サクラ大戦のエロ小説・その4

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793『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/17(月) 19:44:12 ID:gJBCo+D0
「あぁん、太陽が眩しいわぁ……」
 蒸気演算機との長いにらめっこを終え、あたしは足元をふらつかせながら地上に出てきた。
 紐育の平和は守られたけれど、一連の戦いで得られたデータはきちんと記録・分析する
必要がある。それは膨大なもので、時間を見つけては入力作業に励まないといけない。
 これで星組のみんなが機械に強ければ……いや誰とは言わないわよ。
 いけない、愚痴ってる場合じゃないわ。不景気な顔をしてたら、ドリンクバーに来るお客さん
に失礼よね。
 あら? 目の前をトボトボ歩いているのは……

 ダイアナじゃない。朝から元気ないわねぇ。
「ハァーイ! 朝ごはん食べた?」
「……キャッ! プ、プラムさん」
 ダイアナは弾かれたように背筋を伸ばした。どうやら、あたしに気付いていなかったみたいね。
本当にどうかしたのかしら?
「え、ええ。朝食を抜いたら、倒れてしまいますもの」
 ならいいけど。あ、そうだ。

 ねえダイアナ、目薬持ってない? さっきまで蒸気演算機に向かっていたから、目が疲れちゃって」
「ああ、それでしたら」
 彼女は懐から、クリスタルブルーの綺麗な小瓶を出してくれた。
「これはまだ使っていないので、差し上げます。王先生が、私以外が使っても害はないと
おっしゃってました」
「きゃふ〜ん! 助かったわぁ」
 わざわざ未開封のをくれるなんて、やっぱり医者の卵さんは違うわね。
 じゃあ早速、上を向いて、と。
794『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/17(月) 19:44:50 ID:gJBCo+D0
 ピチャン。
 くぅ〜、これこれ。瞳の上にしずくが落ちると、そよ風が吹いたみたいに気持ちいいわ。
でも、ちょっとしみるわね。しばらくはまぶたを上げられない感じ。
「あ〜、やっと落ち着いた。ありがと……あら」
 ダイアナがいないじゃない。もうどこかへ? ま、いいか。あたしもドリンクバーに行かないと。
 エレベーターの前で、上がってくるのを待つ。1、2、3。数字の4が光ると同時に、
扉が開いた。
 和服にエプロン姿の少女が――杏里が、下りてくる。
「あっプラム! 機械室にいたの? 頑張りすぎじゃない?」
「平気よぉん、一段落した……から……!?」

 え……どうして杏里の顔を見ただけで、ハートがトクンと波打つの?
 そりゃ杏里は可愛いけど、あたしにそういう趣味はないし。きっと気のせいよね。ほら、
もう一度見ればどうってことは……
 うっそぉ、気のせいじゃ、ない……
 見慣れているはずの同性の同僚が、今はどんな男より輝いて見える。
 恋って、理屈で割り切れないのね。
 人見知りの激しいこの娘が、あたしにだけはなついてくれた。いつしか水のように空気の
ように、いつもそばに杏里はいた。
 でも彼女は子猫ちゃん。いつまでもそばにいてくれるとは限らない。どこかに行ってしまう前に、
繋ぎとめておきたい。

「ねえ……杏里。データ解析のことで、相談があるんだけど」
「え、いいけど。わ、わたしに分かるかなぁ」
 もちろんよ。あなたにしか分からないんだから。
795『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/17(月) 19:45:35 ID:gJBCo+D0
 機械室に杏里を連れ込むと、あたしはドアにそっと鍵をかけた。
 蒸気演算機の低い唸り声と、自分の鼓動が同調するかのように響いている。
 そんなあたしをよそに、杏里は警戒するそぶりも見せない。

「それで、何が問題になってるの?」
「杏里の、気・持・ち」
「へえ……え……えええぇぇ!?」
 あたしの言葉に、杏里が驚いたの驚かないのって。
「ちょっとプラム、女同士で冗談でしょ……ひゃうぅん!?」
 杏里の耳に軽く息を吹きかける。うん、感度は良好みたい。
「冗談で、こんなことしないわ」
 いつも冗談ばかり言っていると、こういうときに損よね。手を強く握ることで、彼女に
本気だと示してあげる。
「もちろん、杏里にいい人がいるというなら仕方ないけど?」
「……そんな人、いないよ……プラムと一緒の方がずっといい」
「ああ、杏里!」
 その言葉をどれほど待ち望んでいたことか。ちょっと屈んで、口づける。
「んちゅっ……」
 やっぱり、杏里の唇って柔らかぁい……
 杏里の舌はまったく動かない。ただ、呆然としている。それをいいことに優しく絡め取り、
舌先で転がす。

