放屁エロパロ

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60wkz ◆5bXzwvtu.E
きたぜ。このスレの実情にあってるかどうかはわからないが
投下を試みてみる。6分割。
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(うう、恥ずかしいよぅ)
 あたしはじりじりとお尻の位置を動かして無駄な足掻きをしてみる。
 でも、そうやってもじもじ動いていると、カチャリと無常な音。先輩がこ
っちを伺っているのが判ってしまう。
 先輩が居心地悪そうに視線を逸らす。私の心の中は恥ずかしさと申し訳な
さといたたまれなさで一杯だ。
 「「あのっ」」
 先輩と私の声が綺麗にハモる。
 ううう、何でこんな状態になっちゃったんだろう。先輩と二人で旧体育館
の木陰(告白呼び出しの黄金スポットだ)なんて、普通に考えれば舞い上が
るほど嬉しいはずなのに、コレのせいで素直に喜べない。

 何かを言いかけた先輩に、私は座り込んだまま、視線だけでどうぞお先に
と勧める。先輩も私にどうぞどうぞと勧めてくれている。
 ああ。先輩だって居心地悪いに違いない。こんな変な状況に巻き込まれて、
呆れ果てているだろう。私は絶望的な気持ちになる。
 先輩と私で先を譲り合う。でも、考えてみれば悪いのは頼子とはいえ、頼
子は私の友達だ。となれば、頼子の悪戯を詫びるのは私だし、詫びる側が先
に詫びるのが筋だろう。

 私は呼吸を吸い込んで、必死の勇気を込める。
「「ゴメンなさい!」」
 またハモってしまった。

 見上げれば、先輩も申し訳なさそうに私に謝っている。
 「あの、なんでですか? 何で先輩が?」
 「いや、頼子のせいだろう。この手錠……」
 そうなのだ。今私たちは、手錠でつながれているのだ。
 詳しい説明は面倒なので端折るけれど、親友(いや! 悪友だ! いまか
らそう決定した!)頼子の悪戯だったのだ。たしかに私は先輩に憧れていた
し「お近づきになりたいなぁ」なんて云ったこともあったけれど、頼子の悪
乗りがここまでとは思ってなかった。
61wkz ◆5bXzwvtu.E :2006/06/10(土) 04:53:36 ID:HfNxiRhr
 だいたいタイミングが悪すぎる。

 私は自分を隠すように身体をぎゅっと抱きかかえる。部活バスケの後なの
だ。私は絞れるくらいに汗をかいちゃっている。Tシャツも髪もびしょぬれ
だし、スパッツからもぽたぽたと雫がこぼれて水溜りを作れそうだった。
 無駄に大きい胸もブラが透けちゃってるだろう。恥ずかしい。
 ここは日陰だけど夏休みは目の前。天気はピーカン。汗の引く気配はない。
 こんな風に汚れて汗臭い格好で先輩に繋がれているなんて格好悪すぎだ。
先輩に相応しいとまでは行かなくても、私だってもうちょっと小奇麗で涼や
かな印象で先輩とはお近づきになりたかったのに。

「頼子のこと、知ってるんですか?」
 私は胸をなるべく隠すように抱きかかえて、しゃがんだまま尋ねる。
 頼子はこの悪戯を仕掛けるために、先輩に何か吹き込んだのだろうか?
「うん。従姉妹なんだよ。あいつ、昔っからすごい悪乗りの悪戯でさ」
「え、あ……ええぇっ!?」
 私は思わず大きな声を上げてしまう。うう、じゃぁ、頼子は先輩のこと最
初っから知ってたんじゃない!? そ、それなのに、わたしったら先輩は涼
しげで格好いいとか、本を読んでる横顔が素敵! とか乙女全開なラブトー
クを繰り広げてたんですか。わたし馬鹿ですか。はめられてますか!?

