賀東招二作品のエロパロスレッドです。
21歳未満は(・∀・)カエレ!!
職人さん常時募集中。
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フルメタ小事典
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※次スレは
>>950が、急ぐ必要がなければ
>>970-990付近でよろしくおねがいします。
☆また、スレ容量が500kb付近になりましたら次スレを立ててください。
※次スレのスレタイは「【賀東招二】フルメタル・パニック! part(スレ番)」でおねがいします。
☆part(スレ番)の部分は「〜発目」「〜機目」「〜ノット」のような"小ネタ"でもokです、1に任せます。
※他作品、他カップル、職人さん叩きは荒れる原因ですので控えましょう。
※ここはエロパロスレです。原作・アニメ・その他の話は専用スレでおねがいします。
※ネタバレは厳禁です。専用スレでおねがいします。
※
>>2以降に即死回避の為にキャラクター紹介が貼られます。
※原作未読の方にとって「フルメタ小事典」はネタバレを含みます。
※スカトロ・鬼畜など、特殊なものを嫌う人もいます。投下前に警告をおねがいします。
※荒らしは徹底的にスルー
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2 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:30:35 ID:Yc8iDrZl
相良宗介
一見、ただの戦争オタクに見える陣代高校2年4組に所属する高校生。
本当の姿は、秘密組織「ミスリル」のエリート戦士。
コードネームは「ウルズ7」、階級は軍曹。
本人はいたってまじめにやっているつもりでも、いつもかなめたち周りには大迷惑を撒き散らしている。
3 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:31:19 ID:Yc8iDrZl
千鳥かなめ
美人で元気はつらつ、頼りになる普通の女子高生。
宗介と同じ2年4組。陣代高校生徒会副会長でもある。
宗介の戦争ボケ行為にいつも頭を悩まされている。
宗介の非人間的行為にハリセン兵器で対抗する!
4 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:33:59 ID:Yc8iDrZl
林水敦信
白い詰襟を身にまとった陣代高校生徒会会長。
知的な物腰に、華麗な扇子捌きで、学園情勢に目を光らせる。
輝くメガネの奥に宿る冷ややかな瞳は何を考えているのかまったく分からない危険な策士。
宗介が会長閣下と慕う存在でもある。
5 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:34:54 ID:Yc8iDrZl
テレサ・テスタロッサ
秘密組織「ミスリル」に所属する巨大潜水艦の艦長。
階級は大佐。宗介の上官である。かなめと同じ若干16歳の美少女。
宗介のことが気になるらしく、いつも宗介と一緒にいるかなめに、猛烈な?ライバル心を燃やしている。
6 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:36:13 ID:Yc8iDrZl
常盤恭子
いつもかなめをそばで見守っている入学式以来の一番の親友。
まん丸メガネとおさげがトレードマークのキュートな女の子。
かなめと同じ2年4組の生徒。
ほんわかした少女であるが、実は結構芯のしっかりした女の子である。
7 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:37:05 ID:Yc8iDrZl
美樹原蓮
古き良き大和撫子的な清楚な女の子。
陣代高校2年生。陣代高校生徒会書記も務める。
物静かな女性で、一見、ボーっとしているようだが、結構、鋭い。
実はこう見えて、美樹原組組長のご令嬢である。
8 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:38:53 ID:Yc8iDrZl
椿一成
陣代高校の生徒で、「空手同好会」の部長も務める。
道場の立ち退き事件以来、何かと宗介にちょっかいを出してきては、戦いを挑んでくる。
凄腕ではあるが、一目ぼれしたかなめにはめっぽう弱い。
目が悪く、真剣勝負にはメガネをかけて挑む。
9 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:39:37 ID:Yc8iDrZl
稲葉瑞樹
陣代高校2年2組の女子高生。
何かとかなめに、ライバル心を燃やす女の子。
目つきが鋭く、きつい性格。男勝りなところがあるが、本当はとても怖がりで寂しがりな女の子。
かなめと知り合ってからは、少し性格も良くなったらしい。
10 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:40:23 ID:Yc8iDrZl
風間信二
宗介と同じ、陣代高校2年4組に所属するメガネをかけた小柄な少年。
ばりばりの兵器マニアで、宗介も感心するほどのマニアぶりである。
宗介と一緒にいることも多く、何かと世話焼きでもある。
11 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:41:07 ID:Yc8iDrZl
神楽坂恵理
陣代高校2年4組の担任。英語教師。
陣代高校のOGでもある。
生真面目な性格の持ち主で、宗介の戦争ボケな行為にいつも手を焼いている。
保健教諭の西野こずえは彼女の一年後輩である。
12 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:41:42 ID:Yc8iDrZl
ボン太くん
東京郊外にある遊園地のマスコットキャラクター。
クリクリお目目がチャームポイントのかわゆい着ぐるみ。
中に入った人がしゃべると、何故か、「ふもっふ」という音声となって出てしまう。
ひょんなことから宗介が、中に入って戦う羽目に!
13 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:42:18 ID:Yc8iDrZl
メリッサ・マオ
宗介とクルツを束ねる二人のチームリーダー。
良き姉御的な存在。コードネームは「ウルズ2」。
階級は曹長。アメリカ海兵隊出身の凄腕の女性兵士。
14 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:42:48 ID:Yc8iDrZl
クルツ・ウェーバー
金髪碧眼な美青年狙撃手。
宗介と同じ秘密組織「ミスリル」に所属。
コードネームは「ウルズ6」。階級は軍曹。
宗介とは正反対の軽いノリな性格。
組織では宗介とタッグを組む。
15 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:43:25 ID:Yc8iDrZl
若菜陽子
ミニパトをぶんぶん乗り回す女性警察官。泉川署交通課勤務。
夢中になると周りが見えなくなるタイプ。
いったん、感情が破裂すると、もう誰にも止められない怖い人物。
16 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:49:17 ID:Yc8iDrZl
レナード・テスタロッサ
「ミスリル」敵対している秘密組織「アマルガム」の最高幹部。
「トゥアハー・デ・ダナン」の艦長テレサ・テスタロッサの実の兄だが憎み合っている。
千鳥の事が好き。
17 :
人物紹介:2005/09/21(水) 21:50:11 ID:Yc8iDrZl
ハートマン軍曹
20世紀が誇る偉大なる天才の一人スタンリー・キューブリック監督が世に放った、
数多ある戦争映画の中でも最高傑作の一つ『フルメタルジャケット』において、
南カロライナ州パリス・アイランド、合衆国海兵隊の新兵訓練基地
―――いわく、タフ気取りとアホ勇者用の8週制学院―――に勤める、鬼の訓練教官
おkかな?
テンプレをちょっと変えました。
あと、好みで2発目にしちゃった。気に入らない人がいたらごめん。
1乙ー。途中までですが、一段落着いたので保守代わりに投下。
カプはクルツ×マオです。
その日、メリッサ・マオは数日間の休暇を終え久々に基地へと戻ったところだった。
久しぶりに戻った自室の空気に懐かしさを覚えながら、マオはばたんとベッドに倒れこむ。
……はあ。溜息をついてみても、胸に残る倦怠感と言いようのない苛立ちは消えそうになかった。
こういうときは酒ね、酒。クルツの馬鹿でも誘って一晩飲み明かすとしますか!
「よしっ」と小声で口にして両頬をぱんぱんと広げた手で叩く。
府抜けた自分に活を入れると、マオは部屋を抜け気の置けない金髪の友人の元へと向かった。
飲酒大好きなこの二人が一緒に飲めば、当然のように摂取する酒量はかなり多くなる。
抑え役として宗助がいればまた別なのだが、二人だけの場合はまずどちらも途中で切り上げたりはしない。
実際今夜も基地内のバーで軽く飲んだ後、クルツの部屋に上がりこみ、恐ろしいほどのペースで空き瓶を増やしていた。
下らない戯言を話し、クルツお得意の下品なジョークにマオが顔色一つ変えずに鉄拳を振るう。
そんな普段どおりの光景が、クルツの何気なく放たれた問いで空気を変えていく。
「あ、そういや姐さん、昨日まで休暇でアメリカだったんだろ? 何してたんだ?」
「……ああ、知り合いの結婚式で」
グラスを手にしたままでそう答えたマオの瞳にどこか暗い影が映っていたような気がして、クルツは目を擦る。
けれど、そこにいるのは普段の気丈な様子と寸分違わない彼女だった。
「素敵だったわー。真っ白のドレスなんか着ちゃってさー」
笑顔でそう口にする彼女の姿にほっとして、クルツは彼女の言葉にいつもどおりの軽口で返す。
「まぁ、姐さんには一生縁がなさそうだもんな」
「何よ、あたしだってねぇ、あたし、だっ……て……」
「……え?」
酔っているのだろうか? マオが突然見せた表情の変化に、クルツはぽかんと口を開けて戸惑いの声を上げる。
怒っているのではない。彼女はただ、ひどく寂しそうな瞳で空のグラスを見つめているだけだった。
随分と長く組んできたのに見たことのなかったその表情に、クルツは焦りつつ困惑する。
「俺、何か気に障ること言った?」
「別にアンタが悪いんじゃないわ。あたしが勝手に、情緒不安定とか似合わない物になってるだけ」
視線を逸らしてしまったマオに、クルツはそれ以上何も問おうとはしない。
彼は知っているのだ。無理に理由を問いただしても、そんなのは何の意味も持たない事を。
むっつりとした顔で黙したままウィスキーを喉に流し込む彼を横目でちらりと見て、沈黙に耐えかねたようにマオがぼそりと口を開く。
「あのね」
「ん?」
「あたしはこの仕事に就いたことを後悔してない。やりがいもあるし、アンタやソースケと出会えたのもよかったと思ってるわ。
……でも、時々考えるの。もしも別の道を歩いてたら、今頃どうなってたんだろうって。
結婚して子供産んで……そういう普通の女の幸せってやつを体験できたのかなって」
その台詞を呆然とした顔で聞くクルツに気づき、マオはくすりと悪戯好きな猫のように瞳を細めた。
心の内を晒してしまった羞恥と、ほんの少し心を軽くした解放感とがそこには存在していた。
「……はは、ちょっと飲み過ぎちゃったみたいね。こんなこと話すなんて、どうかしてるわ。忘れて忘れて」
照れ隠しのように苦笑してみせるマオに、クルツが声をかけてくる。
いつものように冗談交じりで突っ込まれるかと思いきや、彼はただ射抜くような瞳でマオの名を呼ぶのみだった。
「マオ……」
「何真面目な顔してんのよ。そんな重く受け止めな……んっ……ちょっ、やめ……」
突然身体を包んだ感触に声を上げたときには、伸ばされたクルツの腕がマオの背中にがっしりと回されていた。
いつもライフルを握っているその手は男性らしい武骨なもので、容赦なく加えられた力に本能的にびくりと肩を竦めてしまう。
抜け出そうと腕の中でじたばたともがくものの、クルツは構わず背中に回した掌の力を強めてこちらをぎゅっと抱きかかえる。
そうされると、丁度彼の胸元に自分の頭部がすっぽりと収められたような形になる。
クルツの興奮しきった心音と少し汗の混じった野性的な匂いとを間近に感じ、思わず心臓がどきんと音を立てる。
それでも何とか平常心を保ち、腕を跳ね除けようといつもの気の強い口ぶりでクルツに命令する。
「クルツ!? もう、冗談はよしなさいってば!」
「……冗談なんかじゃねぇよ」
耳元に向け、まるで独り言のようにぽつりと囁かれたその言葉に、マオが顔を上げる。
その頬が徐々に赤くなっていくのは、先ほど飲んだワインのせいだけではないだろう。
「冗談なんかじゃ、ない」
普段の飄々とした表情とは百八十度違う真剣な顔を目の前にして、マオの鼓動がひどく早まっていく。
自分を凝視する彼の視線は、獲物を狙うスナイパーのそれだった。
何時間も何日もひたすらターゲットを監視し続け待ち続け、狙撃するのに抜群のタイミングに巡り合った瞬間。
今なら100パーセントの確立で相手の命を奪えると確信した、引き金を絞る寸前の狙撃兵のような瞳で、クルツはマオを見つめていた。
「そりゃ確かに俺は普段馬鹿ばっかやってるし、しょっちゅう女の子のお尻追っかけてるけど、でもこれは違う。
……俺、お前のことが本気で好きだから」
「な、何言ってんのよ」
驚きで思わずどもってしまったマオを横目に、クルツは続ける。
「本当さ。男ばっかのミスリルん中で認められるために誰よりも成果挙げて、泥だらけになっても気にせずにASの訓練頑張って。
そういうお前の姿、俺が一番傍で見てきたから。だから」
そこで一旦言葉を区切ると、クルツは恥ずかしそうに視線を床へ逸らしてから残りを告げた。
「マオに辛そうな顔されると、苦しいんだ」
クルツの台詞を耳にして、マオの顔面が朱に染まる。
「……馬鹿っ」
吐き捨てて、それでも胸中をこみ上げる嬉しさはどうしようもなく全身を支配していく。
あの日、結婚という道を捨てて海軍に入隊したことを、自分は決して誤った選択だとは感じていない。
男も女も関係ない。私は私、メリッサ・マオ。腕っ節一つで、どこまででも上り続けてみせる。
その信念を現実のものとするために、同期で入った男の何倍も努力し今の階級を得るに至ったのだから。
けれど、それを素直に認めようとしない異性は多かった。
『誰と寝たらそんなに早く出世できるんだ?』『お前のアレはよっぽど具合がイイんだなぁ』『羨ましいな、女は楽で』
聞こえないように陰で言うことすらせず、彼らは幾度となくマオに口汚い言葉を浴びせた。
それが悔しくて悔しくて、辛くて苦しくて悲しかった。
――だから自分の努力を見ていてくれた人がいたことが、とても嬉しく思えた。
胸がはちきれそうなほどに強く鼓動している。
それが長い間忘れていた恋心なのだとは思いたくなかったけれど、他の単語でそれらしいものは思いつかなかった。
ああ、もう。よりにもよってクルツなんかにドキドキするなんて。
最近いい男が周りにいないせいよ。きっとそうだわ……。
勝手な言い訳を心の中で考えながら、おずおずとこちらも腕を差し伸べる。
男を抱き、男に抱かれている久しぶりの感覚。
兵士として戦場を駆け巡る毎日に慣れきっていたマオにとって、それは自分が女であることを如実に思い出させた。
「クルツ、…………する?」
その甘い言葉に、言われた当人が驚いたように目をぱちくりとさせる。
プレイボーイで知られる彼にしては、随分とウブな反応であった。
「えっ……マ、マオ……いいの……?」
何故かしどろもどろになって顔を真っ赤にした彼に、マオはくすくすと噛み殺しきれぬ笑いを漏らした。
「女に恥かかせるんじゃないわよ。それとも何? アタシとはしたくない?」
獣のように扇情的な目つきで見上げられて、クルツがごくりと唾を飲み込む。
「……まさか」
そう答えた彼の瞳もまた、獲物を目の前にした野生の肉食獣のような輝きを湛えていた。
そのまま二人は、貪りあう様に獰猛なキスを交わした。
まるで食べてしまいたいとでも言いたげなほどに積極的に、互いの唇同士を合わせる。
クルツは彼女の柔らかな口唇の感触を楽しみつつ、隙を見て上下の隙間からそぅっと舌を割り入れた。
「……んっ、クル……ツ……ぅ」
たっぷりと唾液を流し込みながら強く舌を吸い上げてやると、マオがこちらの肩にきゅっとしがみ付いてくる。
その密着された体勢に、男としての本能の部分がひどく興奮した。
丁寧に時間をかけ、クルツはマオの口腔全体を淫らな舌の動きで犯した。
歯列をなぞり、上あごの裏を舐めとると、その度にマオが指先の力を増してこちらに抱きついた。
小さく震えながらクルツの名を叫ぶ様が愛らしくて、ついあちこちに触れてしまう。
「マオ、すっげぇ可愛い」
にまりと笑いながら、クルツがマオの身体を横抱きにかかえベッドに運ぶ。
シーツの海に身体が沈んだ感覚に、マオはこれからの行為を想像して身体を熱くした。
気づけば、いつのまにかクルツは羽織っていたシャツを脱いで上半身を裸にしている。
厚い胸板を目の前にして劣情を高めながら、マオも自分から服を脱ごうとボタンに手をかける。
しかし、彼女の指先は伸ばされたクルツの両手に押しとどめられた。
「積極的なのはいいけど、脱がせる楽しみを奪うなよ」
わざともったいつけるように長い時間を費やして、クルツは一つずつシャツのボタンを下から外していく。
それがもどかしくて、ひどくじれったい。
一つボタンを外すたびに視姦するような目つきで覗き見られるのも、恥辱を煽られている気にしかならない。
「アンタって、本当女が嫌がることをさせたら天才的ね」
羞恥を忘れるために、冷たい声で吐き捨てるように口にする。けれど当のクルツはどこ吹く風だ。
「そう言うわりに嫌がっちゃいないみたいだけど?」
マオにそう言うと同時に、クルツは最後のボタンを外して胸元を開かせた。
露になった琥惑的な黒の下着をゆったりと鑑賞することはせず、今度はすばやくもぎ取ってしまう。
「……あっ」
また時間をかけるのだろうと思っていたマオは、予想外の行動につい声を上げてしまう。
何故なら剥ぎ取られた下着の奥では、既にぷつんと二つの乳首がこれ以上ないほどに張り詰めていたからだ。
大ぶりの山の頂上でつんと上向きに立ち上がったそこは、直接的な刺激を渇望してこりこりとしこっていた。
「ほら、まだ何もしてないのにこんなに硬くなってんじゃねぇか。これでどこが嫌がってるんだか」
「う、うるさいわね。アンタが妙に変態くさいからでしょうが!」
マオの焦ったような反論ににまにまと笑いながら、クルツは彼女の胸をそっと指でつついた。
ぷるんとした柔らかな弾力が指を押し返す感触に、感動を覚えたといった表情をしてみせる。
その感触を右手で楽しみつつ、もう片方の手でくにくにと乳首を摘んで弄んでやると、マオが我慢しきれないようにすすり泣いた。
「……ひぁっ、ん……きもち、い……」
「そう? そりゃよかった」
カリカリと痛みを感じないように爪で擦り上げ、形が変わるまで指の腹で押しつぶす。
それらのテクニックに、マオはただ恥ずかしげもなく声を荒げることしか出来なかった。
クルツの指先は、恐ろしいほど的確にマオを上り詰めらせ、理性を剥ぎ取っていく。
「……ぁ、……クル、ツっ、もっと……」
「何?」
「ひぁ、も、もっと……別のところも……」
ひたすら胸ばかり責められておかしくなりそうなマオのお願いに、クルツは意地悪く問う。
「別のところってどこのことだよ? ああ、こことか?」
首筋から鎖骨にかけてのラインをぞろりと撫で上げられて、ぞくぞくとした感覚がマオを襲う。
それでも吐息以外は言葉を口にしようとしない彼女に、尚もクルツは意地悪を続行する。
「それともここか?」
伸ばされた舌が、マオの右耳の中をぐちゅぐちゅと嫌らしく掻き回す
その恐ろしいほどの快感から抗うために、マオは震えながら自身のジーンズに手をかけた。
おぼつかない指先でチャックを下げて、下着ごとジーンズを足首までずり下ろす。
ひどい恥ずかしさだったが、それでもクルツなんぞにあまり主導権を握られてばかりなのは癪に障る。
出来る限り堂々と、出来る限り妖艶に、マオはクルツに向けて告げた。
「…………ここよ。ほら、早くして……」
指し示すように右手を下腹部に当てて腰を揺らめかせて見せたマオに、今度はクルツが理性を失いかける。
それほどまでに、一糸纏わぬマオの肢体はエロティックだった。
訓練の賜物か、ある種ストイックさすら感じさせる無駄が削ぎ落とされた肉体と、
腰や臀部からむんむんと放たれている濃密な色気との絶妙なアンバランス加減が何ともたまらない。
すぐにでもむしゃぶりついてしまいたい衝動に駆られ、クルツはマオの身体をベッドにばたんと押し倒した。
大事なところを覆い隠すようにしているマオの手を跳ね除けて、彼女のそこに顔を寄せる。
ふっと小さく息を吹きかけると、マオはたまらなそうな顔で二本の太腿をぎゅっと閉じかけた。
がっちりと押さえ込んでその動きを封じると、膝を立てさせ、Mの字型に両脚を固定する。
「ごめん、マオ。……なんか、俺我慢できそうにねーわ」
「へ? ……ちょっと、そんないきなり……ひ、……ひあぁっ!」
まともに前戯すらせずに、クルツはマオの性器に自身の物を捻り込んだ。
先ほどまでの刺激で軽く濡れているとはいえ、さっきまで指の一本も入れられていなかったそこへ突然挿入されるなど、女性にとっては苦しいだけだ。
激しい痛みに襲われてマオが顔を顰める一方で、クルツは一気にずぶずぶと腰を推し進める。
「……ばっ、痛……わよぉ……っもっと、ゆ、っくり……」
内奥を焼けた杭で貫かれる感覚に、マオが荒い呼吸でねだる。
しかしクルツはその言葉すら無視し、乱暴にマオの中へと一物を押し込んだ。
太い根元までしっかりとそこに咥えさせると、そのまま肩を掴んで強烈に抽挿を始める。
「……はっ……ひとのはなし……を、んっ、きき、な、さ……っ」
身体を捩って逃れようとするマオに構わず、クルツは彼女の身体をひたすらに蹂躙する。
愛情も何も感じられない、単なる射精欲に引きずられてのその行為は、決してマオを悦ばせはしない。
彼女に与えられるのは、身を引き裂かれるような苦痛ばかりだ。
けれどマオを陵辱する快感に浸っているクルツには、彼女の辛そうな顔すらろくに目に入っていないようだ。
一心不乱に腰を打ちつけ、内壁を何度も何度もぐちゃぐちゃと突き上げ続ける。
「お願……、くる……し……んんっ」
そう懇願するマオの涙で滲んだ瞳に、クルツの中の獣が触発される。
彼は、マオの半開きになった口元に自分の指を三本まとめて押し入れると、嗜虐的な笑みを浮かべて言った。
「――うるせぇな。これでも咥えて静かにしてろよ」
「ん……むぅう、……いあぁっ」
無理に咥内を塞がれて、まともに声を出すことも出来ない。
咳き込みながらだらだらと涎を垂らすマオの普段とはあまりに異なる姿が、クルツをサディステックにさせる。
「……ぁ、ん……あぇぇっ、」
「何言ってんの? そんなんじゃ分かんないぜ?」
笑いながら、クルツは腰を前後に激しく動かした。
奥の深いところを抉るようにして膣壁を擦り上げ、彼女の胎内をがんがんと責め立てる。
中を一物が往復するたびに、粘膜が意思を持った生き物のように絡みつき締め付けてくる感覚に、クルツがそろそろ限界を感じ取った。
ラストスパートにかけて、腰の動きを更に熾烈なものへと変化させる。
「……いっ、……ぁっ……い、いやぁっ……!」
マオが泣き声を上げるのと、クルツがびくんと腰を震わせるのとは、丁度同じ瞬間だった。
放った多量の精液がマオの胎内に流し込まれていくのを感じつつ、倦怠感から彼女の上にばたりと倒れ込む。
そのぼうっとした快楽の残り香を打ち消したのは、身体の下から聞こえた不機嫌そうな台詞だった。
「……アンタ、それでよくフェミニストが自称できたもんね」
その罵声に恐る恐るクルツが顔を上げれば、そこにあるのは自分をひどく軽蔑したようなマオの顔であった。
つまらなそうにクルツを見上げ、凍り付かされそうなほど冷酷な声音を出す彼女に、射精後の気だるさが一気に吹き飛んでいく。
「ごっ……ごめん……俺……」
「女の体気にせずにただ自分のいいように動くなんて、男として最低じゃない? ケダモノかっつの」
「……反省してます」
素直な謝罪の言葉が口をつく。
実際、さっきの動きは自分が快感を得ることしか頭にないものだった。
彼女の色気に没頭されて我を忘れていたとはいえ、マオがどう感じているか、どう思っているかなど気にもせずに、
自身の欲望だけに正直に彼女の肉体を貪っていた。
――あれじゃぁ、怒るのも当然だ。
自分の馬鹿さ加減にくしゃくしゃと髪を掻き乱すと、クルツはマオの目を覗き込んで頼んだ。
「その……もっかいチャンスくれ。今度はちゃんとマオのこと考える。マオを気持ちよくすることだけ考えるから」
両手を頭の前で合わせ、真剣な顔でそう言うクルツに、マオは「仕方ないわね」と言いたげな顔で応じる。
実際、久しぶりの性交をこんな中途半端な形で終わらせるのはマオにとってもあまり望んでいる事態ではなかった。
せっかくなのだから、こちらも十分に楽しませてもらわなければ不平等にあたるというものだ。
「ふぅん? 別に構わないけど、これで下手だったら殺すわよ?」
その言葉に、クルツの顔がライトで照らされでもしたようにぱっと明るくなる。
心底安堵したように顔を綻ばせた次の瞬間には、しかし彼は普段のお下劣な表情へと戻っていた。
「言ったな!? よし、次こそ俺のテクでヒイヒイ言わせてやるぜ!」
ふっふっふと不敵な笑みでそう宣言した彼に、マオは気づかれぬよう小さく溜息をつくのだった。
とりあえずここまでで。
この後クルツ君名誉挽回の二回戦の予定です。
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
Gjjjjj!!!
期待して待ってます!
32 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 21:18:14 ID:iHLyvzhI
横から投げ捨てです
〜酒の席で ウルズ編〜
メリダ島基地内の休憩室。
テーブルには山積みになったビール缶とつい先ほど補充された未開封のビールが乱雑に転がっている
もうそろそろ日付が変わろうとする深夜、二人の軍曹がちびちびとささやかな宴を開いていた。
「なあ、ソースケェ」
「なんだクルツ」
「お前さあ、あのコとどうなんだよ、実際」
酔っているためか元々の飄々としたスタイルのためか、クルツの言葉はいまいちその意味を捉え辛い。
だが彼が宗介に『あのコ』などと表す人物は一人しか思い浮かばない。
「?…チドリのことか?どう、とは?」
「あーもーこれだよ!全く、面白味のねえ奴っつーか弄くり甲斐のねえだなぁ」
っか〜、とわざとらしく天を仰ぐクルツ。
「…よく分からんが下らない事を言っているのであろうことは理解できた」
「おいおい、酒の席での猥談が下らねぇたァ…お前ホントに男かよ。ちゃんと股の間にエモノは付いて…………たっけな。それもとんでもねえ重武装のが」
そう言って着替えの時や風呂場で何度か目にした『兵器』を思い浮かべてクルツは身震いした。
西洋人さえ遥か下に見下ろすであろう程のあの存在感は正に兵器と言うに相応しい。
(ぱっと見、とてもあんなモンが装填されてるよーには見えねーんだけどな…)
そう言って横目に宗介の股間を見てゲンナリする。
「なんだクルツ、俺の下半身など見て…!何か異常でも…まさか発信機か!?」
「……あ〜、んにゃ、何でもねえ、何でもねえからズボン脱いで点検すんな。何でもねえってばよ」
「ん、そうか。ならば問題はないな」
「……あー、酒のツマミがこのムッツリ野郎じゃちっとも盛り上がらねー。…………そーいや姐さん遅いなァ、っつか今日は朝から一日中姿が見えなかったけど」
「ああ、昨晩少し無茶をしてしまったからな。なにぶん初めてのコトだったからな、歯止めが利かなかったのだ」
「あー、それでか」
「うむ、最初は向こうも遊び半分な様子で『ソッチも訓練しとかなくちゃ』などといってきて無理矢理付き合せられたが……いや、思ったよりいい経験になった」
「そーか、そりゃ良かったな」
「ああ。…っと、もうこんな時間か。俺はそろそろ寝るぞ」
「あー、はいはい、そんじゃな」
「うむ」
プシュ…カシュン
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Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
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/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
クルツ「ん〜〜〜〜〜〜……」
「…………え?」
ハゲワロタw
>>32 勝手にマオ姐の回想を。。。
「宗介のは確かに大きかったけどさ、お姐さんとしては、こういうのはリズムが大事なのよって教えてあげようと思ってアタシが上になってエイトビートでロックンロールしてたのよね・・・」
「んで、かなめが好きな音楽はジェームス・ブラウンとかだっけ?・・・って話したら、急に宗介が『機械』みたいにガンガン動き出して・・・」
「あ・・・『ゲラッパ』か・・・・・・like a sex machine・・・」
失礼!
>>32 その感じで
クルツ→マデューカス、マオ→テッサverもみたいなw
保守
前スレの会長お蓮さんの職人さんはまだかしら…
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
職人さんカモーン
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
41 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 16:56:13 ID:5tvv1EBW
はい投げ捨て
今回適当
〜学校で 教師編(仮)〜
かなめと宗介を筆頭にいつものメンバーが廊下を歩いていると、前方から彼らの担任であり英語教師でもある神楽坂恵理が歩いてきた。
「あ。あなたたち、ちょっといい?」
「はい?」
「あたし、今日は午後から病院に行かなきゃならないの。それで放課後集める予定だった英語のノート、代わりに集めといてくれるかしら」
かなめたちは病院と聞いて慌てだす。
「神楽坂先生、どっか悪いんですか!?」
心配しているのだろうが、かなり失礼な言い方である。
神楽坂教諭も顔の筋肉を若干引き攣らせている。
「え、えーと、大した事じゃないの。」
「は?」
意味不明な返答に首を傾げる一同。
そこへ、あ、と風間は話に割り込んだ。
「あの、集めたノートは職員室に?」
「あ、ううん。ほら、もうすぐ実力テストでしょ?できるだけ早く…明日には返したいから……相良君、私の家に直接届けてもらえない?」
「はっ、了解しました」
「あん?あんた神楽坂先生の家ドコにあんのか知ってんの?」
「ああ、すでにスペアの鍵も貰い受けている」
「ふーん」
「じゃ、お願いね」
「はっ」
スタスタスタ…
(´・ω・`) ・_・メ)´ヮ`)・A・)
『………………………………………』
「恭子」
「何、カナちゃん」
「先生なんで病院行くって?」
「『定期健診みたいなものっていうか、定期的に来るはずのモノが来ないだけっていうか』」
「そう」
(´・ω・`) ・_・メ)´ヮ`)・A・)
『………………………………………』
「…………宗介」
「ん、なんだチドォぃゥるぶゴハァあっっ!?」
42 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 16:59:27 ID:5tvv1EBW
↑ミスった
↓で、訂正
〜学校で 教師編(仮)〜
かなめと宗介を筆頭にいつものメンバーが廊下を歩いていると、前方から彼らの担任であり英語教師でもある神楽坂恵理が歩いてきた。
「あ。あなたたち、ちょっといい?」
「はい?」
「あたし、今日は午後から病院に行かなきゃならないの。それで放課後集める予定だった英語のノート、代わりに集めといてくれるかしら」
かなめたちは病院と聞いて慌てだす。
「神楽坂先生、どっか悪いんですか!?」
心配しているのだろうが、かなり失礼な言い方である。
神楽坂教諭も顔の筋肉を若干引き攣らせている。
「え、えーと、大した事じゃないの。定期健診みたいなものっていうか、定期的に来るはずのモノが来ないだけっていうか」
「は?」
意味不明な返答に首を傾げる一同。
そこへ、あ、と風間は話に割り込んだ。
「あの、集めたノートは職員室に?」
「あ、ううん。ほら、もうすぐ実力テストでしょ?できるだけ早く…明日には返したいから……相良君、私の家に直接届けてもらえない?」
「はっ、了解しました」
「あん?あんた神楽坂先生の家ドコにあんのか知ってんの?」
「ああ、すでにスペアの鍵も貰い受けている」
「ふーん」
「じゃ、お願いね」
「はっ」
スタスタスタ…
(´・ω・`) ・_・メ)´ヮ`)・A・)
『………………………………………』
「恭子」
「何、カナちゃん」
「先生なんで病院行くって?」
「『定期健診みたいなものっていうか、定期的に来るはずのモノが来ないだけっていうか』」
「そう」
(´・ω・`) ・_・メ)´ヮ`)・A・)
『………………………………………』
「…………宗介」
「ん、なんだチドォぃゥるぶゴハァあっっ!?」
シチュの妄想なら浮かぶんだよな〜
ソースケとミズキがかなめの部屋でデートの練習してたときに、ミズキがそのまま寂しくてエッチへとか。
「か、勘違いしないでよね。べ、別にあんたのこと好きでしたわけじゃないんだからっ」
「ああ、好きだ、ミズキ」とソースケはこれも練習だと思ったまま、ミズキ落胆で落ち?
