゃん。
俺は部屋の照明を薄暗くして、ベッドに近づいた。
1.甲は乙のインターネットサイトを運営するために協力すること。
2.その対価として乙は甲をめくるめく悦楽の世界へ誘うこと。
3.甲は乙を信頼し、言うことには何でも従うこと。
破ったら罰金百万円。
これが俺たちが交わした真NHK(のっぴきならないエッチな娘へ開発する計画)の契約だ。
最初は戸惑っていた岬ちゃんも、今ではすっかり俺の性技にメロメロさ。
なんといっても古今東西ありとあらゆるインターネットエロサイトから収集したエロテクの
全てを注ぎ込んでいるものだから、その開発力たるやなかなかのものだと自負している。
「ん…ぁ…ぁん…」
ほらな、ちょっと胸を揉んだだけでこの反応だ。
「言いつけ通りにプラは着けてないんだな」
「う、うん、佐藤クンの言うとおりにしないと罰金だから…」
どこまでも素直な岬ちゃんに俺の意地悪心が働く。
「佐藤クン、じゃないだろ。今はメイドなんだから、ご主人様って呼ぶんだ」
そう言って俺はメイド服の上から胸の突起に指を立てる。
「んっっ…は、はい、ご主人様…」
俺も岬ちゃんもちょっとヤバいくらいにノリノリだ。
「岬は敏感だな。もうココが硬くなってきてるぞ」
「はぅ…そんなこと言わないでください…」
俺は岬ちゃんの胸を揉みながら乳首を指でつまむ。
「あっ…んんっ…ぁ…ぅぅ…」
一通り胸を堪能した後でスカートの中に手を伸ばした。
「うわっ、もうぐしょぐしょじゃないか。岬はエッチな子だな」
「ううう、言わないでください。でも、これって佐藤クンのせいだよ」
俺は下着の上から敏感な部分を強く擦る。
「ひゃう…」
「ご主人様、だろ?」
ともかく俺たちはこの爛れた関係がもはや当たり前のものとなっていた。
俺は適当にシャッターを切りつつ岬ちゃんを的確に愛撫する。
その度に岬ちゃんの口からは艶めかしい吐息が漏れて俺を高ぶらせる。
なかなかに俺たちの相性はバッチリグーだった。
「さて、と。んじゃあそろそろ岬の口でご奉仕してもらおうか」
岬ちゃんはすっかり薄らぼんやり夢心地といった様相で俺の言葉に従う。
俺はジーンズを脱ぎ、パンツも一気に引き下ろす。
俺はすっかり怒張していた。怒張。ここでうっかり我に返るとかなり虚しい。
岬ちゃんはおずおずと手を伸ばす。
「ちょっと待った。ご奉仕する前に挨拶をしてもらおうか」
「あいさつ?」
岬ちゃんがちょっと可愛くきょとんとする。
「んー…ご主人様のものをお口でご奉仕させていただきます、って感じだ。言ってごらん」
「うわあ、やっぱり佐藤クンって変態だね」
やや呆れ顔の岬ちゃんもずいぶん素敵だった。
「でも嫌いじゃないだろ?」
俺の言葉に岬ちゃんはうつむいて、か細い声で言った。
「ご主人様のを…お口でご奉仕させて頂きます…気持ちよくなってくださいね」
誰もそこまで言えとは言っていない。岬ちゃんもずいぶんイッちゃってる。
「ん…ちゅ…ぷ………あふ」
岬ちゃんが俺のに舌を這わせる。
ここまで教え込むのにかなり苦労したが、それだけの成果は充分以上に返ってきた。
正直かなり気持ちいい。そこらの風俗以上かも知れない。いや、行ったことは無いのだけれども。
「気持ちいいよ。上手くなったね」
褒められると嬉しいのか、岬ちゃんの舌使いが心なしか丁寧に感じられる。
「むぅ…ん…んっ…」
カチューシャを着けたままの岬ちゃんが俺のを口に含む。
やばい。今日はかなりツボを突きまくられている。
ここらで一転、攻勢に転じないと俺が先にやられてしまいそうだった。
「…ふう、よし、じゃあそろそろ岬にもご褒美をあげよう」
努めて冷静に、俺は岬ちゃんをベッドに押し倒す。
いよいよ。いよいよだ。俺はメイド服を脱がしにかかった。
手早く華麗に俺は岬ちゃんを一糸まとわぬ姿に仕上げる。
やっぱり俺は天s(ry
「岬のここ、すっかり準備できてるな。欲しいかい?」
「う、うん…」
『うん』か『ううん』かハッキリしろ。と心の中で思わずツッコミを入れてしまう。
「じゃあ、岬の口からハッキリ言ってもらおうか。私のここにご主人様のをください、ってな」
「は、はい…あたしの嫌らしいところにご主人様の、立派なものを入れてください」
常に俺より斜め上を行く岬ちゃんにちょっとビックリおどろいた。
「あああっ!…ご主人様が入ってきます…あふっ、奥まで届いて…!」
俺はためらわずに一気呵成に挿入する。
岬ちゃんの中は俺を熱く包み込んで締め付ける。
それはどんな合法ドラッグより世界の真理に近付けさせる。
今や世界は俺と岬ちゃんだけで、俺たちこそが神だった。
やっぱりセックス最高!セックス万歳!
「すごく気持ちいいよ。あったかくて…」
「あたしもすごくいいです…いつもこのことしか考えられないんです!」
岬ちゃんの乱れッぷりが素敵だ。
岬ちゃんのつるりとした肌が素敵だ。
岬ちゃんの小降りの胸がかなり素敵だ。
「動くよ?」
「うん、動いてくださ…ぁ…ぅぅぅ」
俺は岬ちゃんの中を浅く丁寧に擦り上げ、時には深く力強く突き上げた。
ありとあらゆる技を繰り出し、ありとあらゆる性感帯を刺激した。
「ぅ…はぁっ…あん…す…すごぃ…」
岬ちゃんはその度に苦しそうに喘ぎ漏らす。
俺たちは狂ったように快楽を貪った。
そしてそれは終わりの最高潮へと向かおうとしていた。
「はぁ、はぁ、み、岬ちゃん、そろそろ、イクよ?」
「う、ぅん、あたしも…もう…だめぇぇ…!」
俺の迸る欲望は岬ちゃんのお腹を白く染め上げた―――
俺たちは行為の後で倦怠感に包まれた体を、しばし無言でベッドに横たえた。
岬ちゃんは無性に俺にしがみついてくる。
その体はとても柔らかくて暖かかった。
生きているのだから当然なのだけれども。
でもそれはほとんど奇跡なのだということを、俺は知っている。
岬ちゃんが生きているのも、そして今、俺の隣で眠っていることも。
数々の偶然と、俺のちょっとの努力とで意地悪な神様の野郎が気まぐれで見せている奇跡なのだ。
「なあ、岬ちゃん――」
「ん?なあに?」
「俺たち、ちゃんと付き合わねえ?」
「ダメです。あたしは無職の人とは付き合わないのです」
だから、神様よお、あんたはホントに意地悪なんだよ。
255 :
251:2006/09/14(木) 22:26:37 ID:ySggkqb/
みなさん始めまして。
単発SS投下させて頂きます。
原作になるべく近付けようと思ったのですが…なかなか難しいですね。
滝本さん、ごめんなさい。原作好きさん、ごめんなさい。
読んでくださった方、ごめんなさい。
生まれてきてごめんなさい。
そんなことないよ〜!!!!
楽しんじゃったよ。また書いてくれると
嬉しいな
ガチで素晴らしいと思う
ネ申 降臨!!!
もうGJとしか言えない
259 :
251:2006/09/17(日) 03:22:19 ID:BH1SUepL
ぬおおっ!?
皆さんdクスです!
またネタが思いついたら投稿しますん。
待ってるよ〜!!!!
自分のペースで続けてくれ
神だ・・・神が光臨なされた
262 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:49:14 ID:Xy55zAGJ
保守
ホシュピタル
264 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:18:44 ID:Ef5N0EM4
保守
ああ、これ見たら俺の書いたのなんて全然だめだったのがわかる。
265 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:37:11 ID:b0VofEk2
保守。
書き手様降臨待ち。
266 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:14:11 ID:Uz+R/aZA
保守
アニメが始まっても増えないな・・・・・・・。
hosyu
ママーリまとうよ
ネ申だた
ただもう少しエロシーン大目だといいな(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
269 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 01:50:18 ID:CGLpnqQq
保守
このまま保守で1000までいったりして・・・・・・。
271 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 03:10:23 ID:GF0vKG8p
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ようこそ!ようこそ!
⊂彡
同人誌も2種類しか見かけないし結構マイナージャンルなのか?
273 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 02:00:53 ID:0PUnxqDy
保守
ここより先輩スレのほうがエロパロっぽい件・・・・。
岬ちゃん
岬ちゃんが佐藤にご奉仕を頑張る展開キボン
保守
そろそろ6巻でるね
278 :
276:2006/10/17(火) 21:05:24 ID:HLJq4lLz
11月。特典つきのやつ予約しちゃった。
279 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 16:16:25 ID:N3mgsG6i
NHK美咲=市丸祐子
…( ゜Д゜)
カーテンの隙間から差し込む陽の光が俺の睡眠を妨げる。
この部屋は西日しか入り込まないので、きっと今は夕方なのだろう。
俺は今日も貴重な人生の一日をたっぷり寝て過ごしたことになる。
そろそろ起きるべきか、はたまた二度寝を決め込むか、俺はしばらく寝床をゴロゴロと転げ回った。
転げ回った……が、何かおかしい。いつもよりベッドが狭い。
ちょっと寝返りを打ったならば、すぐさま壁にぶち当たる。
いや、壁にしては柔らかい。そして温かい。
俺はうっすらと目を開けた。その目に映ったのは、裸で横たわる岬ちゃんだった。
俺は再び目をつむる。二度寝しよう。寝てしまおう。
これは夢だ。夢に違いない。
「おはよう、佐藤クン。起きた?今、起きたよね?」
夢の中の岬ちゃんが俺に声をかけてくる。
かなりしつこい夢だぜ、まったく。
「あたしはずっと前から起きてたんだよ。佐藤クンがなかなか起きないから退屈しちゃったよ。……ねえねえ、ねえってば」
岬ちゃんはその可愛い人差し指で俺のほっぺたのツンツンと突いてくる。
それでも俺は目を開けない。
「寝たふり?起きてよ。もうすぐ日が暮れちゃうよ?」
日が暮れようが、世界が終わろうが、俺は決して目を開けない。
「起きたくないの?あたしと顔を合わせたくない?……ふーん、それが佐藤クンの態度なんだ。あたしの初めてを奪ったのに……最低だね」
思い切り頬をつねられた。痛い、かなり痛い。
痛いと感じるだけにやっぱりこれは夢じゃなかった。
ああ、俺って最低だ。
それは昨日の夜のことだった。
俺がいつものようにインターネットでエロ画像を収集していると、岬ちゃんがやってきた。なんでもおじさんとおばさんが旅行で家を空けている時にうっかりテレビで「矢追純一のUFOスペシャル」を見てしまって一人で眠れなくなったと言う。
大学生にもなってそんな子供みたいな事を言う可愛い岬ちゃんを、俺はもちろん優しく迎え入れた。
男の一人暮らしの家にカモがネギを背負ってやってきたというわけだ。
慌ててPCの電源を落とし、俺たちは二人仲良くテレビを見て過ごした。
そして夜も更けた頃、肩を寄せ合い、心を寄せ合い、体を重ねたってわけだった。
健全な発情期の男と女なんだから、当然の結果だろう?
だけど一つだけ誤算があった。終わって気付いたんだが、岬ちゃんは処女だった。
そりゃあ、ちょっと考えれば分かっただろうよ。
でも、その時は頭に血が上ってたんだよ、俺は。
「だから、責任はちゃんと取ってよね」
ほっぺをつねられる痛みよりも岬ちゃんの言葉が耳に痛い。
「佐藤クンは今日からあたしの彼氏です。決してあたしを嫌いになりません。他の女の子のことも好きになりません」
とりあえず「結婚」とか言われなかっただけまだマシか。
だけども俺にはまったく自信がなかった。
「あたしみたいな可愛い女の子、佐藤クンにはもったいないくらいだよ?」
そこまで言うか?と呆れつつも、俺はまったく同意した。
事実、岬ちゃんが彼女ならかなり素敵な生活だ。
それでも俺は一歩を踏み出せない。
彼女という響きが俺にはかなりずっしり重たかった。
今までちゃんと女の子と付き合ったことはないが、それでもそれが大変なことだということは知っている。
女というのはやれ一日一回は電話しろだの、メール送ったら返事返せだの、二人の記念日は忘れずにだの、
クリスマスにはプラダのバッグが欲しいだの、誕生日にはグッチの財布をよこせだのと言うに決まってるのさ。
だから俺はますます毛布にくるまる。
こうしているのがせいぜい俺の幸せだった。
この布団以上の幸せを求めるのは贅沢ってもんだぜ?
だって俺は無職の引き篭もりなんだからな。
そんな思いはお構いなしに、岬ちゃんは俺の毛布にずけずけと入ってきた。
岬ちゃんは背を向けた俺にぴったりと体を寄せる。
昨日の行為の後、そのまま寝てしまったから二人は全裸だった。
俺の背中には岬ちゃんの胸が直に当たっている。
大きくはないが、プロポーションにぴったりマッチした程良い膨らみだ。
自然に俺の全神経が背中に集中する。
「優しくするよ?……それでもダメ?」
そう言って岬ちゃんは俺の体を抱きしめる。
岬ちゃんの手はひんやりスベスベで心地よかった。
「佐藤クンにこんなに尽くす女の子は他にいないよ?」
何を言ってるのかと考える暇もなく、岬ちゃんの手が下に伸びていく。
その先にはすでに血液が充分に流れ込んだ、俺の分身があった。
岬ちゃんの冷たい手の平がそれを包み込む。そして優しく上下に擦り始めた。
「すごいね、大きくなってるよ。エッチだね」
俺の体はますます堅くなっていく。どこまでも素直な奴だ。
「また大きくなったよ。もっとしてほしい?してほしいよね?」
それでも俺は寝たふりを続ける。
俺はどこまでもねじ曲がった、根性無しのダメ人間だった。
俺は毛布を剥ぎ取られ、ゴロリと仰向けに寝転がされた。
品粗な体の男とかなり素敵な女の子、それが裸で絡み合っているんだから、これほど絵にならない様はちょっと他には思いつかないぜ。
しかも、その女の子の方が積極的だというから、俺たちの関係は不思議だ。
岬ちゃんは俺のモノをしごきながら舌を這わせる。
俺は投げやりな気分で、されるがままになっていた。
「ん……っ……ふ……」
岬ちゃんの舌が上から下まで丹念に動いていく。
付け根の所を舌先で突いたかと思えば、唾液に濡れた舌が裏筋を先端まで舐め上げる。
それが何度も何度も往復する。
時折、傘の部分に舌を絡めてはぐるりとなぞる。
岬ちゃんは意外なくらい上手かった。
「あふ……気持ちいいですか?あたしはこういうこともできるのです。――と言っても、実際にするのは初めてなんだけどね。色々な本を読んで勉強したの」
何事にも勉強熱心なのは岬ちゃんらしいけれども、これにはちょっと驚いた。
後でどんな本なのかを問いつめてやろう。
だけども今はそんな余裕は無かった。
すっかりエロエロな岬ちゃんの愛撫は止まらない。
先っぽから漏れだした俺の粘液も舌先ですくって、喉を鳴らして飲み下すほどのエロさだ。
「うう……変な味……」
情けない表情の岬ちゃんもかなりエロ可愛かった。
俺は正直、ちょっと感動した。
何がって?
俺はさっき起きたばっかりでシャワーも浴びてない。だから、けっこう汚いと思う。
自分でもそう思うくらいだから、それは間違いないはずだ。
だけども、それなのに、岬ちゃんは躊躇いもなく俺のモノを口にくわえた。
それが俺に出来るかって言われると、ちょっと考え込んでしまう。
「ん……ぅんん……」
岬ちゃんは悩ましい吐息を漏らしながら口いっぱいに頬張った。
俯いた顔にかかる髪を鬱陶しそうに片手で書き上げる仕草は絶品だった。
岬ちゃんはそのままの格好で俺のモノをしごき上げる。
その可愛い唇から俺の欲望の化身が見え隠れする度に、背徳感と快感で俺の頭はバカになりそうだ。
俺は堪らず声を上げる。
「もうダメだ、イキそうだよ、イ、イクよ」
我ながら最低な寝起きの第一声だ。最低だ。最悪だ。
それでも岬ちゃんは嬉しそうににっこり微笑んだ。
「うん、いいよ」
岬ちゃんがそれまでより激しくしごき上げる。
その姿をなんだか不覚にもちょっと愛しく感じてしまった。
そして俺は「くはぁ」っと世にも情けない雄叫びを上げて、果ててしまった。
あろうことか、岬ちゃんの口の中に全てを吐き出してしまった。
俺の汚い欲望を、それでも岬ちゃんは全てを受け入れてこくりと飲み干した。
「これでもう大丈夫だよ。佐藤クンはもうあたしにメロメロだよ」
岬ちゃんは下着の上に俺のシャツを羽織って、ダボダボした袖口を揺らしながら、
冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出して、ごくごくと喉を潤している。
俺は一本、たばこを吸った。
頭の中では「でも」とか「やっぱり」とか、そういう言葉ばかりがぐるぐるぐるぐる回っている。
「飲む?」と差し出されたお茶を素直に受け取って、カラになるまで一気に飲んだ。
一息ついた俺は、それでようやく口を開く気になった。
「彼氏って言うけどさ、そもそも岬ちゃんは俺のこと好きなわけ?」
「うん」
とあっさり頷いた岬ちゃんは、きっと頭がおかしいに違いない。
「でも、俺はひきこもりで最低のダメ人間だぜ?」
「だからいいんじゃない」
「普通は、こう――相手の尊敬できる所を好きになるってもんじゃないのかい?」
「そんなの、人それぞれだよ。佐藤クンはあたしにとって大事な存在だよ」
「でも、俺、カルティエの時計もティファニーのリングも買ってあげられないぜ?」
「なにそれ。いらないよ、そんなもの」」
そう言って岬ちゃんは微笑んだ。そこには嘲笑も憐れみも同情もない、ちょっと素敵な微笑みだった。
「だから、契約書、サインしてよね。今から作るから。拇印でも良いよ」
紙とペンを探す岬ちゃんを俺は強引に抱き寄せてキスをした。
びっくりして大きく見開かれた瞳が俺を見つめてくる。
「契約書より、もっと確かなことをしてやるよ」
そしてベッドに彼女を押し倒した。
夕日が赤く彩る部屋の中で、しばし長い口づけをした。
「タバコ臭いね」
岬ちゃんは上気した顔で、そう言った。
俺は手早くシャツを脱がせる。岬ちゃんはノーブラで、形の良い胸と桜色の乳首が見えた。
胸に手を添えると、すっぽり収まる、素敵な大きさだ。
それをゆっくり、円を描くように揉んでいく。
「佐藤クンの手、おっきいね……んんっ……」
乳首を優しくこねると、微かにそれは硬さを増した。
俺はそこに口づけする。口の中で大きく膨らんでいくそれを舌で転がした。
「あっ……ぅぅ……はぁ」
岬ちゃんの息づかいが荒くなっていく。
それと同時に、刺激が体中を駆けめぐっているかのように身じろぎした。
俺は手を下にのばす。
太股を撫でる。すべすべの肌触りが心地良い。
そのまま内股に手を這わせると、岬ちゃんはびくりと足を竦めた。
「くすぐったい?」
俺の問いに、彼女は首を振って答える。
「じゃあ気持ちいい?」
俺はぽかりと叩かれた。
いよいよ俺は彼女の足の付け根に手を添える。
下着の上からまさぐると、くちゅりと粘っこい水音がした。
そのままスジを指で撫で上げる。
「……ぁ……う……」
下着の上から、控えめに膨らんだクリトリスを擦ると、彼女の体が跳ね上がる。
岬ちゃんの体はなかなか素敵に敏感だった。
「あっ……あっ……!」
声を上げる岬ちゃんの口をキスで塞いで、さっきより強くクリトリスを撫でた。
「んんっ!……ふぅ……!」
絡み合う舌の隙間から、くぐもった喘ぎ声が漏れる。
俺は下着の中に手を入れて、大事な部分に直に触れる。そこはじっとり濡れていた。
溢れた蜜を絡めて滑りを良くした指先で、敏感な膨らみを覆う皮を取り払う。
そこから現れた新芽に触れると、岬ちゃんは眉根を寄せて、切なそうに喘いだ。
「あっ…んん…ぅぅ……はぁっ!」
俺はそいつが可愛くて、執拗に愛撫した。
「ひぅ……!だめ、それ、変になりそうだよ……!」
だから、もはや岬ちゃんのあそこはかなりぐっしょり大変だ。
「準備オッケイだね」
俺は岬ちゃんの体を覆う、最後の一枚を剥ぎ取った。
「入れるから、力を抜いてね」
彼女を仰向けに寝かせて、俺が上に覆い被さる。いわゆる一般的な、正常位ってやつだ。
俺は自分のモノを、彼女の大切な部分にあてがう。
慣れない行為に、岬ちゃんはやっぱりちょっと不安顔だ。
「大丈夫、俺のはたいして大きくないから、きっとすんなり大丈夫さ」
と情けない冗談で安心させてやる。実際は――どうなんだ?
俺は世の中の平均サイズなんて、知っちゃあいないよ。
ともかく、ゆっくり、先端を埋めていく。
「うっ……くぅ……」
痛みからか、岬ちゃんは体を離そうと動いた。
そりゃそうだろう、昨日が初めてだったんだからな。
「だめ、逃げないで」
俺は彼女のくびれた見事な腰を押さえて、さらに奥まで進んでいく。
「あはっ……ぅぅ……!」
呻きとも喘ぎともとれない言葉が部屋に響く。
「――全部入ったよ」
岬ちゃんは俺をぐいぐい締め付けた。根本から千切られてしまうんじゃないかと思うくらいだ。
それでも、中は温かく、じっとりと包み込むもんだから、かなりとっても気持ちいい。
「最高だ、素敵だ、完璧だよ、岬ちゃん」
俺はこういう時にイカした台詞も言えない、だいぶイカれた男だった。
「動くよ――」
俺は彼女の反応を伺いながら、ゆっくり腰を引く。
「んっ……あ……ぁぁ!」
秘肉がぬるりと絡み付き、その入り口は俺が離れるのを拒むかのように締め付ける。俺はそこが気持ちよく、浅いところを繰り返して味わった。
「あ……ああんっ……」
岬ちゃんもどうやら、だいぶ良くなってきたみたいだ。
試しに俺は奥までずぶりと突いてみる。
「んはぁっっ!!」
岬ちゃんは弾けたように声を上げる。
「痛かった?」
「ううん……すごい……気持ちいい……」
俺のモノで感じている岬ちゃんはちょっと――いや、かなり愛おしかった。
だから何度も奥まで突き上げる。
「ああっ!……んんん……!いやっ……すごぃ……!」
俺は激しい抽挿を繰り返す。
「ぅぁっ……んはぁっ……!」
もはや繋がったところからはくちゅくちゅと嫌らしい水音が聞こえてくる。
「あああっ、すごくいいよ!もう、イキそうだよ!」
「うん、うん、きてぇ……!」
俺の理性はすっかりどこかへ飛んでいった。
ただ、ただ、獣のように腰を振る。
「イちゃう……イっちゃうよぉぉ!っぁぁぁぁぁ!!」
同時に俺も絶頂を迎えた。
弾けた俺の体液が、岬ちゃんの白くつるりとしたお腹の上に二人の契約を刻みつけた――。
その後、お腹を空かせた俺たちは近くのファミレスへ出かけた。
外はすっかり暗くなっていて、月明かりが照らす夜道を、二人仲良く手を繋ぎ、てくてくてくてく歩いて行った。
もはや、俺たちに「寂しくないの?」と問いかける者はいない。
だって見れば分かるだろ?俺たちは幸せなんだぜ。
もっともこの幸せがいつまで続くかは分からないけどな。
それでも希望はある。――希望はあるのさ。
287 :
251:2006/10/21(土) 06:08:30 ID:UZUZef4n
みなさん、こんにちは。
前回から一ヶ月以上ぶりのSSです。
今回は275さんに触発されて、ご奉仕を頑張る岬ちゃんを書いてみました。
いかがだったでしょう?楽しんで頂けたら、これ幸い。
なんか違うよと思われたらスルーしてやってください。
あと、改行失敗しました…読みにくくてゴメソ…orz
GJ!
岬ちゃんが可愛かった(´Д`)
朝っぱらからなんということを……
神光臨。
ヌイタ(*´Д`*)
291 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 09:39:03 ID:aolMfyu7
( ^ω^)最高でしたお
293 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 21:11:07 ID:3HoNwWsU
GJ!!
すごく良かった。
素晴らしい・・・(;´Д`)ハァハァ
296 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 17:22:49 ID:OlkbV9yY
記念書きこみをしに参りました。保守も兼ねて。
298 :
251:2006/11/01(水) 21:00:15 ID:zXQX/em7
読んでくださった皆さん、ありがとうございます。
こんなにレス頂いて…
うう、頭を抱えて悶絶していた執筆期間が報われますよ(つд`)
またネタを思いついたら投下します〜。
>あたしはこういうこともできるのです。
に超萌えまんた。別シチュwktkしてます。
期待して待ってるよ。
6時間以内にレスがなかったら岬ちゃんに顔射する
ソシ!(・∀・)
今から9時間以内にレスがなかったら岬ちゃんに中出しする
ソシ!(・∀・)
今から12時間以内にレスがなかったら佐藤君を掘る
6巻読んだら鬱になったよ
岬ちゃんが、俺の岬ちゃんが…
佐藤を犯す岬ちゃんマダー
307 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:51:12 ID:0gyLqEgN
保守あげ
>>304 初回版で表紙がアレだったから尚更だよ。
しかもその前の奈々子さんとダブルできたし・・
いつもROMの俺だがなんとか書いてみました
投下します
俺がネットゲームにはまりすぎてせっかく岬ちゃんが飯作ってくれたり、
猫耳をつけて俺を現実に連れ戻そうとして(そんな現実も問題あるだろうが…)くれたりしたのに
全部無視して山崎が扮していた「ミア」に夢中だった
あ〜〜、岬ちゃん怒ってんだろうなぁ
結局まだこのことは謝ってないし……
しょうがない、今日の公園のカウンセリングで謝ろう
俺が公園に着いたときには既に岬ちゃんは
屋根のあるベンチに座っていた
「遅かったね、いつもより」
岬ちゃんは明らかに不機嫌だ
「……ごめん」
岬ちゃんにどうやって謝ろうかそのことばかり考えていたので約束の時間に遅刻してしまった
「別にいいよ、来てくれただけましだもん」
やはりネットゲームに夢中になってたことをまだ根に持っているようだ
「あれは、悪かったって。ちょっとゲームが面白くてさ、RMTもしたかったし」
「嘘。佐藤くんずっと猫耳の女の子のことばかり考えてたくせに」
「うっ!!!」
なんと痛いところをついてくるんだ!岬ちゃん!
