496 :
:2006/01/12(木) 11:33:19 ID:Us6IsRy2
>>494 やっぱこういう小ネタは要るっしょ
次でラストにするつもりっす
長々とお付き合いありがとうございやす
少し間が空くかもしれませんが
せめて、最後は良い終わり方を・・・と考えているので
まあ、さんざん駄文を今まで書いといて何を今更・・・って感じですが
一応、今までの縛りとして一夜一レス、つうのをなんとか守ってきましたが
ラストはソレを外して、好き勝手絶頂に書きたいと思っております
そういうわけで
最後まで宜しくお願いいたします
ワクテカしてま。
wktk
まるちぷるワロタw ナツカシス
500 :
SBI:2006/01/14(土) 17:04:28 ID:98MaW4KD
うは〜、やっぱり面白い。
正直、そのテンポの良い掛け合いには憧れてます。
ラストも期待しているので頑張ってください。
501 :
:2006/01/14(土) 17:06:02 ID:rzddindS
キィィィィィィィィ・・・・・
あの時と同じ頭痛
そしてあの時と同じ崩落感
いよいよ・・・
修正の時間が始まる・・・・
陸の旅-the Beautiful Wanko- 第十夜
頭痛が終わり、目を開けると
目の前に白い笑っているみたいな顔をした犬が居た
「ィョォ・・・・こうやって会うのは初めてだな」
貴方が忠吉さんですね
「ああ」
今日は声がはっきり聞こえますが・・・
「いつもは世界の壁の向こうからだったからな
俺もお前の声をこんなにはっきり聞くのは初めてだ」
世界の壁の向こう・・・というと
やはり貴方は私がいた世界に居たのですね
「いいやぁ、違う 俺はずっと此処に居た この『世界の狭間』にな」
何ですと?では私の居た世界には・・・・
「お前が居た世界は停まっちまってる」
停まる?それはどういう事なのですか?
「ああ、もう あったばっかで質問ばっかかよ」
いいから答えなさい!
「面倒だが・・・しゃーねーな んじゃ、まずこの世界の事から・・」
私の居た世界はどうなったのです!
「五月蝿ぇぁ!黙って聞きゃぁ!」
・・・・・・・
「まず、この世界全体ってぇのは、いわゆる多面立方体みたいなもんだ
で、その表面に其々の世界が張っ付いてんだが・・・・
その世界は、んー、まぁ、所謂『神様』共が見る事で動き出すんだ」
・・・・・認識される事で存在を始める・・・・と?
「そんな難しいモンじゃねぇよ
まあ、いわばビデオみたいなもんだ
世界がビデオテープで『神様』がソレを再生して見る奴って事だ
一人の神様がビデオ、つまり世界を再生して見る
この間は他の世界は再生されない
だが、神様ってのは恐ろしい程たくさん居てな
其々にデッキとビデオを持ってるから、一度にたくさんの世界が再生されているんだ
ここまでは大丈夫か?」
まあ、なんとか
「で、幾つかの世界の中には『共通点を持った世界』ってのがある
まあ、そりゃあ、ほぼ無限に近い世界があるんだ おかしい事じゃねぇ
例えば、宇宙から来た少女達が岡山の少年の家に居候する世界ってのがあるんだが
これがまた、無茶苦茶些細な違いで色んな世界に分離しちまってる」
他の世界の事が分かるのですか?
「言ったろ?此処は『世界の狭間』だって
此処からはどんな世界でも覗く事が出来るのさ
話を戻すぞ
で、俺とお前の事なんだが・・・・
この二つの世界には共通点は今の所一つしか無い
・・・・・俺とお前、物語のメインに近い所に居る同種の犬
この一本の共通点が今回の事件の原因だ」
・・・・私が、『貴方が居るの世界』の様な世界を願ったから?
「まあ、それもある
ただ、一番の原因は、神様の一人がお前のその願い事を考え無しに叶えちまった事だ」
神様が・・・・
502 :
:2006/01/14(土) 17:07:02 ID:rzddindS
「本来、神様ってのは世界を再生するだけなんだよ
其々の世界に干渉する力なんてないんだ
だが、その中に、稀に
新しい世界を作ったり、既に在る世界に干渉出切る様になる奴が居るんだ
しかも、自分の中だけで終わらせれば良いものを
ワザワザ他の神様にも見せちまう奴がな」
・・・・・・・・・・・・・・
「でも、その中でも真っ当な奴等は
一つの世界の中だけで自分の好きなようにカップリングしたりするだけだ
だが、今回世界を弄った神様っつーのが厭らしい性格でな
お前を他の世界に送って、ソレを上から見て、ニヤニヤしながら楽しんでやがったのさ
しかも、俺までお前が居た世界に送ると維持すんのが面倒くさいんで、此処に放り出しやがった」
では、私が居た世界には・・・
「そう、本来居るはずの役者が居ねぇまんまだ
そりゃ世界も停まっちまうさ
舞台だって、いきなり役者が居なくなったら普通公演中止だろ?
本来、代役になる筈の俺もいねぇしな」
貴方に代役される位なら停まっててもらった方がマシですがね
こんな口調も頭も悪そうなワン公が私の別の姿とは思いたくもありません
「んっだよ冷てぇな、オイ
ま、いいや
んで、さっきビデオに例えて説明したんだが
そりゃ、あくまで世界の存在の仕方の例えであって、実際には最初に言った多面立方体ってほうが性格なんだ
世界が停まるってのもその例えで言うなら、って事でな
実際はそこ世界、つまり一つの面が抜け落ちちまうってのが正しいんだ
で、その立方体の中の一面が抜け落ちた所為で大変な事が起きた」
大変なこと・・・・・別に一つの面が無くなった所でたいした事にはならないのでは?
「それがよ
別に元から一枚だった紙で作ったわけでも接着剤でくっつけてる訳でもねぇんだ
其々の世界が接し合ってる辺同士で支えあってるだけでしかない
んでも、一つ無くなった所為でそのバランスが崩れた
もうそろそろリミットが来るんじゃねぇかな」
もし、崩れたら?
「それでお終い 全部オジャン
これから生まれてくる筈だった世界も、影響を与える筈の世界が無くなるわけだから
生まれて来る事が出来なくなる」
ちよ様も榊様もシズ様もティー様もキノ様も鉄くずも
「あたりまえだろ?世界が無くなるんだからよ
ま、俺たちと神様は無事だがよ
俺たちは既に世界の外に来ちまってる
神様のペットにでもなりゃあ、それなりに生きてはいけるだろうさ」
それはゴメンこうむります
「んじゃあ、アレだ
お前が元の世界に戻るか、お前はそのままで俺がお前の存在と取って代わるか、だ
ただ、後者を選ぶとお前は身も心も俺になり、俺も同様にお前になっちまうがな」
大丈夫ですよ 今の私には選択肢など必要ありませんから
「すでに決めてきた?」
ええ
私は元の世界にもどりますよ
「だが、あの世界はお前が望んだ世界じゃあ無かったのか?」
そうですよ 私が望んだ世界そのものでしたよ
ちよ様も私が望んだ主人そのものでした
正直、去るには惜しすぎる場所ですよ
ですが・・・・・・
貴方に、いや他犬にシズ様を譲るなんて御免ですね
シズ様とする危険に満ちた旅も、シズ様にかけられる苦労も、
身を守る為とはいえ人を殺すという業も
全部、勿体無さ過ぎて他の存在になんて譲れませんよ
503 :
:2006/01/14(土) 17:07:46 ID:rzddindS
「そりゃあコッチの台詞でもあるんだがね
俺だってあのヌルい生活や息苦しい首輪とハーネスや
パッサパサのドッグフードを他の犬に譲ってたまるか」
・・・フフフ、流石は私の夢の胡蝶ですね
良く気が合う
「お前もな 流石は俺の夢の老人だ
本当に気が合うぜ」
・・・・・・・それでは
「ああ、さよならだ また逢おうぜ老人」
御免こうむりますよ 胡蝶
世界は、常に入れ替わり、
役者達は、夢の中で別の演舞を舞う
裏返り、入れ替わり、繰り返し、回る、回る
「ま、結局、何の教訓も何の意図も何の意味も無い、只の物語さ」
それこそが、世界だとも思いますが
「世界なんてモンは、美しくなんて無いんだよ」
当たり前です 全てはその世界を見た者の感じ方次第
世界そのものなんて、どうでも良いものなんですよ
「それが分かってるんなら、もう二度と、コッチに来ようなんて思うんじゃねぇぞ!」
視界が白く黒く染まり、何も無くなって
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
504 :
:2006/01/14(土) 17:09:04 ID:rzddindS
目を開けた其処は・・・・・・・
「陸・・・・・今日は随分と遅い目覚めだな」
「・・・・・・・何様?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・申し訳御座いませんシズ様、ティー様
「危うくキノさん達に置いて行かれる所だったよ」
ああ、そうですか
では、直ぐに出発の準備を
「・・・・・もう済ませた」
そうですか、では早速生きましょうか
「うん?今、何かイントネーションが違ったような?」
気のせいですよ さあ行きましょうシズ様、ティー様
私達の世界を、私達の旅の続きを
ピピピピピピピ・・・
「ん・・・・んん・・・・・ふぁ・・・・おはよう陸さん」
わん!