「え、あは。あははは……」
 情けない顔で私は笑う。
「もしかして、頼子の知り合い?」
「はい。あの、バスケ部の珠瀬です。……頼ちゃんとは友達してます」
 先輩をチラッと見上げる。
 ううう。先輩こっち見てるよ!
 ――そりゃあたりまえだけど。
 格好悪いなぁ。髪の毛ちゃんとまとまってるかな。
 前髪ぺっとりになっちゃってるよね。そ、それより脚だっ。私は先輩の視
線から隠すようにもじもじしてみるが、そんなことは出来る訳がなかった。
太いんだよぉ、バスケのせいだっ。
 私は抱え込むようにしゃがみこむ。ううう。穴があったら入りたい。
62wkz ◆5bXzwvtu.E :2006/06/10(土) 04:54:24 ID:HfNxiRhr
「えっと……」
「はぃっ」
 先輩の声にちょっと裏返った声で返事をしてしまう。体育会系の悲しいサ
ガだ。返事だけは反射で出てしまう。
「いま、携帯で頼子呼び出そうとしたんだけどね」
 あ、そか。先輩冴えてる。そだよね、部活をしてた私はハンドタオルくら
いしか持ってないけれど、先輩は普通に携帯持っていたらしい。ラッキーだ!

「でも、なんか繋がらないんだ」
 あぅ。がっくり。
「メール出しておいたから、そのうち反応あると思うけれど。……ごめんな。
あんまそっち、見ないようにするからさ。着替えに行くわけにも行かないだ
ろうし」
「い、いえ! こちらこそ、先輩に見苦しいものをお見せしましてっ。あは
はは、何言ってんだろう」
 もう笑ってごまかすしかない。

 その時だった。
 思い出しても気絶しそうになる。
 ……ううう。
 あたしは、よっぽど緊張してたんだと思う。
 ううう、しちゃったのだ。

「あぅっ、あううううっ」
 何も考えずに飛び退った。2mは跳ねた。バスケで鍛えた脚力で、しゃが
んだ状態からうさぎ跳びの要領だった。でも考えなしで、私は手錠で先輩と
繋がっていたのだ。
 ぎちぃと肉に食い込む音と激痛。それよりなにより、まったくの不意打ち
で振り回された先輩は、突き飛ばされるように私にぶつかってしまう。
「あ、あわ、ひゃぅっ!」
 混乱して手を振り回す私。崩れた私の上に先輩がいる。
 必死に私をかばってくれてるのだと後で気がついた。先輩としては私を下
敷きにしちゃうのが当たり前なのを、両手で突っ張って私をつぶさないよう
にしてくれてたのだった。
 でも、そのポーズはあんまりにもあたしにとっては刺激的過ぎた。
63wkz ◆5bXzwvtu.E :2006/06/10(土) 04:57:16 ID:HfNxiRhr
 汗でぐちゅぐちゅになったTシャツのすぐそばに先輩がいる。うう、汗臭
くてごめんさいっ、引っ張っちゃってゴメンないっ、おならなんかしちゃっ
て本当にゴメンなさいっ。頭は真っ白で、パニックになった私はじたばたと
手を振るけれど、先輩の突っ張った手に繋がれていて、どうにもならない。
 そのとき、またしても私のお腹が鳴った。
 私は必死にそれを押しとどめようとしたのだ。
 それだけは神に誓って本当なのだ。
 でも、パニックを起こした私の精神と身体は私の願をいともあっさり無視
して……やっぱりおならをしてしまった。
「ご、ご、ごめんなさい。先輩っ。ごめんなさいっ」
 穴があったら入りたいなんて生ぬるい。
 神様、お願いです、どうかリセットを。
 ああ、頭を打って記憶がなくなるなら、私は工事用の杭打ち機で頭を打ち
たい。
 私がいくら謝っても、お腹はくるくるなってる。
 あまりの恥ずかしさに、体が熱くなって、一気に汗が噴出してくる。太も
もをこすり合わせてごまかそうとすると、湿ったスパッツがくちゅくちゅと
音を立てる。それも恥ずかしくて、私は真っ赤になる。
 おならをしちゃったばっかりのお尻が妙に意識されてしまう。必死に食い
しばってるのに、ゆっくりと内側から撫でられて押し広げられるような感覚。
脳の神経が焼ききれそうなほど恥ずかしくてもどかしい。