「しかもその子は山崎さんだったんでしょ?男に興奮してるなんてロリコンよりダメ人間だね」
「はぅ!!」
「佐藤くんホモだったの?」
「んなわけねーだろ!」
俺は必死になって反論した
「佐藤くん、わたしのことなんてどーでもいいんだね」
「そんなわけないじゃないか!」
「嘘」
「ほんとだって!あの猫耳を付けた岬ちゃんもかわいかったし!」
「………ほんと?」
岬ちゃんの表情が驚きに混じって少し明るくなったようだ
「ほんと、ほんと。できればまた付けてきてくんねーかなー?」
何気なしにいってみると
「分かった、実はあれ耳だけじゃなくて衣装もセットだったの、でもその衣装がちょっといやらしい感じで……」
いやらしい?
「まじかよ!?だったらさ、今から着てきてくんねーかな?」
「い、いまから?」
「そう!猫のコスプレした岬ちゃん超可愛いし!」
「可愛い?……分かった、今日のカウンセリングは中止ね。今から家に戻って衣装取ってくるね。
佐藤くんは家に戻っておいて。さすがにコスプレしたまま外でれないから」
「OK!んじゃな」
俺はわくわくしながら岬ちゃんと別れた
家に戻って1時間くらいしてから岬ちゃんが訪ねてきた
ドアを開けると岬ちゃんはスポーツバッグを肩に掛けていた
「じゃあ着替えるから佐藤くんは外に出ていてくれる?」
「了解」
岬ちゃんと入れ替わり俺は外にでた
岬ちゃんの猫のコスプレってどんなだろう……
胸がドキドキしているのを感じながら腕を組みしばらく待っていると
「いいよぉ」と岬ちゃんの声が聞こえてきた
「じゃあ入るぜ?」
俺はすぐさまドアを開けた
――ガチャ
「やっぱりちょっとHすぎるよね」
こ、これは……
俺が予想していた以上に岬ちゃんの猫コスプレは大胆だった
まず前にみた猫耳としっぽは置いておいて
スポーツブラに猫の毛皮のようなものが巻かれている
首元と胸の部分にそれぞれ
それから肩にも毛がふわりと巻いてある
お腹には布が無くて
下はスパッツのようなものにこれまた猫の毛が両脚に巻いてある
最後に肉球のついた手袋と靴下もついてるほどの凝りようである
岬ちゃん自身の清純さと獣が持っている独特の攻撃的ないやらしいさのギャップが
俺を興奮させた
「どこでこんなの買ったの?」
「秋葉原だよ?やっぱり変だよね。これじゃ私が変態さんになるよね。すぐ脱ぐよ」
「いやいやいや!駄目!脱いじゃだめ!すごく似合ってるよ!」
「ほんと?」
下目使いで岬ちゃんが見つめてるのがますます猫のようで俺はますますムラムラしてくる
「良かったぁ、佐藤くんが喜んでくれたみたいで」
岬ちゃんはほっとしたみたいだった
そんな健気な岬ちゃんを見ていて俺はもう我慢ができなくなった
「岬ちゃん!」
「何?佐藤く……ん!!?」
俺は無理やり岬ちゃんの唇を奪った
興奮している俺がただのキスで終わるはずもなく
岬ちゃんの口内に舌を入れ込んだ
「ぅぅん!?」
岬ちゃんが俺の舌が口の中に入ったと分かったらしく目が見開いた
そんなことに構わず俺は岬ちゃんを蹂躙していく
俺の舌が岬ちゃんの舌に触れ、激しく絡める
右に左に俺の舌と岬ちゃんの舌をこすり合わせる
強く岬ちゃんの唇を吸う
「んぁ……ん……んぅ」
岬ちゃんは涙目になって俺の欲望を受け止めてくれている
俺はさらに興奮して激しく岬ちゃんの口内で暴れる
――ちゅ、んちゅぅ……ちゅ、ちゅ、ちゅ…
そして岬ちゃんの舌も遂に俺の舌に答え始めた
俺の舌に積極的に巻きついてくる
それに答えて俺も岬ちゃんの舌を激しく絡める
二人の舌が唇の間で渦のように絡めあった
数分間それが続いて俺はようやく岬ちゃんを解放した
「ぷは」
俺が唇を離して呼吸しようとすると
俺と岬ちゃんの間にはいやらしい唾液の糸ができていた
つぅと垂れるこの糸は俺と岬ちゃんが如何に強くキスをしていたのかを示していた
「さ、佐藤くん……急に何するのよ……」
岬ちゃんは顔を真っ赤にしてつぶやいた
「岬ちゃんが余りにもHなオーラだしてるからつい」
「Hじゃないよ!佐藤くんがこの格好してくれって言ったから!」
「でもキスを岬ちゃん拒まなかったじゃん」
「そ、それは……」
「嫌じゃないんだろ?」
俺は岬ちゃんの胸に両手で触れた
「あん……だからそんなHなことしないで」
やさしく俺はまだ成熟しきってない胸を揉んだ
「Hなことしようぜ?」
外から内に円を描くように揉む
エロゲーでしか味わえないようなむにむにした感触が俺の手に広がる
「あぁぁぁぁ、佐藤くん……」
岬ちゃんがせつなそうな声を上げた
「猫はにゃーって泣くんだろ?」
「にゃぁぁぁぁぁ……にゃぁぁ」
「もっとしてほしかったらもっと泣けよ」
「にゃ、にゃー」
「こんなエッチな猫は見たことないなぁ」
「にゃぁぁぁぁ」
もう一度ディープキスをした
舌がお互いの口内を移動し
震える子猫の胸を揉みほぐす
唇を離すと俺は岬ちゃんに命令した
「エッチな猫には餌をやろう」
俺はジーパンのチャックを下ろして中のものを取り出した
「ほら、おいしいおまんまだよ」
「にゃぁぁぁ」
岬ちゃんは潤んだ目をしたまま俺の股間に釘付けになっている
「欲しいか?」
「にゃん……」
「まったくとんだ猫だな、何が欲しいんだ?」
「にゃぁぁぁ」
「ちゃんと言わないとあげないぞ、猫だといっても躾をしなくちゃな」
「お…ちん…ちん」
「はっきりというんだ!」
ギュム!!!!
俺は岬ちゃんの乳首をつねった
「ぁん!!!!」
「もう1回されるのが嫌だったらちゃんと言うんだ」
「…………おちんちんを…おちんちんを下さい」
「よし。よく言えたな。ご褒美だ」
俺はずんと岬ちゃんを屈ませ眼前に俺のものを押し付けた
岬ちゃんは吸い寄せられるように俺のものを頬張りはじめた
「ぅん……ちゅぶ……ちゅ……」
「おいしいか?」
「んぁい……とってもおいひぃでふ」
岬ちゃんは一心不乱に俺のものをしゃぶった
315 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:59:34 ID:l2lWamM+
岬ちゃんの熱い口の中にくわえ込んだ、緩やかなピストン運動で岬ちゃんは俺のものをしゃぶり
喜んでいる表情をしていた
「ん……ぅん……」と岬ちゃんは息をもらしながら舐め回していった
その一生懸命さに益々俺は興奮した
「じゅるる……」
竿の方から先まで丁寧に岬ちゃんは吸い上げた
俺の亀頭に従順にキスをし始めた
ちゅ……ちゅ、ちゅ、ちゅ
「そんなことしたら、すぐにイっちゃうぜ」
俺の言葉に耳を貸さず
岬ちゃんはそのまま口の中に含み根元の方まで一気にくわえ込んだ
「うぁ、もうだめだ……」
俺は我慢ができなくなって岬ちゃんの口にそのまま射精してしまった
「ぅぅん、んぐ!?……ん、ん……ぅぅぅん……」
なんと岬ちゃんは俺の精液をおいしそうに飲みだした
嬉しそうに岬ちゃんは俺のものを吸い中に残った精液を残さず搾取していく
「ぁぁぁああ、岬ちゃんに吸われる……」
ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅ
残すことなく岬ちゃんは俺の精液をたいらげた
ちゅぽん
岬ちゃんが口を離したときには俺は快感のあまりぼーっとしてしまっていた
「ごちそうさま佐藤くん」
「あ、あぁ」
ペロリと唇に残った精液を舐め取った岬ちゃんは
一瞬本当の獣に見えた
最後間違えてあげてしまったOTL
寸止めな感じですが以上です
乱筆スマソ
317 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 02:18:43 ID:60m0Cs0Y
イイ!(・∀・)
ぜひ続きを!
ええええ!?ここで終わりなのか!?
エロかっただけに残念だ
ともあれGJ!
な、なんてエロイものを・・・・
GJ!
320 :
310の続き:2006/11/23(木) 05:25:55 ID:z9LQumhO
俺の顔がよほど呆然としていたのか
岬ちゃんが「よっぽど気持ち良かったみたいだね」と言った
ますます俺の顔に上気が昇る
「佐藤くん、顔赤いよ?」
じっと上目遣いをしてこられるとさらに恥ずかしくなる
「……佐藤くん………私にも…して…」
今度は俺の番だ
「ベットに仰向けになって」
「うん」
岬ちゃんはベットに乗り、そのまま横になった
俺はそこに被さった
「足、開いてくれる?」
岬ちゃんが恥ずかしそうに足を左右に動かした
「……スパッツにしみ付いてるじゃんか」
「これは……ち、ちがうよ」
「そんなに感じてたんだ。俺のをしゃぶってる間に……」
「そんな……言わないで」
「岬ちゃんは変態猫だな」
「ちがうもん」
「違わない。岬ちゃんはHな猫。今から俺がしつけてやるよ」
「……やぁん」
スパッツの上から人差し指と中指でやさしく岬ちゃんの割れ目をなぞる
――ツゥゥゥ
「っきゃぅん!!?」
ビクっと岬ちゃんの体が浮き上がった
その敏感な反応に気をよくした俺は
さらに責め続ける
岬ちゃんの可愛いお腹を俺はつねった
キュッ!
「痛い!痛いよ、佐藤くん!」
「こんな可愛いお腹しやがって。さかってんじゃねーよ」
キュム!
「痛い!」
ビクビクビクと岬ちゃんは震えた
お腹に痛みが加わってるはずなのに岬ちゃんのあそこからは蜜が溢れてくるようだった
321 :
310の続き:2006/11/23(木) 05:29:47 ID:z9LQumhO
「なんだ、お腹をつねられてるのに感じてるのかよ」
「……違うもん」
「こんなマゾな猫、初めてみたぜ、もっと気持ちよくさせてやる」
お腹からスパッツに手を掛けそのままスパッツを脱がしていった
スルスルと黒いスパッツは外されていき……
岬ちゃんの下半身の肌が露になった
まだ穢れをしらない透き通った肌、足がすらりと伸びていて魅惑的だ
指を割れ目に入れた
――クチュクチュ
「……ぁん…んん……」
必死で声を出すのを我慢するところがまた可愛い
「我慢しなくていいんだ、俺に全部見せてくれ、本当の岬ちゃんを」
突起をやさしく摘む
「ぅぁぁぁん……摘んじゃいや」
――キュムキュム
「やめてもいいんだぜ?」
――キュムキュム
「ぃゃん……気持ちいい……やめちゃだめ」
「よし、もっと気持ち良くしてやる」
俺は岬ちゃんの股間に顔を埋めて舌を這わした
「そんなとこ……汚いよ…佐藤くん」
「汚いもんか」
じゅっじゅるる
徹底的に俺は岬ちゃんの割れ目を楽しむ
「ぅん……ぁ、ぁぁぁぁ……」
岬ちゃんは俺の舐めている姿を見ないで、目をつぶって空を仰いでいた
じゅっじゅじゅる
「もう、佐藤くん……私…我慢できないよ、早くいれて……」
岬ちゃんの必死な声が部屋に響いた
322 :
310の続き:2006/11/23(木) 05:43:18 ID:z9LQumhO
俺はズボンを下ろし既に固さを取り戻したパトスを岬ちゃんに向けた
「……今から交尾するぞ」
コスプレした(しかも動物)岬ちゃんを俺は今から犯すことになる
「…いいよ、お願い」
「猫が口きいちゃあ駄目じゃないか」
――キュム!!!
「っぁん!!!もう……お腹をつねらないで…」
「じゃあ猫らしく、獣らしくお願いするんだ」
「でも……そんなのどうやって………」
「四つんばいになってお尻を上げて、ケツ振りながら俺に猫語でお願いするんだ」
「そ、そんなのできないよ!!」
明らかに岬ちゃんは予想をしなかった言葉を投げかけられた表情をしていた
「だったら今日はこれでおしまいだ」
「そんな〜」
「だったら行った通りにお願いするんだ」
「……分かった」
岬ちゃんは覚悟を決めたようだ
あそこをびしょびしょにしたまま四つんばいになりお尻を俺の方に向けた
キュっとしまった可愛いお尻がぐいと持ち上がり
俺の挿入を待っているようだった
「にゃ……にゃにょうくん。おにゃがいします……にゃにゃに…いれてくにゃにゃい」
ふりふりふり
左右においしそうな果実のようなお尻を揺らしながら
とてつもなく恥ずかしい言葉でおねがりした
「……よし、今入れてやる」
323 :
310の続き:2006/11/23(木) 05:58:05 ID:z9LQumhO
俺の熱い棒が岬ちゃんのあそこに差し込まれた
ずずずずず……
「ぁぁ………佐藤くんのが…私の中に入ってくる…」
奥まで入り込んだ肉棒を
再び外側へとすべらせていく
ずっずっず……
「じゃあ、そろそろ強くいくぞ」
「え、そんな……待って!!まっ」
――ぐん!!!!
今度は早いピストン運動で岬ちゃんのあそこに出し入れを始めた
「ぁん!ぁん!ぁん!そんなに強くしたら壊れちゃうよ!」
パンパンパン!!!!
強く、激しく、俺は岬ちゃんを求めた
岬ちゃんの中は熱くてマグマのように沸騰してるようだった
俺のものをくわえ込んで締め付ける
出し入れを早くすることで
岬ちゃんの中はさらに強く締まっていった
パンパンパンパンパン!
「もう……だめ…だよ……そんなに激しくしないで…」
岬ちゃんが切ない声で叫ぶ
「……俺たちは……けものなんだ………ただの欲望が詰まった動物なんだ
だからつながりあうんだ!激しく!激しく!」
「んぁ!!やぁぁぁん!こんなに強く入れられてるのに!気持ちいいよ!ぁぁん!佐藤くん!!!」
「はぁはぁ……ぅん、そろそろイク……」
「私も一緒に、佐藤くん……一緒に………」
「もうだめだっ!」
「さ、佐藤くん!中はだめだよ!中は……ぁぁぁぁぁん!」
ラストスパートを掛けて俺は力の限り腰を振った
「だす……岬ちゃんの中に、でる!!!!!!!!!!」
「だ、だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ビュルルルルルル!!!!!!!!!!!!
熱い精液が俺の中から出て行った
岬ちゃんの奥に欲望の塊として押し出されていった
「ぁあぁん!!でてる!!?佐藤くんのが……入ってくるよ………」
びゅ!びゅ!びゅ!
残さず精液は岬ちゃんに流れ込んでいった……
324 :
310の続き:2006/11/23(木) 06:06:04 ID:z9LQumhO
――――「もう……妊娠したらどうするつもり?」
俺たちは激しく体を求めあった後シャワーを浴びて着替えをすました
「ごめん…つい」
俺は申し訳なさで一杯だった
なにしろ俺は引きこもりで収入もない
岬ちゃんに子供が出来たって養えるはずがない
「いいよ。それもプロジェクトの内だから……」
「え?何か言ったか?」
「ううん!なんでも無いよ!」
「そうか?………でもさ、本当に猫のコスプレエロかったよな。ほかにコスプレないの?」
「そんなにいくつも持ってないよ」
「じゃあさ、今度一緒にアキバに買いに行こうぜ」
「…………エッチ」
岬ちゃんは俯いてしまったがどうやら拒否しているわけでは無さそうだ
よし!今度は何を着てもらおうか……
(終劇)
325 :
310:2006/11/23(木) 06:11:37 ID:z9LQumhO
レスも貰ったし最後まで書きました
乱筆スマソ
ネットゲーの時の猫のコスプレ(耳&しっぽだけですが)をした岬ちゃんに
あまりにも萌えてしまいました
ただネットゲーの話が漫画とアニメでは時間配列が違うので
この話が入り込めるのかなーと思いました
漫画だとネットゲーの後一緒に住むことになるし
アニメだとそのままネズミ講の話になるので
今回の話はアニメの流れのほうがしっくりくるような感じもします
ではでは
素晴らしい・・・(;´Д`)ハァハァ
↓岬ちゃんは俺の
性欲肉奴隷
331 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:17:48 ID:fqn93GlF
あげ
良スレ発見age
333 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 18:40:14 ID:jHhkQ2bI
ほう・・・これはなかなかいいスレのようですな
岬ちゃんもいいけど、そろそろ他のエロも見てみたいな。
登場人物が多い作品ではないので仕方無いとは思うが…。
こんな偉そうなこと言ってる自分自身、ネタが思いつかないし。
誰か職人さん頼む…
保守
岬ちゃんは俺のもの
残念、それは佐藤のお稲荷さんだ
次回が最終回ということで新たなSSを期待します。
といっても、まずはアニメの最終回がどうなるか見たい〜〜
暇なタッキーはここに投下しる
6時間以内にレスがなかったら岬ちゃんは俺のペット
岬は俺の嫁
アニメの最終回は見事に岬ちゃんが俺のものになったな
「フルボイスにようこそ」のCMの岬ちゃん、エロイね。
345 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 20:15:38 ID:3xkdHXEv
ちくしょう・・・・なんて過疎なんだ・・・・ これもNHKの仕業か・・・・
岬ちゃんの騎乗位マダー
347 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 23:24:43 ID:0hLpKrUf
本当に過疎だな…神街
岬ちゃんは俺の
岬「日本社会に巣食う最大の危機、少子化問題は
NihonHininKyokai(日本避妊協会)の陰謀だったのです!!
だから生でレッツセクロスなのです!!」
っていうネタが浮かんだから死ぬわ。
350 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 18:04:40 ID:GIEwjPgm
山崎「ぶっちゃけ1次元しか興味ない」
351 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 04:00:44 ID:wBbWH4ma
線かよ
もうめんどうだから佐藤が女体化するといいよ
佐藤に一方的に犯される岬ちゃんマダー
354 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 14:17:59 ID:XPBD1suB
いいこと思いついた。
お前ら2分でヌケ
一時間以内にレスがあったら何か岬ちゃんもの投下する
wkwk
10分レスがなければ岬たんは俺の嫁
阻止
誰かみさきを全身15個のパーツに分解してくれ
ロマンチックにね
岬ちゃんは俺のものだ
10秒レスがなければ岬たんは俺の嫁
1秒レスがなければ↑は無効
おまえらそんなんやってないで
岬ちゃん投下しろよ
ダメ!それだけはゼッタイ駄目!
小説しか読んでなくて携帯からだから改行とかむちゃくちゃで無駄に長くてその上エロ要素ほとんどなしでも良ければ、今書いてるんだが…。
うpうp
まだ最後まで出来上がってないから、完成次第投下しまつ
wkwk
分割作業も終わったので投下します。
携帯からなのでかなり見づらいです。
エロもございません。
んなもんイラネという方はスルーの方向で。
では、いきます。
ぐぉ…改行引っ掛かった…
スイマセン。
修正して出直してきますorz
375 :
1/6:2007/01/13(土) 00:22:19 ID:OpJIBtzu
スペシャルディナーにようこそ!
季節は冬だ。
クリスマスが過ぎ、正月が過ぎ、そういえば去年は岬ちゃんと一騒動あったっけな…なんてことをぼんやり思い出し…ついでに相も変わらず自分がひきこもりである現実も思い出してしまった。
「何で俺だけ何の進歩も無いんだろう」
決まっている。ひきこもりのクズ野郎だからだ。
山崎には今春待望の子供が産まれるらしい。
先輩は順風満帆、結婚生活を満喫中。
岬ちゃんも大学生活をエンジョイしてるらしい。
俺だけだ。俺だけこの部屋で、時間軸と切り離されている。
変化なんて…俺にしては珍しく頑張っている交通整備のバイトのお陰で、とりあえず食うのに困ることが無いということぐらいか。
…しかし、これは進歩とは言わない。
必死の現状維持。生存する為の悪あがきである。
俺はやはり、未来に対してこれといった希望が見出だせずにいる。
結局、俺はひきこもりで…何も変わっちゃいないのだ。
「…飯、買ってこよう」
駄目だ。腹が減ると気が滅入ってしまう。
俺は財布をポケットにぐいと押し込むと、恐ろしき外界への扉を押し開いた。
目指すは…コンビニだ。
以前通い慣れていたコンビニは潰れてしまったので、そこからさらに十分歩いた場所にある別のコンビニを目指して歩く。
ああくそ、自転車が欲しい。この距離に最適なのはきっと自動車じゃない。自転車だ。
「そんな金無いっつうの」
自分に愚痴る。虚しい。
やがて俺は無事コンビニに辿り着いた。何げにもう足はクタクタだ。
俺は煙草と弁当、お茶、あと数日分の非常用カップ麺をカゴに入れ、レジに向かった。
会計を済ませ、店を後にする…と、その時。
「あ、佐藤君だ」
岬ちゃんがいた。
何とも普通の大学生らしい、今時の格好。ピンクのマフラーがぴったり似合っていて、実に可愛らしい。
今まさに俺が店を出ようと手を掛けたトビラの一歩外で、ニッコリ微笑んでいる。以前の作り物染みた笑顔じゃない、本物の笑顔。
ま、眩しい。これが俺とは違う、腐った世界から抜け出した人間が放つ笑みなのか…俺はどんよりと落ち込んだ。
さっさと帰ろう…そう思い、やあと軽く岬ちゃんに挨拶してその場を去ろうとする。が、右手のビニール袋を引っ張られ、不自然な格好で立ち止まらされてしまった。
「え、ちょ…何?何してんの岬ちゃん」
犯人はやはり岬ちゃんだった。俺の食料その他もろもろが入ったビニール袋を両手で掴み、おもむろに中身を覗き込んでいる。
すると岬ちゃんは眉をひそめながら、俺に向かってこんなことを言い始めた。
「何これ。いつもこんなのばっかり食べてるの?」
大きなお世話だ。生憎俺には料理のスキルが無い。だから出来合いのものを買ってきて食べている。
それのどこがいけないというのか?
376 :
2/6:2007/01/13(土) 00:24:17 ID:OpJIBtzu
「駄目だよ佐藤君!こんなのばかり食べてると、生活習慣病とか色々大変なんだよ!」
「…そんなこと言われても」
みのも○たみたいなことを言われ、俺は困り果ててしまった。
生活習慣病という言葉は知っていたが、実際どんな病気なのか詳しいことは知らなかった。ただ、命に関わるということだけは薄ぼんやりと理解していた。
ということは、つまり岬ちゃんは俺の身を案じてくれているのだった。
「………」
しかし、それでも俺は無言のまま立ち去ろうとする。岬ちゃんとビニール袋をガサガサ引っ張り合う。
ん〜っ、ていう顔で懸命に袋を掴む岬ちゃん。ああ、頼むから放してくれ!そして俺のことなんか忘れてくれ!
俺がその生活習慣病とやらで結果死んでしまったとしても、それは岬ちゃんとは何ら関係ないことだ。近所のひきこもり野郎がだらしない食生活を送っていたお陰でおっ死にました、それだけのことだ。
君はもう無理に俺に関わらなくても、ちゃんとやっていけてるだろう?俺の食卓の心配なんかしてないで、彼氏でも作って、思う存分イチャイチャしていれば良いじゃないか。
それが女子大生の幸せってもんだ。
「あうっ」
五分程引っ張り合いを続けていたが、やはり女の腕力では限界があったのだろう。ちょっと情けない悲鳴と共に、岬ちゃんの手からビニール袋が解き放たれた。
「じゃあな岬ちゃん!君は明るい未来を生きていけよ!」
そんな感じのよくわからない捨て台詞を残し、全速力で俺は三田ハウスへの道を走り抜けていった。後ろで岬ちゃんが何か言っているように思えたが、構わず俺は走り続けた。
*
「…疲れた…」
疲労でふらつく足を引き摺りながら、俺はバイト帰りの道を歩いていた。
すっかり交通整理のバイトが板に付いてしまった俺は、最近やたらでかい道なんかの工事現場等に回されるようになってしまったのだった。
「…バイト、辞めたい…」
そんな言葉が自然と零れてしまう。しかし現実はそうはいかない。バイトを辞めれば、たちまち俺は衣食住の内の二つを失ってしまうのだ。
それはつまり野垂れ死にというやつだ。だから辞められない。ここは我慢だ。鉄の意志でぐっと堪えるんだ、俺よ!
そうこうしてる内に、ようやく俺は自室の前に到着した。ジャケットのポケットから鍵を取出し、ガチャリとノブを回す。
…ん?おかしい。開かない。たしかに鍵は開けたはずなのに、扉がうんともすんともいわない。
ガチャガチャとノブを回すが、やはり開かない。もしかして、出掛けるときに締め忘れたのだろうか?
泥棒に入られていたら…と思ったが、これといって盗まれそうな物は思い付かなかった。
気を取り直し、再度鍵を回して扉を開いた。
…電気がついている。出るとき消し忘れたか?
何でもいい。とにかく布団に横になりたい。腹も減っていたが、それより疲労からの眠気が勝っていた。
「おかえり佐藤君」
その声は、一瞬で眠気を吹き飛ばしてくれた。そこにはたしかに、あの岬ちゃんがいたのである。
ちょこんと万年床である布団の上に座り、昼間見た眩し過ぎるあの笑顔で、こちらを見つめているではないか。
377 :
3/6:2007/01/13(土) 00:26:13 ID:OpJIBtzu
「?!?…な…何で…」
「管理人さんにお願いしてみたの。201号室に住んでる、佐藤の妹です。兄に会いにきたのですが、出掛けているのか鍵が閉まってて入れません。合鍵を貸していただけませんか?って」
それって犯罪じゃないのか?住居不法侵入とかそういうんじゃなかったか?
「じゃあ佐藤君も帰ってきたので、御飯の支度しますね」
狼狽える俺を置き去りにしながら、岬ちゃんはいそいそとエプロンを身に付けて台所へと歩いていった。
恐らく家から持ってきたのだろう。見るからに女の子が好きそうなピンクのエプロンだ。そういえばマフラーもピンクだったな、なんてことを考えていて…ハッとした。
「ちょ、え?御飯の支度って何?岬ちゃん?」
数瞬遅れて、いよいよ俺は本格的にパニクり始めた。
何でうちに?御飯の支度って?もう十時過ぎだけどおじさんおばさんは知ってるの?