「・・・・・・え?陸さん?」
わんわん!
「もう、ふざけてると朝ごはんあげませんよ〜」
クゥ〜ン・・・
「・・・・・・・もしかして・・・・忠吉さん?」
わんわん!!
「た・・・忠吉さんだ!え・・・じゃあ・・・陸さんは?」
わん!
「・・・・・・・そっか・・・帰れたんだ」
わんわん!わん!
「・・・・・忠吉さん、忠吉さんが居ない間、少し面白い事があったんだ・・・
えっとね・・・・・・・・・・」
わん!
・・・・・・・・
やっぱ、あの野郎にはちよ様は勿体無ぇよ
だから、俺がお前の分も仕えてやるよ
「え!?今、忠吉さん喋った!?」
わ・・わん!
陸の旅-Important desire The world that should be defended- 始まり
オマケ
「エルメスー 起きろー ソロソロ行くよー」
バシバシバシ
「ハッ!此処は何処だ!マスターメガトロン様は!?
コンボイは何処だ!」
「エルメス?」
「何だお前は!?俺はロードストームだ!エルメスじゃない!」
「ああ!そう言えば色とかが違う!」
「ちくしょう、コンボイの罠か!?ええいトランスフォーム!」
「うわあ、エルメス?が人型に?!」
505 :
:2006/01/14(土) 17:19:24 ID:rzddindS
>>497 いや、なんか昔そういう話を婆ちゃんに聞いた事があってね
で、使ってみた
あとで足洗い邸見て、「うぉい!婆ちゃんの話が!?」とか思ったよ
>>499 お父さん本気!
>>500 500オメ〜
いや、テンポ良いっつうより色々省いていったらああなっただけでして・・・
い、いや!そんなに褒めないで!
私はそんなに軽い女じゃなくてよ!
まあ正直、SBI氏のSS見てて俺も
「うは〜、こんな風に上手く書ければなぁ〜」
「嗚呼!氏のようにもっと濃厚に表現したい!」
とか思いますし
えーと
とりあえずこれでラストです
この話は、何か意味を込めようとかじゃなく
「どうでも良い」話を「どうにでもとれる様に」書こうと思って書きました
ですんで、あくまでこの話の真相は
読み手である貴方々『神様』しだいです
クソミソに言おうがボロクソに批判しようが
それは『神様』の自由であり
それを信仰している俺がどうこう出来るモノでもありません
また、
「へ、こんな程度で投稿してる奴がいるんなら俺様のSSなんざ
まさに宇宙大統領級だぜ!レッツ投稿!」
と思い立ってくださる『神様』が出てこられる事も期待しております
ではでは
長々とお付き合い感謝感激雨霰です
次は陸の犬耳エロ話でも書こっかな〜、っと
乙。なんと言うかエロパロに置いとくには勿体無い話だと思った
大王ネタわかるんならこっちにSSかいても良いかな?
なんかこの頃大王エロパロスレ雰囲気悪いし……昔の偉人がいた時代はよかった………
508 :
464:2006/01/14(土) 23:49:36 ID:1vBaKUIH
>>507 その意見には賛同しかねます。
私にはさっぱりだったので。
509 :
464:2006/01/14(土) 23:55:40 ID:1vBaKUIH
>>507 その意見には賛同しかねます。
私にはさっぱりだったので。
510 :
464:2006/01/15(日) 00:00:46 ID:1vBaKUIH
あれ?なんか2レスしてる・・・
失礼しました。
>>510 てことは忠吉さんのネタわからんかったのか……可哀想だなあんた……大丈夫だわかりやすくキノで書くから
>505
オチが・・なんか短絡的で粗暴なエルメスワロタ
報われない忠臣・陸は、さしずめ嘗てのア■アンハイドかね
513 :
SBI:2006/01/15(日) 16:49:15 ID:MjDab0PX
GJ!!!!そして、お疲れ様。期待のはるか上方をかっとんでいく特大ホームランでした。
次も楽しみに待ってます。陸の犬耳エロ話を……。
それでは俺も久々に書いてみたものをば。あんま長くないです。
シズキノ、キノ視点です。
それでは……。
514 :
SBI:2006/01/15(日) 16:50:20 ID:MjDab0PX
「あの…シズさん……やっぱり降ろしてくれませんか?」
「いや、降ろさないよ、キノさん」
ボクは今、シズさんの腕に抱え上げられている。いわゆるお姫様抱っこという奴だ。
偶然泊まった宿屋にシズさんも宿泊していることに気が付いた時は、素直に嬉しかった。旅を続けるボクとシズさんが会うには相当な幸運が味方しないといけない。
久方ぶりの再開を喜び、一緒に外で食事をして、心ゆくまで話した。そうして自分の部屋に戻った後、シズさんが訪ねてきたのだ。
ボクを両腕で抱きかかえたまま、シズさんが歩く。一歩一歩ゆっくりと歩を進めるたびに、伝わってくる振動が心地よい。
今、ボクはボクの全てをシズさんに委ねているのだ。
ボクを一人の女の子として扱ってくれるシズさんの態度に、ずっと戸惑いを感じ続けている。
同じ女性である師匠との暮らしでは、自分が女の子であることを特に意識はしなかった。ずっと男性のような服装で旅を続けてきたため、こちらから言わなければ女性であると気付かれないこともしばしばだった。
だからだろうか、シズさんとこうしているだけで何とも言えないむずかゆさが湧き上がって、どうしようもなくなってしまう。
「はい。お望みどおりに降ろしたよ、キノさん」
ボクの体をベッドの上に横たえてから、シズさんはそう言って微笑んで見せた。何か言い返そうと思ったけれど、上手く言葉がまとまらなくて俯いてしまう。
シズさんは悪びれもせず、そんなボクの肩にそっと手を掛け、真っ向からボクの顔を覗き込む。
ボクの中に侵入しようとしてくる真っ直ぐな視線から堪らず目を逸らすと、シズさんは心底嬉しそうに笑って、こう言った。
「やっぱり可愛いな、キノさんは」
瞬間、ボクの顔がカーッと熱くなる。耳まで真っ赤にしている自分の顔をありありと想像することが出来た。
ボクの胸の中で心臓が飛び跳ねるように脈を打つ。死んでしまいそうなくらいに恥ずかしくて、自分が今何をしているのかもわからなくなりそうだ。
シズさんに出会うまで、こんな情けない自分は知らなかったのに……。
515 :
SBI:2006/01/15(日) 16:51:57 ID:MjDab0PX
ああ……
でも………
だけど………
幸せだ。たまらなく幸せなんだ、ボクは………。
勇気を振り絞り、目を閉じて、そっと唇を差し出す。そこにシズさんの唇が重なって、甘く優しい感触が波紋のように全身に広がっていく。
シズさんの腕がボクを強く抱き締め、ボクの小さな体はその中で今この瞬間、こうして二人でいられることの喜びに震えた。
唇を離して、ようやくまともにシズさんの顔を見る。こちらもやっぱり幸せそうな表情だ。僕だけに見せてくれるとっておきの笑顔。
シズさんがボクといることで幸せを感じてくれている。そのことが最高に嬉しかった。
「……シズ…さん」
ドキドキして、名前を呼ぶ声も震えてしまう。そんなボクに、何も心配しなくてもいいとでも言うように、シズさんがうなずいてみせる。
ボクはようやく安心してシズさんの体に寄りかかり、ボクの全てをシズさんに委ねた。
シズさんの手で服を脱がされていくのが気持ちよかった。
シズさんの視線が露になったボクの肌に突き刺さるのが気持ちよかった。
いたわるように、慈しむように、そっと素肌に触れたシズさんの指先の感触が気持ちよかった。
きっと、他の人が相手ではこんな事は感じないだろう。そのこと自体が、とてもとても幸せな事なのだとボクは気付く。
「綺麗だよ、キノさんの体……」
そう言って溜め息をこぼすシズさんの声が間近に聞こえる。
ボクのプロポーションは同じぐらいの年頃の女の子に比べて、あまり発達しているとは言えない。体格だってどちらかといえば小さな方だ。
ボクだってその辺りの事は多少気になったりもする。だけどシズさんはそんなボクの気持ちを知ってか知らずか、平気でこんな事を口にしてみせる。
本気で言ってるのかな?もしかしてロリコンってやつなのかな?
516 :
SBI:2006/01/15(日) 16:52:44 ID:MjDab0PX
だけどそんな事を考えるのも一瞬だけの事、どんな理由にせよシズさんがボクのことを綺麗だと言ってくれること、綺麗だと感じてくれていることで胸が一杯になる。
やがて緩やかにシズさんはボクの体を愛撫し始める。ただ肌の上を撫でられただけのことで、ビリビリとした感触が走ってボクは声を漏らしてしまう。
「…っああ!!…ひぅ…はあんっ!!…うああっ!!」
ゆっくりと、あくまで優しくボクの肌の上を滑るシズさんの指先。愛しげに、まるで宝物でも扱うかのように触れるその感触からシズさんの思いが伝わってくるようだ。
何度も指先に転がされ、弄ばれた両の乳首はぷっくらと勃ち上がり、シズさんの舌で舐められた肌という肌が熱を持ってぞくぞくと震える。
「ひ…ああああっ!!!…ふああっ!!そこぉ…だめぇっ!!!」
変わっていく。変えられていく。シズさんの手でボクの体がどんどんエッチに、いやらしくなっていく。
ボクの心も変わっていく。シズさんに触れられて、シズさんのことをもっと好きになっていく。
昨日よりも、今日よりも、一時間前よりも、一分前よりも、一秒前よりも………っ!!!!