他にも東海林の相談にのってるうちに〜とか。佐伯恵那のリベンジとかね。
書き手さんはすごいな〜と常々思いますよ。
『続・日常に〜』の前スレ872です。前回レスくれた人感謝。
↑で激しく中途半端に終わった宗かなで新たに書いてみたので、また投下します。
今回は短編『ミイラ取りのドランカー』のアナザーストーリーといった感じで。
一応平和な感じなので、軽く読んでやってください。
次々と炸裂する手榴弾。辺りに撒き散らされる無数の破片、もうもうと立ち込める煙と硝煙の匂い。
酩酊状態のかなめは、普段の宗介を凌駕するデストロイヤーと化していた。
何しろ誇張抜きで、無差別爆撃機なのである。
「あははははっ。みんな伏せろ伏せろ〜。爆発するぞぉ」
爆音。爆音。爆音。
普通なら間違いなく警察沙汰だ。
しかし幸か不幸か、近隣住民はこの外人アパートで毎晩のように繰り広げられるどんちゃん騒ぎにもはや慣れてしまっており、ちょっとやそっとのことでは110番通報したりはしないのであった。
ついでに言えば辺りは高級な邸宅が立ち並ぶ住宅街。各家とも、騒音公害対策はそれなりに打っているのだろう。
ともかく林水の住む洋館は、本人が不在の一晩のうちに見るも無残なまでに破壊されつつあった。
「ち…ちろり……やめ…」
すっかり酔いが回り腰が立たない宗介は、かなめを取り押さえることもできない。彼女が近寄ってきた時に力なく裾を引っ張るのがせいぜいだった。
それを全く意に介さず、かなめは宗介の制服の中を無遠慮にまさぐる。
「あらぁソースケ、あんたもう爆弾持ってないのぉ? 今日に限って少ないわねェ」
心底残念そうに言ってから彼を捨て置いて立ち上がり、屍累々たるホールを満足そうに見回して仁王立ち。
その姿はさながら、荒野に佇む戦乙女――などという神々しさは全くない。恥じらいもなく大口を開けて高笑いをしてみせたものだった。
「がっはっはっは。どぉ? 少しはあらしの苦労がわぁった?」
「わかった……俺が…悪かった…」
「素直でよろしい。じゃあ、特別にカナちゃんからごほうびあげちゃおっかな〜。さっき嬉しいことも言ってくれたしぃ……きゃっ、恥ずかしっ。な〜んてね、あははっ♪」
と、かなめは足元に突っ伏す宗介を無造作に抱き起こし、肩を貸して立たせた。
「ほらぁちゃんと掴まりなさぁい。移動〜、移動〜」
「うぅ…?」
視界がぐるぐると回転しっぱなしの上、身体にまるで力が入らない。
宗介は言われるがままに彼女の肩に腕を回し、半ば引きずられるようにして、破壊の限りを尽くされたホールを後にした。
年季の入った建物とはいえ、洋館は階段も含めて頑丈な造りのようだった。
辛うじて生き残った電球の明かりを頼りに2階の廊下の奥へと進むと、ホール付近の惨状の影響はほとんど感じられなかった。
「ちどり……どこに向かって…」
頭の働きが極端に鈍ってはいたが、それでも自分が階段を上ったりしていることはどうにか理解できた。
かなめはきょろきょろと辺りを見回しながら歩を進め、
「さっき上がった時、い〜い場所みっけたのよ……おっ、はっけ〜ん♪」
やがてひとつのドアを指差して歓声を上げる。そこは閉め忘れか、あるいは鍵が壊れているのか、僅かに開いたままになっていた。
「お邪魔しま〜すっ」
と、暗がりの向こうへと遠慮なく足を踏み入れる。空き部屋らしいそこは八畳ほどの絨毯敷きで、開いたままのカーテン以外の調度類は一切見られない。
「ドアがしまんないや〜。まいっかぁ」
立て付けが悪いらしいドアを閉めきることを諦め、かなめは脱力状態の宗介を絨毯の上にすとんと下ろした。
そのまま仰向けに寝かせ、左右から挟むように両手を付いて覆い被さってくる。
廊下から漏れる光と窓から差し込む月明かりで最低限の視界が確保され、夜闇の中に彼女の均整の取れた肢体が浮かび上がっていた。
上気した頬と、熱を帯びて潤んだ瞳が至近距離に迫る。その表情は恍惚とした色に満ちていて……
「ち…千鳥……その…」
不意にホールでの一件が思い出され、鼻の頭に残った感触にどきりとする。
「なーに?」
「なにをするつも…」
言いかけた口が、何の前触れもなく塞がれていた。
もちろん、彼女の唇で。
「っ!?」
本日二度目のフリーズ。しかも、破壊力は先程の比ではない。
ガチガチに身を固くする宗介を宥めるように、かなめはまず彼の頬を優しく両手で包み込んだ。そして顔の角度を少しずつ変えて何度も唇に吸い付く。
「んっ……う…」
全身の硬直が解けてくるのを見計らって、彼女が口内へと柔らかく侵入してくる。
口内を掻き回される奇妙な感覚にまた一瞬身が竦むが、ほどなくそれは甘美な味わいへと変わっていた。
かなめが絡みついてくるのに応じ、やがて宗介もぎこちなく舌を動かしてみた。
そんな内壁同士の触れ合いがしばらく続いた後。いつの間にか閉じていた宗介の瞼に、ぽたりと水滴が落ちてきた。
ほぼ同時に、唇がふっと離れる。目を開けると、顔を歪ませて嗚咽を堪える彼女の姿が映った。
「どうして…泣いているんだ?」
「し、知らないっ……ゴミよっ、目にゴミが入ったの!」
余りにも苦しい弁解をしながら、ごしごしと乱暴に目をこすっている。が、なかなか涙は止まらない様子だった。
「千鳥……」
いたたまれない気持ちになり、思わず手を伸ばす。だがそれを払いのけるようにして、かなめは宗介の胸に顔を埋めてきた。
「…洗い流して……アイツの、忌々しい感触を…」
「え?」
それはごく小さな呟きだったので、宗介にははっきりと聞き取ることができなかった。
「………………」
二度は言わずに、少し時間を置いてから顔を上げると、かなめは半ばまで露わになっていたブラウスのボタンを全部外し、胸部を躊躇なく開放した。
ぎょっとして視線を彷徨わせる宗介に、ふふっと悪戯っぽい笑みを返す。
涙は、すでに流れていなかった。
「あんたが、あたしの水着姿とか意識してたってわかって、すごーく嬉しかったんだからね。あんたってばいっつも仏頂面で、張り合いがないったら…」
「…いや、それは……すまない」
ブラジャー一枚きりのあられもない姿を直視できず、しどろもどろに宗介は答える。
申し訳程度に袖の先だけ脱がずに残されたブラウスが、逆に欲情を引き立てるようだった。
「だからこれは、ごほーびっ。特別大サービスよ、感謝しなさいよっ」
どこかぞんざいに言ってから再び覆い被さり、ぎゅーっと首筋に抱きついてきた。
胸の谷間に顔がすっぽりと包まれる。
頭の中が沸騰寸前になり、宗介はじたばたと藻掻いた。
「ち、千鳥、離れろ…」
「やーだ。ほんとは離れたくないくせにィ。そうでしょ?」
「そっ…………」
ずばり言われて、抵抗する手が止まる。
しばらく流れた沈黙を肯定と受け取ったらしいかなめは、一転して優しく囁きかけてきた。
「ソースケ……そろそろ、動けそう?」
彼女の胸の中で小さく頷く。慈愛の笑みで頷き返し、彼女は宗介の手を自分の背へと誘導した。
「じゃあ、まず…背中のホック、外して。ここの」
熱い吐息と共に紡ぎ出される甘美な調べに抗う理由など、もはやどこにも見当たらない。
宗介はブラジャーのホックに両手を掛けて、そっと外した。
カップを避けるのもそこそこに、剥き出しになった乳房に手を這わせ、少しずつ力を加えていく。
「んん…っ」
アルコールの作用で敏感になったかなめは、すぐに甘い声を漏らし始めた。
片方を丹念に揉みしだきながら、口元に程近いもう一方に吸い付く。
突起を舌先で弄くると、彼女が一際高い声で鳴いた。
「あンッ……ふ…んっ……あっ、あァッ!」
仰け反る彼女のほっそりとした背に手を掛け、抱き寄せる。
――そうとも、君の言うとおりだ。俺は君と離れたくない…
豊かな双丘を執拗なまでに愛撫してから、宗介は片手をスカートの中へと差し入れた。
肌触りの良いショーツが手に当たる。指先で下腹部を撫で、やがて辿り着いた箇所へとまず布越しに触れてみる。
「あッ、ん……んんっ、ふあっ…」
割れ目をなぞるように指先を動かすと、かなめは小さく腰を揺り動かし、切なげに声を上げる。
秘部が次第に湿り気を帯びていくのが、ショーツの上からでもはっきりと感じられた。
十分な潤いというものがどの程度なのか、経験のない宗介には分からなかったので、しばらく彼女の大切な部分を撫で続けてみる。
彼女の反応を見ながら、何度も何度も丁寧に、念入りに。それから、ショーツの中へと恐る恐る指先を侵入させた。
「んっ…!」
びくん、とかなめの身体が強張る。まばらな恥毛の感触を確かめながら蜜壷の位置を探っていた宗介は、少し驚いて手を止めた。
「…痛かったか?」
「ううん。まだ大丈夫…」
女性の初めての『行為』が相当に苦痛を伴うものだということは、宗介も聞き及んでいる。
それがもし彼女が耐えられないほどのものであれば、先まで進むのは躊躇われた。
「痛い時は言ってくれ。すぐにやめる」
だが、その申し出にも彼女は首を振った。
「やめないで、続けて。我慢するから」
「しかし…」
「お願い。やめないで」
強い口調で言われ、反論する言葉を失ってしまう。
「……了解した」
宗介は随分迷ってからそれだけ答え、やがて探り当てた秘裂へと指を挿入していった。
一本、二本と指を増やしつつ、静かに中を掻き回す。
「んっ……あっ、ふあっ! あっ…ん……ぅんっ」
徐々に動きを大きくし、スピードを上げる。次第に彼女の蜜壷は、クチュクチュと淫らな音を響かせ始めた。
やはり痛みも生じているらしく、時折かなめは顔をしかめることがあった。
だがそれを見てペースを極端に落とすと、すぐに「こら」とお叱りが来る。
せめて少しでも苦痛を与えないように――と、終始壊れ物に触れるような心地で宗介は彼女を愛撫した。
「あ、ああっ……ん、はぁん……あっ…ん、あァッ!」
彼の指の動きに合わせるようにして、かなめが身を捩じらせる。
そのたびに柔らかい乳房が宗介の首元や顔にこすり付けられ、否応なしに彼の鼓動も速さを増していった。
自身の雄の部分が疼き、ほの暗い衝動がむくむくと膨れ上がっていくのが感じられる。
「っ……そろそろ…いいか…?」
「…うん……いいよ…」
肩で息をつきながら、かなめは一旦体を起こした。ショーツに手を掛け、脱いで傍らに置く。
宗介も制服のズボンを下ろし、一物を露出させた。
「…君が上で、いいのか?」
大きく頷き、彼女は再び彼の腹部に跨った。
「言ったでしょ。大サービス、って」
「なるほど…」
あの発言はまだ有効だったのか、と思いつつ、宗介は彼女の中へと自身の狙いを定めた。
入り口に宛がわれた感触を確かめてから、彼女の腰が少しずつ下ろされる。
「うっ…くっ…」
いくらか下ろしたところで、かなめの顔が苦痛に歪む。
指を挿入していた時を遥かに上回る痛さであろうことは、表情から容易に推測できた。
すぐ近くに顔が見えていたこともあって、宗介は思わず制止の声を上げかけたが、頭を持ち上げて口を開いたところでまた彼女の唇が蓋をした。
「んむっ…」
「大丈夫。そのままでいて」
短いキスの後に、吐息のかかる距離で告げてくる。声は微かに震えていたが、その一言一句には揺るぎない意思が込められていた。
「千鳥…」
もはや宗介にできるのは、黙って彼女の行為を見守ることだけだった。
「くっ…」
彼女の小さな呻きが、食い縛った歯の隙間から漏れ出た後、ぷつっ、と何かを破る感触が伝わってくる。
「はあっ……動くよ」
大きく息を吐き出しただけで、さしたる休憩も置かずに告げると、かなめはすぐに腰を動かし始めた。
「むっ…う」
「うっ…あっ……ふ、あっ、あぅっ…はあ、ああっ」
ひとたび膜を破って奥まで挿入しても、破瓜の痛みというものは治まらないらしい。声にも苦痛の色がかなり濃い。
やはり、彼女を上に座らせるべきではなかった――目尻に涙を浮かべながら懸命にピストンを続ける彼女を見上げ、宗介は激しい後悔に苛まれていた。
そんな心境をよそに、自身の絶頂は目前まで迫ってきていた。
全身を揺さぶり、長い黒髪を振り乱しながら一心不乱に動くかなめのリズムに合わせて、彼も腰を浮かせる。
「あっ、ああっ、あああっ! はあ、あん、あああぁぁっ!!」
「う……くうぅっ」
高みに上り詰める嬌声で最後の一押しをされて、欲情が一気に彼女の内へと放たれていった。
「あ……ああっ…ソースケ……」
愛しさと、どこか名残惜しさを帯びた声を吐息に含ませ、かなめが宗介の上に倒れてくる。
「千鳥……」
ぐったりした彼女を咄嗟に受け止めた宗介は、華奢な背中を優しく抱き締めた。
「……千鳥…すまない」
「なんで……謝るの……」
荒い呼吸の合間に、彼女は逆に機嫌を損ねた様子で返してくる。
「…君に無理をさせてしまった。やはり最初は女性が下に…ぐはっ!?」
「ばか」
一言のもとに突っぱねたかと思うと、かなめは宗介に見事なヘッドロックを極めた。が、すぐに手を放して緩慢に言葉を続ける。
「あたしがしたかったから、したのよ。それだけのことでしょ……」
「だが……千鳥?」
尚も言い募ろうとした時には、かなめはすやすやと彼の間近で寝息を立てていた。
小さく溜息をひとつ。しばらく寝顔を眺めていたが、
(このままでは風邪を引くな…)
彼女が目を覚ましてしまわないよう、静かに身を起こす。途端にまた視界がぐらりと傾き、堪らず手を付いた。
さらに全身を倦怠感と強烈な睡魔が包み込んでいく。おそらく大部分はアルコールのせいだろうが…
自分のズボンを引き上げ、穿き直してから、彼女の服装も簡単に整えてやる。
ブラジャーを付け直すのは困難に思われたので、どうにかブラウスとショーツだけ元通りに着せた。
そして上から学ランの上着を掛けてやる。幸い隙間風も入ってくる気配はないし、これで防寒はほぼ問題ない。
「……眠い」
事後処理を終えたと判断した宗介は、力尽きるようにぱたりとその場に倒れた。
窓の外はすでに薄明るい。夜明けが近いようだ。
瞼を閉じる前に、もう一度彼女の顔を見る――『最初の涙』の痕を。
今の自分には、あの涙の理由は見当も付かなかったが……そのうち、分かる日も来るだろう。そんな気がした。
――そういえば……今日は、何か重要な予定があったような…
いい。今は考えるのはやめよう。眠い……
「はて……一体、なにがあったのか」
「第三次世界大戦か……?」
早朝、旧友の日下部侠也に送ってもらって帰宅した林水は、中に入ってまず最初に、変わり果てた洋館の惨状を冷静にチェックした。
「おいおい、ひでえなこりゃ。お前の部屋は大丈夫なのか?」
「見たところ爆発はホール付近に集中している。最奥にある私の部屋の損害は、あっても僅かだろう」
あちこちに知り合いが倒れ伏しているが、誰にも大きな外傷はない――ほとんど天文学的とも言える奇跡だが――ので、二人はとりあえず林水の自室へと向かった。
半開きのドアの前を通りかかったところで、ふと室内に目が留まる。
朝日の差し込む部屋の真ん中で、よく見知った男女が一組、寄り添い合って安らかな寝息を立てていた。
「おや」
「ほお〜。仲のいいこった」
彼らを起こすでもなく、林水は静かにドアを閉めた。
立て付けの悪いそのドアは放っておくと勝手に開いてしまうので、室内が見えることのないよう、レンガの破片を置いて即席の留め具にする。
「ふむ。侠也、このことは我々の胸の内にしまっておくことにしよう」
「だな」
二人は頷き合うと、そのまま何事もなかったかのように部屋の前から立ち去った。
おわり
以上、TSRを見ていてふっと思いついたネタでした。おのれレナーd(ry
それにしても私の書く宗かなは、見事にかなめが主導権握ってるような…
ではまた機会があればノシ
>>44 GJJJJJJ!!!!
リアルで読んだから規制が辛かったよ。
GJ!
>50
(*^ー゚)b グッジョブ!
職人さん乙!そしてGJ!!
GJ!和みました。
57 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 23:09:05 ID:Mri7/UCR
期待age
GJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!
それだけだ
激しくGJ!!!>50
11話でで偽かなめに押し倒されてたシーンがちと脳裏をよぎったw
60 :
50:2005/10/07(金) 01:08:08 ID:8bwfc9DE
みなさんレス感謝。
またネタが浮かんだらこそっと落としに来ます。
>>59 今週の話はかなりシチュ被ってましたね。体勢まで(汗)
見た時かなり焦りました。
女性キャラのスリーサイズはだいたいどれぐらいだと思えば良いかな?
ぐぐってみたけどこれしかわからなかった
かなめ:T166 B86W58H86
テッサ:T158 B80W56H80
マオ :T165 B88W59H86
恭子 :T153 B80W57H81
相良宗介軍曹は、このところ連夜の作戦に就いていた。
それは、とある島に単独上陸して主要拠点を制圧しながら各地の防衛システムを無力化した後、敵の最重要拠点を強襲潜水艦で攻略するというものだった。
まず、島の北側から上陸して声のする所へ押し入ると、いきなり敵の応戦があって絡み合いになる。
「んっ・・・ちゅくっ・・・はぁ・・・はぁ…」
敵の息があがってきたところでそこから離脱し、南下しながら島の各所を同時多発的に攻めて徐々に敵の防衛網をくぐり抜けていく。
攻撃対象を島の重要拠点であって深い谷を形成している二つの丘陵地アルファ・ワン、アルファ・ツーに移すが、ここの防衛システムはなかなかしっかりしていて防衛網の上からでは揺さぶりをかける程度で有効な攻撃が難しい。
宗介は防衛ラインに沿って島の裏手へ回って手探りで厳重な防衛システムを解除する。
(このあたりの筈だが・・・コレだな・・・)
「パチッ、パチンッ」
「ぷるっぷるるんっ」
これで二つの丘陵地アルファ・ワン、アルファ・ツーはもう無防備である。波状攻撃を仕掛けながら包囲網を徐々に頂上付近に狭めて集中攻撃を加える。
「ぺろぺろ・・・ちゅぱちゅぱっ・・・」
アルファ・ワン、アルファ・ツーを完全に制圧して敵が耐えられなくなった頃を見計らって蛇行しながら南下する。
小さな窪地を経由してさらに進むと島の最重要拠点があるはずのポイント・デルタだ。はじめはこの地域一帯を覆っている防衛システムの上から、あるいは隙間からの攻撃を試みる。
一見するとここの防衛システムはさほど堅牢ではないように見えるが、焦るとなかなか解除することができない。
宗介は、この防衛システムは島の裏手に回って滑らせるのがコツであることを最近学んだようで、今回はすぐに取り除くことに成功した。
「シュルッ」
あらわになった草原の柔らかいブッシュを掻き分けて更に奥へと進む。どうやら島の最重要拠点にたどりついたようで、この後の作戦行動を円滑に進めるために周辺を特に念入りに探索する。
「くりくり・・・ぴとぴと・・・くちゅくちゅっ・・・」
島の照明は少し前にダウンしていたが、かすかに差し込む月明かりに小粒の桃色真珠が濡れて、てらてらと光っている。どうやら海が近い。
いよいよ宗介の強襲潜水艦<トゥ・アハーン・デ・ウフン>の出番である。
(特殊マスカー作動!)
「ピリリっ・・・ぴとっ、しゅる、しゅるるる・・・」
(潜航準備よし!微速前進三分の一!)
少し船体を滑らせると浅瀬の距離は短く、すぐに深い海溝になっている。海底火山でもあるのだろうか温水が湧き上がってきている。
(潜航開始!ダーイブ、ダーイブ、ダーイブ!)
「ちゅぷっ、じゅぷぷぷ・・・」
ゆっくりと潜航を始めると、海溝は狭く複雑に入り組んだピンク色の壁面が迫ってくる。ねっとりと船体にまとわりついてきて思うように舵が効かない。
(こ、これは・・・気持ち・・・イイ国作ろう・・・鎌倉幕府・・・な、なんと・・・締まるな・・・竜宮城・・・)
宗介は、必死に何かから気を紛らわせるための呪文を唱えようとしたようだがまったくダメである。努力の甲斐もなく強襲潜水艦<トゥ・アハーン・デ・ウフン>は潜航開始から間もなく圧壊限界に近づいてしまった。
「うっ!」
(どぴゅっ!ぴゅ・・・)
強襲潜水艦<トゥ・アハーン・デ・ウフン>は、圧力に耐え切れず船首から『白いAS』を勢いよく放出してしまった。
ただし、潜航直前に船体の周囲に密着させた特殊マスカー(極薄の高分子ポリマー)のおかげで海洋汚染は免れたようである。
(むう・・・強襲攻撃に移る前に・・・これでは敵に責められてしまう・・・)
作戦行動の続行を断念した強襲潜水艦<トゥ・アハーン・デ・ウフン>が完全に浮上すると、なぜか宗介のすぐそばにいた千鳥かなめが、ゆっくりと上体を起こしてその場にへたり込む。
「あん、もう、ソースケだけイクなんてズルい!これからってところだったのにぃ・・・」
「あーあ、なんてかわいそうな私。るーるーるー」
どうやら、潜水艦の『白いAS』放出のタイミングが早すぎて満足な強襲攻撃も無く、あっけなく浮上してきたことが不満な様子である。説明が遅れたが、ここでいう『AS』とは『Abundant Sperm』の略である。
かなめは暫らく頬を膨らませていたが、気を取り直すと四つん這いの姿勢になって、やや元気のなくなった兵士に顔を近づけた。
「敵前逃亡は許さないわ! 軍法会議の後、再突入を命令します!」
「ペロッ、チュパッ・・・うぐっ・・・うぐぅんぐ・・・ちゅっぽッ、じゅぽじゅぽッ・・・」
軍法会議では、激しい『口頭尋問』がしばらく続いた・・・
おわり
トゥ・アハーン・デ・ウフンってwww
極薄の高分子ポリマーwww
『Abundant Sperm』www
最高だ。GJ以外の何物でもない。
保守
72 :
65:2005/10/15(土) 02:22:10 ID:jqMxnYkN
おー wwwのレスがいっぱいだ
言葉遊び先行で、あんまりエロくなかった気もするけど、
ウケたみたいなので、また投下するよ
「ソースケ、紅茶とコーヒーどっちがいい?・・・あら、寝ちゃったの?」
今日は夕食をご馳走してくれるというので、学校帰りにかなめの部屋に立ち寄った宗介はソファーでうとうとしているうちに眠ってしまっていた。
かなめは幸せな気持ちでしばらく宗介の寝顔を見つめていたが、視界の端にふと目が留まった。宗介の制服の一部が妙に膨らんでいるのである。
「この膨らみは・・・武器・・・じゃないわよね・・・」
好奇心を抑えられずに、かなめは白く細い指を宗介の制服の隙間から滑り込ませて膨らみの正体に直に触れると、その全貌を確かめるように指を這わせた。
「あ、温かい・・・これは・・・やだ、少し硬くなってきてる・・・」
女の子の手で辛うじて握れる太さを掴むと、全長20センチ弱はあろうかというモノの丸い先端が宗介の制服のスリットから姿を現した。
「ゴクリっ・・・」
思わず唾を飲み込んでしまった音が頭の中に大きく響いて、かなめは赤面した。
(あ、あたしったら、なんてはしたないことを考えてるの?!)
(ソースケの・・・を・・・寝ている間に・・・なんて・・・もし見つかったら恥ずかしすぎる・・・)
(でも・・・もうこんなに硬くなって・・・放っておけないじゃない・・・そうよ、獲物を前に舌なめずりは三流なのよ・・・)
意を決したかなめは、宗介がまだ寝息をたてて眠っていることを横目で確認すると、髪の毛が邪魔にならないように指で耳に掛けてから唇をゆっくりとそのモノの先端に近づける。いよいよ咥えようとした瞬間、緊張のあまり握っていた手につい力が入ってしまった。
同時に、握っていたモノの先端から白くドロッとした温かい液状物が勢いよく吹き出して、かなめの口のまわりに飛び散った。
『ビュッ!』
「きゃっ!・・・・・・うっわぁ・・・ベタベタだぁ・・・」
「うー、ぅん・・・」
口のまわりに掛かったベトベトしたものをぬぐう間もなく、うめき声で宗介が目を覚ましそうだと悟ったかなめは、握っていたモノを慌てて元の場所にしまい込んでから一刻も早くその場を離れようとしたところで、残念ながら宗介に見つかってしまった。
「ん・・・俺は・・・眠っていたのか・・・千鳥、どうした?・・・その口の周りは?」
「えっ!な、なに?! あ、あたし? こ、これはちょっと美肌パックをしようかと・・・うはっ、うはははは」
「(ふんふんっ)ん?この匂いは・・・」
さらに自分の制服の乱れを見て宗介はすべてを理解した。
「そういうことか、問題無い。遠慮するな、これは君のためのモノだ」
そう言って宗介は、さっきより更に硬くなりつつあるモノを取り出してかなめの目の前にグイっと突き出した。
「いやんっ」
自分のしようとしていたことをすっかり見透かされた恥ずかしさで、かなめはしばらく顔を耳まで赤くして下を向いたままティッシュで口のまわりを拭いていたが、
突き出されたモノの先端からさっきの噴出の滴が垂れそうになっているのを見て、思わず舐めとるように舌を這わせて吸い付くように頬張った。
先端近くに残っていたトロっとした液状物がかなめの口の中に吸い込まれる。
『チュっ』
(あ・・・まだ残ってる・・・)
「ちゅくっ・・・ぅぐ・・・うぐんぐ・・・」
両手を添えておいしそうに頬張るかなめの姿を満足気に見ている宗介に、かなめが上目遣いで訴えた。
「はふはひぃはは、はんふぁひひはいへひょ」(恥ずかしいから、あんまり見ないでよ)
「恥ずかしがることはない。いつもご馳走になっているお礼だ。」
かなめはしばらく動かしていた口をそのモノから離して宗介を誘った。
「・・・っはぁ・・・ソースケも・・・欲しくなってきたでしょ?・・・一緒に・・・ね・・・」
「いいのか? では、こっちの方を・・・」
「うん・・・ちょっと待ってね・・・・・・んっ・・・」
今度はかなめが甘酸っぱい香りのトロリとしたものがあふれそうになっている割れ口を宗介の口元に持ってきた。
・
・
・
・
・
「んぐむぐ・・・やはり俺は・・・んぐむぐ・・・ヨーグルト味が一番好きだな」
「んぐむぐ・・・買ってから時間が経ったから・・・んぐむぐ・・・少し硬くなっちゃったけど、ありがと」
宗介は半分に割ってもらった『オハイオ屋のトライデント焼きヨーグルト味』を食べながら、制服のポケットから空になった包み紙を取り出して、今度また買ってこようと思った。
おわり
・
・
・
・
・
が気になる〜
生殺しでつ〜
生殺しも何も、トライデント焼きヨーグルト味を食べる話だろうがwww
75は食べ物フェチなのか?w
ワロタ
なんだこりゃw
>>73-74 ワロタwww
ただ、1つ頼みがある。
適度な改行と句読点を頼む。ちょっと読みにくいや。
79 :
74:2005/10/16(日) 01:29:39 ID:x2qmxtd9
ども、
作戦任務に偽装したエロネタの1作目に続いて、エロに偽装したおやつネタの2作目にも
賞賛のwwwをありがとうございます。(エロパロでいいのかこれは?)
次があるとしたら、エロに偽装したエロネタ?なんじゃそら
見ての通り、文章書くのは苦手でして、思いついたネタを披露してみたかっただけなんです。
なんで、「うわっ! やっ ら し い ぃ ぃ」と言いたくなるような表現もできまへん。
誰か書いて・・・お願いします。
81 :
74:2005/10/16(日) 16:26:52 ID:x2qmxtd9
>>80 了解した!
うっ!だが、すぐには無理だ・・・ネタ帳を2000`離れた艦内に忘れてきた・・・
とってきなさい、今すぐっ
83 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 21:48:55 ID:AoDPU4vE
age
保守
ウルズ7より、各位へ、
待たせてすまなかった。
明日くらいにUPできそうだ
気にするな、潜伏指令は馴れている。
ウルズ86了解
ワクワクテカテカで待機する
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
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Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
チゲ鍋があれば問題ない
>>85 某スレのようにイデを発動させないよう気をつけてくれ
その女、情報部員のレイスは考えていた。なんとか千鳥かなめとの関係の、形成逆転が図れないものかと。
過去に護衛に失敗して、死なせかけたことをネタに、ヒマつぶしの相手までさせられているのである。
「だが、所詮は小娘、過去、男女を問わず虜にした私の得意なアレで・・・女スパイを甘く見た事を後悔させてやる。」
これから行く事を電話で告げたレイスは、必要な準備をしてから、かなめの部屋を訪れた。
レイスを部屋に招き入れたかなめは、ノーブラで、薄緑色のショーツに大き目のTシャツを着ただけの無防備な格好だった。
部屋に入るとレイスは、かなめを無理やり椅子に座らせる。
「な、なにを始める気?」
「安心しろ。危害は加えない。すぐに欲しくてたまらなくなるはずだ。」
レイスが慣れた手つきで、素早く端をつまんで一気に剥ぎ取ると、みずみずしい滑らかな白い肌がさらされる。
間髪入れず、白い塊りを乱暴にわしづかみにすると、握るたびに指の隙間から柔らかくあふれ出す。
「やだ・・・そんなに強く握ったら・・・」
かなめは顔を歪めたが、レイスがひねるように指を動かすと、簡単に火をつけられてしまった。
そこから先は、あっという間だった。
薄緑色の覆いを取り除いて、ゆっくりと左右に開くと、中から薄ピンク色の秘肉があらわになった。
その弾力を確かめるようにレイスがクニっクニっと指を動かす。
「綺麗な色、こんなに柔らかくて・・・」
「そんな・・・指、入れないでよ・・・」
かなめの訴えを無視して、ゆっくりとかき混ぜると、始めはぴちゃぴちゃとしていた液体は、もうトロトロになっている。
「ほら、もう欲しくてたまらないだろう」
しばらくすると、熱気で部屋のガラスは曇り、かなめだけでなくレイスも汗だくになっていた。
・
・
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・
・
・
「はふはふっ・・・どうだ美味しいだろう・・・もぐもぐ・・・私が作った『豆腐チゲ鍋』は」
「はふはふっ・・・確かに美味しいけど・・・もぐもぐ・・・豆腐を握って崩すのとか、豚肉を指でいじり回すのやめなさいね」
「うう・・・だが、また食べさせて欲しかったら、私を安易に呼び出すのは、もうやめて欲しいな」
「でも、あんた大したことしてないじゃない。美味しさの秘密は、このキムチでしょ。今度あたしの分も買ってきて」
「だから、これは日本では手に入らないから、私の機嫌を損ねるとだな・・・」
「じゃあいいわよ、ソースケのところのヤン君に頼むから。これ韓国のでしょ、ハングルは読めないけど、電話番号メモったから」
その後、かなめがテレビを見ている間に、レイスは洗い物をさせられていた。
(おわり)
>89見たら、こんなの書きたくなった。もうひとつネタはあるけど・・・寝る。
ウルズ7より、各位へ、苦戦している。
電動コケシの振動音とか作動音は、
どんな擬音で書いたらグッとくるものだろうか?
>>91 リアリティが無い。本場●●っつーフレーズに日本人が弱いのは確かだが半島産の
キムチは臭い・マズイ・危険が揃った非常ーーーにやばい品、捏造はやめよう
日曜日の繁華街、宗介の服をかなめが選んでやったり、かなめが大好きなボン太君グッズを買い漁ってきた帰り道だった。
宗介が何かに気付いたらしく、とある店の奥に、かなめを押し入れてから、出入り口で周囲を警戒している。
かなめは、『また、尾行の気配でも感じたのかしら?』と思いながら、店の奥のウィンドゥケースをしばらく何気なく見ていた。
「・・・え゙・・・」
絶句して目を見開いた後、まわりを見ると、色とりどり、サイズ各種のモノが、そそり勃つように何本もチン列されている。
小さな樹脂製や、なんとも立派な形をしたシリコン素材の本体に、コントローラーが付いていたりする『特殊用途の電動器具』。
そう、この店は、いわゆる『大人のおもちゃ屋』だった。
(この前の薬局での妊娠検査セットといい・・・な・ん・で・こ・ん・な・・・)
かなめは、わなわなと拳を震わせていたが、すぐ手元にあったモノが気になって、つい思わず手に取ってしまった。
一度手にしてしまうと、今度は手放すのが惜しくなる。そんな心理が働いた。
(コレは・・・うぅ、どうしよう・・・こんな店にはもう二度と入らないだろうし・・・獲物を前には以下略だし・・・)
(・・・周りには誰も居ない・・・お金を払う間だけ、恥ずかしいのを我慢すれば・・・・・・えーい、ままよ!)
かなめは、深呼吸してからレジに向かうと、黙って下を向いたまま支払いを済ませた。
受け取ったモノを急いでバッグに押し込んで、(うっ・・・あたしって汚れちゃった?)と思いつつ店の出口へ走った。
「千鳥、大丈夫だ、俺の気のせいだった。問題無い!」
その涼しげな声で、かなめの怒りが再燃し、宗介は道路の真ん中で『くぬっ!くぬっ!くぬっ!』っと蹴たぐり回された。
●
翌日の夕方、宗介は、後でかなめの部屋に来るように頼まれていた。約束の時間に部屋を訪ねたのだが応答が無い。
拳銃を片手に部屋に入ると、なんのことはない、かなめは、背もたれを少し寝かせた一人掛けの椅子で眠っていた。
その姿は、制服の上着を脱ぎ、ブラウスのボタンがいくつか外されていて、深い胸の谷間まで見えている。
ミニスカートから伸びた足は両膝が開かれていて、もし、正面に回れば『彼女は最高よ!』と叫びたくなるであろう格好だった。
なにか、疲れてぐったりしているようにも見えるが、どこか満たされたような、幸せそうな寝顔だった。
(寝かせておいてやろう。書置きをして出直すか)
そう思ったところで、かなめの手元、座った腰のすぐ横に置いてあるモノに気付いた。
それは、ナニかのコントローラーで、電気コードが繋がっている。コードの先は、ミニスカートで隠されていた。
宗介は、そのコントローラーを手に取ろうとして、誤ってボタンに触れてしまったらしく、すぐ近くでナニかが動き出す音がした。
(ブゥゥーン・・・)
「ぁんっ・・・」
殆ど同時に、かなめが小さな呻き声を漏らして、それまで開いていた太腿を『きゅっ』っと閉じて腰をくねらせた。
かなめが動かした腰と、椅子の肘掛けとの間に手を挟まれて、宗介はコントローラーに触れることすら困難になっていた。
「困った・・・下手に手を動かして、スカートが捲くれ上がったところで目を覚まされたら・・・また金属バットで・・・」
どこからか、携帯電話のバイブレーション機能に似た音、いや、もっと激しい唸りのような連続音がしている。
(・・・ヴゥヴゥーンーヴゥヴゥーンーヴゥヴゥーンー・・・)
暴れる振動体を柔らかいもので押さえ込んだような、くぐもった響きだ。
それは、かなめのスカートの中から、そう、確かにお尻の前の方、挟むように閉じた太腿のあたりから聞こえてくる。
よく見れば、かなめの白い太腿が、ふるふると少し震えている。顔の表情からも、ナニかを感じているのがうかがえる。
いけないことをした気持ちになった宗介は、かなめが目覚める前にスイッチを切ろうと、なんとか指を伸ばしてボタンに触れた。
(カチッ・・・・・・グィン・・・グィングィーン・・・)
「くっ・・・違うボタンか」
さっきまでの単調な振動音から、ナニかが抵抗を受けながら、周期的な動きをゆっくり繰り返すような作動音に変わった。
(グィングィーン・・・グィングィーン・・・グィングィーン・・・)
「・・・・・・・・・・・んっ・・・・・・・・・・・・・んっ・・・・・・・・・・・・・んっ・・・」
いつしか、その周期的な作動音に合わせて、かなめの腰が前後に揺れていて、少し鼻に掛かった吐息が漏れ始めている。
尚も必死にコントローラーに指を伸ばそうとしている宗介の腕に、かなめの手が、そっと重ねられた。
「・・・あぁ・・・ソースケ?・・・」
「千鳥、起こしてしまったか、すまん。すぐ止めてやる」
「・・・ぃぃの・・・とめ・・・ないで・・・・・・きもち・・・ぃいの・・・」
「・・・さっきも・・・ひとり・・・で・・・やって・・・たの・・・」
「・・・だから・・・このまま・・・」
かなめは、ぼんやりと虚ろな目をして、押し寄せる波動に身をまかせている。
大きく開かれた胸元で、素肌にうっすらとにじんだ汗が、キラキラ光って妙に艶かしい。
周期的な動きは、豊かな乳房も揺れるほどに、さらに大きく、だんだんと間隔が短くなっていく。
(グィンッ、グィンッ、グインッ、グインッ・・・)
「・・・・・んっ・・・・・・くっ・・・・ぁふっ・・・ぁんっ、んぁっ・・・」
ナニかに、繰り返し強く攻めたてられているように、腰の動きがさらに激しくなって、もう喘ぎ声が出てしまう。
一瞬の間の後、かなめは、急に『ビクンっ』っと背中を大きく仰け反らせた。
「・・・・・・・・・はぅんっ!・・・」
・
・
・
・
・
・
「あぁ気持ちよかった。『太腿・お尻マッサージ』から『腰揉み』が強くなって、最後の強い『背伸ばし』にはビックリしたけど」
「起こしてすまん。『マッサージ・チェア』のコントローラーだとは知らずに動かしてしまって、停止ボタンが分からなかった」
「いいの、さっきソースケ待ってる間にも『30分コース』やってて、それで気持ちよくて眠っちゃっただけだから」
「ところで、俺に何か用があるんじゃないのか?」
「えっと・・・これ、ソースケにあげようと思って・・・」
それは昨日、かなめがアノ店で、恥ずかしさを乗り越えて手に入れたモノ。
ショットガンを構えたボン太君(よく見るとニセモノっぽかったりする)が、大きくプリントされた男性用下着だった。
「ボン太君グッズコレクターとしては、レア物に目が無くて、つい衝動買いしちゃったけど、あたしが持っててもしょうがないから」
「服を選んでくれたうえに、下着まで、助かる」
もらったパンツを手にした宗介は、見慣れない『袋状の部分』に気が付いて、裏側から指を差し込んでみた。
パンツの真ん中で、ボン太君の構えたショットガンの銃身が、『立体的』になって突き出していた。
「うげっ・・・ああいう店で売ってるのは、やっぱり、そういうパンツなのね・・・」
(おわり)
いきなり椅子で「ブルブルブル」じゃバレバレなんで、捻ろうとしたら、グダグダに・・・しかもあんまりエロくない・・・orz
>>93 「そうだな…すまない、俺にはもう無理だ。書き込みを続けてくれ」
「…エロパロを書かせ…後は俺に何が残る。リアリティなど元から無かった。…単なる捏造の塊りだ、エロパロなど」
「無様だな…どうせ俺はエロい文章を書けない、もうネタもない…そうだ、このままここで朽ち果てよう」
97 :
再:2005/10/23(日) 01:59:49 ID:RjE7jYSd
かなめと蓮とテッサが不良に催眠かけられ
奉仕するってのはドウかな
たとえば無意識にオナニーしてみせたり精液をのませたり
まあミスリル、アマルガムなどの監視とか無しにしないと無理だね
ネタものはたまにはいいが
こうも続くとさすがにイライラしてくる。
もっとTSRでかなめがスタンガン使ったけど充電してなくてオジサンにそのまま犯られちゃうとか、
レナードがかなめにも動けなくなる注射していろいろしちゃうとか・・・
まあ神様登場をお待ちしてます
溜まってるんだよ
98は我慢汁で限界のようでつ
職人さん、哀れな彼をイかせてやってください
<学校の帰り道>
恭子 「ところでさ、相良君、最近溜まってるの?」
かなめ「言われて見れば、今も勃ってるわね、でも、あんたって、普段、オナニーとかってしてるの?」
宗介 「オナニーとは何だ?」
かなめ「マスターベーション!」
宗介 「いや、たまに朝、自然と射精している。」
かなめ「なんか、納得」
恭子 「ねえねえ、今思い付いたんだけど、相良君をファッションヘルスに連れて行くってのはどう?相良君でもイケるかもよ」
かなめ「そうかなあ、でも、本人が行こうって言わないよ」
宗介 「行こう、そこで射精させてもらうのだろう」
<ファッションヘルス店内>
かなめ「基本サービスでお願いします。」
風俗嬢「こちらへどーぞー。じゃあ、脱がしますねぇ」
宗介 「この娘はただの風俗嬢だ…脱がされたのは、決して武器を奪うためではない」
風俗嬢「じゃあ、ローション塗りますねぇ」
宗介 「こ、こ、これはただの、ただのロ、ローショ、ローション…う、う、うわぁあああ」
風俗嬢を壁に押し付け、裸の銃を突きつける宗介
かなめ「ソースケー!」(すぱーん!)
無理を言って個室の隅で見学させてもらっていた、かなめのハリセンが唸った。
<家への帰り道>
かなめ「連れてけって言ったのはあんたでしょ、どうして暴れだすわけ?」
宗介 「だが、なんだか分からない液体を持った赤の他人に、『アソコ』まで無防備になるのは危険すぎる」
かなめ「あのさ、ウチ寄ってかない?、どうせだから、あたしが続きやってあげる。」
<千鳥家洗面所>
かなめ「はーい、お客さーん。ようし、じゃあイカせるわよぉ、ふっふっふっ」
宗介 「千鳥、イカせた経験はあるのか?」
かなめ「ないわよ。まあ、恭子とかのXXXXをいぢったりはするけど、イカせるのは初めてかな」
宗介 「お尻に、指は入れんでくれ」
かなめ「なるべくそうする」
宗介の後ろから手を回して片方の手で根元を握って立たせ、もう片方の手の白く細い指をぎこちなく動かす。
(さわさわ、クリクリ、スリスリ…)
かなめ「あたしね…宗介だけは…してあげるから」
宗介 「…助かる…」
かなめ「もう少し右向いてくれる?そっちじゃない、逆」
宗介の目の前に、かなめの胸の谷間が迫る。
宗介 「はぁはぁ…はぁはぁ…」
かなめ「だんだんコツが掴めてきたかなぁ」
ローションを垂らして、滑らかな手つきでゆっくりとシゴく。(チュクッ…チュクッ…チュクッ…)
かなめは前に回ると、居眠りしている宗介の、そそり勃ったモノを見つめて頬を染める。
(パンティをちょっとずらして跨ってしまおうか…)
と思ったが、もう発射寸前のモノを生で挿入するのは怖かった。
かなめ「はいっ、じゃあイカせまーす」
手のひらで亀頭全体を覆うように擦ったり、握った手を激しく上下に動かし始めた。
(チュクッ!チュクッ!チャッ!チャッ!チャッ!チャッ!)
宗介 「うっ!」(どぴゅっ!)
<千鳥家玄関>
宗介 「今日は本当に感謝する。今度、機会があったら君のオナニーを手伝ってやろう」
かなめ「絶対にヤダ!」
宗介 「では、そろそろ…」
かなめ「うん、またね」
宗介 「また、明日」
玄関のドアを閉めてカギをかける。(ガチャリ)
かなめ「今度…口でしてあげようかな…」
TSRの6話を見てないヤツには、なんだか分からんな
で、そのあと9話でレナードにやられちゃうわけだな
朝から、こんなの見せないでくれ。でもGJ!