疑問が次から次へと湧いてくる。しかしそれが言葉として発せられることはなかった。
バイトの疲れというのもあったが、彼女の謎多き行動には慣れているので、それほど不安に思う必要はないと判断したのだ。
察するに、どうやら手料理をご馳走してくれるっぽいことを言っていたではないか。それは素直に有り難い。
なので、何となく久しぶりな感じがするこの不思議空間を、俺は静かに享受することにしたのだった。
「おまたせ。たくさん食べてね、佐藤君」
やがて、岬ちゃんによって作られた手料理達がテーブル上に並べられた。
御飯・味噌汁・ハンバーグ…どれもがほんわか湯気を立ち上らせている。こんな温かい食卓は数年ぶりだ。ていうか最後に茶碗で米を食べた記憶が無い。残っていない。
「すごいね岬ちゃん。本当に全部君が作ったんだよね?」
「ハンバーグはちょっと形が崩れちゃったけど、ちゃんとした夕食になってるでしょ?」
「うん。うん。こんな人間らしい食事、久しぶりだよ」
岬ちゃんは隠しているが、俺は見てしまった。
岬ちゃんの両手の指に、いくつもいくつも絆創膏が貼られているのを。
これで線が繋がった。
つまり、岬ちゃんは昼間のやりとりで『佐藤君がまともな食事をとれてない』ということを知ったのだ。
ならどうする?そうだ、自分が作ってあげればいいんだ!
…多分、きっと、そんな感じだろう。
昼の間に何か一品、ちゃんとした料理を作れるようにならなければ…!そこで岬ちゃんは王道であるハンバーグを選んだのだろう。
何だか微笑ましかった。
慣れない包丁で何度も指を切りながら、一生懸命…あぁ、何て健気なのだろう。
「そ、そうだよね。佐藤君は男で、私は女だもんね。そうだよね…うん」
何か一人でぶつぶつ呟き始めた…かと思えば、時々カーッと顔を赤くして何度も首を縦に振り動かしている。
おいおい…年頃の女の子が何考えてるんだ一体…こっちまで顔に血が上ってくるだろうが。
いい歳こいて、二人揃って赤くなったまま俯いてしまった。
いたたまれなくなり、俺はとにかく立ち上がってみた。
「ト、トイレ…」
よし、よくやった。よくやった俺!これなら不自然じゃないぞ!
「あ、あっ…私、後片付けしなきゃ」
…え?
「ぅおッ?!」
「きゃッ!?」
『ドターン!』
くそ狭い部屋でワタワタしながら同時に動き出したものだから、俺達は見事にコケた。
これじゃあまるで山崎から借りてプレイしたエロゲーだ。
落ち着いて、身体を起こしてみる。目蓋を開くとそこには…本当に、お約束のように、岬ちゃんが仰向けで倒れていたのだった。
NHKェェェ!これも!またしても奴等の陰謀か!陰謀なのか?!
「ぅ…ん……えっ、佐藤…君?」
名前と君の間に変なウェイトを置くなぁ!岬ちゃん!岬ちゃんはNHKの陰謀で操られてるんだ!そうに違いない!
「み、岬ちゃ…」
「佐藤君」
俺の呼び掛けを遮るように、俺の名前を呼ぶ岬ちゃん。
そして、ゆっくり目蓋を閉じた。
NHKェェェェィ!!
貴様等ァ!何て巧妙な!何てクオリティの高い陰謀を!
岬ちゃん!目閉じたまま頬を赤らめるな!胸の前に手を組むな!やめてくれ!
さっきから俺の脳内は、かつてない程大変なことになっていた。
ここで岬ちゃんとめくるめく夜を過ごしてしまうのか?
それとも、俺みたいなひきこもり野郎となんて駄目だ!もっと自分を大切にするんだ!と言い聞かせるのか?
本能と理性のせめぎ合い。
気付いたら俺の背中は汗でびっしょりだった。岬ちゃんを組み敷いた格好のまま、身動きが取れない。
しかし正面には受け入れ態勢ばっちりの岬ちゃんがいるわけで…。
379 :
6/9:2007/01/13(土) 00:40:37 ID:OpJIBtzu
「………さと、くん…」
…はい。
…さらば、理性。岬ちゃんにここまでさせて、何もしないなんて無理だ。人間だもの。
理性なんて脆いもの…本能万歳。もう、知るか。
一瞬で葛藤をやめた俺はゆっくり顔を近付け…岬ちゃんに口付けた。
*
「………ん…あれ?」
目が覚めた。時間は…もう昼の十一時になろうとしている。
夢…?全部夢だったのか?
まさか、夢オチというやつなのか?
「…そりゃそうか」
当たり前だ。全く、岬ちゃんがあんな風になるわけがない。
あんなエロゲーみたいな展開、そうそうあってたまるか。
…溜まってんのかな、俺。
最低だ。最悪だ。
死のう…ほんと死のう。
「…ん…」
「………ん?」
視線を横に移す。
そこには気持ち良さそうに眠る岬ちゃんが…って、
「わあああああああ!」
俺は絶叫した。何故隣に岬ちゃんが?!
夢オチ→実は本当でしたのパターンか!?
ということは…えっ、まさか…いや、そんな…。
「んん……ぁ、おはよう。佐藤君」
青くなったり赤くなったりを繰り返していた俺の横で、岬ちゃんは大きく伸びをしながら起床した。
まだ眠そうに目蓋を擦っている姿が、実に可愛らしい。
じゃなくて。
「み、みさ、み、岬ちゃ、ん…おぉおお俺、まさか…その、まさか…」
極限までキョドりながら、岬ちゃんに問い掛ける俺。
格好悪過ぎる。
380 :
7/9:2007/01/13(土) 00:41:53 ID:OpJIBtzu
意志が伝わったのか、岬ちゃんは悪戯っぽい笑みを浮かべながら言った。
「佐藤君、何も覚えてないの?…私の『初めて』を奪ったのに…?」
NHK…もう、ホント…おま…ヲイ…ちょ…ぁあ…。
俺は真っ白になりながら、とにかくひたすら岬ちゃんに土下座した。
「申し訳ない!ごめんなさい!すいませんでした!何でもします!許してくれぇ!」
ガツンガツン額が床にぶつかっている。それぐらい、心からの謝罪だった。
ひきこもりの最低野郎である俺が、こともあろうに岬ちゃんのような可憐な少女を汚してしまった。
何てことだ。何てことを…畜生!俺の馬鹿野郎!
ああ、でも思い出せない…キスした所で記憶が途切れている。
と、その時。
「…ぷっ、クスクス…」
ふと視線を上げると、岬ちゃんが必死に笑いを堪えているところだった。
何だ?何がおかしいんだ?
何がどう笑えるっていうんだ?
「クスクス…ごめんね佐藤君。紛らわしい言い方しちゃって」
「…???」
紛らわしい?何が?
何が紛らわしいって?
「『初めて』って、チューのことだよ?」
………俺はその場にへたり込んでしまった。
つまり、俺達はその、最後までいたしてはいないということだった。
俺はばったりと布団に倒れ込み、はは…は…と乾いた笑い声をあげた。。
岬ちゃん、それはちょっと心臓に悪過ぎるぜ。
「佐藤君、私にのしかかってきたと思ったら寝ちゃってるんだもん。びっくりしたよ」
…ああ、そうか。
昨日はとにかくクタクタに疲れてて…満腹な上何だかほんわか暖かかったもんだから、そのままグッスリ寝てしまったのだ。
………何やってんだろ、俺。
381 :
8/9:2007/01/13(土) 00:43:10 ID:OpJIBtzu
「ファーストキス、佐藤君とかぁ…」
そう言いながら、岬ちゃんはチラリとこちらを見た。そうだ。いたしてないとはいえ、俺は間違いなく彼女の唇を奪ってしまったのだ。
ファーストキスといえば、女の子にとってかなり大事な思い出となるものだ。
それが…散らかり放題の六畳間で、超ひきこもりの男なんかとだなんて…最悪過ぎる。トラウマになりかねない。
しかしそんな考えとは裏腹に、岬ちゃんはすこぶる上機嫌そうに見えた。
「でも、良いよ。私は佐藤君の人質だもん。人質には何しようと自由だもんね」
「………は?」
岬ちゃんは何を言っているのだろうか?
人質って………あ。
「NHK…か」
日本人質交換会、の略。その契約を、俺は岬ちゃんと結んでいたのだった。…すっかり忘れていた。
「だから、私も人質に何をしようと自由だよね?」
「はい?って、一体何を…っ」
チュッ
「おはようのチュー」
「〜〜〜!!」
何てことしてくれるんだこの娘は…。
心臓が喉まで来てるんじゃないかというぐらい、俺はドキドキしていた。
『岬ちゃんから』キスされた!
寝起き一番に女子大生とチュー!
もう展開についていけてない。頭が馬鹿になりそうだ。顔を真っ赤にしながら、俺はフリーズしてしまった。
「ね、佐藤君はお腹空かない?もうお昼だよね」
…え?何?お昼?…ああ、駄目だ。まだ頭がグルグルしている。
「何か食べたい物ある?私作ってあげるよ、佐藤君」
一体岬ちゃんはどうしてしまったんだ…何がどうなってこうなってるんだ…いや、そりゃあ嬉しいっちゃ嬉しいけども。
「ぁあ…えーと、じゃあ…カ、カレー…とか…」
「カレーだね。うん、わかった。じゃあ材料買ってこなきゃ…」
適当に口から出たメニューなのだが、岬ちゃんの作るカレーってどんなのだろうと考えていたら…急に腹が減ったような気がした。
382 :
9/9:2007/01/13(土) 00:44:42 ID:OpJIBtzu
「佐藤君も一緒に来てね。野菜とか結構重いから」
「あ、ああ…」
「ほら、行こう」
俺は半ば岬ちゃんに引っ張られるような形で、部屋を出た。気が付いたら、二人で手を繋いで歩いていた。
傍らには、ニコニコ笑う岬ちゃん。
もう何でもいいじゃないか。これはこれで、素敵じゃないか。
繋いだ岬ちゃんの手は、柔らかくてスベスベしていた。そして、何とも心地よい温もりがあった。
「バイト…辞めたいって思ってたけど、もう少し頑張ってみるよ。俺」
「ん?何、佐藤君」
「い、いや、何でもないよ」
俺は引きこもりだ。
バイトしながら、野垂れ死ぬことに悪あがきをしている。
何の進歩もない、駄目人間だ。
でも、今、俺の隣には一人の人質がいる。
これは変化。相も変わらず腐ったままだった世界の、些細だけどハッピーな、そんな変化だ。
「走ろうか、岬ちゃん」
「佐藤君そんなにお腹空いてるの?」
「ああ、もうペコペコだよ。お腹と背中がくっつきそうだ。ほら、走ろう」
「わ、わ、ちょっと待って…!」
fin
「いただきます」
俺は手を合わせ、早速箸を伸ばし始めた。岬ちゃんはどこか不安げな表情で、ぱくつく俺の様子を伺っていた。
「…どう、かな?」
「美味い、美味いよ岬ちゃん!最高だ!」
俺は素直に感想を口にした。本当に美味いのだから仕方がない。こんな時、自分のコメントレパートリーの乏しさが心底残念でならない。
それでも、俺の絶賛の声を聞いた岬ちゃんは、ぱぁっと嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
「よかった…」
ああ畜生、そんな可愛い顔で俺を見つめないでくれ。
何だか落ち着かない。
誤魔化すように、俺は御飯を掻き込んだ。
*
「ご馳走様。いやぁ、本当美味かったなぁ。岬ちゃん料理の才能あるんじゃない?」
「そんなことないよ。このくらい誰でも…」
やんわり否定しながらも、その顔は明らかに綻んでいた。
何だか凄くまったりとした雰囲気だ。これはこれで良いもんだな、と思う。
…と、そこで枕の横に転がっている目覚まし時計が目に止まった。
何だかんだで、すでに十二時近い時間になっていた。さすがに俺も岬ちゃんに注意を促した。
「何かもう凄い時間なんだけど…そろそろ帰らないと、きっとおじさん達も心配してるぜ?」
「ああ、大丈夫。おじさん達、今日は親戚の家にお泊りだから」
「ふーん…」
それでもやはり、一人暮らしの男の部屋に彼女でもない女の子が長居するのはよろしくない。
そんなよくないことに慣れてしまっては、この先色々危険で大変だ。
「でもやっぱりもう…」
すると、岬ちゃんはちょっと不機嫌そうな表情をしながら言った。
「もう、せっかく御飯作りに来てあげたのに、終わったらすぐ帰れなんてひどいよ」
「そうは言うけど…でもやっぱり俺も男だぜ?岬ちゃんみたいな女の子と長時間同じ部屋で過ごしてたら、色々考えちゃうかもしれないぜ?」
そこまで言うと、さすがに岬ちゃんもボンッと顔を赤くしてしまった。
これで彼女も帰る気になったろう…何故かほんのり残念な気もしたが、俺は胸を撫で下ろした。
…が、岬ちゃんは思いも寄らない行動に出たのだった。
以上です。
ていうかボロボロジャマイカ俺orz
改行引っ掛かるわ、ページ数と順番間違えるわ、内容はヘタレだわ…
お目汚しスマソ。
吊ってきます…
乙。
面白かったよ
GJ!
佐藤の内面描写が面白かった
結局シてないけど、こういうのもいいな
なんか途中で話の展開に「?」となったのは
1レス抜かしてたのか。どんまい(´・ω・`)
エディタにコピペして読み直してみるよ。
でも全体的には良かった!GJ!
話の中の佐藤並にテンパってたんで…申し訳ないですorz
エロ抜き新鮮だった
>>375 岬ちゃんは漫画かアニメだと佐藤の食生活みていた時期がありそうなので、
マグロ丼の話とか出てくると個人的に懐かしかったかも
でも料理苦手なら、こんな感じになるかもね
話の展開とかは綺麗だと思う
押し付けがましい世話を焼こうとするところが、彼女のキャラクターらしくてよかった
小説読み直したくなったな
なにはともあれGJ
ъ(゚Д゚)グッジョブ!!
NHKって非エロのほうでもなかなかしっくりくるなー
佐藤と岬の関係ってなんともいえない関係だからだろうな
単純に恋人にもなれないし、お互いに依存しようとしたり、それが嫌で突然拒絶したり、複雑だ
岬ちゃん可愛いよ
GJ
多数のGJありがとうございます…
感激というか安堵(;´ω`)
再び一読者として神待ちします。
なんという寂しさだ
全くレスがつかないなんて
じゃあ岬ちゃんは俺のもの
阻止
自家発電するしかねぇ
と思っても、やはりエロの壁は高い…
エロにしなくても、佐藤と岬がほのぼのしてるような内容でもいいな、
でも、山崎が寝とってしまう展開もおもしろそうだ・・・
とりあえず佐藤に対して必死な岬ちゃんキボン
妄想で佐藤が岬ちゃんを犯すシーンならあるんだがなぁ
岬が異常性を見せ始めてからは、それも無くなったな。
代用品は柏先輩になったが
岬ちゃんから佐藤に必死にアタックしかないな
>>375書いた者ですが、続きみたいな話をまた書いてます…。
エロ無しほのぼの系になると思いますが…完成したら投下しても大丈夫ですかね?
スレの希望を汲み取って、というわけじゃありませんが、岬ちゃんが積極的、みたいな感じです。
どんどん投下してくれ。
ちなみに俺は非エロの方が好き
エロなくてもいいよ!無いほうがNHKっぽいかも
了解。
明日辺り投下出来ると思います。
wkwk
スマソ。投下明日になります(´・ω・`)
のんびり待ってるよ
のんびり待ってます
OK。投下します。
前よりはちょっぴり短め。
413 :
1:2007/01/30(火) 14:38:46 ID:CRFq/vu9
ある日ある夜公園で
「こんばんは」
「…こんばんは」
今更っぽい気がしないでもない挨拶を交わし、
夜空の下、あの公園のベンチに、拳二つ分位開けて座る俺と岬ちゃん。
スペシャルディナーと岬ちゃんの初キス奪取の夜から、今日でちょうど一週間が経とうと
していた。
あの日からというもの、岬ちゃんは俺の専属シェフにでもなったかのように、ほとんど毎日
のように我が家へ訪れた。まあ、夕食時に限っては、食べ終わったら一服してすぐ帰るよう
言い聞かせたのは言うまでもないが。
「別にいいじゃない」
なんて、岬ちゃんはのほほんと言ってのけるのだが、今度こそ俺は取り返しの付かないこと
をしてしまいそうな気がしたので、お願いだからと言って納得させたのだった。
で、何でまた今日は公園で会っているのかというと、だ。
…特に深い理由は無い。
しばらく会っていなかった二人が突然同じ食卓を囲むようになってしまったので、ここは
ちゃんとゆっくり話をしようという、ただそれだけのものだった。
以前のように公園で会話を交わすのも乙ではないかというのもあったが…一番は、室内では
いつ俺が狼化するかわからないから、という情けない理由だった。
「んー…やっぱり夜だと、流石にちょっと冷えるね」
そう言って、岬ちゃんはピンクのマフラーをモソモソといじった。
言葉が白い煙みたいになって、ふわふわしながら消えた。
うーん…やっぱり、まだ外に出るのは早かったか…?
414 :
2:2007/01/30(火) 14:39:54 ID:CRFq/vu9
「どうする?やっぱ部屋に戻ろうか?」
そう促してみた、岬ちゃんは笑顔で大丈夫と答えた。
思えば、この公園でそんな笑顔を見るのは始めてだった。
以前の岬ちゃんの笑顔は、どことなく作り物染みていたから。
こんな風に笑えるようになったのは、俺も素直に嬉しく思う。
…勿論、同じ位ヘコみもするのだが。
「何?何か顔に付いてる?」
「い、いや…なんでもないよ。うん」
笑顔に釘付けになってたなんて、口が裂けても言わないぜ。
何か一人でテンパってる俺。かなり格好悪い。
そんな俺の心境も知らず、岬ちゃんは楽しそうに口を開いた。
「とりあえず、何から話そうか?」
「あー、うん…じゃあ、これはちゃんとしないといけないなーと思ってたから言うんだけど」
「うん?」
「えーと…岬ちゃん、料理の材料とかいつも用意してくれてるけどさ、やっぱ俺が材料費
出すよ。これでもバイト代で結構余裕なんだぜ?だから…」
「だけど佐藤君、また家賃上がったんでしょ?だから、無理しなくていいよ」
…何で岬ちゃんがそんなことを知ってるんだ?
そう考えて、思い出した。俺の部屋の合鍵を借りに大家と会って、多分、その時そんな話を
聞いたのだろう。何せ大家にしてみれば、岬ちゃんは俺の妹ということになっている。
そういう情報がリークされていたとしても、そんな不自然じゃないだろう。
「そうだけど…でもなぁ…」
「じゃあ、割り勘ならいいんじゃないかな」
「…えーと、あー…じゃあ、そうしてくれると助かるかも…」
あはは、と岬ちゃんは笑った。
つられて俺も笑った。
和んだ所で、俺は話題を変えることにした。
415 :
3:2007/01/30(火) 14:40:42 ID:CRFq/vu9
「そういえば、大学の方はどんな感じ?」
「うーん…どうもしないよ。普通」
ふ、普通って何だ?岬ちゃんの普通って…本当に普通か?俺の知ってる普通か?
「と、友達とショッピングとか?カラオケとか?合コンとか?」
「うーん…合コンは無いけど、あと二つは何度か」
「へぇ…」
普通だった。安心した。
これが黒魔術とかチャネリングとかだったらどうしようかと思っていた。
何となく、岬ちゃんなら本物の悪魔を召喚し、本物のUFOを呼ぶことが出来そうだから。
しかし、そんなおれの安堵も、次の一言で儚く打ち砕かれた。
「たまに探偵みたいなこととか」
「たんてい?!」
―よし、前言撤回。
やっぱ岬ちゃんは岬ちゃんだった。
探偵って、何?君の肩書きは大学生であって探偵ではないぞ、岬ちゃん。
岬ちゃんはとても自然に…さも当然とでも言うかのように話し始めた。
「友達の彼氏の浮気調査とか…セクハラ教授の実態調査とか…色々やったよ。さすがに漫画
みたいな、殺人事件を解決!みたいのは無いけどね」
「………」
ああ―何かやりそう。凄いやりそう。この娘ならやりかねない。やる。
きっと、恐らく付き合わされていたであろう友人達も、
毎度苦笑いを浮かべていたことだろう。
心の中で合掌しつつ、俺は再び話題を変えることにした。
「ご、合コンは無いって言ってたけどさ、それでもホラ、やっぱ浮いた話の一つでも…
って、あれ?」
そこまで言った所で、何気なく岬ちゃんに視線を移す。
ん?何か…不機嫌になってる?むしろコレ怒ってる?何で?
俺今、何か変なこと言ったか?
女子大生にこの話題は、むしろナチュラルでは?スタンダードでは?
俺の頭は疑問符だらけになっていた。
「人質に彼氏なんていりません」
そう言って、ムスッとした表情で岬ちゃんは顔を逸らしてしまった。
俺は混乱した。今の会話のドコに、そんなヘソ曲げスイッチがあったのだろう?
とりあえず、俺は岬ちゃんの機嫌を直そうと、口を開いた。
416 :
4:2007/01/30(火) 14:41:29 ID:CRFq/vu9
「い、いや、だって岬ちゃん程可愛い女の子、周りの連中が放っとかないでしょ?
告白されたりラブレター渡されたり…」
「全部断ってるもん」
一瞬岬ちゃんはチラリと俺の方に視線を向けたが、やはり最後には明後日の方向を向いて
しまった。機嫌は相変わらずだ。うぅ…どうすりゃいいんだ?
引き篭もりにはちとハードルが高過ぎるぜ。
ていうか全部断ってるって…モテるのは否定しないんだな。じゃなくて、何で断る?
そんなに相手の男達のレベルは低いのか?それとも岬ちゃんの理想が高過ぎるのか?
わからん…。
「どうしたの?…何か悪い事言ったのなら、謝るからさ…」
そこで岬ちゃんはようやく俺に向き直ってくれた。で、そのままこう言った。
「機嫌直って欲しい?」
「ああ」
「何でもする?」
「え…いや、その…俺が今出来そうなことなら…」
おいおい…何か予想より高く付きそうだぞコレは…。
よくわからないまま、俺は岬ちゃんの言う事を何でも聞かなくてはいけなくなってしまった。
舌噛み切って、とかだったらどうしよう。
…いや、それは断ろう。うん。
「じゃあ…」
「じゃあ?」
「またチューしてもらおうかな」
笑顔。さっき見た、ぱぁっと明るい笑顔で、岬ちゃんはそう言った。
理解するのにたっぷり十秒掛かった。ぶっちゃけ、理解し切れていないのだが。
「………んーと…ごめん、もっかい言って」
「チューしようよ佐藤君」
…可哀想に、岬ちゃんはまたしてもNHKの精神攻撃で頭をやられてしまったらしい。
そういえば一週間前もこんな感じだったような気がする。
そうそう、それで俺がこう…って、顔近い顔近い。
番長同士がメンチ切るような距離だよ岬ちゃん。いくらなんでも近いよ。
鼻息荒いよ俺。その度に、岬ちゃんの顔との間に、白い靄が掛かる。
この目眩ましが無ければ、ちょっと耐えられそうにないぜ。
「………ッ」
唐突に、距離がゼロになった。
ぬくい。何か顔がぬくい。何だコレ。寒いから余計感じる。
何か首がチクチクするなと思ったら、岬ちゃんのマフラーだった。
もう岬ちゃんの顔はドアップだ。まつ毛長いんだな、なんて、呑気なことを考えていると、
おずおずと岬ちゃんの手が俺の腕に伸びてきた。
ああ、もう、誤魔化すなよ俺。そうだよ。キスだよ。接吻だよ。
またやってしまったよ。いくら岬ちゃんからとはいえ、これで二…あ、三度目?
何の為に外に出たんだか。
顔が熱い。くっついてる唇はもっと熱い気がする。
クラクラしてきた。何となく、俺も岬ちゃんの背中に、そっと手を回してみる。
ああ、あったかいなぁ…冬でもこんなにあったかい事、あるんだな。
417 :
5:2007/01/30(火) 14:42:31 ID:CRFq/vu9
痴漢に注意!の看板が立つ公園で、俺はまさしくそんな具合だった。
誰かが見たら、通報されるんじゃないか?
変な所で冷静だった俺は、そんな下らないことを考えていた。
「…ぷは」
可愛い声で息を吐きながら、岬ちゃんが離れた。ずっと息を止めていたらしい。
俺は、鼻で息すればいいのに、と言った。
「だって何か恥ずかしいし、鼻からもわもわ白いの出てたら間抜けだよ」
それもそうだ。俺も鼻から蒸気を出されていたら、思わず吹いてしまうかもしれない。
…ん?じゃあ俺はさっき間抜けだったってことじゃないか。
釈然としない俺に、岬ちゃんが「もっかい」と言った。
そういえば、言うこと聞かなきゃならないんだっけ。
ぼんやりそんなことを考えていたら、四度目が始まった。
やっぱり、あったかかった。
*
「どうして断ってるんだと思う?」
ベンチで肩を寄せ合っていると、岬ちゃんがこう言いながら上目遣いで俺を見てきた。
ほんのり頬が赤い岬ちゃんは、いつもの三割り増しで可愛かった。
「断るって、何を?」
「さっき言ってたことだよ。告白されたり、ラブレター渡されたりしても、全部断ってる
って言ったじゃない」
「ああ…」
何かもう、どうでもよくなってしまった。
俺にもたれかかる温もりが、危険な位に俺を溶かしてしまっている。
これは…ドラッグよりヤバイかもな。
「佐藤君がいるからだよ」
…俺は、とうとう観念した。本当は、もうとっくに気が付いていた。
わざわざ御飯を作りに来てくれたり、こうして身を寄せてくれたり…。
俺は怖かったのだ。
底辺を生きる俺みたいな奴に、こんなに好意を持って接してくれる彼女が。
信じたら、裏切られそうだから。きっと、何かの陰謀だって。
むしろ今だって、正直ビビっているのだ。
突然、なんちゃって、と言って、岬ちゃんが笑い出すんじゃないか。とか。
突然、そこの茂みからカメラマンとレポーターが飛び出してきて、「大成功ー!」と
叫ぶんじゃないか。とか。
そんな心配をしている俺は、やっぱり駄目人間なのだろう。
戸惑いながら、その内慣れてくれることを祈るしかない。
ふと、俺の顔を岬ちゃんが覗き込んできた。
418 :
6:2007/01/30(火) 14:43:23 ID:CRFq/vu9
「佐藤君は人質だけど、でも、いいよね?」
俺はちょっと頭のおかしい、でも、やっぱり可愛い彼女の肩を、グイと抱き寄せた。
ほら、あったかいだろ?今までどれだけ寒いトコにいたか、痛感するだろ?
六畳一間で独り過ごすより、寒空の下で二人寄り添う方が、断然あったかいんだ。
不思議だね。俺がそう言うと、岬ちゃんは小首をかかげた。
それがまた可愛くて、俺はまたギュッと抱き締めた。
色々あった。この公園で俺は、岬ちゃんと一緒にたくさんの時間を過ごした。
それほど綺麗でもない、が…やっぱり、面白い思い出だと思った。
今、俺の腕の中に居る岬ちゃんは、結構な奇跡じゃないだろうか。
こんなにあったかくて、こんなに…何だ、愛しいとかいうのか。そんなのが溢れて、
思わず大声上げながら走り出してしまいたくなる。
今度は俺から、岬ちゃんに口付けてみた。
岬ちゃんは一瞬びっくりしたような表情を浮かべたが、すぐにゆっくりと目を閉じた。
合わせた唇はひたすら柔らかくて、ほんのり甘い錯覚を覚えた。
これから、どうなるんだ。
明日は?明後日は?