「ふあああああっ!!!!シズさんっ!!シズさぁん!!!」
目の端に涙をため、押し寄せる快感の波の中、ボクはただシズさんの名前を呼ぶ。
シズさんの指先は既にボクの大事な所にまで侵入をし始めていて、何度もこみあげてくる快感にボクの意識が明滅する。
時に焦らすように入り口の辺りを弄られ、またある時は奥の深くまで指先を入れられる。指先で摘まれ弾かれて、クリトリスからは耐え難いほどの電流が走る。
もはや完全に見も心も蕩かされてしまったボクは、シズさんの背中にぎゅっとしがみつきながら、途切れ途切れの声でシズさんに訴えかける。
「シズ…さん、ボクもう…もうガマンできないんですっ!!シズさんのが…欲しいんですっ!!シズさんの……ボクの中に……ボクの…アソコに……くださいっっ!!!!」
「わかったよ、キノさん………」
答えたシズさんはもう一度ボクにキスをして、既に大きくなっていた自分のモノを取り出した。
熱く脈打つそれがボクのあそこにあてがわれると、その興奮に二人の鼓動までが聞こえてきそうな気がした。
「いくよ……」
その言葉にボクがうなずくと、シズさんはゆっくりとボクの中への侵入を始めた。
517 :
SBI:2006/01/15(日) 16:53:34 ID:MjDab0PX
「くあっ!!…あっ!!ああんっ!!!……ああっ!シズさんのだ……!!シズさんのだぁ………!!!」
こんなにも大きくなったシズさんのモノをボクの体が受け入れていく。ボクの体の中で力強く脈打つその感触は、まるでシズさんの全てがボクの中にあるようだ。
やがてシズさんは自分のモノを前後に動かし始める。
「あああっ!!!はあっ!!ああんっ!!…あっ!!ふああああああああっ!!!!」
突き上げられるたびに走る甘い電流がボクの背骨を駆け上がって脳を痺れさせる。
押し寄せた快感が弾けた後も、絶え間なく続けられるピストン運動が休む暇を与えずに次の快感を僕に与える。
しかも快感を求め続けるボクの心に答えるかのようにシズさんの動きは速くなっていき、一回事の間隔はどんどん短くなり、快感は大きくなっていく。
ボクの口から漏れる喘ぎ声は、もはや抑えようもないほど大きくなっていた。
「ひあっ!!はうううううっ!!!…すごいっ!!すごすぎるよぉ!!!こんな…ボクぅ!!!?」
シズさんのそそり立つ熱いモノが、ボクの中をドロドロに溶かしてかき混ぜ、滅茶苦茶にしていく。
何度となく唇を求め合い、口の中に広がるお互いの甘い味が、ボクたちをさらに欲情させていった。
小さな体が軋むほどに突き入れられて、心も体も壊されてしまいそうなほど感じさせられて、ボクは今シズさんと本当に一緒になっていると全身で感じる。
「はあんっ!!ひううっ!!!ああっ!シズさんっ!!シズさんっ!!!シズさぁんっっ!!!!!!」
ボクがシズさんの名を叫ぶと、激しい突き上げにガクガクと揺れるボクの体を抱き締めるシズさんの腕にきゅっと力がこもる。
シズさんの腕の中でボクの体は絶えず責められ続けられ、大きすぎる快感の中でボクはまともの思考する事すら出来なくなっていく。
「やあっ!!ひぅ…やあんっ!!!シズさ…そこぉ…おしりっ!!……おしりぃいいいいっ!!!!」
お尻の穴にまで入り込んできたシズさんの指先で後ろまでドロドロにされ、ボクの全身はもはや完全にシズさんに征服されてしまう。
今のボクに出来るのは、ただただシズさんに身を委ね、シズさんを求め続け、シズさんの与えてくれる快感を貪ること。
518 :
SBI:2006/01/15(日) 16:54:22 ID:MjDab0PX
ボクの全てがシズさんに染まっていく………。
「あああっ!!!シズさんっ!!ボクもうっ!!もうっ!!!!」
「キノさん、俺もっ!!」
心も体も蕩かされきったボクに追い討ちをかけるように、シズさんはさらに動きを速く、激しくしていく。
限界ギリギリの体にさらに大きく激しい快感の波が襲い掛かり、なす術もなく翻弄されるボクは必死でシズさんの体にしがみつき、その名を呼び続ける。
そしてついに、一際激しく突き上げられた瞬間に、ボクの中で何かが切れた。
「ああああっ!!!イっちゃうっ!!!イっちゃうよぉおおおおおっ!!!!シズさんっ!!シズさぁあああああんっ!!!!!!!」
今までで最大の快感の電撃に撃たれ、ボクは髪を振り乱し、背中を弓なりに反らせて登りつめた。
ボクの中を満たしていくシズさんの熱を感じながら、ボクは絶頂後のビリビリした感覚に体を震わせる。
しばらくはマトモな呼吸もままならない状態で、シズさんの腕に包まれて大きく胸を上下させ続ける。
優しく髪を撫でてくれるシズさんの手を感じながら、ボクは自分がまだ大事な事を言ってないことに気が付いた。
久し振りの再会が、本当に嬉しくて、だけど恥ずかしくて、ずっと言いたかったのに言えなかった言葉………。
「……シズさ…ん…はぁはぁ…す…きです…だい…すきです…」
これだけじゃまだ足りないのに、もっと言いたいのに、普通に喋ることの出来ない今の状況がもどかしかった。
なんとかもう少し言葉を紡ごうと焦るボク。シズさんはそんなボクの頬に軽くキスをして、こう言った。
「俺もだよ、キノさん……」
にっこりと微笑んだその顔があまりにまぶしくて、真っ向から見ていると自分がどうにかなってしまいそうで、ボクは思わずシズさんの胸に顔を埋める。
ああ……。
好きです。
大好きです。
シズさん……………。
519 :
SBI:2006/01/15(日) 16:57:18 ID:MjDab0PX
こんな感じでした。
以前シズ視点で書いたので、今回はキノさん側から書いてみました。
妄念もここに極まれり、って感じです。今年もまたこんな調子で頑張りたいと思います。
それでは、また……。
520 :
SBI:2006/01/15(日) 17:43:35 ID:MjDab0PX
ついでにオマケ追加
「仲がいいのはいいんだけどさ…………………………僕がいるのを忘れてない?」
部屋の隅にポツンと停められていたモトラドが、ベッドの上の二人に向けてボソリと呟いた。
「……ごめん、エルメス……」
言われてようやく思い出したといった様子で、キノがエルメスに謝る。
「いや、ホントに二人が仲良いのはかまわないんだよ。でも、せめて僕が眠った後にしてほしかったんだけど……」
本当にうんざりしたようなエルメスの言葉にキノとシズの背中がどんどん小さくなっていく。
「っていうか、去年擬人化エルキノやったばかりでこんな事されると僕も結構傷つくわけで………って、あれ?誰か来てるみたいだね?」
エルメスの言葉通り、部屋のドアの向こうから誰かの気配がする。急いで服を着たシズとキノがドアを開けるとその向こうにいたのは………
「シズ様………」
シズに仕える忠犬、陸と
「…………」
シズの旅に同行している少女、ティーがいた。しかも、手榴弾つきで………。
「シズ様の帰りがあまりに遅いので、さっきからこんな様子なんです」
心底困り果てた様子の陸の言葉、シズを睨みつけるティーの視線が全てを語っていた。
「…………もどって…きて……」
小さくぼそぼそとした声だが、何か有無を言わせぬ迫力があった。
「この宿が穴だらけになる前に戻ってきてくれませんか?」
「いや、しかし……」
「この宿が焼け焦げた材木の集まりになる前に戻ってきてくれませんか?」
陸の淡々とした口調と、ティーの鋭い視線にシズはじりじりと後退していく。
521 :
SBI:2006/01/15(日) 17:44:25 ID:MjDab0PX
「……もどって……」
「すまない、ティー。だが久しぶりにキノさんと会ったんだから、もう少しくらい……」
「……もどって……」
「本当に、あと少しだけキノさんと話したら戻ってくるから……」
どこまでもあきらめの悪いシズがつらつらと並べる言い訳に、手榴弾を握るティーの手に力がこもっていく。そして………。
「…………もどれ!!」
その声に弾かれたように、陸がシズに飛びかかった。
「痛っ!!」
シズの足首に噛み付いた陸は、自分のご主人様の体を床に引き倒し、そのままズルズルとひこずって部屋の外へと出て行った。
ティーも一緒に出て行こうとして、ドアのところでふと部屋の中を振り返った。
そこにはあまりの急展開に呆然と宙を見つめるキノが、一人ぽつねんと取り残されていた。なんだかすっかり気が抜けてしまったようなその顔。
ティーは少しバツが悪そうにうつむいて
「…………ごめん」
と言って走っていった。
今度こそ、部屋の中にはキノ一人だ。
「あーあ、行っちゃった」
さっきまで二人で寝ていたベッドに、今度は一人でねっころがる。天井を見つめながら、自分に言い聞かせるようにつぶやく。
「どうしてもドタバタしちゃうな、ボクたちは……」
思い返してみれば、落ち着いた状況でシズと会えたことなどあっただろうか?妙なめぐりあわせで二度も戦ってしまったような二人だ。
もう少し平和にのんびりと話ができないものか。旅の空ではそれは贅沢な願いなのかもしれないけど……。
「一筋縄じゃいかないよね、やっぱり……」
そう呟いたキノの口元は、だけども少し楽しそうに微笑んでいた。毛布に包まったキノは、やがてすやすやと穏やかな寝息を立て始める。
宿の中に響き渡る爆発音や、犬のうなり声、そして悲痛な男性の悲鳴を聞きながら、幸せそうに眠るキノの口からむにゃむにゃと寝言が漏れた。
「………シズさん……」
GJ1!!!!!!!!!!!!!!!!