最初の淡々とした会話になぜかワロタ
107 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 18:18:46 ID:b3TvAFem
登校時間、かなめと恭子が、宗介のことを話しながら歩いている。
「ほーんと、進歩がないのよねぇ、あいつ。もう、頭かどっかにリモコン式の電気ショックでも着けてやりたくなるわぁ」
「なんか粗相するたびに、バチバチーってやるの。案外効果あるかもねぇ。ね、どう恭子?」
「犬じゃないんだから」
恭子が答えると、かなめも冗談よと笑っていたが、無意識のうちに頭の片隅でオムニ・スフィアにアクセスしてしまった。
ブラック・テクノロジーを引き出して、かなめの頭の中では、ソレに必要な理論構築と設計がなされていた。
(スペクトラム拡散波長を宗介の脳波にシンクロさせれば・・・そう、ヘアバンドみたいな形で・・・)
一週間後、それは出来てきた。
(名付けて『ソース犬調教ヘアバンド』。ああ、これで毎晩のハリセン作りから、やっと開放されるのね・・・)
レイスを脅して、ミスリル研究部の試作発注書類の中に、かなめの書いた仕様書を紛れ込ませたのである。
(学校で試すのはちょっと怖いから・・・やっぱりあたしの家がいいかな)
「ソースケ、今日ウチ寄ってかない?晩御飯ご馳走してあげる。」
「いつもすまんな。では、馳走になる。」
「ご飯の前に、ちょっとコレ、頭に着けてみてくれる?」
「これはなんだ?」
「ヘアバンド。いや、宗介に似合うんじゃないかなぁと思って。ただそれだけよ、うん」
「これでいいのか?」
(ふっふっふっ、覚悟なさいソースケ。まずは、スタンバイボタンを・・・ポチッとな)(ピッ!)
「うんっ?・・・うううううう・・・ぅーワンッ!・・・ハァッ、ハァッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ・・・」
宗介は犬のオスワリの格好で、荒い息遣いで舌を出している。
「あら、本当に犬みたいになっちゃった・・・成功なのかしら・・・でも、なんか目つきが・・・ヤラシィ」
目じりがニターっと下がったソース犬が、かなめのミニスカートの中を見上げながら迫ってくる。
「ソースケ・・・大丈夫?・・・って、ちょっと!へんなところに顔突っ込んでこないでよ!」
かなめは、後ろにあったソファに、尻餅をつくように倒れこんだ。
「しかたないわ、かわいそうだけど電気ショックよ。ポチッと」(ピピッ!)
「ヘッ、ヘッ・・・ペロペロ、ペロペロっ・・・」
電気ショックは起きなかった。代わりにソース犬が、かなめの股間に顔をうずめて舐め始めた。
「どーなってんのよ!・・・あん・・・やだ、そんなとこ舐めちゃ・・・」
かなめは、もう一度リモコンのボタンを押した。(ピピピッ!)
「・・・ペロペロっ・・・ハグッ、ウグウグウグ・・・」
電気ショックは起きない。今度は、パンティの端を咥えて剥ぎ取られてしまった。
「いやーん!、口で脱がしちゃうなんて器用な・・・あん・・・ソコは・・・ぁはん・・・」
あらわになった、かなめの下の唇を押し広げるようにして舐め続ける、
「・・・ペロペロ、ペロペロっ・・・ピチャっピチャっ・・・」
「・・・ぁん・・・・・・あふぅ・・・感じちゃうよ・・・」
今度は、かなめの一番敏感な小さな部分を、長く伸ばした舌全体を使って舐め上げる。
「・・・あっ・・・ソコ弱いのに・・・そんなに激しく舐めちゃ・・・感じすぎちゃう・・・ダメっ!」
ソース犬の唾液と、かなめの愛液が混ざって、いやらしい音が大きくなってくる。
「・・・ピチャっ、くちゅっ・・・じゅるじゅる・・・」
「・・・やっ・・・恥ずかしい・・・あふぅ・・・もうイっちゃいそう・・・・・・あんっ・・・舌入れちゃ・・・」
舌を硬くして押し入れると、掻き回しながら出入りを繰り返す。
「あっ、ああっ、イクっ! はあ、あん、あああぁぁっ!!・・・くうぅっ!・・・」
かなめは、両足の太股でソース犬の首を挟み、両手で彼の頭を掴んで、しがみつくようにして・・・イッてしまった。
同時に、ソース犬は、口を塞がれて呼吸ができなくなって気を失ってしまった。
「ハァッ、・・・う、うぐぅううぅぅぅぅ・・・・・・・・・く、苦し・・・・・・」
「・・・ースケ・・・ソースケ?・・・ねえ大丈夫?」
「んん・・・寝てたのか俺は???・・・千鳥、変なことを聞くが、俺は夕食を食べただろうか?」
「大丈夫みたいね、よかった。夕食はこれからよ。どうかしたの?」
「うーむ・・・生カキとかアワビを、山ほど食べさせられたような気がするんだが・・・」
ちなみに、オムニ・スフィアで、ソース犬に関する情報領域の近くには、バター犬の情報領域があったりする・・・
どうも、『ドランカー』を書いた者です。また来てみました。
今度は会長閣下×お蓮さんに挑戦してみたので、こそっと落としていきます。
なんだか半端にシリアス臭いですが御容赦ください(汗)
生徒会役員選挙が終了した放課後。
今週限りで生徒会長の任期を終える林水敦信は、来週から会計監査に就任する現書記・美樹原蓮とともに家路に就いていた。
「先輩。会長のお仕事、本当にお疲れ様でした」
「美樹原くんも一年間ご苦労だった。今後は後輩達を導いてやってくれ」
「はい」
柔らかな笑みを浮かべて蓮が頷く。
辺りを包む夜闇を背景にして、二人の吐く息が白く漂っている。
駅から離れ、閑静な住宅街に差し掛かった今では、規則正しく点在する街灯がやけに存在感を示していた。
しばし無言で歩を進める。
林水は、いつしか帰り際の相良宗介との会話を反芻していた。
彼と二人で屋上にいたことは、隣の少女も知っている。だがこういう場合、「何を話していたのか」といった類のことを、彼女の側からは決して追求して来ないのが常であった。
話せることであれば、訊かずとも林水は自ずから彼女に事情説明、ないしは情報提供を行なうからだ。そういった暗黙の信頼関係が、すでに二人の間には成立していた。
今回の話は、どこまで教えるべきか。どこまで彼女に告げて良いものか。もっとも、結論は出ていたのだが――実行はひとまず保留した。
代わりに、別の話題を口にする。
「ところで美樹原くん。自宅への連絡は済んでいるのかね」
「はい。『友人のお宅で勉強会をする』と、はっきり言ってあります」
数瞬前と変わらぬしっとりとした微笑で、こともなげに言う。
「…そうか」
かなり珍しく、ほんのわずかながら、返す彼の声には驚嘆の響きが含まれていた。
勉強会。何重ものオブラートに包んだ表現ではあるが――確かに、嘘ではない。
この令嬢の穏やかな笑顔から時おり生み出される、独特のセンスを持った発言は、林水も一目置くところであった。
…昨今では、『天然』などという至極便利な表現方法も存在するが。
年が明けて間もなく、林水は例の洋館の部屋を引き払っていた。
受験予定の大学からごく近い場所に、狭いながらも手ごろな物件が見つかったのがその理由だ。
その彼の新居を蓮が訪れるのは――引越しを手伝った時を含め――すでに数度目となる。
そんなわけで彼女は、今や林水宅の食器や調理器具、各種調味料の位置まで熟知しているのだった。
「座って休んでいてくださいね、先輩。只今、夕餉をご用意しますので」
小ぢんまりとした台所スペースをたおやかな仕草で立ち回り、瞬く間に立派な一汁三菜を作り上げる。
千鳥かなめに隠れて目立たないが、実は蓮の料理の腕前もかなりのものなのである。
味については言わずもがなの上、レシピと睨めっこなどしなくとも、冷蔵庫にある材料を見て即興でバリエーション豊かな献立を考案できるほどに熟練していた。
食事を終えた後も、片付けを手伝おうとする林水を半ば強引に座らせて、皿洗いまで完璧に済ます。
その甲斐甲斐しく働く姿が、蓮には妙に板に付いているのだった。
(………………)
ワンルームのアパートなので、台所にいる彼女は常に視界に入る。調理台を拭いている後姿をベッドに腰掛けて眺めていた林水は、
「…美樹原くん」
ある時、意を決したように切り出した。
「はい」
「明日か明後日か、もう少し先か……断定はできないが。『彼ら』との別れが近い」
「!」
林水には及ばずとも、蓮も本質的に聡明な少女だ。それだけで、おおよそは把握できただろう。
わずかに俯き、声を落とす。
「……そうですか…」
エプロンを外しつつ振り返る表情は、予想通りに暗く沈んでいた。
早くも後悔と自責の念に包まれ、林水は蓮の顔から視線を逸らした。
やはり彼女の落ち込む姿は見たくない。だが、後でショックを受けるよりは……
「私達では…『お二人』の力になって差し上げることはできないのですね」
「ああ、おそらくは。残念だが」
うなだれた様子で隣に腰を下ろす蓮の肩に、林水は静かに手を掛け、抱き寄せた。
促されるまま寄りかかってくる彼女の黒髪がさらりと揺れ、清潔感のある香りが漂ってきた。
互いに黙したまましばらく寄り添い……やがて、どちらともなく口付けを交わす。
それが、いつもの合図だった。
二人の裸身を隠すように掛けられたシーツの中で、彼の体が動く。肩に添えられた腕の重みと、スプリングの軋む音。
すでにどちらも、一糸纏わぬ姿である。
彼の顔をちらっと見た瞬間、ちょうど目が合った。
気恥ずかしさで、思わず俯いてしまう。頬が一気に紅潮していくのが分かった。
やはり、まだ直視には抵抗がある。
その様子を見てか、彼の口からふっと小さな笑いが漏れ、彼女の額に軽く唇を当ててきた。
真夏の海水浴場でも詰襟を脱いだことのない彼の諸肌を、蓮が初めて見たのはつい最近である。それまで学生服以外の彼の姿に全く免疫の無かった蓮は、最初の夜はまともに目を開けていられなかった。
相良宗介の『武の変人』に対し『文の奇人』の異名を取る林水敦信は、一見するとスポーツ活動などとは無縁に思えるが、その体躯は決して貧相ではない。
無駄なく引き締まった胸筋や腹筋はまごうことなき男のそれで、そのひとつひとつに視線を動かすだけで蓮の胸は高鳴った。
唇が重ね合わされる。
長く深く舌を絡め、より激しく互いを求めるキス。息をついてはまた唇を重ね…を何度も繰り返す間に、彼の手も動きを見せる。
制服の上からでは見落としがちな、成人女性顔負けの発育の良い肢体。まず体全体を存分に撫でてから、彼は大きな二つの房を両の掌中に収め、リズミカルに揉み始めた。
「んっ…ふぅ……ぅんっ…」
次第に漏らされる艶を帯びた声。はじめは羞恥心や照れが先行している様子だが、段々と心地良さの色が強くなっていく。
耳朶を舐め、首筋に唇を落とし、彼の口腔を介した刺激は下へ下へと移行する。
肌を重ねるごとに彼の方も要領を得てきたらしく、今や蓮の敏感な箇所を的確に突けるまでに熟達していた。
やがて乳房を口に含んだ彼は、硬くしこった先端を舌先でつついては、甘噛みを繰り返した。
「あぁッ、ぁん……先輩……」
「美樹原くん。…いや、蓮」
「!!」
唐突にファーストネームで呼ばれて、心臓がひっくり返りそうになる。
「そろそろ…『この時』は、名前で呼んで欲しいのだが」
「え……そ、それは…」
「会長命令、と言いたいところだが…それでは来週以降は無効だからな。林水敦信、一個人としての頼みだ。聞いてはくれないか?」
普段纏っている飄々とした空気など微塵も窺えない、誠意のこもった眼差しが向けられていた。
長い間。本当に長い間もごもごと口を動かし、視線を泳がせていた蓮だったが、
「……はい…………敦信さ、ん」
消え入りそうな声でどうにか呟いた瞬間、それだけで達してしまいそうな心地だった。
満足そうに微笑んで、林水は彼女の下腹部へと指を這わせた。
柔らかな茂みを掻き分け、狙い違わず探り当てた秘裂は、すでにとろりと温かい液体を生み出している。
「蓮。最初より大分敏感になってきたのではないかね?」
「そ…そんなこと……仰らないでくださ…あっ、あぁんッ!」
不意にクリトリスを弄くられ、蓮の全身が仰け反る。
次々と魅惑の雫を湧き出す蜜壷は、指の2、3本が容易に入るほどに緩んでいた。
彼は尚も壷の中を念入りに掻き回し、溢れる雫を周囲に塗り込むように指で撫で回していく。
蓮は頻りに腰をくねらせ、身をよじり、やがて喘ぎ声に懇願の響きを混じらせた。
「んッ、あっ……ぅん、あ、あァッ……せ、先輩…もう…」
声の変化で彼女の要求はすぐに理解した。が、少し意地悪をしてみる。
「違うぞ、蓮」
「あっ…敦信さ…ん……お願い、します……入れて…」
最後の台詞を言う頃には、蓮は耳まで真っ赤になっていた。
林水は「よくできました」とばかりに彼女の髪を撫でると、一旦身を起こした。
「わかった。少し待ちたまえ」
ゴムを着け終えた林水は、静かに蓮の太腿に手を掛け、押し開いた。
両腕を投げ出し、荒く息をつく蓮の顔はすでに熱に浮かされたように虚ろで、その艶姿がいっそう彼の欲情を刺激した。
充分に潤った秘裂に硬く立ち上がった自身を宛がい、ゆっくりと押し込んでいく。
「んっ……あ、あぁっ…ん」
秘唇と内壁をこすられる生々しい感触に反応し、蓮が開かれた脚部をひくつかせる。声や表情から察するに、初めの頃ほど苦痛を感じなくなってきたようだ。
奥まで挿入したところで、はたと動きを止める。
沈黙。しばしの間。
「…?」
蓮は固く瞑っていた瞼を開け、林水の顔に疑問の目を向けた。
その反応を予測していたようで、彼も彼女の瞳を凝視していた。
視線が交わり――また、しばしの間。
やはり、彼はなにもしない。なにも言わない。
静寂に耐え切れなくなった蓮は、ゆるゆると口を開いた。
「う……動いて、ください…」
「その台詞を待っていたのだよ」
再びふっと笑ってから、ようやく林水はピストンを開始した。
彼女が人になにかを頼むことは滅多に無い。目上の者に対してなら、尚のこと。
先ほどの夕食しかり、己が人のために働くことをよしとする女性だからだ。
その彼女が躊躇いつつも自分に『頼みごと』をしてくる数少ない機会。それが、この時だった。
だからこそ存分に聞き、存分に応えてやりたい、と思うのだ。
肌と肌のぶつかり合う音が、スプリングの軋みと重なって絶妙なハーモニーを奏でる。
「あ、あんっ、あぁっ……ふああっ、ん、あぁッ!」
蓮は右に左に首を振り、全身を揺さぶって悶える。覆うものの無い剥き出しの双丘は、その豊満さと弾性を遺憾なく発揮して、縦横無尽に暴れ回っていた。
すらりとした両脚ははしたないまでに全開で、足先は縋るように彼の身体に絡み付いて放すまいとする。
林水は胴をがっちりロックしているすべすべの太腿に手を掛け、器用に角度を変えて内壁の各所を攻め立てた。
「あぁっ! あ、あぁぁっ、もう、もう……ああっ、あああぁぁッッ!!」
嫌々をするように首を振った直後、白く細い喉が折れんばかりに反らされる。
「くっ……蓮…」
一気に収縮する内壁に自身が締め付けられ、彼も一瞬遅れて絶頂に至った。
「『敦信さん』…か。予想はしていたが、美樹原くんらしいな」
心地良い疲労感と満足感を噛み締めながら呟いた林水は、額の汗を手の甲で軽く拭った。
壁の時計をちらっと見やり、次いで眼前の彼女の顔を眺め……額に張り付いた髪をそっと避けてやる。
蓮は腕の中で寝息を立てていた。さすがに平日に朝帰りはさせられないので、終電に間に合うくらいの時間まで休ませておくことにする。
いつの間にやらベッドの下に落ちていたシーツを空いたほうの手で引っ張り上げ、彼女を中心に掛けなおす。
穏やかな寝顔を間近で見つめていて、ふと、さっきの愁いに沈んだ顔が思い起こされた。
――彼女にとって…無論自分にとっても、あの二人は大事な友人だ。
その友人の直接的な力になれないことが無念だったが、こればかりはどうしようもない。どう考えても、一学生の協力が役に立つレベルの問題ではないのだから。
相良宗介が、なにか特殊な存在である千鳥かなめを護衛するために、陣代高校に来たことは間違いない。
だが彼の千鳥かなめに対する想いは、護衛者の次元などとうに超えている。
それはもはや『愛』などという一言では片付けられないほど、あまりにも真摯で、痛々しいまでに一途で……それだけに、願ってやまない。
どうか彼らの行く道に、幸運の女神が微笑むよう――
陳腐すぎる言葉だな…と自嘲しつつ、林水は無意識のうちに、懐中で眠る少女を一層強く抱き締めていた。
かけがえの無い、大切な彼女を。
おわり
苦戦しました、この二人…まだまだ修行が足りないようで。
少しでもお蓮さん分補給の足しになれば幸いです。
あの洋館だと色々とやりにくいので、演出の都合で閣下には引越していただきました(笑)
それにしてもOMO絡みのネタはやっぱり重くなっちゃいますね。ではノシ
テラエロス
(・∀・)b グッジョブ!
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
関係ないけど
>『武の変人』『文の奇人』
で「技の1号力の2号」思い出した
すげー、こういうのは書けんな
オイラだと、下着やシーツに「染みがつくと洗うのが大変なんですよ」って、ちょっとズレたお連さんになってしまふ
ええ、時々デムパが聞こえるんです。やらしい囁きが。持病でして。
テッサたんキテ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━!!!!
初めて来たがここイイネ
主役二人の話が多いのは流石と言う感じだが
今の時期どんな話を見てもせつねー。
その切なさがまた良いんだが。
ではここで瑞樹×椿ものをキボンしてみる
保守(*´Д`)ハアハア
123 :
113:2005/11/04(金) 13:54:55 ID:xcvBL9yT
どうも、また現れました。今回は意外と短期間で完成。
やや苦手なテッサものに挑戦した結果、こんなことに。生温かい目で見てやってください。
お相手をどうしようかと考えた末に、無難な(?)ウルズ6くんにしてみました。
シドニーの作戦本部爆撃に始まった<アマルガム>による総攻撃は、非情にして凄絶なものだった。
ほとんど有効な反撃もできないまま――わずか数時間で<ミスリル>は壊滅的な打撃を受けた。
そしてメリダ島基地陥落時、からくも大海原へと脱出した西太平洋戦隊<トゥアハー・デ・ダナン>。
「悩むのは来週にしましょう」
デ・ダナンの戦士達を率いるテレサ・テスタロッサ大佐は、副長のマデューカス中佐に力強い口調でそう告げた。
脱出後も執拗に続いていた敵の追撃をどうにか振り切り、とりあえずは一息つける状態になったところで、テッサは操艦を副長に譲って休憩を取ることにした。
時計の動きにすれば長針が数周する間に過ぎなかったが、まさしく怒涛のようなひとときだった。
ある程度は覚悟していた事態だったとはいえ、あまりにも突然に多くのことが起こりすぎて、テッサは気力・体力とも消耗しきっていた。
それでも発令所を出るまではそのような素振りなどおくびにも出さず、しばらくはしっかりとした足取りで通路を移動していたが・・・
「・・・・・・ふうっ・・・・・・」
角をいくつか曲がったところで、壁に凭れ掛かって大きく息をつく。
膝がガクガク震えて止まらない。壁際のパイプに添えた手からは血の気が失われており、額には脂汗が滲んでいた。
――駄目だ。こんなことで挫けてはいられない・・・
瞳をきつく閉じて、懸命に心を静めようと努力する。
自己の感情のコントロール。TDD-1艦長として、今までにも何度となくやってきた行為だ。
感情に縛られていては思考が鈍る。適切な指示、冷静な判断を、最善のタイミングで行えなくなる。
その一瞬の足踏みが、隊を全滅にすら追いやりかねないのである。
テッサはそれを重々承知している。だからいつも艦長席では瞬時に感情をシャットアウトし――酷な表現をすれば、機械のような冷徹さを保たせていた。
だが、今は制御がうまくいかない。公務の場を離れて一人でいるためもあるだろうが、なにより精神が疲弊していたのだ。
・・・どのくらいの間、そうしていたか。
「テッサ・・・? おい、どうした?」
突然前方から声をかけられ、はっと目を開く。
「あ・・・」
心配顔で立っていたのは、つい先刻までベヘモスと激闘を繰り広げていたSRT要員。
いつもの野戦服姿で、顔や腕にはいくつか真新しい絆創膏が貼ってあった。傷の手当てを終えてきたのだろう。
「ウェーバーさん・・・お疲れ様です。情けないところ、見られちゃいましたね」
少しはにかんだ表情を浮かべ、壁から身を起こす。
コールサイン<ウルズ6>、クルツ・ウェーバーは、所在無げに後頭部を掻きつつ答えた。
「いや、それは気にする必要ねえけどさ・・・おっと」
テッサがふらついたのを見て慌てて駆け寄り、肩を支える。
「具合悪いのか? 医務室に連れて行ってやるよ」
「いえ、大丈夫です。このくらい・・・」
「顔も蒼いぞ。無理しない方がいいって。ほら」
と、クルツは向き合う形からくるりと体勢を変え、軽く屈んで自分の背を指し示した。
どうやら、負ぶされということらしい。
メリッサなら反射的に「このスケベ!」とか言って蹴り飛ばしそう・・・などと考えながらも、テッサは彼の申し出に素直に従った。
なぜだか今の彼からは、いつもの下品な雰囲気がまるで感じられなかったのだ。
小柄な少女を軽々と背負ったクルツは、音も立てずに歩き始めた。
比較的年の近い男性の大きな背に揺られて、鼓動が微かに上昇していく。
「・・・ウェーバーさん」
「はいよ」
「艦長室が近くですから。・・・そちらまで、お願いします」
「了解、お客さん」
こんな状況を他の者に見られるのは、さすがに恥ずかしい。
短い距離とはいえ、移動中に誰かと鉢合わせたりはしないかと、テッサは内心気が気ではなかった。
テッサを艦長室まで運んだクルツは、収納式のベッドを展開し、そこに彼女を座らせた。
さほど広くない簡素な室内を興味深そうに眺め回した後、
「ま、とりあえず少し休めよ」
それだけ言って、すぐに背を向けて立ち去ろうとした。
その野戦服の裾が、くいっと引っ張られる。
「お?」
「急ぎの用がないなら、少しだけ・・・そばにいてくれませんか?」
「あ、ああ・・・いいけど。・・・これ、動かすぜ」
珍しく気後れした様子でもう一度辺りを見回してから、彼は室内で唯一のソファーをベッド脇に移動した。
運んでもらった手前、一応はベッドに身を預けたテッサだったが、目の前に存在する気掛かりのせいで寝付けなかった。
・・・逆に言えば、気掛かりだったから引き止めたわけなのだが。
やはり、どこか変だ――顔まで引っ張り上げた毛布の端から様子をうかがい、再確認する。
クルツは膝の上に両肘を付いた姿勢で座り、ただ黙って俯いている。
目は開けているが、どこを見ているわけでもなさそうだ。なにか物思いに耽っているようでもあった。
「・・・あの」
テッサはやがて、違和感の正体を突き止めるべく声をかけた。
「ウェーバーさんは、大丈夫なんですか」
「へっ? お、俺か?」
スイッチでも入ったようにひょこっと顔を上げた彼は、打って変わって大仰なジェスチャーを交えて喋り始めた。
「ぜんっぜん平気、この通りぴんぴんしてるぜ。幸い、怪我らしい怪我もなかったし。ついさっきまで人手不足の医務室で処置を手伝ってたくらいだからさ。そうそう、姐さんや大尉の怪我も軽いって。ただロジャーやヤンがけっこう大変らしいが、それでも命に別状はない・・・」
「そうじゃなくて。・・・そちらの話も、ありがたいことですけどね」
言葉の奔流をやんわり遮りつつ、テッサは毛布を捲って身を起こし、自然な仕草で右手を動かした。
そのまま、人差し指で彼の胸板を軽くつつく。
「ここの問題です。今、わたしが訊いているのは」
クルツは目をぱちくりとさせた後、口端をわずかに吊り上げた。
「・・・テッサの恋人になる奴は大変だな。下手に浮気もできやしねえ。きっと、一瞬でバレちまうぜ」
と、多分に話を飛躍させた賛辞を述べてから、再び俯く。
テッサはその台詞には敢えてコメントせず、手を引っ込めて彼の次の言葉を待った。
数瞬の沈黙。
「確かに今回は、ちとキツかったかな・・・」
蒼い双眸に、悲嘆の色が宿った。
「ミスリルに来る前にも、味方が大打撃を受けた経験は何度もあったんだけどな。ここんとこそういうのと御無沙汰だったせいかな・・・『あいつら』と、けっこう長い付き合いになってたせいもあるかもな」
彼が指しているのは言うまでもなく――先ほどの戦いで帰らぬ人となった、西太平洋戦隊の者達である。
SRTだけではない。基本的に人懐っこくて気さくなクルツは、部隊の各方面に顔が利いた。当然ながら、基地で犠牲になった者の多くと、単なる顔見知り以上に懇意だったのだ。
「特にスペックの野郎は・・・俺のミスで死んだも同然だ。俺が一撃目であのデカブツを仕留めてさえいれば・・・!」
(ウェーバーさん・・・)
胸中を赤裸々に吐露する彼を見たテッサは、胸が締め付けられるような感覚に包まれた。
「真面目なウェーバーさんって、ちょっとかっこいいです」
思えば、そのときから始まっていたとも言える。
かつての恩師のためにライブを開催しようと、即席で結成したバンドの練習に励んでいる彼を見た時。
その時点では、別の対象を半ば盲目的に追いかけていたので、気付かなかったのかもしれない。
彼が、他の男とは違う『特別な存在』になりつつあったことに――
「・・・ちっ。『狙撃の天才』が聞いて呆れるよな。肝心な時に役に立ちやしねえ・・・って」
そこで初めて彼女の視線に気付いたかのように口を噤み、クルツは決まり悪そうに頭を掻いた。
「わりぃ、愚痴って。テッサの方がずっとつらいのにな」
「いいえ。そんなこと・・・」
テッサは大きくかぶりを振って立ち上がり、座ったままの彼に正面から歩み寄った。
流れるような動作で、今度は両腕を伸ばし・・・
「お・・・おいおい・・・・・・」
彼の頭部に、やや小振りだが形の良い双丘がふわりと密着する。
予想外な彼女の行動に、さしものクルツも驚きを隠せない。が、返す言葉は落ち着いていた。
「勘違いするぞ。こういうことすると」
「・・・・・・いいですよ。しても」
その一言を告げるには、さすがに相当な勇気が要った。
彼女の言葉から真剣な響きを感じ取ったクルツは、ソファーから静かに立ち上がった。
並んで立てば、彼の身長はテッサより優に頭ひとつ高い。
「近いうちに背後から刺されるぜ、俺。確実に」
懸命に伸びをする彼女の腰に手を回して支えつつ、心持ち会釈をするように高さを落としてやる。
「あら? 簡単に敵に後ろを取られるような人を、SRTに置いた記憶はありませんけど」
「いや、味方にな・・・・・・ああもう、いいや」
それ以上ぼやくのはみっともなく感じたので、彼は会話を強制終了させた。
「ん・・・」
まずは、浅いキスから。
ファーストキスを奪ってしまったのかは分からないが、詮索するほど野暮ではない。
そもそも彼女が気にしない限り、それは特に意味を持たないことだった――この後のメインイベントに比べれば。
テッサもクルツの背に腕を絡め、より密着しようとしがみついてくる。
四肢の動きに彼女の気が向いている間に、彼は歯列の隙間から内へと侵入を試みた。
「っ・・・!」
少なくとも、これは初めての経験なのだろう。小さな体が過敏なまでに強張る。
赤子を撫でるような優しさで、徐々に慣らしていく。舌先で内周を幾度も巡り、口内で縮こまる彼女のそれと柔らかく触れ合わせた。
「ふ・・・ぅんっ・・・・・・ん・・・」
しばらくするとテッサの全身からは、緊張が解けるのを通り越して、弛緩に近いくらいに力が抜けていった。
絡み付いていた華奢な腕が外れかけたあたりで、クルツは唇を離して彼女をひょいと抱き上げた。
いわゆる『お姫様抱っこ』である。
「きゃっ・・・」
「ナイトが姫をお持ち帰り、の図かね」
ベッドが目の前にあることをかえって残念がるかのように、彼は散々もったいつけてから姫君を横たえた。
そして自分も寝台を軋ませ、傷み放題の淡いブラウンの上着に手を掛けたところで――突然ぴたりと静止する。
躊躇いとも、戸惑いともつかない表情。
「・・・・・・・・・・・・」
「どうかしましたか?」
「ん? ん〜。ちょっとな・・・」
彼らしくないまでに、歯切れの悪い返答だった。
「・・・ひょっとして」
くすっ、とどこか自虐的な微笑を見せるテッサ。
「軽い女だと思いました? ついこの前までサガラさんを必死に追いかけていたのに、って」
「いやいや。そんな風には思っちゃいないよ。ただ・・・」
「ただ?」
「なんて言うか。ほんとに俺でいいのかな〜、って」
テッサがどう考えてるかはもちろん知らないけど、と前置きしてから彼は続けた。
「あのさ・・・初めて、なんだろ? 俺の経験から言わせてもらうと、女の子にとって『これ』ってすごく大事なことだと思うからさ・・・・・・理屈抜きに」
目線を逸らし、照れ臭そうにぽりぽりと後ろ頭を掻く。
テッサは一瞬きょとんとした顔を向けたが、
「・・・意外です。あなたがそんなことを言うなんて」
と言って心底可笑しそうに、肩を揺らして笑った。
「ひっでえ。俺みたいな紳士、滅多にいないぜ」
自己評価に関しては臆面もなく言ってのける彼にも、彼女は冷静に切り返す。
「ナイトじゃなかったんですか?」
「騎士で、紳士なの」
再び、彼女の押し殺した笑い声が流れる。
クルツは憮然とした面持ちで、スーツの襟を持った手を一旦離した。
「ふふっ。ごめんなさい・・・」
彼が浮かせかけた手首を、テッサが掴んで引き戻す。
「おっ、とと・・・?」
彼女はスーツの胸元に彼の掌を置いて、その上に自分の手を重ね――高鳴る心音と一緒に、一言ずつ区切るようにして伝えた。
「いいんです。許可します。TDD-1艦長としても、ひとりの十七歳の女としても」
――ようやく、気付くことができたのだから。
「・・・『クルツ』さん。近くに来てください・・・誰よりも、わたしの近くに」
数々の武勇伝(?)から察せられるとおり、クルツの経験値は相応に高いらしい。
タイトスカートでさえ、脱がす手つきに淀みがない。ブラジャーも難なく片手で外してのけた。
純白のショーツを残して瞬く間に露わになった、絹のように滑らかな素肌へと、巧みに舌を這わせていく。
「あ・・・・・・あんッ・・・」
鎖骨や喉元、うなじ、耳の裏。反応の良い箇所を的確に把握した後に、集中的な攻め立てが繰り返された。
新雪のごとき白さを持つ彼女の手足には、各所に包帯や絆創膏が巻かれていて痛々しい。どれも脱出の際の白兵戦で負ったものだ。
傷に障らないように――ライフルを意のままに操る指先が、狙撃以上に繊細な仕草で彼女の身体をさする。
やがてテッサを抱き起こして膝に座らせたクルツは、細い腰を片腕で支えながら発育途上の乳房を鷲掴みにした。
丁寧に揉みほぐしては、頂点を摘まんで弄くる。合間に唇や舌も織り交ぜた波状攻撃である。
「うんっ・・・・・・あっ・・・」
くすぐったい中に、時折混じる蕩けるような甘い感覚。
十ヶ国語ほどをマスターしているテッサであっても一言では上手く表現できない『それ』が、じわじわと全身を包んでいくのが分かった。
身じろぐたびに傷が若干疼いたが、次第にそんなものは全く気にならなくなっていく。
「やっぱ可愛いな、テッサ。それに・・・世界中のどんな美姫も霞むくらい、輝いてる」
愛撫を続けるうちに、クルツもいつもの調子が戻ってきたようだ。彼だからこそ言えるような気障な台詞が、テンポ良く飛び出していた。
「なっ・・・なに言ってるんですか・・・・・・ぁんっ・・・あッ!」
また乳房に吸い付かれて、少々大きな声が出てしまう。その羞恥心が余計にテッサを昂ぶらせた。
「ほんとだって。女神も裸足で逃げ出すぜ。俺、もう明日死んでもいいね・・・」
何気なく言って、彼がショーツの近くへと手を滑らせた時、
「・・・ダメです、死ぬなんて。許しません」
潔癖に思えるほど真剣な返事が来て、苦笑いが浮かんだ。
「冗談だって」
「冗談でも、ダメです・・・」
「・・・テッサ?」
声の震えに気付いて手を止め、彼女の顔に目を向ける。
青灰色の瞳から、大粒の涙が溢れ出していた。
しまった、とクルツは自らの軽はずみな発言を本気で後悔した。
「ごめん。本当に悪かった。不謹慎だったな・・・今日みたいな日に」
「っ・・・それだけじゃ、ありません」
深く頭を下げる彼に、テッサはしゃくり上げながら言った。
「もう嫌なんです。『特別』になった人が、遠くへ行ってしまうのは・・・」
・・・袂を分かった双子の兄は例外だとしても。
あの白き芸術品を作り上げた、今はもうこの世にいないウィスパード、バニ。その芸術品を託されて東京で護衛任務を続け、今や安否の掴めない相良宗介。
次々に、手の届かない場所へ行ってしまった。
「そばにいて。近くにいてください。わたしから離れないで」
「・・・・・・・・・・・・」
彼女の言葉の真意をクルツが完全に理解するには、持っている情報が足りなかった。
だが、自分が彼女にとって特別な存在らしい――それは掴めたので。
「・・・なんか、男冥利に尽きるよ」
呟くように言って、彼女の目尻を指の背で拭ってやってから、下側の手の動きを再開した。
「っ・・・ん」
「大丈夫だ。テッサ、お前が望むんなら、いつだってそばにいてやるさ」
ショーツの隙間から指を差し入れ、微かに湿った秘部を直に刺激する。
「ぅんっ・・・あっ、んあぁ・・・・・・ひぁ、あんッ!」
小さな突起を優しくひねり、割れ目からじわりと分泌される雫をすくって縁に塗り込めていく。
続いてショーツを完全に下ろし、より壷の深みへと指を突き入れては内部をまさぐった。
「あっ、あぁん! うぁ、ぁんっ・・・ふあ、あぁんッ!」
テッサの身体は痙攣するように何度も小刻みに揺れ、初めて使用される下の口は徐々に雄の受け入れ準備を整えようとしていた。
「テッサは持ってないよな・・・これは」
呟いたクルツが、常備しているマイ避妊具――やたらと用意の良いことだ――を野戦服の内ポケットから覗かせる。
「・・・・・・あ・・・それなら・・・」
すでに全身汗だくのテッサは、それこそ全力疾走後のような呼吸を続けていたが、
「・・・ありますよ。そこの端っこの引き出しに」
ふらふらと腕を持ち上げて部屋の隅のデスクを指した。
「え・・・」
「前にメリッサから、強引にプレゼントされたんです。『記念すべき初体験に使いなさい』って」
その時の顛末を思い出したようで、テッサの口からふふっと笑いが零れる。
「姐さん・・・さすがと言うべきか」
文字通りクルツはぽかんと口を開けて、示された引き出しを眺めた。
マオのことだ。テッサが初体験を終えたと知ったら、きっと相手を追及しようとするに違いない。
まして、あらかじめ『そのためのアイテム』まで渡してあるとあっては・・・
――途方もない身の危険を感じた。
「クルツさん、取ってきてもらえますか?」
「・・・えーと。俺が開けていいのかい? あの引き出し」
「ええ。他の物は動かさないでくださいね」
「了解。・・・・・・とりあえず、姐さんを拝んでおくか。敬愛と謝罪の意を込めて」
と、クルツは独りごちて手を合わせ、マオがまだいるはずの医務室の方角に一度頭を下げた。それから気を取り直して、すたすたとデスクへ向かう。
もしバレたら問答無用に殺されそうな気がしたが。艦長直々に許可が下りたし・・・と精一杯自己を正当化し、クルツは引き出しの中から『それ』を手に取った。
一物への装着を完了したクルツは再度テッサに向き直り、仰向けになっている彼女の両脚に手を掛けた。
「それじゃ、行くぞ」
「・・・どうぞ」
一言だけ返して、唇をきっと引き結ぶ。無理もないが、相当緊張しているようだ。
「できるだけ力抜けよ。その方が痛くないから」
こくりと頷く彼女の脚部を押し開き、壷の入り口に先端を合わせて、クルツは硬く勃起した一物を少しずつ挿入していった。
「んうぅ・・・うっ、ん・・・・・・あぁっ、ああぁ!!」
懸命に歯を食い縛っていたテッサの口から、抑えきれない悲鳴が出る。
「テッサ。我慢できそうか? きついようなら・・・」
「だい、じょぶ・・・です。続けて・・・」
控えめに見てもつらそうだ。だが、一度出したゴーサインをやすやすと引っ込める彼女ではない。
「・・・オーケー。もうちょっとだ。頑張れ」
「うっ、あぁ・・・! あぅっ・・・」
秘裂から殿裂を伝って血が滴り落ち、白いシーツに紅い染みをいくつも形成していく。
「ぅあぁっ・・・!!」
そしてひとつの叫びの後に伝わる破瓜の感触。それは、永遠のような刹那だった。
乱れたアッシュブロンドをよしよしと撫でてから、クルツは荒い息をつく彼女に問うた。
「このまま続けられそうか?」
「・・・もちろん、です。来てください」
その声からは、艦長席に座っている時とは異質の――女性としての強さが感じ取れた。
「よし」
短い一言を合図に、クルツはゆっくりと腰を動かし始めた。
血液で潤滑液が補われたことで、膜を破る前より幾分滑りが良くなっているようだった。
「あ、うっ・・・あ、んっ、あぁんッ!」
苦痛を伴いつつも、快感の色を含んだ嬌声が室内に響く。
クルツはじっくり一速ずつギアチェンジしていき、様子を見ながら角度も変えて、彼女の奥深くへと幾度も自身を突き立てた。
「あっ、ああっ・・・クルツ、さん・・・来て、来てぇ、もっと近く・・・・・・ああぁッ、ああぁんッ!」
しきりに悶え、喘ぐ彼女の恍惚とした瞳は、妖艶とも言える光を帯びている。その輝きにクルツは魅了され、彼の欲情はいっそう昂ぶりを見せた。
「・・・おう。今いくぜテッサ・・・くっ、う」
「ひあぁ、クルツさぁんっ! ああん、ああぁぁッ!!」
彼女の叫びとともに壷の口が締まり、彼の絶頂への追い風が吹く――
壁に背を預けたクルツは、毛布にくるまったテッサを抱きかかえて、もう一度頭を撫でた。
「よく頑張ったな、テッサ。偉いぞ」
「・・・子供扱いしないでください」
典型的な子供発言の後、彼女は彼の肩に頭を凭せ掛け、静かに告げた。
「わたし、負けません。どんな『敵』にも・・・絶対屈しません。闘い続けて、勝ってみせます」
強靭な意志と、猛々しささえ感じられるその言葉は、彼女の高いトーンの声と正対照的に重厚な響きを持っていた。
少しの間を置いて頭を持ち上げたテッサが、彼の碧眼をまっすぐに見つめる。
「だから・・・クルツさん。これからも助力をお願いしていいですか」
――そう、彼女は戦場に生きる姫君。
その真摯な眼差しと申し出に、自称騎士は恭しい一礼を返した。
「・・・仰せのままに、マイ・プリンセス」
「もう! 茶化さないでください!」
「うぇっ、そんな。真面目に答えたつもりだったんだけどなぁ」
途端に頬を膨らませる彼女を宥めるのには、苦手な接近戦より手こずってしまった。
おわり
重くなるとか自分で言っておいて、またしてもOMOネタでした(汗)
勝手に皆さんのレスを見ながらカプ決めて書かせてもらってますが、それに従うと
次は前人未踏の一成瑞樹に挑むかもしれません。ではノシ
原作のテイスト・設定を巧みに生かし、キャラを生き生きと動かしつつ濡れ場もきっちり。
これぞエロパロ。天晴れですわ!GJ!!
