職人様方の御投下を心待ちにしております。
誰か萌をくれーーーーーーー!
司さんの新章突入マダカナ~
司の兄ちゃん登場編と、クラスメートにばれちゃったよ編が途中まで書いてあります……
どっちも途中で力尽きてます……
>>476 力が回復するまで待ってます。実験屋さんアヒルさんゴッドさん
ナサさんほかのの職人さんも待ってます。
自分語り
書きたいネタはあるんだけど
単純に時間がなくて書けない
俺はしばらくこんな状況だけど
それぞれどの職人さんもなにか事情があるんだとオモ
気長に待っててくらさい
せめて雑談提供。みなさん、ロングや巨乳といったごまかすのに無理ありまくりな男装少女は好きですか?
巨乳は自分以外でも多少はいますけどロングヘアの男装娘は自分以外ではほぼ皆無ですな。(; _ _ )
>>479 ロングでも時代物ならありですね。現代日本物なら肩ぐらいまでの長さかな…。
自分は胸は無い方が好きなのですが、他の方はどうですか?
好き嫌いというか、許せるか許せないか、って感じで見てる
現代モノでロングは無理臭いし、薄着で巨乳も無理
特に男装の理由とそれに対する覚悟が容姿に表れてないと興醒めする
そもそも巨乳じゃなくても男装で薄着って似合わないですよね。そういう意味では着物は基本的に厚着で
胸もさほど目立たないから男装には便利かもしれませんね。着物と巨乳は相性悪いけど、さらしで隠してるから
問題なし?隠すこと自体が大変ですけどね。
>現代モノでロング
確かに無理ありますね。現代だと女性でもショートが多いですからね。でも、家の都合か何かで
自分の意思関係なしに男装させられてるけど、せめて女の命の髪は伸ばしたいっていう設定は
萌えそうですね。「切れ」って命令されそうですけど。
伊集院レイみたいなキャラクターだったらロングヘアでも違和感ないんだけどな。
男装の理由によるかな。
「女であることを隠している」ことで男装するのなら薄着やロングは「ダメだろそれじゃあ」
となりますが、単にファッションのスタイルとして「男ものの服装をしている」のならそれ
ぞれとなりますか。
ここでの男装少女は基本的に前者だから、よほど理由付けがしっかりしていないとやはり
違和感を感じさせてしまいますか。
ただ個人的な趣向だと天王はるかやキングみたいな男装女性も好きなんですけどね。
ヘルシングのインテグラ様みたいな御方も好きだ。
ロン毛でも、女に見えない。
まあ、『少女』じゃねぇな。『少女』じゃ。
俺も
>>484と同じようにキングみたいな男装女性は好きだ。
>>486 そこがイイ!!
処女を奪わない程度に、下僕にイロイロやられちゃったりとか。
てか、妄想の中では脱処女しようが関係無いってゆーかw
まあ、専スレあるからここでは止めとくか。
実験屋サン 続き見たいッス
490 :
偽りの城:2005/11/15(火) 03:32:45 ID:+pcVLtpy
【なんか最近さみしいので以前同様、異常状態続行祈願の為投下します。今回もエロなしです。
この話はまだエロ展開まで遠そうです。すみません。】
――和海・・・さん・・。
――頼子・・。
そのとき。
ガラッ
「姉上、和海さん居る?」
襖が勢いよく開いて真子が姿を現した。
「「・・・・・・・。」」
二人は真子のいきなりの乱入に真子の方に視線をずらしてただ呆けていた。
「あ、お取り込み中だったみたいだな・・・。すんません・・。」
真子は気まずそうに襖をゆっくりと閉じようとしている。
二人は照れくさそうに思いっきり離れると真子に対して大声を上げる。
「マ、マサ!行かなくていいから!!!」「そ、そうそう!!」
その大声を聞いて真子は閉じかけていた襖を再びゆっくりと開く。
「・・・・・・。」
部屋を見つめた真子はその場に大量に散らばっている春画を見て言葉を失っている。
それに気付いた頼子はあわてて春画を片付けた。そして和海に聞こえない様真子に耳打ちした。
『く、くわしいことは後でね!』『わかった、って言うか暖かく見守ってやるつもりだから。』
そう言って真子は少し憐れむ様に微笑んだ。
『マ、マサ!』『ところでさっきの春画の強姦系の奴ってさぁ・・・。』
和海は二人の会話は上の空で先程の口付け寸前の状況に激しく照れていた。
――はあ、おかしくなっちゃたのかなぁ。女の子にあんなこと・・・しかも二回目・・。
口付けする寸前の男性の様な頼子の顔が和海の脳裏から焼き付いて離れない。
――かっこよかったなぁ・・・。さっきの頼子・・。
以前では考えられない自分の気持ちに戸惑いつつも和海は確実に頼子に魅かれていた。
「で、マサは何しに来たの?」
内緒話を終え、頼子は真子に用件を問い掛けた。