いつも本当にありがとうございます。
523 :
464:2006/01/15(日) 19:07:19 ID:yZJ9B5qD
>>514-521 GJです〜!
キノってなんか書きにくくないですか?
以前キノのキャラを崩さないように書いてたらいつの間にかシズ様を殺してました・・・
インフルエンザ治ったぽいので、また気合い入れて駄作を書くことにします。
524 :
:2006/01/16(月) 10:04:27 ID:Vgz+inAZ
>>512 実は・・・そのオチを書きたいが為の長い伏線だったり・・・じゃない事もなかったり・・・・
>>SBI氏
GJ!!!!
いや〜ん
シズ様モッテモテですな〜
そしてキノがエロス メガエロス 尻エロス
>>523 死姦・・・・いや・・・・・何でもない・・・・・・・・
あ、でもティンコって筋肉じゃないから死にかけでもピンコ勃ちすんだよね
あ・・・・・・いや・・・ごめん・・・・・・・
あと、大王ネタ分かんないのにあんなネタでゴメン・・・・マジゴメン・・・・・・
525 :
252:2006/01/17(火) 13:34:25 ID:LhyLXyof
526 :
:2006/01/17(火) 17:25:16 ID:Oc9UOu45
超GJですよ252氏
527 :
464:2006/01/17(火) 19:21:11 ID:D2o7TZ22
528 :
464:2006/01/18(水) 16:57:50 ID:Dlot+xmh
やっと続編書けました。それでは投下します。
529 :
464:2006/01/18(水) 16:59:38 ID:Dlot+xmh
トレイズがアリソンと過ちを犯して数日が過ぎた。
あれからずっと何も進展はない。リリアが帰ってくるまでは会話は特になく。帰ってきてからは愛想笑い、
と言った感じである。
トレイズにはアリソンの心中が理解したくてもできなかった。なにせ会話が全く発展しないのだ。さっさと
帰ってしまおうか、とすら思った。しかし、お互い一定の距離を置きながら、時間は流れて行った。
そんなこんなで、トレイズはリリアと一緒に旅行へ行くことになった。
ラーチカから離れた湖畔の小屋。
いきなり案内人のマテオが殺され、気がつけば湖畔の道を歩き続ける事になっていた。
そして見つけた一つの小屋。今夜はここに泊まることになる。
人様の家だが、一応、侵入者発見用の細工をしておいて、二人は眠りについた。
それからいくらか時間が過ぎた。トレイズはふと目が覚めて、後ろにいるリリアの寝顔を見た。
その寝顔は綺麗だった。そしてどこかアリソンの面影を残している。そういえば、昨日は一回も自慰をしていない。
気がつくとトレイズは、自分のものをいじり始めていた。
トレイズが必死に自分のものを扱き始める。いつの間にか体は熱くなり、息も荒くなる。
その行動に気づき、リリアがうっすらと目を開けた。しかしまた瞼が重くなり、目を閉じる。
「アリソンさん・・・アリソンさん・・・」
その言葉を聞いてリリアの眠気は一気に吹き飛んだ。
「はあっ・・・はあっ・・・」
トレイズの息が荒くなり、毛布が上下している。そして「追い込み」に入ったトレイズの動きを見て、
「トレイズ・・・」
言った。
「はあっ!?」
トレイズは突然不意をつかれた形で静止した。さらにリリアは、
「わたし・・・知っているのよ・・・」
こう続けた。それ以降数秒ほど、湖畔の静かな波の音しか聞こえなかった。その沈黙を破ったのは、
どぴゅっ!どぴゅっ!
という実にえげつない音であった。トレイズは自分の精を全て毛布に発射してしまった。
「あ・・・ああ・・・」
何が起きたか良く理解できていないトレイズは、自分の背中の方をゆっくりとゆっくりと振り向いた。
そこには先ほどとなんら変わらない、リリアの静かな寝顔があった。
「ね、寝言・・・」
トレイズはそうつぶやいて、自分の精をどう処理するか考え始めた。
530 :
464:2006/01/18(水) 17:01:39 ID:Dlot+xmh
背中のリリアの目には、涙が一滴浮かんでいた。その涙はやがてベッドに落ちた。
次の日、いろいろな事があった。なんとか二人は生き延びた。そして二人は、ラーチカから離れた町の
ホテルに泊まることになった。
「やっと終わった・・・」
銃の分解、手入れを終えたトレイズは、ばたっとベッドに倒れ込んだ。早々とベッドの中に入り込み、
自分のものを弄り始めた。が、突然電話ベルが鳴った。
この後、トレイズは望んでもいないオッサンとサシの夜間ドライブへ。
部屋へ帰ってきたトレイズはベッドにまた倒れ込み、
「リリアとならよかったのにな」
そう何気なく呟いた。
(ん?リリア?・・・アリソンさんじゃない?)
いつの間にか変わっていた自分の気持ちに気づいていなかったトレイズだが、
「私も行きたかったわ」
という女性の声に体が硬直した。
「リ・・・リリア?何で?」
「どうせ本命は私じゃなくてママなのよね」
その言葉を聞いたトレイズは、一瞬頭をガンと鈍器で殴られた気分になった。
「な・・・なんで・・・?」
「言ったでしょう、『私、知ってるのよ』」
リリアが緩んだ瞳をトレイズの顔に近づけて、耳元で囁く。
「あ・・・あああ・・・」
「ねえ、ちょっと私の話、聞いてくれる?そうね・・・オナニーしながらでいいわよ」
と言ってリリアはトレイズのベルトを弛め、一気にズボンをずらした。
すでに半勃ち状態だったトレイズのそれは、リリアに見られながら一気に勃っていった。
「はい、指、持って行く・・・動かす」
言われるがままに行動するトレイズに、リリアは語り始めた。
「この間、学校から帰ったら、バスルームに妊娠検査役があったの」
「はあっ・・・ええっ!?」
「開けちゃいけないと思ったけど、見てみたら・・・陽性だった」
「ううっ・・・はあっ・・・」
「ママに聞いたら、英雄さんとやっちゃった、って言ってたけど、その時のママ、なんか、おかしかった。
もうちょっと問いつめたら、トレイズ君に襲われちゃった・・・って」
「はあっ・・・うあああっ・・・!」
トレイズが指の動きのピッチを上げ、射精しようとした。リリアはトレイズの剛直がぴん、と勃った瞬間を見計らって、
「ふんっ!」
トレイズの剛直の根本を指で全力で締め付けた。トレイズは突然の強い力と異物感に大きく動揺した。
531 :
464:2006/01/18(水) 17:04:06 ID:Dlot+xmh
「はああっ!?く・・・ああああああっ!」
結局、射精できないままトレイズは絶頂を迎えた。
「まだ話、終わってないから」
リリアが冷たく言い放った。そして続ける。
「その時のママ、なんかすごい悲しそうだった・・・考えてみてよ?若い頃に自分の幼なじみだった
夫をなくして、いままで頑張って私を育ててくれたのに・・・『娘の男友達に犯されました』なんて
誰に言えると思ってるの?」
トレイズはじっとリリアの目を見つめて固まっている。
「落ちついたのなら、指動かして」
トレイズは言われた通りにした。
「・・・ママは自分も悪かったし、全然気にしてない、って言ってたけど・・・トレイズ・・・私、
ママの事が好きなの」
「ええっ!?」
トレイズが指を止めて驚いた。
「だって・・・しょうがないのよ・・・こればっかりは・・・私も嫌だと思ってる。でも、
家に帰って、ママの裸見て、いつかはセックスしようとも思った事は、捨てきれないの!絶対に!」
「はあっ・・・うああ・・・」
「ねえ・・・私から、ママを奪っていくの?私はどうすればいいの?」
「そんなつもりは・・・」
「私じゃ、だめなの?」
「え?でもリリアは・・・」
「ママの事は好きよ。いつかはセックスだってしたい。でも・・・これ以上ママを不幸にはしたくないの」
「とりあえず・・・その・・・出しちゃっていいかな?」
「・・・待って」
そう言ってリリアはベッドの上に上がり、トレイズの剛直を口に入れた。
「う・・・ああっ!?あああああっ!!」
既に一度絶頂に達していたトレイズは、二回分の精をリリアの口の中にぶちまけた。
「あっ・・・んんんんっ!」
リリアは少し吹き出しながら暖かい粘液を飲んだ。口から出てしまったものも全部舐めてしまった。
「リリア・・・」
トレイズはリリアと向かい合う形になって座り、そしてリリアに飛びついた。
「ごめん・・・俺・・・何も考えてなかった・・・育ちも良かったし・・・抑えられなかったんだ
・・・アリソンさんの気持ちも、リリアの気持ちも考えないで・・・ごめん!本当にごめん!」
泣きながら謝った。
「・・・構わないわ。誰だって魔が刺す時はあるでしょうし」
トレイズは少し自分を落ち着かせて、案外近い所にあるリリアの顔を確認して、
532 :
464:2006/01/18(水) 17:05:12 ID:Dlot+xmh
「男じゃ、ダメかな?」
「ううん・・・あなたとなら、分かり合える気がする」
「僕もだ・・・リリア」
「なあに・・・?」
トレイズがリリアを優しく包む。
「リリアのこと・・・好きだ。素直じゃないところも、それでも真っ直ぐで、正義感の強いところも・・・」
「それ、全然ほめてないよ」
「あ・・・うん、泳ぎも上手だよね」
「トレイズが泳げないだけでしょ?」
「あ・・・うん、そうだね」
「ふふっ・・・あはははははっ!」
「・・・はははははっ!」
二人の空気はいつしか軽やかなものになっていた。そしてリリアは、
「えいっ」
トレイズに飛びついてキスをした。
「お礼の分とは別だからね」
「じゃあ、もう一回改めてキスしてくれるんだ?」