GJ!
次回も楽しみにしています。
GJ!上手いねホント。
OMOネタって何だかんだいって色々美味しいからスキだ。
テッサにはクルツやセイラーや男版マオwみたいなマイペースでひっぱってく系が似合ってる
と思ってたのでこれは良い感じだ。
>>133 ちょwwww瑞樹がペニバソ装備して椿レイープかよwwwっうぇww
136 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 13:24:55 ID:qDZBR/tj
流石にテッサ×クルツはびびった
やっぱ宗介×テッサの方が自然かな・・・・
枕e(ry
クルツとテッサ、似合うと思うけどなあ。
真面目なウェーバーさんってちょっとカッコいいです
って言ってたじゃん
根が熱いナンパ野郎と一途な美少女が好物な俺には激しくウマー(゚д゚)ですた。
クルテッサ神GodJob!!
てか、フルメタでは相介×かなめに次ぐ好物カプなんで。
時間と環境さえ整ってれば相介×かなめ前提のクルテッサを書きたいんだが…orz
140 :
1/6:2005/11/09(水) 18:49:19 ID:yjlTvzcm
ぐちゅ…ぷちゅ…
力を入れた舌をうっすらと充血した肉の隙間へとねじ込む。
猿轡を噛まされたかなめがびくりと身体を震わせ、華奢な脚を懸命に閉じようと藻掻くが、逞しく鍛えられた腕がそれを阻んだ。
両手はベッドに拘束されている。
柔らかい金髪が太腿に触れる度、快感に似たくすぐったさで身を捩る。
「もうこんなにぐっちゃぐちゃじゃない、カナメちゃん。」
クルツはにやりと笑うと、身体を起こしてかなめに覆い被さった。
「ん”ぅ!!ん”ん”っ!ん”む”ー!!」
揺れる豊満な乳房の片方に舌を這わせ、ぷっつりと赤く実った実を軽く甘噛みすると
組み敷かれたかなめの身体がびくりと震える。
「気持ちいい?」
かなめは顔を背け、快感に耐えている。
141 :
2/6:2005/11/09(水) 18:49:40 ID:yjlTvzcm
白く露になった喉元にかぶりつき、鎖骨を舐る。
首筋にキスを落とし、そのまま耳たぶに吸い付くと、形のいい耳をなぞる。
ぞわぞわと背筋を駆け上る快感にかなめは溜息を漏らした。
クルツは満足そうにかなめを見下ろすと、しとどに濡れた秘所に
良く慣れた手つきで指を進入させる。
「ん…ぅ、んん…」
抵抗する力も無く、かなめはゆるゆると頭を横に振る。
「ソースケはいつもどうやってんの?」
淡い茂みに隠れた芽に吸い付く。
あまりの刺激にかなめは一際大きく震えた。
膣内(なか)を擦られる刺激とクリトリスへの刺激で、次第にかなめの意識は朦朧としてゆく。
柔らかく熱い肉壁はいやらしく熱く滴る粘液を伴ってクルツの指に絡みついた。
「ふぅ…んっ、んっ、んぅっ、んん…っっ!!!」
一瞬ビクリと痙攣したかと思うと、ゆっくり弛緩する
クルツは指を抜き、手に付いた粘液を見て苦笑した。
(こりゃあいつがオチるわけだ…)
「こんなに濡れてるよ、カナメちゃん。やらしい体だねぇ〜」
かなめの目の前で指を広げると、透明な糸が垂れる。
142 :
3/6:2005/11/09(水) 18:49:59 ID:yjlTvzcm
うっとりした目でかなめはクルツを見た。
「あ、これじゃ何も喋れないか。ごめんごめん」
そう言うとクルツはかなめの猿轡を外した。
「…クルツ君サイテー。」
「んじゃ、そろそろ本番いきますか?」
「…話を」
ガチャガチャとベルトを外すと、屹立したモノを露にする。
かなめの話はもちろん聞いていない。
再度指を入れて刺激すると、簡単に透明な粘液が溢れ始めた。
「よし。じゃ、いただ…」
その瞬間、クルツは背後の殺気に気付き、咄嗟に身を倒した。
スタンガンが空を切る。
「ちぃ…っ!!」
クルツは身を捻ってかなめから離れ、銃を手にした。
全裸で銃を構えると、目の前には怒りを露にした宗介が立っていた。
「クルツと言えど…」
片手に200万ボルトのスタンガン、もう片方の手にはコンバットナイフが怪しく光る。
ライフジャケットにはいくつもの手榴弾、背中にはショットガンも見える。
殺される。
クルツは一瞬で悟った。
コイツは本気だ。
張り詰めた空気が部屋に満ちる。
143 :
4/6:2005/11/09(水) 18:50:26 ID:yjlTvzcm
しかしその空気は一瞬でかき消された。
「そーすけぇ〜〜」
はっと我に返り、宗介はかなめの傍にしゃがみ込む。
「大丈夫か千鳥!!」
「大丈夫じゃない〜〜」
手にしたコンバットナイフで拘束を解くと、かなめは力無く宗介に抱き付いた。
「もう…だめ…あたし…我慢できない…」
「ちょ、待っ、千鳥?!」
ごそごそと服を脱がしにかかったかなめを引き剥がそうとすると、
背後に回っていたクルツが宗介を羽交い絞めにする。
「クルツ!!貴様何のつもりだ!!」
「え?さんぴー?」
宗介は本気でクルツを殴りたいと思った。
144 :
5/6:2005/11/09(水) 18:50:48 ID:yjlTvzcm
「く、…ぅっ」
次第に硬さを持ち始めたモノをかなめがしゃぶる。
下から舌を這わせて裏筋を刺激し、手で扱き上げながら亀頭を口に含むと
先からぬるりとした先走りが滲み出た。
「ソースケ…もう、入れて…」
「……。」
無言で睨み付けると、クルツは両手を上げて降参のポーズで拘束を解いた。
「いいか?」
「ん…」
仰向けになったかなめの上に覆い被さる。
モノをあてがうと、すでにそこはとろとろと蜜を垂らしている。
ゆっくりと腰を進めると相変わらず締まりのいい肉壁が肉棒に絡みつく。
「ふ、ぅっ…ん、……ぁ…」
奥まで行き着くと、ゆっくりピストン運動を開始する。
宗介の熱く猛ったモノがかなめのポイントを衝く。
「あ、ああっ!!そおすけぇっ!!や…っ!!ああっ!!」
鼻にかかった声と激しく肉を打ち付ける音が部屋に木霊する。
最早部屋の隅に正座しているクルツは二人の眼中になかった。
「だめっ!!そぉすけぇ!!」
「何が駄目なんだ?ここはこんなになっているぞ?」
更に激しく腰を打ち付け、かなめの脚を開く。
「見えるか?」
「やだっ…あ、ああっ、もう…だめ、だめっ、いくっ」
「いいぞ…千鳥…」
「や…っ、ああああぁあっっっっ!!!」
「くっ・・・!!」
宗介は白濁をかなめの腹に掛け、ぐったりと倒れ込んだ。
145 :
6/6:2005/11/09(水) 18:51:09 ID:yjlTvzcm
「あのー…」
いたたまれず、クルツが誰にともなく声を掛けた。
「…何だ」
冷めた目で宗介がクルツを見る。かなめは宗介に抱かれてうとうとしている。
「オレは一体どうしたら…」
「帰れ」
「ええぇ!?この状態で?!せめてカナメちゃん抜…」
「死ね」
「なんだよもー自分だけオイシイ所持ってって…」
ちぇーと口を尖らせて渋々パンツを履く。
いつもの通り赤いブリーフだ。
「本来ならばこの場で去せ」
「はい、お邪魔しました。」
目にも止まらぬ早業で衣服をまとめ、二人に礼をしてクルツはドアを閉めた。
数分後、そのドアから再び甘い嬌声が聞こえてきたのは言うまでもない。
おふざけで宗かな←クルツを即興。
これで即興!?しかもおふざけ!?レベル高いね、GJ!
クルツカワイソス(´・ω・`)
でもしっかり萌えますた。GJ…!!'`ァ'`ァ(;´Д`)'`ァ'`ァ
GJ!!3Pも見たかったけど、宗介の性格じゃ無理か…
150 :
146:2005/11/12(土) 15:51:37 ID:fVboBjeM
>>149 ごめん。書いてる間に私自身もクルツの存在を忘れてたんだw
151 :
130:2005/11/12(土) 18:43:46 ID:9t1TXgRH
どうも。前回もたくさんのレス感謝<(_ _)>
一成瑞樹が完成したので投下します。わりと長めになりました。
原作とふもっふで馴れ初めが異なる二人ですが、原作準拠で『的外れのエモーション』の続編を。
いつもよりコメディ度高めです。ミズキのっけから暴走気味。
「どうして・・・あたしの恋にはいつも試練が付きまとうのかしら・・・」
人気のない屋上の片隅で。稲葉瑞樹は瞳を潤ませ、祈りのポーズで雲ひとつない空を仰いだ。
そこからは眼下に南校舎と渡り廊下を一望できた。その廊下に面した窓のひとつを、嘆息混じりに眺める。
窓の中では、激しい拳打に応戦しつつ逃げ回る戦争バカと、それをひたすら追い続ける――
(イッセーくん・・・・・・あんなに生き生きとして)
分厚い『思い込みフィルター』のかかった彼女の目には、そのように映るらしい。
――あの日、生徒会室で運命的な出会いを果たして。久しぶりに本気で好きになった相手が、よりによって・・・ゲイだったなんて!!
屋上に来るたび、そのことが発覚した日の記憶が蘇って涙が零れそうになる。
「でも・・・でもあたし、諦めないわ! 障害が多いほど恋は燃えるって、誰かが言ってたし!」
拳をグッ! と握り締める彼女の瞳の奥にともる真っ赤な炎。背後には、ゆらゆらと陽炎が立ち上っていた。
彼の性癖を、なんとしても在るべき道に戻してやりたい。
同性愛を真っ向から否定するつもりはないのだが。やはり、恋愛は男女で営むのが自然ではないか。
彼に『男女の触れ合い』の素晴らしさを教える――それには、これまで培ってきた自分の知識と経験を総動員する必要があるだろう。
まずは十分に計画を練る必要がある。用意するものは・・・
そして十日ばかりが過ぎたある日のこと。
終業のチャイムとほとんど同時に、瑞樹が二年八組の教室――椿一成のクラスへと入ってきた。
「ねえ、イッセーくん♪ 今日は部活もバイトも休みの日よね。帰りになにか食べていきましょっ」
「い、いきなりなにを言ってやがる・・・」
「だって、あのお弁当だけじゃ晩御飯までもたないでしょ? いつもできるだけ多めに作るようにしてるけど、育ち盛りなんだから」
瑞樹の手製弁当アタックは、件の『相良・椿ラブラブ疑惑』が浮上した後も根気強く毎日繰り返されていた。
一成も引き続き、その攻撃をひたすら回避することに専念していた。だがいくら邪険に扱おうと逃げようと、彼女は少しもへこたれず教室に押しかけては昼休みじゅう彼を追い回す。
拒み続けるのに疲れた彼は、何日目かでついに白旗を揚げた。それ以来は、食事の一部始終を笑顔で見守る製作者に溜息をつきながらも、毎回しっかり完食していたりする。
そもそも弁当の出来自体は、料理の心得がある一成でも十分に満足のいくレベルなのである。
それはそれとして。彼は机を叩いて立ち上がると、語気を荒げて捲くし立てた。
「腹がもつ、もたないの問題じゃねえ。オレが訊いてるのは『なぜお前とそんなことをしなきゃならねえのか』だ!」
「やだぁイッセーくんたら、こんなところで言わせる気・・・?」
「どうしてそこで顔を赤らめる!!」
「もう、ニブいんだからぁ・・・♪」
一成の態度などお構いなしに、瑞樹は常にこの調子である。毎度のことだ。
他の二年八組の面々も、「あの二人またやってるよ」という視線を遠目に向けるだけであった。
「ね、たまには外食もいいじゃない。あたし美味しい店たくさん知ってるし、オゴってあげるわよ」
「む・・・・・・確かに、今日もらった弁当は特に野菜が多めであっさりしてたから、多少腹は減ってきたが」
渋々食べていても、一応毎日のおかずの内容はチェックしているらしい。曲がりなりにも料理人のサガか。
ともかく、奢るという一言が効いたのだろう。相変わらず不機嫌そうに口を引き結んではいたが、彼は瑞樹の誘いを肯定的に受け止めつつあった。
・・・彼から死角になる方に顔を向けた彼女が、一瞬ニヤリと怪しげな笑みを浮かべたことには全く気づくこともなく。
瑞樹が一成を連れて行ったのは、駅前通りから少し奥に入ったところにある小洒落た雰囲気の喫茶店だった。
実質、初デートである。嬉しさのあまり、彼女は教室以上にテンションが上がっていた。
「ここ、紅茶の種類が色々あって楽しめるのよ。オススメはこれとか、これかしら。あと、ケーキはこれやこれがすっごく美味しかったわよ。くどくないから胃にも優しいし。それと・・・」
テーブルから身を乗り出すようにして、差し向かいに座った彼にメニューを見せながら次々と説明する。
「わかった、わかった。注文は任せるからさっさと頼んでくれ」
放っておいたら永遠に続くかと思われるほどの一方的なマシンガントークを、一成はうんざりしながら押し止めた。
一刻も早くこの状況から脱したいというオーラが、これでもかと言うほど漂っている。
瑞樹は内心で「そうはいかないわよ」とドスのきいた台詞を吐きつつ、満面の笑みを浮かべて言った。
「もう、つれないんだから。そこがまたいいんだけど・・・♪」
「・・・・・・・・・・・・」
もはや突っ込む気も起きず、彼は片肘を付いて額のバンダナを押さえた。
結局、瑞樹は言われたとおりに独断で二人分の注文を済ませた。
しばらくして運ばれてきたケーキと紅茶を、それぞれ賞味する。
「・・・うまいな。それに甘すぎず食べやすい。確かに、薦めるだけのことはあるな」
「ホント? 良かった♪」
美味しい食事の場では、誰しも多少は心がなごむものだ。一成も例に漏れず、入店直後よりいくらか表情が和らぎ、口数も増えていた。
「紅茶もかなり上等な茶葉を使ってて、それでいてお手ごろな値段なのよ。せっかくだから他のも頼んでみる?」
瑞樹が再びメニューを広げ、彼の前に差し出す。
「ん・・・そうだな。じゃあ、今度はこれを頼む」
と、一成は十種類以上書き並べられた紅茶リストの中からひとつを指した。
瑞樹が選んだ理由を訊ね、彼が味や香りの好みを伝え、そのまま自然に会話が進む。
二人とも特に意識していなかったが、いつの間にか傍目には普通のカップルとなんら変わらない光景になっていた――この時点では。
紅茶には利尿作用がある。二、三杯ほどおかわりをした一成は、やがてトイレに立った。
ド近眼にもかかわらず、土壇場になるまで眼鏡を掛けようとしないので、店員と間違えて客の一人に場所を訊いたりしている。
危なっかしいことこの上ない。それでもなんとか無事に見つけたらしく、ほどなく角の向こうへと彼の姿が消えた。
その様子を肩越しに見やった瑞樹は、
「さて、と」
自分の通学鞄の中から、こっそりと『それ』を取り出した。
ぱっと見では砂糖と言っても通りそうな、白い粉末の入った小瓶。
知人の多い父親に頼みこんで、製薬会社の知り合いから特別に購入してもらったものである。
効き目は、超がつくほど強力とのこと。添付されていた注意書きも暗記するほど熟読したし、何度か自分でも試してみた。・・・なかなかすごかった。
彼の体格なら、分量はこのくらいにすれば――
一成が用を済ませて戻ると、自分の席の前にティーカップが二つ並んでいた。
一方は自分が飲み終わった空のカップ。これはいいとして・・・
「? なぜお前の紅茶がオレのところにある?」
もう一つは、半分ほど中身の残った瑞樹のカップだった。
「このお茶も、ちょっと変わった味でおもしろいわよ。あたしはもうおなか一杯だから、イッセーくんにあげる」
「いや、だが・・・その」
「ああ。あたしが飲んだ位置はこっち側だから。ほら、リップの跡」
と言ってカップに指を向け、一成に面している側と反対の縁を示す。よく見れば確かに、視力の低い彼ではすぐ気づかない程度の跡が残っていた。
躊躇いの理由を瞬時に見抜かれて目をしばたたかせる彼に、少し勝ち誇ったような視線が向けられる。
実のところ、この時点で違和感にも気がつけば良かったのだが――普段の彼女なら、むしろ絶好のチャンスとばかりに『間接キスを迫る』はずだ、ということに。
ばつの悪い思いをしながらも、彼は言ってしまったのだった。
「・・・じゃあ、もらうぞ」
カップを手に取った一成は、残った紅茶を一息に飲み干した。
「本当に変わった味だな・・・まずいって言うほどじゃねえが。まるで薬湯みたいだ」
瑞樹が小さく感嘆の声を漏らす。
「やっぱり料理やってる人は舌が鍛えられてるわね〜・・・」
「?」
「ううん、気にしないで。それじゃ、そろそろ出よっか」
なんとなく急いた様子で財布を取り出すと、彼女は伝票を持ってそそくさとレジに向かった。
どうやら本当に、気前良く全額を奢るつもりのようだ。
そして、滞りなく会計が済んで。
店を出るなり表通りに向けてさっさと歩き始めた一成が、
「奢ってくれたことには礼を言う。気が済んだなら、オレは帰・・・」
愛想なく言いかけたところで、肩に引っ掛けようとした鞄がドサリと落ちた。
腕の力が――いや、それだけでなく全身の力がどんどん抜けていく。
(っ・・・なんだ・・・?)
視界が暗くなり、同時に重くのしかかるように狭まる。次いで、すさまじい睡魔が襲いかかってきた。
「うっ・・・・・・」
あとは、自分が倒れたことすら認識できなかった。
彼が倒れ伏す前に体を受け止めた瑞樹だったが、支えきれずに押し潰されてしまった。
「お・・・重いっ・・・」
一成は男としては小柄なほうだが、瑞樹も体は小さい。担ぐのはそう簡単なことではなかった。
まずはここが勝負どころだ。これから『隣の建物の一室』まで、彼を背負って運ばなければ――この後の『計画』が実行できない。
付け焼き刃ではあるが、あの日からダンベルで筋トレも続けてきた。このくらいの距離ならなんとかなる。・・・というか、なんとかしてみせる。
先に二つの鞄を左右の腕に引っ掛けてから、
「ふん・・・ぬぅっ・・・!」
乙女としてはなかなか恥ずかしい掛け声で一成を背負い上げると、彼女はよろめきながら目的の建物へと向かった。
「うぅ〜・・・ん?」
一成が目を開けると、見慣れない天井が広がっていた。
照明は淡くおぼろげで、部屋全体が薄暗い。もう夜なのだろうか?
(どこだ、ここは・・・)
左右に首を巡らせつつ身を起こそうとした途端、
「! ぐぇっ・・・」
喉元になにかが引っ掛かり、苦悶の声が出る。
咄嗟に首に持ってこようとした両腕も、接着剤で貼り付いたように動かない。
いや、見れば実際に貼り付け――もとい、縛り付けられていた。
「起きた? それじゃ、始めましょっか」
傍らの椅子に座っていた瑞樹が立ち上がり、妙な威圧感のある眼差しでベッドを見下ろす。
「げほっ・・・な・・・なにをだ。こんな状態にして・・・」
彼はダブルベッドごと荒縄でがんじがらめにされていた。
首のすぐ下からズボンのベルトの辺りまで、簀巻きに等しい様相である。なぜか下半身は全く固定されていないが・・・
「あなたも知らないわけじゃないでしょう? 『ここ』がどんなことをする場所か」
彼女は室内を一瞥し、朗読でもするような口調で言った。
「・・・ま、まさか・・・」
そこでようやく思い至る。
この、寝室にしては無駄に広い空間。自分の横たわる大きなダブルベッド。ここからでも中が丸見えの――そうなるように窓が配置されている――これまた大きな浴室。
近眼の目で見ても確信できるほどに、それらの特徴は明瞭すぎた。
間違いない。話でしか知らないが、詰まる所ここは――
「イッセーくん。あなたが男同士でないと愛を感じられない人だ、っていうことは分かってるの。その性分を無下に否定する気は毛頭ないわ。それだけは誤解しないでね」
「い、いや、待て稲葉。誤解はお前のほうだ」
さーっと顔から血の気を失う彼にはまるで構わず、瑞樹は室内を即興のステップで歩き回る。その身振り手振りは、舞台役者さながらの仰々しさだった。
「でもね。男女の交わりだって、それはそれは素晴らしいものなのよ? 今日はそのことをあなたに伝えたくて・・・こうして個人授業の場を設けたのよ」
「設けなくていいっ! 人の話を聞け!! この・・・くっ」
口で言っても無駄と判断し、一成は戒めを力ずくで解こうとした。
だが、身体にほとんど力が入らない。全く縄の巻かれていない足でさえも、うまく動かせなかった。
「なんだ・・・どうなってる?」
「さっきのお茶に入れた、チョー・強力な睡眠薬。あれ、副作用として筋弛緩作用があるのよ。少し多めに飲むと覚醒後もしばらく残るらしいわ。二、三十分程度だけどね」
ぺらぺらと淀みなく解説する瑞樹。
事前の予習と、自らをモルモットにした実験の賜物だろう。もはや賞賛に値する入念ぶりだ。
「なっ・・・」
「でも、自律神経には影響がない。つまり心臓が止まったりしないのと同じで、ソレはちゃ〜んと機能するってこと・・・♪」
と、彼の下半身の『ある一点』を指してくすっと笑う。
それは一成にとってまさに悪魔の微笑み。彼女の頭や背中から、今にも角や翼が生えてきそうに思えた。
ひととおりの説明を終えた瑞樹が、ベッドに迫ってくる。
「任せて。伊達にカレシ持ちだったわけじゃないのよ・・・」
やけに勇ましく上着を脱ぎ捨て、しゅるっと胸のリボンを解いて放り投げ、ブラウスの袖を二の腕までたくし上げて。
「し、知るかそんなこと! 来るな、寄るなっ!」
「オンナの魅力をたっぷり教えてあげるからね、イッセー♪」
もともと少々きつい印象のその目は、今や獲物に狙いを定めた猛禽類のそれだった。
「やめろ、やめろぉっ!!」
「では、一時間目を始めま〜す♪」
・・・こうして、瑞樹の個人授業が幕を開けた。
最後の抵抗でじたばたと動かす両足も、少女の腕力にたやすく屈する程度の力しか発揮できていない。
瑞樹は彼のベルトを外すと、制服のズボンを苦もなく脱がせた。
地味な色合いのトランクスが姿を見せる。まずはその上から、隆起した箇所に手を沿わせ・・・
「っ・・・!」
「あら、意外と反応がいいじゃない」
早くも硬さを帯びてきた一物のラインをなぞるように、何度もさする。
「それにこれは・・・あたしの元カレより段違いに大きいわね。なんか、嬉しい♪」
「やっ・・・やめ・・・っ」
「もう、褒めてるのに。そういう人には・・・えいっ」
と、トランクスを足首まで引きずり下ろすと、露わになった一成のそれを直に両手で包みこんだ。
そのままテンポ良く上下にしごき始める。
「うっ・・・あっ・・・」
「どう? 気持ち良くなってきた?」
ひくひくと動く彼の一物を瑞樹は面白そうに眺め、ぬめりを生じてきた先端を指先でつつき回すように弄くった。
続いてそこへと顔を寄せて、挨拶をするように一度口付けてから、棒の側面へと舌を這わせていく。
「ぐっ、うぅっ・・・」
「我慢しなくていいのよ・・・んっ、んっ」
棒全体に舌を絡めては、口の奥まで含んで丁寧にしゃぶる。
手のしごきも再開しつつ、上顎と舌を用いて先端周囲を舐め転がした時、彼のそれがびくりと大きく震えた。
「うっ!!」
自身を咥えた彼女の口腔へと、一成の雄が勢い良く放たれる。
「んっ・・・ぐ、んぐっ」
瑞樹は温かいその液体を一滴も零すことなく受け止め、嚥下していった。
少量だけ飲み込まず口内に残し、今度は顔の近くへとにじり寄る。
「ふふふ・・・」
「な・・・なにを・・・」
意味ありげな微笑が間近に迫り、一成は反射的に首を反らしかけた。
「! ・・・んんっ・・・」
逃げる彼の頭部を両手でしっかりと固定した瑞樹が、唇を重ねる。彼の口が反応を示すより早く、舌を差し入れて通路を確保。
そして残しておいた彼の分泌物を、自分の唾液もろとも注ぎ込んだ。唇はしっかり蓋をしたまま離さない。
「んむぅっ! んっ・・・んむっ・・・・・・んっぐ・・・」
観念した一成がそれらを飲み下すのを確認してから、ようやく瑞樹は彼の口を解放した。
「・・・はい、一時間目終了」
立ち上がり、腕組みをして感慨深そうに頷く。
「思ったより見込みあるじゃない、これなら改善も早そうね。安心したわ」
「あ・・・・・・あの・・・なぁ・・・」
しばしゼイゼイと浅く速い呼吸を続けたのち、一成は縄の下で握り拳を何度か作ってみた。
――そろそろ、戻ってきたか。
「ったく・・・・・・ふんっ!!」
気合の声が発せられた瞬間、彼の身を拘束していた荒縄が千切れ飛ぶ。
「あっ・・・」
「なんてことするんだ、お前は・・・信じられねえ」
トランクスを引き上げ、縄の残骸を払いのけて、肩や首の関節をこきこきと鳴らしながら緩慢に身を起こす。
今やもう呆れ果て、怒る気も失せていた。
「だって、だって・・・・・・イッセーにノーマルな恋愛を教えたかったんだもん・・・」
途端に勢いをなくして肩をすぼめた瑞樹が、子供のようにいじけた口調で返してくる。
「だから誤解だと言ってるだろうが。オレはもともとノーマルだ!」
「え・・・・・・じゃあ・・・」
数瞬の間、呆けたように表情を止めていた彼女の瞳から・・・・・・やがてぼろぼろと涙が零れ落ちた。
「げっ!」
学校で散々見せられたような演技の涙ではない、本物の涙だ。一成にもそのくらいの判別はついた。
「な、泣くないきなり!」
「だって・・・だってぇ・・・・・・」
安堵感と罪悪感、嬉しさと恥ずかしさと。様々な感情がごちゃ混ぜになって、瑞樹はどうしたら良いか分からなくなっていた。
「とっ・・・とりあえず、突っ立ってないでその辺に座れっ! まるでオレがいじめてるみたいじゃねえかっ」
一成は明らかにうろたえた様子で、自分があぐらをかいているベッドの縁を指した。
言われたとおりにちょこんと腰を下ろした瑞樹は、しばらく鼻をすすっていたが、
「・・・ごめんね」
ややあって、ぽつりと言った。
不機嫌顔から端的な返事がなされる。
「もういい」
・・・それから何分か沈黙が流れて。
「・・・・・・あの、さ」
彼女が胸の前で指先をもてあそびながら、上目遣いで伺いを立ててきた。
「二時間目。・・・どうする?」
「まったく・・・」
大きく息を吐き出す。溜息など滅多につくことはなかったはずなのに、彼女と出会って以降、すっかりお馴染みになってしまった。
短時間だが激しい逡巡とともに、後頭部を乱暴に掻いた後――彼は、そっぽを向いて小声で答えた。
「断ったって・・・絶対諦めねえだろ、お前」
歓喜も顕わにベッドの真ん中まで上ってきた瑞樹が、彼の前に行儀良く座り込む。
一成はごくりと一度喉を鳴らし、眼前のブラウスを恐る恐る掴むと、ボタンを上からひとつずつ外していった。
「この際だから白状しちまうが。・・・オレ、『やり方』よく知らねえぞ」
「あ、やっぱり?」
彼女は少しも驚かず、それどころか予想が当たって喜んでいるようだった。
どこまでも見透かされている。どうしてゲイ疑惑が誤解だと気づかなかったのか、不思議に思えるほどの鋭さだ。
苦虫を大量に噛み潰したようなしかめっ面で、一成は彼女のブラウスを完全に開放した。
やる気満々の豪奢なブラジャーと、それに囲まれた傷ひとつない乙女の柔肌が視界に飛び込む。
「うぅ・・・むむ〜っ・・・」
早くも正視できなくなり、彼は変な声を上げて俯いてしまった。
その茹で蛸のように真っ赤な両頬に、ひんやりとした指先が当たる。
「ほらほら。まだなにも始まってないわよ」
彼の顎に指を引っ掛けて自分の方を向かせた瑞樹は、至近距離から瞳を覗き込んだ。
「ああ・・・その・・・」
「また、あたしから行ったほうがいいかしら?」
言うが早いか、一時間目の要領で唇を重ねてくる。
「っ!?」
驚いて身を引いた勢いで、彼は再び仰向けに倒されていた。
「んっ・・・・・・ふ・・・ぅむっ・・・!」
「んんっ、ん・・・」
彼女の舌が彼の口内で勝手気ままに踊り、内壁の各所を柔らかく叩く。
同時に、重力を活用して全身で密着してくる。ブラジャーのみを隔てたバストが、弾性を発揮して見事にひしゃげていた。
小柄な体格からは想像できないほどのボリュームである。
「むぅっ・・・・・・んむぅ・・・!」
強烈すぎる刺激で心臓が爆発しそうになり、一成は彼女の肩を掴んで引き剥がした。
「んっ・・・」
鍛えられた腕力で軽々とリフトされた瑞樹が、
「もう。ケンカを挑む時の度胸はどこに行ったのよ」
と、優しい口調で言って手を動かし、荒く息をつく彼の口元に残った雫を拭い取った。
物足りなそうにしつつも、慈しむような微笑。それは、一成が初めて見る彼女の素の笑顔だった。
極限まで引き延ばされたかのような、短い静寂の中で。
「あ・・・・・・」
緊張とは異質の鼓動が、彼の全身に響き渡る。
「・・・すまん」
一言だけ告げてから、持ち上げた彼女ごと腹筋を使って身を起こし――あとは自然に身体が動いた。
瑞樹が驚愕の声を上げる。
「!! イッ・・・セー・・・?」
「・・・やっと、意表を突けたか」
華奢な背を抱きすくめて、耳元にそっと囁いた刹那、一成は腹を決めた。
素直に思えた――彼女が欲しい、と。
やはりと言うべきか、スカートの下はブラジャーとお揃いの勝負下着だった。
「どこに触ってもいいからね」
無防備な発言が耳に入って逆に気後れしながら、まず胸部の覆いを取り払いにかかる。
ホックを外した途端、細身のわりに大きな二つの房がふるんと転がり出てきた。
「っ・・・」
すでに何回目なのかカウント不能な生唾を飲み込んでから、それらの片方に掌を当てる。
その手首をきゅっと瑞樹が掴み、
「っふ・・・揉んで、好きなだけ」
逆の手は彼の肩に回し、いっそう体を寄せてくる。
力加減が分からないので、一成はとりあえず掴んだ房を撫で回すように動かしてみた。
それから少しずつ指先も用い、捏ねる動きへと移行させていく。
「んん・・・ぅんっ、イイよ。上手・・・ぁんッ」
彼女の声が、次第に艶やかなものへと変化する。
片手は腰のくびれに添えているので、双丘の片割れは放置されている。揉む動作はそのままに、視線をそちら側へと向けていると、彼女がすかさず促してきた。
「口も・・・使っていいよ?」
――また、読まれたらしい。
敵わねえ・・・と思いながらも、今度はなぜか嫌な気分はしなかった。
無骨な指が華やかなショーツを下ろし、露出された秘所にそろそろと伸ばされる。
「・・・大丈夫なのか?」
「なにが?」
「その・・・この辺、触っても」
彼女の口から小さな笑い声が流れた。
「もちろん。あたしだって、あなたにしてたじゃない。こうやって・・・」
と言って、トランクスの隙間からほっそりとした手を差し入れてくる。
「っ・・・そうだけどよ・・・」
下半身からむらむらとした衝動を感じつつ、一成は茂みの向こう側へと静かに侵入した。
「ぅんっ・・・ふ・・・・・・はぁッ」
割れ目を探る指先が彼女のポイントに当たるたび、官能的な溜息が漏れる。
やっと目的地を探り当てた時には、そこはぬるりとした蜜に溢れていた。
「・・・すごいな」
率直な感想を述べると、再び瑞樹が可笑しそうに笑った。
「っふふ・・・『イッセーが』こんなにさせたのよ」
「なっ・・・・・・!」
心臓を撃ち抜かれたかのような衝撃が、彼を貫く。
「もっと、もっと感じさせて・・・」
彼の首筋に唇を寄せた彼女が、熱を帯びた吐息とともに囁きかけてくる。
「う・・・」
自身が先程とは比べ物にならないほど強く反応し、一成の体温と鼓動は急激に上昇していった。
ある瞬間――思考回路のどこかがぴたりと止まる。
気がつけば、湧き上がる本能を抑えようともせず、むしろ進んで身を任せる己がいた。
なにかを思う前に指が動く。
始めはゆっくり、秘唇の輪郭をなぞるように。そして内へと差し入れて、徐々に加速させながら、蜜壷の内壁を幾度も巡らせる。
「んん・・・・・・あ、あぁっ・・・ぅんっ、はぁんッ!」
段々とトーンを上げる彼女のなまめかしい声と、壷の口から紡ぎ出される淫猥なメロディが、二人の欲情を際限なく増幅していく。
空いた腕が、彼女の細腰をしっかりと抱き寄せる。理由など考えるはずもない。
いつしか彼は、目の前で揺れる柔らかな房に何度となくしゃぶりついては、対照的に硬く実った頂を無我夢中で味わっていた。
「ああっ、あぁんッ・・・・・・いぃ、イイよイッセーっ・・・サイコー・・・はぁ、あぁんッ!」
瑞樹は白い喉を晒して頻りに鳴き、それでも二本の腕は常に彼の頭を大事そうに押し抱き続けた。
枕元のボードに独特の存在感を持って鎮座している、某戦争バカ曰く『応急用水筒』。初めてそれを手にした一成は、慣れない手つきで一物へと被せた。
「ナマで入れてもあたしは全然オッケーだけどね♪」
「ばっ・・・バカ言うんじゃねえっ」
どこまで本気なのか分かったものではない。
焦りの表情で彼が着け終えるや否や、瑞樹はその一見華奢なようでいて筋骨逞しい両肩に手を添え、向かい合う形を取った。
「普通はどういう体勢でするものなんだ?」
「色々あるけどね・・・今回は『これ』でいきましょ。イッセー、腕の力あるし」
と、尻餅姿勢の彼の両腿に開脚して座る。
それから一旦腰を浮かせると、勃起した彼のものを持って迷わず自分の割れ目へと宛がった。
「っ・・・これは・・・オレはどうすれば」
「はい、ここ掴んでて。乗っかったら、ちゃんと持ち上げてね」
詳しくは説明せず、彼に一物を支えさせてから、ゆっくりと腰を下ろしていく。
「あっ・・・ああッ、すごいすごい・・・アイツなんか目じゃないわぁ・・・」
他人には到底知りえない比較をしながら、瑞樹は根元まで彼を咥え込んだ。続いて躊躇なく全開した両脚で、彼の胴をがっちりロックする。
一成に見せる、かつてないまでのはしたなさだ。
抑制しきれない羞恥心。それすら、彼女は陶酔へのエッセンスに昇華していた。
「あぁ・・・はあッ。・・・ね、膝で立って・・・動かして? こんな、風に・・・・・・んッ」
「立って・・・・・・こうか」
自分に密着している骨盤を支えつつ、一成は膝立ちの姿勢を取った。持ち上がった彼女を、直前の手本に倣って上下に往復させる。
「う・・・っく・・・」
淫らな響きに彩られ、粘性の強い肉壁がリズミカルに自身へと絡み付いてくる。
「あ、あ、あぁッ・・・イイ、イイ、すごいぃ・・・ぃあッ、ああぁんッ!」
瑞樹は快楽の波に合わせて背筋を反らしては、彼から離れるまいと再びすがりつく。
対する一成は、いつの間にか自分の腰も前後に揺らして彼女へと打ち付けていた。
「ああッ、イッ、セー、イッセぇぇ・・・・・・はぁん、ああぁぁぁッ!!」
「ふっ、くぅ・・・・・・うぅっ!!」
彼女が一際弓なりにしなった刹那、彼の今日二度目の雄が放たれていった。
「あ、あぁ・・・」
オルガズムを越えて脱力した彼女が、がくりと後ろに倒れかかる。
自らも瞬間的に力が抜けたためにバランスを崩した一成は、
「!! ミズキっ・・・!」
咄嗟に叫んでいた。
どさっ、という衝撃に続き、スプリングの細かな伸縮が全身に伝わって。
「「・・・・・・あ」」
二人の声が重なる。
すんでのところで彼女の後頭部をガードした彼に、きょとんとした顔が向けられた後・・・
「・・・聞〜いちゃった」
悪魔のように意地悪に見えて、天使のように愛らしい微笑。
「わっ・・・忘れろ!!」
「ぜぇったい、や〜よ♪」
見事に赤面してあさっての方角を向く一成に、瑞樹が狂喜の態で抱き付いた。
ベッドに臥した一成は、どこか新鮮な疲労感に身を委ね、半ばまどろんだ状態で呟いた。
「・・・しかし、たまげたな」
「言ったでしょ? 伊達にナンパなカレシがいたわけじゃないのよ」
賛辞の対象が自分だと悟った瑞樹が、隣で得意気に胸を張る。
「お前の元カレの性格なんぞ、オレが知るか」
「冷たいわねぇ。そういうこと言ってると、ソッコーで三時間目始めちゃうわよ」
告げるなり、掛けていた布団を捲って身を乗り出し、彼に覆い被さってきた。
つくづく驚異的なバイタリティである。この小さな体のどこにそんなものが秘められているのか、解明される日はきっと来ないに違いない。
「まだ先があるのか・・・」
一度はげんなりとした台詞を返した一成だが、
「あるわよ、当然。これから教えてあげるからね。じっくり時間をかけて・・・♪」
ふわりと降りてきた世界でひとつだけの微笑みに魅せられて、それ以上なにも言えなくなってしまった。
――どうやら明日の『学校の授業』は、全休を覚悟したほうが良さそうだ。
おわり
160 :
151:2005/11/12(土) 18:57:20 ID:9t1TXgRH
ということで、勝手に『白井<(越えられない壁)<椿』の不等式をおっ立ててしまいました。
もしかしたらいるかもしれない白井ファンに備え、すみやかに非礼を詫びておきます(アル風)
ではまたネタが生まれたら落としに来ますノシ
今回も上手いですね。個人的にはとても読みやすくてありがたいです。
次回も期待しています。
162 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 20:44:53 ID:c0A+RF7w
>>152-159 感動した!!いやぁここまで椿と瑞樹のキャラを使いこなすとは
あんたさすがだな
保守
保守
「愛してるぜぇぇえッ、カシム!」
カシム(12歳♂)を押さえつけて、ガウルンは耳元で囁いた。
「くっ、不覚………」
カシムと呼ばれた少年は、無表情のなかにも屈辱と焦燥をにじませて
精一杯身もだえするが、鍛えられているとはいえ12歳の少年に屈強な
ベテラン傭兵を振りほどく力があるはずもない。
それでも、不屈の闘志でなんとか拘束を逃れようともがく。
「ククク、そう、その調子だ。最後まで諦めるなよ………!」
たくみに手足を絡ませ少年の抵抗を封じながら、ガウルンは至福の表情を
浮かべた。
「こんな僻地で3ヶ月だろ?女日照りで貯まってるんだ、たっぷりと楽し
ませてもらうぜぇ」
少年の耳朶を舐めしゃぶり、舌を耳穴に侵入させる。
「途中でへばるなよ?」
「………く、や、やめろ」
うごめく舌の感触に嫌悪に身をすくませるカシム。
だが、ガウルンの責めは止まらない。
うごめく舌が首筋をなめまわし、背後から押さえつける姿勢から、両手を
カシムの下半身に伸ばす。
「………ッ!? なにを……す……る……ッ!」
未発達な性器を乱暴な指先が襲う。カシムは眼を見開いて、華奢なからだ
を硬直させた。
166 :
160:2005/11/19(土) 18:34:05 ID:wC40syz7
どうも、また1本できたので来ました。色んなカプに挑戦した末に、主役二人に帰結(?)