 たっぷり味見してから、解放してあげた。
「ぷはぁ……ファーストキスだったのにぃ……」
 泣きそうな声で、杏里が告白する。透明な唾液のアーチが、あたしの口元までかかっていた。
「返してほしい?」
「当たり前じゃない……プラムじゃなかったら」
 杏里らしいOKの返事に、あたしは安心して、再び唇を重ねた。
796『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/17(月) 19:47:11 ID:gJBCo+D0
「んっ……んふっ……」
 キスをしながら、杏里の胸元にそっと手を置く。
「んんーっ……」
 ささやかな膨らみを着物の上から撫でてあげると、杏里はくぐもった声で鳴いた。
いい声ね、直接触れてあげたい。
 杏里の服を脱がせようとして、あたしは困惑してしまった。
 この帯、どうやって結んでるの?
「はふっ……ちょっと待って」
 見かねた杏里が、自分から帯に手をかけた。素人目から見ても高級そうな帯が、
シュルシュルと床に落ちていく。

 合わせ目の間から、お似合いの可愛いランジェリーがのぞいている。
「恥ずかしい……わたしの胸、見てもつまんないから……あん」
 着物の中に、そっと手を忍ばせる。
「んもう、あなたはもっと、自分に自信を持ちなさい。杏里が可愛いのは、あたしが一番
よく分かってるんだから」
「あ、ああっ……ありがと、プラムっ」
 杏里を見てたら、熱くなってきちゃった。ウェイトレスの制服を脱ぎ捨て、あたしも下着姿に
なる。レースをふんだんにあしらった黒い上下は、杏里と対照的なのよね。
797『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/17(月) 19:49:19 ID:gJBCo+D0
 機械室の床は硬い。そのまま杏里を寝かせるのは忍びないわね。着物を敷いて、その上に
寝てもらう。草花がたくさん描かれた着物は、まるで花畑の褥(しとね)のように見える。
 ブラをたくし上げ、小ぶりなおっぱいをあらわにする。杏里はよく、あたしの胸が羨ま
しいと言うけれど、あたしだって杏里の胸が羨ましいのよ。
 ほら、チェリーピンクの綺麗なニプル。ツンと尖って、本当に美味しそう……

「ツ……ツツ……チュウウゥッ」
「にゃ、にゃうぅぅん……んああっ」
 もちろん、もう片方もお留守にはしない。指の腹でつまんで、こね回してあげる。さらに
刺激が単純にならないように、左右を入れ替えて……ああ、本当に飽きないわ。
 あら……杏里ってばもじもじして……そろそろ、下も可愛がってほしいのかしら。
「ね、見せて」
「……うん」
 もちろん、無理やりむしり取るようなことはしない。杏里が自分からショーツを下ろす
のを、見守る。
 優しく下腹部を撫でながら、ゆっくり脚を開いていく。

「は、恥ずかしっ」
「杏里の『子猫ちゃん』、とても綺麗ね」
 小さな口の周りに、申し訳程度に毛が生えていて、本当に子猫の顔みたい。
 こっちのファーストキスもいただいちゃおうかしら♥
 あたしの顔が近づくのに気付き、杏里はどうにかあたしを押しとどめようとする。
「ふぁあっ! プ、プラムぅ、汚いよぉ」
 ふっくらした二枚貝をくつろげると、そこには3つ目のチェリーが皮のフードに守られていた。
剥きあげ、誘われるように口をつける。
「あ、アー、アーッ!!」
798『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/17(月) 19:49:55 ID:gJBCo+D0
 んー、あふれてきたあふれてきた。とっても濃厚ね……この複雑で深い酸味と塩味のハーモニー。
ドリンクバーのどんな飲み物にも出せないわ。