「さあね」
リリアはトレイズのシャツに強引に手をつっこみ、思いっきり脱がせた。
トレイズも同じようにしてリリアの上着を脱がせた。そしてもう一度軽くキスをした。
リリアのブラの中に、トレイズの手のひらが進入していく。
「・・・はああっ」
そのままブラを脱がせて、トレイズはリリアの乳首に吸い付いた。
「あん・・・あああっ!」
「・・・体は素直なんだな」
トレイズが一旦愛撫をやめて言った。
「そんな事言わないでよ・・・」
「でも、もうここは凄い事になってるぞ」
トレイズはリリアのズボンの中に手を入れ、既にぐしょぐしょになった秘裂の中に手を突っ込んだ。
「ああっ!そこおっ・・・だめえっ!」
「・・・やっぱり素直じゃないなあ」
そう言いながらトレイズはリリアのズボンを下着ごと一気に脱がした。
うっすら生えてきた感じの陰毛は、愛液に濡れてべとべとになっていた。
トレイズは再びリリアの秘裂に手を入れ、その中の豆のようなものを押しはじめた。
「ああっ!!ひあああっ!だめっ!きもち・・・よすぎてえ・・・はああっ!ああっ!あああああーーーーーーーーっ!」
リリアは生まれて初めての絶頂に達した。
「はあっ・・・んん・・・」
533 :
464:2006/01/18(水) 17:06:07 ID:Dlot+xmh
余韻にふけっているリリアに、トレイズは顔を近づけ問いかける。
「入れても、いいかな?」
「・・・入れる?」
リリアには、あまり性知識が無かった。絶頂の余韻とで、思考が不安定になっていた。
「・・・うん、入れるんだよ。僕のあそこを、リリアのここに。最初だから痛いと思うけど」
そういってトレイズはまたリリアの秘裂に手を突っ込む。
「はあっ・・・こ、子供ができちゃうんじゃないの?」
「その、、、リリア、生理は?」
「ええと・・・まだよ」
トレイズは一瞬躊躇って、
「まだ・・・!?うん、まあいいか。それじゃ入れるよ・・・」
「んん・・・はあっ!?い・・・いいいいいっ!いたいいっ!ま、まってよおお!」
トレイズの剛直がずぶずぶとリリアに進入していく。同時に、少しずつ処女喪失の血が愛液にまぎれて流れて来た。
「はあっ・・・リリア・・・きついよっ・・・いいっ・・・アリソンさんのより、ずっといいよ・・・っ!」
「ああっ!いたいいっ!うごかないでえっ!だめえっ!ああんっ!」
リリアは痛みと快感で我を忘れていた。
「くうっ・・・ああっ!すごいっ!もう・・・出るっ!ああっ!ああああああああーーーーーーっ!」
「ひああっ!?あん!ああっ、もう・・・だめっ!だめえっ!ああっ!あああああああああああーーーーーーーーーっ!」
トレイズがリリアに精を発射した。トレイズから発せられた熱いものが、リリアの中にづくっ、どくっと流れ込む。
「ああっ・・・トレイズがっ・・・いっぱい・・・はいって・・・くるよお・・・」
その言葉を最後に、リリアは意識を失った。
「その・・・リリアはさ、レズじゃないと思うよ」
「え・・・?」
イクストーヴァへの帰り際、トレイズが言った。
「ホントの事はわかんないけどさ、たぶん、ちょっと性欲の行き場を間違えたんだよ。俺以外で、ほとんど若い男とのつきあいなんてないだろ?」
「ああ・・・確かに、そうね」
「でも、解ってる事が一つ」
「ん?なあに?」
「俺は、リリアが心底好きだってこと」
リリアの顔が真っ赤に染まった。トレイズの顔も少し赤くなる。
「じゃあ、今度はイクスでね」
そういって、トレイズはサイドカーのアクセルを踏んだ。
「あっ・・・また今度、絶対にねーーーっ!」
リリアが手を大きく振った。
どうやらトレイズには聞こえていないようだった。でも、リリアは手を振った。トレイズが見えなくなるまで、いつまでも手を振った。
534 :
464:2006/01/18(水) 17:07:09 ID:Dlot+xmh
以上でした。
最近の俺の忙しさを象徴するかのように雑ですが、どうぞご正味ください。
535 :
:2006/01/18(水) 17:15:31 ID:FEuiT4y7
乙カリ〜
そしてGJ
楽しませてもらいましたよぅ
雑といえば俺の文
俺の文といえばエロくない
エロくないけどとりあえず書き終わったので俺も続けて投下したいと思います
閲覧される方によっては気分を害される、464氏のSSが台無しになる
頭が痛くなる、ヘッドライトが頭から生えてくる等の症状が出ることがあります
用法、用量を守って正しくお使いください
536 :
:2006/01/18(水) 17:16:39 ID:FEuiT4y7
「・・・・・何ですと?」
とある日、とある国、入国管理室
「もう一度説明お願いできますか?」
一人の入国管理官と一人の学者と二人と一匹の旅人が居た
旅人の一人は背の高い精悍な顔の腰に帯刀した男性
「はっはっは なかなか面白い国じゃあないか 聞いていたたとおりだ」
もう一人は白い口数少ない少女
「・・・・・・・・・・プッ」
そして一匹は
「犬種差別反対!」
笑っているみたいな顔をした白い大きな喋る犬だった
「あ、あの、も、申し訳ありません しかし、国長が決めた規則ですので・・・」
気弱そうな管理官が言う
「この国では人間以外の喋る、つまり自我を持ち、また、ソレを言葉で表現できる
機械や生物は人と同等に扱わなければいけないのです」
「それが何故!私が『あの』様なモノにならなければいけなくなるのですか!」
白い犬は牙を剥いて吼える
「まぁまぁ、陸 別に命に関る訳では無いようだし、思い切って、な」
「シズ様は御自分が『あの』様になるわけでは無いからそんな事が言えるのです!」
「・・・じゃあ、陸だけ外でお留守番してれば」
「冗談じゃありません ティー様は私が居ない事を良い事にシズ様と淫らな行為に耽る
つもりなのでしょう?」
「ああ、喧嘩はやめてください 困ります・・・」
気弱そうな管理官が割って入り、とりあえず場をおさめる
そして、後ろに居る学者に目配せをする
「・・・・では、私が説明します」
学者はウオッホン、と咳払いを一つし、話し始めた
「先ほど彼が言った通り、わが国では人語を喋る機械、動物を人と同等に扱わなければなりません
しかし、そのままの姿ではつい、自分達より下に見てしまう輩がどうしても居るのです そこで・・・」
眼鏡の位置を治し、一拍置いて
「わが国のヴァイオテクノロズィーの粋を集めて作った技術『NMSS』を使って
人型になっていただきます それが陸さんが入国する上での最低条件です」
「・・・・NMSS?」
「なんでも(N)萌え化(M)しちまおうぜ!(S)システム(S)の略です」
「とても嫌な予感がする名前ですね・・・」
「そんな事はどうでも良いのです さぁ!貴方も萌え化してわが国へ!」
鼻息荒く学者が陸に詰め寄る
「さぁ、早く私達に貴方の真の萌え姿を!」
「い、いや、やっぱり私は外で・・・」
「Hurry!Hurry Hurry!!Hurry Hurry Hurry!!!」
「お、犯されるぅー!」
537 :
:2006/01/18(水) 17:18:30 ID:FEuiT4y7
ガチャ
「・・・・・・・・・・・・・」
低めの身長 サラサラの白い長髪
其処から伸びるフサフサの犬耳
白い、透き通る様な肌 大きな瞳 しゅっと伸びた眉
ツンと上がった鼻
厚すぎず薄すぎず、適度に肉感のある潤った唇
細い顎、首 そして、肩から腕までの流れるような曲線
控えめだが自己主張している胸
キュッと引き締まったお尻 そこから生えたフサフサのシッポ
健康的な太腿 丸みを帯びたふくらはぎ
陸が学者に無理矢理ドアの向こうに連れて行かれてから半刻
ドアから出てきたのは、超絶美犬耳少女だった
「・・・・・・陸・・・・・・・か?」
「・・・・負け・・・た・・」
「・・・・・・・・・・・・・大変不本意ですが、確かに私は陸です」
プルプルした唇から放たれたその声も、凛とした耳に心地よい声に変わっていた
「どうです!わが国の超技術!そしてこの造形美!萌え!萌え゛ー!!」
学者が気持ち悪くクネクネしている
そこへ管理官が陸へ声をかける
「あの、ご心配なさらずとも国を出る際には元のボディに戻しますので」
「当たり前です!」
「えー勿体無い!折角の私の最高傑作を・・・ いっそ此の侭旅を」
「喰うぞ!ッダラァ!」
入国管理室をでて、すぐ目の前の喫茶店でお茶をする面々
・・・あんたら、お茶好きだねー
陸は一人ブツブツと文句をたれる
「シズ様 こんな国さっさと観光して出ましょう 非常に不愉快な国です」
「ティー!あっちのヤマシナトカゲモドキっ子を激写だ!」
「・・・激写激写」
「大体、人間も犬も機械も見た目では無く中身で判断するものでしょう」
「ハァハァハァ・・・あ!ティー!向こうのオガサワラオオコウモリ娘も激写だ!」
「・・・・フォーカスフォーカス」
「それを人間の形をしてないと駄目などと・・・・・失礼にも程があります」
「ハァハァハァハァ・・・ウッ!・・・・・・・ハァハァ・・・・おお!ティー!あのスリカミメクラチビゴミムシ娘も!」
「・・・・勉強勉強」
「そもそも・・・・」
「ハァハァハァハァハァ!嗚呼!ティー!向こうの店にいるイリオモテコキクガシラコウモリ娘をぉぉ!」
「・・・・夜のコスプレ生活に潤いを」
「シズ様!ティー様!」
陸の話など一切聞かず、シズとティーは其々の目的の為にひたすら動物娘を激写し続ける
その時
「ぃぃいやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ガーン!ガーン!ガーン!ガーン!ガーン!ガーン!