アニメ板で話題になってたのを見て、思いついたままに。
大筋はVMCですがOMFも入ってます。文庫派の人はネタバレ注意。
一応↓の続編的な内容です。
>>45-49 『もうひとつのドランカー』
鷲座のアルタイル、通称『牽牛』。
琴座のヴェガ、通称『織女』。
彼らは広大な銀河――天の川を隔てて逢瀬を果たす。
触れ合うことは許されない。ただ、遠く離れた対岸に佇む互いの姿を見つめ合うだけ。
だがもしも隔てる河が、相手の影を見ることすら叶わないほどの圧倒的な大きさを持っていたとしたら・・・
「千鳥」
会いたいんだ。せめてもう一度――
「・・・ソースケ!?」
彼の声が突如聞こえた気がして、かなめはベッドから跳ね起きた。
息を弾ませて辺りを見回すが、誰もいない。・・・いるはずがない。
言いようのない不安感に襲われ、彼女はしばらく自らを抱き締めるようにして身を縮めていた。
ある程度気持ちが落ち着いたところで、改めて室内に首を巡らす。
部屋の様子はなにも変わっていない。調度類も、最初に連れて来られた時のままだ。
もう『あの日』から何日になるだろう。・・・彼は、無事なのだろうか。
彼を思うたび、九ヶ月余りの間に起こった騒動の数々が次々と頭に浮かんでくる。
胸元にそっと手をやる。ひんやりとした小さな感触が伝わってきた。
彼からもらった、誕生日プレゼントのラピスラズリ。かなめはそれをペンダントにして、肌身離さず持ち歩いていた。
あの激動の日に無くさなくて本当に良かった。家を出る時に持っていた鞄は、結局東京に置いてきてしまったから・・・
(ソースケ・・・・・・)
この宝石を手渡された教室でのやり取り。そして、『その夜』の記憶が蘇る――
――東京には珍しいほど、星の綺麗な夜だった。
<パシフィック・クリサリス>号シージャック事件の後の臨時登校日、十二月二十八日。
その夜、かなめは宗介と二人で、いわゆる『脳細胞を破壊する物質』を摂取していた。
もちろん始めから堂々と違法行為をするつもりだったわけではない。そもそも、それなら宗介が納得するはずがない。
二人だけの、四日遅れの誕生祝い兼クリスマスパーティ。そのために用意した、どうせノンアルコールの砂糖水に決まっている・・・と思ってチェック省略で購入した格安の似非シャンパン。
それが実は普通に本物クラスの度数だった――至って単純なオチである。
そして、双方とも酔いが相当回るまでこれっぽっちも気がつかなかった。これもお約束と言えばお約束だ。
過去の輝かしい実績(?)からも分かるとおり、かなめには結構な酒乱の傾向がある。
その夜も見事に絶好調モードに差し掛かっていた。が、自宅ということもあってか、幸い安易な破壊活動にまでは至っていなかった。
「そぉすけぇ〜っ。まだ飲み終わってないわよっ。せっかくご馳走してやってるのに残すなんて、どぉゆう了見してんのぉ?」
「ち、ちろり・・・すまない・・・・・・俺にはもう・・・無理だ・・・」
「あによぉ、ダメ男っ、ヘタレッ。くぬっ、くぬっ」
と、いつかのフレーズを呻いてソファーに倒れ伏している彼を、これもいつか言った罵詈とともに蹴たぐり回す。視界が揺れているせいか、キックの狙いがかなり外れていた。
一際高く足を振り上げた時、三半規管が普段どおり働かずに体勢が崩れてしまう。
「それでもツイてんのか〜っ、と、ぅわっ!?」
とびきりお下劣な台詞を悲鳴に変えて、かなめはソファーに斜めからダイブした。
「ぐわっ・・・」
背中からもろに押し潰された格好の宗介が苦しげな声を上げる。
「あらら、ごめーん。だいじょぶ?」
「・・・ネガティ・・・・・・いや、肯定・・・だ」
力なく片手が上がったかと思うと、すぐにぽてっと落ちた。どうやら、相当効いたらしい。
宗介の上から身をずらしたかなめは、苦悶の表情を浮かべる彼を抱え起こし、自分の隣に並んで座らせた。
「ほんとにごめんね、ソースケ。痛かったでしょ?」
「いや・・・気にするな」
返す顔はすでにいつもどおりの仏頂面だったが、かなめには彼がまだ痛がっていることはすぐに分かった。
心配そうにその横顔を眺めた後、名案が浮かんで一度大きく目を瞬き、
「そ〜だっ。ね、こういうの知ってる? ・・・痛いの痛いの、飛んでけ〜っ♪」
と言って、彼の頬にちょこんと唇を当てた。
「!!」
酒が入ると彼女は、驚くほど素直で積極的になる。ことスキンシップに関してそれが顕著だ。普段がかなり意地っ張りなだけに、その行動のひとつひとつに宗介は戸惑いを隠せない。
さらには、ごく最近そこから『最後まで至った』とあっては、動揺するのも致し方ないだろう。
先の行為について考えてしまった彼は、直前までの酔いでぼんやりした状態と入れ替わりにやって来た緊張感に、ひたすらどぎまぎしていた。
かなめは宗介の首に両腕をぐるりと回して凭れ掛かり、柔らかな胸部を目一杯密着させてくる。
「ち、千鳥。あまり抱き付くな・・・」
「なによ今さらぁ。ことあるごとに散々人を押し倒しておいてぇ」
少々痛いところを突かれ、彼は顔を背けた。
「あ・・・あれは全て緊急時だ。やむを得ん」
「あっそ。なら今も緊急ですよ〜だっ」
「ちど・・・んむっ!」
彼が振り返ろうとした一瞬の隙を逃さず、その頬を挟みつけたかなめが唇を合わせる。
宗介が反射的に身を引いた瞬間、かなめは座面に膝を立て、彼を背凭れに押し付けるようにして馬乗りになった。重力を利用できるポジションを確保してから、口内へと侵入する。
「ん、むぅっ・・・」
紛うことなき歴戦の兵士である宗介だが、彼女の種々の攻撃だけはどうしても避けることができない。
来ると悟っても、素人同然に身をすくめるくらいしか反応ができないのだ。理由は彼自身にも分からなかった。
「むっ・・・ふ・・・んぅ・・・っ」
「んん、んっ・・・ふ、んっ・・・」
温かいドームの内壁を、幾度となく巡る彼女の舌先。より深みへと挿し込まれるたびに二対の歯列が硬質な音を立ててぶつかり、それがさらなる脈動の礎となった。
「ん、ふっ・・・・・・ん・・・」
とろりと生み落とされる、この世に二つとない極上のジュース。間断なく蠢く舌を伝って彼女から宗介へと送り込まれたそれは、彼の咽喉を潤すとともに、媚薬に等しい効果をもたらした。
恍惚としたひとときが続き、彼の雄が眠りから目覚めかけたあたりで、彼女の口が離れる。
虚ろな表情を天井に向ける宗介の口端を指でそっと撫でたかなめは、顔の位置をわずかにずらし、彼の耳元に囁いた。
「・・・『水筒』の正しい使い方。もうクルツくんから教わったんでしょ?」
「・・・・・・聞いたのか・・・」
奴め、いつの間に彼女に喋ったのか。あるいはマオ伝いか――ほくそ笑む同僚達の顔が浮かび、宗介は途端に基本形のむっつり顔に戻った。
「あの後、しばらく心配でたまらなかったんだから。思わず妊娠検査薬まで使っちゃったわよ」
「そ・・・そうだったのか」
彼女が言っているのは、もちろん林水家を訪問した日のことである。
あの時は双方が今以上の泥酔状態だったこともあって、道具まで気が回っていなかった。そもそもそれ以前に宗介は、まだ避妊具の使用法すら知らなかった。
お互い、随分と危ない橋を渡ってしまったものだ。
ちなみに余談であるが、彼女が使用した検査薬。購入したのは他でもない宗介だったりする――ラベルなど見もせずに、だが。
とある騒動の際、尾行者の様子を見るために適当に買い物をした時の品だったのである。
彼に同行していたかなめは激怒しながらも、捨てるのはもったいないので、没収したセットをそのまま引き出しの奥にしまっておいた。それこそ、永久凍土の下に埋めるような気持ちで。
それがその後いくらも経たないうちに掘り起こされ、本当に使用するはめになるとは、なんとも奇妙な巡り合わせだった。
ともかく前回の働きかけは彼女からだったのだが、万一の際にはそんな理屈など通らない。宗介は深々と頭を下げた。
「・・・すまなかった」
それに対し、彼女は後腐れのない態度でからからと笑った。
「ははは。まあ、あたしも悪かったしね。大事には至らなかったし、そっちの話はもう終わりで。それで、今日は?」
「問題ない。持ってきている」
妙に畏まった様子で制服のポケットを軽く叩く彼を見て、かなめは感嘆の声を上げた。
「進歩してるじゃない。偉い偉い」
ベッドへと移動した二人は、身に纏うものを早々に取り払い、互いに愛撫を繰り返した。
間もなく、アルコールの作用など軽く凌ぐ陶酔感が彼らの心を満たしていく。
やがて彼女を背後から抱く形で座った宗介は、すでに唇の跡をいくつも残した瑞々しく美麗な双丘を、思うさま揉みしだいた。
「ぅんっ・・・あっ、はぁッ・・・・・・ねぇ、ちょっと向き・・・変えよ」
艶のある声に混じって、彼女がふと告げてくる。
「? どうすればいい?」
「えーとね・・・ソースケは横になって・・・」
「こうか」
宗介が言われたとおり仰向けになると、かなめは彼に対して逆さまになるよう身を重ねた。
彼の腹部に豊満な房を押し付けて寝そべりつつ、眼前にそそり立つものをしげしげと眺めて小さく笑う。
「ふふ。元気いいわねぇ」
「そ、そうなのか・・・うッ」
彼が返事に窮しているうちに、かなめが立派なそれに両手を添えて、口に含んだ。
「ん・・・こんな感じかな・・・・・・んっ、ふっ」
しごくと言うよりは撫で回すに近い仕草で、彼女は肉棒を根元から丁寧にさすった。上では舌と唇を交互に用い、敏感な先端を柔らかく刺激する。
「う・・・むっ・・・」
宗介は急激な快感に全身を支配され、まともな身動きができなくなっていた――が。
視界の大部分を埋め尽くしているのは、彼女の臀部と秘部。それは、ほんの少し顔を浮かせれば容易に届く距離で・・・
「ねぇソースケも・・・あ、ぁんッ」
かなめが呼びかけた絶妙のタイミングで、彼の舌も行動を開始していた。
彼女の壷から滲み出す蜜は、麻薬のごとき依存症状を彼に植え付ける。それは比類なき甘美さをもって、味蕾を介して快楽中枢を絶え間なく刺激した。
宗介は貪るように壷の周辺一帯を舐め回しては、一滴も零すまいと唇を吸い付かせて魅惑のシロップをすすり続けた。
「ふあっ、あぁんッ! ・・・はあっ・・・んぅっ、ふっ・・・」
「ん、ぅんっ・・・む・・・うっ・・・! ・・・ふぅ・・・ん、むっ・・・」
留まるところを知らないかに思われる愛撫の応酬にも、終着点が見えてくる。
宗介は無意識のうちに彼女の太腿に両腕を絡み付かせ、割れ目を一杯に押し広げていた。最大限まで伸ばした舌を壷の奥へとねじ込ませた時、
「ふあ、んぅあぁ・・・ぁふあぁッ!!」
肉棒を咥えた彼女がくぐもった鳴き声を上げ、はずみで、棒の先端が上顎を抉るように擦り付けられた。
「ぅむっ・・・くぅッ!!」
内なる雄が、外へと一気に放たれる。行き着いた先は雌の内壁の奥。
「んぐっ・・・! ごふっ、げほっ・・・ぇほっ」
勢い良く飛び込んできた液体が気管に入り、かなめが苦しそうに噎せ返った。
「すっ、すまん千鳥。・・・ぶ・・・無事か」
彼女はひとしきり全身を揺らして咳き込んでから、うろたえる宗介に涙声で告げた。
「けほ・・・っ、と。アファーマティヴ」
「え・・・」
「なーんてね。『そっち』風にしてみた♪」
彼の方を振り向き、悪戯っ子のようにぺろっと舌を見せる。
宗介は少々決まり悪そうに、だが心底安心した様子で息をついた。
新たな試みを終えた後は、スタンダードな方式で。
「痛くないか?」
「ぅんっ・・・前ほどは・・・」
わずかに歪む顔を見て若干怯みながらも、宗介は彼女の長い両脚に手を掛け、慎重に自身を挿入していった。
もちろん、用意してきた道具の装着は完了している。
蜜と唾液で潤った通路の滑りは上々で、道幅も前回より拡がっているようだった。
「んっ・・・あぁ・・・ッ」
ふくよかな双丘を揺らして身じろぐ彼女の艶っぽい声は、彼を鼓舞する応援歌。その美声に背中を押され、彼は最奥まで自身を挿し入れた。
「ふう。・・・では、動くぞ千鳥」
「うん」
彼らしい律儀な前台詞に対し、彼女らしく迷いのない首肯が返された後、往復運動が開始される。
「・・・うぅ、ぁんっ・・・・・・あ、あぁッ、あぁんッ!」
「う、むぅっ・・・くっ・・・」
宗介側が主導してピストンを行うのはこれが初めてである。行為の最中にも試行錯誤し、彼女に無理が掛からないよう体勢や速度も調整する。
そんな彼の気遣いを敏感に悟ったかなめが、
「あぁ、あんッ・・・・・・いいよ、ソースケ・・・ペース抑えなくても。もっと動かして」
嬌声に混じらせ、優しく促した。
「だが、千鳥・・・」
「そんなにつらくないし。・・・あたしなら、大丈夫だから・・・ね?」
聖母と見紛うような微笑を見せる。そこにあるのは、彼に対する慈愛と――絶対の信頼。
それをないがしろにするなど、言語道断。考えられないことだった。
「・・・了解」
端的に告げると、宗介は彼女の両腿を抱えて下半身を浮かせ、ひねりを加えながら自身を幾度も突き入れた。
片方の太腿を肩に乗せて突き上げたかと思うと、そこからさらに回転させて彼女に四つん這い姿勢を取らせ、骨盤に手を掛けて再度突く。
「あ、あっ、あぁッ・・・はぁ、あぁんッ!」
「うっ、む、ふぅっ・・・・・・う、くッ」
粘質な潤滑液が棒に纏わり付いては雫を散らし、二つの肉体に儚き無数の橋を架ける。
肌同士のぶつかり合う音は文字通り効果音となって、精神の深奥から野性を呼び覚ました。
滴る汗も、乱れる髪も、顎や頬を伝う涎でさえも気にならない。
彼らはただ本能の赴くままに、互いを求め合った。
「はあぁんッ! ・・・あ、あぁぁ、ソースケぇっ・・・ふあ、あぁぁッ!!」
「く、うッ・・・ちど、り・・・・・・う、うぅッ!!」
至上なる高みへの到達が、二人の絆をよりいっそう堅固なものにする。
吐精し、脱力して倒れ込む中にあっても、宗介の手は常に彼女のほうへと伸ばされていた。
二人はベッドで互いに寄り添い、疲労感の後に来る睡眠欲を迎え入れようとしていた。
ある時、夢うつつにいる勢いか、かなめがストレートな質問をした。
「・・・ねぇねぇソースケ。あたしのこと・・・好き?」
「!! そ・・・・・・」
瞠目した宗介は、全身を包み込んでいた眠気が瞬時に消し飛ぶのを感じた。
『それ』を言いそびれたのは、つい今朝のことだ。
まさか同じ日に当の相手から問われるとは思いもよらず、彼は顔じゅうに脂汗を浮かべて黙り込んでしまった。
しばらく流れる静寂。
いつものかなめなら痺れを切らしてむくれそうなところだが、今日の彼女はただじっと彼の顔を凝視して、返答を待ち続けている。
それがかえって戸惑いと躊躇いとプレッシャーの種になっていたのだが・・・
「・・・・・・・・・・・・」
長い長い間が空いた後。彼は、先日上司に訊かれた時と同じように返した。
「・・・・・・たぶん、そうだ」
「なによ『たぶん』って」
我慢が限界に来たようで、やはり彼女はむくれ顔をした。
「この感覚が、その・・・『好き』という言葉に当てはまるのか、まだよく分からんのだ」
・・・内心では、とっくに答えが出ているようにも思えたのだが。宗介は曖昧な返答を続けた。
言い切ってしまうのが照れ臭かったのかもしれない。もし今の気の置けない関係が崩れてしまったら・・・という懸念のようなものがあったのかもしれない。
どれが本当の理由なのかは分からない。
ただ、彼はおぼろげながら感じていた――『好き』という日本語が、辞書に記載されている意味とは別に、なにか絶大な力を持っている・・・と。
「もう・・・はっきりしてよ。じゃないと、不安になるんだから・・・」
かなめが彼の首筋に、すがるように抱き付く。
「すまない。だが・・・」
と、そこで天井に視線を彷徨わせ、またしばし黙考。
気負って不確かな表現を用いるより、使い慣れた言葉で伝えよう。そう結論した宗介は、彼女の端整な顔をしっかりと見つめ直してから、一語ずつ確認するように告げた。
「君は俺にとって、誰よりも最高に・・・大切な女性だ。それは誓って言える」
かなめが綺麗な双眸を、夜空の星々のようにぱちぱちと瞬かせる。
言い終わった後で急速に気恥ずかしさが募り、彼は首ごと目を逸らしてこめかみを掻いた。
「そ・・・それでは、駄目か?」
「・・・じゅーぶんよ♪ ありがとっ」
屈託のない笑顔を向け、かなめは彼の頬――最初のキスと同じ箇所に、もう一度唇を当てた。
本当は分かっている。言葉など要らないのだ。
それでも聞きたかった、彼の口から。そして聞けたからには言おう、今度は自分の口から・・・
目覚まし時計の横に腕を伸ばす。ひんやりとした小さな感触が当たった。
手に取り、大事そうに胸に押し抱く。次第に高鳴っていく鼓動。
静かに両の瞼を閉じ・・・一度大きく深呼吸。それだけで、不思議な力が全身にみなぎっていくような心地がした。
母なる海を思わせるその石から最大の勇気を得たかなめは、すぐそばの濁りのない瞳をじっと見つめて告げた。
「あたしもね・・・誰よりもずっと、あんたのことが――」
いつしか彼女の目からは、止め処なく涙が溢れていた。
部屋には他に誰もいない。彼がいない。・・・いるはずがない。
「・・・・・・ソースケ・・・ソースケぇ・・・・・・」
自分は、ただ助けを待つだけのお姫様ではなかったはずなのに。
あの日以来、すっかり行動を起こせなくなってしまった。
なにかをしようとするたびに、強大な暴力に蹂躙された故郷の町と、傷つけられた大切な親友と――あと少しで永遠に失ってしまうところだった、満身創痍の彼の姿が蘇って。
どうすれば良いのだろう。どうすればまた・・・会えるのだろう。
あの学校に戻りたいとか、普通の生活に戻りたいなどということを、もはや夢見てはいない。
・・・彼に会いたい。ただ、それだけなのに――
(・・・・・・・・・・・・・・・)
泣き疲れた末のまどろみの中で、かなめは不思議な邂逅をした。
目覚めた時に、その内容は記憶に残っていなかったが・・・
ティーセットを持ってきた秘書と、二、三のやり取りを交わす。
「悲しい夢をごらんになっていたようですね。涙の跡が」
「そうね・・・」
紅茶をすすりながらまた涙を流す彼女を見て、秘書は気を利かせるように一礼を残して退室していった。
再び、室内に静寂が訪れる。
飲み終えたカップを盆の上に戻した後、大きく一息ついて。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
目を閉じ、ペンダントにもう一度手を当てたかなめは、その神秘的な深いブルーを優しく握り締めた。
両の瞼をゆっくりと開く。
刹那――消えかけていた光が、澄んだ瞳に戻っていた。
脳裏にはほとんど残らない夢。そして『あの時』最後の勇気をくれた――彼がくれた宝石。それらが、彼女の細胞の内に潜むものを確実に衝き動かしつつあった。
――牽牛と織女。
今、彼ら二人を隔てる天の川は、大海原のように深く果てしない。
その対岸も底も見えない水面へと、彼女は静かに足を踏み入れた。
広大な大河の全容に比べれば非常にちっぽけな波紋に過ぎなかったが、それは確かな一歩。
川の水を全て飲み干してでも渡りきってやる――その脚線美に不似合いなほどの、力強さと揺るぎなさを秘めた一歩だった。
おわり
174 :
166:2005/11/19(土) 18:41:50 ID:wC40syz7
ラピスラズリ、確実に今後出てきそう。原作で使われる前にさっさと捏造しました(笑)
かなめにはなんとか頑張って復活してほしいものです。もちろん宗介も。
しばらく毎週のように投下してきましたが、諸事情によりひとまず今回でストップ。
また落としに来たら見てやってください。
これまで読んでくださった方々、レスくださった方々に激しく感謝<(_ _)>
>166さんグッジョブ!!
てか、上手すぎますって。素晴らしいっす。
大興奮ですた。
私もTSR最終話のその後を書いてる途中ですが、
難しいっす…166さんの語彙の多さが羨ましいっす(´ヘ`;)ハァ
>>166さんGJです!
読めなくなるのは残念ですが、復活される日を待っています。
(´Д⊂グスン
>>175さんの作品も期待して待っています。
(~▽~@)♪♪♪
>166
いやー乙です!
今まですべてのもの楽しませてもらってたけどやっぱ主役二人は別格だ
それでやっぱりクオリティタカス
いいもん読ませてもらいました。
>166さん、遅ればせながらGJ!
復活される日を楽しみにしてます。
>175さんのも楽しみです。
180 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 00:20:27 ID:i1E5aF2y
保守
保守
保守
183 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 23:15:28 ID:PmZVYDPX
ホモ
保守
職人さん何処・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
半角二次元板がおちてた・・・・
>186
ΣΣ(゚д゚lll)ガガーン!!
書きたいがネタ切れ。
じゃ、ネタを提供しようじゃないか。
ってわけでどうぞ↓
無垢なテッサが
↓続けてどうぞ
アソコをいじっていた
あーなんか即興で書けそうかも、オナ鉄鎖。ネタ振り感謝
早ければ今夜落とします。クオリティは期待しないでください。
194 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 02:45:00 ID:rA/ov1aL
ハァハァ
195 :
192:2005/12/08(木) 13:12:17 ID:jPysFda4
少々遅くなりましたがオナテッサを投下。
ちなみにレス番192=174なのですが、今回見事に暗いです(汗)
本気で即興なので、おかしな点は軒並みスルーの方向でよろしく。
散々な誕生日を終えた翌日――クリスマス当日の夜。
テッサは指し当たっての雑務を手早く片付けると、基地の自室にさっさと戻った。
カーキ色のスーツの襟を緩めようともせず、重力に任せてベッドに倒れ込む。
なにもかもが億劫だった。
「はあ・・・」
――ふられてしまった。正真正銘、完全に。
せわしない状態からひとまず解放されて一人になったためか、じわじわと実感が湧いてきた。
同時に・・・耐え難い哀しみの感情も。
「うっ、うう・・・・・・サガラさん・・・」
どうして彼に選ばれたのが、自分ではなく『彼女』なのか。
記憶力には相当な自信のある自分でも、回数など忘れてしまうほどに何度も抱いてきた疑問。だが、答えは決して返ってこない。
どうにもならない。本当に、どうにもならないことなのだ。・・・でも、それでも。
「うっ、えっ・・・ひ、うえぇっ・・・」
大きなふわふわの枕に顔をうずめ、ただひたすらに泣きじゃくる。
しばらくの間、嗚咽の声だけが狭い空間を満たした。
「っ・・・サガラさん・・・サガラさぁん・・・」
やがて目を真っ赤に腫らした彼女は、我知らず、上着とブラウスの胸元をはだけていた。
お気に入りの純白のブラジャーの上から、やや控えめな二つの丘を両の掌中にそれぞれ収める。
「サガラさん・・・」
彼の顔を思い浮かべながら、軽く捏ね回してみる。
『彼女』に比べると明らかに見劣りしている、そのサイズ。
わかっている。彼は、そんな理由で『彼女』を選んだわけではないということは。
それでも、羨む気持ちは止まらない。
自分になくて、『彼女』にあるもの全てが羨ましい。彼の選んだ全てが――
「うっ、ん・・・サガラさぁん・・・」
背中のホックを外し、仰向けに寝転がる。
天井の照明がぼんやり翳んでいた。
次々と目尻を伝い落ちる雫をテッサは拭おうともせず、
「んっ、ん・・・・・・あ・・・」
カップを上に除け、直に房を掴んだ。すでに硬く立ち上がった頂点を白魚さながらの指先がつまみ、ひねるように弄ぶ。
彼を想うだけで、こんなにも胸が高鳴る。自分の雌の部分が痛いほどに疼く。
・・・なのに、なぜ。どうして・・・
「あ、ああっ・・・サガラさんっ・・・」
手中の乳房を握り締め、千切れんばかりに激しく揉み始めた彼女は、熱い吐息と共に喘いだ。
色白な肢体にはうっすらと汗が浮かび、火照った頬は対照的な紅に染まっていく。
「あっ、ん・・・ふ、ああ・・・」
テッサは顎を反らし、伸びをするようにのけぞった後、いつしか立てた膝を擦り合わせて腰を揺らしていた。あたかも、なにかをねだるように。
半開きの口端から雫が垂れ落ち、次々とシーツに染みを作った。だが、彼女は少しも気に留めない。
そんなことより・・・熱く疼くのだ。さっきから、しきりに自己主張する壷の口が。
タイトスカートのファスナーを下ろし、ショーツの中へと手を差し込むと、彼女は割れ目の周辺を指先で撫でた。
「ん、あぁ・・・あ、あ、ふあぁっ」
宥めるような指の動きに反し、疼きはいっそう強く、激しいものとなる。
テッサはスカートをショーツもろとも一気に引き下げ、邪魔だと言わんばかりに纏めて放り投げた。
覆う物のなくなった下半身を大きく開く。ひんやりと空気の当たる感覚と、付随してくる羞恥心。
だが、今は自分ひとりだ。躊躇いも我慢も必要ない――
彼女は剥き出しの壷の奥へと最も長い中指を一杯に挿し入れ、内壁に沿って中を乱暴に掻き回した。同時に、手前二本の指で付近の突起を摘まみ上げる。
「ひ、あぁんっ! んあ、ふぁ・・・あぁんっ!」
小さな実りを包む柔らかい皮をめくり、敏感な先端を弄くるたびに、反射的に腰が跳ね上がる。
徐々に中指に絡まっていく粘質な感触と、併せて響く淫らな液体音が、彼女の昂ぶりにさらなる拍車を掛けた。
「ひぁっ! ふぁ、あぁ・・・サガラ、さんっ・・・」
――彼の『それ』は、一体どのようなものなのか。
知るすべはない。だが想像し、自身を使って疑似体験する。・・・今はそれしか、できないのだから。
彼を求め続ける上の口には気休めに片手を突っ込み、指先に噛り付く勢いでしゃぶる。
下の口の疼きも止まることはない。抉るように激しく指で掻き混ぜ、襞を撫でては突起をひねり続けた。
壷からとうとうと湧き出す蜜が、周辺一帯に魅惑的な輝きを付与する。
ふやけて緩んだ下の口は、文字通り手に余る拡がりを見せていた。
突起を摘まむ二本以外の指を全て挿し込んでも、足りない。
「ん、ふっ、あぁ・・・んぁ、ふあぁっ!」
まだだ、まだ全然足りない。彼のは、絶対にこんなものではないはず・・・
「あぁっ! ひ、あっ、はあぁっ!」
左右の手を入れ替えてみる。なにかが変わるかもしれない――と、儚い期待を抱いて。
引き抜いた指からトロリと垂れる蜜をしゃぶり、舐め尽くしつつ、逆の手をまた壷に突っ込んで掻き回す。だがやはり、心の乾きが満たされることは決してない。
満たされるはずがない。欲しいのはひとつ、彼なのだ。
彼がこんなにも愛しいのに・・・なぜ、神は与えてくださらないのか。
「はあ、あぁっ! ・・・うっ、ん、あぁっ・・・!」
いつしかテッサは五本の指先を尖らすようにすぼめ、壷へと力任せにねじ込んでいた。
だが手の形状は、どう頑張っても雄のそれとは等しくならない。
成熟しきっていない雌の部分が、道幅以上の挿入物に悲鳴を上げる。途端に生じる鋭い痛み。
「うあっ、あぁっ! あ、あぁっ・・・!」
それでも彼女は壷に指先を打ち付け、ピストンの真似事を続けた。
かりそめの恍惚感を纏って、次第に迫り来るオルガズムの感覚。テッサは痺れを生じてきた指先を壷から引き抜くと、しばらく放置していた手前の実りを一息に押し潰した。
「あぁぁっ!! ふああぁ、サガラ、さぁぁんっ!!」
脳裏に描いた彼の顔が、真っ白な閃光の中に消えていく――
「こら。少しは加減しなさいよ」
不意に間近から声が聞こえ、はっと我に返る。
「えっ、あ・・・え、ええぇぇっ!? やだ、やだ、メリッサ、いつ入ってきたんですか!?」
跳ね起き、慌てふためいてベッドから転げ落ちそうになるテッサを、彼女――メリッサ・マオは冷静に支えて座らせた。
「ついさっき、到達間際。あんたったら、ドアが開いてもぜぇんぜん気づかないんだもの・・・って、ほら」
と、傍らからボックスティッシュを持ってきて、ぽんと手渡す。
「拭きなさいよ。血」
「あっ・・・ありがとう、ございます」
テッサの陰部と真下のシーツは、無理な擬似ピストンによる出血で真っ赤になっていた。
背を向け、俯いて黙々と後始末をする彼女の後ろ姿を、マオも無言で見つめた。どこか、憐憫を含んだ瞳で。
数瞬、ティッシュの擦れる音だけが流れた後。
作業に合わせて規則的に揺れていたアッシュブロンドが、ある時ぴたりと動きを止め・・・細かに震えだす。
シーツの染みの上から新たな雫が加わり、染め絵のような紅い花弁が滲んで広がった。
「わた、しっ・・・サガラ、さんにっ・・・ひっ、ふら、れ・・・えっ」
「・・・そんなことだろうと思ったわ」
ベッドの反対側に回ったマオが、ちょうど胸の高さにあるテッサの頭部を正面から優しく抱き寄せる。そしてほつれきった髪を手で梳いてやり、あやすように何度も撫でた。
「メ、メリッ・・・・・・え、ええぇっ・・・」
「よしよし。今夜はとことん付き合っちゃるわよ」
願いの届かない聖夜もある。哀しみに暮れる夜もある。
だが絶望するなかれ。願いの数だけ、チャンスは巡ってくるのだから・・・
おわり
お目汚し失礼しました。
また時間とネタ次第でたまに来ます。では。
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
>198さん乙です!次も楽しみにしています。
>>198 乙カレー
なかなか面白かったです^^
また来るのを待ってまよ。
191にレスしたものですがまさか出来上がるとは・・・
乙ですー
このあとマオとの2回戦がはじまるのかな?
保守
マオとの二回戦もきぼんしたいところだが・・。
そしてそこにクルツ乱入。
瑞樹たんに何故か萌えてしまいました><
205 :
198:2005/12/13(火) 07:36:54 ID:XUuGsa9c
みなさんレス感謝。
過去ログに似たようなシチュの作品があった気がしますが、ご希望とあらば。<二回戦&乱入
ただ現在ちょっと時間が取れないので、気長に待ってもらえるとありがたいです。
保守
207 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 21:37:44 ID:maKI7dL7
保守〜
hosyu
209 :
190:2005/12/18(日) 23:49:18 ID:p4HQImgp
遅ればせながら。
鉄鎖…(´Д⊂ヽ
まあこの後、テッサたんは俺の胸で(略
保守
保守
どうも。まとまった時間が取れたので、鉄鎖第2ラウンドの製作を開始しました。
ひとまず報告まで。一気に書き上げてリアルタイム投下(イヴに非ず)を目指します。
もし間に合わなかったらすいません(汗)
お待ちしています!