「今後のことについてさ、和海さんも交えて話したいと思ってさ。」
「今後のこと?」
真子の言葉に和海はキョトンとした様な声を上げた。その姿はやはり可愛らしい。
元々和海に強く魅かれていた頼子はもちろん、真子も初めてまともに接した和海の可愛さに少しどきっとした。
「和海さんってさあ、なんか可愛いな。」
「「えっ!」」
真子のあけすけな言葉に和海と頼子が驚きの声を上げた。
「姉上までなんだよ、そんな声上げてさ。」
「あっ・・・、いや、別に・・・。」「・・・・・。」
二人はなんだか照れくさげに顔をうつむかせた。
「まあ、いいや。今後のことについてだけどな・・・。」
491 :
偽りの城:2005/11/15(火) 03:33:16 ID:+pcVLtpy
「定子の方についてだよね。」
「ああ。和海さんは竹彦と千里が自分に協力求めてきたの知ってる?」
「うん、頼子から聞いたよ。二人がおれのことそこまで気に掛けてくれてたなんてすごく嬉しかったよ。」
和海は明るい笑顔を見せた。頼子はその笑顔に胸ときめかす反面、和海が自分より長く付き合っている
美少年の従者二人に向けて笑顔を見せているということが頼子の胸にちくっと刺さった。
――なんだろ・・・。このちょっと悔しい様な、妬ましい様な・・・。
頼子は今まで感じたことのない気持ちに少し戸惑いを感じた。
話し合いが終わり、真子は颯爽と立ち去ろうとしている。
「じゃ、これで。あんな陰険なのに負けない様頑張ろうね。邪魔者は立ち去るから夫婦水入らずで続きどうぞ。」
真子は陽気な笑顔でおどけた様なことを言いながら襖を先程とは違い、早々と閉めた。
「ちょ、ちょっとマサ!変なこと言わないでよ!!」
頼子は顔を真っ赤にしながら襖の向こうの真子に呼び掛けた。そんな頼子を和海は微笑みながら見つめている。
「さっきの続き・・・・・いや?」
「えっ!!?」
頼子は顔を真っ赤にしながら和海の方に振り向く。和海はそんな頼子を優しい笑顔で見つめている。
「いやじゃない・・・です・・・。」
「決まりだね!来て、頼子・・・・・。」
和海は艶っぽい表情で頼子を求めた。
「は、はい・・・・・・・・。」
その表情に完全に魅かれた頼子はその場にしゃがみ込むと再び和海を抱きしめた。
そして二人は再び唇と唇を近づけた。今度は邪魔が入らず、二人の唇は重なり合った。
「「んっ・・・・。」」
初心者同士とはいえ二度目な為か、二人は一度目のときより長く唇を重ねあい、お互いの口腔内に舌を潜り込ませた。
「んんっ・・・・・。」『・・・・和海・・・・。』
まだぎこちない動きではあるものの二人の舌はお互いを愛撫し合い、口腔内をむさぼっている。
口付けを終え、二人はゆっくりと顔を離した。二人の表情はそれぞれを強く思いあった優しげなものだった。
結婚式のときはお互いの顔すらろくに見ようとしなかったのが嘘の様であった。
「好きだよ・・・・。和海・・。」
「おれもだよ・・。呼び捨てにしてくれたね・・・。」
頼子が自分を呼び捨てにしてくれたことに心底喜ぶ和海。
「はい・・・。これからは二人っきりのときは呼び捨てにさせてもらいますね。」
「うん・・・。」
可愛い笑顔を頼子に向ける和海。そんな和海に頼子は笑顔で返した。
492 :
偽りの城:2005/11/15(火) 03:35:41 ID:+pcVLtpy
――夫婦とはいえ、よっちゃんがあんな風になるなんてなぁ。必要以上に入れ込むのは相手に悪いって言ってたのに。
真子は姉の変わり様に驚きを感じていた。
――でも、確かに和海さんって全然男っぽくないよなぁ・・。
「マーサコ!」
そんなことをぼんやり考えていると後ろから高い声がした。
「うわっ!!!」
その声に思わず大声を上げてしまった。声の質と自分への呼び方で誰だかすぐにわかった。
「竹彦、そんなにいきなりが好きか。本日二回目だぞ。」
真子はたしなめる様に竹彦に話し掛けた。
「う〜。ごめん・・。」
真子の言葉にしょぼんとうなだれる竹彦。その姿は和海に負けず劣らず可愛らしい。
「ははっ。竹彦、可愛い。女の子みたいだ。」
真子は竹彦の愛らしい姿を見て、表情が少し険しい表情から楽しげな笑顔に変わる。
「そう言う真子もさっき叱ったとき、男の子みたいだったよ。表情とか話し方とか。つーか真子って口調が男っぽいよね。
お姫様はもっとお上品にしないと。」
竹彦は口を尖らせながら真子に対抗する様なことを言った。
「いーじゃん。ここの城の人はさぁ、男っぽくない人多すぎなんだよ。」
竹彦の言葉に真子は拗ねる様な声を上げた。
「なんか真子、子供みたい。なんかあった?」
「えっ!!」