…きっと、大丈夫だ。そんな気がする。気のせいか?そうかもな。
「帰ろうか」
「うん」
繋いだ手をポケットに入れ、俺達は公園を後にした。
fin
以上です。
何か岬ちゃんがキス魔になってますが…;
お目汚しスマソ。
GJ!!
俺もなんか投下しようかな。オナニーだが許してくれ
-岬ちゃんの事を縛り上げた俺は彼女を布団に寝かす。
俺はその上に馬乗りになる。「さっ、佐藤くんこんなことしたら……ねっ?縄をほどいて……」
「はっ?俺はひきこもりのニートだぜ?こんなことしても失う物なんて何もない」
俺は言い終わると同時に彼女の細い首を絞める。
「岬ちゃんが悪いんだ!こんな俺に優しくするから!!」
「さとうくん……」
どうやら岬ちゃんは気絶したようだ。全く動かなくなったが呼吸はしている。
そんな岬ちゃんのショーツを下rrrrrrrrrrr
-PCの画面を見つめる男(めがね)が一人
「佐藤さん……鬼畜ですね…」
「……んっ?…あー」
俺の寝ぼけた頭がキーボードから離れる。
そういえば山崎ん家でストーリーを考えてたんだっけ……
「「あー」って佐藤さん!さっきまでジャンルが180度違うじゃないですか!
それにキャラクターは佐藤でも岬でもありません!」
「………」
「ふてくされないで下さい!これじゃ、夏コミには間に合いませんよ!」
「なぁ、山崎……
夏コミにて男二人組が鬼畜もので大成功を修めたのはまた今度のお話
改行ミスorz………
どうみてもオナニーです。ありがとうございました。
>>413-418 GJ!
ほのぼのいいな
どこまでもビクビクしてかつ考えすぎな佐藤の反応も実に彼らしくていい
大変良かった。GJ!
二人のその後が見れた感じで、とてもいい
GJGJGJGJGJGJGJ!
GJGJGJGJGJ
ふたりとも乙!
428 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 19:38:43 ID:Zq+C2u7h
今日、久々にコミックス読んで、岬ちゃんでムラムラして飛んできますた!!
429 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:38:33 ID:iw4tHe/P
ぬふぅ(;´Д`)
ここの岬ちゃんはツボ過ぎて困る
時間があったら、また何か書いてほしいな
ほのぼの系しか書けない…
エロはわからん童貞じゃけぇ
童貞でもぜんぜんかまわないが
ほのぼのでも岬ちゃんが見れれば大満足
エロパロ板でほのぼの二次創作ばかり申し訳ないです;
バレンタインネタでまたちょこちょこ書いてます…ただ、話の都合でオリキャラが絡みます。
それでも大丈夫ですかね?
最終的に岬ちゃんになれば問題なし
好きなように書いてみては?
とりあえず読んでしまうだろうし
>>435 オリキャラはあくまでサブで、
メインが岬ちゃんたち原作キャラなら問題ない
おk
何とかバレンタインまでに間に合うよう努力します
誰もいないけど、一応出来たので投下。
441 :
1:2007/02/13(火) 10:42:28 ID:7wr923TT
すっかり自分でも忘れていた誕生日が過ぎ去り、俺と岬ちゃんは結構平和な日々を
送っていた。勿論、俺は半引き篭もりのフリーターであることは何一つ変わっていない
わけだが。
岬ちゃんの大学生ライフも、それなりに順調な感じ。
週に五日はウチにやって来て、共に食卓を囲む。
どうにも信じ難い状況だが、これも何かの陰謀の兆候?とか考えてしまうが、でも、
何はともあれ俺達は『大丈夫』のようだった。
今日も今日とて、俺は岬ちゃんと共にホカホカな昼食タイムを満喫していた。
が。
「人助けしましょう」
唐突に、岬ちゃんは言った。
俺が山崎からやたら掛かってくるハッピーライフ全開電話の話をしていた時だった。
人助け?…相手が俺じゃなくて、一日一善をモットーにしているような奴だったなら、
きっとOKを出す所なのかもしれないが…。
生憎、常日頃助けて欲しいのは俺の方であり。さて、どう返答したものかと悩んでしまう
のだった。
「佐藤君?聞こえなかった?人助けしよう、って言ったんだけど」
岬ちゃんは御丁寧にもう一度ボリュームを上げて言ってくれるものだから、
とうとう俺は口を開いた。
「…いい天気だね」
【バレンタインにようこそ!】
岬ちゃんが作ってくれた味噌汁を啜りながら、俺は彼女の話を聞いていた。
俺の意味不明な返答を、多分、きっと、岬ちゃんは肯定の意味で取ってしまった
のだろう。…まあ、知らないけどな。
そもそも拒否権とか無かったのかもしれないけどな。
で、肝心の話の内容はこうだ。
「最近ね、ウチの漫画喫茶に、ある一組の男の子と女の子がよく来るんです。中学生位の。
でね、ある日、私がお店のカウンターをやってた時、女の子から相談を受けたんです。
何でもその子は、いつも一緒にいる男の子とは幼馴染なんだそうです。小さい頃から
ずっと一緒で、いつしかその男の子の事が好きな自分に気付いてしまいました。
でも今更そんなことを告げて、関係がギクシャクしてしまうのが恐いんだって。
だから、どうしたらいいかな?ってことを、一緒に考えて欲しいんです」
442 :
2:2007/02/13(火) 10:43:51 ID:7wr923TT
…俺は岬ちゃんが入れてくれたお茶を啜りながら、どうしたもんかと頭を捻っていた。
この娘は…どうしてこう、お節介染みた世話を焼こうとするのか。
例えば、…俺とか。
きっと、自分に自信を付ける為だったりするんだろうけど…純粋に助けたい気持ちも
あるのかもしれない。なんて思ってみたり。…まあ、知らないけどな。うん。
「恋愛経験の乏しい私だけじゃ、良い解決策は浮かばないと思うんです。だから、
佐藤君に協力してもらいたいんです。昔の人は言いました。三人寄れば文殊の知恵って。
それに、人助けをすることによって、佐藤君にも自信がつくと思うんです」
「…俺にも胸を張れるような恋愛経験なんて無いよ」
「それでも良いんです。要は、案を出し合い、意見を交換出来る仲間の存在が重要
なのです」
…段々話がよくわからなくなってきてしまった。
三人寄ればと言うが、今ここに居るのは二人だけなんだけどな。
俺は煙草に火を着けながら、ああ、ちょっと面倒なことになりそうだ…と、心の中で
呟くのだった。
*
数日後、俺達は岬ちゃんトコの漫画喫茶にやって来ていた。
テーブルの一角を陣取って、これから第一回目の作戦会議というわけだ。
俺と岬ちゃんの前には、例の女の子がちょこんと腰掛けている。
髪は黒のロング、前髪も長いものだから、ちょっと目が隠れてしまっている。
俯いてしまっているので、ほとんど表情は伺えないが、チラリと見えた顔は整って
おり、なかなか可愛らしい女の子だった。
…って、勘違いするなよ。
いくら俺が一度ロリコンに目覚めているとはいっても、ここでハアハアし出す程
ヤバイアレじゃあないからな!…今は。
一体誰に向かってフォローを入れているのか…。
俺は首をふるふると振り、雑念を振り払った。
「じゃあ紹介するね。この人が、こないだ話してた佐藤君。あ、今はフリーターね。
無職の引き篭もりは辛うじて脱出してるからね」
…岬ちゃんよ、一体、どこまでこの子に喋ってるんだ。
そもそも俺の情報なんていらないだろうに。
駄目だ、早くも帰りたくなってきた。
「は、初めまして…ニ…あ、佐藤さん…」
…『ニ』?え、何?『ニート』?『ニート』の『ニ』?
君の中では、俺は『ニート』の名で通ってたってことなのか?
言い直されて余計気になる。くそう。
後で岬ちゃんも結構とんでもないってことを教えてあげねばなるまい。
ていうか、帰りたい。
443 :
3:2007/02/13(火) 10:44:25 ID:7wr923TT
「で、こちらが相談者のミカちゃん。中学二年生でいいんだっけ?うん」
「…よろしく」
「よろしくお願いします」
もうテンション的なものは底辺に近い。
そんな俺の心境を華麗にスルーしながら、岬ちゃん主導で会議は始まったのだった。
飲み放題のコーヒーが渋いぜ、まったく。
「で、誰か何か良い案ありますか?」
「………」
「………」
沈黙。見事に出鼻が挫かれる。先行き不安も良い所だ。
「佐藤君、何か考えてきてないの?」
「えぇ?俺!?」
ビシッ、と俺を指差す岬ちゃん。
無茶振りだ。大体、あれから二人して散々悩んで、結局何も浮かばなかったじゃないか。
一緒にいる時間が以前より長くなっているんだ。わかるだろ。わかってやってるだろ。
「ごめんねミカちゃん。頼りにならなくて」
「い、いえ…」
…イジメカッコワルイ、って誰の言葉だったっけ?
俺はいよいよ本格的に帰宅願望を抱き始めていた。
そんなネガティブ全開の俺を放置し、岬ちゃんは人差し指を顎に添えながら、
こんなことを言い始めた。
「ここはやはり、ストレートに思いをぶつけてしまいましょう。いわゆる『愛の告白』
というやつです。好きです!と一言、声高らかに、彼に伝えてあげるのです」
ボッ、とミカちゃんの顔が真っ赤になる。頭から煙が出てきそうな感じだ。
なあ、岬ちゃんよ。自分が言えないことを、他人に勧めるのはどうかと思うぜ。
…あれ?これは自意識過剰か?俺…。
「んー…でも、告白するにしても何となくこう…インパクトに欠けるというか…少し
スパイスが欲しいんだよね」
「スパイス…ですか…?」
俺の思考を置き去りに、話は進む。
ミカちゃんも当の岬ちゃんも、そのスパイスとやらが何なのか、わかりかねているよう
だった。しかし、そこで岬ちゃんはふとカレンダーの方に目をやった。
そして「あっ」と声を上げたのだった。
「あった!スパイス!」
「…スパイス…って…」
岬ちゃんが指差す場所を見て、俺は苦笑いを浮かべた。
その人差し指が示していた日。それは、そう、チョコレートの日『バレンタイン』だった。
カップル大量発生の日、恋人達の祭典、告白記念日、バレンタイン。
…しかし、あれだな。二月だし、普通一番最初に考えるよな。バレンタイン。
俺達がどれだけこういうイベントに疎いのか、再確認してしまった気分だ。
444 :
4:2007/02/13(火) 10:45:10 ID:7wr923TT
「告白プラス『手作りチョコレート』というスパイス!完璧だよ、ね?佐藤君!」
「…あ、ああ…」
果たして完璧なのかどうかは俺にはわからないが、とりあえず同意しておく。
しかし王道中の王道だな。手作りチョコって。
アレか?でっかいハート型のチョコに、『LOVE』とか書いたりすんのか?
はしゃぐ岬ちゃんを尻目に、俺はぼんやりそんなことを考えていた。
…駄目だ。ビジョンが浮かばない。
そんなもの、二十数年生きてきて、俺は一度も受け取ったことなど無い。
最後に貰ったのは…うん、母親から渡された板チョコだったと思う。
バレンタイン死ね。
「そうと決まれば、あとはもう行動あるのみ!」
「あ…でも、手作りって…私、料理とか全然出来ないし…」
オロオロしながら、ミカちゃんは言った。
が、岬ちゃんは「大丈夫!」と言って、ミカちゃんの肩にポンと手を置いた。
「最初から上手く出来る人はいません。でも、練習すれば上手になれるかもしれない。
だから、今から一週間、みっちりチョコレート作りの修行をしましょう!」
「…は、はいっ」
そうして二人は、巨人の星の親子みたいな感じで空を仰いでいた。
いや、空といっても、ここ室内なんだけどな。
きっと二人だけにしか見えない星があるのだろう。バレンタインの星が。
「(…本当に大丈夫なのだろうか…)」
俺は別の意味で、コーヒーを啜りながら天井を見上げていた。
*
翌日夕刻
ああ、今日もバイトきつかったな〜…さて、岬ちゃんは今日も来てるのかな?
部屋の前に辿り着く。明かりが漏れている。ということは、来ているということだ。
俺はこの、ドアを開く瞬間が楽しみで仕方なかったりする。
岬ちゃんの「おかえり」という、ただその一言だけで、疲れなんて吹き飛んでしまうから。
エプロン姿で「御飯もう少しで出来るからね」って…まるで新妻のようじゃないか。
意識せずとも、顔がニヤけてしまう。他人から見たら、間違いなく不審者だ。
誰かに通報されない内にと、俺はドアノブに手を掛けた。
445 :
5:2007/02/13(火) 10:45:58 ID:7wr923TT
…しかし、何だか今日は様子がいつもと違う。…気がする。
何だ…この甘ったるい臭いは…しかし、恐らく、俺はこのスメルの正体を知っている。
これは…
「…チョコレート…って、まさか…」
俺は恐る恐る扉を開けた。
予想(妄想)に反して、エプロン姿の岬ちゃんは出てこない。
台所からは、女の子二人の会話が漏れ聞こえてくるばかりだった。
…物凄いチョコレート臭と共に。
「………」
「ゆっくり溶かして…そうそう…あっ、佐藤君。おかえり」
「あ…お邪魔してます…」
ボウルにたっぷり入ったチョコを湯煎で溶かしながら、二人が振り返る。
本を片手に指示を出す岬ちゃんと、とにかく一生懸命チョコと格闘しているミカちゃんだ。
俺は若干引き攣った笑みを返しながら、ちょっと、と言って岬ちゃんを台所から
連れ出した。
「何?佐藤君」
「いや、何?じゃなくてさ…むしろ俺が何?なんだけど」
「うん。だから、チョコ作りの修行だよ」
「何故ココ?」
「だって、ウチじゃあ台所を勝手に使えないし…かと言ってミカちゃん家じゃ、万が一
相手の男の子が訪ねて来るようなことがあったら、計画がバレちゃうじゃない?」
「………」
まあたしかに、ここなら他の誰かが訪ねてくるようなことも無いだろう。
岬ちゃんと俺と…新聞の勧誘ぐらいだ。
台所だって、俺は使わない。岬ちゃんの領域だ。
しかし、俺はどうも「あ、そっかー」みたいな感じにはいかなかった。
留守中に勝手に使うなよ!なんて、今更だけど。
仮にも男の一人暮らしの部屋に、大学生と中学生の女の子二人が、頻繁に出入りをする
ような状況は…ああ、ああ!世間の目が怖い!
万が一、このことが世に知れたら…俺は吊るし上げられてしまうだろう。
任意同行を求められ、パトカーに乗せられていく俺。
実名報道のせいで親元にまで連日押し掛けるマスコミ。
…ぅぉおおう…!
「期間は一週間だから、その間だけ。ね?」
少し申し訳無さそうに、岬ちゃんは両手を合わせてお願いポーズだ。
くそう…誰か俺に、この無慈悲な威力を跳ね除けられるだけの強さをください。
小首を傾けた岬ちゃんの、何ともキラキラした瞳が、瞳が、瞳が…ひと
「…一週間ね」
俺は、俺の拒否する気持ちは、あっけなく…ポキッと折れたのだった。
446 :
6:2007/02/13(火) 10:46:46 ID:7wr923TT
*
「完成!試作品第一号!」
わー、ぱちぱちぱち…と、はしゃぐ女子二名。
俺はズルズルとカップ麺を啜りながら、その光景を眺めていた。
「じゃあ、早速試食してみましょう。はい、佐藤君」
「…むぐ?」
まさかここで俺にパスが回ってくるとは思わなかったぜ。
え?試食係?俺?
「男の子に食べて貰った方が、より正確な判定が出来るでしょ」
「………」
今の今までカップ麺が泳いでいた口で、正確な判定も糞も無いと思うのだが…。
俺は一度、水で咥内をゆすいでから、改めて二人が作ったチョコに向き合った。
ちなみに形はハート型で、大きさは握り拳程度。ふむ、見た目は至って普通だ。
俺は食べやすいよう、半分に割ろうとした…が、そこで何やら妙な視線を感じたので、
手を止めて顔を上げてみた。
…何か、女子二名が「割るの?ハートを?割るの?」みたいな表情でこちらを見ていた。
俺は直接かじることにした。
改めてチョコを摘み上げる。そして、俺は豪快にかじってみた。
ぱきっ、という音が小気味良い。そのままポリポリと咀嚼し、じっくり味わってみる。
これはあくまで試作品の試食なので、俺はだいぶ気合を入れてチョコを食べていた。
こんな真面目にチョコを食べることなんて、この先も有りはしないだろうな。
「…どう?」
ちょっと緊張した面持ちで、岬ちゃんがそう問い掛けてくる。
ミカちゃんも食い入るような目付きで、俺の顔を見つめていた。
すっかりとろけたチョコをこくりと飲み込んで、俺は一言、感想を述べた。
「砂糖と塩間違えたろ」
ペットボトルに残っていた水を飲み干しながら、必死に味を忘れようと抗う俺。
これは…前途多難だ。
*
447 :
7:2007/02/13(火) 10:47:17 ID:7wr923TT
その日から、二人は連日チョコを作り続けた。
俺も、連日チョコを食べ続けた。
もうすぐ、糖尿病で死んでしまうと思った。死んでしまう。
美少女二人のチョコで死んでしまう。うん、それもいいかもしれない。
「試作品第…何号だっけ?」
「百五十辺りまでは覚えてたんですけど…」
なるほど、俺はこの一週間で、百五十個以上のチョコを食わされてるということか。
そりゃあ、鼻血も止まらないわけだ。
俺は真っ赤になったティッシュを、詰めていた鼻から取り出した。
新しいのを詰め直すと、純白のティッシュはみるみる赤く染まっていくのだった。
ゴミ箱の中は、まるで手術室から出たものを収めているかのようだ。
「さあ、佐藤君」
「お願いします」
ズイ、とチョコが差し出される。もう型に通すのも面倒なのだろう。
俺の前にあるのは、ただの四角い塊だった。
ていうか、なあ、お二人さんよ。
こんな鼻血まみれの男に、少しは遠慮という気持ちは抱かないかね?
もう俺こんなだよ、ちょっと。
「………」
「………」
無言の圧力。眼力。威圧。その他諸々。
俺は、やはり逆らえずにいたのだった。
…生まれて初めて、せめてバレンタインには、チョコは食べたくないなぁと思った。
*
二月十四日
バレンタインデー当日
漫画喫茶の本棚の陰で、俺達は息を潜めていた。
手にしているコミック本から目だけ覗かせ、辺りを伺う様はまさしく不審者のソレだった。
しかも二人。わざわざ岬ちゃんも、俺の隣で同じ行動を取っているのだ。
「(岬ちゃんはいいだろ!カウンターで堂々と見てれば!)」
「(だって、この方が何かドキドキするでしょ?)」
多分、俺のドキドキと岬ちゃんのドキドキは違うんじゃないか、と思った。
448 :
8:2007/02/13(火) 10:48:20 ID:7wr923TT
二人して目深に被った帽子を直しながら、ミカちゃんの方に再び視線を戻す。
すでに相手の男の子と一緒に、向かい合って漫画を読んでいる状態だ。
あとはいつ告白するかだが…くそ、何かこっちまで緊張してきたよ!
「あの、さ…タッ君は今日、チョコ貰った?」
恐る恐るといった感じで、ミカちゃんが話しかける。
相手の男の子は、タクミ君というらしかった。だからタッ君。
しかしタッ君て…『君』じゃなくて『ちゃん』だったらアレだったのにな。
アレって何だ。どうでもいいだろ。ええい、落ち着け俺。
いくら手に持ってたのがタッチだったからって。
「ん?あー、そっかー、今日バレンタインだっけな」
こういう場合、大抵わざと知らないふりをするのが中学生の男だったりする。
わかる、わかるぞタクミ君。それが、実はチョコが欲しいという本心を隠す為の虚言
であるということを。本当は欲しくて欲しくて堪らないんだよな?わかるぞ同士!
『もぉー、忘れてたの?ハイ、これ♪』みたいな反応を女の子に求めているのだと!
うおおおおお!まさに青春!スウィートメモリーイズビューティフル!
「(佐藤君!ちょっと、落ち着いて!)」
俺は無意識の内に両拳を顔の前で握り締め、傍目からも目立ってしまっていたらしい。
慌てて本棚に身を隠す。岬ちゃんに注意されなかったら、「ハラショー!」とか
叫んでいたかもしれない。危ないところだった。
「(もう…気を付けてよね。ミカちゃん動揺しちゃうかもしれないでしょ)」
「(ごめん…つい甘酸っぱい妄想に走ってしまった)」
改めて、視線を二人に戻す。
ここから見ても、明らかに二人は妙な様子だった。
何ていうか…落ち着かない感じなのだ。ミカちゃんは終始もじもじしているし、
タクミ君も、もう三回位、空になったコップを持ったり置いたりしている。
…ここまで来ると、実にじれったい。
第三者から見れば、もう明らかに二人は意識しまくっている。
ミカちゃんのチョコを、タクミ君は待っているのだ。
「(………うがああああああ!!じれったいじれったいじれったいじれったい!!)」
「(だから静かに!もう、二人共まだ中学生なんだから。急かしちゃ駄目だよ)」
「(そうは言うけどさ…岬ちゃんだって…足)」
「(え?…あ、これは…アハハ)」
さっきからパタパタうるさいなと思ったら、岬ちゃんがイライラした感じでタップを
踏んでいる音だったのだ。やはり、岬ちゃんも同じ心境なのだろう。
449 :
9:2007/02/13(火) 10:49:16 ID:7wr923TT
「(ん?………あれ?)」
突然、岬ちゃんが二人の方を指差した。
何事かと思い、視線を移すと…二人が店を後にする所だった。
「何ィ?!何も無しで解散、グッバイする気か!?」
「声大きいってば!…とにかく、追跡しよう」
俺達は、慌てて二人の後を追うように店を出た。
レジに居たおじさんが「楽しそうだねぇ」なんて言ってくるものだから、二人して曖昧な
笑顔を浮かべて「ええ、まあ」と返した。
*
場所を移し、公園にやってきた。
ミカちゃんとタクミ君は、ブランコに揺られながら口数少ない会話を交わしている。
そんな様子を、俺と岬ちゃんは草葉の陰から見守っているのだった。
…どうか、通報されませんように。
「(いいね、いいね、この雰囲気。このシチュエーション。まさに、って感じだね)」
テンション上がりまくりの岬ちゃん。
まあたしかに、段々日が傾いてきて紅く染まり始めた静かな公園。
二人でキコキコとブランコに乗っている様は、もはや『告白』の為に用意された舞台上
に居るようだった。
そう、あの二人はまさに主役とヒロインなのだ。姫が差し出すスウィートな愛の囁きを、
王子の彼が爽やかに受け止める脚本が、すでに組まれ上演中なのだ。
さあ、渡してしまえ!言ってしまえ!もう勢い余ってチューの一発でもかましてみせろ!
でもそれ以上は駄目だぞ!青い果実に手を出したくなるのはわかるけど、まだ早い!
君達二人には、輝かしい未来が待っているんだ!ゆっくり大人の階段登ってけ!畜生!
「(…佐藤君、鼻息荒い)」
「(ぉうッ…?!)」
またしても一人でトリップしていたらしい。ドラッグの後遺症か?
想像力豊かなだけである、ということを信じたい。
そうこうしてる内に、ミカちゃんがついに動いた。
「こ、こ…コッ…こコ、コレッ!」
にわとりのモノマネとも取れるような言葉と共に、試行錯誤の果て完成したチョコが
差し出された。…緊張するのはわかるが…ミカちゃんよ、何か前髪乱れて貞子みたいに
なってるぞ。
450 :
10:2007/02/13(火) 10:50:06 ID:7wr923TT
「あ…うん、えー…っと…サンキューな」
照れながらチョコを受け取るタクミ君。いいなぁ、齢14にしてもう俺よりクオリティの
高い人生を歩んでらっしゃるよ、君。くそぅ。
しかし、卑しく僻んでいる場合ではない。まだチョコを渡しただけだ。
あと一つ、告白という最大のミッションが残されている。
荒くなる息を必死に殺し、俺と岬ちゃんは固唾を呑んで見守り続けた。
「それで、それでね…あの…えーと…その…」
もじもじしながら、必死に言葉を紡ぐミカちゃん。
ここまで来ると、もはや俺と岬ちゃんの興奮はMAX最高潮。
キタキタキタキター!と手を取り合って大変な状態だ。何かもうワールドカップ真っ只中
のサポーターみたいな盛り上がりようだ。
オーレ!オーレ!そこだ!行け!シュートだ、シュート!
「タクミ君が好きですッ…!」
「「………………!!」」
「………お、俺も、ミカのこと、その…好き…だよ」
ゴオオオォォォーーール!!
ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!ゴール!
入ったァー!蹴り放たれたボールは一直線にゴールネットに突き刺さったァ!
ここでホイッスルー!試合しゅーりょー!
「(やった!やった!大成功だよ、佐藤君!)」
「(うん、うん、やったね、ミラクルだね!)」
何か、ちっともミラクルじゃなかったような気もするけど。
多分チョコとか無くても、すんなり告白成功してたような気もするけど。
ん…あれ、そうすると俺のこの一週間のチョコ地獄はあまり意味は無かったような気も
するけど…まあ、そんなのどうだっていいじゃあないか。
何はともあれ、終わり良ければ全て良しだ。
俺は岬ちゃんと小さくハイタッチを交わすと、若い二人の邪魔にならぬよう、静かに
その場を立ち去った。
最後に横目でチラリと見た二人は、夕日をバックに仲睦まじく手を繋いでいた。
お幸せに!
*
451 :
11:2007/02/13(火) 10:50:51 ID:7wr923TT
「かんぱーい!」
「…乾杯」
部屋に戻った俺と岬ちゃんは、オレンジジュースで祝杯を挙げた。
清々しい気分だ。聖者になったような気持ちだ。天使になったようなテンションだ。
そう、まさしく、俺は恋のキューピッドだった。
岬ちゃんも、恋を手伝うエンジェルそのものだった。
やったぜ!俺達は一つレベルが上がったんだ!人として、立派な事を成し遂げたのだ!
今なら何でも出来そうな気がするぜ!末期癌の患者も治せそうな気がするぜ!