「ごめんなさい、ごめんなさいっ」
 涙が吹き出る。鼻がぐじゅぐじゅとなってしまう。
 頭が真っ白になって何もうまく考えられない。
 必死に我慢してるのに、お腹がくるくるなって、断続的に漏れてる。――
おしっこを漏らすより恥ずかしい。そう考えた瞬間身体が震えた。
 漏らす。その言葉で身体の内側の深くて危険な部分、普通は知っちゃいけ
ない大事な部分を撫で上げられたみたいにぞくりとする。自分の動きでもま
れるようにこすりあわされている太股の内側が熱くなる。
64wkz ◆5bXzwvtu.E :2006/06/10(土) 04:58:17 ID:HfNxiRhr
「珠瀬ちゃん……」
 先輩がいる。先輩が近くにいるよぅ。
 先輩があたしのこと見てるよぅ。きっとずぶ濡れになって、おならしてる、
汚くて臭い子だと思われてるよぅ。身体が熱い。なのに頭の中は痛いほど冷
たい。耳が、音が、きーんって遠くで鳴ってる感じがする。
 私は一瞬もじっとしていることが出来ずに身を揉み続ける。
「ごめっ、ごめんらさぃっ、あのっ。切りますっ、いま手を切っちゃってす
ぐはずしますっ。だから、ごめんらさいぃっ。臭くてびしょ濡れで、汚いで
すっ。今すぐはなれちゃうので、本当にゆるしてくらっ」
 混乱した私はめちゃくちゃに暴れまわって先輩の下から逃れ出ようとした。
こんなみっともない姿で先輩のそばにいるなんて出来ない。この世の終わり
だ。少なくとも私の終わりだ。

 ――くちゅ。
 涙で朧に曇った視界が暗くなる。
 柔らかい感触。
 反射的に半ば開けた私の唇を、とろりと何かが舐める。
 電源を切られたみたいに動けない私の唇を何かが侵す。優しくて、蕩ける
ようで、抵抗できないほどの強制力を持った何か。その一撃で私の身体がぶ
るぶると震える。力が抜けて、私はまたおならをしてしまう。
 恥ずかしい。死にたいほど恥ずかしいはずなのに、唇の感触だけでその恥
ずかしさが丸ごと気持ちよさに書き換えられてしまう。
65wkz ◆5bXzwvtu.E :2006/06/10(土) 05:00:03 ID:HfNxiRhr
 先輩が丁寧に私の上唇を舐める。
 それが終わると下唇。
 触れ合うキス。挨拶が終わると舌でノック。
 繰り返されるその手順の全部がお酒みたいにくらくらして何も考えられな
い。
 とろり。
 離れた唇が発熱したようで甘い余韻にしびれている。

 先輩は私の首からかけていたハンドタオルで、私の涙でぐちゅぐちゅにな
った顔を拭ってくれる。優しい感触に、私は何の思考も戻ってこない空っぽ
の頭のまま、仔犬みたいに拭かれるままになる。
 気持ちいい。
 先輩にされることが全部気持ち良い。
 先輩にもっと触られたい。
 ぐちゅぐちゅの胸も。
 湿ったスパッツも。
 恥ずかしい匂いを先輩に嗅がれたい。

「落ち着いた?」
 ――なんだろう。何も考えられない。
 ――頭の中、真っ白だ。
 ――でも、何か云わなきゃ。
「大丈夫だよ。もうちょっとすれば外れるし、珠瀬ちゃんは綺麗で良い匂い
するよ」
「あのっ」
 私は何も考えてなかった。
「先輩にくんくんされたいですぅ。先輩、私と付き合ってくださいっ」

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以上、終了。
お目汚しでした!