 杏里の股間に張り付き、あたしはミルクを飲み干す子犬と化していた。舌がつりそうに
なるまでクリットを転がすと、杏里はもう吐息しか出せなくなっていた。
「ね、ねえ、最後は一緒に気持ちよくなりましょう」
 あたしもいそいそと、スキャンティを下ろす。クロッチから、ネットリと糸が引かれた。
 力なく開いた杏里の脚の間に、あたしの脚を交差させる。秘唇がこれ以上ないほど密着して――

「にゃうっ! プ、プラムっ、何これっ」
「きゃふぅっ、わ、分かる? 杏里のアソコとあたしのアソコが、キスしてるのよっ」
 強烈……! くちゃくちゃって、やらしい音までするわぁ!! 二人のラブジュースが
混ざり合い、余計に粘り気を増しているのかしら。
 熱く濡れそぼった柔肉が、お互いのラブジュースに塗りたくられていく。杏里の上体を
引き起こして、上の唇も激しく吸い立てる。上と下で、あたしたちの粘膜は同時に溶け合っていた。
男と繋がるより、ずっと優しく。

「杏里、んはっ、杏里」
「プラムッ、わたしもうっ、おかしくっ」
「「ああぁああぁああっ!」」
 最後にクリットがこすれあった瞬間、あたしたちは固く抱き合って、声を限りにデュエットを奏でた。
799『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/17(月) 19:50:55 ID:gJBCo+D0
「すみません、朝からドタバタして」
「いいのよ、あなたは正しいことをしているんだから」

 結局、ダイアナさんを見つけることはできなかった。館内放送で呼び出すため(最初から
そうすればよかったんだけど)機械室のマイクを借りようとしたら、そこでまた問題が
発生した。
 鍵が内側からかかっていたんだ。いったい誰が、何のために?
 仕方がないのでラチェットさんにマスターキーを使って開けてもらっている。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
 お礼もそこそこに、僕は薄暗い室内へと踏み込んだ。そこで見たのは、あまりに衝撃的な
光景だった。

 二人の女性が床に倒れていた。プラムさんと、杏里くんが……ま……真っ裸で!
 衣服が散乱している、誰かが二人に乱暴を働いたのか!?
「にゃうん……プラム素敵……」
 杏里くんが、幸せそうに寝言を漏らす。とりあえず無事みたいだ。
「う〜ん……あたし、何してたのよ……」
 頭を抱えながら、オールヌードのプラムさんが立ち上がる。ダ……ダイナマイッ!!
「た、大河君、回れ右!」
「イ、イエッサー!!」
 海軍式敬礼までして、慌てて背を向ける。それでも、豊かなバストとヒップの残像が、
僕の網膜に焼きついた。
「タ、タイガー、ラチェット。こ、これはその、急に杏里が綺麗に見えて、あとは成り行きで……」
「もう、どうしてみんな風紀を乱すの!? 信じられないわ」
 ラチェットさんが珍しく声を荒らげる。
800『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/17(月) 19:51:35 ID:gJBCo+D0
「急に、ですか。何か、思い当たるふしはないですか」
 背を向けたまま、問いかける。僕の方が冷静かも。
「そういえば……さっきダイアナからこの目薬をもらったのよね。杏里と会ったのはその
すぐ後だったけど……たかが目薬よ?」
「目薬……まさか!」
「サニーも言っていたわ。『目薬を差したとたんに様子がおかしくなった』って――コホン、
完全に信じたわけじゃないけど」

 まるで……あれはおとぎ話じゃないか。でも、ダイアナさんもプラムさんもおかしくなって
いたというのなら、やっぱり原因は!
「ダ、ダイアナさんはどこへ?」
「分からない……あ、でも、エレベーターのドアが閉まるのが見えたわ」
「まさかシアターの外に……」
 僕には、耐えられない。ダイアナさんが、見ず知らずの男に心を奪われるなんて。
「それと……誤解しないでほしいんだけど」
「はい?」
「あたしは杏里とのこと、後悔してないわよん♥ きっかけが何だったとしても、ね」
 ごちそうさまでした。

「星組のみんなとミスター加山にも、応援を頼むわ。行きなさい大河君。本物の恋が、
浮気の恋に敗れる前に!」
「イエッサー!」
 僕は駆け出した。ダイアナさんを見つけるんだ。彼女が目薬を差す前に!