俺はグイ、とジュースを飲み干して、その余韻に浸っていた。
「あ、そうだ」
「ん?」
ひとまず落ち着いた頃に、不意に岬ちゃんがゴソゴソと何かを取り出し始めた。
積み上げられた書籍の陰に、何やら隠していたようだ。
書籍といっても、ほとんど同人誌の類なのだが。
「よっ…と、ハイ、コレ」
取り出したのは、綺麗にラッピングされた四角い箱だった。
ここまで来れば誰でもわかるだろう。バレンタインのチョコレートだった。
多分、ミカちゃんを手伝いながらこっそり用意しておいてくれたのだろう。
「おお!ありがとう。凄いね、まさか俺がこんな代物を受け取れる日が来るなんて」
「大袈裟だなぁ…まあ、頑張った御褒美ってことで」
良かった。俺の一週間分の苦しみは、今ここに報われた気がした。
この為に頑張ったと言っても過言ではないだろう。…チョコはもう、ちょっと…なんて
思ってたのをすっかり忘れ、俺は舞い上がっていた。
「何か食べるの勿体無いな」
「佐藤君、そんなこと言ってたらいつまで経っても食べてくれなさそうだから、今食べて」
「今?」
そんなに慌てることないだろうにと思ったが、きっと食べた感想が欲しいのだろう。
岬ちゃんは一度俺の手から箱を取り上げると、丁寧に包装紙を取り去った。
そして、中に包まれていた箱をスッと俺に差し出した。
俺は正座でそれを受け取ると、ゆっくりと蓋を持ち上げた。
452 :
12:2007/02/13(火) 10:51:30 ID:7wr923TT
中に入っていたのは、いくつもの小さなハート型のチョコレートだった。
「これ、本当に手作り?」
「正真正銘手作りです。買って来た物じゃありません」
思わず疑ってしまう程、そのチョコは見事な出来だった。
凄いなぁ岬ちゃんは。器用だなぁ。俺はかなりとっても感心した。
「じゃあ早速…」
「ちょっと待って!」
ひょい、と一粒摘み上げようとした所で、岬ちゃんが待ったをかけた。
え、何?進めてきたのは岬ちゃんでしょ?
俺は疑問符を頭上に浮かばせ、硬直した。
そんな俺の手から、岬ちゃんはすっ、とチョコを取り上げる。
そしてそのまま、パクリと咥え込んだ…と思ったら、唇で挟み込むようにしている。
何をしてるんだろう?と思っていたら、急に岬ちゃんが顔を寄せてきたので、俺は驚いて
飛び退いてしまった。
「ちょッ、え?な、何してんの?!」
「…いあ、はえはひへはえおうはほ…(いや、食べさせてあげようかと)」
「はあ!?」
またしても、またしてもNHKの陰謀が…。
チョコの口移しなんて…数々のエロゲーを網羅してきた俺でも、こんなシーンに巡り合った
経験はほとんどありはしなかった。これは現実か?それとも夢か?何が何やらサッパリだ。
どこにそんなハウツー本があるのかと、岬ちゃんを問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
「はほうふん、ほこはえあひへうへほ?(佐藤君、チョコ食べ飽きてるでしょ?)」
「………」
「ほほふあいひはふあ、はえへふえあいへほ?(この位しなくちゃ、食べてくれないでしょ?)」
「いやいやいやいや…!」
あれこれ困惑している俺の頬をガッチリ掴んで、岬ちゃんはズイ、と口を寄せてきた。
あがが、と半開きだった俺の口に、冷たいチョコの感触。
唇には、温かい岬ちゃんの感触。俺の思考はあっという間にフリーズした。
処理能力の限界を軽く突破、あっという間にオーバーヒート。
火を吹く勢いで、顔に血が昇ってくるのがわかった。
熱でチョコが溶けていく。トロトロと、舌から喉へ流れていく。
ちょっと苦くて、凄く甘い、不思議な味がした。
そんな俺の咥内を舐め取るように、岬ちゃんの舌が踊っている。
エロイ、エロイよ岬ちゃん。いつからそんな卑猥な娘になってしまったんだ?
それでも受け入れてしまう俺は、その上をいくエロ男に違いなかった。
もういいや、何でもいいや、投げやりになって岬ちゃんを抱き留めた。
チョコなんてもう残ってないんだけど。
453 :
13:2007/02/13(火) 10:52:10 ID:7wr923TT
「ッ…はぁ…」
息苦しくなったのか、唇を離す岬ちゃん。
トロンとした目で、つぅ…と、口から銀糸がのびているその表情は…反則だった。
「…あと、四個あるんだ…チョコ…」
俺にしがみついたまま、小声でそんなことを囁く岬ちゃん。
…俺は白目を剥きながら、馬鹿になっていく思考とサヨナラした。
どうにでもなれ、と思った。きっと今のチョコには、何かしらのクスリが調合されている
に違いなかった。トリップしたように、ふわふわふわふわしていた。
二個目のチョコを口にしている岬ちゃんをぼんやり見つめながら、バレンタインという
イベントの恐ろしさを、まざまざと実感したのだった。
*
数日後
「こないだ、ミカちゃん達来たんだよ」
今日も平和に、岬ちゃんお手製のミートソースを食す昼下がり。
話題は、昨日漫画喫茶にやってきた例の二人についてだった。
「仲良くカップルシートでイチャイチャしてた」
「良いんじゃない?そんなもんでしょ、カップルなんて」
「…いいよね、カップルシート。座り心地良さそうだよね」
「そうなの?座ったことないからわからないけど…」
「じゃあ、今度一緒に座ってみようよ」
「…はあ」
フォークをくるくる回しながら、考える。
おじさんに見られたら、何て思われるんだろうな…。
こんな貧相な駄目人間と、岬ちゃんみたいな美少女が、事もあろうにカップルシートで
くつろいでいる。…ああ、駄目だ、絵にならない。配役ミスだ。
「ていうか岬ちゃん、一つ言いたいことがあるんだが」
「何?」
そうだった。今日はどうしても言いたいことがあったのだ。
バレンタインからすでに何日も経過しているというのに、どうしても解決しない問題が
あったのだ。
フォークを置き、俺は出来る限りの優しい声色で言ってやった。
「部屋からチョコの臭いが取れないんだけど、どうしたらいいかな?」
………。
「………ごめんなさい」
苦笑いしながら謝る岬ちゃん。
その傍らには、ラッピングの解かれた箱がひとつ、静かに転がっていた。
fin
書いてる内に段々滝本氏と同じような精神状態になってきて、
バレンタインとか書く度に死にたくなったorz
無駄に長くてスマソ。
GJ!
いやー甘々いいね。
岬ちゃんの口移しチョコを食べるシーン、いつ鼻血を出すのかとヒヤヒヤした。
あまーーーい!!!GJ!!
GJ
/ ̄ ̄ ̄フ\ _ ノ^)
// ̄フ / \ .//\ ./ /
// ∠/ ___\___ __// \ / (___
// ̄ ̄ ̄フ /_ .//_ //_ / \./ (_(__)
// ̄フ / ̄//////////// | (_(__)
/∠_/./ ./∠///∠///∠// _、_ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/ ( ,_ノ` ( ( (_(___)
\ \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \ _ /⌒ ´ 人___ソ
\ \ \フ / ̄\ \ .//\ //\ / 人 l 彡ノ \
\ _ \//___\/∠_ // < Y ヽ ヽ (. \
//\///_ //_ /// 入├'" ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// //.////////∠/ ヽ-i ヽ__ ヽ
/∠_//./∠///∠// .\\ `リノ ヽ |\ ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\ c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ
(´・ω・`)が手を伸ばして拳が大きくなるAAを是非とも貼ってくれませんか。。。
うおぉ…
時間差で怒涛のGJが…
こんな稚拙な作品にありがとうございます
つД`)・゚・。・゚
エロくなくてスマソ。
今の自分にはかなり甘かったです うらやましいね佐藤、 GJ!
うほっ。ストーリー
GJ
では俺も前に中途半端に書き溜めていた
SS投稿しますね。
岬ファンには申し訳ないですが
山崎×菜々子です。
僕はもうすぐ北海道の実家に帰ることが決定している。
そんな最中に奈々子ちゃんが僕の家に来た。
どうやらアニメの仕事を取るために関係者と
肉体関係をもったようだ。
ふん! いい気味だ。
そんな簡単に自分が認められるはずがない。
俺の中では今となっては
奈々子ちゃんはどうでもいい存在だったが、
あまりにも悲しんでいる彼女を見ていると
哀れになってきた。
そんな感情が鍵になったのか奈々子ちゃんとなし崩し的に付き合うことになった。
「ねぇ、しよう」
奈々子ちゃんは僕の家に寝泊りし始めてから僕と体を重ねたがった。
僕は最初の方は適当に流していた。
なにしろ僕は三次元の女性にはEDだからだ。
ナニが勃たない。
奈々子ちゃんがいくら可愛くても
僕は今まで彼女をおかずにオナニーをしたことすらない。
彼女とセックスできるわけないのだ。
「なんで?なんでなの?山崎くん……しようよ」
「……しないよ」
「なんで!?」
「だから、別にしなくてもいいだろ……」
「女が求めてるのに!!!」
「だからしねーって言ってんだろ!!!!!!」
「いくじなし!」
――ついに僕のほうが切れた
「だからお前じゃ萌えねーんだよ!プルリンちゃんのがよっぽど抜けるんだよ!」
無我夢中で僕は叫んだ。
奈々子ちゃんは無言になった。
言い過ぎたんだと頭の熱が冷めた後に気づいた。
「……ごめん、言い過ぎたよ」
罪悪感を持ちながら素直に謝った。
「……じゃあ、二次元キャラならいいのね」
「へ?」
突然の奈々子ちゃんの一言に僕は驚きの色を隠せなかった。
「どういうこと?」
「そのままの意味じゃん」
奈々子ちゃんの中でこの口論の解決法が見つかったようだが
僕にはその意味がまったく理解できない。
「パソコンに座ってよ」
言われるがままに僕はパソコンがおいてある机に添えてあるイスに
座った。
「どうするんだよ」
「山崎くんが一番好きなエッチなゲームを起動させて」
まったくわけが判らない
怒ったあまり、僕に公開オナニーでもさせようというのだろうか?
「それから?」
「こっちのノートパソコンにも同じのを起動させて」
「わかった」
佐藤さんと一緒にエロゲーを作ったときに東西奔走させたノートパソコンにも
今デスクトップに表示されているのと同じエロゲーを起動させた。
「一番エロいシーンをどっちのパソコンにも出して」
僕はデスクトップにお気に入りのシーンを表示した。
画面には女子中学生くらいの女の子が映し出された。
彼女の名前は「ナナ」。
普段は主人公(もちろん主人公の名前はカオルにしている)にツンツンしているが
二人っきりになれば態度がいっぺん、主人公にゾッコンのデレデレキャラになる。
所謂ツンデレの女の子だ。
このナナをやっとのことで攻略して
初めてHシーンになるとこの画像が表示された。
467 :
3次元への覚醒♯4:2007/02/19(月) 22:15:47 ID:xWyY8IeM
「ふ〜ん、山崎くんはツンデレが好きなんだね」
「別に……たまたまこのゲームで一番だったのがこのキャラだっただけだよ」
よくよく考えてみればこのナナというキャラクターは
客観的にみれば奈々子ちゃんのイメージがそのまま反映されているようなものだ。
奈々子ちゃんはもろにツンデレだし。
髪型もジャストミートでそっくりだ。
「まぁ。いいよ。じゃあはじめるね……」
「え?何を?」
奈々子ちゃんは僕のジーパンのチャックを下ろした。
「ちょっと!何をするんだ!」
「いいから……山崎くんは画面を見てるだけでいいから」
いったい奈々子ちゃんは何をしようとしているのか
僕にはまったく見当もつかなかった。
「いくね」
奈々子ちゃんの一言がこれから始まる
2次元と3次元の狭間の空間を生み出すことになるとは
この時僕には予測すらできなかった。
『ごめんね、トオル君。放課後に図書室に来てもらって』
奈々子ちゃんはパソコンに映し出された画面の下方に表示される
エロゲーのシナリオを読み始めた。
『トオル君、この前私を助けてくれたよね。だからこれはそのお礼なんだ』
画面に映し出されたナナはこのシーンの3日前に
ナナに付きまとったストーカーを主人公が追っ払ったことが
きっかけでフラグが立ち、今では主人公にメロメロになっている。
こういう状態だ。
『トオル君はなにもしなくていいよ。私にまかしとけばいいんだから』
続けて奈々子ちゃんがナナのセリフを読み続ける。
奈々子ちゃんの右手が僕の股間を優しく触り始めた。
「ちょっと!!奈々子ちゃん!」
あわてて僕は奈々子ちゃんに向かって叫んだ。
「いいから……山崎くんは2次元キャラにならいいんでしょ?」
「だからって!急にこんな!」
「私は奈々子じゃない……あなたが犯したくて仕方がなかった『ナナ』なのよ…
その『ナナ』がアナタのオチンチンを欲しがっているんじゃない」
奈々子ちゃんの口からオチンチンという単語が出てきたことで
僕の体に電流が走ったようだった。
いや、それとも『ナナ』がオチンチンが欲しいと言っているからだろうか?
『なんだ、トオル君のオチンチンもう大きくなってる。それに凄く熱いね』
奈々子ちゃん、『ナナ』はパンツの上から竿の部分に
手を触れた。
――シュ…シュ…シュ
ナナは僕の竿を掴み、上下にしこしこピストン運動をし始めた。
「………ナナちゃん…何をするの……」
僕もエロゲーのシナリオと同じセリフを読んだ。
「トオル君のおちんちん、ずっとずっとこんな風に触れたらって思ってた」
ナナは愛おしそうに僕のモノを眺めた。
「いいよね?トオル君も気持ちいいの好きだよね?私が最高の快感を味あわせてあげる。
トオル君もそれを望んでいるんだよね」
「ナナちゃん……僕は別にこんなことをしたかったわけじゃ………」
「嘘付き!」
―ギュッ!!!
「いたっ!」
なんと菜々子ちゃんは僕のアソコを両手で掴んで締め上げた。
「いい加減にして。トオル君の本心が聞きたいの」
ナナちゃんの握力は徐々に弱まり、僕のアソコは圧力から解放され、
快感が入れ替わるように僕のアソコを襲った。
ぎゅむ………ぎゅむ……ぎゅむ
心地いいリズムでナナは僕のペニスを柔らかく揉みしだく。
「ねえ…本当のこと言ってよ」
僕の我慢の臨界点は突破された。
「…しごいてください?」
「ん?何?もう一度言って」
「……お願いします!しごいてください!」
「分かればいいのよ」
―プツー
ウィーーーン……
菜々子ちゃんはPCの電源を急に切った。
「ちょっと……どういうこと?」
僕の疑問に奈々子ちゃんはあっさり答えた。
「もう2次元だけで勃たなくなったんだよ」
菜々子ちゃんが言ったことは的を得ていた。
萌え絵にしか反応しなかった僕の操はPCを切った後でも
そそり立っていた。
まるで菜々子ちゃんを求めているかのように……
「菜々子ちゃん……もう我慢できないよ」
「いいよ。抜いてあげるね」
優しい微笑みは小悪魔のような甘さで
僕のアソコはより一層固さを増したかのようだった。
「次は本格的にしてあげるね」
僕のペニスに菜々子ちゃんの小さい口が近づいていく。
―ちゅっ………
奈々子ちゃんの柔らかい唇が亀頭の先を突いた。
ちゅぅぅぅぅぅぅぅ………
そのまま奈々子ちゃんの口先に僕の鈴口は吸い取られていく。
「あぁぁぁぁ……奈々子ちゃん…すごい気持ち良いよ」
僕の言葉を聞くと菜々子ちゃんはニコリと微笑んだ。
そして僕から目を逸らさないまま、今度は舌が僕を攻める。
じゅる……じゅじゅじゅ…
まるでなにか生物が僕のペニスを蹂躙してるかのような錯覚に襲われるほど
菜々子ちゃんの舌使いは完璧だった。
竿の根元をまずは一回り円状に舐め、
そして裏筋から徐々に先の方へ艶かしく舌を這っていく。
そして先端へとたどり着くと
ちゅちゅちゅちゅちゅちゅ!
キスの嵐が僕の亀頭を襲う!!!
「ぅあ!!!!!」
思わず僕も声を漏らす。
「奈々子ちゃんはこんな技どこで覚えたの?」
「ひょれは〜〜ひみひゅだよ?」
奈々子ちゃんは左手で僕の玉を優しく揉む。
竿も玉も同時に責められたら僕はもう我慢ができな………
「菜々子ちゃん……僕、もう………」
じゅるる……じゅっ!ちゅ……
「ひいよ……出ひて………」
許可が出たと同時に僕は絶頂に達した。
びゅぅぅぅぅぅぅ! びゅ!びゅるる!
「あ、凄い出てる………」
「菜々子ちゃん………はぁはぁ……」
「まだ出てるよ……山崎くん」
あれだけ出したのに僕のパトスは菜々子ちゃんに
じっと見つめられるのに興奮して
また硬さを取り戻していった。
「じゃあそろそろ挿れるね」
「本当にやるの?」
「当たり前じゃない、山崎くんは口ばっかり…
体は正直なのにね」
そういいながら菜々子ちゃんはスカートを脱ぎ始めた。
スカートの舌にはピンクのかわいい下着が
僕の目に飛び込んできた。
下着も外した菜々子ちゃんの下半身は生まれたままの姿に
なった。
菜々子ちゃんは僕をベッドに仰向けに押し倒した。
まさに騎乗位になろうかの状態で菜々子ちゃんは僕を上から見下ろした。
「それじゃあ挿れるね」
ぐんっと菜々子ちゃんの中に僕のものが
めり込んでいった。
「……っん!!!!」
眉間に皺を寄せ奈々子ちゃんはずぶずぶ
と挿入を続ける……
じゅぶ…じゅぶ…じゅぶ…
「うわ……」
とんでもない快感が全身を駆け抜けた。
「どう?初めての味は?」
「うん……最高だ……」
これが女の子のなかの感触なのか。
まるで僕のペニスは何かのセンサーのように
菜々子ちゃんのあそこを感じ取っていた。
熱い、マグマの様な熱が立ち込めていて
僕のアソコと皮一枚で接触している。
今、まさに僕と菜々子ちゃんはひとつにつながっていた……
広大な世界の中で僕と菜々子ちゃんは『ひとつ』に混ざり合っていた。
「動くね……」
ずん!ずぶずぶ……ずん!
ピストン運動の音と感触が部屋全体を支配し、
ケモノが絡み合うがごとく僕と菜々子ちゃんは体を重ねた。
じゅぶ……じゅぶ、じゅぶ……
「あん!あん!すごぉぉぉぉい!!!!」
激しく菜々子ちゃんが僕の上で乱れる。
「山崎くんの凄く大きくて、私の中で暴れて……こんなのすぐにイっちゃうよぉぉ」
菜々子ちゃんの顔は切なさと快感が渦に飲まれていくようだった。
「菜々子ちゃん……すごい……すごすぎるよ…」
「ぁぁん……ぅん! そうだよ、山崎くん!これが現実の女の子の身体よ?
2次元だったらこんなの味わえないでしょう?」
「……ぁああ……確かにそうだ……」
「だからさ、山崎くんが求めてくれたらいつでも挿れていいから!
私の身体を味わいつくしてくれていいからね……ぁぁん!!!!すごい!すごい!!
また山崎くんの大きくなったよ!?
私のナカで山崎くんのおちんちん凄く喜んでるよ!!
ぃぁん……ゃん……おちんちんが私を犯してる……
気持ちいいよ………」
奈々子ちゃんは一層速く体を上下に動かし始めた。
こんなに速く動かされたら僕はもう……
「菜々子ちゃん…僕、もうそろそろ出そうだよ」
「ぁん!ぁん!ぁぁぁぁん……いいよ、なかで出して!なかを山崎くんで
満たして!出していいから!」
駄目だ、もう出る………
びゅるるるるるる!びゅ!びゅ!
「………はぁぁぁぁぁぁ、すごい出てるよ……山崎くんの精液が私に供給されてる………」
今までに出したことがないほどの精液が菜々子ちゃんのなかで
迸った…………
「ごめんね……なかで出したりして」
「いいの。それより良かったね」
「何が?」
「現実の女の子でも勃起できて」
「………菜々子ちゃんのおかげだよ」
「そっか」
ベッドで僕たちは手を握りあっていた。
菜々子ちゃんの柔和な微笑みは
僕の心を天使が祝福したかのように癒してくれた。
この幸せもいつかは終わるのかもしれない。
また現実のつらさに自分は直面するだろう。
でも、今だけ、この刹那だけ
僕は菜々子ちゃんと繋がっていたかった。
(終劇)
まあこんな感じで書いてみました
マンガ版の山崎×菜々子でした
マンガのほうは菜々子が華麗に
山崎を振ってしまい
それはないだろうと思いましたw
菜々子はテクニシャンであろうと私は想像してます
ちなみに310のSS投稿したのと
同じ人間です
ではまた
475 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 21:54:40 ID:TGCoQar6
ここまでレスがつかないとは…(;゚д゚)
最近ストリーミングでないと、見る気がしなくて
いや、SSに
479 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 13:41:06 ID:ong2kQDP
481 :
474:2007/02/22(木) 20:21:43 ID:sH4vqWdz
>>478 正直レスつかないんで
(´・ω・`)ショボーンでした
俺のSSの何が悪かったのかと…
>>479-480 ありがとうございます!
救われました
GJでつ。
誤字とかちょっと多いかな?なんて思ったりしますが、キニシナイ
誤字なんてねーじゃん…疲れてんのかな、俺orz
484 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 00:29:03 ID:18lUm5IJ
日本放送協会の話なんざ知らんがな(´・ω・`)
パソ不調で1週間見られなかった間にエロSS降臨してた!
GJ!
だ〜れもいないよ〜
岬ちゃんまだー
今から3時間レスが無かったら、岬ちゃんは俺の物!
おめ
一分で阻止された…orz
マターリネタも尽きたわけだが
そろそろ神が降臨してくれないかな?
495 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 15:15:26 ID:7JV0+gdd
定期的に上げとかないと
寂しいねぇ・・・
今から3時間以内にレスなかったら岬ちゃんの処女貰える
一時間ぐらいの所で阻止しとく
>>497 では俺の処女をあげるよ
明日マンガ届いてもし書けそうなら書いてみる
期待
500 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 00:50:07 ID:P3sI+Qb9
無理だな・・・
今6巻まで読んだが・・・
岬ちゃんに対して沸く感情が憎悪しか無い
なんだよ四郎って・・・
結局この女はアレなんだよな
別に自分より劣ってる人間なら誰でもいいってワケで
自分より劣る人間を優しくし、自分に酔い、相手に依存してもらいたいわけだ
で女も頼ってくれる人間に依存したいわけだ
ってのがアニメと6巻までの感想で
それで何故6巻の最後に自分より立派になろうとする四郎に行ってしまったのかが
謎
とりあえず最新号まで嫁
最初から岬は佐藤しか見えてない
自分より駄目な〜云々に捉われて岬を信じられないのは佐藤の思考をトレースしすぎ
人を好きになる理由を言語化することほど愚かなことはないだろうに
お前は花を美しいと思うとき、その理由を言語化しないと手を差し伸べられないのかい?
人を好きになるときに、目の直径が何センチか、鼻の容積が何立方かを計測してからじゃないと何もできないのかい?
お前は全能の神か何かか?
そう、お前は全能の神などではない
なぜならば、俺こそが全能の神だからだ
506 :
岬×佐藤 :2007/03/13(火) 15:55:33 ID:1CUYcSEt
岬ちゃんの自殺騒動以来、俺は未だ警備の仕事をしていた。外はすっかり春の陽気だ。清々しい。俺の人生を除いては…。大分様になってきた警備。職場の人ともそれなりの人間関係を築けている……はずだ
でも煮え切らないもどかしくも寂しい日々は変わっていない。まだ将来の不安もあるんだ。
「はぁ…」
って俺は一体死ぬまでに何回ため息つく気だ。
岬ちゃんとのカウンセリングももう終わって最近は勉強会くらいでおれらの関係には花がない
「春だっていうのに…俺の春はいつくるんだ」なんてよく聞くセリフを吐く。
とりあえず今日はバイトもないので 夜の勉強会まで寝ることにした。
陽が落ちてすずしくて公園までの道を歩くだけで心地よい
一生季節が春ならいいのになんて苦しいことが嫌いな俺は夏の暑さ冬の寒さなんか不要だと思った。
507 :
岬×佐藤2:2007/03/13(火) 16:13:03 ID:1CUYcSEt
今日もまた岬ちゃんはいつもの場所でいつものようにカリカリ勉強していた。
俺は無償に意地悪したくなった。
後ろからきづかれぬよう忍びよった。
「わっ!」
「きゃっ!」
「…ははは」
「…佐藤くんかぁ」
こんな何気ないことでも楽しい 傍目にみたら俺らは立派なカップルだろう。
でも実際は違うんだ。正式に付き合ってるわけでもない。
「さ 今日の勉強中世ローマだ」 「うん!」
はぁなんだかな…
最近、俺は物足りなさを感じていた。
初めのころのあのドキドキや岬ちゃんに対するあの感覚
日々に流されていくうちに忘れていた。
「なぁ岬ちゃん…」 「なに?佐藤くん」
静けさが木霊する沈黙の中
風が吹き抜ける
見つめ合う俺と岬ちゃん
詰まる息
高鳴る鼓動
やっぱり俺は岬ちゃんのことが…
「好きなんだ!」
「えっ…?」
やばい口につい出しちまった!まずい
いやまずいのか?これは いや あれ?でもなんか岬ちゃん恥ずかしがって赤くなってるし…ドキドキドキしてるとき岬ちゃんが口を開いた。
これは期待
509 :
岬×佐藤3:2007/03/13(火) 16:31:55 ID:1CUYcSEt
「好きだよ…私も」
え なにこの展開は?エロゲのやり過ぎか何かで…いや あっ 夢かまだ寝てるんだ俺は。
頭を机に叩きつける 「痛い…」
「いきなりどうしたの佐藤くん好きとか頭たたき付けたり…」
「いや…夢 これは夢?なのかな〜って…いやあれさ…」 と次の言葉を言う前に岬ちゃんはキスをしてきた。柔らかい唇…俺は頭真っ白…
「こんな感覚・感触は夢じゃないよ現実だよ佐藤くん」
勉強なんかそっちのけで有り得ないことが行なわれている。
好きだったんだ俺は
でも今まで俺は自分に自信なんかなかったし勉強なんか部活なんかましてや恋愛なんて論外だった
でも俺と岬ちゃんは今までの過程を共有してきた 楽しいとき辛いとき 岬ちゃんはそばにいた 山崎がいなくなっても先輩が結婚しても俺に付いて見守ってくれていた だから素直にいいたい
「ありがとう岬ちゃん」
もう一度キスをする いままでの自分じゃない働きにもでれるようになったまともになったんだ
俺は変わったんだ このこのおかげで
思いを込めたキスからやがて流れるかのごとく俺は岬ちゃんの座る席に移動し
抱き合っていた。
510 :
岬×佐藤4:2007/03/13(火) 16:50:59 ID:1CUYcSEt
「いいよね?岬ちゃん」
「うん…」
俯き加減でこれからなにをするのかさすがの岬ちゃんもいいよね の一言でわかったらしい。
三度目のキスはお互いにディープで求め合う 「んふぅ…はぁ…」岬ちゃんの静かな吐息鼻息が漏れる
絡み合う舌 唾液がまざる 一つになる感覚 俺は そのまま岬ちゃんの服の下に手を入れ手探りで小振りな 胸を揉みしだく
「あっ…はぁっ佐藤くっん やっぱりこんなと…こじゃっ はずかしっ…あっ…ん」
そんなことで止まるはずがなく俺は 椅子に岬ちゃんを倒し
スカートを脱がす
「だれもいやしないよ」
そしてピンクの可愛いパンツも脱がす。
「いや…ジロジロみないで」
俺は強制的に股を開き秘所をなめまわす
すかさず空いている手で胸の堅くなった突起をつまみ乳房をしだく「んっあっあぁ…はぁきもちいいっ あんっ」 クリトリスを刺激してみる「あっ…あんっ」さらに胸の刺激もやめない
これが五分続いただろう 岬ちゃんの秘所は ぐっちゃぐちゃのぬちゅぬちょだ かるく達した岬ちゃんが虚ろげに 「はぁ…はぁ」と淫らな状態になっている
俺はモノを出し挿入の体勢に入る
511 :
岬×佐藤5:2007/03/13(火) 17:07:43 ID:1CUYcSEt
「挿れるよ?」
黙って頷いた岬ちゃん「…っつ ん!」
「やっぱり痛いよね」俺は五分もかなり濡れるまで刺激し幾分か射れ安くしたはずだが やはり初めてはきついみたいだ
血まじりな白い液体が接合部から流れる
「しばらくこうしてよう…」
「うん…」
ふと目を回りに向けると桜が散っている
春なんだと改めて思わされる そして目の前には大好きな人
最高だ
しばらくたっただろうか 試しに動いてみることにした
「んっんっ…あっん」「どう?」「きもちいよ…もっと求めあおうよ…」「すっかり変態さんだな」 俺は徐々に速さをましながらピストンする「はぁんっあっんあっ…あっ いいっ」 「はぁ岬ちゃんっ」 「さとっくっあっ あん あん… あん」
締付けが最高に気持ちいい ハマるなこれは 「いんっ…いいょお…はぁはぁ…さとっくん!」さらに出し入れを早くする締付けがより一層増す
「あんっぁあいくっ…いっちゃうよあんっ 佐藤くん!一緒にいこうっもうだしてっ」
「もうだめだぁっあぁ!」
ビュビュビュビュ…
「はぁ…はぁ…」
512 :
岬×佐藤6:2007/03/13(火) 17:26:09 ID:1CUYcSEt
「これで…恋人同士だよね」
「ああ…」
やっと気持ちは繋がれたんだ。こんなダメ人間でも 人に必要とされたんだ俺は。上出来じゃないか
たしか岬ちゃん最初のころカウンセリングで…自分に自信を持つことができないから他者との会話で緊張するんです とかいってたな… 懐かしい…
いまの俺はどうだ?100%の自信はないが明らかに違う点がある
それは人を自分に好きにさせたという点だ
こんな大仕事を達成した俺は 満足感で一杯だった
「生きてることがこんなに 幸せだったとはな…」
「そうだね…」
俺らは何気ない日常に戻って行くんだ
辛いときもあるかもしれない
でも今はもう岬ちゃんがいる 大丈夫だ
そう大丈夫なんだ
そして俺らはまだ気付いていなかった
このあと押し寄せる苦しみなんて…またひきこもるハメになるなんて…なぜか?それは
なんとまさか岬ちゃんが妊娠してしまったからなんだぁっ!!養えるかボケェ!