(゚∀゚)神のヨカーン
保守
何とか予告どおりに完成。205=212です。
メリークリスマスということで、『慰み〜』の続きをリアルタイム投下します。
前半はマオ→テッサ、後半はクルツも加わって3Pです。
姐さんやっぱりS全開。クルツもかも。
「そりゃ・・・ぃっく、そりゃあ、分の悪い勝負だとは思ってましたよっ」
手にしたコップを勢い良くテーブルに叩き付けた彼女の目は、完全に据わっていた。
「一緒にいる時間なんて明らかにカナメさんのほうが多いし。でも、それでもね・・・ちょこっと期待しちゃうじゃないですかっ。わたしに対する、最近のいくらか柔らかくなった態度とか見てたらぁ。ほんっとズルいですよ、あの人・・・んぐっ、ぷはぁ」
くどくどと長口上をぶち、コップの残りを一息にあおっては、すでに用意されている次杯を掴む。飲む瞬間以外、口の動きは全く止まらない。
そんな彼女の様子を尻目に、マオは新たに彼女用の飲料を『調合』しながら、アルコール臭混じりの溜め息をついた。
「あちゃ〜。見事に愚痴りモードに突入しちゃったわ、この子」
ぼやきつつ、飲み終わったビール缶をゴミ箱へシュート。狙い違わず、軽やかな金属音とともにゴールが決まる。
段々と缶の山がうず高くなってきたが、溢れることはないだろう・・・まだしばらくは。
テーブルに並べられた未開封の缶をひとつ手に取りながら、逆の手で煙草に火を点ける。
「・・・なんか言いましたぁ、メリッサ〜?」
「いえいえ、な〜にもぉ」
何拍か遅れてやって来た舌足らずな問いかけに釣られ、ついついマオも間延びした口調になっていた。
テッサのベッド周辺を片付けた後、二人はマオの自室に移動した。
部屋を移動したほうが少しは気分も変わるだろう、という経験豊富な少尉殿の提案である。
「それにあんた、新しいあたしの部屋にまだ入ったことないでしょ? といっても、大して変わってないけどね」
最近昇進した彼女は、任官と同時に部屋も下士官の区画から移っていた。
女性将校の私室はひとところに固まって配置されている。そのため、今や彼女らの部屋は目と鼻の先と言って良いほど近くにあるのだった。
もっともそういった細かい事情を別にしても、場所移動は今夜の『残念会』の大前提であった。なぜなら――テッサの部屋に無いものが、マオの部屋には大量に常備されているからだ。
以前、マオはふざけ半分でテッサに酎ハイを飲ませたことがあった。その時はあっさり一缶目で撃沈させてしまったため、今度はさらにジュースと氷で割って薄めたものを与えてみた。
ちなみに、アルコールを毛嫌いしているテッサには『それ』が酒だと教えていない。一度酔わせてしまえば、小娘の手綱取りは実に容易かった。が、
「くだを巻くのにちょうどいい具合の濃度だったみたいねぇ」
最初は神妙に首肯を返し、自分の酔いが回ってからは面白がって話を聞いていたが、一時間も経つとさすがに疲れと飽きが前面に出てきた。
このまま放っておくと、愚痴り続けた末にフェードアウトして潰れるに違いない。
「うーん。もういいかしら、キリがないし・・・やる前に寝られたら面倒だし」
思案しつつ新たな煙草に火を点け、深々と吸い込んだ後、彼女はおもむろに立ち上がった。
「あれ〜メリッサぁ、ろこ行くんれすかぁ?」
起き上がりこぼしのように体をゆらゆらさせたテッサが、呂律の回らない調子で訊ねる。
「どこも行かないわよ〜。ちょっと用意をね」
咥え煙草でクローゼットを開け、中をごそごそと探る。
「さてと、どっこにやったかな〜・・・っと」
「・・・?」
テッサが独り言をぼーっと聞き流していると、やがて意味ありげな笑みを浮かべたマオが戻ってきた。だが自席には座らずに、対面のソファー――つまりテッサ側へと近付いてくる。
「なに探してたんれすか、メリッサ〜?」
「ふふ、秘密。あらら、いつの間にかまた泣いちゃってぇ」
肘掛けに腰を下ろし、マオは熱を帯びたテッサの頬を指先で拭った。
「うう〜。らってらって、ひどいじゃないれすかぁ・・・」
彼女は焦点の定まらない大きな瞳を潤ませながら、こてっと頭を凭せ掛けてきた。
「や〜、もう。やっぱあんたって可愛いわねぇ・・・」
どこかうっとりとした口調で返し、今度は濡れた目尻に顔を接近させる。
そして猫さながらの仕草でしなやかに舌を伸ばし、次々と流れる雫を堰き止めるようにすくい取った。
「ひゃぅっ・・・!?」
突然生じた柔らかく生温かい感触に、身を竦ませるテッサ。
「メ、メリッサ・・・?」
「・・・同じ『ヤる』でも、酒が入ってたほうがずぅっと気持ちいいのよ。これからマオ姐さんが教えてあ・げ・る♪」
彼女の首筋に腕を絡め、耳元で囁いたマオが、くすっと妖艶に笑った。
マオは華奢な肩を掴んでひょいと立たせ、彼女がつんのめるのにも構わずベッドまで引っ張り込んだ。
「えっ、あ・・・ちょ、ちょっと待ってくだ・・・きゃっ」
寝台の上に仰向けに転がされたテッサが、予想外の事態に目を白黒させる。
「一人じゃ物足りなかったでしょ? それに見たところ、まだまだ勉強も足りないみたいだし」
今は二人ともラフな部屋着を身に着けている。テッサがおろおろしている間に、マオは小慣れた手付きで彼女の衣服を取り払っていた。
続けて片手を背中に回してホックを外し、もう一方の手はショーツの中へと滑らせる。
「あの、あの、メリッサ・・・あ、あぁッ・・・ン」
「ほぉら、酔ってると感じやすいでしょ」
早くもびくりと背を反らせるテッサを横目に見つつ、マオは下方の侵入地点からさらに草むらの奥へと指を潜り込ませた。
上側の手はカップを捲り、控えめな丘の一帯を撫で回す。
「ぅんっ、あぁ・・・」
身じろぐ少女の艶を含んだ声に呼応するように、掌中を前後する突起の存在感が強さを増していく。頃合を見て指の動きを開始したマオは、柔肌を丁寧に揉んでは先端をひねった。
「あ、あぁんッ!」
「あんた胸の反応いいわね。きっとこれから育つわよ・・・」
赤く熟れた頂に唇を寄せ、舌を絡めては全体を口に含んでしゃぶる。
山頂の最も敏感なセンサーに触れるたび、甲高い嬌声が室内に流れた。
やがて下の柔らかな草むらの周辺が、じわじわと湿り気を帯びてくる。
マオは一旦手を引き抜いてショーツを素早く脱がせてから、テッサの脚部を大きく開放した。
「あっ・・・や、メリッサ・・・」
咄嗟に閉じ合わせようとする太腿を、両手でがっちり掴んで押し開く。
そして片方を手から膝に置き換えて引き続き押さえ付けると、顔を近付けて露出された秘部を凝視した。
「そ、そんなとこじっと見ないでください・・・」
「あ〜あ、やっぱ腫れてるじゃない。確実に膜もイッちゃってるわね」
「! げ、下品なこと言わ・・・」
非難の声を上げながら尚も抵抗するテッサの脚を苦もなく押し留め、マオは秘唇の輪郭を何度もなぞった。若々しい弾力が、指先の鋭敏な触覚に伝わる。
「ひぁ、あんッ・・・ぅんッ」
「でも、腫れてても・・・綺麗な色してるわ〜」
やや膨張した襞をそっと摘まんで捲ったかと思うと、指先を割れ目に挿し込み、壁面に纏わり付いた粘液をこそげ取るように掻き混ぜる。終始無造作で取り留めなく、子供の手遊びに等しい仕草だった。
「はぁんッ・・・ひゃ、あぁ・・・やぁ、あぁんッ! あ、ふぁんッ!」
テッサは懸命に首を振って悶えている。自由の利く両手の抵抗も、全くと言って良いほど意味を成していなかった。
小さな草むらに大事そうに囲まれた珠玉は、十代の瑞々しい輝きを放っている。その小粒を摘まみ上げたマオは、思わず生唾を飲み込んだ。
「あぁっ、ん・・・ふ、ぅあ・・・ひゃぅッ!」
先端を弄る動きに合わせて揺れる直下の壷からは、次第に先刻より潤いのある蜜がとろりと湧き出していく。
雫が襞を伝って垂れ落ちかけた瞬間、マオの舌が反射的に伸びていた。
「ひあぁんッ!」
一際切なげな鳴き声が、暗い嗜虐心をより強く刺激する。
「ふふ・・・ん、ふ、んぅっ・・・」
マオはそのまま入り口に指を引っ掛けて押し広げ、舌を尖らせて内壁をつつき回した。
眼前でふるふる揺れる珠へと時おり狙いを変え、戯れに噛み付いてみる。
「いあぁっ、あぁんッ! ひ、あ、あぁっ・・・んぁ、ふぁッ! やぁ、あっ・・・あぁんッ!」
テッサは息も絶え絶えに、全身をひくつかせて不規則なリズムを刻む。喘ぎながらも両手はいつしか吸い寄せられるように己の乳房を握り締め、暇さえあれば捏ね回していた。
「あぁ、ふぅ・・・テッサ、あんたってほんっと可愛い・・・イイ声で鳴くわぁ」
ひとしきり蜜をすすり、美少女の痴態を拝んだマオは、恍惚さと満足さと――さらなる期待に満ちた笑みを浮かべた。
背後に隠しておいた道具を手に取り、彼女に見えるように掲げる。
「じゃ〜ん。これ知ってる?」
「んふぁ・・・?」
虚ろな目を緩慢にそちらへと向けたテッサは、九分九厘以上停止していた思考回路の再稼動を試みた。
現物を見るのは初めてだが、知識の中には含まれている。用途は・・・
「はぁ、あぁ・・・え・・・それ、って・・・」
喉元まで出かかった台詞は、当の質問者に遮られた。
「さっき電池も新品に取り替えておいたからバッチリよ。ここ押すと動いてね・・・って、やってみせたほうが早いわね」
焦れったいのかテッサの返答を待たず、説明の続きすらなおざりにして、マオはさっさと道具の先端部を割れ目に向けた。
言うまでもないが――いわゆる『大人の玩具』である。
太さは標準的だが、全長は20cm近くある特別品だ。きっと、売っている所には売っているのだろう。
「メ、メリッサ・・・ちょっと待っ・・・」
心の準備など微塵もさせてはくれない。
血流の集中している秘部に、ひやりと当たる無機質な感触。
「んぁっ・・・ぅ」
わずかに身じろいだ直後、カチッとスイッチの音がした。すぐに鈍い電動音が響き始め、
「ひあぁうっ!?」
小柄な肢体が大きく震える。
官能帯の各所を急激な快楽の波が襲う。それはまさしく無差別攻撃だった。
「ふぁ、あぁっ、あぁぁんッ! ん、あぁ、はっ・・・ああぁッ、ぃあぁんッ!」
「どう? これならちゃ〜んと『痒いとこ』まで届くわよぉ」
豊潤な蜜液にコーティングされた壁面に沿って、蠢く似非肉棒をどんどん奥へと押し込む。
テッサの全身はゴム鞠のように寝台を跳ね回り、バウンドするたびスプリングが細かく軋んだ。その異音すら、マオには無力な小動物の鳴き声に聞こえた。
「イイわ、イイわよぉテッサ・・・もっと鳴いて、もっと」
闇色の歓喜を顕わにした彼女は、挿入する手にいっそう力を込めた。
棒自体の振動に手の動きも加え、抉るようにねじ込んでいく。
「んっ、あ、あぁぁッ! ふ、ああぁ、ひぁあぁぁんッ!」
制御を放棄したに等しいテッサの肉体は、乱暴に振り回されるマリオネットと化していた。
やがて棒を最奥まで挿入したマオは玩具から手を離すと、蜜に濡れた指先で傍らの実りを強くひねった。
「ぅふあぁッ!! んぁ、あぁあぁぁッ!!」
背筋と頸部が柔軟性の極限までしなり、寝台に情欲のアーチを描く。
浮き上がった状態でオブジェのように硬直した体が、一瞬後にどさりと落ちた。
嬌声が途絶え、荒い呼吸音と連続的な電動音が強調される。
脱力して投げ出されたテッサの体は、しばらくは肉棒に揺らされるまま振動するのみだったが、
「・・・う、あぁぁ・・・ぁふっ、あぁ・・・んッ」
感覚が戻ってくるにつれ、再び臀部が能動的にくねり始めた。
一挙一動に感じられる、天使のように無垢な色香。成人女性には決して持ち得ないそれは、女同士であっても魅了されるに十分な魔力があった。
「あぁ・・・もう、我慢できないかも」
知らぬ間に垂れていた涎を慌てて拭うと、マオはタンクトップの上から自分の乳房を鷲掴みにした。
ブラジャーは着けていない。豊満な双丘の頂点が、衣服の繊維を押し上げて自己主張していた。
「ん・・・ふ、うんっ・・・」
彼女は何度か両手で房を揉んでから、もどかしげにタンクトップを脱ぎ捨てた。
ついでに下の衣服も全て脱ぎ、一糸纏わぬ姿となる。急速に下腹部も疼いていた。
熟れと張りを併せ持つ、完成された雌の肢体が寝台に現れる。
「テッサ・・・あたしももっと楽しみたいわぁ」
「えぅ、ふ、あぅっ・・・あぁん、ひ、ああぁッ!」
快楽刺激の絶え間ない襲来に意識が寸断され、テッサはまともな返事もできない。
「ふふっ・・・」
肉食獣の身のこなしで少女の体に覆い被さった時、雌豹の双眸に知性の光が宿った。
(! あのバカ・・・性懲りもなく来やがったわね)
ぴたりと動きを止め、いつものようにしばき倒してやろうと立ち上がったマオだが、ふと思い直す。
「・・・今夜だけは、許してやるか」
この際だ、奴のブツも存分に拝んでやろう――などと彼女がその時考えていたかは定かでないが。
部屋の電気を一旦全部消す。身悶えるテッサはそのままに戸口へと向かい、息を潜めて『曲者』の侵入を待った。
十数秒ほど経っただろうか。入り口のドアが音もなく開かれ・・・
「姐さ〜ん。可愛い部下の寒風吹きすさぶ心を大きな胸の温もりで癒し・・・ぐえぅっ!!」
暗中に流れた軟派な文句が、呻き声で中断される。
彼の首根っこを問答無用に引っ掴んだマオは、間髪入れず腕を回して固め技を極めた。
「ふぐっ・・・うぅ、まいった、降参、ギブアップ〜・・・」
「神聖な日にまで夜這い? 進歩ないわね、あんたは」
美少女を思うさま愛撫していた自分の不謹慎さは、すっきりと棚に上げておいた。
いつものように叩き出されると観念していた夜這い犯――クルツは、まず招き入れられたことに目を丸くし、次にターゲットのあられもない格好に気づいて驚愕し、最後にベッドで淫らな舞いを演じる戦隊長を見て度肝を抜かれた。
「はあ・・・すでに二人でお楽しみ中でした、と」
彼にしては珍しく、上手い言葉が返せないようだった。
「そーよ。あんた世界一ラッキーな男よ、両手に花の聖夜なんて」
淡い間接照明の下、潔いまでに裸身を晒したマオは、喉を鳴らして缶ビールを飲み干した。
「いやはや、なんと言うか・・・う〜む」
クルツは言葉を濁し、ビールをひとつ手に取って蓋を開けた。
そしてちびちびと口を付けながら、室内を行ったり来たり。妙にそわそわして落ち着かない。
その様子を見ていたマオが、声高に笑った。
「あははは。なに、あんた上げ膳据え膳が苦手なクチ? やっぱりバカねぇ・・・でもなんか納得。要領良いようでいて損する道を全力疾走しそうだもの、あんたって」
「随分な言われようだな、おい」
憮然とするクルツの前に歩み寄り、仁王立ちした彼女は、テーブルに並ぶ500ml缶をびしりと指した。
「気が進まなくても上官命令よ、手伝いなさい。まずは、あれ全部飲んでテンション上げる。ほら早く」
「全部って・・・」
大真面目に言う上司とビールの大群とを交互に見比べ、彼は嘆息混じりに呟いた。
「姐さん。実は相当酔ってるだろ?」
クルツが半ばヤケクソで空き缶を大量生産している間に、マオはテッサにも水分補給を兼ねてアルコールを追加した。
玩具のスイッチを一度止め、先刻と同じジュース割り酎ハイの入ったコップを片手に、ぐったりした上体を抱え起こす。
「テッサ〜。喉渇いたでしょ? ほら、飲み物持ってきたわよぉ」
「んぅ・・・めぃっさぁ・・・あぅ」
テッサは完全にグロッキーだったが、それでも呼ばれた方向に頭を一所懸命もたげようとした。
その必死な仕草が、マオの母性本能をくすぐる。
「あ〜、もう。堪らんわね。なんであんたってそういう風に・・・」
彼女はコップの中身を口に含むと、唇を重ねて注ぎ込んだ。
「んっ・・・く、んくっ・・・ん」
生温かく甘い液体の流れに併せて、テッサの喉が上下に動く。
「やぁん、だからかぁわい〜ってば♪」
すっかりご機嫌のマオは、何度も何度も口移しで酎ハイを飲ませた。
コップが空になると、通常のキスへと切り替えて尚も小さな唇を貪る。
「んん・・・ふぅ、んっ」
口内を存分に舐め回し、同時進行で乳房への愛撫を始める。
硬い先端は少しも弛緩する気配がなく、指先で軽く擦ってやるだけでテッサは全身で反応した。
途端に嗜虐的な欲望が湧き上がり、マオは色白な房を突起ごと掴んでねじり上げた。
「んっ、ふあぅ! はぅ、んっ・・・」
苦しげに位置をずらす口を無理矢理引き戻し、また唇で捕らえる。
(逃げるなんて、生意気な。お仕置きしちゃうわよ・・・)
サディズム全開の思考で玩具のスイッチへと手を伸ばした時、横から声がした。
「うぷ・・・で、どう手伝えってぇの?」
いつの間にかベッド脇に来ていたクルツは、見るからに泥酔一歩手前の様相だった。
マオはようやくテッサの唇を解放すると、開口一番に悪態をついた。
「間の悪い奴ねぇ」
「泣くぞ〜・・・ねぇさんのために本気出したってのにさぁ。ほら」
と、空き缶の散乱したテーブルを示す。1ダース余りの軍勢は綺麗に全滅していた。
「ぐぇっ。やば、戻しそ・・・」
「ここでリバースしたら絞め殺すよ」
無慈悲に言い放ったマオはテッサを仰向けに横たえ、秘裂に植わった玩具のスイッチを入れた。
「ふあぁっ! ぅあっ、んあぁぁッ!」
呼吸が整いつつあった小さな体に、容赦ない電撃が叩き込まれる。
淫猥なダンスを再開した彼女に交差する形で身を重ねたマオは、背後を振り向いて舌を出した。
「テッサはあんたにはあげなぁい。あたしが独り占め〜」
「はぁ?」
間の抜けた声を上げるクルツをもはや全く顧みず、眼前の白い房に噛り付く。指先は茂みを掻き分け、珠玉を絶えず弄り回していた。
「んぁッ! ひあぁ、ぅあ、あぁぁんッ!」
やがてしゃぶるだけでは飽き足らず、マオは自分の双丘でテッサの胸を挟みつけて擦り始めた。
「あぁ・・・これ、イイわぁ」
「・・・こら。人を無視して進めてんじゃねぇよ」
美女の『共艶』を間近で見せつけられたクルツは、もう限界とばかりに靴を脱ぎ捨てた。
「夜の戦士クルツくんをないがしろにした罪はでかいぜぇ、姐さん・・・」
ふらふらとベッドによじ登ったクルツは、情欲の舞台へと到着した。
ひれ伏すように腰を突き出した体勢のマオが、ひたすら二対の乳房を密着させている。
「あ、ゥんっ・・・ぁふぅ」
ぴんと張った先端同士を擦り合わせては、互いの弾性に任せて押し潰す。
そのかたわら、桃色の小粒を弄っていた手は標的を変更。フル稼働する玩具を掴むと、穴を広げるように抉り回した。
「ぁんっ、ふぁッ! ひ、あん、ひあぁんッ!」
組み敷かれた格好のテッサが懸命に頭を振り、目の前のベリーショートの黒髪を掴んで掻き毟る。
「いいわよぉ・・・あ、ふゥン・・・もっと鳴いて、テッサぁ・・・あぁッ」
非力な少女の健気な抵抗と、幼い雌の嬌声が相乗効果をもたらし、マオの昂ぶりを際限なくエスカレートさせる。
彼女はテッサへの攻め立てに夢中で、まるで後方の存在に気づいていない様子だった。
たるみの見られない美麗な臀部が、彼女の貪りに応じて幾度も天を突く。
「・・・よーするに。『ここ』を俺に担当して欲しいんだろ?」
プロの傭兵にあるまじき無防備さで曝け出されている魅惑の園は、触れずとも容易に判別がつく状態だった。
室内光を反射してうっすら輝く溝を、クルツは上から下へと撫でた。すぐに当たる、ぬめった感触。
「あ、ァんっ・・・」
色っぽい吐息とともに腰が震える。手応えを感じ、彼はさらに周辺をまさぐった。
しとどに潤った割れ目から、指を伝って蜜が滴り落ちる。
「あーあ、こんなになって。始めっから言やぁいいのに」
腔内を軽く掻き回す。すぐに、粘っこい下品な音が鳴り響いた。
「あぁ、ふぅっ・・・あ、あぁッ!」
猫のような高貴さを思わせるマオの裸身が大きくしなる。
クルツは混ぜる手を入れ替え、早くもぐしょぐしょに濡れそぼった指先を前に持っていった。
「見てみろよ姐さん。大洪水だぜ、下のほう」
「うっ・・・さいィ・・・あ、んっ、ゥンッ・・・」
「あれれ。命令しといて、まーだそんなこと言うかぁ? ・・・排水作業開始〜っ」
高らかに宣言したかと思うと、彼は引き締まった臀部に手を掛け、割れ目を押し開いた。続いて、垂れ落ちる蜜を舌で舐め取る。
マオの体が跳ね上がった。
「ぁう、あぁんッ!」
「あぁっ、ぅあぁッ!」
振動で真下のテッサにも刺激が追加され、淫らな和音が生じる。
クルツはさらに何度か縁を舐め上げてから、顔全体を秘所へと寄せた。
唇を吸い付かせ、蜜汁をすする。
「ふァッ・・・あぁ・・・んぅぅ、はあァッ!」
身をよじって喘ぐマオは、恥辱の捌け口を手元に求めた。
ぶるぶる震える似非肉棒を乱暴に引っこ抜いてはねじ込んで、を何度も繰り返す。棒に絡みついた蜜が飛び散り、周辺にいやらしい小雨を降らせた。
それはもはや愛撫とは呼べないほど、苛烈な所業であった。
「あぁぁ、ぅああぁぁッ!! ひぁ、ああぁぁッ!!」
あらぬ方に見開かれたテッサの瞳は全く機能を果たしていない。絶叫と仰け反りを繰り返す彼女は、休む間もなくピークを迎えていた。
「あぁンッ・・・イイ感じィ・・・んっ、あふぅッ!」
かたや緩みっぱなしで踊り回るマオの蛇口も、休むことなく新たな液体を生み出し続けている。
「ちぅっ、んぐ・・・うっ」
上司の嬌声をステレオで聞きながら蜜をすするうちに、クルツは自身がギンギンに反応するのを感じた。
これまででもトップクラスに入るほど急激な衝動だ。3P効果だろうか。
淀みない仕草でポケットからゴムを取り出し、そそり立つ一物に被せる。
「ふぅ、う・・・っと。ねーさぁん。行くよぉ」
一応予告してから膝立ちになり、彼女の腰に手を添えて素早く狙いを定めると、一息に奥まで貫いた。
反応の抜群な肉壁が、貪欲に雄のものを咥え込む。
「うぉ・・・」
極上の締め付けに捕らわれて腰の力が抜けた刹那、
「ああぁあぁッ・・・!!」
マオの背筋が伸び上がり、喉を震わせて激しく悶えた。はずみで、またもや玩具が引き抜かれる。
「ひぃ、ああぁぁんッ!!」
次いで、テッサがびくびくと全身を痙攣させた。
「っ・・・くはぁ、危ね・・・すげぇや、なんか」
顎を伝う汗を拭って息をつく。挿した早々、発射してしまうところだった。
崩れ落ちかけた腰を再びしっかりと立たせ、クルツはピストン運動を開始した。
雌花の狂い咲く園に雄の株が植え付けられ、宴は最高潮を迎えつつあった。
「ふ、ぐぅぅ・・・さすが、ねぇさん・・・」
ブラックホールのような吸引力に、たびたび心身丸ごと呑み込まれそうな錯覚に陥る。
クルツは彼女の腰をしっかり掴み、自身に喰らい付くモンスターへと全身全霊で反撃した。
「はぁ、ふぅ・・・くっ、うっ」
「あふ、ゥンッ! はぁ、あひィ、あぁッ!」
「ぃあぁぁッ! やぁん、ふあぁぁッ!」
輪唱のような狂乱の伝播。
実質の発火点であるクルツは、じわじわと湧いてきた暗い悦びと優越感に浸っていた。
己が場の主導権を握っている。抉り込みひとつ、突き上げひとつで面白いように雌の体が踊るのだ。
しかも、触れていない者にさえダイレクトに等しい効果が及ぶ。まるで魔法だった。
――そうだ。今この瞬間は、彼女らのすべてが意のまま、望むがまま。
理性などとうに彼方へと消え去っていた。溢れ返る欲望に身を任せ、彼は無心で穴掘りを続けた。
「ふっ、ん、ふぅっ・・・ふっ、ふっ・・・・・・う、ぅぐっ・・・!」
ある時唐突に、肉壁が一際きつく収縮し――
「んぁっ・・・あっ、ああぁあぁぁッ!!」
耐え切れなくなったマオが全身をわななかせて高みに至る。
似非肉棒の柄から滑り落ちた掌が桃色の実りを、ひしゃげた豊満な房が少女の双丘をそれぞれ蹂躙し、
「ひぅッ! ぃあぁ、ふあぁぁんッ!!」
テッサの声帯が何度目かの大音量に打ち震えた。
「ぐあっ・・・うぅぅッ!」
疲労も手伝ってついに彼もストッパーが外れ、ひしめき合っていた息子達が一斉に解き放たれていった。
呼吸を整え終えたマオが身を起こし、方々に散った服を回収しながら言った。
「お疲れ、クルツ」
「・・・いや、別にいいんだけどさ・・・」
開始当初から求めていた労いの言葉がようやく来たのだが、今のシチュエーションで言われて素直に喜んでいいのか疑問だった――結局、十二分に堪能してしまったので。
体力を使い果たしたテッサは、最後に達した時に失神していた。マオはスイッチを切った玩具をそっと引き抜くと、楽な姿勢で寝かせた彼女に毛布を掛けてやった。
「・・・ソースケから聞いてるかもしれないけど。この子、昨夜きっぱりと振られたんですって」
辛うじて頭に引っ掛かっているだけの青いリボンを解き、長いアッシュブロンドを手で梳いてやる。
「ああ・・・」
クルツは自分の身なりを整えつつ、曖昧な相槌を打った。
実際、彼女の推測は当たっていた。だがテッサの異常なまでに激しい痴態を見た後で、わざわざ話を発展させる気にはならなかった。
マオも同じ心境だったようで、それ以上言葉を続ける様子はない。
慈愛と憐憫の入り混じった表情で、彼女はしばらく少女の髪を梳かし続けた。
「・・・・・・・・・・・・」
少々の沈黙が場を満たした後。クルツは戸口に足を向け、挨拶の代わりに片手を上げた。
「クルツ」
その背に、口調は穏やかだが厳格な響きの声が掛けられる。
「ん?」
「この子、酒が入ったら綺麗さっぱり記憶が飛ぶから、その点は気にしないで。それと・・・」
そこで、バキバキとやけに骨太な音がした。
「あんたなら分かってるとは思うけど、あえて釘刺しておくわよ。今夜の一部始終は他言無用だからね♪」
振り向けば、男を虜にする微笑みを張り付かせた女神が、岩すら砕けそうな迫力で指を鳴らしている。まるで首だけ別物に挿げ替えたかのようなアンバランスさが、この上なく恐怖感を際立たせていた。
入れ替わりで、先刻抱いていた暗い優越感が、彗星のごとき速さで冬の夜空の彼方へと飛び去る。・・・しょせん、聖夜に見たひとときの夢だったか。
「ぜ・・・絶対に言いません。墓まで持って行きます。誓います」
脂汗を顔じゅうに浮かべながらこくこくと忙しなく頷くと、彼は一目散に部屋から逃げ出した。
おわり
3人同時はけっこう難しくて苦労しました(汗)
分かりにくいところがあったらすいません。
年明け後は久々の新巻でネタが補給されそうですね。それでは皆さん良いお年をノシ
GJ (*´Д`) ハァハァ
どういう展開なら宗介とお蓮さんがエッチするのかなあ。
227 :
226:2005/12/28(水) 01:52:13 ID:q5DfPW2z
あ、和姦でね。
会長閣下が居なくなって宗介が慰める・・・くらいしかないな
会長閣下が宗介を慰めるまで読んだ
ああ3Pならありえそうじゃね?
3人ともあれだし
ここで流れを豚斬って、かなめと相介の初夜ってどっちから仕掛けるんだろうか…?
少なくとも朴念仁の相介では無いにイピョー。
かなめが軽く誘ってきて宗介が押し倒す・・・かな?
かなめが上からだろ?
ベリメリから宗介を朴念仁と呼んでは失礼なキガスル
かなりの甲斐性持った男だ奴は
保守
聖夜リアルタイム投下の者です。皆さんあけおめ。
毎回レス番申告もなんなので、今さらですが適当にハンドルと鳥付けました。
またもや季節ネタ落としていきます。宗かな初詣ver.を軽めに。
自分が以前書いた宗かな2本にリンク気味ですが、そっちを読んでなくても特に問題ないです。
大晦日の夜も更け、日付が変わりつつある頃。神社へと続く通りを並んで歩く、一組の男女の姿があった。
「思ったとおり似合うわよ、そのジャケット」
「そうか?」
数日前に購入した際、かなめに選んでもらったダウンジャケット。その襟を摘まんだ宗介が、少しだけ照れた表情を見せる。
自分の見立てが正しかったこと。そして嬉しそうな彼の様子を見て機嫌を良くしたかなめは、振袖を揺らして軽やかに歩を進めた。
天候に恵まれたこともあり、周辺は初詣客で賑わっていた。
こうした人ごみではスリなどが頻発するが、かなめには優秀なボディガードが同行しているので、そちらの心配はほぼ無用だった。
だが、その優秀で用心深い彼が、境内への武器の携帯を断固として譲らなかったため、渋々ながら了承してしまった。
(すいません、神聖な場所への参拝に物騒なものを持ち込んで・・・といってもあたしじゃなくて横の戦争バカがですけど)
彼女は神社が見えてくる前から、何度も何度も胸中で手を合わせていた。
二人が境内に足を踏み入れようとした時、厳かな金属音が遠くから流れてきた。
「っ・・・!」
途端に宗介が身構え、周囲に鋭い視線を巡らす。右手は早くも腰の愛銃に掛かっていた。
その手がぽんと押さえられ、気楽な口調の説明が来る。
「へーきへーき。除夜の鐘よ。近所にお寺があるから」
「なるほど、これがそうか」
納得した彼は、すぐに緊張を解いた。
安堵の溜息の後、かなめの顔に小さな苦笑いが浮かぶ。
「やっぱり説明しておいて正解だったわね。それでもギリギリっぽかったけど」
初詣に除夜の鐘、お賽銭におみくじ、エトセトラ。
年の変わり目の催しについて、彼女は年越し蕎麦をすすりつつ宗介に説いて聞かせてから家を出てきたのである。
転入直後よりマシになったとはいえ、日本的な常識がまだまだ不足している彼のこと。
特殊な状況はあらかじめ知らせておかなければ、ことあるごとにテロと勘違いして発砲しかねない。
「昼間みたいに騒ぎ起こしてドタバタしてるうちに年越しなんて、絶対イヤだからね」
「・・・すまなかった」
結局、荒羽場神社でのバイトは、本日の夕方付けでクビになっていた。もちろんバイト代など入るはずもなく。
当初は巫女として初詣客を迎えている予定だったのに。宗介のおかげで臨時収入ごと完全にパアである――弁償を請求されなかっただけ幸運だったが。
さらには、暇になったからこそ二人での初詣が可能となったのだ。かなめは前向きに解釈し、現状に目を向けた。
最大の山場と思われた除夜の鐘に関しては、クリアしたも同然。ブリーフィングの苦労は報われそうであった。
人の流れから外れたところで並んで佇み、二人は黙って鐘の音を聴いていた。
去り行く年の様々な出来事――とりわけ、宗介が転入してきた春以降の騒がしい毎日が思い返される。
「色んなことがあったね」
「そうだな」
しばしの間が空いて。
「さて・・・」
腕時計をじっと見つめていたかなめは、ある瞬間、袖を翻して宗介に向き直った。
「明けましておめでとう、ソースケ。今年もよろしくね」
「・・・なにをだ?」
鼻緒も切れん勢いでずっこける。
「そ・・・そこでそう来るのね、あんたは・・・」
「どうした、大丈夫か」
「黙らっしゃい! 新年早々ボケかますな!」
差し伸べられようとした彼の手を額で押し上げながら立ち上がると、かなめはちゃんと着崩れを整えてから頭を抱えた。
「不覚だったわ。まさか、これにも解説が必要だったとは」
さっきまで危惧していた問題に比べれば、その程度の不覚は無害に等しかったのだが。
作戦成功を確信した後だけに、落とし穴にハマったような敗北感があった。
「・・・つまり、どういうことだ」
「やかましいっ!」
人差し指を真っ直ぐ突きつける。反射的に顎を反らす宗介。
こうなると、周囲から注がれる好奇の目などお構いなしである。かなめは早口でがなり立てた。
「年明け恒例の挨拶なの! アハッピーニューイヤーってこと! 深く考えないで言われたら同じように返せばいいのよ!」
「そ、そうなのか・・・了解した。では」
ゼイゼイと肩で息をするかなめが落ち着くのを待ってから、宗介はひとつ咳払いをして、
「明けましておめでとう。今年もよろしく、千鳥」
と、いつも以上に畏まった態度で告げた。
かなめは満足そうに腕組みをして大きく頷いてから、極上の微笑みを返した。
「うん。よろしくね」
ひととおりの初詣イベントを終えた二人は、千鳥家へと戻ってきた。
「どうだった?」
彼からジャケットを受け取ってハンガーに掛けつつ、かなめが訊ねる。
ソファーに座った宗介は、和服に包まれた彼女の後ろ姿を眺めながら短く答えた。
「・・・不思議な行事だな」
「あはは。なんか新鮮な感想」
美しい背中のラインが小さく揺れる。
外の雑踏の中では周囲への警戒が先に立って、隣をじっくり見るゆとりがなかった。
長い黒髪を結い上げた彼女は、普段の下で束ねた髪型とは受ける印象がまるで違う。加えて、モデルなみの高身長と抜群のスタイル。
それらで構成された成人女性と遜色ない姿に、宗介は既視感を覚えた。
「ずっと日本に住んでると、当たり前に受け入れちゃってるからね」
「文化とはそういうものだろう」
確実に見たことがある。つい最近だ。
「おっ。珍しくまともなこと言ってる」
彼女が隣に腰を下ろしながら茶化してくる。
珍しく・・・そう、珍しく思い出せない。戦場の感覚が鈍っている証拠だ――いや、そんなことは今どうでもいい。
長い睫毛の映える、雅な横顔。後ろ襟から覗くうなじ。首筋にかかる後れ毛。
いつだっただろうか。
「ふあ〜・・・やっぱ、慣れない格好で出歩くと疲れるわね」
それまでの優美さが消し飛ぶほど不遠慮な、だがそれでいて彼女らしい仕草のあくび。
そこで唐突に思い出す。
(! あの時か・・・)
ガールハント大会で賭けに負けた自分を、彼女が助けてくれた時。
あの時の和装も髪型も、二人きりになってからの普段以上に明け透けな態度も、ちょうど今とそっくりだった。
思い出した拍子に、その日感じた落ち着かない気持ちや、ある種の衝動も急速に蘇ってきた。
今は塩梅よく室内だ――なぜか、そんな思考が脳裏を過ぎる。
ふと、結い上げた髪を解こうとする姿が視界に入った。
思わずその手首を掴む。
「えっ? どしたの」
「あ・・・いや」
自分でもすぐには理由が分からず、宗介は口ごもった。
掴んだ手を離し、胸中を整理して、若干目を逸らしてから申し出る。
「まだ、その髪型のままでいてくれ」
「? それはいいけど・・・なんかソースケ、顔が赤いよ。風邪引いた?」
かなめが警戒心の欠片もない態度で、彼の額に手を伸ばしてきた。
「っ・・・」
ふわりと漂う彼女の香り。
効果絶大のフェロモンを間近で吸い込んだ宗介は、脳髄のどこかが麻痺するのを感じた。
ほっそりとした肩に腕を回し、ぐいっと寄せる。
「ひゃっ」
小さな悲鳴とともに、振袖に包まれた肢体が倒れ掛かってきた。
眼前に曝け出された白いうなじに、夢中で唇を当てる。
「あっ・・・ちょっと・・・ソースケ?」
戸惑いの声も、痺れた脳は瞬時に誘い文句と認識する。
彼の口は首筋のカーブを這い登り、彼女の耳の裏へと到達していた。
「んっ・・・あッ」
断続的に漏れ出る、鼻に掛かった声。
宗介は身を竦める彼女の襟を掴むと、着物の肩口をはだけさせた。
鎖骨に沿って指がするすると動き、続いて同じラインを唇がなぞる。
「ああっ・・・ぅん・・・っ。はぁ・・・ふゥ」
吐息が熱を帯びてきた頃。しばらく止まっていたかなめの手が動きを見せた。
「はっ・・・」
不意に背を撫でられた宗介が、我に返ったように口を離す。
彼はまるで叱責を悟った子犬のように俯き、おずおずと視線だけ上に向けた。
「ちど・・・むっ」
彼女の人差し指が唇に触れ、台詞を遮る。
再び現れた既視感と、どこか心地良い束縛感。
指一本で容易く行動を封じられてしまったボディガードに、かなめは若干はにかみながら言った。
「・・・部屋、行こっか」
寝室へと移動した二人は、ひとまずベッドに並んで座った。
改めて彼女の和装を上から下まで眺めた宗介が、一字一句確認するように告げる。
「千鳥。やはり、きれいだ」
「ありがと。だいぶお世辞が上手くなったじゃない」
さも心外、とばかりに彼の口がへの字を深くする。
「俺は世辞など言わんぞ」
「自分から無愛想を認めるのもどうかと思うけど・・・」
かなめが苦笑していると、宗介が彼女の腰周りを興味深そうに眺め回した。
「これは・・・どういう仕組みなのだ?」
「ああ。飾り帯だから、後ろのやつはすぐ取れるわよ。ほら」
と、帯に留めてある華やかな飾りをひょいと外して横に置く。
「ね、簡単でしょ・・・って、聞いてるソースケ?」
排除された装飾品には目もくれず、彼は黙々と『本体』の解体に取り掛かっていた。
帯を解いた彼女をベッドに横たえた宗介は、左右の合わせを掴みながら何気なく呟いた。
「・・・和服とは、洋服より脱がせやすいものなのだな」
「ばっ・・・」
裏表のない純粋な感想は、かなめの耳には凄まじい威力の攻め言葉となって突き刺さっていた。
顔を真っ赤にして怒鳴る。
「ばか! このムッツリスケベ!」
「な・・・? なぜ怒る?」
「怒るわよっ! あんたそんな、ぬ、脱がせやすいとかサラリと・・・っ」
「脱げやすい、と言ったわけではないぞ」
「んなこたぁ分かってるわよ!」
「千鳥。少し落ち着け」
宗介の手が彼女の額にそっと触れた。
ごつごつとした男性の掌から、彼の体温が直に伝わる。
「あ・・・」
先ほど自分がしようとしていた行為と全く同じはずなのに、なんなのだろう――この高揚感と、対照的な安寧感は。
「・・・ごめんね。なんか、めちゃくちゃ恥ずかしくて」
かなめは彼の後頭部に手を添え、引き寄せた。
「お酒抜きでこんなことするのって、今までなかったもんね・・・」
だからなのだろう。初めてではない行為のひとつひとつが、やけに鮮やかな感覚として身体の芯に刻み込まれていく。
そのことを意識するたび、くすぐったくて居ても立ってもいられなくなってしまうのだった。
「そうだな。だが俺は・・・」
宗介が囁きかけたところで、唇が重なる。
「んんっ・・・ふっ・・・ゥン」
胸が締め付けられるように苦しい。でも、とても心地良い。
相反する感覚が常時体内に同居しているようで、思考が混沌の渦に呑み込まれそうになる。
彼女の口唇を舌で撫でた宗介は、続いて温かい口内へと入った。
小さな密室でのランデヴー。軟体動物のように蠢く彼らの軟らかい内壁は、飽きることなく何度も寄り添い、触れ合いを繰り返した。
分単位で時間が流れて。ゆるゆると頭を持ち上げた宗介が、台詞の続きを呟いた。
「今の君を見ていると・・・酒を飲んだ時のような心地になる」
「・・・かなりの殺し文句ね」
心なしか、かなめは涙声になっていた。
彼の頭部が再び下りてくる。
「なんだ、それは」
「知らなくていいわよ」
「そうか」
全く執着せず会話を終わらせ、宗介は彼女の首元に横から顔を埋めた。
日本語の意味などいつでも解かる。今は、今しかできないことに専念しよう――
また、うなじと耳の裏に何度となく唇を落とす。
髪を上げている時でなければ露出されない、それらの箇所。先刻思いがけず発見した秘蔵の宝がすっかり気に入った彼は、余すところなく唇を当て、舌先で愛撫した。
「んっ・・・あぁ・・・ふうッ。あ、あァッ・・・」
甘い美声を脳が味わうかたわら、指先が振袖の合わせを完全に開放する。半裸となった彼女を、宗介は全身で抱き締めた。
「ぅんっ・・・んん」
かなめがもどかしげに身をよじらせる。
心情の機微には基本的に疎い宗介だが、今は彼女の要求を察することができた。本能か、はたまた学習効果か。
手早く自分の服を脱ぎ、彼女の下着も脱がせにかかる。
今日かなめが身に着けているブラジャーは、肩紐のない前留めタイプだった。
「これも前回より外しやすくて便利・・・」
「分かったから、そういう感想をわざわざ口に出すなってば!」
鋭い手刀のツッコミを浴び、宗介は本来の意味で悶えつつ思った――やはり女性の心理には謎が多い、と。
覆うもののなくなった素肌を愛撫されるうち、かなめは彼の言葉に納得していた。
確かに、酒を飲まずとも酔ったような心地になる。いや、それ以上に強力な恍惚感だ。
世界が見えなくなっていく。彼に触れている箇所と、そこから全身へと広がる快楽しか脳が認識できなくなる。
「うっ、あぁ・・・はあ、あぁん・・・ッ」
身をよじるたび、鍛えられた腕力に繋ぎ止められ、キスの雨が降り注がれた。
痛いほどに疼く双丘の先端を、指先が的確に弄り、舌先が執拗にねぶる。
ほどなく、シーツに擦り付けていた腰の奥深くにも彼の指が伸びていった。
「あ、あァ・・・!」
脊髄を一気に電流が駆け上る。まともに息が吸い込めない。
「あぁ、はっ、あ・・・んぅっ・・・あぁッ! ぅん、はぁッ・・・」
懸命に開閉して酸素を求める口に、彼のそれがまた重なってきた。
二つの口腔を介して、上から下へと熱い吐息が移動し・・・
(・・・ひょっとして)
いつの間にか、しっかり鼻まで摘ままれていた。
彼女が苦しそうに喘いでいたので、試しに酸素を送り込んでみたのだが。
むーむーという唸り声が「やめろ」の意味だと悟り、宗介は鼻を摘まんだ手を離した。
(やはり、今の千鳥に人工呼吸はあまり効果がないようだ)
唇も一旦離す。予想通り、抗議の声。
「ぶはぁっ。い、いきなり・・・なにやってんのよっ!」
「すまない。呼吸ができていないように見えたのだ」
「もう・・・大丈夫、だから」
呆れ顔で荒く息をつく彼女にも、一味違った魅力があった。
「本当に大丈夫なのか」
「本当に、大丈夫よ」
「では、続けるぞ」
秘所の表層に置かれていた指を、奥へと潜らせる。
身じろぎと連動して大きくうねる二つの丘陵は、逆の手が交互に揉んではひねり回した。
「ぅあっ・・・あはぁぁ・・・ふぅ、あぁッ!」
瑞々しく潤った肉壁を伝って生み落とされた彼女の蜜が、次々と指に絡み付いてくる。
手と壷を粘りある糸で瞬間的に繋ぐそれは、獲物を内に取り込もうとする触手を髣髴させた。
応急水筒あらため避妊具の装着を終えた宗介は、彼女の内腿に手を掛けた。
「最近いつも持ち歩いてるの?」
「クルツからそのように助言されたのだが・・・」
「・・・なるほど、納得・・・」
だんだん同僚の彼に毒されてきているのでは――ふと小さな不安に見舞われる。
そんな彼女の憂慮になど気付くはずもなく、宗介は壷の口を押し広げると自身を宛がった。
「では・・・」
「ん」
短い確認が終わり、挿入に続いてピストンへと移行する。
「うぅ、ん・・・あっ、は・・・あぁ、んあぁッ! ふあぁッ・・・!」
かなめは、初夜に比べて明らかに反応が良くなっていた。嬌声の激しさも、壷の締め付けも。
一方、宗介もテクニックが数段上がっていた。
抱えた彼女の太腿を活用し、突き上げる角度を細かく変化させる。さらにテンポやタイミングにも工夫を凝らし始め、静と動を巧みに操りつつあった。
「ふっ・・・くっ、む・・・」
接合部から溢れ出ては辺りに飛び散るふんだんな蜜液は、二人の秘所をぐっしょりと濡らしていた。
夜闇の中、漏れ入る月明かりに照らされて、輝きを放つ彼らだけの楽園。
「うぁ、あぁ・・・あ、ひあぁッ! ぅあ、あぁッ!」
官能的に表情を歪め、首を振るかなめ。全身の細かい痙攣が、繋がった宗介にまでダイレクトに伝わってくる。
やがて耐え難いほどの強靱さをもって、壷の口が宗介自身を一際がっちりと咥え込んだ。
「ぐっ・・・む、うぅっ!」
どくどくと脈打つ彼自身の内部が、大きく震えてからスパークする。
「そ、す・・・あぁッ、んあぁあぁぁッ!!」
最大限度まで浮き上がったかなめの背中が、自由落下してスプリングを揺らした。
「はぁっ・・・はあ・・・はあ・・・」
その隣に倒れ込んだ宗介は、深呼吸を試みながら、同様に肩で息をする彼女の横顔を眺めた。
乱れ髪から覗く汗ばんだうなじにも、生命力に満ちた美しさがあった。
二人がぼんやりとまどろんでいた時、カーテンの隙間から朝日が差し込んできた。
「あ・・・初日の出」
かなめが眩しそうに顔をしかめる。
新しい年の夜明けだ。
「ソースケ、今年は去年みたいに騒ぎ起こさないでよ。まあ・・・絶対に、とまでは言わないけど」
「最善は尽くす」
殊勝に口を引き結ぶ彼に、
「ん。それならよろしいっ」
がばっと抱き付いたかなめは、自分が散々キスされた首筋に優しくお返しをした。
おわり
投下時に字数オーバーが発覚したため区切りがバランス悪いです(汗)申し訳ない。
年の初めだし平和にしてみました。読んでくれた方々に本年最初の感謝を。
今年もたまに現れると思うので、少しでもお楽しみいただければ幸いです。
ではまた。
除雪屋さん、あけましておめでとうございます。
新年早々ありがとうございます。GJ!