つづく
801名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 11:18:08 ID:/mZjZiPM
GJ!
ハアハアしますた。
802名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 18:46:22 ID:Z6r1if+W
現在482kb(かちゅ)
そろそろ次スレ立ててよろしいかな?
803名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 18:57:09 ID:Z6r1if+W
立てますた。

サクラ大戦のエロ小説・その5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1153216541/
804272 ◆SAKURAshfY :2006/07/18(火) 19:23:58 ID:2ULh0H2d
スレ立て、ありがとうございます。
ダイアナ編の続きは、新スレで書いたほうがいいですか?
のこり30kbしかないことですし。
805『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/18(火) 22:03:54 ID:2ULh0H2d
 どうして空は、こんなにもすがすがしく晴れ渡っているのかしら。私の心は、土砂降りの
地面のように打ちのめされているというのに。
 とにかくシアターから離れたかった。気が付けば、セントラルパークへと逃げ込んでいました。
遊歩道を駆け抜け、シープメドウの芝生に腰を下ろして、今やっと一息ついたところです。

 ショックでした。おじさまが、あんな方だったなんて。いい加減に見えるけど、決して
人の道は踏み外さない方だと、信じていましたのに。
 でも……もしあれが、大河さんだったら?
 大河さんだって、男の人です。言葉では伝えきれない想いがあるとき、それを私の身体に
ぶつけてくるかもしれません。いえ、いつかはそうなる運命。
 そのときも、こんな風に逃げていいのでしょうか。きっと襲ってくるであろう、恥ずかしさや、
痛みから。

 広大なシープメドウを、たくさんの鳥たちが横切っていきます。私は彼らから、星組の
皆さんから、そして大河さんから、希望と勇気を学んだはずでした。
 それなのに、私は……指や筆記用具で、自分を慰めてるだけ。なんて意気地のない女。
 わたしはうつむいたまま、空を見上げることもできません。
806『真夏の夜の夢』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/18(火) 22:05:12 ID:2ULh0H2d
「先生!」

 聞き覚えのある少年の声が、頭の上からしました。
「エリオット君……」
「こんなとこで、どうしたの?」
 のろのろと顔を上げると、色白の可愛らしい少年が、私を覗きこんでいました。
 彼はもうすぐ9歳になる、私が初めて担当した患者さんです。

 驚きました。今はゴムボールを手に息を弾ませているじゃないですか。心臓病の手術後で
思いきり遊べなかったはずなのに。
「無理してない? あまり激しい運動は控えないと、体に良くないわ」
 心配のあまり、つい研修医として物を言ってしまいます。
「うん……ちょっと遊ぶとすぐ疲れちゃう、かな」
 ほら、やっぱり。
「けど、学校に戻って、皆と一緒に遊びたいんだ。少しずつでもいいから、続けるよ」

 そのまっすぐな言葉が、私の心に強く響きました。
 ああ、彼は幼いのに立派です。いつか来る日のために、苦しくても前に進んでいる。
 私だってめげている場合じゃない。舞台も恋も、やれることをやらなくては。
「エ……エリオット君は偉いわね……」
 言いながら、目頭が熱くなるのが分かります。
「あれぇ、先生ってばどうしたの? ひょっとして……」
 う。ちょっとウルウル来たなんて……恥ずかしくて、知られたくないですっ。

「もう! 目にゴミが入っただけだから……」
 ごまかすために、私はポケットから目薬を出しました。太陽を見ないようにしながら、
一滴、二滴。その清涼感は、曇っていた心も晴らすかのようです。
「さあ、先生もシアターに戻らない……と……?」
 いえ……シアターより……大事なのはエリオット君。
 私の小さな王子様に、いろんなことを教えてあげたい……