「イーヒッヒッヒヒヒヒヒ」(ひきこもり星人が笑う)
しばらく消えていた星人もまた姿を現すようになった
完
513 :
岬×佐藤:2007/03/13(火) 17:29:33 ID:1CUYcSEt
僕にとって処女作となりましたありきたりなエロシーン だったので期待した方はあしからず…
勉強して帰ってきます
gj!
ついでに妊娠発覚、出産編もいいねぇ
岬×四郎とか書いたら殺されるかな
あえて踏み込むのもアリ
ちょっと書いてみたが息がとまりそうになった
自虐して遊んでるだけか俺は
精神的リストカットだよこれ
そういわれると、凄い読みたいんだがw
岬ちゃんと佐藤君が結ばれて一生添い遂げて欲しいと願う俺が
こんなひどい文章を晒せるとでも?
君それはあんまりじゃないかよ
では未来の幸せ生活SSでも投下してくれ
岬ちゃんと佐藤以外の誰か、なんて…
読むけど血反吐ガバガバ吐きそうだぜ
でもあれだ
四郎には体はあげてもいいけど心はあげないよって言ってんだよね
ちんこ立たないよねそんなの
佐藤には心も体もあげるよって言ってんだよね
あえて残酷なSSを投下し、逆境の中でたくましく生きる佐藤に希望を見るんだ
個人的な希望
・アニメの延長で幸せな佐藤と岬ちゃんの生活、初エチー(処女童貞同士)
・幸せな二人の結婚、出産
・山崎とその妻の性活
なら出産編書きますよ上の話の続きで
wktk
漏れこんな活気に満ちた状態は初めてなんだぜ(・∀・)
お互いの「初めてをした」あとのしばらくたった後…つまりそれはある日の突然のことだった。普段通り大検までの道のりを助けるため勉強会をしているときだった。
「佐藤くん…なんか私最近吐き気とかして気分すぐれないんだよね…」
「あぁ…風邪でも引いたんじゃない?毎晩こんなとこでそんなカッコしてたら風邪だってひくさ」
岬ちゃんの白くて魅力的な足
それが露にみえる格好正直寒いだろう 女はよく冬とかスカートで寒くないのかほんとに不思議だ。まあ寒いに決ってるだろうが。
「ゲホッゲホッ…」
「おい…まじで大丈夫かよ?」
すると岬ちゃんは突然走り出してとっさに茂み入った。
「……な.なんだ?」 追いかけようとしたそのとき
「ぜっ……ぜっ…たいにこっちに来ないで!」
これは期待
おいおい結婚すっとばして私生児出産かよorz
「どうしたっていうんだ岬ちゃん!?」
俺は只ごとではない雰囲気の状況に呼び止められたにも関わらず岬ちゃんのところに駆け寄る
「み…岬ちゃん?」
そこには可哀相な姿で苦しむ岬ちゃんがいる。ふと目をやると、どうやら戻してしまったらしい。涙目でこちらを見る。「バカ…佐藤くん」俺はなるべく吐いてしまったことに触れず抱きかかえ公園内の水道に連れて行く。「ほら口ゆすいで」 「……」
「岬ちゃん帰ったほうがいいよ…」
「…しくっしくっ…」突然泣き出す岬ちゃん
「佐藤くん嫌いにならないでよ…?」
「なぁに言ってんだよ…そんなことで嫌いになるわけあるか」
やっと笑ってくれた
おそらく今日初めて見た笑顔だろう
しばらく休んで落ち着いた岬ちゃんは帰って行った
妙に不安を感じさせる後姿で…
いつもより早く帰ったその晩。俺はテレビを付け深夜番組を見ていた。
ギャーギャーとうるさいバラエティー番組。なんだか少し落ち着いた番組をみたいのでNHKにチャンネルをまわした。 「NHKか…なんだか今さらだけど笑えてくるな」
そうだ俺は目に見えない不安や様々なものをNHKという具体的な名前で明確にして闘っていた。
あの日々は もう ない
「NHKはいつもドキュメンタリーの番組だな」
するとその番組は「性教育〜教室の中で性を考える〜」とかいう堅い番組だった。 そこの冒頭では苦しみながらも子供を生む母の姿が映し出されていた。
「…出産ねぇ…男でよかったわ」
番組内で専門家が話す性行為が…云々と、どうたらこうたら話てる性行為…そういえばこの前岬ちゃんと初やったんだよなぁ
そう思うとニヤけてくる。
「最近では…大した知識もなく避妊もせずに無責任な性行為をする人たちがいます ろくに経済力のない人が
子供授かる 結果的に子供が生まれても苦しむことになるんですね」
この前の行為を思いだしながらこの専門家の話が耳に入る
「避妊…………」
「イギャアアアアア!」
そう…俺はなんと避妊してなかったのだった。
さすがの俺もさっきの吐いてことに合点がいった。
「そうか…だから岬ちゃん…」
「くそっ!俺ってやつは…!なんでだなんでこんなことに…俺に経済力は皆無!いやまてよ…はっそうかこれは…これはNHK…日本避妊協会の 陰謀なんだぁああああああ!」
「養えるかぁボケェ!」
そう…またあの日々に元どおりだ
NHKと闘っていたあの日々に…
次の日
俺は岬ちゃんに会うのが怖くて家にずっといた バイトも勿論さぼった もうさぼった以上使われることはないだろう…いや今はもうそれどころではない。
期待してるぜ
535 :
岬×佐藤 :2007/03/16(金) 19:51:16 ID:hYLebcXK
こんかいの話長くなりそうです 学生なんで 時間とれにくいんですがなるべく早く入れます
長くなるつーか収拾つかなくなるんじゃ・・・
漫画でいう所の
「その後どうなるんだ?」
「幸せって何?」
に答えるわけだから
・・・でも君なりの答えが読めれば嬉しいかなあ
タッキーの真似しなくてもいいんだしね
俺はまた現実から逃げるのか…?
しかし自分の冒したことだ。
だが岬ちゃんの真意も問いたい。
でも岬ちゃんは今大検のために頑張っている。
妊娠…出産なんてしたなら勉強どころじゃなくなる
俺は岬ちゃんの夢を潰したんだ。
「無責任にもほどがあった!考えるなしに…くそっ」
Prurururu!
電話だ。
まさか岬ちゃん…
いや逃げるわけにはいかない
ドキドキしながら電話をとった。
「も、もしもし」
「あっ 佐藤さん元気してましたか?しばらくぶりですね お変わりありませんか?」
それは山崎だった。
変わりまくってるっつうの…と心の中で思いながらも山崎はさらに話す
「うちの嫁妊娠しちゃって あははは!出産予定なんですよね 今は幸せの絶頂ですよ! 子供生まれたら 佐藤さん実家に訪れながらでいいですから 牧場に来てください!」
なんと言っていいか言葉がつまる俺。
「…なんつ〜かその…俺」
そうだ山崎には話そうたった一人の親友だ。受け入れてくれるよな?山崎…
「あのさぁ山崎…俺…」
その日俺は 全てを打ち明けた 無責任なことをしたこと
むしろ山崎にキレられて怒られて 自分は悪いということ
を改めて言われたかった。 そうでなきゃ自分が許せなかったんだ。だが…
「佐藤さん、僕はこう思います」
あまりにも山崎の意外な反応に俺は 驚愕した。
ごくりとツバを飲むほどもない…緊張して乾燥しきった俺の口内がなんだか苦い。
「お互いの愛を確かめる行為をしたわけです。それになんの罪があるんでしょうか?
確かに将来の事を見込んで お互い子供が欲しいときにやる のは当たり前です。佐藤さんは無責任です。しかし愛なんて常に唐突でセンセーショナル。驚くことがおこって当然です。
悔やまないでください佐藤さん 岬さんとまた会って話して喧嘩になったっていいお互いを分かつんです。
生んでもらいましょうよ 佐藤さん そして生まれたらお互いの子 自慢しましょう!
まぁ うちの嫁に似て可愛いにきまってますけどねぇ!」
「…くっうっうっ…」
あまりにも心苦しい
自然とナミダがでる 自分の不甲斐なさ
山崎の立派さ
俺は成長すらしてない年下の山崎にさえ咎められる始末
「…泣いてる場合じゃないでしょみっともないです佐藤さん」
「わ゛るぃ やまざぎぃ…ぐすん」
俺はすぐさま家を飛び出した。
「佐藤さん…頑張ってください 生きることを投げないでくださいそして岬さん……一番つらいのはあなたですよ乗り越えてください」 と山崎は無人の向こう側に 諭すように語りかけ 電話を切った。
外は美しくまどろむ夕焼けが 照り付けていた。その中を必至に汚ならしく走っている俺がいた。
「はぁ…はぁ」
岬ちゃん家にいるのかな ひとまず家に直行した。
ピンポーン
インターホン越しに「どなたです?」と一声。おばさんだ。
「あの…佐藤です 岬ちゃん いらっしゃいますか?」
「あぁ 佐藤さんねぇ いつも岬ちゃんがお世話に…
岬ちゃんなら
公園じゃないかしら?今日は一緒じゃないの?公園見てみたらどうかしら?」
「…そうですか どうもありがとうございます」
と踵を返してすぐさま公園に駆け付けた。
いつも勉強会をしているところに人影がある。もの寂しげに 心地よい風の中 きれいな夕焼けを眺め、たたずんでいた。
世界はこんな穏やかなのに俺はまったく穏やかじゃない。
なんて声をかけるか 迷いに迷って迷いつくした
しかし気付いたら抜け出すことのできない迷路に迷い混んでいた。
カァカァカァ…
空しくカラスが…泣いているようだった 岬ちゃんの心をカラスが代弁するかのように。
なんてダメなんだ俺はいつもグダグタ頭ん中で屁理屈並べて……
いや
俺は…岬ちゃんのためにも 自分のためにも もう後ろは向かないと決意しよう なにしろ辛いのは岬ちゃん本人だ
それを支えるべきは
俺だ。
「岬ちゃん!」
走って駆け寄る
岬ちゃんは景色を眺めこっちを見ようとしない。
なんだかいつかの風景が思い浮かんだ。岬ちゃんの故郷の崖での出来事と… デジャウ゛というやつだろうか。「岬ちゃん?」
二度目だ。
しばらく沈黙が続くとやっと岬ちゃんは
言葉を発す。
「いままでなにしてたの?」
「………ごめんっ!」「…わたし…わたし…一人でどうしたらいいかわからなったんだよ?」
「………ごめんっ!」「つらいとき寂しいときこそ そばにいて欲しかったのに…」
ふと頭の中で あの誓約書がよぎる。
サインもせず逃げかえったあの誓約…
「……ごめんっ!」 もはやそれしか言えない。
「…佐藤君さっきからそればっかだよぉ……
ぐすっぐすっ うっ…」
泣き出してしまった。
もはやなにもかもが判らない。
ただ、だまって俺は 岬ちゃんを後ろから抱き締めた。
辛いことをすべて 包みこむように。
541 :
岬×佐藤:2007/03/17(土) 16:57:22 ID:jCpYbaVv
ここまできたんですがこの話は実は岬の
「佐藤をさらに成長させるための嘘でした」なんてのが頭にあったんですが(漫画の4巻と同じになってしまう) なにしろアニメの延長線上なのでアニメ岬の性格からして有り得ないと思ったのでやめました。
やっぱ産ませたほうがいいですよね…?
絶対14歳の母に被らない展開にしたいと思いますが 最後はやはりNHKらしく締めるつもりです 踊る赤ちゃん人間を聞きながら読むと 盛り上がる山場を作る予定です
とりあえず乙!
続きにwktk
後ろから抱く俺の腕にそっと手を付けてくる岬ちゃん 手はひんやり冷たい
「…わたしせっかく子供できたのに 泣くなんておかしいよね…?」
「おかしくなんかない!」
「どうしたらいいのかな……佐藤くん?」
「…俺は………」言うべきか言わざるべきか…いや言おう「…俺は…生んでもらいたい……もちろんまたバイト探して出産まで毎日休まず働く!そして養えるくらい金だって貯めるし……」
こんな簡単に生んでもらいたい なんてあまりにも軽薄すぎる
のはわかってる
わかってるんだが…
「ねぇ…佐藤くん わたし達って お母さんから生れてきたんだよね お母さんが痛い思いして 頑張って産んでくれたんだよね」
今になって自殺オフ会での 自分の行為に憤りを感じた
もちろん俺だけじゃない 紛れもなく岬ちゃんも
同じ気持ちだろう
一度はお互い自殺
しようとした身だ
今になって命ある事の幸せが身に染みる
こんな命を粗末に扱う俺らに 子供の命を授かる資格なんてあるのだろうか?
いや、ないに等しい…でも…でもっ…
ふと我に変える
後ろから抱き付いた状態で やっとこちらを向いた岬ちゃん
顔が疲れていた
俺はやっと返事をする「そうだな…俺らは 奇跡に近い確率で生まれそして必然かはたまた偶然か出会ったんだよな…」
そう そしてその中にはいつしか愛が芽生えていた
「佐藤くん夏の花火 覚えてる?」
「もちろん覚えてるさ」
「あのころは… ほんとに佐藤くんと一緒になりたかったんだ…でもそれが今は実現したんだよね」
「ああ…」俺も同じ気持ちだった
「そうそうあのあとなんか自殺オフ会まで参加しちゃって……」
と懐かしい話に盛り上がった
時を忘れて語りあった
そして一段落つくと…「…わたし 産むよ 」
まただ
また涙が…
人生の中で 一日に二回も泣く日なんてあった だろうか?
赤ちゃんときはあっただろうが…
しかし…実に…
実に今俺は、生きているんだ という感覚
を覚えた
今までにない感覚
が心のそこから沸き起こる
うれしさや岬ちゃんが決意してくれた感動色んなものが入り交じって涙した
「…よしよし泣かないの」
恥ずかしかった
しかしそのあやし方はまるで母のようだった
暗くなった公園の中 二つの影は
一つになった
それからというもの 俺は必死に働いた
出産までの日々を
お互い励ましながら そしていままで怠けていた自分にムチをうちながら
せっせとせっせと
働いた
働きに働いた
働くことなんかバカらしいとか意味がないとか思っていた俺だったが
結局は 総合的には…
生きていくということには働くことが直結していることに気付いた働かないなんて生きるのを諦めているのと同然だとさえ 感じた
しかしそれは 今だからこそ言えることだ
状況がなによりそうさせた
そしてなにより今は
岬ちゃんという…
いや岬という家族を守る ための使命がある 俺が諦めたら
そこで終わりなんだ
岬待っててくれ
俺は 諦めない
そして一緒に幸せを掴もう
いままでの俺の
頭になかったさらには口にもしなかった 幸せ という言葉
実際 幸せ は
もう手をのばせば掴めるところまで来ていた
ハツラツとした日々を希望を持ちながら
例え職場がつらくともめげなかった
そういや俺はひきこもりだったんだよな…
でも今はもう……
高ぶる気持ちが抑えられない
生きてるって こんなに楽しいことだったのか…
23歳にして やっと生の実感が 沸いたのだった
そういや山崎の奥さんも岬ちゃんと同じ頃に生れるんだろうか
先輩のとこはもう育児に慣れてきたころだろうか
母さんたちは父さんが立ち直って仕事も再活動し 岬ちゃん妊娠にも寛容だった
何より 俺の立ち直りぶりに おどろき涙していた
岬ちゃんの両親も
将来的にはこうなることは予想はしていたのだろうか
割りと妊娠発覚もなんの問題もなく
俺らを経済的にも精神的にも助力してくれるみたいだ
金持ちだからかな
そう 俺の…いや
俺と
岬の
人生は順調に着々と 作り上げられていくように
滞りなく 進んでゆく
季節は夏だ
蝉の鳴き声がまた
暑苦しい
なんて大作・・・
話が進むごとに文章力が上がってますね!
これは期待
月日は流れる
働きづくしの日々
季節はすっかり冬だ 「ふはぁ…さむっ」
まあ北海道にいたころの寒さなんかよりマシではあるが
岬ちゃんのお腹も立派になった
ちなみに男の子か女の子なのかは 俺には教えてくれなかった
産まれてきてからのお楽しみだそうだ
その辺の岬の
遊び心が なんとも微笑ましい 第一、出産なんて大事件にお楽しみ要素なんて本人にはあるわけないのだが他人を楽しませてどうする という話だ
まあそれだけ余裕
なのだろう
死ぬくらいの覚悟 決められるくらいだしな今は頑張れよという
しかないな
ある日俺は わりと遠目のところに派遣されていた
「さ やるぞ…!」
昼過ぎ…
携帯がうなっている
母からだ「もしもし?」
「達広?」
「なんだよ いましご…」
「産まれるのよ! 岬ちゃん!」
「なにぃいいいいいいい!」
予定出産日より早い
なんかよくドラマかテレビかなんかである展開だ しかし今はそんなことどうでもいい
俺は職場からすぐさま飛び出した
「ははっ またクビだな あはは!」
もはやどうだっていいしかしそんな考えなしの行動はきっと将来 身を滅ぼすことに
なるだろうなぁ そういや ヤったときだって考えなしだったんだ
と思いつつ 走って走って走って走って走って走ったそして街にでた
つか車の免許とんなきゃな…とまたやることができる
「へい!タクシー」「〇〇産婦人科まで!飛ばしてくださいよ!」
意気揚々と乗り込んだ
大抵ドラマかなんかだと渋滞して ギリギリに駆付けると産まれてるなんて あるが
そう…俺らになんかドラマチックなんて相応しくないんだよな
どっかの眼鏡かけたオタクの言葉を思い出した
あまりにもスムーズに突拍子もなく
産婦人科についた
分娩室前には岬両親とうちの両親が立っている俺は分娩室に入らせてもらう
「中原さん!旦那さんが着きましたよ?」
そこにはこの上なく 苦しむ岬がいた
まわりの看護婦がひぃひぃふぅとお決まりの呼吸法を一緒にしていた「岬…!」
「たつっ…ひろ…」
俺は手を握り 汗を拭いてあげた
すごく すごく
可哀相だった
岬の痛みが
そのまま伝わってくるかのごとく 心が痛む
「頑張れ…岬!」
「もう頭見えてますよ!頑張ってくださいね」
まさに死闘というに相応しい
出産とはこんなにも過酷だとは
しかし岬は見掛けによらず 芯があって強い子だ 大丈夫だ
「きっと 大丈夫だよ」「これで佐藤くん も大丈夫」
頭にこんな言葉が
巡った
今は 逆に俺が言う番だ
「岬…きっと大丈夫だよ 頑張るんだ」
外はもう夕方
雪がちらついていた
寒い日だった
しかし一年間で一番熱い日だった
いや人生で一番熱い日だった
オギャア…
オギャア…
命が誕生する瞬間
奇跡とも言える瞬間
が訪れた
「女の子ですよ!」 「ぉおおんなのこかぁ」予定出産日より早いにも関わらず
元気な様子だ
岬似かな
俺似……いやいやいや俺になんか似ちゃいかん 岬みたいに可愛く すくすく育ってもらいたいもんだな
「岬 頑張ったな…」
「…うん」
「岬名前は?」
「そうだね……わたし考えてたんだ………」
栄光と挫折…いままでの人生が頭をよぎる
俺の人生がここまでのし上がるとは誰が予想しただろう?
社会の底辺ひきこもりだった俺が なんと出産まで漕ぎ着けた
まさに賞讃に値するだろう まぁなにより岬に感謝…だな
岬 がいたから
変われた
岬 がいない人生なんて考えられない
岬 がいるから これからも 生きていける
そして俺らは
また日常に戻ってゆくんだ
今度は
新たなスタートだ
今日は大晦日だ。去年の大晦日の状況からするとわけが違う
俺と岬は 北海道。山崎の牧場 にいる
城ヶ崎夫妻も一緒だ
「しっかし佐藤さん ヒック あなたがまさかこうも立ち直るとはねぇヒック」
「飲み過ぎだぞ山崎」
俺と山崎が酒を交わす向こうで
岬 先輩 山崎の奥様 城ヶ崎さんが こどもをあやして遊んでいた
「あんときは泣いてましたもんねぇ佐藤さん僕なんかですねぇ…」
「あのな…山崎」
「なんですか 佐藤さん?」
「……いいや なんでもねぇ 飲もう 今夜は飲もう!」
「いいですよ!佐藤さん イッキ イッキ イッキ!」
向こうでみんなが笑ってる
幸せに囲まれた生活 この幸せが永遠ならいい
しかし幸せなんてずっと続くわけはない
だからその度に落ち込んで 這い上がっての繰り返し 人生プラスマイナスゼロなんだ
今までは一人だった
でも今は 回りにはたくさんの人がいる
だから一人で生きていたときより幾分か楽なはずだ
今はひとりなんかじゃない
…並の人生ってこんなもんなんだよな
大したことない
ただ自分が難しい
ものにしてただけだった
「達広!こっちきて」岬が呼んでいる
「ほらみてみて!」
笑っている…赤子
無垢な表情
が俺らに言葉なく語りかけてくる
幸せは… 掴んだ
掴んだら放さなきゃいいだけの話
なにが難しいんだろうか?
人生って
案外
こんなもんか
「あ、達広わたし考えたんだ新しい私なりのNHK」
「うん、教えてよ」「日本不倫禁止協会だよ」「バ-カ不倫なんかしねぇよ」「…ははでは改めて達広…」
「NHKにようこそ!」年暮れの除夜の鐘が俺らの人生を祝福してるかのように
静かに向こう側で
鳴り響いていた
おしまい
550 :
岬×佐藤 :2007/03/18(日) 00:24:34 ID:DnSVioBW
途中、岬ちゃん
から岬に名前変わる
とこから
岬ちゃん と 岬
ごっちゃのタイプミスとかありましたが気にしないでください
というかそこが心残りですが…エロパロという場で こんなの書かせてもらって恐縮です
でも岬佐藤たちと一緒に幸せな気分になってくれたら幸いです
ぜひ読み終わったら
もどかしい世界の上でを聞きながら余韻に浸ってもらいたいものです いずれにしろ長々と読んでくれた方感謝!
いい作品でした!
こっちまで幸せな気分に・・・
佐藤君→達広
岬ちゃん→岬
とありますけど
>>550さんの設定では式は出産前に挙げたってことでよろしいですか?
しつこいようですが 疑問がいつくかありそうなんで答えると…岬佐藤は結婚してません この後の佐藤の1月の誕生日に式を上げるみたいな会話を入れたかったんですが 言葉足りませんでした
いいよいいよー
まじでGJ
いや……もうGJ!!
GJがてらに保守
556 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 21:08:34 ID:0Jdj0KA8
age
感動した。GJ!