竹彦の指摘に真子は思わず声を上げてしまった。頼子の変わり様に
少なからず戸惑いを感じているのをずばり指摘されたからだ。
「あったんだぁ〜。」
竹彦は勝ち誇った様に笑いながら真子に詰め寄った。
「うう・・・・。」
真子はいつもの勝気な様子とは違い、困った様にうなだれた。
「あっ、ごめん・・・言い過ぎちゃったみたいだね・・。」
真子のうなだれた様子に竹彦は気まずそうに謝った。
「・・・気にしないでくれ。」
真子はそう言うが、気まずい雰囲気は続いた。
「・・・・・・・・・。わっ!!!!」
そんな中竹彦が突然顔を上げ、大声を出した。
「うわあっ!!!」
あまりにも唐突なその声に真子は再び驚きの声を上げてしまった。
「はははー。本日三回目ー。」
真子の大声にしてやったと言わんばかりに竹彦が笑った。
「竹彦!もう・・・。」
真子は悔しげに低い声を上げた。しかし竹彦の大声で気まずい雰囲気は一気に解けていた。
「じゃ、おれ、そろそろ行くね。千里のこと探してたんだ。多分鍛練場だと思うけど。」
「そっかぁ。ほんと千里と仲いいんだな。」
「まーねー。千里ってほんといい子だからね。美人だし。性格ぜーんぜん違うのにすっごく馬が合うんだよね。」
その頃の千里。
「くしゅん!!!」
鍛練場で刀を振っていた千里は少し可愛らしいくしゃみを上げた。
「風邪?そんなことになったら困るなぁ・・・。」
千里は鼻を押さえながら困り顔をし、振っていた刀を下げる。
またもや雑談提供を。男装キャラの顔立ちや体格、性格はどんな組み合わせが萌えか。
@顔立ち
1.可愛い系 2.清楚系 3.活発系 4.クール系 5.正統派美人系 6.男そのも(ry)
A背と胸
1.小柄で貧乳 2.背は普通で貧乳 3.大柄で貧乳 4.小柄で胸は普通 5.背も胸も普通 6.大柄で胸普通
7.小柄で巨乳 8.背が普通で巨乳 9.大柄で巨乳
B全体的な体格
1.服を着ててもごまかせない程華奢 2.服でごまかせる程度に華奢 3.少しがっちり 4.女性としては結構がっちり 5.マッ(ry)
C性格(女性として)
1.素直で気さく 2.清楚で穏やか 3.勝気で負けず嫌い 4.クールで物静か 5.内気でおとなしい 6.生真面目で直情的 7.無愛想でツンデレ
別に男装キャラに限らず使えそうな表だ(笑)。職人様だと自キャラに当てはめてみると面白そう。版権キャラでも使えそう。
@で6、Aで3、Bで5、Cで3なキャラがいたら・・・((;゚Д゚)ガクガクブルブル。
忙しくて書き込めなかった時にアヒル氏がんばってますなぁ(つД`)
SSも人を引き付ける書き方でGJ!!
>実験屋氏
おまいのトメばあちゃんのせいでリアルに寝込んでしまった
狂介兄も壊れすぎ
何があった実験屋氏
GJ!!
>司氏
絵にやられSSに撃沈し、最後のオマケでもう萌え死にそうです
GJ!!
新スレ、そろそろ?
>493
順に3,1,2,3かな。
勝ち気系が好きなんだ。
俺は順に3、1or4、2、3or7がいいなぁ。やっぱりツンデレかなぁ
ああ…
司タン…
マダカナ~
残り22kb
ギリギリっぽいけど前半投下してみます。
重いの続きはキツイので兄ちゃん登場編で。めずらしくエロは前半のみです
「司、学校どうだ? 」
口下手な父がそう言うのには、それなりの勇気が必要だっただろう。
「ん? 別に…楽しいよ。問題なく過ごしてます」
食後のお茶をすすりながら、そう答える。
楽しいのは事実だし、数名に事実がばれていることをのぞけば問題なく過ごしている。
「うん、そうか。ならいいんだ。よく考えたらもう高校生活も半分だもんな」
「うん。だから俺のことは心配しなくていーよ」
久々の父との夕食で機嫌のいい司は、穏やかな笑みを浮べている。
「司。家で"俺"はやめなさい」
一方母は少し険しい顔つきで司を咎める。
「はいはい。いーじゃん、学校で"あたし"って言い間違えるよりは…心配しなくても約束は守るよ」
お茶を飲み干した司は席を立って、母の小言を背にリビングを出る。
取り残された父が小言を聞かされるのは目に見えているが、これも久々の夫婦水入らずになるだろう。
自室のベッドに寝転がった司は、ふと両親との約束を思い出して頭を抱える。
男装して高校に通うことを許す代わりに、四年制の大学に進学すること。ストレートで卒業して就職すること。
その他保険医の叔母の勧めでピルの常用を義務付けられたり、その他の細かな約束もした。
ただ高校二年の後半になって、進学の二文字が少し重く感じられるようになったのは事実だ。
司より少し勉強の出来る兄は地方の国立大に通っているが、彼もそれなりに勉強していた。
―お兄ちゃん、この時期勉強してたっけ…?