先ほどまで陸達も居た入国管理室の中から少女の悲鳴と6発の銃声が聞こえた
街の住人も、そしてシズ達もそちらに注意を向ける
「シズ様!今の声は・・・」
「ああ、キノさんの声だ!行くぞ!」
シズはカタナを、ティーは手榴弾を其々持ち、入国管理室へと走る
しかし、街の人間はすぐに興味を無くし、また其々の行動へと戻り、
また暇な者達は口々に話い始めた
「・・・・またか?」
「たしか今日の肉体交換当番はアイツだったな」
「アイツはかなりアレだからなぁ」
「さっきまで居た犬娘もアイツがやったんだろ?」
「じゃあ、次はパターンから言って・・・・・」
「ああ、多分・・・・・すげぇキモイのが出来てるぜ」
「クックックックック・・・旅人さんも災難だよなぁ よりによって今日入国するなんざなぁ」
538 :
:2006/01/18(水) 17:19:53 ID:FEuiT4y7
バン!と勢い良くドアを開け、まずシズが入国管理室の中へと滑り込む
続いて陸、ティーが入り、そして床にへたり込み、弾の尽きたカノンを構えたまま震えるキノを見つけた
「キノさん!一体何が!」
しかし、キノは何も応えず只首を振るだけだった
何かの気配を感じた3人が銃口の先を見やる
まず見えたのは人間の足
視線を上へずらしていく
股、胴、手、腕、胸、肩、首
何も変わりの無い只の人間のソレだったが・・・・
最後、顔に視線を上げると・・・・・
「うわぁ!何だテメェ!こ、怖かねえぞ!」
「新種の妖怪!?」
「わんわんわんわんわんわん!!!」
側頭部から一本ずつ生えたハンドル
顔がある筈の場所にヘッドライト
耳がある筈の場所にはウィンカーが付いている奇怪な何かが居た
その何かに猛然と切りかかるシズ
「チクショウ!何だ!見たら死ぬ系の悪魔か!?」
斬!斬!斬!
「うわぁぁぁ!やめてよボクだよ!」
「むう!喋るとは更に奇怪な!ティー様!シズ様の援護を!」
「くらえ!」
斬!斬!ポイッ 斬!ドーン!斬!ポイッ 斬!斬!ドーン!
「ちょ、ま、待って!ボク!エルメス!エルメスだってば!」
「あの鉄くずがそんな面妖な姿なわけがないでしょう!」
「・・・・あいつが食った?」
「なんと!貴様ぁ、キノさんの大事な相棒をよくも!」
「違うってば!キノ!なんとかしてぇ!これじゃあ『二面土管』だよ!」
「・・・・・・・・・・・・ハッ!それをいうなら『四面楚歌』だよ、エルメス」
「そうそれ!キノ!正気を取り戻してくれたんだね!」
「今のやり取り・・・あの、キノさん この妖怪は本当に・・・・・」
「はい、どうも本当に僕のエルメスみたいです」
当分使い物にならないだろう入国管理室を出て
シズ達は再び、キノと怪奇バイク面男は初めて、入国管理室の目の前にある喫茶店の席につく
店内は奇怪ヘッドライト男の出現によりザワザワとしていた
中には一目見るなり半狂乱になり走り去ってゆく老人や、泣き叫ぶ子供、
あまりの驚愕にその場で陣痛を向かえた妊婦、料理を喉に詰まらせる人などもいた
「ちょっとしたザビ強姦だね」
「・・・・・阿鼻叫喚?」
「そうそれ!」
しかし、その騒ぎの現況であるエルメスは平然とアイスティーを飲んでいる
どうもヘッドライト下方の付け根辺りに口が在るらしく、ストローが其処から伸びていた
「へぇ、味覚ってこんな感じなんだー なんか不思議ー」
「どう?美味しい?」
「ん〜、美味しいっていう感覚がまだよく解んないかな とりあえず味がするって事がもうカンドー」
あっという間に飲み干し、脅えているウェイトレスにおかわりを頼む
あ、店の奥で泣いてる・・・・・
「まあ、こんな鉄くずモドキの化け物に注文されたらしょうがないでしょう」
「お・・・・雄のくせにそんな格好してる生物には言われたくないね」
「人(犬ですが)が気にしている事を!」
歯軋りする陸から目(?)をそらし、エルメスはそっぽを向く
その態度に、陸は更にギリギリと歯軋りをする
「まぁまぁ・・・・処で、キノさん キノさんはこれからどちらへ?」
「ん〜、とりあえず買い物を済ませようと思っています」
「ああ、ではご一緒いたしませんか?色々お願いしたい事もありますので」
「・・・・・・・・・・・・」
ガッ!