つづく
807272 ◆SAKURAshfY :2006/07/18(火) 22:09:02 ID:2ULh0H2d
すみません、うっかりこちらにも投下してしまいました。
以後は本当に次スレで。
808乙です:2006/07/18(火) 23:04:21 ID:qRA5up3H
引き裂いた闇が吼え
809名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 20:41:42 ID:45Y7aBdF
震える帝都に〜♪
810名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 22:44:04 ID:rDwAgSfH
愛の歌高らかに♪
811名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 01:41:28 ID:ZEnkDRe3
躍り出る戦士達〜♪
812名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 07:19:44 ID:oaczzGZ9
心まで鋼鉄に♪
813名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 09:11:35 ID:jKQjyknb
武装する乙女〜♪
814名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 18:55:52 ID:R+LX+ZpX
悪を蹴散らして 正義をしめすのだ〜♪
815名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 18:59:20 ID:S7qPdw01
走れ〜高速の〜大神華檄団〜♪
816名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 20:05:07 ID:R+LX+ZpX
唸れ〜衝撃の〜大神華撃団〜♪
817名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 20:30:54 ID:jKQjyknb
「私達夜の営みのために戦います!」
818名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 22:58:44 ID:U1+WP/tM
「たとえそれが貞操をかけた戦いであっても!」
819名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 04:17:56 ID:unTjF1Kr
「私たちは 一糸も纏いません!
それが 大神華撃団なのです!」
820名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 11:19:27 ID:Bh/U3ut8
風邪ひくぞ。
いいから服着ろ。
821名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 14:09:06 ID:B+gzLow7
街の灯が 消え果てて 脅える帝都に♪
822名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 14:22:48 ID:unTjF1Kr
虹の色 染め上げて 躍りでる戦士たち♪
823名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 17:01:44 ID:unTjF1Kr
暁に 激情を 照らし出す乙女〜♪
824次の方、サビをどうぞ:2006/07/22(土) 17:04:39 ID:unTjF1Kr
悪を滅ぼして〜正義をしめすのだ〜♪
825名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 00:13:31 ID:LoDY12f/
走れ〜高速の〜帝国華撃団〜♪
唸れ〜衝撃の〜帝国華撃団〜♪

走れ〜高速の〜帝国華撃団〜♪
唸れ〜衝撃の〜ていこ〜く〜か〜げ〜き〜だ〜ん〜♪
826名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 00:20:34 ID:61lzMGVT
>>825

一気に終わらせたなw
827名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 00:23:01 ID:cI26Pq5J
J A S R A C か ら 来 ま し た
828名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 05:38:37 ID:NnDYSaw5
立ていざたちあ〜が〜れ♪
829名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 09:04:07 ID:MlEUJNIC
手をと〜り〜て〜♪
830名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 09:16:59 ID:3WF+9ohZ
荊の道さえ〜♪
831名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 09:53:53 ID:QpVuFWnk
突きす〜すむ〜♪
832名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 16:05:39 ID:jt897fFo
我が〜友を守り〜♪
833名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 17:01:14 ID:md3aiFTV
我が道をゆく〜♪
834272 ◆SAKURAshfY :2006/07/23(日) 21:31:03 ID:7/NOuspo
熱唱の途中ですみませんが、SSを投下してスレの埋め立てを早めようかと。
では、ジェミニンの奮戦記をどうぞ。
835『ジェミニン頑張る!』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/23(日) 21:33:03 ID:7/NOuspo
「ああ、オレは何てことを……!」
 大河新次郎は、目を開けない。セントラルパークの芝生の上に、白目を剥いて倒れ
伏している。
 呆然とするオレの手から、乾いた音を立てて木刀が落ちた。にわかに周囲がざわつく。
「どうした?」
「女の子が男の子を木刀で殴り殺したみたいだぞ」
 違うんだ! オレにそんなつもりはなかったんだ! ああ大河、目を開けてくれよ……

 今朝の稽古はいつになく、剣が冴えていた。渾身の面が、見事に大河の脳天を直撃。
一言の悲鳴も発することなく、大河はもんどりうって地面に倒れた。
 一本取ったと喜んだのも束の間。何の反応も示さないので、オレは徐々に不安になってきた。
 まさか、オレは大河を殺してしまったのか!?
「あうぅ……」
 生きてる! そのうめき声に、オレは心底救われた。
「大丈夫か、大河!?」
「へ、平気……これくらいでのびてたら、紐育は守れないよ……あたた」
 やはり痛いのだろうか、頭をさすりながら起き上がる。
「すまない、思わず熱が入った」
「ジェミニンは強くなったなぁ。敵討ちをやめてから、動きに無駄がなくなった。君は、
立派な剣士だよ」
「そ、そうか……」
 根に持つこともなく、大河は自分のことのように褒めてくれる。本当にいい奴だ。だけど。