うーん、と唸っていると、枕元に放り投げておいた携帯がなる。タイミングよく兄からだ
「珍しい…もしもしお兄ちゃん? 」
『司、お前学校の先生と付き合ってるってほんとか!? 』
ぶは、と思わず噴出す。離れて暮らしている兄が知るはずのない事実だ。
「な、なんでそれを…」
言いながら、ひょっとしたら、と思う。
『春樹に聞いた。本当なんだな? 』
やはり春樹からか、と司は肩を落とす。従兄弟の春樹と兄は同い年で、仲がいい。
「…うん」
『おやじとお袋は知らない…よな? 』
「…うん」
兄の焦った声が少し胸に痛い。他人に言われるとカチンと来ることも、家族に言われると少し心持が違う。
お兄ちゃんごめん、と内心しおらしく頭を垂れていた司に、兄はとんでも発言をかましてくれる。
『よし。その先生に会わせろっつーか、会う。今週末帰るからな』
「はぁ!? ちょ、ちょっと待ってよ! 何それ!」
思わず大声を出した司は口を覆う。体を起こして、慌てて部屋の鍵を閉める。親に聞かれると厄介だ。
『何って、親に会わせられないなら俺が会う。ただでさえお前はやっかいな属性持ちなのに先生とだぞ!? 』
属性持ち、とか言っちゃう司の兄は隠れヲタだ。
軽くガノタの気がある隆也とは気が合うかもしれないが、そういう問題でもない。
「そ、そー…だけど、だからっていきなり…」
『俺にも会わせられないような男じゃないんだろ? とにかく! 今週末会いに行くからな! 』
一方的に言い切って通話を終了させた兄の思考は理解できない。
ややシスコン気味なのは嬉しいのだが、このぶっとんだ、というか痛い行動はどうしたものか。
ベッドにうつ伏せになっていた司は、ぼすりと顔まで伏せる。
「…どーしよ…」
どーしよ、とくぐもった声で言ったってどうしようもない。
いきなり言い出すような兄だから、きっと止めても聞かないだろう。うっかり両親に漏らされると色々キツイ。
「…う〜〜〜…」
唸ってもごろごろしてもどうしようもなく、意を決して司は携帯をいじる。
カチカチとメールを打って返信を待つと、通話の着信音が鳴る。
まだ慣れない隆也からの着信音が、今日は特に心臓に悪い。はー、と深呼吸して通話ボタンを押す。
「もしもし…」
『もしもし。どうした、こんな時間に…』
司が隆也に連絡を取るのは、遊びに行っていいかとか忘れ物をしたとか、その程度のことでしかない。
あっさりした関係は少し物足りないようだが、それでもとりあえずはうまくいっている。
うまくはいっているのだ。だから、壊したくはない。
「…うん。あのね……さっき、お兄ちゃんから電話があって」
『ん? 今大学生ってお兄ちゃんか。それがどうした? 』
「その……」
どこから話そうか、と順を追ってさかのぼろうとして、ぱっと春樹の顔が浮かぶ。
春樹とのことは隆也には言いたくない。言いたくないが嘘もつきたくない。
「…実は、夏休みに従兄弟にバレちゃったんだけど、その従兄弟から聞いたらしくって…俺と先生のこと」
『……そうか……それで、何て言ってた? その…反対なのか? 』
司の声のトーンが低いのを気にしてか、隆也も心配そうに聞く。
胸が痛む。何に痛むって、そんな声を出させたことにも痛むが、これから言わなければならない内容に痛む。
あ、痛いのは頭かもしれない。きっとそうだ。
「ううん…ただ、先生に会いたいって。今週末」
『は!? ま、待て、今週末? それを今さっき言われのか? 』
「うん…痛いお兄ちゃんでごめんなさい…」
ほんとに痛い。部屋にプラモやフィギュアが置いてあるのも痛いが、こういう突拍子もない行動が痛い。
それでも血を分けたたった一人の兄だけに、嫌いにはなれないどころか好きなのが困ったもので…
と司はため息をつくが、それはすでにブラコンだ。
『いや…そりゃそのうち司のご両親には挨拶しにいかなきゃいけないとは思ってたけど…そうか、兄ちゃんか…』
「大丈夫? その、先生の都合がつかなければいくらなんでも諦めてくれると思うんだけど…」
むしろ都合は悪ければなんとか逃れられる、とか往生際の悪い司に、隆也はいたって真面目に返す。