(;´Д`)かなめタンハァハァ
247 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 17:42:30 ID:XGjaxKvu
ごちそうさまでした。
鼻つまみテラモエス(´Д`;)ハァハァ
GJ!
保守
250 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 11:29:36 ID:DuoXhG0L
凌辱&肉体改造書いてもいい?
反対する理由はないが、冒頭に警告を入れることを推奨します。
投下前に警告したんじゃツマランと思わない?
つまらん云々よりマナーなのでは。
1にもあるけど特殊なジャンルを嫌う人もいるんだし。
何こいつ。
んじゃ何で聞くんだよ。いいからもう来るな。
255 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 01:29:34 ID:qV4nWjFt
そか、なら消えるわ
名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 19:12:21 ID:MWQ6cTgn
,へ \ | / ,ハ百
\ \ \ | / ム.只
/へ/) ./ ̄\
∧_∧∩ )( ‐ ‐ ‐−──( ゚ ∀ ゚ )──−‐‐ =夫=_
.(*・∀・)7 ( ! ______ノ'""ゝ. \_/ フi三iヽ
゚ .冂つム゚_」 Y (_ ____) ':; | \ '─'
゜ ム_」」」」ゝ 人 ___) (__∠__ \| \
(,_,,ノ `ー´ ( '; (__________) ~':;,,. \
,' . / .' ヽ (_ ,,;::'~ ~':::;;,,,_
/ / ' \ヽ. __,,,,-‐''"~ ∧_∧ ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
'0 __,,..l⊂Z_).⊃! ( ´∀` )  ̄ ̄ ̄ ̄) (二二二二二...... 0
0Π0- ‐‐'''"" |;;:.:. ヮ . .:::;| ,べヽy〃へ ( ̄ ̄ ̄ 0Π0
HΠH ∩.∧_∧∩ ∧∧/ :| 'ツ' | ヽ  ̄λ_λ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧∧ ̄ HΠH
EEE 匸(´∀`;)フ (,゚Д゚,). o |=宗=! o | ( `ー´) ヮ (゚ー゚*) EEE
|l|lil|ili| 瓜ゞッ=Lく ,くリ=ッ=[ゝ.__」「「「「L_.」 厂〉=ッ冂づ ヌ Oヮ⊂[]ヨ |l|lil|ili|
,,.<卅卅ゝ.__.,.,.,___.__.,.,.,(__)ヾZ)'_.,.,_じ(ノルハ)Jつ」」」」」⊂ソ.,_.,_.(入ム]つつ.__,L!__. (_」つ.,<卅卅ゝ,,.,,
〜ラッキーレス〜
2006年新年あけましておめでとうございます!
さて、このレスを見た人は、コピペでも良いので26分以内に3つ以上のスレに貼り付けてください
そうすれば今年中に、体の悪いところは全て治るわ好きな人に告白されるわ出世するわで大変なことです!!
259 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 20:07:15 ID:VeJfEI64
保守
260 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 14:17:47 ID:uDm02Exb
誰もいないから無意味にage
どうも。もうすぐ新刊発売日という空気を読まずに、今回はOMFと全く関係ない二人で捏造。
需要あるのか謎ですがベンマオです。個人的には結構好きなカプですが、一般的にはどうなんでしょう?
黒白AS戦を終えた夜の風呂場プレイ。今回のマオはわりと大人しい感じで。
「一年半ぶりね」
「正確には五日ぶりだ。シチリアで会った」
「・・・そうだったわね」
昔と変わらぬ彼の厳格な態度に、マオは苦笑を禁じえなかった。
じんわりと懐かしさが込み上げてきたが、『個人的欲求』はひとまず横に除けておく。
野暮用を済ませるのが先だ――
諸々の情報交換が終わったところで、
「今日は疲れた。君ももう帰れ」
戸口に立つマオから視線を外し、クルーゾーはシャワールームへと足を向けた。
直後――彼の死角となった空間で、ごく僅かに風の流れが変わる。
だが彼は別段驚く素振りもない。無言で振り返った時には、すでに一歩引いて距離を取っていた。
「・・・っと」
背後から音もなく組み付こうとしていたマオが、おどけた調子でつんのめってみせる。
「ほんっと、いいセンスよねぇ。鼻が利くっていうか。クルツの馬鹿にも分けてやって欲しいわ」
「変わらないな、君も」
馴染みの者にしか判別できない微笑を見せ、彼は短く息をついた。
「いや・・・違うな。昔より活気に溢れている」
彼女はさも意外そうに、やや釣り上がり気味の瞳を丸くした。
「そう? 悪ガキどもに手ぇ焼きっぱなしでほとほと困り果ててるんだけど」
「困っているようにはとても見えないが。むしろ楽しそうだぞ」
「そんな、心外だわぁ・・・」
教科書的な「オー、ノー」のジェスチャーと共に天井を仰ぎ、そのまま無造作にきびすを返す。
「おやすみ」
戸口に戻る後ろ姿に一声かけてから、クルーゾーはドアノブを回した。
二つの扉の開閉音が重なる。
彼が浴室へと一歩を踏み出しかけた時、また付近で空気が動き・・・
「・・・風呂にまで入ってくるつもりか」
今度は長い溜息が漏れていた。
もう避ける気も起きなかった――先刻とは異なる『匂い』を感じ取ったせいもあるが。
部屋のドアを閉めるなりUターンしてきた人物が、
「いいじゃない。久しぶりなんだし」
甘えた口調で言って、彼の肩甲骨を覆う立派な筋肉にそっと触れる。続いて、二の腕の真新しい包帯へと指
を沿わせていった。
逆の手は硬い腹筋をなぞりながら胴に回し、自分を彼に寄せる形で密着する。同時に、豊富な密度を持つ双
丘を押し付けてたっぷりとアピール。
下では脚部を彼の太腿に擦り付けつつ、足先だけで器用に靴を脱いでいたりする。
「・・・『こっち』は間違いなく、一年半ご無沙汰だもの」
素足になった彼女がついと背伸びをして、息を吹きかけるような仕草で耳元に囁く。
その一挙一動は繊細にすら思えるしなやかさを持ちながら、標的を決して逃さない狡猾さをも兼ね備えてい
た。
「ね、ベン。すっきりしてぐっすり眠れるように、あたしが処理してあげるわよ・・・」
彼の包帯に添えられていた指先が、腕から腰、腰から腿へと滑らかに伝い下りていく。
艶麗なる雌豹の危険な誘い。並の男なら瞬時に陥落するであろう蠱惑的な香りを、抑えることなく振り撒い
てくる。
しかし、ターゲッティングされた雄鷹に目立った変化はない。
「・・・処理、か」
顎に手を当てて反復し、腹に巻き付いている無駄のない肉付きの腕を見下ろすと、
「それが今必要なのは、どちらかと言えば君のほうじゃないのか」
その東洋美女のきめ細かい素肌を丁寧に撫でながら、淡々と移動を再開する。
「・・・・・・言うようになったわね。下士官の頃より」
図星を指された美女は幾らかばつの悪い表情を浮かべたが、密着した体は離さず後に続いた。
浴室はトイレと一繋がりの簡素な造りで、いわゆるユニットバスの類だ。大人二人が並ぶには、トイレ側も
浴槽側も少々狭い。
そのことを見越したのか、マオは後ろ手にドアを閉めるや、早々に空っぽの浴槽内へと移った。
縁を隔てて向かい合う形になったところで、クルーゾーは彼女の野戦服の襟に手を掛けた。
そのまま躊躇なく脱がせ始めたかと思うと、
「メリッサ。今いくつだ」
唐突に質問を投げかける。
「デリカシーがないわね。女に年なんて訊かないでよ」
「それは失礼」
冷たい返事に肩を軽く竦めはしたが、作業はやはり淡々と進める。
確認のつもりで訊いてみたものの、クルーゾーはマオの年齢をほぼ把握していた。確か、この一年半の間に
二十代の折り返し地点――俗に言う『お肌の曲がり角』というやつだ――を通過したはずである。
にもかかわらず・・・
「肌の色つやが少しも変わらないと思ってな・・・」
思考過程の最終部分を口にした時には、件の肌はショーツを残して露わになっていた。
意外なタイミングで賛辞を貰ったマオがきょとんとした表情を向ける。その抜群のプロポーションを、彼は
一旦顔を離してからしげしげ眺めた。
「・・・な、なによ・・・」
棒立ちになっていたマオは、一瞬遅れて視線を逸らした。微かに頬を紅潮させ、思い出したように胸元を隠
そうとする。
その両腕が目的を達する前に、大きな手が素早く割って入った。
「あっ」
「反応も若いな」
ブラジャーに頼らずとも美しいラインを保っている半球体。彼はその全体を掌中に収めると、皮膚に感触を
馴染ませるように一度くいっと捏ねた。
「ンッ・・・」
彼女が小さく顎を反らすのを合図に、柔らかなドーム上での舞踏会が始まる。
歴戦の兵士の指先が、その骨太さに似合わぬほど軽やかにステップを刻んでいった。
「ぁん・・・地中海戦隊じゃ、口説き方も教わるのかしら・・・? んっ、ふぅッ・・・」
クルーゾーは口端だけで微笑むと、空いた手を彼女の美麗なうなじへと滑らせた。
お喋りは終了とばかりに、引き寄せた途端に唇を塞ぐ。
「んんっ・・・んふっ、ぅンッ・・・ふぅ、ンッ」
指先が性感帯にクリティカルヒットするたび、マオの身が強張る。その竦み自体は見逃しそうなほどに僅か
だが、懸命に反応を抑えているのが即座に掴める。
内側が実に正直だからだ。普段目に映らぬ口内での反応は、彼女の逞しさをもってしても、そう簡単に抑え
きれるものではないのだろう。
蠢く舌先の不規則な一時停止が、すなわち精神の揺さぶられる刹那。
――ならば、『全身の臨界点』は?
と、外側の強靭なリミッターも取り払いたくなる。
クルーゾーは愛撫の速度を徐々に上げていった。
唇を強く吸い上げては最大限に侵入して舌を絡め取る。その一方で、両手は双丘と首筋の一帯を縦横無尽に
這い回った。
鼓動が確実に強さを増していき・・・いつしか、制御の効かない血液がマオの全身を巡り始める。
「ふっ、んぅ・・・んッ・・・! ふぅ、ぅんッ・・・」
舞踏会のBGMは、主催者が発する色っぽいハミング。
主賓にして進行役の彼は、手と口の動きは緩めずに、次のステージを脳裏に描いた。
移動した視線の先――壁際の一角には、給水ホースに繋がったシャワーヘッドが掛けられていた。
閾値に達する愛撫を執拗に受け続けたマオは、段々と身体に力が入らなくなってきた。
「んふぅ・・・ン・・・ッ」
放置されている箇所までもが、熱く疼き始める。
内腿を落ち着きなく擦り合わせると、すかさず彼の手が標的を変えた。
ショーツを半ばまで引きずり下ろすや否や、探る素振りもなく、無骨な指が茂みの奥へと挿し込まれる。
ちゅぽっ、と濁りのある侵入音。
「ぅひァッ!」
見事な不意打ちにマオの全身が大きく震え、はずみで離れた口から切なげな鳴き声が上がった。
「触ってもいないのに、この有様か」
クルーゾーは呆れた口調で呟いたが、顔は笑っている。
「よほど飢えていたようだな・・・あるいは」
肩に手を掛けて押し下げると、彼女はまるで抵抗する気配もなく浴槽内にへたり込んだ。
「ァ・・・あるいは、なによ?」
「・・・・・・・・・・・・」
途端に押し黙り、彼はマオの足に引っ掛かっていたショーツを完全に脱がせた。
もはや「湿っている」とは形容しがたいそれを隅に置いてから、彼女の脚を掴んでM字開脚位を取らせる。
しとどに潤った彼女の秘所は、いつでも来いと言わんばかりに勇ましく口を開けていた。
縁越しに身を乗り出した彼は、再び指を挿入し、豊潤すぎる蜜液を掻き出すように膣内を弄くった。
「ひぁ・・・あぁっ、ふあァッ・・・!」
刺激に反応して閉じかける太腿を押さえつつ、延々と掻き出し作業を繰り返す。
水滴のひとつも落ちていなかった浴槽に、小さな雌の池がいくつも形成されていった。
「はぁ、あァンッ・・・! ひぅっ、あぁ・・・」
自分の作り出した獣性のエキスに浸かり、全身を反らして喘ぐマオ。やがて彼はその脚を再び掴むと、足先
だけ浴槽の外に出させた。
曲がった両膝がちょうど縁に引っ掛かる格好である。
壷の口が上向きになったのを確認してから、壁際のシャワーヘッドを手に取る。
「・・・?」
マオには彼の行動の意図が完全には読めなかった。が、少なくともシャワーを使うつもりなのは明らかだ。
「あ・・・それ、1分くらい待たないとお湯にならな・・・ぅひゃっ!」
少し言うのが遅かった。
クルーゾーは放水開始と同時に、ヘッドをマオの秘所へと向けていた。
「そうなのか、すまん」
僅かに瞠目してすぐ謝罪したものの、手を除けようとはしない。
「いや、だからっ・・・冷たいって!」
逃れようとばたつく足を押さえ付けた彼は、紅く充血した一帯をシャワーで狙いつつ言ってのけた。
「せっかくだ。火照った部分を冷やせば水も無駄にならんだろう」
「んッ・・・ぅ・・・あんた、いつから・・・そんなキャラになったのよ・・・?」
非難混じりの問いかけと、潤みを帯びた半眼の視線に対しては、ひたすらノーコメント。
ようやくシャワーの水が温まってきたところで、彼は水浸しのマオの割れ目にまた指を挿し入れ、壷の内周
を大きく掻き回した。
ぬかるみを踏み荒らすような音が鳴り響く。
「あッ・・・はあぁ・・・っ、ん、ふぁ・・・ッ」
蜜液に温水が加わった分、水音は先刻より豊潤で深い。絶えず耳朶を打つその濁ったメロディが、一度は遠
のきかけた熱い滾りを再び手元へと引き寄せる。
クルーゾーは身をよじる彼女の体勢を手際良く修正し、天井に向けられた壷の口を押し開くと、集中的に湯
を注いだ。
「ひあっ・・・!?」
贅肉やたるみと無縁の下腹部が、水風船さながらに膨らんでいく。
「え、ちょっと・・・中に溜まってるじゃない! やだ、なんか気持ち悪っ・・・」
「そうか。じゃあ出そう」
悪びれもせず言うなりヘッドを下に置き、高い高いの要領で彼女の両脇を掴んで、軽々と持ち上げる。
逆さになった壷から一気に水が流れ出し、内股を生温かく伝い落ちていった。
まるでお漏らしだ。連想した瞬間、マオは頬がかっと熱くなるのを感じた。が、
「うわ・・・ぁはァァ・・・」
上の口から漏れ出たのは、艶に満ちた吐息。
上昇の一途を辿る昂揚感が、羞恥の心を即座に消し飛ばしていた。
「嫌がっていたわりに気持ち良さそうだな。どれ、もう一度」
クルーゾーは意地の悪い笑みを見せながら、彼女を浴槽内に下ろして同じ体勢を取らせた。
再びシャワーの湯が注がれる。
「ぅあッ・・・ン、や、待って・・・水、溜まってるってばァ・・・なんなのよ、さっきから?」
「洗っているのだが」
「だから、どうして・・・」
と、そこで彼は、僅かに不機嫌さを滲ませた口調で答えた。
「おそらく、他の男に使用されているだろうからな」
「・・・はあ!?」
マオはようやく、言わず仕舞いだった台詞の続きの見当が付いた。
飢えていたか、あるいは――それだけ頻繁に使っていたか。先ほど彼の頭に浮かんでいたのは、きっとその
ような類の皮肉だろう。
(変なところで鋭いヤツね・・・)
・・・なにせ一年半だ。さすがに寂しくもなる。
下手に弁解すると泥沼にはまると悟ったマオは、逆ギレに等しく開き直って切り返した。
「なんなの、その潔癖ぶり! あんたA型?」
「血液型と性格の相関など、迷信だぞ」
「そっちの問題じゃな・・・あ、ンッ!」
愛撫を突然再開され、反論が途切れる。
双丘の片割れを鷲掴みしたクルーゾーは、また浴槽の縁から身を乗り出し、もうひとつの房を口に含んだ。
豊かな弾力に護られる中にありながら、頂は正対照的にして刺激的な舌触りで彼を迎える。
「ふ、あぁっ、あァンッ・・・! んあっ・・・あぁ・・・ひあゥッ!」
至高の実りにしゃぶりついては前歯を立て、隣の房を容赦なく揉みしだく。その都度、芸術的とすら言える
淫らさを振り撒く雌の裸身を、彼は存分に観賞した。
一方、注水を終えた下腹部は子供のような膨らみを見せ、成熟しきった肢体の中にミスマッチな味わいを追
加していた。
マオが身悶えるたびにたぷたぷと可愛らしく揺れるそこを、シャワーヘッドを放り出した手が撫で回す。
「なかなか面白い感触だ」
「やっ・・・人の体で、遊んでんじゃないわよっ・・・ゥンッ」
へその下に当てた指先に軽く力を込めると、満タンの濁水が壷から溢れ出る。
「ふむ」
クルーゾーはひとつ頷いた後、顔を壷の口に近付けた。と同時に、女体を気遣った優しい手つきで、下腹を
さらに少しずつ押し込んでいく。
「ん、ぅっ・・・」
彼女の小さな呻きに続いて、お世辞にも品があるとは言えないバキューム音が浴室中に響いた。
「ひっ・・・あ、あ、あぁッ! ふ、ああぁッ・・・んあァッ!」
熟れた二つの房をがむしゃらに振り回し、牝馬が嘶く。
彼は吸い上げた液汁と舌を用いて、秘裂を丁寧に洗浄した。恥丘や秘唇の表裏、臀裂周辺に至るまで残らず
舐め尽くす。
水を注ぎすぎたせいで蜜の味が薄いが、こればかりは自業自得なので仕方ない。
それでもしっかりと喉を潤し、彼女を奥深くまで味わう。無論、つぶらな亀頭とその包皮を重点的に弄って
やることも忘れない。
「あゥッ! ぅあぁ、ンッ・・・ひぅ、あァッ! ぃあ、ああァァンッ!」
「・・・・・・ふぅっ」
獣の色香に満ちた嬌声にしばらく聞き惚れていた彼は、やがて名残惜しげに顔を上げた。
恥毛を張り付かせて蠢く輝きの中心へ、三本の指が様子見に侵入する。と、すぐに咥え込まれてしまう。
「んはぁッ・・・!」
「まったく・・・がっつきすぎだ、君のここは」
クルーゾーは溜息混じりに言うと、挿し込んだ指を支点に彼女を少しだけ持ち上げ、左右に揺すった。
「ひあァッ! ん、ふあぁぁッ・・・!」
指に喰らい付いた口は、なかなか彼を放そうとしない。
その貪欲に雄を求めるさまを目の当たりにし、ふと、一刻も早く自身で応えてやりたい衝動に駆られる。
求めていた『そのもの』が飛び込んだ時の雌の鳴き声を、すぐにでも聞きたい――
彼は自由なほうの手で素早く準備をしつつ、割れ目から指先を脱出させた。
「ああ・・・ッ」
引き抜かれた感触に反応する間もなく、マオは抱え起こされていた。かと思えば、
「ひぅ・・・!? んぁ、あァッ!!」
なんの予告もなしに、長大な一物が根元まで挿入される。
自身で彼女を一本釣りしたクルーゾーは、仰け反る背を支えながら浴槽の縁に腰掛けた。
不覚にも、一度貫かれただけで軽く逝ってしまった。
完全に彼の為すがままになっているマオは、正直面白くなかった。だが悔しがる暇も有らばこそ。
壷の奥底まで抉り上げる抽挿が開始された瞬間、全てがどうでも良くなっていた。
「ふぅ、あぁっ、はあァァンッ! イ、イイッ・・・んうぅ、あぁ、ひあァァッ!」
――もう、好きにするがいい。自分はこの快感さえあれば満足だ。
がくがくと全身が狂喜に打ち震え、唾液の滴る口からは獣の叫びと喘ぎが止め処なく撒き散らされる。
野性を剥き出しにする彼女を抱えたクルーゾーは、骨盤を一杯に引き上げては自身へと叩き付けた。
「むっ、く・・・ん、ふ、うっ・・・ふっ、くっ」
時おり勿体ぶるような引き上げも織り交ぜ、突く内壁の箇所も巧妙にずらす。
打ち鳴らされる本能の音に合わせて、甘美な飛沫が二人を好き放題に濡らした。
「くっ、ふぅ・・・・・・う、ぐッ・・・!」
ある瞬間、至上の締め付けで下されるゴーサイン。それに迷わず応じた彼は、雄の猛々しき欲情を先端から
一斉に放出した。
「ひィィッ!! ぅあ、ああぁあぁぁッッ!!」
肺活量の限りに絶叫した彼女が、痙攣の余韻を残しながら崩れ落ちる。
全身の凄まじい倦怠感に気力で耐え、彼は脱力した裸身をしっかり抱き止めた。
「疲れたとか言ってたくせに、えらく絶好調だったじゃないの」
「・・・いや、やりすぎた。本当に疲れた」
「バカねぇ。明日に響いたらどうすんのよ」
寝台スペースの天井に向けて豪快な笑声を飛ばす彼女の横顔を、クルーゾーは複雑な面持ちで眺めた。
抑えが利かなくなってしまうだけの魅力があるのだ――とまでは、さすがに照れ臭くて言えない。
「ま、少なくともぐっすり熟睡はできるでしょ。そこは予定通りってことで」
どこか自分自身に言い聞かせるような口調でマオが呟く。
クルーゾーは赤面ものの思考を胸中の片隅に押しやり、彼女に話を合わせた。
「確かによく眠れそうだが・・・寝る前のビデオ鑑賞はお預けだな・・・」
「へえ〜、あんたそんな習慣あったの。なに、ドラマ? 映画?」
「・・・まあ、一応・・・映画、だな」
視線を泳がせ、心なしか歯切れ悪く答える彼に、マオが怪訝そうな顔を向ける。だがその時点では特に追求
しようとせず、気楽な態度で申し出た。
「ふーん、今度貸してよ。どんなやつ持ってる? あたしも久々に観たいわ、映画」
「な!?」
沈着冷静な新任中尉の口から発せられた予想外なまでの奇声に、マオは思わず飛びのいた――器用なことに、
寝た姿勢のままで。
「な、なによいきなり。驚かさないでよ」
「メリッサ、それはちょっと待った。俺の持っているやつは・・・こう、少しばかり特殊なジャンルなんだ。あま
りお薦めできない、というか人を選ぶ部類の作品だから・・・」
焦りも顕わに、別人の様相で抗弁する。余裕がないためか、完全に下士官時代の砕けた口調に戻っていた。
口では薦められないと言っていても、自分は睡眠時間を削って鑑賞するほど執心しているのだ。よほど人に
知られては都合の悪いジャンルなのだろう。
「・・・あっやし〜、その反応」
いじめっ子の本性が疼き、マオは横目とニヤニヤ笑いを組み合わせながら彼の横っ腹を肘でつついた。
なにしろ、主導権を握られっぱなしのまま行為を終えたせいで鬱憤が溜まっている。奇しくも訪れた反撃の
好機を、みすみす逃す手はない。
「余計に気になるじゃない・・・あ、もしかしてエロ? 18禁? 意外と普通ね、あんたのストレス解消法って」
「ち、違うっ!! アラーに誓ってそれは違うぞ!」
「じゃあなんなのよ」
ごまかしを一切認めない空気を纏って、ずずいっ、と詰め寄る。
「だから・・・だな、映画ではあるんだが・・・・・・つまり・・・なんと言うべきか・・・」
「ベ〜ン〜?」
「つまり・・・その・・・」
クルーゾーは彼女を納得させる上手い言い訳を必死に考えた。これまでの人生でも一、二を争うほどの全力
だったろう。
・・・だが、それでも逃げ道が見つからない。
この窮地から彼が抜け出せるか否か――それはまさに天のみ、アラーのみぞ知ることであった。
おわり
微妙にアニヲタ氏の性格が違う気もしますが大目に見てください。
いつも文が冗長になるので、今回は試しに一定字数で区切って改行してみました。
逆に読みにくい等、なにかあれば御意見よろしくです。ではまた。
>除雪屋神
禿しくGJ!
まぁ、アニヲタ氏の違った面と考えれば全くモウマンタイです。
俺の15mm砲も満足してます。
ちょっくら個室に行ってきまーす ノシ
269 :
268:2006/01/18(水) 02:07:22 ID:WLlCPgY+
間違えた…150mmだった…
いや、せいぜい105mmか?
105mm口径でつか・・・・すごくふといでつね(;´Д`)
決して実戦で使われることの無い巨砲だな…
oがついてたら口径で、ついてない〜口径だと砲身長だったっけな。
で、105o口径とか言うと馬より太かったりする恐れもあるんじゃが……これで10口径とか抜かしたら別の意味で女殺しだなw
273 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 22:08:02 ID:ZajLr+gB
ほす
保守
お蓮さんのスリーサイズって情報ある?
個人的な推測でも良いから。
>>275 女神の来日(温泉編)では、『意外と着やせするタイプ』で『どこか肉感的な肢体』となっていましたが。
ちなみにお尻は安産型らしいです。
蓮さんはかなめとか瑞希よりは小さいけど、でるとこはでてるみたいなイメージある
俺の脳中では胸が大きい人はこういう順になってる
マオ>かなめ≧瑞希>蓮>恭子≧テッサ
278 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:50:33 ID:dIp0O8LZ
ナミ好きなんだけどなんだかなぁ…
sage忘れた…orz
スマソ…
ナミ×宗介を要求してみる
マオ×宗介を要求する!!
瑞希<蓮じゃん?
>>281 マオ…毛…も、毛沢東のお稚児さんになれと言うのか?
284 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 21:11:05 ID:ZKgvZRSL
宗介乱交でいいぜよ
いや宗介は
1、上官もしくは敵に捕虜にされに命令で千鳥と無理矢理
2、千鳥やってる最中泣き叫ぶ
3、終わった後物凄い罪悪感
4、「信じてたのに、最低!!」
5、「千鳥、俺は君を助けるために…」
6、「言い訳!!?もう知らない!!さよなら!!」
7、「千鳥…」
8、「俺は…俺は」そういうと宗介は引き出しを開ける。
中から出てきたのは愛用しているグロッグだった。
ゆっくりとこめかみに銃を上げる。
「千鳥…もう一度君の笑顔が見たかった……。
君から笑顔を奪った責任は俺なりのやり方で取らせてもらう……。」
その後、部屋に銃声が響いた…。
ところで、狽フガウルンの弟子には驚いたな。
ゴスロリかよ。
ナミ×レモンとかはどうなんだ。
ナミ→宗前提の。
Σは黒歴史です
ところで、新刊でナミが死んだのは、
やはり前巻を欝展開といった読者に、本物の欝展開を見せるためだろうか?
だとしたら、ナミは可哀そうだなぁ…。
登場した巻で死ぬヒロインも、ラノベじゃ珍しいよな?
>>290 とりあえずネタバレは避けようよ。まだ読んでない人いるかもしれないし
ちなみに電撃のダビデの心臓ではヒロインどころか人がバッタバッタ死んでる
あとMFのホーンテッドでも一応死んでる
あっぷるーと氏の新刊えろすぎ・・・・・(ノノ
保守
短編の大人のスキーニングミッションを初めて読んだとき
かなめが潜入した先はヤクザが潜伏してるマジもんのふーぞく
客として潜入した宗介が店員に案内された先で震えてるかなめ
↓
部屋にある監視カメラに気付いた宗介が、
怪しまれないように行動した方が良いと主張し
かなめも承諾してヤってるふりだけすることに
「大丈夫だ、クルツに見せられたことがある」
という宗介はかなめにいきなり猿ぐつわ噛まして、蝋燭と縄とムチを持ってくる
↓
ハリセン百連打に遭う
というくだらねー妄想をしてしまった
宗介がカリーニンの正式な養子になって、カリーニンがノーラと結婚したら、
ノーラは宗介の義母になるよなあ……
そういう予定になったので宗介がかなめ達に「彼女は将来自分の家族になる人だ」と説明して大誤解されるとか。
誤解が解けても20代半ばの金髪義母なんで、やっぱり色々やきもき。
ナミxソウスケ
チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
298 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:55:23 ID:H7lj3jHj
保守
299 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 00:50:55 ID:/nO5oRcU
戦隊長の一日がOVA化決定らしいよ。
姉妹……
>>299
てことはテッサたんの下着姿が拝めるんだな?
DVDのジャケットからして既に下着姿ですが
ふもふもでもっふるな縫いぐるみが出てくるのか・・
304 :
子悪魔の来日:2006/02/27(月) 00:33:27 ID:Pp+fVh5r
千鳥あやめ。
ご存知かなめの妹。(え?知らないって?)
本編・ふもっふ等に出てきそうで出てこない隠れキャラ?(エンディングにはよく登場する)
テッサの女神の来日に対抗して、あやめの来日・題して子悪魔の来日!
そうゆう話を探しているんですがどなたかご存知ありませんか?ってか作って!
ストーリー的には、一人日本にいるかなめをアメリカに引き取るために父親の命を受けての来日。
時期は9月、アメリカでは9月が進級の季節だったはず?
そのタイミングでかなめに連絡もせず一人成田に降り立つあやめ。
日本で一人暮らしの姉を心配しつつアメリカで家族3人で仲良く暮らす事を強く決心し、いそいそと我が家へ向かうあやめ。
そんな事とはつゆしらず、いつもの通りソースケを夕食に誘ったかなめ。
普段は乙女の聖域、バスルームに近づく事さえ許さないかなめも朝からソースケと都心へショッピングに行った気の緩みから
お風呂を勧めてしまった。
「ソースケ、お風呂沸いたから夕食ができるまでゆっくり入ってなさい」
「シャワーではだめなのか?」
「ダメ!ちゃんと肩まで浸かって100数えるまで出てはダメよ」
普段はシャワーで過ごす宗介。
「理解できん」
ショッピング中さんざん宗介におごらせたかなめは笑顔満面で夕食を作っていた。
「食事はバランスよ!どうせあいつの普段は怪しい干し肉とミネラルウオータなんだから・・・」
泉川駅前。
2年ぶりに日本に帰ってきたあやめ、何としてでもお姉ちゃんを説得しなきゃ!と心に固く誓うのであった。
「ふう、ついにここまで帰って着ちゃった、ところでお家・・・どっちだっけ?」
ノリはかなめに似ているかもしれない?
ついにマンションの前まで来たあやめ。
2年前と変わらぬたたずまい、さあお姉ちゃんを説得しなきゃ。
久しぶりの我が家にちょっと感無量・・・お姉ちゃんを驚かせようと思って連絡はしなかったけれど良かったのかな?
とちょっと不安になるあやめであった。
考えても見れば在宅かどうかもわからない事はベルを押してから気がついたことは内緒だ。
「はーーーい」
いつもなら、のぞき窓から相手を確認するかなめも宗介がいるせいか浮かれ気分でドアを開けてしまった。
「おねえちゃん?私」
「・・・あ・あやめ?・・・」
凍りつくかなめ。
「進級の休みを利用して帰ってきちゃった」
かなめは見てはいけないものを見てしまったように。
「あ・・あ・・・あやめ?」
「おねえちゃん?びっくりさせようとして連絡しなかったの、ごめんね?」
それでも硬直しているかなめ、ふと見ると玄関に男物のスニーカーが。
運の悪いことに、かなめの背後でバスタオル1枚を腰に巻いた宗介が顔を出した。
宗助&かなめは無事あやめの信頼を勝ち取り今までの生活に戻ることができるのか?
とまあこんなノリで!
>304
M16やベレッタを構えた上半身裸のパパンが窓を破って飛び込んできます
「くわぁなぁめぇぇぇー!! お父さんが護ってやるかラななあああああ」
>>304 wktk
宗「千鳥、100まで数え終わったが…( ゚д゚ )」
あやめの声はだれがいいかのぅ
つ 折笠愛
つ 金田朋子
つ 皆口裕子
つ 若本規夫
嬌声が「ぶるわぁぁぁぁぁ」なのか。
つ 茶風林
ガウルン×クラマ キボン
>>314 ここは801板ではないから片方ないし両方の女性化が必要だがいいのか?
>315
クラマたんはツンデレ。ガウルンたんはアヒャデレ
えぇい!職人さんはいないのか!?
期待
同じく期待
神、投下を要求する。
321 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 02:13:31 ID:zBgeCs2J
ほしゅ
322 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 12:58:00 ID:yTpGjOgY
ナミ×ソースケを要求する
保守
保守
保守
小悪魔の来日のヘボ作者です。
今読み返して下手糞だなーと反省している次第です。
反省ついでに気がついたんですが、アメリカの新学期は8月の末から9月の はじめに始まるんですね。
ドツボにはまっています。
女神の来日がDVD版によると9月10日〜21日?のようですね。
もう最後の週末ねとマオが言っているのが9月17日。
デ・ダナンの戦闘が8月末とするなら小悪魔の来日はいつ頃がベストでしょうか?