「ぃぃっ!?」
539 :
:2006/01/18(水) 17:20:45 ID:FEuiT4y7
「ん?シズさん、どうかしましたか?」
「い、いいえ、別に何も・・・・」
「・・・・・〜♪」
「実に恐ろしきは女の嫉妬・・・・ですね」
「・・・・・陸?」
「いいえ、私は何も言っておりませんよ」
「ぉ・・・おまたせいたしました〜 ァァアイステイでございます」
アイスティーのおかわりを持ってくるウェイトレス
「あ、ありがと〜 ああそれと、このノワゼット・ショコラっていうヤツ貰える?」
「か・・・・かしこまりましたぁ〜」
再び涙目で店奥に入って行くウェイトレス
「・・・・で、どうでしょう キノさん」
「ん〜 でも、ご迷惑では?」
「いや、実はですね ティーの服を見立てて貰いたくて」
「・・・・・私の?」
「ティーちゃんの?」
「ええ 恥ずかしながら私ではどういう服が良いのか・・とか分かりませんし・・・・それに・・・・・・・」
「それに?」
「その・・・・・女性下着の店には・・・・入りにくいので・・・・・・・」
「以前シズ様がティー様を連れてそういった御店に入られた際、幼女連れまわしだと警察に通報されまして」
「まあ、見た感じヤバイもんねー」
「五月蝿い 貴様がシズ様の悪言を垂れるな鉄くず」
「まあ、そう言うことなら・・・・」
「すいません お願いします」
「・・・・・・・・します」
「ああ、でもエルメスはどうしよう こんな格好じゃあ人が多い所には無理だよ」
「では陸に付いていてもらいましょう いいね?陸」
「・・・・・・・シズ様のご命令とあらば」
「エルメスも喧嘩しちゃ駄目だよ?」
「・・・・・・・・キノがそう言うなら」
「じゃあ、暗くならない内に此処で待ち合わせ・・・でいいかな」
「承知いたしましたシズ様」
「エルメス、分かった?」
「うん、大丈夫だよ もし暗くなっても・・・」
「ノワゼット・ショコラご注文のお客様お待たせいたし」
「このライト、ちゃんと光るから」
パッ、ピカー
「いやー!店長ー!助け・・・店長逃げないでー!」
「ウィンカーも付くよ」
チッカ チッカ チッカ チッカ
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!・・・・・・・・・・・・・・(気絶)」
バタン
「・・・・・・・・・・・エルメス」
「・・・・・・・・・・・エルメスさん」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・鉄くず」
「・・・はい、今消します」
540 :
:2006/01/18(水) 17:22:08 ID:FEuiT4y7
「うわー すごいすごい!『冷たい』よ!」
人気の無い公園にきたエルメスは、中央にある噴水に駆け寄り手を水に浸したり
「えーい いつもボクを宿木にしやがってー!」
鳩を追い散らしたり
「アハハハハハハハ」
ただ駆け回ったり
「アハハハハハハハハハハハ」
芝生を転げ回ったり
「アハハハハハハハハハハハハハハ」
花の匂いを嗅ぎ回ったり
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
意味も無くその辺の木に登ったり
「いい加減に落ち着きなさい!」
陸に怒られたりした
「まるで子供ですね そんなに公園が楽しいのですか?」
「ううん、違うよ 色々感じられるのとか、自分の好きなように走ったりできるのが楽しいんだ」
「いつも嫌というほど走っているでしょう」
「でも、それはキノがエンジンをかけてハンドルを握ってアクセルをふかして走ってるんだ
いわば『ボクを使ってキノが走ってる』んだよ
でも今は『ボクの足を使ってボクが走ってる』んだ!凄いんだよ!それって!」
「・・・・貴方はモトラドだから」
「うんそう だから味も匂いも感じない、鳩が集まって来ても自分では追い払えない
水に浸かったら自分では出られないし、はしゃぎ過ぎて誰かに怒られる事もない
・・・・・・・他の事ではしょっちゅう怒られてるけどねー」
「・・・・・・・ふう、好きにしてください 好きなだけ貴方の時間を過ごして結構です」
「じゃあ次はあっちに」
「ただし、私から離れすぎないように それと怪我もしないように」
「まるで母親だ」
「私は雄です!」
「じゃあ離れないようにこうしよう」
エルメスが手を伸ばし、陸の手をギュッと掴む
「痛いです!もう少し力を抜いてください!」
「ああ、ごめん まだ加減が分からなくて・・・・コレ位・・・・・かな?」
「はい、其れ位で大丈夫です」
「じゃ、行こう」
「行こうって、何処へです?」
「探検!」
はてさて、その頃・・・・
「ティーちゃん、コレなんてどうかな?」
「・・・・・・・地味」
「そうかな・・・・僕はいつもこういうのだけど」
「・・・・・・・コレ」
「ん?どれ?・・・うわ、それはやめた方が」
「・・・・・・誘惑」
「うわ、ちょ、これ穴開いてるって・・・・・うわ、うわー・・・・・・・・」
「・・・・・・・・キノさんも、コレ位しなきゃ駄目」
「え、いや、ちょ、だってコレ、ほとんど紐だよ?」
「・・・・・・・・・セェクスィー」
「・・・・・シズさんって・・・・こんなの好きなの?」
「・・・・・キノさんや私みたいな女の子がこういうのはいてると興奮するって」
「ド変態・・・・・・」
「・・・・・・あ、コレも」
「うあ、うぅわぁー・・・・・いや・・・・ええ!?それが前?え、じゃあ、ココは」
「・・・・・・・ココをこうするの」
ウィンウィンウィンウィンウィンウィン・・・・
「ふあー、え、嘘!凄っ!横回転も?!」
お見せ出来なくて残念ですよ
ねぇ、シズさん
541 :
:2006/01/18(水) 17:23:44 ID:FEuiT4y7
「オン!オフ!オン!オフ!」
あ、ズル!こいつ一人で覗きやがって!コラ!見せろ!
「ゴイスー!ゴイスーでデンジャーっす!」
ちょっと詰めろって・・・ちょ、待、うわすげぇ!まさにパラダイスじゃないっすか!
「狭い!窓小さいんだから順番を」
「あー、君達何をやってるのかね?ちょっと警察署でオジサンとお話でもしようか」
え、待って、もう少し!もう少しだけ!
「嗚呼!パライソが遠ざかってゆく!」
ウィル ビー バァァァァック!
「何処ですか?此処は」
ストーリーテラーAとシズが馬鹿をやっていた頃
公園中を散々散策した後
古びた廃坑のようなモノを発見したエルメスは嫌がる陸を無理矢理引っ張って奥へ、奥へと入っていった
そして、お約束中のお約束を果たしていた
そう、道に迷っていたのだった
「ええ?束縛より解き放たれた野獣こと鉄くずは私を何処へ連れて来たのですか?」
「ん〜 多分、此処は地下水道だと思うよ」
エルメスのヘッドライトで辺りを照らしながら歩く二人
「なるほど で、出口は?」
「さあ?」
「さあ?じゃありません!どうして私は街の中で遭難しなければならないのですか!!」
のですか・・・・・ぉですか・・・・・えすか・・・・・・か・・・・・か・・・・・・・・・
「すっごいエコーだね こりゃ多分そうとう広いよ」
「だからどうだというのです!」
「まあ大丈夫だよ そのうちマンホールが見つかるよ」
「何でそんな事が分かるんですか!」
「いや、だって其処ら中の横管から排水が流れて来てるでしょ だから多分此処はいろいろな所からの排水が
合流する所だと思う で、街の形と処理施設の位置からして此処はメインストリートの下あたりだと思うから」
「街の地図を覚えてるのですか?」
「うん、そういうのは得意だからね」
「・・・・・・・・・・」
「どう?見直した?」
「少しは」
「へへ、じゃあもう少し歩こう 流れが向こうだからコッチに行くとちょうど繁華街あたりに出られると思うよ」
「分かりました・・・・・・ちょっと待ってください、何か音がしませんか?」
「え?音?」
「少し静かに・・・・・・・」
・・・・・・-・・・・・-ン・・・・・・-ン・・・・・・ド-ン・・・・・
「これは・・・・・・」
ド-ン・・・・ドーン・・・・ドーン!
「・・・・・・僕も分かっちゃった・・・・・・これって」
「・・・・・・爆発音ですね・・・・・しかも真上から」
ドーン!ドーン!ドバーン!ズドバーン!
ドカーン!バズーン!ズバドグァラガラグァキーン!
「テ、ティーちゃん!もうその辺で!」
「シズさんを帰せ!」
ドガーン!ボスーン!バランドバーン!
し、死ぬ!死にます!死ぬ時!死ぬれヴァァァァァ!!
「ああ!ストーリーテラーAー!!!Aー!!!!」
「もう駄目だ!アンタも早く逃げろ!」
「そんな、巡査さんは!」
「俺ぁ、この街が好きなんだ だから、爆弾魔なんかに好き勝手されてたまるかよ!」
「駄目だ!そっちにいっちゃあ!」
「へへ、シズさんとやら あんたの話、もう少し聞きたかったぜ」
「巡査さぁーん!」
ドギャーン!ズバァーン!ガシャ ̄Ζ_ン!
「おいアンタ!早く逃げないと!地下道が崩落するぞ!」
542 :
:2006/01/18(水) 17:24:35 ID:FEuiT4y7
「巡査さんが!巡査さんが犯人を止めるって向こうに!」
「なんだってぇー!もうこの辺はもたねぇぞ!」
「ちくしょう、俺の!俺の店がぁぁぁ!」
「痛ぇ・・痛ぇよぉ・・・・・」
「目がぁ!目がぁぁぁぁぁ!!」
ドゴーン!バギャーン!モブシャァ!
「ティーちゃぁん!それ以上やると街が!街が!!」
「シズさんを出せぇ!」
「おい君!傷は浅いぞ!しっかりしろ!」
じゅ・・・・巡査さん・・・・・こいつを・・・・・ストーリーテラーB子に・・・・渡し・・・・・
「何いってやがる!自分で渡すんだ!いいな!」
巡査さん・・・・みんなが・・・・・助け・・・・・待って・・・・・・行け・・・・・・
「おい、しっかりしろチクショウ!お前だって待ってるヤツが居るだろうが!」
スガドーン!ドギャァァァン!ズバァァァァァァァァン!
「駄目だ!崩れるぞぉ!」
「キノさーん!ティー!巡査ー!信じてるから!無事だってしんじてるからなぁ!」
「ティーちゃん!もうやめて!」
「みんな崩れろぉ!」
ズガガガガガガガガガガガ・・・・・・・ドガシャガァァァァァァァァァァl!!!!!!