『いや、大丈夫だ。部屋掃除しておく。多分うちが一番問題ないだろ』
あまり教師らしくない隆也もやはり律儀なところがあるようだ。
ごろり、と仰向けになって、司はため息をつく。
「…うん、お願いします。それじゃ、また後で連絡する…」
『うん…大丈夫か? 司…元気ないな』
優しい声を聞くと沈んでいた気持ちがふっと浮かぶ。きっと隣にいたら、頭をなでてくれただろう。
「うん…大丈夫、ありがと…」
返す司も穏やかに甘えた声になる。電話の向こうで、きっと隆也も笑顔になっているだろう。
嬉しさが口元からこぼれそうになりながら、うつ伏せになる。
快い沈黙の後、隆也が口を開く。
『…もどかしいな』
どきり、と胸が鳴る。そうだ、もどかしい。会いたくてもすぐには会えない。会えても触れられない。
もどかしくて、もどかしさを感じるほど好きだと強く認識さえられて、せつなくて、苦しくなる。
「……うん」
再びの沈黙に、胸が押しつぶされそうになる。ぎゅう、と心臓を掴まれたまま、甘く弱いしびれが全身を包む。
『……今、ベッドの上か?』
「え?」
低く聞き取りにくい囁きに、思わず体を起こす。頬が火照る。ただ、今ベッドの上かと聞かれただけなのに。
「う、うん……」
『…そっか』
どきどきと心臓の音が耳に響く。
―どうしよう、なんか……
頭を振って、少し上ずった声を出す。
「……先生? 」
はぁ、と隆也のため息が聞こえる。
『うん…ごめんな、エッチなこと考えてた』
ぱっと頬に血が上る。誰もいないのに、それを隠すようにうつ伏せになり枕を抱き寄せる。
「……ずるい……」
『うん、ずるいよな…って、いや、そこか? そっちでいいのか? 変態、とかそういうのはないのか? 』
「え? …あ、だから、その……うぅ…」
指摘されて気付いてしまう。自分も同じような気分だった…と、言えるはずもなく、ごにょごにょと口ごもる。
隆也がにやにやと笑う顔が思い浮かぶ。予想通りの調子で、言い当てられる。
『……司もか? 』
「……うん」
恥ずかしくて、顔から全身に火照りが広がってしまう。
『そっか…今、うつ伏せだよな? 』
「うん……先生? 」
聞かれた内容の意図がつかめない。つかめないが、会話の流れだけで何か淫靡な雰囲気を感じ取る。
『……俺はその横に座って…司の頭をなでて』
静かな隆也の声を聞いていると、本当に頭をなでられたような心地よさを感じてしまう。
『覆いかぶさって、耳元で好きだ、って言って耳にかじりついて』
「ん……」
携帯を押し当てている耳が熱い。ぞくりと、弱い快感が耳から背を走って腰に到達する。
『司の綺麗な耳を、舐めて…濡らして、息を吹きかけて』
「…ん……は……」
実際にそうされたわけでもないのに、ため息が口をつく。
『…感じてるなら、服…脱いでくれるか? 』
もう、隆也が何をしようとしているのかわかった。異常だけれど、それに興奮を覚えてしまう。
やめたくない。
「……先生は? 」
『俺は風呂上り。最初っからTシャツとパンツだけだよ…』
苦笑した隆也は、どこにいるのだろう。いつものソファか、ベッドの上か。
まさかパソコンに向かっているわけではないだろうけれど。
体を起こしながら、見えない隆也に言う。
「……脱ぐから…切らないで」
『うん。待ってる』
シャツを脱いでズボンを蹴り飛ばし、サラシを解く。
明るい部屋の中でそのままでいるのが耐えられなくて、布団の中にもぐりこむ。
「脱いだよ…」
『うん…そうだな、そうしたら…うなじを舐めて背中までたどって、胸を…胸の横を撫でて、手を差し込んで』
「ん、う……」
隆也の舌の動きを、手つきを思い出して手を動かす。
ぬめる舌と大きな節くれだった手が、司を熱くするのを思い出す。
『胸を揉んで……乳首をいじって…硬くなってきた…? 』
「……ん、は……うん……」
携帯で拾えないような小さなため息が続く。
『……下は? 濡れてる? 』
そっと、手を下腹部に伸ばす。下着の上から秘裂をなぞると、わずかにぬめりを感じる。
「うん…濡れて、る……」
『…やらしいな、司は……もっと濡らしてみろよ。真ん中なぞって、指入れて…』