山崎が帰郷した。
俺は202号室に転がり込み岬と住むことになった。
他に選択肢はなかったからだ。
「きっと、大丈夫。何も怖くないよ?」
夕食の準備をしながらはしゃぐ彼女に俺は力なく頷いた。
「ああ、一緒に頑張ろうぜ」
「私がついてるもの。佐藤君は私が守るもの」
『・・・嘘をつけ』
ぎくりとして後ろを振り向く。
岬が不思議そうに俺をみつめた。
「どうかしたの?」
「な、なんでもないよ。・・・うわあ!うまそうだなあ!岬ちゃんは料理も出来るんだね!」
「ふふふ、勉強したんだよ?さ、佐藤君には口に合わないかもしれないよ?アメリカ仕込みなんだから」
「ははは、凄いや、よーし全部食べちゃうぞ」
夜は押し入れで寝ることにした。
「朝まで開けちゃ駄目だからね」
「わ、わかってるよ・・・」
・・・わかっていた。
俺にそんな勇気がないことぐらいは。
翌日、バイトの面接へ向かった。
岬への愛情を示すためだ。
「大丈夫だよ、ちゃんとしゃべれるよね?堂々としてればいいんだからね」
「う、うん。」
「履歴書持った?お弁当は面接が終わってから食べてね」
「わかってるよ」
アパートの階段を下り振り向くと岬が手を振っていた。
俺は思わず涙が出そうになった。
「・・・岬ちゃん!」
「???・・・何?」
「・・・俺、頑張るから。一生懸命働くから。そして、そして給料がでたら・・・」
岬はまた手を振ってくれた。
俺は駆け出していた。
体中に力が漲るのを感じた。
叫びだして道を歩く人に片っ端から幸せですかと聞いてみたいほどだった。
面接でしどろもどろになり、惨敗した俺は公園のベンチで昼過ぎまで寝ていた。
空腹を覚え弁当を開くと赤いハートマークが見える。目を逸らしふたをかぶせた。
頭を抱え全身が震えだした。
そのまま化石したように動けなかった。
夕日に気付き、赤く染まった町並みをしばらく眺めてから、俺は弁当箱をごみ箱に捨てた。
出来るだけ遠回りをして帰りたかった。
「うるさい!黙れよ」
エプロン姿で出迎えてくれた岬に俺は叫んでいた。
「何をしゃべるんだよ、駄目だったから駄目なんだよ!」
大きな瞳に涙をためて岬は俺をみつめる。
「何も無いんだ、何もなかった。今日は何も無かった。だからほっておいてくれ」
押し入れに逃げ込んで毛布をかぶった。
何も聞きたくなかった。
何も聞こえなかった。
続きwktk
昼過ぎに起きだした俺に岬は黙ってコーヒーを出してくれた。
うつむいてうなだれる彼女。
俺はつぶやくように話し掛ける。
「・・・ごめんな」
「・・・何が?」
うつむいたままだ。
「だって、その」
「・・・気にしてないよ」
目が赤い。
「俺のせいだ、全部」
「・・・気にしてないよ」
岬はそっと手を伸ばし俺のコーヒーカップを取り上げる。
「おかわり、いれるよ?」
「・・・うん」
「いきなりうまくいくはずないよね。時間がかかるよね、こういうの」
「・・・あ、そうだね」
「だから、気にしてないよ」
「そ、そうだなきっと。何回でもやるよ、そのうちうまく行くはずなんだ」
『・・・本当か?』
一瞬固まった俺を岬が見上げる。
「?」
「え?あ、そうだ、おなかすいたな、何か食べにいこうか」
笑顔になり、岬はうなずいた。
頑張るよ、俺。
今度こそ本気になってやるから、だから見ててくれ。
一週間が過ぎた。
岬は大学受験のために図書館へ通い、
ハローワークに日参する俺にそのつど弁当を持たせてくれた。
嘘だ。
部屋を出ていく岬を見届けると、
俺はこそこそと舞い戻り押し入れで寝ていたのだから。
「今日はね、四郎さんに会ったんだよ?」
夕食のしたくをする岬が楽しそうに話す。
「あ?ああ・・・」
タバコに火をつけてぼんやりと考える。誰だっけ、そいつ。
「凄いよね、司法試験に受かったんだって」
「・・・・・」
「元ヒッキーだよ?凄いことだよ!」
「あ、ああ、あいつか、トロトロか?委員長の、その」
「もう、前に話したじゃない。私が立ち直らせたんだから。へっへー、何だか私も鼻が高いよ」
屈託のない笑顔で話すんだな。
「・・・・・」
「ヒッキーだってやれば出来るんだから!天使のようにやさしい私がついていれば、駄目人間の佐藤く」
「・・・飯まだかよ」
「え、・・・あ。ご、ごめんね、今すぐ」
不味い・・・餌でも食わされてるのか俺は?
弾まなくなった会話と食事のあと、俺は早々に押し入れへ籠もった。
眠気なんかないはずなのに。
・・・続けていいのかな。
俺はもうかなり耐えられない。
この後はもっとアレです。
その、アレがアレなもんで。
文章は読みやすくて面白いのに
ハッピーエンド好きの俺には辛い展開になりそうな予感
連載中の漫画がアレなもんで。
俺もハッピーエンドにしてほしいけど、それはタッキーに任せます。
いや、祈ってますから。
これはまったく馬券の当たらない俺の「殺し馬券」みたいなつもりです。
それと、なんだ。あれです。
「意志に力を与える為には、いい呪文だけじゃなくて、悪い呪文も知らなくてはいけない」
でしたっけ。違うな。
そんな感じです。
俺が文章化されてる!
と思ったら相手が母ちゃんじゃないから違うや
>>567 えっ?
うわああああ頑張れよ・・・。いやいやまじで。
最初38.5ってなにかと思いきや
漫画でしたか
コミックス派なんで良く分からないが
かなり鬱展開ですね 佐藤…
一体これからどうする?
眠れない。
当たり前か。時計を見ると2時半過ぎだ。
静かに押し入れを開ける。
窓から青白い光が射していた。
毛布を抱いて寝息を立てる岬を起こさないように、ベランダに抜け出した。
タバコをふかし夜空を眺めてみる。
「・・・月が、」
「・・・落ちてくれば、いいの?」
「あ・・・」
岬は身じろぎもしない
「私は・・・怖くないよ」
火を消すのも忘れ俺は立ち尽くした。
月が雲に隠れ、辺りが薄く闇に染まる。
時間が止まったかにみえた。
行こう。
行かなきゃ。
どこへ?
決まっている。
誰が?
わかっているはず。
『本当に?』
「ぐっ・・・」
月がまた音もなく現われ部屋を照らしだす。
岬のうなじは白く、後ろ髪が烏色に光った。
手を触れると壊れそうな肩が。
俺は立ったまま、タバコはもう消えていた。
こっちを向いてくれ。
顔を見せてくれ。
岬は毛布を抱いて動こうとしない。
何も言わない。
ねえ、何か。
何か言ってくれ。
何でもいいから。
ひとこと俺を、
「寒い」
「え?」
くしゅんと音がした。
「寒いよ、風が・・・」
いつのまにかカーテンが揺れている。
「あ、ごめん風邪引いちゃうよな」
「もう、本当だよ」
「ごめん、寝ようか。ちゃんと毛布かぶれよ」
押し入れに戻ると小声がした。
「・・・・・バーカ」
・・・馬鹿だよ、俺は。
目が覚めるともう日が高い。
書き置きがある。
〈今日は先に行きます。お弁当も抜きだよ。でも佐藤君が可哀相だから
お金を置いておきます。パンでも買って食べてね。 岬〉
一万円が挟んであった。
「やっぱ変だあいつ。金銭感覚が。」
金持ちだというのは本当なのかな。
まあいいや、タバコもちょうど切れたし、・・・まてよ。
パチンコが打てるな。
――私に帰りなさい〜♪
わっはっはっは笑いが止まんねえよ。
えーとこれで?
確・確・覚醒・単・引き戻し確・確・単・引き戻し暴走・確、
それから、まあいいや。
おっとまた来た、あー綾波サイコー!アスカ使えねえ。
シンジ君かっこいいぜ、ざぁ〜ん〜こ〜く〜なぁ♪
あっコーヒー姉ちゃんちょっとまってよ、一杯頼むぜ?・・・ブラックで(びしっ)。
うはは、うははははは・・・は。
久しぶりに財布が膨らんだ俺は真っ暗になった道を急ぎ足で帰った。
もしかしたらこれで食っていくという道もあるな。
俺って才能あるんじゃないの?
「よっ、ただいま!」
岬のそれと、見慣れない靴とがあった。
えーと、続きが読みたい人いますか?
この板の趣旨も理解した上で。
わがままかも知れないけどアニメ版のがいい
>>572 エロシーンの絡みが佐藤×岬なら読みたい
佐藤以外の誰か×岬なら、すまんがスルーさせてもらう
俺、寝取られは苦手なので
何かざわざわして今目が覚めた。
レスありがとう。気持ちは分かる。
岬が寝取られるなんてありえないよな。
辛くなるかもしれないけど、続きを書くから読んでくれ。
「・・・・・岬、ちゃん?」
だが部屋は真っ暗だった。
窓は半分開いていて、風が動くのがわかった。
中央にしかれた布団に毛布にくるまった影がじっと固まっている。
少し動いた。
呼吸している。
一歩すすむと下着を踏んだのがわかる。
「岬・・・」
「・・・・・」
「・・・・・岬、」
「何?」
「・・・何だよこれ」
「ふふふふふ」
「何の真似だよ」
「・・・惜しかったね」
「・・・何が」
「もう逃げちゃったよ」
ふらついて頭を壁にぶつけ、手を添えて背中をもたれた。
足に力が入らない。
「私はいま裸です」
「・・・・・」
「か、彼氏が帰ってきて、知らない靴があって、
かの・・じ・・ょが裸なんだよ。窓が開いてるんだよ?」
「・・・・・岬!」
「大学中退でエロゲーばっかりやってる佐藤君にはわかんないのかな」
「・・・・・」
「す、推理力が足りないんだよ」
「・・・岬ちゃん?」
「何よ?」
「値札がついた靴履いてる奴なんていねえよ」
「えっ」
パチリと電気を点けた。
ぽかんと俺を見上げている。
岬は突っ伏して、声を上げて泣いた。
欝展開に嫌気がさしてきたんで構想を変更する。
やっぱやってらんない。
この二人は幸せにならなきゃ嘘だよ。うん。いいよね別に。
うん。幸せになってくれると嬉しい。
>>576の岬ちゃんの心境とか想像すると、可哀想で…
【前回の途中から変更】
「大学中退でエロゲーばっかりやってる佐藤君にはわかんないのかな?」
「・・・・・」
「・・・ね?」
「・・・・・」
「・・・何か言わないの」
「・・・・・」
「何で黙ってるのさ?」
「・・・何を言えばいいんだよ」
「な、何をって、」
岬は怒りだした。
「そんな言い方ないじゃない!わかんないの?」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
ほんとにわかってないのかな、とつぶやき、首をかしげている。
「あ、あのね岬ちゃん」
「な、何?」
「・・・あの靴さ、値札がついてたけど高かったの?」
「・・・・・」
「・・・・くっ」
「ぷっ」
二人は笑いだした。
俺は電気を点け、座り込んだ。
「アハハハハハ」
「はははははは」
岬は毛布をかぶったまま顔を伏せ、笑っている。
「な、何で?う、くっ」
「はっはっは、はあ」
「し、失敗だよ、失敗」
「いや、おっかしいなあと思ったよ」
「バ、バカにしないでよね!、完璧な作戦だったんだから」
「た、だってあれじゃ、岬ちゃ・・・」
「・・・・・」
「・・・岬ちゃん?」
「・・・バカにしないでよね・・・」
岬は泣いていた。
岬の嗚咽が続いていた。
「うっ・・・くっ、う・・・」
見たくない。
「・・・う、う・・・」
見たくないんだ、そんな姿は。
俺は岬の肩に手を伸ばした。
顔を伏せたまま激しく振りはわれる。
「触らないでよっ」
どきりと鼓動を打つ音がした。
「・・・っ」
でも。
もう一度、震える手を伸ばす。
指先と指先がそっと触れた。
ぴくっと体が動き、しかし岬は顔を伏せている。
指先を絡ませ、手を握った。
小さい。
少しあたたかい。
軽く力を込めると、思いのほか強い力で握り返してくる。
「・・・ごめん」
「・・・・・」
「ごめんな」
「・・・どうして謝るの?」
「だって、」
「悪いのは私なのに」
違う。
俺のせいだ。
「また嘘をついて騙そうとしたのに」
俺が悪い。
だから、
俺は岬を抱き寄せ、唇を奪った。
続く
またタイトルこれに変えます。
ごめんあんまりエロくならないかも。
非エロでもイインダヨ
もはや佐藤岬の絡みのエロしかないから
エロは飽きた
だから非エロが
イインダヨ
岬は目を閉じている。
軽く抱いた肩は壊してしまいそうなほど華奢だ。
煌めく水面が遠くなるまで潜った二人は
やがて耐え切れずに浮上する
「う」
「・・・っ」
岬は少し息を弾ませ、薄く目を開けた。
「さ、さとうく・・・んっ」
唇を割って深く忍び込み、彼女の言葉を奪い去る。
もし、こうして心を知ることができるのなら、
もし、こうして心を伝えることができるのなら――
岬をそっと抱き締める。
二人はじっと動かない。
お互いの心臓を感じる。
「・・・抱擁してキスして・・・それからどうなるんだ」
「・・・簡単なことだよ」岬はつぶやいた。
「抱擁してキスして、・・・それから」
「・・・それから?」
「お願い・・・優しくして」
俺は部屋の明かりを消した。
今の無くても良かったなorz
何この安いエロゲ。
五月雨式に書くからダメなんだ。
残りはまとめて書きます。
続き待ってるよ。がんばれ
「ああっ――」
岬は自分の意志ではもうどうしようもない、
最悪の状態に追い上げられた事を、はっきり知覚した。
俺はは眼をギラつかせ、荒々しい息遣いになってさらに激しく責めたてた。
ああ、もう駄目、と岬は汗ばんだ頬をシーツにすりつけながら、
固く眼を閉ざした。眼がくらみ、背に冷たい汗が走り出す。
腰から背中にかけて、ジーンと切なく、うずくような快感が貫き、
同時に肉の内部が火事になったようにカッと燃え、全身の筋肉が発作に似た痙攣を示し出す。
「う。ううっ」
岬はは耐え切れずに歯の間から、絶息するようなうめきを洩らした――
というのは嘘で。
ゴムが無い、とあわてて買いに行こうとする俺は岬に止められ、
場所がわからなくなり電気をつけようとして怒られ、
なんとか形にしたもののほんの10秒と持たず、
といっても痛がる彼女が不憫でそれ以上何も出来るはずはなかったのだけれど。
「あったかいね」
二人でくるまった毛布に頬をすりよせ、岬がささやいた。
「そうだね」
「のどが渇いたね」
「そうだね」
「おなかすいたね」
「うーん・・・」
「犬が吼えてるね」
「そうだね・・・」
「犬は嫌い?」
「嫌いじゃないよ」
「やっぱりおなかすいたね」
「・・・少し、ね」
「・・・でも」
「でも?」
「こうしていようね・・・」
「・・・うん」
二人はやがておしゃべりに疲れ、眠りこんだ。
なんかここから大変なんでよく考えて投下します。
ほんとごめんなさい。
名前消えてねえorz
2人の会話に萌えた
最後の会話良かったよー
いつまでも止まない雨
名も知れぬ花が満開に咲き誇る
少女に身にやつして舞い降りた天使が
自らの羽根と引き替えにして
天上の音楽を口ずさんでくれた
寂しげに花たちを見つめながら
その千切れた羽根と傷跡を振り返りもしないで
自らの帰るべき場所を失っても
少女は歌うことを止めようとはしなかったのだ――
目を開けると岬の寝顔があった。
そのぼやけた輪郭がはっきりしだすと、
かすかに耳に残る旋律もやがて薄れて消えた。
あまりにも無防備な顔がそこにあった。
人の顔をまともに向き合って見たのはいつ以来だろう?
目を逸らし興味なさげに振る舞い、
陰から盗み見ることしか覚えなかった俺は。
いや。
今も変わらない。
彼女が目を覚まし瞳をたたえて表情を現わせば、
俺はきっと平静ではいられない。
・・・怖い。
好きになりたい。
好きになりたいのに。
『ここに居てはいけない』
ここにいたい。
『好きになれないのに?』
好きになりたい。
『何ひとつ本気になれないのに?』
だって
『裏切るのはお前なのに?』
・・・怖いから。
『すでに裏切っているのはお前なのに?』
・・・怖いから、
『ここに居てはいけない』
ここに
『ここに居てはいけない』
居ては、いけない
俺はそっと立ち上がった。
続く
ID変わってるけど携帯から投下。
なんかいろいろ難しいです。
僅かばかりの荷物をまとめドアの前に立つ。
そのまま動けずに長い間顔を伏せていた。
「・・・もう、いいの?」
「・・・・・」
「・・・勇気を出すのよ」
「・・・・・」
「私なら・・・怖くないよ」
「・・・・・」
一歩、踏み出した。
ドアノブに手を伸ばすと背後から声にならない悲鳴が漏れた。
挫けそうになる。
「・・・また会えるよね?」
うなずいて右手を挙げる。
ドアを開き外に出た。
振り返らずに駆け出した。
東の空が赤く染まりだしていた。
俺は新しいアパートを借りた。
『虫けらにも快楽は与えられる』
悪戦苦闘の末、バイトを見つけた。
『そして天の使は神の前に立つ』
もはやあらゆる展望も希望も無かった。
『汝の神秘な力は引き離されたものを再び結び付け―』
感情がスカスカと、スカスカと消えていく。
『汝の優しい翼のとどまるところ人々はみな兄弟となる』
しかし。
それでも。
俺にはきっと、
まだやるべきことが残っていた。
何も無い部屋に拾ってきたみかん箱。
バイトに疲れ果てた俺は原稿用紙を前にじっと座り込む。
書きたい。
書いておかなければ。
なんの知識もなく社会性も欠いた俺に書けるものといえば、
誰よりも大事なあの人のことしか無いはずだった。
もとより誰かに見せるためのものではなかった。
中原岬なかはらみさきナカハラミサキなかはらみさき・・・。
いたずらにペンを走らせ、反古にし、ヘタクソな似顔絵を書いては消した。
しかし心の底から聞こえてくる歌は決して鳴り止もうとしない。
『大きな恵みを受けた者は友の中の友となり
優しい妻を得た者は歓喜の声に和せ
そうだ、この世にたとえ一人でも真の友を持つ者も!
しかしそのことを知らない者は泣き悲しみつつこの仲間から去れ――』
長く迷ったあと、一行目をようやく書き出せた。
『大学中退無職の23歳何のとりえもないひきこもりの俺に
その日天使が降りてきたんだ――』
ディスプレイを前にキーを叩く。
売れないライターとして口に糊する俺は
仕事の合間に手懸けているが載るあてもない小説を
ようやく書き終えようとしていた。
「まだなの?映画に遅れちゃうよ」
妻の声がする。
「・・・っと、いや、今終わったよ」
ひょい、と顔を割り込ませて岬が画面を覗き込んだ。
「・・・・・」
「ど、どうかな・・・?」
しばらく読んでから彼女はくすくすと笑いだす。
「な、なぜ笑う?そこは笑うところじゃねーだろ?
「だって、私こんなにヘンな女かなあ?」
「ヘンだよ、血も涙もねえよ。
ひ、人がハゲるような思いをして書いた小説を何で笑うんだよ?!」
「へえー?また薄くなっちゃったねえ・・・」
しげしげと俺の頭をながめて岬は言う。
「うっ、ぐっ・・・」
「いいよハゲても。それでも私は佐藤君のこと見捨てないよ」
「くっ・・・」
「そうだ、早く映画行こうよ」
「やれやれ・・・わかったよ」
俺は岬に手を取られて街へ出た。
誰も居なくなった部屋に残されたパソコンにカーソルが点滅している。
最後の行にはこう書いてあった。
『NHKにようこそ! 了 』
595 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 15:46:19 ID:jHs+oysQ
佐藤ハゲたか
596 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 20:59:56 ID:36XMGVf1
NHけいなんていげうあうhづやひおだ「
dかsdかskだsjだだああああ
みさきいいいいいおかしたいいいいおおかぎゃあああ
おっかっしいいあたいいいいよおおお
まおあああ
終了オメ
最後まで読めて感無量だ
岬も佐藤もなんというか業が深すぎて理解しにくい人です。
だから自分が理解できる範囲にキャラもストーリーもかなり矮小化してしまいました。
自分にとってはその残りの理解できない部分にこそ、この二人の魅力があると思います。
だけどやはり、この二人にごく平凡な幸せが訪れることを祈ってます。
つまらない妄想に最後までつきあってくれた人に感謝します。
いやいや、こういう終わり方は大好き。
気が向いたらでいいから、何書いてくれたりしてくれたら歓迎するよ
―――――俺のおかげなのか、そうじゃないとは思うが岬ちゃんは大検に合格した。
俺より頭の良い大学に受かってやると意気込んでいたが、結局のところ俺の通っていた大学とあまりレベルの変わらない大学へ進学する事になった。
先輩は、あの人の良い旦那さんと上手くやっているらしい。二人目の子供も出来て順風満帆だと言っていた。いや、正確には手紙で来たのだから『書いてあった』という方が正しいのであろう。
山崎は、向こうでお見合いをした女性と結婚する事が決まった。牧場の仕事をしながらゲーム製作も行っているらしい。
この前その事でシナリオをやってみませんかと誘いを受けたが、断っておいた。そんな才能無いのにわざわざ無理してやる事じゃないだろうと思ったからだ。
皆、自分の道を歩んでいる……
――――じゃあ、俺はどうだ…?自分の道を歩めているのか…?そもそも、自分の道って何だ…?俺に道なんてあるのか…?
考えるのが怖かった………自分の道が見つからない事を、恐れていたからだ……
引きこもりから脱出できたかもしれないけど、脱出できたからといって俺の人生が変わるわけでもない。
変わったといえば、バイトを始めたくらいでそれ以外は何も変わらない生活………
バイト以外の時間は特にやる事もなく家に居るだけ………
本当に俺は、引きこもりから脱出できたのだろうか……?俺の歩む道とは何なのだろうか……?生きている意味はあるのだろうか……?
マイナスな事しか頭に浮かんでこない。
「あ、ヤベッ!」
ふと時計に目をやる。バイトの時間が迫っている事に気付き、重い体を無理矢理起こしてアパートを出る。
すれ違う人達の目を気にする事は無くなった。これも、岬ちゃんのおかげなのだろうか?
ふとカウンセリングの事を思い出した。何だかんだ言って、あの時間が一番楽しかったのかもしれない。
『あなたは、私のプロジェクトに大抜擢されました!これでもう、佐藤君は大丈夫!』
岬ちゃんの言葉を思い出していた。岬ちゃんは、なぜこんな駄目な俺を助けてくれたんだろう?
仮に岬ちゃんが居なかったら、俺は今頃どうなっていたのだろう。想像しただけでゾッとする。
きっと、あのまま一生を終えていたに違いない。誰にも必要とされず、惨めな姿で死んでいく。
ろくに親孝行も出来ないまま、悔やむ事も出来ず、ただ…苦しむだけ…
「岬ちゃんに会えただけでも、俺って結構幸せ者だったのかなぁ……」
ため息混じりに呟いた。
外気の冷たい空気に触れながら、黙々と自分に与えられた仕事をこなしていく。そんな単純作業を何時間も、何日も繰り返す毎日。
それが仕事というものなのだろう。自分の好きな事を仕事に出来る奴など、ほんの一握りの人間だけだ。
特別な、才能のある人間。それは、選ばれた優秀な人間だけが得る事の出来る権利みたいなもの。
誰にでも他の人とは違った才能があります。才能が無いと決め付けてはいけません。皆、それに気付いていないだけなのです。
どっかで聞いたことのあるような話だ
気付いていないだけ?バッカじゃねーの?才能なんて、誰にでもあるようなもんじゃねーんだよ!
「だぁー!!くそッ!」
思い切り蹴り飛ばした缶が遠くへ転がっていく。
「俺は…才能とか、そんなもんいらねーんだよ……ただ普通な…普通な人間になりたいだけなんだよ…!
仕事して、結婚して、家庭を築いて…そんな平凡な生活が送れれば…それだけで良かったんだ…」
引きこもり……それが俺の人生そのものを狂わしてしまった。子供の頃の俺が、今の俺を見たら何て言うのだろう?
学者になって世の中の役に立ちたい…
「笑っちまうぜ……夢見すぎだったんだよ、俺はよ……」
――――気付くと、公園に来ていた。毎晩九時に通った公園。
『では、ひきこもり脱出講義を始めたいと思います』
俺は、ベンチにもたれかかりながら岬ちゃんの真似をしてみた。今、どこか懐かしい感じがしている。
「何やってんだか……」
自分の姿に嘲笑し、ベンチから立ち上がる。公園を一度見回し、自分のアパートの方へと歩いていく。
「寒っ…とっとと帰ってコタツで温まろう」
「――――佐藤君?」
――――不意に声を掛けられた。聞き覚えのある声だ。俺は、声のする方へと顔を向けた。
そこには、予想通り岬ちゃんが私服姿で立っていた。
*
「――――久しぶりだね、佐藤君とこうやって向き合ってお話するの。講義以来かな?」
足をパタパタさせながら岬ちゃんが先に口を開いた。すかさず俺は「……そうだね」と答える。
どうも会話が続かない。そりゃそうだ、つい最近までひきこもりだったんだから他人と話す事が上手いわけが無い。
しかし、話題が無くなりお互い黙っているのも嫌なので俺の方から話題を振ってみることにする。
「大学はどう…?楽しい?」
この程度の話題しか思いつかなかった。自分の脳の回転の悪さに鬱になるほどだ。
「大学は…まあまあかな。まだ入学したばっかりだし、楽しい事が起こるんだとしたらもう少し先になると思うよ?」
「そ、そりゃそうか。まだ入ったばっかりだもんな」
「うん」
この話題はたった数分足らずで幕を閉じた。再び話題が無くなり、無理矢理脳を回転させ詮索してみるが……やはり何も思いつかない。
そんな俺を察したのか、今度は岬ちゃんから話題を振ってきた。
「佐藤君は、最近どう?また引きこもっちゃった?」
「ば、馬鹿言うなよ!引きこもりなわけないだろう…?仕事だってしてる!今日だって仕事があってその帰りなんだぜ?もう俺は引きこもりから完全脱出だよ!」
嘘は付いてない。俺は本当に引きこもりから脱出できたんだ。証拠だっていくつもある!仕事もしてるし…って言ってもバイトだけど、俺にとっては立派な仕事だ。
「ふーん……」
少し疑いの眼差しで俺を見てくる。そんな岬ちゃんに少しムッとする。けど、脱出できたのも岬ちゃんのおかげでもあるんだし、ここは大目に見ることにした。
「でも良かった、おめでとう佐藤君。引きこもり脱出だね。それもこれも私のおかげなのです」
胸に手を当て誇らしげにする岬ちゃん。そんな姿に少し笑みを浮かべる俺。心が和んでる、岬ちゃんと話してる時ってなぜか分からないけどリラックス出来るんだよな…
「何ニヤニヤしてるの?」
「え?あ、ああいや…何でもない何でもない」
無意識に顔が緩んでしまっていたようだ。俺は咄嗟にニヤつきを治そうとする。
「ふーん……」
「な、何?」
横目で俺を見る岬ちゃん。俺は訳が分からず首を傾げてしまう。
すると岬ちゃんは突然立ち上がり俺にこう言い放った。
「ズバリ言います。佐藤君、今度は現実世界での生き方が分からなくて困っているでしょ?」
痛いところを突かれた。ピンポイント爆撃だ。今まさにそれが原因で再び引きこもりになってしまいそうだった。
「な、何言ってんだよ。現実世界なんて余裕だよ余裕、チョロイもんだぜ……」
「嘘でしょ?」
本当の事を言うのが情けななくて嘘をついてみた。しかし、岬ちゃんにはすべてお見通しだった。バレる事は分かっていたが本当の事を言いたくなかった……
「はい……」
「正直でよろしい」
再び勝ち誇ったような態度をとられた。反論したいが、反論できない……
俺には、反論する権利など無いと悟ったからだ。
「心配しなくても大丈夫。私がいればきっと佐藤君は大丈夫。社会でも立派に生きていけると思うよ?」
俺は岬ちゃんから目を逸らす。自分の情けなさが身にしみてくる。やっぱり、俺ってダメ人間なんだな……年下の女の子に人生の事で色々言われるなんて……
ほんと情けないな……俺っていう人間は……
「別に…社会で立派に生きていけなくたっていいんだよ……つーか、社会なんてどうでもいいんだよ、俺にとっちゃ……。」
「じゃあ、何で佐藤君は困ってるの?社会に上手く入り込めないからじゃないの?」
逸らした顔に視線を合わせてくる。俺は立ち上がり岬ちゃんに背を向けながら今の心境を語った。
「自分の道が分からないんだよ…!俺はこれからどうやって生きていけばいいか分からないんだよ!万年フリーターで、やりたい事もなく…これからどうすりゃいいか分からないんだよ!」
「佐藤君……」
「笑いたきゃ笑えよ……心の中では大笑いしてんだろ?」
相手の方に向き直し自分のイライラをぶつけてしまう。最低野郎だ。
「笑わないよ。それに笑ってないよ?佐藤君、考えが甘いんじゃない?」
「甘い?何が甘いんだよ」
岬ちゃんはブランコまで走っていき、ブランコを漕ぎ始めた。
「考えてみなよ。つい最近まで引きこもりだった佐藤君。そんな人が、人生が上手くいかないなんて当たり前だよ。そう思わない?」
「………」
岬ちゃんの言う通りだ…つい最近まで引きこもりだった俺が、人生を語るなんて、考えが甘すぎだったんだ……
岬ちゃんはブランコから華麗に飛び降り、再びベンチに戻ってくる。
「それではこれより、引きこもり脱出後講義を始めたいと思います」
「……は?」
ポカン―――
この子は何を言っているんだ?講義?