 大河はオレの強さにばかり目が行っている。
『また、悪念機を一刀両断したんだって? さすがミフネ流だね』
 夜も似たようなものだ。
『あぁ……うあぁっ、ジェミニン、激しい、激しすぎるよぉ』
 それって、男が女に言うセリフなのか?
 このままでは、まずい。オレは女ではなく、サムライとしか見られなくなってしまうかもしれない……
836『ジェミニン頑張る!』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/23(日) 21:34:37 ID:7/NOuspo
「と、いうようなことがあったのだが」
「すごいよ、お姉ちゃん! 新次郎から一本取ったなんて」
 一つの身体に二つの人格を持つオレたちは、心の中だけで会話できる。
 傍から見ると、ジェミニが一人で黙りこくっているようにしか見えない、異様な光景だが。
 楽屋の鏡の前で顔をパタパタとはたきながら、ジェミニはひたすら感心している。
 もうすぐ、シアターの昼の部が開演する。いつもは化粧などしないオレたちだが、さすがに
舞台の上ではノーメイクとはいかないらしい。

「その割には嬉しそうじゃないね」
「当たり前だ! 大河を守るための剣で、大河を打ち倒してどうする?」
 打ち所が悪かったらと思うと、今でもぞっとする。
「え〜? しょうがないよ、新次郎も分かって、やってるんだから」
 確かに、理屈ではそうだ。だがしかし。
「オレはあいつに、剣だけのガサツな女だと思われたくないんだ。いいよなぁ、お前は歌って踊れて」
 一度自室で歌ってみたが隣室から苦情が来たし、公園で踊ってみたら職務質問された。
同じ身体でこの差、世の中は不公平じゃないか?

「じゃあさ、新次郎に女らしさをアピールするしかないじゃない?」
「お、女らしさ、か」
 剣一筋に生きてきたオレの女らしさなんて、虫眼鏡で探しても見つかるわけがない。
「無理だ。そんなこと、できるわけが」
「えー、あきらめるの? じゃあ新次郎はボクが独り占めだね」
 何ぃ!
 妹に大河を独占される。それは姉として、一人の女として我慢のならないことだ。
「オレは諦めない! こればかりはお前に譲れないっ」
「そーう来なくっちゃ! ボクも協力するからさ、がんばろうよ♪」
 うまく乗せられたような気もするが、ここは正念場だ。待っていろ大河新次郎。この舞台が
終わったら、お前の知らないオレをたっぷりと見せてやる!
837『ジェミニン頑張る!』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/23(日) 21:36:27 ID:7/NOuspo
 アパートの窓の外に夕闇が迫る。今日もお客さんがいっぱいでよかった。さ、そろそろ
晩ご飯の用意を……
 ピンポーン。
「はいは〜い」
 チャイムに導かれ、僕は玄関に向かう。覗き穴の向こうに、見慣れた赤毛の少女が映る。
 この、無駄にキリリと引き締まった表情は……ジェミニンの方か。肉体を共有する姉妹との
交際に、すっかり慣れてしまった自分が怖い。
「やぁジェミニン」
「こ、こんばんは――大河……殿」

「大河殿ぉ!?」
 耳を疑うような挨拶だった。いつも僕を呼び捨てにしているジェミニンが、敬称まで付けている。
「急にかしこまって、どうしたのさ?」
「今朝はすまな……すみませんでした。お詫びに今夜はオレ、じゃなくてわたくしが、大河殿に
夕食を作ってやる、じゃなくて、作って差し上げようと思う……のです」
 今、彼女は生まれて初めて、丁寧な言葉遣いをしたのではないだろうか。声はか細く、
めちゃくちゃぎこちない。
 しかし、小芝居で僕をからかっているようにも見えない。彼女がいつでも真剣勝負だと
いうことは、僕が一番良く知っている。
 ここは、彼女の望むようにさせてあげよう。
838『ジェミニン頑張る!』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/23(日) 21:38:19 ID:7/NOuspo
 室内に招き入れられると、早速ジェミニンはキッチンに立つ。
「大河殿は、くつろいでおられよ」
 そう言い残して。ほどなく、リズミカルな包丁の音が聞こえだした。
 くつろげと言われても……蒸気テレビがあるわけでもなし、手持ち無沙汰だよなあ。
よし、ここはいつものように。
「僕も手伝うよ……」
「い、いいから、男らしくでんと構えて待っていろ!」
 ドォン! と包丁をまな板に叩き付け、ジェミニンが凄んだ。
「わひゃあっ!」
 これは怖い! 自分が一刀両断されかねない怒気に、縮み上がる。
「す、すまない。こんなことじゃいけないのに……」
 気まずそうに頭を下げると、また黙々と食材を刻み始めた。やがてたくさんのお皿が、
続々とテーブルに並ぶ。