恥ずかしいという感情とは別に、ぞくりと快感が走る。もっといじめて欲しい。
もう自分の性癖は隠しようがない。
「や…やだぁ、言わない、で……っん……は、ぁ……」
それでも、恥ずかしい。恥ずかしいけれど、気持ち良くなりたくて手を動かす。
下着の中に手を差し入れて、濡れた中央をなぞり、膣口に指を埋める。
「んぅっ…は、はぁ……」
甘いため息に、隆也は司が指示通り指を動かしていることを悟る。
『中…わかるだろ? どこが気持ちいいか…Gスポット、なぞって…耳と首、舐めててやるから』
声だけで感じてしまうなんて、きっと相手が隆也だからだ。
抗う気は全く起きず、熱く指を包む膣壁をなぞる。
「ふ、ぁ……んぅ……は、ん…だめ…」
うつ伏せのまま秘裂に伸ばした手は膣内とともに恥骨を刺激し、携帯を持つ手から力が抜ける。
『駄目…じゃないだろ? 最後までいかなきゃ辛いだろ。…俺も、納まらないし』
耳に押し当てた携帯から声が聞こえると、常に顔を寄せられ囁かれているように感じる。
「は、うん……」
『だから…俺の、だと思って……指、一本じゃ足りないだろ? 』
きゅう、と膣が収縮して、指を締め付ける。そう、一本では足りない。
せまい入り口をこじあけて、もう一本を埋め込む。
「ん、んんっ……ふぁ、あ、は……」
動かしたい。かき回して、感じて、喘いで、真っ白になってしまいたい。
「せん、せぇ……して……」
『…いいぞ……ほら、入り口の近く、ぐちゃぐちゃにして…』
言葉どおり、指を動かし、自分の内部を犯す。
気持いいところは知っている。そこを、飽きることなく擦り続ける。
「ふ、ぁ……んんっ……あ、ひぁ、んっ……」
快感が、指を止めるなと言う。もっと、もっと。熱が上がり、呼吸が激しくなって、汗がにじむ。
「あ、あっ、せんせ、せんせぇっ……」
『奥もだ。一番奥から入り口まで、俺のが司の中を行ったり来たりして、擦って…っ…』
隆也の息もあがりはじめている。ぼんやりし始めた頭で、想像する。
あの部屋で、隆也も自分を思って自慰に浸っている。
興奮に流されるまま指を動かし、声をあげる。
「あっ、あ、あぁっ…あぅ、んっ…ん、あぁっ…」
『司……司っ……』
「あ、んんっ…せんせぇ、いっちゃ、う、よぉっ…」
『はっ…イって、いいぞ…クリ、いじめてやる、から……』
司の指がぐりぐりと陰核をこねる。強烈な刺激に息もままならず、身悶え悲鳴をあげる。
「あ、んっ、んんっ、だめ、だめぇっ! 」
『司……っ、奥……いくぞっ……っ』
「ふぁ、あ、あぁっ、あっ――ーっ! 」
イった直後、隆也のうめき声が聞こえたような気がした。
それも確かめられず、息をつく。
「せん、せ……」
『ん……いけた、な? 』
「うん……」
息が上がっていて、ノイズが激しい。熱くなった携帯を逆の耳に押し当てる。
『汗、かいたな。頭撫でて……』
「うん……気持ちいい……よ……」
汚れた手を布団の中から引き抜き顔の前に持ってくる。
「……手、汚れちゃった……」
『俺もだ……司ー、ティッシュとってくれ』
笑う隆也につられて、肩が揺れる。ベッドサイドのティッシュで愛液を拭きとって、ごろりと仰向けになる。
布団の中が自分の熱で熱くなっていて、肌を重ねているような錯覚が心地よい。
「……先生のえっち」
『司もだろ? あー、しかしこれ、携帯代かかるからそうは出来ないな』
「うん」
くすくすと笑いながら息を整える。
『ん……そろそろ、切るぞ? ちゃんと風呂入ってあったかくして寝ろよ? 』
「うん。先生もね」
時計に目をやると、途端に現実に引き戻された気持になる。
『あぁ……じゃあ、またな。おやすみ』
「おやすみなさい……」
痛い兄ちゃんキター
この兄貴とは漢友(ダチ)になれそうだwwww
最後にはテレエッチというマニアなネタを使うとは流石司氏
GJ!!
GJ!後半も楽しみ
そして先生には○ーダフォン加入をおすすめしておく
GJ
○ィルコムのほうがオススメの気がす
GJ!
続きが気になるのですが、スレ建て出来ないので、誰か、誰か!誰か〜っ!!!