「佐藤君、あなたはやっと人生のスタートラインに立てたに過ぎません。これからスタートを切っていくのです。苦難を乗り越えていくのです。
でも、今の佐藤君ならまたすぐに引きこもりに逆戻りしてしまいます。だから、これから佐藤君が上手くスタートを切れるように私がサポートしていきます。
大丈夫、きっと大丈夫だから」
「………」
「これにサインして。そしたら契約成立。」
岬ちゃんからノートに書かれた契約書を渡される。どうやら、また岬ちゃんにお世話になるようだ。
迷わず紙にサインする。
「……これでいいか?」
「うん。契約成立だね」
【スタートラインへ、ようこそ!】
〜FIN〜
えーっと、自分はアニメ派なので漫画と違う設定があると思いますがそこんとこは
よろしく。
駄文でスマソORZ
俺も原作テイストを感じた。
夜の公園と乾いた心情が物悲しい。
岬ちゃんは微妙な距離でしかアプローチしてこなくてさ。
漫画と、そこから派生したアニメはかなり「女」をアピールしてんだよね。
いや自分は漫画岬大好きなんですがね。
出来れば続き書いてほしいな。
読みやすいし、情景も想像しやすかった。
佐藤の才能に対する葛藤もリアル。
続きが読みたいぜ
続きは…書くつもりは無かったけど頑張って書いてみます。
時間かかると思うけど ORZ
青山「(ニヤッ・・・)」
610 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 14:30:23 ID:OI6Fy+P9
保守
俺が岬×四郎を投下する時が来たようだな
やめてくれ
щ(゜Д゜щ)カモーン
やめてくれ・・・
※注意!以下のSSには不快な表現が含まれており
あなたの気分を激しく害する恐れがあります
またコミックス派の人には少しネタバレに成りかねないかも
「ちょっと、いい加減にしてよ!冗談やめてよ」
と委員長が叫ぶ声で俺は我に返った。
酒と、気持ち良くなるクスリの同時摂取が効いたのかいつのまにか意識が飛んでいたようだ。
酒盛りをしている内に俺は委員長を押し倒し、被さるような格好でキスを迫っていたらしい。
なんてこった、何やってんだ俺は?急速に酔いが醒めると共に、言いようの無い羞恥心を覚えた。まずいぜこれは。
「は、ははははは。冗談だぜ?けっ、シャレのわかんねえ人だな、おい。」
「なんでもいいから早くどいてよ、もう・・・痛いじゃないのよ。」
怒る委員長から離れて俺は負け惜しみのように言う。
「あーあ、つまんねえの。せっかくお、お互い楽しんでたのにしらけちゃうぜ。」
「はあ?バッカじゃないの。あたしは全然楽しくないわよ。」
ごもっともだ。返す言葉もない。いくら酒に酔ったとはいえ、こんなくだらない人間だったのか?俺は。
「・・・キモチワルイ。」
びくっと俺は震えた。え?何だって。それ何のこと。まさか俺・・・じゃない・・・よな。
「気持ち悪いって言ってんのよ。もう帰ってくれないかしら。」
はいすいません、俺のことですね。気持ち悪いキモチワルイきもちわるい。当たり前です。
酒とクスリをキメて意識が飛んだ23歳無職童貞がキスを迫ってきたら、そりゃキモイです。俺だって逃げます。
帰ります、と蚊の泣くような声で言ったあと、俺はこそこそと委員長の部屋を出た。
あー。何やってんだよ、俺は。廊下の壁に頭をもたれて、激しく後悔モードに入った俺はふと考えた。
俺、何しに来たんだっけ。
続く
しねや!つまんねぇ 駄文失せろカス
文章としては上手だと思うが。
出てくるキャラがあまり人気のない委員長なだけで。
619 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 15:31:03 ID:1SamP7Bk
電通資料より
「NHKにようこそ」
引き篭もりをターゲットにしたマーケティング。
自らも自称「ひきこもり」をイメージさせ、購買させる
プ お前ら釣られてやがる
ほとんどエロ無しだけど、俺も投下していい?
初めてSS書いたんで、多分あまり面白くないと思うけど…
アニメ見終えて感動?した勢いで、書いちゃったんだけど。
どうぞどうぞ
見終わって時間経ってしまうと、なかなか書けないから困る
でも読むのは平気
>>621 うお、こんな早くにレスがつくとは…
ありがとう。じゃあ、ちょっと投下させてもらいます。
アニメ版が好きなので、アニメ版の続きという設定です。
妄想24.5話という事でひとつ。
「佐藤君」
「うわ!?」
その声の、あまりの近さに俺は飛び上がった。
「あ、あれ?」
…気がつくと、俺はいつもの公園にいた。
夜。
いつもの公園、いつものベンチ。
差し向かいに私服姿の岬ちゃんが座っている。
テーブルの上にはテキストやノート。
…いつもの勉強会の光景だ。
岬ちゃんが、突然立ち上がった俺を、不思議そうな顔で見ていた。
「どうしたの?」
「…いや、なんでも無い」
俺は答えながらベンチに座った。
(いつの間に俺はこんなところに…?)
記憶を辿ろうとするが、ぼんやりとして思い出せない。
俺は周りを見渡した。
辺りを照らす街灯。「ちかんに注意!」の看板。古ぼけたブランコ。
いつもの公園だ。特に何か変わったところは無い。
だが、俺は何か違和感を感じていた。
「岬ちゃん」
俺は、何かを聞こうとして岬ちゃんに顔を向け、−−そしてそのまま硬直した。
「っ!?」
ベンチに座る岬ちゃんは、なぜか唐突に裸だった。
テーブルの影になり、下の方は見えないはずだが、
なぜか俺は岬ちゃんが何も身に付けていない事を理解している。
俺は声も出せず、呆然と岬ちゃんを見つめた。
−テーブルの上では、ひきこもり星人が踊っていた。
「ぁ……ぁ……」
「どうしたの? 佐藤君」
岬ちゃんは、裸だというのに照れた素振りもない。
その平然とした声に俺は我に返り、慌てて岬ちゃんから視線を逸らした。
…これは一体どういう事だ!? 一体何が?
(そうか!)
俺は唐突に事態を把握した。
何らかの偶発的かつ突発的な事故で岬ちゃんは全裸になってしまった。
そしてこの事実に気付いているのは俺だけなのだ。
俺は岬ちゃんを傷つけないよう、この事実をさりげなく伝えてあげなくてはいけない。
なるべく岬ちゃんの体を見ないようにしながら、俺は言った。
「は、裸はいいよね! こう、開放的になるよね!」
「そう?」
「そうだ! 身体が軽くなると心も軽くなる!」
「ふぅん、そうなんだ」
「うん、多分…」
「………」
会話が止まる。
俺は勇気を出して続けた。
「…岬ちゃん、もしかすると、服、着てないかもしれない」
「そうだね」
「………」
会話が止まる。
イカン、何か言わねば。
俺はあさっての方向に顔を向けたまま続けた。
「あー、でも、暖かくなってきたとはいえ、まだ少し寒かったりするん−−」
「佐藤君」
俺の言葉を岬ちゃんが遮った。
「な、なに!?」
「こっちを見て」
「み、岬、ちゃん?」
「見て、佐藤君」
岬ちゃんに促されるまま、俺は恐る恐る視線を戻した。
街灯の明かりに、岬ちゃんの裸体が映し出されている。
白くて、細い身体。華奢なその線。まだ幼さを感じさせる小振りな胸。
慌てて目を逸らすも、ちらちらと胸に視線がいってしまう。
「わたし、佐藤君に、教えて欲しい…」
岬ちゃんは、いつもと違う妖艶な表情を浮かべている。
「教えて…佐藤君…」
岬ちゃんが繰り返す。話す声もどこか艶っぽい。
俺は、知らず知らずのうちに、ごくり、と喉を鳴らした。
「お、教えるって、な、なにを?」
「勉強」
「あ、ああ! 勉強ね、うん、勉強会だもんね。ははは」
「うん、大人の勉強。教えて、佐藤君」
「い!?」
岬ちゃんの顔が近づいてくる。
遮るものは何もない。
いつのまにか二人の間にあったテーブルも、座っていたベンチも消えていた。
何の前触れも無く、街灯の明かりがピンク色に変わる。
「お、大人の、勉強…?」
「教えて、佐藤君…」
岬ちゃんがしなだれかかってきた。
俺は猛烈に混乱した。
いいのか!? いいのか俺!?
教えてあげちゃうのか!?
手取り足取り腰取り、大人のお勉強会を開いちゃうのか!?
「ね?」
色っぽい微笑を浮かべた岬ちゃんがこちらを見上げている。
いつもの岬ちゃんからは想像出来ないその色気。
いつもの岬ちゃんからは…
「はっ」
俺は気付く。
「おまえ…! 岬ちゃんじゃないな!」
「きゃっ」
俺は、抱きついている岬ちゃんを強引に引き剥がした。
そうだ、こいつが岬ちゃんなはずはない。
岬ちゃんなら、こんな表情はしない。
岬ちゃんは、シャイなのだ。
「おまえ…! 一体何者だ!」
俺は、一歩距離をとり、高らかに叫んだ。
既視感を感じた。そう、以前にもこんな事が確かにあった。
正体を見破られたこいつは、この後「よくぞ見破ったわね佐藤君!」と高らかに笑うはずなのだ!
俺は悟った。
(これは……陰謀だ!)
岬ちゃんは、あっけにとられた表情で立ちすくんでいる。
俺は、それを無言でにらみ付けた。
「………」
岬ちゃんは、しばらく呆然としていたが、急に顔を伏せて泣き出した。
「ひ、ひどいよ…佐藤君」
「あ、あれ?」
「わ、わたし、勇気を出して言ったのに…」
俺は慌てて岬ちゃんに駆け寄った。
「岬ちゃん? 本物の?」
俺の言葉に、黙って頷く岬ちゃん。
「す、すまない」
俺は慌てて謝った。
謝罪の言葉に岬ちゃんが顔を上げた。
どこか切なげな表情。岬ちゃんの瞳が揺れる。
「いいよ、佐藤君。…キスしてくれたら、許してあげる」
そう言って、岬ちゃんは目を閉じた。
「い!? あ、で、でもこんなところだと誰かに見られるかも…」
「誰も見てないよ」
岬ちゃんはかぶりを振った。
「だって、世界にはわたし達二人しかいないもの」
「!!」
その言葉が引き金になり、俺は全てを思い出した。
この世界には俺達二人。他には誰も存在しない。
人類は俺達二人を残して全滅した。
遥か未来に時空転生してきた俺達は、人類最後の生き残りだ。
そう、俺達は人類最後の希望なのだ!
そうか、だから、岬ちゃんは寂しくて不安でしょうがないんだ。
だからこんな事を…
俺は、俺がやるべき事を理解した。
「岬ちゃん」
俺は岬ちゃんを安心させるべく、そっと抱き寄せた。
岬ちゃんの胸が、むにっと当たる。柔らかくて気持ちいい。
俺は決意を言葉にした。
「心配しなくていい。何も心配しなくていいんだ!」
「佐藤君?」
「大丈夫、俺がきっと君を守るから!」
そう、岬ちゃん、君は俺が守る!
岬ちゃん、君の為なら死ねる!
「佐藤君…」
「君が好きだ! 愛している!」
「佐藤君! わたしも!」
「岬ちゃん!」
俺はもう、岬ちゃんを離さない!
俺達は、硬く、硬く抱き合った。
「よかったぷりん」
そんな俺達を、通りすがりのプルリンちゃんが祝福してくれた。
「あ、ども」
俺もあいさつを返した。
腕の中の岬ちゃんも、軽く会釈を返したようだ。
「おめでとぷりん」
また別のプルリンちゃんがやってきて、祝福してくれた。
俺も、同じように、ども、と頭を下げる。
「心配したぷりん」
「ハッピーエンドぷりん」
気がつくと、沢山のプルリンちゃん達が、俺達を囲んで祝福してくれていた。
沢山の祝福の言葉に、俺と岬ちゃんは抱き合ったまま、あちらこちらに頭を下げる。
みんな俺達を祝福してくれている。
プルリンちゃんだけじゃない。
「佐藤さん、おめでとうございます」
山崎がいた。
「おめでとう、佐藤君」
先輩がいた。
「ヒヒヒヒヒヒ」「ヒヒヒヒヒヒ」
ひきこもり星人も祝福してくれている。多分。
「「「おめでとうぷりん」」」
そして沢山のプルリンちゃん達。
みんなが輪になって、抱き合う俺達を祝福してくれていた。
みんな笑顔だ。
だから、俺も笑顔で言った。
「ありがとうみんな! ありがとう!」
プルプルプールリン、プルリン!プルプルプールリン、プルプルリン!
そんな俺の言葉に答えるように、プルリンちゃんのテーマ、
「ふしき・プルプル・プルリン・リン!」の合唱が始まった。
「さぁ、誓いのキスをするぷりん」
ひとりのプルリンちゃんがそう促した。
プルプルプールリン、プルリン!プルプルプールリン、プルプルリン!
沢山のプルリンちゃんが、山崎が、先輩が、ひきこもり星人が、
みんなが輪になって踊りながら歌っている。
俺と岬ちゃんは、輪の中心で抱き合ったまま、頷き、お互い見つめあう。
「佐藤君…」
「岬ちゃん…」
プルプルプールリン、プルリン!プルプルプールリン、プルプルリン!
いつまでも続く大合唱の中、俺と岬ちゃんは、どちらからとも無く顔を近づけ−−
プルプルプールリン、プルリン!プルプルプールリン、プルプルリン!
「はっ!」
携帯の着信音で、俺は目を覚ました。
目を開けると見慣れた天井が目に入る。
俺は、キスのポーズのまま固まっていた。
「………」
薄暗い部屋の中、プルリンちゃんの着メロが鳴っている。
俺は体を起こし、部屋の中を見渡した。
いつもの俺の部屋。
当然ながら岬ちゃんはいない。
多少散らかってはいるが、何の変哲も無い部屋だ。
…いや、等身大プルリンちゃん人形の存在が、変哲も無いと言い切るのを微妙にしているが。
「夢、か…」
俺は呆然と呟いた。
いつの間にか眠っていたらしい。
プルプルプールリン、プルリン!プルプルプールリン、プルプルリン!
薄暗い部屋の中、プルリンちゃん着メロが鳴っている。
「また、岬ちゃんが出てくる夢…」
俺は頭をかかえた。
「うがあああああ!」
叫びながら部屋の中を転がった。
「ここんとこ、見る夢見る夢、岬ちゃんばっかり…俺は一体、どうしちまったんだ」
プルプルプールリン、プルリン!プルプルプールリン、プルプルリン!
携帯は諦める事なく鳴り続けている。
「………」
いい加減うるさいので出る事にする。
部屋の電気を付けて携帯を探し出す。
「はいはいはいはい」
俺は着信音に答えながら電話を取った。
ピッ
「もしもし?」
『おっそーい!』
間髪入れずに、電話から岬ちゃんの元気な声が聞こえてきた。
「あ、あぁ、岬ちゃん? おはよう」
『おはよう岬ちゃん、じゃないよ。 遅れる場合やこれない場合は、電話するって言ったでしょう』
言われて時計を見る。
…約束の時間はとうに過ぎていた。
「ご、ごめん、寝過ごした。今行く、今行くから!」
電話を切って、急いで支度する。
慌てて家を出ると、俺はいつもの公園へ向かった。
公園に着くと、いつものベンチで岬ちゃんが待っていた。
岬ちゃんは、こちらの姿を見付けるなりふくれ顔で言った。
「もう…、罰金100万円ー」
「いやー、ごめんごめん」
「いっつも遅れてくるんだから…」
俺は、笑ってごまかしつつ、岬ちゃんの向かいに座る。
岬ちゃんはまだ何か言いたげな様子だったが、諦めて鞄からノートを取り出した。
「はい、宿題」
「おう」
−−あの崖の一件から数ヶ月が経った。
ただの勉強会なのか、それともNHK、日本人質交換会の会合なのかは分からないが、
相変わらず、夜の公園での岬ちゃんとの待ち合わせは続いていた。
やっている事と言えば勉強会(雑談の割合が大きいが)。
前とは逆に、俺が岬ちゃんに教える立場だ。
…と言っても、岬ちゃんが分からないところがあった時に、答えるといった程度だが。
岬ちゃんは、いつものようにテキストを広げ勉強を始めた。
俺も岬ちゃんの宿題のチェックを始める。
「………」
しばらく静かな時間が流れる。
宿題のチェックを終えた俺は、ノートをおいて岬ちゃんを見た。
岬ちゃんは、まだテキストと格闘していた。
苦戦しているらしく、時折、えーと、とか、うーん、とか、呟いている。
俺は、そんな岬ちゃんをぼんやりと観察した。
(…岬ちゃんか…)
中原岬。俺を引きこもりから救ってくれた少女。
そして、俺も彼女を救ってあげられた…のだろうか?
俺は、岬ちゃんの期待に答える事が出来たのだろうか?
ベンチに向かい合って座る二人。
以前と同じようで少し違う。
俺は未だ駄目人間ではあるが、引きこもりではなくなったし、
岬ちゃんも、前よりも笑顔を見せてくれるようになった…と思う。多分。
岬ちゃんの言葉の通り、少しは良い方向に転がった、…のか?
規制くらいました・・・orz
やっぱり長すぎたか・・・
途中でとまると何か落ち着かないですね・・・
632 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:51:12 ID:dhtALpqh
眠いけど頑張れ・・・
ありがとです。携帯からは投下できないのでしばらく続きは無理だと思います・・・
その14迄あったんですが、やっぱり連続投稿はやばいですね。
警告ぐらいはあると思ってました・・・ごめんなさい。
がんばれ。続き待ってる
俺は岬ちゃんの顔をじっと見つめた。
ノートに視線を落とし、一生懸命テキストを解いている岬ちゃん。
唐突に、さっきの夢の岬ちゃんが、脳裏をよぎった。
(教えて…大人の勉強、佐藤君に教えて欲しいの…)
「はっ」
イカンイカン、なに考えてるんだ俺は!
頭を振って妄想を追い払う。
「佐藤君?」
「は、はいぃぃ!?」
突然呼ばれ、思わず変な声を出してしまった。
岬ちゃんが不審げな表情をする。
「どうしたの?」
「い、いや何でもない。…で、な、何?」
「教えて」
「え!?」
「教えて、佐藤君」
岬ちゃんがこちらを見つめて繰り返した。
「…な、何を…」
夢と同じ展開に、思わずごくりと喉が鳴った。
「ここ」
岬ちゃんは、事も無げにテキストの一部を指差した。
「は?」
「だから、ここ。この問題」
「あぁ、こ、これね、ははは…」
がっくりと力が抜ける。
「どうしたの?」
「いや、何でも無い。何でも無い」
俺は気を取り直して、岬ちゃんと一緒に問題を解き始めた。
テキストを広げる。
「この公式にこれを代入して…」
「ふんふん」
こくこくと頷く岬ちゃん。
…顔が近い。俺は緊張を隠して続けた。
「ここをこうして」
「ふんふん」
「…で、こうなるだろ」
「ならないよ?」
「へ? あ、あれ?」
どこかで間違ったらしい。
俺はテキストをひったくって、もう一度確認した。
「あーやっぱり、こっちの公式だったかも」
「もう、佐藤君、しっかりしてよね。…なんだか上の空なんだから」
「はは…ごめんごめん」
「佐藤君、さっきから少し変だよ」
ぎく。
「…少し疲れてるんだよ。最近、ちょっと変な夢ばかり見てさ」
岬ちゃんの夢だけどな。
「ふうん…あ、そうだ」
岬ちゃんは何か思いついたような声を出すと、自分の鞄を漁り始める。
しばらくがさごそとやっていたかと思うと、一冊の本を取り出した。
本のタイトルは「図解!!フロイト先生の精神分析」。
…どこかで見覚えがある。
つか、いつも持ち歩いてるのか、ソレ。
「ジャーン、フロイト先生の夢分析です。佐藤君の悩みの原因を取り除いてあげます」
岬ちゃんは、どことなく得意げに本をかざした。
「はい。じゃあ、佐藤君は見た夢を言って下さい。あ、でも、セクハラは禁止です」
「はぁ…」
(まぁ、いいか…何かの奇跡が働いて参考になるかもしれないしな…)
俺は、深く考えずに、来る前に見た夢を思い出しながら話し始めた。
「この公園で」
「うん」
「岬ちゃんが、」
「わ、わたし!?」
裸で、と続けようとして、岬ちゃんの驚いた声で正気に返った。
な、なにを言おうとしてるんだ俺は!
(岬ちゃんが裸で俺と抱き合って、なんて、本人を前にして言えるか!)
心の中で叫んだ。
「わ、わたしが、…なに?」
「い、いや、この話はもういいよ。それより−」
「続けて」
「い、いや、それよりさ−」
「駄目だよ! 夢分析を途中で止めると危険なんだから!」
(おいおい何が危険なんだ?)
そうは思ったが、岬ちゃんの勢いには逆らえず、俺はしぶしぶ続けた。
「この公園で」
「うん」
「岬ちゃんが」
「うんうん」
岬ちゃんはどこか期待のこもった目でこちらを見ている。
俺は口ごもった。
「岬ちゃんが…」
(裸で)
言えるわけがない。
(俺と抱き合って)
言えるか!
(沢山のプルリンちゃんが俺達を囲んで、踊りながら大合唱していた)
…まぁ、これならいいか?
俺は続けた。
「プルリンちゃんが」
「プ、プルリンちゃん? って、あの…、まほう少女、だよね?」
岬ちゃんは面食らったようだった。
「そう」
俺は頷いた。
「…それから?」
「えーと」
俺は続けた。
夢の断片を、不自然にならないよう繋げてみる。
「この公園で、岬ちゃんが、プルリンちゃんのかっこして、踊りながら歌っていた」
「………」
「………」
沈黙。
「わ、わたしそんな事しないよぉ!」
真っ赤な顔で猛然と抗議された。
「は、はは、そうだよね」
「もう。真面目にやってるのに…」
「ごめんごめん」
俺は苦笑しながらごまかした。
ふくれた顔をしていた岬ちゃんだったが、ふと気付いたように言った。
「…佐藤君は、そういうのが好きなの? …その、まほう少女とか」
「い、いや、偶然だよ偶然」
俺は苦し紛れに、言い訳にならないような言い訳をした。
「あ、そ、それよりも、もうこんな時間だ。そろそろ終わりにしよっか?」
「うん」
岬ちゃんが、テーブルに散らばったノートを集めて、後片付けを始める。
それをぼんやりと待っていると、岬ちゃんが、ノートを鞄に仕舞いながら話しかけてきた。
「そういえば、佐藤君」
「ん?」
「わたしがオジサンのお店で働いてるの知ってるよね?」
「ああ、あの漫画喫茶だろ?」
俺は、ポケットからタバコを取り出しながら答えた。
「うんそう。それでね。お店で今度、バイトの人が一人辞める事になったの。それで今、新しい人を探してるんだけど」
「へぇ」
適当にあいづちを打ちながら、俺はタバコを口にくわえた。
ライターを探して、あちこちポケットを叩く。
岬ちゃんは、最後のノートを仕舞って鞄を閉じた。
「オジサンが、佐藤君を誘ったらどうかって」
「は?」
予想外の言葉に、岬ちゃんに顔を向けた。
岬ちゃんは妙に真剣な表情をしてこちらを見ていた。
「佐藤君、この前、新しいバイト探してるって言ってたよね?」
「ああ、まあ…」
「どう? やってみる気、無いかな?」
「ん、んん…」
俺は返事に詰まった。
「ね? やろうよ佐藤君」
「んん…」
「一緒に仕事するの、きっと楽しいよ。…ね?」
「…そうだな。考えておく」
「うん!」
岬ちゃんが元気良く立ち上がった。
「じゃあ、わたし、バイトの先輩だからね。先輩には丁寧な口調で話すように!」
岬ちゃんはエヘンと胸をそらして言った。
「いや、だから考えておくって」
俺は慌てて訂正しようとする。
「明日、昼頃迎えに行くからね。きちんと起きててね」
「お、おい」
「返事は、はい」
「は、はい」
なんだか逆らえない雰囲気だ。
「服はきちんと洗濯したものを用意する事。第一印象は大事なんだから」
「分かってるよ」
「寝坊したらだめだよ」
「お、おう!」
俺はヤケ気味に答えた。
「絶対だからね!」
そう言うと、岬ちゃんは公園の出口に向かって駆け出した。
最後に一度こちらを振り返り、大きな声で言った。
「絶対だよ!」
そして、そのまま公園から駆け出していった。
岬ちゃんが完全に見えなくなってから、俺はくわえたタバコに火をつけていない事を思い出した。
と、ここでアイキャッチです。
30分ものの番組のつもりで、ここまで前半15分な感じで書きました。
なので普通に中途半端なところで止まってます。orz
今書いてあるのはここまでです。どもでした。
岬ちゃんの言動がどれも萌える
GJ!
>>643 ありがとう。
岬ちゃんへの萌えだけで書いてるようなものなのでw
後半15分ぶんの続き、また一週間後ぐらいにでも投下させてもらうかもしれません。
今度は規制食らわないよう、ぽつぽつと。
>>644 アニメのセリフと類似してるセリフで、
すぐ岬ちゃんの声でリピートされるわww
GJ
ほ
漫画も来月でおしまいだな
変な終りかたは、嫌なんだけど無理だろうなぁ。
鬱に入った時点で
ひとつの終わりは新たなはじまり
俺たちの旅はまだ続いていく
そうは思わないか
ハセヲ?
hosyu
hosyu
652 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 19:16:47 ID:ubkMbt0c
hosyuage
ほしゅ
654 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 23:33:50 ID:SJfYil4e
しゅっ
655 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 04:25:50 ID:/eAZOJh9
ほーっちゃん
ほ、ほーっ
657 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 17:25:22 ID:BYhg7gUs
ホアアーッ!!ホアーッ!!
って続くもんだとばかり思ってたよ。
連載終了したのになんだこの過疎
アニメ版のファンなので、正直漫画版はどうでもいい。
俺にとってのNHKは、もう随分前に終わってる。
完
新しい岬ちゃんが見たい…
続編が出ないものか…
誰か何か書かないのか…?
663 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:51:53 ID:ouaZmrnY
age