デ・ダナンの戦闘以前だとまだ二人の関係がそれほどでない、とすると冬休み客船事件以後辺りがベストでしょうか?
あやめの長期休暇を鑑みて。アメリカって冬休みってあるのか?
※レナードのカナメ強奪事件はいつの話だ?2月始め?
なんでこんなことになっているのかと言うと大幅加筆していてふと気がついたからなんです。
少しはまともに(なる筈もないが)発表できたらいいなと思います。
テッサが帰ったのは9月23日でした。
DVDの最後の方のカレンダー情報による。
でも最後の週末って帰る6日前に言うか?普通。
確かに最後の週末だけれど・・・
アメリカの学校の冬休みの事は良く分からんが、ビジネスだとクリスマスから元旦まで
休みみたいだね。1月2日からは通常勤務の様だ。
強奪事件の方は2月には入っていない様な気がするけど…
OMO11ページに1999年1月29日と取れる日付らしい数字がある。
たしか短編の方にカナメが神社で巫女のバイトをする話があったから
1月中旬なら良いのでは?
しかしフルメタ本編の時間って、まだ世紀末、20世紀なんだね!
>>329 1月中旬ですか・・・でも一つ問題が。
あやめの学校はどうする?という問題が。
とすると夏休み(前半)、クリスマスの2回しかチャンスがないですね。
(クリスマスは長編の踊るベリー・メリー・クリスマスと被りますが)
以後はかなめ監禁事件に突入してしまいますので。
いっそ脱出後にテッサを完膚なきまでに叩き潰したかなめの最後のライバルとして登場すると言う手も・・・。
長編ではなくて短編としてパラレルワールド的な感じでも良いのですが、あやめの学校はどうする?
と言う問題のせいで普通の話と比べてどの時点での話しにするか?が難しいところですね。
小悪魔の来日(夏休み編)
小悪魔の来日(クリスマス編)
小悪魔の帰国(サブタイトル未定)
てな具合で3部作にするとか。
うわっ、こりゃ完成しそうにないや。
作者の方がSSを意識してスケジュールを組んでいるわけじゃないのだから
多少の無理は眼を瞑っても良いのと違う?
あやめは甘え上手でこの年齢でマオ姐さんばりに男を操縦する術を心得てたら面白いなあ。
彼女に懐かれていつものむっつり顔が微妙に緩んでる宗介とか。
テッサは振られる前で、あやめに対して「小娘が!」と嫉妬の炎を燃やすw
法事ってのはどうだい?
たしかカナメの母親の命日は明らかにされてなかったと思う。
法事ですか?でも学校を休んでまで来ると言うのもチト無理がありそうです。
それにすぐニューヨークに帰りそうですし。(誤解??を解く暇が無い〜〜)
それと法事だとパパンも付属でついて来そうですし。
それと、参考にあやめが出てくる自作小説ってありますか?
かなめあやめ姉妹丼でいいよ
336 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 16:00:37 ID:2KixnN5S
保守
337 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 01:14:06 ID:9OBYevtJ
職人さん後輪までほしゅ
338 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 20:12:42 ID:x0G4DHeY
保守
339 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 18:45:11 ID:K+irD5PE
危ない危ない もみ上げがもう少し短かったら落ちていた所だ
340 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 19:26:38 ID:eOljMqh2
ゲイツ様(・∀・)イイ!!
341 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 01:02:30 ID:EMTAUP9s
ゲイツさんカコイイ!
342 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 02:07:01 ID:BNpooe1m
保守
343 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 00:08:12 ID:YonSVbnA
もうすぐOVA発売だってのに随分と寂れてるのね……
344 :
ゆう:2006/04/25(火) 00:23:04 ID:T3MFjgND
寂れてる理由
>本編があの有様じゃ素直に楽しめない。
やはり宗カナがラブラブじゃないとつまんない。
まずはレナードを血祭りに上げ、かなめを取り戻すことが大事ですね。
でないと二次創作も悲しい話ばかりに。
かなめの笑顔が一番です。
頼みますよホントに。
347 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 15:49:08 ID:xYFGyzFS
保守
349 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 22:30:29 ID:2jljQ5Dy
誰かガウルンで「悪魔の来日(受難編)」を書いて下さいお願いします
なんでフルメタの同人誌は多いのにレナードにかなめが犯られるネタを
誰もやらないんだろうか?
テッサレイ-プか、宗介かなめの純愛Hばっかりやん。寝取られキボン
>>350 フルメタ同人誌は見たことがないが
そういうのは女が書いてるんじゃないのか?
ラノベ板から、ここに来ればガウルン×カシムが見れると聞き誘導されてきました。
どの辺を読めば見れますか?
ん? BLディスカ?
そんなのあったんだなこのスレで。
ガウルン×カシムなんか存在するのか?
全く見たことがないぞ
あってもこの世に1〜2個程度だろう…
男の医師によるテッサのレイプ検査をSSにしたらエロイかな。
挿入には及ばないんだけど、検査に必要ない屈辱的なポーズを取らされたり
性器を執拗に撮影されたり尻穴を舐められたりとか。
テッサはここで医師に反抗したらアマルガムをおびき出す目的が果たせないので必死に我慢。
フルメタの同人誌って読んだことないけど
描いてるのって女性が多いのか?
なんだか妙な先入観で、男性作家による男性向きな本
(主にテッサ中心とか)ばかりなんだと思ってた
パイソンズネタばかりのフルメタ本はないのでせうか・・・
>361
総数から言ったらその通り、男性向けばっかりだと思う。
売れるのは圧倒的にエロだし。
でも女性ファンも少なくないし
オンリー即売会なんかだとまた違ってくる気がするね。
11:00〜15:00 4時間のみ?
はぁはぁ…あいしてるぜカシム、はぁはぁ…
なんてのが素で想像できるガウルン。
精神コマンドに愛があるからな
スパロボw
よく考えたら死にネタに困らなさそうだ。
原作はギャグの盛り込み方が楽しいが、設定からすると、
日常の中でも紙一重でシリアスになりかねない気がする。
そうなって欲しくはないが、いろいろ考えてしまうなあ。
368 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 02:19:06 ID:WlcaDe2y
保守
369 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 01:11:33 ID:fBPl4k7F
370 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 01:22:47 ID:fBPl4k7F
ユイランユイファン人気ないんだなー・・結構好きなんだが、、
保守
本編でさえも真っ青な位、暗い話をキボン。
>>373 お名前: 悩む母親
恭子さん、メッセージを待ってました。
私の手で息子のタマタマを潰せばいいんですね。できますよ。
カンタンです。ウズラの卵のゆで卵で何度も練習したことあります。
場面設定とやり方を教えて下さい。
この後、自分の息子も性転換させたいという「あき」が登場する。一方でこの頃起こっていた新生児連れ去り事件を憂いている。
お名前: 恭子
(略)
さて、タマタマ潰しの場面設定とやり方を説明します。
まずはいつものように夕方頃お風呂に入って下さい。
息子さんにとっては男性として最後になるので、念入りにオチンチンを洗ってあげて下さいね。
いよいよです。息子さんを浴槽のヘリのところに座らせ、左右のタマタマを両手で握って、
浴槽のヘリと手の間で一気に押し潰します。思い切り体重をかけるようにすれば必ず潰れます。
ツルンと逃げてしまいやすいので、引きちぎる方向へ引きちぎるつもりで力を入れましょう。
一気に2個とも潰さないと1個ずつだと可哀想ですよ。
かなり痛いらしいので(女にはわかんないけど)、息子さんは倒れ込むように苦しみます。
息子さんの頭をぶつけないように、タマタマを潰したらすぐに抱きかかえてあげて下さい。
すぐに体の水分を拭いてパジャマなどを掛け、自分も服を着込んで119番します。
救急隊の人には、浴槽のヘリに乗って遊んでいて足が滑り股間を激打したことにするのです。
事故ということにしないと、あとあと面倒なので、この方法がベストです。
悩む母親さん、あきさん、できますか。
できるのなら、病院に着いてからの対応を、また書きます。
[2001年1月10日 23時31分51秒]
375 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 14:41:18 ID:wLGCLksd
保守
「ん…」
暗い車の中で、少女は目を開けた。
その少女は両手両足を縛られており、身動きがとれない状態だった。
「な…なによ!なんなのよこれは!」
少女は必死で自分を拘束しているロープを切ろうとしたが、少女の細い腕では、それは不可能だった
「お目覚めかな〜?お姫様?クッハハハ…」
前の座席で車を運転している男が下卑な笑い声をあげる。
その声を聞いた瞬間、少女は自分がどうなったのかを思い出した。とても鮮明に。
いつも通りの帰り道。頼りになる戦争馬鹿との帰り道。
カレーに合うのはライスとパンどっちだという不毛だが、楽しい議論。
そして、いつも通り別れた。そして、家の鍵を出したその時…
そこから先の記憶はなかった。
「あ…あなた…私をどうする気よ!」
少女は恐怖を押し殺し叫ぶ
「ん〜?いや、別にあんたに恨みがあるわけじゃあないさ。ただな…」
男はノラリクラリとした話し方だったが…
「ただ…すっかり堕落し切っちまったあの野郎…カァシムの野郎に…目を覚まさせてやりたいんだよ…」
この台詞は、一言一句切るように噛み締めた、少女―千鳥かなめが人生で初めて聞く種類の声だった
wktk
つづきはまだかにゃー
ほぼ同時刻
彼は焦っていた。
彼の人生の中でも、これほどの焦燥に襲われた経験は少ない。
幼い頃より硝煙の匂い漂う戦場で育ったにも関わらず。
彼はたった一枚のメールによって、かつてない焦りを感じた
そのメールは…
「この〇〇マンションに夕方までに来い。来なければ貴様の大事な人間が死ぬ。必ず一人でこい。どことも連絡を取るな。一つでも守らなければ、必ず彼女を殺す。」
そう書いてあった。
名前は書いていない。アドレスも出鱈目の使い捨てのものだ。
しかし、最後の彼女…つまり。
「千鳥…っ」
たまらずうめく
即座に千鳥かなめの部屋に向かったが、当然無人だ。
夕方まではまだそれなりの時間はある。
だが、所属している組織に連絡する事もできない。
たった一人で、彼女を取り返さねばならない。
「千鳥…千鳥…!」
彼―相良宗介は走りながら何度も彼女の名を呼ぶ。
掛け替えない彼女。あの笑顔を取り返す。
鋼鉄の意思と灼熱の怒りをもって、相良宗介は一直線に走り続けた
380 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 03:58:01 ID:K9H5Viuy
ふも?
ぽにー。
きわめて特殊な変態がー
保守
宗介が指定されたマンションに着いたのは、日が傾きはじめた午後4時だった。
もう余り時間はない。武装に時間をかけすぎた。
宗介は走ってきた勢いそのままにマンションに踏み込んだ。
すると、住民の要望や、マンションの所有者のお願いなどが書いてあるところに、明らかに彼当ての張り紙があった
[214号室にこい。貴様の行動は既に監視している。妙な真似をすれば、即座に女を殺す]
簡潔な文だったが、こんな所に張り付けておけば警察も来る。
つまり…
宗介は舌打ちしてその張り紙をむしり取ってビリビリに破いた。
恐らく宗介がこうすることも予想済みなのだろう。
敵は彼の事をよく知っている。宗介はそう確信した。
宗介は破いた紙をポケットにつめて、指定された部屋に歩いた。
そこに千鳥がいる確率はかなり低い。
だが、宗介にはなにも選べなかった。
万が一にもあってはいけないのだ。
―彼女の死など―
宗介はゆっくりと油断なく歩きながら、冷や汗を止められなかった。
嫌な想像ばかり浮かぶ。これでは新兵のようだ。
やがて、210号室を見つけた。
この4つ先の扉…
扉を通り過ぎる度、嫌な予感は広がった。
そして、宗介は…
214号室の扉を開いた
その部屋には…
真ん中に白い紙がおいてあり、その少し前にテレビが置いてあった
「……千鳥……」
宗介はうめく
と、いきなりテレビの電源が入った
「クク…カカ…待ってたゼェ〜カシム…ククッ…クハハ…」
テレビからはいきなり…最も会いたくない男が映った
「ガ…ガウルン…?」ガウルン。かつて宗介と北朝鮮にて死闘を演じ、死んだと思われていた男―が現れた
「会いたかったぜぇ〜カシム〜」
耳障りな笑い声をあげながら画面の中の男はギラギラした目を宗介に向けた
「ガウルンッ!千鳥を誘拐したのは貴様か!」
意味がない事だが、テレビに銃を突き付け叫ぶ。まだ部屋には足を踏み入れてはいない。「ククッ…まあいいから…入ってこいよ?カシム〜ゆっくりとなあ…」
宗介には選びようがなかった。この男にはなんの交渉も通用しない。最悪の男なのだ
宗介は言うとおりゆっくりと部屋に足を踏み入れた
「いい子だ…カシム…クハハッ…そんなにこの娘が大事かな〜?」宗介が部屋の真ん中…白い紙が置いてある所までくると、ガウルンはカメラから顔を離し、体全体が見えるようにした
そこには…
「千鳥っ…!」
千鳥かなめがいた
外傷はなさそうだったが、ぐったりとしている
「ガウルンッ!千鳥に何をした!貴様…!」宗介は珍しく怒りを完全に表に出し叫ぶ
「いい顔だな…カシム…安心しろ。変な薬は使っちゃいねぇよ。ま、ちょっと体が動かなくなる薬を打っただけだ。後遺症もない。安心したか…カアシム〜」
「ガウルン…千鳥にそれ以上何かしてみろ…必ず殺してやる…」
宗介はかみ締めるようにうめく
「ククッ…寝ぼけたか、カシム?俺は死ぬことを恐れるような奴か…?」
そう。この男には脅迫すらできない
捕手
387 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 23:03:32 ID:0tqJbugf
age
続きはー?
ねー続きはー?
「くっ…!貴様……!」
宗介は口惜しそうに呻きながらも、銃を下げる
そして、モニターの中でニヤニヤとする男に、唇を噛み締めながら「ガウルン…ッ…頼む。千鳥には手を出さないでくれ」
ガウルンには交渉は通じない。分かっていることだ。
しかし、自分の懇願ならば…
宗介は最も頭を下げたくない男に懇願することに激しく屈辱を感じたが、そんなことに構ってはいられない
しかし…
「………ハア〜〜〜」モニターから大きく、長い溜め息が聞こえた
宗介は頭を上げてガウルンを見ると、さっきまでのニヤついた顔とは打って変わり、何か…失望し、諦めた表情になっている
「……?ガウルン…」宗介は冷や汗がまたとてつもない勢いで吹き出すのを感じた
嫌な予感がする
自分は何か、致命的なミスをしたのかもしれない…
まずい、まずい。
冷や汗は止まらない。自制心も限界に近い。ガウルンが何も話さない事が更に宗介の不安を煽る
そして、たっぷりと間を置いた後、ガウルンは口を開いた
「カシム…お前、どこまで墜ちてんだ?俺と初めて会ったお前は…美しく強かった…あのお前は…」
ガウルンはそこまで言って言葉を切った
また部屋に重い沈黙がおりる。
ガウルンは苛立っている。間違いない。
宗介は恐ろしくなった。自分はミスをした。確信した。冷や汗は止まらない。体が動かない。何か言わなければいけないのに、言葉が出てこない
ガウルンが再び口を開いたのは、動揺する宗介をじっくり眺めてからだった
「気に食わねぇなあ、カシム。特に気に入らねぇのは目だ。なんだその目?その面?その態度?敵に向かって…頼むぅ〜?ハア〜カシム…やっぱりお前には目を覚まさせる薬が必要らしい…」
わからない。この男は何を言っている?確かに自分は変わった。日本に来てまだ数か月だが、学校の友人や―彼女―のお陰で多少は変わり初めているような気はする。なぜそれがいけない?ガウルン…貴様は何が不満なんだ?
宗介は頭でそれだけ考えたが、ガウルンの明らかに苛立っている―いつでもためらいなく人を殺しそうな―目を見ていると、何も言えない。
そして、薬?何か麻薬のような物を俺に?ならばそれでもいいだろう。千鳥が無事ならば。麻薬を投与されても必ず戻る。自分なら必ず。戻って見せる
宗介はようやく口を開こうとした時、ガウルンがそれを遮るように手を上げ―
「薬を勘違いしてないか…?麻薬とかやばい薬物なんてお前に打っても意味ない…俺が求めているのは、相良…お前がカシムに戻る事だ!」
ガウルンは一気に捲し立てる。そして―
千鳥かなめの胸のひもをゆっくりと解き始めた
ドキドキワクワクテカテカ
ハァハァハァ
392 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 17:02:18 ID:gRYOn5pC
なんだ!!この過疎っぷりはぁぁぁ!!
やばい
続きが気になりすぎる
神よ、今夜も恵みを垂れ給へ
かなめの乳 かなめの乳ぃー
千鳥かなめは眠っていた。
車に乗せられるままにマンションに到着すると、「降りろ」と銃で脅された。
言われるままに車から降りると、いきなり口にガーゼを当てられた。その後の記憶はない。
「ん…?」
千鳥かなめは聞き慣れた声を聞いた気がした。
いつも自分や回りに迷惑ばかりかけている、戦争馬鹿で大切な人間の声を。
彼は怒っているようだった。
焦っているようだった。
珍しいことだ。なんなのだろう。
体が重い。一応目は覚めているのに意識はないような感覚。
まどろみの中でかなめはまた眠りそうになった。しかし…
「……戻る事だっ!」耳元であの男の叫び声がする。同時に、違和感を感じた。
そこで、かなめは覚醒した。
胸のひもが解かれている。更に半分ほどまで捲られている。
形のよい乳房の下半分が下着ごしに見えてしまっている。
「ち…ちょっ!?何するのよ!やめてよ!やだ!やだ!」
覚醒したばかりだが、異常な事態に叫びが止まらない。
しかし、体は動かない。指くらいしか動かない。自分の制服を捲っている手を払いのけたくても、逃げたくても、腕も足も動かない。「ガウルンッ!貴様っ!やめろ!やめろぉ!貴様の狙いは俺だろう!千鳥に手を出すなっ!!」
宗介の声が聞こえてくる。苦労して首を動かすと、モニターに宗介の顔が映っている。
「ククッ…カシム…動くなよ〜?その部屋の白い紙の上に座れ。ほらどうした?殺しちゃうぞ〜カシム〜」
「ガウ…ルン…くっ…」
宗介は渋々と従う。白い紙に腰を下ろした瞬間、ガウルンが何かのスイッチを押す
またお預け?
そんな殺生な!
ガウルンがスイッチを押した時、部屋の壁に無数に仕掛けられたセンサーが作動した
「ククッ…カハハ…カシム…もうこれで一歩も動けないぜ〜。そのセンサーは赤外線センサーだ。お前が紙の上から離れた瞬間…」
ガウルンはそこで言葉を切る。
そして。
「嫌っ!やだ、やだやだ!」
かなめの制服を一気に捲り上げ完全に脱がしてから
「ドカン!!だ、気をつけろよカシム〜。あ、後モニターから目を逸らすなよ〜
一瞬でも逸らしたらこの女ごと吹っ飛んでもらう。よ〜く見てろよカシム!」
「ガウルン…やめろ…やめろぉぉ!」
宗介の叫びが狭い部屋に響く。
だが、なにもできない上半身は下着のみとなったかなめをガウルンはじっとりと眺める
「見るな!見るなぁ!このっ…見ないでよぉ!」
かなめの目に涙が浮かぶ。
男にこんな風に眺められるのは初めてではなかったが、こんな状況で見られるのは初めてだった。屈辱と羞恥で顔はすでに真っ赤だ
ガウルンはしばらく眺めていたが、やがて小さく溜め息をつくと、彼女の上半身を隠していた小さな白い下着をはぎとり、直接胸を揉み始めた。顔は無表情。まるで、何かの作業を淡々と行っているようだ
「いやぁ!やめてよ!やめ…やだ!やだよ! やめてって言ってるでしょ!?いやあ!!」
かなめは涙を堪えながら必死で叫ぶ。
だが、当然やめてくれない。それどころか、手つきは更にいやらしく動き、胸の先端に刺激を与える動きも加わり始めた
宗介はモニターからこちらも必死に制止を訴える
「やめろ!ガウルン!お前の望みは叶えてやる!カシムにでもなんでも戻る!だからやめろ!やめてくれ!!千鳥に手を出すなぁっ!」
手は止めずにガウルンが答える。その顔にはニヤニヤとした表情が戻っていた。
「わかってねぇなあカシム。今の堕落して腐ったお前なんざ興味ねぇよ。いいから黙って見てろ。自分の無力のせいで起っちまったことの結果をなぁ」
ガウルンの胸を揉む動きが激しさを増す。
更に口で愛撫を加え始める。
舌で乳首の回りを舐め回し、口に含んで甘く噛む
「いや…いや…。やぁ…ぁ…。やめて…やだ…ぁ…ぁあ…っ…」
かなめの吐息が荒くなっていく。
だが、拒絶の意思はまだまだ強く、涙を流しながら弱々しく首を振り拒絶の言葉を繰り返す
「ククッ……ダァ〜メ!恨むならカシム…相良君を恨むんだな?ハッハァ!」
そして。
ガウルンはかなめのスカートを無理やりはぎ取った
そして。
「胸はなかなかいい揉み心地だったが…こっちはどうかな?かなめちゃぁーん?」
ガウルンの手がゆっくりと、本当にゆっくりとかなめの下半身に迫っていく
「や…だめ!そこはやだ!そこだけはやめて!お願い!やだやだぁ!」
「ガウルンー!貴様いい加減にしろぉ!いますぐやめろ!やめるんだ!よせぇぇ!」
二人とももはや半狂乱で叫ぶ。
だがガウルンの手は止まらない。顔には先程からのニヤついた顔が張り付いたようになっている
そして、ガウルンの手はそこに辿り着く
クチュ……
湿った音が響く。
「かなめちゃーん?なにかなこの音は〜?
カカッ…良かったなカシム〜かなめちゃんは喜んでくれたみたいだぜ!ハハハッ!」
かなめの顔が更に紅潮する。確かに先程の愛撫から下半身に妙な違和感を感じていた
だからこそ、触って欲しくなかった。見られたくなかった。
彼に。
そのままガウルンは下着ごしにそこを責める。
指を少し突き入れ、ゆっくり抜く。上から下まで撫でる。繰り返す。
「い…ぁ…や…あ、あぁ…やだぁ…っ…っ!」
下着の染みが拡がる
かなめの声から拒絶の言葉が紡げなくなっていく
「……千鳥……」
宗介は泣きたくなった。無力だ。自分はあまりに無力だ。
好きな女一人すら守れない。
自分には戦うことしかないのに。
情けない。情けない。吐き気がする。
だが、モニターから目は離さない。
ガウルンはしばらくそこを責め続けたが、急にピタッと動きを止める。
「さて、じゃあ味あわせてもらうか、かなめちゃんの味を…クハハッ…」
ガウルンはそう言うとかなめの下着を引き裂いた。素手である。
「いっ…いやあ!いや!やだ!見ないで!やだよ!いっ…やだ!やだぁー!」
ガウルンは顔をそこにゆっくり近付ける。
両手でまたゆっくりとかなめの両足を開きながら。
薬で体に力が入らないかなめの足は、あまりにもあっさりと開いていく
そして。
ガウルンはそこから溢れる蜜を舐めとるように舐め上げた
「ひっ!?いや!そんなとこなめっ…んぁ…やだぁっ!ぁ…っ…や…だ……だ…ぁ…めぇ…っ!」
かなめは初めての感覚に必死に抗う
思ってはいけない。思ってはならない。
こんな状況で。彼に見られているのに。
気持ちいいなどと。
「いーい味だぜカシム〜お前も飲みたいか?ククッ…」
ガウルンは蜜を舐めとるような動きから、愛撫に舌の動きを切り換える
舌を突き入れ、膣内を舐め回し、突起を舌と指でつつく。
「んんっ…ああ…ひや…や…ぁあーっ!やだ!やだぁ!こんなっ!こんっ…なぁ…!ぁっ……」
かなめは首を振りながら涙を流す
未知の感覚は濁流のようにかなめの拒絶の意思を削いでいく
「ふぅっ…さあて…メインディッシュといくか…カシム」
宗介は茫然自失になっていた。
吐き気は更に強くなる。
嫌になる。自分の無力。
だが、かなめを死なせないためにモニターからは目を決して逸らさない。
だが、モニターの中では最悪の展開が始まった
ガウルンはズボンを一気に下ろす
そこにあるものは、既に雄々しく天を突いている
「いいか、かなめちゃん?これをこれから入れるんだ。痛くて苦しいだろうが、ま、精々相良君の薬になれるよう喘いでくれ」
ガウルンはかなめの目の前にそれを持っていき、見せつけてからかなめの耳に囁いた。
「いや…だめ!それだけはだめぇ!初めてなの!やだぁ!お願い!やめっ…!」
ガウルンは両足を更に開き、その間に体を滑り込ませる。
そして、かなめの蜜を溢れさせている場所にそれをゆっくり擦りつける
「いや…やだ…やめて!初めてなのよ!やだ!初めては…初めては好きな人にしたいの!だからお願い!やめてぇ!」
そして。
「助けて!宗介ぇー!」
ここまで。
一度も言わなかった。かなめが彼に助けを求めた場面というのはほとんどない。彼女は自分でなんとかする人間なのだ。
だが、耐えられなかった。この状況に。ほとんど無意識に出た助けを求める声。
宗介はそれを聞いて唇を噛み締めた。血が流れる。口の中に血の味が拡がる。だが、なにもできない。
「ガウルン…やめてくれ…やめろぉぉぉぉ!」
「ククッ…ハハ…カカ…カシム」
ガウルンはかなめから目を逸らし宗介を見る。
「これがお前が弱くなった結果だ。もうお前には何も守れねぇよ」ズッ…
おおおおおおおおおお
テカテカしてきたー!!
いやあああああっ!
寝取られキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ッ!!!!!
ガウルンは宗介に見せつけるように腰をゆっくり進める
それは千鳥への気遣いではなく、単なる宗介―カシムへのサド心だろう
「い…!!っ!!いた…ぁっ!!痛…い…痛い痛いー!!やめ…てっ…やぁ…っ…!!抜いて!ねぇっ!!抜いて抜いて抜いてぇっ!!」
千鳥は処女を失う肉体的な痛みと、それを彼に見られているという精神的な痛みで激しく首を振りながら叫ぶ。
いつの間にか薬の効果は薄まったらしい。
だが、遅すぎた
「ち…どり…」
宗介の目は虚ろになり始めていた。
守れなかった。守りたかった。彼女だけは。なぜ彼女が。自分のせいか。どうすればいい。どうすればいい…
単語と自己嫌悪だけが頭に浮かび、何も考えられない
「ん〜いーい感じだカシム〜。そうそう!お前はそういう目をしなくちゃなあ!しかしやっぱり処女の膣はいいなあおい!クハハハァッ!聞いてるかカシムゥ!」
ガウルンは高らかに歪んだ笑い声をあげながら腰を突きいれる。そして、それは根元まで埋没した
ガウルンは一気に腰を動かす。千鳥への気遣いなど微塵もない
「いぁっ!痛いっ!痛いよぉ!ぁあ!!やっ!動かないで!!痛い!痛い!んぁああ!」千鳥は少し動くようになった手でガウルンの体を押し返そうとするが、この大男には少女の細腕の力など全く通じない
405 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 13:51:01 ID:au3nN+j4
千鳥のこんな姿を見るのは初めてだ。
怒っている彼女、歴戦の傭兵である自分を張り飛ばす彼女、優しい彼女、まともな食事を初めてご馳走してくれた彼女、そして―
[全く…困った奴なんだから、あんたは]
自分が起こした騒動を見て、困ったように微笑む彼女。
そして。今の彼女は。唯唯涙を流しながら首を振り、懇願を必死に行う。そして、彼女の目に映る色は―
絶望だった。
戦場で何度も見た目。仲間の一人が致命傷を負った時の目だ。
一片の希望も慈悲もない。唯唯絶望の目。
辛かった。そんな千鳥かなめは見たくなかった。だが、モニターの中で変化が起こり始めた
「んっ…ふぅっ…や、やだっ…やだっぁ……なん…や…ぁあっ…」千鳥の声が変化する。唯の泣き声ではない。先程とは声の質が違う。
「クク…かなめちゃんは淫乱だなぁ?初めてなのにもう感じまくってるのか!ハハッ!」ガウルンの動きも変化している。ただ激しく突くだけではない。
ねじるように、深く、浅く。快感を与えるための動きだ。
「そ…そん…な…こっ…!あっ!ああっ!!あん…んかに!かん…うぁっ…あ!あっ!いやっ…ぁあ!」
かなめは否定しようとするが、喘ぎでかきけされてしまっている
嫌だ。嫌だ。嫌だ!なんで。なんで!こんな男、好きでも何でもない。嫌いだ。大嫌いだ。なのに、なぜ。なぜ!
「き…ぁ…もち…いっ…」
406 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 14:06:07 ID:au3nN+j4
声は最早無意識にこぼれる。本能のままに。理性は限界だった
「クハハハッ!カハハッ!カシム!カシムカシム!聞いたかおい!ハハッ!気持ちいいそうだ!良かったなあカシム!かなめちゃんは嫌がってないそうだ!」
実はかなめには眠らせたあと、催淫効果の非常に高い薬を注射していた。一時的な薬で後遺症もないが、全身にその薬が回ると処女でも淫乱と化す。だが、当然そんなことは宗介とかなめは知るべくもない。
「………っ……!!!」
目を閉じたかった。逸らしたかった。耳を塞ぎたい。聞きたくない。彼の目は完全に虚ろになり、モニターを食い入るように見ていたが、それは宗介の意思ではない。彼女を死なせたくないという想いがただそうさせているだけだ。
「あっ、あっ、うんっ!やぁっ!だめ!あっ!」
かなめは声を抑えようともしない
ガウルンはニヤつきながら、体位を変えた。抜かないままで、かなめの背中を抱き、無理やり抱き押し、自分は仰向けになる。
いわゆる騎乗位だ。
ガウルンは突き上げることはせず、ただかなめの胸を軽く揉む
「かなめちゃーん?気持ち良くなりたければ自分で動くんだ。できるだろう?ほらほら、やってみろよ」
「そん…できるわけっ…なぃ…っ…したく…な…ぁっ…」
だが。
動かすと気持ちいいのでは。先程よりも深く入っている。この状態で動かすとどんな感じなのだろう。
かなめは、誘惑と必死に戦う。囁きと戦うように。
だが、ガウルンがかなめの乳首を摘んだ瞬間、理性は崩壊した
407 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 14:21:35 ID:au3nN+j4
ぎこちなく、だがしっかりと腰を振り始める。豊かな胸が、それに合わせて揺れ始める
「くぅっ…あんっ…!!だ…や…こんなの…やだ…ぁっ!だめぇっ!やだあ…んあっ!」
かなめの口からは喘ぎが再び始まる。
ガウルンはそれに満足し、両手を頭の後ろで組み、かなめの痴態を観察している。
「いぁっ!こん!だっ!やあっ!やだ!!ぅ…ぁっ…も…だ…もう…んっ…ぁっ…!」
かなめは夢中で腰を振る。彼の事がゆっくり霞む。快感が彼女の意識を奪う。
「いやぁ〜気持ちいいね〜。上手いじゃないかかなめちゃん?ご褒美を上げよう!ククッ!」
ガウルンは急に飛び起き、かなめからそれを抜く。
そして、かなめに後ろを向かせ、そのまま組み伏せる。かなめは抵抗しなかった。
そのままバックから突きいれる。
凄まじい早さで腰を動かす。かなめもそれにぎこちなく同調する
「ふ…ふか…ぁ…だめぇ!こんなのぉ!やぁ……わた…わた…し…も、もう!もうだっ…!あ!あっ!んぅ!」かなめは激しく叫ぶ。そして、絶頂に達しようとしたとき、ガウルンはまた体位を変え、正常位にした。
そして、カメラが二人の顔に近付く。
ガウルンは腰を激しく動かしたまま、かなめに口付ける
「ん!?ふぁ…ん…ん…っ…ぅ…ん…ぁ…ふっ…」
かなめは大きく目を見開いたが、舌が差し込まれ、かなめの口内を蹂躙することを拒絶しなかった。
408 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 14:34:09 ID:au3nN+j4
まるで昔からの恋人同士のように唇を、舌を絡ませる二人をアップで見る宗介は、気が狂いそうだ。
「やめ…もう…やめてくれ…やめてくれ…」モニターから目を逸らす事もできず、宗介はつぶやく。
「さあ!仕上げだ!よ〜く見ろカシム!!」
ガウルンは叫ぶように言い放ち、スパートをかける。
「あっあっ!ああっ!だめっ!だめぇっ!んっ!うっ!あっ、あっ!あああぁぁー!!」
かなめは一際高い叫びをあげる。絶頂に達したようだ。それとほぼ同時、ガウルンが腰を深く、深く突き入れ停止した。腰を震わす。まさか。
「ん…あつっ…い…んぅ…出てる…中…でて…だされちゃ…たっ…」
「ふぅ〜良かったぜかなめちゃん…クハハハッ!」
ガウルンはあろうことか処女で学生であるかなめに中だししたのだ。
「さて、カシム。楽しんでもらえたかな?聞こえてるか?ん〜?」
宗介は…吐いていた。涙を流しながら。嘔吐の経験などいくらでもあるが、単純な気持ち悪さだけで吐いたのは初めてではないだろうか。
「情けねぇなあカシム!いいか?こんな事になったのはお前が弱いからだ!弱くなったからだ!俺を憎め!!さあ憎め!!そして強くなれよ!また゛カシム゛に会うのを楽しみにしてるぜ!!クハハハッ!ハハハハッ!」
耳障りな笑い声。
「ここはその部屋の真上の部屋だ。かなめちゃんを助けに来いよ?ククッ…じゃあな?相良宗介君!!」
モニターが切れる。
ガウルンは即座に逃げただろう。今からではとても追いつけない。部屋のセンサーはモニターが切れてから1分で切れた。
宗介はふらふらと立ち上がり、口と顔を拭い、その部屋の真上、314号室に向かった。
鍵は掛かっていない。見たところ罠もない。扉を開く。
見たくない光景が広がる。
かなめは全裸に制服を巻き付けるようにして震えて泣いていた。
「……千鳥」
宗介は虚ろな声で語りかける
かなめは一瞬宗介の方を見て、また泣き出す。
「……すまない。こうなったのは俺の…俺のせいだ。ガウルンの狙いに、君が巻き込まれた。すまない。謝って許してもらえるとは思っていない。だが、本当にすまなかった」
かなめは答えない。
宗介は心が極限まで冷えていくのを感じた。この数か月で作り上げた関係。最早戻らないだろう確かにあった感情。
失われた。全て。彼の中に芽生えた小さな暖かさは、再び凍り付いた。
かなめに自分の服を着せ、半分無理やり彼女の家に連れて帰る。
ひたすら彼女は泣いていた。
ごめん。ごめんなさい。
と聞こえた気もした。聞きたくなかったので聞こえない振りをした。
かなめは気付かなかった。
彼の目が、転校してきた、いや、任務で潜入してきた時より、更に冷たく、虚ろになっていることに。
この目を知るものは、いや、この目を知って生きている者は少ない。
そう。相良宗介の目は、硝煙と銃弾、死体が当たり前の世界。
殺人人形カシムに戻っていた。
最早どうでもいい。任務すらどうでもいい。奴は、奴は殺す。必ず。必ず殺す。
何のためかなど関係ない。自分が持つすべての能力で奴を殺す。それも唯殺すのではない。
自分が持つあらゆる拷問術でゆっくり殺してやる。
必ず。
次の日、千鳥かなめは学校を休んだ。
友人のおさげの少女が見舞いにきたが、出る事さえしなかった。
そして彼は。
「なるほど。千鳥かなめの護衛から解いて欲しいと。そしてガウルンを追いたい。そんな勝手な理屈が―」
「通らないならば、除隊させて頂きます。大佐殿。申し訳ありませんが、これだけは譲れません。奴は必ず殺します。俺が、必ず」
彼は、二日後に東京から姿を消した。
え〜…と…
一応終わりです。
あれ?確か最初はガウルンから千鳥を助けだしてラブラブな話にする予定だったのに…?あれ?
最近やっているゲームのせいにしておきます。
長くなってしまいました。間もかなり開きました。申し訳ありません。
レスしてくれた人感謝です。
また機会があれば、書きたいです。
かなめがクラスメイトから輪姦とか、かなめがテッサから調教とか。宗介はひたすら見てるだけ。
…あれ?ラブラブな話書きたいのに、浮かんでこないです。
機会があればの事なので、期待しないで下さい。
駄文失礼しました!ではまた
寝取られスキー的には神ですね
ガウルン素敵すぎるwww
テッサから調教ハァハァ
「軍曹。あなたはそこで犬のように這いつくばって見ていなさい!」
「た、大佐殿……」
「やめてぇっ! 見ないでぇっ、ソースケっ!」
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
すいません我を取り戻したので吊ってきます
ごめん、これかなめを宗介から寝取ったんじゃなくて、かなめから「カシム」を寝取ったように見えるオレの脳は腐れているらしい……
本編って結局どうなってるの今?かなめがレナードに寝取られたとかいう話を聞いてから恐ろしくて読んでないんだが、まじなの?
心配いらんよ
そいつはデマだ
でも、もしホントにそれやってくれたらオレはガトーに一生付いて行くぞw
今かなめがパンツ脱いであそこ見せたとこで終わってるよ。
レナードの所で、間違ってないよね?
>>415 飛行可能で空A、おまけにMAP兵器搭載で移動後の射程も抜群のARX-8が登場しました
飛行可能だけど空Bなベリアル&ARX-8になります
早急にステータス上げてSにするように
>>417 誤解を招くような書き方はやめい!
そりゃ外れてはいないが…
個人的にはファッキンジジイの再登場が嬉しかったりw
パンツがずれたのは事実だ。
しかもかなめはパンツずれたのを気にしてなかったしな。
平然としてたし。
呼吸は荒かったのに、そういうトコで羞恥を感じなくなってしまったんだよ……。
読者も知らないうちに中古になっちゃったのか!?
レナードの所、ずれパンツ、ファッキンジジイの再登場、呼吸は荒かった
これらの事実から推理できる事は…
我を忘れるほど激しく、いろいろな運動をしていたんですよ!
宗介はファッキンじじいに『しごかれて』たしなぁ。
その激しさに宗介もダウンしたし。
グレイ×宗介とかどうよ?