お願いします…orz
俺も家に戻らなければ無理だ
帰宅予定は遅いし。
誰かたててくれ頼む
では自分が。ちょと待てくれよ
>>511 乙です。即死防止にさっそく遠井家投下させてもらいました。
>>aPPPu8oul.様
テレフォンセックス、斬新かつエロスでGJです。男装の司にはちょうどいいかもしれませんね。
電話代が馬鹿にならないだろうけど。
>>493ネタを自キャラでやってみました。
瑞穂
@.1よりの5 A.9 B.2 C.3+6
絢
@.1+3 A.1 B.2 C.1 ちょっと3も
夕顔
@.2よりの5 A.9 B.2 C.2 男として振舞ってたときは7
さらに再びまとめ
版権物 二作 現代・学園物 十一作 そのうちレズ 二作 洋風・ファンタジー 五作 中華物 一作
和風物 五作
合計二十四作 新作 四作追加(あいかわらずの豊作ですな)
スレ立て乙!
投下はもうしばしお待ちを
とりあえず司でやってみたけど項目にすんなり当てはまらないというかなんというか
@顔立ち 3.活発系(?)
A背と胸 2か3か5か6w 女性としてはやや高め、標準よりやや小さめの胸(成長中)
B全体的な体格 2か3細く締まっている(鍛え中)
C性格 3.勝気で負けず嫌い ちょっと 7.無愛想でツンデレ
自分の萌えを理想化するなら
顔立ちは凛々しく、身長はともかく胸は標準程度で、体格はややがっちり、性格は……
単純に言葉にはできないですねw
男装少女というよりは男装の麗人が好きなので、4とか……姐御肌な性格だと萌えます。
>>511 乙!! ありがとう
>>493ネタ
ユウタンと吉良凛でやってみる俺ガイル
ユウタン
@ 1なのはシャルロットが証明済
A 2か3?(設定では168cm)
B 2だけど1寄り
C 初期設定と何故か違う5
吉良凛(カタカナで読むの禁止)
@ 文句無しに3
A 最初は3だけど……
B 五歳で兵士どつき倒すヤツは4でFA
C 猪突猛突進バカなので1と3と6と7のツンデレだけ(女版城之内です)
キャラ的には凛のほうが好き
というかユウタンも最初ツンデレ入れる予定だったのに何故かあんないい子に……
【スレ埋めにとっさに思いついた鬼道の番外編を投下。零でスレ住人の涙を誘った
あの少女の話です。】
「あん!!あっ!!気持ちいい!!気持ちいいよう!!!」
二人の男女が寝室で愛の行為を営んでいた。二人ともまだ十代の少年少女である。
「も、もう限界だ・・・。出すよ・・・。」
「き、きて・・・。膣内(なか)に出して・・・・。」
「う、うん・・・・。あ、あああ!!」
少女の願いに応える様に少年は少女の膣内に勢いよく射精した。
「あ、熱い・・・。友和様のが・・きてる・・・。」
少女は友和の熱い精の感触に悦びの声を上げた。
「どうだった?」
友和は少女を抱きしめその頭を撫でながら聞いた。
「・・・よかったよ・・。すごく・・・。」
少女は恍惚の目で感想を述べた。
「そう、よかった・・・。もう、大丈夫、だね・・・。」
「うん、私、もう怖くないよ・・。友和様のおかげだよ・・・。友和様が私のこと穢れてないよ、大丈夫だよって
いっつも慰めてくれた・・。だから・・・・。」
少女は自分の心の傷を癒してくれた友和に感謝の言葉を述べた。
「・・どんなことになったって、君は君だからさ・・。ずっとずっと、会いたかったから・・・。
こうして僕のところに来てくれて嬉しいよ・・・。」
「私も・・・。もう、穢れた私を誰も娶ってくれるはずなんてないって思ったのに・・・。友和様が一回しか
会ったことのない私を探してくれた上、こうして優しく愛してくれて・・・。」
少女の言葉に応える様に友和は少女を更に強く抱きしめた。
「友和様、鬼族との戦は完全に終わったんだよね?」
「うん、鬼族の頭は自害したから、これからその子供を攻めに行くらしいよ。」
「あの子・・・どうなっちゃうのかなぁ・・・。」
「あの子?」
「・・鬼族の頭の子のこと。あの子だけ、他の鬼達と違ってた・・・。すごく悲しい目してた・・。でも、それ以上に
すごく優しい目してた・・・。その子ね、牢屋にいた私達におにぎりを届けに来てくれたの。お母様は最初
食べちゃだめだって言ったけど、私がね、大丈夫だって言ったの。それでみんなで食べたの。すごくおいしかった・・。」
「そう・・。」
友和は再び少女を撫で始めた。
――次の日
「鬼族の頭の子が降伏して生け捕りにされたって。高茂様は鬼族との戦が終わったあかつきには昔の友好な関係を修復するって
言ってたから、多分処刑にはされないと思う。」