 ジェミニンの手料理は、何度か食べさせてもらったことがある。細かい技巧は用いないけれど、
味はジェミニに引けを取らない。男の料理という言葉がしっくり来る……あれ?
 でも今日は、手間ひまかけているのが見ただけで分かる。
「へえ凝ってるね。じゃあいただきまー……」
 箸を取ろうとした僕の前に、芋の煮転がしが突き出された。
839『ジェミニン頑張る!』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/23(日) 21:39:49 ID:7/NOuspo
「ささ大河殿、口を開けてくださいませ。あーん」
 箸でをはさむと、ジェミニンはそれを僕の目の前に差し出した。
「いやだから自分で食べるって……うっ」
 ジェミニンはさっきみたいに怒鳴ったりしない。ただ、悲しそうに、僕を
「じっ……」
と見ているだけだ。
「分かりました分かりました!」
 だって、泣きそうなんだもん。あのサムライ娘、ジェミニンが。男子たるもの、女の子を
悲しませるわけにはいかない。

 あーん、ぱく。
「どう……ですか」
 食い入るように僕を見つめて、ジェミニンは感想を待っている。
「お、美味しいよ」
 正直、味はいつもと変わらない。それは美味しいとしか表現しようがないんだけどね。
「ありがとう……ございます」
 微笑みも、実に穏やかだった。
 その後も、顔から火が出るような『あ〜ん』攻勢は続いた。
 驚いたことに、ジェミニンの言葉遣いや手つきがどんどんこなれていく。敬語をきちんと使い
(僕に使う必要があるかどうかは別として)日本人顔負けの箸運びを見せる。
 これはまるっきりの演技なのだろうか。これもまた、ジェミニンの一面なのかもしれない。
840『ジェミニン頑張る!』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/23(日) 21:41:37 ID:7/NOuspo
 雑談のときでさえ、ジェミニンは敬語だった。
 いつになくおしとやかなジェミニンを見ていると、男としてはまた別の興味が湧いてくる。
(もし今夜一緒に過ごしたら……ベッドの上でもこんな感じなんだろうか)

 ベッドの上のジェミニンは、剣と同じく攻めの一手だ。最初こそ痛がっていたけど、
今は自分からまたがってダイナミックに腰を振り、僕を放出へと追いやる。
 気持ちいいのは確かだし、ジェミニンらしくていいと思うけど、たまには、ねえ。

「ね、ねえジェミニン。明日は休みだから……泊まっていったら」
 彼女はこくんと小さくうなずいた。もちろん言葉の意味を分かっているのだろう、
頬に紅葉を散らしながら。
「……はい。わたくしはもう、洗ってまいりましたから。お待ちしております……」
 勧められるまま、シャワーを浴びる。これで、帰っちゃってたりしたら、怒りはしないけど
笑えるよね。
 バスルームから出ると、部屋は真っ暗になっていた。
「なんだこりゃ?」
やっぱり帰っちゃったのか?

 そうではなかった。
 枕元のスタンドだけがポツンとともり、その横にジェミニンが腰掛けていた。食材と
一緒に持ってきたのか、浴衣に着替えて。
 透けるように白い浴衣の肩に、ゆるくウェーブした赤毛がかかる。そのコントラストは、
日本人の黒髪とはまた違った風情を感じる。
 僕に気付くと、ジェミニンはベッドの上にちょこんと正座した。そして、両手を付いて
深々と頭を垂れた。
「ふつつか者ですが、よろしくお願いします……でよいのか?」
 色々間違っているけど、多分それはジェミニンのせいじゃない。
 一生懸命なジェミニンが愛おしくて、僕は飛びつくようにキスをしていた。
841『ジェミニン頑張る!』 by272 ◆SAKURAshfY :2006/07/23(日) 21:44:05 ID:7/NOuspo
 いつもは積極的に舌を動かしてくるのに、今日はされるがままだ。こんな風に彼女を
リードするのは、とても新鮮に感じる。
 浴衣の襟元に手を入れる。ブラジャーはしていない。生の乳肌は普段よりしっとりとして、
手のひらに吸い付いてくる。
「あん……あふぅ……大河殿の手、優しい……」
 切ない喘ぎを聞かされ、徐々に僕の小太刀が力を増してくる。切っ先がひとりでに剥け、
その先端の鈴口からじわりとあふれてくる。
 触ってほしい。ジェミニンの手をとって、股間に導く。その存在感に、彼女はビクンと
身を震わせた。