「・・・・・・・オーイ、生きてる?」
「・・・・・・・・・何とか無事です」
「すぐ逃げといてよかったね〜」
「しかし・・・・・」
地下水道にいたエルメスと陸はティーの暴走の結果起きた大崩落に巻き込まれていた
もうもうと土煙が上がり、ライトで照らしても1m先すら見えない
まあ、土煙が無くても見えなかったであろうが
なぜなら
「完っ全に閉じ込められましたね」
「みたいだね〜 ボク達を囲むみたいに崩落したみたいだし」
「・・・・・・・ところで、いつまで私の上に居るつもりですか?」
「しょうがないじゃん 狭くて碌に身動きも出来ないんだから」
「では私が動きます 横になら少しは動けそうですから」
「でも、下手に動くと危ないよ」
「大丈夫です 貴方に乗られたままよりはマシで・・・・っ!痛ぅ!」
「大丈夫!?」
「・・・・・・・足をやられたみたいですね 参りました」
「・・・・・・とりあえず、大人しく救助を待った方が良いかもね」
「・・・・・ですね」
「とは言ったものの・・・・・」
「来ないね〜」
「時間の感覚が分からなくなってきましたよ あれからどれくらい時間がたったのやら」
「ん〜 多分5時間位・・・・かな」
「何故分かるのです?」
「元々機械だからね〜 そういう感覚は優れてるのさ エヘン」
「・・・・・・しかし、熱いですね」
「多分どっかで火が出てるね その熱が篭ってるんだよ」
「・・・・早く見つけて貰わないと酸欠が心配です」
「どっかから空気は来てるみたいだけど・・・・・このままだとちょっとヤバいかもね〜」
543 :
:2006/01/18(水) 17:25:22 ID:FEuiT4y7
「・・・・・・・生きてる?」
「・・・・・・・・・・死んでます」
「そろそろヤバげだね」
「だったら喋らなければ良いのです 酸素の無駄です」
「いや〜、ほら どうせ死ぬなら楽しく喋りながらのほうがまだ救いがあるかな〜と」
「機械が救いを求めるのですか?」
「でも、今はボディは人間だし〜」
「・・・・人間の体だから、そんな風になっている・・・と?」
「あはは、気づいてた?人間って不思議だよね〜」
「気づきますとも さっきから私の下腹部にあたっていますから」
「命の危険を感じると子孫を残そうとするなんて、本当人間って面白いね〜」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・そろそろ・・・・・・・・・死神が近くに来てそうですね」
「・・・・・・だね〜」
「・・・・・・・・貴方は」
「・・・・・・なに?」
「モトラドだった時は、触られたりして気持ち良いとか、感じていたのですか?」
「突然何さ」
「良いから」
「・・・・痛いとか痒いとかは感じてたけど」
「・・・・興奮するとか、は?」
「そういうのって、性的なものだから 子孫を残す必要が無い機械は感じないんだよ」
「・・・・・・最後に、感じたいと思いませんか?」
「・・・・・でも、お前雄じゃん」
「今はメスの体ですよ」
「なんでそんな事・・・」
「なんとなく・・・ですよ」
「良いの?」
「何故かはしりませんが」
「ホントに?」
「・・・・・・・はい」
「・・・・じゃ、じゃあ」
エルメスはズボンのジッパーを下ろし、硬くなったソレを外へ出す
ソレが陸の太腿に触れ、ピクッと陸は身体を震わせる
「・・・・熱い」
「うん熱い それに陸の肌がスベスベで気持ち良い」
エルメスはソレを陸の太腿に擦りつけながら、手では陸のスカートをたくし上げ下着を下ろす
「・・・・・・・・・」
「顔真っ赤だよ」
「当たり前です」
「それに、パンツが少し湿ってる」
「・・・・・・一々五月蝿いですね」
「フーン そういう言い方するんだ そんな陸はこうだ!」
エルメスは陸の秘所に指を這わせる
「ふぇ!?」
少しだけ潤いのあるタテスジを指で上下になぞる
「ん・・・・」
「こっちも一緒に」
空いた片手で上着を上げ、陸の小さな乳頭が顔をだす
「んん・・・・ふ・・・・」
その乳頭を口に含み、チュッチュッと吸いたてる
「ひぁ・・・・ん・・・・・」
舌で転がし、唇でこね回す
片手でもう一方の控えめの乳房揉み、乳頭の周りに指で円を描く様に撫でる
「両・・・・方・・・・・な・・・はぁっん」
親指で乳頭を押し込み、捏ね回し、キュッっと優しく摘む
その間も、もう片方の手は休む事無く、秘所をなぞり、少しずつ閉じられたソコを開いてゆく
「ふぁ・・・ぁ・・・・エルメ・・・・スゥ・・・・・んん・・・・」
544 :
:2006/01/18(水) 17:26:02 ID:FEuiT4y7
無毛のソコに頭を出したクリトリスをつまみ、しごく
「ひぃぃ・・・あっ・・・・やぁぁ」
やがて、かたく閉じられていた陸の秘所は愛液を溢れさせ、男性を受け入れる準備を整えた
「ほら、陸 もうココはチュクチュク言ってるよ?」
「っ!」
「恥かしいんだ 可愛いい」
「・・・・・・・そんな風に言わないでください」
「でも本当の事だもん」
「・・・そんなことより」
「うん、そろそろいくよ?」
「・・・・・はい」
エルメスはギンギンに勃起するソレに手を添えて、陸の入口へとあてがう
「・・・・・!」
先端が触れ、陸はエルメスの熱さと少しの恐怖に身を硬くする
「そんなものが入ったら・・・火傷してしまいそうです」
「うん、陸のも熱くてボクも火傷しそうだよ」
「じゃあ、二人で火傷し合いましょう」
「うん、燃え尽きちゃおう」
陸が精一杯の笑みを浮かべたのを見て
エルメスはズッ、と腰を前に進めた
「あ!・・・・っ!!!」
「くう・・・狭い・・・・」
どれだけ愛液が分泌されていようと、小さな陸のソコは侵入者を拒み
それに対抗するエルメスのソレが陸に痛みを与える
しかし、エルメスは止まらず、陸の中へと突き進む
「くぅぅ!」
「もう・・・少し・・・・・」
亀頭の先端から少しづつ進入し、無理矢理こじ開けてゆく
一番太い部分まで来た処で、エルメスは陸の腰を掴み一気に突き入れた
「くぅあああああああああ!!!!」
「はいっ・・・・たぁ!」
「ああ・・・・・あ・・・・・・ぜん・・・ぶ・・・入った?」
「うん、陸の中に全部入っちゃったよ」
「・・・・へ、変な・・・感じ・・・・・・・っ!」
「すごいよ、陸の中 ギュウギュウに絞めてくる!」
エルメスは陸の秘肉が与えてくる快感に、たまらず腰を動かす
「ッひ・・・い・・・動か・・・な・・・・でぇ!」
陸は痛みのあまり涙を流しながらエルメスに訴える
「無理・・・止まらない・・・ごめんね・・陸ごめん!」
「ぃいいいい!あっがぁ!あああ!」
「気持ち良い!陸の中!気持ち良い!」
「いっつぅ!も・・・・やあぁぁ!!」
陸はエルメスの背中に爪を立て、歯を食いしばり必死に傷みに耐える
しかしエルメスは只腰を動かし、己の快感だけを味わっていた
「ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
「ひぃ・・ん・・・・・ぁあ・・・・・」
「ああああ!何か!何か出る!」
「きぁ・・・・あ・・んんん・・・・・・ふあ・・・」
「出る!出るぅ!」
「ひぃぃああああああああああぁあぁつぁああああぁぁぁぁ!!!」
ドクッドクッ、と、エルメスは陸の中に精を放った
おびただしい量の精液が陸の中に放たれ、子宮をいっぱいにした
「ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・」
「ぅ・・・・ぁぁ・・・・・・あ・・・・・」
「・・・・・・陸?」
「・・・・・・・・・もう・・・・終わりましたか?」
「うん・・・・・ごめん・・・・陸」
「・・・・・・気持ち良かったです・・・か?」
「うん・・・・陸・・・本当にごめんね・・・・」
「・・・・・・・・・気にしないでください」
545 :
:
「でも、陸は痛がってたのに止めれなくて・・・・」
「・・・・・いいんです・・・もう・・・・・・」
「ごめんね・・・・ごめんね・・・・・」
陸を抱きしめ、胸に顔を埋めてエルメスは泣き出した
泣きながら、何度も、何度も陸の中に射精していた
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
行為が終わってからも、二人はずっと繋がったまま抱き合っていた
「あったかいね これが温もりってやつだね」
「・・・・・・・・・・」
「陸・・・・生きてる?」
「生きてますよ」
「もし、此処から出られたらさ また、させてくれる?」
「・・・・・・・・・・・・・今度は最後まで優しくお願いします」
「うん!まかせて!」
「・・・・・エルメス」
「何?」
「・・・・・・キスがまだですよ」
「え・・・むぐ」
「んん・・・・普通はキスが最初なんですがね」
「・・・・・・・・・」
「どうしました?」
「・・・・・・・・・なんか、すごく良かった」
「じゃあもう一回しますか?」
「うん・・・・」
「ちゅ・・・んん・・・・・・ん・・・・・」
「ん・・・・・・む・・・・・・・・・・」
ガラ・・・・・ガラガラ・・・・・・
「オーイ!誰か居るかー!?」
「いたら返事しろー!」
「あ!おい!この隙間にだれか居るぞ!」
「おい!しっかりしろ!もう大丈夫だからな!」
「・・・・・・助かった様ですね」
「・・・・・・・もう少し後でも良かったのに」
「・・・・約束、忘れないでくださいね」
「え?」
「次は・・・本当に優しく・・・・・お願いしますよ」
「え・・・・あ・・・・・・うん」
陸娘の旅-終わり
オマケ 国の外で
「って!約束したのにー!」
「いつまでもあの体でいるとは言ってませんよ?」
「ちっくしょう!ボクなんてモトラドボディにムリヤリちんこ&ホールディングアーム付けてもらったのにー!」
「・・・・・・・・お尻は嫌いですか?」
「・・・・・・・」
「・・・・・・」
「陸ぅー!」
「あ、そんないきなり・・・・ああん!」
「・・・・・獣姦オチ・・・・イクナイ!!」
「ティー様!いつからそこに!?」
ドカーン!