友和は少女に戦の結果を報告した。
「そうなの・・。よかった・・・・。あの子に会いにいける、かなぁ・・。」
「落ち着いたら頼んでみるよ。」
「友和様、ありがとう・・。私、友和様と婚約しててほんとによかった・・・・。」
「初音・・・。」
友和は初音の言葉に応える為に彼女を優しく抱きしめた。
【以上初音の後日談でした。婚約者ネタ使わせてもらいました。全く別の話ですけど倉庫で「対決 異常者VS犯罪者」の
05だけが何故か直接見れません。PREVやNEXT使えば見れるけど。】
516 :
寒理人:2005/11/21(月) 22:53:43 ID:gw6of2Cs
>>515 リンクミスのご指摘有難うございます。早速修正いたしました。
週末にホスト規制がかかったため、報告が遅れてしまってすみません。
間違いを指摘していただけると助かります。
実験屋さま、長い間リンクミスに気づけずに申し訳ありませんでした。
それにしても、鬼道の着地点はどこらへんになるんだろう・・・。
>>493 顔立ち──1.可愛い以外ならなんでもおk
背と胸──3.かな。男性としてごまかせる範囲、女性にしては長身+貧乳
全体的な体格──マッチョすぎなければなんでもおk
女性としての性格──5.内気で大人しい以外ならなんでもおk
・・・俺の守備範囲は広いのやら狭いのやら。
男装少女だとどうしても陵辱ネタが楽そうなんだけど、嫌いな人ってどれくらいいるんだろうか
次回作で(自分も苦手なくせに)書こうとしてるから是非知りたい
もし何人もいるようだったら、いろんな人に見てもらいたいから方向転換するかもしれないし
ところで皆さん、男装少女の相手役はどんなタイプがお好きですか?w
男なんてどーでもいいや!とか百合ならなんでも、とかはナシでw
凌辱は嫌いじゃないが、あんまりかわいそうなのは苦手だ。
相手役…強いていえばクール系(今まででてないよな)のを読んでみたい気がする。
>>517 陵辱の好き嫌いとは興味深い意見ですね。自分もこれからの展開の参考にしたいですし。
自分は以前何度か言った通り陵辱→純愛が一番好きですね。専門スレやサイトでの
救いようのないネタも嫌いじゃないですけど、
>>518さんも言ってる様にあんまり可哀想なのは・・。
相手役についても興味深いですね。どんなタイプがいいと言われたら・・・陵辱を書きたがってるので
純愛に意向してほしいという個人的な趣向から言わせてもらえば「非情になりきれない」ってのがいいですね。
518さんのクール系なんてのも確かに今までにいなさそうだから良いですね。
>>寒理人様
報告ありがとうございます。鬼道の着地点とは、つまりどういう結末になるかということですよね?
具体的なことはもちろん言えませんが、上で言ってる通り、救いようがないのは好みではないと言っておきます。
そういや自分で言い出しといて萌えの理想を語ってないな。明るくてかわいいのも、クールとか凛々しいのも
好きだったり。体格はがっちりより華奢なのが好きですな。男装を解いたときのギャップがいいのだろうか。
巨乳好きなんですが、同士はやはり少ないようですね・・・。
自分的に凌辱は、猟奇に踏み込まなければバッチコーイです!
少しならスカ入っても平気かも。
相手役は、やっぱ凌辱しちゃうくらいですから、ゼット氏の様に
どこか壊れてしまった人とか…
金と暇を持て余した、ダンディなオジサマなんてのも、有りですかね。
今更ながら
>>493ネタ、リディでやってみます。
@→5
表情は幼いイメージなので、1寄りか?
A→4か7
男装時は、13〜14に見える感じ。胸はCくらい。
B→3〜4
作中はホーク視点なので、「華奢」という表現も入ります。
C→3、やや6
村の外の人間に警戒心を持ってるので、5も入るかも。内弁慶傾向。
ほぼ、自分好みに設定してます。
性格は、3に特化して、もっとハジケてる方が好きですが。
貧乳も好きだ!
いや、乳は皆好きだ!
参加
男装少女のタイプ=根が下品でさえなければどんな娘でもイケる
男装少女の相手役=男ならなんでもry
とりあえず男装少女のことを思っていれば嬉しい
陵辱ネタ=↑矛盾するようだが結構好きだ
まーあれだ
基本的に陵辱ねたはファンタジー
男装少女もファンタジー
要するに書く人の好きに書けばいいんでないか
>>522 それを言うとみもふたもないがな
だが確かに
書きたいものを書いてくれとしか言えないな読む側としては。
書き手が楽しんで書いてるってのは伝わってくるし
そういう話は面白いと思うから