「……今夜はわたくしが、ご奉仕を……」
 ジェミニンは僕に、その場に立つように促した。その足元に、恭しくひざまずく。
「失礼します……」
 トランクスに手をかけると、一息に剥き下ろす。その下から肉太刀が、ぴょこんと飛び出した。
 うわ、めちゃくちゃ恥ずかしい。素っ裸で仁王立ち。これで堂々としていられる人の気が
知れない。
「ふふ、ご安心を……わたくしも、すべてをご覧に入れます……」
 浴衣が滑り落ちる。腰を覆うものは何もなかった。裸身を艶かしくよじりながら、
僕の足元にひざまずく。

「大河殿……雄々しい……」
 ジェミニンは指を僕の小太刀に絡めた。慈しむように、さする。
「わたくしの、く、口だって……大河殿の物……あむっ」
 一瞬の躊躇の後、ジェミニンは僕のモノをぱくりとくわえこんでしまった。
「ジェ、ジェミニン、汚い……はううんっ」
 頬をすぼめると、キャンディーのように熱心に舐め始めた。同時に手は袋に添えられ、
優しく転がされる。
 上手いのか下手なのか、知る由もない。全裸のサムライ娘の一途な奉仕に、ただただ頭が
くらくらしてくる。
「あうぅ……いいよぉ……」
 気持ちよさについ、下腹から力を抜いてしまった。しまったと思ったときには、荒れ狂う
精の奔流をどうすることもできなかった。
842『ジェミニン頑張る!』 by272 ◆SAKURAshfY
「ん、んんんん――ッ!?」
 やっちゃった!
 暴発した白い弾丸が、ジェミニンの喉の奥にドクドクと注ぎ込まれる。
 目を白黒させながら、ジェミニンは肉棒を吐き出した。
「か、かはっ、げほげほっ! んくっ、んくぅっ」
 ジェミニンは何とか飲み下そうとしている。それが飲みやすいものでないことくらい、
容易に想像が付く。
「いいって、無理しなくてもいいって!」
 ティッシュをジェミニンの口元にあてがう。背中をさすってあげると、ジェミニンは
ようやく白濁を吐き出した。
「ぜはあぁっ、そ……粗相をっ」
 ジェミニンはなおも、自分を責める。胸が張り裂けそうだ。僕はジェミニンの『ご主人様』
になど、なれない。

「ありがとう。今度は僕が、ジェミニンに『ご奉仕』してあげる」
「そ、そんなこと、大河殿に……きゃっ」
 手を引いて強引にジェミニンを立たせ、僕が床に膝をつく。さっきと立場を逆にする。
ということは、僕の鼻先にジェミニンの豊かな叢(くさむら)が来る。念入りに身体を
洗っていたのだろう、ほのかな石鹸の匂いが鼻腔をくすぐる。
「だ、駄目です……」
「いつものジェミニンでいいよ。エッチも積極的な、さ」
「……オ、オレは大河みたいに助平では……」
「ん〜、そうかなあ」
 闇の中では、女陰の形ははっきり見えない。でも、どこを舐めればいいか、生々しい匂いで
分かる。今日は特に、匂いが強いような気がする。
 蜜に誘われる蝶のように、舌をめいっぱい伸ばす。舌先を濡らす体液は、もう濃厚な塩味に
なっていた。ジェミニン、僕のモノを舐めて興奮していたんだ……

「ひゃふぅっ」
 絞り出される声は、悲鳴とも歓声ともつかない。
「ああ、大河ッ! もっとペロペロしてくれっ!」
「んぷっ……」
 かしこまった態度をかなぐり捨て、ジェミニンは僕の顔に秘唇をグリグリ押し付ける。
貞淑な彼女もいいけど、やっぱり自然体のジェミニンが一番魅力的だ。